注意:弔問客の皆様は、慌てず一列にお並びください。
香典は持ってきてないんですが…お焼香だけ。南無南無南無…
3 :
吾輩は名無しである:02/07/17 11:50
夏なので、ランボースレを立ててしまいました。
文学板にはボードレールをはじめとする一連の
象徴主義詩人スレが見当たりませんでしたので、
ここに一本化を図りたく存じます。どうぞ宜しく。
ボクは受験生なので、たまにしか来られませんが、
かねてから皆様の、ランボー熱は存じております。
マジレスガシガシカキコしちゃってくださいませ。
4 :
吾輩は名無しである:02/07/17 11:51
またぱるかよ・・・
ちったあ勉強しやがれ!
5 :
吾輩は名無しである:02/07/17 11:52
スレ対象年齢は工房からお年寄りまででしょうかね。。
それでは夜露死苦!
6 :
吾輩は名無しである:02/07/17 11:53
7 :
吾輩は名無しである:02/07/17 11:54
なんでこんなに同一人物がスレを建てられるわけ?
規制とかってないんだね。ふーん。あっそ。
8 :
吾輩は名無しである:02/07/17 11:56
象徴主義っていまいちよくわかんねーんだよ。
解説よんでも。どういうことなの?
ボクはどこにでも飛翔するする世界はボクの生死の下にあるあるあーります♪
10 :
吾輩は名無しである:02/07/17 11:57
Catestスレ立てから五日しか経っていない、、
十レス連続に垂れ流しても、あいつは連続投稿にならん。
妙だ。
美香すれのひとつもこいつが立てたとにらんでいるが。
常連だろ、ぱるは・・・統一しる!!
12 :
吾輩は名無しである:02/07/17 12:00
こんなどうでもいいスレ立ててんなよ、コッちは
芥川賞候補予想→受賞作予想 PARTU
が立たなくて苦労してるのに
13 :
吾輩は名無しである:02/07/17 12:01
いや、ランボーのほうが重要だろ。
14 :
吾輩は名無しである:02/07/17 12:08
>>13 同意
芥川賞なんかどうでもいいよ いまさら
15 :
吾輩は名無しである:02/07/17 12:13
涼スレにしようぜ!
マジで!
16 :
吾輩は名無しである:02/07/17 14:52
ぱるが何を考えているのかは分からんが、
ランボーの詩作を質にして極上のものと
考えるのは分からんでもない。
17 :
吾輩は名無しである:02/07/18 00:47
まあいゝ、思ひ付く限りの仮面はかぶつてやる。
18 :
吾輩は名無しである:02/07/18 01:01
ジーコ・ジャパン
19 :
吾輩は名無しである:02/07/18 01:09
ああ、ついに、幸福だ!理智だ!
20 :
吾輩は名無しである:02/07/18 01:12
俺はがつがつして『神』を待つてゐる。
21 :
吾輩は名無しである:02/07/18 01:13
ぱるはひとりじゃない
22 :
吾輩は名無しである:02/07/18 01:13
石川はうんこしないよ。
石川はちんぽしないよ
24 :
吾輩は名無しである:02/07/18 01:15
ぱるはひとりじゃない。一匹見かけたら五匹はいると思え
25 :
吾輩は名無しである:02/07/18 01:16
ぱるの名前を使っているのは
美香、工藤伸一、ラパイッチ、かをる@半可通の
4人です。
26 :
吾輩は名無しである:02/07/18 01:17
27 :
吾輩は名無しである:02/07/18 01:18
ぱるは昭島人
28 :
吾輩は名無しである:02/07/18 01:18
29 :
吾輩は名無しである:02/07/18 01:21
小林秀雄<以外>の翻訳者ってどうよ?
30 :
吾輩は名無しである:02/07/18 01:22
小林秀雄は最高
31 :
吾輩は名無しである:02/07/18 01:23
小林秀雄は正直神だね
原書しかシラネ
33 :
吾輩は名無しである:02/07/18 01:23
小林秀雄は凄すぎる
34 :
吾輩は名無しである:02/07/18 01:42
小林秀雄は一人の思想家として扱うべき!
ランボーとの対話がそのまま直に訳として
表れてるのが、胸を打つ、、かも。
35 :
吾輩は名無しである:02/07/18 01:43
> 小林秀雄<以外>の翻訳者
断じて要りませぬ。
36 :
吾輩は名無しである:02/07/18 04:32
曙光、それは俺に音楽にして新しき理知の起こす錯乱の甘美を歌っている。
37 :
吾輩は名無しである:02/07/18 06:23
ヴェルレーヌに殺されたんだっけ?この2人はおホモだちだったんよね。
ランボーは美青年だったらしいけど、顔見たことないからわからん
38 :
吾輩は名無しである:02/07/18 12:53
混乱の呈を晒すヴェルレーヌはランボーに発砲しました。
彼は殺人未遂の罪で投獄されました。ランボーは、地獄の季節を
ポエジーとの訣別となし、砂漠に行商人としておもむきます。
そして彼は、砂漠で脚を切断されたまま、死にました。
現存するランボーの写真はとても少ないのですが、
詩集に用いられる皆さんにも知られたものについて
コクトーは『彼の厚い下唇が巧い具合に隠されている』
と言っていましたよ。
39 :
吾輩は名無しである:02/07/18 17:33
『組織的壊乱マンセー!』
これマジ!?
40 :
吾輩は名無しである:02/07/18 17:35
ボクはこれから受験勉強をするので、
皆様ともしばらく会えなくなる
と思いますが、ボクの登場
を望む声が多かったら
復活しますので、
良かったら
応援して
ほしい
です
。
41 :
吾輩は名無しである:02/07/18 17:38
746 名前:吾輩は名無しである :02/07/18 17:36
120min毎に取る15minの休憩に2ちゃんねるは打って付なんだよね。
747 名前:吾輩は名無しである :02/07/18 17:37
それにADSLだから、回線切れないし。
じゃね!
よかったら応援してね♥
42 :
吾輩は名無しである:02/07/18 20:06
「火は亡者を捲いて立ち直る」
だれかこの意味を教えてください!
何度読んでもわからないんです!
43 :
美香 ◆5qBZxQnw :02/07/18 20:48
ランボーって邦訳でよんでもおもしろいの>ぱるくん
カタイ日本語が多くてどうも敬遠してしまう。
>>43 カタイ日本語、それが魅力の一つになっていたのは
紛れもない事実なんだあね(やはり小林秀雄が凄い)。
例えば「何の遅疑なく俺は見た」読書歴の浅い者には
まるで語彙が追いつかん。しばし読書は一時中断。
椅子に腰掛けたまま、イメージを膨らます。後で、
辞書を手繰り寄せる。そんなこんなで時間がかかる。
ボクの場合は、解読の作業が楽しくて堪らなかった。
思ってもみないところで、記憶とかち合うんだよ。
一単語にボクの想い出が余さず詰め込まれている様な
錯覚にさえ陥る。突き詰めてゆくとそれはランボー
だけに限ったことではなく、言語回路そのものに
繋がることの様に思うけれども、彼の詩集がその
回想・夢想へのすぐれた纜であることには違いないと思う。
小林秀雄に翻訳された地獄の季節が平易でないことが、
少なからずの益をもたらしたんだね。ボクが本から離れる度、
ボクのランボーは面白いものになっていった。折にふれて
何度も読み返したくなるのは多分そんな訳。
表現手段としての言語構築は媒介性を免れない。
そのことと向き合っていた最中に出会った詩だから、
余計、ボクを耽読に向かわせたのだと思う。
45 :
吾輩は名無しである:02/07/18 21:48
訂正:媒体であることを免れない ← 媒介性を免れない
>>43 「地獄の夜」だっけ?
46 :
吾輩は名無しである:02/07/18 23:28
【小林秀雄訳/1948】ああ、遂に、幸福だ、理智だ、俺は天から青空を取除い
た。青空などは暗いのだ。俺は自然の光の金色の火花を散らして生きた。
【堀口大學訳/1951】ああ、ついに、なんたるこれは幸せだ、なんたるこれは
理合いかな、黒い空から僕は青空を切り離すことに成功した、そして生きた、
天然の光線の火花となって。
【粟津則雄訳/19XX】そしてついに、おお幸福よ!理性よ!おれは空からあ
の黒っぽい青というやつをひっぺがした、そして本性に戻った光の黄金の火
花となって生きた。
【宇佐美斉訳/1996】ついに、おお、幸福だ、理性だ。私は天空から蒼空を、
]本来は黒色ともいうべき蒼空を引き離した。そして、光という自然の、
その黄金の火花となって生きた。
※他の訳者テクスト持ってる人は、同箇所キボンヌ
47 :
吾輩は名無しである:02/07/18 23:31
>>44 お前クドーか?死ねよクドー。コテハンなのれなくなるようじゃおしまいだ。
48 :
吾輩は名無しである:02/07/18 23:36
歓喜のあまり、俺は出来るだけ道化た、錯乱した表現を選んだ(小林秀雄訳)
か、、
49 :
吾輩は名無しである:02/07/18 23:37
50 :
吾輩は名無しである:02/07/19 00:38
篠澤秀雄・1989・大修館
ついに、おゝ幸福よ、おゝ理性よ、ぼくは空から紺碧を引き離した。紺碧とは
暗黒の一種にほかならない。そしてぼくは、なまの光りの禁のきらめきと
なって生きた。
湯浅博雄・1994・青土社
ああ、ついに、幸福だ、理性だ、ぼくは天から蒼空を、真黒である蒼空を
引き離した、そして、自然のままの光の黄金の火花となって生きたのだ。
金子光晴の全集見あたらず。
51 :
吾輩は名無しである:02/07/19 00:41
やべ、ミスった。
>>なまの光りの禁のきらめき
↓
なまの光りの金のきらめき
52 :
吾輩は名無しである:02/07/19 01:11
>>47 文学板の住民なら、文章の違いくらい読み取れよなぁ。
>>44が、バカ工藤に書けるか内容&文体か?
はぁ〜〜、工藤がそんなふうなカキコできるんなら、
誰もウザいなんて言わんだろうと思われ。
あいつとか美香ってのは、全く内容無しの、カマッテちょうだい
自己愛カキコに過ぎないから、激しく邪魔なわけで…。
(念の為、俺は44じゃない。つか、書けないよ全然(w))
53 :
吾輩は名無しである:02/07/19 01:12
>>52 44じゃないなら何故工藤の書き込みじゃないと断言できるのか小一時間・・
54 :
吾輩は名無しである:02/07/19 01:18
>>50 サンクス。
金子光晴は読んでみたいな。あと中也や荷風もやってるらしいね。
55 :
吾輩は名無しである:02/07/19 01:19
チューヤン
カフー
>>53 人のレスは、よく読んでから書けよぉ、たのむで。
>44 がバカ工藤に書けるか内容&文体か?
君だって文学板来るんだから、文体の見分けくらいはつくだろう?
それに、現実社会で自己表出できないから2CHで必死で
自己顕示しているヒッキー工藤が、まとまった文章書いて
名を入れずにおれると思うか?? 他者から見ればお笑い草の
どんなダサい独りよがりのカキコにも、必ず名を入れなくてはおれない、
それが工藤の際立った特徴だろうよ(w
57 :
吾輩は名無しである:02/07/19 01:39
44の書き込みレベルひくいよ。内容内
そだね、感傷レベル。
今更、俺が言う必要もないだろうが、
44は工藤さんのカキコじゃないぜ。
あれは美香の質問に個人的に
応えたまでだ。
60 :
吾輩は名無しである:02/07/19 01:43
44の内容を要約すると「ボクは頭が悪いので辞書を使いながら
何度も読まないとランボーを理解できなかった」
たったこれだけのことを下らない如何にも馬鹿が利口ぶった
文章で書いている。アホの見本。
ランボーの魅力について、
内容の伴ったカキコをしては、
ネタバラシになってしまうし、
あいにく俺の言葉も熟していない。
ビビッドに見極めたいんだがな。
62 :
吾輩は名無しである:02/07/19 01:47
>>61 ランボーのネタバレなんて気にしなくていい。
>>60 おそらくは言葉の絶対への絶望だが、、
まあいい、結局のところ辞書は殆んど引かなかったんだ。
そのかわり、暗誦した。
65 :
吾輩は名無しである:02/07/19 01:51
>>60 妬くな妬くな(藁
悔しかったら、同程度の文を書いてみれ。ほれ、どうぞ。
↓
44は工藤のカキコじゃない。それはハッキリした。
それで、57=58=60がこれから44以上のカキコをするそうだ。
ほれ、みんなで注目しようぜ。書いてみれ。どうぞ。
67 :
吾輩は名無しである:02/07/19 09:21
68 :
美香 ◆5qBZxQnw :02/07/19 09:22
>>44 長文レスありがとう。
なんか若いうちに読んでおかないと読めなそうな感じがするね♪
でも本音をいうと、わたしどうしてか早熟な天才って苦手なのです。
どこか分裂病っぽくてがりがりに痩せていてというイメージとともに。
天才を理解できる自分も天才だという自己腐臭も・・・
ぱるくんがそうだというわけではないんだけどね。
69 :
吾輩は名無しである:02/07/19 09:27
統合失調症ね。
美香のナルシスムも相当にくっさいと思うがいかが?
70 :
美香 ◆5qBZxQnw :02/07/19 09:30
71 :
吾輩は名無しである:02/07/19 09:32
芥賞受賞作家吉田修一も若かれしころ、ランボーをはじめとして
多くの詩を読み漁ったそうだ。詩を読むことが感性を培うものであることは、
あながち誰にも否定できないだろう。
>>68 な〜んも知らんのな? ランボーのことも・・(w
無知の癖して知ったかぶりしたがるのと、
何をダシにしてでも自分のお粗末な自己を表出しなきゃ
気がすまない。それは、強烈な劣等感の裏返し。(w
統合失調症なんてご大層な病名が欲しくて欲しくてたまらないのは
よぅくわかるが、実際は単なる臆病者のヒッキーで、
ヒッキーに特有の症状は全部内含してる。長期ヒッキー特有の
井戸の底の青蛙状態だ。現実不適応、2CH嗜癖症の典型。
こんなところに来てないで、
専門医にかかれ>美香
75 :
吾輩は名無しである:02/07/19 10:21
一言ぐらいランボーのこと書き込んで
逝ってくれてもいいものを。。
76 :
吾輩は名無しである:02/07/19 10:24
家の『ランボー全集(全1巻)』は、金子光晴他2名の共訳だよ。
今となっては貴重じゃないかい?
ボードレール ランボー マラルメ
ヘルダーリン ツェラン
随分荒らしたもんだね、、、まったく。
光晴全集やっぱりみつからないや。うpしてけれ。
>>76 追加。
清岡卓行・1977・河出
おお幸福よ、おお理性よ、ついに、ぼくは大空から、青い色を
引き剥がしていた。というのは、青い色は、暗黒の一部だから。
そしてぼくは、自然な光の金色の火花と化して、生きたのだ。
中地義和・1996・青土社
ああ理性よ、幸福よ、とうとう私は、空から青みを、黒い青みを
引き剥がした。そうして自然のままの光の黄金のきらめきと
なって生きたのだ。
79 :
吾輩は名無しである:02/07/19 22:16
必ずといっていいほどに天才という肩書きが付いてまわるランボー、
何故、人は彼のことを天才と呼ぶのだろう?
80 :
吾輩は名無しである:02/07/19 22:36
レオ演じるランボーに惚れまちた
81 :
吾輩は名無しである:02/07/19 22:52
ランボーか。
昔、分裂病の少女を往診で収容したとき、何もない室内に一枚、
ランボーの肖像のコピーが貼られていたっけな。
天才か。
おれは「脚韻こだわり派」なんで初期詩篇を推したい。
散文詩は長すぎて暗記できないので嫌いだ。
散文詩は誰にでも書けるし、必ずしも天才を必要としないのだ。
サンボリズムか。
原文で暗誦し、さまざまな機会に−たとえば退屈な会議や講習会、
また飛行機やバス停などで密かに口ずさむのも詩の愉しみだ。
現実の単調さから逃れるために。
ちなみにサンボリズム詩は「持ちが良い」。
肌触りがなかなか風化しないという長所がある。
一定の枠の中でのさまざまな解釈を許容し、
それは読み手に委ねられるからだ。
82 :
吾輩は名無しである:02/07/19 22:54
ランボー詩集を片手に煙草をくゆらせている文学少女はいいが、
おなじことをしていても、それが鬱屈した浪人生♂だとしたら殴りつけてやりたい。
>>79 人が彼の詩を読むときに、詩へ「天才の為す業」という烙印を
捺すことは、詩作の聖域へと踏み込むことに対する畏怖の
現れなのかもしれないと考えることは、よくあるよ。
夭折への嘱望を煽るランボーの姿に注目するなら、
彼が人をして天才と云わしめる所以は、まさに
夭折し損ないをいたずらにくすぐるから
なのかもしれないと考えることは、
よくあるよ。
彼が天才であろうが、彼が天才でなかろうが、彼の詩は強く迫った。
あなたは、強く迫る彼の詩だけじゃ不満なのかしら? それとも?
>>81 晴れて合格したなら、語学を修めて
ボクも口ずさんでみたいものです。
>>46 >>50 >>78 ほれ。
金子光晴&斎藤正二&中村徳泰・1970・雪華社
ついに、おお幸福よ、おお理性よ。おれは、天から、蒼空を分離させてやった。
蒼空は、黒っぽい青をしているのだ。そして、おれは、
自然のままの光線に戻った金色の火花となって生きたのだった。
>>81 初期は僕も好きだけれど、ランボー=サンボリスムは、
後期韻文詩、特に「母音」の妙な解釈から派生したもの
だと思うし、凡人の散文詩ほど悲惨なものはない(確立
された詩法に則れないので、いいわけがきかない)と
思うな。
「持ち」のよさ、は、実際、いい詩に必要な要件ですな。
ミケランジェロ曰く、傑作は常に台座の上で動いている、ってか。
>>85 めるしびやん。この全集、手紙が殆ど全部読めるのも
いいやね。しかし荷風も気になる。
87 :
吾輩は名無しである:02/07/20 02:43
見つけたぞ、
何を?
永遠を、
それは太陽に溶ける海だ
88 :
吾輩は名無しである:02/07/20 02:48
地獄の季節
89 :
吾輩は名無しである:02/07/20 14:05
乱暴あげ
90 :
吾輩は名無しである:02/07/20 15:57
>>87 ちなみに小林秀雄訳では、、
また見つかった、
――何が、――永遠が、
海と溶け合う太陽が。
となっている。
第一連では
また見つかった、
何が、太陽が、
海と溶け合う太陽が。
となっている。
この第一連における詩人の言表行為を示すくだりと、
最終連における対話の開示のくだりの対照が何とも云えず素晴しい。
この後に続く、散文詩ではこうなっている、、
俺は架空のオペラとなった。俺はすべての存在が、幸福の宿命を持っているのを見た。
行為は生活ではない。一種の力を、言わば、ある消耗をでっち上げる方法なのだ。
道徳とは脳随の衰弱だ。
ただこの一部分だけでも解釈の余地は多分に残されているのが、また絶句をもよおします。
91 :
吾輩は名無しである:02/07/20 18:14
> 第一連における詩人の言表行為を示すくだりと、
> 最終連における対話の開示のくだりの対照
どういうこと?
イマイチわかりません。
92 :
吾輩は名無しである:02/07/20 19:26
>>91 第一連と最終連の対照ではじめて顕になる
各連に具わる性格のことを言っているんだ。
ただダッシュが引かれるだけなのに、
まるで読解の手順が異なってくるでしょ。
ボクの最終連の音響イメージはね、
ボクが「また見つかった」と呟くと、
ステレオ左からボクの声で「何が」
ステレオ右からボクの声で「永遠が」
と流れたのを確かめて、そして最後にボクが
「海と溶け合う太陽が。」と呟く、みたいな感じ。
なに? 訊きたいのはそんなことじゃない だと?
なら『錯乱U』をもう一度読み直せ。
話はそれからだ。
>>90でボクはミスってます、第一連二行目はモチロン『何が、永遠が、』です。
引用にも拘らず、ごめんなさい。
(んああ、文がイカレてる、、恥)
>>92 まあ、そんな喧嘩腰にならんと、、、。
ただ、ダッシュにそこまでの意味効果をもたせるのは、牽強
付会というものではなかろーか、と思うのだけれど。。。
あなたの言いたいのは、もしかすると第1連はモノローグ
として読み、最終連のルフランをディアローグ的なもの
として捉える感覚に近いのかな、と思う。でもこれは
第1連の段階でも可能だと思うんですが?
「何が?」という解答を予期させてそれに応えてる構造
には、初連もルフランも、何も変わりがない。
ダッシュのないだけの第1連では、なぜそう読めないの
でしょか?
個人的には、瞬間としての「永遠」がまた回帰するルフラン
では、かといってその「永遠」は同一性(初連と同じ感興の
再来、みたいなもの)に回収されることはない、ということ
の強調にダッシュがひかれた、程度に感じられます。
ついでにせっかく色々並んだのでいままでの訳文まとめ。
原文
Enfin, o bonheur, o raison, j'ecaterai du ciel l'azur,
qui est du noir, et je vecus, etincelle d'or de la lumiere nature.
逐語訳
ついに/ああ幸福よ/ああ理性よ/私は引き離す(遠ざける)/
青(青空)を空から/それ(青)は黒い/そして/私は生きた/
(「私」の同格)黄金の火花/自然の光の
これからすると、小林の「幸福だ、理知だ」は意見が分かれるかも。
「火花を散らして」、というのは、自分がそれだ、というわけでは
なく、自分から出るもの=属性になってしまっているのでマズい。
大學は、かなりいいかげん。関係詞の先行詞を「空」に取っている
のも無理がある。
粟津は全体的に悪くないと思うのだけど、「本性に戻った」の語義
解釈で意見が分かれるか? 「というやつを」あたりの言い回しには、
粟津への小林の影響が見えるような気もする。
宇佐見は専門の学者らしい訳だけど、「本来は黒色ともいうべき」
はちょっと説明的な印象を与えるな。「光という自然の」という
あたりの訳し方も、誤解を招かぬよう苦心してる。
篠澤も似た系統。関係詞を切って訳したのはなかなか上手い、、、?
湯浅も小林と同じく「幸福だ、理知だ」。草稿を勘案して訳した
せいか、小林の影響なのか、、、?
清岡は、「というのは」を付け加えたあたり、これもやや説明的
だけど、かなりわかりやすく訳している。また単純過去のニュアンス
を訳に反映させようという意識があると思われ。
中地は、別に難点ない。一番原文に忠実な訳。全訳を出してほしい。
金子は「戻った」が味噌だなあ。
ミスった。過去形なんで、
私は引き離す(遠ざける)
↓
私は引き離した(遠ざけた)
と思ったら更に原文が間違ってる。
j'ecartai du ciel l'azur
、、、恥。
丁寧なレスをありがとうございます。
ルフランとは畳句のことでしょうか。
仏語にまったくの無知を晒しましてすみません。
初連は突如投げ出された文句の様相を呈します。
「また見つかった」から始まり、「海と溶け合う太陽が」で
締めくくられるモノローグです。そして、最終連のルフランも
また何一つモノローグと変わりないものでしょう。
> ダッシュにそこまでの意味効果をもたせるのは、牽強
> 付会というものではなかろーか、と思うのだけれど。。。
まさにその通りなのですが、ダッシュを引き入れずには
いられなかった詩人に注目します。
初連、最終連ルフランともども「何が?」の構造は、
あなたの言うように、答えを誘引することに徹したものです。
ディアローグであることをいくら装おうとも、モノローグから
一歩でさえ踏み出せないでいる詩人の懊悩がここにあります。
詩人はダッシュを引き入れることで、あたかも複数の者が
詩を構成しているかのように見せるのですが、しかしその試みは
失敗します。ディアローグとモノローグの国境を往来する者が
選んだのは、一つの確乎たる言表に寄せられた失敗を誇示することで
初連と最終連を対置させ、読者の解読を自由を取りつけたのです。
このようにして、ボクは最終連の解読の変更を迫られるのでした。
(うまく言い表せず、もどかしいばかりです)
>>95 逐語訳まで付けてくださって、どうもありがとうございます。
これならボクにもテキストとの比較ができるというもの。
しかしやはり当の日本語が使いこなせずにいるので、
訳者の仕事には呆気にとられてしまいます。
おっと、、上は94へのレスです。
100 :
吾輩は名無しである:02/07/20 22:56
ランボーにひゃくげっちゅう!
ボイン(死語)なネーちゃん、あそこサンサシオンしまっしょい。
101 :
吾輩は名無しである:02/07/21 02:27
夏スレのくせにちっとも粗悪スレじゃなくてそれはランボーの名前に由来するものなのかそれとも付くレスが良いのか疑問提示記念あげ
>>98 なかなか面白くなってきました。
ルフランの定訳はわからないんですが、英語のリフレインのことで、
繰り返される詩句です。
>> 詩人はダッシュを引き入れることで、あたかも複数の者が
>> 詩を構成しているかのように見せるのですが、しかしその試みは
>>失敗します。ディアローグとモノローグの国境を往来する者が
>> 選んだのは、一つの確乎たる言表に寄せられた失敗を誇示することで
>> 初連と最終連を対置させ、読者の解読を自由を取りつけたのです。
第1連と最終連に関しては、これはダッシュの有無にかかわらず、
フォルムとして既に、詩人と自己との間のディアローグ的形態を
取っているのは否定できないでしょう。
というか、その論法で行ってしまうと、最終的に、全ての文学作品内の
ディアローグは畢竟「装われた」モノローグに過ぎない、という一元論
に陥りかねないと思うのですが。
ただ、このダッシュについては、であるにせよ、考える余地は十分
あるな、と思ってます。正直、指摘されるまであまり気にしたこと
なかったので、これは鋭意考え中、ということで。。。
(長いので分けます。つづく)
(つづき)
で、うまく表現なさっているように、「季節」の全編に渡って、語り手
である詩人は、自己との対話を繰り返しますが、この詩の場合も、
そうした試みをしているのだと思われます。この「国境を往来する」
と仰るような感覚こそ、「季節」を貫く性質の一つでしょう。
だからこそ、でもあるのですが、この詩(後期韻文詩「永遠」のヴァリ
アント)は、錬金術的試みの失敗を、ではなく、その絶頂にあっての
エクスタシス的体験を語っているのだと思います。無論、最終的には
足蹴にされるとはいえ、この詩そのものの内部には、自嘲や自虐の
コノテーションは読みとれないでしょう。「季節」は、「俺すげー」
と言ったり、「すごい作品だろホレホレ」とやった直後に「アホくさ」
とでも言うような語り口の急激な転換が持ち味なので。
上の評言ですと、最後の2行も?なんです。90もそうですが、「言表」
というコトバの使い方が少々違和感あるというか。91氏がわからなかった
と言ったのはここでは? 言表はディアローグと矛盾するわけでは
ありませんし、、、?? どうも拝見していると、言表・enonce
よりか、assertion「断言・断定」のことを指しているよーな気が
してならないのですが、、、う〜む。
、、、そういえば後続の散文冒頭、小林や粟津は「架空のオペラ」と訳して
ますが、このfabuleux という形容詞の取り方でも、挿入されたこの詩に
対するスタンスはかなり変わるかな、という気がしました。僕は、
「架空の」という意味を踏まえつつ、どちらかといえば湯浅や中地と
同じく「想像を絶する」「驚異的な」というような意味に取りますので。
cf. prix fabuleux「とんでもない値段」 animal fabuleux 「想像上の動物」
なんだか細かくなったうえ、だらだら長いレスですみません。
怒りのアフガン
で、買うのなら新潮文庫版でいいのですか?
ヨンダくん好きのわたしとしては・・・・・・
106 :
吾輩は名無しである:02/07/22 00:19
>>78、85 アプ感謝
翻訳まとめ
【小林秀雄/1948/岩波】
【堀口大學/1951/新潮社】
【金子光晴&斎藤正二&中村徳泰/1970/雪華社】
【清岡卓行/1977/河出】
【粟津則雄/19XX/思潮社】
【宇佐美斉/1996/筑摩】
【中地義和/1996/青土社】
読んでいくと、70年代までのほうが、訳者の個性がストレートに
出てる感じがするね。訳としては不正確かもしらんが、毒がある。
近年の方々は、それが中和されて、平坦になってないか。
よくいえば優等生的、悪くいえば凡庸。
まずは件の「言表」について少々話すべきのようですね。
「私は自らを言の葉を操る者であると看做す者が、
言を放り出すことを言表行為と呼んでいます。
その行為はもはや言の葉を操る者たる自らの外に
帰すところを見出しません。彼を起因としたものに
違いありませんから、もはや自らの行為には全的に
責任を負うよりないのです。」
つまり、このような概念の導入は、読解にあたっての
個人的な屈託なのだと思うのです。一年前読んだ
ロラン・バルトによる「作者の死」と似通っているとも
思います。彼は小論文の締めくくりとして「読者の
誕生は作者の死をもって贖われなければならない」
というくだりを書き込みました。姿勢演説の締めとして、
またバルトが物語の構造分析を開始するにあたって、
そのような叙述が必要だったのです。
私は一つの叙述に於いて独りの表わす者がいることを
知っているのです。そのことが私を彼に対峙させるのです。
私が「ランボーの言表行為」と云った場合、それは彼に
彼の産んだテクストを帰す企図に基づいているのだという
ことを確認させていただきます。
すみません。ここ二・三日のあいだ疲労からまったく
まともに考えることが出来ませんでした。遅レスを
お詫びさせていただきますとともに、追って貴方への
レスを返させていただきますことを約束します。
108 :
吾輩は名無しである:02/07/22 23:00
追ってのレスと言いますのは、モチロンこの詩
(後期韻文詩「永遠」のヴァリアント)
についてのものです。
ボクは先に挙げたとおり、ランボーその人に如何なる詩篇も帰すので、
どの様な詩篇においても、丁寧に扱うことで地獄の季節を描き出すに
違いないと思うのでした。
>>105 新潮文庫(堀口大學訳)は
>>46参照のこと。
ボクは長く手に持つことを考慮すれば、岩波文庫(小林秀雄訳)に
超したことはないと思うのだけれど。装丁がイカしてるからねシンプルでさ(w
109 :
吾輩は名無しである:02/07/23 12:08
ナイスレあげ
111 :
吾輩は名無しである:02/07/23 18:51
ランボーっていうとなんかスタローンっぽいからランボォにしない?
しない
113 :
吾輩は名無しである:02/07/23 18:55
ランボオ、がいい。上田敏?の訳はこうじゃなかったっけ?
114 :
無名草子さん:02/07/23 18:56
サラムボオ
>>107 バルト・スレもあることだし、この板にもテクスト理論のツワモノ
がいるだろうとは思うのですが、とりあえず。
まあ細かい用語はともかくとして、「言表」とおっしゃるものを軸に
ご自分にバルトとの共通性をも見出しておられるようですが、これは
かなり無理があるでしょう。。。
>>ボクは先に挙げたとおり、ランボーその人に如何なる詩篇も帰すので、
これこそ、有名なピカール論争で激戦を行った、バルトと敵対した講壇
批評の根幹にある捉え方でしょう。語り手を一個の「人格」として認め、
それと作者を同一視する、というのは、西洋形而上学的な主体の確立を経て、
19世紀講壇批評が作り上げた、語り手=主体・作者という観念では?
バルトは、ランソンを代表とする大学文学研究において、確乎としたものと
して扱われていた、こうした「作者」=主体、およびその主体が生み
出した「作品」という、旧来の文学批評に支配的だった父系原理的
ヘゲモニーに足をひっかけて転ばせた方の陣営ですから。。。
彼の狙いは、絶対的な光源としての作者・作品と、あくまで「客体」
の地位に留まって受動的に「解釈」をする立場にいた読者という、不可逆的
ヒエラルキーを転覆させること。一神教的還元主義=あくまで観念上の
存在でしかない(と彼らのいう)「作者」専制主義帝国とカノンとしての
「作品」から、複数的な読みを開く「テクスト」の無政府状態への転換、
とでも言いますか。まあこんなに単純ではないですけど。
(つづく)
(つづき)
ただし、このバルト=フーコー的「読者」は、かといって、実は読者の
側がテクストにかこつけて、私的エクリチュールを綴ることが全面的に
許されるような、なんでもアリのアナキズム状態にはない、ということも
味噌でしょう。バルト自身「どんな自由でもいいというわけではない」と
キッチリ釘刺してます。
ともかく、いずれにせよ「季節」のテクストに対して(ひいては
あらゆる文学テクストに対して)、もしも「作者の死」を云うバルト=
フーコーと共同戦線を張る(?)のであれば、機能に過ぎぬ「季節」の
語り手である「僕」を人格化して「作者」と同一視し、一切の「責任」
を負わせ、かつ解釈をその「主体」に投げ返すという一者還元的な
イデオロギー、すなわち一神教的な「創世神話」の側に与することは
出来ない筈。
仰っていることは、バルト的な意味で作者を殺すことから生まれた「読者」
の自由をもって生じた戯れとしての言説を、今度は講壇批評的ラインから
蘇生復活させた、主体として実体化した作者に投げ返す、という行き方
に近いのでは、、、。これは明らかなねじれを孕んでいるよーな気が
します。
前レスでもモノローグの一元論に化する可能性を指摘したわけですが、
あの違和感の理由も、テクスト理論的な用語(あの場合はバフチン)が、
講壇文芸批評的な前提を是認する立場で用いられているからなんでは
ないか、、、と思えてきました。
>>どの様な詩篇においても、丁寧に扱うことで地獄の季節を描き出すに
>> 違いないと思うのでした。
丁寧に扱う、というのは賛成。とりあえずランボーから離れすぎるては
マズいので、当該テクストが何を意味しうるかを考えつつ、追ってのレス、
お待ちしています。
、、、なんか長レス、ズレ話題ばっかで顰蹙もんかも>おれ。。。
117 :
吾輩は名無しである:02/07/24 14:26
岩波文庫(小林秀雄訳)には酩酊船が収録されてないって本当ですか?
もしそうなら、小林秀雄訳で酩酊船を読むには何を買ったらいいんですか?
スレ外れのレスもこれでおしまいにします。
どうやら多少なりとも軌道修正をせねばならないようですね。
私がテクストに対峙するということは、私のテクストとして責任を
保持することに等しい、といいますか、私に委ねられる必要性を
感じるのです。私のランボーを超えないといいますか。
感じていることをもっと素直に言いますと、云うところの言表行為
というのはある一つの生産なのではないかと思うのです。そして、
作者たるものを規定し得るのは、生産されたもの即ちテクストのみ
ではないかと考えるのでした。地獄の季節のランボーは、畢竟
地獄の季節のランボーでしかないのだと。当り前のことといえば
当り前なのですが。あなたの仰る十九世紀講壇批評の場合、
まず作者即ち人格ありき、といった構図なのではないかと思います。
ボクはここで述べましたように、まずテクストありき、そして作者さえも
また、テクストから生産されるものではないかと思うのでした。
それ故に私は、地獄の季節に囚われるランボーを見ます。
》 モノローグの一元論に化する可能性
これはですね、私がプルーストによる「失われた時を求めて」
ジョイスによる「フィネガンズウェイク」の二作を二十世紀における
偉大なる失敗作と呼ぶことからして、問題意識を露にしているかと
思います。二十世紀の芸術は、主体となるはずの作者たる自ら
までもを見直すように働きました。エゴの為す業として作品を見据え、
その反省から自らの自由を勝ち得て創作せんとする試行錯誤が
繰り返されたのだと勝手に把握しています。この問題はいまだ誰にも
克服されていないように思います。つまり、方法としてモノローグの内に
放りこむより外ないのだと。
よっくよく思い出してみるとバルトを読んだのは高2の冬でした。
読書をはじめてまだ間もない頃だったのですね。折を見てきちんと
学ぶようにして読ませていただきます。すこしずつ読解力も備わって
きたことですし、今なら得るところも多そうです。
あっそ。
>>117 ランボオ著小林秀雄訳
酩酊船
訳詩集
白水社
1931.11
ぐぐってもこれしかなかった。
>>118 だいたい了解しました。
あなたの小説観は、クンデラのそれにかなり近いように思えます。
ここも無疵な主体性回復に向かうかのように読めてしまうのですが、
クンデラもプルーストとジョイスに対しては、ばっさり切り捨てて
ますし。
なお我々のテクストに対峙する姿勢にはかなりの懸隔があると
思われますが、それは実際にテクストに接する際に、自ずと明らか
になると思いますので、とりあえずランボーに戻すとしましょうか。
いずれにせよ大脱線にもかかわらず丁寧に応答して頂き、恐縮です。
>>117 「酩酊船」、東京創元社版の「ランボオ詩集」になら、
「飾畫」(イリュミナシオン)なぞとともに収録されてます。
改版されて今でも売ってる筈。
122 :
吾輩は名無しである:02/07/24 17:43
このスレ一通り見たけど、すごく醜いスレだな。
一部の長文レスは
言いたいことは漠然と判らなくもないけど、その論考はまともな結論には到達してないよ。
ただの言葉遊びだけ。しかもかなり支離滅裂でまともな言葉使いじゃない。
たとえばバルトのテクスト論にはもっと明晰な印象を受けたものだが。
なんとなくそれら海外の翻訳もののテクスト論を下手糞にアレンジしただけ
のような気がする。しかもすごく質の悪い。
要点を掴み取ってそれをパッと放す、という作業が必要なんじゃないのかね。
こういうのがデフォールトになったら、日本の文学研究(テクスト論?)は終わりだろうね。
もっと明晰なテクスト論を書く人って、日本に他にもいたような気がするんだけど。
ま、とりあえず勝手にやっててもらえば。俺は特にランボー詩に興味ないし。
それに当該の詩作品の解釈にしても、説得はされなかったな。
いつかはこーいうレスが来るものと予想はしていたが、
醜いとまで言われるか、、、。が〜ん、、、。
でも実際明晰でない点に関しては自覚してるんで、素直に
拙劣さを認めますよ。だけどランボーに関する最後の
2行は、もうすこし説明してほしかったな。
んぐぐ。
痛い。
如何にボクがくだらないレスを血便垂れるみたく量産していることを自覚していても、
こんなレスは痛い。すみません 123さん 丁寧なレスを返していただいた貴方にまで。
テクスト論述の方法を学んだことのないボクがこのような真似をすることは識者の
目障りなのだということを遅れ馳せながらに痛感した次第です。でも、めげずに
やってゆきます。ボクなりにがんばります。
125 :
吾輩は名無しである:02/07/30 04:01
好きなのでage
パゾリーニもランボーマンセーだったと最近知りました。
126 :
吾輩は名無しである:02/07/30 21:47
122は気にする事ないだろ。
ランボー詩に興味ないと言ってるんだからスレ住民からの批判ではないし、
それこそ「言いたいことは漠然と判らなくもないけど、その論考はまともな結論には到達してない」内容でしょ。
スレ住民からウザがられるならともかく、ランボースレでランボーを語って悪いわけもない。
「怒りのアフガン」
ランボー違いだスタローン兄さん
129 :
吾輩は名無しである:02/08/03 01:19
夏だ。遠く異境への旅の季節だ。この身内に巣くった悪魔をからかい、
凡そ強欲な肉体の神秘をさらけ出す季節だ。
夏に、俺は空に向かって高笑いを浴びせる――なんて無様な光景だ。
130 :
吾輩は名無しである:02/08/06 22:46
教科書に載ってたランボウの詩に興味を持ちまして
色々読んでみたいなと思ったんですけど、
誰の訳書が一番いいんでしょう?やっぱり小林秀雄?
普遍的に「一番いい」訳なぞ存在しないし、過去ログから推論して欲しい
けど、なんだかんだ言って日本の文壇に与えた影響のデカさも考えると、
誤訳のオンパレードであっても、今なお小林秀雄は絶対必須だろうなあ。
ただ今の時代を考えれば、原文に忠実な現代のランボー研究科・宇佐見斉
あたりの翻訳を併せ読むことをおすすめしたいところ。ちくま文庫。
132 :
吾輩は名無しである:02/08/21 20:30
age
133 :
吾輩は名無しである:02/08/21 21:58
moins seul et moins nul !
25年来の疑問。誰かまっとうな日本語に!
おなぎゃーすますで。
134 :
美香 ◆5qBZxQnw :02/08/31 14:34
ボクちゃん上げ。
135 :
吾輩は名無しである:02/08/31 14:37
ランボヲは乱暴
136 :
吾輩は名無しである:02/09/16 11:17
あ
137 :
吾輩は名無しである:02/09/23 06:02
なんか地獄スレたってたからあげとくよ
138 :
吾輩は名無しである:02/09/24 23:53
>133
その句はどの詩に出てくるんですか?
139 :
吾輩は名無しである:02/09/27 18:20
最近、小林秀雄訳の「ランボオ詩集」を読んだ
ランボー初心者な俺ですが、文体が古文調で
ポンチな俺の頭脳には、難しくてさっぱり分りませんでした。
できるだけ原文に忠実で、尚且つわかりやすい訳のやつを読みたいのですが、
誰のがいいですかね
140 :
吾輩は名無しである:02/09/27 18:27
堀なんとかのやつ。ちくま文庫ででてなかったけ。
ぶりりん、ばりばり…のランボーかと思ったよ。↓
142 :
吾輩は名無しである:02/09/27 18:45
144 :
吾輩は名無しである:02/10/05 23:27
誰か「太陽と月に背いて」見ましたか?
感想聞きたいんですけど。
145 :
吾輩は名無しである:02/10/09 21:31
デカプリオが可愛い。以上!
詩人ランボーとしての描写はあまりなかった。
多分、脚本家も監督も役者も、明確なランボー像を掴めないまま
映画作っちゃたのかな、と。
イリュミナシオンには、ヴェルレーヌとの男色関係から
出来たんだろうなと思われる詩も多いんだけどね。
特に断章とか、王位とか好きです。
一通り読ませてもらった。
俺も大学で象徴主義とかやってるが、小林秀雄がいってるような作者還元論って
もういいかげんにして欲しいよ。
「作者の死」なんてもう古典だし、もう当たり前くらいの感覚で
考えた方がいいんじゃね?
つうか、構造主義なり、記号論なりって少しでもかじったことあれば
ランボーの詩をランボー自身に帰したいとかって普通に客観性のない印象
意外の何物でもないって気づきそうなもんじゃね?
147 :
Hortanse:02/10/11 00:47
手元にランボーの詩集が三冊あるけど、
一人称の表現が一つは「私」で、一つは「僕」で、もう一つは「俺」になってる。
こうも見事に分かれていると・・・
ちなみに「俺」は小林秀雄のやつです。
デカプリオのランボーはゴミだろ
糞映画
小林は作者還元主義などとは一言も言ってませんヨ
150 :
吾輩は名無しである:02/10/11 11:02
>147
仏語の一人称はjeのみだから、
訳者によって変わってくのは、いたしかたないよ。
ランボーに限らず。
小林の訳は、いわゆる「不貞な美人」訳だしね。
ちょっとずれるけど、学生時代
Je est l'atre.発言に素直に感動したよ。
151 :
吾輩は名無しである:02/10/11 11:16
リエゾンしてないけど...j'estじゃないのか。
そういう用法なのか。
152 :
吾輩は名無しである:02/10/11 11:32
>>150 Je ete l,autre
じゃなかった?
153 :
吾輩は名無しである:02/10/11 11:33
>150
そういう用法なの。
jeに対し、estを使ったことに感動。
>152
論外。
とここまで書いて、心配になってきたよ。
ノートとっくに捨てちゃって、記憶のみだし。
違ってたら、まじでスマソ。
調べられる人は、調べてください。
しかしこんなマイナースレで即レスつくとは、思わんかった。
155 :
Hortanse:02/10/12 00:20
個人的には前期の詩は「僕」で、
「イリュミナシオン」、「地獄の季節」以降は「俺」が似合ってる気がする。
156 :
吾輩は名無しである:02/10/13 00:09
>155
Hortanseって、マスターベーションの詩って解釈されてるのを知ってのこと?
157 :
Hortanse:02/10/13 00:34
>>156 Hの詩に関して定説はないと思いますが・・・
そういう説があるのは知ってる
で?
158 :
吾輩は名無しである:02/10/13 00:40
>>154 おまえも論外だよ。
JE est un autre... Je dis qu'il faut etre voyant, se faire voyant.
159 :
吾輩は名無しである:02/10/13 00:42
いや、2ちゃんねらーにふさわしいなと。
160 :
Hortanse:02/10/13 00:43
>>159 おれへのレスですか?
どうもありがとう。
161 :
吾輩は名無しである:02/10/13 00:50
"H"は母胎回帰の歌に思えて仕方が無い。
162 :
Hortanse:02/10/13 00:56
>>162 て、定番? お初だす、カンドー。ありがd!
164 :
吾輩は名無しである:02/10/18 21:50
みんな、
>>162に行ってしまい、帰って来ないね。(w
165 :
吾輩は名無しである:02/10/19 23:45
お〜〜い、
みんなどこ行った〜〜
166 :
吾輩は名無しである:02/10/27 17:26
ランボー大好きです。
167 :
吾輩は名無しである:02/10/27 22:49
>>106 補足
新版 ランボー詩集
清岡卓行訳
1992 河出書房新社
口語訳です。小林、粟津などと比較しましたが、結構優れていると思いました。
他の訳には戻れません。
特に、冒頭の「感覚」の訳は素晴らしかった!
前スレだったか、
いろんな訳者の訳を、比較していたっけが。
あれをまたやってみ。つか、海と太陽の、永遠・・・の箇所、あそこは
様々な訳で併記して、>1に掲げておくとか、すればいいな。
翻訳というものの、面白さと限界が、よーわかる
169 :
吾輩は名無しである:02/11/08 22:36
太陽と月に背いてage
170 :
吾輩は名無しである:02/11/09 20:54
ランボーの砂漠・・・
錯乱Uを読むためにフランス語勉強しようかなーと
どうかな…
172 :
吾輩は名無しである:02/11/12 14:46
>171
しなよ!全然違うよ。
173 :
吾輩は名無しである:02/11/12 16:18
宇佐美さんの「ランボー全詩集」っていうちくま文庫の本はどうですか?
わりと正当的な訳だと聞きましたが。
174 :
吾輩は名無しである:02/11/14 00:45
>>173 正統的というか、普通の訳だと思う
どっちかというと堀口大學や小林秀雄の方が面白い
(おれは堀口、小林から入っていったからそう思うのかもしれない)
最近、原詩にもチャレンジしてます
175 :
吾輩は名無しである:02/11/14 01:17
大江健三郎「取替え子」26pにて
宇佐美斉の名前ハケーン
ミ 、
l ) ミ Et je m'en vais
、 V λ
り / :ヽ. ヒラヒラ… Au vent mauvais
, / : !
<ソ i (,,゚Д゚) ミ Qui m'emporte
ノ(/ : |つ
=.,;;;__ノ Deca, dela,
(/(/
Pareil a la
Feuille morte.
177 :
吾輩は名無しである:02/11/21 23:54
age、、、だけではなんなので。
宇佐見訳は信頼できる訳のひとつ。「意訳」というデタラメはない。
あんまり盛り上がらないので、哲学板のドゥルーズスレじゃないが、
研究書でも翻訳してみるか? 、、、って誰も共同作業せんか。
178 :
吾輩は名無しである:02/11/22 01:35
青土社のランボー全詩集の前では宇佐美訳は吹き飛ばされそう
ほーら、見つけたぞ!
180 :
吾輩は名無しである:02/11/22 02:22
私は雪華社の「ランボー全集」が
言葉の流れがスムーズで好きですね
詩って暗唱するから…
あと、小林と粟津は定番ってかんじかな
宇佐美訳は翻訳という感じで解りやすいけど
言葉の流れが綺麗ではないから…でも、出たときは身近に感じたな
私は雪華社か中原中也の訳が言葉の流れが綺麗で好きだな
中也は自分も詩人と言うこともあって流石だと思ったけど
翻訳は翻訳だから、一冊では満足できないと言うのが当たり前かな。
181 :
吾輩は名無しである:02/11/26 00:53
俺もまた豚が可愛くなったage
182 :
吾輩は名無しである:02/12/04 23:51
ずばり錯乱が好きです。いやはや
最後の落とし方がニヒル。
184 :
吾輩は名無しである:02/12/08 00:24
目を覚ませ。もう「真夜中」だ。(贋作・・)
文学板にはなくてはならないスレだと思うので保守しとく
186 :
吾輩は名無しである:02/12/17 23:24
スレタイがいまいちなんじゃないかと小一時間・・・
誰か詳しい人が統一スレ立ててくれないかなあ。
187 :
吾輩は名無しである:02/12/31 05:47
やっぱり、「錯乱T」でしょ?たまらないね。そんでもって、「おお、季節よ、城よ」
語り手の謂う幸福とは・・・
188 :
吾輩は名無しである:02/12/31 10:24
>>187 翻訳者によってすごく違うんだよね。
別物みたいにさ。
やっぱり、小林訳はかっこいいんだけど、原文とはすごく違うと思う。
189 :
吾輩は名無しである:02/12/31 21:22
らんぼう全詩集を辞典片手に読んでいるのよ。ださいか?
190 :
吾輩は名無しである:03/01/01 09:43
>>188 違いますね。いま、原文を読み進めているのですが、その前までに、だいたいの訳は読みました。
ただ、原文を読むまでは、翻訳を読んでいても原文の影がちらついてしまっていて、どうしても
翻訳を二義的なものとしてしか受け入れられませんでした。でも、原文を読み始めると、
それがちょっと変わりましたね。
そういえば私、中也の訳詩が秀雄の訳詩を踏襲したものであったっていうのを、
ごく最近知ったんですよ。とっても驚かされましたし、考えさせられました。なぜ、
あれほど見事な訳を変えたのか、と。翻訳っていうのも、おもしろいもんですよね。
191 :
吾輩は名無しである:03/01/02 03:16
このスレまだあったのね。
翻訳の正確さ 宇佐美>小林>堀内
翻訳作品としての読み応え 小林>堀内>宇佐美
だと俺は思うんだけどどう?
俺は翻訳ってやっぱ正確さが一番大事だと思うよ。
「変奏」って宇佐美が言ってたけど、原文を翻訳者なりに改変するのって
もう原文の手を離れちゃうわけでしょ?
そうすると、翻訳者の作品を読んでるんであってランボーの作品を読んでるとは
言いがたくなるじゃん。
まあでもランボーはいいよ。訳がたくさんでてるから。マラルメなんて・・・
192 :
吾輩は名無しである:03/01/02 06:30
>191
堀内って誰?堀口大學のこと?
小林秀雄のランボー翻訳はそれ自体で一つの作品であって、
原典に忠実かどうかなんてどうでもいいな。
大学教授レベルのフランス語能力の人から見ると失笑しちゃうような
ミスがいっぱいあるみたいだけど、それを踏まえていれば小林訳は
最高のものだと思う。
宇佐美のじゃつまらなすぎて読む気になれないよ。
193 :
ミスター・ビーン:03/01/02 20:50
不感症じゃねぇの。ああ、遂に、宇佐美だ!小林だ!宇佐美はそこから正確さを、
本来は奇をてらうべき翻訳を引き離した。そして、小林は自然の光の金色の火花を散らして訳した。
自分が作者だったとして、
自分の書いた作品誰かが訳して、「これは訳者自身の作品に等しい!」
とか言われたらスゲー嫌な気持ちになるだろうけどな。
しかも訳が間違いだらけだなんて、失笑モンだろう。
まぁ、どうせ日本人なんかに興味もってなかったろうし、別にいいといえばいいんだけど。
195 :
吾輩は名無しである :03/01/02 23:18
うだうだうっせぇよ。不干渉患者が!
196 :
吾輩は名無しである:03/01/04 07:33
アルチュール、『合コンにて』の一節
歯磨け!毎回牛タンを一人じめする舌足らず女が!
197 :
吾輩は名無しである:03/01/05 14:44
今日の読売新聞で、平野がランボー語ってる。
198 :
吾輩は名無しである :03/01/06 16:32
で、結局ここの住人は
誰の翻訳がベストなの?
>>198 正確さ……宇佐美
それ以外は訳者の独自の詩になっているってことです。
全部読め、面倒くさがらずに。
200 :
吾輩は名無しである:03/01/06 21:12
ああ、季節よ、城よ
無傷な心が何処にある?
200ゲトーシパーイ
201 :
吾輩は名無しである:03/01/06 21:28
“ランボォ詩人になって星を眺めたい”
ってB’zの歌ありました。
中地義和さんの訳がベストと思われ
青土社の「ランボー全詩集」はがんがって入手すべき
203 :
吾輩は名無しである:03/01/11 14:21
手に入りにくいの?中地訳って。小林よりも良いの?
204 :
吾輩は名無しである:03/01/11 15:08
>>203 青土社の「ランボー全詩集」は新刊ではもう手に入らないはず。
古書店で探してね。
一度手にして中を開いたら買わずにいられなくなるはず。
小林秀雄の訳は不滅だけど、絶対ではない。
205 :
吾輩は名無しである:03/01/11 15:25
古書店行きます、親切にありがとう。
206 :
吾輩は名無しである:03/01/14 00:02
詩はね、翻訳っていうのがね、もう大問題ですからね。
原著者の手を離れずにはいないんだから、と思いませんか。どうでしょう?
207 :
吾輩は名無しである:03/01/14 01:00
87 :吾輩は名無しである :02/07/20 02:43
見つけたぞ、
何を?
永遠を、
それは太陽に溶ける海だ
これってなんかクサくねーか?
(^^)
209 :
吾輩は名無しである:03/01/26 15:47
語り手がどんなふうに永遠を追っているのかを曲りなりにだとして合点した私には
ちいともくさあくはない
210 :
吾輩は名無しである:03/01/26 16:32
アルチュール・ランボー伝―不在と現前のはざまで 水声社
アマゾンでみつけたけど、読んだ人いるかな?
>>206 タゴールとか翻訳されなかったらどうなったことか
とかありますんでね。
少なくとも、きっかけになればいいのでは
212 :
吾輩は名無しである:03/01/26 20:15
213 :
吾輩は名無しである:03/01/27 08:34
ドアーズを聴きましょう。
ジム・モリソンはランボーの詩をたくさん引用しています。
214 :
吾輩は名無しである:03/01/28 23:19
>216
例えば?
↓次の人宜しく!
216 :
吾輩は名無しである:03/01/30 05:16
217 :
吾輩は名無しである:03/01/30 05:48
218 :
吾輩は名無しである:03/01/30 07:30
↑
お前いつも必死だな
見つけたぞ、何を?永遠を。それは太陽に溶ける海だ。
221 :
即アポ、逆アポ:03/02/01 13:20
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223 :
吾輩は名無しである:03/02/05 23:44
綱を鐘塔から鐘塔へ、
花飾りを窓から窓へ、
金の鎖を星から星へと張り渡し、俺は踊る。
やっぱり小林秀雄訳が好きだな…
224 :
吾輩は名無しである:03/02/05 23:56
ランボーといえばアブサンな訳だが、最近アブサンをそのへんの酒屋で売ってるよな。
あれって旨いのか?
>>224 フランスでは随分前からしまいには狂うというので
アプサンは違法だったと思う。日本はどうだか知らな
いが、本物かな?
226 :
吾輩は名無しである:03/02/06 21:10
見者の手紙age
ミ 、
l ) ミ Et je m'en vais
、 V λ
り / :ヽ. ヒラヒラ… Au vent mauvais
, / : !
<ソ i (,,゚Д゚) ミ Qui m'emporte
ノ(/ : |つ
=.,;;;__ノ Deca, dela,
(/(/
Pareil a la
Feuille morte.
228 :
吾輩は名無しである:03/02/10 13:46
>>223 「断章」って、話者がころころ変わって分かりづらいけど、
つまりはモーホーの女役の詩なのか?
229 :
吾輩は名無しである:03/02/10 23:47
一つは、抗いながら傷ついて生きるか、
一つは、マジで殺るか、
あと一つは、何する事もなく冗談で生きるか・・・
「別の生」ってこの中にはないんだろうね。
もうね、本当に豚が可愛くなったよ。
230 :
吾輩は名無しである:03/02/11 03:27
ここでカキコしている仏文マンセー諸君。
ランボーは20代で文学をやめた。
この意味分かるか?
ランボー黄泉ながらテメーの人生のことも考えろよ。
>>230 ちと違う。文学を、ではなく「詩を」が正しい。
詩は常に、青春の文学。少なくとも精神の青春性が保たれなければ
詩の書き手で居続けることはできない。書き続けた詩人達もいる、
タゴール、ヘルダーリン、ブレイク・・・etc.etc,
ランボーはその質ではなかった、青春と詩の青春が合致していた早熟と
夭逝の見事な実例。社会人としては生き続けても、
詩人としてのランボーは、パリで死んだと言っていい。
「文学」は違う。終生の、むしろ棺桶に片足突っ込んでから
画然として筆が立ったりするw
オジサンも、古き青春のランボーにばかり何時までも関わってないで
小島信夫だの古井由吉だの、少しは読んでみたらどうですか。
↑省略されてないw
233 :
吾輩は名無しである:03/02/11 04:04
古井のいる日本。日本の古井。
234 :
吾輩は名無しである:03/02/11 13:09
Comme je descendais des Fleuves impassibles,
Je ne me sentit plus guide par les haleurs ;
Des Peaux-rouges criards les avaient pris pour cibles
Les ayant cloues nus aux poteaux de couleurs.
235 :
吾輩は名無しである:03/02/11 13:13
↑
この一節について述べよ。
そしらぬ顔の大河を下るうちに
船曳きに引かれる感じがしなくなった:
甲高く叫ぶ赤肌のインディアンたちが彼らを的にしてしまったのだ。
色つきの柱に、裸のまま釘付けにして。
237 :
吾輩は名無しである:03/02/28 22:19
彼は、文学を利用した。
彼は、確かに文学を捨てた。
しかし、彼は、詩を捨ててはいない。
彼の詩は、青春という言葉など無効にしたはず。
スレ違い覚悟で・・・
いま、「ロベルト・スッコ」途中まで読んでいるのだが
何故かランボーと被る。
舞台がフランスって云うだけか?
「夜、暗殺者の夜」からなのか?
237さんの云う、「青春という言葉など無効にした」のは
なにもランボーだけでは無かった事を
思い知らされたからなのか?
あるいは単なる俺の電波か? 俺は電波か?
(に、しても「ロベルト・スッコ 最悪の青春」って・・・
最悪ではない青春を見せてくれよ)
(*゚∀゚)アホウ!
錯乱age
240 :
吾輩は名無しである:03/03/26 00:36
ランボーで卒論書きたいって言ったら、
それは国文科の学生が太宰治で卒論書くのといっしょだと言われた。
院試とかでは不利だとさ。
どうするかねえ。
>>240 思いっきり斬新な新解釈を出してみれ。
たとえば…ランボーは本当は女だったとか・・・そこまで逝かなくても
性同一性障害であった、とか…。ヴェルレーヌに惚れられちまったが
好きだったのは実は〜〜〜〜〜〜〜であったのだ…とか。
マザコン説をぶっとばすようなん、出せ。
242 :
吾輩は名無しである:03/03/26 17:34
243 :
吾輩は名無しである:03/03/26 18:13
ランボーは解読されたと言えるかい?
244 :
吾輩は名無しである:03/03/27 01:35
日本で言うランボーって誰だろう。
>244
ああいうタイプ日本にはちょっといないよね・・・
違うけど、中原中也とか?
一応訳してるし。
っていっても、中原訳は全然ランボウじゃないだろうけど。
246 :
吾輩は名無しである:03/03/27 13:59
247 :
吾輩は名無しである:03/03/29 11:46
248 :
吾輩は名無しである:03/04/04 21:53
月に吠える
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
おや、岩波の地獄の季節、
ソープに置き忘れちまったかな?
251 :
吾輩は名無しである:03/04/23 01:09
ああ、卒論、思い出した。
卒論にランボーをやると教授に言って、それから、逃げ出したよ。
「おれも逃亡と決めるからには……」
原由子(桑田圭祐作)で「Rimbaud(ランボオ)」という曲があるけど、
内容からすると何でこのタイトルなのかよく分からない。
253 :
吾輩は名無しである:03/04/27 23:01
コクトーってかなりランボー好きなんだね
全集読むとよく名前出てくる
そも底無しの夜を、汝れは銜えて流れしか。目を覚ませ、僕は眠る。
256 :
明日の為にその1:03/05/14 06:04
257 :
動画直リン:03/05/14 06:21
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
昔、友人にランボーが好きだと言ったら、
ゲイだと思われた。
ランボーは人生の方が有名で、詩自体はあんまり読まれないのかな?
詩を読む限りでは別にゲイとかあまり関係ないように思う。
ゲイのアーティストでことさらにセクシャリティーを
意識している人は多いけど、
それに比べるとランボーってゲイっぽくない。
本当にこの人はゲイだったのか、たまに考える。
260 :
吾輩は名無しである:03/06/09 16:56
過去ログからのコピーです。
http://natto.2ch.net/mass/kako/974/974478132.html 489 名前: 文責:名無しさん 投稿日: 2001/04/11(水) 17:25
一般人なのに盗聴される、じゃなくて、「一般人だから盗聴される」んじゃないのかな?
基本的にネタ集めのためにやってんなら、有名人のネタを盗むと、有名人は告発できるし、
そんなことされても当たり前だと思われるので告発しても信じてもらえる。
そうでない人は、ここの途中の書き込みにもあったように「電波」扱いされるだけ。
ただで、ネタを仕入れるんなら、一般人に限るでしょう。
マスコミは自分らの無能さを恥じてほしいです。
ちなみに私が盗聴されはじめたのは、芸能人にストーカーされ始めてからでした。
そこからマスコミに広がって行った。
だから余計「妄想」とか思われそう。
友人に話したら完全に病気扱いされた。ストーカーって言葉がない時代だったしね。
書いておいておいた小説のネタが、他人の原作でドラマ化されたときにはきれまくっ
たなあ。(一度や二度のことじゃないけど)
261 :
文芸誌もやっているので:03/06/10 19:25
マスコミの「盗聴、盗撮」は許されるのか?その8
http://natto.2ch.net/mass/kako/1011/10115/1011522150.html 583 名前: 文責:名無しさん 投稿日: 02/03/05 15:33 ID:A9o87Nml
フジテレビの10時からの番組は、この一つ前の
『どうなってるの』の時からして最悪。私の個人情報を使って、
丸一本「恐怖のサイテー女」とかいった特集を組みやがった。
素人投稿を騙っては、そのもの自体は必ずしも私とは
言いかねるようなものに、同じ名前、同じイニシャルを当てはめたり、
盗聴・盗撮をしているから分かるのであろう様子のほのめかしを
所どころに散りばめては、出演者総出で「サイテー、サイテー」を
連呼していた。
あざとさ極まったことをしながらも、司会者のY・Tと掛け合って、
私の個人情報をボロクソにこけ落としながら大笑いしていた
局アナのN・K(かな?)のけたたましい声が今でも耳から離れない。
仕事だから仕方がないのかも知れないけれど、
ここに出ている者はサイテー最悪の盗聴者。
でもここでの書き込みが筒抜けだからか、
最近は一頃の悪意に満ちたほのめかしが少なくなっている。
しかも明日の項目は「心の〜」だって。
この枠での私への盗聴ほのめかしは、とりあえずのところ
「許せない、とんだ賠償請求」みたいな感じの特集が最後となっている。
賠償を意識せざるを得ないほどに、本当はヤバい盗聴・盗撮と、
そこから得られる個人情報の悪用ですものね。
>>259 その通り、ゲイじゃない。
あまりにも若くして登場し、年上の芸術家の間に立ち混じった。
17歳・・詩の才能だけは煌めいていたが、いまの厨房や工房と同じく
生意気で礼儀知らず、周囲から持て余されたりもした。
そんな中で10歳年長の詩人ヴェルレーヌが、少年ランボーにぞっこん惚れ込んだ。
すったもんだあったから、
その部分だけが誇張して伝えられる・・
ランボーは、詩がすべてだ。人生を語るのは、余りにもその詩が
奇蹟的だから。存在そのものも奇蹟のように見えてしまう
昔読んで電撃走ったよ。また読み直したくなった。
さて検索検索・・・
ただ、激しく女性嫌悪者ではあったと思う。
でも、妹とは結構仲良かったんでしょ。
つうか兄妹なんだし…
268 :
吾輩は名無しである:03/06/15 23:25
酔いどれあげ
269 :
吾輩は名無しである:03/07/02 16:26
見付けたぞ、
何をか、永遠を
海と溶け合う太陽だ
のくだりは感動しました。意味はよく分からないけど、
頭に残る響きとか、なんていうか。
で、小林秀雄訳の詩集を買って見たのですが、
さっぱり意味がわかりません。多分俺の頭が悪いせいだろうけど・・・
このスレの皆は分かってるんだろうな・・・
がんがって理解しますわ。
270 :
吾輩は名無しである:03/07/02 17:29
【繰り上げ当選、繰り上げ前は落選】 だよ
共産党は「クリ−ン」が売りじゃないか。ブツブツブツブツ
表は政治資金の半分は党に渡して、党として党員が全員均等に使用すると
言っているが、単なるネズミ講式の『上納金式』の資金集めじゃないか。
今回の共産党党本部のビル新築、募金活動が全て。(笑っちゃうよマジに)
○○十万寄付で共産党の記念品ですと?ワッハッハハッハッハ
無利息で共産党へ貸付
すべて『上納』じゃないか。
こんな事が大きく報道されたら、
繰り上げ当選の大門なんか,,,『ただの爺−じゃねーか!』 そうだろう
そりゃまあ、原書で読むのが一番良いのでしょうが、
フラ語などできない人間(私を含む)は、
翻訳に頼るほかないわけで、・・・。
ランボーの訳は色々ありけど、
小林秀雄の場合、翻訳というより小林秀雄の作品と言った方がいい。
金子光晴なんかも読みやすいけど、
私が気に入っているのは宇佐美斉さんの訳です。ちくま文庫で出ているよ。
読み易さではナンバー1です。それなりに雰囲気もよい。
272 :
吾輩は名無しである:03/07/12 02:48
273 :
吾輩は名無しである:03/07/12 18:29
↑これじゃ、目は覚めんわ・・・。
見飽きたし、持ち飽きたし、知り飽きたから。
さぁ、音楽だ。
>271
自分も宇佐美氏の訳が好き。
普通は小林とか粟津訳が好きな人の方が多いんだろうけど
癖がなくて分かりやすい
メッサン版の高い自筆草稿のも宇佐美訳だった
275 :
吾輩は名無しである:03/07/14 00:36
私事だが、何だか今日は感傷的な気分になってしまった。
夜一人街をぶらつき、ファミレスでコーヒーを一杯飲み、また街を歩く。
雨は止んでいたけれど、空には星一つ見当たらなかった。
何だかランボーを思い出す。
家に帰ってから、ランボー詩集を探す。
見張り番の魂よ
そっと打ち明けようよ
あんなにもはかない夜と
燃える昼について
世間の評判からも
月並みな方向からも
己を解き放って
自由に飛んでいくのだ
(永遠/アルチュール・ランボー、宇佐美斉訳)
そして私の自由な魂は2ちゃんへときた。トホホ…。
276 :
吾輩は名無しである:03/07/14 00:37
前説さえ無ければ・・・
僕は永遠に幸福であることを宣言するってどれだったっけ
278 :
吾輩は名無しである:03/07/14 04:37
≫244 絶対ウスタキョウスケだろ。マサルとかランボ−そのものじゃん
279 :
吾輩は名無しである:03/07/14 05:14
すごいよランボオさん
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
281 :
吾輩は名無しである:03/07/19 17:00
しかしランボーとか詩人に影響されると
日本では変人扱いされて
生きにくくなると思われ。
283 :
吾輩は名無しである:03/07/20 12:46
ランボー原文で読みたくて仏文行った漏れです。
今では日経読んでます。
むなしい・・・(´・ω・`)ショボーン
>>283 株価を羅列する株式市況欄の奥から、
海鳴りの音が 聴こえないか?・・・・
>>283 あるいはTOPIXとして
カウントされたのは
僕達の挫折の記録、か。
ランボーって労働に対して毒吐きまくってるしな
一般には経済新聞読むのは世間的に肯定される行動だけど
この詩人が好きな人は敗北感と共に読むだろうね
文学と決別した後のランボーもそんな気持ちで働いたのか
287 :
吾輩は名無しである:03/07/26 00:39
カトリック文化圏では、そもそも労働は「善」ではなく
「仕方なくするもの」という価値観があるよね。
>>286 16、7歳で労働を礼讃するようなヤシがいるなら
ツラが見たい。まして詩人に
まして天性の早熟詩人においてをや!
日経の広告でお子様が父母に講釈垂れるCMあったね。
290 :
吾輩は名無しである:03/07/26 01:50
日本においても「労働=善」という倫理観が発達したのは江戸時代になって
からじゃないかな。明治政府になって富国強兵方針が打ち出されると、ますます
その傾向は強くなった。
まあ官僚が人民を洗脳していったわけだ・・・とスレ違いスマソ
どこのスレの間違いだw はなはださい (解説・甚だしくダサい)
292 :
吾輩は名無しである:03/07/29 00:38
乱暴者
ランボーじゃねぇ!ランボオだ!
ランボー……スタローンっぽい。80点
ランボオ……昔っぽい。コオヒイかよ。75点
ランボォ……キザっぽい。60点
らんぼ〜 は?
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
299 :
吾輩は名無しである:03/08/21 04:33
ランボー「早熟の天才詩人」という冠名は激しく羨ましいが、彼の人生そのものは不幸だった気がする。
総括的に。
誰か画像お持ちの方などいましたら見せてくださいな
300 :
吾輩は名無しである:03/08/21 04:36
くだらん、実にくだらん・・・
まあ、紛れもない天才と呼べるクラスの芸術家で幸せな人生を送った人って
そんなに多くないような。発狂、自殺に至る例も多い事を考えれば、
ランボーは断筆=生活への妥協を選んだだけ小利口な方かもしれない。
でもやっぱり、商売やりながら不満タラタラだったみたいだね。
303 :
吾輩は名無しである:03/08/27 05:36
だいぶ前に鹿島茂さんが誰かと新潮で対談してて、
ランボー読んでるやつのほとんどが、俺がランボーって感じでやってるね(笑)、
と言ってたね。小林の訳とかを引き合いに出して、あんまり意味をこめすぎるって。
俗語辞典からの引用とかが多いとか、まあ最近の研究をパクりん著してたけど。
でもさ〜、やっぱ詩人になりたいよね。ランボーになりたいわけじゃなくって。
実人生と詩とが切り結ぶ関係の係数にさ。だから小林の訳は小林の言葉として
読めるしさ。
>>300タソ
どうもありがと〜ランボーって美男子だって聞いたからどんな顔なのか、一度見てみたかったの
ヘミングウェイやカミュは結構幸せだったんじゃない?
天才と称される人たちの中では
305 :
吾輩は名無しである:03/08/27 17:08
306 :
吾輩は名無しである:03/09/01 23:58
ランボーって「地獄の季節」って言うタイトルだけでも紛れもない才能だと思う
これはタイトル勝ちだよな・・・別荘の書庫で偶然発見した時うれしかった・・・しかし意味はよくわからなかった・・・
ディカプリ夫より実物のランボーの方がいいな
シャルルヴィルに逝った香具師いる?
ランボー宅の前の水車小屋が博物館になってて面白いんだけど。
309 :
吾輩は名無しである:03/09/11 23:33
ナッシング。
行きたいが、金がない…。
直筆草稿とか見たいんだけど…
耐えられないほど傲慢な田舎の糞餓鬼。
>>309 シャルルヴィルって閑散としてるんだよな
ユースホステルも5年くらい前に閉まっちゃったし
商店街もきたねえ肉屋とかばっかりだし
ランボーの時代からあんまり変わってなさそうな感じ
逝っても23日居ると飽きるよ
ランボーが嫌になったのがよく分かる
博物館には草稿とか旅行かばんとか写真とか展示してあるけど
受付の話だと客なんか1日2、30人だと
ランボーとヴィタリーの墓は真っ白ですごくいいよ
男根おっ立てた 兵士根性まるだしの
あいつらの侮辱のせいでぼくの心臓は堕落した
平井の訳はあんまりよかない
>312
ってコミューンの時パリに行って義勇兵になったって説の
裏付けだっけ
コミューンの兵士達にリンカーンされたかも知れないっていう
シャルルヴィル、生きてるうちに行きたいねぇ
315 :
吾輩は名無しである:03/09/15 23:49
・・・えっ!?ランボーって男に輪姦された(かも)なんて噂あるの!?
太陽はまだ暑く燃えていた
いやあ 久しぶりに読みたくなったなあ 高校生の時かな 読んだのは
317 :
デカプリオ:03/09/16 02:18
ランボーはフランス語じゃないと理解出来ないというけど、どうよ。
どうせみんな小林秀雄訳だろ?
318 :
吾輩は名無しである:03/09/16 14:58
この夏ランボーをしこしこ訳してた人はいないの?
机の上には辞書のほかに初級文法書まで乗せてしこしこ訳したなんていう
人はいないのかな・・・
ランボーは好きだけど、小林秀雄も好きだから、
そこまでする気にゃなれないわい。なんて
319 :
吾輩は名無しである:03/09/16 15:35
ジャワ島にランボーの記念碑あったよ。
ジャカルタから電車で東へ3時間。
よくあんな場所を徒歩で逝ったもんだ。
>315
噂というか、説は伝記や読解本にも載ってる
訳は個人的に宇佐美推し 分かりやすいから
321 :
吾輩は名無しである:03/09/16 16:09
イりゅミナシオンは中地がいいな
>>317 まあ、そうだろうね。詩は原文でなければ理解できないだろう。
俳句をフランス語に訳しても理解不可能だからね。
けれども明治から日本人はコツコツと外国の文学を翻訳して、
絶えずつまづいてきて歴史があるから、小林秀雄という名のランボーがいる、
でいいんじゃない?まあ、専門でやる人は別だけどね。
「さういふ時だ、ランボオが現れたのは。球体は砕け散った。
僕は出発することが出来た。」
324 :
吾輩は名無しである:03/09/17 01:05
>>323 小林の評論てぜんぶそのパターンだよな
いっつも対象に出会ってビックリして書き始めて天才賛歌で終了する
ま、批評も一種の作品と考えてた人だから当たり前なんだけどさ
325 :
吾輩は名無しである:03/09/18 21:47
>>322 そんなこたぁない。
いつか翻訳の対照やってたのを瞥見した、ランボースレで。
あれは充実したスレだったな。訳者によって
語感や律動がどう違うかが歴然として、面白い試みだと思った。
またやってみれば、今度は別のフレーズで。
326 :
吾輩は名無しである:03/09/18 21:54
>>325 何に対して「そんなこたぁない」と言っているのでしょうか?
>詩は原文でなければ理解できないだろう。
の下りでは
日本の翻訳文化というの西欧の翻訳文化とはやはり違うと思う。
西欧の場合、ある意味博物学的な見地だと思うけれど、
日本の場合、翻訳するという行為が文学的生産という意味合いが強い。
だから、ランボーに関しても小林秀雄や様々な人が翻訳を試みて、
その翻訳を読む私たちは私たちなり理解していて、
それが文学的に生産につながるとは思う。
けれども、原文にあたって翻訳した人の理解と翻訳を読むだけで理解した人間が
対等であってはならないと思う。
もし対等に理解できるというならばそれは翻訳に頼りながら、
日本の翻訳文化を否定していることになる。
>もし対等に理解できるというならばそれは翻訳に頼りながら、
>日本の翻訳文化を否定していることになる。
漏れ仏語読めないから翻訳に頼ってるってのはその通りだけど、
対等に理解できると思い込んだらダメなの?
それは日本の翻訳文化を否定することになるの?
へえ〜初耳だよ。
漏れはてっきり日本の翻訳文化が上等になればなるほど、
翻訳者と読者の理解は対等になっていくもんだと思ってたけどね。
そうじゃなきゃ翻訳者だって原文を理解してねえってことにならないかい?
じゃあ漏れたち仏語読めない人は永久にランボーを読めないんだね。
はあ・・・残念だな。
原詩&訳詩は永遠の問題ですな
331 :
吾輩は名無しである:03/09/19 23:04
原文で読まなければ研究者の仲間に入れないって、ただそれだけでしょう。
読書がひとつのパズル解き行為でないと考える人には、文学的生産の可能性が
絶えず開かれているんでしょう。
己のランボーに対する理解の根拠をランボーの残した厚みのままの語に置くことが
できない読者は、ちょっと不安なだけでしょう。
と、断言してみるテスト。
バカかよお前、原文にあたることと翻訳で読むことが同じなわけないだろう。
翻訳の精度がいくら上がってもフランス語=日本語になるわけないだろ。
そもそも言語構造がまるで違うんだから、詩のリズムなんて訳せるわけないだろ。
翻訳者が原文を完全に理解しても、その理解を完全に日本語に置き換えるのは不可能だろ、
言葉が違うんだから。
>日本の翻訳文化が上等になればなるほど、
翻訳者と読者の理解は対等になっていくもんだと思ってたけどね
勿論、翻訳の精度が上がれば読者の理解は深まるよ。
けれども、それ以上に翻訳者の原作理解が深まっているんだよ。
だから、対等に理解したというには土俵が違う。
対等に理解できるというなら翻訳なんて誰もやらない。
>>329 君の考え方はあまりにランボーの美学から遠のいている。
読むな!
ランボーが詩を捨てて、次々と新しい言語を学習していったことを少し見習え、タコ!
↑のバカかよお前は329のことを言っています。
ランボーについても、中地義和はいい。
元々、いい文章を書ける訳者は、翻訳も非常にいい、
神経が行き届いている。もって生まれた文章に対するセンスというか、
そもそも違うな
>>332 いやいや、俺もまったく同感ですよ。
別に翻訳者と対等な理解をしてるとはこれっぽっちも思ってないし。
だから翻訳者の方が俺より理解してるってことで別に構わない。
ランボーの美学から遠のいてるってのもそれでその通りだと思うし、
翻訳文を読むなと言われても別にいいですよ。
ただまあ、読むのはやっぱり俺の勝手であり自由ですけどね。
でも、正直日本のランボー翻訳ってどのくらいの水準にあるんですか?
俺のランボー理解があなたの言う通り浅薄だとして、
その一因には日本の学者のランボー理解が
なかなか進まないからっていうのもあるんじゃないですかね?
一応平井・湯浅・中地訳の全集は所有してるんですが、
どうも平井訳なんか違うんじゃないかと思わされることが多いんですよ。
学者だから訳は正確なんだけどリズムが全部消えてるっていうか。
むしろ、訳としては邪道なんだろうけど、
俺が読みやすいのは清岡卓行みたいな自分の文章に直しちゃってるやつですね。
これはスッと入ってきたです。
むろんそんな理解じゃ学者的にはダメなんでしょうけど。
>>335
ランボーの美学についていける人間なんていないから、別にいいんじゃないの。
個々人で楽しめば。
別にランボー理解なんて、21世紀を生きる日本人にはどうあがいても浅薄なものさ。
翻訳のデキ云々以上に、近代とキリスト教の摩擦を経験しえない私たちが、
発表された当時の若者の熱狂を理解するなんて無理。
まあ、不可能とわかりつつ、
それにもかかわらずランボーに魅せられる翻訳者が後を絶たず、
それを享受して独自の文化を築いているというこで私たちなりのランボーがいるということで、
どこかで諦めるしかない。が、そこにこそ可能性があるとも思う。
ランボーに思いをはせた文学者が日本には沢山いる。
そこにランボーのロマンとは別の形のロマンと儚さがあるのだと思う。
私はランボーという存在に対して日本という国の中で血まなこになって格闘してきた歴史を誇りに思う
。
今月の文学界で川上弘己を訳したフランス人の翻訳家が言ってたけど、
漱石の「こころ」は最早フランス文学だと言っていたよ。
同じようにランボーはもう日本文学だと言ってもいいと思う。
それはそれでランボーも天国で喜んでいると思いをはせるしかない。
>>336 それも同感ですね。
ランボーや同時代のマルクスなんかが最も悪戦苦闘した問題は、
やっぱりキリスト教倫理をいかにして転倒させるかという部分であって、
そこのところは俺には正直理解の手が届かないところです。
あとランボーの詩作品にはキリスト教的な説教や韜晦を皮肉った上で入れてあるとよく聞きますが、
それがどの部分に隠れているのか、俺の実力では正直読み切れないところもあります。
やっぱり日本人がランボーを読む上で一番問題になりうるのは、
まずその新約聖書に対する理解が薄いっていう部分が大きいのかなとも思います。
まあ今の俺の読みの水準では、あなたの言う通りに
せめて日本人も興味持ってんだっていうところで、
天国のランボーに喜んでもらうしか術がないと思いますね。
俺もまた聖書から読み直してみますよ。
|д゚) ランボータン…
多様多彩な翻訳を読みとおして、それでも飽き足らないヤシは
原文を読む。
原文に出遭って、翻訳で読んだ以上の感動や孕む風の匂いまで感じられたら、
翻訳者云々よりも、自分の自信になる。感得しうる力の内在について…
その上で
改めて翻訳を読めば、各々の訳者自身の個性とランボーとの関わり方が
浮き彫りになって興味深い。なるべく青春期に、出遭いたいもの<ランボー
340 :
吾輩は名無しである:03/09/21 14:55
堂でもいいけど、実際のランボーってすごい美少年だよな。
341 :
我輩は ◆q.Kh0GrVjU :03/09/21 15:09
って、実際のランボーにあったの?
342 :
ヴェルレーヌは禿げ親父:03/09/21 15:49
や、写真で。
344 :
吾輩は名無しである:03/09/21 18:56
堀口訳がすき。
一番いいと思うのは「感覚」
地獄の季節は小林訳で読んだけど高1の俺にはまだ理解できない。
居酒屋みどりもすき
2003年の高1がランボーの訳者までこだわるか(w
もっと明るい青春すごせよ
ランボーが不細工だったら→
ヴェルレーヌと懇ろにならない→「地獄の季節」ができない
→歴史が変わった
ヴェルレーヌってブサイコだよな。
なんでランボーがついてったんだろ。
GENIEって「精霊」?「天才」?
どっちの意味もあるんじゃ?
辞書によると
才能、天分、天才、神、妖精など
いやいや、どっちの訳が適当なのかなーと思ってさ
小林は天才、中地は精霊ってやってるから
おれはどっちかといえば精霊派かな
351 :
吾輩は名無しである:03/09/25 04:07
ガバ
352 :
吾輩は名無しである:03/10/06 03:07
ボードレールは論文たくさんあるけど、ランボーは少ないですね
読むべきランボオ論教えてください。
基本は小林秀雄
『ランボオからサルトルへ』っておもしろい?
355 :
315>>320:03/10/15 01:36
亀レスだけど
サンクス!
>>352 中地義和 「ランボー 精霊と道化の間」 青土社
この人最強。現在最も力のあるランボー研究者だと思われ。ただ寡作なお方なのがさみし。
余裕あったら
彼の仏語論文 Combat spirituel ou immense derision?: Essai d'analyse textuelle d'Une saison en enfer
もおすすめ。
ル・クレジオもちょこっと訳している。「黄金探索者」等。しかし絶版な罠。
>>202,
>>204にも記載があるが訳もいい。これ基本にした方がいい。
岩波の小林訳ランボーは白帯にしていいだろな。そろそろ。
スレ違いだが、中地にル・クレジオ論書いて欲しいと思う
保守
359 :
吾輩は名無しである:03/11/26 03:43
ドラエーへの手紙でぼくの散文っていってるのはイリュの一部かな
360 :
吾輩は名無しである:03/11/26 03:56
新城さんは何者?市井の研究家?5つの星とかの人
>359
「地獄の季節」の「異教徒の〜」じゃなかったっけ
362 :
吾輩は名無しである:03/11/27 04:08
73年5月の手紙でして。このとき「季節」はロッシュで3つできただけの段階。
ベルレーヌがもってるランブの散文っていうとやっぱりイリュかと。「異教徒の〜」
というのは悪い血の一部でしょうか?草稿?ベルがもってたのかな。イリュならやはり
イリュは季節の前から書いてたことになりますね。印刷をベルじゃなくヌー簿ーに
たのんでるから季節の前後書いてますよね。
早くある詩人の人とランボートークしたい。宇佐美先生の訳あまり好きじゃない。
いまどきのアホ学生に迎合しすぎ。小林はかっこいいけど。やっぱ文語的かつギャグや
愛嬌もある大学訳最強。
宇佐美先生や湯浅先生の講義ききたい。ぽっと東大とかいきゃきけんのかな。
ランボーは理系的。理系用語水素とかナトリウムとか平気でいれて密度たかめてる。
よだれをたらす
すまん。362のような頭の悪い人間がランボー読んではしゃいでると考えると
どっと疲れがおしよせます。これでは偲ばれても浮ばれないだろ。
イリュミナシオンと地獄の一季節が書かれた時期の異同についての論議は
いまや不毛です。
もうちょっと勉強しましょう。
宇佐美さんの訳がどう迎合しているのかきちんと書きなさい。
それでいながら講義は聞きたいって・・・。わけわかりません。
東大の講義はふらっとはいればあまり気づかれません。
ただし上の文章を見る限り362には入学はまず無理でしょう。
中地の「精霊」のあとがき読んで出直してきなさい。
ランボーは理系的云々に関しては同意。良い着眼点。
364 :
吾輩は名無しである:03/11/28 00:29
ヌーボーのインタビューはないのかな。異リュのことしらないかな
365 :
吾輩は名無しである:03/11/28 00:41
鈴村和成やアラン・ボレルは熱狂的すぎる。詩と詩が刺し違えるって・・
ヌーボーにわざと異リュの一部書かせたってのもどうだか。ただ単にめんどくさくて
口述筆記させたと思う。ドミニク・乃げー巣の似せ伝記はびっくらこいた。
なに考えてんだろ・・
366 :
吾輩は名無しである:03/11/28 02:18
「三人のランボー」っていうやつ?<ドミニク・ノゲース
ひたすら??だった…あれは一体
367 :
吾輩は名無しである:03/11/28 04:32
よくしらない人がよんだら勘違いしちゃうね、長生きしたって
368 :
吾輩は名無しである:03/12/05 02:32
まずあげといて、と。
1.篠沢教授訳(文庫なし)....不動の4番
2.ちくま文庫版(宇佐美斉訳)..意味が通じる。(たぶん)いちばん正確な訳
3.集英社版(粟津則雄訳)....いちばん文章が生き生きしている。
読んでて楽しい。
4.角川文庫....変わってて面白い。
:
:
:
最下位.岩波文庫(小林秀雄訳)...文章が古過ぎる。
ゴシック調で、フランケンでもでてきそう。しかも他の訳と意味が違うところが多い。
370 :
吾輩は名無しである:03/12/05 02:51
この板、人いる?
371 :
吾輩は名無しである:03/12/06 23:57
俺は砂漠を愛した。
372 :
吾輩は名無しである:03/12/09 23:45
見つけたぞ、
何を?
ランボースレを
373 :
吾輩は名無しである:03/12/12 01:17
新潮社さま
翻訳は良いんだから巻末の解説をなんとかしてください。
情報古すぎ。
374 :
ランボオ船:03/12/14 03:02
私は見た 星の群島を そして航海者に
錯乱に陥った空を開示する島を
おまえは眠りそして隠れ住むのか あの底の知れない夜のうちに
無数の金の鳥たちよ おお 未来の生気よ
375 :
吾輩は名無しである:03/12/16 19:42
ランボーってロックボーカルとかやったら格好良いだろうな
376 :
吾輩は名無しである:03/12/17 14:34
詩の翻訳なんて無意味。無駄。
詩なんて翻訳不可能。
読みたかったら原文で読みたまえ。
377 :
吾輩は名無しである:03/12/17 14:35
詩を翻訳で読むことは馬鹿に等しい。
短いんだし原文で十分いけますよ。
中也でも一年間の仏語の勉強で悪の華翻訳したんだし、
当時より良い教材揃ってる現代なら、いけるでしょ。
俺は社会人なのでムリだが。
まあサボってるからこんなカキコできるんだが。
379 :
吾輩は名無しである:03/12/17 18:53
例えば、日本の俳句を翻訳することを
考えてみてほしい。日本の俳句も
575の規定があり、季語も必要。
不可能でしょう。
380 :
吾輩は名無しである:03/12/17 18:57
詩は、音韻、発音、音、が極めて重要だ。
韻を踏むこともよくわる。
それに加えて言葉の意味の二重性、あるいは
三重性も踏まえて作られる。
つまり翻訳すればまるで違うものに変わるしかない。
381 :
吾輩は名無しである:03/12/17 18:58
詩は、その母国の人たちだけの物なのだ。
382 :
吾輩は名無しである:03/12/17 20:32
俳句の575を翻訳できますか?
あと季語が必要ですが、日本の風土に
そくした季語なので海外では
季語になるはずがない。たとえば桜なんて
日本だけにしかないんだよ。季語を作る?
なんでわざわざ細切れにして書くんだ?? しかも語り尽くされてるような事を
ちょっと日本語が辿々しい所を見ると外国の人か?
384 :
吾輩は名無しである:03/12/17 23:07
10代20代の頃は、魅力的に感じたけど、30過ぎて読むには疲れるな
385 :
吾輩は名無しである:03/12/17 23:25
いやね、翻訳翻訳って
翻訳がすばらしいと言ってるようなんで
基本的に翻訳は、不可能だしつまんなくなる
といってるだけなんだよ。
386 :
吾輩は名無しである:03/12/17 23:33
でも基本的にフランスは、好きだね。
ランボー、ボードレール。あの悪魔的な
所がフランスの伝統さ。ジルドレ候、サド伯爵
以来のね。最近も日本の純真アイドル広末が
女子大生で処女だった頃に映画監督ベッソンが
自作出演をエサに誘い出し、SMで強烈に
攻め立てたという話。おまけに二ヶ月間監禁しドラッグ漬けに
して下半身が変形するまで離さなかったということだよ。
私はこういうフランス的な退廃が大好きだし、
こういう現象に、眠くなってきた目を覚ましてもらえるんだ。
387 :
吾輩は名無しである:03/12/17 23:37
ランボオって悪魔的だったのか・・・
388 :
吾輩は名無しである:03/12/17 23:43
ランボーは悪魔的でしょう。
放浪癖、ボードレールとの肉体関係、
アフリカの黒人との愛人。
ランボーは、極めて悪魔的。だから私は
好きだ。文学は悪魔だ。
389 :
吾輩は名無しである:03/12/17 23:44
君も文学をやりたいなら
女子大生をだまして、縛って
フェラチオさせて中だしくらいやれよ!
それくらいやらんと人間はわからん。
390 :
吾輩は名無しである:03/12/17 23:47
ロマンチックなやつだな
391 :
吾輩は名無しである:03/12/17 23:47
ポーもフランスで評価された。
基本的にフランスは、悪魔的なものを
評価する。人間は悪魔なんだという認識。
まあ、君も、原文で読みたまえ
392 :
吾輩は名無しである:03/12/17 23:50
ベッソンなんてアクション大衆監督が
広末をSM薬漬けで、壊してしまうのが
フランス人なのさ。日本じゃ誰もできないだろう。
393 :
吾輩は名無しである:03/12/17 23:51
天才詩人に憧れるロマンチックな文学青年君
君には乱暴は感じられないな
394 :
吾輩は名無しである:03/12/17 23:57
ジルドレは、凄いぞ。
美少年を数千人、犯して、切り刻んで
痛がるのを見て、オナニーしたんだからね。
君にまねできるかな?
395 :
吾輩は名無しである:03/12/18 05:30
ランボーはオサンになってからが読み時
俺も50になって美を膝の上に座らせたとかいえるようなオサンを目指す
50になってきちんとランボー読めるオサン確かにカコイイ。
企業の役員クラス。で日中は淡々とタスクをこなしつつ、懐にランボー並の詩魂
を抱いている・・・と。 50のvisionnaire。
あ、それから、やっぱ原文で読まね〜となあとか言う人間に限ってそもそも日本語の能力が低かった。
その辺のアホラシサ感は太宰が「如是我聞」で喝破してる。痛快。
398 :
吾輩は名無しである:03/12/18 18:50
いつの時代でも若いころは、下品さやお行儀の悪さに憧れるものだ。
まあ通過点みたいなものだな
>50になっても
ストーンズオヤヂみたいなものだろうか?
そもそもランボーってきちんと読む物なのか?
ランボーはワインみたいなもんなんだよ
400 :
吾輩は名無しである:03/12/18 19:46
>ワイン
悪たれ小僧の書き殴りをずいぶんと高尚に楽しむ人がいるもんだな?
これだろ?
「永遠の詩人ランボー、あんな男、ちょっといない」
CMに乗せられすぎだ
401 :
吾輩は名無しである:03/12/18 21:39
402 :
吾輩は名無しである:03/12/18 21:54
「如是我聞」
これ読んだ。これは、非常に面白い。
全く内容無しの小学生が書いたようなテキスト。
ただ何の内容がないのに、ここまで面白く書いた
文章は、他にないね。最高の悪口文。
403 :
吾輩は名無しである:03/12/18 22:02
>401
30過ぎて不良文学とはちとハズカシイわな
よっぽどつまらない青春を過ごしていたのか、、、
ランボーの詩はそんな低次元なもんじゃありません
405 :
吾輩は名無しである:03/12/18 22:41
>404
低次元なんて言ってませんけど?
おい、なんで急に伸びてんだ?
407 :
吾輩は名無しである:03/12/19 00:32
408 :
吾輩は名無しである:03/12/19 02:58
これまで傍観してたが
>>398 >>400 >>403 おまいらは相当の馬鹿。ストーンズにCM、不良文学ってなあ。
なにも読んだことがないんだろな。書いてて悲しくなったので寝よ。
中年ランボオ
CMって何だ? ランボーが広告に使われたの? それともランボーの広告?
411 :
吾輩は名無しである:03/12/20 00:28
以下コピペ
その詩人は底知れぬ渇きを抱えて放浪を繰り返した。
限りない無邪気さから生まれた詩。
世界中の詩人達が青ざめたその頃、彼は砂漠の商人。
詩なんかよりうまい酒をなどとおっしゃる。
永遠の詩人ランボー。
あんな男、ちょっといない。
…というコピー…
砂漠で大道芸人たちが怪しげに舞う…
音楽 マーク・ゴールデンバーグ
サントリーローヤルのCM 1980年代後半頃。
俺の年齢が一桁の頃にこんなのがあったのか
そのCMは賞も取った有名なものだったはず。
見たかった…。
414 :
吾輩は名無しである:03/12/20 01:00
>388
>ボードレールとの肉体関係、
ここにツッコミを入れたい
415 :
吾輩は名無しである:03/12/21 11:01
Rimbaud オフをやります ラって書いた紙もってたってます
Jean Nicholasの次にもう一個あるみたいですね
150番台で少し話題の出た「私とはひとりの他者であるJE est un autre.」について
ここでランボオは“suis”ではなくあえて“est”をあてている。
英語でいえば“I am”.ではなく“I is”という三人称単数のbe動詞。
だから「私JE」は「他者un autre」という名詞に接続される以前に
「であるest」という動詞ですでに他者の刻印を帯びているのが面白い。
417 :
吾輩は名無しである:03/12/21 13:41
415>Where?When?Who?
418 :
吾輩は名無しである:03/12/21 19:14
今忙しいですがいずれ開きます
419 :
吾輩は名無しである:03/12/21 19:21
CMではランボー、本にナイフ飛ばしてさしてたかんじ
雑誌でみたけどつくった人ランボー好きな人らしかった
ナイフで刺してたのも今考えると意味あったんだな
420 :
吾輩は名無しである:03/12/21 22:09
>>416 すまんが英語で解説しなくても自明ではありませぬか。
>>419 さっきnyで拾ったがチョト古すぎて新鮮味がなかった・・・。
オフやりたいな〜。
421 :
吾輩は名無しである:03/12/21 22:14
>>420 いや、おれみたいな馬鹿にはわからんかったよ
オフネタは雑談スレでなー
さて、俺達には大地にクリスマスを
(最初の人として)
誉め称える事が出来るのか?否か?
423 :
吾輩は名無しである:04/01/01 05:49
子供のころ の3に感動 やっぱ天才だわ
424 :
吾輩は名無しである:04/01/02 15:31
ランボーとボードレールは
別格。しかしボードレールに
比べるとランボーもかなり落ちる。
ぜひ原文で読んでみてくれ。
ボードレールの才能は、神がかり的。
都市、群集の出現をこれほど表現した
文学者はいないでしょう。
まさに近代詩人の代名詞だと思う。ボードレールこそ
最高詩人です。
425 :
吾輩は名無しである:04/01/02 15:32
私が特に感心したのは、
喪服婦人とのはかない出会い別れを描いた詩。
これぞまさに都市の詩だし群集の詩だし近代の詩だ。
427 :
吾輩は名無しである:04/01/03 10:29
あれ、もう、ねたばれしたか。
428 :
吾輩は名無しである:04/01/05 07:07
宇佐美氏の訳はやっぱり説明調すぎてがっかりする部分がある(涙
びっくりしてる子ら(コラではない・・失敬 で子供の描写で
彼らは生の実感を新たにしている
はないと思う
薔薇色の鼻
・・赤鼻でいいんじゃないかなあ
正確で無難なかんじだしポケットサイズで全部網羅してるのはいいし自分も一番使ってるけど・・
・・受験生の直訳ってかんじ
大学訳は変なとこもあるけどやっぱ訳詩であると同時に大学氏自身の詩集になってるところ
気がする 言葉にリズムとノリがある 作品を受け入れて自分自身の作品として再構成、再創造してる気がする。
429 :
吾輩は名無しである:04/01/05 07:09
宇佐美さん もし読んでたらすいません
430 :
吾輩は名無しである:04/01/05 20:48
フォローかw
431 :
吾輩は名無しである:04/01/06 01:04
ランボーもコーヒーが好きだったらしいね。
コーヒーといえばバルザック。
バルザックは、毎晩徹夜してコーヒーを
60杯飲んでいたらしい。コーヒー代の
占める割合が生活費のなかで一番多かったという
記録がある。
432 :
吾輩は名無しである:04/01/06 01:10
自分もコーヒー好きだが
一日で13杯くらいだね。
バルザックのようになるには、やはり才能が足りない。
433 :
吾輩は名無しである:04/01/06 01:23
珈琲馬鹿呑みに才覚を要求するたあ、
平成って時代はすげー時代だな、おい。
ところで発狂ご用達のアプサンて、日本じゃ合法なのかね。
やっぱり、とてもとても苦くて飲めたものじゃないのかな。
なんでも虫よけに使われていたっていうじゃないか。
434 :
吾輩は名無しである:04/01/09 07:24
アフリカでは酒飲まなくなって、珈琲だったとか 渇きの喜劇にも出てくるし
アプサンは麻薬成分抜いてぺルノとしてでてるかと ただかなり苦かった気する
435 :
吾輩は名無しである:04/01/10 16:58
今日ひさぶりにTotal Eclipse見たけどまあまあいいね 前は超よくない思ってたけど
史実並べてるだけってかんじして でもせりふが結構いい
あの槌型パイプ手に入れたい
初めて見た時から大好き。音楽が良い。
437 :
吾輩は名無しである:04/01/11 01:02
以前、ウオッカとアブサンのカクテル飲んだことが有
438 :
吾輩は名無しである:04/01/11 02:49
アブサン トゥー
439 :
吾輩は名無しである:04/01/21 12:40
まじめに専門店に問い合わせしたら、厳重に注意されてしまった。
440 :
吾輩は名無しである:04/01/21 16:07
アル中で乱暴かあ、、
ふう
わかいころ格イイと思ったが
読み直してみると
やはりガキの支離滅裂な文だね
関係無いけど芥川の文も年取ってから読むと
すげえ幼稚に感じる
おれはボードレールが好きさ
441 :
吾輩は名無しである:04/01/22 14:02
さあて、そろそろ 反撃だ。
反撃まだぁ〜?w
444 :
吾輩は名無しである:04/01/22 21:25
この人ですか、りさたむに匹敵すると言わているのは!
445 :
吾輩は名無しである:04/01/26 00:22
綿や?確かにすごい
>>431 60杯も飲んだらオテッコがとまらなくなりそうです
447 :
吾輩は名無しである:04/03/06 10:55
落ちそうage
448 :
吾輩は名無しである:04/03/06 11:04
反撃か。
449 :
吾輩は名無しである:04/03/06 14:58
「太陽と月に背いて」に八ァ八ァ・・・
450 :
吾輩は名無しである:04/03/06 22:27
古臭いしかっこわるい。読んでるだけで恥
451 :
吾輩は名無しである:04/03/07 00:10
乱暴者の詩は読みたくない。
452 :
吾輩は名無しである:04/03/07 11:29
もういっこのランッボオスレどこいった?
453 :
ファロスマン ◆FTa/HQEoL2 :04/03/23 18:26
鯖移転にともない、スレのならびが不規則になったようで、このスレが下から50に入っています。
たぶん大丈夫だとは思いますが、念のため、あげておきます。
454 :
吾輩は名無しである:04/03/26 06:09
「太陽と月に背いて」まだ観たこと無い。どうなの?ランボ読者諸氏
スレタイ見て吃驚した。ランボーって亡くなってたんだね。
ご冥福をお祈りします。
>>454 何でもかでもモーホー扱いすりゃ良いってもんじゃなしw
漏れははじめのランボーが好き
ナイフから針と糸だして傷口を縫うシーンがよかった...
ス他ローン最高
あまりの頭の悪さに反撃も糞もないよ・・・
スレ前半〜中盤ののまともなやつらはどこいった?
>>455 さしでがましいようだが、2chにあまり期待しないほうが...
この人、確か十五かそこそこで行政文書まで書いてたそうですね。
何カ国語も習得したそうですし、やっぱり頭良かったんだろうな。
ブリュッセルに逝ってしもたヴェルレーヌに宛てて
したためた書簡が可愛くて泣ける。
>>454 アブサンがうつくしい。
プリオが綺麗すぎました。映画にはランボオの小汚さが欠けています。
頭にしらみがたかっているとは思えないプリオの髪。
あとモザイクだらけです。
ランボオが生きていた時代の参考にはなりました。
463 :
吾輩は名無しである:04/04/28 21:17
やっぱランボオってすごかったんだな。
ランボーには旅行中に狂気を招いてしまった
ランボーは狂ったんじゃないよ
意識してああいう言葉を発したからこそ天才なんだ
466 :
吾輩は名無しである:04/06/07 09:49
ランボーの没後、その死を知らずに書かれたヌーヴォーのランボー宛書簡は本当に美しい。
ブルトンではないが、駆け寄って乞食のヌーヴォーを抱きしめてやりたい。
467 :
吾輩は名無しである:04/06/07 21:36
それ、「ランボーの手紙」にあったっけ?
VON?笑わすな?オマエあほか?
469 :
吾輩は名無しである:04/06/08 00:59
>>467 1893年だから。あの本にはない。人文書院版全集三巻。
全往復書簡集の最後の一通。
470 :
吾輩は名無しである:04/06/08 02:42
>>469 知らなかった。ありがとう。
ぜひ読んでみたい。
471 :
吾輩は名無しである:04/06/08 04:13
↑どういたしまして。
シャルルヴィルのランボー博物館に行った人、いませんか?
473 :
吾輩は名無しである:04/07/23 06:13
しまった、ageて聞こうと思ったのに。
ランボー
_,.... _
_,r:::::::::::::::::::::::::.、
,r::':::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
r:':::::::::::::::::::::::_;:rミ::::::::::::!
:イ::::::::::;r‐''"´ ヾ::::::::::!
!::::::r'" ;l:::::l
!::i' ー_-、 ー_ l:::::::!
.l::l:'^ー'゛:' ^‐'` l'´ !
l: .: ' /
.l::. ` r '
l:::. ´ ̄` /
,ゝ:::. ´ イ
./:::lヽ`:: -‐ ´ !
´::::::l `r:.、_, -'´ l`i
あれ、あの糸どこだったっけ???
俺の詩集、小林家のハンコ押してあるんだが、まぁ、それはそれで良いと。
品切れの粟津訳、s-book(一ツ橋系のサイト)では在庫有りになってた。
>>477 「世界よ、日に新たな不幸の澄んだ歌声よ」の訳、どうよ?
おまいら、一切はネタとして流れて逝きます。
ランボー自身が詩を捨てちゃったことはどう解釈したらいいんですか?
大人になったんじゃねえの?w
古い粟津訳の『メトロポリタン』(「イリュミナシオン」)はいいぜ。
ちょっとうPして。
>>480 そういや、こういうネタがあったっけ。俺好きだったんだけど。
「兵卒どもがパンの上に截りかかる。
これが生活(ラ・ヴィ)というものだ。」
エルネスト・ドゥラアイ宛書簡より
中原中也訳はどうですか?
僕は好きです。
487 :
吾輩は名無しである:04/08/18 18:57
訳文はお好きなものを読めばいいんじゃないかなぁ。
自分はいろんなの読み比べて好きなのを探す。
488 :
吾輩は名無しである:04/08/22 02:39
age
489 :
吾輩は名無しである:04/09/02 10:08
age
490 :
吾輩は名無しである:04/09/11 09:14:49
どっこいしょっと。
ランボーか、なつかしいなぁ・・・
492 :
吾輩は名無しである:04/09/16 08:54:24
ランボー生誕150周年age
493 :
吾輩は名無しである:04/09/16 09:05:18
そういやそうだな。
怒りのアフガン(楽屋落ち
リック・ベソーンのジャンヌ・ダルクの映画ジャンヌ・ダルクがディカプリオのランボーに似てた。
何気に共通点の多いキャラだと思った。
497 :
吾輩は名無しである:04/10/07 11:21:16
age
498 :
我輩は名無しである:04/10/16 23:22:33
ボヌフォアの評論いいよ。存在論的タームをちょこっと使った批評
ああ、あれはおもしろいよね。
___
| 500! |
 ̄ ̄ ̄|
ヽ○
□ゝ
<<
501 :
吾輩は名無しである:04/10/17 20:32:49
502 :
吾輩は名無しである:04/10/20 02:26:58
ニュース板ってああいう馬鹿ばかりなのか?
504 :
吾輩は名無しである:04/10/20 13:17:44
今日が生誕記念日だよ。
昔お墓参りに行ったけど、
シャルルビルはほんとうになんにもない田舎町だった。
505 :
吾輩は名無しである :04/10/21 22:15:12
Jeune Goinfreという詩を日本語で読みたいのですが、
載っている本はあるでしょうか?
或いは
どなたか日本語訳を書き込んでくださいませんか。
506 :
吾輩は名無しである:04/10/22 16:28:29
505>
ヴェルレーヌと交互に書き綴った習作集の中のひとつで
室内風景をスケッチしたナンセンスな言葉遊びのようなもの。
仏語まるっきりできないけど対英訳つき全詩集から、
雰囲気だけでもよければ。
‘若い大食漢’
絹の
帽子
象牙の
陰茎
真っ黒の
服の
ポールが見やる
食器棚
ちっちゃな舌を
突き出して
洋梨れろれろ
取り出しましたる
魔法の杖で
おなかピーピー
507 :
吾輩は名無しである:04/10/22 18:20:40
hhlhlj
508 :
505:04/10/22 21:14:39
>>506 ありがとうございました。雰囲気、よくわかりました。
SLAPP HAPPYというアバンギャルド・ロック・バンドがこの詩をモチーフにして
作った曲があって、それが好きなので知りたかったのです。
危険な詩ですね。
>334
遅レスだが、同意。
ユリイカでバルトについて触れた文章、文学界の書評で
鈴村和成をばっさり切り落とした文章も質が高い。
共訳の「リヒテル」、個人訳「ロドリゲス島への旅」も同じく。
なんつーか、言葉に対する精度、センスの次元が違う。
510 :
吾輩は名無しである:04/11/09 17:33:10
age
保守
512 :
無名草子さん:04/12/10 13:07:26
age
513 :
qqq:04/12/11 10:55:28
509>
鈴村氏はフランス語は全然喋れないみたいだね。10年以上前のランボー・コ
ロックで見た時はそうだった。
同じ席でちくまから詩の全訳を出している宇佐見斉氏もフランス語を喋れな
いらしかった。唯一喋ったのが Il y a beaucoup d'allusions. だけ。
しかしランボーか、懐かしいねえ。
514 :
吾輩は名無しである:04/12/12 06:24:30
鈴村和成のこじつけランボー論「ランボー 砂漠を行く」
はひどい出来だったな
中地が彼のランボー論をこきおろした時は的確で爽快だった
鈴村は仏文の恥だな
糞みたいなイリュミナシオンの新訳出したり
春樹の猫絡みの本出したり
515 :
513:04/12/12 14:01:47
鈴村氏は自称詩人だったね。
澁澤孝輔に「鈴村くん、もうやめたまえ」とか言われてたのを思い出し
ちゃった。
ランボー論といえば唯一読んだのはボヌフォワかなあ。
516 :
通りすがり:04/12/12 15:59:54
ランボーに関してはボヌフォワと中地読むのは正解。
517 :
吾輩は名無しである:05/01/01 01:04:39
あ
518 :
吾輩は名無しである:05/01/01 13:26:02
あっ 見つけたぞ
何を
バカ達を!
519 :
吾輩は名無しである:05/01/01 13:27:15
あ
い
521 :
吾輩は名無しである:05/03/06 00:41:57
う
522 :
吾輩は名無しである:05/03/12 21:41:02
ところで小林の定本だけど、昭和47の
300限定のすべてに署名のある物。3万なら高い?
523 :
吾輩は名無しである:05/03/14 17:10:52
>>522 判断したのでレス不用。
おじゃました。
中地のランボー論ど?
ランバルディアンなら「買え」の一言。
ここまでの精度と密度を把持した日本語の研究書は他にない。
論文という形式の極点だろう。
震える。
目次
1 アニミスム ディナミスム―「酔いしれた船」の修辞
2 小さな造物主―転移と反‐転移
3 魔女 吸血鬼 精霊―形象化とアレゴリー
4 水の記憶―連想と開示の詩学
5 もうひとつの至高性―パロディと創造
6 「狂気」のしるしのもとに
7 驚異のオペラ
8 我慢の祭
9 自作の演出
10 終わりを書くこと書くことの終わり
補遺(1)『地獄の一季節』「錯乱2 言葉の錬金術」
補遺(2)『地獄の一季節』「錯乱2 言葉の錬金術」反故草稿
527 :
526:2005/03/22(火) 05:13:46
つか、まだ注文しただけなんだけどさ。
中地の次の世代がいないのはなぜ?
529 :
吾輩は名無しである:2005/03/23(水) 15:55:36
あの方が全てを終わらせてしまったから
あの方の論文読んだら院生でもブルって迂闊に手は出せんだろ
とは言い条、東大院にランボーやってる女2人いるがな 何考えてんだろね
>>東大院にランボーやってる女2人いるがな 何考えてんだろね
一人が「ポール攻め・アルチュール受け」
もう一人が「アルチュール攻め・ポール受け」
>530
仏文学会誌にコミック形式で掲載して頂きたいな
中地の新しい本、だれか読んだ?
534 :
吾輩は名無しである:2005/04/04(月) 11:09:01
聞くくらいなら自分で嫁とおもうわけだが。
八重洲ブックセンタで買ってきた
中地はやっぱ別格だな
536 :
532:2005/04/08(金) 11:40:31
>>535 たしかに。
いま「船」の章読んでる。
すげぇな。
538 :
吾輩は名無しである:2005/05/02(月) 11:51:38
1885年1月15日付
結局、最もありそうなのは、人はむしろ行きたくない所に行き、
したくないことをし、思惑とはまるで異なる生き方や死に方を
したあげく、いかなる代償の希望もないというわけです。
539 :
吾輩は名無しである:2005/05/26(木) 11:19:33
「アビシニアのランボー」って、ランボーの詩を理解するのに、
必読でしょうか?
プチフィスとステンメッツの伝記はよんでますが。
76年以降のランボーの行動と手紙を追っても、
ランボー本人を理解するのに役立っても、詩を理解するのに必要か?
自分はランバルディアン?と自負するほどではなく、
これ以上ランボー追いかけたら、エチオビアまでいかねばならず、
お金も時間もないんで、75年までで終わりにしたいんです。
あ、シャルルヴィルには行きたいし、仏語もやりたい。(泣)
別にいらないよ。詩人としては75−76年ごろで終わり。
541 :
吾輩は名無しである:2005/05/27(金) 12:17:30
>>540 ありがとうございます。中地氏の「ランボー自画像の詩学」で、
「ランボー砂漠に行く」を批判してたので、ボレル著もその類かと思いまして。
旅に出たアルチュールには、極東の果ての夢見た日本に流れつき、
満開の桜が散る光景を、見てほしかったです。それだけです。
やはり、原文にあたりたいですね。自分の好きな宇佐美氏訳では、
最愛の「酔っぱらった船」で、原文の!?マークがほぼ省かれています。
辞書引きながら読むか。。。
ざらざらした現実をだきしめた百姓、ならぬ勤め人でした。
イリュミナシオンという題について日本人はみんな誤解している
イリュミナシオンってのは中世のキリスト教の書物とかの
金箔ぴかぴかのやつのことなんだよ
宇佐美訳ではイリュミナシオンという題についていろいろなこと
かかれてたような気がしたけどこの事実を指摘してなかったな
543 :
吾輩は名無しである:2005/05/30(月) 13:14:44
>>542 宇佐美訳ちくま文庫によると、
ヴェルレーヌの証言は、色摺版画。他に照明、啓示、古写本を飾る彩色画の意味あり、
とのこと。最後の意味かな? あと確か、ステンメッツが浮世絵の可能性もありとのこと。
どっちにしても、キリスト教がらみだと、アジア人の自分には、?になる。
「地獄の季節」だって、キリスト、黒人、悪い血、東方にどーしてこだわるのか、
感覚的につきつめると、日本人には理解しがたいと思う。
自分は、日曜学校に通ってたこともあるけど。
イリュミナシオンは、好き。
ほしゅ
おー専用スレがあるとは、さすがランボー。
思い出話をひとつ。
私が今の夫と知りあって間もない頃、彼に「ランボー詩集」を貸したのですが、
その後で私と彼と彼の先輩と3人で会う機会があって、文学の話などしていました。
で、ランボーの話になって、その先輩は詩全体が好きではなくて、
その理由を「詩は抽象的だから」と言ったのですが、そのときに夫が
「ランボーは抽象的じゃないですよ」と言ったのですね。この一言で彼に惚れました。
ちなみに、ディカプリオの映画は絶対見ないつもりですw
まだレスを全部読んでないのですが、なかなか深い話もあるようなので、
あとでゆっくり読ませていただきますね。
546 :
吾輩は名無しである:2005/06/25(土) 11:01:25
0
547 :
吾輩は名無しである:2005/06/25(土) 20:15:53
いっそホモにでもならなきゃランボーなんて分からないよ
548 :
吾輩は名無しである:2005/07/01(金) 15:18:38
>>545 自分もディカプリオなんかの映画はみるまい、と思っていた。
が、彼の演技の最高傑作で、タイタニック以降のレオは堕落した、と
どの映画評にもあったので、バカにしつつ「太陽と月に背いて」を見た。
けっこう忠実にまともにつくられてて驚いた。
ディカプリオも、予想外によく、天使と悪魔のアルチュール役にはまっていた。
撮影は「旅芸人の記録」のひとで、なかなかマニアックだった。
ただ、詩はほとんどでてこないし、アビシニア時代はみないほうがいい。
絶対みろとは言わないが、みても損はない。ベルギーの農村風景がきれいだ。
549 :
吾輩は名無しである:2005/07/02(土) 07:51:18
ディカプリオ、あの顔のせいか過小評価されやすい。
心眼で見よう。
見るべきものはロッシュ村の風景と尻振りランボー
アデンの髭ランボーあれなんですか? 笑いで失禁しそうになりました
なぜに原題TOTAL ECLIPSEだっけか がこんなわけのわからぬ邦題に?
なぜに英語で話してます?
なぜに字幕の訳者は仏文学の素地もかけらもないのですか?
551 :
吾輩は名無しである:2005/07/15(金) 17:01:39
あるサイトにあったが、
ランボーが没落貴族の息子って本当?小作農家の息子だったらブルジョアに
反発してアフリカにいかない、って書いてあった。
農家の息子だから、パリにあこがれ+ブルジョアに反発したんだよね?
あと、たぶん教師のイザンバールと同棲してたっていうのも嘘だよね?
親戚の家にころがりこんだだけだよね。
ヴェルレーヌの前に、その手の経験があったかもしれないというのは、
盗まれた心臓の、詩をよめば見当がつくけど。
552 :
吾輩は名無しである:2005/08/21(日) 19:35:38
>>345さんとスレ住民さんへ
こんばんは。2005年の高校一年の文学虚弱児です。
小林訳に当たったのですが漢字も分からないし、
意味も何がなんだかさっぱり分かりません。
どういう風に理解していけばいいんでしょうか?
553 :
吾輩は名無しである:2005/08/24(水) 01:28:20
仏語で読むからこそ天才ランボーの詩はいいんだよね☆ ランボー、大好きだよ☆
554 :
吾輩は名無しである:2005/08/26(金) 10:08:07
555 :
吾輩は名無しである:2005/08/26(金) 13:51:58
ランボー美少年だよな。
タイプは違うが髪湯に劣らない。
おれも文はほとんどわからない。
感じたといえば「?」なだけだたorz
556 :
吾輩は名無しである:2005/08/26(金) 13:54:33
「理解しようとするんじゃない、感じろ。」
=どんとしんく!ふぃーる!
かの有名なブルー3の言葉でもあるが。
557 :
吾輩は名無しである:2005/08/27(土) 12:39:46
感性ない・・。
詩人はわけのわからん感性とやらを振り翳す前に、頭使ってね。
↑わかっとらんねぇこの御仁は。
わかるとは、頭で理解することだ。感じるのではない。
561 :
吾輩は名無しである:2005/08/28(日) 05:17:53
ランボーの詩は、あまっちょろい感性じゃ無くきれる頭で計算して詠まれた詩☆ 色んな仕掛けがされていて、日本詩とはまた違う魅力がある。素晴らしいよう☆
562 :
吾輩は名無しである:2005/08/28(日) 11:00:11
「日本詩とはまた違う魅力」「色んな仕掛」
具体的に逝って見ろ。
インテリぶってぶちころすぞ。
563 :
吾輩は名無しである:2005/08/28(日) 11:24:07
日本人は象徴に意味を与えないらしい。西洋の詩には意味があるらしいけど。
564 :
吾輩は名無しである:2005/08/28(日) 13:04:53
評価されてる小腸あふれた日本詩、ってないのか
誤字をわざとする意味は?
566 :
吾輩は名無しである:2005/08/28(日) 15:17:34
2ちゃんねるの小腸
567 :
吾輩は名無しである:2005/08/28(日) 15:18:13
話がずれてきてない?
568 :
吾輩は名無しである:2005/08/28(日) 16:44:23
ランボーはなぜ、はやくに執筆をやめたか?
>>561 そう貴方みたいな思い上がった人を惑わせるトリックですよ
570 :
吾輩は名無しである:2005/08/29(月) 01:33:01
トリックばんざい☆
571 :
吾輩は名無しである:2005/08/29(月) 04:48:39
ランボーは、ホモよりほうだいの文壇よりビジネスに魅せられた
572 :
吾輩は名無しである:2005/08/29(月) 08:52:16
人生前半は文人、後半ビジネスマンでよろしいかな
>>552 私は小林秀雄訳も読んだし堀口大学の訳でも読んだし、
他にもいろんな人の翻訳(3人以上はいる)で読んだけど、
正直いって『地獄の季節』や『イリュミナシオン』をすべて理解してるわけじゃないよ。
『地獄の季節』の中の散文じゃない詩、『最高の塔の歌』とか『永遠』とか、
あと初期の定型詩『酔いどれ船』とか『母音』とか、そのへんから入ってみてはどうでしょう?
それとランボーはその生涯がとても面白いので、先に伝記を読んでみるのもいいかも。
私はピエール・プチフィスの『アルチュール・ランボー(筑摩書房)』を高2の夏休みに読んで、
人生観・世界観・その他いろいろ激しく影響を受けました。
フランス語の原文も持ってるけど、いまだ挑戦中…
574 :
573:2005/08/29(月) 21:30:46
連投で申しわけないけど、あと、17歳のときに詩人のドムニーに宛てて書いた
いわゆる『見者の手紙』というのもぜひ読んでみてください。
−「私」とは「他者」のことなのです。
この言葉がどれだけ私の指標になったことか。
575 :
吾輩は名無しである:2005/08/31(水) 23:22:41
ランボーの翻訳は清岡卓行さんがベストですな。多分、日本語訳内では最高の翻訳。これはお勧めです。よろしかったら、どうぞ。
576 :
吾輩は名無しである:2005/08/31(水) 23:27:26
今となっては読む価値なし
( ゚∀゚) ブランボー!ブランボー!
( )
| 彡つ
し∪J
578 :
吾輩は名無しである:2005/09/05(月) 11:01:55
ちくま文庫の宇佐美訳をおすすめ。
今の高校生に小林訳は、古語を読めというようなもの。
自分は年寄りだが、小林訳はさっぱりわからなくて、
宇佐美訳とつきあわせて読んだ。
宇佐美訳は、正確で21世紀の読者むき。
見者の手紙も2通ともはいって、すべての詩も解説、注もわかりやすい。
清水訳は入手困難。
579 :
吾輩は名無しである:2005/09/05(月) 11:11:47
578の続き
初期の放浪詩集(わが放浪、など)から、読むといいですよ。
その点でも、宇佐美訳は年代順だから、親しみやすいです。
あと、間違っても、地獄の季節から読まないように。
580 :
【^▽^】三文文士抹殺人ジョーカー:2005/09/05(月) 12:27:58
ランボーはバイでもないのにホモぶってベルレーヌを惑わして振回し、さらには武器商人になったゴロツキに過ぎん。 しかも最期はカトリックに帰依するという信念の無さ(ディドロは80過ぎていたが最期まで信仰回帰を拒んだ)。
581 :
吾輩は名無しである:2005/09/05(月) 14:39:57
金持ちドラ息子の放蕩ぶり。
最後はカトリックに戻るなんて、いかにも聖書どおり。
金もちじゃないよ、単に農家のむすこ。
金持ちなら、ニート状態で、家にいられたはず。たたきだされたんだよ。
(母親に、学校いくか、働くか、出て行くか、せまられた。)
カトリックに戻ったっていうのは、バカな妹の嘘。
それとも、ざんげを聞いた坊主の聞き違い。
(自分は神だと信じている、を自分は神を信じているにとった。)
彼は、自分自身を見者=精霊=新しい神を思ってたからね。
583 :
【^▽^】三文文士抹殺者ジョーカー:2005/09/05(月) 18:18:53
確かアルチュールの親父さんはアル中で、しかも女を作って家を出てったんだっけ? お袋さんはやかましい敬神家。
ベトナムで戦ってきて、帰ってきたら不遇な扱いを受けた腹いせに書いた詩なんざ読む気しないね。
585 :
【^▽^】三文文士抹殺人ジーモン:2005/09/06(火) 08:38:20
アルチュール・ランボーの詩が好きな人は低級な無頼の輩が多い(スタちゃんの映画「ランボー」が好きな人たちと似たりよったり)。 私のような紳士はランボーを好かない。
虚栄心が、ランボーに詩をやめさせたっていう、中原の意見は?
詩の放棄について、
日本では、小林+中原が神さまだが、世界では、どうかな。
詩で、世界を変えることができなかったから。
見者になろうとしたが、ヴェルレーヌを監獄におくっただけで、
言葉の錬金術に終わってしまったから。
あと、実質、自分で食べて行かねばならない20歳になったから。
ビジネスだなんだって、彼を非難するひとは、
詩で食ってけるのかよといいたい。
サルトルもいった。文学で、飢えた子をすくえるのか!
588 :
吾輩は名無しである:2005/09/06(火) 20:06:51
救えるんじゃね?飢えた子が字読めればだけど。
詩人でも極最低の生活はできるよきっと。
昔の吟遊詩人なんて浮浪者だし。
589 :
吾輩は名無しである:2005/09/06(火) 20:10:48
ランボー。こんなやつ、ちょっといない。
590 :
586:2005/09/07(水) 05:07:54
>>587
詩では食っていけない、飢えた子供は救えないってことは、わかってる。
詩も含めて文学なんざ、平和の中での行為に過ぎないと俺も思う。
しかしそれでも価値があると思うのは、人間は常にドンパチ
やってる状態ではないから。そしてその平和な時間においては、確かに
意味があるのではないか?
俺は別にランボーがアビシニアに行っちまったことを非難しない。
あれはあれで、ひとつの歌ではないかと思っている。
ただ黙々と、ビジネスに励んでいたわけでもなさそうだし。
591 :
586:2005/09/07(水) 05:18:31
その上で、虚栄心ってのはどうだったのかっていう話。
>>591 587だが、パリ・コミューンが彼に与えた影響は大。(参加した説あり)
彼は、詩で革命をおこそうとしたが、挫折した。
詩は目的でなく、手段だったから、世界を変えず、食えないし見切った。
中原説は自分にはわかりにくい。自分は海外の作家の説はわかる。
(中原はこれは自分だけにわかることといってたが、
虚栄心?というより、パリの詩壇?をバカにして見切ったと思う。)
ブランショ(焔の文学よりランボーの眠りから)
「作品を書くことを求めず、生命や存在の全てに関する経験を
つくることを求めた」
ヘンリー・ミラー(ランボー論より)
「彼はもっと多くの空間ともっと多くの自由を望んだ。彼は真っ先に
理解していた。つまり、言葉にはもう何の力もないという事だ。」
自分は、ミラーの熱烈ファンまるだしの、ランボー論がけっこう好きだ。
593 :
552:2005/09/12(月) 10:10:35
亀レスですが、アドバイスくれたかたありがとうございました。
最近「太陽と月に背いて」をみて、ハァハァするとともに、
ランボーってすごくかっこいいと思いました。
詩を書いてるところがよかったです。
とりあえず宇佐美という人の訳を今読んでます。
あと小林秀雄の「ランボーV」という評論は結構読みやすかったです。
>>593 宇佐美訳の、初期詩集を読んでくれ!
(16歳ごろ、パリに出る前に書いたわかりやすい詩だ。)
君には、そのあたりがちょうどいい。
「ロマン」(17歳、人は真面目ではいられない。。。)
「わが放浪」(僕はでかけた、穴のあいたポケットに手をつっこみ。。。)
あと、最高傑作の「酔っぱらった船」だ。
プラス、巻末の、見者の手紙2通だ!
「地獄の季節」は難解でも、「イリュミナシオン」は忘れずに!
小林は、戦前の情報が古かったころの評論だから、
ステンメッツの伝記をよんだほうがいい。
595 :
無名草子さん:2005/10/04(火) 13:15:57
原作に忠実
596 :
吾輩は名無しである:2005/10/04(火) 15:19:24
虚栄心が詩の作成を停止させたという中原説に或程度信憑性はある。けれど、現存するテクストで十分である気がする。
詩魂の燃焼期は限定されていて、その炎勢が最も強大な時期にしか
本当の詩は生まれ出ない、時空を超え翻訳の壁すら凌駕して生き続ける詩は。
「太陽と月に背いて」よりずっと前にランボーの伝記映画が作られていますが、
見た人いますか?
確かテレンス・スタンプという俳優さんが主演だったと思いますが。
>>598 「地獄の季節」という映画らしいが、
ボレルがけなしていたような気がする。
スタンプが年とりすぎてるらしい。(30歳になってる?)
ディカプリオは、けっこうがんばってたんで、自分はOKだ。
(アビシニア時代は最低だが)
英語だろうと、配給するにはしょうがない。
あるていど、商業的に成功しなければね。
600 :
吾輩は名無しである:2005/10/08(土) 14:42:03
600
601 :
吾輩は名無しである:2005/10/08(土) 15:55:57
moins seul et moins nul!
的確な日本語訳を是非!
602 :
直訳すると:2005/10/09(日) 02:09:29
以前よりは孤独でないし悪くない 前後のテキストによるので、どこからの引用か知りたいです
603 :
吾輩は名無しである:2005/10/09(日) 20:41:00
私はまだの20歳の若造です。私は、彼の作品は「鑑賞」をすることができません。
「詩作」としてカテゴライズするしかないのでしょうが、火花の中心に飲み込まれたような視覚的、感覚的極限に陥るからです。
人間が持つ、いや生命の持つ美しさや残酷さや無軌道さを体現する壮絶なる被験者であり、それを恐ろしく冷徹に客観的に
分析する記録者でもあったような気がします。多くの芸術家は、多かれ少なかれ生活の為に芸術するという宿命から逃れられません。
どんなに優れた芸術家でも、そのことが芸術性にかげりを落としてを落としていることは否めないと思います。
そんな宿命さえ無視させ、彼を詩作の放棄に向かわせたのは、彼の、いや彼の中に躍動する生命力の「老い」なのではないでしょか。
「地獄の季節」は、その時点の彼の老いかけた無軌道な生命力と、無機質な現実との戦いの集大成でもあると思います。
結果彼は負けてしまいますが、だからこそ彼の生命力は本物だったと言えるのではないでしょうか。壮絶なるな美の被験者に、自ら冷徹に「老い」
の宣告をせざるを得なかった彼は、誰よりも正確に己の魂と向き合ったのだと思います。「老いて死んだ自分の魂は、もはや詩作をする意味が無い。」
と冷徹に割り切り、文学的成功が未来にあろうが無かろうが、無機質な労働を選んだ彼は、真の芸術家であったと言えるのではないでしょうか。
604 :
吾輩は名無しである:2005/10/10(月) 16:17:29
自然について書いた詩だと聞きました
605 :
吾輩は名無しである:2005/10/13(木) 09:46:03
Fetes de la patienceより・
>598
数年前に見た。テレンス・スタンプは往年の美青年俳優だったらしいが、
いかんせん歳をとり過ぎてて、十代を演じるにはかなり無理が…。
ただパリ出奔前から描かれてて、ドラエーっぽい友人もいた。
でも詩人時代より商人時代に焦点を当てた映画。
あと、イタリア語を喋ってた気がする。
もう3年以上前になりますね、
>>167を書いたのは私です。
今は異国で学生をしています。
清岡の新訳は、あまり見かけない本だと思ってましたが、
今年になって、それが最高とおっしゃる方が
>>575で現れてうれしい限りです。
それ以前の訳書より良いのはもちろん、
ここで良く名前が出ている宇佐見よりも断然良いですね。
ちなみに、中地の訳と著書を読んでみたくなりました。
608 :
吾輩は名無しである:2005/12/13(火) 00:09:41
明日という日があるものか、
真紅のおきのしゅすの肌、
それそのあなたの灼熱が、
人の務めというものだ。
何事にも屈従した、無駄だった私の青春よ
繊細さのために、私は生涯を損なったのだ
610 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/22(日) 01:30:18
最近数年ぶりに読み直したんだがGenie(精霊)って詩は、
近現代詩の一つの頂点と思った。
なんつうか懐疑精神に汚染される前の古代思想家的な肉体を感じます。
あともう一つ気づいたのが同性愛者にしか有り得ないような感性。
ランボーの同性愛は、「見者」としての挑戦という解釈を
よく見かけるけど、物心ついた頃からののっぴきならない性癖って
本人も言ってるよな・・・。
言ってるか?
612 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/06(月) 01:11:12
ランボーに関する研究書・伝記等の著作って何が有名ですか?
>>613 いっぱいあって困る・・・
これは、という決定盤はないですか?
ボヌフォアのを読んで感動しました。
616 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/07(火) 17:27:39
617 :
吾輩は名無しである:2006/03/03(金) 21:43:12
iichikoに出てたですね。
618 :
吾輩は名無しである:2006/03/07(火) 22:52:46
最近の若い人はランボーについて如何なる評価をしているのか疑問に思い此の
スレを見つけ読んでみた、やはり小林秀雄氏のランボー論の激しさは風化し
ているようだね。
氏のランボー論は翻訳であるが多分ランボーの本質を突いた物で、あれが
全てと言っても問題ないと思う。
氏の後の評論でもこれを越えては以内のであるから。。。
619 :
吾輩は名無しである:2006/03/08(水) 09:08:04
中地義和の評論を読むと小林の3部作がとても古いものに感じられます。
620 :
吾輩は名無しである:2006/03/08(水) 21:04:37
>>618 >氏のランボー論は翻訳であるが多分ランボーの本質を突いた物で、あれが
全てと言っても問題ないと思う。
全くの時代錯誤。現在では、小林訳は弊害を指摘するものでしかない。
湯浅・中地の文献を読まぬ無知を恥じろ!
621 :
吾輩は名無しである:2006/03/08(水) 23:55:37
>>603 ランボーの生き方についてのあなたの感性は素晴らしいですね、詩の放棄
の理由と後の生き方に疑問を感じているのでしょうが、果たして彼の意志
だったのか?
それともそうせざるを得ないある事態に遭遇したのか?
私は思うのです、彼は確かに他界を見た、しかし見た者は眼をやられるし、
全ての夢も剥奪されてしか、この世に戻る事は出来ないのでは。。。などと
考えています。
この件はソクラテスの部分で小林秀雄氏も引用があったように記憶しており
ますが。。。。
>>620 >>619 中地氏の物、読んでみたいと思います。。。ご指摘ありがとう。。
622 :
吾輩は名無しである:2006/03/11(土) 12:55:44
粟津則夫さんの訳、今読むとちょっと・・・20年前新しかったものって、
やっぱり古くなるのも早いようで・・・とりあえず、岩波文庫の秀雄訳で、
細かい字に苦戦しつつ読んでます。
ランボーだけでなく、文学をありがたいものとみない
時代になり研究も読者も細くなったのかな。
今時の高校生で、ランボーの「UNE SAISON EN ENFER」を
読んで熱い感動をもち語り合うことがあるとは思えない。
だから、20〜50年前の翻訳を語る人がここにくるんだろうな…。
しかし、小林訳は根強いと今更ながら知った。
624 :
l:2006/03/12(日) 12:04:06
Rimbaud とグーグル検索してトップにくるページでいくらか閲覧できるのは
たいへんよろしいことなんだすけれど、
■ 澄みし水 幼少の涙の味か
■ 陽を襲う女たちのほの白い組織のように
■ 大挙する幟の絹地に 清きゆり
■ 乙女の守りし 障壁のもと……
私訳もままならん。でもやっぱ、手招きしてこっちに越境させたくなる性分でして、
あのぉ、その、みなさんもいかがですかあ? (ちなみに上はメモワール)
無理してまで新味をだす必要なんて、さらさらないと思いますんで。
そも、なにをか為せし きみが青春、ああ、アア……
>623
わたしが通っていたのは受験校だったので、学校に第二外国語の選択肢がなく、
そもそも原詩へおもむくという発想は起きませんでした。というか、詩に興味がなかった。
しかし、おそらく、ごく少数の私立高校生などはアマゾンjpに註文した
ガリマールのペーパーバックを小脇にかかえているんだと思います。このスレッドに脇目もふらず。
もちろん、それがいいことかどうかはしりませんよ。案外犯罪者予備軍かも笑
625 :
吾輩は名無しである:2006/03/13(月) 17:41:18
清岡卓行訳「ランボー詩集」を古本で買いました。
河出書房「ポケット版世界の詩人」シリーズの1冊。
とても読みやすい日本語ながら訳者の理解は鋭く深いと感じます。
これはもっと手に入りやすくなるよう復活されるべきと思います。
626 :
吾輩は名無しである:2006/03/13(月) 22:09:22
そっかあ。ぜんぜん頭になかったけど、今度見つけて買ってみます。河出なら文庫で出せば良いのにね。
乱暴
628 :
吾輩は名無しである:2006/03/13(月) 22:27:30
切望
629 :
吾輩は名無しである:2006/03/13(月) 23:18:38
絶望 無からの出発(生活の為) 何でもあり。。。
630 :
吾輩は名無しである:2006/03/13(月) 23:39:08
渇望、10代の彼には自分でもてあますほどだったろうに・・・
631 :
吾輩は名無しである:2006/03/14(火) 01:33:18
無謀 余りに純粋無垢な挑戦者、無惨なまでの天罰?
632 :
吾輩は名無しである:2006/03/14(火) 09:03:47
太陽、火花、光源、スポットライトを浴びた舞台で生きるエリート。
その事を知った時、悲劇が。。。。影の世界でしか幸福はないのか?
光源を直感しても、見ては逝けない。。
633 :
吾輩は名無しである:2006/03/14(火) 11:21:07
探訪 彼がめぐったのは煉獄か、灼けつく太陽の中でも慄えていたに違いない。
永遠は、本当に見つかったか?
見つかったんだ、きっと、一瞬だけ・・・
634 :
吾輩は名無しである:2006/03/14(火) 12:21:56
永遠なんてどこにでも見つかる
だれだっていつも見てる
永遠は瞬間の中にある(西脇語録)
636 :
吾輩は名無しである:2006/03/14(火) 12:58:59
1秒1秒が瞬間だから
永遠なんていつだってそこにある
おめえは人の言ったことばかりしんじてんのか?
永遠は瞬間のなかにあるってのも
おめえは意味を理解しないで言葉の雰囲気に酔ってるだけじゃないの?
ま、水仙を摘む指先が震えただけだよ。
638 :
吾輩は名無しである:2006/03/14(火) 14:58:41
見つかった、何が?
下品なやつが、ここにも、
見つかった。
639 :
吾輩は名無しである:2006/03/14(火) 17:24:44
ランボーもじゅうぶん下品だけどな
640 :
吾輩は名無しである:2006/03/14(火) 17:54:48
作品の話だろう、638サンのいってるのは・・・
641 :
吾輩は名無しである:2006/03/14(火) 18:47:57
おいどんには〈下品なやつ〉がどの作品か分からんのだけど?
西脇詩? それともランボーの詩?
作品の話って、だれの何の作品のこと?
どの作品が下品なの?
>>641 ランボーの詩を読んだことが無いものは
去れ
そんな、乱暴な・・・
641は631がランボーの詩の改作って分かってる上で
何が下品なのかを知りたがっていたと思うのだけど?
642が631を書いたやつだとしたらよほどおこちゃまな気が・・・
というか、ランボーを擁護できるのって何歳ぐらいまでなんだろうか?
失礼631でなく638
ヘンリーミラーは不惑を過ぎてランボーに嵌ったのだけれど
十代で理解できるとは、とても思わないのだが…
648 :
吾輩は名無しである:2006/03/15(水) 08:57:07
金色の火花を散らして生きる有る物との遭遇の際、何者香との対話が
あったはず、その事知っている人居ないかな?
649 :
吾輩は名無しである:2006/03/15(水) 11:56:08
>648より訂正
x何者香との対話
◎何者かとの対話
650 :
吾輩は名無しである:2006/03/15(水) 20:47:38
揚げ足取りはいらないな。「こんなところでランボーと出会い、こんな人の訳で感激し、
こんなところでランボーの詩集を、こんな値段で見つけた」そういう話の方がよっぽど面白いのに。
小林秀雄訳の「地獄の季節」を初めに読んだのだが、
彼の訳を読んだ後だと、他の訳者が一人称に「僕」とか使ってるだけで、
どうも読む気がしなくなる。
小林秀雄は「地獄の季節」を完訳してるの?
653 :
吾輩は名無しである:2006/03/15(水) 22:14:51
651さんと同じことを感じたことがある。もう一冊粟津氏の訳を読んだけど、「現代語訳」
と謳った翻訳の言葉はすでに20年以上経って、今では軽さしか感じないです。註は参考になったけど。
粟津訳しか読んでないが、秀雄訳を読もうとは思わないな
あの、冷静な粟津に腹が立ったが、理解してなかったからだ
まあ、理解したからと言って荒野に戻ろうとは思わないがな…
655 :
吾輩は名無しである:2006/03/16(木) 09:31:37
たしかに一人称をどう訳すかで印象がずいぶん違いますね。
「俺」(小林)…暴力性が強調される
「私」(宇佐美)…ニュートラルな印象
「ぼく」(清岡他)…ナイーヴな印象
656 :
吾輩は名無しである:2006/03/16(木) 09:44:06
小林氏は評論でも優れたものがありますけど、洞察の深さは認めますが、方法論
としては、対象のなかに入りすぎて、自分の好みではありません。ただ、翻訳の場合
は、作家志望だった小林氏の特性がうまく発揮されているように思います。
もう少し、他の人のものも読んでみます。
657 :
吾輩は名無しである:2006/03/16(木) 11:18:56
乱暴の詩の魅力の源泉は極度なまでの内面への集中力だ。。。
普通の人なら自己分裂しまつ。。。
658 :
吾輩は名無しである:2006/03/16(木) 11:31:47
voyantを英語でどういうかたまたま見たらthe seerになっていた。
たしかに見る者、見える者ということだが、
日本語の「見者」も悪くないと思う。
「見者」と最初に訳したのはだれだったのだろう。
小林は「千里眼」と訳しているね。
659 :
吾輩は名無しである:2006/03/16(木) 11:39:54
江戸川乱歩を更に男らしくしたら乱暴で FA?
騙されるのは嫌いだと言って見者になるんだと息巻いた。
だから千里眼とかじゃなくて悟りを開いた者つうのが正しいのじゃないのか?
悟りを開くっていうと、自己の内側に向かっている気がするが、
ランボーの場合、もっと現実世界に求めている気がする。(それが結局
自己の内側に向かっているに過ぎないとしても。)
詩を棄てたのも、いわばその結果なのではないか。
詩が求めていたものじゃなかったのさ
詩などを求めていたのじゃなく、全てを求めていたのだ
ただ、逝き付いたところがアビシニア、オガディンだった
だからその悟りから逃れた、つうのが真実だったのじゃないのかな?
___
|_Bs_|_
(【 ゚∀゚) ブランボー! ブランボー!
( )
| 彡つ
し∪J
664 :
吾輩は名無しである:2006/03/26(日) 15:01:47
___
|_Bs_|_
(【 ゚∀゚) ブランボー! ブランボー!
( )
| 彡つ
し∪J
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|_Bs_|_
(【 ゚∀゚) ブランボー! ブランボー!
( )
| 彡つ
し∪J
666 :
吾輩は名無しである:2006/03/27(月) 07:20:37
age
667 :
吾輩は名無しである:2006/03/28(火) 10:05:22
ランボーの本質は詩人であり実行家であった、これは不幸なことであった。
なぜなら予測できる事象に実行を持って対処する事を強いられるから。
格好良いな、名文だ。。。ウホ。。
Le bateau ivre
Comme je descendais des Fleuves impassibles,
Je ne me sentis plus guidé par les haleurs :
Des Peaux-Rouges criards les avaient pris pour cibles,
Les ayant cloués nus aux poteaux de couleurs.
J'étais insoucieux de tous les équipages,
Porteur de blés flamands ou de cotons anglais.
Quand avec mes haleurs ont fini ces tapages,
Les Fleuves m'ont laissé descendre où je voulais.
669 :
吾輩は名無しである:2006/04/03(月) 21:54:14
フランス語で永遠をどう訳すか知らんが、永遠は一瞬の中にあるとの解釈。
どう何だろう、宇宙的に見れば人間の寿命などは一瞬ではあるが、ランボーは
永遠を手に入れたのか、永遠を見たのか?
何か具体的な物、或いは現象を見たのか?
止めよう、わからん。。。。orz
地獄の季節を読めよ、幸福の魔法が解けるよ?
671 :
 ̄ ̄ ̄\| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:2006/04/08(土) 21:20:08
_,r:::::::::::::::::::::::::.、
,r::':::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
r:':::::::::::::::::::::::_;:rミ::::::::::::!
:イ::::::::::;r‐''"´ ヾ::::::::::!
!::::::r'" ;l:::::l
!::i' ー_-、 ー_ l:::::::!
.l::l:'^ー'゛:' ^‐'` l'´ !
l: .: ' /
.l::. ` r '
l:::. ´ ̄` /
,ゝ:::. ´ イ
./:::lヽ`:: -‐ ´ !
´::::::l `r:.、_, -'´ l`i
なぜか、俺はここを未だに踏んだことがないような気がする。
未だに2002年のスレだしなw
674 :
吾輩は名無しである:2006/04/08(土) 22:39:30
お前の来るとこじゃねえよ。
あっち往け。
イヤ♪
墓穴に生き埋めにしてマッタリしてんじゃねぇぞ、コルァ
「断固として近代人であらねばならぬ」なんて書いてあっても、
ワカモノには分からんからスルーするんだよな。
分別の必要な年になると、最早、「青春のハシカ」でしかない。
バカモノには解らんとですよ。
ハシカには大人になってから罹ると大変らしいんでな、、。
ヘンリーミラーなんて不惑を過ぎてかららしいじゃないか?
ここだけの話だが、俺には下肢が二本も生えてる。
絶対に内緒だぞ。
680 :
吾輩は名無しである:2006/04/10(月) 01:56:07
分別な大人はマラルメとか読むわけですか?
ボードレールとか。
ランボーはストイックとは思うけど若いとは思わない。
頓珍漢なこと言ってるなぁ…地獄の季節を嫁よ。
否定的な意味で、若い文学、とよく言うだろ
このスレで言われてるのも、そういう否定的な意味でだろ?
地獄の季節は文学じゃないだろう? むしろ哲学だろう?
目の前に両の手のひらを広げて、「前足」とつぶやいて見ろ。
最近ちょっと暴れすぎでは? ココも駄目よんww
処刑ライダーよ思う存分暴れ、そして去れ!
689 :
吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 11:39:45
消えろ、ライダー。つまんね、ライダー。
>>685 「散文詩」ってジャンルがあるだろ。韻文詩はそのまま翻訳出来ないから、
今ひとつ、興味が沸かないんだよな。例外もあるけど。
で、それでどうした?続けてみろよ
692 :
吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 20:58:24
>>690 興味が湧かないってのは、あんたの個人的な感想だろう?
何の意味があるってんだ?
興味云々じゃなく、読んでないんだよ、中身を知らないのよ。
694 :
吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 21:38:39
そっか。なら、わかる。
名前からして、「プッ」って思われるのも無理はないわな。
>692>693
もう少し盛り上げるのに協力しろ、面白いこと処刑ライダーは書くぞ!
うるせえな、ゴミどもめ。レスは進むがw
韻文詩の畳み掛けるような感覚は、旧約詩篇とかに
馴染んでると日本語でも分かりやすいんだがね。
あ、ジジイだ!
今日もゴミどもをひき殺すんだねっ!
オマエモナー
ジジイ、「韻文詩はそのまま翻訳出来ないから」ってワケワカラン!
散文詩はできるのかよっ!
最後まちがえた
韻文詩だよ、てへっ
良いから、ババァの歌でも聴いて感動してろよ。
ランボーになんか興味ねえんだろ。
あたしババアは聴かないのっ
荒らしてただけなのっ
このスレには前からいたわよ
おばかさん
…そして夜は更けて行くか。処刑ライダーもう少し飛ばしてくれ!
704 :
吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 23:20:13
いらね
705 :
吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 23:36:52
ランボー:攻め/ヴェルレーヌ:受け
ランボー:受け/ヴェルレーヌ:攻め
どっちだったんだろう
>>702 あのババァの「心守歌」って曲の元ネタ知ってるか?w
>>705 撃たれたのはランボー、縁を切られたのはヴェルレーヌ。
708 :
吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 23:42:07
莫迦だねえ、そういう意味じゃなかろうよ。
だから、お里が知れるって言われるんだよ。
お子様はさよなら。
模範解答どうぞ。
710 :
吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 23:47:47
両党使い。
ヴェルレーヌは妻帯者、ランボーは生涯独身。ランボーの勝ち。
712 :
吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 23:55:09
わかった、わかった。努力はみんなが認めるんじゃないの?
ランボーはアビシニアで女がいたみたいだぜ?
もちろんヌビアの女だろう
714 :
吾輩は名無しである:2006/04/13(木) 00:16:35
何か妙な盛り上がり方だな。
さすがランボー先生。
_,r:::::::::::::::::::::::::.、
,r::':::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
r:':::::::::::::::::::::::_;:rミ::::::::::::!
:イ::::::::::;r‐''"´ ヾ::::::::::!
!::::::r'" ;l:::::l
!::i' ー_-、 ー_ l:::::::!
.l::l:'^ー'゛:' ^‐'` l'´ !
l: .: ' / みんな勝手なこと云うなよ
.l::. ` r '
l:::. ´ ̄` /
,ゝ:::. ´ イ
./:::lヽ`:: -‐ ´ !
´::::::l `r:.、_, -'´ l`i
716 :
吾輩は名無しである:2006/04/13(木) 12:44:21
そうだな。でもランボーさんは猫だったのは当然だろう。
だからって、おんなが嫌いなわけでもないだろう。
処刑ライダーはガス欠か?
しょうがないよな、パリコンミューンで兵士に犯されたみたくだからな…
そら、ヒキコモリども。労務者のオジサンが帰って来たぞ。
エンジンが温まったら、今晩も頼むよ!
721 :
吾輩は名無しである:2006/04/13(木) 20:32:23
変なノリ、
ああ、なるほど。そういう詩があるんだなぁ・・・。
>>720 貴様はホモ野郎か? 俺はホモ野郎は反吐が出るくらい嫌いだ。
俺くらい女好きはいない。反吐を出したければ、それは勝手だがな
男も好きなんだろ。近寄るなよ。
それじゃーワレは、今夜、事故でご臨終とするか。もういらねぇーよ
ランボータン(;´Д`)ハァハァ
727 :
吾輩は名無しである:2006/04/13(木) 23:03:06
ガキの集いか?
728 :
?¢?A^?<eth>?e`:2006/04/13(木) 23:06:31
小林秀雄も好きだったらしいな。いる ぷる とれ じゅーる こむ〜
処刑ライダーは、ガードレールに激突してゾンビになり
今晩ここに戻ってくる。ところで、ライダーは誰の訳が好きなんだ?
730 :
吾輩は名無しである:2006/04/15(土) 22:37:58
ライダーって位だ、原文で読んでるよん。
そうか
いや、ランボーがスタローンだと思っているに変造五百ウオン!
733 :
吾輩は名無しである:2006/04/16(日) 11:53:18
734 :
吾輩は名無しである:2006/04/16(日) 12:50:14
これって何板?で、あなた、お年っておいくつ?
あ、答えなくてもいいです。
むしろ、当方はその逆です。今になって、本当の読書が楽しめるように
なったし、例えば、ランボーだって、二〇代のときとは感じ方が違って
未だに思い出して「地獄」を眺めに行くことがあります・・・
ただし、古典に親しむと言う点では確かに、時代に逆行してますが。
しかし、古典を超えるものが現代では稀であることも事実だと、思われ。
Was it a cat I saw?
それ、私が見た猫じゃなかった?(英文が回文に)
736 :
吾輩は名無しである:2006/04/21(金) 16:50:54
>しかし、古典を超えるものが現代では稀であることも事実だと、思われ。
事実なのは当たり前でしょう。
昔も膨大な(駄作が)作品が作られたが、すべて消え去った。
残ったものが稀な良いものであるのは当たり前。
>しかし、古典を超えるものが現代では稀であることも事実だと、思われ。
( ´,_ゝ`)プッ イミフメイダヨ
ランボーの問題は現代でも解決されてないわけで
そうゆう意味では古典ではないと思う、でも
今じゃランボーなんて読むやつはいないがな…
なんだよ、ランボーの問題って。
ランボーは真理をみつけたのだよ、でも溶けちまったんだよ。
でも自分まで溶けるのはごめんだから詩も棄てたんだよ。
741 :
吾輩は名無しである:2006/04/24(月) 21:21:57
>>740 >溶けちまったんだよ
エ?溶けたら、詩を捨てる前に肉体が無くなってるだろう?
「真理が溶けた?」ってか?じゃあ、真理ってなんだ?
742 :
吾輩は名無しである:2006/04/24(月) 21:28:10
うん、「真理ってなんだ?」
俺も知りたい。教えてくれろ。
おお季節よ! おお城よ!
740じゃねえけどよ…
ざらざらした現実が現れたってことじゃねえのか?
溶けるって言うのはよ…昇華って言うか…
おめら自分なりの答えを用意してるんだろうな?
古典が解読されただと?
笑わせるなよ
幸福の魔法が解けたんだよ、溶けた、、w。
ランボーってさ、幸福とか青春とか嘲笑ってるような気がしねえ?
747 :
吾輩は名無しである:2006/04/24(月) 22:31:47
744・
何いばってやがる
748 :
吾輩は名無しである:2006/04/24(月) 22:55:47
中学生によるランボー論もこの辺りでおわりにしましょ。
ランボーを玩具にするにも限度があるよ。
君たちのために書かれたものではない。
天才的なだけで、病者なんですよ。
青空が、暗い、狭い、閉じ込められているって実感して...
今夜の宿は大熊座だ!
750 :
吾輩は名無しである:2006/04/24(月) 23:16:49
今時、中学生でランボー読んでたら、褒めてやれよ。
マンガやテレビの莫迦どもを見てるより、ずっと見込みあるぜ。
高校生のおまえのモンだと思ったら大間違いじゃわい。
十六歳でランボーに出会ったが、理解できなかった
やっと理解できたころにゃ、いい年になってた。
752 :
吾輩は名無しである:2006/04/24(月) 23:47:35
こっちは20年ぶりに読んだよ。
あの頃より、身に浸みる・・・嘘じゃねえ。
753 :
吾輩は名無しである:2006/04/24(月) 23:57:38
いいなーランボーの詩がわかる人は。
羨ましいよ。
読んでもさっぱりだったな、高校生の頃。
俺は詩人じゃナいことだけはわかったさ。
理解はできなくてもな、本物だつうのは判った
だから親の金をくすねて直ぐに家出をしたさ…
先ず放浪から真似をしなきゃな
755 :
吾輩は名無しである:2006/04/25(火) 20:46:37
昨夜の賑わいは、何だ…。
>>748の
>中学生によるランボー論
>君たちのために書かれたものではない
そういうなら、アンタに書かれたものでもないはず。
読者を特定して書くことをしても、そうはならない。
だから、名作は日々新たな読者を生み出して行くのではないか?
>>752>>753 偉そうに云う気は、サラサラないがそういう風に多様な
「読む」行為が、生まれること、それが心底凄いことだと思う。
>>744 >古典が解読されただと?
笑わせるなよ
じゃあ、笑ってろ。
自分の祖父母が小さい頃はまだ、ドラエーやイザンバール先生が
生きてたんだなあ
それだけだけど
ランボーは英語もアラビア語もエチオピア現地語もできたんだなぁ…
始まりが大英博物館だったらしいが、イルミナシオンとどっちがどっち
なのかな、やはり展示物から触発されてのイルミナシオンなのか?
しかしアビシニアのランボーなんて巌流島の後の武蔵のようで
面白くはないな…
そうか?まあ、面白くは無いかもしれないけど、
あれがなきゃ嘘だっていう気がするよ。「地獄の季節」「イリュミナシオン」
の後だと。
そのイリュミナシオンを追体験するようにアビシニアに逝くのだが
こちらとしてはツライわな、ざらついた現実を生きたランボーを知れば
俺たちも生きなきゃならないような気になる
なんでランボーは詩を書き始めたのかね?
図書館の本を全て読破したみたいだからな、
シャンポリオンみたいな語学の天才だったのかもな、
詩なんて何でもないものじゃなかったのか?
ボードレールの影響とか。
ボードレールを読んだことがないのだけれど
少なくともランボー本人がボードレールに言及したことは無いよね?
賢者の手紙でボードレールについて言及してるよ
あとボードレールの人工楽園はイリュミナシヨンに深く影響を与えたらしい
「〜ボードレールこそ真の見者です」云々って書いてたような。
そうか、じゃあひとつボードレールも読んでみるか
で、誰の訳がいいの? 悪の華
>>767 ほんとに、ボードレールを読んだことがないなら
お前、ボンクラだな。今更読んでもどうにもならないから
いいにしな。
ボードレールなんて、どうせカッコつけてるだけだろうと思っているんだが
違うのか?
お前、さては相当の阿呆だな?
ボードレールを読んだことが無くて、フランスの詩人を
語る時代になったんだと思った。
>770
ありがとう、相当なじゃなく、相当のつう形容詞?がついているのは
褒めているのだよね?
>771
フランスの詩人なんてランボーしか読んだ事ないし…
ヴェルレーヌすら読んでない。
フランスの詩人なんて・・・
この言葉には少し驚いてしまう
その代りに啄木・犀星・寺山に達治、日本のはかなり読んでる。
詩を翻訳で読むことについて、どう思う?
詩を翻訳で読むことは、
普通の人には、全く問題ない。
研究者では、原語で読まなければ話にならない。
一番問題は、素人のロクでもない語学オタクの戯言とみる。
詩を読むことに普通の人も特別な人もあるかよw
誰かを蔑んだり特別視したりするのは愚かなことだ。
780 :
777:2006/05/16(火) 19:58:13
>誰かを蔑んだり特別視したりするのは愚かなことだ
何が愚かなの?
言語で読むと詩の内容が変わってしまうのか?
782 :
777:2006/05/16(火) 20:56:58
>>781 お前、フランス語でなくても構わないが日本語以外の
言葉を分かるか?分かっていれば、こんなことをは書かないはずだが…
それでは参考文献で、「ランボー自画像の詩学」中地義和 岩波書店2005
はじめに1翻訳で読むランボー、を読んでくだされ。フランス語が全く
分からないと内容の理解は難しいかもしれないけどね。
英語なら少しくらいは解るが…
そうか、フランス語が解らないとランボーは理解できないのか orz
だから地獄の季節が理解できないんだ、、
頼むよ、フランス語が解るんだろう? 解説してくれよ、地獄の季節を
じゃあ見者だけでも教えてくれよ、造語だから概念が解らない
原語では何て言うんだ? どうゆう意味だ?
神の如き見地から観るのか?
ヴェルレーヌいわく「地獄の季節」は、「非凡な心理的自伝」
小林秀雄いわく、「文学への絶縁状」
>>785 寝ないでフランス語を勉強して、下記の文献を
読め。お前の希望は満たされる。
COMBAT SPIRITUEL OU IMMENSE DERISION
Yoshikazu Nakaji
Editeur(s) : José Corti
ISBN : 2714302041
ぼくは日本語しか分からないけど
それ以外の国の言葉を理解して話せる人が偉いとも思わない
ただしその力を使って真の正義感で人のためや国のために働いている人なのなら
ぼくはとても尊敬してる
本をただ読むためだけに異国語を覚えるなんて
その国の奴隷になったようなものだ
本を読みそこから得た知識を自分のものにして
新しく人に伝えることができるのなら別だとは思うけど
>790
それでさ、ランボーと何の関連があるんだ?
ランボーが詩の奴隷になるのをやめたこと
結局ドンキホーテとサンチョの関係にしかなれなかったこと
正気じゃないドンキホーテと無垢な従順者サンチョ
ただランボーは行動家としてそこに収まって入られなかったのだろう
異国語ができるのなら本なんか読んでないで難民支援のためになんかした方が良い
ぼくはJICAに応募するために英語の勉強をしてるけど
頭が悪くて語学力がないから辛い
ぼくがランボーから学んだことは「行動できるか否か」だ
独りよがりの解釈ですまないとは思うけど
原文で読んでいる人の書き込みがあんまりに保守的だったので
いらっときて790を書いた
スレ違いと思われたのならすまなんだ
いいんだよ、原文が読めるって奴をからかっているだけで
算数の成績がよくたって数学者にはなれないんだから
その証拠にランボーの何も語れないじゃないか、、って煽っているのだよ
>>792 >異国語ができるのなら本なんか読んでないで難民支援のためになんかした方が良い
それは、あなたの価値観。誰もが同じことに価値を感じるわけがない。
せめて、例えば難民支援などの困難な事態になっている人達に身に付けた
語学を使うことも考えてみてはどうか?くらいに書けないものか。
>ぼくがランボーから学んだことは「行動できるか否か」だ
あまり、作者の作品以外の事に関心がない。ランボーが書いた
「詩」だけしか興味がない。時代遅れのテクスト派なんで…。
>>795 そうだったのかооо
ブウコウスキーを読んでいたら突然ランボーが出てきて驚いた。
【レノで男を撃った】つう作品だ。
ヘンリーミラーが地下室に一週間閉じこもったように
ブウコウスキーの飲酒や暴力もランボーへのオマージュだったのかなぁ…
ミラーの「北回帰線」なんてランボーの影響がみえみえなのだが
似て非なるものだよな、まるでざらついた現実をみたくないかのような
記述だよな…
,r::':::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
r:':::::::::::::::::::::::_;:rミ::::::::::::!
:イ::::::::::;r‐''"´ ヾ::::::::::!
!::::::r'" ;l:::::l
!::i' ー_-、 ー_ l:::::::!
.l::l:'^ー'゛:' ^‐'` l'´ !
l: .: ' / 兵隊らしく勃起させた奴らの冒涜に、心は堕落した
.l::. ` r '
l:::. ´ ̄` /
,ゝ:::. ´ イ
./:::lヽ`:: -‐ ´ !
´::::::l `r:.、_, -'´ l`i
800 :
吾輩は名無しである:2006/06/06(火) 15:23:23
清岡卓行訳のランボー詩集を全部読んだ人いる?
それより、清岡が原口を書いたものはあるのか?
だれか知ってる?
804 :
吾輩は名無しである:2006/06/28(水) 07:01:24
ランボーの純粋な一面を全うした原口統三も知らないのか…
清岡は大人過ぎたのかな? それとも
806 :
吾輩は名無しである:2006/07/01(土) 17:56:10
堀口は本当に訳が下手ですね
807 :
吾輩は名無しである:2006/07/01(土) 18:04:04
>>806 今、青い鳥読んでるけど、ただ訳してあるんだよね
生き生きしてない。ランボーもそうだけど、なんの感興も沸いてこない訳なんだよ
キャラ設定ができない。
誰か青い鳥を新しく訳してくれないかね、
>>807 >感興も沸いてこない訳
???
>キャラ設定ができない
翻訳におけるキャラ設定って何?
実例で教えてくれ。
809 :
ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/07/11(火) 04:34:17
ランボーを祭壇に掲げるやつは青二才
青二才じゃランボーは理解できないだろう?
811 :
吾輩は名無しである:2006/07/15(土) 14:56:30
青二才…古臭くてカビの匂いがぷんぷんしてくる言葉だな。
青二才を、年が若くて経験に乏しい男性、という辞書の
語義に限定すれば、まず青二才こそがランボーを強く支持して
普通じゃないか、もちろんいま時の若者じゃなく、たとえば、団塊の世代の
じじい達が若かった頃の話だけどさ…。どうかね>809>810さん…?
>>802
『アカシアの大連』
青二才、未熟ってことだろうが、ランボーにハマルのは未熟じゃなくて早熟だからじゃないの?
その意味で青二才じゃランボーを理解できないと言ったのだ。
現に原口は未熟じゃなくて早熟だろ?
814 :
吾輩は名無しである:2006/07/15(土) 18:16:29
>>813 言葉遊びしてもしょうがない。ませてるのと未熟なのと
そんなに違うのかい?
早熟だから突っ走る、時代がまどろっこしい
なぜ曲がらないとランボーは愚痴るが、未熟な者に解るだろうか?
816 :
映画『初恋』:2006/07/16(日) 04:00:30
宮崎あおい&小出恵介主演の映画『初恋』で、劇中、小出が読んでる本がランボーの詩集だね。
あおいも同じ本を手にするシーンが別であったし。
817 :
近藤 勇蔵:2006/07/16(日) 04:57:04
俳優は誰ですか?恐らくたぶん 「地獄の季節」
眠られぬ夜の海 あおいの胸のようだ
アメリーの乳房のようだだろう?
あおいじゃペチャパイじゃん! 不眠症になっちまうぞ
初めまして。
今、スレを1から150あたりまで読みました。
突然ですが、軽く自己紹介をさせていただきます。
高卒、フリーター生活を四年続けてきました。
昨年の11月にコクトーを知り、初めて詩というものに触れました。
それからフランスの詩人に興味を持ち、ボードレールやヴェルレーヌ、ジャム、アポリネールなどを、そして、もちろんランボーも読みました。
ダダやシュールレアリスムにも少し触れ、中原中也や室生さいせいも読んでみました。
あげくには読書などまともにしたことのなかった僕が、この文学板に来る始末です。
スレを1から読み、皆様の真剣に考察・論議する姿に感銘を受けました。
僕の知らないことを知っている皆様は素敵です。
スレ違いも甚だしいとは存じますが、どうか質問させてください。
皆様は、どこかの大学の文学部等にお通いなのでしょうか。
だとすればやはり、本気で勉強したいのなら大学に通うべきでしょうか。
詩の世界をもっと堪能したいと思っています。
駄レスですが、ネタではありません
詩の世界を堪能、、学者になりたいなら大学は必須だろうが
詩作をするとか読むだけなら必要ではないだろう
つか、堪能などと言う言葉がでてくるようではランボーを理解できてないだろう。
822 :
820:2006/07/16(日) 13:40:26
>>821 堀口大學氏訳の文庫を読んだのですが、おっしゃる通り、「理解」できてないと思います。
難しかったです。
数あるランボー論のようなものも読むべきでしょうか。
何かおすすめはありますか。
堀口も小林も地獄の季節の部分しか訳してないのじゃないの?
自分の都合の良いものを都合のいいだけ訳して悦に入ってるだけだと思うよ
ちなみに俺のは粟津則雄
ランボー論、ヘンリーミラーにあるらしいが、読みたいのはこれだけだ
824 :
820:2006/07/16(日) 19:08:17
>>823 僕のもっている文庫ですが……
初期・後期詩編、地獄の一季、イリュミナションとあります。
ランボーの詩は少ないと聞いていますが、これで全部ではなさそうですね……。
栗津氏のも読んでみます。
825 :
820:2006/07/16(日) 19:10:48
↑栗ではなく粟だった……
文学が、大学で学ぶ学問足りえるか?は、相当考えなくてはいけない議論だと思う。
さて、大学の文学部で知識を得てよりランボーの読解を学びたいのなら、無駄にはならない。
しかし、それが学べる大学は正直少ない。さて、ランボーの作品についていい
参考書については、学習院の教授だった篠沢先生のもので「地獄の1季節」大修館から
出ているものがいいのでは…。近くの図書館にあると思います。
827 :
ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/07/16(日) 21:28:23
はぁ、マニア口調だな。
ランボーの文体に攪乱されてるだけ。
ピカソが身の毛もよだつような本物の天才なのに比べて
ランボーは早熟レベル。
小林秀雄は『酩酊船』
堀口大學は『よいどれ船』
みんなどっちの訳が好き?
前期の韻文詩などどうでもよいではないか
それこそ早熟レベルではないのか
早熟、天才、なんでもいいよ。
そんなの売る側の都合だろ。
いいものはいいんだからどうでもいいじゃん。
インテリに好まれるランボー
スレ住民はまさしくインテリそのもの
こむづかしい言葉や漢字が大好物
831 :
ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/07/17(月) 00:48:20
三島スレのやつらと同じで意味なんてわかってないだろ。
石井洋二郎が『毒書案内』って本でまさに読めてないミーハーぶりを代表してた。
>>831 >意味なんてわかってないだろ
お前が一番分かってないことだろうよ。威張りんぼさん
いばりんぼ
さくらんぼ
ソマリアにエチオピア軍が入ったようだ、イスラム原理主義と戦うようだ
オガディンからモガディシオに展開しているような雰囲気だな
イギリス帝国主義と戦った過去を持っているんだ、イスラムとも、、
ランボーなら何食わぬ顔をして武器をエチオピアに流すだろう
そして、買い叩かれるのか
ランボーは『イリュミナシオン』しか読まないが、『地獄〜』の「錯乱T」だけは来るなぁ。
あれこそ理想の恋愛だ。
837 :
ランボオ:2006/08/11(金) 04:32:17
ドパルディュー兄妹でランボオの映画が出るという話を在仏の友人から聞いた。知っている人?
そのネタになった本があるそうだ。知っている人?
838 :
ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/08/11(金) 05:56:31
作家の翻訳って機械的で下手じゃないか?
と、小林秀雄にやつあたり。
福田恒在の『老人と海』の翻訳が酷かった(もしかしたらあれで忠実
なのかもしれない)から、作家は翻訳に向いてないという思い込みが。
>>838 ペンギン、お前は、南極へ帰れ!
>福田恒在の『老人と海』の翻訳が酷かった
どこがどう酷いんだよ?それを書いてみろ
840 :
ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/08/13(日) 13:40:46
私はヘミングウェイ自体まったく良いと思えないんで、ヘミに関しては福田のせいじゃないかもしれん。
しかし老人と海を読んだときに異様に思ったのは「、」の付け方がおかしかったこと。
当然「。」で区切るべきところが『、』になってて、国語が苦手な子供の作文を読まされてるようだった。
ランボオ小林に関しては、とにかく砂のようでまったく言葉に情感が無い。
文章も支離滅裂で、それぞれに何か意味や繋がりを見出し、何らかの発見、こじつけで
価値付けするのは馬鹿馬鹿しい。
私としては永山則夫のほうが遥かに才能があると認める。
841 :
ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/08/13(日) 13:43:16
と、ここまで書いて色々検索して、金子光晴っていうやつの翻訳したやつを
読んだけど、まだこっちのほうが言葉に深みがある。やっぱ小林は砂だ。
あと翻訳がこれだけ違うと意味の捉え方もまったく違ってしまう。困ったものだな。
>>797 よくわかるなぁ…ブクとランボー
詩魂は同根、いやマジで。
843 :
吾輩は名無しである:2006/08/16(水) 22:43:06
貿易商時代書簡を収録しての1200頁一冊というのは、すごい気合ですね。
もうすでに書店に並んでいるのかな? 註釈の充実に期待。
>>843 こいつは必読の決定本だな。価格は、安いと見た
地獄の季節で潅木だらけの、あの荒地から引き返したランボーが
現実の砂漠を彷徨う姿も、保留したままの母音の色も
西欧やフランス、詩からも逃れても
絶望の影はつきまとう…
はじめて見ました thx
ランボーの詩はメランコリーでない
センチな題材でもキラキラと新鮮でいる
何故か?
850 :
吾輩は名無しである:2006/09/07(木) 00:47:59
青土社からランボー全集
851 :
吾輩は名無しである:2006/09/07(木) 00:49:25
これはよく考えると安い
852 :
ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/09/11(月) 18:52:20
とりあえず訳者が文才の無い小林じゃないから期待できる。
読売新聞に書いてあったけど、やっぱ小林秀雄の文章は駄目だってのが
わかるやつの意見だったらしいな。俺は間違っちゃなかった。
それにしても小林のヘタクソな翻訳で詩に感動してた人たちは(苦笑)
853 :
ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/09/11(月) 18:55:00
川端康成もその風貌やら作風やら文壇の席の位置から
いかにも日本語が上手いと決められてるがありゃヘタクソだよ(笑)
やっぱ文学ってそういうのが見極められないような読者で占められてるんだろうなぁ。
854 :
ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/09/11(月) 18:58:09
福田恒在もヘミングウェイの翻訳がヘタクソ。(まぁヘミングウェイ自体虚仮だが)
翻訳は名もない優秀な翻訳者がやればいい。
855 :
ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/09/11(月) 19:05:26
読売新聞日曜版の書評面の1コーナーから
・・・記者が選ぶ・・・
『天才 青山二郎の眼力』白洲信哉 編
「オイ、小林、お前の文章はダメだぞ」。この容赦ない追及に小林は黙り込み
涙を流す。<青山さんだけが、小林さんを泣かすことができたのだ>(白洲正子)
小林とは、あの文芸評論家の小林秀雄で、青山とは、小林に、「僕たちは秀才だが
あいつだけは天才だ」と言わしめた男である。(以下省略)
チラシの裏うざい
小林のランボーなんぞ読んだ事ないな
第一そんなことを言ってるようじゃランボーなんぞ解るものか
母音と色彩の照応
これってなにがいいたかったのですか?
誰か解釈してください。
859 :
吾輩は名無しである:2006/09/12(火) 16:40:37
>>852-855 文学をなんだと思ってるんだ?
>>856 では小林のランボーを読んでみたらどうだ。ランボーT.U.Vもな。忌憚する必要はどこにもあるまい。
>>857 母音と色彩の照応だよ。これ以上の説明があるのか?
860 :
吾輩は名無しである:2006/09/12(火) 16:50:17
フランス語で読むべきですよねえ、詩とかランボーとか、
外国人の書いた詩は。
861 :
859:2006/09/12(火) 17:02:19
文学、ことに詩に於いては、そのものに接しないと読んだことにはならないでしょうね。
862 :
ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/09/12(火) 21:52:47
それは同意だ。
原著を読まなきゃな。
ランボーはなんぼ?
小説は訳でもよくて詩はだめ? ばかな
いや、勿論、小説もだよ。
それでは翻訳の意義は、という話しになるが、あくまでも翻訳という介在を通して小説を読むことと、詩を読むこととは同列に論じることはできないのではないかということだ。
詩は翻訳され得ぬ部分に詩そのものの生命、精髄があるとは齋藤磯雄の言だよ。
小説も厳密に言えば原典に接しなければ、その小説を読んだとは言えないと思う。
ただ俺は翻訳されるということにも興味を持ってるんだ。
曖昧だな、興味を持つとはどうゆうことだ?
翻訳でもいいつうことか? 違うのか?
867 :
吾輩は名無しである:2006/09/12(火) 23:15:35
いいか、それでは駄目だとか、そういうことではないね。
言語芸術なわけだし、そのものに触れるべきだと言うこと。
ただ翻訳者は原典と向き合っていて、異なる言語に移し変えようとしてるわけだ。"そこに表現されているもの"をね。
三島由紀夫が読んだ、堀口大学のラディゲはやっぱりラディゲだよ。
言葉とは、言葉以前の何かを表現したものなんじゃないのかな。
翻訳とは、決められた線をなぞる塗り絵ではないからだ。
俺は小林秀雄のランボーもやはりランボーだと思う。
俺はランボーにいかれちまって、その意味を探るのに数年かかった
つまり、他の文学や哲学にない真理を感じたのだ
小林のランボーでそれができたのかと自問すると、否だ。
今、小林のランボーを読んでみると、どのように感じる?どう見える?
堀口大學に惚れてランボーの詩集を読んだ俺が勝ち組みだなw
小林は美化してるんじゃないの? 読んでないが…
それに中也との確執があるから、その分ランボーを持ち上げる
必要があったのじゃまいかと憶測している
873 :
吾輩は名無しである:2006/09/13(水) 01:01:38
ランボーはまったく…なんというか…
モーツァルトだよなあ
874 :
吾輩は名無しである:2006/09/13(水) 03:35:40
乱暴な全集買った?
875 :
吾輩は名無しである:2006/09/14(木) 00:27:27
やっぱトラウトマン大佐の説得に応じず
最後まで戦ってほしかったな・・・
やっぱ、鉄筋コンクリートの発明は偉大だよな。
でも、最初に造った鉄筋コンクリート製のモノがボートだって言うんだから笑わせるよ。
コンクリート自体は古代ローマからあるが?
青土社の全集本屋で見たけど、なんか青い色が新鮮だね。
ランボーって、赤とかオレンジとか、暖色系のイメージが多かった気がするし。
880 :
吾輩は名無しである:2006/09/15(金) 07:40:21
迷彩色のイメージ で赤いバンダナ
理系がランボー? うそだろう?
乱暴な全集まじ欲しい
(¥△¥;)
ちくそう9800だったら買ったぜ俺は
俺の中でのイメージ
ボードレール=赤
ロートレアモン=青
ランボー=黄
「初聖体拝領」が綺麗で好き。
こっちまで鼻血出そうになる。
::::::l::::l:::::;;;;l、:::::l ';:::::::l ';::::!:::'、::lヽ;:::::::l;:::ヽ;:::ヽ;::/
::::::l、::l::::::;;;l !::::l ';:::::l , ';::l;:::l';::l 、';::::l i::l:ヽ:::::l/ 行ぃ ホ
'、:::!::!:';::::;;;l ';::l _,,.';:::l'" !:ll:::! ',! `''!::l、ll_l::l:::::| き テ
:::'、|::|i:!'、:;;l-''`;! __ ';:! リ !ノ l _,-!ノ、! l:::ll::::| ま ル
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886 :
吾輩は名無しである:2006/09/27(水) 18:26:30
ランボーが大好きで、フランス語を独学で始めた。
仕事が忙しくなって、ここ3年ほど中断してたけど、このスレ読んでまた勉強したくなった。
ある夏の夜、「イリュミナシオン」の中の「妖精」を読んで、
清冽な美しさに胸がいっぱいになった事を思い出した。
おお季節よ! おお城よ!
このフレーズが美しいのは絶望があるからだ、それを知りつつ玉砕するからだ
絶望ばっかり
絶望ったって普通の絶望じゃあない
自由があるとするだろう? そうするとランボーは究極の自由を求めるんだ
すべて自由だ、詩だってそうだ、色だってそうだ生活だって生きる目的だってだ
そうやってヨーロッパ中をさ迷い遠くアジアまで逝っちまうのさ・・・
そういえば、日本にも行ってみたいとか言ってたっけか。
頭の隅にはあったかも知れないが
結局は親父の幻影をもとめて北アフリカへ逝ったつう説の方が正しいのかと…
アラビア語とかも少しはしていたのだろうしな
892 :
吾輩は名無しである:2006/10/31(火) 13:00:33
シャルルヴィルは北方寒冷の地だから、太陽と旋風の国、アフリカに対する憧憬の念は、幼少の頃から育まれていたんじゃないのかと思う。
ーーアフリカは当時まだ、まったくの暗黒大陸であった。猛獣と蛮族の襲来に
おびやかされ、酷暑と瘴癘を耐えて、進まねばならなかった。
ランボーは、詩に挑んだ時と同じような勇敢さで、新しい障害にぶつかっていった。
彼をそんなにひきつけたものは、
見知らぬ土地への好奇心だけではなかった。
彼ひとりの手で、冒険をおかして、好戦的な土民たちに銃を売りつけたり、
おびただしい象牙の取引きをしたりして、巨万の富を得ることが彼の情熱を
沸き立たせ、そのためには、
心身のどんな苦労もいとわなかった。彼は
辛苦のすえアフリカのハラルに自分の店を持ち、その店が繁盛するようになって
八万フランほどの金貨を手に入れることができた。・……・…
−−−金子光晴「ランボー全集」あとがき抜粋
親父のランボー大尉は、今ならアメリカのグリーンベレーみたいなもので
アフリカで諜報活動をしていたんだよ、だからアラビア語とかスワヒリ語
とかの辞書が屋根裏部屋にあって、子供のランボーはそれをみつけて
学習しちまった、つうのが今の説だろ。
つまりアフリカは父親への思慕でもあったわけだ
そうならば納得できるな
そうすると金子光晴なんてランボーを理解していたとは言い難いわけだな
小林秀雄もそう思うよな
いったいランボーの何処を見ていたんだよ、とな
いや、別に父親への思慕があったとしても、
それだけではないだろ
どうだろう、地獄の季節を書いたランボーが
その動機のひとつであるアフリカへの憧れが
出て行ってしまった父親への思慕があったとしたのなら
黒人の書の黒人のイメージにも父親を想定していたのかも知れないじゃないか
つまりアフリカ人そのものが父親のイメージなのかも知れないじゃないか
900 :
吾輩は名無しである:2006/11/30(木) 05:30:28
age
901 :
吾輩は名無しである:2006/12/01(金) 04:06:03
詩は科学に勝てるのか教えてランボー大好きだから
勝てる。人為の一切のものを凌駕する。
科学が追究して追究してさらに追い求めてもなおその遙か先にある真実
詩はそれをいっきに掴み取る、科学とは全く異なる方法で。
そら違うぞ、科学だけが真実だと知る事が”詩”だったのだ。
その冷徹な真実に”詩”を諦めるしかなかったのさ…。
「――だが、あの科学の宣言以来、キリスト教が、人間が、
わかりきった事をお互に証明しつづけては、ふざけ合い、
証明をくり返しては悦に入り、およそ外に生きる術がなかったという
ところにこそ、まことの罰があるのじゃないか。……(中略)……
『お利口な方々』はキリストと一緒に生まれなすった。」
このランボーの言葉に全て尽きると思うが。
科学って本質的に、帰納性しか持たない気がする。
究極ではわからないけど。
科学が帰納的なのか? 科学の本質が帰納なのか?
意味がわからんぞ? 科学が帰納性を持つとは? 帰納性?
906 :
904:2006/12/02(土) 01:54:35
言葉足んなかったね、わるい
つまり、
>>903の言う「真実」を、人間が求めるとして、
その時科学は人間にとって、「帰納性しか持たない」のでは、と思ったわけです。
「帰納『性』」などという言葉を使ったのは、要するにその対象となる
「真実」というやつが、余りに観念的、抽象的なので、
主体である人間にとって、科学――ことに真実という点において――は、
○○性、という程の意味合いをしか持たないのでは、
ということを表したかったわけです。
簡単にいってしまえば、
>>904のレスは、
科学は、「在る」ということの「構造」を解き明かすことは出来ても、
その意味(真実)を解き明かすことは出来るのか、という私自身の不信と、
ついでにランボーの科学に対する認識を書いときたかっただけです。
まあ、訳文は評判の悪い?小林秀雄のやつなんだけど。
長文になっちった、スマン
まさにランボーは抽象的、観念的な概念をもって真理を認識したのだが
帰納的な科学(数学)にしか真実はないとも言っている。だから
在るつうことの構造を解き明かしたのならそれは意味になるだろう?
科学はなぜ曲がらないのかと嘆いているし…。
>帰納的な科学(数学)にしか真実はないとも言っている
うーん、俺はここでいう「真実」も、ついでに云えばランボーが詩を棄てたという
その理由も、極端な言いかたすれば、実存的なものなんじゃないかって
捕らえてるんだよね。
>在るつうことの構造を解き明かしたのならそれは意味になるだろう?
上記の話とも繋がるんだが、科学が解き明かす前から、水はH2Oなんであって、
或いはコンピューターが計算する前から円周率は3.141592・・・で成り
立っているのであり、結局科学が「在ることの構造を解き明かす」ということは、
いわばA=Aの証明に過ぎないんじゃないか。それはこの世の「論理」というやつ
においては真実といえるかもわからないが、じゃあ、Aとは何かと言った時に
科学や数学は答えを出せるのか、と思うわけ。
>>907の言う「意味になる」が、それこそ何を意味しているかはわからんのだが、
俺には知識だの利便だの以上の意味は、見つけらんない気がする。付け加えれば、
実存主義における現実という範疇の中での、真実の他には。
ランボーのことについていえば、
彼は詩を棄てたあと、科学や数学に向かったわけじゃないでしょ?
つまりその時、「在ることの構造を解き明かす」ことは、彼にとって「意味」を
持たなかったわけだ。というのも、彼には詩をやることこそが、
「在ることの構造を解き明かす」こと―いわば科学であり、数学――だったから
じゃあないか?(殊に、イリュミナシオンなんかにおいては。)
つまり詩を棄てたその時、彼においては詩も、科学すらも真実ではなく、
形而上的なものの混じらない「現実」だけが、真実だったのではないか?
ランボーにとって科学や数学は、生きる上での真理ではあっても、
真実ではなかったと考える。
もちろん現実だけが真実だったとも言えるかもしれないが
それには付帯条件がついていると思うんだ
遡ってランボーは帰納法で思考した訳じゃない、逆に弁証法だと思う
結論が同じだとしても両者は全く同じではないと考える
つまり帰納が解き明かすものと弁証で把握するのとでは過程のあるなしが違う
地獄の季節イルミナシオンの散文、詩は結論の方から述べられている
そうして、それは意味ではない、と考えている。
つまり意味を探していた訳ではないと考える、よって意味を求めていたのじゃない
ランボーは「幸福の魔法」と言っている、ヨーロッパ、ひいては現代日本の求めるもの
この永久機関のような底なしの希望が文明だ、こんな風に考えている。
912 :
吾輩は名無しである:2006/12/10(日) 20:00:03
Sonnet du Trou du Cul が、謎です・・この穴は、なんの穴でしょうか? 負傷した兵士にあいた穴?
913 :
吾輩は名無しである:2006/12/18(月) 02:13:42
ごめんなさい やっぱり変なこと聞きました? きにしないでください(-_-)
ドンマイ マイフレンド
大丈夫マイフレンド
所詮は過疎スレ
黒々と炉の板金、幾つもの砂浜に、それぞれまことの太陽が昇り、ああ、そこここに幻術の穴。と、思えば曙の眺めが唯一つ。
テレンス・スタンプのランボーの映画面白かったス。
919 :
名前はいらない:2007/01/09(火) 18:48:19
フランス映画で、「ランボー・地獄の季節」という伝記映画がありました。
20年位前だったと思います。
面白い映画でした。
ビデオ出てるしけっこうみんな知っていますよ
つまらない書き込みですね
923 :
吾輩は名無しである:2007/01/10(水) 00:36:54
そのフランス映画ですが、若い人は知らない人もいるかも知れません。
DVDで出てませんから。
レンタル屋にありますから。
同時代はもちろん経験してませんが、若いとか年だとかあんまり関係ありませんよ。
もう少し考えましょう
もっと面白い情報ないの?
エチオピア軍がソマリアに侵攻して、今日また
アメリカのガンシップが攻撃したとのニュースがあった
ランボーのオガディンが荒らされているようで嫌だね
927 :
吾輩は名無しである:2007/01/10(水) 01:37:27
そんなことみんな知っていますよ
つまらない書き込みですね
928 :
吾輩は名無しである:2007/01/10(水) 07:57:40
>>924 レンタル屋で探しましたが、ありませんでした。
東京ですが、外れの方なので。
どうも、失礼しました。
929 :
吾輩は名無しである:2007/01/11(木) 22:34:01
詩には疎いけど、旅行好きなのでランボーが気になります。
どんな人だったのかな…
とりあえず「地獄の季節」DVDを借りて見ました。
武器商人としてアフリカで生活するランボー、
憧れのアフリカに来てる割には、絶望してます。
「自分を捨てたくてアフリカに来た。だが俺は道を間違えた・・・」
映画として面白かったです。ランボー=テレンス・スタンプもイイ。
ただイタリア語なのがイマイチです。
逆にカイロくらいでもヨーロッパ文明の臭いがして嫌だったと
そんな説明もあったような気が…
それにオガディンの探険記を地理学会に送っているし
地獄の季節が話題になっていると知っても、パリに戻った訳じゃないし
931 :
吾輩は名無しである:2007/01/18(木) 10:07:29
香典は持ってきてないんですが…お焼香だけ
932 :
吾輩は名無しである:2007/01/28(日) 22:30:05
俺は自分で訳して読んでるよ
でもフランス語は読めないから日本語訳を出来るだけ集めてきて、その中から気に入った言葉を使って最強の訳を作ってる。
とりあえず俺が、堀口大學、小林秀雄、粟津則雄、宇佐美斉訳をミックスして編集したやつを
「花」
金色の階段から
絹の紐、灰色のうす衣、緑のビロードそして、陽射しを受けて青銅のように黒ずむ水晶の円盤などに囲まれて、ジギタリスの花が銀の細線と眼と髪の毛で織られた絨毯のうえに咲きひらくのを、私は眺める。
瑪瑙の上にばらまかれた黄色い金貨、エメラルドの円天井を支えるマホガニーの列柱、白繻子の花束とルビーの細い棒とは水薔薇を取り囲む。
巨大な青い眼と雪の肌とを持つ神のように、海と空はこの大理石のテラスへと若くて豊満な薔薇の群れを引き寄せる。
933 :
吾輩は名無しである:2007/01/29(月) 17:07:58
篠沢秀夫の「地獄での一季節」は良い翻訳ですね。
日本語として美しく意味がとてもわかりやすい。既出だったらすみません。
..,,,,,─────,,,,,.
/ .. \
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| // .____ 丶 ヽ
| ./ \ \ヽ|
ヽ/ /::..,,,,,. ,,,,,,.::.\ ヽ|
ヽ/_ ヽ ヽ../
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(__人__) | / \
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/ ノ/ ̄/ ` ー ─ '/>< ` ー─ ' ┌、 ヽ ヽ,
/ L_  ̄ / _l__( { r-、 .ト
_,,二) / 〔― ‐} Ll | l) )
>_,フ / }二 コ\ Li‐'
__,,,i‐ノ l └―イ ヽ |
1884年9月10日 アデンにて アビシニヤの蛮人と共に
>>932 >俺は自分で訳して読んでるよ
でもフランス語は読めないから日本語訳を出来るだけ集めてきて、
その中から気に入った言葉を使って最強の訳を作ってる。
それは、訳しているとは通常言わない。
適当に、創作しているだけ。
>とりあえず俺が、堀口大學、小林秀雄、粟津則雄、宇佐美斉訳を
詩は原語にあたらなくては何もわからないよ。第一、堀口・小林・栗津・宇佐美訳は
翻訳で使用されている版が同一の版ではないはずだし、そもそも翻訳は、どこまでいっても
近似値。好事家のやることをどうかと思うが、あまりに恥ずかしいことが
書かれていたので、たまらずレスした。
釣られてどうすんだよ、…
937 :
吾輩は名無しである:2007/02/02(金) 01:31:21
俺が作った母音を聞かせてやろう・・・
あは黒、えは白、いは赤う緑、お青
母音よ 誰も知らないお前たちの誕生を俺が語ってやるぜ
あ、猛烈な悪臭を放つうんこの周りを五月蝿く飛び回る銀蠅の毛むくじゃらの腹巻き、日陰の入江
え、靄と天幕の純白 傲然たる氷塊の槍、白装束の王者、包茎の微かなふるえ
い、紅いもの、赤い下呂、キレたときとかダメな自分に酔ってる奴の美しい唇の笑い
う、永劫回帰、緑の海の神々しい揺らぎ、牧場物語、錬金術が趣味のおっさんの額の皺のオタクさ
お、気持ち悪い響きに満ちた最強のラッパ
あの世とこの世を貫く沈黙
お Ω だれかさんの眼の紫の光線
ワロタ
939 :
吾輩は名無しである:2007/02/02(金) 12:07:08
逝ってるな…w
940 :
吾輩は名無しである:2007/02/03(土) 01:22:52
堀口大學の訳を甘くみてる人がいるようだが、堀口訳ほど綺麗な流れの文体はない。ランボーだけじゃなくて、他の訳もそうだけど、あの古典的な文体は平凡な詩さえ一流に変える優雅さがある。三島由紀夫が影響を受けているだけある
文体なんか飾りですょ。
偉い人にはそれがわからんのです。。。
堀口訳の「地獄の季節」を読んでりゃランボーにのめり込んで悩まずに過せたかもな
その方がそれこそ幸せだったのかもな
943 :
吾輩は名無しである:2007/02/03(土) 15:51:18
2の時にはスタローンがキャメロンに圧力をかけて脚本の変更を強いたそうだね
ただ、それが結果として映画の興行的な成功に繋がったわけで
安易に批判することもできない
スタローンの行為の是非を問うことは映画がなにを求めているのかという
問題に繋がってしまう。表現者としてのキャメロンの満足いく作品を
つくり、一部の映画評論家の絶賛と引き換えに大衆の喝采を
失い、映画史に残ることと引き換えに大衆の記憶から消える
おそらく両立することはなく、この映画は宿命的に2つの
道しかなかったとおもう
ランボー2という映画は娯楽大作でありながら、一方で芸術作品にもなりえた
ハリウッド商業主義の問題を内包した作品でもあるんだよね
>>940 フランス語を読めない人間はこういうことを平気でいう。
ランボーの詩が流麗?エ?
堀口の訳がどうだとか、三島がどうだとか、ランボーの詩の
本質とは無縁のこと。じじいの懐古趣味はいらねぇなぁー
フランス語の非常に堪能なあなた。
読めない人を見下してはなりませんよ。
おほほ
946 :
吾輩は名無しである:2007/02/04(日) 01:09:19
フランス語ってそんなに簡単に読めるの?
ティーンの詩が流麗である筈がないわな
おや・・・・おほほ
950 :
吾輩は名無しである:2007/02/05(月) 02:17:08
フランス語勉強する前に日本語勉強しろよ
今から20分後のNHK教育の仏語会話に、ランボーの話題がでるっぽい。
20分前に言われても
再放送あるかな。
954 :
吾輩は名無しである:2007/02/06(火) 22:20:35
937よくわかんないけど面白いね。
誰か他にも作ってよ。あんたの母音。
ふーん…。
ちょっと、失礼。
ランボーはたいして好きでもないけど、堀口大學が大好きな俺が横切ります。
957 :
吾輩は名無しである:2007/02/26(月) 03:19:49
カールスルーエ、じゃなかった、シャルルヴィルは森の中の町ですか。
生きてる間にいちど行ってみたいもんだ・・・。
ランボーはもちろん、ジュリアン・グラックにもゆかりの地ですね。
フランスより中東・アフリカに行きたい。
放浪したい。
アデンに行きたい。
俺はカナダがいいな。英語すら苦手なのに、それ以外の外国語なんてw
それにちょっとヴァケーションで行っただけだけれどカナダ、風光明媚だし
治安もアメリカよりはずっとマシだしでああ、俺もOKボクジョーwwww
グールドやジョニ・ミッチェル、モンゴメリなんかも産出。
堀口訳は主語は「僕」なわけ?
961 :
吾輩は名無しである:2007/03/10(土) 10:31:11
いまの仏文なら ちくま文庫の宇佐美斉訳が基本でしょ?
ふ〜ん。漢文の影の残る引き締まった文体の古い翻訳が俺は好き
なんだけどさ。原典は翻訳不可能なフランス語独自の特殊な構文
だとか読んだことはあるな。
963 :
吾輩は名無しである:2007/03/11(日) 11:03:01
マジレスすると 横文字の詩歌の翻訳はどだい無理 再創造するしかないよw
ふざけろボケがw
超のつく過疎板でひとり、ヒトリゴトの連投でもしていろ。
ランボーはまだしも、詩以外の仕事も非常に重要な詩人のスレを、
なんでもかんでも向こうにもって行かれちゃ迷惑だ。
>>958 アフリカいいな、アビシニアに行きたい。
ランボーの足跡を辿って
早くうめろ
968 :
吾輩は名無しである:2007/04/06(金) 01:37:03
彼は終生、同性しか愛さなかったのですか
太陽と月となんだっけ
シスコムーン
971 :
吾輩は名無しである:2007/04/07(土) 10:56:59
ランボーというと、中地義和の名を思う。反射的に
>>968 そんなこたない。ランボーに惚れたのはヴェルレーヌ。ホモ説の根はそれ。
ヤツが一方的に惚れただけ。才能に惑わされたんだろ。
貴様ら、いい加減にしろ。「地獄の季節」も読んでねえだろ。
スレの進行を止めてみるテスツ
自演してるラノベの板違い馬鹿を藁ッてみるてすとw
スレ立て時期が腹立たしいんで適当に埋めてやる。
977 :
吾輩は名無しである:2007/04/10(火) 00:18:37
>>971 中地義和は訳もいいが、評論がいい。
「ランボー 自画像の詩学 」岩波
マジにランボーを読み直す契機になる。
978 :
吾輩は名無しである:2007/04/10(火) 00:20:32
>971
中地はバタイユも訳しているな。共訳だが「至高性―呪われた部分」。
>>975 まだ、そんな下らねえ妄想に浸ってやがる。俺のツラならアッチに
貼っといたぞ(ゲラゲラ
エルネスト・ルナンがパリで騒動を起こした時はまだ八歳だな・・・。
珍太郎が小林秀雄に「なんでランボオは詩をやめたのですか」って聞いたら、
「真面目な人だったから」って答えたそうだ。
チンポ主義者は駄目だな(笑
如何にも業界関係ばかりの板のようで、登場した時は雑魚が必死に抵抗して来ました・・・。
>>980 うP乙.…ええなぁ…気に入った。短時間でいきなり癒された。
>>978 気安く呼ぶなよぉ、仏文の教授だぜぇ。
ランボー、バタイユだけじゃない、バルトやル・クレジオ…etc.
中地先生は翻訳本も多彩でやんす。