あずまんが大王で仮面ライダー龍騎

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1あずま士郎
みんな、ずっと、一緒…の筈だったのに、どうしてこんな事に!?
こんなの、酷すぎるよ…だが、それがお前達の運命だ
戦え、ライダーは戦わなければ生き残れない…
果たして、彼女たちはどう戦い、どう生き残るのか!?

仮面ライダー龍騎…とも
仮面ライダーナイト…榊さん
仮面ライダーゾルダ…よみ
仮面ライダーライア…大阪
仮面ライダーガイ…神楽
仮面ライダーシザース…かおりん
仮面ライダー王蛇…ちよちゃん
2メロン名無しさん:02/06/13 17:29 ID:???
2
3メロン名無しさん:02/06/13 17:30 ID:???
3
4メロン名無しさん:02/06/13 17:30 ID:???
4
5メロン名無しさん:02/06/13 17:35 ID:???
5
6あずま士郎:02/06/13 17:38 ID:???
仮面ライダーナイト=榊の戦う理由…それは、意識不明の重体に陥ってしまった
恋人ならぬ恋猫である、マヤーを救うため…しかし、本来心優しい彼女には
人を傷つけることなんて、出来よう筈もなかった…引くも地獄、進むも地獄…どうする榊!?
7あずま士郎:02/06/13 17:42 ID:???
そんな榊に、割り箸占いという何やら怪しげな占いを使う
仮面ライダーライア=大阪が言った「榊ちゃん、ピカニャーの事はもう諦めるんや」
8あずま士郎:02/06/13 18:02 ID:???
そんな二人の前に、仮面ライダーガイ=神楽が現れた
大阪「何の用や?」
神楽「お二人をゲームに誘おうと思ってね」
大阪「やりたければ、勝手にし!」
神楽「これな〜んだ?」
榊「それは!?」それは、紛れもなく忠吉さんの首輪であった!
神楽「榊もさぁ〜、リタイアするんなら中途半端じゃなくて戦って消えたら?」
9あずま士郎:02/06/13 18:21 ID:???
神楽「へぇ〜、来ないのかと思った」
榊「忠吉さんは、何処?」
神楽「このビルの何処かにいるよ」
大阪「榊ちゃん!」
榊「忠吉さんを頼む…」
大阪「分かった…」
神楽「あたしは、止めを迷ったりしないけど…良いよね?」
榊「コクッ!」
榊、神楽『変身!』

忠吉さん「ワンワン!」
大阪「あ〜、フランス語はわからんなぁ〜けど、何とかするで〜」
大阪「へんしん!」
10あずま士郎:02/06/13 18:54 ID:???
一方その頃、脱獄犯美浜ちよが人質を取り、よみとの人質交換を要求していた
よみ「美浜〜!私だ!聞こえるか!」
ちよ「そのまま、入ってきて下さい♪」
そして、入ってきたよみにカードデッキを見せつける、ちよちゃん
よみ「っ!?お前!?」
とも「ちよちゃんも、ライダー!?それで、よみのやつを…」
11あずま士郎:02/06/13 20:08 ID:???
とも「ちよちゃん、やめろ〜!」
一瞬の隙を衝いて、ともがちよちゃんに飛びかかった!
その直後、警察が突入し催涙弾を打ち込んだ
ちよ「ともちゃん!邪魔しないで!」バキッ!
ちよちゃんに、殴られたともはそのまま気を失ってしまった
ちよ「まずは、あなたに借りを返します!こっちに来て下さい」
鏡の前に立ち、カードデッキをかざす、ちよちゃん
ちよ「シュゥゥゥ〜…バッ!バッ!変身!」
よみ「あずま士郎も人が悪い…そう簡単には勝ち残らせてはくれないって事か…」
よみ「変身!」
12あずま士郎:02/06/13 20:28 ID:???
忠吉さん「キュゥゥゥ〜ン…(戦いを止めたいのに、何故こうなるの…)」
忠吉さん「…ハッ!ワオン!」
あずま士郎「この戦いは、お前には関係ない。ライダーは皆自分の意志で戦っている」
忠吉さん「ワン!ワワン!ワオ〜〜ン!(そんな…ご主人様!)」
13あずま士郎:02/06/13 23:11 ID:???
ドン!ドン!ドン!
チュイーン!チュイーン!
王蛇(ちよ)「 ハッ!」ガキーン!!
ゾルダ(よみ)「グァハッ!」
王蛇「ハァァァ〜〜…ライダーになるのは楽しいですねぇ〜イライラが解消されます♪」
ゾルダ「そりゃ、良かったな…《シュートベント》」
14あずま士郎:02/06/14 17:57 ID:???
ナイト(榊)「カシャ!《ガードベント》」
ガイ(神楽)「フッ…《コンファインベント》」
ナイトのマントが瞬時にかき消えてしまった
ナイト「なっ!?」
ガイ「こういうカードも、あるって知らなかった?《ストライクベント》」
その時、仮面ライダーライア=大阪が二人の間に割って入ってきた
ライア(大阪)「てや〜〜!」
ガイ「2対1?良いよ、今の榊はぜんっぜん相手にならない」
15メロン名無しさん:02/06/14 18:33 ID:XBzpJ0FA
早くガイがべノクラッシュでやられる所ぎぼんぬ。
シザースがボルキャンサーに喰われる所ぎぼんぬ。
16よみたんハァハァ:02/06/14 18:49 ID:???
ゾルダが龍騎にプールでインタビュー受ける絵はまだぁ?
17あずま士郎:02/06/14 19:11 ID:???
ライア「カシャ《ファイナルベント》」
ガイ「クスッ♪《コンファインベント》」
またしても、ガイのカードが相手の技をかき消してしまった
ライア「あれ〜?」
ガイ「カードは1枚だけじゃ、無いんだよね♪」
ガイ「これで…終わりだ…♪《ファイナルベント》」
ライア「榊ちゃん!」
仮面ライダーライア=大阪に、仮面ライダーナイト=榊の最期が脳裏に浮かぶ
18メロン名無しさん:02/06/14 19:16 ID:???
スレを乱立させてるあずまんがヲタに書き込み制限かけてくれ        
19あずま士郎:02/06/14 22:45 ID:???
今、当にナイトにガイのファイナルベントが炸裂しようとしたその瞬間
仮面ライダー龍騎こと、ともがドラグシールドを手にナイトの前に立ちはだかった!
龍騎(とも)「 ハッ!」グゥワキーン!!
龍騎「何でだよぉ…何であたし達が戦わなきゃいけないのさ!」
悔しさと悲しさが入り交じった感情をむき出しにしながら、龍騎はガイに殴りかかった
ガイ「何甘いこと言ってんのさ!私たちはライダーなんだよ!」
20あずま士郎:02/06/14 23:27 ID:???
ライア「ともちゃんなら…もしかして…」
王蛇「ハッ!!」バシュ〜!…シュタッ!
ゾルダ「フン…ガチャ!《ファイナルベント》」
ズオオオオオオオオ〜〜〜〜ッ!!!ゾルダの契約モンスター、マグナギガが
もの凄い、轟音と共に姿を現した
王蛇「!?…ハッ!」
王蛇は危険を察知したのか、乱闘を繰り広げていた龍騎達に向かってジャンプした
ゾルダ「無駄だ…カチッ!」
ズダダダダ!!ドヒュン!ドヒュン!ドヒュン!バリ!バリ!バリ!ズバ!ズバ!ズバババ〜〜ン!
龍騎「のわ〜〜〜〜っ!!!」
ナイト「ウワァ〜〜!!」
ライア「あ〜〜〜〜」
21かおりん祭り ◆KAORinK6:02/06/14 23:50 ID:???

    @ノハハ@  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ( ∩^▽^)< リクエストで新スレおめ。 JCBリボ払いで
□……(つ   )   \_______
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
               /  ∋oノノハヽo∈
              /     (∩^▽^) 新スレおめでとうございまーす♪
            /  回……(つ ⊂)
           /   | ̄ |   (_)_)

                           
22メロン名無しさん:02/06/15 01:56 ID:???
22
23Y:02/06/15 03:06 ID:y59Jb8YM
なに、新作でまたライダー増えたんですか?
ガンダム状態だな、こりゃ。
24あずま士郎:02/06/15 19:13 ID:???
ゾルダ「こういう、ゴチャゴチャした戦いは好きじゃない…」
ナイト「グゥゥ…」
ライア「はや〜…」
龍騎「っつつつ…相変わらず、よみの奴無茶苦茶しやがって…」
他のライダーが吹っ飛んでいたにも関わらず、ガイだけは仁王立ちで立っていた…様に見えたが…
王蛇「フンッ!」ガシャーン!
何と、王蛇はガイを盾にしてE.O.Wを防いでいたのだ
ガイ「ち、ちよちゃん…あたしがゲームを面白くしてあげたのに…」
王蛇「近くにいた、神楽さんが悪いんですよ♪」
仮面ライダー王蛇=ちよちゃんは、事も無げにそう言い放った
25メロン名無しさん:02/06/15 19:21 ID:???
25
26メロン名無しさん:02/06/15 20:42 ID:???
26
27メロン名無しさん:02/06/15 21:13 ID:???
27
28あずま士郎:02/06/15 21:36 ID:???
ガイ「くそ〜〜〜っ!!」
怒りに震えるガイはがむしゃらに王蛇に殴りかかった
王蛇「フンッ!」ガツーン!!
しかし、王蛇にカウンターを喰らいガイは吹っ飛ばされてしまう
王蛇「クスッ♪カシャ《ファイナルベント》」
王蛇「神楽さんで、試し斬りさせて貰いますね♪」
そう言うやいなや、王蛇はガイに向かって駆け出した
29メロン名無しさん:02/06/15 21:38 ID:???
29
30メロン名無しさん:02/06/15 21:39 ID:???
30
31メロン名無しさん:02/06/15 22:02 ID:???


自分のホームページでやれ
32あずま士郎:02/06/16 18:44 ID:???
王蛇「キ〜〜ン♪」タタタタタタッ……!
王蛇「ハッ!!ハァ〜…!ダァ〜〜〜〜〜ッ!!!!」
王蛇は、足を連続交差しながらガイに突っ込んだ!
ガイ「あ…ウアァァァ〜〜!!!」ドガ!ドガ!ドガ!ドガ〜〜ン!
王蛇のファイナルベント、ベノクラッシュが炸裂した
ガイ「グゥゥ…ギャアァァァァァ!!!!」チュドーン!!!
王蛇のベノクラッシュを喰らったガイは、大爆発し四散してしまった
後に残ったのは、カードデッキの欠片だけだった
メタルゲラス「グゥオオオオオオ〜〜〜〜ン!!!!」
ガイの契約モンスター、メタルゲラスがガイの死に慟哭する…
龍騎「ち、ちよちゃん!何でこんな事を!?」
王蛇「こういう物なんですよね?違うんですか?」
仮面ライダー王蛇=ちよちゃんは、無邪気に言い放った
33メロン名無しさん:02/06/16 21:27 ID:???
>>32
何だコレは?
34メロン名無しさん:02/06/16 21:37 ID:???
34
35メロン名無しさん:02/06/16 21:37 ID:???
35
36メロン名無しさん:02/06/16 21:38 ID:???
36
37メロン名無しさん:02/06/16 22:36 ID:???
>>33
ただのオナニー文。
若しくは小学生の作文。
38メロン名無しさん:02/06/16 22:58 ID:???
>>37
幼稚園児の間違い。
39仮面ライダーエロス:02/06/18 00:35 ID:???
今週分は、いつカキコしてくれるのかなっ?!
40あずま士郎:02/06/19 14:45 ID:???
ベノスネーカー「キシャ〜〜〜〜!!」
龍騎「どわぁ〜!!」ベノスネーカーが龍騎に毒を吐いて攻撃してきた
王蛇「私にも、楽しませてください」
そう言って、王蛇はベノサーベルを構え龍騎もドラグセイバーで応戦する
ジャキーン!ジャキーン!剣と剣のぶつかる音が激しく響き渡る
龍騎「何で…何でこんな事…あんた、何も感じないの!?」
王蛇「ん〜?あなた、もしかしてともちゃん?」
41メロン名無しさん:02/06/19 15:37 ID:???
続きはこちらで
http://life.2ch.net/yume/
42メロン名無しさん:02/06/19 17:53 ID:???

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43あずま士郎:02/06/20 20:35 ID:???
ガキーン!!王蛇の一撃が龍騎を吹っ飛ばす
王蛇「この感じです!これだけでライダーになった甲斐があったってもんです♪」
龍騎「うぅぅ〜…ざけんなぁ〜〜〜!!!!」ドガァ!!
龍騎の怒りの左ストレートが一閃!
龍騎「最低だよ…ちよちゃん、あんた最低だ!!」
王蛇「最低ですか…決めました♪次に死ぬのは、ともちゃんに決定〜♪」
とその時、時間切れを示すかのように、王蛇の体が分子分解し始めた
王蛇「時間切れみたいですね…それじゃ、失礼します(ペコッ)」
44メロン名無しさん:02/06/20 21:07 ID:???
>>38
幼稚園児に失礼だろ!! 謝れ!!!
45あずま士郎:02/06/21 22:34 ID:???
警官「逃亡中の脱獄犯、美浜ちよを発見!」
多くの警官がちよちゃんを取り囲み、せまってくる
だが、ちよちゃんは一人の警官を盾にし銃を奪って構えていた
刑事「美浜〜〜〜〜っ!!」ドギューン!ドギューン!
怒声と共に、銃声が響き渡る。そして、「カチッ!カチッ!」
銃が弾切れになったちよちゃんは、盾にしていた警官を振り払い歩き出す
ここぞとばかり、警官がちよちゃんを捕らえようとするが
ちぎっては投げ、ちぎっては投げとばかりにちよちゃんは警官を殴り飛ばしていった
そんなちよちゃんの前に、一台の覆面パトカーが現れた!運転していたのは…
榊「ちよちゃん!乗って!」
ちよ「榊さん!?」
渡りに船とばかりに、ちよちゃんは覆面パトカーに乗り込んだ
46あずま士郎:02/06/21 22:47 ID:???
ちよ「どうゆうつもりなんですか?榊さん」
榊は無言で、ちよちゃんにカードデッキを見せる
ちよ「榊さんも、ライダーだったんだ♪でも、ライダー同士は敵の筈ですよね?」
ちよ「まあ良いです。今はここから、逃げるのが先ですもんね」
榊「……」彼女は無言のまま、発煙筒を取り出すと窓の外に放り投げた
発煙筒の煙で、追跡のパトカーは前が見えず走行不可能になった
その様子に、ちよちゃんは思わず笑いを挙げていた
ちよ「アッハハァ〜♪」
47メロン名無しさん:02/06/21 22:57 ID:???
>>46
煽りでも何でも無いから答えてくれ。
何のつもりで書いているんだ?
48メロン名無しさん:02/06/22 19:22 ID:???
ようやく諦めたか?
49メロン名無しさん :02/06/22 21:55 ID:???
仮面ライダー龍騎の展開に合わせてネタ出しするんだろ、多分。
50あずま士郎:02/06/23 14:46 ID:???
とも「榊…何であんな事を…」
大阪「ちよちゃんは、ガイを倒したんやで…」
とも「そんなの…!分かってるよ…」
大阪「私が榊ちゃんやったら、無理にでもちよちゃんと同じ側の人間になろうとするで〜」
大阪「外れ掛けたお面を付け直すには、そうするしかないんや」
51あずま士郎:02/06/23 15:03 ID:???
一方その頃、よみは自宅に戻って優雅な食事の後
一人オセロを楽しんでいたが…
よみ「……!?」そこに、何物かが現れた
よみ「あんたか…て、事はまた誰か死んだって訳だ」
あずま士郎「仮面ライダーガイ、神楽だ…」
あずま士郎「これで漸く二人目だ…少しペースが遅いな…」
よみ「それで、ちよちゃんを焚き付けたって訳だ…」
よみ「それならそれで、ちよちゃんが全部やっつけてくれるでしょ」
あずま士郎「究極のプロポーション…それがお前の望みだったな?」
あずま士郎「悠長なことは言ってられない…時間がないのはお前だ!」パチッ!
殆ど白だったオセロの盤上が、どんどん黒にひっくり返されていく
あずま士郎「ブクブク肥りだすまでの時間がな…」
52196:02/06/23 17:27 ID:6JclNM3o
アニメ板 最萌トーナメントに大阪が出場中です
まだ票を入れてない人は是非一票を!!
投票の際は<<キャラ名>>で!! 萌え理由を必ずいれること!!

アニメ板最萌トーナメント2回戦・Round26
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/anime/1024583381/l50

↑ は現在の投票所です
53便乗:02/06/26 19:17 ID:/nfVp7.6
神崎史郎  「大丈夫 いいおまじないを教えてやろう
         はい、持って」
蓮       「カードデッキ」
神崎史郎  「よく聞いてください」
真司     「何が始まるんだ?」

神崎史郎  「これを使って戦って最後まで勝ち残ったら
        大いなる力が手に入る!」
北岡     「へー、初めて聞くおまじないだ」
神崎史郎  「私が開発しました」
        「………………………」
神崎史郎  「大丈夫です、効きます」
北岡     「勝手に開発するなよ」
54仮面ライダーエロス:02/06/26 21:56 ID:???
あと6人のライダー出演予定

ゆかり、にゃも、千尋、ちよ父、木村、木村の奥さん

ちよ父が13番目にして最強のライダーとなるか!?
55メロン名無しさん:02/06/27 00:50 ID:9oUAjEag
アニメ板最萌トーナメント6/27今日榊さんが二回戦出場中です
今回は前回の大阪のように簡単には勝てなさそうです
榊さんへの愛を投票して訴えましょう!!!
投票方法が <<榊さん>> ←<<>>で囲む それと萌え理由を必ず書きましょう
書かないと無効になってしまいます。
 
現在の投票所
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/anime/1024856355/
アニメ板最萌トーナメント
http://animesaimoe.tripod.co.jp/
56スレを読まずにカキコ:02/06/27 18:46 ID:???












ようやくあきらめたか?
57ウルトラマンエロス:02/06/28 00:29 ID:???
千尋が「千と千尋…」につづき、映画に登場! …か?

女ライダーとして…
58スレを読まずにカキコ:02/06/29 02:31 ID:???










寒いね
59メロン名無しさん:02/06/29 07:02 ID:???
じぇんじぇ〜〜〜んあずまんがの元のキャラのキャラクタとちゃうやんか。
60メロン名無しさん:02/06/29 16:42 ID:???




そして誰もいなくなった
61あずま士郎:02/06/30 00:55 ID:???
カチャカチャカチャ…ともは、脱獄犯美浜ちよの記事を打ち込んでいた
もちろん、彼女にブラインドタッチなど出来よう筈もなく、人差し指だけを使っての打ち込みであるが…(笑)
とも「き・え・た、だ・つ・ご・く・は・ん、は・ん・に・ん・は、ど・こ・へ?と…」
編集長「ウォ〜イ、とも〜出来たか〜?」
とも「あっ、はい!」
編集長「何々…何だこりゃ、昨日の見出しと同じじゃねえか!」
とも「だって、行方が全然わかんないだもん…」
編集長「お言葉返すな、金返せってな」
とも「かりてねぇ〜〜っ!!」
編集長「とにかく、奴は煙の如く消えちまったんだよ…っと」ピッ!
とも「あ〜〜〜〜〜っ!!!」哀れ、ともの原稿は指一本で消されてしまったのであった
編集長「新しい情報のねえ、漏れジャーナルなんか必要ねえんだよ!」
編集長「それに、奴を手助けした女ってのも気になるよなぁ〜」
とも「そ、その女って誰か分かったんですか!?」
編集長「いや…美浜の知り合いにそんなのはいねえしなぁ〜、お手上げだ」
62あずま士郎:02/06/30 01:04 ID:???
ジリリリリ〜〜〜ン!!
とも「はい!漏れジャーナル!あ、玲子さん」
玲子「警察が動き出したわ!美浜の別荘があるらしいの」
とも「別荘…(懐かしいなぁ…)え〜と、三つ浦海岸ですね!」
とも「編集長!行って来ま〜す!」
編集長「おう!頑張れよ〜」
島田「ともちゃんが、真面目に仕事してる…」
編集長「良いことじゃねえか…」
島田「寂しい…」
編集長「何で…?」
63スレを読まずにカキコ:02/06/30 07:36 ID:???

続きはこちらで
http://life.2ch.net/yume/

続きはこちらで
http://life.2ch.net/yume/

続きはこちらで
http://life.2ch.net/yume/
64あ〜?(怒):02/06/30 18:37 ID:???
>>63
うぜー
65メロン名無しさん:02/06/30 21:34 ID:???
糞スレっていうのは…なんでこんなにイライラさせるかねぇ
66メロン名無しさん:02/06/30 21:55 ID:???



sageてやる分には文句言わんよ

一生sageてやれ
67あずま士郎:02/06/30 22:21 ID:???
続きはこちらに移転しました
http://life.2ch.net/test/read.cgi/yume/1014723898/l50
68あずま士郎:02/07/04 14:45 ID:???
警察の検問を突破した、ちよちゃんの車に榊のバイクが近寄ってきた
バイクのバックミラーを見て、ちよちゃんは謎の笑みを浮かべる
一方その頃、あっという間に三つ浦海岸に到着したともが見たのは
警察に追われ、ガードレールを突き破って崖に転落するちよちゃんの車であった
急いで、車に近寄るともだったが車が激しく炎上しているので中の様子が確かめられない
ふと、周りを見てみるとバイクに跨った榊がそこにた
とも「榊…あんた、一体…!」
榊のバイクのバックミラーが目に入ったとき、ともは見た。
鏡の中に、王蛇に変身したちよちゃんの姿を…
とも「そっか…ミラーワールドに逃げたんだ」
ともは、榊を一回睨んだ後、自分のスクーターに駆け出しカードデッキを取り出した
とも「変身!…ゥッシャア!」
69メロン名無しさん:02/07/06 12:06 ID:???
さぶぅ・・・
逆に寒すぎておもろいから続けろ
sageで
70メロン名無しさん:02/07/10 01:37 ID:???
寒いカキコまだ?

読まないけど
71醸しage:02/07/15 00:51 ID:???
寒いカキコまだ?

読まないけど
72メロン名無しさん:02/07/15 02:24 ID:63Ye1CfQ
73あずま士郎:02/07/24 15:23 ID:???
龍騎「ちよすけぇ〜〜!!!」
王蛇「昨日の続きですね」
龍騎「許さねぇ…あんただけは絶対に許さねぇぞ〜〜!!」
王蛇「戦いは良いですねぇ…この時だけは気分がスッキリします」
お互いにドラグセイバー、ベノサーベルを構えると一気に斬りかかる
やがて戦いは、やはり戦闘能力に差があるのか王蛇が優勢に進み龍騎は
地面に叩き伏せられる。そして王蛇がジワジワと迫ってくるが龍騎は
すかさず、ベントホルダーからカードを取り出す
龍騎「クッ…カシャ!【ストライクベント】」
王蛇「え?」
龍騎「は〜…(訳 いくぜ!)だぁ〜〜〜!!!(訳 昇竜突破!!)」
龍騎の腕から炎の塊のような龍が飛び出し王蛇に向かっていく
ドガァ〜〜〜〜ン!!!!
王蛇「あぁぁ〜〜〜〜ん!!!!」
昇竜突破をまともに喰らった王蛇は、崖下の海岸に真っ逆さまに落ちていった
龍騎「これで終わりだ!おとなしく刑務所に戻れっての!」
と、そのときダークウイングが龍騎に対し超音波攻撃を仕掛けてきた
これには龍騎も堪らず、崖下に落っこちてしまう
そして、龍騎の前にナイトに変身した榊が近づいてきた
龍騎「榊…?」ナイト「…戦え」龍騎「えっ?」ナイト「戦え〜〜!!!」
74あずま士郎:02/07/29 17:19 ID:???
ナイト「戦え…戦え…戦え〜〜っ!!!」
龍騎「お…おい、榊やめろ…やめろってば!!」
ナイトの猛攻を受けながら、ともは大阪の言葉を思い出していた
大阪(私が榊ちゃんやったら、無理にでもちよちゃんと同じ人間になろうとするで)
大阪(外れ掛けたお面を付け直すにはそれしかないからなぁ〜)
そんな二人の戦いの間に、仮面ライダーライアこと大阪が割って入ってきた
ライア「てや〜〜!」ライアの蹴りがナイトの武器を弾き飛ばす
ライア「榊ちゃん、まだ戦いをやめるつもりは無いんか?」
その頃、崖下に叩き落とされて気を失っていた王蛇が目を覚まし龍騎達の前に姿を現した。
と、その時モンスターがもの凄い勢いで突進してきた
?「グオオオオォォォォォ〜〜〜〜〜ン!!!」
ガイの契約モンスター、メタルゲラスである。どうやら王蛇を狙っているみたいである
王蛇「せっかく良い所だったのに、邪魔が入ってしまいました…」
75予まずにカキコ:02/07/29 18:26 ID:???
sageてやってくれ
76あずま士郎:02/08/03 02:06 ID:???
「次は叩きつぶしてあげます」
そう言い放ち、去ろうとするちよちゃんに大阪が呼び止める
「ちよちゃん、おませな正太君って名前を知ってるか?」
「誰なんですか?それ?」
「そうか…それも覚えてないかも知れんけどちよちゃんが倒した仮面ライダーガイな
その契約モンスターがちよちゃん狙ってるから気をつけるんやで」
「そうなんですか?どうも、ありがとうございます」ペコリ
そう言うと、ちよちゃんは去りそして榊も後を追うように二人の前から去ろうとするが
榊の行動に納得行かないともが、榊に詰め寄った
「何でだよ!何でそうまでして戦うんだよ!」
頑なに口を閉ざす榊の代わりに、大阪がともに言った
「榊ちゃんはな、意識不明のピカニャーを助けるために戦ってるんや」
「え!?」
驚くともに、榊は言った
「マヤーは後半年で、意識を取り戻さないまま死ぬ…だから最後に残ったライダーが手に入れる力で
私は、マヤーを助ける」
榊はそう言うと、二人の前から去っていった。
ともは榊の言葉を聞いて、戦いを止めるのが正しいことなのか悩み始めていた
「戦いを止めることは間違ってないで」
「でも!正しいことなのかどうか…分からなくなってきたよ…」
「何かを背負って、戦ってるのは榊ちゃんだけやない。ライダーになるのはあずま士郎の言葉に
賭けるしかない人間ばっかりや」
77あずま士郎:02/08/03 02:27 ID:???
「ワンワン(この家何だか分かる?)」
「し、知らないねぇ〜そんな家」
忠吉さんを養ってる、沙奈子は明らかに動揺しながらも言った
「ワン!ワワワン!(嘘!何か知ってる筈!)」
しかし、沙奈子はしらを切りながらその場から逃げるように去ってしまった 
そこに、戦いから戻ってきた大阪が協力を申し出てきた
「良かったら、見せてくれへんか?力になれるかもしれんで〜」
一方、ともは一人夜の街で悩み続けていた
「私に榊を止める資格、あんのかな〜…」
そんな、ともの前にあずま士郎が現れた
「お前も、戦いに賭けるものが欲しくないか? 戦いに勝ち残り、最後の一人になった時…
 お前は、大きな力を手に入れる。それは…」
そこまで聞いたともは、語気を荒くしながら言った
「そうやってみんなを戦わせてるのか。どうしてだよ!あんたの目的は何だ!
忠吉がどれだけ心配してんのか分かってんのかよ!」
だが、彼女の言葉にまったく動じない士郎は告げる
「望みがないならそれでも良い。他のライダーの為に、お前が死んでやるのも、自由だ。」
「そ、それはちょっとやだなぁ〜…」
そして、あずま士郎はともの前から姿を消した
78あずま士郎:02/08/03 02:39 ID:???
ドガッ!ドガッ!岩に肘を叩き付けながら、ちよちゃんは榊と話していた
「ライダー同士の戦いも、面白いだけじゃないですね」ドガッ!ドガッ!
そう言うと、ちよちゃんは尚も岩に肘を叩き付けていた
「あの赤いともちゃん、何て言いましたっけ?」
「龍騎だ」
「そうです、龍騎です。ウ〜〜ッ!」ドガッ!ドガッ!
「倒しなさい!彼女を」
そう言い放った榊に、ちよちゃんはニヤリとした表情で言った
「榊さんも、ともちゃんにあるって訳ですね」
「ない」榊の言葉に少し驚きをちよちゃんは隠せない
「無いんですか?」
「だから、邪魔なの!」
79あずま士郎:02/08/03 02:41 ID:???
訂正
誤「榊さんも、ともちゃんにあるって訳ですね」
正「榊さんも、ともちゃんに恨みがあるって訳ですね」
80あずま士郎:02/08/03 02:55 ID:???
大阪は忠吉さんと、例の館の写真をルーペで見ながら調べていた
「この電車は、地下鉄丸の内線みたいやな〜」
「ワオン?(丸の内線?)」
「(どうも、フランス語はわからんな〜)そやで、一部地上を走ってる部分があるんや」
更に調べていく内に、館の窓から外を眺めている少年と子犬の姿を見つけた
「子供…?」
81メロン名無しさん:02/08/09 21:34 ID:6/xypTsY
このスレの糞SSにまるで目を通さず、罵倒文だけを読んで楽しんでるのってオレだけ?
82あずま士郎:02/08/12 23:14 ID:???
>>81
みんなよけろ。>>81だけは許せない
83メロン名無しさん:02/08/13 11:59 ID:???
>>81
お前だけ。

俺は邪魔な罵倒文を全部透明あぼ〜んして読んでるけど。

お前死んでいいよ。
あずま士郎氏が機嫌を損ねて続き書かなくなったらどうしてくれる?

罵倒文なんてキチガイカキコばっかりじゃないか。
職人には遠く及ばない。
8483:02/08/13 12:00 ID:TLfOMs7x
ageとく。
85メロン名無しさん:02/08/13 12:07 ID:???
削除依頼だしといたから
86メロン名無しさん:02/08/13 14:02 ID:???
>>83
ネタか本気かわからない書き込みがついた
87メロン名無しさん:02/08/13 14:24 ID:Hz6xpW50
>>86
ネタのような頭脳の持ち主の書き込みがついた。
罵倒厨逝ってよし。

職人がSS書き込んでるスレに対し、糞スレ扱いするのは非常識だろ。
お前だけのスレじゃないんだから。万人の事を考えろ。
嫌なら見なければいいだけだ。見たい人の事も考えて、罵倒を控えろ。
それから、上げ下げにこだわるような「モナヂラも使ってない初心者」が
自治厨みたいなことするな。
88メロン名無しさん:02/08/13 15:36 ID:SiSHvyKP
本編への賞賛もなく、よくここまでやる気になれるよな。
これとか特撮板のコチューチューとか・・・・・。
この根性を実社会で発揮できていれば、あずま士郎ももう少しロクな人生を送れたろうに。。。
89メロン名無しさん:02/08/13 16:31 ID:XmxxKalz
>>88
わざわざ本編への賞賛をこのスレに書き込まないと
パロディやSSも書き込んじゃ駄目なの?
別のスレに名無しで書き込んでる可能性を全て否定するのか。

あずま士郎の人生がロクなものかそうでないか知らんが、
モニター越しに分かることじゃないだろう。

続編期待age
90メロン名無しさん:02/08/16 13:14 ID:???
怒ってやめちゃったのかな?
91あずま士郎:02/08/16 21:04 ID:???
修正する必要があるようです。
92メロン名無しさん:02/08/26 18:40 ID:???
>>89
職人・・・ねぇ。

確かに、旬な龍騎とあずまんが使って、ここまでしょーもないもん書けるのって、
ある意味才能だよなぁ。

職人(藁の降臨スレ晒しage
93メロン名無しさん:02/08/26 19:44 ID:???
>>92
保守してくれてありがとう。
9489:02/08/26 19:50 ID:e+kDpwf5
>>92
馬鹿ハッケーン

自分の都合の悪い言い分は全て自作自演扱いかよ(w
別人だっつーの。

お前こそ、懲りもしないでいくつも罵倒レスを付けてご苦労なこった。
いくら嫌いだからって、たった一人で罵倒しまくって職人さん傷つけたら
だめだよ。スレはお前だけのものじゃないんだからね。
95メロン名無しさん:02/08/26 22:18 ID:???
語れないよ(鬱
96メロン名無しさん:02/08/26 22:19 ID:???
駄ネタスレって大きく分けて2通りあるよね。
ツマンナイって罵倒レスしかないのに必死に続ける香具師と、
叩かれてショゲてヘタレて逃げる香具師と。
あずま士郎は前者だと思ってたから生暖かくウォッチしてたのにね。
本文はキャラの名前変えただけで、なんの折衷も無いクソだもんな。ホント無様なネタスレだ。
しかも半泣きの自己弁護。
叩かれるしか使い用のないスレだわ、コレ。

>>94
2ちゃんねるはキミだけのもんじゃないよ。
駄スレ立てて鯖に負担かけた罪はどう弁明する?ん?
9794:02/08/26 22:33 ID:???
>>96
スレ立てたの俺じゃないし・・・

それに、駄スレと判断したのはお前に過ぎないだろ?
楽しみにしてる奴(俺)もいるんだからさ、
おあいこって事でどうだ?
9894:02/08/26 22:35 ID:???
罵倒しかできない奴とおあいこにするのも癪だけどね。
9994:02/08/26 22:46 ID:???
しかし、あずま士郎戻ってくる気配無いな・・・賛辞送るの遅すぎたのか?
もっと早くに見つけてれば、罵倒だらけにならずに済んだのだろうか。
スレタイに惹かれてまとめて読んでみたら、何か所々入る罵倒レスに
構わずに淡々と書き進めてるみたいだから、最後の方まで読んでみよう
と思ったら、>>81の書き込みにあずま士郎がキレたみたいで、
続き書いてくれなさそうだからな。>>81のせいで尻切れトンボだよ。
おまけに>>81の書き込みは露骨にマナー違反だし。
続き読めないよ、どうしてくれるんだ?
100メロン名無しさん:02/08/26 22:49 ID:???
>>99
ひとつ教えてあげる。

つまんないモノをつまんないって言ってあげるのが本当の優しさというものですよ。
10194:02/08/26 23:04 ID:???
>>100
じゃあ、こちらからもひとつ。

つまんないかそうでないかは、人それぞれですよ。

あなたはつまらないんだろうけど、それなら見なければいいし、
スレも放置しとけばいい。俺は楽しみだから、時々見る。それだけ。
わざわざ罵倒レスつけても気分悪くする人がいるから。
どうせ面白いと思う人なんていないだろうと思ったのなら、迂闊だったね。
今度からは自分と違う感性を持った人もいる事を忘れないでね。
ここは2chだよ。あなたも俺も絶対じゃない。
102メロン名無しさん:02/08/26 23:14 ID:???
>>101
その感性、大切にしない方がいいし、ましてや自信を持たない方がいいと思う・・・
10394:02/08/26 23:40 ID:???
>>102
お前、自分の感性が他人の感性を測れるほど正しいと思ってるのか?
いい加減棲み分けようぜ(w
それとも、お前の感性を否定してやろうか?
10494(煽ってみる):02/08/26 23:52 ID:???
あずま士郎のSSが叩かれる理由なんて、
「ちよちゃんが本編と違って冷酷だから」くらいしか思い付かないなぁ。
まあ、それくらいでSSを罵倒する奴がいたら、
そいつはきっと痛い「ちよちゃんハァハァ」な奴なんだろうけど。
>>1の煽り文がはっきり言って笑えたし、展開もスリリングだから、
どうなるか楽しみなんだけどね。
105メロン名無しさん:02/08/26 23:56 ID:hi6tvhK+
質問。
>>94は何故にムキになって擁護してるの?
ってか>>102じゃないが、何で面白く感じられるの?このスレ。
私も君が=>>1で、自己弁護の為に批判者を別名で罵倒してるようにしか思えないのですが・・・。

すまん、後学の為に教えてくれませんか?
106メロン名無しさん:02/08/26 23:59 ID:???
みんなの心の中には、仲良しグループが今なお生きつづけています。
だから、その幸せをライダー同士の戦いで破られる事に我慢ならないのです。

さあみんな、憎きあずま士郎に対し、声を大にして言おう!

「僕達の大阪タンやちよタンや榊タン、ともタンやよみタンや神楽タンをいじめるな!」と。
107メロン名無しさん:02/08/27 00:00 ID:???
>ちよちゃんが本編と違って
パロディとして第一にダメじゃん。

ギャップを藁えって言われたって・・・
10894:02/08/27 00:06 ID:???
>>105
最低限のマナーが守られてないから。
アンチあずまんがにも言える事だけど、見るに堪えないなら見なければいいじゃん。
何の見返りも無く、SSを書き続ける人に対し、コケにし過ぎと違うんかと。
罵倒されても淡々と書き続けてるんだから、もし見たいのなら、
貶すのは全部書き終えてからでも遅くは無いと思うよ。
ここにレスし続けるということは、何にせよ見たいんだろ?
少なくとも、俺は楽しめたよ。
キチンとレスを返し続けたのは、この事を言いたかったから。
10994:02/08/27 00:12 ID:???
>>107
ちよちゃんの喋り方が、冷酷なキャラにマッチしていて笑えたが・・・
110105:02/08/27 00:21 ID:???
>なんの見返りもない
これ間違い。
作品が発表できた事、これが報酬。キミなり私なりに「見て貰えた」。これが見返り。
その点はき違えるちゃいけないな。
>全部書き終えてから…
3ヶ月に一回はジャンプで新作の入れ替えするよね?ハナシ半端なヤツも、さ。
>何にせよ見たいんだろ?
いいえ。
>>81同様、自信満々にSS晒して罵倒される様を見て楽しんでいます。
駄ネタスレの正しい楽しみ方と言えましょうね。

あとね。
職人っていうのは、ただ名前書き換えただけの「作業」をした人の事じゃないんだよ。
調理したり捻ったりしなくちゃ、作品とは言えないね。
http://natto.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1027789061/
最低、↑くらい面白くやるべきだ。
111メロン名無しさん:02/08/27 00:23 ID:???
大人の女性にはぜんぜん魅力を感じないんです。
叶姉妹とか見ても、いいとか思わない・・・。
たとえば、みなさんでも、子供のころは同年代の女の子を
好きになってたでしょう?
僕の場合、そのころからずっと成長しないまま、
今でも幼女にしか性的興味を感じなくなっているのだと思います。
「ロリコンや殺人願望、レイプ願望者でも、心の中で
 思っているだけなら問題ない、誰でも多少はある。」
って、何かで読みましたが、僕の場合我慢できないんです・・・。
ロリ性癖の是非ではなく、どうしたら、以前やってしまったような
鬼畜的行為を止めることができるのか、普通に生きられるのか。
そのことが大きな悩みなんです。
被害を与えた女の子にはとても申し訳なく思いますが、
僕も辛いのです・・・。助けてください。
112メロン名無しさん:02/08/27 00:26 ID:???
あずまんがも龍騎も好きだから、一応スレが上がってきた時はチェックしてたけど。
94の言うことにはあまり共感できない。

「罵倒されても淡々と書き続ける」というのはむしろ一番ダメなとこだと思うが。
前置きもなくいきなりSSを書き始めて、反響にはまるで無反応。
一応2chは掲示板なんだから、そういう態度はあまり良くないって。
しかもここはべつにSSを発表する板じゃないし。職人=神じゃないんだよ。

もっとも、叩かれる最大の原因は内容がツマランってことなんだが。
あ、勿論これも【俺の主観】でしかないがね(w
11394:02/08/27 00:35 ID:???
>>110
>>108をもっとよく読め。
見たくないのなら、見るな。
楽しみたい奴の邪魔だ。

>作品が発表できた事、これが報酬。キミなり私なりに「見て貰えた」。これが見返り。
よくわからんが、それを職人に強いるのはどうかと思うがな。
まあ、あれだけ罵倒されて>>82でやっと一言返しただけのあずま士郎氏は
我慢強いし、俺なりに敬意を表したいと思う。
こういう偉そうな理屈振り回すだけの痛い読み手にはなりたくないな。
ただ他人から供給された文章を読んでるだけで偉くなった気でいるんだろうな。
おまけに第三者から反論されると同一人物扱いまでするし。痛すぎ。

>駄ネタスレの正しい楽しみ方と言えましょうね。
マナー違反を正当化するなよ。

>職人っていうのは、ただ名前書き換えただけの「作業」をした人の事じゃないんだよ。
>調理したり捻ったりしなくちゃ、作品とは言えないね。
評論家気取りはやめよう。
上でも書いたけど、面白い作品を読んで、何が面白いのかを知った気になると、
それだけで偉くなった気分になるんだろうな。

11494:02/08/27 00:49 ID:???
>>112
俺的には全然OKですよ。そういう態度は。
つまらないと思ったら、見るのをやめてログを削除すればいいんだから。
レスする必要も無いし。
逆に面白いと思ったら、周りの雑音なんか気にしないで、どんどん書いちゃって欲しい。

態度の良し悪しなんて、一名無しに過ぎないあなたに決められますか?もちろん俺もだけど。
つまらないだけで、せっかく書き込んでくれたSSを罵倒する権利なんて誰にもありませんが。
それと、職人=神ではありませんが、職人は何もしないで文句言うだけの奴よりは偉いですよ。
115メロン名無しさん:02/08/27 01:07 ID:???
>>81みたいな楽しみ方も又、スレの楽しみ方の一つ。
特に>>81は「つまらない」とは言ってない。
楽しんでいるのだ。恐らく94よりも。

その楽しみ方を否定することは94にも出来ないよな。
ここ、2ちゃんねるなんだから。
116112:02/08/27 02:33 ID:???
>>114
1はそれなりに苦労したんだと思うけど、だからって「ツマラン」と
言っちゃいけないってのもねえ。しょっぱすぎるよ。
ツマランって言われたらキレて書くのやめるのが職人のあるべき姿なん?
11794:02/08/27 05:13 ID:???
>>115
>>81は「このスレの糞SS」と言ってるよ。
「つまらない」より数倍酷い表現だな。
よって、>>115は話にならない。

>>116
それは違うと思う。
「つまらん」と言われただけで、キレてやめるのは「つまらん」だろ。
あと、いくつかの罵倒文を読み返してみたが、>>81以前のは
荒らし・煽りの域を出ないしょぼいもんだったよ。
SSを楽しんで読んでる俺にはさっぱり意味不明なものばかりだった。
「小学生の作文」とか「園児」とか言ってる奴は、何を基準に言ってるのか。
むしろ、その煽りレス自体がレベル低かったがな。
>>81自体も荒らしや煽りの域を出ていなかったが、俺がそんなものに何故
怒ってるかと言えば、肝心のSS書いてくれる職人を怒らせてしまったから。
罵倒してる奴らは止めさせたくてやってるんだろうが、職人を罵倒している
奴らに対し、さらに言うことを聞いてあげる道理など彼自身にはないだろ。
一方的にやられっぱなしだと具合が悪いので、俺が割り込んだというわけだ。

ところで、俺が割って入った途端、「つまらない」と思う理由を
解りやすく説明してくれた奴らがいるわけだが、
 な ぜ そ れ を 最 初 に 言 わ な い の ?

「馬鹿にして楽しむ」ためだとしたら、読み手として「最低の態度」だな。
反吐が出る。
11894(補足分):02/08/27 05:23 ID:???
>>110
>3ヶ月に一回はジャンプで新作の入れ替えするよね?ハナシ半端なヤツも、さ。
いいとこ付いてるように見えるけど、ちょっと履き違えてないか?
君はこのスレのSS読むのに代金払ってる訳じゃないでしょ。
それに、ジャンプの真似する必要があるか?そして君は編集者か?
このスレのいくつかの罵倒レスは、アンケート葉書に書けるレベルか?

>>81同様、自信満々にSS晒して罵倒される様を見て楽しんでいます。
人間の醜悪なる部分を2chのカキコという形で晒してるわけね。醜いよ。
反吐が出そうなくらい。
2chだからってそういう汚れたやり方を「正しい楽しみ方」だと得意気に語るのは、
「4649・ひと夏のあやまち」の連中と大差ないね。
11994(補足分):02/08/27 05:30 ID:???
なんか、職人も戻って来そうに無いし、
スレ守るのも馬鹿らしいからやめるかな。

「つまらん」とか偉そうに文句垂れてた連中が実はSS職人とかで、
替わりに「面白い」SSを書いてくれるんなら、説得力もあるんだが(w
120メロン名無しさん:02/08/27 14:40 ID:/P7AJxw1
オレ、某板で筆頭ネタ職人(wと呼ばれたコテだけど・・・・・

このスレ、やっぱりつまらないよ。ハッキリ言っちゃって。
箇条書きで挙げると……
・ギャグキャラでシリアスをする(ギャップの面白さを醸し出すなら、普通常套手段はその逆)
・単なるセリフの羅列(状況説明の拙さ。捻りのない原文ママの転写)
・間の悪さ(せっかくあずまんがのキャラなのに、“ボケ”を入れるタイミングがズレまくり。)

ありがちな御題を無惨に台無しにしちゃったんだから、罵倒されても仕方ない。
職人を気取るんだったら、罵倒も肥やしにしないといけないな。
>>82のレスで「お、少しは切り返しの出来るヤツなのか?」とか思ったけど、
 これって特撮板での煽りに対する常套句なのね。「うっさいハゲ」とか「このアニメ野郎!」
 みたいな・・・料理職人がカップラーメン出すようなモンだ。思考停止の作業的レス。最悪だ。)

あと94の態度も、職人の立場から言わせていただくと大変迷惑だね。
オタクによくある悪癖で、「否定は得意。肯定が苦手。」っていうのがある。
94はあずま士郎を肯定したいんだろうけど、やってるのは「否定派の否定」。
つまりあずま士郎への肯定なんて、何にもしてないのだ。
人の悪口言ってれば評論になる、みたいな事を94も言っているが、自分の吐いた台詞をもう一度噛み直してみて欲しい。
君は否定派を「否定」しているだけ。全然あずま士郎への肯定、賞賛、そしてスレの盛りageをしていない。
それどころか次々荒らしを呼び寄せる結果となってしまった訳だ。
こういう「否定派の否定派」に、オレ自身何度お気に入りのネタスレをダメにされてしまった事か・・・。
本当に面白いと思っていたなら、否定派を蹴散らすくらいにSSへの肯定・賞賛を送るべきであっただろう。
どうも94は「荒らし煽りにタチムカウ、正義な自分がカッチョイイ!!」と考えてるように思えてしょうがない。

121メロン名無しさん:02/08/27 14:40 ID:/P7AJxw1
まぁ、なんにせよこのSS自体誉めようのないラクガキだし、それを擁護する側も正直、拙い。
このスレはSSスレとのしての機能を喪失し、新たな機能へと転化してしまったようだ。

        『 イ タ イ 9 4 を か ら か お う ス レ ッ ド』
   
へと。
その責任は当然、稚拙な文章力しかなかったあずま士郎にもあるが、ろくな擁護の出来なかった94,キミにもあるのだと言う事をお忘れなく。
122メロン名無しさん:02/08/27 16:20 ID:???

                _,.-‐''" ハ / l  ヽ`ヽ-、
               / / /ハ !/l | l iヽ ヽ ヽ
.-‐‐‐--.-‐‐‐-- 、  / / // _!`゙'""| /| | | |  `、`、
良い子の皆さん、V  /   /´/ ̄ |   |ト、| l l |   l  i
このスレにはもう l i   イ /,r;;=、 !   _!_ lヽl !l /   l |
書き込むのは  | |/| /ハゞシ     -‐r;、,_ ソ |/|  l !
やめましょうね♪ l   l i ' ' ,.     {!;;シゞ / / / !
______________________ノゝ  | !     ' ' ' `ー´/∠/  |
    ヽ___/      l  ヽ  ー一     _//ヲノl  l
        / ヽ    l r'ニ二ヽ    _,/ー‐ '  l  l
         {  l    | i'/    `、  /--、 |   l  l
        }  j   l く y    `、 ト、 >ヽ!   l  |
      ,r‐-'  j_  /j'"`-i     iノ`ー ' /`ー-、!  l
      {   ヽ  \ 丿 ̄ `ゝ   |'⌒i  / / ̄\ |
     i' ヽ_  ソ'  ノ'     |   l   ヽ/ /,     ヽ
    _/ _   j'{_/       o/i   l    レ      l
    {  `、ー'   i       / l   l    /     /
12394:02/08/27 18:29 ID:???
>>120-121
俺はこのSSをつまらないとは思わないけどね。
人それぞれだってことをいい加減理解したらどうだ?
「つまらない」と思ったら読まなければいいし、
その感覚は主観にすぎないのだから、そこで作品を
貶すのは短絡的だと思うが。それに、否定を否定している
のは自覚のある事だし、あえて賞賛しないのは、
「つまらない」という結論を出してる相手に言っても、
意見の押し付け合いにしかならないから。
ただ、「楽しんでる」という表現で「肯定」派であることを
表明してるけど。だから、面白くないと思ってる人は
このスレに来なければいいし、ましてや「駄ネタスレ」と
決め付けて、馬鹿にして楽しむのは、それこそ
職人に対して失礼だと思う。
124112:02/08/27 18:45 ID:???
1の悪いところ
・発表場所に2chを選んだ ・多くの人を楽しませる作品が書けなかった

叩いてた奴の悪いところ
・1に対して無神経な罵倒をした

面白いと思っていた奴の悪いところ
・面白いと思ったのに何もレスをしなかった

ということでファイナルアンサーでいいだろ。もう。
125メロン名無しさん:02/08/27 19:01 ID:???
>>81
読み返してみたら、叩いてる奴のレス数や分量なんて
たかが知れてたし、罵倒の内容も薄かったよ。
この程度の罵倒で楽しめるなんて、嘘っぽいだろ。
1を煽るために恣意的に大袈裟に書いたんだろ?
126メロン名無しさん:02/08/28 01:24 ID:???
ダブル・チョ〜ップ!
127メロン名無しさん:02/08/28 01:32 ID:???

 / ヽ r  ,,,....,,,      ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
    彡ヘ i i ,.-''";;;;;;;;;`ヽ、     ヾ;;;;;;;;;;;;;;;
    lヽゞノ ', ''i"~`゙`‐-、,;;;゙、      ヾ;;;;;;;;;;;
  _____,l,,,...,,,,__ ヽr‐--、..,, `ヽ  _,,,..、-‐'"ヾ;;;;;;;;
 l:.:.:.:`ヽl:.:.:.:.:`ヽ'i,゚.、-''"`,.r‐'''"゙      WV
 'i:.:.:.:.:.:「ヽ,:.:.:.:.:.:.ヽ7''~ ̄  `ヽ      ::::::
  ゙、:.:.:.:.:l,'゙ヽ:.:.:.:.:.:.:.゙、'"´          ::::::::::
   ゙、:.{   \:.:.:.:.:.:.)・   ・       :::::::::::
   `゙'ト、.,_,,...,_ゝ=‐'ヽ
     ヽ |`~´::::::::::::ヽ    ・
      ゙、に==‐--...,_ヽ ::::::::::::       :::::::
       l 7´/V⌒l ク )::::::::::::::::    ::::::::::::
       〉┴┴`v''"  ,'  ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
       l==‐''"      ::::::::::::::::::::::::::::::::::
       \::::    , '  :::::::::::::::::::::::::::::
        |ヽ ,. . '"   :::::::::::::::::::::::::    /
       {':::::::,,,,,,  :::::::::::::::::::::::  , . - '"
        ゙i;;;;;;;;;;::  ::::::::::::::::,.、,.、-' "
        ヽ、;;;;;;;;;;;;,.、-‐''"  \
          `'''''''''´       \
あずまんが!ウゼんだよ!増やすんじゃねー!
128メロン名無しさん:02/08/28 02:08 ID:???


>>1
  ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/      `゙゙'ヽ、;;;;;;;;;;;;;;;;゙、
  ソ;;;;;;;;;;;;;;;;/ ,..--‐‐==‐--、  ヽ;;;;;;;;;;;;;;ミ
  /;;;;;;;;;;;;;/      ,、       'i;;;;;;;;;;;;;ヾ
 {;;;;;;;;;;/ 彡ミミミミヾ/八ゞヘソソ彡  .i;;;;;;;;;;;;ノ
  〉彡;/ r‐------、―-┬---==....,,_ i;;;;;;;;/
 彡;;;;l_,.┤,,.-==-、 ヽ_/ ‐-==、.,_ ヽ, 〉;;;》
 -‐''7 {     ,,..  /=ヽ 、.,___,`゙''' ├|;;;ミ
 /⌒i  |   '" // ヽ、`、.,,____,.-‐'"`};ミ
 ! ヘ |  `゙‐‐-‐ツ'/l  ,' `)`、     |/ソ
 | し|     / ‐=‐、,.‐=‐'  'i ・   iヘ|
 ヾゝ|::    /  _,.===-、  |  ・ |;/
  ヽj::::    !  ,'ェェ工工エェ  }  :::/ノ
    |::::    〈 `´゙''~`´¨'"〉 /  ::::l
    'i::::     \ェュョェ、,.ノ/   :::/
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      ヽ、  `、.,__,,..-'":::/
        ヽ, ..:::::::... /
          `゙`''‐‐'"´
129メロン名無しさん:02/08/28 08:40 ID:???
  ΛΛ  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
 ( ゚Д゚) < 次からは何事も無かったかのようにどうぞ。    |
 /つつ   \___________________/
130メロン名無しさん:02/08/28 16:34 ID:???
とりあえず配役を変えてみよう。

仮面ライダー龍騎   → 榊
仮面ライダーナイト  → 神楽
仮面ライダーシザース → 大阪 
仮面ライダーゾルダ  → よみ
仮面ライダーライア  → ちよ
仮面ライダーガイ   → 智
仮面ライダー王蛇   → キムリン
13181:02/08/28 22:36 ID:n24gIw7t
まだヤる気かよ・・・・・。

ナイスファイトッ!GOGO!
132メロン名無しさん:02/08/28 22:41 ID:???
>>128暑苦しい顔だから逝って死
133メロン名無しさん:02/08/28 23:56 ID:???

         | ‖    ‖  |
         |  ‖   ‖  /
        ヽ ‖   ‖ /
         ヽ ‖  ‖ /
         ┴┴─┴┴ - 、
       /             ヽ
      |     MM  MM   |    
      |     (゜ ) (。)   │ 糞スレ削除しろ
    三三/⌒    ⊂⊃   ⌒三ミ   
      \____人_______ノ     
 Ci^iっ  |       \|/      |   
  ヽ \┌─────────-、  
   ヽ │ ○   \Δ /  ○ i \
      |        /      |
134メロン名無しさん:02/08/30 06:37 ID:???
書き込まなければ生き残れない!(このスレが)

保全sageカキコ。
135メロン名無しさん:02/08/30 14:47 ID:???
書き込め書き込め
136メロン名無しさん:02/08/30 21:47 ID:???
>>133
ひょんひょろイイ!!

こいつと契約してぇ・・・
137メロン名無しさん:02/09/03 12:13 ID:???

             /     /   ヽ_
           , '´          :ヽ
          /  Oヽ   / O   :ヽ
 キタ━━━━ i     ヽ−/      :| ━━━━━━モリオ!!!
           |       V       ::|  )
        (  ヽ            :/ ノ
         ^ヽ  丶         /__
        /⌒ヽ             ヽ
       (      __*__     )  
         ヽ  /        ヽ  / 
          ヽ/    | | |    ヽ/       
               (    )
                (   )
                 W` 

138あずま士郎:02/09/05 17:54 ID:???
ようやく復帰出来た。実は今まで入院してたものでね
さて、今まで貯め撮りしていた龍騎を見てSSの続きを書くとしよう…まったりとな…
139:02/09/06 20:55 ID:???
期待sage
140メロン名無しさん:02/09/06 22:19 ID:X4sB2nNJ
告知に同情引くようなカキコも加えるとは、

満更バカではないのね、彼。
141あずま士郎:02/09/08 21:53 ID:???
漏れジャーナル編集部に戻ったともはまだ考え続けていた
「とも〜〜!!」グシャグシャグシャ!
「わぁ〜〜!何すんですか、編集長!」
「な〜に、考え込んでんだよ。お前らしくねーぞー?」
「はぁ…今まで自分が正しいと思っていたことがホントに正しいのかどうか迷っちゃって…」
「そりゃ、正しくない!…場合もある。ジャーナリストの心得その一、真実は一つだが正義は一つではない」
「はぁ…」
「ほ〜れ、悩め悩め悩め(嬉)」
「ちょっと、頭冷やしてきます」
そう言ってともは、外に飛び出していった
「ともちゃんが真面目に悩んでる…寂しい…」
「だから、何で?」

一方その頃、ちよちゃんと榊は廃墟と化した別荘にたどり着いていた
「見て下さい、昔のまんまです。人目に付かないのは良いですが昔を思い出してイライラします」

そして大阪と忠吉さんは写真の屋敷を探すべく行動していた
「あ、あれや、地下鉄丸の内線。地上を走っているのはこの辺やから…」
142あずま士郎:02/09/08 22:18 ID:???
ガンッ!ガンッ!ガンッ!
「自由になったのは良いですが、退屈でしょうがないですね…暇つぶしに戦いませんか?戦ってるときだけは頭がすっきりするんです。ともちゃんも呼びましょうよ」
「彼女は戦いを止めたがってる。呼んでも無駄だと思う…」
「あ〜〜っ!も〜〜っ!イライラして仕方ないです私は戦いたいんです!」
「…!?あなたにとっての戦いって、その程度のものなの?」
と、そのときともが意を決した表情で現れた
「お楽しみが来ましたよ♪」
「榊!」「とも…」
「あのさあ、私あれからいろいろと考えたんだライダー同士の戦いのこと」
「それで…何か結論は出たの?」「まだ、わかんない」
「でしょうね…で、同情で倒されにでも来たの?」
「あ、それは無い無い。私、戦いに来たんだ。」
そう言ってともは、カードデッキを取り出した
「あんたがどうしても戦わなければならないのなら私が相手になる。あんたの戦いの重さを受け止めるにはこれしか思い付かなかったから」
「そうか…」
榊もカードデッキを取り出しながら答えた二人が戦うのかと思われたその時ちよちゃんが口を挟んだ
「ちょっと待って下さい。私に譲って下さいよ。龍騎を倒せと言ったのは榊さんでしょ」
榊は一瞬迷ったがすぐに
「分かった…」「榊!」
「戦いに来たんでしょ?ほらほら早く早く〜」
ともは榊を見、そしてちよちゃんを睨み付けながら鏡の前に立って変身しようとしたその時
「へんし…」ドガッ!
なんとちよちゃんはいきなり鉄パイプでともの右腕を殴りつけそのまま変身した
「変身!ハァ〜…」
ともも痛みを堪えながら必死に変身した
「へん…っ…しん!」
143あずま士郎:02/09/08 22:48 ID:???
龍騎に変身したともは王蛇に斬りかかっていったが、右腕が負傷した状態では戦いになるはずがなかった
「フンッ!」ガシィ〜ン!
「グアッ!」
最早これは、戦いと呼べるものではなく一方的な、なぶり殺しである
「ちよちゃん…!」
戦いの様子を黙って見ていた榊は怒りの表情を浮かべていた

一方、大阪と忠吉さんは写真の屋敷についにたどり着いた
「ワオン?(あずま?)」
「とにかく、入ってみよか」
だが、屋敷を見たとたん忠吉は苦しみだした
「キュウウ〜ン、キュ〜ン、キュ〜ン(な、何これ?怖い!)」
「無理することはないで、そこで待っとくんや」
そう言って、大阪は屋敷の中に入っていった

王蛇の攻撃に為すすべもなく倒されていく龍騎。ついに王蛇は止めの一撃とばかりファイナルベントのカードを取り出した
「カシャ!【ファイナルベント】」
「グゥウウウ…」
「ハァ〜〜!ダァ〜〜〜!!!」
王蛇のベノクラッシュが今まさに龍騎に直撃しようとした瞬間、ナイトがベノクラッシュを弾き飛ばした
「榊…」
「何のつもりですか?榊さん」
「気が変わった…やっぱり龍騎は自分で倒す。だから、横から汚い手を使わないで」
「何ですって〜!」
「それともう一つ…龍騎の前に、まずあなたを倒す!」
そう言うと、ナイトは王蛇に戦いを挑み始めた。一進一退の攻防が繰り広げられていたその時
メタルゲラスが王蛇めがけて、突進してきた。王蛇はひとたまりもなく吹っ飛んだ
「しつこいですね〜、そんなに私のこと気に入ったんですね」
そう言うと、王蛇は契約のカードを取り出した
「あ、な、何で!?もう契約してるじゃん!」
「彼女は契約のカードを二枚持っていたんだ」
144あずま士郎:02/09/08 23:01 ID:???
屋敷の中に入り込んだ大阪は慎重に中を進んでいた
その時、屋敷の中で彼女はあずま士郎の姿を目撃した
「!?」

一方王蛇も、ついにメタルゲラスとの契約を完了した
「契約しちゃった…」
王蛇は契約が完了した証として、カードを二人に見せつける
そして、おもむろにメタルゲラスを利用したファイナルベントのカードを取り出した
「クス♪カシャ【ファイナルベント】」
二人は即座に、ガードベントのカードを取り出した
「カシャ【ガードベント】」
「カシャ【ガードベント】」
「フン!ハァ〜〜!!」王蛇のヘビープレッシャーが二人に襲いかかる
ドガァ〜〜〜〜ン!!
「うわぁ〜!」「ぐわぁ〜!」
145メロン名無しさん:02/09/09 01:06 ID:aGK7ajCQ
書き手は病み上がりらしいけど・・・
努力しても良い作品って作れないんだよね。
映画「アマデウス」観てそう悟ったけど、このスレ見て逆説的に悟らされた思い。
無駄に労力費やさず、養生して下さい。
146メロン名無しさん:02/09/09 12:19 ID:XZjxky+S
>>145
いきなりそれですか・・・
読むのが嫌なら去ればよかったのに、「しつこく出てくる」あたり、荒らし君か?
自分の主観をあたかも客観的事実のように書いて分かった気になるのは、
違う主観を持つ者への侮辱と考えていいんだな?

>>144
アンチは気にせず続きをどうぞ。
147メロン名無しさん:02/09/09 14:00 ID:???
>>145
ワラタ。凄惨極まるSSに相応しい賛辞だ(w
148メロン名無しさん:02/09/09 14:11 ID:???
罵倒カキコの方が藁えるってのは、なんとも不思議。
149メロン名無しさん:02/09/09 16:31 ID:???
智スレ、よみスレ
でSSかいてくれんかね?
150:02/09/09 20:16 ID:???
●やさしい煽り学

文字で何と書いてあるかではなく書いた人間が一体何を狙って
そこにその文章を書いたのかを考える。
文字自体はほとんど読む必要がない。
なぜなら彼の本当の狙いは文字としては書かれていない。
狙いが分かったら後はそれを失敗させる。

? 「狙い」の典型的なパターン
場の雰囲気を悪化させたい。
誰かのやる気を無くさせたい。
誰かと誰かの関係を悪化させたい。
煽りに反応させることで相手の人望を失わせたい。
それらを為すことで自己顕示したい。

煽る人間はその行為によって何かが変わって欲しいと考えている。
従って先方からしてみれば反論だろうと罵倒だろうと
とにかく誰かから何らかの反応を引き出せたら成功であるということに注意し
なくてはならない。
最も多くのケースを効果的に解決できる手段は、安易ではあるが、「全員一致
での無視」である。
もし不幸にも煽りに対して真面目に反応してしまう人間が身内にいるなら何と
かしてその人間を黙らせなくてはならない。
そういった中途半端な味方は煽り本人より厄介である。
また、煽りという手法をよく知る人間にとっては、煽りに対して真面目に反応
している人間というのは極めて無様に写ることにも注意すべきである。
もしあなたが既に人望を持つような立場の人間であるなら、全ての煽りに対し
て常に冷酷に対処しなくてはならない。

必要なことは応援。がんばってください。あずま士郎さんあなたの
おかげで龍騎を知りました。これからもあなたのSSを楽しみに待ってます。
151メロン名無しさん:02/09/09 20:27 ID:???
>>150
分かりきったことをダラダラと書かんでも。

ところで、この流れじゃシザース(かおりん)の出番が無いっていうか、
既に死んじゃってるような気がするんだけど……(w
フォローきぼんぬ。
152あずま士郎:02/09/09 21:44 ID:???
「ホントに楽しいですよねぇ〜ライダーって言うのは。カシャ!【ファイナルベント】」
ドガァ〜〜ン!
ヘビープレッシャーを食らって吹っ飛んだ二人に向かって王蛇は歩き出した
だが、時間切れを示す粒子化現象が始まった
「もう、時間かよ…」
だが王蛇は尚も戦いを止めようとはしなかった
「もう帰るなんて言わないで下さいよ。せっかく面白くなって来たんですから」

153メロン名無しさん:02/09/09 21:51 ID:???
うぜぇなぁ。
154メロン名無しさん:02/09/09 22:04 ID:nUwvut69
>>150
駄スレ擁護する香具師に限って自己顕示欲強いのはなんでだろうね?
>>152
そのあかほりの小説みたいなマヌケな擬音ヤメレ
155あずま士郎:02/09/09 22:08 ID:???
大阪は屋敷に現れたあずま士郎と対面していた
「あずまはん、やっぱりこの家はあんたと関係が?あんたは一体何なんや?」
だがあずま士郎は、答えず逆に大阪に聞いてきた
「お前はなぜ戦わない?美浜ちよをライダーにしたのはお前の為でもある」
「私は戦いを止めるためにライダーになったんや」
するとあずま士郎は、ポケットから一枚のカードを取り出すと大阪に向かって放り投げた
「あっ…あっ…あぁ!」ギュッ
大阪はカードを受け取り損なうと勢い余ってカードを踏んづけてしまった
カードにはしっかり靴の跡が付いてしまった
「……………ま、まぁいい…戦えライダーの宿命に逆らうな戦わなければ次に死ぬのはお前だ」
そう言ってあずま士郎は、その場から消えてしまった
しばらくその場に立ち竦んでいた大阪だったが、床に落ちているスクラップブックを拾って中を開いた
だが、中は何もなかった。その時、鏡の中から触手が大阪に向かっ延びてきた。ザクッ!
大阪は右の手のひらを切られてしまった
「痛〜…(涙)」

その頃、龍騎達は時間切れも迫っているのにまだ戦っていた。王蛇が止めようとしないのである
「もう限界だ!ばかちよ分かってんのか!?」
時間切れも間近でふらふらになりながらも、王蛇はベノクラッシュのカードをベントインした
「カシャ!【ファイナルベント】ハァ〜…ダァ〜〜〜ッ!!」
ドガァ〜〜〜〜ン!!!
156メロン名無しさん:02/09/09 22:08 ID:???
いろんな意味でsage進行の方がいいと思うが……
157あずま士郎:02/09/09 22:27 ID:???
ドサッ!ドサッ!ドサッ!間一髪、三人は元の世界に戻ってきた
だがちよちゃんは鉄パイプを振りかざしながら、尚も戦おうとしていた
「まだですよ〜、もっと遊んで下さいよ〜」
「行くぞ」
榊達はふらふらになりながらも、別荘から逃げ出した
慌てて、跡を追おうとしたちよちゃんだったが体力の限界に達したのか
大の字になって、その場に倒れてしまった
「おっ!?おおぉぉぉ〜〜〜〜……」ドサッ!

「まったく、とんでもないガキんちょだよなぁ」
何とか別荘から脱出したともと榊は海岸歩いていた
「どうする?警察に連絡しよっか?」
「あの子はライダーだ。警察の被害が増えるばっかりだと思うけど…」
「そうだよなぁ…結局私らで何とかするっきゃないって訳か…とりあえず帰ろっか」
榊はともの顔を見て、ふとあのときのともの言葉を思い出していた
「借りが…出来たかも…」
「え?何々、借りって?」
「分かってないなら、それでも良い…」
「何だよそれ!あ、借りって言うんならあの借金、帳消しにしてくれよ。なっ?なっ?」
「借りが何なのかも分かってないのに取引?」
「何だよ!お前が言い出したんだろ!?」「冗談だ…分かってるとは思うけど借金15万忘れないでね」
「あぁ、はいはい…15万ね…って!お前、3万だろ!」
158メロン名無しさん:02/09/09 22:54 ID:???
>>156
無理無理。
多分「読ませてやってんだ」ぐらいに考えてんだろうから
159あずま士郎:02/09/09 22:57 ID:???
家に戻ってきたとも達は例の屋敷のことで大阪と話をしていた
「じゃあ、写真に写ってる子供と子犬があずま士郎と忠吉って事?」
「私も最初はそう思ったねん、けどこの写真に写ってる地下鉄あるやろ?十数年前この色の車両は使われてへんねん…つまりこれは最近の写真って事や」
「じゃあ、近所の子供が勝手に入り込んだとか?」
「かも知れんなぁ…もう少し詳しく調べてみるつもりや」
「調べるのは良いけど、もう忠吉さんを巻き込まないで…あの人が倒れるなんて普通じゃない」
大阪は榊の顔を見て、何か気づいたかのように微笑んだ
「何?」「何か憑き物が落ちたみたいな顔してるなぁ思うて」
「そうやってあなたに見透かされるのも、もう慣れた」
そう言って榊は、二階にいる忠吉の元に向かって行った
「なぁなぁ、どないしたん?」
大阪の質問にともは、エヘヘっとした表情で答えた
「榊ちゃんと戦うって?ともちゃんがか?」
「あずま士郎に乗せられるつもりは無いけど今の私にはそれしか出来ないから…」
「そっか〜、分かってはいたけど運命はなかなか変わらんもんやなぁ〜特にライダー同士の運命は」
そう言って大阪はマッチ箱からマッチを取り出し火をつけようとした
シュッ…シュッ…ポキッ!「あっ…こ、今度こそ…」シュッ…シュッ…ポキッ!
結局、7本ほど折ってしまい8本目にしてようやく火をつけることに成功した。シュボボボボ
「戦いはまだまだ続く…次に消えるライダーは…」
大阪は占いの結果に驚いているのかなかなか言葉を発しようとしなかった
「お、おい大阪!どうなったんだよ」
ともにせかされた大阪はゆっくりを口を開いた
「次に消えるライダーは…私や…」
160あずま士郎:02/09/09 23:11 ID:???
別荘で大の字に倒れていたちよちゃんだったが、目が覚めたとたん飛び起きて鉄パイプを振りかざした
だが、あたりにはもう誰もいなかった。そして手にした鉄パイプを見ながら
龍騎であるとも、ナイトである榊、ゾルダであるよみの顔を思い浮かべていた
「まったくもう…みんなイライラさせる人たちばっかりですねぇ〜!!」ガラァ〜〜ン!!
そう言ってちよちゃんは、鉄パイプを壁に向かって投げつけた

「脱獄犯美浜ちよ、あっけない最後か…」
ちよちゃん死亡と言う新聞記事を読みながらよみは呟いた
「これでもう安心ですね」
よみの秘書であるみるちーがお茶を差し出しながら話しかけた
「あの子は生きてるよ…そんな簡単にライダー死んだら苦労はしないって」
そう言いながらよみは、あずま士郎が言っていた忠告を思い出していた
「先生、私買い出しに行って来ます」
そう言ってみるちーは、部屋を後にした
「うるせえなぁ〜」ガチャン
工事の音がうるさいらしく、よみは窓を閉めた
161あずま士郎:02/09/09 23:19 ID:???
>>150
シザース=かおりんの話は後で書こうと思ってる期待しないで待っていてくれ
162メロン名無しさん:02/09/09 23:52 ID:???
見苦しいだけだからsageでコソコソやってよ。
163あずま士郎:02/09/10 00:11 ID:???
レストランでウェイトレスとして働いていた榊の元に客が現れた
「いらっしゃい…あなた…何?」
それは紛れもなく、よみの秘書みるちーだった彼女はおもむろに榊に尋ねた
「ちよちゃんが生きてるって本当ですか?」
「よみに頼まれてきたの?」
「彼女は先生を狙ってますから…」「ちよちゃんは、誰でも狙う」
榊の言葉を聞いて、みるちーはちよちゃんが生きている事を悟った
「「やっぱり生きてるんですね」
みるちーは外に飛び出していった
「待って!」しょうがないなと言った表情で仕事の続きをしようとしたとき
モンスターの気配を感じた榊は、急いでみるちーの後を追った

そしてちよちゃんを捜すみるちーの前にちよちゃんが現れた
すかさず、ファイティングポーズをとるみるちー。だがちよちゃんが不適に笑った瞬間
車の窓ガラスからベノスネーカーがみるちーを捕らえた
そして榊が追いついたとき、みるちーとちよちゃんの姿は無くなっていた
164あずま士郎:02/09/10 00:27 ID:???
ともはとある、レストランにやってきた。大阪と待ち合わせをしていたらしい
そして大阪はともの姿を見つけると手を挙げて呼びかけた
「ともちゃ〜ん、こっちこっち〜」

「ばくはつじこ?」
「あの家の近所で聞いてきた、13年前に起こったそうや。原因は全く不明両親は死亡幼い子供は重傷子犬の方は全くの無傷やったそうや」
「それがあずま士郎と忠吉って訳か…それが何か関係あんのか?」
「私はあると思うてる。もう少し詳しく調べてみるつもりや」
しばらく沈黙が続いた後、ともは恐る恐る尋ねた
「あのさぁ…お前何で平気な訳?もうすぐ死ぬかもしれないんだろ?」
「かもではない…私の占いは必ず当たる…でも、運命は変えられるはずや」
「あのさぁ…もう一つ聞いて良い?何でお前はライダーになったんだ?」
「私は友達の代わりにライダーになったんや。ライダーになるのは本当はその子の筈やったんや」
ともは緊張しながら尋ねた
「そ、その友達は?」
大阪はさらりと答えた
「死んだ」
165メロン名無しさん:02/09/10 00:37 ID:???
なにこれ?
コピペ荒らし?
166あずま士郎:02/09/10 00:49 ID:???
よみは自分のオフィスの椅子ですっかり居眠りをしていたが一本の電話で起こされて不機嫌そうに受話器を取った
「はい…ちよちゃん!?…え?」
「死なせたくなかった来てください。他のライダーも一緒にですよ?イライラするんですよ、待たせないで下さいね」
なんと、ちよちゃんはみるちーを人質に取ってよみ達を呼び寄せようとしたのだ
複雑な表情を浮かべて受話器を置いたよみ。そのとき玄関の呼び鈴が鳴り響いた
「はい」渋々ドアを開けるとそこに立っていたのは榊だった

駐車場に来た大阪は自分のバイクに向かって歩いていた
だがバイクにたどり着いたその時、大阪はモンスターの気配を感じた
ともも、モンスター気配を感じ取り急いで駐車場に向かって行った
注意深く辺りを探っていたその時、車の窓から触手が飛び出し大阪の首に巻き付いて大阪を引きずり込もうとしていた
バイクのハンドルをつかみなんとか、引きずり込まれずに済んだがそれも時間の問題である
そして、大阪は窓に映っているモンスターを見て驚きを隠せなかった
「このモンスターは!?」大阪はカードデッキを取り出した
「へんっ!しんっ!」間一髪引きずり込まれる寸前、変身に成功した
「大阪!大阪…変身!」駐車場に到着すると大阪の後を追って変身した
167メロン名無しさん:02/09/10 01:01 ID:???
書いてる本人だけノリノリだね(藁
168メロン名無しさん:02/09/10 01:06 ID:???
>>165
失礼な!コピペに選ばれるのは、洗練された文章だけだぞ!(藁
169メロン名無しさん:02/09/10 01:31 ID:???
     ______
    /          )))
   /   /// /―――-ミ
   / 彡彡 // /      ヽ))
   / 彡彡 iiiiiiiiiiiiiii  iiiiiiiiii|
   / 彡彡 < ・ > 、<・ >l
  /    |       ヽ   〉
  /  ( | |      __)  |    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  /   | ≡  /, ―――  |ゝ <    >>1の父でございます。
  /   |   |  L ___」 l ヾ  \  このたびは、息子がこのよ(略
_ミ  l   ______ノ ゞ_    \ _________

  |  l ヾ    ー   / |  l
  |  |   \ー    ‐/  |  |
170メロン名無しさん:02/09/10 02:57 ID:???
なんだかんだでもりあがってるじゃねーか(藁
荒らしてるやつらはスレの住人か?
171メロン名無しさん:02/09/10 15:27 ID:???
>>149
スレの質sageないでくれ(本気で懇願
このスレに籠もっててね、ネ♥
172あずま士郎:02/09/10 17:08 ID:???
揺るぎのない〜♪ 気高さを〜♪ 心に抱く限り〜♪
希望が〜果てることは〜ない〜♪ GET AND GO♪

ガルドサンダーの触手に首を巻き付かれたまま振り回されるライア
その時、駆けつけた龍騎がドラグセイバーで触手を叩き斬った
「大阪!」
だがガルドサンダーは、ひるむことなく空中をはね回り火の玉を飛ばして
ライア達を攻撃した。二人は炎により分断されてしまい龍騎はライアを助ける事が出来ない
空中からライアに攻撃を仕掛けるガルドサンダー。ライアはコピーベントのカードを取り出しながら
オーバーヘッドキックで撃墜したそしてすかさずベントインした
「カシャ!【コピーベント】」ヒョイ
ライアは落ちていたドラグセイバーを拾うと右手に巻き付いた触手を切り落とし
ガルドサンダーに斬りかかっていった
173メロン名無しさん:02/09/10 17:13 ID:???
羽田舞子のデビュー作かどうかはわかりませんが、「女子高生
げっちゅー」での
彼女の鮮烈なデビューが記憶に残ってます。最初、なんかかっ
たるそうな感じで
会話してるのですが、じゃあお宝拝見でパンティを取り上げられ
ちゃったりする
わけですが、そんときの、発言の可愛さと、自らの手で仮性包
茎のクリを剥き出
しにするシーンは最高です。この作品はここのシーンを見るため
だけにあるとい
っても過言ではありません。藤沢カンナは斎藤ちゃん?で出て
いて毛の筆でデカ
クリをいじられて何か、言ってるシーンを思い起こしますね。あ
の顔は絶対クリ
デカじゃないと思ったし、そのギャップが。。

ちょっとマイナーだが「投稿マニアに買われた娘 完全版」なん
てあるんですが
素人っぽいところを評価。くりは常時顔を出しているような。目隠
しされてるの
が残念だが雰囲気は○
174あずま士郎 :02/09/10 17:14 ID:???
やっぱ、韓国人だよなぁって思ったよ。
たどたどしい日本語も萌えたし、マッサージの店に行って顔踏み
お願いしたら何故か躊躇なく踏んでくれた。
じらしながら踏む韓国美女の表情なんかは、「男の顔踏み慣れ
てるな」と思ったね。(不思議だったけど)
顔面に足裏をベッタリ乗せてから、グリグリ踏みにじるんだけ
ど、その間彼女が微笑んでたのが最高だった。
ちょっとしょっぱい足の裏が最高だった。指の間は感じたらしく、
何度も指の間を俺の舌にもってきていた。
175あずま士郎:02/09/10 17:37 ID:???
「助けに行かない?何故だ!?」
よみの思いもかけない言葉に榊は驚いた
「私がライダーとして戦うのは、自分の為だけだ。その一線を踏み外すとお前らみたいに弱くなってしまうんでね」
「彼女はちよちゃんを探していた。あなた心配して!」
「だろうね…みるちーは私のためならなんでもするからさぁ…」
「本気で言ってるのか…?」
榊は半ば呆れたようによみに言った。よみは思わず激昂した
「だったら何だ!いいから帰んなよ!それとも…」
よみはカードデッキを自分の机の上に置いた
「今、お前となら戦う理由がある」

ドラグセイバーを振り回しながら必死に戦うライア。だがガルドサンダーもかなり強くて
一気に反撃すると、強烈な蹴りを放ちライアはたまらず吹っ飛んでしまった
「大阪!」「どいて!」
慌てて駆け寄る龍騎だったが、ライアは龍騎を払いのける
「どうしたんだよ、ムキになるなんてお前らしく無いぞ!」
「あのモンスターは、私が倒す!」
「大阪…」
そしてライアは、ファイナルベントのカードを取り出す。その脳裏には死んだおませな正太君の顔が浮かぶ
「カシャ!【ファイナルベント】」
ライアのハイドベノンとガルドサンダーの激突はライアの勝利に終わった
「正太君…」ライアは友人の名を呟いた

カッ!カッ!机の上でカードデッキを鳴らすよみ。意を決したかのように榊もカードデッキを取り出した
二人は鏡の前に移動すると同時に変身した
『変身!』
176あずま士郎 :02/09/10 17:49 ID:???
僕は韓国エステに行った時にやさしくハンドサービスを受けてた
時に
思いきって「顔をつねって」とお願いした。そしたらえっ、て感じだ
ったけど
気持ちいいの?って聞かれたから「はい」って答えたらつねって
くれた。
次は顔を思いっきりビンタしてくれとお願いしたら最初の方は軽
く笑いながら
叩いてたけどだんだん彼女の方がノってきて思いっきり叩いてく
れるようになった。
そして足で顔面を踏んでくれたり唾をペッて顔に吐きかけてくれ
たりと
最高でした。彼女も凄く楽しかったって言ってた。
それから1カ月後に同じ韓国エステに行って当然彼女を指名し
たら覚えていてくれてた。
マッサージはいらないからまた虐めてくれとお願いしたら彼女も
虐めたくて
待ってたみたく水入りのコップを持って来ては口に含んで僕の
顔にプッーって
吹き掛けたりハンガーを使って背中やお尻を叩いてくれたりとマ
ジになってました。
177あずま士郎 :02/09/10 17:49 ID:???

ビンタもかなり受けたので頭がクラクラしたほどです。
言葉責めもお願いしておちんちんが小さいと言って馬鹿にして
もらいました。
ただ一つ残念なのがまだ日本語が完全にマスターしてないので
こちらの要望を
言っても伝わらなったり叩かれてる時彼女が言ってることがわ
からず残念でしたが
また言ってみようとおもいます。
日本の男を罵って叩きまくることに彼女は快感を覚えてくれたの
ではないかと
思います。叩く時は容赦なかったし目も本気でした。
でも僕は喜びで果ててしまいました。
178あずま士郎:02/09/10 23:03 ID:1oNruNbs
戦いを終えて、負傷した右手に包帯を巻く大阪にともが尋ねた
「大丈夫か大阪?何であんな強引な戦い方したんだ?」
「私の前にライダーになるはずだった子がいるって言うたやろ?その子の命を奪ったのはあのモンスターなんや」
「えぇ!?」
「あの子は…おませな正太君という子は最後までライダーになって戦うことを拒絶したんや…!」

ナイト対ゾルダの戦いは当に一進一退の攻防を繰り広げていた
ゾルダの射撃をものともせず一気に接近して斬りかかるナイトに対し
一瞬の隙を見逃さず、マグナバイザーで撃ち落とすゾルダ
「カシャ!【シュートベント】フンッ!」ゾルダのギガランチャーがナイトを狙う。チュドーン!
間一髪攻撃から逃れるナイトは煙に紛れてトリックベントを発動した
ワラワラワラ…煙の中から何体ものナイトが現れた
何体ものナイトがゾルダに襲いかかる。ゾルダは必死にマグナバイザーで迎撃する。戦いはいつ果てることなく続く

一方ちよちゃんは、何時までたっても来ないよみ達にイライラしていた
「何で、誰も来ないんですか…?何で、誰も来ないんですかぁ〜〜っ!!!」
「だから、言ったでしょ…私を人質にしても先生は絶対動かないって…」ガチャーン!
ちよちゃんは、鉄パイプを手にすると車の窓ガラスやフロントガラスを叩き割った
「私は、戦いたいんですよぉ〜」
179メロン名無しさん:02/09/10 23:39 ID:???
>>174
>>176-177
なんだ何だ?今までの糞SSとは見違えるほど面白いじゃないか。
ちゃんとsageカキコしてるし。今までのage荒らしが嘘の様だ。

あずま士郎、やれば出来るじゃないか!(w
180エロ画像無料:02/09/10 23:43 ID:X334ax8y
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  /⌒  - - ⌒\/\   / " \| アンアン♪
/ /|  。   。丿 | |   (゚)  (゚) |
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   ( /⌒v⌒\_ \____ /
パンパン|     丶/⌒ - - \
    / \    |  |     / |    
181あずま士郎:02/09/10 23:51 ID:1oNruNbs
大阪は公園でともに、おませな正太君の事を話し始めた
「おませな正太君はなぁ…凄腕のスカートめくり師やったんや」
(な、なんじゃそりゃ!?)
「私も、よぉ〜めくられてなぁ…おかげでスカート履けなくなったねん」
大阪は少し照れながら言った
(そっかぁ〜、それで最近の大阪はスカート履いてなかったのか)
「でも、ある日スカートめくりに失敗してなぁ…その相手に腕へし折られてしもうたんや…それですべてが終わってしもうたねん」
(じ、自業自得じゃねえか?…それって…)
「あずま士郎はそんな正太君に目を付けてな、ライダーになって最後の一人になれば得られる力で腕は治るって…でも、正太君は戦いを拒否した」
「そして、契約を拒否した正太君はモンスターに…」
「私には正太君がライダーにならなければ破滅するのはわかっとった…それでも正太君は戦いを拒否したそれを弱い言う人もおるやろうけど私は強いと思う」
「だから私はライダーになって運命を変える。戦いを止めさせよう思うてな…」
「すっげぇ、よく分かるし前の私だったら喜んで協力したと思う。でも今は戦いを止めることが正しいのかどうか…」
「ともちゃんは、正直やな〜」
大阪は、にっこりとした表情で言った

「はぁ…はぁ…はぁ…」
よみと榊は、息を切らせながら元の世界に戻ってきていた。どうやら決着はつかなかったようである
「お前…結構やるようになったな…」「あなたが、弱くなっただけじゃ…」
「私が!?」「ホントに助けに行かないんだったら…」
「私は自分が一番可愛いんだ!他人のために犠牲になるなんて美しくない!」
「最低ね…」「だから強いんだよ!」
榊は黙って、よみの家を後にした。そしてすれ違いによみの家に入って行く人物を見て少し驚いた
バーン!机を叩いてイライラしていたよみだったが、クソッ!とした表情で玄関に向かった
ガチャ!だがよみが扉を開ける前に扉が開いた。玄関に立っていたのはみるちーだった
「みるちー…」「ただいま、先生♪新鮮な野菜を買ってきました」

「……………………」
ちよちゃんは、手錠がはずされもぬけの殻となった車をみて唖然としていた
「うああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!」
182メロン名無しさん:02/09/10 23:58 ID:???
なにげに凄いスレになってるなここ(ワラ
がんばってください
183メロン名無しさん:02/09/11 06:22 ID:???
184メロン名無しさん:02/09/11 14:41 ID:???
ゴミだな。
185メロン名無しさん:02/09/11 20:37 ID:???
>181
おもしろかったです
186あずま士郎:02/09/11 21:18 ID:AtDV5q5U
「お、おい、急に出ていくってどうしたんだよ?」
大阪の突然の言葉にともは、驚きを隠せない
「長居しすぎたねん…それにともちゃんや榊ちゃんとは違う道になりそうやしな」
「キュウ〜ン…」
忠吉も寂しそうに大阪を見ていた
「あんたには…いや泊めて貰って助かったわ。おばさんによろしくな」
「ち、ちょっとそこまで…」
「なあ…もう少し居た方が良くないか?だって、お前の占いじゃ…」
「大丈夫や、私はそう簡単には死なへん。それより…」
「な、何だよ…」
ともは大阪の真剣な表情に少し戸惑った
「忠吉さんとは、何も話しちゃ駄目やで」
「はぁ?何、言ってんだお前!?」
「今はそれしか、言えん…」「今はって…じゃあ何時言うんだよ!?」
ドウン!ドウン!ドウン!…丁度榊が花鶏に戻ってきた
「さ、榊…大阪が出ていくって…」
大阪は、榊の顔をしばらく見つめた後、サバイブのカードを榊に手渡した
「これは…?」「あずま士郎が私にちよちゃんを倒せって言って渡したカードや」
「何で、ちよちゃんを!?」
「正太君が腕をへし折られた相手がちよちゃんやったんや」
「!?」大阪の言葉に驚くともと榊
「でも、あずま士郎に乗せられるつもりはない…それじゃあな」ドウン!ドウン!ブオォーン!
そう言って大阪は、花鶏から去っていった

「つっくりましょ〜つっくりましょ〜さてさて何が〜出来るかな?はい!焼きそばできました〜♪でもこれって料理じゃないですよね♪」
そのとき、あずま士郎がちよちゃんの元に現れた
「あの〜、ライダー同士は戦うものじゃ無かったんですか?」ズズゥ…
「その通りだ、戦わせてやる」「わ〜い、やった〜♪で、誰となんですか?」
「仮面ライダーライア」「ライア?」「奴を倒せ!」
「まぁ…ライダーなら誰だってかまいませんけどね。あなたも食べますか?」
そういって、ちよちゃんは焼きそばのカップを差し出したがあずま士郎は既に消えた後だった
「……………焼きそば嫌いなのかな…?こんなに美味しいのに」
187あずま士郎:02/09/11 21:23 ID:AtDV5q5U
補足
榊は大阪から受け取ったカードをしばらく見続けていた
「……………………(何故このカード、靴底の跡が付いてるんだろう?)」
188メロン名無しさん:02/09/11 21:23 ID:???
>>185
段々擁護レスが苦しくなってきたな
少し同情
189メロン名無しさん:02/09/11 21:26 ID:???
このあずま士郎とか言うage荒らし、アクセス規制できないの?
190あずま士郎:02/09/11 22:36 ID:AtDV5q5U
漏れジャーナルに戻ったともは編集長の言葉に唖然とした
「令子一人で行っちゃったよ、取材」
「えぇ!」
「おめーが携帯切ってっからだよ。まぁ心配すんな聞き込みだけだから」
「はぁ…」力無く答えるとも、そこに奈々子がまたともにちょっかいかけてきた
「落ち着かないんでしょ?」「はぁ…昨日からどーも、不安な感じがして」
「最近、真面目すぎたからねぇ〜」「そーじゃなくて、なんかこー漠然とと言うか…」
「いーの…分かってる…」「何が?」「フゥ…」
奈々子はともの耳に息を吹きかけた。ともは思わず感じてしまった

ギュルルルル…ギュルルルル…令子の車はぬかるみに足を取られてしまい抜け出せなくなってしまった
「あーもう、変なとこ来ちゃうし最悪」
令子が周りを見渡すと、廃墟と化した家が見えた。令子は恐る恐る家の中を進んでいった
すると、そこにはあのちよちゃんが身につけていた筈の服が落ちていた
191あずま士郎:02/09/11 22:38 ID:???
わたし、前つき合ってた2つ年下の彼氏とへんな関係だった・・・
ある時、オナニーするとこ見せてって言ったら、それ以来、向こ
うが見られる快感にハマッた
らしく、毎回オナニーを見せられた。でもわたしもオナニー見る
の好きだつたから
2人の希望はうまく合致した。
ホテル行ってもセックスしないでお互いオナニーしてんの。でも
満足だった!
今思い出してみても、めくるめくエロスの世界でした。
彼を目隠しして、オナニーさせるの。彼のオナニーは激しくて、
目を隠してても、
口元だけで、顔が快感ではげしく歪んでるのがわかつた。
で、お尻の穴を同時に触ると、すぐイキそうになって、「出しちゃ
だめ。我慢して」
って言うと体を痙攣させながら、根元をおさえて必死で我慢す
る。
それをくり返すと、最後の方は「もう無理・・出ちゃうよ、出さして」
ってねだるんだ。
普段は強気なのに、嘘みたいにかわいいの。
「いいよ」って言うと、すごい大きな声出してイク。我慢してた分、
精液もすごい飛ぶの。
もうそれ見てるだけで、私もイキそうでした。
しまいには、カラオケ行っても、「やっていい?」とか言って、歌っ
てる私の横でチャック開けて
こいてた。店員にばれないかハラハラしたし、すごい興奮した。
出す時、ごみ箱に
向かって発射するんだけど、それも興奮した。
192あずま士郎:02/09/11 22:56 ID:AtDV5q5U
その頃大阪は町中を歩きながら、思案していた
(やっぱり鍵は、あずま士郎か忠吉さんか…)
そんな大阪の前に、あずま士郎が再び現れた
「どうしても戦いを止めるつもりか?」「もちろんや」
「おませな正太君の為か?奴はライダーにならなかったことを悔やんでいる。」
「嘘や!」「嘘ではない、戦わなかった事を後悔している。人間なら当然だ」
そう言って、あずま士郎が消えたと同時にちよちゃんが姿を現した
「来てくださいよ。大阪さんが来なければここで私が何するか…みんなが分からないんじゃ…」
そう言いながら、ちよちゃんはカードデッキをちらつかせる
二人は、ビルのガラスの前に移動すると、ちよちゃんはすかさず変身した
「変身!」
大阪はカードデッキを見つめながら何か考え事をしていたが、意を決して変身した
「へんしん!」
ライダーとなって対峙する二人、だがライアはあずま士郎の言葉に悩んでいた
ベノサーベルで攻撃する王蛇。ライアは考え事に夢中で未だに戦いに身が入らない
戦いは一方的な展開となり、ライアはひとたまりもなく叩き伏せられる
「手応えが無さ過ぎます」王蛇がベノサーベルで止めを刺そうとしたその時
間一髪、龍騎が現れライアを救った
「ともちゃんの方が面白そうです」「ざけんなぁ!」
193メロン名無しさん:02/09/11 23:05 ID:???
エロネタと隆起ネタを
二つ同時に進行させるなんてすげーな
たいしたもんだよ
194あずま士郎:02/09/11 23:21 ID:AtDV5q5U
戦いは一進一退の攻防が繰り広げられていた
王蛇がカードを取り出すと同時に、龍騎の蹴りが炸裂し王蛇は後ろに飛ばされた
後を追う龍騎。だが、王蛇はすかさずベントイン
「カシャ!【アドベント】」メタルゲラスが現れ龍騎を吹っ飛ばす
戦いは一気に王蛇ペースとなり、龍騎は一方的にやられ始めた
(正太君…運命は…運命は…)
王蛇の猛攻に、ついに倒れてしまった龍騎。王蛇は二枚のファイナルベントのカード取り出した
「二枚あります。どれがいいですか?」「ざけんなぁ〜!」
龍騎はふらふらの状態になりながらも、必死に立ち上がる
王蛇はベノクラッシュのカード選ぶとすかさずベントインした
「カシャ!【ファイナルベント】デヤァ〜〜〜ッ!!」
龍騎にベノクラッシュが炸裂しようとした瞬間、ライアが龍騎を押しのけた
ドガガガガガァ〜〜〜ン!!!
ライアは龍騎の代わりに、ベノクラッシュを食らってしまった
「大阪!!」「何のつもりですか?大阪さん」
シュウゥゥゥ〜〜……ライアは変身が解け大阪の姿に戻っていく
「お、大阪…」ふらふらとした足取りで大阪に近づこうとする龍騎。だが
ドガッ!
「何を遊んでるんですか?」
王蛇は大阪に近づこうとした龍騎を殴って、いたぶり続けた
だがその時、ナイトが現れて、龍騎を助けた
「大阪を連れて、早く逃げて!」
「わ、分かった…」「ったく…来ないときは一人も来なかったくせに…」
王蛇と対峙するナイト。ナイトはベントホルダーから一枚のカードを取り出した
それは、大阪が榊に渡したサバイブのカードであった
そして、ナイトの周りに風が巻き起こる
195あずま士郎:02/09/11 23:46 ID:AtDV5q5U
ともは、瀕死の大阪を引きずりながら必死に声を掛ける
「しっかりしろ!お前は運命を変えるんだろ!?運命に告げられた通り死ぬのかよ!?」
だが、大阪の答えは驚くべきものだった
「ちゃうねん…あの時占った次に死ぬライダーな…本当はともちゃんやったんよ…」
「!?」「しかし、運命は変わる…」
「大阪!大阪!」「ワン!(大阪さん!)」
「忠吉!救急車!」「ワオン!(うん!)」
電話で救急車を呼ぶ忠吉の姿が映ったガラスを指さしながら大阪は何か言いたそうだった
「何か、言いたいのか!?」
(ともちゃんなら…正太君…あんたは後悔なんかしてない…今なら分かる…あんたは私の運命を変えてたんや…)
(そして、それが大きな運命を変えるかもしれん…私の占いは…やっと…はずれる…〉
大阪は満足そうに微笑むと、ともの腕の中で静かに息を引き取った…
「おい…よせよ…嘘だろ?なぁ…目を覚ませよ…大阪…大阪!大阪ぁ〜〜〜っ!!!」

サバイブのカードをかざすと同時に巻き起こった風はますます強く吹き荒れる
そして、ダークバイザーがダークバイザーツヴァイに形を変える
ダークバイザーツヴァイにサバイブカードをベントインすると同時にダークブレードを引き抜いた
ナイトは一瞬にして姿が変わる。これこそナイトが進化した姿ナイトサバイブだ
196あずま士郎 :02/09/12 00:00 ID:???

もう遅くなっていたが、4人はコンビニで酒類を買って
アパ−トで軽く飲みなおした。夏美は2人の生い立ちについて
聞いた
「すると 良子ちゃんは、地下クラブ行く前は看護婦だったの?」
「ええ、私とはるかは地下クラブで知り合ったんですけど、2人と
も両親が
 借金で夫婦心中しちゃったんです。私たちではもちろん払えま
せん
 滝沢に借金を肩代わりしてもらって交換条件で地下クラブに
‥‥
 2人とも境遇が似てるからってタッグチ−ムを組まされて」
良子は悲しいことを思い出して涙ぐんだ。すぐに洋子が気使う
「ごめんさいね、悲しいことを思いださせて。 もう!夏美ったら」
「いいんです」とはるかが後をついで話し始めた
「2人で怖い地下クラブで慰めあってるうちに、愛し合うようにな
って
 それで、夏美さんと洋子さんにあんな恥ずかしいことを‥‥
‥」
夏美と洋子は納得した。2人の壮絶なレズテクはそうやって磨
かれたもの
なのか‥‥‥。
197メロン名無しさん:02/09/12 02:11 ID:???
やめろ〜〜!!
やめてくれ〜〜!!
198メロン名無しさん:02/09/12 02:20 ID:???
エロネタ面白いヨ!!
199メロン名無しさん:02/09/12 03:04 ID:???
削除依頼出そうと思ったけど、この板のガイドラインよく読むと
「4.現行板の板違い〜“ゴミ箱未満”のスレ」
ってあんだよね。

法の隙間掻い潜るような卑怯なスレだな、コレ。
200メロン名無しさん:02/09/13 04:30 ID:???
>>1が一人で珍走したSSスレって、大概糞で終わるんだよね。
で、中途半端に投げておしまい。

俺が知ってる限り、完走出来たのって↓ぐらいなだな。
http://game.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1009466810/
コレ↑は>>1のセンスと文章力が卓越してた上に、特定のコテとの馴れ合いも
あったから、なんとか完走出来た様なものだったな。
201メロン名無しさん:02/09/13 16:42 ID:???
>>200
うぉ、ナツカスィ( ゚д゚)…
Jはキライだったけど、これは本気で感心したよ。
感情抜きで読み直すと、本気で泣けてくるよ・゚・(ノД`)・゚・。

でもあんな良スレと比べるなんて、チト残酷じゃぁありません事?(w
202200:02/09/13 23:37 ID:???
>>201
俺もこの書き手の馴れ合いっぷりは不快だったけど、
にもましてキャラの萌えっぷりと、話の仕立てが方が巧かったから例示しただけ。
他意はないッス
203200:02/09/13 23:38 ID:???
ageちまったよ・・・。鬱だ詩嚢
204メロン名無しさん:02/09/14 01:06 ID:???
>>200
随分マンセーがいるから軽く読んでみたけど、2年近く付き合うほどの出来ではないな。
まあ、葉鍵系の泣かせゲーみたいなオーラが出てるのは確かだな。信者っぽいカキコもチラホラ見えたし。
いっそ同人ゲーム作っちゃえばよかったのにな。
205メロン名無しさん:02/09/14 03:49 ID:???
2までつづいたりして・・・・
206メロン名無しさん:02/09/14 13:04 ID:???
>>205
『おやさい板であいがっちゃ』がか?(w
207205:02/09/14 13:23 ID:???
>>206
いや、このスレのことだよ(藁
208メロン名無しさん:02/09/15 01:09 ID:sNSHpXBm
>>204
俺も初見だけど、結構しっかり出来てるよ。この『〜あいがっちゃ』って
流石に2ちゃん語辞典に載るだけの事ある職人だね(藁
内輪受けの小ネタをここまで練るのって、よっぽどセンスないとできないよ。
でも、ギャルゲ板の評判みると、人格は最低みたいだな、このJって。
209メロン名無しさん:02/09/15 01:17 ID:???
>>200
糞駄文の後に、こういう本気でホロっとくるの読むと精神的安寧が保ててイイネ(・∀・)!!!
こういう2chオリジナルSSって他にもっとない?

>>207
次スレも別の話題で延々と続くんだろうな(藁
で、あずま士郎が書き込むと「荒らすなヴォゲ!」とか怒られる、と(w
210メロン名無しさん:02/09/15 14:04 ID:???
あずま士郎氏はネタためてるのかな
211メロン名無しさん:02/09/15 19:05 ID:???
ネタためるもなにも、龍騎から大していじってるわけじゃないし
212あずま士郎:02/09/15 22:54 ID:bfaDY3Nl
互いにダークブレード、ベノサーベルを構え対峙する両者
そして、一気に戦いは始まった。だが、ナイトサバイブの圧倒的な力の前に王蛇はベノサーベルを弾き飛ばされてしまう
王蛇は何とか挽回しようと、ストライクベントのカードをベントインした
「カシャ!【ストライクベント】」だが、メタルホーンが王蛇の右腕に装着される寸前ナイトサバイブが打ち落としてしまう
そして、ナイトサバイブの攻撃により王蛇は左腕を負傷してしまった。
だが、その戦いも突如現れたネガゼールの乱入により中断されてしまい、王蛇はどさくさに紛れまんまと逃げ出した

花鶏に戻った、とも達は大阪の死にまだ衝撃を受けていた
「じゃあ、やっぱり大阪は…」
「ああ、そうだよ!私のせいだよ!私をかばって大阪は…私なんかの身代わりに…」
「キュン、キュウ〜ン…(ともちゃんのせいじゃないよ…悪いのはご主人様だよ)」
「どういうこと?」
「ウオォ〜〜ン!!(知らない!もう何も考えたくない!)」
忠吉は悲しみのあまり、花鶏を飛び出していった
「あなた達が、責任を感じるのは勝手だけどこれだけは忘れないで…大阪は自らの意志で死を選んだって事を…彼女はそう言う人だった」
「なんだよ、それ…あんたは何も感じないのか!?」
「ええ、感じない…彼女もライダーだ…ライダーになった瞬間から覚悟は出来てた筈」
「そんな、言葉で片づけんなよ…!」
「じゃあどうする?仇でも討つつもり?」
「そんな…!?そんな事したって、大阪が喜ぶわけでもないし…」
213あずま士郎:02/09/15 23:03 ID:???
「すべてのテ○は日本のアニメ・漫画・ゲームに影響され起きた。アメリカは
日本のこれらの産業が完全に停止されなければ日本の重要拠点である秋葉原・
代々木・一ツ橋・音羽・武蔵野市・小金井市・有明ビッグサイト・中央線沿線
を攻撃する」
 という、アメリカ大統領の突然の声明に驚く日本政府。
 さらに突きつけられるアメリカ国務長官からのフユノート、そこには‥‥
●ソ○ーはプレス○2に関する全ての権利をM○社に引き渡せ
●サンラ○ズ・バン○イはロボットアニメ(特にガン○ム)に関する全ての
著作権・商標をディズ○ーに引き渡せ
●日本で出版・放映される漫画・アニメの舞台はこれから全てアメリカを舞台に
しろ。もちろん全て英語を使え(擬音も例外ではない)
 対応に苦慮する日本政府。そして、混乱の真っ只中にある防衛庁に一本の電話
が入る。
「長官、お電話です」
「後にしろっ」
「○○重工からです」
「‥‥つなげ」
214あずま士郎:02/09/15 23:03 ID:???
 受話器を取る長官
「○○重工より業務連絡、対米兵器はオールスタンバイ、
繰り返す、対米兵器はオールスタンバイ」
(か、完成していたのか)
 絶句する長官。
 そう、こんなこともあろうかと日本は対米決戦兵器を完成させていたのだ。富
士の樹海の下には5体のマシンが今や遅しと出動をまっている。
 防衛庁長官から連絡を受けた新総理官邸では、
「総理、御決断を」
「総理っ」
 椅子に座り、沈思黙考していた総理。だが、突然立ち上がると、
「対米宣戦布告、日本戦隊ライジングサン出動せよ」
 一斉に一礼すると各所に散っていく役人達。しかし、一人だけ残っている者
がいた。
「何かね、君」
「その‥‥、日本戦隊ライジングサンというのは正式名称でありますか?」
「そうだ、マシンに乗る5人の戦死の称号だ。そう発表しろ、マスコミに」
「はい、ただちに」
 と、言って走って総理執務室を出て行った。
 残された総理は一人窓に向かって佇んでいた。彼は後に六人目の戦士、ジャパンシ
ルバーとしてマシンに乗り込むことになる。
 一方、その頃、富士の樹海の下では‥‥。
{第一話前半終わり}
215あずま士郎:02/09/15 23:03 ID:???
 富士山の裾野に広がる樹海の下にライジングサンの秘密基地はある。
その司令室では、
「厳しい訓練によく耐えてくれた。これから辞令を渡す。君達は今を持って日本
戦隊ライジングサンの一員となる。
ジャパンレッド ・大地 守
ジャパンブルー ・青井 隆史
ジャパングリーン・緑川 進
ジャパンブラック・黒田 登
ジャパンピンク ・桜井 和美」
 各員が順番に辞令を受け取って敬礼する。
「生きて帰って来いとは言わぬ。勝て、それだけだ。諸君の健闘を祈る」
 富田司令の敬礼を受けて5人も敬礼を返す。5人はその場で回れ右をして、
司令室を退出した。富田司令は5人の出て行ったドアを見つめながら、
(アメリカの通常兵器なら勝てる。だが、もし核が‥‥)
と、消えない不安を抱えていた。
216あずま士郎:02/09/15 23:04 ID:???
アメリカのホワイトハウスでは大統領が補佐官から報告を受けていた。
「日本は宣戦布告してきたか。作戦・冬の花束の方は?」
「順調です。日本は手も足も出ないでしょう。ですが‥‥」
「ですが?」
「日本は未知の動力で動く新兵器を開発したとの情報もあります」
「恐れるに足らん、いざとなれば核を使え。もし、それでも駄目なら
次の作戦・怪人の訪問を発動しろ」
「はい、それでは失礼します。」
 彼は命令して勝利の報告を待てばよいだけのはずだった。

 その頃米空母から発進した攻撃隊の行く手に日本の迎撃機は姿を現さなかっ
た。なぜなら、アメリカ側の極秘コードで全て使用不能となってしまったからだ。
悠々と首都東京への進路を取る米攻撃隊、その中のE2−Cホークアイが高速
で近づいてくる5つの物体をレーダーで捉えた。ライジングサンのマシンだ。
217あずま士郎:02/09/15 23:04 ID:???

 それから20分後、ライジングサンの基地では、
「マシンは予定した性能を発揮、敵攻撃隊をせん滅。全機損傷軽微」
 オペレーターの報告に歓声をあげる所員達。だが、司令は自分の席から
微塵も動こうとしない。
「司令、何か?」
「敵にはまだ切り札が残っている。ライジングサンに指令。全機合体し、人型
モードに変形して次の攻撃に備えろ」
 司令の言葉に静まり返った戦闘指揮所にオペレーターの声が響く。
「太平洋上からの飛行物体をキャッチ、恐らく弾道弾と思われます」
「ライジングサンに指令、最高速で接近、たたき落とせ」
 オペレーターがライジングサンに伝える。
 司令は考えていた。
(果たしてマシンは核に耐えられるのか?)

{第1話後半終了}

{予告}  弾道ミサイルを止められるのか?ライジングサン。
     そして、アメリカの新作戦・怪人の訪問とは?
     次回「アメリカの核を落とせ」
218メロン名無しさん:02/09/15 23:54 ID:???
駄スレは荒らされて然るべし、だね。
219メロン名無しさん:02/09/16 01:21 ID:???
何事もないようにスレが淡々とすすんでいるのが怖い(藁
220メロン名無しさん:02/09/16 01:37 ID:???
心から素直に荒らせるスレってのも珍しいね。
まぁ、糞SS読んでないけど
221メロン名無しさん:02/09/16 05:51 ID:???
>>219
よっぽど自信があるんだろうね。
何時になったらその自信と実力の凄まじい差に気付いてくれるのだろう?この>>1
222メロン名無しさん:02/09/18 17:38 ID:???
あずま士郎頑張れ
223メロン名無しさん:02/09/19 03:51 ID:???
>>222
よせ。たった数KBでも鯖の負担増やすなよ。
224メロン名無しさん:02/09/21 14:42 ID:???
彼、ぜんぜん来ないな
また入院でもしたのか(藁
225メロン名無しさん:02/09/21 17:13 ID:???
無くなるのヤだから、上げとこう
226メロン名無しさん:02/09/22 01:42 ID:???
http://ex.2ch.net/test/read.cgi/entrance/1032103691/
貼られてたぞ。↑の83に。

( ´,_ゝ`)プッ
227メロン名無しさん:02/09/22 02:00 ID:???
>才能の無い>>1ががんがってます。↓

>今が旬な二つの素材を、奇跡的なまでにつまらなく料理してます。
>あまつさえ、この>>1の「あずま士郎(・・・凄いセンスのネーミング)」が挽回にとった手段が
>「僕は病弱で病院通いでつ。」との同情作戦。
>・・・・様々な意味合いで最低。作品も>>1も。

妥当な評価だな
228メロン名無しさん:02/09/22 02:02 ID:???
( ´,_ゝ`)プッ ( ´,_ゝ`)プッ ( ´,_ゝ`)プッ ( ´,_ゝ`)プッ
( ´,_ゝ`)プッ ( ´,_ゝ`)プッ ( ´,_ゝ`)プッ ( ´,_ゝ`)プッ
229メロン名無しさん:02/09/22 10:40 ID:???
びょうきにまけるな
230メロン名無しさん:02/09/22 11:35 ID:XsVgKM8o
( ´,_ゝ`)プッ ( ´,_ゝ`)プッ ( ´,_ゝ`)プッ ( ´,_ゝ`)プッ
( ´,_ゝ`)プッ ( ´,_ゝ`)プッ ( ´,_ゝ`)プッ ( ´,_ゝ`)プッ
231メロン名無しさん:02/09/22 11:36 ID:???
sage忘れ
232メロン名無しさん:02/09/22 11:38 ID:eislq1kL
233メロン名無しさん:02/09/22 14:42 ID:???
http://ex.2ch.net/test/read.cgi/entrance/1032103691/83
>どっちの『素材』も聞いたことすらないけど、確かに文章力はなさすぎ。
>作者の脳内で展開されてる光景を垂れ流しただけの文章は
>『創作』じゃないってことをこってりと満遍なく問い詰めたい。

パロディの言葉に甘えた無能への訓辞としては、かなり妥当な一文だな。
234メロン名無しさん:02/09/22 17:20 ID:???
単なる>>1のタイピング練習だろ
235メロン名無しさん:02/09/22 23:46 ID:???
アンチがウザくてしばらく見てなかったが、随分ヒドイ事になってるな・・・

>>233
じゃあ、どういうのが「創作」なのか教えてくれ。
文章力なさすぎというのもわからない。どこが下手なんだ?
作者の脳内で展開されてる光景を垂れ流すのがいけない事なのか?
光景を脳内で展開できるのは一つの才能だと思うし、「垂れ流す」と
言うが、思ったことを素直に書けるのは一定の文章力が備わってる
証拠だと思うが。
俺は、この作者の文章を読んで、その光景をありありと思い浮かべ
ることができたけどね。

あと、あかほりを貶してる奴もいたが、俺はセイバーマリオネットJを
全12巻読破した人間ですが、何か?

もしかしたら、俺が間違ってるのかもしれないから、
上手な文章と下手な文章の差というものを具体的に教えてくれ。
できればわかりやすく、上手い文章でな(w
236235:02/09/22 23:54 ID:???
追伸

あかほりの使う擬音は、小説で爆発音などのSEをリアルに表現するための
一種の試みだと思うよ。アホとかいうのは頭が固いんだろうね。
もしくは、「がちょ〜ん」とか「ぴょ〜ん」とかいうおどける時に使う擬音と
イメージを重ねてしまうのかな?
それも間違ってはいないが、コントの見過ぎであるのは確かだ。
「擬音=アホっぽい」というイメージに固執するのもアホ臭い気がするのだが。
237メロン名無しさん:02/09/23 01:48 ID:???
あかほりの小説は立ち読みで十分読み通せる罠

っていうかアレ小説じゃねーし
238メロン名無しさん:02/09/23 02:18 ID:???
ていうか、94と235と、あずま志郎の書き込みが見事なまでに重ならないのは
不思議だね。

突っ込んではいけないのかもしれんが、志郎が書きこまなくなったら94が
現れて、94が消えたと思ったら志郎が退院(wwww
してくる。
そして志郎がひとしきりコピペを終えると、235が入れ替わる様に…。
239メロン名無しさん:02/09/23 03:16 ID:???
あかほりのは小説じゃない、【字マンガ】だよ。
最近のライトノベルにはそういうのが増えて嫌だねえ。

情景を的確に現す語彙に乏しいから、擬音に頼るんだよな。

ていうかこのスレのは字マンガですらねえよ。
只の龍騎実況文じゃねえかよ。リアルタイムで書いてるかビデオ見返して
書いてるかの違いでしかない。

現時点で随分前の龍騎をネタにしてるが、あの文読んで
「光景をありありと思い浮かべることができた」ってすごいな

>「グオオオオォォォォォ〜〜〜〜〜ン!!!」
とか
>「そうです、龍騎です。ウ〜〜ッ!」ドガッ!ドガッ!
とかの擬音まみれの文だと、一番新しい話を文章化されて初めて
なんとか光景を思い浮かべられる程度だろ。

こんな古いネタを擬音で書かれて光景を想像でき得るのは、偶然
同じ話数を見返してる人間か、あずま志郎本人だけだと思うぞ?

「書くな」とは言わんが、文章力の稚拙さは認めろよ。
240メロン名無しさん:02/09/23 04:13 ID:???
1のSS叩いてる奴らって、自分に才能ないから妬んでるだけだろ?
いい加減見てて気分悪いよホント。
っていうかそんなに言うならひとつ1の代わりにSSでも書いてみろって。
てめえら1のSSを幼稚園児の作文とか言って見下してたけど、
良い文章、上手い文章っていうのはまさに1の作品みたいなのを言うんだよ。
しょうもない嫉妬で目が曇ってるお前らは認めたくないんだろうけどさ。
241メロン名無しさん:02/09/23 10:04 ID:???
>>240
っていうかそんなに言うならひとつ叩いてる奴の代わりにSSでも書いてみろって。
書いてない奴が言えるセリフじゃないよ。オレモナー
少なくとも擬音だらけ+「だつた」+無駄な改行が多い作品はお世辞にも「上手い」とは
いえないと思うがなー
242メロン名無しさん:02/09/23 10:37 ID:???
>>240
だったら、>>239が指摘した部分を論理的に否定してみろよ
都合の良い箇所だけ抜粋して反論するなよ?
243メロン名無しさん:02/09/23 10:48 ID:???
おもしろいぐらい1vsその他だな。
1の擁護者がいるように思えないんだが・・・
いるのなら、1のどのレスのどの部分がどう面白かったかが聞きたい。
244メロン名無しさん:02/09/23 10:49 ID:???
>>240
君のほうが、1より文章上手いよ。
245メロン名無しさん:02/09/23 10:54 ID:???
>>243
>1の擁護者がいるように思えないんだが・・・
ワラタ
良い含みだ。つまり擁護者=あz(以下略
246メロン名無しさん:02/09/23 11:11 ID:???
>>240

>>142一行目の
>ガンッ!ガンッ!ガンッ!
だけで、どんなシーンか理解しろっていうような書き方が

「良い文章、上手い文章」ですか?
247メロン名無しさん:02/09/23 11:52 ID:???
うひょ!
248メロン名無しさん:02/09/23 12:17 ID:???
1のSSは秀逸である、いや駄文である、でディベートしよう。
俺駄文派。
秀逸派キボンヌ。
249メロン名無しさん:02/09/23 13:07 ID:???
あらら、皆さん意地でもあずま氏を貶そうと必死ですね(w
ずっと読んできたから分かるんですけど、氏の文章はかなり高度ですよ。
まあそれゆえ氏の作品を理解できない人達がいるのも無理ないですが。
しかしアニメオタクって本当に粘着ですね。
ろくでもないアニメばかり見て育つと、こういう人間になってしまうんでしょうか。
うだうだと新しい才能にケチつけてる暇があったら、もっと沢山の本を読んでください。
氏も自分の作品をこんなところで発表することはなかったと思います。
ネクラオタクの口に合わないのは分かりきってたんですから(w
250メロン名無しさん:02/09/23 13:14 ID:tgJAe9sY
>>249
そんな貴方は一日何冊の本を読まれてるのでしょうか?
私は平均して小説を5冊程度ですので、足元にも及ばないと思うのですが。
251メロン名無しさん:02/09/23 14:00 ID:???
あずま志郎必死だな(w
252メロン名無しさん:02/09/23 14:21 ID:???
>>248
漏れも駄文派ね。
秀逸派いないか?

でも1はディベート出来るような能力無いんじゃない?

駄文派はこれまでも、どこがどう駄文なのか具体的に指摘してたけど、
秀逸派である94=235=1(wは、まだ否定派の否定(罵倒)ばかりで
具体的にどこがどう秀逸なのか提示出来てないからねえ。

よほど悔しかったかしらんが、おちけつ。
まずは>>239さんの指摘に答えてみ?
253メロン名無しさん:02/09/23 14:40 ID:???

  ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ       /ヽ
        ,.‐'´ `''‐- 、._ヽ   /.i ∠,. -─;==:- 、ゝ‐;----// ヾ.、
       [ |、!  /' ̄r'bゝ}二. {`´ '´__ (_Y_),. |.r-'‐┬‐l l⌒ | }
        ゙l |`} ..:ヽ--゙‐´リ ̄ヽd、 ''''   ̄ ̄  |l   !ニ! !⌒ //
.         i.! l .:::::     ソ;;:..  ヽ、._     _,ノ'     ゞ)ノ./
         ` ー==--‐'´(__,.   ..、  ̄ ̄ ̄      i/‐'/
          i       .:::ト、  ̄ ´            l、_/::|
          !                           |:    |
             ヽ     ー‐==:ニニニ⊃          !::   ト、
おれたちはとんでもない思い違いをしていたようだ。これを見てみろ。
まず「あずま士郎」を英字で表記する。
『Azuma-Shiroh』
これをAを00,Bを01,…という風に00〜25の数字を当てると、
『0025201200-180708171407』
つまり25,201,200−708,171,407
『-18045616207』
94と235が同一人物なのは明白であると言う事を考えれば、文中に|94-235|の数字の自由度が加えられて当然だ。
よって94〜235を自由に加算修正した計算式を出す。すると導き出される解は

『X=(-18045616207(+or−or×or÷)|94-235|(+or−or×or÷)|94-235|……)』

そしてこの数式の可能性から『94191423503041920』 というを数字を算出できる。
これから上記のアテ方を逆算し、94と235の重要性を考慮して残すとすれば、
するとできあがる言葉は・・・・・・『94to235detu』 、そう、『94と235でつ』

つまり!Xことあずま士郎が94と235が同一人物だと言う事実は、
守本浩二センセ〜の認定付きだったのだ!!
254メロン名無しさん:02/09/23 14:41 ID:???




         ナ ゝ   ナ ゝ /    十_"    ー;=‐         |! |!   
          cト    cト /^、_ノ  | 、.__ つ  (.__    ̄ ̄ ̄ ̄   ・ ・   
            ,. -─- 、._                 ,. -─v─- 、       _
            ,. ‐'´      `‐、             ,‐'´        `‐、, ‐''´~   `´ ̄`‐、
       /           ヽ、_/)ノ      <         ヽ‐'´            `‐、
      /     / ̄~`'''‐- 、.._   ノ       ≦         ≦               ヽ
      i.    /          ̄l 7    ↓  1  イ/l/|ヘ ヽヘ ≦   , ,ヘ 、           i
      ,!ヘ. / ‐- 、._   u    |/     _,‐―‐、,l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、l イ/l/|/ヽlヘト、       |
.      |〃、!ミ:   -─ゝ、    __ .l    /    ヾレ二ヽ、 、__∠´_ |/ | ! |  | ヾ ヾヘト、    !
      !_ヒ;    L(.:)_ `ー'"〈:)_,` /.   /     / iヽ_(:)_i  '_(:)_/ ! ‐;-、   、__,._-─‐ヽ. ,.-i、
      /`゙i u       ´    ヽ  !..  | | ///.ノ | i   ,!   `   ( } ' (:)〉  ´(:.)~ヽ  |//ニ !
    _/:::::::!             ,,..ゝ!... i' .| | <・> | !  ヽ '      i゙!  7     ̄     | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、    r'´~`''‐、  /.....|  | 'ーU―,! '!、  ‐=ニ⊃   / !  `ヽ"    u    i-‐i
 !    \::::::::::::::ヽ   `ー─ ' /  ......| | .|  U (_^_) ヽ  ‐-  /  ヽ  ` ̄二)      /ヽト、
 i、     \:::::::::::::::..、  ~" /    ...|  ト、  /+++| ヽ.__,./   //ヽ、 ー         / ゝ
 .! \     `‐、.    `ー:--'´       | i ゝ\  ̄  //イ;;:::::    //〃 \   __,. ‐' ./ / \
  ヽ \     \   /       .. //∧|   |~`ー‐/i:::::.      //    ̄ i::::   / /

255メロン名無しさん:02/09/23 14:42 ID:???
縦読み
256メロン名無しさん:02/09/23 14:51 ID:???
ホントだ。気付かんかった……
257メロン名無しさん:02/09/23 14:54 ID:0VMljmUh
ってかさぁ、肯定・擁護派の人はさぁ、>>120-121とか>>150とか読んで無い訳?

誉め方が下手!
 悲しいほど擁護が下手!
  泣きたくなる程肯定が下手!

ってか94=235。お前ホントはただの煽り&荒らしだろ?
擁護のフリしてスレ荒らしか。最低だな。
258メロン名無しさん:02/09/23 14:56 ID:???
>>255-256
あっ、漏れ騙されちゃった・・・
   ||
 Λ||Λ
( / ⌒ヽ
 | |   |
 ∪ 亅|
  | | |
  ∪∪
   :
   :

 ‐ニ三ニ‐

259メロン名無しさん:02/09/23 15:04 ID:tgJAe9sY
>>255
Σ(゚д゚lll)ガーン
ここで縦読みですか・・・
260メロン名無しさん:02/09/23 15:12 ID:???
>>240だけでは気付かなんだ…。
最近こう綺麗に決まった縦読みもそうそう見ないな。
261メロン名無しさん:02/09/23 15:19 ID:???
>>240 >>249
作者同じか?
262メロン名無しさん:02/09/23 15:31 ID:???
どうなんだろね。作者まだ居る?
俺は249は一目で気付いた(けど無粋だから黙ってた。ホントだぞ(笑)
けど240はそのあとで読み返してやっと気付いたよ。
263メロン名無しさん:02/09/23 18:44 ID:???
>>262
おれは逆だ。
冒頭に1がくる長文はとりあえず縦に読むくせがあるんだわ。
264メロン名無しさん:02/09/23 20:46 ID:???
>>235
>漏れはセイバーマリオネットJを
>全12巻読破した人間ですが、何か?
ってなあ…。

あのばかほりですら、こんな稚拙なSSは書かないぞ?
12巻読破しても、なんにも学んで無いと見た!
まあ学ぶものなんて無いがな。

あと
>あかほりの使う擬音は、小説で爆発音などのSEをリアルに表現するための
>一種の試みだと思うよ。
はっ!
>ドン!ドン!ドン!
>チュイーン!チュイーン!
>王蛇(ちよ)「 ハッ!」ガキーン!!
>ゾルダ(よみ)「グァハッ!」
>ズオオオオオオオオ〜〜〜〜ッ!!!
>ゾルダ「無駄だ…カチッ!」
>ズダダダダ!!ドヒュン!ドヒュン!ドヒュン!バリ!バリ!バリ!ズバ!ズバ!ズバババ〜〜ン!
>龍騎「のわ〜〜〜〜っ!!!」
>ナイト「ウワァ〜〜!!」
>ライア「あ〜〜〜〜」
>王蛇「キ〜〜ン♪」タタタタタタッ……!
>王蛇「ハッ!!ハァ〜…!ダァ〜〜〜〜〜ッ!!!!」



リアルか?
265メロン名無しさん:02/09/23 22:36 ID:???
>212前半、ちょこっとリライトしてみたけど、どんなもんだろう。
−−−
 対峙する二人――。
 ナイトサバイブの手にはダークブレードが。
 王蛇の手にはベノサーベルが。
 あたかも獲物を狙う野獣の牙の様に、鈍い輝きを放っていた。
 刹那――。
 両者は跳躍し、静寂のミラーワールドに、無音のゴングを打ち鳴らした。
 交差する剣と剣とが激しい火花を散らす。一合、二合――刃の打ち合わされる音のごとに、
王蛇は自らの不利を悟らざるを得なかった。ついにその右手からベノサーベルが弾け飛ぶ。
「くっ……!」
 ナイトの仮面の奥に、余裕の笑みが透けて見て取れた――気がした。その想像は王蛇の血流
を一瞬にして沸騰させた。
 王蛇はVバックルから新たなカードを引き抜いた。ストライクベント――メタルゲラスとの
契約がもたらしたそれは、今度こそ、あのいけ好かない野郎を打ちのめすだろう。その王蛇の
確信は、しかし、実現する事はなかった。
 メタルホーンが王蛇の右腕に装着される、その一瞬を狙って、ダークブレードの狙い澄ました
一撃が加えられたのだ。返す刀で、王蛇の左腕に斬撃を叩き込む。鈍い痛みが走り、王蛇は
半歩よろめいた。
「なんだってこいつは、こうも俺をいらいらさせやがる……!」
 王蛇の低い呟きは、毒のような瘴気に禍々しく彩られていた。

−−−
もはやあずまんがでもなんでもないな(w
266メロン名無しさん:02/09/23 22:37 ID:???
>>94>>235=>>1
には、以下のSSを捧げるよ。
tp://www.asahi-net.or.jp/~zv5k-szk/itadakimono/7month2.htm

文章力も、自画自賛っぷりも良い勝負だ。
267メロン名無しさん:02/09/24 00:32 ID:???
>>265
コピペ?やけに上手いな、と思ったら

・・・なんだ、別人か。
ほんと、>>1以外の長文は面白いな。>>1以外は、ネ♥
( ´,_ゝ`)プッ
268メロン名無しさん:02/09/24 01:14 ID:???
>>265
なにげにさらっと書けちゃうところがすごい
さあ、どうするあずま死!
269メロン名無しさん:02/09/24 15:09 ID:???
あずま士郎d走?
270メロン名無しさん:02/09/24 16:36 ID:???
あずま士郎が逃げた以上、この戦いに意味は無い。
このスレは深く深く沈めよう。
271メロン名無しさん:02/09/24 17:27 ID:???
よーし俺代わりに書いちゃうぞー
272メロン名無しさん:02/09/24 21:36 ID:???
まあ、あずま士郎が来なくなった途端、どういう偶然か
94=235も来なくなったわけだが
273メロン名無しさん:02/09/24 22:06 ID:???
そうか、あずま士郎が手首切って逝ったから、

あずま士郎を擁護するためだけに存在していた94=235も

消滅したんだ!
274メロン名無しさん:02/09/25 01:31 ID:M6N8PsEO
もう駄文はいいよ。

誰か新しい設定で書きませんか?
>>265さん再登場キボンヌ
275メロン名無しさん:02/09/25 04:50 ID:???
>>274
それいいね。

でも、問題は龍騎とあずまんがの折衷なんだよね。
>>1がこんなに叩かれるのって、文才の無さも確かだけど、ネタの拙さもあるんだよね。
でもこんだけ書けるんだったら、習作として、単に龍騎のノベライズでもいいかもね。

スレの良質化に期待(だけどsage)
276メロン名無しさん:02/09/25 04:57 ID:???
途中、一回話が出たけど、
キャラの配置もいれかえるべきかと思う。
ちよちゃんが王蛇であるというのも、天才である事と、神崎に優遇
されてる事を照らし合わせれば有りだけど、脱獄囚っていうとこで
無理しすぎだし。

いっそのこと王蛇はゆかり先生か、ともが妥当じゃないかと。
277メロン名無しさん:02/09/25 05:34 ID:???
あるいは一番イライラしてそうな、よみあたりを王蛇に。

神崎士郎=ちよちゃん
神崎結衣=忠吉さん
ナイト=榊さん
ライア=かおりん

龍騎=大穴狙いで大阪とかどうでしょう?

ていうか、弁護士とか、刑事とか、脱獄囚とかの設定は
無くしちゃっても良いと思うのですが…。
278メロン名無しさん:02/09/25 05:46 ID:???
>>277
いいね。ちよちゃんが留学先のアメリカで消息を絶ったと思ったら、
嘗ての同級生達の前に現れて、カードデッキを手渡す。

己のエゴの為に戦いに参加するものがいる中、大阪は仲間を、
且つ、ちよちゃんをも救おうとする。

或いは、在学中のパラレルストーリーとして
何かの研究中にちよちゃんが姿をけして、高校の理科室が封鎖される。
…でも、高校を舞台にする場合、高校の名前が判らないのが枷になりそうだ。

どうしたらいいの?
ねえ、どうしたらいいの?
279メロン名無しさん:02/09/25 05:59 ID:???
きっともう駄目なんだよ(このスレは)
280名無士郎:02/09/25 10:00 ID:???
>>277さんと>>278さんのを参考に、ちょっと書いてみました。
>>265さんには及ばないですが、テストって事で。
――――――――――――――――――――――――――――――

 あれから三ヶ月。

 春日 歩は普通の大学生として毎日を過ごしていた。
 あれからの彼女は、それなりに勉強もし、遅刻も減った。高校時代に比べると、本当にしっかりしてきたと
言えるかもしれない。
 大学での彼女の呼び名は「春日さん」「あゆむ」「あゆ」など、様々であった。
 勿論、あの名前で呼ぶものなどいない。
 彼女自身、その事に一抹の寂しさを感じていた。

 初めての大学生活、初めての一人暮しなど、のんびりした彼女にとっては初めての慌しい生活。
 大学の授業や家事に追われて、楽しかった高校生活が「良い思い出」になりかけてた頃…。

 「大阪さん」

 街の真ん中で彼女は、懐かしい名前で呼ばれた。

 「だれや?」

 「大阪さん、私ですよ」

 舌っ足らずな愛らしい少女の声。彼女が忘れるわけなど無かった。

 「ちよちゃん? ちよちゃんか?」
281名無士郎:02/09/25 10:01 ID:???
 「大阪さん…」

 「…さか…ん…」

 少女の声は、少しづつ遠ざかっていく。

 ―歩― 大阪は、反射的に声を追って走りだしていた。
 一瞬ではあるが、舗道傍のショーウィンドウに、あの少女の見覚え有るおさげが映っていたのだ。

 「ちよちゃん、どこやー?」

 「大阪さん、こっちですよ…」

 その少女“ちよ”の声を追って、大阪はビルの隙間に入り、裏道深く入りこんでいた。
 或いは、誘いこまれていたのかもしれない。
 入り組んだ迷路のような道をひたすら走った。

 「あ…あかん…」

 大阪の足がもつれ、前のめりに倒れこむ。
 そもそも高校時代はクラスで一番足が遅く、持久力も無かった彼女にとって、これだけの距離を全力疾走したのは
多分、生まれて初めての事だっただろう。

 「も、もう限界や…くじけそうやー…」

 「……いいんですよ、もう着きましたから」

 「え………?」
282名無士郎:02/09/25 10:02 ID:???
 うつ伏せから上体を起すと、そこは終点、袋小路だった。
 嘗て民家が有ったであろうその場所は、家と言うものを構成していた部品の残骸が、無造作に散乱しいるだけだ。
 ドアだったもの、柱だったもの、そして窓だったもの。
 窓枠はひしゃげ、窓に嵌まっていたガラスは割れ、無残な状態である。

 しかし、それらは飽く迄も残骸。誰かが隠れられる程、多く残っている訳ではなかった。

 「ちよちゃーん、どこおるんやー?」

 「…ここですよ、ここ」

 信じ難い事だが、その声は“ガラスの中”から聞こえていた。

 「んなー!?」

 「やっと逢えましたね、大阪さん♪」

 大阪がガラスを覗きこむと、そこには見覚えのある顔…ちよの無邪気な笑顔が揺れていた。

 「ち、ちよちゃん!なんでガラスの中におるん?」

 「いいじゃないですか、そんなこと…」

 「…ええこと無いやん…」

 ちよの顔に安堵の色が浮かんだ。以前と変わらぬ大阪の姿に安心したのだろうか。
 しかし次の瞬間彼女の表情は険しいものへと変化した。

 「大阪さん…みんなと会いたくないですか?」

 「あ…会えるん?」
283名無士郎:02/09/25 10:03 ID:???
 ガラスの中のちよが、いつの間にか手に何かを持っていた。
 ちよがそれを投げると、それはガラスを透過して大阪の手の中に収まった。

 「これは…?」

 「同窓会の…招待状です」

 「なんやって?」

 大阪は手の中のものをまじまじと見つめた。
 数枚のカードが収まった小さな薄い箱…。
 頭に無数の疑問符を浮かべている大阪に対し、ちよが口を開く。

 「カードデッキですよ、それを使って戦うんですよ」

 「…戦う…」

 ちよの言葉の後半、危うく聞き逃してしまいそうだったが…。

 「戦うんか!?」

 「はい。使い方は榊さんに訊いて下さい」

 またしても大阪の頭に大きな疑問符が浮かぶ。
 問い返そうとした時、ガラスの中に少女の姿は無かった。
284メロン名無しさん:02/09/25 10:03 ID:???
ガンッ ガンッ ガンッ
285名無士郎:02/09/25 10:08 ID:???
取り敢えずはここまでで。

やっぱり265さんみたいには書けないです。
286メロン名無しさん:02/09/25 10:18 ID:???
このキャラがこのライダー役と決めちゃったのが失敗だったと思う。
287名無士郎:02/09/25 10:24 ID:???
>>286
確かにそうかも知れませんね。
でも、飽く迄もテストパターンとしてやっていますので、
せめて、変身するくだりまではこの設定で書かせて頂きたいのですが、
如何でしょうか?
>all
288メロン名無しさん:02/09/25 16:51 ID:???
期待してますよ〜>名無士郎氏

俺も書きたかったな……技量的にはあずま士郎に毛が生えた程度だけど(藁
別パターンて事でちょこちょこ書いて良いですか?
289メロン名無しさん:02/09/25 18:29 ID:???
あずま士郎のやつもキャラ配置は悪くないと思う。
ちよ=王蛇は互いのキャラの折衷が難しそうだが、逆にうまくできれば面白い。
問題はそれ以前の部分にあるんだが……

>>名無士郎氏

応援します。あまり無理しないでマイペースでいいっすよ。
290メロン名無しさん:02/09/25 18:42 ID:???
今レスを読み返してたけど、
>>96
>駄ネタスレって大きく分けて2通りあるよね。
>ツマンナイって罵倒レスしかないのに必死に続ける香具師と、
>叩かれてショゲてヘタレて逃げる香具師と。

最初は前者かと思ったけど、今やすっかり後者ですな。

しかし、あずま士郎以外の人は擬音なんか使ってないですね。
意地もあるんだろうけど、良い事だね。
291277:02/09/25 18:57 ID:???
誰かも言ってたけど、王蛇は契約のカードを三枚持ってたり、
さらにそれを合体させるカードまで持ってたりで、明らかに神崎士郎に
優遇されてるじゃない。
加えて本人の、人を殺す事になんの迷いも無いことが、王蛇の圧倒的な
強さに繋がってると思うわけ。

その、ゲームバランスを崩しかねない強さは、ちよちゃんの「天才」という
設定と、上手くすればイコールに出来たはず。

あずま士郎がそこまで意図していたかというと、漏れは「NO」だと思うけど(w
その後の料理の仕方が最悪だった訳だし。
なので、一旦白紙&弁護士、脱獄犯云々の設定も無くしては?
と思ったのです。
292名無士郎:02/09/25 21:17 ID:???
>>288
>>289ありがとうございます。
まだ皆さんの総意とは言えないかもしれませんが、取り敢えず
今夜半くらいに続きを貼ります。
予告(?)通り、変身するところまでです。

続けるかどうかは、或いは設定変更するかどうかは、皆さんの判断に
委ねたいと思います。
293名無士郎:02/09/25 21:23 ID:???
あと、
>>288さん
>別パターンて事でちょこちょこ書いて良いですか?

私一人にその権限があるとは思いませんが、個人的には色々な
パターンが見れて良いと思いますので、書いて頂きたく思います。
一人っきりで書くのも寂しいですし。
294名無士郎:02/09/25 23:38 ID:???
>>283からの続きです。
―――――――――――――――――――――――
 「ちよちゃん、ちよちゃん!?」

 その時、大阪の背後で砂利を踏む音がした。

 「!」

 振り向くと、そこには長い黒髪をなびかせた長身の女性が立っていた。

 「榊ちゃーん! 久し振りやなー」

 「ああ…」

 その女性―榊も、すぐに大阪の手の中にあるものに気付いた。
 カードデッキ…。

 「それ…」

 「あー、さっきちよちゃんに貰うたんや。榊ちゃんに使い方訊けー言うとったでー?」

 「…………あ、あの…」

 榊が何かを言おうとした時…。

 ―高音の耳鳴りが、頭の中に響き渡った―

 「あ…あうう…」

 思わず頭を抱えてしまう大阪。対称的に、眦(まなじり)を上げる榊。
 榊の方を向いた事で、ガラスに背を向けていた大阪。
 彼女は背後のガラスから迫る危機を未だ知らずにいた―――――。
295あずま士郎:02/09/25 23:38 ID:W0o6bMOO
傷つきふらふらになりながらも、ちよちゃんは隠れ家の廃墟に戻ってきた
そして戻ってきたちよちゃんを見た令子は、驚いた拍子に積み上げたオイル缶を崩してしまった
「誰です!」
令子は開き直ったかのようにちよちゃんの前に姿を見せた
「美浜…ちよね…?」
「あなたは確かどこかで…でも刑事さんには見えませんけど…」
令子は携帯電話を取り出し110番を押して連絡しようとした
だが、それを見てちよちゃんは笑みを浮かべながら呟いた
「無駄です…拘置所に送り込んだところで私は何度だって脱獄します」
それを聞いた令子は、携帯電話を切った
「確かにそうね、あなたなら出来るかもね。私知りたいの。」
「私の事を知りたい人がいたなんて驚きです。何が知りたいんですか?」
「あなたがどうやって脱獄したのか?死んだはずのあなたがどうして生きているのか?」

その頃榊は大阪の形見とも言うべきサバイブのカードを見つめながら一人涙を流していた
296名無士郎:02/09/25 23:39 ID:???
 肉眼では捉えにくい、ごく細い糸が大阪の首筋を捉えた。
 彼女がその違和感に気付いた時には既に遅く、喉を急激に絞られる感覚と共に後方に引っ張られるのを感じた。

 「あっ…ああ??」

 間一髪、榊の手によって糸が掃われ、難を逃れた大阪だったが、状況を把握するにはまだ時間が足りなかった。
 混乱する大阪に榊が言う。

 「あたしの…やる通りにして」

 「げほげほ…なー…なんやの?」

 「あたしの真似を!」

 そう言うと、榊はジーンズのポケットからカードデッキを取り出した。

 「あー! それは…」

 榊はデッキを左手に持ちかえると、ガラスに向けた。
 ガラスの中にベルトが現れ、榊の胴に装着される。そして……。

 「変身!」

 そう叫ぶや、ベルトのバックル部分にカードデッキを装填した。
297265:02/09/25 23:40 ID:???
うお、なんか良スレ化のきざし(w
>>1>>235と話してみたかったんだけど、まあこれはこれで良し。

>>名無士郎さん
謙遜されてますが、大阪の心理描写とかすごく上手いと思いますよ。
ていうか先が楽しみだったり。シリアスタッチで行くんでしょうか?
298名無士郎:02/09/25 23:41 ID:???
 「へ、変身?」

 確かにそう聞こえた。TVのヒーローものでしか聞かないような言葉に、なんとも言えないむず痒さを
感じた大阪だったが、文字通り“変身”した榊の姿に、漸(ようや)く状況を把握した。

 「変身するんやー榊ちゃん。…あたしも?」

 榊は語らず、ただ頷いた。
 大阪は暫くデッキを見つめ、意を決して立ちあがると、デッキをガラスに向けた。

 「へんしん!」

 大阪の姿も変わった。
 改めて自分の姿を見つめ、榊の姿を見つめる。
 榊の姿は、鉄仮面を思わせるマスクに中世の鎧のような胸当て。
 彼女の長い黒髪を想起させるがごとく風になびく漆黒のマント。
 そして、手には蝙蝠をモチーフとした柄のサーベル。
 その姿はまさに「騎士(ナイト)」であった。

 「あー、榊ちゃんかっこええなあ…。あたしはどうなんやろう…」
 
 ガラスに映った自分の姿をみる大阪。
 やはりそれは、一見すると騎士然としていたのだが、大阪の脳裏には全く違うものが連想されていた。

 「あー、デンセンマンやーん、ごっつカコワルイわー…」

 …思わず大阪の年齢を疑いたくなる発言だが、こう見えても彼女はまだ18歳である。
 榊はそんな大阪のボケなど気に留める様子も無く、黙ってガラスに近づいていった。
299名無士郎:02/09/25 23:41 ID:???
 「あ、榊ちゃん、あんまり近づいたら手ェ切れるでー?」

 しかし、またしても大阪の目に信じられない光景が映った。
 榊の身体がガラスの中に入りこんでしまったのだ。

 「え? え? 入れるん?」

 暫くの躊躇ののち、大阪もガラスに近付いた。
 そっと伸ばした右手、その指先がガラスに触れようとした時、
 指先に圧力は感じなかった。ガラスの中に、やはり入り込んでいたのだ。

 「あ、あははは」

 大阪はその奇妙な感覚が面白くてたまらなかった。右手、左手、右足を鏡に沈めていく。

 「あははははは、あははははは……」

 そして、顔がガラスの中に入った瞬間、大阪の身体は全て、ガラスの中に吸い込まれてしまった。
300名無士郎:02/09/25 23:48 ID:???
取り敢えず、現時点ではここまでです。
あずま氏も復活しそうですし、折り合いを考える必要がありそうかとか。

>>297
265さん、ありがとうございます。
元々は名無しのネタスレ職人気取りの者ですんで、こっちではちょっと
シリアスというか、パラレルあずまんが風に作りたいと思っています。
ギャグは無理しない程度に(w

265さんの文章も素晴らしかったです。265さん流のあずまんが龍騎も
読んでみたいです(^^
301メロン名無しさん:02/09/25 23:55 ID:???
なんであずま士郎はキリのいいところまでまとめてアプしないんだ。
302あずま士郎:02/09/25 23:58 ID:W0o6bMOO
令子は編集長に報告するため漏れジャーナルに電話していた
「おぅ令子か?どうなんだ美浜の取材は?」
「えぇ…あの…その…」
令子の返事は何かしどろもどろで様子が変だった
編集長は何時もの令子と違う事に何か感づいたのか令子に警告した
「お前、なにかやばい事に首つっこんでんじゃないだろうな?俺達は警察じゃないジャーナリストなんだ。越えちゃならない一線てのがあるんだぞ」
「は、はいそれは分かってます編集長。ところで滝野さんは?」
「昨日からさっぱり連絡無しだ。最近真面目すぎたからその反動って奴かもな?」

ちよちゃんは苦しみ悶えながら、必死に傷の治療をしていた
そして令子が、ちよちゃんの元の戻ってきたときちよちゃんはおもむろに叫んだ
「殴ってぇ!!」
ちよちゃんは鉄パイプを令子の元に放り投げた
「それで…私のお尻を殴って…!!殴るのも殴られるのも好きなんですよぉ…だから殴って…殴ってぇ!!」
そう言いながら立ち上がったちよちゃんは後ろの壁に向かって頭突きをしてその場に崩れ落ちた
「私知ってるわ、あなたが逮捕された理由。あなたはただイライラするという理由だけで人を傷つけた。でも、そんな理由で人を傷つけるなんて信じられなくて」
「あなたも同じですね…世の中の人はみんな同じ事を言います」
「あなたのその憎しみの理由は何なの?」
ちよちゃんはおもむろに呟いた
「あなた…泥を啜ったことありますか?私はあります…食べ物が手に入らなかった時なんか…今でも私の口の中には泥の味が残っています!」
303メロン名無しさん:02/09/26 00:09 ID:???
>>302
あずま士郎に聞きたい。
あんたにとってあずまんがのキャラって何?思い入れってあるの?
アンタの駄文に登場するちよちゃんって何歳?

天才小学生、お金持ちの設定はどこに行ってるの?
卒業から6〜7年経ってて、その空白の時間に
今回の台詞に繋がるような、泥をすするような事があったって事?

時間経過を示すような記述あった?ていうかしてた?
ホントにただ登場人物があずまんがに摩り替わってる「だけ」の
龍騎の粗筋書き出し文じゃん?
つーかコテハンのあずま士郎と、本編のあずま士郎の関係って
なによ?
ただ、作中のあずまんがキャラに、自分の名前呼ばせて悦に逝ってる
だけちゃうの?
304メロン名無しさん:02/09/26 00:09 ID:???
正直、他の「OOまんが大王」系のスレと比べると面白くない。
305あずま士郎:02/09/26 00:28 ID:K+/p5/R1
忠吉は旧あずま邸に再びやってきた
「ウ〜ワン…(もう、怖いなんて言ってられない)」
旧あずま邸の中を進んだ忠吉はあちこちのガラス戸に貼ってある紙に驚いた
「ワ、ワオン!?(何なんだろう、これ!?)」
「ワオオォ〜ン!キュゥン…(出てきてよ、ご主人様!もうやだよ…)」
ふと、忠吉は窓ガラスの紙に挟まっていた一枚の絵を見つけたのだった

一方令子はちよちゃんのことを聞くためによみの事務所に足を運んでいた
「え!?美浜ちよについて知りたい?」
「えぇ、私知りたいの。美浜の弁護をしたあなたなら詳しいだろうと思って」
「やめましょうよ…あんなガキの事は…あなたはもっとふさわしい人がいるはずだ。例えばこの水原暦とかね」
「私、あなたと遊んでる暇は無いの!帰るわよ…」
そう言って、令子が背を向けて歩き出そうとした瞬間、よみがちよちゃんついて語りだした
「美浜ちよ、19××年生まれ。数年前に実家の火事で両親と2歳年下の妹ちゆを失っている」
「火事?」令子はちよちゃんにあった右肩の火傷の痕を思い出した
「ところがだ、美浜は死んだと思ってるようだが妹のちゆは生きている。火事の後、親戚筋に引き取られたようだ」
「その事を美浜は知ってるの?」
「さあね…私も教えてやる義理は無いしね。さあこれで良いでしょ?次はこの水原暦の華麗なる過去についてお話しましょ♪」
「悪いけど、私美浜にしか興味ないの。あ、それから妹さんの居場所教えてくれる?」
令子は、ちよちゃんに関することだけ聞くとさっさとよみの家から出ていった。呆然とするよみ
「みるちー、聞いた…?」「…はい」
「私よりちよちゃんの方が良いんだってさぁ!私より…ちよちゃん…?あぁ〜っ!」
306メロン名無しさん:02/09/26 00:34 ID:???
>>あずま士郎

い い か ら 下 げ ろ や ヴ ォ ケ !
307あずま士郎:02/09/26 00:37 ID:???
今年もあまリ雪は降らなかった。その代わりネットの中
でスキーに行ったりしたから

ルリにはあまり関係なかったようだ。

僕もあまりスポーツの類はやらないからスキーも上手
く滑る事ができなかった。

事あるごとにひっくり返ってはルリに笑われてしまっ
た。

「あはははっもうマスターったらヘタくそ〜っ!」・・・傷
つくなぁ・・・

そして今はもうその僅かな雪もすっかり解け、花々が
蕾から咲き始めた。
308メロン名無しさん:02/09/26 00:47 ID:???
ちゆかよ…
ちゆをベノスパイダーの餌にするのか?

俺はオススメしないなあ。ていうか人として、パロディとしてどうよ?
309メロン名無しさん:02/09/26 00:55 ID:???
>>308ていうか、そこまで展開が読めるっつーか、
元ネタそのままってどうなの?
310あずま士郎:02/09/26 01:23 ID:K+/p5/R1
公園にふらりとやってきたともはベンチに腰を掛けると再び落ち込んだ
そんなともの元に榊が近づいてきた
「まだ、落ち込んでるの?」
「当たり前だろ!私はあんたみたいな冷血女とは違うんだ!もういいからほっといてくれよ!」
そんなともを見た榊は、ふと口から笑みが漏れた
「な、なんだよ…?」
「以前私が同じ様な事言ってたとき、あなたは私にしつこくまとわりついてきたわね。でも私は違う、勝手になさい」
そう言って榊がともの側から離れようとした瞬間、ネガゼールが子供達を狙っていた
慌てて立ち上がるともだったが、榊がそれを制した
「私が行く」そう言うと榊は子供を襲おうとしたネガゼールに体当たりし、ナイトに変身して後を追った
ナイトは逃げたネガゼールに対し、ライドシューターで体当たりを食らわせた
だが降りた後、斬りかかろうとした瞬間、横からオメガゼールが現れてナイトを攻撃した
するとナイトはサバイブのカードを取り出して、ナイトサバイブにパワーアップした
そして、ダークウイングもダークレイダーへとパワーアップして現れると
ナイトはブラストベントをベントインして竜巻攻撃を2体のモンスターに浴びせた
「カシャ!【ファイナルベント】」
ダークレイダーが背中にナイトを乗せバイクモードに変形するとネガゼールに光線を浴びせて動けなくした
そして、マントがダークレイダーを包み槍状になって体当たりするとネガゼールはひとたまりもなく爆発した
311あずま士郎:02/09/26 01:59 ID:K+/p5/R1
「榊、大丈夫か?」
ミラーワールドから戻ってきた榊に声を掛けるとも。すると榊の右腕から血が流れているのが見えた
「大丈夫だ」そう言って榊は足早にその場を立ち去ろうとした
「お、おい待てよ!」ともは榊の後を追うとハンカチを取り出して傷口を縛った
「これで、良し!っと…後でちゃんと消毒しとけよ」
「大丈夫だと言ってるでしょ…大げさね…」
「ちょっと待てって!あ、あのさ…さっきは冷血女とか言ってごめん…私に気を遣って一人で戦ってくれたんだろ?」
「あなたには借りがあったから…借りは返す…そう言うものだ」
「そりゃそうだけど…それだけじゃないだろ?あんた変わったんだろ?以前のあんただったら私に気を遣うなんて考えらんなかったし…」
「私考えたんだ…大阪はライダーの運命を変えようとして私の身代わりになった…でもそれが正しいとは思えない…で、だから…その…」
「何が言いたいの?」
「だから、ライダーじゃなくて人間そのものが変われば戦いが無くなるんじゃないか?って思ったんだ。そうなれば大阪もきっと喜んでくれると思うんだ」
「そんな理想論が通用すると思ってるの?少なくとも私には無理…分かってるでしょ?」
「そりゃ…でもライダーはあんただけじゃ無いだろ?」
「後、よみとちよちゃんか…あなたあの二人が変わると思う?」
「そんな事…やってみなくちゃ、分かんないじゃん!」
「分かる…無理だ…」
「分かんないって!分かんない!分かんない!分かんない〜〜〜っ!!」
と、その時ともの携帯から呼び出し音が鳴った
312メロン名無しさん:02/09/26 02:02 ID:adSwJH6B
313あずま士郎:02/09/26 02:24 ID:K+/p5/R1
「…はい!」
ともは不機嫌そうに電話を取った。掛けてきたのは令子だった
「どうしたの?何か興奮してるみたいだけど…」
「アハハ…いや別に…で、何ですか?」
「あなた、今まで何やってたの?全然連絡つかないし…そうそう、美浜について興味深い情報があるの」
「美浜に!?」
「えぇ…実は美浜は数年前に火事で家族を失ってるの…で、美浜は死んでると思ってるけど妹さん実は生きてるって話なの」
令子の言葉に、ちよちゃんは目を見開いて驚いた
「私はこれが美浜の謎を解く鍵になると思ってるの。それで滝野さんにも協力して欲しいのよ」
「わっかりましたぁ!で、私は何をすれば良いんですか?……はい…はい…了解!」
ともは、喜び勇んで携帯を切ると榊が尋ねてきた
「どうしたの?」
「榊!まずはちよちゃんを変えてみせる。美浜ちよをこの手で!」
「ちよちゃんを…?本気なのか…?」「もちろん♪」
だが、榊の言葉はつれないものだった
「あなたはちよちゃんという子が分かっていない…人間のことも何も…」
「何だよそれ…分かってるよ!分かってる!分かってる!分かってる〜っ!」
その時、モンスターの気配が再び現れた
「またかよ…!」と、ともが言うやいなや榊は既に駆け出していた
「あ、おい!今度は私も行く〜!」
二人はガラスの前に立つと変身した
「変身!」「変身!ッシャ!」
314あずま士郎:02/09/26 02:41 ID:K+/p5/R1
二人は、オメガゼールの後を追って駆け出した。するとオメガゼールは壁に向かってジャンプすると
三角飛びの要領で、飛びかかり二人を吹っ飛ばすとそのまま階段の上に飛び乗った
「ハッ!」龍騎も後を追うようにジャンプしたが…ガン!
あえなくオメガゼールのパンチで打ち落とされてしまった
「アダダァ〜〜…」
再びジャンプして逃げようとするオメガゼール。だがそこに何者かが攻撃してきた
「よみ!」
攻撃してきたのはゾルダだった。ギガランチャーをその場に捨てるゾルダ
その時、時間切れを示す粒子化現象が起こった
「あ、あれ?何かいつもより早いな…?」
慌てて、ミラーワールドから戻る3人。
ふと、モンスターカードを見ると何と、契約モンスターの姿が消えてしまったのである。驚愕する3人
すると、あずま士郎が鏡の中に現れて驚くべき事を告げた
「…終わりだ!ライダーの戦いは中止する…!」
315メロン名無しさん:02/09/26 02:43 ID:???
>>300さん
あずま死労は、折り合いを考える気なぞ全く無さそうですな。
それどころか他の人の書き込みや問いかけにも一切応えようと
しない








                              何様?
316メロン名無しさん:02/09/26 02:45 ID:???
>>314

   終 わ れ
317メロン名無しさん:02/09/26 03:01 ID:???
あずま士郎=94=235は、
265さんや、名無士郎さんの文章も透明あぼーんしてるんかいな
318メロン名無しさん:02/09/26 03:27 ID:ZdfOrRLA
どんな駄スレでも、職人って降臨するモンなのね。
>>299、かなり面白いんですけど(w
大阪の「らしさ」も、短いながら上手く表現出来てますしね。

名無士郎さん、がんがってください。
続編期待しています。

あ、あと>>314-317の荒らしは以後放置で。
折角良スレ化の兆しですので、変なの構って質落とさない様にしていきましょう。
319メロン名無しさん:02/09/26 03:29 ID:ZdfOrRLA
>>318
あ、まちがい。
×>>314-317
>>310-314

シツレイシマスタ・・・・。
320あずま士郎:02/09/26 03:52 ID:K+/p5/R1
何やら言いたい放題言われてるようなので、これだけは言っておきたい
私は、このスレではあずま士郎のコテハン以外使っていない
だから、94や235の名誉のために言っておくが、あずま士郎=94=235ではないぞ
それに、私のつたないSSを肯定する書き込みに対し、1必死だなプッ…等という書き込みがあるが
正直言って滑稽だとしか言いようがない。なぜなら私が書いてる訳でもない書き込みに対し
私が書いたのだと一方的に決めつけているのだからね
それから、私に対し意見や誹謗中傷いろんな書き込みがあるが私は一切気にもしないので
好きに書いて貰って結構だ。もちろん私以外のSSも大歓迎だよ名無士郎さん
最後に>>303の質問だけは答えておこう
>あんたにとってあずまんがのキャラって何?思い入れってあるの?
もちろん、ある。だから書いているんじゃないか
あずまんがも龍騎も毎週録画しているよ
>アンタの駄文に登場するちよちゃんって何歳?
それは、自分たちで想像して楽しんでくれ。やれ細かく設定して五月蠅く突っ込まれたく無いのでね
>天才小学生、お金持ちの設定はどこに行ってるの?
>卒業から6〜7年経ってて、その空白の時間に
>今回の台詞に繋がるような、泥をすするような事があったって事?
だから、火事になって貧乏になり泥を啜る生活を送るようになったわけなのだが…
>時間経過を示すような記述あった?ていうかしてた?
時間経過に関しては特に記述していないな。ただ>>1の文にあるように卒業後なのは確かだ
>ホントにただ登場人物があずまんがに摩り替わってる「だけ」の
>龍騎の粗筋書き出し文じゃん?
私の力量不足で結局そんな風なSSなってしまったがこのスレは
あずまんが大王で仮面ライダー龍騎なんだから気にするな

>つーかコテハンのあずま士郎と、本編のあずま士郎の関係ってなによ?
>ただ、作中のあずまんがキャラに、自分の名前呼ばせて悦に逝ってるだけちゃうの
コテハンのあずま士郎はいわばストーカー的存在なので
本編のあずま士郎とは別人と思ってくれて結構だ。本編のあずま士郎の姿形は個人的にちよ父をイメージしてる
321あずま士郎:02/09/26 04:30 ID:???

2001年3月18日
城南支部 交流試合
【一般初級の部】軽量級
優勝:勝治俊介(川崎) 準優勝:鶴田宗寛(川崎東)
3位:工藤智裕(蒲田)・山下エリザベス(大井町)


軽量級同士で体重差がなくて一般初級(7〜10級)←シロートに毛
が生えた程度。
それに出て、世界大会クラスで黒帯
女子部指導員の山下エリザベスは3位。

この結果をどう見るか?

3位と言っても交流戦。
白帯やオレンジ帯相手に2人くらいにしか勝ってないだろう。
軽量中級の部だったら一回戦も勝てなかったと思う。
黒帯としては情けないとだけ言っておく。
つか、初級の部に黒帯出すなよ、、、権威が落ちる。
「なんだ筋力があればシロウトでも女子世界クラスの技量は凌げ
るのね」
とか勘違いする奴が出てくる。
山下エリザベスは極真の女子黒帯の価値を落とした。
それまでは「極真の黒帯となれば、女でも大の男をぶっとばせ
る」
と思われていたのに。
322メロン名無しさん:02/09/26 06:59 ID:???
あずま士郎氏へ

 あずま氏本人の言葉で初めて語って戴いたので、この機に
幾つかの疑問に思った事を投げかけたいと思います。
 どうか、真摯な対応をお願いします。

 1:まず、龍騎本編をそのまま文章化しただけ、キャラをあてはめた
  だけの、新しい要素、創作、ネタの要素が見られないものをネタとして発表している事に
  批判が集中しているのですが、これは力量不足ではなく努力と工夫の不足であって、
  力量不足として済ませるのは逃げとしか取れないのですが、如何でしょうか?

 2:>>アンタの駄文に登場するちよちゃんって何歳?
   >それは、自分たちで想像して楽しんでくれ。やれ細かく設定して五月蠅く突っ込まれたく無いのでね
   これも設定ミスの言い訳と受け取れます。
   むしろ、細かく設定しなかった事で突っ込まれていると言えませんか?

 3:ちよちゃんは豪邸住まいの大金持ちですが、家が火災に見舞われた
  くらいで、果たして泥をすするような貧乏生活に堕ちるものでしょうか?
  火災保険は当然入ってるでしょうし、現金も自宅には置いていないでしょう。
  家事によって両親を無くしたとするなら、生き残ったちよちゃんが当然遺産を
  受け取るでしょう。
   あ、火災保険や預金などの書類は当然、耐火金庫に入っているものと
  容易に想像できますよ。明らかに設定ミスと言えませんか?
   あと、高校卒業後、彼女が海外留学している事は考慮に入れていますか?

 4:あなたは
  >時間経過に関しては特に記述していないな。ただ>>1の文にあるように卒業後なのは確かだ
  と仰っていますが、>>1
  >みんな、ずっと、一緒…の筈だったのに、
  という一行のみで、その意図を汲み取るのはかなり難しいのでは?
   更に
323メロン名無しさん:02/09/26 06:59 ID:???
 5:あなたは>>1で、
  >果たして、彼女たちはどう戦い、どう生き残るのか!?
  と書かれていますが、SSの内容が単なる「龍騎粗筋書き出し」に
  なっている事を、意図したものでなく「力量不足」の一言で片付けていますよね。
   である限り、彼女達がどう戦い、どう生き残るかは龍騎本編の展開に
  依存されますね。

   >>1に書かれている事から期待するのは、やはり
  「先の展開がどうなるのか?」ではありませんか?
  先の展開をTV本編に依存している限り、読む側からしてもTVでネタバレするのは必至。
   興醒め以外の何ものでもないと思います。
   これはあなたがTVを見てから書きこんでいる限り、龍騎本編に依存している限り、
  番組終了まで変わる事はありません。

   >>1に書かれている事を公約だと思って、スレを立てた責任を真っ当して戴きたいのです。

   最後に、力量不足を自覚されているのでしたら、今後はなるべく下げ進行をお願いします。
   どうしても上げたいのでしたら、連続投稿の最後だけ、上げてください。

   あなた自身が荒らし呼ばわりされないためにも、是非ご一考下さい。
   では、返答を期待しております。
324あずま士郎:02/09/26 08:48 ID:Kge/SpWp
>>322
こういった真面目な質問に対しては、私もなるべく真摯に答えたいと思っているよ
まず、質問1についてまず二つの異なるネタを合体させて物語を作るというのははっきり言って無茶な試みだと思ってる
だから、この場合どちらかのネタを優先させなければならない。だからこの場合ストーリーは龍騎でキャラはあずまんがと言う具合に
優先させた作りにしたわけ。もっともすべての登場人物をあずまんがキャラに置き換えるのは不可能だから一部龍騎キャラそのまんまですが
それからストーリーもあずまんがネタもなるべく入れたんだけど龍騎の本筋を狂わせない程度にしたのがまずかったのかな

次に質問2だけど、細かく設定しなかったのはあずまんがの特にちよちゃんが成長した姿というのは
はっきり言って想像つかないでしょ?あくまで今の姿のちよちゃんで想像して読んで欲しかった訳なんです

質問3、そりゃ私だってあんな金持ちなんだから家が火事になったからって貧乏になるとは思えません
でもよく言うじゃないですか、それを言っちゃあお終いよってね
海外留学してるというのが、確かに最大のネックでした。だから火事は一時帰国中に起こった出来事として考えてます

質問4、確かにみんな、ずっと、一緒という文はコミックス4巻のしかも帯に書かれていた文章ですからね。その意図を読みとるのは難しいかも知れませんが
でもここはアニメスレですし、こんなスレ見る人は殆どがコミックスを読んだ人たちばかりだと思うので大丈夫かな?と

最後に質問5、確かに力量不足もありますが結局ストーリーは龍騎本編を元にしてますからどうしても先の展開が分かってしまうのは
仕方ないのかな?と思ってます。でも逆に龍騎本編のキャラがやってた事をあずまんがのキャラでやってみたいというのもありますし
これがこのスレ立てたきっかけだったもんで。だからオリジナルな展開を希望してる人には悪いですが「ごめん」としか言いようがないです
でも、確かに最近は龍騎本編の台詞そのまんまなので登場人物にはなるべくあずまんがのキャラらしい台詞を喋らせたいと思います

sage進行しないのは、ID出ないのを良いことに私の名前を騙って変な書き込みする輩と区別させたいと言う気持があったもので
325メロン名無しさん:02/09/26 08:54 ID:???
>>324
トリップつけて地下でどうぞ。
326メロン名無しさん:02/09/26 11:31 ID:???
あずま氏にひとつお願いをしておくと、SSはいっぺんに書いてから
同じ時間にまとめてこのスレに貼り付けてもらえると読みやすい。

連載を見てると1カキコにつき20分〜くらいかかってるけど、
これってひとつ書いてはカキコ、そんでまた次書いてってやってるの?
327322-323:02/09/26 16:45 ID:???
>>324
 はー…
 つまりあなたは、こちらが疑問に感じた部分も、お願いと言う形で
提示した部分も、言い訳するだけして、

 改 め る 気 な ど 更 々 無 い

 という事なのですね?
 せめて下げに関しては受け入れて欲しかったのですが…。
 予めテキストで作成しておいて、それを連続して貼る時に
最後の投稿だけ上げにすれば問題無い、偽者が騙っていると
思われる心配もないのではないでしょうか。

 まだ住人も少ない(と思しき)スレが頻繁に上げられるのは、
 このスレの中だけでなく、板そのものに迷惑をかけてしまい
かねませんから…。
328あずま士郎:02/09/26 17:44 ID:???
>>326
確かに一つ書いては書き込み一つ書いては書き込みってな具合にやっている
これは改めて、一編にまとめてから書き込むことにするよ
>>327
こちらとしては真面目に答えたつもりなんですが、あねたにとっては言い訳してるだけにしか
見えなかったと言う訳ですね。残念です
sage進行云々に関しては、上記に書いたようにするから安心して欲しい
329名無士郎:02/09/26 20:05 ID:???
ちょっと早い時間ですが、続きを貼らせていただきます。

あずま士郎さん
>もちろん私以外のSSも大歓迎だよ名無士郎さん

 ありがとうございます。
 お言葉に甘えさせていただきます。
 sageで書きこむのは、連続投稿の途中で割りこみレスされるのを
防ぐ上でも有効ですよ。

 私はなるべくTVの展開をなぞらない形で続けようとおもいます。
330名無士郎:02/09/26 20:06 ID:???
大阪・榊の前から姿を消したちよ…。
 彼女は今、嘗(かつ)ての母校にいた。
 しかし平日にも関わらず、校舎には誰もいない。人間…いや、生き物の気配が消えていた。
 学校の名前も、各クラス、理科室や家庭科室の表記も明らかに違和感を示していた。
 
 ―――全て、左右反転していたのだ――――

 ここはミラーワールド。
 鏡を通じ、現世界と繋がる異空間…。ちよは、この世界では実体を保っていた。
 屋上にやってきた彼女に、何者かが声をかけた。

 「やあ、ちよちゃん」

 「よく似合っていますよ、よみさん」

 水原 暦(こよみ)…。彼女もちよの、高校時代の同級生だった。
 
 「ともちゃんにはデッキを渡して、話を伝えてきましたよ」

 「ありがとう…」

 「でも意外ですね…、よみさんが積極的に戦いに参加するなんて」

 「うん…」

 彼女は思いつめていた。
 もっとも、彼女の表情は、キングコブラをモチーフとしたマスクに隠れていたのだが………。
331名無士郎:02/09/26 20:07 ID:???
 「あたし、高校の時…ダイエットに必死だったんだよね」

 「はあ…」

 「なんかあたし、太り易い体質らしくて、ちょっと食べすぎただけで体重増えちゃってさー…」

 「それがね、大学に通うようになって、太らなくなったんだ…」

 「はあ…」

 「高校の時と何が違うんだろう?って考えた時に、気付いたのよ…」

 「何をですか?」

 「とも…」

 よみは、杖を持つ手に力を込めた。
 握り締めた手が小刻みに震えている。相当、怒りが込み上げているようだ…。
 しかし、それをなるべく表に出さない様に、穏やかな声をつくろって言葉を続ける。

 「あいつが大学に通うようになって、学生寮に入ったお陰で…大学でも、私生活でもあいつと会わなくなったな…と」
 「…思い返せば高校の頃は…、あいつのお陰でイライラしっぱなしだったな…ってね…」

 「あ、あはは…す、ストレスで太る人って居ますよね…」

 「だから、あいつとは決着をつけたかったんだ…」
 「ダイエットの事だけじゃない、友達と思って我慢し続けた…常にあいつと一緒だった人生に!」

 「はあ、でも良いんですか? 一度戦いが始まったら、手加減は無しなんですよ?」

 「構わないよ…!」
332名無士郎:02/09/26 20:07 ID:???
 ややあって、“ちよ”と“よみ”が何かに気付いた。
 目の前の空間に歪みが生じ、そこから一台のバイクが飛び出してきたのだ。
 “ライドシューター”と呼ばれるそれは、ちよ曰く、現世界とミラーワールドを結ぶ移動機関であるらしい。
 大きな摩擦音とブレーキ痕を残し、虚空から現れたそれは停止した。

 「来たな…」

 そこから降り立ったのは、まるで人型の戦車を思わせる外観の鎧に身を包んだ女性―そう、ところどころ垣間見える
曲線は女性のそれであった。

 「よみ、どういうことだよ? これ…」

 「あたしにだって解らないよ。ただ、ちよちゃんがくれたこのチャンスは…貴重だろう? ―とも―」

 「ちよちゃん………そうだ、ちよちゃん、なんなんだよこれ!?」

 とも―そう呼ばれた女性が叫んだ。
 彼女も“ちよ”や、“よみ”の旧友だったのだ。

 「すみません、でも…戦って下さい…」

 「ちよちゃん…」

 「よみさんの“王蛇”も、ともちゃんの“ゾルダ”も、結構強いんですよ? “ライダー”は他にもいるんですから…」

 「ライダー…?」

 「ここで迷っていたら、勝ち残れないですよ?」
333名無士郎:02/09/26 20:08 ID:???
 ともは、マスクの下で悩んでいた。元々、深く考えるのは得意ではなかったが、それでも、親友と思っていた女性が
自分と戦うに至った理由を考えた…そして…。

 「わかんないや」

 ともは、よみの方に向き直った。

 「よみ…あんたがどういう理由であたしと戦う気か知らないけど、あんたが本気なら…」

 そこまで言いかけて、ともが動いた。
 しかし、動いた先にいたのは、よみではなく、ちよだった。

 「ちよすけぇ!」

 とも―ゾルダ―の手が“ちよ”の腕を掴もうとした瞬間、彼女の姿は目の前で掻き消えた…声だけを残して。

 「駄目ですよ、ともちゃん。それは反則です」

 「…くっ…」

 「戦ってください…勝ち残るために…」
334名無士郎:02/09/26 20:09 ID:???
 ともの背後で、音が聞こえた…。
 よみ―王蛇―が左手に持っていた蛇状の杖、その頭部をスライドさせたのだ。
 右手でベルトのバックルに手を伸ばし、装填されたデッキからカードを一枚引き抜いた。
 杖のスライドさせた部分に現れたのはカードを入れるためのスロット。
 よみはそこにカードを挿し込み、スロットを閉じた。

 《ソードベント》

 杖から声が響いた。そして…。
 その声に呼ばれるように、どこからか巨大な蛇が現れ、よみに剣を与えた。

 「よみ…本気か?」

 「とも、お前さっき言ってたな? あたしの戦う理由が解らないって!」

 「わ、わかんないよ」

 「イライラさせてくれるよな、お前ってば…」

 よみは剣を構え、腰を落とした。すぐにでも踏み込めるようにだ。
 “とも”も覚悟を決めた。左手に持った銃の、弾倉部分をスライドさせると、そこにカードスロットが現れた
 そしてデッキからカードを引き抜き―――――――。

 「ハアッ!」

 先手必勝、
 既に“よみ”は走り出していた。
 相手が構えるのを待たない、とにかく本気で彼女を倒そうという意思表明であったのかも知れない。
 後方に引き絞った腕を前方に突き出す。剣の切っ先が“とも”の喉元に届こうとしたその時…!
 それは、ともの足元から現れた、巨大な猛牛の身体に止められた。
335名無士郎:02/09/26 20:10 ID:???
 「なに!?」

 かろうじて転倒は避けられたものの、よみは完全にタイミングを崩されてしまった。

 「そうやって、ちまちまと頑張るところが“よみ”らしいよね…? あたしはそういうの苦手だもんね」

 ともは、巨牛の背面に銃口を連結させた。
 巨牛の身体のいたるところが開き、そこから現れたのは…無数のミサイル。

 「…!」

 よみは戦慄した。

 とも―ゾルダ―の選んだカードは《ファイナルベント》
 全てのライダーにとって、それは切り札と言えるカードだった。

 「よみぃ…」

 僅かな躊躇の後(のち)、彼女は引き鉄を引いた。

 よみの視界が真っ白になった。
 洪水の様に広がるミサイルの群れ。巻き起こる大爆発。その威力は屋上の大半を消滅させてしまうに充分であった。

 「なんでだよ…なんでよみが…」

 ともは、自らの手で親友を葬ってしまった事を呪った。引き鉄を引いた指を呪った。
 無理も無い。覚悟していたとは言え、初めて人を殺めてしまったのだから。
 彼女は、己の勝利をも呪っていた。
336名無士郎:02/09/26 20:10 ID:???
 「な…何を…」

 よみの声だ。

 「勝った気で…いるんだよ?」

 「………よみー!」

 ともの声は上ずっていた。顔は見えずとも泣いてる事は、はっきりと判った。

 よみは、とものファイナルベントが発動した瞬間、巨牛の懐に飛びこんでいた。
 彼女のファイナルベント「エンド・オブ・ワールド」は、無数のミサイルが広範囲に打ち出され、
敵を一網打尽にする事を目的としているが、その攻撃力はミサイルの直撃以外に、爆風に舞う破片、崩れる瓦礫などの
直撃による効果も含めた期待値である。
 彼女は敢えて懐に飛びこむ事で、ミサイルの直撃のみ、最小限の被弾に抑えたのである。

 「よみぃ、よみ、よかったよぉ…あたし……」

 「とも…」

 彼女の苛つきは治まっていた…。
337名無士郎:02/09/26 20:41 ID:???
 自分の為に泣いてくれた“とも”に、毒気を抜かれてしまったようだ。

 「ふう、今日のところはお預けだな…気が削がれたし、時間も丁度良い…」

 「うん…」

 二人の身体が粒子分解を始めていた。

 「さっ、早く戻らないと帰れなくなるぞ?」

 「うん…なあ、よみ」

 「なんだ?」

 「帰ったらさ…飲みに行かない?」

 「こら、酒は二十歳になってからだぞ!」 
 
 「なんだよー、堅いコト言うなよー」

 「堅い事じゃねー、常識だ! 全く…次は覚えてろよ」

 「へん、それはこっちの台詞だ」

 「こっちでいいんだよ…」

 よみは、ふらつく身体を“とも”の肩に預け、ミラーワールドを後にした。
 その姿は嘗ての、親友の姿そのものであった…。
338名無士郎:02/09/26 21:14 ID:???
 ちょっと長くなりすぎましたね…。
 週末ちょっと時間が取れないかもなので、頑張って一杯書きました。

 こんなにはやく王蛇とゾルダを登場させた事には異論もあることと
思いますが、展開を急いでるせいと、自分の中に出来かかってる設定が
良い感じになってきたせいです(笑
 あずまんがも、龍騎も原型留めてないかもしれませんが
 どうか、今後も見守って戴けると嬉しく思います。
339288:02/09/26 23:25 ID:???
えーと、今更ながらな感じもしますが、私も書かせて頂きます。
細々と頑張って行きますので、生温かい目で見守っていてください(w


「こんにちは、ちよの父です。娘と、そのお友達がいつもお世話になっております。
 さて、今日は君に、彼女達のもう一つの可能性、
 有り得たかもしれない、もう一つの世界を見て貰おう。
 そして、この世界での彼女達の運命を決めるのは……君だ」

あずまんが龍騎 ‐13 RIDERS‐


Episode 1


陽が落ち、暗くなってしまった夜道を、一人の少女が歩いていた。

「すっかり遅くなったな……急いで帰ろう」

呟きながら、少女は少し歩くスピードを速めた。

白い息を吐きながら、足早に家へと急ぐ。
340288:02/09/26 23:26 ID:???
――交差点。

左右を一応確認する。

ここを渡れば、もうすぐ家に着く。

少女は、家に着いたら夜道で冷え切った体を暖め、一日の疲れをとる為に休もう、と考えていた……が。

どうやら、それはもう少し後回しになるようだった。


突如、少女の頭の中に響く、耳鳴りのような高音。

それは、彼女を戦いへと誘う、鏡の中からの招待状。


「ちっ……モンスターか」

舌打ちをし、忌々しそうに吐き捨てる。

そして、渋々招待状を受けとった。
341288:02/09/26 23:27 ID:???
交差点の角に立っている鏡の前に立ち、コートのポケットからある物を取り出す。

カードデッキ。 鏡の世界とこの世界を結ぶ物。

そして、悲しい戦いの運命を背負った、戦士の証。


鏡に向かってカードデッキを突き出す。 すると、鏡から現われたベルトが彼女の腰に装着された。

そして、彼女は腕を構えてポーズを取り、言った。


「変身!!」


次の瞬間には、そこに少女の姿は無かった。

代わりにいたのは、重厚な鋼の鎧を纏い、緑で彩られた仮面の戦士。

名は、仮面ライダーゾルダ。
342288:02/09/26 23:27 ID:???
鏡の中に飛び込み、鏡の世界、ミラーワールドへと入り込んだゾルダ。

標的を探す。 一日の終わり、休息の時を邪魔してくれたモノを。

だが、周囲を見渡しても、何処にもその姿は見えない。



闇の中で、何かが動いた。

その一瞬を見逃さず、ゾルダは抜き撃ちで三発撃ち込んだ。

この銃の名は、マグナバイザー。 
ゾルダのメイン武器であり、戦いで重要な意味を持つ召喚機(カードリーダー)である。

別の場所で、また何かが動いた。

ゾルダはそちらへ向けて更に発砲した。

そして、しばらく静寂が続いた。
343288:02/09/26 23:28 ID:???
一瞬の油断。 その隙をついて、敵は襲いかかって来た。

背後からの攻撃に、間一髪で対応するゾルダ。

ようやく、敵はその姿をこちらへと見せた。

「ふん……やっと出てきたか……」

ゾルダはやっと現われた敵を一瞥すると、静かに呟いた。

「悪いけど、私は今あまり機嫌が良くないんでね。 とっとと終わらせてもらうよ」


ゾルダはベルトのバックル――正確には、バックルに収まっているカードデッキ――から、一枚のカードを引いた。

そして、そのカードを、マグナバイザーのマガジンに装填した。

『シュートベント』

マグナバイザーから無機質な声が発せられると共に、ゾルダの両腕に巨大な大砲が収まっていた。

ギガランチャー。 ゾルダが「シュートベント」のカードを使って召喚した武器である。

バイザーにカードを装填する事で、ライダーは武器や、その他色々な物を召喚するのだ。
344288:02/09/26 23:31 ID:???
「何処に行くつもり?」

その背中に浴びせられた声。 それは、聞き覚えのある声だった。

ゾルダが振り向くと、そこには……


……To Be Continued


「ちよの父です。 いかがだったでしょうか?
 さて、ゾルダが振り向いた先には一体誰がいたのでしょうか?
 今、二つの可能性があります。
 あなた達に、どちらの可能性が正しいのか……決めてもらいましょう。」

Q ゾルダが振り向いた先には誰が居た?

A 大きな鋏を持ち、橙の甲羅に覆われたライダー 
B 肩に赤い角を持ち、鉄の鈍い輝きを放っているライダー
345288:02/09/26 23:36 ID:???
ヤヴァイ、一つ場面が抜けてる。
最後の書き込みの前にこの場面を各自脳内挿入してください(汗

ゾルダはその巨大な砲口を、敵であるモンスターに向けた。

モンスターは再び闇に紛れようとした……だが。

「遅い……!」

ゾルダは呟くと、ギガランチャーの引き金を引いた。

逃げ出していたモンスターの背に、砲弾が炸裂した。


そして、爆散した。

ゾルダは戦いが終わった事を認識すると、現実世界へと帰る為に歩き出した。
346288:02/09/26 23:43 ID:???
とりあえずこんな感じです。 途中大失態がありましたが……
次からはこんな事の無いように気を配りたいと思います。
内容的にも、もっともっと精進しなければ……

最後に。選択肢はあまり気にしないで、直感で選んでください。
347あずま士郎:02/09/26 23:51 ID:???
「どういうつもりなの!?」
「忠吉を…忠吉を見つけだせ!そうすればお前達は再びライダーとして戦う事が出来る」
「おい!忠吉がどうかしたのかよ!?」
「急いで、探すことだ。契約したモンスターがお前達を襲わないうちにな」
そう言ってあずま士郎は、鏡の中から姿を消した
「なんだそりゃ!?汚ねえぞ!おい、こらまてーっ!!」

令子はよみから聞いた話をちよちゃんに話していた
「あなたの弁護士だった水原暦に聞いたわ。火事のことも。その火傷はその時のものね?」
「えぇ…ちゆちゃんを助けようとして出来たものです」
「助けようとした…?あなたが…!?」
令子の言葉にちよちゃんは語気を強くしながら言った
「当たり前です!たった一人の妹ですよ…でも、私はちゆちゃんを助けることが出来なかった…でも、もしちゆちゃんが本当に生きているのなら…」
「生きていたら…?」
「私は…変われるかも知れません…」
そう言うとちよちゃんは、懐かしい想いでの海のことを思い出していた
348あずま士郎:02/09/26 23:52 ID:???
一方、ともと榊は忠吉がどこに行ったのか手がかりを求めて
花鶏のオーナー沙奈子に忠吉が行きそうな場所を聞いていた
「さ〜どこに行ったんだろうねぇ…新しい友達の所とかじゃない?あんた達がボ〜ッとしてっから〜」
「おばっさん!冗談言ってる場合じゃないって。なぁ、忠吉が行きそうな場所とか知らない?」
「う〜ん、そ〜ねぇ〜…」
ふと、沙奈子は忠吉が持ってきた古い建物の写真の事を思い出した

沙奈子に旧あずま邸の事を聞いた二人は早速向かうと中に入った
「忠吉〜何処だ〜出ておいで〜」
ゆっくりと、屋敷の中を進んでゆく二人
そして、屋敷の窓ガラス殆どが紙で覆われ、多数の鏡に二人は何かを感じていた
「わ、私…こんなのどっかで見たことある…」
「誰かが、ミラーワールドの存在を知り恐れていたと言うことだ…」
ふと、榊は窓ガラスに貼られていた紙の中から一枚の絵を見つけた
「これ、忠吉が描いた絵なのかな?」
絵の裏には、描かれた場所が書いてあった
「大洗海岸…」
と、その時、突然モンスターが鏡の中から飛び出し二人を襲ってきた
「クッ…!」「ドワァ!」
「どうやら、危ないのは契約したモンスターだけでは無いって事ね…!」
349あずま士郎:02/09/26 23:54 ID:???
令子はちよちゃんの妹である、ちゆちゃんの元を尋ねていた
「お待たせしました、ネットアイドルのちゆです」
「漏れジャーナルの桃井です。前の名前は美浜ちゆさんですよね?美浜ちよについてお聞きしたいことが…」
だが、ちゆちゃんは美浜という名前を聞いたとたん態度を一変させた
「み、美浜?何のことですか?聞いたこともないですそんな名前。人違いではないですか?撮影がありますので失礼します」
そう言って、立ち去ろうとしたちゆちゃんに令子は声を掛けた
「弁護士の水原暦に聞きました。あなたも会ってるはずです。美浜が事件を起こしたときに」
「そ、そうですか…水原さんに…でも水原さんにも言いましたが私はもう姉とは関わりたく無いんです。正直言って姉が死んだと聞いてほっとしてると言うのが本当の気持ちです」
「お気持ちは分かるわ…でもあなたにとっては良いお姉さんだったんじゃないですか?覚えてます?火事の時のこと美浜ちよが命がけであなたを助けたってこと」
「火事の事は気を失って何も…でも誰から聞いたんですか?」
「美浜ちよ本人よ。彼女は生きています」
「姉さんが生きている!?」
「会いたがってるわ」
「…でも、私はやっぱり会いたくありません!」
そう言うと、ちゆちゃんは令子の前から立ち去っていった
350あずま士郎:02/09/26 23:57 ID:???
「ったく…勝手な野郎だよな…あずま士郎って奴は…」

よみは自宅のオフィスでマグナギガがいないカードを見ながら呟いた
ふと、目が霞んできたのかカードが見えにくくなったよみは立ち上がるとそのまま倒れてしまった

「先生!」
みるちーがあわててよみの側に近寄るとソファーによみを寝かしつけた
「もう、大丈夫だよみるちー」
「先生…やっぱり病院に行った方が…無理なダイエットのせいで体が……」
「良いんだよ…ずいぶんめちゃくちゃな生活してきたからな…当然だよ…それよりさ、みるちー」
よみは真剣な顔をして、みるちーに話しかけた
「考えたんだけど、もう良いよ…無理して私なんかの側にいてくれなくても…みるちーにはみるちーの人生があるんだしさ…」
「先生…私恩だけでここにいる訳じゃありません。私、先生の側に居たいんです」
「みるちー…今日の晩飯、あっさりヘルシーな懐石料理が食べたいな」
351メロン名無しさん:02/09/27 00:11 ID:???
ちゆを出してくるのは流石にまずいんじゃないかと思うがなあ。

ベノスネーカーに食わせるためだけに登場させたんだよな…。
まあでも、あずま士郎がちゃんとsageで書きこんでくれるように
なっただけでも大きな進歩だ。

職人も来るようになって、良スレになる可能性が出てきたんで、
ご祝儀代わりに一回だけageる事にするよ。
良スレになったら、自分でageなくても、周りの人が自然に上げて
くれるよ。がんがれ。
352あずま士郎:02/09/27 00:13 ID:???
女の子を車で轢き殺したい。
何台かの車にみんなで乗って、一度軽くぶつけて倒れたところ
を、まずは足だ、次は腹だ、そしていよいよ顔って具合に轢きま
くり。
最後は脳みそも内臓も顔も見事にぺちゃんこ。
可愛いお顔も、真正面からひき潰されたために、ヒラメみたいに
なっちゃった。
とりあえず骨だけ回収して、後は雨や風で地に帰るのを待てば
いいか
353あずま士郎 :02/09/27 00:13 ID:???
昔は、よく学校の女子トイレの汚物入れからタンポンやナプキン
を盗んだものだ。
タンポンをティーバッグにして、紅茶を入れて楽しんだりもした。
経血の赤もまた美しく、極上の香り。
さらに、経血で染めた少女の尿は、香りも味も最高だ。
壁一面に貼り付けた使用済みナプキンを眺めながら楽しむ至
福の一杯。
354極道夜叉:02/09/27 02:10 ID:H3vdIPNo
322,323は非常に小さく心が狭い!
おまえは理屈ばっかりで典型的な嫌われ者。
陰口言われてるのも気付かん糞野郎なんじゃっ!
オノレみたいな奴、本気で死ねっ!!!
普段周りの奴はお前どう思ってるんでしょぉーねぇー
355メロン名無しさん:02/09/27 02:39 ID:???
>>354
ん??
322、323を読んで陰口を叩く人間なんて二人くらいしか思いつかないが?
一人はお前、もう一人は…
356メロン名無しさん:02/09/27 04:03 ID:???
>>339さん
Aの蟹でおながいします。

ところで、ゾルダに変身したのは誰ですか?
357メロン名無しさん:02/09/27 04:21 ID:???
このスレにファイナルベント!

             ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧
           < うわぁぁぁー!!!! >
             ∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨

. ’、′‘  Λ仝Λ. ’、从へ从へ人    Λ仝Λ  从へ人 ・. ’、′‘ ・. ’・
・. ’、′ 《()冒();》 ‘ ‘从へ从へ人へ从 《; |||||||》 へ人へ从・、′‘ ・. ’、′
′‘ ‘ ・. ⊂ΟYΟつ ( ((   ⌒ ⌒ )⊂ヽ∨/⊃   )ζ′‘: ; ・”; ’、.
‘ ・. ’、′ (|{Σ}|)   ) ))  )ζΣ / (| {Σ} |)ヽ   )ζ へγ. ’・.
. ’・.. ’  し/し  ・. ’、′‘ ・. ’、 ~ し/し/ ´  人人 ’、′‘; ’、
   \ γ   γへ从 ⌒从へへ从・. ’、)    ’、′)) ⌒  ) ‘;
    ヽ  γ ((  人    ))   λ λ  ) ((  ( (  (( ))M 
 ヽ Σ( ((   ⌒ ⌒ )    _)\_)\  人  从 ( ソ从へへ/ 
  \  Σ( ⌒( ⌒ )   ノつ> ) )从_)从 ) ))从へ从へ/    
   \ヽソ )ゝヾ  ( 人    γヽ从_) 从_)  (( ( ⌒  ))/ 
     \ :;从へ从へへ从_~ ̄  从へ 从へ从γ /
358メロン名無しさん:02/09/27 05:18 ID:???
名無士郎さんの作品(>>330-337)が非常にいい展開で進んでるんで
このスレをみすみす潰してしまうのは惜しいと思う。

正直、ファイナルベントはもうちょっと待って(w欲しい。
359名無士郎:02/09/27 05:41 ID:???
やっぱりヤンキー女はロンスカに腹見える短いセーラーが基本
だね!!
厨房んとき同じクラスにいたヤンキー女も手上げなくても
3cmくらい腹見えてたから毎晩オカズ(w
「わざと腹見えるようにセーラー短くしやがって・・」
と思いながらその女見てると余計に興奮。あの当時はそんな格
好した
女がウジャウジャいたからヤンキー女の上着の裾ばっかり見て
た。
しゃがんだときも背中見せまくりだしちょっと手上げたら腹丸見

だし・・・でも中にシャツとか着てる女はNGね!!
360メロン名無しさん:02/09/27 05:57 ID:???
>>359
糞コテの駄SSだけにしなよ。
せっかく面白い事になってきたんだから、さ。

がんがれ、名無士郎!
のんびりと待ってまつ。
361メロン名無しさん:02/09/27 06:26 ID:???
>>358
読んだよー。
智とよみの関係を、こんな風に書かれるとは思わなかった。
正直言って、「やられたー!」って感じだったよ。
ゾルダ智のセリフが、短いのにすごいそれっぽかったし。
362神崎きよひこ:02/09/27 14:37 ID:???
ナイト「なにいれたー?俺ソードベントー」
ゾルダ「あー俺はー」
ナイト「あ!!ファイナルベントだー!!危険だ!みんな逃げろ弾が飛ぶぞ あれわ!」
ゾルダ「大丈夫だ 気をつけるから」
ナイト「気をつけても無駄なんだぞ!!」
363メロン名無しさん:02/09/27 17:31 ID:???
>>339
A:真の勇者・シザース様降臨
でお願いします。
364メロン名無しさん:02/09/27 18:30 ID:???
名無士郎さんのって、場面が想像しやすいね
キャラの台詞が本編の声優さんの声で聞こえちゃったよ(w
マジで
365小ネタ:02/09/27 20:27 ID:???
4巻140nから

名無士郎「まーまー皆さん、私もあずまんがと隆起でSS書いてみました」

      「このまま傍観してるつもりだったんですけど、自分で書いちゃいました」

スレ住人「こっちは面白そうだ!」


あずま士郎「なんやー?」
366メロン名無しさん:02/09/27 20:32 ID:???
3人ぐらいが稚拙なSSを披露してるのか?

でも三者三様の文才があるようなので、あとは人に見られてると強く自覚して、
書きつづけてほしい。
そのうち小説家として声がかかるかもしれない。
367メロン名無しさん:02/09/27 21:20 ID:???
>>366のレスの意図が見えない
368メロン名無しさん:02/09/27 21:22 ID:???
>>367

3




369仮面ライダーオーディソ(288):02/09/27 21:26 ID:???
センスのない&ありきたりなコテでスマソ。
一応、二人の方がAの蟹ルートを希望しているようなので
明日にも蟹ルートで進めさせていただきます。

>356
>ところで、ゾルダに変身したのは誰ですか?
それは次回で明らかにします。 決して書き忘れたわけじゃないですじょ?

>363
>真の勇者・シザース様降臨
やっぱり蟹人気は侮れない物が……あのキャラに蟹を任せるのはちと不安かも。

>366
おお… 何の事かわからんがいい事言ってるな!? (4巻141nから)

冗談はさておき。
>人に見られてると強く自覚して、書きつづけてほしい。
重みのある一言、肝に銘じさせて頂きます。
370363:02/09/27 21:31 ID:???
>>オーディソ
んー、あんまり気にしないでくださいなw
あなたの書く文は結構好きなんで楽しみに待ってます。
371メロン名無しさん:02/09/27 23:31 ID:???
ここであえてBの犀をキボンヌしてみるテスト
372名無士郎:02/09/28 04:08 ID:???
 家に帰れたので、ちょっとだけ書きました。
 お目汚しスマソです。

 ―――――――――――――――――

 一方、榊と大阪を乗せたライドシューターも、ミラーワールドに到着していた。
 平然としている榊と対称的に、左右反転した世界を好奇心一杯に見まわす大阪。

 「うわー、全部裏っ返しやー」

 榊は周囲を警戒していた。物音や、僅かな動きも見逃すまいと。
 何か起こったら直ぐに動ける様にと、左手に持った剣――の形をしたカードスロットを開き、
バックルに装填されたデッキに手をかけた。

 「あれ? 榊ちゃんて左利きやっけー?」

 「あ…」

 「あー、裏っ返しやからやな? ほんなら、あたしもそうなん?」

 「い、いや…」

 「こないにして、こっちとあっち行ったり来たりしとったら、自分がどっち利きやったか忘れてまうなー」

 「…………」

 ミラーワールドにいるからといって、左利きになるわけでは無い。
 ライダー達は右手でデッキからカードを引き抜くため、スロットは左手側に無いと都合が悪いのだ。
 斯(か)く言う大阪の左手にも龍を象(かたど)った篭手が鎮座していたのだが。

 大阪は相変わらず、左右反転した世界を楽しんでいた。目に止まる看板を片っ端から読んだり、
ドアの取っ手が逆になってるのを見ながら走り回っていた。
373名無士郎:02/09/28 04:08 ID:???
 「春日さん、あんまり動き回ると…」

 「あー…」

 「え?」

 「そうやんなー、榊ちゃんはあたしをそう呼んどったなー」

 「あ…」

 「あははははは、大丈夫やって、誰ーもおらんのに危ない事なんかー…」

 しかし、大阪が自由に動き回れたのはそこまでだった。
 大阪は何かに身体を絡め取られ、極めて不自然な体勢で静止していた。

 「春日さん…!」

 大阪の異変に気付いた榊が駆け寄ろうとしたその時――――。
 巨大な蜘蛛が行く途を阻んだ!

 咄嗟に飛び退き、間合いを取る榊。
 カードをスロットに挿入する。

 《ソードベント》

 背中のマントが巨大な蝙蝠に変化し、榊に剣―しかし、形状は護拳のついた槍に近い―を手渡した。
 蜘蛛が振り下ろす肢を剣で掃いながら、榊はどうにか大阪に近付こうとした。
 しかし、剣一本で防ぐには、蜘蛛の肢は多過ぎた。
 榊は逆に剣を叩き落され、太腿に傷を受けてしまった。
374名無士郎:02/09/28 04:09 ID:???
 「ああ、榊ちゃーん、大丈夫かー?」

 大阪はかろうじて動く右手を振って榊に呼びかけた。

 「か、春日さん、カードを!」

 「カード?」

 大阪は辛うじてデッキからカードを取り出す事が出来た。

 「カードって、これかー?」

 「それを…左手のバイザーに…!」

 大阪は、榊のやっていた事を思い出しながら、唯一自由に動く右手で、左手の“ドラグバイザー”を開き、
スロットにカードを挿し込む事が出来た。

 《アドベント》
 「あ、あどべんとー…」

 上空から真紅の龍が現れ、大阪の前に降りてきた。
 その龍はまず、巨大な蜘蛛に対して一発、火球を吐き出し、次に大阪の身体を戒めから解放した。
 龍の口から漏れた炎がその戒めに引火した時、初めてそれが視界一杯に張り巡らされた蜘蛛の巣だと解った。
 蜘蛛の巣は炎をまとい、無数の火の粉を散らしながら崩れ落ちていく。

 「なんかきれーやなー…」
375名無士郎:02/09/28 04:10 ID:???
 「春日さん!」

 「あ?」

 蜘蛛が大阪の方を向いている。次の獲物として狙いを定めたらしい。

 「あっ、あっ、ああ、あ…」

 軽くパニックに陥る大阪に、榊が叫んだ。

 「早く! 早く次のカードを!」

 「あ、あうあう…」

 大阪は慌てふためきながらもカードを挿入した。

 《ガードベント》
 「が…がーどべんとー」

 蜘蛛の体当たりを食らい、弾き飛ばされる大阪、しかし地面に激突する直前、大阪の身体に装甲が付加され、
深刻なダメージを負う事は無かった。

 「あいたぁ〜…間一髪やったなー…」
376名無士郎:02/09/28 04:24 ID:???
 すいません、今日はこれだけです。
 榊さんが大阪を何と呼ぶか解らなかったので、勝手に決めて
しまいました。

 応援して下さる方々には、本当に感謝してやみませんが、
 >>365さん、
 こういうのは出来れば…。

 >>366さん、
 文章が稚拙なのは重々自覚しております;;
 出来るだけ、読み手のことを考えて書きますんでご容赦を。

 >>369
 オーディソさん、
 蟹は永遠のヒーローですよ(w 私も蟹ルート希望です。
 先の展開が楽しみです、来たいしてまつ。
377神崎きよひこ:02/09/28 11:41 ID:???
吾郎「先生 30話だけ世界が違います。」
北岡「気にしないで」
378235:02/09/28 17:31 ID:???
久しぶりにレス。
あずま士郎の偽者ウザイよ。同じ名前使って攪乱するな。読みにくくなる。

前から言おうと思ってたけど、あずま士郎を馬鹿にするためだけに
レスする人達は、あずま士郎のSSを純粋に楽しもうとしてる人達の
居場所を奪ってるんだよ。そんなに馬鹿にしたいなら、よそでやれ。
あずま士郎のSSはここでしか読めないし、楽しむのならここしかないのだから。
したがって、「ここはあずま士郎を笑うためのスレです」とかいう意見は間違い。
そういう屈折したやり方を通すと、棲み分けがうまくいかなくなるから。

あと、他のSSやネタ書いてる人達へ、乙〜。
いつの間にか、別の方向で良くなってるみたいだし、
この文章はスレ汚しのようなので、興味ない人は流してください。
スマソ
379235:02/09/28 18:51 ID:???
>>名無士郎さん
いいですね。早く続きが読みたいです。
380235:02/09/28 18:55 ID:???
改めて読み返したら、>>378のカキコは本当に邪魔くさく見えたので、
これからは名無しに戻ります。スレ汚しすみません。
381 :02/09/28 22:06 ID:???
ウザッ
382メロン名無しさん:02/09/28 22:12 ID:???
スレ住人の皆さん、
381はage「バカ」です。一切相手しないよーに。
本スレでやる根性もないのでこんなところでage続けてるバカです。

バカは無視するに限ります。

383メロン名無しさん:02/09/28 22:17 ID:???
>>382
ageてないやん?
384メロン名無しさん:02/09/28 22:17 ID:???
>>381
>>382
まとめて逝け
385メロン名無しさん:02/09/28 22:38 ID:???
名無士郎のオリジナル展開は面白いけど、
あずま士郎の元のストーリーをなぞる展開も
そろそろ読みたいわな。

よみはゾルダと王蛇のどちらが似合うかな?
俺はゾルダの方が似合うと思う。
あと、ともが龍騎というのも、あの落ち着かない感じが合ってると思うが。
でも、とも=ゾルダで、一撃必殺を狙うという解釈は面白かった。
どちらかといえば、ゾルダは安全な場所から敵を狙撃するという狡猾で
怜悧なイメージが俺的には強かったけど、ああいう解釈も面白い。

そういえば、龍騎の登場人物であずまんがの
ストーリーというのは誰もやらないのかな?


そういえば、神楽はどうなった?
386メロン名無しさん:02/09/28 22:50 ID:???
特撮板のスレと同じだと思ったら、
こっちはSSか。微妙におもしろいかも。
387メロン名無しさん:02/09/28 23:01 ID:???
>>385キャラじゃなく、ネタの部分があずまんがなのは、それぞれ
専門の板にスレが立つ傾向にありますね。
ジョジョキャラであずまんがだと、少年マンガ板、
プロ野球であずまんがだと野球板。

隆起キャラであずまんがネタやってるのは、特撮板に立ってますよ。

神楽は名無士郎、オーディソ両氏のではまだ未出ですね。
あずま士郎氏のではすでに殺されてますが。
388メロン名無しさん:02/09/28 23:28 ID:???
そういえば、少年エースで龍騎の漫画が掲載されてるけど、
あれはTVドラマの登場人物が主役級を除いて半分くらいしか
顔出してないのが淋しい。ライダー勢揃いだけど。

あと、城戸真司の顔が美化されすぎてると思う。
389あずま士郎:02/09/28 23:57 ID:???
ともと榊は忠吉を追って、大洗海岸にやってきた。そして忠吉はやはりそこにいた
「忠吉!」「忠吉さん!」
「ワオン?ワオ〜ン?ワンワワン(ともちゃん?榊さん?どうしてここに?)」
「そりゃ、こっちの台詞だって!一体何があったんだよ!?」
「ワン、ワン、ワオン…ウオオオ〜ン(ライダーの事、ご主人様の事、大阪さんの事…もうどうして良いのか分からなくなって)」
「ワン!ワワワワン!(教えて!僕に出来ることって何!?」
「それは…」
その時、とも達が乗ってきた車の窓からオメガゼールが現れ、ともと榊を襲った!
「ワン!ワオン!(ともちゃん!榊さん!)」
「クッ…!」榊はモンスターカードを取り出したがまだダークウイングの姿は無い
「まだ、だめだ…!」
再び襲いかかるオメガゼール!だがともはオーバーヘッドキックで撃墜すると二人は小屋の中に逃げ込んだ
二人を心配して、後を追おうとした忠吉の目の前にあずま士郎が現れた
「忠吉、あの二人のことは大丈夫だ。心配するな」
忠吉はあずま士郎に、いろんな事を問いただしたがあずま士郎は心配するなと言い思い出話をした後姿を消した
そして、何とかオメガゼールをやり過ごしたともと榊は忠吉の元に戻ってきた
「忠吉!ここは危険だ、早く行こうぜ!」
「ワン!ワオ〜ン…(待って!今ご主人様が…)」
「会ったの!?あずま士郎に?」
その時、あずま士郎の声が聞こえてきた
(お前達のライダーとしての力はまもなく復活する。全ては今まで通りだ)
390あずま士郎:02/09/29 00:15 ID:???
ふと、ともの携帯の呼び出しメロディーが鳴った。掛けた来たのは令子だった
「はい」「どう、そちらの用事は済んだ?」
「あ、はい…何とか…令子さんの方は美浜の妹さんに会えましたか?」
「会うには、会えたんだけどどうも上手くいかなくて…」
「分かりました…すぐそっちに向かいます」
ともは携帯を切ると、忠吉に向かって自分の考えを伝えた
「忠吉…これが忠吉の求めてる答えなのかどうか分からないけど、ライダーの運命じゃなく人間そのものを変えれば戦いは無くなるんじゃないかな?って思うんだ」
「クウン…(うん…」

ともは榊と一緒に令子、ちゆちゃんの元にやってきた
「私…姉が怖いんです…あの…姉が私に会いたがってるって本当ですか?」
「もちろんです…あなたに会えば自分は変われるかも知れないって言ってましたわ」
「ホ、ホントっすか!?ホントにちよすけがそんな事を!?」
「ええ」「ほれみろ!やっぱ、ちよすけだって変わることが出来るんじゃん」
ともは、それみろと言わんばかりに榊に肘を突っついた
「ちょっと、待って!どうしてあなたがそんな事を?」
「ずっと、一緒だったのよ。美浜ちよとね」

「ちゆちゃん…」
ちよちゃんは笑みを浮かべながら妹の名前を呟いた
391あずま士郎:02/09/29 00:19 ID:???
とも、榊、令子、ちゆちゃんの一行を乗せた車はちよちゃんの元に向かっていた
「も〜大胆過ぎっすよ令子さん。美浜と一緒だったなんて」
「だから〜さっきも言ったじゃない。それに美浜と一緒にいて一つだけ分かった事があるわ」
「何すか?」「美浜ちよも人間って事」
「そっすよねぇ…あ、もちろん今までの罪が許される訳じゃないけどこれ以上罪を重ねないで済むわけだし」
一行の車がトンネルに入ったその時、何者かが車の前に現れた。慌てて急ブレーキを掛ける榊。キキィィ〜ッ!
「おわぁ〜っ!な、何やってんだよ!」榊に文句を言いながら前方を見たともは驚いた
道の真ん中に立っていたのは、ちよちゃんだったのだ
「美浜…!」「お姉ちゃん!」二人は慌てて車から降りるとちよちゃんに近づいた
「妹さん、連れてきたわよ」
「お姉ちゃん…ごめんなさい。火事の時私を助けようとしてくれて…私、全然知らなくて…」
だがちよちゃんは、ちゆちゃんの顔を無言で見つめながら笑みを浮かべるだけだった
「おい!何とか言ったらどうなんだよ!ちよすけ!」
だが、ちよちゃんの口から出た言葉は驚くべきものだった
「私が…あなたを…助ける?馬鹿ですかあなたは!あの火事は私が火をつけたんですよ!あなたを助けるはず無いでしょう」
「……!」あまりの台詞に、言葉を失うちゆちゃん
「な、なんて事言うの!?」
「会いたかったわ…ちゆちゃん…今度こそ…消えて!」キシャァ〜ッ!バクッ!
その言葉と同時に、ベノスネーカーが現れるとちゆちゃんは丸飲みにされて消えてしまった
「何!?何なの!?」「もう、あなたに用はありません」ドスゥ!
ちよちゃんの強烈な当て身を食らい、令子は気を失ってしまった
「令子さん!何でだよぉ…何でこんな事を…」「あの子は昔からうざかった…それだけです」
「信じらんない…あんた…あんたみたいな人間がいるなんて…」
「だったら、どうします?やりますか?ん?」
怒りに震える榊はモンスターカードを取り出した。ダークウイングは既に復活していた
「とも!あの子は人間じゃない…モンスターだ…!この前の続きよ」 「面白そうですね♪」
二人は車の窓ガラスに向かい合いながら立って変身した
「変身!」「変身!はぁ〜〜……」
392あずま士郎:02/09/29 00:20 ID:???
「お、おい!ちょっと待て!結局…結局私には、何も出来ないのかよぉ…」
ともはカードデッキを取り出すと、二人の後を追って変身した
「変身!…だぁ!
ナイトと王蛇の戦いは一進一退の攻防を繰り広げていた
王蛇のベノサーベル、ナイトのダークバイザーが激しい火花を撒き散らす
龍騎に変身したともは、二人の戦いを見ながら悔しそうに呟いた
「私には…結局何も出来ないのかよぉ…うぁ!」
その時、オメガゼールが龍騎に向かって体当たりをしてきた龍騎対オメガゼール戦いが始まった
そしてナイト対王蛇の戦いの最中、突然一台のライドシューターが現れ王蛇を跳ね飛ばした。ゾルダである
「よみさんも、来ましたか…」「悪く思うな…もうお前にゃうんざりなんだよ(何で令子さんがこんなガキに…くそぉ〜!)」

「こんにゃろ〜!!」「ギエェ〜〜ッ!」
龍騎のやり場のない怒りのパワーの前にオメガゼールは為す術もなく、吊り橋の上に吹っ飛ばされてしまった
そして龍騎はすかさず、ファイナルベントのカードを取り出した
「カシャ!【ファイナルベント】怒りの、ドラゴンライダ〜…キィ〜ック!!」ドガァ〜ン!
オメガゼールはたちまち、爆発四散してしまった
一方、ナイト、ゾルダ対王蛇の戦いはついに王蛇が川のすぐ側まで追いつめられた
その時、川の中から一体のモンスターが王蛇を襲った。エビルダイバーである
「死んだ大阪さんの亡霊ですか…私のものにしてあげます。あなたもね」
そう言って、王蛇はまたも契約のカードを取り出した。驚く龍騎
「あ、あんにゃろ…まだ契約のカード持ってたのか!?(汚ねぇ〜…)」
そして契約を済ませた王蛇は、また一枚のカードを取り出した。そして次々と集まる王蛇のモンスター達
「カシャ!【ユナイトベント】」
何と、ベノスネーカー、メタルゲラス、エビルダイバーの3体が合体してしまった
「これぞ、三獣合体!獣帝ジェノサイダーです!」
ジェノサイダーは口から強烈な酸を吐いて龍騎達に攻撃した。
393265:02/09/29 01:17 ID:???
>378
まあ確かに、あんまし過剰なバッシングはどうかと思うけど…。
一つ忘れないで欲しいのは、「明らかに技量が不足している」職人を過剰に
持ち上げるのは、それ以外の、本当にネタ作りに努力している職人のやる気を
スポイルしてしまう恐れがある。
出てけ来るな氏ね、ってのは言い過ぎとしても、ヘタだからもっと修行しろってのは
正当な批評であり意見だと思うよ。
(ちなみに自分は265が初カキコ)

でも、あずま氏、ちょっとずつだけど上手くなってきてるなぁ。
後はやっぱ、もうちょっと擬音を減らすべきかと…(w
394メロン名無しさん:02/09/29 02:04 ID:???
12歳なのか?
395235:02/09/29 02:05 ID:???
>>393
「明らかに技量が不足している」職人を過剰に持ち上げた覚えはありませんし、
あずま士郎が「明らかに技量が不足している」とも思いません。
それに、職人の作品を技量とか上下とかで見るやり方がいいとも思いません。
漫画もアニメも小説も、読み手が求めるものがいいのであって、
技量は作品を読み手に合わせる事以外に大した使い道はありません。
そして、何が求められるかは、読み手の感性に委ねられます。
ただ、読み手にはいろんな感性の持ち主がいるわけであって、
どの作品がいいとは一概には言えません。個人によって「いいもの」は違います。
そこで、棲み分けが起こるわけです。
演歌好きとPOP好きがいるように、求められるものは一つとは限らないので、
「○○はつまらない」とか「○○はヘタクソ」とかいう意見は独善的であり、
無用な衝突しか生みません。
ましてやここは2ch。見ず知らずの他人同士がいる場所で、
わざわざ価値観の統一を図る必要などなく、
「好みは個々によって違う」という約束事のみを設け、
他人の価値観への過剰な干渉は避けるべきでしょう。

現に、「明らかに技量が不足している」とか「ヘタだから修行しろ」とか
「擬音を減らすべき」というあなたの考えは
既に私の考えと食い違いが生じているわけですし、
あなたが客観的事実と思って話している事にも
感情を少し害してしまう人間がいる事を忘れないでください。
自分が気に入ってるSSを「ヘタクソ」と言われるのは、
自分の好みを貶されたも同然ですし、物語への感情移入を
阻害される要因にもなります。
396235:02/09/29 02:06 ID:???
名無しに戻ると言っておきながら、また番号付きでレスしてしまった・・・。
どうしても言いたい事があったので、大目に見てください・・・
失礼します。
397235:02/09/29 02:12 ID:???
>>393
補足ですが、
意見を言ったり、批評する事自体がいけないとは言いません。
ただ、あなたの意見の前提である「あずま士郎氏がヘタ」という
考えがさも客観的事実であるかのように書かれていたので、
違う見方もあるのに無視しないで欲しいと思ったわけです。
398メロン名無しさん:02/09/29 02:22 ID:???
265は、「あずま士郎がちょっとずつ上手くなってる」と言ってるけど、
このまま上手くなって、あずま士郎自身が過去の作風を否定したら、
235みたいな人は困るんだろうな・・・。
例えば、「ドラゴンボール」という漫画一つとっても、
初期の頃の方が好きという人と、中期から後期にかけての方が
カッコ良くていいという人がいるからな。
漫画とかだと、一つの作品で初期と後期で絵柄が全く違う人がザラにいるし。
399メロン名無しさん:02/09/29 02:31 ID:???
>395−397価値観については人それぞれ。それには烈しく同意なんですが。

隆起のキャラをそのまんま使ってる
(しかも一部のキャラはあずキャラへの置換さえされてない)
とこまではまだ良いけど…よくないけど

個人サイトのマスコットキャラを、ただただ殺すためだけに登場させ、
特別出演としての優遇措置もないどころか、キャラに「うざい」だの
言わせてそれっきりなのは、上手い下手以前の問題として、
人間としてどうか?って思うのですがね。

その事も含めて彼を肯定するなら、あなたの人間性も疑わざるを
得ませんが?
価値観云々より、倫理観の問題ですよ
400235:02/09/29 02:36 ID:???
>>399
倫理観ですか?大きく出ましたね。
あずま士郎の作品を肯定したら人間性が疑われるなんて
御無体以外の何者でもありません。

それに、あなたはそのマスコットキャラに思い入れがあるのは
わかりますが、私はそのサイトを覗いた事がないので
よくわかりませんし、好みの問題を人間性の問題にまで拡げて
欲しくは無いです。
401メロン名無しさん:02/09/29 02:39 ID:???
日本語読める?
答えて欲しいのは

>個人サイトのマスコットキャラを、ただただ殺すためだけに登場させ、
>特別出演としての優遇措置もないどころか、キャラに「うざい」だの
>言わせてそれっきりなのは、上手い下手以前の問題として、
>人間としてどうか?って思うのですがね。

ってとこなんですけどね?
402235:02/09/29 02:50 ID:???
>>401
そのキャラは見たことはありませんが、
名前だけなら聞いたことがあります。
結構有名なんですよね?

なんでそこまで目くじらを立てるのかわかりません。
それをいうなら、大阪(ライア)が死んだ事にも文句を付けなければなりませんし、
それを気にしてたら、オリジナルに沿った龍騎のSSなど書けっこないじゃないですか。
それと、ちゆが選ばれたのは、ちよの妹という設定で語呂がいいからでは?
あなたはそれを非道だと思っているようですが、私はそこまで重く考えてはいません。
別にあずま士郎のSSの中で死んだって、本物が死ぬわけじゃないでしょう。

それでも私の人間性とやらを疑うのなら、どうぞ勝手に疑って下さい。
私は、そうやって過剰にがなりたてるあなたの人間性を疑いますから。
403235:02/09/29 02:55 ID:???
私はただ、偽コテ使って全く別の文章を書きまくったり、
スレの趣旨を捻じ曲げかねないくらいの煽りを入れたり
する人達が許せなかっただけなんですが・・・

あと、その個人サイトの管理人があずま士郎に直接抗議を
行った場合は、彼は謝るべきでしょう。
まわりがとやかく言う必要は特に無いと思います。
404メロン名無しさん:02/09/29 02:56 ID:???
>401
まあ実際、「ちゆ」って名前が出た時点で
その事を危惧する人はいましたしね・・・・・・・・・・。
で、龍騎を見てた私も先の展開は知ってましたから、まずいなーとは思ってました。
案の定彼はやってしまったのですが。
でも、「うざい」という台詞は元々龍騎本編でもあったですし、他意は無かったのでは?









それはそれで困りものですけど。
405名無士郎:02/09/29 03:15 ID:???
 …も、もう大丈夫かな?
 すいません、取り敢えず続きが書けたんで貼っていきます。
 解りにくいかもしれませんが
 >>375からの続きです。

 ―――――――――――――――――――――

 今度は榊がカードを引いた。

 《ファイナルベント》

 榊の背中に蝙蝠が張り付き、彼女の身体を上空に持ち上げた。
 蝙蝠の翼はマントへと姿を変え、マントは飛び蹴りの姿勢をとった榊の全身に巻き付く。
 まるで捩子(ねじ)の様な形になった榊は、回転しながら蜘蛛めがけて突っ込んでいく。
 気付いた蜘蛛も迎撃の態勢をとるが、直撃には耐えられなかった。
 榊の身体が蜘蛛の身体を貫通した。炎を伴う凄まじい爆発を起こし、蜘蛛は四散した。

 「へぇ〜…榊ちゃんすごいなあ」

 爆発の炎の中から、光の玉が天に昇っていく。
 蜘蛛の魂か…いや、そうではない。理由は後述するが…。

 「春日さん」

 「あー?」

 「あの光を、“ドラグレッダー”に食べさせて!」

 「ど、どら?」

 「その、龍…」
406名無士郎:02/09/29 03:15 ID:???
 榊が指差すのを見て、大阪は背後に目を遣った。そこには、大阪―龍騎―の契約モンスター、
真紅の龍“ドラグレッダー”が、命令を待つように旋回していた。

 「よっしゃ、食べてええでー、どられーだ〜」

 「っう…」

 榊がマスクの下で赤面した。大阪が言い間違えた事が恥ずかしかったのではない、
“可愛い”と思ってしまったからだ。
 元々、彼女は可愛いものが好きだった。いや、むしろ“可愛いものに弱い”と言ってしまっても良いだろう。
 過剰な母性本能故か、或いは自分が長身である事のコンプレックス故なのか、それは彼女にしか解らない事かもしれない。
 大阪の言い間違いによって、彼女の目にはドラグレッダーが少しだけ可愛く見えてしまったのだろう。

 ドラグレッダーが上昇し、光の玉を追いかけて一飲みにした。

 「なー榊ちゃん、あれ食べたらどうなるん?」

 「契約モンスターの…ごはん」
 「食べたら…って言うより、きちんと食べさせないと、お腹を空かせて…」

 「て?」

 「あたし達を…食べる」

 「食べる!?」

 「食べる」

 「あ、あんたそんな危険なやつやったんか?」

 大阪が、光の玉を食べて戻って来た龍に言う。
 龍は意に介していない様だが。
407名無士郎:02/09/29 03:16 ID:???
 そして、大阪達にもタイムリミットが訪れた様だ。
 身体の粒子分解に先に気付いたのは大阪だった。

 「あれ、なんかこそばいなー?」

 「あ…」

 程無くして榊も気付いた。
 大阪の手を取り、走り出す榊。

 「ああ…どないしたんや榊ちゃん?」

 「早くここから出ないと、消えてしまう」

 見ると、自分の手から細かい粒子が出ては、次々と消えていた。

 「あわわ、えらいこっちゃ」

 大阪も歩を早めたが、どうしても榊の足とは会わせられない。

 「ああああかん、もちょっとゆっくり行ってくれんと、足もつれてまう〜」

 「あ、ごめん…」
408名無士郎:02/09/29 03:18 ID:???
 リミット寸前、二人はミラーワールドからの脱出に成功した。
 大阪は勿論だが、体力がある筈の榊までがその場に座りこみ、息を切らしていた。
 やっと呼吸を整えた大阪が自分の手を見つめて言った。

 「あ〜…だいぶ減ってもうたなー」

 「い、いや…」

 粒子分解の事を言っているのだろうか。

 「よみちゃんやったら喜ぶかな〜」

 「いや…全部消えない限りは大丈夫…だから」

 「そーなんやー?」

 大阪は相変わらずのマイペースを崩さなかった。
 自分が巻きこまれてしまった戦いの過酷さを、彼女はいつ自覚するのだろうか…。

 ―――――――――――――――――――――――――

 一先ずここまでで終わりです。
409名無士郎:02/09/29 03:46 ID:???
 なんとなく切りが良いので、ここで第一話・終了とさせて戴きます。
 あとはちょっと言い訳っぽい解説を。

 特にタイトルも決めてませんが、私のあずまんが龍騎は、TVの展開や
キャラ配置をあまり参考にせずに進めています。
 例えば、「あずまんがで漂流教室」を書こうという時に

 「関谷の役は誰にしよう、高松は誰にやらせよう」

 と考えるのではなく、

 「もし、あずまんがの登場人物達が、学校ごと砂漠化した未来にタイムスリップしたら」

 というところを起点に話を作ってるようなものだと思って下さい。

 なので、>>385さんの指摘にあったゾルダの解釈も、北岡のイメージで
ともにしたわけではなく、飛び道具メインのゾルダが似合うのは、ともか
ゆかり先生しか考えつかなかったからなのです。

 その辺考えて、どのキャラにどのデッキを渡すか―は、どうしても
私の作為になりますが。

 兎に角、私の書く話は、
 「漂流教室」と「ロング・ラブレター 〜漂流教室〜」くらい違うと
思って下さい。

          駄目そうだ…………
410メロン名無しさん:02/09/29 04:11 ID:???
ドラゴンライダーキックは運動能力を手に入れたともが使いそうだが・・・
411名無士郎:02/09/29 04:16 ID:???
 ちょっと言葉が足りなかった箇所を捕捉すると、

 >「もし、あずまんがの登場人物達が、学校ごと砂漠化した未来にタイムスリップしたら」
 >というところを起点に
 「彼女達ならどのように生き延びようとするだろうか?
内紛は起こるのか、ちよちゃんの天才はここでも発揮されるのか?
大阪の癒しはあの世界でも有効か?“とも”と”よみ”の友情は極限
状態で壊れやしないか?」
 といった事を考えて話を作っているようなものと。

 なので、龍騎の場合も、
 「もし、あずまんがの登場人物が、何者か(うちの場合はちよちゃんですが)
によってライダーの力を与えられたら、彼女達はどう動くか?
嬉々として参加するものもいれば、最後まで受け入れない者もいるだろう、
止むに止まれぬ事情で参加するものもいれば、逃げる者もいるだろう」
 などと色々考えて

 かのあずま士郎氏が>>1で述べられた
 「果たして、彼女たちはどう戦い、どう生き残るのか!?」
 を書けたらと思ったのです。

 もし許されて続きを書くとしたら、あんまりな姿で登場するキャラも
居るかも知れません。
 その時はどうか、優しく諭してくださいね(爆
412メロン名無しさん:02/09/29 04:48 ID:mvgCNzH0
特撮板からリンクされてたから来てみたけど・・・。
なんだか長文が交互にうpされて、本気で読みにくいんだけど・・・・・・。

正直、あずま士郎の方は文章力は拙いし、創作性の欠片もない。
何を楽しんでいいのかワカラン。

こういう執念だけでカキコ続けるのって、もはや只の荒らし以外のなんでも無いと思う。
いい加減諦めたら?
恥ってモノ知らないの?
そんなに目立ちたいの?
あずま士郎。お前才能無いよ、本当に。
413メロン名無しさん:02/09/29 04:51 ID:mvgCNzH0
あと235とか言うバカ、なんとかなんないの?
見苦しいんだけど?バカだし。
414メロン名無しさん:02/09/29 05:13 ID:???
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/ranime/1032956200/
上記ヤマトスレは「チンカス・スレ」に内容を一新いたしました。
皆様の祝いの言葉を賜りたく、ご報告申し上げます。
出来ましたら、下記AAをコピペして逝って下さいませ。

>>スレ住人 共へ

 ┌─────────┐
 │ (祝)!! チンカス  |
 │      スレ化!! |
 └―――──――――┘
      ヽ(´ー`)ノ
         (  へ)
          く

(○○スレの××より)←ここに出身スレを入れて下さい
415メロン名無しさん:02/09/29 05:29 ID:???
>>412
つーか特撮板で引き取ってください。
正直アニメ板でも迷惑しています
416ここアニメサロンだし:02/09/29 06:18 ID:???
>>413
理由も言わずにバカとか決め付ける奴はたいてい論拠に欠けている訳だが。
自分の板に帰れ!

特撮板って行ったことないけど、随分な奴ばっかりいるみたいだな。
「このスレを荒らしてもいいくらいの糞SS」とか
「もはやコピペ荒らし」とか、煽り方が半端じゃない。
サロンじゃ見かけない煽り方だから、恐らく他所から来たんだろうけど。

だいたい、下手だと思ったくらいで荒らすなんて、
まともな人間のする事じゃないよ。狂ってる。
417メロン名無しさん:02/09/29 06:43 ID:???
>>415
つーか引き取らんだろう。
それに嫌なものを他人に押し付けるのは感心しないし、
勝手にメロン板の立場を代弁するなよ。
418メロン名無しさん:02/09/29 06:59 ID:???
>>412
2chのSSに対して才能とか言う奴ワラタ
才能あったら今頃小説家ですよ(w
ただのSSを荒らし呼ばわりするのも
定の良い荒らしの理由だからね。
419メロン名無しさん:02/09/29 07:06 ID:???
>>412
ホント、定期的に来るよなぁ、こういう奴って。
よく飽きもせずに罵倒レス付けられるね。執念を感じる。
偽コテ荒らしを攻撃せずに、真っ先にあずま士郎と235を攻撃するあたり、
荒らしのお仲間なんだろう。帰っていいよ。
420メロン名無しさん:02/09/29 07:23 ID:???
つーか415も「嫌なもの」と自覚してるわけだが。
421420:02/09/29 07:24 ID:???
失礼、>>417
422417:02/09/29 07:26 ID:???
>>420
415にとって「嫌なもの」ですが。
意味捻じ曲げんなよ。
423メロン名無しさん:02/09/29 07:28 ID:???
>>420みたいな国語の苦手な奴が
あずま士郎のSSをヘタクソ呼ばわりするのも、なんだかな。
424420:02/09/29 07:33 ID:???
私はここであずま士郎をへたくそ呼ばわりした事なぞありませんが?
都合悪い事はなんでも自作自演と決めつける厨房と同レベルですか?
それとも厨房そのものですか?
425メロン名無しさん:02/09/29 07:35 ID:???
>>412-424
よ そ で や れ
426423:02/09/29 08:00 ID:???
>>424
>>415と同意見かと思ったんだよ。>>417のカキコの意味を曲解してるし。
それに、また曲解してるな。誰も自作自演などと思っておらんよ。
勘違いするな。
427メロン名無しさん:02/09/29 10:17 ID:???
>>名無士郎
HP作ってそこでやってよ。
意見がほしければそこで掲示板作れば良いでしょ。
428メロン名無しさん:02/09/29 10:20 ID:???
あずま氏は、とりあえず句読点と誤字脱字のチェックくらいちゃんとしてホスィ。

>オメガゼールが龍騎に向かって体当たりをしてきた龍騎対オメガゼール戦いが始まった

こんな文章はちょっと…・・・何か切羽詰った状況で書いてるのかと思ってしまう。
429メロン名無しさん:02/09/29 10:31 ID:???
>>427
む、なんで名無士郎氏の方が排除されなきゃならないのだ?
妙な流れになってきたな
430メロン名無しさん:02/09/29 10:32 ID:???
>>名無士郎氏
(・∀・)イイ!!
続きが楽しみでつ。
『あずまんが大王で仮面ライダー龍騎』
第2話も期待してます〜。


・・・蟹様は誰になるかな(藁
431430:02/09/29 10:37 ID:???
=====読み飛ばし可能=====
あえて上のレスとは分けます

職人叩きは帰れ〜
ってぇか読んでて不愉快になるぐらいだったら初めから読まなければいいじゃん。
私も、誰とは言わないが名前の所で判別して読まないようにしてるし。
だから極力叩くのは辞めた方が良いかと。
スレが読みづらくなるし。

=====ココまで読み飛ばし可=====

住人同士の戦いはやめるべきだ!
432メロン名無しさん:02/09/29 10:50 ID:???
>>427
wけワカメ
白痴?
433メロン名無しさん:02/09/29 12:45 ID:???
正直、俺は職人のレスしか読んでない。
それで良いと思うが。
434メロン名無しさん:02/09/29 14:18 ID:???
ここですか、13人のSS職人が最後の一人になるまであず&龍騎ネタで書き続ける
というスレは。まだ三人ほどしか登場していないようですが、今後どんな職人が
登場するのか、とても楽しみです
435仮面ライダーオーディソ:02/09/29 17:09 ID:???
えーと、二回目行きます。
3対1くらいでAの蟹ルートに決定致しました。
Bの犀は、もしかしたらかなり登場が遅れるかもしれません。 犀ファンスマソ。
では、永遠の勇者、シザースに変身したあずキャラは誰なのか……
あまり期待せずに本編をどうぞ。
436仮面ライダーオーディソ:02/09/29 17:10 ID:???
「こんにちは、ちよの父です。
 前回の最後、君達に問い掛けた選択肢
 『Q ゾルダが振り向いた先には誰が居た?』に対して君達が選択したのは……

 A 大きな鋏を持ち、橙の甲羅に覆われたライダー

 さて、ゾルダと橙のライダーが遭遇する事によって、ついにライダーの戦いの幕が開く…… 
 じっくりと見てもらおうか……」

あずまんが龍騎


Episode 2


「何処に行くつもり?」

その背中に浴びせられた声。 それは、聞き覚えのある声だった。

ゾルダが振り向くと、そこには……
437仮面ライダーオーディソ:02/09/29 17:11 ID:???
大きな鋏を持ち、橙の甲羅に覆われたライダーが立っていた。

そして、その聞き覚えのある声が、更に言葉を続ける。


「まさかあんたがライダーの戦いに参加してるとはねぇー
 こういうの、一番面倒くさがりそうな奴じゃない? あんた。
 ねぇ……水原、水原暦」

『水原暦』、彼女は本名で呼ばれた事と、相手の声、口調によって

この眼の前にいるライダーが、高校時代の恩師である事を確信した。

「ゆ、ゆかり先生……か?」

ゆかり、谷崎ゆかり。 ゾルダ――水原暦――を、高校3年間受け持った担任教師であった。

「そうよー。 で、早速だけど」

ゆかり先生と呼ばれたライダーが、カードを引いてバイザーに装填する。

このライダーのバイザーは、左手の大きな蟹の鋏の形を模した「シザースバイザー」である。

蟹の鋏と甲羅を持つライダー、仮面ライダーシザース。

その力が、今正にゾルダに襲いかかろうとしていた。
438仮面ライダーオーディソ:02/09/29 17:12 ID:???
『ストライクベント』

「私と戦いなさい! 水原!!」


ストライクベントの効力で発生した、右腕の鋏「シザースピンチ」を振り上げながら、シザースは猛然とゾルダに向かってきた。

振り下ろされたシザースピンチが、ゾルダの胸部装甲を削り、火花を散らした。

「くっ……!!」

予想以上のスピード、そしてパワーに圧倒されるゾルダ。


「ライダー同士の戦いで、生き残った者が願いを叶えることが出来る!!
 あんたも知ってるわよね?
 私は絶対最後の一人になって、願いを叶えるんだから、遠慮なく殺るわよ?
 例え昔の生徒でもね!
 そりゃそりゃそりゃそりゃぁ!!!」

シザースの猛攻を受け、じりじりと後退を余儀なくされるゾルダ。

「(何とか……反撃のチャンスを掴まないと……)」

ゾルダは、後ろに飛び退くと、カードを素早く装填した。

『アドベント』
439仮面ライダーオーディソ:02/09/29 17:13 ID:???
アドベント。 それはライダー一人一人が契約しているモンスターを呼び出すカードである。


突如、地響きを起こす地面。 そして、シザースの足元で地割れが起きた。

後ろへ飛び退くシザースが、地割れから出てくるそれを見た。

大きな角を持ち、巨大な腕は大砲のようなモンスター。

鋼鉄の猛牛、マグナギガがその姿を地中から現した。


「へぇ……あんたのモンスター、強そうじゃない
 こりゃ私も油断できないわねえ……」

言っている程、動揺を見せないシザース。それはやはり、年の功という奴なのだろうか。

「ゆかり先生……そっちがやる気なら、こっちも手加減はしませんよ?」

ゾルダはそう言い放ち、バイザーにカードを装填した。

『ファイナルベント』
440仮面ライダーオーディソ:02/09/29 17:14 ID:???
――ファイナルベント。

モンスターと共に、必殺の一撃を繰り出すカードである。

正に、勝負を左右する、切り札というべき存在。


「なるほど……一気にカタをつけようって事ね……やってやるわよ!!」

『ファイナルベント』

シザースも、ファイナルベントのカードを使用する。

マグナギガ同様、地面からシザースの契約モンスター、蟹型モンスターのボルキャンサーが現われる。


「うおりゃぁぁぁぁぁぁっ!!」

シザースが大きくジャンプし、そして、ボルキャンサーが更なる高みへと打ち上げる。

空中で前方回転をしつつ、高く舞い上がるシザース。 

次の瞬間、回転の勢いを利用し、ゾルダ目掛けて落下してきた。
441仮面ライダーオーディソ:02/09/29 17:15 ID:???
これが、シザースのファイナルベント「シザースアタック」である。


マグナギガ。 その鋼鉄の体の各所には、数々の武器が隠されている。

その隠された牙が、ファイナルベントの効力により、その全貌を現した。

そして、ゾルダがその全てを敵にぶつける、ファイナルベント「エンドオブワールド」を放つため、

その引き金、マグナバイザーをマグナギガの背中にセットする。

空中から迫り来る、シザース。 

その倒すべき敵に、ゾルダは照準を合わせ、引き金を引いた――。


マグナギガより放たれた、ミサイル、砲弾、レーザー、マシンガン……

それらが生み出した、壮絶な爆発。

ゾルダは、勝利を確信していた。

それと同時に、恩師を手にかけたという行為に、少しばかりの罪悪感、後悔の念を抱いていた。


――だが、次の瞬間。 それは杞憂に過ぎなかったことを思い知る事となる。
442仮面ライダーオーディソ:02/09/29 17:16 ID:???
「ちょっと……何安心してるのよ……?」


爆発の中から、その橙の体を現したシザース。

その体には、確かに深い傷が刻み込まれていた、が。

シザースは、全く疲労した様子も見せず、傷を負った事すら感じさせない、堂々とした足取りでこちらへと向かってきた。


「はっ、あの程度じゃ私は仕留められないって事よ!
 とは言っても、今回はこっちのダメージも大きいしねえ……
 ま、今日のところはここらで見逃してあげるわ。
 そんじゃね〜」

シザース――谷崎ゆかり――は、ゾルダの昔の記憶そのままの、飄々とした口調で別れを告げると

自分が入ってきたであろう鏡へと、歩いていった。


ゾルダ――水原暦――は、恩師が自分と同じライダーになっている事に、僅かばかり動揺しつつ、

戦いによって、更に蓄積された一日の疲れを思いだし、自分も現実の世界へと帰る事を決めた。


……To Be Continued
443仮面ライダーオーディソ:02/09/29 17:16 ID:???
「さて、いよいよ動き出したライダーの戦い。 彼女達の運命の歯車が動き出します。
 そして、次に戦いへと巻き込まれる運命にあるのは、一体誰なのだろうか……
 その選択は、君に委ねよう……」

Q 次にライダーとして戦いに参加してくるのは?

A 凛とした外見に、動物を慈しむ心を持った少女
B 男勝りの活発さと、女性らしさを兼ね備えた少女
444仮面ライダーオーディソ:02/09/29 17:20 ID:???
二回目終了〜 いかがだったでしょうか?
個人的にシザースはもうちょっと活躍して欲しかったライダーだったので、
しぶとそうなこのキャラにやってもらう事にしました(w
ちょっと強すぎたかな、と思いますが、まぁパラレルワールドという事で一つ。

またもや無駄っぽい選択肢です。 今回も深く考えずにどうぞ。
445メロン名無しさん:02/09/29 18:22 ID:???
2ちゃんでやる必要性が感じられない…
446メロン名無しさん:02/09/29 18:38 ID:???
臭いスレだな
447メロン名無しさん:02/09/29 19:37 ID:???
>444
今回も良かった〜
>443
Aをキボンヌ
つーかBって誰?そんな少女いたっけ?
448メロン名無しさん:02/09/29 21:29 ID:???
このなんともいえないビミョーな雰囲気がたまらないスレ。
449メロン名無しさん:02/09/29 21:47 ID:???
>>447
かなり(・∀・)イイ!!
シザース様を生かしてくれたことに感謝w

選択肢はB希望で。
とりあえずどんなライダーで登場するのか楽しみです。
Aの方との因縁対決も気になるところ。
450449:02/09/29 21:48 ID:???


>>447→443
でお願いしま。
451あずま士郎:02/09/30 00:50 ID:???
ジェノサイダーの攻撃で吹っ飛ばされ、橋の上に叩き付けられる龍騎、ナイト、ゾルダの3人
「ぐあっ…!」「よみっ!」
何とか立ち上がった3人だが、ゾルダが右腕を負傷してしまった
「これで、最期です」
止めを刺そうと、近づく王蛇の背後からダークレイダーが現れた
そして、サバイブになったナイトがファイナルベント「疾風断」のカードをベントインした
カシャ!【ファイナルベント】
一気に王蛇に向かって突撃するナイトサバイブ。だが王蛇も慌てることなく
エビルダイバーを使ったファイナルベント「ハイドベノン」で対抗する
激突する二つのファイナルベント。巨大な爆炎が辺りを包む

戦いは決着がつかぬまま終わった。ともと榊は気を失った令子を乗せて車を走らせていた
「ん…」「あ、令子さん、気がつきました?」
「美浜は!?」「逃げました…」
「逃げた!?じゃあ、妹さんは?」「えっと…」
ともは、なんて答えればいいのか迷っていたところに榊が代わりに答えた
「あの子も逃げたわ…あんなお姉さんの正体が分かったんだからしょうがないと思う…」
ともは榊の言葉に少し驚いたが、本当のことは知らない方が良いだろうと思い何も言わなかった
「そう…美浜も人間だと思ったんだけど私が甘かったのね…妹さんには悪いことしたな…」
「これに懲りて、二度とちよちゃんのことを追おうなんて考えないことね…あの子を理解しようとか何とかしようとか…命が幾つ合っても足りないわ…」

その頃ちよちゃんは吊り橋の上に立っていた。一人、物思いにふけっているようだった
452あずま士郎:02/09/30 00:52 ID:???
夜になり、ともと榊はようやく花鶏に戻ってきた。そしてともに榊が声を掛けてきた
「とも。どうやら私の勝ちのようね」
「なんだよ、それ…?」
「人間なんてそう簡単に変わらないって事…どうせなら、ゆかり先生達みたいに何か賭ければ良かったかな…?」
「ふざけんなよ!まだ分かんないだろ!?」
「あなた…まだ、ちよちゃんの事を…?」「ちよちゃんじゃ無いよ。よみだよ、水原暦」
榊は、ともの口から出たよみの名前に苦笑した
「よみ…水原暦か…ある意味ちよちゃんより可能性低いと思うけど…」
「何とでも言えよ!もう、考えるのも限界なんだよ…!」
そう言ってともは、花鶏に戻っていった。榊はそんなともを複雑な表情で見ていた

「このっ…!このっ…!このっ…!」
朝食を取ろうとしていたよみだったが、右腕が使えず悪戦苦闘していた
そして思わずプチトマトを空中に飛ばしてしまったが、みるちーがナイスキャッチ。そのまま口に運んでしまった
「みるちー…もうちょっと思いやりのあるメニューとか出来なかった…?私、片腕しか使えないんだしさぁ…」
「はぁ…すいません…でも、先生が朝からカレーは嫌だって‥」
「…………まぁいいや…それより書類は全部持った?詳しいことは私から電話するって先方に伝えてよ」
「分かりました。それでは行って来ます」
「あ〜あ…こんな時でも休めないのが、スーパー弁護士の辛いところだよねぇ…」
そう言いながら、食事を続けるよみはまたプチトマトを飛ばしてしまったが今度は上手く口に入れることが出来
453あずま士郎:02/09/30 00:54 ID:???
ピンポ〜ン♪
「はい…!」よみがドアを開けると、そこに立っていたのはともだった
「なんだ…?戦いに来たんなら、生憎腕がこんなんでさぁ…」
「あ…いや、そうじゃなくて、話し合いに来たんだよ」
ともの言葉に訝しげな表情をするよみ
「あぁ…あのさ、これ、つまんない物なんだけどよみの口に合うかなぁ〜?と思って!…ほれ…ほれ…!」
そう言ってともは、よみの為にカロリー控えめの団子を差し出した

「つまり〜、よみとも色々あって…そりゃあ、むかついたりしたけど、それは何も知らずただ戦いを止めさせようとしたせいなんだって…」
「むしゃ…むしゃ…もぐもぐ…」
「でも!今の私は違う!もちろんこのまんまで良い訳じゃないし…とにかく、一度よみとはじっくり話し合ってみたいと思った訳で…」
「ぱくぱく、むしゃむしゃ…」
「って…私の言ってる事分かってる?」
「そうだなぁ〜なあ私の臨時秘書やらないか?みるちーは仕事で留守だし、私も腕がこんなだしさぁ…」
「はぁ!?お前、人の話聞いてんのかよ!」「だからさぁ〜ライダー同士助け合おうよ♪」
「これ、美味いじゃないか。お前も食え!」「い、良いよ…」
「い〜から…ほれっ!ほれっ!ほ〜れっ!」「………ばくっ!」

漏れジャーナルに戻った令子は、消えたちゆちゃんについてどうしても納得いかなかった
「やっぱり変よ…消えたとしか思えない…」
そして、ちよちゃんのファミレス、車、拘置所での不思議な消え方についても
454あずま士郎:02/09/30 00:55 ID:???
上手く言いくるめられた形で、ともはよみに言いようにこき使われていた
「お〜い、とも〜!」「は〜い!何すか?」
「便所掃除が終わったら、次は床のワックス掛けな。それから窓拭きに洗車にゴミ出しと!昼飯は何でも良いけど美味いのをな」
「あの〜、よみさん…?」「水原先生!」
「み、水原先生の戦う理由って…」「そーゆー話は今度にしようぜ…傷に障るだろ?」
「はぁ…」「ほ〜ら!作業続行!」
よみに何も言えず、ともはしぶしぶ作業を続けに戻って行った

ともの様子が気になったのか、榊がよみの家にやってきた
「どわぁ〜っ!」
見れば、窓拭きの最中足を滑らせたともの姿があった
「あなた…何をやっているの?会社、クビになったのか?」
「別に良いじゃんか…それより、お前こそ何しに来たんだよ?」
「忠吉さんが戻ってきた…あなたの様子がおかしいと心配してる。早く戻って来なさい」
「何か…適当に言っといてくれよ…」
「あなた…まだ諦めて無いの?あのよみがあなたの話をまともに聞くわけ無いでしょう?」
「それでも…私にはこれしか出来ないから…」
ともの一途な頑固さに榊は諦めて帰っていった。その時榊と入れ違いに一台の車がよみの家に現れた
455メロン名無しさん:02/09/30 16:09 ID:???
>>443
漏れもBきぼんぬ。多分あのキャラだと思ってるので。
456メロン名無しさん:02/09/30 16:37 ID:???
あずま士郎もさあ、
コピペする前か、コピペ終わった時くらい、なにか一言云えない?
いきなり書き始めて、書き終わったらそれっきりじゃ、ホントに長文コピペ荒らしと
変わんないよ?

どんな尊大な言いぐさでも構わない(謙虚さは最早期待しない)から、挨拶くらいしようや。
457メロン名無しさん:02/09/30 17:08 ID:???
何求めてんだこいつは…
458メロン名無しさん:02/09/30 17:21 ID:???
>>457
漏れもそう思う。
あずまなんかには何求めたって無駄無駄。
459メロン名無しさん:02/09/30 17:23 ID:???
>>458
456も追加しといて
460458:02/09/30 17:33 ID:???
>>459
そうだな
>>456
あずまがそんな言葉に耳傾ける謙虚さを持ってたら、今頃このスレの住人は
こんな苦労してないんだよ。
下手や理詰めでの反論も一切効果なかったし、不自然過ぎる擁護者がウザいから
漏れはもう、他の二人のSSを見るだけにしてたわけだし。

なによりコピペ荒らしは放置に限る(ww
461458:02/09/30 17:47 ID:???
しかし、どこの掲示板でも連続投稿は荒らし扱いになるんだから、
意味のある連貼りだったら、前もって通知くらいしないとな。
462メロン名無しさん:02/09/30 17:50 ID:???
住人もべつに苦労はしていないと思うが……
463メロン名無しさん:02/09/30 17:53 ID:???
458はあずま脂漏が憎くて仕方が無いのさ。
スルーは習得していないのさ。
464458:02/09/30 17:57 ID:???
>>463
スマン、実は138あたりからずっとスルーしてた
465458:02/09/30 18:01 ID:???
>>138以前は結構噛みついてたよ。あずまにっていうより>>94にだけどね。
466メロン名無しさん:02/09/30 18:09 ID:???
(´-`)。 o O(新作来ないかな…)
467メロン名無しさん:02/09/30 18:32 ID:???
新作来てるじゃん。451-454に(w
468メロン名無しさん:02/09/30 19:34 ID:???
>>467
なめんな!!
469仮面ライダーオーディソ:02/09/30 21:52 ID:???
今のところ2対1でBが優勢。 Aのキャラのファンの方、お早目に投票を。

>447
>今回も良かった〜
そう言って頂けるとすごく嬉しいです。次も頑張ります。
>つーかBって誰?そんな少女いたっけ?
ちょっと解り辛い書き方でしたね。
他の方の書き込みを見て頂ければ、正体が見えてくるかも……

>449
>シザース様を生かしてくれたことに感謝w
果たしてこのシザース様はいつまで生きるやら。
>とりあえずどんなライダーで登場するのか楽しみです。
性格がそのまま出ているライダー、とだけ言っておきます。

>455
>漏れもBきぼんぬ。多分あのキャラだと思ってるので。
もし予想から外れてたらすみません。
470メロン名無しさん:02/09/30 23:06 ID:???
Aも大好きなキャラだが、今回はBにしとくか。誰か知りたいし・・・
もしかして巨乳の?
471メロン名無しさん:02/10/01 17:38 ID:???
>>461
意味のある連貼りなら、通知しなくても見ればわかるじゃん。
連続投稿したくらいで荒らし扱いする奴のほうがウゼー。
顔文字板にもAAの連貼りをやたらと扱き下ろす厨がいるけど、
どうせ感想しか書けないくせに、偉そうにすんな!

それから、「他者の言葉に耳を傾けろ」って言い方は虫が良過ぎると思う。
要するに「俺のいう事を聞け」って言いたいんだろ?
あずま氏はその「他者」の意見よりも自分の考えの方が正しいと判断したから、
行動を変えなかっただけだろ。要するに、お前らのアピールが下手なんだよ。
あずま氏のSSが下手だっていう人は、スレの序盤で物騒な煽りばっかり繰り返してたから、
荒らしと同列に見られて返事を貰えなかっただけじゃないの?
472471の続き:02/10/01 17:44 ID:???
スレの序盤の番号ゲッターと、あずま氏への煽りが
同一人物によるものと思われていたとかさ・・・
いくら「糞SSをしつこく続けるのはコピペ荒らしと同じ」とか
「潔く止めるのが職人としての常識」とか
理屈並べても、荒らしや煽ラーの言葉なんか聞きたくないだろうし。
473472の続き:02/10/01 17:59 ID:???
ついでに、そういう「荒らしや煽ラー」が「面白くない」と
言ったところで、それが本音を語ってると信じて貰える
保障は無いだろう。良スレ潰しを目的とするチョビンもいるし。

そういった経緯もあって、>>322の真摯な質問状のように
よほど凝ったレスでもしない限り、答えて貰えなくなる程にまで
あずま氏から見た「あずま氏のSSはヘタクソ」派の信用度は
落ちていたと思う。おそらく、偽のコテハンとか、それに反応して
笑う奴らとかもお仲間だと思われてたんだろう。
ろくでもないゴロツキに絡まれてるという認識くらいしか無かったものと
思われる。これじゃあ、反応ないのも当然だわ。第一印象って大事だね。

真剣に意見を述べたい人はまず、序盤の煽ラー共と
はっきりと袂を分かって見せる必要がありそうだ。
「俺はあずま氏のSSは下手糞だと思うが、序盤の煽りは糞以下。
同じに見られたくないし、はっきり言って邪魔だから出て行け。」
とかね。全てはそこから始まると思う。
474こいつらはゴミだな:02/10/01 18:05 ID:???
475メロン名無しさん:02/10/01 18:10 ID:???
>>460
俺はこれからお前を放置しようと思う。
476メロン名無しさん:02/10/01 18:12 ID:???
>>475
スルー出来てないじゃん(w ・・・あ、これからか。
477メロン名無しさん:02/10/01 18:13 ID:???
煽りの方がうざいってのはどこも同じさ。
478メロン名無しさん:02/10/01 18:27 ID:???
>>460
素人の読者は技術論とかに興味は無いが。
創作とか料理とかマニアックな事で自分の読んでる
物を否定されても、すんなり飲み込めないなぁ。
それより、あんたら技術技術ばかり言ってて、
それで本当に楽しんでるのか?と言いたい。
「○○だから駄目」とか「○○は良くない」とか
お前らオタク過ぎ。もっと素に帰れ。

あずま氏のSSは普通に面白いよ。
さくさく読み進めるし、次が待ち遠しいし。
それ以外に何か読むために理由がいるのか?
これも不自然な擁護になるのだろうか。
479こいつらはゴミだな:02/10/01 18:30 ID:???
>>474訂正

>>39は取り除いてくれ。>>39ごめん。
480メロン名無しさん:02/10/01 18:34 ID:???
>>443
まだ有効かな?

Aキボンヌ!!!
481メロン名無しさん:02/10/01 18:48 ID:???
あずま士郎うざいとかいってる人は彼のSSの存在意義がわかってないと思う。
そもそも、「あずまんが大王で仮面ライダー龍騎」というネタでSSを書けるのは、
あずま士郎のおかげなんだぞ。
彼が龍騎のストーリーであずまんが大王の登場人物というSSを書かなかったら、
名無士郎や仮面ライダーオーディソのSSは果たして受け入れられたかどうか・・・。
いや、彼らが出現したかどうかすら怪しい。
いきなりオリジナルな展開で書き始めても、ハァ!?てな感じで拒絶されてたかもわかんないし。
おそらく龍騎の登場人物がそのシチュエーションであずまんが風味のやりとりを繰り返すと
いう他のあずまんがスレみたいなものになってただろうし、それが果たして面白いと言えるのか・・・。
韓国ネタや政治ネタはよく合うけど、龍騎はミスマッチだと思う。
SS形式にして正解だったよ。
だから、コピペ荒らし呼ばわりは酷過ぎるから、よせ。
482メロン名無しさん:02/10/01 20:18 ID:???
自分のスレが18時間そこそこ放置された程度で不安になってんじゃねえよ
483仮面ライダーオーディソ:02/10/01 20:49 ID:???
前回の選択肢(>443)、3対2でBに決定しました。
Aのキャラも恐らく早々に登場させると思いますので、A派の方も気を落とさずに。
早くて明日の夜に、遅くとも今週中には3話をお送りする事になると思います。
では。
484メロン名無しさん:02/10/01 20:50 ID:???
>>471-481
漏まえ、解り易すぎ(wwwwwwwwwwww
485メロン名無しさん:02/10/01 20:52 ID:???
>>484
wの多さに藁タ
486メロン名無しさん:02/10/01 21:00 ID:???
なんてーか、仮に、本当に仮にだけど、471−481があずま本人じゃ無いにしても、
あずまのジサクジエンと受け取られても仕方ない書き込みだな。

あくまでも仮にだが、あずまと別人だとしたら、あずまにかなり迷惑かけてるよな(藁
487メロン名無しさん:02/10/01 21:25 ID:???
>>456-486
あずま士郎、(SS以外は)大人気だな(冷笑
488メロン名無しさん:02/10/01 21:40 ID:???
煽ってるの一人かな
489メロン名無しさん:02/10/01 21:44 ID:???
序盤の煽りは糞以下。
同じに見られたくないし、はっきり言って邪魔だから出て行け。

俺 は あ ず ま 氏 の S S は 下 手 糞 だ と 思 う が










これで満足?>>473
490語り部:02/10/01 21:49 ID:???
バカを引取りに北YO!
ほら帰る世>>489
491語り部:02/10/01 21:49 ID:???
ついでにもっかい揚げとく夜!
492メロン名無しさん:02/10/01 22:02 ID:???
うわ!
とっくにdat落ちしたと思って安心してたのに、
またバカが上げてやがる
493メロン名無しさん:02/10/01 22:08 ID:???
上げ下げとかどうでもよくないか?
今時2chブラウザ使ってない奴なんて滅多にいないだろう。
俺はお気に入りに入れてるから、順位とか関係ないし。

>>492
このスレがあると魘されるのか?
奇特なやっちゃなー(ワラ
494メロン名無しさん:02/10/01 22:10 ID:???
>>492は序盤で煽ってた人?
495メロン名無しさん:02/10/01 22:11 ID:???
>>493
順位ワラタ
496あずま士郎:02/10/02 05:17 ID:???
ピンポ〜ン♪ ピンポンピンポ〜ン♪
「とも〜、お客さ〜ん」「ああ、悪りぃ…今、手ぇ離せないんだ」
「…ったく…役に立たない秘書だなぁ…」
よみが、しぶしぶドアを開けると、そこに立っていたのはどう見ても堅気とは思えない男達だった
「あんた…水原先生…?」「そうですが、何か…?」
「私、大滝ってもんですが、例の裁判の件で寄らせてもらったとですよ」「例の裁判って…?」
「例の裁判ですよ…それにしても仕事熱心なんは体によぉ〜なかよ…何か怪我ばしちょうごたるみたいで」
「脅し…って奴ですか…?」「さあ…どうですかね…」
その時、よみとともはモンスターの気配を感じ取り辺りを見回した
「どぎゃん、したとね?」「いえ…別に…」
「狙いは…よみじゃない…!あの、やくざか!?」
「それじゃ、今日は挨拶っちゅー事で…」
そう言って、大滝達はよみの家から立ち去っていったがよみはともを運転手にして後を追った
「いや〜、驚きだなぁ〜!よみならてっきりあのやくざ見捨てると思ったのに」
「そう言うわけにもいかないだろ?」「よみ…」
ともはよみにもモンスターから人々を守りたいって気持があるんだと思い喜んだ。が…
「関係上、私の家の帰りにあの男に何かあったら私に疑いが掛かるだろ?少しでも裁判に不利になるような事は避けなきゃね」
「…………(そーゆー事かい…!)」

忠吉はあの家のことをもう一度調べようと花鶏を飛び出した。
「忠吉さん!あずま士郎はあなたには関係ないって言ったんでしょ!?」
「キュウウ〜ン…(ご主人様、嘘ついてるよ…)」
「ワオオ〜ン、ワンワン(でも、嘘ついてるって事は昔の優しいご主人様と同じって事だよね?お願い、もう一度あの家調べたいんだ)」
「分かった…まってて、用意してくる」
忠吉の熱意に押されて、榊は仕方ないと言った表情で言った
「ワンワンワン…(ねえ、ちょっと寄って欲しい所があるんだけど…)」
「良いわ…どこ?」「ワオ〜ン(病院…ヤママヤーって名前の方が入院してるんだけどそのお見舞いに)」
「…!?」榊はその名前を聞いて驚きを隠せなかった
497あずま士郎:02/10/02 05:18 ID:???
「ただ今、戻りました」
令子は取材から戻ると手に入れたテープを再生した
「何なんですか?それ?」
「美浜が脱獄したさいの拘置所の監視ビデオのコピーよ。ちょっとつてがあってね…」
「すっご〜い!」
「いや、流石令子だよ!ワンダフル!いや、エクセレント!」
「もっとも、肝心の美浜は写ってないんですけど…だから簡単に入手できたんですが、何か分からないかな?と思って…」

「とも…お前何か臭うぞ?」「ああ、昼飯に餃子作ってたから、ニンニクの臭いだろ…?ほれほれ」
「餃子〜?お前…私はスーパー弁護士だぞ?昼飯が餃子ってどうよ?」
「あのな〜、私の餃子はそんじょそこらのものと訳が違うの!」
「お前、ハンドルから手ぇ離せよ…臭いがついちまうだろ!」「無茶言うなって!あぁ〜…」
そんなやりとりしてる間に、大滝の車は左折してしまった
「ったくもぅ…その間にモンスターが来たらどうすんだよ!?」
「ちょっと、待て!」
そう言うとよみは、いきなりサイドブレーキを引いて車を急停止させた
「どわぁ〜〜!何すんだよ!?」「このまま、アリバイを作っといた方が良くないか?」
「お前、何言ってんだよ!?そう言う訳にいかないだろ?」
「そう言うお前は、なんであの男に拘るんだ?」
よみの言葉にともは自分がライダーになる決意をしたときのことを思い出した
「助けたいだけだ…」
498あずま士郎:02/10/02 05:19 ID:???
大滝の車を追って、駐車場に入ったとも達の車だったが姿を見失ってしまった
「あれ?どこ行ったんだ?」
その時、大滝の車がとも達の車の背後に現れた
「水原先生…あんた弁護士のくせに言っちょう事がようわかっとらんよぉやのぉ?」
「ちょっと待った…殴るんなら…こいつが代理になるからさ!」「何ぃーーっ!?」

帰宅したみるちーは、ともの作った餃子を食べようとしていた
そして、餃子を食べたみるちーに衝撃が走る!!

「いだだだだ……やっぱり秘書はみるちーが良いよ…」
「あ、あの男は!?だぁ〜!鼻血が〜〜っ!!」
そう言いながら、ともは急いで車の運転席に乗り込んだ
「まだ、あの男を助けるつもりなのか?ったく…お前は昔から全然変わってないな…」
よみの言葉にともは思い出したかのように呟いた
「そうだよ…変わっちゃいけなかったんだ…私、忘れてた…私はモンスターから人を守る為にライダーになったって事…」
そして、目的地に到着した大滝を待ってましたとばかりにアビスハンマーが襲いかかった
「こんのやろ〜〜っ!」ドガッ!
ともとよみのダブルキックでアビスハンマーをミラーワールドに追い返すと後を追って変身した
『変身!』「ッ…シャアァ!」「あぁん?(何張り切ってんだこの馬鹿…)」

その頃、病院にたどり着いた榊と忠吉はマヤーが榊の恋猫と知って驚いていた
「キュウ〜ン…(嘘…ヤママヤーさんが榊さんの?)」
「誰かがお見舞いに来てくれているのは知っていた…でもそれがあなただったなんて…」
499あずま士郎:02/10/02 05:22 ID:???
ミラーワールドに到着した龍騎とゾルダ目掛けて背後からアビスハンマーが攻撃してきた
「ヌガァ〜〜ッ!!」ドガァン!
間一髪避けた二人。ゾルダは反撃する為カードを取り出すが腕が負傷しているせいでカードを落としてしまう
「よみ…!」「お前が使えよ…」「でも…」「良いから、早く!」「分かったぁ!」ビッ!
「カシャ!【シュートベント】よし!よし来い!(ヘイ、カモンカモン♪)」ガシィ〜ン!
「あら?」「フフン♪」
ともの期待とは裏腹にギガキャノンはゾルダに装着された
「ね、ねえ、それ、私が使うんじゃ…」「五月蠅い」ガンッ!「おわだぁ!」
ゾルダが振り返った瞬間キャノンの砲身が龍騎の顔面を直撃したのだった
そして、ゾルダは反撃のギガキャノンを発射した「フンッ!」
後を追って龍騎がゾルダの所にやってきた
「ちょっと、ちょっと…それ何で私ん所来なかったの!?」
だがその時、アビスハンマーが反撃の砲撃を仕掛けてきた
「急げ!これだ!」そう言って、ゾルダはガードベントのカードを差し出す
「オッケイ!」ビシッ!「【ガードベント】良し来い!」ドガァ〜ン!「どわぁ〜〜!」
だが、またしても装備はゾルダの元に行ってしまい龍騎はもろに攻撃を食らってしまった
「ど〜なってんだよ!何で私の所に来ないんだよ!?」
「私のカードなんだから、当然だろ?(何怒ってんだこいつ?)」
「次はこいつだ」今度はマグナギガのカードを差し出した
「お前なぁ〜いい加減に……(ピン!)」何か思い付いたのか龍騎は喜んでカードを受け取った
500あずま士郎:02/10/02 05:23 ID:???
「【アドベント】…良し…」そして、マグナギガの巨体が姿を現しゾルダが近づこうとした瞬間龍騎が後ろから突き飛ばした
「ちょいと、待った!」ドン!「何しやがる!」その時アビスハンマーが攻撃してきたが龍騎はマグナギガの後ろに隠れた
「や〜い、こっちこっち〜、べろべろばぁ〜!」「お、お前、マグナギガを盾に…?」
「まあね♪【ストライクベント】」そして龍騎はすかさず攻撃態勢に入った。ゾルダも立ち上がる
「行くぜ!昇竜突破〜ッ!」「フンッ!」ドガガァ〜ン!
二人の攻撃の前にアビスハンマーは敢えなくやられてしまった
「ったく…やってくれるな…」「フフン、どう♪」

マヤーの容態の急変に榊は動揺を隠せないでいた、そして令子は何度もビデオを見直す内に
鏡の中に映るはずのない影を見つけた
「これは…人…?」
501メロン名無しさん:02/10/02 06:29 ID:???
 あずま士郎さんの作品、だんだん文体がこなれて着てますね。何と言うか、
恥ずかしい事ですが最初は私もこのスレに嫌悪感さえ持っていました。
 まさかこんなに面白い文章を書ける人に成長するとは思いも寄りません
でした。そもそも、あずまんがの「萌え」と龍騎の「燃え」はどんなに上手く
やろうとしてもどこかで破綻してしまうと思うのです。生半可な実力では、
そうそう理想の形にはならなかったことでしょう。

 消化不良に見えた初期に比べると、随分すっきりしたと思います。それに、
例えは悪いですが成長途上ゆえに先が楽しみですし、あずまさん自身、
寧ろその過程を見せようとしてるように思えてなりません。
502265:02/10/02 06:53 ID:???
>>501
いや、それちょっと誉めすぎ…。
まだまだ地の文の量が足りてなくて、行頭がかぎかっこばっかになっちゃってます。
TVの龍騎を見てるから、かろうじて読者が状況を把握できるっていう状態。

例えば、「アビスハンマー」っていう新しい単語について、何の説明もないでしょ?
一行「シュモクザメ型のモンスター」って入れるだけでだいぶ違うと思う。

まあ、確かに上達してきてはいるんだけど…もっと謙虚な姿勢で上を目指してほしいなぁ>あずま氏
503メロン名無しさん:02/10/02 09:05 ID:???
>>501
265さんの意見の後半は賛成ですが、鍵括弧云々は文体の問題ですね。
行動や内面の描写を最低限に抑え、省略することで、あずま士郎氏は
メリハリの効いた簡潔なそれを目指しているのだと思います。
はっきり言えばそれが裏目に出ている部分も多いのですが…。

ゲームライクな戦闘の描写やあずまんがの雰囲気の再現には適した文体です。
同じ感想を持っている人がいて、ちょっと安心しましたよ
504メロン名無しさん:02/10/02 18:03 ID:???
>>501>>503
あんまり誉めると勘違いするからヤメレ。

せっかく職人が2人も降臨してるんだから、小学生レベルの習作は放置した方がいいよ。

ってか>>442あたりが盛り上がってきてるんだから、面白い方を育てていこうよ。
ダメなヤツの育成より、芽のある秀作育てていくべきだよ。
505某SS職人:02/10/02 20:07 ID:???
無駄にスレ消費するような罵倒レスはひかえてください。
一文一文を一生懸命書いてる職人さんたちに失礼でしょう。
一書き手として、スレが荒れて行くのは見るに堪えません。
飽く迄もここはあずま氏のSSを発表する場でしょう。
かなり面白いと思いますよ?彼のSSは。もともとの隆起TVシリーズを
ほぼ忠実に文章化していますし、みんなが問題にしていた箇所にしても、
書けば書くほど読み易くなってますしね。
>108さんも言ってますが、マナーを守りましょうよ。
506メロン名無しさん:02/10/02 20:08 ID:???
アフォな粘着が一人いるので無理
507メロン名無しさん:02/10/02 20:22 ID:???
>>505-506
あずま降臨…としか解釈しようのないレスだな。
もし別人なら、先生様の足引っ張るような事はやめとけよ(w
508メロン名無しさん:02/10/02 20:24 ID:???
これね
>>505

あなたも全てのSSが賞賛された訳ではないでしょう?
ブーイングを受けたら自ら退場してきたでしょう?それは当然でしょ?
しかも避難罵倒カキコは1人2人じゃありません。
というか基本的にSSはネタが勝負。
只の書写はコピペ荒らしと同じです。最悪です。

それでもやりつづけるのは、やはり只の荒らしと変わらないのです。
いやもう荒らしです。
そう、断言すべきです。この>>1は“荒らし”なのです。

仮面ライダーオーディン氏の、読み手との双方向性を重視したイベント性の高いSSの展開や、
もしも〜?を自分なりの解釈で展開していく名無士郎氏らの手腕は見事なのに、
この>>1の拙さがスレのレベルを著しく下げています。

いい加減皆さん、ダメな子を見守る事が大切と勘違いしている様なブサヨクまがいの
応援は辞めましょう。
510メロン名無しさん:02/10/02 21:58 ID:???
同じ手にひっかかる人達がちらほらと。
511顕正会頃氏:02/10/02 22:24 ID:aCnKnjPh
うっさいはげ
512メロン名無しさん:02/10/02 22:33 ID:???
つーか君ら、これでも読んで目を覚ませ。
職人の技というのはこういうのを言うのだ。
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1015904577/438-439n
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1015904577/448-450n
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1015904577/477-481n

(何気にこの人のネタ出るの2度目だったりするけどな(w
513メロン名無しさん:02/10/02 23:09 ID:???
>>512
卓越した文章力ですね!(あずまレベルの)
作者様の深い知性を感じました!(あずまレベルの)

514メロン名無しさん:02/10/03 00:03 ID:???
>>512
ヲイヲイ、相手が悪いよ(w
仮にも、名実ともに特撮板をシメた過去を持つネタ職人のSSじゃねぇかYO
比べモンにならんて。あずまみたいな( ´,_ゝ`)プッ とは

ってか参加もしてない職人の話してもしょうがない。(どうせもうJは過去の人 つД`) ・・・)
がんがってる職人さんを見守ろうよ。

>>483
Bで決定ですか、ってことは・・・・。
先は言わぬが花。ゆっくりと続きをお待ちしております。
泣きべそ必須キボンヌでつ(w
515某SS職人:02/10/03 00:11 ID:???
>>509
たしかに、ブーイングは何度もされましたが、それはSSを判ってない人がやった事。
てか、このスレは罵倒してるの一人じゃないの?バレバレの自作自演までしてさ。
読者はきちんとわかってくれてると思うし、何と言っても他人を荒らしと決めつけるのは
みっともないと思わん?

気持ちは判るけど落ちつけっての。漏れは同じ職人としてあずま氏を支持するよ。
付け加えるなら、あなたが賞賛するオーディソ、名無士郎が駄文発表できたのも
いままで根気よく書き続けたあずま氏のお陰でしょう。勘違いしないでよ。
てな訳で、板違いなエセ職人これ以上レスしないで放置して欲しいよ。治安のためにもさ。
516265:02/10/03 00:16 ID:???
>>505

ギーッ、ガチャッ!そのとき、死んだはずのG4の体が動き出した!
すちゃっ!「もういい、もういいだろおっ!」バキューン!バキューン!バキューン!
氷川の撃った銃弾がG4にとどめを刺した!

−−−

その時――
ひとたび動きを止めたはずのG4の躯が、あたかも2度目の生を得たかのように、
静かに動き出した。
(いや――違う)
この動きは命あるものとは違う。むしろ、生命への冒涜――命を命として認識しない
者の犯した罪。そう氷川には思えた。
パワーアシスト機能を失い、すでに鋼鉄の枷と化しているG3−Xを、ほとんど
気力だけで支えながら……氷川は、GM-01の銃口を、かつて水城だったモノに向けた。
「もういい……、もういいだろおっ!」
氷川の絶叫と共に、トリガーが引き絞られ――G4は、再び活動を停止した。
永久に。

−−−

PROJECTG4の同じシーンを描写したものですが、前者が所要時間1分、後者が10分くらい。
あずま氏の文章が、本当に「一文一文を一生懸命書いてる」んだったら、
こんなに叩かれないと思います。どうみても彼の文章は、先を急ぐあまりの
走り書きになってる。
ま、ネタがネタゆえに、あんまししつこく描写しても仕方ないって面も
確かに有るんですけど、でもやっぱりもっと推敲して欲しいな、と。
517某SS職人:02/10/03 00:16 ID:???
SSに限らず、どんな文章でもネタ次第では駄文でなくなる。
最後の一行はネタに合わせてるけど、本音だよ。
518265:02/10/03 00:23 ID:???
さて、あんまり文句ばっかし言っててもアレなんで、私もなんか書いてみたいな
とか思ってみたり。
でもこのスレ、もう既に3本のパラレルワールドが走ってるんですよねぇ。

…で、できれば名無士郎さんの話の外伝にしたいんですけど…名無士郎さん、
自分で書く予定のないキャラっていますか?もちろん、全員ご自分で書く
つもりなら、そちらを優先させていただきますけど。どうでしょう?
519メロン名無しさん:02/10/03 00:30 ID:???
む、新たなライダー(SS作家)が登場か?
520メロン名無しさん:02/10/03 00:32 ID:???
>>265
甘いっ!
あずま士郎なら

「もういい、もういいだろおおおおお〜〜ッ!!!」

ぐらいはやるね。
521メロン名無しさん:02/10/03 00:44 ID:???
>>518
おお、なんか面白そうな展開になってきたぞ?
名無士郎氏と265氏が組んだらかなり凄いものになりそうだ
ライダーでは唯一、組んで行動している隆起とナイトみたいな感じで。
名無士郎氏の返事が気になるけど、期待してますよ♪
522ナレーター:02/10/03 00:47 ID:???
参加表明したライターは四人…
あと九人のライターは現れるのか?

ライター同士の戦いが始まるのか?
戦わなくては生き残れない!
523メロン名無しさん:02/10/03 00:50 ID:???
>522
でもスレ半分過ぎちゃってるよ………
524あずま士郎:02/10/03 00:56 ID:???
265氏の仰ることはよく理解できますが、個人的にしつこく長い描写は
書き込む量を多く取ってしまいがちなのであんまり好きじゃないんです
ただ、先を急ぐあまり走り書きなのはちょっと改善したいとは思ってます

>>520
ええ、確かに私ならそれぐらい書きますね、絶対(笑)
525メロン名無しさん:02/10/03 00:56 ID:???
>>515
「同レベルの職人として」の間違いだろ?( ´,_ゝ`)プッ
526265:02/10/03 01:12 ID:???
>>524
うん、まあその気持ちは解ります。TVシリーズの全シナリオをトレースするって形だし。
実際、私のサンプルみたいなペースで書いてたら大変な事になるでしょうね(w

だからまあ、メリハリをつけるって言うか、クライマックスとか「ここを見せたい!」
って箇所に、少し力を入れて書いてみるといいと思いますよ。
(だから516の例はわざわざクライマックスを選んであるのよん)

逆に、OREジャーナルがらみのシーンなんかはもっと削っちゃってもいいと
思うなぁ。あそこだけ龍騎キャラそのまんまで浮きがちだし。
527あずま士郎:02/10/03 01:27 ID:???
OREジャーナルに関する部分は極力削ってはいるのですが
ストーリーに絡むような所はやっぱり外せないので仕方ないです
どうしてもあずまんがのキャラは少ないので全部を入れ替えるのは不可能ですから
528名無士郎:02/10/03 08:31 ID:???
 >>518
 265さんの方からその様に言って戴けるとは、大変光栄に思います。
 こちらとしましても、願っても無い申し出です。

 キャラに関してですが、そちらのお好きなキャラを描かれて下さい。
 私の方がまだもう少し続きを書けない状況にいますので、今度は私の方から
そちらに合わせようと思います。
 キャラによっては、登場時からかなり酷い扱いにする予定があったりしますので、
265さんの御力で、そうならずに済むかもしれないのなら、私も嬉しく思うのです。

 取り敢えず第二話の冒頭は、既出のキャラだけで進む予定ですので、
265さんが未出のキャラで書かれるのでしたらバッティングする事はないと
思います。

 どうか宜しくお願い致します。
 ふつつか者ですが(笑
529メロン名無しさん:02/10/03 09:01 ID:ALRhG9bm
>>512
ヤベッ、激しく藁タ(w
この職人さんの参戦キボンヌ
530メロン名無しさん:02/10/03 18:14 ID:???
おお〜!
名無士郎さんが了承した!
強力タッグ誕生の予感!そして名スレの予感!
531メロン名無しさん:02/10/03 18:18 ID:???
>>530
265って実績あるの?
532メロン名無しさん:02/10/03 18:22 ID:???
>>531
わかんない。まだ予感だけ。
ただ、ちゃんとした文章の書ける人とは思う。
ネタとか話運びとかはこれから見せて貰えばいいし
533メロン名無しさん:02/10/03 18:25 ID:???
そうか、じゃあ期待してみるよ。
534265改め"蟹光線":02/10/03 23:06 ID:???
なんとなくコテハンつけてみました。深い意味はこれっぽちもありません。

>>510
…丸一日以上かかってやっと気付いた…。
ニレツメハ ワカリニクイヨ…゜(゜´Д`゜)゜。 

もしかして、235とか、過去の擁護書き込みもそうだったの?とか思って読み返してみる。
…コッチハ ドウヤラ ス ダッターヨ゜(゜´Д`゜)゜。 

>>528
ありがとうございます。っていうか私を過大評価しすぎです…。
いやほんと、話作りのセンスはかなりへっぽこなんで、あんまし期待しないでください。
あ、ちょっと榊さん借りますね。他は未出のキャラで行きますけど。

>>530-533
・・・あんましプレッシャーかけないでください。
ていうかその期待は多分外れます。私の勘に間違いはないね。
535メロン名無しさん:02/10/03 23:26 ID:???
>>501
>>503
>>505
>>515

縦読み。
特に515にワラタ
536メロン名無しさん:02/10/03 23:31 ID:???
>>534井伏鱒二?
537509:02/10/04 00:40 ID:???
>>515
 本気ですか?本当は、某SS職人氏は、無様且つ無才な>>1を擁護して、
格好付けたいだけじゃあないんですか?そんなにいい人を気取りたいですか?
つーか、ひょっとして>>505氏=>>1によるジサクジエン(・∀・)じゃないんですか?
 まず第一に、貴方は大きな勘違いをしていませんか?
あずまんがのキャラ名に書き換えただけの駄作を書くヤシに、何を期待できましょう?
なまじこういった厨を甘やかすと、勘違いして又同じ駄スレを立てる恐れがあります。 
ギンギンに鼻息荒げて、駄ネタスレを乱立されたら、一体どうしますか?
 哀れな厨を擁護してはいけません。犬の飼い方同様、駄目な事はダメと、しっかり
躾をすべきではないでしょうか?
 あまやかして育った香具師なんて、ロクなモンになりませんよ。いやマジで。
職人そろってきたんだから、正直、もう>>1は退場すべきですよ。
538あずま士郎:02/10/04 03:46 ID:???
>>536
いや、小林多喜二でしょう

それにしても相変わらず、私に対する罵倒、誹謗中傷凄まじいものがありますな
ですが、前にも言った通り私は荒らし、煽りは一切気にしないし相手にもしないので好きに書いて下さいな
普通の人ならばここまで言われたら、止めてやるって思うでしょうが生憎止めるつもりは無いのであしからず
所で509、いい加減縦読みに気づいたらどうですか?
そうすれば、私の自作自演じゃないって事が分かるでしょうに
539メロン名無しさん:02/10/04 04:12 ID:???
>>538
 あれ、気づきませんか?。
まず>>537のメアド見てみてはいかがでしょうか?
遠まわしに職人芸見せてる辺り、ちょっと凄いですよね。
きっと509もあずま氏への罵倒を反省してのカキコだと思います。
さて、そんな事より、あずま氏、続編はまだですか?
 米国産のアクション映画を彷彿とさせる、スピード感ある描写!他の職人さんたち
と異なって、テンポ重視のSSを、期待してい待っていますよ!
540メロン名無しさん:02/10/04 13:33 ID:???
米異?
ああ、糞か
541メロン名無しさん:02/10/04 20:01 ID:???
>>538
少しは気にしろよ…マジで。
根拠の無い中傷なんてそう出来ないよ
542541:02/10/04 20:22 ID:???
>>515はもう、あずま本人じゃないって事になってるみたいだけど、
>>538のレス見てると
>たしかに、ブーイングは何度もされましたが、それはSSを判ってない人がやった事。
くらいの事は思ってそうに見えるんだよな…。
543メロン名無しさん:02/10/04 20:52 ID:???
そこまで思ってはいないんじゃないかな?
でも、あずまさんも524で、急いで書いてるっていうとこまでは認めてる訳ですから
逆に、時間をかけたらこれくらい書けるってところを見せて下さると良いかもですね。

TVに追いつく為に敢えてやってるという事を証明できれば、誤解も解けると思いますよ。
「荒らし、煽りは一切気にしないし相手にもしない」というのは、間違った対応ではないですが、
職人としては消極的だと思います。
荒らしや煽りの論拠が作品のクオリティにあり、あずまさんが急ぐ故にクオリティを下げてい
る事を認めるなら、クオリティの高い作品を見せることで彼らに対応出来るのでは?

読みにくい文ですみません。
縦読みは入ってませんよ(笑
544メロン名無しさん:02/10/04 21:27 ID:???
他人のSSを批評することは、読み手にとってごく自然なことであるし、
その中で批判的な意見も当然でてくるだろう。
しかし、数ヶ月に渡り、特定個人の作品を延々と非難するレスを
みていると「その人は彼以上の作品が書けるのかな」と質問した
なってしまう。(意図的な荒らし行為は議論の対象外とする)
書けるというのであれば、是非とも自分の作品を発表して頂きたい。
その方が生産的だし、スレも盛り上がる。
逆に書けないのであれば、自分のできないことを人に押しつけないで
ほしい。
545メロン名無しさん:02/10/05 01:56 ID:???
>>544
「あずまより上手いSSが書けない奴に批評する資格は無い」
と言いつつ、

「あずまより上手いSSが書けるなら、彼を批評しても良い」
と言わないのがズルイな。

どっちに転んでもあずまの好きにさせろって事じゃん。
貴方が貴方なりの正義感で我々の言論を封殺しようとするのは
我等が我等なりの正義感であずまに批評してるのとなんら変わらない。

露骨な罵倒は別にしても、真面目に技術論がどうの、ネタとしてどうのと
言ってた人はいるはずだし。
546メロン名無しさん:02/10/05 02:12 ID:???
>>545
レスさんくす。
545氏の意見は大変参考になった。
上手くSSを書けない人は、あずま氏を批判するなという私の出張は
確かに自由な言論を抑えるものだった。
某あずまんがスレでSSを書いている自分にとって、同じ作品のキャラを
題材にして物語を書いている彼が、非難されていることが人ごとだとは思えず、
押し付けるような主張をしてしまったと思う。反省している。


547545:02/10/05 02:54 ID:???
546さんが真面目そうな人で安心しました。
貴方の立場として、彼が批判を受けるのが辛いのも解ります。
しかし、
彼以外の二人の職人氏が殆ど批判を受けず、彼にのみ批判が
集中している理由も考えていただけると幸いです。
548545:02/10/05 02:56 ID:???
って書いた途端に
他の二人が批判される様になったら、それはそれで怪しいですが(w
549メロン名無しさん:02/10/05 03:02 ID:???
今気づいたんだが・・・
このスレ、板違いだろ。

ぎりぎり言い張れるが。
550メロン名無しさん:02/10/05 03:07 ID:???
>>549
そんな意見は>>31>>199で既に出てる。
それでも止まらなかったんだよ…
551メロン名無しさん:02/10/05 03:08 ID:???
つか、SS出てこないし。
552メロン名無しさん:02/10/06 00:31 ID:???
停滞しちまったが・・・
三(四か?)人のライターには「戦いを続ける」を選択してほしい
そして新たなライターの出現もきぼんぬ
553蟹光線:02/10/06 01:59 ID:???
とりあえず明日の(もう今日だけど)夜まで待ってくだちい。
遅筆で申し訳ない・・・。



554メロン名無しさん:02/10/06 04:15 ID:???
隆起放送日あげ
555メロン名無しさん:02/10/06 08:54 ID:???
特撮板にこれと同じのがある
556蟹光線:02/10/06 22:31 ID:???
(ここで……いいのかな?)
 少女は、手元の手紙に視線を落とした。
 手紙といっても、あて先も差出人も書かれていない、彼女の家のポストに直接投函され
たものだ。ピンク色の紙に、子猫のキャラクターのワンポイントがついたファンシーな便
箋。だがその内容は、必要最小限の用件と、待ち合わせの場所が書かれているだけの、味
気ないものだった。
『大切な話がある。この場所まで来てほしい』
 読み返した少女の口元がほころんだ。差出人こそ書いていなかったが、こういう便箋を
好む人間に、心当たりがあったからだ。それは、少女の高校時代の同級生であり、同時に
憧れの対象である女性。
(それにしても、何の用なんだろ? しかも、こんな場所で待ち合わせなんて……)
 そこは町外れの廃工場だった。無造作に廃材などがうち捨てられている他には何もない、
ただがらんとした空間だった。
 少女は、軽く髪をなでた。高校時代はショートカットだった髪を伸ばし始めてからの、
それは彼女のクセだった。
 不意に、背後から抱きすくめられた。
「会いたかったよ……かおりん」
 少女の耳元で、奇妙に甲高い声が、少女のかつてのあだ名をささやいた。
 手紙が、少女の手から落ちた。
「き、木村……先生!?」
 木村と呼ばれた男は、それに答えるかのように、彼女を抱く腕に力を込めた。
 悲鳴が、響いた。
557蟹光線:02/10/06 22:32 ID:???
 そして、その数日後。
 人影の消えた廃工場で、地面に落ちた手紙を拾い上げる、長身の女性の影があった――
榊だ。
(……?)
 周囲に警戒しつつ、手紙に目を落とす。場違いともいえる、かわいらしい子猫の絵に一
瞬心を捉えかけられたが、すぐにそんな場合ではない事を思い出した。
 榊がこの場所へ来たのは、偶然ではなかった。街中で感じたモンスターの気配を追跡し、
気が付けばこの場所へと導かれていたのだ。
 本来、モンスターは人間を襲うために、『こちら側』の世界へと姿を現す。自ら、人の
少ない方向に移動するというのは考えにくい。だとすれば――。
(……誘い出された? 誰かに?)
 彼女の思考を裏付けるかのように、キィィィィン……という耳鳴りが強くなっていく。
それは、反転世界――ミラーワールドと、この世界との境界が破られる予兆だった。
(……そこっ!)
 榊が身をかわすのと、欠けた窓ガラスからモンスターが飛び出すのが同時だった。不意
打ちに失敗したモンスターは、一転して身を翻し、再び鏡の中へ潜り込んだ。
 榊は、懐から蝙蝠の紋章が刻まれたカードデッキを取り出し、モンスターの消えたガラ
スに向かって掲げた。
「……変身!」
 榊は瞬時にして光に包まれ、異貌の騎士へと変貌を遂げる――仮面ライダーナイト。そ
れが戦士としての彼女の名だ。
 そして彼女は、ミラーワールドへとダイブした。
558蟹光線:02/10/06 22:32 ID:???
 ミラーワールドで榊=ナイトを待っていた影は、二つあった。
 一つは、先刻のモンスターだ。ずんぐりした体は、金色の堅牢そうな装甲に覆われてい
る。その両の腕は、人で言えば掌があるべき場所に、巨大な鋏がついている。おそらく、
容易に人の首などは切り落としてしまうだろう。
 だが、本当に問題なのはもう一体だ。
 男性とも女性ともつかない細身のシルエット。体の要所を覆う金色の装甲。そして腹部
に装備されたベルトとカードデッキは、あきらかに榊のそれと同じものだ。ただ、描かれ
ている紋章が蟹を模した物である以外は。
「仮面……ライダー!?」
 彼あるいは彼女もまた、ちよからカードデッキを授けられた者なのだろうか。だとすれ
ば、やはりかつての友人、あるいは先生か……。
 榊の戸惑いに乗じるかのように、金色の仮面ライダー=仮面ライダーシザースが、ゆら
りと動いた。まるで陽炎のように捕らえどころのない、どこか病的な、しかしすばやい動
きだ。
「くっ!」
 先手を取られた。無言のまま、シザースは攻撃を繰り出す。ナイト=榊は持ち前の動体
視力でそれを凌ぎきっているものの、明らかに戦いの主導権はシザースの元にあった。
 ナイトは後方に跳躍して間合いを取り直し、バックルからカードを引き抜いた。
《ソードベント》
 ナイトの契約モンスター、ダークウイングが飛来し、彼女の手に巨大な槍、ウイングラ
ンサーをもたらす。
 応じるかのようにシザースもカードを取り出し、左腕のバイザーにセットした。
《ストライクベント》
 シザースの右腕に、モンスターのそれと同型の巨大な鋏=シザースピンチが装着される。
(迷うな……榊!)
 自らを奮い立たせながら、榊はランサーを掲げて突進した。
559蟹光線:02/10/06 22:32 ID:???
「はぁっ!」
 気合一閃、ナイトのランサーが突き出される。しかしシザースはそれを鋏で受け止め、
ひねる様に受け流した。体勢の崩れたナイトを、シザースの左腕のバイザーが一撃する。
 榊はわずかにひるんだものの、再び体勢を立て直し、反撃に転じた。巨大なランサーを
突き出し、振り下ろし、すくい上げ、一文字に薙ぐ。ときにフェイントを交えつつ繰り出
される、それは暴風のような猛攻だった。
 しかし、その渾身の攻撃は、どれひとつシザースの体を傷つける事はなかった。すべて
の攻撃がかわされ、受け流され、跳ね返されたのだ。
(私の動きのクセを……読んでる!?)
 榊の一瞬の隙を突いて、シザースピンチがウイングランサーを捕らえ、跳ね飛ばした。
榊はとっさに距離をとり、シザースの反撃を避けた。
「やっと……誰だか、解った」
 失ったランサーの代わりに、左腰の召還機・ダークバイザーを手にとる。それを構えな
おしつつ、榊は言った。
「……かおりん」
「……気付いてくれて、嬉しいです……」
 金色の異形の仮面から漏れた声は、それに似合わない、愛らしい少女のものだった。
560蟹光線:02/10/06 22:33 ID:???
「どうして……」
 榊の問いかけを無視して、かおりん=仮面ライダーシザースは、言った
「私ね……榊さんに、ずっと言えなかった事があるんです」
 地に足がついていないような……現実から遊離したような声だと、榊は思った。
「榊さん……あなたの事、好きでした……あはは、おかしいですよね、女の子同士で好き
だなんて……」
 榊は答えなかった。答えられなかった。
「私も……いつか終わるんだ、って思ってました。いつか普通に男の人に恋をして、普通
に結婚して、普通の人生を送るんだって……思ってた。なのに……」
 傍らに控えるモンスターに近づき、いとおしそうにその黄金の体躯を撫でた。
「この子……かわいいでしょ?ボルキャンサー、っていうんですよ。この子はね、私を助け
てくれたの」
「助けた?」
「私を襲おうとした木村をね、食べちゃったの」
「……!」
 榊の神経に、凍てついた風が吹いた。
561蟹光線:02/10/06 22:34 ID:???
「だからね……私、もう男の人が好きになれそうにないし……好きになった女の人が、男
に汚されるのにも、耐えられない……」
「だから、戦う……?」
「そう。だって、榊さんには綺麗なままでいてほしいもん……ずっと、ずっと、ずっと」
 金色の仮面の後ろに、静かにたゆたう狂気を、榊は確かに見た。
「……でも、私にだって、勝たなきゃいけない理由が……ある!」
 二人は同時にカードを引き抜き、同時に装填した。
《ファイナルベント》
《ファイナルベント》
 巨大な翼を羽ばたかせてダークウイングが飛来し、ナイトの翼となる。一体と化したまま、
ナイトは空中高く舞い上がり、螺旋を描くようにスピンして、巨大なポテンシャルを秘
めた矢となる。
 ボルキャンサーの剛腕がシザースの体を持ち上げ、跳ね飛ばす。高速落下による空気と
の摩擦がシザースの体表を燃え上がらせ、その体は生ける隕石となる。
 二つの弾丸は、二つの雄叫びと共に、空中で激突した。
 宙に爆炎の花が咲いた。
562蟹光線:02/10/06 22:39 ID:???
 二人は、体から蒸気を立ち上らせながら、地上に降り立った。
「くっ……!」
 ダメージに耐え切れず、先に膝を折ったのは、ナイト=榊だった。
「痛いの? 榊さん」
 静かに、シザース=かおりんが歩み寄ってくる。
 巨大な鋏を掲げたまま、静かに。
「かわいそう……大丈夫です、すぐに……痛くなくしてあげますから」
 言いながら、鋏を頭上に振り上げる。それが自分に振り下ろされる事を、榊は覚悟した。
 しかし……。
「……!? な、なに……これ?」
 シザースの体に異変が起こっていた。身を包む装甲が粒子化し、塵芥と化して消えていく。
腕が、足が、頭が露出し、生身の少女の体がミラーワールドの空気にさらされた。
 その足元には、砕け散った彼女のカードデッキが散乱していた。ファイナルベントの激
突の衝撃が、彼女のバックルを直撃したのだ。
 そして異変は、シザースだけではなかった。ボルキャンサーもまた、かつての忠実な下
僕たりえなくなっていた。
 ライダーとモンスターの契約は、コントラクトカードによって交わされる。カードを失
えば契約も消え去る。そして、契約を失ったモンスターとライダーの関係とは、つまり――
捕食者と、餌だ。
 呆然と立ちすくむ彼女を、ボルキャンサーの鋏が捕らえた。榊は助けに動こうとしたが、
体へのダメージが大きく、思うように動けない。
 ボルキャンサーの口吻が、彼女の頭を捕らえた。
「やめろ――っ!!」
 榊が叫んだ。
 そして、まるでそれに答えるかのように、ボルキャンサーの動きが止まった。
563蟹光線:02/10/06 22:40 ID:???
(まさか!?)
 驚きつつも榊はその動きを止めず、ダークバイザーを一閃させた。剣光は、ボルキャン
サーのくわえていた髪を狙いたがわず両断し、はらはらと舞い落とした。
「ダークウイング、彼女を!」
 巨大な蝙蝠の足が、気を失ってくずおれるかおりんの体を受け止め、そのまま空へ舞い
上がった。ダークウイングのスピードなら、彼女の体が粒子化する前に、このミラーワー
ルドから連れ出す事ができるはずだ。そう榊は判断したのだ。
 ダークバイザーを手に、榊はいまだ凍りついたままのボルキャンサーに対峙した。
(どうして、急に動きを?)
 その思考に答えるかのように、か細い思念の声がささやいた。
(助けたかった)
(え……!?)
 契約を交わしたモンスターとライダーには、一種のシンパシ能力ーが存在し、ある程度
互いの考えを伝え合う事ができる。しかし、こんな風に別のモンスターの思考が伝わって
くるなど、初めてのことだった。
(彼女に……伝えたかった。気をつけろ……と)
564蟹光線:02/10/06 22:40 ID:???
 榊は、唐突に全てを理解した。この思念は、目の前のモンスターのものではない。かつて
このモンスターに喰われた生命の残り火なのだと。それはモンスターの体内で静かにくす
ぶり続け、そして今、体の主導権を乗っ取ったのだ。
 そう、彼は少女を襲おうとしたのではない――助けようとしたのだ。自分の体を盾にして、
このモンスターから。
(気をつける?)
(……禁じられた実験……時間と、空間……ちよ……ならば……輪廻……危険……)
 思念の声が、急速に力を失っていく。それに伴って、ボルキャンサーの体が、支配に抗
うかのように、ゆっくりと動き始める。
(教えてほしい、あなたは何を知ってる!?)
(……殺せ)
(!?)
(僕が……人の……うちに……)
 ボルキャンサーが、天に向かって吼えた。
(殺せ……早く…………殺せ………………せ…………)
「うわあああああーっ!!」
 榊=仮面ライダーナイトは、絶叫と共に、ダークバイザーを腰だめに構えて突進した。
狙いはただ一つ、装甲と装甲の継ぎ目――。
 吸い込まれるかのように、それはボルキャンサーの急所を貫いた。
(マイワイフと……娘に……愛していた、と……)
 次の瞬間に生じた爆発が、彼の遺言を吹き飛ばした。
 爆風を浴びながら、榊はつぶやいた。
「ありがとう――木村先生」
565蟹光線:02/10/06 22:40 ID:???
 廃墟の中で、少女は目を覚ました。
 周囲には、何の気配もなかった。人も、もちろんモンスターも。
 ひびわれたガラスの向こうには、もう鏡の中の世界は見えなかった。
 少女は、髪を撫でようとして――そして、伸ばしかけていた髪が、また短くなっている
事に気付いた。
 涙は、出なかった。

 この日。
 一人の戦士が、戦いの舞台から脱落し、
 一人の少女が、生まれて始めての、失恋をした。
                            <<FIN>>
566蟹光線のあとがき:02/10/06 22:52 ID:???


と、まあこんな感じにまとめてみました。一部説明不足っつかひとりよがりな
気もしますが、いかがだったでしょうか?
ていうか木村殺しちゃいました。てへ。(てへじゃねえー!)

一応、名無士郎さんの話の外伝という形をとらせてもらいましたけど、もし
今後のストーリー展開に差し支えるようなら、容赦なく無視しちゃってくださいね。

しかし、地の文で「かおりん」って書くと、どんなに緊迫感のある文を考えた
つもりでも、ぜんぶぶち壊し…(w
567メロン名無しさん:02/10/06 22:54 ID:???
特撮板にもあるんですけど・・・これと同じのが(おまけにハリケンも)
568メロン名無しさん:02/10/06 23:28 ID:???
>566
凄ぇ良かったよ。かおりんがライダーになった理由とか、木村の真意とか・・・
ブラボーォォォ!!ぱちぱちぱちぱち・・・
569名無士郎:02/10/07 00:51 ID:???
 >>蟹光線さん
 すごく面白かったです。
 やっぱりお願いしてよかったと思いました。
 というか外伝の方が面白いのはどう言う事? って感じですよ;
 かおりんは別のライダーにする予定でしたが、蟹光線さんのが私のより
面白かったので、こちらを採用…というか私の本編でも採用させて戴ける
と嬉しいです。

 これはこれで完結させてますけど、是非とも次の作品が読みたいです。


 >>567さん
 存じております。
 私も特撮板のあずまんがスレでネタを書いてた者ですので。
 あのスレに貼ってあったリンクからここを知ったのです。
570あずま士郎:02/10/07 01:34 ID:???
第27話|72話第

マヤーの容態が悪化し、病院では直ちに集中治療が始まった
黙って見守ることしか出来ない、榊と忠吉。
そしてそんなマヤーの様子を見ながら、忠吉は心苦しそうに呟いた
「キュウウ〜ン…ウオオ〜ン…(ご主人様のせいでこんな事になったのに…どうして僕と平気で一緒にいられるの?)」
「あなたのせいじゃない…それにあなたと一緒にいた方が有利だと思ったのは事実だから…」
「ワオオ〜ン(でも、僕のせいでご主人様はこんな事を…)」
「だとしたら…あなたも、あずま士郎による犠牲者の一人よ…」
榊は忠吉を優しい声で慰めた、その時
「…!来たか…」
榊はモンスターの気配を感じ取った。そして。すぐさま駆け出そうとしたが忠吉が榊を止める
「ワン!ワワワン(榊さん待って!マヤーさんの側に居てあげて…)」
「私は…マヤーの為だけにライダーになった…今、私に出来る事と言えば戦う事だけだ…!」
そう言って榊は、病院を飛び出した言った

そして、一体のモンスターがビルの屋上に居た。鮫型のモンスター、アビスラッシャーである
アビスラッシャーは、友達と自転車を漕いでいた一人の少年を狙っていたのだ
友達と別れ、公園で水を飲んでいた少年にアビスラッシャーはついに襲いかかった
だが、間一髪榊が飛び込んでパンチを食らわすと、アビスラッシャーは階段を転げ落ちていった
「え…?何…?」
そして、ミラーワールドに逃げ込んだアビスラッシャーを追って榊は変身した
「変身!」
だが、その様子を気になって後を付けた少年に目撃されてしまった
「何だ…?これ…?」
571あずま士郎:02/10/07 01:35 ID:???
ミラーワールド内で、ナイトとアビスラッシャーの激しい戦いが繰り広げられていた
互いに手にした、ダークバイザーと二本のノコギリ状の剣が火花を散らす

病院ではマヤーの容態を見ながら忠吉が呟いた
「キュウ〜ン…(マヤーさん…こんなの…)」

そして戦いは、ナイトがウイングランサーでアビスラッシャーを攻撃し
段々、ナイト有利になってきた。そしてナイトの強烈な一撃が決まり
戦いは終わるかに思えたが、突如アビスラッシャーは強力な水流攻撃を浴びせた
堪らず、怯むナイト。そして気づいた時アビスラッシャーは姿を消していた
戦いは終わりナイトは現実世界に帰還し、榊の姿に戻ると足早にその場を立ち去った
だが、その様子を先ほどの少年が隠れて見ていた
「へんしん!…かっこいい〜」

一方、忠吉は再び旧あずま邸へとやって来ると、中にいたあずま士郎に詰め寄った
「ウウウ〜…(ご主人様…)」
「忠吉!何故ライダーの戦いに関わる。何故俺の言うとおりにしない」
「ワオオオ〜ン…ワンワン(ご主人様…どうして!マヤーさんにもし何かあったら…榊さんは!?)」
だが、あずま士郎の返事は非情なものだった
「戦う理由を無くしたライダーは死ぬしかない…それで良い…」
572あずま士郎:02/10/07 01:35 ID:???
「ウウウ〜ワンワン!(ご主人様に、ちょっとでも昔の優しさがあると思ってた僕がバカだった!)」
そう言って忠吉は、鏡に貼ってある新聞紙をがむしゃらに剥ぎだした
「忠吉!止めろ!止めるんだ!」
必死に、止めようとするあずま士郎だったが忠吉は止まらない。次々と新聞紙を剥いでいった
新聞紙を剥いだ鏡の中には、無数のモンスターの姿で溢れかえっていた
そして忠吉は、階段を上がって別の部屋に入るとそこにもあった鏡を叩き割った
「ガウゥ〜!ガウガウ!(もう嫌だ!そんなに戦わせたいのなら僕が戦う!僕がライダーになる!)」
そんな忠吉を止めようとするあずま士郎の体から、突如黄金に輝く羽が大量に吹き出してきた
そして、その羽が忠吉に当たると忠吉の体に切り傷が出来てしまった
「ウウゥ〜ワン!(ご主人様の目的は一体何?)」
「力を手にすること…最後のライダーが手にする神にも悪魔にもなれる力…必要だったのはお前ではない。ミラーワールドを覗けるお前の力だ。だがここまで来ればもう用は無い…邪魔をすればお前も消す…」
その言葉に忠吉もついにあずま士郎に三行半を突きつけた
「ワオ〜ン…ワン!ワン!ワン!(そう…これで僕も言える…さよならご主人様…もう飼い主だなんて思わない!)」
そして忠吉は旧あずま邸を飛び出した言った。そんな忠吉をあずま士郎は優しく見つめながら呟いた
「それで良い…忠吉…お前は全てを知る必要はない…」
そして、あずま士郎の手の中に一つのカードデッキが握られていた
573あずま士郎:02/10/07 01:36 ID:???
一応戦いを終えた榊は、携帯電話で病院の医師と話をしていた
「はい…はい…そうですか!」
「はい、大丈夫ですよ。容態は安定しました」
「よろしくお願いします」
電話を切った榊は、医師の言葉に少し笑みがこぼれた。そして家に帰ろうとバイクに跨ったその時
先ほど助けた少年が、榊の前に現れて驚くべき事を口にした
「ねえ?さっき変身してただろ?あれ何?」
榊は一瞬驚いたが、すぐに素知らぬ顔をしてとぼけた
「何の事だか分かんないな…夢でも見たんじゃないの?」
「見たんだよ〜一瞬だけど…それに変な怪物も居た…助けてくれたんでしょ?」
「知らない」「教えろよ〜教えて教えて教えてよ〜」「離して」
榊の袖をつかみしつこくまとわりつく少年に、榊は思わず振りほどいてしまい
少年はその場に倒れてしまった
「痛いよ〜痛いよ痛いよ痛いよ〜このデカパイ姉ちゃん変身するよ〜怖いよ〜」
「よ、よしなさい!」
慌てて、少年の元に近寄る榊。その時アビスラッシャーがまだ近くに居ることに気づいた
「そうか…さっきのモンスターまだこの子を狙って…」
「痛いよ〜!お巡りさ〜ん!」「わ、分かった…一緒に来なさい…」
「ありがとう!お姉ちゃん♪」
そう言ってナイトの変身ポーズをすると、榊は思わず突っ込みのチョップをした
574あずま士郎:02/10/07 01:37 ID:???
こうして榊は少年を連れて花鶏へと戻ってきた。店ではおばさんがアマゾンについて
一人、ぶつぶつ羨ましそうに呟いていた
「あぁ、お帰り〜あら?榊ちゃんの弟さん?っていうか、あんた何時の間にこんな大きな子作ったの?お父さんは?」
「原田拓也です。今日からお世話になります」
「あら〜礼儀正しい子ねぇ〜…え?お世話?」「よろしくお願いします」
「っ…どう言う事?」「少しの間だけだから…来なさい」
そう言って連れて行こうとした榊だったが、拓也が悪のりしてしまった
「へんしん!」バシィ!「いてっ!」
慌てて榊は、拓也を奥に連れて行った
「へん…しん…?」

食堂でともが夕飯のシチューを用意していた
「フフン♪今日も完璧だな」
「わぁ〜いい匂い」「誰だ?このガキ?」
拓也はともの前に現れるといきなり変身ポーズをとった
「へんしん!」「え!?まさか…ちよちゃんに続くガキんちょライダー!?」
「そんな訳無いでしょ…とも、まずいことになった…ライダーになる所見られてしまった」
「え!?で、でもなんで家に連れてきた訳?」
「モンスターに狙われている…で、後はあなたに任せたから」
「な、なんじゃそりゃ〜!?」
「あなたの借金…15万から14万9千500円にまけてあげる」
そう言って、榊は一枚の紙を取り出してともに渡した。内容は借金の内訳だった
575あずま士郎:02/10/07 01:37 ID:???
ガラス代             30000円 
 利子               5000円
迷惑料              15000円
いびきによる睡眠妨害     25000円
運動能力を取られた      25000円
バカ能力を移された       20000円
うるさい              30000円 

「いびき…うるさい…バカぁ〜!?」
「この女の人もライダーだ、話が聞きたければ彼女に聞きなさい」
そう言って榊は自分の部屋に戻っていった
そしてベッドに潜り込むと、昼間のマヤーの事を思い出し涙を流した
576メロン名無しさん:02/10/07 20:36 ID:???
>558
>(迷うな……榊!)
ちと藁!
やっぱ下の名前がナイト、いや、無いと辛いな。かといって勝手に名づけて不興
をかうのもなんだし。苦渋の決断と見た!
577名無士郎:02/10/08 02:24 ID:???
>>569
名無士郎さんも言ってないで新作書いて下さい。
ずっと続き待ってるんですよ
578577:02/10/08 02:27 ID:???
間違えた;
つい名前欄に本文が。
本人じゃないっす、念のため
579メロン名無しさん:02/10/08 02:37 ID:???
>577
信じよう。名無士郎氏にジエンする理由なんてなさそうな気がするし。
でも、もしかしたらとは思うがお前、359じゃないだろうな?
580メロン名無しさん:02/10/08 03:05 ID:???
>>578どんな間違いしたら名前欄に本文入れるんだよ(w













まあ漏れも間違えたことあるけどな(爆
581メロン名無しさん:02/10/08 05:21 ID:???
( ´,_ゝ`)プッ
582メロン名無しさん:02/10/08 05:38 ID:???
つーか、なんでこんな自作自演したんだろうな。
評価の無い奴や叩かれてる奴が自分を擁護してるのとは全然違うし、
メリットが感じられないんだが。
583メロン名無しさん:02/10/08 05:45 ID:???
なんだよ?
こういう時は普通、祭りだろ?
なんで名無士郎を叩かないんだよ?
584メロン名無しさん:02/10/08 05:47 ID:???
>>583禿胴。
あずまさんのSSは散々叩いてたくせに変だよな
585メロン名無しさん:02/10/08 06:18 ID:???
自分に沢山のギャラリーがいるように見せたい。
とか?
586名無士郎:02/10/08 06:19 ID:b9u52eu3
メリット?あるだろ?
名無士郎を評価する書き込みは全部本人の自作自演だったってこったろ?
ごく一部の奴がそれに踊らされてたわけだ(藁
たった一度のミスで全て台無しだもんな。
これでこのスレも本来の姿に戻るだろ。

しかし、名無も痛い香具師だよな。自作自演がバレた後の言い訳がまた痛過ぎ(藁
587メロン名無しさん:02/10/08 06:22 ID:???
↑こんな風にな(藁
588メロン名無しさん:02/10/08 06:51 ID:???
>>586
お前もういい。
なんかなあ、今名無士郎を擁護してもだめなんだろうな。
自作自演扱いされそうだ。
589メロン名無しさん:02/10/08 06:54 ID:???
いったいどれだけ騙ったんだろう
590メロン名無しさん:02/10/08 11:15 ID:kcBd9TXP
俺にゃぁ名無士郎を陥れる為の罠にも思えるんだが・・・
まぁジサクジエンでも、実際名無士郎はそれなりに面白いんだから、今回は眼を瞑ろうや諸君。

ってか自分の作品に自信があるんだったら、最低トリップくらいつけろおまいら
591メロン名無しさん:02/10/08 11:56 ID:???
てか、これだけ餌ばら撒かれてて殆ど食いつきがないって・・・
誰かさんの時とはえらい違いだな。
592メロン名無しさん:02/10/08 13:07 ID:???
今度は名無士郎が自演? SSより面白い展開だな。
593名無士郎:02/10/08 14:01 ID:???
 うう、なんかとんでもない展開に…。
 でも、あれ(>>577)は私ではないんですよ…。証明する事は出来ないですが。

 あと、続きを待たれていても、まだ暫く書く時間がとれません;
 戻ってくる時にはトリップをつける事にしますが、待っていて下さるという
方々は、本当に申し訳ありませんがもう少し待っていて下さい。

 (でも、うざいと感じている方もいらっしゃるので、今が潮時なのかも…。
 きっかけとしては丁度良いのかもしれませんね)
594勝利(笑:02/10/08 14:17 ID:???
名 無 士 郎 、 脱 落

残 る ラ イ タ ー は あ と 三 人
595メロン名無しさん:02/10/08 14:25 ID:???
>>593 待っているよ。
なにやらおかしなのが調子こいてるが、気にすんな。
596メロン名無しさん:02/10/08 15:01 ID:???
>>593
実はあんたしか待っていない。
俺のためだけでも書いてくれ。(藁
597メロン名無しさん:02/10/09 00:45 ID:???
じゃあご無沙汰のオーディソ氏にこの辺で一発景気付けに続編を・・・
598仮面ライダーオーディソ:02/10/09 07:37 ID:???
>>597
先週中には続きを書くと公言していたのに、大幅に遅れて申し訳ない。
必ず続きは書くんで、あとちょっと待っててください。
599メロン名無しさん:02/10/10 00:20 ID:???
>598
は〜い、待ちます。
600はしのえみお:02/10/10 17:53 ID:LV76UPGV
600
601メロン名無しさん:02/10/11 00:29 ID:???
他スレで見つけたネタで恐縮だが・・・

>466 :名無しより愛をこめて :02/10/06 22:11 ID:KrPyvaW4
>真のクリスタルブレイク
>「にゃーん、がうがう」
>と標的に踊りかかり、甘噛みと爪で弄ぶことを繰り返すデストワイルダー。
>十分後、首とかが折れて息も絶え絶えな獲物を引きずって
>得意げにタイガに見せにくる。
>何度捨ててもその獲物を拾って帰ってくるので、仕方なくタイガが爆破処理。
>うちの猫も使う恐ろしいファイナルベントだ。

そんなワイルダーの頭を撫でにフラフラ歩みよってしまいそうな榊さん・・・
602メロン名無しさん:02/10/12 00:48 ID:kNns+4N0
名無士郎さん。ssの設定借りていいですか?
603名無士郎:02/10/12 06:55 ID:???
 おはようございます…。
 >>602
 恐縮です。好き勝手に使ってやって下さい。
 新ライダー出るのも大歓迎です。
 一応、蟹光線さんの「かおりん=蟹」も決定にしたいと思いますので、
出来ればかぶらない様にして頂けると嬉しいです。

 私も、この連休中に新作をどうにかしようと思っております…。
604名無士郎:02/10/12 06:57 ID:???
 >>602さん
 敬称抜けました。すいません。
605仮面ライダーオーディソ:02/10/12 15:50 ID:???
1週間も遅れましたが、3話をお送りします。
遅れた上に、今回は戦闘無しです……スマソ。
今回は「3話前編」という風に見ていただければ……なんて言える立場じゃないですね。
後編に関しては……極力、間を空けない様にしたいと思います。
606仮面ライダーオーディソ:02/10/12 15:51 ID:???
「こんにちは、ちよの父です。
 前回の最後、君達に問い掛けた選択肢
 『Q 次にライダーとして戦いに参加してくるのは?』に対して君達が選択したのは……

 B 男勝りの活発さと、女性らしさを兼ね備えた少女

 彼女のことが誰だか解らなかった方が多かったようだ…… あやうく修正が必要になるところだった。
 恐らくは君達の予想通りであろう。 そう、水泳が得意なあの娘だ。
 彼女は果たして、ライダー同士の戦いの果てに何を見るのか。
 では、彼女の戦いを見てもらおう……」

あずまんが龍騎


Episode 3


まだ、寒さの残る春先のある日。 いつもと変わらない、街の風景。

その中に、彼女はいた。

名前は神楽。

彼女の表情は、暗かった。
607仮面ライダーオーディソ:02/10/12 15:52 ID:???
神楽は体育大学の学生だった。 と言っても、ずば抜けて運動能力が高いわけではない。

もちろん、体育大学に進むくらいなのだから運動はできる。

しかし、大学で通用するようなレベルではなかった。

彼女は、高校で水泳をやっていた。 大学でももちろんそれを続けていた。

だが、周囲との実力の差に、人生の中で初めて挫折という感情を覚え始めていた。

「はぁ……」

ため息をつきながら、彼女は重い足取りで歩く。

先行きの見えない不安。 それが彼女の精神を不安定にしていた。


――もし、もしもこの時。

――彼女が悩みのない毎日を送っていれば。

――この先に待つ戦いの運命を、避けられたのかもしれない。
608仮面ライダーオーディソ:02/10/12 15:52 ID:???
何時の間にか、見知らぬ廃ビルへと入って行ってしまっていた神楽。

「あれ……? 何でこんなところに来たんだろ……」

昼間だというのに薄暗い、不気味な場所。

「やっぱ、疲れてるのかな……」

そこは、ネガティブになっていた思考をさらに加速させていった。

「いっそ、ここで首吊りでも……なんて、らしくないな」

半分本気、半分冗談の独り言。 聞く者は誰もいない。

――はずだった。
609仮面ライダーオーディソ:02/10/12 15:53 ID:???
「何か悩みがあるようだね」

突如聞こえた、低い男の声。 

「だ、誰だ?」

辺りを見まわす。周囲に人の影も気配もない。この声は何処からの物なのか。

「ど、どこだよ!」

「ここだよ、鏡の中だ」

「か、鏡の中ぁ?」

神楽は、常識では考えられないその発言を聞いて、思わず間の抜けた声を出してしまった。

そして半信半疑のまま、神楽は鏡を探した。

鏡があった。 そして、その中に人がいた。 否、人ではなかった。

オレンジ色の体、大きな眼、なんとも形容し難いその体型。

とにかく奇妙な生き物が、そこにいた。
610仮面ライダーオーディソ:02/10/12 15:54 ID:???
「あんた……何?」

至極当然な質問。 不思議生物がそれに答える。

「私はこう見えても猫じゃあない」

「いや、どう見ても猫じゃないだろ……」

神楽は全く訳のわからない答えに混乱した。

「私は美浜士郎。 美浜ちよの父です。 娘が昔お世話になりました」

神楽は、耳を疑った。

これが、あのちよちゃんのお父さん? そんな馬鹿な。
611仮面ライダーオーディソ:02/10/12 16:06 ID:???
――美浜ちよ。 それは神楽の高校時代の友人。 若干10歳で高校へ飛び級してきた天才少女の名だ。

神楽は一度も、ちよの父に会った事は無かった。

だから、天才なのだから、親が少し変わっていてもおかしくはないだろう、と考えた。

だが、いくら何でもおかしい。

「なんであんたみたいな意味不明な生き物がちよちゃんのお父さんなんだよ!」

思わず声を荒げる神楽。 それもそうだろう。

ただでさえ普通ではない生き物が、普通ではない場所――鏡の中――に存在し、あまつさえそれが

自分の友人の父を名乗っているのだ。 普通の人間なら混乱するに決まっている。

これは夢だ。 ふざけた夢だ。 神楽はそう思った。

だが、それはあっさりと否定される。
612仮面ライダーオーディソ:02/10/12 16:07 ID:???
「残念だが、これは夢でもなんでもない。 現実だよ」

ちよの父を名乗る生物――美浜士郎――は、冷静に言い放った。

そして、言葉を更に続けた。

「ところで君は、何か悩んでいるようだね?」

思っていたことを看破され、更には自分の心理状態まで悟られてしまった。

神楽は、何がなんだかさっぱり解らなくなり、何を思ったか、正直にこう答えた。

「なんだか……自分に自信が持てなくなって……」

「ほぅ……」
613仮面ライダーオーディソ:02/10/12 16:07 ID:???
更に続ける神楽。

「高校の時は、水泳でも他の競技でも、敵わない相手はそういなかったのに……」

自分の胸の内に秘めていた、憤りを

「やっぱり、世間は広いんだなって……大学に入ってそう思い知らされて……」

悔しさを、悲しみを

「もう、自分に取り柄なんて残ってないんじゃないかって思うようになって……」

一筋の涙と共に、打ち明けた。

黙って聞いていた、美浜士郎が、口を開いた。

「では……君に、力をあげよう」
614仮面ライダーオーディソ:02/10/12 16:08 ID:???
「力?」

「そう、力だ。 選ばれた者にだけ与えられる、力だ」

――力。

今、正に無力とも言える神楽にとって、それはとても魅力的な言葉に思えた。

「この力を使って、願いを叶えるために戦うんだ」

そう言って美浜士郎は、鏡の中から、ある物を投げてよこした。

両手でキャッチする神楽。 その手に収まっていたのは、四角い箱のような物だった。

表には、龍の顔を象った紋章が刻まれており、中には数枚のカードが入っていた。
615仮面ライダーオーディソ:02/10/12 16:09 ID:???
「これは?」

「カードデッキだ。 それを使うことによって君は、『「仮面ライダー』になることが出来る」

「『仮面ライダー』……?」

「ミラーワールド、つまり鏡の中の世界……そこには沢山のモンスターがいる」

「ミラーワールド……モンスター……」

「そのモンスターが現実世界に干渉するのを防ぐ為、ミラーワールドの中へと入って戦う戦士

 それが、『仮面ライダー』だ」

「モンスターと……戦う……?」

「だが、ライダーはモンスターと戦うだけの存在ではない。

 ライダーは全部で十三人居る。 そして、ライダーはお互いに戦う運命にある。

その中で勝ち残った最後の一人は、何でも望みを叶える権利を得る事が出来る」

「何でも……望みを……」

「そうだ……君自身の未来を掴む為にも……
 
 さぁ……戦え……!」
616仮面ライダーオーディソ:02/10/12 16:10 ID:???
「……私には、出来ないよ」

神楽は、はっきりと戦いを拒んだ。

「誰かを蹴落として、それで幸せになるなんて、絶対に間違ってる」


「誰かを蹴落とさなければ、君はいつまでも弱者のままじゃないのかね?」

「それは……確かにそうかもしれないけど……」

「それに、君はもう戦いから逃れることは出来ない……」

そう言い残し、美浜士郎の姿は鏡から消えていった。


「戦いから……逃れられないって……?」

美浜士郎の最後の言葉。 それは何を意味するのだろうか……
617仮面ライダーオーディソ:02/10/12 16:18 ID:???
ということで、3話前編でした。
相変わらずヘボい文章で申し訳無い。
次回は気長に待ってくださるとありがたいです。

今回は前編ということで選択肢は無しです。
618メロン名無しさん:02/10/12 20:52 ID:???
>617
乙かれ様です。楽しませていただきました。
ちよ父サイコー!神楽=龍騎はちと意外でしたが、今後予想される榊との
対決がわくわくして仕方ないです。
619602:02/10/12 21:37 ID:DHBXL6U8
えっと、微妙に性格に違和感を覚えるかもしれませんがご了承ください。
そこら辺は大学行ってから変わったということで
620602:02/10/12 21:47 ID:DHBXL6U8
(以前の私とは違う。今日こそは・・・)
ポケットの中のカードデッキを握り締め、榊は以前一度訪れたことのある路地へと視線を
戻した。そう心の中で自分を鼓舞しても、やはり前回の苦い経験からか、肝心の一歩が踏
み出せない。しかし、さらに数秒の逡巡の末、彼女はその足をかつて己が敗北した場所へ
と進めた。

結局猫の集まる道路を訪れて、なでることこそ出来なかったものの噛み傷が増えたのが左
手の甲一箇所だけだったのは以前に比べれば圧倒的な進化だろうと自分を納得させた彼女
は、そろそろどこかで昼食を食べようと辺りを見回した。一見しただけでは周りに食事が
出来そうな場所は見当たらない。しかし
(確かそこの角を曲がればハンバーガーを売っている店があったはず。)
彼女はおぼろげな記憶を頼りに角を曲がると、確かにそこにあったファーストフードショ
ップの中へと歩を滑らせた。
前回訪れたときには、彼女のクラスメイトがここのアルバイトをやっていたのでなんとな
く記憶していたのだが、無論、今その店の中に彼女たちの姿はない。一瞬探してしまった
自分に心の中で苦笑しつつ、榊はそのメニューを見渡した。ちょうど昼を少し過ぎたとこ
ろだというのに、店の中には人はあまりいない。理由はきわめて単純、平日だからだ。決
して講義をサボってここに来ているわけではない。彼女は休講が重なり今日一日は講義が
ないのである。そこで、日ごろの緊張を紛らわすため散歩に出た結果、何の因果か偶然、
以前雑誌で見て訪れた猫の集まる道路に行き当たったというわけだ。
「ご注文はお決まりでしょうか?」
決まり文句のような言葉に彼女はメニューを見た。金銭的余裕があまりないためとりあえ
ずハンバーガーセットでも頼もうとしてはっとその目が見開かれた。
「わ、私には妹がいるんだ・・・」
ちなみにその視線の先には「ネネココネネコぬいぐるみつきハッピィセット・子供限定」と
書かれたセットの写真があった。
621602:02/10/12 21:50 ID:DHBXL6U8
幸いにも物分りのいい、というか優しい店員だったため、彼女は無事ぬいぐるみを手に入
れることが出来、少々幸福感に浸りながらハンバーガーをほおばっていた。そしてそのま
ま何気なく外を眺め、そのまま横の席の女性まで視線を移したとき、その表情が驚きに変
わった。小さく声でも出ていたのだろう、隣の席に一人で座ってジュースを飲んでいたシ
ョートカットの女性も顔を上げると榊のほうを向き、そして榊と同じくその顔に驚きを張
り付かせた。

「榊、榊か!?」
榊の隣に座っていたのは彼女の高校時代のクラスメート、神楽だった。

「奇遇だなあ、こんなところで榊にあえるなんて。元気にしてたか?」
その問いにうなずく榊。そっちこそという言葉に神楽は笑った。
「智ほどじゃないけど、わたしも元気がとりえだからな。」
「・・・どうしてここに?」
「どうしてって、家が近くにあるからな。たまにくるんだ。」
神楽のほうは今日が大学の創立記念日のため休みとのことだった。
大学生活についてもう一言二言会話すると、榊は神楽を見かけたときまず気になったこと、
いや、それからの会話中もずっと気になっていたことを訊こうとして口を開いた。
622602:02/10/12 21:52 ID:DHBXL6U8
「……あ、あの、」
「……なあ、」
二人から飛び出た言葉は同時。榊は反射的に言葉を引っ込めたが、それは神楽のほうも同
じだったようで、二人の間に望まぬ沈黙が下りた。そして再びその問いをすべく口を開こ
うとしたとき、榊はとっさに立ち上がった。確かにその頭に響いた耳鳴りのような不協和
音。決してなれることのないその感じは紛れもなく、今彼女たちのいるこの現実世界と、
モンスターの跋扈するミラーワールドがつながった音だった。自然と視線が厳しくなるの
が自分でも分かる。そして、彼女と同時に、神楽も立ち上がっていた。
「榊、やっぱりお前もちよちゃんから・・・、」
ポケットから紅い、エイの紋章が刻印されたカードデッキを取り出した神楽に、榊はうな
ずくと己のポケットから、蝙蝠が刻印されたカードデッキを取り出した。そして二人はそ
ろって店の洗面所へとかけ込んだ。周りからは奇異の目で見られたかもしれないがそんな
ことを気にしている場合ではない。彼女たちが駆け込んだとき、洗面所には人影がなかっ
た。いや、すでに失われていたというほうが正しいか。足元に落ちている女性物のバッグ
と、その付近に存在する何枚かの金色の羽毛を一瞥すると、二人は一瞬お互いを見つめあ
い、鏡に向き直るとそれぞれのポーズをとった。
「変身」
「変身」
決して広いとはいえない洗面所に二人の声が響き渡り、そして一瞬の閃光の後、二人の姿
は激変していた。榊はまるで闇夜を切り取ったがごとき漆黒の鎧とマントをまとう騎士、
仮面ライダーナイトへ。同じく神楽は榊の知る赤きライダーとはまた違う紅の鎧をまとっ
た騎士、仮面ライダーライアへと。か弱い女性という言葉こそ縁遠い二人だが、その体躯
は変身後の姿ですら一瞥しただけでそれを纏っているのが女性と分かる。
再び相手の姿を一目だけ確認すると二人は鏡の中へと身を投じた。
623602:02/10/12 21:53 ID:DHBXL6U8
ミラーワールドへとその身を投じた二人は外に出て辺りを見回した。榊には人間はおろか
生物の気配すら一切ないその世界の中、確実にすぐ近くにモンスターがいるという確証が
あった。おそらくこちらに飛び掛るタイミングを見計らっているのだろう。彼女は今まで
ミラーワールドで戦ったモンスターとの経験からそう予想した。
そして、周りを見渡すべく振り向きかけたそのとき、彼女は接近する影に気が付いた。金
色の鳥だ。間違いなく女性を襲ったモンスターだろう。
「来るっ!」
一言そういうと榊はまだこちらに気がついていない神楽を押し倒した。そしてそれとほぼ
同時にその真上をすごい勢いでその金色の鳥は通り過ぎて行った。
戻ってくるかと思ったがその鳥はわき目も振らず一直線に飛んでいき、まもなく視界から
消えた。たとえ今からダークウィングを召喚したとしても追いつくのは無理だろう。
それを確認すると榊は現実世界へ戻ろうと踵を返した。しかし、その行動は神楽の声によ
って止められた。
「榊、勝負だ。」
「!!」
624602:02/10/12 21:54 ID:DHBXL6U8
「決着をつけたいと思ってた。結局その願いは果たせなかったけど、高校を卒業したから
もうあきらめてたんだ。けど、今こうして舞台は整ってる。」
「…わたしは……、」
モンスターなら倒せる。倒すことに意味がある。しかし、ライダー同士の戦いに彼女はど
うしても納得できなかった。その戦いに何の意味があるというのだ。
「………」
分かってはいた。カードデッキを受け取ってしまったときから覚悟しなければならないこ
とかもしれなかった。しかし、やはり、戦うことにはためらいを禁じえなかった。
「私は…戦えない。」
ポツリとそういうと榊は来た道を再び戻り始めた。しかし、二歩歩いたところで再びその
歩みは止まった。榊の右肩をつかんでいるのは神楽の右手。
振り返ったとき、神楽は榊の肩を持ったままの姿勢でその顔を伏せていた。
「頼む、わたしと戦ってくれ…、」
その言葉は懇願に近かった。そして神楽は伏せていた顔を上げた。
次の言葉は覚悟を決めたかのように真剣そのものであった。
「戦ってくれないのなら、今ここでわたしが榊、お前を倒す。」
625602:02/10/12 21:55 ID:DHBXL6U8
神楽の言葉に榊は無言のまま一歩退いた。説得は無理だろう。それならば彼女の主義とは
180度異なるが、何とか力で止めなければならない。

(出来るだけ傷つけずに無力化…、厳しくてもやるしかない。それが出来ないなら…)

ナイト―榊はデッキから一枚のカードを引き抜くと己のバイザーへとそのカードを差し込
んだ。

≪ソードベント≫

バイザーからそのカードがなんであるかを確認する無機的な認識音が出るとほぼ同時、ど
こからか現れたダークウィングがもたらした彼女愛用の剣、ウィングランサーがその手に
握られた。彼女はまず相手、ライア―神楽の出方を見るつもりだった。

(次は、トリックベント)

彼女が選んだのは分身して数で撹乱しながら押し切る戦術。
しかし、一瞬ウィングランサーを受け取るため相手からそらした己の目を再びライア―神
楽へと戻したときその目はマスクの中で驚愕に見開かれた。
彼女の手の中には自分の手の中にあるのと同じウィングランサーがあった。

(そんな、何故!?)
626602:02/10/12 21:56 ID:DHBXL6U8
種明かしをするとこうだ。ナイト―榊がバイザーにカードをセットするとほぼ同時、彼女
がウィングランサーを手にするために視線をそらした瞬間にライア―神楽はコピーベント
を己のバイザーにセットしたのだ。無論榊にもその認証音は届いていただろうが、とっさ
に目にしたあるはずのないものを目にしたことでそれを理解するのに一瞬の間を要した。
そしてその一瞬は大きかった。

ナイト―榊がそれに気がついたときにはその眼前にはすでにウィングランサーを持ったラ
イア―神楽がいた。足の速さでは高校時代クラスで彼女と一二を争う俊足の持ち主だった
神楽の足あってこその不意打ち。先にあった数メートルの間合いはすでにない。

「くっ、」

金属のぶつかり合う鋭い音が響き、ライア―神楽のウィングランサーはナイト―榊のウィ
ングランサーによって間一髪のところで防がれた。あの一瞬で迫るその剣を避けられたの
はひとえに彼女の運動神経のよさによる賜物だろう。
627602:02/10/12 21:56 ID:DHBXL6U8
「さすがだ、そうでなくっちゃな。」

そういうとライア―神楽は再び切りかかってきた。しかし、いったん気を持ち直せば分は
その剣を使い慣れているナイト―榊のほうにあった。お互い繰り出す剣を見切り巧みによ
け、あるいは己の剣で防いでゆくが、徐々にとはいえ榊は神楽を追い詰め後退させていく。
状況不利と見てライア―神楽は自分から後ろへと跳んでナイト―榊とその間を空けた。自
分が有利に立ったことを意識した榊は神楽へと再び呼びかけた。

「もうやめよう。これ以上は・・・」
「いや、まだだ。」

彼女の呼びかけに神楽は剣を構えたまま首を横に振った。
そしてそのままナイト―榊のほうに向き直るとライア―神楽は少し剣を振りかぶると、ナ
イトに向かって、投げつけた。
投げられた程度では致命傷どころかたいした傷も負わせられないだろうが、とっさのこと
である。不意を撃たれた上かなり至近距離だったためナイト―榊はバランスを崩しつつ、
飛んできた剣を反射的に己の剣で打ち落とした。そしてそれと同時に鼓膜を揺らした風切
音と、右手に走った衝撃に彼女は己の犯した愚を後悔した。
628602:02/10/12 21:57 ID:DHBXL6U8
≪スイングベント≫

手元の剣を投げつけると同時に、己のバイザーに差し込んだカードによってライア―神楽
の手に赤い一振りの鞭、エビルウィップが握られる。そのまま振り下ろされた鞭はその攻
撃を予想だにしていなかったナイト―榊の持っていた剣をやすやすと吹き飛ばした。
追い詰めていたはずなのにいつの間にか追い詰められている。そのことに焦りを覚えつつ
ナイト―榊はデッキに手を伸ばした。しかし、鋭い風切音とともに右手を襲った衝撃に思
わずナイト―榊は持っていたガードベントのカードを落とし、立て直しかけていたバラン
スを再び崩した。
再三振りかぶられるエビルウイップ。更なる攻撃を覚悟しナイト―榊は避けるのをあきら
め、予想される痛みを耐えるため目を閉じた。しかし、次の瞬間感じたのは鎧ごと肌を引
き裂くような痛みでなく、空に飛び上がったかのような浮遊感だった。目を開けると下に
ライアが見える。その表情は見えないが悔しそうにしているだろうことは予想できた。そ
して彼女、ナイト−榊の背中には、

「ダークウィング・・・」

彼女の不甲斐無さにあきれたように羽を上下させる、そこには彼女の契約モンスター、ダ
ークウィングの姿があった。モンスターの姿でナイト−榊を持ち上げている。
それと同時に、彼女の眼下にいずこからともなく紅いエイが現れた。ライア―神楽の周り
を弧を書くように泳ぐそのエイの名はエビルダイバー。ライア−神楽の契約モンスターだ。
水の中がよく似合う彼女にぴったりのモンスターかもしれない。二対一では分が悪いと見
てやってきたのだろうか。
629602:02/10/12 21:58 ID:DHBXL6U8
残されたカードはもう少ない。もはやこの戦いを穏便に止めることが出来そうにないこと
を悟った榊は覚悟を決めた。もうひとつの戦いを終わらせる方法、それは相手の動きを強
制的に止めること。
二人のライダー、二匹のモンスター。二組の視線が一瞬からみ合う。そして二人はバイザ
ーへとさらなるカードを装填した。一人は空中で、一人は地上で。

≪ファイナルベント≫
≪ファイナルベント≫

奇しくも同時に装填されたカードはその内容まで同じだった。
己の契約モンスターとともに放つ、一撃必殺の威力を持ち、いかなる不利でも覆すことが
可能な、ライダーの持つ最強にして最後の切り札、ファイナルベント。
カードの装填と同時に夜の帳にも似た漆黒の羽がナイトを包み込んでゆく。
傍目から見るとその形がまるでドリルのように鋭くとがっていくように見えるだろう。
今まで数多くのモンスターを葬ってきた彼女のファイナルベント、飛翔斬である。
同時にライアがエビルダイバーの上に飛び乗る。エビルダイバーを利用した高速での体当
たり。ライアのファイナルベント、ハンドベノンだ。
ファイナルベント同士のぶつかり合い。あまりぞっとしない響きだが、もはや後には引け
ない。

(私もまだ負けるわけには、いかない)

そう心の中でつぶやくと彼女は己の迷いを振り切るように、その意識を全速力で下に向け
て加速させた。
630602:02/10/12 21:59 ID:DHBXL6U8
激突の瞬間は一瞬だった。
黒と紅、二つの塊は空中で激しい爆音と巨大な爆炎をまきちらしながらぶつかると勢いを
衰えさせて進行方向へと転がった。二人が地上にたたきつけられたときにはすでに二匹の
契約モンスターは姿を消していたが、二人の姿がブランク体に変わらないところを見ると
無事ではあるようだ。

倒れた状態から先に起き上がろうとしたのは榊だった。しかし、普段思うがままに軽々と
動く足がまるで自分のものでないかのように動かない。まともに働いているのは五感だけ
のようだ。そしてその聴覚と視覚が、神楽の起き上がったことを彼女に知らしめた。
ミラーワールドでの敗北はそのまま死を意味する。長い間ミラーワールドに存在できない
以上、ミラーワールドで動けなくなったとき、残された運命は消滅だけだ。彼女の脳裏に
現実世界で彼女の帰りを待っている者たちの姿があらわれる。

(お父さん、お母さん)

まだ負けるわけには行かない。最後の気力を振り絞って立ち上がる。

(マヤー・・・、)

そう、まだ死ぬわけには行かないのだ。自分を待つ者がいる限り。

「まだ、私は……、」

しかし、そこまでつぶやいたところで彼女の意識は暗転した。
631602:02/10/12 22:00 ID:DHBXL6U8
「…ここは?」

周囲の喧騒が耳に入ってきて榊は目をゆっくりと開けた。ピントのずれた視野が一瞬にし
て正しく像を結ぶ。彼女は公園のベンチに座っていた。先ほど神楽と戦いを繰り広げた公
園だ。違うのはここが現実世界だということ。 
頭に何かが当たっている感触に自分が何かにもたれかかっていることにいまさらながら気
がつき榊は首を90度回転させた。そこにはにこやかに笑いかけるさっきまで戦っていた
相手、神楽の姿があった。

「なかなか起きないから心配したぜ。けど、榊って結構寝顔かわいいな。」

その言葉、特に後半部に榊は顔を赤らめたが、己が気絶する直前のことを思い出し、あわ
ててポケットの中を探った。ある。ちゃんとカードデッキが。そして先までの戦いが夢で
ないしるしに体中に鈍い痛みが残っていた。

「…ありがとう。」

助けてくれたのは間違いなく神楽だろう。気絶していた自分をここまで運んでくる、あの
バトルの後で、その行為はかなりの苦労だったはずだ。そう考えると榊は素直に感謝を口
に出していた。

「礼を言われてもなぁ。当然のことをしただけだって。」

苦笑する神楽に榊も思わず笑みをこぼした。そして再び榊は目を前へと向けた。前に広が
るのは平和な日常。公園で遊ぶ子供やその親はモンスターの存在はおろかミラーワールド
の存在もしらないだろう。先ほどの戦いでえぐれた地面や折れた木はこっちの世界では何
もなかったかのようにそのまま存在している。現実世界はあちらの世界に影響を及ぼすの
にミラーワールドはこちらの世界に影響を及ぼさない。いつも不思議に思うことである。
632602:02/10/12 22:01 ID:DHBXL6U8
「今考えていることを当ててやろうか?ミラーワールドのことだろう。」

図星。少々驚いて振り向いた榊の目に高校時代見たことのない悲しそうな神楽の顔があっ
た。

「わたしもモンスターと戦って帰ってくるとどうしても考えるからな。」

そういうと、神楽は己のことを榊に語り始めた。大学に行き、水泳の成績が思うように上
がらず落ち込んでいた時、鏡の中のちよちゃんからカードデッキを渡されたこと、深く考
えずにライダーとなりエビルダイバーと遭遇し、契約、そして、

「最初はちよちゃんが作った新しいゲームかなんかだと思ってたんだ。多分ちよちゃんが
そういうゲームを作って、そのテストプレーヤーにわたしも選ばれたんだろうって。
ちよちゃんに聞かされた、ミラーワールド、モンスター、それにライダーの話。たまにう
ちに来る宗教関連の人の勧誘話より、突拍子もない話だった。その時はいくらちよちゃん
が言うことでもそんな事あるはずない、担がれてるんだろうって気持ちと、ちよちゃんが
そう言うなら間違いないんだろう、って気持ちが半々、いや、73くらいだったと思う。
ただ、あのちよちゃんの持ってくる話が本当にそんなに危険なものとは思って、いや、信
じていなかった。ライダー同士が命を掛けて戦うって言うのも、勝ち抜いたら願いがかな
うって言うのもちょっと大げさなたとえだと思った。
でも、目の前で人が実際にミラーワールドに連れ込まれるを見て、食べられるのを見て、
目の前が真っ赤になって、気がついたらエビルダイバーがあの光る玉を食べてた。」
633602:02/10/12 22:03 ID:DHBXL6U8
その感覚は榊にも分かった。榊自身、そうことがあったからだ。今でもモンスターの命を
奪うことにまったく躊躇しないわけではない。榊も獣医を志望するだけあって元来動物は
好きだ。特にかわいい動物にはめっぽう弱い。むろん彼女とて、わけも無く人を襲う凶暴
な動物までは好きになれない。しかしそんな感情を抜きにして目の前で初めて人が殺され
たとき、そしてそれが自分がそのモンスターに止めを刺さなかったからと分かったとき、
彼女はそれに対する怒りと、己の甘さへの後悔のあまり今まで撃退するだけだったモンス
ターの命を奪っていた。

「それからはやつらが出たら戦って倒す。そんなことの繰り返しだな。」
「…私もだ。」

それだけ言うと、榊も神楽に己のことを話した。ちよちゃんとの再会から今までのことを。
無論神楽が信頼に足ると信じて。

「そっか、やっぱりみんなライダーになってるんだな。」
「…戦うのか?」

おずおずといった榊の問いに神楽は即座に頭を振った。

「戦う理由がない。勝ち残れば望みがかなうって言うけど、そこまでしてかなえたい望み
なんて、」

そこまで言って一度言葉をとぎれらせた神楽は少しの逡巡の後再び言葉をつなげた。
634602:02/10/12 22:04 ID:DHBXL6U8
「ない、わけじゃない…、けどわたしは臆病だからな。みんなを倒してまでかなえたいな
んて思ってない。」

「そうか、良かった。」

「今のところモンスターしか倒さないって決めてるからな。おっと、今日のは例外。言っ
たと思うけど、榊とは決着をつけたかったから、さ。」

そういうと再び神楽は苦笑いをした。
今回のライダーバトルは神楽の辛勝といえる。それは喜ぶべきことのはずなのに素直には
喜べない。思わずため息を漏らしてしまう。

「たぶん無意識的に手加減してたんだろうな、二人とも。」

「えっ?」

「さっきのことさ。どちらかでも本当に全力だったならこんな軽傷じゃすまなかったと思
ってさ。」

「そう、なのかな。」

そう答えたものの、それは榊も思わないでもなかった。いくらライダーといえモンスター
を一撃で倒すファイナルベントがぶつかり合ってこの程度の怪我で済むとは思えない。あ
の瞬間迷いを捨て切れなかったのだろう。ただ、結果的にそれが命を救ったといえる。
635602:02/10/12 22:05 ID:DHBXL6U8
「榊とだけはもう一度戦いたいな。」

「私は…もう戦いたくない。」

「そういうと思った。」

苦笑を崩さないまま神楽は前に向き直った。つられて榊も前を向く。その目の前では相変
わらず子供たちが遊びまわっている。ほほえましい光景だ。守るべき平和な光景。
牙を持ったウサギは牙をもたぬウサギをキツネから守らねばならない、たとえキツネを倒
してでも。牙を持ったウサギ同士が殺しあってどうなろう。
そういえば、と小さくつぶやいて神楽はポケットの中に手を入れて一枚のカードを取り出
した。

「榊、このカードなんだか分かるか?」

サバイブと書かれた、金色の鳥の片翼をあしらったような感じのカード。見たことの無い
デザインのカードだった。そう伝えると神楽はそれを榊に手渡した。
黙って受け取り裏も見たが裏は彼女が持つ普通のカードと変わらなかった。やはり覚えは
無い。首を振りそのまま返そうとする榊の手を神楽は押しとどめた。

「…これを、わたしに?」

「ああ、使ってくれ。持ってないんだろ。多分役に立つはずだ。効果は使ってみれば分か
る。」

そういうと神楽は立ち上がった。振り向かずに問いかけてくる。

「なあ、榊、ちよちゃんのことどう思う?」
636602:02/10/12 22:06 ID:DHBXL6U8
予想していた問い。しかしその答えまでは考えていなかった。むしろ、訊かれなかったら
榊のほうから神楽に訊いていただろう。答えが期待できないと知っていても。

「分からない、」

「アメリカにいるはずのちよちゃんがどうして鏡の中にいてミラーワールドとどういう関
係があるのか、どうしてわたしたちをライダーにしているのか。それだけでも分かればこ
んなにもやもやした気持ちでモンスターと戦わずにすむんだけどな。」

「…私は、」
「ん?」

「…私はちよちゃんを信じてる。」
「…わたしも信じてる、けど、分からない。ちよちゃんが何を考えてるのか。」

そういうと再び神楽は榊のほうへと向き直った。

「こっちも何か分かったら教えるから、そっちも何か分かったら教えてくれ。」
「…分かった。」

「今日はわたしのわがままに付き合ってくれてありがとな。」
そういって、そのまま返事を待たずに帰ろうとする神楽。
637602:02/10/12 22:07 ID:DHBXL6U8
「…あ、待って、」

その言葉で足を止め振り返った神楽に、榊は黙って右手を突き出し親指を上げた。
「幸運を!」のポーズだ。

一瞬あっけにとられたような顔をした神楽もすぐに同じポーズをとると
「モンスターなんかに負けるなよ、榊、」

と呟き、再び前を向き歩き出した。
榊も己の横においてあったぬいぐるみを抱きとバッグを持つと、神楽と反対の方向へと歩
き出す。

二人は知らない。金色の鳥は二人を戦いの舞台に上げるために現れたということを。
再び交わり再び離れた二本の運命の糸。
彼女たちライダーの想いと戦いが紡ぎあげる一枚の巨大な絵。完成してときそこに描かれ
ているものはいったい何なのだろう。この戦いの行き着く先に待っている未来とは、その
真実とは。
彼女らを時に嘲笑うかのように、時に励ますかのように、その絵は徐々に、しかし止まる
ことなく、完成へと近づいていく。

そして榊は、午後こそゆっくり休むために帰途を急ぐのであった。
638602:02/10/12 22:18 ID:DHBXL6U8
一応今回はこれで全部です
わたしに文章力がないためかなりの長文になってしまいました
名無士郎様、ありがたく設定使わせていただきました
自分で書いてみてはじめて、ここでss書かれている方々の文章力のすごさが
身にしみて分かりました
書きおえてから仮面ライダーオーディソ様と内容がかぶる可能性があることに気がつく有様です
幸いライダーまではかぶりませんでしたが
蟹光線氏含めた御三方の新たな小説楽しみにして待ってますので

639602:02/10/12 22:23 ID:DHBXL6U8
あ、蟹光線様のみ敬称が氏になっていましたが、他意はありません
640仮面ライダーオーディソ:02/10/13 00:27 ID:???
イタタな自己ミスを発見(w

>>611
>神楽は一度も、ちよの父に会った事は無かった。
>だから、天才なのだから、親が少し変わっていてもおかしくはないだろう、と考えた。

意味が通じてません(汗  下が修正版です。

>神楽は一度も、ちよの父に会った事は無かった。
>そのせいか、天才の父親なのだから、きっと変わった人なのだろうと勝手に予想していた。

>蟹光線氏
いや、お見事です。 かおりんが凄く「らしく」て良かったです。
さりげなくキムリンがいい人(wで、個人的に嬉しかったです。

>あずま士郎氏
>第27話|72話第
これ本編っぽくて良かったです。 あと

>運動能力を取られた      25000円
>バカ能力を移された       20000円
さり気無くワラタ。

>名無士郎氏
> 私も、この連休中に新作をどうにかしようと思っております…。
私も名無氏の新作を楽しみにしている一人です。 無理せず頑張ってください。

>602氏
>書きおえてから仮面ライダーオーディソ様と内容がかぶる可能性
いえいえ、お気になさらず。
榊と神楽の友情が、随所の表現から滲み出ていて上手いと思いました。
641あずま士郎:02/10/13 00:47 ID:???
翌朝、ともは朝飯であるトーストを拓也に出した
「ほらよ」「うわぁ〜、美味しそう〜♪」
「だろ〜?しかし、何だな…お前も人ん家来といて、いきなり寝坊かよ…気をつけろ
よ」
「美味い!」「だろ?」
「って言うか〜、あんたホントにライダー?」
「まあね♪」「証拠は?」「証拠…?」
そう言われて、ともはポケットの中からカードデッキを取り出すと拓也に見せた
「ほら」
その時カードデッキを見た拓也の目の色が一瞬変わった
「――!?…ふ〜ん…何か弱そ…まぁ良いや、どうやってライダーになるのか教えて
よ」
「お前にゃ、無理だ」
「何だよ、やってみなけりゃ分かんないだろ?」
「あ〜も〜!何で、お前そんなにライダーになりたいんだ?」
「だって、モンスターと戦うんだろ?格好いいじゃん!俺、アクションゲーム得意な
んだ」
「あのな〜、ライダーの戦いってのはそんな単純なもんじゃ…」
そんな、感じで言い合ってる最中、おばさんがともに呼びかけてきた
「ともちゃ〜ん、お客さん。上がってもらうから〜」「あ、は〜い!」
ともを訪ねてきたと言うお客さんは何と、よみの秘書であるみるちーだった
みるちーは何やら凄い睨み付ける様な感じでともを見つめていた
「な、何だよ…やるのか?」「ちょっと…教えて貰いたいんですけど…」
「ラ、ライダーの事か?」
みるちーは首を振って、さらに言葉を続けた
「餃子の…レシピ…すっごく美味しかったです…あの餃子」
ともの表情が驚きから段々笑顔に変わっていく、そしてみるちーも、ともに笑顔を向
ける
642あずま士郎:02/10/13 00:48 ID:???
花鶏の一階で、榊達が掃除をしていると突然二階からともの大声が聞こえてきた
「どわぁ〜〜!」
見れば、拓也が手に何かを持って花鶏の外に飛び出して行ったではないか
慌てて追いかける、ともとみるちーだったが、モップに足を引っ掛けてともは転倒し
みるちーもともの足に引っ掛かって、転倒してしまった
「何をしてる?」
その様子を見ていた榊が、声を掛ける
「あ、あのガキが、カードデッキかっぱらいやがったんだよ!!」
それを聞いた榊は、急いで拓也の後を追って花鶏を出た
ともも、転んだ拍子に脱げてしまった靴を慌てて履きながら後を追う
「関東…電気…?なんだいそりゃ?」「キュウ〜ン…(さあ〜…)」

「ったく…みるちーは何処行ったんだ?」……ドサッ!
急に居なくなった、みるちーの事を心配していたよみだったが、突然その場に倒れてしまった
「どうやら…遊んでいる時間は…無いようだな…」

まんまと、とものカードデッキを盗み出すことに成功した拓也は嬉しそうに呟いた
「やった!これで、俺もライダーだ。変身!……何なんだこりゃ?」
拓也は、周りにモンスターの気配を感じ取っていた。カードデッキを持った人間は
ミラーワールドを覗けたり、モンスターの気配を感じることが出来るのだ
その時一体のモンスターが、拓也に襲いかかった。ダークウイングである
慌てて逃げ出す拓也の前に、榊が立っていた。そして、ともとみるちーも丁度追いついた
「どうした?ライダーが怖がってちゃ、戦えないぞ?」
「別に…ちょっと、びっくりしただけだ」
「負け惜しみ言うなっつ〜の!足が震えてんぞ?」
「何だよ!」
そう言って再び逃げ出そうとした拓也だったが、榊が腕をつかんで捕まえるとカードデッキを取り上げた
643あずま士郎:02/10/13 00:49 ID:???
「返せよ!返せってば!返してくれよ〜!」
必死に、取り戻そうとする拓也に榊は尋ねた
「どうして、そんなにライダーになりたいのかな?」
「格好いいからに決まってんじゃん!学校で自慢できるし、生意気な奴らをやっつけてやれるしさ」
そんな、拓也の言葉に榊は思わず苦笑いしてしまった
「お前なぁ〜、お前みたいなやつは、こうしてやる!このっこのっこのっ」グイッ!グイッ!グイッ!
「とも…」
ともを止めた榊は、ふとモンスターの気配を感じ取り、拓也の顔を見ると驚くべき事を口にした
「まあ、確かにライダーになるのは格好いいよな。モンスター倒すのは面白いし」
「お、おい!お前、何言ってんだよ!?」
榊の言葉に驚きを隠せないとも。そして榊は、拓也の手にカードデッキを渡しながら言った
「まだ、戦いは見たこと無いでしょ?見せてあげる」
そして、榊はガラスの前に立つとおもむろに変身した
「変身!」
榊の変身に興奮する拓也
「がんばれよ!」

ミラーワールドに到着したナイトに、アビスラッシャーが二振りのノコギリ刀を振りかざして攻撃してきた
ナイトはその攻撃を受け止めると、すかさずトリックベントのカードを取り出した
「【トリックベント】」
すると、何体ものナイトが現れ、アビスラッシャーに対し攻撃を仕掛ける
「すげ〜」
そんなナイトの戦いぶりに、拓也は感嘆の声を挙げる
ともは榊の様子が気になり、慌ててカードデッキを持つ拓也の手に触れた
644あずま士郎:02/10/13 00:51 ID:???
トリックベントを用いる事により、戦いはナイト有利に進んでいたが、アビスラッシャーも反撃とばかりに
水流攻撃をナイトに浴びせる。分身ごと攻撃を受けてしまったナイトはトリックベントの効果が無くなってしまった
すると、戦いは一転ナイト劣勢に追い込まれてしまった
「どうしたんだよ…何やってるんだよ…」
拓也はナイトが急にやられ出して焦りだした。そんな拓也を見てともは榊の思惑を理解した
(そっか…榊の奴わざと…)「ほ〜ら、見ろ…ライダーなんか全然格好良くないだろ?」
「あ〜っ!…先生」
一緒に、手を握って戦いを見ていたみるちーがゾルダがいることに気づいた
そして、ゾルダはギガランチャーを構えると、ナイトに向かって砲撃した
「あ〜っ!?」
ライダーがライダーを攻撃したことに、驚く拓也
「余計な時に…」
突如現れたゾルダに対し、腹立たしそうに呟いたナイトは、すかさずサバイブのカードを取り出した
巻き起こる突風に、ゾルダはバランスを崩しそうになる
「【サバイブ】【ファイナルベント】」
止めを刺そうと、ファイナルベントのカードをベントインしダークレイダーに跨るナイトサバイブ
そして、ダークレイダーから発せられたトラクタービームによりアビスラッシャーを
動けなくするそして、ゾルダのギガランチャーとナイトサバイブの疾風断をまともに
食らったアビスラッシャーは爆発した
「やったあ!」
ナイトの勝利に喜ぶ拓也
だが、その時ナイトサバイブ目掛けて、邪悪な牙が襲いかかる
そして、攻撃をまともに受けたナイトサバイブはナイトに戻ってしまった
「はぁ〜…」「ちよちゃん…」
「私にも、戦わせて下さい(はぁと)」
そう言うと、王蛇はベノサーベルを振りかざしながらナイトに斬りかかってきた
645あずま士郎:02/10/13 00:53 ID:???
そして、二人の戦いは互いの剣が激しく火花を散らす程、凄まじい戦いだった
そんな二人の戦いを、上方から見つめていたゾルダは一石二鳥とばかりにギガランチャーの狙いを二人に定める。
「あ、危ない!」
思わず声を挙げる拓也
だが、そんなゾルダの目論見はあっさりと王蛇に見抜かれてしまった
「んん?はっ…、はぁ〜っ!」
王蛇はベノサーベルをその場に捨てると勢いよくジャンプしゾルダの前に着地すると同時に
ギガランチャーを叩き落とし、何発ものパンチをゾルダに浴びせた
「はいっ!はいっ!はいっ!はいっ!はいぃ〜〜っ!!」
「うわぁ〜〜っ!!」
王蛇のパンチ攻撃を食らい、踊り場から地面に叩き落とされるゾルダ
「きゃはははは♪」
そして、追い打ちを掛けるべく近づこうとする王蛇だったが、ゾルダは素早く腰のマグナバイザーを引き抜くと
目にも止まらぬ早さで、王蛇を攻撃した。派手に回転しながら転倒する王蛇
そして、返す刀で隙を狙って近づいてきたナイトにも攻撃を加える
ナイトは前転しながら攻撃をかわすと、起きあがりざまゾルダに斬りかかる
ナイトの攻撃を受けて倒れたゾルダだったが、すかさず零距離射程でマグナバイザーを撃ちナイトを吹っ飛ばす
「何だよ…これ…」
ライダーの戦いが自分が思っていた物と全然違うことに戸惑いを隠せず、思わず逃げ出そうとする拓也
だが、ともはそんな拓也を押し止めると、最後まで見るように促すとライダーの戦いの本当の意味を聞かせた
646あずま士郎:02/10/13 00:55 ID:???
「見ろ、これがライダーの戦いなんだ…痛くても…辛くても…傷ついても…それでもゲームをリセットするみたいに止めることは出来ないんだ…」
「私…先生が戦う所…初めてみました…うぅ…」
みるちーはゾルダの戦いを見て涙を流していた
「俺…」「デッキ…返してくれるな…?私も行かなくちゃ…」
ミラーワールドでは3人のライダーが未だに激しく戦っている
そして拓也は、静かにカードデッキをともに差し出した。それを受け取るとも
「お前は…決して誰とも戦ったりすんじゃねえぞ」
「うん…ごめんなさい」
拓也はともに深く頭を下げると、その場を走り去っていった
「私…そこまで送って行きます」
そういって、みるちーも拓也の後を追って走っていった

ナイトを吹っ飛ばし、油断していた王蛇にいきなり何者かが蹴りをぶち込んだ
「おりゃあ!」ドガッ!
突然の蹴りに、思いっきり吹っ飛ぶ王蛇。蹴ったのは龍騎だった
「拓也は?」「バッチリ!」
「はあぁ〜っ…これだから戦いは止められないですよねぇ…【ユナイトベント】」
そう言いながら王蛇は、ユナイトのカードで獣帝ジェノサイダーを誕生させた
そして、ホルダーから一枚のカードを取り出す。ジェノサイダーを利用したファイナルベント『ドゥームズデイ』のカードである
ドゥームズデイのカードをちらつかせながら迫り来る王蛇。
だが突如黄金に輝く光が辺りを照らしだした
そして、光の中から現れた人影がこれまた黄金に輝く羽を撒き散らしながら龍騎達の前に降りてきた
647あずま士郎:02/10/13 00:56 ID:???
その頃、花鶏に突然令子が現れた
「ワオン(あ、令子さん)」
「すみません、ちょっと…」
そう言って令子は、ずかずかと店の中に入っていった
「ウオオ〜ン…(あの、お店はまだ…)」
そして、令子は立てかけてあったスタンドの写真を手に取った
「思い出したわ…どこかで、見たことあると思ったら、ここで見たんだわ」
「キュウ〜ン?(あの…何が?」
「序ノ口士郎よね?一年前アメリカで亡くなったっていう」
令子の言葉に、驚きを隠せない忠吉
「ウオ…?ワオオ〜ン(嘘…?ご主人様が)」

突然現れた謎の人物を見ながら、龍騎は独り言のように呟いた
「ライダー…なのか?」
そして、ライダーらしき謎の人物はおもむろに口を開いた
【戦いを続けろ。最後に生き残ったライダーはこの私と戦い、力を手にするだろう。13人目である、この私と】
龍騎達4人は、13人目を名乗るライダーを見ながら口々に呟く
「13人目だと…?」「13人目…?」
648602:02/10/13 17:29 ID:GMvi6zma
》626
>無論榊にもその認証音は届いていただろうが、とっさに目にしたあるはずのないものを
>目にしたことでそれを理解するのに一瞬の間を要した。

…明らかにヘンですね すみません、ミスです
というわけで修正

>無論榊にもその認証音は届いていただろうが、とっさにあるはずのないものを
>目にしたことでそれを理解するのに一瞬の間を要した。


649メロン名無しさん:02/10/13 21:55 ID:???
>>602サン
もう少し改行した方が読みやすくていいかも。
650メロン名無しさん:02/10/14 00:42 ID:???
あずま士郎氏、ネタが放送分に追いついちゃったらどうすんのだろう?
週一ペースになるのか、あずまんがのアニメみたいにオリジナル話を入れるのか?
651メロン名無しさん:02/10/14 00:51 ID:???
公園で縄跳び……は、流石に無理か?
652メロン名無しさん:02/10/14 02:39 ID:???
大学時代の友達の誘いで合コンやって・・・てのもやはり無理か?
653メロン名無しさん:02/10/17 00:25 ID:???
ほしゅ
654あずま士郎:02/10/17 18:18 ID:???
第28話|話82第

自らを13人目のライダーと呼ぶ、仮面ライダーオーディン。そして最後に生き残ったライダーと戦う存在であると
だが、王蛇にとってそんな事は全く関係ない事なのかも知れない
「何人目だろうと、知ったこっちゃありません。勿体ぶらずに今戦って下さいよ」
そう言って、王蛇はエビルウィップを振りかざしながらオーディンに突進していった
だが、オーディンは全く動じることなく、王蛇の攻撃をテレポートしながら避け王蛇の背後に突然現れると
軽く叩いた程度の攻撃で、王蛇を吹っ飛ばした。ゾルダも王蛇につられてマグナバイザーで攻撃するが
オーディンは目にも止まらぬ早さでゾルダの背後にジャンプすると、またも軽く叩く程度の攻撃で
ゾルダ、そして突進してきたナイトを吹っ飛ばした。オーディンの不可思議な攻撃方法に戸惑う龍騎
「何だ…?」
【まだ、私と戦う時ではない。お前達は今の戦いを続けろ。だが、少し修正が必要になった】
「修正?」
そう言って龍騎の目の前に現れたオーディンは龍騎の背後にテレポートすると龍騎を吹っ飛ばす
そして、召喚杖ゴルトバイザーを手にすると、デッキから一枚のカード取り出しベントインした
「【タイムベント】」
「うわぁ!!」
衝撃で吹き飛ばされたと思った瞬間、まるで凍り付いたかのように動きが止まる4人
時計の針が高速で逆回転していき、時間が逆戻りしていく…

あずま士郎は再び、旧あずま邸にやってきた。部屋の中は忠吉が暴れたおかげで
鏡の破片が、あちこちに散らばっていた。その時の様子を回想するあずま士郎
机の上にはクリスタル製の花瓶が倒れて水がこぼれていた。そしてこぼれた先の床には一枚の絵が落ちていた。
それを拾おうとしたあずま士郎だったが絵はずぶ濡れで半分に切れていた
それを見て、あずま士郎は愕然とした表情を浮かべるのだった
655あずま士郎:02/10/17 18:20 ID:???
とりあえず、今日はこれだけです。続きは、明日辺りに
656メロン名無しさん:02/10/18 17:36 ID:BQzL2t/j
★★★ 大阪(春日歩)18日にAAトーナメント1回戦出陣!! ★★★
   ,,,,,,,.........、、、 
 ./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
 i;;;;;;,!v"i;/^V゛v、;;i    ニダーちゃんと、ショボーンちゃんには
 |;;;;;;| ┃  ┃ |;;;;|     ま、まけられへん
 |;;;;;;|   _   .!;;;|    
 !;;;;;;|\_ `-'_/;;;;;|     みんな〜
 Vvv;;;;,!  ̄|、;;;ノ!;;!     応援よろしゅ〜たのみまんがな〜
   /:::,,゛ー"、:\
   |:::::Y    V::::|
.   |::::::i     ,!::::|  18日(金)に大阪(春日歩)が2ch全AAトーナメント
   |'i:::::i.    |::::|   本選1回戦に出場します。   
   | !::::i   |::::|   対戦相手はいずれも強豪の「ニダー」と「ショボーン」です。
   〈__!:_:i  |::::∧    大阪や大阪のAAが好きな方、是非とも
  ,、|;;;;:;;\_);;i_ノ;;;;;i、  大阪に熱い支援をお願いします。
  Y;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〉
   `゛ー――――''"
投票スレ34
http://live.2ch.net/test/read.cgi/vote/1034767252/l50
コード発行所(投票にはコードが必要やねん)
http://www.vote.flets.org/code/2chaa/code.cgi
    
657メロン名無しさん:02/10/19 16:30 ID:???
ほす
658メロン名無しさん:02/10/19 22:09 ID:6NWgUJAe
新作まだかなー?
659メロン名無しさん:02/10/21 17:13 ID:???
まだだ!まだ書けるだろう!
660名無士郎 ◆aW17j5Fl/g :02/10/21 17:59 ID:???
 職場からこっそりカキコ…。
 まだ中々時間が取れませんが、ちょっとだけ貼ろうと思います。
 ライダーらしいとこがあんまり無いですが、読んでやって下さい。
――――――――――――――――――――――――――――――

 「ええっ? 榊さんと春日さんを組ませたの?」

 「はい。榊さんは強すぎるし、大阪さんは…その、弱すぎます」

 その女性の自宅の一室、彼女の愛用する姿見の中で、ちよは語る。

 「バランスをとるためには仕方なかったんですよ。」

 「でもねえ、ちょっと危険じゃないかしら? あ、ほら…春日さん運動あんまり得意じゃなかったでしょう?」

 「はい…でも…」

 「解ってるわ…仕方ない事だものね」

 「ライダー同士の戦いについては、きっと榊さんが教えてくれるでしょうから、いずれ戦いの事も理解してくれるでしょう」

 そう言って、ちよは憂いのある表情に変わった。
 嘗てのクラスメイト達を戦いに誘いこんだ時から、彼女は度々この表情を見せていた。
 一歩間違えば命を落としかねない戦い…。そんな事を仕組む様な少女ではなかった筈だ。
 10歳の時に高校に編入し、トップの成績で卒業した天才少女。それが彼女の評価であった。
 天才である事を鼻に掛けず、持って生まれた愛らしさですぐにクラスにも馴染んだ。彼女自身もとても友達思いの良い子で、
それは鏡を通して少女と話している女性もよく解っている筈だった。
661名無士郎 ◆aW17j5Fl/g :02/10/21 18:00 ID:???
 「まあ…何故あなたが私を誘ったのかは解らないけど…私は私なりの目的があるから…断らなかった」

 「私も…聞かない事にします…“黒沢先生”」

 黒沢みなも…そう呼ばれた女性は、化粧台の椅子に座って、カードデッキを握り締めた。
 姿見からは何時の間にか、少女の姿は消えてしまっていた…。



 春日 歩―大阪―は榊と共に、彼女の住むマンションにやってきていた。
 ワンルームで中程度の広さの部屋だったが、収納の多さと彼女自身のセンスで、狭いと感じる部屋にはなっていなかった。
 そして、戸棚のガラスケースの中には彼女のイメージとは違う、愛らしいぬいぐるみが並び、部屋の真ん中にも大きな犬の
ぬいぐるみがあった。

 「おじゃましますー」

 「適当に座ってて、コーヒー煎れるから」

 そう言って榊はキッチンへ入って行った。
 大阪は榊の部屋を見回し、ソファを見つけて座った。

 「へぇー…榊ちゃん、こんな部屋に住んどるんやー」

 ふと、大阪は何かの視線を感じ、その方向に目を遣った。そこには榊の飼い猫、イリオモテヤマネコが無言で立っていた。

 「ピカニャー、久し振りやなあ、元気しとった?」

 「………」

 「あー?」
662名無士郎 ◆aW17j5Fl/g :02/10/21 18:01 ID:???
 「マヤーは、中々他人に懐かないんだ…」

 紅茶を運んできた榊が言う。
 ティーサーバーから二つのカップに紅茶を注ぐ。ティーパックを使わない、ちゃんとしたリーフティーだ。
 こういう細かなもてなしが出来る女性。実は彼女の本質なのかもしれない。
 大阪は受け取った紅茶を一口味わった。

 「美味しいなあ…」

 「ありがとう」

 「それにしても…ええ部屋やんなぁ」

 「そんな…でも苦労したんだよ」

 そう、彼女はこのマンションを見つけるまでに随分走りまわったのだ。
 例えワンルームでも構わない、彼女にとっては動物連れで住める部屋が必要だった。

 「そうやなあ、イリオモテヤマネコやからなあ」

 「でも、マヤーだけじゃ…無いんだ」

 榊は、部屋の真ん中にあったぬいぐるみの背中を撫でた。
 それはゆっくりと頭を上げ、榊の方を向いた。本物の犬だったのだ。

 「忠吉さんや!」

 忠吉は、ちよの飼っていた犬である。
 ピレネーのオスで、全身を伸ばすと恐らくは榊の身長をも超えるかもしれない。
 ちよがアメリカに留学する時に連れて行った筈だったが…。
663名無士郎 ◆aW17j5Fl/g :02/10/21 18:07 ID:???
 「ちよちゃんも忠吉さんもー、なんでアメリカに行ってへんの?」

 「あの、アメリカの大学は9月からだから…」

 「そうなんやー?」

 話している間も、榊は忠吉の身体を撫でていた。
 以前の、動物を撫でたくて仕方ないと思っていた彼女と違い、今の彼女の撫で方からは、相手を慈しむ感情が滲み出てくる
様だった。
 相手の意思を無視して撫でるのは動物に対してストレスになる。彼女は獣医を目指す過程でそれを学んだのかもしれない。

 「そういえばー…」

 「?」

 「私らの変身した、あれって何?」

 榊が言葉を詰まらせる。
 普通あんな事があれば、真っ先に出てて良いはずの質問だった。しかし、歩の口からは一向に出て来る気配も無く、
仕方なく自分から切り出す機会を狙っていた矢先の事だった。

――――――――――――――――――――――――――――――
 すいません、ここまでです。
 色々あったのでトリップ付けました。
 こういうライダーの要素が乏しいのは、ちょっとスレ違いっぽくてマズイ
ですね。
 榊さんと大阪は、本編でも絡む話が多くないので、シミュレーションが
難しいです。でも、好きな二人なので苦にはなりませんでしたが。
 次はいつになるか判りませんが、なんとかバトルまで入れたいです。
664メロン名無しさん:02/10/22 00:35 ID:???
乙カレー。すごくイイ!
まあ元の龍騎だってバトル少ないしいいんじゃない?
665メロン名無しさん:02/10/22 00:47 ID:???
新作か。いいすよー。
666あずま士郎:02/10/22 06:49 ID:???
タイムベント発動の次の瞬間、ともは花鶏のソファーで目を覚ました
「ん…ここは…?」
まだぼんやりした状態のまま、部屋を出るとカウンターには忠吉と榊がいた
「ワオン(あ、目が覚めたんだ)」
「忠吉!榊!」
「…?随分馴れ馴れしいな…まるで今まで一緒に居たかのようだ…」
「はぁ!?何言ってんだ、お前?」
榊の、まるで久しぶりに会うかのような言葉に戸惑うとも
667あずま士郎:02/10/22 06:50 ID:???
キュウ〜ン…ワンワワン(良いじゃないですか…それより、まず聞かせて。これ、どこで手に入れたの?)」
そう言って忠吉は、カードデッキをともに見せる
「あ、私のカードデッキ!でも、何でブランクなんだ?」
「ウオ?ワオワオン?(え?だって、まだモンスターと契約してないですよ?)」
「えっ!?したよ!何言ってんだ、忠吉…ちょっと待ってよ、何か変だ…」
そう言って辺りを見回すともにふとカレンダーが目に入った。日付は2月になっていた
「に、2月!?だって、今8月じゃん!どうなってんだよ、何で2月になってんのよ!大体さっきから変なんだよ!忠吉も榊も!それに何で、私のカードデッキがブランクなんだよ!」
「落ち着きなさい!」
何が何だか分からなくなって、パニックになっているともを榊が制した
「キュウ〜ン(とにかく、座って)」
忠吉に促され、再びカウンターに座るとも
(一体、どうなってんだろ…?まさか!?本当に時間が戻ったのか!?)
今回の出来事について考え事をしていたともに、忠吉が再び話しかける
「ワオオ〜ン、ワンワン(ねえ、教えて欲しいんだけどあずま士郎って知ってますか?)」
「え?あずま士郎…何言ってんだよ、それって……あれ?誰だっけ?」
「忠吉さん、時間の無駄だ。彼女は何も知らないし無関係だ。この事は早く忘れなさい、デッキはこちらで預かる、出口はこっちだ」
そう言って榊はともの腕をつかんで、外への扉に連れて行こうとした
「ワン!(ワワワン!(榊さん忘れたんですか!ともちゃんはモンスターに狙われているんですよ!)」
そんな、榊と忠吉のやりとりを見ながら、ともはその後自分が体験する出来事を思い出していた
(そうだ…私はこの後、あのモンスターと契約してライダーになるんだ…モンスター…モンスターって何だっけ…?)
「分かったわ、そんなにムキになることじゃない」
忠吉との会話の後、榊は花鶏を後にした。そして外の光がともの目に差し込んでいった
(これって、前と同じ…?)
668あずま士郎:02/10/22 06:52 ID:???
そして時間は進み、ともは例のモンスターと契約を果たし仮面ライダー龍騎となった
そして初めての敵である、ディスパイダーを見事にドラゴンライダーキックで仕留めるのだった
「龍騎か…今の内に潰しておいた方が良いかもな」
「え?」
そう言って、いきなり龍騎に攻撃を仕掛けるナイト、あずま士郎の言葉が響きわたる
(ライダーは戦わなければ生き残れない…戦え!)
「分かってるはずだ…ライダーは共存出来ないって…」
「何でだよぉ〜…!」

そして仮面ライダーシザースの登場
「仮面…ライダー?あぁ、あんたもモンスターを?」ドガアッ!
いきなり龍騎を攻撃してきたシザース。その戦いの中、ともは忠吉に誓った言葉を思い出す
(少なくとも私はモンスターを倒すためだけに変身する。誰かを守るためだけにライダーになるから)
そして、龍騎を助けるためにナイトが現れた
「あなたは、ライダーを倒すには甘すぎる」
そして
「戦い続けることだけが、あずま士郎に近づく方法だ」
「そんな馬鹿な…」
「その馬鹿な事に命を懸けられる者だけがライダーになれる。戦い続ける事しか頭にない…」

仕事場でもあり、そして泊まり込んでいる漏れジャーナルに戻ってきたとも
「ったくぅ…榊の奴…戦え戦えってめっちゃガラ悪くなっちまったよなぁ…」
その時、ともの頭の中に時計の鐘の音が響き渡った。ゴ〜ン!ゴ〜ン!ゴ〜ン!
オーディンがタイムベントする所がフラッシュバックされ、ともは今までの記憶を取り戻した
「何やってたんだ?私?」
669あずま士郎:02/10/22 06:53 ID:???
ともは壁に掛けてあったカレンダーを見た。日付は3月になっていた
「そんな…前と全く同じ事を繰り返していたっていうの?なんでだよ…」
ともは、自分の席に座って頭を抱え込んだ。
その時電源の落ちたパソコンのモニターにオーディンが現れると
【少し、修正が必要になった…】
と言って、再び消えた
「修正…」
そう言って、ともは突然立ち上がった
「修正…そうか…変えられるかも知んないって事か!これから起こる事を…」
その時、ともの携帯の呼び出し音が鳴った。相手は不明だった
『名刺を見たわ…戦いをする気は無いって本当なの?』
(この声…そうだ!シザースに変身するかおりんだ!榊との戦いで、その後モンスターに喰われたんだっけ)
「う、うん!勿論本当だよ!あ、会ってさ、話ししない?」

「これで、良し…っとかおりんは私と榊、それに忠吉の事は知ってるだろうから、後は…」
ともは携帯を取り出すと、榊に電話を掛けた
『もしもし…』
「あぁ!榊?私、ともだけど」
「何故、あなたが私の携帯の番号を知っている?」
「た、忠吉に聞いたんだよ…それよりさ大事な話があるんだ」
『何?』「あのな…あ、あれ?何だっけ…?」プチッ!
「おかしいなぁ〜私何言おうとしたんだっけ?」

結局運命は変えられず、シザースとの戦いは避けられなかった
「あなたには無理だ!許せないから戦うんじゃない。ライダーだから戦う。それだけだ。」
「やっぱり、榊さんは話が分かりますぅ〜それじゃ行きますよ。変身!」
そして、ナイトとシザースの戦いは両ファイナルベントの激突の後シザースのデッキが崩れ
シザースは契約モンスターに喰われるという形の歴史が繰り返されて終わった
670あずま士郎:02/10/22 06:55 ID:???
(覚えていられない…何で…どうしてなんだよ…!)
また、時は流れ仮面ライダーゾルダが登場した
「止めろ!止めろってば!」
龍騎の言葉に耳を貸さず、ひたすら攻撃を繰り返すゾルダ
ともの頭に、よみを取材した際よみが口にした言葉が思い浮かぶ
(私はさぁ…人間の欲望ってやつが好きなんだ…)

そして、時は漏れジャーナルの同僚、島田奈々子が誘拐された頃へと進む
『島田奈々子は誘拐した』
「え〜っ!島田さんがぁ〜〜〜っ!?」
ともは島田の元に駆けつけるが警察に誘拐犯と間違えられてしまい逮捕されてしまった

そしてともは留置所で編集長と面会をしていた
「なぁ、とも…念の為聞くが…お前夕べ何処で、何してた?」
「編集長…まさか、私を疑ってるんすかぁ!?」
「ば、馬鹿言え!あ〜、びっくりした〜」
激昂して立ち上がったともは、ふとこの状況に何か違和感を覚えた
「編集長…何か…前にもこんな事ありませんでしたっけ?」
「何言ってんだ、あるわけ無いだろ」
「んな事無いって!絶対あったって!嘘つかないで下さいよぉ!」
「あ〜、分かった分かった…お前も初めての警察で気が立ってんだろ。んじゃ、また
来っから、達者で暮らせよ」
「ちょ、ちょっと編集長!ひどいじゃないですか!こら〜!あんたそれでも編集長か〜!」
その時、ともの頭にまた鐘の音が響き渡り、再び記憶を取り戻した
「まただ…私…また同じ事、繰り返してる…変えようと思ってたのに覚えていられない…」
671あずま士郎:02/10/22 06:55 ID:???
苦悩するともの前に、あずま士郎が姿を現した
「あずま…」
「それで良い…お前は前と同じ道を進め…」
「そんな…そんな事出来っこ無いじゃん…それにそのまま行けば…」
ともは、ちよちゃんが仮面ライダー王蛇となり仮面ライダーガイこと神楽そして
仮面ライダーライアこと大阪を倒すことを思い出した
「そんな事絶対させない!絶対変えて見せる!」
「無理だ…お前の記憶は一時的な物だ…明日には完全に消えるだろう…ライダー達の戦いは変わらない」
「そんな…じゃあ何でこんな事を!」
「お前の為では無い…これだけは確かだ」
そう言い残すと、あずま士郎はその場から消えた
(そんな…まだ大阪達に会ってもいないのに…どうすればあいつら助けられるんだよ…明日には全部忘れちゃうかも知れないのに…)
悩んでいるともの前に、弁護人であるよみが現れた
「よぉ」「よみ!」
「お前の弁護を頼まれてな…」
その時ともは、ちよちゃんがライダーになった時の事を思い出していた
(そうだ…ちよちゃんが脱獄しなければ…)
「じゃあ、まずはその時の状況を…」
「よみ!ちよちゃん、今留置所だよな!?んで、お前が弁護人やってるんだよな!?」
「あ、ああ…今裁判中だけど…何でお前がそんな事知ってるんだ?」
「んな事どうでも良いって!そいつライダーになって脱獄する!」
「ライダーって…まさか、お前もか!?」
ともは、ゾルダとの戦いで負傷した部分を痛がってみせる
「とにかく…ちよちゃんが脱獄しないように手を打ってくれよ」
「何で、お前がそんな事知ってるんだ?」
訝しげな表情で、ともを睨み付けるよみ
「話しても信じて貰えない!けど頼む!」
ともの真剣な眼差しに、よみは嘘ではないと信じたのか懐から携帯を取り出した
「分かった」
672あずま士郎:02/10/22 07:05 ID:???
よみは携帯を取り出すと、おもむろに番号を押した
「ああ、関東拘置所ですか?弁護士の水原ですけど、拘留中の美浜についてちょっと…」
「大阪…」
ともは、大阪とこれまでの事を思い出していた。そしてこれで大阪が死なずに済むと思い安堵していた

「ああ、みるちー?話を合わせてくれてサンキュー♪」
『先生…今の電話は?』
「いやね…弁護を引き受けたとものやつが妙なこと言うもんでね…適当にあしらってやったのさ」
『妙なこと…ですか?』
「係争中のちよちゃんがライダーになるから止めろって…無理だよなぁ…望みを叶える為には13人必要なんだし…手こずるだろうけどさ…仕方ないよね…」

そして運命は変わることなく、ちよちゃんはライダーとなって拘置所を脱獄した
「結局こうなんのかよ…変えようと思ってんのに!」

そしてライダー6人による大バトルが始まった。あずま士郎の戦えの声が響き渡る
仮面ライダーガイ、そして仮面ライダーライアは運命通り、王蛇のベノクラッシュを
受けて死んでしまった
(私の占いは…ようやく…外れる…)
「そんな…嘘だろ…大阪!大阪!大阪ぁ〜っ!!まただ…どうして変えることが出来ないんだよ…」
チッチッチッチッ…ゴ〜ン!ゴ〜ン!
時計の鐘の音が響き渡ると同時に、再び時間は現在に戻ってきた
そして、仮面ライダーオーディンの声が聞こえてきた
【まだ、私と戦う時ではない。お前達は今のまま戦い逢えば良い。修正は終わった】
姿を現した、オーディンを見つめながら龍騎は静かにベントホルダーに手を伸ばした
そして、再びオーディンが瞬間移動して龍騎の背後に現れたその時
「でやぁ!」ドガァ!
龍騎の右腕に装着されたドラグクローの一撃が見事にオーディンを捉えたのだった
【ほぉ…何故私の現れる場所が分かった…?記憶が消えてなかったのか?】
「さあね…」
673あずま士郎:02/10/22 07:06 ID:???
「なんだこりゃ?」
編集長は沢山貼られたメモを見ながら、ぼやいていた
「ったく…何枚も何枚も同じ事ばっか書いて貼ってんじゃねえよ!」
ぶつぶつ良いながらメモをはぎ取っていく。メモにはこう書かれていた
〈金色の羽が現れたら、とにかく後ろを殴れ〉と
「ガウウゥ〜!ガウガウ!(も〜、何なんだこれは!)」
そして、メモは花鶏のあちこちにも貼られていた。しかもガラスにまで書かれていた

「あんたを一発殴りたかった」
【殴った内には入らないがな】バシッ!
オーディンは軽く叩くと龍騎は吹っ飛んだ
「結局…何も変わらないって事か…あんたの目的は何なんだ!?」
【知る必要はない…お前達の戦いは何も変わらない】
「うんにゃ…一つだけ変わったよ…」【何?】
「消えていったライダーの重さが二倍になった。もうこれ以上は増やさない!人を守
るためにライダーになったんだからライダーを守ったって良い!」
「とも…」
「(ともちゃんてば、相変わらずですねぇ…でも)下らないですねぇ…訳の分からな
い話は沢山です」
そう言って、王蛇はベノサーベルでオーディンに斬りかかっていくがオーディンは金
色の羽を残して消えてしまった
【私と戦うのは最後の一人だ。続けろ、戦いを止めるな】
オーディンの声だけが、虚空に響き渡る

そして、あずま士郎は再び旧あずま邸に戻ってきた。
倒れて水が零れているはずの花瓶が倒れずにそのまま立っていた
そして、水に濡れて切れてしまっていた筈の絵も、元の状態に戻っていた
その絵を手にするとあずま士郎は微笑みを浮かべながら呟いた
「良かったな…忠吉…お前は…俺が守る」
674メロン名無しさん:02/10/23 22:05 ID:???
ほしゅ
675メロン名無しさん:02/10/25 19:27 ID:???
ほしゅ
676メロン名無しさん:02/10/27 00:15 ID:???
ほしゅ
677メロン名無しさん:02/10/28 22:08 ID:???
最近だれもいねーな、ここ
678メロン名無しさん:02/10/28 22:22 ID:1uRKLAI6
キーン                         キーン
   神崎「ならば戦え・・・戦わなければ生き残れない。」
キーン                         キーン
679R184070.ppp.dion.ne.jp:02/10/28 22:39 ID:???
ほしゅベント
一応トリップつけてみる事にしました。
3話の続きですが、明日、書きこませて頂きます。
もう完成しているのですが、細かいところを修正したいので……
すみません、トリップ間違ってました。 正しくはこっちで。
宣言通り、3話後編をお送りいたします。
前回は>606-616です。


鏡の中、そこにはもう一つの世界が広がっていた。

全てが反転し、モンスターと呼ばれる異形の物が存在する世界。

神楽は、首に巻きつく糸の先に、それが一体立っているのを見た。

複眼、長い手足、黒い体。

蜘蛛がヒトに進化していたら、こうなっていたのだろうか。

そこに立っていたのは、蜘蛛人間とでも呼ぶべき存在だった。

「(何だよ……こいつ……)」

人でも、動物でもない、未知の生物が自分を襲っているという事実に、神楽は恐怖した。

そして、一層抵抗を激しくした。
必死の抵抗で、何とか首の糸を振りほどき、怪物に背を向ける。

そして、神楽は全速力で逃げる事を決めた。

走りながら、神楽はまだ落ちつかない頭で考えた。

「一体、アレは何なんだよ……」

脳裏に浮かぶ美浜士郎の言葉。

『ミラーワールド、つまり鏡の中の世界……そこには沢山のモンスターがいる』

「(そうか……あいつが……モンスター!?)」

『それに、君はもう戦いから逃れることは出来ない……』

「(なるほど……そういう意味か……!)」
カードデッキを持っている以上、モンスターはこちらを『仮面ライダー』、つまり敵として認識する。

モンスターを倒すには、『仮面ライダー』になるしかない。 ならなければ、殺されてしまうだろう。

だから、戦いから逃れる事は出来ない。

「そういう……事かっ!」

神楽が、ボンクラと呼ばれた頭で何とか結論を導き出す。

そして、立ち止まって振り向き、神楽は次の行動に出た。

「なら、やってやる……こんな所で死んでたまるか!

 なってやる! 『仮面ライダー』に!」

神楽は、覚悟を決めた。
685仮面ライダーオーディソ ◆8vusChTlC. :02/10/29 16:59 ID:aJO21yOU
すぐそこに迫る蜘蛛モンスターを睨みつけながら、神楽はある事に気がついた。

「……って、どうやったら『仮面ライダー』になれるんだ?」

肝心な事が解らなかった。 『仮面ライダー』になる方法である。

「カードデッキを使う、って言ってたよな……」

とりあえず、握り締めていたカードデッキを見る。 だが

「これをどうすりゃいいんだろ……」

やはり、神楽はボンクラだった。

そうこうしている内に、蜘蛛モンスターは目前まで迫ってきた。

「……マズイっ!」

そして、蜘蛛モンスターは跳躍し、神楽目掛けて飛びかかってきた。

「しまったっ……!」

大きく口を開け、鋭い牙を見せている。 長い手が振り上げられ、神楽を引き裂こうとしていた。

だが、蜘蛛モンスターの牙は、爪は、目標を引き裂く事は出来なかった。

横から飛び出してきた、しなやかな鞭。 それが、蜘蛛モンスターを叩き落したのだ。

そして、その持ち主が神楽に向かって叫んだ。

「神楽ちゃん! 早く逃げるんや!」

神楽が見た声の主は、『仮面ライダー』だった。

そしてその声は、懐かしい友の声だった。

「おお……さか?」

「そうや、私や! 説明なら後でしたる! 今は早く逃げるんや!」

そこに立っていたのは、紅色の弁髪を下げ、同じ色の鞭を片手に持ったライダーだった。

その、大阪と呼ばれたライダー、「仮面ライダーライア」は、早口で神楽に応えた。

その早口は、神楽の中にある彼女には、到底出来ない芸当であった。

叩き落された蜘蛛モンスターは、既に起き上がろうとしている。

「次に神楽ちゃんが狙われたら、私じゃカバーしきれへん! 早く!」

大阪が神楽を急かす。 しかし、神楽はその場に留まっていた。

「何で逃げへんのや!? 殺されてまうで!」

「大阪……私も、戦う」

神楽は、自分のカードデッキを見せた。 そして、尋ねた。

「これ、どうやって使えば良いんだ?」

大阪は少し躊躇うような様子を見せたが、すぐに神楽の問いに答えた。

「デッキを左手に持って、前にかざすんや!」

神楽は言われた通りに、デッキを左手に持ち、前にかざした。

その時、蜘蛛モンスターが大阪に襲いかかった。

「大阪!」

「私なら大丈夫や!」

蜘蛛モンスターと、取っ組み合いを始める大阪。

モンスターを押さえ込みつつ、神楽に次の指示を与える。

「次はポーズを取って、『変身』って言うんや!」

「ポーズって!?」
「適当でかまわへん!」

「適当って言われても……」

その時、蜘蛛モンスターが大阪の鳩尾に、痛烈な蹴りを見舞った。

大阪は苦しげに、その場にうずくまった。

それでも、彼女は神楽へ向かって叫んだ。

「神楽ちゃん……早く、『変身』するんや!」
神楽は、右腕を体の前で、左上に向けて伸ばした。

何故だか解らないが、これが自分のポーズであると思ったのである。

そして、神楽は叫んだ。

「変身!!」

「最後に、デッキをベルトのバックルに差し込むんや!」

神楽のデッキが、神楽のベルトのバックルに収まった時、神楽は『変身』を遂げていた。

赤い双眼、それを覆う格子のような仮面。 額にはデッキと同じ龍の紋章。

また一人、『仮面ライダー』が誕生した。

「仮面ライダー龍騎」の、誕生である。
「大阪! 今助ける!」

神楽はそう言うと、大阪を羽交い締めにしている蜘蛛モンスターに向かって、飛び蹴りを食らわせた。

蜘蛛モンスターは、その衝撃に耐えられずよろめき、大阪を離して数歩退いた。

「大丈夫か、大阪?」

「平気や、このくらい。 それより、早くあいつを退治せなあかん」

そういうと大阪は、自分のデッキからカードを引き抜いた。

そして、左手についている「エビルバイザー」にカードを装填した。

『アドベント』

すると、ビルの壁を突き破り、一匹の空とぶエイが現われた。 

「!……敵が増えた!?」

「ちゃうねん。 あの子は私の味方やねん」

大阪はそう言うと、エイのモンスターに命令した。

「行くんやー! エビルダイバー!」

エビルダイバー、すなわちエイのモンスターが、蜘蛛モンスターに襲いかかる。

急降下しての体当たりが、蜘蛛モンスターを捉えた。

吹き飛ばされる蜘蛛モンスター。 この一撃は効いたらしい。

大きく体を上下させて呼吸をしている。 疲弊している様子が見て取れる。

大阪は、モンスターを仕留めるため、次のカードを引いた。

そして、バイザーにゆっくりと装填した。

『ファイナルベント』

「てやー!!」

大阪はかけ声と共にジャンプし、エビルダイバーの背に乗った。

そして、エビルダイバーはそのまま蜘蛛モンスターへと向かっていく。

先ほどの体当たりを遥かに凌ぐ速度で、風を切りながら。

仮面ライダーライアの切り札、ファイナルベント『ハイドベノン』の前に、抗う術は無かった。

ハイドベノンが命中した蜘蛛モンスターは、あっけなく爆散した。

爆炎の中から、ゆっくりとした足取りで戻ってくる人影があった。

「大阪!」

「ふー、危ないところやったな、神楽ちゃん」

駆け寄った神楽に、のんびりした声で応える大阪。

とてもさっきまで、モンスターと死闘を繰り広げていた者とは思えない声でだった。

その声こそ、神楽の記憶の中にある彼女の声そのものだったのだが。

「とりあえず、ここで話すのもなんやし、元の世界に帰るでー」

「あ、ああ……」

そう言って、歩き出す大阪の後を神楽が追った。

「あ、そや」

急に立ち止まる大阪。 そして、虚空へ向かって呼びかけた。

「エビルダイバー、ご飯やでー」

すると、先ほどモンスターにとどめを刺した、大阪のモンスター「エビルダイバー」が現われた。

そして、かつて蜘蛛モンスターが立っていた場所に浮かんでいる、光り輝く球体に向かって行った。

球体にエビルダイバーが触れると、それはエビルダイバーに吸収され、消えて無くなってしまった。

「大阪、ご飯って……?」

神楽は目の前で行われた事に対して、わずかな疑問を抱き、尋ねた。

「ああ、この事も説明せなあかんな……
 
 とりあえず、元の世界へ戻るでー」
都会の隅、誰もいない廃ビルに、放置された鏡。

その中から、二人の少女が抜け出してきた。

神楽と、大阪である。

「さてと……まずは何から説明したろか……」

考え込む大阪の前で、神楽もまた考え込んでいた。

「(大阪も、『仮面ライダー』……)」

『ライダーは全部で十三人居る。 そして、ライダーはお互いに戦う運命にある。』

「(あの、美浜士郎とかいうのが言っている事が本当だったら……)」


「そや、まずはあれから説明せな……」

真剣な表情で何事か呟く大阪に向かって、神楽は言った。

「なぁ、大阪……」


……To Be Continued

「二人のライダーの出会い。
 それによって、大きく運命は動き出している。 ゆっくりと、だが、確実に。
 そして、龍の力を得たライダーの選択は……?
 彼女等の行く末を決めるのは、君達だ」

Q この後神楽は……?

A 大阪の話を聞く
B 大阪の話を聞かない
2週間も間をあけてしまいましたが、無事3話をお送りました。
今回は神楽の活躍を期待した方には、少し申し訳無い展開でした。
その代わり、大阪の思わぬ活躍に喜んでくれた人がいれば幸いですが。
698メロン名無しさん:02/10/29 19:59 ID:???
新作キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

>>696
Aでお願いしまつ (ライア好き)
699メロン名無しさん:02/10/29 21:47 ID:???
>>696
乙カレ〜♪待ってました。

Aをキボンヌ。なにが彼女を変えたのか聞きたい・・・
700602:02/10/29 22:40 ID:9nG6RpxB
おお、ついに新作

≫696
とりあえずAを
701鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/10/29 22:52 ID:???
>696 Aで。是非大阪の話を聞かしてください。
702メロン名無しさん:02/10/29 22:57 ID:???
おおっ!!
漏れもAキボン
703メロン名無しさん:02/10/29 23:19 ID:???
>696
おつかれさん!ワシはAを希望。
名無士郎さんのはまだかな?
お前等! Bも選んでやってください!(w

まぁ、普通に考えればAでしょうけど、中には
「大阪もきっと裏で何か考えているに違いない!」
という、某漂流教室の大阪みたいなのを期待している方はいないのかなぁなんて思ってみたり。

とりあえず2,3日様子を見たいと思いますが、基本的にAの方針でいきたいと思います。

705名無士郎 ◆aW17j5Fl/g :02/10/30 01:05 ID:???
>>オーディソさん
 私もそれ読んでます>某漂流
ので、Bをリクエストしてみます(笑
 それにしても、大阪の使い方がすごく面白いですね。意表を突かれて
しまいました。続きも楽しみにしています。

>>703さん
 す、すいません。
 もう少しお待ちを…。
706メロン名無しさん:02/10/30 21:54 ID:???
あれは大阪がマジで怖い…
707名無士郎 ◆aW17j5Fl/g :02/10/31 03:54 ID:???
 なんとか続き書きました。
 会話ばっかりなので今回退屈かも知れませんが。
 >>660-663の続きです。
―――――――――――――――――――――――――――

 「か、仮面…ライダー?」

 「うん、ちよちゃんはそう言ってた」

 仮面ライダーとは、ミラーワールドを行き来する事が出来、モンスターと戦える程の力を持った存在であるらしい。
 そして、その力を与えたのが他ならぬ“ちよ”であり、この戦いを仕組んだ張本人でもあった。
 彼女が何の目的でそれを行っているのかは不明だが、榊の話によると、ライダー同士の戦いの果て、最後に生き残った一人の
望みが叶うのだという。

 「なんでも…?」

 「…らしい」

 「へー、あたしなんかは向いてへんなあ。運動苦手やし」

 「大丈夫…あたしがフォローするから」

 榊はさらに続ける。
 彼女と大阪―歩―が組むことになった事、戦う相手が嘗ての級友達である事、そして、これが殺し合いであることを…。

 「な、なんやって! ころ、ころ、殺さなあかんのか!?」

 「うん…」
708名無士郎 ◆aW17j5Fl/g :02/10/31 03:55 ID:???
 「そんなぁ…じゃあ、ともちゃんやよみちゃんや…神楽ちゃんらを…殺すんか?」

 「そういう…ルールらしい」

 歩の顔が初めて青褪めた。
 無理もない、彼女はクラスでも強い立場だったとは言えないが、友達を嫌いになれるような女性ではなかった。
 想像を超えた現実、その重さに彼女は震えた。それは傍で見ていた榊にもはっきり判った。
 ティーカップを持つ手の震えで紅茶の表面に波が立ち、今にもこぼれてしまいそうになる。

 「あ、あわわ、うわ…」

 紅茶がこぼれそうなカップに気付いた歩だが、カップを降ろせば良い事に考えが及ばなかった。
 手の震えが止まらない。えもいわれぬ恐怖が心を覆いかけた時――――――――――。

 震える手を榊が握り締めた。

 「あ…」

 ゆっくりとカップを降ろさせ、尚も震える手を両手で包み込んだ。

 「あたしが護る…あたしが…死なせはしないから!」

 「榊ちゃん…」

 「誰も…一人だって死なせはしない!」 

 歩は、榊の決意を受けて頷いた。
 手の震えは何時の間にか止まっていた…。

709名無士郎 ◆aW17j5Fl/g :02/10/31 03:56 ID:???
 「わかった…あたしも腹くくるわ」

 「春日さん…」

 「戦わな、逃げられへんのんやろ?」

 逃げられないから、戦うしかない…。後ろ向きな決意だが、彼女にとってはこれが精一杯だった。

 「榊ちゃんは、何を願うん?」

 「え…?」

 「最後まで生き残ったら、なんでも叶うんやろ?」

 「……………」

 榊が再び忠吉の背中を撫でる。さっきまでは気付かなかった事だが、忠吉は何か元気がなさそうに見えた。

 「忠吉さんを…そして…」

 「そして…ちよちゃんを助ける!」

 忠吉が小さく鳴いた。まるで二人の会話を理解したかの様に安堵の表情を浮かべ眠りについた。
 それを見届けた歩が榊の方を向き直り、口を開いた。

 「よっしゃ、あたしもそれにする!」

 「………え?」
710名無士郎 ◆aW17j5Fl/g :02/10/31 03:57 ID:???
 「………え?」

 「あたしの目的もそれや、ちよちゃんと忠吉さんを助ける!」

 「い…良いけど…」

 もし、この場に“とも”か、“よみ”でも居れば『大阪らしい』と言っていたかも知れない。
 益体も無い事には色々考えを巡らせる割に、大事な場面ではあまり考えが及ばない彼女の気楽さが、今の榊にとっては
有り難かった。
 榊は味方が…否、仲間が欲しかった。元々他人を充てにした事などない彼女にとって、とも、よみ、神楽達が仲間になって
くれるとは到底思えなかった。正直、それは歩に対しても同じだった。
 しかし、そんな彼女が他人の助けを必要としていた。
 ちよの意思によって組まされたパートナーではあったが、歩を「護る」という言葉は、実は一方的な気持ちではない。
 孤独な戦いに対する不安が、助けを求めていたのだ。

 「春日さん…」

 「なに?」

 「あ、ありが…とう」

 「え? 何が?」

 「なんでもない…」

 榊は頬を赤らめ、照れくさそうに笑った。滅多に他人の前で笑顔を見せない彼女の、精一杯の笑顔だった…。

711名無士郎 ◆aW17j5Fl/g :02/10/31 04:00 ID:???
 「あ、そうや、榊ちゃん!」

 「な…何?」

 歩がポケットからカードデッキを取り出し、テーブルの上に置いた。

 「あたしに戦い方…教えてや!」

 歩の顔は真剣だった。
 榊は、歩の顔とデッキを交互に見つめ、やがて自らもデッキを取り出した。

 「わかった…!」

 ――――――――――――――――――――――――――――
 今日はここまでです。
 すいません、今回もバトルまで行けませんでした…。
 次回はきっと大丈夫です。
 いつになるかは未定ですが…。
712メロン名無しさん:02/10/31 07:33 ID:???
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
今回も(・∀・)イイ!!

            ∧_∧
     ∧_∧  (´<_`  ) 流石名無し士郎さんだね、兄者
     ( ´_ゝ`) /   ⌒i 
    /   \     | |
    /    / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
  __(__ニつ/  FMV  / .| .|____
      \/____/ (u ⊃
713メロン名無しさん:02/11/01 05:35 ID:???
こんな面白いスレがあったとは……
名無し士郎さんのSS、読んでてあずまんがっぽいね、ホント
龍騎らしさを捨ててでも(なんなら戦わなくても良いや)このまま突き進んでくれぃ
http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Name/1861/image.htm
ここのあずまんが龍騎も面白いけど、やっぱSSにゃかなわんね
714メロン名無しさん:02/11/01 06:16 ID:???
そろそろSSを纏めたHPを誰かに作って欲しいな。
オーディソ氏の投票なんかもCGIで投票した方が面白そうだしな。
絵描き職人が挿絵を入れるとか、MIDI鳴らすとかも俺はいいと思う。

とか書くと、「お前がやれ」とか「必要無し」とか書かれるんだろうか?
2chへの書き込みって、なんか怖いな……
715メロン名無しさん:02/11/01 18:15 ID:???
>>714
ダルダですか
716メロン名無しさん:02/11/02 09:28 ID:???
>714
賛成に一票・・・
717メロン名無しさん:02/11/02 12:16 ID:???
漏れも賛成に一票
718メロン名無しさん:02/11/02 20:43 ID:???
あと、新たなライターの参戦もキボンヌ・・・
719メロン名無しさん:02/11/03 21:08 ID:???
オルタナティブはでるのだろうか・・・
>名無士郎さん
いや、今回も見事でした。
あずまんがらしさが凄く出てて、見習わなければという気になるくらいです。

>714
私も保管サイトの必要性があるようだったら、作ろうと思っていたので、
丁度良い所で提案してくださってありがとうございます。
とりあえず一週間ほど待っていただければ、間に合わせですが作らさせていただきます。

>719
あずまんがキャラの絶対数が少ないからそこまで手が回らないYO!
……と言いつつ、無理にでも出そうと思ってます。
721鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/04 01:04 ID:???
何か書き手の皆さんに刺激されたので、当方久しぶりにSSを
ちょと書きたいと思います。駄作でしたらゴメソ。
722鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/04 01:08 ID:???
あずまんがー龍騎!                作/鷹                   

「第1話 発見」

「なあ榊仮面ライダーって知ってるか?」
高校の卒業式を終えて3ヶ月。榊はある日突然神楽にマジカルランドに
呼び出された。そして近くの喫茶店で注文を終え、店員が去った後周り
を気にしながら神楽が唐突に言い出した言葉がこれだった
「かめんらいだー・・・」
「ほら変身!とか言って悪の組織と戦うやつ。」
そう言うと神楽は立ち上がりポーズをとった。
「・・・少し、恥ずかしい。」
「あ、悪い悪い。それでさ、実はさ、こんなの持っているんだ。」
そう言うと神楽は椅子の下に置いていたカバンをテーブルの上に置き
ごそごそと何かを探しているようだったが、やがて見つけたらしく嬉
しそうな表情をしてそれをテーブルに置いた。
カタン。軽やかな音が鳴った。神楽は顔面一杯の笑みを浮かべながら
榊がそれを手にとるのを見ていた。
(何だろう?名刺入れかな・・・)
723鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/04 01:09 ID:???
「これさ、2つあるんだなー♪」
神楽はそう言うと、もう1つテーブルの上に置いた。
「・・・これは何?」
「さー私もよくはわからないけど、テレビには写ってたよ。朝の日曜
日のチャンネルって、特撮がや ってて弟がよく見てるんだけど、あ、
特撮ってウルトラマンとかのこと。それでその時、これとそっくりな
ものが写っていたんだー。」
「・・・どこで、見つけたの?」
「ん?これ?これは机の上に置いてたんだ。で、弟に聞いてみたら仮
面ライダーりゅき?が変身するときに使う「カードでっき」ってさ。
つまりさ、これがあったら変身できるってこと榊!」
「・・・そうかな?」
「それでさ榊、1人で試すのもなんだから、一緒にやってほしいんだ。」
「もしかして、神楽はその為に私を?」
「そ。ま、後で飯でもおごるよ榊。」
「お客様お待たせしました。コーヒーとカフェオレです。」
注文した品が届いたあと、少し不安な榊の内心を気にせず、変身できるか
も、という期待に満ちた神楽は楽しそうに今現在の生活を榊に語っていた。
724メロン名無しさん:02/11/04 01:57 ID:???
ちょっと気が早いけど、
次スレのタイトルには「1 3 W R I T E R S」って入れて欲しいなあ。

つーか次スレ立つのか?
725メロン名無しさん:02/11/04 05:31 ID:???
書き続けなければ生き残れない
726メロン名無しさん:02/11/04 16:35 ID:???
オルタナティブはみるちーとゆかちゃんキボン
727あずま士郎:02/11/04 18:18 ID:???
とりあえず、オルタナティブ・ゼロは木村先生以外無いでしょう
後、タイガは千尋を予定しております
728鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/04 22:03 ID:???
あずまんがー龍騎第2話をこれから書き込みます。
オリジナルストーリーになっていますのでそういうのが
苦手な方は気をつけてくださいねm(_ _)m
729鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/04 22:03 ID:???
あずまんがー龍騎!                       作/鷹

「第2話 再会」

「榊あっちの後ろで試してみようぜ!」
どうやら喫茶店で神楽が試すと言ってたことは本気らしく、平日で人気の少な
いマジカルランドの鏡の迷路ミラーワールドの裏に2人は向かった。見晴らし
のよいところで神楽は足を止めた。
「あー榊、ここでもうちょっと待ってな。」
不思議に思った榊だが、やがてかつての友の声が聞こえてきたのて思わず後ろ
を振り返った。
「神楽ちゃんどこやー?・・・あかーん迷ってしもうた」
「おーい大阪どこに行くんだー?こっちだこっち」
「すまんな遅くなった。」
「ごめんごめん。いやーよみが着替えるのが遅くってさー。(ぽか)いて!よ
 み何すんだよー」
730鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/04 22:06 ID:???
「あ、榊さんお久しぶりです。元気そうでよかった。(・・・ちょっと智、あ
 んたいつになったら卒業式の時の写真送ってくれるの?)」
「写真?卒業式のだったらもうとっくに現像してるよ?(だったら早く送れ!)
 え?ご、ごめん」
何故皆がここに?そういう思いもあったが榊はかつての高校時代の友とそれぞ
れの大学生活や専門学校での様子を懐かしさとともにしばしの間語り合った。
やがて、最初に口火を切ったのはよみだった。
「皆で同窓会をするために呼んだわけではないだろ神楽?早くその手伝って欲
 しいってことを始めないか?」
「そーや。その『かーどでっき』ってのを早く見せてやー」
「じゃーん!これだ!」
(・・・!)
神楽はそう言うと先程榊に渡したものと同じ物を全員に渡した。榊は理解した。
神楽がかつての友人達に「このこと」を話して協力を頼んでいたことを。そし
て全員に渡したあと、神楽は話し始めた。
「じゃあ今から変身するから見てな!」
神楽はそう言うと軽やかな足どりでアトラクションの鏡の方へと歩き始めた。
731メロン名無しさん:02/11/04 23:08 ID:???
>730
専門学校生はかおりんかぃ・・・大学受からんかったてのは準公式設定になりつつ
あるな(w
732鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/04 23:34 ID:???
>731 (w
733鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/05 04:31 ID:???
早朝のこそーり第3話。(w
734鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/05 04:31 ID:???
あずまんがー龍騎!                      作/鷹

「第3話 変身」

皆が興味津津に神楽を見ている中、神楽は鏡の前に立つと皆にもっと近くに
寄るように頼んだ。
「じゃあ今から変身ってのをやるから見てな。まずこのカードデッキを鏡の
 前に突き出すんだ」
『わー!』
皆が見ている前で突然神楽にベルトのようなものが装着され思わず驚く一同。
「さ、皆もやってみてなって。」
恐る恐る試す一同。神楽の時と同じく一同の前にベルトのようなものが何も
ない空間から出現し次の瞬間には装着されていた。
「皆大丈夫だな!次はさっき渡したカードデッキをこの変なのに入れるんだ
 けど、これはポーズをとりながらじゃないと変身できないんだ」
「神楽、それは本当か?」
思わず聞き返すよみ。
735鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/05 04:33 ID:???
「なんだよみ疑ってんのか?ホントだって!」
「・・・やれやれ。今度必ず食事をごちそうしろよ」
「よみ、まかせとけって!」
神楽の自信満々の態度に勇気づいた一同はやや恥ずかしさが混ざりながらも
ゆっくりとポーズをとり始めた。
「皆、せーの!」
「・・・こう、かな?」
「いや、こうだろう」
「よみちゃんこーちゃうかなー?」
「榊さんこんなですよきっと」
「ばっかだなー大阪。こうに決まってるだろ?」
『!?』
その瞬間まばゆい光が一同を包み込んだ!
・・・榊が気がついたとき景色がまったく違うことに気がついた。
そこは見たことも無い空間だった。
736メロン名無しさん:02/11/05 22:47 ID:???
>鷹さん
こっちも何か仕掛けがありそうで(・∀・)イイ!けど
なんか一話あたりが短すぎてあんまり読んだ気がしないよ…
737鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/06 08:02 ID:???
すまそ。じゃあ今度は二話掲示します。
もう行くんで帰ってからになりますが
ご了承くださいませ^^;。
738メロン名無しさん:02/11/06 17:54 ID:???
>737
二話掲示とかじゃなくて、
一話を長くして欲しいって事なのでは?
739鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/06 20:26 ID:???
>738 話を長くするのはメモ帳の関係でそれはちょと難しい・・・
     というか長く書けない!!というのが本音ですはい^^;
     とりあえず二話掲示しときますね。
740鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/06 20:29 ID:???
あずまんがー龍騎!                     作/鷹

「第4話 ちよ」

(・・・アトラクションの中、かな?)
榊がそう思うのも仕方がなかった。天井と地面と思われるところが無数の
鏡で装飾されていたからだ。
(皆は?!!それにこの姿は・・・)
榊はあたりを見回して地面に横たわっている『その姿』を発見した。それ
は全身がダイビングスーツのようなもので覆われており、顔と思われると
ころには、銀色に光る、プロテクターもあった。そして自分自身もその不
思議なスーツを装着していることに気付き、地面に横たわっているその姿
が、さっきまでは神楽・大阪・智・よみ・かおりんだったことがわかった
(本当に、変身している・・・皆は大丈夫なのかな?)
「皆は気絶してるだけですよ。それにその姿はすぐに解けますから心配し
 なくても大丈夫です榊さん」
「ちよちゃん!」
741鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/06 20:29 ID:???
振り返るとそこにはやや大人びたちよちゃんの姿があった。しかし榊はそ
のちよちゃんの姿から、違和感を感じた。それはちよちゃんの姿が半透明
だったからだ。
「ちよちゃん。・・・その姿は?」
その時気絶していた1人が起きて2人に気付いた。
「皆変身できてるな。ちよちゃんこれでよかったのか?」
「ええ、神楽さんありがとうございます。でも皆を巻き込んでしまって・
 ・・ごめんなさい」
「いーよ気にすんなって。ちよちゃんにも何か事情があるんだろ?」
「ちよちゃんが、これを神楽に?」
「ごめんな榊、机の上に置いてたなんて言っちゃって。でも、ちよちゃん
 の話をどう切り出したらいいかわからなくてあんなこと言ったんだ。ま 
 今度何かおごるよ!」
「ちよちゃんの話・・・」
「私は高校卒業後アメリカに行きました。そこであるプロジェクトに関わ
 っていたんです。そのプロジェクトの名前は『Masked riders Project』
 ・・・仮面ライダー計画に。」
ちよちゃんは自分の高校卒業後のことを話し始めた。
742鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/06 20:31 ID:???
あずまんがー龍騎!                        作/鷹

「第5話 理由」

聞き返す榊。
「ちよちゃんがこれを・・・?」
「厳密に言うと、このプロジェクトに関わった1人です。ことの発端はある特撮
 からです。この特撮にヒントを得た私たち研究チームは実際に人の力を増幅さ
 せるカードデッキを研究しはじめました・・・私がこのプロジェクトのメンバ
 ーになった時にはすでに試作タイプも完成していて、その後神楽さんに渡した
 カードデッキを完成させるとまでなったのです。ですが・・・」
「・・・?」
「今思うとこの研究を以前から狙っていたのでしょう。カードデッキが完成した
 次の日突然襲撃されました。」
「!」
「その時は、とっさに変身して何とか奪い取ったカードデッキとともに逃げたの
 ですが、日本の研究員に渡しに行く途中で再び襲撃されて・・・気がついたら
 こんな姿になってました。」
743鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/06 20:32 ID:???
ちよちゃんはそう言うと寂しげな笑みを浮かべた。
「・・・」
「襲撃された時、神楽さんの家があったのでカードデッキを神楽さんに渡して、
 皆にここに来てもらうよう神楽さんに伝えたんです。このミラーワールドに」
「でも、何故ここに・・・?」
「・・・このカードデッキには3つの能力があります。圧倒的なまでに人の全能
 力を増幅させる変身能力とミラーワールドへの扉を開くカギとしての能力、そ
 してもう1つが、共鳴です。」
「・・・共鳴?」
「全てのカードデッキが同じ場所に集まった時最後のカードデッキが出現します。」
「それが、共鳴・・・」
「ええ。でも共鳴にはもう1つの力があります。それは・・・」
突然榊の頭の中にいままで感じたことのない不快な音が聞こえてきた。
「!!・・・頭が痛い」
思わず榊は座り込んだ。
744メロン名無しさん:02/11/07 06:29 ID:???
>>739
初心者? notepad使ってるからアカンのんちゃうん?(w
話を長くする、とかそんな問題ではなくて
別のところに問題があるんちゃうやろか?

ちゅーか、他の人と比べると明らかに下手だね
文章力とか構成力とか
地の文章で『ちよちゃん』とか書かれてもなぁ……
これはあずま士郎にも言えるが

もっと小説を読んで、句読点の打ち方から勉強しましょう
745鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/07 06:50 ID:???
ちよちゃんについては書き込んだ後気付いた。しまた。
力不足は確かに感じるものがあります。また勉強してきます。
746メロン名無しさん:02/11/07 19:23 ID:???
>>744
そんなにいじめなくても(藁

>>745
ガンバレー
改行をうまく使うといい感じになるかも。


このスレもネタ職人さんが増えて、
いい感じになってきましたな。
続きを楽しみに待ってまつ。
747メロン名無しさん:02/11/07 23:02 ID:???
>>745
初めから上手くかける奴なんて少ないし、あまり気にせずに
書けばいいと思うよ。
がんばれ、応援してるぞ。
748メロン名無しさん:02/11/08 00:38 ID:???
漏れも書いてみたいなぁー…
749メロン名無しさん:02/11/08 00:58 ID:???
>748
とりあえず、アプしてみれば?
750メロン名無しさん:02/11/08 02:25 ID:???
うーん
このまま13人のライターが揃ったら面白いなあ。
751メロン名無しさん:02/11/08 06:08 ID:???
そういやサイト作ろうって話はどうなったの?
>751
ちまりちまりとですが進めてます>保管サイト
本当に保管するだけのサイトになりそうですが(;´Д`)
753鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/09 00:31 ID:???
>750 書き続けなければ生き残れないのかなw。応援嬉しいです。
     出来上がってはいるので自分なりに書き直してから掲示します。
754メロン名無しさん:02/11/10 19:38 ID:Z1L3iWTj
,
755メロン名無しさん:02/11/11 16:32 ID:???
あれ?
756メロン名無しさん:02/11/11 23:55 ID:???
新作まだかな
757メロン名無しさん:02/11/13 16:48 ID:???
もう・・・誰も・・・いないのか・・・
758メロン名無しさん:02/11/13 22:15 ID:???
いるよ
759鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/13 23:17 ID:???
誰もいない・・・掲示するなら今のうち・・・という訳(?)で
掲示しますね。当方ちょと書き直し忘れてました。すんまそん。
拙い文章ですが、お楽しみください。
760鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/13 23:17 ID:???
あずまんがー龍騎!              
「第6話 救出」

 不快な音が、頭に響いている。
(・・・この音はどこから?)
「聞こえているんですね?・・・共鳴のもう1つの力は、自分達
 の目で確認してきてください」
「榊こっちだ!早くいこーぜ!」
「・・・うん、でも皆は?」
 榊は頭に響く音よりも、未だに気絶している皆が気になってい
た。ちよはそんな榊に、にっこりと微笑むと、
「私が皆を看護してます。榊さん達は行ってください」
「わかった。・・・ありがとうちよちゃん」
 ちよの高校時代から変わらない、友達想いな性格に感謝しなが
ら榊と神楽は音のする方向へと駆け出していった。
 しばらく走り続けたが、鏡で装飾された周りの景色は、少しも
変わらず続いていた。
(進んでいないのかな・・・)
少し不安になり、立ち止まって後ろを振り返る榊。すると、先程
までは隣にいたちよ達の姿が、もうすっかり遠くになっていた。
761鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/13 23:18 ID:???
 もしかしたら、という疑問を頭から追い出して再び走り始める
榊。神楽はその後ろで榊に負けじと走っていた。キィィィン!キ
ィィィン!再び頭に音が響いてきた。
(音が強くなっている気がする・・・)
 その時、ライダーの変身能力によって増幅された神楽の視力が、
前方に存在する何かを発見した。
「榊!あれが発生源だ!」
それに近づく2人。神楽の言うとおり、頭に響く音はどうやら目
の前の生物から聞こえている。その姿を確認したとき、思わず榊
は神楽に疑問をぶつけた。
「・・・これは!?」
 音の発生源と思われる生物は、まるで蜘蛛をとてつもなく巨大
化した姿であり、その口からは丈夫そうな白い糸を出していた。
榊は何気なく視線でその糸を辿ってみたら、その糸には若い女性
が絡まっており、蜘蛛は糸に絡まった女性をズルズルと口の方へ
と運んでいる真っ最中であった。
「・・・!!」
 とっさにその糸を引っ張り何とか防ごうとする。だが、蜘蛛は
榊よりも力が強く、徐々に蜘蛛の口へと引きずられていくのが榊
にはわかった。
(このままじゃあ駄目だ・・・どうしたら!?)
762鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/13 23:18 ID:???
「ライダーはデッキを使ってこいつらを倒すんだよ! 榊、早く
 デッキデッキ!」
 榊は引きずられながらも何とかベルトに差し込んだデッキに視
線を向けた。そして困惑しながら神楽に助けを求めた。
「・・・使い方が、わからない。」
「う・・・教えてなかったや。榊、今助けるよ!」
 そう言うと榊の方へと走りながら神楽は、ベルトに差し込んで
あるカードデッキからカードを1つ抜き取った。すると腕の部分
についている篭手のような形状をしているライドバイサーが神楽
の動きにあわせて、自動的に動いた。神楽はライドバイサーに取
り出したカードを入れ、ライドバイサーを元の位置に戻した。
『ソードベント』
すると、ライドバイサーから無機質な声ととも何もない空間から
剣が出現した。神楽はそれを手に取ると、一気に距離を詰めた。
「やぁ!」
気合を込めて糸を断ち切る神楽。引っ張っていた反動で榊は後ろ
の方へと倒れてしまった。
「あ、榊悪い悪い。ま、気を取り直してここから頑張ろうぜ!」
そんな榊に、神楽はいつもの調子で謝った。
763メロン名無しさん:02/11/14 00:48 ID:???
>759
待ってました!「戦いを続ける」を選んだんですね♪
764メロン名無しさん:02/11/15 19:44 ID:???
もしやみんな飽きちゃった?
765メロン名無しさん:02/11/15 21:14 ID:???
飽きてねぇ!
766名無士郎 ◆aW17j5Fl/g :02/11/16 02:18 ID:???
 すいません、抜けられない仕事が長引いて続きが書けません。
 もう少しお待ちを…。
767メロン名無しさん:02/11/16 21:36 ID:???
待ちますとも

しかし最近はあずま氏も来ないですね
久しぶりに続き行きます。 保管サイトの方はもうちょっと待って下さい(;´Д`)


「こんにちは、ちよの父です。
 前回の最後、君達に問い掛けた選択肢
 『Q この後神楽は……?』に対して君達が選択したのは……

 A 大阪の話を聞く

 久しぶりに再会した友人同士。だが、彼女等は何時かは戦う運命にある。
 それでも、彼女は友を信じる事を選んだ。
 果たして、その選択は正しかったのか……?
 では、その選択の先を見ていただこう……」
あずまんが龍騎

Episode 4


「なぁ、大阪……」
「なんやー? 神楽ちゃん?」

神楽は、恐る恐る話を切り出した。

「全部、説明してくれるのか?
 あの、化け物……モンスターの事とか、『仮面ライダー』の事とか……」
「当たり前やないかー 変な神楽ちゃんやなー」
「でも……『仮面ライダー』同士は……」

そこまで神楽が言ったところで、大阪が先ほどのような鋭い口調で被さるように言った。

「私は、『仮面ライダー』同士の戦いを止める為に『仮面ライダー』になったんや」

「戦いを……止める?」

予想だにしなかった言葉。
大阪が『仮面ライダー』になっているという事だけでも驚愕の事実なのだが、更にその上
それが本人の意志によるもの、という事がとりわけ神楽を驚かせた。
だが、大阪が少なくとも『仮面ライダー』になったのは、自分の願いを叶えるためではないことが解り
神楽は少し安心し、それと同時に、一時とはいえ、かつての友人を疑った事に対する罪悪感が芽生えた。

「(考えてみれば、大阪に人殺しが出来るわけないか……)」

そんな事を考えながら、神楽は昔の大阪を思い出していた。
大阪。 本名は春日歩。
大阪からの転校生だから、という理由で大阪というあだ名がついたらしい。
大阪は、ほんわかとどこかいつも抜けていて、いつも妙なことばかり考えていた。
忘れ物や授業中の居眠りも多く、内心神楽は少し呆れていた。

そんな面影を残しつつも、今、目の前にいる大阪は、明らかにあの頃とは別人だった。
瞳の中には、確かな、そして強い意志が見えた。
いつでもポカンと開いていた口も、今は堅く真一文字に閉ざされている。

その口が再び開いた。

「まず、神楽ちゃんはどうやってカードデッキを手にいれたん?」
「え……と、美浜士郎っていう変な生き物から貰ったんだ……ちよちゃんのお父さんって名乗ってた」
「そか……という事は、一通り『仮面ライダー』については知ってるわけやな」
「ああ、モンスターと戦う事、十三人いる事、ライダー同士で戦って勝ち残った一人が
 願いを叶えられる事……私が教えてもらったのはこれくらいだ」

「変身の仕方も知らんかったみたいやし……やっぱりその程度しか教えて貰ってなかったんやな」
「うん……渡されてすぐ、あのモンスターが出てきた、というより、けしかけられたのかな」
「そうやろな……無理矢理にでも戦いに巻き込むのが、あの人の目的みたいやからな
 ……だいたい神楽ちゃんの知ってる事は解ったわ。じゃあ、私が知ってる事は全部教えたる」

そういうと大阪は、ゆっくりと語り出した。
ミラーワールドのモンスター「ミラーモンスター」が人を食料とする事。
人を捕食する為に、ミラーワールドから現実世界へと出てくる事。
『仮面ライダー』にも、『契約モンスター』というミラーモンスターが一体ずつついている事。
『契約モンスター』に倒したミラーモンスターを食べさせる事によって、契約が継続され、契約モンスターが強化される事。
一定期間食べさせないと、自分自身に襲いかかってくる事。

そこまで語り終わると、大阪は一旦喋るのを止めた。

「なんか久しぶりに沢山喋って、ちょっと疲れてもうたー」
笑いながら呑気に言う大阪を見ながら、神楽も苦笑した。

「良くあれだけの事、覚えてられたなー」
「なんやー神楽ちゃん、私だってこのくらい覚えてられるわー」
「冗談だよ、ごめんごめん。
 ……そう言えば、大阪も美浜士郎からデッキを貰ったのか?」
「……いや、違うんや。 私は……」

と、大阪が再び話し始めようとした瞬間。二人の頭に、違和感が走った。
ガラスを引っ掻いたような、不協和音。
その耐えがたい感覚に、神楽は思わず頭を抱え込んだ。
だが、大阪は慣れた様子で、だが真剣な表情で言った。

「神楽ちゃん、モンスターが出たで」
「モンスターが出たって……今のがその知らせみたいなものなのか?」
「そうや、早く行かないと人が襲われるかもしれへん! 急ぐで!」
「あ、ああ!」

神楽達は廃ビルから出ると、辺りを見回し、モンスターの姿を探した。
不協和音はまだ鳴り響いている。音が鳴っている――という感覚がする――方へ向かう。
裏路地を駆け、襲われているであろう人間を探す。

居た。500M程先に、スーツ姿の中年男性が、ビルの窓ガラスの中から伸びている腕に引っ張られているのが見えた。
窓は閉まっているし、穴が空いているわけでも無い。
何よりその腕は、人間のものでは無い事が人目で解るほどの異形だった。
明らかに不自然な光景。だが、それがモンスターの仕業だという何よりの証拠である。
神楽達は駆けより、モンスターから男を引き剥がそうとする。
モンスターの方は、神楽達をライダーと解っているのだろうか、
分が悪いと思ったらしく、男を放してガラスの中へと消え失せた。

「早く逃げるんや!」

大阪に言われ、男はおぼつかない足取りで逃げ出した。

「さ、行くで神楽ちゃん」
「行くって、ミラーワールドにか?」
「決まっとる。あのモンスターを野放しにしておく訳にはいかへんのや。また違う人が襲われる。
 それに、神楽ちゃんの契約モンスターにもモンスターを食べさせないと、神楽ちゃんが食べられてまう」

「変身!!」

大阪はガラスの前でポーズを決め、ライダーへと変身した。
神楽もそれに続いた。

「変身!!」

「行くで、神楽ちゃん。戦い方は、実戦の中で教えたる」

言うが早いか、大阪はガラスの中へ飛び込んだ。
ガラスの一部がぐにゃりと歪み、大阪はガラスの中へ消えた。

「腹くくるしかないよな……ええい!!」

神楽は再び覚悟を決め、モンスターとの戦いの場へと赴いた。
静寂を保っていたミラーワールドに、二人のライダーが現われた。
神楽の変身した龍騎、そして大阪の変身したライアである。
二人のライダーは、背中合せになって、それぞれ反対側の路地の奥を注視している。

「何処から仕掛けてくるか解らへん。十分気をつけるんや」
「解った!」

その時、上方から、ガラスが割れる音がした。
それと同時に、沢山のガラス片と、一体のモンスターが落下してきた。
そして、長く伸びている鋭い爪を振りかざし、神楽と大阪に襲いかかった。
二人は、お互いに注視していた方の路地の奥へと跳び、モンスターを挟み撃ちする体勢を取った。

「逃がさへんで!!」

すかさず、大阪がカードをデッキから引き抜き、反撃を試みる。
しかし、モンスターは着地と同時に地面を蹴り、跳躍。ビルの屋上へと逃亡した。

「何だよ、あのジャンプ力……」
「とにかく、追うで!」

そういうと大阪は、デッキからカードを引き直し、バイザーに装填した。

『アドベント』

前回の戦いでも使用したカード。 モンスターを呼び出す『アドベント』のカードだ。
再び空から現われる、大阪の契約モンスター、エビルダイバー。

「エビルダイバー、私を乗せてあのモンスターを追いかけるんや!」

すると、エビルダイバーは大阪の元へと下降し、彼女をその背中に乗せた。
主人の命令に、忠実に従うエビルダイバー。
その姿に、神楽は、ある一人の少女とその愛犬の姿を思い出していた。
「って、私はどうやってあのモンスターを追いかければ良いんだ?」
「神楽ちゃんも、契約モンスターに乗せてもらえばええよ。
 モンスターを呼び出すには、『アドベント』のカードを、左腕のバイザーに装填すればええんや」

そう言われた神楽は、デッキからカードを引き抜いてみた。
引いたカードに描かれていたのは、燃え盛る炎を身に纏っている龍だった。
そして、カードの上に名前らしき物が記されていた。

「ドラグレッダー、か……」 

次に、左腕を見る。左腕には、龍の顔を模した手甲がついていた。
カバーらしき物をずらすと、カードの挿入口がそこにあった。
そして、恐る恐るカードを左腕のバイザーに装填し、カバーを戻した。

『アドベント』

突如、咆哮と共に、一匹の赤き龍が現われた。
威厳のあるその姿で、空を悠々と飛んでいる。

「立派なモンスターやなー。でも、エビルダイバーに比べたらまだまだやな」
「そうか? こっちの方が強そうだしカッコイイぞ?
 よーし!! ドラグレッダー! 私を乗せて飛べ!!」

赤き龍が、地上へと降りてきた。
ドラグレッダーとエビルダイバー、二体のモンスターが揃って舞い上がる。
眼下に広がるビル群の屋上、その一つ一つを見渡し、目標であるモンスターを探す。
暫く見回した後、一つのビルの屋上に二人が目を留めた。

「見つけた! あそこかっ!!」
「今度こそ逃がさへんで!!」

二人はモンスターから飛び降り、その勢いのままそこに居たモンスターに飛び蹴りを食らわせた。
モンスターは直撃の瞬間、僅かに後ろへ飛び退いた為、さしたるダメージは無い様だった。
それでも、モンスターの隙を作るには十分だった。
大阪が、その機を逃さず追い討ちをかける為、神楽に指示を出した。

「神楽ちゃん、カードを使って武器を呼び出すんや!」
「ええと……これか?」

神楽はデッキから一枚のカードを引き、バイザーに装填した。

『ソードベント』

お馴染みの声がバイザーから響き、ドラグレッダーが頭上に現われた。
そして、眩い光と共に、自身の尾に似た刀――ドラグセイバー――を神楽に与えた。
「刀か……よし、てぇりゃぁぁぁっ!!」

神楽はドラグセイバーを大上段に構え、モンスターに突進していった。
モンスターも爪を構え、向かってくる神楽を迎え撃つ体勢をとる。

神楽がドラグセイバーを振り下ろし、モンスターがそれを爪で防ぐ。
ドラグセイバーと鋭い爪が交錯し、火花を散らした。
力任せに、連続して斬りかかる神楽。紙一重で受けるモンスター。
一進一退の攻防が、このまま続くと思われた……が。

「キシャァァァァァッ!!」

モンスターが神楽が振り下ろした一撃を、受け止め、押し返す。
僅かによろけたその隙を突き、モンスターが爪を横に薙いだ。

「がっ!? うっ……」

神楽は、脇腹に走った鋭い痛みに耐えかね、思わず怯み、ドラグセイバーを落とした。
モンスターは勝利を確信し、獰猛な笑みを浮かべた。
だがモンスターは、決定的なミスを犯していた。

そう、この場にいる、もう一人の存在を忘れていた。
『スイングベント』

バイザーの声、そして風を切る鋭い鞭の音。
それが聞こえた時、既にモンスターは吹き飛ばされていた。

「余所見はあかんで、敵は神楽ちゃんだけじゃ無いってこと、忘れとったな!」

余裕たっぷりに言い放つ大阪。
そう、彼女は先程からチャンスを伺い、じっと待っていたのだ。
そして、モンスターが見せた一瞬の隙を突き、スイングベントのカードで召喚した鞭――エビルウィップ――で
モンスターを攻撃し、神楽のピンチを救ったのだった。

「サンキュ! 大阪!」

神楽は、大阪に礼を言いながら体勢を立て直し、立ち上がる。
一方、モンスターは未だに立てずに地に伏している。

「神楽ちゃん、今のうちに決めるんや。
 必殺技のカード、『ファイナルベント』を使って!!」
「解った!!」

『ファイナルベント』

ドラグレッダーが、三度空から現われた。神楽の元へと舞い降り、
そして、神楽の周りを螺旋状に回りながら、再び空へと戻っていく。

「はぁぁぁぁっ……たぁっ!!」

神楽も気合を込めて高く跳躍し、ドラグレッダーと共に空へと舞いあがる。
神楽は、自分の跳躍力の限界まで跳ぶと、空中でひねりを加えた回転をし、キックの体勢をとった。
その背後に佇むドラグレッダーが、神楽へ向かって炎を吐き出す。
炎を纏った神楽は、落下の勢いと炎の勢いを合わせ、力強くモンスターへとキックを放った。
たぁぁぁぁぁぁっ!!」

仮面ライダー龍騎の強力無比なファイナルベント「ドラゴンライダーキック」が、容赦無くモンスターを貫いた。


「よっしゃあ!!」

着地した神楽が歓声を上げ、同時にその場にへたれこんだ。
大阪が駆けより、労いの言葉をかける。

「やったな、神楽ちゃん。 良い戦いっぷりやったで」
「大阪も、危ないところで助けてくれてありがとな」

ふと、神楽は何かに気づき、呟いた。

「っと、忘れるところだった」

空に留まっているドラグレッダーに、神楽が声を掛けた。

「ドラグレッダーもありがとな。 
 腹減ってるんだろ? そこのモンスター、食べていいぞ
 私を食べられたら困るからな、ちゃんとモンスターを食べろよ?」

冗談を言いながら、神楽が自身の契約モンスターに呼びかける。
言っている事とは裏腹に、神楽はもうすっかり契約モンスターを信頼しているようだった。
そんな主人にドラグレッダーは何処か嬉しそうな声で吠え、モンスターの残留エネルギーを吸収した。

「さてと、それじゃあ戻るとするか!」
「せやなー、戦ってばっかりで今日は疲れたわー」
ミラーワールドから現実世界へ戻り、路地を抜けた二人。
そこには大きな公園があり、散歩している人や、遊んでいる子供達がいた。
二人は脇にあった小さなベンチに腰を降ろし、一息ついた。
暫く沈黙が続き、神楽が口を開いた。

「まるで嘘みたいだよな……
 こうやって、普通に沢山の人が生活してる裏で、あんな戦いがあるなんてさ」
「せやな……でも、それが現実や。 私達にとってはな」
「そうだな……」

二人は再び黙り、のんびりと空を見つめた。
白い雲が、ゆっくりと流れて行った。
やがて、神楽が口を開いた。

「私は、まだどうしたら良いか解らないけど……」
「神楽ちゃん?」

「大阪が戦いを止める、って言うなら、私もそうしようと思う。
 私もできるだけ戦いたく無いし……それに。
 大阪一人じゃ、戦いを止めるなんて出来ないだろ?
 私も力になるよ。 な、良いだろ?」

神楽の頼もしい言葉に、大阪が笑顔で応える。

「……ありがとう、神楽ちゃん」
「……そういやさ、他のライダーってどんな奴等なんだ?」

神楽が大阪に問いかける。
大阪は少し表情を曇らせ、迷いながらも、重い口を開いた。


「私が他に知ってるライダーは二人だけや。名前は、仮面ライダーナイトと仮面ライダーガイ。
 後の九人は、まだ会ったことも無い……」
「そうか、で、その二人はどういう奴なんだ?」

「……その二人は、高校で一緒だった人や……」

「な……! 嘘だろ……」
「本当や。二人とも、私が説得しても戦うって言っとった」
「で、誰なんだよ、その二人は!?」

「ナイトは榊ちゃん。 ガイは智ちゃんや」

「う、嘘だ……」
「いいや、本当の事や。 二人とも、間違い無く『仮面ライダー』や」
「榊……智……なんで……」

榊、そして智。
二人とも、神楽と大阪の高校時代の友人だった。
神楽は、大阪だけでなく、榊や智までライダーである事に愕然とした。

「理由は解らへん。二人とも何か複雑な事情があるみたいやった。
 とても、私じゃ止められそうになかったわ……」
そう言うと、大阪は寂しげな表情を見せた。
だが、次には強い意志を込めて、神楽に言った。

「でも、神楽ちゃんがいれば、神楽ちゃんと二人で説得すれば、もしかしたら……
 なぁ、お願いや、説得するのに協力して欲しいんや!」

神楽は大阪の言葉をしっかりと受けとめ、返した。

「ああ、もちろん協力するとも。
 ……二人とも、絶対に止めて見せる」
「神楽ちゃん!」
「戦いを止める為、力になる、ってさっき言ったろ?
 ……それで、まずはどっちを説得しに行くんだ?」
「せやな……まずは……」


……To Be Continued
「二人のライダーは、戦いを止める選択をした。
 だが、彼女等の友人は、戦いを続ける道を選んでいる。
 果たして、彼女等を説得する事は出来るのか?
 仮面ライダーナイトと仮面ライダーガイ。
 どちらのライダーを説得するか、選ぶがいい」

Q 先にどちらを説得する?

A 仮面ライダーナイト、榊
B 仮面ライダーガイ、滝野智
大分長くなってしまって申し訳無い。
だんだんあずまんがらしさが失われているような気がしないでもない……

分岐を考えるのがそろそろ辛くなってきました。
レス数を無駄に消費させてしまっている感もあるので、今後は2、3回に1回くらいにします。
分岐が楽しみだった人にはすみませんが……

ちなみに、今回の選択は大きく展開を変えるかもしれません。
784鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/16 23:39 ID:???
オーディソさんおっつ!いやーすごいですなー。勉強になりマス。
あ、選択の方は榊ファソな当方はAでお願いします。
785メロン名無しさん:02/11/17 00:29 ID:???
>782
お疲れです。今回もよかった・・・!大阪がああまで性格が変わった理由もいずれ語ら
れるのでしょうか?

選択肢はA!
平和主義者の彼女が戦いを止めることを拒んだ理由が知りたいっす。
786メロン名無しさん:02/11/17 09:44 ID:???
>>オーディソさん
いやぁ〜、拝見しましたよ!先生のSS!
(バンッ)素晴らしぃ・・・。

まぁ、冗談はここまでとして
今回も(・∀・)イイ!! っすよ〜。
選択肢は『B』でお願いしやす。
787メロン名無しさん:02/11/17 16:59 ID:???
おお、新作だ!

うーん、悩むところだけど、[B]でお願いします
788メロン名無しさん:02/11/17 18:08 ID:???
オーディソさんおつかれ!分岐が少なくなるのは残念だけど…
選択肢は「B」で。ガイの活躍を見たいぜ
789鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/18 19:54 ID:???
スレの流れとはまったく関係ないけど。
仮面ライダー龍騎2巻ツタヤで発見。来たぁぁぁ!
今から見ます。踊りながらビデオにダッシュしてきます!
3票で智説得ルートが優勢、というか決まり?
このまま票に動きが無い様なら、Bで決定という事にします。
意外と智(むしろガイ?)は人気なんですなぁ。

>786
契約金は出さないよ(w

ところで、次スレの話など。(立つかどうかはまだ微妙ですが)
このままアニサロ板でやって行くと、微妙に板違いなネタなので
大阪板辺りにお引越ししてはどうかと思うのですが、如何でしょうか?
過去の事とは言え、アニサロのあずまんがスレの乱立のおかげで
少し肩身が狭い気もしますし。
このスレが一杯になる頃には、あちらも落ちついているでしょうし。
(大阪板は現在、粘着荒らしの駄スレ乱立状態にあります)

もちろん、私だけで決めるなんてことはできないので、他の住人の方や、
職人の方々の意見を聞いてみたいと思います。

ちなみに大阪板のアドレスはこちら
http://www.patipati.com/oosaka/index2.html
791いらだとばる ◆5jrOzGUTic :02/11/18 23:42 ID:???
あの・・・参戦してもいいですか?
いえ、『戦う』なんて恐れ多い。当方、SS書くのは初めてです。
主役ライターの方々の次回作を待つ暇つぶしにでも読んでいただけたら幸いです。
792鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/18 23:51 ID:???
蟹のファイナルベントかっこいいなぁ。っと感想は置いといて、当方もオーディソ氏
の案で良いかと。まぁ、使い切りそうになってから考えればよいかと思います。
来たぁ新職人!激しくうpきぼん。
793いらだとばる ◆5jrOzGUTic :02/11/19 00:25 ID:???
すみません・・・いきなり「改行が多すぎます」でアプできませんでした(w
あああああ〜折れのバカ、バカ、バカ!第一印象最悪やん!
この板の壱レスの最大行数ってナンボなんですか?
板の設定見ると「BBS_LINE_NUMBER=16」この二倍だから32行?
適当に書き直すと、ただでさえ下手な文章がハチャメチャになりかねないので
二、三日時間をください。
失礼いたしました。
794小ネタ:02/11/19 03:29 ID:???
香川「インパラやー」

東條「強いですねー」

佐野「安くしときますよー」

香川「でも冷静に考えたら、インパラ要らんよなぁ」

佐野「え…」

香川「強いなー」

東條「強いですねー」

佐野「…………」
795鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/20 21:34 ID:???
>793を待つ間に修正が終わった作品を展示します。
796鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/20 21:35 ID:???
あずまんがー龍騎!                            作/鷹
「第7話 撃退」

神楽は榊に謝ったあと、すぐさま蜘蛛の方へと向きを変え、両手に剣を構えながら少し
ずつ近づいていった。先手をとったのは、神楽だった。

「でやぁー!」

突然加速したかと思うと、一気に距離を縮め、蜘蛛へと跳躍する神楽。気合ともに前足
へと切りつけたが、鈍い音が聞こえたかと思うと、剣の刃の部分が真っ二つに折れてい
た。

「う、まずい、折れちゃった。」

この神楽の隙を逃さず蜘蛛は、切りつけられた足とは反対側の足で、神楽へと攻撃して
きた。

「うわ!・・・っと危ないじゃないかこんにゃろ!」

蜘蛛へと怒鳴る神楽。その間も蜘蛛の攻撃は続いていた。だが、体育大学での日頃の練
習を真面目にやっている神楽の反射神経と、仮面ライダーの増幅能力が重なり、神楽は
難なく避けていた。

「これは、ちょっとピンチかも・・・」

そう言いながらも、次々に襲い掛かる蜘蛛の両足でのコンビネーションを軽やかに避け
る神楽。榊は一瞬今の状況を忘れて、その様子に見惚れていた。

「おーい榊!何やってんだ!早く手伝ってくれよ!」
「す、すまない・・・」
797鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/20 21:37 ID:???
そう言うと榊はさきほど神楽がしたようにベルトの部分からカードを取り出してみた。
すると今さっきまでは、何も持ってなかったはずの手が、何かを握っていることに気付
いた。気になった榊は視線をそこへと向けた。
(斧、なのかな・・・)

「榊!それにカードを近づけるんだ!」
「・・・わかった」

神楽は蜘蛛の攻撃を避けながら榊に言った。手に突然現れた斧=デストバイザーに恐る
恐るカードを近づける榊。すると、柄の頂上部分が上の方へと自動的に動いた。榊は取
り出したカードをその場所に装填し、元の位置へと戻した。

『フリーズベント』

神楽の時と同じように、何かを告げる無機質な声が聞こえたかと思うと、周囲に冷気を
含んだ冷たい空気が流れた。そして次の瞬間には、蜘蛛は氷の中で完全に凍っていた。
(これが、ライダーの力・・・)

「お!すげーな榊!やるじゃん。助かったよ」

神楽は榊へお礼を述べた。
「そんなこと、ない・・・」
こんな風に素直に誉められて照れたせいか、少しぶっきらぼうに答える榊。

「またまたー照れるなって。・・・ところでこの人はどうしたらいいんだろうな?」
「・・・ちよちゃんに、聞いてみよう。」

そう言うと榊は一緒に連れて行こうと女性を持ち上げた時、やはり自分にも変身の影響
があることがわかった。何故なら普段からは想像できないほど、女性を楽々と持ち上げ
ることが出来たからだ。
(これなら1人で大丈夫、かな)
そのまま榊は女性を背負い2人はゆっくりと元来た道を歩き始めた。
798いらだとばる ◆5jrOzGUTic :02/11/20 21:45 ID:???
『仮面ライダー 神楽』 第一話 <壱>
200X年 首都・東京の片隅。WEB&メールでのニュース配信が生業の『OREジャーナル』
ここから物語は始まる。

 その日の朝は、オフィスに響く不機嫌そうな女性の声で始まった。
 「ちょっと、島田さん!パソコン直ってないじゃない」
彼女の名は桃井令子。凛とした美人。このOREジャーナルのたった一人の敏腕記者だ。
 「今朝までにお願いって言ったでしょ!」
 一方、島田と呼ばれた女は、そんな令子の抗議にも背を向けたまま、どこ吹く風。彼女は同社の
これまた、たった一人のシステムエンジニア。個性的な美女(?)である。
 埒が明かないとあきらめたのか、令子はため息をつくと、いらだちの矛先を動かぬパソコンに変
えた。年寄りが写りの悪いテレビにやるように、手のひらで叩いてみる。
  「痛ッ!」
 島田は、あたかも自分が叩かれたかのごとく呻いた。 怒気も顕わに令子に歩み寄る。
 「あなたにはパソコンに対する愛がない!愛がないから彼氏もいな〜い」
 「何よそれ!ケンカ売ってんの?」
 令子も一気にヒートアップする。一触即発だ。
 「ち、ち、ちょっと。もーやめろって、二人とも」
 睨み合う二人の間に割って入ったのは、編集長の大久保だった。
 「・・・とくに令子。お前、ここんとこ、ちょっとイラだってないか?」
 「そりゃイライラもしますよ。今月に入ってから謎の失踪事件がもう七件!まるで神隠しにあっ
たかのように、人が消えちゃってるんですから」
 「だよな・・・しかも、未だ解決の糸口すらつかめず、だ」
 大久保も、沈痛な面持ちになった。
 「俺もそのことを考えるとな、こう、胃の辺りがキリキリしてきて食欲が」
 「ムニャ・・オバちゃん、カツ丼セット蕎麦大盛り!卵もね!」
 「うっぷ!」
 思わず吐き出しそうになった大久保は、寝言の主を怒鳴りつけた。
 「てめ、この、おい神楽!起きろ!」
799いらだとばる ◆5jrOzGUTic :02/11/20 21:48 ID:???
第一話 <弐>

 「ふぁーあ、よく寝た。・・・あ、編集長。お早うございます」
 大久保の目線の先、簡易長机下の寝袋から一人の娘が這い出してきた。
年のころは二十歳前後。しなやかな体躯の随所に見られる筋肉の隆起は、絶え間ない鍛錬の証。
短めの黒髪は寝ぐせなのか元々なのか毛先があちこちに跳ねており、やや吊り目で猫科の動物を
思わせる大きな眼は寝起きの充血でまだ赤い。
 「な〜にがお早うだ。お前、取材いってるはずだろうが!いつまで寝てやがんだ」
 「ん、ああー、しまった!すぐ、すぐ行きます!」
 その娘―神楽は、あわてて上着と靴を手に取ると、風のように飛び出していった。
 「はー、やれやれ・・・記者見習いの分際で寝坊するなっての」
 ため息をつく大久保。だが、ここまでの言葉とは裏腹に、その表情は優しい。
 「まったくあの子ときたら。元気がいいのは認めるけど、万事ガサツなのよね」
 「ふふ、でもぉ神楽ちゃんて、胸大っきいよね。令子さんの二倍強!」
 「な、なんですってぇぇ!」
 紛争再発の編集部を後にして、神楽は取材の現場へと急ぐ。駆るのは高校時代から愛用のMTB。
 「しかしよく考えると現場、横浜だよな。電車のほうが良かったかな。ま、いいや」
 ・・・どうやら、考えるより先に体が動いてしまうタイプのようだ。
 数時間後・・・ 
 「ハァハァ・・・ここか。この前失踪した人が、最後に目撃された場所は」
 なんとか目的地に到着した神楽は、さすがにまだ荒い息のまま、周囲を見回してみた。
そこは、とあるスタジアム外側の一角。あたりは人気もほとんどない。
 「別に、何てことない場所だけどなぁ」
 首をかしげ、手近な壁にもたれかかる神楽。その表面は鏡状になっていて、あたりの風景が映っ
ていた。対面の建物や樹木、行き交う車。そして・・・怪しい影!
 「さてと、聞き込みでもしてみるか!んん?」
 歩き出そうとして、首に違和感を覚えた。見れば幾重にも白い糸が絡み付いている。
 「何だ?え、あ、あ、うわぁぁぁぁぁ!」
 次の瞬間、神楽は糸によって背後の壁の中・・・いや、鏡の中へと引きずり込まれていった。
800いらだとばる ◆5jrOzGUTic :02/11/20 21:56 ID:???
第一話 <参>

 (え、あ、何処なんだ、ここは!?)
数秒ほど光の乱舞のする通路を過ぎて後、いきなり視界が開けた。同時に糸の拘束も消えうせ、
体はそのまま中空に放り出される。
 (外に出たのか。おっと危ねぇ!)
 目の端にアスファルトの地面を捉えた神楽は、とっさに身をひねる。その試みは功を奏し、ふん
わりと足から着地することができた。
 「おおっ、決まったぜ!着地成功!いやーわれながら凄いな、今のは」
 自らの身体能力を確認できたせいか、すっかりご機嫌の様子だ。
 「しかし何だったんだ、さっきの糸は?まぁどうでもいいや、取材、取材。ふ〜ん♪」
 鼻歌まで出ている。そのせいか、周囲の変化にまったく彼女は気づいていなかった。ありとあら
ゆるものが、あたかも鏡に映った像のように左右反転していることに。
 「お、誰かこっちへ来るな。よーし、ちょうどいい」
 神楽は近寄ってくる人影に声を掛けた。
 「すいませーん、ちょっといいですか?あ、えーと、コスプレの人?」
 ・・・その人物は、左右に分かれた頭を持ち、その眼、その口元は蜘蛛そのものだった。
 「キシャーッッ!」
 「え、うわ〜!!」
 軽く体当たりされただけなのに、神楽の体は跳ね飛ばされて宙を舞った。
 「う、っく、痛てて・・・な、何しやがんだ」
 失神寸前だった。ふらつく足で立ち上がる神楽に、そいつはゆっくりと歩み寄る。カチャカチャ
と音を立てて開閉する顎からは、唾液が滴っている。喰おうとしているのだ、彼女を。
 「あ、う・・・」
 ついに力尽きたか、神楽の体はゆっくりと相手めがけて倒れこむ。自ら身を捧げてくる餌にそい
つが歓喜した瞬間、彼女の顔に不敵な笑みが浮かんだ。
 「てやっ!」
 倒れると見えた体躯はそのまま宙返りし、回転による威力を込めた足裏が、敵の顎先に炸裂!
 「あ、クッ、痛ぇぇ〜」
 ・・・しかし、悲痛な声をあげたのは、逆転の一撃を放ったはずの神楽だった。
801いらだとばる ◆5jrOzGUTic :02/11/20 22:03 ID:???
第一話 <四>

 (硬い。重い。なんか銅像にケリ入れたみたいだ。こいつ、人間じゃないのか!?)
 人ならぬ生き物―モンスターは、獲物のささやかな抵抗をあざ笑うように首を振ると、彼女の両
肩を掴み、引き寄せた。
 「や、やめろ。畜生、く、く」
 必死に振りほどこうとあがいても、びくともしない。膝蹴りを何発も打ち込んだが、効果はない。
 (な、何なんだ、こいつは!喰われる?死ぬ?いやだ、やだ!)
 ついにモンスターは、怪しくうごめく口元を彼女の首筋に近づけた。
 「イヤァァァァァ〜〜!」
 びくん・・・!
 神楽の口から何年ぶりかの娘らしい悲鳴があがったのと同時に、モンスターの体が痙攣した。掴
んだ手も緩み、神楽はその場に尻餅をつく。
 「な、な、何?」
 その姿勢のまま後ずさる神楽。見ればモンスターは直立不動。しかしその腹や胸からはいつの間
にか、反りのある刃物の切っ先が生えていた。背後から何者かが貫いているのだ。
 「ウォォォォーン!」
 雄たけびとともに、モンスターの体は高々と差上げられた。左腕一本で、だ。刃物と見えたのは、
その手先の大きな爪だったのだ。モンスターは再び痙攣すると、次の瞬間、轟音ともに爆発した。
 神楽はまじまじと見つめた。爆炎に照らされて立つ、命の恩人の姿を。
体の随所を覆う防具は白を基調に青のライン。素顔を隠す仮面のデザインは、彼女にある動物を
連想させた。
 「・・・猫?」
 とたんにその人物は、ばったりと地に倒れ伏した。
 「え、何?勝ったんじゃないのか?おい、しっかり・・・」
 あわてて駆け寄る神楽。
 彼女はまだ知らない。それがタイガと呼ばれる仮面ライダーであることを。そして自らがタイガ
となって戦う未来を。
          (続く・・・のかな?)
802いらだとばる ◆5jrOzGUTic :02/11/20 22:11 ID:???
やれやれ、やっとアプできました(w  >792,795 サンクスです。
と、いうわけで第一話でした。前半がTVスペシャルとほとんど同じなのはご容赦を。
おまけに、なんだか御大の作風に似てるし・・・
なんで体育系の大学入ったはずの神楽がOREジャーナルにいるのかは、二話以降で。

一応、次回予告です。本編のそれ風に・・・

『仮面ライダー 神楽』
「やっぱり、胸の大っきい女ってバカなんだ・・・」
「人の話を聞けよ!」
「・・・あんた、もしかして神楽、神楽なの?」
「おい、榊はいったいどーなっちまったんだ!」 
「そんな・・・これが、これがあいつの墓だっていうのか!!」
戦わなければ、生き残れない!
803鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/20 22:26 ID:???
いらだとばるさんおっつ!予告とは・・・新技術だ。画期的でイイ!!
SSも気合入ってて、勉強になりますた。俺もガンバロー!と自分で自分
を励ましてみる。(w
804メロン名無しさん:02/11/20 23:54 ID:???
タイガ連続登場ですねぇ

榊と神楽ですか

お二方ともどう料理するのか楽しみです

>いらだとばるさん 
第二話首を長くして待ってます
805いらだとばる ◆5jrOzGUTic :02/11/20 23:57 ID:???
>803
ありがとうございます。
折れは・・・とても人様の作品をどうこう言える力量ではございませんが、鷹さんのSS
>796以降文体が劇的に変わって、とても読みやすくなっていて感動しました。
では。
806いらだとばる ◆5jrOzGUTic :02/11/21 00:32 ID:???
>804
ありがとうございます。今回はTVスペシャルが元ネタですが、第二話以降は独自の
展開にしようと思っています。どうぞ、よろしく。
807鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/22 23:50 ID:???
さてと、ハエの高速移動音に邪魔されながらも(w、何とか第8話の修正終わりました。
これから掲示しますので、どぞー。まだまだ勉強不足ですが、頑張りますので気長に付き
合ってくださると助かります。
808鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/22 23:51 ID:???
あずまんがー龍騎!                            作/鷹
「第8話 依頼」

榊と神楽が元来た道を歩いていると、気絶から回復した皆が、榊と神楽の安否を気にし
て、走って近寄ってきた。

「ちよちゃんから聞いたでー。モンスターと戦ったそうやな。すごいなー。モンスター
 と戦うなんて。私は毛虫と戦うんで精一杯やー。あははー」

そんなのんびりとした雰囲気を壊すくらいの勢いで、かおりんも話しかけてきた。

「2人とも怪我とか大丈夫ですか!?心配したんですよ!あ、でも榊さんなら、どんな
 モンスターが現れても大丈夫ですよね!」
「かおりんの言うとおりだ。2人で大丈夫だったのか?」
「ああ、平気平気!榊に助けられたんだ。」
「へー榊かっこいいな!」
「神楽の方が、その、強い・・・」

皆が気絶から回復していることに安心する2人。その様子を一人遠くから見つめている
ちよに榊は近づいていき、モンスターと遭遇した時からの疑問を言葉に出した。

「ちよちゃん、これが共鳴のもう1つの力・・・?」
「ええ。デッキが共鳴して直接所有者の頭に、不思議な波長の音でモンスターの出現を
 知らせます。これがもう1つの共鳴です。」
「・・・何故、モンスターが?」
「それは私もまだわかりません。ただ、この最近突然現れたミラーワールドが、深く関
 わっていることは間違いありません。・・・ミラーワールドへのカギであるこのカー
 ドデッキはだからこそ、狙われているんです」
「皆変身したいんやなー」 
809鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/22 23:51 ID:???
後ろから近づいてきていた大阪のその一言で、今まで少し寂しげな表情をしていたちよ
は、高校時代のかつての笑顔を少し取り戻しながら大阪にその理由を話し始めた。

「あいかわらずですね大阪さん。それもあると思いますが、このミラーワールドのどこ
 かから出現するモンスターを兵器として、利用しようとしていると思うんです。だか
 ら・・・だから、みんなにお願いがあります。その場所を見つけて、破壊してくださ
 い。モンスターを消す為にも、この世界の為にも。私にはもう出来ないから・・・お
 願いです・・・」

そう言うとちよは下を向き黙り込んだ。そんなちよに向かって、智が喋り始めた。
「何で謝るんだ?ようはその場所を見つけて壊せばいいんだろ?簡単だって!」
智があまりにも簡単に考えていることに、少し呆れながらもよみも同調した。

「簡単かどうかは別としても人を襲うモンスターが発生する、そんな危険な場所は早く
 壊さないといけないな。」
「好きでやってるから、ちよちゃん気にすんなって!すぐにその場所をぶっこわしてや
 るよ!」
「そーや!それに悪いことするモンスターなんて絶対に許さんでー」
「モンスターなんて榊さんの敵じゃないですよ!ちよちゃん、私も榊さんと一緒に頑張
 ります!」

榊も口にこそ出しては言わなかったが、同じ考えであることは、瞳の中の強い決心が物
語っていた。

「智ちゃん、よみさん、大阪さんそれにみんな・・・ありがとう。・・・みなさんカー
 ドデッキからカードを1枚取り出してください。これから大切なことを話したいとい
 ます。」

皆はちよの言うとおりカードデッキからカードを1枚取り出した。そのカードには何も
描かれておらず、唯「CONTRACT」と書いてあるだけだった。
810鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/22 23:52 ID:???
次回予告
「榊さん危ない!!」
(く・・・これが狙い、だったのか)
榊は最後の一瞬まで諦める気は無かった。

真実は生き残った先にある。ライダーよ、生きるために戦え!
811メロン名無しさん:02/11/23 00:34 ID:???
>808-809
え、別の人?つーぐらい上手いじゃん!次回が待ち遠しいYO!でも契約まだだった
んだ(w

特に意味はない英語講座!

contract a friendship
友情{ゆうじょう}を結ぶ、親交{しんこう}を結ぶ

みんなずーっと一緒でありますよーに祈りつつ・・・
812鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/25 07:21 ID:???
朝から突然ですが、第9話の修正が終わったので、これから掲示したいと思います。
813鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/25 07:21 ID:???
あずまんがー龍騎!                           作/鷹
「第9話 再来」

「皆さんが今持っているカードは、モンスターと契約するという力を持っているカード
 です。」
榊はちよの言葉を聞いて驚いた。

「・・・あの、モンスターと?」
「はい、榊さん。ライダーはモンスターと契約することによって、真の力を持ったライ
 ダーとなるんです」
「でも、どうやって契約するんだ?」
「智ちゃん、このCONTRACTのカードを何らかの形で、モンスターと接触させて
 ください。それが、契約すべきモンスターだった時、効果が発動します。」
「接触させるって、どんな方法でもいいのか?」
「そうですね・・・例えばよみさんの場合は、そのベルトについている銃、マグナバイ
 サーを使う、というのも考えられますよ」
「なんやーよみちゃんだけ銃を持ってるーええなー」

そんな皆の様子を楽しそうに見ているちよに、かおりんが少し恥ずかしそうに聞いた。

「あの、ちよちゃん、元の世界に戻る時は、どうするんですか?・・・その、トイレ・
 ・・」
ちよはそんなかおりんの様子に気付き、笑顔で答えを教えた。
「元の世界に戻る時はこっちの鏡の中に入ってください。・・・皆さん幸運を!」

そう言い残すとちよはまるで、そこに存在していなかったかのようにすうっと消えてい
った。後には数ある鏡の壁の中で、1つだけほんのりと光っている場所が残っているの
みである。
814鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/25 07:22 ID:???
「消えた・・・私は家が遠いし、もう帰るわ。何かわかったら携帯に連絡してくれ。」
「よみは逃げ足だけは速いからなー(ぽか)いて!頭悪くなっちゃうだろ。もー。よみ
 のばぁーか!」
喧嘩するほど仲がいい。それをあらわすかのように口げんかしながら一緒にその鏡の中
へと入っていった。

「相変わらずよみちゃんと智ちゃんは仲がええねー。私も帰るわー。榊ちゃん神楽ちゃ
 んかおりんばいばいー」
「おーい大阪、私も一緒に行くよー!2人ともまたなー!」
そう言い残し、大阪と神楽もその鏡の中へと消えていく。

「・・・私たちも行きませんか榊さん?」
「・・・うん」
かおりんに促され2人はゆっくりと歩き始めた。

「榊さん、何だか突然大変なことに巻き込まれちゃいましたね」
「・・・」
「でも私はちょっと嬉しいな。だって榊さんと・・・」
 かおりんが続きを言おうとしていたとき、共鳴が始まった。
「この人と一緒に外に行って・・・」
「榊さん危ない!!」
「・・・つ」
(大丈夫、かすり傷だ・・・)

かおりんと背負っていた女性をちよの教えてくれた鏡へと押し込む榊。
襲ってきたモンスターは先程の蜘蛛のモンスター=ディスパイダーだった。そう、フリ
ーズベントが解けたのだ。そのまま榊に連続攻撃を仕掛けるモンスター。最初の一撃の
せいもあり、動きが少し鈍くなっている榊だったが、何とかそれを避けていた。しかし
気がつけば、隅の方へと追い詰められており、動けるスペースが無かった。

(く・・・これが狙い、だったのか)
815鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/25 07:23 ID:???
この絶望的な場面でも榊は最後の一瞬まで諦める気は無かった。ディスパイダーの前足
が榊に向かってすばやく振りおろされる。振り下ろされている前足が榊の頭部のところ
まできた時、突然ディスパイダーの動きが止まった。不審に思った榊がディスパイダー
を訝しげに見ると、その胸に鋭い爪が突き刺さっていた。

『次回予告』
榊は襲いかかってきたデストワイルダーに向かって走り出した。
「はぁ!」
互いに加速しながらぶつかりあう榊とデストワイルダー。
「!!」

生き残らなければ真実も見えない。ライダーよ、生き残るために戦え!
816メロン名無しさん:02/11/25 18:56 ID:???
>>815
(・∀・)イイ!!

次回予告が某種ガンダムっぽくて良い感じっす。
817メロン名無しさん:02/11/25 21:01 ID:???
>生き残らなければ真実も見えない。ライダーよ、生き残るために戦え
って種が元ネタだったのか?
818816:02/11/25 21:05 ID:???
>>817
いや「雰囲気が」それっぽいなぁ、と
誤解を招くような書き方で申し訳ない。
819817:02/11/25 21:17 ID:???
>818
そでしたか。いえいえ、気にしないでください。
820鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/11/25 21:51 ID:???
予告はいらだとばるさんのSSを見て考えました。
気に入って頂いているようなので嬉しいです。
ガンダムはG以降見てないです^^;
他の職人さんはまだかな?期待sage
821メロン名無しさん:02/11/26 14:11 ID:???
822メロン名無しさん:02/11/26 17:51 ID:???
うわ!なにこれ!!他にはないのん?
823メロン名無しさん:02/11/29 18:19 ID:???
お前も書くか?書かんだろうな…
824メロン名無しさん:02/12/01 01:22 ID:???
821 見れん・・・
825メロン名無しさん:02/12/02 11:35 ID:ZVmMfq+g
おい、あずま士郎! 29話から今の所めでちゃんとカキコしろよ!
826メロン名無しさん:02/12/02 17:16 ID:???
タイム…リミットだ
根性無しが中途半端に成果を公開してみるテスト

保管サイトの方が、一応出来てきました。
http://members.tripod.co.jp/AzumangaRyuki/index.html

まだスレの初期の作品しか保管出来てませんが……
なんとか年内にはこのスレの全作品を保管する予定です。
しかし、これだけの物を作るのに 1 ヶ 月 もかかっている罠。
>720での私の発言は無責任も良いところですね…
…8行目がとんでもない大嘘(w
829メロン名無しさん:02/12/02 20:07 ID:???
830ミネルバの梟(=602):02/12/02 20:14 ID:???
今オリジナル設定の小説を作成中

なのですが遅々として進まないので
名無士郎さんの設定を借りてもう一作書き込ませていただきます
831ミネルバの梟:02/12/02 20:20 ID:???
「今回教えられるのはここまでです。これ以上はバトルを一方的なものにしちゃいますから」
少女はそういってかつてと変わらぬ―少なくともそう見える―笑みをその口元に浮かべた。

「ふぅん、智や暦、神楽はともかく、榊と大阪までライダーになってるとはね」
目を閉じて呟く女性。周りには彼女のほかには誰もいない―彼女の部屋なので当然だ―が、もし
いたとしたら鏡に向かってしゃべっているその姿を見て訝しがったことだろう。
そして、その人物がもし彼女が今向かっている鏡の中を覗き込むことが出来たら、仰天したに違いない、
その鏡の中にある、存在するはずのない少女の姿に。
832ミネルバの梟:02/12/02 20:21 ID:???
「誰が何に変身してどんなモンスターと契約してるか。それだけ分かれば十分十分」

そういうと、不敵な笑みを浮かべ、彼女は再び鏡の中の少女、かつての教え子、美浜ちよへと向き直っ
た。3年間の教師と教え子としての縁が切れてまだそれほど長くは無い。久しぶりの再会のとき、少女
は最後に分かれたときとほとんど変わっていなかった。ただ、存在する場所が鏡の中であるという一点
を除いては。

「で、ちよすけ、わたしに何させようっての?」

少女の頼みを聞く、それが情報との交換条件だった。
どのような条件か知らないが、いざとなれば突っぱねられるし、聞いておくことに損は無い。
あくまで、聞く、だけが交換条件なのだから。

「さすがゆかり先生、話が早いですねぇ♪」
彼女のそんな思惑を知ってか知らずか、かわいらしいその笑みを崩さぬまま少女は続ける。
833ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/02 20:31 ID:???
「情報の見返りに頼みたいことが二つあります。一つ目は、榊さんたちの闘争心の導火線に火をつけること。
皆さんなかなかライダー同士の戦いを本気でやろうとしなくて」

「で、具体的には?」

「追い詰められたらさすがにやる気が出ると思います。それに皆さんも戦わなければ生き残れないこと、
そして生き残らなければどんな意志も無意味ということはもう分かっているはずです」

「いやだ、って言ったら?」

「別に強要する気はありませんよ。皆さんが潰しあうのを待って漁夫の利を狙うのも戦略です」

834ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/02 20:32 ID:???
少女の言った言葉を数回頭の中で回転させてから彼女、谷崎ゆかり、はうなずいた。別に拒否する理由はない。

「オーケー。でも手加減する気はないわよ」

「もちろん。ゆかり先生一人に全滅させられるようなら、わたしの人選が間違っていただけのことですから」

そういうと少女は嫣然と微笑んだ。その口吻に潜む冷酷な意志にゆかりの背中に一瞬冷たいものが走る。

しかし刹那の後その表情から笑みは消え、代わりに少女は、まるでクラスメイトを戦いに巻き込んでし
まったことを悔いているかのような表情を浮かべた。

どちらの表情が少女にとっての仮面なのか、しかしその答えを出すことを彼女はあっさりと放棄した。

835ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/02 20:33 ID:???

「そういえば、交換条件は二つだったわね。もう一つはなんなの?」

その言葉に少女はそらしていた視線を再び彼女へと突き刺した。その瞳には鋭い光が宿っている。
表情も真剣そのもの。

「放っておけない厄介な存在があります。ゆかり先生にはその排除をお願いします」

「なによ、それ?」

そのゆかりの言葉に少女は視線を下げた。どうやらゆかりの持つカードデッキに視線を合わせたようだ。
そして再び顔を上げると鏡の中で少女はゆっくりとその唇を震わした。

「仮面ライダー、タイガ」
836ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/02 21:25 ID:???
「あー、神楽ちゃんや、ひさしぶりー」
「遅いぞ、大阪、一時間の遅刻だ。まさか約束の時間忘れてた、って言うんじゃないだろうな」

約束の時間の一時間遅れでその待ち合わせ場所にやってきたかつての同級生、大阪―本名春日歩―の言
葉に神楽は半分あきれながら言い返した。無論本気ではない、が

「えー、何で分かったん?」
その返事に神楽は思わず肩を落とした。

高校時代の大阪なら別に何にも珍しいことではない。それこそクラスの中で忘れ物大王の名をほしいが
ままにしていたほどだ。しかし同じくクラスメイトだった榊から、大阪も高校時代よりはかなりしっか
りしたと聞いていたからあまり心配していなかったのだが、楽観的過ぎたようだ。
837ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/02 21:26 ID:???
「あのなぁ、手帳とかに書いとけよ!」
「ちゃうねん。ちゃんと書いてたんやでー、でもその手帳も失くしたんやー。待ち合わせ場所は覚えと
ったから、早めに来たつもりやねんけど」

まあ、そういうところが大阪らしいとも言う。
神楽自身も高校時代は大阪と同様、ボンクラーズというあまりうれしくない呼称のトリオの一人だった
ので、偉そうな事も言えないのだが・・・

二人の待ち合わせ場所、ここはかつての彼女たちの学舎、二人が3年間通った高校の校門前。
目を閉じればまだ生々しく登下校の情景を頭に描くことができる。
無論情景だけでなく、友の顔が目蓋に浮かび、そして声すら聞こえてくるような錯覚を覚える。

なぜ二人がここで待ち合わせたのか、話は昨日の昼にまでさかのぼる。
838ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/02 21:36 ID:???

ライダーとなって毎日をかなり慌ただしく生きているためか、かなりひどくなっている部屋の惨状を見
て神楽はひとつため息をついた。

元から彼女はそれほど几帳面なほうではない。大学に入ってしばらくは一人暮らしという強迫観念から
部屋をきれいにしていたのだが、ミラーワールドというものの存在を知ってからは、部屋の掃除を含む
雑用がおろそかになっていたことを改めて思い知った。
この一週間一度もモンスターと遭遇しなかったため、改めて身の回りを見直す余裕ができたというわけだ。

自分は命がけで戦っているのだから部屋が少々汚くなるのはしょうがないと心の中で言い訳してみても
部屋がきれいになるはずが無く・・・

「やれやれ、」
頭に手をやりながらもう一度ため息をつくと彼女は部屋の大掃除にかかった。
839ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/02 21:37 ID:???
それほど広い部屋ではないため、数時間もあれば部屋は一応きれいになった。
その間飲まず食わずだったが、とりあえずさっぱりした部屋を見て、神楽は満足そうにうなずいた。
そして最後に残った本棚の中の整理をしているとき、何の弾みでか、手元から一冊の本が滑り落ちた。
気づき、とっさに足を引っ込めたため、本が足に当たることは免れたが、代わりに本は落下の勢いでペ
ージを開き、その中に挟まっていたものをさらけ出した。

片面印刷された一枚の紙

何気なく拾い上げてみて神楽は言葉を一瞬失った。
そこに書き連ねてあったもの、それは彼女の旧友、そしていまだ思い出に収まることを良しとしないか
つてのクラスメイトたちの名だった。
今のところそのクラスメイトたちがいつか彼女にとって思い出の中だけの存在になるというのは信じられない。

「そういや一回連絡網無くしたことあったっけ・・・、」
840ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/02 21:38 ID:???
高校時代、3年の時のものであるその連絡網―名前と電話番号が書かれている―には無論神楽自身の名
も書かれている。そしてライダーとして再び彼女と合間見えたことのある者の名も。むろん、あの天才
少女の名も・・・

小学校から飛び級して高校へと編入した少女
無邪気そのものだった少女
そして、神楽をライダーバトルへと導いた少女

『美浜ちよ』

何かに操られるように神楽は自分の携帯に手を伸ばし、そこに書いてあるその少女の電話番号を押した。
だれも出ないことが分かっていながら、一縷の望みに掛けるように。もしかしたらあのころと変わらな
い舌足らずな少女の声が聞こえてきてすべてが夢だったと告げてくれるのを祈るように。

しかし、実際はどちらでもなかった。数回のコール音の後、電話はつながった。

そして、神楽が何かしゃべる前に、耳に入る音は耳慣れた電子音へと変わった。

841ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/02 21:38 ID:???
―――切られた、ってことは誰か、いるのか?

無論少女の親の可能性が高い。そういえば、神楽は一度もちよの親に会ったことがない。
正直どんな親か想像できない。一度ならず少女の親の顔が見てみたいとおもったことがあるが、少女の
家に訪れたときは例外なくその姿を見ることはかなわなかった。また、見たことがあるという者もいな
い。無論実在しないはずはないのだが。

―――でも、ちよちゃんの親ならもしかして、今ちよちゃんが何をしているか知っているかもしれない

そんなことを考えながら神楽は手に持っているものへ視線をおろした。そこにはまだ連絡網が握られて
いる。無意識的にその目は己の名を探し、そしてそれが見つかると視線を滑らせた。その目に一つの名
が飛び込んでくる

『春日歩』
842ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/02 21:39 ID:???
己の名のすぐ下に位置する名前。出席番号でも隣のはずだ。しかし、とっさに顔が出てこない。
一瞬見慣れぬ名前に当惑したが、それが彼女たちが大阪と呼んでいた少女であることに気がつき、神楽
は苦笑した。かなり仲のいい友だったというのに本名に戸惑うとは。まあ実際彼女を本名のほうで呼ぶ
ものはほとんどいないのでしょうがないかもしれないが。
そして思い出す。彼女もライダーの一人だということを。

『彼女もちよちゃんを救おうとしている』
 
最近再会した榊―彼女もライダーになっていた―に聞いた言葉を思い出し、神楽の指は再び、今度は大
阪に、電話を掛けるべく動いていた。
843ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/02 21:40 ID:???
先ほどの電話と同じく、数回のコール音の後電話がつながった。

「あ、もしもし、」
「へーちょ」

電話に出た相手の第一声がこれである。
いつの間にか張り詰めていたらしい緊張をばっさりと音を立てて切られ、思わず神楽は頭を抑えた。

「あー、今花粉症やねん。で、神楽ちゃん、何のようなん」

「お、大阪、」
とりあえず激しく脱力した気を何とか立て直し、神楽は落としかけた携帯を握りなおした。

「いや、別にたいした用事があるわけじゃないんだけど、なんとなく久しぶりに声が聞きたくなって。どうだ、大阪、最近大学のほうは?」

不自然でないよう話題を選んだつもりだったが、相手が大阪で無いなら、たとえば相手が榊ならそもそ
もそのような切り出し方自体が不自然に思われただろうし、大阪相手ならどんな話題でも不自然に思わ
ないだろうな、と神楽はぼんやりと考えた。

「そうやなぁ、」
案の定、返ってきた答えはいつもの会話と変わらないものであった。
844ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/02 21:40 ID:???
そこから二人の話はありきたりの近況報告、日常生活のことになったが、いつまでも話題をそらせてお
けるはずも無く、自然にそれはライダーのことへと変わっていった。

「そうか、最近榊のほうはどうだ?」
心配ないと信じているのだが思わず訊いてしまう。
なぜかは知らないが今榊に一番親しくしているのが大阪なのは間違いない。

「心配あらへん。榊ちゃんはモンスターなんかには絶対に負けへん」
なぜか自分のことのように誇らしげに言う大阪に神楽は思わず笑みを浮かべた。
前にあったときに渡したサバイブのカードのこともあるし確かにモンスターごときに遅れをとりはしな
いだろう。ただ心配しているのは他のライダーと対峙したときのことだ。

しばしの沈黙

神楽がしゃべりだそうとするより早く大阪が口を開いた。

「なぁ神楽ちゃん、ちよちゃんどうしとるんやろ」

再び無言の間が訪れる。無論ただ呆けているだけではない。考えをまとめ、今度は神楽が大阪よりも先
に言葉を紡ぎ出した。
845ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/02 21:41 ID:???
「ああ、まず解決しなくちゃならないのはどうしてアメリカにいるはずのちよちゃんが鏡の中にいるか、だな。」

「そうやなぁ、何でやろ」

無論神でもない彼女たちにその理由は分からない。また、それを推測するにしても手がかりが少なすぎる。
強いて言うなら、二人がカードデッキを渡されたのが同じ日であること。その一日前に榊もちよからカ
ードデッキを渡されていたこと。
かつてボンクラーズといわれた二人でもその日の前に何かあったことくらいは分かった。しかしそれ以
上は何も分からない。

神楽は一瞬息を止めると、本題に切りかかった。
「なぁ大阪、ちよちゃんの家に行ってみないか?」 

「え?」

間の抜けたような答えを返す大阪に神楽はさっきの出来事を話した。
少女の家に誰かいるかもしれないという事実
無論少女の親の確率が高いが万が一というのもある

自分たちにカードデッキを渡した少女がかつて住んでいた所
そこに行けば少なくとも何か分かるかもしれない

それが二人の出したその日の結論だった
そして二人は待ち合わせ場所と時間を決め、通話を終わらせたのだった

846ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/02 21:46 ID:???
最後までいっぺんに貼ると長くなりそうなんで
とりあえず今日のところはここまでです

読んでくださった方
前回の反省が生かせずまたしてもあまり面白くない上
長くなってしまい申し訳ありません
847名無士郎 ◆aW17j5Fl/g :02/12/02 22:46 ID:???
 >ミネルバの梟さん

 拝見させて頂きました。
 こちらも展開が楽しみですね。
 実は、私も今日書き込むつもりで文章を書き上げたのですが、
どうしましょう…。 ミネルバさんのが終わるまで待って、こちらのを
軌道修正しようかとも思うのですが…。
848鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/12/03 06:53 ID:???
たくさんキター!!オーディソさんHPおつ!
ミネルバの梟さん、後半を楽しみにしてお待ちしてます。
名無士郎さんもがんばってー
849メロン名無しさん:02/12/03 19:48 ID:???
おぉ、職人祭りの会場はここでつか?
850ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/03 20:00 ID:???
ええと、とりあえず、続きを書き込ませていただきます




851ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/03 20:01 ID:???
神楽が前日のことに思いを馳せているうちに大阪は歩き出していたらしい。何しとるん?と呼びかけら
れ、神楽はあわてて大阪のほうへと駆け出した。

今日のメンバーは二人だけ。一応神楽は榊にも電話をしたのだが、連絡はつかなかった。今のところ他
のメンバーはライダーになっているかどうか分からないため電話はしていない。

「榊ちゃんも誘おうとおもたんやけど、」 
自分も連絡が取れなかったと大阪は神楽に説明した。一応二度ほど電話をしたのだが、電源が切られて
いるのか、二回ともつながらなかったと。
「そうか・・・、ま、昨日の今日じゃしょうがないし、それに榊がいなくても何とかなるだろ」

そして二人は以前何度か訪れたことのあるちよの家へと急ぐでも無くゆっくりと歩を進めた。

高校からちよの家まで、歩きで20分くらい。迷う道でもなく、二人は口をつぐんだまま歩いていった。
走る速度はもちろんだが歩く速度も神楽のほうがかなり速い。二人が同じ速さで歩くため神楽は少しペ
ースを落として進む。
そしてあと数分も歩けば家の塀が見えてくるといったころ

キィ     ィン

二人の耳にそれは突然飛び込んできた。
852ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/03 20:02 ID:???
決して大きくは無い、いやむしろかなり小さな音だったが二人が頭に直接響くそれを聞き漏らすはずが無い。

本能的な嫌悪感を感じさせる音
今も、そしてこれからも決して慣れることの無いだろう音
彼女たちしか感じ取ることのできない、そして聞いてしまったら決して無視できない音

すなわちミラーワールドに住む異形の物がこの現実世界へと姿を現す前兆

反射的に二人は走り出していた。偶然かどうか知らないが方向は自分たちの進行方向とぴったり重なる。

角を曲がったとき、はるか数十メートル先の十字路がその目に映った。そしてそこに立っているミラーも。
神楽は一瞬でそれが音の発生源だと悟り、それと同時にもっと大事なことに気がつく。
そのミラーの付近には一組の男女がいる。おそらく談笑でもしながらまさに今ミラーの前を横切ろうと
しているところだ。

鏡の中の捕食者たるモンスター
鏡の前の被食者たる人間

単純な三段論法である。
ここから導き出されることはすなわちモンスターの狙いが彼らだという事実。
そしてこのままだと彼らがモンスターに捕らわれるという現実
853ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/03 20:02 ID:???
足が自然に加速する。全力疾走していたつもりなのにまだ早く走れるのかと驚いている自分を客観的に
見つめる自分を感じながら神楽はその足を交互に動かす。目測でそこまでの時間を見切る。あと数秒。

それから先はまるで眼前のことがスローモーションで進行しているかのようであった。

鏡から飛び出るモンスター。
その一瞬前になぜか眉をひそめ歩行を早めた男女。
そして先まで男女がいたところに飛び出した人影。

神楽が声を上げる間もなく、モンスターはその人影に跳びかかり、そして鏡の中に舞い戻った。ただし、
その人影を鏡の前に置いたまま。

一瞬見えたモンスターの姿は人型のようだったがそれ以上は分からなかった。
それよりまず今襲われた人の安否を調べなくてはならない。

いつの間にか止めていた足を再び動き出したが、神楽がたどり着く前にその被害者は立ち上がった。し
かしあわててもう一度屈みなおす。ただ、怪我で、というわけではなく、地面に落ちた何かを探してい
るように見えた。どうやら命に別状は無いらしいが、またすぐにモンスターが襲ってこないという保証
はどこにも無い。それどころか、モンスターはしばしば同じ人物を執念深く狙う。放って置くわけには
いかない。

「だ、大丈夫ですか?」

声が十分届く距離まで近づくと少し息を切らしながら神楽は再び立ち上がったその人に問いかけた。
同時に、後姿なのではっきりとは分からないが、髪が肩の下まで伸びており、おそらく女性だろうと判
断する。身長は神楽より少し低いくらいか。

そしてその人物は神楽の声にびくっと反応するとゆっくりと振り向いた。
854ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/03 20:03 ID:???
二人がお互いの顔を認めたとき、時が凍りついた。二人の顔から一瞬表情が消え、須臾の後その表情は
驚愕のそれへと変化した。 

「神楽!」
「智!」

悲鳴にも似た叫びは同時に二人の口から迸る。そして、その声はまだかなり後ろのほうを歩いている大
阪にもはっきりと届いた。

「あー。智ちゃんやー、」

神楽より遅れることしばしにして大阪が二人のところまでゆっくりと歩いて近づいてくる、といっても
まだ十メートル以上あるが。
ちなみに智が襲われたとき大阪はまだ曲がり道を曲がったところだった。

「・・・・・・ボンクラーズ全員集合、だな」

モンスターに襲われた少女の名は、滝野 智。神楽、大阪の旧クラスメイトであり、ともにボンクラー
ズと呼ばれた特別な仲でもある。先も述べた通りあまり自称したくない呼び名ではあるのだが。
否定できない事実なのが悲しいところだ

「何でこんな場所に、って訊くのは野暮か。その手にもっているのを見ればな、」
ため息ひとつ。正直認めたくない真実。しかし、認めなければならない。

智が今手にしているもの、薄い緑色の直方体、は彼女もライダーであることを明確に示していた。
先ほど屈んで探していたのはこれだろう。

「ってことは、神楽と大阪も?」

「まあ、そういうことだ。ただわたし達には戦う気はない。そっちが挑んでくるなら受けるけどな」

855ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/03 20:04 ID:???
「二人とも何の話してるん。モンスターを倒さなあかんやろー」

やっと追いついた大阪の言葉をきいて神楽は直面している問題を思い出した。
新たなライダーのショックでモンスターのことを忘れていたのだが、言い訳にもならない。

「で、どうすんだ、智」

すでにモンスターは鏡の奥へと逃げ込んでいる。すぐに追わなければ見失うのは間違いない。
尤も神楽にはその答えは予想できていたが。

「決まってるだろ、やられたらやり返す!」
不敵に笑いながらそう言う智の右手にはすでに緑色のカードデッキが収まっている。
ちなみにモンスターにやられた智の怪我は背中の打ち身とひじの擦り傷。

神楽は少し肩をすくめ、「だとおもった」というと己のポケットから朱のカードデッキを取り出す。

後ろでは成り行きについてこれていない大阪があわててポケットからカードデッキを取り出しているが、
とりあえず無視。
二人はカードデッキを前に突き出し、それぞれの変身ポーズをとると、『変身!』という掛け声とともに
出現した己のバックルにそれを差し込んだ。

一瞬の光の交錯。眩いほどの閃光の後に、二人の姿は戦士のそれへと変わっていた。
智は緑の、神楽は朱の、それぞれが先に持っていたカードデッキと同じ色の鎧を身に纏っている。

「二人とも待ってー」
という大阪の言葉を背後で聞きつつ二人はその体を鏡の中の世界、ミラーワールドへと滑り込ませた。
856ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/03 20:09 ID:???
結局ライドシューターから3人が降りたのはほとんど同時だった。どうやら相当急いで変身してきたら
しく、大阪―龍騎は肩で息をしている。彼女のまとう鎧は紅。神楽―ライアのものとも少し色が違う。

神楽にとっては智のライダー姿はもちろん大阪のライダー姿も初見である。
それは後の二人も同様だろうが。

「大丈夫か、大阪。モンスターと戦う前からそんなんで」
「た、たぶん」

なんとも情けない返事をすると大阪は智―ゾルダのほうへと向き直った。

「そうや、前からだれかにきことおもてたんやけど。」
「ん?何でも訊いてみ」

「らいどしゅーたーって運転免許いらへんの?」

一瞬の沈黙の後、智はぎこちなくライア―神楽のほうへと向き直った。
「神楽ぁ、」
しかし、神楽が口を開くより早く、大阪が再び口を開いた。

「それにな、らいどしゅーたー乗ってて道に迷ったら帰ってこれへん思うねん。どうするん?」

唐突といえば唐突な問いだが大阪にとっては珍しいことではない。
大して考えず、神楽はその問いに答えた、無論適当に。

「迷うも何も、一本道で迷うわけないだろ。そもそも免許ってのは事故起こして人に迷惑掛けないため
のもんだから人っ子一人いないミラーワールドだから免許は要らないんだよ」

かなりいいかげんな答えだったが、大阪は、そういえばそーやな、というとあっさり納得したのか何度
もうなずいている。

857ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/03 20:09 ID:???
一人うなずく大阪は放っておいて周りを見渡す二人だが、モンスターの影はない。
十字路であるため見通しはかなりいい。それで見つからないのならばすでに逃げてしまったのだろうか。

「でもないか。」
その耳に届くモンスターのうなり声
隠れているつもりでも、ライダーとなった3人にはその存在がたやすく知覚できる

『ソードベント』
『スウィングベント』
『シュートベント』
それぞれがそれぞれのバイザーにカードを入れる
認識音からわずかに後れて三人は空からもたらされた贈り物を受け取った

そしてそれを見計らったかのように飛び出してくる3匹のモンスター
色が違うが全員同様の姿をしている
現実世界の動物とは似ても似つかない姿をしているが、強いて言うなら
岩を無理やり人の形にして、変な色のペンキをぶちまけた後、二本のまっすぐな角を頭につけたらもし
かしたらこんな姿になるかもしれない、といった形骸である

「えー、一匹とちゃうん?」

「でりゃーーー」
大阪の上げた悲鳴をBGMにゾルダ−智の持つ一門の砲から放たれた攻撃
それを、驚くべきことにモンスターたちはかわし、その爪で3人に襲い掛かった
砲撃を難なくかわし近づくほどの機動力のあるモンスターを龍騎―大阪の剣やライア―神楽の鞭で捉え
ることができるはずもなく・・・

知能はあるらしくヒットアンドアウェイを繰り返しながら攻撃するモンスター
その爪が振り下ろされるたび3人の体から火花が散る
攻撃自体は単調で、接近しては爪を振るい、また遠ざかるというだけのもの。一匹だけなら反撃は容易
なのだが3匹がかなり統率の取れたチームワークを発揮しているためそれが困難になっている。
858ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/03 20:11 ID:???
いったんモンスターが離れるのを見計らい神楽は口を開いた
「大阪、ストライクベントだ、」
「え、ス、ストライクベントやな、」
神楽の声に、大阪はあわててカードを装填する
『ストライクベント』
『コピーベント』

「え?」
振り向いた大阪の目に映ったのは己の手についているのと同じ龍の顔を甲につけたライア―神楽の姿
「なんなん、それー?」
大阪のそんな言葉は無視して神楽は今度は智に話しかける
「智、わたし達がやつらの動きを止めるから、でっかいの一発頼む。」
「なにぃー、そういうことなら任しとけー!」

『ファイナルベント』
召喚され地響きを立てて現れた緑の牛のようなモンスター。その背中にゾルダ―智はその手に持つ銃を
差し込んだ

突然現れた鋼の巨人、マグナギガに何か良くない予感でもしたのだろう、再び地を蹴り近づいてきたモンスター達
絶妙のタイミングで龍の口から放たれた二条の炎によって撃墜された彼らを襲うはマグナギガから放たれた破滅的な火気
智がトリガーを引いたのに数瞬遅れて巻き起こった大爆発はモンスター3匹全員を巻き込み、数秒後沈黙した
859ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/03 20:11 ID:???
「へっへーん、どんなもんだー」

全滅を確信し得意そうな智に対し、神楽は慎重そうに目を凝らした
自身のモンスターで完全に視界を防がれていた智と違い神楽は最後の瞬間、モンスターのうち二匹が真
正面からは先のファイナルベントを受けていないのを知っている
一抹の不安、しかしそれはまもなく現実となった
瓦礫を押しのけ現れたモンスターは二匹。傷を負ってはいるものの致命傷ではない

ただありがたいことに二匹とも脚部を損傷している
神楽は大阪のほうを向き一回うなずくととっておきのカードをバイザーに差し込んだ

『ファイナルベント』
『ファイナルベント』

美しいまでに決まった二重奏
数秒後、二筋の赤き流星は同時に二つの爆音をミラーワールドに響かせた


「エビルダイバー、食べて来い、」
「ドラグレッダー、食べてええでー」
「マグナギガ、ほら餌だ。」

敵の数もちょうど3匹だったため、それぞれのモンスターが一個ずつ光の珠を食べるが、マグナギガは
自分では動けないらしく、智が直接光の玉を引っつかんで食べさせた

「楽でいいなぁ、自分で食べるモンスターは」
ぼやく智、そこにあるのはモンスターもいない平和な風景
制限時間もまだ半分以上残っている
あとはもと来た鏡から現実世界に帰るだけ、のはずだった
860ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/03 20:12 ID:???
ソレに気がついたのはだれが一番だったか。
仮面ライダーに変身したとき、彼女たちに与えられる能力は力だけではない。常人離れした視力と聴力
も与えられる。しかし、気がついたときソレは彼女たちのすぐそばまで駆け寄っていた。
モンスターを屠り去って彼女たちの気が緩んでいたのは間違いない。しかし、それでも、その接近に気
をつかせなかったのは純粋にその技量ゆえだろう。

危険を訴えた第六感に忠実に従いわずかに身をよじって、振り下ろされた手斧を紙一重でよけたライ
ア―神楽はそのまま後ろに跳びのいた。視界の端には同じく後ずさりした龍騎―大阪とゾルダ―智の姿
がある。
手斧は鋭い金属音を立て地面に突き立ち、そして再びその主人の元へと帰った。

「新しい仮面、ライダー、か?」

その姿を見、神楽はつぶやいた。

銀を基調とし、青い筋の入った鎧を上半身に纏った人のような姿。またそのマスクは彼女たちのと同様、
騎士のごとき様相を漂わせている。少なくともモンスターには見えない。

「だ、だれなんや?」

大阪のその言葉に二人ははっと気が付いた。もし今相対しているのがライダーならば、知り合い、すな
わちクラスメイトの可能性もある。あるいは、恩師という可能性すら・・・
861ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/03 20:13 ID:???
しかしその大阪の言葉など耳に入らなかったかのようにソレ、ライダーだとすればモチーフは白虎だろ
うか、は荒々しく斧を振り回してくる

3人ともファイナルベントを使っている上、接近されるとゾルダ―智の武器は使い物にならず、龍騎−
大阪は持ち前の運動神経のなさゆえその動きについていけない。ライア−神楽はそもそもカードを使い
切っているためろくな攻撃ができない。幸いなぜか相手ライダーもカードを使わず持っている手斧だけ
で攻撃してきているため、致命傷にはなっていない。しかしそれとていつまでなのか保証の限りではな
い。
さらに先のモンスターと違い、攻撃の合間にいったん離れるということをしないため3人は反撃の糸口
をつかめない

三十六計逃げるにしかず、神楽が二人に逃げることを提案しようとしたその瞬間

「やめなさい、彼女たちは侵入者ではない」
突然響いたその言葉、ミラーワールドで聞こえるはずの無い日本語、に3人はその思考を一瞬停止した。

そしてその言葉が自分たちに向けられたのでないことに気づき振り向いたときには、斧を構えた戦士は
すでに目の前から姿を消していた

声の出た場所は美浜ちよの家の敷地内、ちなみにバトルの影響で塀は所々で半壊している。
バトルで気がつかなかったがいつの間にか彼女たち三人は少女の家の前まで移動していたらしい
どうやらその声の主らしいモノはゆっくり3人に近づいてくる
862ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/03 20:15 ID:???
その姿をなんと形容すればいいものか。
少なくとも断言できる。人ではない。
モンスターのような禍々しさは無いが現存するどんな動物にも似ていない。
そもそも人間以外で日本語を流暢にしゃべる動物は存在しないだろう

色は黄色と橙の中間色
カービィを縦に3倍に伸ばして猫耳のようなものをつけた姿
そこに巨大化した猫の目と見るからに怪しげな口をつけた顔

結論

「怪しい、怪しすぎる」
「やっぱりモンスターじゃねえか?」
「決め付けたらあかん、もしかしたら変わった人間かも知れへん」
一瞥、そして断言「「それはない」」

「うむ、盛り上がっているところすまないが私はこう見えても猫ではない、」
「いや、どこをどう見ても猫には見えないし、そもそも盛り上がってなんか」

いずこからか、ただならぬ殺気を感じて神楽は言葉を飲み込んだ。古人いわく沈黙は金
「私のデストワイルダーが迷惑を掛けたようだ。お詫びといっては何だが入ってきたまえ、」
「デストワイルダー、って?」
「ああ、今さっき君達に襲い掛かった人型の虎モンスターのことだ」
内心の疑問を口に出すのをかろうじて自制し3人は黙って鏡の中の旧友宅へと足を踏み入れた。

863ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/03 20:19 ID:???
「いつ来てもちよちゃんの家って広いよなー」
「そやなー、」

「紅茶でよかったかな。といってもそれしかないのだがね」
3人はすでに人の姿に戻っている
一見して猫ではないことが分かる謎の物体曰く、ここは現実世界とミラーワールドの狭間の世界、言っ
てみれば夢の世界みたいなもので、存在制限時間とかは無いらしい
なぜか紅茶の入ったコップの載ったお盆をよちよちと危なげに運んでくるペンギンはとりあえず無視す
る方針を定め、3人はその奇妙な存在のほうに視線を合わせた。

「さて自己紹介がまだだったね。私は美浜ちよの父。娘が迷惑をかけているそうで」
無論そんな言葉を黙って最後まで聞いている3人ではない
「「「お父さん!?」」」
「君達の父親ではない」

「いや、そんなことは分かってるけど・・・、あんた、本当にちよちゃんのお父さん?」
神楽は己の口調が無礼な物になっていることを自分でも気がついたがいまさら訂正できるものではない

「君は昨日この家に電話を掛けてきたね」

疑問形ではない。確認のような口ぶりである。
神楽の問いには答えず、自称ちよ父はそう言った。ちなみに顔は3人のほうを向いていないので本当に
口を動かしてしゃべっているかは確認できない。非常に怪しいところだ。
864ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/03 20:20 ID:???
「え、ああ、はい。それでここに誰かいるんじゃないかって思って。来たら何か分かると思ったんですけど」
「残念だが、ちよは今この家にはいない。それにわたしも今ちよが何をしているか知らない」

誰もしゃべらない中、自称ちよ父のみが口を開く
「あの子はアメリカに行く前、この家で何かを見てしまったのだろう。普段は決して入ることのできぬ
封印された間に開けられたあとがあった」

「何かってなんや?」
「分からない。アレかもしれないしコレかもしれない。心当たりが多すぎる」
「どんな家だ・・・」
半ば以上あきれつつ呟く神楽

「とりあえず、私はその原因を探っている。それがはっきりするまで、ちよを見捨てないでやってほしい。」

「ええよー。わたしはちよちゃんを信じとるでー」
「わたしもだ。あのちよちゃんが何の理由もなくこんなことするはずないからな」
「まー、そーいうことだな。ところでもう一回顔を見せ・・、」
智の科白の最中で3人の視界は同時にブラックアウトした

865ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/03 20:20 ID:???
「あれ?ここってちよちゃんちの前、だよな」
「モンスターを倒したあとわたしらなにしてたんや?」
「思い出せないな・・・、誰かとしゃべったと思うんだけど」
「まぁ、小さいことは気にせず、帰ろーぜ」
「そーやな。そういえば何で智ちゃんはライダーになったん?」
「理由かー、なんでだったかなー。あ、そうだ、それよりわたしのライダーかっこいいだろー、銃だぞ、
銃!これでまた不二子ちゃんに一歩近づいたってことだよな」
「そもそもなんでわたしはここに来たんだっけ?」
「智ちゃんまだ諦めてへんの?」
「何を言う!大学入試もどうにかなったんだ。諦めなかったらきっとどうにかなるってことだろ。もう
一回髪も伸ばし始めたし、あとは・・・」
「あ、おい、待てって。大阪、智、わたしひとりをおいて帰ろうとすんなー」
そんな平和な午後の昼下がりであった


866ミネルバの梟 ◆pXyy/aAePc :02/12/03 20:36 ID:???
とりあえず、これにて一時閉幕です

最後まで読んでくださった方。
ありがとうございます。m(__)m

やっぱり長い・・・


>名無士郎さん
新作を楽しみにしているので、
もし内容が被るようなら
私のSSなどなかったことにして気にせず書き込んでください
被っていないならそれに越したことはないんですが

書き込むのをもう一日待つべきでした 反省
867メロン名無しさん:02/12/03 20:59 ID:???
こ、これがライター同士の戦いか・・・なるほど、クセになる。
そして頂点を極めたく・・・なる
868名無士郎 ◆aW17j5Fl/g :02/12/03 23:04 ID:???
 >>866ミネルバさん
 こちらこそ余計な気を使わせてしまって申し訳ありません。
 今回のお話も凄く面白かったです。
 大阪萌えの私としましては、彼女のボケに愛を感じました。
 良いものをありがとう御座います。

 被るというか、食い違う箇所は、長いものですとどうしても出来て
しまうものですね。今回は元々用意していた展開をそのまま書く事に
しました。
 どうかご了承下さい。

 >>オーディソさん、お疲れ様です。
 改めて自分の文章を見直すと、やっぱり色々粗が見えますね…。
 機会があったら修正させて頂きたいと思います……。
869名無士郎 ◆aW17j5Fl/g :02/12/03 23:06 ID:???
 何と言うか、ブランク長過ぎた気がしますね…。
 取り敢えず新作です。
 >>707-711の続きですが…。
――――――――――――――――――――――――――――――

榊のデッキはコウモリの、歩のカードは龍の、それぞれ紋章のついたケースに収まっている。
 まず榊がケースからカードを取り出し、テーブルに並べた。

 「これがデッキの内容…カードの枚数はそんなに多くない」

 「ふむふむ」

 「基本的には、トランプみたいにカードをシャッフルする必要は無い。同じカードが一つのデッキに入ってる事は稀だし、
 むしろカードをどういう順序で並べるかが重要だ」

 「そうなんやー? なんか適当に切って(シャッフルして)入れといたらええんか思とったわ」

 「…例えば、自分の素早さに自信があれば、ソードベントを最初に使ってまず剣を持ち、一気に相手の懐に入り込むという
 方法もある。逆に…」

 榊が歩を一瞥して言う。

 「足に自信がなければ、相手が自分の間合いに入ってくるまでの間にガードベントを発動、攻撃を受け止めるという方法も
 ある」 

 彼女の説明は一つ一つが解り易く、また親切だった。
 本来ならばライダーは敵同士である。その敵に対し有利な情報を与えるばかりか、自らのデッキの中身まで晒して戦い方を
教えるなど本来は自殺行為に等しい。これは榊に、歩と戦う意志が無い事の証明であり、且つ彼女を“仲間”と認識し、信頼
している故の事であろう。
 果たして彼女―歩―にどこまで理解できているかは定かでないものの、榊は基本的な戦いの流れを順当に説明していった。
870名無士郎 ◆aW17j5Fl/g :02/12/03 23:07 ID:???
 「取り敢えず、私が知る限りの…戦いの流れはこんな感じだと思う。後は実際に使ってみたほうが早いかも」

 「そうかあ…」

 「あと、殆どの…いや、全てのライダーに共通のカードに……“ファイナルベント”が在る」

 「あーそれなら知っとるでー? 榊ちゃんがクモの怪獣に使ったやつやろ?」

 「うん。あれがライダー同士の戦いの勝敗を左右する、大事なカードだ」

 「あー…でもあかん。あたしあんな派手にとんだりはねたりは出来へんねん」

 「それは大丈夫。あれは身体が自然に動いてくれるから…」

 「そうなんやー…」

 「私もそうだったけど…初めて使うときは多分、怖いと思う」

 「怖い?」

 「うん…」

 榊の言う通り、ファイナルベントはライダーバトルにおける重要な鍵となるカードである。
 完全な形で決まれば、その一撃だけで相手を確実に死に追いやることが可能な、文字通り必殺の切り札だ。
 榊自身もこのカードの威力は十分に知っているし、だからこそこれまでも、モンスター相手に使うことが殆どだった。

 「ほんなら榊ちゃん、まだライダーをやってもうた訳や無いんや」

 「うん…いや…」

 榊は否定した。一度だけ使った事があった。
871名無士郎 ◆aW17j5Fl/g :02/12/03 23:08 ID:???
 「神楽…さんに…」

 神楽(かぐら)…。
 当然、歩もその名前は知っていた。やはり嘗てのクラスメイトである。
 水泳部所属、運動能力では一目置かれた、そして何かと榊に勝負を挑んでいた女性だ。
 歩にとっては何よりも、高校時代に“ボンクラーズ”なるトリオを組んでいた仲間でもあった。
 しかし、その彼女に対し榊がファイナルベントを使ったという事は…。

 「ま、まさか! 榊ちゃん、神楽ちゃんを…こ、殺…」

 「い、いや…。勝てなかった………」

 「え? ちゅう事は、榊ちゃんが死…い、いや…うー…」

 「だから、その…、引き分け…」

 「あー…」

 そう、榊は、初めてライダーとしての神楽と再開した時、彼女と戦っている。
 互いのファイナルベントが正面からぶつかり合い、共に倒れる結果となったのだが、直後に意識を失った榊は時間切れ寸前、
神楽の手によってミラーワールドから救出されていた。
 勝負としては引き分けだが、榊自身は破れたと感じていた。
 神楽にとってもその時の戦いは納得いかないものであったらしく、彼女は再戦を望んだが榊にその気が無く、結局そのまま
別れてしまった。

 神楽は神楽で、きっとどこかでモンスターと戦っていることだろう。或いはライダーと…。

 その時、二人の耳にあの音が聞こえてきた。
 モンスターがミラーワールドと現実世界の境界に接近してきた事を知らせる音だ。
 まるで魚が水面を揺らし、それが空気中を音として伝わるが如く、彼女らはモンスターが揺らした鏡面の“音”を聴く事が
出来るのだ。
872名無士郎 ◆aW17j5Fl/g :02/12/03 23:08 ID:???
 「榊ちゃん、これはもしかして…」

 「うん…」

 二人は立ち上がり、その部屋の主の印象と程遠い、愛らしいぬいぐるみが飾られたショーケースの前に立った。
 榊がそのガラス戸に向けてカードデッキを突き出すと、歩もそれに習い、デッキをガラスに映した。
 ガラスの中の自分にベルトが装着される。榊には馴れた事であったが、歩はいつのまにか現実世界の自分にもベルトが着け
られている事に少し驚いた。

 「変身!」

 榊が叫ぶ。

 「へんしん!」

 継いで歩も叫んだ。
 室内が眩い光に包まれ、傍で見ていたマヤーも思わず目を閉じた。
 ほんの一瞬の出来事だが、次にマヤーが目を開けた時、二人の姿はそこに無かった。

 二人が現れた先はミラーワールドだった。
 既に両者ともにライドシューターを降り、デッキからカードを抜いていた。
 ナイト―榊―が最初に引いたのは“ソードベント”
 榊のバイザーは剣の姿をしており、“ダークバイザー”という名が付いている。
 スロットを開きカードを挿入すると、認証を伝える声と共に契約モンスター“ダークウィング”が彼女に剣を与えた。

 龍騎―歩―が引いたのは“ストライクベント”
 彼女の左手に装着された“ドラグバイザー”にカードが挿入されると、彼女の契約モンスター、ドラグレッダーが
その頭を模したグローブを彼女の右腕に装着させた。

 「怪じゅ……モンスターはどこやー?」

 「気をつけて、姿が見えなくても…気配はある!」
873名無士郎 ◆aW17j5Fl/g :02/12/03 23:09 ID:???
 「……」

 榊の勘は半分的中していた。
 その時確かに、物陰から二人を見つめる者が居たのだ。
 しかし………。

 《ソードベント》

 「!?」

 聞き慣れた認証音声と共に榊めがけて飛びかかって来たのは、モンスターではなく…。

 「ライダー!?」

 辛うじて斬撃を受けとめ、腕力で圧し戻す。
 瞬間、相手も転倒を避ける様に後ろに跳び、榊も後退した。
 
 榊と歩には初めて見る相手だった。
 キングコブラを模した表貌…王蛇である。

 「驚いたな、あたし達以外のライダーなんて初めて見たよ。」

 「…達?」

 榊もその言葉に驚いていた。
 彼女の言う“達”が、自分を指す言葉で無いのは明白だ。
 歩もついさっきまでライダーの事など知らなかった筈…。

 榊は戦況が不利であると直感した。
 少なくとも一人…。或いはそれ以上のライダーがまだ何処かに息を潜めて隠れている。
874名無士郎 ◆aW17j5Fl/g :02/12/03 23:13 ID:???
 短い沈黙の後、先に口を開いたのは王蛇の方だった。

 「解るよ。あんたはあたしの仲間が何人いるのか警戒している…」

 「……」

 「安心してよ、あたしの他には一人しか隠れていない。つまり…二対二さ!」

 二対二…。
 榊は彼女から異様な殺気を感じていた。このライダーは自分を倒す気だと。
 恐らくは…手加減すれば命は無い!
 王蛇はカードを引かない。
 榊も引かなかった。相手のカードが読めないのだ。出来る限り手の内を晒すのは避けたい。

 二人は剣と剣の戦いを選択した。
 数秒の睨み合いの後、先に間合いを詰めて来たのは榊だった。
 10余メートルの空間が一気に意味を失う。

 「なにっ!?」

 王蛇の剣が辛うじて間に合った。華々しい火花が幾条もの線を引き、その隙間を縫う様に剣がすれ違う。
 その場に立ちすくむ暦と、利き足で素早く制動し、暦の方向に剣を向ける榊。剣の方向を固定したまま、僅かに遅れて
榊の身体も暦の方へ向いた。

 「流石だね、高校時代の俊足は全く衰えてないじゃないか………なあ榊?」

 「なに…!?」

――――――――――――――――――――――――――――――
 今回はここまでです。
 この時期は御多分に漏れず忙殺されてる身ですが、続きはちょっと
早く書き込めそうです。
875名無士郎 ◆aW17j5Fl/g :02/12/03 23:16 ID:???
 うう、今気付いたけど、似たような表現を連続して使ってる箇所とか
結構ある…。オーディソさんのサイトに行く前には訂正させて頂きた
い…。駄目でしょうか。
876王蛇:02/12/03 23:44 ID:vkVRufrW
ここか…祭りの場所は…
>名無士郎さん
>オーディソさんのサイトに行く前には訂正させて頂きたい…。駄目でしょうか。
いいですよー。 こちらは全然問題なしです。

他の方も掲載された物を手直しを希望でしたら、訂正版を下記のアドレスへ送って下さい。
[email protected]

このままでいくと次スレが必要な感じですが、どうしましょうか?
878メロン名無しさん:02/12/04 00:22 ID:???
漏れは別に次スレ立ってもかまわん気がする。
なんだかんだでここまで育ったスレだし、期待してなかったのに職人さん来たし(しかも大勢)
大阪板に立てるという話もありましたが、漏れかちゅ使いなんで、
かちゅで読み書きできる板なら他の板でもいいかなと思う。
879鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/12/04 05:34 ID:???
ミネルバの梟さん、名無士郎さんおっつ!こういうもしも・・・のSS
はすごくイイ!これからも頑張ってください。期待してます。
後、当方次スレは900を踏んだ人に任せていいと思います。

オーディソさんへ
マイパソが修理から戻り次第第1話から修正したSSを送りたいと思いますので
ホントお待ちください。^^;
880ミネルバの梟:02/12/04 12:45 ID:???
>名無士郎さん
いやー、やっぱりうまいですね
続きを期待して待っています

私ももっと精進しなくては…
>877で書いたアドレスが使えないっぽいです……すみません。
代わりのアドレスが取得できるまで、訂正版の投稿はちょっと待ってください。
882名無士郎 ◆aW17j5Fl/g :02/12/05 01:45 ID:???
 まだ途中ですが、書きこんでみます。
 >>869-874の続きです。
――――――――――――――――――――――――――――――

「なんだ、声聞いて判ってくれないのか?」

 その声に先に気付いたのは龍騎―歩―だった。

 「あー、よみちゃんやー!」

 「水原…さん…」

 榊も水原 暦の事はよく覚えていた。彼女がライダーになっているであろう事も、ある程度予測はしていた。
 しかし、まさか彼女から本気の殺意を感じようとは…。

 「ライダーになるって、意外に面白いもんだね…。普段の自分に出来ない事が出来るのは爽快だ。特にモンスターを
 血祭りにあげた時なんて、柄にも無く…ぞくぞくするよ。ましてや…」

 榊の背中に冷たいものが走った。声こそ暦のものだが、その言動は明らかに榊の知る彼女のそれではなかった。

 「ましてや…ライダーを倒した時の、あの快感ときたら…ふっ、ふふ…」

 榊の心臓が早鐘の様に打たれる。彼女は既にライダーを倒している…もしかしたら殺しているのかもしれない…。
 暦が片手に剣を提げ、悠々とした足取りで近付いてくる。身じろぎもせず榊はその場に居た。
 いや、動けなかったというのが正確かもしれない。動けない足で、それでも剣を構え、上段から振り下ろされた暦の剣を
受けとめた。想像以上に重い剣の一撃、榊の動揺はまだ続いている。

 「どうしたんだい? 榊ってのはそんなに弱い奴だったっけ?」

 暦が剣に全体重を乗せる。未だ気圧(けお)された状態の榊はあっさりと片膝を着いてしまった。
 二つの剣の接点が暦と榊の間で小刻みに震えながら、ゆっくりと往復する。
883名無士郎 ◆aW17j5Fl/g :02/12/05 01:46 ID:???
 「榊ぃ、あんたが強い事はちゃんと知ってるんだ。そろそろ本気だしてくれない?」

 「み、水原さん…」

 ―戦えない―
 榊はまだ、ライダーを倒した事がない。それは彼女の迷い…心の弱さが原因だった。

 しかし…。

 同時に誰一人死なせないという、強い決意によるものでもあった。

 「水原さん…、ライダーを…他のライダーを…………殺したの!?」

 「そうだと言ったら?」

 次の瞬間、暦の足が激しく地面を擦る。榊が立ちあがり、暦の剣を彼女ごと押し戻したのだ。

 「さ、榊…!?」

 榊が剣を構え、暦に向かい突進する。
 無論、殺意はない。彼女の決意がそれをさせない。
 しかし、それで暦を倒せるのか。
 止めを刺す事は出来ない。

 ―ならばどうする?―

 決意と迷いの中、榊の剣が暦の胸に到達する事はなかった。

 「はっ!?」

 暦は軽やかに身をかわし、擦れ違い様に剣の柄を榊の肩に振り降ろした。
884名無士郎 ◆aW17j5Fl/g :02/12/05 01:48 ID:???
 よろけて足が止まる榊、暦はその瞬間を逃す事無く、榊の腹を蹴り上げた。

 「うあ!」

 激しい痛みに榊はその場にうずくまる。
 そして、混乱した頭で考えていた。
 何故、暦にこんな動きが出来るのか…!?

 「驚いた? あたしもビックリだよ。なんかね、ライダースーツってのは着る人間の動きを補助してくれる様に
 なってるらしいんだ。重要なのは基礎体力、あとは相手の攻撃に合わせて動きを最適化してくれるんだって」

 「………」

 「皮肉なもんでさ、榊…あんたみたいに自分の動きの型が決まってる人間…体が勝手に動いてくれるような人間には
 その、最適化が働かない事があるってさ」

 「な、なんで…水原さんがそんな事…」

 「なんでだろうね? でも…ちよちゃんがそう教えてくれたんだ。ふふふ、あたしに期待してるのかな?」

 暦が剣を振り上げ、榊を滅多打ちにする。遠目に見ていた龍騎―歩―が思わず目を瞑ってしまう光景だった。
 凄まじい剣の応酬に為す術なく、榊は這いつくばっていた。

 「あああ、どないしよ…このまんまじゃ榊ちゃんえらい事に…」

 歩は榊をなんとか助けようと考えた。
 思考は何度も袋小路にはまり、何も思いつかなくなった時、最後に思い当たったのが…カードデッキだった。

 「こ、これや!」

 早速カードを一枚引こうとする。しかし、失敗。
885名無士郎 ◆aW17j5Fl/g :02/12/05 01:51 ID:???
 理由は彼女の右腕にあった。そこには、真っ赤な龍の顔が…。

 そう、歩は既にカードを引いていた、それを今まですっかり忘れていたのだ。
 歩はそれを見つめ、榊達を見つめ、意を決した様に、その場に仁王立ちになった。
 そして左足を榊達の方に向け、右腕を引き、王蛇―暦―に狙いを定めた。

 「え、えーい!」

 歩が右腕を突き出すのとほぼ同時に、上空から降りてきた龍―ドラグレッダー―が火球を吐き出した。
 火球は歩の右腕が向いた方角を正確に追いかける。即ち、王蛇の頭めがけて…!

 直前にカードを引いていたのでは多分、認証音声を聞かれて相手に気付かれていただろう。
 今回は歩の「トロさ」が幸いしたと言える。
 多分、暦にとっても…。

――――――――――――――――――――――――――――――
 取り敢えずここまでで…。
 よみを悪役にしてしまいました。
 よみファンの皆様方、誠に申し訳ありません。

 
886メロン名無しさん:02/12/08 00:37 ID:???
>885
ハラハラドキドキ・・・続きが楽しみ。
折れもよみ萌えだけど、悪役もまた良し!
散り際が美しければ・・・
887メロン名無しさん:02/12/08 09:08 ID:???
やっぱり殺しちゃうんすか?キャラクター…
888鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/12/09 17:07 ID:???
珍しく早く帰ってきたので修正。早速掲示したいと思います。どぞー。
889鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/12/09 17:08 ID:???
あずまんがー龍騎!
「第10話 契約」

「グワァァァ!」
そう叫ぶと榊を襲っていたディスパイダーはさらさらと砂のように溶けたかと思うと、
その砂すら消え、まるで存在していなかったかのように痕跡が無くなった。その時ディ
スパイダーがいたと思われる場所から淡く輝く球体が現れ、穏やかに天へと目指して飛
んでいたが、後ろからディスパイダーを襲った2足歩行型のモンスター=デストワイル
ダーがそれに向かって跳躍したかと思うと次の瞬間にはその球体は消えていた。

(銀色の、モンスター・・・?)

榊の存在に気付いたデストワイルダーはしばらく榊を見つめていたが、突然榊へと一気
に加速して距離を縮め始めた。

(く、状況は変わってない・・・)

榊は内心そう思いながら、ふと、まだ手に持っていたカードを見つめた。その時、ちよ
の言葉を思い出した。

《ライダーはモンスターと契約することによって、真の力を持ったライダーとなるんで
 す。このCONTRACTのカードを何らかの形でモンスターと接触させてみてくだ
 さい。それが、契約すべきモンスターだった時、効果が現れます。》
890鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/12/09 17:09 ID:???
(やってみるしかない・・・)
榊はカードを握りしめ、襲いかかってきたデストワイルダーに向かって走り出した。

「はぁ!」

互いに加速しながらぶつかりあう榊とデストワイルダー。交差した瞬間に榊はデストワ
イルダーの額に契約のカードを素早く接触させた。すると、デストワイルダーの榊へと
振りかぶっていた腕が動きを止めた。

「ゴァァ!!」

その状態のまま、デストワイルダーは天に向かって咆哮した。榊は少し遠ざかりながり
どうなるかとその様子を見ていたが、自分に向き合ったデストワイルダーが先程のよう
に殺気が無いことを知り安心した。やがて、デストワイルダーの声が榊の心に響いた。

(我ハ・・・ですとわいるだー・・・契約ハ成立シタ・・・汝ハ・・・らいだーたいが
 トナリ・・・ 我ハ汝ニ・・・呼バレシトキ・・・何時デモ・・・現レル・・・汝ハ
 ・・・我ニ魂ヲ・・・)
(魂・・・?)

(モンスターの魂・・・アルイハ・・・人間ヲ・・・我ニ与エヨ・・・ソレガ契約・・
 ・破ラレシ時・・我ハ・・・汝ヲ襲ウ・・・契約ハ成立シタ・・・)

言い終わるとデストワイルダーの体内から爆発的な光が出現し、榊が目を開けたとき、
そこには1枚のカードだけが残っていた。そして榊は新たな力を手に入れていることに
気が付いたのであった。モンスターと契約した真の仮面ライダーの力、タイガの力を。
891鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/12/09 17:09 ID:???
『次回予告』

(私も帰ろう・・・)
「これはカードデッキ!?・・・ということはあなたも仮面ライダーなの?」
「私神崎優衣っていうんだけど、この写真の男の人を見たことない?」
『優衣さん、私がちよです。』

生き残らなければ真実も見えない。ライダーよ、生き残るために戦え!
892メロン名無しさん:02/12/09 21:21 ID:???
デストワイルダーとの契約シーン、かっこエエなぁ・・・
続きが楽しみや。
893いらだとばる ◆5jrOzGUTic :02/12/11 22:14 ID:???
第二話、逝きます。とりあえず、前半だけ。
894いらだとばる ◆5jrOzGUTic :02/12/11 22:18 ID:???
『仮面ライダー 神楽』 第二話 <壱>
 安否を気づかう神楽の手が触れると同時に、屈強な戦士の体は、鏡が割れるような音とともに砕
け散った。その後には、同じ姿勢で横たわるひ弱そうな青年の姿があった。あまりのギャップにと
まどいつつも、神楽は声をかけてみた。
 「えっと、あの、貴方は・・・?」
 「そうだ、僕はこんなに強い。なのに、おかしいよね。負けるなんて・・・」
 「負けたって?誰に?ど、どこかやられたのか!腹か、胸か?」
 「僕は、僕は英雄な・・・んだ・・・」
 「あ、あんたなぁ、人の話を聞けよ!とにかく、今すぐ救急車を呼ぶ・・・えぇ!?」
 驚愕のあまり、携帯で119番しようとした彼女の手が止まる。いつの間にか青年の体は、細かい
粒子となって蒸散し始めていたのだ。
 「な、何だこれ?おい、あんた、しっかりしろ。おい、おい、あああ!」
 みるみる彼の肉体は目減りしてゆく。しかし、神楽には何もできなかった。何が起きているか理
解することすらも。
 「えいゆ・・・うに・・・なれば みん・・・なが ぼくに・・・やさし・・・く・・・」
 ついに、青年は最期まで神楽に一瞥すら与えることなく、ただ虚空をうつろに見つめながら消滅
していった。後には、呆然とその場にへたり込んだ神楽がひとり残される。
 「消えちまった・・・」
 のろのろと命の恩人が消えた場所に這いより、地面をなでてみる。血痕どころか、何の痕跡もな
い。・・・いや、あった。ただ、ひとつだけ。乾いたアスファルトの上に、四角いケースのようなもの
が残されていた。
 「何だ、これ?」
 おそるおそる手にとってみる。その色は美しいブルー。そして、動物の顔を意匠した金の浮き彫
りがなされていた。その動物の名は・・・
 「猫か・・・?」
 「・・・虎だ」
 唐突な第三者の声に神楽があわてて振り向くと、そこには一人の男が立っていた。陽炎のように。
 「だ、誰?」
 男は答えず、深い思慮と憂いを帯びた表情のまま、逆に神楽に問いかけた。
895いらだとばる ◆5jrOzGUTic :02/12/11 22:21 ID:???
「・・・その男の戦いを引き継ぐのか?」
 「え、何だって?戦いって、あの化け物との?」
 「・・・選べ。時間がない」
 「あんたもかよ!どうしてこう、人の話を聞かない奴ばかり・・・って、あああ、私の体も!」
 またしても噛合わぬ会話に苛立つ暇はなかった。神楽の手足も先ほどの青年同様、蒸散を始めて
いたのだ。
 「・・・選べ!」
 「くそっ、わけがわかんねぇ!でも、ああ、減ってく!ちっくしょう!やる、やるよ!」
 神楽のいらえを聞くと男は薄く笑い、その右手を前に突き出した。神楽もつられるように、青い
ケースを持った右手を突き出す。
 「え?なんだこれ!」
 いずこから、そしていつの間にか現れたベルトが、神楽の腰にあった。同時に、脳裏に為すべき
動作のイメージが閃く。
 「ええい、こうなりゃヤケだ。とことんつき合ってやるぜ!こうか!」
 イメージをたどり、流れるように両の腕を動かしてゆく。
 「変身っ!」
 気合を入れるように叫けび、ベルトのバックルに青いケースを差し込む。・・・すると!
 「うわわわわわ!こ、これはさっきの!?うわ、うわぁ」
 神楽は思わず声をあげた。一瞬のうちに、己の姿が先ほどの異形に変わっていたのだ。驚愕、そ
して歓喜。バックルの辺りから全身へと、爆発するような勢いで『力』がみなぎってゆく。
 「仮面ライダータイガ。それがその姿での名だ」
 男はおごそかに言い、彼方の一点を指差した。そこには強く輝く一枚の鏡があった。
 「行け。・・・時間だ」
 「時間って?あー、まだ消えてる!これじゃあ意味がないじゃんか、おい!あれ?」
 なお収まらぬ蒸散に神楽が抗議しようと振り向くと、すでに男の姿は消えていた。選択の余地も
迷っている暇もない。彼女は渋々、男の示した鏡へと走り出すしかなかった。
 しかし、その、ただ走るという行為が、彼女に新たな驚きを与えてくれた。
 (す、凄ぇ!なんて加速だ!チャリで下り坂飛ばしても、こうはいかねえぞ、ヒャッホー!)
 何があったかも一時忘れて、神楽は歓声をあげながら光る鏡に飛び込んでいった
896いらだとばる ◆5jrOzGUTic :02/12/11 22:36 ID:???
第二話 <弐>
閑静な住宅街の一角にその喫茶店はあった。落ち着いた造り。センスの良い調度。そして美味し
い紅茶。隠れた名店として常連客に愛されている所以だ。しかし、今は店内に客の姿はなかった。理由は簡単、ドアにぶら下がっている『臨時休業』の札がそれだ。
ひとり、店内に女性の姿があった。まだ若い。二十歳前だろう。耳のやや下で真っ直ぐに切り揃
えられた黒い髪が揺れている。テーブルに頬づえをついて、可愛い顔をもったいないぐらいに歪
めて、ご機嫌斜めの様子だ。
その娘が、ため息をひとつついて立ち上がろうとした時だった。大きな窓ガラスの一枚からまば
ゆい光がほとばしるや否や、そこから何者かが「ヒャッホー!」と飛び出してきたのは。あまり
に異様な、というかバカげた事態だった。しかし、彼女は平然とそれに近寄って声をかける。
「やっと戻ってきた!東條くん、ちょっとあんたねぇ!!」
一方、それ――タイガである神楽は、困惑の極みにあった。てっきり鏡を抜けたら元の場所、球
場外周に戻るのかと思いきや、見知らぬ喫茶店に現れてしまったのだから。窓ガラスに映る自分
の容貌は、室内の景観から明らかに浮いていて・・・なんだか、ものすごく恥ずかしい。
(えっと、あうう、いったい、どーなってんだ)
娘の方も、問いかけを無視されて頭にきたようだ。タイガの肩を掴んで、声を荒げる。
「こらっ、こっち向きなさい!あんた、いったい・・・」
神楽はやっと彼女の存在に気づき、振り返る。同じタイミングで変身が解け、生身に戻った。
「ええっ?と、東條くんじゃあ・・・ない。え、あ、あんた、もしかして神楽、神楽なの?」
「かおりん!お、お前、かおりんじゃねぇか!」
二人はしばし目をパチクリさせて見つめあい、やがて、声を合わせて叫ぶにいたった。
「「ええ〜なんで!?」」
神楽と彼女――かおりは高校時代のクラスメイトだったのだ。
897いらだとばる ◆5jrOzGUTic :02/12/11 22:45 ID:???
 ――数分後、やっと落ち着いた二人は、向かい合って店内の一卓に座っていた。不思議な体験の
経緯を話し終えた神楽は、一息いれるように、かおりが淹れてくれた紅茶をすすった。
 「う、美味ぇ!うちの編集部のティーバックとは、えらい違いだ」
 「ふん、当たり前でしょ。葉っぱからして違うのよ。第一、淹れ方だってねぇ・・・」
 「はいはい。ところでさぁ、今度は私が聞いていいか?一体、何がどーなってるのか」
 かおりは大きくため息をつくと、天井を仰いだ。
 「はぁぁ〜、何から話せばいいものやら」
898いらだとばる ◆5jrOzGUTic :02/12/11 22:51 ID:???
――三杯目の紅茶を神楽が飲み終える頃、かおりの話はやっと一段落ついた。
鏡の向こうの異世界、ミラーワールド。
そこから襲いくる、人肉を糧とするモンスター達。
その捕食行動こそが、一連の失踪事件の実態であること。
そして人の身であるながら唯一、その悪鬼どもと戦う力を持つ仮面ライダーの存在。
いずれも、先ほどの体験がなかったら、現実主義者の彼女には到底受け入れられない内容だった。
 「あれがミラーワールドだったのか。そこで私を食べようとしたのがモンスター。くっ、じゃあ
失踪した人たちはああやって奴らに食われて・・・畜生ぉ!」
神楽の目に涙が浮かぶ。取材の過程で何人も会った失踪した人々の関係者。皆、その生存を信じ
て疑っていなかった。なのに、なのに!
「私は運良く助けられた。仮面ライダーのタイガに。そして、今は私が」
 ジーンズの尻ポケから件の青いケースを取りだして、神楽は言った。涙をぬぐいながら。
 「私がその仮面ライダータイガ・・・!あのクソ野郎どもと戦う力がある・・・よぉし!」
 「落ち着きなさいよ、まだ話しとかなきゃならないことが・・・」
 いますぐにでも戦いへと走り出しそうな旧友を制し、かおりは話を続けた。
 「そ、そうだ。ねぇ神楽。そのケース――カードデッキって言うんだけど、ちょっと見せて」
 「ん、いいけど」
 かおりはデッキを受け取ると、いそいそとカードを取り出してテーブルに並べ始めた。
 (やった、とうとう中が見れる!どれどれ、これが『封印』、これが『召喚』・・・手強そうな虎ね。
『ストライク』・・・あの鉤爪か。『フリーズ』・・・何かな?氷?そして『ファイナル』・・・一体、どん
な技?東條の奴、教えてくれなかったし。ほんとあのバカ、聞かれもしないことは自慢げに話すく
せに、肝心なことは何一つ・・・)
 「しっかし、かおりんの家がサテンだったなんて知らなかったぜ」
 「はいはい、どうせ興味もなかったんでしょ。私の家のことなんか」
 のん気な神楽の問いに生返事をしつつ、かおりは真剣な表情でカードの分析を続ける。それは一
体何の、そして誰のためなのか?
 (まー、デッキを他人に見せて平然としてるバカよりましかもね。・・・でも、嘘、これだけなの?
これがベルデとファムを連破したタイガのデッキ構成?)
899いらだとばる ◆5jrOzGUTic :02/12/11 22:58 ID:???
「ところでさぁ、そのカードって何?」
「ええ!えっと、これはねぇ」
 聞いて当然の質問が、やっと神楽の口から出た。かおりは内心の動揺を必死に抑えて答える。
「か、仮面ライダーはね、このカードに描かれた武器や技を使えるのよ。た、例えば・・・」
 かおりは、あわてて並べたカードの一枚を手に取った。
「これ、『ストライク・ベント』を使えば、大きな鉤爪を装着できるのよ」
「鉤爪、あれか!私も見たよ。あいつ、えっと、東條っていうのか?その爪でモンスターを倒し
てた!格好良かったぜ、へへへ。で、カードをどうすれば爪が出てくるんだ?」
「そ、それはね・・・」
瞬間ためらった後、彼女は答えた。
「デッキから引き抜くだけでいいのよ。あとね、抜くときも頭の中で使いたいカードを念じてや
れば、自動的に望んだカードが引けるそうよ」
「へー!そいつはスゲぇや!わくわくするぜ。でもさぁ、なんでそんなに詳しいんだ」
「聞いたのよ。と、いうか、勝手に語ってくれちゃったんだけどね。東條くんが」
うんざりとした顔で、かおりは答えた。しかし鈍い神楽はそれに気づかない。
「へぇ〜、東條ってもしかして、かおりんの彼氏?ここで一緒に暮らしてたとか?」
それどころか逆に、致命的に『逆撫で』な問いかけをしてしまった。
「ば、ば、馬鹿ぁぁぁっぁぁ!んなことあるかぁぁぁ!なんで私があんな気色悪い男と!」
立ち上がり、神楽の胸倉まで掴んでかおりは叫んだ。
「わ、悪りぃ悪りぃ!私が悪かった。落ち着けって」
さすがにマズいと思ったのか神楽もわびをいれ、かおりの口調も少し和らいだ。
「ふー、まあいいわ。死んじゃったんだし。もうあの顔見ずにすむんだから」
「・・・おい、それはないだろう」
今度は逆に神楽が聞きとがめる。東條は彼女にとって、命の恩人であることには変わりないのだ。     
「ふん、何も知らないくせに。あんな奴、一分一秒でも早く死んだ方が、世のため人のためなの」
「おい、いい加減にしろ!!」
激昂して、かおりに掴みかかろうとする神楽。しかし、その手が彼女に届くことはなかった。
900?}?b?N?I?h?i?[???h:02/12/12 15:52 ID:3Lrz4Ayz
900ゲットーーーーーーーーーー!!!
901男万個:02/12/12 15:56 ID:???

 大学どこ?

902??????????:02/12/13 11:53 ID:5/21GXIS
ディスパイダーが一番出てるね。あずま士郎のを抜かすと。
903鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/12/13 12:09 ID:???
何故ageるか当方は小一時間ほど問い詰めたい。
904鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/12/13 13:25 ID:???
【あずまんがー龍騎!作/鷹】
【第11話想い】

榊はつかつかと近づき、そのカードを拾った。カードにはCONTRACTという文字
の代わりにDESTWILDERという文字と今にも動き出しそうなデストワイルダー
が力強く描かれていた。

《汝ニ・・・呼バレシトキ・・・何時デモ・・・我ハ・・・現レル・・・》

デストワイルダーの会話を思い出す榊。その手にもっていたカードがディスパイダーの
時と同様に痕跡1つ残さず消えていった。
(あ・・・消えた。大丈夫かな?)
そんな榊の内心に答えるように彼方からデストワイルダーの咆哮がかすかに聞こえた。
(私も帰ろう・・・)

榊はちよが指し示した鏡の中へと入った。すると榊のライダースーツからガラスが砕け
るような音が聞こえた。途端に変身が解け、先程のアトラクションの前へと戻っていた。
ゆっくりと立ち上がった榊を、心配そうにかおりんが見つめていた。

「榊さん、大丈夫でしたか?」
「ちょっと痛むけど、平気・・・」

その言葉を聞いて青くなるかおりん。
「どこか痛むんですか榊さん!?」

榊はミラーワールドでの出来事を話した。話し終え、榊が空を見上げると、雲が金色を
帯びており、もうすっかり夕暮れとなっていた。
905鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/12/13 13:26 ID:???
「・・・そうなんですか。榊さんはもうモンスターと契約したんですね。」
「うん・・・まだ、気付いてないの・・・?」
「ええ。って榊さんその人を背負ってどうするんですか?」
「心配だから今日は私の家に連れて行くよ・・・」
「な!!だったらこの人は、私の家に泊めます!絶対ダメー!!」

榊は今まで見たことがないくらいのかおりんの強気な態度に驚いた。しかし結局は榊の
「私は一人暮らしだし・・・それに、その、心配だから・・・」
と言う一言に渋々うなずくかおりん。名残惜しそうに榊を見つめながら家に帰るかおり
んを見届けた後、大学に進学した時から借りているマヤーの待つ部屋へと歩き出した。

「ただいま、マヤー」

榊の帰りをイリオモテヤマネコでもあるマヤーはすぐに気付き、奥の部屋から飛び出し
てきて榊の足へとじゃれついた。そんなマヤーを嬉しく感じながら、自分のベットの上
に女性とカードデッキを置いて、マヤーに食事を与えた。元気一杯に食べるマヤーに優
しい笑みを浮かべながらじっと見ていた榊だが、ベットの上から微かな声が聞こえてき
たので急いでベットへと向かった。

「う・・・ん」
「・・・気がついた?」
「・・・あなたは誰?それに蓮は・・・?」

強い意志を眼に宿した若い女性、神崎優衣は周囲を見回した。
(この人の部屋なのかな?でも、なんで私はここに?・・・!!)
優衣は自分のすぐ近くに置いてあった榊のカードデッキに気がついた。

「これはカードデッキ!?・・・ということはあなたも仮面ライダーなの?」

榊はうなずき、ディスパイダーに優衣が襲われていたこと、いつまでも気絶から覚めな
いから自分の家に連れてきたこと等を話した。
906鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/12/13 13:26 ID:???
「・・・そっか、あの白い糸はやっぱりモンスターだったんだ。あなたが助けてくれた
 の?」
「友達と一緒に・・・」
「ありがとう。私神崎優衣っていうんだけど、この写真の人を知らない?」

そう言うと優衣は大事そうに小さなカバンから1枚の写真を取り出した。そこには悲し
そうな、寂しそうな不思議な笑みを浮かべている1人の男の姿があった。

「士郎って言うんだけど、どこかで見たことない?」
「・・・見たことはないと思う。」
「え・・・?だったらそのカードデッキはどこで手に入れたの?」
「これはその・・・ちよちゃんから」
「ちよちゃん?」
『優衣さん、私がちよです。』

突然の第3者の声に戸惑う2人。榊は壁に取り付けた全身鏡の中にミラーワールドで自
分の運命を変えた友人、ちよがいることに気がついた。

「ちよちゃん・・・」
「あなたが・・・?でも、何で鏡の中に?それにその姿は・・・?」
『榊さん大変申し訳ないんですけど、少し席を外してもらえますか?』

今までに無いちよの態度に戸惑う榊。だが榊はうなずくと部屋の外へと向かった。
(ちよちゃんの知り合いなのかな・・・?)

榊は夜空を見上げて、1つの流れ星を発見した。流れ星は尾を引いてゆっくりと消えて
いった。
907鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/12/13 13:27 ID:???
【次回予告】

「・・・パラレルワールドって聞いたことありませんか優衣さん?」
優衣は手に握り締めていたカードデッキを床に落として泣き始めた。
「どうして、教えてくれないの?」
「・・・わかったわ。あなたの話を信じる。私も、戦いを終わらせる為に戦う!」

【生き残らなければ真実も見えない。ライダーよ、生き残るために戦え!】
908??????????:02/12/13 13:46 ID:5/21GXIS
あずまんがー龍騎!と仮面ライダー神楽も本編の人物が出てきたな。
909メロン名無しさん:02/12/13 22:00 ID:???
>907
乙〜!しかしアプのペース速ぇぇ!もうラストまで考えてあるんですか?
910鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/12/13 23:13 ID:???
>907 流れとED・エピローグぐらいは・・・^^;
早く全話を書き上げて修正&UPの流れに入りたい今日この頃。
関係ないけど龍騎の劇場版サントラの神崎士郎はイイ!ね。
911鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/12/14 03:19 ID:???
【あずまんがー龍騎!作/鷹】
【第12話優衣】

「あなたが優衣さんなんですね・・・」
「私を知っているの?なら答えて!ここはどこなの!それに蓮は一体何処にいったの?」
「・・・パラレルワールドって聞いたことありませんか優衣さん?」
「パラレルワールド?」

「自分の今生きている世界とは違う無数の可能性の世界。ここもそんな世界の1つなん
 です。ここではカードデッキを使って戦う必要も無いしモンスターから人を守る必要
 もありませんでした。皆が自分の生活を生きる、そんな世界でした。それが士郎さん
 が現れたことによって変化してしまったんです。」

「兄さんが何をしたの?」
「士郎さんが、ミラーワールドをこの世界に持ってきたんです。それ以来モンスターが
 現れるようになってしまいました。あなたはその時、モンスターに襲われていたので
 この世界に一緒に来てしまったと思います。ですからこの世界ではあなたの知ってい
 る人は私と士郎さん以外は誰もいないと思いますよ。」
「・・・」

あまりのことに黙り込んでしまう優衣。そんな優衣を見ながら、ちよは鏡の中から榊の
ベットの上にカードデッキを置いた。思わず優衣はちよが置いたと思われる場所に振り
返った。その場所には白鳥を象った絵が描かれている白色のカードデッキがあった。

「真実を知るためにはあなた自身がライダーとなりこの戦いの中に身を投じる必要があ
 ります。何故なら、真実はライダーの先にしか見えませんから・・・」
優衣はカードデッキを手に取ったが、ちよを強く睨みつけてそれを一蹴した。
912鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/12/14 03:19 ID:???
「ライダーになるなんて・・・絶対に、いや!ライダーは願いを叶えるためにライダー
 同士で戦わなきゃいけないって蓮が言ってた。私は自分の願いのために人を殺すなん
 て出来ないよ・・・真実を知るためにはライダー同士で戦わないといけないの?私は
 唯、兄さんがどうして何も言わずに消えたか知りたいだけなのに・・・」

そう言うと優衣は手に握り締めていたカードデッキを床に落として泣き始めた。そんな
優衣の様子を見てちよは言葉を付け加えた。

「そうでしたか。でもこの世界では、そんなライダーは一人もいませんよ。今は・・・
 でも士郎さんはあなたの為にカードデッキを作ったんですよ」
「私の為に?」
少し落ち着いてきて泣き止んだ優衣はその言葉を聞いては問い返した。

「優衣さんは何も知らないんですね・・・それなら、知らない方が良いと思います。」
「どうして、教えてくれないの?」
優衣の質問に静かな笑みを浮かべながらちよは話を逸らした。

「・・・優衣さん、私はライダーになっても誰も傷つけずに戦いを終わらせる方法を知
 っています。あなたもライダーとなって協力してもらえませんか?」
「それは、本当なの!?」
「ええ・・・その方法はミラーワールドの中心にある、コアミラーを破壊することです。
 そしたらミラーワールドは粉々に砕けてゆきます。」

「コアミラー?」
「モンスターの生まれる場所のことです。コアミラーはミラーワールドを常に移動して
 いますので私1人ではとても見つけれません。だから私はみんなにモンスターから身
 を守ってもらうため、そして一緒にコアミラーを探してもらう為にカードデッキを渡
 しました。」
913鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/12/14 03:20 ID:???
「でも、その人達がライダー同士で戦い始めたらあなたはどうするの?」
「そんなことはないと信じています。でも、もし万が一そうなった場合・・・私が全力
 で止めます」
そう言うとちよは自身の持っているデッキを優衣に見せた。

「あなたも、ライダーなんだ・・・」
「ええ。私1人だけ見ているわけにはいきませんから。優衣さん、あなたが元の世界に
 戻る方法も私が探しておきますから、その間、デッキを使ってコアミラーを探してく
 ださい。皆で協力してコアミラーを探した方が、効率もいいしそれに・・・早く見つ
 かるほど、モンスターの犠牲となる人も減ってくれます。優衣さん手伝ってください。
 お願いします・・・!」

そう言うと鏡の中からちよは優衣に向かって頭を下げた。そんなちよを見て、優衣は床
に落としたカードデッキを再び拾った。

「・・・わかったわ。あなたの話を信じる。私も、戦いを終わらせる為に戦う!」
「ありがとう、優衣さん・・・」

それを聞いてちよはほんの少し微笑んだかと思うと現れた時と同じようにすぅっと鏡の
闇の中へと消えていった。

(私が仮面ライダーになるなんて・・・。ふふ、蓮が聞いたらきっと驚くわね。そうだ、
 部屋の外に何も言わずに出て行ってくれた女の子を呼ばなきゃ。榊さん、だったかな)

優衣は立ち上がった。途中で茶色の大きな猫に遭遇して驚いたが、そのまま家の外で待
っていた榊に話が終わったことを伝えた。
914鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/12/14 03:21 ID:???
【次回予告】

『ファイナルベント』
「プリズムベント・・・」
《奪った8つのデッキを返せ・・・》
「・・・」

【生き残らなければ真実も見えない。ライダーよ、生き残るために戦え!】
915メロン名無しさん:02/12/14 22:40 ID:???
>914
速っ!と思てたらすでに次の話がアプされてるし!
TVスペシャルの設定生かしてるのも面白い。ちよのデッキが何かも気になる。
916鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/12/15 01:17 ID:???
>915 そういうレスは嬉しいです。もっと頑張ります!
次スレは・・・どうするんだろ?
久しぶりに来てみたら新人勢の勢いが凄い……負けそう、つか負けてます(w

次スレはどうしましょうかね? 出来れば名無しの方に立ててもらうのが公平で良いかと。
一応テンプレみたいな物は作ったほうが良いんでしょうか?
918鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/12/15 08:35 ID:???
じゃあ当方少しテンプレでも作っときマス。

あずまんが大王で仮面ライダー龍騎2

みんな、ずっと、一緒…の筈だったのに、どうしてこんな事に!?
こんなの、酷すぎるよ…だが、それがお前達の運命だ
戦え、ライダーは戦わなければ生き残れない…
果たして、彼女たちはどう戦い、どう生き残るのか!?
919鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/12/15 08:35 ID:???
前スレ
あずまんが大王で仮面ライダー龍騎
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/asaloon/1023956889/l50
関連HP
あずまんが大王で仮面ライダー龍騎(オーディソ氏のSS保管所)
http://members.tripod.co.jp/AzumangaRyuki/index.html
920鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/12/15 08:46 ID:???
後思いつかんなー・・・だれか補完お願いします。
>鷹さん
まだ1スレ目ですし、テンプレはこれで良いと思います。

そろそろ容量も危なくなってきたようです。
>930辺りの方、新スレの方を宜しくお願いします。
922鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/12/16 17:33 ID:???
オーディソ氏へ
修正した第一話とプロローグを書き込んでおきますので、よろしければ保管所に
保管して下さい。
923鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/12/16 17:34 ID:???
【プロローグ】

高校の卒業式を終えた、春。泣いて、くしゃみして、お礼して、写真をとって・・・
穏やかな卒業式を迎えた後、かつての友人達は最後にマジカルランドへと行った。

『また会おうね!』

という言葉と共に、それぞれの道を歩き始めた。
・・・舞台は太陽の恵みの季節でもある、夏から始まる。彼女達はこれから自らの運
命を大きく変える出来事に出会うことになる。ちよと。ミラーワールドと。そして仮
面ライダーの力と・・・
924鷹 ◆f.SwudF.K6 :02/12/16 17:37 ID:???
【あずまんがー龍騎!作/鷹】  
【第01話榊と神楽】

始まりは榊の高校時代からの友人でもある、神楽からの一本の電話だった。

「はい・・・」
「よ!榊。神楽だけどさ、明日会えねーか?実は頼みたいことがあるんだー。」
「明日・・・」
榊は取り付けてあるカレンダーに視線を向けた。

「・・・大丈夫」
「よっしゃ!待ち合わせ場所だけどさ、マジカルランド前の喫茶店で時間は・・・」
「・・・わかった」
「よしと。じゃ榊、明日また会おーな!」

神楽は詳細を榊に伝えて電話を切った。次の日榊は待ち合わせ場所でもある、マジカル
ランド前の喫茶店へと向かった。そこではすでに待っていた神楽が榊に手を振っていた。
「おーい榊こっちだー」
「神楽・・・」
「おはよう!・・・すっげー久しぶりだけどお前全然変わってないなー」
「そうかな・・・?」

再会した榊と神楽はそのまま喫茶店へと入った。注文を終え、店員が去った後、周りを
気にしながらこっそりと神楽が榊に言い出した言葉がこれだった。

「なあ榊、仮面ライダーって知ってるか?」
「かめんらいだー・・・」
「ほら変身!とか言って悪の組織と戦うやつ。」

神楽は立ち上がると、右手を引き左手を斜め上に向かって伸ばして変身ポーズをとった。
そんな神楽に対して、顔を真っ赤にしながら榊は慌てて言った。
925鷹 ◆f.SwudF.K6
「その、少し恥ずかしい・・・。」
「あ、悪い悪い。それでさ、今、こんなの持っているんだ。」

神楽は椅子の下に置いていたカバンをテーブルの上に置きごそごそと何かを探し始めた
が、やがて見つけたらしく嬉しそうな表情をしながらテーブルにそれを置いた。
『カタン』
軽やかな音が鳴った。神楽は満面の笑みを浮かべながら榊がそれを手にとるのを見ていた。

(何だろう?名刺入れかな・・・)
「これさ、たくさんあるんだー♪」
神楽はそう言うと、もう1つテーブルの上に置いた。

「・・・これは?」
「さー私もよくはわからないんだけどさ、テレビには写ってたよ。日曜日の朝のチャンネ
 ルって、特撮とかがやってて弟と一緒に時々見るんだけど、その時、これとそっくりな
 ものが写っていたんだ。あ、そうそう特撮って、えーっと・・・ウルトラマンとか。」

「・・・どこで、見つけたの?」
「ん?これか?これは今朝机の上に置いてあったんだ。で、弟に聞いてみたら仮面ライダ
 ーりゅき?が変身するときに使う「カードデッキ」ってさ。つまり、これがあったら変
 身できるかも知れないってことだぜ!」
「変身・・・」

榊は今まで聞いたことが無かった変身という言葉に空想の翼を広げた。