うんこ
【死亡者(213章現在)】
ドラゴンズ
高橋光 スタート直後、オーナー側に脅されて仮面を付けられたところを片岡に射殺される。
立浪 生きて帰りたいという強い思いから柳沢を殺害。だが重傷のため容態が急変し、死亡。
森野 川相と別れた後、疑心暗鬼に陥った大西に出会い、銃を奪われ射殺される。
岡本 朝倉の死を看取った後、スタート地点の廃校に仕掛けられた高圧電流のトラップにかかって死亡。
平松 巨人へのトレードを条件にオーナー側につき、川崎を殺すが用済みとされ首輪を爆破される。
紀藤 「特別戦」に巻き込まれ負傷した黒木を助けるが、当の黒木によって射殺される。
朝倉 選手会との戦いを拒み、岡本に形見のロケットを託して自殺、同時に首輪を爆破される。
久本 山北によって射殺される。
川崎 野口の死を見て柳沢と行動。オーナー側についた平松に射殺される。
死線をさまよう落合を現世に戻し、石川、野口、柳沢と共に彼岸へ旅立つ。
正津 特別戦会場から脱出するため川上と共に海に身を投げ出し、漂流していたところをゴメスに救われ
病院に運ばれたが、治療の甲斐なく死亡。
柳沢 「自分を置いて死なれること」を極端に恐れるあまり、みんな死ねばいいと思うように。
落合の首を絞めて気絶させ、立浪に銃を向けるが、逆に殺される。
関川 ライバルを殺してレギュラーを奪い返そうとしていた。井上を庇って由伸に撲殺される。
成仏できず、井上を見守っている様子。
谷繁 かつてのチームメート、石井琢朗と交戦するがとどめを刺せず。
石井の危機だと判断したデニーに射殺される。
石川 負傷した立浪を守ることで大きく成長。立浪を庇って山北に刺殺される。
死線をさまよう落合を現世に戻し、川崎、野口、柳沢と共に彼岸へ旅立つ。
幕田 一人マクー空間を展開していたが、オーナーの仕込んだ特別支給品でトランス。山北と相打ちに。
平井 三輪の死体を海まで運んだところで井端と出会う。彼の罪や迷いを引き受け、井端に撃たれて崖下へ。
土谷 外野のポジションを得るため、関川を襲うが返り討ちにあい銃殺される。
野口 全幅の信頼を置いていた中村に出会い、戦うことが出来ずに首輪を爆破される。
死線をさまよう落合を現世に戻し、川崎、石川、柳沢と共に彼岸へ旅立つ。
山北 殺しを楽しむ魔物と化し、久本と石川を殺害し立浪、岩瀬を傷つける。豹変した幕田と戦い相打ちに。
前田章 紀藤と二人のんきに過ごしていたが、「特別戦」に巻き込まれ、中里に惨殺される。
大西 平松に襲われたことから疑心に陥り、片岡と森野を殺害。関川と井上を銃撃するが、
逆に関川に殺される。魂だけの不安定な状態で、桧山と井上の戦闘を見守っている。
高橋聡 迷い込んだ病院で「特別戦」に巻き込まれ、水口を銃殺。中里と交戦し刺殺されるが、
その怨念が中里を追い込むことに…。
長峰 傷心の黒木を見つけ銃撃するが、逆に銃を奪われて銃殺される。
中里 ライバルを殺し、エースの座を手に入れようとしていた。岩本・前田章・高橋聡を殺したが、
3度目の黒木との交戦で銃殺される。最期に前田章に謝罪の気持ちを抱いた。
【死亡者(213章現在)】
選手会
石井 谷繁を説得しようとするが、果たせず。友を射殺したデニーにわだかまりを抱いていたが、
それが晴れたところで佐伯に射殺される。
岩本 黒木を励まし、共に行動していた。仲間を殺してエースになろうとした中里に射殺される。
死に目を井端に看取られ、黒木への伝言を託した。
片岡 高橋光を殺し、石川を銃撃したが立浪に体を張って止められる。清原と離れた隙に大西に銃殺された。
水口 井上・関川と交戦した後、黒木と共に特別戦の行われる病院へ侵入。高橋聡の襲撃にあって銃殺される。
デニー 谷繁を銃殺したが、そのことを引きずって後悔していた。石井と話しわだかまりが解けるが、
その直後にペットボトルの水に仕込まれていた青酸カリにより死亡。
三輪 選手会最初の死者。井端に襲われ、抵抗もせずに銃殺される。
死後、本拠地神戸を彷彿とさせる海辺へ運ばれた。
松中 中村に励まされ、尊敬する小久保の危機を救う。その後小久保と二人キャンプに戻る途中で
豹変した桧山を止めようとして射殺される。
高橋由 オーナーを殺すことを目標としていた。佐伯と交戦、逃走に成功するが出血多量で死亡。
最期に福留、岩瀬、山本昌と出会い、古田と小久保への伝言を託した。
桧山 英智を殺すことに執念を見せる。オーナー側のマインドコントロールの影響を大きく受け、
今岡の首を絞め、松中を銃殺したのち、井上を襲う。
井上と英智に重傷を負わせたが、伏兵・小笠原によって銃殺される。
小久保 新キャンプの手前で今岡と別れた後、佐伯に遭遇。彼がオーナー側についていることを知り、
止めようとして怪我を負わせるが返り討ちにあい、銃殺される。
バトロワSSリレーのガイドライン
第1条/キャラの死、扱いは皆平等
第2条/リアルタイムで書きながら投下しない
第3条/これまでの流れをしっかり頭に叩き込んでから続きを書く
第4条/日本語は正しく使う。文法や用法がひどすぎる場合NG。
第5条/前後と矛盾した話をかかない
第6条/他人の名を騙らない
第7条/レッテル貼り、決め付けはほどほどに(問題作の擁護=作者)など
第8条/総ツッコミには耳をかたむける。
第9条/上記を持ち出し大暴れしない。ネタスレではこれを参考にしない。
第10条/ガイドラインを悪用しないこと。
(第1条を盾に空気の読めない無意味な殺しをしたり、第7条を盾に自作自演をしないこと)
テンプレは以上です。
スレ立ったの本当久々だな…
なにこのすれ
tanisige
上から二番目の深緑色の所をスクロールすれば
目次が出てくる。
のぐちん
(´昌` )
( `ε´)
(━e━,,)
37 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/01/26(木) 23:13:54 ID:48cfuOdh0
おまえら応援団一般会員応募したか?
捕手
39 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/01/28(土) 23:35:04 ID:F0LHs+s+0
ま た 保 留
40 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/01/29(日) 13:38:19 ID:IpZ+vf62O
中日の外国人選手の誰かわからないんですけど、バッターボックスに入る前に流れる曲が知りたいんですけどわかりませんか?
(○´_ゝ`)
新作期待保守
43 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/01/31(火) 19:39:53 ID:4QjfsZKWO
age
渦
45 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/02/03(金) 20:08:37 ID:+qUBMGGz0
ho
46 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/02/05(日) 00:44:39 ID:vWC1viXD0
俺は昨日マルティネスと会った。
47 :
126:2006/02/06(月) 01:09:00 ID:So28huRw0
214.投影
土色に濁った水溜りが派手にしぶきを上げた。片方の靴に水が入り込み、湿った音を
響かせるが構ってはいられない。
油断すれば半開いたままになる口許を締め直すのも忘れ、今岡は走り続けていた。
雨に打たれ濡れそぼった顔を上着の袖で拭う。どこまで来ただろう。
跳ねるような、一定のテンポに保たれた駆け足は、傍目にはただのジョギングにも見える。
── 彼の心底を占める気忙しさとは裏腹に、スピードが伴わないのはもはや自明としか
言いようがない。とにもかくにも彼自身は全速力のつもりなのだ ──
はっ、はっ、地面を蹴るたび漏れる吐息のリズムに、今岡はふとした既視感を覚えた。
視線を下げ、動き続ける足がぬかるむ土の上に跡を刻んでいく様を眺める。そして前方を見る。
(………もしかすると、俺)
何だかそう遠くない過去に、こうやって走っていたかもしれない。シチュエーションはどうだったか。
どうにも曖昧だが、靴底に感じた柔らかい感触は似ているようないないような……。
『お前らは非常口に回れ。包囲する』
『…なんか映画みたいですね。スパイとかの』
『あほか、そんなん ── 』
「 ── たっ!」
痛いと思わず叫ぶ。張り出した細い木の枝に、すれ違いざま首筋を引っかかれた。
我に返り、襟足の辺りを撫でる。いま自分は何かを考えていた ── 何を考えていた?
(何…考えてたんやろ)
表情の乏しい彼の顔に険しさが滲む。思考の焦点をどこに定めていたのか分からなくなる。
幾何学模様の抽象画がくっきり広がったかと思えば、グラデーションがすう、と薄く溶けていく。
この島に来る前、自分たちはどこにいて、そして何をしていたのか
どうして誰もその問いに答えることができないのだろう。
繰り返される記憶との鬼ごっこ。今岡を含めた役員全員が陥っていると思われる、極めて単純で
単純であるからこそ逆に難解な ── 一種のエアポケット。
それが現在、自分たちの指針を狂わせる一因となっているのは明らかだというのに。
(ああ、ちゃう。佐伯さんはそれに当てはまらへん)
今岡は首を伸ばし、視線をめぐらせる。あの爆音が錯覚でなかったのなら、そろそろ何らかの
痕跡を発見してもいい頃合なのだが。
(……当てはまらへんって、言うても)
正直なところ、佐伯をどう見ればいいのか今岡自身も決めかねていた。
自分が知っているのは、佐伯一人が携帯電話を使えているという事実のみ。ひとつきりのコマでは
── それが白でも黒でも ── オセロの盤面をどちらかの色に塗りつぶすことはない。
そもそも疑いを抱くこと自体、ひどく疲れるのだ。
小久保は自分に、何故そこまで桧山のことを信じられるのかと聞いた(時間が経つにつれ解ってきた
ことだが、あの問いかけこそが彼の本心だったのだろう)。
なら逆に問いたい。「何故信じてはいけないのか」と。
確かに桧山は松中を殺した。それは天地が逆さになろうと揺らぐことのない事実だ。
しかしだからと言って、己が心の中から桧山に対する感情の一切を切り捨てられるものだろうか。
人殺しと彼をさげすみ、裏切られたと嘆き、憎悪すら抱けと? ……できるわけがない。
できるわけがない。同じ大学出身という縁で生まれた気の置けない間柄と、同じ野球人として彼を
尊敬する心を簡単に葬り去ることなど。 ── それもまた、変わりようのない事実なのだ。
先のことは解らない。ただ、ここで桧山と出会うなら、彼を止めなければならないと思う。
この胸に抱くのは淡い希望ひとつきり。小久保との別れ際、絶望よりもそちらを選ぶと決めた。
意地になっていると言われればその通りだ。こんな状況だからこそ、今岡は信じていたかった。
だが ── 駆ける足がほんのわずか土に沈む。一点の染みのような不安を踏む。
だが例えば、佐伯が小久保や古田らと遭遇することになれば、どうだろう。
……ぱしゃん。地面にできた小さな池に再び足をとられ、つんのめるように今岡は立ち止まった。
斜めに傾いだ視線が、むしられてそのまま捨て置かれたような根っこごとの雑草を捉えた。
ざらざらと心を覆っていた雑念はその一瞬ですべて吹き飛んだ。
それは一つではなかった。散らばる雑草の中には焦げて黒ずんでいるものもある。
その先には、乱暴に掘り返されたかのような、へこんだ地面とまき散らされた土。
今岡の両眼が敷かれた光景のレールをたどる。
── その先には。
小笠原がこの場を離れていった後、井上は暫し彼の去った方向を見つめていたが、やがて視線は
左手におさまる手榴弾へ落ち、そして背後に横たわる英智に向けられた。
血の気の失せた横顔は時折思い出したかのように歪み、普段よりもやつれて病的に見える。
額に浮かぶ汗が彼の苦痛を物語っていた。足を折られたのだから、無理もない。
「あいつ叩き起こせとか言ってたけど……」
これじゃあ起こせっこないだろ、井上は苦笑交じりの息を吐く。無理に持ち上げた口角はすぐ元に
戻り、誰かが見ているわけでもないのに居心地の悪さを感じて視線をそらしてしまう。
ごつごつした木の幹に再び背中を預けて前に向き直り、静かに長く、息を吐きだす。
(何やってんだろう)
立てた片膝に額を乗せ、井上はうな垂れた。俺はいったい、何をやっているんだ。
── 何やってんだろうな、俺。
目を閉じればいまだ、耳の奥で関川の声がする。自嘲のこもった、かすれた最後の声。
「セキさん……」
小笠原が持っていたあの探知機に23番の数字はなかった。桧山から関川の死を告げられても
実感がなく半信半疑でいたが、機械の画面にまで突きつけられた現実は深く心を抉った。
それどころか、残る人数はたったの11人。外野手ももう、自分と英智と福留しか残っていない。
(これ以上死んだらだめだ。死なせてたまるか)
萎縮してしまいそうな精神を持ち直すため、井上は何度も己に言い聞かせる。
死なせない。死んでたまるか。この命は関川にもらったんだ ──
弔えていないことを心から彼に詫び、ユニフォームの袖に乱暴に顔をこすりつけてからまた前を向く。
小笠原が戻ってくるまで、ここを守るのは自分の役目だ。感傷に浸っている場合じゃない。
先ほどよりも地面を叩く雨音が小さくなった気がする。小雨になってきているのか。
視界が良くなるのは気休め程度であれ、ありがたかった。いっそう神経を研ぎ澄ませた刹那、
井上の耳に、池に小石が落ちたような音が飛び込んできた。
(!)
過敏になっているため、必要以上に動悸が起こる。目を凝らせば ── 今いる大木はなだらかに
起伏した地面の凹面にあり、前方の地面は盛り上がっている ── 丘状の地面から何やら黒い
棒のようなものがにょきっと生えているのが見え、人間の頭部らしきものも視界に入ってきた。
「あれは」
呟きが口をついて出た。あのあたりには桧山の死体がある。よくよく見れば黒い棒は銃口だと
分かり(形状からしてライフルか何かだろう)、人影はそれきり微動だにしていない。
武器を持ち、なおかつ亡骸の前で立ち尽くしているのだとすれば、選手会の誰かか。
井上は注意深く腰を浮かせた。全体のシルエットを確認し、素早く身を伏せる。
(やっぱりそうだ)
ライフルを肩にかけた立ち姿はスーツを身にまとっていた。間違いない。
相手が向こう側の凹面にとどまっている限りはこちらに気づくこともないだろうが、そのまま別の
方向へ立ち去ってくれる確率はきわめて低い。斜面を上がってこられたらアウトだ。
井上は左手に力をこめる。小笠原に託された手榴弾は一つ ── 目標は十数メートル先。
理論上ではタッチアップした走者をホームベースで刺すより楽勝だ。まして相手がこちらの存在を
察知していないのなら、確実に仕留められる。
小笠原もこんな風だったんだろうかと、桧山を撃った後輩の胸の内をふと思った。
彼は何も殺したくて殺したんじゃない。死にかけた自分と、足を折られ殺される寸前だった英智を
救うために引き金を引いた。汚さなくていい手を汚したのだ。
自分とて、そうだ。こうしなければ自分たちが殺されると分かっているから、敵を爆破しようとしている。
悪い夢だと思った。あれを『敵』だと思い込まなければ、自分は罪悪感にさいなまれ続ける。
「あれは俺たちの敵だ」
だから、お願いだ ── うつろに井上は祈った。名も無き神に。だから許してくれ。
膝立ちになり左手を持ち上げ、ピンを歯にかけ ── ようとした動きがそこで、唐突に止まる。
不意に真っ黒な不安が目の前を覆った。だけどもし、仕留め損ねたら?
いや、この距離だ、あり得ない。即座に頭を振って否定するが、反発する声はやまない。
それでも相手が運良く、生き延びてしまったとしたら?
……あり得ない話じゃない。現に手榴弾の爆発をぎりぎりかわし、生きている人間がここにいる。
皮肉にもその事実が不安の呼び水となった。あり得ない、あり得る。振り子のように揺れる葛藤の
中で、井上は敵を仕留められなかった場合のことを考えた。
手榴弾はひとつきりだから、当然手元には何も残らない。あるとすれば英智に支給された武器だけ。
対して、敵には狙撃銃がある。怪我でろくに動けない自分と ── 英智に至っては言わずもがなだ。
何の苦労もいらず撃ち殺せる。……駄目だ。手榴弾を握る手が震えた。それでは駄目だ。
井上はぎゅっと目を閉じた。汗の筋が何本も顔の表面を伝った。
52 :
126:2006/02/06(月) 01:16:56 ID:So28huRw0
背後の英智を振り返る。横たわったまま痛みにうなされる後輩の姿を一瞥し、井上は左手の手榴弾を
彼の傍らにそっと置いた。
「……じきに、小笠原も帰ってくる。大丈夫だ。お前は……お前たちは、生きろ」
一応の断りをいれてから英智の荷物を探ると、鞘に納まった小ぶりのナイフが出てきた。
「借りるぞ」鞘から抜いたそれを手に、井上は立ち上がった。
英智は大丈夫だ。木の陰だし、張り出した根がちょうど目くらましの役割を果たしてくれる。
大丈夫だ。 ── 俺が、守ってやる。絶対。
決意を胸に踵を返し、井上は大木の下から歩を踏み出した。
── 声が、する。
(大丈夫だ。お前は……お前たちは、生きろ)
(俺が、守ってやる)
── 誰……?
覚醒と昏睡のはざまで、英智は誰かの声を聞いていた。
半覚醒の意識が足音の遠ざかる気配を感じ取る。霞んだ視界に揺れ動く背中の数字が見えて ──
「……一、樹さん……」
ほとんどうわごとのようにその名を呟いた後、英智はまた深い眠りに落ちていった。
【残り12人・選手会8人】
53 :
126:2006/02/06(月) 01:19:49 ID:So28huRw0
すみません、字数制限にうろたえてしまって
途中名前欄抜けてしまいました。
>>53 投下リアルタイムで読ませてもらいました。乙です!!
記憶の断片で真相に近づきつつある今岡…
関さんの遺志で生き残っている井上…
二人はどうなるんだろうか。
小笠原が井端さんと会えるかも気になります。
せめて今生き残っている皆だけでも無事に帰れるといいな…
>>53 新作キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
職人さん乙です!
続きが憲伸しく気になる・・・
56 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/02/07(火) 22:58:00 ID:UYLZ8eux0
川上イラネ
保守
保守
新作期待保守
60 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/02/12(日) 18:23:18 ID:66FqxVDVO
あげ
ほっしゅ
も
す
か
う
γ ⌒ ⌒ `ヘ
イ "" ⌒ ヾ ヾ ドガァァァァァァァァン.....
/ ( ⌒ ヽ )ヽ
( 、 , ヾ )
ゞ (. . ノ. .ノ .ノ
ゝ、、ゝ.....| |..., , ノソ
| |
ノ 从 ゝ __
ノ 凸 i,-、 _|__|
( ;)
( 34 )
| | ポロッ
し ⌒J □――◇
ほす
68 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/02/19(日) 00:03:40 ID:Xq9nqfYk0
69 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/02/20(月) 11:48:46 ID:82lSnVQM0
職人もいなくなったようだし、ここも終わりだな
掲示板の放置っぷりは笑えるwスレ立てできなくするか削除くらいしろよ
( ‘ 里‘)?
なんかね、2004年ってもうすんごい過去のことって感じだからね…
職人さんもさ盛り上がらないんだろうな。
そうだとしても新作期待保守
ほす
yanagisawa
dodongadonga
76 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/02/25(土) 21:41:52 ID:nB/krJGT0
inbauwa−
215.脱線するベクトル
「成功とは言いがたいな。不完全ということか」
「はあ……」
部屋の入口に立つ人物の頼りない呟きには耳を貸さず、堤はパソコンの画面上にいくつも
開くウィンドウの一つにマウスポインタを合わせ、クリックして閉じた。
そこに映っていたのは、ドラゴンズの背番号13に襲いかかったが結局殺すまでは至らなかった
緒方の姿だ。
「ぎりぎりのところで踏みとどまった……たいした精神力の持ち主だな、この男は」
うちの中継ぎ投手にもこういうのがいればいいんだが。ひとりごちて、堤はコーヒーカップを
口許に運んだ。
「C-09は間違いなく殺人衝動に支配されています。抵抗というのは、予想外というか……。
ごく稀なケースであると」
「サブリミナル・アタックの成功自体が稀なことだと、私は認識していたよ」
相手が釈明しようとするのを遮って口を開き、カップをソーサーに戻す。
「……」
「違うかね?」
意地の悪い目つきでもって、暗示¢S般の計画を担わされているスタッフを睨めつける。
相手から反論の余地を奪ってしまうのは一時的な享楽であれ、心地よい。
直立不動の姿勢で黙りこみ、そのうち室内のアンティークと化してしまいそうな男を知らぬそぶりで
視野の外へ追いやると、堤は眼鏡を外し、かるく眉間を押さえるようにした。
堤としても、歯牙にもかからないような下っ端の人間をわざわざ呼びつけて憂さ晴らしに興じるほど
暇でもなければ ── くだんの老人ではあるまいし ── そこまで落ちぶれてもいないつもりだったが、
彼の中では八つ当たりのひとつもしてみたくなる苛立ちが積もりに積もっていた。
そこへしなくてもいいような報告をしに現れた人物が、たまたま割を食ったというだけだ。
(結果が出ないというのは、決して気分のいいものではないからな)
例えそれが些細な事項であるにせよ、だ。しかし堤の苛立ちは『潜在意識操作』の成果が芳しくない
といった一点のみに向けられるものではない。
79 :
126:2006/02/26(日) 23:35:52 ID:E+5DqOJY0
レンズにふっ、と息を吹きかけ、眼鏡をかけ直しながら、ところで、と堤は言った。
「君の言っていたことだが、どうやら現実味を帯びてきそうだな」
何のことか俄かには飲み込めていない様子のスタッフに、堤は補足する。「高木君のことだ」
レギュラー奪取のためならどんなことでもすると勇んでいたのが、蓋を開けてみればどうだ。
彼が取ったのは間接的に仕掛ける行動のみで、進んで手を汚そうという気はおよそ感じられない。
積極的ではない。まさにその通りではないか。
── ここは少し、灸を据えてやる必要がありそうだ。
いらいらと机の表面を指先で叩いたのも束の間、堤は思い立ったようにコンピュータに接続してある
通信機器を手に取った。
ざららっ、と頭上にひしめく木の葉を雨粒の群れが打ち鳴らした。
「うわ」
ぼたぼたと落ちてくる雫が後頭部を直撃し、清原は首をすくめた。ごく短いスコールは突然の
それに対して舌打ちをする間におさまり、森の中は再び静寂を取り戻しはじめる。
日没の気配は確実に迫ってきていた。あと幾分も経たずして、辺りは闇に包まれていくだろう。
踏み出した足が小さな窪みにはまり、足首まで落ち葉に埋もれた。濡れた小枝のささる感触が
どうにも心地悪い。
前方、山の中腹へ続いていくのだろう道は、伸び放題の枝葉が絡み合って、まるで鉄格子に
行く手を阻まれているような有り様だ。
清原はデイバッグの側面のポケットに差してあった薄型のLED電灯を手に取り、スイッチを入れた。
枝をかき分けてその先を照らすが、道は落ち葉と根っこに埋もれ、跡形もなくなっている。
── 本当にこの先に緒方がいるのか?
途中まで何とか通ってこれた登山道は一本道だった。ただでさえ土地勘もないのに、わざわざ
道なき道を選ぶはずがない。遭難するのがオチだ。
自分だったら、うっかり山へ迷い込んだとしても、ここで引き返す。緒方が山へ入ったと仮定するなら、
これまでの道中で自分たちと鉢合わせていなければおかしい。
つまり。結論付けて清原は身を起こす。
80 :
126:2006/02/26(日) 23:36:51 ID:E+5DqOJY0
(……ハズレっちゅうことやないか。けったくそ悪い)
もともとが気の長いほうではない。じっとり肌にまとわりつく汗の感触と、足元から立ちのぼる
湿気の不快さが、清原の短気をより促進させていた。腹立ちまぎれの息をひとつ吐く。
「大成、いったん ── 」
引き返すぞ。荒っぽく続けようとした声は半ばで途切れた。背後の気配が消えている ──
いや違う。見返った先に高木はいた。ただ、清原が進んだ分の距離を縮めようとはせず、
ずっと同じ場所に突っ立っていたというだけで。
「どないしたんや」
眉を寄せて問う。離れて立つ後輩はうつむいたきり、返事をよこさない。
「…………、」
「なに?」
清原は一歩前に出て、震え動く彼の唇から洩れる声を聞き取ろうとする。雨の音がうるさい。
「……な、…で……」
二歩、三歩、四歩。五歩目の足を上げたところで、息を吸い込んだ高木が声を振り絞った。。
「来ないで、ください……!!」
「大成」
清原は立ち止まった。面を上げた高木の形相に目を瞠る。
こわばりきった彼の表情は何かに似ていた。高校時代、落第を理由に退部を言い渡された後輩が、
青い顔で部室の隅に立ち尽くしていた時の表情に。 ── 先輩、俺もう野球でけへんて。
「そ、れ以上近づいたら」
高木は右の拳をかためた。上擦った台詞と共に、腕を持ち上げて拳を自らの顔の横に構えた。
そこにおさまっていたモノの正体に気づき、清原は色を失った。
手榴弾だ。
「近づいたら、これを爆発させます。俺は本気…本気、です」
「ちょお待て、お前。話し ── 」
清原が掌を相手に向けて突き出そうとした時、黒い塊が落ち葉の上を転がった。残像が視界を
かすめた刹那、身体は仰け反って後方へ跳んでいた。横っ腹を木にしたたか打ちつけ、大柄な
体躯が地面にくずおれる。
81 :
126:2006/02/26(日) 23:37:51 ID:E+5DqOJY0
ジェット機が離陸する瞬間のような凄まじいまでの耳鳴りがいつ終わるともなく続き、清原がようやく
我に返ったのは、がさがさっ、と力任せに枝葉をかき分けて遠ざかっていく足音を聞いてからだった。
「!」
曲者と呼ばれる彼の相棒が見ていたら、何か一言は突っ込んでいたに違いない ── 素早い
身のこなしで清原は膝立ちになり、地面に転がる物体を見た。
手榴弾のピンは抜かれていなかった。不発以前の問題。
頭にかあっと血がのぼった勢いで清原は立ち上がった。
完全にしてやられた。しかし何だというのだ、高木の ── 突然のあの変わりようは。
「あのボケ……ッ」
懐中電灯をあちこちに巡らせるも、その白い光を迎えるのは物言わぬモノクロの木々だけで。
高木の豹変の原因が何であれ、今の彼が正常でないことは火を見るより明らかだ。
焦燥が喉元から突き上げてきた。全力の叫びを彼は放った。
「大成っ!!」
【残り12人・選手会8人】
乙です!
清原びびりs(ry
これも演技なのか?高木・・・・
新作バンザ〜イ
85 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/03/01(水) 15:25:00 ID:9gIhbrVa0
保守
hosu
87 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/03/04(土) 09:02:03 ID:5ejNIr040
シャンプー忘れずに買うこと。
育毛剤も忘れるなよ
育毛剤も忘れるなよ
>>87-89 (ヽ`_´)つ目目目<買ってきてやったぞ シャンプートイクモウザイ2ツ
保守
前田
☆
清水
95 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/03/09(木) 12:31:40 ID:u8xVMtv50
☆☆☆
96 :
126:2006/03/09(木) 23:24:21 ID:sF8F9LaJ0
連絡失礼します。
>112氏
保管庫掲示板に相談を書き込みましたので、
一読いただけるとありがたいです。よろしくお願いします。
柳沢捕手
捕手
99 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/03/12(日) 22:57:42 ID:qrCAqdWq0
☆
☆☆
(`ε´)
102 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/03/15(水) 07:54:26 ID:2EniHWlj0
捕手
40万部のベストセラー『嫌韓流』の第2弾
『嫌韓流2』発売中
意外とおもしれーぞ
105 :
126:2006/03/16(木) 23:23:30 ID:cHgTB8Fj0
216.陽の昇る方へ
夕刻の頃合になっても、薄雲の向こうに見える日はまだ傾く気配がない。
降雨の名残りか、ハイウェイを往来する車に運ばれる風は湿っぽく、じっと立っているだけで
みるみるうちに汗が噴きだしてくる。
停めてある車の屋根の上に両腕と顎を乗っけた格好で、宇野勝はパーキングエリアの敷地内を
横切っていく車と人の群れを見るともなしに眺めていた。
チリリ、とそのとき電子音が鳴った。傍らで腕組みをしていた落合博満がぱっと車体から背を離し、
取り出した携帯電話を耳に当てる。
短いやり取りの後、「分かった」と言って落合は通話を切り、宇野を振り向いた。
「音ですか」
「ああ。もう入ってくる」
相手に大体の察しをつけていた宇野の問いにそう答えると、落合は整列駐車の間を抜けて
売店や休憩所などが並ぶ建物の方へ歩きはじめた。
「お疲れさまです」
帽子のつばに手をやりながら現れた音重鎮は、球団ロゴ入りのグランドコートを羽織り、下履きは
ランニングシューズと、コーチ職としてのいつもの格好だった。
あと足りないものはノックバットくらいか。
この格好だと何処に行っても目立ちますよね、と音は苦笑する。落合と宇野もほぼ同じ服装だ。
昨日から着替える暇も余裕もないので、着たきりすずめになってしまっている。
「ドームの方はどうだった」
「だめですね。警備員が入場口から何から固めてるんで、うかつに近寄れませんでしたよ。
あと、ついでに空港の様子も見てきたんですが」
おー、あれ落合じゃね? 遠巻きにこちらを見ながら通りすぎる人々の中から声が上がった。
やはり悪目立ちしているようだ。仕方なくその場を離れ、駐車スペースへ戻る。
「飛行機はまだ飛べてないのか? ええと何だっけ、管制塔のトラブル?」
こめかみを指で叩きつつ尋ねる宇野に、そうです、と音は頷いた。
106 :
126:2006/03/16(木) 23:24:28 ID:cHgTB8Fj0
「広域の電波障害が起こっているらしいです。復旧のメドは立ちそうにないとかで」
「ラジオじゃそんなことは言ってなかったけどなあ。今日も全便欠航ってだけで」
ねえ監督、と宇野が落合に合いの手を求める。前方を歩く彼は振り返って、
「そりゃそうだ。電波障害だなって言ってみろ、テレビもラジオも営業停止になる」
冷静に試合を見つめる指揮官の顔でそう言い、停車場所まで戻ってきたところでリモコンを
取り出し、ロックを解除した。
「ああ、なるほど」
大げさに感心する宇野の横で、こもった響きの震動が起こった。携帯電話の着信に気づいた音が
ポケットから引っぱり出した機体を耳に当て、「もしもし」と応じる。
敷地のすぐそばを通る東名高速を、途絶えることなく車列が走り抜けていく。残暑を思わせる風が
グランドコートの裾をなびかせる。
(飛行機が飛ばないままじゃ仕方ないが、それでも武器は手に入った。黒幕の居場所も分かった)
落合は上り線の車の流れを見据えた。ここからはまだ遠い、その先の景色に目を凝らすようにして。
こんなことに巻き込む形になってしまった選手たちの家族も、夜通しかけてそれぞれの家に送り届けた。
他のコーチたちにはいざという時のフォローに回ってもらうため、いったん帰宅するよう命じた。
あとは ──
「……え、すみません。よく聞こえないんですが、もしもし? ── 」
思考を断ち切るように、音の声が割り込んだ。彼は通話の切れたらしい電話機を手に、憮然としている。
「どうした?」
「いたずら電話じゃないとは思うんですけどね…。向こうはしきりに話しかけてきてましたし。
でも電波が悪くて、ブツ切りで何を言ってるのかさっぱり」
首をひねりながら ── しかし音の視線は携帯の液晶画面に釘付けになっている。
「うん? 何かこの番号見覚えあるなあ…。誰だっけか」
「何だお前、番号登録してないのか。ひょっとして」
「ええ。それがですね、これ少し前に換えたばっかりで」
音は言葉を濁し、口ごもる。その説明によると、機種交換をした後の番号登録を手動でしていたため、
まだ全ての登録が終わっていないとのことだった。
「とりあえず監督と選手とコーチ連中と、身内のは入れてあるんですけど。OBの人たちとか
他のはまだなんですよ」
107 :
126:2006/03/16(木) 23:25:20 ID:cHgTB8Fj0
そんなの店でやってもらえばいいんだよ、と宇野が口を挟んだが、音は頑なに首を横に振った。
「けどね宇野さん、店で言われるでしょ。データが消えるかもしれませんが、その時は
ご了承くださいって。あんなこと言われたら信用して預けられませんよ」
「気持ちは分からんでもないが……お前さんらしいな」
落合は苦笑いとともにそう言って、肩をすくめた。宇野がはたと思いついたように、音の方を見た。
「なあ、さっきの電話、山本監督じゃあないのか?」
「監督のは登録してあるんで、違います。まあ、手帳と見比べたらすぐ分かると思いますけど。
携帯無かった時代はね、知り合いの電話番号なんて全部そらで言えたもんですが」
「はは、すっかり便利さに慣れきってしまってるよな」
溜め息をついて言う音に、宇野は歯を見せて笑った。
その時、がちゃりとドアが鳴って、車体が揺れた。運転席に乗り込んだ落合が窓越しに、乗れ、と
合図を送る。
「監督?」
もう一方のドアを開き、助手席に宇野が乗る。ドアを閉めようとする宇野の横から、落合が身体を
割りこませてそれを止めさせ、その体勢のまま外にいる音を見上げて言った。
「音、すまんが、お前は残ってくれないか。東京へは俺と宇野で行く」
「はい分かりまし ── って、え?」
「ちょっ、監督何言ってんです。こいつこう見えても俺より運転うまいですよ?」
「……この際、誰が残って誰が行くかはアミダで決めてもいいんだがな」
ぼそりと口を動かす落合に、残りの二人が固まる。じろと横目で流し見られた宇野は慌てて、
「や、冗談です監督。楽しようと思ってました。すみませんでした」と、矢継ぎ早にとりなした。
「そういうことだ。なあ、音よ」
ひとまわり姿勢を小さくする宇野のことはさて置いて、落合は穏やかな笑みを音に向ける。
「武器があって、敵の居所も知れてる俺たちに足りないもの。何だか分かるか」
それは戦力だ、と落合は言った。
「俺と宇野が突破口を開けたとして、そのあと肝心の懐まで突っ切っていけるかどうかは
正直、わからない。そこで力尽きる可能性だって充分にありうる」
傍らの宇野が表情を硬くする。落合は音の手元に人差し指を向けた。
「お前の携帯にかかってきた電話 ── 俺はそれが俺たちに援軍をもたらすカギに
なると思う。根拠半ばの勘というやつだが。
だからお前にはここに残ってもらう。いいな」
「……わかりました」
音は姿勢を正し、神妙に頷いて了解の意を示した。頼んだぞ、と言って落合がドアから
離れ、イグニッションキーを回した。エンジンが唸り、車体を震わせた。
「じゃあな、行ってくる。連絡待ってるぞ」
パワーウィンドウが開き、宇野が顔を出した。音は窓枠に手をかけ、身を屈ませた。
「気をつけてください。俺も後から必ず追いつきます」
宇野が頷き、ウィンドウが閉まった。運転席の落合が手を挙げ、アクセルを踏みこむ。
後ろへ下がった音のそばから、二人を乗せた車が発進する。
パーキングエリアへ入ってくる車とすれ違いながら、東へ向かう車列に加わり、スピードを上げていく。
目指す場所は、350キロ先。
東京、高輪 ──
【残り12人・選手会8人】
オレ流キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
新作乙です
新作乙です!
クライマックスに向けて外野も盛り上がってきましたね…
WBC関連スレ大杉につき保守
111 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/03/17(金) 23:03:32 ID:iJRVD/By0
( ‘∀‘)
ドメオメ保守
113 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/03/19(日) 21:20:59 ID:s551qTDl0
保守
115 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/03/21(火) 11:53:49 ID:ANXCKvz80
WBC警戒ほしゅ
116 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/03/21(火) 23:29:11 ID:6P2IO4DH0
保守
117 :
358:2006/03/22(水) 01:24:20 ID:/Bc8vBJK0
217.言葉無き遺言
病院の廊下は、暗い。窓から入ってくる灰色の光が、薄ぼんやりとして広がっているのみ。
その中に浮かぶ赤黒い線は枝分かれし、片方は廊下奥へ、もう一方は診察室へと伸びている。
いや……廊下奥「から」と言う方が正しいのだろうか。渡邉にはその判断がつかなかった。
診察室の中はほぼ真っ暗で、ベットの輪郭が辛うじて識別できる程度だ。
ドア枠の内側部分を手で探って、電気のスイッチをみつけた。
この部屋も、大口をあけた肉食魚のように、辛い事実を腹に抱えて餌を待っている。
その予感が、指先に力を入れることを躊躇わせる。
吐き気を催す、形容しがたいこの腐臭が、廊下のものなのか部屋の内からのものなのかさえ曖昧だった。
一体ではない。今そこで見た、水口の凄惨な死体だけではないのは明白だ。
ぱちん、と音が鳴り、辺りが瞬時に白くなった。
くらんだ目をしばたたいて、大きく見開いた、その時。
視界の隅、薬品棚の下に、仰向けの塑像を知覚した。
胸が黒く染まった、ユニフォーム姿の――
「……」
驚かない。もう、驚かない。ただ一度瞼を下ろし、そして視線を上げる。
と、角張ったナップサックがそこにあった。まるで気づかれることを、待っていたかのように。
横たわるユニフォームから意識をそらしたくてそっと、正面に手を伸ばす。
指先に触れるプラスチックの、ぺたりとした感触。
引っ張り出したのは半透明のタッパー。恐る恐る開いた、その、中身は……
118 :
358:2006/03/22(水) 01:24:41 ID:/Bc8vBJK0
耐えてきたものが、喉の奥から押し出されてくるようだった。
目の前が揺れて歪む。頬を暖かいものが触れる。
苦しみのない顔で眠る背番号17。彼が持っていたもの。
一人分には多すぎる、丁寧に詰められた握り飯……。
武器にはならない。人の温かさだけだ、ここにあるのは。
「……紀藤さん」
頬を拭って、タッパーを元の位置に押し込んだ。
駄目だ、逃げないと。
おかしい、ここは。
優しさが息絶えているのだ。まさに、そこで。
逃げよう、逃げよう。善意が殺される。だから、外へ。
部屋を飛び出し、廊下の奥に目をこらす。暗い。見えない。
逃げないと。急げ。
すっと息を、飲み込んだ。
「――っ」
まさに、その瞬間。
119 :
358:2006/03/22(水) 01:25:54 ID:/Bc8vBJK0
ジャンクフードの食べかすを片づけていたところ、机の上で携帯が振動した。
「ん…」
メールの着信を示す画面。ポータブルゲーム機に没頭していた社員らが
ちらりと彼の方へ目をやった。
『動く、みたいです』
件名にはそう記されている。表情の変化を読み取ったのか、
何人かはスイッチを切ってぞろぞろと、彼を取り囲んだ。
『部屋の準備は整いました。病院が全滅したら移動、だと思います』
しかし彼は取り巻きを、鬱陶しそうに左手で追い払った。
『了解』
手短にそれだけ返信して、携帯を戻した。そして、期待に満ちた目で
己を見つめてくる連中に苦笑いして、
「まだ。もう少し待てって」とそれをいさめた。
「もうすぐ、最後のショーが始まるから」
目の前のキーボードを触ると、ディスプレイが切り替わる。
暗い病院内の映像。
見にくい室内の様子。
「こいつが死んだら、本番だ」
指さした先、黒い影。
血だまりの中に座り込む、背番号7の背中――。
【残り12人・選手会8人】
職人さん乙です!
紀藤さん・・・おにぎり食べられないままでカナシス
本番て何だろう
続きが気になる
職人さん新作乙です。
ナベって何気にいつもピンチだな…
本番てことはいよいよあの人が??
職人さん新作乙!
か、川相さん……
ついにここまで、なのかー!?
新作乙
保守
125 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/03/26(日) 01:39:41 ID:9VUmssQaO
(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)
ho
127 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/03/28(火) 06:28:20 ID:RGmEmUXy0
アキヒロ
129 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/03/31(金) 07:56:12 ID:+lkcRlq50
hosyuu
捕手
132 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/04/03(月) 23:14:55 ID:oN19l4Ou0
ほ
し
の
の
た
すげー!!小田が機能してる!!
138 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/04/07(金) 21:45:29 ID:TOiRP9QOO
139 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/04/07(金) 23:17:22 ID:03C/4Q3w0
梅宮アンナの淫乱なおまんこがもうグショグショです。満塁おちんぽを おまんこ女・私にもちょうだい!
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140 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/04/07(金) 23:18:37 ID:TOiRP9QOO
>>巨人ファンでも引くがな保守
142 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/04/09(日) 14:08:09 ID:iWL3R+Em0
珍ヲタしね。
しゅ
144 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/04/11(火) 22:58:14 ID:Flfb0c9B0
145 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/04/13(木) 11:49:25 ID:nhwgLs1cO
カープ
146 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/04/13(木) 12:58:55 ID:85pg5HhBO
保管庫開いたら一面真っ白だったorz
147 :
112:2006/04/13(木) 13:08:52 ID:zI9pcVRo0
148 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/04/13(木) 21:45:31 ID:ANuzbKJU0
お好きな言葉を入れてお使い下さい!
_∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_
デケデケデケデケ | |
ドコドコドコドコ < 味噌のスパイ野球が酷過ぎる。 >
☆ ドムドム, |_ _ _ _ _ _ _ _ _|
☆ ダダダダ! ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨
ドシャーン! ヽ ダダタ オラオラオラオラオラオラッ!!♪
ドシャーン! =≡= ∧_∧ ☆
ドシャーン!♪ 〃\と(・∀・#,),つ/゛/ シャンシャンシャンシャン
♪ 〆 ┌\と\と.ヾ∈≡∋ゞデケデケデケデケ
|| γ ⌒ヽヽコ ノ || ♪ ドムドムドムドム,
|| ΣΣ .|:::|∪〓 || ♪ダダダダ!
ダダダダ! ./|\人 _.ノノ _||_. /|\♪ ドコドコドコドコ
ドチドチ!
149 :
146:2006/04/14(金) 07:28:31 ID:mHFDJ0qwO
150 :
代打名無し@実況は実況板で:2006/04/15(土) 21:26:16 ID:+1fne/u20
リンダ
ホシュ
test