【舞-HiME】藤乃静留総合スレ11【今宵乱れます】

プロフィール＆インタビュー

名前： 藤乃　静留
よみがな： ふじの　しずる
年齢： 17
身長： 162cm
体重： 46kg
血液型： AB
誕生日： 12/19
星座： いて座
B/W/H： 85/57/82

INTERVIEW：
Ｑ：好きなことは？
「可愛らしい女の子見るんは、楽しおすなぁ」
Ｑ：苦手なことは？
「急かされるんは嫌いどす。物事はゆっくり構えへんと」
Ｑ：好きな食べ物は？
「いもぼう。ご存じおすか？」
Ｑ：好きな言葉は？
「『玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば　忍ぶることの弱りもぞする』」
Ｑ：好きな色は？
「薄紅藤、半色（はしたいろ）……薄い紫系の色とかが好みどす」

声優：進藤尚美

前スレ
【舞-HiME】藤乃静留総合スレ10【片恋艶花】
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1117251265/

まとめサイト
ttp://moesizuru.fc2web.com/

チャイルド：　六首の大蛇「清姫」
「たいせつなもの」：　玖我なつき

Q.静留は何で一番地のこと知ってたの？　一番地topの婆さんはどうなったの？
　23話にて、黎人が「凪、静留さんに一番地について教えてあげて」と言うシーンがあります。
　婆さんは……死んだんじゃないですかねぇ。描写されてませんが。

Q:ぶぶ漬け女って?
A:京都弁でお茶漬けの意味がぶぶ漬け、作中で京都弁を喋るキャラは静留です。
　 京都には、煩わしい客を「ぶぶ漬け食わはりますか？」といって暗にお帰りをねがう風習がある。

Q.なつきと静留の消滅の件
なつきがシルバーカートリッジを清姫に叩き込んだ次のシーンに二人が消えているのですが、
ゆっくり見るとなつきの方から先に光の粒子になり始めてます。
ので、清姫死亡、静留敗北、「たいせつなもの」なつき消滅開始→なつき敗北、「たいせつなもの」静留消滅開始、
という流れがほぼタイムラグ無しで起こった、ってところだと思われます。
※以下は勝手に補足
　よく見ると、清姫が爆発する次のカットでデュランが（至近距離の爆発で）壊れていく様子が一瞬映っています。
普通にチャイルド相打ち→姫両人消滅　なのでは？

Q.25話でのなつきの「好きだ」の意味は？
なつきの「好き」は親友の意味です。このことはアニメブック2学期の16ページ（なつきの紹介）と24ページ（静留の紹介）に説明がなされています。
16ページ：……HiMEとしての力を取り戻す。そして「親友」として静留と戦い、共に消滅した……。
24ページ：だが、その戦いが相打ちに終わったとき、静留は初めてなつきの気持ちを知る。自分は、なつきにとって本当に「一番大切な友人」だったのだと……。

>>1乙

>>1
乙葱。

ttp://ranobe.sakuratan.com/up/updata/up41738.jpg

>>1乙

>>1
乙

　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　　 　 /:/: : : : : : : : : ; : : : : : : : :ヽ: ヽ
　　　　　　 　 /:/: : : : : : ; : : : ﾊ: : : ､: ｉ: : : :ヽ: :',
　　　　　　　 !: ｌ-:‐:‐:': :´: : ／　ヽ: : ヽ| : : : : ｌｉ: |
　　　　　　　|: : L:＿:_; - '´　　　　ヽ:､ | : : : : ｌｌ: |
　　　　　　　|;.-､:! ヽ、　　　　_, -―　｜: : : : ｌｌ: |
　　　　　　 ｒ_''ｰ'ﾊ ｆ�gﾐ　 ｀´　'ｆ�bｉヽ, | : : :ｉ: :!!: |　　　　>>1乙！！
　　　　　_/-､_}7〈l　'='ﾞ　　　　 `='ﾞ '　 |: : : ｌ: :! : !
　　　　 / ヽﾄ､}::::ﾊ　　 〈 ､　　 　 　 　 !: : : ｌ: ｌ:.: :|
　　　　 |　 'l　|:::f /＼　　ﾏ ￣ヽ　　 ,ｲ: : :.ｌ:: !;:.: :ｉ
　　　　 l 　 !,ﾍ:::| ! rf''ﾞヽ、 ﾞ＝'´　／ l: : : ｌ:: ｌ>;. : ｉ
　　　　ﾉ　　ヽ_Y/　!ヾ<´::｀;'オ ' ´　 .! : : ｌ.:: l　{:. : ｉ
　　　,ｲﾆ_-､　r'ｉ__,r{　　|}<　ﾉ　　 　 ! : : ｌ.:: :! ノス;_ｉ__
　　/　　　`' `|::ﾄ、 ＼　ﾘ:::`７::ー―!: : :!.::: :ｌ　　　 | |　｀ヽ
　 /　　　　　 |::| ヽ　　Y::::::/::::::::::::/ : /.::: :/　　 　 ! !　　 ヽ

>>8
ｷﾊｯﾀﾜｧ.*･ﾟﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟ(ｎ‘∀‘）ηﾟ･*:.｡. .｡.:*･ﾟﾟ･*!!!!!☆

>>8
ｷﾀ==sto==sto==sto(ﾟ∀ﾟ)orz==orz==orz==!!

ルール
エロ絵は片方は決して脱がせてはならない

>>11
誤爆したのかマジなのかわからんレスだなｗ
でもとりあえず、すげぇローカルなルールだｗｗ

　　　　　　　　 ／　　r'´　　　　 　　　＼_-- ､　　 ､ ＼
　 　 　 　 　 ／　　/　　　　　　　　　　　　　　＼　 ヽ　!
　　　　　　 /　　／　　　 /　　　 ｉ　 　 　 　 　 !　 ヽ　　!
.　　　　　 /　　/　 / 　　l　　　　l 　 　 　 　 　 ､　　 !　 !
　　　　　 l　　/　 /　　,ｲ　!　　　l　 !　　　　　　 ＼ │　!
　　　　　l　 〃　 |　 ｉ ! |　|　　　 l、 ＼　 ､　　　　　＼!　l、
.　　　　 l　〈 l　 │ l ! ! ヽヽ　　　| ヽ　ヾ　ヽ　　　　! ! !　 !
　　　　 | |　 !　　| l トヽ‐-ヽヽ､　ヽ-ヽr‐ヽ　l、　!　| | ! l　ﾄ、　
　　　　 ! !　 ｒヽ |_ゝ!ニﾆ,ﾐ丶　 ＼ゝﾆヽ-‐ﾘ- !　!　!ハ　!　 !
　　　　 ! |　 |　 !‐ゝ{ゝr`j `　　　　　イｒアj`ゞ!　!ノ　 !　!　! ! 　　　　　>>1はん、お疲れさん
　　　　 ! l　 l　 !l　　￣ ´　　　 i　　　ｰ`- '　ﾚ' !　　│　!　| !
.　　　　!　|　|　　!　　　　　　　│　　　　　　 /,ｲ　　 l　　!　!ヽ
　　　 /!　|　!　　 !　　　　　　 ､ ,　 　 　 /^r ｖ-!　　　!　! !　 !ヽ
.　　 / |　 !│　　!ヽ　　　 ､___＿___,　　/ﾞ,ｒ'|ﾞ亅 !　　　 !　| !　l ヽ
　　/ 　　　!!　　　!　＼　　　 ─‐　　/ /　/ /7　!　　　 !　! ヽ ヽヽ
　　|　〈　 　l　　　 l、 r｀ト､　　　　 ,〃/　/ 〃l　 l　　　 | 　!　ヽ ヽヽ
-､_l、 ヽ　　!　　　　ﾚ'　ヽ ｀ ｰ- | /　/＝@/ / /　|　 !　　　 !　ヽ ヽ ! ヽ
　 ｀ｰl´￣´ ! !　　　! l、　ヽ　　 〃　/ /　/　! ､ ヽ |　　　 │ヽ　ヽ l　!
-ｒ', ／ 　　|　!　　　 ! |　　 ヽ　/ ／/ﾞﾞ　 /　 ! l─ l!　　　 　│　! │

>>1乙どす

静留ｼﾎﾞﾝ確定？゜（ﾟ´Д｀ﾟ)゜｡
ttp://zip.2chan.net/7/src/1118476455111.jpg

>>1「大体なんで私がスレ立てを……」

Ｎ「おーい１！ひゃっほう」
Ｓ「１はーん。乙どす。ひゃっほう」


>>1「・・・・・・・・・消えて」

葱薔薇さまｷﾀｰ!

つーか>>1乙華麗

もまえら、がいしゅつだがテックウィン７月号は買いだぞ！
シンディ(進藤尚美）のサウンドデータが入っているんだが
いくつか、静留そのものの京言葉がありますえ？
「ぶぶづけどーどす？」とか「ええやんか」とか。
留守電メッセージも入っているんだけど、これが静留そのもの。
「ただいま留守にさせてもろうてます。ピーっていわはったら
ご用件言わはってくれてもええし、切らはってもかましまへん。
京都の女はそんなことで怒ったりしまへんせかいに。
ほなどうぞ♪」とあの声、あのトーンで言ってくれますよ！！
うちの電話は留守電機能がついてないので、これを入れたいが
ために留守番電話機を買おうかと。
もちろん、PCの起動音などは、このデータで固めました。
起動するといきなり「ぶぶづけどーどす？」と静留が迎えてくれます。
すごい幸せ。これだけのために1380円は高いかと思ったけど
静留ファンなら買いではないかと。
フリートークにもﾜﾛｽ。シンディは「お父さんになるのが夢」だそうだ。
…お嫁さんに、なつきの中の人とか、どうだろう？さもなくば私。
なんだか、声優板に（・∀・）ｶｴﾚ!!と言われそうだけど、ここ向きの
話題かと思い、ついかっとなって書いた。今でも反省していない。

まぁ、おちけつ

>>18
俺今日帰りに買うわｗ

俺も値段さえ問題なければ買いだとおもうよ。
絶対カガリ声と静留声は意識して出してるから。

でも出来れば静留声の目覚まし用ボイスも入れて欲しかったｗ
会長が耳元でささやいてくれれば低血圧の置きにくい朝が吹っ飛ぶだろうに。

>>19
何を言っています、私は平常心ですよ？(*´Д`)／/ア／/ア
その証拠に「IDがもう少しでorzですね｣という余裕もありますよ？

おおっと、興奮して>>１さんに乙言うの忘れてました。
>>1　乙カレー。

>>10スレ996
当方女性です。ささ、プスリと！
　　　○⊃＼_

>>22
　　　　　　　orz　　opz

取り出して見てみると、こっちはひれ伏して崇拝してる感じに見えるな
それほどまでに静留に帰依しておるのだな？

ただのｷｮﾇｰです　opz（ｵﾊﾟｰｲz）

>>25
ｷｮﾇｰなんですか！？

け、結婚してくらさい。

>>18
俺も仕事終わったら買いに行こう。
日付変わってからになるけどorz

>>18
間違ってテックジャイアンていうの買ってしまったorz

剛田かよ

剛田南無…。
表紙はlegoスターウォーズの絵だよ。
気をつけろ…。

>>18
無条件で買いだな(*´Д｀)ﾊｧﾊｧ/lｧ/lｧ/ヽァ/ヽァ ﾉ　＼ア ﾉ　＼ア　/　＼ ア /　＼ ア

>>28
すまん、ちょっとﾜﾛｽ

>>18
標準語じゃなく京都弁の留守番メッセージかw
これはやっぱり静留役が評判良かったからかな？

>>18
今から買いに行ってきますvv

…その前に。
なんだか無性に甘い静なつが書きたくなり、ＳＳが出来たので
投下させてください。
では。

―――――――――――――――――――――――――――――――



どこか片隅から意識の覚醒が始まり、それがすみやかに広がって睡眠の
終了を告げる。

…あぁ、朝やわぁ。

まだほんの少し眠気の残った意識の中、静留はゆっくりと瞳を開けていく。
普段から静留の寝起きは素晴らしく良い。
念のために目覚ましをセットして就寝するが、アラームの音が鳴るまで眠っている
ことはまずない。
特に二人で一緒のベッドで眠るようになってからそれは顕著だ。
よほど疲れていない限り、相手の寝顔を堪能してから眠りにつくのが
習慣となっている。
しかし、それでも大抵早く起きるのは静留の方である。


隣には、大切で大切で仕方ない、世界で一番大好きな人。
その寝息が穏やかなものであることを確認し、静留の口元が優しげにほころぶ。

時計のほうに目線をむけると、まだ朝の5時にもなっていない。
寝起きが良く大抵決まった時間に起きるのだが、こんな時間に目を
覚ますことは珍しい。
そう思いつつも静留はそのまま躯を起こすようなことはせずに、
あたたかいベッドの中、あどけなく隣で眠るなつきに
吐息がかかるほど近寄る。

…子供のような顔して、よぉ寝てはる。

惚れた贔屓目を差し引いても、整った綺麗な顔。
なつきは見つめられていることにもまったく気づかず、
体を丸めるようにして小さな寝息をたてている。

そんな彼女の頬につたった、涙のあと。

あぁ、昨夜ぎょうさん泣かしてしもたから。
本人にはまったく自覚はないんやろうけど、あんな誘うような顔で
『……もぅ、…や…めて』と言われても。
…そんなん、うちよぉせえへん。
結局、なつきが意識を手放してしまうまで行為は続けられ。

…起きたら、へんねしおこさはるやろか？

真っ赤な顔で、拗ねるなつきの顔を想像する。
涙をためた上目遣いで、少し頬を膨らませ。

…うち我慢できるやろか。

その姿を想像し、静留は自分の自制心が保てるかどうかと、小さく肩を震わせて
苦笑した。
その振動が伝わったのか『…う…ん』と小さく声を上げ、
ゆっくりとなつきの瞼が開いていく。
焦点の合わない瞳を隣に向け、『……しず…る？』と少し掠れた声で名を呼んだ。

「堪忍な、起こしてしもた？」
「…いま、何…時…？」
「もうすぐ5時になりますぇ」
「…もう、少し、…眠りた…い」
目を覚ましたら照れて真っ赤になって拗ねるだろうと思っていたなつきは、
まだ眠りの国の住人の権利を手放すつもりはないようだ。
一度は開けた瞼をこすりつつ柔らかな笑みを浮かべ、
温もりを求めるかのように自分の方に擦り寄ってくる。


「……しず…るも、な？」
小首をかしげるようにして覗き込むように、すでに閉じかけている瞳を
向けてくる。
きちんと起きているときであれば、絶対にしないであろう仕草。
しかも滅多にない甘えるような声で言われて、きっと自分の顔は今
トマトのようになっているに違いない。

…蛇の生殺しとはまさにこのことやわぁ。

朝から軽い敗北感に打ちのめされつつ、それでもそれはとても幸せな感覚で。

…次に目を覚ます時にも、彼女が微笑んでくれますように。

でもこれぐらいならと、自分に言い訳するように。
静留はゆっくりと彼女の頬に口付けてから瞳を閉じた。

終わりデス。
…とても微妙になりましたが、――できたら次はなつ静でリベンジを……orz

>>37
GJ!!
こういう雰囲気のＳＳいいなあ

>37
乙
つか悶え死にそうになった

>>37
蛇の生殺し。うまいこと言うなあｗ　ＧＪどすえ

>>37
なんか幸せ一杯な感じでいいなぁ、こういうの。(*´∀｀)
ＧＪでした〜〜〜!!

>>37
テックウィン買ってきてウキウキしながらパソ立ち上げて気がついた…。
DVD読めなかったよこのオンボロ…ウフフアハハ。
そんな鬱もあなたのSSで癒されました。頬に残る涙のあとに激萌え。
というかそこから想像される二人の艶姿を妄想してのたうちまわりました。
　　　グッドジョブ！ 　 　　　

>>42
満喫のPC、DVDドライブ入ってるの多いぞ。

そっから自分専用にPASSかけてうｐすれば？

>>37
（*´Д｀）ＧＪ！！！！！

テックウィン買ってきた。
メッセで話しかけられたときが「ぶぶづけどーどす？」だ！！
一瞬静留にはなしかけられたみたいで幸せな気分にひたれる。
ただし、一瞬なｗｗｗ

＜37
俺はもう悶え死んだよｗ

「ぶぶづけどーどす？」と静留に言われてすごい幸せ。

俺たちは対静留でＭに開眼してしまった・・・のかもしれないｗ

近所の書店三軒回ってくたくたな漏れがきましたよ
テックウィン売ってませんでした。ジャイアンは三軒ともあったのに……
仕方ないんで通販ですorz

サンライズかバンダイは「デスクトップアクセサリー集・静留」を出すべきだと思います

>>37
GJ！　短いながらも萌えどころが多くて堪能しました

俺なんかM字開脚してしまったのかもしれないw

>「デスクトップアクセサリー集・静留」を出すべきだと思います

ほしいボイス

「清姫」　ウィンドウズ起動にどうぞ
「みじめやねえ」　エラー告知にいいかも。
「こないなところで寝てはったらあきまへんえ」　朝起きたい。

一人三つまでにしときましょ。きりがないさかいな。

「五秒以内にひらえば食べられますえ」エラー
「そんなにウチが嫌い！？」windows終了時
「決着、つけなあかんよね」windows起動時

エラー「そんなにうちが嫌い！？」なんかいじけてるっぽくてはぁはぁ
起動　「あんたが好きなんどす」　100回ぐらい起動を･･･
終了　「いけず・・・」　　感無量

「うれしい・・・」起動音
「うぅん、いけず・・・」終了音
「馬鹿はあんたや」エラー音

起動、
段幕がちかいおすえ。
終了、
今宵乱れます。
メール着
ぎゃあぎゃあやかましいわ。

起動　「うふ。頼りにしてますさかいに」「相変わらずいきなりどすなあ」
終了　「また、夜が来ますなぁ」「いや〜、冷たいなあ？うちら友達と違いますん？」
エラー「あんた、可哀そうな子ぉやね？」
　　　　「ごめんなぁ、あんたを苦しめるつもりなんか、ほんまになかったんよ？」

>>43
ありが�d。早速明日にでもやってみるよ！これでハァハァできる〜！

流れ切って私信ゴメン。

>34

きゃっふ〜〜〜〜ん！GJ!

しかしこのすれのみなさんは静留せりふをほんとにいっぱい暗記してるんですね。

アヤセさんとこの新作、静留本当に留年してしまってるｗ

きよしでカーリングｗ

>>58
読んでてちょっと吹いた。
静留、クラスに溶け込んじゃうんだ…ｗ

静留デスクトップアクセサリなんか出たらそれだけであと三年は戦える。

風華なる　よろずの里の　太葱も

君し　入れば　醍醐の味わい


詠み人・藤乃静留
詠み場所・風華学園生徒会室
元ネタ・万葉集　第十四巻

某所に静なつエロマンガｷﾀ━(ﾟ∀ﾟ)━( ﾟ∀)━( ﾟ)━( )━(ﾟ )━(∀ﾟ )━(ﾟ∀ﾟ)━!!!!

(*´Д｀)ﾊｧﾊｧ/lｧ/lｧ/ヽァ/ヽァ ﾉ　＼ア ﾉ　＼ア　／　＼ ア ／　＼ ア

>>58 >>60
そこ読みたいけど見つからないです…。
…ヒントを…ヒントをおながい…。

<58
テキストサイト
<60
キホンのキホン

>>63
萌え死⊂⌒~⊃｡Д｡)⊃

>>64
マリみて系の静なつサイトさんからリンクが貼られてたりするので探してみるべし

どうしてくれるんだまったく...
(*´Д｀)ﾊｧﾊｧ/lｧ/lｧ/ヽァ/ヽァ ﾉ　＼ア ﾉ　＼ア　／　＼ ア ／　＼ ア
明日（今日だYO）重要な商談があるんに
(*´Д｀)ﾊｧﾊｧ/lｧ/lｧ/ヽァ/ヽァ ﾉ　＼ア ﾉ　＼ア　／　＼ ア ／　＼ ア

>>65　>>66
無事たどり着けました。�dクス

(；ﾟДﾟ)<グボォァ！！！
砂肝さんの所は、我々を萌え殺す気ですね

>>69
朝っぱらから見るには刺激が強すぎた
(；´Д`)ﾊｧﾊｧ　(；´　　Д`)ﾊｧﾊｧ　(；´　　　Д　`)ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ　：.` ；：.･∵　ﾟ　д：.`

>>69
ちょ・・・あれ、まじであかんって・・・
(；´Д`)ﾊｧﾊｧ　(；´　　Д`)ﾊｧﾊｧ　(；´　　　Д　`)ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ　：.` ；：.･∵　ﾟ　д：.`

BBSで、にーとの中の人が書き込んでる内容にも、禿ワラタ。
印刷して、「勝訴！！」と叫びながら町中を走り回りたいってｗｗｗ

テックウィンと一緒に本屋に並んでたコンプティークになんだかorz
そうか、MAiDは真実なんだよな・・・ネタじゃないんだ。現実に引き戻された。
SAVONの人のMAiDＳＳ見て思ったんだけど結局MAiDに静留出してくれるのか？
MAiD生徒会長とか無いのか？MAiD会長降臨希望！！気になって眠れない。
>>69
ありがとう癒されたよ(；´Д`)ﾊｧﾊｧ

>>66

>マリみて系の静なつサイト

そこからしてどこだかわからんorz

せめてサイト名がわかれば管理人名とあわせてググレるんだけど

サイト名など分からずとも舞-HiMEと合わせてググルとかいろいろ方法はあるわけだが

静なつサイトにリンクされてるから調べなはれ

>>73
>>58の名前とHiMEでググってみて。多分それで分かるかと

あ、ゴメン
>>76
で分かるのはマリみて系の静なつサイトじゃなくて>>58のサイトね

>>76
当該リンク集見つかりました。
トンです。
グーグルの使い方下手というか、アホだな漏れ…

こうしてどんどんブクマが増えていくわけだが・・・

きゃっほーう！！(ﾟ∀ﾟ)

リンク探して色々とうろうろしてたら、何故か香港人（多分）の方の静なつサイトに辿りついた。ｗ

SS・・・全部漢字で嫁ねーーー。
けど、日記は頑張って日本語で書いてらっしゃる。
日記内の短いSSも日本語で頑張ってる。
がんばれ！がんばってSSも日本語で書いてね。ｗｗ

ｷﾀ━━━━(*ﾟ∀)人(ﾟ∀ﾟ*)人(∀ﾟ*)━━━━!!! とか書いてるからここもﾁｪｯｸしてんのかなあ？


で、探してたリンクの方は既にブックマークに入ってるトコだったり。orz

アヤセさんとこのSS非常に続き気になるわけだが。
つか続きってあるのか？ｗ

「淵」の続きだって日記に書いてあったから、基本的に続きものなんじゃない？

つーかアヤセさんとこ知らん人結構いるんだね。

裏ヨーとぷらぐるーかとシム日記のとこぐらいしか知らんよ

>84
最近ここにSS投下してくれてた人達が続々ｻｲﾄ開設してるからもっとがんばれ。

今、萌マンガ読んだ。18歳以上でよかった…ありがとう、お母さん。
明日、テストなのに萌転がってます。

諸説あるけど・・・
８月１５日の誕生花「おくら」花言葉・恋によって身が細る
他に「エリンギウム」花言葉・光を求める　秘めた愛


１２月１９日の誕生花「くろがねもち」花言葉・魅力　用心
他に「ごぼう」花言葉・いじめないで


だったんだけど、既出だった？

>>84
ここみれ
ttp://tetra.vis.ne.jp/hime/yomi.cgi

>>86
アテクシ、１４歳なのに読んじゃった…。
いけないと思いつつも…そして(*´Д｀)ﾊｧﾊｧ/lｧ/lｧ/ヽァ/ヽァ ﾉ　＼ア ﾉ　＼ア　／　＼ ア ／　＼ ア

年齢層広いなぁｗ

14がいるとは思わんかったわ。

>>90
その数字をひっくり返したのもいるぞ・・・

>>89
ちょっと待てｗ
漫画はまだしも、元ネタのエロいｓｓとかも平気で読むのか、最近の14歳は？ｗ

碧ちゃんはあの漫画見られないなw

>>91
４１歳の春だから〜〜のバカボンのパパと同い年かw

まぁなんだ、実際の年齢話（特に17歳未満に関しては）議論の火種になる恐れがあるから
そっと胸に仕舞って、はんなり口チャックでいきますよお前等。


そんでもって俺もﾃｯｸｳｨﾝ買てｷﾀｰ!
静留声は9つ入ってた。静留可愛いよ静留(*´д｀*)

>>92
漏れは厨房の頃にPCエンジェルとか読んでたよ。
今２６。もう十数年か・・・・。

そうですね、実年齢話はアレですね。
はんなりお口にチャックしてくださるここの住人さんは、やっぱ大人だ…。

ところで、いま事件が！
アテクシ、風邪で昨日から寝込んで学校を休んでいるのですが…。
仕事から帰ったママが開口一番「おーい○○（私の名前）、ひゃっほう！」と
叫びながら、その腕に高々と葱を掲げていました…。
うちのママ、シム藤乃邸の静なつばりに馬鹿だ…。

ママも静なつスキーでなつき抱きまくらを注文して、静留抱きまくらも
購入予定のようです。しかもその話を２ちゃんで彼氏に書かれて
前スレに晒されたという…。

この母娘はもうだめだ…。

漏れもテックウィン買ってきたｗ
すごく、良かったｗｗｗ

>>89
漏れも14祭。。
そして、砂肝さんのとこの漫画詠んだｗ
>>97
＞彼氏に（ｒｙ
あれはアナタのお母様の事だったのデスか！？

>>97
ベッドで抱き枕二つ置いて自分は床に寝るつもりの人って、
あんたの母だったのかw

>>97-99
つーかそこらへんでやめとけ。

>>100
承知。

う〜ん、話変わる（？）けど、
前スレで云ってたコミケの話。
静なつ、なつ静本って沢山出ると思う？
詳しい人いたら、教えてくだせぇ。
受かった人いるんで、頼もうかと・・・。

コミケの前にサンクリがあるんだが舞-HiMEのサークル思っていたより少ない

テックウィン中々売ってなくて本屋を何軒も回ってしまった。
「ぶぶづけどーどす？」に激しく(*´Д`)ﾊｧﾊｧ

放送が終わったから舞-HiME関連のサークルが減るのは仕方ないだろうね。
静なつに関しては既に複数のサークルから夏コミでの新刊告知がされてるから
幾つかは出るだろうけど

>>103
>舞-HiME関連のサークルが減るのは

どうでしょうね？夏コミの締め切りが2月の、まさに盛り上がり最中だったし
そういう漏れは落ちて、静なつのサークルカットがお蔵になったが

へぇ〜
夏にやるのに２月に締め切りなのか
じゃあちょっとぐらいは期待できるかな

仮面のMAiDキヨヒメﾃﾗﾜﾛｽｗｗ
続編はげしくｷﾎﾞﾝｗ

>>106
詳しく

前に神無月のHiME作った者です。
苺は甘い？30　の　ku0087.zip　にMADをうｐしました
パスは藤乃静留

実は構成自体はあれつくった３日後くらいには出来てたんですが
編集してる時間がなくていまになってしまいました（'A`）
相変わらずエフェクトとかは使えないんですけど
切り貼りMADとしては結構上手く出来たとおもうのですが・・・。
とりあえずがんばってみたんで作ってみたんで興味があったら見てみてください・・・。

>>108
ｶｺ(・∀・)ｲｲ!!
GJ〜

裏ヨーさんとこのバスターキヨシかっこえぇｗ

ごめ。。
バスターマシン「キヨシ」だった。orz

最近、萌死もいいかな、と思うようになった。

何時逝ってもいいように出来るだけ静留となつきの事を考える様にしてるよ。

>>113
あんたファンの鏡だな・・・俺も見習うよ。
とりあえず静留となつきで妄想ばっかしてみるか・・・

授業中に静留なつのエロ絵を描いて先生に見られた挙句、ニヤりと笑われ、
そこから何も言わずに立ち去られたモレはどーすればいいのやらｗ

>>115
その絵をうｐすればいいと思う！

先生は女性？＞１１５

>>115の登場人物２名の性別が気になって仕方ありません。

１１５の学校が女子校で先生も女性なら神なんだが...

115さん、放課後、職員室にいらっしゃい。

別に二人とも男でもいいだろｗ
スレ違いの妄想は程々にな。

>>114
一生脳内補完するよって言ってた香具師もいたな・・・。

俺は男。見た人は女。
はてしなく気まずかったｗ

その先生もここの住人。
そしてヤンマーニ男ならぬ静なつ男として有名になる。

>>115の登場人物２名の年齢が気になって仕方ありません。

個人的な話は控えて欲しいな…
母親でも男でも女でもどっちでもええがな

>>126
同意。今日はどうもおかしな流れだよな……

では静留さんのパンツの形状と色を想像しようではないか。

　　　　　　　　 ／　　r'´　　　　 　　　＼_-- ､　　 ､ ＼
　 　 　 　 　 ／　　/　　　　　　　　　　　　　　＼　 ヽ　!
　　　　　　 /　　／　　　 /　　　 ｉ　 　 　 　 　 !　 ヽ　　!
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　　　　　 l　　/　 /　　,ｲ　!　　　l　 !　　　　　　 ＼ │　!
　　　　　l　 〃　 |　 ｉ ! |　|　　　 l、 ＼　 ､　　　　　＼!　l、
.　　　　 l　〈 l　 │ l ! ! ヽヽ　　　| ヽ　ヾ　ヽ　　　　! ! !　 !
　　　　 | |　 !　　| l トヽ‐-ヽヽ､　ヽ-ヽr‐ヽ　l、　!　| | ! l　ﾄ、　
　　　　 ! !　 ｒヽ |_ゝ!ニﾆ,ﾐ丶　 ＼ゝﾆヽ-‐ﾘ- !　!　!ハ　!　 !
　　　　 ! |　 |　 !‐ゝ{ゝr`j `　　　　　イｒアj`ゞ!　!ノ　 !　!　! ! 　＜そないぴりぴりせんと　
　　　　 ! l　 l　 !l　　￣ ´　　　 i　　　ｰ`- '　ﾚ' !　　│　!　| ! 　　　まったりいきましょか。　
.　　　　!　|　|　　!　　　　　　　│　　　　　　 /,ｲ　　 l　　!　!ヽ
　　　 /!　|　!　　 !　　　　　　 ､ ,　 　 　 /^r ｖ-!　　　!　! !　 !ヽ
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何でもいいから静留に関して大き目の話題が欲しいな
そういう意味ではゲーム版に期待したい所だが、愚痴のオンパレードで終わりそうだ

某神の住処では

　　　静留＝乱暴PLAY好き

という結論に落ち着いてるわけですが。

大き目の話題ねえ。
今後ネタとして機能しそうなのはこんなとこか？

・ゲーム版での扱い・処遇
・舞-MAiDでの扱い・処遇
・デュアル文庫2巻
・ＭｄＮから出るアニメムック
・DVD8巻の特典映像
・DVD9巻の新作部分
・抱き枕

７・８月で固まってるな…。
近いとこだとゲームだけど既出の用にアレだし。

抱き枕は情報まだかね…。
こぅ静留が恋しくて腕が空を掻いちゃうよ。

>132
DVD8巻のパケ絵が抜けてますよ。
静なつパワー前回だといいな〜

>>108
出だしの部分が好きかも。GJ

>>131
すまない、俺もそれに一票入れた口だ・・・
静留は少しぐらい乱暴な方が・・・逝ってくる

>>108
やっと落せた、GJ！
静留となつきがエレメント出すシーンがカコイイ

某静なつｻｲﾄの日記にあったけど、
ﾃｯｸｳｲﾝて過去には千葉さんと南里さんのｼｽﾃﾑﾎﾞｲｽﾃﾞｰﾀも付いたんだってね。

今回の進藤さんので葱姉妹ｼｽﾃﾑ完成ですか。ｗｗ

遡ると舞衣やら命やら真白さまやら碧ちゃんやら誌帆やら凪やらアリッサも出てる

最近ニートの人や葱薔薇ファミリーのおかげで奈緒がかなりお気に入りになってきた・・・。

>>140
お前は俺か・・・禿同だ。俺も最近、なんか奈緒がかなり好きになってきた。
前は別に、どうでもよかったんだけどなぁ。
でもこれって、静留スキーにとっては、いばらの道だよな・・・

奈緒スキーの道は険しいからな。

参照
舞-HiMEの結城奈緒応援スレ4
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1118588473/

>>142
変態クオリティﾀｶｽwwwwwwwwwww

目指せ変態紳士

変態淑女…

>>140-141
漏れも同じく。
某所の奈緒お誕生日漫画見てめっちゃ萌えてしまった。
裏ヨーさんとこの奈緒もかわいいんだよなー。

でもあくまで一番は静留さんですよ？

>>132
> ・ＭｄＮから出るアニメムック
詳しく。
発売日いつ？

>>147
7/20発売「舞-HiME　ディステニー・プリンセス」ってタイトル。B5版112Pで2,625円。

>>148
ありが�d

>146
静留に無理やり仮面のMAiD2号ｼﾞｭﾘｱをやらされて泣いてる奈緒もｲｲ!ぞ。ｗｗ

>>150
仮面のMAiDジュリアのとこで、はやて×ブレードのコンビニ仮面思い出してしまったｗ

>>148
結構値段高いな
設定資料集だからとりあえず買うけど

>>146 >>150
見つからない・・・
ヒントをくれ！！！

>>153
ヒント：150のメ欄

奈緒のお誕生日漫画が見たいんだろ？

梅の実の奈緒マンガに静なつが

>>153
>>146のお誕生日漫画は多分東ガルだと思われ

>>156
その１と２が気になるな。静留は出てないとしても。

今日の日経夕刊に清姫の記事載ってるね

サーカスのスタッフ日記ﾜﾛｽｗ
>>158
詳しく。

遅れながらも今日、やっと「片恋艶花」聴けたｗ
嗚呼、幸せだｗｗ
もう、天へ天昇してもいい！！
な、リスカ＆アムカした漏れが来ましたよ。

>>151
俺はパピヨン思い浮かべた。

>>159
会長かわいいなｗ
犬なつきが中に浮いてるのが微妙に気になる。
首根っこつかんでるのか？

>>160
本当に幸せそうだなぁw

失礼します。ちょっとしたトリップテストです。
イラストが完成したら、うｐしようかと思ってます。
それ以降できるようならうｐしていきたいのですが、
一応そのときだけは鳥だけでもつけようかなと。

ゲーム、次があるんならアニメ準拠で
原作のIFが楽しめるゲームにして欲しいな。

なつきがノーパンのまま生徒会室にたどりついたら
早い段階で静留がHiMEだと判明して静なつラブラブＥＮＤのフラグが立つとかw

>>163
楽しみにしてます。

「ちょっ、まだ四話目……いやああぁぁぁぁっ」って感じかｗ

アニメ、漫画、小説、ゲームと全然雰囲気が違うもんな

なつきの手料理(巨大ぶぶ漬け)の４コマの「また、静留としっぽりはノーサンキューだし」が気になってるのは俺だけか。

ノーパンなつきを前に会長の理性がたもたれるとは思えんしな。

なつきがぶっちゃけるまえにニヲイでわかってしまいそう。
静留なら

>>163
カモーン！

>169

（ガラッ）

「あらなつき、今日は学校来とったんやね。」
「…静留。…あの、だな。実は今私は…」
「あら、なんかええにおいさせてきてはるなぁ、なつき。香水？」
「え？？？？」

静留側でもなく、なつき側でもなく。
オモムロに間に割って入って鳴く奈緒ﾀﾝ・・・・かわええなあ。ｗ

なんだかﾄﾞﾘﾙが現状よりも一歩勇気を踏み出した紅薔薇さん家の図のようだ。
向こうも7月の新刊でこんなんなるといいなあ。

>>172
マジでかわいいなｗ

紅薔薇さんちもドリルが素直になってくれるといいんだけどね。

やっぱりノーパン目撃したら鼻血吹いて倒れるのだろうか。

鼻血は出さなくともアレな汁はドバドバ...

今度静留でフィギュア作ろうかと思っているんですが
最初「そんなにウチが嫌い？」ので考えてたのですが自立できなさそうなので却下
水着でつくろうとするととくにいいシーンとか無かったしなぁとちょっと考えがまとまらなくなってきたので
参考にもし皆さんが作るとしたらどのシーンの静留にするかお聞かせ下さいませんか？
静留単体での好きなカットと置き換えていただいても。
とりあえず今のとこはエレメントを呼び出した直後の例のポーズのがいいかなとは思ってるんですが
自分以外の静留スキーがどういう選択するかな？と

>>176
ついに立体化と来ましたか。

＞エレメントを呼び出した直後の例のポーズ
薙刀構えてる会長はカッコイイですよね。普通に自立できそうですしｗ
個人的には25話のなつきと抱き合ってるシーンの再現はいかがかと
無茶苦茶を言ってみたり。２体分ﾃﾞｨｽｶ(；´Д`)

胸像で「堪忍な♥」のところとかどないですか

り、りりっ、りりりっりり立体化ほ、ほーっ、ホアアーッ!!　ホアーッ!!

・携帯ﾋﾟｼぱきり
・崖カット
・会長席で 旦 < 茶
・「野暮な話は、あと、あと」
・たまゆら祭で願掛け
・「う・・・ん・・・いけずぅ・・・」
・堪忍ポーズ

いかん・・・青春の情動がオーバーフローを・・・

>176

ﾑｯﾊｰ
ワンフェス等で出品なされた暁には買わせて頂きやすぜ
…ｴﾚﾒﾝﾄ出しポーズor堪忍なポーズきぼんします。
なつきと消える前のとこも捨てがたいですが。

・眠っているなつきにキスしているところを見られた時の険しい顔
・襖の向こう側でなされていた行為の情景

・あちらでお話しましょか
・ビンタ食らって口から血流しながら目が笑ってない笑顔で見返すとこ
・ジュリア倒した後奈緒にとどめさそうと見下ろすとこ

色んな静なつサイトで三姉妹化が流行ってるな。
まあ、漏れとしては全然おｋなんで、むしろどんどんやってくれ。と。

だが、砂さんとこの奈緒は絶対、水橋かおりだとおもた。ｗｗ

なんかバランスいいんだよな＞三姉妹化

ニートの人のところの、WEB拍手の感謝画面が、長編ｓｓになってるのは既出なのか？
今さっき気付いたのだが、何も告知されてないんでな。
とりあえず、必死で言い訳する乙女な静留にテラ萌えしたんだが・・・。

ついこの間、やっと本編を観賞し終わりました！でら萌え!!
そしてつい最近、『阿修羅姫』のカップリング曲が『君がため』と言うことに気づいた。

やられた・・・orz
好きな和歌だったから、絶対使ってやろうと思っていたのに…。
で、本編を見た結果、今までこの和歌は「静留」をイメージしていたのだが、
「なつき」でもいける！というかむしろ25話漢前なつき！と
勝手に解釈した結果がコレらです。
自分なりの解釈なので激しく違っていたらゴメン。

静留ver.
うちは　あんたのためやったら　何も惜しない・・　このうちの命でさえも
でも・・・ほんまはあんたと少しでも一緒におりたい　一分でも一秒でも・・・
身勝手な願いいうのは分かってます　矛盾しているとも・・・
でも・・うちは・・なつき・・・あんたの傍におりたいんどす

なつき　ver.
静留　私はお前を止めるためなら　私は消えてしまっても構わない
私の命・・・全てにかけてお前を止めてみせる
でもね静留・・・できれば・・私は今までのようにお前と一緒にいたい
お前が私を見守っていてくれたように　今度は私が・・・

>>186
ﾃﾗﾓｴｽ.*･ﾟﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟ(ｎ‘∀‘）ηﾟ･*:.｡. .｡.:*･ﾟﾟ･*!!!!!☆

>186です
意外と命でもいけるのでは・・・と言うわけで（´∀｀）ノｴｲｯ

命　ver.
私は舞衣が好きだ！　だから私は命がけで舞衣を守る！　ん！
でも・・離れ離れになってしまったら、
もう舞衣のラーメンを食べることも
舞衣に抱きしめてもらうこともできないのか？
・・・いやだ。もう、舞衣から離れるのはいやだ！
私は舞衣の傍にいたい！だから守る！・・・変か？変じゃない？
じゃあいいんだな？　んvv！

　
・・考えてみたら命だったらスレ違い！？ゴメッorz

命かわいいよ命ｗ

>>179
ネギバージョンはどうだろう

薙刀を巨大葱と交換できたりするとここの住人は狂喜乱舞ｗ

オプションパーツとして葱withちびなつき

37です。
ＳＳの感想、（≧▽≦）ノでした。
>リベンジでなつ静を　と書いた分ができたので投下させてください。

「静留…」
彼女を呼ぶ、自分の声。
「…ん？」
それに答える、静留の声。

心地よい空間。
なにかを話すでもなし、ただ静かに時間が流れていく。
静かでは在るけれど、まったくの静寂というわけではなく。
時折聞こえるのは本をめくる音、愛しい人の息遣い。

―――いつからだろう、自分の帰る家が『ここ』だと思えるようになったのは。

ただ、疲れきって眠るだけだった自分の部屋。
母の死、父親との確執。冷えた関係、冷えた空間。
そんな事を考えてると、自然に苦笑が口の端に浮かんだ。

「どうしたん？」
怪訝に思ったのか、静留は本を読む手を止め、そのままその手を私の頬にかけた。
しなやかで長い指。
自分のそれより、少し低めの体温が、触られている頬を通して伝わってくる。
その感触を楽しむように、目を閉じた。



「…好きなんだ」
何が、とは言わない。
何がと言い切れないほどに、好きだから。
お前の存在するこの空間すべてが愛しいと、今の自分なら思えるから。
そして、その隣にいられることが嬉しいと感じることができるから。

無機質だった自分の生活に、ふたたび色をもたらしてくれた、お前。
自暴自棄だった私を、すべてを拒絶した私を、それでも見捨てずに支えて
くれた、お前。

静留が支えてくれたから、自分の生はもう一度色を持つことが出来た。
途中、彼女との感情の行き違いで、どうしようもないぐらい辛く悲しい想いもした。
けれど今、自分達を取り巻く色は…明るくて、穏やかで、優しい色。

いままで、知らなかった色。

「うちも」
突然の私の言葉に静留は照れたようにはにかんで、それでも今一番欲しかった
言葉をくれた。
私はそれが嬉しくて、彼女の頬に優しくくちづけた。
それから額に瞼に、首筋に。

ゆっくりと倒される肢体。
それと同時に軋むソファー。
仕切りなおしとでも言うように、私ははまたキスをする。
額に瞼に頬に、首筋に。
口付けられたところから、徐々に熱をもってくる。
わざと唇への口付けを避け、焦らす私に静留は声を漏らす。
「……ん…」
すでに息はあがり、上手く言葉は紡げなくなっていた。
「名前を呼んで…？」
熱が上がって、潤んで視界のぼやけた静留の瞳に映る私は、酷く優しい顔を
していたから。
だから今なら、少しぐらいの我侭は許されるような気がして。

…私の名前を呼ぶときの、お前の声が好きだ。

静留の口から紡がれる、自分の名前は特別な色をもっている気がするから。
「…なつ…き？」
「もう一度、呼んで？」
「……なつき」

それを合図に吐息が掛かるほど近づき、重ねられる唇。
何度も何度も、飽きることなくキスをする。
絡められた熱い舌。
飲み込みきれずに、溢れて顎を伝わる唾液。
「………んっ」
名残惜しげに、離される唇。
…頭の芯が、融けるようなキス。
「……もっ…と……」
静留がねだり、引き寄せられるように私の頭に細い腕が回された。
彼女の言葉が嬉しくてたまらない。
「キスだけじゃ、…足りないよ、な」
「……っ」
…キスだけじゃ、足りない。
お前とするキスが好きだ。
けれど、キスだけじゃお前へのこの想いを伝えるのには全然足りない。
静留、お前だってそう思うだろう？

開かれたカーテンから覗く月。

…起きたとき、すでに隣に彼女はいなかった。
二人とも大柄なほうではないが、抱き合って眠るにはこのソファーは少し窮屈だ。
もう少し大き目のものに買い換えようかと、ソファー本来の用途に外れたことの
ために考える。
乱れた着衣はそのままに、肌にかけられたシーツ。
心地よい程度に気だるさの残る体を起こそうとしたとき、足元から声がした。
「…目が醒めたん？」
声がしたほうをみると、灯かりも点けずにソファーにもたれかけ、静留が本を
読んでいた。
見覚えのあるそれは、行為の前に彼女が読んでいた物のようだ。

「…目が悪くなるぞ？」
側にいてくれたことがすごく嬉しかったのに、天邪鬼な私はついそんな事を
言ってしまう。
「よく眠ってはったから」
起こすのが忍びなくて灯りが点けられなかったのだ、と静留は苦笑した。
そう付け足すように言って、静留はポンポンと服の皺を伸ばすようにして
立ち上がる。

「せやけど、ちょお寂しゅうて、もうそろそろ起こそ思とったとこ」
悪戯っぽく言った静留が、なんだか年不相応なほど幼く見えた。
夢の中でも共に在りたいと思ってくれたのだろうか。

…そうだと、いい。

そんな自分の考えと彼女の表情に、頬が紅潮していくのがわかる。

けれども、一方的な『惚れた方が負け』状態は悔しかったから。


『…私もだ』


―――声を出さずに、唇だけを動かした。

終わりデス。
あいかわらず微妙な出来ですが…、では。。。。。。(ノ＞＜)ノ

>>198
GJ！ソファーで××って某絵もそうだったけど萌えるシチュだ

>>198
グーッッジョブ！！！
この前のも良かったけど、こっちもすごくイイ(*^ーﾟ)b
リアルタイムで更新しながら読むってドキドキしますね…

>>198
ん〜〜、ラブラブさがたまりません!!(*ﾟ∀ﾟ*)
ＧＪ!!!

'　　　 ,lﾞ:,!　　 .r: ,=l,.:l、.|,,,ﾞl、.:|'i､　　　　 .!　 .ヽ　 'i､　　 │　 .i､.,!│.|: : ぃゃゃゎぁ、ぉっぅιﾞィヵッィゎぁ…
　　　 .|.:l|、　 .|: ,lﾞ　ﾞl|ヽ.|: ｀'i､ |:ヽ　　　　.|,.,,、 ヽ: .ﾞl_,,―ｰﾞl　.,l|:,lヽ,ﾞl..|、
　　　 ,l,.ﾞlﾞl　 .,il. lii,,,,,,ﾞl,,,ﾞlﾚ-,,,|rﾞl|彡、　　 ﾞl":二'''ヽ,ﾞl、　　│/.ﾚ｀　 ﾞl|'ﾍ　 ぃゃ… ぃゃゃ… ぁっぃ… ぁっぃ… ぁぁ…!
　　　 |ﾞﾞi| ﾞl, │'│: ｀二ﾆﾞﾞ~ｰ、ﾞ'ゝ ｀-,、 ｀l,: ｀ﾞ'''ﾆﾆ''||iij=='|l|lll==rrr.||,,､　
　　　 ﾞl ｀'､ヽ.| : `.'''''"''''''''''=,ﾍ|､ﾞl,　　 ｀'-,,.ﾞlﾞﾞ"　.,-',,＿,,,ﾞﾞ'＼,、　　,lﾞ: ｀　 ぁヵぁぃ、ぁヵぃ　ぉっぅιﾞ
l、　　 | : ,,jili,!/,￣ﾞﾞ,￣￣,','ﾞl"ﾞﾞ" |'i､　　,､,,`"　 .''''ｰﾍﾆﾆ二,"'ﾞ"ー-､ : 、　
:ﾐ　　 ,!ﾞl'"('" : lﾞ: : ヽ,,ﾐ: │`'i"　 ,ﾞlﾄ　　,ﾞlr‐　　　　.''',!二.,-｀｀ﾞﾞ,"'''―／　 ぁっぅぃ、ぁっぃ　ぉっぅιﾞ、ぃヵヵﾞ？
ﾞ |'､、 ﾞl.ﾞli､.ﾞﾆ- |=----r!r,,,,,iii､.ノ｀lﾞ　 .'"｀　　　　　　、 │ : ﾆi､ﾞl: ｀|,ilﾞr　
: ,｀'ﾐi､.:ﾞl"'ﾞli､　　　　 ｀"ﾞﾞ‐"　 .│ |　　　　　　　｀'=-i,,ﾆ,,,ﾞl-,,,,,""_,,/　 ｀　 ぃゃ、ぃゃ　ゃ…。
: |: : ｀ﾐ'-)i,_｀''―ｰｰ''''""　　　　 | .|　　　　　　　　 ＼.`''‐ﾆﾐ"'''''''ﾆ=ﾆﾆ　
: |: : : .ﾞl　 ｀`　　　　　　　　　　　`lﾞ　　　　　　　　　 ｀ﾞ'--,,,,＿　　　_,,,、　 っゅ　ゎ　ぃゃゃゎ…。
: |: : : : |、　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　 　￣￣ﾞ｀ ,/　
: |: : : : |ﾞl　　　　　　　　　　　　　`　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,/ﾞ,、　 ぁぁ　ゅぅぅっゃ　……ゅぅぅっゃゎ。
!:|ﾞl: : : :|:|、　　　　 　 　 　 　 　 ｌ,、　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,/,/,i´　
ﾞllﾞ.ﾞl: : │ﾞl　　　　　　　　　　　　 ｀｀　｀''"'　　　　　　 　 　 　 　 ,/,/ﾞl"、　
.|:| ﾞl、: .|: :ﾞl、　　　　　　　　　　　 ,,,!',,,　　　　 　 　 　 　 　 　 ,（/'',lﾞ.,/: 　
..|| .│: .|: : ＼　　　　　　　｀'ﾆ!ﾆﾆ,,iﾚr,,,--,,,,,--,,i､　　　　　 .,ｲ／,llﾞ,//｀　
: || : ﾞl: : |: : ::,!ﾞ'i､　　　　　　　　｀''--,,,,,,,二ﾆ‐'": :　　　　　 ,彡ﾞ..,!|ﾞ,,i´.:,、　
: ||　│: ﾞl: : ,!:/｀ヽ、　　　　　　　―ｰ--ｰ,、　　　　　　 : ,/,i´ ,/,l／.,,/: 　
: :"　｀: : : 　"`: : : ｀　　 　 　 　 　 '''''　 .": 　　　　　　　 ｀´　｀｀ﾞ: 　": 　　

176です。
ご意見ありがとうございました。やはり例のポーズでいこうと思います。
エレメントの差し換えパーツつけて長葱持たせてみようかと…
〉180
ｽｲﾏｾﾝ、恐らくWF等には出ることはないかと…
一人完成品みて悦にひたりたいですね（実際には欝になるような気がかなりしてますよ）

>>203
お金払うから俺の分も作ってくださいｗ
オモムロに。

>>198
GJ!!

186>>わたしもＡ面静留、Ｂ面なつきで考えていました！
198>>心地よい雰囲気がすごく素敵ですね！ラブラブでドキドキ。
　　　いいな〜。

仕事中極上生徒会のOP曲ながれて脳内が
｢うわ!極上や｣→｢生徒会｣→｢風華学園生徒会｣→｢生徒会会長｣→｢藤乃静留｣→｢静なつ｣→｢ここ総本山の神SSひゃっほーう!｣
と乱れた回線が走り顔がにやけまくりで仕事にならなかった私がキマシタヨ。

ここ最近本当に静なつサイトが増えて幸せ。゜+.(・∀・)゜+.。
ハマった当初(2月ごろ)はほとんど皆無だったからなぁ〜
ここくると○○さんとこに何更新とか分かって最高だし。ぶぶづけﾈｯﾄﾜｰｸ

>>198
超GJ!綺麗なエロさがﾊｧﾊｧ(*゜∀゜)=3
｢お前だってそうだろう?｣と｢開かれたカーテンから覗く月｣の間の出来事も事細かにお、ね、が、い!(*´Д゜)σ)Д゜*)

「ひゃっほう」が最近流行ってるなw

そにょ「ひゃっほう」の産みのお方はココ（総本山）を
最近お知りになった模様

ひゃっほうの続きキタｗ

とてもイイ！
ひゃっっほうの続き

ひゃっほうがおもしろすぎて、本気で笑い死ぬかと思った・・・
奈緒まじかわいそうだ・・・

思い出して、打ちながら震えてる俺がいる・・・ロデオとノーム

ィヤアァ――ン！ハアァ―――ン！！

もおきにいりワード決定だな。

「ひゃっほう」が分からない・・・・。

？(´Д｀；≡；´Д｀)？

>>198
超ＧＪ！！
なつきの心情がよく伝わってくるよ。

ひゃっほうは・・・。
漏れだけでも奈緒ﾀﾝを祝ってあげるＹＯ！･ﾟ･(つД｀)･ﾟ･

盛り上がってるところ切ってしまってすいません。
何となく規制食らいっぱなしで久々にカキコです。
規制で書けなかった時日記見て変わりにカキコして下さった方、
めちゃくちゃ遅ればせながら御礼申し上げます！（確か8スレ目170だったと）
あとこちらでテックウィン情報拝見して萌えさせて頂きました。有難うございます！
また静留絵仕上がったら何となく投下させて頂きたく(´∀｀；

奈緒スレにひゃっほうのアドレス張られてるぞ。

>>214
そんなあなたに愛の手を
ttp://tetra.vis.ne.jp/hime/yomi.cgi
このスレの人々が敬愛してやまない人の名をクリック→一番上のサイトへ
あとはよしなに

>>216
お帰りなさい　またお世話になります。

染むピたまらなく欲しくなっちまった

持ってるけど、スキン自作できない罠。

ああ、なんか本気で静留姐はんをよろしくおねがいします、なつき...

舞-HiME　エロパロ避難所　vol.1
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/2875/1117721447/

シムピのスキンは難関だよなぁ････
愛と時間をかければ絵心や技術の不足はカバー出来るとどこかで読んだが
実際難しいと思う、あれは(つД`)

な、奈緒がかわいそすぎる(⊃д`)
と笑いながら見ていた漏れ　もうだめぽ

本来の静留はかっこいい系の人なんだが、
葱姉妹見てるとそれを忘れそうになるなw

いろんな意味でオールラウンダーだしな。
シリアスもギャグもぼけも突っ込みも受けも責めもできる。
つくづくおいしい人だｗ

ひゃっほうは奈緒スレやなつきスレでも好評を博してるなｗ

裏ヨーさんとこの葱薔薇姉妹が3P展開に(;´д`)ﾊｧﾊｧ(；´Д｀)ハァハァ( ； ´ Д `) ノ ＼ ア ノ ＼ ア

>>227
奈緒スレでも・・・好評・・・なのか？


俺実はあそこの住人でもあるけど、事あるごとに奈緒に踏みつけにされたがったりとか
ただ奈緒を愛でるのが目的の俺とは違う人種の住人が多いみたい。

向こうにupってみたけど反応ヤバス。あのスレ漏れには無理と思いますた。

>229
なおすけのスレは住人が変態で、こっちのスレは静留が変t（うわなにをするやめぷすっ

向こうの住人から見ればこっちの住人も理解不能だろうけどな。
まあどっちもどっちだよｗ

>>228
激しく萌え転がりますた(*´Д`)ﾊｧﾊｧ

裏ヨーさんとこの静留エロカワエエ

>>232
どっちにもどっぷり使ってる俺はどうすればいいんだ

凡ミスすまそ

×使ってる
○浸かってる










奈緒は時々使ってるけどな・・・

>>230
向こうのスレを見てるとなつ奈緒派が多いようだからな
まぁ、奈緒スレの話はスレ違いだが

そりゃアニメの描写に従えば静留奈緒の組み合わせはありえんからなあ。

その辺は脳内でカバーですよ

シムピープルバカコンビﾜﾗﾀ

>>228
自ら墓穴を掘るなつき

お邪魔します〜
静なつエロ絵を描きましたのでうｐさせていただきます・・
今回は二人とも脱いでもらいました。

ttp://www.42ch.net/UploaderAnime/source/1118997140.jpg

>>218
遅くなってしまいましたが、ありがとう。ありがとう・・・。｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡

>>242
(*´Д｀)ﾊｧﾊｧ/lｧ/lｧ/ヽァ/ヽァ ﾉ　＼ア ﾉ　＼ア　／　＼ ア ／　＼ ア････ｳｯ

>>242
携帯厨のつらさ、ここにあり！！
('A`)rz

>>238
青い果実のような奈緒が、静留に導かれて目くるめくニューワールドへ！

　 _ 　　 ∩
(　゜∀゜)彡　　調教!!調教!!
　⊂彡

>>242
Σ(´Д｀*) !?

>>242
ｴﾛｲｴﾛｲﾖ(*´Д｀)ﾊｧﾊｧ　ＧＪ！

>>245
（･∀･)つSCOPE

>>242
せ、攻められている静留の表情がもう・・・(*´Д｀)ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ
ちょ、超ＧＪ！！！

>>242
ほ、ほぁーー！ほぁーーー！！(*´Д｀)
エロＧＪすぎ！！！
あなたには何度萌え殺された事か．．．!(*´Д゜)σ)Д゜*)

>>245
つpic

>>242
エロいってマジエロいって(;´Д`)ﾊｧﾊｧ(*´Д`*)ハァハァ(;ﾟ;∀;ﾟ;)/|ァ/|ァ(*` Д´)／/ア／/ア！！！

>>242
こ、こんなん…こんなん見せられたら…！
超ウルトラGJ!!

今宵乱れます。

>>242
超ｸﾞｯｼﾞｮﾌﾞ！
なつきいい攻めだよなつき

>>254
最後の一行にふいたｗｗ

>>242
!!!(*ﾟДﾟ)・∴
ｴﾛｲ、ｴﾛｲよーーーーー!!
ＧＪ!!!

>>242
神よ…ワタクシに萌え死ねとおっしゃるのですね…。
いくらでも！ええ！何度でも！逝きましょうとも！
萌え〜(掛け声) 。

＞ 毎回映像特典 新作映像　「黒曜宮にて」神崎黎人」、「なつき、静留を語る」、「風華のひみつ」の３本収録

>>258
一万年と二千年前からｶﾞｲｼｭﾂ

>>258
八千年過ぎた頃からもっとｶﾞｲｼｭﾂ
一億と二千年あともｶﾞｲｼｭﾂ

こんなの見つけたけど既出？
ttp://ikinari.pinky.ne.jp/

静留、なつき、奈緒でやってみたら

「ついに…ついに、見つけた…!」
なつきは幾つものスーパーを巡り、
やっとの思いで新発売の静留液汁入浴剤DXバージョンを手に入れた!!
「これでやっと快適な静留に入れる…!ドゥフフ…v」
しかし、その液汁を狙う敵がなつきに迫っていた!!
次回「排水溝から奈緒ショッカー現るの巻!」見逃すなYO☆

ﾃﾗﾜﾛｽｗ

新婚ホヤホヤの新妻奈緒と新夫なつき
幸せだった二人に待望のベイビー静留が生まれる!!
それが恐怖の始まりだった…
ヒューマンドラマ「誰に似たのかしら」
次回「なつき、生後五ヶ月の我が息子静留にカツアゲされる!!」

>242

もうアナタなしでは生きていけまへん...
おそらく。

静留「恋の病に冒されました…」
なつき医師「そんな、本人の前で言うなよ…」
奈緒「マヨネーズ攻撃ぃぃぃ!」
次週の「あっぱれ研修医なつき」は「マヨネーズでセットされた静留の前髪となつきの恋」です。
相変わらず奈緒はツッコミ担当でお送りしたいですが、奈緒が来週まで生きている保証はありません。

>>261
ついに結婚!!新婚ほやほやで幸せいっぱいの静留となつき。
しかしなつきの宿敵・奈緒が2人の新居に襲いかかる!!
最愛の妻・静留がさらわれた!どーするどーでるなつき!!!
大破した2人の愛の巣……次回『まだローン50年残ってるのに』乞うご期待!

こんなの出たｗ
毎回違うんだな、面白れー

静留の名前をなかなか呼べないなつき!
はやくなつきに名前を呼んでもらいたい静留。
2人の関係はむず痒いまま進展しない…
そんな2人の間にキャプテン遥が入ってきた。
「静留ー飯まだかー?」
なつきの中の何かが切れた―――っ!!

次回『君の名前と薄味和食!!!』乞う御期待!!!

>>261
これやりすぎるとスレがこればっかりになるから
結構嫌ってる人多いので程ほどに。

ttp://product.bandaivisual.co.jp/web_service/shop_product_info.asp?item_no=BCDR-0415
なつきが静留への思いを語るってことでおk?

８巻の特典の続きみたいな感じならいいんだけどどうだろうね

町の人気娘なつきは悪代官奈緒の手込めにされそうになっていた!
なつきの帯が外されたそのとき!なつきの恋人、町の好青年静留があらわれた!
次回『静留はなつきに何を?奈緒の作戦とは?』

>>268
ちょっち見るのがｺﾜｲな。

想い。。。

もう、勝ったも同然と考えてもよろしいか？

>>268
いやぁ、多分違うと思うぞ
メイン３人それぞれが１話からあった事を語る程度でしょ

なつきなりの「好きっていいよね」を語るとかそういうのだろうか・・・

>>242
あんたは素晴らしき反逆者だ。GJ

>>268
いままでの回想系でもなつきの静留を語る系でもおk
しかし「あくまでも親友」発言なら・・・・・・抹殺抹殺抹殺ぅぅぅぅぅぅぅ！！


>>242
下から攻めるなつき萌えーーーー(*´д｀) ・∴ ｺﾞﾌｯ

今夜はいい夢見れそうだ・・・ＧＪ！！

>>276
でも25話時点なら「あくまでも親友」発言も普通にありそうだが

というか２５話の特典なんだから親友でも何の問題もない。
２人の物語は明確に先が提示されてるわけではないんだから
好きに解釈すればいいとおもう。

いきなりタイタニック状態でうん十年後のなつきが語りだしたらうっわｗｗｗｗｗｗｗ
だけどｗ

ひとしきり
『あくまでも親友』ながら自分の心の大部分を占めるという無難なこころの内を
語るなつき。

そしてさいごのさいごに
なぜかあいつを思うと下半身がウズウズするんだ発言をウッカリしてしまう。もちろん天然に。

まあ復活直後当たりまでは間違いなく　あくまでも親友　的な位置のはずだから
むしろこれよりも最終回の増加分のほうが心配だわ。

>>279
ｿﾚ（･∀･)ﾀﾞ!!

いやぁ、ちょっと凹むことがあってネガティブになってたみたいだよ・・・
そうだよな『今は親友』でもこれからがあるよな

ありが�d　このスレごとおまいら愛してるぜ！

>>280
それで気づいたが、最終巻の予定収録時間が他の巻と同じなんだよな。
……追加分はどこに？

>>283
最終回は約三十分増えてるみたいだぞ。本スレいってみ。

>>283
ttp://product.bandaivisual.co.jp/web_service/shop_product_info.asp?item_no=BCBA-2003
販売用とレンタル用で収録時間が違うようだ
追加される２０カットの中にでぼちんとの和解シーンがあると嬉しいんだが

会長人間関係ズタズタだから和解シーンが必要だな。

分数にしてどれくらい追加されるのかはまだわからんからな。
サイトの表記に従えば＋1分しかないわけだが

>>286
会長のテクニックで一瞬にして和解です

というかなつきに許してもらえれば
他の人とは別に和解しなくても一向にかまわなそうな
会長のマリアナ海溝よりも深い愛。

なつきのためなら何をしても許される
なつきが許すと言えば許される
静留のモラルはシンプルで明確ですね

すみません。サンクリ新刊落とした＿|￣|○
ttp://ranobe.sakuratan.com/up/updata/up42335.jpg

>>280
最終回のはたしかに気になるね。
もし静留となつきの関係についてのカットが追加されたとして、
ネガティブシンキング
「静留、その・・なんだ卒業してなかなか会えなくなるが、いままでどうりよろしくな。」
ちょっとてれながらも静留の前に右手を差し出す。
「うちもいままでどうりが一番いい思います。それでうちは十分どす。
こちらこそよろしゅうな、なつき。」
差し出された右手に右手を交わすー　　　現状維持or永遠に友情END・・・orz

ポジティブシンキング
「なぁ静留、最近色々と考えることがあるんだが・・・」
「なんやの、いきなり。」
「もしわたしが恋をしたらおまえどうする？」
「いけずやなぁ、そんなことになったら、うち死ぬかもしれませんえ？」
「死ぬ程うれしいか？」
「！　それってまさか・・・」
「もしっていう仮定の話だよ。」
「もうっ！ほんまにいけずやわっ！」
「あははは　すまない、静留、機嫌直してくれ」
（最近の私はどうしたのだろう？こんなことばかり考えている。
　一番大切な人に対して友情という感情表現は間違っていないかと。
　自分の中で一番なのに、自分にとって一番失いたくない人なのに。）
「恋をすれば解るのだろうか・・あるいは私はすでにもう・・・」
「なんか言いました？」
「いいや別になにも言ってないぞ。」
頬を赤らめながらブンブンと首を横に振って誤摩化すなつきであったー　　１歩前進妄想の余地大いにありEND

まぁディレクターズカット版がどうなろうと静なつの幸せ妄想は止まらないけどね。
長文しかも超駄文失礼しました。ごめんなさい。

>>291
orz

>>292
個人的には上の展開でも別にガッカリはしないかな。
公式には今以上の静なつ展開は期待してないので。
勿論下のようなのが来たら狂喜乱舞ですがｗ

>>292
GJ！（　´∀｀）
やっぱり妄想の余地大いにアリの方向で作ってくれるといいよな。
妄想しっぱなしでニヤニヤのムラムラな俺。

今度出る設定資料集買う予定の人います？
2冊で3000円オーバーなので買うかどうかちょっと迷ってるんですが。
来月もアニメムック（？）が出るみたいだし。

>>295
資料集もムックも詳しい情報がもっと出てきてからかなあ。

アイドルブックみたいに薄く無いといいなぁ（　´∀｀；）＞ムック

ページ数ならもう確定してるけどね。
設定資料集はHiME編・学園編各88Ｐ、ムックは112Ｐ。
ちなみにアイドルブックは64Ｐ。

>>291
「誕生日・本」でなくて「誕生・日本」と読んで、劇場版ドラえもんのサブタイを
連想してしまった私はまだ起きたばっかりです。ええ。('A`)

回線切って静留×奈緒で描いてくる。

ここの人達てきには黎人×静留はありなの？あの二人はベストカップルに見えるけど。

>>295
俺はどんな値段になろうが高かろうが安かろうが、
熱かろうが冷たかろうが買う。

242の人の画像が見れない
＿|￣|○
242の人サイズを小さくして再うpして下さい

つpic.to/

>>300
コンビとしてはありだけどカップルとしては
天と地がひっくり返るほど有り得ない

>>302
榊屋さんとこ行きなはれ

>>300
お互い別の方向向いちゃってるからなあ。
個人的には組み合わせとしては結構好きだけどね

そもそも会長はガチだしな

>>300
文字通り、絵になる美形ペアだな。
お互い嫌いじゃないだろうけど、
恋愛感情は全く無いんじゃないかなーと。

むしろ俺としては、パーヘクトカポーと持ち上げられる2人の噂に
自分でも判らないモヤモヤ感を抱いてしまうなつきが見たい（　´∀｀）
焼餅焼きのなつきはかわええと思う今日この頃。

>>300
なつきが好き、という気持ちを止められない静留の姿に
惹かれた人達が集まったら出来た、そんな感じのスレ。

実質静なつと愉快な仲間たちスレだし

>>300
アンソロジーであったけど、常に腹の探り合いってかんじになってそう。

>>310
なつきとは体のさぐり合いなんだがな

>>307
禿同。ヤキモチ焼きのなつきは狂おしい程かわええ(*´Д`)
そしてそんななつきを会長が優しくなだめつつベッドに誘ってｳﾋｮｰ

あのベストカップルっていう噂、煙幕代わりになるから放置してたんだろうな＞会長

一般生徒（楯とか）は付き合っていると信じていて、
一部の噂好きの生徒だけは「実は……」って感じで
奈緒が耳にしていた話を噂しあってたんじゃないかと

とりまきあれだけ連れてりゃ百合な噂の一つや二つもたつでしょ

>>313
相手が黎人なんて噂があったら
大抵の男は静留に告白なんてしてこないだろうしな
告白してくる馬鹿な男は一笑して可愛い女の子は食いまくりｗ

あの噂を言うのが楯であることを考えると
楯が生徒会において若干中心から遠い存在であるってことをあらわしてるのかも知らん。
近くにいたらそんなことはないって分るよね。普通。

「全てを見せる星の〜♪導きに背いて〜♪」
　 　　 ヽ)　　　　,_（ゝ
　　　ハ从ヽ　γﾉﾉ~り）
　　ﾂ ´△｀)　ﾉﾉ( ﾟдﾟ)
　⊂§　§つ⊂　　　　つ
　　.人　 Ｙ　　　人　 Ｙ
　　し'（＿）　　 し'（＿）
　「まっすぐに駆け上がる〜♪空にある扉へ〜♪」
　　 ヽ（　　　　　,(ゝ､
　　ノ从ハ 　　(（ﾉりヾヽ
　　（´△｀ヾ　　(ﾟдﾟ从
　⊂§　§つ⊂、　　 つ
　 　 Ｙ　人　　　 Ｙ　人
　　 （＿）'Ｊ　　　（＿）'Ｊ
　　「何処までも私は行くの♪」
　　 ヽ（　　　　　,_（ゝ
　ノ从ハ 　　　γﾉ~り)）
　（´△｀ヾ　　ﾉ从ﾟдﾟ))
　§つ⊂§　 （つ⊂ ）
　 ヽ （　ノ　　　ヽ （　ノ
　（＿）し'　　　（＿）し'
　「ﾔﾝﾏｰﾆﾔﾝﾏｰﾆﾔﾝﾏｰﾆﾔｲｰﾔ！」
　 　　 　ヽ)　　　　　　,_（ゝ
　　　　ハ从ヽ　　　γﾉﾉ~り）
　　∩ﾂ ´△｀)∩∩ﾉ( ﾟдﾟ)∩
　　 〉　§　§ノ 〉　　　　 _ノ
　　ﾉ　ノ　 ノ　　ﾉ　ノ　 ノ
　　し´（＿）　　 し´（＿）

>>317
どうした？奈緒ﾀﾝ
ここは君の来るところじゃない。
変態紳士の集う場所に行ってあげると喜ばれるぞ。

祭りの後は似たもの同士で、茶飲み友達しながら近況報告や、お互いの恋愛相談してそう。
んでもって周りにはカップルに見えてしまう罠。
で、なつきは「あいつと何話してるんだ？」
静留「内緒どす。」自分に話してもらえずむくれるなつき。美味しい。（笑）　　　　
話の途中ですみません。設定資料集のＨｉＭＥ編、学園編と、アニメムックっていつ発売の
ものなんですか？

>>319
設定資料集は６／２４、ムックは７／２０だとおもった。

>>319
そして設定資料集は普通の本屋には流通しない罠。
ゲーマーズやアニメイトなどでしか買えないので注意あそばせ。

>>316
楯が無意識のうちに舞衣に対して牽制したんじゃないかなぁという気もするｗ

>320
嫁を質屋に入れても買うべし！新刊出すのに資料が欲しかったので嬉しい。
ヤフオクで１万円以上で買おうかと思ったけど、買わなくて良かったス。

超遅くてすまんが姐さんのキャラソン聴いた
最後の語りの部分、全身総毛立った
このゾクゾク感は静留ファンの特権だとオモタ

オサーンの漏れはアニメショップには買いにいけないな。
通販を探すか。

>>324
自分もそこにゾクゾクした。

好きな女の為なら世界を滅ぼしてもかまわないって
セーラネプチューン以来の女性だなぁ＞会長

設定資料集値段いくらくらい？

>>326
またネプチューンとは懐かしいなｗ

うわ。帰ってきたらお返事きてた！有り難うございます。
>>３２０さん、３２１さん。早速アニメイトの通販申し込みました。
>>３２７さんアニメイトの通販では各1,575円でした。
>>３２６さん「はるかのいない世界なんて、守ってもしょうがないじゃない」ですね。
　　放映当時、ショックで腰砕けました。は！これって静留さんの
　「堪忍な(はーと）」と同じ現象だ（笑）キャラソン、品の良さとそのゾクゾク感
　　最高ですね。

ネプチューンと言えば
セラムンのはるみちサイトさんが静なつのSSも書き始めたな

ネプチューンとの相似点は自分も感じてた。
(真似だとかは思わない)
あと、中の人の声質もどっか似てない？

>>330
詳しく

>>330
詳細ｷﾎﾞｰﾝﾇ

>>332-333
葱同盟へGO

>>330
はてなで日記書いてるところ？

あ、同盟参加してたのか

最近はサーチよりも同盟覗いた方が新しいトコとあたるね。

>>331
たしかに両者とも女の情念というか生々しさを感じるね。

好きになった相手も同じバイク乗りだしw

海外に住むものですが、来週日本に行くことになりました。
ラブラブファイアーな静なつ同人誌を手に入れるためには、
どこへ行けば良いのでしょう？やっぱ「とらのあな」という所ですか？

惜しいな
明日なら池袋でいろいろと手に入るかもしれないが。

>>339
自分の知る限りでは現在、同人ショップに委託販売されているラブラブな静なつ同人誌は、
あまり数が無いように思います。
来週来日されるのなら、明日開催されるサンクリの出品物で
委託販売されたものが入手できるかもしれません。

夏のコミケの後ならもっと数が期待できそうですが。

ネプチューンか・・・久々に聞いたわ。
今放送してたら人気でてただろうなｗ

静なつの同人誌でオススメのとかありますか？

UAさんちの良さげだがいつも完売さ。。。

裏ヨーさんとこの静留マジ可愛いな
マスコットにして欲しいぐらいだ

あああ、やはりサンクリ行くべき？もう何年もコミケ以外は行ってないから勇気がいるなあ。

>>343
東ガル会のは中々良かったよ。
でもまだ放送途中の段階での本だったので夏コミの新刊に期待してる

親切に教えてくださって、ありがとうございます。
日曜にサンクリってものがあるんですね…しかも池袋。
宿泊先が池袋である私に対する何かの嫌がらせだと思っておきますw

同人誌というものを初めて買おうと思ったのに…
静なつに飢えすぎています、自分。神々が素敵な作品を投下してくださるというのに。

池袋にはとらのあながあるから、寄ってみたらどうかな？
宿泊先はプリンスかメトロポリタンあたり？

静なつっつうか、舞-HiME本自体そんなに数多くないよな
人気あるからかなりの数が出ると思ってたんだが

>>350
原作なしのオリジナルとしては十分あるほうだ。
このアニメがたくさんでまくってる時期に少しでも存在するだけ
勝ち組だと思うぞ。

二人が真にラヴラヴな本はまだ見た事無い。
よくてヤるだけとか。（それでもまだイイほうだ）
サイトで十分いいもん集まってるしなー。
だけど明日は早起き出来たらふらり単身乗り込みもみくちゃになりつつ
静なつ本探すつもりだよ。

　　　＿＿＿
　　 ／　　　　 ＼　　　　　.＿＿＿＿＿＿
　 /　　 ／　＼　＼　　 ／
　|　　　　(ﾟ)　(ﾟ) 　 |　＜　ちんちんシュッ！シュッ！シュッ！
　|　　　　 ）●（　　|　　 ＼
　＼　　　　▽　　 ﾉ　　　　￣￣￣￣￣￣
　　 ＼＿＿∪ ／
.　　／　　￣￣＼

>>352
もう手にはいらない可能性が高いけどUAさんとこのコピ本は
多分存在する静なつ同人誌の中ではクオリティTOPクラスだろうなぁ。
蝕の前のちょっぴり切ない系だったけど。
完璧な後日談系ラブラブ本は俺もまだ見たことないなー。

まあ放送期間を考えれば完全な後日談タイプがでてくるのはこれからでしょ

>>355
やはり夏が勝負か。その頃には死ぬほど暑くなってるだろうに、
それをさらに熱くしてくれるわけか。(；´Д｀)ﾊｧﾊｧ

　ええと、以前、静留ｖｓシアーズのバトルＳＳを書いた者です。
　５スレ４９９、あるいは６スレ７８７です。

　新しく書いたＳＳ、形になりましたんで、投下します。

　２３話でなつきの前から姿を消した静留が、２５話まで何をしていたか、です。
　ラブラブものではありません。
　バトルものです。

　非常に長いです。長すぎるので、２日に分けて投下させていただきます。
　しばらくスレを占拠するような形になってしまいますこと、あらかじめおわびいたします。

　では――――。


舞−ＨｉＭＥ　第２３〜２５話　アナザーストーリー

　　　「凶姫〜マガツヒメ」

　　　　　　　　１

　夜空に白く輝く月。
　その手前に光る、妖しくも禍々しい赤い星――――媛星。
　ざ、ざ、ざ。
　梢が揺れる。
　ちぎれた木の葉が夜風に舞う。
　風は冷ややか。水のにおい。
　黒い雲が地平の彼方から現れ、徐々に分厚く夜空を覆ってゆく。
　嵐が、近い。


　不吉な宵闇の中、静留は静かに歩を運ぶ。
　なにもない。
　これまで築き上げてきたすべてを失った。
　邪な感情も、隠していたことも、己が犯した許されざる罪、あらゆる欺瞞があらわにされた。
　空虚の中に――――残された想いはただひとつ。
「なつき……うちが、なつきの嫌なもの全部、倒したるさかいな……待っとってや……」
　足の下に花を踏む。
　かかとをねじる。
　無惨に潰れた花弁から、かすかな芳香が立ち上った。
「なつきの敵はうちの敵……なつきの望みはうちの望み……」
　もはや、何も隠すことはない。
　取り繕う必要もない。
　やりたいことをやるだけだ。

　　　　　　　　　　２


　地響きが巻き起こる。
　静留を乗せ、夜気を裂いて疾走する清姫。
　その六つ首の、紫色の背中は、きらきらした鱗で一面覆われている。
　それが、突然逆立った。
　いや――――めくれ上がり、そのままはがれて、数千枚もの細片となって夜風に舞った。
　清姫が爆発したかのようであった。
　月光を浴び、きらきらと輝く無数の鱗。
　無数の鱗は、奇怪なことに、一枚たりとも地に落ちることなく、ひらひらと舞ったままだ。
　遠目にはモヤのようにも見えるその中を、清姫は速度を落とさず突進してゆく。
　紫色の薄雲もまた、移動する清姫にぴったりと付き従い、同じ速度で移動し続ける。
　無数に飛び交う鱗、すべての中央に、目が開いていた。
　静留を乗せて突き進む清姫本体と同じ、蛇の目であった。

　鱗の一部が、清姫の周囲を完全に取り囲んだ。
　もしこの時清姫を外部から見ている者がいたら、自分の目を疑ったことだろう。
　清姫を取り巻く鱗の目が、一瞬、妖しい光を放った。
　次の瞬間、陽炎のように景色が歪み出す。
　清姫の圧倒的な巨体が歪みに包まれ、ほんの数秒とかからずに姿を消した。
　地響きはまったく変わらず続いている。巨大なものが高速で移動していることは明らかだ。
　だが、姿だけが見えない。

　次いで、残りの鱗が、方向を変え、一気に上昇していった。
　竜が天に昇るかのように、天空目がけて渦巻きながら立ち上る。
　それから、散った。
　一枚一枚が回転しながら、四方八方に飛び散った。
　しゅっしゅっと、風を切る音だけを残し、何百何千枚という鱗は、たちまちどこにも見えなくなる。

　静留の周囲に、六角形の鏡が十二枚現れた。
　それぞれに、夜の街を俯瞰した、あるいは民家を接写した画像が映る。
　すべてリアルタイムの画像である。
　鱗の『目』が見たものを、そこに自由に映し出すことができる。
　チャイルド「ダイアナ」を倒し、手に入れた能力であった。

　鏡の一枚に、自分が後にしてきた屋敷が映る。
　そこから街へと伸びる道を、とぼとぼと歩く少女の姿があった。
　風華学園の制服姿。
　手には白い腕章を握りしめ、一切の光が失せた目からはとめどなく涙を流し続けている。
　時折肩を震わせながら、うなだれて、足を引きずるように歩いてゆく。
　菊川雪之。
　静留は彼女の大切な人を、この手で奪った。
　しかし、暗黒の洞穴のような目には、かけらほどの感情も浮かばない。
「ええわぁ、これ」
　唇が、笑いの形に歪む。
　光の消えた目が前髪に隠れ、笑みはさらに陰惨さを増す。
「こないにええもんやったら、さっさとうちのものにしとけばよかったわ」
　それを映す『目』は、すぐに雪之から離れ、家の内部に侵入した。

『あーーっ！』

　絶叫が聞こえた。
　白いものが、鏡の中でのたうつのを静留は見る。
　最も愛しい人。
　なつき。

『いやーーっ！　あーーっ！』

　なつきは、静留が着せ替えてやった白い着物を、もがきながら脱ぎ捨てようとしていた。
　はだけ、床に積もったそれを、襲い来る怨霊とでも言うかのように蹴飛ばし、遠くへやる。
　下着も引きむしり、投げ捨てる。それもやはり、静留が用意してやったものだ。
　静留に関するすべてのものを、恐ろしく、またおぞましく感じているのだろう。

　なつきは一糸まとわぬ姿のまま、必死に自分の制服を探した。
　寝起きしていた部屋に飛びこみ、衣装箪笥のすべての引き出しを開け、ひっくり返し。

「なつき、もうちょっと落ち着きぃや。そないに慌てたら……ああ、また転んだ……」
　静留はその様子を見つめながら、目尻をとろんと垂れ下げる。
「しょうのない子やねえ……可愛いお尻丸出しで……」

　見守るうちにも、なつきはようやく自分の服を見つけ、大急ぎで身につけた。
　そして、これ以上、一秒たりともこの屋敷にはいたくないとばかりに、まっしぐらに飛び出してゆく。



「ふふ…………なつき……」

　夜の路上をひた走るなつきに、静留は限りなく優しく呼びかけた。

「待っといてぇな…………嫌なもの全部片づけたら、迎えに行きますえ……ふふふ……」

　　　　　　　　　　３

　ひゅっ、と風が舞った。
　上方から白いものが飛び乗ってきた。

　静留は横なぐりに薙刀を振るう。
「うわっ！」
「なんや、凪はんやったか」
「斬りつけてから言わないでほしいな、静留さん」

　風華学園中等部の制服を着た白髪の少年が、顔の前に本をかざし、紫色の刃をかろうじて受け止めている。
　無論、黒曜の君のしもべにして暗躍者、炎凪である。

　手にした本が、真っ二つになった。
「あ〜らら」
　本を投げ捨て、清姫の別な頭に飛び移り、悠然と見回す。
「それにしても、おっきくなったねえ、このチャイルド。さすがは静留さん。ダイアナちゃんを食べちゃって、能力もさらに増えたわけで、もう最強だね」
　皮肉まじりの軽口にも、静留はまったく答えない。凪の方を見もしない。
「ちょっとぉ、無視しないでほしいんだけど。ほら、こういう場合、何の用やとか、何しに来はったとか、言うべきセリフがあるでしょ」
　それでも静留は答えない。
　困ったなあと凪は大仰に肩をすくめた。

「じゃあ……静留さん、これからどこへ行くつもりなの？」
　これにはようやく反応があった。
「学園に戻ります」
「何しに？」
「他のヒメを、全員倒します」
　前を向いたまま、静留は言った。

「できるの？　舞衣ちゃんなんか、強敵だよ」
「簡単どす」
「どうやるの？」
「企業秘密、どすえ」

　――――次の瞬間、静留の薙刀が鎖となって長く伸び、凪に巻きついていた。

「え、えっと……静留さん？」
「凪はん」
　静留は初めて凪に向いた。
　その唇に浮かぶのは、凪よりもさらに邪悪な微笑。

「残りのヒメは何人で、誰と誰どすか？」

「いやー、その、ボクにもよくわかんない。あはは」
「そうか。ほな、さいなら」
　静留は薄笑いを浮かべたままさらりと言った。

　清姫の首のひとつが、大きく口を開いた。

　脅しでも何でもなく、もう凪が食われることは確定とばかりに、静留は一切の興味を失った顔で前を向く。

「うわーっ、待った待った、今のうそうそ、取り消し！　知ってます知ってます、静留さんが
知っておいた方がいいこと、沢山知ってます！」
　首が下がった。
「はよう言い」
「……その前に、これほどいてくんない？」
「あきまへん」
「ああもう……ええと、舞衣ちゃん、命ちゃん、あなたの大事ななつきちゃん、シスターに、
ちょっと危ない奈緒ちゃんの五人だよ」
「杉浦先生、やられはったん？」
「ついさっきね」
「誰に？」
「さあ。ボクは結果しか知らなくて」
「残ってるの、うち以外は、ほんまに五人なんやね？」
「うん」
「そうか」

　静留は凪が嘘をついていることを察しており、凪もまた、自分の嘘が静留には見破られている
ことを承知していた。
　意志の弱い者なら気死してしまいそうな、さながら妖気のかたまりにも似た視線が交錯する。

「ちなみに、誰から片づけるつもり？」
「なつき以外の全員」
「答えになってないんだけど」
「それから、なつきの敵、一番地」
「……へえ」
　にやりと、凪の口元がかすかに動いた。
　凪が静留のもとに来たのは、彼の主、黒曜の君に命じられて、その話をするためなのだ。
「ヒメならともかく、一番地ってのは組織だよ。どうやって潰すの？」
「中等部の、迫水先生。まずはあの先生に、色々教えてもらお思ってるんどす」
「なんで彼なのさ？」
「一番地の手先やからなあ」
「あれ、そうなの？　証拠はあるの？」
「うちは生徒会長どすえ」
「そっか……知ってたんだねえ」
「迫水先生は、なつきにようしてくれはったから、あまり手荒な真似はしたないんやけど……
教えてくれへんのやったら、しゃあないわ……」

　清姫が空腹を訴えるように口を開いた。

「何もしてないのに、ちょっと可哀想だね」
「それもそうやな」
　静留の手が動いた。
　凪を縛る鎖が締まり、ぎしっと音をたてた。
「うぐっ……し、静留さんっ、苦しいっ……」
「あんた、一番地のこと、よう知ってはるやろ？　あんたに教えてもろた方が、迫水先生に
訊くより早そうや」
「ぐええ……」
「言い」
「ううっ、ボッ、ボクが、こんなことで、白状すると思ってる？」
「言わんのならそれでもええよ。さっきの続きをするだけや」
「ひいい……」
　凪はいかにも恐れおののいた風に、牙を剥く清姫の首を見た。
「わ、わかった、言う、言うから、離してよ！」
「教えてくれはったら離したるさかい、全部言い」

　――――そして凪は、いかにも屈した風に、一番地の本部の場所を口にしたのだった。

　静留は放心したように虚空を見やった。

「そうか……なつきの敵……そんなとこにおったんか……」
「そう、そうだよ、だから、ね、いいでしょ、もう離してよ」

　鎖がほどけ、宙に舞って、静留の手元に吸いこまれる。

「ふう……」
「もうええよ。消え」
「言われなくても！」
　凪の姿は宙に舞い上がった。



　風華学園に向けてまっしぐらに突進していた清姫が、方向を変えた。

「よしよし。頑張ってよ、静留さん」

　それを見送りうそぶいた凪は、肩を落としてため息をつく。
「それにしても、静留さん、変わっちゃったなあ。前はお話ししてて楽しい人だったのに、
今はひとつ間違ったらこっちの首が飛ぶんだから。寿命縮んだよ」
　先ほど両断された本を、左右の手にぶら下げ、揺らした。

「我が君も……もし彼女が勝ち残ったらどうするつもりなんだろ。ボク知らないよ」

　　　　　　　　　　　４



　暗雲が垂れこめ、月も媛星も完全に隠された。

　漆黒の大地を高速で突き進む清姫。
　その前方に、色とりどりの火花が上がった。
　季節はずれにもほどがある、手持ち式の連発花火。
　次いで、ある模様が浮かび上がった。
　彼女の体にも、なつきの体にも刻まれている、ヒメの紋様だ。

「…………」

　静留はそれに目を止め、清姫を停止させた。
　無人の山中に似つかわしくない、頑丈なつくりの、黒塗りの高級車が、道路をふさぐかたちで
停止している。
　黒いスーツの男が二人、紋様を描いたブルーシートを広げ、同じく黒スーツが一人、
下からライトをあてていた。
　そして、鼻の高い、金髪の男が大きく手を振っている。

「藤乃静留サーン！」

　静留は少し沈黙してから、おもむろに『目』による隠蔽を解いた。
　突然姿を見せた紫色の大蛇に、黒スーツたちが腰を抜かす。
　金髪の男だけは、顔を引きつらせつつも、毅然と立ったままだった。

　清姫の首が下り、静留は地面に降り立った。

「藤乃静留さん……ですね。あなたとお話したくて、お待ちしておりました」
　流暢な日本語だった。
「どちらはんどすか？」
　金髪の男は深々と一礼した。

「申し遅れました。わたくし、シアーズ財団広報四課、ジョン・スミスと申します」

「シアーズ……」
　やっぱりな、とかすかに静留はつぶやき、うっすらと笑った。
　暗黒の洞穴のようだった静留の目に、その瞬間だけ、凄惨な光が宿った。

　それに気がついたのかどうか、スミスは最上級の笑みを浮かべ、またうやうやしく
頭を下げる。
「お目にかかれて光栄です、セイント・パープル・プリンセス」

「けったいな名やねえ」
「いえいえ、思ったままを申したまでで」

　スミスは清姫を感動の面持ちで見上げた。

「これがキヨヒメ。素晴らしい。ブラック・プリンスからうかがった通りです」
「ほう……黒曜はんと仲良しなんやねえ」

　静留の言葉を耳にして、スミスは口元をゆるめた。
　ブラック・プリンスと聞いてすぐに黒曜の君と理解し、彼が復活したこと、またシアーズと
黒曜の君の関係が変化したことも推察した、静留の頭の回転の速さを賞賛する笑みだ。

「はい。つい先日、拝謁をお許しいただきまして。我々の間には確かに一度は不幸な行き違いが
ありましたが、前会長はその報いを受けてすでに“退任”し、後任の会長は方針を全面的に
変換、ブラック・プリンスと手を結ぶことを心より望んでおります。その旨を申し上げた所、
幸いにも以後のご友誼を約束くださいまして……」
「そうか」
　静留の表情にも口調にも、一片の温もりも感じられない。
「それで。そのお話がうちと、何の関係があるん？」

　スミスはすぐには答えず、上目遣いに静留をうかがい、眉をひそめた。
「お疲れのご様子ですな。ワルキューレ同士の戦闘、悲惨なつぶし合い。心労のほど、お察し
いたします」
「…………」
「まだ戦闘は継続中です。わたくしどもに何かできることがあればよろしいのですが」
「気にせんかてよろしおす。これはうちらの問題どす。シアーズは手を引きはったんやろ」
「いえいえ、これは先日の一件に対するお詫びでもあるのです」
　もちろん、アリッサ・シアーズ率いる部隊が風華学園を占拠したことを言っている。
「この戦いに一刻も早く終止符を打つために、わたくしどもといたしましても、可能な限りの
お力添えをさせていただきたいのですよ」
「ほう……」
「とりあえずは、ご挨拶に参った次第。プリンセスには以後お見知りおきいただければ、と」

「さよか」

　静留の目が、きらりと光った。

「清姫」

　呼ばれて、首のひとつが動いた。
　頭上から一気に覆いかぶさってきて――――その牙に、スミスの襟首を引っかけた。

「Ｏｈｈｈｈｈｈｈｈ！？」

　高々と吊り上げられたスミスは、手足をじたばた震わせた。

「なっ、何を！？　何の真似ですか？」
「力添えしてくれる、言いはったなあ」
「それは、確かに、申し上げましたが……」
「ほな、お見知りおきなんてつれないこと言わんと、一緒に来てもらいましょか」
「一緒に？　どこへです？」
「一番地」
「なっ……！？」

　清姫の尾が一閃し、車と黒スーツたちをまとめて吹っ飛ばした。
　反射的に懐に手を入れたスミスの首筋に、薙刀がぴたりとあてられる。
「物騒なもの、捨ててもらえます？」
「う……」
　冷や汗をにじませ、スミスはゆっくりと拳銃を取り出し、放り捨てると、宙づりのまま
両手を上げた。

「おおきに。ほな、行きましょ」

　清姫はふわりと宙に浮き、前にも勝る高速で移動し始めた。

　　　　　　　　　　　５



　雨が降り始めた。
　糸筋のような雨は、たちまち量を増し、しのつく豪雨と変わる。

　ライトがあるわけでもなく、道路沿いに進むわけでもなく、周囲は漆黒の闇ばかり。
　清姫の上にいるスミスには、自分がどこにいるのか見当もつかない。
　何らかの力が働いているのだろう、雨粒を浴びずにすんでいることだけはありがたかった。

　それにしても……と、静留をうかがう。
　いつでも自分を切れる位置で、薙刀を握り、前を向いて動かない。
　その横顔を、時折きらめく雷光が照らす。
　息をのむような凄艶さに身震いする。

　これまでの情報からも、現在確認されているワルキューレの中では最も警戒すべき相手と
いうことはわかっていたが……それにしても雰囲気が違う。違いすぎる。
　資料からうかがえる藤乃静留とは、決してこういう無茶苦茶をやる人間ではなかったはずだ。

「一番地へ向かっておられるのですよね？」
「そうや」
「どうして私を同行させるのですか？」
「そやなあ……あんたを売って、お偉いさんたちにうちの後ろ盾についてもらおか」
「ほう。私の持つ、シアーズの情報を差し出せ、と？」
　スミスは大仰に肩をすくめてみせた。
「そうしたいのはやまやまですが、あいにく私は一介の広報課職員、あまり深いことは
知らないのですよ。使い走りというのはそういうもので。
　それにそもそも、会長がブラック・プリンスと手を結ぼうとなさっておられる以上、
私のような下っ端の持つたかが知れた情報など、今更何のお役に立ちましょう？」
「かまへんよ。あんたが何を知っていようと、うちには関係ないからなあ」
「それはまた、どういう意味で？」
「あんたが何かを知っていると、うちが思わせるだけのことや」

「……何をなさるつもりなのですか？」
「さあなあ。うちも、実はようわかってへん」

　静留はかすかに笑った。

　またきらめいた雷光に、浮き上がるような白い微笑。
　スミスの背筋を悪寒が駆け抜けた。

　インドの、殺戮の女神カーリーの祭壇に捧げられた生け贄。
　不意にそんな情景が脳裡をよぎった。


　生け贄は、自分。

　暗闇の向こうに、街の光が現れた。
『目』の光学迷彩に隠されている自信があってか、静留は少しもためらわず清姫の巨体を
市街地へ進めてゆく。
　街が寝静まっているとは言え、大胆不敵な行動だった。

「着いたで。降りぃ」

　薙刀につつかれ、首から滑り降りる。
　街灯に照らされた、左右に長々と続く塀と、大きな門。
　豪邸が建ち並ぶ高級住宅街の、とある屋敷前である。

「ここは？」
「一番地の本部や」
「ここが？」
　確かにかなりの豪邸ではあるが、所詮は住宅にすぎない。
「ここの地下に入り口があるん。うちの学校の理事長はんも、ここのご主人に園遊会に
招かれたゆう名目で来てはるんよ」

「……どうしてそんなことを知っているんです？」
「生徒会長どす」
　薙刀を小脇に、静留はにっこり笑ってみせた。

「ここが入り口言うこと、あんたも知ってはるんやろ？」
「いえ……」
　もちろん嘘だ。シアーズは、ここがいくつかある入り口のひとつであることはとっくに
突き止めている。

　スミスは、入手できた限りの情報を思い返した。
　地下にある一番地の本部は、何重もの防御壁で守られているはずだ。
　実際、風華学園攻略戦に先立ち、シアーズ黄金艦隊によるピンポイント爆撃も検討された。
　けれども、周辺施設や浅い部分はともかく、中枢部にダメージを与えることはきわめて困難
という結論が出て、却下されたという話だ。
　その強力な防御機構を持つ本部に、チャイルドで訪れて、静留は何をしようというのか。

「清姫」
　薙刀を構え、小さくつぶやいた。
　六つの首が鎌首をもたげた。

　巨体が門にのしかかる。
　少なくとも装甲車の砲撃ぐらいには耐え抜きそうだった門が、たやすくひしゃげ、潰れた。

「な……！」
「さ、行きますえ。ぐずぐずしてたらあきまへん」
「あなたは、何を……」
「潰すんや」
「潰すって、まさか……ここを？」
「他に何があるんどすか？」

　無邪気に小首を傾げる静留。
　スミスは、平静を保とうとして、失敗した。

「な、なぜ？　どうしてそんなことを！？　あなたが一番地を襲って、何の利益があるんです？」

「うちの利益？　そんなもの、かけらもありませんえ」

　静留は言って、幸せそうに微笑んだ。

　スミスには、その表情も言葉も、まったく理解できなかった。
　静留が一番地本部を襲撃する理由がどう考えても思いつかない。
　ワルキューレ同士の戦いを止めたいのならば、ブラック・プリンスを倒さなければ
意味がない。
　ブラック・プリンス復活を知らないというならこの暴挙もまだ理解できるが、静留は
ちゃんと知っている。
　だとすれば、なぜ。
　スミスは混乱したまま、邸内に躍りこんでゆく清姫を呆然と見つめた。


　清姫が、門内に入るなり、一気に速度を上げた。
　母屋を巨体が押し潰す。
　轟音と地響き。構造材がねじ曲がり、壁が崩れ落ち、ガラスというガラスが残らず
ひび割れ、細かく砕ける。防弾仕様になっていたようだ。
　いくつか、明かりが灯った。銃声も聞こえてきた。連続した発射音は自動小銃だろうか。
車庫で動き出すエンジン音もした。

　それらすべてを、清姫が粉砕した。
　六つの首が暴れ、太い胴体が転がり、長い尾がうなりを上げて振り回された。
　壁が崩れ、屋根が落ち、構造物が次から次へと吹っ飛んでゆく。
　夜空に舞う瓦礫の中には、明らかに人体と思えるものもかいま見えた。

　ほんの数分としないうちに、地上にあるあらゆる物が破砕された。どんな重機を使っても
こうも徹底した破壊はできないだろう。もはや動くものはない。白い煙が幾筋か、闇黒の空へ
立ち上っていた。

「清姫。地下や」

　長い尾が高々と持ち上がり、地面に突き刺さる。
　そこから大きなヒビが入り、蜘蛛の巣のように広がった。

　清姫の巨体が沈む。
　たっぷり三階分はある地下構造部。
　そこもまた、清姫の蹂躙するところとなった。

「うちらも行きましょか」

　静留は立ちすくむスミスを追い立てた。
　動きにくそうな着物姿にもかかわらず、ひょいひょいと身軽に地下へ降りてゆく。

　陥没し、外気にさらされた地下に、清姫の巨体がうごめいていた。
　何かにひたすら体当たりを繰り返している。
　床にある、円形の金属シャッター。
　直径十メートルにもなろうか、開きさえすれば清姫も悠々通れるだろうそこは、幾度となく
清姫の体当たりを受けながら、びくともしていない。

「無理です。あれは破れませんよ。先進各国が重要軍事施設に使用しているものと同じです。
バンカーバスターでも防げるというふれこみの代物で……」
「そうみたいやなあ」
　静留は他人事のように口にした。
　きょろきょろと、何かを探しているように辺りを見ている。

「あった。清姫、そこや」

　清姫の尾が、ホウキのように、瓦礫だらけの床を掃いた。

　そこに現れたのは、タタミ一畳分ほどの四角い金属板。
　静留はその脇にかがみ込んで、地面をなで回す。
　十センチ四方ほどの蓋が開いた。
　その中にあったのは、見た感じ、どうもカードスロットらしい。

「それは？」
「そっちの、おっきなシャッター毎回開け閉めするんは大変やろ？　門と同じや。こっちに
通用口があるんよ」

　静留は着物の懐から取り出したカードを差しこみ、くぼみに指を押し当てた。
　四角い金属板が持ち上がり、ぽっかりと、人ひとりが通れる程度の階段が現れた。

「さ、行きましょか」

　静留はスミスを先に立て、階段に踏みこませた。
　中は暗いけれども、途中途中に非常灯があり、足下には不自由しない。

「……どうして、開けられるのです？　今のカードはどこから入手したのですか？」
「会長どす」
「それではわかりません」
「そやな。でも、ちょい待ちぃな」

　静留は下りてすぐの、壁のところに設置されていた、電話機のようなものを操作しはじめた。
　スピーカーから慌てた声が流れ出るのに、落ちついた様子で返す。

「地上の様子を確認しました。ミサイルのようなものが着弾した模様」
　標準語だ。
「地上構造物全壊。生存者、現時点では確認できず。至急救援の必要あり」
　お前は誰だ。当然の質問が向こうからなされた。
　静留は短く何か言う。スミスには聞き取れない。
　どういうわけか、相手は納得したようだった。

「さ、行こか」

「あなたは、何者なんです？」

　スミスは真剣に訊ねた。本気で、知りたくてたまらなくなっていた。

「どうしてこんな通路を知っているんです？」
「会長だから、で納得してくれへん？」
「この入り口を知っていたこと、今の通信……生徒会長というだけでは説明できません」

「そやな……あんたになら、教えてもええかもなあ」

　静留は、どこか悪戯っぽく笑った。


「うちは、一番地の幹部候補生なんよ」


　スミスは愕然と目をむく。
「…………なんですって！？」
「そやから、ここんことは前から知っとった。何度か来たこともある。……凪はん、
黙っとってすまへんな」
「凪？」
「気にせんといて」
「しかし……なるほど。言われてみれば――――地下に黒曜宮のある、一番地ともきわめて
関係の深い風華学園の、生徒会長。ましてあなたのような優秀な人材なら、組織がスカウト
しないわけがない。盲点でした」
「おおきに。あんたらに知られてないなら、成功やね」
「ふむ……」

　スミスは、メガネをきらりと光らせた。

「そのこと、ミス玖我には？」
「もちろん、秘密どす。他人にばらすのはもちろん、気づかれるようでも失格やからなあ」
「それもそうですな。しかし……彼女は、一番地を憎んでいましたよね。その彼女の敵に
なろうとしていたのですか？」

　静留は深い笑みを浮かべた。

　その笑顔は、生徒会長に当選した時になつきに見せたものと同じであったが、無論
スミスがそうと知るよしもない。

「敵……どすか。まあ確かに、うちが一番地の一員になれば、そういうことになりますなあ」

「あなたは、彼女の友人では？」

　――――スミスは、自分がどれほど危険な質問をしてしまったのか、理解していなかった。
　彼の立場では理解できるはずもなかった。

　静留は軽く目を閉じ、歌うように口にした。

「そうや。なつきは、うちの大切な人や」


　そしてスミスを振り向き、微笑する。

　スミスにはその一瞬、静留の目が、蛇の目のように見えた。

　すみません、思った以上に量が多かった……_|￣|○

　３回に分けて投稿します……すみません。

　今日はここまでにしておきます。続きはまた明日。

>>357->>371
甘甘もいいけど、こういうのもｲｲﾖｲｲﾖ〜。
前のやつも良かったけど、今回は更に鬼百合会長っぷりが
際立っていて、まさに手に汗握りながら読ませていただきました。
描写も細かくて「最凶最悪のHiME」っぷりが、これでもかってくらいに
伝わってきて、別の意味で(*ﾟ∀ﾟ)=3ﾊｧﾊｧ
静留の狂気と鬼っぷりにぞくぞくしました。
ここで終わりなんて続きが気になりすぎますよ！！
手に汗握る展開ってこういうことなんだなぁ。
なんか興奮して上手く感想がかけません。
最後まで読んだら、まともな感想を…。

>>372
量が多くても（・∀・）ｲｲ!!続きが早く読みたいよ。
３回に分けてなんて言わずに、この時間だし人も居ないので
ぜひどんどん投下して欲しいですよ。
続きが読めるのがいつかとおもうとそわそわして生殺し状態。
いや静留はは３７５６４モードですが。
続き、楽しみにしてますさかいに、あんじょうたのみますわ。

アンカーのつけ方間違えてた。
>>357-371

そして「GJ!!」といい忘れた。なんか↑ではせかしてごめんなさい。
私の書き込みでやる気をそがれちゃったりしたら…。
よくよく考えたら投稿するのにも時間取られり大変ですよね。
次に降臨なされるのを、また〜り待とうと思います。
ホント、待ってますので…。

>>372
ＧＪ!!!
リアルタイムで更新されるのを読みつつ、ドキドキしてましたっ。
静留が一番地の幹部候補生。
考えたこともなかったですが、ありえない設定ではありませんね。
ホント会長の鬼百合ぶりが素晴らしい！！
続き、楽しみにしていますvv

>>357
GJ!!
（((；ﾟДﾟ)))ｸｶﾞｸｶﾞｼｽﾞﾙﾙしつつ、どっぷり世界にはまり込んで
読み耽ってしまいましたよ。長さを感じさせない文章…巧い。
「凶姫」…静留にぴったりのネーミングだYO
片恋艶花狂い咲き状態の静留…素敵過ぎる。
続きが早く読みたいYO

>>372
GJ!!!と書いて、グッジョブ！、グレートジョブ！！、ゴッドジョブ！！！三段活用。
会長が一番地候補生ってのは目からうろこですね。
予想外でびっくりしたけど、違和感なく読ませる筆力が神がかっています。
（((；ﾟДﾟ)))ｸｶﾞｸｶﾞｼｽﾞﾙﾙしつつﾜｸﾜｸｼｽﾞﾙﾙ（n‘∀‘)ηﾟ･*:.｡..｡.:*しつつ
続きを楽しみによいこにして待っていますね。
これから寝るんですが、鬼百合会長が夢に出てきそうで、それはそれで幸せです。

>>372
一番地壊滅編ｷﾀ━━━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━━━ !!!!! ﾏｯﾃﾀﾖー

乙、超乙、超ＧＪ！！

ダイアナの能力の使い方……う、巧い…
幹部候補生……とても思いつかなかった……

貴方…凄い！マジ凄いよ…！！
シアーズ編の時のもそうだけど巧みな描写と伏線を利用した緻密な設定
このままこれが裏の公式設定って言われても信じちゃうよ…

とりあえず今夜も楽しみだ♪

裏ヨーさんのあんな分岐があったのか・・・
やっぱ恐静留もそれはそれでいいな(*´Д`)ﾊｧﾊｧ

俺も起きて、今見てきた　>>裏ヨーさん
怖い静留も、それはそれで・・・(*´Д`)ﾊｧﾊｧ
一個前の、「お前に静留は早すぎる」は、何度見ても爆笑してしまう。

>>372
ＧＪすぎ！！！！大作乙！！続き、楽しみに待ってるよ♪

サンクリの舞-HiMEブースでちらしを配ります。ちらしの裏面をＵＰ。
ttp://ranobe.sakuratan.com/up/updata/up42511.jpg

>>372
ﾃﾗｸﾞｯｼﾞｮﾌﾞ!降臨されるのずっと待ってました!!
静留怖かっこいいよ静留(；´Д`)ﾊｧﾊｧ
続き楽しみです。ああぁﾊｧﾊｧが止まらんぞ俺

>>381
ＧＪ！　貰いに行きます

>>372
ＧＪ！
冒頭の静留に着せ替えてもらった下着をひきむしるなつきと、
それを愛しそうに見つめる静留の壊れっぷりに鳥肌たったよ。

凪、漫画版と同じ目に遭わなくててラッキーだったなw

>>372
GJGJGJ!!!!
静留やばかっこいいよ静留
バトルSSを書く人はあまりいないのでがんがってほしいっす！

>>372
超GJ!!
もれも幹部候補生の設定は鱗が落ちる思いでした。
先が気になって気になってしょうがないです！

>>372
ナニコレ（*´Д｀）凄すぎる…。
以前のシアーズ戦もそうでしたが、
完全に私の中でのオフィシャルになりますよ。あなたのＳＳは。
ＧＪ！！！

朝、舞-HiMEの「媛星〜instrumental ver.〜」が
ニュースで流れた。

ぁ。まだSS読んでない・・・orz
これから、読むよｗ

>>372
ぐ、GJ！すげえカッコイイです！
静留の狂気にぞくぞくさせていただきました…（；´Д`）ﾊｧﾊｧ
幹部候補生っていうのは確かにありそうですね。続きを楽しみに待ってます！

そして、今日もコッソリ投下させていただきます。
修羅静留です。グロくはないと思いますが血とか飛んでるので苦手な方はご注意ください。
顔とか見えない構図ですんません(;´Д｀)

つttp://ranobe.sakuratan.com/up/updata/up42555.jpg

>>372
>>389
超ＧＪ!!!
修羅静留スバラシイ。（((；ﾟДﾟ)))ｸｶﾞｸｶﾞｼｽﾞﾙﾙしましたvv

しかも、今ＢＧＭタイムリーに阿修羅姫

>>389
す、すばらしい！めちゃかっこいい！！
俺も実は、ＢＧＭは阿修羅姫ｗ

ついさっき起きた…今から池袋に行っても間に合わないよなぁ＿|￣|○

>>381
ありがたくいただきます。

>>389
すげえｶｺｲｲ！　ＧＪ！

>>381
デスラーﾜﾛｽw
夏コミはいきますよ

>>372
>>389
ＳＳと絵で修羅静留ｷﾀｰ!!
どっちも(･∀･)ｶｺｲｲ!!

流れ豚切すまんが
ttp://pcweb.mycom.co.jp/photo/articles/2004/03/22/cebit4/images/012l.jpg
ちょっぴり奈緒ちゃんに似てね?
これの会長さんバージョンや舞衣バージョンが欲すぃ
なつきバージョンはジェルなしか?

>>395
Rioか。まあ似てるっちゃあ似てるかも。
しかしジェルなしじゃ出す意味無いんじゃないのかｗ

>>395
左隣は自分で髪描き足せば碧ちゃんとかいろいろできそうだな

>>219　ただいまです！こちらこそまた宜しくー(´∀｀)
>>395　なつきバージョンは尻突出し格好でジェルたっぷりとｗ
>>372、>>389　GJ!GJ!カッコ良すぎです！
>>381　は、早起きして行けばヨカッタ…

神々の降臨時に自分は何てモンを描いていたんだ…orz
⊃ttp://ranobe.sakuratan.com/up/updata/up42613.jpg

>>398
ＧＪ！　HiME戦隊百合支部萌えw
隊員は想い人が同性の、
静留、なつき、雪之、奈緒、二三あたりかw

>>398
「プスッとお友達」ﾊｹﾞﾜﾛｽwww
レッドは誰だろう、二三さん？

>>399
ヒメレッド：舞衣
ヒメブルー：なつき
ヒメパープル：静留
ヒメピンク：雪之
ヒメイエロー：命

指令（隊長みたいの）：でぼちん

溜まり場になってるカフェのママ：二三

奈緒のうまいポジションが見つからんな
ヒメレッドの中の人の妹とかかな

>381です。
サンクリに行ってきました。舞-HiMEの新刊はありました。全部買った
ワケではありませんし、全てのサークルを見るのは不可能なので
大体の参考と思って下さい。サンクリ合わせの新刊は７冊くらい。
実際は少し多かったと思います。内容は

オフ誌５冊
晶本（非エロ）
珠洲城×雪之本
珠洲城×雪之　静留ふたなり×なつき本
あかね×和くん本
晶メイン本

コピー誌２冊
晶本（非エロ）
オールキャラ本（非エロ）

と、晶メインの本が多かったです。晶本はほぼ女性が出してました。
一番のお薦めはコピー誌のオールキャラ本（非エロ）を出したトコ
あ○まんが大王みたいな感じのギャグ本です（笑）。と、まあ参考に
ならない報告ですが、今回のサンクリでまだまだ舞-HiMEは需要が
あるんだなぁと感じました。

最後に私のブースでコピー誌をお買いあげの方、ありがとうございました。
夏コミはなんとしてでもオフ誌出して、皆さんに手渡したいです。＼(>_<)

>>372
なんかもう言葉がありません、凄すぎGJ！です。清姫、静留の設定の発想力といい、
それらをあますことく表現する文章力といい、ほんと凄いです。
読んでいる間、その文章の情景が自然に脳裏にビジュアル化されてました。
これが「読ませる力」かとただただ感嘆するばかりです。続き楽しみに待ってます。
>>389
いやこれもまさに神ですな。GJ！有彩色が血の赤のみってのがよけいに迫力をだしていて恐かっこいい
です。

242の画像が見れないとへこんでいたモノです
今度は398の人が描いたモノが要領がデカすぎて見れません○＜￣＼＿
要領小さくしてください榊屋さん教えてくれた人ありがとうございます
ここのスレの人達は親切ですね

>>402
静留はふたなりにしやすいのかもなぁ。
一番地潰してくるとか漢前過ぎ。

ネットカフェにでも行けば良いんじゃないかしら？

もしかして：マリ見てサークルの人?

一応すべて見て回ったから舞HiME関係が集まっているところ以外も探索してよかった。
静留、なつき、ゆきでぼ、晶は人気だね。
奈緒は攻め役ってところか。

個人的にはあかねちゃんとカズ君の本があってよかった（つ∀`）

>401
ヒメレッド：舞衣
ヒメブルー：なつき
ヒメグリーン：雪之
ヒメピンク：奈緒
ヒメイエロー：命

んで、良くありがちな、
序盤は敵か味方か分からない謎の戦士で、
後半から仲間に加わる一人のヒメパープル：静留
でいいんじゃない？

大抵そういうキャラの方が他の人より強力だったりするし、
戦隊のメンバーとはちょっと違った理由で敵と戦ってたりするし、
特殊な武器アイテム持ってたりするし・・・・てハマりすぎだな。ｗ

>>404
これを使い給へ。
ttp://ezch.org/cgi/resize/

>>398です。コメントありがとこざいます！
ヒメレンジャー、百合キャラで固めるの良いですね！

ヒメパープルのつよさ
　藤乃静留ことヒメパープルはとっても強いんだ。
　でもブルーの為にしか力を使わないんだよ。

とかそんな感じのトレカタイプ情報を悶々と妄想しまくってます。。

>>404さん
サイトにも少し画質落としたやつうｐしました。
これで見れますでしょうか？(´∀｀;)
⊃ttp://www7.plala.or.jp/pragoolka/gallery/0506f_shizuru.jpg

>>408
まるでダルタニアンみたいだね

たしかに静留はその方が合ってるかも

名利っ酒逝って来た方はここにはいらっしゃいますか〜？

>>410
ありがとうございます、４０４さんではありませんが見ることができました。
勝手に隊員の制服？と思い込み、変身後を妄想しようとしたら
ヒメブルー→デカマスター
ヒメパープル→仮面ライダー王蛇
と概出キャラがうかんでしまった・・・想像力ねぇな俺orz

ここはやはり戦隊モノの大原則に立ち返るべきでしょう

５人なら、ベビーフェイス・ニヒル・女・ガキ・デブの黄金比で行ってみる

HiMEの中にデブはいないけど、迫水をヒメレンジャーに入れるわけにも行かないので

ベ：舞衣
ニ：なつき
女：奈緒
ガ：命
デ：Vipper（受け狙いキャラとしてデブのポジション）




と書こうとして、本スレに誤爆しちまったい・・・orz

>>398
薙刀ならぬ葱刀にﾊｹﾞしくﾜﾗﾀw

サンクリ報告してくれた方々、乙です。夏こそはきっと！
今日も神々が降臨して、素晴らしいスレっすね、ここは(ﾉ∀`)

流れ切ってスマソです・・
すごいエロイ静なつ絵を描いてしまったのですが、ここに
うｐさせていただいてよろしいもんでしょうか？

か、か、カモーン!!
もちろんお願い!!(*゜∀゜)=3

1人のおｋでうｐしてもいいものかしら・・
でも、いいやしちゃえ・・

ttp://www.42ch.net/UploaderSmall/source/1119193301.jpg

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　　　|:::::/　　｀　　　　　/　　　｀　　　　　　　丶:::| 　　私が一番美少女に決まってるだろう？　　　　　　　　
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　　　|::|　　　　　　　 -二二二二-　　　　　　　 |::|　　次スレもよろしく頼むぞ
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変態紳士であるこの私が拒否するとでも？

>>417
遠慮はいらない。カモォーン！

さすがにモロ出しはヤバくね？

ってレスしようとしたら既にうｐされてた。
ここまで逝っちゃうと、さすがに別の板を選んだ方が良かったような・・・？

>423

ごめんなさい・・以後やめておきます。

>>419
　 _ 　∩
(　ﾟ∀ﾟ)彡　18禁！18禁！
　⊂彡

だがしかし、変態紳士は満足だ。

>>424
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>>419
ｴﾛｽ…ﾊｧﾊｧ、GJ！！

あああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜！！！！！！


どうしよう。眠れなくて明日仕事休みにしといて良かったよ！お母さん！
と叫んでしまう程GJですぇ！＞４１９

まあ外部リンクなんだし警告付けとけばいいんじゃね。
変態紳士２号の俺も大満足ですよ。
鼻血拭きますよマジで(*´д｀*)ﾊｧﾊｧﾊｧｱﾊｧ

>>419
鼻血の海に横たわっていた私が来ましたよ。
個人的にはモロだし上等ですが、指の付け根あたりで
絵が途切れて、肝心な部分を見えないようにすれば
「ここから下はどうなってるんだろう（；ﾟ∀ﾟ)＝３」的エロさ
が演出できると思うのですが、いかがか。ムッツリでスマソ。＿|￣|○

>>419
ｸﾞｯｼﾞｮﾌﾞ(*´Д`)ﾊｧﾊｧ　
寝ようと思ったら目が冴えてしまったじゃないかｗ

　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　/:::::::::::::::::::::::::::::::::::人:::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　/:::::::::|:::::::::::::::::::::::／　　ヽ、:::::::::::::::::::ヽ
　　　　 |:::::::::::＠ヽ--‐‐'′　　　　　ヽ:::::::::::::::::::::|
　　　　|::::::::::/　　 　　　　　　　　 　　　＼::::::::::::::|
　　　 |:::::::::/　　::::::::::::::::　　　　　　:::::::::::::　|:::::::::|
　　　|::::::=ﾛ　　-=・=-　 　　　　　-=・=-　 ﾛ=::::::| 　　LRは守れ糞が
　 　 |::::::::/　　　　　　　　ﾉ　 ヽ　　　　　　　ヽ::::::|
　　　|:::::/　　｀　　　　　/　　　｀　　　　　　　丶:::| 　　自己顕示欲旺盛なのは結構だがな…　　　　　　　
　　　|:::ﾉ　　　　　　　 （●＿●）　　　　　　　　|::|
　　　|::|　　　　　　 　　　　l l　　　　　　　　　　 |::|
　　　|::|　　　　　 　__--￣｀´￣--__　　　　　　 |::|
　　　|::|　　　　　　　 -二二二二-　　　　　　　 |::|　　
　　　|::::＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／::::|
　　　|::::::::::＼　　　　 _-￣￣￣-_　　　　 ／:::::::::::|
　　　|:::::::::::::: ＼　　　　　　　　　　　　 ／ :::::::::::::::|
　　　|:::::::::::ヽ／|＼＿＿＿＿＿＿_／|＼ :::::::::::::|
　　　|:::::::::::::|　　＼　　　　　　　　　／　　|:::::::::::::|

>>419
ｽｺﾞｰｲ、ｴﾛｲﾜ〜！ＧＪ!!!(*´Д｀)ﾊｧﾊｧ

静留という存在そのものがエロス
という書き込みを以前見かけたような気がするが
まさにその通りのようだ
>>430
さては君チラリズムを心得ておるね？
おじさんは完敗だ

>>419
舞-HiMEでｴﾛゲー作れますよ　この画力

>>419
もう今夜は眠れません…ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ！
攻めてる会長の顔がまた(*´д`*)ｲｲ！さすがエロ大ネ申様、寿命が延びましたよ。
(*´Д`)=3 いい夜だ…

延びるんだ寿命ｗ

チラリズムもイイけど
ちょっと凄すぎてコレはコレでありかと(*´Д｀)

>>419
これはガチでエロイですな(*´д｀*)
さすがにこの板でこれ以上の描写はマズイので、
ぜひHPの方で続きを！

　　　　　　　　 ／　　r'´　　　　 　　　＼_-- ､　　 ､ ＼
　 　 　 　 　 ／　　/　　　　　　　　　　　　　　＼　 ヽ　!
　　　　　　 /　　／　　　 /　　　 ｉ　 　 　 　 　 !　 ヽ　　! ﾊｧﾊｧ
.　　　　　 /　　/　 / 　　l　　　　l 　 　 　 　 　 ､　　 !　 !
　　　　　 l　　/　 /　　,ｲ　!　　　l　 !　　　　　　 ＼ │　!
　　　　　l　 〃　 |　 ｉ ! |　|　　　 l、 ＼　 ､　　　　　＼!　l、 ﾊｧﾊｧ　ﾊｧﾊｧ　ﾊｧﾊｧ　ﾊｧﾊｧ
.　　　　 l　〈 l　 │ l ! ! ヽヽ　　　| ヽ　ヾ　ヽ　　　　! ! !　 !
　　　　 | |　 !　　| l トヽ‐-ヽヽ､　ヽ-ヽr‐ヽ　l、　!　| | ! l　ﾄ、　
　　　　 ! !　 ｒヽ |_ゝ!ニﾆ,ﾐ丶　 ＼ゝﾆヽ-‐ﾘ- !　!　!ハ　!　 !
　　　　 ! |　 |　 !‐　-=・=-　 　　　　　-=・=-　 ゞ!　!ノ　 !　!　! ! 　ﾊｧﾊｧ　ﾊｧﾊｧ　ﾊｧﾊｧ
　　　　 ! l　 l　 !l　　￣ ´　　　 i　　　ｰ`- '　ﾚ' !　　│　!　| ! 　
.　　　　!　|　|　　!　　/// （●＿●）　　///　　　 /,ｲ　　 l　　!　!ヽ
　　　 /!　|　!　　 !　　　　　　 l l　 　 　 /^r ｖ-!　　　!　! !　 !ヽ 　
.　　 / |　 !│　　!ヽ　　　 ､___＿___,　　/ﾞ,ｒ'|ﾞ亅 !　　　 !　| !　l ヽ ﾊｧﾊｧ　ﾊｧﾊｧ
　　/ 　　　!!　　　!　＼　　　 ─‐　　/ /　/ /7　!　　　 !　! ヽ ヽヽ
　　|　〈　 　l　　　 l、 r｀ト､　　　　 ,〃/　/ 〃l　 l　　　 | 　!　ヽ ヽヽ
-､_l、 ヽ　　!　　　　ﾚ'　ヽ ｀ ｰ- | /　/＝@/ / /　|　 !　　　 !　ヽ ヽ ! ヽ
　 ｀ｰl´￣´ ! !　　　! l、　ヽ　　 〃　/ /　/　! ､ ヽ |　　　 │ヽ　ヽ l　!
-ｒ', ／ 　　|　!　　　 ! |　　 ヽ　/ ／/ﾞﾞ　 /　 ! l─ l!　　　 　│　! │

やっぱ休日になると神の投下が多いな。
エロもシリアスも激甘もどーんと来い、静留さま万歳！

サンクリ逝ﾃｷﾀｰ。
東ｶﾞﾙさんのコピー本売り切れてたYO(つД`)
しかし夏に新刊あるらしいのでそちらに期待。

そういえば、メイリッシュでもイベントやってたな。
そっちは逝かなかったんだがどうだったんだあれ

>>419
ごふぉっ!(´Д゜)･.'･,

しばらく昇天の国へ逝ってしまったよ。＿|￣|○
あなた様だったのですね.....愛しの榊様!
GJー!またまた萌殺されていただきました!
HPで｢今度は下攻め挑戦｣って言ってたのでずぅっっと楽しみに待っておりましたとも!!
はあぁ幸せ.....(*゜∀゜)=3

今宵眠れず乱れまくります。

>>442
あ、ゲーム版のイベントも今日だったのか。

しかし、どんなに神が降臨してもお腹がいっぱいになることはない。
麻薬のようなスレだ
>>443
うかつ者だな君は。神の名前を晒すとは
しかし、スレ住人のほとんどがあの絵を見れば
誰だか特定できてしまうような気もするがw

きよし便利すぎるなw

きよし便利すぎるなw

二重投稿になってしもたorz

静留先生の続編もキタ

>419
下攻め…
ここまでしゅごいモノが来てしまうとは。
匂いがしてきそうです(*´д｀*)ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧｱﾊｧ
もちろんええにおいが

（変なこと口走ってしまった...）＿|￣|○

>>419
Ｅ・Ｒ・Ｏ！
Ｅ・Ｒ・Ｏ！

(*´Д`)ﾊｧﾊｧ

むむっ、ERO神の降臨で、流れが……。

もう少ししてから、「凶姫〜マガツヒメ」の続きを投下させていただきます。

>>453
　 ∧＿∧
　（　・∀・） ﾄﾞｷﾄﾞｷ
　（　∪ ∪
　と＿_）__）

>>453
　 ∧＿∧
　（0ﾟ・∀・） ﾊｧﾊｧ(全裸待機)
　（　∪ ∪
　と＿_）__）

　　　　∧＿∧
　　　 （　・∀・）ﾜｸﾜｸ
　　oノ∧つ⊂）
　　(　（　・∀・）ﾄﾞｷﾄﾞｷ
　　∪（　∪ ∪
　　 　と＿_）__）

　では、投下させていただきます。

　　　　　　　　　　６


　静留とスミスは、地の底へと下りて行った。

　幾重もの防御機構をくぐり抜けた先に、巨大な宮殿があった。
　地底ゆえに屋根こそないものの、朱塗りの柱が何本も立ち並び、白塗りの壁に玉砂利の道、
古式ゆかしい様々な構造物がはるか奥まで続いていて、どれほどの規模があるのか見当も
つかない。

　ここが、この国を影から支配してきた組織「一番地」の本拠。
　つもり積もった時間の重みがそう感じさせるのか、先に黒曜宮を見ているスミスにしても
圧倒されるような、底知れぬ迫力を秘めた宮殿だった。
「“内裏”どす」
　しゃりっと、静留の草履が玉砂利を踏んだ。
　握りしめていたはずの薙刀は、いつの間にか消えている。

　古めかしい装束を身につけた、衛兵とおぼしき男たちが駆け寄ってきた。
　一瞬スミスは、自分がタイムスリップして中世に迷いこんだような錯覚をおぼえたが、
彼らが明らかに銃器を携帯しているところから、これが紛れもない現実なのだと認識し直した。

「お疲れさん」
　静留はにこやかに相対する。
「藤乃静留、どす。そっちはシアーズの大事なお客人」
　身分証も兼ねているらしい、先ほどのカードを示す。
　衛兵はカードを受け取り、確認すると、かぶりを振った。お前は入ることを許されないと
いかめしく告げる。

「あきまへんか」
　静留は少しも動ぜずに言い、スミスを振り向いた。
「すんまへんな。あんたを連れてきたついでに、どさくさで“御所”まで入れたら思うたん
やけど……やっぱり甘うないみたいやね。候補生の立場では、うちが入れるのはここまでどす」
「で、では……？」

「始めるで」

　静留の唇が、小さく動いた。

「清姫」

　地面が揺れた。

　衛兵たちが慌てて左右を見回す。
　静留の腕がひらめいた。
　その手には、いつ出現したのか、薙刀が握られている。

　紫色の閃光がはしり、衛兵の一人が前のめりに倒れ、一人が背中から転がった。
　その衛兵が、倒れながらも銃口を静留に向け、引き金を引こうとした瞬間――――真下から
大蛇の口が現れた。
　悲鳴はすぐに途切れ、銃撃音も清姫の口に消えた。
　静留の唇に愉快そうな微笑が浮かぶ。

　六首の大蛇が、全身を現し、金属がきしるような咆吼を上げた。
　反響が、幾重にも重なり、腹に響く激しいうなりとなって、地下空間を埋め尽くした。

「さ、清姫……行きぃ」

　清姫は猛然と突撃した。
　柱がたちまちへし折れた。居並ぶ建物は、こめられた年月も歴史の重みも関係なく、
片端から粉砕されてゆく。

　散発的な銃声が聞こえ始めた。
　一番地の手先として活動していた黒スーツの男たちが慌てふためいて発砲している。
無論清姫に通じるはずもなく、逆に清姫の方が、発砲してきた相手に即座に向かってゆき、
建物ごとその顎（あぎと）にかける。

　六つの首は自在に動き回り、あらゆるものを容赦なく破壊していった。柱や壁をなぎ倒し、
長い尾は何よりも強力な槍となって荒れ狂う。そこに人間がいようといまいとお構いなしだ。

　轟音上げて、銃座から機関銃が猛然と火を吹き始める。操作する黒服たちは必死の形相。
だが、相手が人間ならばたちどころにずたずたの肉塊と化す必殺の弾雨も、清姫にはまったく
通じず、逆に建物を破損するばかり。首のひとつが突進し、あっという間に沈黙させる。
小銃に装着するタイプのグレネードランチャーが持ち出され、爆発が連続して清姫を包み
こんだが、爆炎が薄れた後にうごめく巨体はやはり無傷、尾の一撃が射手を周囲の建物
もろとも粉砕する。

　この地下宮殿は固く防御されていたが、その防御機構は当然、外部からの攻撃を防ぐことを
第一として配置されている。ここが落とされたら負けという最重要の深奥部に、清姫のような
規格外の攻撃に対処できる重火器を設置することなど、どんなひねくれ者の設計士でも考え
つきはしないだろう。

　したがって、一番地側に、清姫を止める手段は皆無といってよかった。

　もっとも――――爆発はもちろん、銃弾、破片、崩れてくる建物も、徒歩の静留、スミスらに
とっては十分すぎるほどの脅威だ。

「うわあっ！」
　ひとかかえもある瓦礫が落ちてきて、スミスは頭をかかえた。
　けれども静留は平然と歩を進める。まるで目に入っていないかのよう。あるいは自分には
当たらないと確信しているか。

「何してはるん？　そないなところで立ち止まっとったら、すぐ生き埋めになりますえ」
「ひいっ」

　今すぐにでも逃げ出したい所だが、清姫が暴れているこの状況で静留と離れて生き延びられる
自信はまったくない。静留と一緒にいる限り、少なくとも清姫に潰されての死だけは迎えずにすむ。

「誰だ！」
　突然黒服が現れ、静留に銃を向けた。

「藤乃静留、言います」
　静留は少しも慌てず、幹部候補生という身分を明かす。
「お手伝いせな思て」
「必要ない！　大体、刃物でどうこうなる相手か！　安全な所に下がっていろ！」

　と、そこへ、黒服の胸の通信機が着信音を鳴らした。

「はい。……着物の女？　それならここに……なにっ！？」

　男は愕然と振り向いた。
　その眼前に、薙刀が閃いた。

　男の視界は永遠に失われた。

「うわっ！」
　降り注ぐ生ぬるいしぶきをスミスは必死に転がって避けた。
「うちを狙え、ゆう風に指示が出たみたいやね」
「それは……まずいじゃないですか！」
「ヒメの仕組みを知ってはるんはごくごく一部のお偉いさんだけやから、もうちょい誤魔化せる
思うとったけど……しゃあないわ。急ぎますえ」
　静留は足を速めた。

　その意を受けたのか、清姫がまた咆吼をあげ、それまでよりもさらに派手に四方八方に破壊を
及ぼしてゆく。

　地響きが連続し、破砕音は耳を聾するほど。構造物は次から次へと破壊され、火の手が上がる。
支える柱を失ったせいか、天井とおぼしき巨大な岩もいくつか落下してきた。

　縦横無尽の大破壊の中、スミスを従者のように従えて静留は進む。
　着物、草履ばきでどうしてと信じられないほどにその動きは素早い。落下物は最小限の動作
だけでかわし、障害物は薙刀の一閃で両断し、一時たりともその歩みがとどまることはない。

　次第に、スミスは藤色の幻影を追いかけている心地になってきた。

　――――崩壊に瀕した地下宮殿の、最も奥まった一画……「御所」。

　かつて風花真白を引見したこともある、一番地を司る三人の老婆が、狼狽その極に達し、
周囲を守る黒服たちにわめき散らしていた。

「なんたること、なんたることぞ！　かような無礼が許されてなろうものか！」
「脱出を！　ここは危険です！」
「我々が逃げねばならぬと言うか！　あのような慮外者相手に！」
「この国を支えてきたのは我らじゃぞ、その我らに逆らう不届き者に、尻尾を巻いて逃げ出せと申すか！」
「ましてあのような若輩者に、頭を下げて保護を頼めと申すか！」
「黒曜の君は本来の我らが主君ではありませぬか！　黒曜宮へ遷幸（せんこう）なされることは、何ら恥ではありませぬ！
　なにとぞお急ぎを！」

　そこへ、衝撃が来た。
　地震にも似た、激しい揺れ。しかし地震と違って、激しい打撃音が伴っている。

　この期に及んでもなお垂れ下がっている御簾（みす）。
　その向こう、宏壮とした広間の正面に、巨大な扉がある。
　それが激しい打撃を受けて揺れていた。

「御所の扉が！」
「ご心配なく、あれは一の門に使用しているものと同じ、いかに清姫といえどもそう簡単には……」

　その言葉も終わらぬうちに、それまでとは違う、硬いものが砕けるような音が響いた。

　扉が、原型を保ったまま、外れた障子が倒れるように、ゆっくりと傾いていった。
　ずずん……。
　重たい鐘を突き鳴らしたような音に続いて、激しい風が吹きつけてくる。
　御簾が揺れ、ねじれて、苦悶するようにのたうち回る。

　その向こうに蠢く紫蛇の巨体と、薙刀を手にしずしずと歩を進めてくる姿。

「ふっ、藤乃静留か！」
「無礼者め！　ここをどこと心得る！」
「控えおろう！」

「初めまして、やね。二度はあらへんけど」

　平然として静留は言った。

「貴様、ど、どうやって扉を破った！」
「扉そのものは破れんかったけど、周囲の壁に切り込み入れて清姫にぶつからせたら、案外
簡単にいきましたわ。扉だけ頑丈にしてもあきまへんなあ」

　歩みよってくる静留に黒服たちが無数の拳銃弾を浴びせるが、命中した様子はない。

　六つ首の大蛇が躍りこんできた。

「うわあああああっ！」

　踏みしめる床が揺れ、ひびが入り、大きく盛り上がる。
　床材を突き破って大蛇の頭が現れる。
　必死に放つ銃弾も、ことごとく弾き返され、通じない。
　首が左右に振られると、大鎌で草を刈るように黒服たちは薙ぎ倒されていった。
鍛え抜かれた精鋭であったが、清姫の前では木偶人形も同然だ。

　立っている者がいなくなると、静留が現れた。
　途中でちぎれた御簾を興味深げに見上げる。
　この中には風花真白も入ることを許されなかったのだ。
　半ば透けている御簾のみによって神聖さを付与されていた「御座」は、今では床も壁も
ぼろぼろに崩れ、黒服が累々と横たわる墓所と化している。

「さっ、下がれ、下がりおろう！」
「下郎の分際で！　己が身分をわきまえぬか！」
「無礼者め！　ぶっ、無礼者、無礼者……！　うう、誰か、誰かある、はようきてたもれ……！」

　護衛をことごとく失い、生身で静留と対峙するしかなくなった三人の老婆。
　これが敵か、と静留は微笑する。
　これがなつきの敵、なつきが戦い続けていれば最後にたどりつくはずだった相手。

「こんなもんどすか……」

　薙刀を構えた。

　ちろちろと揺れる炎を映す、鋭利な輝き。
　それを手にする静留の、深い陰影を刻んだ笑顔。
　背後にうごめく清姫の巨体。破壊はなおも続いている。
　その鎌首がぐいっと動いて、鋭角的な蛇の目が老婆たちを見据えた。

「ひ、ひっ……ひいっ！」

　威厳は消え失せ、尊厳もかなぐり捨てて、老婆たちは動きの鈍い手足を引きずり、こけつ
まろびつ奥へと逃げ出した。

　ゆっくりと後を追う静留。
　薙刀を一閃させればすべてが終わるのに、なぜかそうせず、しずしずと歩を運ぶだけ。

「？」
　こわごわ後から続いていたスミスは、その行動をいぶかしんだ。
　静留はわざと老婆たちを奥へ追いやっているようだ。

「ひいいっ！」
「は、早う、早う開けい！」

　老婆たちは、三人そろって奥の壁に取りついた。
　そこにある小さな穴に、首から提げていた大きな鍵を差しこみ、回す。

　壁の一画がわずかに動いて、ひと一人が滑りこむのがやっとという程度の、細い逃げ道が
あらわれた。

「そこ、どすか」

　静留が動いた。

　それまでのゆったりした歩みが嘘のように。
　動き出したと思った次の瞬間には、老婆たちの真後ろに立っていた。

　　　　　　　　　　７

「これで……すべて、片づいたわけですね」

　ハンカチで口元を押さえながら、スミスが静留に近づいてきた。

「なるほど、来た道を戻るなら、ここまで散々破壊してきましたし、外にいる部隊との戦いも
避けられませんが……ＶＩＰ用の脱出口からなら、ほとんど見とがめられることなく外に
出られると、そういうことですね？」
「ああ、それもあるな」
「……まだ他に何か？」

　答えず、静留は脱出通路に身を躍らせた。
　続こうとして振り向くと、清姫がいつの間にか消え失せている。
　あれほどの巨体がどこへ行ったのか。スミスはあらためて、自分が常識の通用しない存在と
関わっていることを意識した。

「あった」

　逃げ道の先は、小さな部屋に続いていた。
『御所』の古めかしさに似合わぬ、現代的なコンピューターの端末が設置されている。

　静留はその前に座った。

「よし、起動した」
「それもあらかじめご存じで？」
「いえ、これは知りません。でも、こういうもんがあるやろなとは思とりました。何かあった
場合、ここから指揮を取れるように」
「情報を得るおつもりですか？　それなら、それ専用のセクションがあるでしょうに」
「そういう所のは色々面倒で、使いにくいんどす。でもここのは、あの三人が緊急時に使う
ためにあるもんやから、操作が簡単なはずや。焦っとる時でもすぐに使えんようじゃ意味が
ない。緊急用ゆうんはそういうもんやろ。ちゃいます？」
「なるほど……」

「これで……こうして……なるほどなあ……」
「おおっ！」

　スミスは思わず身を乗り出した。
　一番地の組織図が画面に現れている。支部の場所、主立った構成員の氏名、地位。
情報部員のスミスにとって、その情報は宝の山に等しい。

「あんなとこにも……まだまだ、あちこちに秘密基地あるんどすなあ……」
「仮にも一国を牛耳っていた組織ですからね、当然でしょう」

「それから、こっちも……やっぱり色々ありますなあ……」
「うっ！？」

　続いて現れたデータに、スミスは目を鋭く光らせた。
　一番地がつかんでいる、シアーズ財団に関する情報のすべてがそこにあった。

「シアーズの拠点……ほう、この間の軍隊のみなさん、こないな所におったんやねえ……」
「あ、あなたは……今度は何を？　まさか……我々も殲滅しようと！？」
「こんだけあるんを全部潰すんは、さすがに面倒や」

　面倒だけどやるのか、面倒だからやらないのか。肯定なのか否定なのか、スミスは読みとれずに
冷や汗をかく。

「それなら、どうするおつもりで――――」
「まずは電話やね」
「電話？」

　静留は端末の横にある受話器を手に取った。
　それだけで会話状態になったらしい。
　ディスプレイに次々と輝点が灯り、名前が現れた。
　スミスはぎょっとする。財界人や政治家、闇の権力者など、いずれも一番地を支える有力者
ばかりだ。

　スミスを無視して話し出す。

「もしもし。みなさん、聞こえてはりますか。緊急事態どす。こちらは藤乃静留。風華学園の
学園祭ではお世話になりましたな。今日は生徒会長としてではなく、一番地の『御所』の者と
して連絡させていただきます」

　この端末からの通信は最優先で彼らに直接届くようになっているようだ。静留はそれも
見越してここを占拠したらしい。

「本部は壊滅状態どす。御方様がたの生死は現状では不明。うちは、ヒメの力を持つ者として、
緊急で護衛に駆けつけたものの、一足遅れてしまいました。もうしわけありません」

　それから静留は、脇に立つスミスにちらりと目を向け、とんでもないことを口にした。

「敵はシアーズ財団私兵集団『エインフェリア』どす」

「えっ！！」
　スミスの血が凍った。

「証拠はこれどす。驚かんと、見たってくれはりますか」
　静留はおかしなことを口にした。

　首を傾げたスミスだったが、次の瞬間、総毛立って振り向いた。

『目』がそこにあった。

　清姫の鱗。薄い円盤が淡く光って宙に浮き、その中央に開いた蛇の目が、スミスをじっと
見つめている。

　同じものが通話相手それぞれの元に送りこまれて、リアルタイムで映像を映し出していた。
静留は彼らを直接知っているからたやすいことだ。

「みなさんにも見えてはると思います。シアーズ情報部の男どす。うちが捕らえました」
「！！！！」
「他にも、本部の現状はごらんの有様……」
　こちらからは見えないが、相手側には破壊された本部の様子が映し出されているのだろう。

　静留は声を張り上げた。

「シアーズの意図は明白どす！　毛唐どもに本部を蹂躙されといて、このまますますわけには
いきまへん！　連中を日の本より追い出すんや！　忠誠を示すは今ぞ！　直ちにかかりぃ！」

　一気にまくしたて、煽るだけ煽ると、涼しい顔で通話を終えた。

「さ、うちの用事はこれで終わりどす。もうこんな所に用はありません。行きますえ」

　スミスは呆然とへたりこむ。
　かつてシアーズは、一度は風華学園を、艦隊戦力まで動員して襲撃している。
　一番地の構成員がその行動を苦々しく思っていないわけがない。
　そこへこの命令と、現実に破壊されている本部の映像。
　これで発生するのは、一番地とシアーズ勢力のつぶし合いだ。
　黒曜の君とシアーズ上層部は手を結ぼうとしているが、それを知るのはごくわずか。現段階
では抑止力にはなりえない。
　静留が指一本動かさなくても、一番地の残党とシアーズ現有勢力は減ってゆく。

　このために、静留は自分を連れてきたのだ。
　シアーズが本部を襲撃したという証拠にするために。
　他の場所からの連絡なら一笑に付されるか眉唾ものとして検討されるかしたであろうシアーズの
陰謀説も、それが『御所』からのホットラインで語られ、しかも壊滅した『御所』の中枢部にいる
金髪男の映像つきとあっては、信じるなという方が無理だ。

「ミス藤乃……あなたは……ここまで考えて、この襲撃を……？」
「半分は偶然やけどな」

　ダイアナの能力を得ていなければ、支部をひとつひとつ潰してゆくことになっていただろう。

「し、しかし……なぜ……何のために、こんなことを……」

　最大の疑問をスミスは口にした。

　理解できない。
　理屈に合わない。
　どう考えても、静留が一番地とシアーズをまとめて潰そうとする理由がない。

　そんなことをして静留が何を得られるというのか。

　静留ほどの知恵と力を持っているなら、黒曜の君について、共にこの国を支配した方が
はるかに利益は大きいはずだ。

「あっ！　まさか……」

　スミスは目を見開いた。
　稲妻のように、ある考えが脳裡をよぎった。

「すべて……ブラック・プリンスのご意志……なのですか？」

　それなら説明がつく。
　最近目覚めたばかりの黒曜の君が、自分の領土にはびこっている旧勢力を一掃しようと
考えたとしても不思議はない。歴史上、専制君主が代替わりした際によく見られた事例だ。

　そう考えてみれば確かに、静留は黒曜宮を襲おうとはしていない。
　スミスは即座に、この新しい解釈に沿ってすべての事象をあてはめていった。

　専制君主が代替わりする際に起きるもう一つのことは、自分に従う勢力を強固にまとめ
あげるため、外部に共通の敵を用意すること。国であれば外征……この場合は、対シアーズ戦か。

　黒曜の君が、自分の伴侶として静留を望んでいるならば、すべてが合致する。

「まあ、そういうことにしときましょか」
「やはり！」

　スミスは大げさに両手を広げた。

　この暴挙が黒曜の君の意志であるならば、シアーズと一番地の戦いが始まることを止める
すべはない。たとえ自分を利用できなくても、静留はどんな手を使ってでもシアーズを潰しに
かかっただろう。

　もっとも、シアーズの本体は海外にある。この国の支部が潰されても、痛手ではあるが、
致命的な打撃とはならない。

　となると、今自分がすべきことは、どんなことをしてでもこの場を逃れ、生き延びることだ。
　生き延びてこそ、ここで得た情報を活かすことができる。
　そのためになら、追従の言葉を並べ立てるぐらいはどうということもなかった。

「参りました。さすがです。あなたこそブラック・プリンスにふさわしいプリンセスです、
ミス静留」
「おおきに」

　静留の返事にはまったく気が入っていない。

「いえいえ、これは本気です。これまでの戦いぶりを見て確信いたしました、あなたこそ
ワルキューレ同士の戦いを勝ち残るにふさわしい」
「そうどすか？　まだ鴇羽さんみたいな、強いヒメ残ってはりますえ？」
「彼女は……それほど問題ではありません。親しい友人の二人も人質にとれば、すぐ屈服する
ことでしょう」

　そこで初めて静留は相好を崩した。

「うちと同じこと考えてはったんやねえ」
「光栄です」
「でもなあ……鴇羽さんの方が、黒曜はんには似合っとるかもしれませんで？」
「いえいえ、それはありません。彼女は、確かにチャイルドの能力こそ卓越しておりますが、
その知能、意志力、判断力、行動力……あらゆる点に置いてあなたには及びません」

　スミスはここを先途とお世辞を並べたてた。

　口にしているうちに、自分でも本当のことと思いこんでゆく。声に真実の響きがこもる。
その場に応じて“本気”を使い分けられないようでは、情報部員などつとまらない。

　そもそも、本心を偽るまでもなく、静留の能力は十分賞賛に値するものだ。

　強引に自分の言葉に酔い、半ば本気で静留に酔って、スミスは高らかに告げた。


「あなたこそ、この戦いを勝ち残り、黒曜の君の妻となるべき人です！」


　それを聞いた静留は。

「…………ほう……」

　一言、そうつぶやいた。

　スミスを見る。

　スミスの顔色が、瞬間的に土気色に変わった。
　死人の肌であった。

「うちが、黒曜はんの、妻に。ええ話どすなあ」

　静留は薙刀を構えた。
　スミスはそれにも気づかぬように、立ちつくしたまま。
　次の瞬間に確実に襲い来る死を、スミスは人形のように見つめている。

「…………あっ」

　その時、静留が、突然くるりと背を向けた。
　殺気は一瞬で霧消した。

「なつき！」

　一声叫ぶと、暗い通路の先へ駆けこんでゆく。


　何の前触れもない唐突な行動に、スミスはまったく反応できず、一人取り残された。

　耳が痛くなるような沈黙。
　膝がガクガクと笑い、砕け、尻餅をついた。

　床に大の字に倒れてから、全身にすさまじい勢いで汗が噴き出してくる。
　歯が激しく音を立てた。

　自分は、一体何を見たのだろう。
　誰と話していたのだろう。

　あれは、人ではない。

　もっと恐ろしい、別な何かだ。



　　　　　　　　　　８



　なつきを、結城奈緒が襲った。
　静留はそのことを『目』を通じて知った。
　なつきを常時モニターし続けていたのである。

　静留は清姫を駆り、猛然となつきのマンションへ突き進む。

　その脳裡からは、一番地のことも、スミスのことも消え失せている。


　もしなつきの身に何かあれば。

　奈緒は、生まれてきたことを後悔するような目に遭うことになるだろう。

　――――戦いは、一方的に片がついた。

　静留は簡単にチャイルド「ジュリア」を屠った。

　へたりこむ奈緒に、薙刀を向ける。
　奈緒は以前にもなつきを襲ったことがある。
　その時は見逃してやったものの、今度は確実にとどめを刺す。二度とこんな真似ができない
ように。大切なひとに手をかけた罪は重い。絶対に許さない。

　だが、意外な相手が立ちふさがった。

「やめろ！」

　なつきだ。

　なつきが、両手を広げて奈緒をかばい――――。
　その手に、エレメントである銃が出現する。

　ついこの間まで、完全に力を失っていたのに。

　エレメントが現れるということは、チャイルドのデュランも復活したということ。
　チャイルドを呼び出せるということは……大切な人が定まったということ。

　大切な人。
　それは、自分ではない。
　自分であるはずがない。

　そうと理解したとき、静留は笑った。

　心から笑うことができた。

「よかった……力、戻ったんやね……」

　戦っているなつきが好きだった。
　冷徹であろうとし続けているのだが、本性は限りなく優しく、温かく。
　そこから生まれる危うさが、どうしようもなく愛おしかった。
「大切な人」であった母への想いを失い、チャイルドを呼び出せなくなって、泣きじゃくる
姿には胸を締めつけられた。弱り切ったなつきを保護し、二人きりの時間を過ごし、永遠に
このままでいたいと願った。

　だが……今、静留はあらためて思う。
　これこそが、本当のなつきだと。
　自分に銃を向け、凛然と顔を上げているなつきを、自分は愛したのだと。

　新たな「大切な人」が誰なのかはどうでもよかった。
　誰であろうと、なつきに愛してもらえないこのみじめさがどうなるものでもない。

　ただ…………だからこそ、今一度、強く願った。

（欲しい）

　なつきが欲しい。この子が欲しい。自分のものにしたい。

　心は手に入らない。
　だから、せめて、体だけでも。

　そのために――――まだしなければならないことがある。

「さっきな、一番地の本部ゆうの、潰してきたんやけど……」

「……っ！？」

　なつきの表情が動いた。
　こうも簡単に内心を読ませてしまう、この甘さゆえに、余計に愛おしさが増す。

「まだあちこちに色々残っててな。せやから、少し待っといてくれる？」

　なつきの敵は、自分が残らず片づける。
　なぜなら、なつきの敵だから。
　なつきの敵を倒す。それが今の自分にできる唯一のこと。
　そして、すべての敵を片づけ終えたら。

「あんたは、うちのもんやから……」

　永遠になつきを離しはしない。

　　　　　　　　　　９

「さあ……行くか……」

　決意も新たに、静留は『鏡』を自分の周囲に出現させた。

　地下宮殿を壊滅させてからほぼ半日が過ぎている。
　各地で、一番地とシアーズの戦いが展開されていた。

　ある所では、商社を装ったビルに黒服の男たちが乱入してゆく。銃撃戦が始まり、手榴弾が
用いられ、窓が吹き飛ぶ。
　また別な場所では、町工場の門にダンプが突っこんでいった。
　人里離れた場所では遠慮なく火器が使用される。山奥に建つ研究所に迫撃砲とナパーム弾が
連続して打ちこまれた。火だるまになった人間が転げ回り、すぐに動かなくなる。
　だが、奇襲を受けたシアーズ側も、最初の混乱から立ち直ると反撃に出ていた。

「ほな……ここから行きましょか……」

　静留は激しく銃火が交錯している郊外の工場に目を止めた。
　清姫を駆り、まっしぐらにそこへ向かう。

　その工場では、立てこもるシアーズ側が狙撃銃を持ち出してきたために、一番地の手勢が
次々と射殺され、生き残っている者も遮蔽物の陰で動けなくなっていた。

　静留は清姫ごと躍りこんだ。
　巨体で、人間もろとも建物を粉砕する。

「応援に来ましたえ」

　一番地側の指揮官の前に姿を現し、生き残っている者を集めさせる。
　誰もが、安堵と畏怖の目で静留を見た。

「これで全員ですのん？」
「そうだ」
「そうどすか……ほな、さいなら」

　清姫が襲いかかった。

　次から次へと静留はシアーズの拠点を潰していった。

　同時に一番地の手勢も片づけられていった。どこであっても、静留が圧倒的な力を見せつけて
シアーズを殲滅すると、歓喜の声を上げて集まってくる。そこを一網打尽にする。笑い出したく
なるくらいに簡単だった。

　逆に、一番地の根拠地も襲った。
　病院だ。
　これまでにも、ヒメの祭りに関わった何の罪もない人を監禁し、記憶を操作していた場所。
　真下から清姫を出現させ、土台ごと、文字通り根こそぎにした。


　日が大きく傾き、空は朱に染まった。

「さて……そろそろええ頃合いかなあ……」

　周囲に展開させた『鏡』。
　うろたえ、動転しきって叫び散らしている一番地幹部や、炎上し続けるあちこちの拠点が映し
出されている。一番地もシアーズも、施設と訓練された構成員の両方を大量に失い、実質的に
壊滅状態に追いこまれていた。

「スミスはんスミスはん……どちらにいらはりますか……潰されとったらあきまへん……
ご無事でおってちょうだいな……」
　歌うように口にする。

「おった」

　童女みたいな笑みを浮かべ、静留は清姫の向きを変えた。

　ええ、長くなるんで、ここで一端中断します。

　少し置いて、３時ぐらいからまた投下します。

／　　r'´　　　　 　　　＼_-- ､　　 ､ ＼
　 　 　 　 　 ／　　/　　　　　　　　　　　　　　＼　 ヽ　!
　　　　　　 /　　／　　　 /　　　 ｉ　 　 　 　 　 !　 ヽ　　!
.　　　　　 /　　/　 / 　　l　　　　l 　 　 　 　 　 ､　　 !　 !
　　　　　 l　　/　 /　　,ｲ　!　　　l　 !　　　　　　 ＼ │　!
　　　　　l　 〃　 |　 ｉ ! |　|　　　 l、 ＼　 ､　　　　　＼!　l、
.　　　　 l　〈 l　 │ l ! ! ヽヽ　　　| ヽ　ヾ　ヽ　　　　! ! !　 ! やっぱなつきはええわぁ・・・ ﾊｧﾊｧ　ﾊｧﾊｧ
　　　　 | |　 !　　| l トヽ‐-ヽヽ､　ヽ-ヽr‐ヽ　l、　!　| | ! l　ﾄ、　
　　　　 ! !　 ｒヽ |_ゝ!ニﾆ,ﾐ丶　 ＼ゝﾆヽ-‐ﾘ- !　!　!ハ　!　 !
　　　　 ! |　 |　 !‐　-=・=-　 　　　　　-=・=-　 ゞ!　!ノ　 !　!　! !
　　　　 ! l　 l　 !l　　￣ ´　　　 i　　　ｰ`- '　ﾚ' !　　│　!　| ! 　
.　　　　!　|　|　　!　　/// （●＿●）　　///　　　 /,ｲ　　 l　　!　!ヽ
　　　 /!　|　!　　 !　　　　　　 l l　 　 　 /^r ｖ-!　　　!　! !　 !ヽ 　
.　　 / |　 !│　　!ヽ　　　 ､___＿___,　　/ﾞ,ｒ'|ﾞ亅 !　　　 !　| !　l ヽ
　　/ 　　　!!　　　!　＼　　　 ─‐　　/ /　/ /7　!　　　 !　! ヽ ヽヽ
　　|　〈　 　l　　　 l、 r｀ト､　　　　 ,〃/　/ 〃l　 l　　　 | 　!　ヽ ヽヽ
-､_l、 ヽ　　!　　　　ﾚ'　ヽ ｀ ｰ- | /　/＝@/ / /　|　 !　　　 !　ヽ ヽ ! ヽ
　 ｀ｰl´￣´ ! !　　　! l、　ヽ　　 〃　/ /　/　! ､ ヽ |　　　 │ヽ　ヽ l　!
-ｒ', ／ 　　|　!　　　 ! |　　 ヽ　/ ／/ﾞﾞ　 /　 ! l─ l!　　　 　│　! │

>419
こうデッサンがいいと芸術的ですね。他の方がなんと云おうと私は認めますよ
触発を受けて描きました。パスはこの絵のカップリング４文字（×を入れて）
http://ranobe.sakuratan.com/up/updata/up42664.zip

>>476
いや、認めないと言ってるのはごく少数だろう

ただ、ここにオープンにしちゃうのはやっぱりね
ふさわしい場所に持ってくべきだと思うよ。

俺ももちろん>>419は評価するけど、公開の
しかたは考えてほしかったな。

あなたの絵みたいな出し方なら、異論は
少なかったのではないだろうか。

>>474
うぐぅ!なんて焦らし方! いけずやわぁ(´Д゜)σ)Д゜)
てかGJすぎ!!静留ｺﾜｶｺｲｲ! マジあなたの文章は脳内でリアルに映像化されるくらい引き込まれる!(*゜∀゜)
後編待ってます!

>477
ほんと、反省してます・・申し訳ないです

>>479
というわけで、

「 描 き な お ーーーーーーー し ！！」

安心して萌え死ねる老若男女うえるかむバージョン待ってます！( `･ω･´)ﾖﾛｼｸﾈｯ

では、続き行きます〜。

　かつてアリッサ・シアーズが舞衣たちと戦った岩境製薬工場跡にも似た、海岸沿いの工場。
　地上部分では海産物加工、冷凍保存の業務を営んでいる。従業員の中には、自分たちの
足の下にシアーズの基地があり、数々の兵器が研究されていることを知らない者も少なく
なかった。

　日が沈み、幸運な従業員たちが何も知らないまま帰宅していった、その直後。
　紫色の大蛇が襲いかかってきた。

　だが、この工場はこれまでの拠点とは違っていた。

　清姫を、猛烈な弾幕が包みこむ。
　敷地の至る所から銃座が現れ、攻撃を加えてきた。
　普段はトラックが出入りしている運搬口から、戦車すら現れる。

　しかもそれらの猛烈な銃砲撃は、清姫本体よりも、その周辺に弾雨をばらまいた。通常兵器
が効かないチャイルド本体よりも、それを操るヒメを殺傷することを狙っての攻撃だ。

「やってくれはりますなあ、スミスはん……」

　清姫の首を盾に、かがんで身を守りつつ、静留は愉快そうに微笑んだ。

　炸裂した砲弾から、黄色い煙が噴出した。毒ガス弾だ。びらん製。吸いこむどころか、肌に
触れるだけでも命にかかわる。静留は素早く風上へ移動する。

　戦車が前進してきた。清姫が威嚇の咆吼を上げるが、臆することなくその口内に砲塔を
指向する。清姫には遠距離攻撃方法がないと安心している動き。
　だが――――清姫の口から、白いものが噴出した。
　粘つく、強靱な糸。
　チャイルド「ジュリア」を倒して手に入れた、清姫の新しい能力だ。
　戦車を、糸はべっとり包みこんだ。
　清姫が首を巡らせる。
　大重量の戦車が、軽々と引っ張られ、傾き、キャタピラが宙に浮いた。
　車内の兵士の恐慌ぶりが目に浮かぶような勢いで、砲塔が左右に揺れ動く。
　発砲。

　…………強力な砲弾は、まったく逆方向、自分たちの味方に向かって飛んだ。

　爆発に続いて、戦車そのものが投げこまれた。
　ずんと、腹に響く轟音。工場そのものが揺らぎ、パイプや壁が崩れてゆく。

「清姫」

　また糸が吐かれた。
　機関砲弾を浴びせかけていた装甲車が捕まり、振り回されて、真上からハンマーよろしく
僚車にぶつけられる。
　ひしゃげた車体から炎が噴き出し、次の瞬間、大爆発を起こした。
　静留の足下に火花が散った。崩壊寸前の工場の屋上に、ライフルを構えたシアーズ兵の姿が
見える。
　静留は指を動かした。
　シアーズ兵の頭上に『目』が現れた。
　宙に浮かぶ薄板状のそれは、回転しながら、落下した。
　ギロチンと同じであった。


　抵抗は激しかったものの、これまでの拠点同様、地上戦力が殲滅されるまでにはそれほどの
時間はかからなかった。

「清姫。地下や」

　一番地の本部よりもたやすく、地下の基地を支える屋根が突き崩される。
　夜空を彩る白い月光が、あらわにされた地下構造に射しこんだ。
　研究施設、兵器の集積所、整備場、人間の宿泊施設、訓練所。すべて清姫が破壊してゆく。

「……ん？」
　異様に広いスペースがあった。
　体育館を思わせる、直方体の空間。清姫の巨体が入りこんでもまだ余裕がある。
　壁は分厚く、固い。
　戦車、装甲車といった車両兵器の格納庫にしては、外部との連絡口がないのは奇妙だった。

『ここまでですよ、藤乃静留』

　スミスの声がした。

エロス絵うｐするならこっちのほうとかかねえ

レズ・百合萌え
舞-HiMEで百合 PART4
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1117832681/

半角二次元
舞-HiMEのエロ画像 PART5
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1111918471/

絵のうｐという点では半角二次元板のスレが適当だが
スレの空気的には百合スレの方が近いかもしれない

>老若男女うえるかむバージョン

も待ってますがエロ〜イのも辞めないでくださいね。
待ってますから~

　壁の内部にスピーカーが埋めこまれているのか、同時に複数の方向から聞こえてくる。

『お久しぶり……というほど時間は経っていませんが』
「そうやねえ。なんかもう、ずっと会うとらんかったような気がしますなあ。そないに
恥ずかしがらんと、出てきてお話しはりましょ」
『謹んで遠慮させていただきますよ。あなたのチャイルドと策略によって、我々も、
一番地も、ほとんどの力を失ってしまいました。その罪は必ず償っていただきます』

　人影が、清姫を囲むように、前後左右から現れた。

　奇妙なことに、素手だ。
　銃のひとつも持っていないのはどういうことか。
　しかも人影の体のラインは細く、なめらかな曲線を描いている。
　女性だ。


「ひい、ふう、みい……八人、どすか」

　静留は目を細め、不敵に笑った。

　斜めに射しこむ月の光。
　歩み寄ってくる八人の顔は、どれもみな同じ。


　静留も見知っている、かつて風華学園の生徒として在席もしていた、シアーズのアンドロイド。





　深優・グリーア。

「確か、この前の戦いで壊れた、ゆう風に聞いとりましたけどなあ」
『試作品ですよ。工業製品が、一体しか作られないとでもお思いですか？　一体の完成品の
背後には、無数の試作品があるものなのですよ。
　今回ご用意したのは、様々なデータ収集用の機体です。戦闘能力、運動能力、各種センサーの
能力、通信能力……武装の試射用、“完成品”の交換部品用というものもありますがね』
「要するに、大急ぎでかき集めて組み上げた、ゆうわけやね。ご苦労はん」
『ええ、あなたのおっしゃる通り、あなたと別れて、地下を脱出してからすぐに、組み立てと戦闘プログラムの実装を命令したんです。おかげでこの通り、あなたを止めることができるわけでして』

　八人の深優が、身構えた。

「テスト用の機体で大丈夫どすか？」
『ごもっとも。確かに試作品ですから、いくつかのモードは装備されておりませんが……
どうぞご心配なく、戦闘には何ら問題ありませんよ』
「戦車でもあかんのに、これで何ができる言いはりますん？」
『ご存じないのですか。Ｍ・Ｉ・Ｙ・Ｕに装備されている、この機能のことを！』

　スミスの勝ち誇る声と共に、深優たちの左腕が剣に変化した。
　両刃の直剣だが、鋭利なだけでなく、金色の淡い燐光を放っている。

『アンチ・マテリアライザー。おわかりですか。この世でただひとつ、チャイルドを無に帰す
ことのできる兵器ですよ！』

　さすがに静留の眉が険しくなった。
　けれども口元は愉快そうにほころんだままだ。

「八人……深優・グリーアはんと合わせて九人やね。なるほど、ワルキューレどすか……」

　歌劇「神々の黄昏」に登場する九人の戦乙女。有名なブリュンヒルデを筆頭に、オルトリンデ、
ゲルヒルデ、グリムゲルゲ、ヘルムヴィーゲ、シュヴェルトライテ、ジークルーネ、ロスヴァイセ、
ヴァルトライテの九人。

『どうです、北欧神話の戦乙女と、日本神話の八岐大蛇（やまたのおろち）の戦いというのも
一興ではありませんか？』

「うちの清姫は“むつまた”どすえ。二人減らしてくれはりません？」

　スミスの笑い声が響いた。

『いや、これは面白い冗談だ。しかし、やはりこれは公平な数なのですよ』
「ほう？」

『こちらは八人。対するそちらは、六つの首と、首以上に強力な尾が一本』


　スミスの声が低くなる。


『そして――――どんな蛇以上に危険な、あなた』


　静留の笑みが深くなった。

　すみません、今日はここまでです。

　これならそのまま続けてもよかったかも（＾＿＾；）。

　では、また明日、よろしければおつきあいくださいませ。

うぐぐ蛇の生殺し
放置プレイﾊｧﾊｧ。いかん、Mに目覚めそうだ

糞SS投下するな　誰が読むか

>>489
うがーーーすごいいい所で切れたァーー。
明日、明日ですね。待ってます待ってますよ。
お預けくらった犬のように落ち着きなく…。
ああ今日一日中そわそわしちゃうよ(ﾟДﾟ；)
まじGJっす。

>>489
これはもうほんとにワシントンDC壊滅な勢いですね、すげえ
明日が楽しみだわあ

>>485
俺も青春の情動を否定したりなんかしませんよ
規制の中で最大限にエロリズムってのがいいんですよ、うん

画像の要領小さくしてくださいとへこんでいた404です
409の人いい道具ありがとうございます
ここのスレの人達は親切で助かります
ここのスレの職人の方々の素敵な画像とSS毎度ありがとうございます

>>489
ガ━Σ(゜Д゜;)━ン
えぇとこで切りはりますなぁ
明日ってーとやっぱ日付変わってからかな(´Д゜)
しかしGJ!あなたのSSを読むため今日も一日命を大切に過ごします。いや〜まじ凄かった.....

>>480
こいつ何でこんな偉そうなの？

>>495
何度も続くと荒れるから今後は控えた方がいいよ。

>>485
何があってもあなたの絵が最高に萌えだという事は否定できません。
凹んじゃだめだよ！
>>489
神SS、静留様の素晴らしさが溢れてます。静留様…恐くて強くて美しい…最高だ〜。

明日、明日が楽しみじゃY！
途中斬ってスミマセンでした...エキサイティングなSSの方。

410の人
画像小さくしてくれてありがとうございます
葱刀にプスっとお友達がツボをついておもしろい画像でした(ﾉ∀｀)
笑いが止まりません

498の人すいません
orz

>>497
まぁまぁ、またーり行こうよ(´∀`)ｂ

恐くて強くて美しくてエロい。しかもガチレズ。
それが姐さんクおリティー

>>489
ｸﾞｯｼﾞｮｰｰｰｰｰｰﾌﾞ!!!!
明日も楽しみにしてますｙｐ。

>>484
というか普通にサイトにうｐしてもらった方がいいかも。
どうせこのスレのアンテナは即効反応するのでｗ

>>489
　 。　 。
　/　 ／ 　ｽﾎﾟﾎﾟｰﾝ!!!
(　Д )

ふぉぉぉぉぉぉ！！こ、こんないい所で……
ＴＶのシーンとのつながりも自然だし、量産型深優といい…全てが……(*´д｀) b ｲｲ!!

明日の投下が今から楽しみﾃﾞｽ
そうそう、書き忘れてた…ウルトラＧＪ〜！！

485でなくて479へのレスです。すいません。

>>503
既に反省してる人に対してああいうレスをかえすのが信じられないんだが。

まあ漏れもちょっと頭冷やしてくるか・・・

>>508
書き方悪かったかなあ

荒れて欲しくないから、モロ絶対反対ってことを言いたかっただけなんだけど・・・

個人的には>>417はとっても萌えでした
だから、叩かれっぱなしじゃなく、また来てね、また描いてほしいってことですよ

>>509
どう考えても書き方悪すぎ
あんなレスされたら描く気無くなってもおかしくないぞ
俺は>>508の怒りが痛い程分かる
職人さんにレスする時はマジで書き方に気を付けてくれ
これでSさんが静留描いてくれなくなったら最悪だよ・・・

ハイストップ。おまいら、落ちつけ。本気で荒らしたくないと思うならレスしない勇気も必要だ。
あんまり媚びすぎた書き込みも萎える元ですわよん。


まあ茶でも飲んでまたーりしようぜ。( ・ω・)つ旦

　　　　　　,ィ^ '⌒'｀ヽ､
　　 　 　 /ﾊ/_v､l_ヽl　 i
　　　　　l !l '､_,　 ､_,.| l |
　　　 　 l ||　 ,ィ==､｜! !
　　　　 ﾉ !| ｿ 7_ ﾆ{ノ! l l
　　　　{　l/(_ ｲ-.rく_┤| 〉　　　　　　　ほなマターリいきますえ
　　　　 Vヽ _ｽニ｀_/ 入
　　　　/　 /lニYTﾆく 　 ヽ
　　　　｀ｰ1人､/-ヽｸiヽ- '
　　 　 　 r'´, -〈 r‐､ ﾄ､|
　　　 　 rV {　　l!__,.V ├i
　　　 　 ｀!T'ヽﾆ ﾍ= ﾍ´| |
　　　 　　| |　 ヽ　 i　 |｜!
　　　　　 |_|　　├ ﾍｰ1.! !
　　　　　 Ll　 　 ー'^ｰ' Ll

今だ！パンチラげｔｔくぁwせｄｒｆｔｇｙふじのｌｐ；＠：

まったりと行こうぜ！！
でも夜中ぶっとおしで片恋艶花聴いてたら、静留への想いが熱くなりすぎて、
身体はまったりでも、心はまったり行けなくなっちまったよ。

はい、会長大好きだ―、ってことでｗｗ

（描き直しを命ずる事＝また絵見たい

つー感じに取れたけど..）

>>489
GJ！！
戦闘シーンの迫力が凄いね、恐カコイイ！

>>509
エロパロからのお客さん以外は誰も叩いてないし、荒れてもいない。

つーわけで（？）４８０もあんまりきにせんときよしぃ〜

あの絵に付くセリフが楽しみだよ(*´д｀*)

>>516
だよな、むしろ荒らしてるのは(ry
俺は18禁ならそうと注意書き書いてくれればうｐはOKだと思うし

ナニコレ…？１日覗いてなかっただけで

>>489
超超超GJ！！！
516の方と同じく、戦闘描写うま杉！！！
むっちゃ続き楽しみにしてますww

SUNAGIMOさんが始めたブログ色んな意味でおもすれーｗ

>>509
君はもう少し言葉を選びながら発言しなさい。
昔からこのスレはエロ絵もみんな甘受してたのに今更君の発言で方向変えてどないするん?
今まで沢山職人さん達が製作されて貼られてきた中にも「モロ絵」も数々あるんだよ。
折角良い流れで来てるんだからこのリズムを崩すのはあかんで。

>>521
ちょっとまった、板の性質上、下までのモロはさすがにちょっとマズイ。

っつうかわざわざ話題を変えたのに掘り返すようなことをしないでくれ。
こういう状態になるのがきっかけ作っちゃった人にとっては一番負担になるんだから。
本気でここや職人さんのことを考えてるならここでストップ。

↓以下何事もなかったかのように

設定資料集がほしい。

まぁ、一番欲しいのはDVD最終巻だったり。
追加エピソードに期待が高まる。不安もあるが。

>>520
HiMEでガンパレいいな。

ニートさんとこの静留がインリンって言葉に噴いたｗｗｗ

静なつ系サイトさんの日記、おもろいところ多くて素敵（　´∀｀）

>>285
> 販売用とレンタル用で収録時間が違うようだ
ってことはもしかしてレンタル用は追加シーンなしとか有り得るのかな…。
いや、まさかわざわざ2種類のDVD作るとも思えないので同じであって欲しい。
レンタル派の俺はちょっと心配だな。

>>526
たしかに、一部のとこの日記は、異様なほどのおもしろさがあるな・・・
日記の更新チェックとか、久しぶりにしてる俺がいるわｗ

静なつ萌えのみなさんがいかに脳のなかこの二人で占められているかがよくわかりますね。日記
自分も大概そうですが。

>>489
凶姫(・∀・)ｲｲﾖｲｲﾖｰ!!
ＨｉＭＥｓｓに掛ける曲つうたら（当然）梶浦サウンドであるべきなんでしょうが
貴方のはハンス・ジマーが似合いそうな気がしますえｗ

狙撃兵がミラーで首チョンパされるとか、そういう小ネタの上手さにも唸って感動・・・

後編、楽しみに待ってます<(_　_*)>

>>528
俺も毎日チェックしてるな、神たちの日記。
それぞれ独特の雰囲気があってﾜﾛｽW

他者から見たら痛いのかもしれないけど、
私たちから見ればかなり魅力的。
それが神日記。静なつクオリティ。

素晴らしいイラストにSSに日記にここに集いし仲間たち
全て我らの修羅姫静留さまの魅力の賜物だな
ありがたやありがたや…

本スレに舞☆の情報でてる。
校長なつきのサーポートしてるってさ。
なつきの名前笑えるｗ

でもさ、静留の恋って報われないよね。高確率で。どうするんだろ。これから先。

むくわれるさ。
きっと…。　かっと。

いやもう静留が出るだけで十分すぎる
しかもそこそこ重要そうなポジションっぽいし

>>535
公式がどうなろうが神職人の方々の作品と我々住人達の妄想で静なつは幸せに向かって
突っ走るのさ。

ヴィオーラってすみれだけど、藤色の花もあるからこの名前なのかな。
この調子だと舞衣あたりはマイ・トワイライトとかそういう名前っぽい

シズル・ヴィオーラかっけー

スカート長くなっちゃって、
美しいおみ足を拝見できないのがちょい悲しい。

シズル・ヴィオーラ
「五柱」と呼ばれる数少ないマイスターオトメの１人。
なぜか主を持たず、学園でナツキをサポートしている。
全校生徒の憧れのお姉さま。


パラレル物としてMAiDは楽しめそうだな
やべー期待してなかったけどちょっと早くみたいｗ

MAiDじゃないよ

とりあえず静留人気のポイントは抑えてきてるね。
あとは京都弁か否かってところかな。

しかしHiMEキャラでトップをきって情報公開されるとは・・・

スカートがブーツの上ぐらいまでの長さならもっとよかったのに

サンクリで買った舞-HiMEコピー誌。冒頭の静留と雪之のやりとりﾜﾗﾀ。
夏コミ受かってご機嫌の雪之に「キラ×アス」で取れたん？と聞く静留に
「ディザ×イザ」ですと素で返答する雪之。腐女子バレｗ。背景に遥はﾊﾃﾅﾏｰｸ

>>527
本スレより

56 名無しさん＠お腹いっぱい。 sage 2005/06/17(金) 20:19:39 ID:icMkOLI/
ttp://product.bandaivisual.co.jp/web_service/shop_product_info.asp?item_no=BCBA-2003
ttp://product.bandaivisual.co.jp/web_service/shop_product_info.asp?item_no=BCDR-0415
レンタルじゃ最終回のロングヴァージョンは見られないってことですかい……

今から毎日100円貯めて最終巻買うよ！
五柱ってのは宝塚の五組からきてるのか？某所日記に書いとった。

>>548
宝塚のことよく知らんからそう言われるとなるほどと納得してしまうなぁ。
「月組」とか「星組」とかあるのかな？

地震だ.....きよしのご降臨だ〜(´∀｀)
ｺﾉﾉｳﾐｿﾊﾓｳﾀﾞﾒﾀﾞ

マイスターオトメのキャラにシズルとナツキが公開されたのを
記念して描きました。そこの世界でもヘタレですｗ。
ttp://ranobe.sakuratan.com/up/updata/up42687.jpg

>>551
江田島校長乙であります。仕事はえーなー。

>>551
ﾜﾛﾀｗｗｗ

まあ報われないからこそ、美しくも感じるのかな。桜が散るのと一緒で。

基本設定は変わらないんだな
とりあえず、静なつをセットで出してくるあたりスタッフGJ！
よくわかってるじゃねーかｗ

ダラダラとネットみてたんだが、ウィステリア（藤）じゃなくてヴィオーラしたのは
シェークスピアの歌劇にひっかけたみたいだなあ。

内容がもう男装の女に恋をするとかその手の話だし

キャラや作品作るにあたって得ろゲーメーカーに話を聞きに行ったほどなのだから
ターゲットたちが何に萎え何に萌えるかは結構分ってるだろ。
公式の壁紙とかもそうだったしｗ
とりあえず、続編への興味沸きに沸いてきましたよ。

>>556
マジでか…スミレって宝塚の校歌にもなかったか？
すみれのはーなー♪って…。
色々練ってるなぁ…。

>>556
ああ、今回のなつきパンツルックでカッコいいしな、中身はともかくｗ

静留の服装がちょっとダサイな
もうちょっと何か他にデザインなかったのかね

>>559
あのワンピースみたいなのがオトメの正装なんだろうな。
秘書みたいな役割ならカッチリスーツとかのほうが萌えるのに。

>>547
うわ、マジか…。
25分も違うのか。
特典映像がついてないとかならまだいいけど、
追加シーンをレンタル版ではわざわざカットするってことなら激しく糞仕様だな。
バカらしい。最終巻だけでも買わせようって腹なのかね。
だとしたら意地でも買いたくなくなるな。コピーかp2pで済まそう。

>>561
いや、それに関しては本スレで、25分新規カット追加じゃなくて
同じ話の追加版も収録じゃないか？　って言ってる人がいたような……。
自分は普通に最終回が二つ、違うバージョンが収録されるものだと思ってた。
25分も新規カット追加してもあんま採算取れないだろうし。
というかコピーとかp2pは流石にヤメレ。

>自分は普通に最終回が二つ、違うバージョンが収録されるものだと思ってた。
なるほど。それが可能性が高そうね。
でも結局、金欠orケチのレンタル派には真の最終回は見せたくないって仕様になるんですなぁ。

レンタル版でもTV放送時と同じなんだから別に構わんだろ。
金払ってまで見たくないなら諦めたらいいだけの話。

大丈夫！
全話nyで揃うからｗ
買う奴の気が知れんねー
なんか特典あったっけか？

むしろ、高い金を出してくれる人に対して、不公平にならないように気配りしてるのだろう。
と好意的に解釈すべきかと。

流れ切っちゃってゴメン
さっき


MAiD学校…
「シズルさん…いえ、マイスターシズル。私はあなたを倒してMAiDの中のMAiDになってみせる！」
「・・・・・・」
「勝負です！」
「あげますえ」
「・・・はぃ？」
「マイスターの称号なんぞいりまへんさかいにアンタにあげるゆーとります」
「(；ﾟдﾟ) ・・・ｿﾚﾃﾞｲｲﾝﾃﾞｼｮｳｶ?」
「ｲｲﾝﾄﾞｽ　(´д｀) b」


って感じの夢を見て起きたらマイスターオトメニュースが…ww
やはりﾒｲﾄﾞの語呂がﾔﾊﾞかったのかﾋﾒの文字を残したかったからなのか…
でも考えようによっては一種の王族なつきMAiD静留設定だよな
なつきをサポートしながら隙をみては校長室でいちゃいちゃしてるんだろーな
ええ、たとえ画面には表現されなくても……

ま、映像が見れればいいんだったらnyでもShareでも何でも使えばいいだろうが、
パッケージとしての商品は買うしかないからな。

割れ厨はｶｴﾚ!
で済ますべきところだろ。

>>567
シズルはナツキをサポートしてて、ナツキはいろんな形で主人公を応援とあるから、
シズルの活躍もそれなりにありそうな気がする。

戦闘シーンとかあるよな？チャイルドのようなの出るんだろうか…。乙女と王族がウテナの如くペアでバトる？

>>554
報われないとは限らんて。

というかこういう形で登場するあたり、
ファンの視点的には「報われてる」だろう

　　　　　　,ィ^ '⌒'｀ヽ､
　　 　 　 /ﾊ/_v､l_ヽl　 i
　　　　　l !l '､_,　 ､_,.| l |
　　　 　 l ||　 ,ィ==､｜! !
　　　　 ﾉ !| ｿ 7_ ﾆ{ノ! l l
　　　　{　l/(_ ｲ-.rく_┤| 〉
　　　　 Vヽ _ｽニ｀_/ 入
　　　　/　 /lニYTﾆく 　 ヽ
　　　　｀ｰ1人､/-ヽｸiヽ- '
　　 　 　 r'´, -〈 r‐､ ﾄ､|
　　　 　 rV {　　l!__,.V ├i
　　　 　 ｀!T'ヽﾆ ﾍ= ﾍ´| |
　　　 　　| |　 ヽ　 i　 |｜!
　　　　　 |_|　　├ ﾍｰ1.! !
　　　　　 Ll　 　 ー'^ｰ' Ll
　　　　　|←―6m――→|

>>572
だな
まあ次回作では２人ともサブキャラだから、
どんな関係だとかにはあんまり時間割かれないだろう

>>566
>むしろ、高い金を出してくれる人に対して、不公平にならないように気配りしてるのだろう。
>と好意的に解釈すべきかと。
そうしたいのは山々なんだが、だったら何故最終巻だけなのかと。
全巻そういうのがあればちゃんと買っていたものを、
いまさら最終巻だけ気配りとか言われても、もう他の巻の初回なくなってるし買う気なくなる。
最後だけだなんて、いやらしいといわれても仕方ないねぇ。

アリカが校長室を訪ねると、ドアの向こうからあやしい囁き声が聞こえる。
ドアを開けると、抱き合っていた校長とシズルがあわてて離れる。
鈍感なアリカは、「校長はなんで真っ赤なんだろう？」と不審に思う。

シズル・ヴィオーラ、ナツキ・クルーガー・・・
ヒィャアッホウゥゥ！！！

アク禁くらってたのが書き込める様になったので、絵を投下させてもらいます。
服の色が分からなかったので中途半端に色ついてます。すいません。
ナツキ校長、髪型変えたら男装っぽくなった…。

ttp://ranobe.sakuratan.com/up/updata/up42701.jpg

>>578
ナツキ（表記はカタカナだよな、やっぱ）かこいい！！
シズルかわいい！！
うまいなぁ・・・すげえＧＪだよ！！

>>575
そうしたいならしときゃ良かっただけの話だ
なぜ最終巻だけかというと最終話がディレクターズカット版があるからさ

>>575
全巻、映像特典も限定グッズもあるじゃん

>>578
ｷﾀ━━(ﾟ∀ﾟ)━━( ﾟ∀)━━( ﾟ)━━( )━━(ﾟ )━━(∀ﾟ )━━(ﾟ∀ﾟ)━━!!!
カッコイイ！しかもめちゃ上手い！GJ！

>>580
今までも買った人しか見れない部分ってなかったっけ？


というか買わないなら買わないで全然かまわんと思うがあんまここでグチグチいわれてもなぁ・・・。
できればアンチスレあたりで愚痴ってくださいよ。
ってかこういうところでP2Pとかの話題は絶対厳禁ですよ。

>>570
売る覚えでスマンが前にメカ作監の名前が１話からクレジットされてるっていってなかったっけ？
だからまぁチャイルドもしくはそれに類似したものはでるだろうし、戦闘シーンもあるだろうて。
基本的にペアバトルはないとおもうが。

>>566,575
レンタルと販売版で違うのはいやらしいと言われても仕方ないと思うが、最終回だけで言うと
最終回はかなり大幅にカットされたのでDVDはディレクターズカット版になるって聞いたんだが
これ自体は別にいやらしいとは思わんな。

あとここで購入者や制作側をののしるのはやめような。お門違い。
荒れる原因になりかねんのでマターリいこう。

>>582
1巻の初回特典DVDは買わないと見られないかな。声優のインタビューとかなんで
いらん人はいらんかも。後はHiME来るカレンダーとかのグッズ関連ぐらいか。

>>578
ｽﾃｷだー！(ﾟ∀ﾟ)
ＧＪ!!

ヴィオーラのほうの静留も女の子侍らせたりしてたらイイな！
そしてクルーガーなつきの折檻

宝塚歌劇で櫻の園

>>578
ヒィャアッホウゥゥ！！！
>>586
全校生徒の憧れのお姉さま、らしいから可能性としてはありえるｗ

今回女子高だしなぁｗ

ゲーム公式のサーカス更新してるんだけど
エレメント殉逢、言うそうで…。やたららしい名前。

「じゅんあい」か。
長刀もこれと同じなんだろうな、銘は。

漏れとしては「えー？」だなあ。
色んな意味で直球杉。
いかにもな字面もなんかちょっと・・・

なんか、某ホモマンガが脳裏をよぎってしまった..

直球なのにチョット逸らす辺りが俺はおっと思ったんだけど。
まあ人それぞれだな。
でも、正直鞭っぽい辺りですでにえーだったので気にならなかっただけかもｗ

>>591
テチガイ→天輪になったりしてるからアニメと一緒かは微妙かも。

テチガイ違うｗ

才能豊かで全校生徒の憧れのお姉さま、そしてなつき大好き…
役を演じるって書いてあったから性格とか変わるのかなと思えば
静留は静留のまんまだなｗ

静留みたいな濃いキャラの性格を下手にいじっても、
鬼百合以上のキャラは出来そうにないしな。

にーとの人の日記が、舞オトメについてはじけすぎててクソワロス。
アニメロミックスで、笑いまくった。

新作のほうのシズルの衣装って結構評判悪いくさい？
俺結構好きなんだけど。

>>599
俺はあまり好きじゃないな、ダサイ。
風華の制服みたいにもっとスカート短くして太股出して欲しい。

静留は和服が似合いすぎてて、
制服着てるとイメクラのおねえちゃんみたいなんだよなｗ

>>476
パスが分かりませんorz
ヒントおねがいします。

舞★Maid（仮）の世界では
じゅうななさいはいい歳という可能性があるのでは・・・
なつきは復讐者としての危なかしい面がなくなるのは少しさびしい

>>593
カツラ屋の人が日記で書いてるタイトルと同じなのか（　´∀｀）
男の俺には全然ピンと来ないんだが有名なのかそのホモマンガw

某神の日記にもあったけどシズルの衣装サクラ３のエリカっぽいんだよね。

会長制服着た静留が一番好きだよ..イメ倉じゃないもん..

>>602
静留×なつき　これを四文字に略す

>>605
THX!
四文字というから執行部合体の方かとオモタ

　　　　　　　　　　　　　　）
　　　　　　　　　　　　　（
　　　 　　　　　,,　　　　　　　　）　　　　　　）
　　　　 　　　　ﾞﾐ;;;;;,_　　　　　　　　　　　（
　　　　 　　　　　ミ;;;;;;;;､;:..,,.,,,,,
　　　　　　　　　　i;i;i;i; '',',;^′..ヽ
　　　　　　　　　　ﾞゞy､､;:..､）　　｝
　　　　　　　　　　　.¨.､,_,,､_,,r_,ノ′
　　　　 　　　　/;:;":;.:;";i; '',',;;;_~;;;′.ヽ
　　　　　　　　ﾞ{y､､;:...:,:.:.､;:..:,:.:.　._　　､｝
　　　　　　　　".¨ｰ=v ''‐ .:v､,,､_,r_,ノ′
　　　　　　　/;i;i; '',',;;;_~⌒¨;;;;;;;;ヾ.ﾐﾞ´ﾞ^′..ヽ　
　　　　　　 ﾞ{y､､;:...:,:.:.､;､;:.:,:.:.　._　　.､）　　､｝
　　　　　　　".¨ｰ=v ''‐ .:v､冫_._ .､,_,,､_,,r_,ノ′
　　　　　　/i;i; '',',;;;_~υ⌒¨;;;;;;;;ヾ.ﾐﾞ´ﾞ^′.ｿ.ヽ
　　　　　　ﾞ{y､､;:..ゞ.:,:.:.､;:.ﾐ.:,:.:.　._υﾟo,,'.､）　　､｝
　　　　　　ヾ,,..;::;;;::,;,::;):;:;:; .:v､冫_._ .､,_,,､_,,r_,ノ′
　　　　　l　 〃　 |　 ｉ ! |　|　　　 l、 ＼　 ､　　＼!　l、
.　　　　 l　〈 l　 │ l ! ! ヽヽ　　　| ヽ　ヾ　ヽ　　　　! ! !　 !
　　　　 | |　 !　　| l トヽ‐-ヽヽ､　ヽ-ヽr‐ヽ　l、　!　| | ! l　ﾄ、　なつきのうんこはええなぁ・・・
　　　　 ! !　 ｒヽ |_ゝ!ニﾆ,ﾐ丶　 ＼ゝﾆヽ-‐ﾘ- !　!　!ハ　!　 !
　　　　 ! |　 |　 !‐　-=・=-　 　　　-=・=-　 ゞ!　!ノ　 !　!　! !
　　　　 ! l　 l　 !l　　￣ ´　　　 i　　　ｰ`- '　ﾚ' !　│　!　| ! 　
.　　　　!　|　|　　!　　/// （●＿●）　　////,ｲ　 l　　!　!ヽ
　　　 /!　|　!　　 !　　　　　　 l l　 　 　 /^r ｖ-!　!　! !　 !ヽ 　
.　　 / |　 !│　　!ヽ　　　 ､___＿___,　　/ﾞ,ｒ'|ﾞ亅 !　 !　| !　l ヽ
　　/ 　　　!!　　　!　＼　　　 ─‐　　/ /　/ /7　!　 !　! ヽ ヽヽ
　　|　〈　 　l　　　 l、 r｀ト､　　　　 ,〃/　/ 〃l　 l　 | 　!　ヽ ヽヽ
-､_l、 ヽ　　!　　　　ﾚ'　ヽ ｀ ｰ- | /　/＝@/ / /　|　 !　　　 !　ヽ ヽ ! ヽ
　 ｀ｰl´￣´ ! !　　　! l、　ヽ　　 〃　/ /　/　! ､ ヽ |　 │ヽ　ヽ l　!
-ｒ', ／ 　　|　!　　　 ! |　　 ヽ　/ ／/ﾞﾞ　 /　 ! l─ l!　 　│　! │

>603
今急いでそちらの日記確認してみたら自分の頭の中よぎった事ほぼ同じ事が
書いてあり驚いた次第です。タモリとか。
自分は作者と本の存在だけ知ってて内容はワカランねぇ。女子なのにBLはダメで。

>>605
ちゃんとやったのに

パスフレーズが一致しません


orz

>>609
静なつ。

　　　　　　 　　∧＿∧　　　┌────────────
　　　　　　 ◯（ ´∀｀ ）◯ ＜ 僕は、ナツキ・クルーガーちゃん！
　　　　　　　 ＼　　　 ／　　└────────────
　　　　　　　_／ ＿＿ ＼_
　　　　　　（＿／　　 ＼＿）
　　　　　　　　 　　ｌｌｌ

それにしても本当に静留が続編に出るとは思わなかった。
キャラデザの人が（いい意味でだろうけど）迷惑な人と評して
一気に作品の方向性を変えた人が続投というのはいまでも信じられない。

もしかして、舞HiMEにおける真白に使える23さんぐらいの出番しかないのではと少し心配

二期目だし、出番としてはそれくらいになっても仕方ないのかな
とも思います
でもとにかく出て来てくれただけで嬉しいすな
しかも相変わらずなつきと一緒

制服姿の静留を描いたら、この情報が出て来て
なんだか描き納めみたいな感じがw
ttp://www.42ch.net/UploaderSmall/source/1119277274.gif

イメクラぽくても会長の制服が好きです
スカート長くなってあのお御足が拝めないのはもったいない…

>>613
（・∀・）ｲｲ!! なんかエロカッコイイ！GJ！

>>612
出番が少なくても脳内でカバーするから、無問題！
このスレもまだまだ伸びそうだなｗ

>>613
静留カコイイ、GJ！

　今日の分の『凶姫』、１時半ぐらいをめどに投下しようと思います。

　すみませんが、おつきあいくださいませ。

>>613
スレンダーでかっこいいなぁ。GJ！

シズルの制服やはりあまり評判は良くないようだが、
常時あの制服でいるのだろうか？思ったのだが。
舞HiMEでは精々制服、私服ぐらいだったが
例えば、戦闘シーンになると「変身」という演出でコスチュームチェンジするとか。

>>616
おぉ〜、いらっしゃいましたか〜　ク〜１時半がまちどおしい！

>613
エロカコイイ！・・・・というより、なんかエロカワイイ！でＧＪ！

>616
ふかゆー8連荘とどう戦うのか楽しみであります！

>>617
ああ、それ見たいかも！変身でコスチェンジ、終盤の深優みたいな演出で衣装がかわったらカッコいいかもしれん。

ダメだ、続編のシズル＆ナツキの衣装が
サクラ3のエリカ＆グリシーヌに見えて仕方ありません。
何となくダブルパンチ食らった気分でもうヘロメロです…

ttp://www2.ranobe.com/test/src/up0656.gif

この下全部マヨﾜﾛｽ

シズル・ヴィオーラのスカートが長いのは秘密があるんだ
あのスカートの下にはオトメの秘密・隠し武器がいっぱい♪
ムチにローソクに荒縄にバイb…そして有事の際には変身だ！戦闘服は必殺のボンテージ♪


ああ……なんか番組違っちゃうよ……＿|￣|○ ｺﾞﾒﾝ

>>620
御葱ﾜﾛｽｗｗ　GJ！

サクラ大戦やったことないんだよなー、衣装くらいはさすがにわかるけど。

話が５月〜１１月末あたり（？）でエピローグは一気に卒業式だから
本編でコート着てたの千絵＆あおいだけだったんですよね

んでＨｉＭＥの皆さんの耐寒装備どんなかなーと想像してたら
脳裏にメーテルな会長さんがあらわれた(*´д`)
そして戦士の銃を２丁装備したなつきと、それはもう延々と汽車旅をし続けるのです
途中下車するたびに事件に巻き込まれて乗り遅れそうになるのは仕様です

ちなみに親切な車掌さんは太っててアフロで眼鏡が光っていますｗ

>>620
ＧＪ！！静留の表情、幸せそうだｗｗ

自分も、あれはエリカとグリシーヌにしか見えなかったんで、ちょっと嬉しいｗ

そしてナツキを起こす際には『おはようさんどすサンバ』
を歌うシズル..
他にも『おばんどすサンバ』『ぶぶづけくわはりますかサンバ』toka

624>私と同じ妄想しているＷＷ
　　もちろん劇場版パート１で。エメラルダスは奈緒で（苦しいかな？）
　　だれか描いて〜。

>>587
櫻の園なら遥ちゃんも当然でるんですよね。

>>578
うぉー、ナツキが凛々しい(*´Д｀)
サイトのSSも読ましていただきました。奈緒かわいそ笑えるよ奈緒。

>>620
ＧＪ！
ああ　長葱に　歌を　口ずさみ♪

エリグリなシズナツに反応有難う御座いますｗ

>>626
前夜はナツキのYシャツパジャマにしてお泊りですね(;*´Д｀*)ﾊｧﾊｧ

>>629
なつきの　アｎ（ｒに　挿す　勇気〜♪

>>627
メーテル静留さん＆エメラルダス奈緒ちゃん良いですね〜
描いてみたいけど999ものっそウロ覚え…orz

>621
狂我校長...
って（w

>630
おもわず本当に口ずさみました。
（ア（rってあまり略してないですね！）

エリカな会長と言われ、スカートをたくし上げあの綺麗な太ももをさらけ出しつつ
銃を取り出す会長を想像して萌えた(*´Д｀)
グリシーヌななつきと言われ、ハルバードを振り回す姿を想像してしまった…orz

似合いそうだなハルバードｗ

どこの静なつサイトも盛り上がってますなあ

一度萌えたらもう逃れられない、静なつｽﾊﾟｲﾗﾙ!!!!

　では、『凶姫』の続き、投下開始します〜♪

　　　　　　　　　　１０

　ＭＩＹＵたちが一斉に動いた。
　人間と違って、動き出す前の気合いとか、気配のようなものは何もない。
　命令を受け、実行に移すだけ。そこに感情のはたらきは皆無である。

　深優・グリーアと同じ顔をした機械が、無言のまま飛びかかってくる。

「清姫！」

　六つの首と長い尾が迎え撃った。

　敏捷性では圧倒的にＭＩＹＵが上のようだが、実はそうでもない。清姫は巨大なので鈍重に
見えるだけで、その素早さはかなりのものだ。

　その上パワーは圧倒的。一体のＭＩＹＵが素早く清姫の胴に飛び乗ったが、そこが即座に
大きく跳ね上がる。蜂に刺された人間が腕を振るようなもの。ＭＩＹＵはなすすべなく宙に
投げ出される。空中ではどうすることもできない。尾がぶっ叩き、吹っ飛んで、壁にめりこむ。
動き出すが、どこかが壊れたのか、動作はそれまでよりも鈍い。

　一方でその逆もある。小回りのきくＭＩＹＵが清姫の首の前で動き回り、幻惑した隙に横合い
から別なＭＩＹＵが迫る。剣が突き刺さり、アンチ・マテリアライザーが起動。完全に効果を
発揮する前に振り払われたが、清姫のその部分は腐食したように変色し、ぼろぼろと崩れていた。

　数の上では同数だが、一対一がいくつもというわけではない。どちらも連携し合い、あらゆる
角度から複数の攻撃をしかけ、攻守めまぐるしく所を変える。

　そして――――静留の前に、一体のＭＩＹＵが立った。
　彼女にだけは、左腕がある。

『それは、あなたの相手をさせるため、アンチ・マテリアライザーを外して機動力を高め、
対人戦闘用に特化させたＭＩＹＵですよ。さあどうなさいますかな』

「いけずやねえ。自分でやらんと、こんなオモチャを出してくるなんてなあ」

『何とでも。やれ、ＭＩＹＵ！』

ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━ !!!!!

　ＭＩＹＵが疾風のように突っこんできた。
　人間の形をしているが、人間の域をはるかに超えたスピードだ。

　静留の反応は追いつかなかった。
　振り下ろされた薙刀は、刃ではなく、柄の部分が当たった。

　懐に入ったＭＩＹＵが肩から体当たり。
　体格はほぼ同じでも、体重がまったく違う。静留は交通事故にでも遭ったように跳ね飛ばされた。

　激しく床を転がり、横たわる。

「う……」

　顔を歪めて呻くその胸元を、ＭＩＹＵの手がつかんだ。
　持ち上げられる。着物の襟元が乱れ、胸の谷間があらわになった。静留は苦痛に顔を歪め、
動けない。

『いい格好ですね、藤乃静留』
「や……やかまし……わ……」
『エレメントを手放さないところはほめてさし上げますがねえ』
「早う……殺すなら早うせんと……知らんで……」
『ああ、安心してください。あなたは殺しませんよ。あなたを殺してしまったら、ブラック・
プリンスの力が増す一方ではありませんか。私どもとしては、それはあまりありがたくない
わけで』
「ほな……うちを……どうする気や……」
『我々のものになっていただきましょう』

　ＭＩＹＵの手がゆるんだ。
　静留は落下し、無様に地べたに這いつくばる。

　薙刀を杖にして何とか立ち上がった。

「どういう……つもりや……？」

『なに、簡単なことです。まず、ＭＩＹＵには何をやってもかなわないのだと、絶望して
いただきましょう』

　ＭＩＹＵはだらりと両腕をぶら下げて立っている。
　深優・グリーアのような、感情表現や会話を行う機能は組みこまれていない、純粋に戦う
ためだけに存在する人型の機械。
　にもかかわらず、その立ち姿は老練の武術家の、いかなる攻撃にも対応できるように無駄な
力みを抜ききった、自然体によく似ていた。
　どこにも隙がなく、またどのような動きにも即座に反応できる余裕に充ち満ちている。

『絶望した次には、心から我々に忠誠を誓っていただけるようになるまで、ゆっくりとおもて
なしを受けていただきます』
「おもてなし、どすか。うちはちょいとうるそうどすえ」
『千年王城（おうき）の伝統ですか。確かにあなたは、作法には厳しそうですねえ。しかし
まあ、伝統の点では劣るかもしれませんが、それなりのものである自信はありますよ』
「ほう」

『まずは両脚をへし折ります。それから――脱臼の経験はおありですか？　肩の関節を二三回
抜き差しするのもおつなものですよ。指ももちろん、爪をはいでから、一本残らず逆方向に
折り曲げてさし上げます。美しい髪の毛を全部抜くメニューもございますのでぜひ一度お味見を。
そうそう、どうぞご心配なく、目は最後まで取っておいて、ご自分の体が芸術的に変化してゆく
様をじっくり見分していただくつもりですので。
　もっとも、あなたのように美しい方ならば、まずは女性として生まれた幸運を、その下半身で
たっぷりと味わっていただきたかったのですが……黒曜の花嫁としての資格を失うことも、
殺すのと同じ結果を招く可能性もありますので、残念ながら却下です』

　スミスの嬉々とした長広舌の間にも、清姫とＭＩＹＵたちの戦いは激しく続いている。

　どうやら他のＭＩＹＵたちは、清姫を牽制することを第一としていて、倒すことにはそれほど
重点を置いていないようだ。静留を押さえれば清姫は無力化されるから、対静留用の一体の
邪魔をさせないことが大事、という判断なのだろう。

　静留もまた、話の間にじりじりと立ち位置を変えていた。

　ＭＩＹＵから逃げる――――いや逆に、こちらの刃が届く、剣術で言うところの撃尺（げきしゃく）の
間合いに入ることを狙って、仁王立ちしたまま動かないＭＩＹＵに、少しずつ近づいてゆく。

「はあっ！」

　裂帛の気合いと共に、薙刀が奔った。

　鋼をも切り裂く必殺の斬撃は、しかしあっけなく空を切る。
　薙刀がおかしな方向に泳いだ。ほんのわずかにかわしたＭＩＹＵが、手の甲で柄を叩いたのだ。
　静留の胴ががら空きになる。

　踏みこんできたＭＩＹＵの拳が、静留の脇腹にぴたりと当てられた。寸止め。その気なら
拳を打ちこみ、あばらをへし折り、一瞬で静留を失神させていただろう。

「くっ！」

　静留は薙刀を回転させ、石突きの部分でＭＩＹＵのあごを狙う。
　それも、ボクシングのスウェーのように、上体をそらしただけでかわされた。

　滑るように懐に入りこんできたＭＩＹＵの手が、はだけた着物の襟をつかみ、引いた。
　静留の体が傾き、腰の上に乗せられ、一回転。教科書に載せたいような背負い投げ。

「ぐっ！」

　背中から硬い床に叩きつけられた静留は、辛うじて受け身は取ったものの、強烈な衝撃に
呼吸が止まった。
　胎児のように身を丸め、激しく咳きこみながら苦悶する。

　その足をつかまれた。

　それなりの重量はあるはずの静留の体が、軽々と引っ張られる。逆さ吊り。裾がはだけ、
すらりとした脚が、ほとんどつけ根まであらわになった。透き通るような雪白の色合いが、
この死闘の中に、場違いなほどになまめかしい。

『実にいい眺めです。古のこの国の風習だと、女性は下着をつけていなかったそうですが、
その点あなたは現代風ですな。少々残念です』
「あんた……思ってた以上にスケベオヤジなんやね……」
『まだ減らず口をたたく元気はあるようですね』

　足首を離された。頭から落ちる。

　床に転がり、その姿勢から薙刀を水平に払った。
　狙うはＭＩＹＵの足首だったが、簡単に柄を踏みつけられてしまう。びくともしない。

『さて、いかがです？　まだギブアップなさりませんか？』
「遠慮しときます」
『では、もう少し』

　ＭＩＹＵの爪先が静留の脇腹にめりこんだ。

　文字通りの血反吐を吐いた所で、髪をつかんで引き起こされる。

　手首をねじられ、薙刀を奪われた。

『捨てておきなさい』

　ＭＩＹＵは手首だけでそれを放った。轟音上げて壁に突き立った。そこまでの距離は優に
十メートルはある。手を伸ばしても絶対に届かない。

「うぐっ……！」

　背後に回ったＭＩＹＵの腕が首に巻きついた。
　静留は必死にもがいたが、人の身ではＭＩＹＵの力に対抗できるはずもない。

　腕が頸動脈を締め、その目が一瞬焦点を失う。

『ＳＴＯＰ！』

　ＭＩＹＵの腕がゆるんだ。

『危ない危ない、もう少しで気絶させてしまうところでした。あなたには最後までしっかり
意識を保っていていただかないとねえ……次に起こることを見てもらうためにも』

　スミスの声が跳ね上がった。

『遊びは終わりだ！　やれ、ＭＩＹＵども！』

　清姫に隙ができていた。
　首のいくつかが、静留を気づかうような動きを見せたのだ。
　そこへＭＩＹＵたちが飛びかかった。

　首のひとつに、深々とアンチ・マテリアライザーが突き刺さった。
　その首は大きく口を開き、きしるような絶叫を上げる。
　そして、麻酔剤でも打たれたかのように、くたくたとなって、床に落ちた。

　隣の首も同じ目に遭う。

　その隣も。

　長い尾も、先端に金色の刃が突き刺さり、大きく波打って、動かなくなった。

　ＭＩＹＵに乗られた六つの頭と尾がすべて動きを止める。
　ふくらんだ胴体部分と角はまだ揺れていたが、もはや脅威ではなかった。

「清姫！」

　静留の悲鳴に、スミスの高笑いが応えた。

　　　　　　　　　　１１

　足音がした。

　静留の前に立った金髪男は、もちろんジョン・スミス本人だ。
　普段の折り目正しい立ち姿ではなく、両手をポケットに突っこみ、やや肩をそびやかすように
している。

「いい眺めですねえ」

　ぐったりして動かない清姫を見やり、壁に突き刺さった薙刀を見てから、静留にあらためて
視線を動かして、にやけた顔をさらに笑み崩れさせた。

「頼りのチャイルドは完全に戦闘不能。あなたも、エレメントは手放し、自分ではどうする
こともできずに、私にされるがままでいるしかない」

　スミスは静留の髪を手に取った。
　手の平からさらさらとこぼす。

　頬に触れた。

「くっ」

　静留は顔をそむけて拒んだ。
　するとスミスは、はだけた胸元にいやらしい目を向けた。
　着物の上から、豊かなふくらみを鷲づかみにする。

「やめえっ！」

「まだわかっておられないようですね。あなたに命令する権利はないのですよ。あなたにできる
のは、許しを乞うことだけなのです」

　スミスの手の中で、たわわな乳房が揉まれ、形を変えた。

「ぺっ」

　静留は唾を吐きかける。

「ＭＩＹＵ」

　スミスの冷ややかな声と共に、ＭＩＹＵの腕が静留の首に食いこんできた。

「うぐっ……ぐう……がっ……！」

「苦しいでしょう。頸動脈ではなく、気管を締めていますからね。頸動脈で落ちるなら一瞬で、
むしろ気持ちいいぐらいのものですが、窒息は時間がかかり、苦しいばかりです」

　もがく静留の顔色が、ひどく鬱血した赤色から、土気色に変わっていった。

「このくらいにしておきましょうか」

　指が鳴ると、ＭＩＹＵは力をゆるめ、静留はぜいぜい喉を鳴らした。その満面が汗に濡れる。

「わかりましたか。現在の所、あなたの体は完全に私の支配下にあります。そして心も、これ
からすぐ私の忠実な犬と変わってゆくのです」

「だ……誰が……」
「誰でも最初はそう言うのですよ。けれども“もてなし”を続けていると、だんだんと苦痛の
前に意志力を失い、恐怖がその顔を覆うようになり……そしてついには、私に悪態をついた
その口で、何でもするから助けてくれ、やめてくれと叫ぶようになる……」

　スミスは目を閉じ、恍惚としてぶるっと震えた。

「その、屈服の瞬間を目の当たりにする快感ときたら……何度味わってもいいものですよ……たまらない」
「この……変態……」
「ＭＩＹＵ」

　電流が流れた。
　静留の手足がめちゃくちゃに跳ね回る。着物から煙が上がる。

「ストップ。……さて、いかがです？　次は何をお望みですかな？」
「う……うう……」
「まさか、この程度でギブアップはなさらないでしょうね。プリンセスを好きにできる機会
などこの先あるとは思えません。私の至福の時間を、そうあっさり終わらせないで下さいよ」

「……おぼえとき……」

　静留の唇がかすかに動いた。
　肌のあちこちが焼けこげ、苦悶する唇の端からは血もにじませている。

　ぐったりしたまま、つぶやく。


「うちの肌に触れていいんは………………この世で、ただ一人や……」


　スミスは冷笑した。

「ほう。それはそれは、ずいぶんと貞淑なことで。これほどまでに思われるブラック・プリンスが
うらやましいですなあ」


　すると今度は静留が、冷ややかな笑みを浮かべた。

「くくっ……ああそうか……あんた、まだそう思うてはるんやなあ……くくく……」

　スミスの眉が寄る。
　これが本性なのだろう、目尻の吊り上がった、冷酷で凶悪な表情。

「何がおかしいのです？」

　静留は答えない。
　スミスは容赦なくその頬を張った。
　二度、三度。
　血しぶきが飛び散った。

「何がおかしいのですか？」
「くっ、くっ、くっ……」

　拳が、静留の顔面にめりこんだ。
　鼻血がぼたぼた垂れ落ちる。

　それでも静留の低い笑い声は止まらない。

　薄気味悪く感じたスミスは、わずかに後ずさって呼吸を整えた。

「……まあ、そうやって自分の中に閉じこもるのは勝手ですが、その程度の抵抗、いつまでも
続けられるとは思わないことですね。チャイルドもエレメントも使えず、ＭＩＹＵに捕らわれ
たまま、私に許しを乞う以外のことはできないのですから」

　余裕を見せつけるように、スミスは大仰に肩をすくめて腕を広げた。

「ああ、それにしても、実に惜しいことをしましたね。あの地下宮殿で、私を殺しておけば
よかったのに。何があったのかは知りませんが、やるべきことをやらないでおくと、後で苦労
することになると、ママに習いませんでしたか？」

「くくく……」

　静留の笑みが、さらに深く、邪悪になった。
　歪んだ唇の間から歯がのぞく。

　スミスの背を冷たいものがはしった。

「な、何がおかしいのです！」

「そうやな、そろそろ……教えたる……」

　静留は顔を上げた。
　髪は乱れ、血がこびりつき、普段の静留を知っている者が見れば、思わず目をそむけるような
有様だ。

　だが。

「ヒッ！」

　スミスは思わず後ずさった。

　あの目だ。
　地下宮殿で、スミスを死人と変えた、あの顔だ。

「あの時な……別に、あんたのこと、忘れてたわけやあらへん。斬っとこか、とも思うとった
んよ……」
「ほ、ほう……」

　スミスの背筋を冷気が這う。顔がこわばる。内心を表に出さないことが諜報部員の鉄則
だったはずなのに、制御がきかない。

「でもな……やめといた。まだ早い、まだや……もうちょい後にせなあかん思てなあ」
「それはまた……な、なぜ……」
　スミスは自分の声が震えているのを、他人事のように知覚した。
「この時を待ってたから……どすえ……」
「こ、この時と言いますと」

「あんたが、手持ちの駒すべてを出し尽くした、今」

「……は！」

　スミスは哄笑した。
　芝居がかった仕草で、両手をさし上げ、口を大きく開いて笑い声を張り上げた。

「何をバカなことを！　すべてを出し尽くし、敗北しているのはあなたの方でしょう！　ＭＩＹＵ
に捕らわれ、逃げることもかなわず！」
「……ほんまに、そう思うてはりますん……？」
「ははっ！　当たり前でしょう！　では聞きましょう、あなたに何ができると言うのです！」

「そうやなあ……うちにできるのは…………ただ、呼ぶことだけ……やねえ」

「呼ぶ？　何を！？」
「もちろん――――」

　静留は、あの低い声で、そっと呼ばわった。





　　　　　　　　　　　　「清姫」

　清姫が動いた。

　六本の首、長い尾はことごとくＭＩＹＵに封じられている。
　何もできないはずだが……？

「なっ！？」

　スミスは張り裂けんばかりに目をむいた。

　清姫の胴体が高々と持ち上がり、斜めに傾いた。

　これまで常に地面に接していて見えなかった、清姫の底面。
　そこに、巨大な口があった。
　円形の開口部の周囲に、六本の牙が生えている。

「あ、あんな所に――――！」

　その言葉も終わらぬうちに。

　首のひとつを封じていたＭＩＹＵが、その口に飲みこまれた。
　牙が中央に集まって、ぴったりと開口部を閉じる。
　ＭＩＹＵの胴体がねじ切られた。
　後に残るは、片膝立ててかがみこんだ姿勢の下半身と、金色のアンチ・マテリアライザーのみ。
　動力を失ったアンチ・マテリアライザーはすぐに色を失い、ただの鋼と化した。

　それに続いて、清姫の首がみるみる元の色を取り戻し、動き出した。

「そんな……馬鹿な……！」

　蒼白になったスミスは、物凄い形相で静留を、いや静留を捕らえているＭＩＹＵに向いた。

「こっ、殺せっ！」

　しかしＭＩＹＵは従わない。その唇が動き、無機質な声が流れ出る。

『えらーデス。作戦こーどガ優先サレマス』

　人間の部下とは違うのだ。あわてふためいてスミスはわめく。

「そ、そうか……権限者ジョン・スミス！　コード変更！　藤乃静留の生命保護命令を取り消し、
全武装の使用を許可――――」

　みなまで言い終えることはできなかった。

　静留の首を締めつけている、ＭＩＹＵの左腕。
　それが、破砕音と共に、肩のつけ根からちぎれて、床に落ちる。

「な……！？」

　宙に、六角形の鏡が浮いていた。
　鱗の『目』がとらえたものを映し出す鏡。
　静留はそれを、ＭＩＹＵの腕の中に呼び出したのだ。

　拘束がゆるんだ瞬間、静留は全身を脱力させ、重力に引かれるままに下に逃れた。
　ＭＩＹＵは反射的に残る右腕で殴りつけた。
　拳は、さらに数枚展開した『鏡』に防がれた。

　静留は転がってＭＩＹＵから距離を取り、素早く起きあがると、腕を水平に伸ばす。

　手の先には、壁に突き立つ薙刀。
　その全体が淡く輝いた。
　命のミロクのように、エレメントそのものが飛んでくるようなことはない。
　けれども――――薙刀の、刃の部分が、結合をゆるめて鎖となり、柄がバネ仕掛けのように
飛び出した。

　静留の手の中に収まる。
　握る。しっかりと。

　引くと、波打つ鎖に続き、薙刀の刃が、壁を切り裂きながら宙に舞った。
　解き放たれた獣が勇躍しているようであった。



　自由になった清姫の首が、ＭＩＹＵの残骸を振り落とし、左右に糸を吐き散らす。
　他の首の上にいたＭＩＹＵが、首もろとも糸に包みこまれた。
　逃れるすべを失ったＭＩＹＵを、清姫の首が叩き潰す。
　その隣のＭＩＹＵは、噛み砕いてバラバラに。
　危険と判断して逃れたＭＩＹＵも、糸に捕らえられ、動けなくなったところを押し潰された。

「ひっ……あ、ああ……ああっ……」

　スミスは目を張り裂けんばかりに見開く。
　信じられない逆転。

　ＭＩＹＵが次々と屠られてゆく。先ほどＭＩＹＵたちが牽制を重視していたのと同様、清姫も
実は手加減していたのではないか。そう思えるほどの圧倒的な力の差だ。

　清姫の首、三本が一斉に糸を吐いた。
　それも一本二本ではなく、細い糸を、無数に。
　扇状に吐き出された糸は、空中で重なり合って、網となる。

　残っていたＭＩＹＵ二体が、まとめて絡めとられた。
　左手の剣で切り裂くが、追いつかず、動きを封じられる。
　上下から、あるいは左右から、清姫の首が食いついた。
　足が抜け、腕がもげ、バラバラと部品をまき散らしながら、ＭＩＹＵは残骸と化した。

「やっ、やれっ！　殺せっ！　はやくっ！」

　スミスは最後のＭＩＹＵに命じた。

　片腕を失おうとも、その戦闘力はまだまだ静留より上のはずだ。
　失ったのが左手だったのが痛かった。内蔵されていたマシンガンを使えていれば。

　しかしまだ、清姫に奥の手があったのと同様、ＭＩＹＵにも隠し武器がある。
　今だ。今使わねば、清姫にやられる。
　スミスはほとんど祈るような気持ちで、ＭＩＹＵの戦闘プログラムの作動を待った。

　静留は、棒状に戻した薙刀を構えている。
　乱れた髪、はだけた肩。口元には血が流れ、目は凄惨に輝いて、さながら手負いの獣のよう。

　目が合った。
　脳髄を赤い針に貫かれた心地がした。

「撃てっ！」

　ＭＩＹＵが突然うずくまった。
　いや、違う。膝が妙な形に折れたのだ。

　関節とは違う部分、太腿の半ばあたりがぱかりと開き、炎の尾を引く塊が飛び出した。

　小型ミサイル。これがＭＩＹＵの奥の手だ。

　スミスは耳をふさいで床に伏せる。

　頭上を衝撃が通過した。
　爆炎。

　スミスは見る。ＭＩＹＵが、即座に爆発の中へ突っこんでゆく。残っている右腕を突き出し、
静留の息の根を止めようと。

　煙の向こうに、藤色の色彩が踊る。静留。恐らく『目』で爆発を防ぎ、しかし衝撃は殺しき
れずに、後方へ吹っ飛んだ。

　すべてはスローモーションのよう。

　煙の中からＭＩＹＵが襲う。

　静留は不十分な姿勢から薙刀を。しかし人間の反応速度ではＭＩＹＵには及ばないことは、
先ほど実証されたばかりではないか。スミスは勝利を確信した。


　だが。

　刃は、すでに体の正面にあった。

　静留は最初からその位置に構えていたのだ。

　待ち受ける刃に、ＭＩＹＵは自分から突っこんでゆく形になった。

　身をひねって、わずかに体をずらしたのはさすが。
　だが――――もつれ合うようにして転がり、起きあがったＭＩＹＵからは、残る右腕も
失われていた。

「そんな！」

　頭をかかえた姿勢のまま、愕然とスミスは叫ぶ。

　静留がニッと唇をたわめ、わずかに目を左右に動かした。

　それで、理解した。
　静留がいるのは、この広い直方体のスペースの、角の所。
　背後二方向が壁。
　ボクシングでコーナーを背負ったように、逃げ場はないが、同時にＭＩＹＵの襲撃コースも
限定される。
　後はその線上に刃を置いておくだけ。
　静留はそのために、爆風を利用して、角へと逃れたのだ。

「なかなか厄介やったけど……経験が足りんかったな」

　ＭＩＹＵは恐怖するということがない。表情も変えることなく、なおも静留に迫る。蹴り
一発でも、静留に内臓破裂をおこさせるには十分だ。

　両腕のないＭＩＹＵが、踏みこんできて、左足を軸に、右足を跳ね上げ――――。

　その寸前。
　ＭＩＹＵの体を、風が貫いた。
　左肩から、右の腰へと、斜めに。

　蹴りは空を切る。
　高々と持ち上がり、美しく伸びきった足の先には、すでに静留はいない。

　舞うように、踊るように、静留はＭＩＹＵと立ち位置を入れ替えていた。

　そっと目を閉じ、薙刀を回転させて、肩に負う。

　背後のＭＩＹＵの体が、ずれた。
　風が流れたそのままに。
　肩から腰へ、斜めに、鋭利な切断面をのぞかせ、上半身がずり落ちてゆく。

　メタリックな輝きもまばゆい内部装置と、すっぱり切断された金属骨格。
　黒いオイルが流れだし、揮発した冷却液か、白い湯気が立ち上った。

　ごとりと、重たい音をたてて、上半身が床に落ちた。
　転がり、首がスミスの方を見た。
　作動している時とまったく変わらぬ、赤いつくりものの目だった。


　清姫が、勝利の雄叫びか、きしるような咆吼を上げた。

　　　　　　　　　　１２

　どうやって逃れたのか、記憶がない。
　気がつくと海の中にいた。

　地下施設は海底にまで広がっている。小型潜水艇を使って海から人や物を行き来させることも
少なくなかった。どうやらそこから、生身で海中に逃れたらしい。

　水を吸って重い体をどうにか岸へ運び、浜辺にはい上がった。

「はぁ、はぁ、はぁ……」

　息をつく。

　ようやく呼吸も落ち着き、横に目を向ければ、砂浜のずっと向こう、疎林の上に、逃れてきた
工場が黒々とそびえている。

　多数の爆発音や火災で集まってきたのか、消防車のランプとおぼしき赤い光がかいま見えた。
ボンと音がして、夜空に炎が噴き上がる。別な消防車のサイレンが近づいてくる。

　哀れだな、とスミスは嘲笑した。今頃地下で、清姫はあらゆる施設を破壊しているだろう。
地上にいるあの連中も、もうじき巻き添えを食って悲惨なことになるはずだ。

　それにしても、ＭＩＹＵを八体そろえた必殺の布陣をもってしても敗北するとは。

　この基地を失うのは非常に痛い。処罰も覚悟しなければならない。
　けれども自分は生きている。生き残っている。
　藤乃静留と対決して、生きているのは自分だけだ。

「ふっ……今のうちに、勝ち誇っているがいい……Ｂｉｔｃｈ！」

　破壊の限りを尽くし、満悦の表情を浮かべているだろう静留に、スミスは憎々しげに言い捨てた。

「とりあえず……本国と連絡を取らなければ……」　

　よろめきながら立ち上がり、基地に背を向け歩き出す。

　その時。

　突然、風が吹いた。
　木々が悲鳴を上げて身をよじる。

　次の瞬間、あらゆる音が消え失せた。

　スミスも止まる。
　体も、心も。
　指一本動かせないまま、首だけが、自分の意志ではないように、振り返る。



　雲一つない夜空に輝く月。

　その色は、赤。

　禍々しい鮮血の色。




　――――海。

　海原に、無数の波頭がきらめく。
　月光を浴びて、きらきらと……赤く、どこまでも赤く。




　赤い海の上に、静留が立っていた。




　スミスは、何もかも忘れてその姿を見つめた。
　時は止まっていた。
　わずかな潮騒の音だけが、停止した世界に鳴っている。

　広い広い水面に、少し首を傾けて、薙刀を手にたたずむ静留。

　月と、海。
　そして静留。

　世界はただ、それだけ。

　　　　　　　　　　１３


　水面が盛り上がり、清姫が現れる。
　海水を滝のように降らせながら鎌首をもたげる六つの首。
　それを見て、ようやくスミスの呪縛が解けた。

「ヒッ！？」

　恐怖が全身を貫く。
　体が本能に従って動き出す。

　静留が、追ってきた。基地の破壊を後回しにして、自分だけを。
　そんな馬鹿な！
　だが、現実だ。呼吸が苦しいのも、心臓が破裂しそうなのも、砂を踏んで走る足が信じられ
ないほどスローにしか動いてくれないのも。

　盛大な水音に、地響きが続いた。
　ずん。
　大地が揺れ、足がもつれる。
　転んだ。

「ひ、ひっ、ひいいっ！」

　尻餅をついたまま、背後を振り向き、見上げる。

　のしかかるような清姫と、その首の上に、静留。

「さっきは、ようやってくれはりましたなあ……」
「うわああああっ！」

　スミスは悲鳴を上げると、何を思ったか、震える指を静留に向けた。

「お、おかしい、理不尽だ！　あなたの行動は理屈に合わない！」
「理屈……どすか？」
「どうして私一人を追ってくる！　基地機能はまだ健在だ、脅威となる武器もまだまだ保管
されている！　研究データが残っていれば、新たなＭＩＹＵも作り出せる！　なぜそちらを
先に壊さない！　それが正しい行動というものだろう！　ここに至るまであれだけのことを
やっておきながら、なぜそうしない！？　なぜこっちに来るんだ！？　私はこの通り身ひと
つだ、脅威にはならない、ただの人間だ！　だのになぜ！　そんなのはおかしい、間違って
いる！」

「なぜ、言われてもなあ……」

　静留は童女のように小首を傾げた。

「あんたは、うちの敵やから」

「敵！　ははっ！　殴られたのがそんなに悔しかったか！？　触られたのがそんなに許せな
かったか！？　あなたは、その程度の感情で動くような人ではないはずだ！」
「ああ、そんなもんはどうでもええんよ」
「どうでもいい……？」

「言うたやろ。うちにひどいことしたから追いかけとるんちゃいます。あんたは、うちの敵
なんよ」

「敵……敵とは！？　私が一体、あなたに何を！？」

　スミスはますます狂乱してわめき散らした。

「そうとも、私が一体何をした！？　私は被害者だ、何もしていないのに、無理矢理シアーズ
の代表として謀略の種にされ、無数の犠牲者を招く結果となった！　私がＭＩＹＵを起動させ
あなたに立ち向かわせたのは、身を守るために仕方なくやったことだ！　私にはあなたに恨ま
れる理由などなにひとつない！」

「ほう……」

「そうとも、我々シアーズは、あなたと手を結ぼうとしていたのだ！　あなたに力を貸し、
他のヒメを倒し、あなたが望むならブラック・プリンスとて倒してみせようと！　それなのに
なぜこのような真似を！　恩を仇で返すつもりか！　ああそうか、これもやはりブラック・プ
リンスの差し金か！　邪魔な我々シアーズを追い払おうと！　一番地の旧勢力を駆除し、今度
はシアーズを！　そして今度こそ自分が完全なる支配者となろうとしているのだな！」

「………………」

　静留は怒鳴るスミスを、面白そうに見つめた。

「どうした！　何か言ってみろ！」
「そうやなあ……それじゃ、教えてあげましょ。あんたは、うちの敵なんよ」
「それはもう聞いた！　私が訊いているのは、なぜ敵か、だ！」

「さよか……」

　静留は、すっと目を細めた。
　ただでさえ殺気の塊のようだったのが、全身に赤いもやを漂わせたようになった。