【舞-HiME】藤乃静留総合スレ13【嬌嫣の紫水晶】

プロフィール＆インタビュー

名前： 藤乃　静留
よみがな： ふじの　しずる
年齢： 17
身長： 162cm
体重： 46kg
血液型： AB
誕生日： 12/19
星座： いて座
B/W/H： 85/57/82

INTERVIEW：
Ｑ：好きなことは？
「可愛らしい女の子見るんは、楽しおすなぁ」
Ｑ：苦手なことは？
「急かされるんは嫌いどす。物事はゆっくり構えへんと」
Ｑ：好きな食べ物は？
「いもぼう。ご存じおすか？」
Ｑ：好きな言葉は？
「『玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば　忍ぶることの弱りもぞする』」
Ｑ：好きな色は？
「薄紅藤、半色（はしたいろ）……薄い紫系の色とかが好みどす」

声優：進藤尚美

前スレ
【舞-HiME】藤乃静留総合スレ12【殉逢】
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1119520826/

まとめサイト
ttp://moesizuru.fc2web.com/

>>1
乙

ついでに本スレより
http://age.tubo.80.kg/age01/img-box/img20050704020236.jpg

>>1乙！

ナツキの髪型かわいいなぁ
アリカの前できどるナツキに、シズルがおでこツンッ♪てやるところが見たいよ

　　　　　　,ィ^ '⌒'｀ヽ､
　　 　 　 /ﾊ/_v､l_ヽl　 i
　　　　　l !l '､_,　 ､_,.| l |
　　　 　 l ||　 ,ィ==､｜! ! 　　>>1はん乙どすえ
　　　　 ﾉ !| ｿ 7_ ﾆ{ノ! l l
　　　　{　l/(_ ｲ-.rく_┤| 〉
　　　　 Vヽ _ｽニ｀_/ 入
　　　　/　 /lニYTﾆく 　 ヽ
　　　　｀ｰ1人､/-ヽｸiヽ- '
　　 　 　 r'´, -〈 r‐､ ﾄ､|
　　　 　 rV {　　l!__,.V ├i
　　　 　 ｀!T'ヽﾆ ﾍ= ﾍ´| |
　　　 　　| |　 ヽ　 i　 |｜!
　　　　　 |_|　　├ ﾍｰ1.! !
　　　　　 Ll　 　 ー'^ｰ' Ll

>>1
乙HiME

ゲーム版をちょっと進めたので、
ゲーム版ネタで静なつ絵を描いてみた。
ホントはここに投下して反応みたいとこだけど、ここだとネタバレがこわいので
ｺｿｰﾘHPにあげとく事にする。
見つけた方もここには書かないでおいて下さい。(__)

>>1
乙！

>>1
舞乙

>>6
どこかわからないけど了解どす

　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　　 　 /:/: : : : : : : : : ; : : : : : : : :ヽ: ヽ
　　　　　　 　 /:/: : : : : : ; : : : ﾊ: : : ､: ｉ: : : :ヽ: :',
　　　　　　　 !: ｌ-:‐:‐:': :´: : ／　ヽ: : ヽ| : : : : ｌｉ: |
　　　　　　　|: : L:＿:_; - '´　　　　ヽ:､ | : : : : ｌｌ: |
　　　　　　　|;.-､:! ヽ、　　　　_, -―　｜: : : : ｌｌ: |
　　　　　　 ｒ_''ｰ'ﾊ ｆ�gﾐ　 ｀´　'ｆ�bｉヽ, | : : :ｉ: :!!: |　　　　>>1乙！！
　　　　　_/-､_}7〈l　'='ﾞ　　　　 `='ﾞ '　 |: : : ｌ: :! : !
　　　　 / ヽﾄ､}::::ﾊ　　 〈 ､　　 　 　 　 !: : : ｌ: ｌ:.: :|
　　　　 |　 'l　|:::f /＼　　ﾏ ￣ヽ　　 ,ｲ: : :.ｌ:: !;:.: :ｉ
　　　　 l 　 !,ﾍ:::| ! rf''ﾞヽ、 ﾞ＝'´　／ l: : : ｌ:: ｌ>;. : ｉ
　　　　ﾉ　　ヽ_Y/　!ヾ<´::｀;'オ ' ´　 .! : : ｌ.:: l　{:. : ｉ
　　　,ｲﾆ_-､　r'ｉ__,r{　　|}<　ﾉ　　 　 ! : : ｌ.:: :! ノス;_ｉ__
　　/　　　`' `|::ﾄ、 ＼　ﾘ:::`７::ー―!: : :!.::: :ｌ　　　 | |　｀ヽ
　 /　　　　　 |::| ヽ　　Y::::::/::::::::::::/ : /.::: :/　　 　 ! !　　 ヽ

前スレ埋まったか。
>>1
乙です！！

前スレ>>1000GJ！！

漫画版舞乙は８月かららしいですね。描くのは同じ人だけど、今回は静なつ期待できるかな？

漫画版静留、最後にきて名誉挽回だな
アニメでもあんなやり取りが見たかった

最終回、でぼちんとのやりとりいいねー。

>>12
同じ人が描くのか…あの人の絵柄苦手なんだよな。

アニメ・漫画・小説・ゲームときて一番扱いがいいのはアニメだけだしな
あまり期待しないで流し読み程度でいいんじゃね

まぁ絵は確かに何かが変だが、最初の頃と比べたら格段にマシになってたぞ。
会長可愛いかった

アニメの主役はなつきと静留って言っても過言じゃない。
漫画は楯がﾄﾘｰｽﾞﾅｰで、なつきがストレイトだからやっぱりその二人の話。
ゲームは身内贔屓が酷いがまあやはり目立つゲソヘビ。
一方、ナカガワの小説は舞衣が主人公。珍しい。

いや、アニメの主役は明らかに舞衣と命だぞｗ
なつきと静留は濃密に書かれただけで、物語の進行的にはいてもいなくても変わらないし。

他メディアではアレでも
公式だしアニメで扱いがよければそれでいいかな

ま、静留は本来脇役なわけで。
21話以降はメインだけどね

前半は地味だけど、
後半は完全に主役を食ってたしなw

しかし舞衣とはあまり接点無かったな

舞衣の場合不人気キャラとしか戦って無いから、物語の本筋なのにサイドストーリーの静留に
喰われてしまったんだろうね。

終盤の対戦リスト：シスター・キンゲ・命・黎人・黒曜の君（丸いヤツ）

対する静留は
でぼちん（雪之）・一番地（三人婆）・奈緒・なつき

>>23
揉まれたぐらいじゃ不満？まあCDだけど

乙では幸せになってほしいなぁ。今さらだけどいくら親友を止めるためとはいえ、心中するなんてすごい覚悟だよな。友達止まりの感情で出来ることじゃない。

最終回直後は、堪忍な♪…に絶句していたが、だんだんと会長の魅力がわかってきた。

なつきだけじゃなくでぽちんとのやり取りの際の、澄ました姿もいいなぁ、と

漫画版・・・今度こそは会長を乙HiMEにして、セクハラ担当八面六臂の大活躍

・・・とまではいかなくとも、せめてなつきといちゃつかせて欲しいな。
早い話が見せ場をこう、もうちょっと。

>>23
アニメ本編ではまともな会話シーン無かったなぁ
舞乙ではアリカと接点多そうで嬉しい

舞衣はもっと命との関係に焦点をしぼると良かったかもなぁ。楯いらないんだよなぁ、クライマックスだとどうも。

どうでもいいがなんか静留は命を可愛がってそうな気がする。お菓子あげたりとか。

>>29
先物買いだな。

ファスナーマスコット15個目にして、やっと静留がｷﾀｰ！
最後に出てくるなんていけず〜。
収穫→奈緒2個　千絵2個　vipper ロボ子　凪　
　　　　でぼちん　真白　舞衣　命　碧　二三　紋章　静留

何故こんなに買う破目に・・・。
このお金でゲーム買えばよかったかも？
まぁ、静留への愛ってことか・・・。

>>31
すげえな・・・
あんた静留ファンの鑑だよ

>>31
多分あと15個買ったら、なつきが出るんで、セットで飾ってやって下さい。

メガミマガジン買って来たけど、表紙からして激しい抵抗感が。(；´Д`)
でも静なつラブラブ天驚拳が見られたから満足。(*´Д｀)ﾊｧﾊｧ

>>34
アリカはﾌﾞｰﾝか。
早速はぶられてるニナ(´・ω・)ｶﾜｲｿｽ

全スレで話題になった進藤尚美がゲーム版の感想言っているのって
何処から？？

ゲームで全ルート攻略すると聞ける声優インタビュー

ゲームはスルーしてしまったけど、そのインタビューが聞けないのは
心残りだよ

周りの景気のイイやつを舞ＨｉＭＥに嵌めてゲームをヤラセロ

地声は割と静留っぽい。なつきの人は『あんなぶっきらぼうな人をクリアしてくれてありがとう』って言ってた。やっぱ静留に対してだけはそうでもなかったけどw

お仕置きクルーガー ｴﾛｽ!

個人情報の価値...
性癖は病状、宗教などと並び３０マンか。

ttp://ranobe.sakuratan.com/up/updata/up44584.jpg

やっぱアニメ最高！！
なつき、おっとこまえ！！！

静なつのために生まれて初めてアニメ雑誌買ってしまったよ…。まぁ大満足だけどw にしてもやっぱ静留が男性役なんだね。ダンスはなつきにリードしてほしいなぁ。

>>34にうｐされているのを見る限り、二人は初っ端から意味深な関係みたいだね。
良い事だ。(*´Д｀)ﾊｧﾊｧ

最初っからバレバレってことは、それ以上深くは踏み込まないんだろうなぁと悲観的なのはダメ？

静留というｷｬﾗは好きだが
日常生活では
彼女はなつき以外には地味に嫌な奴だなあ…

日常って現実にいたらってことか
それとも物語内の日常ってこと？
現実なら高嶺の華だろーが…

>>46
前向きにいこうぜ。
踏み込まなくても二人一緒にいるだけで妄想できるし。

>>47
でぼちんの気分か？
個人的にはいやな奴だと感じる距離って
実は静留的には距離かなり近いほうなんじゃないかと思うんだが…。
彼女自身にとって興味ない人にはそつなくいい人だなって思わせるだけで終りっぽい。関れない感じ。

まぁ、静留はなつき以外どうでもいいからなｗ
ただ普段の静留は人当たりのいい人と周りからは映ってると思うよ

>>47
別に普通に付き合う分には問題ない人だとおもうが・・・

>>46
漏れはそのままの関係でいくとは思ってない。
静留が途中で裏切るとかそういう展開がありそうな気が

ゲェム内の印象なんでお気に召されるな

静留ｼﾅﾘｵのなつきって王子さまみたいなことサラッと言うよね。ますます惚れただろうなぁw

>>24
やっぱり、でぼちんと戦ったとしか思えんよねｗ

なつきが子供に優しくする描写があったけど..
あの場面でなら本来のクライシスなら子供にも容赦無さそうだな。（なつき好きですよ？

なぜシズルが主人を持たないのかとかその辺の話はやるだろうね。そしてその理由はもちろん、ナツキと一緒にいたいから！…だといいなぁ

スレの流れが、ここ最近のスーパーペースから、まったりモードに戻ったなｗ

ほっとしたような、残念なような、妙な気分だ･･･。

メガミマガジンであれだったのだから、
今月の他のアニメ誌だとどんな静なつ絵が…とﾄﾞﾘｰﾑｼﾞｬﾝﾎﾞな俺(*´∀｀*)


それはさておき、
メール欄にsageを入れてくれお前等。

前スレではゲーム・フィギュア・メガミマガジンと何度も燃料補給があったからねえ。
次の燃料はまたアニメ誌かな。

お、ちょい内容が被った。
アニメ誌のバレは早ければ木曜あたりですかね

影の燃料は幾度か繰り返されるこの質問
『この人なぜレズなの？』

まあ本編で語られてない以上答えはないんだけどな。

DVDの表紙もそろそろだと思われ。

DVDのジャケっていつも何時頃わかるんだったっけ？

１０日あたりに公式かな？
もしかしたらバンダイのページの商品情報の方が早いかも。

ああ、そういやバンダイビジュアルの商品情報は早いね

ディステニープリンセスは20日か。これは次スレになってるかな

ごめんなさい。静留フェチだったんですが、なつきサイドに
堕ちてしまいました。

>>69
堕ちてしまった要因はなんだい？ｗ

＞＞69選ばれし者だったのにッ！！

>>69
残念だ兄弟だと思っていたのに、

俺も、まあ癒着しすぎて甲乙つけらんない位どっちも大好きってのが心情だったりするけどｗ

>>70
だってあの一見無愛想に見えて、実は優しくて、おもいやりがあり、
友達思いなギャップといい、最終話の静留を許すときの表情とか
たまりませんさかいに。

今TVで種死やってるんだが、カガリ声にはどうもピンとこないな

>>74
カリファ辺りだと結構体が反応してしまうわけだが…。

寮燃えたときの声は結構カガリってた気がする。

なつきサイドから静留サイドに入った俺のような者もいるからおあいこだ

>>75
カリファって進藤さんが声あててるのか。知らんかった。
つーかTVってもうそんなところまできてるんだな。連載に追いつきまくりじゃん

カリファって何のキャラだろうと思ってぐぐって見たら
十二国記の李斎も進藤さんだったんだな

tp://homepage2.nifty.com/nanikoko/sim.html

カガリと静留の声はなんか同じ中の人に思えないが
カガリ＝カリファ＝静留とするとなんとなくわかる。

>>56
なつきだけじゃなく静留もゲーム版は微妙に性格が違うからね

ゲーム版は若干ルール違うしね。なつきルートはもう二度とやらないけど、二人のラブラブシーンだけ何度も繰り返してやってる

静留組のおれでもゲームのなつきはいいと思うぞ
ゲームでなつきに転んだとしたら、わかる気がする

俺は駄目だったな…。
なんか幼いのと媚が駄目だ…。泣き虫だしｗ
でもかわいいと思う人の気持ちは解る。

個人的にはマンガ版のなつきが好きだなあ。静留はヘタレだけどさ。

漫画版のなつき。
あの顔を赤らめた表情が楯にじゃなく
静留に向けてると考えたらたら。

ああ、ファーゼルバッハ部位が（フィーゼルバッハだったかな？）破裂しそうｗ

なんか『綺麗な夢のその果てに』の歌詞を見ると、なつき→静留のラブソングに聴こえるのは私だけでしょうか？

>>85
今週の最終回の静留は一見の価値があると思います

>>85
何、いつの間に静留さんはなつきのへタレ成分吸い取ったの？
この間抱き合ったときか？

もう阿修羅姫カラオケで歌えるらしいんだけど機種何？

>>90
HyperJoy。20日にはDAMにも入る。

舞乙HiMEのマンガではシズルが五柱という設定は変えないで欲しいね

うん。また会長の設定が変わってたら・・・その時は、ここに悲しみをぶちまけに来るよ。

>>88
でぼちんとはいいコンビになりそうな感じでしたね
あと静留の喪服姿に(*´Д`)ﾊｧﾊｧ

>>80

新シャア板にカガリ×シン萌えスレってネタスレあるんだがそこでその話題になってたな。
そこのカガリが、ＳＳ書いてる人間がちょくちょく静留の台詞やネタ（清姫とかネギとか）出す
静留スキーっぽい人間のせいか、禁じられた愛の成就のため手段を選ばない、ほとんど
「百合じゃない静留」と化してて笑えるw
本編ではＤＱＮ小僧のシンもそこではなつきなみのヘタレにw

スレ違いの声優ネタで盛り上がる空気読めないアニオタってうざいよね？
死んで欲しいです。

声優ネタでさして盛り上がってるとは思わんが。
>>95はちゃんと静留絡みの内容だし別にスレ違いではないな

>>92
さすがにそれは無いと思いたい
本命は当然アニメの方だが、漫画版にも期待したいねぇ・・・

漫画版ではHiMEということが排除されてたからなぁ・・・
まさか今度は漫画版で五柱排除・・・てことはないよな(;ﾟ∀ﾟ）

フェイスレス的自己厨基地外ヒールとしての魅力もいいが
リーダーシップをとるものの、若干小物感が香る、人間らしい静留もいいな

>>99

舞ＨｉＭＥの場合は静留がＨｉＭＥなのは不詳だったけど、今回は放映前から
公表されてることなんで大丈夫かと。
ＨＩＭＥと違って作品内でも公然と知られていることだから、ＨｉＭＥよりむしろ
生徒会長の設定と同じような物だと思われ。
漫画版でも生徒会長なのは変わらなかったしね。

考えてみたら媛星が「母体」で黒曜が「卵子」
んで、HiME達が「精子」のメタファーなわけだ
するってーと正確には彼女等は
「ザ―メンプリンセス」
ってワケかぁ…なんかイヤ過ぎ

>>102
なんでキャラの性別を逆にしなかったのだろう。
そうすれば、あからさますぎて解りやすいのに。

まあ、ホモでお腹一杯になるんだろうけど。

「舞-ToNO」か。嫌すぎ。

.＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
|　　　　　　　水晶の姫　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｜
|古のHime伝承で、自分が昔、Himeだった事を知りました　　　　 .｜
|聞くところによると莫大な数のHimeと戦ったそうです　　　　　　　.｜
|そして最後に勝ち残ったのが、この私という事です　　　　　　　　.｜
|その結果か得た黒曜がこの有様　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜
|私が思うにHime達は戦っていないのではないでしょうか　　　　 .｜
|基本的には譲り合い　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .｜
|………いえいえお先にどうぞ！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜
|この言葉に騙され続けたのが私だと思うのが自然でしょう　　　 ｜
|………過去に戦ったHimeたち　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .｜
|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｜
|今頃私を笑っているのでしょうか　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜
|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
.￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

静なつの影響が此処にも…

ハバネロたん4コマ　第20話

刺さってるｗ

静なつの影響なのかｗ

肛門に葱捻じ込むのは昔からある民間医療だとばっかり

>>95
そのスレ探してもないんだが……
正式名称はそれでいいのか?

いつか来るだろうと思ってたヤマジュンの静なつコラ…
コラ自体の出来はともかく、かなりハマってたw

>>111
某神のところで紹介されていたやつか？
神のプレイ日記が、どんどんすごくなってて、激しく笑い転げたあとに
ヤマジュンを見たので、ダブルパンチだった。すごかったな、あれは・・・。

にーとの人のプレイ日記はあのテンションに段々ついていけなくなってきた・・・。
俺の修行が足らんのかな。

俺はあのテンション大歓迎だなｗ
ゲームが鬱だったぶんスゲー笑えるｗ

あれ位はじけてくれると笑って鬱を吹っ飛ばせるんでありがたい。

つかヤマジュンネタはまりすぎｗ

多分自分のテンションも（主にここで）レベルアップしているから、全くもって問題なしｗ

海外の静なつサイトの反響も凄いらしいな
国境をも越える静なつ、素晴らしい

キモイ言動とか、オタ同士の妙な一体感からくる慣れあいは
こーゆー隔離スレ内でやるぶんには問題無いと思います。
お願いですからこのノリで他のスレを汚染するのは止めて下さいね？
気づいているのか判りませんが非常に迷惑してますので。

抱き枕まだなのかね…。
全然情報が出てこないな。

漫画と言えば最終回のラストのコマ、主要キャラがズラリと揃う中に静留がいなかった。
……漫画版じゃあムリもないけど。

HiMEじゃないしな

>>119
もう出ないっぽい雰囲気だな
せめて絵だけでも見せてほしかったが

おもて静留で裏ヴィオーラだったりしない？もしかして。

>>122
出ないっぽい雰囲気ってどこらへんが？

第三弾は恐いあの人って情報から全く音沙汰なしだからな。
まぁ、もうちょっと待てば何かしらの情報は出てくるかもしれんが。

あれは久行さんが日記に書いてただけで正式な情報ってわけじゃないからなあ
舞衣となつきも結構販売間隔が空いてたしﾏﾀｰﾘ待つのがよろし

2期ではヴィオーラ様って呼ばれるのかな
なんか響きがエロイよな

ぶぶ漬け喰わされた

ヴィオーラ様は是非ともCDドラマの副長みたいな心底エロイ感じでいてほしい。

弾幕がうすおすえー。
つまり周囲の人も公認なセクハラ魔と・・・。

ヴィオーラ様って言響きは無意識に服従したくなるんだがナゼだｗ
エロイ。

美しいものを愛でる気持ちで、Ｈな悪戯をするんどすえ

ようするにエロがしたいんじゃん。

エロやらHって言葉が飛び交っていて、ワロタｗ
でもヴィオーラはエロだと思う。

そしてナツキに対してのみ乙女だったら最高

狂我にオラオラ攻められちゃうのを夢見てますよ。我等がヴィオーラは。

NT、アニメージュ、アニメディアの３誌も買いだったらいいなあ

...と思ってたらwdatキター

>>137
wdat?

>>135
こんな感じか？
「ハァ･･ハァ･･ファァッ」
『どうしたんだ？シズル、そんなに息を荒くして。』
「ナツ･･キ、もう堪忍して」
『シズルは何も悪い事してないんだ。謝る意味なんかないだろう。』
『みんなの憧れヴィオーラ様がこんなに感じ易いと知ったら、どう思うのだろうな。』
「ナツキ、ウチ･･ウチもうだめっアアッッッ」

ナツキ「シズルーっ！シズル、ダメだ、まだ逝くな！おまえがいなかったら、誰が私の子を産んでくれるんだ！」

>>136
どれか1誌でも久行氏書下ろしのシズルが載ってれば最高なんだがなぁ
メイン3人の後ろに小さくでもいいから

>139
まて、そのﾅﾂｷは偽者のﾅﾂｷだ。
まぁｼｽﾞﾙはもうﾅﾂｷの前ではいろんな部分をおっぴろげてる決定ですが。

>>141
流石に１誌にも載らないことは無いと思うけど、
そろそろ他キャラの出演情報も解禁されそうだし
メガミマガジンほどの扱いになるかはわからないよね。

会長、髪の毛短くしたらきっと美少年っぽくなるだろうな

男顔だしな。

神崎を会長カラーに塗ってみればわかる

まあ、トグサ面になったりもしてたしな。

ガルデローペに未知の軍が侵攻してきた！
戦う候補生達と五柱の二人
ふとしたことで重傷を負ってしまったナツキ
生死の堺をさまようナツキと側に居たいが総指揮をとらなければならないヴィオーラ
やおらヴィオーラはナイフを取り出しその綺麗な亜麻色の髪にあて、何のためらいもなく引いた
「ナツキ、あんたの命も学園もうちが守りますさかい…ちぃと待っといてな…」
ヴィオーラは切った髪を束ねてナツキの意識のない手にそっと握らせ病室を後にした

今は戦場となっているナツキの愛した学園へと歩を進める
「もう容赦はせぇへん…向こうてくる者は皆殺しや……(ぼそっ)」



うわっ静留が髪を切るシチュエーションを考えたてらこんな光景が浮かんでしまう…
しかも静留で考えてたのにヴィオーラになってるし…w

ヴィオーラ(･∀･)ｶｺｲｲ!!

アク禁に巻き込まれて亀レスになってしまった
>>110
ttp://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1120316212/



>>142
赤面するナツキの前で嬉々としておっぴろげる姿が脳裏に…
病んでるな洩れw

でも会長って学園トップｸﾗｽの美少女なんだろ？

そうだよ

しかも名家のお嬢さま

ついでに
トップクラスの同性愛者
トップクラスの肉欲獣
トップクラスの変態
トップクラスの偽善者
トップクラスの…

どちらかといえば"美少女"より"美女"な希ｶﾞｽ。

なんというか、年齢的には少女に分類されるんだろうけど
内も外も年齢以上に育ってるよね。
でも時々恋する乙女。

　 _ 　∩
(　ﾟ∀ﾟ)彡　おそそ！おそそ！
　⊂彡

ってことはつまりあれか。
美乙女。

進藤さんは美少女役っていってたっけ。

ところで静舞のＳＳって誰か知らんですか？なかなか良いと思うんですが？
なつきに隠れて舞衣にＨな悪戯をする会長♪
会長の極上テクが忘れられない舞衣。

舞衣は普通は楯や黎人、百合ネタの場合は命や碧ちゃんとのカップリングにされるからね

そーいや静留　なつき　奈緒の葱薔薇三姉妹に対抗して碧、舞衣、命の三姉妹ってネタも
あったな。

>>160
神にメールしてリクすれば？
しかし、神々は静なつに恐ろしいほどに夢中だから
静留×なつき＋舞衣になるかもなｗ

>>160
良いと思うならまずは自分で書いてみるべし

どこか危うくて繊細な、ある意味少女漫画的組み合わせの葱原三姉妹に比べると、碧・舞衣・命の三姉妹はどっちかっつーと男性向けアニメの設定的な組み合わせのような気がする。関係ないが後者3人はスキンシップが好きそうだな。

なうっ、それはつまり舞衣の目の前で行為を・・・！？
よし、シチュエーションを考えてみよう。会長は酒には強そうだし・・・となると

1.会長、寝てる間になつきに布団を奪われて風邪をひく。なつきは料理が作れないので舞衣を呼ぶ。
2.寝込む会長、掠れた声になつきドキドキ。男前なつきに。
3.様子を見に来た舞衣に見られる。が、男前なので気にしない（←？）
4.　（なつき×静留）＋舞衣　　成立・・・？

後日談で「実はなつきも風邪ひいてて、そのせいで異常に（見られても気にしないほど）男前になってた」とか？
って何考えてるんだ自分orz

そういえば、保管庫をあらたにつくるって話、消えちゃった？
今日、いろいろと静留関係でググってたら、よく保管庫がヒットしてさ。
なんでだか、ちょっとしんみりしちまった・・・

>>165
風邪ひいた会長sかきてー！
でもSSとか文章まったくダメだ…

>>166
そういえば新しく作ろうかって言ってた人いたねえ。
あの後音沙汰が無いってことは作るのやめたんだろうね

>>165
タイトルは「鴇羽さんがみてはる」で。

>>168
新保管庫作成、言い出しっぺの当人です。当時余り反応もなかったし、神々が次々と
サイトを作っていることもあって不要かな、とも思って停止中。保管庫の重要性はそんな
に高くないと思うんだが、どうだろう。SSは過去ログで読める。絵は大概神々のサイトが
ある……まあ例外はあるけれど。

お、当人さんが。
確かに以前と比べて保管庫の必要性自体が下がってるよね。
過去ログに関しては保管サイトへのリンクを貼ってないから
新規の人に対しては結構不親切な状態かもなあ

ちょっと気の早い話だが次のスレ立てでは張っておいたほうがいいかもね。

「なぁ、静留、次回の私は『大人の女性』といった役割らしいな」
「そうらしいなぁ、うちも五柱の一人やて」
「・・・この記事･･･静留は向こうでも変わらないみたいだな」
「新規の人に誤解されそうで嫌やわぁ。そもそもうちはなつき一筋どす」
「ﾌﾞｯ･･･こ、こら、乙は世界観も一新した話だぞ！？ちょ、待て、なぜ葱が！？静留、
次回はファンタジーだ、葱はきっと無い！」
「設定変更もうちとなつきの前には無力やて･･･今からこうしておかんとなつきの重要な
ところも抜けてしまうやろ？」
「な、なんだ、重要なところって？まさかヘタレとか、あ、まて、静留･･･あｗせｄｆｒｔｇｙふじ」

今でも「どこ？」とか言う人がいるかも知れないので保管サイトの関連スレ部分。
ttp://lady.sakuratan.com/2ch/my-hime/etc.html
2,3過去スレを漁ってみたが話題に上っていなかったようなので。

>>173
ﾜﾛｽwww
ヘタレ属性どうなるんだろうｗ

メガマガの記事で狂我は「大人の女性」のあと「怒ると超怖いらしい」って
あったからその辺の演出でヘタレっぽく見せるとか。
たとえばアリカ達学園生の失敗のとばっちりをいつも被って酷い目に遭う役とか。

「校舎外壁破損、噴水大破、教室大破、以上の修復……」
「あと、食堂の食器の注文も来てます」
「何枚」
「200枚」
「何をやったらそんなに割ることが出来る！」
「え、ええと、報告書にはチャイルドとチャイルドの交戦による被害と記録が……」
「主犯格は何処のどいつだ」
「……アリカ・ユメミヤと、それから──」
「あーいい。とにかくユキノ、そいつらを呼べ」
「おしおきしますの？」
「厳重注意だ」
「なら、ナツキの代わりにうちが」
「お前は出るな」
「どうして？」
「お前の仕置きは生徒に変な影響を与える」
「慕ってくれるだけええやないの」
「道を踏み外させてどうする」
「残念やわ……」
「尻を触るなっ！」

メガミマガジンの記事で「今回もセクハラ魔王（笑）」と書かれてたけど、
ドラマＣＤ聞いてなかったらセクハラ魔王というｲﾒｰｼﾞはないよな。

ナツキも五柱の一人ってことは誰かに仕えたりするのかな？個人的に、シズルと離れたくないから学園長になって学園に留まることにしたっていうんだったら…w

>>178
アニメでは取り巻きの女の子を侍らしてた程度しか描かれてないしな

>>180
対なつきを振り返ると、セクハラなんて生易しいものではなかったような…

>>181
なつきにセクハラはしてません
レイプしただけです

>>180
舞乙でもそのぐらいの表現で終わりそう

ラジオドラマぐらい弾けてくれるといいんだけど。

セクハラ魔王と表現してるのは雑誌のライターだし、
実際どうなるかはまだ微妙なところだね

またドラマCD出るだろうからそこでハジケりゃいいよ

もう早売りでNTとかメージュは出てるみたいだけど、流石に入手した人はいないかな。
うちの地域は８日だろうなー。

バトルロワイヤルで最後に残ったのが静×なつだった場合はどうなるのでせうか？
黒曜は？相打ちや心中でHiME全滅した場合は？
あと他にも凪がHiMEが規定数オーバーでもなんとかなるとか言ってたけどどこかに記述あったっけ？

>>187
最新号って何月号になるんだ？

８月号でしょ

うわ今日思いっきり見かけたよ。買ってくりゃ良かった。

絵板の七夕絵ﾜﾛｽｗｗｗｗ

>>191
明日にでも購入して報告よろ。

>>188
その辺のことはゲームで語られてる

>>193
サンクス

ところでここの住人って、百合嗜好だけではなくて

邪悪なヒロインが出てくるゲーム Part4
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1118592571/l50

↑みたいな嗜好も被るのかね？
百合＋邪悪ヒロイン最強みたいな・・・

そういやゲ−ムやってないのに今日ED曲のシングルを買ってきたわけですが
めっちゃ良い曲ですなあ。

>>194
エロゲ板のスレかよｗ
漏れは邪悪ヒロイン属性は無いなあ

ああ、もうやっぱりえろいよ。シズル

>>196
なにかあったか？

>>194
俺も邪悪ヒロイン属性はない。
静留は邪悪ヒロインではないもんな。

>>198
�dクス。横から失礼していただきました。(*´Д｀)
中の人は相変わらず素敵だな。マクロスゼロのインタビュー映像
から随分はっちゃけてる人だなぁとは思ってたけど。そういやあの
アニメ、奈緒の中の人もいたっけか。

ttp://zammel.kir.jp/lesles/src/1120642392683.jpg

>>199

ヒロインは晶

>>198
GJ！
素の声聞くとやっぱりこの人声質かなり幅があるように思えるなあ。
>>200
ググってみたら安永航一郎の同人っぽいなこれ。
>>201
素で忘れ去られてるあたりが晶の不遇っぷりを象徴してるようでﾜﾛ・・・泣ける。

>>202
主人公、話中の大半は晶の中の人のキャラ放置して奈緒の中の人キャラか会長の
中の人キャラと絡んでるしw

>>192
ねぎで合体にﾜﾛﾀw

>>202
200の画像は安永航一郎の同人で確定ですな。
夏コミで在庫販売でもしてたら買ってみようかな。
でもこの人の時事ネタは面白いんだが、ギャグが下品な時があるから二の足踏むんだよ。
下品な会長は願い下げだ。

安永航一郎は下品でなんぼだと思うんだがｗ

会長ならキャラ的に六条ひとまといい勝負出来そうな気がするｗ

ていうか会長も結構げふぃｎ

アニメ誌見てきたけどどれも描き下ろしは無かったよ。
このスレ的には買う必要なしかと

>>205
200の画像の本持ってるけど、中身は舞衣と楯の18禁本だよ。
なつきも好きみたいな事書いてるので静なつ漫画を描いて欲しいところだが。

3誌全部買ってきたが、イラストはいずれもメインの3人のみだったな・・・
アリカがヴィントブルーム王国に来て早々、
シズルに出会うって書いてあるから、1話目から出番ある事が確定

>>211
導入からそれなら出番は結構期待できそうかな

>>211
導入からそれなら出番は結構期待できそうかな

うぉ、書き込み被った。ｽﾏｿ

麗しい舞ってなんだろ。
バトルか？おみ足チラってくれるといいなぁ

まあ実際に踊る訳ではないだろうな
何かの揉め事を素早く処理するって感じかねぇ

>>210
�dクス。中は舞x楯かぁ、残念。

ウﾞィオーラが人間でよかったよ
性格もあまり変わらないぽっいし

でも標準語になったり・・・

ここまでキャラ変えずに来てるんだから標準語は無いと思うけどね。

ｷｬｽﾄ変わってたらやだな…。あの声だからこそ静留の魅力がより一層引き出されてると思うんだけど

広島弁になったら・・・
１００年の恋も醒めるかもな

広島弁てｗ

ま平気だと思うけどね。
さすがに何処に萌えてるかは解かってるでしょ。
あの声はいいよ、聞くだけでβエンドルフィンがガンガン出てるのを感じる。

>>222
うはぁ〜広島弁・・文太さんの声でしか脳内再生できん・・・勘弁してくれorz

広島弁のネイティヴ･･･
ピンクの中の人？
あれは只中の人がガチなだけか。

>>224
「おまんら許さんぜよ！」

あれ広島じゃなかったっけ？

シズル（文太声で）「なつきぁ〜わしのもんじゃけんのぅ〜」

ひいぃぃぃ！や〜め〜て〜

豚よりきわどいｗ

本スレの方で色々情報出てきましたね。命が猫って…

>>229
本スレ見てきた。あかねちんオトメで確定かぁ、オメ。
しかし命・・かわいげのない猫だな。
あとは奈緒が気になるところだな、頼むから人間でいてくれ・・・

奈緒はシズルとナツキのペット
なんつってな

きみはペット

誰が主で誰が従かはまあさておき。

麗しく舞うヴィオーラに期待

それが見れるのは3ヶ月後ぐらいか
先長いなぁ・・・

その前に漫画があるよ。今度こそ静なつ展開がある！…はず

漫画版なぁ
ストーリー担当が変わるなら期待できるんだが・・・

誰がストーリー担当しようと
チャンピオンで連載してる限りあんな感じのような気がする…。

とりあえずは誰がパンモロ担当なのかなという懸念・・・ｗ
いやな予感が…。

あれはアニメに反逆してなんぼな感じだしな。静留が出てくるかもあやしい

あまり期待しないほうが…って感じだろうな。
あの作者だし、またちょろっと程度しか描かれなさそうな希ガス。

つか作者どうこうっツーより、
チャンピオンのメイン読者が百合好きじゃないだろうたぶんｗ

今週号の静留は良かった

さっき見た木曜洋画劇場で
はじめてフレディの名字が
クルーガー
であることを知った

フレディ…今日だったのか放送
すっかり忘れてた…ｼﾓｳ

今の楽しみは20日に出るアニメムックかな
静留に関して新しい設定とかイラストとか何か載ってるといいけど

DVD８巻のジャケも楽しみ

>>244
内容はかなり良さそうな感じだな
期待してもいいかもしれん
ところで、もうそろそろゲーム版のネタバレOK?

もう1週間経つしいいと思うけど、ほとんどネタバレし尽されてるような

個人的にはまだ勘弁してほしいけど、まあ結構日にちたっちゃったし
ダメとはいえないか・・・。
でも出来ればその場合は注釈いれてゲームのネタバレありみたいにかいといて欲しいかも。

アカネちゃんはあの服装から言って、
既にオトメなんじゃなくて、アリカと同じオトメ候補生なんだな。

あのヘタレが校長なんてやってるのにアカネちゃんは生徒なのか・・・・
ま、2期当確しただけでも大したもんだ。

ｽﾏｿ。本ｽﾚと間違った・・・orz

まだクリアしてない人いるんなら止めておく
つうか、言いたい事はもういろんな人が日記等で代弁してくれてるから、
ここで語る事なんてもう残ってないかw

>>249
誤爆にレスしてみる。
アカネちゃんはアリカやニナとは服の色が違うし胸の紋章が違うからオトメの可能性もあるかと。
ガルデローベの学生だとしたら、本科と予科では制服が違うのかもね。

とりあえず高村が男装教師である、というのが静留にバレるSSをためしに書いてるが脳が破裂しそうだｗ

わ〜い、やっとSS書けました〜♪

現在の流れをまったく無視した、ゲームでも乙HiMEでもない、通常の静なつもの。

もうちょっとだけ推敲して、人のいない時間を見計らって投下させていただきます。

　 ∧＿∧
　（　・∀・） ﾄﾞｷﾄﾞｷ
　（　∪ ∪
　と＿_）__）

「まっといてな・・・」

　ではでは、投下させていただきます。

　静留の一人語り部分、京都弁にご意見あるかと思いますが、とりあえずご勘弁を(T_T)。






　after26話　「残夢」（「凶姫〜マガツヒメ」エピローグ）

　　　　　　　　　《　陽　》



　　　　　　　　　　　１

　どうもおかしい。
　静留の様子がおかしい。
　どこがどうというわけじゃないんだが、なんだか無性に気にかかる。
　細かな仕草のひとつひとつ。あるいはちょっとした時に見せる表情。
　私の中の何かが警報を発している。
　いけないと。気をつけろと。
　静留が危ないと。


　――――別に静留の様子は、普段と何も変わりない。

　あの媛星の祭の直後こそは、関わった連中とちょっとした悶着があったようだが、今は
みんな元通り。

　そのあたりはどうやら杉浦先生がうまく収めてくれたらしい。さすがは年の功……いや、
言うまい。聞きつけられたら、以前の教会送りどころじゃない、とんでもない責め苦が
待っている。今は海外にいるはずだが、いつなんどき背後に立っていてもおかしくない。
そんな人だ。

　そう言えば、静留というのは大抵、いさかいをまとめる側にいて、当事者になることは
ほとんどなかったな。

　やっぱりあの祭は特別だったのだろう。

　マツリ。日常とは異なる特別な時空間。

　そこに迷いこみ、私は大切にかかえこんでいた母親を失った。
　だが代わりに別な宝物を手に入れた。
　大切な人。大切な想い。

　静留。

　私は静留が好きだ。
　そのことには一点の曇りもない。

　心がささくれ立ち、いつもイライラして、いつ取り返しのつかないことになっても
おかしくなかった時、静留がいてくれたからこそ、私は人間らしくいられた。

　静留のあの暴走を見た後でも、気持ちは少しも変わらない。
　いやむしろ、あの姿を見たからこそ、自分の心をはっきり確かめることができた。

　……静留は、私に恋をしていた。私に触れたい、私を手に入れたいという激しい想いを
長い間胸に秘めていた。
　あまりにも抑えこみ、ためこみすぎて、あふれた途端に、心という器そのものが壊れて
しまった。
　壊れた静留は、私のために、他のあらゆるものを犠牲にしてかえりみなかった。一番地の
本部を壊滅させ、シアーズの残党も完全に叩き潰したらしい。

　正直、恐ろしい。これは本当のこと。そこまでやってしまう想いの強さが……想いの
あまりに歪んでしまう人の心というものが――――人をそこまでさせる恋というものが、
恐ろしく感じられてならない。

　それでも、私は静留が好きだ。
　これは本当に、絶対に、間違いない。

　静留が私を好きでいてくれるから、壊れるほどに想っていてくれるから、私も静留が
好き――――。
　そんな打算じみた、安っぽい理由じゃない。
　あのマツリの前から、私は静留を好きだったのだ。

　気がついたのがあの時だったというだけで、好きだという気持ちはずっと前から抱いて
いた。

　もっと早く気づけばよかった。私の中の大切なもの。
　そうしていれば――――もっと早く、幸せになれたことだろう。


　そう、私は今、幸せだ。


　幸せなはずだ。


　なのに、どうしてこんなに――――不安なんだろう。
　どうしてこんなに、静留のことが気になるんだろう。

　　　　　　　　　　２



　はっきりさせておかなければならないのだが、私は別に、女性に対して、その、なんだ
――――世間一般で言うところの劣情というか欲情というか、そういう感覚を抱くことは
ない。

　ないんだぞ。

　どいつもこいつも誤解しまくってるけど、本当にないんだ。

　静留の方は、これはもう間違いなく、私に……私の体に対して欲望を抱いている。
　私も同じ気持ちになってやりたいと思わないでもないのだが、そう感じないのだから
どうしようもない。もって生まれたものは変えられない。
　静留もそこはわかってくれている。
　わかった上で迫ってくるのがあいつのたちの悪いところで、下手をするとそれに染め
られてしまいそうな自分も確かにいないでもないんだが――――今のところ私はノーマルだ。

　もっとも、触られること、抱きつかれること自体は……変な意味じゃないぞ、いいか、
絶対に誤解するなよ――静留に抱きしめられたり、手を握られたりすることは、そんなに
嫌じゃないんだ。
　あいつは人前で堂々とやってくるから、人目が気になって、恥ずかしくてならないだけで、
スキンシップそのものは嫌いじゃない。

　むしろ逆……かもしれない。
　学校で、ただトイレ行くだけで手をつないでる女子がいて、変なやつらと思っていた
けれど、今ならその気持ちがわかるような気がする。

　誰かと触れ合うこと、くっつくことは、気持ちいいんだ。
　大きなぬいぐるみを抱きかかえたり、可愛い子犬に頬ずりしたりすること、誰でもある
だろう。それが好きな相手だったら、もっと気持ちいい。命だって舞衣にいつもべったり
している。要はあれだ。誰の中にもある、母親に抱かれる赤ん坊の心。

　静留は、あの祭の後、開き直ったか、人前でも平気で私にべたべたしてくるようになった。
　みんなの前でも抱きつくは、手を握るは、頬をすりすりしてくるは……私はいつも
汗まみれになり、赤くなり、怒鳴ってばかりだ。
　舞衣やらあかねやら千絵やらにとにかく冷やかされ、からかわれ――――それでまた
怒鳴る羽目になる。

　迷惑だ。
　この上なく、限りなく迷惑だ。
　静留には毎回きつく言っているのだが、怒った顔もえらい可愛らしいわあ凛々しいわあ
惚れ直したどすえとか何とか、いつも煙に巻かれてしまう。本当にたちが悪い。

　だけど――――。

　だけど、だ。

　周囲に誰もいないとき。
　二人きりの時の静留は、全然違うんだ。

　ふとした拍子に手を触れてきたり、後ろから静かに抱きしめてきたりする。
　そういう時の静留は、信じられないくらいに優しい。
　特に抱きしめられるのがいい。柔らかくて温かな体に包みこまれると、ふわっとして、
そのままいつまでも身を委ねていたい感じになる。

　何度でも繰り返して言うが、私にそっちの気はないんだぞ。
　それでも、ごくごくたまに……本当にたまに、まれに、もうちょっと強く抱いてほし
かったり、離さないでほしかったり――――その、あれだ、気の迷いとは思うんだけど、
静留の唇がすごく綺麗に見えて、どきどきしたりもすることがあったりする。

　しかし、周囲のみんなが誤解しているのと逆に、他人の目がない時の静留は、絶対に
私の嫌がることはしてこない。

　お互いの部屋に泊まることはよくある。
　でも決して静留は、私に、そ、その、何というかつまり、いわゆるああいう、破廉恥と
いうかわいせつというかエロスというか、とにかくそういう行為はしてこない。

　着替える時とか、ついつい油断して下着一枚で寝っ転がっている時とかに、肌にまとわり
つくような、粘っこい視線を感じる時もある。
　ぞくっとして、身を固くする。心臓の鼓動が激しくなる。体が熱くなって、痺れるような
感じになる。
　これは来るかも。来るぞ。そんな予感にとらわれる。

　なのに、来ない。
　いつ来てもおかしくないのに――――もし本当に静留の手が伸びてきたら、私は拒否
しきれないかもしれないのに――――静留は指一本触れてこない。

　みんなが思っているのとはまったく逆に、紳士的というか、淑女的なのだ。

　私はすぐそれに慣れた。静留は私の意志を尊重してくれる、私を大切にしてくれていると、
ますます静留のことを信頼し、心を許していった。



　だから――――気がつかなかったんだ。

　静留の様子がおかしいことに。

　　　　　　　　　　３



　噂は、耳に入っていた。
　私と関係ない所で、色々やっているらしかった。
　取り巻きの女の子たちに、前より激しく手を出すようになったらしい。
　私は一度も目撃していないが、物陰から静留が出てきた後、その場所をのぞいてみると、
あられもない格好の下級生が放心状態で倒れているなんてことがよくあったそうだ。

　私はついつい何も知らないふりをし続けた。

　私といる時は、先に言ったように淑女的だったというのもある。
　以前からも静留に関するその手の噂はささやかれていたから、同じものだと思っていた
こともある。

　何より一番の理由は――――正直に言おう、下手に反応すると私自身が渦中に巻きこまれる
のは間違いなかったから、だ。

　情けない話だが、保身のために無関心を決めこんだ。ことに内容が色事だったもので、
できるだけ関わりたくないと思っていた。静留の取り巻きにこっちが問いつめられるような
羽目に陥ったらたまらない。

　でも、よくよく注意していれば、もっと早く気がついていたはずだ。　
　その時期耳にしていた噂の内容が、それまでとは違って、どこか不穏で、危うい気配の
するものだということに。

　舞衣から聞いた話。
　女の子同士のリンチ事件。一人を集団で吊し上げた。問題は、加害者がみな静留の取り巻き
だということ。理由は……あくまで噂だが、静留がそのターゲットを冷たい目で見たから、
というだけらしい。

　命の話。
　静留の取り巻きは変なものに取り憑かれているようで怖い。そうさせる静留がもっと怖い。
ミロクが欲しい。こんな竹刀では舞衣を守りきれるかどうかわからない。

　深優・グリーアの話。
　教会に懺悔目的で来訪した藤乃静留にアリッサお嬢様が怯えた。配偶者である貴女に
早急な対処を要求する。

　珠洲城執行部長がわめいていたと、菊川雪之から聞いた話。
　学園内の風紀の乱れが著しい。特にぶぶづけ。前から淫乱きわまりなかったのが、最近
とみに勢いを増して、手当たり次第もいいところ。一度目撃したが、蜘蛛みたいな目つきで
招くと、狙われた一年生はふらふらと自分から腕の中に入っていった。許しがたい。
どうにかしろ。

　奈緒から聞いた話。
　女同士なんてフケツだとわめく、珠洲城執行部長の再来のような一年生。静留の取り巻きと
もめた所へ静留本人出現。それから数時間、行方不明。魂を抜かれたようになって帰宅し、
極度の衰弱とある種の精神障害で数日入院。何があったのかは一言も話さず、退院後、
静留の取り巻きに加わる。

　剣道部の、名前なんて言ったっけ……そうそう、武田の話。
　名誉のために名を伏せるが、つき合っていた彼女を静留に取られた男がいた。静留の方は
明らかに遊びだが、彼女の方は静留にメロメロ、あまつさえ男を下手、比べ物にならないと
罵る始末。怒り狂い、仲間を集めて静留に挑んだ。武田が聞きつけ、止めようと駆けつけた
ところ……蒼白になった男たちが引き上げてゆくのに出会う。女一人を集団で襲うなんて
みっともないと口で言いくるめられたという話だったが――――実際は静留に気圧された
ようだ。武田いわく、あれは人を斬ったことのある目だとか何とか。

　臨時教師を辞めて海外へ旅立つ杉浦先生。
　空港で、藤乃さんの面倒を見てあげてね、と言われた。あの子は見ていてすごく気になる、
危ない感じがする、と。
　王子様、だなんて茶化されなければ、もう少し真面目に受け止めたことだろう。

　――――聞いた話のほとんどが、表面的にはいわゆる痴話かそれに類するものばかりだった
ので、あえて気にしないようにしていた。
　静留に二、三度、いい加減にしておけよと軽く忠告するにはした。
　案の定、なつきがうちのものになってくれればええのにと返され、げんなりしたものだ。

　留学の噂を聞いた。
　静留が海外へ行くと、取り巻きが泣いていたという話だ。
　慌てて静留に確かめた。

「それもええかもねえ。なつきも一緒に来てくれるんやったら、ハワイでもグアムでも
タヒチでもオーストラリアでも、ああカナダもええわあ」
「新婚旅行じゃないっ！」

　いつも通りの静留だったので、胸をなで下ろしたものだ。

　だけど……かすかな違和感が、とげのように胸に残った。



　そう、違和感だ。
　噂といい、本人の態度といい、何かがおかしい。
　なのに、どこが変なのか、違和感の原因が何なのか、いくら考えてもわからない。
　しかし確かに、私の心はちくちく痛んでいる。気をつけろ、気をつけろと警告を発して
いる。

　いくら見ても、いくら話してみても、静留は静留、私が知っている通りの藤乃静留で……。

　そりゃあ、時々、泣いていたような赤い目をしていたり、部屋から出てこない日が
あったりもしたけれど……。

　私はこれまでほとんど人付き合いをしてこなかったので、そういう時どうしたらいいか、
どうして静留がそんな態度を取るのか、いやそもそもこれが異常なことなのかどうかが
まったく理解できないわけで。

　わからないなりに謝ったり、なだめてみたり、ドア越しに話しかけてみたりもしたけれど、
事態の解決にはまったく役立たなかった。

　一日か二日すると、静留の方で勝手に立ち直って、普段通りに振る舞うようになる。
　そうなるともう、様子がおかしかったことなんて本当にあったのかどうかさえ疑わしく
なった。問うてもはぐらかされ、笑われて、結局やりこめられるのは私の方だ。

　まったく本音を読ませない微笑も、巧みな話術も、あの祭りの前の静留と全然変わりなく。
　そのくせ信じられないほどに優しく、温かく……。


　違和感の正体をつかめないまま、私はずるずると日を過ごしていった。

　　　　　　　　　　　　４



　年が変わり、いよいよ卒業の日が近づいてきた。
　静留は推薦を決め、ついでで受けた難関校にもスパッと受かり、どこでも行き放題と
いうある意味うらやましい立場を手に入れていた。

　静留が本当に大学に行くかどうか、校内のあちこちで賭けになっていたらしい。
　入学せず、浪人として風華学園に出入りし続けるか。
　あるいは入学してから大学生の身で出入りし続けるか。
　さらには、卒業さえしないで、留年して学園に居続けるか。オッズは高いが、あの藤乃
会長ならやりかねないと、これを狙う者も少なくないとか。

　……誰も「静留が普通に大学に通い続ける」という目に賭けないのはどういうことだ。
　舞衣に言ったら「だって、毎日誰かさんに会いに来るのは確定で、賭けにならないから
ねえ」と冷やかされた。まったくあいつは頼りにならん。


　だけどまあ私も、気にならないでもなかった。
　卒業したら、私たちはどうなるのだろう。

　私の気持ちは変わらないし、静留の気持ちも変わらないはず。
　だけど物理的に、静留と同じ場所にはいられなくなるわけで、会う機会が減るのはどう
しようもない。

　私が気になるくらいだ、静留の方は私より何倍も気にしているはずだ。

「そうやねえ……なつきは、どうしてほしいん？」
「なんで私に聞くんだ！？」
「だって、なつきの望む通りにしたいんよ」
「そんなこと言われても……」
　結局、いつものようにはぐらかされた。



　そして、卒業式を迎えた。
　静留は全然緊張感も悲愴感もなく、式典の最中に居眠りさえしていたそうだ。
　私の方は、突然迫水から突きつけられた、このままでは出席日数不足で再留年という
大ピンチの前に目を白黒させるばかりで、静留についての違和感のことなどすっかり忘れて
しまっていた。

　その後、桜の下にみんな集まり。
　舞衣の主導でカラオケに。
　静留は当然のように私の隣にいて、隙を見ては抱きついてきて、いつものようにみんなに
冷やかされ、からかわれ――――。

　お開きとなった。

　もう太陽は大きく西に傾いていた。
「それじゃね〜♪」
　みんな、三々五々散ってゆく。

　私と静留は並んで歩いた。
　次第に色を変えてゆく空の下、風は温かく、甘いにおいを含んでいた。

「この制服も今日でおしまいやね。さすがに寂しおすなあ」
「そうだな……」

　見慣れた静留の会長用制服姿。
　これも、今日が見納めと思うと、なんだか感無量だ。

「明日から、しばらく会えないな」

　静留は卒業の報告に、一度実家のある京都へ帰る。
　それから、海外にいる親戚への顔見せを兼ねた卒業旅行とかで、外国に行ってくるとの
ことだった。

「二週間、だっけ？」
「そうどす」
「そんなに会わないのって、なんだか久しぶりじゃないか？」
「そうやね。うちがおらん間、補習さぼったらあきまへんで？」
「うっ……これ以上の留年はごめんだ。真面目に出るよ……とほほ」
「頑張ってな」

　風が吹いた。
　なびいた髪を、静留はそっと手でなでつける。
　陽に透けるような耳たぶ。繊細なあごの線。唇を押しつけたらくっきり跡が残りそうな、
真っ白な首筋……。

　胸が大きく高鳴った。
　興奮とはまったく逆の、戦慄じみた、冷たい感覚。

　静留の姿が、ひどく儚い。
　静留はもうそこにはおらず、幻だけがあるかのよう。

　本当に静留はここにいるのだろうか。触れようとしたら、その手は体を突き抜けて、
静留の姿はシャボン玉が割れたようにかき消えてしまうのではないだろうか。

　静留が、消える。
　鳥肌が立ち、身震いした。
　なぜだか、その想像が、ひどく現実的に感じられて。

「どしたん？」

　……気がつくと、静留が私を見つめていた。
　ひどく頼りない、切なげな……そして悲しげな眼差し。

　慌てて目を逸らす。見てはならないものを見てしまったような、罪悪感にも似た感覚。
「変な顔してはりますえ。気分でも悪いん？　あ、もしかして、うちがいなくなるんが
寂しゅうて泣きそう――――」
「んなわけあるか！」

　気のせいだ。
　うん、そうだとも。
　静留はやっぱり静留だ。消えるなんてあるわけない。

「それじゃ。うち、明日の準備ありますよって」
「え……もう行くのか？　ご飯ぐらい……」
「堪忍な。明日早いんよ」
「そうか。じゃあ……朝、駅までバイクで送るよ。そのくらいいいだろ？」
「早起きできはりますん？」
「できるさ」
「じゃ、頼みますえ」
「ああ」

　そのまま、軽く手を上げて別れようとした。
　背中に声がかけられた。

「なつき」
「ん？」
「これ……もらってくれはりません？」

　上着。
　生徒会長の、他の生徒とは色合いの違うものだ。

「いや、それはいいけど……別に私は、生徒会に入る気は――――」
「そういうわけちゃいます。なつきに、もらってほしいんよ」
「そうか、それなら……喜んで」

　自然と微笑した。
　先輩と後輩らしいこと、これが初めてじゃないか？

　受け取った上着からは、静留のぬくもりがした。

「大事にしてな」
「ああ、もちろん」
「なつき」
「なんだ？」
「これまで、おおきにな」
「なんだよ、いきなり？」
「うちの正直な気持ちどす。最後に、卒業生らしいこと言わせてや。ええやろ？」
「そうだな……私も、静留がいてくれてよかった。ありがとう」
「あ……」
「どうした」
「とうとう愛の告白聞かしてくれはったなあ。泣きそうどす」
「アホかっ！」
「ふふっ。そんじゃ、なつき。さいなら」
「ああ。じゃ、明日、迎えに行くから」

　今度こそ私は一人になった。

　苦笑しながら家路をたどる。空はいよいよ赤い。

　最後の最後まで、静留は静留らしい。
　人を食って、のほほんとして……。
　一生でただ一度の、卒業の日なんだから、泣いたっていいのに。
　二人きりになったら泣くかも、泣いたら抱きしめてやろう、そう思っていたのに。
　結局、いつも通りの静留だったなあ。

　あれこれ気になったこともあったけど、これでもう全部おしまいだ。

　静留は明日からしばらく旅行に行って、帰ってきたら元通り――――





　　　　　　　その瞬間。





　　　　　　　総毛立った。

　途方もない喪失感。

　崩れる。

　何もかもが、崩れ去ってゆく。



　静留は、帰ってこない。

　二度と私の前に姿を現さない。



　理由もなく、そう確信した。



　い、いや……。

　確信する理由ならある。
　沢山、ありすぎるほどにある。


　別れた場所へと全速力で駆け戻りながら、私は自分を罵った。

　これほどまでに自分の鈍さを呪ったことはない。

　どうして、今の今まで気づかなかったんだ。

　静留はこれまでずっと、以前と同じ静留のままだった。
　以前の、私が知っている通りの静留。
　それはつまり――――媛星の祭の前の姿。
　私への強い想いを抱きながら、そうとは気づかれないように覆い隠していたあの頃の。

　祭は終わり、静留の想いはすべて私に伝わったというのに。
　どうして私と二人きりの時にまで、あの頃と同じようにする必要がある？

　確かに静留は、私への愛情を隠そうとはしなくなった。
　けれども……嘘をつく時に効果的なのは、真実を混ぜること。
　八割が真実だと、残る二割も真実だと、人は大抵勝手に思いこむものだ。

　真実。静留が、私を好きだということ。これは絶対の真実、私の中で揺らぐことのない確信。

　では嘘とは。静留が隠そうとしていたこととは。

　噂が脳裡によみがえる。



　留学。



　腕にかかえている静留の制服から、ぬくもりがみるみる失われていった。

　　　　　　　　　　　５

　走った。
　静留の部屋へ。

　追いつけば、あるいは部屋に静留がいれば、この不安もすべて杞憂だったと笑い話にできる。
　そうであってくれと強く願った。

　だが――――静留は戻っていなかった。

　新しい関係が始まるきっかけとなった、あの家へも行ってみる。
　そこにもいない。

　血の気がどんどん引いてゆく。
　息は切れ、汗が噴き出るのに、体は冷える一方だ。

　学校に戻ってみた。
　閉じている校門を乗り越え、生徒会室へ。
　そこにも静留はいなかった。

　すべてがつながる。
　静留が留学するつもりなら、すべてが。
　これまでの噂、不穏な行動、そして私の前での、決して一線を越えようとはしない振る舞い。
　あれらはすべて、私と別れることを決めていたからだ。

　決めて――――そう、「決められていた」ではなく、「決めた」。自分の意志でそうと決めた。
家だの親だのがどう言おうと、あの静留が言われるままに従うはずはない。静留が決定した以上、
それは間違いなく静留本人の意志だ。

　だが、なぜ。
　どうして静留は私の前から消えようとするのか。

　日はすっかり沈みきり、地平の縁がかすかに赤らんでいるだけ。
　風は昼間の暖かさが嘘のように、冬の名残を含んで冷たい。
　紺色の空に冴え冴えと光る星が、ひとつ、ふたつと増えてゆく。

　初めて静留と会った場所へ向かった。
　校舎の横、あの花園へ。

　昼間はいかにも春らしい、淡い色彩に埋め尽くされているそこは、今はひっそり静まりかえり、
モノトーンに沈んでいた。

　ここならと思ったのに。
　いくら見回しても、静留の姿はなかった。

　冷え冷えとした中に漂う花の香りに、初めて会った時のことが否応なしに蘇ってくる。

　胸を切ない想いが満たす。

　行ってしまったのか。
　明日の朝というあれも嘘で、夜の間にこの地を離れてしまうのか。

　もう……会えないのか。

「しず……る……」

　硬い地面に膝をついた。
　ずっと小脇に抱えこんでいた静留の制服を抱きしめ、顔を埋めた。
　ぬくもりはとうにない。かすかな静留のにおいだけがする。

　泣くわけにはいかなかった。静留が消えてしまうというのは、ただの勘だ。根拠なんて
何もない。私の妄想だ、空想だ。そんなものを理由に駆けずり回っただけでも滑稽なのに、
ここで泣いたら救いようのないバカだ。

　なのに、どうしても熱いものがこみ上げてくる。

　こらえきれず、とうとう声を上げて泣き出しそうになった、その時――――。


　風が、吹いた。


　突然の突風に、髪がなびき、まとわりついていた桜の花びらが舞い散った。
　二枚。
　それが、ひら、ひらと、まるで私を誘うように宙に踊り、それからある方向へ流れてゆく。

「………………！」

　足が動き出した。
　速くなった。
　駆けていた。


　――――桜。

　宵闇に、白々と浮き上がるように咲き誇る、絢爛たる花の海。

　そこに、私に背を向けて、幻のような人影がたたずんでいた。

　――――このスレに書き込むのはここまでにさせていただきます。

　以前、「長すぎる」という意見をいただき、反省いたしました。

　続きは

ttp://ranobe.sakuratan.com/up/updata/up44970.zip

　こちらにアップしておきました。

「凶姫」を踏まえたらこういう展開もありかなと思って書いたものであって、
こうでなければならないなんて言うつもりはまったくありません。

　今度は普通に静なつラブラブものを書くつもりです。

>>272
読了しました。
一連のＳＳのトリを飾るに相応しい締めだと思います。
本当に素晴らしい話を読ませていただき、どうもありがとうございました。
次回作も期待しております。

もう、なんと感想を綴ったらよいのかわかりません...
凄いものを読ませていただきました。(´Д⊂)

静なつ好きでほんとよかったよ...

泣きそうだ……

>>272
涙出てきた･･･

>>276

>>272
あー・・言葉が見当たらないんですが、凄くよかったです。
なんというか感動しました。ただ今じーんときてます。
次回作楽しみにしてます。

>>272
泣きました。GAMEやったあとだから、よけいきた。
ええもん読ませてもろて、ほんまありがとうございました。
切ない系の話もいいですね・・・感化されて、自分も無性に書きたなってきました。
次回作も、激しく期待しております。お疲れさんした！！

>>272
ちょっwwwwwおまっwwww漏れ携帯wwwwww
そんな所にupさられたら読めないwwwww
生殺しwwww
これわがままかなぁ(´・ω・｀)

最高でした！切ない。

>>272
……凄ぇ……
いや、なんと言うか…せつなすぎて…マジ胸にきた……
途中の静留の考えや行動、普通に考えたらむっちゃ黒いハズなのに凄く儚くてガラスのようだよ……
貴方の心理描写の仕方…うま過ぎ……


職人様たちの作品を見たり読んだりする度に静なつ好きで良かったと心底思う…
そして今日も心底そう思った…
次回作も楽しみにしてますね

>>272
・・・・・・すごすぎる・・・・・・。
醜くも美しいというかなんというか・・・切ない・・・。
SSから魂を感じました、もう激しく感動です。

（そして魂をぬかれたまま出勤）

>>272
朝からいいもの読ませてもらった。
もう…激しくGJ!GJ!GJ!GJ!GJ!GJ!GJ!

すげえええええええＧＪＧＪＧＪＧＪＧＪＧＪ！

GJを連発するとぐじょぐじょぐじょぐじょぐじょぐじょぐじょぐじょぐじょ




えろいな

>>272
激しくＧＪ。朝っぱらからめちゃ感動した。静留せつないよ静留｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡
そしてそんな静留を受け止めることができるのはやっぱりなつきなんだよな

これだから静なつ大好きなんだ

ちゃんと読み返したら、もう切ない所か
心を超えて腹のそこまで寂しさを感じました
読むのがいい意味で辛かったです（笑
272さん素晴らしい小説本当にありがとうございます
久々に涙を出して感動しました

俺も生殺し

読みおえて、十分程たちますが（その間PCの前から立ち上がれない）まだ鳥肌がたっています。
やっと涙がとまって、かきこみできます。
すばらしいです。読ませてくれてありがとうございました。

>>272
グジョーブ！
充分期待して読ませてもらったんですが、想像より遥か高みをいく良さでした。
静留となつき、二人の心情の丁寧な描きっぷりに感動。

ニートさんが壊れた、なつきルートやったのかな

そりゃあのカンジだとそうだろう。
2大ハッピーエンド（なつき・命）の両方で、
嫌がらせのように不幸だな、静留は。

進藤ボイスは萌えれたんだけどそれだけだな…
ゲーム版の後半の静留は苦手だわ
大人しすぎるっつーか、アニメであんなんだったらハマらなかったと思う

まぁなつきルートは不幸なすれ違いとはいえ、「あれ」をやっといてアニメみたいに開き直れるかって言ったら、静留の性格的には無理だと思う。
命のほうも、なつきが死んでしまった以上は、一緒にってのはわからなくもない。そこまでの過程がいまいち納得いかないだけで。

あのルール、あの状況なら静留の行動は理解できるかな…。何よりもなつきに生きてほしいという想いが痛いくらい伝わってきたから…(涙)許せないのは眼鏡の空気の読めなさっぷり！なつきもひどいよ‥

>>280　>>290

>そんな所にupさられたら読めないwwwww

　すみません。m(_ _)m
　今回アップしたものは、全体の三分の一ぐらいです。
　全部乗せるとまた６０ぐらいスレを埋めてしまうかもしれません。
　それで、続きは別な場所に、という方法をとってみたのですが……。

　う〜ん、どうするのがいいでしょうか……。

まとめサイト必要なのかねえ、
必要だと言われても俺にはそんなスキルないが

>>298
あなたがご自分でサイトを作れば万事解決。それができない事情があるのかも
しれないが……。

272さま＞私も生殺し状態です…(悲) 私としてはここにすべて掲載しても全然、というかむしろ大歓迎wなんですが。少しずつupするというのはどうでしょうか？

>>298
自分でサイトを作られないのならば、どこかに委託するっていうのはどうだろ？？
前ににーとの人のところが、
サイト持ってない方で、掲載場所をお探しでしたらいつでもお気軽にどぞ、て書いてたし。
俺も書いて送ってみようかな、とか思ったから。
あなたの話、すごくよかったから、
ここのみんな以外の静なつ好きさんにも、読んでもらいたいものです。

あ、でも、携帯問題とは関係ないのかな・・・難しいね。

正直な話、272さんのSSはスレに投下するには長すぎるのは確かだよね。
携帯の人もまずはPCで見る努力をしてみては？手段は色々あるわけだし。

人稲のときなら、俺は別にここで全部投下してもいいと思うよ
スレ埋まればまた立てればいいし

>>298
今回のは注釈(後半を投下し直しますみたいな)つけて後半を２〜３日に分けて投下しては？


次回も大量レス使いそうなら…
１〜２章ずつ毎日投下してはいかがかと…
投下する方からすれば面倒かもしれませんが
私としては毎日の楽しみになるので「一気に投下してくれぇぇ」と文句は言わないですよ
一気もいいが余韻を感じつつ続きを待つのもなかなか…♪
自分的には結果量が大量でも別に気にならないです

参考にもならんですね…w

ぜひ、サイトを作ってほしいです。ブログなら楽だし
携帯からもみれて良いと思います。

>>272
GJ！
けど馬鹿だから最後がいまいちわからなかった
どうなったんだろう？？？

>>306
ちょっとまって、ＳＳの作者さんにそこまで求めるのは無茶だろう
ブログが楽というのならあなたに作ってもらいたい

「ならサイト作れ」っつーのは少々アレじゃないかと。
「携帯の香具師はネカフェ池」って言うのと同じ位乱暴だぞ（　´∀｀；）

短いSSが得意な香具師もいるし、逆に長いSSが得意な香具師もいる。
自分の持ち味を殺したりせずに、書き手さんが一番得意な、好きな形式で書いて欲しいと思う。
投下については、個人的には一気に読みたい派なので長くても全然平気、
むしろｶﾓｫｫﾝなのだがこれも人によって意見は違うしな…
272氏が一番納得の行くやり方で投下してくれたんで良いと思うよ。

最後になるが、エピローグ本当にGJ。
静謐な、でも心地良い余韻に酔いしれたぞｺﾞﾙｧ(つД`)
静なつはやっぱええなぁ…

>>308
既にサイト持ってます。

空気を読まずに失礼する。
ゲーム版での静留に涙した俺の自己満足のため、なんとなくゲーム妄想静留編を書いてみた。
ゲーム主人公（高村恭司）×静留の構図なので、読みたくない人はスルーを激しく推奨する。
静留×なつき的には激しく鬱だし。

では以下6レスをお借りする。

赴任した風華学園にて、「教員は何らかの部活動・委員会等の顧問に就かねばならない」
という原則から、生徒会臨時顧問に任命されてしまう高村。
初めて向かった生徒会室において、会長・藤乃静留、副会長・神崎黎人に出会った高村は、
風華学園そのものが事実上、この生徒会が全権を担って運営されていること、
教員側にも正顧問は一応居るが、優秀すぎる現生徒会メンバーに全てを一任、ほぼ一切の
顧問としての仕事を放棄していること、などを聞かされる。
持ち前の若さと正義感から、高村は「いくら優秀だからと言って、全てを生徒に任せきってよしとするとは」
と憤りをあげる。

が、生徒会長であり、名家の令嬢でもある静留にとっては、大人連中のそんな態度はなれっこであったし、
高村の義憤にも、内心冷め切った目線を送っていた。
彼女にしてみれば、幼い頃から周囲にはおべっかばかりで無責任な大人や、静留の名声、能力を
利用しようと企む大人などばかり。同世代のものにしたところで、彼女に憧れの視線や好意を寄せは
するものの、己の努力も無しで静留に頼り切る者ばかり。心を開ける者など、唯一の親友──いや、
それ以上の存在である玖珂なつきただ一人だった。
そんな彼女からしてみれば、この高村という新任教師も、奇麗事ばかりで実際には、実務的な学園
最高権力者である静留に擦り寄ることが目的なだけの、他の多数の大人と同じ人間にしか思えなかった。

続く

しかし、いざ始まってみれば、実際に高村は足しげく生徒会に通ってきた。実務能力では静留や黎人に
及ぶわけではないが、それでも自分にやれる事であれば何でも協力しようとし、悪く言えば、ずけずけと
静留の領域に切り込んでくる。
頭は切れるはずであるがどこか少し間の抜けたその性格や、若さゆえではあるがその裏表のなさは、
静留にとってみれば、今までで一度も接したことのないタイプの「大人」であった。
彼女にしてもその思惑の読みきれない黎人と居る時とは違った安らぎを、いつしか徐々に、感じられるように
なっていく。
また、静留の最愛の人であるなつきの、担任教師である高村からもたらされる情報は、静留にとっても
貴重なものでもあった。共に学生である静留には見守りきれない、クラスにおけるなつきの姿を知る
高村は、ある種のより所となった。
そんな中で、静留は幾つかの事実を知る。高村が、なつきの秘密──HiMEである、ということ。
そして、オーファンと呼ばれるものとの戦いのこと、を知っていて、実際にその戦いの場に居合わせていた
ということ。自分の教え子であるなつきのことを、心から心配しているということ。
そしてさらに、教師としての仮面を被ってはいるが…高村の真の目的が、媛伝説だということ。
なつきにすら隠してはいるが、自分自身もHiMEである静留にとって、高村の抱えている悩みは他人事ではない。
いや、むしろ自分こそが、なつきを護るために何より苦心している。
なればこそ、高村は同じ悩みを持ち…さらに、静留でも知りえぬ、HiMEというそのものに対する知識を
持ち得るこの新任教師の存在は、それを利用する、という観点からも、静留にとってのウェイトを増していった。

続く

静留と黎人、高村、そして時折訪れるなつき。4人で過ごす時間は増していく。
なつきもまた、突き放しても突き放しても食い下がる高村に、徐々に心を開いていく。
そんな時間に安らぎを覚えつつも、静留は高村に対する姿勢を軟化させていくなつきに、一抹の不安を感じていた。
そして──運命の時。
日暮あかねが倒れ、星詠みの祭の真の意味…HiME同士が互いの想い人を賭け、戦いあうという事実の判明。
アリッサ・シアーズ、深優・グリーアによる襲撃。疑心暗鬼がHiME達の心を占め、緊張が高まる。
シアーズによる襲撃にて、高村に全てを知っていたことが暴露され、静留は彼から問い詰められる。
が、それは玖珂なつきを影から支えるためであり、彼女の心に重責を掛けぬ様にするため。
静留の言葉に高村は理解を示し、自分もまた、静留と同じ想いである、と語る。
彼は静留に、なつきを、そして他のHiMEを護るためにも、全ての情報を共有し、協力して行こうと提案する。
さすがに逡巡する静留ではあったが、共通の目的──なつきを護るため、彼女は自身もまたHiMEであるという
秘密以外について、高村と語り合った。

そしてとうとう、運命の牙が静留の想い人、なつきに迫った。
結城奈緒になつきが襲撃され、第一のHiMEバトルが始まる。駆けつけた静留は、とっさに出したエレメントによる
一撃で、なつきに気付かれること無く奈緒を退かせることに成功する。
しかしそこには、唯一の目撃者がいた。片手に古めかしい銅剣を掲げた青年──高村だ。
彼に問い詰められた静留は、とうとう自身もHiMEである事実を高村に告げる。
そして、なつきを護るためなら、自分はなんだってしてみせる、ということも…
高村は、静留の想いを受け入れつつも、それでも戦いだけは避けてほしい、と懇願する。
思わず激昂する静留に対し、彼は告げた。「玖珂だけじゃない。俺は…藤乃にも、傷ついてほしくないんだ」と。
その言葉が彼の心からのものであることを感じ取り、静留はどこか心地よいむず痒さを覚える。
一転して微笑み、「分かりました。あんじょう努力させてもらいます」と応えつつも、静留は一つの決心を固めた。
まるで、彼女の心に芽生えた、ほのかな暖かさを振り払うかのように…

続く

高村にも、そしてなつきにも何も告げず、静留は奔走する。その心を、鬼神へと堕として。
執行部の菊川雪乃、シスター真田紫子、高村を探しに来た天河朔夜、なつきを襲撃した結城奈緒…
なつきを護るため、次々と、会長である己が知りえたHiMEたちのチャイルドをその手に掛けていく。
次の獲物を求めてさまよう静留の前に、美袋命を従えた神崎黎人が現れる。
なつきの敵、一番地の主、黒曜の君として。
幾多のチャイルドを食らい、強大になった静留のチャイルド、清姫の力を奪うために。
しかしもはや、静留の力は彼らにすら歯止めが効かないほどであった。命は清姫の牙に切り裂かれ、
黎人は静留の鞭に引き裂かれる。
なつきの戦う理由…一番地。その頭目の目が自分に向けられたことは、むしろ静留にとっては好都合だった。
残るは、その組織「そのもの」を潰し、消し去るのみ。

炎上する「一番地」。全ては清姫によって叩き潰されていく。
眼前に広がる地獄模様を目にして、静留は安堵していた。もうちょっとで、なつきを下らない運命から
解き放てる、と。あとは、残る最後のHiME…即ち、己を絶つだけ…
「静留…何をしている…！」
そこに、よく知った叫び声が響き渡った。彼女の想い人、玖珂なつきの。
振り返ると、そこに二つの人影があった。
玖珂なつき。
そして、高村恭司。

続く

なつきは激昂していた。他の誰でもない、静留に対して。お前は、私の復讐を奪うのか、と。
愛する少女の憤怒の表情に、静留は思わず動転しつつも言う。全部アンタのためなんや、戦わせたくないんや。
しかし、なつきの怒りは消え去ることがない。私が、私自身の手で復讐しなければ、意味がない。
そしてなつきが言った。「静留…お前まで、私の邪魔をするのか！」
方陣が輝き、デュランが飛び出す。唸り声を上げるその視線は、静留を捕らえていた。
しかし、静留と清姫は身動き一つとらない。なつきに、嫌われた。彼女の心を占めるのは、ただその絶望だけだった。
「邪魔をするなら…誰だって…静留だって…倒す！デュラン！」非情ななつきの声。デュランが雄たけびをあげ、
静留に牙をむいて跳びかかった。迫るデュランを呆然と眺めつつ、しかし静留は安堵した。これで、全てが終わる。

しかし、予想されるべき衝撃が、静留を襲うことはなかった。ふと顔を上げると、目の前に恭司の背中が見えた。
デュランの前脚に胸を切り裂かれつつも、恭司はその牙の一撃を銅剣で受けきっていた。
そしてそのまま、渾身の力で剣を振りぬく。はじき返されたデュランは、体勢を立て直しなつきに寄り添う。
「やめろ、玖珂…！どうしてお前たちが、戦わなきゃならないんだ！」
膝を落とし、胸の傷を血で赤く染めつつも、恭司が叫ぶ。
「高村…？お前まで、私の、邪魔をするのか…？」
なつきが壊れる。阻む恭司に、信じていた最後のものまでもが、失われたことを確信して。
「ああ…あああああああああああぁぁぁぁ…！！！」なつきの絶叫にデュランが応じる。認めたくないものを砕くため。
跳躍したデュランの牙が、今度こそ高村の首筋を正確に狙う。鮮血の華が咲こうとする、その刹那。
「俺は…藤乃にも、傷ついてほしくないんだ」高村の言葉と、そのまっすぐな視線が…静留の心をよぎった。
…失われてしまう。
「──清姫」
思わず、静留は己のチャイルドの名を呼んだ。

続く

翠に輝く光の粉を撒き散らしながら、デュランが宙に溶けていく。膝を落とし、呆然とそれを見つめるなつきの眼は、
光を失いただぼろぼろと涙をこぼしていた。
「なつ…き…」よろよろと彼女に近づき、手を差し伸べようとする静留。しかしなつきは、その手を力なく振り払う。
そして、ふらりと立ち上がると…振り返ることなく、歩み去っていった。
静留は改めて絶望する。とっさのこととはいえ、思わずなつきを、手に掛けてしまった。
一切の弁解もしようのない、決定的なまでの過ちだった。
「ふ…藤乃…」身を起こした高村の声。目を向けると、高村が沈痛な眼差しで、自分を見つめている。
「先生…。ウチ、やってしまいましたわ…。もうおしまいどす。…何もかも」
そして、再び清姫の名を呼ぶ。なつきの仇──自分自身を殺すために。
静留の身体に、衝撃。しかしそれは、己の命を奪うものではなかった。
清姫の牙は、届かなかった。渾身の力で静留を抱えて跳んだ、恭司によって。
恭司に抱き込まれたまま、静留は叫ぶ。なんで助ける。なんで死なせてくれない。もう生きている意味などない、と。
しかし、恭司も叫ぶ。生きてくれ。それでも、生きててくれ、と。
「玖珂は生きてる。俺だって生きてる！藤乃も！これ以上、失わせないでくれ！俺は…お前に、生きててほしいんだ！」
静留の身体に、熱いものが降り落ちてくる。それは、恭司の血と、涙と、どんなに辛くとも…まっすぐな眼差し。
そして、静留は思い出した。
あの瞬間、自分が強く想ったことを。この眼差しを、失いたくなかったということを。

媛星は、最後のHiME──舞姫、静留の手によって還っていった。なつきは学園から姿を消していた。
一年の時が過ぎて、静留は今も、風華の地でなつきを待っていた。高村恭司と寄り添うように。
そしてある日…二人の耳に、聞き慣れたバイクのエンジン音が響き渡った。

了

>>310
だったらそこ使おうよ

>>298
まず、SSｸﾞｯｼﾞｮｰﾌﾞ!!　なつき->静留の視点移動ですごく楽しめた。次回作も待ってます。

up方法は、あんまり深く考えないで、298さんのやり易い方法でいいと思うよ！　
スレが眠ってる時間に少しずつupするっていうのもいいけど、
今回の、ある程度スレにupしてupロダへ誘導っていうのも、成る程上手いやり方だと思った。

正直、携帯云々はあんまり考慮しなくていいと思う。携帯オンリーって人もいなさそうだし。
298さんの負担にならない方法で、気楽にupしてくれるといいなー。

ここは思いやりの無い人の多いスレですね。

まぁ､職人さんの好きな方法でいいと思うよ

　　　　　　,ィ^ '⌒'｀ヽ､
　　 　 　 /ﾊ/_v､l_ヽl　 i
　　　　　l !l '､_,　 ､_,.| l |
　　　 　 l ||　 ,ィ==､｜! !
　　　　 ﾉ !| ｿ 7_ ﾆ{ノ! l l
　　　　{　l/(_ ｲ-.rく_┤| 〉
　　　　 Vヽ _ｽニ｀_/ 入
　　　　/　 /lニYTﾆく 　 ヽ
　　　　｀ｰ1人､/-ヽｸiヽ- '
　　 　 　 r'´, -〈 r‐､ ﾄ､|
　　　 　 rV {　　l!__,.V ├i
　　　 　 ｀!T'ヽﾆ ﾍ= ﾍ´| |
　　　 　　| |　 ヽ　 i　 |｜!
　　　　　 |_|　　├ ﾍｰ1.! !
　　　　　 Ll　 　 ー'^ｰ' Ll

そうどすな。うちも、作り手さんの好きな方法が一番やか思います。

>>319
ちょっと待ったぁぁぁ
携帯のみだから、upは生殺しと言ったんだ。
HPなら携帯でも見られる所あるし、
ネカフェ行くけど、ろだはその前に流れるかもしれないし。
(わがまま言えば、SS読んでない大量投下するなの人はNG突っ込んでくれ。)
これが原因で荒れるのはもっと嫌なので、(本当わがままだなぁ)
これくらいで。

まあ１スレ丸々使い切るほどの容量じゃなければ、ここに投下しても構わないんじゃない？
>>323でも書いてあるように、うｐだといずれ消えてしまうわけだし。
スレに書き込めば過去ログの保管所がある限りは見れるしね。

保管所があれば問題は解決するが…

>>323
失礼。帰宅するまで読めないから、「生殺し」なのかと思った。

>.311
GJ!!
こういうストーリーが実際にあればなあ・・・

>>272
>>311
ＧＪ！！久々のコンボで疲れが吹き飛んだよ。感動した。ありがとう。

>>324
>>325
保管所ってスレの？それともＳＳとイラストの？
ＳＳとイラストの保管所ということであれば、それがあれば問題は確かに解決するけど、それを管理することになる人も大変なのは事実。
まずは職人さんにＧＪ！ありきでまたーりゆっくり皆で考えよう。
ただ、個人的には>>272氏のＳＳ好きだからサイトを持ってくれると嬉しいｗ

ところで泡の人の七夕ＳＳ読んだ？
期間限定らしいから見てくるといいと思う

>>272
グッジョブ！
まじスゲー、シリアスものもいいですね。
投下方法に関しては職人さんのやりやすい方法でいいと思います。

>>328
保管所作るとするなら、過去ログも貼っておいてくれるとありがたいかも。

過去ログは舞-HiMEの保管サイトで見られるけど、
ここにも貼っておくと新規の方には親切かもな。

サーチエンジン、毎日見てるけど静なつサイト増えてなくて
かなり寂しい…（´・ω・`）自分が知らないだけ…か？

凶姫からのストーリーを漏れ的公式設定に認定どす。
静留殺気まで出せるようになって・・・妖怪の域まで達してますなぁ。
人の心を持った物の怪・・・修羅？

>>331
葱同盟は増えてるよ
サーチエンジンよりあっちに登録する人のほうが多いみたい

>>332
なつき「HiMEにだって友情はあるんだーっ！」

>>331
あのサーチエンジンの人気ランキングを見たら、上位がすべて静なつサイトで
埋め尽くされているので、静なつスキーの熱気がうかがえると、毎回思う。
巧晶は結構落ち着いたみたいだな。

>>254
帰って来たらﾈ申の降臨ｷﾀ─ｗﾍ√ﾚｖ〜(ﾟ∀ﾟ)─ｗﾍ√ﾚｖ〜!!
ほんと素晴らしい、凶姫も凄かったけどこれもまた…
ラブラブものも楽しみにしてます、GJ！

>>332
キャラソンであやかしみたいに…って歌ってたよなｗ

>>333
ありがとう！(`･ω･´) パッと見たけど結構あるんだね、知らなかった。
っていうか今更ながらヤマジュンのコラ見た。ワロタ。

キャラソンを長時間聞いてたら妄想の産物が出来ました。
少々場所をお借りして投下させていただきますm(__)m

静なつ（なつ静？）です。

以前から聞いてみたいとずっと思っていた。

今までは怖くて聞けなかったけど、お互い好きあっていると分かった今だったら・・・。

意を決する。

今こそ！




食後のお茶を啜っているなつきになるべくさりげなく問いかける。
「なぁ、なつき・・・」
「ん？」

「うちが死んだら泣きはる？」

湯飲みを持つ手が止まった。テレビに向けられていた視線が静留に向けられる。

その瞳には不機嫌な色合いが含まれていた。

「・・・しず」
「あっ、なつきがこぉいった例え話が嫌いなんは知ってます。
ちょお聞いてみたいなぁなんて、ふと思ったさかいに・・」

「泣かない」
「え？」

「静留が死んだとしても私は泣かない」

なつきの視線がまっすぐと向けられる。その翠の瞳に偽りはない。
そもそもこの子は人の目を見て嘘をつける子ではない。

それだけにその言葉は静留に突き刺さった。

鈍器で殴られたかのように頭がフラフラする。
「そ、そうやね。泣かへんよね・・・」
急須を持って立ち上がる。
茶を入れ直す振りをして、一刻も早くこの場から、なつきの視界から離れたかった。
急須の蓋がカタカタ鳴る。震えているのは蓋を支える指か、それとも急須を持つ手か・・・。

――――――――――― あかん、泣きそうや。

「・・・静留」
「あっ、お茶入れ直してきますさかい、ちょお待っ」
「お茶はいいから、静留。ちょっとこっちに来い」
「すぐ済みますから」
「静留！」
怒気を孕んで自分の名を呼ばれて抵抗を諦める。
「・・・・・・・・・・はい」

なつきの前にあったテーブルは既に横にどかされており、その空いたスペースに座るよう促される。
叱られる子供のように肩を落とし、ゆっくりとその場へ向かった。

「！！！」
座ろうとした瞬間に腕を引っ張られバランスを崩す。そして、抱きとめられた。

胡坐をかいたままのなつきの腿の上で横抱きにされ、ちょうどなつきの首の付け根に
顔が当たるように抱きしめられた。

大好きな匂いで鼻腔がいっぱいになり、鼻の奥がツンとする。

「突然変な質問したかと思ったら、今度は拗ね始めるし・・・困った奴だ」

溜息をついて呆れられる。しかし、抱きしめる腕はしっかりと自分を包み、その掌は優しく頭を撫でている。
その優しさが全身に染み渡る。

――――――――――――もう堪え切れなかった。

「だって、なつ・・ひっく・・・・なつきが泣い、てっ、・・・泣かへんって」
堪えていたものがどんどん溢れ出てきた。
皺が出来るくらい服をきつく握り締める肩に顔を押し付けて。
「うちっ・・・が・っ・死んっ、でも・・・なっ、泣いてっ・・くれへ、ん・・って・」
「お、お前が泣いてどうするんだ！例え話じゃないのか！？」
突然泣き出した静留になつきが慌てふためく。
「そうどす、・・っ・・例え、話なっ・・ん、どす・・」

あかん、止まらへん・・・。

なんとか涙を止めようと試みるが、全身の震えは止まらず、
後から後から涙があふれ出てしゃくり上がってしまう。

頭上から再びため息が漏らされた。

「まったく・・・。泣くほど大切な質問だったらもっと神妙に、というかちゃんと聞いてくれればいいのに・・・」
呆れきった口調ではあったが、身体に回した腕の力を強め、静留の頭を自身の身体に押し付ける。

「ねぇ、静留」

抱きしめられたまま、あやすように背中を軽く叩かれる。
しゃくりあがっていた呼吸もだいぶ和らいできた。

・・・・・・なんや、うち、まるで小さい子ぉみたいやね

一回り近く大きいはずの自分の身体はなつきの腕の中にすっぱりと納まり、
泣きじゃくったその様を思うと、急に恥ずかしくなる。

「私たちは・・・その、お互いの他に相手に残してあげられない。
　それこそどんなに想い合っていてもだ・・・」

それこそ夫婦だったら子を成して相手に子を残すことが出来る。
しかし男女でも子に恵まれないものは少なくない。ましてや自分たちは女同士だ。
いくら身体を重ねても子は望めない。

「でもね、静留・・・そんな私達だけど、いや、だからこそ片方がいなくなってしまったときに
残った片方しか・・・、そいつがどれだけ幸せであったか、
どれだけ大切な存在だったかを表すことが出来ないと思うんだ・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
身体を少し離し、顔を上げてなつきを見上げる。
その様は普段から大人びた静留からは想像もつかないくらい幼く、なつきは思わず失笑する。

「だから私は泣かないで、どれだけ幸せだったかを伝えたいと思う。
おまえに想ってもらってどれだけ嬉しかったか、どれだけ幸せだったかを・・・おまえに伝えたいと思ってる」

・・・この子は・・・なんでこの子は、こないにうちを喜ばせるのが上手なんやろうか・・。


「静留を失うのは怖いし、哀しい・・・。正直そんなこと想像するだけでも嫌だ」

絞り出すような声に顔を上げる。
悲痛ななつきの顔を見て、止まっていた涙が再び溢れ出す。
そんな顔をさせた自分の愚かさを嫌悪すると同時に、自分を失うことに恐怖してくれることに幸せを覚える。
「あぁっ、また泣く！」
慌てたなつきに再び強く抱きしめられる。その圧迫感が愛情の強さのように思えて、顔が綻ぶ。
うちは・・現金やな・・・と己に呆れつつも、なつきのふくよかな胸元に頬を寄せる。

「・・・・・もし、静留が死んでしまうようなことがあったら・・・笑って見送れるようにするよ。
先に逝く心配性なおまえが思い残すことが無いように・・・安心して私が逝くのを待っていられるように・・・」

腕の力を少し弱め、なつきが覗き込んでニヤリと笑う。
「どうせ静留がいなくなったら私もすぐに逝くと思うぞ。不摂生になることは間違いないからな」
不謹慎極まりないが思わず自分も笑ってしまう。

静留の笑顔を見て安心したのかなつきの顔が少し緩み、お互いの額をあわせて笑い合う。

「―――――静留が先に逝って待っていてくれたら、また会うことが出来ると思ったら・・・
死ぬことも、何も、怖くないよ」
「・・・・なつ・・き」

おおきに――――と伝えたいのに胸がいっぱいになってしまってうまく唇が動かせない。

「う〜ん、やっぱり口下手だな私は・・・うまく伝わったかな？」
「そんなことあらしません・・・」
脇から手を差し込んで、その身体を抱きしめる。
「うちを・・・うちのことを想うてくれてるいうことが・・よぉ分かりました」
「そ、そうかっ、じゃあよかった」
さっきまでのなつきはどこへ行ったやら・・・急に照れ始めるなつきがまた愛しくてたまらない。
想いはさらに募る。これからもいつまでも――――。


「・・・・・なつきは強いんやね。うち・・・なつきがいいひんようなったら後を追いたなると思います」
「静留・・・」

なつきを抱きしめる力を強め、その温もりを少しでも肌に感じたいと願う。
なつきも腰に回した腕に力を込めて静留を抱き寄せる。

「もし私が逝ってすぐにお前がついて来た時は・・・その時は叱ってあげるよ」
なんでこんなに早く来るんだぁ！出迎える準備が出来てないじゃないか！と突然声を張り上げる。
そしてすぐ笑いを含んだ声で「てね」と静留の顔を覗く。

「ふふ、ほななつきの準備が出来るまで、うちは待っとらなあきませんなぁ」

クスクスと抱き合ったまま二人で笑いあう。



いつかは分からない・・・でも、いつか必ず迎えるその時。
せめてそれまでは――――――――――。

寝台の上に生まれたままの姿で二人寝そべっていた。

ふと思ったままのことを口に出してみる。

「・・・・なつきそっくりな子が欲しいなぁ」
「い、いきなりだな」
「口に出してみるくらいはええんとちゃいます？」
「・・そうだな。・・じゃあ、私は静留そっくりな子が欲しいな」
「名前は？」
「ん〜、私と静留の名前を一文字ずつとって『しずな』とか・・・」
「そういえば、なつきって名前に漢字あてられてますん？」
「あ〜、そういえば昔、母さんが夏に姫と書いて『夏姫(なつき)』と
つけるつもりだったって言ってたな・・・」
「なつきそっくりの子やったら、静留の留になつきの夏で『留夏』なんてどうどす？」
「あははっ、いいな。じゃあ静留そっくりな子だった静の字に姫で『静姫』とかはどうだ？」
留夏に静姫・・・宙に人差し指で書いてみる。
「ふふ、なんや、静姫と清姫ってなんか似てはるな・・」
「青の字が入って、姫だから？」
「うち似の子ぉに相応しいかもしれへんな・・・」
「いいな・・さすがにデュランは無理だし・・・」
「えぇやないのデュラン♪」
「犬の名前だぞ！」
「ほな、わんこ飼うてデュランつけます？」
「あっ、それいいな！」



二人の下に犬と子が授かるのはまた別のお話で――――――

以上です。神投下が続く中、場汚し失礼しました。

読んでいただいた方々、ありがとうございました！
スルーしてくださった方、場所を貸していただいてありがとうございましたm(__)m

ＧＪ！！
なつきカコイイよなつき

>>344
また神ｷﾀ━━(ﾟ∀ﾟ)━━!!!!!
静留は可愛いしなつきは男前だし、切な甘で(*´Д`)ﾊｧﾊｧ　
おまけにﾜﾛﾀよ、ほのぼのしてていいなGJ！

ＧＪ！！！泣いてる静留が可愛すぎw そしてなつきは漢前w

↓なつきをハメてるとこを会長に発見された時の一言

そりゃ「かんにんな♪」しかないだろう

>>344
グッジョブ！
なつきの台詞が凄く（・∀・）ｲｲ
やっぱり、受けの会長はかわいいねｗ

>>272
帰宅しソッコー見ました。

何コレ('A`)






ぐっじょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぶ！！！！！！！

家族がいるなかで泣いてしまいましたわｗ
モレも漫画今描いてたんだけど、描く気がしぼんでいきましたｗ
すばらしすぎる。

描く気はしぼんでるけど、描きますんで。よろしくっす。漫画です。
下書き→ペン入れ→トーンはり→etc...なので時間はかかりますが。

>>328の泡の人わかんなかった・・・ググったんだけど（´・ω・`）
どこのこと？教えてください

すまんあげた！逝ってきますほんとごめん

実は漏れも・・・もう一つヒントのようなものを、頂け、ますか・・・。

にーとさんのテンションいいねえ
あそこまで徹底出来るのは羨ましい限りだ

>>355
前回よりは落ち着いてたけど、笑いどころが満載だったな。
俺は「あかねちゃんの死期が近いのか･･･」あたりで、我慢できなくて噴いた。

>>354
葱同盟、もしくは神々のリンクに大抵軒を連ねる、
以前メイドネタを連載されていた御仁のところだと思われるのだが、違うのかな。

職人さんに負担かけさせたらあきまへんえ

つーことで、>257氏のSS、勝手に補完やらせてもらいました。
ttp://ayayalove.dyndns.org/
やっつけ仕事なんで、FOMAで一応読めるのは確かめましたが、
AU、Vodaで読めるかどうかはわかりません。
FOMAでもなぜか「…」が「＆」に化けるしぃ
問題がなけりゃ、２〜３日このままにしとく予定。

>>356
ひっかかんないしサーチにないしと思ってた。
savon、泡か。卒業後のＳＳの人だったんだ！どうもありがとう。

>>357
せっかく作業したのに悪いけど、ちょっと疑問に思ったのでひとこと。
それってさー、先に職人さんに「こういうことしたいんだけど」って聞くのが
筋じゃないのかな？
なんか抵抗を感じた。

職人さんの手間も省けるし、携帯の人は見れるし丸く収まると思うけど。

PCﾃﾞｼｶﾐﾚﾅｸﾃﾓ>257氏の作品ﾎｶﾝｼﾃｲｲﾃﾞｽｶ･･･?

>>318
使ってますよ？
>>257
負担かけたいとか、そういうのじゃなくて
貴方のSSがまとめてみたいと思っただけで。
(携帯オンリーの人もみれるし）
自分も職人の立場から言うと、ブログ形式だと
作成ツールとか要らないから。オススメです。

まあぶっちゃけブログだろうとなんだろうとサイトもつって言うのは思いのほか面倒だったりしますし
とりあえず今回は長すぎるから迷惑になると思って>>257氏はああいう形式にしたみたいだし
>>357さんがやってくれたことで万事解決なのでは？
わざわざここに投下してくれてる職人さんにそこまで求めるのは酷ってものかと。
私生活忙しい人もいるでしょうし。

チャンピンって一話目から出番あるのかな
アニメのほうでは華麗に舞いアリカの憧れの人って登場だし

つーか、本人はそっちのけだよな。ちょっと過剰に気使い杉じゃね？

>>360
手段そのものはそう悪くないと思うけど……そういう実利的なもんじゃなくて。
他スレやここの過去スレ見てても、MAD含めて許可のない再Upって、マナー
的に結構控えてる空気だったしね。

周りがとやかく言うことでもないよな、全員の意見を取り入れるのなんて無理なんだし
職人さんのやりやすい方法で好きにすればいいと思うよ
いい加減、この話し引っ張りすぎ

そうだな、ここでストップしときましょ。あとは職人さんにまかせるっつうことで。

>>344
静留かわいいｗ　なつきカッコ（・∀・）ｲｲ!! 　(*´Д｀)ﾊｧﾊｧ
激しくGJ！

344たんのSSを読んで命ルートの静留が思い出される
「先に逝ったなつきに怒られに行きます」って言った静留が
あの世でなつきに叱られてると思うと、ちょっと切ないけど萌える

動かしようなく「不幸である」というのと、なつきと高村の態度を除けば、
「静留自体」は結構よく書けてるんだよな、ゲーム版。
感情的にはいろいろあるが、そういう部分は正直認めてる。

>338
ぐじょーーーっぶ！

漏れ、例の子供ネタのSS大好きだったんだよ。
最近子供ネタのSS無くて寂しかったんだが、
直接出番は無くとも、これはこれで非常にアリだと思う。謝謝。

>>371
作中でなつきの幸せが静留にとっての幸せだと言及してるし
高村は大嫌いだが、なつきを頼むと想いを託してるし
なつきに看取られて最後を遂げることが出来た。

なつきルートは最終的になつきが幸せになっているわけだから、必ずしも不幸とはいえないのでは？

高村は正直碧ちゃんあたりとくっついてさっさとリタイアするなり、
誰も悲しまずに済む方法を発見するなりしてくれ

本人は満足して逝ったので後腐れなくどうぞみたいなのが鼻につくわけだが…
とくに死ぬなーで彼女の愛の告白をスルーした分そんな感じ。
まあ儲けなんで盲目になってるのかもしれないけど。

ttp://ranobe.sakuratan.com/up/updata/up45081.gif
漏れ妄想では、奈緒は白猫でシズルのペット。
クルーガーがジェラるんだ。
「あら。猫ヤキモチやいてはるん？」
「ち、、ちが」
、、脳ヤバいね。

つかまぁ、「幸せななつき」を書くには事件の悲しみを乗り越えなきゃならん、
というのはわかる。シスターになれとも言えんし。
だが、乗り越えすぎだ。特に高村。お前が。

＞猫にヤキモチ

↑私も同意です。静留に関してはｷｬﾗをよく掴んでると思う。ただなつきがちょっと……乙女過ぎ？静留ｴｷｽﾄﾗは大満足の内容でしたがw

↑すいません371さんに同意ってことです

俺だったら最後は、もっと石碑の話のほうをクローズアップして、
みんながお祈りして帰った後、静留とママンにもう一度祈りを捧げる二人、
とかしんみりさせたいとこだなぁ。

>>376
猫奈緒いいねえ。
でも舞乙でマジで猫になってたらちょっとヘコむｗ

>>376
なつきかわいいなぁｗ　GJ！

>>382
ミコト猫とかも月光浴びた時だけ人間に戻りそうな予感

>>376
ヤキモチ焼くなつきがかわええ(*´Д`)

ゲーム版で静留が死なずに幸せになるためには
とりあえず、他のHiMEを皆殺しにしたあと
神崎と凪が言及してた、最後に残ったHiME同士が自分の触媒だった場合「草薙」を使って媛星を還す方法を使うしかないな
その後平和になった時点で高村を殺害すればなつきは自動的に静留のものに…

>>384
今回は異世界だしそういう設定もありえるかもね。

>>374
碧ちゃんにだって選択の権利はあるはずだ

とりあえず高村恭子先生だったら萌えるというのがレズ厨ゲマの統一見解ですｗ

>>357
ありがとうm(_ _)m
当方auのW21CAですがばっちり見えます
別の所で祭なので、後じっくり見させて貰います。

>>388
いや、正直あの2人は結構お似合いだと思うぞｗ
ほかのどの攻略ヒロインよりも。

>>357

「凶姫」「残夢」の作者です。

　補完、ありがとうございました。

　ご迷惑ながらこちらに続きをアップさせていただこうかなと考えていた矢先でしたので、
助かりました。

　それで、色々と考え、これまでのSSを自分のHPに載せることにしました。
　面白い日記があるでもない、絵も一枚もない、オリジナル小説ばかりの地味〜〜〜なHP
なので躊躇していたのですが……清姫の口の中に飛びこむ覚悟で、さらしてみることに
します。


　

待っちょりましたぜ！

やっと書き込む暇ができた！
>>257
まぁーーーーじでグッッッッジョブーーーー！！！
まじ泣いたよやばいやばい！(´Д`)
自分、静留は「あんなんで実はなつき以外手を出さない出させない」＆
「初はなつきのためにとっときます」超乙女派だけどこりゃやられた！
最後とか切な幻想的．．．．(つД`) あの後どうなったんだろう。
いやほんまＨＰ通いまくりですよ。

>>344
こっちもＧＪ！！！
なつきかっこいいよなつき静留かわいいよ静留(*´Д`)
まさしく萌！ですな〜

はぁ〜〜〜本当に静留＆静なつ好きでよかったよ。毎日幸せすぎる。神様達に感謝。

静留は大飯（＝美少女）喰らいです。
お腹が空いたらスニッカーズ感覚で身近な女の子食べまくりですよ。

>>375
禿同、ギャルゲーだし静留にハッピーエンドにならないのは諦められるけど
静留が死んだ後の展開に萎えまくった…もうちょっと空気嫁よって感じで
まぁ、好きなキャラが死んだり不幸になりまくりだから根本的にこのゲームは俺には合わないんだと思うけど

やっぱアニメが一番いいわな
ってことで、早く麗しく舞うヴィオーラ様が見たい(*´Д`)ﾊｧﾊｧ　

乙HiMEが期待を裏切らないとは限らない、
とか言ってみる。

別に乙HiMEの出来が酷ければ脳内消去するし
出来がよければラッキーくらいな感じでしか期待してない。
下手に期待してがっくりするのやだし。
舞-HiMEの静留だけであと10年は戦える！

女子高、アリカの憧れの人、五柱…期待要素はたくさんあるんだけどな
まぁ、舞乙で静留が男とくっ付くなんて展開にならなければゲームやった後だし
どんなに鬱展開でも堪えられそうな気がするけどｗ

ミコトが猫なら清姫は人間として登場しねーかな。
ヴィオーラのサポートをする蛇姉さん。

何故かマイスターオトメに仕えるオトメ清姫
主人に忠実でキレると人間から大蛇の姿へ変身
清姫が人間だったらスゲー美人だろうな(*´Д`)ﾊｧﾊｧ

でも武闘派＞乙HiME清姫

>>401>>402
おぬしらのせいで、勝手に清姫かわいい人な妄想が、とまらんじゃないかｗ
普段はクールで冷酷なんだけど、シズルの一挙一動にだけは敏感に反応して、
叱られて落ち込んだりするという、そんな人になりました。

>>404
蛇の如く執拗までな言葉攻めでネチネチ相手をやり込めるんだけど
シズルに対してだけは受け子な清姫…萌える、マジで人型清姫出ないかなｗ

それなつきに対する静留本体じゃん…
まあ子は親に似るﾓﾝだけどよ…

本放送時の

なつき：「・・・・・・どうするつもりだ」
奈緒：「アンタはエサよ。ＸＸＸＸ引っ張り出すための」

これ｢レズ女を｣で確定っぽい。
AT-Xだと音声カットされてないらしい。

あれはタチネコという意味でのにゃ〜おぅだったのだと今更ながら気付いた

>>406
あんなキャラが二人も揃うと濃そうだなｗ
静留×清姫の主従SS書きたくなってきた…

>>407
やっぱりレズ女で正しかったんだな

この流れで清姫が人間だった場合、清姫→なつきの反応はどうなんだろう？

てか、
>404、>405辺りで妄想してみると・・・・・て、それ、このｽﾚにおける静なつ奈緒じゃん！ｗ

レズって放送禁止なの？

>272

作中の「神崎はんの妹の命はん。
　　　　鴇羽さんに会いに来たんやろか、うちとたまたま廊下で行き会うた時。
　　　　ネコそっくりに毛を逆立て、飛び下がって身構えました。」

は下のような感じどすか？ｗ
ttp://ranobe.sakuratan.com/up/updata/up45128.jpg

ここまで読んでって、清姫人間verFATEのライダーみたいなイメージが付いた。

>>410
静留が好きなものには優しそうだと思うけど。
害なすそぶりを見せたら、それなりの対応しそうだな。
あとは静留があまりにもめろめろなのでちょっと嫉妬していじけるとか・・・ｗ

>>412
なんか食べ物強請ってるように見えるｗGJ！
あらためて、ネコミコトなんでネコミミ少女じゃないんだ…

乙HiMEにきよし（清姫）がでたら神だなｗ

キヨは黒髪の日本人形みたいなイメージが

麗子像みたいなの？

清姫はやっぱり静留みたいに綺麗な男顔なのかな？
ぱっと見は清純派の女の子で、「それなりの対応」するときは滅茶苦茶怖くなるってのもいいな。
静留の妹みたいな感じで。

>>417
((((((；ﾟДﾟ))))))ｸｶﾞｸｶﾞｼｽﾞﾙﾙ

( ；ﾟд)ｸｶﾞ(；ﾟдﾟ；)ｸｶﾞ(дﾟ； )ｸｶﾞ

>>405
突然だけど、「奥様はヘビ女」って漫画を思い出した
とり・みきだったっけ？

確認したらとり・みきだった

というわけで>>418
ここはひとつ楳図かずお先生にキャラデザを・・・

梅図かずおは少女については結構美少女描くよ
漂流教室の醗酵少女西さん萌え〜
エレメントは松葉杖
チャイルドは人食い怪獣

まあ乙HiMEではエレメントもチャイルドもでないんだろうから
それに代わる新設定に期待したいところ

妄想新設定
マイスターオトメには従者の動物がいて、日常は人型になりマイスターをサポート
有事の際には戦闘型(チャイルド)にもなる。んでマイスターは証にエレメントを持っていると


…ヤバッ！脳みそ腐ってるw

清姫の人型なら黒髪のスレンダー美人がいいな(*´Д`)ﾊｧﾊｧ　
もちろん瞳は蛇の目で、面白そうだなチャイルドの人型

設定的にはスゲー面白そうなんだけど、
シズル＆人型清姫なんてコンビが誕生したら色んな意味で主人公達を食っちまいそうだｗ
キャラが強烈すぎるわなｗ

>>412
GJ、命怯えすぎｗ

ttp://ranobe.sakuratan.com/up/updata/up45188.jpg
>>344さんの神SSに触発されて描きますた。
読みながら泣きましたよ…ホントGJ！！

>>412
猫命ｗ（・∀・）ｲｲ!! GJ！

>>427
ｷﾀｺﾚ！泣いてる静留かわいいなぁｗGJ！



それにしてもこのスレはいろんなものが生み出されるなぁ、静なつの子供もそうだし
今度は人型清姫かｗいいなぁ。自分に画力があったら描いてみたかったぜ・・・。

>>427
GJ!!
なつき男前だよなつき

http://ranobe.sakuratan.com/up/updata/up45214.jpg
人型清姫の妄想が消えず青春の情動のままプスッと描きました。
こんなん清姫じゃねぇ！って方いらっしゃるならマジすいません。

あ、もしかして直リン駄目なのかな？
もしそうなら堪忍なぁ〜…orz

清姫「お母様、こちらの方、食べてよろしいですか……？」
静留「好きによし。ただし、お行儀よぉくな……」
やっぱチャイルドだけに子供かなぁと。

＞＞430
もええええええ！！！
すっげーかわええよ！！それによく考えなくても清姫ってすっげー静留に忠実だよね。
ゲーム版の最後なんか忠実すぎて泣きたくなったもんｖｖ
もし、清姫が人間だったら
静留の最愛の人であるなつきにすっごく嫉妬してくれそうｖｖ
極上の香たちの関係みたいにｖｖ


とりあえず、清姫もえー！！

そういえば清姫とデュランって静留となつきの子供だよね？やっぱりなつきがパパで静留がママ？

清姫＝なつきが父、静留が母
デュラン＝なつきが母、静留が父
で

清姫の人型はヤマトナデシコ七変化みたいなものとモレのなかで確定してるんだが、どうかね？

性癖が静留似で、へたれ加減がなつき似な子供も作って欲しいなー。
あと、武田とデュランの子供とかも見てみたい。

>>436
えーっと、キョンキョン？

ｵｻｰﾝﾊｹｰﾝ
漏れも同じ事思ったけどなorz

俺は人型清姫はﾌｪﾛﾓﾝむんむんのお色気お姉さんみたいな感じがいいな
男達は大蛇に変化して一喰い、女達はシズルに献上
残酷非情な蛇姉さんとシズルの最強タッグ…見てみてー

モスト＝デンジャラスコンビ

本家モースト・デンジャラスコンビは噛ませ犬だったけどなー

> 345 345 347 350 369 370 372 394 427（敬称略)
ご感想ありがとうございますm(__)m　後先省みないくせにチキンなので
暖かいお言葉を頂いけてとても嬉しいです｡ﾟ(ﾟ´∀｀ﾟ)ﾟ｡

そして427様！イラスト！！イラスト!!!! かわええ!!!!(落ち着け自分orz)
あれ(SS)からこげなすんばすぃ二人が生まれるとは!!あなた神ですか!!??
貰っていいですか!!!??というか拉致!!ヽ（｀∀´）ﾉヒャホーイ!!!

>>431
清姫たんｷﾀｰ!!
セリフも(･∀･)ｲｲ!!

アンカーずれた。>>430でした

流れブタ切りスマソ。シズナツでっち上げＳＳ落としていい？

щ(ﾟДﾟщ)ｶﾓｫｫｫﾝ

щ(ﾟДﾟщ)ｶﾓｫｫｫﾝ щ(ﾟДﾟщ)ｶﾓｫｫｫﾝ щ(ﾟДﾟщ)ｶﾓｫｫｫﾝ

щ(ﾟдﾟ)щどんとかもん!

�dクス。勢いで書いたから、短いし、ホントにダメダメなんだけど落とすね。
舞台はガルデローベ学園でシズルとナツキの話。


ドォォォォン！！

「大変ですッ！学園長！！」
遠くで爆音がしてたかと思うと、ガルデローベの女学生が勢い良く学園長室に入ってきた。
しかし、扉が開くのと同時に、中にいたふたり―　すなわち、ナツキ・クルーガー学園長とその片腕シズル・ヴィオーラ　―は窓から外に飛び出していた。

タンッ！

１０メートルはゆうに超える高さをものともせず、軽いステップで地面に着地する。
そのままふたりは騒ぎのあった方角へ全力で走り出した。校舎を囲む森の中を、風の様な速さで駆け抜ける。
「爆音は正門の辺りからだ。」
走りながら、ナツキは隣りを走るシズルに言う。
ナツキの目の端で、お日様を溶かし込んだような美しい髪がなびいている。
で、その髪の持ち主はというと……キツイ眼差しで前を見据えたままナツキと一緒に走っていた。

実は、さっきまでのお楽しみの時間を邪魔をされて、正直、シズルはちょっとだけ怒っていた。
しかし先ほどの爆音がただ事でないことはシズルにもわかっている。シズルもそこまで空気の読めない女ではない。
そんなわけで、本当はとてもとても不機嫌なシズルが、努めて真剣な顔でナツキの言葉に答えた。
「そうやね…どちらさんやろか？」
「私の学園でナメたマネを…くそっ！！デュラン！」
ナツキが走りながら右手をかざした。
一瞬周囲が明るくなり、それから、

バシュゥゥゥゥゥッ！！

という鋭い音と共に白煙がナツキの周りを覆う。
辺りが白く包まれたと思った次の瞬間、中から巨大な銀の狼にまたがって走るナツキが現れた。
「シズル！」
正面を向いたまま、ナツキはシズルの方へ手を差し出す。
何の合図も返事もなく、シズルがその手を取るとナツキがひょいっとシズルを引っ張りあげた。
ストンッ！
そのまま、シズルはあっけないくらい簡単にナツキの後ろに収まった。
もの凄い速度で併走しながらのこの芸当はふたりの絆があってこそなせる業だろう。

オォォォォォォォォン！！

後ろのシズルがぎゅっとナツキの腰に腕を回すと、輝く銀色の獣はいよいよその本領を発揮して、グイグイと速度を上げていった。
狼が振りまく、シルバーグレイの一閃が森を貫いていく…。

ちょうど下校のタイミングだったせいか、正門の辺りには人だかりが出来ていた。
そのほとんどは怯えたように動けなくなっている女学生たちだったが、勇敢にも彼女らを守るかのように何人かの上級生たちが騒ぎの元凶である得体の知れないバケモノを取り囲んでいた。

グルォォォォォォォォォ！！

「きゃあああ！！」
「やああああっっ！！」
バケモノが咆哮する。
あるものはなんとかこの場から逃げ出そうとし、あるものは身をすくめて動けなくなっていた。
「うっく、うっうっ…。」
「泣かないで、大丈夫よ。さっき、お姉さま方が人を呼びに行ったからすぐに助けがくるわ。」
泣いている下級生を、別の下級生が抱きしめている。抱きしめている方の彼女も必死で恐怖と戦っているようだ。
そのそばでは彼女たちの２年先輩が、ふたりを守るかのようにバケモノに対峙していた。
いつでも攻撃できるような構えで、バケモノを睨みつける。
「一体どうやって、このバケモノは中に入ってきたの…？」
バリバリと手に稲妻をまとわせながら、別の上級生が呟いた。
ガルデローベ学園の周囲には、さまざま危険を回避する仕組みが、幾重にも張り巡らされていた筈。
しかし、それらをすべて叩き潰して、この目の前のバケモノは学園の進入に成功していた。
自分たちだけで勝てるのか…？
バケモノを取り囲みながら、多くの上級生たちは同じことを考えていた。
学園の防御を潜り抜けてきた得体の知れないバケモノを前に、まだオトメの称号を冠されていない未熟な自分たちが、助けが来るまで持ちこたえられるのか。
ジリジリと、バケモノを囲む輪を広げながら、誰もが今、このバケモノを打ち倒してくれる強い助けを求めていた。
その時。

「私の生徒たちに何をする！」
銀色の煌くような光が、空から降ってきた。
それは五柱の一人であり、この学園の守護者である学園長、ナツキ・クルーガーの声だった。
学園長のしもべであるシルバーウルフのデュランに乗ったナツキが、人垣を一気に飛び越えてバケモノの目の前に立ちはだかった。
「学園長！！」
「クルーガー先生！！」
「ヴィオーラお姉さまもいるわ！」
ナツキとシズルの登場に周囲から大きな歓声が上がった。
バケモノたちと向かい合っていた上級生もホッと息をつく。現存する五柱の２人も揃っていれば、怖いものなど何もない。
ナツキとシズルがデュランから飛び降りると、バケモノがそちらに向きを合わせてきた。
自分たちの倍はあろうかという巨大なそれに怯むことなく、ナツキはバケモノの前に歩み出る。
「何が目的か知らんが、私にケンカを売るとは良い度胸だ。」
バケモノを睨みつけながらナツキは両手でこぶしをバキリ、バキリと鳴らした。
全身に怒りをまとわりつかせた学園長を見て周囲の学生は息を飲む。
怒ると怖い学園長が、本気で怒っている。
ナツキがその力でもって大気を振るわせ始めた時、それまで静かに後ろに控えていたシズルがそっとナツキの肩に手を置いた。
そのまま、耳元にそっと顔を近づける。
怒気をバケモノに向けたまま、ナツキはちらりとシズルを見やる。
「ナツキ、落ち着き。」
「あれはこのガルデローベに牙を向けた。」
「わかってます。」
私の敵だと言わんばかりのナツキを、シズルは諭すような言葉で答える。
「けど、上のもんがそないに簡単に前線に出るもんやあらしまへん。」
ここはウチにまかしてくれませんか？
にこっと笑って、シズルがそう言った。

「……。」
ナツキはしばらくの間、じっとシズルを見つめていた。
しかし、シズルの目の奥に何か考えのあるようなものを感じ、ゆっくりとそのこぶしを引っ込めた。
「おおきに。」
ゾクリとするような冷たい笑みを残して、ナツキの肩からシズルが離れた。
そのままナツキと入れ替わるように、シズルがバケモノの前に、ゆっくり歩み出る。
周りの学生はじっと状況を見守っていた。
「あんたの相手はウチがさせて貰います……おいで、清姫。」
とっても個人的な理由で、実のところホントは学園長よりも怒っているシズルがそう宣言すると、シズルの足元から揺らめくような紫色の陽炎が立ち昇った。
ゆらゆらとうごめくそこから、次第に実体のはっきりしない蛇がうごめき始める。
蛇は一匹、二匹と数を増やしながらシズルの足元で波打つ。

シャァァァァ！！
６匹目になったところで、すべての蛇がシュルシュルと螺旋を描いてシズルの表面を駆け上がっていった。

ドォゥゥゥゥゥゥッ！！
その瞬間、もの凄い爆風が周囲に巻き起こった。
その場にいた誰もが目を閉じ、吹き飛ばされないよう足を踏ん張る。
「あ、ああ……。」
爆風がゆっくりと引いた途端、女学生の一人が、声にならない声を上げてシズルの方を指差していた。
シズルが纏う紫色の陽炎。
その中に蛇の様な鋭い笑みを浮かべた女性が見えた。
半分、体が透けたようなその女性は、陶磁器の様な白肌と滅紫の髪を持ち、金色に少し緑がかった瞳をしていた。腰から下は陽炎の中にまぎれて見当たらない。
女性は、シズルの後ろから、甘えるようにシズルの首に腕を絡ませてそれは嬉しそう彼女に頬擦りをしていた。
シズルもそれに答えるように、瞳を閉じて優しい笑みを浮かべる。
背後からその様子を、ある種の畏怖を込めてナツキは見つめていた。
子供のように甘えるその女性こそ、五柱中、最凶最悪であると噂されるシズルの僕、清姫そのものだった。
「ふふふっ…。」
『……愛しい、愛しい、あなたさま。』
上等のガラスが響き合うような美しい声色で清姫がシズルの耳元で囁く。
それは氷よりも冷たい何かを含んでいて、そら恐ろしい。
『今宵が、お望みは……？』
「そうやね…。」
そこでシズルは瞼を開くと、ゆっくりと、前を見た。
清姫もその先を追うように、シズルの視線を辿る。

目の前にはあのバケモノがいた。


清姫はゆっくりと、視線をシズルに戻した。
そうして、後ろから改めてシズルを覗き込むとその唇にひとつ、口づけを落とす。
『すべてを、あなたさまのために……。』


爆音。
そして、暗転。

おしまい。最後の方とかやっつけ仕事でなんかもう･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡ 。
占領スマソ…｡
せっかくうｐの仕方とか前の方で紹介して貰ってたのに結局いつものやり方で落としちゃった…。

>>453
人型清姫ｷﾀ━━(ﾟ∀ﾟ)━━ !!!!!
めちゃ恐綺麗だよ、GJ！！

>>453
何ですかこのｴﾛｽな清姫は……めちゃ萌えた(*´Д`)ﾊｧﾊｧ
シズル×清姫もありですな、激しくグッジョブ！

>>453
何かめっちゃ艶っぽい人型清姫ｷﾀｰ!!
（・∀・）ｲｲﾖｲｲﾖｰ

新たな活路が！
人形清姫
やっぱり『御主人様』はだめなのね〜

清姫は蛇なだけに
語尾に「〜ニョロ」とつけると思う

>>430
清姫可愛いよ清姫

>>453
清姫エロいよ清姫

同じ人型でもタイプが違って色々楽しめますなあ。
妄想力万歳！

>>453
何かと思えば早くも人型清姫キタ━━(ﾟ∀ﾟ)━━!!
GJ!GJ!清姫かっこいい!このあとシズルは微妙に嫉妬したナツキにさっきの続きと折k(ry

妄想→実行ととても速い素敵な流れですな!

も一つ。

>>427
二人の表情が最高です。ｸﾞｯｼﾞｮﾌﾞ!!

>>453
ｸﾞｯｼﾞｮーーーﾌﾞ!!
清姫エロイし恐いし、最強だなシズルと清姫はｗ
なつきが嫉妬してるのイイ！！

ここまでの妄想清姫

ライダーっぽいボディ＆黒髪＆静留にいろんな意味でご奉仕＆語尾『〜ニョロ』

ｱﾘｶﾞﾁｮｰ･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡
この板で得た青春の情動を、勇気を出してぶつけてみて良かったよ。

人型清姫とは意識してたのかしてなかったのか、
なぜかうちのHG静留はここの左下のやつに乗っけて飾ってあります
ttp://image.www.rakuten.co.jp/atmart/img10521591553.jpeg

>>453
ＧＪ！！
清姫エロ艶めかしいよ清姫
セリフの言い回しでゾクゾク来た〜(*´Д｀)ﾊｧﾊｧ・・・

いつものやり方でここに投下でｵｹｰ
でっち上げ設定大歓迎〜
また投下して下さいね♪

舞妓はんみたいな清姫もいいなあ
「うちのすべては主さんのものでありんす」

>>453
何気にIDもすげえ

>450

>そのまま、シズルはあっけないくらい簡単にナツキの後ろに収まった。
>もの凄い速度で併走しながらのこの芸当はふたりの絆があってこそなせる業だろう。

すまない。そこのシーン、ＯＶＡ、ＧＲの十傑集の二人が腕を組んだまま
伴走して駆け行くシーンとダブったよｗ

>>465
乗っけてるって上に？

にーとの人の日記が更新されたわけだが、ゲームレポがえらいことになってますな。

俺の思ってたこと全部ニートさんが書いててﾜﾛﾀｗ

にーとさんとこの日記はいつでもえらいことになっているに1000清姫。

マジ大好きｗ笑えるｗｗ

あれだけはっきり書かれると清々しいなｗ
鬱だったゲームだけどだいぶ気分が晴れた

思ったこと完全に代弁してくれてる・・・ｗ

まぁどう考えてもあそこで抱き合うのはダメだよなぁｗ

>>453
GJ!!
清姫エロっぽいよ清姫…
敵を倒した後は、先刻より3割増くらい攻め度の上がった学園長が(ry
とか妄想が膨らみました(*´д`*)


>>425の>もちろん瞳は蛇の目で
に惹かれて、うちも描いてしまいました。人型清姫。
ttp://syobon.com/mini/src/mini2488.jpg

でもあの感想を静留ｽｷｰ以外の人がみたらどう思うんだろうなあ
静留ｽｷｰとしてはまさしくあれ以外無い感想だけどね。

>>477
また新たな清姫ｷﾀｰ!!GJ!!

本スレで同性愛について話題が出てるが
586のＡＡに笑ってしまったよ
ttp://anime.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1120671825/586

>>477
この清姫もｷｬﾜ､GJ！
人型清姫の妄想でイラストやSSが投下されるし、妄想ひろがりんぐ。

>>478
いいんじゃないの、静なつサイトなんだしｗ

>>478
静留が死ぬという流れまでならば、
個人的には最高に近い評価あげてもいいと思うんだよな。
それが好きか嫌いかは別の問題だから。
けど、その直後の展開だけはかなり冷静に見てもダメダメだ。

>>477
縦割れ目はｲｲﾈｲｲﾈ。
なんか貞淑そうでいい感じだ。GJ！

>>480
なんというか、あちらさん魔窟たる此処の出身者だからなｗ

まだゲームプレイしてねぇから読みたくてもよめねぇ・・・。
かなすぃ・・・。

バジリスクの蛍火みたいなイメージだな、人間版清姫。

俺もゲーム版はなつきと主人公の直後の会話以外は気に入ってる。
好きな人間が目の前で大切な人を失って自分を見失ってるときに、
抱きしめて支えてやりたいと思うのはまっとうな感情だと思うんだが。
ただ、少し会話にデリカシーがたらないだけで。
というより、もともとギャルゲーだとわかっててあえてやってるんだから
展開はともかく、男とくっつくこと自体に文句いうのはいい加減う（ｒｙ

>>480
いや、静なつフィルターがかかってない人はあの感想を読んでどう思うのかなと疑問に思っただけで、
にーとさんの感想自体にどうこう言うつもりは無いよ。

>>484
その点は自分も同意。

>>477
人型清姫いいよな、GJ!!
舞乙でこの設定マジで使ってくれないかな…

>>484
って言うか、男とくっ付く云々で文句言ってる奴は少ないと思うけど。

あかねちゃんとアリッサが不憫だ……

やっぱだめだな、ゲーム版

>>486
いや、(静留消滅直後を除いた)主人公との会話でデレ入ってる所にも文句いってたからさ。
好きな男(自覚してなかったとしても)と話してて照れるのは当然だと思うんだが。
実際、なつきは人一倍テレ屋な訳なんだし。

豚斬るが、
静留が消える（もしくは死ぬ）場面でのBGMは
『大切なもの』や『過去への鎮魂歌』より『媛星』や『媛星〜想う心〜』のが静留っぽいよね。

和食好きの人間が洋食屋に入ってやっぱり洋食は駄目だ！
和食を出せ！ってゴネてるみたいだな。
了見が狭いっつーか頭悪すぎ。
ひょっとして馬鹿？

>>488
俺もあの部分には文句言いたくなるけどなｗ
何で静留が死んでんのにお前らそんなにいちゃついてんだよ…って
くっ付く自体は別にいいと思うけど、なんつーか静留のことを考えるとやるせない

>>490
全ての人間がマンセー出来るわけじゃないよ。
ゲーム版はかなり人を選ぶし。

男とｲﾁｬﾗﾌﾞになろうがなつきに関してはどうでもいいんだけど
俺の好きな二大キャラの静留と奈緒が不憫で不憫で…

>>491
>>486(静留消滅直後を除いた)　な。

俺もあそこの過剰なまでのいちゃつきっぷりはどうかと思うよｗ
抱きしめてデュラン復活以降の展開(主になつきの子供発言)には失笑だったし。

>>492
まあまて、490の言い方は正直どうかと思うが
そのレスはずれてる。


ってか荒れそうだからそろそろやめといたほうが・・・。
愚痴りたかったらゲーム版のスレにいったほうがいいかと。

今ちょっと荒れてんだよねあそこ。
こっちで相手にされなかった荒らしがあそこにも出た。
もっとも華麗にスルーされてたが。

うまいまずいは別問題で
そもそもギャルゲ―ってわかってて手を出して
畑の違う嗜好の人間が駄目出しするってのはなんだかなぁ…って話
そもそもメディアミックスとはいえ、各々まったく別ﾓﾝだろ…
つーかアニメ板でゲームの話をすること自体既にスレ違いでしょ
そんなに百合ゲ―やりたいならアンケート送るなりしてメーカーに要望を伝えろよ
金になるならメーカーも考慮に入れるだろ

>>490>>497
ゲームスレにでも逝ってろよ馬鹿

荒れそうなのでここらへんでこの話題はやめとこう。正直すまんかった

>>498
早速馬鹿筆頭出たｗ
ワロスｗｗｗｗ

染むピープル買おうと思っていたんだが、ひゃっほうの人の日記見て愕然とした。
スキンってあんな英語だらけなソフト使って作るのかよ。俺には無理だな…

>>497
ギャルゲーでも『舞-HiME』って一応冠付けてるからな。
そこに静留が出てるならやってみたくなるし、あんなに不幸なら文句も言いたくなる。
なんだかなぁ…って思うなら読まなければいいよ、みんながみんな受け入れられるわけじゃないし。

はい、ストップ。

>>501
英語だらけと言っても単語自体はそう難しいもんじゃないよ。その手のサイトを回れば
作り方の説明とかしてるところもあるしね。そういう俺は絵心皆無なので手が出せぬ。
ひゃっほうの人、スキン公開してくれんかな……。

>>498>>502
もう相手しないほうがいいぞ､スルー

きよし遠慮せんときよし

>>504
スキンの絵だよな問題は…。
別の関係で自作した時顔が河豚みたいになっちゃって吹いたｗ

とりあえず
頭が悪いのは確定として
痛いとこをつかれると聞こえないフリしかできない痛い集団ということは理解できた

そうだね、ゲームスレでもそう文句言ってきたらいいと思うよ。

やっぱ難しいのか。特に舞-ＨｉＭＥは制服がややこしそうだな…
ひゃっほうの人に頼んでみようかな……

>>453
ＧＪ！人型清姫、エロ怖かわいいよ

しかし、この清姫が静留となつきの出会いより先に静留の僕に
なっていたとしたら……
最凶最悪の三角関係になりそうな悪寒(((；ﾟДﾟ))ｸｶﾞｸｶﾞｼｽﾞﾙﾙ

僕が舞-HiMEのように大切な人への想いから生まれたのなら
いいんだけど、漏れの脳内ではその辺をふらふらしていた
精霊（のようなもの）と一種の契約を結んだって感じなので。
チャイルドよりもはっきりとした自分の意志を持っていそう
だし。
隙有らば愛しい愛しい静留様に近づくなつきを食らおうと
狙ってる人型清姫と、それを必死に抑えながらも邪険には
できない、なつきの次に清姫を愛しいと想っている静留。
(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ

自分に文章力があればいいのだけど。すんません、逝って
きます。

まずは自分でチャレンジしてみようや。

>>512は>>510当てで

まあ設定見ただけで糞ゲ―ってわかりそうなもんだけどな
わざわざ糞ゲ―に金落としてやるとは本気で頭悪いんだな
曲芸商法で静なつ追加ディスクに飛びつくお前等が目に浮かぶよｗ
馬鹿じゃねーの？

文章があれだと思ってたら例の厨かよｗ
アホらし、以後スルーで

>>512
�dクス
そうだな、チャレンジしてみるよ。

そういや、ひゃっほうの葱三姉妹ノーパンだってな
長女と三女は次女の影響で「ああ」なっていったのかもと思うと…
さすがクライシスwだてに名乗ってないよクライシスw

まだ放送も始まっていないのに、
ここの住人のせいで俺の中で舞乙の設定がどんどん構築されていくｗ
清姫可愛いよ清姫(*´Д`)ﾊｧﾊｧ　

今まで何気なくページ見てたけど、
面白いもの創る人は皆影で努力や苦労してるんだな…

すげえよ神々(つД`)

必死なところが笑えるｗ
んじゃ頑張って雑談してくれｗ
ばーーーーーーかｗｗｗ

>>520
　　　　　　　r'( ﾉi, ,!ヽ、
　　　　　/('´::::::::::::::::::|i
　　　 r'´:::::::::::::::::::::::::〈
　　　 {::::::::::::::::::::::::::::::::}
　　　 j::::::::::::::::::;_::::;､ｉ'´
　 ≦´:::::::::::::::::l〈 !{ｰ|l　　>> 必死なところが笑えるｗ
　 ｀＝､_:::::::::::/｀ ｀ /　　　　　 　　んじゃ頑張って雑談してくれｗ
　　　　 |/i/l/_上ｰ'　　　　　　　　　　　　ばーーーーーーかｗｗｗ
　　 ／｀ー―--ｲ､_　　　　　　　　　
　 l´/: : : : : : : : : : /＼ ,---------、 …っと
　 |/: : : : : : : : : ::/　／l/´￣￣￣//
　 l: : : : : : : : : : /／　 |　　　　　 //
　 ｌ: : : : : : : : : :|´　　　|＿＿＿_//　　ｶﾀｶﾀｶﾀ･･･
　 ｀､: : : : : : : : :|　　　 ｌ ―――ﾄ|
　　 ｌヽ; : : : : : ::|　　　 l:::::::::::::::／!
　　/: :::ヽ: : : : : | 　 　 |===／ |´
　 /: : : : : : : : : ::|　　　 |/ﾉ　／
　/_: : : : : : : : : : :＼　　　／
　��二ー---ー'二ノ｀l ´

Vipperは自分の板に（・∀・）ｶｴﾚ!!

自分達の妄想を、公式設定と信じて疑わない脳に特殊な変換機能のついてる人達ですからｗ
自分達にとって都合の良い妄想以外は、シャットアウトしてるんで言うだけ無駄かと

>>523
どこぞの武田厨にそういってやってくれ

超遅レスですが>257の神SSの静留の女関係の描写、激しく自分の想像に合致しててうれしい限り。
なつきに手ぇ出せないから取り巻きじゃないけど自分に好意を寄せる、なつきにちょっとだけ似てる美少女を
食べてしまう....とか後は適当につまみ食い設定やら。
（ここまで濃く攻めるとは想像には及びませんでしたが〜。でもハードレズ静留ならイイ！むしろ当たり前！）

>>524
スルーしてください。

馬鹿だから無理っしょ

│
│　≡　　('('('('A` )
│≡　〜( ( ( ( 〜)
│　≡ 　ノノノノ ノ　　ｻｯ
↓

ぶっちゃけると>>524みたいな香具師のせいで
このスレがキモ悪がられてるとおもふ

キモイのはしかたないんじゃない？
キモイ事については誰も責めないよ。
キモイのは事実で動かしようないし。
ただねー
ぶっちゃけそのキモイノリは隔離スレのここだけにして欲しいね。
いやマジで。

↓以降いつもの流れで

>>430
人型清姫ｷﾀｰ！セリフｲｲ！GJ！

>>453
SSでもｷﾃﾀｰ！なんかｴﾛｽｗそしてｶｯｺｲｲ　GJ！

>>477
もう一個ｷﾃﾀｰ！GJ！

正直、最初人型清姫を想像したとき、母親をとられる（と思って駄々こねる）子供の姿を思い浮かべてしまった。
っていうか>>511が自分の言いたいことをほとんど言ってくれているようなｗ
チャイルドの生まれについても、意志を持ってる辺り精霊説半ばってことで以下妄想。

静留にとっては自分の命よりも大切な人だし、彼女がいるから自分が生まれたと十分理解してる。
でも主人にああも慕われるなつきに対して、ついつい嫉妬してしまう清姫にﾃﾗﾓｴｽ
そしてそれを巧妙に隠しつつも、察しの良い静留にはバレてたり。
「あんたはうちの子ぉやからね。頭で考えとることも、感じとることも、なんもかんもうちにはわかります……」

今ふと思った、清姫（ってかチャイルド全般）が仮に人型で
意思疎通ができるとしたらもし倒された時ショック二倍な気がする・・・。
意思疎通できたら間違いなく一人の人間的な扱いになるだろうし。
やべ、耐えられねぇ・・・。

>>534
倒されるときに叫んだりとか……？
それはいくらなんでもキツいな……。デュラン対清姫のゼロ距離射撃なんてもう……えらいことに。

>>535
まあそういうのもキツいけどさ、あれだ、自分の大切なパートナーと
想い人が同時に消えるわけで・・・。(((((((( ；ﾟДﾟ)))))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

なるほど、一緒にいくつもの修羅場をくぐり抜けて来たパートナーだもんな。
会長に至っては、なつきを好きだってことを知っている（もしくは、打ち明けられる）唯一の存在だったわけだし……
｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡

>最凶最悪の三角関係になりそうな悪寒(((；ﾟДﾟ))ｸｶﾞｸｶﾞｼｽﾞﾙﾙ

なんかこのひと文のおかげでなつき×静留×清姫で生まれたままのお姿で
ベッドで寝そべっているという夢を見てしまいました。
とんだ自分のエロ脳だ。いや、しずるがエろ（r

なんてエロスな川の字・・・ええい羨ましい！！

しかもその夢のおかげでこれは夢には出なかったんだけど
人型清姫は身体が変幻自在でプレイの時は蛇頭を生やしたりとか物凄い邪設定を
考え付いて..ふた嫌いの人ごめん。

>>540
アトラク＝ナクアを思い出したｗ


上で書いてあるやつの仮にチャイルドが全部人型だったらっつう話で
後半ある意味覚悟決めてたなつきとか静留のあたりはまだしも
あかねちゃんとか奈緒あたりはさらにヤバイことになりそうだな・・・。

あかねはまだいいだろ。ただ百舌のはやにえにされただけだし。

ゴリゴリ咀嚼されたダイアナとジュリア、真っ二つにされたゲンナイ、
ぺしゃんこに潰された愕天王あたりのがどっちかってぇとヤバイ。

ガッテンオーは満足して逝った気がしなくもない、碧ちゃん同様に

キンゲみたいに髪を振り乱し、叫び狂いながら、まっ二つにされるカラスが一番壮絶な希ガス。

でも常に頭に剣が刺さってるカグツチは放送コードモロアウトだｗ

>>545
頭に矢が刺さってるヒロインの漫画があったのを思い出した

>>538
なつき×静留×清姫の三角関係…凄い恐そうｗ

>>546
それ、見たことある。
何だっんだろう？あれ。

すべてに射矢ガールだなｗ

>>549
そうそう、それだ

257さんのサイトって何処なんだろう
色々探したけどわからんかったよ

もう夏混みの季節か
あねご屋の静留本、よさげだな

表紙の黒静留がｶﾞｸﾌﾞﾙものですな

ぬるいんだか、甘いんだか、良くわかんないんですが。
とりあえず、静なつのSS出来たので投下させて下さい。

なつきと、口論をした。

口論といってもこちらが諭したことで、なつきが一方的に拗ねてしまったという方が
より合っているだろう。
静留の言い分は全面的に正しい。それは間違いなく不動のものだ。
だからこそなつきは言葉につまり、視線を合わさなくても良いように静留に背を向け、
フローリングの床に直接胡座をかくように座り込んでいる。

…いじけてはる姿も可愛らしおすけどなぁ。
先ほどからこちらの様子を窺いたくて、振り返ろうと試みているのだろう。
けれども振り返るということは、なつきを見つめている自分と視線を合わせるということで。
彼女の背中からは振り返りたいが振り返れない、そんな逡巡をしている様子が窺える。
それに気づかないフリをする自分。
…他人さんのことやったら、こないにかまわへんのやけど。
大概イケズやなぁと思うが、性分なので仕方がない。

…うちから折れたら、あきまへんぇ？
そんな彼女の様子のあまりの可愛らしさに、ともすると挫けそうになる自分を奮い
立たせるように、静留はきゅっと手を握り締めた。

事の起こりは、自分の帰宅時間に彼女がまだ部屋にいたことだ。


静留の今日の講義は昼までだった。
講義の準備があるからと、一緒に朝食を終えた後いつもより早く家を出た。
…彼女にくれぐれも登校するように言い含めて。

帰宅時、ドアを開けた時からおかしいと思っていた。
外は雨だというのに自分の傘以外は濡れている様子がない。
雨の日はバイクに乗らないようにと、前々からよくいってある。
なのに予備のものを含めたすべての傘が、今ここに揃っているという事は。
「いま、帰りましたぇ」
いつもより微妙にトーンの低い声、けれども奥にいるである彼女に聞こえるように確実に。

「…雨が降ってたから」

奥の部屋から出てきたなつきは、幼い子が言い訳をするようにいった。
自分の方が分が悪いと自覚しているからであろう。
歯切れが悪いし、何より静留と視線を合わせようとしない。
「そないなことばっかりいうてはると、去年の二の舞どすぇ？」
「…きちんと計算しているから大丈夫だ」
そやけど、それがちゃんと出来へんかったから、春休みほとんど補習で潰しはったんやろ？
穏やかな口調ながらも正論を通す。それこそ諭すように静留はいった。

季節は梅雨。

雨が続くのは季節柄当然のことといえた。
しかし、なつきはそれを理由に極端に外出を嫌がる。
雑事ならまだしも、あまつさえ学校までそういう理由で休んでしまう。
つい、先日も同じような会話を繰り返したばかりだ。
その時も自分の方が早く登校し、彼女の見送りを玄関先で受けた。

…サボリ癖、大分治らはったと思とったのになぁ。

自分が多少遅刻してでも、彼女が着替えて学校に行くところを見届けるべきだったか
などと、保護者のような事を考える。
一度登校してしまえば、鴇羽さん達がうまくやってくれはるやろし。

「なぁ、なつき。なんで雨の日に外にではるの、そないに嫌がるん？」

雨が降った時のアスファルトの、むっとした匂いが苦手なのだとなつきは呟く。
…それに口には出さないが、雨にはあまりいい想い出はない。
シアーズが主張するところの、母の真実を聞いた日も雨の日だった。
自分は自分の中の母の真実を信じる。それは絶対にかわらない。
けれども、どうしても釈然としない部分が極僅かだが残ってしまい、それがなつきの
気を重くさせた。

「じゃあ、静留はどうしてそんなに私に学校に行けというんだ？」
問いかけに問いかけで返してくる。

「うち別に、学校で勉強してテストでいい点とって欲しいわけやあらしません」
…勉強なんか学校行かはらへんでも、ひとりで出来る子やいうことは実証済みやさかいに。
そやけどな、と前置きをして静留は続ける。
「学校って、勉強だけやのうて人付き合い学ぶ場でもある思うんよ？」
人との交わりが圧倒的に足りない彼女が、様々な出来事を通して得ることの出来た
同年代の友人達。

「留年なんかしはったら、それ、また一からやり直しどすぇ？」
「だから、留年しないといってるだろうっ！」
言い放ち、静留に背を向けるようにしてその場に座り込む。
万が一留年しても奈緒や命は同学年だ、と反論しようと振り返る前になつきは口を閉ざす。

…静留の言いたい事はそういうことではないだろう。

あの出来事を通して知り合った者は、きっと学校や環境なんかが変わっても付き合いは
続いていく。
けれども、その他の者とはどうだろうか。
今は舞衣やあかねなどが間を取り成してくれ、周りと折衝することなく学園生活を
過ごせているといっていい。
それなりにクラスメートと会話もし、以前と比べて名前と顔が一致する者も増えた。

しかし、学年が違ってしまったら…？

自分が集団生活や集団行動が苦手なのは自覚している。
奈緒や命に、舞衣達のような役割を担ってもらうのは、まず無理な相談だ。
大体、あいつら自体が周りから浮きまくっている。

…まぁ、また学校から足が遠のくのは目に見えてるな。

学校生活だけが人付き合いの場ではないが、それらの習得の場として行けるものなら
行っておいた方が良い、ということか。
そこまで考えて、子供のような態度を取ってしまった自分が急に恥ずかしくなった。
…静留は自分を心配していってくれたのに。

背中から感じる彼女の視線。
雰囲気でひどく怒っていないのはわかるが、呆れたりはしていないだろうか。
振り返って確認したいが、自分の意地っ張りな部分がなかなかそうさせてくれない。
そんな考えが逡巡し、どちらも一言も発さないまま時間だけが過ぎていく。

そんな沈黙に先に耐えられなくなったのは、やはりなつきだった。

「…ごめん、なさい」

見つめていた背中から聞こえた、消え入りそうなぐらい小さな声。
「…えっ？？」
しかし、静留は違う意味で驚いて聞き返す。
「ごめんなさい」
「…なつき？」
不思議そうな、驚いたような、静留の返事。
何度も聞き返され苛立ったのか、なつきは勢いにまかせ振り返り声を荒げる。
「…さっきから、謝ってるじゃないか！！静留、聞こえないフリなんてやめてくれっ！
ごめんなさいって………っ！…っ！」
どうして静留が何度も聞き返したのか、彼女も原因に思い当たったようだ。

いつもの『ゴメン』でも『すまない』でもなく。
…よりにもよって『ごめんなさい』と、きた。
それこそ先の態度のように、幼い子が母親に悪戯の見つかった時のように、『ごめんなさい』！

…あぁ、もう。なんでこないに可愛らしいんやろか。
あまりの愛しさに、くすくすと、どうしても笑いが漏れてしまう。
「…そんなに笑わなくったっていいじゃないか」
いつまでも笑っている自分に、やや不貞くされたような表情でなつきは声をかける。
「あぁ、悪ぅおすな。『ごめんなさい』」
いつもなら『堪忍な』というところを、わざと『ごめんなさい』と置き換えてみる。
「…静留っっ！！」
からかうようにいうと、なつきは叫ぶようにいってから顔を伏せた。
「…頼むから、舞衣達にだけは言わないでくれ」
脱力して訴える彼女に、静留は意地悪く笑った。
「さぁ、そやねぇ。どないしよかしら…？」


そして。
しばらくの間、仲間内で『ごめんなさい』が多用されたのはいうまでもなく。
そう言われるたびに赤面するなつきが笑われたのも、いうまでもない。

終わりデス。
オツキアイアリガトウゴザイマシタ。
では。。。。。。(ノ＞＜)ノ

>>560
ＧＪＧＪ！！
拗ねてるなつきはかわいいねえ
しかし雨降ったら学校行かないってのは身につまされるものがあるよ。大学だけどさ。

>>560
ごめんなさい…ﾜﾛｽｗ
意地っ張りななつきが可愛いな、GJ！

>>560
ＧＪ！
なつき可愛いよごめんなさい可愛いよなつき
ほのぼの日常(でいいのかな？)いいね〜 (*´д｀) b ｸﾞｩ

>560
GJ!
学生時代って仲間内で誰かがポロっとこぼした失言が、
しばらくの間わざと使われたりすることってよくあるよね。
なんか懐かしい記憶が蘇ったよ。（*´・ω・｀*）

本スレで色々言われてる件について

水清ければ魚棲まず。

>>560
ほのぼのいいね。ＧＪ！！
なんか学生時代のちょっとした暢気さを思い浮かべるよ。

>>565
まぁ、言いたい奴には好きに言わせておけばいいんじゃねーの。
いくら愚痴られようが、静留へのこの想いはとまらない萌えて萌え尽きるまで･･･。
魔窟のこのスレが俺は大好きだし、おまいらも愛してるよ！

>>560
ぐっじょうぶ！
こういう何気ない日常もいいね、なつきをからかう静留に(*´∀｀)ﾓｴ

>>564
友人についうっかり「お母ちゃん」と言ってしまい、しばらく自分のあだ名が「お母ちゃん」
だったのを思い出したよ…＿|￣|○ il||li

とするとあれか？
世話焼きされてる時うっかり舞衣を「静留」と呼んでしまい、当分
「なつき〜今日はサボんないで学校に来たんどすぇね〜」
とか変な京都弁の舞衣にからかわれる…てか？w


…スマン逝ってくる

>>568
舞衣を「静留」と呼んでしまうなつきﾜﾛｽｗ
ってかそれ良いね！！なつきなら十分ありうるよｗ

>>568
偉いといおうとした友人が舌噛んでエロイと
言い間違えたせいで3年間あだ名がエロイ人だった俺が来ましたよ。

からかう時や、さり気なく手綱を握る時
舞衣辺りが今日言葉を使うってのは実際にありそうだなぁ。

ごめんっ…！なんで名前にsageって入れてんだ自分＿|￣|○

>>568
ﾜﾛﾀｗ
ｴｾ京都弁で舞衣達にからかわれるなつき…ありえそうだよな。

>>560
GJ!なつきかわえぇな〜(´∀｀)
>>567
(´ω`)人(´ω｀)
このスレのおかげで放送終了後も静留&なつきにどんどんハマっていったわけで.....
ここの人達やさしいし静留愛が溢れまくってるから昔も今も

うちはこのスレを愛してます.....

舞衣はヤリそう<ｴｾ京都弁でなつきをからかう
それでなつきは顔をまっっっ赤にして堪えるんだけどMK５なとき
当の静留がひょっこりやってきて表情から力が抜けるんだ、きっと。
かわいいね。なつき

裏ヨーさんまで、清姫擬人化ネタをやってくれたなｗ
ここの妄想パワーって、ほんとすげぇ。
ちゃんと広がっていくっていうのがｗ

きよしカワエエ(*´Д`)ﾊｧﾊｧ

きよしめ惚れたよきよしめ

あねご屋見てｷﾀｰ
豪華だ(*´∀｀*)激しく期待。

きよし可愛ぇ〜
鐘の中心部のきよしのレリーフや服の袖裾が清姫の顔になってるよ…芸が細かいな〜
最初座布団に正座に気付かなくてあぐらをかいていると思ったのは気のせいですw

「舞-HiME」DVD9巻の情報来たね。
25話：なつきの想いのカット。静留の次はなつきが 全 裸 か 。

ところでさっきから静留スレの1,2を読み返してるんだけど、
結構あたってる次回予想があって面白いな。
DVDが届いたらまた同時進行で読み返していこう。
(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ 静留スレったら、一粒で2度おいしいジャマイカ。

DVD8巻の特典映像で会長が脱いでて、
DVD9巻の特典映像ではなつきが脱いでるんだが・・・

絶対別々のシーンなんだろうが、
もう二人が向かい合ってるようにしか思えない漏れの腐れ脳。orz

DVD9巻と同じ日にファンディスクも出るんだな
9月23日が楽しみだ

背景に百合の花が咲いているように見えた。眼科いこう

気にするな。俺もだ。

最近ほのぼの百合がみたいモレガイル。
いや、18禁も悪くないけどさｗ

ほのぼの百合もあるじゃん

以前にチビ日記を落としたものですが、またSS投下してもいいでしょうか？
あんまり長くないのですが、子供ネタのパラレルなので、そういうのがお嫌いな方はスルーしていただけると幸いです。

щ(ﾟДﾟщ)ｶﾓｫｫｫﾝ

どーんとこい！

チビたちの名前は以下のようにしています。
ちび静留　　→　静姫（しずき）
ちびなつき　→　留夏（るか）



７がつ○にち　きんようび　　あめ　　　くが るか

るかのおうちでは　たいせつなことを　きめるとき
かぞくみんなで　きめます。
それを　「かぞくかいぎ」と　いっています。




「では、家族会議を始める」

場所はリビング。
玖我家の家長なつきが組んだ手の上に顎を乗せ、神妙な面持ちで会議開始の宣言をした。
「今回のお題は、前回の家族会議で、新しく家族を増やすということに
　満場一致の可決した案についての補足である」

・・・かけつ？と思っていたら、隣に座っていた静姫が賛成のことやよ、と教えてくれた。
口に出してないのにどうして分かったのだろう？

静姫は、なつきの隣でニコニコ笑って座っている静留お母さんにそっくりで、
私よりたくさんのことを知っている。
可愛いし、頭もいい、すっごい自慢の片割れで、
あまりにも自分と違いすぎて同い歳なのに悔しいと全然思わない。
基本的に私はなつきに似て負けず嫌いなんだけど静姫に関しては別みたい・・・。

「でだ」
あっ！静姫のこと考えてて、なつきの話聞いてなかった！
「うちへ連れてくる前にいくつか注意点がある。始めが肝心なのでよく聞いていて欲しい」
・・・これからはちゃんと聞くよ！なつき！
ウンウンとなつきの言うことにうなずいてみせる。

「2日後に我が家にやってくることになった仔犬の名前はデュランだ！」
はい――――――――？・・・思わず舞衣お姉ちゃんのマネをしてしまった。
「え〜！なんでもう名前決まっとるの？」
そうだ！静姫！もっと言ってやれ！
「八房とか、早太郎とか、うち色々と考えてたのに！」
や、やつふさ？はやたろう？・・・どっから来た名前？やっぱり静姫は物知りだ・・・。
「そうだよ！おーぼーだ！！私だってタロとかポチとか考えてたんだから！」
静姫ばかり戦わせるわけにはいかない。私も加勢するよ！
「だいたいその・・でぃらん？」
「デュラン」
すかさずなつきがつっこむ。
「でぇらん？」
「デュ〜〜〜ラ〜〜〜ン！」
「あぁ〜！もぉ！！言いにくいもん！その名前！！」
自称ジュウナナサイでも咬んだその名前を一ケタ歳の留夏があっさり言えるはずもなかった。
しかし家長からの言葉は冷たい―――。
「あと2日ある。練習しろ」
全然埒があかない！これはアレか！？前にでぼ・・・遥お姉ちゃんが言っていた
『暖簾に・・・ツッパリ？』（『腕押し』よ、留夏ちゃん・・by雪之）

「静留お母さんは付けたい名前はないん？でぇ、でゅ、でゅらんでもいいの？」
ほら見ろ！静姫でも言いにくいじゃないか！！
「デュランあかん？うちもわんこ飼うんやったらデュランにしたいと思うとりましたから…」
さすが静留お母さん、すらすらデュランって言えてる・・・。じゃなくて！！！
「なんで！なんでその名前なの！？」
勢いあまってテーブルに身を乗り出してしまった。
でも注意することなく、静留はコロコロと鈴が鳴るように笑っていた。
「なつきがなぁ、今まで飼ってはったデュランって名前の仔ぉは、みぃんなええ仔やったんよ」
「静留！！」
「ええやないの、このくらい教えても」

なつきの顔が赤くなってる・・・恥ずかしい思い出なのかな・・？

「デュランって名前はなぁ、うちらにとって、特になつきには思い入れの深い名前なんどす」
それこそ静姫や留夏の名前と同しくらいになw と、
そんな一転の曇りもない嬉しそうな顔で言われたら、もう誰も何も言えない。
すぐ横を見ると静姫も同じことを思ったみたいで、目が合ったとたんにコクンとうなずかれてしまった。

「・・・分かったよ・・。そのでぇ、でぃ、でゅ・・・らん、でいいよ」
「うちも・・。ちゃんと呼べるように練習しますさかい」
「そうか・・・よかったvv」
あ、嬉しそうな顔・・・。
めったに見ることがない、お日さんみたいな笑顔(静留命名)を見て、
よっぽどその名前にしたかったのだと気づく。
強く反対しなくてよかった・・・。

「ほんま、ええ子やねぇ二人ともvvv」
静留お母さんはもっと嬉しそうだった・・・・・。
しかも「よかったなぁ、なつき♪」「あぁvv」・・・・とラブラブモード(奈緒命名)に突入。





・・・・どうしよう。
二人が仲良しさんなのは嬉しいのだけど・・・長いんだよな・・コレ。
隣を見ると静姫もちょっと困った顔をしていた。

「ねぇ、静姫」
顔を静姫に近づけて、なるべく小さい声で話しかける。
「あの二人止めてよ」
「えぇ、いややぁ。へたに止めたら・・・」

ついこの間もラブラブモードに突入しかけた二人を止めたら、なつきが拗ねてしまった。
機嫌を直してもらおうと静留が賢明になだめるがちっとも直らず、ついには静留の方が
拗ねてしまって全員でなだめるという、なんだか混沌状態にまで陥ったことを思い出す。

かといってこのまま放っておとくといつまでたっても会議が終わらない―――。

「じゃあ、じゃんけんで負けた方が止めよう」
「・・・・・・・・うん」

根本的な解決になってないのだが、とりあえず犠牲は一人。
片方は屍拾いということでいくことにした。
子供たちがジャンケンを繰り広げている間もバカップル二人は
「静留が上手く説得してくれたからだよv」
「いややわぁvvなつきの熱意が伝わったんどすvv」
とお互いしか見えていなかった――――――。

言い出しっぺは負けるというが、これは本当かもしれない・・・。
しかもパーで負けると敗北感が更に増すのは何故だろう・・・。
チョキで勝った静姫は「ほな、がんばりや〜」と無責任な応援をしてくる。
―――　くそぉ・・・・・よし！行くぞ。

「あ、あのぉ、なつきママ？静留お母さん？」
両親がピタリと止まる。止まった二人の顔は5cmと離れていなかった。
まぁ、そんなことは置いておいて・・・。
「か、会議は・・・これでお終いなのかなぁ・・・・って思って」
二人は一瞬の間び後、自分たちが置かれている現状に気づき慌てて離れる。
・・・真っ赤っ赤だよなつき・・・。あっ静留お母さんもほっぺ赤くなってる・・。
どうやら本当に自分たちのことを忘れて二人の世界に入っていたようである・・・。
我が親にちょとあきれる留夏だった。

「ゴホン！！」わざとらしく咳をしてからなつきは会議を再開した。
「次は、お題というより注意して欲しいことなんだが、家に来たての仔犬は
　緊張しているから　なるべくかまわないこと」
初めから人懐っこい犬もいるけど、だいたい2〜3日はそっとしておき、
あまり構わないほうがいいそうだ。
ちょっと残念と思いながらも、留夏も静姫もウンウンとうなずいた。

「あと、触り方だが、よく初対面の犬に対していきなり頭を撫でる人がいるが、
　実はこれはよくない、特に仔犬相手だとなおさらだ」

どうやら静留も静姫も知らないらしく、なつきを除く3人が「へぇ〜」と感心する。

「初めて触る犬には、まず自分の拳を犬の鼻先にゆっくり差し出して匂いを嗅がせる。
　その後で、そぉっと・・こぉ触るんだ」
「！！！！」
「こぉ」と言いながらなつきが右隣に座る静留の右頬に自分の右手をそっと当てる。
頬を赤らめながらも静留も「こぉどすか・・？」と言ってなつきの左頬に左手を寄せる。
「そうだ」
静留の手を頬に当てたまま、なつきの説明はどんどん続く。
「そっと触ることが大切だ！いきなり撫で始めたらびっくりするからな。
　そして犬が嫌がらなかったら、ゆっくりと撫でて、別の場所も撫でてやるといい。
　そうすることで犬も人の手を怖がらなくなるし、撫ぜられるのが気持ちいいと・・・」
「って静留！！！いい加減にしないか！！」
いきなり大声を張り上げて両手を振り上げる。
「あん、いけずぅ」
なつきが説明に夢中になっているのをいいことに、頬ばかりじゃなく色々なところを
撫でていた手が引っ込められる。

相変わらずラブラブな両親に思わず乾いた笑が漏れてきてしまう・・・。

――――が、

「・・・・・ねぇ、静姫。そろそろやめてくれないかな・・・」
へ！？と片割れが素っ頓狂な声を上げる。ちょっと珍しい・・・。
「いややわぁ、留夏のほっぺ気持ちよぉてついvv」
そぉ、実はなつきが触り方の説明をしている間ず〜〜〜っと静姫が私のほっぺを
プニプニと触っていたのだ。静留お母さん同様に笑いながら手を引っ込める。
本当にこの二人はよく似てる・・・。私も静姫たちから見たらなつきに似ているの
だろうか・・・なつきには悪いがちょっと嫌だ・・。

「私・・犬じゃないんだけど・・・」
「堪忍堪忍♪ほら、留夏も家で練習してええから。な？」
「・・じゃあ」
なんか違う・・・と思いながらも、本番で失敗したくなくて練習してみることにした。

そっと静姫の頬に手を当てる。
あっ！やわらかい・・・・。
静姫の頬は柔らかくて、温かくて、そしてしっとりしていた。
・・・・・・・なんか・・ドキドキする。
そっと手を少しだけ動かしてみる。すると静姫の体がピクッと動いた。
それに驚いて慌てて手を離す。
「ご、ごめっ！くすぐったかった？」
「ううん・・・・なんや、触られてるうちの方がドキドキしたわぁ」
「静姫も？実は私も・・・」
一緒やねv うんv と二人で顔を見合わせてえへへッと笑いあう。



・・・で、そんな二人を見ていたママたちはというと・・・。
「ほんま、二人とも仲良しさんでええわぁvv」
「え！？今の仲良しで片付けていいのか！？」
「うちらも二人に負けんよぉに仲良ぉしよなぁ」
「えっ、ちょっと、しずッ！」




あさっては　でゅらんが　うちへくるひ
るかとしずきの　おとうと　あたらしいかぞく
いっぱい　いっぱい　れんしゅうするから
でゅらんも　るかとしずきのこと
すきになってくれるといいな　

以上です。
ありがとうございました。

どうも自分が書く静留は壊れているので次こそは壊れていないのを…（'A`|||）
子ネタ嫌いな方本当にすまないです。
＞372さん
子供ネタ好き言うてくれてありがとうです！あなたが居たからこれは出来ました_(_　_)_

ＧＪ！
久々のチビ静チビなつかわええ〜

>>596
ちびたちｷﾀ━━(ﾟ∀ﾟ)━━ !!!!!
子供ら忘れてラブラブモードに突入する静なつに(*´∀｀)ﾓｴｰ
よかったよ、GJ！！

ＧＪ！！
子供ネタ大歓迎ー！！
面白かったよ

「きよし」ゆうたらだだこねはりますえ

きよしかわいいよきよし

ぬしさん>>601食べてもええやろか？

ちび達ネタ　ＧＪでした。かわええなぁ。とても面白かったです。

あのー「京都弁でからかう舞衣ネタ」に大受けする静留話を書いてみたですが投下しても良いでしょうかー
初投下なので、ちょっとドキドキ…

>>596
グッジョブ！
デュランを発言できないチビちゃん達が可愛いｗ

>>603
恐れずに投下するんだ、さぁ！

では　しばしお目汚しを…
●言い間違い

　「不覚だ…私としたことが…。」

　なつきは眉間にしわを寄せたまま、もう何十回目か判らない大きなため息をついた。
　本当に無意識に口走ってしまっっていた事なので、止めようが無かった。
　唯一の救いは、それを聞いていたのが舞衣一人だったという事だ。
　一応口止めはしたものの、あまりあてになりそうにない。

　「不覚だ…」

　頭の中で勝手に繰り返されるその情景の記憶を、なつきは頭を振って追い出そうと
してみたが、そんな簡単に消えるような記憶では無い。

　そんな事を考えているうちに、なつきは自分のマンションにたどり着いた。
　鍵を開け中に入ると、玄関には見慣れたサンダルが揃えてある。

　「ただいま。」

　リビングに鞄を置き、キッチンに立っている静留になつきは声をかけた。

　「あっ、おかえり、なつき。」

　薄い藤色のエプロンをつけ、洗ったばかりのレタスをちぎっていた静留が、なつきの
姿ににっこり微笑みながら返事をした。

　「今日の昼はなんだ？」

　「ん？オムライスとサラダどす。この間食べたい言ってはったやろ。」

　「オムライスは食べたいと言ったが、サラダは言ってないぞ…。」

　「また野菜嫌いはる。ちゃんとマヨかけてあげるよって食べなあきまへんえ。」

　「うーん…。」

　歯切れの悪い返事をしながら、なつきは冷蔵庫からミネラルウォーターのボトルを
取り出してキャップを開けた。　

　「なつき、何かあったんどすか？ちょっと落ち込んではるみたいやけど？」

　ボトルから直接飲もうとしていたなつきに、グラスを差し出しながら静留が聞いた。

　「あぁ…ちょっとな…。」

　静留からグラスを受け取ると、なつきはグラスに水を注ぎ一息に飲み干した。
　そして、今日の学校での出来事を話し始めた。

　土曜日。
　本来なら授業は休みのはずだったが、生物の実習をさぼったなつきは他の数名の生徒と
ともに補習を受けるために登校していた。

　「なつき！」

　実習室に入り空いた席に座ろうと教室を見回した時、なつきは聞き慣れた声に呼ばれた。

　「あれ？舞衣じゃないか。おまえも補習か？」

　にこにこと手を振っている舞衣のところへ行き、隣に腰掛けながらなつきが問いかけた。

　「巧海の帰国手続きの関係で早退しちゃって、この授業私も受けて無いんだ。一緒にやろう、なつき。」

　なつきはすぐに同意し、ほどなくして始まった実習を二人でやることになった。
　実習では、植物細胞を色素で染め顕微鏡で観察してスケッチするというもので、なつきと
舞衣は、黙々とそれぞれ作業を始めた。

　しばらくして、細胞を染める為の薬品が欲しくて、なつきは隣にいた舞衣に声をかけた。

　「静留、その薬品とってくれないか？」

　気づいたのは口にしてしまってから、数秒後だった。
　あわてて自分の口をふさいだ時には後の祭り。
　にやにや笑いながらなつきを見つめる舞衣の視線に、耳まで赤くなるのをなつきは感じた。　

　「し・ず・る〜？」

　「いやっ…そのぼんやりしていて、ちょっと間違えた。すまない舞衣。」

　「なつきってば、顔真っ赤だよぉ。もぉこんな時まで惚気ないでよ。」

　「の…惚気てなどいないぞ。間違っただけじゃないか。」

　必死の弁明も、舞衣にはあまり通用していないようだった。

　「堪忍なー。うちは静留さんではないどすえ。」

　「だから、変な京都弁使うな舞衣〜！」

　その後補習の間中、舞衣の間違いだらけの京都弁トークは続き、なつきは
さんざん気疲れして帰ってきたのだった。

　「あーおかし…あかん、涙出てきたわ…。舞衣さん…最高やな…。」

　なつきの話を聞き終わるなり、大笑いしていた静留がようやく口を開いた。

　「笑い事じゃないぞ、静留。」

　「けど…舞衣さんの、その京都弁…でたらめやし…。」

　また思い出してしまったのか、再び静留は笑いはじめる。

　「もぅ…いいから、水でも飲んで落ち着け静留。」

　なつきは手にしていたグラスに水を注ぎ静留に手渡した。
　静留はグラスを受け取り、一気に飲み干すと、やっと笑いを治めることができた。

　「はぁ…ようやっと落ち着いたわ…。そやけどなつきも、かわいらしい事しはるな…。」

　目尻に浮かぶ涙を拭いながら、静留が言った。

　「だから、無意識だと言っただろう。ついうっかり…。よくあるだろうこういう事。」

　「そやね、こういう場合無意識で名前を呼んでもらえる程に想われてるて、うちは喜ばなあかんよね。」

　「いや…そういう問題では…。」

　「違いますのん？」
　
　「ち…違わないけど…。」

　「なら、ええやんか。土日挟むんやし、舞衣さんもすぐ忘れるて。気にすることないのと違います？」

　「そうかな…。」

　「そうどす。他の人には聞かれてへんのやろ。ならきっと大丈夫。」

　静留ににっこりと微笑まれて大丈夫と言われてしまうと、なつきはついそれを信じてしまいたくなる。

　「そんな事より、お腹すいたやろ。もうすぐ出来るよって、待っといてな。」

　「うん、とりあえず着替えてくる。」

　キッチンを出ようとしたなつきの背に向かって、静留が声をかけた。

　「あっなつき…。」

　「なんだ？」

　「食事の前に、ちゃんと手も洗わないとあきまへんえ。」

　「静留！小さい子扱いするな…。」

　ふくれながら、キッチンを出ていくなつきを見ながら、静留は思い出し笑いをしてしまった。

　「今度舞衣さんに、ちゃぁんと京都弁講座してあげなあかんよね…。」

　静留はもう一度グラスの水を飲み笑いを止めると、再び昼食の用意に取りかかった。

　その後、なつきを黙らせるには京都弁を使えという暗黙の了解が出来たのはいうまでもない。

　おしまい

　長文失礼しました。
　めっちゃ緊張してしもた＿|￣|○
　舞衣ちゃん京都弁ネタっちゅーか、静なつの惚気話になってしまいましたが堪忍してください〜

>>609
グッジョブ！
妄想→SS・イラストと素敵な流れが続いてるなｗ
舞衣のｴｾ京都弁でからかわれるなつきが可愛いよ

>>609
ＧＪ！！
微笑ましくて萌えた
今日はﾈ申の降臨が多くて嬉しいよ

>>609
何だかほんわかしたよ。また書いてね！

>>560>>596>>609
ｸﾞｯｼﾞｮｰｰｰｰｰｰﾌﾞ!!!
萌えたし可愛いしほのぼのしたし（・∀・）ｲｲﾖｲｲﾖｰ
半日覗いてない間に、こんなに神が降臨してたとは…。

なつきをかばって静留が事故に遭い、怪我をする。
幸い、軽い怪我ですんだが、
事故のショックで記憶をすべてなくしてしまう（精神が壊れたみたいな感じ）

そんな静留の介護を続け、なんとかして記憶を戻してほしいなつき。
そして……（一応伏せ。

というストーリーを夢でみたんでさっそく漫画に！！
と思ったら、な、長い。
いや、長いっすホント手厳しい。2、30ページぐらいになりそうｗ
まぁ、頑張るんで。完成したらうｐります。

一応『大切なものはなくしてからそれの重大さに気付く』みたいな感じも入っております。

なつきをかばって静留が事故に遭う。
幸い、軽い怪我ですんだが、事故のショックで記憶をすべてなくしてしまう（精神が壊れたみたいな感じ）。
なつきは静留の介護を続け、なんとかして記憶を戻そうとする。
そして…（一応伏せ。

というストーリーを夢でみたんで、
さっそく漫画に！！
と思ったら、な、長い。
長いっす。ホント手厳しい。2、30ページぐらいになりそうｗ

まぁ、頑張るんで。完成したらうｐります。

一応『大切なものはなくしてからそれの重大さに気付く』みたいな感じも入っております。

あら、書きこめてた。
2重ｽﾏｿ。

2,30ページか大作だなｗ
楽しみに待ってるよ！

お!またも神降臨の予感!
楽しみにしてますよ!

きよしめ可愛すぎ！
あれはただ事じゃないですよ(*´Д`)ﾊｧﾊｧ

>590
GJ！！

もうすぐ清姫まつりかぁ

人型清姫はあちこちに飛び火してますなあ。
色々な清姫が見れて(･∀･)ｲｲ!!

このスレの人とか裏ヨーさんの発想力は凄いなぁと思う
俺なんかじゃチャイルドを人型にするなんてまず思いつかないよ
ほんと、きよしめ(*´д｀*)ﾊｧﾊｧ

鐘がイイ。ナイス発想力。

>>596>>609
ＧＪ！！
あったかい気分になりました(*´∀｀)

最近絵師さんが降臨しませんねえ。
続き読みたいのに。

絵師さんはほとんど自分のサイト作ってそっちでうｐしてるっぽいな

絵師さんなのに「読みたい」とはこれいかに？？

おはようございます。
SS描き様たちの作品にすごくほのぼのさせていただきました(*ﾟ∀ﾟ)=3
ｹﾞｰﾑでいろいろへっこりしてたのでかなり癒されました。ありがとう。

ひさびさに投下させていただきますね。
静留幼少期です。が、よく考えたらビジュアル的にちび静とあんまり
変わらないことに気付きましたorz

つttp://ranobe.sakuratan.com/up/updata/up45489.jpg

人型清姫、オモシロイっすね。私も描いてみようと思います（；´Д`）ﾊｧﾊｧ

>>628
ちび達を最初に描いた絵師様（記憶違いじゃなければ）ｷﾀ━━(ﾟ∀ﾟ)━━( ﾟ∀)━━( ﾟ)━━( )━━(ﾟ )━━(∀ﾟ )━━(ﾟ∀ﾟ)━━!!!
めっさかわええ　(*´Д｀)ﾊｧﾊｧ　GJ！

>>628
GJ、ｷｬﾜｴｴ!!!!!!!
頭撫でてあげたくなる可愛さだな(*´Д`)ﾊｧﾊｧ

>>628
はうあー！！！
幼年期静留ッ！ｹﾞﾛｷｬﾜｲｲ！

つ、つ、つ、連れ去りてえええぇ！

>>628
(*^ーﾟ)b ｸﾞｯｼﾞｮﾌﾞ!!
静留かわいいなあ

>>596
ああ〜もう、デュランが言えないちび達可愛いよ〜(*´Д｀)ﾊｧﾊｧ

>>609
初投下オメ〜♪
これを皮切りにどんどん投下しておくんなまし〜
なつきいい味出してるよなつき(´∀｀) b

>>614
楽しみにして待ってるから (・∀・) b ｶﾞﾝｶﾞﾚ♪

>>628
おお〜相変わらずめんこいのぉ〜 (〃▽〃)ﾄﾞｷﾄﾞｷ

前に投下した絵を受け入れてくれた皆さん、ありがとう（・∀・）
また、妄想が沸いてきて突き詰めた結果、何かSS書いちゃったけど
投下していいですか？
清姫人型化と何だか離れちゃったけど…

カモ〜ン！！

それでは、お言葉に甘えて…



私はチャイルド。忠実なる子。異端の忌子。
誕生のときから、ただ一人の母のために存在し、戦うことを運命められた。
母の敵は私が倒すべき存在。私は彼らに牙を剥き、弾丸を埋め込ませる。
そうやって何度も戦ってきた。倒してきた。殺してきた。
―それは当然のこと。後悔はない。母の望みは私の願い。
いつも前を見据えている母と同じように私は母の願いを真っ直ぐに叶えてきた。
敵を倒すごとに僅かな欠片のように感じる母の私への想いを誇りを。
だから後悔はない。哀しみもない。

――そうであるはずだった。

だが……

「デュラン！ロード＝シルバーカードリッジ…！！ てぇ――っ！！」

今この瞬間、私の中にあるこの哀しみは何であろう。
とめどめなく溢れ、私を満たすこの「想い」は何であろう…

目の前には薄紅藤に輝く艶やかなる六つの顔を持つ蛇。
狂おしく私を締め付け、かの蛇の母がどれほど私の母を想っているのかを刻み付ける。

私は知っている。今、この蛇に私の全ての力を注ぎ込んだら何が起きるのかを。

―お前も知っているであろう。美しき蛇よ。

蛇は何も答えない。だが、その夜空に漂う月のようなその瞳が全てを物語っていた。

―私を止めなくていいのか？お前なら出来るだろう。早く私を振りほどけ。

だが、蛇は微動だにもしなかった。ただ哀しそうに私を見るだけ。
私は弾丸を装弾する。一瞬で終わるこの瞬間が、ひどく長く感じる。

―そうか、それがお前の望みか、清姫よ。藤乃静留のチャイルドよ。そして…

砲門から弾が放たれる。いつものように。
だが、いつもと違って衝撃は私のすぐ近くで起こった。

光が私を包む。目の前には１２の瞳。それぞれ涙を浮かばせている。ただ、そう見えるだけかもしれないが。
私と清姫は寄り添うように火の海の中、沈んでゆく。

そして、その下では私たちの母が光の粒子となり、散ってゆく。
ゆっくりと。しかし確実に。

―清姫…………
―もう一人の私よ。私の片割れよ。私たちは同じ二人の母の元で生まれた。
―私たちはチャイルド。想いの結晶。母たちの想い。母たちの子。

………光が……舞う。

清姫の、もう一人の母の温もりを感じる。私は抱きしめる。抱きしめような気がした。
可笑しいことだ。まるで人になったかのような……

―愛してます、デュラン…

その声はとても柔らかく暖かく私を包んだ。綺麗な声だ。素直にそう思った。
私の母は意地っ張りだが、私は少しは正直に全てを言えそうだった。

―私もだ。愛してる、清姫。

……願わくば、もう一度この温もりを…

「なぁ、なつき…このやや子たち」
「シアーズ…きっとあいつらの仕業だな。HiMEの研究でもしてたのだろうか…
　用済みで捨てたのだろう…くそっ」

……温もりを感じる…

「この子たち、とても幸せそうどす。
　ほら、二人で寄り添って…手も握って…
　……仲良しさんやね」
「……そうだな。顔が私たちとソックリで妙な気分になるが」
「あら、羨ましい？」
「……！！誰が！？」

……溢れるほどの想いを感じる…

「なつき…うち…」
「……育てたいのか？」
「…どないして解ったの？」
「何となく、お前の考えることなら解る。何となくだが」
「嬉しいなぁ」
「こらっ！こんなところで！起きたらどうするんだ！」

……幸せが湧き出てくる…
………涙となって、流れてゆく。

「わっ！ほら、案の定！」
「堪忍なぁ、よちよち」
「どうするんだよ…」
「とりあえず家に連れて行くどす。
　なつき、うち似の子を抱いて」
「わかったよ…って、あれ？」
「どないしたん？」
「こいつら、お互いの手を離さない…」
「しゃぁないな~…うちらもくっつけばええどす」
「おい…ってしょうがないなぁ…」

……温もり。母たちの温もりが私を包む。
傍には大切なもう一人の私。

「とりあえず、うち名前は
　………　………
　と決めたけど、どうどすか？」
「もう、名前決めたのか…」

私の愛する人の想いが私を満たす。
これからも、ずっと…

以上です。
投下する以上、下手ないいわけはしたくないですが、これだけは言わせてください。
静留の京都弁が変で、ごめんなさい！

その他、おかしなとこがあったら遠慮なく指摘してください。
(たとえばチャイルドの性格とか口調とか口調とか)

ＧＪ！！
想いは廻る…こういうのもいいな｡
デュラン視点ってのも面白かったよ｡

うわ、そんな所に感動のドラマがあったとは…。
GJ！！

>>641
おお、こういう切り口でくるとは思わなかった。
最後はこのスレならではリンクになってるのがまた(･∀･)ｲｲ!! GJ!!

430氏
そうきたかー。
面白い！
ＧＪ！！

>>641
清姫とデュラン……いいよ〜 ･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･
うまい！ＧＪ！！

614さんが描かれるネタと少しかぶっちゃうんだけど…。
蝕の祭りが終わって、静留となつきの関係は以前とは確かに何かが違うのだけど、
最後の一歩が踏み出せずにぬるま湯につかったような状態が続いていた時、
静留が事故に合う。病院で目を覚ました静留は事故のショックで一時的な記憶喪失に。
記憶を失ってる静留はなつきの事を「玖我さん」と呼ぶ。
おまけに自分に対する態度が他の人に対する態度と変わらない。
それに内心凄くショックを受けるなつき、それで改めて自分にとって静留がどれ程特別な存在か、
どれ程「なつき」とその声で呼ばれる事に安らぎを感じていたか思い知らされる。
っていう話を昔考えて、ＳＳ書こうと思ったんだけど無理だった…＿|￣|○

>>641
デュラン視点・その後の話の繋げ方ともに見事です。
絵もＳＳもかけるのっていいなあ

>>647
それすごく読みたいかも

>>647
無理だったか。漏れも残念だ・・・orz

そういえばDVD８巻のジャケット公開はいつだろう？
10日の公式更新では公開されなかったし。

>>641
GJ！！(≧◇≦)b

>>647
でも、それだけ話の骨組み出来てはったら、なんとかなるんちゃいますの？
と、無理を承知で書き込んでみる。

>>650
25日じゃないの？

>>647
>記憶を失ってる静留はなつきの事を「玖我さん」と呼ぶ。
一応「立って」といえば反応して立つんだけど、表情は何も変わらないし、ただ立つだけ。
「静留」と呼んでも反応なし。
一応私が書いてる漫画の静留はこんな感じ。
この静留はすごく描いててつらいんだけど、まぁ、がんばってますｗ

>>650
本スレの過去ログを探ると
6/9に７巻のジャケの話題がでてるから8巻もそろそろじゃないかな。
バンダイビジュアルの作品情報をチェックするべし

でも８巻のジャケットに静留がいなかったらショックだよな〜

まあこればっかりは信じて待つしかないでしょ。
いたら購入後天に掲げて小躍りするけどねｗ

軽く人型清姫がブームになってるなｗ
色んな所でイラストを見かけるよ

静留サイトの管理人さんの大半はこのスレチェックしてるからねえ。

つかこのスレがもとで立ち上げたシトも半分くらいいる希ｶﾞｽ。

なんつーか、妄想話からSSやイラストを作ってくれる人がたくさん出てきたりで
こんなスレ初めてだな、ほんとスゲーよ

運良く職人さんが多かったからね。
それに触発されて自分も書いてみよ…って思う人もいるし。
素晴らしきかな妄想の連鎖パワー。

てかさー、絵がうめー人大杉。
俺も描くけど百年たっても追い付ける気しない。
どーしたらそんな上達するのさ。

まいたけさんも静なつにハマったみたいだけど、
砕蜂みたいに別サイト作ってくれないかなあ

デュラ丸・・・あの大きさは静留の・・・か？

だとしたら大した度胸だ。
それを手渡されたなつきちがどうやって返したもんか悩みまくりそうだなｗ

裏ヨーさんとこの静留は前から犬会長状態だったから
デュラ丸は違和感ないなｗ　銃がｶｺｲｲ

…尻尾はやはり刺さってるんでしょうかｗ

>>662
同士よ！(;´Д`)
あっしも神々のように上手くなりたいもんどす。

とんでも設定のSSを受け入れてくれた皆さん、ありがとう！
これからも、こんな感じで投下してエエどすか？

きよしめ×デュラ丸という新しいジャンルが確立された

でゅら丸ほとんど犬静留じゃまいかw

いや、まてよ
よくよく思うとデュラ丸×きよしめかもしれん
でも外見からするとこれだが主人からすると
きよしめ×デュラ丸でいいような気がしてきた

>>667
エエよ〜
どんどん投下してな〜

ttp://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1120737442/

会長降臨でスレがパニックになっております
至急玖珂なつきさんかナツキ・クルーガーさんを引き取りに
寄越してくださいw

やばいコーヒー拭いたｗｗｗ

オレもカフェオレ吹いたｗｗｗ

緑茶吹いた

コーラ吹いた

ﾎﾟｯﾌﾟｺｰﾝ吹いたｗｗｗ

なつき吹いた

>>667
OK牧場！

>>672
何してんだ会長ｗｗｗ

>>672
うはっwなつき迎えにやっても役にたってないw
ってか舞HiMEキャラがどんどん出張してるw
これで奈緒まででてきたら修羅場が広がりそうだなw

>>663
今静なつでググったらきのこなべがトップにくるな。

ぶっちゃけ夏コミはどの日辺りが静なつサークル(出してくれそうも含み)
多いんでしょうか…全日程は休めないし狙って行くしかないですよ。
マリみてかノワールか男性系？

個人的には1日目と3日目に出撃予定

アニパロ（本家舞-HiMEやノワール）は1日目だっけ？
マリみては2日目。そして男性向けは3日目か・・・・
3日行けたら最高なんだが（　´∀｀；）

>>672
ﾃﾗﾜﾛｽwwwwww

ttp://www.uploda.org/file/uporg146296.jpg.html
むにゅ

むにゅむにゅにゅ!!!!!
腰つきエロ杉

どなたか凶つ姫の作者さんのHP知っていらっしゃいますか??

>>688
まだ、できてないんでないの？

>>688
あんまり露骨に訊かない方がいいんでねえの？
作者さん自体もここを見ているわけだし。
教えたくても、URLを貼るわけにもいかねえだろうしさ。

静留卒業後、脳内妄想では極自然になつきと同居（同棲）設定だったんですが。
フと「なんで同居してるんだろ？」と考え始めたら、ＳＳに。
ちょっと長めですが、投下させて下さい。

『静留、一人暮らしするのかっ！！』


終業式を終えた自分は、留年を免れるために春休みをほぼ学園で過ごすことを
余儀なくされた。
講義と講義の谷間の時間、静留の寮に寄るのが日課となりつつある。
そんな私を静留は苦笑しつつ迎えてくれ、お茶を飲みながら何とはなく過ごすのが
心地よかった。

そういえば、生徒会室でもよくこうしてお茶を飲んでたな。

たった少し前のことなのに、ずいぶん昔のことのように感じられる。
もう自分があのような場所に足を踏み入れることはないから、感慨にでもふけって
いるのか。

…今日の自分はなんだか変だ。
どうしてだかわからないが、少し、落ち着かない。
静留から渡された湯呑みが、いつもと違う柄なのにも起因しているのか。
「なぁ、いつものヤツは？」
これ、と湯呑みの端を行儀悪く口につけたまま、指でそれを指す。
前の、静留が見立ててくれた奴、結構気に入ってたのに。
「堪忍な。あれもう他の荷物と一緒に荷造りしてあるん」
静留の言葉に違和感を感じる。
「荷造りって…」
「うち、もう風華学園の生徒会長さんやあらしませんぇ？」
いわれて、初めて気が付いた。

そうだ。卒業式の終わった今、彼女はすでに学園の生徒ですらない。

落ち着かなかったのは、もともと片付いている彼女の部屋がさらに片付いている、
その違和感からか。
…以前と比べて圧倒的にモノが少なくなっている。

「いろいろあったさかいに。新しい理事長さんの計らいで、少し長めに寮に居らせて
貰とったけど、それも明日で終わりやわ…」
苦笑しつつ、その言葉と共に、静留は視線を窓の外の景色に向けた。

穏やかで、儚げな表情。
想いを何処に馳せているのだろうか。


「…なぁ、これからどうするんだ」


卒業式後、聞きたくてもなかなか言い出せなかった言葉。
自分の留年が決まりそうな時、冗談で自分も学園に残ろうかといった彼女。

真面目に補習に出ることを約束させられて、それだけは思い止まらせたが、彼女の
進路に対して何故かそれ以上尋ねることは憚られた。
今の関係が壊れてしまうことを怖れているからか。

静留は蝕の祭りの後、人目を憚ることなく過剰なほど体に触れてくる。
…しかも『好きどすぇ』『愛してますぇ』のオプション付だ

けれども。

絶対に二人きりの時には、そういう類のことは一切しない。
情欲を内に秘めたような瞳で自分を見つめるようなことさえ、しない。
それは自分が気付いていないだけなのかもしれない。
しかし、蝕の祭りでの彼女を知る自分からは、まったくもってたいしたものだと
感心したくなるぐらいに。

静留の自分に対する態度は、友人として完璧なものだった。


世界で一番大切な人。想ってくれてすごく嬉しい。けれども抱く想いの種類は違うのだと。

自分が彼女に告げた『あの瞬間』から。

『大切な、親友』

これがあの時、自分が彼女に求めたスタンスだ。
けれども、…今は？


どうして、こんなに毎日、二人きりの状況になるのに彼女の元に通う？
どうして、彼女の卒業後の進路を今まで聞けなかった？
どうして、今の関係が壊れてしまうことを怖れている？


―――どうして、こんなに胸が痛むのだろう。

「…近くの大学に通わせて貰お思うてますけど？」
自分の新しいマンションを挟んで、風華学園とは真逆の方向にある、とある名門
大学の名を静留は告げた。

なつきは蝕の祭りの際、部屋が無残にも破壊され、引越しを余儀なくされていた。
学園に通うのは少し遠くなったが、これ幸いと親の金で、以前より間取りの広い
ちょっとした家族向けの部屋を買った。
静留の新しい住まいは、自分のマンションから2駅ほど離れたところだそうだ。

「静留、一人暮らしするのかっっ！！」

何に驚いているのか自分でもわからないが、自然、声が大きくなる。

「そら、うちももう大学生やし」
それに学園でも生徒会のことやかあって、部屋、一人で使うてたさかいに。
うちの学園基本的に自炊やったから、今までとなぁんも変わらへんよ？
また苦笑して、視線をなつきの方へ戻す。

「…ただ『ちょっとなつきに会いに行こ』思ても、すぐには行けんことなって
しもたけどなぁ」

清姫のってちょっとそこまでっていう訳には、もういかへんから？
何かを悟らせまいとするように、冗談を交えて彼女は苦笑する。

「…静留、寂しがり屋のくせに？」
「それはなつきのほうやろ？」

…今日の静留は苦笑してばかりだ。

本当は、静留が人一倍寂しがり屋なこと知ってるぞ。
さっきから苦笑ばかりしているのは、それを誤魔化すのもあるよな。

「なぁ、静留。私は鈍いところもあるが、…そこまで鈍くないつもりだぞ？」
お前、今までより距離をおこうとしてるんだろう？

私が望んだ『大切な親友』というスタンスを守るために。

「…なつきはそない言わはるけど、今の『距離』がうちらには丁度ええ思うんよ」
私の言いたいことはわかっていると、少しだけ寂しそうに。

…今にも、泣き出しそうな顔。

―――衝動的に私は彼女を抱きしめていた。

「…な……つ、き？」
「…黙って」

きっと静留は私の腕の中、驚いた表情をしているはずだ。

でも自らの行動に、自分でもプチパニックなんだから、どうしようもない。
頭では腕を解かなきゃいけないと思っても、体がいうことを聞いてくれない。
しかも、頭の片隅では『体って正直だなぁ』とのんびり思っている自分もいるものだから、
もう本当にしょうがない。


あぁ、そうだ。わかっていたよ。
本当は自分が『どうして』に拘るのかなんて。

ひとつ、呼吸を整える。

このままこの行動を誤魔化して、過去の自分が望んだ大切な親友に戻るか。
…それとも？

どちらにしろ、自分はきっともう誰かを、こんなに想う事はないだろう。

…なら、答えは一つに決まっている。

静留は身じろぎして私の腕の中から逃れようとする。
それを遮るように、抱く腕に力が入る。
「…なつき、苦しおす」
小さな声で静留が抗議の言葉を発するが、顔が見れないため、困っているのか本当に
苦しいのか検討がつかない。

けれど。
言うなら、今しかないよな？

顔が見えなければ、多少恥ずかしくったって。…いいや全然多少なんかじゃないが。
…想いは、時に言葉にしないと伝わらないと、先の事で後悔したから。

「一緒に暮らそう！！」

けれども意に反し、最初に出てきた言葉は、今一番したいこと。

「…い、…いや、…ほら！今の家は一人では広すぎるぐらいだしっ、静留、
寂しがり屋だし！」
…あぁあああ、違う、違うっ！！
静留が寂しいんじゃなく、自分が彼女と離れたくないんだ！！

「それに、静留とだと気心も知れてるし」
気心が知れてるから、一緒に生活したいわけじゃないだろうが。

「ほら、一人より二人って言うじゃないか！」
いや、確かに言うが、この場合違うだろ…。

…あぁ、だんだん本題から逸れていく。

―――私が言いたいのはこんなことじゃなくって。
まず彼女に、最初に言わなきゃならない言葉があって。

腕の中の静留は無言だ。
さっきと違って身じろぎ一つしやしない。

心の中でもう一つ深呼吸をする。

「―――私は、静留が好きだ」


言葉を区切って静留の反応を待つ。
けれど。…さっきと同じで無反応。

「静留と。…お前と同じ想いの種類で、静留が好きだ」

きちんと顔を見て想いを伝えようと、静留を抱きしめていた腕を緩める。
そして少し距離を置こうと彼女の両肩を持って顔を覗き込んだ。

「…静留？」
…さっきと同じで、今にも泣き出しそうな、顔。


「静留が大事だ、何よりも大切だ。だからお前が卒業しても、誰よりも近くに
いたいと思う」


言い終わらないうちに、床に落ちる水の跡。

彼女が泣いているんだと、理解するまでしばらくかかった。
溢れるように後から後から流れ出る涙を拭わずに顔を上げたままの静留は、

今までにみたことのないような極上の笑みを私に向けた。

あまりの綺麗さに息を飲む。

「…うち、も」

ためらいがちにゆっくりと、少し離れた距離から私の背中に腕が回された。

「静留が好きだ、一番好きだ。いつ、どうやって、こんなに好きになったのかさえも
わからないぐらい好きだ」

正直な気持ちを言葉にのせる。

「静留が寂しい時や辛い時には傍にいたいと思うし、嬉しい時や楽しい時には
一緒に笑いたいって思う」

自分でも、想いを自覚したばかりで、本当に急な話ではあるとは思うけれども。
…この気持ちに嘘はないし、つけないから。

「だから、一緒に暮らそう？」

一瞬の間が永遠にも思える。

「…プロポーズ、されてるみたいやわ」

目尻には新しい涙の後があったけど、それはさっきまでの苦笑や寂しげな表情とは
まったく違うから。

「…そう、とってもらってもかまわない」

気持ちを言葉にするのはまだしも、…こんなに切羽詰った状況でそれをするのは、
しばらく御免被りたい。

「…なつきは、それでかまへんの？」

ほんの少しだけ、戸惑った表情。
「…私の気持ちはさっきいった通りだ。…それより」
先を促す言葉に、静留は首を小さく傾げる。
「…？」

「…返事、聞かせて欲しいんだが」
…まだ静留の返事が、聞けてない。
お前が『是』といってくれたら、万が一どんな障害があったって乗り越えて見せる。

…だから。
静留の本当の気持ちだけ、聞かせて欲しい。

「…一緒に、暮らしたい。…なつきとずっと一緒におりたい」
また静留の目尻から涙が流れる。
泣かしたいわけじゃないんだが、…悲しい意味の涙じゃないから。


いままできっと、見えないところで彼女を傷つけ、泣かしてきた。

芯は強いけれども、本当はすごく泣き虫で、寂しがり屋で。
自分もこんな性格だから難しいけれど、これからは絶対に泣かせたくないと思う。

「…なつきが好きどす。…誰よりも愛してます」

『知っている』と、精一杯言葉を綴ろうとする静留の涙を指で拭う。


―――そしてそのまま彼女の頬に手を添えて、…触れるだけのキスをした。

終わりデス。
オツキアイアリガトウゴザイマシタ。
では。。。。。。(ノ＞＜)ノ

>>701
すごく良かった！悶えるほどにGJ！！！
こういう馴れ初め話って、イイ(*^ーﾟ)b

>>701
GJ!!静留の涙とか良すぎだー！
実は自分も似た感じの設定を妄想してるんで、
そうそうこんな感じ、と読み進めるの嬉しかった。
なんかもう有難う！

>>686
静留エロイよ静留

>>701
グッジョブ！
ヘタレだけどなつきカコイイよなつき(*´∀｀)

甘甘グッジュォーブ！！
I love you too.
　　　⇒　I know.

>>701
ヘイ！you!良い仕事したぜ！

>>701
はーいいなぁ〜うっとりするよ・・・GJ
最後ハン・ソロを思い出した

久々に静なつを描いたのでうｐさせて頂きます〜

つttp://www.42ch.net/UploaderAnime/source/1121183824.jpg

>>708
GJ!ウマー

>>688

　すみません、現在準備中です。
　元々自分のサイトは持っていたんですけど、しばらく更新できないままで、
塩漬け状態でした。
　これまで書いてきた静留関連のＳＳを載せるべくやっていますが、バトル
三部作がどうにも長くて、ちょっと手間取っています。（ついでに文章も
あちこち直しているので余計に手間が……）

　準備できましたら葱同盟に申し込みます。
　その前に見つけられましたら、そっとしておいてやってくださいませm(_ _)m。

>>701

　GJです！
　静留が一人暮らしすると知ったなつきが狼狽するあたりが実によく。
　ああしまったこのネタは自分も書きたかったぞと（＾＿＾；）。

　こういう雰囲気好きです。
　股読ませてくださいね！

>>708
ｷﾀ━━(ﾟ∀ﾟ)━━( ﾟ∀)━━( ﾟ)━━( )━━(ﾟ )━━(∀ﾟ )━━(ﾟ∀ﾟ)━━!!!激うまっ！GJ！

>>701
GJ！
いざとなるとカッコイイなつきがイイ！
静留もそんなとこが大好きに違いない

>>708
ｷﾀｰ!!
どういうシチュか気になるところです(*´Д`)ﾊｧﾊｧ

>>710
楽しみに待ってますよー

某サイトで静なつゲーム制作という話が。期待ですな

>>701
⊂⌒~⊃｡Д｡)⊃

>>708
(；´Д`)ｌ　＼ァ　ｌ　＼ァ

>>710
＞　股読ませてくださいね！
　　＾
あらぁー、シリアスなイメージの方だったけど、実は意外と……

しむぴーぽースキン公開してくれるっぽい
ひゃっほう!これで我が家で葱姉妹が…(*´Д｀)ﾊｧﾊｧﾀﾏﾝﾈ　

>>708
ＧＪ！
このシチュエーションにこの絵、ＧＪ！

>>716
俺はこの時を待っていた!!
運命の系統図を投げ捨てて染むを買おうと思う。

いや、あれはあれで静留アナザーとか永久保存ものだ、漏れ的にはｗ

実際静留に関しては良く描けていたと思う。
某blogでも書かれてた事だけど、ゲームで「静留が適当に描かれてたら」
ここや各所の静なつサイトの反応はもっと冷ややかなものになっていただろうね。

裏ヨーさんのきよしめ…あの顔にきよしの眼とは……ちょっと萌えw

>>721
デュラ丸に目をキラキラさせてるきよしめもいいよねｗ

マックスハートｷﾀ━━━━（ﾟ∀ﾟ）━━━━!!!!!!

まっくすはーｔ

>>720
あのblogの人、静留ハッピーエンドとか書いてくれないかなぁ。
いや、あの人が書いた碧ちゃんハッピーエンドのSSがすごいツボだったんでw

良かったよね、碧ちゃんハッピーエンド。
あそこの運命の系統図のシナリオ評はニュートラルな立場で書かれていて色々と参考になりますた。

激しく見たいな碧ＥＤ
検索のヒントお願いします

「碧ちゃんルート」でぐぐると引っかかるはず

碧ちゃんとメガネ君の結婚EDのSSか
ぶっちゃけ、進藤ボイスは堪能したけど俺の中ではこのゲームは既になかったことになってるｗ

デュラ丸見てから迸った私の青春の情動がSSを書かせました(*´Д`)
股、投下させていただきマッスル。

乙HiME育成学園ガルデローべ。今まで何人ものマイスターオトメを生み出してきた伝統ある乙女の園である。少女たちはこの場に夢を託し、友情を育み、青春を謳歌し、着実に自分の未来へと進んでいく。
それを優しい眼差しで見守るのは学園長であるナツキ・クルーガー。偉大なる五柱の一人。学園の一角を占める学園長室で今日も生徒のため忙しく職務に追われている。
生徒は学園長を尊敬し、敬愛する。ナツキはそれに慈愛で応える。それがガルデローべの正しい流れであり、ナツキはそれを守るため日々の激務も甘んじて受け入れていた。それは自分の責務なのだから。

―だが、今日はそんな責務など宇宙の果てへと捨てなくてはならなかった。

学園長室は全体的に茶色を多用した家具が占領している。古びているが清潔感にあふれ、そこには学園長の威厳というものが醸し出されている。普段ここに入った者は生徒であれ教師であれ僅かながら緊張をしてしまう。ましてや、そこに若いながらも敏腕な学園長がいるのなら。
しかし、オトメの一人アカネ・ソワールは別の意味でガチガチに凍っていた。顔には汗がダラダラと滝にように流れ落ちる。
目の前にいる学園長ナツキ・クルーガはそんなアカネの様子など気にもならないのか、机にあるアル物を一心に見つめている。
事情が知らない生徒が見ればこう思うだろう。「今日もクルーガ様は一生懸命汗水たらしてご職務に励まされておらっしゃるのね！」
もちろん、ナツキはそれどころではなかった。机の上にはピンク色をした可愛らしいフリルが付いているが、全体的に面積が狭いという大胆さも織り成している女性用の下着。ひらたくいえばパンツである。ツンパーである。そしてナツキはそれが誰のものであるかも知っていた。
「これが何処にあっただと？」
低い、氷の刃で抉り取られた心臓から吐き出されたような声。アカネはビクッと蛇に睨まれた蛙よろしく縮みあがった。
「は、はい！その……廊下を歩く途中でヒラヒラと落ちてきた…･･・んです」
最後は半ベソであった。なぜなら会話の途中でナツキが、視線で人が殺せるならアカネは死んでいただろうと語れそうな目つきで彼女を睨みつけたからだ。
ああ…どうしよう…このままじゃ殺される。私が悪いわけじゃないけど殺されそうな気がする。ただでさえ自分は生まれつき運が悪いというか、何もしてないのに真っ先に死亡フラグが立ち上がったりするようなキャラなのだから。カズ君……今度はあのルールあるのかな？
私、またカズ君と別れなくちゃいけないのかな？そんなの…イヤァアアアアアアア！！！！！

アカネ・ソワールがかつての世界での出来事に思いを馳せる間、ナツキはパンツがどのようにして廊下を舞い降りることになったのかを必死に考えていた。
このパンツは私とアイツしか知らない。
こっそり隣の国の超大型下着ショップに行き８時間じっくり悩んでアイツが私のため選んでくれた物なのだから。
フリルの愛らしさ、そして露出が高いという大胆さ。このアンバランスさがスンバラシィんどす！っとアイツが力説し、私も実はかなり気に入っていた代物だ。しかし今まで機会がないというか…
気に入った分、満足してしまい着けるのを忘れてしまったというか…。とにかく放置していたのだ。

だが、それが今、長年の沈黙を破って私の元にやって来た。

シズル・ヴィオーラー…そっと愛しい人の名前を囁いてみる。お前の仕業なのか？いや、お前はやったんだろう。私は解る。お前のことなら、全部。
そうか、自分のプレゼントを着けない私を恨んでるのだな。今日はこれを着けろと、今日の勝負下着はこれにしろということだな。全く…恥ずかしいやつだ。顔が火照って来てるぞ！
しかし…そういえば最近ご無沙汰だったな。そろそろ良い頃合だろう。私も…久しぶりに…その…したくなったし。今日はあの日だな！うん、あの日！
楽しみだなぁ…私に特定の下着を薦めるということは自分もそれなりの物を用意しということなんだろう。何を着たのかぁ。この前買ったT字のアレか？それともスケスケのエロい…
考えれば考えるほど気分はマックスハートだ。

ニヤリ…この擬音以外は認めんぞ！ってな笑いがナツキの顔に広がる。アカネはかなりの大音量でイヤァアアアアアアアアアアアアアっと言ったがナツキの耳には入ってこなかった。

おっと、私は仮にもキャラ紹介に「ストイックで微笑を絶やさない、穏やかな大人の女性」となってるのだから気をつけなくてはな。し、しかしシズルは今日はどんなプレイをするつもりだろう…葱だけは勘弁して欲しいが。た、たまには私も攻めよう…かな？

こうやってナツキ・クルーガの特別でないただの一日だが少し何時もと違う日が過ぎていった…
こうやってアカネ・ソワールの特別でない何時もの死にそうな日々が流れていった…

一方、その頃…
「あらあら、デュラン。うちの下着持って何してるん？」
「わんわん！」
「もう･･･今は人なんだから犬語は堪忍なぁ~。後、下着持ってくる癖、はよう直さんと…
　あれほど躾はちゃんとしろと言ったのにナツキは…
　今夜はお仕置きやね」



結局、今夜のプレイは葱であったとさ。

以上です。っていうか見辛い！（'A`|||）
ごめんなさい、投下した後から気がつきました。マジごめんなさい！

>>729
俺ももうどうでもよくなったかも。
神々がシムや静なつゲーとか作ってるようだし、それが楽しみだ。

>>737
GJ！！
狂我エロイよ狂我ｗ
デュラン丸も飼い主に似てヘタレなんだろうな…ｗ

自分達にとって都合の良い妄想以外は、たとえ公式でもシャットアウトするんで問題ありませんｗｗｗ

>>737
ＧＪ！！！!禿笑！｡ﾟ(ﾟ＾∀＾ﾟ)ﾟ｡ ﾅﾐﾀﾞﾃﾞﾙﾖ
狂我の頭の中はお花畑だよ！最高だよ狂我！

個人的にアカネちゃんの不幸属性は世界が変わっても健在でいて欲しい（*´∀｀*）ﾉ

>>737
ＧＪ、ﾃﾗﾜﾛｽw
この学園は始まる前からもうダメだwww

>>737
なんつーか、ノリの良い文章ですね。読みやすかった。
グジョーブ！

>>737
凄く面白かったよ！！ＧＪ！！
ナツキがエロスｗそして何気にデュランが可愛い♪

静留それは基地外レズ女。

お願い〜　お願い〜　>>744を痛めつけないで〜
私の〜ハ〜トォ〜がクチュクチュしちゃうの〜
イヤヨ　イヤヨ　イヤよ　叩いちゃイヤ〜

ハニ〜ッ！　　　　　　　　　（　´_ゝ`）ﾌｰﾝ

レズ＆ﾚｲパー＆シリアルキラーなMAD静留もいいが

傲岸不遜な野心家の割には、小物臭漂うなつきの保護者的なスタンスの会長の方が好きだなぁ

修飾節が文のどこにかかるのかすげーわかりにくい

>>737
ニヤリ笑った。
クルーガー全部解ってるようでずれてるよ何かがｗ
この学園へ通いたい。

>>737
GJ!!流石だな狂我

ちょと既出な話題だが静留&でぼちんゲトしに今年初ｷｬﾗﾎﾋﾞ行こうと思う漏れなんですが普通にみんなに行き届くくらい売られるもんなんでしょか…

ぐぐってもあんま情報集まらんし数量限定の文字でびくつく漏れ…orz

>>728
ＴＨＸ

このスレはもう駄目だ！
まだ始まってもいない作品の素晴らしい妄想が満ち溢れている。
あかねちゃん（つ∀`）

>>749
多分、余裕で買えるんではなかろうか
地方民の俺は欲しくても買えないけどな･･･

制服は前のフィギュアであったからあの紫着物ver.だったらよかったのに。

余ったでぼちんは漫画版みたいにメイスを持たせるか

>>751
漏れは奥で手に入るだろうとタカをくくっているが、甘いかな。

オクには出回るだろうけど値段がね。
まあ漏れの場合東京までの交通費よりは安くつくだろうからな……

>>749
他の物に手出しつつだと危ういだろうけど、
それのみなら確実に手に入るだろうと思う。
買えるチャンスは2日あるし。

>>751
>>755
�dｸｽ!

もう静留&でぼちん一本でがんがるよ

しかしここまでハマるとは思わなかった…

静留すごいよ静留

11スレのノミです、最近例のゲームをプレイし、エロ眼鏡に殺意を覚え
せめて二次創作の中で幸せになって欲しいと書いたSSなんですが、
今から投下しても良いでしょうか？

おっけーおっけー

>>757
(屮ﾟДﾟ)屮 ｶﾓｰﾝ

それじゃ流れ豚切っていきます、あんまり甘くないようなorz

「ちっ・・・今日に限って雨なんぞ降りおって」
雨が、降る。
「朝はあんなに晴れてたんやけどねぇ・・・・」
季節は初夏、六月に来なかった梅雨が一気に来たように、雨が降る。
「仕方ない、止むまで待つか」
灰色の曇り空を恨めしそうに睨むとなつきは突然降って来た雨に逃げるようにして入る。
空を覆う雲と、似た色のビルの壁に背中を預ける。
「そやね・・・それよりなつき、濡れてはるからこっち向いて？」
持っていたハンカチでしっとりと濡れたなつきの髪にそっと触れる。
「静留も濡れてるだろ、静留が先だ」
「うちよりなつきの方が濡れてるやないの」
「静留が先だ、風邪でも引いたらどうする」
「なつきにも言える事どす、ええからじっとしとき」
永遠に続くかと思われた押し問答を強制的に打ち切り、静留はなつきの髪を拭き始める。
「お前という奴は・・・・・」
何を言っても無駄だと思ったのか、大人しく頭を静留に預ける。

雨の音と二人の呼吸の音、それだけしか聞こえない世界。
二人が居る場所だけ、まるで切り取られた様だ。

髪を拭き終わり、静留はふと空を見る、なんだか雨が強くなっているようだ。
「雨、強くなってきましたなぁ」
「本当か？見たいテレビがあるというに・・・」
さっきよりも恨めしげに空を見上げると、なんだ！とでも言うように雲が怒鳴った。

ビシャーン！

「きゃっ」
「うわっ！」
閃光が走り、辺りが一瞬青白く染まる。
「か、雷かびっくりしたな、静留？だいじょう――――」
ぶか？と続けようとしたなつきの目に映った物、
自分にしがみつき、ぎゅっと目を閉じて小さく震えている静留だった。

「静留？」

声をかけられ我に返ったのか、ばっ、と勢いよく離れる。

「ど、どうした？」
自分から勢いよく離れられた事に少々ショックを受けながらも尋ねる。

「あ、いや、な、なんもないんえ？大丈夫、やから」

彼女にしては珍しく、動揺しまくっている。
「？本当か？でもさっき――――」

ビシャーン！ゴロゴロゴロゴロ・・・・・。

なつきの声を遮る様にして、再度、雲が怒鳴り上げる。
「っ！」
声にならない悲鳴を上げ、再びなつきの体にしがみ付く。
「静留？」
さっきも、確か同じような事があったような・・・・そう思案を巡らせていると、
「あっ・・・・」
と小さく呟き、またも離れようとする―――――――が、
「おい静留、本当にどうしたんだ？」
なつきがそれを阻む。

「えっと・・・」
言葉に詰まり、静留は視線を泳がす、本当に彼女にしては珍しい。
と、なつきはさっきからもしかして、と思っていた事を口に出す。

「もしかして・・・雷が怖いのか？」
ぎくうっ

図星です、と言わんばかりに肩が跳ね上がる、それを見たなつきは、というと。
「ぷっ、意外だな」
普段の静留じゃ見れないような動作に少し笑いながら顔を覗き込む。
「う〜」
小さく唸り、顔をほんのり赤らめながらなつきを軽く睨む。
「に、苦手なもんは、苦手なんどす！」
「いや、からかってるわけじゃないぞ？ただ、あの静留が、と思うとな」
堪らず、と言った感じでくっくっくっくと小さく笑いを漏らす。
「もう、なつき！」
静留がいざ反論しようと思い、口を開きかけたその瞬間――――――。

ピシャーン！！ガラガラガラガラガラ！

「きゃあ！」

一段と大きな音が辺りに響く。
「お、おい静留？」
小さく、でも確かに震えている。
「本当に苦手なんだな・・・・」
さっき笑ってしまった事を反省しつつ静留を見る。
耳の辺りを手で抑え、雷の音が聞こえないようにしているようだ。
今だに鳴り続ける雷の音、となつきは何を思ったのか静留を胸の辺りに引き寄せ、
抱きしめる。
「なつき？」
なつきの腕の中にすっぽり収まりながら、見上げる。
「その、ほら、こうしてれば音もそんなに聞こえない、だろ？」
上の方に目線を泳がし、さっきの静留の様に頬を赤らめる。
「・・・おおきに、なつき」
不安げな表情は消え、嬉しそうに顔が綻び、なつきの背中に腕をまわす。


十数分程、経ったろうか。
不機嫌だった雲が機嫌をやや直したのか、音は止み、雨も霧の様になって来た。
だが、雨が止む気配は一向にない。
「このまま待ってても仕方ないし、ちょっと走るか？」
幸い此処からマンションまではそんなにかからない、走れば多少は濡れるが、
濡れ鼠、というまでにはならないだろう。

「そやね〜せやったら、競争しましょか！」

言いながら静留が走り出す。

「ちょっ！ずるいぞ静留！待て！」

「ふふ、堪忍な〜」

少し空いた距離を埋めようとなつきも走り出した。

「おい！待て！・・・・そっちがその気なら私も本気出すぞ？」

二つの元気な足音がする、先の雷とは全く違う、楽しげな。

相変わらずの雲の隙間から、太陽が少し顔を出す。

そして不機嫌気味な雲と、機嫌が良さそうな太陽が見た、それは。

手を繋ぎ、微笑み合いながら、駆けていく、二人の少女の、姿。

それは、日常のとある幸せ

終了です、住人の皆様ありがとうございました。
ゲームで軽く鬱になってたので、すっきりしました、それにしても
ここの住人さん達の妄想力はすごいですな・・・見習わねば。

>>765
ＧＪ！！
ほのぼのものイイね〜静留可愛いよ静留