安部公房をSFの立場から読む

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1名無しは無慈悲な夜の女王
SFぽくない?この作品はSF的に読むとおもしろい。
ラクダに乗って目ン玉の中に入っていくシーンとか。その他いろいろ。
というか、この作品の世界は100%SF世界だ。まともなところなど何一つ無い。
2名無しは無慈悲な夜の女王:02/06/27 14:15
SFの立場から安部公房を論じよう
正直言って、今更何を……って感じ。
>>1-2は「第四間氷期」も「鉛の卵」も「R62号の発明」も読んだことなくて、
「人間そっくり」が日本SFシリーズの一巻として上梓されたことも、
安部公房がSFコンテストの選考委員だったことも知らないの?
4名無しは無慈悲な夜の女王:02/06/28 09:22
>>3
ちなみにSFマガジンの創刊号に祝辞を書いていて、福島正実とも親交があった。
さらにいうと、彼は文学全体を仮説の文学、幽霊を信じない文学などとして、
ガリヴァー旅行記以来の文学をすべてSFとすることも出来るみたいな
積極的SF擁護までしている。

それとは別に、SF的立場から論じる人が居るなら話を聞きたいな。
54:02/06/28 09:24
あ、上の>>3>>1の間違い。
6名無しは無慈悲な夜の女王:02/06/28 10:29
別にSFファンダム出身者だけが「SF作家」ではないんだがな。
そこんとこを妙に誤解しているファンダム関係者や業界人も多いようだ。

安部公房はれっきとしたSF作家だよ。と同時に純文学作家でもある。
この二つは別に矛盾・対立する概念じゃない。
7名無しは無慈悲な夜の女王:02/06/28 11:10
>>3-6の方々、ありがとうございます。無知ゆえの過ちです。すいません。
じゃあ、SF作家協会みたいなのにも入ってたんですか、やっぱり。
8名無しは無慈悲な夜の女王:02/06/28 11:11
>>6
カート・ヴォネガットを読んでるんだが、確かにそう思う。
それはともかくトータル・スコープはかなり(・∀・)イイ!

エンターテイメント性も高いし、個人的には正直安部公房のなかでも1,2を争うね。
9名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/02 23:18
でも安部公房て確か「トータルスコープ」以外SFマガジンに短編書いて無いんですよね。
「人間そっくり」の連載は在ったけど。
個人的には「月に飛んだノミの話」が好きです。
10名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/07 01:50
〉〉7
入って無かったんじゃ無いでしょうか。
SF作家クラブの名簿の物故会員の所に名前無かったと思うし。
11名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/07 01:57
うーん。SF的要素を持った純文学作家だと思うよ。
それでいいよ。
他にそういった非SFの作家さんていない?
俺は別役実が好きなんだが。
13名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/07 03:47
初期のSF作家は現在から見れば全部ジャンル外作家だった。 
45年前は星新一だってSF作家では無かった。
安部、星以外でも佐野洋、北杜夫、都筑道夫、加納一朗、生島治郎、
河野典生、藤本泉等暇が無い。
西村京太郎もSFMに書いてた筈。
まて。椎名誠もSFMに連載してるぞ。うーむ。
15名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/07 11:44
「第四間氷期」って、
水棲人間つくるよりも、死体を喋らせる方がスゴイ技術じゃね?
16名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/07 11:48
畑正憲も短編一本書いてる。>SFM
長編SFはジュブナイルの「海から来たチフス(ゼロの怪物ヌル)」
しかないが。
17名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/08 01:34
そう言えば、大江健三郎もSF書いてたよなあ……。
あんたの作品の中では、SFとしても純文学としても最低の「治療塔」よりも、
「ピンチランナー調書」や「同時代ゲーム」の方が
よっぽどしっかりSFしてるって教えてやりたい。
18名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/08 01:40
「第四間氷期」を長いこと「第四氷河期」だと思ってました。
それはどうでも良いのですが。
未来を選ぶ権利があるっていうのはよくありますが、確定した
未来を批判する権利はないという考えは衝撃でした。
あと、新しい方の安部公房全集に「第四間氷期」を映画化する
企画があったという様な記述がいくつかありました。
見てみたかったです。
19名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/08 02:44
そうかなぁ…俺は「室町時代の人間が現代を批判する資格はない」
とかいう様な箇所で現代人の傲慢さを感じてしまいましたが。
何か未来は未来であるだけで過去より絶対的に優越してるみたいな
思いこみがあるんじゃないかと。
>19
現代人の傲慢さというより、少なくとも自分のいる位置を
否定していない、つまり「室町時代の人間に否定される
つもりがないのであれば、同様に未来にも同じ権利がある
ということを認めるべきだ」ということだと思うのですが。

書いていて、実は単にドラマでよくある親子の対立

父「おまえは、俺のあとを継げばいいんだ!XXになるなんて
断じて許さん!」
子「ボクの人生はボクのものだ!父さんの言いなりになるつもり
はない!」

と同じではないかと思いはじめました。
21名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/08 16:50
>>20
父がどうのこうのは第四間にも載ってなかったっけ。
22名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/08 21:54
細かいところ覚えてないなあ。
読み直してみるか。
23_:02/07/09 12:21
野良魚とかいいね。でもカラキ君の顔をひっぺがして裏返す
ってのが未だ具体的に思い浮かばない。
24名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/10 19:38
>>23
空想科学読本というまあ割とどうしようもない本に
仮面ライダーの変身方法図説が載っているので
それを参考にするといいかもしれない。
漏れのイメージはあんな感じ。
25名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/11 02:51
>>23
「水中都市」私も大好きです。でも「イソップの裁判」を好きな人
は今時居ないだろうな…。折れは大好きなんだが。
26名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/11 10:45
>25
名無しさんを裁判にかけることが出来ないからひろゆきを訴える話だっけw
27名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/11 10:54
>>26
……なるほど(w
28名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/18 04:19
私も曽ては安部公房や何やらを現代日本SFに入れる事
が出来なくて苦労しました。
と言うか寧ろ「安部公房とは何者なのだろう」と悩みました。
D=キーンや大江健三郎が現れても尚。
文庫の背中が神秘の名前だった頃の出来事です。
29名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/21 04:22
abe
30名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/25 05:29
>>6
ウェルズも純文学作家だしね
31231:02/07/28 05:03
此人憧れです。理系作家。
僕文系莫迦。
32名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/28 06:19
僕ユープケッチャ。
33名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/28 09:44
「事業」
チャペックの「移民局」にも似た雰囲気の作品だが、毒々しいリアルさが凄い。
34名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/31 01:35
「人肉食用反対陳情団と3人の紳士たち」
シェクリイっぽい。
35名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/31 06:56
http://www.isis.ne.jp/

http://www.maromaro.com/

こういうとこ参考にしたら?
36名無しは無慈悲な夜の女王:02/08/03 14:49
ヘッセにもガラス玉遊戯というSF作品があるよ。
37名無しは無慈悲な夜の女王:02/08/11 01:50
方舟さくら丸age
38 :02/09/03 19:48

今夜の実況は こちらで

プロジェクト X ◆ ワープロ
http://live.2ch.net/test/read.cgi/endless/1030997725/
39エヴァ・フェット:02/09/04 02:38
『第四間氷期』や『鉛の卵』はよかったけど、『箱男』以降の作品はちょっとなあ・・・
40名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/18 22:35
「洪水」
人類補完計画
41名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/13 04:51
はっきり云って分かり難い表現使い過ぎたんじゃ無いかなあ此の人。
俺はこの人の文章を「美しくは無いが正確な文章」(大江健三郎ノーベル賞受賞時の便)とか
思わねえぞ。
星新一や筒井康隆に負けたのはそういう面が大きいと思う。
42名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/13 06:14
デンドロカカリアを知ってからデンドロビウムという花があること知ったので
なんか油断出来ない鉢植えだと思ってしまいます。
43名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/13 06:15
>41
星新一や筒井康隆に負けてる!?
44名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/13 07:04
>41は安部公房が戦後の日本SFの出発点でもあったというのがわかってない。
ウエルズがバラードやオールディスに負けたというに等しい。
45名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/23 19:02
>>41
安部公房の文章が分かりにくい?
単に君が星や筒井のような文学的表現を抑えた文章しか読んでないってことじゃないのかね。
負けたってのがどういう意味かよく分からないが、売れた売れないの話だったらまあ、
そうかもしれないな。
46名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/24 11:24
>>42
デンドロカカリアは存在します。
デンドロカカリヤ・クレピディフォリアはワダンノキ。
ttp://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/wadan-no-ki.html

安部公房は確かに分かりづらい部分は確かにあると思う。
星新一や筒井康隆に負けてるって言うのはどうかと思うけどね。
47名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/24 17:06
515 :吾輩は名無しである :02/10/15 12:43
三島は最晩年のインタビューで、ライバルとして安部公房を挙げ、
「彼の文章はとてもいい日本語ですね」と言っていた。
同感である。
>41
安部公房はSF作家ではなく、SF「も書いた」作家です。

安部公房はたとえば家から近所の駅に行くまでの間にしか
使わないような平易な語彙で小説を書くことを心がけていた
らしいです。表現はひねくれているかも知れませんが。

昭和30年代から40年代前半はテレビ・ラジオドラマ脚本多数。
40年代からは自ら劇団を主催、書き下ろし戯曲で舞台も。
といったように忙しく仕事しすぎの感あり。
昭和50年代からあまり仕事していない(書けなくなったのかも
知れませんが)感じです。
年代別の仕事量は安部公房全集(発表年順に並んでいる)を
見ると一目瞭然。

あと、「砂の女」、「箱男」や「笑う月」とかは当時のベストセラー。
売れる、売れないの比較だとしても単にあなたが知らないだけだと
思います。
49名無しは無慈悲な夜の女王:02/11/06 18:24
正直安部公房初めて読んだのはカンガルー・ノートですた。
大爆笑ですた。

友達に勧めたら「カイワレ食えなくなったじゃないかこの野郎」って言われますた。
50名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/25 01:19
『人間そっくり』かぁ、懐かしいな。
51名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/25 02:12
「闖入者」とか「ノアの箱舟」とか寓話じみた小品が好きだったなあ。
難しい話は悲しいかなよくわからないもので。
52山崎渉:03/01/12 04:10
(^^)
53山崎渉:03/01/23 03:48
(^^)
54名無しは無慈悲な夜の女王:03/02/01 22:08
山崎かぁ。
55山崎渉:03/03/13 17:02
(^^)
56名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/27 23:56
なんでこの人ノーベル文学賞とってないの?
57名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/27 23:58
とるまえに死んだんだよ。
それで、大江健三郎が繰り上がり当選。
59山崎渉:03/04/17 11:55
(^^)
60山崎渉:03/04/20 06:00
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
61名無し:03/04/27 23:21
星新一も東大の理系出身でSF書いてたな〜。
安部さんに比べると、単純明快!!でわかりやすかった気がする。
安部公房はあんだけ、言葉を連ねても、SFの観点からみたら、星新一には
かなわんでしょ。
SF以外では星新一は誰にもかなわんと思うけどね。
長編、エッセイは微妙。
>>61
安部公房が難解だってのは、ロジックに飛躍がある点なんだろうな
レトリックはずば抜けて分かりやすい、っていうかイメージの喚起力が強い。
そういう感覚的に無理なく受け入れられるレトリックで、ロジックの飛躍を埋めてる感じがする。
星新一はロジックの展開は手堅いけど、レトリックは極端に薄いからな〜。
SFを手段とするか目的とするかが違うんだから、単純な比較は無意味な気がするけど。
63名無し:03/04/28 20:31
>>62
ずぱりなご指摘ありがとうございます。
星新一と比べてしまったのは、単純に好きだっただけで、特に他意はございません。
ロジックとレトリックを考えた場合、筒井康隆なんかはりょ右方の点で、
遊んじゃってますねぇ。小松左京なんかはどっちかと言えば星新一系統か??
SF的奇想を3段論法の積み重ねで提示することに徹するならば、ショートショートという形式に行き着くんでしょうな
安部公房は緻密なディテールでSF的奇想にリアリティーを与えるやり方ですね。
言葉にこだわるのは筒井康隆もそうだと思う。
ありものの言葉を安易に使うことを避けるのは、SF精神そのものなんだよね
65名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/05 19:34
>>49
俺も大爆笑しとけばよかったよ

笑う月に追いかけられながらage
66名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/11 19:25
>>49
遺作「カンガルー・ノート」って、安部ファン的or世間的な評価はどうだったんでしょうか。
低かったのかな。
臆面もないロリータ趣味とか、中期筒井を凌ぐ悪夢世界の描写とか大好きだったんだけどなー。
個人的には、安部公房のSF(Speculative Fiction)最高傑作は「密会」だと信じている者です。
「過渡期の秀作」程度の評価しかない作品ですけど、傑作スラップスティックであることは間違いない。
確か、筒井康隆もドタバタものとして評価してました。留保点付きでしたけど。
おっと、溶骨症の少女に萌えたことも強調しておかねば。
67bloom:03/05/11 19:26
68山崎渉:03/05/22 01:50
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
69名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/31 20:58
「赤い繭」あげ
安部たんがシンセで作った音楽(というか効果音?)も聴いてみたいなあ。
>70
そんなこともやってたんですか?詳しく教えて!
>>71
ttp://member.nifty.ne.jp/neutron/exp/AbeKobo.html
自分もこのサイトで知ったのれす。
73名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/09 00:08
>72
ありがとうございました。
「電子音楽イン・ジャパン」CDシリーズは何枚か買っていたもので、
こんなところで安部公房とリンクするとは、と感慨深かったです。
サイト管理者の方は、「第四間氷期」を推していましたね。
未来の海中世界のシーンには、確かに、電子音楽がぴったりかと。
74箱女:03/06/26 02:09
ミステリーの人に、「安部公房スレないの?」と聞いたらここ教えてもらい
ました!「死にかけてるからよろしく」とのこと・・・なんだか寂しいっす
ね〜!
75名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/26 02:45
「少年は荒野をめざす」だっけ?
これしか読んだことがないけど、けっこう面白かった。
ベスト3って何ですかね? 教えてください。
>75
こんなのどうですか。

1.密会:基地外だらけの病院で、ロリ少女に萌えながら、セックス運動会を見物する。

2.箱男:段ボールを被ったひきこもり男が、変わり者の金持ち女に強引にアプローチするうち、自分が誰だか分からなくなる。

3.第四間氷期:未来を予測しようとしたら、殺人事件が起こり、その動機は過去ではなく未来にあった。

次点.笑う月:安部版「夢十夜」

個人的なベスト3+αです。あらすじは多分に主観が入っています。


>>66
個人的にはおいらは安部タンの「老い」を見てしまったような気がして、
なんともやりきれない気持ちになったのを覚えているよ。
なんつーか、いくつかのすごい「型」は見え隠れするが、
実戦はもう無理なんだろうなっていう、武道家を見た感じ。
>>49のいうように、突き放したかんじで笑う事はできたが、
脳髄をレイプされるようなレトリックの力強さは感じなかった。
「密会」は漏れも好き。
7866:03/06/27 10:03
>77
確かに、過去の作品の断片が見え隠れすることは否定できませぬな・・・。
好きかと言われれば、大好きと答えますけど。
7977:03/06/27 18:31
>78
漏れは安倍タンの超絶ディテール萌えみたいなところがあるから、
「カンガルー」も嫌いな訳じゃない。(「…感じなかった」は言い過ぎた)
ただ、「スゲー!」というより、「可愛い」という感じがする。

「カーブの向こう」から「燃え尽きた地図」、「ユープケッチャ」から
「さくら丸」といった風に、核となるイメージを設計図にして精緻な建造物を
作るような手並みを見るにつけ、
「あの後」を見て見たかったという不謹慎な望みを抱いてしまうのだよ。
作家の遺作に対してこういう望みを抱くのはいい読者とはいえないけれど。

>79
「ユープケッチャ」から「方舟さくら丸」への大ジャンプは、私も大層感じ入りました。
「女子中学生狩りのために結成されたじじい集団」(出番は少ないが)はかなり好きです。

・・・ところでここには俺達二人しか残ってないのでしょうか。
81箱女:03/06/28 02:44
やっぱり、「箱男」大好きっす!夢の延長上にいるような錯覚・・・
安部公房作品読みあさったころ懐かしい!もう一度読みなおすならおすすめ
は、やはり「燃えつきた地図」あたりか?結末が、なかったようなある意味
あったような・・・
82箱女:03/06/28 02:46
やはり、「カンガルーノート」にします!
「燃え尽きた地図」は結末うんぬんというより、「閉じた」という感じがした。
こう、一回ひねって、冒頭の部分とメビウスの輪みたいにつなげたかんじ。
「地図」に関しては結末をしらない方がいいと思うので詳しくは書かないけど、
(このスレに未見の人間がいるかどうかは疑問だが)
最後の方に冒頭の部分とまったく同じフレーズの繰り返しがあって、
男の○○によって、それがまったく違う意味をもってしまう。
本をよんでああいう種類の興奮を味わったのは初めてだったね。
>>80
吉田戦車の「伝染るんです」に通学中の男子中学生を襲うカワウソが出てきた時、
じじい集団の事をおもいだして二倍わらったよ。
あと、女の尻を力強く揉みしだくオタク少年のピカレスクな魅力とか、
もちろん「便器」もね。
85すういいと199:03/06/28 08:18
「伝染るんです」もう一度読みなおそ。山崎先生素敵です!斉藤さんもなつか
しいな〜!ぶ〜ん!シュールさでは、共通してるかも?村上春樹の「世界の終
わりとハードボイルドワンダーランド」って「方舟さくら丸」ぱくってない?
こういう感じ好きだけど・・・
>「伝染んです」はシュールだけどなごみますな、ふむふむ。

>「世界の終わり」
パクってるかは別として、がららくたみたいなガジェットを組み立てて、
へんな世界を作り上げていく手法は共通していると思う。
資質が似てるじゃないかな、ふたりとも異常に露出を嫌うところがあるし。
安部の魅力はぜったいに詩的な表現に頼らず、散文的でありつづけるところにあると思う。
世界でやたら評価が高いのは訳すと通じにくい詩的な表現をさけているからかと。
ただ晩年のエロオヤジぶりは、ヌキネタの少ない時代に生きたオッサンをみるようで
正直萎えましたが
>87
晩年のコボは「僕は文学が嫌い」と周りのモノに漏らしていて、
大好きなスポーツカーの性能の話ばかりをしていたという話を聞いた事がある。
自動車のタイヤのチェーンで特許を持ってるのは有名な話。
頼らないどころか本当に嫌いだったんじゃないかなあ(>詩的な表現)

文学者の「ふり」をしなくても良くなった晩年のコボが、
いきいきとエロネタを連発したのを見ると、現代の不条理だの悪夢だのと
評価されてたあの世界は実は変態コボちゃんのユートピアなのかも。
それこそ、溶骨性の少女も含めて。

「彼は不条理を描いた」という表現自体、
なんか「あの人は基本的には条理人間で、思考実験しただけなんでつ」
というものの言い方だもんね。
>89
いわゆるほめ殺しって奴だよね。

なんか本人もそういう空気を感じていたらしくて、
「なんか無視されてるような気がする」という意味の事を話してた。
単にコボの理系魂炸裂のオタッキーな話に周りがついていけなかった
という説も捨てがたいのだが(W
久しぶりに来てみたら、死にかけてたスレが、ちょこっとだけ息を吹き返してるじゃないか!
92名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/29 01:01
よかったよかった!生き返って(^0^)/大学以来こんな公房話する場所なかった
から。とっても楽しい!
ミス板の某スレのみなさんのおかげでしょう
やや復活記念、議題投下。
>88氏の書き込みに関連して。

遺作「カンガルー・ノート」におけるあからさまな(?)ロリータ趣味や、
短編「人魚伝」におけるエロティシズムなど、
実はいわゆる「萌え」要素が時折見受けられる公房作品。

あなたが萌えた(エロティシズムを感じた、じゅんときちゃった他)公房作品は何?
そして、どの場面に?
どの登場人物(男性・女性・生物・無生物問わず)に?

>94
安部タンのフェチズムを最初に意識したのは箱男に登場するスナップかな。
「あ、この人わかってる」って感じで。
いわゆる廃虚系の写真なんだけど、もののあわれとか無常感とかじゃないんだよね。
いま思えばあれは安倍タンが「萌え」を感じたモノをひたすら撮った、
という感じがする。

これは褒め言葉なんだけど、実は箱男の本文はあのスナップの「萌え」を読者に
理解させる(毒する)為の壮大なキャプションだったのではないかと。
あれ以来、いつの間にか廃病院などを覗き込んで恍惚となっている自分
に気付いたりする。
96名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/29 23:08
>95
あのスナップにはそんな意味があったのか!
なんでこの写真が挟まってるのかねぇ、ぐらいにしか考えてなかったので目からウロコです。
ありがとう。
個人的には、「宝くじ売り場の前にしゃがみこむチンピラ」の写真が好きです。

ところで「萌え」ですが、やはり「密会」の溶骨症の少女でしょうか。
「飴細工のようななめらかな四肢」(だったっけ?)ていう描写はエロいよな。
女性なら、主人公のセールスマンに萌えたりするのだろうか。
植物人間状態になっても勃ちっぱなしの医師、ていう人もいるのかな?

97箱女:03/06/30 02:04
「燃えつきた地図」かなー!なんだかメロ〜な感じ・・・指とか部位的にエ
ロい気がする・・・公房先生は、指フェチなのかな?
98名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/01 00:37
また死にかけてる?がんばれ公房ファン!
議題投下した者です。みんな、頑張ってくれ。

「人魚伝」の人魚(らしきもの)との、直接的ではないにしろ非常に濃密な交わりの描写は、
とてもエロティックだと思うのですが。

なめてしゃぶって吸い尽くすんだよ。
「食べちゃいたい」どころか食べちゃうんだよ(食べ方が、これまた可愛いんだ)。
フィリップ・ホセ・ファーマー「恋人たち」も真っ青の異種格闘技ですよ。
正直、興奮したね。

下品な表現で気を悪くされたファンがいらっしゃったら、ごめんなさい。
でも、「前衛文学」というくくりでの評価が未だに幅をきかす公房論に別角度から切り込むには、
こういうの(「安部公房はエロもありの一大エンターテイメントである!」)もありか、と。

「笑う月」に収録の「志願して参加した市街戦の戦車の中でフェラされる話」はなんだかわからんが、
やけに顔が火照った覚えあり。



100名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/01 02:53
安部公房は歪曲した方向性の萌えを書かせたら天下一品だと思う
つうか密会素直にエロいし…

馬男とか人妻とかもうエロすぎ

でも溶骨症が最強だと思います
>>95
おっちゃんおっちゃん
フェチズムちゃうで
フェティシズムやで

フェチズムゆうたらなんか
素人露出サイトのキャッチコピーみたいやんか
95じゃないけど、
フェチ(下世話)もフェティ(なんとなく高尚)も両方ありの方向で、話を広げていきましょうや。

ちなみに検索をかけてみたら、>101の仰るように、「フェチズム」はエロ・サイトが
いっぱい引っかかりました・・・。

10395:03/07/01 15:36
うわっ!得意になって持論を垂れ流してるだけに、二倍恥ずかしい。
慣れない横文字使うもんじゃないな。もうダメぽ。
104名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/01 16:15
>103
そんなこと言わないでがんばりましょう!フェチの方が、エロいし・・・
どんどんいろんな公房論聞きたいっす。

砂の女は、エロというより物悲しい・・・
>>75
遅レスですが。
>「少年は荒野をめざす」だっけ?
それは吉野朔実の漫画w

『獣たちは故郷をめざす』の間違いだと思うけど。

ころっと話題を変えてしまいますが、安部公房原作の勅使河原作品DVD化して欲しい。
あるのは海外で売ってる「砂の女」だけだし。
さらに、全集の別巻はどうなってるんだよ〜!、箱男映画化はどうした〜!
と意味も無く叫んでみました。
>105
映画版「砂の女」を見たことがある方はいらっしゃるのでしょうか?
どんな出来だったか教えて欲しいなー。
岸田今日子のヌード(背中)しか覚えていません。
>>105
「他人の顔」の音楽が武満徹で最高だったな
これは今でもCDで聴ける
109名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/02 02:24
>105
ほんとだ〜「箱男」の映画化あったなー!!今から5・6年前ぐらいに!
調度卒論で公房作品読みあさってるころ・・・主演は、永瀬だったかな〜?
ほんとあれは、「砂の女」より映画化しやすいだろうに・・・なんで流れた
んだろう?
大学祭の仮装行列で「箱男」やったなあ・・・・20人くらいで。
>110
そういうの大好き!えらい!!
>>110
安上がりで手間のかからない仮装だなあw
>>105
×獣たちは故郷をめざす
○けものたちは故郷をめざす
114名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/02 17:38
今から「箱男」になろうと思えばなれるってところが、いいんだろうな。
なんだか奥深い・・・
詳細な作り方が書いてあったからねえ。
実際に作る事を推奨していたとしか思えん。漏れも作ったし。
>115
作ったのか!?
「ドンゴロス」ってのがわかんなくて、辞書で調べた・・・そんな想い出。
「燃えつきた地図」が好きなんで映画見てみたいんですが、だれか
見た人います?勝新じゃあイメージ違いそうだけど…
118名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/03 00:57
「燃えつきた地図」「他人の顔」「おとし穴」「砂の女」、
今なら、DVD-BOX「勅使河原宏の世界」でまとめて見れるよ。
見つけた瞬間即買いしたっす。
ちなみに「燃えつきた地図」はあんま良くなかった。
オレ的には「他人の顔」が一番お薦め。
URL出てないようなので一応

ttp://www.horagai.com/www/abe/

ここの「短信」によると、四月と五月に京橋のフィルムセンターという所で
「他人の顔」と「砂の女」の上映を行ったようです。残念!
ねりタンのインタビューも拝めます。父親譲りの聡明な女性のようですYO!
孫の里沙たんの鴻上尚史へのあまり噛み合ってないインタビューは
別の意味で必見。
公房を「おぢいちゃん」と呼ぶ里沙たんに萌えますた。
121名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/03 03:39
うわ〜見たかったな〜(;.:)しかし、「ねり」っていい名前だ。女の子が、生
まれたら絶対この名前つけよう!と昔思ってました・・・

ちなみに、箱男作ったことあるけど入らなかった・・・っていうか入る勇気
が、なかった・・・かぶれてたなぁ〜
人間そっくり(もしくは使者)とか無関係の死とかの過剰な論理ゆえに現実を逸脱していく話も
けっこう面白いね。人間そっくりである火星人の存在証明、無関係な他人である
ことの証明の不可能性みたいな。後期の幻想フェチ小説しかあんまり読んでなくて
最近昔の短篇も読み始めたんだけど、そういう論理ユーモア小説?みたいな
作品が他にもあったら教えてちょ。
>122
新潮文庫「無関係な死・時の崖」収録短編「賭」はどうですか?
さえない中年社員がふと思いついたアイデアが、ちょっぴりキレぎみの社長によって、
無理矢理実現されてしまう、というお話でしたが。

効率的なんだかどうだかよく分からない論理でオートメーション化されたオフィスの情景だとか、
「電波少年」登場を予言していたかのような(まさか)ヤラセ・ドキュメンタリー番組の裏側だとか、
三次元空間の束縛をあざ笑うかのような超建築だとか。
もしも長編化されていたら、さぞかし魅力的な作品に仕上がっていたであろう、と思わせる逸品です。

ありゃ。
ご質問の答えになってなくて恐縮です。
>>123
推薦ありがとう!「賭」は未読だったので読んで見ます。

>>118
「おとし穴」ってどういう内容の映画なんですか?なんか題名に惹かれるものが
あるのですが…
125名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/04 02:16
私も気になってます。題名的には、星新一チックだな〜

あっあれは、「おーい出て来い」か・・・失敬。
ありゃ、また少々滞ってきましたよ・・・。
というわけで、議題投下。

「あなたの好きな、『公房格言』(素敵な一文、比喩、造語など)は何?」

私は、
「弱者への愛には、いつだって殺意がこめられている」(『笑う月』所収「公然の秘密」)
に一票。割合有名なほうに入りますかね。
偽善に唾を吐きかけるようなニヒリズムと、それでも「愛」を施さずにはいられない弱さを
同時に感じさせる秀逸な一文だと思うのですが。
127名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/07 22:04
愛っていえば、こんなのも・・・
「愛する者に、いつも愛される権利があるとは限っていないのだから」
                     「他人の顔」より
安部公房の愛についてのシビアな感覚。勉強になります。 
「詩人の生涯」とか激しく泣ける・・
まあ、あまりにも安易な社会主義革命がベースなのですが
圧倒的にSF仕立てというか神話仕立てなのがよい
129名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/09 01:23
そう考えると、公房作品って多種多様だな〜と思う。SFもありゃー
ギャグっぽいのもある。なんでもござれの中にも、「あー公房チック!!」
っていうのは、隠れている・・・いまだにこんなに人気があるのもうなずける。
>129
長編内の一エピソードにはギャグだとしか思えないものが多々ありますね。
私は、「病院の部署をたらいまわしにされ、その都度死んだり生き返ったりを繰り返しながら
感謝し続ける患者」の話(また『密会』だよ・・・)が好きです。
短編で、丸々一本ギャグ、ってのはありましたっけ?
ちょっと思い出せませんが、ありそう。
131名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/10 02:50
なんか記憶の片隅に・・・「密会」もう一度読んでみよう。
病院ギャグは、面白い反面ブラックで怖いけど・・結構好きです。
「箱男」や、「カンガルー・ノート」も病院の描写だらけだし・・・
看護婦マニアなのは、うかがえますよね!
132安部乳房:03/07/10 06:05
大阪万博「自動車館」の
「アクセレチンたら言う映画、確か公房がウエルズの「新加速剤」を
シナリオ化したんでなかったかい?
消防のワテは、半裸外人が踊るシーンでブッたまげ、
三十数年たってもシーンを覚えとるだ。
>132
いいですねー、こういう貴重な話が聞けるのも2ちゃんならではか。
ネット上に、その映画のレポートでも転がってないかと検索してみましたが、なさそうです。
詳細知りたし。
やっぱり、「トータル・スコープ」での上映でしたか?
・・・まさかね。
134133:03/07/10 08:39
↑と思っていたら、ちょっとだけ(本当にちょっとだけ)ありました。
「一日240時間」というタイトルだったようです。
ttp://expo70-web.hp.infoseek.co.jp/jidoushakan4.html
135安部公方:03/07/12 00:37
漏れが覚えているシーン
パツキンの自由の女神がいきなり脱いで踊りだす。
バアさんが居眠りしているあいだ、ガキが高速で万引きする。
アクセルチンで高速で打ち合うボクサーの腕が飛び、
居眠りばあさんをノックアウト。結構シュール。
ラスト、博士のラボに「アクセルチンをよこせ」と
無数の手が押し寄せる。
博士は薬を飲んで高速で逃げるが、けつまずいてい転倒
そのまま転がっていってタイヤになる。
なんか最後は相当無理なオチだった記憶が。
>135
レポート有難う御座います。相当シュ〜〜〜ルですね。
不勉強にして原作を読んでいないのですが、そんな話だったんでしょうか?
いや、安部ちゃん好みのどす黒い笑いだと思いたい。
137山崎 渉:03/07/15 11:33

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
138名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/20 06:00
それは、ぜひ見てみたい・・・
レンタル屋にあるかな?
     ∧_∧  ∧_∧
ピュ.ー (  ・3・) (  ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
  = ◎――――――◎                      山崎渉&ぼるじょあ
没後フロッピーディスクのデーターから編まれた「飛ぶ男」。
安部公房らしい(当時としては)ミステリアスな刊行経緯に胸躍らせて読んだ。
未刊だし、枯れてるけど白日夢のような世界を書かせるとやはりこの人はあなどれ
んと思った。と同時に死んでからも(書簡とかプリントアウトされた紙媒体なら
まだしも)フロッピーやハードディスクやなんかを暴かれ、無断で公表される
大作家てのもつらいなあと思った。
141名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/13 22:23
「飛ぶ男」は退行してたね。あれ完全に仕上げても嘲笑に終わったろうな。
高校の教科書に「棒」が載ってるよ
うちのクラスの香具師はみんな絶賛してたし、俺も面白いと思った
へえ〜 25年前にも載ってたよ
四半世紀を超えて 高校生を魅了し続ける作品
145名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/13 13:45

山口果林とデキてたの?
それは初耳!詳細キボ
147名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/14 10:19
山口果林は安部公房スタジオの女優さんだったんだよ。
もともと安部公房の狂信的な崇拝者だったらしい。

女性週刊誌が書いてたけど、最後に安部公房が倒れたとき
山口果林の部屋にいたとか・・・。”文豪を支えた女優の愛”とか
色々 書かれてたよ。
>147 サンクス!
149トド:03/10/27 20:16
でも今、山口果林は他の男と不倫中。
150名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/28 23:38
>>62
安部公房って凄くロジカルな作家だと今まで思ってた・・・
個人的に思い入れがあるのは『人魚伝』かな。
視覚的なショックがものすごく大きかった。
そしてエロい。
152名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/30 23:53
PINK FLOYD好きだったな、カンガルノオトにも引用されてた。
エッセイ「死に急ぐ鯨たち」はまさに早すぎた養老猛ってかんじで理系チックテでイイ!
この人の作品好きな人は日本文学がじめじめでつまらなく感じて読めなくなると思う。
実際俺も、もう純文学と呼ばれる遺物には手が出ん。
>>152
少々痛いね、君w
>>70-71
安部公房が使っていたシンセについてちょっと書こうと思ったのに、
リンク先のページであらかた語られてしまっているじゃないか!
残念!

なので独り言めいたことだけ・・・
僕は、安部の持っていたEMSとコルグのMS-20が合体したような
シンセを持っています。
名前をボストークと言うのですが(私はカモメ!)、これは大部分が
EMSのコピーに近い物で、フィルターだけがMS-20に近いものと言う
ニコイチな構成になっています。
ちなみに現在でもEMSの中古は大変な値段がします。
MS-20も中古のくせに当時の定価に近めの値段がします。
物の価値的には安部公房は目先の効く人だったと言えるかも。
肝心の音については僕に実機を触った経験がない為わからないのですが、
大変気に入っています。

僕はイラストレーターという職業柄か「飢餓同盟」が好きです。
皆さんの中にも読んでいる最中に絵が浮かんでしょうがないという方が
いらっしゃるのではないでしょうか?

あとは「けものたちは荒野を目指す」の砂漠のシーン。
僕の妹は中国の村(天津)にホームステイしたことがあるのですが、
中国の東北部はうかつに外国人旅行者の入る所ではないというよう
なことを聞きました。
特に不作だった年の冬とかがあまりよろしくないらしいです。
危険が及びそうな時に備えてその土地の有力者の客人になっておくと良いとか・・・
少しアラブの砂漠の民に似たノリがあるのでしょうか。
直接安部の描いた風景につながるものではないのですが、
そんな話を聞いていろいろ想像したりして・・・。
>>154
やはりいましたか、安部公房好きでシンセやってる人が。
私はシントンのフェニックスとコルグMS-20使ってます。
「飢餓同盟」たしかに絵が浮かんできますね。
シントン? すごくマニアックですね。
オランダ産ですよね。 どうやって入手したんですか?
ぼくのVOSTOKなんて思いっきり現行品だからなあ・・・。
原宿で買ったやつだし・・・。

安部公房ってビジュアルについても鋭い感覚を持っていますね。
箱男で、箱男が何かを凝視する時には少し箱を傾けるっていう絵は
すごいものを感じます。
箱男が自分の前で立ち止まって箱を傾けてじっと観察されたりしたら
ゾッとします。
もちろんビジュアル以外でも「箱男」ってすごい作品だと思います。
20代後半で読んだので、もっと早く読んでおきたかったと悔みました。

でも、じつはその5年くらい前に「他人の顔」は読んでいて、
その時には別段興味をひかれなかったので、
やっぱり、作家に出会うタイミングとかってあるのかも知れません。
>>156
「fenix」はファイアー通りにある「え○ごやミュージック」
に問い合わせたら取り寄せてくれました。

>箱男で、箱男が何かを凝視する時には少し箱を傾けるっていう絵は
すごいものを感じます。

ああ、わかります(藁 想像すると、なんともいえない感じですよね。
「他人の顔」は未読なのですが、これの映画のサントラ(武満徹)は
好きで、いまでもたまに聴いております。そもそも自分で買ったやつでは
なくて母が聴いていたやつですが。
>>157
え●ごやで取り寄せ‥なるほどその手があったか
しかし日本国内で持ってる人は少ないレアな機種ですよね

自分が「大人になったらシンセを買おう」と思ったのは
母親が持っていたジャン・ミッシェル・ジャールの1stと2ndです。
2ndの帯の裏にコルグのMSシリーズの広告が出ていて憧れました。

「他人の顔」の武満徹のサントラはぜひ聴いてみたいですね。
と言っても武満徹については全然詳しくないです。
お亡くなりになられた後に組まれたNHKの特集を見たけど、
「レクイエム(曲名違うかも)」という曲が良いなと思ったくらいです。
ただ、僕の場合大江光の番組を見た時も
「なんとか夫人に捧げるレクイエム」という曲を良いと感じたので、
単に悲し気な曲にひかれるだけかも知れないです。

「他人の顔」は読んでからずいぶん経つのでまた読んでみたいです。
今ならまた違う読後感が得られるのではないかなと思います。

スレ違いになってしまいますがスペルがわかったので
fenixをググッて見ました。セミモジュラーなんですね!
バナナプラグなので、信号分岐が気軽に出来そうですね。
リングもついてるし、LFOを電圧制御することも出来て・・・
多彩な音が期待できそうな感じです。
フィルターもマルチモードなのか。5ポールって欲張りますね。
接続端子群をパネル下方にまとめてあるのはすごくクレバーですね。
コンパクトなのに可能性が大きそうなので驚きました。
>>158
さっき書店で「他人の顔」を買おうと探したのですが、ありませんでした。
サントラは「武満徹 自選映画音楽集」(ワーナーミュージックジャパン)
に収録されています。現在入手できるのかは不明です。

fenixの機能はRoland System700のメインモジュールとほぼ同等で、
嘘か本当か25台ほど生産されただけだとの話。
シンセの話題、よろしければメールでもください。
>>158
メールどうもです。返信しましたのでよろしく。
161錯乱坊:04/03/07 19:35
 >15 the late shift [遅番」

 日本SFでは筒井康隆と双璧と考えるが二人とも演劇志向なのが気になる。
162名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/21 00:23
おい、おまいら!
いかりやが氏んだぞ!
高橋源一郎か誰かが言ってたけど、
物語というもののリアリティが無くなった今、
小説は、
a)マルケスのように自分の妄想を信じて話を延々と書き続ける
b)アメリカの作家のように、残虐なことなんかを書いて、
 うわ、俺ってこんな気持ち悪いこと書いてるんだ
のどちらかしか無いんだって。

砂の女を読んでもなかなかつかめなかったけど、
さくら丸とインタビューを読んでわかりますた。

ユーケブチャってのが、著者には、うわ気持ち悪い、の世界だって。
その後続く話も、魅力的なタイトルに及ばず、親父が気持ち悪い、といった程度。
箱舟という言葉も、さくら丸という名も無意味というか。

結論。
著者は、まだ物語がまだまだ有効だった時代にさえも、物語を書けない香具師。
でも、悪趣味な分、一部の読者をサイケデリックな気分に出来てるみたい。
暗闇のスキャナーを読んで、箱男を読み、
燃え尽きた地図を読んで、脱走と追跡のサンバを読んだ、中坊の頃の俺。

フツーにSF作家だと思ってたの。
165名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/21 09:37
清泉女子大の伊藤一三さん、かわいい。
166名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/21 19:13
何でSF作家だとSF小説だとかラベリングしないといけないのか。
面白い、良かっただけで十分じゃないか?
久しぶりに読みたくなったが、見まわすと一冊も手許に残ってない・・・
>>166
すごく同意。その通りだと思う。


俺にとっては本当に面白い作家。
難しくも読めるのかもしれないけど、腹抱えて笑いながら書いてたんじゃないかって個人的には思ってる。
>>163
はもうちょっと文章の書き方(というか日本語)を勉強した方がいいね。

あとユーケブチャじゃなくてユープケッチャね。


さて、安部公房が
>まだ物語がまだまだ有効だった時代にさえも、物語を書けない香具師
というのは、少なくとも作者(安部公房)の意識という点に関して言えば、
全く的外れな批評ですな。
「消しゴムで書く」というエッセイを読めば、安部公房がどういう問題意識で小説を書いていたかよく分かりますよ。

そもそも「高橋源一郎か誰か」が言ってること(と>>163が言ってること)自体、どうなんでしょうかねぇ。
前半の >物語というもののリアリティが無くなった今、
てのは物凄く使い古された陳腐な物言いに過ぎないし(それにしても「今」っていつなんでしょうかw)
後半の二者択一に至っては、なぜ勝手に袋小路を設定するのか全く理由がわかりません。
もし、そんな二者択一を信じてる作家がいるとしたら、
単にそいつがオートマッチクに過去の模倣を繰り返して縮小再生産してるだけの話でしょうが。
(同じことは読者についても言えますな。批判的に読んでいるようで、実は文芸批評の型枠に押し嵌めているだけだったりしてw)

ちなみにマルケスについては安部公房も論じているので、一読をお薦めします。
マルケスが「自分の妄想を信じて話を延々と書き続ける」作家なのかどうかという点で、
安部公房は別の意見を持っていたようですよ。
(マルケスを「妄想(?)の作家」云々とする評価自体は非常に典型的なものですが)
>>169

「マコンドでの政府による住民の虐殺」という現実が、あったはずなのだが
天安門での死者のごとく、そんなものは無かった事になり、幻となる世界。

かたや、熱病で死んだはずの男が戻ってきてうろつくとか、シーツを干してて、
そのまま昇天したという非現実的なことが確かなる事と受け止められる世界。

確かにとてつもない妄想のように見える。

しかし、「予告された殺人の記録」や「迷宮の将軍」なんかは妄想の果ての
産物とはいえないし。

よくよく読めばどれも同じくらい淡々とリアルに書いている。妄想をあんなに
丁寧に冷静には描けないと思います。

ところで>>163はマルケスの作品、何作くらい読んで高橋源一郎の言葉を
受け入れたのだろう?

ちょいと、安部公房から外れてしまった。
「高橋源一郎か誰か」だって端的な話をしただけだろ。
何かを言い当ててる部分もあるんだろうが、それだけの話。
>>171
そうだね、「高橋源一郎か誰か」の「?」な物語論を受け売りして「?」な結論を書いただけだよね。
まあ、コピペなんだからどうでもいいじゃん。
結論出すのに一ヶ月もかけるなあげ
175名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/04 08:54
第四間氷期の露訳ってストルガツキー兄がやってたんだね
コボはロシアに行ったことあるみたいだけど、会ってないんだろーなー
スト兄は日本文学者でありながら、ついに日本を踏むことなく死んじゃったしねぇ
A&B兄弟のSFって、テーマや設定にコボの影響を強く感じるんだけど、逆は無かったのかな
176名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/15 22:44
芥川賞あげ
177名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/06 18:54
☆☆☆ 恒例企画 ☆☆☆
【ちゃねらーは吉野家を救う(2ちゃんねる版・ホシヅルの日)】
 吉野家。「大盛りねぎだくギョク」。2月22日(2chの日)に全国の『吉野家』
で繰り広げられたあの奇跡が、今度は2ちゃんねる創作文芸板の神様、工藤伸一バ
ージョンで、「吉野家新メニュー」とともに降臨する。
【ルール】
 @ 馴れ合い禁止。(一人で来る事)
 A ☆☆ 吉野家新メニュー ☆☆ を頼むこと。
 B 工藤伸一氏が敬愛する、星新一氏 or 阿刀田高氏の著作を持参すること。
   (氏の愛読誌、「小説現代」 or 「群像」(いずれも講談社)でも可)
 C 会場に指定時間厳守で現地集合。
【日 時】
 平成16年(2004年)9月10日(金) 09:10 or 19:10 or 21:10
【会 場】
 「吉野家 相模大野店」 神奈川県相模原市豊16−6
  2ちゃんねる創作文芸板の神様、工藤伸一氏ゆかりの吉野家。
  駐車場がないので交通機関を利用すること。
 (てめえの近くの吉野家でも可だよ、ばかやろう)
【交 通】
 小田急線相模大野駅下車。北口商店街に出、伊勢丹百貨店前の県道を西に。
 BOOK・OFF前、消防署前を経て、「南文化センター前」バス停近く。
【関連レポート(2chの日)】
 http://www2.mnx.jp/carvancle/yoshigyu/
178名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/06 21:48
砂の女は何がどうおもしろいのか皆目検討つかない。
>178
そうだろうなw
飛ぶ男に出てくる気ちがい女性が好きなんですが。
保守
182名無しは無慈悲な夜の女王:04/11/16 22:00:00
>>154
EMSは手が出せないから、俺も買ったよボストーク。

183:05/01/30 01:09:42
水中都市
185名無し物書き@推敲中?::05/02/03 14:23:56
hd
久々に「第四間氷期」と「密会」を読み返した。
抜群のリーダビリティがすごい。SFギミックの扱いも、凡百のSF作家の遙か上を行っている。
既存の科学技術を完全に咀嚼し、自らの言葉で語れる底力はさすが医学部出。
「第四間氷期」なんて50年近く前の作品なのに、ほとんど古さを感じないね。
187名無し物書き@推敲中?::05/02/10 14:08:02
箱男
188:05/02/13 00:00:46
189名無し物書き@推敲中?::05/02/19 12:20:15
kkj
190名無しは無慈悲な夜の女王:05/02/19 14:29:16
題名忘れたけど、人魚の話がすごかった。
しばらく後になって、自分が見た夢かと勘違いするくらい・・・
「人魚伝」。
短編だとこれが一番好きかな。初期作品は別にして。

初期短編(「壁」に含まれてるいくつか)も、安部作品のイメージでなく
単独で取り出せば好きなんだけど。
「赤い繭」「魔法のチョーク」あたりは中学受験問題の定番だった。
今でもそうなんだろうか。
192名無しは無慈悲な夜の女王:05/02/19 23:03:00
自称「飛ぶ男」である麻原の犯罪を、公房はどう見ただろう。
インターネット社会の到来をどう分析しただろう。
ますます『飛ぶ男』の執筆が遅れるだけだったりして。
193吾輩は名無しである:05/03/04 12:16:50
ty
194名無しは無慈悲な夜の女王:05/03/06 15:51:37
あげ
フライングヒューマノイド
196:05/03/18 18:57:36
安部公房が一番好きな作家です。
197名無しは無慈悲な夜の女王:2005/03/30(水) 17:14:39
新潮文庫の安部作品がどんどん絶版に。こうやって忘れられていくのねん
198名無しは無慈悲な夜の女王:2005/03/30(水) 17:36:21
安部公房って教科書に載ってた「鞄」ぐらいしか
読んだことないけど、他のもあんな雰囲気?
「鞄」はなんか好きだった。
199名無しは無慈悲な夜の女王:皇紀2665/04/01(金) 21:36:30
>>197
新潮文庫現在16冊しか残ってないね
「終わりし道の標べに」「けものたちは故郷をめざす」も消えてる…
「飛ぶ男」は元々文庫化されてないんだっけ?


安部公房全集の第30巻補遺はまだかぁぁぁぁぁぁ
200名無しは無慈悲な夜の女王:皇紀2665/04/01(金) 23:55:14
アタイこそが 200へとー
201吾輩は名無しである:2005/04/12(火) 23:40:14
k
202吾輩は名無しである:2005/04/27(水) 13:18:05
l
203名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/27(水) 13:50:20
わかっていても安部公房を何度も「アベノコウボウ」と読んでしまう
漏れの癖はどうしたら直りますか
204名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/27(水) 21:57:11
箱男として街角で一日過ごしてみてはどうだろう、箱の中では全裸で。
205名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/28(木) 10:05:47
50にんくらいで箱男OFFしたいな
206名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/28(木) 12:42:49
今度やろうぜ
207名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/28(木) 13:36:19
そんなことしたら全員ブタ箱オフになるぜ。
208名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/28(木) 21:17:05
私、「盲腸」と「耳の値段」が好き。
このスレ面白いけど、伸びが遅い。
公房好きは少ないのか?
公房の作品はいろんな翻訳をされてるから、
箱男を英語版で読んでみているけど、
英語が得意じゃない上、単語がめちゃ難しくて
進まないよー。
209名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/12(木) 02:50:32
>>109
あの多層的な主観を映像で表現するのは難しいと思います。
監督が固定化した解釈を行えば、一元的な意味は伝わると思いますが、
その場合ただの屑映画となるでしょう。
210名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 18:28:58
星新一が安部について書いてる文章があるね。
案の定『人間そっくり』が一番いいって書いてる。
『砂の女』よりも好きだって。
一番自作の傾向に近いからだろうね
211吾輩は名無しである:2005/05/30(月) 11:58:02
k
212吾輩は名無しである:2005/06/16(木) 11:41:18
r
213名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/24(金) 02:10:36
ここじゃ「他人の顔」の評価低いの?
あの理屈っぽい言い訳がかなり好きなんだけどなぁ。
214名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/24(金) 08:20:58
>>210
「人間そっくり」を読んでると非常になんかいらいらします。
でもなんかあれシュールだよね。
「ようこそ、人類」だっけ?ラジオ番組
215名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/10(日) 01:46:27
ほしゅ
216吾輩は名無しである:2005/07/25(月) 15:26:14
>>214
ラジオ番組は「こんにちは火星人」

SF的な作品としては、「人間そっくり」の他に、「鉛の卵」。
どちらも、読み始めのうちは「こんなことあるわけないだろう」
って感じなんだけど、読み終わると非常にリアルな感じがする。
217名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/02(火) 04:15:09
>>3>>4の所為でスレが伸びない。
218名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/03(土) 01:18:09
神様
219名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/08(木) 14:11:16
「人間そっくり」半分くらい読んだ。
読んでて何かイライラする。
お人よしが基地外に言いくるめられる話じゃん。
まあいいや、せっかくだから最後まで読んで改めてレビューするぜ。
しゅらしゅしゅしゅーーーっ!
220219:2005/09/08(木) 18:32:53
読み終わったけど、何気に怖い話だな・・・
自分は人間でないと主張することのアンビバレンツ。
自分を人間と考え、人間であるように振舞うことに対する懐疑。
結局人間って何なんだろうと考えてしまったよ。
そんじゃまた。
221名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 18:01:37
無関係な死」も同じテーマだなぁ
222名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 04:31:48
アタイこそが 222へとー
223無名草子さん:2005/10/03(月) 13:49:41
kl
224名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/04(火) 20:49:35
死んでもノーベル賞候補〜っ。
225名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/07(金) 16:27:03
テーマは良いし、話の展開も悪くないけど・・・
読んでてイライラする。
「無関係な死」なんて、さっさと警察に知らせればいいものを
あれこれ疑心暗鬼になって思考地獄ぐるぐるになってるし。
なんかこう、もどかしい。
226名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/07(金) 23:05:33
>>225
砂の女・・・村人の誘いにのるな!
他人の顔・・・その顔で満足しとけ!
燃えつきた地図・・・深追いするな!
227名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/07(金) 23:32:03
主人公の煮え切らない堂々巡りにつきあって一緒にやきもきしちゃう、
というのが公房作品ならではの楽しみ方かもね。
そういえば一人称の作品多いもんな。
自分は厨房のとき他人の顔にはまって公房マニアになった。
きっかけは渋谷陽一が第四間氷期をSFの傑作としてえらくほめちぎってたからだったな。
って年ばればれ…
228イラストに騙された名無しさん:2005/10/24(月) 00:39:38
みなさんの意見を聞かせて下さい
229名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/24(月) 02:23:00
なにかに閉じ込められる(あるいは自ら閉じこもる)設定が多いよね
段ボール箱、顔を失うという状況、砂女の独居、デンドロカカリヤ、うーん・・
共生幻想への懐疑?社会により抑圧された個人の象徴?
なんにせよ主人公がいつもマゾっぽいw
230名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/24(月) 07:01:13
>>229
面と向かって直接のコミュニケーションをしないってケースも多いね

他人の顔のノート
箱男のノート
箱舟さくら丸のパーソナル無線
飛ぶ男の携帯電話

他に何かあったかな?
231名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/24(月) 18:40:12
「公然の秘密」って、何が言いたいのかイマイチ分からないのですが。
主題はなんでしょう?
232名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/25(火) 01:17:30
>>231
「弱者への愛には殺意が込められている」
233名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/28(金) 11:06:02
>>229
マゾっぽいってのはあると思う。
俺は理不尽にひどい目に合うなんて絶対に我慢できないから
安部の小説は読んでて虫唾が走る。
しかも作者がその状況を楽しんでると思うとなおさら腹が立つ。
234名無しは無慈悲な夜の女王:2005/11/09(水) 21:32:34
ライ麦畑の捕手
235名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/03(土) 01:31:23
自分で呼び込んだ不幸だけどな
236名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/09(月) 09:48:40
>>219から>>220への移り変わりが大変面白かった。
237名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/09(月) 12:56:15
再発掘して笑わせていただいた。これはこの板ならではの面白さというか。
238名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/22(水) 20:14:29
とらぬ狸にはニヤニヤさせられました。
ボキャ貧な俺にもあんな話術が欲しい。
239名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/06(月) 13:55:34
浮上します
240名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/06(月) 22:35:44
中高生の頃、ちょっと背伸びして読みました。どきどきしました、
今読んでも結構大人のエロを感じさせますね。
今の自分が第四間氷期を読み返すと、グレッグイーガンに近いところが感じられます。
一人称、ハードボイルドスタイル、予言機械によって変わる世界とか。
半世紀前のSFですが十分時間に耐える作品だと思います。
241名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/07(金) 00:12:41
「鉛の卵」
みごとな価値観の反転。読みやすい短編のなかに、SFの醍醐味と公房作品の本質が
うまくおさまった、公房イチの短編だと思う
242>>>>>>>>>:2006/04/16(日) 23:45:41
>>>>>>>>>
243名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/17(月) 02:02:40
安部公房って『宇宙塵』には参加してなかった・・・か?
244名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/21(金) 03:45:24
第四間氷期、初めて読んだ安部作品だったけど、あれってわざわざ水棲人間に
ならなくても水上都市をつくればいいんじゃ(ry

そういえば安部公房って看護婦+メガネっこふぇちでおk?
245名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/23(火) 23:32:33
246名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/21(金) 12:55:10
>244
間氷期がくるから水のなかに逃げるんじゃないの?
それに確か大津波もくるはずだ。
都市建設なんてできないでしょ。
安部は浣腸フェチ。
247名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/25(火) 17:53:19
「時の崖」のボクサーって
あれ最後死んじゃったのかな?

やるせなさがたまらん
248名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/04(金) 19:22:35
死んでも判定勝ちだから大丈夫
249名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/07(木) 18:48:19
( ・(ェ)・ )クマクマ
250名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/17(日) 00:21:33
安部公房はSFとして人に薦めてますが。
「第四間氷期」「他人の顔」「鉛の卵」「壁」「バベルの塔の取らぬ狸」「人間そっくり」等。

「時の崖」を読んで以来、牛乳の賞味期限に気をつけるようになった。
251名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/07(土) 06:47:08
死んだ娘が歌った…

タイトルがいい
252名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/08(日) 09:42:55
砂漠の思想、おもろい
小説でのロジックについてけない時がある自分でも
エッセイでは丁寧にキミフサの思考を追ってくれるから読みやすい
「芸術とは幽霊に名を付けぬまま提示するものである」
テーマは意外と良識(常識?)的な結論に落ち着くことも多いんだが、
いちいち納得させて読ませてくれる
SF小説にかなり肯定的だったんだね。シェクリィへの言及がやたら多いよ
253名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/08(日) 19:34:10
>>252
ある意味、SFのセンスオブワンダーの精神は私小説の対極にありますからねえ
254名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/21(木) 11:49:46
岸田今日子さん。

ご冥福をお祈りいたします。
255名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/25(木) 00:35:23
別巻はまだですか?
256名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/25(木) 02:38:38
>>255
最後にその手の質問が出てから3年経過した時点で、出版される規則になってます。
257名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/25(木) 22:12:28
新潮社は出す気ないのかな?誰か聞いてくれませんか。
258名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/26(金) 12:08:40
>看護婦+メガネ
カンガルーノートでも出てくるね。
259名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/26(金) 21:11:43
>>257
ホントそうだよなぁー。 ” 誰か ” 聞かないかなぁ・・・。
260名無しは無慈悲な夜の女王:2007/02/21(水) 20:31:57
安部公房をSMの立場から読む
261名無しは無慈悲な夜の女王:2007/02/21(水) 20:47:28
生きていたら、かつてのスパコンに匹敵する最新PCで
眼鏡っ娘ナースの着替えを覗くエロゲをさせてあげたかった。
262名無しは無慈悲な夜の女王:2007/02/25(日) 21:16:29
看護婦+めがね+たれ目
263名無しは無慈悲な夜の女王:2007/02/25(日) 22:07:15
警備員からもぎとったOOO
264名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/13(火) 21:32:40
人間そっくりは、読んでいて 気分が悪くなった。
265名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/16(金) 22:08:03
どこが?
266名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/17(土) 00:14:57
人間そっくりは読むと発狂しそうになるよね。
もう一度読む気は起きないけど、この人の作品で一番好き。
267名無しは無慈悲な夜の女王:2007/04/06(金) 23:03:31
新年度から使う教科書にのってた「空飛ぶ男」っていう安部さんの小説を読んでハマりました。
268名無しは無慈悲な夜の女王:2007/04/06(金) 23:48:30
おれの時は「鞄」だったな。
あれはいいものだ
269名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/12(土) 03:04:52
小学校6年生の頃バベルの塔の狸を読んで、2〜3年経ってからハマった。
270名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/24(木) 03:41:18
小松左京のファンなんだけど安部公房も読んだ方がいい?
271名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/24(木) 22:55:15
>>270
虚無回廊の4巻が出たら読みなさい
272名無しは無慈悲な夜の女王:2007/06/19(火) 10:46:33
もう20年以上前か…

S.カルマ氏の犯罪ではまって、当時出版されてた著書は殆ど読んだ。

流石に細かい部分までは覚えて無いけど、このスレ読んで少し思い出した。
当時、どの作品も三回は読んだんだけどねw
273名無しは無慈悲な夜の女王:2007/06/27(水) 14:26:39
闖入者って創価批判の作品なのかな?
274名無しは無慈悲な夜の女王:2007/08/09(木) 08:52:20
この前電車で第四間氷期読んでる小学生いて笑ったwwちと早過ぎないか
275名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/20(木) 10:29:12
むしろSF度は低いが、寓意性の高い作品って何だと思いますすか?
276名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/20(木) 11:20:46
>>275
> 寓意性
という言葉の意味が分らん。寓話みたいって事?
SFよりほのぼのファンタジーみたいって事?
カンガルー・ノートはそれっぽいかな。
それとも説教じみた寓話って事かな?


誰か、エイモス・チュツオーラ読んだ事ある人
いませんか?「ブッシュ・オブ・ゴースト」とか。
主人公がどんどん異常な世界にはまり込んで
行って、抜け出せなくてヒドイめにあう、という
部分では、安部公房と似てると思うんだが。

277名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/20(木) 14:09:10
>>276
275ですが、寓意性ではなくて、寓話性でした。
エイモス・チュツオーラっぽいやつです。やし酒飲みっぽいのが安部にもあるのでしょうか
278名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/21(金) 00:31:00
まぁ「砂の女」とかわりとそんな感じだと思うが
しかしはっきり寓話かというと違うかも
279276:2007/09/22(土) 14:21:09
作品全体が、何らかの教訓を示唆するおとぎ話のような小説、という
点で言えば、やっぱ俺も「砂の女」がダントツかと。

空間的に閉ざされている事が、即、自由でないとは限らない、
いつでも好きな所にいけるからと言って、自由で楽しい人生
とは限らない、
人生にとって自由というものの価値が、実は絶対的ではない、
みたいなそんな示唆がある。

アイン・ランドのような楽観的な自由主義が根底にあるアメリカ人
とか、そういった人には絶対に書けなかっただろう小説だと思う。
280名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/25(火) 23:11:28
アー、アー、アー、大統領だぞ、偉いんだぞ
とか言ってキチガイになる話がおもろかった
281名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/16(火) 21:29:12
>>280
それのどこが得末府なんだ?
282名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/25(木) 10:49:24
>>273
闖入者は白人を暗に意味してるのかなぁと思いました、白人と言っても様々ですが、
圧倒的な物量で突然侵入してきて、民主原則を振りかざし多数決によって相手を裁く。
なんとなくですが
283名無しは無慈悲な夜の女王:2008/01/26(土) 15:56:35
>>282
それは白人というよりも、アメリカ人ではないか?
284名無しは無慈悲な夜の女王:2008/01/26(土) 16:10:11
砂の女の教訓って何さ?
285名無しは無慈悲な夜の女王:2008/01/27(日) 02:00:04
住めば都
286名無しは無慈悲な夜の女王:2008/01/27(日) 12:25:16
うまい

あの話怖かったわ
287名無しは無慈悲な夜の女王:2008/03/23(日) 23:21:59
>>280
「けものたちは故郷をめざす」のラストですかね。

子供向けのラジオ劇『ひげの生えたパイプ』も
パイプが話し出すっていう奇想天外な話しながら、
細かいところの詰めはしっかりしていて、魔法が使えたら
現実世界ではこうなる、っていうのが結構シビアに書かれ
ていて、おもしろかった。
288名無しは無慈悲な夜の女王:2008/05/11(日) 02:23:38
「他人の顔」ってSFなのかな。

今はどうか知らんが新潮文庫のやつは
大江健三郎の解説文含めて名著だと思う。

知人に薦めたらワケワカランって言われたけどねw
やっぱ文学作品は他人に推薦するもんじゃないなw
289名無しは無慈悲な夜の女王
『他人の顔』はSFだね。だって買ったのに消えるんだもん。
うちの『他人の顔』。誰かご存じじゃありませんか?