【さようなら】大江健三郎☆第二部【私の本よ!

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1吾輩は名無しである
とりあえず作品を読むこと。話はそれからだ。
さようなら、私の本よ!二百年の子供個人的な体験
燃えあがる緑の木宙返り取り替え子憂い顔の童子
洪水は我が魂に及び万延元年のフットボール
同時代ゲーム見るまえに跳べ芽むしり仔撃ち飼育
小説の経験私という小説家の作り方同時代としての戦後

前スレ「怪物、大江健三郎」
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1081368341/l50
2吾輩は名無しである:04/12/08 12:24:49
日本人でありながら日本を非難・侮蔑し、
在日朝鮮・韓国人には日帝の被害者としてありったけの同情を示してみせる。
そんな私は国境を越えた博愛主義者に違いない…

↑これが戦後左翼のカリスマ・大江健三郎のシンプルで能天気な自己像w
3吾輩は名無しである:04/12/08 12:40:52
【「わがテレビ体験」大江健三郎、「群像」、昭三十六年三月号】
結婚式をあげて深夜に戻つてきた、そしてテレビ装置をなにげなく気にとめた、
スウィッチをいれる、画像があらわれる。
そして三十分後、ぼくは新婦をほうっておいて、感動のあまりに涙を流していた。
それは東山千栄子氏の主演する北鮮送還のものがたりだった、
ある日ふいに老いた美しい朝鮮の婦人が白い朝鮮服にみをかためてしまう、
そして息子の家族に自分だけ朝鮮にかえることを申し出る……。
このときぼくは、ああ、なんと酷い話だ、と思ったり、
自分には帰るべき朝鮮がない、なぜなら日本人だから、というような
とりとめないことを考えるうちに感情の平衡をうしなったのであった。

【「厳粛な綱渡り」大江健三郎、文藝春秋刊、昭和四十年】
北朝鮮に帰国した青年が金日成首相と握手している写真があった。
ぼくらは、いわゆる共産圏の青年対策の宣伝性にたいして小姑的な敏感さをもつが、
それにしてもあの写真は感動的であり、ぼくはそこに希望にみちて
自分および自分の民族の未来にかかわった生きかたを始めようとしている青年をはっきり見た。
逆に、日本よりも徹底的に弱い条件で米軍駐留をよぎなくされている南朝鮮の青年が
熱情をこめてこの北朝鮮送還阻止のデモをおこなっている写真もあった。
ぼくはこの青年たちの内部における希望の屈折のしめっぽさについてまた深い感慨をいだかず
にはいられない。
北朝鮮の青年の未来と希望の純一さを、もっともうたがい、もっとも嘲笑するものらが、
南朝鮮の希望にみちた青年たちだろう、ということはぼくに苦渋の味をあじあわせる。
日本の青年にとって現実は、南朝鮮の青年のそれのようには、うしろ向きに閉ざされていない。
しかし日本の青年にとって未来は、北朝鮮の青年のそれのようにまっすぐ前向きに方向づけら
れているのでない。
4吾輩は名無しである:04/12/08 13:00:04
アンチの質が前スレより高まってくれることを願わずにはいられない。

ところで、来年1月に「自分の木の下で」の文庫が出るようだ。
5吾輩は名無しである:04/12/08 13:12:48
朝鮮半島大好き!!
日本なんか沈没しちまえ!!
6吾輩は名無しである:04/12/08 14:08:41
7吾輩は名無しである:04/12/08 17:37:39
( ´,_ゝ`)プッ

>986 :吾輩は名無しである :04/12/08 14:42:56
>折角、テンプレまで作ったのに、ホスト規制で次スレ立てられない。
>誰か頼む・・・。
>
>↓↓↓
>
>【さようなら】大江健三郎☆第二部【私の本よ!】
>
>現代日本文学の最大の巨匠は、間違いなく大江健三郎ですが!
>シンパを「電波左翼」と恫喝するアンチとの闘いに、
>「かつてあじわったことのない深甚な恐怖感」を
>そこはかとなくおぼえつつ、この老人の愚行にどこまでも寄り添おう。
>・・・あっ、そうそう、本当のことを云おうか?
>「三島も、中上も、春樹も皆、大江コンプレックスの保持者だ!」
>まさか、いまだに大江を読んだことないなんて言わないよな、蜜!!
>
>【前スレ】
>怪物、大江健三郎
>http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1081368341/
8吾輩は名無しである:04/12/08 21:17:39
ここにも大江スレが。。。
9吾輩は名無しである:04/12/08 22:14:32
作家の大江健三郎氏がフランス政府からレジオン・ドヌール勲章コマンドールを受賞した。
大江氏は、95年にシラク氏の核実験再開に抗議して、フランスでの文学シンポジウムを欠席したことがある。
今回は、シラク氏の、米英と異なる核軍縮の役割に期待して受けることにしたという。

フランスは、核実験を行い、アラブ人や黒人への差別をやめず、
植民地支配に対してなんらの反省もない。
自国の戦争美化をしている国。

大江は受け取る勲章が「レジオン・ドヌール勲章」という
世評の高いものだということで、それを受け取る。
いかにも大江らしい。

大江が文化勲章辞退のときの「税金を使った賞は貰わないことにしている」との弁。
フランス政府が授与するレジオン・ドヌール勲章は、当然フランス国民の税金が使われている。

大江はフランスの植民地支配、歴史歪曲、戦争美化、
核実験は許すくせに、
日本のそれらは問答無用で悪とみなし
根拠ない批判を繰り返す。
10吾輩は名無しである:04/12/08 23:56:00
>>9

そのコピペは前スレで4回くらい読んだからもういいや。
11吾輩は名無しである:04/12/09 00:00:26
嫌がられるとよけい貼りたくなるもんだよw
12吾輩は名無しである:04/12/09 00:01:06
>>9
同じコピペしかできんとは、
コピちゃん、あんたほんとに情けないよ。
13吾輩は名無しである:04/12/09 00:02:14
>>11
嫌がられてんじゃなくて馬鹿にされてるんだよ(笑
14前スレ986:04/12/09 00:05:23
新スレ立てたら、すぐ教えくれなきゃだめじゃないかあ〜。
恥かいちゃったよ、ぐすん。
15吾輩は名無しである:04/12/09 00:13:43
>>14
ごめんごめん。かんにんな。
16吾輩は名無しである:04/12/09 00:25:35
俺はコピペ大歓迎だ
大江オタがカリカリ来てるの丸分かりだからなw
17吾輩は名無しである:04/12/09 00:27:21
日テレジェニック2004の小松彩夏まじ可愛い
18吾輩は名無しである:04/12/09 00:39:27
コピ平もネタが尽きてるからなあ…。
かといって、自分で批判を書こうにも、まるで読んだことないから
明後日の方向を向いた批評になるw

そういうのは、前スレにもいたけどねえ。
19吾輩は名無しである:04/12/09 00:43:01
まあ、コピちゃんを馬鹿にして眺めるのがこのスレの面白さだな(笑
>>16もそう思うだろ? ニヤニヤ。

さて、これまでのアンチは大江作品をまったく読んでないし、
読めないことがわかったんだが、
自分の言葉で意見を書けないため(笑
コピペにオンブにダッコというテイタラク。
作品にしっかり言及した本格的な批判が現れないものか!
20吾輩は名無しである:04/12/09 00:48:06
なにげにアンチの成長を見守るスレだからな、ここはw
21吾輩は名無しである:04/12/09 00:56:00
>>20
本当のことを云おうか?
実はそうなんだ。
22吾輩は名無しである:04/12/09 01:33:59
>>7
次スレのテンプレで使ってやるよ。
覚えてればなw
23吾輩は名無しである:04/12/09 09:18:30
「北朝鮮の青年の未来と希望の純一さ」は、「南朝鮮」の青年達が疑い、
嘲笑したように、今日の破局の中に失われて
しまった。大江氏がこれだけ思い入れをした「老いた美しい朝鮮の
婦人」や、「希望にみちて自分およぴ自分の民族の未来にかかわっ
た生きかたを始めようとしている青年」達は、今や住む家も洪水に
流され、食べ物も自由も希望もなく、ただ餓死を待っているであろう。

そうした北朝鮮の惨状について、大江氏はどう考えているのだろ
うか。大江氏が昔の自分の文章を覚えているなら、自らの不明を恥
じて、読者にお詫びをするとともに、自分の見通しがなぜ間違った
のか、思想的にきちんとした反省をしなければならない。それをし
ないこの人は言論人としての資格はない。将来も、また同じような
過ちを繰り返すのみである。

また上記の熱のこもった文章が、単なる共産主義かぶれの若気の
至りではなく、北朝鮮の人々への真実の思い入れだとしたら、自ら
率先して、北朝鮮救援活動を始めるか、ノーベル賞の賞金を北朝鮮
救済の資金として提供する位の事はあっても良いのではないか。大
江氏は、昨年は米国プリンストン大学で静かな研究生活を送ったよ
うだが、現在は別の意味で「帰るべき朝鮮がない」のだろうか。要
はつねに人事なのだろうか。

24吾輩は名無しである:04/12/09 12:38:37
作品についての言及はまだかい? コピちゃん>23
25吾輩は名無しである:04/12/09 13:08:49
「さようなら私の本よ!」を昨日買ってきた。
まだ読んでいないが、これからは、この作品について中心に話したいな。
26吾輩は名無しである:04/12/09 13:32:51
お断りだ
27吾輩は名無しである:04/12/09 13:52:25
冷たい
28吾輩は名無しである:04/12/09 16:23:08
メールを「メイル」と書くあたりがいいね。
初期作品の「セクス」を思い出しました。
29吾輩は名無しである:04/12/09 19:14:07
いつになったらアンチの成長振りに感嘆できるのやら・・・
30吾輩は名無しである:04/12/09 23:04:44
おれたちが育ててあげることが必要なんだよ。

というわけで、アンチ、
まずは大江の本買ってこい!
いやなら図書館に行け!
31吾輩は名無しである:04/12/09 23:24:06
ウンチ
32前スレより:04/12/09 23:26:50
>大江の読書量は半端じゃない。
>なんでも読んでる感じがする。

>童話も読んでるよ。狼とヤギについて考えていた。

>なんでも読んでるよ。
>若い頃から相当な勉強家。
>大江が嫌いな奴でもそこだけは認めてる。

>大江の奇妙な文章(決して悪文とは異質な)は、
>そういう膨大な知の集積からつむぎだされているわけだ。
>そこにこそ「大江という小説家の作られ方」もある。

同意だな。
33前スレより:04/12/09 23:34:34
>大江は、カネッティの断章を引用しながら、「後期の仕事」としての
>自らのエラボレーション(=reality breaking through)について
>語っているが、その「分裂は分裂のまま両極に置きつつ、その
>激しい緊張感のなかで、一瞬の点火があらゆるものをあきらかに
>照らす統合」、『さようなら、私の本よ!』での到達点であり、

分裂を持続したまま電光石火の統合を目指すって言うのは、
ダブルバインドの中でもだえつつエクスタシーみたいなもんかな。
34吾輩は名無しである:04/12/10 01:09:34

分裂を持続したまま電光石火の統合を目指すって言うのは、
ダブルバインドの中でもだえつつエクスタシーみたいなもんかな。
35前スレより:04/12/10 07:14:33
筒井  大江さんほど考えて書く作家はいない。
     大江さんを置いてほかの現代の作家を読むと、
     なんにも考えてないように見える、と
     中上健次が言ってたなあ。
(新潮臨時MOOK「名短編」筒井康隆・堀江敏幸対談)
36吾輩は名無しである:04/12/10 08:01:30
意味がわからんわ。分裂を持続って?
37吾輩は名無しである:04/12/10 08:39:55

 ∧∧  エイッ!
(・∀・ )
ノヽノヽ =3 プス〜 
  くく     
38吾輩は名無しである:04/12/10 09:18:47
http://homepage2.nifty.com/htnk/200211.htm
2002.11.24(日)

「週刊朝日」と「AERA」の編集長がダブル解任

会社で原稿待ちやインタビューのまとめをやってうつらうつらし始めたところへ電話。
衝撃的なニュースが飛び込んできました。

理由は、
「週刊朝日」は社長が常々記事の内容をにがにがしく思っていたところ、大江健三郎批判を掲載し、「もう小説
は書かないほうがいいのではないか」と批判した。大江さんは、「批判は甘んじて受ける」というスタンスだそう
ですが、社長が自主規制した。
ということのようです。
大江さんは、朝日のシンポジウムというと出てくるパネリスト、という印象で朝日にとっては看板作家なんだろう。
バックナンバーをめくってみると、なるほど11月22日号に「まっとうな本」という月一連載が載っている。そこで、
「これをもって小説は最後にすべし」とのタイトルで記事が掲載されいます。
(中略)

最近の「週刊朝日が面白かったか」と聞かれれば、そうとはいえない。逆に首をかしげることもあった。
だが、こんな理由で首をすげ替えるのは、社内にくらい影を落とすのではないだろうか。
捏造記事ならともかく、たった一本の記事で記者や編集者を処分していたら、いくつ首があってもたりない。
だいたい、外部のご機嫌を気にして社長が原論弾圧の強権発動をするなんて、メディアとして末期的としかいいようがない。
朝日は出版局を出版部に格下げして、人減らしをしている最中だったそうです。
だからといって、出版のジャーナリズムなら金や作家の機嫌とりに差し出していいという判断をしたのなら、その神経を疑う。
読売ナベツネの独裁、日経鶴田卓彦社長の恐怖人事は聞いていたが、ついに朝日箱島信一社長もその仲間
入りをしたとしたら、日本の新聞界はイエスマンのご機嫌とり記者しかいなくなるに違いない。
なんとも腹立たしく、なんとも寒々しい気持ちです。
(後略)
39吾輩は名無しである:04/12/10 09:51:18
すべてを説明できる究極理論の構築は、ヘーゲルが試み、マルクスが試みた。
別に大江が最初ではない。
4039:04/12/10 09:52:50
「諸学の統合」を目指しているのだな。
本当にできたら天才だ。
41:04/12/11 00:21:54
「さようなら、私の本よ!」ってのは
「最後の小説」と通じ合うタイトルだ。
42吾輩は名無しである:04/12/11 13:36:22
これが最後の作品?
43吾輩は名無しである:04/12/11 18:39:24
大江の文章ってフィーゴのドリブルなんだよ。
志賀なんかはジダン。
三島はロナウジーニョ
44吾輩は名無しである:04/12/11 18:53:32
具体的にいえよ。ダブルバインドを具体的に。おいていのう!!
45吾輩は名無しである:04/12/11 20:12:06
おいコピ平、コピペ荒らしが滞ってるぞ笑
それとも小説を手にとってみたのかね?
46吾輩は名無しである:04/12/11 20:37:00
大江には小説書きだけに専念してほしい

47吾輩は名無しである:04/12/11 22:25:36
>>44
ダブルバインドも説明されないとわからないのか?
48吾輩は名無しである:04/12/11 23:20:34
現代文学の極北突っ走るよなぁ。
ポストモダン的形式の実験ぶちこみまくりながらもあくまで確固たる小説を作り出し続ける。
J.M.クッツェが創造した、晩年を迎えた小説家の姿であるエリザベス・コステロを何度も思い出した。

彼女は作家の仕事を、"believing whatever has to be believed in order to get the job done."とみなし、クッツェだけならずコステロもまた彼女の行為がreluctantであることに自覚的であり、自分の行為の正当性を常に疑い続ける。
大江が35年生まれで、28年生まれのコステロ、40年生まれのクッツェの中間に当たることとか比較すると非常に面白い。
49吾輩は名無しである:04/12/12 08:46:09
おいコピペ厨!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
新しいコピペはまだかよ?????????????????wwwwwwwwww
50吾輩は名無しである:04/12/12 10:03:48
>>48
クッツェーを読んだこと無いのでわからないのだけど、
そのコステロが出てくる小説ってなに?

今回の小説で、大江がベケットのことを書いているので
びっくりしました。あと「新潮」に載ったエッセイでは
アドルノについて語ってるね。アドルノ→ベケットというつながりか?
51吾輩は名無しである:04/12/12 12:23:03
>>50
コステロ物は「動物のいのち」というのが翻訳で出ている。
大学の記念講演を本にしたものなんだが、クッツェはそこで架空の作家コステロが動物について講演するという小説を提出した。
その小説の中ではコステロに苛烈な反対意見が出て、むしろ反対意見の方が説得力ある感じで終わる。というか彼女の無力さが伝わってくる。
「動物のいのち」にはクッツェの講演に対する動物学者、哲学者の論文も出てくるんだが、その反応もさまざま。
クッツェにならってメタフィクション的仕掛けで論文書くやついたり、真面目に「コステロの」意見を検証していたり。
読んで損はない。と思う。
52吾輩は名無しである:04/12/12 15:32:50
>>51
サンクス。
なんかクッツェーに興味がわいてきたw
小説でお奨め本ある?やっぱ『イテキを待ちながら』になるん?
53吾輩は名無しである:04/12/12 15:48:57
http://homepage3.nifty.com/bhind/krm1.htm
かって真実だったもの 

あれは何で読んだのだろうか、大江健三郎の、おそらく昭和30年代に書か
れた文章だ。「祖国」たる北朝鮮に「帰って」行く「在日」の人々を”賛美”
した文章だった。その当時、盛んに在日韓国朝鮮人の人々の、北朝鮮への「帰
国」運動が行われていたのだった。
 大江の文章は、北への「帰国」を選んだ人々の爽やかな笑顔の印象を語り、
また、「帰国運動」に抗議してデモを行う韓国の学生たちを、政府の指令に従
って動いているだけの愚劣な者たち、として描き出していた。
 もう一つ。いまだ未見なのだが、吉永小百合が”青春スター”だった頃の、
「キューポラのある街」なる映画がある。その映画の一挿話に、やはり北への
「帰国」を手に手を取って果たそうとする「在日」の若いカップルの出発を友
人たち皆が祝福する、などというシーンがあるそうだ。一度見てみたいと思っているのだが。
 この「帰国運動」が、どのような結果になったのか、「帰って」行った人々
がどのような運命をたどったのか、我々はすでに知っている。帰国体験者の証
言や、公表された手記によって。それが、いかなる悲劇への招待状であったかを。
 だが、大江が「北への帰国者」の清々しさを語り、映画のフィルムに「北」
において実現されるであろう幸福な新婚生活を信じ夢見る若いカップルの姿が
焼き付けられたあの時代、
そんな”事実”は、誰も知らずにいたのだ。少なくとも”こちら側”において
は。その頃、”こちら側”の人々は、別の真実を信じていたのだった。
 そして、その”真実”が幻想だったと分かってしまった今日。幻想だった
”真実”を賛美してしまった人々は、その件に関して口をつぐみ、まるで何も
なかったように、そんな過去への責任を放棄したままである。
2002年10月 6日(日)
54吾輩は名無しである:04/12/12 17:27:59
コピペを待ちながら。
55吾輩は名無しである:04/12/12 19:34:54
>>52
メタフィクション的仕掛けを得意とする作家なんだが、中でも「敵或いはフォー」は素晴らしい。
「ペテルブルグの文豪」も同じく他の小説を書き直す試みであり読み応えがある。
一見写実的な構成なのが「夷狄」と「恥辱」でまずは「恥辱」を薦めるかな。
好き嫌い分かれるが、「ダスクランド」は大江を思わせるところもある傑作。
このデビュー作書いている時クッツェはベケットの博士論文書いてたはずだが、大江がベケットに言及するの初めてなの?
56吾輩は名無しである:04/12/12 20:11:48
>>55
おお、すごい。サンクス。

文庫があるので「夷狄」を読もうと思っていたのだが、
そうか、まずは「恥辱」か。
クッツェーをほとんど読んでるなんて、アータ漢だなあ。

>大江がベケットに言及するの初めてなの?

いや、大江を全部読んだわけではないので、言い過ぎかもしれない。
でも、サルトリアン=ケンザブローにとって、
積極的に言及してきた作家ではないことは確か。
57吾輩は名無しである:04/12/12 22:16:12
ノーベル賞に思う

大江氏はノーベル賞授賞の直後に
「自分は戦後民主主義を信奉する立場から、天皇の文化勲章はいただくわけにはいかな
い」と言ってましたが、私はこの人がどこまで本気で民主主義を信奉しているのか疑問で
す。「ヒロシマ・ノート」という本が出たころは、戦後民主主義の旗手といわれ私もそう思っ
ておりましたが、今から十年くらい前、大江氏は自ら発起人の一人となって核兵器廃絶
文化人会議とか言う組織を結成し「核兵器廃絶に向かって直ちに行動を起こそう」という
声明を出したのでしたが、これに対して週刊誌から月刊誌から総動員して猛烈な攻撃を
したのが文芸春秋だったのです。しかも、大江氏は文芸春秋が主催する芥川賞の選考
委員をしたり文芸春秋から本を出版して同社の利益に貢献したりしておりました。その点
に疑問を持った本多勝一氏が公開質問状を出して「あなたは核兵器廃絶を人に呼びか
けておいて、その廃絶運動を最も熱心に攻撃する文芸春秋の選考委員を引き受けたりし
ているのはおかしいのではないですか?」と問いかけたのですが、すぐには返事をせ
ず、何度も質問を繰り返すと事実とは違うことを言いたてて人をくったような返事をする。
それでもついに行き詰まって芥川賞の選考委員を辞退することになったのですが、新聞
の取材には「今回の辞任は核兵器廃絶運動とは何の関係もない」と言いつつべつのメデ
ィアには「しょうがないから辞めたんだ」という。それから三年くらいたってほとぼりが冷め
たころに、誰も知らないうちにいつのまにかまた芥川賞の選考委員におさまっている。大
江健三郎という人はそういうことをする人なのです。ここまでは事実です。ここから推量し
て、口では革新を標榜しながら裏では反動資本と結託する人物、と断定しては失礼にあ
たるでしょうか?
58吾輩は名無しである:04/12/12 22:37:45
大江はフォークナーもかなり読んだのかな?
59吾輩は名無しである:04/12/12 23:06:47
つまらん奴でしょ。日本を毛嫌いしながら極めて日本人の悪い癖は
身に付けてる。右翼に脅されたら、とたんに天皇批判はしないような
ケツの穴の小さい奴。
60吾輩は名無しである:04/12/12 23:20:17
>>58
読んでるね。私という小説家の作り方に出てくるが、
悲嘆、griefという言葉はフォークナーの文学世界を背景に担ってやってきたといっている。
61本当の事を言おうか:04/12/12 23:37:09
グリーフワークというところに目をつけてるのは、
やはり大江はただものじゃないな。
デリダも晩年は「喪の作業」ということをしきりに書いていた。
「死」に対する思考というのは大江の初期からあるね。
62吾輩は名無しである:04/12/12 23:52:47
大江好きはもちろんガスカール大好きだよな?
『種子』とかたまんねえよハァハァ。
63吾輩は名無しである:04/12/13 00:47:45
>>61
フォークナーの「悲嘆と何もないこととの間で、私は悲嘆を選ぶ」だな。
デリダの「死を与える」がちくま学芸文庫から出るね。これもその系統?
バシュラールの夢想の詩学は買うんだが。
>>62
ガスカールって未読だなぁ。どんな作家?
64吾輩は名無しである:04/12/13 02:09:16
>>63
ピエール・ガスカールの事だろうね。エッセイで戦後フランスの最も優れた短篇作家と評価してるけど他の作品でも触れてるんだろか?>>62
「群衆として人間をとらえること、それをガスカールのイメージはじつにたくみに行う、
それも夜のなかの、暗闇のなかの、そしてたびたび、嵐のなかの群衆。」
65吾輩は名無しである:04/12/13 02:17:23
暗いよ、きみたち。ゲームしてる? ちゃんとさぁ、現在に溶け込まなきゃ。
66吾輩は名無しである:04/12/13 10:35:08
ガスカールは大江の初期作品に影響を与えた人でしょ?
今更という感じもするなあ。
67吾輩は名無しである:04/12/13 10:51:27
久しぶりに憂い顔の童子読み返したんだが、ガオ・シンジェンの話が出てきてるのな。
まだ翻訳出てない頃に。しかも切り取るところが自分と全く違ってそんなのもあったなぁと
新鮮に思った。やっぱクッツェも読んでるんだろうなぁ。
68吾輩は名無しである:04/12/13 11:17:44
 一日一煙
http://homepage2.nifty.com/komacchi/diary.htm
2003年12月5日(金)ボリバーロイヤルコロナスと「知識人」の枯渇〜その1〜
(中略)
 知識人というのは、普通の人よりも知識はもちろんのことその思考においてもより深く、悪い意味での常識や陋習にとらわれず展開することができる人種である、はずである。
しかし例えば、最近大江健三郎がフランスの左翼紙リベラシオンに発表したエッセイなど読むと、知識人とははたして何なのかと思わざるを得ない。周知の通り大江は、進歩的文化人の一翼として一部マスコミがしきりと称揚する作家である。
(面白いことに、朝日新聞は大江の記事を書くに際して必ず「ノーベル賞作家大江健三郎氏」という肩書を付ける。どこかの将軍様を思わせるが、ノーベル賞のご威光は大なるものらしい。
しかし佐藤栄作氏は生前ついに同紙によって「ノーベル賞政治家」と呼ばれることはなかった)
彼はそのエッセイでいきなり「日本は軍国主義の侵略戦争を反省して、戦後アメリカから扶植された民主主義を奇貨として憲法と教育基本法を備えた民主国家となった。
しかるに、小泉首相はブッシュ大統領の世界戦略に唯々諾々と従い、日本をテロリストの標的とするような愚かな政治的選択に踏み込んでいる」とぶちかましてくれる。
いわゆる進歩的文化人といわれる人たちが、アメリカに対して激しい憎悪を抱きながらそのアメリカから投げ与えられた「戦後民主主義」と「日本国憲法」だけは握り締めて話さない心性はある種の病理学的研究の対象として興味深いところだが、
それはこの際措くとしても、「戦後民主主義」を全く疑うことなく拝跪するその姿勢は全く「知識人」とは思えない思考停止ではないか。
(「日本自身による軍国主義の反省の結果」と糊塗するのは正面からその事実を見据えるのが怖いからであろう)もっとも大江の思考停止は今に始まったことではないが。
何せノーベル賞は「スウェーデンの市民から授けられた名誉だからありがたくいただくが文化勲章は「日本の国家権力から与えられる賞」であるという理由で拒否し、その幼稚な思考で唖然とさせた前歴がある。
(いうまでもないが、ノーベル文学賞はスウェーデン王立科学アカデミーの選考による)次回に続きます。
69吾輩は名無しである:04/12/13 11:19:02
2003年12月6日(土)ホヨードゥモントレーロブストと「知識人」の枯渇〜その2〜
(中略)
 (承前)大江のピュアな思考ぶりは例えば、
「子供時代、10歳までを私は第二次世界大戦の苦痛のうちに成長した。私は日本の超国家主義を味わった。
戦後、民主制と民主主義的理念が民主制のうちの最良の部分、すなわちアメリカの民主制によって日本に扶植された。そして、今度は日本が憲法と教育基本法を備えた民主国家となったのである。
以来、日本人はアメリカの大衆文化、映画や音楽によって影響されてきた。そのことには何の問題もない。日本人はそれでおのれのアイデンティティを失いはしなかった。」
という一節にもいかんなく示されている。
これを読んでその余りの能天気ぶりに「おいおい」というツッコミを20回くらい入れたくなったのは私だけではないだろう。
この余りにも無邪気な「善なるアメリカとそれによってもたらされた「戦後民主主義」に対する信仰」は、いくら愛する日本国憲法によって信教の自由が保障されているとはいえ(笑)、信じても救われない。
戦前の日本にいかなる形でも民主主義は存在しなかったと考えたい一部の人たちがその反動として「戦後民主主義」を抱きしめて離さないのも宗教に類似しているが、
おそらく彼らはなぜ「戦後民主主義」がつねに「カッコ付き」で語られる存在であるのかは理解できないだろう。
敗戦からの再出発に当たって日本人が持たなければならなかった新しいアイデンティティは、映画や音楽といった文化のごく一側面によって形成されたものではむろんない。
あるいは彼は、全き善であった偉大なアメリカがその後世界を侵略する邪悪の帝国(笑)に変貌したことについて呆然としているのかもしれないが、このように無邪気な、考察ともいえない考察では日本を含めた国際政治の全体像を俯瞰することなどとても不可能だ。
思考の枯渇した「知識人」には静かに退場していただくしかない。
70吾輩は名無しである:04/12/13 18:37:04
>>55-56
>>60-64
>>66-67
あたりで名前の出た
クッツェー、ガスカール、フォークナー、ガオ・シンジェンのなかでも
ガスカールには特に大江は親しみをもっているだろうね。
「緑の思考」なんて大江が書いてもおかしくない。
71吾輩は名無しである:04/12/13 18:58:14
>>70
そうなのか。ガスカール読んでみようかな。
やはり初期の大江作品に近いのだろか。
72吾輩は名無しである:04/12/13 19:39:06
>>55-71
大江が書いていてもおかしくない、という点ではギュンター=グラスもいる。
自分自身をフィクション化していく手法では大江と双壁だろう。
特に「女ねずみ」はテレビを見て核時代の恐怖の前に立ちすくむグラスが、
核によって破滅したねずみ達が支配する世界でただ独り生き残った悪夢を見つつ、
小説を書き、「太鼓」のオスカルが小説を批評、悪夢やテレビの影響で小説は変貌を続け、
それに対しオスカルは小説と悪夢の境から非難したり誉めたりするが、
いつしかオスカル悪夢と連続し、現実小説悪夢がつながってしまう。
73吾輩は名無しである:04/12/13 22:06:56
大江健三郎氏は、「あいまいな日本の私」と題したノーベル賞記念講演を
ストックホルムで行った。そこには次のような一節がある。

広島、長崎の、人類がこうむった最初の核攻撃の死者たち、
放射能障害を背負う生存者と二世たちが--それは日本人にと
どまらず、朝鮮語を母国語とする多くの人びとをふくんでいま
すが-ー、われわれのモラルを問いかけているのでもありました。
「核攻撃の犠牲者たる日本人が、なにか特別のモラルを持たなけ
ればいけないそうだ。投下した者のモラルは問わないわけである。」
とは、谷沢永一氏の評である。これが国際常識であって、大江氏
のもってまわった言い方と、その非常識な内容とでは、聴講者は何
を言っているのか、分からなかったであろう。内容は単に50年前
の東京裁判史観とマルクス主義史観であり、その後の歴史学の進歩
などは、まったく省みられていない。

大江氏の思想は、1950年代の冷戦時代から一向に深化していない。
それがそのまま化石のように残されているのは、本人のIntellectual
Dishonestyと、それを覆い隠すもってまわったあいまいな文体の
故である。この講演は「あいまいな日本の私」よりも「日本のあい
まいな私」と題すべきものであった。


74吾輩は名無しである:04/12/13 22:41:02
>>72
ギュンター・グラスか。
大江と比較していくとなると
やはり大物作家が多くなるな〜。

日本の作家という枠をはみ出したところがあるということか。
チェコ生まれのフランス語で書く作家クンデラとの接点はどうだろうか。
あるいはナボコフ、ラシュディあたりの名前も脳裏に浮かんできたり。
75吾輩は名無しである:04/12/13 22:45:40
理屈と膏薬はどこにでもつくので、「接点がある!」と言い張れば
接点があるだろうが、あんまり意味は無いと思うよ。
76吾輩は名無しである:04/12/13 22:46:45
>>74
ナボコフは微妙だな。
今まで出た作家で言うと、政治性が希薄だからな。
ベケットもそうだけど。
77吾輩は名無しである:04/12/13 22:47:16
>>75
そうは思わない。
論じ方次第だよ。
78吾輩は名無しである:04/12/13 23:37:40
ナボコフやベケットはちょっと異質かもしれんね。
ただ、大江はジョイスに対して言及していることを考えると
上記2者おあながち無縁とはいえないかもしれない。

そして、大江作品の「読みにくさ」というものが、
ラシュディのような政治的亡命作家だけでなく、
チェコ生まれ、仏語で書くクンデラ、
ロシア生まれ、英語で書くナボコフ、
アイルランド生まれ、英語と仏語で書くベケット、
といった外国語を母語にしていった作家のある種の「亡命性」
みたいなものと共通点がないとはいえない。

あるいは、自国語で外国語のように書く「マイナー文学」(ドゥルーズ)か。
79吾輩は名無しである:04/12/13 23:50:11
>>78
そう。大江は特に意識して外国語のテキストから様々な引用を行い、
日本語に外国語を取り入れて異化を目指すことを試み続けてきた。
時として引用の仕方が元の意味を間違えていることも指摘されていたが、
自分なりの異国語との格闘を書きつけるという点で間違いなく有効な手法足り得ている。
そこいらの作家では下手くそな誤読か唯の引用でしかなくなる。
生産的な誤読は誰にでも可能ではない。
80吾輩は名無しである:04/12/14 00:39:26
>>78
クッツェーも英語が母国語じゃないよな。
81吾輩は名無しである:04/12/14 00:44:54
なんとなく、良スレになってきたような気がする。
82吾輩は名無しである:04/12/14 01:09:25
>>80
クッツェはアフリカーンス語と英語両方使う両親の元で育ち、
教育は英語、生活はアフリカーンス語で複雑な言語環境だな。
自分をアフリカーナと見なすアフリカーナはいないでしょうと発言しているし。
かといってアメリカに亡命することも果たせず、今なお南アフリカに住んでいる。
83吾輩は名無しである:04/12/14 01:16:34
ベケットは今回作品で言及されてておっと思ったけど、ナボコフもどっかで触れられてた気がする。
小説でなくてエッセイだと思うんだけど、覚えてる人いない?
84吾輩は名無しである:04/12/14 01:35:39
>>82
クッツェに詳しいあなたに質問。
「ペテルブルグの文豪」ってドストの作品に触れてるの?
もし、そうならどの作品か教えてください。

>>83
ナボコフは結構前に講演で否定的に触れていたのなら
読んだことある。非政治的だという理由だったけかな?
うろ覚えだ。
85吾輩は名無しである:04/12/14 02:06:02
>>84
罪と罰、悪霊、カラマゾフは確実。
ドストエフスキーが自殺した息子のアパートを訪ねる。彼はネチャーエフ派と繋がりがあったらしく・・・という筋。

基本的には細部に「悪霊」の世界が埋め込まれてるんだけど、「文豪」の小説内現実ではドストは息子とネチャーエフをモデルに悪霊を書き、
スタブローギンは息子を虚構化した人物だとされている。
更に「文豪」のドストは実はモデルがクッツェ自身(息子は自殺)だったりして、
一次テキストとしての悪霊、現実、二次テキストとしての「文豪」、クッツェ側の現実が複雑な絡みっぷりを見せる。
86吾輩は名無しである:04/12/14 02:08:03
>>83
「憂い顔の童子」の一章三節に「ロリータ」からの短い引用がある。
古義人がこの箇所が好きだった、という形なので好意的な言及。

エッセイだと、ナボコフの書簡集だか伝記だかに好意的に触れた
ものがあったと記憶するのだが……
87吾輩は名無しである:04/12/14 02:09:30
>>85
早速のレスありがとう。
しかも、見事な紹介だ。
『悪霊』か。やっぱ、大江はクッツェを意識してるのかなあ。
88吾輩は名無しである:04/12/14 02:27:21
>>87
どういたしまして。
図にして書いてみるとすげぇクラクラしてくるんですよ。
例えば、悪霊のラストの告白は息子の下宿の娘がモデルで、
スタブローギンが白痴の娘と結婚するシーンは息子がモデルだったり。
又息子は小説を書いていて、それがカラムジンという地主を手斧で殺して逃げる小説だったりする場面もあります。
>>86
親切にありがとう。これまたいい感じの引用ですね。
89吾輩は名無しである:04/12/14 02:47:34
おまえらな、そういう一昔前的な論じ方するから大江がつまんなくなるんだよ。引用とかなんとか。
そうじゃなくてヤツの人生的な紆余曲折含めたゲテモノぶりを語ろうじゃないか。
最近のでは憂い顔も取り換え子も知的な自己戯画とかじゃなくて
あれは素っ頓狂な天然なんだよ。狙ってるものと受け取るものが絶対に違う。
だいたいあれ最初読んだとき、俺は大江狂ったと思ったもん。
で、その印象は一回転して変わらず、狂ってるよ。知的じゃないよ別に。ドンキホーテの扱いとか酷いし独りよがりだし、適当だしさ。
要するに大江にとってはどうでもいいんだよ、本心では。
感謝すべきは、このバケモノの学生時代からの作品を読めて、
今現在も大江が生きて、また書きださんとしてることで読めること。
知的とかじゃなくてさ、こういうヤツこそ全身小説家なんだよ。
それでいこうよ。





90吾輩は名無しである:04/12/14 02:55:41
言い方乱暴だけどその考え方もいいと思うよ。
確かに狂ってる臭はスゲェ。特に憂い顔。
91吾輩は名無しである:04/12/14 08:04:48
>>89
確かに、「引用」というのは昔から言われていることかもしれんが、
他の作家との比較対照はおれには面白いけどね。
とりわけ、自分の知らない作家についても知れるから。

でも、「狂気」ということで論じたいなら、あなたはそれでいけばいい。
別に一つのテーマに凝り固まってもオモロないし、
「引用」うんぬんというテーマと合流する点もあるかもしれんし。
あと、大江が「全身小説家」という点には同意。

まあ、マターリといこうや、「コピペを待ちながら」w
92吾輩は名無しである:04/12/14 09:25:28
http://www.kenyama.net/htdocs/mt/archives/000010.html
kenyama's blog

2004年01月01日
大江健三郎は小説を書いているのではない?!
 大江健三郎の「憂い顔の童子」(講談社、2002)を読んだ。大江は、「物語」を構築する能力、それも個人的、歴史的、民俗的に濃密な物語を、愚直に構築する作家であった。
中上健次の被差別部落のように、自らの性や、四国の山奥を舞台に作り上げられた虚構を紡ぎ出す才能は、戦後文学の中でも注目に価した。
  そのせいか、障害者のこどもや、1980年代になって、急速にレヴィ・ストロースなどを「お勉強」し始めたことを、見せびらかすかのような80年代以降の作品には、微妙な違和感を感じた。
しかし、それが大江という個人の営みである以上、小説を読むのを止めるだけだ。そんな時、大江は小説を書かないと宣言した。
あの「お勉強」の成果を紹介するエッセイばかりを執筆するなら、「大江をもう読まなくてもいいから、安心だ」とホッとしたことも覚えている。
93吾輩は名無しである:04/12/14 09:27:26
 94年にノーベル文学賞を受賞し、翌年発表された「燃えあがる緑の木 第3部」を発表してから、小説は書かないとしていたはずの大江は、99年の「宙返り」(講談社)から、また小説を書いている。
義兄の伊丹十三の自殺を扱った「取り替え子」(2000年、講談社)、本人とおぼしき小説家を扱った「憂い顔の童子」の2冊における、大江の衰弱、幼児回帰(?)は目を背けたくなるくらいだ。
また、新興宗教を扱った「宙返り」の方が、物語=虚構を構築する力の片鱗がうかがえると言えよう。
 さて、大江の小説は、「死者の奢り」(58)から、「性的人間」(63)、「万延元年のフットボール」(67)、「同時代ゲーム」(79)など次々と、半ば「義務」のように、
そう、日本文学に興味を持った戦後の少年が読むべき「必読書」として読んできた。
こなれない日本語と、「ヒロシマ・ノート」(65)などに代表される社会問題への発言も、我慢して読んできた。
 「憂い顔の童子」は、アメリカの女性日本文学研究者が大江らしき小説家と一緒に、四国の山の中に行く。
ただそれだけである。そこに、まぶされているのは、大江個人の体験と、現代思想と呼ばれる哲学者、文化人類学者の本を読みましたと言う報告。
子供が「ぼく、こんなことしたんだ! 褒めてよ。ねえ」と言っているようにしか読めない。
 大江の作品は、小説系統と社会的発言系統の二つがあったと思う。というより、「文学者の社会的責任」(最近は、企業の社会的責任に注目が集まり、文学者の責任には見向きもされなくなったことは、ともかく)から、
「小説家たるもの、世間に向かって発言せねば」といった気負いでもあったのであろうか。
大江が進歩的文化人(岩波とか朝日とか大手出版社、新聞社好きの彼のどこが進歩的なのか?)であるという、
未だ根強い「誤解」はともかく、社会的発言の「薄さ」が小説にまで流れ込んできてしまった。
 その意味では、大江は、もう「小説」を書いている訳ではないのかもしれない。
94吾輩は名無しである:04/12/14 13:37:26
「コピペを待ちながら」だと、結局このスレがコピペに依って存在している
という事になってしまう気が。ある意味それもそうかもしれないけど。
95吾輩は名無しである:04/12/14 14:28:20
朝日の朝刊でちょうどガスカールに触れていますな。
『彼誰時』について。本当に大江の書きそうなやつだなぁ。
『けものたち・死者の時』って手にはいるんだろうか。
96吾輩は名無しである:04/12/14 18:09:09
>95
それはまたタイムリー。

ガスカールは絶版になってるものが多いんだよ。
まあ地味な作家だからやむなしってところもあるが、
『けものたち・死者の時』は図書館で借りて読んだっけ。
岩波は復刊する気はないだろうから入手はかなり難しいのでは。
『種子』『街の草』『太陽』もちくまあたりで文庫化されないか。

文庫といえば、大江のエッセイが2冊文庫で並んでた。
97吾輩は名無しである:04/12/14 18:12:53
文学とは所詮、政治ですか?
98吾輩は名無しである:04/12/14 18:48:02
大江先生は御自分の作品によく他の作家の名前や作品名を出されますね
それどころか、自分の過去の作品の注釈としか思われないようなことも書く
プッ
99吾輩は名無しである:04/12/14 18:48:42
大江は、骨組みのような小説を書くようになってから、興味がなくなった。
大江に限らず、意図的に(無意識に)構造を露出させるような作家が、増えつつあるな。
100吾輩は名無しである:04/12/14 18:57:53
要するにだ、結局、つまりは、なんやかやいっても、
みんな大江が気になって気になってしょうがないんだろう。
大江の何がそれほどの注視を集めてしまうのかといえば
それは「本当のことが書かれるかもしれない」という恐怖なんだよ。
101吾輩は名無しである:04/12/14 19:04:53
講談社文庫から講演集2冊。
『言い難き嘆きもて』
『鎖国してはならない』
102吾輩は名無しである:04/12/14 19:59:02
>>95
サンクス。
雑誌、新聞の記事って見落しがちだから、
助かります。

>>97
文学とはすでに政治的言辞である。

>>98
>>99
現代文学が何を問題にしているかもっと勉強してね。
103吾輩は名無しである:04/12/14 21:33:34
産経新聞北京総局の古森義久総局長が伝えるところによれば、
作家の大江健三郎氏は九月二十七日、
北京の清華大学で講演し、こんなことを語ったという。

「石原慎太郎氏の東京都知事当選は都民の恥です」

「わたしがいまもっとも気にしているのは、
日本の最近の国家主義傾向と過去の侵略や残虐行為を謝罪していないことです」

大江氏は中国の学生たちからやんやの喝采をうけたにちがいないが、
なかには日本のノーベル賞作家を冷ややかにみつめていた学生もいたと思う。
大江氏の論法だと、石原候補に投票した都民は善良な都民として
認めてもらえないことになる。

「石原候補に投票した都民は都民の恥です」

大江発言はそう解釈できる。要するに多数の都民を誹謗する言葉であり、
そんな大江氏の傲慢さに鼻持ちならないものを
感じ取った学生たちも少しはいたはずだ。

まともな日本人なら外国人に対して自分の国や国民について
度の過ぎた悪口は決していわない。
いっても、その節度を弁(わきま)えている。
ナショナリズムは普遍的なものであり、どの国や地域にも濃淡の差はあっても、
それぞれの人々に備わっている自然の感情である。
104吾輩は名無しである:04/12/14 21:51:53
この流れでよく恥ずかしくないね
105吾輩は名無しである:04/12/14 22:21:17
>>103
相変わらず右翼コピちゃんは進歩がないねえ。
そんな陳腐な話なら居酒屋でオッサンたちがよくやってるよ。
106吾輩は名無しである:04/12/14 22:22:22
>>95
朝日の「伝える言葉」読んだ。
文学の中で子供と動物がどう描かれているか、に対する関心から、
『けものたち・死者の時』の原書と翻訳を段ボールから引っ張り出したという。
『人間と動物』『探検博物学者フンボルト』という本もガスカールにはあるけども
やはり初期の頃にガスカールに親しんだのが今朝の寄稿からも感じられるなあ。
107吾輩は名無しである:04/12/14 22:27:33
>>103みたいな事を言う人が、大江に対して度の過ぎた悪口を言っているんじゃないか
という気もする。
108吾輩は名無しである:04/12/14 22:53:46
このスレにとってコピペは邪魔にならない背景みたいなものだよ。
ネタにつきて同じコピペを使いまわしてるし、もう末期症状。
相手するだけ無駄なのでスルーしようや。

それにしても、このスレでガスカールの話題が出た途端に
大江がガスカールを論じるとは・・・・・。
タイミングよすぎて怖いんだけど。
109吾輩は名無しである:04/12/14 23:01:07
コピペ厨は実は大江本人だった!とかか。
110吾輩は名無しである:04/12/15 01:33:51
>>96
絶版かぁ・・・やっぱ大学図書館かな。
>>108
>>62の人は関係者さんなんだろか?
111吾輩は名無しである:04/12/15 02:51:52
>>102
現代文学の問題とは何ですか?
112吾輩は名無しである:04/12/15 03:25:10
自己言及性
113吾輩は名無しである:04/12/15 05:58:11
自己言及性とはどういうことですか?
自分のことについて書くことですか?
それはいわゆる私小説ではないのですか?
114吾輩は名無しである:04/12/15 06:22:30
>>113
どっちかっていうと書くということに意識的っていったほうがいいかな。
小説書くのはいいけどそれが自分の作り上げた胡散臭いものだってことに
全く無自覚な作家ってのはあんまり現代文学とは言わないだろうね。
私小説とはかなり違う。私小説は作家が経験したことをそのまま書くように
見せて実はいろんな選別してしまっている。その結果書きたかったことしか
(作品内で)経験しない。保坂和志とか奥泉光なんかはその辺に非常に自覚的。
ただやっぱ日本で先駆といったら大江健三郎なんじゃないかね。
115吾輩は名無しである:04/12/15 06:27:55
え?どうして?その根拠は何ですか?あなたはどんな分析や実例に基づいて
そう言うのかな?どうしてその結論になるの?具体的にはどういうこと?
明晰かつ論理的な日本語で書き込みできます?
116吾輩は名無しである:04/12/15 07:35:23
>>115
んーと…113への回答なんだが、あなたのどうして?がどこを指しているのか、
そう言うがどういうのなのか、その結論がどこのことか分かりかねるんだけど。

まぁ保坂、奥泉がどう自覚的なのかはエッセイでも読んでもらうしかない。
大江が先駆というのは独断だからもっと早くからいたかもしれないが、上のほうでも
上がっているとおり、大江は昔から異化作用のために試行錯誤繰り返してきているわけね。
その手段として外部テキストを取り込むという手法や自身をフィクショナライズしていく
手法を作り出したわけです。結構昔からね。
私小説と自己言及の区別とかもいろんな批評があるんで読んでみてくださいな。
117吾輩は名無しである:04/12/15 07:59:30
>>116
やさしいね。
>>115はどうみても、新手の荒らしだよw

でも、自己言及性ということのに一番自覚的だったのは
日本文学では「大江」で正しいと思う。
村上は論外として、案外無いのが中上だったりするんだな、
困ったことに。
118吾輩は名無しである:04/12/15 08:04:45
>>98>>99>>115
自分が知らないことだらけで悔しいんだろうな。
それじゃ、大江を読んでもわからないだろう。
悪いことはいわんからライトノベルからやり直せ。
119吾輩は名無しである:04/12/15 08:06:22
>>117
確かに中上の場合、自己批評性という意味合いのほうが強いな。
自分の前作を絶えず壊していくという意味で。微妙に大江と違う。
120113:04/12/15 08:38:37
>>114
ありがとうございました
121吾輩は名無しである:04/12/15 09:00:38
戦後民主主義という自己欺瞞
http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/kak3/1305102.htm
(前略)
 戦後民主主義という名前の思想運動は、日本的なものを否定し、
アメリカから押し付けられた憲法体制を、盲目的かつ後生大事に守り続けてきた。
戦争によって受けた心の傷を見ないように見ないようにしながら、50年過ごしてきた。
アメリカににらまれないことだけを考えてきたのだった。

 数年前、作家の大江健三郎氏は、クリントン前米大統領の原爆投下謝罪は必要ない、
と長崎の講演で言った。このコトバを自分なり
に意味づける作業を通じて、私は戦後民主主義の正体を感じ取った。

 戦後民主主義という思想は、敗戦とその後の混乱の時代に、命あってのものだねだ、
過去は忘れてアメリカのいいなりになろう、何が正しいかなんて考えないほうがいい、
深く根源的に考えることは危険だ、といった風潮とともに生まれた
欺瞞に満ち溢れた思想だったのだ。

 この思想があるから、今の日本の政治家も、ジャーナリストも、
財界人も、官僚も、みんな発想が硬直して、事大主義的になってしまい、
正しくものごとを判断できない。
戦後民主主義をすべて否定しない限り、日本はよくならない。敗戦の心の傷を直視し、
それを癒して、乗り越えないかぎり、日本の混乱は続く。

 閉塞した日本の状況をうち破るのは、表面上威勢のいい石原慎太郎さんのような
政治家ではなく、ロマンを捨てずひたすら現場と住人の意見に耳を傾ける
田中康夫さんのような政治家だろう。戦後民主主義の否定は
、国民の生活感覚に基盤をおいてしか行いえないからだ。

得丸久文
122吾輩は名無しである:04/12/15 09:00:42
>>119
「中上が死んで文学は終わりました」by柄谷行人

↑逝ってよし。
柄谷の書いたものって後世には1冊も残らないと思うけど、
本人の意に反して、この言葉だけは残ると思う。
歴史に滑稽な形で名前が残りますねえ、おめでとう。
123吾輩は名無しである:04/12/15 09:04:06
>>121
戦後民主主義は日本国憲法を作った国としての
アメリカを尊重するもので、
今のアメリカに盲従する態度ではない。
昨日の朝日の論評をみても、大江のアメリカ批判ははっきりしている。

嗚呼、コピペにマジレスみっともない。
12499:04/12/15 18:11:22
私は初期作品が好きだから、ああ書いただけで、
君たちに現代文学云々の講釈を受ける筋合いはない。
失礼なやつらだ
125吾輩は名無しである:04/12/15 18:29:37
大江スレがコピペの巣窟となるのは必然のことだ
大江じしんが引用厨だからな
プッ
126吾輩は名無しである:04/12/15 18:33:26
いや、>>99のような感想をもつ人がいてもかまわない。
>大江は、骨組みのような小説を書くようになってから、興味がなくなった。
>大江に限らず、意図的に(無意識に)構造を露出させるような作家が、増えつつあるな。

しかし、「書くこと」への自意識をもたずに書く作家がいいのか?
考えずに筆まかせで安穏と書く、あるいは狂ったように書くのがいいのか?
127吾輩は名無しである:04/12/15 18:40:12
>>119
柄谷に取っての文学は近代文学であり、それを体現するのが「枯木灘」で父殺しの主題を
描き、さらに路地を物象化し、「地の果て至上の時」でその父殺しすら不可能になり、
路地も消え去らざるを得ない様を描ききった中上である以上、「書くこと自体」を探求する
手法を面と向かって用いることは無かったのも頷ける。(何となくね)
意識が無かったとは思わないがそれより優先すべきことがあったのかと思う。

しかし、大江が言う「文学が困難な時代」にもし中上が生き延びていたならばどのような小説を
書いていたかは興味があるな。
>>99
うん。後期作品も好きな人間が後期の魅力を語りたかったんだと思ってくれ。
初期の魅力を語るのはもちろん歓迎。
128127:04/12/15 19:00:57
>>126
敢えて言ってみると、>>99は「書くことへの自意識」を持たない作家がいいとまでは言ってないな。
「書くことの自意識」をテーマに露にした作家が鼻につくんじゃなかろか。
「考えずに筆まかせで安穏と書く、あるいは狂ったように書く」様に見える作家はいていいんじゃない?
寧ろ褒め言葉に聞こえる。
129吾輩は名無しである:04/12/15 20:00:43
>>128
書くことへの自意識しか無い作家が蔓延ることへの反感は納得できなくもないな。
そのような作家ってそれこそ中上と対極じゃない。そんな中で、大江なんかは
重荷(文学の困難さ)を背負った上で、自己言及に取り組んでいる作家に思うけどな。
130吾輩は名無しである:04/12/15 22:00:22
浅田彰 それにしても、そういうとき大江健三郎が出版社なら
出版社のトップに苦情を持ち込むのはよくな
いね。本人は世界から迫害されてるマイノリティのつもりらしいんだけど、
実際は押しも押されもせぬ大作家なん
だから、そんな人がトップに苦情を言ったら下の人間がどうなるかぐらい
想像できそうなものなのに。『週刊朝日』で大江の連載が始まった、
その少し前に「虫」っていう匿名書評子が大江の『憂い顔の童子』
の批判を書いたら、直後にその書評欄の連載が打ち切られ、
編集長も交替した、あれも変な話だよね。僕は『取り替え子』と
『憂い顔の童子』は最近の傑作でものすごく面白いと思ってるんだけど、
もし本当に大江の圧力があったとしたら
許しがたいと思うよ。

週刊ダイヤモンド連載第七回「続・憂国呆談」番外編Webスペシャル2003年1月号
http://dw.diamond.ne.jp/yukoku_hodan/200301/

131吾輩は名無しである:04/12/15 22:30:19
このスレみて、懐かしくなり数年ぶりに大江作品買った。取り替え子。
作品世界に入っていけるか不安だったが、すんなり集中できた。
正直大江はもうだめぽと思ってたんだが、これは面白いわ。ユーモアもあるし、読みやすく構成してるしな。
やっぱ現代日本文学で大江を超えれるヤシまだおらんわな。残念ながら。若いヤシ腑甲斐なさすぎ。
若いヤシはネット断ちして執筆に集中しろ!
132吾輩は名無しである:04/12/15 22:39:05
しかし大江の政治的姿勢は別スレでやってほしいわ。
折れもサヨク大江は嫌いなんだが、作品は(半分くらい)好きなんだよ。このスレでは切り離して語れないのか?(大江作品自体実生活と相互侵食してるが)
133吾輩は名無しである:04/12/16 00:33:01
>>132
こないだトークを聞きに行ったら、本人が言ってたよ。
いろんな人に、「しゃべるな」と言われるってw
134吾輩は名無しである:04/12/16 06:22:16
なぜ自己言及性が現代文学の問題となるのですか?
135C ◆7sqafLs07s :04/12/16 07:02:24
>>130

記名の批評を圧力で潰したなら最悪だけど匿名批評なんて
もともとゲリラ戦のようなものなんだから
そこに通常の感覚で正邪を持ち込んでも意味がないと思う。

ジュニアス・レターのように見つかったら死ぬっていう状況でやるべきものでしょう、
匿名批判なんてものは。
136吾輩は名無しである:04/12/16 09:07:59
作家の大江健三郎氏が中国の大学での講演で石原慎太郎氏の東京都知事当選は
都民の恥だと述べたことが4日、中国の官営マスコミで報道された。
大江氏は9月27日、北京の精華大学で講演し、自分がいまもっとも気にしている
のは日本の最近の国家主義的傾向と日本が過去の侵略や残虐行為を謝罪していない
ことだと語った。国家主義傾向への批判のなかで石原都知事に言及し、「石原氏は
当選したことは東京都民の恥だ」と述べたという(10月5日付産経新聞)。
----------------------------------------------------------------------

大江健三郎といえば、戦後日本を堕落させてきたいわゆる「進歩的文化人」、
「戦後民主主義者」の巨頭である。
彼は、スウェーデンの王立アカデミーが授与するノーベル文学賞はもらうが、
文化勲章は辞退した。外国の王室がくれるものはもらうが、日本の皇室が授与する
ものは辞退する。典型的な日本蔑視、西洋崇拝の態度である。なんら一貫性はない。
また、彼は、北朝鮮を賛美し、日本人であることを後悔していた。原爆が落とさ
れたのは日本人の責任であると主張してもいる。
そのくせ、日本の豊かさの恩恵を受け、外国に亡命することなど露ほども考えない。

彼の特徴は、今回の件でもわかるように、日本国内においてはあいまいな言葉を
使ってソフトに日本を非難する論調をとるが、ひとたび国外に出ると悪し様に日本を
罵ることである。フツウの愛国心がある者なら、国外に出て母国の悪口は言わない
ものである。彼は反日外国人にありがたがられているが、外国人は、自国を悪し様に
罵る大江のことを内心では軽蔑していることに気づいていない。
137いつもここから:04/12/16 10:21:24
悲しいときー!


新着レスがコピペだったときー!
138吾輩は名無しである:04/12/16 15:54:15
でも浅田彰も前二作評価してるんだね。知らなかった。
具体的な評価もコピペしてくれないもんかね。
139吾輩は名無しである:04/12/16 19:04:29
>>124で初期作品がいいという人がいたが、
おいらにとっては「万延元年」以前の
「死者の屠り」とか「個人的な体験」なんかはNG。
なんか暗くて、読んで元気が出てこないんだよな。
140吾輩は名無しである:04/12/16 21:33:38
>>139
大江の小説を読んで元気になったことは私は一度もないが?
141吾輩は名無しである:04/12/16 21:57:30
http://www.geocities.jp/s060630/dome1.htm  
大江健三郎語録
1)防衛大学生はぼくらの世代の一つの恥辱だと思っている(S33年)。
 註:平成七年にもワシントンで同様の発言をし、あちらの記者から詰られた。 
2) 地元紙に、作家・大江健三郎氏の米中枢同時テロに関する「精神的鎖国
をやめて世界に目を」と述べた(2002)。
「(日本は)世界全体に目を向けず、米国と共に鎖国している」「私たちが享受してきた都市文明に対する周縁からの攻撃だということに思い至らない」
「世界に『貧困』がなければあの苦しいテロリズムは起こらないだろうし…」といった内容。
3) 去る八月八日付朝日新聞朝刊紙上で、「養護学校に使わせるのは、抵抗の弱い相手への狙い撃ちです(2001)。
4)教科書検定問題のやり取り
大江;「加害の記述を後退させた歴史教科書を憂慮し、政府に要求する」
記者質問:「検定に反対してきた人間が、検定で合格させるなというのは論理的に不整合ではないか」
大江:「政治的意図をもった検定に反対するというのがわれわれの立場。今回の声明は検定反対に矛盾しない」。
5)長江日報などの報道として四日、伝えたところによると、作家の大江健三郎氏が北京の清華大学で講演、石原慎太郎東京都知事に言及し、
「石原氏が当選したことは東京都民の恥だ」と述べた。
6)「もし“極東有事”が現実に起こるとして、わが国には自律的な危機管理の見通しはないことを認めるほかはない」。
7)北朝鮮帰還物語を見ての感想(S36年):
 このときぼくは・・・・自分には帰るべき祖国がない、なぜなら日本人だから。
北朝鮮に帰国した青年が、金日成と握手している写真があった。あの写真は感動的であり・・・・・
8)ワシントンでの講演会発言:日本の自衛隊は軍隊であり、憲法に違反しているから、全廃しなければならない・・・
米国の民主主義を愛する人達が作った憲法なのだから、あくまで擁護しなければならない。
9)北京の青年は明るい目をしている。本当に明るい目だ。私は親しい(日本の)友達を思いだしたが、それらはみな暗い目をしているように思われた。
北京には何と多くの明るい目があふれていることだったか。
142吾輩は名無しである:04/12/16 21:59:32
追記:2003の暮れに、自衛隊のイラク派遣に関するNHKテレビ討論会があった。 
 賛成論者:中曽根康弘・栗原元駐米大使
 反対論者:後藤田正晴・大江健三郎
 話の内容は言わずもがなだろうが、ケンちゃんがどんな発言をするか、興味を引いたので、
要旨を載せる。
 1)戦争状態の続いているイラクに自衛隊を送れば、戦争(戦闘)に参加することになるからハンタイ。
自衛隊派遣は日米同盟中心主義であるから、ゲリラ・テロのなくなった後でイラクを支援せよ。
 2)日本の軍隊が危険なところに行って「戦争すれば」多くの自衛隊員の犠牲者が出るだろう。
 3)人道支援には医療活動、水浄化問題の専門家を送れば、ゲリラやテロに襲われない。
自衛隊が行けば、何十人かの人を殺すかもしれない。
 4)自衛隊は憲法9条違反である。現実をこの憲法の規範に戻すことが必要で30年後には今のようなワルイ状態がなくなっているだろう。
5)北海道の自衛隊の存在が、緊張の原因で、自衛隊は災害救助に徹すべし。
マ、ざっとこんな趣旨の発言をしていたが、現実を憲法の規範に戻せとは、外国の軍隊が攻めてきても、蹂躙にまかせろという意味なのだ。
 これは、米ソが対峙していた頃の、旧社会党の石橋政嗣委員長の発言と轍を一にする発想
以外の何物でもない。
143吾輩は名無しである:04/12/16 23:20:23
>>139
「個人的な体験」は元気になるけどな。
おれって変なのかな。
あと、「僕が本当に若かった頃」もいいじゃん。
144吾輩は名無しである:04/12/16 23:40:09
個人的な体験の頃の息子の書き方って
けっこうエグくない?
必ずしも悪い意味ではないのだけど・・・
145吾輩は名無しである:04/12/16 23:48:57
個人的な体験は、文章に元気があるんだよ。迸る感じだ。
146吾輩は名無しである:04/12/17 00:25:34
「個人的な体験」で元気になった?
う〜む。再読してみないと具体的な感覚は忘却の彼方なんだけれども
どうもおいらにはエネルギーを与えてくれなかった。
まあ、読者の性格やそのときの心理状態も関係するかもしれんけどね。
「万延元年」はグッときたよ。何かがぶちこまれた。
147吾輩は名無しである:04/12/17 09:02:40
http://www.jrcl.org/liber/l1787.htm
9・11事件二周年 「暴力をしずめる言葉」を語る作家の思い上がり

 9・11事件から二年が過ぎた。おのれの心臓を射抜かれて逆上したブッシュのアメリカは、「非対称的戦争」と称してアフガニスタンに続いてイラクを蹂躙し、
「地球を四周するほどのデモ津波」もこの戦争を阻止することはできなかった。平和の「言葉」が戦争狂の力によってねじ伏せられているこの現実を、われわれはどのようにこじあけてゆくべきなのか。
 ところが、ものごとをまったく逆に考える者もいる。9・11事件二周年にさいして発言した数少ない文化人である大江健三郎がその一例で、九月十一日付「朝日新聞」夕刊「文化」欄に彼は次のような文章を寄せた。
 「『9・11』が現した文化の転回点での、人間らしい選択への呼びかけがあります。」
「『9・11』に私らをとらえた沈黙、考える言葉に向けてそれぞれにした手探り。」
「あの時、世界じゅうの人間の心が一致したとすれば、暴力をしずめる言葉を作り出すことこそ文化だったという、苦しい反省ではなかったでしょうか?」
 ここで言う「暴力をしずめる言葉」とは、「声に出す言葉」、たとえばスローガンとは別の「黙って考えながら読む言葉」をさすらしい。「声に出す言葉」が対抗的な言葉だとすれば、「沈黙の言葉」とは非対抗的な言葉、具体的には「広島と長崎からの言葉」であるらしい。
ということは、要するに報復しないという思想こそが重要だ、と言いたいのであるらしい。
これだけのことを言うのに、イラク侵略反対の一言も言わず、もって回った言いまわしで人を混乱させるのが、ノーベル賞作家というものであるらしい。
 9・11事件に大江じしんが言葉を失うほどの衝撃を受けたことを「沈黙」と表現するのは自由だ。
しかし、それを「考える言葉に向けてそれぞれにした手探り」と言いかえるならば、「考える言葉」というコタエから「沈黙」を結果解釈することになる。
148吾輩は名無しである:04/12/17 09:04:06
なお悪いことには、大江じしんの結果解釈を人格の異なる多くの他者に投射して、同じ結論へ向かうはずの「それぞれの手探り」なるものを、尊大にも想定することになる。
あげくの果てが、「あの時、世界じゅうの人間の心が一致した」などと言う。大きなお世話である。

 あの瞬間、世界中の人間の心は一致などしなかった。もっとも大ざっぱにふり分けるとしても、反発する心と共鳴する心とに引き裂かれたはずなのである。
 「暴力をしずめる言葉こそ文化」という結論を、大江は絶対の真理であるかのように語る。けれども、本当にそうなのか? 9・11事件がつきだしたことは「暴力をしずめる言葉」なるものの欺瞞だったのではないか。
 オサマ・ビンラディンはテロルの行使に先立って、何度も警告を発していた。
「戦争や侵略を止められないことについて申しわけないと言ってくれるのは有難い。しかしそれだけでは決定的に不十分なのだ」と。
現実にくりかえされている殺戮行為にたいして身体をもって立ちはだかろうとしない言葉だけの「平和」、そのようなものはもはや聞くに耐えないという絶対批判の声をこそ、われわれは9・11事件から聴きとるべきなのである。
 もちろん、われわれはテロリズムを肯定しない。それは世界を変革しうるという確信のゆえである。しかしこの確信は、たんに「言葉」のうえだけのそれであってはならず、必ずや「行い」をもって示さなければならないはずのものだ。
みずからの身体をバラバラにしてまでも信念をつらぬこうとした殉教者の「行い」を受けとめたとき、われわれはこのことを全身で感覚したのである。
 <変革の哲学>を立脚点とするわれわれは、この哲学のかけがえのない価値を、身体的感情をもって向自化した。
この意味において、9・11事件はわれわれにとって、わが力のいたらなさを思いしらされるという以上に、汲めども尽くせぬ闘志をかきたてられる永遠の事件である。
149吾輩は名無しである:04/12/17 18:12:42
『さようなら、私の本よ!』第一部を読み終えたあと、
興奮冷めやらぬまま熱にうかされてナボコフのthe giftを
買ってしまった。あとラウリーも。
大江好きはもちろんラウリー大好きだよな?
Hear Us O Lord From Heaven Thy Dwelling Place & Lunar Causticとか
たまんねえよハァハァ。
150吾輩は名無しである:04/12/17 21:40:57
なぜ自己言及性が現代文学の問題となるのですか?
151吾輩は名無しである:04/12/17 21:48:17
ちょん は きやいだよ あっちいけっ!
152吾輩は名無しである:04/12/17 23:46:01
>>149
ひょっとするとガスカールを最初にあげた人かな?
ともかくナボコフを英語で読めるのは羨ましい限り。
153本当のことを言おうか:04/12/18 00:48:35
>>149
なぜゆえ「Under the Volcano」を省いたのだ?

>>150
大江の場合は、自己言及性というよりも、
間テクスト性のあるグロテスク・リアリズムだよ。

>>152
実は前スレの終わり近くで、あまり深く考えもせずに
ガスカールとサルドゥイの名前を挙げたような気もする。
154吾輩は名無しである:04/12/18 01:04:45
>>153
なるほど。間テキスト性の方が適切な表現かな。
他にもガスカールをあげてた人がいたんだね。
読みたいんだが大学図書館にもなかったよ・・・(;_;)
155吾輩は名無しである:04/12/18 01:21:28
>>153
>なぜゆえ「Under the Volcano」を省いたのだ?

おれも思った。
ラウリーの代表作というだけでなく、大江が一番言及する作品なのにネ。
156吾輩は名無しである:04/12/18 01:25:54
>>152
そうですそうです。62でガスカールを挙げた鼻息親父です。
直後にオーケンが朝日でガスカールについて書いたのには驚きましたねえ。
>>153
Under the Volcanoは翻訳で読んだので。(てか、あれは一度読んだらもうお腹いっぱい)
あー「うるとらまりーん」の翻訳でねーかな。
157吾輩は名無しである:04/12/18 01:31:33
って全然答えになってない(汗
Under the Volcano(活火山の下で)はどうも自分には合わなかったのです。
中盤はもう流し読み状態でした。反省。
158吾輩は名無しである:04/12/18 04:43:51
>間テクスト性のあるグロテスク・リアリズムだよ。

これいいな

159吾輩は名無しである:04/12/18 06:36:15
どこがグロいんだろう。ただ難解なだけ。オナニー文学。
160吾輩は名無しである:04/12/18 06:54:11
間テクスト性のあるグロテスク・リアリズムは何を目指しているんですか?
これは方法ですか?それともこれが目的なんですか?
なぜこれが現代文学の方法なり目的なりになるのですか?
161吾輩は名無しである:04/12/18 09:16:45
http://www.kit.hi-ho.ne.jp/kokumin-shinbun/1503125oe.html

大江健三郎 週刊朝日の作品酷評に怒る

ノーベル文学賞作家として名高い大江健三郎(写真右)をネゴシ
エーターと呼ぶ。その本領を発揮するような“事件”があった。

「週刊朝日」が連載していた匿名書評家によるコラムで大江の
最新作がこき下ろされたのが事の発端。

朝日賞の選考委員で、「週刊朝日」に連載予定のあった大江から
編集部に早速クレームが入った。問題のコラムは連載中止となり、
編集長は解任された。

大袈裟とも思える「週刊朝日」の反応には訳があった。ライバル
紙・読売が大江の新聞連載小説をモノにしたという情報を察知していたからだ。
天下の朝日、読売を手玉に取った大江。流石はノーベル賞作家だ
と業界人をうならせている。
162吾輩は名無しである:04/12/18 14:09:44
間テクスト性ということでは、
たとえば、最近名前の出たマルカム・ラウリーの作品が
大江の『レインツリー』に関係してくるということもあれば、
大江が自分の作品のなかで過去の作品を引き合いに出すこともあるね。
163吾輩は名無しである:04/12/18 17:28:09
>160
いまいちな煽り方だね
164吾輩は名無しである:04/12/18 17:45:16
煽りではなく真剣に質問しているのですが・・・
165吾輩は名無しである:04/12/18 18:17:54
図式的な少女趣味

大江健三郎『同時代ゲーム』新潮文庫

海外でほとんど訳書も出ていなかった著者が、なぜノーベル賞を受賞したのかは、今もって謎である。
世界的な評価を得ている日本人の小説家といえば、三島由紀夫と安部公房、それに最近では村上春樹ぐらいだろう。
川端康成の受賞も「三島由紀夫の空席が回ってきた」といわれたが、その類推でいうと安部公房が死んだために空席が回ってきたのだろうか。
著者は一時、ノーベル賞の候補者を推薦すると自称していた矢野暢と仲よくしていたというから、その効果があったのかもしれない。
いずれにせよ、佐藤栄作と並ぶ恥ずかしいノーベル賞である。

しかも、海外で評価される作品も『万延元年のフットボール』までで、それ以後はほとんど話題にならない。客観的にみても『個人的な体験』や『万延元年』は傑作といえるし、
後年の作品でも『雨の木』の連作のように肩に力を入れないで書いた短編には見るべきものがある。
しかし本書のように「同時代」への意識が過剰な作品は、読むに耐えない。
学生から職業作家になった著者には切実なモチーフがなく、「社会的」なテーマを頭の中で作り出して書いているからである。
30歳のときに書かれた『万延元年』が最高傑作とされるのは、著者の思想的限界を象徴している。

特に本書が著者の最低の駄作とされる原因は、当時、著者が傾倒していた山口昌男氏の「道化」論を小説に丸ごと取り入れたことである。
登場人物にそれぞれ文化人類学的な位置づけが与えられ、「祝祭」とか「異化」とかいう言葉が小説に出てくるのは、鼻白むのを通り越して腹が立ってくる。
最良の作品というのは、山口的な図式を乗り越えるところに意味があるのに、作家自身がその図式で書いていたのでは、話にならない。

本書には『ヒロシマ・ノート』以来の「核戦争の恐怖」のモチーフもあるが、こういう「非武装中立」の少女趣味が日本の民主主義をだめにした害毒は計り知れない。
最近の「歴史教科書」問題でも、著者は例によって自分の子供を引き合いに出して「弱者」への配慮がどうとかいう見当違いな批判をしていた。
作家としてはともかく、戦後民主主義の生み出した最悪のイデオローグとしては歴史に残るだろう。
166吾輩は名無しである:04/12/18 18:24:30
>>160>>164
真剣に知りたいのであれば、とりあえず
『現代文学理論―テクスト・読み・世界』でも嫁。
ttp://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/4-7885-0579-7.htm

クリステヴァとバフチンにも目を通すことだ。
それから、方法と目的は分ける必要はない。
167吾輩は名無しである:04/12/18 20:15:02
>>166
ありがとうございます
読んでみます
168吾輩は名無しである:04/12/18 22:11:50
大江氏の場合問題なのは、氏の小賢しい処世術と創作活動が密接な関わりをもって
いることである。筒井康隆が断筆したとき大江氏は批判がましいことを書いていたが、
この人は日本に新聞が彼に関する批判を書けないことをどう思っているのだろう。
例えば、ある評論家がノーベル賞授賞式の大江氏を描写した
「満面の笑み」という言葉が、某大新聞には筆者に何の断
りもなく削除されてしまう。差別だの表現に自由だのの問題以前である。そうした庇護を当然と
思っているのかは分からないが、右翼から抗議を愛けた作品の文庫化を自分から拒否できるの
も、その程度の作家性しか持たないせいだろう。いずれにしろ、欲しくて欲しくてたまらなかった
ノーベル賞を手に入れて、その記念講演で「あいまいな日本の私」とは、皮肉でなく優れた自己
批評であり、大江氏の作家としての幕引きとして最良のものであったことは間違いない。
169吾輩は名無しである:04/12/18 23:07:59
>>168
進歩のない右翼コピちゃんは
1日何度も相変わらず熱心だね。
170吾輩は名無しである:04/12/18 23:17:14
コピペさんのネタの豊富さと弛まぬ精力的投稿にはマジで頭が下がる。
ネタ元のページとか本とかあるのかもしれないけど、精力的投稿は
それでもすごい。このスレでも一、二を争う大江好きなんじゃないかな。
171吾輩は名無しである:04/12/19 00:14:38
スレの保守を気にしないですむからありがたいね
172吾輩は名無しである:04/12/19 00:25:56
そこそこ刺激的なレスも散見されるしな。良スレっぽい。
173吾輩は名無しである:04/12/19 03:47:52
>>170
ネタの豊富さ?
前スレで読んだやつばっかじゃんか。
すごくネタは少ないよ、コピペちゃんは。

・・・でも、

>このスレでも一、二を争う大江好きなんじゃないかな。

には同意w
一番、このスレに張り付いているもんな、こいつ。
174吾輩は名無しである:04/12/19 09:52:46
いかさま、ということで思い出すのは、大江健三郎である。彼は、最近世間
を騒がせている北朝鮮拉致問題について、何も語っていないようだ。
何人かの友人に確認したのだが、そういう記事や文章を読んだことがない、と言っていたから、南雲翁の寡聞が原因ではないようである。
 では、何故、南雲翁が、大江健三郎に北朝鮮問題について語ってほしいかという
と、かつて彼は、「北朝鮮こそ地上の楽園」的な発言を繰り返していたからである。「金日
成こそ真の指導者」と言っていたかどうかは忘れたが、少なくとも「君は北朝鮮の少年の
瞳の輝きを知っているか。今の日本の少年は駄目になっているから、ああいう瞳の輝きを
持っていない」という発言は繰り返ししていたのを、南雲翁はよく覚えている。だいた
い、大江健三郎は、北朝鮮帰国事業を推進した寺田五郎と共に、北朝鮮シンパである、という事実は、ノーベル文学賞受賞以前はよく言われていたことである。が、以降、まったく聞かなくなった。
 だから、マスコミは、インチキだというのだ。大江健三郎の北朝鮮擁護は、かつて
第一次戦後派などが、共産主義者だったものを昭和8年以降に転向させられ、さらに昭和
20年の終戦を期にまた共産主義に舞い戻った、みたいなものは違い、明らかに堅牢な意
志によって行われたものであるといえよう。それが、拉致疑惑が持ち上がって以降、大江
健三郎は、自著の中から巧みに北朝鮮についての発言を削除してしまっている。これは、
明らかなインチキだと思うのだが、はたしてどうだろうか。もっとも、文学に携わる人間
がインチキをすることは、小林秀雄を戦前から読んでいる人なら、容易に想像出来るだろ
う。
また、いかさまやインチキなら南雲翁だって、時々やらかす。やらかすけれども、そ
れはすぐに見破られることが多い、というのは今回関係ない話だ。
 ただ、なべて「世はいかさま」。とすれば、大江健三郎の件にしろ、あるいはもっ
と別な問題にしろ、真っ先に眦を決しても意味はない。ただ、じっくりと、何がいかさま
かそうでないかを見極めるだけだ。さて、今度の内閣は、いかさまか、否か。民主党と自
由党の合併は、いかさまか否か。世はいかさまだから、面白い。
平成15年09月25日 by 南雲翁(なぐものおきな)
175吾輩は名無しである:04/12/19 10:50:54
>>156
ガスカールの「魅惑」を読み始めました。
大江の初期作品にある、視覚や聴覚よりも触覚に重きを置いたような描写が好きなんですが、
ガスカールにも同じようなイメージを感じます。はぁはぁするのも分かるw
176吾輩は名無しである:04/12/20 00:39:07
文系はアホ
その中でも大江は基礎哲学すらマスターしてないアホ
177吾輩は名無しである:04/12/20 11:19:31
>マスター
178吾輩は名無しである:04/12/20 18:58:32
大江の読者って読書家の人が多いね。
大江以上の読書家はいないだろうけど。
179本当のことを言おうか:04/12/20 20:30:19
>>164
間テクスト性ってのは、別に難しいもんじゃないよ。
書くって作業は、自分や他人の小説作品を、
自覚するにしろしないにしろ、参照して/されてしまうってこと。
それは、「小説」や「文学」を意識すればするほど
問題化されてくるんじゃないか。

間テクスト性ってのはクリステヴァをはじめ
すでにテクスト理論の基本タームになってるから
現代文学理論には必ず出てくるけれども、
別に批評家のものだけじゃなく、
作家にも読者にも関わってくるもんだと思うよ。

グロテスク・リアリズムってのは
バフチンがラブレーを引き合いに出して使ったやつ。
180吾輩は名無しである:04/12/20 20:56:02
>>179
わかりやすい説明おつ。
>>164
意味生成が行われるテクスト空間の三つの次元について
クリステヴァの『言葉・対話・小説』から引用しておこう。
「…その三つの次元とは、書く主体、その受け手、外部のテクスト(対話における
三つの要素)である。したがって、言葉のありかたは次のように定義される。
(a)水平的に見れば、テクストにおける言葉は、書く主体とその受け手との両方に属している。
(b)垂直的に見れば、テクストにおける言葉は、それに先立つあるいは同時点の文学資料の全体
へ向けられている。
         (中略)
それにバフチンはこの二つの軸を、それぞれ対話および対立するものの併存[ambivalence]と呼ぶ
の であるが、明確には区別していない。しかし、この厳密さの欠如は、むしろバフチンによって
文学理論 のなかにはじめて導入された発見を示している。
すなわち、どのようなテクストもさまざまな引用のモザイクとして形成され、テクストはすべて、
もうひとつの別なテクストの吸収と変形にほかならないという発見である。
相互主体性という考え方に変わって相互テクスト性[intertextualite]という考え方が定着する。
181吾輩は名無しである:04/12/20 22:36:58
■2002/11/29(金)虫の書評、打ち切りか?
週刊朝日の匿名書評、「虫」の書評が打ち切りとなる公算が大きくなった。今週発売の週刊
文春12月15日号によると、虫の「憂い顔の童子」批判が来年からの連載が決まっていた大江
健三郎を怒らせ、12月1日付けで加藤明編集長が更迭されるという。
記事自体は連載がどうなるかにはまったく触れていないが、このぶんでは虫の書評も打ち切
りだろう。来週発売の週刊朝日は本来ならば虫の書評が載る回だが、果たして何か載ってい
るだろうか。
大江の連載に読者がつくかどうかは知らんが、私は関心がないから絶対に読まないだろうと
断言できる。虫の書評には賛否両論あるにせよ、久々に登場した面白い書評であったことは
事実。私は毎回楽しみにしていた。打ち切りで週刊朝日が上向くことはまずあるまい。
虫の書評タイトル一覧
http://homepage2.nifty.com/bookbookbook/zakkan5.htm
■2002/12/03(火)「週刊朝日」編集後記からにじみ出る無念
今日発売の「週刊朝日」12月13日号の加藤明編集長の編集後記。
「なんか『週刊文春』に載っていましたが、私、12月1日付で編集長をお役御免になりました」
もちろんこれは11月29日の日記に書いた記事のことだ。普通、こういう場合、ライバル誌の
記事には触れないだろ。あえて触れるところにこの人事が正常でないことがにじみ出ている。
あとは在任中にうれしかったことなどあたりさわりないことをつづっているが、突然の解任への
無念が感じられる。
私の印象では、週刊朝日は文春や新潮に比べ、記事そのものは面白くない。だがコラムは面
白いものがあるので買っているわけだ。虫の書評は面白かった。これは明らかに加藤編集長
時代の功績である。ところがこの虫の書評を理由に解任されてしまった。これを機に週刊朝日
が上向くとはとても思えないが。
182小林一句:04/12/21 00:45:06
二年前の コピペむなしく 北の風
183吾輩は名無しである:04/12/21 01:24:22
字余り まあまあよかった
184吾輩は名無しである:04/12/21 02:51:33
間テクスト性に自覚的というラインと
怪物的な、例えば白鯨的な巨大な妄想ラインが
あるとして、どっちに魅かれるかといえばやっぱり今は後者だよなあ。
今、大江をちくちくこねくり回しても全然面白くないし
開いていけないと思う。

185吾輩は名無しである:04/12/21 07:09:28
>>169>>170
俺はどっちかっていうとHistoriografic Metafictionについての議論から捉えていた。
「経験を解釈するもの」として同じ試みであった歴史と文学がランケ辺りの「近代歴史学」によって分離されたが、
現在の批評ではどちらも歴史的構築物として再び両者の共通点に焦点が当たっている。
そこでは叙述された歴史が歴史的な制約を持つため、叙述する自分の位置付けが不可避になってくる。
フィクションでも叙述する自己に言及することが語り手の根拠を確保する一つの手段となり、フーコーの創始的作者の問題とも絡んでくる。
186185:04/12/21 07:27:57
むしろ自己言及に偏ったが歴史の叙述が他の叙述された歴史を要求されるのと同じく、自己言及と間テキスト性は切り離せない。
作者はバルトの言うように消え去るのではなく、テキストを駆動させる機能として存在を続ける。
しかしその機能たる主体は自身が位置付けられるエクリチュール活動の支配者であるとともにその支配を受けている。
このジレンマ自体が解決であるような実践が創始的作者であり、伝統的な作者の責務と批評家の責務を折衷し、
普通なら別個に存在する批評的ディスクールを取り込んで内なる差異化を練り上げる手段とする。
187吾輩は名無しである:04/12/21 09:13:18
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/3315/syutyou0194.htm
第194号 反日日本人の発言を垂れ流すNHK
〜安保討論に自衛隊を侮辱した大江健三郎を出演させたNHK〜
 
12月18日から20日までの3日間連続で、NHKは「シリーズ安全保障」というスペシャル番組を放送した。
18日は「徹底検証・日本の備え。テロとミサイルの脅威をどう防ぐのか」などを、19日には「変わる自衛隊・現場からの報告」などでしたが、この2日間で放送された内容はまずまずでした。
しかし、最後の20日に放送された「討論・日本の進路を問う」として、元内閣総理大臣中曽根康弘、元駐米大使栗山尚一、元副総理後藤田正晴、ノーベル賞作家大江健三郎の4人で
安全保問題を討論するというのですから、NHKはどうかしていると思いました。

特に反日日本人で悪魔の思想を持つ大江健三郎を出演させたとはNHKは人選を明らかに誤っています。
難解な文章を書く大江健三郎がノーベル賞を受賞したことは、これは特に批判することではなく、
日本国民として喜ぶべきことであるが、セットで授与される文化勲章は辞退したというのだからどう考えても正常ではなく、NHKがそれを知らないはずはない。
外国からの賞には、恭しく受賞をするが、日本のものとなると拒否するというのだから話しにならない。
大江は祖国日本を愛していないばかりか、外国に行ってまで「日本の悪口」を言いふらす売国奴なのですが、
こんな大江に日本の安全保障問題を語ってもらうとは「NHKよ。何を考えているのか」と大きな声を出したくなる。
番組での大江の発言は当然にイラクへの自衛隊の派遣に反対していますが
「派遣しない方が日本の将来のため、また子供達も誇りを持って生きていくことが出来る」「自衛隊ではなく状況が安定したら文民を送った方が良い」
「憲法9条があるのに自衛隊をすでに外国に送っている。憲法改正を言う人はなぜ急ぐのか。20年、30年先を考えるとアジア諸国との平和的な関係が出来ると思う。憲法の規範に現実を押し戻すことが将来の(日本の)仕事です」
188吾輩は名無しである:04/12/21 09:14:34
「冷戦が終わり、仮想敵国がなくなっているのに北海道に大きな地上軍をおいている。自衛隊は災害救助をする別組織に変えるべきだ」
「憲法の前文に『平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼してわれらの安全と生存を保持しようと決意した』とありますが、
これからはインターネットの時代ですから、国もあるでしょうが国民が横につながることが強くなり、諸国民の公正と信義に信頼する国に、
またその信頼に応える日本人になって欲しい」などですが、もう完全のとんでしまっています。

中曽根氏が大江の発言を「空想的平和主義」と言って批判していましたが、当然でしょう。恐るべき悪魔のテロ国家北朝鮮の脅威が迫るなか、そんな国の信頼に応えていこうというのですから話になりません。
大江は「ぼくは、防衛大学生をぼくらの世代の若い日本人の弱み、一つの恥辱だと思っている。そして、ぼくは、防衛大学の志願者がすっかりなくなる方向へ働きかけたいと考えている」と
昭和33年に毎日新聞のコラム「女優と防衛大生」で述べたことはあまりにも有名ですが、こんな同胞である日本人を貶める発言をする大江健三郎はノーベル賞作家として知られているより、
戦後の日本をダメにした進歩的文化人の大江健三郎と言った方が知られているでしょう。

どんな立派な小説を書こうが親の悪口を言いふらすように自分の国と国民に罵声を浴びせる者は愚か者であり馬鹿にされます。
自分の生まれた国を誇りにしない人間を誰が信用してくれるのでしょうか。
それにしてもNHKは、自衛隊のイラク派遣が決定した後に安全保障の関する番組を放送するのは時期としては良いかもしれないが、
私はイラクに派遣される自衛隊員には胸を張って堂々と行ってもらいと思っていますので、過去に自衛隊員を侮辱した大江健三郎をなぜ出演させ、再び自衛隊を貶めるような発言を許したのか。
こんな反日日本人の発言を垂れ流すから受信料を払いたくないという人が増えるのではないでしょうか。
税金が投入されている国営放送局に日本を愛しておらず自分の国の国民である自衛隊員に敬意を払わない反日日本人を出演させたNHKの真意とは何であろうか。
(平成15年12月)
私の主張・ひとりの日本人として
189吾輩は名無しである:04/12/21 19:02:20
>>187-188
そのコピペのプロフィールは「forest」というHNの
「50代半ばの愚痴が多い中年のおじさん」だが、
まさか本人じゃあるまいな。
190吾輩は名無しである:04/12/21 19:41:41
>>185-186
難しいな。おれには理解できん。
191吾輩は名無しである:04/12/21 19:48:46
森健 (もりたけし)

73年愛知県生 慶應大中退 『火薬と愛の星』で第46回群像新人文学賞

単行本発売 『女の子と病気の感染』 角川書店  『火薬と愛の星』 講談社

       ,.-ーーーー - 、
.       /  .'""""""""i
      l   ゝ      |
       |  | /  \ 
      |  /   ‐   ‐ 
      (6      \ 
        ヽ   ),,, ─' ))
       ,.-ヽ.   ̄ ̄l 
      /  /  '''''''○ヽ
      | ( ┌----┐_)
   | ̄ ̄ヽに○◎。◎| l    ̄|
   |___l  |  ○ .| ヽ__|
   |\   ヽ.└----┘)    \
     || ̄ ̄ ̄|_| |_|  ̄ ̄ ̄||
          (_ヽ(_ヽ

【文芸誌掲載】 「後藤からの手紙」 「楽園の夜に」 「種を蒔く人」 「アンチ神様」
「もしも願いが叶うなら」 「鳥のようにドライ」 「もう一度だけでいいから」

前スレ http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1093331865
192吾輩は名無しである:04/12/21 19:57:56

 「たしかに本物にはちがいないが、それでも多少は装っているドモリまでも有利に展開した。
まったくそのドモリこそ最大の武器となったのである。というのは、そのおかげで、(略)平凡
な言葉も、なぜか独創的にひびき、またそれは(略)聞き手のうちに、相手をかばってやりたい
気持ちを起こさせるに役だったからである。」

                 ――カポーティ「ティファニーで朝食を」新潮文庫――
193吾輩は名無しである:04/12/21 21:56:05
虫の書評終わる
 1月(発行日は2月)から(虫)という匿名書評家が「週刊朝日」に連載していた
「まっとうな本」というコラムが12月20日号で終了した。全12回。
一応1年間続いたので区切りはいいようだが、週刊文春が12月15日号に書いていたよう
にこの終了は理由のないものではない。
虫が書いた大江健三郎批判が大江を怒らせ、週刊朝日が来年からスタートを依頼して
いた小説に影響しかねないとしてこのコラムを終わらせたのである。
加藤明編集長が更迭され、内部昇格の形で鈴木健副編集長が編集長に昇格することになった。
その背景には朝日新聞社の箱島信一社長の意向があるらしい、という話も週刊文春の報
じるところだ。
虫の最終回が乗った12月20日号にはその人事と新編集長のあいさつが載っているのも、
いかにもという感じだ。
 最終回の「言論の不自由」では、仲間ぼめばかりが目立つ書評の中で、厳しい批判
を書くのには匿名で書くしかなかったということを述べている。
大江の件には直接は触れていない。 
 うまく考えがまとまらないが、少なくとも週刊朝日のマーケティング戦略としてこ
の戦略は拙劣だということを指摘しておきたい。
 よくわからないが、いまどき大江の連載小説でどの程度の読者が取れるのか?
 俺は大江の小説などが読者を増やす魅力になるとは信じられない。
虫の書評が文藝好きの連中を活気付かせたことは事実なのだから。
大江が朝日新聞への執筆も止めるなどと言い出した場合はその影響力はよくわからぬが、
くそおもしろくもない大江などを確保しておくことがそれほど重要なはずがないように思う。
 狐の書評は本のよい部分を評価しようという書評だ。
それにたいして虫は批判する書評だ。匿名書評にはどちらも必要なのである。
批判する書評にはかつて風の書評があった。それが今はないのである。
連載終了は残念だ          2002/12/9
194吾輩は名無しである:04/12/21 23:26:48
「「ひとを批判したいような気持ちが起きた場合にはだな」と、父は言うのである「この世の
 中の人がみんなおまえと同じように恵まれているわけではないということを、ちょっと思いだ
 してみるのだ」」
            ――フィッツジェラルド「華麗なるギャッツビー」新潮文庫――  
195吾輩は名無しである:04/12/22 09:44:41
車谷が編集者してた頃、大江に戦争だか核だかについて書いてくれと言ったら
「私は朝日か岩波にしか書かない」と言ったのは有名だよね。
なんか、こういうところに、大江の権威主義みたいなものを感じる。
結局、中小の出版社をバカにしてんだろうなぁ。
196吾輩は名無しである:04/12/22 11:53:10
コピペの三段論法。
A、大江がこれこれの事をした。
B、これはこんな事を意図しているのである。
C、故に大江は〜である。
A→B、B→Cのねじまがりっぷりが面白。
197吾輩は名無しである:04/12/22 17:59:34
大江をサルトルみたいな存在としてみてるかわいそうな香具師。
まあこういう香具師が現れるのもノーベルを取ってしまった因果だな。
198吾輩は名無しである:04/12/22 20:51:50
お、なんだかんだいって自分が一番ノーベル賞にとらわれているアンチさんが
久々に登場か。
199吾輩は名無しである:04/12/22 23:23:03
http://www.hamaguchi.ne.jp/activity/040725.html
「9条の会」発足に一言(平成16年7月25日)
本日の新聞に以下の記事が掲載されていた。
憲法改正への動きに反対する学者、文化人ら約680人が賛同する「9条の会」の発足記念講演会が24日、東京都内のホテルで開催された。
まず井上ひさしさんが、「憲法とは、時の政府に発する国民からの命令である」という吉野作造の言葉を引き、憲法9条の重要性を訴え、続いて大江健三郎さんら6人が約100人を前に講演をした。
以上が記事の全文であります。
私は来年、戦後60年を迎えようとしている中、未だに、日本が占領され主権が無かったころに作られた憲法の改正に反対する人達の思考回路が理解できません。
(フセイン政権崩壊後のイラクでさえ、主権移譲後にイラク人自身の手で憲法制定を行います)
また、大江健三郎氏をはじめとする9条の会に賛同している学者・文化人の多くは今まで、ソ連邦、中国、北朝鮮などの共産主義国家の核兵器開発や軍拡、少数民族に対する虐待に対しては一言も抗議をしてこなかった。
一方、アメリカの核(実験)に対してのみ抗議をするというスタンスであった。特に北朝鮮を「地上の楽園」とし、金日成を賞賛してきた。
日本人拉致を北朝鮮が認めてからも今までの、自分達の発言の誤りを認めようともしていません。
200吾輩は名無しである:04/12/22 23:24:30
もしかしたら、9条の会に賛同している学者・文化人はソ連邦に日本を侵略してもらい、日本に共産主義国家を建設したかったのだろうかと思えてならない。
憲法9条を素直に読めば、条文と現実との違いに誰でも、気づくはずです。
第1項の「平和主義」は日本国憲法だけでなく、世界の多くの国の憲法に謳われていることであり、変える必要はない。
問題は第2項です。自衛隊は戦力でありながら、第2項では「陸海空の戦力は保持しない」と謳っています。明らかに現実と条文が乖離しています。
どちらかに合わせるのであれば、私は条文を現実(自衛隊を戦力として明記する)に合わせるべきだと思います。
大江健三郎氏は、かって将来の幹部自衛官になる防衛大学校の学生のことを「現代青年の恥辱である」と言ったことがあります。
日本国憲法では差別なく、職業選択の自由についても謳っているはずです。大江氏自らが憲法を守るといいながら、憲法違反を犯している張本人ではないのでしょうか。
(それに加え、日頃、学校の現場で子供たちに同和教育や人権教育を行っている教師が、自衛官の子供に対し差別を行ってきた歴史があります。)
私は憲法9条が戦後日本の全ての嘘の象徴であると思っています。9条を改正することが「戦争への道」と思っている人達は自分達と同じ日本人を信用していなのだろうか。
201吾輩は名無しである:04/12/23 00:14:04
>>179-180
>>185-186
あたりを少しふまえてみると
間テクスト性ってのが他者=外に開いていく感じなのに対して
自己言及性ってのは自分=内に閉じていくようなニュアンス。
この2つはもちろん関連するだろうけど。
202吾輩は名無しである:04/12/23 00:34:38
>>201
少し補足。
間テキスト自体には他者、自己を分ける含意はない。
小説外にあるテキストは作者の区別はなく、自己の過去の作品に言及するのも間テキストに入る。
今書かれている作品自体に言及された大江の作品は、
むしろ「河馬に噛まれる」「雨の樹の女たち」であって古義人ものは多分微妙に違う。
実在の作者自身に言及するのはただの私小説でまた別物。
203吾輩は名無しである:04/12/23 09:51:14
なぜ日本人の誇りをなおざりにする風潮があるのでしょうか?
なぜ日本人だけをわざとに悪者にする風潮があるのでしょうか?
なぜなら、そのような振る舞いをする人間は自分のことを
周囲が英雄として見て欲しいという願望が恐ろしく強いからです。
かつて私がそうでした。だから大江健三郎のような振る舞いを
する人間の考え方が手に取るようによく分かるのです。
すなわち、自分を偉く見せたいのです。自分だけは、
周囲の人達よりも人徳が高いのだと思わせたいのです。
さらに、本当に自分は人徳が高いのだと思い込んでしまって
自己満足しているのです。こうなると、もう妄想にとらわれた状態です。
大江健三郎的人間は、例えば朝鮮人に頭を下げて見せます。
日本人は悪いことをしたと述べて。でも、本心は朝鮮人み
たいに下等な民族ではないという優越感でいっぱいなのです。
優越感があるから頭を下げる芝居ができるのです。
朝鮮人に対する優越感がなければ、そんな謝罪の芝居なんて
できません。つまり偽善者なのです。
さらに、そんな謝罪の芝居をすることによって、「自分は民族
の壁や人種の壁を越えた心の広い人間なのだ」と周囲に誇示
したいのです。周囲からそのように見られたいのです。
それが目的なのです。全て誇示なんです。周囲から自分が
人格者だと思われたいのです。
その結果、自分だけが周囲の人達よりも上等な人間であると
いう優越感を抱いて自己満足しているのです。まさに妄想の世界です。
204吾輩は名無しである:04/12/23 09:56:23
これが大江健三郎的人間の心理なのです。
昔は、このような輩が共産主義運動に蔓延していました。
共産主義が崩壊した現在、かつて共産主義運動していた
その種の輩は、環境保護運動や人権保護運動などに衣替えして、
相変わらず「自分だけ人格者に見られたい」ために目立つ活動
をしています。その活動目的はただ一つ、目立ちたいのです。
(注記)朝鮮人が大嫌いなら素直に嫌いであればいいのに、
大江健三郎的人種は、そんな正直な気持ちを偽って善人のふりをしている。
なぜ、日本人でありながら故意に祖国を侮辱して自分を
まるで英雄のように見せかける売国奴大江健三郎的
クローン人間が世の中に蔓延しているのでしょうか。
その理由は、戦後の占領軍の洗脳政策に起因するのだと信じます。

戦後一貫して日本人が日本人としての誇りをないがしろに
してきた風潮は、マッカーサー占領軍の占領政策に起因します。
占領軍は、日本人という下等な黄色人種が二度と白人に
刃向かわないように日本人の誇りを根こそぎにする政策を実行したのです。
さらに悪いことに、この政策は200%大成功でした。
長崎の原爆展を見た子供や大人が「もう二度と戦争し
ないように」という感想文を新聞に投書するのですから。

このように日本人が「原爆投下は自分たちが悪いのだ」
というふうにマインドコントロールされている間は、
戦勝国は皆安泰なのです。二度と日本人が刃向かう
恐れなんて全くないからです。日本人は去勢された民族だからです。
上述した占領軍のロボトミー政策は、日露戦争で敗れた
ロシアにとっても好都合の政策でした。だから、戦後一貫して、
朝日新聞や岩波書店など、共産主義組織やそのシンパの牙城から、
絶えず日本人を卑下するマインドコントロールがメディアに
乗って国民に植え付けられたのです。
205吾輩は名無しである:04/12/23 12:09:23
>>203-204
これはコピペ?
まあいいや。
結局言論ってのは戦いだから、
マインドコントロール合戦なんだよ。
左翼的であれ右翼的であれ
共産主義的であれ資本主義的であれ
日本に誇りをもち愛するのも結構。
祖国に対して自虐的になるのも結構。
どちらの言説が正当性をもつかは、歴史が決めることだ。
206吾輩は名無しである:04/12/23 14:47:08
ところで第二部っていつごろ出るものなんだろうか。
207吾輩は名無しである:04/12/23 22:01:21
来月出ちゃうんなら嬉しい。
208吾輩は名無しである:04/12/23 23:07:31
丸山の死亡記事(朝日新聞)のわきに、大江健三郎のコメントが載っていた。これ
には笑ってしまった。このコメント(発言記事)だけが、きわめて印象的である。
新聞の追悼文は、次のように結んであった。

文化勲章の辞退のことで苦しかった時、先生から励ましの手紙をいただきまし
た。そこでの、現実派知識人への上品な軽侮が愉快だったことも思いだします。

ここで「現実派知識人」とは、自民党支持の保守派の言論人総体のことを指している
のだろう。そうすると、それとの対比で、丸山や大江は自分たちのことを、「理想派知
識人」だと考えていることになる。何の理想か?人類のあるべき理想か?大江のこ
の肚のすわった居直りに近い発言が、気に入った。丸山は大江と同じで、最後まで反省
しないで、反体制、反保守、反資本主義を貫く気だ。彼らリベラル派の日本知識人は、
反省なんかしないで、自分の足元の現実が、ずいぶんと意に反したものになってしまっ
たとしても、あくまで、旧来の自分の主張を貫いて、一貫するしか他にないのだ、と私
は思った。八〇年代に入ると、福田恆存が創始した「進歩的文化人」という言葉でひと
くくりにされ、軽蔑され、批判され、揶揄される時代になった。ソビエト・ロシア(ロ
シア・マルクス主義)=ソビエト帝国が滅んだのが九一年八月で、それから五年が過ぎ
て、反体制・反保守派は、社会全体からすればずいぶんと旗色が悪くなりつづけた。し
かしそれでも、朝日新聞(発売部数六百万部)に表われるごとく、こんなにも丸山たち
はまだまだ強い。私のような、「負け組」(やっぱり自分は間違っていたな、負けだっ
たと率直に認める考え)は、少数派であって、ほとんどは、ダンマリを決めこんで、日
本敗戦直後のブラジル日系人の「勝ち組」と同じく、まだ反保守のままである。どうや
ら「反体制」であることはやめたようだ。従来どおり反資本主義ではあるが、何を次の
信念の柱にするかは見つからない。そういう現状だ。
209吾輩は名無しである:04/12/23 23:08:40
丸山は、日本知識人の中では、ずばぬけて頭は良かった。丸山は、西欧政治思想が理
解できた珍しい日本人だ。だから、きっと西欧の近代思想家たちの伝統の方に逃れ出
て、そこを自分の柱(依りどころ)にして、生きたのだろう。即ち、丸山は知識・学問
伝統主義者だ。権力者や支配者を批判するヨーロッパ知識人の伝統に乗っかって行くと
決めたのだ。その丸山の本を読んで、それに頭の中だけ(生活は別だ)持っていかれた
者たちは、後に放ったらかしにされた。丸山のファン(信奉者)とは即ち、棄てられた
知識大衆だ。敗戦直後にファシストや天皇に棄てられたのも知識大衆だった。戦後、左
翼思想にしがみつき、のめり込み、そして、それに棄てられて、ろくな人生をおくれな
かったのも、知識大衆だ。自分を知識層だと勝手に思い込んだ大衆だ。数十万人の特殊
な大衆たちだ。結局、大衆であることに変わりはない。その代表は、公立学校の教師の
ような連中である。彼らが懸命に読んだのが丸山や大江の本で、丸山も大江も、つま
り、人だましが上手な言論商売人だった。副島隆彦『日本の秘密』
210吾輩は名無しである:04/12/23 23:49:45
副島"人類は月着陸などしていない!"隆彦でつか。
211吾輩は名無しである:04/12/23 23:58:09

 「この国では、決して大きい仕事をなしとげたとはいえない歴史学者や文学研究家、国家の芸
術機関の権力者でもある作家などが、その晩年に、国を憂える言論を始めてベストセラーにすら
なることがある。(略)そういう新出来の愛国者を待ち迎える傾向は、この国のナショナリズム
肥大化の勢いのなかでさらに栄えることだろう。それは、すでに国内のみならず海外から見ても、
新しく奇怪な日本人像を提供する役割もはたしている。 それらを見て気がつくのは、老齢に達
して遺言のようにであれ、国を憂える文章を書かずにはいられないという動機づけが、ことごと
くウソだ、ということなのだ。かれらは自分の本来の仕事において、書くことがなくなったにすぎない。それはつまり、かれらの生涯の仕事が、本質的な積み重ねとそこからの自然な結実に無
遠なものだったことをあかしだてる。あなた方が国を憂えるのもいいが、それよりもっとやらね
ばならぬことがあるのではないか?あなた自身を――その魂を、とまではいわないけれど――憂
えることもしなくてはならないのではないか、あなたのいうとおりもう持ち時間は少ないのだから!」
                ――大江健三郎「私という小説家の作り方」新潮社――
212吾輩は名無しである:04/12/23 23:59:19

 「この国では、決して大きい仕事をなしとげたとはいえない歴史学者や文学研究家、国家の芸
術機関の権力者でもある作家などが、その晩年に、国を憂える言論を始めてベストセラーにすら
なることがある。(略)そういう新出来の愛国者を待ち迎える傾向は、この国のナショナリズム
肥大化の勢いのなかでさらに栄えることだろう。それは、すでに国内のみならず海外から見ても、
新しく奇怪な日本人像を提供する役割もはたしている。 それらを見て気がつくのは、老齢に達
して遺言のようにであれ、国を憂える文章を書かずにはいられないという動機づけが、ことごと
くウソだ、ということなのだ。かれらは自分の本来の仕事において、書くことがなくなったにすぎない。それはつまり、かれらの生涯の仕事が、本質的な積み重ねとそこからの自然な結実に無
遠なものだったことをあかしだてる。あなた方が国を憂えるのもいいが、それよりもっとやらね
ばならぬことがあるのではないか?あなた自身を――その魂を、とまではいわないけれど――憂
えることもしなくてはならないのではないか、あなたのいうとおりもう持ち時間は少ないのだから!」

                ――大江健三郎「私という小説家の作り方」新潮社――
213吾輩は名無しである:04/12/24 12:36:41
十代最後のクリスマスは『憂い顔の童子』とともに
過ごすこととなりそうです。

              アヨ、アヨ、アヨ!
214吾輩は名無しである:04/12/24 12:46:02
偽善者の代表(チャンピオン)のような人がノーベル文学賞をもらったのには驚いた。
ご存知、大江健三郎である。
大江健三郎は日本の文化勲章は拒否している。その理由は自分のような戦後民主主義者
に国民的栄誉は似合わない、とのことかららしい。
ストックホルムの受賞記念講演では「あいまいな日本の私」と題して、日本人の悪口を
言い、スウェーデンをヨイショしている(『あいまいな日本の私』岩波新書参照)。
日本は悪い国だから、その国の栄誉はもらわないが、外国とくに西欧は良い国だから
ノーベル賞はもらうんだと。
話は変わるが、大江は酒ぐせが相当悪いらしい。たとえば、安岡章太郎の『愛犬物語』
(KSS出版)には、新宿のバーで吉行淳之介といっしょに飲んでいた遠藤周作にケンカを
売った話が書いてある。大江の売り言葉はこうだ。
「ぼ、ぼかァ、ト、トーダイの拳闘部のキャプテンなんだ。あーア、こ、こ、こんやは
腕が鳴る。ぼ、ぼくのパンチの一発を、ボーンとやったら、え、え、遠藤周作のウソ吐きも、
ちちちったァ、骨身にしみてこたえるだろう」(前掲書)
また銀座の店では日本文学賞の選考委員の阿川弘之がその日、賞を落とされて頭にきた
大江にウィスキーグラスを投げつけられたとか(谷沢永一『鳩よ!』昭和六三年一〇月一日号参照)

215吾輩は名無しである:04/12/25 03:41:35
>>214
つーか、逆に痛快なんだがw
そんな人だからこそ、毒のあるもん書けるんだろ?
むしろ老人の「愚考」が聞きたい、だもんな。
216吾輩は名無しである:04/12/26 21:22:21
最近、クッツェー読み出した。

クッツェーマニアはまだこのスレにいるのだろうか?
まだいたら2ちゃん初のクッツェースレ立てたいので、
色々と教えて下さい。

スレ違いなのでさげ。
217吾輩は名無しである:04/12/26 22:58:38
>>215
あっちの王室と天皇家は親交があるだろ。
大江のバカのおかげで、いらん恥をかくわけだ。

218吾輩は名無しである :04/12/27 14:25:09
http://www.sabaneko.jp/wp/index.php?cat=42004/6/14
ねここねこクラシック日記:blog
定番の3バカ老人集合!
Filed under: General 妄想日記 プロ市民・キチガイ左翼 朝日新聞- かんな @ 4:13 pm

大江健三郎氏ら9人「九条の会」結成 改憲に危機感表明

あー、いつものメンツですね。加藤周一、大江健三郎、小田実という典型的左翼が揃いまして、
いつものアレです、ほら、あの、
「9条があればどんなときも平和☆ だってあたしたち、素敵なんだもの☆」
というやつです。後半意味不明。
しかし、小田実はまだいいとして、加藤周一や大江健三郎は下手に有名なだけによけいにタチが悪い。
大江健三郎はちょっとナニなところがあるからいいものの、
加藤周一なんて絶対的存在じゃないですか。知識人として。
この手の人らが言ってるんだから間違いない!と信仰する人がいるしなぁ……。いやはや。
219吾輩は名無しである:04/12/28 16:12:57
大江の「小説の方法」は文庫化されないものか。。。
220吾輩は名無しである:04/12/28 23:36:10
「新年の挨拶」につづいて岩波現代文庫で出すべきだ。
221いちおークッツェマニア:04/12/29 01:35:45
>>216
クッツェスレは実はノーベル賞授賞前に立っていました。
しかし授賞してもあんまり書き込みされずに潰れてしまいました。
ともあれ、立てて下さるようなら出来る限り尽力しますよ。
>>219>>220
『小説の方法』、古本屋で見かけて気になっていました。
古井由吉買いすぎて金がなかったんで見送ったんですが読むべきでしょうか?
222吾輩は名無しである:04/12/29 12:47:02
「広島、長崎のあの大きい犠牲は、償わなければならないと思います。
償うのは私たち(引用者注:日本人)です。」

出典元:1994年10月17日京都で開催された講演会「世界文学は
日本文学たりうるか?」より
223:04/12/29 22:47:26
『小説の方法』は後藤明生が『笑いの方法』のなかでやたら賞賛してたっけ。
224吾輩は名無しである:04/12/29 23:20:27
『新しい文学のために』を読んでるなら無理に手に入れるまでもないような気もするが
225吾輩は名無しである:04/12/30 18:53:04
>>221
やめとけ、やめとけ。
ありがたがるほどの物ではない。

別に、

           俺はアンチじゃないが。

226吾輩は名無しである:04/12/30 22:04:21
作家の大江健三郎氏が中国の大学での講演で石原慎太郎氏の東京都知事当選は
都民の恥だと述べたことが4日、中国の官営マスコミで報道された。
大江氏は9月27日、北京の精華大学で講演し、自分がいまもっとも気にしている
のは日本の最近の国家主義的傾向と日本が過去の侵略や残虐行為を謝罪していない
ことだと語った。国家主義傾向への批判のなかで石原都知事に言及し、「石原氏は
当選したことは東京都民の恥だ」と述べたという(10月5日付産経新聞)。
----------------------------------------------------------------------

大江健三郎といえば、戦後日本を堕落させてきたいわゆる「進歩的文化人」、
「戦後民主主義者」の巨頭である。
彼は、スウェーデンの王立アカデミーが授与するノーベル文学賞はもらうが、
文化勲章は辞退した。外国の王室がくれるものはもらうが、日本の皇室が授与する
ものは辞退する。典型的な日本蔑視、西洋崇拝の態度である。なんら一貫性はない。
また、彼は、北朝鮮を賛美し、日本人であることを後悔していた。原爆が落とさ
れたのは日本人の責任であると主張してもいる。
そのくせ、日本の豊かさの恩恵を受け、外国に亡命することなど露ほども考えない。

彼の特徴は、今回の件でもわかるように、日本国内においてはあいまいな言葉を
使ってソフトに日本を非難する論調をとるが、ひとたび国外に出ると悪し様に日本を
罵ることである。フツウの愛国心がある者なら、国外に出て母国の悪口は言わない
ものである。彼は反日外国人にありがたがられているが、外国人は、自国を悪し様に
罵る大江のことを内心では軽蔑していることに気づいていない
227吾輩は名無しである:04/12/30 22:06:09
中国と日本と、いずれが国家主義的傾向が強いかなど比較すれば明らかである。
中国は、核兵器を製造・配備し、近隣諸国に圧力を加え、チベット・ウイグル・
旧満州などを侵略し、言論を弾圧し、結社を抑圧する。そんな中国を非難する言葉など
ひとことも言うことはなく、ありもしない日本の国家主義的傾向のみを非難する。
また、侵略や残虐行為の謝罪にしても、中国政府の侵略や、現在も行われている
裁判なしの銃殺刑、反体制運動家への拷問などは全く非難しない。
他方、民主的に選挙でえらばれた地方自治体の首長を「恥」と罵る。

いったい、恥知らずとは誰のことか?

こういう恥知らずな人間が、日本には腐るほど存在することを考えると、アタマが痛くなってくる。
228吾輩は名無しである:04/12/31 00:24:37
ソンタグの死に関して大江は何か言うのかな?
229吾輩は名無しである:04/12/31 01:48:06
朝日に特別寄稿の予感
230吾輩は名無しである:04/12/31 09:00:56
>>221
遅れましたが、クッツェースレ立てました。
遊びにきてね。

【夷狄を】J・M・クッツェー【待ちながら】
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1104450738/
231吾輩は名無しである:04/12/31 09:57:04

 「テーミス」という会員向け月刊誌がある。実にユニークな内部情報誌で企業ニュ
ース、官僚の内幕、永田町の水面下の動きな
どを早く伝えてくれるので、結構人気がある。これは嘗ての「週刊現代」編集長、フ
ライディ創刊者の伊藤寿男氏が主宰してい
る。
 さて今月の「テーミス」で一番興味を引いたのは「大江健三郎」に関する醜聞であ
る。
 もともと権威主義的でマスコミからの評判も最悪の人だが、日本人は「ノーベル
賞」とう幻想に振り回され、大江の唱える「平
和主義」にもスペースを割いてきた。
 テーミス曰く。「週刊朝日」が大江を書評欄で批判したところ、朝日上層部への大
江の圧力で、加藤編集長が「解任」された。
その「書評」欄も打ち切り。
 読売は全面ぶちぬきで大江の連載を開始、朝日が仰天、慌てているところだったら
しい。
 文芸評論家の渡部直巳が大江の子息で作曲家の光を賛美するのは野坂の「エロ事師
たち」に登場する父娘のごとし、と言ったと
ころ「昴(すばる)」の連載は打ち切り。子息の作曲の無能については武満徹が「あ
れは音楽ではない」と言い切ったことがある
が。。。

 ところが絶縁状態の文春と大江は、芥川賞選考委員に突如復帰した。これは「ノー
ベル賞を前に文春を敵にはできない」と判断
したかららしい。外国の賞を貰っても天皇陛下の叙勲を辞退した左翼のデマゴーグ作
家だけのことはある。

http://www.melma.com/mag/06/m00045206/a00000330.html
232吾輩は名無しである:04/12/31 18:37:28
やっぱみんな「同時代ゲーム」は失敗作という評価?
俺好きなんだけどな






タイトルが
233吾輩は名無しである:05/01/01 23:54:08
なんか、平和なスレだねぇ
234吾輩は名無しである:05/01/02 17:33:06
『同時代ゲーム』はやや理論(山口昌男の中心/周縁理論・バフチンのグロテスクリアリズム等)
が勝ちすぎて失敗したというかんがあるけれども、『懐かしい年への手紙』はまごうことなき
傑作。
俺は『懐かしい年への手紙』こそ大江の最高傑作だと思っている。

遅れたが、みなさんあけおめ。
235吾輩は名無しである:05/01/02 17:36:49
売れません、こんな作家。
236吾輩は名無しである:05/01/02 18:42:54
大江は「戦後民主主義者」を自認する旧左翼である。
しかも文革や北朝鮮を礼賛する偉大なる旧左翼である。
岩波や朝日といった一流紙(とみなされていた)マスコミでしか書かず、
週刊朝日編集長の解任に見られるように、自分に対する批判は圧力で押し潰す
権威主義者でもある。
彼はその昔サルトルのノーベル賞辞退に喝采していたのにもかかわらず、
スウェーデン大使館に媚を売るなどの様々な政治工作をして
ノーベル賞受賞を獲得した。
最近ではかってフランスの核実験を非難していたくせに
「レジオン・ドヌール勲章」という世評の高い勲章をもらえるとなると
フランスの核実験、植民地支配、歴史歪曲、戦争美化、は許すとして
喜んで受け取る偽善者ぶりを発揮している。
237吾輩は名無しである:05/01/02 20:14:33
日本の右翼はレベルが低すぎるな。
238吾輩は名無しである:05/01/02 21:11:13
論ずる対象が貧しすぎるからだろうな。
239吾輩は名無しである:05/01/02 22:05:58
>>234
あけおめ。
どのへんが?
240吾輩は名無しである:05/01/02 22:31:12
年明けから出張ってますな
241吾輩は名無しである:05/01/02 23:07:37
國民新聞 大江健三郎共産党にエール
http://www5f.biglobe.ne.jp/~kokumin-shinbun/H15/1512/1512018oe.html
1512018 大江健三郎 共産党にエール

先の衆院選挙で議席を20から9に激減させた共産党だが、その
機関紙「あかはた」にノーベル賞作家、大江健三郎が共産党にエール
を送る長期インタビュー記事が掲載された。

紙面には、大江、ゆかり夫人と息子の光が登場。大江は不破哲三
議長を賞賛し、中国語に翻訳された不破の『歴史教科書と日本の戦争』
のサイン本を貰って大喜びしたという。
(平成15年12月25日号)
242吾輩は名無しである:05/01/03 00:12:13
日本の右翼はレベルが低すぎるな。
243吾輩は名無しである:05/01/03 00:29:36
>>242
今更じゃないよ。
244吾輩は名無しである:05/01/03 19:53:11
単行本になるのはいつだろう
文芸誌買う習慣がない
245吾輩は名無しである:05/01/03 21:19:10
>>244
第一部だから結構先かも。
246吾輩は名無しである:05/01/04 00:27:35
大江の長女は、どこの大学いってたんですか?
247あ ◆eFUHJ/eT/U :05/01/04 04:21:07
テスト
248吾輩は名無しである:05/01/04 09:17:32
松浦淳の日記 http://plaza.rakuten.co.jp/atsushimatsuura/diary/200408010000/
(前略)
札幌に戻ってテレビを見ていたら、TBSの『報道特集』で、北朝鮮に拉致された藤田進とうい男性について報道していた。
日本政府が拉致と認定していない、こうした特定失踪者が、やはり北朝鮮に拉致されていたのである。
 いつも不思議に思うのだが、こうした日本人拉致殺害事件は日本の社会の大事件だと思う。
 その大事件を、どうして小説家は小説に取り込まないのだろう。
 第二次世界大戦を題材にした小説は多い。原爆を取り込んだ小説は多い。ところが、オウム真理教テロ事件を小説に取り込んでいる作家がどれほどいるのだろう?
(中略)
 もちろん、中国礼賛主義者の大江健三郎は、原爆について書いても北朝鮮による日本人拉致事件については発言することはない。
村上・大江という小説家以外にも、誰一人として、この30年間の日本の社会の事件で間違いなく10大事件には入るであろう拉致事件を小説に取り込もうとはしない
――まるで野中広務や加藤紘一や田中真紀子や土井たか子のように「無視」を決め込んでいる。
 日本の小説家はみな、『土井たか子』なのだと思えば、納得できる。
 一切が流れてゆくのだろう。
(後略)
2004.08.01 
249吾輩は名無しである:05/01/04 21:12:52
>>246

早稲田大学の法学部だってよ。聞いてワラタ
250吾輩は名無しである:05/01/05 00:35:00
大江が左翼だってのはもういいよ。
左翼だろうと右翼だろうと作品の良し悪しには全く関係ない。
そんな漏れは太陽の季節と万延元年同時進行で読み中。
251吾輩は名無しである:05/01/05 01:15:18
>>250
どうでもいいが、せめて三島にしろよw
252吾輩は名無しである:05/01/05 02:00:36
>>249
笑うところか?
253吾輩は名無しである:05/01/05 02:04:23
>>249
笑う理由が分からない
254吾輩は名無しである:05/01/05 03:13:14
>>249
できれば、それをどこでおききになったのか、おしえてください。
最初は兄の影響から福祉関係の大学学部へ進むつもりだった、
と健三郎氏のエッセイで読んだことがあります。
255吾輩は名無しである:05/01/05 09:43:19
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Kaede/3250/noriasa/mondai2.htm
◆元在日朝鮮人?@北朝鮮
よくマスコミでは、「脱北元在日朝鮮人」という言葉を使います。
「元在日なのだから、脱北した人は日本が受け入れてあげるべきだ」という論調です。
(中略)
その「元在日」さんが、昔なぜ北朝鮮に行ったのか?
それは、北朝鮮が「ここは地上の楽園だから来なさい」と言ったからです。
日本国内では朝鮮総連が北朝鮮に「帰国」させる運動を行いました。
そして、「地上の楽園」を宣伝したのは朝日新聞を始めとする「左翼思想に毒されたマスコミ」でした。
今でこそ、ソビエトや中国のような社会主義の国は全て失敗して崩壊、方向転換、または北朝鮮のようになって、はっきり「社会主義はダメ」という答えが出てます。
が、一昔前は、「労働者が主役の平等な社会」を理想とする考え方は、まだ色あせてはいなかったようです。
そして、そういう社会がいいと思う人たちを乱暴に「左翼」と呼ぶとすると、「左翼」たちが社会主義の国にシンパシーを感じるのは当然のことでしょう。
そういう人たちは、実際に北朝鮮がどんな国であるかが見えなくなり、北朝鮮の発表どうり「地上の楽園」と報道したのです。
そして、「在日を地上の楽園へ帰せ」と。
当時の在日さんたちは、生活に困っている人が多く、生活保護受給者の割合も高く、日本という国から見れば「お荷物」だったことは間違いありません。
その在日さんが「北朝鮮へ帰りたい」というのですから、政府は当然反対はしません。
「帰りたい」というその国の人の帰国をはばんだとあれば、それこそ国際的に問題になるでしょう。
そのことで、日本政府に責任はありません。
責任があるのは、朝鮮総連と朝日新聞などを代表するマスコミ、大江健三郎氏などの左翼文化人たちでしょう。
彼らは、今その責任逃れのため、自分たちの罪を「日本政府」にかぶせようと必死です。
戻ってきた脱北者たちには、ぜひ、日本政府に文句を言うよりも、朝日新聞や大江健三郎さんを訴えてもらいたいです。
256吾輩は名無しである:05/01/06 00:06:11
日本の右翼はレベルが低すぎるな。
257吾輩は名無しである:05/01/06 01:45:59
>>256
今更じゃないよ。
258吾輩は名無しである:05/01/06 22:14:23
<フランス帰りの友人の話>
大江健三郎が、パリでフランス語で講演するのを聞きにいった。
講演が終わった後、一緒に行ったフランス人の感想は、こうだった。

「日本語っていうのは、ちょっとフランス語に似てるねえ」
259吾輩は名無しである:05/01/06 22:15:25
>>258

つ[座布団一枚]
260:05/01/06 23:39:12
フィクション以外ではどれがいいかい?
「同時代としての戦後」は印象的だったが、
まだ「新しい文学のために」は未読。
261吾輩は名無しである:05/01/07 00:39:09
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1055327279/239-
251 名前:吾輩は名無しである :05/01/06 23:59:48
>>250
初期作品に価値があることは認めるが、その後イデオロギーに
狂って恥ずかしいことこの上ない言説を垂れまくった人間に
後世の評価は甘くない。

「僕には帰るべき朝鮮がない」、この一語をもって後世は
大江を規定するだろうね。なんだこの恥ずかしいバカは?って。
大江はあまりに政治に対してウブでありすぎた。

252 名前:吾輩は名無しである :05/01/07 00:35:10
『遅れてきた青年』に出てくる朝鮮人の友人もそれか。
262吾輩は名無しである:05/01/07 01:40:49
いでおろぎーなんてどうでもいいんじゃない
面白い小説を何冊か書いたんだから
それが作家への評価だろ
263吾輩は名無しである:05/01/07 09:08:31
大江健三郎など9人の悪党たちについて
松浦淳の日記
http://plaza.rakuten.co.jp/atsushimatsuura/diary/200408040000/
『九条の意義訴え「会」発足記念、大江氏ら講演2004/07/2507:15
改憲の動きに危機感を抱く作家大江健三郎氏や評論家加藤周一氏ら九人でつくる「九条の会」の発足記念講演会が二十四日、東京都内のホテルで開かれた。約千人の聴衆を前に、大江氏らは戦争放棄をうたう憲法九条の意義を訴えた。
九条の会は両氏と憲法学者奥平康弘、作家の井上ひさし、小田実、澤地久枝、哲学者の梅原猛、鶴見俊輔、元首相夫人の三木睦子の各氏で六月に結成した。
憲法九条に焦点を絞り、講演会などを通じて改憲反対を市民にアピールし、運動の輪を全国に広げる。
講演会には梅原氏を除く八人が参加。大江氏は「憲法九条は新しい社会への希求を表現したもの。未来を生きていく日本人は、もう一度九条を希求としてとらえ直すべきだ」と語った。
小田氏は「戦争を知らない大人たちの時代になった怖さを感じる。民主主義と平和主義が結合した憲法九条は、戦争はもうやめようという世界のみんなの思いがこもっている。大事にしたい」と強調した。
また、澤地氏は「日本は奇跡的に第二次大戦後、一人も戦死者を出していないし、一人も殺していない。憲法九条が歯止めになったから」と指摘し、「戦争をやろうとしている人たちの流れを止めるのは人間しかいない」と呼び掛けた。(後略)』

この9人の名前、私が考えるに『この9人の悪党』の名前をしっかり頭に刻んでおく必要がある。
大江健三郎
加藤周一
奥平康弘
井上ひさし
小田実
澤地久枝
梅原猛
鶴見俊輔
三木睦子

誰もが岩波書店と深い関係があり、誰もが北朝鮮による日本人拉致殺人事件には触れようとはしない。
それでいて、「平和」を訴える。まるで高遠菜穂子のように偽善に満ちている。
東アジアの平和も、イラクの平和も、もちろん大切なことだ。
しかし、今、ここに、さらわれて殺されている日本人について、どうして一言も言えないのか?
つまりは、この悪党たちがやっていることは、「平和」運動ではなく、
他国の謀略に沿っただけの裏切り行為だからである。
264吾輩は名無しである:05/01/07 09:11:45
もちろん、私は右翼ではない。神社に行っても見学するだけで宗教的な感情はない。
日本国旗は尊重するが国歌は変更すべきだと考えている。右翼が耳にしたら怒りを露にすることだろう。
とはいっても、大江や加藤を左翼だとは誰も思わないだろう。彼らは単に中国のイヌなのである。
日本人拉致問題は、右翼でも左翼でも関係なく、日本人なら誰しもが深刻に受け止めるべき問題だろう。
横田めぐみは学校から自宅に帰る途中に拉致されて、殺されたのである。
横田めぐみに何の罪があるだろう?
横田めぐみに何の過失があるだろう?
今井紀明と高遠菜穂子の二人の阿呆に教えてあげたい。
「自己責任がない」というのは横田めぐみのような立場にある人に言えることなのだと。
今井高遠は、自己責任を取れない・取りたくない、単なるクズなのである。
そして、そのクズの応援団が、上記した大江や加藤のような9人である。
265吾輩は名無しである:05/01/07 09:13:01
『また、澤地氏は「日本は奇跡的に第二次大戦後、一人も戦死者を出していないし、一人も殺していない。
憲法九条が歯止めになったから」と指摘し……』
澤地久枝は何を寝ぼけたことを言っているのだろうか?
では、北朝鮮に拉致されて殺された人間は、『第二次世界大戦後の戦死者』ではないのか?
北朝鮮はいまだに日本とは交戦状態にあると思っているからこそ、日本国内で無数の謀略を繰り返し、日本人を拉致して殺してきたのだろう。その意味では、殺された日本人は『戦死者』と言えるではないか。
それとも澤地は戦場で殺し合いをしなければ平和だと考えているのだろうか?
一体、何千人の日本国民が犠牲になれば、澤地はこの国が『危険だ』と認識できるようになるのだろうか?
戦争をやろうとしているのは澤地ではないか。
北朝鮮などによるテロで日本人の犠牲者が出ているにもかかわらず、それを無視し、蓋をし、
奇麗ごとを並べて偽善と欺瞞に酔っているのは澤地のような『文化人』ではないのか。
大江も加藤も澤地も、娘をさらわれて殺された横田めぐみの父親の気持ちなど、はなから理解しようともしないのだろう。
こうしたマトモな人間の仮面をかぶったクズが、『平和憲法を守り戦争反対』などと言っている。
悪党達、悪魔達が、自分たちの仕掛けている戦争(日本人拉致殺害)を正当化し、
自分たちに向けられた攻撃を非難するために『あたかも本当らしい』ウソを主張しているのである。(後略)2004.08.04
266吾輩は名無しである:05/01/07 16:58:16
ウヨクは満州へ帰れ
267吾輩は名無しである:05/01/07 19:43:07
この右翼コピちゃんは大江がトラウマになってるんだろうな。

政治的批評家として大江を評価してる奴なんて左翼のごくわずか。
そして、政治的批評家としての大江を否定してるのも右翼だけ。

つまり、多くの読者は政治的批評家としての大江には
あまり関心をもっていないんだよ。
268吾輩は名無しである:05/01/08 00:13:36

  料理研究家は稀覯本の蒐集家としても知られている人で、(略)僕はその人と(略)ニア・ミスしたことがあった。
 カリフォルニア大学バークレイ校で(略)研究室の机をもらっていた頃のこと。サンフランシスコの坂の上の、広く
知られた古書店にいった。そのうち奥まった仕切りのなかの書棚を直接見せてもらえるようにもなっていた。そこで
ある日、ブレイクの預言詩のカラー版復刻『ジェルサレム』の最良の版と思えるものを見たのだった。僕は(略)生
活費として銀行にあずけてあったお金も全部おろすと(略)古書店に再び駆けつけた。しかし(略)本はなかった。
ただ老人の書店主が、――きみは日本でなかなか名を知られているようだね、それというのも、きみが執着している
と話すと、ミスター**が面白がって(略)あれを買って行った(略)といったのだ。この出来事はずっと心の傷と
して残り、後年(略)まで、癒えることがなかった。

              ――大江健三郎「ゆるやかな絆」講談社――

サン・フランシスコの大きい古書店で、はじめあまり気のない対応を受けるうち、――日本人の上客は天理図書館の
買い付け係や、さる料理学校のオーナーだというのですから、無理もないのでしたが――

               ――大江健三郎「小説のたくらみ、知の楽しみ」新潮文庫――
269吾輩は名無しである:05/01/08 10:16:46
 まず私が大江に対して感じるのは嫌悪である。それは自分の事を
「戦後民主主義者」だとヌケヌケと語り(そしてそれは全くその通りなのだ
が)、酒鬼薔薇事件の時に「なぜ人を殺してはいけないのか」と言った
子供に対して、誇りのある子供はそのような質問は恥じて口にしない
ものだ、と答えたりする正に「戦後民主主義者」そのものの偽善者ぶ
り、文革礼賛・北朝鮮礼賛と『ヒロシマノート』『オキナワノート』などの
反米的な仕事にうかがわれる旧左翼ぶり、岩波や朝日といった一流
紙でしか書かず、自分に対する批判は圧力で押し潰すといった権威
主義者ぶりなどが、とにかく嫌だったのだ。この間のノーベル賞受賞
にしたって、そのためにスウェーデン大使館に通ったりと様々な政治
工作をしていたのは周知の事実だったし、大体その直前に文化勲章
を辞退するというパフォーマンスもなんか嫌らしくて不快だった。天皇
制はダメでスウェーデンの王制ならいいのか? 大体その昔サルトル
のノーベル賞辞退に喝采していたではないか。
270吾輩は名無しである:05/01/09 00:56:39
うん、ちょっと頷けるところがある。
ウヨク的言辞はいただけないが。
271吾輩は名無しである:05/01/09 03:16:18
50回ぐらい同じコピペを読まされると、なんか納得してくるなw
272吾輩は名無しである:05/01/09 03:45:33
すげ−納得しちゃう。
でも小説は好きw
まぁしょうがない。
273吾輩は名無しである:05/01/09 21:37:03
269=270=271=272
274吾輩は名無しである:05/01/09 21:52:56
>>269の嫌悪ってのはたぶん同属嫌悪なんだろうね。
275271:05/01/09 23:20:27
>>273
おいおい。皮肉というものを理解しているか?w

そういや、>>269のコピペ元の文の続きでは、実際に大江の小説を
読んだら、ヤラレちまったという話に続くんだよねw。コピペは、実は
その前段部分だYO。
276フットボールは好きだ:05/01/10 02:00:52
結局
人間としての大江はクズ
大江の書いた作品にはみるべきものがある
ということだな。
277吾輩は名無しである:05/01/10 03:22:33
「さようなら、私の本よ!」の建築家、椿繁のモチーフって実在するんでしょうか?
278吾輩は名無しである:05/01/10 06:48:57
大阪人のコンクリート好きなあいつやろ
279吾輩は名無しである:05/01/10 12:10:43
>>276
まあ作家なんて大抵人間としてはクズだからなあ。
280吾輩は名無しである:05/01/10 13:03:20
>>279
ではちょっと変更して、
人間としての大江は、「美しい日本の恥」といえるほどの、どうしようもないクズ
大江の書いた作品にはみるべきものがある

281吾輩は名無しである:05/01/10 13:38:39
大江は墨塗り教科書で魂をぬかれた世代。筑紫、田原とか年寄りサヨ区に多い。アングロサクソンの執念深さと言うべきか。
282吾輩は名無しである:05/01/10 14:32:15
納得してくれたようだね
そしてここは文学板
人間としての大江ではなくおもに
みるべきもののある作品についてのスレッドだ
立ち去りたまえ
283吾輩は名無しである:05/01/10 14:44:11
>>282
文学は作品と作家を考察すべきだよ。
醜悪な人格が文学作品を造れたのはなぜか。
犯罪者が結構面白いものを書いた例もあるからね。
漏れはこのスレから立ち去ってもよいが、
まずは君が文学板から立ち去るべきだろう。

いろはを知らないんじゃ話しにならんからねえ。
284吾輩は名無しである:05/01/10 16:12:45
>>278
トイレ行くのに傘さしていく長屋の設計者ではないだろ
285吾輩は名無しである:05/01/10 17:47:52

いずこも「ミニナベツネ化」! 2003.1.10(金)
本日発売の『噂の眞相』に、大江健三郎の圧力で『週刊朝日』の編集長が解任され、
さらに圧力の原因となった、大江チェンチェイの最新作を痛烈に批判した書評コラム
「まっとうな本」も打ち切りになったというレポートが掲載されている。
レポートにあるように、大江なる人物は「例の誠実さをウリにした訥々とした語り口
とは裏腹に、文壇内では権威主義を振りかざす鼻持ちならないネゴシエーターとして知られている」
のみならず、文壇外でもそういった彼の良からぬ体質ははるか昔から漏れ伝わってきているわけだが、
このノーベル賞作家チェンチェイ、またしても自らの権力を笠に来た、換言すれば、
大作家らしからぬ子供じみた行動に打って出たわけである。
ま、しかし、作家という人種は、言ってみれば社会からのハミダシ者であり、中に、
訳の分からぬ手前味噌の主張ばかりを繰り返す輩がいても、
そして仮にその輩が世界的に高名な賞を受賞していたとしても、ちっとも不思議なことではない。
問題はレポートの、そのあとに続けて書かれている、そういった理不尽なクレーム、
いや恫喝を受け入れてしまう「大朝日」の姿勢である。
最高権力者である社長・箱島信一の、およそジャーナリスト精神を欠いた、
「まさに朝日のレゾンデートルが問われかねない」強権発動ぶりが坦々と綴られているが、
指摘されているように、朝日に加え、毎日も、日経も、大手新聞社の最高権力者が揃いも揃って
「ミニナベツネ化」しているとなれば、由々しき問題、なあんていう月並みな表現では
とても追いつかない、ひどい状況と言っていいだろう。
この、ちょっとヤバい時期に、ヤバ過ぎる体質を持つに至ったこの国のジャーナリズム。
果たしてこれもまた、天の配剤ということなんだろうか。
286吾輩は名無しである:05/01/10 19:19:42
よくわからないな、ウヨの言うことは
戦後民主主義ってほんとに歴史的にあったものだろ
そんなもの批判するんだったら、歴史的に存在した軍国主義でも批判しろよ
そっちのほうが大物だ
287吾輩は名無しである:05/01/11 00:17:43
日本のサヨクのレベルが低いのは
「政治」という概念を「政治的」にしか考えられない器量の小ささにある。
そして、ナショナリズム、愛国心に寄与するかしないかで、
短絡的に「サヨク」というレッテルを貼ってしまう。

しかし、政治性というのは「言語」の次元で考えなければどうしようもない。
大江がその小説作品においてどう日本語と格闘したかというところにこそ
読者が考えるべき「政治性」があるのであって、
ゴシップやスキャンダルといったマスコミネタ次元でしか見てない限り
旧字旧かなを使うことにこだわる老人にしかなれないだろう。
288吾輩は名無しである:05/01/11 02:28:32

























289吾輩は名無しである:05/01/11 02:29:20
で、日本のウヨクのレベルはそんなに高いんですか?
























290吾輩は名無しである:05/01/12 00:52:24
本当は日本のウヨクもサヨクもレベルが低いんだな。
291吾輩は名無しである:05/01/12 20:58:14
このスレの住人のレベルが低いだけだろ
292吾輩は名無しである:05/01/12 22:09:42
たしかにコピペ人間のレベルは低いな。
293吾輩は名無しである:05/01/13 00:36:05

大江健三郎のオールナイトニッポン
294吾輩は名無しである:05/01/13 02:30:50
今夜も二時間にわたって放送してきました、
オーケンのオールナイトニッポン第二部、今夜はこれでお別れです、
それでは、みなさん。

Rejoyce!

おやすみなさい。
295吾輩は名無しである:05/01/13 02:41:44
ちょっとワロタ。悔しい。
296吾輩は名無しである:05/01/13 03:10:16
>>293
おれはこっちの方が想像して藁タヨ。

大江のDJ・・・・・・・・・・・・・。
297吾輩は名無しである:05/01/13 03:28:49
>>296
息子の音楽ばかりかけるDJな。
298吾輩は名無しである:05/01/13 09:03:36
 一日一煙
http://homepage2.nifty.com/komacchi/diary.htm
2003年12月5日(金)ボリバーロイヤルコロナスと「知識人」の枯渇〜その1〜
(中略)
 知識人というのは、普通の人よりも知識はもちろんのことその思考においてもより深く、悪い意味での常識や陋習にとらわれず展開することができる人種である、はずである。
しかし例えば、最近大江健三郎がフランスの左翼紙リベラシオンに発表したエッセイなど読むと、知識人とははたして何なのかと思わざるを得ない。周知の通り大江は、進歩的文化人の一翼として一部マスコミがしきりと称揚する作家である。
(面白いことに、朝日新聞は大江の記事を書くに際して必ず「ノーベル賞作家大江健三郎氏」という肩書を付ける。どこかの将軍様を思わせるが、ノーベル賞のご威光は大なるものらしい。
しかし佐藤栄作氏は生前ついに同紙によって「ノーベル賞政治家」と呼ばれることはなかった)
彼はそのエッセイでいきなり「日本は軍国主義の侵略戦争を反省して、戦後アメリカから扶植された民主主義を奇貨として憲法と教育基本法を備えた民主国家となった。
しかるに、小泉首相はブッシュ大統領の世界戦略に唯々諾々と従い、日本をテロリストの標的とするような愚かな政治的選択に踏み込んでいる」とぶちかましてくれる。
いわゆる進歩的文化人といわれる人たちが、アメリカに対して激しい憎悪を抱きながらそのアメリカから投げ与えられた「戦後民主主義」と「日本国憲法」だけは握り締めて話さない心性はある種の病理学的研究の対象として興味深いところだが、
それはこの際措くとしても、「戦後民主主義」を全く疑うことなく拝跪するその姿勢は全く「知識人」とは思えない思考停止ではないか。
(「日本自身による軍国主義の反省の結果」と糊塗するのは正面からその事実を見据えるのが怖いからであろう)もっとも大江の思考停止は今に始まったことではないが。
何せノーベル賞は「スウェーデンの市民から授けられた名誉だからありがたくいただくが文化勲章は「日本の国家権力から与えられる賞」であるという理由で拒否し、その幼稚な思考で唖然とさせた前歴がある。
(いうまでもないが、ノーベル文学賞はスウェーデン王立科学アカデミーの選考による)次回に続きます。
299吾輩は名無しである:05/01/13 09:05:27
2003年12月6日(土)ホヨードゥモントレーロブストと「知識人」の枯渇〜その2〜
(中略)
 (承前)大江のピュアな思考ぶりは例えば、
「子供時代、10歳までを私は第二次世界大戦の苦痛のうちに成長した。私は日本の超国家主義を味わった。
戦後、民主制と民主主義的理念が民主制のうちの最良の部分、すなわちアメリカの民主制によって日本に扶植された。そして、今度は日本が憲法と教育基本法を備えた民主国家となったのである。
以来、日本人はアメリカの大衆文化、映画や音楽によって影響されてきた。そのことには何の問題もない。日本人はそれでおのれのアイデンティティを失いはしなかった。」
という一節にもいかんなく示されている。
これを読んでその余りの能天気ぶりに「おいおい」というツッコミを20回くらい入れたくなったのは私だけではないだろう。
この余りにも無邪気な「善なるアメリカとそれによってもたらされた「戦後民主主義」に対する信仰」は、いくら愛する日本国憲法によって信教の自由が保障されているとはいえ(笑)、信じても救われない。
戦前の日本にいかなる形でも民主主義は存在しなかったと考えたい一部の人たちがその反動として「戦後民主主義」を抱きしめて離さないのも宗教に類似しているが、
おそらく彼らはなぜ「戦後民主主義」がつねに「カッコ付き」で語られる存在であるのかは理解できないだろう。
敗戦からの再出発に当たって日本人が持たなければならなかった新しいアイデンティティは、映画や音楽といった文化のごく一側面によって形成されたものではむろんない。
あるいは彼は、全き善であった偉大なアメリカがその後世界を侵略する邪悪の帝国(笑)に変貌したことについて呆然としているのかもしれないが、このように無邪気な、考察ともいえない考察では日本を含めた国際政治の全体像を俯瞰することなどとても不可能だ。
思考の枯渇した「知識人」には静かに退場していただくしかない。
300洪水読書開始者:05/01/14 22:07:29
「洪水は・・・」を読み始めた。
いや〜これはまた読みにくい。
挫折しそうだ。
301吾輩は名無しである:05/01/14 22:20:46
http://www.kakuda-syunnji.com/dairy.cgi?input=200512
かくだ俊司どっと公務(日々百葉箱)
16-12-27 大江健三郎の正体
のむさんと言われる方の文献を 参考にして詳細に説明します。
レジオン・ドヌール勲章はフランスの、民間人に与えられる最高の勲章だそうです。「文化勲章」は日本国民が最高の栄誉としているものですが、大江氏がそれを拒絶した理由は、
「僕は戦後民主主義者、国家の勲章は受けない」ということであると伝えられました。
根底に、氏の長年の発言から「日本の戦争責任・反皇室」があると想定できます。
「悪いもの」からの勲章は貰えないということでしょう。
反「国旗」、反「国歌」、反「核」の人です。
そのこと自体を非難する積りはありません。
私が嫌うのは、この方面の人たちのダブル・スタンダードにあります。
昔、原水禁がアメリカの核実験には反対し、ソ連・中国のそれは「きれいな核」として許容した類のもので、
この人たちの際立つ特徴の一つです。
サンケイ新聞によれば、シラク大統領は、パリ郊外で行われたサッカー・フランスカップ決勝戦を観戦しました。
試合開始前の国歌ラマルセイエーズ演奏の際に 一部サポーターが口笛を吹いたのに対し、
「フランスへの侮辱」と激怒、退席したそうです。
シモネ・フランスサッカー連盟会長がマイクで、「非常に悲しいこと。申し訳なかった」と陳謝したことでやっと20分後に席に戻ったそうです。
大江さんに勲章を授けた人物は、こういう人ですよ。
「君が代はキライだけど、ラマルセイエーズ(革命の血の滴るような国歌)は好きですか?」
302吾輩は名無しである:05/01/14 22:22:01
フランスは「核兵器」保有国です。 それも最高レベルの原子力発電実施国です。
かつて多くの植民地を持ち、アルジェリアにおいてもヴェトナムにおいても、苛烈な政治を行いました。
第2次世界大戦後日本軍が撤退した後に、インドシナの再植民地を目指してインドシナ戦争を起こしたフランス。
北アフリカの植民地を弾圧によって維持しようとして起こったアルジェリア独立戦争。
第2次中東戦争(スエズ戦争)で英国と連合してエジプトに派兵してアラブ諸国と戦争したフランス。
世界中の反対を押し切って 南太平洋の植民地で水爆実験を続けたフランス。
その国の勲章は受けるけれど、わが日本の勲章は受けられないという。
皮肉な事に、大江さんが文化勲章を拒絶した理由のすべてが「レジオン・ドヌール勲章」には含まれています。
それを、片方は断り片方は受けるとすれば、論理の整合には一つの根拠しかありません。
日本(日本人)をバカにしているのです。
それが、大江健三郎であり「戦後民主主義者」の正体です。
日本人を蔑む「民主的」な人たちが、本当の民主主義の前に 障壁として立ち塞がっているのです。
あなた方が 大江氏を立派だと思われるのは勝手ですが、世界的な賞を取った人だから
 絶対に正しいと思うのは 少し違うのではないでしょうか?
もちろん、文学的なものの評価としては、私にはわかりません。
私は大江健三郎氏の書いたものを持ってはいますが、人間一生の読書の時間と言うのは貴重で
限られたものと思っておりますので、最初の5〜6ページで本を閉じました。
ではでは。
303吾輩は名無しである:05/01/14 23:18:30
>文学的なものの評価としては、私にはわかりません。
かよw

もうちょっとましなコピペないんかいな。
304吾輩は名無しである:05/01/15 00:39:33
大江氏の理論の取り入れ方には、感心させられる。
おおむね、その理論が世間で流行ってから3〜5年後、
浅薄な都会人が「ああ、そんなの流行ったね」と言い出すころ、
じっくり勉強した大江氏は、その理論を繰り込んだ作品を発表。
うーん。ねばり強い田舎ものはすごい。
305洪水読書中:05/01/15 15:08:54
『洪水は我が魂に及び』100頁突破。
少し読めるようになってきた。
これは映画化の話はなかったのかな?
勇魚とジンをキャスティングするとすれば・・・
306吾輩は名無しである:05/01/15 16:25:24
『洪水〜』が俺のなかで大江のベストです。
初期のB級ぽさと、後期の意味不明なスケールのデカさが合わさった感じですき。
文章もメチャメチャだしおもろい。
307吾輩は名無しである:05/01/15 16:53:00
>>305
縮む男のキャスティングは……。
308吾輩は名無しである:05/01/15 17:34:38
「洪水」は不思議と印象の強い作品なんだよな。
綺麗に構成された作品とは言えないと思うんだが、
妙にあとひくものがあるのも事実。
309吾輩は名無しである:05/01/15 20:42:18
http://homepage3.nifty.com/bhind/krm1.htm
かって真実だったもの 

あれは何で読んだのだろうか、大江健三郎の、おそらく昭和30年代に書か
れた文章だ。「祖国」たる北朝鮮に「帰って」行く「在日」の人々を”賛美”
した文章だった。その当時、盛んに在日韓国朝鮮人の人々の、北朝鮮への「帰
国」運動が行われていたのだった。
 大江の文章は、北への「帰国」を選んだ人々の爽やかな笑顔の印象を語り、
また、「帰国運動」に抗議してデモを行う韓国の学生たちを、政府の指令に従
って動いているだけの愚劣な者たち、として描き出していた。
 もう一つ。いまだ未見なのだが、吉永小百合が”青春スター”だった頃の、
「キューポラのある街」なる映画がある。その映画の一挿話に、やはり北への
「帰国」を手に手を取って果たそうとする「在日」の若いカップルの出発を友
人たち皆が祝福する、などというシーンがあるそうだ。一度見てみたいと思っているのだが。
 この「帰国運動」が、どのような結果になったのか、「帰って」行った人々
がどのような運命をたどったのか、我々はすでに知っている。帰国体験者の証
言や、公表された手記によって。それが、いかなる悲劇への招待状であったかを。
 だが、大江が「北への帰国者」の清々しさを語り、映画のフィルムに「北」
において実現されるであろう幸福な新婚生活を信じ夢見る若いカップルの姿が
焼き付けられたあの時代、
そんな”事実”は、誰も知らずにいたのだ。少なくとも”こちら側”において
は。その頃、”こちら側”の人々は、別の真実を信じていたのだった。
 そして、その”真実”が幻想だったと分かってしまった今日。幻想だった
”真実”を賛美してしまった人々は、その件に関して口をつぐみ、まるで何も
なかったように、そんな過去への責任を放棄したままである。
2002年10月 6日(日)
310吾輩は名無しである:05/01/15 22:06:34
『洪水』や『万延』に限らずオーケンの性的描写はフリークスだな。
オーケンにとってのセクースとは?
311吾輩は名無しである:05/01/15 22:30:17
大江健三郎といえば、戦後日本を堕落させてきたいわゆる「進歩的文化人」、
「戦後民主主義者」の巨頭である。
彼は、スウェーデンの王立アカデミーが授与するノーベル文学賞はもらうが、
文化勲章は辞退した。外国の王室が
くれるものはもらうが、日本の皇室が授与するものは辞退する。典型的な日本
蔑視、西洋崇拝の態度である。なんら一貫性はない。
また、彼は、北朝鮮を賛美し、日本人であることを後悔していた。原爆が落
とされたのは日本人の責任であると主張してもいる。
そのくせ、日本の豊かさの恩恵を受け、外国に亡命することなど露ほども考えない。


彼の特徴は、日本国内においてはあいまいな言葉を使ってソフトに日本を
非難する論調をとるが、ひとたび国外に出ると悪し様に日本を罵ることである。
フツウの愛国心がある者なら、国外に出て母国の悪口は言わないものである。
彼は反日外国人にありがたがられているが、外国人は、自国を悪し様に罵る
大江のことを内心では軽蔑していることに気づいていない。


中国と日本と、いずれが国家主義的傾向が強いかなど比較すれば明らかである。
中国は、核兵器を製造・配備し、近隣諸国に圧力を加え、チベット・ウイグル・
旧満州などを侵略し、言論を弾圧し、結社を抑圧する。そんな中国を非難する言葉
などひとことも言うことはなく、ありもしない日本の国家主義的傾向のみを非難する。
また、侵略や残虐行為の謝罪にしても、中国政府の侵略や、現在も行われて
いる裁判なしの銃殺刑、反体制運動家への拷問などは全く非難しない。
他方、民主的に選挙でえらばれた地方自治体の首長を「恥」と罵る。

いったい、恥知らずとは誰のことか?

こういう恥知らずな人間が、日本には腐るほど存在することを考えると、アタマ
が痛くなってくる。

312吾輩は名無しである:05/01/15 22:34:04
図書館で「こんな日本に誰がした 戦後民主主義の代表者 大江健三郎への告発状」
を見つけたので読んでみた。スゲーな、この本。びっくりしたわ。
313吾輩は名無しである:05/01/15 22:47:50
告発ってのは第三者に向けて行なうものだから、「大江健三郎を告発する」とか
「大江健三郎に関する告発状」とすべきだろうに、本人宛ての告発状ってのは
なかなか面白い発想だ。
314吾輩は名無しである:05/01/15 23:11:33
中味はもっと面白いよ。
315吾輩は名無しである:05/01/15 23:51:09
ウヨクコピ平の必死さ笑えるな。
316吾輩は名無しである:05/01/16 01:57:17
大江の本は数ページ読んでBANと閉じる。なぜなら恥ずかしいから。
317吾輩は名無しである:05/01/16 02:09:12
>316
自分の読解力が恥ずかしいんだな。よしよし。
318吾輩は名無しである:05/01/16 02:11:27
最近はロリが多くてヤバイ世の中だな・・・

こいつやばすぎるよ。。
人間じゃねえ
行方不明の7歳と9歳3か月ぶりに帰宅するも皆妊娠してた
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/dqnplus/1105713035/
319吾輩は名無しである:05/01/16 02:28:23
大江には無名のものの盗用癖あり。チェンジリングにはことに。
320吾輩は名無しである:05/01/16 09:08:39
http://walking.myhome.cx/es/es168.html
敵の敵は味方か?
味方を(+)、敵を(−)と考えると、
味方の味方は(+)X(+)→(+)だから味方
味方の敵は(+)X(−)→(−)だから敵
敵の味方は(−)X(+)→(−)だから敵
敵の敵は(−)X(−)→(+)だから味方
となって、とても簡単な論理式で表すことが出来るな。でも世の中、1+1=2になることばかりある訳じゃない。理屈通りにゃ行かないことが多い。
日本、韓国、北朝鮮がこのいい例だ。
前にも言ったように、日本が負けた後、以前のように強い国にならないようにと、アメリカは南朝鮮の韓国に反日の李承晩政権を作った。
李承晩政権は日本海に勝手な線を引いて、ここから北は韓国が資源を保護してる領域だから、勝手に入って来てはいけないと宣言した。
こんな事は国際法上意味がないのだが、本気になって巡視艇で日本の漁船を捕まえて韓国の港に連行し、船も船員も帰さない。何年間もだ。
そうして、日本が植民地にしていた弁償だと大金を吹っかける。
とにかく日本は戦争に負けてるんだから、どうしようもない。アメリカだって自分の損得に関すりゃ、おおいばりで出しゃばってくるが、そうでなけりゃ、すっぽりっぱなしだ。
所が、北朝鮮は韓国と戦争して一時休戦状態。38度線をはさんで睨み合っている。
つまり敵の敵は味方と言う考えで、日本の敵の韓国の敵の北朝鮮は味方だという考えに囚われてしまった者が大勢居たんだなあ。そんな単純な考えで北朝鮮びいきになってしまったんだ。
前に言った大江健三郎を始め、大勢の進歩的文化人と言われる連中が、これに引っ掛かって仕舞ったんだ。
寺尾五郎という作家もその一人で、盛んに北朝鮮礼賛をやった。
むこうじゃ、いい塩梅にお先棒担いでくれてる奴だから、いいとこを見せてやろうと、北朝鮮に呼んで、いかにも「素晴らしく見える、ショーウインドーのような施設」を見学させた。
321吾輩は名無しである:05/01/16 09:11:12
その時に列車の中で騒ぎがあったらしい。彼の本を読んで北朝鮮は地上の楽園だと信じ、日本から帰国した朝鮮人青年達に襲われたんだ。
「オメーの本読んで信用して来たら、このザマで、ここは楽園どころか地獄だ。帰りたくたって帰しちゃクレねえ。どーしてくれる」
幸い、警官が来て助けられたんで良かったけど、危なく、殴り殺されるとこだったらしい。
え?その朝鮮人の青年達はどうなったかって?捕まって強制収容所行きだったそうだ。恐らくもう生きちゃ居ないだろう。
例の日本の最高の美女といわれた「吉永小百合」が初主演した映画「キューポラのある町」なんかもそうで、吉永小百合演じる主人公「ジュン」の親友の朝鮮人少女が、家族と一緒に地上の理想郷「北朝鮮」に大勢の仲間と帰っていくシーンなんかもあった。
それから、何回も手紙が来るが、向こうじゃ、学校は勿論のこと、病院は一切無料、本当の所は機械もないし薬もないらしい。一般庶民向けのはな。
日本にいたときは仕事が嫌いで、嫌々(いやいや)やってたお父さんが、北に帰ってからは見違えたように真面目になった。朝早くから夜遅くまで「金日成首領様」の為に働けるのが、嬉しくてならないんだそうだ。(笑声)
こないだ、この映画についての批評をインターネットで読んでいたら、傑作な話があった。
あの映画は「在日朝鮮人を騙(だま)して地獄の北朝鮮に拉致するホラー映画」だなんて書いてあったよ。(笑声)
吉永小百合の初主演映画がホラー映画だったなんて、今の今迄知らなかった。(笑声)
<脱線千一夜第168話>
322吾輩は名無しである:05/01/17 21:42:16
>>312

本多勝一だな。大江のノベール賞受賞に乗じて小遣いを稼いだ面々の一人(w
323吾輩は名無しである:05/01/17 23:31:50
毎度毎度コピペ保守5963.
324吾輩は名無しである:05/01/17 23:39:32
http://www.tanken.com/seven.html

既出でつか。。。
325吾輩は名無しである:05/01/18 00:13:45
『政治少年死す』最近読んだ。
ラストが少し悪趣味だなと感じたけど、
それ以外は性的描写も含めてわりとすんなり読める。
現実の人物を題材にしてる以上問題になるのは解るが、
作品としてはそこそこ面白かった。
326吾輩は名無しである:05/01/18 02:38:35
日本人でありながら日本を非難・侮蔑し、
在日朝鮮・韓国人には日帝の被害者としてありったけの同情を示してみせる。
そんな私は国境を越えた博愛主義者に違いない…

↑これが戦後左翼のカリスマ・大江健三郎のシンプルで能天気な自己像w
327吾輩は名無しである:05/01/18 04:24:11
>>326
まるっきり大江の小説を読んでないことがまるわかりの、シンプルで能天気なレスですな。
328吾輩は名無しである:05/01/18 08:50:30
【「厳粛な綱渡り」大江健三郎、文藝春秋刊、昭和四十年】
北朝鮮に帰国した青年が金日成首相と握手している写真があった。
ぼくらは、いわゆる共産圏の青年対策の宣伝性にたいして小姑的な敏感さをもつが、
それにしてもあの写真は感動的であり、ぼくはそこに希望にみちて
自分および自分の民族の未来にかかわった生きかたを始めようとしている青年をはっきり見た。
逆に、日本よりも徹底的に弱い条件で米軍駐留をよぎなくされている南朝鮮の青年が
熱情をこめてこの北朝鮮送還阻止のデモをおこなっている写真もあった。
ぼくはこの青年たちの内部における希望の屈折のしめっぽさについてまた深い感慨をいだかず
にはいられない。
北朝鮮の青年の未来と希望の純一さを、もっともうたがい、もっとも嘲笑するものらが、
南朝鮮の希望にみちた青年たちだろう、ということはぼくに苦渋の味をあじあわせる。
日本の青年にとって現実は、南朝鮮の青年のそれのようには、うしろ向きに閉ざされていない。
しかし日本の青年にとって未来は、北朝鮮の青年のそれのようにまっすぐ前向きに方向づけら
れているのでない。
329吾輩は名無しである:05/01/18 08:51:53
「北朝鮮の青年の未来と希望の純一さ」は、「南朝鮮」の青年達が疑い、
嘲笑したように、今日の破局の中に失われて
しまった。大江氏がこれだけ思い入れをした「老いた美しい朝鮮の
婦人」や、「希望にみちて自分およぴ自分の民族の未来にかかわっ
た生きかたを始めようとしている青年」達は、今や住む家も洪水に
流され、食べ物も自由も希望もなく、ただ餓死を待っているであろう。

そうした北朝鮮の惨状について、大江氏はどう考えているのだろ
うか。大江氏が昔の自分の文章を覚えているなら、自らの不明を恥
じて、読者にお詫びをするとともに、自分の見通しがなぜ間違った
のか、思想的にきちんとした反省をしなければならない。それをし
ないこの人は言論人としての資格はない。将来も、また同じような
過ちを繰り返すのみである。

また上記の熱のこもった文章が、単なる共産主義かぶれの若気の
至りではなく、北朝鮮の人々への真実の思い入れだとしたら、自ら
率先して、北朝鮮救援活動を始めるか、ノーベル賞の賞金を北朝鮮
救済の資金として提供する位の事はあっても良いのではないか。大
江氏は、昨年は米国プリンストン大学で静かな研究生活を送ったよ
うだが、現在は別の意味で「帰るべき朝鮮がない」のだろうか。要
はつねに人事なのだろうか。
330吾輩は名無しである:05/01/18 11:09:32
つーか人格攻撃のどこがいけないんだって感じ。
作家について語る板はここしかないんだからさ。
人格攻撃されちゃうのは、有名人としての利益を受けるために払わなきゃいけない代償だろ。
テレビに出たり寄稿したりして楽に稼げるんだから。

大江に関しては、自分の造り上げる観念世界の中でしか生きられない、頭でっかち人間の典型という感じだね。
男らしさや、人間的魅力を感じない作家の作品は悪いけど読む気が起きない。
俺は文学自体が嫌いなわけではないよ。
大江と大江信者が嫌いなんであって。
331吾輩は名無しである:05/01/18 11:36:51
別に人格批判や見た目の批判もありだけど、
「嫌いだ」以上のものにはならんので退屈。
結局コピペの繰り返しにしかならん。
332吾輩は名無しである:05/01/18 11:55:58
何か防大生恥辱発言なんかを見ても、肉体コンプレックスを勘繰ってしまうんだよねぇ。
「文士としてより武士として死にたい」といって陸自で軍事訓練を受けた三島も、自衛隊のレゾンデートル自体を否定した大江も、一見相反する行動に見えるけど、思う所は共通してたような・・・・。
333吾輩は名無しである:05/01/18 12:21:16
>男らしさや、人間的魅力を感じない作家の作品は悪いけど読む気が起きない

すごいね、君。
334吾輩は名無しである:05/01/18 12:35:00
>>333
どういう意味?
皮肉?
335吾輩は名無しである:05/01/18 13:40:48
「オーケイ、あんたがすぐにでも自由になりたいのなら、
まずパンツを脱ぐことだ。それから、自分がパンツを脱いだことを認め、
別の性の誰かを見つけたまえ。もし、もうちょっと変わった人間でいたいのなら、
別のことをしてもいい。ただセクシャルにやれ。それだけが、あんたを自由にする方法だ」
フランク・ザッパ
336吾輩は名無しである:05/01/18 22:10:47

【「わがテレビ体験」大江健三郎、「群像」、昭三十六年三月号】
結婚式をあげて深夜に戻つてきた、そしてテレビ装置をなにげなく気にとめた、
スウィッチをいれる、画像があらわれる。
そして三十分後、ぼくは新婦をほうっておいて、感動のあまりに涙を流していた。
それは東山千栄子氏の主演する北鮮送還のものがたりだった、
ある日ふいに老いた美しい朝鮮の婦人が白い朝鮮服にみをかためてしまう、
そして息子の家族に自分だけ朝鮮にかえることを申し出る……。
このときぼくは、ああ、なんと酷い話だ、と思ったり、
自分には帰るべき朝鮮がない、なぜなら日本人だから、というような
とりとめないことを考えるうちに感情の平衡をうしなったのであった。
337吾輩は名無しである:05/01/18 22:17:58
いつも保守に余念がないコピ平ちゃん。ごくろうごくろう。
338吾輩は名無しである:05/01/18 22:26:14
大江の朝鮮万歳文章ってなんで隠蔽されてるの?
朝日とか以外にの出版社にも大江の政治力って強く及んでるのかね。
339吾輩は名無しである:05/01/18 22:34:40

【「わがテレビ体験」太江健二郎、「群象」、平三十六年三月号】
結婚式をあげて深夜に戻つてきた、そしてハイビジョン装置をなにげなく気にとめた、
スウィッチをいれる、画像があらわれる。
そして三十分後、ぼくは新婦をほうっておいて、感動のあまりに涙を流していた。
それは東山紀之氏の主演する靖国参拝のものがたりだった、
ある日ふいに老いた貧しい右翼の老人が白い国防服にみをかためてしまう、
そして自分の家族に自分だけ靖国に参拝することを申し出る……。
このときぼくは、ああ、なんと酷い話だ、と思ったり、
自分には参拝すべき靖国がない、なぜなら「日本人」だから、というような
とりとめないことを考えるうちに感情の平衡をうしなったのであった。
340吾輩は名無しである:05/01/18 22:38:44
別に隠蔽されてるって程でもないんじゃね。実際このスレにわんさか
コピペされてるじゃん。

まあ、本人としては無かった事にしたいんだろうけど。
341吾輩は名無しである:05/01/18 22:41:22
ノーベル賞作家で老若男女善男善女受け抜群の大江たんなんだから
暴露っぽいこと書けばスキャンダラスに売れると思うんだが。
食い詰めた批評家崩れがやってもおかしくないのに、意外と出ないよね。
342吾輩は名無しである:05/01/18 22:43:33
「万延元年のフットボール」を読んでまじにぶっ飛んだ。
若気の至りでどんなことを言っていたかは知らないが、
作品のレベルで言えばノーベル賞は妥当だよ。
343吾輩は名無しである:05/01/18 22:44:06
社会に向けられた思想よりも光タンのことを語る
大江は嫌いです・・
344吾輩は名無しである:05/01/18 22:53:35
韓国・北朝鮮人の考え方を理解するための資料を提示しよう。
朝鮮文化の真髄、「韓国のことわざ」
ttp://rkrc5w2q.dyndns.org/korea_refuge_old/999728528.html

「女は三日殴らないと狐になる。」
「他人の牛が逃げ回るのは見ものだ。」
「他人の家の火事見物をしない君子はいない。」
「弟の死は肥やし。」
「梨の腐ったのは娘にやり、栗の腐ったのは嫁にやる。」
「死んだ息子のちんこに触ってみる。(死んだ子の年勘定)」
「母親を売って友達を買う。」
「いとこが田畑を買えば腹が痛い。」
「営門で頬を打たれ、家に帰って女房を殴る。」
「姑への腹立ち紛れに犬の腹をける。」
「あんな奴は生まずにカボチャでも生んでおけば、煮て食べられたものを。」
「人が自分にそむくなら、むしろ自分が先にそむいてやる。」
「死ぬ女が陰部を隠すものか。」
「家と女房は手入れ次第。」
「娘は盗人だ。」
「ただの物は苦くても甘い。」
「銭は汚く儲けても、きれいに使えばよい。」
「野生のまくわ瓜は、最初に独り占めした物が持ち主だ。」
「ひとつ釜の飯を食べて訴訟を起こす。」
「らい病患者の鼻の穴に差し込まれたにんにくの種もほじくって食べる。」
「一緒に井戸を掘り、一人で飲む。」
「自分の食えない飯なら灰でも入れてやる。」
「川に落ちた犬は、棒で叩け。」
「泣く子は餅を一つ余計もらえる。」
345吾輩は名無しである:05/01/18 22:57:31
これいいね。日本のことわざでも似たようなもの作りたいね。
346吾輩は名無しである:05/01/18 23:00:02
誰か>>339のパロディーを評価してやれよ。
347吾輩は名無しである:05/01/18 23:00:25
>>345
でもなんか屈折してないか?
日本人でよかったよ。
348吾輩は名無しである:05/01/18 23:05:21
日本でも、田舎とか行くとこういうどぎついの残ってそうだな。
349吾輩は名無しである:05/01/18 23:11:44
今夜テレビで天皇の発言聞いたら、日本を「ニホン」と発音してた。
「ニッポン」なんて発音するやつら、たとえば小泉や阿部やNHKは、天皇の御意志に逆らう国賊だ。
350吾輩は名無しである:05/01/18 23:14:26
さすがに天皇は偉い! 当たり前だけど。
351吾輩は名無しである:05/01/18 23:16:03
東京の日本橋はOKだが、大阪の日本橋は国賊だな。
352吾輩は名無しである:05/01/18 23:17:32
しっかし、下手糞ですよね。この人の文章って。同じ語句の使い回しがひどいよね。
353吾輩は名無しである:05/01/18 23:18:31
漏れは文章に対する感受性がないので、一度も大江の文章で
つまずいた事が無い。普通に読めてしまう。
354吾輩は名無しである:05/01/18 23:21:29
大阪の国賊は良い国賊。大塩平八郎とか。
355吾輩は名無しである:05/01/18 23:28:25
国賊、大江健三郎は、反省せよ!
国賊、大江健三郎は、反省せよ!
国賊、大江健三郎は、反省せよ!
国賊、大江健三郎は、反省せよ!
国賊、大江健三郎は、反省せよ!
国賊、大江健三郎は、反省せよ!
国賊、大江健三郎は、反省せよ!
国賊、大江健三郎は、反省せよ!
356吾輩は名無しである:05/01/18 23:28:44
>>352
悪文がいいのよ。ゴツゴツ引っかかりながら物事の本質に迫っていく。
日本語でまともな小説を書こうとしたら、そうした文体を使うしかないの。
357吾輩は名無しである:05/01/18 23:29:45
>>355
国賊の意味が分かっているのか?
え、定義してみ!!
358吾輩は名無しである:05/01/19 00:17:30
ここのウヨクのレベルは低いから
国賊の定義は無理だろうな。
コピペ能力しかないんだから。
359吾輩は名無しである:05/01/19 00:24:51
>>356
なんで?根拠あるかい?
360吾輩は名無しである:05/01/19 00:36:24
>>359
根拠って、例えば「同時代ゲーム」でも「洪水は我が魂に及び」でもいいから、
実際に読んでみたら分かることじゃないの?
361吾輩は名無しである:05/01/19 00:40:18
てか別に悪文だとは思わないぞ。それに、悪文じゃなくても日本語で
文学はできるし。
362吾輩は名無しである:05/01/19 00:51:51
>>360
当然両方読んでるけどさ。

>日本語でまともな小説を書こうとしたら、そうした文体を使うしかないの

これは根拠の無い断定。的外れ。中学生?
363吾輩は名無しである:05/01/19 00:56:05
文章の良し悪しを超えたオーケン言語ってものがあるんだよな。
確かに最初はすんなりとは読みにくい。
あえて異化作用をねらってるとかどーとか言うよりも、
こういう言葉でしか書き得ない磁場みたいなものがある。
それがオーケン言語によるオーケンワールド。
そこに引き込まれる感性と知性がない奴は悪文にしか映らない。
364吾輩は名無しである:05/01/19 00:57:55
結局感性に落とし込むというのは如何なものか。
そして感性と知性をさりげなく並列してしまうという鈍感さは。
365吾輩は名無しである:05/01/19 01:01:01
馬鹿な奴は馬鹿だし、感性のない奴は感性がない。以上だ。
366吾輩は名無しである:05/01/19 01:04:48
感性と知性の両方がないと大江は読めない。
どちらかが欠如してる人間は他の作家を読んだ方がいいぞ。
367吾輩は名無しである:05/01/19 01:07:34
>>362
作品を読んでいて、
俺の言っていることが分からない方が中学生だけどな。
ちょっと両作品の感想を聞かせてよ。
368吾輩は名無しである:05/01/19 01:10:04
「自分には感性も知性もある」と思ってる人ってどんな人なんだろうね。
369吾輩は名無しである:05/01/19 01:13:58
「自分には感性も知性もある」という自信や自負さえない人間は
悪い事は言わない。他の作家でも読んでたほうがいい。
370吾輩は名無しである:05/01/19 01:14:03
362
当然両方読んでるけどさ、だって わかりやすいうそをつくね君は
自分の書き込みを棚に上げて根拠根拠と問い詰める時点でおつむの程度があらわ
371吾輩は名無しである:05/01/19 01:17:04
スラスラ読めるようなのがいい文章ならば
赤川なんとかとか五木なんとかでも読んでたほうがいいぞ。
372吾輩は名無しである:05/01/19 01:28:07
大江はノーベル賞の選考委員でも不思議じゃない実力だよ、世界文学への精通度は。
あと、平和ボケしたノンポリの、大江二十代の発言を時代背景も知らずとやかく言うのは見っともないな。
大江にいわせると「民主主義的じゃない」んだよ、つまり、テメエらこそ今の金正日なんだ。
373吾輩は名無しである:05/01/19 05:16:49
読者へのサービス精神のない、難解な文章を理解できるのが偉いと思ってるキモイ奴ばっかりだね、信者は。
一般的な価値観から遊離したオタクに過ぎないのにさ。
自己を無条件に肯定するが故に、いつまで経っても現実と向き合えない大江と一緒だな。
374373:05/01/19 05:25:45
大江や信者って劣等コンプレックスには一生無縁なんだろうと思うよ。
小説中心に世の中回ってると思い込んでるから。
375吾輩は名無しである:05/01/19 06:34:56
作家の政治に関する発言なんてどうでもいいだろ。
作家の人間性なんてどうでもいいだろ。
すげー作品をひとつでも書いたならそれで十分。
オーエがすごい作品を書いたかどうかは知らん。
376吾輩は名無しである:05/01/19 07:46:19
ノンポリ?
何十年前の言葉ですか?
377吾輩は名無しである:05/01/19 09:01:22
http://hiroshima.cool.ne.jp/hi_bi/h141114.html
平成14・11・14・木

「週刊金曜日」記者が平壌で曽我さんの家族にインタビュー、曽我さんは記事を読み動揺
「週刊金曜日」に抗議・批判メールが殺到

既に報道されている通り曽我さんの夫ジェンキンス氏と2人の娘にインタビューした内容を、アポ無しで曽我さん宅に訪問し本人に読ませたという話。
「週間金曜日」は蔑称「週間金正日」とも言われる国賊的左翼系週刊誌であり、当然ながら拉致被害者・家族への揺さぶりと分断を狙った北鮮のプロパガンダ垂れ流しの内容です。
そしてこの週刊誌の編集委員もまたいずれ劣らぬ国賊的左翼の連中…落合恵子・佐高信・椎名誠・筑紫哲也・本多勝一。

私はこの日のニュース23を注意深く見ましたが、筑紫哲也が自身と「週間金曜日」との関係に触れる事は無く、逆に“報道の自由”を持ち出し「週間金曜日」を擁護する始末であり改めて呆れてしまいました…
この件は“誘拐事件”であり、この種の事件の場合には人道上の観点からある種の“報道協定”が付きまとうのは常識のはず…自らの盲目的・狂信的イデオロギーのためには人道的配慮さえ省みないと言うことか?
普段は声高に“人権”を主張していながら、いざとなれば自らの“自己中心的な権利”しか考慮しないという左翼の特徴が如実に表れた出来事です。

「彼らは北鮮に利用されているのが分からないのでしょうか?」(蓮池・兄)
蓮池・兄さんのお怒りごもっともですが、しかし社会主義・共産主義に洗脳され、自ら進んで朝鮮人・中国人に魂を売り渡してしまった彼らの心にはその言葉は届かないでしょう。

かつて今ほど拉致問題が国民に関心を持たれていなかった頃、横田さん夫妻が街頭で署名活動をしていた時、そのすぐ側で総連関係とおぼしき在日朝鮮人と左翼とおぼしき日本人達が
(でっち上げの)従軍慰安婦に関する署名活動を始めて横田さん達の活動を妨害した事もあったそうです。
その様な数々の苦難を乗り越えて被害者家族は今日まで活動を続けているのであり、その彼らに対して左翼はこの期に及んでもなお“揺さぶりや分断”などの妨害を執拗に仕掛けていくつもりのようです…
私は拉致被害者及び御家族の皆さんを心から応援したいと思います。在日朝鮮人と左翼日本人以外の国民は全て皆さんの味方です!
378吾輩は名無しである:05/01/19 09:02:44
ところで戦後日本の民主主義をリードしてきたとされる“進歩的左翼文化人”達はなぜ沈黙しているのでしょうか?彼らが戦後言論界をミスリードしてきた罪は非常に大きい…特にノーベル賞受賞者の大江健三郎…

「自分には帰るべき朝鮮がない、なぜなら日本人だから…」
「日本の青年にとって未来は、北朝鮮の青年のそれのようにまっすぐ前向きに方向づけられているのでない。」

彼はかつてこのような(訳の分からない)事を述べ、朝日あたりと共に北鮮は“地上の楽園”と賛美し“北鮮帰国事業”を煽り、結果として餓死者などを増やす事に加担し、“日本人妻”の問題を生じさせた罪は極めて大きいと言わざるを得ないでしょう。
退場すべきは当然として、その前に自身の戦後の“主体的責任”を自らの言葉で総括すべきであり、“沈黙”は決して許されるものではありません!

最後に…以前より何度か記述していますが21世紀の今日、“かつては進歩的”“今では時代遅れ”の左翼系政治家・文化人・知識人…を、今後全て退場させなければならないと考えます。
世論を動かし、日本を“殴られた後に殴り返せる国”ではなく“殴られる前に殴り倒す国”という当たり前の国家に戻すべきなのですから…、
当然“話し合い”が前提としてあるのは言うまでもありませんが、最終的には国際社会では「力の論理」が物を言うのですから…
379吾輩は名無しである:05/01/19 20:24:02
国賊、大江健三郎は、反省せよ!
国賊、大江健三郎は、反省せよ!
国賊、大江健三郎は、反省せよ!
国賊、大江健三郎は、反省せよ!
国賊、大江健三郎は、反省せよ!
国賊、大江健三郎は、反省せよ!
国賊、大江健三郎は、反省せよ!
国賊、大江健三郎は、反省せよ!
380吾輩は名無しである:05/01/19 22:13:13
>>373 >>374
大江の(特に初期の)小説なんて、劣等感剥き出しのものばかりだよ。
「セブンティーン」だけでなくな。ほとんど全部がな。
読者サービスなら、よくあるよ。まあ、あくまで「読者」向けだけどなw

>小説中心に世の中回ってると思い込んでるから。
まあ、これはやや同意。でもさー。2ちゃんねる中心に世の中回っている
救いようのない馬鹿が、2ちゃんにはいっぱいいるw
381吾輩は名無しである:05/01/19 22:13:24
すぐに「信者」だの「サヨク」だのとレッテルをはることでしか
対象を把握できないのは、感性と知性が欠如している証拠だな。
382吾輩は名無しである:05/01/19 22:15:57
感性と知性キター
383吾輩は名無しである:05/01/19 22:25:54
>小説中心に世の中回ってると思い込んでるから。
たわけたことを。
世の中は金で回ってるんだよ。
社会に一歩でも出ればそんなことは自明だ。
文学というのは所詮遊びに過ぎない。
その遊びに過ぎないものに似非の政治を絡めるのは
二重の錯誤だ。

文学も妄想も国家ですらも、世の中の中心じゃない。
まあ「左翼=国賊」という妄想方程式が脳内にこびりついてる奴は幸せだが。
384吾輩は名無しである:05/01/19 22:43:42
NHKの偏向放映に対する警告抗議文

3、売国奴を人選するNHKの不見識を糾弾する

 先般、売国番組として指摘したNHKスペシャルについて一言言及しておく。
放送予定には「2002 きみと語る戦争」なる番組が今晩放映されるとある。
笑わせるではないか!
わざとらしい平和気取りの番組を垂れ流すことによってまたぞろ国民の平和意識を先導せんとする
目論見であろうが、我々はうぬらNHKのその根底に流れる売国奴的自虐的策動をはっきりと
看破するものである。

 すでに見ずとも分かるが、五十数年間も繰り返されるうんざりするほどの相も変わらぬ平和安売りの内容であることは想像に難くないが、
今回断じて許さざるべきことは、NHKがその発言の全責任をもって選択し国民の前に登場させるゲストとして売国的売文家、大江健三郎が人選されているのである。
戦後デモクラシーの精神的支柱として腐敗せる戦後社会に君臨してきた大江健三郎。
対外卑屈と自虐的言動によって国賊的才能を発揮してきたこの輩が、この番組に於いてどのような発言を行うのか、もはや番組を見るまでもなく明々白々である。
さらに言えば、ゲストの人選はNHKの専権事項である。ならば、NHK自体が潜在的に保持しているが、しかし、公然と主張できないことをゲストの口を借りて主張しようとしていると判断せざるを得ない。

以上の見地から、一に国賊大江を意識的に登用したこと、一にこの売国奴になにを言わせんとするかは、すでにNHKの目論見に他ならず、故に、その発言の全責任はうぬらNHKにあるということを強烈に認識せよ!

よって我々はうぬらNHKに対し再度警告し、以下、要求する。

一. NHKはおのれが公言してはばからないその中立性と公平性の守護者を自認するのであれば、戦後になってとってつけた「太平洋戦争」との表記を即刻中止し、史実に基づく正式名称である「大東亜戦争」を使用すべし!

二. NHKは国民を愚弄し国家を蔑ろにする売国奴大江健三郎の番組登用を即刻禁止し、今晩垂れ流されるNHKスペシャルの放映を即刻中止せよ!

平成十四年八月一五日
民族の意志同盟
 中央執行委員長 森垣秀介
385吾輩は名無しである:05/01/19 23:12:41
>>383
大江の作品には遊びとしての価値すらないんだよ。
ショウビズの世界では一部の好事家にしか理解できないもんはクズとして捨てられる。
それに対して文壇てのは随分甘い世界だわ。
386385:05/01/19 23:19:16
セブンティーンくらいだな娯楽性があるのは。
387吾輩は名無しである:05/01/19 23:24:41
>>385
ジョイスが生きていたとき、
彼の文学を本当に理解していたものが何人いたか?

カフカが出版した短編集は7冊売れたらしい。
うち6冊は自分で買った。

その点大江は恵まれている。

キミは自分が理解できないものは否定したいようだが、
大江を理解する読者は、
きみが思っているよりもはるかに多くいるんだよ。
388吾輩は名無しである:05/01/19 23:27:40
>>385
君にとっては、そうなんだろうね。
他人が自分と同じ感覚を持つとは限らないことを
そろそろ知っておいてもいいんじゃないか。
万延元年をはじめ大江作品は当方にとっては大いなる娯楽だ。まずはね。
389吾輩は名無しである:05/01/19 23:28:23
別に文壇が甘いわけじゃないだろう。ビジネスとして成り立つから
大江の本が出る。
そもそも、ビジネス的には別に読んでもらわなくても買ってもらえさえ
すればいいわけで。
390吾輩は名無しである:05/01/20 02:01:33
「同時代ゲーム」ですら十万部は売れてるんだけどな。
391吾輩は名無しである:05/01/20 02:09:57
俺は大江の小説はどんな良く書けたミステリーより引き込まれて・楽しんで読める。
まあ、こういう人も多いからね。

392391:05/01/20 02:11:30
もとい、「同時代ゲーム」と「燃え上がる緑の木」は苦行だった。
393吾輩は名無しである:05/01/20 05:37:36
人生の目標であったノーベル賞とっちゃったんだから
過去のテキトーな政治的発言に関して反省ぐらい
したっていいとおもぴます。それがどうしてもイヤ
なら、完全に沈黙を守るべきだと思います。
394吾輩は名無しである:05/01/20 09:01:42
勝谷誠彦の××な日々。2004/04/14 (水)
(略)
従ってことの輪郭をクリアにするためにも誹謗中傷のたぐいを垂れ流している阿呆は
日本国警察の威信にかけても捕まえよ。
あるいは私たちの間でもそうした屑を発見した時は徹底的な社会的制裁を加えることにしよう。
国論を二分する論議を低能の存在によって曖昧にすることは大いなる禍根を残すに違いない。
しかしまあでは立派な頭を持っているとされる方々が目の覚めるようなことを言っているかと言うと
朝日新聞昨日の朝刊を読んで私は頭を抱えてしまった。
大江健三郎大先生の「伝える言葉」なるコラムは「老人特有の症状がお進みになっている」
としか思えず(あー言っちゃった)誰か解説してください。早野透センセイ。何とかして。

http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&start=11&log=200404&maxcount=35
http://www.diary.ne.jp/user/31174
395吾輩は名無しである:05/01/20 13:43:08
先日、孫がビデオを見ているととんでもない言葉に耳を疑いました
「オッス オラ 極右」
主人公は異星人との紛争を暴力によって解決しようとするもので
とても、子どもには見せられる内容ではありません
また主人公がピンチになると金髪で青い目に変身します。
(元々の主人公は黒髪で黒い目をしています)
時代遅れの脱亜入欧的表現に笑ってしまいましたが、こういう所から同じアジアの同胞への
差別が始まるのかと思うと薄ら寒い気がします。
そして、最後の必殺技は、全ての人々から元気を少しかけてもらい巨大なエネルギーにする
というものなのですが、その表現が更に恐ろしい
全ての人々が両手を天に上げる、そう万歳なのです。
万歳をした人から力を奪い取り、敵を撃つという図式は戦中の構図そのもので
その衝撃にへたりこんでしまいました。
このような番組を見て育つ子どもの将来が非常に心配です。
この国はいったい何処に進んでいくのでしょうか
                      56歳 主婦
396吾輩は名無しである:05/01/20 18:17:36
コピ平ちゃん毎日ごくろうごくろう。
で、大江の小説はまだ読んでないんかい?
397吾輩は名無しである:05/01/21 00:18:04
大江健三郎は、うんこ
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1104482963/
大江健三郎は、貧乏神
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1106231676/

↑これらのクソスレを立てたのは男女板で↓のスレ立てた奴か?

大江健三郎が男女板を工作しようとしている
http://love3.2ch.net/test/read.cgi/gender/1104919334/
大江健三郎は貧乏神
http://love3.2ch.net/test/read.cgi/gender/1106174223/
ウヨフェミを推進しようとしている、大江健三郎
http://love3.2ch.net/test/read.cgi/gender/1104862103/
大江健三郎は、盗聴もハッキングもやめろ
http://love3.2ch.net/test/read.cgi/gender/1104364252/
398吾輩は名無しである:05/01/21 09:02:48
サヨクの分類
http://www.geocities.co.jp/Athlete-Olympia/8925/sayoku/nini_01.html
<3> 下級サヨク(ただの純粋馬鹿サヨク)
(戦略論についての自覚ナシ & 心情論についての自覚ナシ)
 マジで「従軍慰安婦強制連行」とか、「南京大虐殺」を信じ込んでいる。
社会主義へのシンパシーはおおむね少ない。
マジで指導的なサヨクをヘーワとかジンケンのために戦っている立派な人などと信じこみ、ソンケーしている。
 こういった連中に、サヨクによるヘーワ運動やジンケン運動の戦略的な目的を指摘しても、「戦争を起こそうとしているなんて、シンジラレナイ」とひたすら答えるのみで、その可能性の考察を行う余地はない。
指導的なサヨクへの信頼、帰依はおおむね完璧であり、彼ら以外からのいかなる論理的指摘も受け付けない。
 学校などで反日映画や反日写真をなどを見せられ贖罪意識を刷り込まれてこれになるなどという経緯が多い。
時に学習能力に秀でて思考能力が低い、いわいる秀才タイプがよくなる。もちろん学習能力の低い者もこれになりうる。
 吊し上げをしてイイコトした気分に浸りたいだけの自分の卑劣さを認識できない。マジで自分がイイコトしてると思い込み、自分に酔いしれている。
 ほとんどのサヨク学生。日教組の下部組織にいるサヨクセンセイ。サヨク系市民運動でがんばるオバチャンなどがこれだ。
大江健三郎氏あたりも、上級サヨクというより下級に属するのではと思われる。幼少期にアメリカ兵に投げ与えられ食べたチョコレート(現憲法)の味を忘れられない種類の。
399吾輩は名無しである:05/01/21 10:23:05
>>398は「吊し上げをしてイイコトした気分に浸りたいだけの自分の卑劣さを認識できない。」んだろうな。
400吾輩は名無しである:05/01/21 18:58:55
ただの純粋馬鹿右翼だろ。
高級右翼は見たこともないがw
401吾輩は名無しである:05/01/21 20:25:53
何年か前だけど逢瀬にあるOHイエーイ燃料店に行ったことがあるよ。
お兄さんがいたので「遊びにきました。先生いますか?」と聞いてみたけど「今日はいない」って言われたよ。
逢瀬の橋の傍に案内板が有るんだけど『OHイエーイ先生の生家』という部分が塗りつぶされてた。
先生御自身の仕業だと俺は睨んでいるんだけどね。
402吾輩は名無しである:05/01/21 21:53:17
お兄さんはいないだろ(w
403吾輩は名無しである:05/01/21 22:37:41
あいまいなのは?

大江健三郎氏は、「あいまいな日本の私」と題したノーベル賞記
念講演をストックホルムで行った。そこには次のような一節がある。

広島、長崎の、人類がこうむった最初の核攻撃の死者たち、
放射能障害を背負う生存者と二世たちが??それは日本人にと
どまらず、朝鮮語を母国語とする多くの人びとをふくんでいま
すが?ー、われわれのモラルを問いかけているのでもありまし
た。

「核攻撃の犠牲者たる日本人が、なにか特別のモラルを持たなけ
ればいけないそうだ。投下した者のモラルは問わないわけである。
」とは、谷沢永一氏の評である。これが国際常識であって、大江氏
のもってまわった言い方と、その非常識な内容とでは、聴講者は何
を言っているのか、分からなかったであろう。内容は単に50年前
の東京裁判史観とマルクス主義史観であり、その後の歴史学の進歩
などは、まったく省みられていない。

大江氏の思想は、1950年代の冷戦時代から一向に深化していない。
それがそのまま化石のように残されているのは、本人のIntellectual
Dishonestyと、それを覆い隠すもってまわったあいまいな文体の
故である。この講演は「あいまいな日本の私」よりも「日本のあい
まいな私」と題すべきものであった。
404吾輩は名無しである:05/01/21 22:38:03
アンチ大江ってのは>>397のようなスレを見れば
その精神構造が窺われる。
しかし、そうした妄想癖は大江文学とは無縁とはいえない。
妄想に操られるか、妄想を操るか、の違いだ。
このひとつの差異が大きいが。
さて、鯨の木でも見に行くか。
405吾輩は名無しである:05/01/21 23:21:22
話は違うが、6月に東京オペラシティで、大江光のコンサートがある。父親の講演付き。
オペラシティだよ。漏れはアンチ大江じゃないけど、息子で稼ぐのはなあ。だいたいあれは音楽なのか?
406吾輩は名無しである:05/01/21 23:21:26
在日大好き!!
407吾輩は名無しである:05/01/22 15:00:47
ノーベル賞も、平和賞と文学賞は選考基準がいい加減だよ。
どうでもいい人が受けたりする。
408吾輩は名無しである:05/01/22 15:12:51
帰国事業でダマされた人々の怨念だよ

大江光ふたたび
409吾輩は名無しである:05/01/22 23:03:54
扶桑社教科書を東京都の養護学校が採用したことについて、ノーベル文学賞作家の大江健三郎が朝日新聞のイン タビューで、次のように述べている。
「「つくる会」の教科書は、市販されベストセラーになりました。もちろん中学生が早く読みたいと思ったからではない。
「日本は優れている」「誇りと自信がいる」と思い詰める大人に空元気をつける癒(いや)し系の本だからでしょう。
子どものためによく考えられた本ではありません。でも、教科書の実物をこれほど多くの大人が読んで、考えたことは ない。その結果、
公立で採択したと公表した教育委員会はこれまで一つもなかった。父親や母親の反省が、日本人の世論として、力を 持ったのです。
東京都教委の結論は、これに真っ向から対立しています。」
この文章を読んで「誤植ではなかろうか?」と思ったかた、あなたの感覚は正しい。つまり大江は、
扶桑社教科書の市販本がベストセラーになったという事実と、公立校のほとんどがこの教科書を採択しなかった(でき なかった)という事実と を結び付けて、
「市販本を読んだマジョリティが扶桑社教科書に反対する世論となり、採択を阻止した」と結論付けているのだ。
これ以上の欺瞞はなかろう。
410吾輩は名無しである:05/01/22 23:06:00
市販本の読者の大多数は、この教科書を好意的に受けとめている。版元が公開している「読者の反響」を読んでみ ろ。
お手盛りの「大本営発表」だと言うなら、各紙各誌の書評を読め。日教組の幹部ですら、うかつにも(笑)「おもしろい」 とほめてしまい、
組織内からの突き上げを食らったではないか。
扶桑社教科書に反対しているのは、ごく一部の反日左翼勢力だ。声の みはかしましいが、
日本国民の中では圧倒的少数派である。彼らは、扶桑社教科書を読む前から反対し、読みもせずに反対し、批判本を 鵜呑みにして反対し、
反対せんがために反対してきた(笑) 扶桑社教科書の市販本が話題になり、好評をはくし、ベストセラーになって、左 翼勢力の危機感は頂点に達した。
そして、単なる「批判」の域をこえ、なりふりかまわぬ力ずくの反対運動に走ったのだ。
扶桑社教科書を採択しようとした教育委員会に対しては、左翼お得意の組織動員で妨害活動を行った。
委員の自宅にまで手紙、電話・ファックス攻撃をかけ、デモ、アジテーションなどを展開した。粛然たるべき教科書採択 現場に混乱を持ち込み、
委員に扶桑社教科書を忌避させ、
採択できない状況へと追い込んでいったのではないか。
大江はそうした現状を知らないのだろうか? ノーベル文学賞をゲットするほどの「知性」において、まさかそんなことは あるまい。
現状を知った上で、意図的に歪め、捻じ曲げて、
正反対の結論を導き出しているのだ。これは、もはや評論ではない。卑劣なデマゴギーである。
大江自身の息子が知的障害者で養護学校出身であるという事実も、このデマに説得力を付加しよう。
だからこそ、朝日は大江にインタビューしたのだろうし、大江もそのことは計算済みだろう。
そのことを考えると、大江の心の闇を覗き見たようで、慄然たる思いにかられる。
かつてヤスパースは、誠実さを欠いた知性はナチス的であると喝破した。大江のごとき、白を黒と言って平然たる卑劣 な「知性」こそ、
ヒトラーを、あるいはスターリンを、 ポルポトを支持した「知性」と同様ではないか?
411吾輩は名無しである:05/01/23 00:14:46
またコピペか。ウヨは頭が悪いからウヨになる、って大江が書いてたよな。真理だ。
412吾輩は名無しである:05/01/23 02:38:06
>ウヨは頭が悪いからウヨになる、って大江が書いてたよな。真理だ。
何これ?
大江真理教の教義?
413吾輩は名無しである:05/01/23 02:39:35
アンチ朝日=アンチ大江の親は自民党かNHKの関係者だな。
414吾輩は名無しである:05/01/23 02:41:45
まあ相対的に見てサヨクにはインテリはいるが
ウヨクには単細胞しかいないのは事実だ。
415吾輩は名無しである:05/01/23 02:45:04
>>414
三島由紀夫は、お前より細胞多いぞ。
416吾輩は名無しである:05/01/23 03:11:15
>>413
やっぱり朝日と大江は同義なんだな
417吾輩は名無しである:05/01/23 03:52:56
>>411
そんなこと書いてたか?
オナニーのし過ぎで(?)ウヨ坊になった話はあるけどw
418吾輩は名無しである:05/01/23 05:41:43
>オナニーのし過ぎで(?)ウヨ坊になった話はあるけどw
(?)を付けるという事は記憶が曖昧で確信が持てないからじゃないの?
そんな話をなぜ「ある」などと言えるのか説明きぼんぬ
419吾輩は名無しである:05/01/23 09:36:46
大江健三郎氏に仏レジオン・ドヌール勲章 (朝日)
作家の大江健三郎氏(67)がフランス政府からレジオン・ドヌール勲章コマンドールを
受けることが決まり、22日に 東京の仏大使館で叙勲式がある。
3段階に分かれる同勲章の中で、コマンドールは最高位。

シラク大統領から大江氏に届いた文書によると「格調の高い作品でノーベル賞が与えられ、知的か
つ倫理的スケールが国際的に認められた」などと叙勲理由が書かれている。
大江氏は、95年にシラク氏の核実験再開に抗議して、フランスでの文学シンポジウム
を欠席したことがある。今回 は、シラク氏の、米英と異なる核軍縮の役割に期待して
受けることにしたという。同勲章は、画家平山郁夫氏や評論家加藤周一氏らも受章している。

何もくれないと抗議で欠席するけど、勲章を貰えるなら核実験でも容認、
日本の勲章は要らないけど、フランスの勲章は、
志を曲げても欲しいというところかにゃ。
フランスコンプレックス丸出しだにゃ。
まあ、ノーベル賞を辞退した奴を礼賛しといて、
自分はちゃっかりもらうような人ですからにゃ。
サヨクのダブルスタンダードぶりは、
今に始まった事じゃありませんけどにゃ。
420吾輩は名無しである:05/01/23 11:17:21
サヨおなら
421吾輩は名無しである:05/01/23 11:31:29
>>418

>>417の発言に(?)がついてるのは、別に記憶が曖昧だからじゃないよ。
 大江の短編「セブンティーン」を読んでみれば分かる。

 漏れは正直「セブンティーン」よく分からなかったのだが。
422吾輩は名無しである:05/01/23 11:34:29
俺はセブンティーンよく飲み込めたよ。
つーか、セブンティーンわかんないやつは大江読む意味無いよ。
あきらめな!!!!!!!
423吾輩は名無しである:05/01/23 11:42:17
僕は


@巨乳お姉さんトイレでオナニー
Aロシア峰富士子
Bウブな中学生大胆フェラ
424吾輩は名無しである:05/01/23 11:44:32
だれこれ。読んだことない。セブンティーン?恥ずかしいタイトルですね。
425吾輩は名無しである:05/01/23 11:47:21
昔キングダムカムってゆうバンドがあって、
レッドゼッペリンに似てると悪口を言われたけど、
そのバンドが作ってた、セブンティーンを
426吾輩は名無しである:05/01/23 12:09:41
キングダムカムだってさ、ださすぎ。ペンタングルなみにはずかしいですね。
427吾輩は名無しである:05/01/23 13:04:18
どうやらセブンティーンしか読んでない人間が書き込んでるようだが
まあ大江について何らかの意見を言いたいなら、
万延元年のフットボール、洪水は我が魂に及び、を含んで
最低5冊ぐらいは読んでからにしたほうがいいぞ。
さもないとレスから地を這うような知能指数がにじみ出てしまうからな。
428吾輩は名無しである:05/01/23 14:17:02
>>427
どうでもいいといえばどうでもいいけど、かなり論理に飛躍がある。
論旨は、 
IF 意見を言う THEN (万延元年、洪水含む、以下省略)最低五冊は読む OR ELSE (レスから、以下省略)低い知能指数がにじみ出る
つまり、
五冊以下の読書量で大江について語る THEN 低い知能指数がにじみ出る
という論理構造になっているのだが、
この命題の補充的解釈として、
A、大江の本を五冊以上読むことは知能指数の低さを隠蔽するための必要十分条件である。従って五冊以上読んだことがなく且つ知能指数が低い場合には、知能指数の低さが露呈する
B、大江の本を五冊以上読むことで知能指数が向上するが、五冊以上読まなければ知能指数は向上しない。従って五冊以上読んだ事がなく、生来的な知能指数が低い場合は知能指数の低さが露顕する
C、大江の本を五冊以上読んだ事がある人は皆賢く、それ以外の人は皆馬鹿である。したがって、五冊以上読んだことのないもののレスからは知能指数の低さが滲出る
D、大江の本を五冊以上読まずに大江のスレに書込みをする者は馬鹿である。従って五冊以上読んだことのないもののレスからは知能指数の低さが湧出する
などが考えられるが、どれも妥当でない。
他人に読書を薦める前に、問題のある国語力・論理的思考力を何とかする事をオススメする。
429吾輩は名無しである:05/01/23 14:57:54
>>428
他人の論理的思考力をうんぬんする前に
自分の現実把握能力を問題視したほうがいい。
ヒュームの経験論あたりから勉強しなおすことだな。

このスレでのコピペ坊およびコピペされた作者を含み
アンチ大江と見られるレスを読めば一目瞭然なのだが
まともに取り上げるべきレスは皆無であり、
ひとつとして板にふさわしい大江批判というものがない。
それは>>397でリンクされてるスレに如実に現れている。
430吾輩は名無しである:05/01/23 14:59:13
>>428
ところで大江スレに書き込む以上は
大江に何らかの関心を持っていると思うが、
428はどんな作品を読んだのかい?
431吾輩は名無しである:05/01/23 15:11:05
>さもないとレスから地を這うような知能指数がにじみ出てしまうからな。

こんな言葉が吐ける人は人間的に蛆虫ですね。
あなたのレスを読むと吐き気がしまつ。
自分の板に帰りまつ。
432吾輩は名無しである:05/01/23 15:18:24
>>428
AからD以外の解釈思いつかないの?
面白いと思ってもらえると思うったんだろうけど、
普通に詰まらないです。
自分の板ってまさか言語学板とかでないよね。
レベルが低すぎです。
433吾輩は名無しである:05/01/23 15:22:56
頭が悪くてオナニーばかりしてて家族にもバカにされてる高校生が、ウヨになったらちょっと偉くなった気になる。
で、ウヨの指導者にそそのかされて社会党委員長を暗殺する。
「セヴンティーン」1・2部で大江はそんなふうに書いた。実在したウヨ少年山口オトヤへの諷刺。

つまり、無能なやつはウヨになると偉そうになれるということ。ここにコピペしてるようなウヨの下っ端はまさにその口。
434431:05/01/23 15:24:17
私は428じゃない
435吾輩は名無しである:05/01/23 15:38:13
>>429
どんなヤツでも大江はまずいんじゃないか、と思うってことじゃないか?
もれも大江の作品のうち、万延がいいと思うが、シンパは作品だけよけりゃ
人間はどうでもいいって論調ばかりじゃないか。
竹取物語みたいに作者不詳ならいざ知らず、同時代に生きてるんだぜ。
自分の民族を否定するような発言して、うまい汁は吸っている、その
いやらしさが少なくとも俺は気に食わないんだ。
結局なにが大切か、その認識だと思う。簡単だよ。
まず生活している人間があり、その下位レベルに職業としての作家があるわけだ。
いくら職業的に成功したところが、生活している人間の質が低ければ、軽蔑の
対象になるのは当然だろう。

もったいないと思うけど、万延が消え去ってしまっても大江に対する評価は
変えられない。
436428:05/01/23 15:40:46
結構反応あるな。
>>429
現実把握能力を問題視?どういう意味?そしてなぜ?
>>430
30冊くらいか。普通に大江ファン。
>>432
「など」、と書いているのを見落とさないように。コレだけ挙げるのも結構めんどくさかった。
428を書いた動機は単なる427への反感とひまつぶし。


437:05/01/23 15:54:19
>>436
30冊くらい読んだんなら「普通の大江ファン」というより
「かなり熱心な大江フリーク」ともいえるんじゃないか。
当方は10冊くらいしか読んでないからファンともいえないが、
これからもうちょっと読もうかと思っている。
で、ちょっと聞いてみたいんだが
どの作品のどういうところが気に入ってファンになった?
438吾輩は名無しである:05/01/23 15:57:29
「明日への選択」2002年5月号掲載日本人劣化論仮面の国・素顔の国・四つの隣国論
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~asakyu/a_jouhou/a0205_26.html
メディアの言論犯罪に加担する人々 武田龍夫-

ところでメディアの言論犯罪に加担し、これと連帯する多数の学者、知識人、文化人たちが存在する。そこで彼らの正体と生態を紹介する必要が出てきた。それを次に論じよう。
(中略)
ひるがえって、同じ敗戦国日本の戦後には遂に一人のフィヒテも一人のマンも現れなかった。
代わりに現れたのは戦時中は「学界の一兵卒として君国に奉ずる」ことを誓って皇国を賛美しながら、戦後は左翼史観の独断的な立場から日本近現代史を暗黒に塗りつぶし、
教科書裁判によって同じ左翼偏向メディアから英雄視される醜悪な歴史学者だった。
また戦時中は「空の神兵」を作曲して「皇軍落下傘部隊」を讃えて戦意高揚に率先協力しながら、戦後は一変して軍部非難の弁を大新聞で語る作曲家であった。

この種の大小の学者、文化人たちは戦後カメレオンのように変色して巧みに時流を泳ぎ、反戦民主主義の知識人として華々しくメディアの上に再登場してきたのだった。
少年心にも私はそれを強い嫌悪と人間不信の目で眺めていた。

ある高名な政治家もそんな一人だった。彼は旧軍将校として帰国して廃墟の東京を眺め、「馬鹿な戦争をやって!」と感じた回想を雑誌に書いていた。
だがその言葉は戦時中にあって戦争に反対した者のみが言いうることではないのか? すべて結果が出てしまったあとの時点から過去を裁き批判するのは誰にでも出来ることだ。
誠実な人間はそういうことはしないものである。彼らは時代が激変すれば再び旧時代を非難するような人たちなのだろう−−。
439吾輩は名無しである:05/01/23 15:59:17
そしてその後の世代からも、当時の国際政治について何も知らないのに「バカな戦争をやって!」とテレビで同じセリフを吐き捨てた映画監督や作家や学者や知識人たちが踵を接するように舞台に上がってきた。
左翼勢力による旧日本断罪が時代の主流となったのである。そしてそれはのちにノーベル賞作家(因みにあるスウェーデン知識人は彼のことを偽と呼んでいる)を始め多数の文化人たちに引き継がれていった。

近年も戦時中の軍部の横暴から天皇批判から敗戦までを神のように予感していた少年を主人公としたベストセラーが百ヶ所以上もの誤りを指摘され非難される事件も起こっている。
平然とウソを書き、語る文化人たちが大手を振って言論界の中心を横行している。そして彼らは反国家、反皇室の点で共通である。
ハッキリ言えるのは、彼らがあの時代にあったなら真先に沈黙していたろうということである。

そして彼らの先輩は、あの全面講和を叫んだ学者、知識人たちである。
占領が国民精神に及ぼす回復し難いトラウマとなることを恐れた保守党と識者たちは早期講和を主張し、マッカーサー元帥またこれに同意していたのだが、
左翼学者たちは全面講和でなければ占領継続の方が良い−−とまで主張して、「朝日」、「岩波(雑誌『世界』)」を中心とする国民運動まで展開したのだった。
その後の国際政治の推移と日本の経済発展を思えば、そして長過ぎた軍事占領の精神的後遺症が未だに日本国民を呪縛していることを思えば、どちらが正しかったかは明白であろう。
これのみではなく、いわゆる左翼進歩的学者、知識人、メディアの対外問題での主張はすべて間違ってきた。その後の安保改定もPKO法もそんな墓碑銘の例である。

国内問題でもそうだ。オウム真理教への破防法適用に反対した公安審査委員会と、これを支持した学者、知識人、言論人たちを思い出すがよい。
そしてその後のオウム信者たちと各自治体の住民登録や入学拒否をめぐる騒ぎを見るがいい。

 この明白な憲法違反と人権侵害に人権派の弁護士始め沈黙したままだった。彼らがいかに信頼出来ない人種であるかが分かるだろう。
だから私は、「平和とか人権とか正義とかの言葉を弄ぶことだけは絶対しない」と言った人びとの方を信頼するのである。
(中略)
440吾輩は名無しである:05/01/23 16:00:24
社会主義の原罪を理解しない「進歩」勢力

さて、そこでこのいかがわしいいわゆる進歩的文化人(嫌らしい言葉だが)の系譜をたどると、敗戦後の左翼学者、知識人の源流に行き着く。政治的には共産党と旧社会党左派である。
戦後の「進歩主義」勢力はこの二つを水源としてメディア、労組、大学、市民団体その他に流れたわけである。これを便宜的に分類するならば、(イ)国際共産主義を信奉したいわば確信犯たち。
(ロ)これに付和雷同する心情左翼知識人及び大衆たち。(ハ)これを理想主義と錯覚した善意且つ広範な大衆に分けることが出来る。
ここでも(イ)に煽動され利用されて、その目的に奉仕する無自覚知識人及び大衆が問題の焦点となるわけである。
そして(イ)(ロ)にとっての拠り所であった社会主義とその祖国ソ連邦の敗北、崩壊にも関わらず、彼らは今なおその名残りの幻影を追い求め、
その目標追求を近隣の変形残存疑似社会主義国との連帯によって、旧態依然たる革命と社会主義を反日政策への転換、複合化によって実現しようとしているわけである。
(中略)日本の知識人たちも、西欧の知識人たちと同じ憧憬の感情をソ連邦に寄せ、そして戦後はさらに隣の社会主義中国にも同じ感情を移入した。
だが彼らは西欧の知識人だちが経験した幻滅を共有出来てはいないのである。彼らは未だに社会主義という排除の思想原理と憎悪の哲学の原罪性を理解していないらしいのである。
441吾輩は名無しである:05/01/23 16:01:53
ここでアンドレ・ジードを思い出そう。かつてジードの書いた『ソビエト紀行記』(一九三六)は当時の西欧知識人の間に轟々たる賛否両論の反響を巻き起こした。ジードは書いた。
「ソビエトによって実現された事業は十中八、九まで称賛に値する。すでに幸福の笑顔はいたるところに見受けられる。
そしてわれわれはどんなことがあってもソビエトを擁護するであろう。どんな国に行ってもソビエトほど深く強くヒューマニティの感情を感じさせる国はない(小松清訳)」。
(中国にはハエは一匹もいなかった。労働者たちの目は澄んで将来への希望に輝いていた−−と革命中国を熱烈に礼賛した日本の社会主義者たちを想起されたい)。

とにかく当時の日本の知識人もジードに応じて「われらが愛し称賛するのはソ連邦の現在より将来の可能性である」と触れ回ったのである。

ジードも当時の知識人の多くも、スターリンや毛沢東や金日成を生み出す社会主義の原罪性を見抜くことが出来なかったのである。知識人の愚かさと悲劇的な運命がここにある。まして日本の知識人においておや−−。

彼らは社会主義の恐ろしさを夢想も出来なかったのである。拷問や粛清や独裁的全体主義や弾圧や収容所送りや処刑や恐怖の洗脳や侵略性などを!だから大江氏も中国や北朝鮮を賛美し天皇、皇室を罵倒し日本を呪ったのである。
社会主義の暗黒の現実が明白になり、その祖国ソ連邦が自壊し、中国がなお一党独裁下で人権を蹂躙しチベットを侵略し、核大国と覇権国を志向し、北朝鮮が国民の自由を奪い、
何十万人も餓死させながら軍事力の増大に狂奔しているのを見て大江氏は何を思うや?

442吾輩は名無しである:05/01/23 16:03:45
山口オトヤがコピペしてるんだろうな。おそらく。
443428:05/01/23 16:08:19
>>437
そうか、実はフリークなのか。
長編ではやはり万延元年、懐かしい年への手紙、取替え子、
あと好みとして日常生活の冒険が好き。
短編は「四万年前のタチアオイ」、「グミの木の教え」、「父よあなたは何処へ行くのか」「みずから我が涙をぬぐい給う日」「政治少年死す」「不満足」などが好み。
444428:05/01/23 16:13:03
ハッキリしたきっかけがあったというよりは、洪水、万延元年、個人的、狂気、芽むしりなどが面白くて立て続けに読んでて、気づいたらファンになっていたという進み行きでした。
445吾輩は名無しである:05/01/23 16:14:57
大江氏の場合問題なのは、氏の小賢しい処世術と創作活動が密接な関わりをもって
いることである。筒井康隆が断筆したとき大江氏は批判がましいことを書いていたが、
この人は日本に新聞が彼に関する批判を書けないことをどう思っているのだろう。
例えば、ある評論家がノ
ーベル賞授賞式の大江氏を描写した「満面の笑み」という言葉が、某大新聞には筆者に何の断
りもなく削除されてしまう。差別だの表現に自由だのの問題以前である。そうした庇護を当然と
思っているのかは分からないが、右翼から抗議を愛けた作品の文庫化を自分から拒否できるの
も、その程度の作家性しか持たないせいだろう。いずれにしろ、欲しくて欲しくてたまらなかった
ノーベル賞を手に入れて、その記念講演で「あいまいな日本の私」とは、皮肉でなく優れた自己
批評であり、大江氏の作家としての幕引きとして最良のものであったことは間違いない。
446吾輩は名無しである:05/01/23 16:16:21
親の因果が子に報い
447吾輩は名無しである:05/01/23 16:19:08
  ↑
品性に問題あり
448吾輩は名無しである:05/01/23 16:26:10
大江光ふたたび
449吾輩は名無しである:05/01/23 16:42:34
品性と言うより人間として最低だろう。
450吾輩は名無しである:05/01/23 17:56:33
人間性を批判するにしても
これまでまともなレスがないからね。
451吾輩は名無しである:05/01/23 20:57:00
NHK総合で「平和の世紀は築けるか」という真面目な番組をやっていました。
主な出演者はノーベル文学賞の大江健三郎氏。

大江氏の世界平和論は、ご自身のコピー人間が増えるのが理想とでもい
いたげな話しばかり。実際に平和を脅かしているイスラム、ユダヤ、キリスト教
などの原理主義者、中国の覇権主義や過激な民族主義者を批判したらどうで
すかね。それと帝国主義時代から続く、欧米による白人国家の国益優先、アジ
ア搾取、イスラム分裂外交についてはどうなんでしょう?ノーベル賞もらってる
と西欧人の悪口が言えないんでしょうか?

小説家という安全地帯からの発言であっても、理性や哲学に依存する人なら、
大江氏の主張に理想を見出すかもしれません。しかし、宗教上の対立と欧米
の搾取に痛めつけられ、生死を賭して戦っている人たちに、大江流の「自立し
た個」の思想が何の役に立つというのでしょう?大江氏は世界平和について、
もっと現実的な提言ができなければ、沈黙すべきではないかと思います。
452吾輩は名無しである:05/01/23 23:30:40
人間性を批判するにしても
これまでまともなレス&コピペがないからね。
453吾輩は名無しである:05/01/23 23:45:11
>>449は、>>446の人間性にレスをつけてるんだろう?
子息が障害者であることへの揶揄に対して。
454吾輩は名無しである:05/01/24 00:21:07
大江が吐いた「オエー(藁」
455吾輩は名無しである:05/01/24 19:05:00
>>446は何を言いたかったんだろうな。
もちろん446の人間性をうんぬんすることは不毛だ。
というのも446のレスのなかにその人間性は
両親の因果によるという自己言及性があるからだ。

障害児を持つ親にとって
大江は勇気を与えてくれる存在であることを考えたことがあるのだろうか。

それも単なる「現実に立ち向かう」という生き方=姿勢ばかりではない。
障害児を持つという現実を芸術的行為の中にどう変換させるか、
ということも含んで。
456吾輩は名無しである:05/01/24 19:12:08
エゴと無私の間カナ
457吾輩は名無しである:05/01/24 20:21:36
障害児=心の無垢な天才

という光の売り出し方は、いい目のつけどころだったと思う。

ハンセン病患者みたいなもんで、
お障害児様のやることには、誰も文句つけられないし。

精薄がテキトーに鍵盤叩いたもんでも、
たけみつが、仰々しくアレンジしてくれるwww
458吾輩は名無しである:05/01/24 20:47:44
あんたひどいな
たとえ思ってても人間としていっちゃいかんことだろ
459吾輩は名無しである:05/01/24 21:05:57
叱り付けたりしてるだろ。だが書き手の声がな。嫌な感じだったな。俺は。
460吾輩は名無しである:05/01/24 21:11:20
障害者は、怪物とかじゃなくて同じ人間なんだろ?

それをお犬様に仕立て上げた罪は重い。

大江光ふたたび
461吾輩は名無しである:05/01/24 21:14:46
オマエも同じ目にあってみろよー
462吾輩は名無しである:05/01/24 21:18:34
いまからでも遅くねぇからよ
463吾輩は名無しである:05/01/24 21:21:11
健常者だろうが障害者だろうが
親バカは親バカ
バカ息子はバカ息子
464吾輩は名無しである:05/01/24 21:22:57
健常者のくせに
脳性マヒの人が足の指で書いたみたいな
字をぷるぷる書いてる
相田みつをもムカつく
465吾輩は名無しである:05/01/24 21:23:55
別に人のことじゃネーの
いいんてねーの
466吾輩は名無しである:05/01/24 21:28:46
人間のエゴイズムの真骨頂がこのスレにはあるな。
467吾輩は名無しである:05/01/24 21:31:00
大江もそのひとりではないのかね
468455:05/01/24 22:01:13
まあどんな言葉を吐いても別に構わないが
わたしは障害者のひとりだ。
しかし「障害者」とは一体なんなのか?
健常者のあなたの中にも「健常者」がいないと断言できるだろうか?
誰が健常者と健常者とを区別しているのか?
健常者はどの基準において「健常」なのか?
身体にしろ精神にしろ本当に健常」だといえるのか?
「障害」をもつとは、「異常」であるとは何なのか?

そういうことを「自分の頭で」考えたことがあるのだろうか。
469吾輩は名無しである:05/01/24 22:03:58
音楽でないものを音楽として持ち上げるのは
不愉快だな。
470455:05/01/24 22:04:17
ちょっと錯乱していたようだ。
文章がかなりおかしい。
まあ気にしないでくれ。
「障害者」と「健常者」の区別を
「正常」と「異常」の区別を
誰が一体決めているのか?
471吾輩は名無しである:05/01/24 22:05:14
>>468
健常者=健常という言葉を維持したがっている人たち
障害者=健常者の派生
体勢への執着が結果として、「障害」や「異常」を生む
472455:05/01/24 22:06:57
自分が不愉快なものは認めたくないというのは「正常」なのか?
そういう他人の意見を認めたくないというのは「異常」なのか?
473吾輩は名無しである:05/01/24 22:16:09
>>472
「正常」とはそういうことだと思う。
「異常」とはその上に、より体勢の意見に近い方という立場が付く思う。
474吾輩は名無しである:05/01/24 22:18:18
体制なのか大勢なのかはっきり汁!
475吾輩は名無しである:05/01/24 22:26:35
同じものだろ、問題なのは順番で、
体勢→体制だろ?
476吾輩は名無しである:05/01/24 22:42:55
大江の『洪水』で出てくる「自由航海団」や
鯨と樹木の代理人を自認する勇魚、勇魚の息子、
あるいは「縮む男」や「ボオイ」といったキャラクター、
彼らは体制=大勢というマジョリティから距離をとり、あるいは反抗する。
彼らマイノリティが「異常」であるとマジョリティは言う。
身体的に、精神的に、「障害者」であると。
477吾輩は名無しである:05/01/24 23:16:29
>>463
健常者だろうが障害者だろうが……バカはバカ

という事実が、大きな意識の陥没のようにして抜けてると思う。
478吾輩は名無しである:05/01/24 23:17:59
>>469
光氏の曲はテレビで何度か聞いたことがある。
普通に音楽だと俺は思ったけどね。
479吾輩は名無しである:05/01/24 23:27:57
少し前に、「カードキャプターさくら」という、NHKで放映された
マンガが流行っていました。うちの息子(36歳、無職)も、「さくら
たんハァハァ」と一生懸命見ています。だいぶ前に終わったのに、
ビデオ屋などに行くと、根強い人気を持っているとのこと。
さて、「さくら」という名前を女の子に付ける親が、ここのところ急
増したと、先日の「朝日新聞」に書いてありました。今の若い人は知
らないと思いますが、桜は戦争=軍国主義のシンボルでした。アジア
の人々の心をあざ笑うかのように、最近の靖国公式参拝を公言し、異
を唱える市民を「頭のおかしい人」と冷笑するタカ派の小泉首相の異
常な人気を考えると、さもありなんという気がします。

このマンガは、主人公の女の子がいきなり「あんたはカードキャプ
ターや!」と有無を言わさず言われて、戦わされます。私はふと、か
つて若者が「赤紙」1枚で無理やり兵隊に取られた過去を思い出しま
した。そんな時代はもういやです。スタッフの皆さんには、戦争で亡
くなった方はいないのでしょうか。平和を愛する人間らしい気持ちは
ないのですか!なによりも平和が一番です!

また、「愛がなくなるなんて悲しすぎるよ」と言って、悪役と戦う
シーンがありますが、侵略戦争はいつも「お国のため」といったきれ
い事のもとに行なわれるのです。このマンガが、軍国主義を扇動して
いる危険なマンガに見えるのは、私だけでしょうか。

NHKは不偏不党と言うのは、真っ赤なうそだと、本多勝一さんも書
いておられます。実際には、世界に誇る平和憲法をないがしろにする、
危険なマンガを垂れ流しているのです。

私には、NHKをつけると映ってくる、この小さな女の子の「は
にゃーん」という声が、若者を戦争へと駆り立てる軍靴の足音に聞こ
えてなりません。カードキャプターならぬ、赤紙キャプター「同期の
桜」の時代はもうたくさんです!
480吾輩は名無しである:05/01/24 23:49:38
>>476
そうだね。体勢=体制が一番分かりやすいけど、要は依存したいものへ
近づきたい気持ちが、反対を作り出すんじゃないかな?
そこから、距離や反抗って言葉が出てくると思うんだけど、、、
でも、これって、視点的にはよく理解できるんだけど、肝心の態度としては
とりにくいよね。
481吾輩は名無しである:05/01/25 00:11:27
差別だろうけどさ
そんなことほざくのもいるんだなー
俺が死んだ人間の悪口嫌なのはな
口答えしてこねーだろ>477ンナロ



482大江 桜麻:05/01/25 00:24:29
>>479

で、大江健三郎の次男である俺がオチか?
483吾輩は名無しである:05/01/25 00:26:13
みんな勇気あるねー。
俺は害の悪口なんか恐れ多くて書けないよ。
彼ら特権階級だし。
484吾輩は名無しである:05/01/25 00:40:15
>>483
自分の頭にオノでもつき立ててみればいい。
キミも、キミのいう特権階級に仲間入りできるよ。
しかも、自ら望んでね…
485吾輩は名無しである:05/01/25 00:53:11
>>480
ああ、それは図式としてはわかるよ。
外部は内部があるから外部であり、
マイノリティはマジョリティがあるからマイノリティだと。

しかし、逃走=距離、もしくは闘争=反抗は
そういうマクロ的視点による図式化からでは
必ずしも捉えられない部分もあるんだろう。
何かがこぼれ落ちてしまう。
大半の批評が作品の強度を伝えられないのとパラレルに。

それを、「個」というミクロスケールの強度と呼ばないにしても
作家が批評ではなく小説を書く理由も
そのへんにあるんじゃないだろうか。
486吾輩は名無しである:05/01/25 00:53:30
うーん、障害者の悪口を言うのは論外だが、大江光に対してはちょっと疑問もある。
あの人は、本当に、世間で言われてるような音楽家なんだろうか。
自分で作った小さなメロディを、あのピアノの家庭教師の先生が編曲して、それを五線紙に写してるだけじゃないだろうか。
武満徹もついてたから、大きな楽団演奏は当然プロの編曲だろうし。
「大江光ふたたび」を聞く限り、なんかそんな疑問がわいてくる。
藻れは光さんは結構好きなんだけど、音楽家としては疑問だらけ。
だれか真実を教えてくれないかな。
487吾輩は名無しである:05/01/25 01:51:08
ひかるサンは、
自分のコンサートで、演奏されてるのが自分の曲だって
わからなかったことは有名。
488吾輩は名無しである:05/01/25 02:03:00
>>486
難しい問題だな。けれどもキミがなぜそんな疑問を持つのかは、
よく分かる。もしかしたらこの問題は、
大江健三郎という人間の本質を顕わにするかもしれないからね。

それでも俺は、作家にとって作品と生活は別のものだと思う。
作品を書いたやつがどんなやつだろうと、
それでそれで作品の価値が上下するのはおかしいと思う。
その意味でこのスレのコピペはすべて俺には意味がないよ。

不謹慎な言い方だけど、大江が死んだあと30年は生きたいな。
同時代作家じゃなくなったとき、大江がどう読まれるか、
また自分が大江をどう読むのか知りたいものだ。
489吾輩は名無しである:05/01/25 02:54:07
光の音楽とやらに金つかってる人ってチャリティー感覚だよね?
490吾輩は名無しである:05/01/25 02:54:46
漏れはいまだ大江を「同時代」作家という感覚がないなあ…。
世代的なズレってのは歴然とあって、過去の小説やエッセイを
後から追いかけてきたせいか。リアルタイムでも、どっかズレる。
ああ。そのズレが逆に魅力であったりもするわけだけれども…。

むしろファナティックなコピペを繰り返すコピ平のほうが、周回遅れ
で同期しそうな気もする。「遅れてきた―」コピ平とでいうか…まあ、
コピ平にはそんなこと言っても、永遠に理解できないだろうけどw
491吾輩は名無しである:05/01/25 03:10:54
孤高とか、節操とか、潔癖とか、そういう讃辞を得ている作家には
注意しなければならない。

それは、殆んど狐狸性を所有しているものたちである。

潔癖などということは、ただ我儘で、頑固で、おまけに、
抜け目無くて、まことにいい気なものである。

卑怯でも何でもいいから勝ちたいのである。
人間を家来にしたいという、ファッショ的精神とでもいうべきか。

この作家は、駄目になっているらしい。
言うことはいくらでもある。
この者は人間の弱さを軽蔑している。自分に金のあるのを誇っている。
その貧しき者への残酷さに自身気がついているだろうかどうか。
ひとにものを食わせるというのは、電車でひとに席を譲る以上に、
苦痛なものである。何がヤレヤレだ。
その神経は、まるで新興成金そっくりではないか。


492吾輩は名無しである:05/01/25 03:16:28
恥しくないか。
おまえはいったい、貴族だと思っているのか。
ブルジョアでさえないじゃないか。

おまえの弟に対して、おまえがどんな態度をとったか、
よかれあしかれ、てんで書けないじゃないか。

強いということ、自信のあるということ、それは何も作家たるものの重要な
条件ではないのだ。

いったい何だってそんなに、自分でえらがっているのか。
自分ももう駄目ではないかという反省を感じたことがないのか。
強がることはやめなさい。人相が悪いじゃないか。

いったい、この作家は特別に尊敬せられているようだが、
何故、そのように尊敬せられているのか、私には全然、理解出来ない。
どんな仕事をして来たのだろう。ただ、大きい活字の本をこさえている
ようにだけしか思われない。

作家もどうかしているけれども、読者もどうかしている。
所詮は、ひさしを借りて母屋にあぐらをかいた狐である。何もない。
493吾輩は名無しである:05/01/25 03:19:08
>>491
だからさ、作家の人格を問題にしてもしょうがないの。
文学は道徳じゃないんだから。

キミだって大手術を受けなければならなかったら、
その医者の人間性なんてどうでもいいだろ?
何で作家だけにはお門違いのものを要求するのかな?
494吾輩は名無しである:05/01/25 03:24:06

何処がうまいのだろう。ただ自惚れているだけではないか。
それがいつのまにやら、ひさしを借りて、母屋に、無学のくせにてれもせず、
でんとおさまってけろりとしている。

残忍な作家である。何度でも繰返して言いたい。
彼は、古くさく、乱暴な作家である。古くさい文学観をもって、
彼は、一寸も身動きしようとしない。頑固。彼は、それを美徳だと思っているらしい。
それは、狡猾である。あわよくば、と思っているに過ぎない。
いろいろ打算もあることだろう。それだから、嫌になるのだ。
倒さなければならないと思うのだ。頑固とかいう親爺が、ひとりいると、
その家族たちは、みな不幸の溜息をもらしているものだ。気取りを止めよ。

も少し弱くなれ。文学者ならば弱くなれ。柔軟になれ。おまえの流儀以外
のものを、いや、その苦しさを解るように努力せよ。
どうしても、解らぬならば、だまっていろ。

君は、代議士にでも出ればよかった。その厚顔、自己肯定、代議士などに
うってつけである。

彼の言葉は、ただ、ひねこびた虚勢だけで、何の愛情もない。

495吾輩は名無しである:05/01/25 03:29:32
>>494
そう思うなら、きみが読まなければいいだけじゃないのか?
きみには縁のない作家なんだよ。
なにもそんなに声を大にしてひとに言うことじゃないだろ。
きみとは違う意見の人がいて、その人がおもしろいと思って読んでいる。
きみはそれが許せないのかな? なぜなんだろうね?
496吾輩は名無しである:05/01/25 03:36:57
いいじゃん批判するくらい
497吾輩は名無しである:05/01/25 03:42:09
オレンジレンジが大江を尊敬してるって言ってた
498吾輩は名無しである:05/01/25 03:53:24
批評になっていれば誰も文句を言わないんだがなぁ。
499吾輩は名無しである:05/01/25 04:34:42
読まなければいいなんて幼稚なこと言うなよw
500吾輩は名無しである:05/01/25 05:10:07
                     人
                  ノ⌒ 丿
                _/   ::(
               /     :::::::\
               (     :::::::;;;;;;;)
               \_―― ̄ ̄::::ヽ
              ノ ̄     :::::::::::::: :::ヾ,
             (         ::::::::::::::;;;;
            / ̄――――― ̄ ̄::::::::\
           (          ::::::::::::::::::::::::::::::i
           人__......::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ_
         /                ,,,,;;::''''' ::::\
         (         ,,,,;;:::::::::::::::       __ ::;;i
        入        "   __ ::::  '"ゞ'-'_;;;ノ,,,,,
       /"':;;`丶___ __...,,,;:- '"-ゞ'-' ::::::..  ..............::::::::::ヽ、
      /      ''':::;;::::''''''        .....:::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
      {;;                    ( ,-、 ,:‐、 ..::::::::::::,,,,ソ`ヽ
      i;;..           ,,,,,:::::::: '''''''           ''''''  ..;;;:l
    r´\_;;:..._,,、-‐―‐''゙゙゙        __,-'ニニニヽ    :::::::: /
    /                       ヾニ二ン"  ...::::::::::::/
    |                             ........,::::::-''゙゙
    丶、:::::::.........          _____   _______,,,-‐'''''゙゙゙
      `ー-、__ ,,,::::;;;;_,,,、-‐''''゙゙゙゙   
501吾輩は名無しである:05/01/25 10:13:51
http://www.kit.hi-ho.ne.jp/kokumin-shinbun/1503125oe.html

大江健三郎 週刊朝日の作品酷評に怒る

ノーベル文学賞作家として名高い大江健三郎(写真右)をネゴシ
エーターと呼ぶ。その本領を発揮するような“事件”があった。

「週刊朝日」が連載していた匿名書評家によるコラムで大江の
最新作がこき下ろされたのが事の発端。

朝日賞の選考委員で、「週刊朝日」に連載予定のあった大江から
編集部に早速クレームが入った。問題のコラムは連載中止となり、
編集長は解任された。

大袈裟とも思える「週刊朝日」の反応には訳があった。ライバル
紙・読売が大江の新聞連載小説をモノにしたという情報を察知していたからだ。
天下の朝日、読売を手玉に取った大江。流石はノーベル賞作家だ
と業界人をうならせている。
502吾輩は名無しである:05/01/25 10:52:33
>>499
読まなければよいというのは、
コピ平とか500みたいなのに言っているつもりだったんだが、
まあ、いま読み返せば>>494は批評になっているかな。
許せや。

>>501
リンク切れてるけど、URLの國民新聞ってもしかしたら、あれか?
この問題ならもっとましなソース見つかるのでは。
朝日問題は、その原点は中央公論問題だね。
学生からそのまま流行作家になるのも確かに考えもんだ。
503吾輩は名無しである:05/01/25 11:07:50
>>492>>494は、太宰治が志賀直哉へ向けて書いた文章。『如是我聞』だろ
504吾輩は名無しである:05/01/25 11:12:16
>>503
へー、へー、そうなの。
指摘ありがとう。
505吾輩は名無しである:05/01/25 12:13:18
大江個人より作家という人種自体が嫌い。
506505:05/01/25 12:18:37
ナイーブで、虚弱で、女の腐ったような奴ばっかり、作家や文化人って。
アテネ人よりスパルタ人の方が良い。
早く日本がまた軍国主義になって欲しい。
507吾輩は名無しである:05/01/25 12:35:42
>>506
中学生の低知能レベルの思考
508吾輩は名無しである:05/01/25 13:22:18
>>506
一人で特攻隊ごっこでもやってろよ。
509吾輩は名無しである:05/01/25 19:36:26
今朝の朝日朝刊によると、大江さんは長年の読書でたまった
書き込みだらけの蔵書を大量に処分したらしいけど、
大江文学の研究資料として残しておくべきだったんじゃ?
510吾輩は名無しである:05/01/25 20:55:10
大江氏のところには全国の作家から贈呈本が届くので、定期的に本を処分しているというのは読んだことがある。
それに作家は自分の勉強や感動の痕跡なんか、人に見られたくないんじゃない。
511吾輩は名無しである:05/01/25 21:02:55
大江健三郎は今から44年前、防衛大生を「恥辱だ」と言い、ワシントンで「自衛隊全廃論」をぶった。「中国や朝鮮半島の人民たち
と協力して、自衛隊の全廃を目指さなければならない」と主張した。まったくもって意味不明である。自衛隊を廃止するのに必要なこ
とは、防衛庁設置法と自衛隊法の改正である。中国人や韓国人の助けなど要る筈がない。

戦前の日本のことを「破壊への狂信が、国内と周辺諸国の人間の正気を踏みにじった」と表現している。アブノーマルな日本人が
アジア諸国を侵略したという非難である。だが言うまでもなく、イギリスはインドを、オランダはインドネシアを植民地にし、搾取の限りを尽くした。
一方、台湾では、日本の手によって学校が作られ、近代的な社会制度が整えられた。西欧と日本の大きな違いは、日本の植民地経営だけが赤字であったことである。
大江は、西欧がやったことに目をつむり、自国のことにだけ非難を浴びせている。

何よりあきれることは、広島、長崎への原爆投下は日本人に責任があったという主張である。ちなみに、このアメリカの犯罪を正当
化させるためにデッチ上げられたのが南京大虐殺である。大江は、すべては日本が悪かった、以後這いつくばって生きてまいります、と世界にメッセージを発している。

大江は、祖国である日本の国家を、そして同朋である日本国民を貶め、蔑み、罵った。大江は、反国家、反天皇、反日
本、反国民、の言説を弄している。日本国民を見下して軽蔑して、1人自分だけを別格とし、己だけを高しとしている。
大江は反日的日本人である。
512吾輩は名無しである:05/01/25 21:04:11
しかし、なぜ「天皇制」を打倒しなければならないのか、国内に対しては露骨な言い方を避ける。堂々と自分の考えることを日本国
民に訴えつづけていたのではない。当て擦り、嫌がらせ、ほのめかし、からかい、唇をゆがめたような皮肉に終始している。後で言い
逃れできるようにはっきりと責任ある議論をしなかった。それでも、たとえ間違った考えであったとしても、自分の考えることを堂々と
声を大にして国民に訴え続けたのであれば、毅然とした確信犯とみなすことができるのだが。だが、海外では決定的な表現を使う。
口を極めて、露骨に日本や日本の歴史や日本国民を論難し、罵倒し、弾劾した。
外国人に対して日本人がいかに駄目であるかを縷々と述べる。この態度は卑屈という一言に尽きる。自分を国際的に売り込むた
めに自分の祖国を叩き売る。外国から拍手喝采されるために、祖国にいわれなき非難、攻撃を加えた。そこには、国民としての誇り
のひとかけらもない。皇室や自衛隊など批判するものに向かってこないものに対しては限りなく冷酷に非難、攻撃の刃を向ける。
他方、まかり間違えば痛烈な批判の矢が飛んでくる恐れのある対象には絶対に悪口を言わない。
大江健三郎は卑怯である。大江健三郎は卑屈である。大江健三郎は醜悪である。
オオエがノーベル賞を受賞した理由について、スウェーデン王立アカデミーの発表。「大江氏の作家活動は、日本における悪魔払いの行為」。
祖国を悪魔扱いして、外国に誉められてはしゃぐ。ただのハレンチである。
513吾輩は名無しである:05/01/25 21:38:21
コピ平ちゃんは自分の文章が書けないのかい?
コピペは卑怯である。コピペは卑屈である。コピペは醜悪である。
514吾輩は名無しである:05/01/25 23:13:44
林家
515吾輩は名無しである:05/01/25 23:23:10
>>513

そうすると、だいたい文章なんてのは全部先行するテクストからの
コピペだから、文章という文章は全部卑怯で卑屈で醜悪ってことに
なってしまいますが。
516吾輩は名無しである:05/01/25 23:33:39
だからこそ大江は醜悪なんだろ。
517吾輩は名無しである:05/01/26 00:08:15
>>515は小学生のケンカか?情けなくないのだろうか
518吾輩は名無しである:05/01/26 00:10:37
>>515
コピぺってのは文章を書く作業じゃないんだよ。
変な比喩でごまかすな!
519吾輩は名無しである:05/01/26 00:38:38
kono sure no shinkou wo miruto
waga kuni no migisenkai no doai ga kantoku sarete
osoroshikunaru
520吾輩は名無しである:05/01/26 00:57:25
ねえ、ところでここのみんなは右、左の話がしたいのか?
521吾輩は名無しである:05/01/26 00:57:28
間テクスト性やテクスト理論について>>515は知らないらしいな。
先行するテクストからの引用や反復ならその通りだが、
決して「先行するテクストからのコピペ」ではないんだよ。
反復の場合であってもそこには「差異」もまたもたらされるのであって
そのへんは、まあドゥルーズ『差異と反復』を参照だな。
522吾輩は名無しである:05/01/26 01:15:04
506
冗談だろ
523吾輩は名無しである:05/01/26 01:25:44
>>506 は、まるで「遅れてきた青年」みたいだ。
524吾輩は名無しである:05/01/26 02:12:34
>>523
「われらの時代」の主人公もそんな感じだよな。
>>506は意図的なパロディかと思われるくらいだ。
525吾輩は名無しである:05/01/26 03:16:14
なりすましとはこういうことだな、ふふ。
526吾輩は名無しである:05/01/26 03:38:53
なりすましもどうやらグループのようですな。
527吾輩は名無しである:05/01/26 03:44:36
俺が思うにどーも永遠の本物とは程遠い連中だ。
プチブルだとしても、億の金なんざ、すぐ無くなるよ。羽モノだからね。(爆笑
ほらもたもたしてんなーよ。
528吾輩は名無しである:05/01/26 08:00:07
http://www.angel.ne.jp/~arrow/insist/ikenjizai/1028.htm
【高山正之の異見自在】A・センの困惑歴史を途中から読むな
[2000年10月28日東京夕刊]
先日の朝日新聞の夕刊文化面に大江健三郎の紙上「往復書簡」が載っていた。
この人の文章は、ノーベル文学賞作家という肩書を割り引いても分かりにくい。何を言っているのかさっぱりだが、一応、筋道というか、言いたいらしいことが二度か三度読むとぼんやりながら浮かんでくる。
この人の文章が入学試験やテストなどによく引用されるのは、一読さっぱり意味不明というところが評価され、ついでに彼の天皇制批判、戦後民主主義万歳の主張が共産党系の多い学校関係者にうけるからだろうと推測される。
でも、そんな文章をあてがわれる生徒たちには拷問といわないまでも、つらい仕打ちになる。
生徒は一読してまず思う。「ボクは日本語を話せ、理解できると思っていた。それは間違いだったのだろうか」と。
いや、そんなはずはないと再読する。さっぱり。もしかして暗号かなと思って逆から読む。少しは日本語らしくなるが、意味はやはり不明のまま。
やがて苦悩の底から疑念がわいてくる。ノーベル賞作家の書いた日本語が分からないのはボクは実は日本人ではなかったのか。
かくて多くの生徒がうつろな目で立ち上がり、ふらふらと、ときには絶叫して教室を飛び出し、再び帰ってこなくなる。不登校や非行化は、もしかしたら彼にも責任の一端があるかもしれない。
この「往復書簡」も突然走り出してビルの屋上から飛び降りたい衝動にかられるのがコワくて見ないふりをするつもりだったが、あて先が「アマーティア・セン」になっていた。ノーベル経済学賞を受賞したインド人学者だ。
英国植民地下のベンガルに生まれ、あの第二次大戦時の大飢饉を経験した苦労人で、欧米の経済理論に反発し、アジアの発展と可能性を強く主張してきた。
とくに日本の経済発展を高く評価し、欧米諸国が"あれはわれわれの単なる模倣"と見下すのを厳しく批判し、「欧米より進んだアジア独特の経済システムの牽引車になった」と昨年、シンガポールで講演している。
この講演の内容をもう少し引用すると、日本が示した模範は何より人的資源の開発、つまり教育にあった、という。(中略)
529吾輩は名無しである:05/01/26 08:01:09
そうした教育普及の意味が近隣アジア諸国に広がり、「経済発展とは(キリスト教とか、民主主義とかの)高い文化レベルや豊かさがなければ育たないという欧米の理論を覆して、さまざまな人種、宗教、
社会制度が入り交じる貧しいアジア諸国の間にも実現することができた」
それどころかそのごちゃ混ぜアジアには欧米をしのぐ経済発展の可能性がある、その鑑は日本だと言い切る人である。
それに対して、日本の過去を否定し、米国を崇拝し、その米国が持ち込んだ戦後民主主義をありがたがる大江健三郎という取り合わせは実にもってミスマッチというか、妙な取り合わせになる。
その好奇心が勝って、発作を覚悟で読んでみた。
この人の悪い癖は、どんな大きなテーマでも自分の小さな行動に収斂させてしまうことだ。A・センが一世紀半の世界史の流れからくみ出した理論について、自分が東大法学部をけって文学部にいった"事件"に置き換えて、
「どうです。ぼくはあなたの理論のすばらしい実践者でしょう」という自画自賛にもっていってしまう。
そして、終戦後の混乱時に餓死者が出なかったのは、天皇陛下のお言葉「家族国家として食糧危機を脱しよう」ではなく、米国がもたらした「社会制約を受けずに為し得た自由」と食糧援助の結果だと主張し、
それを実践した自分を「褒めてもいいですよね」。
確かにそのころ、学校で脱脂粉乳を溶いたものを飲まされた。臭くまずかったが、それで餓死しなかったわけではない。みんなが家庭菜園をつくり、買い出しし、なければ我慢した。暴動も起きなかったのはまさにA・センのいう「教育」のおかげだったと思う。
ちなみにこれほどノーベル賞作家を感激させた米国の援助の実態に触れておく。米国はドイツなどには無償のマーシャルプランを実施したが、対日援助ガリオア・エロアでは後から請求書を送りつけ、
日本政府は当時で数億ドルを払った。あの脱脂粉乳の代金を払えなんて闇屋だって言わない。
それほどに歴史知識のない、見当はずれの自慢話に満ちた手紙をもらってA・センも困ったろう。
実際、翌日の紙面に載った返信には困惑が行間からあふれていた。そして一言、オデッセイに言及したくだりで、それを「解釈するにはその前のイリアス」を読めと。
戦後だけ切り取って近視眼的に見るな。歴史を流れで捕らえよ、という忠告である。それ、彼は分かっただろうか。
530洪水読書中:05/01/26 13:08:19
全体の1/3ほど読了。
ちょっと面白く読めてきた。
しかし、大江の小説は性描写や暴力描写多いね。
531吾輩は名無しである:05/01/26 14:42:05
「性的人間」には騙されました(w
532吾輩は名無しである:05/01/26 16:36:54
忘れられかけてる作家ではRYo
533ジン:05/01/26 18:41:17
シジュウカラ、ですよ。
534吾輩は名無しである:05/01/26 19:13:44
根津朝彦 朝日新聞社様へ
 突然長いメールをお送りする失礼をどうかお許し下さい。私は根津朝彦と申します。現在、同志社大学大学院文学研究科の学生です。

また6月11日(夕刊)の「大江健三郎氏ら『9条の会』結成」のベタ記事には少し驚かされました。
大江健三郎さん、加藤周一さん、小田実さん、奥平康弘さん、鶴見俊輔さんら戦後日本を間違いなく代表する知識人であり、まさに日本国憲法が緊急の論点になっているにも関わらず、いささか扱いが小さすぎると感じたのです。
申し訳ありません。身勝手な憤懣を表明しているつもりは一切ないのです。6月15日の京都地域面に関連記事が掲載されていましたが、今後かれら9人のアピールの続報をぜひご検討していただければ幸いです。

2004年6月15日
http://www.shinbunbun.com/tsukomi/tsukomi-text/nezu-acess-no3.htm
535吾輩は名無しである:05/01/26 19:31:23
媚w
536吾輩は名無しである:05/01/26 22:35:50
■ヒューマニスト・大江健三郎の日本人離れした“邪悪さ”(SPA! 2003.12/30・2004.1/6合併号)
坪内祐三:大江さんには、とんでもないエピソードがいろいろあるからね。
福田和也:そのうち連続殺人で挙げられても全然不思議じゃない、みたいな邪悪さ。
 〜中略〜
坪内:ある雑誌に大江健三郎が――ここがまた大江さんらしいんだけど「中上健次」という名
 前は出さずに、「少し前に某文芸誌で対談したある若手実力派作家から、石原慎太郎がこん
 なことを書いているといって、その記事のコピーが送られてきた」と、やるわけだよ。
福田:有名な“波事件”だ。しかし、わははは、大江さんの所には、いつもコピーが送られ
 てくるんですな。(*まず捏造っちゅうこと)
坪内:その送られてきたコピーというのは、石原慎太郎が講演で大江健三郎のことを批判して
 いる――という内容で。それを読んだ大江健三郎は、すぐに石原慎太郎批判を始めたんだけ
 ど、その複雑な構造!
福田:ですなあ。
坪内:大江は石原とはナイスにつき合ってて、一方で中上健次とも仲良くしてて、その中上か
 らコピーが送られて来て、それで批判を始める、だからね。しかも中上は中上で、その頃、
 今その大江や石原の世代の作家で生きていると言えるのは石原慎太郎しかいない、とか言っ
 てたんだよ。
福田:これは、作家の宮本輝さんからから聞いたんだけど、三島由紀夫賞第一回審査員が、
 江藤淳、大江健三郎、中上健次、筒井康隆で・・・。
坪内:開高健もいたんじゃない?
福田:え? いたかな・・・。まあ、とにかくその選考会の時、選考会場の密室で、中上健
 次が始めから終わりまで、大江さんに「おまえ悪人、死ね」ってずっと言ってるんだって。
 「死ねおまえ、悪人死ね」と。
坪内:なんだろ、やはり“波事件”の影響?
福田:でしょうかねえ。宮本さんは、「筒井さんか江藤さんが止めるかな」と思ったら2人
 とも止めないから、結局最後までずっと、中上は大江に「死ね、おまえ死ね」だったんだ。
 でも、大江さんも全然へらへらしてて。
   中上:死ね、おまえ死ね!
   大江:それではつぎの作品ですが。
   江藤:これはですね。
   中上:おまえ死ね。死ね、大江死ね!
 と、平気で選考やってたんだって。
537吾輩は名無しである:05/01/26 22:59:45
むしろ邪悪なのは中上のほうじゃねーかw
真偽はともかく、めちゃめちゃ笑えるエピソードだね
江藤は江藤でマイペースというか我が道というのかw
538吾輩は名無しである:05/01/26 23:36:51
大江が神経質なのは、文壇で友達つくるの拒否してたからじゃないか。

とかくメダカは群れたがる。坪内、福田、島田なんてのは、メダカの代表だよな。
539吾輩は名無しである:05/01/26 23:48:01
メダカの兄弟が文壇で
大きくなったら何になる
540吾輩は名無しである:05/01/26 23:59:18
メダカはメダカのままさ(爆笑
541ジン:05/01/27 00:02:28
所詮雑魚は雑魚、ですよ。
鯨の代理人には及びませんよ。
542吾輩は名無しである:05/01/27 01:00:17
大江ね そう大江w
543吾輩は名無しである:05/01/27 01:16:38
パール・バックに比べる人いるw?
544吾輩は名無しである:05/01/27 10:07:54
http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/kak2/120716.htm
Uta.
==============================
大江健三郎「恥」発言
木村愛二です。

 大江健三郎の防衛大学校生についての「恥」発言の議論がありま
したが、私は防衛大学校の3期中退で、東大では大江の1年下でした
から、その発言以前、芥川賞の受賞以前の彼の姿も見かけています。
その当時の芥川賞受賞者には石原慎太郎もいますが、芥川賞そのも
のの評価も必要です。私は、どちらも商業雑誌のタレントとして見
ており、石原も大江も軽蔑しています。作品も、初期のものしか読
んでおらず、まるで興味がありません。

 その後、大江を天敵扱いする本多勝一とは直接、訴訟まで起こす
関係になりましたが、この種の商業タレントの発言に一喜一憂する
日本の自称文化人全体も、軽蔑の対象です。この考えは、実は、そ
れほど珍しいものではなくて、私は日本テレビにいましたが、メデ
ィアの世界で下積みの苦労をした人々の本心なのです。

 最初に、大江の知る人ぞ知る軽蔑すべき正体を記すと、彼は、
フランス文学科出身ですが、当時のアイドル、サルトルがノーベル
賞を拒否したのを賞賛しておきながら、自分は受賞に向けて醜い政
治工作を展開したのでした。彼こそが日本の「恥」なのです。
(後略)
545ジン:05/01/27 21:14:25
コピペ、ですよ。
546:05/01/27 23:16:38
>>443-444
>長編ではやはり万延元年、懐かしい年への手紙、取替え子、
>あと好みとして日常生活の冒険が好き。
>短編は「四万年前のタチアオイ」、「グミの木の教え」、「父よあなたは何処へ行くのか」「みずから我が涙をぬぐい給う日」「政治少年死す」「不満足」などが好み。
>洪水、万延元年、個人的、狂気、芽むしりなどが面白くて立て続けに読んでて、気づいたらファンになっていたという進み行きでした。
かなり読んでるんなあ。すごい。
当方の場合は評論集から入った。
547洪水読書中 :05/01/28 22:34:54
ようやく半分読了。
自由航海団がノアの方舟をリファレンスしてるのはわかった。
548吾輩は名無しである:05/01/28 22:54:26
大江健三郎『言い難き嘆きもて』評
(2002/01/05)

大江健三郎さんは昨年から、つまりアメリカから帰国してからというもの、テレビや新聞での
発言が大変多くなった。ニュースステーションにも出演したし、正月もNHKで若者たちを前に
「いかにすればテロがなくなるか」ということについて御説を語っていた。その発言の大半は、彼
がその文学活動の中で政治的なスタンスとして保持してきた「戦後民主主義」の擁護に当たっ
ている。

この、『言いがたき嘆きもて』もその流れの中で書かれたエッセー集である。
帯には「ノーベル賞作家の魂の叫び」と書いてあった。購読者の目を引くための帯にいちいち
文句をつけても始まらないが、この本にあるものはそんなものではない。
この本には大きく二つのことが書かれている。ひとつは、混迷の時代にあって彼の師匠である
大仏文学者・渡辺一夫氏譲りの、人間に対する基本的には希望的なヒューマニズム(フランス
語だからユマニスムというべきか)の継続。もうひとつはここ十年ほど日本を覆っている、「右」と
か「ネオナショナリズム」という言葉で表現される「反戦後民主主義的」なものへの耐えがたい嫌
悪感である。

僕も大江さんから見れば「右」とか「ネオナショナリズム」といわれる部類に入るのだろう。僕は
決して大江さんが言うように、人命を軽視しているわけではないし、安易に国家主義に走るつも
りもないが、それでも「反戦後民主主義的」ではあり、それを嫌悪されるのならば仕方がない。
実際、嫌悪の度はすさまじいものである。たとえば、丸山真男氏の死に関する次の二つの文
章。

若い批評家は、丸山氏の側に立って?つまり現代世界の普遍性に結んで?
「虚妄」という言葉の深みをのぞいてみようとはしない。丸山真男氏の世代から
私の世代を経て、若い彼らの世代へと、共通の言語をつなごうとする知識人の
努力を、彼は放棄する。無知と、半ば意識的な誤解によって道を断ち切ること
で、自分らの言説の響きに空元気をつけるのみだ。近来の、新ナショナリストの
言論に共通の弱さ、アンフェアの特色を示していると思う。(p.27)
549吾輩は名無しである:05/01/28 22:55:54
内村(鑑三)を「小慷慨家」とあざけり、「国家は実在す、空想にあらざるなり」
と天晴れリアリストを以って任じた(高山)樗牛らの立場と、彼によって「腐儒詩
人の空想」と嘲罵された内村の立場と、いずれが果たして歴史の動きをヨリ正
しく指していたか。(中略)いまはもう老年に入った私の、感慨がさらに複雑にな
るのは、戦争の悲惨の経験によって日本人がそれを乗り越えたと丸山(真男)
のみなした国家主義が、今日、高山樗牛をマンガ化したマッチョとでもいう思い
入れで若い人たちのうちに復活しているからです。(p.186)

大江さんは小説家だから当然なんだけれども言葉づかいは慎重かつ丁寧だし、そこが大江
文脈の真骨頂でもあるのだけれど、彼が「空元気」「アンフェア」「嘲罵」「マンガ」「マッチョ」とい
った激しい、唾棄するような言葉づかいをするのは珍しい。それほど彼は昨今の「反戦後民主
主義」的な動向を嫌悪しているし、否定したいのであろう。
それはご自由に、である。

問題は、彼が自分の単なる嫌悪感を、普遍的な高みにたって高尚なものに仕立て上げている
ことだ。上の文章だって、何も前提がない状態で読めば、「どうして僕たちがつないできた言葉
を君たちは聞こうとしないの?それはよくないよ」「内村鑑三は国家主義を否定しました。高山樗
牛はリアリストでした。それで歴史の流れを見ると高山のリアリズムで戦争に負けました。ほ
ら、内村のほうが正しかったでしょ。だから高山はいけません」という子どもっぽい議論にしかな
っていない。
この議論を高尚なものとして彼に書かせているのは、自分たちは普遍の側にたっている、自
分たちは正しい側にいるのだという自信だ。しかしその根拠は「歴史の流れが正当性を証明して
いる」というだけの、まったく薄弱なものである。そんな薄弱な論拠から「普遍性」というとんでも
なく困難な代物を(例えば昨日書いた『トランスクリティーク』を読んでいると、それがどんなに困
難な代物かだけはわかると思う)引っ張り出そうとするのは傲慢なのではないか。
550吾輩は名無しである:05/01/28 22:57:40
僕ら若い世代が、「反戦後民主主義的」になっているとすれば、それは国家主義というよりも、
われわれが子どもだったころまで赤旗を振って真顔で反戦運動をやる大人たちが主張していた
「戦後民主主義」のもつ傲慢さ、そしてその傲慢さがもたらした結末への反感である。

そもそも、われわれ(日本人、である)はいつ「国家主義」を乗り越えたのか。いつ普遍性の高
みに達したのか。大江さんはこう書く。

私が被爆者たちの生涯から学んだのは、個人としての災厄の自覚に始まっ
て、日本人としての、と展開する被爆の受け止めが?確かにその段階までは
ナショナリズムと通うところがあったとしても、「時」を経て、人類レベルの普遍
性に昇華していることによってである。(中略)その普遍性の獲得は、被爆者た
ちの核廃絶への運動を、アジア侵略への積極的反省とも結びうるものとした。
(p.30)

私は日本の新ナショナリストたちの「自虐史観」説にあるひ弱さに対して、広
島・長崎の被爆者たちの「時」に鍛えられる誇るべき強さ、普遍性を示したい
(p.32)

僕自身長崎に生まれて、子どものころから多くの被爆者と接する機会を持った(いや、持たさ
れた)から、被爆者たちの個人的災厄がどれほど悲惨でその後も含めて辛いものであったか
は重々承知している。また、アジア侵略の犠牲となった人々の話も大学時代にたくさん聞いた。
僕はナショナリストであるが、ネオ・ナショナリストの一部の人たちが言うように「アジア侵略は解
放戦争であり、何にも謝る必要はない」というほど厚顔無恥ではない。朝鮮・台湾・中国への強
圧的政策の中で住民が蒙った犠牲を思うとき、顔を赤らめずにすむ日本人がどれほどいるだろ
うか。そのことが十全な解決に至っていないのも承知している。
551吾輩は名無しである:05/01/28 22:58:47
しかし、である。僕が何を嫌悪するといって、子どものとき、被爆者の話を聞く機会を持った
(持たされた)あと、それを主催した左翼系の大人たちの「ほら、聞いただろ。だから戦争はいけ
ないんだ」という顔ほど嫌なものはなかった。犠牲になった人たちの心痛、それは一応同じ人間
として、いわば「普遍的」にシンパシーをもてる。けれども、犠牲者の個的体験を借りて、己は犠
牲者でも何でもないのにあたかも犠牲者に成り代わって俺が普遍性を主唱するのだ、俺は犠
牲者から話を聞いて普遍性に達したのだ、という連中の傲慢な心理には我慢がならない。被害
者宅に押しかけ、いかにも悲しげな表情を作って加害者を大袈裟に糾弾するワイドショーリポ
ーターと心根としては変わらない。


そして、「戦後民主主義」を支えてきたのはそんな連中なのである。
もし大江さんの上の文章で、普遍性を「獲得」したのがわれわれ戦後の日本人だというのであ
れば、それははっきり言って傲慢だ。被爆者自身とアジアの犠牲者たちとの連携も存在する
が、それは同じ戦争犠牲という紐帯によって結ばれているのであって、その悲しみを借りて普遍
性を主唱することは偽善あるばかりか、犠牲者への冒涜ですらある。

個的体験がそう簡単に普遍性に昇華されるものではないことも言っておきたい。朝鮮人や中
国人をいまだに蔑視する被爆者は少なくない。かつてアメリカの核疑惑艦が長崎に入港したと
き、被爆者団体の幹部は艦長が平和祈念像前に置いた献花を公衆の面前で踏みにじった。当
然の心理である。だがそれは平和団体の「市民運動家」たちの厳しい非難の的になった。なぜ
か。「運動家」たちが普遍的な正義と信じる信条から見てインコレクトだったからだ。普遍性に立
つ彼らは決して被爆者の心の奥底に耳を傾けようとはしない。
552吾輩は名無しである:05/01/28 22:59:51
あるいは、朝鮮や台湾、中国大陸で、日本政府の無法な政策とは別に、個人的なハートから
現地の人々に尽くしいまだに顕彰されている日本人もいる。彼らがネオ・ナショナリスト系の言
論の論拠として使われているのは承知しているが、個的体験という意味ではどちらも変わりが
ない。一方を正義に、もう一方を不正義にしているのは日本が戦争に負けたという政治的な理
由であり、ポリティカル・インコレクトネスによって一方が封印されているだけだ。
そんな政治的に左右されるものが「普遍性」とはちゃんちゃらおかしい。ましてわれわれが普
遍性を獲得したコスモポリタン面して出かけていったところで、当面の間われわれは「日本人」
である。外国人はそうしか見ない。のっぺらぼうのコスモポリタンでは戦争責任も戦後賠償もあ
りはしない。もしかして、「僕はもう日本という国家的なものに束縛される段階は超越しちゃって
いるんですけど、でもまあ、ご先祖さんたちが悪いことしちゃったんで、その点については謝りま
す」とでもいうのだろうか。
あなたたちがどう思おうと、所与条件として国家は個人に張り付いている。国家的なものを否
定するのは自由だが、その戦略は国家というものがいまだ有効な現状を前提としてはじめなけ
ればならない。
そんな状況にあって、誰が「国家主義を乗り越えた」というのであろうか。

こう見てくると、大江さんの嫌悪感ばかりが目立つ。
脳梗塞をわずらい、妻を失った江藤淳氏の自裁を「センチメンタルな甘え」と断じ、「現に脳梗
塞を乗り越えてリハビリテーションに励む人たちに無礼じゃないでしょうか?」と言いながら、伊
丹十三氏の自殺を『神曲』を引用して悼むというのは、かたや終生の論敵、かたや終生の友人
にして義兄という関係がもたらした「アンフェア」としか思えない。あるいは、

そこで私は、迫ってくる老年についても、アジアの先行きへの不安について
も、環境、人口、資源のどの課題についても、明らかに進行する悪いときを引き
受けるつもりで生きよう、と自分に言うのです。(中略)さらに悪いときは必ずや
ってくる、しかし、その到来をいくらかなりと先のほうへ押しやろうというのが、あ
りていに言えば、世紀末から次の世紀にかけての、人類の基本的な態度では
ないでしょうか?(p.73)
553吾輩は名無しである:05/01/28 23:00:56
なお彼らが?われわれみなとともに?平和の奪われた世界で希望を喪う日
は遠いように!(p.243)

というような文面に至っては、いずれにせよあまり希望的な観測の持てない世界でこれからを、
それでも希望をもって生きていかなければならないわれわれ若者たちに対して、すでに世俗の
ことから離れたかのような、宗教的な救世主的な発言はそれこそ失礼ではないだろうか。「彼ら
が」と「われわれ」という言葉遣いが、普遍性の高みに到達してた救世主的「われわれ」と、その
神の言葉に耳を傾けようとしない反戦後民主主義的な「彼ら」との区別を濃厚に象徴している。

かくして、反戦後民主主義的な高まりに対して戦後民主主義派が吐くべき呪詛が、この本に
は詰め込んである。そして、われわれがもっとも嫌う戦後民主主義的な要素が、大江健三郎さ
んという著者を通じて顕になっている本だ。論点を明らかにしていく上で、一読しておくべきもの
であろう。

むろん、反戦後民主主義派にも問題はある。「戦後民主主義」というとその主張やスタイルが
比較的まとまっているのに対して、戦後民主主義への批判者はあまりにも多様な形をとりすぎ
ているのだ。黒塗り街宣車でわめきたてるヤクザ、皇居一般参賀で菊の御紋章の入った御旗
を掲げて陛下に忠誠を誓う若者、自虐史観を批判しリキの入った教科書を執筆する大学教授
もそうならば、僕のようにいや今日は寒いねといいつつコタツに入って茶をすすりながら一般参
賀の中継も見ないけれども、いやおめでたいねえと思っている人間もそうなのである。そしてこ
れらを貫く筋の通った理論はない。ネオ・ナショナリズムを批判する人たちはいったいどこを批
判しているのか判然としないだろう。そのことに、ネオ・ナショナリズムのほうも甘えてきた感が
ある。
554吾輩は名無しである:05/01/28 23:02:12
僕自身も、ナショナリズムは生活の総体というかスタイルなのであって、「…主義」というのと
は異なるだろう、と思っている。しかしながら、ナショナリズムそのものを論理化するというより
は、新しい保守思想、新たに国家とか個人とか社会とかを捉えなおそうという思想運動をナショ
ナリズムをベースとした別個の理論として立ち上げる必要には迫られているだろう。そうしない
と、ありがちな流行で終わってしまい堕落した戦後民主主義の跋扈を再び許すか、勢いでファ
ッショの再来を招くか、どちらかしか道はないからだ。

普遍性を目指す運動を否定するつもりはない。むしろ普遍性は状態として現実にあるのでは
なく、決して実現することのない理想への運動としてしか存在しない。普遍的なものに足場を置
くことはできないのだ。戦後民主主義はそのありえない足場の上からものを言ってきた。その空
虚さに気づいているのが、現在の反戦後民主主義的な運動である。普遍性を問い直すための
足場を、「日本」という国家あるいは社会の中に見出すことができないか。それがナショナリスト
としてのわたしの「希望」である。
555吾輩は名無しである:05/01/28 23:29:48
もっと新しいコピペはないのかよw
556吾輩は名無しである:05/01/28 23:58:09
哀れな屍はホットケ
557吾輩は名無しである:05/01/29 03:02:00
なるほと、パール・バック。
558吾輩は名無しである:05/01/29 18:14:06
野依良治名大教授のノーベル賞の受賞式に、歴代のノーベ
ル賞受賞者も出席していた。その中に、「あの」大江健三郎の姿が・・・
有名な話だが、大江は、ノーベル賞受賞に際して、日本政府
から文化勲章を受ける話を断った。理由は、「国家から表彰
されたくない。皇室からもらいたくない」だった。
文化勲章を否定すること自体は、同じ日本人であることに恥
入るが、思想の問題だから、別にどうこう言うつもりはない。
しかし、だったら、どう考えてもノーベル賞も辞退すべきだろう?
なぜなら、ノーベル化学賞は、スウェーデン王立科学アカデミ
ーが国を代表して選定する。授与するのは、スウェーデンの
グスタフ国王だ。
国家が関与し、王室が授与するという点では、文化勲章も、ノ
ーベル賞も同じである。文化勲章がイヤなら、ノーベル賞だっ
ていらないというのが当然である。
大江は、それはしない。その理由は何だろうか?
日本人のくせに欧米の視点に立ち、日本をバカにしている
か、一億円以上の賞金に目がくらんだか、どっちかだろう。両方か?
大江がノーベル賞を受けたことにも腹が立ったが、その後の
記念講演も聞いていて呆れたことを思い出した。日本がイヤ
なら、さっさと心のふるさと中国か北朝鮮に行けばいいものを・・・
そして、今また、性懲りもなくスウェーデンに呼ばれてのこのこ
出ていく彼の気が知れない。「国家の指図は受けない!!
いちいち出ていけるか!」くらいのことは言えないのか?

恥知らずとは、彼のためにある言葉だとすら思う。
559吾輩は名無しである:05/01/29 23:49:14
>>558
これであなたが大江の本を読んでないことがわかりました。
560吾輩は名無しである:05/01/30 00:50:20
エスパー?
561吾輩は名無しである:05/01/30 16:45:36
コピ平ちゃんが大江の本を読んでないことは最初からわかってるけどもね。
562吾輩は名無しである:05/01/30 23:47:05
大江の文化勲章辞退がケシカランって言う香具師に訊きたいのだが、
そもそも大江は文化勲章に相応しい人材なのか?

ノーベル賞受賞したからといって、慌てて大江に文化勲章を授与しよう
と決めた連中のほうがよほど罪深いと思うのだが。
563吾輩は名無しである:05/01/31 01:05:39
マタイ伝第二十一章第三十三-四十一節
564吾輩は名無しである:05/01/31 01:21:31
大江はブレイク、ダンテに傾倒していたけど
なんか評論とかは書いていないんでしょうか。
小説にちょこちょこ出てくるのは見かけますが。
どうしてこの二人に入れ込んだのかが知りたいです。
rejoice!という言葉をはじめキリスト教に執着するのも
なぜなのかか気になる
565吾輩は名無しである:05/01/31 02:21:32
エッセイでちらほら言及してるけどね
今思いつくのは『小説のたくらみ、知の楽しみ』、『私という小説家の作り方』
566吾輩は名無しである:05/01/31 03:34:47
Oh!Yeah!Ken-The-Blow
567吾輩は名無しである:05/01/31 09:07:11
戦後民主主義という自己欺瞞
http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/kak3/1305102.htm
(前略)
 戦後民主主義という名前の思想運動は、日本的なものを否定し、
アメリカから押し付けられた憲法体制を、盲目的かつ後生大事に守り続けてきた。
戦争によって受けた心の傷を見ないように見ないようにしながら、50年過ごしてきた。
アメリカににらまれないことだけを考えてきたのだった。

 数年前、作家の大江健三郎氏は、クリントン前米大統領の原爆投下謝罪は必要ない、
と長崎の講演で言った。このコトバを自分なり
に意味づける作業を通じて、私は戦後民主主義の正体を感じ取った。

 戦後民主主義という思想は、敗戦とその後の混乱の時代に、命あってのものだねだ、
過去は忘れてアメリカのいいなりになろう、何が正しいかなんて考えないほうがいい、
深く根源的に考えることは危険だ、といった風潮とともに生まれた
欺瞞に満ち溢れた思想だったのだ。

 この思想があるから、今の日本の政治家も、ジャーナリストも、
財界人も、官僚も、みんな発想が硬直して、事大主義的になってしまい、
正しくものごとを判断できない。
戦後民主主義をすべて否定しない限り、日本はよくならない。敗戦の心の傷を直視し、
それを癒して、乗り越えないかぎり、日本の混乱は続く。

 閉塞した日本の状況をうち破るのは、表面上威勢のいい石原慎太郎さんのような
政治家ではなく、ロマンを捨てずひたすら現場と住人の意見に耳を傾ける
田中康夫さんのような政治家だろう。戦後民主主義の否定は
、国民の生活感覚に基盤をおいてしか行いえないからだ。

得丸久文
568吾輩は名無しである:05/01/31 14:14:19
孤高とか、節操とか、潔癖とか、そういう讃辞を得ている作家には
注意しなければならない。

それは、殆んど狐狸性を所有しているものたちである。

潔癖などということは、ただ我儘で、頑固で、おまけに、
抜け目無くて、まことにいい気なものである。

卑怯でも何でもいいから勝ちたいのである。
人間を家来にしたいという、ファッショ的精神とでもいうべきか。

この作家は、駄目になっているらしい。
言うことはいくらでもある。
この者は人間の弱さを軽蔑している。
その貧しき者への残酷さに自身気がついているだろうかどうか。
ひとにものを食わせるというのは、電車でひとに席を譲る以上に、
苦痛なものである。何がヤレヤレだ。
その神経は、まるで新興成金そっくりではないか。
569洪水読書中:05/01/31 21:23:36
>>564
ヴィジョンって言葉が『洪水』に出てきたけれど
これもブレイクがコンテクスト?
570吾輩は名無しである:05/01/31 21:29:18
孤高とか、節操とか、潔癖とか、そういう讃辞を得ている作家には
注意しなければならない。

それは、殆んど狐狸性を所有しているものたちである。

潔癖などということは、ただ我儘で、頑固で、おまけに、
抜け目無くて、まことにいい気なものである。

卑怯でも何でもいいから勝ちたいのである。
人間を家来にしたいという、ファッショ的精神とでもいうべきか。

この作家は、駄目になっているらしい。
言うことはいくらでもある。
この者は人間の弱さを軽蔑している。この者はビィである、にもかかわらず
その貧しき者への残酷さに自身気がついているだろうかどうか。
ひとにものを食わせるというのは、電車でひとに席を譲る以上に、
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


571吾輩は名無しである:05/01/31 21:31:13
a
572吾輩は名無しである:05/01/31 21:53:03
浅田彰 それにしても、そういうとき大江健三郎が出版社なら
出版社のトップに苦情を持ち込むのはよくな
いね。本人は世界から迫害されてるマイノリティのつもりらしいんだけど、
実際は押しも押されもせぬ大作家なん
だから、そんな人がトップに苦情を言ったら下の人間がどうなるかぐらい
想像できそうなものなのに。『週刊朝日』で大江の連載が始まった、
その少し前に「虫」っていう匿名書評子が大江の『憂い顔の童子』
の批判を書いたら、直後にその書評欄の連載が打ち切られ、
編集長も交替した、あれも変な話だよね。僕は『取り替え子』と
『憂い顔の童子』は最近の傑作でものすごく面白いと思ってるんだけど、
もし本当に大江の圧力があったとしたら
許しがたいと思うよ。

週刊ダイヤモンド連載第七回「続・憂国呆談」番外編Webスペシャル2003年1月号
http://dw.diamond.ne.jp/yukoku_hodan/200301/
573吾輩は名無しである:05/01/31 21:53:34
574吾輩は名無しである:05/01/31 22:07:26
孤高とか、節操とか、潔癖とか、そういう讃辞を得ている作家には
注意しなければならない。

それは、殆んど狐狸性を所有しているものたちである。

潔癖などということは、ただ我儘で、頑固で、おまけに、
抜け目無くて、まことにいい気なものである。

卑怯でも何でもいいから勝ちたいのである。
人間を家来にしたいという、ファッショ的精神とでもいうべきか。

この作家は、駄目になっているらしい。
言うことはいくらでもある。
この者は人間の弱さを軽蔑している。この者はビィにもかかわらず
その貧しき者への残酷さに自身気がついているだろうかどうか。
ひとにものを食わせるというのは、電車でひとに席を譲る以上に、
苦痛なものである。何がヤレヤレだ。
その神経は、まるで新興成金そっくりではないか。
目覚めよ出版界!
文学の癌はこの者である。

575吾輩は名無しである:05/01/31 22:10:42
ape
576吾輩は名無しである:05/01/31 23:18:29
しかし『宙返り』までが中期だったとは思わなんだ
577吾輩は名無しである:05/01/31 23:47:50
ということは、中期の後半がダメということだな。
578吾輩は名無しである:05/02/01 02:20:48
太宰も自分の書いたものが攻撃コピペに使われるとは思わなかっただろうなあ。
579吾輩は名無しである:05/02/01 08:53:10
日本にとって、邪魔な存在・有害な存在は? No.1168
http://guriuri.com/ranking/bbs.asp?ID=39&TNO=1168
開始 2003/11/23 14:28
終了 2004/11/23 14:27
1位. 北朝鮮 59票            2位. 朝日新聞 49票
3位. 日本共産党 44票          4位. 日教組 39票
5位. 中華人民共和国 37票        5位. 聖教新聞 37票
7位. 大韓民国 36票           7位. 国益を無視した思想の知識人 36票
9位. 暴力団 35票            10位. 社会民主党 33票
10位. 在日朝鮮人 33票         12位. アメリカ合衆国 31票
13位. 珍走団(暴走族) 28票       14位. しんぶん赤旗 26票
15位. 支那と韓国 25票         16位. ロシア連邦 21票
17位. 国家貢献の概念がない一般国民 19票 18位. 北朝鮮.大韓民国および朝鮮人 18票
19位. 大江健三郎 17票        20位. 週刊金曜日 16票
21位. 中日新聞 14票          22位. お前のような濃い人間 11票
23位. 日本国憲法 10票        24位. 三国人、左翼、ロスケ、ヤンキー 9票
25位. 朝鮮民族 8票           26位. Ω真理教 BoAちゃん 7票
27位. 山崎渉 5票             27位. KABAちゃん 5票
29位. 国家神道・天皇・皇室・右翼・国会・政府 4票 30位. (不)自由(非)民主党 3票
31位. 三国人と日本の無能な政治達 2票  32位. 俺 1票
32位. BBSのカアラみたいな奴 1票     32位. 天下り官僚 1票
580吾輩は名無しである:05/02/01 10:08:23
『洪水』を4分の3読了。
縮む男もボオイも死んでしまい、
週刊誌には訓練の様子を撮影した写真が掲載され、
いよいよ自由航海団が岐路に立ち・・・
というところ。

最初の読みにくさは何だったのだろう?
581吾輩は名無しである:05/02/02 15:40:12
先日、孫がビデオを見ているととんでもない言葉に耳を疑いました
「極左、どこ行ってただ!」
主人公は異星人からの地球侵略を防ぎ、地球の平和を守る救世主だそうですが、
「乳」とかいう胸ばかりでかい教養のない女にいいようにあしらわれています。
とても、子どもには見せられる内容ではありません
主人公の子供は純真で遊び盛りであるのに、この女は勉強を無理強いし、
あげく我が子を心身症に追いやってしまいます。
時代遅れの教育ママぶりに笑ってしまいましたが、こういう所から家族や社会を
守るべく働く家長への尊敬の念を失うとおもうと、薄ら寒い気がします。
しかも、我が子がたくましく社会の中で生き抜こうとする、その元気を奪う発言や仕打ち、
家長・祖先を敬わない教育方針など、一見まともに見える中で、この女の
粗暴なフェミニズムには嫌悪を通り越し恐怖すら覚えます。
さらに乳という女は、主人公が外敵から地球を守るために必要な訓練を
いちぢるしく制限し、あげく地球の危機を招いてしまうのです。
相手が言葉のわかる人類同士ならまだしも、言葉も考え方も異なる異星人に対し、
さらに地球侵略を企てる異星人の前に、やれ学歴だ、やれ平和主義だといっても、
なんの対策にもならないのです。言葉は、通じる相手にだけ有効なのです。
このような番組を見て育つ子どもの将来が非常に心配です。
この国はいったい何処に進んでいくのでしょうか
                      100歳 ニート
582吾輩は名無しである:05/02/03 02:40:07
>>580
漏れも「洪水は―」は面白く読んだわけだけど、
あれのモデルが○○山○荘○件だったとは、後になって知ったYO。

まあ、あんまいうと、まさにコピ平やその手のクズが、鬼の首でも
取ったように小躍りしながらぐーぐりそうだから言わないけど…。
583ジン:05/02/03 22:00:47
今日は節分しました、ですよ。
584吾輩は名無しである:05/02/03 22:17:38
http://www.jrcl.org/liber/l1787.htm
9・11事件二周年 「暴力をしずめる言葉」を語る作家の思い上がり

 9・11事件から二年が過ぎた。おのれの心臓を射抜かれて逆上したブッシュのアメリカは、「非対称的戦争」と称してアフガニスタンに続いてイラクを蹂躙し、
「地球を四周するほどのデモ津波」もこの戦争を阻止することはできなかった。平和の「言葉」が戦争狂の力によってねじ伏せられているこの現実を、われわれはどのようにこじあけてゆくべきなのか。
 ところが、ものごとをまったく逆に考える者もいる。9・11事件二周年にさいして発言した数少ない文化人である大江健三郎がその一例で、九月十一日付「朝日新聞」夕刊「文化」欄に彼は次のような文章を寄せた。
 「『9・11』が現した文化の転回点での、人間らしい選択への呼びかけがあります。」
「『9・11』に私らをとらえた沈黙、考える言葉に向けてそれぞれにした手探り。」
「あの時、世界じゅうの人間の心が一致したとすれば、暴力をしずめる言葉を作り出すことこそ文化だったという、苦しい反省ではなかったでしょうか?」
 ここで言う「暴力をしずめる言葉」とは、「声に出す言葉」、たとえばスローガンとは別の「黙って考えながら読む言葉」をさすらしい。「声に出す言葉」が対抗的な言葉だとすれば、「沈黙の言葉」とは非対抗的な言葉、具体的には「広島と長崎からの言葉」であるらしい。
ということは、要するに報復しないという思想こそが重要だ、と言いたいのであるらしい。
これだけのことを言うのに、イラク侵略反対の一言も言わず、もって回った言いまわしで人を混乱させるのが、ノーベル賞作家というものであるらしい。
 9・11事件に大江じしんが言葉を失うほどの衝撃を受けたことを「沈黙」と表現するのは自由だ。
しかし、それを「考える言葉に向けてそれぞれにした手探り」と言いかえるならば、「考える言葉」というコタエから「沈黙」を結果解釈することになる。
585吾輩は名無しである:05/02/03 22:20:30
なお悪いことには、大江じしんの結果解釈を人格の異なる多くの他者に投射して、同じ結論へ向かうはずの「それぞれの手探り」なるものを、尊大にも想定することになる。
あげくの果てが、「あの時、世界じゅうの人間の心が一致した」などと言う。大きなお世話である。

 あの瞬間、世界中の人間の心は一致などしなかった。もっとも大ざっぱにふり分けるとしても、反発する心と共鳴する心とに引き裂かれたはずなのである。
 「暴力をしずめる言葉こそ文化」という結論を、大江は絶対の真理であるかのように語る。けれども、本当にそうなのか? 9・11事件がつきだしたことは「暴力をしずめる言葉」なるものの欺瞞だったのではないか。
 オサマ・ビンラディンはテロルの行使に先立って、何度も警告を発していた。
「戦争や侵略を止められないことについて申しわけないと言ってくれるのは有難い。しかしそれだけでは決定的に不十分なのだ」と。
現実にくりかえされている殺戮行為にたいして身体をもって立ちはだかろうとしない言葉だけの「平和」、そのようなものはもはや聞くに耐えないという絶対批判の声をこそ、われわれは9・11事件から聴きとるべきなのである。
 もちろん、われわれはテロリズムを肯定しない。それは世界を変革しうるという確信のゆえである。しかしこの確信は、たんに「言葉」のうえだけのそれであってはならず、必ずや「行い」をもって示さなければならないはずのものだ。
みずからの身体をバラバラにしてまでも信念をつらぬこうとした殉教者の「行い」を受けとめたとき、われわれはこのことを全身で感覚したのである。
 <変革の哲学>を立脚点とするわれわれは、この哲学のかけがえのない価値を、身体的感情をもって向自化した。
この意味において、9・11事件はわれわれにとって、わが力のいたらなさを思いしらされるという以上に、汲めども尽くせぬ闘志をかきたてられる永遠の事件である。
586吾輩は名無しである:05/02/03 22:45:21
革マルの文体ってのも、しかし、かわらないもんだねぇ。
伝統芸だ。
587吾輩は名無しである:05/02/03 23:57:56
>>586

珍走団と同じで、後継者がいないのでは?
588洪水読了@580:05/02/04 23:25:04
『洪水』ようやく読了。
『万延』よりスケールは大きいものの
あの迫力にはやや劣るか。
阿部和重の小説にもどこかで通じるか?

>>582
篭城したところでそれに気付いたよ。
589吾輩は名無しである:05/02/05 02:16:18
奇妙な仕事
死者の奢り
飼育
万延〜
読みました
個人的には死者〜と飼育に圧倒された
積読で
同時代ゲーム
洪水〜
ピンチランナー
芽むしり
レインツリー
とあるんで何読もうか悩んでます
590吾輩は名無しである:05/02/05 03:50:38
浅間山荘といえば「河馬に噛まれる」
591吾輩は名無しである:05/02/05 03:54:30
俺だったら
芽むしり→洪水→雨の木→同時代ゲーム→ピンチランナー
だな。
芽むしりは一応初期の最高傑作と本人も自認してるし
洪水も転換点として重要。雨の木は個人的に好き。
同時代はヒマなときに。俺は読み終わった時にいたインドの安宿においてきた。
ピンチランナーは・・好き好きか。
592吾輩は名無しである:05/02/05 12:37:20
http://homepage2.nifty.com/htnk/200211.htm
2002.11.24(日)

「週刊朝日」と「AERA」の編集長がダブル解任

会社で原稿待ちやインタビューのまとめをやってうつらうつらし始めたところへ電話。
衝撃的なニュースが飛び込んできました。

理由は、
「週刊朝日」は社長が常々記事の内容をにがにがしく思っていたところ、大江健三郎批判を掲載し、「もう小説
は書かないほうがいいのではないか」と批判した。大江さんは、「批判は甘んじて受ける」というスタンスだそう
ですが、社長が自主規制した。
ということのようです。
大江さんは、朝日のシンポジウムというと出てくるパネリスト、という印象で朝日にとっては看板作家なんだろう。
バックナンバーをめくってみると、なるほど11月22日号に「まっとうな本」という月一連載が載っている。そこで、
「これをもって小説は最後にすべし」とのタイトルで記事が掲載されいます。
(中略)

最近の「週刊朝日が面白かったか」と聞かれれば、そうとはいえない。逆に首をかしげることもあった。
だが、こんな理由で首をすげ替えるのは、社内にくらい影を落とすのではないだろうか。
捏造記事ならともかく、たった一本の記事で記者や編集者を処分していたら、いくつ首があってもたりない。
だいたい、外部のご機嫌を気にして社長が原論弾圧の強権発動をするなんて、メディアとして末期的としかいいようがない。
朝日は出版局を出版部に格下げして、人減らしをしている最中だったそうです。
だからといって、出版のジャーナリズムなら金や作家の機嫌とりに差し出していいという判断をしたのなら、その神経を疑う。
読売ナベツネの独裁、日経鶴田卓彦社長の恐怖人事は聞いていたが、ついに朝日箱島信一社長もその仲間
入りをしたとしたら、日本の新聞界はイエスマンのご機嫌とり記者しかいなくなるに違いない。
なんとも腹立たしく、なんとも寒々しい気持ちです。
(後略)
593吾輩は名無しである:05/02/05 18:47:15
『洪水は我が魂に及び』で何を大江は描きたかったのか?
594吾輩は名無しである:05/02/05 19:20:50
┏━┓┏┳┓  ┏━┓┏┓  ┏┳┳┓       
┣━┫┣╋┻━╋━┛┃┣━┛┃┃┃      
┗━┛┃┣━━┃    ┃┣┓┏┫┃┃      
┏━━┛┣━━┣━━┛┃┃┃┃┃┗━┓       
┗━━━┻━━┻━━━┛┗┛┗┻━━┛
595吾輩は名無しである:05/02/05 20:34:00
万延元年あたりまでは「個人的」だったものが
洪水あたりから「社会的」なものに重なってきたということがある。
596吾輩は名無しである:05/02/06 00:24:01
『洪水は我が魂に及び』に安田や浅間なんかの社会的事件を見ることはできるが
作品が社会性を帯びたというのとは違うんじゃないかと思うな。
宗教性のない方舟には、武田泰淳の滅亡観に近いカタストロフィへの眼差しを感じるよ。
597吾輩は名無しである:05/02/06 00:48:05
われらの狂気を生き延びる道を教えよ
598吾輩は名無しである:05/02/06 01:05:24
教えてやらない
599吾輩は名無しである:05/02/06 01:10:47
まっすぐいってコンビニのある角を右に曲がってその先の信号をもう一度右
600吾輩は名無しである:05/02/06 01:14:51
>>599
たしかにそこには精神病院があったよ。
601吾輩は名無しである:05/02/06 09:12:11
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/3315/syutyou0194.htm
第194号 反日日本人の発言を垂れ流すNHK
〜安保討論に自衛隊を侮辱した大江健三郎を出演させたNHK〜
 
12月18日から20日までの3日間連続で、NHKは「シリーズ安全保障」というスペシャル番組を放送した。18日は「徹底検証・日本の備え。
テロとミサイルの脅威をどう防ぐのか」などを、19日には「変わる自衛隊・現場からの報告」などでしたが、この2日間で放送された内容はまずまずでした。
しかし、最後の20日に放送された「討論・日本の進路を問う」として、元内閣総理大臣中曽根康弘、元駐米大使栗山尚一、
元副総理後藤田正晴、ノーベル賞作家大江健三郎の4人で安全保問題を討論するというのですから、NHKはどうかしていると思いました。

特に反日日本人で悪魔の思想を持つ大江健三郎を出演させたとはNHKは人選を明らかに誤っています。
難解な文章を書く大江健三郎がノーベル賞を受賞したことは、これは特に批判することではなく、日本国民として喜ぶべきことであるが、
セットで授与される文化勲章は辞退したというのだからどう考えても正常ではなく、NHKがそれを知らないはずはない。
外国からの賞には、恭しく受賞をするが、日本のものとなると拒否するというのだから話しにならない。大江は祖国日本を愛していないばかりか、外国に行ってまで「日本の悪口」を言いふらす売国奴なのですが、
こんな大江に日本の安全保障問題を語ってもらうとは「NHKよ。何を考えているのか」と大きな声を出したくなる。

番組での大江の発言は当然にイラクへの自衛隊の派遣に反対していますが「派遣しない方が日本の将来のため、また子供達も誇りを持って生きていくことが出来る」
「自衛隊ではなく状況が安定したら文民を送った方が良い」「憲法9条があるのに自衛隊をすでに外国に送っている。
憲法改正を言う人はなぜ急ぐのか。20年、30年先を考えるとアジア諸国との平和的な関係が出来ると思う。憲法の規範に現実を押し戻すことが将来の(日本の)仕事です」「冷戦が終わり、仮想敵国がなくなっているのに北海道に大きな地上軍をおいている。
602吾輩は名無しである:05/02/06 09:13:55
自衛隊は災害救助をする別組織に変えるべきだ」「憲法の前文に『平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼してわれらの安全と生存を保持しようと決意した』とありますが、
これからはインターネットの時代ですから、国もあるでしょうが国民が横につながることが強くなり、諸国民の公正と信義に信頼する国に、またその信頼に応える日本人になって欲しい」などですが、もう完全のとんでしまっています。

中曽根氏が大江の発言を「空想的平和主義」と言って批判していましたが、当然でしょう。恐るべき悪魔のテロ国家北朝鮮の脅威が迫るなか、そんな国の信頼に応えていこうというのですから話になりません。
大江は「ぼくは、防衛大学生をぼくらの世代の若い日本人の弱み、一つの恥辱だと思っている。そして、ぼくは、防衛大学の志願者がすっかりなくなる方向へ働きかけたいと考えている」
と昭和33年に毎日新聞のコラム「女優と防衛大生」で述べたことはあまりにも有名ですが、こんな同胞である日本人を貶める発言をする大江健三郎はノーベル賞作家として知られているより、
戦後の日本をダメにした進歩的文化人の大江健三郎と言った方が知られているでしょう。

どんな立派な小説を書こうが親の悪口を言いふらすように自分の国と国民に罵声を浴びせる者は愚か者であり馬鹿にされます。自分の生まれた国を誇りにしない人間を誰が信用してくれるのでしょうか。
それにしてもNHKは、自衛隊のイラク派遣が決定した後に安全保障の関する番組を放送するのは時期としては良いかもしれないが、
私はイラクに派遣される自衛隊員には胸を張って堂々と行ってもらいと思っていますので、過去に自衛隊員を侮辱した大江健三郎をなぜ出演させ、再び自衛隊を貶めるような発言を許したのか。
こんな反日日本人の発言を垂れ流すから受信料を払いたくないという人が増えるのではないでしょうか。
税金が投入されている国営放送局に日本を愛しておらず自分の国の国民である自衛隊員に敬意を払わない反日日本人を出演させたNHKの真意とは何であろうか。
(平成15年12月)
私の主張・ひとりの日本人として
603吾輩は名無しである:05/02/06 09:15:07
>「特に反日日本人で悪魔の思想を持つ大江健三郎」
笑える文章だな。
604吾輩は名無しである:05/02/06 14:22:41
しかしコピペしているのが同一人物だとしたら皆勤賞モノだな。
605吾輩は名無しである:05/02/06 15:32:16
大江ヘイト文書ってネット上にどれくらいあんのかな。
リンク集作ったらちょっと面白いかもな。
wikipediaの大江の項目の編集合戦や、わざわざ米amazonに英語でアンチ書評投稿してるやつとかいるし、なんだか活発だよね。皆さん。
606吾輩は名無しである:05/02/06 16:13:41
なんでこんな作家に興味あんのかそのへんわからん。w
607吾輩は名無しである:05/02/06 18:10:45
>>606
そう、ここまで嫌われるほどすごいか?
608吾輩は名無しである:05/02/06 18:12:17
>>606
お前はなんでこんなスレに興味があるんだ。
609吾輩は名無しである:05/02/06 19:12:11
┏━┓┏┳┓  ┏━┓┏┓  ┏┳┳┓       
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┗━━━┻━━┻━━━┛┗┛┗┻━━┛


610洪水読了@580:05/02/06 20:12:02
『万延』『洪水』と読んできて思ったのは
オーケンの文学は<私>から<公>へと
ダイレクトにつながるようなところがあるのが面白いと思った。
この場合の<公>とは社会や政治という枠ではなく
自然や宇宙といったほうがよいとしても。
611吾輩は名無しである:05/02/07 03:07:04
大江読んで面白くなければ、「大江ってつまんねえな」で終りにすればいいんだよね。
まあ、それで済ますと「世界の大江」に敗北してしまったような気がして、プライドが
許さないんだろうが。敗北を勝利に変えるには、大江を貶めるしかない。

逆に大江が読めるからってやたらと調子に乗って、やれ知性がないだの感性がないだの
言い始めるやつもばからしい。そんなところで知恵比べしてどうするんだか。

そうは言っても煽り、貶しがないと2chにならないのも事実だが。。
612吾輩は名無しである:05/02/07 09:11:35
http://members.at.infoseek.co.jp/masa_n/column/011015.htm
Snobistclub
第36回「柔らかなファシズム」と国家論(2001/10/15)

(前略)
さて、この言葉(柔らかなファシズ)に僕が反応したのは、最近読んだ猪瀬直樹氏の『小論文の書き方』(中公新書)に「柔らかなファシズム」についての言及があったからだ。
『小論文の書き方』はタイトルに反してノウハウ本ではなく、著者の過去の評論(というとおかしいか。彼は作家だから)のなかから、自薦を集めたものである。


そのなかに、99年に朝日新聞に公開書簡の形で掲載された大江健三郎氏とスーザン・ソンタグ氏の対論である。これは僕も読んだのだが、一向要領を得なかったことだけを覚えている。
猪瀬氏はかなり強い批判を大江氏に加えている(p.242〜)。たとえば、大江氏の以下のような表明。

わたしはこの国に超国家主義がゆるゆると、しかし突然に復活してしまっているという『物語」を考えずにはいられません。それは今この国で宣伝されている近未来のアジアの災厄の、どれよりも色濃いリアリティーを持つように感じられます。

あるいは、以下のような。

わたしはこの国に柔らかなファシズムの網がかけられるとき、若者たちが国境の外へインターネットの窓を開ける、そのような共同体を夢想します。

言葉がことごとく「曖昧」な比喩に堕していてるし、「近未来のアジアの災厄」の物語についても、インターネットについても、まるでリアリティーのある知識をもち得ていない、というニュアンスが伝わってくる。(中略)

もちろん、現役のなかでは世界を代表するソンタグは、世田谷の高級住宅で暖かい日に当たりながらコラムを夢想する大江氏とは違い、みずからコソヴォ紛争渦中のユーゴに足を運んだ経験から、このように手厳しく批判している。

日本の重要な作家が、自国の具体的現実について見解を述べられたのに、外国人の私が異論を唱えるのは僭越な行為との謗りを免れないでしょう。でも、現実を理解するために私たちが用いる方法に付いて、と限定した上で言わせてください。
613吾輩は名無しである:05/02/07 09:12:25
私は、(中略)現実を隠喩として語るほとんどの実例に対して、もっと懐疑的になるべきだと訴えてきました。ファシズムは現在、隠喩になったと思います。私はこの言葉を隠喩として、あるいは厳密さを欠いた形で使いたくありません。
ミロシェビッチが率いるセルビア政府は、今日の世界で見るかぎりもっともファシスト政府に近いものです。しかし、単に排外主義的、順応主義的、また、ある面では抑圧的ですらある社会を、それだけでファシスト的だとは呼べない、というのが私の見解です。

猪瀬氏は、「大江が隠喩としてのファシズムをもてあそんでいるとき、彼女は眼前のファシズムを語っているのである」と的確にコメントしている。

ソンタグ、あるいは、朝日的論調が戦後民主主義の論理的基盤としてきたハーバーマスも、NATOによる空爆を支持した。
「アウシュビッツを阻止するには、たった一つしか方策がない−それは戦争だ−」からである。NATOは、いやドイツは、と言っていいかもしれないが、3年という長い間ユーゴの混乱を放置した末、最後には爆撃に転じた。

これとて、ソンタグが言うような単に人道的な決断ではない。その夜、ハーバーマスがこの決断がいかにやむを得ないものであったかをラジオでとうとうと語った一方で、
ドイツ軍参謀本部では、第二次大戦以来はじめて、ドイツ軍が国境を越えて活動したことに対して祝杯をあげていたという(シュピーゲルより)。
現実はどうしても清濁併せ呑まねばならぬ。ファシズムという簡単な言葉で語る事態の、いかに複雑なことか。

では、大江氏らの、そして世論の大半を形成していると思われる戦後民主主義的な考え方が言うファシズムとは、何なのだろう。
ちなみに、大江氏がこの記事で直裁に批判していた日の丸・君が代法制化の動きについての甘い認識に対しても、ソンタグはこう切り捨てている。

古いナショナリズムの道具立てを持ち出して情念を掻き立てる、哀れなほど貧弱な動きがあるというだけでは、私のなかでは、今の日本がファシズムや軍国主義に転じようとしているという確信にはつながりません。
614吾輩は名無しである:05/02/07 09:13:43
確かに日の丸=ファッショ、という認識はあまりに時代錯誤だ。いつもこの議論は、論点がアジアの人々の心境を考えろ、というふうに拡大していくことで、日の丸=ファッショという構図を維持しようとするのだが、決して議論が執着することはない。
なぜならば、ファッショという言葉があまりに曖昧で、集権的・抑圧的な傾向をすべてファッショと言い換えることができるからだ。

こうして見てくると、こうした議論が何度も繰り返され、かつ、成果を生まない問題点が見えてくる。たとえば日の丸がそうだが、日本という国家が主権者として立ち現れるときには必ず、それを「ファッショ」という便利な隠喩で批判してるだけなのだ。
(中略)
その状況は、今も変わらず続いている。よかれ悪しかれいろんな動きはあるが、日本が対外的な主権者としての表明をしなければならない、ということには変わりがない。
そして、国家が主権者としての表情を持つことへの嫌悪を曖昧な隠喩に託すような議論は、現実の諸前提を無視しているばかりか、己だけが普遍的な高みにのぼったかのような大変無責任なものである。

おそらく、ここ十年から二十年の間に、日本は国家として、大きな決断をしなければならない時期が来る。その決断とは、大雑把に言ってしまえば、アメリカにつくのか中国につくのか、という二択になる可能性が高い。
そしてまた、どちらとも仲良くする、というような子どものような結論が許されない、厳しい決断になる可能性が高い。

そのときに、主権者としての国家を「ファシズム」などと言って批判することは許されない。それは国益などというレベルではなくて、とりあえず、この国をベースとして暮らしている人々の生命や財産の安全を脅かすからだ。
曖昧な言葉で批判だけし、みずからへの批判をかわすのはわが国の論者に少なからず見られることだが、それが現実的な判断をゆがめる方向へ働くようなことは断じてあってはならないと思う。


そしてそろそろ、「柔らかなファシズム」といったいい加減な言葉を、ノーベル賞作家が使うからといってありがたがるのではなく、きちんと論理的に批判する力を、国内においても養いたい。
(後略)
615吾輩は名無しである:05/02/07 18:45:33
コピ平ちゃんは大江が読めないことに対するコンプレックスがあるのか?
それとも大江の人間性に対する疑問から読もうとしないのか?
どっちかな。
616吾輩は名無しである:05/02/07 20:02:24
コピペはそろそろやめにしていただきたい。
スレが読みにくくてかなわん。
617吾輩は名無しである:05/02/07 21:07:16
2chも中学生の遊び場と化しつつあるからなあ
618吾輩は名無しである:05/02/07 22:01:35
http://www.ch-you.ne.jp/users/oguogu/otayori2002.htm
小椋 年男信州だよりVOL79702.10.22

<「社会主義」のほんとうの終焉>

北朝鮮による拉致事件の真相暴露は類のない衝撃を私にそして全国民に与えました。
まるで007の映画で演じられるような犯罪が、現実に・一つの国家によって
行なわれたことが生々しく世界中に明らかになったのでした。北朝鮮はアメリカによって「テロ支援国家」のレッテルを貼られましたが、
事実はそうではなく「テロ国家」であったのでありテロ集団を支援するのではなく国家そのものがテロを実行していたのでした。

私達はこの現存する国家による拉致行為に心底驚くとともに、もう一方で「社会主義国家」という20世紀最大の欺瞞の最終的な終焉をまざまざと映像で見ているのです。
ここで「最終的な終焉」と言ったわけは、もうどんなに政治に無関心で知識もない人にとっても「社会主義国」は最悪の制度であることが知れ渡ってしまったという意味です。

まことに「社会主義」という言葉は20世紀の便利な用語で、抑圧された人間の希望でもあり、独裁と粛清を正当化する言葉でもありました。
そしてなによりも「そこで実際にはなにが起きているか」を国際世論から覆い隠し、国を閉ざし一般国民の目と耳をふさぐための言葉として機能したのでした。

わたしは思い出します。高校生の時英語の参考書にこんな例文がありました。

革命後のロシアの大都市(モスクワかペトログラードかで)で、一人の老婦人が我が物顔に道路の中央を歩いている。
それを交通警官に注意され「革命が成功したのだからなにをしたって私の自由じゃないの」という趣旨で警官に食ってかかる、それを冷笑風にスケッチした例文でした。<革命は人間を自由にする>。

なんという切ない、また当然の希望でしょう。20世紀初頭、ひとはそれを信じまたそうだからこそそれに挺身し、それを希望しました。
そうであればその後の「社会主義国家」の無惨な実状を前にして、誰よりも「反社会主義国家」を叫ぶべきは当の社会主義者でなければおかしいではありませんか。
619吾輩は名無しである:05/02/07 22:02:51
むろんひとは現実の歴史の中で生きますので「社会主義国家」の戦慄すべき実相が当時の帝国主義国家によって宣伝されればそれを「反社会主義の宣伝」として取り合わないことも仕方のないことであったでしょう。
情報の中立性などということは最近の観念なのですから。
しかしながら第二次世界大戦後、「社会主義国家」の真相がそれなりに客観的に知られるようになり、ましてフルシチョフによってスターリン批判が当の「社会主義の祖国」から明らかにされて以降も、
我が国の左翼や社会主義者たちは自分の力でほんとの姿を見ようとし考えようとはしませんでした。

私たち戦後世代に大きな影響を与えた知識人や政治勢力のほとんどは以上のような実態でした。
少年の私は<反スターリン主義・反日本共産党>を旗印にする中途半端な政治党派の影響のもと学生運動に入り、
しこたま敗北と挫折を体験しその後就職してからの組合運動によって、今度は自分自身の中途半端さが原因でそううつ病に追い込まれ更に深く挫折することになりました。27才の時でした。

三年半の闘病ののち、生き方を丸ごと変えるしかないと決心し東京から信州の山の中に移住したのが31才の時。
私は世界中の少年の良心や正義を目指すうぶなたましいを簒奪し拉致したこうしたインチキな社会主義や民主的・進歩的な思想を自力で乗り越えるしか自分の敗北を回復することはできませんでした。
この17.8年「信州だより」をそんな思いで書きつづけてきました。われながらよたよたとしてあまり一貫性などはないのですが「自力で考える」ことだけは心がけてきました。
(断ることもないことを断ってしまう我が身の小心ぶりを承知しつつ断っておきますが、私が右翼でも反共でも保守でもないことは皆様ご存知のとおりです。)

ふつうに考えて北朝鮮のような国家が「いやだなあ。あんな国には住みたくないな」と誰だって直感します。
常識で考えて今時そんなに偏向した歪んだ報道や出版物ばかりで報じられるわけもないのですから。でもここに普通の国民の常識を振り切って北朝鮮を心情的に擁護する人士が依然として存在したのです。
620吾輩は名無しである:05/02/07 22:04:00
社民党(社会党)がその代表であることは天下白日の事実ですが、
名を挙げれば大江健三郎・小田実などの文学者などを筆頭に謂わゆる「進歩的」「民主的」、
今では「人権」「反差別」や「環境」や「安全な食」などをリードする人士もまた多くはこうした北朝鮮擁護派(公言はしないでしょうが)なのです。

どうしてでしょうか。答えは簡単で北朝鮮が「社会主義国」を名乗っているからなのです。
「社会主義」を自称すればその内容はどうかを問う前に、まずは「擁護すべき」と反応するのがかれらの習い性なのです。

私はもう一つ忘れがたく思い出すことがあります。私の勤めていた出版社は教科書裁判・家永裁判の当事者で組合は総力をあげ、会社も力を入れていました。
その時不思議に思いました。国家が教科書を検定するのにそんなに反対する思想の持ち主であるのなら、
教科書が国定で一種類しかないような「社会主義国家」に一番反対するのはこの人たちでなければ筋が通らないではないかと。

こういう私の素直な議論が誰にも相手にされない世界。これが進歩的運動の真相だったのです。

あのみっともない<金丸・田辺訪朝団>で日本の北朝鮮に対する「戦後保障」が約束されました。
でも今一番支払ってもらわなければならないのは、自分の心に忠実に・自分の脳髄で考えれば解明できるはずであった
戦後最大の拉致装置である「社会主義国家」を擁護し奨励してきた進歩的政党・進歩的知識人のまじめな自己批判であります。
(彼らもまた日本において無償の若い魂を観念の凍土に拉致したのですから)

北朝鮮に拉致されたあの人々はこのような内外の罪の犠牲者として存在していると、このことは私は言っておきたいと思います。
621吾輩は名無しである:05/02/08 22:04:29
なーんか議論になってないねぇ…。
コピペ→レッテル貼りの罵倒→コピペ→レッテル貼りの繰り返し…

ここ数年左右の議論が全くかみ合わない理由は「左右各論」という上部構造
と「左右厨論」という下部構造、二段階構造の中で、左の上部構造が消滅したからだと思う。

つまり、右の上部構造は良し悪しは別にして「中韓の反日教育はおかしい」
とか「北の拉致に経済制裁を」「30万人の根拠出せ」「日本の著作物パクる
な」など個別の具体論が展開されてるのに対し、
左側の上部構造が全くそれに反論できていないこと。あるいは存在していないこと。

だからこういう議論に対して「ウヨ必死だな」「原理、勝共統一カルト!」
「引きこもりウヨ(プ」「精神的弱者」といった罵倒でしか返せない。

本来なら「左右厨論」段階に留まるはずのレッテル貼り、
「朝鮮人死ね」的な右の下部構造とやり合ってればいいレベルの左が
右の上部構造に挑まざるを得ないから「左翼って馬鹿じゃないの?」という
認識が勢いを増していく。

結局、リアルの御時勢と同様、左の論客が絶滅しかかってる。
あるいは、何も言い返せないほど追い詰められてる。
だから議論にならない。
絶対に個別の議論からは逃げる。同じ土俵には死んでも上がらない。
上がりたくても上がれない。

「北朝鮮は21世紀を駆ける千里馬のように発展するだろう」と言いたいが、
それがどういう意味か気付き始めた左の上部構造は閉じ込められたマグマのように
発散先を求めてる。
まぁこの状態では現在の「右派」が分裂するまで弁証的議論は望めないね。
622吾輩は名無しである:05/02/08 22:25:31
コピペ荒らしはそもそも議論の問題ではない
623吾輩は名無しである:05/02/08 22:44:40
とにかくだ左上部の大江のような論客が
長文コピペにあるようなソースを元にした意見に対し
反証しないからコピペがネット上にうずたかく積み重ねられていく。

とにかく基本はコレですな↓
http://www1.odn.ne.jp/〜aaa23320/oisinbo/ky_sango.jpg
こういう事実がある限り、もう左勢力っていうのは
はぐらかし続けるしかないわけで、もうこの事件で
うまく逃げることができなかった時点で死んだのだと思うよ。
624吾輩は名無しである:05/02/08 23:14:42
つーか、今どき文学と政治をまともに(ここ大事)
絡めようとする姿勢自体がアフォくさくねえのかい?
625吾輩は名無しである:05/02/09 00:20:31
そもそも大江は、論客ではない。
「われらの時代」で政治の問題になぐりこんだときでも、
その政治的発言と、文学の才能は区別して考えられていた。

大江はほんとうのところ、感覚の作家なのだろう。多分。
626吾輩は名無しである:05/02/09 09:35:55
作家の大江健三郎氏がフランス政府からレジオン・ドヌール勲章コマンドールを受賞した。
大江氏は、95年にシラク氏の核実験再開に抗議して、フランスでの文学シンポジウムを欠席したことがある。
今回は、シラク氏の、米英と異なる核軍縮の役割に期待して受けることにしたという。

フランスは、核実験を行い、アラブ人や黒人への差別をやめず、
植民地支配に対してなんらの反省もない。
自国の戦争美化をしている国。

大江は受け取る勲章が「レジオン・ドヌール勲章」という
世評の高いものだということで、それを受け取る。
いかにも大江らしい。

大江が文化勲章辞退のときの「税金を使った賞は貰わないことにしている」との弁。
フランス政府が授与するレジオン・ドヌール勲章は、当然フランス国民の税金が使われている。

大江はフランスの植民地支配、歴史歪曲、戦争美化、
核実験は許すくせに、
日本のそれらは問答無用で悪とみなし
根拠ない批判を繰り返す。
627吾輩は名無しである:05/02/09 14:37:08
そろそろ、大江の政治発言云々は関係ない、大江の文学作品を語るスレって出来ないもんかな?
628吾輩は名無しである:05/02/09 16:42:26
どこにいたってコピペ厨は湧きますから。
629吾輩は名無しである:05/02/09 16:57:46
では、大江作品のベストスリーを各自ageよ。
630吾輩は名無しである:05/02/09 18:22:15
長篇
1『芽むしり 仔撃ち』
2『万延元年のフットボール』
3『懐かしい年への手紙』

短篇
1『飼育』
2『鳩』
3『ベラックワの十年』
631吾輩は名無しである:05/02/09 18:28:27
アメリカで秘密裏に稼動する「影の政府」
http://tanakanews.com/c0304fema.htm
632吾輩は名無しである:05/02/09 18:43:41
芽むしり仔撃ちに尽きる。これは本当に傑作
633吾輩は名無しである:05/02/09 19:04:24
芽むしりを萌え映画かアニメにしたら2ちゃんねらの大江への評価はコペルニクス的転回をする
634吾輩は名無しである:05/02/09 20:22:37
ショタ萌え?
635吾輩は名無しである:05/02/09 22:07:00
ベストスリー

長編
1「万延元年のフットボール」
2「セブンティーン(一部・二部含む)」
3「洪水はわが魂に及び」

短編
1「スパルタ教育」
2「走れ、走り続けよ」
3「ブラジル風のポルトガル語」

あぁ、最近読んだ奴がそのまま入ってる。
われらの狂気・・・を今読んでますが、やたらと苦しい。
636吾輩は名無しである:05/02/09 22:24:03
万延と洪水を読んだので
今度『芽むしり仔撃ち』読みますよ。

630の短編2、3
635の短編1、2、3
はどの本に所収ですか?
637吾輩は名無しである:05/02/09 22:39:46
『M/Tと森のフシギの物語』を忘れてもらっちゃ困るでしかし。
早く現代文庫に入れろ岩波は!
同時代ライブラリーなんて中途半端なシリーズやらなきゃ良かったんだ。
638吾輩は名無しである:05/02/10 09:11:06
産経新聞北京総局の古森義久総局長が伝えるところによれば、
作家の大江健三郎氏は九月二十七日、
北京の清華大学で講演し、こんなことを語ったという。

「石原慎太郎氏の東京都知事当選は都民の恥です」

「わたしがいまもっとも気にしているのは、
日本の最近の国家主義傾向と過去の侵略や残虐行為を謝罪していないことです」

大江氏は中国の学生たちからやんやの喝采をうけたにちがいないが、
なかには日本のノーベル賞作家を冷ややかにみつめていた学生もいたと思う。
大江氏の論法だと、石原候補に投票した都民は善良な都民として
認めてもらえないことになる。

「石原候補に投票した都民は都民の恥です」

大江発言はそう解釈できる。要するに多数の都民を誹謗する言葉であり、
そんな大江氏の傲慢さに鼻持ちならないものを
感じ取った学生たちも少しはいたはずだ。

まともな日本人なら外国人に対して自分の国や国民について
度の過ぎた悪口は決していわない。
いっても、その節度を弁(わきま)えている。
ナショナリズムは普遍的なものであり、どの国や地域にも濃淡の差はあっても、
それぞれの人々に備わっている自然の感情である
639吾輩は名無しである:05/02/10 09:14:43
ベストスリー

長編
1「万延元年のフットボール」
2「われらの時代」
3「芽むしり仔撃ち」

短編
1「死者の奢り」
2「セブンティーン」
3「飼育」
640吾輩は名無しである:05/02/10 10:41:07
哀れだな、大江信者

でもな、逃げ続けている限り、問題は解決しないのだよ

現実と戦おうよ、自分の言葉に責任を持たない作家の作品なんて
誰も読まないよ

641吾輩は名無しである:05/02/10 11:19:39
ベストスリー
長編
1『万延元年のフットボール』
2『取り替え子』、『憂い顔の童子』
3『個人的な体験』

短編
1『芽むしり仔撃ち』
2『他人の眼』
3『マルゴ公妃のかくしつきスカート』

642吾輩は名無しである:05/02/10 16:05:22
未だ全部読んだ訳じゃない初心者ですが。

長編
1『万延元年のフットボール』
2『洪水はわが魂に及び』
3『個人的な体験』

短編
1『死者の奢り』
2『空の怪物アグイー』
3『アトミック・エイジの守護神』
643吾輩は名無しである:05/02/10 18:16:20
有効な反証がまだ見つからない仮説は追求する価値のある仮説だ。

日本は好きか?
だったら殺すんだ。圧倒的な偏見を持って強固に抹殺するんだ。
日本のために、きみはそれをやるんだ。国を護るんだ。
君たちはこれまでずっと人生の責任を回避していい加減に生きてきた。
今がその借りを返すときだ。
644 :05/02/10 18:19:51
>643
その「仮説=圧倒的な偏見」ってのは一体何のことかい?
645635:05/02/10 18:32:43
>636
スパルタ教育と、ブラジル風のポルトガル語は、「空の怪物アグイー」(新潮文庫)
にはいってます。
走れ、走りつづけよ。
は、「われらの狂気を生き延びる道を教えよ」
に入ってますが、この短編は、かなり私個人の思い入れがあるので、
2位にいれただけで、人に薦められるものではありません。

一番、「個人的な体験」以降の作品を理解するには、
文庫の「空の怪物アグイー」を読むのがが一番とっつきやすいと思っています。これもかなり勝手にですが(汗)
初期から順番に読んでいくのも、楽しいでしょう。

セブンティーンもいいですよ。というか、「大江信者」だたきが好きな人は、
この作品を読んで、改心したらどうでしょうか。
646吾輩は名無しである:05/02/10 18:40:05
とうとう ついに きちゃいましたね… 

北、核兵器製造・保有を公式宣言
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/02/10/20050210000021.html

もう傍観してられないですな、、、将軍様は精神疾患わずらってるから
一時の気の迷いで発作的に日本の首都が火の海になる可能性もでてきたってことだね。
647吾輩は名無しである:05/02/10 21:12:53
いくら文学と政治は別とか言ったって
あれだけマンセーしておいて
その国が 核 内緒でつくってますた! だよ?

どうすんだよ? 情報化社会ってのは、徹底的に過去の発言が記録され
増殖し、自分の発言や文章は、徹底して過去と対比され批判される時代なのだよ?

もう大江の言葉の価値ってゼロどころかマイナス、
嘘吐き、売国奴が確定した人間の言論にはなんの説得力も持たない。
648吾輩は名無しである:05/02/10 21:24:48
>647
別に北朝鮮をマンセーしてたわけじゃないだろ?
日本を相対的に見る複眼的ヴィジョンをもってただけ。
649吾輩は名無しである:05/02/10 22:06:46
大江健三郎の親北朝鮮的発言(?)をあげつらって価値がないなんて
言う「愛国的」な人間が、何故ノイマンコンピューターを駆使して
コピペをしまくるんだろう。
フォン・ノイマン博士は現在のコンピューターの基礎を築いた人物にして、
原爆投下の「マンハッタン計画」の中心人物。

gametheory101.net/sample/game01_neumann.html
650吾輩は名無しである:05/02/10 23:13:39
http://www.eireinikotaerukai.net/E05Iken/E050021.html
『虐日日本人の精神構造』
酒井信彦
(東京大学史料編纂所教授)
(前略)
ところで歴史問題の多くは、日本発の問題であると良く言われる。教科書問題の一番の前提に、家永教科書訴訟があったし、慰安婦問題は左翼人権団体と朝日新開の協同謀議によるものであることは確かである。
このことが歴史問題の本質が、日本に対する偏見・差別・迫害であると言う事実を分かりにくくしている面があると思う。
そこでこの点について、以下に私見を述べてみたい。戦後の日本には敗戦ショックによる共産革命願望があり、左翼勢力が大きな力を持った。それは当然、労働組合、マスコミ、大学などに浸透した。
左翼勢力は日本が弱体であればあるほど、革命が起こし易いと考えたから、アメリカ占領軍の遺産である東京裁判史観と「平和」憲法の強力な護持者となった。
しかし革命の願望が潰えた現在でも、その考え方は牢固として残った。と言うよりも、共産主義没落後、かえってそれに縋(すが)り付いて生きるようになった。
なぜなら日本の過去を否定・告発することによって、過去を反省し謝罪する良心的人間を演じ続けることができるからである。これは明らかにこの上ない偽善である。
したがって、これらの人々の考え方、活字媒体でいえば朝日・岩波的考え方は、偽善主義と呼ぶべきものである。
その御用文化人である、大江健三郎・加藤周一などの人々は、「進歩的文化人」では無く「偽善的文化人」である。
彼らの言説がいかに矛盾に満ちた偽善であるかを、土井たか子衆議院議員を例に、もう少し説明しておこう。社民党は北朝鮮による日本人拉致を、無視するどころか否定さえしていた。
しかし社民党はそもそもアジア人権基金と称する人権団体を持ち、土井議員はそのトップである代表理事である。ところがこのアジア人権基金は、アジアにおける人権侵害の大国、中共・北朝鮮の人権問題に、全くと言うほど沈黙する。
意図的にでっち上げた慰安婦など日本の過去の問題を追及しても、中共・北朝鮮両国の現実に存在する深刻な人権問題を無視するのであるから、これはデブル・スタンダードのレベルを遙かに越えた、完璧なデタラメである。
651吾輩は名無しである:05/02/10 23:15:16
なお辻元問題の際指南役として名前の出た土井議員の五島昌子政策秘書は、謀略裁判劇「女性国際戦犯法廷」の首謀者である松井やよりさん(故人)が主宰するアジア女性資料センターの幹部である。
彼らの本質が根本的に偽善者であることが判明すれば、彼らの考え方を「自虐史観」と表現することの、不十分さが明らかになってくる。
自虐史観と言うネーミングは、それなりに便利で有効ではあるが、彼らの精神構造の特徴を見逃している。つまり「自虐」と言っても、彼らが自分自身に痛みを感じているのかと言えば、それは全く感じていないない。
彼らは始めから加虐の側に立ち、日本人を、日本という存在を責め続けているのである。同じ日本人である同胞を迫害する行為が、一見自虐的に見え、更には反省的・良心的に見えるのである。
すなわち自虐史観ではなく、正確に言えば「虐日」史観である。反日史観と言う表現もあるが、反日では余りにも弱すぎる。
したがってより広く中共・韓国など諸外国を含めた日本いじめ・日本叩きの考え方を、「虐日イデオロギー」と呼ぶのが適切である。
(中略)
一連の大学紛争で、一貫して左翼学生に同情的だったのは朝日新聞であるが、朝日はこの爆弾テロ事件においてすら、極左の暴力に極めて寛容であった。
朝日が口にする反戦主義・反暴力主義が、いかに欺瞞に満ちたものであるかは、朝日の報道の歴史を振り返って見れば、直ぐにわかる。

日本人の虐日偽善者のメンタリティーを考える場合、「ドメステイク・バイオレンス」の概念を援用すると更に理解し易いかもしれない。
現在、ドメステイク・バイオレンス」すなわち「家庭内暴力」の流行がマスコミで報ぜられている。子供が親を殴り、母親すら子供に暴力を振るう。
それと同じように、虐日日本人の行動は、民族・国家の規模における、ドメステイク・バイオレンスなのである。極左暴徒のように、直接の暴力も振るうこともあるが、一般的には言論による暴力が主流である。
とすれば、物理的暴力によるテロがあるように、言論の暴力によるテ打が存在するのである。
結局、歴史問題とは、内外虐日勢力による言論を利用した、日本に対する卑劣極まりないテロ攻撃だと理解すべきなのである。
652吾輩は名無しである:05/02/10 23:16:25
ところで、物理的暴力と言論の暴力と比較した場合、前者の方がずっと単純であり、対処し易い。物理的暴力には取り縮まる法律があるからである。
それに対して言論の暴力は、「言論の自由」に大きく守られている。つまり言論の暴力・言論のテロの方が、造かに始末が悪い。しかも虐日偽善者たちは、日本社会の中枢に堂々と大量に入り込んでいる。
ではどうしたら良いのか。端的に言って、敵に学ぶべきである。彼らの方が、エネルギーとテクニックにおいて、まだまだ我々より優れている。
基本的に言論の暴力には言論で反撃するしかないが、その際最も大切なのは、相手の攻撃を防御するだけでなく、こちらから積極的に攻撃を仕掛けて行くことである。
個々の問題で虐日偽善者の言論に弁明・反論するのはそれなりに必要だか、破らの偽善体質を解明し告発して行くことこそ、我々が最も力を注がなければならない課題である。
その意味で、「百人切り競争」に関して、本多勝一氏、朝日・毎日両新聞社、柏書房を告訴したのは、大いに評価すべき動向である。攻撃が最大の防御なのである。
最近、中共・韓国両国首脳が小泉首相との会談で、歴史問題を取り上げることを控える態度を見せた。もっとも韓国大統領は国内からの批判を受け、最後の国会演説で地金を表してしまったが。
ともかく教科書問題・靖國問題とりわけ拉致問題で、我が国にも漸く国家意識・民族意識の高まりが現れて釆たことの反映であろう。すなわち日本側が強く出たからこそ、相手は少し引いたのである。
それではこちらも相手を刺激することは控えようと日本側が考えるとしたら、それは全く愚かである。
南京問題にしても、慰安婦問題にしても、我々は歴史問題において、巨大な濡れ衣を着せられたままである。
この冤罪を晴らし、内外の虐日イデオロギTを撲滅するまで、懸命の努力を続けなければならない。(了)
平成15年8月1日
653吾輩は名無しである:05/02/10 23:32:10
647は沈黙しました。そしてコピペ。
654吾輩は名無しである:05/02/11 00:02:42
1964年 昭和39年 29歳 「個人的な体験」で新潮社文学賞受賞
1967年 昭和42年 32歳 「万延元年のフットボール」で谷崎潤一郎賞受賞
1973年 昭和48年 38歳 「洪水はわが魂に及び」で野間文芸賞受賞
1976年 昭和51年 41歳 メキシコ国立大学コレヒオ・デ・メヒコの客員教授を務める
1982年 昭和57年 47歳 「「雨の木」を聴く女たち」で読売文学賞を受賞
1983年 昭和58年 48歳 「新しい人よ眼ざめよ」で大佛次郎賞受賞
1985年 昭和60年 50歳 「河馬に噛まれる」で川端康成賞受賞
1989年 平成1年 54歳 「人生の親戚」伊藤整文学賞受賞ユーロパリア賞文学賞受賞
1993年 平成5年 58歳 「われらの狂気を生き延びる道を教えよ」でイタリアのノンデッロ賞受賞
1994年 平成6年 59歳 ノーベル文学賞受賞
1996年 平成8年 61歳 イタリアのグリンザーネ・カブール賞受賞、プリンストン大学客員講師としてアメリカ滞在
1997年 平成9年 62歳 アメリカ芸術アカデミー外国人名誉会員に選ばれる
1999年 平成11年 64歳 よりベルイン自由大学S/フィッシャー講座教授としてドイツ滞在
2000年 平成12年 65歳 アメリカ・ハーバード大学、ベルギー・リエージュ大学で名誉博士号受賞、中国社会科学院外国文学研究所名誉研究員に推挙される
2002年 平成14年 67歳 フランス政府よりレジオン・ゴヌール勲章コマンドールを受賞
655吾輩は名無しである:05/02/11 00:13:48
630、635、639、641、642で挙げられている短篇について

1「飼育」 2「鳩」 3「ベラックワの十年」

1「スパルタ教育」  2「走れ、走り続けよ」
3「ブラジル風のポルトガル語」

1「死者の奢り」  2「セブンティーン」  3「飼育」

1『芽むしり仔撃ち』 (←これは短篇とはいえないので外そう)
2「他人の眼」 3「マルゴ公妃のかくしつきスカート」

1「死者の奢り」  2「空の怪物アグイー」  3「アトミック・エイジの守護神」

「雨の木」を聴く女たち、の連作短篇集から入ってないのが不思議だ。
656吾輩は名無しである:05/02/11 00:26:12
>>嘘吐き、売国奴が確定した人間の言論にはなんの説得力も持たない。

かもしれんが、そんなクソ人間を超える小説家が一人もいないのが、
あなたの大好きな日本という国の現状なんですよね。
657吾輩は名無しである:05/02/11 00:32:13
      もう老人の知恵などは
   聞きたくない、むしろ老人の愚行が聞きたい
   不安と狂気に対する老人の恐怖心が
        − T・S・エリオット、西脇順三郎訳
658吾輩は名無しである:05/02/11 00:40:13
「「雨の木」を聴く女たち」もそうだけど、
短篇集の表題作の、「新しい人よ眼ざめよ」「いかに木を殺すか」
「河馬に噛まれる」「静かな生活」「僕が本当に若かった頃」
あたりはあまり人気ないのかな?
659吾輩は名無しである:05/02/11 00:51:16
人気が無いというか、語りにくいんじゃないの?
660吾輩は名無しである:05/02/11 01:00:46
連作だから、この短篇!というときに思い出しにくいのかも。
「僕が本当に若かった頃」がすごく好きですよ俺は。
661吾輩は名無しである:05/02/11 01:46:25
>656
100年単位でみて大江がほんとに、
谷崎とか、芥川、川端、三島なんかと同列に語られるとおもう?
ぼくは無理だとおもうな。
662吾輩は名無しである:05/02/11 02:04:36
もうこいつ完全に終わったな
日本国民にどう釈明するんだ?おい?謝罪と賠償しろよ?
もちろんノーベル賞の名誉と賞金も返納しろや
663吾輩は名無しである:05/02/11 02:35:50
まあ。百年単位なら、三島だって(ああいう死に方をしてなければ)微妙だったろうな。
というか、作家が1世紀(百年)を生き抜くはたいへんだよ。
2ちゃんのカキコでいえば、1週間も持たないし…。
664吾輩は名無しである:05/02/11 02:40:12
>>661
少なくとも川端と同列以上には語られると思うぞ。
665吾輩は名無しである:05/02/11 09:25:11
【「わがテレビ体験」大江健三郎、「群像」、昭三十六年三月号】
結婚式をあげて深夜に戻つてきた、そしてテレビ装置をなにげなく気にとめた、
スウィッチをいれる、画像があらわれる。
そして三十分後、ぼくは新婦をほうっておいて、感動のあまりに涙を流していた。
それは東山千栄子氏の主演する北鮮送還のものがたりだった、
ある日ふいに老いた美しい朝鮮の婦人が白い朝鮮服にみをかためてしまう、
そして息子の家族に自分だけ朝鮮にかえることを申し出る……。
このときぼくは、ああ、なんと酷い話だ、と思ったり、
自分には帰るべき朝鮮がない、なぜなら日本人だから、というような
とりとめないことを考えるうちに感情の平衡をうしなったのであった。
666吾輩は名無しである:05/02/11 09:57:29
>>640
>現実と戦おうよ、自分の言葉に責任を持たない作家の作品なんて
>誰も読まないよ

おまいが言う「自分の言葉に責任を持たない作家の作品」が
広く読まれ高く評価されてるのが問題なんじゃないか?
現実と戦おうよ(w

>>654
まとめ乙。
ノーベル賞受賞って1994年だったのか。
其の頃漏れは必死に「ときめきメモリアル」やってたよ…   ○| ̄|_

667吾輩は名無しである:05/02/11 09:57:49
>>661
谷崎、芥川と比較すると微妙だな。
川端、三島よりは既に評価されてるだろうな。
20世紀後半の日本文学を語る上で欠かせない存在であることは確か。
668635:05/02/11 12:01:30
>655
> 「雨の木」を聴く女たち、の連作短篇集から入ってないのが不思議だ。
時系列的に読んでるので、そこまで読んでいけない。

多分読んだあとは、「雨の木」読まずに、大江を語るな!ボケ!
っと、語っている自分が思い浮かびます。
669635:05/02/11 12:09:09
>661
> 100年単位でみて
谷崎、芥川、川端、三島に何か積極的に自分に関わってくるものを感じますか?
「古典文学作品」みたいにガラスケースに入れてから眺めるならまだしも、
読書オタクの大江に倣って、一冊の本を自分に関わらせて読み込んでいくなら、
大江の本の方が、明らかに収穫が多いように思います。
670吾輩は名無しである:05/02/11 12:29:24
>669
 芸術家→谷崎、芥川、川端、三島
 作家→大江、中上
この分類がすべてではないかとおもう。
ぼくは三島の豊饒の海豪華本を美術品を扱うように部屋に置いてあるよ。
671吾輩は名無しである:05/02/11 13:52:02
来週にも忘れ去られるような作品であろうと、自分が好きなら読めばいいし、
100年後まで残るような作品でも、自分が嫌いなら読まなければいいだけの
話だと思うんだけどね。
672吾輩は名無しである:05/02/11 15:47:33
広島市長がやっとか
しらじらしく
北朝鮮に抗議キターね。

いままでなんでスルーしてきたか?の方が疑問なのだがw
673吾輩は名無しである:05/02/11 17:17:34
20世紀の日本の小説家で20人選べといわれたら
大江をその中に確実に入れると思う。
しかし10人だったら微妙かな。
674吾輩は名無しである:05/02/11 17:33:09
連作短編って、長編/短編のベストには入れにくいけど、
「河馬に噛まれる」は非常に好きな作品。
阿部和重のグラフィナに関して、『取り替え子』と比べて
異なる手法のインターテクスチュアリティーだと評価していたが、
むしろそちらに近い。
675吾輩は名無しである:05/02/11 17:37:38
数年前の朝日新聞が行ったのアンケートでは、
 大江はベスト10に入ってなかった。
1位が夏目漱石、
 あと芥川とか川端、三島なんかがベスト10に入ってた。
現代作家では、村上春樹が12、3位くらいだったかな。
大江は16、7位くらいだったはず。
676吾輩は名無しである:05/02/11 18:35:43
国歌・国旗・戦後民主主義者
野村勝美:2002.07.03
大江健三郎氏のレジオン・ドヌール勲章授章を考えてみます。大江氏
は自らを、「私は戦後民主主義者である」と公言するノーベル賞文学者
です。彼は「文化勲章」を拒否しました。「戦後民主主義」なるものの定
義を私は知りませんが、印象的には戦前戦中の日本を「全面悪」と捉
えている人たちのように思います。

さて、レジオン・ドヌール勲章はフランスの、民間人に与えられる最高
の勲章だそうです。やるのも受けるのも勝手です。ノーベル賞について
も、やるのも受けるのも勝手です。我が「文化勲章」を拒絶したのも、勝
手です。「文化勲章」は日本国民が最高の栄誉としているものですが、
それを拒絶する大江氏の理由は、「僕は戦後民主主義者、国家の勲章
は受けない」ということであると伝えられました。根底に、氏の長年の発
言から、1.日本の戦争責任,、2.反皇室
があると想定できます。「悪いもの」からの勲章は貰えない、ということ
でしょう。反「日の丸」、反「君が代」、反「核」の人です。そのこと自体を
非難する積りはありません。私が嫌うのは、この方面の人たちの得手
勝手な論理です。一般的にダブル・スタンダードといいます。
677吾輩は名無しである:05/02/11 18:37:01
レジオン・ドヌール勲章は明らかにフランスの国家としての勲章です。
価値の源泉はそこにあります。
シラク・フランス大統領は11日夜、パリ郊外で行われたサッカー・フランス
カップ決勝戦を観戦しました。
試合開始前の国歌ラマルセイエーズ演奏の際に一部サポーター
が口笛を吹いたのに対し、「フランスへの侮辱」と激怒、退席したそうです。
大江さん、あなたに勲章を授ける人物は、こういう(すばらしい!)男ですよ。
「君が代はキライだけど、ラマルセイエーズは好きですか?」

フランスは「核兵器」保有国です。最高レベルの原子力発電実施国で
す。かつて多くの植民地を持ち、アルジェリアにおいてもヴェトナムにお
いても、苛烈な政治を行いました。第2次世界大戦後日本軍が撤退し
た後に、インドシナの再植民地を目指してインドシナ戦争を起こしたフ
ランス。北アフリカの植民地を弾圧によって維持しようとして起こったア
ルジェリア独立戦争。第2次中東戦争(スエズ戦争)で英国と連合して
エジプトに派兵してアラブ諸国と戦争したフランス。世界中の反対を押
し切って南太平洋で水爆実験を続けたフランス。
その国の勲章は受けるけれど、わが日本の勲章は受けられないという。

大江さんが文化勲章を拒絶した理由のすべてがより強く、
レジオン・ドヌール勲章には含まれています。それ
を、片方は断り片方は受けるとすれば、論理を整合させるには一つの
根拠しかありません。
日本(日本人)をバカにしている、のです。
http://www.nomusan.com/~essay/essay_vatican_11.html
678吾輩は名無しである:05/02/11 19:59:27
これだけコピペあるのに、作品を分析したものは少ないなあ。
アンチな奴でも構わないからそういうのもレパートリーに
入れておいてよ>コピペさん。
679吾輩は名無しである:05/02/11 21:39:08
連作短編っていくつあるの?
680吾輩は名無しである:05/02/11 22:22:15
>>678
読んでないだけだろ。若者に見向きもされないという現実を恥じろ。
681吾輩は名無しである:05/02/11 22:26:49
恥じろって。誰が何を?
682吾輩は名無しである:05/02/11 22:33:34
>>680
コピ平ちゃん自らを恥をぬぐいたまえ。
あんな穴だらけのコピペを誰がまともに読むかよ。
弁証法にもなってないぞ。
683吾輩は名無しである:05/02/11 22:39:59
コピペ文のほとんどが同一人物によって書かれたとしても驚かないな。
どのコピペ文にも似たような論理的破綻がある。
一例をあげれば、

1)大江が北朝鮮のある人たちに好意的な心情を寄せた。
2)北朝鮮はアンチ日本のテロ国家だ。
3)大江は売国奴のテロリストだ。
だいたいがこういうめちゃくちゃな三段論法だからな。
684吾輩は名無しである:05/02/11 22:43:55
他にも

1)大江は外国のA賞を受け取った。
2)日本のB賞は受け取らなかった。
3)大江は売国奴のテロリストだ。

とかね。
685吾輩は名無しである:05/02/11 23:31:49
>>661
百年後と言われてもなあ。
芥川が、どんな名作でもみみずに笑われる、とか言ってなかったっけ。
作品で評価すれば
谷崎>>>>大江>>>三島>>>>川端
だが私なら
谷崎>>古井由吉>>大江
だと思うが。好きずきという面も当然ある。

686吾輩は名無しである:05/02/12 00:16:45
ぼくはどうしても谷崎が合わない。
くねくねした文体があわないみたい。
687吾輩は名無しである:05/02/12 00:17:27
>>685
おまえは俺かw?
ただ二箇所だけ訂正してえ
谷崎>>古井>>中上>>大江>>武田泰淳
だと思うが。好きずきという面も当然ある。
688吾輩は名無しである:05/02/12 00:29:04
三島が大江を評価していたというのは売国奴に加担したということなのかな
689吾輩は名無しである:05/02/12 00:32:29
当然そうだね。だから日本文学者なんて売国奴だらけだよ。
そもそも森鴎外からして、「日本はダメだ。ドイツサイコー!」なわけだから。
690吾輩は名無しである:05/02/12 00:55:23
森鴎外は同時にやっぱ欧米ダメ。日本に回帰!ゆう人なわけだが。
691吾輩は名無しである:05/02/12 01:26:50
外国>日本というより、コスモポリタンが多いんだよ。文学者は。
「国」という単位だけで考えてないってこった。

>>685>>687を訂正したい衝動にかられた。
大岡>>島尾>>武田>>後藤=古井>>大江=中上>>谷崎=三島
もちろんだが、好きずきという面もある。
692吾輩は名無しである:05/02/12 01:32:26
小説ってのは詩と違って"形"を磨きあげるもんじゃないので…
残るか残らないかより、その小説にとっての現在と関わることができたかどうかのほうが大事だと思う。
現在ってのは別に時代とか流行とか政治的状況とかだけの話じゃなく。
693吾輩は名無しである:05/02/12 02:47:38
大江健三郎については、戦後最大の作家であると
言ったが(勿論自分は除いてであろうが)、大江は
文学部を、それもフランス文学を出たので、彼の小説
には社会科学の体系による基礎がないと言った。

三島由紀夫会見記
694吾輩は名無しである:05/02/12 02:54:17
1960年代の半ば以降、毎年のように三島がノーベル文学賞を
獲得するのではないかという下馬評が流れるようになった。
三島もその気になって、ノーベル賞の受賞がほぼ確実という
ニュースが流れた時など、自ら記者会見場を予約して吉報を
待ったほどだった。
が、結果は川端康成の受賞に終わった。
三島はその報を聞いて、祝辞を述べるために真っ先に川端邸に
駆けつけている。
そして「この次にノーベル文学賞を取るのは自分ではなくて
大江健三郎だろう」と語り、格別、悔しそうな顔も見せなかった。
大江の受賞を予言したところなど、三島の眼力はさすがである。
695吾輩は名無しである:05/02/12 09:35:37
NHKの偏向放映に対する警告抗議文

3、売国奴を人選するNHKの不見識を糾弾する

 先般、売国番組として指摘したNHKスペシャルについて一言言及しておく。
放送予定には「2002 きみと語る戦争」なる番組が今晩放映されるとある。
笑わせるではないか!
わざとらしい平和気取りの番組を垂れ流すことによってまたぞろ国民の平和意識を先導せんとする
目論見であろうが、我々はうぬらNHKのその根底に流れる売国奴的自虐的策動をはっきりと
看破するものである。

 すでに見ずとも分かるが、五十数年間も繰り返されるうんざりするほどの相も変わらぬ平和安売りの内容であることは想像に難くないが、
今回断じて許さざるべきことは、NHKがその発言の全責任をもって選択し国民の前に登場させるゲストとして売国的売文家、大江健三郎が人選されているのである。
戦後デモクラシーの精神的支柱として腐敗せる戦後社会に君臨してきた大江健三郎。
対外卑屈と自虐的言動によって国賊的才能を発揮してきたこの輩が、この番組に於いてどのような発言を行うのか、もはや番組を見るまでもなく明々白々である。
さらに言えば、ゲストの人選はNHKの専権事項である。ならば、NHK自体が潜在的に保持しているが、しかし、公然と主張できないことをゲストの口を借りて主張しようとしていると判断せざるを得ない。

以上の見地から、一に国賊大江を意識的に登用したこと、一にこの売国奴になにを言わせんとするかは、すでにNHKの目論見に他ならず、故に、その発言の全責任はうぬらNHKにあるということを強烈に認識せよ!

よって我々はうぬらNHKに対し再度警告し、以下、要求する。

一. NHKはおのれが公言してはばからないその中立性と公平性の守護者を自認するのであれば、戦後になってとってつけた「太平洋戦争」との表記を即刻中止し、史実に基づく正式名称である「大東亜戦争」を使用すべし!

二. NHKは国民を愚弄し国家を蔑ろにする売国奴大江健三郎の番組登用を即刻禁止し、今晩垂れ流されるNHKスペシャルの放映を即刻中止せよ!

平成十四年八月一五日
民族の意志同盟
 中央執行委員長 森垣秀介
696吾輩は名無しである:05/02/12 20:57:36
>>692
その通り。
>現在ってのは別に時代とか流行とか政治的状況とかだけの話じゃなく。
特に「自分」の現在にとって価値があるかどうかが重要なんだろうね。
697吾輩は名無しである:05/02/12 21:08:53
後 10:10 BS特集

「中曽根康弘VS大江健三郎 戦後60年 憲法9条を語る」

                 元内閣総理大臣…中曽根康弘
                      作家…大江健三郎
698吾輩は名無しである:05/02/12 21:21:00
三島のいう社会科学の体系による基礎ってどういう事を言うの?
699吾輩は名無しである:05/02/13 00:28:18
私には帰るべき朝鮮がない by大江健三郎

今からでも遅くないから(・∀・)カエレ!!
700吾輩は名無しである:05/02/13 00:29:11
こいつキモイ香具師だな。
こいつとか畜死みたいなのを生きた化石っていうんだな。
701吾輩は名無しである:05/02/13 02:08:17
>>691には納得しかねる。
谷崎>>古井>大江=安吾>三島>中上>横光>川端>>超えられない壁>>石原慎太郎
まあしかし、何だかんだで、好きずきという面も当然あるだろうが。
702吾輩は名無しである :05/02/13 02:44:52
政治のことは政治家に任せておけYo
平和憲法云々で平和賞でも狙ってノンか
まっキュリーにはとてもとても・・・w
703吾輩は名無しである:05/02/13 08:37:35
http://home.owari.ne.jp/~fukuzawa/nikki02-12.htm
橋本裕の文学・人生日記帳
12月15日(日)地上の楽園・北朝鮮

以前、金日成が支配する北朝鮮を、多くの人々が「地上の楽園」と呼んで賞賛した。そして、この「地上の楽園」を目差して、1959(昭和34)年から数年間で、9万3千人以上の在日朝鮮人の人々が祖国へと帰っていった。
あれから40年、帰国した人々の悲惨な状況が明らかになってきている。多くの人々が財産を没収されて収容所に収容され、そこで餓死していたというのだ。

当時、フルシチョフのスターリン批判を受けて、北朝鮮の共産党上層部でも金日成個人崇拝批判が噴きだしていた。そしてこれを押さえるために大規模の「粛正」が行われていたという。「地上の楽園」どころか、「地上の地獄」だったわけだ。
このことを看過して、この恐るべき独裁体制を地上の楽園などと賞賛し、帰国運動キャンペーンに荷担した人々の中には、後にそのことを悔いて、彼らの支援活動に半生を捧げている人たちもいる。

たとえば、現代コリア研究所長の佐藤勝巳氏は、かつて日本共産党の活動家として在日朝鮮人の帰国運動を支援していた。
しかし、帰国者の多くが日本に残った親戚に生活物資を送るよう依頼してきたり、北朝鮮の厳しい現実を伝えてきて、次第に「地上の楽園」という宣伝文句が嘘である事に気がついたという。
以後、北朝鮮の内部情勢に関する調査分析に全力をあげ、北朝鮮に拉致された日本人の救援のために積極的な支援活動を展開している。

しかし、総連をはじめ、日本共産党や社会党、朝日新聞など、この運動を支援した組織や進歩的知識人の多くはこの問題をあいまいにしている。
その中の一人として、ノーベル文学賞の大江健三郎の場合をとりあげてみよう。
704吾輩は名無しである:05/02/13 08:38:56
<結婚式をあげて深夜に戻つてきた、そしてテレビ装置をなにげなく気にとめた、スウィッチをいれる、画像があらわれる。そして三十分後、ぼくは新婦をほうっておいて、感動のあまりに涙を流していた。
それは東山千栄子氏の主演する北鮮送還のものがたりだった、ある日ふいに老いた美しい朝鮮の婦人が白い朝鮮服にみをかためてしまう、そして息子の家族に自分だけ朝鮮にかえることを申し出る……。
このときぼくは、ああ、なんと酷い話だ、と思ったり、自分には帰るべき朝鮮がない、なぜなら日本人だから、というようなとりとめないことを考えるうちに感情の平衡をうしなったのであった>
(わがテレビ体験、大江健三郎、「群像」(昭36年3月号)>

大江氏のこういう文章を読んでいると、戦前の天皇制賛美の精神とほとんど同じメンタリティを彼に感じずにはいられない。
テレビや活字を信じ、客観的な分析も裏付けもないまま、北朝鮮が「地上の楽園」だと思い込んでしまう。そして、自分にそうした祖国がないことを手放しで悲しみ、精神の平衡まで失ってしまったというのだ。

その後、彼がこの錯誤について真剣に反省し悔やんだということを聞かない。人々の救済について、なにか行動したということも聞かない。
ヒューマニズムについてのペダンティックで晦渋な文章を書き、レトリックに満ちた高邁な発言を繰り返すばかりのように思われる。

私は彼の文学的業績について、かっての愛読者として一定の評価をしつつも、彼の人間性についていささか不信のまなざしを向けている。
正直に言うと、彼はペテン師ではないかと思っている。まあ、昔から文壇などというものは、詐欺師と偽善者のたまり場のようなものなのだろうが・・・・。

<今日の一句>冬の雁隊形くずれて空に舞う裕
705吾輩は名無しである:05/02/13 17:41:22
この前、NHK合唱コンクールの高校生の部の課題曲の作詞をしてたけど、陳腐極まる歌詞だったなぁ。
またまた馬鹿の一つ覚えの反戦歌でさ。
原爆とかの。
少なくともそっち方面の才能はないね。
706吾輩は名無しである:05/02/13 18:56:36
おいおい。詩がかけないから小説家になったのに、歌詞なんて書いたのか。
707 :05/02/13 19:02:57
小説が書ければ充分だろうに。
マルチな才能を多種多様なジャンルで発揮する事を期待でも?(笑
708吾輩は名無しである:05/02/14 09:23:51
詩は歴史性に対して垂直に立つ(稲垣足穂)
709吾輩は名無しである:05/02/14 09:45:44
http://www.yshouse.com/~takata/himitu-6.htm
秘密の部屋(その6)
(NO,69)・・・・北朝鮮の礼賛今も風潮残る

金正日が拉致疑惑に対して「謝罪」をして以来・・
開けても暮れても北朝鮮のことがマスコミからくどいように流れてきます。
拉致被害者の近況も伝えられますが、少しそっとしておけないものでしょうか・・
以前、北朝鮮に渡った日本人妻が命からがら逃げてきましたが・・
「お帰りなさい・・よかったね」と言ってあげたい気持ちです。
日頃からマスコミに対して「間違った報道」に強い懸念を持っていました。
勿論、進歩的文化人と呼ばれる人達、評論家に対しても同じです。(彼らは胸を張って、正しいと思って報道しているでしょうが・・)
この気持ちを・・ささやかですが・・誰かに聞いてほしい・・
そんな時、産経抄の石井英夫さんの記事に出会いました。
今回、産経新聞の談話室に投稿したところ本日(2月5日)掲載していただきました。

「北朝鮮の礼賛今も風潮残る」
北朝鮮から逃れて日本人妻が帰国されました。
向うでの生活は、悲惨かつ地獄のようだったと推測いたします。
そして、命がけで逃れて来た経緯を考えると日本人として人ごとでないような気がしました。
私が中学生の頃だったと思いますが、近所に住んでいた在日朝鮮人のおじさんが真っ青な顔をして「息子が日本人の婚約者と北朝鮮に渡るらしい」と飛び込んできたのを覚えています。
そして新潟まで引き留めに行ったそうですが、フェンスの中にいて会うことができなかったと、かえって来ました。
「苦労して育てた息子が不幸になってしまう」と、おじさんが涙を流したのを覚えています。
当時は、共産国の躍進ぶりがテレビに映されていました。
労働歌を歌いながら赤い旗を持って楽しそうに作業している人たちの姿でした。
子供心にすごい国なんだなあと感じました。
でもそれは偽りした。
多くの人達が不幸になりました。
先日の産経抄には「当時の責任」が書かれていましたが、その風潮は残っているような気がしてなりません。
710吾輩は名無しである:05/02/14 09:46:54
<先日の産経抄の記事>
北朝鮮を逃れて日本人妻が44年振りに帰国した<脱北行>には、胸のつぶれる思いがする。
出国から保護まで保護まで異例ずくめの展開だったが、胸のつぶれる思いがするのは、過去、北朝鮮は「地上の楽園」という宣伝にマスコミも加担した責任があるからだ。
この女性は昭和34年の第一次帰国船で、在日朝鮮人の夫と北朝鮮に渡ったという。
往時、「北朝鮮は医療費も教育費もいらない地上の楽園」と朝鮮総連は大宣伝した。
文化人、評論家、マスコミもそれに同調、帰還運動は熱狂的なブームになった。
しかしそれは真っ赤なないつわり、地上の楽園どころか実体は非惨の<地獄>だった。
ここに一冊の書物がある。
歴史的な証言といってもいいだろう。
金元祚という在日二世が著した「凍土の共和国」。
昭和59年、亜紀書房から出版された。
「北朝鮮幻減紀行」という副題がついており、金氏も<万景峰号>で北朝鮮へ。
ところが祖国はすさまじい荒廃の地だった。
人々は餓死寸前のくるしみにあえぎ、官僚は王朝貴族なみの特権を行使し、猛烈な思想教育がしかれていた。
その希望と怒りを「統一日報」に日記の形で連載したのである。
地上の楽園のうそをあばき、金日成・正日親子の神格化や世襲化をはっきり批判して、社会に衝撃を与えた。
同書はベストセラーにもなったのに、世間はいつかその衝撃の警告と教訓を忘れてしまったらしい。
小田実氏、大江健三郎氏をはじめ多くの文化人やマスコミが北朝鮮を礼賛した往時の検証は、山際澄夫氏の近著「拉致の海流」(恒文社21)にくわしい。
新聞はだらしなかったが、しかしあの時代にも悲痛な告発の書物はあった。
それを世に問う勇気ある出版社はあったのである。
711大江インタビュー01:05/02/14 23:58:23
 ―今回の本は大江さん にとって、子どもに向けての初めての本です。
書かれている内容は、人生を歴史をどう生きていくのかという、大きな問い
かけに満ちていますね。

 大江 子どものとき、おとなになったらどういう人間になるんだろうということに、
好奇心をもっていました。そして、いまおとなになって、昔の子どもだった自分に
出会ったならば、こういうことを話したいと思うことを書いたと思います。
僕が話すことの原理は、おとなと子どもはつながっている、続いているということです。
子どものときの自分につながっていることで、過去につながっているし、これからの
子どもにつながっていることで、未来に、つまり人類の全体の歴史につながっている
ということです。夏目漱石の、「私の鼓動が停った時、あなたの胸に新しい命が宿る
事が出来るなら満足です。」、という希望もこめました。
712大江インタビュー02:05/02/14 23:59:04
 ―“つながる”という 点では、大江さんは歴史 問題を重視していますが、
たとえば、「日本はすべての公式文書の中で一度も中国に対し侵略戦争に
ついて謝罪していない」という中国首相の指摘を紹介して、この問題を子ども
にもわかりやすく書いています。

 大江 侵略戦争をしたことに、日本が謝罪しないということほど、子どもにとってよく
わからないことはないと思うんです。悪いことをしたのに、いつまでも謝らないのは勇
気のないことです。そんな自明のことをおとながやれないのは、ただ自民党とその支
持者に絶対に謝罪したくないという勢力がいるからです。しかし、未来の子どもへの日
本人像、外国人に見せる日本人像の変革を考えるなら、中国に、アジアに謝罪するこ
とは、どうしても必要ですし、小泉首相は靖国神社にいくことをやめるべきです。

 中国問題は、基本的に正式に謝罪する必要があり、腹芸みたいなものはやめること
です。正式には謝罪できないが、心の中では謝罪していますとか、そのためにこれだ
けのODAを差し上げますというのはやめることです。
713吾輩は名無しである:05/02/15 02:37:32
>>710
つーか、40年前には産経新聞もその「北朝鮮礼賛」をやってたというのはNG??

あと、「凍土の共和国」の内容にクレームを付ける気はないけど、80年代にそれを原理研
(勝共連合、または統一協会)がマンガ化して配布しているビラを読んだよw。
714無名草子さん:05/02/15 02:53:45
伊丹十三は、一時期、岸田秀氏の弟子兼広報係のような感じだったと思いますが、伊丹十三の自殺について岸田さんは何かコメントなどを述べられてましたでしょうか。

噂の真相にいきさつが書いてあったように思います。 でも、大江とのいろいろな問題もあるみたい。

大江氏との関係についての「噂の真相」の記事は、明らかな間違いがいくつかあり、信用できる内容とは思えませんでした。

(どんな事が書いてあった?)
715吾輩は名無しである :05/02/15 04:25:46
こいつキモイ香具師だな。
716吾輩は名無しである:05/02/15 10:08:29
http://www.kenyama.net/htdocs/mt/archives/000010.html
kenyama's blog

2004年01月01日
大江健三郎は小説を書いているのではない?!
 大江健三郎の「憂い顔の童子」(講談社、2002)を読んだ。大江は、「物語」を構築する能力、それも個人的、歴史的、民俗的に濃密な物語を、愚直に構築する作家であった。
中上健次の被差別部落のように、自らの性や、四国の山奥を舞台に作り上げられた虚構を紡ぎ出す才能は、戦後文学の中でも注目に価した。
  そのせいか、障害者のこどもや、1980年代になって、急速にレヴィ・ストロースなどを「お勉強」し始めたことを、見せびらかすかのような80年代以降の作品には、微妙な違和感を感じた。
しかし、それが大江という個人の営みである以上、小説を読むのを止めるだけだ。そんな時、大江は小説を書かないと宣言した。
あの「お勉強」の成果を紹介するエッセイばかりを執筆するなら、「大江をもう読まなくてもいいから、安心だ」とホッとしたことも覚えている。

 94年にノーベル文学賞を受賞し、翌年発表された「燃えあがる緑の木 第3部」を発表してから、小説は書かないとしていたはずの大江は、99年の「宙返り」(講談社)から、また小説を書いている。
義兄の伊丹十三の自殺を扱った「取り替え子」(2000年、講談社)、本人とおぼしき小説家を扱った「憂い顔の童子」の2冊における、大江の衰弱、幼児回帰(?)は目を背けたくなるくらいだ。
また、新興宗教を扱った「宙返り」の方が、物語=虚構を構築する力の片鱗がうかがえると言えよう。
717吾輩は名無しである:05/02/15 10:09:38
さて、大江の小説は、「死者の奢り」(58)から、「性的人間」(63)、「万延元年のフットボール」(67)、「同時代ゲーム」(79)など次々と、半ば「義務」のように、
そう、日本文学に興味を持った戦後の少年が読むべき「必読書」として読んできた。
こなれない日本語と、「ヒロシマ・ノート」(65)などに代表される社会問題への発言も、我慢して読んできた。
 「憂い顔の童子」は、アメリカの女性日本文学研究者が大江らしき小説家と一緒に、四国の山の中に行く。
ただそれだけである。そこに、まぶされているのは、大江個人の体験と、現代思想と呼ばれる哲学者、文化人類学者の本を読みましたと言う報告。
子供が「ぼく、こんなことしたんだ! 褒めてよ。ねえ」と言っているようにしか読めない。
 大江の作品は、小説系統と社会的発言系統の二つがあったと思う。というより、「文学者の社会的責任」(最近は、企業の社会的責任に注目が集まり、文学者の責任には見向きもされなくなったことは、ともかく)から、
「小説家たるもの、世間に向かって発言せねば」といった気負いでもあったのであろうか。
大江が進歩的文化人(岩波とか朝日とか大手出版社、新聞社好きの彼のどこが進歩的なのか?)であるという、
未だ根強い「誤解」はともかく、社会的発言の「薄さ」が小説にまで流れ込んできてしまった。
 その意味では、大江は、もう「小説」を書いている訳ではないのかもしれない。
718吾輩は名無しである:05/02/15 14:08:51
この人の作家としての才能はともかく、歴史や哲学の知識は三流じゃないか。
今時連合国絶対善、枢軸国絶対悪なんて二次大戦観を持ってるなんてさ。
>>711>>712の大江の語り口も妙に子供っぽくて気持ち悪い。
719718:05/02/15 14:17:20
私は同胞が血まみれで戦っている時には、銃後で応援するのが作家の正しいアティテュードと思うがね。
「麦と兵隊」「真空地帯」などを書いた人たちは立派だと思う。
720吾輩は名無しである:05/02/15 19:34:08
>>719
火野や野間とは年代が違うからねえ。
戦後作家だから。
721吾輩は名無しである:05/02/15 21:25:39
ドイツの戦後作家、冷戦時代の作家と同じく今は風当たり強いけど
仕方がない 
722吾輩は名無しである:05/02/15 22:39:29
大江は「戦後民主主義者」を自認する旧左翼である。
しかも文革や北朝鮮を礼賛する偉大なる旧左翼である。
岩波や朝日といった一流紙(とみなされていた)マスコミでしか書かず、
週刊朝日編集長の解任に見られるように、自分に対する批判は圧力で押し潰す
権威主義者でもある。
彼はその昔サルトルのノーベル賞辞退に喝采していたのにもかかわらず、
スウェーデン大使館に媚を売るなどの様々な政治工作をして
ノーベル賞受賞を獲得した。
最近ではかってフランスの核実験を非難していたくせに
「レジオン・ドヌール勲章」という世評の高い勲章をもらえるとなると
フランスの核実験、植民地支配、歴史歪曲、戦争美化、は許すとして
喜んで受け取る偽善者ぶりを発揮している。
723吾輩は名無しである:05/02/15 23:08:05
↑新ネタコピペがないなら、
大江自身の言葉をコピペしてくれ。
724吾輩は名無しである:05/02/16 12:45:48
私小説作家がノーベルとるようでは
賞も地に落ちたな
725吾輩は名無しである:05/02/16 12:52:04
死んだら即忘れられる作家だからほっとけ
726吾輩は名無しである:05/02/16 13:45:36
ほっとけないのがアンチの粘着性の「性」ってもんだ。
大江にはヴァルネラヴィリティがあるからな。
727吾輩は名無しである:05/02/16 14:06:59
大江が私小説家だと思ってる人がいるなんて正直驚いた
728吾輩は名無しである:05/02/16 14:41:20
大江が私小説家だと思っていない人がいるなんて正直驚いた
729吾輩は名無しである:05/02/16 14:43:49
『ヒロシマ・ノート』

他人の体験をわが物として書いてる大江
730吾輩は名無しである:05/02/16 18:16:56
大江が私小説作家だと思ってる人は
「私小説」をどう定義してまんねん?
私的体験が作品に反映されているだけで
それを「私小説」と呼んどったら、
私小説作家が巷にあふれてしまうがな。
731吾輩は名無しである :05/02/16 19:20:57
【「厳粛な綱渡り」大江健三郎、文藝春秋刊、昭和四十年】
北朝鮮に帰国した青年が金日成首相と握手している写真があった。
ぼくらは、いわゆる共産圏の青年対策の宣伝性にたいして小姑的な敏感さをもつが、
それにしてもあの写真は感動的であり、ぼくはそこに希望にみちて
自分および自分の民族の未来にかかわった生きかたを始めようとしている青年をはっきり見た。
逆に、日本よりも徹底的に弱い条件で米軍駐留をよぎなくされている南朝鮮の青年が
熱情をこめてこの北朝鮮送還阻止のデモをおこなっている写真もあった。
ぼくはこの青年たちの内部における希望の屈折のしめっぽさについてまた深い感慨をいだかず
にはいられない。
北朝鮮の青年の未来と希望の純一さを、もっともうたがい、もっとも嘲笑するものらが、
南朝鮮の希望にみちた青年たちだろう、ということはぼくに苦渋の味をあじあわせる。
日本の青年にとって現実は、南朝鮮の青年のそれのようには、うしろ向きに閉ざされていない。
しかし日本の青年にとって未来は、北朝鮮の青年のそれのようにまっすぐ前向きに方向づけら
れているのでない。
732吾輩は名無しである:05/02/16 22:59:00
>>724>>728
「私小説」をどう定義する?
沈黙に逃げないでくれよ。
733吾輩は名無しである:05/02/16 23:16:02
マ藤枝静男だって私小説なんだしナ。いろいろあらァな。
734吾輩は名無しである:05/02/16 23:16:30
>>727
ヘミングウェイも自伝的作品を書いていてノーベル賞作家だが。
735吾輩は名無しである:05/02/17 01:18:01
本を読まない人に詰め寄っても酷です
736吾輩は名無しである:05/02/17 08:53:18
「北朝鮮の青年の未来と希望の純一さ」は、「南朝鮮」の青年達が疑い、嘲笑したように、今日の破局の中に失われてしまった。
大江氏がこれだけ思い入れをした「老いた美しい朝鮮の婦人」や、「希望にみちて自分およぴ自分の民族の未来にかかわった生きかたを始めようとしている青年」達は、
今や住む家も洪水に流され、食べ物も自由も希望もなく、ただ餓死を待っているであろう。

そうした北朝鮮の惨状について、大江氏はどう考えているのだろうか。大江氏が昔の自分の文章を覚えているなら、自らの不明を恥じて、読者にお詫びをするとともに、
自分の見通しがなぜ間違ったのか、思想的にきちんとした反省をしなければならない。
それをしないこの人は言論人としての資格はない。将来も、また同じような過ちを繰り返すのみである。

また上記の熱のこもった文章が、単なる共産主義かぶれの若気の至りではなく、北朝鮮の人々への真実の思い入れだとしたら、
自ら率先して、北朝鮮救援活動を始めるか、ノーベル賞の賞金を北朝鮮救済の資金として提供する位の事はあっても良いのではないか。
大江氏は、昨年は米国プリンストン大学で静かな研究生活を送ったようだが、現在は別の意味で「帰るべき朝鮮がない」のだろうか。要はつねに人事なのだろうか。
737吾輩は名無しである:05/02/17 10:43:10
>>732
そういう質問するということは
大江の作品読んだことあるんですよね?
読んでるにもかかわらず私小説であると認識できないのに
定義の意味を求めてどうしようというの?
この時点でお互いの小説の受け止め方は違うんですよ。
わかりますか?
自分と意見が合わないからって、あまりに抽象的な質問して
逃げないでくれはないと思うが。
おれは私小説作家だと思っている。君は思っていない。
それでいいじゃないか。なんで喧嘩腰になってるんだ?
元々考えが違うんだから、何を言っても話は平行線になるだけだよ。

「私小説でない」とどう定義する?
君はこんな抽象的な質問されてどう答えるつもり?
おれは逃げないでくれよとは言わないよw
738吾輩は名無しである:05/02/17 11:05:45
横レスだけど、その質問(私小説の定義)が抽象的だちおもうの????
その長文よりは簡潔に答えられそうなもんだけどなあ
739吾輩は名無しである:05/02/17 13:51:30
【私小説】
小説の一体で、作者自身が自己の生活体験を叙しながら、
その間の心境を披瀝してゆく作品。大正期に全盛。
心境小説ともいわれ、多分に日本的な要素をもつ。
方丈記・徒然草系統の日本文学の伝統が末期自然主義文学の中に
めざめたものとも考えられる。
                 広辞苑より
740吾輩は名無しである:05/02/17 17:34:34
>>737
悪しき相対主義厨だな。
「元々考えが違うんだから、何を言っても話は平行線になるだけ」
なんだったら、そもそも2chに書き込まなくていいじゃん。
741吾輩は名無しである :05/02/17 17:58:40
この間三島を倅まで動員して侮辱しとったな。






















  三 島 の 遺 族 よ も っ と 怒 れ!抗 議 し ろ!
742吾輩は名無しである :05/02/17 18:24:32
漏れもこそーりあれ読んだ。ヒドイね。っーかひとを扱き下ろして
自らを正当化しようとする魂胆丸見えピッタリンコ見世物だーよね。
あしからずず。
743732:05/02/17 18:47:04
>>737
いやあ、レスありがとう!
「逃げないでくれよ」の一言が「喧嘩腰」に聞こえたかな?
ごめんよ。悪気はないんだ。
ただね、>>724>>728のようなレスを見掛けたら、
その人がどういう「私小説」観をもっているのかと
聞いてみたくなるのが「人情」ってもんじゃないですか。
そう思わないかい?

(参考までに)
724 :吾輩は名無しである :05/02/16 12:45:48
私小説作家がノーベルとるようでは
賞も地に落ちたな

728 :吾輩は名無しである :05/02/16 14:41:20
大江が私小説家だと思っていない人がいるなんて正直驚いた
744732:05/02/17 18:48:33
(つづき)
で、737が大江を私小説家だと個人的に思うのはもちろん構わない。
で、724にあるように「ノーベル賞」の価値が下がったという個人的意見も構わない。
あるいは、「大江の小説はつまんない」でも「大江の人間性は信じられない」でも
そういう意見があったって構いやしない。
意見の違いはあって当然だし、他者に自分の意見を刷り込もうなんて思っちゃいないよ。

ただ、>>724>>728のような意見をあえて大江スレに書き込むのならば、
何かもっと何か「裏」があるような気がしてね。おそらくは。
745732:05/02/17 18:51:29
大江は確かに自分の体験を素材として小説作品に反映してるよ。
ただ、「私小説」のほとんどがそうであるところのものと
決定的に違うところが、大江の小説にはあるんだよ。
746吾輩は名無しである :05/02/17 18:56:33
ただの見世物小屋だよ、廃屋に近い.....
747吾輩は名無しである:05/02/17 19:09:33
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Kaede/3250/noriasa/mondai2.htm
◆元在日朝鮮人?@北朝鮮
よくマスコミでは、「脱北元在日朝鮮人」という言葉を使います。
「元在日なのだから、脱北した人は日本が受け入れてあげるべきだ」という論調です。
(中略)
その「元在日」さんが、昔なぜ北朝鮮に行ったのか?
それは、北朝鮮が「ここは地上の楽園だから来なさい」と言ったからです。
日本国内では朝鮮総連が北朝鮮に「帰国」させる運動を行いました。
そして、「地上の楽園」を宣伝したのは朝日新聞を始めとする「左翼思想に毒されたマスコミ」でした。
今でこそ、ソビエトや中国のような社会主義の国は全て失敗して崩壊、方向転換、または北朝鮮のようになって、はっきり「社会主義はダメ」という答えが出てます。
が、一昔前は、「労働者が主役の平等な社会」を理想とする考え方は、まだ色あせてはいなかったようです。
そして、そういう社会がいいと思う人たちを乱暴に「左翼」と呼ぶとすると、「左翼」たちが社会主義の国にシンパシーを感じるのは当然のことでしょう。
そういう人たちは、実際に北朝鮮がどんな国であるかが見えなくなり、北朝鮮の発表どうり「地上の楽園」と報道したのです。
そして、「在日を地上の楽園へ帰せ」と。
当時の在日さんたちは、生活に困っている人が多く、生活保護受給者の割合も高く、日本という国から見れば「お荷物」だったことは間違いありません。
その在日さんが「北朝鮮へ帰りたい」というのですから、政府は当然反対はしません。
「帰りたい」というその国の人の帰国をはばんだとあれば、それこそ国際的に問題になるでしょう。
そのことで、日本政府に責任はありません。
責任があるのは、朝鮮総連と朝日新聞などを代表するマスコミ、大江健三郎氏などの左翼文化人たちでしょう。
彼らは、今その責任逃れのため、自分たちの罪を「日本政府」にかぶせようと必死です。
戻ってきた脱北者たちには、ぜひ、日本政府に文句を言うよりも、朝日新聞や大江健三郎さんを訴えてもらいたいです。
748吾輩は名無しである:05/02/17 19:21:14
最も国民に愛国心のある国は北朝鮮かもね。
大江みたいな反国家的なリベラリズムは
北朝鮮だと銃殺ものだよ。
749吾輩は名無しである :05/02/17 19:32:20
その前に命辛々脱北するんでねの。丸眼鏡にヒビでも走らしてよ。
750吾輩は名無しである:05/02/17 19:40:34
大江みたいな左翼的人間が北朝鮮では生きられないのは確かだね。
北朝鮮で発言できるのは愛国心に満ちた右翼だけだ。
そう、このスレのコピペ文の書き手のような右翼的人間だけ。
751吾輩は名無しである :05/02/17 19:50:37
日本が一番ですよ 
752吾輩は名無しである :05/02/17 21:07:54
そんでさ、日本も嫌なひとはさ、ボートピープルなんか似合うでね。
753吾輩は名無しである:05/02/17 21:16:37
754吾輩は名無しである:05/02/17 21:40:14
北朝鮮の愛国者は、日本のソレよりは幸せそうだな。
まさか、それで戦後民主主義を眼の敵に!?ガクガクブルブルブル…
755吾輩は名無しである:05/02/17 21:50:59
ここに愛国コピペ(プゲラ している人は、彼の作品がどれほどの価値を持つか
生涯分からないだろうな……そもそも読まんだろうし。
彼の反戦メッセージがどんなに空虚だろうが、息子をいちいち持ち出す姿がどんなに
醜かろうが、そんな事とは関係なしにとんでもない作家なのに。
今後彼ほどの作家が日本に生まれるかどうか分からんほどだよ。

ま、それはともかくコピペ君およびここで大江を思想的観点から
くさすチミらははいったい誰の作品が好きなのだろうねえ。
まさか「伝説の愛国者」三島由紀夫烈士かね?(プ
そうだとするなら、読んだ上で愛国者だとおもっているのかね?
それとも石原チンタロー閣下かね?
756吾輩は名無しである :05/02/17 22:17:57
見世物小屋も出せないようなのばっかだもんな。いまは。
757吾輩は名無しである:05/02/17 22:47:00
 「テーミス」という会員向け月刊誌がある。実にユニークな内部情報誌で企業ニュース、官僚の内幕、永田町の水面下の動きなどを早く伝えてくれるので、結構人気がある。
これは嘗ての「週刊現代」編集長、フライディ創刊者の伊藤寿男氏が主宰している。
 さて今月の「テーミス」で一番興味を引いたのは「大江健三郎」に関する醜聞である。
 もともと権威主義的でマスコミからの評判も最悪の人だが、日本人は「ノーベル賞」とう幻想に振り回され、
大江の唱える「平和主義」にもスペースを割いてきた。
 テーミス曰く。「週刊朝日」が大江を書評欄で批判したところ、朝日上層部への大江の圧力で、加藤編集長が「解任」された。
その「書評」欄も打ち切り。
 読売は全面ぶちぬきで大江の連載を開始、朝日が仰天、慌てているところだったらしい。
 文芸評論家の渡部直巳が大江の子息で作曲家の光を賛美するのは野坂の「エロ事師たち」に登場する父娘のごとし、
と言ったところ「昴(すばる)」の連載は打ち切り。
子息の作曲の無能については武満徹が「あれは音楽ではない」と言い切ったことがあるが。。。

 ところが絶縁状態の文春と大江は、芥川賞選考委員に突如復帰した。
これは「ノーベル賞を前に文春を敵にはできない」と判断したかららしい。
外国の賞を貰っても天皇陛下の叙勲を辞退した左翼のデマゴーグ作家だけのことはある。
http://www.melma.com/mag/06/m00045206/a00000330.html

>
758吾輩は名無しである:05/02/18 00:05:06
企業の倒産 喜ぶ僕は 就職活動 不戦敗
国家に忠誠 叫ぶ僕 町内会とか 大嫌い
イラクの人質 叩いた僕は 自分で自分を 監禁中
マスコミ嫌いな 僕の口癖 新聞ネタも ボク調べ
日本の伝統 褒めてる僕に 今では来ない 年賀状
韓国けなす 僕の自慢は 日本国籍 保有それだけ 
親戚うざいと 言ってる僕は 未だに要求 お年玉
高卒けなす 僕の職場は 僕だけ大卒 程度の会社
女をくさす 僕に今まで まともに彼女 いた事なし
日本の過去を 賛美する僕 自分の現在 ほぼ終わり
抗議の電話 好きな僕には 家族や知人の 無言の抗議
弱肉強食 説いてる僕は 何をやっても 必ず負ける
朝日新聞 嫌いな僕の ホームページは 顔文字日記
同人オタク 蔑む僕は 寝るとき以外は パソコンいじり
ドキュンを笑う 僕にとっては 社会人では 彼らは先輩
愛国語る 僕の納税 所得はゼロで 国民年金 滞納中
安いクルマを けなす僕 貯蓄額では 買えやしない
左翼を叩く 僕にとっては 社会の助け もっとも必要
主婦を攻撃 している僕は 家事手伝わない パラサイト
ボランティア 見下す僕と 付き合うことは ボランティア
板の自治 好きな僕には 生徒会とか 町内会 すべて無用
他人に説教 している僕は 自動車教習 一回怒られ 不登校
靖国神社 参拝する僕 初詣 行く人いなくて 部屋で自慰
公務員 リストラしろと 要求する僕 親が相談 それは保健所
少年犯罪 厳罰要求 している僕は ウィニーやって ゲームコピー
銀行員の 給料下げろと 言ってる僕は 借りたものとか 返してない
電車のケータイ にらむ僕 老人いても 席を譲らず ずっと寝たふり
障害者 嫌いな僕は 人生の 障害物走 いきなりこけて 以来そのまま
759吾輩は名無しである:05/02/18 00:57:24
>>758
なんかいい文章だな。

760吾輩は名無しである:05/02/18 01:13:34
>>758
所詮はコピペ。恥があるなら、文板でコピペはやめれ!
761吾輩は名無しである:05/02/18 01:26:28
>>755
低劣な人格と高度な知性を併せ持った人を見たことがないね。人格と知性はほぼ間違いなく比例する。大江が例外だというなら一つの意見だが。
私が好きなのは太宰治の短編くらいかな・・・・純文学より、歴史小説やエッセイの方が好きだからな・・・。
大江の作品に、共通するテーマみたいなものはあるの?
762吾輩は名無しである:05/02/18 01:30:51
>>761
ニュートンとかコーシーとかヴェイユとかアインシュタインとか相当低俗な人間だったみたいですが。
763吾輩は名無しである :05/02/18 01:37:38
漱石だってオッカネー暴力男
764吾輩は名無しである:05/02/18 01:42:55
森鴎外も舞姫読む限り高潔な人間ではないわな。
765吾輩は名無しである:05/02/18 01:59:43
コピ平や、まだ小説読んでない人も、一度大江を読んでみてね☆
最初は読みにくいかもだけど、癖になるよ♪
766吾輩は名無しである:05/02/18 02:33:09
>>761
「健全な精神は、健全な肉体に宿る」でもあるまいし(そもそも誤用なわけだが…)。
767吾輩は名無しである:05/02/18 02:37:05
自分の知性が高いと思っていて、「知性の高い奴は、人間ができてない」
という一般的イメージが嫌いなんじゃない?
768吾輩は名無しである :05/02/18 02:42:04
英語圏で本から顔が飛び掛ってくる来るような小説はディケンズあたりなんでつてか。
誰かご存知ですか。ちなみに大江の憂い顔でそういう経験したのは漏れだけでつか。
769吾輩は名無しである :05/02/18 02:54:33
いやいや君だけてはない、漏れもだ。
770吾輩は名無しである :05/02/18 03:04:38
ハリポタの映画のあのシーンみたような奴が
実はほんとだったなんて驚きだね。
771吾輩は名無しである :05/02/18 03:10:16
見世物小屋さっ 
772吾輩は名無しである:05/02/18 10:34:19
松浦淳の日記 http://plaza.rakuten.co.jp/atsushimatsuura/diary/200408010000/
(前略)
札幌に戻ってテレビを見ていたら、TBSの『報道特集』で、北朝鮮に拉致された藤田進とうい男性について報道していた。
日本政府が拉致と認定していない、こうした特定失踪者が、やはり北朝鮮に拉致されていたのである。
 いつも不思議に思うのだが、こうした日本人拉致殺害事件は日本の社会の大事件だと思う。
 その大事件を、どうして小説家は小説に取り込まないのだろう。
 第二次世界大戦を題材にした小説は多い。原爆を取り込んだ小説は多い。ところが、オウム真理教テロ事件を小説に取り込んでいる作家がどれほどいるのだろう?
(中略)
 もちろん、中国礼賛主義者の大江健三郎は、原爆について書いても北朝鮮による日本人拉致事件については発言することはない。
村上・大江という小説家以外にも、誰一人として、この30年間の日本の社会の事件で間違いなく10大事件には入るであろう拉致事件を小説に取り込もうとはしない
――まるで野中広務や加藤紘一や田中真紀子や土井たか子のように「無視」を決め込んでいる。
 日本の小説家はみな、『土井たか子』なのだと思えば、納得できる。
 一切が流れてゆくのだろう。
(後略)
2004.08.01 
773吾輩は名無しである:05/02/18 12:14:51
>>755
(プとか(プゲラとか言ってる人に何も言われたくないです。
もうすこし説得力のある文章を書けるようになってから
意見を言うようにしようよ。
774吾輩は名無しである:05/02/18 16:14:50
釣りにマジレスしてどうする。
775吾輩は名無しである:05/02/18 21:11:23
とにかく読んでから語れ。これに尽きる。
776吾輩は名無しである:05/02/18 21:45:13
文学板なんだからとにかく小説作品を読まないで語ってもしょうがないね。
大江の作品をどう評価していいのかはわからないけれども
ほかにこういう作家が見出せないという特異性はあると思うんだなあ。
なんだろうな。なんか張りつめたような空気があるんだよな。
777吾輩は名無しである:05/02/18 22:13:05
読まないで語ってもいいけど、読んだ上で語っている振りくらいはしてほしい。
778吾輩は名無しである:05/02/18 23:29:01
大江って殆ど知らんが、『政治少年死す』読んだら、
右翼青年に「売国奴」やら「偽装平和」やら「左翼亡国」やらと
吼えさせてて何かワロタ
779吾輩は名無しである:05/02/19 01:24:39
日本文学史上における珍獣だな大江は。癖になるというのは本当だ。
何だか危険な味がするんだよ。漠然としてるなあ、俺w
780吾輩は名無しである:05/02/19 02:29:31
>>778
あれから半世紀…。
2ちゃんねるには微笑ましい「セブンティーン」がいっぱい居るよね。
時代を超えて…。
781吾輩は名無しである:05/02/19 07:24:42
>>780

>>2ちゃんねるには微笑ましい「セブンティーン」がいっぱい居るよね。
言いえて妙だな。
782吾輩は名無しである:05/02/19 08:55:10
http://www.sabaneko.jp/wp/index.php?cat=42004/6/14
ねここねこクラシック日記:blog
定番の3バカ老人集合!
Filed under: General 妄想日記 プロ市民・キチガイ左翼 朝日新聞? かんな @ 4:13 pm

大江健三郎氏ら9人「九条の会」結成 改憲に危機感表明

あー、いつものメンツですね。加藤周一、大江健三郎、小田実という典型的左翼が揃いまして、
いつものアレです、ほら、あの、
「9条があればどんなときも平和☆ だってあたしたち、素敵なんだもの☆」
というやつです。後半意味不明。
しかし、小田実はまだいいとして、加藤周一や大江健三郎は下手に有名なだけによけいにタチが悪い。
大江健三郎はちょっとナニなところがあるからいいものの、
加藤周一なんて絶対的存在じゃないですか。知識人として。
この手の人らが言ってるんだから間違いない!と信仰する人がいるしなぁ……。いやはや。

783吾輩は名無しである:05/02/19 12:35:46
大江では『芽むしり仔撃ち』が一番好きだな。
今のところ、大江作品でこれより感動できるものはまだない。
784吾輩は名無しである:05/02/19 13:39:33
>>755
以前某板をヲチしていたら、「三島由紀夫って、自衛隊に決起を促して切腹した
伝説の右翼だろ?」って書き込みがあって、それがまた釣りじゃないのよ。
日本の教育レベルの低下を感じたね。
十代か二十代前半には三島大江の両作家には手を出しとけ。
785吾輩は名無しである:05/02/19 15:33:08
別に三島や大江を読んでなくたって他方面で学のある人は居るだろうし、特定の作家の作品を万人が読まなきゃいけないなんてことはないだろう。
786吾輩は名無しである:05/02/19 16:02:21
特定の作家スレに書き込むんなら
その作家の作品を読んでないと(ry
787吾輩は名無しである:05/02/19 18:11:17
とにかく作家の仕事以外のことはするな!
788吾輩は名無しである:05/02/19 21:48:22
5作ぐらい読めば語れる
789吾輩は名無しである:05/02/19 22:57:29
大江健三郎は愛媛の恥
大江健三郎は、とかく愛媛ではヒーロー扱いされているが、困った風潮だ。
氏は、ノーベル賞を受賞した後、国家の文化勲章を受けるのを拒否した。
「国がらみの賞は受けない」と辛辣なセリフを吐いて。
続いて出身地である愛媛県の県功労賞も蹴った。県職員を門前払いした。
どうやら大江には愛郷精神というものまで欠けているらしい。
本音は、「ノーベル賞をとった後にそんなローカルな賞を受けられるか」なのだろう。
その後は、中国で「石原都知事を選んだ東京都民を恥ずかしく思う」などとのたまう始末。
自分の見識に基づいて石原氏を選んだ東京都の人々を馬鹿にする発言で、
何様になったつもりなのだろう。
われわれ愛媛県民は、こういう人物を祭り上げるのをやめるべきである。
小説『坊ちゃん』で松山のことをボロカスに言った漱石と同様に。
790吾輩は名無しである:05/02/19 23:00:28
>>786
なんで大江を読まなきゃいかんのだ
791吾輩は名無しである:05/02/19 23:52:11
>>789
漱石はちょっとなあ^^;
792吾輩は名無しである:05/02/20 01:47:28
俺は坊っちゃんの田舎をコケにする描写には、自分が地方に住んでるにも関わらず好感を持ったね。
田舎が都会に勝ってる点なんて治安の良さ以外何もないからなWW
793吾輩は名無しである:05/02/20 02:09:19
まあ、今でもそうだけど、田舎は周りとの連帯が密だからな。
気詰まり感、虚構だと思うけど、坊ちゃんのはうまいなと思ったけどね。
漱石は博士号を断ったんだけど、大江と違って幸か不幸かノーベル賞
の話なんてなかったろうから、筋を通せたんだね。
あっちのはもらうがこっちのはいらない、なんてことは考えてなかった
だろうから、比較にはならないけどね。
大江のことはもうしょうがないから、反面教師として、みっともないことを
しないように、日本の作家たち、学習してほしいけどね。
794吾輩は名無しである:05/02/20 09:53:50
大江氏の場合問題なのは、氏の小賢しい処世術と創作活動が密接な関わりをもっていることである。
筒井康隆が断筆したとき大江氏は批判がましいことを書いていたが、
この人は日本に新聞が彼に関する批判を書けないことをどう思っているのだろう。
例えば、ある評論家がノーベル賞授賞式の大江氏を描写した「満面の笑み」という言葉が、
某大新聞には筆者に何の断りもなく削除されてしまう。
差別だの表現に自由だのの問題以前である。そうした庇護を当然と思っているのかは分からないが、
右翼から抗議を愛けた作品の文庫化を自分から拒否できるのも、その程度の作家性しか持たないせいだろう。
いずれにしろ、欲しくて欲しくてたまらなかったノーベル賞を手に入れて、その記念講演で「あいまいな日本の私」とは、皮肉でなく優れた自己批評であり、
大江氏の作家としての幕引きとして最良のものであったことは間違いない。
795吾輩は名無しである:05/02/20 17:53:43
>>792
>田舎が都会に勝ってる点
治安のよさしかない? 自然環境という言葉を知らないのかな。

大江健三郎のふるさと
http://park18.wakwak.com/~seppo/0411tohoku/oe1.htm

こういう谷間の村に生まれてみるのもいいもんだ。
796吾輩は名無しである:05/02/20 18:12:43
大江健三郎がMan Booker International Prizeにノミネートされた。
http://www.manbookerinternational.com/media/20050218.php
候補
Margaret Atwood (Canada)
Saul Bellow (Canada)
Gabriel Garcia Marquez (Colombia)
Gunter Grass (Germany)
Ismail Kadare (Albania)
Milan Kundera (Czech Republic)
Stanislaw Lem (Poland)
Doris Lessing (UK)
Ian McEwan (UK)
Naguib Mahfouz (Egypt)
Tomas Eloy Martinez (Argentina)
Kenzaburo Oe (Japan)
Cynthia Ozick (US)
Philip Roth (US)
Muriel Spark (UK)
Antonio Tabucchi (Italy)
John Updike (US)
Abraham B Yehoshua (Israel)
797吾輩は名無しである:05/02/20 18:41:11
798吾輩は名無しである:05/02/20 18:41:30
そうそうたるメンツですごいなあ。
799吾輩は名無しである:05/02/20 18:43:38
みんな読まないのかな。
いかにも2ちゃんねらー好みの作家なのに。
800吾輩は名無しである:05/02/20 18:49:35
スタニスワフ・レムに受賞してほしい。
801吾輩は名無しである:05/02/20 19:18:14
>>796
芸速+にでも行って依頼でもしてこようかと思ったけど
このスレもこの調子じゃ立てない方がよさそうだね…。
802吾輩は名無しである:05/02/20 21:16:48
まぁ残念ながら受賞はないだろうな。
ノーベル賞作家の肩書き+東洋人枠って感じ。
803吾輩は名無しである:05/02/20 21:48:48
層化の圧力、組織力でノミネートされただけ。
804吾輩は名無しである:05/02/20 21:52:09
>>801
立ててみなよ
誰も読んでないことが証明されると思うよ
似非ノーベル文学賞受賞者だものね。
一部のカルト的支持は、単なる利害関係によるもの。
そいつらの書き込みを見てればわかる。
なんかもう沢山いるように演出しようと
禿同しまくって必死だから。2、3人しかいないのにw
805吾輩は名無しである:05/02/20 22:05:01
受賞はまずないだろうけど、
「Man Booker International Prize」に
東洋からの代表格としてリストアップされるだけでも
世界的評価の証といえるね。
日本国内以上に世界から評価されるってことは
「国」という枠を超えて考える人たちが
大江に注目し読んでいるといえる。
806吾輩は名無しである:05/02/20 22:45:36
自国の作家が評価されていたらなんとしてもそれを擁護しようと
するのが、国民の自然な感情だ。

自国の作家を貶すのは、日本人をバカにしてるからだろう。

などとアンチ風な論理で文章を書いてみる。
807吾輩は名無しである:05/02/20 22:56:14
>>806
東洋人代表が日本人なのが気に入らない人もいるんだろうね。
808吾輩は名無しである:05/02/20 23:12:32
>>807
これで日本人の大江が受賞したら、また火病を起こして
得意のコピペ爆撃をはじめるんだろうな。
809吾輩は名無しである:05/02/20 23:50:57
まあ日本って国が好きといえない当方のような人間でも
「サッカー日本代表のレベルなんて世界的にはまだまだ」
とかいいつつも、応援してしまうところが日本人なんだなあと思う。
日本の文学者が受賞すれば、それはそれでうれしくなくはないよなあ。
810吾輩は名無しである:05/02/21 02:54:35
>>804
同意だ。
そもそも現代において純文学作家は全部マイナーだ。
世の中のほとんどの人は興味持ってない。
811吾輩は名無しである:05/02/21 04:26:40
「サヨク」と言われる勢力が、まだあの時代の価値観にとらわれてい
るので、もはや異論を持つ勢力との対話も成り立たなくなっているの
ではないのでしょうかね。サヨクには中国や朝鮮半島からの影響が
大きいこともあって、ヨーロッパの左翼とは異質な日本独特のサヨク
的価値観が出来上がっているようですね。

私にとっては、日本のサヨクというのは、アメリカと日本政府の悪口
だけ言っていればいいと考えている人の集まりに見えるんですよ。
そういう人たちが目立ち過ぎてるんですよ。それで、避けたくなるん
ですよ。

大江さんの読者なら、考える頭はあるのかなと期待してたんですけど
なんかもう、ダメですね。



812吾輩は名無しである:05/02/21 07:03:01
いわゆるリベラル派、わたしの言葉ではあっち系左巻きであるが、
かれらがブログで意見を開陳することは少ない。
あるとすれば、フェミ婆の『浮遊霊』だとかプロ市民の呼びかけとか
言う『集団●●●ーのお誘い』程度のものだ。

その理由はといえば、メディアで見聞きする論調が、基本的に左巻き的
かつプロ市民的だからだ。あっち系左巻きがわざわざそれに異を唱える
必要などない。

こっち系ブログは、だからレジスタンスなのだ。隆盛も頷ける話ではないか。
813吾輩は名無しである:05/02/21 09:05:06
大江健三郎など9人の悪党たちについて
松浦淳の日記
http://plaza.rakuten.co.jp/atsushimatsuura/diary/200408040000/
『九条の意義訴え「会」発足記念、大江氏ら講演2004/07/2507:15
改憲の動きに危機感を抱く作家大江健三郎氏や評論家加藤周一氏ら九人でつくる「九条の会」の発足記念講演会が二十四日、東京都内のホテルで開かれた。約千人の聴衆を前に、大江氏らは戦争放棄をうたう憲法九条の意義を訴えた。
九条の会は両氏と憲法学者奥平康弘、作家の井上ひさし、小田実、澤地久枝、哲学者の梅原猛、鶴見俊輔、元首相夫人の三木睦子の各氏で六月に結成した。
憲法九条に焦点を絞り、講演会などを通じて改憲反対を市民にアピールし、運動の輪を全国に広げる。
講演会には梅原氏を除く八人が参加。大江氏は「憲法九条は新しい社会への希求を表現したもの。未来を生きていく日本人は、もう一度九条を希求としてとらえ直すべきだ」と語った。
小田氏は「戦争を知らない大人たちの時代になった怖さを感じる。民主主義と平和主義が結合した憲法九条は、戦争はもうやめようという世界のみんなの思いがこもっている。大事にしたい」と強調した。
また、澤地氏は「日本は奇跡的に第二次大戦後、一人も戦死者を出していないし、一人も殺していない。憲法九条が歯止めになったから」と指摘し、「戦争をやろうとしている人たちの流れを止めるのは人間しかいない」と呼び掛けた。(後略)』

この9人の名前、私が考えるに『この9人の悪党』の名前をしっかり頭に刻んでおく必要がある。
大江健三郎
加藤周一
奥平康弘
井上ひさし
小田実
澤地久枝
梅原猛
鶴見俊輔
三木睦子

誰もが岩波書店と深い関係があり、誰もが北朝鮮による日本人拉致殺人事件には触れようとはしない。
それでいて、「平和」を訴える。まるで高遠菜穂子のように偽善に満ちている。
東アジアの平和も、イラクの平和も、もちろん大切なことだ。
しかし、今、ここに、さらわれて殺されている日本人について、どうして一言も言えないのか?
つまりは、この悪党たちがやっていることは、「平和」運動ではなく、
他国の謀略に沿っただけの裏切り行為だからである。
814吾輩は名無しである:05/02/21 09:07:00
もちろん、私は右翼ではない。神社に行っても見学するだけで宗教的な感情はない。
日本国旗は尊重するが国歌は変更すべきだと考えている。右翼が耳にしたら怒りを露にすることだろう。
とはいっても、大江や加藤を左翼だとは誰も思わないだろう。彼らは単に中国のイヌなのである。
日本人拉致問題は、右翼でも左翼でも関係なく、日本人なら誰しもが深刻に受け止めるべき問題だろう。
横田めぐみは学校から自宅に帰る途中に拉致されて、殺されたのである。
横田めぐみに何の罪があるだろう?
横田めぐみに何の過失があるだろう?
今井紀明と高遠菜穂子の二人の阿呆に教えてあげたい。
「自己責任がない」というのは横田めぐみのような立場にある人に言えることなのだと。
今井高遠は、自己責任を取れない・取りたくない、単なるクズなのである。
そして、そのクズの応援団が、上記した大江や加藤のような9人である。
815吾輩は名無しである:05/02/21 09:08:15
『また、澤地氏は「日本は奇跡的に第二次大戦後、一人も戦死者を出していないし、一人も殺していない。
憲法九条が歯止めになったから」と指摘し……』
澤地久枝は何を寝ぼけたことを言っているのだろうか?
では、北朝鮮に拉致されて殺された人間は、『第二次世界大戦後の戦死者』ではないのか?
北朝鮮はいまだに日本とは交戦状態にあると思っているからこそ、日本国内で無数の謀略を繰り返し、日本人を拉致して殺してきたのだろう。その意味では、殺された日本人は『戦死者』と言えるではないか。
それとも澤地は戦場で殺し合いをしなければ平和だと考えているのだろうか?
一体、何千人の日本国民が犠牲になれば、澤地はこの国が『危険だ』と認識できるようになるのだろうか?
戦争をやろうとしているのは澤地ではないか。
北朝鮮などによるテロで日本人の犠牲者が出ているにもかかわらず、それを無視し、蓋をし、
奇麗ごとを並べて偽善と欺瞞に酔っているのは澤地のような『文化人』ではないのか。
大江も加藤も澤地も、娘をさらわれて殺された横田めぐみの父親の気持ちなど、はなから理解しようともしないのだろう。
こうしたマトモな人間の仮面をかぶったクズが、『平和憲法を守り戦争反対』などと言っている。
悪党達、悪魔達が、自分たちの仕掛けている戦争(日本人拉致殺害)を正当化し、
自分たちに向けられた攻撃を非難するために『あたかも本当らしい』ウソを主張しているのである。(後略)2004.08.04
816吾輩は名無しである:05/02/21 12:58:06
マーガレットアトウッドって女性なのに
「Man」 Booker International Prizeなんだね。
この「Man」っているのか?
817吾輩は名無しである:05/02/21 14:10:12
マンはスポンサーのMan Groupの名前らしいヨ。
最初はブッカー社がスポンサーだったけど、2002年からマン社が入ってマン・ブッカー賞になったみたい。
よく知りませんが。
http://www.manbookerinternational.com/background/
818吾輩は名無しである:05/02/21 21:43:49
>>811
>私にとっては、日本のサヨクというのは、アメリカと日本政府の悪口
>だけ言っていればいいと考えている人の集まりに見えるんですよ。
>そういう人たちが目立ち過ぎてるんですよ。それで、避けたくなるん
>ですよ。
この意見はまったくわからないわけじゃないな。
でも、そういうサヨク的意見もバランス保持のために必要なんだな。
日本国民が全部ウヨクになったら気持ち悪いじゃないか。

大江にとっては「戦争」というものに対する極度の警戒心がある。
神経症的なヴァルネラヴィリティだね。
それは『洪水』なんかを読めば感じられる。
819吾輩は名無しである:05/02/21 22:27:39
>>817
アホな書き込みに親切にどうもありがとう。
ベローってアメリカだと思ってた。
820吾輩は名無しである:05/02/22 08:06:56
日本の場合、右翼と言われてる人達の方が
偏見とレッテルはりで言論弾圧されてるし
ネットでも情報削除されるし
レジスタンスだよな

権力とマスゴミは癒着してセットになって
国民を欺いてるわけで
そんなマスゴミに迎合してしまった左翼は、国民の敵でしかないじゃないか。

なんでそんな単純なことからも目を背けるか?
821吾輩は名無しである:05/02/22 10:11:58
右翼の構成員のかなりの人間が日本人じゃないらしいな。
右翼がわざわざ醜悪にふるまうことで与論が右に傾こうとするのを抑止してるわけかw
誉め殺しの発想もうなずけるよ。
822& ◆SaXM/cGEdI :05/02/22 16:11:31
図式的な少女趣味

大江健三郎『同時代ゲーム』新潮文庫

海外でほとんど訳書も出ていなかった著者が、なぜノーベル賞を受賞したのかは、今もって謎である。
世界的な評価を得ている日本人の小説家といえば、三島由紀夫と安部公房、それに最近では村上春樹ぐらいだろう。
川端康成の受賞も「三島由紀夫の空席が回ってきた」といわれたが、その類推でいうと安部公房が死んだために空席が回ってきたのだろうか。
著者は一時、ノーベル賞の候補者を推薦すると自称していた矢野暢と仲よくしていたというから、その効果があったのかもしれない。
いずれにせよ、佐藤栄作と並ぶ恥ずかしいノーベル賞である。

しかも、海外で評価される作品も『万延元年のフットボール』までで、それ以後はほとんど話題にならない。客観的にみても『個人的な体験』や『万延元年』は傑作といえるし、
後年の作品でも『雨の木』の連作のように肩に力を入れないで書いた短編には見るべきものがある。
しかし本書のように「同時代」への意識が過剰な作品は、読むに耐えない。
学生から職業作家になった著者には切実なモチーフがなく、「社会的」なテーマを頭の中で作り出して書いているからである。
30歳のときに書かれた『万延元年』が最高傑作とされるのは、著者の思想的限界を象徴している。

特に本書が著者の最低の駄作とされる原因は、当時、著者が傾倒していた山口昌男氏の「道化」論を小説に丸ごと取り入れたことである。
登場人物にそれぞれ文化人類学的な位置づけが与えられ、「祝祭」とか「異化」とかいう言葉が小説に出てくるのは、鼻白むのを通り越して腹が立ってくる。
最良の作品というのは、山口的な図式を乗り越えるところに意味があるのに、作家自身がその図式で書いていたのでは、話にならない。

本書には『ヒロシマ・ノート』以来の「核戦争の恐怖」のモチーフもあるが、こういう「非武装中立」の少女趣味が日本の民主主義をだめにした害毒は計り知れない。
最近の「歴史教科書」問題でも、著者は例によって自分の子供を引き合いに出して「弱者」への配慮がどうとかいう見当違いな批判をしていた。
作家としてはともかく、戦後民主主義の生み出した最悪のイデオローグとしては歴史に残るだろう。
823吾輩は名無しである:05/02/22 17:45:23
なぜトリップまでつけて…
824吾輩は名無しである:05/02/22 18:23:08
>海外でほとんど訳書も出ていなかった著者が、
>なぜノーベル賞を受賞したのかは、今もって謎である。

当時から海外でかなり翻訳されてたことを知らないなんて(ry
825吾輩は名無しである:05/02/22 18:29:04
>>820
日本でサヨクがもっと幅をきかせてたら、
自民党政権はもっとあっさりひっくりかえるだろうに。
そんな単純なことも見えないのかなあ。

しかし、まあ政治の話はここでは板違いの道草だ。
大江の文学作品における「政治性」を問わない限りは。
826吾輩は名無しである:05/02/22 20:13:15
今日気狂いピエロ見たけど、万延元年の主人公の友だちの自殺の仕方って
この映画からヒント得たんだろうって思ったよ。
827吾輩は名無しである:05/02/22 22:24:30
■2002/11/29(金)虫の書評、打ち切りか?
週刊朝日の匿名書評、「虫」の書評が打ち切りとなる公算が大きくなった。今週発売の週刊
文春12月15日号によると、虫の「憂い顔の童子」批判が来年からの連載が決まっていた大江
健三郎を怒らせ、12月1日付けで加藤明編集長が更迭されるという。
記事自体は連載がどうなるかにはまったく触れていないが、このぶんでは虫の書評も打ち切
りだろう。来週発売の週刊朝日は本来ならば虫の書評が載る回だが、果たして何か載ってい
るだろうか。
大江の連載に読者がつくかどうかは知らんが、私は関心がないから絶対に読まないだろうと
断言できる。虫の書評には賛否両論あるにせよ、久々に登場した面白い書評であったことは
事実。私は毎回楽しみにしていた。打ち切りで週刊朝日が上向くことはまずあるまい。
虫の書評タイトル一覧
http://homepage2.nifty.com/bookbookbook/zakkan5.htm

■2002/12/03(火)「週刊朝日」編集後記からにじみ出る無念
今日発売の「週刊朝日」12月13日号の加藤明編集長の編集後記。
「なんか『週刊文春』に載っていましたが、私、12月1日付で編集長をお役御免になりました」
もちろんこれは11月29日の日記に書いた記事のことだ。普通、こういう場合、ライバル誌の
記事には触れないだろ。あえて触れるところにこの人事が正常でないことがにじみ出ている。
あとは在任中にうれしかったことなどあたりさわりないことをつづっているが、突然の解任への
無念が感じられる。
私の印象では、週刊朝日は文春や新潮に比べ、記事そのものは面白くない。だがコラムは面
白いものがあるので買っているわけだ。虫の書評は面白かった。これは明らかに加藤編集長
時代の功績である。ところがこの虫の書評を理由に解任されてしまった。これを機に週刊朝日
が上向くとはとても思えないが。
828吾輩は名無しである:05/02/23 07:53:36
だれか大江健三郎を土下座させてるAAつくってくれないかなぁ
829吾輩は名無しである:05/02/23 19:13:25

 <私の小説にはオーデンの詩を引用したタイトルのものがいくつもあります。『見るまえに跳
 べ』がそうで、それから少したって、レコード店で『見るまえに跳べ』という曲の入ったLP
 を見かけて、オーデン関係かと思って買いました。聴いてみるとビートたけしのバンドの演奏
 で、これはいまも私の解けない謎です。(笑)>
          ――大江健三郎「『話して考える』と『書いて考える』」集英社――
830大江光コンサート:05/02/23 20:45:24
講演&コンサートのお知らせ 大江光1998年以来7年ぶりの新作発表!
 
 <もう一度「大江光 de nouveau」>

6月11日(土)6時/6月12日(日)2時
東京オペラシティコンサートホール(新宿・初台)
講演/大江健三郎 フルート/小泉弘 ピアノ/荻野千里 ヴァイオリン/加藤知子他
司会/加羽沢美濃(光さんのピアノ家庭教師)
料金/S5000 A4000 B3000 C2000円 /3月20日発売開始

関係者通知なのでまだホームページには予告されていませんが、一応、ここです。
 http://www.operacity.jp/index2.html
831吾輩は名無しである:05/02/23 22:24:49
>>828
俺大江好きだけど見てみたい
832吾輩は名無しである:05/02/24 09:04:18
【社会】大江健三郎が「薄笑いの首相」と日本外国特派員協で首相答弁を批判★2
ソース:
http://www.asahi.com/culture/update/0305/007.html

300 相変わらず外国で日本の悪口言うしか能が無い香具師だな

302 あんたの薄ら笑いも相当なもんだよ。大江

303
大江健三郎が生涯を通してやってきたこと

1。薄笑いの表情で 文芸春秋と岩波に媚びる。(両方に媚びる離れ業ができたのは大江のみ)
2。薄笑いの表情で 外国の有名作家に媚びる。
3。薄笑いの表情で 外国のジャーナリズムに媚びる。

大江が日本人(文芸春秋と岩波)に媚びる際には「原爆」の話をする。
大江が外国人に媚びる際には「南京大虐殺」などの話をして日本人を罵倒する。

今週、東京で3を また やったのか。


304 文学者が政治を語るインチキ臭さを知れよ。 大江、ボケた?

305 歌舞伎町でうろつく蓋え目撃したと友人が申しております。
833吾輩は名無しである:05/02/24 13:39:15
アンチに大江の作品批判しているのがあるのかね?
834吾輩は名無しである:05/02/24 13:45:47
一応ある。同時代ゲーム以降つまんなくなった、とかそんなの。
835吾輩は名無しである:05/02/24 13:53:26
>>834
いや、そういう小学生レベルじゃないものを言ってるんだが...
836吾輩は名無しである:05/02/24 20:54:37
 
 <小泉の人気が、テレビのトーク・ショーのヒーローたちのそれと似通っていたことには意味
があります。小泉に代る首相候補として、トーク・ショーの雑誌版ともいうべき大部数の週刊誌
を編集する者らが、あまり真面目にではないでしょうが石原慎太郎と田中真紀子をあげているの
も、同じ意味を持つ現象です。石原には、永い政治生活で積み上げて来た実績は意外なほど少な
く、政治家としての意見を表現した多くの書物にもかかわらず――それらのもっとも名高いもの
が、ソニーの実力者のひとり盛田昭夫との対談の文章化でした――それら全体をつらぬく理論の
展開を読みとることはできません。アメリカと中国への強硬姿勢をかかげる、その場その場での
態度表明が反復されるのみです。石原は、テレヴィの政治的トーク・ショーでのヒーローですが、
かれの言説は連続性を持つものでなく、しかもその場その場の発言の矛盾が、同席者によって摘
発されることはありません。それはミヨシが会話主義による集団の特性として指摘したものです。
そして石原の――また、かれと多様な側面で共通する資質の田中の――単純だが明確な定義を持
たない言葉の並列は、普通なら批判的中立をたもつべきトーク・ショーの司会者によってにこや
かに支持されてきました。司会者は、ただ座談会の場の協調の気分を守るための役割なのです。
私が日本の出版情況の危機として見てきたものが、政治情況をもおおいつくし始めているのです。
マスコミ社会のヒーローたちが、出版においてであれ、政治においてであれ、有効な武器として
いる特性は、かれらがテレヴィのトーク・ショーに出演する時、異様なほど似かよって表れます。
受け手が――つまり日本の民衆が――同一である以上、それはいかにも当然なことかも知れませ
ん。>      ――大江健三郎「『話して考える』と『書いて考える』」集英社―― 
837吾輩は名無しである:05/02/24 21:11:13
大江健三郎

週刊朝日の作品酷評に怒る

ノーベル文学賞作家として名高い大江健三郎(写真右)をネゴシ
エーターと呼ぶ。その本領を発揮するような“事件”があった。


「週刊朝日」が連載していた匿名書評家によるコラムで大江の
最新作がこき下ろされたのが事の発端。

朝日賞の選考委員で、「週刊朝日」に連載予定のあった大江から
編集部に早速クレームが入った。問題のコラムは連載中止となり、
編集長は解任された。

大袈裟とも思える「週刊朝日」の反応には訳があった。ライバル
紙・読売が大江の新聞連載小説をモノにしたという情報を察知して
いたからだ。

天下の朝日、読売を手玉に取った大江。流石はノーベル賞作家だ
と業界人をうならせている。

(国民新聞平成15年3月25日号
838吾輩は名無しである:05/02/24 21:33:57
>>837
大江の活動範囲として、それは作家の領域であるので
許容範囲内。
839吾輩は名無しである:05/02/24 21:42:27
相変わらず古いコピペばかりだなあ。
840吾輩は名無しである:05/02/24 21:58:01
昔、飼育とかを読んでくだらなかったので敬遠していたけど万延元年読んでみたよ。
かなりおもしろかったね。わざとらしい面はあるものの全体も見事だし細部もよかった。
でも感動しないのはしょうがないとしても、ショックを感じたり何かを考えさせられる
ような毒もなかった(そういう意図は感じたが…)
説明しすぎなせいか深みを感じることもなかった。
841吾輩は名無しである:05/02/25 12:41:50
飲んべえ日記平成15年6月分
http://www2.odn.ne.jp/~ccq47810/h15.6.html
進歩的文化人って何??
6月3日火曜日晴れ ×××
 日本人が好きだと言われている「進歩的文化人」「良心的文化人」って何なのでしょう。
その著書で嘘を書いたくせに謝ろうともしない本多勝一、他国の勲章は喜んでもらうくせに日本国の文化勲章はいらんという大ボケ大江健三郎、「平和ジャーナリスト」という仮面をかぶった筑紫哲也などなど、私には単なるバカ反日日本人としか思えません。
 5月7日有楽町にある東京国際フォーラムで行われた「拉致はテロだ!国民大集会」には2万人が集まり六千人しか入場できなかったそうです。
それに対して、家族会、救う会、拉致議連などの主催者側の人たちは、臨時主会場と化した場外の入場できなかった多くの方々におわびのあいさつを何度も途中抜け出してしていたそうです。


 この二万人も集まった集会を筑紫哲也の「NEWS23」は一切言及も報道もしませんでした。集会にゲストとして参加したドイツ人医師ノルベルト・フォラツェン氏のインタビューを放送しているに関わらずです。
氏は北朝鮮政府の打倒と変革無しでは飢えと病気に瀕している子供達を救うのは不可能だと悟っている。
 そのフォラツェン氏はジャーナリストの西村幸裕氏に現在発売中の「諸君」にてTBSの姿勢を批判して語っている。そのまま引用させていただく。
「私は怒っているのです。私のインタビューが流れた日に、なぜ報道しなかったのかと問いただすと、TBS側はこういったんです。あれはナショナリズムの集会だったから放送しなかった、と。
・・・・・・・・呆れてものが言えませんでしたが、これから私は彼らとは闘っていくんだという気持ちになりました。」こう言ってフォラツェン氏は憤懣やるかたない表情で苦笑いした。
 「拉致家族と朝日新聞&筑紫哲也の深すぎる溝」諸君7月号P76より
842吾輩は名無しである:05/02/25 12:42:46
つまりTBSはこの集会はナショナリストの集まりと断定して、報道機関の義務である客観的な報道をみずから破棄しているのです。
1988年に改正によって放送法第1章の2に1連の編集関連規制があり
A 1公安および善良な風俗を害さないこと
2政治的に公平であること
3放送は事実を曲げないで報道すること
4意見が対立している問題については、出来るだけ多くの角度から 論点を明らかにすること。
B,C(略)
などとあり、こういった面からも偏向報道ととられても仕方ないでしょう。
まるで北朝鮮、南朝鮮、支那などと同じ姿勢です。
いや、まるで公共放送を私物化した北朝鮮側からの報道姿勢でしょう。
その報道姿勢が、日本から「強制連行」「従軍慰安婦」「教科書問題」「靖国参拝」などを問題化しています。
反日日本人が文化人なのでしょうか。

 先頃発売された「奪還」とい著書の中で、蓮池透氏は「二つの国との闘い」「同じ日本人」としてという文中に日本の政府役人、土井たか子、村山富市、中山正暉、山本一太、田中真紀、河野洋平、青木宏之、
野中広務、鳩山由紀夫などのアホウぶり、小淵首相の涙を流してまでの演技などによる無為無策ぶりを
嘆いて、また朝日新聞を初めとする日本のマスコミの対応を怒りを持って書いています。

 立川にてマルガリータさんにお世話になる。まだまだ歯の大工事が続く。
 初めてのお客さま鳴海さん来店。MIKIKOさん来店。MINAKO姫来店。バンブーさん来店。
今日も早くから飲み、営業終了後にバンブーさんとMINAKO姫といっしょに「カヴェルナ」さんにいきそのあと「春」さんにいく。
大酔っ払い。記憶なし・・・・
843吾輩は名無しである:05/02/25 15:34:27
拉致、拉致ってちょっと騒ぎすぎじゃないか?
これぐらいのことは世界中で行われているだろ。
家族が騒ぐのはしょうがないとしても、これを利用しようとしてる右系の連中はクズ。
844吾輩は名無しである:05/02/25 16:49:43
サヨクならそれくらい言いそうってか。
釣れると良いね。
845吾輩は名無しである:05/02/25 18:02:16
日本にとっては拉致問題よりも核問題のほうが遥かに重要なのは確か。
846吾輩は名無しである:05/02/25 23:21:53
問題は全て解決すべきだな。あたりまえ。

拉致の対応に関心があるのは、
(1)自分がその身になったらどうだろう
(2)放置するとさらに悪いことをしそう
というところ。
>>845は拉致対象者として北朝鮮に情報開示しろよ。
私が拉致されてもいいから、核問題は解決してくださいっていってさ。

周辺諸国に対しても、日本の核保有なり、それなりの戦闘態勢を整える
ことに付いて理解と協力を得るべきじゃないかな。馬鹿にされてるとしか
思えない。日本の再軍備が心配なら、アメリカのように日本を守るよう
軍備、外交で手を打たせるとかな。
いつまでも過去の幻影引きずってるときじゃないぜ。
847吾輩は名無しである:05/02/26 01:14:43
政治ネタになったとたん、長文カキコですか。
848吾輩は名無しである:05/02/26 01:26:04
バカは小林よしのりでも読んでりゃいいんだよw
849吾輩は名無しである:05/02/26 01:40:35
>846
それこそ、「自分のものはなにもない。」ってやつだ。
もうすこし、自分の頭で考えるようにしてください。
850吾輩は名無しである:05/02/26 02:48:54
>>847
>>848
内容のない反発心だけでは意味がないなあ。
>>849
情勢を見て発言すると普通こうなると思うよ。

北が日本より好きなんだったらさっさと北へ行け!
大江も一緒に連れて行けよ。
おまえらよく恥ずかしくないな。それでも日本人か?
851吾輩は名無しである:05/02/26 02:58:12
はいはい、朝まで生テレビでも見ながらオナニーして寝ろ
852吾輩は名無しである:05/02/26 13:03:29
きた〜〜〜〜。
「それでも日本人か。」発言。

おまえにゃーむりだわ。文学語るのは。
大江に限らずな。

小林で満足しといてください。
853吾輩は名無しである:05/02/26 14:21:02
大江の「帰るべき朝鮮がない」ってのを北朝鮮に行きたい発言だと読んじゃう人って結構いるのな。
昔はわかっててわざと誤読してみせてるのかと思ったけど、そうじゃないのね。
854吾輩は名無しである:05/02/26 16:03:23
>>853
きた〜〜〜〜。
誤読発言。

おまえにゃーむりだわ。文学語るのは。
大江に限らずな。

小林で満足しといてください。

855吾輩は名無しである:05/02/26 19:02:08
コヴァの日本語って義務教育の水準にすら達してない奴が多いからね。
練りに練りまくった大江の文章なんて読めないでしょう。
国語はせいぜい平均点レベルなのに、僕珍愛国者ってか(w
856吾輩は名無しである:05/02/26 20:06:00
>>855
小林をしのぐものをお書きになれるようで...
857吾輩は名無しである:05/02/26 22:21:23
大江健三郎といえば、戦後日本を堕落させてきたいわゆる「進歩的文化人」、
「戦後民主主義者」の巨頭である。
彼は、スウェーデンの王立アカデミーが授与するノーベル文学賞はもらうが、
文化勲章は辞退した。
外国の王室がくれるものはもらうが、日本の皇室が授与するものは辞退する。
典型的な日本蔑視、西洋崇拝の態度である。なんら一貫性はない。
また、彼は、北朝鮮を賛美し、日本人であることを後悔していた。
原爆が落とされたのは日本人の責任であると主張してもいる。
そのくせ、日本の豊かさの恩恵を受け、外国に亡命することなど露ほども考えない。

彼の特徴は、日本国内においてはあいまいな言葉を使ってソフトに日本を
非難する論調をとるが、ひとたび国外に出ると悪し様に日本を罵ることである。
フツウの愛国心がある者なら、国外に出て母国の悪口は言わないものである。
彼は反日外国人にありがたがられているが、外国人は、自国を悪し様に罵る
大江のことを内心では軽蔑していることに気づいていない。

中国と日本と、いずれが国家主義的傾向が強いかなど比較すれば明らかである。
中国は、核兵器を製造・配備し、近隣諸国に圧力を加え、チベット・ウイグル・
旧満州などを侵略し、言論を弾圧し、結社を抑圧する。そんな中国を非難する言葉
などひとことも言うことはなく、ありもしない日本の国家主義的傾向のみを非難する。
また、侵略や残虐行為の謝罪にしても、中国政府の侵略や、現在も行われて
いる裁判なしの銃殺刑、反体制運動家への拷問などは全く非難しない。
他方、民主的に選挙でえらばれた地方自治体の首長を「恥」と罵る。

いったい、恥知らずとは誰のことか?
こういう恥知らずな人間が、日本には腐るほど存在することを考えると、アタマ
が痛くなってくる。
858吾輩は名無しである:05/02/26 23:03:08
まあ、小林よしのりあたりで眼ざめてしまった新しい人(コヴァ)は、
どうしょうもない…。

それを自身で内面化する余裕もなく、外に吐き出すだけ…いや、
ただ吐き出すことでのみアイデンティティを担保しようとするから、
ウザいんだよ。
859吾輩は名無しである:05/02/27 00:10:29
話題がずれてきたんで軌道修正。

次はいつの群像に載るのかな。もう原稿自体は上がってるの?
860吾輩は名無しである:05/02/27 00:14:57
>>858
ま、十代やせいぜい二十代前半なら良いけどね。
社会の外に意識がむき出した若い人は、良くも悪くも内面がまだ脆弱で柔らかい。
だから自己の弱い内面を守るため、また自分のなかに芽生え始めた社会への新しい
意識の確かさを確認したくて、外に向けて積極的に敵を作って戦い、勝利したくなる。
だから戦いそのものが目的化する。
その辺のところを喜悲劇的に書いたのが「セヴンティーン」。
大江健三郎さんなんて、一見たたきやすいサンドバックだから、このスレに群がるんだろうね。
本当の意味でコヴァたちをよく理解しているのは大江さんだと思うけど。

ただ、若い、取り返しの付く間に気付いてくれれば良いんだけど、そのままいっちゃうと
どこかの右翼団体とかに取り込まれて、醜悪な事になるからね。
せいぜい二十三、四歳くらいには気付いてくれないとね。
(やや遅いかもしれない(w )
861吾輩は名無しである:05/02/27 00:27:35
まあ、ネットウヨがみんなセヴンティーンみたいな奴とは限らん。
発言の動機は発言そのものの正当性とは関係ないしね。
それに何よりそういう物言いは、けして相手には届かない。
862吾輩は名無しである:05/02/27 09:48:57
大江健三郎が決定的言辞
「脅迫状と『懲役13年』はすっかり性質の違う文章」
「A少年が犯人かどうか分からない」
「ノーベル賞受賞者フォーラム」が、十一月十九日に約七〇〇名の聴衆を集めて札幌グランドホテルで開催された。
この「フォーラム札幌セッシヨン」は、立花隆をコーディネーターとして大江健三郎と利根川進が特別対談をおこなう、ということを大々的におしだしておこなわれたものであった。
この「特別対談」は、「仮説・実験・確認の自然科学の方法にこそリアリティがある」と言う利根川にのっかったつもりで大江が、「マルクスは自然科学に無知だったからソ連も崩壊したんでしょう」などとあらぬことをわめいてオダをあげ、
立花が「千年のタームでものごとを語れてるのは自分と埴谷雄高しかいない」などと一人悦に入るという調子であり、およそデタラメで知性のひとカケラも感じられないものに終始した。
そもそも会場から「質問用紙」を集めておきながらそれを完全に握りつぶし、 中略
後半にいたってついに会場から声があがった。
「会場からとった質問状をとりあげないのはどういうことですか。大江さんの好きなサルトル的精神で聴衆と議論をすぺきではないですか!」と。
とっさに大江は目を伏せる。再び会場から声があがった。
「神戸事件でA少年はいま関東医療少年院に閉じこめられている。大江さん、あなたはこのA少年を、読売新聞『人生の細部』で犯人だ、と言いましたよね……。しかし、『懲役13年』は、この少年に書けるのか」と。
ざわついていた会場は水を打ったように静まりかえる。中略
発言者 そうですよ。それ(『懲役13年』)について、大江さん、あなたはずっと語っていない。そこを問うているんですよ。
大江 いや、違う違う。中略
大江 答えますから!僕への問いかけに答えますから。
……私が書いた文章はですね、誰かが言われた警察のリークとかとは無関係に、脅迫状とされているものが少年によって書きうるのかどうかについて分析して、これを書きうると私は考えて、書きました。
それは、この少年が事件全体とどうかとか、次の文章(『懲役13年』)を書いた人聞だということについて論じたわけではない。
863吾輩は名無しである:05/02/27 09:50:05
脅迫状と『懲役13年』とは、文集がすっかり性質が違ったものだったと私は考えていますが、それほまあ、文章の上で。あの、最初の文章の分析との関係が、直接に文体論としてあるわけではないので……
……第二番目に少年が犯人であるかどうか、僕にはわかリません。」

さらに別の参加者が、大江が書いた「人生の細部」が載っている読売新聞をかざして言う。
「いま、犯人かどうかわからない、と言ったが、ここに『(A少年は)自他を破壊する犯罪の主体となった』と書いているじゃないですか!」
大江 犯人とは言っていない!
最初の脅迫状は少年に書きうるものであると書いた。それが僕の結論でね。文学の問題として。それから、あと、少年が犯人であるかどうかをいうことは、
これから裁判で……あるいは将来にわたつて判断していくことで。
私に答えうることは最初の文章が一般の一人の子供が書きうると言ったまでで。
会場のあちこちから「ごまかした!」の声。
「『懲役13年』はA君が書いたものではないと認めるのか!?
「A看が犯人だと言ったことを撤回するのか?」
つぎつき声があがる。
大江 ……、……。
かくして大江は完全に沈黙。席にへたり込み、眉間にタテ皴をよせ、うつろな視線を宙に標わせながら、イライラと右手の指で机を叩きつづける。
気をとり直した立花が、「時間、時間」と言いながら大江への最後の質問を読みあげ、意気消沈した大江がそれにそそくさと答えて「札幌セッション」は打ちきり。
「特別対談」の演者たちが脱兎のことく演壇から飛び出して、しらけきった「ノーベル賞受賞者フォーラム」はお開きとなったのであった。
わが同胞のイデオロギー的弾丸を浴びながら、この一年聞沈黙を守りつづけてきた大江健三郎は、ついに決定的な言辞をはいた。「脅迫状と『懲役13年』とは、文章がすっかり性質が違ったもの」「A君が犯人かどうかわからない。
犯人かどうかは、裁判が、あるいは将来にわたって決めること」というように。だがしかし、一片の反省の言もなく。また、過去の己れの言動はなおも正当化しつつ。
「ノーベル貨作家」大江は、かくもハレンチなのだ。
864吾輩は名無しである:05/02/27 11:20:39
同時代ノートっておもしろい?
865吾輩は名無しである:05/02/27 12:18:07
それは立花隆
866吾輩は名無しである:05/02/27 13:59:01
O O
E

867吾輩は名無しである:05/02/27 14:00:25
とりあえず芸術と人格は切り離そうや。
事実は事実として認めますけど。
868吾輩は名無しである:05/02/27 17:03:40
「取り替え子」ってなんかとてつもない小説。
869吾輩は名無しである:05/02/27 17:42:32
「取り替え子」は大江作品の中でも
私小説的・自伝的要素が強いと思うんだけど
足の指に砲丸を落とされたっていうエピソードは本当?
870吾輩は名無しである:05/02/27 19:44:55
あれ、痛そうだった。
おれはバイトでパーテーション足に落としたことがあるので
871 :05/02/27 19:58:25
「書斎のなかの兵隊ベッドで、ヘッドフォーンに耳をすませている古義人に、
・・・・・・・・・そういうことだ、おれは向こう側に移行する、といった後、
ドシンという大きい音が響いた。しばらく無音のときがあって、しかし、
おれはきみとの交信を断つのじゃない、と吾良は続けていた。」

古義人=大江、吾良=伊丹ではあるのだが、あのラストは・・・
872吾輩は名無しである:05/02/27 20:16:24
>>871
あくまで小説ですから。
873吾輩は名無しである:05/02/27 20:23:21
大江健三郎のノーベル賞受賞講演ー日本への呪いー
http://www.geocities.jp/s060630/Domestic.htm
 谷沢永一氏がすでに詳説しているが、大江健三郎著書「あいまいな日本の私」(岩波新書)
を購入し、ノーベル賞受賞講演を通読してみて、改めて驚愕し、呆れ果て、そして怒髪天を突く
思いに駆られた。以下は講演のサワリの箇所を解説する。
 
 彼の晦渋な表現には辟易するが、そこに読者を煙にまく落とし穴がある。
 
 「近い過去において、その破壊への狂信が、国内と周辺諸国の人間の正気を踏みにじった
歴史を持つ国であり、現在もまた文学や哲学によってでなく、電子工学や自動車生産のテクノロジー
ゆえに、その力を世界に知られているのが、わが国の文明だ」と。
 
 ▼▼大東亜・太平洋戦争(=西部邁氏の愛用語)が勃発した理由は、日本の中に破壊への
狂信者集団がいて、彼らが国内と周辺諸国の人間の正気を踏みにじったそうだ。ここまで空想の
翼が広がるとは流石小説家だといいたいが、精神鑑定をしてもらったらどうか。

 不戦の誓いを日本国憲法から取り外せばアジアと広島、長崎の犠牲者たちを裏切ることになり、
さらに高いところに絶対的な価値を置く旧憲法を支えた市民感情が、リアルに現在もなお行き続けて
いる・・・

▼▼彼の天皇(制)嫌いはチョー有名だが、不戦の誓いを憲法から外せば、魑魅魍魎どもが蠢きだす
ぞよと曰う彼の強迫観念には呆れるほかはない(cf.Massmedia 朝日新聞「瓶のふた論」。

 彼の講演内容をすべて解説する余裕はないが、上記の日本悪行への呪詛と対比し、諸外国の
人々はすべて善意に満ちているような仕掛けになっている。この講演で彼が褒め称えた日本人
といえば、師と仰ぐフランス文学者渡辺一夫と彼の息子の光くらいかな。

 下記の大江語録にもあるように、大江は外国に対しては飛び切りゴマをすり、賛辞を述べ、わが国
に対しては国を貶める発言のオンパレードだ。他人の不幸は鴨の味。選考委員がウハウハ喜んだのも無理ない。
2004・4・6
874吾輩は名無しである:05/02/27 21:03:17
そういえば前の方で「取り替え子」を評価してた人がいたね。
大江作品のベスト5に入るのかな?
875吾輩は名無しである:05/02/27 22:21:36
876吾輩は名無しである:05/02/27 23:45:18
谷澤永一っていうのも元左翼で転向してバリバリの天皇主義者・国粋主義者だろ。
877吾輩は名無しである:05/02/28 08:57:57
何度考えても大江の文章は悪文だね。本当に頭のいい人の書いた文章というのは明解な論理性を持つからすらすら読める物。
ここにいるカルト的ファンは単なる衒学者。悪文が読める=頭がいい と勘違いして他者を見下すことに専心している。
大江の読者って主に国語教師とか、大学教授などの無為徒食の徒じゃないかな。企業や官庁でバリバリ働いてる人に読者いるんだろうか。
878吾輩は名無しである :05/02/28 09:06:07
>>877
>>大江の読者って主に国語教師とか、大学教授などの無為徒食の徒じゃないかな。
俺もそう思う。大江の読者は左翼教師が多いのだろう。
サラリーマンの俺には悪文作家は読む気になれない。
879吾輩は名無しである:05/02/28 10:49:15
>>877
>企業や官庁でバリバリ働いてる人に読者いるんだろうか。
ここにいるよ。別に大江ばかり読んでるわけじゃないけどね。
注目して読んでる10人ほどの現役作家の一人が大江なだけでね。
「取り替え子」なんかは読みやすいんじゃないかな。
880吾輩は名無しである:05/02/28 12:01:25
なんつかーかさ、悪文でもなんでもいいよ。
面白いじゃん、大江の小説。
好きだよ、オイラは。

でもね、なんだろ>>877みたいにさ、
いくら大江氏が嫌いだからって言って、その読者を中傷するような文章を書くのもどうかと思うよ。
いい大人なんでしょ、あなたも。

>ここにいるカルト的ファンは単なる衒学者。
>悪文が読める=頭がいい 
>と勘違いして他者を見下すことに専心している。

こんなこと書いてるけどさ、あなたの文章の方が人を見下しているんじゃないの?
少なくとも、おいらはそう感じたよ。

881吾輩は名無しである:05/02/28 12:47:51
>>878
内容はともかく
自演じゃないの?
882吾輩は名無しである:05/02/28 13:06:43
大江って大西巨人に痛烈に批判されたことがあるって聞いたけど何を批判されたの?
883吾輩は名無しである:05/02/28 13:36:00
silukayo
884吾輩は名無しである:05/02/28 13:54:42
http://hiroshima.cool.ne.jp/hi_bi/h141114.html
平成14・11・14・木

「週刊金曜日」記者が平壌で曽我さんの家族にインタビュー、曽我さんは記事を読み動揺
「週刊金曜日」に抗議・批判メールが殺到

既に報道されている通り曽我さんの夫ジェンキンス氏と2人の娘にインタビューした内容を、アポ無しで曽我さん宅に訪問し本人に読ませたという話。
「週間金曜日」は蔑称「週間金正日」とも言われる国賊的左翼系週刊誌であり、当然ながら拉致被害者・家族への揺さぶりと分断を狙った北鮮のプロパガンダ垂れ流しの内容です。
そしてこの週刊誌の編集委員もまたいずれ劣らぬ国賊的左翼の連中… 落合恵子・佐高信・椎名誠・筑紫哲也・本多勝一。

私はこの日のニュース23を注意深く見ましたが、筑紫哲也が自身と「週間金曜日」との関係に触れる事は無く、逆に“報道の自由”を持ち出し「週間金曜日」を擁護する始末であり改めて呆れてしまいました…
この件は“誘拐事件”であり、この種の事件の場合には人道上の観点からある種の“報道協定”が付きまとうのは常識のはず… 自らの盲目的・狂信的イデオロギーのためには人道的配慮さえ省みないと言うことか? 
普段は声高に“人権”を主張していながら、いざとなれば自らの“自己中心的な権利”しか考慮しないという左翼の特徴が如実に表れた出来事です。

「彼らは北鮮に利用されているのが分からないのでしょうか?」(蓮池・兄)
蓮池・兄さんのお怒りごもっともですが、しかし社会主義・共産主義に洗脳され、自ら進んで朝鮮人・中国人に魂を売り渡してしまった彼らの心にはその言葉は届かないでしょう。

かつて今ほど拉致問題が国民に関心を持たれていなかった頃、横田さん夫妻が街頭で署名活動をしていた時、
そのすぐ側で総連関係とおぼしき在日朝鮮人と左翼とおぼしき日本人達が(でっち上げの)従軍慰安婦に関する署名活動を始めて横田さん達の活動を妨害した事もあったそうです。
その様な数々の苦難を乗り越えて被害者家族は今日まで活動を続けているのであり、その彼らに対して左翼はこの期に及んでもなお“揺さぶりや分断”などの妨害を執拗に仕掛けていくつもりのようです… 
私は拉致被害者及び御家族の皆さんを心から応援したいと思います。在日朝鮮人と左翼日本人以外の国民は全て皆さんの味方です!
885吾輩は名無しである:05/02/28 13:56:03
ところで戦後日本の民主主義をリードしてきたとされる“進歩的左翼文化人”達はなぜ沈黙しているのでしょうか? 彼らが戦後言論界をミスリードしてきた罪は非常に大きい…   特にノーベル賞受賞者の大江健三郎…

「自分には帰るべき朝鮮がない、なぜなら日本人だから…」
「日本の青年にとって未来は、北朝鮮の青年のそれのようにまっすぐ前向きに方向づけられているのでない。」

彼はかつてこのような(訳の分からない)事を述べ、朝日あたりと共に北鮮は“地上の楽園”と賛美し“北鮮帰国事業”を煽り、
結果として餓死者などを増やす事に加担し、“日本人妻”の問題を生じさせた罪は極めて大きいと言わざるを得ないでしょう。
退場すべきは当然として、その前に自身の戦後の“主体的責任”を自らの言葉で総括すべきであり、“沈黙”は決して許されるものではありません!

最後に…  以前より何度か記述していますが21世紀の今日、“かつては進歩的” “今では時代遅れ”の左翼系政治家・文化人・知識人…を、今後全て退場させなければならないと考えます。
世論を動かし、日本を  “殴られた後に殴り返せる国” ではなく “殴られる前に殴り倒す国” という当たり前の国家に戻すべきなのですから…、
当然  “話し合い” が前提としてあるのは言うまでもありませんが、最終的には国際社会では「力の論理」が物を言うのですから…
886吾輩は名無しである:05/02/28 18:22:41
いつもコピペに逃げてるね。自分の言葉で応答できないのかなあ。
887吾輩は名無しである:05/02/28 20:21:10
「作品を読んだり自分の言葉で語ったりしたら負けだと思っている」
888888:05/02/28 20:57:47
「万延」や「洪水」は確かに最初は読みにくいんだよなあ。
それはなんか読者に媚びない独特の気圧みたいなものが冒頭からあるんだよなあ。
「取り替え子」は逆にスッと入っていけるんだけどね。
889吾輩は名無しである:05/02/28 21:19:12
大江健三郎氏は、「あいまいな日本の私」と題したノーベル賞記念講演を
ストックホルムで行った。そこには次のような一節がある。

広島、長崎の、人類がこうむった最初の核攻撃の死者たち、
放射能障害を背負う生存者と二世たちが--それは日本人にと
どまらず、朝鮮語を母国語とする多くの人びとをふくんでいま
すが-ー、われわれのモラルを問いかけているのでもありました。
「核攻撃の犠牲者たる日本人が、なにか特別のモラルを持たなけ
ればいけないそうだ。投下した者のモラルは問わないわけである。」
とは、谷沢永一氏の評である。これが国際常識であって、大江氏
のもってまわった言い方と、その非常識な内容とでは、聴講者は何
を言っているのか、分からなかったであろう。内容は単に50年前
の東京裁判史観とマルクス主義史観であり、その後の歴史学の進歩
などは、まったく省みられていない。

大江氏の思想は、1950年代の冷戦時代から一向に深化していない。
それがそのまま化石のように残されているのは、本人のIntellectual
Dishonestyと、それを覆い隠すもってまわったあいまいな文体の
故である。この講演は「あいまいな日本の私」よりも「日本のあい
まいな私」と題すべきものであった。


890吾輩は名無しである:05/02/28 21:38:00
かわいそうなコピ平ちゃん。。。
891吾輩は名無しである:05/02/28 21:45:49
>>877
>何度考えても大江の文章は悪文だね。
そんなの別に考えなくても普通に読んだら分かるだろ。

>本当に頭のいい人の書いた文章というのは明解な論理性を持つからすらすら読める物。
> ここにいるカルト的ファンは単なる衒学者。悪文が読める=頭がいい と勘違いして他者を見下すことに専心している。
だいたい、あんたは頭のいい人の文章を読みたいのか?
おもしろい小説を読みたいのか?
大江は方法意識が強くて、頭で書いているといわれるが、
実際面白いとこは、なんといっても感覚的な表現だろ。
もっと公平に大江を読んでやってくれ。

> 大江の読者って主に国語教師とか、大学教授などの無為徒食の徒じゃないかな。
なんで、そんな偏見全開なのか。
そりゃ、ノーベル賞もらってたら、まともに読んでもないのに賞賛する奴も出てくるだろ。
でも、「読者」を問題にする時、そういう奴を勘定に入れられても困るんだよ。
読んでもないんだから。

で、あんたは読んでます?
892吾輩は名無しである:05/02/28 21:53:25
>>877
あんまり、自分のコンプレックスとかが見えちゃう文章は書かないほうがいいと
思いますよ。
893吾輩は名無しである:05/03/01 09:06:37
丸山の死亡記事(朝日新聞)のわきに、大江健三郎のコメントが載っていた。これ
には笑ってしまった。このコメント(発言記事)だけが、きわめて印象的である。
新聞の追悼文は、次のように結んであった。

文化勲章の辞退のことで苦しかった時、先生から励ましの手紙をいただきまし
た。そこでの、現実派知識人への上品な軽侮が愉快だったことも思いだします。

ここで「現実派知識人」とは、自民党支持の保守派の言論人総体のことを指している
のだろう。そうすると、それとの対比で、丸山や大江は自分たちのことを、「理想派知
識人」だと考えていることになる。何の理想か?人類のあるべき理想か?大江のこ
の肚のすわった居直りに近い発言が、気に入った。丸山は大江と同じで、最後まで反省
しないで、反体制、反保守、反資本主義を貫く気だ。彼らリベラル派の日本知識人は、
反省なんかしないで、自分の足元の現実が、ずいぶんと意に反したものになってしまっ
たとしても、あくまで、旧来の自分の主張を貫いて、一貫するしか他にないのだ、と私
は思った。八〇年代に入ると、福田恆存が創始した「進歩的文化人」という言葉でひと
くくりにされ、軽蔑され、批判され、揶揄される時代になった。ソビエト・ロシア(ロ
シア・マルクス主義)=ソビエト帝国が滅んだのが九一年八月で、それから五年が過ぎ
て、反体制・反保守派は、社会全体からすればずいぶんと旗色が悪くなりつづけた。し
かしそれでも、朝日新聞(発売部数六百万部)に表われるごとく、こんなにも丸山たち
はまだまだ強い。私のような、「負け組」(やっぱり自分は間違っていたな、負けだっ
たと率直に認める考え)は、少数派であって、ほとんどは、ダンマリを決めこんで、日
本敗戦直後のブラジル日系人の「勝ち組」と同じく、まだ反保守のままである。どうや
ら「反体制」であることはやめたようだ。従来どおり反資本主義ではあるが、何を次の
信念の柱にするかは見つからない。そういう現状だ。
894吾輩は名無しである:05/03/01 09:08:03
丸山は、日本知識人の中では、ずばぬけて頭は良かった。丸山は、西欧政治思想が理
解できた珍しい日本人だ。だから、きっと西欧の近代思想家たちの伝統の方に逃れ出
て、そこを自分の柱(依りどころ)にして、生きたのだろう。即ち、丸山は知識・学問
伝統主義者だ。権力者や支配者を批判するヨーロッパ知識人の伝統に乗っかって行くと
決めたのだ。その丸山の本を読んで、それに頭の中だけ(生活は別だ)持っていかれた
者たちは、後に放ったらかしにされた。丸山のファン(信奉者)とは即ち、棄てられた
知識大衆だ。敗戦直後にファシストや天皇に棄てられたのも知識大衆だった。戦後、左
翼思想にしがみつき、のめり込み、そして、それに棄てられて、ろくな人生をおくれな
かったのも、知識大衆だ。自分を知識層だと勝手に思い込んだ大衆だ。数十万人の特殊
な大衆たちだ。結局、大衆であることに変わりはない。その代表は、公立学校の教師の
ような連中である。彼らが懸命に読んだのが丸山や大江の本で、丸山も大江も、つま
り、人だましが上手な言論商売人だった。副島隆彦『日本の秘密』
895吾輩は名無しである:05/03/01 10:15:27
>>877とかは副島なんかをうなずきながら読んでたりするのかね。
いや、まあ人それぞれだけどさ。
896吾輩は名無しである:05/03/01 14:44:33
知・頭の良さでは丸山や副島には到底敵わない。
だけど文学的才能があるからいいんでないの。
897吾輩は名無しである:05/03/01 16:07:34
「人類の月面着陸は無かったろう論」なんて本を出しちゃった人が知的かどうかはおおいにギモン。
898吾輩は名無しである:05/03/01 18:05:16
4ヶ月ほどで900まで伸びる大江スレ。
ヒイキもアンチもいるんだろうが人気(ひとけ)のあることは確かだね。
閑古鳥がなくようになったらノーベル賞作家もおしまいってことで。
899吾輩は名無しである:05/03/01 21:06:21
そういうわけだからガンガレ >コピペ君
900吾輩は名無しである:05/03/01 22:02:22
いかさま、ということで思い出すのは、大江健三郎である。彼は、最近世間を騒がせている北朝鮮拉致問題について、何も語っていないようだ。
何人かの友人に確認したのだが、そういう記事や文章を読んだことがない、と言っていたから、南雲翁の寡聞が原因ではないようである。
 では、何故、南雲翁が、大江健三郎に北朝鮮問題について語ってほしいかという
と、かつて彼は、「北朝鮮こそ地上の楽園」的な発言を繰り返していたからである。
「金日成こそ真の指導者」と言っていたかどうかは忘れたが、少なくとも「君は北朝鮮の少年の瞳の輝きを知っているか。今の日本の少年は駄目になっているから、ああいう瞳の輝きを持っていない」
という発言は繰り返ししていたのを、南雲翁はよく覚えている。
だいたい、大江健三郎は、北朝鮮帰国事業を推進した寺田五郎と共に、北朝鮮シンパである、という事実は、ノーベル文学賞受賞以前はよく言われていたことである。が、以降、まったく聞かなくなった。
 だから、マスコミは、インチキだというのだ。
大江健三郎の北朝鮮擁護は、かつて第一次戦後派などが、共産主義者だったものを昭和8年以降に転向させられ、さらに昭和20年の終戦を期にまた共産主義に舞い戻った、
みたいなものは違い、明らかに堅牢な意志によって行われたものであるといえよう。
それが、拉致疑惑が持ち上がって以降、大江健三郎は、自著の中から巧みに北朝鮮についての発言を削除してしまっている。
これは、明らかなインチキだと思うのだが、はたしてどうだろうか。もっとも、文学に携わる人間がインチキをすることは、小林秀雄を戦前から読んでいる人なら、容易に想像出来るだろ
う。
また、いかさまやインチキなら南雲翁だって、時々やらかす。やらかすけれども、そ
れはすぐに見破られることが多い、というのは今回関係ない話だ。
 ただ、なべて「世はいかさま」。とすれば、大江健三郎の件にしろ、あるいはもっと別な問題にしろ、真っ先に眦を決しても意味はない。ただ、じっくりと、何がいかさまかそうでないかを見極めるだけだ。
さて、今度の内閣は、いかさまか、否か。民主党と自由党の合併は、いかさまか否か。世はいかさまだから、面白い。
平成15年09月25日 by 南雲翁(なぐものおきな)
901吾輩は名無しである:05/03/01 23:35:40
もう900か、いやあ早い早い。
たしかにレスの多いスレッドだ。
しかし大江って作家には「特殊な王道」みたいな感じがあるような。
自意識や方法意識がこれだけあるわりには
ナルシスティックにならない開拓精神が旺盛というか。
902吾輩は名無しである:05/03/02 01:01:48
このスレの最初の方で結構書き込みしてたんだけど、もう無事900か。
敢えてもう一度言いたい。
「さようなら、私の本よ!」はスゲェ!
903ixion ◆ySh2j8IPDg :05/03/02 01:11:15
まだ第1部だからなんとも言えんけど、このまま
あの対立する2項が下手な融和をせずに
「独立しながら点し合う」到達点へと小説が導くことが
できるならば、俺も「スゲェ!」ともう一度言うことに
なるだろう。

「小説」書いてる小説家が少ないからねぇ、大江には
何度も宙返りして「小説」を書き続けて欲しいのだが。
904吾輩は名無しである:05/03/02 02:19:47
>>903
あんたの言う対立する二項は多分わからんが。
読み直すの三度目なんだが、筋とかでなく惹き付けられるものが溢れている。
垂直と水平の対峙。どこかおかしなもうひとりの自分。
夢の中のドイツ人とナボコフ。喋り続ける少年コギー。ロバンソン小説。
異日本人。代わりのひと。シゲのハーレム。
頭のいいミシマ。老人の身体をぶら下げられる木の枝。
カミカゼとしての自爆テロ。手法が面白いというだけでやってしまう連中。
unlearnとunteach。新しい種族。ジュネーヴ。
虚空に話しかけ続ける老人とビデオカメラ。
905吾輩は名無しである:05/03/02 10:26:26
ところで、「宙返り」が好きな奴はどれくらいいるのだろうか。
俺は結構好きなんだが。
906吾輩は名無しである:05/03/02 12:43:35
大江健三郎氏に仏レジオン・ドヌール勲章(朝日)
作家の大江健三郎氏(67)がフランス政府からレジオン・ドヌール勲章コマンドールを
受けることが決まり、22日に東京の仏大使館で叙勲式がある。
3段階に分かれる同勲章の中で、コマンドールは最高位。

シラク大統領から大江氏に届いた文書によると「格調の高い作品でノーベル賞が与えられ、知的かつ倫理的スケール
が国際的に認められた」などと叙勲理由が書かれている。
大江氏は、95年にシラク氏の核実験再開に抗議して、フランスでの文学シンポジウム
を欠席したことがある。今回は、シラク氏の、米英と異なる核軍縮の役割に期待して
受けることにしたという。同勲章は、画家平山郁夫氏や評論家加藤周一氏らも受章している。

何もくれないと抗議で欠席するけど、勲章を貰えるなら核実験でも容認、
日本の勲章は要らないけど、フランスの勲章は、
志を曲げても欲しいというところかにゃ。
フランスコンプレックス丸出しだにゃ。
まあ、ノーベル賞を辞退した奴を礼賛しといて、
自分はちゃっかりもらうような人ですからにゃ。
サヨクのダブルスタンダードぶりは、
今に始まった事じゃありませんけどにゃ。

907吾輩は名無しである:05/03/02 21:13:53
「宙返り」より「取り替え子」のほうが好きだな。
908吾輩は名無しである:05/03/03 20:42:21
大江ってムージルも読んでるんだってね。
909吾輩は名無しである:05/03/03 21:07:56
大江は何でも読んで何でも取り入れる。
910吾輩は名無しである:05/03/03 21:26:23
保坂和志が講演で大江は西洋模倣型の典型的作家とかって言ったらしいね。
911吾輩は名無しである:05/03/03 21:52:31
西洋模倣型というか世界レベルで「小説」を考えてるのは確か。
西洋文学摂取の話は「取り替え子」でも出てきた。
義兄に古義人の昔の小説スタイルをそんなふうに指摘されたと。
912吾輩は名無しである:05/03/03 22:07:14
だが大江の小説が世界レベルで語られることはない。
あたらしいことは何もしてないし。
913吾輩は名無しである:05/03/03 22:21:54
 一日一煙
http://homepage2.nifty.com/komacchi/diary.htm
2003年12月5日(金)ボリバーロイヤルコロナスと「知識人」の枯渇〜その1〜
(中略)
 知識人というのは、普通の人よりも知識はもちろんのことその思考においてもより深く、悪い意味での常識や陋習にとらわれず展開することができる人種である、はずである。
しかし例えば、最近大江健三郎がフランスの左翼紙リベラシオンに発表したエッセイなど読むと、知識人とははたして何なのかと思わざるを得ない。周知の通り大江は、進歩的文化人の一翼として一部マスコミがしきりと称揚する作家である。
(面白いことに、朝日新聞は大江の記事を書くに際して必ず「ノーベル賞作家大江健三郎氏」という肩書を付ける。どこかの将軍様を思わせるが、ノーベル賞のご威光は大なるものらしい。
しかし佐藤栄作氏は生前ついに同紙によって「ノーベル賞政治家」と呼ばれることはなかった)
彼はそのエッセイでいきなり「日本は軍国主義の侵略戦争を反省して、戦後アメリカから扶植された民主主義を奇貨として憲法と教育基本法を備えた民主国家となった。
しかるに、小泉首相はブッシュ大統領の世界戦略に唯々諾々と従い、日本をテロリストの標的とするような愚かな政治的選択に踏み込んでいる」とぶちかましてくれる。
いわゆる進歩的文化人といわれる人たちが、アメリカに対して激しい憎悪を抱きながらそのアメリカから投げ与えられた「戦後民主主義」と「日本国憲法」だけは握り締めて話さない心性はある種の病理学的研究の対象として興味深いところだが、
それはこの際措くとしても、「戦後民主主義」を全く疑うことなく拝跪するその姿勢は全く「知識人」とは思えない思考停止ではないか。
(「日本自身による軍国主義の反省の結果」と糊塗するのは正面からその事実を見据えるのが怖いからであろう)もっとも大江の思考停止は今に始まったことではないが。
何せノーベル賞は「スウェーデンの市民から授けられた名誉だからありがたくいただくが文化勲章は「日本の国家権力から与えられる賞」であるという理由で拒否し、その幼稚な思考で唖然とさせた前歴がある。
(いうまでもないが、ノーベル文学賞はスウェーデン王立科学アカデミーの選考による)次回に続きます。
914吾輩は名無しである:05/03/03 22:23:00
2003年12月6日(土)ホヨードゥモントレーロブストと「知識人」の枯渇〜その2〜
(中略)
 (承前)大江のピュアな思考ぶりは例えば、
「子供時代、10歳までを私は第二次世界大戦の苦痛のうちに成長した。私は日本の超国家主義を味わった。
戦後、民主制と民主主義的理念が民主制のうちの最良の部分、すなわちアメリカの民主制によって日本に扶植された。そして、今度は日本が憲法と教育基本法を備えた民主国家となったのである。
以来、日本人はアメリカの大衆文化、映画や音楽によって影響されてきた。そのことには何の問題もない。日本人はそれでおのれのアイデンティティを失いはしなかった。」
という一節にもいかんなく示されている。
これを読んでその余りの能天気ぶりに「おいおい」というツッコミを20回くらい入れたくなったのは私だけではないだろう。
この余りにも無邪気な「善なるアメリカとそれによってもたらされた「戦後民主主義」に対する信仰」は、いくら愛する日本国憲法によって信教の自由が保障されているとはいえ(笑)、信じても救われない。
戦前の日本にいかなる形でも民主主義は存在しなかったと考えたい一部の人たちがその反動として「戦後民主主義」を抱きしめて離さないのも宗教に類似しているが、
おそらく彼らはなぜ「戦後民主主義」がつねに「カッコ付き」で語られる存在であるのかは理解できないだろう。
敗戦からの再出発に当たって日本人が持たなければならなかった新しいアイデンティティは、映画や音楽といった文化のごく一側面によって形成されたものではむろんない。
あるいは彼は、全き善であった偉大なアメリカがその後世界を侵略する邪悪の帝国(笑)に変貌したことについて呆然としているのかもしれないが、このように無邪気な、考察ともいえない考察では日本を含めた国際政治の全体像を俯瞰することなどとても不可能だ。
思考の枯渇した「知識人」には静かに退場していただくしかない。
915吾輩は名無しである:05/03/03 22:59:23
大江には何の思想も哲学もないかもしれない。
自分の作品を飾るための道具として他人の思想を使ってるだけだろう。
でもそんなものは文芸には別にいらない。作品が良ければいいんだよ。
916吾輩は名無しである:05/03/03 23:02:44
>>912
>だが大江の小説が世界レベルで語られることはない。
国内以上に世界で「OE」が語られてるんだがなあ。
>あたらしいことは何もしてないし。
その「あたらしいこと」ってのは例えば何だい?
917吾輩は名無しである:05/03/03 23:08:47
三島や安部や川端や春樹に比べたら全然語られてないだろ。
世界的なのとつきあってるから政治力はあるかもしれんけどw
918吾輩は名無しである:05/03/03 23:12:06
三島は「ハラキリ」、安部は「日本のカフカ」、川端は「ジャパネスク」
春樹? まあ「日本の大衆作家」ってことではね。
919吾輩は名無しである:05/03/03 23:17:05
世界的な作家がすべて目新しいことやったりしてるわけではないよな。
ポーとかプルーストとかジョイスとかガルシア・マルケス、フォークナー、ピンチョン
みたいに極一部だろ。この連中と比べるのは酷だな。

>>918
その言い方は酷すぎる。
920吾輩は名無しである:05/03/03 23:21:22
Margaret Atwood、Saul Bellow、Gabriel Garcia Marquez
Gunter Grass、Ismail Kadare、Milan Kundera、Stanislaw Lem
Muriel Spark、John Updikeといった世界の作家レベルでは、
そこに名前が並べられるのは、実際大江しかいないわけだからね。
921吾輩は名無しである:05/03/03 23:23:41
アンチの人って、大江のこと欧米びいきだって批判する割に、大江を
批判するときには「大江なんて欧米人は全然読んでない。」って批判
するんだね。
922吾輩は名無しである:05/03/03 23:24:02
それが世界レベルの根拠?
そのリストがどこのだかしらんけど生きてる奴だけ?
923吾輩は名無しである:05/03/03 23:38:41
>>922は自分で読んで判断しようとは思わないのかな。
924吾輩は名無しである:05/03/04 00:15:14
>>920
つうかやっぱりすげぇ面子だよな。
>>922
このスレの前の方にあるけど、
マンブッカープライズインターナショナルっていう賞の候補者達だよ。
925吾輩は名無しである:05/03/04 00:46:24
森鴎外
夏目漱石
島崎藤村
芥川龍之介
志賀直哉
谷崎潤一郎
川端康成
坂口安吾
太宰治
大岡昇平
島尾敏雄
埴谷雄高
安部公房
三島由紀夫
遠藤周作
大江健三郎
古井由吉
中上健次
日本のトップ10に入ってるかどうかもあやしいのに世界の名だたる作家と並ぶなんて
ひょっとして日本の小説家ってレベル高い?w
926吾輩は名無しである:05/03/04 02:03:27
時代が違うんだから同列に並べても仕方ないんじゃないか…?
927吾輩は名無しである:05/03/04 02:12:35
読むのは現代にいる我々だからいいんじゃね?
928吾輩は名無しである:05/03/04 03:41:34
>>925
>日本のトップ10に入ってるかどうかもあやしいのに

確実に入るだろ。
もうすぐ夏休みだから、ちゃんと本を読んどけよ、小僧。
929吾輩は名無しである:05/03/04 04:33:17
日本のトップ10がどうたらいっても時代が違うんだから意味内ってことだけど…
世界の名だたる作家と並ぶなんてっていうのは現代の作家のことでしょ?
だいいち、大江がトップ10に入っても全然違和感ないけどなw
930吾輩は名無しである:05/03/04 09:41:22
http://www.angel.ne.jp/~arrow/insist/ikenjizai/1028.htm
【高山正之の異見自在】A・センの困惑歴史を途中から読むな
[2000年10月28日東京夕刊]
先日の朝日新聞の夕刊文化面に大江健三郎の紙上「往復書簡」が載っていた。
この人の文章は、ノーベル文学賞作家という肩書を割り引いても分かりにくい。何を言っているのかさっぱりだが、一応、筋道というか、言いたいらしいことが二度か三度読むとぼんやりながら浮かんでくる。
この人の文章が入学試験やテストなどによく引用されるのは、一読さっぱり意味不明というところが評価され、ついでに彼の天皇制批判、戦後民主主義万歳の主張が共産党系の多い学校関係者にうけるからだろうと推測される。
でも、そんな文章をあてがわれる生徒たちには拷問といわないまでも、つらい仕打ちになる。
生徒は一読してまず思う。「ボクは日本語を話せ、理解できると思っていた。それは間違いだったのだろうか」と。
いや、そんなはずはないと再読する。さっぱり。もしかして暗号かなと思って逆から読む。少しは日本語らしくなるが、意味はやはり不明のまま。
やがて苦悩の底から疑念がわいてくる。ノーベル賞作家の書いた日本語が分からないのはボクは実は日本人ではなかったのか。
かくて多くの生徒がうつろな目で立ち上がり、ふらふらと、ときには絶叫して教室を飛び出し、再び帰ってこなくなる。不登校や非行化は、もしかしたら彼にも責任の一端があるかもしれない。
この「往復書簡」も突然走り出してビルの屋上から飛び降りたい衝動にかられるのがコワくて見ないふりをするつもりだったが、あて先が「アマーティア・セン」になっていた。ノーベル経済学賞を受賞したインド人学者だ。
英国植民地下のベンガルに生まれ、あの第二次大戦時の大飢饉を経験した苦労人で、欧米の経済理論に反発し、アジアの発展と可能性を強く主張してきた。
とくに日本の経済発展を高く評価し、欧米諸国が"あれはわれわれの単なる模倣"と見下すのを厳しく批判し、「欧米より進んだアジア独特の経済システムの牽引車になった」と昨年、シンガポールで講演している。
この講演の内容をもう少し引用すると、日本が示した模範は何より人的資源の開発、つまり教育にあった、という。(中略)
931吾輩は名無しである:05/03/04 09:42:48
そうした教育普及の意味が近隣アジア諸国に広がり、「経済発展とは(キリスト教とか、民主主義とかの)高い文化レベルや豊かさがなければ育たないという欧米の理論を覆して、さまざまな人種、宗教、
社会制度が入り交じる貧しいアジア諸国の間にも実現することができた」
それどころかそのごちゃ混ぜアジアには欧米をしのぐ経済発展の可能性がある、その鑑は日本だと言い切る人である。
それに対して、日本の過去を否定し、米国を崇拝し、その米国が持ち込んだ戦後民主主義をありがたがる大江健三郎という取り合わせは実にもってミスマッチというか、妙な取り合わせになる。
その好奇心が勝って、発作を覚悟で読んでみた。
この人の悪い癖は、どんな大きなテーマでも自分の小さな行動に収斂させてしまうことだ。A・センが一世紀半の世界史の流れからくみ出した理論について、自分が東大法学部をけって文学部にいった"事件"に置き換えて、
「どうです。ぼくはあなたの理論のすばらしい実践者でしょう」という自画自賛にもっていってしまう。
そして、終戦後の混乱時に餓死者が出なかったのは、天皇陛下のお言葉「家族国家として食糧危機を脱しよう」ではなく、米国がもたらした「社会制約を受けずに為し得た自由」と食糧援助の結果だと主張し、
それを実践した自分を「褒めてもいいですよね」。
確かにそのころ、学校で脱脂粉乳を溶いたものを飲まされた。臭くまずかったが、それで餓死しなかったわけではない。みんなが家庭菜園をつくり、買い出しし、なければ我慢した。暴動も起きなかったのはまさにA・センのいう「教育」のおかげだったと思う。
ちなみにこれほどノーベル賞作家を感激させた米国の援助の実態に触れておく。米国はドイツなどには無償のマーシャルプランを実施したが、対日援助ガリオア・エロアでは後から請求書を送りつけ、
日本政府は当時で数億ドルを払った。あの脱脂粉乳の代金を払えなんて闇屋だって言わない。
それほどに歴史知識のない、見当はずれの自慢話に満ちた手紙をもらってA・センも困ったろう。
実際、翌日の紙面に載った返信には困惑が行間からあふれていた。そして一言、オデッセイに言及したくだりで、それを「解釈するにはその前のイリアス」を読めと。
戦後だけ切り取って近視眼的に見るな。歴史を流れで捕らえよ、という忠告である。それ、彼は分かっただろうか。
932吾輩は名無しである:05/03/04 11:52:44
>そして一言、オデッセイに言及したくだりで、それを「解釈するにはその前のイリアス」を読めと。

このコピペ初めて見たけどこれいいね。でもこんなこと書かれたら書かれた方は凄く恥ずかしいなw
それにしても読者がノーベル賞をありがたがっちゃお終いだな。
まあノーベル賞を取ったから読み始めた連中ばかりだからしょうがないか。
933吾輩は名無しである:05/03/04 12:52:42
>>932
いや、書かれてないから。ちゃんと自分で読もうね。
大江の進路選択もセンのcapabilityの理論から外れてはいないよ。
合理的な愚か者についての解釈は?だったが終始和やかな往復書簡だよ。

センの論考は刺激的だし、「日本の制度」だけを持ち上げている訳ではない。
934吾輩は名無しである:05/03/04 15:21:33
大江って代表作がないな。万延や飼育じゃ弱すぎるし。
935吾輩は名無しである:05/03/04 17:40:12
>>934=932=925=922=917=912
お前がどう思うかはともかく、「万延元年のフットボール」は代表作と呼ばれているが。
なんかしょぼいアンチだな。
936吾輩は名無しである:05/03/04 20:05:17
対話可能なまともなアンチがいないんで論争にもなんにもならないね。
といっても大江作品のすべてを評価してるわけじゃないし
未読のものもあるんでファンともいえないけどね。
周りには「洪水」や「取り替え子」がいいという人もいるけど、
おいらはやっぱ「万延元年のフットボール」が一番好きだな。
大江が考えすぎずに精神を研ぎ澄まし、ガムシャラに書いたような空気を感じるよ。
937吾輩は名無しである:05/03/04 20:25:22
http://www.musashino-k.co.jp/eiga/nakano_houga/top_bank/top35.htm
女の子のための任侠映画入門 コラム参拾五

ヤスケンがおこした最も大きなトラブルは大江健三郎を怒らせてしまった事件であろう。ヤスケンはアルバイトで「レコード芸術」という雑誌にコラムを書いていた。
このコラムの中で、大江健三郎の「状況へ」と小田実の「状況から」をとりあげ、ケチョンケチョンにやっつけてしまうのである。
小田実は知らんぷりの態度でやり過ごしたが、大江健三郎は怒って抗議の手紙を書く。宛名は島中鵬二様、「海」編集部安原顯様とある。
“僕は安原氏による小田・大江罵倒が不当だとは考えません。ただ、「大手出版社」によってのみ仕事をする人間という批判に、僕はこう答えます。
そして自分の態度をあきらかにします。僕は「大出版社」だから仕事をするのではなく、そこに自分の信頼する編集者を見出すからこそそこで仕事をしてきたのです。
さて、僕は中央公論の編集者安原氏のこの罵倒に対して、今後いかなる仕事も、やはり「大手出版社」の中央公論ではしないと言明して自分の立場をあきらかにします。
もちろん「圧力」を安原氏に加える意志はありません。ただ、自分が引き下がるのみです。
なぜならば、このような考え方の編集者とは仕事を共にしたくないからです。僕の申出は次の二点です。
一、谷崎賞 委員をやめます。
二、中央公論社からの手紙、電話、訪問をすべて拒否します。この件についての御問い合わせにも答えませぬ。さようなら。
1974年10月24日 大江健三郎”

ヤスケンはただちに二人の役員に呼ばれ、「この件に付き、どう責任を取るか」と言われる。
「オフ・タイムないし休日に、個人が何を考え何を書こうがまったく自由であり、こうした抗議の形をとった「垂れ込み」こそ、言論・思想・表現の自由の圧殺ではないか」と反論するが、
「大江健三郎は会社にとって大切な作家ゆえ、もう一度批判したり、彼を怒らせるようなことをすれば、お前はただちにクビだ」と宣告される。
村松友視はもちろんヤスケンの味方につき、この手紙のコピーをとっておくことをアドバイスする。
ヤスケンという弱者にとって、この手紙のコピーは重要な武器となるだろうと踏んでのことだ。
938吾輩は名無しである:05/03/04 20:49:18
捏造コピペはもういいよ。
939吾輩は名無しである:05/03/04 20:58:04
大江なんて安部公房や大西巨人に比べたらカス
940吾輩は名無しである:05/03/04 21:00:26
対話可能なまともなアンチまだかなー
941吾輩は名無しである:05/03/04 21:03:13
信者のレベルも低いから無理。
942吾輩は名無しである:05/03/04 21:06:59
このスレは信者のレスよりもコピペの方が全然レベル高いからなw
943吾輩は名無しである:05/03/04 21:35:52
942クンは十代?
がんばってこのスレ埋めたてなさいね。
944吾輩は名無しである:05/03/04 22:00:59
まあ十代の粘着アンチ電波くんはさておき、
そろそろ次スレの準備をお願いします。
関連スレも含めるとPART5くらいになるだろうか。
945吾輩は名無しである:05/03/04 22:09:42
>>944
【さようなら】大江健三郎☆第五章【私の本よ!】
に跳ぶのか?今回のスレタイよかったと思うんだけど。
946吾輩は名無しである:05/03/04 22:34:28
[大江健三郎の初期小説]
っていうスレもあったね。
947吾輩は名無しである:05/03/04 23:26:55
>>945
スレタイだと「最終章」でもいいかもね。
「最後の小説」の作家としては。
そして宙返り。
948吾輩は名無しである:05/03/04 23:35:01

http://walking.myhome.cx/es/es168.html
敵の敵は味方か?
味方を(+)、敵を(−)と考えると、
味方の味方は(+)X(+)→(+)だから味方
味方の敵は(+)X(−)→(−)だから敵
敵の味方は(−)X(+)→(−)だから敵
敵の敵は(−)X(−)→(+)だから味方
となって、とても簡単な論理式で表すことが出来るな。でも世の中、1+1=2になることばかりある訳じゃない。理屈通りにゃ行かないことが多い。
日本、韓国、北朝鮮がこのいい例だ。
前にも言ったように、日本が負けた後、以前のように強い国にならないようにと、アメリカは南朝鮮の韓国に反日の李承晩政権を作った。
李承晩政権は日本海に勝手な線を引いて、ここから北は韓国が資源を保護してる領域だから、勝手に入って来てはいけないと宣言した。
こんな事は国際法上意味がないのだが、本気になって巡視艇で日本の漁船を捕まえて韓国の港に連行し、船も船員も帰さない。何年間もだ。
そうして、日本が植民地にしていた弁償だと大金を吹っかける。
とにかく日本は戦争に負けてるんだから、どうしようもない。アメリカだって自分の損得に関すりゃ、おおいばりで出しゃばってくるが、そうでなけりゃ、すっぽりっぱなしだ。
所が、北朝鮮は韓国と戦争して一時休戦状態。38度線をはさんで睨み合っている。
つまり敵の敵は味方と言う考えで、日本の敵の韓国の敵の北朝鮮は味方だという考えに囚われてしまった者が大勢居たんだなあ。そんな単純な考えで北朝鮮びいきになってしまったんだ。
前に言った大江健三郎を始め、大勢の進歩的文化人と言われる連中が、これに引っ掛かって仕舞ったんだ。
寺尾五郎という作家もその一人で、盛んに北朝鮮礼賛をやった。
むこうじゃ、いい塩梅にお先棒担いでくれてる奴だから、いいとこを見せてやろうと、北朝鮮に呼んで、いかにも「素晴らしく見える、ショーウインドーのような施設」を見学させた。
949吾輩は名無しである:05/03/04 23:36:10
その時に列車の中で騒ぎがあったらしい。彼の本を読んで北朝鮮は地上の楽園だと信じ、日本から帰国した朝鮮人青年達に襲われたんだ。
「オメーの本読んで信用して来たら、このザマで、ここは楽園どころか地獄だ。帰りたくたって帰しちゃクレねえ。どーしてくれる」
幸い、警官が来て助けられたんで良かったけど、危なく、殴り殺されるとこだったらしい。
え?その朝鮮人の青年達はどうなったかって?捕まって強制収容所行きだったそうだ。恐らくもう生きちゃ居ないだろう。
例の日本の最高の美女といわれた「吉永小百合」が初主演した映画「キューポラのある町」なんかもそうで、吉永小百合演じる主人公「ジュン」の親友の朝鮮人少女が、家族と一緒に地上の理想郷「北朝鮮」に大勢の仲間と帰っていくシーンなんかもあった。
それから、何回も手紙が来るが、向こうじゃ、学校は勿論のこと、病院は一切無料、本当の所は機械もないし薬もないらしい。一般庶民向けのはな。
日本にいたときは仕事が嫌いで、嫌々(いやいや)やってたお父さんが、北に帰ってからは見違えたように真面目になった。朝早くから夜遅くまで「金日成首領様」の為に働けるのが、嬉しくてならないんだそうだ。(笑声)
こないだ、この映画についての批評をインターネットで読んでいたら、傑作な話があった。
あの映画は「在日朝鮮人を騙(だま)して地獄の北朝鮮に拉致するホラー映画」だなんて書いてあったよ。(笑声)
吉永小百合の初主演映画がホラー映画だったなんて、今の今迄知らなかった。(笑声)
<脱線千一夜第168話>
950雨の木読書開始:05/03/06 15:58:37
雨の木を読み始めましたよ。
マルカム・ラウリーの名前が出てきてオッ!と思った。
951吾輩は名無しである:05/03/06 16:08:02
コクドの堤(チョン。戸籍偽造。成りすまし日本人。)
の愛人

吉永小百合、沢口靖子、南野陽子

952吾輩は名無しである:05/03/06 16:21:32
>>950
いけにえ男とか入ってるのあれでしたっけ?
かなり読んでて堪能した気がする。
953吾輩は名無しである:05/03/07 00:38:51
>>951
康次郎は近江商人の息子だぞ。
年齢的にも朝鮮人が日本に流入してくる年代と合わないし
30そこそこで衆議院議員になってるから日本人じゃないってことはありえん。
954吾輩は名無しである:05/03/08 00:39:49
大江源三郎ってラブひなみたいな名作が無いね
955吾輩は名無しである:05/03/08 08:58:06
大江健三郎
「広島、長崎のあの大きい犠牲は、償わなければならないと思います。
償うのは私たち(日本人)です。」
1994年10月17日京都で開催された講演会「世界文学は
日本文学たりうるか?」より
956「雨の木」読書中:05/03/08 18:15:53
>>952
まだ半分くらいしか読んでないんだけど
首吊り男とかいうのなら出てきましたよ。
メキシコでマンゴーを食い続けて部屋に閉じ篭った話は本当かな?
957吾輩は名無しである:05/03/08 20:55:52
『「雨の木」を聴く女たち』は連作短篇集としても不思議な構成だなあ。
つかみどころがない感じがした。
958「雨の木」読書中:05/03/08 23:36:41
「雨の木」は「万延」や「洪水」に比べると迫力不足は否めない感じ。
連作短篇集としてもつかみどころがないというか、まとまりにかけるような。
高安カッチャンとマルカム・ラウリーの二層プロットがあるけれども。
959吾輩は名無しである:05/03/08 23:43:00
「泳ぐ男」はおもちろかったでち
960吾輩は名無しである:05/03/09 09:43:21
http://www.kakuda-syunnji.com/dairy.cgi?input=200512

かくだ俊司どっと公務(日々百葉箱)
16-12-27 大江健三郎の正体
のむさんと言われる方の文献を 参考にして詳細に説明します。

レジオン・ドヌール勲章はフランスの、民間人に与えられる最高の勲章だそうです。「文化勲章」は 
日本国民が最高の栄誉としているものですが、大江氏がそれを拒絶した理由は、
「僕は戦後民主主義者、国家の勲章は受けない」ということであると伝えられました。

根底に、氏の長年の発言から「日本の戦争責任・反皇室」があると想定できます。
「悪いもの」からの勲章は貰えないということでしょう。
反「国旗」、反「国歌」、反「核」の人です。
そのこと自体を非難する積りはありません。
私が嫌うのは、この方面の人たちのダブル・スタンダードにあります。

昔、原水禁がアメリカの核実験には反対し、ソ連・中国のそれは「きれいな核」として許容した類のもので、
この人たちの際立つ特徴の一つです。

サンケイ新聞によれば、シラク大統領は、パリ郊外で行われたサッカー・フランスカップ決勝戦を観戦しました。 
試合開始前の国歌ラマルセイエーズ演奏の際に 一部サポーターが口笛を吹いたのに対し、
「フランスへの侮辱」と激怒、退席したそうです。

シモネ・フランスサッカー連盟会長がマイクで、「非常に悲しいこと。申し訳なかった」と
陳謝したことでやっと20分後に席に戻ったそうです。

大江さんに勲章を授けた人物は、こういう人ですよ。
「君が代はキライだけど、ラマルセイエーズ(革命の血の滴るような国歌)は好きですか?」
961吾輩は名無しである:05/03/09 09:44:36
フランスは「核兵器」保有国です。 それも最高レベルの原子力発電実施国です。
かつて多くの植民地を持ち、アルジェリアにおいてもヴェトナムにおいても、苛烈な政治を行いました。

第2次世界大戦後日本軍が撤退した後に、インドシナの再植民地を目指してインドシナ戦争を起こしたフランス。
北アフリカの植民地を弾圧によって維持しようとして起こったアルジェリア独立戦争。
第2次中東戦争(スエズ戦争)で英国と連合してエジプトに派兵してアラブ諸国と戦争したフランス。

世界中の反対を押し切って 南太平洋の植民地で水爆実験を続けたフランス。
その国の勲章は受けるけれど、わが日本の勲章は受けられないという。

皮肉な事に、大江さんが文化勲章を拒絶した理由のすべてが「レジオン・ドヌール勲章」には含まれています。
それを、片方は断り片方は受けるとすれば、論理の整合には一つの根拠しかありません。
日本(日本人)をバカにしているのです。

それが、大江健三郎であり「戦後民主主義者」の正体です。
日本人を蔑む「民主的」な人たちが、本当の民主主義の前に 障壁として立ち塞がっているのです。

あなた方が 大江氏を立派だと思われるのは勝手ですが、世界的な賞を取った人だから
 絶対に正しいと思うのは 少し違うのではないでしょうか?

もちろん、文学的なものの評価としては、私にはわかりません。
私は大江健三郎氏の書いたものを持ってはいますが、人間一生の読書の時間と言うのは貴重で
限られたものと思っておりますので、最初の5〜6ページで本を閉じました。

ではでは。
962吾輩は名無しである:05/03/09 12:16:42
>>959
『「雨の木」を聴く女たち』のなかで、
短篇「泳ぐ男」は独立性が強いよね。
それまでの流れと関連はありそうだけど切れている。
963「雨の木」読了:05/03/09 19:35:21
「雨の木」読み終わりましたが、
当方にはよく理解できない作品でした。
「万延」や「洪水」のような読みにくさもなかったけれど
「万延」や「洪水」のようなダイナミズムもなかったので。

次は「取り替え子」か「芽むしり仔撃ち」を読もうかと思ってます。
964吾輩は名無しである:05/03/09 21:07:11
それ以上大江のものを読むのは時間の無駄。
他の作家を読んだ方がいい。
965「雨の木」読了:05/03/09 22:10:09
>>964
それはご自分の経験からの言葉でしょうか?
もちろん大江だけでなく他の作家も平行して読んではいますが、
もう少し読んでみないと大江について自分で評価を下せないと思ったので。
966吾輩は名無しである:05/03/09 22:20:02
つか、964の挙げてる他の作家って誰よ?
967吾輩は名無しである:05/03/09 22:29:43
いわゆる「売れてる作家」でしょう
968吾輩は名無しである:05/03/09 22:40:59
いわゆる名著はそれこそ幾らでもあるから、大抵の作家について
「それ以上○○のものを読むのは時間の無駄。他の作家を読んだ方がいい。」
と言う事ができると思われる。
969吾輩は名無しである:05/03/09 22:42:38
>>964
それ以上大江スレに書き込むのは時間の無駄。
他の作家スレで書き込んだ方がいい。
970吾輩は名無しである:05/03/09 22:47:59
>>967-968
何を言いたいのやらさっぱりな電波レスだなあ。
「いわゆる」っていうのがお好みのようだけど(笑
971吾輩は名無しである:05/03/09 22:57:16
>>967-968を読んでも何が言いたいのか分からないとは。
いわゆる日本語の不自由な方でつね。
972吾輩は名無しである:05/03/09 23:04:19
>>964>>967-968>>971
そりゃあ書いた本人なら理解してるんだろうな。
「いわゆる売れてる作家」「いわゆる名著」ねえ・・・
で、「いわゆる」はいいから具体例を挙げてごらん。
973吾輩は名無しである:05/03/09 23:09:13
>>967->>968は、>>964への非難か皮肉だろ。

と、漏れは思ったんだが。漏れは>>971ね。
974吾輩は名無しである:05/03/09 23:21:54
つまりは>>964のようなレスを相手にしてしまったのが悪かったようだ・・・
まあ次スレへの消化活動ってことで。
975吾輩は名無しである:05/03/10 07:51:10
3月8日の読売新聞にフランスの評論家、作家のフィリップ・フォレスト氏の記事があって
フランス前衛文学の評論をやっていたが大江作品の影響で小説を書き始めたって話が載ってた。
娘を癌で亡くされたそうで、自分の子供の事について取り組む大江や津島佑子の姿勢に感銘を受けた、
自分が研究していた分野では人間の感情や自伝的要素が遠ざけられる傾向があったが、日本の小説は違う、って。
大江本人の力というより寧ろ日本の私小説の伝統に触れたって言うのが大きいみたいだけど。
976吾輩は名無しである:05/03/10 08:56:48
大江健三郎は今から44年前、防衛大生を「恥辱だ」と言い、ワシントンで「自衛隊全廃論」をぶった。「中国や朝鮮半島の人民たちと協力して、自衛隊の全廃を目指さなければならない」と主張した。
まったくもって意味不明である。自衛隊を廃止するのに必要なことは、防衛庁設置法と自衛隊法の改正である。中国人や韓国人の助けなど要る筈がない。

戦前の日本のことを「破壊への狂信が、国内と周辺諸国の人間の正気を踏みにじった」と表現している。アブノーマルな日本人がアジア諸国を侵略したという非難である。
だが言うまでもなく、イギリスはインドを、オランダはインドネシアを植民地にし、搾取の限りを尽くした。
一方、台湾では、日本の手によって学校が作られ、近代的な社会制度が整えられた。西欧と日本の大きな違いは、日本の植民地経営だけが赤字であったことである。
大江は、西欧がやったことに目をつむり、自国のことにだけ非難を浴びせている。

何よりあきれることは、広島、長崎への原爆投下は日本人に責任があったという主張である。ちなみに、このアメリカの犯罪を正当化させるためにデッチ上げられたのが南京大虐殺である。
大江は、すべては日本が悪かった、以後這いつくばって生きてまいります、と世界にメッセージを発している。
977吾輩は名無しである:05/03/10 08:57:58
大江は、祖国である日本の国家を、そして同朋である日本国民を貶め、蔑み、罵った。
大江は、反国家、反天皇、反日本、反国民、の言説を弄している。日本国民を見下して軽蔑して、1人自分だけを別格とし、己だけを高しとしている。
大江は反日的日本人である。

しかし、なぜ「天皇制」を打倒しなければならないのか、国内に対しては露骨な言い方を避ける。堂々と自分の考えることを日本国民に訴えつづけていたのではない。
当て擦り、嫌がらせ、ほのめかし、からかい、唇をゆがめたような皮肉に終始している。
後で言い逃れできるようにはっきりと責任ある議論をしなかった。それでも、たとえ間違った考えであったとしても、自分の考えることを堂々と声を大にして国民に訴え続けたのであれば、毅然とした確信犯とみなすことができるのだが。
だが、海外では決定的な表現を使う。
口を極めて、露骨に日本や日本の歴史や日本国民を論難し、罵倒し、弾劾した。
外国人に対して日本人がいかに駄目であるかを縷々と述べる。この態度は卑屈という一言に尽きる。自分を国際的に売り込むために自分の祖国を叩き売る。
外国から拍手喝采されるために、祖国にいわれなき非難、攻撃を加えた。そこには、国民としての誇りのひとかけらもない。皇室や自衛隊など批判するものに向かってこないものに対しては限りなく冷酷に非難、攻撃の刃を向ける。
他方、まかり間違えば痛烈な批判の矢が飛んでくる恐れのある対象には絶対に悪口を言わない。
大江健三郎は卑怯である。大江健三郎は卑屈である。大江健三郎は醜悪である。
オオエがノーベル賞を受賞した理由について、スウェーデン王立アカデミーの発表。「大江氏の作家活動は、日本における悪魔払いの行為」。
祖国を悪魔扱いして、外国に誉められてはしゃぐ。ただのハレンチである。
978吾輩は名無しである:05/03/10 09:51:10
埋立埋立。
大江さんって講演とかにも原稿作る人で、
対談とかあまりしない人だと思ってたんだけど、
若かりし頃は安部とか花田清輝ととがりまくったやりとりしてたんだな。
びっくりした。
979吾輩は名無しである:05/03/10 11:27:09
坊やだからさ
980吾輩は名無しである:05/03/10 20:05:21
次スレはどなたかお願いしますよ。

>>978
最初に大江の文章を読んだのは、
埴谷、吉本、後藤とやったドストエフスキーをめぐる座談会の本だったよ。
981吾輩は名無しである:05/03/10 22:14:28
http://homepage3.nifty.com/bhind/krm1.htm

かって真実だったもの 

あれは何で読んだのだろうか、大江健三郎の、おそらく昭和30年代に書かれた文章だ。
「祖国」たる北朝鮮に「帰って」行く「在日」の人々を”賛美”した文章だった。
その当時、盛んに在日韓国朝鮮人の人々の、北朝鮮への「帰国」運動が行われていたのだった。

 大江の文章は、北への「帰国」を選んだ人々の爽やかな笑顔の印象を語り、
また、「帰国運動」に抗議してデモを行う韓国の学生たちを、
政府の指令に従って動いているだけの愚劣な者たち、として描き出していた。

 もう一つ。いまだ未見なのだが、吉永小百合が”青春スター”だった頃の、「キューポラのある街」なる映画がある。
その映画の一挿話に、やはり北への「帰国」を手に手を取って果たそうとする
「在日」の若いカップルの出発を友人たち皆が祝福する、などというシーンがあるそうだ。
一度見てみたいと思っているのだが。

 この「帰国運動」が、どのような結果になったのか、「帰って」行った人々がどのような運命をたどったのか、我々はすでに知っている。帰国体験者の証言や、公表された手記によって。
それが、いかなる悲劇への招待状であったかを。

 だが、大江が「北への帰国者」の清々しさを語り、映画のフィルムに「北」において実現されるであろう幸福な新婚生活を信じ夢見る若いカップルの姿が焼き付けられたあの時代、
そんな”事実”は、誰も知らずにいたのだ。
少なくとも”こちら側”においては。その頃、”こちら側”の人々は、別の真実を信じていたのだった。
982吾輩は名無しである:05/03/10 22:15:29
 そして、その”真実”が幻想だったと分かってしまった今日。幻想だった”真実”を賛美してしまった人々は、その件に関して口をつぐみ、まるで何もなかったように、そんな過去への責任を放棄したままである。

 そのような状況の中で、かってベトナム戦争に反対する市民運動を行って名を売った作家、小田実が、その遅い結婚の相手に北朝鮮国籍の在日の女性を選び、
それによって生じた”様々な障害”をテレビで語るのを見たとき、「ああ、彼はああして”永遠に変わらない、自分だけの北朝鮮”を手にしたのだな」と思ったものだ。

 ”ひいき”にした国家の本当の姿が、実はとんでもない代物で、その、偽りだった姿勢を見抜けずに支持してしまった”進歩的文化人”たる自らの不明を恥じねばならぬ羽目に陥り、いや、もしかしたらその発言の責さえ問われかねない、そんな恐れはもう無い。
彼には彼の妻という”リアルな物件”があり、彼女が「在日」「北の国籍」であるが故に引き受けねばならない矛盾を、彼は堂々と”自らのもの”として社会に問う事が可能になったから。

 でもなあ・・・それはやっぱり、ごまかしだと思うぞ。”進歩的文化人””オピニオン・リーダー”をどうしても気取りたいのだったら、やはり一個の人間として、社会の現実と向き合うべきではないのか。女房の背になど隠れずに。

 思えばこの人物、なににつけても、この調子で生きて来たのだった。”朝まで生テレビ”などの討論番組で窮地に陥れば、すぐに「私は関西淡路大震災の被災者としてだねえ」を持ち出して逃げを打ち、
いや、そもそもかって名を売った”ベトナムに平和を・市民連合”にしてからが、”ベトナムの現実”を看板に掲げる事で、「目の前にある日本の、今ある現実」に、効果的にコミット出来ない自分を隠しつつ、
”急進派文化人”のポジションを自らのものにするための方策だったのではないか?
983吾輩は名無しである:05/03/10 22:17:18
 他者の救済を口にする者のほとんどは、実は自分がそれを利用する事によって「救われたい」だけの人物である事を、我々はすでにオウム真理教事件の一連の報道のうちに学んでいる。

 ・・・などと人の悪口を言っているばかりもなんなので、私も恥ずべき過去を告白しよう。私はこの小田実という人物を高校時代、つまり彼が”ベ平連”をやっている、まさにその時期に、ひとかどの人物と信じ込んでいた。
その理由と言っても何のことは無い、SFファン仲間であり、友人の中で一番頭のよかった渡辺と言う男が、ベ平連の活動を行っていたからなのだが。「あいつが褒めているんだから、たいしたものなんだろうな」などと。安易な話ではある。

 その際、小田の発言として教えられた「人間、皆チョボチョボ」なる言葉に、なかなか含蓄があると感心してまったせいもあるが。

 この言葉、まあ、「人間、特別優れたものもいないし劣ったものもいない。
偉いも偉くないもない、皆、同じような出来具合の代物じゃないか。つまらん競い合いに目の色を変えるのはやめようぜ」との意と、勝手に解釈した。
実を言えば、この言葉だけは良い言葉だな、といまだに思っている。「センセイ、お言葉を」などと色紙の一枚も差し出され、「座右の銘」などしたためねばならなくなったら、私はこの言葉を書くつもりでいる。
まあ、そんなものを恭しく差し出される可能性は皆無であるのだが。

2002年10月 6日(日)
984テンプレ案01:05/03/11 18:37:37
【さようなら】大江健三郎☆最終部【私の本よ】
彼は偉大なる最後の小説家なのか?
それとも忘れられてしまう作家なのか?
文章は上手いのか下手なのか?
政治をわかってるのかわかってないのか?
いや、そんなことはどうだっていい。
大江は死ぬまで書き続けるだろう。
さあ、老人の愚行を見届けようではないか!

前々スレ
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1081368341/l50
前スレ
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1102472656/l50
関連スレ「大江健三郎の初期小説」
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1038499980/l50
985テンプレ案02:05/03/11 18:41:03
主な小説は↓
死者の奢り 飼育(芥川賞) 芽むしり仔撃ち
性的人間 セヴンティーン 政治少年死す(セヴンティーン第二部改題)
遅れてきた青年 我らの時代 空の怪物アグイー 見るまえに跳べ
われらの狂気を生き延びる道を教えよ 個人的な体験
万延元年のフットボール 洪水は我が魂に及び
ピンチランナー調書 同時代ゲーム
「雨の木」を聴く女たち 新しい人よ目覚めよ
河馬に噛まれる いかに木を殺すか
懐かしい年への手紙 M/Tと森のフシギの物語
治療塔 治療塔惑星
燃え上がる緑の木 みずから我が涙をぬぐいたまう日
人生の親戚 取り替え子(チェンジリング)
宙返り 憂い顔の童子 二百年の子供
※『さようなら、私の本よ!』第一部群像を2005年1月号に掲載
986テンプレ案03:05/03/11 18:47:46
主な文学論は↓
小説の方法
新しい文学のために
小説のたくらみ、知の楽しみ
新しい作家はどこにいるか
987吾輩は名無しである:05/03/11 22:34:59
扶桑社教科書を東京都の養護学校が採用したことについて、ノーベル文学賞作家の大江健三郎が朝日新聞のイン タビューで、次のように述べている。
「「つくる会」の教科書は、市販されベストセラーになりました。もちろん中学生が早く読みたいと思ったからではない。
「日本は優れている」「誇りと自信がいる」と思い詰める大人に空元気をつける癒(いや)し系の本だからでしょう。
子どものためによく考えられた本ではありません。でも、教科書の実物をこれほど多くの大人が読んで、考えたことは ない。その結果、
公立で採択したと公表した教育委員会はこれまで一つもなかった。父親や母親の反省が、日本人の世論として、力を 持ったのです。
東京都教委の結論は、これに真っ向から対立しています。」
この文章を読んで「誤植ではなかろうか?」と思ったかた、あなたの感覚は正しい。つまり大江は、
扶桑社教科書の市販本がベストセラーになったという事実と、公立校のほとんどがこの教科書を採択しなかった(でき なかった)という事実と を結び付けて、
「市販本を読んだマジョリティが扶桑社教科書に反対する世論となり、採択を阻止した」と結論付けているのだ。
これ以上の欺瞞はなかろう。
988吾輩は名無しである:05/03/11 22:35:54
市販本の読者の大多数は、この教科書を好意的に受けとめている。版元が公開している「読者の反響」を読んでみ ろ。
お手盛りの「大本営発表」だと言うなら、各紙各誌の書評を読め。日教組の幹部ですら、うかつにも(笑)「おもしろい」 とほめてしまい、
組織内からの突き上げを食らったではないか。
扶桑社教科書に反対しているのは、ごく一部の反日左翼勢力だ。声の みはかしましいが、
日本国民の中では圧倒的少数派である。彼らは、扶桑社教科書を読む前から反対し、読みもせずに反対し、批判本を 鵜呑みにして反対し、
反対せんがために反対してきた(笑) 扶桑社教科書の市販本が話題になり、好評をはくし、ベストセラーになって、左 翼勢力の危機感は頂点に達した。
そして、単なる「批判」の域をこえ、なりふりかまわぬ力ずくの反対運動に走ったのだ。
扶桑社教科書を採択しようとした教育委員会に対しては、左翼お得意の組織動員で妨害活動を行った。
委員の自宅にまで手紙、電話・ファックス攻撃をかけ、デモ、アジテーションなどを展開した。粛然たるべき教科書採択 現場に混乱を持ち込み、
委員に扶桑社教科書を忌避させ、
採択できない状況へと追い込んでいったのではないか。
大江はそうした現状を知らないのだろうか? ノーベル文学賞をゲットするほどの「知性」において、まさかそんなことは あるまい。
現状を知った上で、意図的に歪め、捻じ曲げて、
正反対の結論を導き出しているのだ。これは、もはや評論ではない。卑劣なデマゴギーである。
大江自身の息子が知的障害者で養護学校出身であるという事実も、このデマに説得力を付加しよう。
だからこそ、朝日は大江にインタビューしたのだろうし、大江もそのことは計算済みだろう。
そのことを考えると、大江の心の闇を覗き見たようで、慄然たる思いにかられる。
かつてヤスパースは、誠実さを欠いた知性はナチス的であると喝破した。大江のごとき、白を黒と言って平然たる卑劣 な「知性」こそ、
ヒトラーを、あるいはスターリンを、 ポルポトを支持した「知性」と同様ではないか?
989吾輩は名無しである:05/03/11 22:47:58
>>984->>986
GJ!
>>987>>988
埋立は任せた。
990吾輩は名無しである:05/03/12 01:00:08
991吾輩は名無しである:05/03/12 03:20:20
大江健三郎の作品は、飼育、万延元年のフットボール、
私という小説家の作り方、の3冊しか読んだことがない
のですが・・・

 ストーリーはワンパターン
 :閉鎖社会に外部の人間が迷い込む→一騒動起きる

 登場人物に血肉が感じられない
 :登場人物はいかにも作家の意図通りに動いている
  との印象大。血肉が感じられず、記号的。実社会
  に出ず、大学文学部→作家という道を歩んだ人の
  作品というのが、正直な感想です。
  (夏目漱石風に言うのなら、’活字の中だけで年
   を取ってきた人間’、というところか?
   もっとも、大江自身もこの辺りのことを自覚し
   ているようで、自分のことを ’机上の狩人’
   と称していたが・・。)

  
  
992吾輩は名無しである:05/03/12 03:21:02
大江健三郎の作品は、飼育、万延元年のフットボール、
私という小説家の作り方、の3冊しか読んだことがない
のですが・・・

 ストーリーはワンパターン
 :閉鎖社会に外部の人間が迷い込む→一騒動起きる

 登場人物に血肉が感じられない
 :登場人物はいかにも作家の意図通りに動いている
  との印象大。血肉が感じられず、記号的。実社会
  に出ず、大学文学部→作家という道を歩んだ人の
  作品というのが、正直な感想です。
  (夏目漱石風に言うのなら、’活字の中だけで年
   を取ってきた人間’、というところか?
   もっとも、大江自身もこの辺りのことを自覚し
   ているようで、自分のことを ’机上の狩人’
   と称していたが・・。)

  
  
993吾輩は名無しである:05/03/12 08:10:56
>>990
乙!
>>991
ストーリーがワンパターンという感想は新しいw
無理に読むことはないが、まぁ色んな小説がありますよとだけ言っておこう。
994吾輩は名無しである:05/03/12 08:15:12
NHK総合で「平和の世紀は築けるか」という真面目な番組をやっていました。
主な出演者はノーベル文学賞の大江健三郎氏。

大江氏の世界平和論は、ご自身のコピー人間が増えるのが理想とでもい
いたげな話しばかり。実際に平和を脅かしているイスラム、ユダヤ、キリスト教
などの原理主義者、中国の覇権主義や過激な民族主義者を批判したらどうで
すかね。それと帝国主義時代から続く、欧米による白人国家の国益優先、アジ
ア搾取、イスラム分裂外交についてはどうなんでしょう?ノーベル賞もらってる
と西欧人の悪口が言えないんでしょうか?

小説家という安全地帯からの発言であっても、理性や哲学に依存する人なら、
大江氏の主張に理想を見出すかもしれません。しかし、宗教上の対立と欧米
の搾取に痛めつけられ、生死を賭して戦っている人たちに、大江流の「自立し
た個」の思想が何の役に立つというのでしょう?大江氏は世界平和について、
もっと現実的な提言ができなければ、沈黙すべきではないかと思います。
995吾輩は名無しである:05/03/12 09:14:30
>>991
なるほど、そういう意見もあるのかな。
1)ストーリーはワンパターン
2)登場人物に血肉が感じられない
とのことだけど、2はそういう面もあるのかもね。
大江作品の場合、個人的には登場人物に感情移入はしないから。
ただ、良い悪いは別にして、作家の筆の動きの方に注意がいく感じ。
996吾輩は名無しである:05/03/12 16:17:03
実社会に出ると感情移入できるような文章を書けるか、というとそうでも
ない気がするんだよね。実際子供の文章とかにも共感できる文はあるわけで。

日本人(に限らないかもしれないが)は「実社会」ってものを過大評価
しすぎてると思う。
997吾輩は名無しである:05/03/12 17:19:00
大江は登場人物の行動・心理がかなり作り物くさい。
予定調和、予定破綻
998吾輩は名無しである:05/03/12 17:38:10
予定調和かつ予定破綻の小説はたぶん傑作なんでは。
なんだかんだで良スレになってたと思う。
色んな作家知ったし。
999吾輩は名無しである:05/03/12 18:15:23
大江をある程度読んでる人は他の作家も幅広く読んでる人が多い感じ。
だからたぶん大江マンセーな人はそれほど多くないような気がする。

わたしはまだ大江の本は7、8冊ほどの初級者ですが。
1000吾輩は名無しである:05/03/12 18:30:28
大江読者は大江と被害者意識を共有してるから殻に閉じこもって大江以外は読まない
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