サマセット・モームはどうでしょう?

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1吾輩は名無しである
英国秘密情報部員だったって知ってた?どの作品も面白い。
2吾輩は名無しである:02/09/14 20:02
2
3吾輩は名無しである:02/09/14 20:04
手紙
4吾輩は名無しである:02/09/14 20:15
うぃりあむ
5吾輩は名無しである:02/09/14 20:24
さて、ここでサマセット・クイズです。

Q.モームが小説を書く前に、精神を集中させる目的で
いつも行っていたことは、一体何でしょう?
6吾輩は名無しである:02/09/14 20:29
>>5
自慰
7吾輩は名無しである:02/09/14 20:29
自伝的作品「人間の絆」は感動するよ。ちょっと長いけどね。
新潮文庫は4分冊を上下巻にして欲しいね。
昨年出た岩波文庫版は3分冊。
8工藤伸一 ◆j1HkWi6c :02/09/14 20:30
モームといえば、「世界の十大小説」。
9工藤伸一 ◆j1HkWi6c :02/09/14 20:32
>>7
モームといえば新潮文庫のイメージでしたが、
数年前にちくま文庫が続々文庫化しましたよね。
一気に15冊くらい出ました。
10工藤伸一 ◆j1HkWi6c :02/09/14 20:35
ちなみに僕はずいぶん前に絶版になって一度だけ復刊された
新潮文庫版の「劇場」と「要約すると」を持ってます。
これって結構、レアですよね?
11吾輩は名無しである:02/09/14 20:36
さて、ここでサマセット・クイズの回答です。

A.「タイプライターで自分の名前を繰り返しタイプする」が正解でした。
12吾輩は名無しである:02/09/14 20:46
>>6
それはドストエフスキーだって開高健が言ってたような気がします。
>>9
全部買いました。全部よかったです。
13吾輩は名無しである:02/09/14 20:57
さて、ここでサマセット・こぼれ話です。

モームには吃音の癖があったそうなのですが、
それをとても気にしていたので、少年の頃、吃音を治して欲しいと
神様にお願いしたそうです。
でも、いくら熱心に祈っても吃音は全く治らなかったので、
モームは無神論者になったそうです。
14吾輩は名無しである:02/09/14 21:10
イアン・フレミングとお友達。もてない同士(w
15吾輩は名無しである:02/09/14 21:16
サマセットこぼれ話じゃないけど、体も小さかったらしいね。
16吾輩は名無しである:02/09/15 21:06
>>15
彼にはいろいろなコンプレックスがあったらしい。
劣等感は、作品を生み出す上で重要な役割を果たす。
この作家に限らず。
17吾輩は名無しである:02/09/15 21:12
二流と自称していたね。
あながち悪い戦略ではない。
したたかな自己認識だ。
18吾輩は名無しである:02/09/15 21:37
なぜか作品の話じゃなくて、本人の話ばっかりだ。
19吾輩は名無しである:02/09/16 11:03
軽妙洒脱な言い回しと、登場人物に対する突き放した視線が好き。
20吾輩は名無しである:02/09/22 02:01
>>19
そうね。独特な作風です。

「月と六ペンス」は画家ゴーギャンがモデル。
有名な話ですけど。
21吾輩は名無しである:02/09/22 02:05
>>18
いいんじゃない?このスレのこぼれ話、面白いよ。
良スレ。

2214:02/09/22 03:15
>>15その背の低いモームより更にイアン・フレミングの方がチビだった。
並んでる写真みたことあるけど、爆笑問題の大田と田中くらい違う。
もてないからイアン・フレミングは007シリーズを書いたらしい。
モームは離婚問題で揉めて、すっかり女嫌いになり小説の中でも女を
シニカルに描くようになったそうだ。
一人娘がいたが、奥さんへの嫌がらせの為に引き取ったといわれている。
23吾輩は名無しである:02/09/22 08:25
赤道を越えたサマセットモーム(河合その子)
の歌詞ってどんな内容?
24吾輩は名無しである:02/09/22 08:33
>>22 えっ、もとからホモだったんじゃないの? 結婚は最初から偽装で。
遺産は長年連れ添った執事(♂)が受け取ったらしいし。
25 :02/09/22 08:56
へえー、こんなスレあるんだ…

私は、「月と六ペンス」を原書で読もうとしたが、
語彙がむずかしく最後まで目を通したがさっぱり
味わえなかったよ。
2622:02/09/22 15:23
>>24ホモだったのは事実みたいなんだけど、21才の時オスカー・ワイルドの裁判
を傍聴して恐慌をきたして、無理矢理何人もの女性と付き合ったらしいよ。
それで益々女嫌いになったとか。
世間体気にする人だから、モーム自身は一応バイのつもりだったんかな?
27吾輩は名無しである:02/09/22 19:43
「赤毛」でキリスト教信仰を頭から疑っていますね。
コリアンの「沈黙」なんかよりもずっと生活に近くて応えました。
キリスト教圏の作家がこんな小説を書くとはえらいことだと思っていたら、
無神論者だったんですね、彼は。
28吾輩は名無しである:02/09/23 07:37
>>27
無神論者になるにいたった経緯は、半自伝作品「人間の絆」を読むとわかるよ。
女嫌いになった経緯もね。
私は3大短篇(雨、赤毛、手紙)では「雨」がいちばん好きだな。
29吾輩は名無しである:02/09/23 14:27
「お菓子と麦酒」読んだ人いる?

文壇の内情や人々に対する見方が面白い。
ひねくれているようで素直。
けなしているようで一目置いている。
30吾輩は名無しである:02/09/23 16:44
>>29
読んだ、読んだ。モームの代表作と見る向きがある。
トマス・ハーディをモデルにしたっていう作品でしょ?
本人はそんなつもりはないって否定してるけど。
あー、久しぶりに読み返してみたくなった。
3127:02/09/23 18:27
>>28
そういう背景を知って読めばそうなのかも知れませんが、
人間の絆ってそのあたりあまり前面に押し出していなくないですか?
確かにフィリップは悪女に振り回されひどい別れ方もしますし、
そのために自分を恋してくれた女性を他人に奪われたりもしますが、
それでも最後には友人の娘さんと恋に落ち幸せな結婚をしますよね?
人生観についても無神論的というよりも、
あるがままに受け入れるしかない人生に対する人間の無力さを、
ペルシャ絨毯に喩えて象徴的に描いていたような気がします。
そしてそんな風に人生を現実的に捉えながら決して悲観的にならずに
それに立ち向かう人間の強さやひたむきさを描いたモームとその作品が
私はなんともいえず好きなんですが。
32吾輩は名無しである:02/09/28 16:47
比較的マシスレ揚げ。
33吾輩は名無しである:02/09/28 21:24
「エドワード・バーナードの転落」小品ですがいいです。
34吾輩は名無しである:02/09/28 22:46
人間の絆と
魅せられた魂の区別がつかない挙げ。
35名無しさん:02/09/29 00:44
人間の絆か、そういえば予備校行ってた頃読んだな
36吾輩は名無しである:02/09/30 00:02
因みにスパイ小説「アシェンデン」はハヤカワミステリから出てるよ!
昨日書店で見かけた。
筑摩文庫版は入手が難しくなったでしょ?
37吾輩は名無しである:02/09/30 00:10
>>33
それ、文庫では読めないんでしょうか?
全集?
38吾輩は名無しである:02/09/30 00:15
モームはなにしろうまい。いつもモームをまた読みたいと思ってる、
でもなかなか。来年はモーム年にして全部読もうかな。
39吾輩は名無しである:02/09/30 07:52
>>37
新潮文庫の短編集「太平洋」に入っています。
絶版ですが古書店などで比較的簡単に手に入ると思いますよ。
自由に生きることに対する文明社会の偏見を痛切に皮肉ります。
40吾輩は名無しである:02/09/30 08:23
ホノルル、ハワイもいいじゃん。
あと雨がドラマ化されて国営放送で流れてたんだよ。
良かった。
41吾輩は名無しである:02/10/01 00:51
>>33,39
37です。ありがとうございます。
タイトル聞いて、むか〜し買ったような気がして、探しまくったら、
ありました「太平洋」!
どうやら絶版直前に買っていたようです。
その時読んだと思うんですが、再読してみます。
モームは本当に面白いです。ハズレなし!
42吾輩は名無しである:02/10/01 01:03
南海ものが好きな人には、penguinでそれ系集めたのがあるから読んだらいいよ。
Collected Short Stories Volume 1 とか。
古本屋行けば転がってるだろうし。
43吾輩は名無しである:02/10/01 01:08
いえね。
短編は、その昔
新潮文庫で網羅してたはずなんだけどね。
ダメだな。新庁舎。
商売に走って、殆ど全部絶版だよ。モーム短編集。
44吾輩は名無しである:02/10/01 01:10
残ってるのは「雨・赤毛」くらいか?
これ岩波にもあるんだけど、、、
4539:02/10/01 01:25
>>41
確か太平洋の解説に書いてあったと思うんですけど、
「エドワード〜」をもっと膨らませたのが中編「剃刀の刃」らしいです。
私はエドワードの方が面白かったですけど。
46マダムB:02/10/01 11:28
『お菓子と麦酒』『女ごころ』『月と六ペンス』など読んで
小説の醍醐味を教えてくれる人だなあという認識です。
読んだあとにこれらのように気持ちを豊かにさせてくれる小説
っていうのも、そうないと思う。
もっと読みたいけれど、ちくまのコレクションは買い損ねて
いるなあ。『魔術師』だけは図書館で借りれた。
『アシェンデン』がハヤカワにあるとは、いいこと聞きました。

『人間の絆』は、岩波の3巻と新潮の4巻、読むとすれば
どっちがいいのでしょうか?

そうそう、『9月姫とウグイス』という武井武雄が絵をつけた
美しい絵本が昨年復刊になっています。こちらも一見の価値あり。
47吾輩は名無しである:02/10/01 22:00
>>46
「アシェンデン」ちくま文庫版、書店で発見しました。大型店ならあるかも。
ハヤカワは文庫ではなく、新書版のハヤカワミステリの方なのでお間違えのなきよう。
因みに別タイトルで東京創元社からも文庫で出ていたが、現在はどうか?

「人間の絆」私は両方読みました。新潮版はモーム定番の中野好夫訳。
岩波版は若い人(?)が訳しているせいか、読み易かったです。
ついでに言うと、かつては角川、講談社からも文庫が出ており、こちらは両方2分冊。
私は4種類全部持っている。
48無名草子さん:02/10/02 21:11
中野好夫訳はいいね。
細君とか
49吾輩は名無しである:02/10/02 21:22
この人、年とってからは悲惨だったらしいね。
物質的には恵まれていたんだろうが。
50吾輩は名無しである:02/10/02 22:04
>>49モームが壁に頭を打ちつけて毎日泣いていたと言う使用人の証言が
あるね。周囲の人を皆描いてしまったから、モデルにされた人達が怒っ
てモームから離れてゆき、孤独な晩年だったらしい。
51吾輩は名無しである:02/10/02 22:15
>>50 えっ、そうなんですか。
でも、抑えた筆致で、どちらかというと上品に仕上げてますよね。
あんなに綺麗な書き方で怒られるんだなんて・・・・・。
あからさまで評判の某_が幅を効かす文学シーンを持つような21世紀の極東の島国においては、
想像しかねる事象です。
52吾輩は名無しである:02/10/04 20:43
今初めてモームを読んでます。(女ごころ)面白いです。
ここのレスを全部読んでみて、そんなに人間的にいろいろある人
だったのかと思うとますます興味が出てきました。
53吾輩は名無しである:02/10/11 21:15
>>52
読み終わった?
54吾輩は名無しである:02/10/13 16:02
モームって大森貝塚を発見した人ですね?
55吾輩は名無しである:02/10/13 16:07
>>54
そうだよ。
56吾輩は名無しである:02/10/13 16:11
>>54
腕足類の貝の研究のため日本にきてたんです。
研究のかたわらの小説執筆。えらい人ってこういうバイタリティが
常人とちがうんですね。
57吾輩は名無しである:02/10/13 16:40
日本が舞台になってる小説ありますか?
58吾輩は名無しである:02/10/13 16:53
>>57
"Madam Chrysanthemum(お菊さん)"という一冊だけだと思います。
5952:02/10/13 23:53
>53
遅レスですが読み終わりました。(主人公が知事を振る場面に
感心しました)これから「雨・赤毛」を読もうと思います。
60吾輩は名無しである:02/10/14 06:30
>>57
>>58
短編集「コスモポリタンズ」(現ちくま文庫)の中の「困ったときの友」も、
いちおう日本が舞台ですよ。日本人は出て来ませんが。
61吾輩は名無しである:02/10/14 07:42
Summing Up を読もうとしたが1ページのなかに
あまりにも多く"I"が出てきて読むのをやめた覚えあり。
62吾輩は名無しである:02/10/14 12:15
「人間の絆」とか「チボー家」(作者は違うけど)は古くて読めない。
「赤と黒」は読めるんだけどなァ。たんなる趣味の違いか?
63吾輩は名無しである:02/10/14 13:17
なぜチボー家と赤黒を引いたのか分からん。
64吾輩は名無しである:02/10/15 09:17
たんなる知能レベルの違いだね。
65吾輩は名無しである:02/10/15 09:24
「お菊さん」ってピエール・ロチでしょ。
大森貝塚はモームじゃない、モース。
66吾輩は名無しである:02/10/18 23:11
>>54〜56
>>65
え?ネタだと思ってたんですが…。

ところで「手紙」読んだ人いませんか?
角川から薄〜い文庫出てますが。
67吾輩は名無しである:02/10/20 20:13
>>66
ネタだと、>>55さん以外、だれも気づかなかったってことですね。
68勘弁 ◆cheerzFXQc :02/10/21 01:58
>>66
あるよ。最後の男のセリフがたまんないね。
69吾輩は名無しである:02/10/21 23:07
「エドワード・バーナードの転落」読みました。
やはり良かったです。相変らず面白い。
他の作品を読み返したくなりました。
7033:02/10/23 19:52
>>69
よかったですか、よかったです。
解説に書いてあったかも知れないですが、
エドワードの主題を押し広げたのが「剃刀の刃」らしいです。
よろしければいつかぜひ。
もっとも私はエドワードの方が好きなんですが。。。
71吾輩は名無しである:02/10/23 23:40
>>70
69です。
「かみそりの刃」は数年前に読みました。ちくま文庫版です。
今回「エドワード」読んで、「かみそり」の方を少し思い出しました。
おっしゃるとおり「エドワード」の方がいいですね。同感です。
こっちの方が(短い分)主題がハッキリしているように思えます。
72吾輩は名無しである:02/10/26 00:01
田口検証本、本日堂々発売!
馬鹿ども買え!!
我々の印税がかかっておるのだ協力しろ!
73吾輩は名無しである:02/10/26 00:34
>>72の無礼なカキコについてのお詫び。

田口スレの住人ですが、ランディ周辺の汚猿が、盗作監視スレの
評判を落とすためのなりきりカキコを、
あちこちのスレで乱発しています。
こちらのスレッドを無礼なカキコを汚して申しわけありません。
どうかお許し下さい。m(_ _)m
74吾輩は名無しである:02/10/29 14:12
なつかしい!
浪人のとき、現実逃避で読みあさった。
『人間の絆』万歳!
75吾輩は名無しである:02/11/01 22:49
ディケンズスレにもそんな人いたけど、
適度に長い小説は受験の息抜きに持ってこい?
76吾輩は名無しである:02/11/01 22:52
受験生ならどんな難しい本も面白く感じるよ
77吾輩は名無しである:02/11/02 22:41
>>76
現実逃避したくなるからね。
しかもモームは難しくないから、スッと入って行ける。
面白いから。
78かつての8:02/11/04 15:52
『モームはいかが?』
http://mentai.2ch.net/book/kako/982/982835215.html

過去ログですが、以前もモームのスレがあり、
そこで書き込んでいた8です。

約一年前のことなんですね。もっと前に
書き込んでいたのかと思っていましたが。

こちらも読んでください。
79吾輩は名無しである:02/11/10 09:49
age
80吾輩は名無しである:02/11/10 20:00
戯曲はどうなんですか?
私は読んだことないんですが…。
81吾輩は名無しである:02/11/11 00:40
岩波文庫の「夫が多すぎる」はけっこう笑いました。
82吾輩は名無しである:02/11/11 15:56
以前文学版のどこかに「大学に受かったらモームの作品を読む」と
書きこんだことがあります。
いや、だからどうだというのではないんですけど。
おかげさまで受かったので読みました。すごいですね。
まだ「月と六ペンス」しか読んでいませんが、
古本屋で「お菓子と麦酒」みつけたのでこれから読むところです。
83県立新座高校:02/11/19 03:45
モームはいいね。「人間の絆」なんて、もう最高ですよ。もっとも己は独文学専攻だがね。(w
84工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :02/11/19 11:57
『世界の十大小説』の話題は、ここで続けるべきでしょうか?
85吾輩は名無しである:02/11/19 14:39
べきです。
批評家モーム。
86吾輩は名無しである:02/11/21 21:28
モームの選ぶ世界の十大小説を教えてね。読みます。
87吾輩は名無しである:02/11/21 21:43
1 トム・ジョーンズ ヘンリー・フィールディング
2 高慢と偏見 ジェイン・オースティン
3 赤と黒 スタンダール
4 ゴリオ爺さん バルザック
5 デイヴィッド・コパーフィールド チャールズ・ディケンズ
6 ボヴァリー夫人 フローベル
7 モウビー・ディック ハーマン・メルヴィル
8 嵐が丘 エミリー・ブロンテ
9 カラマーゾフの兄弟 ドストエフスキー
10 戦争と平和 トルストイ
88吾輩は名無しである:02/11/21 23:06
>>87
モームに進められて全部読んだ。
トム・ジョーンズやデイヴィッド・コパーフィールドは
読み通すのに苦労したが。
89吾輩は名無しである:02/11/21 23:11
フィールディングだけ知名度が低そう。
90吾輩は名無しである:02/11/21 23:41
>>89
日本ではね。
91吾輩は名無しである:02/11/26 15:50
age
92吾輩は名無しである:02/12/02 22:54
新潮文庫は、数冊出ていた短編集を合本にして(ついでに改版して)復刊してくれ!
面白いから絶対売れるって!
93かつての8:02/12/08 22:46
>81
>岩波文庫の「夫が多すぎる」はけっこう笑いました。

こんな本あったかなあ、と思って調べたら、
最近出たんですね。買ったんですが、まだ読んでません。
94吾輩は名無しである:02/12/08 22:54
河出書房新社版世界文学全集とかいうもののモームの巻が100円で転がってたので思わず買いますた。
95吾輩は名無しである:02/12/09 14:47
ここの人のベスト・オブ・モームを教えてください。
ちなみに私は月並ですが「人間の絆」です。
長編の方が好きっていうのもありますが
学生時代これを超えるものは無いとまで思っていました。
96吾輩は名無しである:02/12/09 16:18
私のベストは「剃刀の刃」です。
でも「人間の絆」も捨てがたいなぁ。
97吾輩は名無しである:02/12/10 00:04
>>95
自分は、長篇のベストは「人間の絆」、
短篇は「雨」だと思います。
全体的には、短篇の方が好きです。南洋物ですか。
98吾輩は名無しである:02/12/10 00:20
私は、断然『月と六ペンス』!
99吾輩は名無しである:02/12/10 00:50
長編は「アシェンデン」

短篇は紀行ものがイイ
100吾輩は名無しである:02/12/11 16:21
100                                    
101吾輩は名無しである:02/12/11 19:21
アシェンデンも好き、剃刀の刃も好き、
人間の絆もどれも好きだ・・・
102吾輩は名無しである:02/12/18 03:26
サマセット・モームのcosmopolitans読まれた方いらっしゃいますか?
実はthe judgement seatで何故「神」は”combine my ALL-Power with my ALL-Goodness”
をしたことになるのか?ということと、この「神」は人間に何を期待しているのか?
ということが分からないのですが・・・。もしお時間があり、まだ内容を覚えて
いらっしゃる方がいれば教えて頂きたいと思います。
103吾輩は名無しである:02/12/20 00:24
>>102
なんだか難しい質問ですね。
ちくま文庫「コスモポリタンズ」持ってるので、読み返して、
答えられたら、答えます。ということで…。
104吾輩は名無しである:03/01/05 12:07
村上春樹が『1973年のピンボール』で引用している「どんな髭剃りにも哲学はある」
(講談社文庫版、93頁)の原文はどうなっているのでしょうか。The Summing Up
をお持ちの方、ご教授いただければ幸いです。よろしくお願いします。
105吾輩は名無しである:03/01/12 22:11
昨日何気なく家の本棚を見ていたら
新潮文庫の『十二番目の妻 モーム短編集IX』があって吃驚。
何故この巻しかないんだ・・・
106白石昇 ◆yAVJKqLKn2 :03/01/12 22:16
 『中国の屏風』って短編集、個人的にはまりました。でも、僕のベストは『剃
刀の刃』と『人間の絆』です。このひとの長い作品、すごく読ませます。
 ちなみに"Summing up"って随筆も面白いです。あ、でも題名間違えてるかもう
ろ覚え。
107吾輩は名無しである:03/01/12 23:54
あまり言及されないけど、散文詩『太平洋』もなかなかいいよ。
落ち着いた雰囲気を味わえるし、なにより乾いた塩の香りを思い出せるのが最高。
108吾輩は名無しである:03/01/13 13:10
これからモーム読もうと思ってるんですけど、なにから読んだらいいと思いますか?
なんかタイトルだけ見てると北杜夫みたいな作風なのかなと思ってるんですが・・
109吾輩は名無しである:03/01/14 22:52
>>108
モームは全て面白いからどれでも…と言いたいけれど、
私のお奨めは、短篇は「雨」、長篇は「月と六ペンス」。
ありきたりですけどね!
因みに私のベストは「人間の絆」です。
お奨め翻訳者は、モーム定番の中野好夫。
作風は…(日本の作家に例えるのは難しいけど)、私は夏目漱石みたいだと思うんですけど、違う?
とにかく、モームワールドに早くお入りなさい!
110吾輩は名無しである:03/01/15 22:50
「人間の絆」良かったすね。特に前半が良かった。
111白石昇 ◆yAVJKqLKn2 :03/01/15 23:05
 中野好夫さんの訳、読みやすいですよねえ。
112山崎渉:03/01/20 07:24
(^^)
113かつての8:03/02/09 16:37
保守ageしておきます。
114ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/09 16:40
「雨」と「アシェンデン」しか読んでいない。
英文科の香具師から、作家としての文学史的な評価は低いと聞いた。
115吾輩は名無しである:03/02/09 20:06
新潮文庫で買えるの全部読んだ。
「人間の絆」最高。全部読むのに2週間近くかかったけど読み応え十分。
岩波文庫以外で普通に買えるモーム作品ってありますか??
116吾輩は名無しである:03/02/09 20:58
↑これって今現在の話ですよね。
昭和50年位の話では無いですよね。

>岩波文庫以外で普通に買えるモーム作品ってありますか??
ちくま文庫のは大きな新刊書店ならまだ余っているかもしれないし、ちょくちょく古本屋で見かけます。
117吾輩は名無しである :03/02/11 06:51
>>114
そんなことないだろ。
そういうこという人は「面白い」=「文学的評価低い」と、
思ってるんでしょ。そういう価値観でいっちゃダメ。
「人間の絆」を読んでみなさい。

>>115,116
ちくま文庫のは大型書店に行けばけっこう揃えられます。
ちくま文庫から多く出ている、いわゆる「南洋モノ」は最高です。
118吾輩は名無しである:03/02/11 06:53
読んだ読んだ。中学の時、全部読んだ。
南太平洋物しかりヨーロッパ物しかりなんだが
出てくる人物がいっつも一緒なのな。
必ず出てくるのが「銀縁眼鏡の男」。またかよって思う。
119吾輩は名無しである:03/02/11 08:50
>>118
早熟だなあ。中学生の頃に読んで、わかった?
120吾輩は名無しである:03/02/11 11:00
情報部員とは知らなんだ。『人間の絆』はシニアの時に読んだ。つーか、英語よくわからなくてクリフズノートに頼りっきりだった。なつかしいなぁ。
日本語訳も後で読んだけど、表現が??って感じな所がいくつかあった気がする。あのシニカルさにはすごく影響を受けたと思う。
121吾輩は名無しである:03/02/11 11:30
>>117
>>114の言ってることは本当。
どちらかといえば大衆作家という位置づけで、研究者はそれほど多くない。
フランスのモーパッサンも同じ。
122吾輩は名無しである:03/02/11 16:29
映画セブンの脚本家さんが熱狂的なモーム信者なんだって
123115:03/02/11 18:25
そうですか、ちくま文庫ではあるんですね。
でもちくま文庫って高いんですよね〜。
124吾輩は名無しである:03/02/11 18:49
「情事の終わり」の主人公は「モームよりも売れなかった」という理由で
主人公>>>モームにされた、とあってワラタ
125吾輩は名無しである:03/02/11 21:22
>>112
あ、やっぱりそうなんだ。刑事の名前がウィリアム・サマセットだし、彼が「人間の絆」を名著だってほめるシーンがあるし、ジョン・ドゥは足が不自由だし、もしかしてそうなのかなぁって思ってた。
126125:03/02/11 21:23
>>122でした。
127吾輩は名無しである:03/02/11 22:53
モームってほんと上手いですよね。
人間描写に優しさと残酷さが同居していて。
「人間の絆」なんか、最後に近づくと、
なんか読み終わるのが惜しいような気がして。
あれっていわゆる「ビルドゥンクス・ロマン」の系譜に
連なるんですよねえ。
恥ずかしながらゲーテの「ヴィルヘルム・マイスター」とか
まだ読んでいないからこれから読もうかな。
128吾輩は名無しである:03/02/12 08:01
月と6ペンス最高
129吾輩は名無しである:03/02/15 13:48
S・キングの本の中で月と6ペンス絶賛してたよ。
130吾輩は名無しである:03/02/15 23:51
>>129
書籍名、教えてちょうだい。
131吾輩は名無しである:03/02/16 00:01
S・キングさんの骨の袋ですね。
確か主人公が作家です。
132白石昇 ◆yAVJKqLKn2 :03/02/16 00:04
 一度でいいからミルドレッドみたいな女になってみたいと強く思います。
133吾輩は名無しである:03/02/16 00:15
>>131
130です。早速ありがとう。
ということは、キング自身が絶賛じゃなく、作品の主人公が、
ということですか。
もちろんキング自身の意見かと思うが。

>>132
男を振り回すつもりですか?
134吾輩は名無しである:03/02/16 00:18
本の登場人物が絶賛していたけど、これはキングの意見
でもあるでしょう。
135吾輩は名無しである:03/02/16 00:27
ミルドレッドのような女と付き合ったことのあるヤシ多い筈だ。
大体女という生き物はミルド(以下自粛
136吾輩は名無しである:03/02/17 20:20
月とペンス、中二の時に読んで「なんてつまらない」と思ったけど、
今読むと「なんて凄いんだ」と感激。
あれから17年か・・・
137吾輩は名無しである:03/02/18 13:01
魔術師面白い?
138あぼーん:あぼーん
あぼーん
139吾輩は名無しである:03/02/19 14:28
>>137
面白い小説です。
ただ毛色が違っているので、「モームを読もう」と思っているとがっかりするかも。
140名無しのオプ:03/02/20 00:42
>>137
ちくま文庫から出てたけど、今は入手難しくなったね。
文庫出たてに読んだけど、面白かった。確かに他の作品とは違ってるね。
139さんの言うとおり。
141吾輩は名無しである:03/02/20 21:03
このスレ読んで「人生の絆」上・中・下読みました。
久しぶりに本を読んだなー、という感じです。
そこでこの本を薦めておられた皆さんにお聞きしたいのですが、
作家を問わず、同じ位の大作で、同じ位のテンポの良さで、
同じ位感動出来るような、お勧めの小説がありましたら、是非教えて下さい。
142吾輩は名無しである:03/02/20 21:47
>>141
デヴィッドコパフィールドしょ。
143名無しのオプ:03/02/21 00:28
>>141
日本文学では北杜夫「楡家の人びと」(新潮文庫)でしょう。
ぐいぐい読ませて、読後は大きな満足感に満たされます。

あ、それから「人生の絆」→「人間の絆」です。
わざとかも知れませんが、いちおう。
144143:03/02/21 00:36
↑そんな指摘してて、名前間違えた(スレ違いの名)。
すいません。
145吾輩は名無しである:03/02/21 09:51
>>142-143

ありがとうございます。
両方とも是非読んでみます。
それから、間違えてたのはわざとじゃありません。お恥ずかしい・・・
あ〜、読むの楽しみです。
146吾輩は名無しである:03/02/24 20:08
あげえ
147143:03/03/01 00:51
>>145
是非読んでね!
つーか、モームの作品も読んでよ!
148吾輩は名無しである:03/03/01 18:31
新宿の紀伊国屋とかに行ったら
ちくま文庫や早川書房のモーム本は買えますか??
149吾輩は名無しである:03/03/01 20:11
大学1年のときの必修語学の英語の教材が
Too Many Husbands という戯曲だった。
難しかったけれど、すごく面白かったように記憶している。
でも、内容はまったく覚えてないんだな。

フィレンツェから丘に登っていく小説はなんていったっけ?
登っていくところって、フィエーゾレかな。行ったぞ!
あの小説も良かったように記憶してるが、筋とかは全部忘れた。
150吾輩は名無しである:03/03/01 23:36
Too Many Husbands、岩波文庫から翻訳が出てるよ。「夫が多すぎる」ってタイトルだったと思う。 
151吾輩は名無しである:03/03/03 23:15
>>148
大型店では、ちくま文庫版は結構手に入れること出来ます。
横浜の上大岡の紀伊国屋にも結構あった(最近のこと)。
ハヤカワミステリ版「アシェンデン」、ちくま文庫版とダブって買わないようにネ。
訳者違うから比べてもいいけど(笑)。
152かつての8:03/03/06 23:36
>>149
>フィレンツェから丘に登っていく小説はなんていったっけ?

『女ごころ』ではないでしょうか。

この本は、今でも買えるんじゃないかな。

確かに、『女ごころ』が分かったような気がしたけど、
かといって女性にモテた、ってこともないな(笑)。
153吾輩は名無しである :03/03/08 02:08
「女ごころ」は新潮文庫から出てますね。
154吾輩は名無しである:03/03/09 08:10
モームの日本語訳作品ガイド
http://hccweb1.bai.ne.jp/momiji/maugham/

米英では一時期絶版になっていたタイトルも大半が復刊されているようですが
日本語訳未刊行のタイトルも戯曲を中心にかなり多いんですね。新潮社のモーム全集は
旧字・旧仮名遣いで敷居が高いのでどこか「新・モーム全集」出してくれないかな。
155吾輩は名無しである:03/03/10 02:10
お菓子と麦酒のタイトルの由来がわからん。

中野好夫訳がこのスレでは好評だが
月と六ペンスに関しては岩波の阿部知二のがよかった。
156吾輩は名無しである:03/03/10 04:58
Cakes and Ale

「女ごころ」は龍口直太郎が邦訳時に付けたタイトルで
原題は「Up at the Villa」(山荘にて)。
157吾輩は名無しである:03/03/10 22:34
舐め方昭夫の訳ってすんごく読みにくくないか?
買って損した>岩波の人間の絆
158吾輩は名無しである:03/03/11 00:09
「Cakes and Ale」は英語の慣用句。意味的には「楽して生きる」と言う感じか。
159吾輩は名無しである:03/03/11 00:58
>>157
いや、むしろ読み易かった、俺には。
もちろん中野好夫派なんだが。
160吾輩は名無しである:03/03/11 01:10
原書がどういうものか知らないからアレだけど、
直訳の文章をそのまんま並べてるような印象なんだけどなあ。
流れが悪い、というか・・・。まだ読み始めたばっかなんで、
もう少し読んでみる。
161159:03/03/15 01:48
>>160
そうしてみてくれ。
読み終えたら、どうだったか教えてくれ。
162吾輩は名無しである:03/03/28 00:49
今日「月と6ペンス」(新潮文庫)を買って来ました。
こんなスレあったんですねぇ。
モームに嵌りそうな予感です。
読了したらもう一度レスを全部読んで参加します!
163&rlo;:03/03/28 02:03
醒ませっと妄夢。
164勘弁 ◆cheerzFXQc :03/03/28 02:10
ピグミーマーモセット。
165結論:03/03/30 04:18
こんな板があったとは。。。。
モーム好きは多いねぇ

>152「女ごころ」は、タイトルに騙されてはもったいない。あれは男の振る舞いを描いていると思われ。

ちなみに漏れは南海ものも好きだけど、コスモポリタンズに収録されている短編がお気に入り。
166吾輩は名無しである:03/03/30 04:20
名前が結論になってるけど、間違いです。
激しく鬱。南の海に身投げします。。。
167吾輩は名無しである:03/03/30 06:26
けっこう会話文「カギカッコ」が多いなぁ>「女心」
168吾輩は名無しである:03/03/31 07:19
古本屋でモームの絶版文庫大量ゲトー
まだ読んでないけどタイトルだけ書き出しておきます。

園遊会まで
怒りの器
十二人目の妻
人間的要素
コスモポリタンI・II
人生の実相

そう言えば、全集に収録されてる「昔も今も」と「クリスマスの休暇」は
1963年に新潮文庫で観光されたのに3年ほどで絶版になってしまったんですね。
勿体無い。
169工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :03/03/31 07:33
>>168
すごいですね。おいくらくらいでしたか?
170吾輩は名無しである:03/03/31 11:56
171吾輩は名無しである:03/03/31 12:38
>>168
そのへん文庫だと割れちゃってるけど、
もとは二冊で一冊の短編集なんだよね。

雨・赤毛+太平洋→木の葉のそよぎTheTrem-bling of a Leaf
手紙+園遊会まで→キャジュアライナ樹TheCasuarinaTree
怒りの器+この世の果て→阿慶AhKing
十二人目の妻+人間的要素→一人称単数FirstPersonSingular
ジゴロとジゴレット+人生の実相→変わりばえせぬ話MIX-TURE AS BEFORE

落とした作品もあるみたいだけど。
172吾輩は名無しである:03/03/31 13:10
>>169
1冊100円でした。だけどEasyseekとかで調べてみるとモノによっては
1冊700円(発売時の価格は80〜130円)するものもあったのでかなり得した気分です。
ちなみに買ったのは全て新潮(カバー無し・赤帯のみの時代に出たもの数点)ですが、
角川もありました。「誘惑(ニール・マックアダム)」とか「東洋航路(P&O)」とか。
角川文庫の短編は同一の作品集を抄出したものでなくアシェンデンから
抜き出したりしている節操の無いチョイスがどうも好きになれないです。

>>171
そう言えば「人間的要素」に収録されている3編は何故か全集に入ってなくて
文庫だけの刊行でしたね。「女ごころ」と文庫「十二人目の妻」収録の3編と言う
妙な組み合わせで1冊だったような。
173工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :03/03/31 13:26
>>171
原題、かっこいいですね。特に"MIX-TURE AS BEFORE"。
『要約すると』の原題"THE SUMMING UP"も好きなんですけど。
星新一や阿刀田高が影響を受けたというのも分かる気がします。
とはいえ、本文まで原語で読みきる程の気力は僕にはないんですけど。

>>172
100円で売られていたというのは、かなりの掘り出し物ですよね。
プレミア価格じゃない状態では滅多に見つからないものだと思います。
今ではちくま文庫でも読めるものがあるはずですが、
そうはいっても新潮文庫版で揃えたい人もいると思うのです。
174吾輩は名無しである:03/04/19 09:15
>>173
ただ、新潮(岩波・角川もだが)は思いっ切り古い「赤帯」と
現在も引き継がれている全集のカバーを模した表紙のまで意識して揃えるのは困難。
どちらか一方でしか出てないものあるし。

そう言えば、ある古書店のリストを見ていたら太平洋戦争開戦の直前に刊行された
「亡命作家の手記(The Death of a Nation)」が2500円、と言うのが出て来たんですが
保護すべきでしょうか? ちなみに同書はSaturday Evening Post連載エッセイで、
単行本の形態で刊行されたのは日本のみ(!)のようです。
175山崎渉:03/04/19 22:40
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
176吾輩は名無しである:03/04/19 23:17
懐かしの新潮社版モーム全集リスト。全て旧字・旧仮名遣いで敷居高め?

1.ラムベスのライザ - Liza of Lambeth(1897)
2.人間の絆(一)- Of Human Bondage(1915)
3.人間の絆(二)
4.人間の絆(三)
5.月と六ペンス - The Moon and Sixpence(1919)
6.五彩のヴェール - The Painted Veil(1925)
7.お菓子と麦酒 - Cakes and Ale(1930)
8.片隅の人生 - The Narrow Corner(1932)
9.劇場 - Theatre(1937)
10.クリスマスの休暇 - Christmas Holiday(1939)
11.剃刀の刃(一)- The Razor's Edge(1944)
12.剃刀の刃(二)
13.昔も今も - Then and Now(1946)
14.カタリーナ - Catalina(1948)
15.雨・赤毛 短篇集I - The Trembling of a Leaf(1921)
16.手紙・園遊会まで 短篇集II - The Casuarina Tree(1926)
177吾輩は名無しである:03/04/19 23:24
17.アシェンデン 短篇集III - Ashenden(1928)
18.怒りの器 短篇集IV - Ah King(1933)
19.女ごころ 短篇集V - Up at the Villa(1941)/The First Person Singular(1931)
20.コスモポリタン 短篇集VI - Cosmopolitans(1936)
21.ひとめぐり・おえら方 戯曲集I - The Circle(1921)/Our Betters(1923)
22.シェピー 戯曲集II - Sheppy(1933)
23.チャイニーズ・スクリーン - On a Chinese Screen(1922)
24.ドン・フェルナンド - Don Fernando(1935)
25.要約すると - The Summing Up(1938)
26.作家の手帖 - A Writer's Notebook(1949)
27.人生と文学 - The Vagrant Mood(1952)/The Writer's Point of View(1951)
28.クラドック夫人 - Mrs. Craddock(1902)
29.魔術師 - The Magician(1908)
30.ジゴロとジゴレット 短篇集VII - The Mixture as Before(1940)
31.モーム研究
別巻1.作家の立場から - Points of View(1958)
別巻2.極めて個人的な話 - Strictly Personal(1941)

※27巻所収の「The Writer's Point of View」と別巻1「Points of View」は
題名が酷似しているが、別内容。
1781:03/04/20 10:02
>>176-177
おー!ご苦労さま!
素晴らしいです。
新しい全集出ないかな?
新潮もしくは筑摩あたりで!
179吾輩は名無しである:03/04/27 20:22
「環境の動物」(Creatures of Circumstance)
という短編集の原書を100円でGet!
180吾輩は名無しである:03/04/28 00:38
原書読めるってうらやますぃ…
折れは新潮文庫版人間の掟1〜4揃い¥800で購入。
定価より高かったけどよしとしまつ。
181吾輩は名無しである:03/04/28 12:13
>>180
掟って、そりゃあんまりだ
182吾輩は名無しである:03/04/30 02:46
>>179
日本では英宝社から「大佐の奥方・母親」「凧・冬の船旅」「五十女・サナトリウム」の
3分冊で刊行されている短編集ですな。たぶん、今でも新刊で手に入るはず。

「サナトリウム」の主人公は何故かアシェンデン。
183吾輩は名無しである:03/04/30 12:49
>179

表題作「環境の動物」っていうのは
角川文庫『手紙』に所収されていた
「環境の力」と同じものなのかな?

南の島に赴任した男性が
現地妻をつくってしまい家族に非難されるが
最後に現地妻たちの方を選ぶというような話
184179:03/04/30 19:04
>>182
日本語では3冊にも分かれてるんですか、英語だと310ページにすっぽり収まってます。
>>183
表題作も、「環境の力」という作品も入ってないデス。
185吾輩は名無しである:03/05/01 01:37
.五彩のヴェール - The Painted Veil(1925)が、エドワード・ノートン主演で
映画化されるそうなので読んでみたいんですが…図書館で探すしかないかな?
186183:03/05/01 11:02
>184
ハウ・カインド・オブ・ユー!
187吾輩は名無しである:03/05/05 02:49
受験生時代、駿台予備校の長内先生(91年頃)が良くモームの文章を使っていたので好きになりました。
人間の絆・月と六ペンス等々代表作は一通り読んだけれど、僕らの頃は新潮の短編集は
とうに絶版になった後で、一番読みたかった(受験時代細切れで原文を読まされた)「要約すると」
を古本屋で見つけた時は小躍りしたもんです。
十代の頃何度「人間の絆」を読み返した事か・・結構感情移入していましたね〜

それに新潮版の表紙のデザインがとても好きです。あの渋い緑青の様なみどりと深緑の使い方!
それとモームの家紋??がドーンと入っていてね・・
新潮文庫No1デザイン賞ものでは??
188吾輩は名無しである:03/05/05 03:43
家紋ですか。俺には女性器に見えた。
189吾輩は名無しである:03/05/05 07:00
>>187
新潮文庫のカバー装丁は>>176-177の全集装丁をほぼそのまま流用したものでつ。
ちなみに、モームが使用していたマークは三笠書房から刊行されていた「モーム選集」によると
モロッコの土着民が使用していたサインを流用したものだとか。
190吾輩は名無しである :03/05/05 23:25
お詳しいですな!
191吾輩は名無しである:03/05/06 10:54
難易度A・戦前の訳書

*旋転(山田松太郎・訳 戯曲集『雑婚』収録-1924年:蘭城社)
 ↑全集の「ひとめぐり(The Circle)」。恐らく初の日本語訳
*雨(中野好夫・訳-1940年:岩波文庫)
 ↑「雨」「赤毛」「手紙」の3編収録
*月と六ペンス(中野好夫・訳 『現代世界文学叢書』2巻収録-1940年:中央公論社)
*南の風(青山一浪・訳-1940年:昭和書房)
 ↑「The First Person Singular」「The Mixture as Before」「Creatures of Circumstance」に
 収録されている中から6編。「山鳩の声(The Voice of the Turtle)」を「海亀の歌」としているのは
 明らかな誤訳。
*私はかうしてスパイした(東城忠夫,青山雄作・共訳-1941年:婦女界社)
 ↑「アシェンデン」。但し全16編中11編のみ収録
*亡命作家の手記(井上英三・訳-1941年:人文書院)
 ↑原題「The Death of a Nation」。モームがナチス・ドイツに侵略されて戦地となった
 フランスの惨状と、英国・米国・アフリカを転々として戦災を逃れた日々を克明に綴った
 貴重な記録。
*南海の人々(井上英三・訳-1942年:人文書院)
 ↑「The Trembling of a Leaf」「Casualina Tree」「Cosmopolitans」収録の短編を抜粋。
*支那の屏風(鷲巣尚・訳-1942年:小学館)
 ↑全集の「チャイニーズ・スクリーン」、ちくま文庫版の「中国の屏風」。
*南海の情熱(鈴木良蔵・訳-1943年:牧書房)
 ↑全集の「片隅の人生(The Narrow Corner)」
*機会の扉(厨川文夫・訳 『新世界文学全集』15巻収録-1943年:河出書房)
*南への旅客(鷲巣尚・訳-1943年:大東出版社)
 ↑戦後に「旅の本」と改題して荒地出版社より刊行。現在は学生社より
 北川悌二・訳「パーラーの紳士(Gentleman in the Parlor)」が刊行されている。
192180:03/05/06 12:00
>>181
_| ̄|○
193吾輩は名無しである:03/05/06 23:23
昔のように新潮文庫でドドッと出てくれないかなぁ
194吾輩は名無しである:03/05/06 23:28
こんなスレあったんだー

>191の
*旋転(山田松太郎・訳 戯曲集『雑婚』収録-1924年:蘭城社)
*亡命作家の手記(井上英三・訳-1941年:人文書院)

って知らない。読みたい!!!!原語ならあるのかな
誰か訳してうぷしる!age
195吾輩は名無しである:03/05/06 23:51
>>1
おまいが、きめろや。
196180:03/05/09 11:56
人間の「絆」2巻目読了。

…人生観変わってきました。
4巻読み終わったら、会社に辞表出してきます。
197吾輩は名無しである:03/05/11 14:59
>>196
オイオイ!
早まるなよ!
198180:03/05/11 20:55
>197
レスどうも…
2巻の中盤で、漏れも個人主義に目覚めてしまったみたいでつ。
と思いきや、なんだ2巻後半→3巻の展開は(w
なに人生解った気になってんだよ ( ´,_ゝ`)プッって言われたみたい…
本当に会社辞めるかは、4巻読み終わってから決めることにします。

どうなるか自分でも楽しみです。
199197(実は1):03/05/11 23:20
>>198
そんな180番さんには、「月と六ペンス」も読んで欲しいです。
オレとしてはこちらの方が、個人主義ぶりが激しいと思い…。
あれ?なに勧めてんだ、オレ。
200吾輩は名無しである:03/05/11 23:27
>>194
オイオイ、>>191にもあるが「旋転」は全集の「ひとめぐり」と同じだってば。
201180:03/05/13 00:26
>199
本日3巻読了。あと一巻…
30近くになって、小説にここまで心を動かされるとは思いませんでした。

古本屋へ行くたびに緑と紺の背表紙の文庫を探してます。
「月6」は去年読みました。凄まじすぎて我が身に当てはめる余裕はありませんでした。
個人主義の気は前からありましたが…ちなみに荷風も好きです。
202吾輩は名無しである:03/05/13 13:48
人間の 掟 は最初の2ページで「もういいや、ツマラン」と思って、本棚に眠っているが、
会社辞めようかと悩ますほどの破壊力があるなら、もう一度手にとってみようかな・・・。
ツキロペは何度も読んだ。モームおじさま大好き。以上。
203吾輩は名無しである:03/05/13 15:50
>200
え? でも絶版でそ? 持ってないもん・・・ 
別邦題で読んでる可能性もあるかもしれないけど

私は片隅の人生がわりと好きなのだが、持ってないので仕方なくて原書買った。
英語なんてできなくて、例えばP.ハイスミスの”リプリーをまねた少年”を
薄ぼんやりと理解できる程度。でも教材にもよく使われるモームのことなので
それより少しは楽だろうと思ったら、、とんでもねー!
辞書を引いても全く理解できない文がザラにあるので愕然とした。
そんだけ。
204吾輩は名無しである:03/05/13 22:59
>>203
図書館を地道に探せば置いてある。
205180:03/05/16 01:04
人間の絆、昨日4巻読了。で、今日


辞表出しますた。実際は
漏れ( ;゚Д゚)ヤ、ヤメサセテモライ…
上司( ´_ゝ`)アッソ
って感じでしたが。

書きたいことが色々あるけどまとまらない…
ただ、この本に出会うきっかけを作ってくれたこのスレのallに感謝。
206吾輩は名無しである:03/05/16 01:26
>>180
うまく行くといいね
207吾輩は名無しである:03/05/16 16:57
>>180

ヤメテ何スンノサ?
このご時世、無職はキツイんじゃないの?
もしかして執筆に専念するから辞めたの?
だとしたら、早まったカモヨ
208吾輩は名無しである:03/05/16 18:53
>>207みたいなマイナス思考を言う香具師がたくさんいる、日本には。
209207:03/05/16 19:44
>>208
いや、マイナス思考というか、漏れ、同じことしたのね。そして今は・・・          ウワァァァソ親のスネかじってまつ。
210吾輩は名無しである:03/05/16 20:26
ちくま文庫のモームコレクションで
「アシェンデン」
「メトロポリタンズ」
「魔術師」
は、よく見るけど他のは全然見ないんですけど
もう絶版になってるんですか?
「剃刀の刃」が読みたいな〜〜と・・
211180:03/05/17 00:30
>206-207
レスどうもすいません。
当方、何か書きたいとか描きたいというんで辞めたのではないです。
(一応、生活があるので「6ペンス」は捨てられないです)
これからの人生、自分の意志で行動することの楽しさを忘れずに生きていこう、と。
たとえ、結果が思い通りにならなくても。
212180:03/05/17 00:52
205の
>書きたいことが色々
→レスしたいことが色々
誤解招く表現で下。

フィリップ≒モームがたどり着いた真理は、
仏教の無常観(に似ているもの)ですね…
213吾輩は名無しである:03/05/17 02:52
「五彩のヴェール」を読了。ヒロインの夫が死ぬときに言い残す言葉、
 『死んだものは犬だったのだ』は、ゴールドスミスの「悲歌」の引用だと
作中で述べられてますが、「ゴールドスミス」でググってみてもどういう
人でどんな作品を残した人かよく判りません。「ウェイクフィールドの牧師」
という本がそれにあたるのでしょうか。ご存知のかたご教授下さい。いちばん
肝心な部分がわけわかめなのは困るっす。
214吾輩は名無しである:03/05/20 15:40
ウインストン・チャーチルと同じ年に生まれ、同じ年に死んだ。諜報員時代のことを
記したアシェンデンは、その内容があまりに機密事項を含んでいたことから、チャーチルに
よって大幅に削除されている。
昨年ロンドンでsumming up と作家の手帳の初版本を入手した。
215吾輩は名無しである:03/05/21 17:32
An official position を読んだことのある人いますか?短編の中で一番面白いような気が
216吾輩は名無しである:03/05/22 23:06
月六は好きだがそれで人生観変わったり会社やめたりする人がいるとは
思わなかった(いやいーけどべつに
217かつての8:03/05/22 23:14
>203
「片隅の人生」、いいタイトルですね。
ぜひ読みたい。近所の図書館にあるかな?
218吾輩は名無しである:03/05/23 02:02
『要約すると』が3000円で古本屋に売ってた。。
他の古本屋で買い逃がしたから欲しかったんだが・・。
219立命館生:03/05/23 03:09
中学時代に月と6ペンス読みましたが、なんかこれ読んだあと
真面目に学校通ってレールの上で生きていくことが馬鹿馬鹿しく
思えてきました。でも結局僕はストリックランドみたいなことは
できませんw社会の歯車の中でしがない人生を歩むことになるでしょう。
って・・・早く就職決めないと。もう5月だww
220吾輩は名無しである:03/05/23 11:48
今受験生ですが昔の過去問によくモームを見かけます
なかなか歯ごたえのある英語ですが、独特のユーモアがあるので暇になったら
ペンギンブックスで読みたいですね。岩波でいくつか既読ですが
221吾輩は名無しである:03/05/23 22:09
違うぞ立命館。
モームは型として月と6ペンスを著したわけではない。
ストリックランドのスタイルだけをふらふらなぞったとしても、
それは社会の歯車としてくるくる回ることとなんら変わらない。

I don't think of past.
Only thing that matters is the everlasting present.

レールの上で社会の歯車の一つとしてでも、
永遠の現在を生き抜くことは出来るぞ。
難儀だが、がんがれわかぞう。
222吾輩は名無しである:03/05/28 14:48
age
223吾輩は名無しである:03/05/29 06:15
この板って山崎に荒らされなかったんだな。
224吾輩は名無しである:03/05/29 18:26
要するに
225てすと ◆NEMUIPvyS6 :03/05/30 02:03
てすと
226吾輩は名無しである:03/05/31 05:40
「月と6ペンス」のストリックランドは、あまりにも現実ばなれしている。理想化された人物。モームの語りくちによって
そのことがうまくカバーされているが。絵(芸術)のためにすべてを捨てる。かっこいいし、若い人には受けるだろうが、人生というのはそういうものではない。
「人間の絆」はその点、地に足がついている。
227吾輩は名無しである:03/05/31 05:49
>人生というのはそういうものではない。

補足すると、人生を人間に置き換えてもよい。
228吾輩は名無しである:03/05/31 09:48
残念ながら文学史上では評価が低いよね、モームって。
229吾輩は名無しである:03/05/31 12:37
英文学専攻の学生にモームはどうかといったら婉曲に馬鹿にされた。そいつはロレンスがいいんだと。
「人間の絆」だけで、モームは十分偉大だろう。
230吾輩は名無しである:03/05/31 14:57
226だが、もう少し補足する。モームは、芸術というものを少し買いかぶりすぎている。
何か人知を超えた崇高なものでありストリックランドはそれにとりつかれており、金も女も名声も眼中にない。
これは、芸術にたいする誤解であり、人間の本性に対する誤解でもある(まあ、小説なので、わざとそうしているとも考えられるが)。
実際、偉大な芸術家は金も女も名声も(少なくとも、この中のどれか一つは)人一倍好きなものである。
231あぼーん:あぼーん
あぼーん
232吾輩は名無しである:03/05/31 15:08
>230
名無しでお出ましかな?
233あぼーん:あぼーん
あぼーん
234あぼーん:あぼーん
あぼーん
235吾輩は名無しである:03/05/31 17:50
「人間の絆」ってどこまでモームの実体験なんだろう??
236吾輩は名無しである:03/05/31 23:22
女の子と付き合うところ以外すべて。
237吾輩は名無しである :03/05/31 23:34
>>236
そこは実体験じゃないの?
238borobudur ◆V71rK62RAc :03/05/31 23:44
>>230
そういうのも踏まえてストリクランドの狂気を描いたんじゃない?
ゴーギャンをモデルにしたらしいけど、モーム自体は決してストリクランド如く
なりたかったとは思わない。
239吾輩は名無しである:03/06/01 07:00
>>237

モームはホモだった。だから、あの本にでてくるフィリップが関係した女は、
実際は男だったろう。
240吾輩は名無しである:03/06/01 07:08
>>238

俺の目からみるとストリックランドは、いくら狂気といっても、あまりにも説得力に欠ける人物。
若い人には受けるだろうが。
241borobudur ◆V71rK62RAc :03/06/01 08:43
>>240
確かにステレオタイプな芸術家像ではある。
242吾輩は名無しである:03/06/02 21:55
「人間の絆」むちゃおもしろい!!
243吾輩は名無しである:03/06/03 00:59
外国の作家って読みにくいの多いんですがモームは
すらすら読めますね。面白いし。自分にとっては数少ない
貴重な作家ですw
244吾輩は名無しである:03/06/03 05:29
モームは大衆受けする作家ですよね。
そこらへんが文学的に地位が低くなった所以でしょうかね?

245吾輩は名無しである:03/06/03 07:48
「おまえたち男なんて、みんなうす汚いけがらわしい豚だ!
みんな同じだ!一人残らず!豚だ!豚だ!」
246吾輩は名無しである:03/06/07 00:15
>>245
「雨」だっけ?それ。
247吾輩は名無しである:03/06/07 13:00
その豚の気を引こうと一生懸命なのは?
248マッキントッシ:03/06/11 08:46
エセルたんハァハァ
249吾輩は名無しである:03/06/12 17:26
モームはフランスでは評価が高いのは何故だろう?
250吾輩は名無しである:03/06/13 22:28
「人間の絆」を原語で読んでます。2/3くらい読み終わったところ。
今フィリップの住んでるKenningtonって
まさに私がロンドン留学中に住んでたところ。
楽しいことも苦しいこともあったロンドンでの生活を思い出して
ちょっと切ない気持ちで読んでます。

この本って長編だし、買おうかどうか本屋でしばらく悩んだんだけど
本人の序文に「こんな長い小説に序文を書いてしまうと
更に長くなってしまってお恥ずかしい…」みたいなことが書いてあって
なんか心打たれてレジに直行してしまいますた。

買って本当に良かった。
251吾輩は名無しである:03/06/15 21:57
モーム最強説
みんなどう?
252吾輩は名無しである:03/06/21 03:06
複数巻にまたがる長編はほとんど読まない俺を否応なしに引きずり込んだ『人間の絆』最強。
『雨』をリア中の時読んで、ラストのくだりが意味わかりませんでした。
ウブい少年だったんだなあ……
253吾輩は名無しである:03/06/24 22:30
Bond-age
254吾輩は名無しである:03/06/29 04:05
人間の絆は壁にぶつかった時に何度も読み返してます
255吾輩は名無しである:03/07/02 23:06
初めてモーム作品読んだ、「月と六ペンス」
モームはゴーギャンに憧れた(魅せられた)ってよりは
ゴーギャンに共感してる部分が多いように思えるんですが、どうでしょう?

ラスト<mail欄>には心を打たれた・・。
256吾輩は名無しである:03/07/11 15:49
>>220
それはモームが簡潔にして読みやすいのでかつて高校生の英語の教材に使われたり
していたからです。今の子は学力が下がってもうそんなものは読めなくなった。
>>229
ロレンスを買ってモームを顧みないのは恐らく文学史に出てこないからで、あまり
その学生、教科書通りの読み方しかできないつまらん学生と思われる。
>>239
正確には両刀遣い。だから相手は男だけじゃないし、結婚もしてる。
257吾輩は名無しである:03/07/12 14:43
>>256
両刀遣いというのは、実際にはありそうもない(ほんとのところは分からないが)。
ホモというのは胎児の時のホルモンバランスの異常から起きるものであって、
後天的なものではない。異性には性的に興味が湧かないのである。
丁度われわれが同性とセックスすることを考えてみればわかる。
嫌悪感以外の何ものでもないだろう。昔はホモに対する風当たりが厳しかったから、
カモフラージュのために結婚したのではないか。
ミルドレッドは実際は男だったと思う。ちょうどフィリップの海老足がモームの吃音だったように。
258吾輩は名無しである:03/07/12 15:42
もう無 夏終る
259あぼーん:あぼーん
あぼーん
260吾輩は名無しである:03/07/12 15:48
>>257
一応反論。性愛をセックスだけで考えるのも狭いんじゃないかと。セックスの対象と考えない
からホモの自覚のない男は世の中に沢山いるし。それに病気という扱いも含め、ホモを先天と
する考え方に対してこそホモ達が長年闘ってきたわけで、先天と決めつけるのもどうかと思う
。ま、ここのところ現代でも解決をみないわけですが。
そして、カモフラージュ説だけれども、モームは公然と美少年を連れていたし、日本にも来た
ときも連れてきてたくらいだから、そんな人がカモフラージュのために結婚するだろうか。
261吾輩は名無しである:03/07/12 20:17
>>260
ホモ先天説は、むしろホモの人達に味方するものでしょう。
それに、誰が好きこのんでホモになりますか? ホモというのは本人の意思で成れるようなものじゃない。
医学的には決着がついていると思います。

モームのカモフラージュ説については、本当のところは分からないということで、
終わりにしましょう。
262吾輩は名無しである:03/07/13 01:13
>>261
はい。そうしましょう。
けど一点だけ。先天でなければ自由意思による選択かっていうとそうでもなくて、
後天的ながら選択できない事情もありますでしょう。ホモ先天説がホモに味方する
説かどうかは時により使い方によりって気がします。

ところでモームに戻ると、もとは戯曲から入った人だと思うんだけど、戯曲があま
り日本では紹介されていないように思いますが、どうなんでしょう。
263吾輩は名無しである:03/07/13 09:22
モームの作品の中で、
作者がホモだとわかる部分はありますか?

有名な三島やカポーティにくらべたら、
作品はホモ的じゃないと思うんだけど・・・
264吾輩は名無しである:03/07/13 18:22
ageるのは何でもいいんでしょ? age
265吾輩は名無しである:03/07/14 18:30
え、じゃあ「娘」ってのは? 妻の連れ子?
266吾輩は名無しである:03/07/14 18:35
先天的だけではないね、これは
溢れる性欲が一時期男に向いてしまった俺のような奴もいるからな。男は楽でしょ?
でもホモじゃないよ。入れたり入れられたりはしてないしな
267吾輩は名無しである:03/07/14 20:57
>>266
分からん。あなたは例外でしょう。おかまとするなら分からんでもんないが。
268あぼーん:あぼーん
あぼーん
269吾輩は名無しである:03/07/15 13:30
age
270吾輩は名無しである:03/07/21 00:33
『今も昔も』あと11票
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=63
271吾輩は名無しである:03/07/21 21:09
>>261
同性愛が胎生期のホルモンバランス異常に基づくという説は片手落ちですよ。
医学的にそういう説が成り立つのは確かですが、homosexualの全てがホルモンでは説明不可能です。
そういったNeurology的観点も必要ですが、psychiatrics的観点も必要です。

実際問題として、両刀遣いというものは存在します。
先天的・後天的にかかわらず、同性異性ともに身体的に惹かれる人間がいるわけです。
それを理解できないからと言って、否定するのは誤りです。
たとえば、スカトロマニアの性癖を理解するのは困難ですが、それを否定することもできないし、
彼らの糞尿への愛情を胎生期のホルモンバランス等々、成長期の発達異常に原因を求めることはできません。
272吾輩は名無しである:03/07/21 23:38
>>271
おまえは世の中のことを何も知らないんだな。
273吾輩は名無しである:03/07/22 15:27
>>271の発言と>>272の発言を三回繰り返して読んでみた。
世の中を知らそうな感じは>>271から強く受けた。
274吾輩は名無しである :03/08/11 00:33
新潮文庫の夏の100冊に入っているのか?
入ってないのなら、何故よ?
「人間の絆」改版して、二分冊くらいにまとめて、来年は入れよ!
275Rock ◆nT8Fm9wg1Y :03/08/11 02:14
 ホモセクシュアルもスカトロジーも心理学的には多角性愛の産物だと思ったが。
間違っていたらごめんね。所謂、幼児性愛から上手く昇華しきれなかった結果で
しょう?ま、今時、フロイトでも無いけれど。
276あぼーん:あぼーん
あぼーん
277吾輩は名無しである:03/08/24 19:03
「モームの思い出」は絶版なの?
278吾輩は名無しである:03/08/24 19:13
『ゲイ短編集』を買った人はこれも買っています、のリスト、わかりやすすぎwww
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4582763154/qid=1061719661/sr=1-11/ref=sr_1_2_11/250-0860094-0512244
279吾輩は名無しである:03/08/25 02:20
海牛モーム
280吾輩は名無しである:03/08/25 03:37
すみません、たったいま「雨」を読み終わったところです。
で、ネタバレなので未読の人は読まないでいただきたいのですが、


どうして宣教師は自殺したんですか?
それがどうしてもわかりません。
女の部屋で何をしていたかは分かるのですが、
自殺に至る過程が分からないまま、私の頭が放り出されています。
女が殺したということはないですよね。
どなたか教えてくださいお願いします。
281吾輩は名無しである:03/08/25 23:14
ジョーン・クロフォード主演の「雨」を
昔見ました。もちろん’33に見たわけではありません。
彼女にぴったりの役だったと思います。
あばずれだけど美人なんですよね
白黒映画なのに色彩が想像できる気がしました。
>280
映画のラストは原作よりもう少しわかりやすかった気がします。
282吾輩は名無しである:03/08/26 00:36
>>281
ビートたけしが中学生の時に女湯を覗いて、それを怒った教師のズボンの前が
ふくらんでいたという話をしていたが、それに近い・・・かな?
283吾輩は名無しである:03/08/26 03:40
>>280 
キリスト教と自らの信心を絶対視していた宣教師が
許されざる罪悪の誘惑に自ら負けてしまったのだから、
棄教する=死を選ぶという安易な結論に急いだことは、
極端に意外でも不合理でもないのでは?
むしろここでは死の原因や密室劇がどうこうという部分よりも
キリスト教の教えが自殺を堅く禁じているということまで思い合わせて、
この短編がキリスト者の信心と聖性を嘲弄していることが
決定的になるシーンだというところを読み取るべきですね。
284吾輩は名無しである:03/08/31 13:10
285吾輩は名無しである:03/08/31 13:18
ひどいどもりだったらしいね。例の自伝的小説には書いてあるの?
286吾輩は名無しである:03/08/31 13:41
どもりをびっこに置き換えてあります。
287吾輩は名無しである :03/09/06 00:15
>>286
どちらも放送禁止用語ですね。
288吾輩は名無しである:03/09/13 14:13
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=63
あと5票お願いしまあすー。
289吾輩は名無しである:03/10/17 11:06
保守

この貧乏を脱出したら絆全巻買う事を誓いますカキコ
290吾輩は名無しである:03/10/17 14:18
文庫なら安い。
291吾輩は名無しである:03/10/17 20:15
文庫すら買えない事を貧乏と言うのです(私の基準)
読みたいなら図書館で借りろと言われそうですが
やはり好きな作家の本というものは手に入れたいものですね
新潮の月六と雨・赤毛は持ってます
他のも早く読みたいです
292吾輩は名無しである:03/10/17 22:01
いける範囲でブックオフを回る。100円コーナーにある可能性大。
293吾輩は名無しである:03/10/17 23:42
>>292
そですね。全巻揃いで見つけるのってやっぱり難しいでしょうか?
294吾輩は名無しである:03/10/26 11:21
人間の絆かいました。(岩波版)とってもイイ!
近くの書店で短編集買いたい。
何かお薦めのありますか?
295吾輩は名無しである:03/10/26 16:48
>>294
サキ、カポーティ
296吾輩は名無しである:03/10/26 23:35
モームの短編集だろ>>295
雨と赤毛は基本くさ。
297吾輩は名無しである:03/10/28 08:58
*モーム文庫本、激レアアイテム・ランキング
@『彩られし女性』 小林健治訳 三笠文庫 1953年
A『昔も今も』 清水光訳 新潮文庫 1963年
 『クリスマスの休暇』 中村能三訳 新潮文庫 1964年
C『ライザの初恋』 北川悌二訳 講談社文庫 1979年

*新潮版全集未収録の長編小説
『探検家』 宮川誠訳 近代文芸社 2000年
『夜明け前のひととき』 井出良三訳 リーベル出版 1992年
298吾輩は名無しである:03/10/28 17:25
>>297
グッジョブ!!
299吾輩は名無しである:03/10/28 22:46
>>261
戦国大名なんか両刀使いが普通だったんだが。
性的趣向は後天的要素も大いに影響している。
300吾輩は名無しである:03/10/29 03:47
>>297

『戦うフランスの姿』 井出良三訳 あぽろん社 1995年(限定500部)
301吾輩は名無しである:03/10/29 06:10
『スミス-生計をいとなむ者』 井出良三訳 英宝社 1985年
『聖火』(「現代世界戯曲選集」第5巻収録) 菅原卓訳 白水社 1954年
『パーラーの紳士』 北川悌二訳 学生社 1962年
 −岩波書店より絵本として刊行された「九月姫とウグイス」は本書の1編として書かれた話。
302吾輩は名無しである:03/10/29 06:15
邦訳未刊行の作品

長編:The Making of a Saint(1898)-聖女の出来るまで
長編:The Hero(1901)-英雄
長編:The Merry-go-Round(1904)-回転木馬
長編:The Bishop's Apron(1906)-僧正の前垂れ
短編:The Spanish Priest-スペイン人の僧侶
短編:The Making of a Millionaire-億万長者の出来るまで
短編:A Traveller in Romance-ロマンスの旅人
短編:The Buried Talent-秘められし才能
(上記の短編4作品は1984年刊行の短編集『A Traveller in Romance』所収)
303吾輩は名無しである:03/10/29 06:22
戯曲:Lady Frederick(1912)-フレデリック嬢
戯曲:Jack Straw(1912)-ジャック・ストロー
戯曲:Mrs. Dot(1912)-ドット夫人
戯曲:Penelope(1912)-ペネロープ
戯曲:The Explorer(1912)-探検家[戯曲版]
戯曲:The Tenth Man(1913)-十番目の男
戯曲:Landed Gentry(1913)-地主たち
戯曲:The Land of Promise(1913)-約束の地
戯曲:The Unknown(1920)-未知なるもの
戯曲:Caesar's Wife(1922)-シーザーの妻
戯曲:East of Suez(1922)-スエズの東
戯曲:The Unattainable(1923)-達成不可能
戯曲:Leaves and Fishes(1924)-葉っぱと魚
戯曲:The Constant Wife(1927)-糟糠の妻
戯曲:The Letter(1927)-手紙[戯曲版]
戯曲:The Bread-Winner(1930)-大黒柱
戯曲:The Noble Spaniard(1953)-スペイン貴族
紀行文:The Land of the Blessed Virgin(1905)-アンダルシア旅行記〜聖母の大地
エッセイ:Purely for My Pleasure(1962)-我が純粋なる喜び
304吾輩は名無しである:03/10/30 23:10
>>302 >>303 乙
305吾輩は名無しである:03/10/31 20:17
剃刀の刃が読みて〜〜。

でも神保町の古本屋で売ってるボロボロのやつは欲しくない。
306吾輩は名無しである:03/11/02 08:27
>>305
ちくま版買えばええやん。
307吾輩は名無しである:03/11/05 20:38
>>306
もう、ちくまもコスモポリタンズとアシェンデン以外はアウトだよ
308吾輩は名無しである:03/11/10 23:38
<207
『夜明け前のひととき』はつい最近読んだ。
偉そうなことを書いてしまい恐縮だが、この訳の日本語は奇妙に感じる。
当方、『人間の絆』を若年期のバイブルとした人間。
309吾輩は名無しである:03/11/16 21:24
昨日、ブクオフにて講談社の世界文学全集モーム(月6とかみそりの刃収録)を100円でゲト
全然綺麗だし良い買い物した!
この種の本を投げ売りしてるから新古書店はやめられん
310吾輩は名無しである:03/12/03 23:15
ちくま文庫復刊お願い上げ
311吾輩は名無しである :03/12/05 23:52
>>310
同感〜。
昨日、本屋で「コスモポリタンズ」と「アシェンデン」見た。
「かみそりの刃」は、とんと見かけない。
312吾輩は名無しである:03/12/06 08:48
もう、日本の出版社には期待しないので
洋書でモームを読むと決心しました。









あっ、おれ英語が出来ないんだ・・・・・・・・・・・・・・・・・
313吾輩は名無しである:03/12/06 22:51
人間の絆最高。
私も英語で読んだよ。
あれは22歳。社会にでたばっかりのとき。
挫折しながらも生きていくのが人生。
人生は孤独だけれど生きていけるという強いメッセージを感じたよ。
ミルドレットは男だったという説は面白いね。
ミルドレットって女の嫌な部分を凝縮させたような人だけれど,その野生的な生き方にひかれるんだろう。
モームの短編を読むとなぜか中島敦を思い出す。この二人ってなんとなく文体が似てない?
314吾輩は名無しである:03/12/06 22:53
モームの面影を尋ねてキングスカレッジまでいった。カンタベリーにある。
モームが学んだ学校の前に記念碑があった
315吾輩は名無しである :03/12/07 11:28
新潮文庫はロングセラー作品の改版を進めているが、中野訳版「人間の絆」も是非。
無理を言って申し訳ないが、なおかつ現在の4分冊を2分冊にまとめて欲しい。
いや、字を大きくするから、もっと増えるのか。「白い巨塔」みたいに。
316吾輩は名無しである:03/12/07 18:41
日本の製本技術は高いと思うんだけど、
どうして最近は分冊が多いんだろう。
外国のペーパーバックなんて、
馬鹿長い話を1冊で読めるというのに。
317吾輩は名無しである:03/12/07 21:26
あれはあれで読みにくい、割れるし。
318吾輩は名無しである:03/12/08 10:38
>モームとロレンスのバトル(『アシェンデン』あとがきより抜粋、編集)

>モームの珍しいスパイ小説『アシェンデン』に対して、ロレンスはこう批評して
>いる。
>─「モーム氏は卑しい世界をこんな風に卑劣な角度からみて人物を操るのであり、
>こんな不愉快な小説はまったくどこにもありはしない」

> これに対するモームの批評。
>─「私はロレンスの短編をいいと思ったことなど一度もない。
>どれも形式のない、冗漫なものばかりだ。それに私には歪んだ
>ものとみえる思想を無理に押しこんでいる。・・・人は天才だ
>というが、どうだかわからん。文章は実に美しく続くことがあ
>るが、全体の効果としては性急で味がない」

>このロレンスに代表される、とくに芸術を好むインテリからの攻撃に腹を据えかねて、
>モームは自著『アシェンデン』にわざわざ序文を書いた。

ttp://sc.freehomepage.com/maugham_review.html
319吾輩は名無しである:03/12/08 21:19
モーム好きが多くてうれしい
320吾輩は名無しである:03/12/08 21:21
モーム好きな人はモーム以外には誰が好き??


私はハーディとかヘンリー・ジェイムズ、グレアム・グリーンとか
321吾輩は名無しである:03/12/09 19:55
私はジェーン・オースティンとか夏目漱石が好きです。
322吾輩は名無しである:03/12/09 20:04
emフォースター、コンラッドなど
>>320
私もハーディが好きです
323ハァ?:03/12/10 18:17

       巛彡彡ミミミミミ彡彡
       巛巛巛巛巛巛巛彡彡       
   r、r.r 、|:::::           | 
  r |_,|_,|_,||::::::     /'  '\ | 
  |_,|_,|_,|/⌒      (・ )  (・ )|     ハァ?
  |_,|_,|_人そ(^i    ⌒ ) ・・)'⌒ヽ  
  | )   ヽノ |.   ┏━━━┓| 
  |  `".`´  ノ   ┃ ノ ̄i ┃|  
  人  入_ノ´   ┃ヽニニノ┃ノ\   
/  \_/\\   ┗━━┛/|\\
      /   \ ト ───イ/   ヽヽ
     /      ` ─┬─ イ     i i
    /          |      Y  | |







324吾輩は名無しである:03/12/15 22:04
モームの小説を読んだ後はプロレタリア文学を読みたくなる
325吾輩は名無しである:03/12/16 20:41
BBCのThe Big Readの上位200に1作もモームが入っていないとは!
信じられん。
326吾輩は名無しである:03/12/17 18:25
巨星なのに見くびられてる感じだよね、モームって。
読みやすさに非常に気を使ってる書き手だから、
逆に衒学ノリが好きな人には受けないのかも。
327Maugham-mania:03/12/17 21:12
創造書房から初訳が3冊出ている。
@幻の処女短編集『指針』
A『サマセット・モーム未公開短編集 11篇の忘れ物』
B『モーム初訳6選 埋めてしまった才能』
モームのことが知りたければ、
田中一郎著『秘密諜報員サマセット・モーム』(河出書房新社)がお薦め。
328吾輩は名無しである:03/12/25 20:32
2以外は高い
329Maugham-mania:03/12/26 21:21
>>328
ちくま文庫がモーム・コレクションをやめてしまったように、
今時モームじゃ売れる見込もないし、
原書入手の難しさや取材費の問題を考えれば、
高いのもやむを得ない気がする。
ネット・オークションで@が1,200円で出ているのを見た記憶があるけど、
一番古いのが『秘密諜報員サマセット・モーム』の1996年3月なので、
まだ古本市場にはあまり出回っていないと思う。
だから、図書館で読んだらいいと思う。
@AB3冊とも揃っているところは少ないけど、
どれか1冊なら結構置いてある。
@ABの順に可能性が高い。
『秘密諜報員サマセット・モーム』は結構置いてある。
330吾輩は名無しである:03/12/27 15:38
そういや復刊ドットコムの「昔も今も」が100票到達したけど
新潮(たぶん、全集でなくごく短期間しか出ていなかった文庫版が
底本になると思われる)だし「オンデマンドで予約者のみに
販売」形式になるんかな。

http://www.fukkan.com/vote.php3?no=63
33135歳 主婦 ◆baeGuFHffI :04/01/02 16:33
モームの戯曲って「夫が多すぎて」以外出てないけど
沢山あるのに勿体ない。
もっと読みたい。
332吾輩は名無しである:04/01/02 19:32
出てるよ。
自分で調べようともしない奴は読まなくていいよ。
33335歳 主婦 ◆baeGuFHffI :04/01/02 20:12
え〜、どこで売ってるの??
amazonで見たけど無かったよ。
神保町とかで売ってる汚いのはイヤだ。
334Maugham-mania:04/01/03 12:19
>>333
モームの戯曲の翻訳書(出版順)
@『聖火』(1954年白水社『現代戯曲選集イギリス篇』)
A『むくいられたもの』『シェピー』(1955年新潮社『サマセット・モーム全集22』)
B『おえら方』『ひとめぐり』(1956年新潮社『サマセット・モーム全集21』)
C『スミス』『生計をいとなむもの』(1985年英宝社)
D『夫が多すぎて』(2001年岩波文庫)
E『リハーサル』『男女の仲は神のみぞ知る』(2002年創造書房『モーム初訳6選 埋めてしまった才能』)
33535歳 主婦 ◆baeGuFHffI :04/01/03 16:45
売ってないじゃん。

5と6だけは売ってるけど。
336吾輩は名無しである:04/01/03 17:09
331 :35歳 主婦 ◆baeGuFHffI :04/01/02 16:33
モームの戯曲って「夫が多すぎて」以外出てない

331 :35歳 主婦 ◆baeGuFHffI :04/01/02 16:33
モームの戯曲って「夫が多すぎて」以外出てない

331 :35歳 主婦 ◆baeGuFHffI :04/01/02 16:33
モームの戯曲って「夫が多すぎて」以外出てない

331 :35歳 主婦 ◆baeGuFHffI :04/01/02 16:33
モームの戯曲って「夫が多すぎて」以外出てない

331 :35歳 主婦 ◆baeGuFHffI :04/01/02 16:33
モームの戯曲って「夫が多すぎて」以外出てない

331 :35歳 主婦 ◆baeGuFHffI :04/01/02 16:33
モームの戯曲って「夫が多すぎて」以外出てない

331 :35歳 主婦 ◆baeGuFHffI :04/01/02 16:33
モームの戯曲って「夫が多すぎて」以外出てない

331 :35歳 主婦 ◆baeGuFHffI :04/01/02 16:33
モームの戯曲って「夫が多すぎて」以外出てない
33735歳 主婦 ◆baeGuFHffI :04/01/03 17:23
ナマ言ってるとスッ飛ばすよ。
33835歳 主婦 ◆baeGuFHffI :04/01/03 17:24
洋書だったらモームの作品ってほとんど読めるのかな??
339吾輩は名無しである:04/01/03 17:29
「教えてくれてありがとう」も言えない馬鹿がいるようですね。
34035歳 主婦 ◆baeGuFHffI :04/01/03 17:47
教えてもらってないじゃん。

入手方法があるなら教えてよん。
341吾輩は名無しである:04/01/03 23:42
>>340
質問の仕方すら弁えていない馬鹿ババアは氏ねってことですよ。
おわかりですかね?


それとも、よっぽど頭が悪いの?
親兄弟も頭悪かったろ?
もしかして35なら子供もいるのかな、馬鹿ガキだろうけど(ゲラゲラ
342吾輩は名無しである:04/01/03 23:50
「やれやれ」と通行人はさびしくつぶやいた。
343吾輩は名無しである:04/01/04 00:14
「やれやれ」といま1人の通行人もつぶやいた。
でも、この遣り取りってどこかモームの小説世界だよね。
34435歳 主婦 ◆baeGuFHffI :04/01/04 01:44
バカほど他人をバカにする
34535歳 主婦 ◆baeGuFHffI :04/01/04 01:46
本当にやれやれだよ>>341には・・・・
346吾輩は名無しである:04/01/04 02:32
娯楽で読書してる主婦は一般書籍板に逝ってくれ。
荒れてしゃあない。
347Maugham-mania:04/01/04 08:48
>>338
とりあえず宮地國敬著『モームの芝居』(1991年英宝社)でも読んでみれば?
(あっ、これも無理かな?)
348吾輩は名無しである:04/01/04 09:17
>346
イタタタタ…
349:04/01/04 10:48
この馬鹿女コテは監視対象にしたほうがいいな
350吾輩は名無しである:04/01/04 12:19
              __,,,,,,
         ,.-'''"-─ `ー,--─'''''''''''i-、,,
      ,.-,/        /::::::::::::::::::::::!,,  \
     (  ,'          i:::::::::::::::::::::;ノ ヽ-、,,/''ー'''"7
      `''|          |:::::::::::::::::::::}     ``ー''"
        !       '、:::::::::::::::::::i
        '、 `-=''''フ'ー''ヽ、::::::::::/ヽ、-─-、,,-'''ヽ 
         \_/     ヽ--く   _,,,..--┴-、 ヽ
                     ``"      \>
351Maugham-mania:04/01/04 12:22
>>338
どうしても読みたければ、“The Collected Plays”
(全3巻、Heinemann、1931年初版、1952年再版)かな?
再版が日本の古本屋で見つかれば3万円程度。
あとは、ネットで探すか、イギリス辺りの古本エージェントに頼むしかない。
35235歳 主婦 ◆baeGuFHffI :04/01/04 13:05
なるほど。洋書でも入手しずらいのがあるんですね。
情報ありがとうございました。

モームってもう絶版になった文庫って沢山あるんですね。
ブックオフによく行くけどそおゆう昔の文庫は見つからないですね。
つい最近絶版になったちくま文庫の3冊辺りは見つかりそうな
もんですけど無いですね。
353浪子:04/01/04 15:16
久しぶりに来たらなかなか荒れてるみたいね。
主婦さん、ネットの古書店くらい知らないの?
あと質問する人はもっと謙虚にしないと。
答えてくれてる人は善意でやってくれてるんだもんね。
354Maugham-mania:04/01/04 16:02
面白くなければ小説じゃない……的に考えていたモームだから、
世紀がかわった今でも、エンタテイメントとして読まれていると知ったら、
むしろ喜ぶんじゃないかな?
どんな読み方をする人でも、
このサイトでモームをより深く楽しんでくれるようになったら、
Maugham-maniaとしては嬉しいよ。
355吾輩は名無しである:04/01/04 16:24
>ブックオフによく行くけどそおゆう昔の文庫は見つからないですね。

当たり前だろ・・・
山陽堂とか行けばいいじゃん。
356吾輩は名無しである:04/01/04 16:49
主婦は古本嫌い
35735歳 主婦 ◆baeGuFHffI :04/01/04 19:28
うん。古本嫌い。ブックオフは綺麗なほうだから耐えられる。
神保町あたりの本屋で売ってるのはキツイ。
しかも高いしね。

>>353
いや、ネットの古書店見たからモームの文庫って沢山出てたんだなって
思ったんですよ。
質問に答えてくれた人には謙虚にしてるつもりですけどね。
たまに喧嘩売ってくる輩が問題。
358Maugham-mania:04/01/04 22:07
高くて買えないというのならわかるけど、
汚いのは嫌だということになると、
モームに対する熱意が疑われてしまう。
モームloveのこのサイトでそういうのはバッシングの対象になりやすいかも。
読むだけなら図書館に行けばいい。
新潮社の全集(なければ、新潮文庫のシリーズ)を一通り読めば、
初心者としては十分だと思う。
359浪子:04/01/04 23:08
>>357
そうなんだ〜、気悪くしたらごめんね。

モームの文庫は沢山出てたけど、ほとんどが50〜60年代で、
地道に改版されることなく次々絶版になってるからね。
ブックオフとかで綺麗な美本見つけるのって多分無理だよ。
でも私も欲しいな。美本のモーム文庫。新潮社のやつ。

>>358
私も基本的にそう思うけど、人それぞれでいいんじゃない?
モームへの熱意とインテリアへの熱意の二つの熱意のバランスによって、
どこまで美本を求めるかが変わるんだから、単純にモームへの熱意が薄い、
って決めつけるわけにはいかないと思うよ。
でも、そう疑う人が出てきてもおかしくないかもね。
360吾輩は名無しである:04/01/04 23:12
相手にしなくていいよ。
こいつはいろんな作家のスレでつまんねーこと書き殴ってるから。
361吾輩は名無しである:04/01/05 19:34
通行人です。
モームは高校時代にはまりました。
月と6ペンス、お菓子と麦酒、雨、要約すると(受験英語用)・・・
モーム今は入手困難なんですね。因みに私は一冊も持っていません。
人間の絆なんか学校の図書館から借りて読みました。
ミルドレット懐かしい。
たしかキム・ノヴァクかなんかで映画化されましたね。
ポスターか映画雑誌で見た彼女は肌も露わで高校生には目の毒でしたが。
過去ログでモームがイアン・フレミングと友達なのと女嫌いなのを知りました。
シムノンの奥さんがフレミングと話したとき、シムノンは1万人の女性と関係
したから、女を書けたけど、あなたは女性関係が少ないから女を書くのが下手
なのと言ったとかそんな話を思い出しました。
あとニ流の文学者論について、モームは詩が書けないから(自分が言った?)
だと言われていた気がします。
おじゃましました。
362Maugham-mania:04/01/05 22:53
『人間の絆』の映画化では、ベティ・デイヴィスの『痴人の愛』
(何だ、このタイトルは! 谷崎のパクリか?!)
が日本でもDVDになっているけど、
キム・ノヴァクの『人間の絆』は日本版がない。
(オリジナル版のVTRはあるけど、字幕か吹き替えがないときつい。)
TVでのOAを楽しみにしているんだけど、見通し暗そう。
OA情報、察知したら教えて!
363吾輩は名無しである:04/01/09 23:22
モーム初心者です。
「人間の絆」と「月と6ペンス」、初めて読むならどっちがおすすめ?
364浪子:04/01/10 00:32
初心者は短編集から読むのをお勧めします。
もしその二作のうちどちらを選ぶかと言われると、6ペンスの方かな。
365吾輩は名無しである:04/01/10 00:51
短編集ってどれだよw
「雨」嫁。
新潮文庫『雨・赤毛』中野訳でな。
366吾輩は名無しである:04/01/10 01:04
『マッキントッシュ』もええでえ。
367浪子:04/01/10 01:44
>>365
入手しやすいものならそれ。
でも私は新潮の「太平洋」の方が好きw

別になんでもいいと思うよ。
英語読めるなら、ペンギンに沢山あるし。
368Maugham-mania:04/01/10 10:07
短編を年代順に追いかけるなら、処女短編集『指針』(創造書房)から。
369吾輩は名無しである:04/01/10 15:59
短編もユーモラスで面白いけど、やっぱり長編の方がうまいと思うなあ。
最高傑作は、と言われたら月並みだが「人間の絆」だと思うし。
370吾輩は名無しである:04/01/10 16:33
>362
実際モームの作品は古くからアメリカではかなり映画化されていますね。
SFの「ブラッドマネー博士」(ディック)で地球に戻れなくなった宇宙船の搭
乗者が地球を回る軌道で三次世界大戦後の荒廃した地上の人々にリクエストに
応じて「人間の絆」を朗読してやります。みんな時間がくるとそれぞれの集会場
で受信機を前に毎日朗読を楽しみにしています。
このSFを読んだ時、モームはアメリカの大衆にも人気があるんだと思った記憶
があります。
371Maugham-mania:04/01/11 09:04
『人間の絆』は、大衆作家としてしか評価されていなかったモームが、
何とか純文学の作家としての評価を得ようと、力を入れて書いた作品。
(現代の日本のエンタテイメント作家が、
 芥川賞や直木賞に挑戦するのに似ているかも。)
372吾輩は名無しである:04/01/11 11:21
直木賞は大衆作家がもらうんじゃなかったっけ?
373吾輩は名無しである:04/01/11 15:57
>>371
モームにそういう意気込みがあったのか。
大衆作家を低く見てたのかね?
374吾輩は名無しである:04/01/11 17:49
吉田健一か誰かが書いてたが、当時の英国では例えばフォースターを読む階級というのは
モームなど相手にしなかった、そうだ。
375Maugham-mania:04/01/12 15:43
>>373
「意気込み」というよりも、「意地」だと思う。
(面白くなければ小説じゃないという考えを実践しているモームが、
 面白くなくても世間一般に評価されるような作品を書いてみせた。)
モーム一流の「皮肉」ともとれる。
376吾輩は名無しである:04/01/16 16:58
美香は創価学会員(中年部)
37735歳 主婦 ◆baeGuFHffI :04/01/17 14:44
「アシェンデン」再読出来なかった・・
面白いけど最後のほうで急につまんなくなった。

「魔術師」は再読でも面白く読めた。
378吾輩は名無しである:04/01/18 23:11
>>377
なんで本なんか読むの? 主婦なのに。
379吾輩は名無しである:04/01/20 09:58
仮にもモーム好きならそんな俗っぽい差別思考するな
380吾輩は名無しである:04/01/25 11:20
昔読んだ短篇集を久々に再読。
いや〜面白かったです!
他のも読みたくなったです!
さすが、モーム!
381吾輩は名無しである:04/01/28 22:04
>>374
どういうことだ?
上流は○○を読んで、、、みたいな?
382吾輩は名無しである:04/01/29 10:59
モームの自伝(要約すると)を読むとカントやスピノザ、ヘーゲルを読んでいたとあるけど、
英語だと理解しやすいのかなあ?
小谷野敦もどこかでカントの『純粋理性批判』を英語で読んで理解できたと書いて
いたけど。
それにしても『ドン・キホーテ』を原文で読んだりチェーホフを読むためにロシア語
勉強したり、他にも科学論文読んだりして、この人勉強家だね。
383吾輩は名無しである:04/01/29 13:13
>>382
シンクロニシティ?
先日、英訳の『純粋理性批判』を買いました。
紀伊国屋で立ち読みしたら理解しやすいなと思ったので。
日本語訳よりも理解しやすい、と思う。といっても私がいう日本語訳は岩波の最近のものだけど。
384吾輩は名無しである:04/01/29 18:13
>>381
そうだと思う。あっちは階級社会だから、日本の「純文学―大衆小説」っていう
区分以上に明確に分かれてる。下層民の読むものと中流階級以上の読むものっていう
区切りが
385吾輩は名無しである:04/01/29 20:05
上流にモームが読まれなかったのは痛いトコ突かれてる弱みもあったのでは?
お菓子と麦酒を挙げるまでもなくノーブル連中の俗っぽさを皮肉るのが上手い人だし。
「主人公が上流階級出身ではない」という理由だけで上流には読まれない、みたいな記述もどっかにあった気が。
386吾輩は名無しである:04/01/29 21:15
ソープオペラくさいからなんじゃないの?
別に上流階級の痛いところをモームだけが突いてたわけじゃないし。
読む新聞から違う、完全な階級社会だからね。
モームは大衆向けに書いてただけでしょう。
387シリトー大好き:04/01/29 21:16
アラン・シリトーを読んだとき、労働者階級の作家という言葉に出くわした。
まぁイギリスは保守党、労働党の国だからな。
388吾輩は名無しである:04/01/29 23:22
逆に、上流が読む作家って誰なのよ
日本でも“階級”ってわけではないけど、
読む作家によってハビトゥスのようなものが割り出せたりするのかね?
俺の通っていた高校は「村上春樹」を誰でも読む風潮があったんで
当時三島にはまってた俺は不思議な気持ち何かあるんだろうと漠然と思っていたのだが。。。
389吾輩は名無しである:04/01/29 23:23
モームが諜報部員か。
ゲーテを批判していたのも頷けるなぁ
390吾輩は名無しである:04/01/29 23:25
「諜報部員」をロレンスが批判していたね。
391吾輩は名無しである:04/01/29 23:26
だから日本とは社会の成り立ち方が違うっつってんだろが。
てめえの周りの体験だけでイチャモンつけてんじゃねえよ。
読む新聞もそうだが、やるスポーツだって違うし飲む酒だって違う。
上流階級はイギリス全人口の数パーセントしかいねえんだよ。
そんで中産階級、こいつらは大学にも行く。
そして人口の六割を占めるのが労働者階級だ。

ついでだから教えてやるが、
上流階級は昔の詩くらいしか文芸に触れない。
他の芸術に忙しいからな。
392吾輩は名無しである:04/01/29 23:35
>>391
おまえばかだな
393吾輩は名無しである:04/01/29 23:36
>>392
底辺の人間は語彙も貧困だな
394吾輩は名無しである:04/01/29 23:37
>>393
語彙の貧困な人
395吾輩は名無しである:04/02/03 15:29
「いいんじゃないすか」by両津勘吉
396吾輩は名無しである:04/02/03 18:37
ここの人はモーム云々する前にイギリスについて少しでもいいから学んだ方がいい
難しい本が駄目だったら「地球の歩き方」とかでもいいから。
397吾輩は名無しである:04/02/29 20:59
age
398吾輩は名無しである:04/03/09 13:20
俺は『女ごころ』が好きだ。
39935歳主婦 ◆baeGuFHffI :04/03/09 20:38
岩波文庫でなにかモームの新しいやつ出してくれないかな。

版権沢山持ってるんだからどんどん出しなさいよバカ!
400吾輩は名無しである:04/03/09 22:53
版権?

意味わかってますか?
401吾輩は名無しである:04/03/09 23:06
以下、「雨」のネタばれ質問なのだが・・・


ミス・トムソンは本当に改心してたの?
改心したように見せかけてて、デイヴィットソンを誘ったの?
それとも、改心してたのにデイヴィットソンにやられて
元通りになっちゃったの?
40235歳主婦 ◆baeGuFHffI :04/03/13 20:56
モーム絶版本が全然見つからないよ〜〜〜〜〜

古本屋で新潮文庫の「手紙」は見たけど
カバーも無くて汚すぎだったので勿論買わない。

モーム全作品集みたいなの出してくれよん。
403吾輩は名無しである:04/03/13 20:58
モーム全集があるだろうが雌ブタが
40435歳主婦 ◆baeGuFHffI :04/03/13 21:11
>>403

よく読みなさいよ。全作品って書いてるでしょ。
全集って新潮の全集でしょ?
文庫で普通に買えるのがほとんどだし、
モームの作品を全然網羅してない。
40535歳主婦 ◆baeGuFHffI :04/03/13 21:12
>>403
雄豚は引き篭もってろ!
406吾輩は名無しである:04/03/13 22:32
うっせえーよばばあ
てめえ俺の親と同い年だなあ
こんなとこ来てねーで花丸テレビ見てろ!ばばあ””
407吾輩は名無しである:04/03/13 22:41
まあまあ、またーりいこうよ

40835歳主婦 ◆baeGuFHffI :04/03/14 09:32
>>406

親が私と同い年ということはやっぱり糞餓鬼だったんだ。
中学生か。

全く中学生に文学なんてわかるのかね・・
どうせドストエフスキーの「罪と罰」あたりを読んで得意になってるレベルかな。
中学生が「女ごころ」や「人間の絆」読んだって内容を追える程度で
深い中身はわからないでしょ。
409吾輩は名無しである:04/03/14 10:22
人が他人によくないことをしたとき、笑って肩をすくめるのは易しい。
彼らが自分によくないことをしたとき、それはなかなかできないことである。
わたしはそれが不可能だとは思わなかった。

「要約すると」(新潮文庫)p196
410吾輩は名無しである:04/03/14 10:51
モームが労働者階級の出身だなんて、とんでもない。

「それというのが、百年以上も、わたしの家系は法律に従事して来たからで
ある。イギリス人名辞典によると、祖父は法律協会創立者二人のうちの一人
であり、イギリス博物館図書館の目録には、彼の法律上の著書の名が、たくさん
挙げられている。」

「わたしの両親は、わたしがまだ幼い頃、母は八歳、父は十歳の時死んだので、
伝聞以外には、ほとんど彼らのことをしらない。」

「父はパリーに行って、イギリス大使館顧問弁護士になった。」(以上、「要約すると」より)
411吾輩は名無しである:04/03/14 17:47
>>408
知識も教養も文章力も欠けたコテハンが中学生相手に説教、いや、
八つ当たりしてる姿は見たくないですね。
あなたが何を目的にコテハン名乗ってるかは知りませんが、
ixionみたいな知識や、美香みたいな毒など、
何の特徴もないコテハンは意味ないからやめたらどうですか?
412吾輩は名無しである:04/03/14 18:10
まあま、そのへんで...

もれはkiteが気に入ってる

厨房のころモーガムだとずっと思ってた。

翻訳ものをいいとおもうってことは、翻訳者の文才も相当なものなんだろうね
413吾輩は名無しである:04/03/14 19:06
白日や 童をからかう をんなかな
414吾輩は名無しである:04/03/14 21:08
>>408
中学生でも理解する子は理解するよ。
35歳ぐらいで大人ぶってるあなたの方が、モームをほんとにわかってるのか疑問です。
私は33歳ですが、同世代として、あなたのことをはずかしいと思います。
415吾輩は名無しである:04/03/14 21:43
昔、高校の英語の副読本にモームをやりたい、て言ったら、
先生にモームは中年になってから読むもんだと言われたのを
思い出しました。
で、結局、バートランド・ラッセルのあまり面白くない
評論読まされるはめに…。
中年になった今、モーム読みたいですね。
416吾輩は名無しである:04/03/14 21:50
>>414
何となく同意。
人間の絆、10年後に読むと、また違った感想を味わえそうですね。
読み尽くした気がしない、10年来、折に触れ、読み返しているのだが。
その時々の年齢に応じた感動があります。
417吾輩は名無しである:04/03/14 21:53
>>408
おたく自身の人物造型に破綻があるな。
つーか、家事・育児にストレスのたまったイライラ主婦という
キャラがモームみたく面白くない。つまらん。出直せ。
418吾輩は名無しである:04/03/14 22:01
主婦って楽そうでいいなあ
俺も就職せずに主夫やりたいな
419吾輩は名無しである:04/03/14 22:20
>>414
頭の悪い人間は劣悪な環境で育ってきているから、
世の中にどれほど多種多彩な人間がいるのか、
まったく理解できないのでしょう。

それは彼女自身の責任ではないのですから、
あまり責めては可哀相ですよ。
42035歳主婦 ◆baeGuFHffI :04/03/15 20:37
私って結構人気あるみたいね。
421吾輩は名無しである:04/03/16 23:05
>>420
あるいみではそうみたい

はまこうさんをおもいだしますた
物議をかもす発言ってやつですか


422吾輩は名無しである:04/03/18 20:07
つーか、コテハンを叩きたがるやつは、どの板にもいるよ。
423吾輩は名無しである:04/03/23 17:09
あげ
42436歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/04/03 15:08
すごい下がってるじゃん。

やっぱりこのスレは私がいなきゃダメだね。

「探検家」(?)をいいかげん読まなきゃなあ・・
でも2000円するのに3時間くらいで読み終わりそうなほど短い。
425吾輩は名無しである:04/04/03 15:44
>>424
お前が来たから人がいなくなったんだろ。
42636歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/04/04 19:07
モームの戯曲が読めないこの日本は終わりだね。

427吾輩は名無しである:04/04/04 19:24
426 :36歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/04/04 19:07
モームの戯曲が読めないこの日本は終わりだね。
428吾輩は名無しである:04/04/04 20:52
>>427
はバカ
429吾輩は名無しである:04/04/06 10:26
同じ作家の作品に興味があって、同じスレに集まる人でも色々いるもんだね。
最近、確かにちくまのモームのシリーズは、見かけなくなった。ある時に、全部揃えるべきだった。
430吾輩は名無しである:04/04/14 17:11
モームって小学生でも読むと思うけど
43136歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/04/17 13:22
読むことは小学生でも出来るよ。
でも・・・
432吾輩は名無しである:04/04/17 14:42
けっこう映画になってて、名作も多いね。
お子さま向けの奴しか読んでないんだよきっと。
ママがんばれ。
433吾輩は名無しである:04/04/17 14:46
>431
悪魔にでも喰われろ
434吾輩は名無しである:04/04/17 15:48
「月と六ペンス」で ストリックランドの体温をはかると104度あったと
超〜古い私の手元にある文庫にはあるんですが、これは単位が異なるということでしょうか?
435吾輩は名無しである:04/04/17 15:55
>>431
中身は理解できないだろうって?
そりゃそうよ 勝手に楽しんで読んでたもの 小学生時分は
でもつっこみどころ満載ですね 僕はつきあいませんが。

436吾輩は名無しである:04/04/17 15:56
月と六ペンス なら2時間くらいで読めるっていう人いるけど
そんなにスラスラと読みやすい作品?
437吾輩は名無しである:04/04/17 16:45
>>434
華氏だろ。「℃」じゃなくて「度」って書いてある事からも自明。
43836歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/04/17 19:38
さて、そろそろ「探検家」と短編集2冊を読もうかな。

しつも〜ん。
モームと仲が良かった作家、悪かった作家を教えて。
「お菓子とビール」でハーディにはムカつかれてたのは知ってるけど。
439吾輩は名無しである:04/04/17 19:48
サリンジャーといってみる
440吾輩は名無しである:04/04/17 20:00
ガキの頃に読んだ電波画家の話はおもしろくて、ついでに美しかった
と記憶している。
タイトルは忘れた。。なんだっけ?
441吾輩は名無しである:04/04/20 07:37
短編の「雨」ってどうよ。
442吾輩は名無しである:04/04/20 07:38
うぉー 気になって検索したら>>280を見てしまったーーー
443吾輩は名無しである:04/04/20 20:31
>>441
豚!豚!豚!
444吾輩は名無しである:04/04/25 05:42
絵の勉強してる女が忘れられん
445吾輩は名無しである:04/04/26 11:07
ストリックランドが死んだとき
ほんとうに何かが死んだような気がした
44636歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/05/01 17:29
「指針」読了。

短編が6篇収録されてます。
「アミンタスの選択」以外は結構良かった。
一番良かったのが「デイジー」。
しかし、
ネタバレになるから書けないけど最後の終わり方が不満。
44736歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/05/02 07:17
書き忘れてた

ちくま文庫「アー・キン」古本屋でゲット!!
古本屋で買ったんんだけど新品なのね。
絶版文庫入手って嬉しいなあ。
448吾輩は名無しである:04/05/02 14:34
>>446
「良かった」だけじゃ何も伝わってこないわけですが・・・
44936歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/05/03 11:42
>>448

別にこれといって感想が無いから。
450吾輩は名無しである:04/05/03 19:08
>>449
感想もないのに、どうしてよかったってって思うの?
活字を見るのが好きなのなら、辞書でも読んでれば。
多少教養もつくんじゃない。
451吾輩は名無しである:04/05/03 21:16
これといった感想もないなら、いちいち書き込むなよ。
お前の読了報告なら、自分で日記でも付けてりゃいいのに。
45236歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/05/03 21:25
私が書き込まなかったらこのスレ落ちちゃうでしょ。

でももういいよ。
このスレは私は捨てるから。
アホしか集まらないスレなんていらない。
ばいばい〜〜
453吾輩は名無しである:04/05/03 21:27
さようなら、もう来なくて良いよ。
454ファルロス満々:04/05/03 21:27
モームどころじゃあねえ!
455吾輩は名無しである:04/05/04 20:56
モームは小学生でも読めると思うがなあ。ずっと前だけど
図書館で小学生(女)が別の子にポーが面白いことを力説し
ていた。相手の子は無関心。文章的にポーのほうが難しい
と思わん?
456吾輩は名無しである:04/05/04 22:50
文章はそうかもしれんが、内容的には・・・
457吾輩は名無しである :04/05/05 00:54
>>455,456
「雨」なんか小学生ではわかんないだろう。
4581@CLIE ◆GodOnnFcO. :04/05/05 03:45
人間の絆ってモームだったかな
かなり昔読んだけど訳が古臭すぎて読みにくかった気が、、
心理描写とかはなかなか美味いけどいまいち共感できない内容だった
459吾輩は名無しである:04/05/05 04:46
今読んで「人間の絆」に共感出来る奴なんているのか?
そういう読み方をする作品ではないと思うんだが。
460吾輩は名無しである:04/05/05 09:50
結局、えび足って何なんだ。まがってるのか
461吾輩は名無しである:04/05/05 11:12
ごめん、「人間の絆」読んですごく共感した。
フィリップってまるで自分・・・。と思ってへこんだよ。
4621@CLIE ◆GodOnnFcO. :04/05/05 18:54
共感というか理解できんかった。
463吾輩は名無しである:04/05/05 19:08
>>460
「先天性内反足」でググってみてくださいな。
464吾輩は名無しである:04/05/05 19:38
>>463サンキュー
465吾輩は名無しである:04/05/05 21:57
t
466吾輩は名無しである:04/05/06 21:01
461と同じく、フィリップに滅茶苦茶共感してしまった。
身体に関する劣等感なんかは全くないけど。
街を行く人々が、軒並み下劣に見えてしまうところとか。
熱愛&崇拝していた人々をどんどん踏み越えていってしまうところとか。
最後にサリーに対して湧き上がった感情も、自分の感情みたいに
よくわかってしまった。

でも、これじゃ確かにへこむね……。
46736歳節約ママ ◆yh8F30D4Iw :04/05/07 00:08
       ,.-‐ """''''''- 、       /)
           /          \     ( i )))
          /  ノりノレりノレノ\  i     |‐―|
          i  ノcニつ ⊂ニュ ミ | .   |:::::::::|
         ノ  |  <@  ミ @ヽ. | |    |:::::::::|
         イ   |    (o_o.    | |    |:::::::::|  あんたたちにモームがわかるのかしら?
         ノ   !   ノ u 丶.  ! ヽ   /:::::::::|    はなはだ疑問ね、IDIOTS
         彡  !    (つ     !  ミ /:::::::::/
        ノ   人   "     人   /::::::::::ノ
        ー '''"   |      | _/::::::::::::/ モグモグ
            /::|`─-─´.|::\::::::::::::::/
468吾輩は名無しである:04/05/07 09:48
>>467
あなたはかわいそうな人ね。
46936歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/05/07 20:38
>>468

ニセモノ。
470吾輩は名無しである:04/05/07 23:59
>>469
ニセモノでも、ホンモノでもかまわんから、前言通りこのスレを捨ててくれよ。
471吾輩は名無しである:04/05/08 00:07
偽物≧本物、と思ってるのは俺だけではないはず
472無名草子さん:04/05/08 09:07
>>469
まあ戻っておいでよ
あなたの先月の読書は14冊でしょう。
473吾輩は名無しである:04/05/08 12:23
真面目なスレなんだからあまり他人を馬鹿にするなよ
474VON・トーマス・マン:04/05/08 20:33
モームはやっぱ情報部員でしょう。それも007みたいな人じゃなくて、
どちらかというと文章や文化から対象国を判断する分野の情報部員。
47536歳節約ママ ◆smrffWDWoE :04/05/08 21:21

    ,.-‐"""''''''- 、
   /          \
  /  ノりノレりノレノ\  i
  i  ノcニつ ⊂ニュ ミ |
 ノ  |  <@  ミ @ヽ | |    
 イ   |    (o_o.  | | >>471 なによお、
 ノ   !   ノ u 丶. ! ヽ     このわたしが偽者以下だって言うの?
 彡  !    (つ   !  ミ     バカにすんじゃないわよ。
 ノ   人   "    人  ヽ    わたしがいなきゃ文学の未来なんてないのよ
ー '''"   | '''ニ='〒   "'''ー''
47636歳節約ママ ◆smrffWDWoE :04/05/08 22:04
    ,.-‐"""''''''- 、
   /          \
  /  ノりノレりノレノ\  i
  i  ノcニつ ⊂ニュ ミ |
 ノ  |  <@  ミ @ヽ | |    
 イ   |    (o_o.  | |    >ALL
 ノ   !   ノ u 丶. ! ヽ     くやしかったら、私を超えてごらん
 彡  !    (つ   !  ミ     わたしは夫にも子供にも相手にされないから
 ノ   人   "    人  ヽ    一日中、文学に打ち込んでいるのよ
ー '''"   | '''ニ='〒   "'''ー''  友達もいないし 
                        フッ、さびしくなんてないわよ
477吾輩は名無しである:04/05/08 22:08
中野訳の「人間の絆」
最後の一文(情景描写)で涙がボロボロ出た
478吾輩は名無しである:04/05/09 20:29
文学に打ち込んでるって、他にどんな作家が好きなんですか?
479VON・トーマス・マン:04/06/05 22:20
モームの短編集の英語版を古書で買った。
このなかにあの「雨」という作品が遭った。
この最期の科白の「男なんて!!!」の原版を読めることになった。
480吾輩は名無しである:04/06/05 23:23
>>479
"You men !
You, filthy, dirty pigs !
You're all the same, all of you.
Pigs !
Pigs !"

これな。
481VON・トーマス・マン:04/06/05 23:48
そうそうそういうこと。そのとおり。今回買ったのはvintage
cassicで9.99ポンドが売値のもの。
482480:04/06/05 23:52
俺のはPenguinの短編集。
5.99ポンドなり。
483VON・トーマス・マン:04/06/06 00:04
そうそのPenguinってなかなか優れた出版社だと思う。実は他にも
チャールズ・ディケンズを5冊とシェークスピア5冊を外国で買ったこと
があった。外国で買うと日本の1/3で買えてしまうからいいね。
最近は外国行けば必ず日本で絶版の書籍を探している。
484吾輩は名無しである:04/06/06 07:37
>>483
> そうそのPenguinってなかなか優れた出版社だと思う。

激藁!
485VON・トーマス・マン:04/06/06 10:13
>>484
何がおかしい?ここがターゲットにしている読者層は4億人はいる。
そこが大きい。
486吾輩は名無しである:04/06/06 11:57
>>484 485
あまりにも有名な出版社を自分だけが価値を知っているかのように書くから、
だと思います。
ちょっと違うけど「群盲、象を撫でる」のニュアンスか。
vonなんとかさんて工藤伸一に似てるね。どうでもいいけど。
487Tango:04/06/06 12:15
ヘミングウェイ『武器よさらば』とか出したとこだよね<Penguin
488吾輩は名無しである:04/06/06 12:16
めでたく
契約社員に昇格した
駆動サンだろ
489480:04/06/06 14:33
>>485
俺もネタで書いてるのかと思ったが・・・
490吾輩は名無しである:04/06/06 19:44
俺も新潮社ってなかなか優れた出版社だと思うよ。
だってモームの和訳出してるのってここだけだもんな。
491VON・トーマス・マン:04/06/08 21:14
駆動ってだれだ?
492VON・トーマス・マン:04/06/08 22:09
世界10大文学もいいが、世界100の物語もよかった。
まだ全部は読めなかったが、洗練度は高かった。
493吾輩は名無しである:04/06/09 22:02
sss
494吾輩は名無しである:04/06/10 01:47
fff
495Maugham-mania:04/06/10 10:12
この板を見てると、日本にはあらゆる階層(「知的レベル」という意味で。
以下、同じ。)の人間がいるということがよくわかる。
モームが当時大衆作家としてしか評価されなかった理由の一つが、
インテリ層だけでなくあらゆる階層に読まれていたためだということを考えると、
この板はいかにもモームの板らしい。
でも、この板で素直にモームを楽しむことができないのはとても残念だ。
496Maugham-mania:04/06/10 13:06
気を取り直して……。
先月、モーム原作の映画『剃刀の刃』(1984年)のDVDが発売された。
コメディーの多いビル・マーレーが脚本にも参加して主演しているが、
ややコメディータッチになってしまっている。
この作品は1946年にもタイロン・パワー主演で映画化されていて、
すでにビデオ化されている。
こちらの方がシリアスで、原作に忠実だと思う。
また、今月、短編『雨』を映画化した『雨に濡れた欲情』(1953年)の
DVDが発売される。
ただし、主演のリタ・ヘイワーズの期間限定のセットものとして販売されるので、
買うとなると高いものになりそう。(いずれ、バラ売りされるとは思うが。)
この作品も1928年(『港の女』)と1932年(『雨』)に映画化されている。
『雨』の方はすでにビデオ化されていて、原作にはない登場人物
(サディーを真剣に愛する男)は出てくるものの、映画としてはいい出来だと思う。
サディーが改心する(したフリかもしれないが)クライマックスがすばらしい。
497VON・トーマス・マン:04/06/13 21:29
モームの作品ではないが、モームの選んだ「世界100の小説」(確かこんな
タイトル)がよかった。E.M.フォースター「アビー夫妻の苦労」とか、インベル
の「ロマンス」、カターエフ「ナイフ」、イワーノフ「乳呑児」とかが収蔵さ
れていて、短編で多くの作家を知るには最適なものだった。
498VON・トーマス・マン:04/06/13 22:58
中にはイサク・バーベリが収録されており、これによって彼の作品も読むことに
なった。
499吾輩は名無しである:04/06/19 02:01
バーベリは柴田元幸が訳したのが一番読みやすかったにゃ〜
500吾輩は名無しである:04/06/19 08:30
500
501VON.Friedrich ◆ZnBI2EKkq. :04/06/19 21:45
あれにはブーニンの「日射病」も収録されていましたね。
イワーノフの作品はプラトーノフやレスコフにも通ずる中央アジアの作品が受け継がれた
ような読後感ありましたね。
502吾輩は名無しである:04/06/21 08:49
『世界100物語』(旧『世界文学100選』)は確かに素晴らしい短編コレクシ
ョンだし、モーム自身による冒頭の「解題」には、(短編)小説に対する考え方が
書かれていて、とても興味深い。
503Maugham-mania:04/06/21 12:24
『世界100物語』(旧『世界文学100選』)は確かに素晴らしい短編コレクシ
ョンだし、モーム自身による冒頭の「解題」には(短編)小説に対する考え方が書
かれていて、とても興味深い。
504Maugham-mania:04/06/23 21:46
『亡命作家の手記』を初読。
第2次大戦のスリリングな体験記。
『戦うフランスの姿』や『夜明け前のひととき』の背景もわかって興味深い。
(ちなみに、『アシェンデン』の体験(秘密諜報員)は第1次大戦。)
505吾輩は名無しである:04/06/27 01:59
海渡
506吾輩は名無しである:04/06/27 18:33
要約すると
って、現在和訳で読めますか?
507吾輩は名無しである:04/06/27 20:22
>>506
新潮文庫から数年前復刊されてたから、古本屋探せばあると思うよ。
508吾輩は名無しである:04/06/28 14:34
>>504
『亡命作家の手記』は新潮社全集別巻『極めて個人的な話』の原型。
509吾輩は名無しである:04/06/28 14:42
>>506
私の世代の学生時代は、
『要約すると』や『作家の手帳』が英語の試験問題に頻出した。
510吾輩は名無しである:04/06/28 16:44
>>509
あの時代にインターネットがあったら、
この板は大盛況だったと思う。
511吾輩は名無しである:04/06/28 17:01
>>496
モームの映画化と言えば、
キム・ノバクの『人間の絆』はどうしてビデオ化もDVD化もされないのだろうか?
映画として駄作だったということか?
512吾輩は名無しである:04/06/29 08:09
>>509
高校の時、『五十女』がテキストだった。
513吾輩は名無しである:04/07/04 06:32
「新潮文庫の100冊」にモームが入っていない。
全集を出していた新潮社なのに……。
「過去の人」なのか?
514吾輩は名無しである:04/07/05 14:29
新潮社の全集(>>176-177)ぜひ復刊して欲しい。
(現代の漢字・仮名使いで)
515Maugham-mania:04/07/05 21:13
>>514
新潮文庫でもいいけどね。
現代漢字・仮名使いだし、最盛期には26冊(↓)も出ていた。
中でも、『短篇集] 人間的要素』の3篇は
全集にも入っていなかった貴重品。
『人間の絆』T〜W
『月と六ペンス』
『女ごころ』
『お菓子と麦酒』
『短篇集』T〜]W
『劇場』
『要約すると』
『作家の手帳』
『剃刀の刃』T〜U
516Maugham-mania:04/07/06 09:23
新潮社の全集に収められていない作品の全翻訳書リスト
(大学紀要を除き、ほぼ原作の書かれた年代順)
@処女短編集『指針』(創造書房、1996年)
A『サマセット・モーム未公開短編集 11篇の忘れ物』(創造書房、2000年)
B『モーム初訳6選 埋めてしまった才能』(創造書房、2002年)
C『探検家』(近代文芸社、2000年)
D『スミス・生計をいとなむもの』(英宝社、1985年)
E『夫が多すぎて』(岩波文庫、2001年)
F『現代世界戯曲選集』(白水社、1954年)
  ↑戯曲『聖火』収録
G『旅の本』(荒地出版社、1956年)
H『モーム短篇集] 人間的要素』(新潮文庫、1961年)
I『九月姫とウグイス』(岩波書店、1954年)
J『世界文学100選』(河出書房新社、1961-2年)
  ↑モームの「解題」収録。『世界100物語』として復刊されている。
K『戦うフランスの姿』(アポロン社、1995年)
L『読書案内』(岩波新書、1952年)
  ↑岩波文庫で復刊されている。
M『亡命作家の手記』(人文書院、1941年)
N『夜明け前のひととき』(リーベル書房、1992年)
O『サナトリウム・五十女』(英宝社、1951年)
P『凧・冬の船旅』』(英宝社、1951年)
Q『大佐の奥方』』(英宝社、1951年)
R『世界の十大小説』(岩波新書、1958-60年)
  ↑岩波文庫で復刊されている。
517Maugham-mania:04/07/06 16:18
邦訳されていないモームの作品
(誤りや漏れがあったら、ぜひ教えて下さい。)
1898 小説 The Making of a Saint
1901 小説 The Hero
1903 戯曲 A Man of Honour
1904 小説 The Merry-Go-Round
1905 紀行 The Land of the Blessed Virgin
1906 小説 The Bishop's Apron
1907 戯曲 The Explorer
1911 戯曲 Lady Frederick
1911 戯曲 Jack Straw
1911 戯曲 Mrs. Dot
1911 戯曲 Penerope
1913 戯曲 The Tenth Man
1913 戯曲 Landed Gentry(Grace)
1913 戯曲 The Perfect Gentleman(Moliere:Le Bourgeois gentilhomme の翻案)
1918 戯曲 Love in a Cottage
1920 戯曲 The Unknown
1922 戯曲 The Land of Promise
1922 戯曲 Caesar's Wife
1922 戯曲 East of Suez
518Maugham-mania:04/07/06 16:20
>>517の続き
1923 戯曲 The Unattainable(Caroline)
1923 戯曲 The Camel's Back
1924 戯曲 Loaves and Fishes
1924 戯曲 The Road Uphill
1927 戯曲 The Letter
1927 戯曲 The Constant Wife
1933 戯曲 The Mask and the Face(Luigi Chiarelli の劇の翻訳)
1943 随筆集 Modern English and American Literature
1948 映画脚本 Quartet
1948 随筆集 Great Novelists and Their Novels
1950 映画脚本 Trio
1951 随筆集 A Writer's Point of View
1952 映画脚本 Encore
1952 随筆集 A Choice of Kipling's Prose
1953 戯曲 The Noble Spaniard(仏 grenet Dancoust の劇の翻案)
1954 随筆集 The Partial View
1954 随筆集 The Travel Books
1962 回想録 Looking Back
1963 選集 Selected Prefaces and Introductions
1984 選集 A Traveller in Romance(uncollected writings 1901-64)
   (内、短編4篇、戯曲2篇は『モーム初訳6選 埋めてしまった才能』で翻訳されている。)
519吾輩は名無しである:04/07/08 20:37
>>515
ちくま文庫が「モームコレクション」を中断してしまったのも残念。
『中国の屏風』に続いて『ドン・フェルナンド』の新訳も出るはずだったのに……。
520吾輩は名無しである:04/07/13 14:16
>>517-518
これを見ると、戯曲で邦訳されていないものが結構あるね。
もともとイギリスでは戯曲で名を上げた作家だというのに……。
ぜひ読んでみたいものだ。
521吾輩は名無しである:04/07/13 21:32
>>520
本当に売れっ子劇作家だったようだ。
4つの戯曲(『探検家』『ドット夫人』『ジャック・ストロー』『フレデリック夫人』)が
同時に上演され、そのポスターの前であのシェイクスピアが指をくわえている有名なイラスト
(『パンチ誌』1908年6月号掲載)が『夫が多すぎて』(岩波文庫)のカバーになっている。
522吾輩は名無しである:04/07/14 13:17
モームは






                                  神
523吾輩は名無しである:04/07/14 16:29
>>522
モームは宗教家(つまり、神を信じているはずの人)に対して批判的だった。
だから、喜ばないかも。
524吾輩は名無しである:04/07/15 08:41
>>522
間が抜けた神?
525吾輩は名無しである:04/07/17 13:55
>>524
違う、揉むは紙。
526吾輩は名無しである:04/07/17 13:56
>>525
間違いない!
527Maugham-mania:04/07/17 13:58
ここはお笑いか?
528吾輩は名無しである:04/07/23 17:21
>>518
“A Writer's Point of View”は新潮社の全集27巻で翻訳されている。
529吾輩は名無しである:04/07/24 21:28
「要約すると」どこにも置いてないんだけど。
密林でも品切れだし。高いけど、原書で買おうかな(´・ω・`)
530吾輩は名無しである:04/07/24 22:32
>>529
俺持ってるよ。
新潮文庫で数年前に復刊された奴。
いいだろ。
531吾輩は名無しである:04/07/24 22:33
>>530
む。自慢するな、ウワァァァァン
こうなりゃ、原書で読んでやる(`・ω・´)
532吾輩は名無しである:04/07/24 23:01
>>531
俺は邦訳も原書ももってるよ。
533531:04/07/24 23:03
ウワァァァァァン。もうこねえよ。このスレ
534吾輩は名無しである:04/07/24 23:31
新潮文庫版だと、スピンが茶じゃなくて青いんだよな。
新潮文庫マンセー
535吾輩は名無しである:04/07/24 23:34
スピンて?
536吾輩は名無しである:04/07/25 00:13
新潮文庫には栞がついてない代わりに紐が付いてるでしょ?
あれのこと<スピン
537吾輩は名無しである:04/07/25 00:16
おお、あれのことか。サンクスコ。
あれってもう新潮にしかついてないよね。
しおりより絶対ヒモの方が便利だと思うんだが。
538吾輩は名無しである:04/07/25 00:35
でも本が古くなると、ひもがちぎれるね。
539吾輩は名無しである:04/07/25 00:39
>>1の言ってることは嘘??
540吾輩は名無しである:04/07/25 01:07
>539
ほんと。
戦時中の臨時諜報部員だけどね。
アシェンデン読みなっせー。
541吾輩は名無しである:04/07/25 01:12
>>540
あらま。でも、似合ってるね。
きっと冷徹に人を観察しながらやっていたんだろうな。
542吾輩は名無しである:04/07/26 02:10
>>529
白山通りのさかいや隣の古本屋に売ってた。新潮文庫。
たしか1k+α…
543529:04/07/26 18:02
>>542
それって、東京?地方在住だから、いけないや。
でも、このスレに書き込んだ後、図書館にあるのを発見したよ!
こんど借りてくる。
544吾輩は名無しである:04/07/27 01:24
545吾輩は名無しである:04/07/30 19:42
>>544
???

せっかく図書館で「要約すると」見つけたのに、
モーム全集の一冊で、旧仮名遣いのやつだった。
読みにくいよう、うう。
546吾輩は名無しである:04/07/30 21:39
>>545
ちょっと前までは新潮文庫で出版されてたんだし、古本屋まわれば見つかるはず。

http://item.furima.rakuten.co.jp/item/26337572/
547吾輩は名無しである:04/07/31 00:54
>>545
546さんが言うように『要約すると』は1994年に新潮復刊文庫100冊
でモーム作品の中で『劇場』と共に復刊されてるから、EASYSEEKなどで探していれば
そのうち600〜1000円くらいで必ず見つかるよ。
ちなみに『劇場』も結構良い作品なんだけど品切れは惜しい。
548547:04/07/31 01:00
ttp://www.pandoras-box.jp/html/igirisu/w%20somerset%20maugham/the%20summing%20up.htm

ここでも復刊の方がやや高めだけど売ってる。
549545:04/08/01 22:20
おお!みんな情報ありがとう。
550吾輩は名無しである:04/08/01 22:55
佐藤亜紀の天使、雲雀ってモームの諜報員ものと
時代設定や道具立てがかぶってるよね?
551吾輩は名無しである:04/08/01 23:54
モームの読みやすさや、親しみやすさは、彼の知性によると思う。
彼の、知的バックボーンは哲学だし、なんかで読んだけど、
「哲学書は小説のようにスリリングだ」っていってた。
そのへんが、日本人の知識層に受けやすいんじゃないかな。
程よく知的なんだな。
552吾輩は名無しである:04/08/02 20:45
本当になんにもわかってないね〜〜〜〜。
553吾輩は名無しである:04/08/02 20:46
>>552
オマエモナー
554吾輩は名無しである:04/08/02 20:47
>>552は、だれがなにをわかってないといおうとしてるの?
555吾輩は名無しである:04/08/03 15:10
>>554
>>551のことだろ。
モームの知的バックボーンは哲学だって、本当かよ。
知的バックボーンが哲学だと日本人の知識層に受けやすいというのも納得できない。
いずれにしても、モームのことを言っているとは到底思えない。
556Maugham-mania:04/08/04 11:12
>>327にも書いたけど、モームのことを理解するなら、
田中一郎著『秘密諜報員サマセット・モーム』(河出書房新社)を読むべし。
田中一郎氏はこの本を書いた当時、スエーデン大使館の副領事で、
実際にイギリスに取材に行って書いているので、学者が書いた研究書なんか
問題にならないくらい当を得ていると思う。
どんな作家について論じるにしても、ほんの一部のコメントや勝手な想像で
決め付けてしまうのはよくない。
557吾輩は名無しである:04/08/04 14:25
本当に本当になんにもわかってないね〜〜〜〜〜。




モームに100回謝りなさい。
558吾輩は名無しである:04/08/04 14:37
大教養作家=モーム、っていうよりは
大人気大衆作家=モーム、のほうが腑に落ちるのはたしか

佐藤亜紀のは、感覚の描写が主役なのでまるで別のもの
559吾輩は名無しである:04/08/04 16:53
モームの評価が定まらないのは、英米を越えて売れすぎてしまったことにもよる。
そういう意味では、ビートルズ以前にイギリスで最も貢献した文化人かもしれない。
560吾輩は名無しである:04/08/04 22:47
チョーサーの方が確実に上。
561吾輩は名無しである:04/08/04 22:48
で、シェイクスピアの足下にも及ばないわけで。
562吾輩は名無しである:04/08/05 09:05
リアルタイムで、ということになると、やっぱモームでしょう。
563吾輩は名無しである:04/08/05 09:13
>>521というようなこともあるし。
564吾輩は名無しである:04/08/05 10:32
月と10セント
565吾輩は名無しである:04/08/05 13:30
「月と6ペンス」と「月と10セント」では「月とスッポン」
566吾輩は名無しである:04/08/06 20:03
>>565
そこまで言っちゃ、斎藤君がかわいそう。
567吾輩は名無しである:04/08/30 10:03
保守
568吾輩は名無しである:04/09/01 17:42
>>566
北君もかわいそうだ。
569吾輩は名無しである:04/09/02 20:17
>>568
斎藤君=北君
570吾輩は名無しである:04/09/03 08:52
>>569
えっ、そうなの。
571吾輩は名無しである:04/09/03 18:58
北杜夫の本名は、斎藤宗吉だよ。
572吾輩は名無しである:04/09/06 09:02
>>571
もしかして、斎藤茂吉の息子?
573吾輩は名無しである:04/09/06 13:01
William Somerset Maughamは本名か?
574吾輩は名無しである:04/09/08 16:25
>>564-572
ここは北杜夫なのか?
で、>>573はどうなの?
575吾輩は名無しである:04/09/08 17:33
573は本名。
576Maugham-mania:04/09/09 08:51
『女ごころ』(“Up at the Villa”1941年)を映画化した『真夜中の銃声』』
(“Up at the Villa”2000年、イギリス/アメリカ)のDVDが11月5日に
発売される。
劇場未公開とは言え、2000年になってもモームの作品の映画化の企画が成り立つ
ということは、英米でのモームの根強い人気を物語っている。
早く見たいものだ。
577Maugham-mania:04/09/28 13:29:44
『モームの文学宇宙 仮面に隠れた人間観察』(柏原啓左著、2003年、春風社刊)を初読。
学者が書いた割には読みやすい。
『手紙』の短編小説と戯曲との違いが興味深い。
1940年に映画化された『月光の女』は戯曲に基づいていることになる。
578吾輩は名無しである:04/10/17 23:03:16
月と6ペンス…
ワタナベミサトの歌にでてきたのって
本のタイトルだったのか…しらんかった…

579吾輩は名無しである:04/10/18 09:15:05
>>578
『月と6ペンス』読めよ。
580Maugham-mania:04/10/19 13:31:46
モームの『劇場』(1937)を映画化した“Being Julia”がアメリカで公開されて
いるそうだ。
映画自体の評判は今一つだが、主演のアネット・ベニングはアカデミー賞の主演
女優賞候補の呼び声が高いらしい。
早く観たい。
581吾輩は名無しである:04/10/19 17:13:34
>モームの『劇場』(1937)を映画化した“Being Julia”がアメリカで>公開されて いるそうだ。
これだね
ttp://www.sonyclassics.com/beingjulia/
582吾輩は名無しである:04/10/21 16:30:33
新潮の「要約すると」を入手できた!

すごく嬉しい。たまにオリジナルの引用文を見かけて、
さすがに原文で読むのはキツイからまず訳本を読もうと探したけど、
なかなか見つからなかった・・・

480円で送料と手数料が入って千円近くしたのが少し悲しい。
583吾輩は名無しである:04/10/22 20:37:47
楽天フリマの奴かよ(・∀・)ニヤニヤ
584吾輩は名無しである:04/10/22 20:56:44
>>581
http://item.furima.rakuten.co.jp/item/29954269/
>>582
さっさと評価してやれよ(・∀・)ニヤニヤ
585吾輩は名無しである:04/10/22 23:26:47
まだ届かねーんでないの?
586Maugham-mania:04/10/30 18:35:35
高樹のぶ子著『サモア幻想』(1998年、日本放送出版協会刊)を初読。
小説「宣教師Dの告白」が面白い。
「D」は『雨』のデビッドソン。
最後の夜の空白の経緯を、女流作家が「D」(男)の視点で描いている。
「汚れた体を神聖な体で清めてもらう」のは、女性的感性か……?
『雨』の梗概も収められている。
『雨』を読んだ人にお薦め。
587吾輩は名無しである:04/11/01 09:10:59
>>586
サディ(女)の視点で描いてもらいたかった。
588Maugham-mania:04/11/06 12:45:18
>>576
『真夜中の銃声』を初観。
それなりに原作に忠実で、良く出来ていると思う。
(『卒業』のアン・バンクロフトが元気に脇を演っている。)
589吾輩は名無しである:04/11/13 02:16:46
新潮文庫の今年の目録を見たら『お菓子と麦酒』が品切れになってた。
この調子じゃ、そのうち『女ごころ』も消えるんじゃないだろうか。
モームは今でも十分面白いと思うんだが・・・。
『劇場』が原作の映画日本公開で『劇場』が復刊しないかなあ。
バルザックの『従妹ベット』がそうだったし。
ちょっと期待。
590吾輩は名無しである:04/11/13 14:42:27
>>589
マジ?
昨日麦酒買ったんだが。
最後には月と6ペンスしか残らない悪寒
((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
591吾輩は名無しである:04/11/13 17:25:06
雨も消えちゃうのか!?
592吾輩は名無しである:04/11/14 00:01:38
あげ
593吾輩は名無しである:04/11/15 10:22:24
新潮社にはもう期待できないかも。
ちくま文庫も今一つだったし。
創造書房のようなところに「もっとモーム出せ・ドット・コム」でもやるしかない。
594吾輩は名無しである:04/11/17 19:25:44
デジタル書籍なら期待できるかも……。
595吾輩は名無しである:04/11/19 00:13:09
青空文庫で期待
596吾輩は名無しである:04/11/26 02:46:49
>>595
デヅ二−の圧力で著作権が延長されなければ、あと30年ぐらい先。
訳者だと井上英三は既に著作権切れか。
597吾輩は名無しである:04/11/26 09:35:56
モームの場合、現時点では、初版後10年以内に翻訳出版されていなければ
自由に翻訳出版できるし、死後50年経過すれば、自由に翻訳出版できる…
…はずだ。
598吾輩は名無しである:04/11/26 16:17:09
昨日、大学の近くの古本屋の店先に新潮文庫のモームが束になって売っていた。
ずいぶん汚れていて、水濡れもあったけれど、安いのでとりあえず買ってきた。
ぱらぱらめくってみると、コスモポリタンの一編ごとの余白に赤と黒のインクで書き込みがしてある。
筆跡も二種類あって、どうやら恋人同士がモームの本の読後感の形で交換日記をつけていたらしい。
599吾輩は名無しである:04/11/26 16:29:33
たとえば「漁夫の子サルヴァトーレ」の余白には二色のインクでこう書かれている。

赤「あなたにあってあたしに無いものかな?」
黒「いや、美保子にだってあるよ、美保子のは、あどけない善良さ(決して子供っぽいと言うのではなく、心の底からにじみ出てくるもの)本当に可愛いんだな」

まだこの短篇を読んでいないので、どういう意味かよくわからないのだが、昔の恋人はこんなやり取りをするのが普通だったのだろうか。なんだか背中がむずむずするような台詞だが
ちょっとうらやましくもある。文庫の奥付を見ると昭和四十二年二月二十日六刷。ふたりは現在、五十台後半くらいか。いまどうしているのだろう。
600吾輩は名無しである:04/11/26 20:45:29
案外息子にバールのようなもので撲殺されてたりね
601吾輩は名無しである:04/11/26 20:46:51
>>600
モームの小説っぽいオチだな。
602吾輩は名無しである:04/11/27 11:23:27
なんか>>598>>599自体モームの短篇にありそうなシチュエーションだなw
っつーかネタ?
603吾輩は名無しである:04/11/29 01:55:38
>>589
目録にもなかった?
『お菓子と麦酒』
もう読めないのかなぁ・・・
先日さがしにでかけて、なくてショックをうけたのですよ
604吾輩は名無しである:04/11/29 02:11:26
>>603
紀伊国屋の幾つかの店では残ってるみたい。
行ける店に取り置きして買いに行くか、郵送してもらったら?
郵送の場合だと着払いだから、結構お金かかるけど。
605吾輩は名無しである:04/11/29 23:26:04
今日八重洲でちくまのアー・キン買いました。
楽しみです。
606吾輩は名無しである:04/12/13 16:28:26
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/books/1091116436/l100 出典が判らないフレーズ
が復活して欲しいもんだ。

http://www.tkfd.or.jp/publication/reserch/chikara14_1.shtml
>> それからもう一つサマセット・モームの言葉をもじってつけ加えれば、“断って後悔するより、引受けて後悔せよ”

以上のページを見ると、モームが 「物事をやらずに後悔するよりは、やって後悔する方が良い」 と言った様子なのだが、本当だとしたらどの本でしょうか?
検索したら「人間の絆」ではないようだ。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/4383/1083167586/ 関連情報
607吾輩は名無しである:04/12/14 20:44:03
>>606
復活してみますた。ここの板でいいのかな?

出典が判らないフレーズ2
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1103024599/l50
608吾輩は名無しである:04/12/14 21:26:12
>>606
「この世の果て」じゃなかったか?
609吾輩は名無しである:04/12/18 00:21:03
「月と六ペンス」読みました。
ダーク・ストルーヴが気に入りました。
名脇役
610吾輩は名無しである:04/12/20 23:28:16
新宿紀伊国屋で『要約すると』売ってたんですけど、どうよ?
611吾輩は名無しである:04/12/21 02:38:26
自称2流らしいが
はっきり3流だな
612吾輩は名無しである:04/12/21 08:18:02
モーム、よいよ、ホント。
大衆小説家だから、という理由で文学的評価は低い作家だけど
自分は純文学大嫌いなんで(プルーストとかジードは読むくせに)、モーム
とか、メロドラマの王道を行くレ・マルクとか、何度も読んでしまう。

モームの短編「手紙」と「雨」は秀逸だな。
613吾輩は名無しである:04/12/21 12:52:09
モームを純文学として読んでいる人は少ないと思う。
むしろ、エンタテイメントとして読んだ方が深くて面白い。
世紀を超えて楽しめるところがモームの力量。
614吾輩は名無しである:04/12/21 12:57:22
面白いよね
615吾輩は名無しである:04/12/21 12:58:08
高校のとき
「月と六ペンス」
一気に読まされたなあ
616吾輩は名無しである:04/12/21 19:30:17
まだ純文学って言葉あるんだー
617吾輩は名無しである:04/12/21 22:35:43
世代が違うせいか>>613のような用語がわからない。
同じ一つの小説を純文学として読むとかエンタテイメントとして
読むとかいう意味がわからない。
読む時の心的態度の差異をいっているのか?
エンタテイメントとして読むと深くて面白いって
面白くなければエンタテイメントにならないのではないのか?
そもそもエンタテインメントではないのか?
本郷の文学部に行くとこういう煩瑣な議論をするのだろうか?
おれは科哲に行って小説は愉しみのためだけに読むことにする。
618吾輩は名無しである:04/12/21 23:19:56
>>617
俺は>>613じゃないけど、そんなにうるさいこと言わなくてもいいじゃん。
「カテゴライズに意味はな〜い!」と大声で言いたくなるときもあるけど
さ……。
619吾輩は名無しである:04/12/22 06:47:32
>>617はうるさいこと言ってるのではなく教えを請うているんだろ、ばか?
620吾輩は名無しである:04/12/22 07:12:20
>>617>>613より自分の方が賢いと言ってるんだろ、ばか?
621吾輩は名無しである:04/12/22 07:46:13
>>620
おれはそんなこと言ってないだろ、ばか?
622吾輩は名無しである:04/12/22 09:33:46
>>613の言っていることはわかるような気がする。
>>617は言葉にこだわりすぎ。
学者(の卵)なの?
623吾輩は名無しである:04/12/22 11:21:43
純文学って死語なんじゃないの?
おれは漠然と日本の私小説(読んだこと無いが)を純文学っていうんだと
思っていたけど違うの?
西洋にも純文学があるとは知らなかった!
624吾輩は名無しである:04/12/22 12:38:52
現代の日本では、芥川賞=純文学、直木賞=大衆小説じゃないの?
625吾輩は名無しである:04/12/22 14:17:37
純文学と大衆小説の差異というのは当然あるよ。
もちろんそれは読者が判断することではなく(だから、>>617の言うような心的態度では当然無い)、
作者が判断することだけど。
作家が文学の持つ芸術性を絶対的に優先して追求して書いたなら須く純文学だし、
そうでなく大衆娯楽を主目的として書いたのならば須く大衆小説だ。
626吾輩は名無しである:04/12/22 16:23:49
読者がその作品に芸術性を求めて読むのが「純文学として読む」ということで、
娯楽性を求めて読むのが「エンタテイメントとして読む」とも言えるんじゃないの?
627吾輩は名無しである:04/12/22 16:29:27
では失われた時を求めて読むのがプルースト
エロを求めて読むのがポルノ
母を求めて読むのが三千里ってわけだな。
628吾輩は名無しである:04/12/22 16:35:44
失笑
629吾輩は名無しである:04/12/22 16:43:04
ところで>>625の「須く純文学」とはどういう意味なのかわからない。
必須科目の須だから「すべからく」と読ませるつもりだろうか?
しかし「必ず純文学たるべし(純文学でなくてはならない)」では意味が通らない。
前後関係から考えると、どうやら>>625は「須く」を「すべて」の同意語と取り違えているらしい。
レトリックとして漢語的表現を使いたいなら、すべからく漢文を学ぶべきだろう。
630吾輩は名無しである:04/12/22 18:27:17
今晩、「海外特派員」を観ようと思っています
631吾輩は名無しである:04/12/22 22:28:34
定期的に馬鹿どもが湧いてくるのはモームスレの仕様なのかな?
覗いて虚しくなるようなカキコは控えてほしいね(笑)
632吾輩は名無しである:04/12/22 22:57:49
君のカキコも含めてね。愛嬌の無い馬鹿は退屈きわまりないなあ。
ユーモアのセンスがあれば人間性の矛盾に寛容になれるはずなのに。
633吾輩は名無しである:04/12/22 23:11:54
>>632
はっは。
「かたくなな心を持つ者はついにはやわらかい脳を持つに至る」と云いますからな。
もうクリスマスも近いことだし、>>631のスクルージ翁も動脈硬化や脳軟化をおこさぬようご自愛くだされ。
634吾輩は名無しである:04/12/22 23:15:17
>>633
引用句の出典きぼんぬ!
635吾輩は名無しである:04/12/23 00:34:00
「正統とは何か」G・K・チェスタトン
636吾輩は名無しである:04/12/23 14:04:59
今晩、「間諜最期の日」を観ようと思っています
637吾輩は名無しである:04/12/23 14:54:46
おまいら教養が溢れ出てるな
敗北感でいっぱいだぜ( ・ω・) ショボボボボーーーン
638吾輩は名無しである:04/12/23 19:47:03
>>627
君はあらかじめ何かを求めて読むことの愚かしさをからかっているわけだね。
痴呆の笑いを浮かべている>>628には理解できなかったようだが。
639吾輩は名無しである:04/12/24 00:01:48
「クリスマスの休暇」復刻&映画(1944・米)DVD化キボン
640吾輩は名無しである:04/12/26 06:04:34
新潮文庫の「人間的要素」ブッコフで100円でゲット。
これって掘り出し物?
641吾輩は名無しである:04/12/28 01:54:56
>>640
それは君次第だな。
642吾輩は名無しである:04/12/28 09:18:04
>>640
全集に収められていないという意味では掘り出し物だ。
643吾輩は名無しである:04/12/28 11:20:51
>>642
ありがと
そういうことを聞きたかったんだよ!
644Maugham-mania:05/01/01 00:00:20
謹賀新年
モーム没後40年、ブーム再来を祈る。
645吾輩は名無しである:05/01/01 00:38:34
人間学入門として人間通モームの作品を読みたいと思います。
「人間を知る」という観点からお勧めの短篇を教えてください。
646吾輩は名無しである:05/01/01 00:41:12
この世の果て



社交意識
647吾輩は名無しである:05/01/01 07:47:03
>>645
「なんとかの(スマソ思いだせん)友」
648吾輩は名無しである:05/01/01 09:08:57
>>647
短編集“Cosmopolitans”(1936)に収められている“A Friend in Need”のこと?
649吾輩は名無しである:05/01/01 09:17:06
>>645
創造書房刊『モーム初訳6選 埋めてしまった才能』に収められている
『スペインの僧侶』がおお薦め。
650吾輩は名無しである:05/01/03 08:40:29
>>649に収められている『ロマンスの旅人』は正に「人間観察」。
651325:05/01/17 01:04:36
人生はペルシャ絨毯・・・この意味が少しだけ分かった気がする。
652吾輩は名無しである:05/01/17 05:40:12
>>651
教えて!
653325:05/01/18 01:27:33
> 651様
当たり前過ぎるようでお恥ずかしいのですが・・・。


ペルシア絨毯は、時間と手間をかけて少しずつ織り上げられるもの。
そして、どれ一つとして同じものはない。

また、絨毯を織りなしている糸は、一本ずつでは意味をなさないが、
しかし、何本も織り重ねられていくうちに、ある模様を作り上げていく。
つまり、自分の人生は無秩序(≒無意味)な出来事の連続で
あったかに見えていたが、
ある年齢に差し掛かってから振り返って見ると、
ある必然性(意味)があったと感じるようになる。
654325:05/01/18 01:28:24
こんな風に解釈しています・・・。どなたか、ご批判を!
655吾輩は名無しである:05/01/18 21:36:16
なるほどと納得
ペルシア絨毯って見てみたくなった
656Maugham-mania:05/01/19 09:01:32
1月25日(火)夜8時、NHK・BS2で『間諜最後の日』オン・エアの予定。
(モームの『アシェンデン』の映画化。DVDも出ている。)
657吾輩は名無しである:05/01/19 19:14:19
月と六ペンスの次に何を読むのがお勧め?
658吾輩は名無しである:05/01/20 09:16:16
>>657
最初が『月と六ペンス』だったら、次は『人間の絆』しかないと思う。
659吾輩は名無しである:05/01/20 16:27:35
みんなモームなんか読むなよ。ヒッチコックは糞小説しか原作にしない男なんだよ
660吾輩は名無しである:05/01/20 17:25:38
>>659
モーム全部読んで言ってるのか?
661吾輩は名無しである:05/01/20 17:38:56
>>659
どこが糞なんだよ!
662吾輩は名無しである:05/01/20 17:40:25
糞だっていいじゃないか。
みんな面白くって読んでるんだから。
余計なお世話だ。
663吾輩は名無しである:05/01/20 18:59:45
『レベッカ』、『鳥』、『犯行以前』。
これが全部糞か。
664吾輩は名無しである:05/01/21 02:25:11
みんな「糸」って曲知ってる?
織り成す布は・・・♪

中島みゆきor沿志奏逢(ミスチルの桜井らが立ち上げたグループ)
が歌ってるので興味ある人はどうぞ☆

要約すると、新潮版は新字体なんですね。はまった・・・。
そっち借りてこよう・・・。てかどっか売ってないですかね?
665吾輩は名無しである:05/01/23 04:00:15
このスレだったか忘れたけど、「人間の絆」を読んで人生観変わって、
仕事辞めたオッサンいたじゃん。あいつ今頃何やってるんだろう。
ふと思い出したのでレスしてみました。
666吾輩は名無しである:05/01/23 21:42:00
>>665
あれはネタw
667吾輩は名無しである:05/01/26 11:11:04
>>656
『間諜最後の日』みたよ。
『毛なしのメキシコ人』と『売国奴』あたりをベースに脚色しただけみたいだね。
ヒッチコックのミステリータッチよりも、もっと原作に忠実なストーリーで
「007シリーズ」(時代は違うけど)のような軽いタッチの演出にした方が
面白かったと思う。
イアン・フレミングは『アシェンデン』を読んで「007シリーズ」を書いたとも
言われているし、モームもそんな感じを狙ってたんじゃないかな。
668吾輩は名無しである:05/02/02 19:41:00
「凧」の全文和訳が載ってるサイトとかあったらきぼん。
669吾輩は名無しである:05/02/03 09:15:48
>>668
訳本は『凧・冬の船旅』(英宝社、1951年刊)があるけど、サイトはないと思うよ。
670吾輩は名無しである:05/02/03 17:14:55
>>669
とりあえず訳本が存在することを教えてもらっただけでもGJ!
671吾輩は名無しである:05/02/03 17:29:24
「要約すると」やっと読めた。
共感するとこ多かったけど、宗教&哲学、
けっこう飛ばし読み・・
またいつか読むだろう。
672吾輩は名無しである:05/02/04 01:20:06
グーテンベルクに月6と人絆あるのなんで?
モームまだ著作権切れてないだろ?
673吾輩は名無しである:05/02/04 02:16:46
>>658
ありがとう。即、本屋へ行ってきます!
674吾輩は名無しである:05/02/04 17:36:36
>>672
モームの場合、まだ死後50年経過していないが、
初版後10年以内に翻訳出版されていなければ自由に翻訳出版できるはずだ。
675吾輩は名無しである:05/02/07 23:14:19
>>674
つまりどーゆーこと?
676吾輩は名無しである:05/02/08 09:41:21
>>675
月6と人絆が日本で最初に翻訳出版されたのが、原著の初版(1915年、1919年)
から10年以降(1956年、1956年)なので、自由に翻訳出版できるはずだ。
677吾輩は名無しである:05/02/08 15:06:33
>>676
確かに、複数の訳者で複数の出版社から出ている。
678吾輩は名無しである:05/02/08 16:37:18
>>580
アネット・ベニングがゴールデングローブ賞の主演女優賞を取ったね。
これで“Being Jilia”が日本でも公開されるといいけど……。
この調子でアカデミー賞でも主演女優賞を取れると、もっと可能性が高くなる。
679吾輩は名無しである:05/02/14 20:58:55
「人間の絆」 「お菓子と麦酒」 「要約すると」
が、モームではいい。自分は、モームのことを大衆作家だとか
エンタメだとか、思ったことは一度もない。
実に切実な気持ちから、書かれていると思う。
友人の死がきっかけで、図書館で心理学の本を読みふける好青年
が主人公の「剃刀の刃」も、なんか良く分からないところがあるが、
気になる作品だ。
680吾輩は名無しである:05/02/15 12:31:57
>>679
珍しくまともな人が出てきて嬉しいね。
短編小説と戯曲の感想も聞かせてほしいな。
681吾輩は名無しである:05/02/15 21:28:59
残念ながら戯曲は読んだことない。そもそも、戯曲って読んで面白いもの
なのか。また、「読める」ものなのか。(家でオペラのレコードを聴いても
ちっとも面白くない。実際の舞台を観て、始めて楽しめる。それと似たような
ものだと思うが。)
短編は多分雑誌に連載されていたせいか、読者サービスを意識した作品が
多いように思う。多少なりとも、エンタメの要素が感じられる。
短編は、南洋物が読み易いし、面白い。同性愛の関係ではなかったのかと
言われるジェラルド・ハックストンとあちこち旅行に出かけたらしい。
その中でも、最近は日本人も良く訪れるようになった、マレー、ボルネオ
方面に取材したものが、大英帝国華やかなりし頃の植民地生活を描いていて
興味深い。1922年にマレー、ボルネオ、セレベス、ニューギニアを旅行し、
1929年にふたたびボルネオ、マレーを旅行したそうだ。
あと、「作家の手帳」も落とせませんね。短編にでてくるシーンの描写が、あちこち
に書き留められている。
682吾輩は名無しである:05/02/16 02:04:13
>665
お陰様でまだ生きてます(仕事辞めたのは本当)。
紆余曲折あり結局、日銭の6ペンスをあくせく稼いでる毎日です。

最近「劇場」を読みました。ジューリア≒バーグマンってイメージ。
683吾輩は名無しである:05/02/16 09:32:26
人間の絆おじさんキタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!

キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!

キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!

キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!

キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!


感動してます。心配してました。あれからのことを語ってください。
684吾輩は名無しである:05/02/16 15:49:05
>>682
やっぱりネタじゃなかったんだ。
日雇いやってんのか?まぁ生きててよかったよ。
685吾輩は名無しである:05/02/16 17:02:30
>>681
戯曲も読んでみなよ。
モームはもともと劇作で名をあげたんだから。
読んで面白いから、上演されるわけだし。
短編の『コスモポリタンズ』は雑誌の「ショート・ショート」みたいなものだけど、
それ以外は読み応えがあると思う。
中でも『雨』は最高傑作だ。
ちなみに、モーム自身が書いたものでモーム理解の手引となるのは、
『人間の絆』『要約すると』『作家の手帳』の3点セット。
晩年に発表した“Looking Back”もおさえれば完璧。
686吾輩は名無しである:05/02/16 18:23:10
物識先生など、モームの作品は機転を利かせるキャラが多くて好きだな。
687吾輩は名無しである:05/02/17 04:56:27
モームが好きっていうか中野好夫が訳したモームが好き
688吾輩は名無しである:05/02/20 08:20:50
中野好夫の翻訳って、会話の最後に「ねえ」が多いので気持ち悪い。
689通りすがり:05/02/20 15:55:20
流れを中断させてごめんなさい!
私はサマーセットを読み始めた初心者です。

『サマセット・モーム未公開短編集 11篇の忘れ物』
サマセットモームコレクション研究会 創造書房 2000.6発行

探しています。どなたか持っている方はいませんか?
書店探しても見つからなくて…orz
本代・費用も全部こちらで持ちますので譲ってもらえませんか?
スレ荒らし失礼しましたm( )m
690吾輩は名無しである:05/02/20 23:24:10
691吾輩は名無しである:05/02/21 09:22:18
>>689
ネットがイヤなら、書店で取り寄せ頼めよ。
出版社がわかっているなら、直接申し込んでもいいし。
(送料はかかるけど。)
692689:05/02/22 20:28:40
>>690>>691レスありがとうございます。

とにかく急ぎで必要になったから書き込んでみました。
アマゾンはともかく楽天と出版社は梨のつぶて。
待ってても埒があかないと思って動いていたんですorz
693吾輩は名無しである:05/03/01 09:08:26
>>678
アネット・ベニングはアカデミー賞とれなかった!
“Being Julia”は日本で公開されるのか?
694吾輩は名無しである:05/03/05 11:24:54
「人間の絆」は新潮バージョンと岩波バージョン
どちらがオススメですか?
695吾輩は名無しである:05/03/05 11:57:30
モームはラッフルズに居たのですか?
即答頼む!キボン
696吾輩は名無しである:05/03/05 12:11:09
>>695
知らぬと即答する
697吾輩は名無しである:05/03/05 12:31:23
俺も知らない。
村上龍が泊まったことは知っている。
698吾輩は名無しである:05/03/08 20:39:25
>>695
そうですよ。有名な話ですよ。
僕も20年近く昔に、一度泊まってみたことがある。
改装前だったが、まったくギラついたところがない、落ち着いたいい雰囲気の
ホテルだった。昔の建物だけあって、部屋が広く天井が高い。中庭に面した
部屋だったが(パーム・コート・ルームと言うそうだ)、寝室と廊下の間に
ちょっとした小部屋風の区画があってくつろげる様になっていたり、バスルーム
の手前がパウダー・ルームになっていたりで、感激した。
モームが泊まった頃からいるというスタッフがまだ健在だった。
どんな人でしたかと尋ねたら、なんか行き違いがあったらしく、「ひどく
怒ったことがあったが、あとで『ごめんね』と謝りに来た。」と話してくれた。
699吾輩は名無しである:05/03/08 23:50:30
魔術師
700吾輩は名無しである:05/03/09 00:30:40
>>698
ありがとう・
ラッフルズの風景と匂いをいま・・・
感慨!
701吾輩は名無しである:05/03/10 19:29:01
そのスタッフ何歳?
702吾輩は名無しである:05/03/10 20:24:14
>>694
個人的には岩波。
別に新潮が嫌いというワケでは全然ないけど。
703吾輩は名無しである:05/03/11 17:41:43
>>701
当時、60歳は越えていたと思われる、おじいさん。
モームが南洋物を書いていた1920年代のことではなく、
おそらく戦後、また東洋旅行にきた時に、お世話したのだろう。
704吾輩は名無しである:05/03/12 13:32:03
古本屋で新潮文庫の短編集探すのが楽しい。
705吾輩は名無しである:05/03/12 19:41:21
>>694
私は新潮。お気に入りの文章を読み比べてみたけど、
ラスト1節の訳で、新潮に決まり。
706吾輩は名無しである:05/03/12 21:42:39
復刊はないの?
707吾輩は名無しである:05/03/14 07:28:44

ラスト1節を先に読み比べる勇気はない。
708吾輩は名無しである:05/03/14 17:39:14
>>705
日本語の読みやすさだけで言っているのか?
原文のニュアンスも考えて言っているのか?
709吾輩は名無しである:05/03/14 17:39:53
>>705
日本語の読みやすさだけで言っているのか?
原文のニュアンスも考えて言っているのか?
710吾輩は名無しである:05/03/14 18:26:25
原文のニュアンスって何?
原文のニュアンスって何?
711吾輩は名無しである:05/03/15 09:20:11
>>710
例えば、原文が‘I am a boy.’の場合、
「僕は(女の子ではなく)男の子なんだよ。」意味しているのか
「僕は(大人の男ではなく、年少の)男の子なんだよ。」を意味しているのかによって
必然的に訳文は変わってくるでしょ。
そういうことまで考えた上で、新潮訳と岩波訳を比較いるのか? っていうこと。
712吾輩は名無しである:05/03/15 23:01:20
どっちも「僕は男の子なんだよ。」って訳してるじゃんw
意味の違いはコンテクストでわかるよ。
713吾輩は名無しである:05/03/16 09:23:11
>>712
ニュアンスの違いを説明しただけで、訳したつもりはない。
訳文のコンテクストがすべてだと思っているなら、それでいいけど。
714吾輩は名無しである:05/03/16 21:22:24
「人間の絆」はわが青春の書です。
何度か読み返しましたが、そのたびに涙が出てきます。

高校時代、文学を目指し、今は医者をやってる40すぎのオジサンより
715吾輩は名無しである:05/03/16 21:36:52
>>713
実社会でもそういうものの言い方しかできないんだろうな 根暗
716吾輩は名無しである:05/03/17 09:15:11
>>715
わかってないね。
717吾輩は名無しである:05/03/17 22:24:05
シチュエーションの違いはあれ、「人間の絆」のストーリーがわが人生によく似ており感情移入して読めた。泣けた。
今は私も平凡な妻をもらい地方で医者やってます。
718吾輩は名無しである:05/03/17 23:07:35
>>715
おまえは俺か?
719Maugham-mania:05/03/18 13:12:47
『劇場』(“Theatre”1937)の映画化“Being Julia”に続いて
“The Painted Veil”(1925)が映画化されるそうだ。
1934年にグレタ・ガルボ主演で映画化(『彩られし女性』)されていて、
そのリメイクということになる。
訳本は新潮社の全集第6巻『五色のヴェール』しかないと思う。
720吾輩は名無しである:05/03/18 13:15:44
>>719
『五彩のヴェール』
721吾輩は名無しである:05/03/18 20:25:09
2chのコテハンは8割以上、実生活で精神科に通ってるような
やつばかりだ。だから、ウザイコテがいたら、こらキチガイ
静かにさらせ、とか言ってやると効果てきめん。自分の素性が
なぜばれたのかとあせるコテハンが笑える。
そもそも2chにいりびたってるようなやつは
精神不安定な半キチガイばかりだから、そこのところを
常に意識においておく必要がある。
それどころか、2chの管理人はじめ、ここの運営をやってる
やつらは、いちおう商売人ではあるが、同時に
精神的にアッチへ逝ってるやつばかり。
まともな人間を相手にしていると考えると、とんでもない
勘違いだから注意しておくWWWWWW
722吾輩は名無しである:05/03/19 04:21:21
>>721

こらキチガイ、静かにさらせ!
723吾輩は名無しである:05/03/19 09:07:17



キチガイはなぜコテハンを愛用するか
理由1
キチガイにおいては自我のイメージが不安定にゆらめいている。
それで、自ら選んだコテハンに頼りながら自分の書いた跡を確認する。
あたかも、目や脚に障害のある人間が杖を用いて歩こうと
するようなものだ。もしも無名のままで書き込んでいくと、どれが
自分のカキコであるかさえ、不安定にゆらめいて見えるからである。
これは健常者にはわかりにくい心理状態であるが、事実である。


724吾輩は名無しである:05/03/19 12:36:19
>>723
モームを語れ!
725吾輩は名無しである:05/03/19 19:32:59
>>719
『彩られし女性』 小林健治訳 三笠文庫 1953年
もある。
726Maugham-mania:05/03/20 19:48:37
>>725
教えてくれてありがとう。
新潮社の全集、上田勤訳(1955年)の2年前ですね。
どう違うのか、ぜひ読んでみたい。
727吾輩は名無しである:2005/03/21(月) 21:37:19
「人間の絆」のサリー、好きだなあ。
私は、似ても似つかぬ嫁をもらっちゃったけど。
728吾輩は名無しである:2005/03/22(火) 09:27:32
>>727
ご両親にお返ししたら?
729吾輩は名無しである:2005/03/22(火) 15:23:32
>>728
はい、そうします。
バツイチになって本当の理想の妻をもらいます。
(もらえるかな〜)
730吾輩は名無しである:2005/03/22(火) 16:53:17
>>729
『人間の絆』を映画化した『痴人の愛』(1934)で
サリーを演っていたFrances Deeは理想的。
(去年、亡くなってしまったけど……。)
731吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 14:02:32
停滞
732吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 19:51:40
モームは読書の達人だと思います。唯、案内してくれる小説が大長編なので困惑するのもやむをえない。
733究極生物フジツボ ◆1.B9AyV3Ss :2005/04/03(日) 23:41:45
月と六ペンス
お菓子と麦酒
おもしろかった
入院中に
ちょっとまえに読んだ
人間を見る目のあたたかいのが好き。
どんな人間を見る目も。
批判的なのに。
734究極生物フジツボ ◆1.B9AyV3Ss :2005/04/03(日) 23:54:29
>>723
あれ、今この書きこみに気づいた。
私も気違いだけど(統合失調症:精神分裂病持ち、入院は精神病院)
だからコテハンってわけじゃないけど…
メンヘル板の統失すれにはコテハンやけに多いけど…
5年近くずっと文学板は
名無しでROM・書きこみしてたけど
今日はなんか暇だから
誰か相手してほしくて統失すれでいつも使っている
固定で書きこんでみた。
735吾輩は名無しである:2005/04/04(月) 09:22:39
マニアは多かれ少なかれキチガイ。
736吾輩は名無しである:2005/04/13(水) 23:29:02
>>688
同意。
月6は岩波のが良かった。
岩波のを読んでから、中野訳を読むと
ストリクランドのキャラが変わっていた。
俺の中のストリクランドは「〜だねえ」とか言ったりしない。
関係ないがハムレットが「僕」とか言う訳も嫌いだ。

俺が大学生だったとき、人間の絆は中野訳しかなかったけど
今は岩波訳もあるんですか?
737吾輩は名無しである:2005/04/13(水) 23:41:53
>>736
あるよ。自分は読んでないのでどんな訳かわからないけど。
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003225465/250-6608006-2105037
738吾輩は名無しである:2005/04/14(木) 00:49:08
>>737
さんくす。
最近の訳かな?
個人的に、この作品は中野訳で違和感なしだったが
この人の訳はどうなんだろ?
739吾輩は名無しである:2005/04/16(土) 12:09:35
i
740吾輩は名無しである:2005/04/18(月) 02:32:13
モームのこんな逸話は、ご存知ですか?
モームがまだ小説が売れない時代のこと。
雑誌の交際希望欄に女性名で、
「わたしはサマセット・モームの小説が大好きです。同じようにモームの小説を読んでいる男性とお付き合いしたいわ」
と掲載した。そしたら、モームって誰だ!?ってことになって、いきなり本が売れ出したんだって。
小説の大職人、モーム自身が後年語った話だから、マユツバだけどねwww
741究極生物フジツボ ◆1.B9AyV3Ss :2005/04/18(月) 09:55:59
>>740
知らなかったw
おもしろいw
742吾輩は名無しである:2005/04/18(月) 14:04:22
>>740
みんなで書けば、ブーム再来なるかも。
743吾輩は名無しである:2005/04/18(月) 18:52:18
キムタクが愛読書だといえば一発だ。
まあ、文学なんて読まないだろうけど。
744吾輩は名無しである:2005/04/19(火) 04:10:21
「人間の絆」は、ノーベル賞をかなり意識して書いたそうな。
ただあの小説、あれだけの長編なのに一気に読ませるほど、面白すぎる。
面白すぎて軽くみられたから、賞を獲れなかったのかなwww
あのペルシャ絨毯の話といい、「人生は無意味である」というモーム独特の
人生観といい、まったくなんという傑作!
745吾輩は名無しである:2005/04/20(水) 08:53:28
>>744
大衆作家としてしか評価されていなかったモームに、純文学の作家としての
評価を期待する気持ちがあったことは想像に難くないけど、「ノーベル賞」
とはねえ。
日本で言えば、直木賞作家が芥川賞を狙うとでもいったところか。
746吾輩は名無しである:2005/04/20(水) 16:50:37
>>744
同い年の文学者ではないチャーチルがノーベル賞を貰っちゃったわけかあ〜
747吾輩は名無しである:2005/04/21(木) 09:11:31
チャーチルとの比較で言えば、モームのノーベル賞は無理がある……と思う。
74820面相:2005/04/30(土) 23:04:22
サマセット・モームといえばアルフレッド・ヒッチコックの「間諜最後の日」の原作「アシェンデン」が面白いです。
749吾輩は名無しである:2005/04/30(土) 23:38:37
750吾輩は名無しである:2005/05/01(日) 09:10:17
チャーチルって石原慎太郎みたいなもんか
751吾輩は名無しである:2005/05/13(金) 00:18:57
失礼な
752吾輩は名無しである:2005/05/13(金) 18:07:25
新潮文庫の「12番目の妻」105円でゲット!
いやっほーい。
この調子で一生かけて揃えようかな、もう新作でないんだし。
安く見つけたら読む、とかで・・
753吾輩は名無しである:2005/05/13(金) 22:37:36
このスレ読んでたら、「月と6ペンス」とか「女ごころ」をまた読みたくなってきた。
八重洲の地下のワゴンにモームの新潮文庫絶版が数冊出ていたよ。
7541b™ ◆1bBtQE5sBo :2005/05/15(日) 15:56:36
>>135
だな。ミス・ウィルキンスもな。
755吾輩は名無しである:2005/05/16(月) 05:28:32
いわゆる美の宣誓を脱れるためには、ことさら風景画の中に、ムニエチョコレートの広告板を、描きこんだ自分ではなかったか?

最高。
756吾輩は名無しである:2005/05/16(月) 20:56:59
新潮のモーム短編集、昔、コスモポリタン1、2以外すべて
ただ同然で買ったものじゃ。じゃがモームは原文で読んで
も大してむづくはないのう。ホッホッホッ。
757吾輩は名無しである:2005/05/16(月) 21:02:26
…と、力無く笑いながら>756は、孤独な生涯を今終えたのであった。

<完>
758 :2005/05/17(火) 23:37:59
原文買ってもいいけど、ふと、
「あの部分が読みたい!」となった時に
探すのが手こずるのでやっぱ日本語マンセーです。
759吾輩は名無しである:2005/06/03(金) 20:04:54
剃刀の刃マンセー
760吾輩は名無しである:2005/06/04(土) 11:34:59
モームって日本人に悪意と嫌悪感(反日)持っていたし、アジア人
なんか文明人じゃないし、猿に近いと思っていたのにね。
761 :2005/06/04(土) 11:42:31
ま、いいさ片思いでも。
猿からホモへの好意だって、悪くはないさ。
762吾輩は名無しである:2005/06/04(土) 11:46:58
>>719
1930年代のスーパースターにして、世界一の美女と言われた
グレタ・ガルボが主演した「彩られし女性」の映画フィルムは
現存してません。
なお現存していない理由は、この映画は出来が悪かったのようです。
グレタ・ガルボを研究対象にしたの本によると、この映画は彼女
が色々な帽子をとっかえひっかえ被って登場するぐらいしか、見る
べき点はないとのこと。
映画かされたモーム作品で評価が高いのは、ジョーン・クロフォ
ード主演の「雨」と、ベティ・デイビス主演の「痴人の愛」(原作
は人間の絆)だけ。「月と6ペンス」は合格点レベル。
763吾輩は名無しである:2005/06/04(土) 23:27:10
そうかなあ、中国人、日本人に対しては普通に敬意払ってると思うけど。
東南アジア人に対してはちょっと「土人」扱いだけど。
嘲笑的だとしてもそれは同国人やアメリカ人に対してもそうじゃん
ただ、作中に中国人はよく出てくるけど、日本人は・・・出たことないよね(風景的描写以外)
764Maugham-mania:2005/06/06(月) 15:50:54
>>762
グレタ・ガルボの『彩られし女性』は日本でもビデオ化されているが、
原版からのDVD化は無理ということか?
キム・ノバクの『人間の絆』はもっと駄作だったせいか、
日本ではビデオ化もされていない。
フィルムは残っていないのか?
765吾輩は名無しである:2005/06/06(月) 16:10:55
スパイ
766Maugham-mania:2005/06/07(火) 09:14:07
本日午後3時よりNHK衛星第2で『間諜最後の日』OA。
767吾輩は名無しである:2005/06/08(水) 04:46:53
コスモポリタンズに出てきたような
768吾輩は名無しである:2005/06/08(水) 20:42:18
>>743
 毒入りカレー事件の林真須美は宮本輝を愛読していると報道されたことが
 あったが、さぞかし読者数が減っただろうな。
  モームは、最初に「雨」を読んでがっかりした。途中で結末がわかって
 つまらなかったから。
  
769吾輩は名無しである:2005/06/09(木) 08:53:16
『雨』は短編小説史上最高傑作とも言われているのに……。
770吾輩は名無しである:2005/06/09(木) 21:27:37
  それ本当ですか。俺は、当時、翻訳物の洒落たミステリーの短編読んでたから、結構
 落ちで勝負する短編にはすれっからしだったんですよ。芥川龍之介が「奉教人の死」
 だったか、尊敬する志賀直哉から「落ちで読ませるような小説はだめだ」とか言われて
 「私は文学がまだわかってないのです」とか答えたというエピソードもあるし、自分には
 つまらなかったですね。
771吾輩は名無しである:2005/06/09(木) 21:54:44
「雨」にはもちろんオチがあるが、そこに至るまでの伏線、
人物描写が的確で、構成も考え抜かれていると思う。
ただ、それで面白いかどうかは話が別。
しかし「よく書けた短篇」であることは間違いないだろう。
772吾輩は名無しである:2005/06/11(土) 03:23:17
7月に岩波文庫「月と6ペンス」行方昭夫の新訳がでるぞ。
773吾輩は名無しである:2005/06/11(土) 08:12:31
>>772
マジ?
阿部と中野、一長一短だと思って迷ってたんだ。
こりゃあ買いですな。
774吾輩は名無しである:2005/06/21(火) 12:51:44
せっかく絶版の文庫剃刀の刃手に入れたけど、
持ち歩いてたらページがびりびりに。
古いってこういうことなのねorz
775吾輩は名無しである:2005/06/24(金) 11:36:12
サマーセット・モーム  英国帝国主義のお先棒担ぎのB級作家 ↓

http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/whis/1054023631/-100
776吾輩は名無しである:2005/06/25(土) 01:22:53
「ああ、僕は、幸福だ。」
「お午が食べたいわ。」
777吾輩は名無しである:2005/06/25(土) 18:03:10
B級って素晴らしい事だと思うけどな。
778吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 09:03:11
雨は傑作です
人間の欲望が雨によって鮮明に・・・
779吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 09:16:46
短篇作家
長編は、みな失敗作
「月と六ペンス」 「人間の絆」   ただ長いだけ。
780吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 08:49:06
My favorite short story-tellings by Maugham
@ A Bad Example (1899)
A Lady Habart (1900)
B Marriages Are Made in Heaven (1903)
C Rain (1921)
D The Letter (1926)
781吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 15:29:44
『サマセット・モームの短編小説群』(越川正三著、1991年、関西大学出版部刊)
にあるモームの短編小説全117篇はすべて邦訳されている。
782吾輩は名無しである:2005/06/28(火) 10:44:30
彼は「隠れゲイ」だから、少し屈折して居るナ。
783吾輩は名無しである:2005/07/06(水) 13:46:08
>>780
CDの訳本は手に入りやすいけど、@ABはどこから出てるの?
784吾輩は名無しである:2005/07/06(水) 21:21:55
ちくま文庫で手に入らないか?新潮は難しいだろうが。
785吾輩は名無しである:2005/07/06(水) 23:37:39
ひょっとしてミルドレッドのモデルになった人って男の人ですか?
786吾輩は名無しである:2005/07/07(木) 00:01:40
作家志望だったモームの兄貴が自殺してるんだけど。
「要約すると」ではそのことに全然触れてない。
音楽の才能がない若者が自殺する小説のモデルはその兄貴なのかな?
787吾輩は名無しである:2005/07/07(木) 09:15:07
>>783
創造書房の初訳シリーズ3冊
788吾輩は名無しである:2005/07/07(木) 10:32:55
>>787
これだね。→>>327
789吾輩は名無しである:2005/07/07(木) 15:43:09
>>327はいずれも習作だけど、後年の作品の兆しが見えて面白い。
中でも>>780の@ABは良いかも。
790吾輩は名無しである:2005/07/07(木) 15:48:20
古いモーム新潮文庫の上に、Yonda?のブックカバーを乗せてたら、
くっついて、無理に剥がすと表紙の色が・・バリバリに禿げたよ・・
orz
791吾輩は名無しである:2005/07/11(月) 10:17:30
「新潮文庫の100冊」にモームがない。
全集を出していた出版社だというのに。
すでに過去の人なのか?
792吾輩は名無しである:2005/07/12(火) 01:37:40
多分そうだろ。
793吾輩は名無しである:2005/07/20(水) 02:15:54
けしからんな。剃刀の刃も絶版って、ちくま文庫のやつが
絶版になったの? はかなすぎる〜

わたし「探検家」っていう静岡の高校の先生だかが訳した本
もってる。内容忘れたけど・・・。本邦初訳だってさ
近代文芸社 宮川誠
情報までに。
794吾輩は名無しである :2005/07/21(木) 00:13:58
>>772
新訳買いました。
以前出た行方訳「人間の絆」が読み易かったので。
もちろん中野訳がいちばん味があってボクは好きですけど。
795吾輩は名無しである:2005/07/21(木) 09:35:27
岩波はエライ! 今時、モームの新訳を出してくれるなんて。
(それにひきかえ新潮社は……?)
最近15年間のモーム貢献度による出版社ベスト6
(初訳、新訳、復刊の順に評価)
@創造書房
A岩波書店
B近代文芸社
Cリーベル出版
D筑摩書房
E河出書房新社
796名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/03(土) 01:31:08
f
797吾輩は名無しである :2005/09/06(火) 00:31:04
久しぶりに「手紙」を読んでみた。
やはりうまいね。
798吾輩は名無しである:2005/09/06(火) 01:52:10
「人間の本質」って文庫か単行本に入って
いますか。
799無名草紙さん:2005/09/09(金) 15:29:17
「アシェンデン」と「剃刀の刃」は最高だったよ。どっちもちくま文庫。
800吾輩は毛無である:2005/09/10(土) 14:03:38
祝800!
>>798
“The Human Element”→新潮文庫『モーム短篇集] 人間的要素』→古本屋
801名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 02:13:18
私798です。800さんありがとうございます。
802吾輩は名無しである:2005/09/13(火) 19:37:19
モームって日本の作家でたとえると・・・
芥川賞候補でありながら、直木賞を受賞したような
直木賞候補でありながら、芥川賞を受賞したような
前者で言うと井伏鱒二のような・・・
後者でいうと松本清張のような・・・
とにかく、そんな位置付けの作家だよね。
803吾輩は名無しである:2005/09/14(水) 20:48:26

その二人よりも、むしろ山本周五郎では
804吾輩も名無しである:2005/09/17(土) 08:46:21
夏目漱石の諧謔趣味は、モームの「面白くなければ
小説じゃない」的考え方に通じるものがあると思う。
805吾輩は名無しである:2005/09/17(土) 12:54:28
『人間の絆』って、そんなに面白くないですよね。
806吾輩は名無しである:2005/09/17(土) 13:26:48

えっ、そうなんですか?それを聞いてちょっとショック
実は「人間の絆」読もうと思っているんです。
その他の作品は、ほとんど新潮文庫で読了済みです。
「人間の絆」新潮と岩波で、読み較べた方います?
定評ある新潮の中野訳をとるか、現代的と噂だけは聞いている
岩波訳(訳者誰?思い出せない)をとるか考え中です。
それにしても、同じ作品で新潮の方が巻数多いって珍しい。
807吾輩は名無しである:2005/09/17(土) 14:42:01
エトワールが好き
808吾輩は名無しである:2005/09/17(土) 18:48:55
>>805
『人間の絆』は、それまで「面白くなければ小説じゃない」的考え方で
大衆作家としてか評価されていなかったモームが、心に溜まっているも
のを吐き出したくなって書いた、言わば「純文学」的作品。
その意味では、面白くないかも知れない。
809Maugham-mania:2005/09/17(土) 19:01:15
>>804
漱石がイギリスに留学してロンドンに住んでいたのは
1900年10月〜1902年12月。
モームとの接点は何もなかったのか?
1901年にはモームの小説『英雄』が出版されている。
この作品からトレード・マークの「亀甲」を使い始めた。
810吾輩は名無しである:2005/09/17(土) 23:21:57
モームが自分自身の事を大衆作家と認識していたのは、
前から知っていたけど、その殻を破って純文学目指して
「人間の絆」書いたっていう事、初めて知った。
でも、モームは「読ませる作家」に徹した作品の方がイイ。
811吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 00:29:12
「月と6ペンス」最高! 何度、読み直してもイイ
ストーリーテラーに徹したところに、モームの偉大さが有る!
812吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 14:19:09
美香ってひと、自分は早稲田出たって言い張ってるけど、無理があるよ。
英語まるでダメ、
古本好きとか言うくせに早稲田の古本街のこともしらない、
演劇好き、戯曲好きとかいうくせに演劇科のことも全然しらない、
演劇博物館を利用したこともない。
あのキャンパスで演劇好きだってふらふらしてれば、関係者とのつてもできるはずなのに、
まるでない。
そもそも、根本的に頭が悪いし、全然文学の知識がない。

仮に間違って早稲田にいたとしても、
他の学生とのレベルの違いにおののいて、コンプレックスの塊で、
暗ーい4年間を送ったんだと思う。

だいたい卒論何やったの? 文学的に何の専門知識があんの? あんたは
813吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 16:52:27
美香って誰のこと?
まさか、叶美香じゃないよネ?
814吾輩は名無しである:2005/09/19(月) 19:01:32
美香なる人は、このスレに書き込んだこともないのに、
こんなに話題になっている。→>>376,>>411,>>812
何でなのか?
知ってる人、教えて。
815吾輩は名無しである:2005/09/19(月) 19:09:21
板を荒らしてるひとみたいよ。
816吾輩は名無しである:2005/09/28(水) 22:51:00
新潮の「昔も今も」「アシェンデン」「怒りの器」「十二人目の妻」「太平洋」「劇場」「剃刀の刃」
近所の古本屋で150〜210円でゲットしますた!
まだ他にも何冊か置いてあったので、残らず買ってくるっす。

「人間の絆」
自分にとっては最高の書です(今のところ)
うちの田舎のじいちゃんが熱心な安芸門徒で、ガキの頃から仏教思想を
植えつけられてきたせいか、フィリップの心情には共感しきりでした。
817吾輩は名無しである:2005/09/29(木) 20:00:08
剃刀の刃、うらやまし…
818吾輩は名無しである:2005/09/30(金) 20:47:56
剃刀、大好きだけど青年期以降からしか読み返さない。
子供時代は一度読んでしまえばなんか冗長。
ところで私は今の今まで「冗長」を「だんちょう」と読んでいました。
馬鹿ですいません。
819吾輩は名無しである:2005/10/08(土) 13:13:15
エドワード・バーナード読みました。
彼の人生を「転落」と位置づけてるところが、何ともおかしい。
「怒りの器」はオチは読めるけど、ジンジャーの人物がとても魅力的だった。
モデルがいるんだろうな。作家の手帖読みてー。
820吾輩は名無しである:2005/10/08(土) 13:23:10
それにしても、南洋ってあまり興味あるテーマじゃなかったけど
島の描写があまりに美しいので、行きたくなってしまった。(テロが恐いが)

「エドワードはヴェランダの端まで歩いて行き、そこに寄りかかりながら、
じっと夜の織りなす青い魔術に見とれていた」

こんな、美しく穏やかな夜を体験してみたいです。
821吾輩は名無しである:2005/10/22(土) 16:22:26
ツキロぺでストリックランドがイギリスで証券業の仕事を捨てる前と後で
の人格というか人間性の変化が大き過ぎて少なからずの違和感覚えるのは私だけではないですよね?
なんていうか、物語がガラッと変わってしまったような......
822吾輩は名無しである:2005/10/22(土) 18:16:20
え?
全く違和感なかったな・・・。
確かに現実にああいうことあったらビックリはするけど、
絶対にありえないってほど現実離れはしてないように感じた・・・。
823吾輩は名無しである:2005/10/23(日) 11:37:13
モーム最高。
824めるす ◆ZspydnSMwU :2005/10/25(火) 22:46:09
月と六ペンスしか読んだことないけど面白かったのである。
ストリックランドみたいになりたいやと思ったものなのである。
でも憧れているという事はあんな風になれないてな事なのだろうか、
なんてな事を思い最終的にしょんぼりしたのである。
それにしたってやっぱりかっこいいよストリックランドかっこいいよ。
825吾輩は名無しである:2005/11/13(日) 22:09:47
新潮の「太平洋」は絶版になってるのな。
あんな名作短編を絶版にするとは、何考えてんだろw
826Maugham-mania:2005/11/19(土) 12:17:07
“The Merry-Go-Round”(1904年)の初訳が出ます。
宮川誠訳『回転木馬』(2,625円)近代文芸社から11月25日発売。
827吾輩は名無しである:2005/11/21(月) 19:21:44
おまえらねぼけやがって。
十月に復刊したこれはスルーなのか??


秘密諜報部員
サマセット・モーム / 龍口直太郎 訳



装画:山野辺進
装幀:東京創元社装幀室

初版:1959年05月15日
叢  書 : 創元推理文庫(Mモ−2−1) 
定  価 : 税込840円(本体価格800円)

第一次世界大戦が勃発し、劇作家アシェンデンは、R大佐の依頼を受けて、諜報活動に従事することになった。
秘密諜報部員の任務、それは、成功しても感謝されることはなく、窮地に陥っても救助されることのない、非情なものであった……。
アンブラーからル・カレにつながる、現実に即したスパイ小説の先駆的作品。
文豪モームが、自らの特異な体験を素材に書き上げた連作長編。

828吾輩は名無しである:2005/11/22(火) 22:24:01
これは新潮で上下巻になってるやつがくっついてるの?
829吾輩は名無しである:2005/11/23(水) 14:24:40
ちくまで出てた「アシェンデン」と同じなんだろ?
830吾輩は名無しである:2005/11/29(火) 11:21:55
>>826
情報サンクス。早速注文しました。
83136歳主婦 ◆baeGuFHffI :2005/11/29(火) 14:34:17
モームだったら洋書で読んじゃったほうが早いよ。

まあ、洋書も安くないんだけどね。
832吾輩は名無しである:2005/12/03(土) 15:02:24
>>831
英語が読めない/苦手な人のことも考えないと、そのレスは感じ悪いと思うよ。
833吾輩は名無しである:2005/12/04(日) 13:38:41
私はいかがです。
834吾輩は名無しである:2005/12/13(火) 13:52:40
>>831 はぁ? あんた"The Merry-go-round"がかなりの長編ってこと「さえ」知らんのと違うか?
『回転木馬』の翻訳本は500ページ近いボリュームだぞ。これを英語で読むほうが
日本語で読むより「早い」とは正気か? 今までの他のスレでのあんたのレス見たら、あんたに
そんな語学力と教養があるとは到底思えない。>>832の言うように>>830に失礼だし、雰囲気ぶち壊しで
うざいんだよ。このスレから永久に消えな!!
835吾輩は名無しである:2005/12/13(火) 16:34:35
>834
831を庇うわけじゃないけど
この「早いよ」っていうのは、読む早さどうのこうのじゃなく
「なかなか出ない/出るか出ないかわからない翻訳を待っているよりは」って意味の
「早い」なんじゃなかろうか。
836吾輩は名無しである:2005/12/16(金) 21:02:57
「早い」と「速い」は違う。
837Maugham-mania:2005/12/16(金) 21:09:54
今日でモーム没後40年。節目の50年に向って、
出版界にモーム再考の気運が高まると嬉しいのですが……。
838吾輩は名無しである:2005/12/19(月) 15:03:39
モーム好きなんだけど、ちくま文庫かな、魔術師って長編高い金出して買ったのに
腹が立つくらいつまらなかった。モームでこんなの初めて。がっくり。

839リハおじさん:2005/12/19(月) 22:35:11
こんなスレがあったとは驚き。しかも若い人が多いようですね。
60才近いおじさんとしては若い頃、読み親しんだモームを
今も若い人が読んでいることを知り嬉しい限りです。

モームには,take it easy!を教えてもらい多謝です。

40年近く前は、新潮文庫でモームを多く読めましたが今は
人間の絆、月と6ペンス、それに幾らかの短編集だけのようです。
まあ、時の流れでしょう。
840吾輩は名無しである:2005/12/19(月) 22:46:18
もう筑摩の文庫にはモームないですよ。
新潮社かどこかのまちがいじゃないでしょうか。
私モーム大好きですよ。
841吾輩は名無しである:2005/12/19(月) 23:05:17
>>5
遅レスだが、一時間ほど哲学書を読む、だね。
842吾輩は名無しである:2005/12/19(月) 23:24:14
モームはイギリスが誇る哲学者、
ヒュームが大好きです。
843吾輩は名無しである:2005/12/20(火) 17:57:06
>>838-840
『魔術師』の文庫本はちくま文庫の田中西二郎訳しかありません。
>>838は最近新刊書店で買ったとは言っていないのですから、正しいと思います。
新潮文庫のモームはカバーがつく以前の帯・パラ時代にのみ出ていた
『クリスマスの休暇』と『昔も今も』も含めて、全部で28冊。
ちなみに上記2冊のほかに珍しいのは講談社文庫『ライザの初恋』と
三笠文庫『彩られし女性』。
844吾輩は名無しである:2005/12/21(水) 14:16:40
「読書案内」って結構いける
845吾輩は名無しである:2005/12/25(日) 23:56:45
魔術師ってつまらないのですか

それとアシェンデンって何人も出てくるようなんですが
何か意味はあるのですか?
846吾輩は名無しである:2005/12/26(月) 01:24:00
「アシェンデンって何人も出てくる」という表現がツボにはいったw

モーム自身がモデルになっている登場人物>アシェンデン
847吾輩は名無しである:2005/12/26(月) 18:00:30
>>845
つまんないよ。出来損ないのホラー、もしくはミステリー。
848吾輩は名無しである:2005/12/26(月) 19:21:29
ありがとう
849リハおじさん:2005/12/27(火) 08:04:35
サマーセット・モーム全集(新潮社)を集めていたが、今日最後の一冊が手に入った。
「中国の屏風 第23巻」で長い間探していたが、何のことはない楽天であっさりと見つかった。
これで全29冊揃った。楽しみが増えた。いつ読もうか。

50年ほど前の本であり、紙質は悪い、単語・語法も古い。定價250圓、地方買價260圓
というのも泣かせる。当時の流通事情のせいか、本の価格に地域差があったようだ。
850吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 08:46:56
>>849
増刊された第30巻『短篇集7 ジゴロとジゴレット』、第31巻『モーム研究』
別巻扱いの『随想集 作家の立場から』も集めると良いと思われ。
851吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 12:07:19
『作家の手帖』の最後の方の、晩年の心境を綴ったページ、
味わい深くて、オラは好きだ。
852リハおじさん:2005/12/27(火) 20:30:36
>>850
ご指摘ありがとうございます。
本棚を探すと、「ジゴロとジゴレット」「モーム研究」「作家の立場から」
も揃ってました。それと「極めて個人的な話」という全集と同じ
装丁、サイズ、デザインの昭和39年5月15日発行の1冊もありました。
第二次世界大戦中のモーム自身の行動の随想集です。「作家の立場から」
が昭和37年2月20日発行ですから、全集に含めていいものかどうかは
ともかく最後に発行されたものでしょうか。何かご存知でしたらご教示
下さい。
853名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 19:40:02
今日、ブックオフでちくまの
『かみそりの刃(下)』と『アシェンデン』を買いました。
どちらも450円。
これでちくまのモームは上記の2冊と
『アー・キン』『コスモポリタンズ』の
4冊になりました。
最初の20ページだけ読んで長い間放置していた月と六ペンスを読み終えました。
読んでるときの心がざわめく感じは久しぶりに味わったよ。この小説は人に薦めたくなるわ。
855ロベ−ル:2006/01/12(木) 23:54:36
好きな作品「お菓子と麦酒」「月と六ペンス」「クリスマスの休暇」「劇場」
「昔も今も」は絶版ということで一万円で古本屋にあったが買わなかった。阿漕な値段。
図書館で見つけてやっと読みました。人がごたごた出てくるが、マキアベリが女をくどくとこういうことになるのか。若い方には参考になるかもね。
全集は神保町の古本屋で7万円で出てました。最後の作品「情熱」は5百円で手に入れたがまだ読んでいません。
856名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/13(金) 20:39:47
>>855
『情熱』なんて知らない。
>>855
昔も今も、210円くらいで買ったよ。千葉の古本屋で。

あの・・・がほんとむかついてさ〜、二回目は読めない作品w
858名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/16(月) 14:21:12
はじめまして!モームのthe cousulっていうショートストーリーの翻訳わかる人いませんか?
859Maugham-mania:2006/01/16(月) 21:30:27
>>858
‘The Consul’は紀行“On a Chinese Screen”(1922年)の中の1篇。
翻訳書は新潮社の全集第23巻『チャイニーズ・スクリーン』(1957年、大澤衛訳)か
ちくま文庫『中国の屏風』(1996年、小池滋訳)。
いずれも「30領事」として訳されている。
860名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/16(月) 21:44:18
男の額の髪の毛の生え際が好きで別れられない女。
861ロベ−ル:2006/01/22(日) 23:12:18
モ−ムの最後の小説 「情熱(カタリ−ナ)」読了。中世スペインの物語。
足の不自由な少女カタリ−ナの前に聖母マリアが現れ この町のある三兄弟が
お前の足を直してくれる。と告げる。三兄弟とは 聖者とあがめられる司教、軍人で
将軍、パン屋のおやじ。皮肉屋のモ−ムを知る人はここまで読めば誰が奇跡を行うか
分かるはず。奇跡の後はある尼僧院長と司教の手柄の取り合い。最後にカタリ−ナ
はスペイン第一の女優になる。終わりの方ではドン・キホ−テも出てくる。
モ−ムさん結構楽しんで書いてます。面白く一気に読みました。
862Maugham-mania:2006/01/28(土) 11:46:33
処女短編集『指針』(1899年)の中の1篇『信仰』で、
モームは「信仰」と「奇跡」との関係をシニカルに扱っている。
863名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/29(日) 08:39:03
『指針』は正にモーム理解の「指針」の書。
864名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/29(日) 11:57:10
『指針』の中では『悪例』が面白い。
後の戯曲『シェピー』の原点か。
865名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/04(土) 19:31:21
創造書房の初訳シリーズでは、
『サマセット・モーム未公開短編集 11篇の忘れ物』が盛沢山。
中でも『ハバート夫人』が面白い。
モームのクールな女性観が窺える。
866名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/05(日) 08:39:49
『モーム初訳6選 埋めてしまった才能』も悪くない。
習作の中で『埋めてしまった才能』だけは
「南海もの」最後の頃の作品で完成度が高い。
867イギリス人気質:2006/02/05(日) 21:00:11
★★ イギリス人の犯罪 ★★
ハーバード大学の歴史学者フェアバンクは言う。
イギリスの対中アヘン貿易は「近代においてもっとも長く続いた計画的な
国際犯罪だ」

イギリスはインド産アヘンをアヘン戦争まで起こして大量に売りさばき
収奪の限りを尽くした。
しかし国際社会で公式に反省の言を述べたことはなかった。
868名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/05(日) 21:35:26
イギリス人は盗みをしても紳士になる
多く盗めばナイトにもなる
(by 甘粕大尉)

いまさら、騒ぐほどのことじゃないし、モームあたりの作家連中
はそういう英帝国の性格を冷笑してたほうだろ。
869名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/10(金) 22:31:37
つまらん。
870吾輩は名無しである:2006/02/19(日) 13:18:15
モームの短編で「ザクロの木」の話って、翻訳だとどの本に載ってるか、
分かる方いらっしゃいますか? だいぶ昔に読んだ、けっこう好きな話です。
871吾輩は名無しである:2006/02/19(日) 23:04:55
最近名言集で見たのですが、
『中途半端な人間だけが、いつも自分の最高レベルにある』
(Only a mediocre person is always at his best.)
という文はどの作品のものなのかご存知の方はいらっしゃいませんか?
是非読んでみたいのですが、ググっても作品名までは分からず困っています。
872吾輩は名無しである:2006/02/20(月) 00:25:13
筑摩のモーム・コレクションまた出してほしい。

売れないんだろうけど。
873吾輩は名無しである:2006/02/26(日) 20:34:28
>>871
名言になるようなのは、人間の絆か要約するとだと思うが
874吾輩は名無しである:2006/02/27(月) 01:47:54
真の名言「男なんてみんな豚だ!」
875吾輩は名無しである:2006/02/27(月) 14:18:04
自分自身を受け容れられなかったホモフォビックな男色家


876吾輩は名無しである:2006/02/27(月) 16:08:44
>>871人間の絆のはず
877吾輩は名無しである:2006/02/28(火) 04:12:36
>873
ありがとう。読んでみます。
878吾輩は名無しである:2006/02/28(火) 04:17:44
>876
アンカがひとつ消えてた…失礼。情報ありがとう。
879吾輩は名無しである:2006/02/28(火) 09:39:53
「ザクロの木」はやっぱマイナーなのかな・・・
880吾輩は名無しである:2006/03/01(水) 01:18:16
ブックオフで筑摩の『魔術師』かったよ。
あげ
881吾輩は名無しである:2006/03/01(水) 04:55:06
今、「人間の絆」読み終わったんだが、どうやら縮小版だったみたい。
悔しいけど、何年かに一回は読み返したくなりそうだからいいか。
読後感すごいいいね。次は月と六ペンス読みます。
882吾輩は名無しである:2006/03/10(金) 17:23:47
「月と六ペンス」
題名が秀逸。読後深く考えた。
883我が輩は名無しである:2006/03/27(月) 16:53:30
古本屋で「手紙」と「怒りの器」を買った。
「手紙」だけ読んでみたが期待ほど面白くなかった。
884吾輩は名無しである:2006/03/28(火) 11:47:49
>>881
俺は、『人間の絆』はイマイチだったけどな。
みんなはどう?
885吾輩は名無しである:2006/03/28(火) 12:14:15
おいおいホントかよ。
人間の絆がイマイチとはハードル高すぎない?
886リハおじさん:2006/03/29(水) 21:39:55
「人間の絆」に深く感動し、当時付き合ってた彼女に薦めた。
読後感を聞くと、「女性に対し辛らつだし軽んじているので好きになれない。」
と言われた。

自分があんなに感激したからてっきり他人もそうだと思っていたので肩すかしを
喰わされたように感じた。懐かしい思い出です。35年前のことです。
887吾輩は名無しである:2006/03/30(木) 01:39:36
モームは隠れゲイで女性嫌いでしたからね。
888吾輩は名無しである:2006/03/30(木) 22:47:19
>>887
一生独身だったの?
889吾輩は名無しである:2006/03/30(木) 23:30:50
ゲイのくせに男女の恋愛なんか書いていいのかな?
890吾輩は名無しである:2006/03/31(金) 01:12:33
>>888
ゲイでオスカー・ワイルド有罪判決を見てゲイを隠して結婚でも後に離婚
891リハおじさん:2006/03/31(金) 10:00:44
>>889
確かフランスの文化相が言った言葉と記憶していますが、
「芸術作品は保護しろ。芸術家?あいつらは人間のクズだ!
保護なんかする必要ない!」

芸術家の評価は作品がすべてです。芸術家が道徳家や品行方正である必要は
あるとは思えません。ジュネは立派な犯罪者でした。

ゲイであろうがなかろうが作品の価値とってはどうでもいいことです。

男が女を演じてその芸を伝統芸能として国が保護しているのが歌舞伎です。
見方によっては異常なことだなと個人的には感じてますが、男だからこそ
女を冷徹に観察して芸の域まで高め、広く長きに渡って支持されてるのでしょう。

892吾輩は名無しである:2006/03/31(金) 14:27:32
「芸術家が道徳家や品行方正である必要はあるとは思えません」
って、それは作品云々以前に人間としての問題だろ。芸術家は人に迷惑かけても
作品さえ偉大なら許されると解釈されかねない。人格者のほうがいいに決まってる。
「ゲイであろうがなかろうが作品の価値とってはどうでもいいことです」
そりゃそうだ。
893吾輩は名無しである:2006/03/32(土) 13:53:20
>>892
人間として否定されても、芸術家としては許される。
894通りすがり:2006/04/04(火) 19:26:53
>>892
いかにも典型的な2ちゃんねる投稿者のチャチャですね。

所詮、行間を読む日本語能力もないのでしょう。

いかに匿名とはいえ露骨は嫌ですね、野暮は見苦しいですね。
895吾輩は名無しである:2006/04/05(水) 14:20:36
怒っちゃいや〜ん。
896さいあむ:2006/04/05(水) 21:12:30
はじめまして。
モームが、ビルマについて書いた作品名分かる方いらっしゃいますか?
897Maugham-mania:2006/04/06(木) 21:34:29
>>896
“The Gentleman in the parlour”(1930年)のことか。
これはビルマ〜インドシナの紀行。
私の知る訳書は『旅の本』(鷲巣尚訳、1956年、荒地出版社刊)。

ところで、今日の朝日新聞にも出ていたが、
4月22日(土)に東洋大学でサマセット・モーム没後40年記念講演がある。
内容は
@「モームと日本人」(講師:行方昭夫氏)
A「モームとゾルゲ」(講師:田中一郎)
講演後、懇親会があって、日本モーム協会再発足のための準備会を立ち上げるらしい。
898吾輩は名無しである:2006/04/06(木) 22:41:55
東洋大学のサイト行ったがどこにあるかわからんかった
一般の人間は参加できるんですか?
899さいあむ:2006/04/07(金) 00:43:33
Maugham-maniaさん、ありがとうございました。
『旅の本』探してみます。当然絶版ですよね。。
余談ですが、東洋大は私の母校なので、このような催しがあるのは嬉しいです。


900吾輩は名無しである:2006/04/08(土) 00:38:58
>>897

私も、>>898と同じく、詳細を知りたいです。
そのサイトがあれば、教えて頂けると有り難いです。
901Maugham-mania:2006/04/08(土) 08:51:34
>>898,>>900
サイトはないと思う。
朝日新聞の記事には
時間:午後2時から
場所:文京区白山キャンパスの6号館
問い合わせ先:文学部英米文学科共同研究室(03−3945−7374)
とあった。
902900:2006/04/08(土) 12:02:26
>>897

どうもありがとうございます。都合がつけば、参加したいと思います。
903吾輩は名無しである:2006/04/09(日) 00:26:41
また、モームの作品の文庫化が進むといいんだけど。
904リハおじさん:2006/04/12(水) 20:25:17
レス数が900を越えても、このゆったりペース。嬉しいですね。

モームの作品の映画化はもうペイ出来ないのかな。
’30年代のは、「痴人の愛」「雨」など持っている。
確か’90年代に「剃刀の刃」が映画化されたの知っているが
見ていない。ビデオにはなっていたと記憶しているが、これも見ていない。

映像の力は強い。当時の風俗、背景がどう映像化されているのか
見るのも一興だ。「雨」では退廃的な音楽として「セントルイス・
ブルース」が使われていたのには驚いた。ジャズってそういう位置
づけだったか。

「間諜 最後の日」ではアシェンデンのネクタイの短さに笑った。
「マルタの鷹」の名脇役のピーター・ローレの若い日の好演技が
見られたのも嬉しかった。
905吾輩は名無しである:2006/04/13(木) 02:57:49
最近『月と6ペンス』を読んでモームに関心を持ちました。しかし作品が多くどこから手を付けていいのか。。。。
人間の絆以外でみなさんのおすすめを教えてください。ちなみに私見ですが行方昭夫氏の解説は再校が必要なほど長く、退屈だと思いました。
906吾輩は名無しである:2006/04/13(木) 07:02:03
>>905
品切れも含めて手に入りやすい文庫版で言うと
小説は岩波か新潮の短篇集
中篇は「女ごころ」「お菓子と麦酒」
読み物として「読書案内」「世界の十大小説」
戯曲なら岩波文庫の「夫が多すぎて」
入手が難しいけど面白いのは
「劇場」「要約すると」新潮文庫
ちくま文庫の全部
907吾輩は名無しである:2006/04/13(木) 10:22:22
「赤毛」残酷すぎる
908905:2006/04/13(木) 16:08:56
>>906さんどうも
女ごころ行ってみようかと思います。
劇場と要約するとは戯曲ですか?
廃盤した本を皆さんどうやって集めるのだろう?
909Maugham-mania:2006/04/15(土) 08:04:37
>>904
アメリカでは今でもモームの人気が根強いらしく、
2000年には『女ごころ』の映画化『真夜中の銃声』(>>576)が、
2004年には『劇場』の映画化“Being Julia”(>>580)が公開されており、
『彩られし女性』のリメイク(>>719)も製作中のようだ。

>>908
『女ごころ』のあとは短編がお薦め。
モームは117篇の短編を書いているが、
創造書房の初訳シリーズが出て邦訳が全部揃った。
全部読みたければ、
@創造書房の初訳シリーズ3冊(>>327
A新潮文庫の14冊
B英宝社の3冊(>>516
C岩波書店『九月姫とウグイス』
を読めばいい。
絶版のものが多いが、
ネット書店、オークション、古本屋、図書館をあたって、
手に入ったもの、借りたものから読んでいけばいい。
910吾輩は名無しである:2006/04/15(土) 08:13:00
モームよりわかりにくい本を読め
911TAU:2006/04/15(土) 08:31:23
東洋大学にお電話をして参加御希望と伝えたほうがいいようです。
912リハおじさん:2006/04/16(日) 20:47:58
Maugham-maniaさんへ

貴重な情報ありがとうございます。
初めて知ることばかりです。
そういえばモームの記念館だかがアメリカにある
とか聞いたような気がします。
アメリカもしたたかで成熟したところがありますね。

当方、昨日、仙台丸善でタイロン・パワー主演の「剃刀の刃」
のDVDを購入しました。原作の方がずっと味わい深い
ですが、当時の服装、風俗、慣習を知るのにはとても
参考になりました。西欧の階級社会の雰囲気が感じられ
ます。

913吾輩は名無しである:2006/04/22(土) 09:56:27
最近停滞気味ですねこのスレ
ちなみにフランスでモームの人気作は月6です
日本では人間の絆のほうですよね?
確かに月6の芸術に対する考え方はフランス人にしっくりくるんでしょうね
日本の芸術教育とのちがいでしょうね


なんとなく書いてみました
914吾輩は名無しである:2006/04/23(日) 05:16:37
age
915吾輩は名無しである:2006/04/23(日) 10:45:39
>>913
そうですね、人間の絆の方が日本受けするような気がします。
フランス人との違いは…
教育なのでしょうか? 風土とかそれによって育まれた気質とか、
関係ないでしょうか?
基本的なところで大昔の狩猟民と採集民の血とか…
思ってみただけですけど。
916?:2006/04/23(日) 13:53:22
>>915
芸術的感性は小さい頃から美術館などで養われたり
両親から受け継いだりすることが多いようです。
それに風土というのは関係するとおもいます。
私はフランスにいるとストリックランドみたいな人間が日本にいるときより
現実的(実在的?)な存在におもえてきます。
917吾輩は名無しである:2006/04/23(日) 21:48:34
岩波の月と6ペンス読んだ。新潮の読んでから10年ぶりくらいに。
それが初モームで、「読みづらい・・」と思って後、この作品は放置してて。
やっぱり訳が違うといいですね。新訳もっと読みたい。
しかし「サマセット・モーム没後40年記念講演」
を今知った自分・・
918吾輩は名無しである:2006/04/28(金) 14:46:59
サマセット・モーム没後40年記念講演!?
919吾輩は名無しである:2006/05/04(木) 12:01:30
モームのVIRTUEとJANEっていう短編の翻訳が載ってる本って存在するんですか
?あったら教えて下さい。
920吾輩は名無しである:2006/05/04(木) 12:47:11
>>919
『人間的要素』龍口直太郎訳 (新潮文庫 モーム短篇集 X)

両方とも所収。
921吾輩は名無しである:2006/05/04(木) 22:39:01
何度読んでも人間の絆・上(岩波)の56ページで
胃液が飛び散るほどわらってしまうのは普通ですよね?
922DR.キリコ ◆vBuV4V6TIk :2006/05/05(金) 00:31:43
下品で低俗な笑いに「うんこ」は必要不可欠である。
特に子供に喜ばれ、尊敬の眼差しを受けるに違いない。
大人もそうである。「うんこ」という言葉で和やかになり、
癒される事すらある。現代人の疲れた心には「うんこ」がとても優しく響くのだ。
923うらら:2006/05/05(金) 13:30:04

春ですね。暖かくなりましたね。

おつむもあたたかいですね。
924吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 16:08:05
 高校のときにThe Magicianを読んでいたら、Maughamなんて古臭いものを読んでると
馬鹿になると教師から怒られましたよ。それ以来読むのは避けるようになりました。
近代英国文学のなかでは一番好きな作品だったんですけどね。
925吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 18:23:43
教師の言うことなんか聞くことないのに
926吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 19:42:53
暗記物の苦手な私は、高校の数学教師に「数学は暗記だ」と言われて理系を諦めた。
(今考えると、「受験数学は暗記だ」ということだったのかもしれないが。)
その後、文学部に進学し、卒論でモームを扱った。
卒業後は、限りなく理系に仕事をやっている。
件の教師には言いたいこともあるが、モームに辿り着かせてくれたことには感謝すべきか。
927吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 20:02:40
暗記の苦手な奴は何やっても成功しないよ。
今のお前はろくな仕事してねえんだろうな。
恥ずかしいと思わないのか?ざこ
928吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 21:37:43
馬鹿丸出し。
929ざこ:2006/05/05(金) 21:41:09
>>926のどこが恥ずかしいの?
930吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 21:44:50
そうやってすぐに噛み付いてくる時点で年収低い証拠。
931吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 22:18:20
なぜか年収がでてきたあたりで
>>930の年収コンプの影がチラっとね
932吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 22:23:27
>>931
身長は165センチほどのやや肥満の中年の女性。若い頃はすっぴんでも
美人だったのに今は化粧なしでは外出不可能だろうな。度々2ちゃんでは
文体変えていろんな人格を作り出して大衆を翻弄したり操作したりもする
演出家・政治家としての自負もある。しかし上には上がいることを彼女は
すっかり忘れてしまっている。
933吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 23:20:46
>>924
多分、

Maughmなんて「大学受験英語用の英文として」古臭いものを読んでると
馬鹿になる(=偏差値が下がる)

という意味だったかと。
確かにMaughmなんて今時の受験英語には古すぎるしね。
934リハおじさん:2006/05/06(土) 18:54:53
1946年製作の映画、DVD「剃刀の刃」を見た。
泣けた。イザベル役のジーン・ティアニーの演技、美しさに打たれた。

映像の力である。イザベルの顔かたち、髪型、服装。ドレスのデザイン。
表情、目付き、しぐさ、会話、足の形、指の動き、声、会話の調子。
室内のインテリア、カーテンの柄、家具、ソファー、壷などの調度品。

モームがモームとして出演しているが、びっこをかばっての杖の形、
たくわえている髭の形、スーツ、ネクタイのデザインなど。一瞬にして
情報として視覚に同時的に飛び込んでくる。これでモームを読む愉しみが
増そうというもんだ。

肩の力を抜いて生きようや、人生って楽しむためにあるんだよ。
人の目なんか気にして自分を殺すことはないんだよ、と教えて
くれたモームに感謝。
935Maugham-mania:2006/05/06(土) 21:23:48
>>934
ご覧になった『剃刀の刃』は、数ある文芸作品の映画化の中でもかなり原作に
忠実な部類だと思う。
言うまでもなく、モームの役を演ったのは、『手紙』(原作は短編ではなく、戯曲)
の映画化『月光の女』(1940年、DVDあり)でヒロインの夫を演じた
ハーバート・マーシャル。
『剃刀の刃』は1984年にも映画化されている(DVDあり)ので、ぜひご覧下さい。
がっかりすること請け合い。
936リハおじさん:2006/05/07(日) 20:53:41
Maugham-maniaさんへ

いつも貴重なご案内ありがとうございます。
1984年「剃刀の刃」は早速注文しました。

10年以上前でしょうか、中古ビデオで発売
されてましたが、1万円以上だったと記憶
してます。買わなかったのですが、未練
たらたらでした。DVDで見ることが出来る
世になりました。有難いことです。

監督がワイラーとあっては「月光の女」にも食指
を動かされます。
937吾輩は名無しである:2006/05/18(木) 20:14:52
>>リハおじさん
亀レスで恐縮なんですが、『雨』で
セントルイス・ブルースが退廃的な音楽として使われているのは、
その歌詞のせいじゃないでしょうか?
ジャズそのものがそういう位置づけで
使われてるんじゃないんじゃないかなぁ。

938リハおじさん:2006/05/20(土) 20:52:11
セントルイス・ブルースが作曲されてから一世紀近くになりますが、最も
多くのレコード化、CD化された曲としても有名です。様々な演奏者、歌手が
やってますが、個人的にはブッカー・アービンの元気なヤツが好きです。

セントルイス・ブルースの歌詞は、卑猥・下品ということで、歌詞を変えて
歌われレコード化されたことも多かったようです。

歌詞もそうですが、当時としてはジャズは刺激的、官能的、直情的という
ことで精神に悪影響を与えるとアメリカの精神医の権威が真面目に議論して
いたのは60年代の日本でテレビは「一億総白痴化」につながるとかの大宅壮一
氏が言ってたのに通じるところがあります。

なんせジャズが生まれたのは100年近くも前のことです。ニューオリンズの
売春街で客引きや客を楽しませる為に売春宿で演奏されていた音楽がジャズ
の始まりのようで、「ニューオリンズの娼婦の股から生まれた音楽だ。」と
下げずまれた時期もあったようです。

ジャズの語源は諸説があり、決定的なものはありません。よく云われるのは
娼婦たちが好んで飲んでいたジャスミンティー、あるいはジャスミンの香水
から由来するといいます。

またスラングで売春宿を「JASS HOUSE]と呼んでおり、日本語では「お○○こ
館」というところでしょうか。語感からしてこちらの方がそれらしく、その
ままでは露骨なので「JAZZ」になったとの説もあります。

60年代に「FUGS」というロックグループがあり、曲を紹介するアナウンサーが
グループの名前を口にするのを拒絶しました。それに似てるかなと感じます。

モームとジャズの関係も調べると何かあるのか興味がありますね。
思っています。
939吾輩は名無しである:2006/05/23(火) 02:41:39
雨のストーリーって最後に
宣教師は売女と寝た罪の意識で自殺って解釈していいのかな。。。
んでその理由が雨
940千手成庵:2006/05/24(水) 21:00:36

人間は矛盾に満ちた存在で、エゴで欲張りで助平で、それでいて
どこか崇高に生きたいと願う心根も強い。しばしモームは一人の人間に
相反する性癖があることを描き読者をニンマリさせてくれます。

聖職者とて男には変わりなく、使命感に燃えた己が説法に打たれ
罪の意識に目覚めた若い女性の姿に、ムラムラときたのでしょう。
一線を越えた禁を犯した己が罪の清算に自殺を選んだのでしょう。

40年ほど前の朝日新聞の連載記事に「世界名作の旅」があります。
世界の名作の舞台になった地を記者が訪れルポをものにする、という
もので中々、読み応えがありました。後に本になっています。

モームの「雨」が題材に取り上げられ、南太平洋の熱帯雨林のスコールに
ついて書かれています。日本では想像できないくらい激しい雨が洪水
、滝のように降り、雨具なぞ役に立たず、人々は止むまで家の中で
じっとしているだけです。屋根に打ちつける雨音は尋常でない激しさです。

土砂降りの雨はピタッと止み、あとは嘘のような青空が広がります。
密林、耐えきれない暑さと湿気。これが毎日のように続きます。記者は、
宣教師が文明人、聖職者としての理性を失ったのは、「雨」がきっかけ
になったのではないかと思いあたります。

欧米で、月を見たら狼男に変身する話はありふれていますが、月は
人を狂気に至らしめるきっかけになる触媒作用があると考えられています。
lunaticの語源もそこからきてるのでしょう。

「月と六ペンス」では、主人公が軌道を外れた行いをさせるものとして
「月」になるものは「芸術にとりつかれた魂」でしょうか。
941吾輩は名無しである:2006/05/24(水) 23:42:24
丁寧な回答どうもありがとうございます。
博士が一人称で語っているようで
しかし何か違う感じがしたのでもう一度読んでみます
942吾輩は名無しである:2006/05/26(金) 08:22:10
保守
943吾輩は名無しである:2006/05/27(土) 09:57:34
文庫本のモーム短編集の大半を絶版にした新潮社はアホだ。
944吾輩は名無しである :2006/05/27(土) 10:42:50
「要約すると」を復刊コムに投票しよう!
945通りすがり:2006/05/27(土) 11:03:39
943>>
売れない本を出版しないのは商売として当たり前。新潮社は利口です。
ったく、何を言うのやら。

944>>
売れてペイできると考えるなら自分の金で版権買って
自分の金で出版すればいいことです。
他人の力を当てにするのは、いかがなものか。

あっ、ここは2ちゃんねるだった。

946吾輩は名無しである:2006/05/27(土) 14:16:13
ホモフォビックなゲイだから少し複雑な感じ
947吾輩は名無しである :2006/05/27(土) 15:26:53
>945
理屈っぽい人間は嫌われますよ。
948吾輩は名無しである:2006/05/27(土) 16:50:36
>>945
頑張れ、ホリエモン!
949吾輩は名無しである:2006/05/27(土) 21:56:04
人間の絆
パリで自殺する女が印象的だっった。
950吾輩は名無しである:2006/05/28(日) 17:29:40
>>945
うるせー馬鹿。
951吾輩は名無しである:2006/05/28(日) 17:57:05
ずっとサムセット・モームだと思ってた文学部二年生。
952吾輩は名無しである:2006/05/28(日) 20:07:38
アホ大法学部三年生だけど、違うの?
953Maugham-mania:2006/05/28(日) 20:09:51
1954年に白水社から出た『現代世界戯曲選集イギリス篇』(モームの『聖火』が
収められている。)では、「ソマセット・モーム」と訳されている。
954千手成庵:2006/05/28(日) 20:44:24
ソマセット・モーム・・・ですか。

似たようなことで有名なのがゲーテの表記です。

ゲーテ (Goethe) の日本語表記は、古くは「ギョエテ」「ゲョエテ」
「ギョーツ」「グーテ」「ゲエテ」など数十種類にものぼる表記が存在し、
そのことを諷して斎藤緑雨は「ギョーテとは俺のことかとゲーテ言い」と
いう川柳を詠んだ(参考:矢崎源九郎『日本の外来語』岩波新書より)

955吾輩は名無しである:2006/05/31(水) 04:11:45
>>65
遅レスだけど。
ミュージカルのミスサイゴンのモデルになった話に
フランス戯曲マダム・クリサスマムってのがあげられていて、
探していたんだけどわからなかった。
ふと調べてみたらクリサスマムが菊のフランス語っていうのがわかって
菊で探してこのスレでそれがピエール・ロチの「お菊さん」という
作品らしいことがわかった。

モームとは関係ないけどありがとう。
956Maugham-mania:2006/05/31(水) 20:46:30
『ドン・フェルナンド』の新訳が出る。
http://www.harashobo.co.jp/soon/index.html
(ちくま文庫のモーム・コレクションとして出る予定だったものか。)
957吾輩は名無しである:2006/05/31(水) 20:51:37
『ドン・フェルナンド』はスペイン紀行。
『ドン・セバスティアンの礼儀』や『スペインの僧侶』など、
スペインを舞台にした初期の短編もなかなか面白い。
958吾輩は名無しである:2006/06/05(月) 06:38:15
雨より赤毛のが面白い‥‥よな?
あとモームの英語のは短編集めたでっかいのが4冊も出てるんだな
高いから見送ったけど‥‥
959吾輩は名無しである:2006/06/10(土) 22:59:01
HOMEって何の短編集に入っているか、誰か教えて下さい!!
960Maugham-mania:2006/06/11(日) 08:28:28
>>959
“Cosmopolitans”(1936)
961吾輩は名無しである:2006/06/11(日) 21:31:33
「人間の絆」には私自身の青春のすべてがある。
幼い頃に負った障害。
文学部に行くか、医学部に行くか迷った高校時代。
世界を放浪した大学時代。
そして、女たちとの修羅場。
平凡な結婚。

「人間の絆」には私の人生そのものが投影されている。
この作品を読む時、私はいつも青春の涙を流す。
962吾輩は名無しである:2006/06/12(月) 01:43:52
モームはシニカルも浅薄でも軽薄でもないよね。
それは「人間の絆」や他の作品を読めば分かる。
幼い頃に信じていたキリスト教に幻滅して
その後の人生で哲学、科学、文学にその代わりを捜し求め続けた求道者。
同い年のチェスタトンがリベラルな家庭に育ったが最後はカトリックに
改宗したのとは対照的だ。

963吾輩は名無しである:2006/06/18(日) 02:46:24
絶望してそれでも生きつづけ寿命が来るのを待つ
人物を主人公が傍観者としての立場から観察する
そんなような作品が多くありませんか
964吾輩は名無しである:2006/06/18(日) 02:55:08
965望夢:2006/07/07(金) 17:13:37
日本モーム協会が再発足しています。興味がある方は連絡をとってみてください。
電話:03−3945−7377か7374
Email: [email protected]
966吾輩は名無しである:2006/07/09(日) 01:08:24
モームの書いた世界文学名作案内って面白いですか?
967吾輩は名無しである:2006/07/09(日) 05:20:36
>>966
上げられた作品読んだ事ないなら結構面白いと思うよ
968吾輩は名無しである:2006/07/12(水) 21:54:08
あっても面白いよ
969吾輩は名無しである:2006/07/17(月) 01:17:38
月と六ペンスまだ阿部訳が売ってた・・・。
970吾輩は名無しである:2006/07/20(木) 13:51:47
>>871
亀レスだが、その言葉がモームのどの作品に出てくるか
明示したソースはなかなか出てこないな。人間の絆としているものが
ないではないが、どうも確証に欠ける。
Wikiquoteにもモームの言葉として載ってることは載ってるんだが、
"Attributed" モームに帰属するもの、として挙げてあるだけだった。

英辞郎に至っては「米国の教育学者ローレンス・ジョンストン・ピーター
(1919-1990)の言葉」なんて説明してあるw 案外こっちが正解だったして。
971吾輩は名無しである:2006/07/20(木) 17:06:06
手紙
972970:2006/07/20(木) 19:36:35
Project Gutenberg のサイトにOf Human Bondage の電子化されたテキスト
があったので全文検索できた。少なくとも人間の絆ではないことがわかった。
月と6ペンス含め、電子化されている中にはないこともわかった。
要約すると は残念ながら電子化されたものは見つからなかった。
973吾輩は名無しである:2006/07/21(金) 13:16:40
うぃりあむ
974吾輩は名無しである:2006/07/21(金) 13:29:27
ソメルセト
975吾輩は名無しである:2006/07/21(金) 13:30:34
さて、ここでサマセット・クイズです
976吾輩は名無しである:2006/07/22(土) 09:41:45
しつもんです。
全集の裏表紙側に描かれているゴシック窓風の紋章は何なんでしょうか?
紋章を持っている程の由緒ある家の出身とも思えないのですが。
977吾輩は名無しである:2006/07/22(土) 09:51:44
>>361
> たしかキム・ノヴァクかなんかで映画化されましたね。
> ポスターか映画雑誌で見た彼女は肌も露わで高校生には目の毒でしたが。

あ、おなじ年代だ

あのキム・ノバックの写真が雑誌に載ったとき、「キムの背中」という題が付いていたとか

978吾輩は名無しである:2006/07/22(土) 12:46:32
>>976
新潮文庫の表紙と同じあれなら、モーム家の家紋だったはずだが。
979吾輩は名無しである:2006/07/22(土) 15:02:12
>>978
そう、それです。
そうなんですか。どうもありがとうございます。

モームが原作の映画でも最初にあのマークが大きく写ってました。
980吾輩は名無しである:2006/07/22(土) 16:16:40
女ごころのあらすじが載ってるHP知りませんか?
981吾輩は名無しである:2006/07/22(土) 22:52:13
>>980
アマゾン
982吾輩は名無しである:2006/07/22(土) 23:14:49
980超えたから、次スレ必要なら立てないと落ちるよ。
983吾輩は名無しである:2006/07/23(日) 01:28:23
俺ならちょっと前に糞スレ立てたから無理だよ
984吾輩は名無しである:2006/07/23(日) 03:35:42
>>983おいwwww
985吾輩は名無しである:2006/07/23(日) 22:55:17
>>984
いや、でもなかなかレスはついてるんだぜ?
お前も興味があったら覗いてみてくれ。
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1150021534/
986吾輩は名無しである:2006/07/24(月) 07:22:18
4年前に立ったこのスレもとうとう1000か。
感慨深いものがあるな。
ROMってただけなんだけど。
987吾輩は名無しである:2006/07/24(月) 10:06:52
落とさずにいてくれた皆さんのおかげです!
988吾輩は名無しである:2006/07/24(月) 11:40:50
Q.モームが小説を書く前に、精神を集中させる目的でいつも行っていたことは、一体何でしょう?
989吾輩は名無しである:2006/07/24(月) 12:17:33
さて、ここで回答です。

A.「タイプライターで自分の名前を繰り返しタイプする」が正解でした。
990吾輩は名無しである:2006/07/24(月) 13:23:42
自慰
991吾輩は名無しである:2006/07/24(月) 13:28:00
>>983おまい面白過ぎるw
992吾輩は名無しである:2006/07/24(月) 13:44:12
自伝的作品「人間の絆」は感動するよ
993吾輩は名無しである:2006/07/24(月) 19:10:15
-=-::.
    /       \:\
    .|         ミ:::|
   ミ|_≡=、´ `, ≡=_、 |;/  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  .  ||..(゚ )| ̄|. (。) |─/ヽ < おりゃ
    |ヽ二/  \二/  ∂  \_____
.   /.  ハ - −ハ   |_/
   |  ヽ/__\_ノ  / |
   \、 ヽ| .::::/.|/ヽ  /
.     \ilヽ::::ノ丿_ /
      /しw/ノ..( ,人) 
      (  ∪゚  ゚|  |
      \ \__, |  ⊂llll ちんちん シュッ! シュッ! シュッ!
        \_つ ⊂llll  
        (  ノ  ノ    ちんちん シュッ! シュッ! シュッ!
        | (__人_) \  シュッ! シュッ! シュビデゥビドゥ〜〜
        |   |   \ ヽ
        |  )    |   )
994Maugham-mania
残り少なくなってきたので、最後の書き込み。
好きな短編5篇のラスト・センテンス。
@ He understood.
A I'm sorry to give you so much trouble.
B The moral is plain.
C When the door was closed behind him, Lady Habart smiled and kissed
her brother.
D Blanche killed herself last night.