MS擬人化で萌えよう・3校目

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1通常の名無しさんの3倍
前スレ
MS擬人化で萌えよう・2校目
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/x3/1118088810/

まとめサイト(登場人物、その他設定などはここを参照)
ttp://msgijinkamoe.fc2web.com/index.htm

【ちょっとした注意事項】
・このスレは「機動戦士ガンダム」シリーズに登場したMS・艦船などを擬人化した、学園モノ系
 ネタスレです。
・ガンダムSEEDシリーズの擬人化はこちら
 ttp://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1137269195/l50
・ネタ職人、絵描き職人さんは随時募集中。
・なお、エロ描写は禁止とまでは申しませんが、ちちしりふとももな少年誌レベルまででおながいします。
2通常の名無しさんの3倍:2006/02/13(月) 22:56:59 ID:???
3通常の名無しさんの3倍:2006/02/13(月) 23:02:42 ID:6pX4dfew
>>1
乙。ありがとう。
4前スレ723:2006/02/13(月) 23:06:52 ID:???
乙です。自分が立てようとしたのですがホスト規制喰らってました・・・
で前スレ721氏、ネタが被りそうですがどうしましょう?
5通常の名無しさんの3倍:2006/02/14(火) 02:00:57 ID:???
新スレ乙。
バレンタイン+部活ではなく珍しくクラスつながりなネタを。

「2・4 in 1-A」

ガンダム、教室へ。
橙ゲゼ「おーう、ガンダム」
ガンダム「あ、おはよう」
リックドム「うーす」
橙ゲゼ「おう、リック。…どうだ、今日は?」
リックドム「いやあ、やっぱり…orz」
橙ゲゼ「でもよー、お前、姉さんいるじゃねーか。貰えないのか?」
リックドム「馬鹿!姉さんなんかから貰える訳ねーだろ!お前こそ部の女の人から貰えるくせに」
橙ゲゼ「いや…それがゲゼさんが作ろうと思って部屋に置いておいたチョコ、昨日アニキが食っちゃってさぁ…」
リックドム「後は・・・って事か。」
橙ゲゼ「お前こそ剣道部があるじゃねーか」
リックドム「くれると思ってるのか?第一、風紀委員のグフB先輩がいるってのに」
橙ゲゼ「お互い、先輩がネックなのかな…あ、そういうガンダム君はどうかなー(ニヤニヤ)?」
ガンダム「ん、僕?貰ってないよ」
リックドム・橙ゲゼ「ええーっ!?」
ガンダム「何でそこまで驚くのさ」
リックドム「いや、だって、なあ?」
橙ゲゼ「お前みたいな奴でも貰えないのか…なんのそぶりもなかったのか?」
ガンダム「そぶりって…なんかオカシクない?」
橙ゲゼ「だって、お前赤ザクと付き合ってるんだろ?」
ガンダム「!?」
リックドム「いいよなぁ…かわいくて幼馴染だもんな」
ガンダム「違うよ!僕とはそんな仲じゃないって!」
リックドム「あれ、違うのか?」
ガンダム「うん…」
橙ゲゼ「そっか…じゃ、同類だな(ニヤニヤ)」
ガンダム「うっ、悪意のある笑い方だなぁ…」
リックドム「まーでもよ、くれる奴っているかなぁ…?」
橙ゲゼ「そこだよなぁ…そんないきなり現れてくれる奴って…」
?「あのー、リックドムさんと橙ゲゼさんですよね?これ…」
リックドム、橙ゲゼ「キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!! 」
橙ゲゼ「あ、ありがと…(うう、こんなことが起こるなんて…)」
リックドム「ありがとな…(俺、神を信じるよ…)」
ガンダム「んー…ひょっとして…」
?「うっ…」
ガンダム「Sガンダム君?」
Sガンダム「ば、バレたか…」
橙ゲゼ、リックドム「ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!!!! 」
橙ゲゼ「オワタ…」
リックドム「共に逝こうか…」
Sガンダム「ま、待てって、俺が悪かった!姉さんがさあ…」
橙ゲゼ「お前もか?」
Sガンダム「おう、俺も被害者だ…」
リックドム「の割にはノリノリだったぞ」
Sガンダム「そりゃあ、ノルマクリアできなかったら先輩達にイジメられるんだよぉ…だからコレよろしく」
ガンダム「カメラ?」
Sガンダム「おう、これで騙された奴を撮っていくんだ。ガンダムもよろしくな」
ガンダム「いいけどさぁ…」

続く。彼ら使ってSS書く人がいたらごめん。
6通常の名無しさんの3倍:2006/02/14(火) 03:10:43 ID:???
>>5 続き
リックドム「何が悲しいって、Sガンダムの事を良いと思ってしまった事だ…」
橙ゲゼ「同意。一瞬だがキュンってきたもんだなぁ…」
ガンダム「でも、キレイだったなあ」
橙ゲゼ、リックドム「そうなんだよなぁorz」
橙ゲゼ「で、だ。他にくれる奴がいるかなぁ…」
紺キュベレイ「やっほ!」
リックドム「うわ!びっくりしたぁ〜」
ガンダム「おはよう、紺キュベレイさん」
紺キュベレイ「おはよ!はい、コレ」
ガンダム「これ…」
紺キュベ「そ、チョコ!みんなにも!」
橙ゲゼ「マジか!」
リックドム「これ、別に変なもん入ってないよな?」
紺キュベレイ「あ〜、疑うの〜?そんなこと言うとあげないぞ〜!?」
リックドム「い、いやいやそうじゃねえよ!」
橙ゲゼ「驚いただけだよ、わりいか?」
紺キュベレイ「悪い!こっちだってボランティアじゃないし」
リックドム「ご、ごめん!」
橙ゲゼ「俺たちが悪かったよ!」
紺キュベレイ「わかった!じゃっ!!」
ガンダム「じゃあねー」
橙ゲゼ「嵐が通りすぎたな」
リックドム「しかし…手元には女子のチョコが…」
ガンダム「ありがたいよねえ…」
橙ゲゼ「こりゃ幸先がいいですよ」
リックドム「さて、次は誰かなー?」
―そして、昼休み―
橙ゲゼ「貰えねえ…」
ガンダム「まあ、紺キュベレイさんは誰にでも優しいしねぇ…」
リックドム「ぬか喜びだったな…」
ガンダム「でも、やっぱチョコ交換が活発だねー」
橙ゲゼ「でもよー、基本的に女 to 女ですよ?」
リックドム「そう、いつの間にこんな風習になっちまったんだ…」
橙ゲゼ「あぁそのチョコ、ウン十年前なら俺らへの義理だったのに…」
ガンダム「まあまあ。あ、赤ザクさん」
赤ザク「あ、ガンダム君。友達も?」
ガンダム「うん」
赤ザク「そっか…はい、コレ。みんなにも」
ガンダム「あ、ありがと」
リックドム「おう、サンキュ」
橙ゲゼ「いやあ、嬉しいですな」
赤ザク「あんたら、声でアピールしすぎよ(苦笑)」
リックドム「そうか?そんなはずじゃーないんだけどなー」
赤ザク「そこら辺のわざととらしさがダメなんだって」
橙ゲゼ「そうっすかあ?」
赤ザク「ああ、もう!」
ガンダム「まあまあ」
赤ザク「じゃあね。媚びるのは見苦しいよ!」
橙ゲゼ「いやあ、見透かされてましたな」
ガンダム「そりゃあねえ…僕が見てもちょっと…」
リックドム「でも、チョコは貰えたろ?同情GET作戦、大成功だろ?」
ガンダム「そうだけど…」
橙ゲゼ「さあ、この調子で続々来るか!?」
7通常の名無しさんの3倍:2006/02/14(火) 03:11:48 ID:???
―放課後―
ガンダム「来なかったね」
橙ゲゼ、リックドム「orz」
ガンダム「やっぱ、わざとらしすぎたんじゃない?」
橙ゲゼ「そんなことはないはずだ!」
リックドム「何故だ!俺らの作戦に狂いがあったというのか!?」
ガンダム「(多分…ね)」
リックドム「あ、俺部活あっから」
橙ゲゼ「おう。俺も」
リックドム、橙ゲゼ「じゃあな!」
ガンダム「二人とも、お疲れ〜」
―ガンダム家・ガンダムの部屋にて―
ガンダム「さて…せっかく貰ったんだし…食べなくちゃな。
これはSガンダム君の?普通に市販のだ(苦笑)モグモグ…結構美味しいや。あ、手紙だ…「騙してゴメン」?彼らしいなあ。
次は、紺キュベレイさんか。モグモグ…うっ、コレは…味が無い。多分手作りだったんだろうなあ…
これが赤ザクさんのか。あ、手紙だ…『形が悪くてゴメンなさい。でも、ガンダム君には手作りがあげたかったんです…』
まさか、コレ…」
ガンキャノン「ちょっとー、ガンダム入るよー…って何コレ?」
ガンダム「あ、ちょっと姉さん!」
ガンキャノン「何してんの…ってちょっとちょっと、この手紙!」
ガンダム「あ、あ…」
ガンキャノン「姉さーん、ねえさーん!!ガンダムが本命チョコー!」
ガンダム「止めてー!言いふらさないでー!!」
終わり。少し早いけど、一日をざっと書いてみた。
8通常の名無しさんの3倍:2006/02/14(火) 13:20:05 ID:???
>>1乙でした。

ではこちらもバレンタインネタで。

『血のバレンタイン』

あーあ。昼休みは残念。
ヅダさんが私を探しに来てくれたのに
ズゴックちゃんとゴッグさん、物凄く怖い顔してわたしを連れ戻しに来るんだもん。
おまけになんかわからないまま水泳部に入部させられちゃった…
何であんなに急いでたんだろ?
まあ、いいや。今日は水着持ってないから明日からだね。
放課後どうしようかなぁ。
あ、そうだ!チョコ作らなきゃじゃない!
はぁぁ…それにしてもヅダさん…
ヅダさんならきっと、と直感したわたしの勘は間違ってなかった。
生まれて初めてわたしのダイブを受け止めてくれた方…
(注:彼女は今までに数十人の男子生徒を体当たりで病院送りにしています)
妹のギャンヌちゃんもきれいで優しそうだし、今回こそ、この恋しっかり実らせなきゃ!
9通常の名無しさんの3倍:2006/02/14(火) 13:21:30 ID:???
某百貨店にて

ギャンヌ「ええと、お父さんにはこれ…βにはこんなんでいいかな。兄さんには…」
ゼーゴック「原料用のチョコ下さいな♪」
ギャンヌ「あ!あの声は!」
ゼーゴック「あ!義姉さん!」
ギャンヌ「誰が義姉さんよ!」
ゼーゴック「え!?もしかして義妹?」
ギャンヌ「いや、そう言う問題じゃなくて…」
ゼーゴック「誕生日何日です??」
ギャンヌ「4月1日だけど…」
ゼーゴック「えー!やっぱり義姉さんじゃないですかぁ。わたし3月31日ですよぉ?」
ギャンヌ「だからね、なんで私とあなたが姉妹になってるか聞きたいんだけど…」
ゼーゴック「ヅダさんの妹さんなら、わたしの義姉さんですもん〜。」
ギャンヌ(この娘…ちょっと頭ゆるいのかな…)
ゼーゴック「もぉ〜そんなこと言わせてぇ。はずかしいわぁ(テレテレ)」
ギャンヌ「念のため確認したいんだけど…まさかあなた、兄さんが好きとかじゃないよね?」
ゼーゴック「え!?もちろん好きですよ!?わたしとヅダさんはきっと運命の赤い糸で結ばれてるんです!」
ギャンヌ「だ、だって、今朝方初めて会ったばっかりでしょ?」
ゼーゴック「運命の前には時間なんて関係ないですもん。」
ギャンヌ「ていうか、なんで?どこに運命なんて感じたの?」
ゼーゴック「えへ…朝から予感はあったんですけど…」
ギャンヌ(…投げ飛ばされてカレーパンもらったアレが運命なのかしら。)
ゼーゴック「昼休みにね、屋上から飛んだとき受け止めてくれたでしょ?ヅダさん。」
ギャンヌ「ああ、そうね。兄さんはともかく、あなた、平気なの?」
ゼーゴック「はい!大丈夫です!わたし、運命を感じた人には、私の全てを受け止めてもらいたいんです。」
ギャンヌ「ま…まさか、他の人にもあんな事してたんじゃないよね…?」
ゼーゴック「あそこまで思いっきり飛んだのは初めて…なのにヅダさんは受け止めてくれた…」
ギャンヌ(そりゃ兄さんくらいしか無理でしょうよ…)
ゼーゴック「今までの人たちは、みんなわたしを置いて入院してしまった!ヅダさんは生まれて初めて私を受け止めてくれた男性なんです!これを運命の男性と言わずになんと言おうか!!」
ギャンヌ「…それはそれは;」
ゼーゴック「そういうわけなんで、よろしく♪義姉さん♪」
ギャンヌ「ちょっと待てー!あなたのブっ飛んだ思考はわかったけど、兄さんの都合はどうなるの?」
ゼーゴック「え!?まさか、もう彼女がいるとか!?」
ギャンヌ「え…いや、いないけど…(人生で一人も…)。」
ゼーゴック「なあんだぁ。びっくりさせないで下さいよぉ。」
ギャンヌ「とにかくね?兄さんの気持ちもあるんだから…」
ゼーゴック「だいじょうぶですよぉ。運命で結ばれると定められてるんですから、きっとヅダさんだってわたしを愛してくれますよ。」
ギャンヌ「(何かないかな…あ!そうだ!)あのね、兄さんああ見えて柔道の有力選手なのよ。今は恋にかまけてる場合じゃないの。」
ゼーゴック「ええ!?そうなんですか!?」
ギャンヌ「(お、これは納得してくれるかな?)そういう訳だから、諦めて…」
ゼーゴック「かっこいい!!」
ギャンヌ「え?」
ゼーゴック「はぁぁぁぁぁ…なんてすてきな人…そんな人を用意してくれるなんて、神様ありがとう!」
ギャンヌ「いやいやそうじゃなくって…」
ゼーゴック「義姉さん!きっとわたし、愛の力でヅダさんの競技生活を支えてみせます!」
ギャンヌ「あの、そういう方向で考えないでもらいたいんだけど…」
ゼーゴック「こうしちゃいられないわ!愛のパワー溢れるチョコを作らなきゃ!義姉さん!色々心配してくれてありがとう!!」
ギャンヌ「心配してるんじゃないってばー!ってちょっと待てー!」

ドドドドドドドと怒涛の加速で走り去るゼーゴックにギャンヌの言葉は届かなかった。

ギャンヌ「もぉ、何なのよあの娘!」
店員「あの、お連れの方のお勘定お願いできますか?」
ギャンヌ「 は い ?」
店員「先ほどのツインテールの方、お勘定を済ませていらっしゃらなかったもので。」
ギャンヌ「…く、何で私が…覚えてなさいよ。」

腹立ちを抑えきれずブチブチと文句をいいながらギャンヌは帰宅した。
10通常の名無しさんの3倍:2006/02/14(火) 13:24:16 ID:???
ヅダ「おう、お帰り。」
ギャンヌ「あ、兄さん。練習終わったの?」
ヅダ「ああ。今あがった所だ。父さんとβはもうちょっとやるって。」
ギャンヌ「そう、じゃ、ちょっといい?話があるの。」
ヅダ「ん?なんだ?」
ギャンヌ「あのゼーゴックって娘のことなんだけどね。」
ヅダ「おお、昼は残念だったな。あれから何か進展あったか?」
ギャンヌ「そのことなんだけど、彼女はやめといた方がいいような…」
ヅダ「む?何で?あんなに元気のいい娘、そんじょそこらにいないぞ?」
ギャンヌ「ま、まあそれはそうだけど、ちょっとね…」
ヅダ「何か気になることでもあるのか?」
ギャンヌ「うん、あのね、放課後彼女と会ったんだ。それで話したんだけど…」
ヅダ「うんうん。」
ギャンヌ「彼女、兄さんのこと好きみたいなのよ。」
ヅダ「はぁ?」
ギャンヌ「だからね、部に入れるのはあまり…ほら、練習の邪魔になるでしょ?」
ヅダ「あはははははははははは」
ギャンヌ「(ムッ)何がおかしいのよ。」
ヅダ「今朝会ったばかりでそんなわけないだろ。何を言うかと思えばw」
ギャンヌ「本当だってば!私直接聞いたんだから!」
ヅダ「またまたw」
ギャンヌ「彼女、兄さん用のチョコも買ってたのよ!?」
ヅダ「義理チョコだよ。義理チョコ。付き合いがいいタイプなんだろ。」
ギャンヌ「義理じゃないのよ!彼女本気なんだってば!」
ヅダ「ははぁ〜。」
ギャンヌ「な、何よ。」
ヅダ「お前、女の子が入ると、兄さん取られると思ってヤキモチやいてるんだろ。」
ギャンヌ「な…!そんなわけないでしょ!」
ヅダ「え〜?そうかなぁ?」
ギャンヌ「当たり前でしょ!」
ヅダ「ははは。どっちにしても俺はお前を一番大事に思ってるんだから安心しろ。」
ギャンヌ「そういうことじゃなくって!」
ヅダ「ほらもうバカなこと言ってないで着替えて来いよ。お前の取り越し苦労だよ。」
ギャンヌ「もう!明日になってびっくりしろ!バカー!」
11通常の名無しさんの3倍:2006/02/14(火) 13:26:45 ID:???
そして翌日…

ヅダ「よし、今日は余裕たっぷりだな。ギャンヌ、行くぞー。」
ギャンヌ「ほんとにゼーゴックさんのことちゃんと考えてよ?私、あの娘苦手。」
ヅダ「わかったわかった。」

一方十字路ではゼーゴックがヅダを待ち伏せていた。

ゼーゴック「ふふふ…完璧だわ…わたしが徹夜して作ったこのチョコ製愛の像…これで運命を決定的な物にするのよ!昨日あんなに色々心配してくれた義姉さんのためにも!」

ヅダ「いつも朝ギリギリまで練習してるが、こうして余裕持って登校するのもいいもんだな。」
ギャンヌ「そうねえ(きょろきょろ)」
ヅダ「なにきょろきょろ見てるんだ?」
ギャンヌ「あの娘がどこかに勘潜んでる気がして…」
ヅダ「まだ気にしてんのか?」

そして昨日の十字路に差し掛かった時…

ギャンヌ「(ピキーン)は!この気配!そこかぁ!!!」

ギャンヌは目にもとまらぬ速さで手近にあった金属性くずかごを投げた。
ドンガラガッシャーンと昨日に続き破壊音が響き渡り物陰からゼーゴックが出てくる。

ゼーゴック「いてて…よくわかりましたね。さすが義姉さん。」
ギャンヌ「あなたの気配は見逃さないわよ。」
ゼーゴック(はぁぁぁぁ!義姉さんがいつもわたし達を見守ってくれてる…なんて心強い…)
ギャンヌ(また何か勘違いしてそうね…)
ヅダ「おいおい、何してんだ。は!君は!」
ゼーゴック「あ!おはようございます!ヅダさん!(にこぉ)」
ギャンヌ(無性に腹立つなぁ…この笑顔)
ゼーゴック「にこにこにこ♪」
ヅダ「ヤ、ヤァ!ゼーゴック君!ホンジツは、オ日柄モヨロシク貴女にアラセラレマシテはゴキゲンイカガニゴザルカ!」
ギャンヌ「思いっきり意識してテンパってんじゃないわよー!」
ゼーゴック「ゴキゲン最高でゴザル!だってこうやって朝からヅダさんに会えたんですもの。」
ヅダ「ソソソソンナ、ワガハイハ、左様ナル者ニハアラズシテ貴女ノ好意ニハ当ラザリシコト山ノ如クナレバ…」
ギャンヌ「普通に戻れー!!!」

ギャンヌが先程のくずかごを振り上げてヅダの頭を思いっきり殴りつける。

ヅダ「ぐお!はっ…俺はいったい何を…」
ギャンヌ「何がわかってるよ。(じとー)」
ゼーゴック「あの…ヅダさん?これ…わたしが一生懸命作ったの…」
ヅダ「え?え?」

テンパッてる所にぶん殴られたのが効いて、ヅダはうっかりチョコ像を受け取ってしまった。

ゼーゴック「受け取ってくれるんですね!」
ヅダ「あ?え?」
ギャンヌ「ちょっと兄さん!!」
ゼーゴック「ありがとう!でも恥ずかしいから後でこっそり見てね!」

ドドドドドドドといつもながらの俊足でゼーゴックは走り去っていった。

ギャンヌ「もう!なにやってんのよー!」
ヅダ「だ、だって…(オロオロ)」
ギャンヌ「そんで何なの。この巨大な包み。」
ヅダ「お、おう、ちょっと見てみるか。」

包みを解いた中から出てきたのは全高30cmにも及ぶ幸せな笑顔で抱きあうヅダとゼーゴックのチョコ像だった。
12通常の名無しさんの3倍:2006/02/14(火) 13:28:33 ID:???
ヅダ「こっ!」
ギャンヌ「……………わかったでしょ?」
ヅダ「き、器用だなぁ。彼女。ハハ…ハハハ…」
ギャンヌ「もう!」

ゼーゴック(ああ!ヅダさんも私の愛を受け入れてくれたのね!今わたしは人生で一番幸せ!)

ドドドドドド ドカァ! ドドドドドド

ボール「ぎゃん!」

薔薇色フィルターで前が見えなくなっている彼女に
登校中のボールが跳ね飛ばされたが、
それはまあ小さいことである。

ギャンヌ「はぁ…胃に穴があきそう…」

時は経って放課後、
ギャンヌは疲れきっていた。
一日中幸せオーラ全開で話し掛けてくるゼーゴックの相手は
彼女にはつらすぎる作業だった。
ギャンヌが何を言っても自分に都合よく解釈してしまうし
悪意がないだけに邪険にも出来ず
ギャンヌのストレスはたった一日で人生最高度にまで高まっていたのだ。

ギャンヌ「もうほんと兄さんにはちゃんと言ってもらわないと…体がもたないよ…」

ギャンヌは憂鬱な気分を練習で晴らそうと武道場に向かった。

ギャンヌ「よし!春の大会もあるんだし、こんなことにかまけてもいられない。気合入れて練習しよ!」

武道場の扉をくぐるとそこには…

ゼーゴック「ヅダさんかっこいいー!がんばれー!ふぁいおー!」
ヅダ「ソソソソウデあリマすカ!ボボボボクそんナコト言わレタのハ古今ニ例ナくシテ…」

そこには楽しげなヅダとゼーゴックがいた。

ギャンヌ「何してんのよー!あんたたちー!!!」
ゼーゴック「あ!義姉さん!」
ヅダ「ヤア!ギャンヌちゃん!今日ハあたタかクテイイ日ナリ!」
ギャンヌ「アホかー!」

ギャンヌの怒りは臨界点を突破してしまった。
側の畳を剥がすと、畳を縦に持ってヅダの頭を思いっきり殴りつける。

ギャンヌ「ちゃんと!」
ゴガ!
ギャンヌ「するって!」
ゴガ!
ギャンヌ「言ったでしょ!」
ゴガ!ゴガ!ゴガ!
ギャンヌ「約束はちゃんと守れー!!!」
ゴガゴガゴガゴガゴガゴガゴガゴガ
ヅダ「ぐ…お…ぉぉぉ…」

さすがのヅダも、この攻撃には耐えかねたと見え、
ゆっくりと倒れ、そして動かなくなった。
13通常の名無しさんの3倍:2006/02/14(火) 13:31:31 ID:???
ギャンヌ「はぁはぁはぁ」
ゼーゴック「きゃー!ヅダさん!大丈夫ー!!?」
ギャンヌ「あんたも何やってんのよ!今日から水泳部だって言ってたじゃない!さっさと練習に行けー!!!」

原型を留めないほどボロボロになった畳を鬼の形相で振り上げるギャンヌ。

ゼーゴック「は、はいー!すいませんー!」

さすがのゼーゴックもギャンヌの気勢に気おされて腰を上げる。

ゼーゴック「ヅダさんごめんね?わたし、すぐ戻ってくるから!」

ゼーゴックはプールに走り去っていった。

ギャンヌ「もうやだ…」

ぺたんと座り込んだギャンヌの横で、倒れたヅダの頭部から流れ出した血が水溜りを作っていく。

ドドドドドド
ゼーゴック「うう…約束したことは守らなくちゃいけない…
義姉さんは忘れがちなそのことを教えてくれたのね…
厳しくもなんて優しい義姉さん。
わたし、ちゃんと約束どおりヅダさんを支えつづけるわ!」
ドドドドドド バターン ドドドドドド

更衣室に飛び込んだと思ったゼーゴックが
水着に着替えてプールサイドに走っていく。
なんとそのタイムわずか20秒。

ゴッグ「みんな聞いて。昨日転校してきたゼーゴックが水泳部に入ってくれることになったんだ。」
ズゴック「ちゃんと場所はいっといたんだけど、遅いなぁ。」

ドドドドド

ズゴック「あ!来た来た。」
ゼーゴック「はぁはぁ、ズゴックちゃん!今日のメニューは!?」
ズゴック「あ…えと、ウォーミングアップ25m10本、それから100m14本50m3本、でクールダウン200mよ。」
ゼーゴック「2kmね!行きます!」
ズゴック「あ!ちょっと!みんなに紹介するから!」

ザン!聞く耳も持たずプールに飛び込むゼーゴック。

ザザザザザザザザザ

アッグガイ「うお!はええ!!」
ゾック「まあ〜水に潜ったまま泳いでらっしゃるわぁ〜」
ズゴック「ちょっとー!上がってらっしゃーい!」

ドザザザザザザザザ

ゼーゴック「終わりました!上がります!」

ドドドドドド

ゼーゴックは嵐のように泳ぎきり、走り去っていった。

ズゴック「ちょっとー!紹介するから戻ってらっしゃーい!!!」
ゴッグ「……………今、2km息継ぎしなかったよな。」
アッガイ「バケモノ…(ボソ」
ズゴック「誘ったの失敗だったかしら…」
14通常の名無しさんの3倍:2006/02/14(火) 13:33:34 ID:???
一方こちら武道場ではギャンヌが気絶したままのヅダの血の始末をしていた。

ギャンヌ「ふう…終わりっと。気を取り直して練習しよ。ほら、兄さん起きて。」
ヅダ「う…うーん…もう朝か…頭が痛い…」
ギャンヌ「何寝ぼけてんの。学校の道場よ。」
ヅダ「む?そうだった。練習しにきて…はて、それから何か幸せな事があったような気がするが…」
ギャンヌ「 練 習 す る よ 。」
ヅダ「お、おう(なんかギャンヌ、今日はえらい気合入ってるな)」

バターン

ゼーゴック「ただいま!練習終わりました!」

濡れた水着姿のままでゼーゴックが帰って来てしまった。

ギャンヌ「早!さっき行ったばかりじゃないの!」
ゼーゴック「ちゃんとメニューこなしてきましたよ♪ズゴックちゃんに確かめてください!」
ヅダ「ミミミ水着…」
ギャンヌ「見るなー!」
ゼーゴック「ん?ヅダさん、水着好き??」
ヅダ「ススス好キカ嫌イカと問われレバ、好キト言わザルを得ナイトイウ古人ノ言葉モアるホドニ…」
ギャンヌ「コラー!!!!」
ゼーゴック「えと…ヅダさんにならわたし…水着の下だって見られても…なんて♪」
ヅダ「シターーーーーー!!!!!」
ゼーゴック「見たいです?」
ヅダ「ミミミミタイデ候!」
ギャンヌ「兄さんのバカー!あなたもちゃんと着替えてきて!」
ヅダ「マ、マア、ソンなニ急ガなクテモいいジャなイカ。コッチデ御茶デモイカガカナ?」

いつのまにか畳に広げた緋毛氈の上でヅダがカクカクしながらお茶を淹れている。

ギャンヌ「どっから出したのよ!それ!」
ゼーゴック「あら、ステキ。ヅダさん、お茶の心得もあるのね?」
ヅダ「ハハハ、コれモ武人ノ嗜ミとイイ伝えラレル心ノイトアハレナルモ…」

ブチ

何かが切れた音がした。
15通常の名無しさんの3倍:2006/02/14(火) 13:36:30 ID:???
ギャンヌ「ちょっとそれかして。」
ザクUF「これ?いいけど…」

隣の剣道場で練習していたザクUFから素振り用の重い木刀を借りる。

ギャンヌ「死ねええええええ!!!!!!」
ザクUF「おい!なにしてんだよ!」
ヅダ「ゴハ!」

ドカ!バキ!ゴシャ!ボキ!

ギャンヌ(無言)

ドカドカドカドカドカドカドカドカ

1分後、血の海と化した柔道場に倒れ伏すヅダを仁王立ちで見下ろすギャンヌがいた。

ギャンヌ「はい。ありがと。」

血で黒く染まった木刀を返す。

ザクUF「い、いい…いらない…。」
ギャンヌ「そ。じゃあもらっとくわ。これからも必要でしょうから。」
ザクUF(ぞぉ〜…)←戦慄
ゼーゴック「きゃー!ヅダさん!!!呼吸が止まってる!!!今、人工呼吸を(ポ」
ムックリと血を流しながらヅダが起き上がる。
ヅダ「ナアニ、平気サ!(ドクドクドク)」
ギャンヌ「まだ生きてたかー!とどめ!!!」
バキィ!ばったり…
ゼーゴック「きゃああああ!今度こそ人工呼吸をー!」
ムックリ
ヅダ「ハハハ。大丈夫!」
ギャンヌ「おのれゾンビかー!」
バキ!
ゼーゴック「きゃあああ!」
ヅダ「ナンノコレシキ!」

ヅダが完全に活動停止するまでこんなやり取りが数十回繰り返された。
こうしてゼーゴックのバレンタインは
形は今までと違えど、やはり今年も血染めの惨劇に終わったのであった。
16前スレ723:2006/02/14(火) 22:29:46 ID:???
とりあえず続きです。

バーザム 「・・・というわけなんだが頼めるか?」
ザク 「やだ。電話切るぞ」
バーザム 「まあしばしモチツケ」
ザク 「何でバレンタインデーにそんな仕事せにゃならんのだ・・・」
バーザム 「まあいいじゃねえか、手伝ってくれよ」
ザク 「・・・お前はいいよな」
バーザム 「は?」
ザク 「俺はせいぜいRD-4からの義理チョコだぜ?お前みたく本命貰える奴が羨ましいよ、ったく」
バーザム 「いや、俺が誰から本命チョコなんか」
ザク 「そりゃもう先月お前とキスしかけた例のあの」
バーザム 「!!!違う!」
ザク 「へー・・・(ニヤニヤ)」
バーザム 「くっ・・・去年初めてバレンタインの意味を知った奴が作るわけねえだろ。
      とにかく手伝ってくれよ」
ザク 「やだよ・・・」
バーザム 「手伝ったらエルメス先輩からお礼のチョコもらえるぞ」
ザク 「ぜひともやらせて下さい」
バーザム 「よし、決まりだな」
ザク 「あ・・・」
バーザム 「?どうした?」
ザク 「明後日剣道場で素振りしなきゃいけない気がする・・・」
バーザム 「何で?」
ザク 「いや、決められた未来というか他の職人さんとの兼ね合いというか・・・当日少し遅れるわ」
バーザム 「じゃそう伝えとくぞ」
ザク 「ああ」
17前スレ723:2006/02/14(火) 23:00:15 ID:???
一方
エルメス 「そういうことならOKですよ。彼の分も作っておきましょう」
グフB 「ありがとうございます」
エルメス 「いえいえ。・・・やはりグフBさんはチョコお作りになるのですか?」
グフB 「は?」
エルメス 「?バーザムさんに作るのではなかったんですか?」
グフB 「!!!!??!?な、何故奴なんかに」
エルメス 「いえ、前見かけたときお二人が仲がよさそうに見えたので・・・」
グフB 「い、いえそんなことは・・・確かに奴には借りがありますが・・・」
エルメス 「バレンタインチョコというのはもともと日ごろの感謝の気持ちを伝える物ですよ」
グフB 「・・・しかし作り方など私には」
エルメス 「大丈夫です。私が教えますよ。明日、調理実習室でチョコを作ろうと思うのですがご一緒にどうです?」
グフB 「あ、いや明日は部活が」
グフカス 「別にいいぞ、休んで」
グフB 「!姉上いつの間に」
グフカス 「(受話器をとって)エルメス殿、よろしく御願いする」
エルメス 「はい。では(ガチャ)」
グフB 「姉上・・・」
グフカス 「色々な経験を積むのも鍛錬のうちだぞ、グフ」
18通常の名無しさんの3倍:2006/02/15(水) 05:34:42 ID:???
>>16
ザクの未来抑えてしまって申し訳ありませぬ…
19ぬ ◆vq8COgRahA :2006/02/15(水) 10:54:03 ID:GuxdWfiu
>>1
 新スレ、大変乙であります!

>>5-7
 GJ!!
 ガンダムと赤ザクの初々しさがなんとも“良い”感じ。

>>8-15
 GJ!!
 ヅダの壊れっぷりとゼーゴックのキャラにワロスw
 ・・・あと、ギャンヌ・・・www


>>16-17
 GJ!!
 前スレのと合わせてアップしましたよ!

ってとこで、業務連絡です。

 まとめ更新履歴→http://msgijinkamoe.fc2web.com/koushinrireki.html

 まとめサイト→http://msgijinkamoe.fc2web.com/

まとめサイトに関する要望、提案、改善案etc...
随時、承っております。

今後とも宜しくお願い致します。


・・・いやー、今回は溜めてない筈なのに・・・
・・・・・・新スレ移行の準備、しときゃよかったなぁ・・・・・・
20通常の名無しさんの3倍:2006/02/15(水) 12:00:40 ID:???
「ドラッツェのバレンタイン」

ドラ「先輩はどこですかー!?あ!そこの人!ノイエ・ジール先輩どこか知りません!?」
砂ザク「(とうとう気づいてもらえた――!)ノイエ先輩なら食堂にいましたよ
     それより君、陸上b・・・」
ドラ「ありがと――!!先パ――イ!今愛のチョコを持っていきまー―す!!」
砂ザク「に入らない・・か・・って、また話聞いてもらえなかった・・・orz
ていうかバレンタインって昨日じゃあ・・・」

〜食堂〜
ヴァル「ときにノイエよ、昨日はチョコレートは貰ったか?」
ノイエ「いや、貰ってない、それに甘いものは好きではないから好都合だ」

ドラ「ここまで着たどやっぱりじかに渡すのは無理・・ここは王道で靴箱にいれておこ〜」

砂ザク「そういえば僕はチョコ1つも貰えなかったな・・・orz」
21通常の名無しさんの3倍:2006/02/15(水) 12:44:44 ID:???
>>20
>とうとう気づいてもらえた――!
バレンタインの奇跡ですな!
22通常の名無しさんの3倍:2006/02/15(水) 13:33:30 ID:???
>>19
おつかれさまでやんす。
時間が出来たらまたぬ氏の絵もきぼんぬ。とおねだりしてみたり。
23通常の名無しさんの3倍:2006/02/16(木) 11:35:59 ID:???
『兄弟のバレンタイン』

???「O.K 俺たちをもっと出せ、と。」.
???「流石だよな。俺ら。」

23 名前:通常の名無しさんの3倍[age] 投稿日:2006/02/16(木) 11:33:30 ID:amx117r
  カズRガズL兄弟、もっとキボンヌ!

???「O.K. 更に書き込むぜ。」

24 名前:通常の名無しさんの3倍[age] 投稿日:2006/02/16(木) 13:34:00 ID:amx117r
  ↑禿同 あとガズRガズLにもバレンタインの愛の手を!
  できれば白キュベ様との話キヴォンヌ!

???「ID丸出しだぞ。兄者。」
???「俺たち終わったな。弟者。」
24通常の名無しさんの3倍:2006/02/16(木) 12:25:27 ID:???
>>ALL
 ゴメン、リンクミス発見。(SS保管庫の3校目)
 修正しました。申し訳ない。

 >>20>>23
 GJ!アップしました。

 >>22
 逆にキャラリクエストきぼんぬw

 某管理人
25通常の名無しさんの3倍:2006/02/16(木) 12:57:36 ID:???
>>24=ぬ氏
乙です。22では無いですが白ジム兄弟をきぼんぬ。
2622:2006/02/16(木) 13:06:22 ID:???
>>24
乙であります。
23書いた勢いで最後の大物女子(?)白キュベさんを希望しますです。
27通常の名無しさんの3倍:2006/02/16(木) 15:43:38 ID:???
『世界にひとつだけの花は本当に存在するのか』

ゼーゴック「ヅーダーさん♪お弁当作ってきたから、お昼一緒に食べましょ♪」
ヅダ「本日モ!ワワワワタクシノたメニ料理なド!コココココ光栄デアリマシタ!ゼーゴック殿!」

お昼時の2-Bで繰り広げられている光景を見ながら溜息をつく女が一人。
この頃、昼休みに図書室に向かう途中でいつも見る光景…

ガザD「はぁー…いいなぁ…」

人目をはばからぬ熱烈な恋など自分にできるわけもないことはわかっていた。
まさに平凡を絵に描いたような自分…
でも経験したい!あそこまでアホになれるような恋を!

ガザD「ふぅ…でも無理だよね…」

自分にはそんな勇気もそこまで人に愛されるほどの特質がないこと思い出しまた深い溜息をつく。
毎日図書室に通い、幻想の世界で自分をなぐさめるだけの、安全だけど刺激のない毎日に
彼女は辟易していたのであった。

数分前

ゼーゴック「おべんと♪おべんと♪じゃあ、義姉さん、いってきまーす!」
ギャンヌ「ハイハイ……………」

そんな二人を見ながら溜息をつく男がいた。

ネモ「ゼーゴックさんは今日もお弁当作ってきたのか…」

ゼーゴックが5段重ねの大きい重箱をもって出かけるようになったのはバレンタインデーの翌日からだった。
なんでも上級生のヅダさんのところに毎日通っているらしい。

ネモ「いいなぁ…俺もあんな風に誰かに好かれてみたいなぁ…」

ヅダさんは特別な人間だ。人気はないけど。
それは十分わかっている。人望もないけど。
柔道で全国の頂点を目指し、既に海外の強豪とも試合をしたこともあるというスポーツエリートだ。

ネモ「はあ…俺はなんもないからなぁ…」

昔から何でも人並みにはこなしてきた。
そんな自分に不満はない。ないけれども…

ネモ「ふう、図書館でも行くか…」

考えても埒があかないことは考えない。それが平凡に生きるネモの処世術だった。
そんな彼がそこにいるときだけ平凡な人間でなくなることができる場所、
そこが図書館の本の中の世界だったのである。

話はガザDのほうに戻る。
彼女は返却予定の数冊の本を持って図書室へ向かっていた。

ドン!
ガザD「きゃ!」
ビグロ「オラ、廊下の真ん中トロトロ歩いてんじゃねーよ!邪魔なんだよ!」
ガザD「す、すいません!気をつけます…(ビクビク)」
ビグロ「誰だかしらねぇけど気ィつけろ!右側の端っこ歩け!」

返却するために持ってきた本をぶつかった拍子に落としてしまい拾い集めるガザDに
妙に倫理的な説教をするとビグロは肩を聳やかして行ってしまった。
28通常の名無しさんの3倍:2006/02/16(木) 16:09:32 ID:???
ガザD「ふぅ〜…隣のクラスの人にも顔覚えられないくらいなのね…私…」

さっきヅダとゼーゴックを見た後だけにこれはガザDの心に妙に堪えた。
ヅダのような彼氏がいたら、ビグロなんか一瞬でやっつけてしまうだろう。
そしてその妄想がありえないことを認識して一層暗い気持ちになる。

???「大丈夫ですか?」

そこに誰かが声をかけTくれた。

???「はい、これ。落とした本。」
ガザD「あ、ありがとう。大丈夫です。心配しないで。」
???「そうですか。これ、図書館に返しに行く所だったんですか?」
ガザD「ええ。そうなの。それと私、図書委員だから…」
???「あ、そうなんですか。俺も図書館行く所だったんですよ。
  (毎日行ってるけど見たことない人だなぁ。)」
ガザD「そう。じゃあ図書館まで一緒に行きましょ?
    (毎日カウンターに座ってるけど見たことない人だなぁ)」
???「あ、本持ちましょうか?」
ガザD「あ、気にしないで。それより、よかったら名前教えてもらえます?」
???「あ、おれネモです。1-Aの。」
ガザD「私、2-AのガザDって言います。よろしくね。」
ネモ「あ、ども。俺の方こそよろしくお願いします。」

どっかの誰かのようにそんなことから恋が始まることなどありえようもなく
2人は図書館に着くとそれぞれ好きな本を読み、授業に戻り、そして帰宅した。

とはいえ昼間の小さな出来事は二人の心に小さな灯をともしたようだ。
二人は帰宅してからもお互いのことを思い出していた。

ガザD「昼間の彼、優しかったな。また昼休みには来るって言ってたし、明日楽しみだな。」

ネモ「ガザDさんかー。控え目な感じで優しそうな人だったな。今度は好きな本の話とかできるといいな。」

ガザD「穏やかそうな人だったなぁ。あの笑顔、わたし結構好きかも…って…ん?笑顔??」

ネモ「そんなに派手な感じじゃないけど結構かわいかったよな。特に笑うと…笑うと…笑うと…?」

ガザD・ネモ「……………顔が思い出せない。」

見た目も中身もあまりに平凡すぎた故の両者の悲劇。
この後二人が再びお互いの存在に気づくことが出来たかどうかは定かではない。
29通常の名無しさんの3倍:2006/02/16(木) 16:35:45 ID:???
>>27-28 GJ!! 地味カップルに幸あれwww
30通常の名無しさんの3倍:2006/02/16(木) 18:03:05 ID:???
自分にはそんな勇気もそこまで人に愛されるほどの特質がないこと思い出し

自分にはそんな勇気も、そこまで人に愛されるだけの特質のないことも思い出し

そこに誰かが声をかけTくれた。

そこに誰かが声をかけてくれた。

図書委員だから

図書部だから

すいません。以上3箇所訂正です。
31通常の名無しさんの3倍:2006/02/16(木) 20:01:43 ID:???
>>28
>そしてその妄想がありえないことを認識して一層暗い気持ちになる。

ヅダならガザDがいかに平凡でもアタックしてたら簡単に落ちたような気もする。
32前スレ723:2006/02/16(木) 21:26:01 ID:???
皆様乙です。>>18氏、別にいいですよ、ネタに出来たし。続き

翌日
調理実習室

エルメス 「よし、後は冷やすだけですね。
      それにしてもグフさん、飲み込みが早いですね」
グフB 「いえ、委員長の教え方が上手なだけです」
エルメス 「ふふっ、ありがとうございます」
グフB 「それにしても・・・結構な数を作りましたね」
エルメス 「ええ。クラスと生徒会、風紀委員会の全員分ですから」
グフB 「我々にもですか・・・?これだけ他のと違うようですが」
エルメス 「あ、それですか?・・・ある特別な人用ですよ」
グフB 「特別な人?」
エルメス 「メチャクチャで少し変だけど、頭が良くてみんなから慕われてて・・・そして優しい、ある人のための物です。
      その人には本当に喜んで欲しいから・・・特別に気持ちを込めて作りました
      グフさんのチョコも、喜んでもらえるといいですね」
グフB 「・・・はい」
エルメス 「(微笑んで)では冷蔵庫に入れましょうか」
33前スレ723:2006/02/16(木) 21:39:47 ID:???
翌日

グフB 「・・・よし、では見回りを始めるか」
ドライセン 「・・・組み合わせはどうする?・・・」
グスタフ 「あ、くじ作ってきました」
バーザム 「お、準備いいな」

結果
屋外、武道場など ペーネロペー、グスタフ・カール
ペーネロ 「ま、妥当ね」
グスタフ (メッサーからチョコもらいづらいな・・・)
一階 ドライセン ザク(遅刻)
ドライセン 「・・・私はしばらく一人か・・・」
グスタフ 「下駄箱は毎年大騒ぎですから気をつけて下さいね」
二、三階 バーザム グフB
バーザム 「何だよ、玄関が良かったのに(チョコ拾えたから)」
グフB 「・・・」
バーザム 「どうした?」
グフB 「な、何でもない」
バーザム (またなんかあるのか?)

さて、どうするどうなる?
序章、完
34通常の名無しさんの3倍:2006/02/16(木) 22:34:02 ID:???
>>27-28
これは是非、今後に期待w

>>723
GJ!
そういえばメチャクチャで(ry な人が最近出てない件について。
35通常の名無しさんの3倍:2006/02/18(土) 10:59:13 ID:???
なんかうぷロダが軒並みなくなってますな…
どこ使うべきなんでしょ?
36通常の名無しさんの3倍:2006/02/18(土) 11:52:50 ID:???
ところで前スレ723氏は前スレ732氏の間違い?
37通常の名無しさんの3倍:2006/02/18(土) 12:07:28 ID:???
>>35
種の方には専用があったり。
こっちも作る?
3822:2006/02/18(土) 12:46:17 ID:???
http://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi25302.jpg.html

とりあえずカサマツさんにあげてみた。
自ら白キュベ様を描いてみるテスト。

>>37
どうなんでしょうね。
ぬ氏の負担が大きくなったりしそうでもありますし…
39前スレ723:2006/02/18(土) 14:05:16 ID:???
>>36
はい間違いですごめんなさい。ややこしいんでこのままで行きます。
で続きですが・・・えー明後日から定期テストです(´・ω・`)
暇を見て書きます。そして>>22氏GJ。
40通常の名無しさんの3倍:2006/02/18(土) 20:58:27 ID:???
>>38
 ん?どーやって見るんですか?コレ
41通常の名無しさんの3倍:2006/02/18(土) 21:05:25 ID:???
>>40
よーく見ると広告の文字に紛れて「ダウンロード」とあるはず。

俺も最近まで気付かなかったorz
42通常の名無しさんの3倍:2006/02/18(土) 21:10:13 ID:???
ご近所の美少女メル友を完全無料でGET!
の前のところのダウンロードって書いてあるリンクをクリックですね
43通常の名無しさんの3倍:2006/02/18(土) 21:26:18 ID:???
>>41>>42
 ありがと〜!見れたよ〜!!
 そして>>38、GJ!!
44通常の名無しさんの3倍:2006/02/19(日) 00:12:16 ID:???
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi25368.jpg.html

投げっぱなし気味にストーカーのおっさん投下。
凄いのは股間だけじゃないぜ。
45通常の名無しさんの3倍:2006/02/19(日) 16:16:43 ID:???
『ある日曜の午後』

ご近所の美少女メル友を完全無料でGET!

ザクUF「おおーこれか!」
バーザム「こんなんサクラとかが情報集めたりしてるだけなんじゃねーのかぁ?」
ザクUF「大丈夫だって!水泳部のアッグガイちゃんがこの学校の子も登録してるって言ってたんだって!」
バーザム(ソースが信用できねぇ…)
ザクUF「よし!登録するぞ!」

数分後

ザクUF「早くも返信キタ━(゚∀゚)━!」
バーザム「おおーなんだって?」
ザクUF「ええと、週末暇です。UC町近くでカラオケとか一緒に行ってくれる人募集、だって」
バーザム「いきなりエロじゃないところがちょっとホンモノっぽいかな」
ザクUF「よし!さっそく約束取り付けるぜ!」

待ち合わせ場所にて

ザクUF「わくわく」
バーザム「わくわくわく」

その場所のすぐそばの建物の2階の喫茶店にメールの相手はいた。

アッグガイ「ゲラゲラゲラ!ほんとに来たよー、あいつら。」
ジュアッグ「バカだー!あははははは」
ゾゴック「帰らないうちに写真!写真!」

ザクUF「なかなかこねーなぁ」
バーザム「落ち着け!まだ5分しか約束の時間過ぎてない!」
ちょんちょん
ザクUF「は!やっときたか!?」
アッグガイ「よお(ニヤニヤ)」
ザクUF「あ…アッグガイちゃん?」
アッグガイ「お待ちの相手は来たのかい?(ニヤニヤ)」
バーザム「あ!!!お前らのいたずらだったのか!?」
ザクUF「なにー!」
ゾゴック「いたずらじゃないよーwこれこれ。」

ゾゴックがさきほど携帯のカメラで撮影した画像を見せる。

ザクUF「いたずらじゃねーか!!!よこせ!消す!」
ゾゴック「もう家に転送しちゃったしーwww」
アッグガイ「いたずらにするかしないかはお前ら次第だよな。」
バーザム「な、なに?」
アッグガイ「学校にこんなことしてるって知られたらたいへんだよなー。」
ザクUF「お…おまえら…何が目的だ?」
アッグガイ「べつにー?ただ、さっきメールでやりとりしたみたいにヒマなんだよねー。あたしら。」
ジュアッグ「お金ないけどねー。」
ゾゴック「ま、そゆこと。」
ザクUF「そ、それはつまり…」
バーザム「うう…やっぱりそんなうまいことなんて世の中にないんだ…」
アッグガイ・ジュアッグ・ゾゴック「よろしくー」

ザクUFとバーザムは所期の目的どおりカラオケに女の子たちと行くことが出来た。
ただし一曲も歌わせてもらえず、会話すら支払いの時以外になかったけれど。
ザクUF・バーザム「バイト探すか……………」
小銭以外使い果たされた二人に吹く風がいつもより冷たく感じられたのは、心に寒風が吹きすさんでいたからであろうか。
46通常の名無しさんの3倍:2006/02/19(日) 22:22:47 ID:???
世の中そんなに甘かねーぞ!!Ψ(Д゜#Ψというわけで45氏のSS続きを勝手に書いちゃってもいいですかな?
『謎の男、コマンダーカスタム!?!?』
???「ふーん、朝からめかし込んでバーザムとどこに行くのかと思えば・・・」
なんと一部始終を見ていた奴がいた!!
???「態々陥れて脅迫・・騙されるほうも悪いけど騙すほうが悪いに決まっている!」
そいつは水泳部達のやっている事に対し怒りを抑えられなかった。
???「フッフッフ、如何してくれよう・・・」


アッグガイ「楽しかったねー。」
ゾゴック「また奢らせよっかぁw」
ジュアッグ「まぁ来週あたり?」
ゾゴック「あ、私こっちだから」
ジュアッグ「あ、私も。」
アッグガイ「じゃーねー。」

一人になったか

???「ハァーッハッハッハッハッハ!!」
アッグガイ「な!?なんだ!?」
人気ない川原沿いの道の木の上から謎の高らかな笑、そして仮面を付けた奴はそこにいた。
???「我が名はコマンダーカスタム!!貴様らの悪行、一部始終見届けていたぞ!!」
アッグガイ「ハァ?何いってんだバッカじゃねーの?」
コマカス「これを見ても同じ事が言えるか?」
すると木の上から写真をばら撒いた。
アッグガイ「・・?な、何!?」
そこに散らばっていた写真には自分達が高らかに歌を歌いバーザム達に会計を払わせている写真だった。
コマカス「あーちなみに、君らが歌っていた歌は“シャアが来る”“哀戦士”“かぜに一人で”“水の星に愛を込めて”etcetc・・・」
アッグガイ「な・・なんで・・・」
コマカス「おっと、関係のない写真まで落としてしまった見ないでほしい」
そう言っておきながらアッグガイの足元に落ちる写真そして目が行ってしまう
アッグガイ「!!!!!!!!!!」
『大蛇は掃除用具ロッカーに消えた』の現場の写真
コマカス「君らは携帯で撮った写真で脅していたようだがこの高画質写真をズゴック部長に見せたらどうなるかな?」
アッグガイ「ああぁぁあぁあぁ・・・・(汗)」
コマカス「このMS・・じゃなかったSM写真も相等面白いしねー」
アッグガイ「あぅああぁぅうあああ(涙)」
もう泣き出している、しかし追撃をやめない。
コマカス「あえて部長にSMの方を見せるとか・・それはつまらんか」
アッグガイ「も、もうやめてー!!!!」
コマカス「君がそれを言えた立場か?」
アッグガイ「そ、そういうお前はど、どうなんだよ!!」
コマカス「は、偽善とでもなんとでも言うが(・∀・)イイ!最も俺にとっちゃ暇潰し程度の事だがな!」
アッグガイ「ひ、暇潰し!?」
コマカス「ああそうだ!他のSS作家さんが何時まで経ってもバレンタインネタのオチをつけないからデバガメでき・・ゲフンゲフン」
アッグガイ「・・・・・・?」
コマカス「あと俺の財布の一つでもあるザクUの資金を削った事に対する報復の意もあるかな?」
アッグガイ「な、何がしたいんだよお前は!!」
コマカス「俺は俺が楽しければそれでいいの!!!」
アッグガイ「む、無茶苦茶だ・・・」
コマカス「まぁ今日はコレぐらいで許してあげるけどまた同じ事をしたらこの写真と事実が動画で全国に配布されると思うがいい」
アッグガイ「動画!?」
コマカス「他の二人のお友達にもよぉく言っておく事だな!ではさらばだ!!」
そういってコマカスは高笑いしながら走っていった・・・追いかけてもとても追いつけないスピードで。
アッグガイ「・・・・・・・・・なんだったんだよぅ、畜生、」

ホビージャパンで中々カッコいいと思ったバーザムコマンダーカスタム、しかしどういうキャラで出そうか悩んでたらいいネタがあったんで使わせて貰いました。
もし続きを書くつもりだったんならこのSS無かった事にしてもらっても結構ですので。
あとコマカス正体バレバレかな・・?
4745:2006/02/20(月) 06:39:18 ID:???
>>46

>もし続きを書くつもりだったんなら

全然続くつもりなかったので大丈夫です。
続けてもらってありがとうございました。
そしてアッグガイの非行化が阻止されて良かったw
48通常の名無しさんの3倍:2006/02/20(月) 07:48:01 ID:???
『朝の風景』

ギャンヌ「兄さん朝よー。早く起きて。」

UC町の朝は早い。
例えば毎朝見れるこんな風景。

ドドドドドドドドド キキー!
ヅダ父「やあ!プロトタイプグフ君!素振りごくろうさん。毎朝精が出るねぇ!」
グフ父「おお!ヅダ君!君こそ毎朝の駆け足ご苦労!」
ヅダ父「ふふふ。まだ若い者らには負けられんからね。体力をつけないと。」
グフ父「我が意を得たり!我ら共にUC町において武術の蘊奥を極めた者同士、後輩のためにも老け込んではおられまいぞ!」
ヅダ父「うむ!ともに頑張っていこう!」

町の自治会長からしてこんな様子。
実に健康な気風溢れる町なのだ。
健康なのは壮年だけではない。
ここヅダ家の柔道場では朝の稽古が日課となっている。
ガラリ

ギャンヌ「兄さんー?ほら早く起きてってば…」

先に起きて準備をし起きて来ないヅダを迎えに来たギャンヌの見たものは…

ゼーゴック「はぁぁぁぁ…ヅダさん…むにゃむにゃ…」
ヅダ「ぐごーごげー(いびき)」

一つのふとんに眠るヅダとゼーゴックだった。
ガシャーン!ドシャーン!瞬時に沸騰したギャンヌがそこらにあった机やたんすを投げつける。

ギャンヌ「あんたたち何やってんのよー!!!!」
ヅダ「うおおおお!?なんだー!?地震かー!?ってゼ、ゼーゴック君!?」
ギャンヌ「何がゼーゴック君!?よー!!!恥を知れー!!!!!!」
ヅダ「うお!?ギャンヌ!?な、なんなんだー!?」
ゼーゴック「ふわぁぁぁ…あ!おはようございます!義姉さん!」
ギャンヌ「何がおはようございますよ!ひとんちに来てなにやってんのー!」
ヅダ「オオオオオチツイテ朝ノコーひーデも楽しモうジゃナイカ…」
ギャンヌ「そんな場合かー!!!!」

例によってどこからともなく持ち出したコーヒーセットをセッティングしているヅダをギャンヌがボカボカ殴りつける。
49通常の名無しさんの3倍:2006/02/20(月) 07:59:03 ID:???
ヅダ父「ただいまー。おお、ゼーゴック君、お目覚めはいかがかな?」

ジョギングから父が帰ってきたようだ。

ギャンヌ「あ!お父さん!ちょっとなんとか言ってあげて…ってお目覚めいかがかな?って??」
ゼーゴック「おはようございます!お義父さん!」
ヅダ父「いやぁ、昨晩こちらのゼーゴック君が手作りのケーキを持って来てくれてね。聞けばヅダと結婚を前提とした付き合いをしたいとか。」
ギャンヌ「ななななんですってー!!!?」
ヅダ父「夜も遅いし、それならいっそ泊まって行きたまえ、と嫁御をヅダの部屋に案内したのだが。」
ヅダ「ヨヨヨヨヨヨメゴー!!!!!(クラクラクラ)」
ゼーゴック「いやぁん…はずかしいわぁ…(テレテレ)」
ヅダ父「それで、ゼーゴック君、昨夜の首尾はいかがかね(ヒソヒソ)」
ゼーゴック「そ、それがわたし、ヅダさんの寝顔を拝見してるうちに眠ってしまって…(ヒソヒソ)」
ヅダ父「む、そうか。しかしあせることはない。ゆっくり楽しくリラックス、これぞ子作りの秘訣!」
ゼーゴック「は、はい!わたし、頑張ります!」
ヅダ父「そうか!頼もしい!良い子をバンバン産んでくれたまえ!」
ヅダ「ココココヅコヅコヅク…ふうぅぅぅぅぅ(バッタリ)」
ギャンヌ「そんなこと焚きつけるなー!」
ヅダ父「心配無用!うちは工場だからな。学校行ってる間の赤子の面倒は父に任せろ!お前たちもそうやって育てたんだ。」
ギャンヌ「そういうこと言ってるんじゃないわよ!」
ゼーゴック「はぁぁぁぁ!なんて素敵なお義父さま!わたし、こんな家のお嫁になれるなんて、幸せです!」
β「朝から賑やかだね。あ、こちら噂の兄さんのお嫁さん?」
ヅダ父「やはり女の子が2人になると華やかになるねぇ。」
ゼーゴック「あなた、βさんね?よろしくお願いします。義姉さんと呼んでね?」

ブチブチブチ

ギャンヌ「あんたら全員死ねー!」
ヅダ父「うお!!!!取り乱すな!ギャンヌ!」
ギャンヌ「うるさーい!!!!」

例えばこんな朝の風景。
今日もUC町は健康な空気に満ち満ちています。
誰がなんといおうと実に健康な空気に満ち満ちているのです。
50ぬ ◆vq8COgRahA :2006/02/20(月) 11:40:57 ID:???
SS職人の皆様、絵師の皆様、GJ!!&乙であります!!

さて、業務連絡です。

キャラ1名、SS4本、画像2枚、SS追加分をアップしました。

 まとめ更新履歴→http://msgijinkamoe.fc2web.com/koushinrireki.html

 まとめサイト→http://msgijinkamoe.fc2web.com/

>>25
 遅筆でゴメン・・・今週末には白ジム4兄弟アップします。

>>26氏=>>38
 白キュベのデザイン、お借りしてもいいですか?

 あと、うぷロダに関しては何とか力になりたいのですが、
 多分自分で管理しきれなくなると思うので・・・ゴメンなさい・・・

>>46
 コマカスの設定あげましたが、詳細な設定があるようでしたら御連絡下さい。


今後とも皆さん、ヨロシクね!
5138:2006/02/20(月) 13:40:18 ID:???
>>50
乙であります。
デザインどうぞどうぞお使いください。
ではロダは適当な所を見つけて使うということで。
52前スレ723:2006/02/20(月) 17:55:58 ID:???
皆様乙です。
>>他のSS作家さんが何時まで経ってもバレンタインネタのオチをつけないから
ゴフンゴフン・・・続きです。

バレンタイン編第一章 チョコを継ぐ者

バーザム 「今んとこ異常は無し、か」
グフB 「ああ・・・」
バーザム 「このまま何も無きゃいいんだけどな」
グフB 「ああ・・・」
バーザム 「・・・下駄箱のほうは大丈夫かね?」
グフB 「ああ・・・」
バーザム 「・・・おい」
グフB 「ああ・・・!?」
バーザム 「体の調子でも悪いのか?」
グフB 「い、いや」
バーザム 「もしかして・・・生rいってえ!」
グフB 「違う!下品な事を言うな!」
バーザム 「ててて・・・じゃあ何なんだよ」
グフB 「・・・」
バーザム 「でまた黙るのかよ・・・」
グフB 「(意を決して)バーザム!」
バーザム 「はいぃ!?」
グフB 「じ、実はな・・・」
白スナ 「お、バーザムじゃん」
ドーベン 「グフBもいるな・・・デート?」
バーザム 「違う!風紀委員の見回り!」
グフB 「そうだ!決してそのような事は無い!」
バーザム 「で、さっきのは何だったんだ?」
グフB 「う・・・何でも無い!」
バーザム 「またかよ・・・はぁ・・・」
白スナ 「見回りなのか・・・おい、頼みてえ事あんだけど」
二人 「?」
53前スレ723:2006/02/20(月) 18:20:50 ID:???
白スナ 「さっきから音楽室に妖しい雰囲気がたちこめてて入りづらいんだ・・・何とかできる?」
ドーベン 「去年も同じような事あったんだけど結局入れなかったんだよな」
グフB 「いや、それを我々にどうしろと」
バーザム 「じゃあまずこいつで中の様子探ってみるか つ「聴診器」
      (壁に押し付ける)・・・おいドーベン」
ドーベン 「?」
バーザム 「まあとりあえず聞いてみろ」

(ああサザビー君、もし貴方の愛をくれるのなら私は地獄も怖くない・・・♪
その手で抱きしめられたなら私の心は天の園、もう死さえも喜びよ・・・♪
あーあああ〜ららら〜、私だけの愛しい人〜♪)
(ふふふ・・・ノルマ達成出来なかったなんて駄目ね・・・罰として今日は、は・な・さ・な・い(はぁと))
(え、ちょ、部活が)
(そんなとこ行っちゃダメ!今日はずっと私の胸の中よ・・・うふふふふふふ・・・)
(ぐすっ・・・ド−くん早く帰ってきてよ〜・・・)

ドーベン 「ゲーマルク!(ガラ)」
54通常の名無しさんの3倍:2006/02/21(火) 08:06:42 ID:???
続き期待保守
55通常の名無しさんの3倍:2006/02/21(火) 23:03:07 ID:???
朝おきたらゼーゴックが隣で寝てて欲しい
そんな風に思えてくるのは疲れがたまってるからだろうか。
56通常の名無しさんの3倍:2006/02/21(火) 23:12:53 ID:???
むしろグフやクァバーゼの方がいいと思った自分はどう見ても疲れてます本当にありがとうございました。
57通常の名無しさんの3倍:2006/02/22(水) 06:57:37 ID:???
名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2006/02/22(水) 06:55:51 ID:???
『愛の天使』

55 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2006/02/21(火) 23:03:07 ID:???
朝おきたらゼーゴックが隣で寝てて欲しい
そんな風に思えてくるのは疲れがたまってるからだろうか。

56 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2006/02/21(火) 23:12:53 ID:???
むしろグフやクァバーゼの方がいいと思った自分はどう見ても疲れてます本当にありがとうございました。

ラビアンローズ「これはいけないわ…」

つぶやきながらPCのモニタに見入るのは学内きっての癒し系、ラビアンローズ先生である。

ラビアンローズ「きっとこの人たちは孤独に疲れ、希望を見失っているのね…誰かが…誰かが愛の手を差し伸べてあげなくちゃ!」

固い決意を胸にUC学園の愛の天使はUC学園の職員会議に臨むのであった。

ラビアンローズ「そういうわけで私はここにUC学園"愛の奉仕隊"を結成することを提案したいと思います!」
ビグザム「その心意気やよし!…ただ、具体的になにをするのかね?」
ラビアンローズ「いえ、特別なことは何も。ただ人生に疲れた方々を訪問して話し相手になって差し上げる、それだけなんです。」
ビグザム「ほほう。」
ラビアンローズ「これは忍耐と愛情を持って人に接するということを子供たちに学ばせるという効果もあると思うのです。」
ビグザム「ふむ、なるほど。」

パチパチパチ
賛同の拍手を送り立ち上がる一人の女性

エンジェル・ハイロゥ「すばらしいですわ!」
ラビアンローズ「賛成していただけますか!」
エンジェル・ハイロゥ「この荒んだ世の中になんと尊い行い、わたくしも是非協力させてください。」

エンジェル・ハイロゥ先生の脳内には、これぞ天啓!という声が響き渡っていた。

ビグザム「うむ!よろしい!では存分にやりなさい!」

ビグザムの軽い認可が下りて、愛の奉仕隊募集のポスターが校内各所に張り出されたのであった。
そして放課後…

ラビアンローズ「だ…誰も来ない…」
エンジェル・ハイロゥ「ま、まだ今朝張り出したばっかりですし。」
ラビアンローズ「はぁ、子供たちの心も荒んでしまったのかしら。募集したらすぐにでも何十人も集まると思っていたのに。」
エンジェル・ハイロゥ「いつの世も愛を説くものの道は悲しみの涙と血に染まるのです。わたしくしたちも気持ちをしっかり持たなくては!」
ラビアンローズ「エンジェル・ハイロゥ先生!」

はしっ!とラビアンローズ先生がエンジェル・ハイロゥ先生の手を握る。

エンジェル・ハイロゥ「わたくしたち、一緒に頑張っていきましょうねぇ。」

そんな女教師2人をよそに、その日、募集受付場所となっている保健室には、生徒は一人も来なかった。

ラビアンローズ「まだまだこれからよ!私はあきらめない!子供たちにも他の方々にも、必ず愛を届けて見せるわ!」
エンジェル・ハイロゥ「わたくしの生涯最大の好機は絶対に逃せない!絶対に神の素晴らしさを広めてみせる!」

それぞれの思いを胸に決意を新たにする二人。
しかし>>55>>56のもとに愛の手が差し伸べられるのはまだまだ遠い先のことかもしれない。
58通常の名無しさんの3倍:2006/02/22(水) 10:40:22 ID:JfdCfG0y
age
59通常の名無しさんの3倍:2006/02/22(水) 14:49:58 ID:???
うげ。他スレに誤爆してそれコピペしたら名前の行まで貼り付けちまってた…
60前スレ723:2006/02/22(水) 16:33:58 ID:???
続き
ゲーマルク 「うう・・・怖かった・・・」
ドーベン 「悪い、もっと早く助けてあげれれば」
ゲーマルク 「ううん、助けに来てくれただけでも嬉しいから・・・ありがとう、ドー君」
ドーベン 「あ、ああ・・・照れるな・・・」

バーザム 「・・・言わなきゃ良かった・・・」
白スナ 「そういやバーザム、何で聴診器なんか持ってるんだ?」
バーザム 「ああ、そりゃ勿論更衣室とかを盗聴するときに」
グフB 「没収だ」
バーザム 「あ・・・(´・ω・`)」

ゲーマルク 「そうだ。ドー君、あの・・・これ」
ドーベン 「え?これって」
ゲーマルク 「うん・・・チョコ」
ドーベン 「まじで?うわー・・・すっげえ嬉しい。ありがとう」
ゲーマルク 「喜んでくれた?良かった・・・」

グフB (・・・あのように渡すものなのか・・・)
バーザム 「何ジロジロ見てんだ?」
グフB 「!!そ、それは・・・五月蝿い!(ボカッ)」
バーザム 「いてっ・・・俺なんか悪い事した?」

ドーベン 「なあ、ここで食べていいか?」
ゲーマルク 「うん・・・ちょっと恥ずかしいけど」
ドーベン (包装紙を開ける)
??? 「チョコの匂いだ」
サッ
ドーベン 「ん?あれ、チョコは」
??? 「ここだよ」
ドーベン 「!?」
トトゥガ 「おいしい・・・(モグモグ)」
ゲーマルク 「あ!ドー君のチョコが!」
トトゥガ 「首領に学校中のチョコ食べていいって言われたから食べる・・・おいしい」
バーザム 「またお前らかよ・・・立派な犯罪だぞそれ」
グフB 「やはり動いたか。学園を荒らすものは私が」
トトゥガ 「もう一つある・・・そこ」
サッ(グフBのチョコをすりとる)
グフB 「な・・・」
トtゥガ 「おいしそう・・・(走り去る)」
グフB 「!そ、それは!待て!(追いかける)」
バーザム 「お、おい!」
白スナ 「トトゥガの奴、あんなに速かったか?」
??? 「それはオイラが説明するでやんす!」
バーザム・ゲーマル・ドーベン・白スナ 「!?」
61パーティーナイト(続):2006/02/23(木) 15:56:16 ID:fJxxcA4l
夜9時下校途中
グフBの後ろを距離を取って自転車を手で押しながら歩くバーザム
バーザム「(また喧嘩しちまった)ハァ・・・・・」
グフB「(どうしていつもこうなるのだ)ハァ・・・・・」
意を決して声を掛けるバーザム
バーザム「な・・なぁ、まだ怒ってるのか?」
グフB「・・・・・」
グフBは、うつむいたまま返事をしない
バーザム「・・・・・」
グフBは振り向き答えた
グフB「悪かったな・・・」
バーザム「へ・・?(悪かったな?悪かったなあああ!!?)」
あまりの予期せぬ返答に一瞬頭の中が白くなる
グフB「せっかくの交流パーティーを風紀委員の仕事で台無しにして悪かった、許せ」
バーザム「・・・・・」
グフB「・・・・・」
気まずい空気が流れる
バーザム「ふふ・・はははははは!!!」
グフB「な、何が可笑しい、私はこうして素直に謝っているではないか!!」
バーザム「いや、悪りぃ悪りぃ俺はてっきり風紀委員に出席しなかった事に怒ってるんだとばかり
思ってたからよ」
グフB「な、ち、違うのか!!?」
バーザム「違うよ」
グフBの顔が見る見る赤くなる
グフB「(///)い、今聞いたことは忘れろ!いいな!!」
バーザム「へいへい、忘れますよ。でも、まさかお前が俺のことをを気遣っていてくれたとはねぇ・・」
さらに顔を朱に染めるグフB
グフB「う、うぬぼれるな!」
バーザム「そういや俺がACの奴にやられて保健室で寝てたときもお前が看病してくれたんだよな」
グフB「あ、当たり前だ!風紀委員として当然のことをしたまでだ!!!」
バーザムは満面の笑みを浮かべ言った
バーザム「ありがとよ」
グフB「気にするな」
二人は又いつもどうり2人乗りで自転車にまたがり帰路へついた。



書いててわかったんだが、中々パーティーナイトの本番に話を持っていけないなぁ
orz
いい案思い浮かんだ人は遠慮なく続き書いておくんなまし。
62通常の名無しさんの3倍:2006/02/23(木) 17:02:29 ID:???
>>61
今こそ秘技・サイドストーリーを本筋にしちゃう術を使うんだ!
63通常の名無しさんの3倍:2006/02/23(木) 18:05:16 ID:???
『ボールの日記』

6:00
起床。水泳の授業の夢を見る。なぜか僕だけ裸で女子に見られて恥ずかしかった。

7:30
登校。途中で走っていくゼーゴックさんに抜きさられる。ゼーゴックさんはいつも元気だ。元気すぎてパンツが見えてラッキー。
教室に行ったらシュネー・ヴァイスさんが机に座って話してて、こちらもパンツが見えた。
今日は朝から幸先がいい。

午前の授業
アッグガイさんと目が合ったら睨まれた。先日の事を思い出して思わずニヤニヤしたら恥ずかしそうに目をそらした。
それからは妄想が止まらず授業が頭に入らない。

昼休み
愛の奉仕隊募集の張り紙を見た。ラビアンローズ先生とエンジェル・ハイロゥ先生が責任者らしい。
先生たちに愛の奉仕を受けることを想像したら鼻血が出た。
裁縫部の部室に行ったらコンティオさんとガザCさんがドレスを作っていた。

午後の授業
ギャンヌさんが溜息ばかりついている。
なんか困ってることでもあるのだろうか?
もしかしたら異性関係?なんてことを考えてたら温泉でおしり見たことを思い出してしまって鼻血が出る。
保健室に行ったら愛の奉仕隊に勧誘された。かなり迷ったけど裁縫部があるので断る。

放課後
うっかりノックしないで部室に入ったらコンティオさんがドレスを試着してるところだった。
必死に前を隠して後ろ向いてしまったので下着姿のおしりが丸見えだった。
今日は最高の一日だ。でも、あの慌て方はなんか恥ずかしいって言う以上の何かがあるみたいに感じたけど気のせいかな?
その後、裁縫部の重要な収入源である運動部のコスチュームの洗濯物、繕い物を届ける。
新体操部や水泳部、チアリーディング部に届けるときはついニヤニヤしてしまいそうになるがガマンガマン。
ガンイージーさん(3)はいつもながらのガードの甘さですばらしい。彼女だけはその甘さが招いた結果により瞬時に判別できる。
剣道部に届けようと武道場に行ったらヅダさんが血を流して倒れていた。このところ毎日だ。
ここで目を上げると夜叉のような顔のギャンヌさんがいるはずなのでそのまま目をそらして通り過ぎる。
すると目に入るはずのゼーゴックさんが今日は水着じゃなくて残念。
剣道部に繕い物を届けたらドムさんとドム・トローペンさんになぜか睨まれた。
剣道部はいつもきちっと即金で払ってくれる上得意様だからお愛想笑いして退散。
部室に戻ってコンティオさんの作ったドレスとガザCさんの作ったドレスを皆で批評しあう。
ガザCさんはいつも明るくてかわいい。心が癒される。今度はガザCさんが着替えてる所に…おっとっと。
その後洗濯と繕い物をして帰宅。

まとめ
今日は最高の一日だった。きっといい夢が見れるだろう。コンティオさんが出てくるといいな。


コンティオ「…いつもこんなこと考えてるんだ。ボール君。」
ガザC「意外とエッチなんだねー。」
コンティオ「これからはちょっと気をつけなきゃ。」
ガザC「でも、わざとじゃないみたいだよ?」
コンティオ「これでわざとだったら追放よ。追放。明日しっかり言っとくね。」
ガザC「うんー、でも、あんまりきつく言わないであげてね?」

他のノートと間違えて持ってきた日記をうっかり部室に忘れて読まれてしまったボールは
翌日こってり油を絞られてしまったのであった。
ただその次の日には既に立ち直っていたのは言うまでもないことである。
64クラス分け人 ◆NamErmCvdU :2006/02/23(木) 19:00:05 ID:???
職人の皆様、ぬ氏毎度乙でございます

ソフトボール部、期待の新星 続き
1-A教室
ガンダム「ZZさん姉さんたちから話聞いたけどソフトボール部に仮入部したんだってね」
ZZ「そうだけど…お姉さんて?」
ガンダム「ガンタンクとガンキャノンの二人だよ」
ZZ「え、あの人達ガンダム君のお姉さんだったの?」
ガンダム「そうだよ、姉さん達けっこう強引だからなんか失礼なことしなかった?」
ZZ「そんな事無かったよ、ちょっと迫力が凄くてビックリはしたけど」
ガンダム「そう、ならよかった」
紺キュべ「え〜ZZソフトボール部入ったの?あたしがテニス部誘った時全然OKしてくれなかったのに〜」
赤キュべ「いいじゃない、その時は部活入ろうと思ってなかったんだろうし。仮入部とはいえそれでやりたいことが見つかれば
あたしはいいと思うけど」
ZZ「ごめんね二人とも」
紺キュべ「うーんまぁしょうがないか。でもソフト部合わなかった時はテニス部に入りなよ」
ZZ「う、うん考えとく」

-----放課後
キャノン「お、来た来た」
ZZ「あの今日は宜しくお願いしますね」
タンク「はい、宜しく」
キャノンU「今日はあんたに基礎から教えていくけど、いつも通り準備体操と軽いランニングから始めるから
その後に教えるよ」
ZZ「はい分かりました」
タンク「あ、そうそういい忘れてましたけどあなた髪長いから結んだほうがいいですよ
守備練習の時とか邪魔になりますから」
ZZ「あのすいません今髪結ぶゴムを持って無いんですけど」
タンク「それは大丈夫うちの部には予備のが幾らでもありますから。ちょっと待っててくださいね
(用具箱をいじるガサゴソ)えっとこれねじゃあ私が結びますからじっとしててくださいね」

ZZ「あの、お願いがあるんですけど私おでこが広いんでそこは隠して欲しいんですけど」
キャノン「確かにこれは広いおでこだね見事なまでなデコッパチ」
キャノンU「コラッ!気にしてんだからそういうこと言わない」
キャノン「ああ、ゴメンゴメン」
ZZ「いえ、いいんです昔から言われ慣れてますから…」
タンク「もう、キャノンは駄目ね。はい結び終わりましたよ」
ZZ「ありがとうございます」
キャノンU「それじゃあ練習始めようか」



65クラス分け人 ◆NamErmCvdU :2006/02/23(木) 20:21:16 ID:???
数分後
キャノン「これで基礎は終わりと、どうだった?まだこれぐらいなら軽いでしょ?」
ZZ「ええ、大丈夫です」
キャノンU「それであんたに色々教えなきゃいけないけど、どうしようかなまずはバッティングから
いこうか」
ZZ「はい」
キャノン「はーいはいはいバッティングはアタシに教えさせて!」
キャノンU「え、あんたが?あんたピッチャーでしょそれにバッティングというモノをちゃんと教えられんの?」
キャノン「馬鹿にすんなよアタシだってバッティングぐらい教えられるって」
タンク「Uここは一回やらせてみたらどう?駄目だったら貴方がやればいいから」
キャノンU「先輩が言うなら…」
タンク「じゃあ私は全体練習のほうに行くから2人ともZZさんを見てあげてね」

ZZ「それじゃあ、宜しくお願いします」
キャノン「安心しなよ簡単なことしか言わないからよく聞いてな」
ZZ「はい」
キャノン「いいか、バッティングていうのはなこうばっと構えるだろで、こう足にグッと
力を入れる」
ZZ「はい…?」
キャノン「んで腰をキュッと捻ってバットを引く」
ZZ「あの…」
キャノン「それで力が入ったところでバットビューンと思いっきり振る。とまぁこんな感じだけど
解った?」

キャノンU「このドアホッ!!」
スパーン
キャノン「いてて、何すんだいきなり!大体そのスリッパはどっから出てきた!?」
キャノンU「そんなことはどうでもいい!何なのそのぐっとかギュっとか擬音だらけの説明は
そんなんで解るわけないでしょ」
キャノン「えーそうかなぁ解りやすく説明したつもりなんだけど」
ZZ「ごめんなさい全く解らなかったです」
キャノンU「だってさ、ったくあたしがいてよかったよほらあんたは全体練習いって来な
バッティングとかはあたしが教えるから」
キャノン「ちぇ…」
キャノンU「ごめん、あたしがちゃんと教えるから安心して」
ZZ「「はあ…」
キャノンU「いい?バッティングて言うのはね………」

キャノンU「とまぁそういうこと解った?」
ZZ「はい大体の事は解りました」
キャノンU「実際ボールを打ちながらやったほうがいいかもね。いい?あたしがボール放るから
打ってみて。じゃあいくよ」
ZZ「えいっ」
キーン
キャノンU「中々いいよでもこの部分をこうした方がいいね。ちょっと振ってみて」
ZZ「こうですか?」
キャノンU「うんそんな感じ。じゃあどんどん放るから打ってって」
数分後
キャノンU「バッティングはこんなもんかな。それにしてもあんた結構筋がいいよ練習積めばいいバッターになるよ」
ZZ「そうですか?自分ではよく解りませんけど」
キャノンU「それで守備のほうだけどこれはタンク先輩に教えてもらったほうがいいかな。タンクせんぱーい
キャッチングの方法教えてあげてくださーい」
タンク「はーい」
キャノンU「じゃああたしは全体練習のほう行くからしっかり教えてもらいなよ」
ZZ「はい、バッティング指導ありがとうございました」
タンク「お待たせしましたじゃあボールのキャッチング方法について教えるからしっかり聞いててくださいね。まず…」

66クラス分け人 ◆NamErmCvdU :2006/02/23(木) 21:40:14 ID:???
タンク「と、こんな感じです。じゃあ実際やってみましょうか。そういうことで
皆さんのところにお邪魔しましょう」
ZZ「はい」
タンク「皆さんZZさんのキャッチの練習するんでお邪魔します」
キャノン「姉さん何処に移動させるの?ZZあんたは何処を守りたいとかある?」
ZZ「いえ、私はまだよく解らないんで」
タンク「そうね、あの時の返球を見る限りでは外野が向いてそうだからセンターにしようかしら
キャノン「だってさ、じゃああの位置に移動して」
ZZ「はい」
タッタッタッタ
ZZ「ここでいいですかー?」
タンク「いいですよー」
キャノンU「最初はそこに立っててグローブ構えてていいから、安心してタンク先輩の
ノックはピンポイントでその場所に行くから」
ZZ「はーい」
タンク「じゃあいきますよ、それ!」
キーン ボールがZZのグローブめがけて飛んでいく
ZZ「き、来たっ」
キャノン「ビビッチャダメだよそのまま!」
スポッ
ZZ「あ、入った」
タンク「それでいいんですよ、じゃあ今度は少し移動しながら捕ってみましょうか」
ZZ「すいませんそれはちょっと自信が無いんですけど」
タンク「大丈夫さっき教えたとおりにすれば出来ます。捕れなくてもいいですから」
ZZ「わかりました、何とかやってみます」
タンク「じゃあ、少し左側に打ちますので頑張ってください。それ」
キーン
ZZ「(教えてもらったとおりにすれば…こうすれば)キャッ!」
ゴーン
ボールがZZのおデコに直撃
タンク「おデコに当たったみたいですね…」
キャノン「典型的な珍プレーだ滅多に見れるもんじゃないよ」
キャノンU「二人ともそんなこと言ってる場合じゃないでしょ!様子見に行かなきゃ」
ZZのところに駆け寄っていく
ZZ「いたたたた…」
キャノンU「ちょっとZZ大丈夫なの?」
ZZ「ええ、なんとか…」
キャノンU「そう、なら良かったけどでも休んだほうがいいじゃない?結構強く当たったみたいだから」
ZZ「いえ大丈夫ですからもう一回お願いできますか?」
キャノンU「いいの?またどっかぶつけるかもしれない止めた方が…」
ZZ「お願いですもう一回お願いします」
ZZは目が本気になってなっている
キャノンU「わ、わかった」
キャノン「ZZはどうしたの?」
キャノンU「大丈夫だからもう一回やらしてくれだって」
タンク「ホントにいいのかしら」
キャノンU「目が本気になってた多分捕れなかったのが悔しかったのかもね」
タンク「そういうことならやってあげましょう。じゃあZZさんいい?も一回やりますからね」
ZZ「はい、お願いします」
タンク「じゃあいきます、それ」
カキーン
ZZ「(今度は捕らなきゃ…それ)」
パシっ
ZZ「と、捕れた!」
キャノン「やったじゃんZZ!!」
タンク「よかったですねそれじゃあ戻ってきてください」

67クラス分け人 ◆NamErmCvdU :2006/02/23(木) 22:01:27 ID:???
キャノンU「あんたさっきはどうしたのさ人が変わったみたいになったけど」
ZZ「あの、なんか捕れなかったことが悔しくなっちゃって意地でも捕りたくなったんで…」
タンク「さすがプロトZZ君の妹ね兄譲りの根性というわけね」
キャノン「なーるほどプロト先輩の妹ならそれぐらいの根性があっておかしくないな」
ZZ「そうなんですかね?そういうことに関しては兄は凄いですけど」
キャノン「あの人周りに根性馬鹿って言われてるしね」
タンク「話はそれぐらいにして全体練習戻りましょうか」

アーガマ「みんな練習頑張っているようだな」
キャノンU「あ、監督どうもです」
アーガマ「新しい部員が入ったと聞いたんだがその子は何処にいるんだ?」
キャノンU「ZZっていう子ですほらあそこにいる入ったといってもまだ仮入部ですけど」
アーガマ「ほう、プロトZZ君の妹かでポジションは何処なんだ?レフトか?」
キャノンU「残念ながら違います今のところセンターにするつもりです」
アーガマ「そうか残念だ…そのまま練習続けてくれ」
キャノンU「はい解りました(ホントにレフトにこだわるなぁ)」

タンク「今日の練習はこれで終わりますけどZZどうですか練習に参加してみて?」
ZZ「最初少し不安があってボールぶつかったり練習きつかったですけど面白かったです」
タンク「それはよかったです」
ZZ「だからこの部にずっと居てもいいと思いました」
キャノン「え、マジで!?」
ZZ「はい」
キャノンU「根性見せてもらったし意外と骨があるからあんたが入ればより強くなれそうだよ」
ZZ「はい、これからも宜しくお願いします」
タンク「じゃあ、後でユニフォームの申込用紙とか渡しますんで」

ZZ入部決定 無理やりですみません
皆さんに聞きたい事があるんですけどZZがプロトを呼び時はお兄ちゃん、兄さん
どれがいいんでしょうか
68クラス分け人 ◆NamErmCvdU :2006/02/23(木) 22:02:47 ID:???
書き忘れましたこの流れはこれで終わりです
69通常の名無しさんの3倍:2006/02/24(金) 12:16:59 ID:???
>お兄ちゃん、兄さんどれがいいんでしょうか
そこらへんは書き手さんがキャラ付けしちゃっていいと思うけどね。
70通常の名無しさんの3倍:2006/02/25(土) 11:13:14 ID:???
前スレにあった器用貧乏なガンダム君が可哀想なので、フォローSSを書いてみる






俺、文才無いから時間かかりそうですが……
71通常の名無しさんの3倍:2006/02/25(土) 12:50:36 ID:???
>>70
がんがれ。
あのSS書いたの俺だが、まさかあんなにダメダメになるとは思わなかった。
今は反省している。

72通常の名無しさんの3倍:2006/02/25(土) 15:31:04 ID:???
登校途中…

赤ザク「ねえ、ガンダム君、聞きたい事があるんだけど……」
ガンダム「何?聞きたい事って…」
赤ザク「……うん…、この前の入部テストの事なんだけど……」
ガンダム「!!」
赤ザク「言いにくいんだけど、あの時のガンダム君、本気だったのかな〜って……」
ガンダム「……真剣だったよ……でも……あの時はあれで精一杯だったんだ。」
赤ザク「え?」
ガンダム「姉さん達に半ば無理矢理やらされていたのもあったし、自分が本当に何をやりたいのか分からなくて悩んでいたんだ……」
赤ザク「ガンダム君……」
ガンダム「だから今は一生懸命になれるものを探しているんだ。」
赤ザク「そっか…」
ガンダム「それにしても良く分かったね。」
赤ザク「当然だよ、昔からガンダム君の事見てたんだから(キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン)」
ガンダム「え?何?」
赤ザク「何でも無いよ♪遅刻するから行こっ♪」
ガンダム「そうだね。」







台詞のみの駄文で申し訳無い。
尚、二人の後ろでタンクとキャノンに羽交い締めにされたG−4とG−5が何やら喚いていますが、気にしないで下さい。
73クラス分け人 ◆NamErmCvdU :2006/02/25(土) 17:03:45 ID:???
兄バカ
ZZ家
ZZ「ただいま〜」
プロトZZ「お帰り、おまえがこんな時間に帰って来るなんて珍しいなそれに顔が少し
汚れてるじゃないか」
ZZ「ええっとこれはね」
プロトZZ「はっ!?まさかお前学校で苛められてるんじゃないだろうな?」
ZZ「違うってそんな事されてないよ」
プロトZZ「ZZ嘘は言わなくていい、そうか誰にも言うなと口止めされてるんだな?」
ZZ「ちょっ、ちょっとちゃんと話を聞いてってば」
プロトZZ「クソー何処のどいつだ俺の可愛い妹を苛めるやつは!見つけ出して
とっちめてやる。でそいつは何処のどいつなんだ?」
ZZ「もう、お兄ちゃん!!!」
プロトZZ「な、なんだ」
ZZ「違うって言ってるでしょ!私はソフトボール部に入ったの顔が汚れてるのは
今日の練習のせい」
プロトZZ「そ、そうだったのかすまん。でも大人しいお前がソフトボール部とはなぁ
まさかとは思うが無理やり入れられたんじゃないだろうな?」
ZZ「なんでそうなるの部の人達はみんないい人ばかりだよ。もうどこまで心配性なのお兄ちゃんは?」
プロトZZ「それならいいんだが…」
ZZ「分かってくれた?う〜ん練習で汚れたからお風呂はいろっと」
プロトZZ(ZZが運動系の部に入るなんて昔じゃ考えられなかったな…確かソフトボール部には
ガンタンクがいたな」

つづきは他の方宜しく頼みます




74前スレ723:2006/02/25(土) 18:53:44 ID:???
皆さん乙です。続き。遅れてすいません・・・

説明しよう!
普段はのっそりもったりなトトゥガだが栄養満点な物を食べた時のみ高速移動をすることが出来る!
その距離は決して長いものではない(目安としてはグリコ一粒300m)が途中で補給をすれば時間の延長が可能なのだ!
そして!高速モード発動→チョコをすりとる→食べる→発動期間延長→他のチョコをすりとる
の繰り返しにより学校中のチョコを全滅させ恐怖の渦に落とし込む恐怖の作戦、
名づけて「学校中のチョコ食い倒れ珍道記」がまさに今進行中なのである!!

アビジョ 「というわけでやんす!」
クァバーゼ 「ははははは!・・・そういうことだったんだ(ボソッ)」
バーザム 「そういう事だったのか・・・」
クァバーゼ 「さあ!あんたたちにトトゥガが止められるかい?」
バーザム 「(背後からの闘気を感じ)ん?」
ゲーマルク 「とりあえず・・・チョコを食べられたのはあなたたちのせいなのね?(クァバーゼの肩を掴む)」
クァバーゼ 「え?あれ?」
ド−ベン 「よくもゲーマルクからのチョコを・・・(アビジョの肩を掴む)」
アビジョ 「た、隊長、何かいやな予感が」

しばらくお待ちください

白スナ 「お、おい!それ以上はやめとけ!」
ド−ベン 「え?まだまだ足らないんだけどな」
バーザム 「いや、死んじまうぜ・・・」
ゲーマルク 「じゃあ音楽室の中に一時間閉じ込めておきましょ」
白スナ 「容赦ねえ・・・バーザム、ここは俺たちに任せておいてトトゥガを」
バーザム 「ああ、頼むぜ!」
75通常の名無しさんの3倍:2006/02/27(月) 14:15:19 ID:???
職人さんたちGJ!!そして続編期待wktk
76通常の名無しさんの3倍:2006/02/27(月) 20:33:36 ID:???
保守age
77通常の名無しさんの3倍:2006/02/27(月) 20:48:44 ID:???
『学校の怪談 第一の怪』

その日、全校に衝撃が走った。
物凄いやつが転校してくると。

ギャン「なんでもビグザム校長数十人分の力があるらしいよ?」
ガルバ「人間なのかしら?その方。」

ヘイズルU「主将、聞いたです?」
パラス「噂が本当ならまたとない戦力になりますわ。」
ジ・オ「うーん…でもなんだかその名前を聞くと凄く嫌な気分になるんだよ。」

ザクレロ「ヤバイですよアニキ!そいつ、完全に命令聞く物凄く強い舎弟を8人いつも連れてるって!」
ビグロ「う、うろたえんじゃねぇ!なめられるだろうが!」

ギャンヌ「なんでも木星校の生徒84人を一瞬で倒したって。」
ヅダ「今度だけは他の部には渡さん!こ ろ し て で も う ば い と る 。」
ゼーゴック「わー♪ヅダさん男らしい!」

メッサーラ「すいません先生、理由はわかんないんですけど物凄く憂鬱で、他の星まで逃げたい気分なんで早退して寝ます…」

その生徒、"タイラント・ソード"君を巡ってその日のUC学園は大騒ぎだった。
しかし…

ガルバ「ちょっとあなた!本当にそんな生徒転校して来ましたの!?どこにもいないじゃない!」
ギャン「だからわたしも小耳に挟んだだけだってばー。」

ザクレロ「ここなら、そのなんとかソードにも見つかりやせんね!」
ビグロ「ババババカヤロウ!隠れてるんじゃねぇ!こう…あれだ、まずは陰から相手の実力を探るんだよ!」
ザクレロ「でも屋外プールの更衣室からじゃ何も見えませんぜ」
ビグロ「うるせえ!いいから静かにしてろ!見つかるだろうが!」
ザクレロ「ヘ、へぇ。うまく通りかかるといいっすねぇ。なんとかソード」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ヅダ「ど〜の〜部〜が〜か〜く〜し〜た〜」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ギャンヌ「落ち着いてー!これ以上犠牲者を出さないで!それにみんな絞め落として歩いちゃ話聞けないでしょ!」
ゼーゴック「ヅダさんやめてー!吹奏楽部にはいないよぉー!」

ビグザム「また来たかね。」
ラフレシア「来ましたわ…頭が痛い…」
ビグザム「毎度毎度どこから噂が出るのだろう?」
ラフレシア「4年ごとくらいに繰り返されてますから、生徒は全部入れ替わってるはずなんですけどねぇ。」
ビグザム「調べさせたが、伝説の元になるような生徒も存在が確認できなかったが…」
ラフレシア「都市伝説のようなものかとも思うのですけれど、変な広がり方しますわねぇ。」

4年に1度、どこからともなく流れてくる謎の転校生「タイラント・ソード」の噂。
「人間に似てるが全く別な生物」
「彼はネクスト・ワンだ(詳細不明)」
など様々な神話に彩られる彼の噂の出元は一度として突き止められたことは無い。
これがUC学園七不思議の第一の怪である。


そんなわけで7不思議の話を振ってみる。
もし何か他の怪思いついたら参加してやってくださいませ。
78前スレ723:2006/02/27(月) 20:56:15 ID:???
続きの前にすいませんが訂正御願いします。
>>74の12行目
バーザム 「そういう事だったのか・・・」

バーザム 「くそっ・・・」
に訂正御願いします。
あとバレンタインの話が結構多いのでタイトルを「風紀委員のバレンタイン」に直しておいてください。
続き

G4 「準備はいいわね?」
G5 「ええ!」
G4 「暴力女に先を越されちゃったけど・・・」
G5 「私たちのお兄ちゃんへの愛がこもったこの特製チョコを渡せば・・・」
G4&G5 「絶対私たちにメロメロ!」
G4 「さあ、さっそくお兄ちゃんの所へ」
トトゥガ 「お腹すいた・・・補給」
G5 「え?」
サッ
トトゥガ 「いただきます(モグモグ)」
G4&G5 「あっ!」
トトゥガ 「手作り・・・蜂蜜を混ぜてる・・・甘味が強い・・・」
G4 「ちょっと!それお兄ちゃんのチョコ!」
トトゥガ 「(二人を見て)猛烈に好きになるのはいい事だけど、あまり甘すぎるとしつこくなる・・・少し甘味を抑えてみたら相手の印象も変わるかもよ」
G4&G5 「え?」
グフB 「待てー!」
トトゥガ 「!逃げないと(走り去る)」
グフB 「外に逃げるつもりか!(追いかける)」
G4&G5 「・・・どういうこと?」

バーザム 「くそっ、どこ行ったんだ・・・」(トトゥガの奴、グフからすりとってたな・・・
      ということはあいつまさか・・・無いと思うけど、俺へのだったらいいなぁ・・・)
      「あ、行き止まりか・・・ん?(行き止まりにある窓から外を見下ろして)!」
79ぬ ◆vq8COgRahA :2006/02/28(火) 13:39:31 ID:???
SS職人諸氏、大変“乙”で御座います。
業務連絡で御座います。

 まとめ更新履歴→http://msgijinkamoe.fc2web.com/koushinrireki.html

 まとめサイト→http://msgijinkamoe.fc2web.com/

・・・え?白ジム兄弟と白キュベの絵はどーしたのかって?
・・・ゴメンナサイ、まだ出来てないの・・・許して・・・
80学校の怪談 第二の怪:2006/02/28(火) 18:33:31 ID:???
アニメを視聴中のザクF……。
ザク「こんな展開あるかwww」

ズドドド……

ザク「?」

ズドドドドドド……

ザク「な、何だこの音? 地震か!?」

ズドドドドドドドドド……

???「オルテガハンマー!!」
ドカッ!!
ザク「ぐあっ!」

ザク「あ、あんた誰だ!? しかも人の部屋に勝手に……」
∀ドム「俺の名は∀ドム! お前の発言に対して裁きの鉄槌を下したのだ!」
ザク「裁きの鉄槌? 俺裁かれるようなこと言ったっけ?」
∀ドム「さっきアニメ見ながら『こんな展開あるかwww』とか言っただろ!?」
ザク「べ、別にいいじゃねーか。 本当にそう思うんだから」
∀ドム「バカタレ! じゃあ何で『こんな展開』が有り得ないのか言ってみろ」
ザク「え? ……何となく」
∀ドム「オルテガハンマー!!」
ドカッ!!
ザク「ぐえっ!」
∀ドム「理由すら言えないとは呆れたやつだ! いいか!

(長いので中略)

 ……ということだ分かったか!?」
ザク「か、か……」
∀ドム「?」
ザク「感動したっ!! 俺が間違ってたよ!」
∀ドム「うんうん。分かればよろしい」

ある言葉に反応して裁きの鉄槌を下す男がいる。
彼の名は「∀ドム」。彼こそがUC学園七不思議の第二の怪である。
81学校の怪談 第三の怪:2006/02/28(火) 18:35:04 ID:???
ガンダム「困ったなー……」
???「困ったときは私におまかせ!」
ガンダム「!?」
1日「魔法の少女1日ザク参上☆」
ガンダム「…………」
1日「ふぇぇ!? 何でそんな目で見るんですかー!?」
ガンダム「あー、いや、そうじゃなくてね、うん。まぁ……人生色々だし……」
1日「そうです! 人生色々です! ですから困った人をお助けするのが、私の生き甲斐なんです!」
ガンダム「あ……そ、そうなんだ……。じゃあさ、僕の落とした財布探すの手伝ってくれるかな?」
1日「お安いご用です! その程度なら、私の呪文で見つけることができます!」
ガンダム「じゅ、呪文?」
1日「はい! ではいきますよー!」
ガンダム(だ、大丈夫かな、色々……)
1日「トツゲキキドウグンダイナナシダンダイイチモビルスーツダイタイシレイブツキトクムショウタイー!!」
ガンダム「!」
1日ザクが呪文を唱えると、いつの間にかガンダムの手の中に財布が。
ガンダム「た、確かに僕の財布だ……。凄いよ! ありが……アレ?」

困った人のもとに現れる魔法の少女「1日ザク」。
疾風のように現れて疾風のように去っていく彼女はUC学園七不思議の第三の怪として語られている。
82通常の名無しさんの3倍:2006/02/28(火) 18:37:06 ID:???
∀ドム
男/教師?
特定の言葉に反応して裁きの鉄槌を下す男。
その正体は謎に満ちているが、外見、性格は「おたく」である。
そうは見えないが、本職は教師だそうな。

1日ザク
女/魔法の少女
困った人のもとに、どこからともなく現れる謎の少女。
アニメのような口調とミリタリー色の強い服装に一瞬誰もが呆気にとられる。
魔法のステッキを常備しているが、どう見てもただの布団たたきである。


勢いで書いたけど、あんまり怪談っぽくないなorz
83通常の名無しさんの3倍:2006/02/28(火) 19:11:31 ID:???
>>79
乙であります。
どうぞゆっくりまったりやってください。>絵
ゆっくりまったりまっておりますので


>>80-81
怪キタ!
魔法少女が本当に少女なのかどうなのかが気になるぜ。
84通常の名無しさんの3倍:2006/02/28(火) 21:03:01 ID:???
『学校の怪談 第四の怪』

ラ…ラ…
ラ…ラ…

ガンダム「ああ!また聞こえる!」
赤ザク「どこから聞こえてくるの!?」

突如として聞こえてくるラ…ラ…という声。
気のせい、で片付けるにはあまりにも聞いた人間が多過ぎるこの怪は
学内各所で確認されている現象だった。

???「ああ…また当らない…」

ラ…ラ…

???『悪い点だ…』
アーガマ「なに!?」
???『生徒会活動を考えなきゃいけないほど悪い点だ…』
アーガマ「だ、誰が悪い点なんだ!?」

ラ…ラ…

どこからか聞こえてくるラ…ラ…という声。
この声は決まってテスト返還後に聞こえてくるという。

赤ゲル「テストはどうだったね?エルメス君。」
エルメス「はぁ〜…また満点逃してしまいましたわ。」
赤ゲル「なになに…98点。十分じゃないか。要は内容が理解できていればよいのだよ。」

成績が悪くて自殺した生徒の霊だとか
昔2月14日にあった騒乱で不幸にも命を落とした生徒の霊だとか
色々いわれているこの不思議な声が
学園第四の怪である。
85前スレ723:2006/02/28(火) 21:43:18 ID:???
ぬ氏&職人さん乙です。
すいません、言葉が足りませんでしたね・・・
タイトル バレンタイン編 序章 を 風紀委員のバレンタイン 序章 に
今書いてるのを 風紀委員のバレンタイン チョコを継ぐもの に訂正願います。
て今日で二月終わりだよ・・・今日でこれは終わらせます。

外 校舎付近

グフB 「はあ・・・はあ・・・やっと追いついたぞ」
トトゥガ 「お腹減った・・・(グフBのチョコを取り出す)」
グフB 「!!やめろ!それは・・・」
トトゥガ 「ねえ」
グフB 「!?」
トトゥガ 「これって誰へのチョコなの?」
グフB 「!そ、それは・・・」
トトゥガ 「袋を開けなくても分かる・・・相手に喜んでもらいたいって気持ちが・・・誰へのなの?」
グフB 「・・・バーザムにだ!悪いか!?」
トトゥガ 「そうなんだ・・・愛されてるね、バーザム」
グフB 「あ、愛され・・・(赤面)」
トトゥガ 「今のうちに(逃げようとして誰かに上から踏みつけられる)のわぁ!?」
グフB 「!?」
バーザム 「へーあぶねえあぶねえ」
グフB 「お、お前どこから」
バーザム 「(校舎の窓を指差して)上から。さてと・・・(トトゥガからチョコを取り返して)こいつはもらっていいんだよな?」
グフB 「!!!き、聞いていたのか?」
バーザム 「お前の大声だけな。・・・いいんだよな?嘘じゃねえよな?」
グフB 「そんなにがっつくな!・・・本当だ」
バーザム 「へへへ・・・ありがとよ」
グフB 「っ・・・!(赤面)」
バーザム 「・・・そんな照れるなよ。俺も恥ずかしくなるからよ・・・」
ドタン・・・バタン・・・この・・・離しなさいよ!・・・
グフB 「!?これは・・・玄関からか!」
バーザム 「始まっちまったか・・・」
グフB 「行くぞ!」
86前スレ723:2006/02/28(火) 21:45:22 ID:???
はい、 チョコを継ぐもの はこれで終わりです。明日からは 恋人たち です。
長くなってすいません・・・
87627:2006/02/28(火) 22:28:06 ID:???
「忍者参上!」

砂「は〜・・・今日は彼女どこにいるんだろう・・・」
???(なにかお困りかな?)
砂「!?、だれ!?」
???(心配されるな、怪しいものじゃない)
砂「十分怪しいですよ・・それで私になにか?」
???(いや、そなたがお困りのようなので声をかけただけの事だ)
砂「そうですか・・・それじゃあ・・・」
???(あ、いくないくな、とりあえず話ぐらい聞かせてくれ)
砂「はあ・・・わかりました」

    〜ただいま説明中〜

???(なるほど、よし私が力を貸そう)
砂「マジですか!?彼女かなり足速いですよ?」
???(問題ない、私も足には自信がある、それでは)
砂「あ、そういえばあんたの名前は?」
???(そうだな、とりあえず影忍とでも名乗っておこう、それでは昼休みに2階トイレで待つ)
砂「あ、ちょっと!・・・いない?」
88627:2006/02/28(火) 22:30:29 ID:???
1日ザクや∀ドムのネタを見て便乗してみました
影忍の設定は今度出します
89通常の名無しさんの3倍:2006/02/28(火) 23:10:24 ID:???
・・・1日ザクと影忍は分かったんですが、
 ∀ドムの出典が分からない自分はガノタ失格ですか?


>>85
 取り急ぎ、修正しました。

 某管理人
90通常の名無しさんの3倍:2006/03/01(水) 08:17:12 ID:???
ttp://www.vipper.org/vip206045.jpg

他スレからの転載だけどワロタ
91通常の名無しさんの3倍:2006/03/01(水) 18:59:02 ID:???
92627:2006/03/01(水) 21:07:37 ID:???
「影忍、出陣!」
〜2階トイレ〜
砂「え〜と・・・昼休みにここだろ・・どこにいるんだろう?」
???(ここだ、ディザート・ザク君)
砂「え!?影忍さん!?どこにいるんですか?」
影(それはどうでもいいが、君が追っている少女のことをこちらで調べさせてもらった)
砂「はあ・・・それでどうでしょう?」
影(ふむ、彼女は1つのことに注目したら周りが見えなくなるタイプらしいな)
砂「そうなんですよ・・」
影(なに心配無用、君の思いは必ず私が彼女に教えてやろう)
砂「マジですか!?よろしくお願いします!」

〜放課後〜
ドラ「今日もやっぱりノイエ・ジール先輩かっこよかったな・・・」
ひゅん!
ドラ「え?なに?紙?あ、手紙だ」
手紙「拝啓、ドラッツェ様
   私はあなたのことを前々からお慕い申しておりました
   それであなたと交際をしたいと思ってました、お願いします」
ドラ「え・・・?」

影「・・・という手紙を渡してきました、あ、でも、名前を書いたか忘れてしもうた」
砂「なんでーーー!!???ただの部活勧誘したかっただけだよ!?」
93627:2006/03/01(水) 21:10:25 ID:???
影「え・・・そうだったんですか!?」
砂「あんたなに聞いてたんですか!ーー!???」

その頃のドラッツェ
ドラ「え〜と・・・ごめんなさい」
一人で手紙に誤っていた
94627:2006/03/01(水) 21:18:34 ID:???
影忍
男(?)/忍者/
学年、顔などほとんどが不明、というか彼を見たことがあるという生徒の方が少ない
いたる所に隠れていて、独自の情報網があるらしい、でも以外におせっかい焼き
というところがあるとかないとか・・・
95通常の名無しさんの3倍:2006/03/02(木) 07:11:35 ID:???
>>91
このスレのズゴックさんだと貫手が即時に飛んできそうではあるけどねw
96通常の名無しさんの3倍:2006/03/02(木) 10:59:57 ID:???
>>96
本来なら旧ザクが助けに来るとかっこいいのだが。
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi26621.jpg.html
97通常の名無しさんの3倍:2006/03/02(木) 11:02:40 ID:???
↑安価ミス。>>95だ。
98通常の名無しさんの3倍:2006/03/02(木) 12:45:19 ID:???
>>96
夢だと随分若いねwおっさん。
で、つい出来心で>>44の旧ザクの画像と合成画像作ってしまったんだけど
上げてもいいでしょうか?
99通常の名無しさんの3倍:2006/03/02(木) 17:18:17 ID:???
>>98
むしろ見たいw
100通常の名無しさんの3倍:2006/03/02(木) 17:49:31 ID:???
『旧ザク、春の兆し』

ごそごそごそ
ズゴック「え?」
ごそごそごそごそ
朝の混んだ電車内、ズゴックは臀部のあたりに突然違和感を感じ戸惑っていた。

ズゴックの家はUC町の中でも、やや学園から離れた所にある。
そのため毎朝電車通学しているのだ。
電車に毎日決まった時間に乗っていると、だいたい乗る車両、座る位置が決まってくるものである。
いつもズゴックは先頭車両の真ん中のシート、窓寄りに座るのだが、
この日はその席はこれから遊びに行くらしい、盛装したおばさまチームに占められていた。
そこで、座るのは諦めて立っていたのだが…

ズゴック(こ、これはまさか痴漢!?いやいや、混んでる電車だもん、きっと私の自意識過剰だよね。)

そう思い直し、ちょっと体をずらし、自分がここにいることを相手に知らしめようと試みる。が、しかし…

ごそごそごそ
ズゴック(ヒ!つ、ついて来る!?や、やっぱりこの人痴漢!?)

相手の顔を確かめようとするが、恐怖のあまりズゴックの体はすくんでしまい動けない。

ズゴック(どうしよう…だ、誰か助けを呼ばなきゃ…)

痴漢の手は、相手が動けないことを察知したのかますます大胆に動き回ってきた。

ズゴック(でも怖くて大声なんか出せないヨー…)
???「おい!その手を離せ!!!」
痴漢「な、なんだよ…」
ズゴック「そ、その声は!旧ザクさん!!!」

安心のあまりズゴックはヘタヘタと座り込んでしまった。

旧ザク「お前は!!レスリング部のジ・オか!!」
痴漢「ち、違う!!!いや、ジ・オじゃないってことじゃなくて…その…」
旧ザク「ええい!問答無用!おのれそれでもスポーツマンか!食らえ正義の鉄拳」
101通常の名無しさんの3倍:2006/03/02(木) 18:06:54 ID:???
   ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      。O
旧ザク
(そしてズゴックさんは俺に抱きつき
「キャー!うれしい!イカスわ!カッコイイわ!空手部に入れてください!いえ、いっそお嫁さんにしてー!!!」
「ふ、俺は武道家として当然のことをしたまでのこと。」
「ああん!なんて無骨なお方…でもそれは私にはあまりにも残酷…」
「もうちょっとだけまってくれたまえ。必ずや全国優勝して君を迎えに行く。」
「私、いつまでも待ってますわ。例えこの身が枯れ果てても!」)

アレックス「ねえ…主将、大丈夫かな…」
ザク改「三戦の途中で魂がどっかに飛んでっちまったようだが…」
アレックス「あ。なんかニヤニヤしだした。」
ザク改「おい!あんまり見るな。目が合ったら大変だぞ!」

今朝、たまたまズゴックと同じ電車に乗り合わせてしまったのが悪かったのだろうか。
それともそんなことを思い出させるような春の日差しが悪かったのだろうか。
この日、旧ザクの意識が異次元から戻ってくるのは
更に30分ほどの妄想内遊泳の後だったのであった。


ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi26648.jpg.html
ということで合成画像など。
電車内で活躍する自分を想像する旧ザク氏
102通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 04:05:04 ID:???
とある日の放課後、校内模試の結果が貼り出された、UC学園の廊下にて・・・

ガンキャノン「おっしゃー勝ったぁーー!!」
グフA「ま、負けた・・・」
ガッツポーズをとるキャノンを横目に、ガックリとうな垂れるグフA。
キャノンU「69位に70位、全く低レベルな争いしてるねぇ」
グフA「なにおう!」
ガンキャノン「そういうアンタだって、あたし等とそんな変わんないでしょーが!」
キャノンU「さぁ〜て、それはどうかしらねぇ〜」
激昂する二人に対し、「ほれほれ」と言わんばかりに顎でテスト結果を指し示すキャノンU。
目線をどんどん上位に上げて行き、目にした順位を見て青ざめる二人。
キャノンU「おっほっほっほ、あたくし今回ちょっと頑張っちゃいましたぁ♪」
ガンキャノン「・・・25位」
グフA「負けた・・・あんた神だ、天上人だ・・・」
ガンキャノン「ちくしょー!ずるいぞ裏切り者ー!!」
グフA「お願い!私達を置いていかないでっ!!」
キャノンU「ええい、二人とも泣きつくんじゃないよ全く!」

と、そんな姦(かしま)しいやり取りを尻目に、昔ながらのツッパリファッションで廊下を通り過ぎる
ヤロウ二人組み。
ビグロ「び〜ばっぷは〜いすく〜る〜ふ〜いに〜♪あー腹減ったなぁ」
ザクレロ「じゃあ、蛇風呂宇軒でラーメンでも食って帰りますかアニキ!」
ビグロ「おーっしそうすっか、び〜ばっぷは〜いすく〜る〜そ〜おね〜♪」

グフA・キャノン・キャノンU「・・・・・・」
じゃれ合った状態のまま硬直し、過ぎ去る二人を目線で追うかしまし娘三人。
ガンキャノン「・・・しっかし、世の中解かんないもんだよなー」
グフA「ホント、あの前世紀の不良漫画から飛び出してきたみたいな奴が」
キャノンU「テストじゃ毎回・・・」
三人の目線が再びテスト結果、それも一番上の方へ注がれる。

2年B組 ビグロ 校内模試第3位。
103通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 19:00:09 ID:???
うはwwwww
ビグロ頭いいんだ(笑)
上位2名はエルメスと赤ゲルあたりか?
104通常の名無しさんの3倍:2006/03/03(金) 19:49:28 ID:???
>>101
痴漢に間違われたの自分だろうにw

>>102
運なのか実力なのか……。

>>89
つ濃爆おたく先生
105前スレ723:2006/03/03(金) 22:16:36 ID:???
はい復活。皆さん乙です。
>>103 マジレスするけど赤ゲルは3年だから比べられない。
エルメスはいいとしてG-3とかアビジョらへんでは?と言ってみる。あ、でも学校の勉強は出来なさそうだ・・・
ついでに自分・・・校内順位63/276。お、キャノンとグフAに勝ってる・・・ハイハイ志望校D判定D判定。

風紀委員のバレンタイン 恋人たち

>>52と同時刻
アレックス 「はい、 ザク・・・これ、チョコ」
ザクU改 「アレックス・・・」
アレックス 「武道場じゃ部長に邪魔されちゃうから・・・ね?」
ザクU改 「アレックス!(抱きしめる)」
アレックス 「ザクったら・・・少し苦しいわよ・・・嬉しいけど」

サマーン 「先輩・・・これを」
メッサーラ 「サマーンくん、これって・・・」
サマーン 「ご、誤解しないで下さいね!義理ですよ、義理!」
メッサーラ 「義理か・・・(少し悲しそう)」
サマーン 「あ!ご、ごめんなさい嘘つきました義理じゃないです本め・・・あ」

ZU 「野球部全員にですか?」
ZZ 「はい。いつも兄がお世話になってますから」
ZU 「いえいえこちらこそ。ところで何で部長では無くて僕に」
ZZ 「あ、その、それは・・・兄を驚かしたかったので」
ZU 「なるほど・・・じゃあこの少し豪華なのが部長へのですね」
ZZ 「あ・・・いや、それはその・・・」
ZU 「?」
ZZ 「ゼ、ZUさんに・・・(赤面)」
ZU 「え?」
106前スレ723:2006/03/03(金) 22:56:28 ID:???
ペーネロ 「平和ねぇ・・・」
グスタフ 「はい・・・」
ペーネロ 「もうむかつくぐらい平和ねぇ・・・」
グスタフ 「・・・姉さん?」
ペーネロ 「・・・だー!何でいちゃついてるバカップル達を見回らなきゃならないのよ!バカップルはグフとバーザムで十分よ!」
グスタフ 「しょうがないですよ、これが風紀委員の仕事なんですし」
ペーネロ 「うー・・・風紀委員に入れられたのもこんな目に合うのも元はと言えば全部Ξのせい!Ξの奴・・・」
グスタフ (そういえばΞのおかげでメッサーと知り合えたんだよなぁ)
ペーネロ 「Ξー!一発焼きかましてやるから出てきなさーい!」
グスタフ 「姉さん、外とはいえ大声で叫ぶのは・・・呼んでも普通来ませんし」
Ξ 「ふ、呼んだかい?」
メッサー 「Ξさん、足速すぎ・・・」
グスタフ 「ほ、本当に来た・・・(メッサー!)」
ペーネロ 「あら、このごろEOJに出番を取られて影の薄いΞじゃない」
Ξ 「やあ、誰が呼んだのかと思えば今回初めて出番をもらえたペーネロペー君じゃないか。こんな所で何をしているんだい?」
メッサー (な、何か険悪なムードが・・・どうでもいいからグスタフ君にこのチョコあげたいな・・・)
グスタフ 「姉さん、落ち着いて落ち着いて(そして早くメッサーと二人きりにさせて・・・)」
ペーネロ 「もちろん、女の子にメイドのコスプレさせるような変態を取り締まるためよ」
Ξ 「ほほう、この恋人達の一大イベントにそんな仕事とは・・・さみしい事だね」
107通常の名無しさんの3倍:2006/03/04(土) 14:38:02 ID:???
あげ
108実際の前スレ723:2006/03/04(土) 17:44:45 ID:???
ええと、コテつけるなら前スレ723氏にはそろそろ別なコテお願いしたいんですけど。
逆にややこしいですよ。
109ぬ ◆vq8COgRahA :2006/03/04(土) 21:35:42 ID:???
職人の皆様、GJ&乙で御座います。

業務連絡です。

 まとめ更新履歴→http://msgijinkamoe.fc2web.com/koushinrireki.html

 まとめサイト→http://msgijinkamoe.fc2web.com/

・・・>>90氏提供の画像ですが、入れるべきかどーか悩んだ末、
 こっそり見れるよーにしました。
 問題があるようでしたら削除します。

>>104
 情報サンクス!!
110通常の名無しさんの3倍:2006/03/04(土) 22:50:33 ID:???
>>109
乙であります。
しかしこの学校で痴漢されて>>90のような状態になりそうな子って少なそうだなぁ。
白キュベ(く…俗物が私に…よくもズケズケとスカートの中に入る。恥を知れ!)
という状況とかなかなか萌えるが親衛隊に瞬殺されるんだろうな。
111通常の名無しさんの3倍:2006/03/05(日) 01:07:37 ID:???
>>110
ガザDとかメタスとかメッサーとか・・・個人的にMk2の双子あたりはやられてそうだと思ってたりする
(Mk2だと返り討ちにあうか・・・)
でも、結果的にこの学校は女のほうが強そうだモンナァ
112通常の名無しさんの3倍:2006/03/05(日) 08:39:18 ID:???
メタスはΖ、メッサーは一応Ξとグスタフ・カールいうガードマンがついてるから安心だけど
ガザDだけは…
アッグも一人でいたら危なそう。
113通常の名無しさんの3倍:2006/03/05(日) 10:51:46 ID:???
>>112
どっちも地味すぎて、痴漢にすら遭わない気がw
114通常の名無しさんの3倍:2006/03/05(日) 11:54:12 ID:???
アッグ狙ってたらロリコンだな。うん。
115通常の名無しさんの3倍:2006/03/06(月) 06:06:31 ID:???
『魔の手が伸びる時』

「アッグ編」

もぞもぞもぞ

アッグ「ひ!痴漢!?どうしよう…でも怖くて大声なんか出せないよー…」

もぞもぞと動き回っていた手が、ひょいとアッグを持ち上げた。

痴漢?「はい、お嬢ちゃん。込んでる電車で立ってると疲れるでしょ。ここに座りな。」

ちょこん、と持ち上げたアッグを、今しがた降りていった人が空けたシートに座らせる。

アッグ「あ、ありがとうごいます…(赤面)」


「ガザD編」

もぞもぞもぞ

ガザD「ひ!痴漢!?どうしよう…でも怖くて大声なんか出せないよー…」
痴漢?(ん?なんだこれ?)

痴漢とおぼしき人が手に当る触感に戸惑い、ひょいとその物体の方に目をやると…

痴漢?「おわぁ!!!!びっくりした!」
ガザD「え?え?(オロオロ)」
痴漢?「なんだよ、人がいたのぜんぜん気付かなかったよ。ちゃんと言ってよねー。」
ガザD「ごめんなさい…今度から気をつけます…」


「リグ・リング編」

もぞもぞもぞ

リグ・リング「ひ!痴漢!?どうしよう…でも怖くて大声なんか出せないよー…」
痴漢「ハァハァハァ」
リグ・リング「こ、こんな時こそ主の栄光を思い起こさなきゃ。きっと主が勇気を与えてくれる!」

…しばし後、謎の部屋で、
リグ・リングに「あ、あの…よかったらこれから一緒に人のいないところ行きません?」と言われて、
エロマンガのような情景を期待してホイホイついてきた痴漢氏は弱りきっていた。

エンジェル・ハイロゥ「さあ、悔い改めなさい…地獄の業火はあなたのすぐ後ろに迫っているのです。」
リグ・リング「このような形でも、あなたと私が出会ったのは、きっと神様があなたを救われようと手を差し伸べられたという事なのですよ。」
痴漢「有り金もカードも全部差し上げますから返してください…」


「ゴッグ編」

もぞもぞもぞ

痴漢(尻、硬!!!!!!)
ゴッグ「……………」←気付いてない
116通常の名無しさんの3倍:2006/03/06(月) 20:41:07 ID:???
職人様乙です
UCvsAC 特訓2日目
放課後 1-A教室
ガンダム「リック君今日も特訓あるんでしょう?今日も僕ら行ったほうがいいのかな」
リック「特に今日は特別なことはしないみたいだから今日はいいって部長が言ってた」
ガンダム「そうなんだ、じゃあ練習頑張って」
赤ザク「もしかしてグフカス先輩手伝ってもらうのが申し訳ないと思って遠慮してるのかな?」
リック「どうなんだろう。多分それもあるかもしれない、自分たちの力で何とかしようと思ってるかも」
ガンダム「出来る限り協力したいけどグフカス先輩がそう思ってるならしょうがないか」
ドム「おーいリック準備できてるか?道場行くぞ」
リック「今行くよそれじゃ二人とも」

剣道場
ドムトロ「部長今日はなにをするんすか?」
グフカス「今日は各自の欠点を見つけることにしようと思う。欠点を直さないと
どんなに特訓しても意味が無いからな」
グフB「なるほど己の弱点を克服するということですね」
グフカス「そうだ、まず模擬戦をしてもらう試合をしないものは両者の動きをよく見てもらう
発表はすべての試合が終わってからにする」
ザク「自分たちの弱点を言い合うのか、考えてみりゃそういう事はやったこと無かったな
俺欠点だらけかも」
ドムトロ「あたしもやばそうな感じ」
グフカス「いつもと同じように頼むぞみんなでないと意味が無い」
ドム「わっかりました
グフカス「じゃあ始めるから各自準備をしてくれ」


117通常の名無しさんの3倍:2006/03/06(月) 21:57:08 ID:???
-----模擬戦が終わり------
グフカス「さて色々と聞いていこうと思うがまずは…ザクについて聞いていこうか」
ザク「えっ俺から?ドキドキするな」
グフカス「ドムにはどんな風に見えた?」
ドム「そうだなトールギス2と戦った時のビデオ見たときもそうだったけど
積極的に攻撃を仕掛けていってるけど動きが単純な気がする闇雲に突っ込む感じ」
ザク「ガンガン攻めていったほうがいいと思っていつもそうしてるけどやっぱ駄目か」
リック「そうは言ってるけど姉ちゃんも同じようなもんだよ」
ドム「え?」
リック「ザク先輩と同じような感じなんだよ攻めていくけど大雑把すぎて解りやすい
攻撃なんだよ正に猪突猛進」
ドム「うぅ…悔しいけど当たりすぎて何も言えない弟にここまで言われるとへこむよ…」
ドムトロ「くくくっさすがドムの弟だ姉貴のことはよくわかってるね」
ドムトロは小ばかにしたように笑っている

グフカス「では笑っているドムトロの動きはどのようなものだったか聞いていこうか」
ドムトロ「げっ」
グフカス「グフAにはどう見えた?」
グフA「そうですね最初は慎重に動いていたんですけど攻められて追い詰められれていくと
先の二人と同じように動作が大きくなっていった様に見えました」
グフカス「なるほど追い詰められると焦り始めるか」
ドムトロ「なんというか昔の癖が抜けきらないんだよなぁ負けてたまるかって思うちゃってね」
グフカス「では次はグフAの動きについて聞いていく。ザクどう見えた?」
ザク「そうっすねグフAはなんか動きが消極的でしたね守りも攻撃の方も
なんか自信が無いような感じでしたね」
グフA「え、そうかなちゃんとやってたんだけど…」
グフB「なんと言えばいいのか、なにをしようとしているのかがハッキリしていないように見えた」
グフA「そう…」
グフカス「気を落とすな言われたことは直していけばいいそのために皆に聞いていってるのだ」
グフA「わかりました」



118通常の名無しさんの3倍:2006/03/06(月) 22:06:34 ID:???
>>115
ワラタ、ゴッグなんともないのかよ
119前スレ723=105&106:2006/03/06(月) 22:08:59 ID:???
皆さん乙です。
>>108
了解しました。今からは105&106です。
続き

ペーネロ 「(ピクッ)それはどういうことかしら?」
Ξ 「バレンタインにチョコをあげる人もいない上こんな地味な裏方仕事をするなんてとてもさみしい事だね、と言ったんだよ」
ペーネロ 「なっ・・・何で私が誰にもチョコをあげないという事を・・・」
Ξ 「ふふふ・・・敵の事については研究を怠らない、これぞ組織の首領としての心がけ!」
メッサー 「それってプライバシーの侵害じゃあ・・・!グスタフ君!」
グスタフ 「ヒソヒソ(ごめん、待ちきれなくって・・・でさ、あの・・・)」
メッサー 「ヒソヒソ(チョコの事?ちゃんとあるよ)」
ペーネロ 「くっ・・・そういうあんたこそチョコは貰ったの?」
Ξ 「!・・・ふはははは、も、勿論この僕が貰って無いわけ」
ペーネロ 「貰ってないわね、確実に」
Ξ 「な、何故知っているんだ!」
ペーネロ 「あんた昔っから自分に都合の悪い時は目を逸らすじゃない。誰にもあげないより誰からも貰わない方が寂しいんじゃないの?
      ていうか、同じ組織のメッサーちゃんからも貰ってないのは厳しいわよね〜」
Ξ 「くっ・・・」
メッサー 「ヒソヒソ(ほら、これ(チョコを見せる))」
Ξ 「!なんだメッサー君、ちゃんと作ってきてくれたんじゃないか(メッサーからチョコをひったくる)」
メッサー 「あ!」
Ξ 「おお手作りではないか。お味は(食べる)・・・うん、美味だ、ありがとうメッサー君」
メッサー 「そ、そんな・・・(泣)」
Ξ 「はっはっは、喜んでもらえて泣くほど嬉しいかい。・・・ん?」
グスタフ (Ξをマジ殴り)
Ξ 「ぐはぁ!?」
グスタフ 「・・・(吹っ飛んだΞにマウントポジションをとり追撃)」
こんな感じ
             \\\              //
             \ \ \\\  r'⌒⌒ヽ    ///  //
              \ \  (⌒\ ( rνyy'ソ⌒レm)///     
             \\ (mJ \ ヽヽヾ#゚Д゚ノ/ レm)レm)/    
             \\ \\(mJ(mJ∩]¶[ イレm)レm)レm)/     
           (´⌒;; \\ (mJ(mJ(mJ| .|/ノハλ) //レm)/;;⌒`) ;;⌒`)
 (´⌒;;   (´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;/(mJ(mJ#Д▼||l レm)/;;⌒`);;⌒`)   
  (´⌒;; (´⌒;; \从从从从从(___へ_ノ ゝ__ノ从从从从从//;;⌒`);;
120通常の名無しさんの3倍:2006/03/06(月) 22:31:55 ID:???
グフカス「次はリックについて聞こうかグフはどうみえた?」
グフB「そうですね攻撃と守備のバランスはとれていたと思いますただ
少し慎重になっていました良く言えば相手を見ながら動いているかと」
ドムトロ「双子でそこまで動きが違うのか〜」
とドムを見ながら言う
ドム「うっさいな」
ザク「でもさっきの俺らじゃないけどお前もリックと動きが似てたぜ」
グフB「そ、そうだったか?」
ザク「慎重になり過ぎってわけでもないけど相手を良く見て動いてたって感じだな」
グフB「お前がそこまで見てるとはな」
ザク「俺は目がいいからなよ〜く見てたぜ」
グフB「その目がいつもいい方に向いてればいいのだがな」
ザク「ヘイヘイ」
グフカス「それで最後に私の動きについてだが皆はどのように見えた?」
全員「………」
全員黙ってしまっている
グフカス「どうした?」
ザク「いや、そのなんていうか…」
ドム「完璧すぎて指摘しようが無い」
グフカス「…グフは?」
グフB「申し訳ないのですが私のもそういう風に見えましたすみません」
グフカス「いやいい…よしそれぞれの欠点が見えたなこれからそれらを修正していくぞ」
全員「はいっ!」
グフカス「(しかし困ったな)

生徒会室
ゲルググ「剣道部は特訓を開始したようだな」
ブラウ「そのようですな」
エルメス「でも大丈夫なのでしょうか?」
ザクV改「なにがだ?」
エルメス「グフカス先輩が実力があるとはいえ全部員の面倒を見ていくのは辛いと思います
それに自分自身を鍛錬している時間もあまり取れなくなってしまうと思います」
ブラウ「ふむ、考えてみればそれもそうですな」
ゲルググ「なぁにそれには心配には及ばんよ」
ザクV改「何かお考えで?」
ゲルググ「ああ、実は彼女をに話をしているのだよ」
ブラウ「彼女とは?ああなるほどあのお方ですな」
エルメス「在学中最強と謳われたガンダムMk‐Wさんを呼ぶのですか」
ザクV改「確かに彼女の力なら幾らでも強くなれそうですね。しかし会長やることが速い」
ゲルググ「まぁなこれならグフカス君も安心するだろう」

121108:2006/03/07(火) 00:05:55 ID:???
>>119
どもども、変更ありがとうございました。

『世界に一枝だけの花は本当に花開くのか』

ネモ「ふぅ…」

だいぶ暖かくなってきた空気はもやを湛えて甘くよどんでいた。
その湿り気を帯びた春の匂いの中を、彼はゆっくりと学校へ向けて歩いていく。
その歩みの重さはまさに彼の気分そのものをあらわしているようだ。

ネモ「あーあ…もうあの人、俺の事なんか忘れてるだろうなぁ…」

彼はいまだにガザDとめぐり合えずにいた。
毎日図書館に通ってはいるのだが、ガザDの顔の記憶に自信が持てず、声をかけられずにいたのだ。
呼んでもらえばいいようなものだが、もし、本人に呼んでくれなんて言ってしまったらもう終わりだ。
それに彼女も傷つくことだろう。そんな事をあえて行う勇気は彼とは無縁のものだった。
その時、彼の頭上で鶯が鳴いた。今年初めて聞く鶯だ。彼を呼んだのだろうか?
ついその声につられて上を見上げるネモ。その目に入ってきたのは今まさに開こうとする桃の花だった。

ネモ「桃か…そういえば、この前は桃の節句だったんだな。ガザDさんはどう過ごしたのかな。」

ピキーン!そのとき彼の脳裡に稲妻が走った。

ネモ「こ、これだ!!!これでガザDさんに会えるぞ!」

彼は人生初めての蛮勇を奮い起こし、その、ひとんちの庭先の桃の枝を折り取った。

ネモ「そうだそうだ。簡単じゃないか。なんで今まで気づかなかったのかなぁ。」

うってかわった軽い足取りで学校へ急ぐネモ。
その心には手に持った一枝の桃のつぼみに先駆けて花が大きく開きかけていた。

―昼休み―

ガザD「ふぅ…」

彼女はずっと待っていた。毎日カウンターに座って、彼が声をかけてきてくれるのを。

ガザD「もう私のことなんて忘れちゃったのかなぁ。当たり前だよね。親切で本拾ってくれただけだもんね…」

そう思いながらも彼女はカウンターに座りつづけていた。何かが起こることを諦めきれずに。
相手の顔を忘れてしまった彼女には待つしか方法がなかったのである。
そして今日、その待っていた相手は、ようやく彼女に会うために動き出したのだった。
ネモ(よーし、行くぞ。この計画ならきっとうまくいく!)
122通常の名無しさんの3倍:2006/03/07(火) 00:07:21 ID:???
ネモの計画はこうだった。
まず重要なポイント、絶対ガザDさんと違う!って人を探して、
その人が一人の時に声をかけてガザDさんを呼んでもらう。
そしてこの花を「いつも図書館を利用させてもらってるから。今朝摘んできたので飾ってください」とプレゼント。
これなら自然にガザDさんを探し当てられる!

ネモ(お、うまい具合にカウンターに一人だけ女の子がいるぞ。)
ガザD(はぁ〜…今日も来ないなぁ…)
ネモ(うん、彼女は絶対違う。全然見たことない顔だし、あんな地味じゃなかったよ。ガザDさん。)
ガザD(何で私、あの人の顔忘れちゃったんだろう…)

ネモ「すいませーん。」
ガザD「あ、はい。何かお探しですか?(また違う…あの人はこんなに普通の感じじゃなかったよね。)」
ネモ「1-Aのネモと言います。ガザDさんを探しているんですが、呼んでいただけますか?」
ガザD「(え…!!!?)あ、あの、ガザDは私ですけど…あの、あなた、前に本拾ってくれた彼?」
ネモ「(ええええええ!!?)あ、いや!あ、あの…そ…こ、これ!!!じゃあ!!!」

予想外の展開に思いっきりテンパッてしまったネモはガザDを正視できず、
うつむいたまま桃の枝を差し出すと、脱兎の如く走り去ってしまった。

ガザD「あ!!!待ってー!!!もうちょっと顔をよく見せてよー!!!…行っちゃった。」
ネモ「あああああ!終わりだ!!完全に終わった!!!まともに顔も見られなかったけど、もう関係ないな…くそ…」

またしてもお互いの顔をよく覚えないまま分かれてしまった二人。
果たして恋の花が開くのはいつだ?というかそもそもまためぐり合えるのか?
初々しくも平凡な2人を桃の花だけが見ていた。
123105&106:2006/03/07(火) 15:27:43 ID:???
バーザム 「ん?あ、おいお前らなにしてんだよ!」
ペーネロ 「二人とも!急にグスタフがΞをボコボコに・・・」
グフB 「!やめろ、グスタフ」
グスタフ 「・・・」(殴る、殴る、殴る、殴る)
グフB 「怒りで我を忘れてるな・・・仕方ない」(グスタフに当て身、グスタフ気絶)
メッサー 「グスタフ君!」
バーザム 「ちょっ」
グフB 「大丈夫だ、後遺症は無い」
バーザム 「それでもまずいんじゃねえか?」
グフB 「つい先刻人を踏みつけた奴が何を言うのだ。ペーネロペー、この二人を保健室まで運んでくれないだろうか?」
ペーネロ 「え、ええ」
メッサー 「私も手伝います!」
バーザム 「玄関は今荒れてっから迂回したほうが・・・」
グフB 「!いや、玄関からの騒ぎ声が聞こえなくなってる」
バーザム 「お、本当だ・・・どうなってんだ?」
グフB 「わからん。見極めるぞ。行くぞバーザム」
バーザム 「りょーかい。んじゃペーネロにメッサーちゃん、その二人よろしく!」
ペーネロ 「わかったわ」
124通常の名無しさんの3倍:2006/03/07(火) 15:45:20 ID:???
どうでもいいことではあるが、
ネモと同じような事した記憶があるな。
125通常の名無しさんの3倍:2006/03/07(火) 15:56:34 ID:???
>>124 リアルネモ乙www
126105&106:2006/03/07(火) 15:58:38 ID:???
風紀委員のバレンタイン 胸の鼓動は恋?

        (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
         |l、{MS-06F}/,,ィ//|       『練習用の木刀を貸したら
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        そこは血の海でした』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも 何が起こったのか わからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \   切れたら怖いとか隠れブラコンだとかとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  } もっと恐ろしいものの 片鱗を味わったぜ…

ドライセン 「・・・何を言ってるんだ・・・」
ザク 「いやマジ怖かったんだって!」
ザク偵 「なるほどね・・・こりゃネタになるわね。ネロ、メモっといて」
ネロ 「了解しました」
ザク 「・・・何でお前ら一緒にいるの?」
ドライセン 「・・・途中ザクフリッパー先輩に「邪魔はしないと思うから同行させてやって」と頼まれた・・・」
ザク偵 「バレンタインデーはネタの宝庫でしょ?見回りで学校中を回る風紀委員についてけばいいネタ拾えるかなぁ、と思って」
ザク 「へぇ・・・」
ザク偵 「何かヤバイ事があったら守ってくれるしね」
ザク 「俺らはお前らのボディーガードかよ・・・」
ネロ 「すいません、僕が頼りないから・・・」
ザク偵 「気にしない気にしない。ほら、代わりにこの学園の下駄箱乱闘史を教えてあげるから」
127通常の名無しさんの3倍:2006/03/07(火) 19:26:50 ID:???
UCvsAC
AC学園屋上
デスサイズヘルカス「なるほどねそれで俺たちに調査してくれと…めんどくせぇなぁ」
サンドロックカスタム「ちょっとヘルカスタムそういうこと言わないで」
トーラス白「面倒なことは承知で頼む、他の人間に頼もうと思ったが見つからなかったのだ
君達の力を貸して欲しい」
ヘルカス「ヘイヘイわかったよ、トールギスUと黒幕がなにやってるか調べりゃいいんだろ」
サンドカス「では私はマグアナック達を調査に向かわすことにします」
ヘルカス「お前はいいよな家の人間がいるから、俺なんて自分でやるからいつ身の危険が…」
サンドカス「私は彼らを信頼しているから向かわせるの。でもあなた一人だと無茶しそうだから協力して動いてもらおうかしら」
ヘルカス「信用ねぇな」
トーラス白「深く調べる必要は無い少しでも何かわかったら報告してくれ」
サンドカス「わかりました」
トーラス白「では私はこれで失礼する」
トーラス白は去っていった
サンドカス「……ヘルカスタムあなた黒幕の正体気付いてるんじゃなくて」
ヘルカス「大体察しはつくけどな実際調査してみないと確定できねぇ」
デスサイズヘル「話は聞いたよ」
ヘルが屋上上から降りてきた
ヘルカス「な、なんでお前がここに居るんだ?」
ヘル「別に、あたしはお気に入りの場所に居ただけそしたら兄貴達が来たから盗み聞き」
サンドカス「全然気配がしなかったわさすがね」
ヘルカス「お前手伝ってくれんのか」
ヘル「やだ」
きっぱりと言う
ヘルカス「やっぱり…」
ヘル「他のことなら手伝ってもいいけど調べてる時に何かこの乙女に何かあっても兄貴はいい訳?」
ヘルカス「なにが乙女だ普段そんな欠片も無いくせに」 
ゲシッ ヘルが思い切りヘルカスの脛をける
ヘル「な〜にか言ったかなぁ?」
ヘルカス「いてぇ〜」
ヘル「とにかくあたしは調査は手伝わないよ他の事ならやるけど。じゃね〜」
ヘルカス「あのやろ…」
サンドカス「困った妹さんね」
ヘルカス「ホントだぜ全くあいつ俺以上にめんどくさがりだからな。まっしょうがね他の事やらせるか」
128通常の名無しさんの3倍:2006/03/07(火) 19:56:45 ID:???
デスサイズヘルカスタム 男 AC学園3年 
デスサイズ3兄妹の長男
どこの誰に教わったのかは知らないが隠密行動が得意で気配を消せることが出来る
事から死神とも呼ばれている。とてもおしゃべりな男で陽気な性格。文句が多く面倒くさがりだが
困ってる人を見過ごせない。

デスサイズヘル 女 AC学園2年
ヘルカスタムの妹。兄には及ばないが気配を消す動きが出来る
性格はわがままで兄以上の面倒くさがりな上男勝りで自信家。面倒くさがりとはいえ兄と同じで
困ってる人は見過ごせない。褒められなれていないのか褒められるとすぐ顔が赤くなる

サンドロックカスタム 女 AC学園
サンドロック家の長女で弟にサンドロックがいる。
家が凄いお金持ちで家にお手伝いさんが何人もいたりマグアナックという護衛隊がいたりする。
お嬢様であるがその事を鼻にかける事はしない。笑顔が魅力的、コンビニのおにぎりが好きだったりして
かなり庶民派そこがたまらないという人もいる
家で体術を習っているのでかなり強い
129通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 15:39:02 ID:???
俺の中ではバーザムのCVはジェリドの井上さんなんだが。
130通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 16:21:36 ID:???
>>129
ガブスレイとかバイアランはどうすんだ。
131通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 16:46:30 ID:bJIU7wke
ガブスは女だから新訳マウアーの人でいいと思う。
というか、それを言ったら池田氏とか玄田氏とか被りまくるぞ。
132通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 16:50:49 ID:???
あ、ほんとだ。
しかも設定に全然男と間違う要素がない…
>ガブスレイ
133通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 16:56:38 ID:???
バイアランは・・・別にいっか。
134通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 19:19:46 ID:???
UCvsAC 修行3日目
昼休み
イフ改「zzzzz……」
ゲルググ「イフリート改寝てるところ済まないが…」
イフ改「あ?なんだ?」
ゲルググ「ケンプァに怪我をさせた奴の事を聞こうと思ってな、なにやら病院から
逃げ出したそうじゃないか」
イフ改「ああ、アルトロンの事かそれなら何の問題もねぇよ奴の弟と協力して
見つけ出して病院に連れ帰した。んでそんな事聞いてどうすんだ?」
ゲルググ「その男から色々聞きたい事があるからな」
イフ改「生徒会長のお仕事ってか大変だねぇお前も。先公はなにしてんだか」
ゲルググ「そう言うな生徒会長をしてるからにはしょうがないことだ。それで男はどの部屋に居るんだ?」
イフ改「あいつならケンプァと同じ部屋にさせてもらった」
ゲルググ「なにぃ!?」
イフ改に顔を近づける」
イフ改「近けぇよ離れろ!」
ゲルググ「これが近づけられずにいられるか、なんて無茶をするんだ」
イフ改「そんなに心配するこたぁねぇよ、二人ともまだ怪我人だ病室で殴りあう様な馬鹿な真似
はしないだろうよ。もしかしたら仲良くなってるかも知れないぜ?」
ゲルググ「出来ればそうあることを願いたいな」
キーンコーンカーンコーン

イフ改「おっチャイムが鳴ったなじゃ俺はまた寝るから」
ゲルググ「何を言うか」
とイフ改の襟首をつかむ
イフ改「おい何すんだ?」
ゲルググ「『何すんだ?』じゃない私は生徒会長だ生徒のサボりを見過ごすわけにはいかんな」
イフ改「いいじゃねぇかちょっとサボるぐらい大目に見ろよ!」
ゲルググ「お前の場合ちょっとで済まされるわけないだろうまともに授業出ろ」
イフ改「クラスのやつにノート借りるから大丈夫だ」
ゲルググ「そういうわけにいかないこういう時に助っ人を呼んでおいてよかった」
イフ改「はっ?助っ人」
ゲルググ「おーいドライセン」
ドライセン「はい…」
屋上の入り口からドライセンが現われる
イフ改「げっ、ドライセン…」
ゲルググ「こいつを下に連れて行くのを手伝ってくれ」
ドライセン「了解しました。さあ大人しくしろ」
イフ改「ち、ちきしょー!」

イフ改は教室に連れ戻されたとさ

135通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 19:30:54 ID:???
ホワイトベースをテニス部顧問にしていいですか?
136通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 20:55:52 ID:???
>>135
よろしいんじゃなくて?
メンツ的にはテニス部がアーガマ先生で
ソフト部がホワイトベース先生だと
収まりがいいような感じだけど。
137通常の名無しさんの3倍:2006/03/09(木) 15:11:04 ID:???
アレです。
いつもいつも鉛筆ばっかじゃアレなんで
生まれて初めてCGに挑戦してみました。
なかなか難しいですね。

ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi27401.jpg.html

そんなわけで隠れM子さんです。
138137:2006/03/09(木) 15:47:31 ID:???
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi27408.jpg.html

ごめんなさい、ちょっと修正しました。↑こちらで。
139105&106:2006/03/09(木) 21:30:27 ID:???
皆さん乙です。>>135氏別にいいと思いますよ。>>136氏の提案もいいですがアーガマ先生が顧問掛け持ちになってしまいますからね。
続き
ザク偵 「このUC学園で下駄箱乱闘が始まったのは赤ゲルググ生徒会長とジ・オ先輩が入ってきた年のバレンタイン。生徒会長とジ・オ先輩の下駄箱にチョコを入れようと押し寄せた女子の間でいさかいがあったの。
     それが乱闘に発展して下駄箱が倒壊、けが人も出る大事故になったの。
     そして次の年。この年生徒会に入った生徒会長は全校生徒に「私のために争わないでくれ」的な演説をして正式にファンクラブも出来たから
     生徒会長がらみの乱闘は起こんなかったんだけど、
     相変わらず大人気のジ・オ先輩は自分がもててるという事を全く理解して無いからまた乱闘騒ぎ。それに加えてその時三年だったガズR、ガズL先輩の下駄箱で新たに騒動が起こって三年の下駄箱が破壊。今度は救急車が出動する事に・・・」
ザク 「ああ。去年はおこぼれのチョコが大漁だったなぁ・・・」(遠い目)
ドライセン 「お前もか・・・」
ザク 「今年も張り切って拾うか。何個拾えるかな」
ドライセン 「・・・拾うな。仮とはいえお前も風紀委員だ、そのような不埒なマネはするな」
ザク 「えー、いいじゃねえかよ別に」
ドライセン 「駄目だ。思いを寄せる相手のために用意した物を無断で食べるなどもってのほかだろう・・・」
ザク 「何だ?そんなにムキになるなんて・・・もしかして好きな奴でもいるのか?」
ドライセン (ギロッ)「そんな者等いない。・・・男は嫌いだ・・・」
ザク (ビクッ)「わ、わかったよ・・・もったいねえなぁ、顔はカワイイのによ。」
ドライセン 「今、何と・・・?」
ザク 「いや背中の薙刀を構えないで下さいごめんなさい」
ザク偵 「・・・続きいい?今年はガズRガズL先輩が卒業してるから大丈夫なんだけど多分またジ・オ先輩の下駄箱で騒ぎが起こるでしょうね。
     そしてその一部始終を必ずやこのカメラに収めて」
ネロ 「!先輩方、玄関から騒ぎ声が」
ザク偵 「何ですって!?ネロ、行くわよ!」
ネロ 「あ、待ってくださいよ」
ドライセン 「・・・行くぞ、新聞部が危険だ」
ザク 「へいへい」
140通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 00:23:41 ID:???
>>115の訂正です。

リグ・リング編の
痴漢「有り金もカードも全部差し上げますから返してください…」

痴漢「有り金もカードも全部差し上げますから帰してください…」
でお願いします。
141通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 00:30:33 ID:???
ほんで兄者弟者ってもてたんだw
142通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 18:13:57 ID:???
生まれて2枚目のCG完成っと。

http://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi27522.jpg.html

ちみっこの胸にプロペラントタンク付けてる方@白水着
143通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 18:56:22 ID:???
職人方乙です
百式の趣味
Ez-8「あー美味かった焼きそばパンは最高だな」
百式「ちょっと待て捨てる前に袋についてるシールをくれないか?」
Ez-8「シール?別にいいけど。そういやシールの点数集めると何かもらえるんだっけ」
百式「ああ点数によって違うがな。私はこれが欲しいのだ」
とカタログを取り出す
Ez-8「これっていたって普通のカップじゃないか?君ならもっといいもの買えるんじゃ」
百式「それじゃ意味がないだろう、私はこれが趣味でねこうやってコツコツ点数を貯めていって
残りを数えるのが楽しいのだ。もちろん当たったものはちゃんと使う」
Ez-8「気持ちはわからなくもないけど、君にそんな趣味があるなんて意外だな」
百式「そうか?ポイントは…後10点かもう少しだな」
ゾロ「そうは言っても自分ではパン買わないのよね、半分ぐらい人からシールもらってるし」
Ez-8「そうなのか?」
ゾロ「そうよ場合によっては下級生からもらおうとしてるし」
百式「ゾロ君それだとただ厚かましい人のように聞こえるではないか」
ゾロ「違うの?」
百式「応募しない人にとってはただのゴミだそれでは勿体ないからな、だから貰っている有効利用という奴だ」
Ez-8「それって横着って言うんじゃ…まぁ悪い事はしてないけど趣味なら自分で買うのもいいんじゃないか?」
ゾロ「百式君あなた下級正からなんて呼ばれてるか知ってる?」
百式「いや知らんがなんて呼ばれているんだ?」
ゾロ「『ポイント集めの鬼』」
百式「知らなかった…今後行動を改めるか」

ザクフリ「まぁ百式君の意外な趣味発見ね。候補に入れときましょうか」
144通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 20:26:18 ID:HgTwgrh6
>>142
テラエロスwwwww
145通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 20:27:55 ID:???
下げ忘れたorz
146通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 21:47:49 ID:???
まとめサイトの絵って携帯で見れないのかなぁ?つω;`)
147通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 22:25:09 ID:???
俺の携帯(ホネのV702NK)からだと見えるのと見えないのがあるな。
148105&106:2006/03/10(金) 22:46:15 ID:???
>>142>>143氏乙です。>>141氏 一応原作では中の人は美形という設定でしたからね>>兄者弟者
あとぬ氏、まとめ内のSS保管庫、風紀委員のバレンタイン チョコを継ぐ者の途中から先が無いです。色々忙しいと思いますが訂正願います。
続き
玄関
ザク偵 「う、凄い騒ぎね。軽く30人はいるかしら」
ネロ 「ジ・オ先輩の下駄箱は・・・」
ドライセン 「・・・あそこじゃないか?」

パラス 「あんたみたいな横から入ってきた泥棒猫なんかにぃ〜・・・」(ギリギリ)
ガブス 「ずっと一緒にいるくせに全然脈何か無いくせにぃ〜・・・」(ギリギリ)

ザク 「おお、プロレス部マネージャーと日舞部副部長のタイマンキャットファイト!」
ドライセン 「止めねば」(人ごみの中に分け入る)
ザク偵 「あの二人は去年一番暴れた二人ね!もっと近くで撮らないと」(分け入る)
ネロ 「先輩、危ないですよ!ザク先輩、僕たちも」
ザク 「よし、今のうちにチョコ拾いチョコ拾い・・・」
ネロ 「(駄目だこの人!な、何とかしないと・・・)」

ザク偵 「くっ、人が多くてなかなか近寄れ・・・」
*** 「邪魔!」(ドン)
ザク偵 「きゃあ!」
ネロ 「先輩!」(受け止める)
ザク偵 「あ・・・ありがと」
ネロ 「止めないと・・・!あれを使えば」

ドライセン 「待て!」
パラス、ガブス 「!?」
ドライセン 「これ以上ここで騒ぎを起こすようなら風紀委員の名において取り締まる!大人しくしろ」
パラス 「大人しくしろですって・・・そんな事できる訳無いわ!」
ガブス 「その通りですわ!人の恋路を邪魔する者は・・・」
パラス 「馬に轢かれて死になさい!」(ドライセンを投げ飛ばす)
ドライセン 「!!しまっ・・・」
ドスッ
ドライセン 「!?痛くない・・・何故」
ザク 「グハッ・・・」
ドライセン 「・・・ザク!?」
ザク 「な、何でお前いきなり上から降って・・・」
ドライセン (私を・・・庇ったのか?・・・怪我をしてまで・・・)
ザク 「とりあえずどいて・・・」
ドライセン 「あ、ああ・・・!?」
ジャバァー・・・
ザク 「うわっ、冷てっ」
ドライセン 「これは・・・水?」
149通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 22:56:32 ID:???
なんかザクとドライセンにフラグ立ってる?
150通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 23:33:41 ID:???
>>146氏&>>147
 携帯ユーザーに優しくないまとめで申し訳ないです。
 たぶん読めないSSなんかもあるんだろうなぁ・・・
 なんとかしたいトコなんですが、
 何分知識と技術が決定的に足りてないもんで・・・御免なさい。
 将来的には携帯用のまとめも作れたらいいなぁ、と妄想してみたり・・・
 ↑必ずやるとは言えない弱気な奴。

>>148
 大変申し訳御座いません。
 前回更新の際、アップ漏れしておりました。(チェックしろよ・・・自分・・・)
 取り急ぎアップさせて頂きました。
 本当に御免なさい。

>>ALL
 えー、昨今本業が多忙を極め、次回更新の目処が未だ立っておりません。
 職人の皆様、並びにスレ住人の皆様には御迷惑をお掛けしております。
 この場をお借りしてお詫び申し上げます。
 誠に申し訳御座いません。
 本業が落ち着き次第、編集、更新作業に取り掛からせて頂く所存で御座います。
 こんな頼りない管理人ですが、今後とも宜しくお願い致します。

 某管理人
151通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 23:47:47 ID:???
>>150
いつもご苦労さまです。
のんびり待ってますので、ゆるゆるとまいりましょう。
152通常の名無しさんの3倍:2006/03/11(土) 08:00:18 ID:???
そういうことで自らゆるゆると3枚目うぷ

ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi27595.jpg.html

ちみっこの胸にプロペラントタンク付けてない方(アッグさん)
153通常の名無しさんの3倍:2006/03/11(土) 09:55:36 ID:???
うぬ、見返してみると、ゆるゆる描きすぎて随所におかしな所が……………まあいいか。
154105&106:2006/03/11(土) 22:25:17 ID:???
>>ぬ氏
訂正感謝です。無理しないで下さい。ゆるりゆるりと・・・してられないんだよなこっちは・・・
明々後日はホワイトデーですよ。そして>>152氏GJ。続き

ネロ 「皆さん落ち着いてくださーい!」
ザク偵 「いいの?スプリンクラーなんか作動させちゃって・・・」
ネロ 「しょうがないですよこの場合!」

ドライセン 「騒ぎが収まった・・・?」
ザク 「喧嘩している猫には水をかけると収まるっつーけどな」
パラス 「・・・何で邪魔するのよ風紀委員!」
*** 「そうよ!私たちはただチョコをあげたいだけなのに!」
ドライセン 「それはお前たちが暴れるから」
ガブス 「私だって好きで暴れてるわけじゃありませんわ!他の人が邪魔をするから」
パラス 「何を言ってんのよ!そういうあんただって!」
何よ・・・この・・・あんたなんか・・・
ドライセン 「っ、また・・・」
ザク 「・・・だあああああああああああああ!いい加減にしろよお前等!!!」
女子一同 「!」
ザク 「何でそんな事で争わなきゃならねえんだよ!いいか、男ってのは女からチョコ貰えりゃ嬉しいんだよ!
    それを何だ!?お前等大体共倒れでいつもジ・オにチョコあげれてないんだろ!?
    そんなんだからジ・オは自分がもてるなんて思ってもいないんだよ!違うか!?」
女子一同 「・・・」
ザク 「少しは協力したらどうだ?どっちみち最後に選ぶのはジ・オ本人なんだぜ?こんな所で争ってもしょうがねえだろ。
    今のままだとせっかくのチョコがもったいないだろうが。まあ、去年は俺たちが頂いたけどな」
ガブス 「・・・もしかして去年私のチョコが無かったのは・・・」
*** 「私のチョコも・・・」
ザク 「あ、いやそれはうわ何をするやmcfdjfdsfvふじこcgbじゃcsbxj」

ザク偵 「ふう、落ち着いたみたいね。ここも写真に撮って・・・ああっ!」
ネロ 「ど、どうしました!?」
ザク偵 「スプリンクラーの水でカメラ(一眼レフ)が・・・どーすんのよこれ!高かったんだからね!」
ネロ 「す、すいません!」
ザク偵 「全く・・・まあ助けてくれたしこれでおあいこね。あら、グフBとバーザムじゃない」
155105&106:2006/03/11(土) 23:19:42 ID:???
グフB 「ドライセン!」
バーザム 「ザク・・・生きてるかおい」
ザク 「いや、もう駄目かも」
グフB 「騒ぎは・・・」
ドライセン 「・・・収まったみたいだ」
ペーネロ 「ふう、重いわねΞの奴・・・」
メッサー 「グスタフ君・・・」
グスタフ 「大丈夫、一人で歩けるから」

グフB 「今日はみんなご苦労だった。今日はゆっくり休んでくれ。解散だ」
ペーネロ 「ふう疲れたー。んーしょうがないからΞのお見舞いでも行ってやりますか」
グスタフ 「あ、僕も行きます(メッサーもいるし)」
バーザム 「さて、エルメス先輩のチョコも貰った事だし帰るか」
ザク 「ああ、あんだけひどい目にあって報酬これだけかよ・・・」
バーザム 「まあいいじゃねえか」
ザク 「ところで、だ。グフBからは貰ったんですかい?」
バーザム 「な!?そんなの貰ってるわけ」
ザク 「貰ってる所・・・バッチリ見てましたよ(・∀・)ニヤニヤ」
バーザム 「ええ!?ど、どこで」
ザク 「やっぱり貰ってたんじゃねえか」
バーザム 「は、謀ったなザク!」
ザク 「あーあーお暑いこって。それにひきかえこっちは木刀血まみれにされるは下敷きにされるわボコられるは
    ろくな事ありませんでしたよ全く・・・」
ドライセン 「・・・ザク・・・」
ザク 「ん?あ、ああドライセンか、ど、どうした?」(ビクビク)
ドライセン 「あ、あのな・・・その・・・」(赤面)
バーザム 「ん?」
ドライセン 「さ、さっきの・・・あれ・・・何でも無い!」(バキッ)
ザク 「グファ!な、何かおれ悪い事しました・・・?」
ドライセン 「!す、すまん!」(駆け去る)
バーザム 「・・・良かったじゃねえかザク!何でか知らねえがついにお前を好きになってくれる奴が」
ザク 「よくねーよ!何でいきなり殴られなきゃなんねえんだよ!」
バーザム 「え?いいじゃねえか好かれてんだからよ」
ザク 「好かれてるわけねえよ!じゃあ何で殴るんだよ!あーいやな奴に目を付けられちまった・・・」
バーザム (・・・黙ってた方がおもしれえかもな。からかい返せるし)

おまけ
エルメス 「はい会長、チョコですよ」
赤ゲル 「おおありがとうエルメス君。君のチョコは何故か格段においしいから嬉しいよ」
エルメス 「ふふふ・・・褒めてくださってありがとうございます。・・・彼女も上手くいっていればよいのですけど」
赤ゲル 「何か言ったかい?」
エルメス 「いえ、何でも」
156105&106:2006/03/11(土) 23:28:57 ID:???
はい終了です。時期ネタのくせに一ヶ月近くかかってしまい申し訳ございません。
さて、明日からまた何か書こうと思いますがどれから先に書いたらいいでしょうか?
・暴走気味ドライセン、ザク家で雨宿り
・剣道部、テスト前勉強会
・白スナの“white dingo”
・学校の怪談 第五の怪(書いていいんですよね?)
・久々のゆけゆけUC学園温泉大作戦
・職員室の一コマ
157通常の名無しさんの3倍:2006/03/12(日) 01:37:53 ID:???
>>156
一番上! 一番上!

ところで影忍は怪談と別扱いでよかったのかな?
158第一の怪書いた奴:2006/03/12(日) 10:52:22 ID:???
とりあえず前のSSに動き回るおハゲ様像の話があるから、
これは7不思議の一つに入れたいですね。
後はどうぞどうぞご自由に参加してくださいませ。
影忍さんは、どうなんだろ?
159通常の名無しさんの3倍:2006/03/12(日) 11:04:33 ID:???
兄バカの続き書いて欲しいなぁ
160160:2006/03/12(日) 17:35:35 ID:???
>>158氏 了解しました。これが終わったら「踊る黒い死神」の話でも書きます。
では157氏の希望に応えて。

雨とドライセンと作戦名「Another flowerをこの手に」

ゲルググ 「よし、今日はこれまで。お疲れ様でした」
シャルル専用RF 「お疲れ様でした。・・・あの、ディジェ先輩、私居残り練習をしたいのですけどご一緒願いませんか?」
ディジェ「いいわよ。SE‐R、母さんに遅れるって言っといて」
SE‐R 「わかった。でも夜から雨降るみたいだから早めに帰って来た方がいいと思うよ。
      あ、Zザク、本返すよ」
Zザク 「あ、はい」
SE‐R 「面白かったよ、「兜、ヘルメットの歴史」」
ディジェ (何でそんな本を借りてるのかしら・・・)
リゲルグ 「さて、あたしはかえろっかなー」
ドライセン 「リゲルグ・・・」
リゲルグ 「ん?どしたん?」
ドライセン 「相談があるのだが・・・」
リゲルグ 「ん。何でも話していいよん」
ドライセン 「実は・・・好きな男子が出来たのだが・・・」
・・・
薙刀部一同 「えええええーーーーーーー!?」
ドライセン (ビクッ)「ど、どうした皆」
リゲルグ 「ま、ま、ま、マヂデスカーーー!?」
RFゲル 「お、おおちつついてくだださい先輩!」
ゲルググ 「あなたも落ち着いて」
リゲルグ 「ふー、心臓止まるかと思った・・・で、相手はどこのどなたですか?」
SE‐R 「あ、そこは気になりますね」
ドライセン 「それは・・・教えられない。リゲルグ、こういう時私はどうすればいいのだ?」
リゲルグ 「あー残念。そういう時?んー・・・押し倒しちゃえ!」
Zザク 「そ、それは駄目ですよ先輩!」
リゲルグ 「あ、やっぱり?でも大丈夫だって、ドラっちかわいいし」
ドライセン 「かわいい・・・あいつもそう言ってくれた・・・」
リゲルグ 「そうなん!?じゃ脈ありじゃん。強気に行ったら多分コロッといっちゃうんじゃない?」
ドライセン 「そ、そうか・・・?」
リゲルグ 「そうそう。積極的に行っときなさい!」
ドライセン 「ありがとう、リゲルグ」
リゲルグ 「どーいたしまして!」
161通常の名無しさんの3倍:2006/03/13(月) 20:13:25 ID:???
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi27879.jpg.html

図書室の地味子さんことガザDさん
162通常の名無しさんの3倍:2006/03/13(月) 20:41:06 ID:???
>>161
よく特徴が出てます。特に地味なところがw
あと背景ウマー。
163161:2006/03/13(月) 21:08:03 ID:???
>>162
背景、写真加工しただけだったりw

ところで最近このスレ活気あっていいですねぇ。
明日からはしばらくホワイトデー特集かしら。
164160:2006/03/13(月) 21:14:46 ID:5mJOuKpa
>>161 GJ!まとめが出来てからだんだん賑わってきましたよね。
>>明日からはホワイトデーネタラッシュ
今日投下予定分にホワイトデーからみの会話を入れようとしましたがPC親に使われますた・・・orz明日までお待ち下さい。
165通常の名無しさんの3倍:2006/03/13(月) 21:44:06 ID:???
sage忘れた・・・orz
166通常の名無しさんの3倍:2006/03/13(月) 23:51:12 ID:???
ではホワイトデーラッシュを楽しみにしつつ
サラリとヅダのホワイトデー話をば

『モビルダイバー強化兵装装備完了!』

ヅダ「さて…どうしたもんかな…」

ヅダは悩んでいた。もちろんホワイトデーのことである。
毎年ギャンヌからしかチョコをもらったことのない彼は
いったいどんなお返しをしたらいいか
皆目見当もつかないでいたのであった。

ヅダ「困った…女の子ってのはいったいどんなものを喜ぶんだろう。」

しかももらったのは手作りチョコ像である。
世間並みのx倍返しというのは
価値がつけられない贈り物だけに通用しない。
ギャンヌに聞けばわかるのかもしれないが…
この話は聞けない…
思い悩んだヅダは数分後、体育館のフェンシング部を訪れていた。

ヅダ「そんなわけで、是非女性の心をご教授いただきたい!」
ガルバ「な、なんですの?いきなり?というかどんなわけですの?」
ヅダ「実はカクカクシカジカという訳で…」
ギャン「へぇー…ヅダ君にもそんな話が。」
ヅダ「俺に面識のある女性ではガルバさんはやはりずば抜けて華やか。」
ガルバ「あらぁ、さすがにあなたにもわかりますのね?あたくしのこの美貌。」
ヅダ「はい。あなたのそのチャラついた様子なら、さぞやホワイトデーのやりとりには通じておられると見ましたがいかが?」
ガルバ「(ピキピキピキ)相変わらず一言多い男ですわね…」
ギャン「もー、ヅダ君、その鈍感さ直さないと、彼女に嫌われるよ?」
ヅダ「む!?な、なにか失礼でも?」
ギャン「まーいいけど…人と接する時には思いやりをもってね。」
ガルバ「は、はあ。なかなか難しいですね。」
ガルバ「まあいいですわ。あたくしを頼ってきたのは大正解よ。」←実はちょっと嬉しい
ヅダ「おお!やはり!!」
ガルバ「いいですこと?お返しの基本は誠意を形で表すという視点ですわ!」
ヅダ「ふむ、できればもうちょっと具体的に…」
ガルバ「例えばもらった物と同じような価値のお返しでは一通りの好意しか持ってないように思われてしまいますわ。」
ヅダ「なるほど。」
ガルバ「ですから、自分の気持ちが相手の気持ちに負けないほど重いことを表すには、お返しもまた相手よりも重いものにしなくてはいけないのよ!」
ヅダ「なるほど!重さか!!これは気付かなかった!!!」
ガルバ「ただし、違いすぎるのはだめよ。それだと男性の気持ちが重すぎてバランスが取れないもの。」
ヅダ「さすがホワイトデーの第一人者!」
ギャン「そうねぇ、ちょっとずるい気もするけど、やっぱり…」
ヅダ「あ、ギャンさんは結構です。」
ギャン「?」
ヅダ「いくら鈍感な俺でも、地味でホワイトデーとは無縁に見受けられるあなたに無理に話をさせるほど残酷ではありませんよ(にっこり)」
ガルバ「ぷ!!!!」
ギャン「そんな思いやりの示し方されても…_| ̄|○」
ガルバ「(クスクス)まあそういうことよ。がんばりなさいな。」
ヅダ「はい。大変参考になりました。ありがとうございました!」

そう言って深々と頭を下げると、ヅダは風のように走り去っていった。

ヅダ「重さとは気付かなかった!やはり女心は女性に聞くに限るな!」
167通常の名無しさんの3倍:2006/03/13(月) 23:56:53 ID:???
所変わって、こちら603金属製作所、ヅダ父の経営する町工場である。
金属加工の技術力には定評のあるこの工場、なかなか繁盛してるようだ。そこに…

ヅダ「父さんただいま!ちょっと機械使わせてくれないか?」

風のように走って帰ってきたヅダが飛び込んできた。

ヅダ父「うん?いいけど、何すんの?」
ヅダ「ゼーゴック君にプレゼントを作りたいんだ。」
ヅダ父「おお、そうか!嫁御に贈り物とは感心。よしよし、材料も自由に使え。」
ヅダ「ありがとう。父さんに仕込まれた技術を全て駆使して彼女を喜ばせるプレゼントを作って見せるぜ!」

その日、ヅダは家のほうには帰らなかった。

β「姉さん、兄さんどうしたの?」
ギャンヌ「知らない。工場でなんか作ってるって。(怒)」
ヅダ父「嫁御にホワイトデーのプレゼントだそうだ。」
β「へー。そうなんだ。」
ギャンヌ「私には売り物のお菓子しかくれたことないのに…(怒)」
β「ま、まあまあ姉さん。しかし、今日は兄さんの好物の里芋の煮物なのに、よっぽど一生懸命なんだね。」
ギャンヌ「私の料理なんかより、あの娘の方が大事なんでしょ!(怒怒怒怒怒)」
β(しまった…これ以上はだまっとこ…)

そして朝…

ヅダ「で…できた…」

ヅダの手元には見事な金属製の彫像であった。

ヅダ「違い過ぎず(ゼーゴックと同じ彫像)更に相手より重く(金属製)…これで完璧なはずだ!」

ガルバのアドバイスは思ったとおり彼には通じてなかった。そこにさすがに心配になったギャンヌが様子を見に来た。

ギャンヌ「兄さん、今までやってたの?大丈夫?」
ヅダ「お!ギャンヌ、いいとこに来た。これ見て!これ!」

ヅダが徹夜で削りだしたその彫像を差し出す。
そこには実に見事なゼーゴックの座り姿が刻まれていた。

ギャンヌ「(ムカ)ふーん…ま、まあ似てるんじゃない?」
ヅダ「そうか?俺も我ながらなかなかよく出来たと思うよ。」
ギャンヌ「それより学校までちょっと休んだら?ご飯もよければ用意するけど…」
ヅダ「いや、いいよ。彼女にすぐに届けてくる。」
ギャンヌ「あーあーそうですか。それならご自由に。」
ヅダ「っと、その前に…ほら、これはお前にだ。」

そう言ってヅダが差し出したのはギャンヌの姿を刻んだ像だった。

ギャンヌ「これって…私の分まで徹夜して作ってたの?」
ヅダ「お前にもチョコもらったし、いつも世話かけてるしな。どうだ、なかなかだろ?」

その像はゼーゴックのものと大きさといい仕上がりといい甲乙つけがたいものだった。

ギャンヌ「あ、ありがと…うれしい…でもちょっと美人過ぎるよ、これ(笑)」
ヅダ「そう?まあ元々お前自身も美人だからな。」
ギャンヌ(/////)
ヅダ「じゃあ、俺は彼女に届けてくるよ。また学校でな。」

そう言って徹夜の疲れも見せずに出て行くヅダ。それを見送りながらギャンヌはつぶやいた。
ギャンヌ「こういう時は彼女と妹で差をつけなきゃだめでしょー。もう…バカ。」
168通常の名無しさんの3倍:2006/03/13(月) 23:58:20 ID:???
こちらいつもの交差点、バレンタインとは反対に、ヅダはゼーゴックを待ち構えていた。

ドドドドド

ヅダ「来たか!ゼーゴック君!!!」

キキー!!!

ゼーゴック「あ!ヅダさん!おはようございます。どうしたの?」
ヅダ「こここ、これを、きき君に…」←ちょっとだけゼーゴックに慣れてきてる
ゼーゴック「え!?これ…」
ヅダ「さささ、昨夜作ったんだ。」
ゼーゴック「わ!すごいー!これ…もしかしてホワイトデーのお返しです?」
ヅダ「う、うん、つまらんものだが。」

一瞬見開かれた彼女の大きな瞳から、次の瞬間涙が零れ落ちた。

ゼーゴック「う、うれしいですぅ…わたし、ほんとうれしいですぅ…」
ヅダ「(オロオロオロ)な、泣かないで!大丈夫だから!」←何がだ
ゼーゴック「わたし、ほんとにこれ大事にします!いつでも一緒に持ち歩いて!」
ヅダ「え!?」
ゼーゴック「はぁぁぁぁ!!こんな幸せな日がわたしに訪れるなんて…!」
ヅダ「あ、あの、それ、持ち歩くには重くない?」

無垢の金属製のその像は、重さ20kgはある代物だった。

ゼーゴック「ううん!全然重くないです!それにヅダさんがくれたものですもの。わたしのお守りです!」
ヅダ「;;;そ、そう?あの、でも、無理はしないでね?;;;」
ゼーゴック「はい!わかってます!大丈夫ですよ♪」

その後もゼーゴックは宣言したことを守り通し、
20kgの彫像を持ち歩きつづけた。
そして、その増加した重量と
持ち運びで鍛えられた脚力から繰り出される体当たりは、
もはや自動車事故にすら匹敵する破壊力を持つに至り、
人間凶器を化した彼女の走行ルートにうっかり割り込み、
跳ね飛ばされた不運な犠牲者たちの多くに
長期の療養生活を強いることとなるのであった。
169通常の名無しさんの3倍:2006/03/14(火) 18:34:54 ID:???
『兄弟のホワイトデー』

兄「OK。ホワイトデーだぜ、弟者」
弟「白キュベ様の日だな。兄者」
兄「当然だな。弟者」
弟「お祝いでもするか?俺ら」
兄「ナイスアイデアだ。弟者」

二人で町に繰り出し買い物をする兄弟

兄「OK。ケーキにチキン、オードブル類も揃えたぜ」
弟「流石だよな。俺ら」
兄「ここらで主賓に登場してもらうか。」
弟「OK。白キュベ様、こちらの席にどうぞ」
兄「いつもいつもなんと美しい笑顔…」
弟「永遠の美と謎を湛えておられるな、兄者」
兄「…しかし」
弟「どうした、兄者?」
兄「正直、写真じゃなく本物の白キュベ様招待したいよな…俺ら」
弟「それを言うな兄者」

上手の席に飾られた額入りの白キュベの写真を中心として
兄弟の若干寂しいホワイトデーの夜は更けていくのであった。
170通常の名無しさんの3倍:2006/03/14(火) 19:00:25 ID:???
『旧ザクのホワイトデー』

旧ザク「ズゴック君!ホワイトデーのプレゼントだ!この純白の空手着を受け取ってくれたまえ!」
ズゴック「私、バレンタインデーにあなたに何もあげてないのに、
    ホワイトデーにあなたから何か貰うなんて出来ないわ。お持ち帰りください。」
旧ザク(´・ω・`)
171通常の名無しさんの3倍:2006/03/14(火) 20:01:26 ID:???
『平凡な男の平凡じゃないホワイトデー』

ネモ「またガザDさん見つけられなかった…ケーキ悪くなっちゃったかな…」
172160:2006/03/14(火) 22:43:11 ID:???
おお、ラッシュですな。皆様乙です。続き

百貨店「サイド6」にて

ザク 「えーと、RD-4へのお返しは・・・」
バーザム 「こいつなんかどうだ?金箔入りだぜ」
ザク 「いや、高いから・・・」
バーザム 「じゃこれは?かのス○ーピ○も大好きなチョコチップクッキーだ!」
ザク 「お、いいな。あいつこういうの好きだかんな」
バーザム 「えーと、エルメス委員長へのクッキーは用意したし」
ザク 「あの激ウマチョコには見劣りするだろうけどな。まあこれで来年も貰えれば儲けもんだ」
バーザム 「まあな。んじゃレジに」
ザク 「ん?・・・バーザムさん、そのクッキーは誰へですかい?」
バーザム 「しまっ・・・いやこれは」
ザク 「まあ、お前があげるような奴は一人しかいませんけどねー(・∀・)ニヤニヤ」
バーザム 「このやろ・・・あ、ドライセン」
ザク 「ええっ!?ど、どこ?」
バーザム 「冗談だよ。しっかし、すごい怯えようだな」
ザク 「いや、このごろよく現れるんだよ・・・現れたら現れたで何も言わずに突き飛ばすしよ」
バーザム 「へえー・・・(ツンデレ、って奴か?)」
ザク 「俺、何かあいつに悪い事したかな?」
バーザム 「ま、「罪作り」な事でもしたんじゃねえの?ほら、レジ行くぞ」

バーザム 「んじゃあ、また明日な」
ザク 「ああ。ま、今夜は頑張ってグフBへの口説き文句でも考えるんだな」
バーザム 「死ね。・・・ま、お前も頑張れよ、色々な」
ザク 「なんじゃそら・・・さて帰るか」

ザク 「んー雲行き怪しいな。早くかえらねえと・・・」
ドライセン 「あ・・・」
ザク 「げ!ド、ドライセンじゃねえか」
ドライセン 「ザク・・・なにをしているんだ?」
ザク 「み、見りゃわかるだろ、家に帰るんだよ。お前も帰りか?(怒らせないように、怒らせないように・・・)」
ドライセン 「ああ・・・いつもはこの道を通っていないよな?(通ってたら毎日ここを通らなければ・・・)」
ザク 「ま、まあな。・・・あ」
ザー・・・
ザク 「うわ、急に振り出したな・・・」
ドライセン 「あ・・・」
ザク 「幸い家まですぐだから走れば・・・あ、ドライセン、傘持ってんのか」
ドライセン 「いや・・・」
ザク 「そうか・・・あ、よかったらでいいんだけどよ、俺ん家で雨宿りしてかねえか?(流石にかわいそうだしな・・・)」
ドライセン 「え?」
ザク 「いや、いやなら別にいいけど」
ドライセン 「それはもしかして・・・」
ザク 「ん?」
ドライセン 「いや、頼む・・・」
ザク 「ああ、じゃああんま濡れたくねえから走るぜ。ついてこいよ」
ドライセン 「ああ・・・」
173160:2006/03/16(木) 21:37:11 ID:???
ザク 「ただいまー」
RD-4 「お帰りなさいF兄さん」
ザク 「お、来てたのか。ちょうどいいや、ほら、ホワイトデーのお返しだ」
RD-4 「ありがとうございます。あ、雨降ってたんですか?」
ザク 「ああ。タオル持ってきてくれっか?二人分な」
RD-4 「わかりました。・・・え?二人分って」
ドライセン 「・・・どうも・・・」
RD-4 「きゃあああああ!」
ドライセン&ザク 「!?」
RD-4 「みんな!F兄さんが、F兄さんが!」
F2 「どうしたのRD-4・・・ってわあああああ!」
ライデン 「どうしたお前等ってうおあ!」
ガイア 「お前等!うるさいぞおうわぁ!」
ザク 「ちょっ、お前等騒ぎすぎ」
高機動型 「あ、ドライセン先輩こんばんわ」
ドライセン 「・・・こんばんわ」
RD-4 「!驚いている場合じゃない!ちょっと待っててください、タオル持ってきますから!」
ライデン 「えーと君、何年生?」
ドライセン 「・・・」
ザク 「おい、そんな事聞くな!失礼だろうが!(怒ったら被害喰らうのは俺なんだから!)」
RD-4 「タオル持ってきました!どうぞ!」
ドライセン 「・・・ありがとう」
ガイア 「ささ、立ちっぱなしはきついでしょう、F2、居間まで案内をしてくれ」
F2 「ど、どうぞこちらへ!」(ドライセンを連れて行く)
ザク 「お、おい!勝手に」
ライデン 「さてFよ、俺より先に女の子を家に連れてきた理由は居間で聞こうじゃねえの。ほら、行くぜ」
174通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 23:17:54 ID:???
みなさま乙でありんすー。
ところで1校目540でズゴック部長描いた人って
まだこのスレにいますかしら?
175通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 00:11:35 ID:???
うぬ、見てないかな…
ズゴック部長描きたいので
帽子取った髪型聞きたかったのだが。
176通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 13:01:00 ID:???
age
177通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 22:00:35 ID:???
『水泳部の日常』

ジュアッグ「おーい、弟くーん。」
ズゴックE「なんです…ブッ!!!」
ジュアッグ「ホレホレ、おっぱいだよーvv見れ見れーvv」
ズゴックE「ななな、なにしてんすか!しまってくださいよ!」
ジュアッグ「弟くん照れてるーwww」
ズゴックE「いや照れてるとかじゃなく…」
ジュアッグ「おっきくなった?」
ズゴックE「なってませんよ!!!」
ジュアッグ「ちぇー。」
ズゴックE「ちぇーってなんですか、ちぇーって。」
ゴッグ「こらー。そこ、あんまり弟くんをからかわないのー。」
ジュアッグ「はーい」
ゼーゴック(…後でヅダさんに試してみよっと。)

ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi28433.jpg
↑そういうことでジュアッグさん
178通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 22:01:22 ID:???
179通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 23:01:28 ID:???
そして今気づいたが、ジュアッグとゾゴックのキャラ間違ってた……………
でもまあ、これでも通りそうかな…?
180通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 23:03:51 ID:FmMQcGK5
UCvsAC 特訓3日目
今日も試合に向け特訓をしている剣道部の面々道場内には威勢のいい声と竹刀の音が
響き渡る
グフカスタムは練習の相手をしながら注意を促している
グフカス「ドムまだ動きが甘いなそれでは隙だらけだ相手をよく見ろ」
ドム「はいっ」
とそこへ
ガンダムMk-W「おーやってるわね〜頑張ってるみたいじゃない」
皆動きが止まる
グフカス「Mk-W先輩!?皆、練習一旦止めてくれ」
グフカスはMk-Wもとによっていく
ドムトロ「あの人誰?」
グフA「うーんどこかで見たことがあるような…」
グフB「何を言っているあの人は剣道部のOGだ部室にある写真にもいるだろ」
グフA「あ、そうかどうりで」
グフカス「先輩何故此処に?」
Mk-W「ゲルググから話を聞いたのよそれでいてもたってもいられなくてね、あんた達に
協力しようと思ったの」
グフカス「そうですか」
Mk-W「それであの子達が今の剣道部員てわけね。うん中々いい顔してるじゃないの」
グフカス「ありがとうございます。では先輩を皆に紹介します。皆集まってくれ」

Mk-W「皆のことは大体わかったは。私はこの剣道部のOGでガンダムMk-Wっていうの宜しくね。AC学園と試合する時まで
特別にコーチとしてあんた達を鍛えにきたの、本当なら叩きのめしに行きたかったんだけど
そうもいかないからね〜」
ザク「(ボソ…)なんかすげぇ人だな」
リック「(ボソ…)でも腕の持ち主らしいですからね)
Mk-W「はいっそこの二人、人が話してるときに喋るんじゃない」
二人「す、すいません」
ガンダム「すいません送れました」
赤ザク「ごめんなさい色々用事があって」
Mk-W「あんた達は?」
グフカス「あ、二人は私達に協力してくる一年です」
Mk-W「そう。私はガンダムMk-4今日から特別にコーチすることになったのよろしく」
ガンダム「僕はガンダムって言います宜しくお願いします。こっちの娘は赤ザクさんです」
赤ザク「宜しくお願いします」
Mk-W「じゃあ早速特訓始めるけど皆防具外してジャージに着替えてくれないかな」
グフB「わかりました。でもどうするんですか一体?」
Mk-W「外に出てちょっとすることがあるのよ。何をやるかはお楽しみ、じゃ着替えて」
皆着替えに取り掛かる
ザク「一体何やるつもりなんだろうな」
リック「ジャージに着替えるってことはランニングとかじゃないんですか?」
ザク「でもあの口ぶりからするとすげぇことしそうだけど」



181通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 00:29:30 ID:???
>>178
ゥエロイ!
182通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 00:30:18 ID:???
Mk-W「みんな着替えは終わったようね、じゃあ行くからついてきてね」
Mk-Wは大きなバッグを持って部員を引き連れて外へ向かう
ドムトロ「あんなでかいバッグもって行くなんて何する気なんだろうな、部長
はわかりますか?」
グフカス「剣道部にはな特別強化メニューというのがあるんだ多分それをするつもりなのだろう」
ドムトロ「それってどんなのなんですか?」
グフカス「階段のぼりなどがある」
ドム「へぇーそれなら簡単そうだけど」
赤ザク「でもそれなら“特別強化”の意味がないんじゃない?
ドム「それもそうだな」
Mk-W「さっ着いたわよ」
ザク「ここって神社に続いてる階段じゃないすか」
Mk-W「ここの神社の階段を一気に駆け上がってもらうわ。許可は取ってあるから遠慮なく出来るわよ
後普通に上るだけじゃあまり意味ないから」
とバッグから何かを取り出す
Mk-W「これを使うわよ」
グフA「これってリストバンド?って重!」
ザク「どれどれ…ホントだこれ何`あるんですか?」
Mk-W「1,5`だったかしらね。なぁにこれぐらい大した事ないわよ、私達の代は当たり前のようにやってんだから。みんな両足、両腕に
それぞれ着けて。あっお手伝いの二人は着けなくていいわよ、いまはお手伝いさんね」
二人「はい」
ドム「やっぱり普通のかけ上がりじゃなかったのか、二人がうらやましい…」
グフB「特別強化というのだから当たり前だ」
グフA「確かここの階段100段くらいあったわよね」
ザク「マジで?」
リック「でもこの特訓なんでやらなくなったんですか」
グフカス「教育委員会などから厳しすぎという苦情があったらしいな、先輩はこの特訓が好きだった
後輩に教えることが出来てとあって燃えているんだろう。」

Mk-W「じゃあ始めるわよまぁ最初だから2本でいいかな上に行ったらすぐ戻ってきなさいいいわね、それじゃGO!」
皆駆け上がっていく
ザク「さすが部長簡単に登っていくな」
グフA「毎朝ランニングしながら学校来ているから部長には軽いものなんでしょう
グフB「喋りながらやると体力消耗するぞ」
ザク「わかったよ」

ドム「一本目…終わったよ。ハァハァ…」
Mk-W「まだ一本あるわよジャンジャン行ってきなさい」
ドム「わかりましたよ…」
ガンダム「グフカスさん以外辛そうですね」
赤ザク「まぁ重いリストバンドつけてるから疲れちゃうわね」
Mk-W「初めてだから最初のうちはこんなもんでしょう少し不安かな
あがった人の為に酸素用意しときますか」

ザク「終わった〜あ"あ”疲れた…」
グフB「やはり重りつきは違うな…」
Mk-W「もう、幾らなんでもへばり過ぎじゃない?二人ともへばってる人に酸素お願い」
赤ザク「はーい」
ガンダム「リック君大丈夫?」
リック「全然…」
赤ザク「グフA先輩どうぞ」
グフA「ありがとう…みんなすごいあたしなんてビリッケツ」
ドム「いいじゃないすか慣れてけばいいだから」
Mk-W「階段上りはここまでねまた道場戻るから酸素使ってる人はそのまましてていいから」

183通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 01:05:23 ID:???
剣道場
Mk-W「で次だけどリストバンドは着けたままいつものように練習してもらうわ
6キロ体に着けてるとかなり動きは鈍いけど強くなるためよ、じゃあ始めて」
以下練習が延々と続き

Mk-W「はーいみんな止めて今日ここまでよどうだった動きづらい練習は?」
ドムトロ「体のあちこちが痛いっす竹刀が鉄の棒みたいで…」
ザク「だよな俺なんて暫くしたら腕がプルプルしてきた」
Mk-W「最初はそれでいいのよ私だって始めはそうだったんだから慣れていきなさい」
リック「Mk-Wさんリストバンド外してもいいですか?」
Mk-W「腕だけは外していいけど学校にいるときは足はそのままにして。常に重い状態をキープして欲しいから
それ以外の場合は判断に任せるわ」
グフA「腕だけ外せるだけならいいかな」
Mk-W「それじゃ今日は解散お疲れ様。グフカスタムは話があるからちょっと残って」
グフカス「わかりました。グフB悪いが先に帰っててもらえないか?」
グフB「わかりました」

皆が帰り
グフカス「先輩話とは?
Mk-W「あんた達が相手の学校に行ったって聞いたからどんな奴か知りたいんだけど
ビデオかなんかある?」
グフカス「一応ザクが試合をしたのがありますが」
Mk-W「じゃあそれ見せてくれる?」
グフカスはMk-Wにビデオを見せる
Mk-W「ふーんかなりの腕の持ち主ねこれならあの子達を特訓する甲斐があるわね、燃えるわ
いい?グフカス絶対に勝つわよ」
グフカス「は、はい私もそのつもりです」
Mk-W「ふふふ…見てなさいAC学園!!」
グフカス(やはりこの人は心強い…)
184通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 15:34:56 ID:???
『V・Dに暗躍しない高機動』

そう、バレンタイン前日僕はオペレーションにゃんにゃんの準備で忙しく徹夜してた
別に徹夜なんてそう珍しくもないし授業中に寝てれば問題なかった。

でも朝一番にRD−4からチョコを貰った。

初めてのチョコだった。その時体の中を何かが駆け巡った。
学校へ行ってもまだ駆け巡っていた、授業中も眠れぬほどに。
バーザムのことも気にならなかった、トトゥガってあんなに足速かったんだなー
オペレーションにゃんにゃんは失敗に終わった。

まさか僕がバレンタインに踊らされるなんて・・・
これって恋?
そりゃRD−4は可愛いよ、御淑やかでお嬢様っぽくて授業中寝てたとき優しく起こしてくれて
それでも起きなかった時は後でノート見せてくれて時々家でエプロン着けて家事手伝いしてたりして

つーか何?このギャルゲーみたいな状況?

そしてその日神なんか信じない僕にお告げが来た。

「君、ヒーローにならない?」
185通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 15:51:36 ID:???
僕はそのヒーローをやっている間はそういうモヤモヤを忘れれると思ってその話を受けた。
無論、正体を明かすのは死ぬときかバイバイするときとか言われ正体明かす気などもとより
無いから問題無かった。
そして朝起きたら謎の仮面が置いてあり僕はヒーローになった。

ヒーローやってるときは思った以上に楽しかった。
とりあえず悪と思う奴を僕の知りうる限りの情報を突きつけ反撃の暇すら与えない。
決して拳も出さずに話し合い(脅迫?)だけで片をつけるヒーローだ。

しかしホワイトデーは別だ
RD−4にあげるプレゼントも用意した
後はあげるだけ・・・

なんでザク兄ちゃんがドライセン先輩家に連れて来てんの?
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi28512.jpg.html
186通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 16:02:01 ID:???
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi28514.jpg.html
こりゃ相等来てる。プレゼント渡せなかっただけですんごくショック受けてるし。
やっぱ僕はRD−4の事を・・・
好きって言おっかなー言える訳ないよなーグフB先輩とかもこんな風にドギマギしてたんだなー
人のこと言えたモンじゃないねーハッハッハッハッハハァ、

よし!してやる!告白してやろうじゃねーの!!
少なくとも僕の情報網じゃRD−4が誰かを好きって話はないんだ!
もし振られてもRD−4が本当に好きな奴が現れるまでは絶対に諦めねぇ!!
俺は今、猛烈にぃぃ!・・・・流石に僕のキャラじゃないな・・・

次回『高機動、W・Dに散る』に続く。
187通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 17:11:05 ID:???
>>UCvsACの人
GJ! 話が大きくなっていくなぁ。

>>186
フラグktkr。
続き楽しみにしてます〜。
188180:2006/03/19(日) 19:56:24 ID:???
182中のセリフ
×あっお手伝いの二人は着けなくていいわよ、いまはお手伝いさんね
○あっ二人は着けなくていいわよ、いまはお手伝いさんね
です申し訳ない
189通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 21:10:21 ID:???
そろそろゼーゴック不足な件
190通常の名無しさんの3倍:2006/03/20(月) 10:43:38 ID:???
『高機動、W・Dに散る』

「ごめんなさい」

振られた。一言で振られてしまった。orz
「高機動君のことは好きだけどそれって家族だし・・」
しかし僕はこんなことであきらめたりはしない。まだまだチャンスは・・
「それに私・・もう好きな人が」


終わった。さらば初恋。


しかし僕の情報網にも引っ掛からんとは一体何処の誰が好きだって言うんだ?
「え〜っと、一体何処の誰に?」
RD−4は嘘を付かないからなぁ

「えっ、その、一方的な片思いなんだけど・・・会話した事もないし」
よし、そいつの情報を徹底的に調べ上げちゃる
そんでもって何か良からぬ点があるなら変身して徹底的に叩いてやる!

「それに顔も隠してて素顔も知らないの。」
ナニソレ?なんで顔も知らないのに惚れるの?

「でもとってもカッコよくて・・・この間もね!」
あ〜あ、そんな顔も知らない奴の武勇伝を語られましてもねぃ、

「木の上から颯爽と現れた所なんかすっごく憧れちゃって!」
何そのカッコ付け?RD−4はお嬢だからそういうのに憧れ持つのかい

「暴力もしないで相手を捻じ伏せたりもしててちょっと怖かったかな、」
ほうほう僕も暴力は嫌いだからその意見には賛同・・・ってあれ?

「あぁ、バーザムコマンダーカスタム様・・・」


ぬゎぁああにいいぃぃいぃいいいぃいぃぃ!?!?!?!?
191通常の名無しさんの3倍:2006/03/20(月) 11:04:20 ID:???
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi28612.jpg.html
そりゃぁ分かるはずも無いよ。
RD−4を幾ら見張ってたってその男を見つけることは出来ない。



だって見張ってる相手が見ている奴が自分なんて気付くはずもないっしょ?

「この間もね、水泳部の皆さんがF兄さんを・・」
うん知ってる。あん時は楽しかったなーアッグガイの今にも泣き出しそうな顔、
ボールに見せたら高く買ってくれたしなぁ
「それにね、EOJの企みを事前に阻止した事も・・」
あーそんなこともあったねーあれは僕にも都合が悪かったからなー
「それにそれに!!」
・・・ちょっと待て・・・
「後ね、三年の先輩達に・・」
いやー!!この娘どこまで俺のこと見てんのー!!!

まさかヒーローになって一月、ずっと見られてたなんてRD−4、恐ろしい子!!
「高機動君、コマカス様のこと何か知ってるの?」
「知ってるも何も僕がグハァッ!!」
な、なんだこの痛みは!?
「どうしたの急に?」
「い、いや何でもないよ」
(正体を明かすときは死ぬときかバイバイするときだけだよ)

するってぇと、彼女にも正体は明かしちゃいけない、明かせば死ぬ!?

神のバッキャローorz

そして僕はRD−4に振られた。でも愛の告白も受けた。
少なくともコマカスをやってる間は彼女が僕の事を想ってくれている。
今度変身したら声を掛けてみよう。ひょっとしたらヒーローのときの僕とならラブラブになるかも知れない。
所詮高機動はただの道化、デバガメの好きなピエロさ。なら徹底的にデバガメしてコマカスの力にしてやる!!


ヒーローは孤独だ。

以上で終わりです。いっその事RD−4も取り込んでヒーローに・・・ゲフンゲフン
192通常の名無しさんの3倍:2006/03/20(月) 13:09:20 ID:???
>>191
王道的悲恋キタか!!!
193通常の名無しさんの3倍:2006/03/20(月) 13:21:49 ID:???
>>191GJ!
そんなひどい神にはこれを
つチェーンソー
194通常の名無しさんの3倍:2006/03/20(月) 13:32:34 ID:???
あと、プチ流行?のフォトストーリー的な流れ、なかなかいいですな。
(って、参加してる一人だけど。)
ぬ氏も暇になったらやってみてくれちい。
195160:2006/03/20(月) 20:52:55 ID:???
皆さん乙です。こちらも少々立て込んでて投下遅れましたすいません。
>>194
自分もそういう流れは好きですよ。自分は絵心0なので出来ませんが・・・続き

居間

ガイア 「つまり・・・ただの雨宿りだったって訳か?」
ザク 「そうだよ」
ドライセン 「・・・」
ザク 「俺が女の子連れ込むなんて器用な事できるかよ・・・」
F2 「まあ、そりゃそうだよなぁ・・・F兄ちゃんだし」
ライデン 「まあ、Fだし」
RD-4 「F兄さんですからねぇ・・・」
ザク 「RD-4まで・・・orz」
ガイア 「すまなかった、あらぬ事を想像してしまい・・・」
ドライセン 「いや、ザクFのおかげであまり濡れずにすみました・・・(ボソッ)恋人と間違われて嬉しかったし」
高機動 「!(キュピーン)」
ガイア 「雨ももうすぐやむらしい。やむまで待つといいでしょう」
ドライセン 「ありがとうございます」
ライデン 「ガイア兄、親父とJ伯父さんとマツナガ兄がいないからって年長気取りか?」
ガイア 「余計なことを言うな!」
高機動 「ところでザク兄ちゃん、ドライセン先輩の事どう思う?」
ドライセン (ピクッ)
ザク 「な!?ど、どうってどういうどうだよ」
高機動 「ややこしいな・・・一人の女としてどうか、ってことだよ」
ザク 「もまぁ!?そ、それは・・・」
ライデン 「!おお、そりゃ気になるな」
ガイア 「うむ、気になる」
ザク 「そんなこと本人の前で言えるかよ!(滅多な事言って殴られたらどうする!)」
高機動 「そうか・・・じゃあドライセン先輩はザク兄ちゃんの事どう思ってるの?」
ドライセン 「!」
ザク 「!!!!」
高機動 「ねえ、どうなの?」
ドライセン 「そ・・・それは・・・」
ザク 「(こ、これ以上ここにいたらやべぇ!)ドライセン、俺の部屋に来い!」
ドライセン 「!そ、それはもしや・・・」
ザク 「いいから!」(手を引っ張る)
ドライセン 「!!ああ・・・」(ついてく)
ライデン 「ちっ、逃げられたか」
RD-4 「当たり前ですよ、あんな事言っちゃあ」
高機動 「脈あり・・・ガイア兄ちゃんライデン兄ちゃんF2兄ちゃん、ちょっと僕たちの部屋に来て」
196194:2006/03/20(月) 21:05:40 ID:???
>>195
俺としては絵心云々より、
俺萌えを表現してれば
このスレ的にはいいんじゃないかって気もしますけどね。




自分がヘタないいわけじゃないぞ。本当だぞ。
197通常の名無しさんの3倍:2006/03/21(火) 16:31:55 ID:???
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi28754.jpg.html
フェニックスガンダム/男?/GGF-001 /GジェネF
高機動の夢枕に立ちヒーローにならない?と告げた謎の人。(図左上)
神かもしれないしタダの天使やもしれない。
本人曰く『鳳凰』

バーザムコマンダーカスタム(改定)
フェニックスによって変身できるようになった高機動ザク。
しかし正体がバレルと命に関わるらしい。
やめようにもRD−4が惚れてるという理由でやめる事すらままならず
憂さ晴らしにほんの些細な悪事でも徹底的に叩く(路上に唾を吐く、立ちションなど)
その恋が実る日は来るのだろうか!?

なおチェーンソーぐらいでフェニックスは倒せましぇん
だって不死鳥だもんww
198通常の名無しさんの3倍:2006/03/21(火) 16:38:21 ID:???
>>197
何だ、「かみ」じゃなかったのか・・・
199通常の名無しさんの3倍:2006/03/23(木) 18:27:59 ID:???
age
200通常の名無しさんの3倍:2006/03/25(土) 12:08:58 ID:???
保守
201160:2006/03/25(土) 22:48:26 ID:???
続き

ザクの部屋

ザク 「すまん!うちの奴があんな失礼な事言っちまって!」
ドライセン 「(ふ、二人きり・・・)気にするな。・・・あの人たちは全員兄弟か?」
ザク 「あ、ああ。高機動型とRD-4は兄弟じゃないけど・・・まあ似たようなもんだ」
ドライセン 「そうか・・・うらやましいな、私には兄弟はいないから・・・」
ザク 「騒がしいだけだと思うけどなぁ・・・」
ドライセン 「いや、賑やかなのはいいことだ・・・」
ザク 「そうか?まあ、そうかもな・・・(ん〜、まともに会話してるぶんには悪い奴じゃねえんだと思うんだけどな・・・かわいいし)」

F2、高機動型の部屋

ガイア 「今のところは会話してるだけか。まあ、悪くはないな」
ライデン 「内容は聞こえねえけどな。ま、映像が見れるだけでもいいか」
F2 「これって犯罪じゃ・・・」
高機動 「気にしない気にしない」

ザク 「あ、そういや鞄は?」
ドライセン 「居間に忘れてきた・・・お前があんな強引に連れて行くから・・・」
ザク 「あ、わりい・・・待ってろ、今取って来るぜ」
ドライセン 「・・・すまない」
ザク 「んじゃ、ちょっと待ってろよ」(出てく)
ドライセン (ここがザクの部屋・・・以外に綺麗だな。・・・家に誘いその上部屋に・・・やはりこれは・・・ということか・・・?
       ん?「良い子の動物図鑑」?他の本は漫画や雑誌ばかりなのに・・・?)

ライデン 「ん?ドライセンちゃん、急に立ち上がったぜ?」
ガイア 「本棚を見る積もりか?」
高機動 「あそこには確か・・・」

ドライセン 「・・・こ、これは!」
202通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 01:59:48 ID:???
職人の皆様、乙でございます。
さて、そろそろ入学の季節が近付いてきましたが、
このスレにもあらたな新入生がやってくるのでしょうかねぇ…?
以上、保守を兼ねた身勝手なネタ振りでしたw
203通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 02:56:29 ID:???
どうだろ。新入生が入ると3年生が出てかないといけなくなってしまうけど…
204通常の名無しさんの3倍:2006/03/27(月) 18:28:43 ID:???
age
205160:2006/03/27(月) 21:50:28 ID:???
>>196氏に言われて「ザクを見て顔が赤くなってるドライセン(ザクを突き飛ばす二秒前)」を書こうとしました。
結果、無理でした。どなたか描いてくださるとありがたいです。続き。

居間

RD-4 「あ、兄さん、どうしたんですか?」
ザク 「ドライセンの鞄を取りにきたんだよ。他の奴らは?」
RD-4 「みんなで二階のほうへ上がっていきましたけど」
ザク 「ふ〜ん・・・っと、これか」
RD-4 「あ、あのF兄さん」
ザク 「ん?」
RD-4 「ドライセン先輩って・・・本当にF兄さんの彼女とかじゃないんですよね?」
ザク 「違う違う。珍しいな、お前がんなこと聞くなんて」
RD-4 「え?それは・・・好きな人への告白の仕方とか教えてもらいたかったから・・・」
ザク 「ん?」
RD-4 「あ!その、この家で女は私しかいないのでドライセンさんがF兄さんの彼女だったら
    この家に時々来てくれるので嬉しいなぁって」
ザク 「なるへそ・・・」
RD-4 「でも違うんですか・・・少し残念です。そうだ、あとでお茶持ってきますね」
ザク 「(RD-4・・・)ああ、お願いするぜ」

ザク 「持って来たぜ。・・・?」
ドライセン 「・・・」(赤面)
ザク 「何読んで・・・ああ!」

ガイア 「ち、もう戻ってきたか」
ライデン 「せっかく「男の家でエロ本を発見して思わず熟読してしまう少女」という素晴らしいシチュエーションが
      続いてたのにな」
ガイア 「しかしこれから「そのあと男が戻ってきてうんぬん」が見れるぞ」
高機動 「それなんてエロゲ?って感じだね」
F2 「なんかますます罪悪感が増してきたんだけど・・・」

ドライセン 「・・・!!ザク!?」
ザク 「お、おま、それどこから」
ドライセン 「そ、それは」
ザク 「いやそんなことよりそれを返してくださいたああああ!!」
ドライセン 「!ど、どうした?」
ザク 「本棚の角が・・・本棚の角が足の小指・・・おわぁ!?」(バランスが崩れる)
ドライセン 「!?あ・・・」(ザク、ドライセンに覆いかぶさる)
206160:2006/03/27(月) 23:19:35 ID:???
訂正です。
ザク 「(RD-4・・・)ああ、お願いするぜ」

ザク 「持って来たぜ。・・・?」

ザク 「(RD-4・・・)ああ、お願いするぜ」

ザクの部屋

ザク 「持って来たぜ。・・・?」
に直してお読みください。続き

ライデン&ガイア 「キタ━━━━━━━━━(゚ ∀゚)人(゚∀ ゚)━━━━━━━━━!!!!」
F2 「え、こ、この状況って」
高機動 「まあ、お約束だけど・・・F兄ちゃんがやるとは思わなかったな」
ライデン 「よし、行けF!本能に任せて突き進め!」
F2 「ダ、ダメだよ無理やりは!」
高機動 (さて、ドライセン先輩がどう出るか・・・)

ザク 「あ・・・」
ドライセン 「ザク・・・」
ザク 「す、すまん!」(飛びのく)
ドライセン 「!・・・」

ガイア 「何!?襲わないだと!?」
ライデン 「もったいねえ!何でだ!?」
F2 「いや、普通はああするでしょ」
ガイア 「ちっ、このヘタレが!」
ライデン 「意気地なし!男の恥!」
高機動 (まあザク兄ちゃんだしな・・・さて、ここからどうなるか)

ドライセン 「・・・」
ザク 「ほんとわりい!悪気は無いんだ!ただつまづいただけで」
ドライセン 「・・・」
ザク 「あ、雨もやんだみたいだぞ!だからほら、今のは頼むから忘れて」
ドライセン 「・・・馬鹿が・・・」
ザク 「?」
ドライセン 「・・・家に連れてきて部屋に連れ込んであんな本を読ませて・・・そしてあの状況まで持っていったのにここでやめか・・・?」
ザク 「え?何言って」
ドライセン 「お前が・・・悪いんだからな!」(ザクを押し倒す)

ライデン&ガイア 「今度は相手のほうからキタ━━━━━━━━━(゚ ∀゚)人(゚∀ ゚)━━━━━━━━━!!!!」

ドライセン 「お前が悪いんだからな!お前が!」
ザク 「いや、ごめんなさい謝るからマウントポジションはやめてください!」
ドライセン 「くっ・・・ここまで来てまだそんな事を!行くぞ!」
ザク 「ギャー殺されるー!」

ライデン 「さあ盛り上がってまいりましたよ!」
ガイア 「くそっ、声が聞こえないのがもどかしい!」
F2 「何かF兄ちゃんは嫌がってるように見えるんだけど・・・」
高機動 「こうきたか・・・(流石にこれから先は見るわけにはいかないけど・・・ガイアとライデン兄ちゃんをどうやって説得しようか・・・)・・・!?」
207160:2006/03/27(月) 23:20:31 ID:???
RD-4 「(コンコン)F兄さん、お茶が入りましたよ(ガチャ)あ・・・」
ドライセン 「あ・・・」
ザク 「あ・・・」
RD-4 「いやあああああああああああああ!!」
ガイア 「どうした!あ!」
ライデン 「F!てめえ何女の子襲ってるんだ!」
ザク 「いや、襲われてるの俺なんだけど」
ガイア&ライデン 「問 答 無 用 !」
ザク 「ぎゃあああああああ・・・」
F2 (大人って汚い・・・)
高機動 「すみません、うちの兄ちゃんが・・・」
ドライセン 「いや・・・」
RD-4 「ほんとすみません・・・あの!」
ドライセン 「?」
RD-4 「こんな事が起きた後では失礼かもしれないんですけど・・・よかったらまたこの家に来てくれませんか?」
ドライセン 「え・・・?」
高機動 「RD-4?」
RD-4 「私姉妹がいなくて・・・いや、ドライセン先輩に本当のお姉ちゃんになって欲しいとかじゃ・・・本当はなってほしいんだけど・・・じゃなくて時々来てくれて兄さんたちには話しづらい
    相談とか聞いてくれたりすると嬉しいなって・・・」
ドライセン 「・・・喜んで」

こうしてドライセンはこれからしょっちゅうザク家を訪れる事になった。そして・・・

ガイア 「RD-4のおかげで彼女は我が家に時々来ることになった」
ライデン 「あの時の映像から分かるように彼女がFの奴に好意を持ってるのは明白だ!」
ガイア 「そこで!作戦を実行する!その名も「Another flowerをこの手に」!」
ライデン 「RD-4に続くもう一つの花をこの家に!そうだろ!?」
高機動 「うん!(RD-4のために!)」
F2 「何で僕も参加させられてるの・・・」

果たしてザクはドライセンの想いに気づく事が出来るのか!「Another flowerをこの手に」は成功するのか!ザクよ、春は君の目の前にある。
208通常の名無しさんの3倍:2006/03/29(水) 13:47:28 ID:???
UCvsAC
ザク家
「ただいま」
「お、Fおかえり。なんだ?随分疲れきった顔してるな」
ライデンがつかれきっえいるFの顔に気付いたようだ
「俺そんな疲れてるような顔してるか?」
「ああ、してるしてるなんだかすべての力を出し切ったような顔だ。今日の剣道部は
そんなにきつかったのか?」
「キツイなんてもんじゃないって、普段やらないような事もやったし、ついでにこんなもん
着けられるし」
と裾をあげるそれを見たライデンビックリ
「なんだ?なんでお前こんなもん着けてんだ?こんなもん着けりゃそりゃそんな顔にもなるな」
「持ってみるか?」
「ああ」
足についてるリストをライデンに渡す
「うわ重っ!これ着けて練習なんてなんか理由があんのか?」
「まぁな(今は言わないほうがいいよな)あ〜マジ疲れた」

209通常の名無しさんの3倍:2006/03/29(水) 21:58:39 ID:???
学校の怪談 第五の怪

深夜の学校

ジムカス 「その噂は本当なんだな?」
ジムキャノンU 「ええ、学校のここら辺で踊り狂う人影を見たという話が」
ジムカス 「初めて聞く話だ。噂の元は誰だ?」
ジムキャノンU 「新聞部です」
ジムカス 「不安だな・・・ん?」
ジムキャノンU 「この音は・・・会長!」
ジムカス 「あっちだ!」

少子化のあおりで今はあまり使われていない教室・・・そこに「彼」はいた。
どこからか聞こえてくるシンセサイザーに似た機械音と一体になって踊る、踊る、踊る。狂ったように情熱的に。

ジムカス 「これが噂の・・・」
ジムキャノンU 「ええ・・・」
ジムカス 「美しい・・・」
ジムキャノンU 「はい、でも」
ジムカス 「でも?」
ジムキャノンU 「禍々しい物を感じます・・・」
ジムカス 「禍々しい?」
??? 「黒い死神の死の踊り・・・見惚れんじゃねえぞ」
ジムカス&ジムキャノンU 「え?」
??? 「いや、もう遅いかもな」
ジムカス 「!急に・・・何だ・・・?」
ジムキャノンU 「頭が・・・痛い」
??? 「この音は現世の奴には少しばかし刺激的過ぎるんだよ」
ジムカス 「ぐ・・・意識が・・・」
??? 「ま、仲間に会ったら伝えといてくれよ、「踊る黒い死神を見たら逃げろ」って、な」
ジムキャノンU 「踊る・・・黒い死神・・・?」

校庭
ジムカス 「ん・・・僕たちは何を・・・」
ジムキャノンU 「わかりません・・・でも、これだけは憶えてます」
ジムカス 「何をだ・・・?」
ジムキャノンU 「それは・・・」

黒ジムキャノン 「「踊る黒い死神を見たら逃げろ」。よく憶えときな」

黒ジムキャノン(リド・ヴォルフ専用ジムキャノン)
男/?歳/死神/独戦
ダンスとテクノを愛する死神。本業はサボリ気味。人気のない場所で踊っているのを時々発見される。
兄弟が二人いるらしい。
210通常の名無しさんの3倍:2006/03/29(水) 22:01:03 ID:???
訂正
誤 リド・ヴォルフ専用ジムキャノン

正 リド・ウォルフ専用ジムキャノン
です。申し訳ございません・・・
211通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 21:52:25 ID:???
UCvsAC 四日目
登校最中のザクFやはり例のものをつけているせいか足取りが重い
「くそー朝からこれは思った以上にキツイ…」
「先輩おはようございます…」
とそこにリックドム彼も同様にあれを付けているようで
「リックかやっぱりお前も付けてるんだな」
「当然ですよ、付けろって言われてたんですから。それにしてもこれ付けてると
いつもの距離が倍ぐらいに感じますね」
「これじゃ部活まで体がもたねぇよ」
「何をだらしないことを言っているのだ」
同じく登校中のグフB彼女も付けているのだが平気な顔をしている
「グフBか、しょうがないだろ普段こんなもん付けて生活していないし、よくお前は平気だな」
「多少は辛いがそんなことは言っていられない、姉上を見ていたらなおさらだ」
「確かにあの人は責任感強いからな」
「なら僕らが弱音はくなんて駄目ですね」
「そういうことだ」

「学校の中に階段という名の敵がいたな…」
「先輩達はいいでしょ、一年は最上階ですよ」
「文句を言うなダラダラと上がっていたら疲れが増すぞ、一気に駆け上がれば
少しはましだろう」
「しょうがないなそんじゃぁ一気に駆け上がるか」
「ですね」
「こうなりゃやけだチキショー」
朝から学校の階段を駆け上がる三人の姿があった
212通常の名無しさんの3倍:2006/04/02(日) 21:26:11 ID:h0XW6aSJ
保守age
213通常の名無しさんの3倍:2006/04/02(日) 23:53:36 ID:???
ゼゴクークレ。
214通常の名無しさんの3倍:2006/04/03(月) 19:56:26 ID:???
白スナの“white dingo” 〜第3回〜


白スナ 「さあ、白ジムスナイパーUがお送りする『white dingo』、今お送りした曲は『メタモルフォーゼ』だ!
     さて、嬉しい事にこの番組、今回からアシスタントがつくことになった!紹介しよう、前に一回お世話になった、強行偵察型ザクだ!
ザク偵 「どうもー。これから宜しくお願いします!」
白スナ 「いやあ、あの時はお世話になりましたよ〜、何時間説教された事か・・・」
ザク偵 「私だって知らなかったのよ、ごめんね。で、次のコーナーは?」
白スナ 「ああ。今回は・・・『HELP THE 出番無し 無所属バージョン(エコーエフェクト)』
     読んで文字のごとくどの部活、委員会にも所属してない出番無しさんにスポットを当てるぜ!」
ザク偵 「早い話が部活と委員会出尽くしたのね」
白スナ 「言うな。誰も出てない部活、委員会はな。で、今回は1、2年生から、ステイメン、サイコガンダムMK-U、ズサ、ゴトラタンの四人だ!」
四人 「こんにちは」
白スナ 「ちなみにもう一人いるんだけどこの町にいねえんだよ。ま、それが出番が無い理由なんだろうな。で、まずはステイメンから。」
ザク偵 「キャラ紹介によると、「非常に多芸で、何をやってもそつなくこなすが、その道のプロには負けてしまう。
     自分の力や技で打破できない状況になると、急にあたふたしてしまう」だそうよ」
白スナ 「非常に多芸で、何をやってもそつなくこなすが、その道のプロには負けてしまう・・・お前のクラスにそんなのいなかったっけ?」
ステイメン 「いますね・・・器用貧乏な主人公が」
白スナ 「キャラかぶり気味だな。でもガンダムの器用貧乏キャラが出てくるまでにも出番無いんだよな。やっぱ無所属だからか?」
ザク偵 「血縁関係もないのよね・・・」
白スナ 「他キャラとの関りが薄いってのは厳しいよな。その分厚いコートからドラ○もん並に色々出てくるっていう設定で何か作れるかもな。
     じゃ、次はサイコガンダムMK-Uちゃん」
ザク偵 「キャラ紹介は「サイコの双子の妹。当然背は高い。妹属性所持。Zを兄のように慕う。   
     キレると手がつけられなくなる。また腕の関節を外せるという特技も。」だそうよ」
白スナ 「え、関節外せるの?やってみて」
サイコMK-U 「あ、いいですよ、はい」
一同 「おおーっ」
白スナ 「すげえ、関節外れるとああなるんだ・・・」
ザク偵 「校内放送だから聞いてる人には何がなんだかわかんないと思うけどね」
ステイメン (今度練習してみようかな)
白スナ 「ありがとうな。しかし兄妹揃って出番ないのか。不憫だな・・・」
サイコMK-U 「あの放送終わったあとお兄ちゃん泣いてました・・・」
ザク偵 「で、出番が無い理由は?」
白スナ 「Zとの絡みが期待できるんだけど奴があんま出番無いからな。それに連動して出番無いんだろうな」
ザク偵 「キャラとしては立ってるんだけどね」
白スナ 「このスレの特徴としてあんまり妹萌え系な作品が無いんだよな。ま、そういうのを書ける職人さんが来るまで待つしかねえのかもな」
サイコMK-U 「はい・・・」
ザク偵 「これ書いてる作者は書かないの?」
白スナ 「リアル妹がいないから書きづらいんだとよ。」
215通常の名無しさんの3倍:2006/04/03(月) 20:36:57 ID:???
白スナ 「次はズサ。偵ザク、キャラ説明頼む」
ザク偵 「はい。「常に両肩に抱えた馬鹿でかいドラムバッグが特徴。
     バッグを捨てたときのスピードは陸上部員すら凌駕するが、そんなことは年に一度あるかないか」だって」
白スナ 「こいつもステイメンと同じ理由&キャラがSSにしにくい、で出番ないんだろうな。じゃ次」
ズサ 「ええ!?早すぎません?」
白スナ 「だって思いつかねえんだもんよ。しょうがねえじゃん」
ザク偵 「ぶっちゃけたわね・・・」
白スナ 「いやマジごめん。次行くぜ、ゴトラタンだな。」
ザク偵 「キャラ紹介は「格闘道場の娘。年下の格闘道場の娘。年下のV2に好かれていて、鬱陶しいと思いつつよく絡む。
     コンティオと仲がいいがやや依存気味で噂がたえない。」」
白スナ 「よくクラスに遊びに来るよな、V2ちゃん」
ザク偵 「いつも元気よね、あの娘」
白スナ 「しかし同じクラスだとやりやすいな。そういや道場の娘なのに何で部活入らなかったんだ?」
ゴトラ 「うちの道場、合気道だから。それにコンティオに会える回数減っちゃうし・・・」
ザク偵 「そんな事言うから噂にされるのよ・・・」
ゴトラ 「いいの、それでも」
白スナ 「とまあ、百合な展開のSSを書くときにお勧めだな。おっと、もう昼休み終了の時間だ。じゃ、また次回」
ザク偵 「え!?まだ私昼ごはん食べてないわよ」
白スナ 「いや、早弁しとけよ」
ザク偵 「今日購買で買う予定だったのよ!もう購買閉まっちゃうじゃない!」
白スナ 「あー分かった分かった、後でおごるからよ」
ザク偵 「本当?約束だからね」
白スナ 「約束だ。つーことでまた次回!シーユナゲン!(フェードアウト)」
216通常の名無しさんの3倍:2006/04/04(火) 09:49:03 ID:???
白スナとザク偵のデートフラグktkrwwwww
217通常の名無しさんの3倍:2006/04/04(火) 13:22:35 ID:???
GJwwwww


一度で良いから日本舞踊部を思い出してあげて下さい。
218通常の名無しさんの3倍:2006/04/04(火) 14:02:51 ID:???
白スナ 「>>217さんの質問ですが>>148周辺に副部長が出てるぜ」
ザク偵 「ほんの少しだけだけどね」
白スナ 「う〜む、やっぱ呼んだ方がいいのかね?」
どうします?書けって言うんなら書きますが。
219通常の名無しさんの3倍:2006/04/04(火) 14:07:27 ID:???
あといまさらですが>>148周辺の修正。ネロって二年なんだよな・・・ということで口調を変えてお読みくださいごめんなさい。
220通常の名無しさんの3倍:2006/04/04(火) 14:33:54 ID:???
UCvsAC 4日目
ゼェゼェ息をきらしながら教室に入ってくるザクF、それに気付いたザク偵
「なに朝から息切らしながら来て、誰かに追われてたりでもしたの?」
「そんなじゃない部活の特訓のようなもんだ」
「はっ?なにそれ」
「これを付けてるんだよ」
と足に付けているウェイトリストを見せる
「へぇー凄いもん付けてるのね、これって部長さんの提案なの?」
「違う、違う剣道部OGのガンダムMk-Wって言う人が特別コーチに来たんだよ。
それで強くなるためにこれ付けてくれって」
「ガンダムMK-W…」
なにやらメモ帳を取り出してペラペラとめくっているザク偵
「なんだおまえ卒業生のデータまで持ってんのか?」
「当たり前でしょ新聞部たるものぬかりがあっちゃ駄目なのよ、っとあったあった。
へー全国大会まで上りつめた人みたいね。かなり熱血の人で負けず嫌い怒らすと怖い、秘技を持っていると」
「そんなに凄い人だったのか」
「あんた剣道部なのになんで知らないのよ?」
「あんまり部長からそういう話聞かないしOG,OBが来る事もあんまりなかったしな」
「ふ〜んまぁいいけど。それはそうとこんな凄い人取材しないわけにはいかないわね」
「おいおい、やんのはいいけど学内新聞とかで掲載するのは今はやめてくれよな」
「大丈夫、心配ご無用」
「だといいけど…」


221通常の名無しさんの3倍:2006/04/04(火) 18:20:06 ID:???
>>218
単体ではなく部活全体での活躍・漫才・その他諸々を見てみたいので

是非とも書いて頂きたいです。
222通常の名無しさんの3倍:2006/04/04(火) 23:10:28 ID:???
>>221
了解しました。でもキャラ紹介しちゃうとマラサイとザクVの関係がな・・・ちと考えてみます。
で今回は少し趣向を変えて。

白スナの“white dingo” 〜第4回〜

白スナ 「さあ、白ジムスナイパーUと」
ザク偵 「ザク強行偵察型がお送りする『white dingo』」
白スナ 「今お送りした曲は『シャアが来る』だ!ところで財布が寂しい事になっている今日この頃ですが」
ザク偵 「何かあったの?」
白スナ 「お前のせいだよ!学生食堂スペシャルにデザートまで追加しやがって!」
ザク偵 「奢られる時は豪華に。基本でしょ?」
白スナ 「・・・まあな。さて今回は新コーナーだ。その名も「1クエスチョン 1アンサー(エコーエフェクト)」
     はい、このコーナーはゲストを一人お呼びしてその人に気になるあの質問この質問を一問一答形式で答えていくコーナーだ!」
ザク偵 「ネーミングまんまね。で、今回のゲストは?」
白スナ 「最初だから豪華だぜ。生徒会会長、赤ゲル先輩だ!」
赤ゲル 「こんにちは。招待されて嬉しいよ」
ザク偵 「へーすごいじゃない。どうやって誘ったの?」
白スナ 「普通に頼んだら快く承諾してくれた」
赤ゲル 「実は前から出演してみたかったのだよ」
白スナ 「んじゃいきますよ。
     誕生日は?」
赤ゲル 「6月9日。双子座だ」
白スナ 「血液型は?」
赤ゲル 「O型だ」
白スナ 「好きな食べ物は?」
赤ゲル 「リンゴにイチゴ、茹でた蛸にケチャップライス、赤パプリカがすきだな」
ザク偵 「ことごとく赤いわね・・・」
赤ゲル 「あと、エルメス君が作ってくれる菓子も好きだな。本当においしいからね」
白スナ 「嫌いな食べ物は?」
赤ゲル 「焼きそばとお好み焼きかな。海苔が歯にはさまって美しくない」
白スナ 「ズバリ、好きな人は?」
赤ゲル 「私はこの学園そのものとこの学園に存在する全てのものを愛おしく思っているよ」
ザク偵 「ロマサガ?答えになってないし・・・」
白スナ 「嫌い、または苦手な人は?」
赤ゲル 「教頭は少し苦手かな。怒ると怖いんだよ、あの人」
白スナ 「最後に一言どうぞ」
赤ゲル 「私はこの学校をよりよいものにしようと思っている。それにはみんなの力が必要だ、惜しみない協力を願いたい」
白スナ 「ありがとうございました。と、こんな感じで進んでくこのコーナー、このキャラにこんな質問をしたい、という人は
     どんどんリクエストしてくれ」
ザク偵 「作者の能力が及ぶ限りお答えします。ではまた次回。お相手はザク強行偵察型と」
白スナ 「白ジムスナイパーUでした。シーユーアゲン!(フェードアウト)」
223通常の名無しさんの3倍:2006/04/05(水) 23:37:09 ID:???
GJです。
SS見てたら俺も一人語り系のSSを作りたくなってきたw
224通常の名無しさんの3倍:2006/04/06(木) 20:57:41 ID:???
職人諸氏、GJ!!そして乙で御座います。
御無沙汰しておりました。某管理人で御座います。
更新作業が滞り、職人の皆様、スレ住人の皆様には大変御迷惑をお掛けしております。
大変申し訳御座いません。
相変わらず本業が修羅場を迎え、更に愛用のパソコンも壊れ、
もう暫く更新作業にかかれない状況が続いております。
GW頃までには復帰したいと考えておりますので、
もうしばしお待ち頂けます様お願い申し上げます。

ヘタレな管理人で本当に御免なさい。

 某管理人
225通常の名無しさんの3倍:2006/04/06(木) 21:53:36 ID:???
>>223
是非とも作ってみてください。ワクテカでお待ちします。

in the 学生食堂

アウドムラ 「はい、日替わり定食と牛乳プリンお待ち!」
ザク偵 「ありがと!じゃ、どこ座る?」
白スナ 「別にどこでもいいけど。ん?あいつらは・・・」

白スナ 「よお、隣いいか?」
バーザム 「げ!白スナと」
グフB 「強行偵察型ザク?」
ザク偵 「偵ザクでいいわよ、グフBちゃん」
白スナ 「あ、やっぱり校内デートの邪魔しちゃ悪いか?」
バーザム&グフB 「違う!」
白スナ 「んじゃなんで二人仲良く飯食ってんだよ。同じクラスでもないのによ」
バーザム 「そ、それは・・・」
グフB 「・・・先月バーザムからほわいとでーの贈り物と言うものを貰ってな。それでお礼をしようと思い立って、それで・・・」
ザク偵 「そのお返しに食事に誘ったってワケ?なかなかやるじゃない、グフBちゃんも」
グフB 「違う!まだ続きがあるのだ!礼に弁当をバーザムに作ってやったらバーザムが礼をしたいと言い出して」
バーザム 「ホワイトデーのやつもお返しのつもりだったからよ。
      んでここで昼飯奢ったらまたこいつが礼とか言って弁当持ってきてよ・・・」
グフB 「そうしたらまたこいつが昼食を奢ると言い出した、というわけだ」
白スナ 「お前ら・・・口実無いとデートもできねえのか?」
バーザム&グフB 「だから違う!」
白スナ 「はいはい・・・」
バーザム 「ちっ・・・そういうお前こそ偵ザクと仲良く一緒に飯食おうとしてたんじゃじゃねえのか?」
白スナ 「ああ、残念ながらお前らみたいに色気がある昼飯じゃねえよ」
ザク偵 「そ。white dingoの打ち合わせと給料の受け取り」
グフB 「給料だと?」
白スナ 「あ、現金じゃねえぜ。校則違反だからな」
ザク偵 「グフBちゃんと同じく昼飯奢ってもらってるの。週一の打ち合わせのときにね」
バーザム 「なるほど」
226通常の名無しさんの3倍:2006/04/06(木) 22:41:19 ID:???
>>224
いつまでもお待ちしております。本業頑張ってください。

ザク偵 「しかしグフBちゃん、奢ってもらってるってのに質素な昼食ね」
グフB 「奢ってもらっているのだ、あまり高い物を選んでは相手に悪いだろう」
白スナ 「偉いねー。人の金でデザートまで頼んでる誰かに聞かせたいくらいだ」
ザク偵 「いいじゃない、ここの牛乳プリンなんだから」
白スナ 「まあ気持ちは分からなくもないけどよ。しかしお前がそういう噂を信じるとは意外だな」
ザク偵 「噂じゃないわよ。部長が実証済みなんだから」
バーザム 「え?それって本当の話だったのかよ」
ザク偵 「そう。こういう噂の謎を解明するのもジャーナリストの仕事だって部長が言ってたわ」
ガフB 「・・・ここの牛乳プリンに何かあるのか?」
ザク偵 「あ、グフBちゃん知らないの?あのね、ここの牛乳プリンを食べ続けると胸が大きくなるのよ」
グフB 「!ほ、本当か?」
ザク偵 「ホント。部長が一年間食べ続けた結果、バストサイズが二つも上がったんだから」
グフB 「!そんなにか・・・」
バーザム 「よしグフ、牛乳プリン奢ってやる。お前が二つ上がったら見事にディ」
グフB 「!こんなところでそんな事を言うな!」
バーザム 「ぐふぁ!」
グフB 「まったく、馬鹿者が。・・・少しは私の気持ちも・・・」
ザク偵 「ディ?ねえ、グフBちゃん。失礼な事聞くようだけど、あなたのバストサイズは?」
グフB 「え?・・・のアンダー・・・のB・・・だ・・・」
ザク偵 「!!!(わ、私より?)・・・」
白スナ 「おい、どうした急に黙り込んで」
ザク偵 「おばちゃん、牛乳プリンもう一つ、白スナの金で!」
白スナ 「ええ!?勝手に俺の奢りにすんなよ!」
ザク偵 「いいから!あんた、巨乳なアシスタントとそうでないアシスタントどっちがいい?」
白スナ 「まあ、そりゃ巨乳の方だな」
ザク偵 「でしょ!だからお金を出す!いいわね?」
白スナ 「・・・わかったよ(こいつはあんま胸無い方がかわいいと思うけどな・・・)」

つーことで。
それからは毎日食堂で牛乳プリンを食べている偵ザクがいたとかいないとか。 終
227通常の名無しさんの3倍:2006/04/06(木) 22:52:10 ID:???
>>224
お疲れさんです。
取り急ぎ、よく眠れて疲れが取れるように
愛の奉仕隊に添い寝を依頼しときました。
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi30715.jpg.html
228通常の名無しさんの3倍:2006/04/07(金) 10:52:52 ID:???
>>226
 ありがとね。ワシ、頑張るよ。

>>227
 うはwwwウレシスwwwwww
229通常の名無しさんの3倍:2006/04/07(金) 11:33:33 ID:???
保守
230通常の名無しさんの3倍:2006/04/07(金) 19:22:45 ID:???
『サイン騒動』

ザク家居間
ザク「バーザムの奴、今日もグフBと一緒に・・しかも手作り弁当・・・ウラヤマシス」
RD-4「ザク兄さんもドライセン先輩に作ってもらえばいいんじゃないですか?」
ザク「なんでドライセンなんだよ、あいつがそんなことする性質かよ」
RD-4(こないだ一緒にお弁当の練習したこと言ったほうがいいのかな・・)
ガイア「ん?RD-4何見てんだ?」
RD-4「え?あ、あのそのこれは」
ザク「今RD-4がお熱なヒーローの写真だとさ」
RD-4「ざ、ザク兄さん!!」
ガイア「え、RD-4って特撮モノとか興味あったっけ?」
ザク「違う違う、ほら近頃噂になってるだろコマカスとかいう変なの」
ガイア「ああ、新たな学校の七不思議にノミネートされそうなアレ。」
F2(う、家の学校の七不思議って・・・)
RD-4「こ、コマカス様は変なのじゃないもん!!」
ザク「そうか?俺も噂程度にしか・・」(RD-4がこんなに必死に・・)
RD-4「この間はザク兄さんとバーザム先輩の仇も取ってくれたんだよ!!」
ザク「え、仇?」
RD-4「こないだザク兄さん達が水泳部の皆さんに騙されてカラオケに」
ザク「なんで知ってんのおおぉぉぉぉ!?!?!?」
ガイア「おいそれなんの話?」
ザク「あ兄貴にゃ関係ねぇ!!」
RD-4「はぁ、コマンダーカスタム様・・・」
F2「そういやこの前金欠って言って僕から金借りたの関係あんの?」
ザク「いやあれはその」
ガイア「大人しく吐け!!」
ザク「だから兄貴にゃ関係ねえぇ!!」
RD-4「サイン位貰えないかなぁ・・・・」

高機動(RD-4はサインを御所望・・・っと)
231通常の名無しさんの3倍:2006/04/07(金) 19:38:08 ID:???
高機動&F2の部屋

高機動「いきなり出くわした時サイン下さいって言われてもすぐに書けるように
練習したほうがいいな」

そういって机について1時間

高機動「だ、駄目だ、格好良いのが思いつかない・・」
彼の周りにゃクシャクシャの紙くずが幾つも転がっている
高機動「そうだ!筆で書いてみよう!」

・・・・

高機動「なんかオッサン臭い・・」
クシャクシャぽーん
高機動「あんなん書く高校生いねーよ・・・」

旧ザク・ヅダ「「へっくしゅーいぃ!!」」

高機動「もっと芸術面に拘ってみるか・・」
・・・・・
・・・

高機動「なんか貴族っぽくて自分で言うのもなんだがウザい。」
クシャクシャぽーん
高機動「あんなん書くの余程の自惚れだな・・・」

Ξ「クシュン、ん?誰かが僕の噂をしているかな?」

高機動「ああ、せめて自分の得意分野でもあればそれに精を入れるんだが・・」
クシャ
高機動「多種多芸な自分が今は憎い!!」

更に一時間

高機動「ま、これでいっか」
とりあえず気に入ったデザインが決まったので色紙に写した
高機動「これでいつサインを求められてもOKだな」

・・・・・・
高機動「自分で書いたサインを自分で見んのってアホらしいことこの上無いな・・」
どうしよコレ


F2にくれてやった

嫌がることなく受け取ったなアイツ・・?
232通常の名無しさんの3倍:2006/04/07(金) 20:05:22 ID:???
次の日居間が騒がしいな・・?

RD-4「え、F2君!それどうしたの!?」
F2「あーいやその貰った」
RD-4「コマカス様に!?」
F2「い、いや」
昨日はあの後デバガメ写真集編集してたからまだ眠い・・
F2「こ、高機動から・・」
ドタドタドタドタ!
なんか近づいてくる音が・・・
バタン!!
ドアの方を見てみるとそこにはRD-4が・・・ってRD-4!?
RD-4「あ、まだ寝てたの?」
高機動「いやもう起きるけど・・」
RD-4「ねぇ、ちょっと聞きたいんだけど・・・」
なんだろ?RD-4が僕に聞きたいことって?
RD-4「あのサインどうしたの!!」
高機動「サイン?」
はてなんのことやら?←さっきの二人の会話は寝惚けてて聞いてない
RD-4「F2君が持ってたあのサイン!」
高機動「え」
まさかF2がサインを見せびらかすような奴だったとは・・・
RD-4「あれって本物?」
高機動「うん」
そりゃ僕本人が書いたからね
RD-4「どうやって貰ったの!?」
高機動「どうやってって・・・」
・・・・・どうやってって言えば良いんだ!?
そうだ!!
高機動「じ、実は僕は彼の助手でね」
RD-4「そうなの!!」
そ、そんなに詰め寄られると・・・
高機動「僕は彼の影ながら手伝いをしていてね」
RD-4「うんうん」
そんな期待に満ちた輝いた眼で僕を見ないで!!
高機動「でこの間お礼って訳じゃないけど貰ったんだよ。」
RD-4「私も手伝わせて!!」


ハイ?
233通常の名無しさんの3倍:2006/04/07(金) 20:08:02 ID:???
RD-4「私もコマカス様の力になりたいの!」
高機動「だ、ダメダメダメダメ!!情報収集ってのは大変だしそれにコマカスにそう会えるって訳でも無いんだし」
RD-4「それでも力になりたいの!」
うわー駄目だこりゃー
高機動「こ、今度会ったとき聞いてみるよ・・・・」
RD-4「今度って何時?」
・・・・・・
高機動「お、お呼びが掛かるから・・」
RD-4「へぇ」
コレで引いてくれるといいが・・・
RD-4「あ、あともう一つ」
高機動「ナニ?」
RD-4「私もサイン欲しい・・」
高機動「今度話しとくよ」
RD-4「手渡しでくれるかなぁ?」
高機動「まぁいいんじゃない?」
RD-4「ホント!」
いきなり僕の手を握ってくる
RD-4「お願いね♪高機動くん♪」
そういって満面の笑みで部屋を出て行った・・・
あの笑みは僕に向けられたものじゃなくてコマカスに対してなんだよなぁ・・・
(涙)
もう一眠りしよ
布団を深々と被りなおす



RD-4「高機動くーん朝ごはんできてるよー?」
喰ってから寝るか。

長文長々と失礼しました。管理人さんも頑張って下さい。
次はコマカスとRD-4の直面編かな?
234通常の名無しさんの3倍:2006/04/07(金) 21:25:34 ID:???
ぬ氏が降臨すると活気が出ますの。
ところで鉛筆で走り書きしただけの愛の奉仕隊のダウンロード数が
異様な伸びを示している…
実はこのスレ、先生の需要の方が高いのだろうか。
235通常の名無しさんの3倍:2006/04/07(金) 21:49:31 ID:???
先生よりむしろぬ氏が(ry
236通常の名無しさんの3倍:2006/04/07(金) 23:26:38 ID:???
新作、見切り発車で始めの方を。

「放課後電波ジャック」

ある日の放課後、放送室前の廊下にて。
Ξ「さーて。今日も運動に補習にと、頑張ってる生徒の諸君にお経のプレゼントだ。」
グスタフ「相変わらずですね…ボソッどうせ、誰も聞いていないのに。」
Ξ「ん?何か言ったかい?」
グスタフ「いっ、いいえ!別になんにも!」
Ξ「そうかい。さて、と。今日は何を流そうかなーっ(ワクワク」
グスタフ「あーあ、本当、どうでもいいことには全力を尽すんだから…」
Ξ「おーい、グスタフ君!」
グスタフ「一体何ですか?」
Ξ「それが、鍵がかかっていて開かないのだよ。」
グスタフ「あたりまえですよ…」
Ξ「おっかしいなあ…いつもならこの小道具で開けられるのに…」
グスタフ「…それ、ピッキン…ムググ」
Ξ「まあまあ、お堅いことは言わないで。それにしても、どうしたんだろうなあ…」
グスタフ「(日頃のバチがあたったんですよ…)」
237通常の名無しさんの3倍:2006/04/08(土) 16:28:24 ID:???
>>225氏へ
約束のブツが出来上がりましたよ
ttp://pukasec.sakura.ne.jp/niji/img-box/1144481186666.jpg
238通常の名無しさんの3倍:2006/04/09(日) 00:15:25 ID:???
「放課後電磁波ジャック・続き」

放送室の鍵が開かず、不満なΞ。その放送室の中では…

ステイメン「あのー…先生方、こんなことして大丈夫なんですか?」
ラビアンローズ「…ココはこうね。それで…」
エンジェル・ハイロゥ「…なるほど。コレをああすれば…」
ステイメン「すいませーん…聞いてますかー?」
ラビアン「あっ、ゴメンゴメン。ちょっと準備に手間取っちゃって。」
ステイメン「いや、勝手に放送室借りて…それだけじゃなく僕に何か喋れって…」
ラビアン「大丈夫、元々放課後の放送室なんてロクな使われ方してないわよ。例えばお経流す馬鹿とかね。」
ステイメン「いいんですか、そんなこと言って…」
エンジェル「それに、今の私たちとしては一人の悩みを抱えた生徒を救うことが大事です!」
ラビアン「その通り!(ズビシッ!)そのためなら私たち、一肌でも二肌でも脱いであげるから!」
ステイメン「いや、確かに出番がないことは悩みですけど…(先生達に相談したのは失敗だったかも…)」

…とまあ、こんな風になっているのでした。
239225:2006/04/09(日) 00:57:29 ID:???
>>237
依頼の品「ドライセン」確かに受け取りました。GJです。

弁当に散る

ザク 「はぁ〜あ・・・」
青ヤクト 「どうした?」
ザク 「どうもこうも・・・今日もバーザムはグフBと一緒に仲良く昼飯ですよ?俺なんかほっといて・・・」
青ヤクト 「あの二人・・・仲いいのか?」
ザク 「まあな。もう仲良すぎてみてらんねえよ、全く・・・」
青ヤクト 「あいつら付き合ってるのか?」
ザク 「いや、そこまではしてないみてえだけど。つーかそこまでされたら再起不能になるぜ、俺」
青ヤクト 「大変なんだな・・・昼ご飯は?」
ザク 「あ?ああ、何故かRD-4が俺の弁当だけ作り忘れて・・・やべえ、涙出てきた」
青ヤクト 「じゃあ学生食堂一緒に行くか?」
ザク 「気持ちはありがたいけど遠慮しとくわ。弁当は家の奴に持たせたんだとよ」
青ヤクト 「作り忘れたんじゃないのか?」
ザク 「知らん。「楽しみにしててくださいって」言ってたけど・・・あれ?もしかしていじめ?」
青ヤクト 「・・・頑張れ」
ドライセン 「ザ、ザク」
ザク 「?あ!ど、どうした?」
ドライセン 「・・・弁当だ」
ザク 「持ってくるのお前かよ・・・てか何で?」
ドライセン 「それはRD-4に言われて・・・何でも無い」
青ヤクト 「なんだ、彼女いるんじゃないか」
ドライセン 「か、彼・・・」
ザク 「わーっ、わーっ!(ボソボソ)違う!頼むから奴の前でそんな事言うな!俺が被害こうむるんだから!」
青ヤクト 「・・・?分かった」
ドライセン 「・・・弁当」
ザク 「あ、ああ、すまねえ。(ガサゴソ)あれ?いつもと違うぞこの弁当」
青ヤクト 「そんなの分かるのか?」
ザク 「学校の楽しみなんて飯と覗きしかないからな」
青ヤクト 「お前、それはどうかと思うぞ」
ドライセン 「違うのは当たり前だ・・・私が作ったんだから」
ザク 「・・・え?」
ドライセン 「お前の兄上とRD-4に言われたのだ・・・今日お前に弁当を作ればお前が喜ぶと」
ザク 「え?ええ?」
ドライセン 「・・・迷惑、だったか?」
ザク 「いや、そんなことはないけど」
ドライセン 「そうか・・・(嬉しそう)よ、良かったら食べてみてくれないか?」
ザク 「おお。家族以外の人から弁当作ってもらったのなんて初めてだ・・・(ドライセン・・・もしかして俺の事・・・)」
モグモグ
ザク 「かふぁ!!」
青ヤクト 「うわきたねえ!噴くなよ!」
ドライセン 「ど、どうした?」
ザク 「お前・・・やっぱり俺が嫌いなんだな・・・」
ドライセン 「え?」
ザク 「絶対そうだ!じゃなきゃこんなまずい弁当食わせないはずだ!ちくしょう!みんな大嫌いだー!」(走り去る)
ドライセン 「ザク・・・私はただお前に喜んで欲しかったから・・・」
青ヤクト 「ドライセン・・・お前、ザクの事・・・」
ドライセン 「どうして・・・」

終了です。ギャグなのかシリアスなのかよく分からない作品になってしまったorz
240通常の名無しさんの3倍:2006/04/09(日) 01:04:06 ID:???
「放課後電波ジャック・その3」

ステイメン「で、一体何を話せばいいんですか?」
ラビアン「そうねえ…どうしましょうか?」
エンジェル「自然体の、ありのままのステイメン君を出せばいいんですよ。無理して何か別の真似をしなくても平気です。」
ステイメン「そうですか?僕、普段なんにもしてないし、あまり面白くないし…不安なんですけど。」
エンジェル「大丈夫ですよ、面白くなくても。不安なら不安だ、っていうことを言えばいいんです。
あなたがありのままの姿で向かえば、あなたに興味を持ってくれる人は必ず現れますよ。」
ステイメン「そう…ですよね。やれるだけやってみます。」
ラビアン「よし!それじゃマイク準備して!」
ステイメン「あれ?僕一人ですか?先生達は?」
エンジェル「さすがに私たちがステイメン君と喋るとなにかと不都合なので…」
ラビアン「私たちは裏方ね。ゴメンネ。」
ステイメン「はあ…そうですか…」
ラビアン「こっちはOKよ。そっちは?」
ステイメン「大丈夫です。」
エンジェル「じゃあ、全校に流しますね。」
ステイメン「(うわー、どうしよう…ここまでやってくれた手前、逃げるのは躊躇われるし…かといって僕の喋りなんて聞いてもらえるのかなあ…)
…アーアー、マイクテスト、マイクテスト。本日は晴天なり。只今マイクのテスト中…」

内容は次回に続く
241227:2006/04/09(日) 17:17:38 ID:???
242通常の名無しさんの3倍:2006/04/10(月) 08:44:12 ID:???
『天使の威光』

エンジェル・ハイロゥ「はーい、みなさん、黒板に注目してください。」
生徒「せ、先生…先生がまぶしくて見れません…」
243通常の名無しさんの3倍:2006/04/12(水) 19:39:05 ID:???
age
244通常の名無しさんの3倍:2006/04/12(水) 22:38:08 ID:???
『天使の威光2』

ビグザム「うわははは。先生、部屋の電球が切れたからちょっと来てくれたまえ!」
エンジェル・ハイロゥ「はい、わかりましたわ。」
ザクタンク「あ、先生。体育館の床下を点検するから、ちょっとごいっしょ願えますか?」
エンジェル・ハイロゥ「はいはい。今行きますわね。」
ガザC「せんせー、ちょっと手元照らしてくださーい。」
エンジェル・ハイロゥ「はい、どうぞ。気をつけて指怪我しないでね。」

このようにして、エンジェル・ハイロゥ先生の威光(?)は
毎日学園の隅々まで照らしているのである。

エンジェル・ハイロゥ「あなたも皆様のお役に立てるくらいの照度を身に付けないといけませんよ?」
リグ・リング「は、はい!わたし、がんばります!」

それ、なんかちがう!と止めてくれる人は聖書研究会にはいない・・・
245通常の名無しさんの3倍:2006/04/15(土) 00:22:24 ID:???
遅くなりました。240の続き、行きます

「放課後電波ジャック・その3」

ラビアン「それじゃ本番五秒前!3…2…1!」
ステイメン「(き、来た!)ど、どうも…皆さん初めまして。UC学園1年A組、ステイメンです。宜しくお願いします!
えーと、何で今僕がこんなことをしているかというと…その、僕あまり目立ったことがないんです(泣)
で、なんとかして今のままから殻を破りたいと思いまして…とある人たちに相談したんです。
そしたら、なぜだかこんなところに…でも、これもまた新しいきっかけになるかもしれません。
至らない点があると思いますが、暖かい目で見守って下さいね。
挨拶も終えたところでこの辺で一曲聞いてもらいましょう。『THE WINNER』です、どうぞ!」

ラビアン「出だしは上々ね。あとは、変なことがおこらないといいけど…」
エンジェル「神にお祈りしましょうか?」
ラビアン「まだ早いわよ。大丈夫。彼ならできるはずだわ。」

放送室近くの廊下。

グスタフ「わ、わ!何か始まりましたよ!」
Ξ「こういうのが高校デビュー、ってヤツかな…」
グスタフ「何のんきなこと言ってるんですか!」
Ξ「まあ、落ち着きたまえ。僕の優雅な放課後ライフを邪魔したんだ、きっちり返させてもらうよ…フフフ」
グスタフ「(なんか嫌な予感…)」
Ξ「グスタフ・カール君、放送室の鍵を借りてきてくれ。…これより、放送室のっとり作戦を実行する!」
246通常の名無しさんの3倍:2006/04/15(土) 01:15:43 ID:???
ふと気になった。
グスタフ・カールってメッサーの間違い?
247通常の名無しさんの3倍:2006/04/15(土) 14:44:53 ID:???
>>246
はい…
指摘されて初めて気付いたよorz
248通常の名無しさんの3倍:2006/04/16(日) 00:01:01 ID:???
245の続き。今度は間違えていないハズ。ってか>>245は色々とミスしすぎなのですよorz

「放課後電波ジャック・その5」

ステイメン「…えーと、それで今日の放送なんですけど、自分もいきなりこの場で喋ってる感じで
正直何をやればいいかわからないんですよね。どうしましょうか…」
ラビアン「ステイメン君、大丈夫よ!」
エンジェル「幸い、ステイメン君のような悩める子羊がたくさんいます。
あなたは、彼等の悩みに答えてあげてください。」

ステイメン「あ…ハイ。えっと、とりあえずお葉書が来ているようです。
パラ…これは、匿名希望の方から。
『突然のお便り失礼します。僕には少し気になることがあります、それは自分の影が薄いことです。
実は最近、気になる人がいます。でも、彼女が僕に気が付いていてくれているか…
どうすればいいでしょうか?』
ってしょっぱなからなかなか重い質問な気がするんですけど…これに答えろ、と?
うーん、結局自分が相手に気が付いてもらえるようにしないといけないんじゃないかな。
例えば…彼女が何か委員会とかの仕事をしてたら手伝ってみるのもいいんじゃないかな。
次、行ってみましょう…アレ?」
Ξ「フフフ…先生方にはちょっとお休み頂いたよ。」
ラビアン「モガモガ!(ちょっと!これ取って!)」
エンジェル「ムググ(ああ…神よ、私に力を…)」
メッサー「(あーあ、しーらないっと…)」
249通常の名無しさんの3倍:2006/04/16(日) 11:15:23 ID:???
UCvsAC学園なのですがわたくしただいま就活中でございまして
投稿が遅れて申し訳ない。
時間が作れれば投稿しますすいません
250通常の名無しさんの3倍:2006/04/16(日) 13:17:39 ID:???
>>249
気長に待ってるから就活ガンガレ!
251通常の名無しさんの3倍:2006/04/16(日) 16:56:00 ID:???
>>250に言いたい事を言われた俺が来ましたよ


ちょっと悔しいんで頑張ってSS考えてみる
252通常の名無しさんの3倍:2006/04/16(日) 17:09:23 ID:???
>>251
茶道部をテーマにして書いて頂きたい。
253通常の名無しさんの3倍:2006/04/16(日) 21:49:39 ID:???
>>251
是非とも頑張っていただきたいです。
白スナとザク偵の“white dingo” 〜第5回〜 
白スナ 「さあ、始まりましたぜ“white dingo”!お送りするのはこの俺、白ジムスナイパーUと」
ザク偵 「新聞部の強行偵察型ザクです!」
白スナ 「ついに五回目を迎えタイトルも変更!これからもキミ達の昼休みに心地よいミュージックと刺激的なトークをお届けするぜ!」
ザク偵 「・・・タイトル変わってないわよ?」
白スナ 「変わってるんだよ、微妙なところで。さて今回は『HELP THE 出番無し (エコーエフェクト)』
今回はリスナーのリクに応えて日舞部の皆さんをお呼びしたぜ!」
ハンマ・ハンマ、ガブスレイ、マラサイ、バウンド・ドック黒、ハンブラビ三姉妹 「こんにちは」
ザク偵 「うわっ、多いわね」
白スナ 「放送室が狭いな・・・」
ハンマ 「まったく・・・何でこの私がこんなものなんかに・・・」
黒ドック 「しょうがないでしょう、我々に出番が無いのは事実なのですし」
ハンマ 「そりゃそうですけど・・・」
ガブスレイ 「部長、今は我慢ですわ。いずれ人気が出ればこんな番組なんかけちょんけちょんに・・・」
ハンマ 「そうですね、今は我慢我慢・・・」
白スナ 「言っとくが全校生徒に聞こえてるからな、この会話。じゃ偵ザク、キャラ説明頼むぜ」
ザク偵 「わかりました、はい。つhttp://msgijinkamoe.fc2web.com/bunka.html
ブラビ三姉妹 「「「手抜きですか?」」」
白スナ 「綺麗にハモるなよ」
ザク偵 「全員分喋ると長くなっちゃうからスレの容量に響くのよ。それにこれを皆の前で言ったらこの部で使える最大のネタが一つ減っちゃうし」
白スナ 「作者がコピペするのめんどくさいって理由も確かにあるけどな」
マラサイ 「やっぱりあるんだ・・・」
ザク偵 「そういえば一人足りないみたいだけど?」
白スナ 「ザクVか。作者の都合で休んでもらってます」
ハンマ 「ちょっと、私の付き人に何かしたの!?」
白スナ 「俺たちは何もしてないぜ。俺たちはな」
マラサイ (俺たちは、って・・・)
白スナ 「んじゃ、出番が無い理由だな。まず、ハンマ部長はキュベレイ、黒ドックはZという関係が深いキャラが出番無いから
     連動して出番が無いというサイコMK-Uと同じ現象がおこっているな」
ザク偵 「Zって何気に他キャラとの絡みが多いわよね」
白スナ 「その割には出番が全然無いけどな。あと大きな問題として・・・部長のキャラが被ってるんだよな・・・フェンシング部と」
ハンマ 「なっ!?」
ザク偵 「確かに被ってるわね・・・」
白スナ 「ライバルまでいるところまでな。あっちのライバルは出番多いけど。あとブラビ三姉妹が使いづらいんだよ。三つ子って所を
     上手く活用すれば面白いSSが作れるかもしれないけど作者には思いつかなかったみたいだ」
黒ドック 「それは作者の能力の問題では?」
白スナ 「ま、気にするな。さて問題点が出揃ったところで対策だ。一番ネタに出来そうなのは・・・やっぱりマラサイだよな」
マラサイ 「え?」
白スナ 「キャラとしてかなり立ってるしザクVとの関係は煮詰めてみるとなかなか面白いと思うぜ」
マラサイ 「ザクV先輩との関係?それってどんな・・・」
白スナ 「残念ながらお前には言えないな。まあ、キャラ絵もこの部の中で唯一描かれてるし期待していいんじゃないか?
     と、上手くまとまったところでまた次回だ!その前に偵ザク、お知らせを頼むぜ!」
ザク偵 「えー、只今も「1クエスチョン 1アンサー」に出して欲しいキャラや質問を募集しています。
     採用されたキャラにはキャラ絵もついてくるかも!・・・いいの?安請け合いして」
白スナ 「描くの作者じゃないからな・・・まあ、頼んだらやってくれるだろう・・・多分。んじゃまた次回だ!シーユーアゲン!(フェードアウト)」
254通常の名無しさんの3倍:2006/04/17(月) 23:22:45 ID:???
>>253
乙でございます。
俺もハンマは前々から被ってるなーと思ってたw

さて、ついでに絵も出しておきますね。
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi32100.jpg.html
ズゴック部長と見分けが(ry
255通常の名無しさんの3倍:2006/04/18(火) 22:24:00 ID:???
>>417
凄まじくGJ!
256通常の名無しさんの3倍:2006/04/18(火) 22:25:38 ID:???
すまん、超未来レス・・・>>254へのGJです。
257251:2006/04/18(火) 23:08:11 ID:???
放課後の茶道部室(1/2)

ガ・ゾウム「ガザE姉さん、サイサリス先輩〜♪こんにちは〜♪」
ガザE「あら、早かったわね。グワダン先生のHRはいつも長いのに珍しいわね。」
サイサリス「ガ・ゾウムさん、ご機嫌よう……何か良い事があったようですね。」
ガ・ゾウム「んふふ〜♪、今日のお茶請けは、なんとっ!あの『じゃぶろう庵の糖馳香饅頭』で〜す!!」
ガザE「嘘!?」
サイサリス「(ピクッ)!!!」
ガ・ゾウム「あの1日限定100個のあの饅頭ですよ!」
ガザE「でも、よく買えたわね、開店と同時に売り切れるのに……」
ガ・ゾウム「もちろん開店前に並んだから……ぁ」
ガザE「あなた授業抜け出して行ったのね!?」
サイサリス「まぁ、そうでもしないと買えないでしょうね。」
ガザE「学生の本分は学業ですよ?それを疎かにして……(くどくど)」
ガ・ゾウム「ご、ごめんなさい……でも……」
ガザE「でも何です?」
258251:2006/04/18(火) 23:12:56 ID:???
放課後の茶道部室(2/2)

ガ・ゾウム「……グワダン先生に茶道部で必要だからって言って許可もらっちゃった☆」
サイサリス「物は言いようですわね。」
ガ・ゾウム「もし、駄目って言うなら持って帰るけど……」
ガザE「う……。」
サイサリス「まぁ、部活も学業の一部であるわけですし……。」
ガザE「……た、確かに部活は学業の一部ではあるわね……今回は大目に見ます。」
ガ・ゾウム「(日和見った)は〜い。」
サイサリス「(部長、日和見やがりましたわね)それではそろそろ始めましょうか。」
ガザE「そ、そうね。」
サイサリス「(ひそひそ)ガ・ゾウムさん、本当はグワダン先生にもお饅頭あげてたのでしょう?」
ガ・ゾウム「(ひそひそ)先輩、良く分かりましたね……」
ガザE「早く始めるわよ〜」
2人「「は〜い」」






その頃職員室では

グワダン「ん、おいし♪」
259251:2006/04/18(火) 23:19:26 ID:???
遅かった上に稚拙な文章ですまんorz

ゼーゴックの進路上に逝って来る
260通常の名無しさんの3倍:2006/04/19(水) 08:06:36 ID:???
あげ
261通常の名無しさんの3倍:2006/04/19(水) 21:24:38 ID:???
>>259
シヌキカ?
262通常の名無しさんの3倍:2006/04/19(水) 21:52:47 ID:???
>>261
ぶつかった後のラビアン先生の看病を期待してるんだよ、きっと。
263通常の名無しさんの3倍:2006/04/19(水) 22:03:35 ID:???
>>262
エンジェル・ハイロゥ先生が終油の秘蹟とか授けにきたらどうしよう…
264通常の名無しさんの3倍:2006/04/21(金) 21:48:32 ID:???
保守
265通常の名無しさんの3倍:2006/04/21(金) 23:12:12 ID:???
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi32533.jpg

とりあえず絵だけ。
空手の良さを伝えようとズゴック部長を校外に誘い出したら
デートの誘いと勘違いされて思いっきりテンパってる旧ザク主将と
従姉妹のデートを成功させるべく
被り物で変装して後をつけて監視しているゼーゴックと
ゼーゴックの協力要請受けて出て来たものの
被り物の中で肩車と言う体勢に緊張と興奮を隠し切れないヅダさん。

ちょいと>>254さんの絵と髪型変えてみました。
266通常の名無しさんの3倍:2006/04/21(金) 23:12:58 ID:???
267通常の名無しさんの3倍:2006/04/22(土) 00:45:45 ID:???
>>266
ズゴック 「旧ザクさん、次はどこに行きますか?」
旧ザク 「あ、あああ・・・(な、何故こんな事に?)」
ゼーゴック (頑張れ、旧ザクさん!)
ヅダ (ふ、ふとももが首に・・・)
こんな感じ?GJ。
268通常の名無しさんの3倍:2006/04/22(土) 10:38:58 ID:???
春の出会い

俺は校舎の裏にいた。
この学園に入って一週間ほど。少しずつここの空気にも慣れてきた。ということで校舎を一周してみようと思ったのだ。
校門から部活の新入生の呼び込みの声が聞こえている。この学園は部活が盛んらしい。
部活には入ろうかな、とうっすら思う程度でどの部活に入ろうとかはまだ決めてない。
出来れば女の子が多い部活がいいよな。運動部がいいかな、着替えがあるし。んなことを思いながら武道場の方にまわったときだった。
「・・・?」
明らかに怪しい男が武道場の上のほうにある窓に手をかけている。それから懸垂の要領で頭を窓まで持っていこうとするのだが上手くいかないようだ。それに夢中で俺には気づいていない。
おそらく覗きだろう。しかもこいつの顔には見覚えがあった。確か同じクラスの・・・
辺りを見回してみると草むらに誰かか捨てただろう木箱があった。それを持って覗きのもとに向かう。
「おい」
「!!!!い、いやこれは別に覗きとかそんなのじゃ」
「これ、使えよ」
声を掛けられてファビょる覗きに木箱を渡す。
「これに乗れば届くだろ?」
「あ、ああ」
「あとで俺にも覗かしてくれよな」
「!わかったぜ」
そして覗きが木箱を踏み台にして窓から中を覗いたそのときだった。
「皆、覗きだ!」
「げっ!」
見つかるの早っ!いや、つっこんでる場合じゃない、俺も共犯だと思われちまう!
「逃げるぞ、こっちだ!」

「・・・逃げ足が速いな」
「まだ遠くへは行っていない筈です、探しましょう。覗きめ、よりによって姉上を覗くとは!」
「行くぞ」
竹刀を持った二人組が校舎のほうへ走り去っていく。
「ふう・・・」
草陰から身を起こす。どうやら気がつかなかったようだ。
「助かった・・・あの、ありがとよ」
覗きが礼を言う。
「気にすんな。お前さ、ザクUFだろ?一年C組の。覗く時は逃げるときの隠れ場所を決めておいたほうがいいぜ」
「なるほど・・・そうだ。お前、一緒に剣道部入らねえか?」
「剣道部?さっきお前が覗いてたとこか?」
「ああ。あそこ今女子部員しかいないんだよ。そこに俺たちが入ってみろ?ちやほやされるぜ」
「・・・それもいいかもな」
「あ、名前聞いて無かったよな。なんていうんだ?」
「同じクラスの奴の名前くらい覚えておけよ。俺の名前は・・・」
269通常の名無しさんの3倍:2006/04/22(土) 11:21:24 ID:???
ザク 「・・・ザム、バーザム?」
バーザム 「あ?ああ、ザクか」
ザク 「授業終わったぜ。ほら、部活行くぞ」
バーザム 「すまねえ、ちょっとぼおっとしてた」
ザク 「恋煩いですか?」
バーザム 「違う。お前こそ、ドライセンとはうまくいってるのか?」
ザク 「あいつは俺の事を嫌ってるんだよ。こっちに期待させといて嫌がらせに不味い弁当食わせるしよ」
バーザム 「・・・あいつはそんな嫌がらせする奴じゃないと思うぞ。ただあいつがものすごい料理下手だったんじゃないのか?」
ザク 「そうか?」
バーザム 「だと思うぞ。青ヤクトから話聞いたけどよ、お前は勝手にそう決め付けたんだろ?もしドライセンがお前に喜んでもらおうとして作ったんなら傷つくと思うぜ」
ザク 「あ・・・」
バーザム 「謝りに行ってやれよ。もしあいつがお前を嫌ってたとしても何か仲良くなるきっかけがつかめるかもしれないぜ」
ザク 「・・・そうだよな。行ってくる。・・・ありがとな」
バーザム 「いいんだよ。親友だろ?俺たち?」
ザク 「ああ!」

バーザム 「どうだった?」
ザク 「弁当に悪気は無かったみたいだけど謝っても許してもらえなかったらしく顔真っ赤にして殴られました」
バーザム 「ドライセン・・・(´・ω・`)」
270通常の名無しさんの3倍:2006/04/22(土) 19:20:48 ID:???
「放課後電波ジャック・その6」

Ξ「さあ、君の出番はこれで終りだ。おとなしく立ち去りたまえ。」
ステイメン「……」
Ξ「どうした?ボーッとツッ立って。
こちらにはやらなければいけないことがあるんだ。」
メッサー「…どうせロクでもないことなのに…(ボソッ)」
ステイメン「…あのー…どちら様でしょうか?」
Ξ「へ?」

「マフティー」と言えども所詮は影の組織。
知らない人にはまったく知られていないのだ。

ステイメン「あれ?もしかしてゲストの方ですか?
もしかして、飛び入りで来てくれたんですね!」
メッサー「ええーっ!?」

そんな知らない人(ステイメン)には、彼らマフティーの面々が
「この放送を面白くするよう、先生方が事前に呼んでおいたゲスト」
としか思えなかったのである。

ステイメン「(さすが先生達。まさか白スナさんみたいにゲストを呼んでいたなんて…)
えーと、ちょっと準備に手間がかかっちゃってるみたいで…
その間、『哀・戦士』を聞きながらお待ち下さい〜!」
Ξ「どうなってんだ、一体…」
メッサー「ああ〜何で全校に恥を晒すことに…
私は悪くない、私は悪くな〜い!」
271通常の名無しさんの3倍:2006/04/24(月) 06:09:45 ID:???
ほす
272通常の名無しさんの3倍:2006/04/24(月) 11:09:31 ID:???
ほす
273通常の名無しさんの3倍:2006/04/28(金) 17:58:44 ID:???
保守
274通常の名無しさんの3倍:2006/05/01(月) 21:00:15 ID:0aO/mGGR
ほす
275通常の名無しさんの3倍:2006/05/01(月) 22:39:11 ID:???
人いないな…GWだからしょうがないか
保守がてらに投下。
「放課後電波ジャック・その7」

(曲O.A中)
ラビアン「…ぷはぁ。あーもう、いきなりこれだもの。驚いたわよ。」
エンジェル「感謝します、ステイメン君。
この放送後、ご奉仕して差し上げますので…」
ステイメン「感謝するのはこっちですよ、先生。
まさか、盛り上げるためにちゃんとゲストを呼んでくださるなんて…
あ、もう曲が終わっちゃうので行きますね。」
ラビアン「……ハァ?」
エンジェル「ステイメン君、あなたはまさかあの悪漢達と話し合おうと…
ああ、神様。また一人、私の理想を理解してくれる人が現れたことを感謝します…」
ラビアン「いや、ちょっと違うような…」

ステイメン「それじゃみんな、放送を聞いてくれている皆に改めて自己紹介宜しく!」
Ξ「え…?あ、私はΞガンダムだ、ヨロシク。
隣にいるのが…」
メッサー「彼のアシスタントやってます、メッサーです。
認めたくないですけど…」
ステイメン「ってな訳でですね、今日ココにΞクン、メッサーさんをお呼びしたわけですけど、
二人とも今日は何か目的がおアリで?」
Ξ「ああ…確かにあったのだが…なんだかそれも意味が無くなったというか…」
メッサー「私はタダ、彼についていっただけで…」
ステイメン「ほうほう。でも、ココに来てくれて感謝しますよ。
正直、一人だと話しづらくて…」
Ξ「そ、そうか。それはよかったな。」
ステイメン「本当、助かります。あ、そういえばさっきからメッサーさんは話しませんけど?」
メッサー「あっ、そっそれは、ワタシ、あまりこういう場に慣れてなくて…
というか、なんで話さなきゃいけないのか、まだ現状が飲み込めないというか…」
Ξ「普段、我々は日陰者だからな。
今日も、そのつもりだったのだが…いつの間にかこうして表に出ている。」
ステイメン「そうなんですかー。この学園も色々と深いですね…」
Ξ「うむ。せっかく表に出てしまった以上、我々の存在をアピールしないと。」
メッサー「な、何を言ってるんですか!?目立っちゃダメですよ!」
Ξ「そうかな?最近、我々と似ている活動をしている不届きな輩がいると聞いてから、
少し黙っていられないのは事実さ。」
ステイメン「そういえば、さっきから『活動』と言ってますが、何かの部の人たちですか?」
Ξ「厳密には違うね。実は僕ら……」
276通常の名無しさんの3倍:2006/05/01(月) 23:05:00 ID:???
(続き)

Ξ「実は、僕ら…この学校に不満を持っていてね。」
メッサー「…アチャー…」
ステイメン「へえ、珍しいですねー。僕は満足してますけど、どこが不満なんですか?」
Ξ「会長さ。」
ステイメン「赤ゲルググさんですか?学園思いの好い人ですけど。
まあ、そこはΞさんなりに納得がいかないのでしょうか?」
Ξ「まあ、そんなところさ。」
ステイメン「メッサーさんは?あなたもΞさんと一緒で?」
メッサー「い、いや。ワタシは別に不満とかはないけど…
彼がワタシを連れ回して色々とやるもんで…」
ステイメン「主にどんな活動を」
Ξ「本来ならこの放送室をのっとってゲンナリした気分になれるアレやコレやを流したり、
どうでもいいものに活動費を要求して先生方を困らせてみたりということを秘密裏に行っている。」
メッサー「言っちゃってるじゃん…」
ステイメン「ど、独特ですね…それと生徒会長とはどんな関係で?」
Ξ「……」
ステイメン「どうしました?」
Ξ「…メッサー君。」
メッサー「?」
Ξ「君は今まで我々のしたことから何かの意義を感じたかい?」
メッサー「いや、あまり…あ、『メイドが好きなのかなあ』、とかですかねえ…」
Ξ「そうだろう。振り返ってみると特に意味はなかったからな。
それと、私はメイド好きとかは関係無い。むしろそういう服を着てうろたえる君を見るのは楽しかったがな。」
メッサー「ブッ!(お茶を吹く音)…ゴホゴホ!」
ステイメン「あっ、大丈夫ですか!?」
Ξ「どうした?まさかノリノリでコスプレをしていたとか?」
メッサー「ば、バカー!違いますよ!」
ステイメン「えっ、コスプレをなさるんですか?」
メッサー「しません!ワタシ帰らせてもらいます!
ああー、もう恥ずかしいー!」
タッタッタッタッ…
Ξ「待ってくれ!まだ今日の目的が…」
ステイメン「ああー、いきなりやってきてハヤテのように去っていきましたね…
ゲストのΞガンダム君とメッサーさんでした。
さて、そろそろ時間です。ここまでのお相手は私、ステイメンでした。さようなら!」

あと一回続く。
277通常の名無しさんの3倍:2006/05/03(水) 07:52:52 ID:???
メッサーの羞恥プレイ再び…ハァハァ
278通常の名無しさんの3倍:2006/05/03(水) 22:53:54 ID:???
>>266のSS

『バカ空手一代 その1』

旧ザクはある日天啓を得た。
旧ザク「ぬうむ!ひらめいたぞ!」
たいしたことでないのは最初に断っておく。
旧ザク「つまり水泳部員であふれる場所で勧誘するからいかんのだ!満足に話もできん!」
ザク改「・・・(まーた始まった)」
アレックス「(ランニングにでも行こう?)」
旧ザク「ズゴック君と二人きりでちゃんと話をすれば、きっとズゴック君も空手のすばらしさをわかってくれるはず!」
ザク改「主将、俺らちょっと走ってきます。」
旧ザク「こうしてはおれん!さっそく文をしたためねば!おい、おまえら…」
アレックス「(ヒ!・・・意識がこっちに向いた!?)」
旧ザク「急用を思いついた。今日はこれまで!」
ザク改「お、押忍!(ふううう…変なこと言いつけられないでよかった。)」
アレックス「お、押忍!(急用"思いついた"って…)」

そして翌日。

ゼーゴック「あ!ズゴックちゃん!どうしたの?わざわざ教室まで来て。」
ズゴック「うん…ゼーゴック、ちょっと時間とってもらいたいんだけど、いい?」
ゼーゴック「ん?いいけど…今ヅダさんにお弁当届けてくるから、ちょっと待ってて?」
ズゴック「あ、うん。いってらっしゃい。私、屋上にいるから。」

しばし後

ゼーゴック「おまたせー。」
ズゴック「ありがと。いつもヅダ君と楽しくやってる時間なのにごめんね?」
ゼーゴック「ううん、いいのー。ヅダさん、わたしがいると固まっちゃって満足にご飯食べられないから、
最近はお弁当だけ届けて失礼してるの。」
ズゴック「それはそれは…;」
ゼーゴック「それでどうしたの?」
ズゴック「う、うん…今朝、下駄箱にこれが入ってて…」

「拝啓 陽春の頃、貴女におかれましてはますます御健勝のほど御慶び申し上げます。
さて、本日こうやって思い切って筆をとったのは他の儀にあらず。
貴女と小生の間に横たわる懸念を決すべく、余人を排して、小生に一日お付き合い願いたく思ったゆえであります。
もしよろしければ、週末にでも時間を取っていただけませんでしょうか。
急ぎませぬゆえ、御返答いただければ幸いです。 敬具
○月×日 旧ザク」

ゼーゴック「わぁ…これ、デートのお誘い?」
ズゴック「…よねぇ。どう見ても。」
279通常の名無しさんの3倍:2006/05/03(水) 22:56:59 ID:???
『バカ空手一代 その2』

ゼーゴック「なんか気になることでもあるの?」
ズゴック「うーん、あの人は私を空手部に入れたいんであって、付き合いたいとかそういうのじゃないと思ってたから…」
ゼーゴック「もー、鈍感だねぇ。お嬢さん。」
ズゴック「(お、お嬢さん!?)え?というと?」
ゼーゴック「つまり旧ザクさんは最初からズゴックちゃんが好きだったのよぉ。部への勧誘なんて口実だったの。」
ズゴック「そ、そうかなぁ…そんなことないと思うけどなぁ。」
ゼーゴック「そうに決まってるって!ズゴックちゃん美人だし。」
ズゴック「そんなことないけど…」
ゼーゴック「そんなことあるの。で?で?どうするの?」
ズゴック「どうしよう。」
ゼーゴック「どうしようって…」
ズゴック「どうしようかゼーゴックに意見聞こうと思ったのよ。部のみんなにはこんなこと相談できないし。」
ゼーゴック「(わたしも部員だけど…)ふーむ。事もあろうに、部長の引き抜き図ってる人だもんね。ふむ…、まずズゴックちゃんは旧ザクさんのことをどう思ってるの?」
ズゴック「悪い人じゃないと思うんだけど…常識はずれなところもあるし…」
ゼーゴック「嫌いじゃないの?」
ズゴック「う、うん。嫌いってわけじゃないんだけど…」
ゼーゴック「なら、一回付き合ってみればいいじゃない。二人っきりで会ったことないんでしょ?」
ズゴック「うーん…でも不安なのよね。(何か齟齬を来たしてる気がして)」

予感大当たり。

ゼーゴック「なんならわたし、ついていこうか?」
ズゴック「でも二人でって言ってるけど…」
ゼーゴック「よし、じゃあ、うしろからこっそりついていくよ。頼りになる心当たりがあるんだ。」
ズゴック「そ、そう?」
ゼーゴック「まかせて。日にち決まったら教えてね。」
ズゴック「う、うん。わかった。よろしくね。」


放課後の空手部

旧ザク「おお!ズゴック君!手紙を読んでくれたんだね!?」
ズゴック「はい。週末ということですけど、日曜でいいですか?」
旧ザク「(おおお!!!好感触!!!)もちろんもちろん!では10時にUCガーデンで待ち合わせでどうだね?」
ズゴック「ええ、結構です。10時にUCガーデンですね?楽しみにしてますね。」

ズゴックはにっこりと笑うと部室を後にした。

旧ザク「(にたぁ〜)」
ザク改「(こりゃ今日も練習にならないな…)」

その夜のヅダ家…

ヅダ父「おお、今日はカレイの煮付けとがんもどきの煮物か。みんなそろったね。はい、いただきまーす。」
ドドドドドドドドドドド…
ギャンヌ「(ピキーン)きたぁ!ご飯時に騒がしいのよー!!!!」
ゼーゴック「(ガラリと扉を開けて)ヅダさーん!ちょっと話が…ぎゃん!!!」
勢い込んで走ってきたゼーゴックのひたいに待ち構えていたギャンヌが投げたタンスが思いっきりヒットした。
ギャンヌ「人様の家を訪ねるときはご飯時は避けるものよ。」
ゼーゴック「いたたたた…ごめんなさいー…義姉さん。ちょっと急いでヅダさんにお話したいことがあったもんだから…」
β「(兄さん…アレ…大丈夫なの…?)」
ヅダ「(あ、ああ…多分…)」

いまだに両者の間に入ってとりなすこともできないヅダであった。
280通常の名無しさんの3倍:2006/05/04(木) 00:57:03 ID:???
「放課後電波ジャック・エピローグ」

放送室。
ラビアン「お疲れ様!スッゴク良かったわよ!」
エンジェル「一時はどうなるかと思いましたが…」
ステイメン「先生、今日は本当にありがとうございます。今日やってわかったんですけど、やっぱこういうのは向いてないですね。」
ラビアン「あれれ?せっかく第二回、第三回も用意してたのに。」
ステイメン「スイマセン。僕自身、白スナさんに憧れてた所もあったから挑戦してみましたけど、ぶっつけ本番じゃあ駄目ですね。
多分、白スナさん達も僕らの知らないところで努力しているんだろうなあ、ってのがわかっただけでもいい経験でしたよ。」
ラビアン「まあ、こっちも強引に誘っちゃったし、もう無理はしないわ。」
エンジェル「今日の経験、きっと次に活かせるはずですよ。」
ラビアン「最後に。貴方の周りには貴方と同じような人がいるわよね?」
ステイメン「ガンダム君ですか?」
ラビアン「そう。今まで、避けてきたでしょ?」
ステイメン「確かに。同族嫌悪ってやつですかね?」
ラビアン「貴方に近い、ってことはそれだけ貴方の苦労もわかってくれるし、また貴方も彼の気にしていることとかがわかると思うの。
そういう、心と心がわかる友達って大切よ。」
エンジェル「ええ。お互いがお互いの弱さを知り、補うことができる、そんな素敵な人とはそうそう出会えません。
でも、あなたにはそれができる。できなかったとしても『やってみる』という心があるなら、きっと多くの人と触れ合えますよ。」
ラビアン「ま、結局目立つ、目立たないはコネ…というより付き合いよね。
どんな形でも良い、とにかく出たいんなら幅広く付き合えば何かに引っ掛かるし、選り好んでたらチャンスを逃すだけなんだから。」
ステイメン「そんな…そこまで考えてくれたんですね!」
ラビアン「ごめんなさい、最初はそうじゃなかったわ。でも、こうして貴方が人前に出る自身を持ってくれたなら、そういうこともできる、ってことよ。」
ステイメン「なるほど…いや、本当にありがとうございます!それじゃ、僕はこれで!」

この後、ステイメンは何かの殻を破ったようかのようにいろんな人と仲良くなったとか。

一方数日後、2-Cにて。
アッガイ「メッサーさん…オハヨ。」
メッサー「あら、アッガイさん、おはようございます。(アッガイさんが話しかけてくるなんて、珍しい)」
アッガイ「……コレ」
メッサー「ん、なあに?」
『来る○月☆日、メイドさん同人誌販売会&メイドコスプレ撮影会を□△ホールにて開催…』
メッサー「えっ…コレって…」
アッガイ「…」
タッタッタッ
クルッ
アッガイ「…きっと、似合うはずだから……」
メッサー「えっ、いや、その…」
ペーネロペー「どうした?またΞのバカが…ってこれは?」
メッサー「い、いや、別に!」
ペーネロペー「(マジマジ)…別にワタシは何とも思わないけどさ、
あのバカには感化されない方が良いと思うよ。
ま、好きなら好きって胸張ってさ、堂々としてりゃいいじゃん!」
メッサー「うぅ…何でこんな目に…」
ガンバレ、メッサー。また次があるさ!(多分)

これは余談ではあるが、
この後あまり出番の無いキャラ達が
放課後に放送室へと吸い込まれるようになったとか、ならなかったとか…

おしまい。
281通常の名無しさんの3倍:2006/05/05(金) 22:16:07 ID:???
まだだ!まだ終らんよ!
282通常の名無しさんの3倍:2006/05/05(金) 23:47:57 ID:???
『バカ空手一代 その3』

ヅダ父「おー、嫁御よく来た。ささ、あがりなさい。」
ギャンヌ「ちょっとぉー…」
ゼーゴック「おじゃましまーす(いそいそ)」
ヅダ父「まあ、とりあえずガンモの味を見てくれたまえ。それから用件を聞こう。」
ゼーゴック「わ、おいしい!味付けだけじゃなくて、がんもどきそのものがおいしいです!いい油使ってますね。」
ギャンヌ「私、別にあなたに私の料理批評されたくないんだけれど。」
ゼーゴック「批評だなんてとんでもない!今度教えてくださいね?義姉さん。」
ギャンヌ「(とことん堪えない子ね…)」
ヅダ「トコロでドうシタのカネ?女のコノ夜歩きハ断じテ行ヘば神隠シもコレヲサケルとぞ。」
β「兄さん…本気でなに言ってるかわかんないよ。」
ゼーゴック「はぁぁぁぁ…よくわからないけど、とにかくヅダさんがわたしを心配してくれている…うれしい…」
β「き、気持ちは通じてるんだ。」
ギャンヌ「さっさと用事済ましてくれない?」
ヅダ父「おお、そうだそうだ。さっさと用事を済ませて、今日はヅダの背中でも流してやってくれないか?嫁御。」
ゼーゴック「はい!いっしょにお風呂はいろうね。ヅダさん。」
ヅダ「オフろェ!!!!!!ふううううぅぅぅぅぅ…(ばったり)」
β「見事に予想通りの展開だね…」
ギャンヌ「息はあるから人工呼吸はしなくてもいいわよ。」
ゼーゴック「ちぇ。残念。」
ギャンヌ「用事はどうしたの用事は。」
ゼーゴック「あ、じゃあ義姉さん、聞いてくれます?」
ギャンヌ「聞くだけはね。」
ゼーゴック「ズゴックちゃんと旧ザクさんが今度の日曜にデートなんですよぉ。」
ギャンヌ「…は?」
ゼーゴック「ズゴックちゃんが不安がってるから、わたしがこっそりついてくことになったんですけど…」
ギャンヌ「いや、その前にズゴックさんと旧ザクさんがデートってなんかの間違いじゃないの?」
ゼーゴック「間違いじゃないですよ?直接相談されたんですもん。」
ギャンヌ「な、なんかにわかには信じられない話しだなぁ。」
ゼーゴック「旧ザクさんの熱意がズゴックちゃんに通じたんですよ♪」
ギャンヌ「そ、そんなこともあるのかなあ。」
β「正直兄さんにゼーゴックさんって組み合わせもにわかには信じがたいカップルだけどね。」
ギャンヌ(・・ギロリ)
β(しまった!!!ガクガクブルブル)
ゼーゴック「まあそんなわけでデートに協力することになったんですけど、一人じゃ心もとないのでヅダさんにも協力して欲しくてお願いに来たんです。」
ギャンヌ「ふーん…具体的にはどうするの?」
ゼーゴック「それはわたしが当日までに用意整えますです。」
ギャンヌ「そ。じゃあ兄さんが起きたら伝えておくわ。それでいいのね?」
ゼーゴック「はい。あ…あと…」
ギャンヌ「?」
ゼーゴック「義姉さんにもいっしょに来てもらえるとうれしいなぁ…」
ギャンヌ「私??私がついてって何か役に立てるとも思えないけど?」
ゼーゴック「いえ!いつも賢く冷静な義姉さんならきっと頼りになります!」
ギャンヌ「そ、そんなこと言われてもなぁ。」
β「(付き合ってあげなよ。兄さんと二人っきりにさせるのも不安でしょ?)」
ギャンヌ「(そそそそんなことないわよ!)」
ゼーゴック「だめです?」

実際にはそんなことありまくりなギャンヌの心はすぐに決まった。

ギャンヌ「おほん…しょ、しょうがないなぁ。まああなたがそこまで言うならついていってあげてもいいよ。」
ゼーゴック「わ!やった!うれしい!!」
β「(にやにや)」
ギャンヌ「なに笑ってんの。(じろり)」
β「べ、別に…(あせあせ)」
ヅダ「むにゃむにゃ…ゼーごっクたむ、せっけんハ食ベたラいけナいYO…」
283通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 02:20:20 ID:???
「出番の余り無い人への救済SS(仮)」
(ここでのシチュエーションはご奉仕隊がステイメンを拉致ったのとほぼ同じと考えてください)

サイコガンダム「えーと…ここで何をすれば?」
サイコガンダムMk.2「ちょっと兄さん、せっかくの出番なんだから!」
サイコ「そう急かされても…」
サイコ2「そんなんだからバスケ部のみんなに『のろま』って言われるのよ!」
サイコ「そうだ…部活!どうしよう…」
サイコ2「ここまで来て悩まないでよー…私だって『お兄ちゃん』と一緒に部活でたかったもん!」
サイコ「そんな…僕と一緒に、だなんて…」
サイコ2「バ、バカ!勘違いしないでよ!」
サイコ「へ?」
サイコ2「私が一緒にいたいのは兄さんじゃなくてZお兄ちゃん!」
サイコ「それって…えーと…まさか…」
サイコ2「そう、私が好きな人!」

ざわ…ざわ…

サイコ「えっ、ちょっと待って…」
サイコ2「何よ?」
サイコ「これ、全校に流れてるけど…」
サイコ2「……ハッ!?」
サイコ「あ、あのー…その…」
サイコ2「こうなったら『当たって砕けろ』、ね。今から行くから待ってて、お兄ちゃ〜ん!!」
サイコ「……」

サイコ「一人に、なっちゃった…
サイコ2のヤツ、好きな人が出来たなら言ってくれても良いのに…
………
アレ、まさかまだマイク入ってます?
入ってる?あーあ…」

結局、サイコ2は見事に撃沈。三日間寝込むハメに。
サイコはバスケ部の面々に半月ほど「シスコン」とからかわれ続けるのだった。
284通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 14:39:13 ID:???
ここってWとかのアナザーガンダムは禁止?
向こうはSEED限定ぽいけど
285通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 15:18:19 ID:???
んなこたあない。
現にWネタは進行中だし、
∀ネタも過去にはあった。
G意識したキャラ設定もある。
X…
286通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 16:23:20 ID:???
AWは工業高校というのはどうだ
287通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 22:58:17 ID:???
フロスト兄弟とガズRL兄弟の対決ネタ・・・
288アナザーG☆学園物語:2006/05/07(日) 02:07:09 ID:???
メリクリウス・シュイヴァンは、"アナザーG★学園"に通う、可愛いがおとなしい目の女の子だった。
彼女には意中の人がいた。
「グリープ君…」
今彼女は自宅でお弁当を作っている。
無論彼の分も作るのだが、勇気が無くて渡せた事は無い。
「今日こそ…今日こそこれを渡して…言わなきゃ…」
あまり感情表現が多彩でない彼女は弁当アタック作戦と言う王道的作戦を脳内で進めているのだ。
「今日こそ…きゃっ!?」
突然背後から抱きつかれた。
「メリ〜ちゃーん!お弁当作ってるんだー。お姉ちゃんの分はあるかにゃ〜〜?」
酔っぱらいの様に絡みついてくるのは彼女の姉ヴァイエイト・シュイヴァン。
いや、事実酔っぱらっている。朝からお酒を飲んでいるのだ、この人は。
「お姉ちゃん!また朝から飲んで!」
姉の口から溢れだす酒の臭いに顔をしかめる。
「子供が細かい事気にしちゃダメだぞぅ? でも心配してくれるメリ〜ちゃーんは可愛いにゃ♪」
既に姉がイってしまっている事を『メリ〜ちゃーん』は悟った。
大して酒に強い身体でもないくせに、やたらと飲みたがる。それで酒癖が悪いのだ。
「お姉ちゃん、そんなので一日大丈夫?」
「今日は講義ないもん。暇を貪ることこそ大学生の特権である〜♪」
そう言いつつ目の前の卵焼きに手を伸ばす姉。
「駄目!これは」
「分〜かってるわよ。愛しの彼のでしょ〜?」
姉はそう言うと手を止めた。
「頑張れメリ〜ちゃーん!お姉ちゃんはメリ〜ちゃーんの恋を応援してまーす!!」
「あんまり大きい声で言わないで…ご近所に聞こえる」
「恥ずかしがるな!
恋なんてのは大型砲をぶっ放すかの様に行かなきゃ駄目なんだから… どかーんってね!あははははは」
話にならんと見たメリクリウス・シュイヴァンはこの酔っぱらいを放って家を出た。
「あっ…」
ふと目に入ったのは道を行くグリープ。彼も登校途中の様だった。
289アナザーG☆学園物語:2006/05/07(日) 02:08:34 ID:???
「だからよー、ちょーっと見せてくれるだけでいいんじゃねぇか」
「駄目よ。貴方は昔からそう。何時も私に頼ればどうにかなると思っているのではなくて?」
「頼む!今日提出し損なったらマジでヤバいんだって」
「そもそも当日の朝になってからそう言う事を言い出すのが信じられないっ」

(グリープ君と、ハイドラちゃん…)
グリープとハイドラ。共に"ガンダム族"のよしみで、昔から家ぐるみの交流があったようだ。
グリープは成績は平凡だが活発でスポーツ万能。(其処がメリクリウス・シュイヴァンの好意的要素である)
ハイドラは文武両道を絵に描いたような娘。
こと学業面に関してはグリープの世話を焼いてきたようだ。
人柄とはあまり関係ないが、服装は何時もミニスカート。

「だいたい貴方は…」
「分かったよ!あきらめりゃいいんだろ」
子供の様にふてくされる仕種を取るグリープにハイドラは呆れ、ため息をはきつつも
自分の学生鞄のフタを開けてノートを取り出した。
「今から学校へ走って写した所でどれだけできるか分からないけど。
後で返してくれるなら貸してあげても良くてよ…」
「やったぜ!サンキュー、ハイドラ!後でな!!」
グリープは蔓延の笑顔と共に得意の全力疾走で学校へ向かった。
「まったく…」
小学生の頃の宿題忘れから進歩のないグリープに…
そして、何時までたってもグリープに甘い自分に対しても呆れるハイドラだった。

(あの二人は、今までずーっと一緒に来たんだな…)
いつの間にか電信柱の影から様子を伺っていたメリクリウス・シュイヴァンはそう思うと同時に
軽々しく彼と話せる彼女を羨ましく思った。
「…誰?」
「あっ」
視線を感じ取ったハイドラがこちらに気がついた。
メリクリウス・シュイヴァンとハイドラガンダムの、目が合った。

…続く?
290通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 02:50:08 ID:???
マイナーな連中持ってきたなw

ハイドラさんが可愛いと思った
291通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 23:21:04 ID:???
G-ユニットネタ乙。
俺が一番好きなのはアスクレプオスだ。
292通常の名無しさんの3倍:2006/05/08(月) 00:13:44 ID:???
ん?G‐ユニットの連中ってAC学園じゃないの?
293通常の名無しさんの3倍:2006/05/08(月) 00:31:43 ID:???
別に設定なんて統一してなくてもいいんじゃないの

要は、萌えればいいんでしょ
294通常の名無しさんの3倍:2006/05/08(月) 01:11:33 ID:???
>要は、萌えればいい
これが真理なんだろうねぇw

適当にエックスネタに走る


夜間学校に通うGX-9900(愛称エックス)さん宅をフェブラルが訪れた。
「エックス。遅れるぞ」
「今日は授業出ない」
「なんで」
「私は月が出てないと力が出ないの」
今日は新月だった。

「女性の霊力は月の満ち欠けに左右されるのよ。ギリシア神話の月の女神アルテミスが…(以下略)」
「そ、そうか」
よく分からない話だったが、フェブラルはそう言うしかなかった。

しばらくの間、フェブラルは学校にこなかった。
エックスは心配したが連絡の取りようがなかった。
しばらく後、疲れた様子のフェブラルが顔を見せた。
「大丈夫?どうしたの?」
「連日のバイトで金を溜めてた。君に、こいつを買う為に」
フェブラルはエックスにプレゼントを渡した。
「これは?」
「中継衛星さ。それを使えば何時でも月の光が受けられる」
「ありがとう!大切にするわ!」

月の力を得たGX-9900は無敵だッ
295通常の名無しさんの3倍:2006/05/08(月) 01:26:33 ID:???
親衛隊の人達(Gビット)も力が使えるようになって万々歳ですね
でもあまり壊し過ぎないようにね
296通常の名無しさんの3倍:2006/05/09(火) 23:48:59 ID:???
「出番のあまり無い人の救済SS・その2」

メタス「えっ、私ですか?いえ、別に構いませんけど、特に話すこともありませんし…
あっ、もう一人居るんですか?」
パラス・アテネ「アラ?もう一人って貴方?」
メタス「あっ、ハイそうですが。」
パラスアテネ「……」
メタス「……」
パラスアテネ「あまり…話すことがないのよね…」
メタス「そう、ですよね…」
パラスアテネ「んーと、貴方、テニス部のマネージャーでしたっけ?」
メタス「ええ。」
パラスアテネ「やっぱZクン、人気あるんでしょ?」
メタス「まあ…あまり本人は興味ないようですけど。」
パラスアテネ「嘘?もったいないわねえ…」
メタス「どうしてです?」
パラスアテネ「だってねえ…ああいったモテモテ君、誰かしらと一緒になってもいいのに。
もしかして、貴方の事が好きなのかしら?」
メタス「ち、違いますよっ。
そういう先輩だって…」
パラスアテネ「主将のこと?たしかに女子人気は高いけど、やっぱり眼中に無いのかしら?
…デモ,ゼッタイワタシノモノニ…」
メテス「えっ、何か言いました?」
パラスアテネ「さあ、なんのことかしら?」

そのころ、テニス部室

Z「放せー!なんでいっつも俺ばっかりネタにされなきゃいけないんだー!」
白mk.2「ちょっ、ちょっと落ち着いて!」
Z「うるさーい!ただでさえ以前ので『偽シスコン』とか言われたんだ!
これ以上俺をイジらないでくれー!」
白mk.2「駄目だって!頼むから暴れないで!
お姉ちゃん、先生呼んできてー!」
黒mk.2(偽シスコン、結構面白いと思うけどなあ…)
297通常の名無しさんの3倍:2006/05/11(木) 02:06:47 ID:???
私も適当にXネタを考えてみる

向こう何千Km続くかも分からぬ荒廃した大地。
草木も無く水も無いこの岩だらけの土地に聳える唯一の建造物。
それが全寮制私立学校、「A・W学園」だった。
「本当に田舎だな」
バスから降りたガンダム・ベルフェゴールはため息混じりにそう呟く。
文字通り周囲には何も無い。ただ乾燥した大地が地平線の彼方まで続いているのだ。
他には所々にサボテン等の乾燥に強い植物がポツンと生えているくらいで。
「…まぁ、いい。ともかく此処が俺の母校になるのだ…」
荒野のじりじりとした日差しと地熱の間をベルフェゴールは校舎に歩き始めた。
「あのっ!」
背後から声がする。
一人の少女が息を切らしていた。自分を走って追ってきたらしい。
「さっきバスの中に居た方ですよね?貴方も新入生ですか?」
「ああ。あんたもか」
「私はGX-9900(ジーエックスダブルナインダブルオー)と言います。長いんで、エックスって呼んで下さい」
エックスと名乗る少女を見たベルフェゴールの顔が少し赤らんだ。
少し好みの様である。
「俺はベルフェゴールと言う」
「宜しくお願いしますね、ゴールさんっ」
「あ、ああ。宜しく」
ベルフェゴールは奇妙な略し方をする娘だと思いつつも返事をする。
かと言っているうちに二人は学校の門をくぐり抜けた。

パーンパーン!
その瞬間、クラッカーの爆発音と共に現れた人達が二人の前に立ちふさがった。
「入学おめでとう」
「僕らは三年のフロスト兄弟。先輩として歓迎するよ…」
ヴァサーゴ、アシュタロンと記されたプレートを付けた人達が歓迎の祝辞を述べてくれた。
ベルフェゴール、エックスの両名は名乗ってから「こちらこそよろしくお願いします」と言う他無い。
「では私に付いてきたまえ。君たちの教室に案内してあげよう」

ヴァサーゴ先輩に案内されながらこの学校のクラス配分を聞く。
「この学校はこんな所だから生徒が少なくてね。一学年ごとの教室が一つずつしか無い」
「つまり、一年は全員同じ教室だと?」
「そう言う事になる。ほら、ここだ」
【一年】とだけ書かれた簡素な札が見えた。
礼を述べて入ると、本当に少ない。
男子はエアマスターとレオパルド、女子はジェニスCと言う子だけだ。
空いてる席は幾らでもあるしベルフェゴールとエックスは窓際に隣同士で座った。
窓から見える風景は、
「それにしても広い所ですねぇ〜」
「広いだけで何も無いけどな…」

陸の孤島「A・W学園」の日々が始まる…?
298通常の名無しさんの3倍:2006/05/12(金) 00:58:27 ID:???
DXがエックスの兄だったりしてな

DX「君が妹のクラスメートか」
ベルフェゴール「はぁ」
DX「月のある夜は気をつけた方が良い…」
ベルフェゴール「どういう意味ですか」

299通常の名無しさんの3倍:2006/05/12(金) 10:13:02 ID:???
皆さん、御無沙汰しております。
本業もある程度落ち着き、
やっと更新作業にかかれる見通しとなりました。
大変お待たせ致しました。
とりあえず明日にはSS、画像ともアップできる予定です。

某管理人
300通常の名無しさんの3倍:2006/05/12(金) 12:41:59 ID:???
>>299
おっつー。
そしてお疲れからかsageてないですよw
301通常の名無しさんの3倍:2006/05/12(金) 21:51:10 ID:???
>>299
おつかれさまでした。
無理なさらないでゆっくりどうぞー。
302ぬ ◆vq8COgRahA :2006/05/14(日) 03:05:22 ID:???
職人の皆様、GJ&乙で御座います。
大変御無沙汰しております。
へたれ管理人で御座います。
やっと更新できました。

では、業務連絡です。

 まとめ更新履歴→http://msgijinkamoe.fc2web.com/koushinrireki.html

 まとめサイト→http://msgijinkamoe.fc2web.com/

>>288-289氏、>>294氏、>>297氏にお願いがございます。
新キャラの設定をお願いできませんでしょうか?

・・・・・・えー、リクエストを頂いている
『白ジム4兄弟』と『白キュベ』のイラストに関しては
次回アップ予定です。

・・・いや、これから描くんだけどね・・・;
303通常の名無しさんの3倍:2006/05/14(日) 22:07:05 ID:???
>>302
おつかれさんすー。

とりあえず近日中に奉仕隊派遣しますです。
304タイトル未定。申し訳ない:2006/05/15(月) 01:15:03 ID:???
"彼"が口を開くところをあまり見たことが無い。
だって、彼は普段無口で、与えられた仕事を淡々とやっているような奴だから。
多分、俺は今まで「コレコレこうだからその用事は今は出来ない。後回しになるけど構わないか?」とか、
「その仕事をやるのは今からだと時間がかかるけど良いか?」とか…
そういった彼に頼まれた仕事に関する類の会話しか見ていないと思う。
まあ、彼に頼めばまず答えてくれるし、最低限の仕事はこなしてくれる訳だから頼りにはされている。
というか、いっぱしの便利屋として利用されているのだが…
本人も嫌な顔一つ見せないし、本来他人がやるべきはずのことを
まるで初めから自分に課せられていたかのように真剣に取り組むんだから大したもんだと俺は思う。

UC学園、1年B組、学籍番号AMX-004G。
"彼"―黒キュベレイについてこの俺、ズゴックEがたまたま知っていた唯一の情報である。
305タイトル未定・2:2006/05/16(火) 03:03:46 ID:???
彼との出会いは…確か、そう遠くない最近のことだ。
席替えでたまたま隣になった。まあ、きっかけなんてのはえてしてそんなもんだろうけど。
彼は相変わらず誰に頼まれたのやらよくわからないが、
机一杯に積まれたノートとにらめっこしてやがった。
その量がまたハンパじゃない。
もしアレを頼まれていたのが俺だったら裸足で逃げ出したくなる。
目の前にそんな光景が広がってたらそりゃ思わず声もかけたくなる。
「おい。」
「…何?」
「お前、いっつもこんだけ頼まれて…お前には暇なんてモノはないのか?」
「ヒマ、ねえ…」
ちょっと言葉に詰まった黒キュベレイだが、さらりと言い返してきた。
「まあ、ヒマだからやってるのかもね。」
「コレがヒマつぶしかよ…にしてもなあ。
コレ、何人分だ?」
「さあ?」
「『さあ?』って…」
絶句。机に積まれたノート、あの数なら一日に良くて半分、悪くて三割こなせれば万々歳だろう。
もちろん、俺は二冊目でめまいを起こすだろうが。
「どうやらさ、隣の分も頼まれちゃったみたい。」
そう言って苦笑いする。おい、今までにオカシイところがあったか?
「コレ、一日でどんだけ片付けるんだ?」
「ん?全部。」
「ハァ!?」
「コレくらいなら…そうだね、三時間はかかりそう。」
そういって今度は俺に向けてしっかりと笑顔を作った。
三時間か…黒キュベレイが他人様のノートを丁寧に書いてやってる間、
俺なんざ水泳部で先輩たちイジられてるのが相場と来ている。(幸か不幸か、その先輩たちがまた美形と来ているのが困者だ。)
同じ三時間なのに、どうしてこうも濃度が違うんだ?ん?今思ったが、その笑顔はなんだ?俺にそのケは無いぞ?
306通常の名無しさんの3倍:2006/05/17(水) 01:10:32 ID:???
>>302
おつかれ様です。
288です。
G-UNIT組の所属はAC学園所属でいいっぽいんでそうしちゃって下さい。

【ガンダムグリープ】二年男子
元気で活発な人。
スポーツは得意だが勉強は苦手。
こと勉強に関してはハイドラガンダムに頼る事が多い。
特技はPXシステムを使っての全力疾走。

【ハイドラガンダム】二年女子
グリープの幼馴染のミニスカ娘。
運動も勉強も出来る文武両道な人。
グリープに頼られる度に、文句を言いつつも助けてしまう甘い所もある。
お嬢口調。

【メリクリウス・シュイヴァン】二年女子
シュイヴァン姉妹の妹。
物静かで家庭的な娘。
密かにグリープに惚れているが、オクテなんでなかなか話を切り出せない。

【ヴァイエイト・シュイヴァン】大学三回生女子
シュイヴァン姉妹の姉。
妹とは対照的に家事の才能はゼロ。
好きなものはお酒。でも言うほど強くは無い。酒癖悪し。
大学生だがよくサボって家に居る。
307303:2006/05/17(水) 16:23:39 ID:???
『愛のマッサージ その1』

ラビアンローズ「だめだわ…まったく人が集まらない…」

愛の奉仕隊は行き詰まっていた。
なにしろまったく生徒が集まらないのだ。
今までの活動はただ一度、
顔に"ぬ"の文字のある不思議な男性がよく寝れるように添い寝しただけ…
しかも参加者は教師二人だけであった。

エンジェル・ハイロゥ「こうしてはどうでしょう?何か奉仕活動がてら技能を身につけられるような特典をつけるとか。」
ラビアンローズ「それだわ!先生!それです!」
エンジェル・ハイロゥ「でも、どんなのがいいかしら?」
ラビアンローズ「やっぱり何か人を癒す技能がいいですよね。」
エンジェル・ハイロゥ「そうですね…あ!あれがあるじゃないですか!」
ラビアンローズ「あれ?」
エンジェル・ハイロゥ「先生の得意なあれですわ。」
ラビアンローズ「あ!なるほど。あれですか。」

ここで説明しておこう。
ラビアンローズ先生がなぜ校内きっての癒し系と言われるのかを。
彼女の献身的な態度、柔らかな物腰から来る印象はもちろん、
更に彼女は学生から教師まで癒さずには置かないマッサージの絶技を身につけていたのだ。
人呼んで"神の手"!
UC学園の養護室はその神の手を求めてくる人々でいつもにぎわっているのである。

エンジェル・ハイロゥ「先生のマッサージならきっと子供たちも興味を持ってくれますわぁ。」
ラビアンローズ「そうかしら?そうならいいけど…」
エンジェル・ハイロゥ「奉仕隊の趣旨にもぴったりですし、それでいきましょう。」
ラビアンローズ「うふ。実は私、ちょっと生徒に技を引き継いでもらいたい気持ちもあったんですよ。」
エンジェル・ハイロゥ「きっと先生の技も心も受け継いでくれますよ。」
ラビアンローズ「先生!」

感極まったラビアンローズ先生が、
はし!っといつも通りラビアンローズ先生がエンジェル・ハイロゥ先生の手を握る。

エンジェル・ハイロゥ「わたくしたち、一緒に頑張っていきましょうねぇ」

さっそく計画は実行に移され、愛の奉仕隊・マッサージ講習会の告知が張り出されたのであった。
そして放課後、講習会会場、養護室。

グフカス「……………」
エンジェル・ハイロゥ「まあ!あなた講習希望者ね!?」
グフカス(こくり)
ラビアンローズ「ああ!ついに子供が反応してくれた!」
エンジェル・ハイロゥ「あなた、剣道部のグフカスタムさんですわね?武門の家柄と聞いていましたけれど。
どうしてマッサージを覚える気になったのか聞いていいですか?」
グフカス「………活殺自在は武家の目指すべき境地だから…」
ラビアンローズ「な、なんか期待してたのと違う動機だけど、まあいいわ。ビシバシ教え込むわよ!」
グフカス「………望む所」
ラビアンローズ「これからの予定としては、必要な知識を勉強しながら、
実技実習にもどんどん出て行こうと思ってるの。」
グフカス「………承知」
ラビアンローズ「今日は疲労回復のマッサージを勉強するわよ。それが終わったらさっそく実技実習。いいかしら?」
グフカス「………もちろん」
エンジェル・ハイロゥ「じゃあわたくしは出かける準備しておきますわ。がんばってね。グフカスタムさん。」
グフカス(こくり)

こうしてグフカスのマッサージ修行は始まったのだった。
308303:2006/05/17(水) 16:25:59 ID:???
『愛のマッサージ その2』

そして2時間後…

ラビアンローズ「さて、初日の勉強はこれくらいにしましょうか。」
グフカス「…ありがとうございました。」

深深と頭を下げるグフカスの態度は、さすがに武道家らしく礼儀正しく清々しい。

エンジェル・ハイロゥ「終わりまして?じゃあ先方はオッケーだそうですから、すぐに出かけましょうか?」
ラビアンローズ「そうですか。よかった。行きますよ、グフカスタムさん。」
グフカス「………どこへ?」
ラビアンローズ「この間私たちでうかがった方なんですけど、グフカスタムさんの話をしたらぜひつれてらっしゃいって。」
エンジェル・ハイロゥ「忙しい人で疲れも溜まってると思うから今日の実習には好都合ですわ。」
グフカス「………わかった。真剣勝負のつもりで頑張る。」
ラビアンローズ「ま、まあ最初なんだから気楽に、ね?」

数十分後一行は目的地に到達した。
その目的の家はUC学園から自動車でしばし走った住宅街にあった。
ピンポーン、チャイムを鳴らしてラビアンローズ先生が声をかける。

ラビアンローズ「毎度〜。愛の奉仕隊で〜す。」
エンジェル・ハイロゥ「そ、その"毎度〜"ってのはちょっとどうかしら…;」
ラビアンローズ「あら、だめでした?」
?「はーい」

ガチャリと扉をあけ、目的の人物と思しき男性が出てきた。
顔の中央に大きく"ぬ"という文字がある。

ぬ「ああ!いらっしゃい!待ってましたよ。」
グフカス「………その前にちょっといいか(ドキドキドキ)」
ぬ「ん?何か?」
グフカス「…その…貴殿は人間…なんでしょうな?(ドキドキドキ)」
ぬ「いやだなぁ。人間に決まってるじゃありませんかwどっからどう見ても人間でしょう?」
グフカス「…いや、それならよいのだ。失礼した。(てっきりのっぺらぼうの親戚か何かかと思った…)」
ラビアンローズ(コラ!グフカスタムさん、失礼ですよ。)
エンジェル・ハイロゥ(たとえどのような姿でも神の作り給いし尊い存在なのですよ。)
グフカス(…わたしも何とか我慢して聞かずに済まそうとは思ったのだが…耐えられなかった…わたしは未熟だ。)
ぬ「まあ玄関先ではなんですからとりあえず中にどうぞ。」

聞かれた当人は意に介してない様子で一行を中に招じ入れた。
本当に意に介してないかどうかは表情がよくわからないので何とも判断しがたい。

ぬ「それで、今日はこちらのグフカスタムさんのマッサージの実習ですって?」
ラビアンローズ「ぶしつけなお願いで申し訳ありませんがよろしくお願いします。」
ぬ「いえいえとんでもない。大歓迎ですよ。」
グフカス「………さっそくだが失礼してやらせていただいてよろしいか?」
ぬ「ええ、もちろん。どうしたらいいですか?」
グフカス「………ここに、こう…うつ伏せに」
ぬ「これでいいですか?じゃあよろしくお願いします。」
グフカス「では参る…」
309303:2006/05/17(水) 16:27:21 ID:???
『愛のマッサージ その3』

うつぶせに寝たぬ氏の背中にグフカスの指があてがわれた。そして次の瞬間…

グフカス「ぬええええええい!!!!」

気合と共にグフカスの親指が付け根近くまでぬ氏の背筋にめり込んだ。

ぬ「(!!!!!!!!)…こ、これはなかなか効く……………」
ラビアンローズ「ちょ、ちょっと強いんじゃない?グフカスタムさん。ぬさん、強かったら言ってくださいね?」
ぬ「いやいや、大丈夫ですよ。よく効くなぁ。(脂汗)」
グフカス「でやああああああ!!!!!」
ぬ「(!!!!!!!!)…おおおお、体の芯まで響くようだ。」
グフカス「とおおおおおやあああ!!!」
……………
………

数十分後、一行は満ち足りた気持ちでぬ氏宅を後にした。
ラビアンローズ「初めてのマッサージであんなに気持よさそうに眠らせちゃうなんて、グフカスタムさん才能あるわ。」
エンジェル・ハイロゥ「先生の教え方もよかったんですわ。きっと。」
グフカス「………目がさめたとき、少しは疲れが取れてくれているとよいが…」

実際のところあたかもケンシロウに秘孔を突き続けられるような激痛の果てに失神した
ぬ氏の疲労が取れていたかどうかは定かではない。
310通常の名無しさんの3倍:2006/05/17(水) 17:11:21 ID:???
ちょっwwww
ぬ氏がwwwwww

>>305の続き。

さて、そんな他愛もない話をした翌日。
いつもより早めに学校に来たらそれよりも早く彼がいた。
相変わらず、彼の机にはたくさんのノート…ん?待てよ……間違い無い、ノートは昨日よりは増えていた。
多分、放課後さらに持ってきた奴がいたんだろう、それにしても多い。A組の分があると言ってたが、おそらく一クラスの半分近い奴が彼に持ってきているようだ。
そんなに授業がわかんねえなら、黒キュベレイに頼むんでなく先生に聞けばいいのに、と俺は思った。
「よう、朝早くから大変だな。」
「まあ、ね。それほどでもないけど。」
それほどでもないのかよ、と心の中で一瞬ツッこんだ。
「まったく、こんなに溜めるぐらいわかんねえなら先生に聞けっつーの。」
「そうかもね。」
そういって黒キュベレイは苦笑いを浮かべた。
「手伝おうか?」
「いや、大丈夫。」
その時、俺はふと黒キュベレイの目を見た。赤くなった目にクマが出来ている。ああ、コイツ、明らかに寝不足だ。
「無理すんなよ。」
「ああ。」

昼休み、俺は黒キュベレイにノートを頼んでいた奴にそれとなく聞いてみた。
「なあ。クラスの奴、みんなアイツに頼んでるようだけど、なんか理由でもあるのか?」
「彼、勉強できるからね。それに…」
「それに?」
「色々と教えてくれるのよ。苦手なところの直し方とか、暗記の仕方とか。」
なるほど。ようするに、赤ペン先生みたいな感じか。「でもよー、それなら先生に聞けばいいじゃん。
なにもアイツに頼らなくたって…」
「先生だって色々じゃない。
アーガマ先生とかはやさしいし、教えてくれるけどさ。」
「好みの問題?」
「そう。私、苦手な先生に聞くの嫌だし。」
―なるほど、「他人のため」ってのはなかなか難儀なことだな―
ついつい、そんなことを考えていた。
311通常の名無しさんの3倍:2006/05/17(水) 20:27:02 ID:???
ぬ・・・ぬ氏ー!!グフカスは一体何をしたかったんだ・・・?
312通常の名無しさんの3倍:2006/05/17(水) 20:27:16 ID:brQ7gQaM
ぬ?
313通常の名無しさんの3倍:2006/05/17(水) 20:37:54 ID:???
>>311
おそらく純粋に癒したかっただけかとw
314通常の名無しさんの3倍:2006/05/17(水) 22:48:00 ID:???
>>303
ぬ氏ウラヤマシスwww
315ぬ ◆vq8COgRahA :2006/05/17(水) 23:41:15 ID:???
職人諸氏、GJで御座います。
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
うはwwwwwワシ出てるしwwwww
・・・・・つーか、生きてる?ねぇ、死んでない?

・・・と、とりあえず、業務連絡です。(一部リンクミス修正してます)

 まとめ更新履歴→http://msgijinkamoe.fc2web.com/koushinrireki.html

 まとめサイト→http://msgijinkamoe.fc2web.com/

祝!!登場キャラ300名突破!!!

>>304-305,310氏
 仮タイトルで『気になるアイツ(仮)』とさせて頂きました。
 正式なタイトルを後ほど宜しくお願い致します。
 あと、黒キュベの設定もお願いね。

>>306
 新キャラ設定、有難う御座います。
 若干編集し、追加致しました。
 個人的にはハイドラが気になりますw

>>307-309
 いやホント・・・嬉しいやら、恥ずかしいやら・・・
 とにもかくにも有難う御座いました。

その他、新キャラの設定もお待ちしております。
皆様、今後とも宜しくお願い致します。

・・・・・・ん?川の向こうで死んだバーちゃんが手招きしとるんだが・・・www
316気になるアイツ:2006/05/18(木) 15:05:26 ID:???
>>ぬ氏
タイトル、使わせて頂きます。
キャラ設定は終わってからでいいですか?

さて、なんで俺が黒キュベレイに興味を持ったかと言うと…一つはアイツ、友達らしい友達を持っていなかった。
まあ、かと言って友達になりたくてアイツに話しかけたんじゃないけど。
もう一つは、ひたすらに他人のノートを取ってるアイツを見て、「変わったヤツ」と思ったからか。
ようするに、何かの珍しい動物を見つけたような感じ…ソレはソレで、アイツに失礼だが。
「友達?」
「おう。お前、いっつも一人じゃん。」
ある日の放課後、それとなくこんなことを黒キュベレイに聞いてみた。
「うーん…」
黒キュベレイは唸ったっきりで何も話さない。が、その後。
「…君。」
「俺?」
「そう、君。」
たしかに、俺とはなんだかんだ言って良く会話している方だろう。
というより、他の奴と会話しているところを見ない、と言った方が正しいのだろうか。
黒キュベレイは、
「だって、君とは良く話しているから。」と続けた。
俺としては、たまたま席の近いクラスメイトに声をかけただけ、って感じだったんだが。案外、悪い気はしなかった。
「やっぱさ、そのノート、俺も手伝うよ。」
「えっ、大丈夫だよ。」
「いやいや、オマエ、どう見てもムリしてるって。」
「…迷惑じゃない?」
「ああ。だって…」
一瞬、次の言葉を出すのが恥ずかしかった。
「『友達』…だろ?」
黒キュベレイは、キョトン、とした顔をしてた。何故だか可愛かった。
これで男じゃなかったら写メでも撮ってたのに、チクショウ。
その後、何かを理解したようでアイツはクスクス笑ってた。
「そう…だね。ありがとう。」
317通常の名無しさんの3倍:2006/05/18(木) 21:39:01 ID:???
『バカ空手一代 その4』

時は移って数日後、決戦の朝…

ヅダ「うむ、天気もいいし、さわやかな日だな。デートにはもってこいだ。」
ギャンヌ「そぉねぇ…(じー…)」

ギャンヌのあきれたような視線がヅダに突き刺さる。

ヅダ「な、なにか…?」
ギャンヌ「べつに…」
ヅダ「そ、そう?」
ギャンヌ「ただ、何で兄さんがタキシード着て薔薇の花束持ってるのかと思って。」
ヅダ「あ、ああ、これか。これはほら、なあ?まあ、マナーとかほら、色々アレだろう?」
ギャンヌ(じとー…)

ギャンヌの視線が更に冷たさを増した。

ヅダ「あうあうあう…」

まさにUC町の弾薬庫(対ヅダ専用)が臨界を超えようとした時、
救世主は舞い降りた。

ズドドドドドドドドドド
ゼーゴック「ヅーダーさーん!!!おーまーたーせー!!!」
ドッゴォォォォォォン

いつもながらの大迫力アタックは休日だからと言って変わることはない。
まあともかくゼーゴックの登場によりヅダはとりあえずギャンヌの視殺戦から逃れることを得た。

ヅダ「ヤァ!ゼーゴッくン!本日ハオヒガラもよロシク、おげンキでスカ!?」
ゼーゴック「おげンキでスよ!えへ。ゼーゴッくんってなんかかわいいね。」
ヅダ「モモモモチロン黄身は皮イイさ!」
ゼーゴック「(ポ…)そ?そうです?うれしい…」
ギャンヌ「……………」
ゼーゴック「ところでどうしたんです?そんな格好で花束なんて持って。」
ヅダ「ソ、それハモチろん君のたメニ…」
ゼーゴック「え!?」
ヅダ「コのヨキ日ニ、キキキキミノたメニ持って来タんダガ…」
ゼーゴック(じーん・・・)←感動中
ヅダ「シカシ余計ナコとダッタようダネ。咲誇ル薔薇さエモ君ノ前デハ色あセる…」

ヅダが非常にぎこちないながらもこんなことが言えるようになったのは
昨晩1000回ほど予行演習してきたためである。

ヅダ「サア!ぜーごっくン!一日は短イ!どこに行かンと欲すルか!?」
ゼーゴック「え!?ええと…あの、じゃあとりあえずUCガーデンの植物見て歩きながらお話しましょ?」
ヅダ「ヨシ!見よう!話そウ!」
ギャンヌ「ちょっとまてー!あんたたちがデートしてどうすんのよー!」
ヅダ・ゼーゴック「え?」
ギャンヌ「今日の目的は旧ザクさんとズゴックさんでしょー!?所期の目的を忘れるな!!」
ヅダ・ゼーゴック「は!!!」

ギャンヌの一声によって二人だけの世界に向けて離陸しかかっていた両人は正気に戻った。

ゼーゴック「あ…危なかった…義姉さんがいなかったら二人の愛の世界に旅立ってしまうところだったわ…」
ヅダ「さスガぎゃンぬちゃん!頼リになるゼ!」
ギャンヌ「先が思いやられるわ……………」

とりあえず監視は役に立ちそうにない。孤立無援っぽいけどがんばれズゴック部長!デートの時は近い。
318気になるアイツ:2006/05/20(土) 00:05:03 ID:???
事件なんてあっけなく起こるモノで…今朝、クラスの先生がホームルームで黒キュベレイがブッ倒れたことを伝えた。
すぐさま俺は「過労だな」とわかったが、一部からは「どうして?」っていう声があがってた。
一瞬、「オマエラが悪い!」って言葉が浮かんだけど、グッとこらえた。
だって、悪いのはあんだけノートを持ちかけたクラスメイトであり、
それを断らなかった黒キュベレイ自身でもあり
…なにより、止めようと思えばできたことをしなかった俺が悪かったからだ。
帰りのホームルームん時に、「誰が彼に連絡物を届けるか?」って話になり、満場一致で俺に決まった。
その後、部室に行き、欠席の理由を伝えたら部長は納得してくれた。
残りの先輩方も「カワイイからって襲うんじゃない」なんてからかいながらも許してくれたんで、さっさと彼の家へ行くことにした。

彼の家は良くて普通、悪くて平凡で特徴に欠ける、っといったところだろうか、場所自体は結構良いところに住んでいる。
インターホン越しに、やや弱くなった黒キュベレイの声に出迎えられ、俺は家へと入ってった。親は仕事か何かでいないようだった。
319>>289の続きです… :2006/05/21(日) 02:08:31 ID:???
ハイドラガンダムに声をかけられたメリクリウス・シュイヴァンは、
慌てて電信柱の裏から飛び出した。
「シュイヴァンさん?貴方何をしているの?」
「えっと…その…」
ただ二人の会話を見ていただけだ。特に悪いことをしている訳ではない。
しかし、こういうとき妙な罪悪感に苛まれてしまい口ごもるのが彼女の悪い
癖であった。何時までもしどろもどろしているシュイヴァンに対して
ハイドラは先に口を開いた。どの道大したことは無さそうだし、
これ以上此処でこうしている時間はないから。
「まぁいいわ。早く学校へ行きましょう。遅れるわ」
「う、うん。そうだね」
頷くとハイドラと一緒に通学路を歩き始めるメリクリウス・シュイヴァン。

共に歩きながら、メリクリウス・シュイヴァンは横目で隣人を見た。
凛とした顔つきに良好なスタイル。
さらさらなブラウンの長髪が風になびいて、女性の彼女から見ても
ハイドラガンダムは美しかった。
(勝負になったら勝てる自信ないなぁ)等と考えるシュイヴァン。
が、彼女は”考え事の世界”から引きずり戻された。その隣人の言葉に。
「シュイヴァンさん?」
「え?」
ハッとなった時初めて、ハイドラがこちらを見ている事に気がついた。
「どうしたの、ボーっとして」
「な、何でもないよ…」
「ひょっとして熱でもあるんじゃ」
そう言えば、さっき電信柱の所に居たのはしんどくて寄りかかっていたのでは
…と考えたハイドラ。
おでこを貸しなさいと言わんばかりに彼女のおでこに自らのおでこを当てる。
彼女の口から「あっ…」と声が漏れた。
「熱はないようね。本当に大丈夫?」
「大丈夫だって。元気元気」
「そう」、というとハイドラはメリクリウス・シュイヴァンから離れて
また歩を進める。ハイドラには彼女の今の心境は理解し得なかった。
320>>289の続きです… :2006/05/21(日) 02:09:47 ID:???
あと少しで学校という所、今度はシュイヴァンの方からハイドラに声をかけた。
「ねぇ、ハイドラちゃん」
「なに?」
『ハイドラちゃんはグリープ君のことどう思ってるの?』…彼女がもう少し
強気な娘ならこう言っただろう。しかし今のメリクリウス・シュイヴァンは
「なんでもない」、と引き返す事しかできなかった。
彼女の不自然な仕草にハイドラは不思議そうに首をかしげた。

二人が教室についたのは八時二十分。ギリギリというわけではないが、
余裕のある時間とは言えない。普段の彼女たちの到着時間より十分近く遅く、
先行した今日のグリープに比べると二十分程遅い時間だった。
「遅かったな」
ハイドラが荷物を置いて、自分の隣の席(彼女の座席)についたのに気づいた
グリープは簡潔に挨拶をした。ノートコピー作業中の彼にはゆっくりしている
余裕はない。ハイドラもそれに気づいているから、「ええ、ちょっとね」と
軽く返事を返した後は何も言わずに手持ちの文庫本を広げた。
時々横目で見て
「…今の問三」
「え?」
「式を写し間違えていてよ」
「あっ」
くらいのやり取りはしたが。
その様子をメリクリウス・シュイヴァンは後方の自席から眺めていた。

HRが終わって一限目に入る頃には、
グリープはハイドラのノートをすべて写し終えていた。
「助かったぜハイドラ」
「どいたしまして」
ハイドラは満更でもなさそうに自分のノートを受け取った。
「また頼んでいいか?」
「断っても聞かないくせに…」
『ダメよ』『今度からは自分でー』等というコトバが意味を成さないのは
これまでの経験と自分の性格から判断できた。なら、こう言うしか無かった。
【自分でやらない人に点数はつけられないなぁ】と言う声が二人に
投げかけられたのはその時だった。
「げっ兄貴」「ゼロツーお兄ちゃん」
呼び方は異なれどグリープとハイドラの声はそろっている。
そして、謎の声の主は二人の目前に立っていた。 
「「何時の間に」」
「こらこら。アスクレプオス先生、だろ。二人とも」
”アスクレプオス”と名乗る人物は
息が合ったようにハモる二人に呆れ顔でそう注意した。
321>>289の続きです…:2006/05/21(日) 02:12:33 ID:???
【ガンダムアスクレプオス】
学校教師。グリープの実兄である。
いつもニコニコしているもの優しい人だが、怒ると怖いらしい。
ハイドラにとってはグリープ同様幼馴染だが、年齢差から
”お隣のお兄さん”的な印象が強い。
彼女は幼少の時分から
プライベートでは「ゼロツーお兄ちゃん」と呼称している。

この先生は、ハイドラを方を向いて言った。
「ハイドラ。君とグリープの仲のよさは認めるけど、
 愛と甘さは別のものなんじゃないかなぁ?」
「は、はい。すみません先生」…とハイドラは頭を下げた。
「何だよ愛って」…とグリープは少し反抗的につぶやいた。
そんなグリープの頭をつかんでぐりぐりするアスクレプオス。
「おいおい。お前は本気で、
 自分に好意も持たない娘が尽くしてくれると思っているのかい?」
「う…」
「…先生、とりあえず授業なさっては如何でしょうか」
ハイドラに言われてアスクレプオスが顔を上げると、
クラス中の視線が其処に集中していることに気づいた。
これだけの視線の中でこういう話にもつれ込まれるのは、
彼女にとっては恥ずかしいらしい。
「おっと、すまんすまん。じゃあはじめるぞ。
 グリープ、今回だけは”それ”に点をつけてやるよ。今回だけ、はね」
このクラスの授業はこうして開始されるのだった。

グリープとハイドラには及びもつかないことだが
後部席のメリクリウス・シュイヴァンはこのときひたすら
「仮にハイドラと恋敵になった時勝てるか」について考えていた…。 
322通常の名無しさんの3倍:2006/05/21(日) 03:00:55 ID:???
アスクレプオス登場乙

でも兄貴よかハイドラさんがステキだとオモタ
323通常の名無しさんの3倍:2006/05/21(日) 07:50:19 ID:???
じゃ俺はメリーちゃん応援してよ
324通常の名無しさんの3倍:2006/05/21(日) 23:14:55 ID:???
ハイドラガンダムのぎゃるーしょんフィギュアが作りたくなった
けどハイドラガンダムは素体となるガシャポンが存在してない事に気づいた
誰か作って
325通常の名無しさんの3倍:2006/05/22(月) 00:03:50 ID:???
先駆者とは言いだしっぺの異名なんだってさ
がんばれ>>324
326クラス分け人:2006/05/22(月) 17:33:51 ID:???
私用で投稿出来なくて申し訳ない
もう少しで終わりそうなのでホントにすいません
327通常の名無しさんの3倍:2006/05/22(月) 22:27:34 ID:???
>>326
無理をなさらず俺ペースで俺萌えでまいりましょう。
328通常の名無しさんの3倍:2006/05/22(月) 23:15:05 ID:???
ここでなんとなく思いついたのを投下してみる
ちなみにこのスレでは初投下

 それは、冗談無しに突然の事だった。
「おいギルティ」
「ん? あぁ、デリっちか…どしたの?」
「その呼び方はやめろと言っておるだろう」
 とある学校の廊下。そこに1人の少女がごく平凡に歩いていた。
 彼女の名前は、ガンダムデスサイズギルティ。
 そしてギルティを呼び止めたのは、デリっちことガンダムデリンジャーアームズ。
「貴様、奴に好意を持っておるな?」
「…はぁ? な、なな、何のこと? 奴って、だだ、だぁれ?」
 そして何の前フリも、前触れもないデリンジャーの質問に、ギルティはとっても分かり易い反応を見せる。
「隠す事はなかろうに。お前のセラフィムに対する感情などお見通しよぉ」
 デリンジャーは自信たっぷりに胸を張り言いのける。ちなみにセラフィムとは、デリンジャーやギルティのクラスメートである、ウイングガンダムセラフィムという、近頃この学校に転校してきた男子の事であり、ギルティの隣の席である。
「べ、べべべべべべべ、別に隠すなんて……。そんな感情元から…無い…わけだし…その…」
 ニヤニヤしているデリンジャーを余所に、顔を赤くして否定しているギルティであったが、とても分かりやすい。
「では、セラフィムはこの俺が取ってもいいわけだな?」
「ふぇ? だ、だめよ」
「くくく…何故ダメなのだ? 好意を持っていないというのなら、別にオレが奴とどうなろうが関係なかろう?」
「そ、それはぁ…」
「まぁ、オレも鬼ではない。もう一度チャンスをくれてやる。お前はセラフィムに好意を持っているな? 奴に惚れているな?」
 赤くなってうつむいているギルティに、デリンジャーは更に追い討ちを掛ける。それと言い忘れたが、デリンジャーは口調こそ野郎だが、一応女に分類される。
「…」
「さぁ、どうなのだ? 早く答えんと、今日の放課後にでも奴とあ〜んな事やこ〜んな事もする予定なのだがな…」
「だ、だめぇ〜!」
「ぷっ! な、なら…ククク…は、早く答えよ…」
 涙目になるギルティの必死な止めに、思わず噴出してしまうデリンジャーであった。つか、コイツまた何か企んでるな…。
 そしてしばらくして、ギルティは諦めたかのように口を開いた。
「…わかったわよ。そうですよ、アタシは彼が好きですよ……」
「フッ…ようやく白状したか」
 顔を最高に真っ赤にしてボソッと呟くと、デリンジャーは怪しげな笑みを浮かべた。
(やはりか…、相変わらず分かりやすい頭をしている…)
「で? それが何なのよ? 事と次第によっちゃ殺すわよ?」
 初めは恥ずかしそうにしていたが、やがて殺意が芽生えたようだ。
「なに…、胸は無い、成績低め、運動だけが取り得のバカ娘に、恋の手助けをしてやろうとしている」
「なっ! 誰がバカ娘よ! た、確かに…べんきょうは…にがて……だけどさ…ぅぅ」
「泣くな泣くな。運動だけできる分、マシな方さ」
「アンタが言ったんじゃないのよぉ!」
 自分で言う内に涙目になってきたギルティを、デリンジャーは彼女の頭を撫でて宥める。とても同学年には見えない…。
「そ、それで、恋の手助けって?」
 涙を拭いながらデリンジャーに問い掛ける。
「貴様、奴に告白をしようとしているな?」
「ぎくっ!」
「しかし、その勇気が無い。むしろ普段すらまともに喋れてない」
「ぎくぎくっ!!」
「2人きりになろうとしても、常にセラフィムの周りには誰かが居てなかなかなれない」
「ぎくぎくぎくっ!!!」
 直球過ぎるデリンジャーの質問に、まるで正解とばかりに反応を見せる。それじゃあ、まる分かりである。
 その反応を、笑いを堪えながらデリンジャーは見ているが、当の本人は気付いていない。
「く…くくく……そ、そこで、このオレが告白の場を用意してやると言うのだ」
「ほ、本当に!?」
「本当だとも」
 その時、怒りとかとにかく負の感情に支配されていたギルティの表情が、一気に明るくなる。
 しかし、次の瞬間その表情は一変して、少し困惑していた。
329通常の名無しさんの3倍:2006/05/22(月) 23:16:16 ID:???
「でもさ、なんでデリっちがそんなに協力してくれるの? その前にどうしてアタシの気持ち知ってんの?」
 ギルティは不思議そうな表情でデリンジャーに問い掛けた。この人の気持ちについては表情に出るということにして、何故協力的なのかは不明なのだ。
「貴様の気持ちだと? ふっ、簡単な事……それは、オレ様だからだっ!!」
「は…?」
「オレ様だぞ? オレは天の道を往き全てを司る者だぞ? くく…貴様の心理を見抜くなど、息を吸って吐く程度に造作もない事!!」
「は、はぁ…。どうでもいいけど、天の道を往きとかは板違いなんじゃ…」
「オレ様だからいいんだ! それに、おばあちゃんが言ってた。「困った女の子は助けてやるのが人の道」、とな」
「そんな事言ってったっけ…?まぁいいや、協力してくれるならお言葉に甘えちゃおうかな…」
 デリンジャーが胸を張り高らかに叫ぶなか、ギルティは困惑しながらもデリンジャーに協力を要請する。この女は敵に回すと恐ろしいが、味方に付けると割りと心強いのだ……多分。つーか、デリンジャー? またデリっちって呼ばれてるぞ?
「では、詳しい作戦は明日、オレと貴様のクラスが合同で行う調理実習で。作戦の一部は放課後伝えるとしよう」
「へ? なんで?」
「貴様は次の授業は移動ではないのか?」
「へ? 移動…あぁ〜〜〜!」
 ギルティは次の授業が移動しなければいけない。その途中でデリンジャーに呼び止められたのだった。それを思い出したのか、あからさまに慌てだす。その様子を、実に楽しそうにデリンジャーは見ている。
「やっば〜い! じ、じゃあ、また放課後にね?」
「うむ、気をつけろ」
「わ、わかって…ふわあ!」
 ギルティが慌てて走り出そうとした時だった。自らの足に器用に引っかかり、盛大にコケた。し、しかも…これは! 転んだ拍子にスカートが捲れて…!
「ぷっ! だ、大丈夫か?」
 その光景を、何度目だろうか、笑いを堪えて見ているデリンジャー。ギルティは「いてて」と言い、おしりを摩りながらも立ち上がる。
「う、うん大丈夫大丈夫。それよりアタシ急ぐから、また後でね〜」
「あぁ」
 そして、最後にデリンジャーに笑顔を放ち、ギルティは教室へと走っていった。
 ギルティが見えなくなるまでその場に居たデリンジャーは…
「ふっ…くっくっく……第一段階は成功と言ったところか…」
 なにやら意味深な発言をしている。
「おばあちゃんはこうも言ってた。「悪魔の囁きは時として天使の声に聞こえる」…とな」
 そう言うと、高笑いをしながら自分の教室に戻っていく。
 つーか、こんなオチという事は…まだこれ……続くのか?



ダメなら続きませんが…。
330気になるアイツ:2006/05/23(火) 00:14:05 ID:???
ややおぼつかない足取りで部屋へと黒キュベレイは向かえてくれた。
クラスメイトである俺と会えたことで少しは元気が戻ったように見える。
「まあ、そこに座って。」
「いや、お前大丈夫か?」
「うん、もう平気。」
「ったく、無茶しすぎなんだよ…」
「……」
「大体、溜めるまでガンバンなって。」
「……」
言葉が、続かなくなった。この"セリフ"、言おうか、言うまいか…
「…」
アイツのほうも、さっきからだまっている。
「……」
ちょっと躊躇ったけど…すぐに答えが出た。
「…ゴメンな。」
「!」
「いや、学校で話を聞いたとき、ふと思ったんだ。
ひょっとしたら俺、止められたんじゃないかって。
でも、お前がそれでいいんなら、ってほっといてた。
そしたら…」
「いいよ、別に。」
「いや、これは俺のケジメなんだ。謝らせてくれ。
…本当にゴメンな。」
「こちらこそ…スイマセン。」
なんだか、こっぱずかしかった。
照れ臭いし、むずかゆい。そんな感じ。
そんなとき、何やら玄関が騒がしかったのに気付いた。
331通常の名無しさんの3倍:2006/05/24(水) 01:33:19 ID:???
・小ネタでも

○月×日△曜日
今日、グリープ君はふと思ったらしい。
ハイドラちゃんの服装について。
「なんでお前、何時もそんな短けぇスカートはいてるんだ?」
「貴方には関係の無い事よ」
何か理由はあるようだった。
「だってお前一年中…」
「あまり個人の事情を詮索しない方がよくてよ」
でも結局教えてあげなかった。
強い言葉で壁を作るハイドラちゃん。

其処へ、アスクレプオス先生乱入。
「お前忘れたのか。子供の頃ハイドラちゃんにミニが似合うって言っただろ」
「え!?」
「ちょっとゼロツーお兄ちゃん!?」
戸惑う二人。
グリープ君は忘れているようだった。
ハイドラちゃんは図星の様であたふたしていた。

「そ、そんな事あったっけ」
「あれからこの娘はずっとこうだ」
「……」
「……」
ハイドラちゃんは恥ずかしそうに押し黙っていた。
グリープ君も気まずそうに黙っていた。

しばらくしてグリープ君が口を開いた。
「その…今も似合ってるぜ、それ……」
「あ、ありがとう……」
この時の二人は顔が真っ赤になっていた。
やっぱりこの二人は仲が良いんだなと思った。
でも私は何時か、ハイドラちゃんに代わりグリープ君と…。 

「馬鹿ップルのフラグは壊すの大変だけどねぇ」
帰ってからお姉ちゃんにそう言われて少し凹んだ。
今日の日記はここで終わろうと思う。
332通常の名無しさんの3倍:2006/05/24(水) 11:26:28 ID:???
アスクレプオス「そう言えばお前、巫女さん服も似合いそうとか言ってたな」
グリープ「おい兄貴!」
ハイドラ「グリープがそう思うなら…着てあげない事もなくてよ」

アスクレプオス「裾の短い浴衣着てる所も見たいとか言ってたなぁ」
グリープ「兄貴!!」
ハイドラ「グリープが本当にそう思うのなら、着てあげない事も…」

アスクレプオス「ハイドラちゃんと一線を越えたいと言ってた事もあったっけ」
ハイドラ「グ、グリープが本気なら、私は………(///)」
グリープ「言ってねぇよそんな事!!!(思ったことはあるけど)」


御免なさい…>>331
でもこういう電波を受信したんだっ
なら、書くしかないじゃないか!
333通常の名無しさんの3倍:2006/05/24(水) 19:53:34 ID:???
どう見てもバカップルです
本当にありがとうございました
334気になるアイツ:2006/05/25(木) 00:37:00 ID:???
まだ体調の戻っていない黒キュベレイを寝かせ、俺が代わりに応対することにした。
玄関に近付くにつれ、何やら女性の声であることに気付いた。
まあ、セールスの類ではないだろうとドアを開けた。そこには―
「へ?あ、あれ、黒キュベレイ君は?」
「いや、確かにここは黒キュベレイの家ですけど。」
「お前は誰だ?」
「誰と言われても…たんなるクラスメイトですけど。」
パッと見、そっくりな二人の女の子達がまるでステレオのように右から左から俺に質問を浴びせてくる。
その勢いに思わず身をたじろいだ。
「あ、じゃあ別に怪しいヒトじゃないんだね!」
左にいた人懐っこさそうな女の子が安堵の声をあげる。
「コラ、不審者が留守の応対なんてするものか。」
それを、左の女の子より若干目のつり上がった方がたしなむめた。
「そうだね。ゴメンナサイ、いきなり。」
左の女の子がペコリ、と頭を下げた。その表情は明らかにしょげていた。喜怒哀楽が解りやすい子だ。
「いや、別に謝られても…」
「それで、彼は元気か?」
今度は右の子が尋ねてきた。
こちらはうってかわって表情に大きな変化は見られない。
この時、俺はなんとなく彼女達の面影が黒キュベレイに似ていることに気付いた。
そう。まるで黒キュベレイに化粧でもさせたらこうなるような感じ。
「ええ。でもまだちょっと心配なんで俺が代わりに。」
とりあえず、俺はそう答えておいた。それから、
「あの、みなさん黒キュベレイの知り合いで?」
と、尋ねてみた。
「うん!」
と左から聞こえてきたかと思うと、
「知り合い…というより、『身内』と言った方がいいかな?」
とは右の方…って、え、何だって、身内ですと!?
335通常の名無しさんの3倍:2006/05/25(木) 01:39:19 ID:???
》331
GJ
ハイドラは若干ツンデレ入ってるキャラなのか

》332
ちょwwww
屋上
ザク「近頃俺達出番ねぇな」
バーザム「平和なのはいいんだけど退屈だしなぁ」
ザク「で、最近どうよ?」
バー「ナニが?」
ザ「しらばっくれちゃって、グフBとのことに決まってるじゃないですか」
バ「な!?べ、別になんもねーよ・・」
ザ「ほほう、じゃあ本日の昼休み親友の俺をほっといてバーザム君は何をしてたのかな?」
バ「お、お前にゃ関係ねーだろ!!そういうお前こそドライセンとはどうなってんだよ!?」
ザ「この腹部に付けられた生々しい痣を見るがいい」
バ「・・・・変わった愛情表現だな」
ザ「フ・・・なんでか知らんがドライセンのやつ家に入り浸りでなぁRD-4もすっかり懐いちゃって」
バ「ふーん今流行のスールってやつかねぇ」
ザ「流行ってんのか・・?」
高「RD-4とドライセン先輩はそんなんじゃないし流行ってもいない!!」
バザ「「うわっ!こ、高機動!?なんでこんなとこに」」
高「いや何か面白そうな話が聞こえたモンでちょっとお耳を」
ザ「にしちゃぁ随分と豪華な装備じゃねえか?」
高「まぁお気になさらずに」
バ「気にするっつーの」
高「彼女持ちの先輩方はネタにしやすいから」
バ「答えになってねーし彼女でもない!」
高「先輩とザク兄ちゃんは見てるだけで楽しいからねぇ」
ザ「俺達はお前の玩具じゃねぇ」
高「俺だって彼女欲しいのに・・」
バ「他人のデバガメばっかしてるお前が?」
高「こう見えても年頃の男ですから恋ぐらいするよ」
ザ「ほうほう、高機動が恋?それまたおもしろい、どれお兄さん達に話してみんさい」
高「酒の肴にされてたまるか」
バ「残念これはジュースだ、君にもジュース奢ってあげるから話してみんさい」
高「子ども扱いかよ・・」
ザバ「さあさあさあさあ!!」
グ「何をしている?」
バ「げ!グフ!?なんでここが」
高「愛の力ですな」
グ「なっ!」
高「じゃあそういう事で!」
RD-4「高機動くん?」
高「な、なんでRD-4がここに!?」
ド「いや私がグフBに用事があってそれでRD-4も一緒に来ただけだが」
ザ「ど、ドライセン!?お前もか!」
グ「で、何の話だ?」
ド「大の男二人がよってたかって下級生を」
ザバ「「ち、違う!俺等はただ高機動の・・」
RD-4「こ、高機動くん!?ここ屋上!!」
ザバグド「「「「へ?」」」」
ザ「うわぁ・・飛び降りたぞオイ」
バ「しかも走ってったし・・ここって屋上だよな」
グ「しかしあの運動力遊ばせておくには勿体無いな」
ド「ああ、今度風紀委員に勧誘してみるか」
RD-4「少しぐらい心配してあげよーよ・・・」
ザバグド「「「「だって高機動だし」」」」
RD-4「・・・皆さん仲いいですね」
ザバグド「「「「!?!?」」」」

ザク偵「おもしろいもの見ーちゃったv明日の見出しは『荒れ狂う修羅場!?三組のカップル』ね」
コマカス「悪いがそうはさせない」
ザク偵「はい?」

RD-4「あれ、誰か倒れてます?」
バ「ゲ、なんでんなとこにザク偵が!?」
ザ「でも寝てるぞ」
グ「風邪をひいては困る、バーザム運んでやれ」
バ「へいへい」
RD-4「こ、これは!!」
ザ「どうしたRD-4?」
RD-4「コマカスカード!さっきまでコマカス様がここに!?」
グ「じゃあザク偵もそいつが?」
ド「一体なんで?」
ザ「つーかコマカスカードって何?」
バ(ザク偵が俺達の事でも見てたのか・・?それでコマカスが?)
RD-4「ああ、コマンダーカスタム様・・・」
ザ「いいねぇお嬢はそんな一途な恋が出来て」
ド(一途な方がいいのか・・・)
バ「つーかホレ、行くぞ」

人気の無くなる屋上

セリフばっかで申し訳ない文才低くて・・・
338通常の名無しさんの3倍:2006/05/25(木) 16:33:36 ID:???
>>336-7
俺の主観だけど台本形式って読みにくいんだよね 
小ネタレベルならともかく長文クラスになると特にさ

才云々はやるだけの事をやった人に使う資格が与えられるものだから
まずは下手でも良いから文章作りにチャレンジしてみてはどうかな
339気になるアイツ:2006/05/25(木) 20:09:28 ID:???
とりあえず、俺は彼女達を黒キュベレイの部屋へと連れてった。
その途中で、彼女達が自分達は黒キュベレイの遠い親戚だとか、彼は昔からあんな感じだったとか、そんなことを教えてくれた。
なるほど、道理でそっくりな訳か。さらに、もう一人親戚がUC学園にいるんだとか…ていうか、ウチの学校、親戚縁者が集まりすぎやしないか?
そんなことを考えているうちに、黒キュベレイの部屋まで来ていた。
彼は来客が誰だか分かっていたらしく、丁寧にお茶と菓子を用意していた。…ホントに病人のすることか?
340通常の名無しさんの3倍:2006/05/25(木) 21:14:03 ID:???
俺は逆に会話中心でサクサク進む方が好きだなぁ。
2chに望むものの差と言うことなのだろうけど。
341通常の名無しさんの3倍:2006/05/26(金) 00:06:23 ID:???
俺はどっちかってと文章派だが、理由は
そっちの方が各キャラの心境変化が書き込まれてる事が多いからとか、
ある程度設定の注釈が付けられているから。
結局>>338氏の言う読みやすいに加えて理解しやすい、と言うか。

勝手に引き合いに出させて貰うと>>321氏とか>>328氏とかみたいに
文章の中で説明やって貰えると非常に脳内イメージが構築し易い。
こういうのの人物像や設定って書き手の脳内では出来上がってても
読者に伝わってるかどうか分からん場合が多いから。
心境変化も書かれていると「こいつはこう言う奴なんだ」ってのが分かりやすいよね。

必ずしも台詞の羅列が悪いとは言わないしそりゃ書き手の勝手なんだけど
初めて読む人にとってとっつき易いお話、
イメージし易いお話を作ることって大切だよね、と思う訳。

長文ごめん。
皆さんがんばって下さい。
342通常の名無しさんの3倍:2006/05/26(金) 01:06:32 ID:???
>初めて読む人にとってとっつき易いお話、
>イメージし易いお話を作ることって大切だよね

他人に読んで貰う書き物の心理ではある。
要は読み手にストーリー内容とキャラ人物像を
正しく把握させられればいいんだよな。
その世界に読者が入りやすいように…。
343通常の名無しさんの3倍:2006/05/26(金) 01:35:09 ID:???
皆様、乙であります。
いやぁ、表現方法について色々意見が出ている様ですね。
小説的な表現か、台本的な表現か・・・
どちらの表現方法とも一長一短があり、
どちらが良い表現とはなかなか言えないと思います。

個人的には台本的な表現でのテンポの良い会話劇も好きですし、
小説的な心情表現、状況表現も好きです。

現状、まとめサイトにアップする際、
統一した編集方法として句読点、段落等の編集と合わせ、

 ○○○ 「○○○・・・」
  ↑     ↑
 キャラ名  台詞

・・・といった形での編集も行っております。
(実際、統一の編集方法を決めないとやり辛いんス・・・)

本来は作者の方々の表現方法を尊重し、
それに合わせた編集を行うべきなのかもしれませんが・・・

・・・やっぱ、それも見直したらいいのかなぁ・・・・・・
皆様の意見求む!!

 某管理人
344気になるアイツ:2006/05/27(土) 00:29:15 ID:???
「で、体調は良くなったのか?」
部屋に入って早々、赤キュベレイさんが黒キュベレイに尋ねた。
黒キュベレイは「ああ。」って感じで相変わらず必要最低限のことしか言わないでいる。まあ最近は珍しく良く喋っていた(相手が俺の時のみらしいが)し、
むしろ、いつもの黒キュベレイに戻ったと言うべきだろうか。
「…ったく、お前はいつもそうだったな。人の言うことを聞きすぎて、自分を見ていない。」
「…悪い。」
「でも、人のことを考えるって良いと思うけど…」
「何事にも、限度というものがある。」
会話に加わろうとして失敗する紺キュベレイさん。そこまで悲しそうな顔をしなくても…涙目になってるし。
赤キュベレイさんはそんな泣きそうな彼女はとりあえず置いて話を続けた。
「確かに、困った人を助けるのもいいだろう。でもな、『助けを求めている人に手を貸すこと』と『一方的に押し付けられて、それを受け入れること』とでは大きく話が違ってくる。」
「…ああ。」
「もう少し自重を促すくらいがいい。なんでもかんでも人の言いなり、というのもな。」
「わかってる。」
「それとな、今のお前を大切に思う人もいるだろ?」
そう言って赤キュベレイさんは俺を見た。黒キュベレイは彼女達に度々俺のことを話していたらしい。
「ま、"思い人"ってほど堅苦しくはねえけどな。それでも、お前は俺にとって大事な"友達"だ。」
とりあえず、俺はそう付け加えておいた。黒キュベレイの表情はわからなかったが…おそらく、泣いていた。
「ねえ、ちょっといいかな。」
黒キュベレイの家を出てから紺キュベレイさんが俺に話しかけてきた。
「彼ね、前からああなの。頭いいから皆頼むのはいいんだけど、頼まれても頼まれても断らないから。
誰も任せっきりで止めないし、いつかこうなるとは思ってたけどね。」
「ハァ。」
「だからさ、止めてあげてね。行きすぎてたらさ。」
その顔は、常に明るい紺キュベレイさんには似つかわしくなかった。
「ええ、わかりました。」
俺は、力強く答えた。
345329の続き:2006/05/27(土) 03:15:13 ID:???
翌日…。

「う〜〜ん…」
 ギルティは悩んでいた。
 手元には白い包みと赤いリボンで、綺麗かつシンプルに何かを包んでいる小さな包み。それと言わば睨めっこ状態である。
「どうしましたギルティさん?」
「あ、レオン…ちょっと、ね」
 そんな睨めっこの中、ギルティと同じクラスのガンダムサンドレオンが、丁寧な口調ながら少し心配そうな面持ちで話しかけてくる。
「何かお悩みでもあるのですか? もしかして調理実習で美味く作れなかったとか…」
「ううん…そんな事無いけど…」
 レオンの言うとおり、今日調理実習で作ったクッキーは美味く作る事ができた……一箇所を除いては。
「ハッハッハ! どうしたギルティよ?」
「デリっち…」
「その呼び方はやめないか」
 更にレオンの背後から、相変わらずの野郎口調で高笑いをしながら事の原因が近付いてくる。
「それで、例の物は入れたのだろうな?」
「うん…一応ね…」
「ならば何を躊躇している? さっさとセラフィムに渡して来たらどうだ?」
「で、でも…」
 サンドレオンに聞こえないよう、2人でなにやらコソコソと話している。
 どうやら、昨日デリンジャーが言っていた作戦とやらで何かしたらしいが、実行した本人は不安でしょうがない様子。
「…仕方ない。こんな事もあろうかと、セラフィムを呼んできたぞ」
「えぇ?」
「ギルティ…俺に何か用か?」
「あ、せ、セラフィム君…」
 そこにデリンジャーとレオンの間から、ギルティの想い人であるウイングガンダムセラフィムが無表情ながら現れる。
 実を言えばデリンジャーが現れたあたりから居たのだが、ギルティの目には入っていなかった。
 決してわざととかそういうのではなく、本人は作ったクッキーの事で頭がいっぱいなので気付かなかっただけで、そもそもセラフィムは普段から無口でム愛想な為、偶に気付かれない時がある。
「…どうした? 顔が赤いぞ…風邪か?」
「な、なな、なんでもないよ…」
「ククク…相変わらず顔に出る奴よ」
「あらまぁ、青春ですねぇ」
 無表情ながらギルティを心配し、彼女の顔に近付いていくセラフィムに対して、ギルティは顔を赤くして顔を背ける。
 その光景をデリンジャーとは実に楽しそうに、少し天然入ってるサンドレオンは、ニッコリと笑って見ている。
「それで…用とは…」
「えっと…そのぉ…」
「フフフ…ギルティはお前に渡したい物があるそうだ」
「デリっち!」
「俺に? なんだ?」
 セラフィムの問いに、頬を赤くしてもじもじしているギルティに痺れを切らしたのか、デリンジャーが口を開く。
 普通さっきまでクッキー作ってたんだから分かるものだが、彼は鈍鈍なので不思議そうな表情を浮かべている。
「あの…こ、これ」
「…これは」
 少し間が空いたが、最初から彼に渡すつもりでいたギルティは、意を決したように包みを渡す。
「さ、さっき調理実習で作ったクッキー…その、食べて欲しいなと思って…」
「…いいのか? 俺で…」
「う、うん」
《相変わらず鈍いなこいつは…》
《仕方ありません、セラフィムさんですから…》
 デリンジャーとサンドレオンがヒソヒソと話している中、セラフィムは白い包みを開けていく。
 そして開けた瞬間、彼の表情が変わった。
346329の続き:2006/05/27(土) 03:16:41 ID:???
「……」
「…あの…」
 セラフィムの表情は驚きで満たされ、ギルティは恥ずかしそうに目を瞑る。
 彼等の異変に気付いたサンドレオンもまた、それを見てみる。
「……く、黒?」
 思わず彼女が呟いた言葉通り、中に入っていたギルティ手作りのクッキーは、包まれていた白とは全く逆で真っ黒だった。
《ち、ちょっと、思いっきり怪しんでるよ?》
《当然だろう。あのような炭のような物を見せられては…》
《デリっちが言ったんでしょ〜!? あの変なの入れろって…》
 セラフィムとサンドレオンが、黒いクッキーに気を取られている隙に、ギルティはデリンジャーと何かヒソヒソと話している。
 どうやらこれもデリンジャーの作戦の一部らしく、作る際に何か混入したらしい。
「これ、どうしたんですか? ギルティさんは料理お得意ですし、イカ墨か何かでも?」
「…なぜクッキーにイカ墨なんだ?」
「い、いやそれはぁ…そのぉ…」
 当然ながら繰り出された質問に、困惑しているギルティ。
「大丈夫だ。いわば秘密の調味料と言ったところ、食っても命に別状は無い…むしろ美味いかも知れんぞ?」
 その様子を見て、怪しげに笑いながら言うデリンジャーにセラフィムはあからさまに疑いの表情を浮かべるが、ギルティの事を思うと断るわけにもいかないらしく、恐る恐る黒い物体を口に持っていく。
「じゃあ…1つ頂く」
「ど、どうぞ」
 それをギルティはドキドキしながら見ている。
 そして彼は1つそのまま口に入れる。
「……」
 沈黙が続く。
「ど、どうかな? やっぱり美味しくない?」
「……」
 彼は一言も発しない。
 そして次の瞬間…
「…っ!!!」
 倒れた。
 もうそれは勢い良くその場で倒れこんだ。
 原因は…まぁ、明らかにデリンジャーが言った秘密の調味料とやらだろう…。
「せ、セラフィムくーーん!!」
 ギルティは、もうこの世の絶望と言わんばかりに叫ぶ。
 その叫びは教室内に響き、クラス中の人の視線が一斉にギルティ達の方へ向けられる。
 そして、セラフィムは保健室へと運ばれた。
「せ、セラフィム君…ち、ちょっとデリっち!」
「その呼び方はやめないか」
 セラフィムが運ばれるのを見ているギルティの、怒りの矛先は勿論デリンジャーに向けられる。
「そんな事はどうでもいいの! あんたセラフィム君に何を食べさせたの!?」
「ふっ、何を分かりきった事を。お前のクッキーだろうが。もっとも、オレ特製の睡眠薬入りだがな」
「え? す、すいみんやく?」
「そうだ。お前がクッキー生地に入れたのは睡眠薬だ。アレを体内に入れると、今なら放課後までグッスリだな」
 ギルティの問いに、高らかに誇らしげに語るデリンジャーに、ギルティは安堵の表情を浮かべる。
「なんだぁ。あたしてっきり毒薬か何かかと…」
「殺してどうするのだ? それより、放課後ちゃんとやるのだぞ? オレがせっかく告白の場を提供してやったのだからな…」
「え? こくは…っ」
 その時、ギルティの顔が一気にボンッと言った感じで赤くなる。
 それを楽しそうに見ているデリンジャーと、クラスメートが運ばれたと言うのにニコニコ顔のサンドレオンが居た。
「ふっふっふ…分かり易い奴よ」
「まぁまぁ、告白ですか♪ それはそれは、頑張ってくださいギルティさん」
「が、がんばりますです」
 ニッコリ笑って言うサンドレオンに、ギルティは顔を真っ赤にしながらも、口調も多少変だけど答えた。
 つーか、もうクラス中に聞こえてしまったんだけど…。
(ククク…第二段階無事成功か…。後はこのバカ娘に頑張ってもらうしかないな…)
 そしてまた意味深な事を思っている奴が、約一名存在していた…。
347気になるアイツ:2006/05/28(日) 02:40:07 ID:???
二日後、黒キュベレイは帰ってきた。
アイツもこの二日間で色々と考えていたらしい。そのせいか、俺以外の奴とも話すようになっていた。
それだけではない、何よりもアイツが変わった、てのを分からせる行動が起こった。
人の頼みを断っていたのである。
これまでは、「遅くなるけど」だの「時間かかるよ」だのと、どんなに無理っぽく見えても断らずに受け入れてたアイツが、はっきりと「ゴメン、今はできない。」って言ってた。
俺や赤キュベレイさんの話を聞き入れてくれたようで、俺はホッとした。
…なんだけど、今度は教えて欲しい人と一対一で勉強教えるようになったもんだから、放課後とかになるとちょっとした行列ができていた。
俺から言わせてもらえば、赤ペン先生から家庭教師になった感じ。アイツの勉強好きも困ったもんである。

「ねえ。」
「ああ?」
久しぶりに二人で道草しながら帰った時、黒キュベレイがいきなり話しかけてきた。
「…この前は、本当にゴメン。」
「その話はいいって。もう無理しなきゃいいんだから。」
それだけ言って何も言えなくなる。でも、アイツの顔に安堵の思いを伺えたから、もう言わなくても平気だった。
「そうだ、またウチに来てくれないかな?」
「ハァ?」
「いや…この前のお礼もしたいし…」
「んー…あっ、中間テストって再来週だよな?」
「うん、そうだけど?」
「じゃあ来週さあ、教えてくんねえかな?俺、結構不安でさ。」
アイツの顔がパッと輝いた。
「あっ、悪いけどウチの部の奴も何人か呼んでいいか?」
「うん、モチロン!」
「それと…」

「友達」とこうしていろんな話をするってのは、やっぱ悪くないっていう感じ。
来週、か…なんだか騒がしくなりそうだけど、コイツと一緒に楽しめればそれでいいかな。
348通常の名無しさんの3倍:2006/05/28(日) 08:05:25 ID:???
『気になるアイツ外伝 謎の女』

そんな風に結ばれた二人の友情を
影から見ていた人物がいた。

アッガイ「…やっぱり弟くんの誘い受けで決まりね(ボソ」

手元のスケッチブックには
既に何枚もの二人のスケッチが書き溜められている。
いったいいつから見ていたのだろうか?

アッガイ「…黒キュベくん×弟くん、それだけじゃ弱い?(ボソ」

謎の女アッガイは楽しげに帰り道を行く二人を
少し離れて後ろから眺めながらつぶやく。
その顔はあくまでも無表情で外から彼女の感情を推し量ることは困難だ。

アッガイ「…黒キュベくん×弟くんに赤キュベちゃんと紺キュベちゃんが乱入…これね(ボソ」

無表情な中にもなにやら恐ろしげな言葉がどんどん出てくる。
しかし極端に無口な彼女がいつもより饒舌になっているのは
やはりいくらかの興奮があるからであろうか。

アッガイ「…黒キュベくん×弟くん本とボールくん×アッグガイちゃん本…これで今年も大もうけ(ボソ」

って本にして売る気かよ!!!!!!!!!
ちなみに彼女のスケッチブックにはズゴック部長と旧ザク、ゼーゴックとヅダなど
水泳部員関係のスケッチがまだまだ眠っているという。


ということでかってに外伝をば。
続きの邪魔になるようでしたら廃棄の方向でひとつ。
349通常の名無しさんの3倍:2006/05/28(日) 09:09:44 ID:???
>>348
長々&グダグダの俺の文章より遥かに面白いよ…orzモチロンOKです!
今更だけど、俺の文には萌えが足りないなあ、と。小説方式は初めてだったけど、
こっちのほうが書き手としては台本より書きやすいなあって思った。心理描写がやりやすいし。

黒キュベレイ
男、1年B組、無所属
キュベレイ、紺キュベ、赤キュベの親戚にあたる。
余り多くを語ることはなく、必要最低限にしか話さないため話し相手から見れば意思が伝わっているかわかりにくい所も。
従順な性格で人からの頼まれ事を断らない。勉強が得意なので主にそれ中心に頼まれやすい。
ただ、それが原因でたまに問題にもなる。
350通常の名無しさんの3倍:2006/05/28(日) 18:37:28 ID:???
アガーイアガーイ
351空を飛ぼう:2006/05/29(月) 02:24:23 ID:???
昼休み屋上にて談話中のお二人

ザク「家はRD-4が一番早く起き、高機動が一番ネボスケだ」
バーザム「誰に言ってんだよそれ」
ザク「そんな二人が顔を見合す事は少ない」
バー「無視ですか」

ザク「でも俺より後に家を出てるはずの高機動が遅刻をしたことは一度も無いんだよ」
バー「そりゃおかしいですな」
ザク「でしょ?でおかしいと思って今朝後を着けたんですが見失っちゃって俺が遅刻する羽目になりましたよ」
バー「そんで今朝遅れてきたのか」

バー「それって何時ぐらいからだ?」
ザク「バレンタインよりちょっと後ぐらいですな」
バー「別に・・・変わったことは無いよな?」
ザク「ああ、転校生が来たぐらいだな」
バー「関係ないだろ日常茶飯事だし」
ザク「だろうな」

バー「なぁ」
ザク「ん?」
バー「ここってこんなに汚れてたっけ?」
見るとなにやら焦げ跡がついた屋上
ザク「・・・いつからだ」
バー「バレンタイン終わった後位」
バザ「「・・・・・・・・・・・」」
352空を飛ぼう:2006/05/29(月) 02:43:54 ID:???
部活終了後バの字と共にザク家に帰宅

ザ「ただいまー」
バ「お邪魔しまーす」
エプロン姿のRD-4が出迎える
RD「おかえりなさいザク兄さん、あれ?バーザム先輩?」
バ「いやちょっと高機動に用が」
RD「高機動くんに?」
RD-4を横目に高機動の部屋に向かう二人

高機動&F2の部屋

高「・・・・でこれがザク兄ちゃんの」
ド「ほぅほぅ、」
ザ「何をしとるかぁーっ!!!」
写真を部屋中に散らせドライセンにお披露目しているところをドアを蹴破り入って来るザク
そしてものの一瞬の間に写真をしまう高機動
高「別に?」←すっとぼける
ド「きゅきゅきゅ急に入ってくるな!ビックリするだろうが!!」
しかしそういってる彼女の拳は深々とザクの鳩尾に入っていた
そのまま崩れ落ちるザク
高バ「「あ〜あ」」
ド「お、おい!しっかりしろ!」

バ「でさぁお前どうやって登校してんの?」
ザ「いいからお兄さん達に教えなさい」
なんとか気絶から復活した後高軌道を問い詰める二人
高「自慢の脚力を生かしております」
バザ「「えぇ〜〜〜〜??」」←ものごっつ不満気
ド「なぁ高機動君その脚力学校の治安のために使わないか」
高「遠慮しときます」
ド「何故?」
高「だってパニックが多い方が面白いしぼくにとっちゃ楽しいからね」(生徒一人一人の自由意見を尊重したいのです)
ザ「本音と建前逆になってるぞ」
バ「どうしたんだ高機動らしくもない?」
RD「あの〜ご飯できましたよ?」←原因
353空を飛ぼう:2006/05/29(月) 02:57:36 ID:???
食卓
バ「家に彼女が入り浸りになって飯まで作ってくれるとはかなりポイント高いがこの不味さは大きくマイナスだな」
ザ「晩飯までご馳走になっておきながら何いっとんじゃい」

バ「で朝だが」
ザ「結局泊まりやがった・・・」
バ「高機動はまだ寝てるな」
ザ「ギリギリまで見張るか」
バ「いや、外で張り込むんだ」
ザ「OK!」
RD「朝ごはん冷めちゃいますよ?」

バ「で、遅刻ギリギリなわけだ」
ザ「高機動の足でもギリギリな時間俺達が間に合うのか?」
バ「なーに、高機動の秘密の登校を俺達もすればいいのさ」
ザ「そうだな、おい、高機動が来たぞ!」

ボケッと道路の真ん中に立ち止まる高機動、ここら辺は車どおりも少なく危なくは無いが・・・

バ「何やってんだアイツ?」
ザ「知らんがな」
バ「ん?あれ・・・」

ゼーゴック「うわああぁぁ!!遅刻遅刻ううぅぅぅ!!!」
道路の向こう側からゼーゴックが!そして!!


激突し学校の方へ吹っ飛ぶ高機動

バザ「「嘘おおぉぉぉ!?!?」」
バーザム&ザク遅刻決定

屋上ほこりを払う高機動
高(コマカスになってからは体だけは丈夫になったからなぁ)
丁度時期重なるし
高「初めはゼーゴックの隣の道でどっちが速いか競争してただけなんだけどね」
そのうちゼーゴックに吹っ飛ばされる奴等を見て思いついたそうだ
高「やっぱ少し痛むな・・・」

バザ「「ありゃ俺達にゃ無理だorz」」
354通常の名無しさんの3倍:2006/05/29(月) 06:57:41 ID:???
>>353
に、人間大砲!?
355通常の名無しさんの3倍:2006/05/29(月) 23:44:14 ID:???
高機動の
「やっぱ少し痛むな・・・」
にゼーゴックの恐ろしさと
別な意味でのヅダの恐ろしさが伺えてナイスです!
356通常の名無しさんの3倍:2006/05/30(火) 00:14:37 ID:???
ザクフリ「『フライング高校生現れる!!』これで一面決まりね!」
ザク偵「でも先輩、本当に人の体当たりで飛ぶんですかね?」
ザクフリ「百聞は一見にしかず、飛んでいるところを写しましょう。」
ザク偵「ははぁ…アレ?誰が飛ぶんです?」
ザクフリ「そりゃあもう、我が部を代表してネロ君が…」

EWACネロ「 勘 弁 し て く だ さ い ! 」
357通常の名無しさんの3倍:2006/06/01(木) 00:38:44 ID:???
ザクフリ「ていうか高機動にインタビューしてくても一度も成功してないのよね」
ザク偵「こないだまでは僅かながらも情報提供してくれてたのに」
EWACネロ「捕まえようとしても凄いスピードだし・・・どんだけ速いんだよ」
ザク偵「なんでも測定では6秒2とか」
EWACネロ「?そんなに言うほど速くない?」
ザク偵「100mなんですけど・・・」
EWACネロ「ゲ!?ほんとに!?」
ザクフリ「このままじゃ記事にならない・・・やっぱりネロ君が・・・」
EWACネロ「マジで勘弁して下さい!」

白スナ「おーいザク偵、そろそろ収録・・何やってんの?」
ザクフリ「・・・・」
EWACネロ「・・・・」
ザク偵「・・・ねぇ白スナ、空を飛びたいなーって思ったこと無い?」
白スナ「え?まぁそりゃ人間誰だって空を飛びたいって思うことはあると思うぞ」
ザク偵「飛んでみない?つーか飛べ」
白スナ「はい?」
白スナ大ピンチ!!
358通常の名無しさんの3倍:2006/06/01(木) 09:53:48 ID:???
飛ぶのか?飛んじゃうのか?www
359通常の名無しさんの3倍:2006/06/01(木) 21:04:56 ID:???
ザク家の食卓

「ただいま」
「あ、マツナガ兄さんお帰りなさい」
「ん?今日も来ているのか、バーザムとドライセン嬢」
「あ、おじゃましてまーす」
「・・・やはりこう何回も来ていたら迷惑ですか?」
「そ、そんなことないですよ!私は嬉しいです!」
そう言ってうつむくドライセンにRD-4があわてて答える。
今、俺とドライセンはザクの家にお邪魔している。
今日親が出かけてていないということをザクに話したら「じゃあ今日家に泊まってけよ」と言われたのだ。食事代と宿泊代といって親がくれた晩飯代を奪われたけど。
その仕返しといっては何だが風紀委員の会議のあとにドライセンも誘ってやったら「い、いいのか?」と柄にも無く喜んでいた。
昔は男嫌いだったこいつも今やすっかり恋する乙女だ。・・・愛情表現は暴力的だが。
「RD-4、今日のご飯は?」
「コロッケですよ。マツナガ兄さん、上に行って高機動君とガイア兄さん呼んできてくれませんか?」
「ああ、わかった」
「もうすぐ出来るのか・・・RD-4、盛り付けくらいは手伝わせてくれ」
「え?いいですよそんなの」
「気にするなってRD-4。俺も手伝うぜ」
ドライセンに続いて俺も台所に向かう。ま、せっかく作ってもらってるんだからな。ドライセン一人に盛り付けをやらせたら怖ろしいことになるし。

「「「「「「「「「いただきます」」」」」」」」」
ご飯の前に全員で「いただきます」というのがザク家のしきたりだ。食卓にいる九人・・・俺、ドライセン、ザク、ガイア、マツナガ、ライデン、F2にRD-4と高機動(以上敬称略)がいっせいに言うとなかなか迫力がある。
俺 「そういやよ(モグモグ)親父さんと叔父さん、今日はいないのか?」
ドライセン 「口の中に物を入れてしゃべるな」
ライデン 「ああ。親父はともかく、叔父貴は接待飲み会だってよ」
高機動 「じゃあ、RD-4はどうするの?」
RD-4 「義父さんはここで泊まっていけって」
高機動 「そうなの?」
ガイア 「いやに嬉しそうだな」
高機動 「え?そ、そう?」
ザク 「(キュピ−ン)もしや・・・」
高機動 「い、いやそんなんじゃないよ!いや、RD-4がいてくれる朝はご飯おいしいからさ」
F2 「いてくれる朝って表現が何かな・・・」
俺 「卑猥だよな(モグモグ)」
ザク 「ああ、卑猥だよな」
ライデン 「卑猥だ」
ガイア 「うむ、卑猥だな」
マツナガ 「お前らその単語を連呼するな。飯が不味くなる」
RD-4 「あの、「ひわい」ってどういう意味ですか?」
ドライセン 「・・・知らないほうがいい」
この家の夕食は毎日こんな感じで賑やかだ。
360359:2006/06/01(木) 21:06:32 ID:???
「はー食った食った。ごめんな、おかわりまでしちゃってよ」
「食いすぎだおまいは」
「いえ、いいですよ。おいしく食べてくれるのは嬉しいですし」
「やはりRD-4のご飯はおいしいな・・・私なんか全然・・・」
「いえ!ドライセン先輩も料理の腕、上達してますよ。そうですよね、F兄さん」
「え?」
「ああ、そうだよな、F」
「おいしくなったよね、ねえ、F兄ちゃん」
「どうなんだ、F」
おお、四連携。いきなり話を振られて戸惑うザクに次々と他の家族がたたみかける。わずかなチャンスを見逃さない完璧な連携だ。たぶん連携率200%は超えただろう。
「ま・・・まあ前よりはマシになったけど、な」
「!!」
「ごへぁ!」
・・・ドライセンの必殺技、照れ隠しバックナックルがザクの腹部に直撃だ。腰のひねりと拳が当たる直前に利かせる手首のスナップは絶大な破壊力を秘めている。・・・て食後に腹部はまずくねえか?
「(ハッ)す、すまん!」
「やば・・・リバースが・・・テイルズオブリバースが・・・」
「やめろ!こんな所でんな汚い真似すんな!」
「と、とりあえずリバースならトイレでしてこい!」
「りょ、了解・・・」
ザクがおぼつかない足取りでトイレに向かった。そしてドライセンがポツリと呟く。
「駄目だな、私は・・・せっかく褒めてもらったのにあんな目に遭わせてしまって・・・いっつもだ。嬉しいのに傷つけてしまう・・・やはり私はここに来ないほうが」
「いや・・・大丈夫だ・・・」
「!ザク!?」
「おい、腹大丈夫か?」
「大丈夫だ、すまねえバーザム。ドライセン、途中からしか話聞いてないけどよ、ここにこないほうがいい、なんて事はねえ。うちの家族な、人数は多いけど女はRD-4しかいなかったんだ。やっぱり女一人ってのは寂しいらしくて、姉妹とかを見るといつも羨ましそうだった」
「F兄さん・・・」
「で、お前がこの家に来るようになってRD-4の奴、とても嬉しそうだったんだよ。姉が出来た感じなんだろうな。偶然とはいえ俺がお前をこの家に連れてきた事に感謝さえしてた。だからよ、RD-4のためにこれからもこの家に時々でいいから来てくれよ、頼むからよ」
「しかし、私がここに来たらお前が傷つく事に」
「大丈夫だ、覗きで捕まったときの制裁とかでこういうのは慣れてる。」
「ザクUF・・・」
「わ、私からもお願いします!」
急にRD-4が喋り出した。
「F兄さんの言った通りです。先輩が来てくれて嬉しかった。綺麗で、大人っぽくて・・・昔から夢見てたお姉ちゃんがいるみたいだった。・・・私の身勝手かもしれない。でも先輩にこの家にいてほしい!私のお姉ちゃんでいてほしい!・・・駄目、ですか?」
「僕からもお願いします。RD-4のために」
「ああ、私からもお願いする」
「綺麗な女子高生が毎日のように来てくれるなんて、夢のようだからな」
「ドライセン先輩、お願いします!」
RD-4に続いて他の家族も次々とドライセンに頼み込む。・・・
「・・・こんな私でいいのか?」
「駄目なはずありません!」
RD-4がすばやく返答し、微笑んだ。
「・・・ありがとう。私も、この家が好きだ。だから、これからもお邪魔していいか?」
「「「「「「「もちろん」」」」」」」
全員が綺麗にハモった。・・・本当にいい家族だな、この家族は。俺ん家なんかより、ずっと。
361359:2006/06/01(木) 21:11:41 ID:???
「ぐえ・・・」
「ん、どうしたザク」
「や、やっぱりまたリバースが・・・やべ」
またトイレに駆け込んだ。さっきまで珍しくカッコよかったのが台無しだ。
「は〜あ、最後で締まんないね、ザク兄ちゃん」
「・・・でも、格好良かった・・・あ、RD-4、食器洗うの手伝うぞ」
「いえ、大丈夫ですって」
「姉として、手伝わせてくれ」
「先輩・・・でも、これくらい一人で出来ます。その代わりと言ったらあれですけど、風呂場洗ってお湯を入れておいてくれませんか?」
「わかった」
そう言ってドライセンが部屋から出て行った瞬間、男たちの目が変わった。
「予想外の展開だったけど、いい感じだ」
「ドライセン先輩の目を見た?ありゃあF兄ちゃんに惚れ直した、って目だったよ」
「RD-4のためにも、『Another flowerをこの手に』作戦、成功させないとな」
「くそっ、ドライセンちゃんがFの奴に惚れてさえいなけりゃ俺が狙ってたのによ」
「ライデン、お前には無理だ」
「けっ」
『Another flowerをこの手に』作戦が何なのかは知らないけど・・・内容は簡単に想像がつくな。ドライセンの恋はザク家から十分なバックアップを受けてるみたいだ。お節介とも言えるけど。
「うええ・・・」
「あ、戻ってきた」
「水音がしたということは、リバースか?」
「もう、ジアビスって感じだよ」
「どんな感じだ?」
「・・・聞くな。そういや、風呂入れるのか?」
「今ドライセンせんぱ・・・」
「ああ、もう沸いてるぞ。入っていいぞ」
「・・・本当か?」
F2の口を塞いだガイアが答える。流石に怪しいと思ったのかザクが怪訝そうな顔をする。
「本当本当。さっき殴られた傷も痛むだろ?早く入ってこいよ」
「ああ、んじゃ入らせてもらうぜ」
騙された哀れなザクは風呂場に向かう。・・・そういうお節介がむしろ逆効果だって気づいてないのか?
しばらくの後、風呂場からドライセンの叫び声とザクが吹っ飛ばされる音が聞こえる。
こうしてザク家の夜は更けていくのだった。

構想していたものより長くなった上に登場人物が多すぎた。今は反省している。
>>343=ぬ氏
遅レスですが自分は見直さなくてもいいと思いますよ。でも職人のこだわりがあれば変えたほうがいいかも。
362通常の名無しさんの3倍:2006/06/01(木) 22:47:51 ID:???
『バカ空手一代 その5』

ギャンヌ「で、用意しとくって言ってたのは用意できたの?」

気を取り直してギャンヌがゼーゴックに尋ねた。
なんだかんだ言いながら、ゼーゴックのペースに慣れて来たようである。

ゼーゴック「えへへ。ちゃんと用意してきましたよー。これです!」

そういいながらゼーゴックは背負ってきたクラシカルな唐草模様の
巨大な風呂敷包みを解いた。その中から出てきたものは…

ゼーゴック「巨大な白人男性の着ぐるみです!」
ギャンヌ ( ゚д゚)ポカーン…
ゼーゴック「ヅダさんがわたしを肩車してこの中に入るでしょ?で、義姉さんはサングラスで変装してこの白人男性とデートの振りしながら後つけるんです。」
ヅダ「さすガゼーゴック君!なルほど、白人ナらこノ2.5m以上ありそうな身長デモ不自然ヂャなイゼ!」
ゼーゴック「えへへ。3人で尾行するためにはどうしたらいいか、がんばって考えたんです。」
ギャンヌ「めちゃくちゃ不自然でしょー!!!ていうか、私こんなのと一緒に歩くのイヤー!!!!」
ゼーゴック「…(´・ω・`)…」
ギャンヌ「ぁぅ…そ、そんな目で見つめたってダメなものはダメなんだからね。」
ヅダ「…(´・ω・`)…」
ギャンヌ「に、兄さんまでなによ。絶対イヤだって言ってるでしょ。」
ヅダ・ゼーゴック「……………(´・ω・`)……………」

どっかしら抜けてる男たち一家の中の紅一点として育ってきたギャンヌは
頼られると邪険に出来ないおっかさんタイプの性格であった。
その狭そうで案外広い心にヅダとゼーゴックの捨てられた子犬のような視線が突き刺さる。

ギャンヌ「く…し、しょうがないなぁ。」

ギャンヌが折れるまでに要した時間はわずか3分だった。

ゼーゴック「やった!さすが義姉さん!」
ヅダ「さスがギャンヌチャん!」
ギャンヌ「はぁ〜〜〜…」
ゼーゴック「よし!じゃあさっそく変装しましょ!って…あれ??よいしょ…」
ギャンヌ「なにしてんの?」

ゼーゴックは着ぐるみに頭を突っ込んだまま、なにやら悪戦苦闘しているようだ。

ゼーゴック「しまったぁ!!!ツーテールが邪魔で頭が入らない!!!」
ヅダ「僕ニまカセろ!!」

     じょっきり

ギャンヌが止める間もなくヅダが例によってどこからともなく取り出したハサミで着ぐるみ頭部の側面に穴をあけた。

ヅダ「さア!こっカらそのカワいらしイ尻尾を出シたまエ!」
ゼーゴック「ああ!ありがとう、ヅダさん!わたし、一時はもうこの作戦も終わりかと思った!」
ギャンヌ「あ ん た が 髪 を 下 ろ し た ら よ か っ た ん じ ゃ な い の ?」
ヅダ・ゼーゴック「は!!!!!」

後悔先に立たず。

ヅダ「ヤ、ヤだなァ、モう。先に言ッテくレたまエよ。ハハハ」
ゼーゴック「さ、さすが義姉さん。目の付け所が鋭いなぁ。えへへ…」
ギャンヌ「ほんっとうに先が思いやられるわ………」

ギャンヌは段々茨の道とわかっていながら行かねばならぬ、殉教者のような気持になってきていた。
363362:2006/06/01(木) 23:05:12 ID:???
>>357
そろそろ教頭あたりから「走行中のゼーゴックに近寄るのは禁止」令が出そうな事態ですなw

>>361
読む方も形式が統一されてると読みやすいというのもあるので
僕もぬ氏の方針に賛成しときますです。
違った形式での保存を希望する場合は例えば文末に
「この形式のままで保存してください>>ぬ氏」
とか入れるとわかりやすいでしょうかね。
364通常の名無しさんの3倍:2006/06/02(金) 22:46:09 ID:???
>>359

高「そろそろ家族のみんなに怪しまれ始めてる・・・謎多き少年としてはなんとかせねば」

翌日

ν「ええい!エゴだよそれは!!」
サザビー「音楽室の持たんときが来ているのだ!!」

今日も今日とて音楽室争奪に余念の無いお二人

コマカス「喧嘩は其処までだお二人さん!!」
ν・サザビー「「だ、誰だ!?」」
コマカス「あんた達二人が喧嘩しても何も得るものは無いのだよ現に軽音部に取られてるし」
ν「それがどうした!今日の所は軽音部に譲ってやる、今はこいつを倒して明日からゆっくりうちが使うんだ」
サザビー「それはこっちのセリフだ!!」
コマカス「あーもうとりあえず喧嘩両成敗っつーことでこれ見てもらえます?」
綺麗にクロスカウンターが決まった写真
ν「!いつのまに写真を」
サザビー「しかも今日のじゃない!?」
コマカス「これを先公に見せられたらお互い困るっしょ?今日の所は引いてくださいな」
しぶしぶ引き下がる二人、その殺意の篭った目は片方はお互いをもう片方はコマカスを睨んでいた
コマカス「・・・ま、こんなもんかな後は・・・」
365通常の名無しさんの3倍:2006/06/02(金) 22:57:36 ID:???
コマカス「え〜っと、RD-4は・・・いた」
屋上から見下ろし校舎裏の焼却炉にゴミを捨てていた
そのまま校舎裏のRD-4の目の前に飛び降りるコマカス、屋上からである
RD-4「キャッ!?・・・こ、コマンダーカスタム様!?」
コマカス「ん?ああ驚かせてしまったようだねゴメンゴメン」
こんなあたふたするRD-4はドライセンに告白?したとき以外見たこと無い
RD-4「えっと、あのその・・」
コマカス「ん?僕に何か用かい?」
RD-4「あ!いえ!そのなんていうか・・・」
可愛いなーRD-4いやマジで
RD-4「さ!サインください!!」
コマカス「ああ、構わないよ。」
懐に入れてあった色紙にスラスラと『バーザムコマンダーカスタム:RD-4君へ』と書き綴る
RD-4「あれ?あの私名前いいましたっけ?」
コマカス「ん、あ、ああ高機動君から君の事は聞いてるよ僕の大ファンだって」
RD-4「そ、そうなんですか高機動君が・・」
コマカス「じゃ、私はこれで」
RD-4「あ!コマカス様ー!」
そしてその場を100m5,9秒のヒーローダッシュで去った。これで良かったはずだ。
366通常の名無しさんの3倍:2006/06/02(金) 23:08:39 ID:???
その晩ザク家

RD-4「♪〜〜♪〜〜」
ザク「なんかRD-4ご機嫌だな」
F2「なんでもコマカスと初めて会話した上にサインまで貰って浮かれてるそうだよ」
ザク「ふ〜ん」
ライデン「おい、高機動いいのか?」
高機動「・・・別に」
ザク「高機動・・・お前・・」
RD-4「あ、高機動君!」
エプロン姿のRD-4が高機動に駆け寄る
高機動「な、何?」
RD-4「コマカス様に私のこと話してくれてたんだね、ありがとう♪」
その笑みはとても感謝が篭っているが愛は全く篭っていなかった
ライデン「・・・・高機動・・・」
ザク「・・・・なんつーか・・・」
ガイア「・・・不憫?」
マツナガ「よし!今日は飲もう!!俺の秘蔵の開けてやる!高機動飲め!!」
高機動「いや酒はまずいでしょ未成年だし」
ザク「いやいや!いいんだ!今日くらいは飲め!!遠慮すんな!!」

こうして高機動の恋愛沙汰は水に・・いや酒に流されるのであった・・・?

RD-4「なんだか皆さん騒がしいですね?」
ドライセン「賑やかなのは良い事だろう」
RD-4「そうですね。」

しかし未成年なのに酒を飲んでドライセンにどつかれるザクでした。
367通常の名無しさんの3倍:2006/06/06(火) 16:38:11 ID:???
保守age
368通常の名無しさんの3倍:2006/06/08(木) 14:51:30 ID:???
『バカ空手一代 その6』

ゼーゴック「ま、まあ、せっかくヅダさんが開けてくれた穴だし、ちゃんと使いましょ。」
ギャンヌ「もう好きにすれば…」

かくして盛大に耳毛を生やした異形の白人男性がUCガーデンに降臨したのであった。

ヅダ「よシ!じゃア担グぜ!」

ゼーゴックが所定位置についたのを見てヅダも着ぐるみの中に入り込む。

ヅダ「いっセーのーで立ち上がるヨ」
ゼーゴック「はーい。じゃ行きますよー。いっせーのー…」
ヅダ「せ!」

大巨人、大地に立つ。

ヅダ「ゼーゴック君、見晴ラしはイカガかな?」
ゼーゴック「え、えっと…見晴らしは最高なんですけど…(モジモジ)」
ヅダ「どうシたノかね?」
ギャンヌ「トイレ?さっさと済ませてきたら?」

ゼーゴックは急に顔を赤らめモジモジしだした。
いつもの快活な彼女とは思えないような変貌振りだが…

ゼーゴック「あの!トイレとかじゃなくって…!」
ヅダ・ギャンヌ「なに?」
ゼーゴック「えへへ…あのね、ヅダさんの首にね、直接またがっちゃって…なんか恥ずかしいね、って…えへへ。」

ゼーゴックの本日の主要装備
・ミニスカ
・生足

ヅダ「クケ0−!!”!!!!!!!!!!」
ギャンヌ「変なこと意識させんなー!!!」

時既に遅く、ヅダは奇声一発石化していた。

ゼーゴック「わー!!!!ヅダさんしっかりしてー!」
ギャンヌ「あーあ…ちょっと降りて。なんとかするから。」

ギャンヌは着ぐるみをはがしたヅダ(石化中)の首にゼーゴックの風呂敷包みをくくりつけた。
着ぐるみを取り出してだいぶ小さくなった風呂敷包みはヅダの項から首の横まで達し、ちょうどゼーゴックの座席を形作っている。

ギャンヌ「はい、コックピット。」
ゼーゴック「わー。ありがとうございますー。よいしょっと…あ、いい感じの座り心地です。」
ギャンヌ「ほら、兄さんも正気に戻って。」
ヅダ「…その少女の内腿はあたかも雲の如き軽やかな柔らかさを持ち、しかもなお驚くべき弾力を持って青年の首を…は!!!俺はなにを!?」
ギャンヌ「官能小説の時間は終わった?」
ヅダ「な!!!だ、誰が官能小説なんか…いったい何のことだ!」
ギャンヌ「思いっきり声に出てたよ。」
ヅダ「な、なにぃ・・・ってか、あれ?く、首の感触が…雲の如き軽やかな柔らかさはどこ行った!?」
ゼーゴック「おーい。ヅダさーん。ちゃんと上にいますよー。」
ギャンヌ「悪いけどちゃんと行動できるよう急設シートを設置したよ。」
ヅダ「…(´・ω・`)…」
ギャンヌ「 今 回 は そ ん な 目 し て も ダ メ 。 」

なんだかんだで尾行準備を一応整えた一行。
それは旧ザクがUCガーデンに姿を見せるわずか1分前の出来事であった。
369通常の名無しさんの3倍:2006/06/09(金) 23:02:03 ID:???
誰も言わないようだから言っておくよ。

誕生日おめでとう、会長。
370通常の名無しさんの3倍:2006/06/10(土) 22:52:01 ID:???
『バカ空手一代 その7』

旧ザクは悩んでいた。

旧ザク「ううむ、最初は空手専門店"嘉手武堂"に連れて行くべきか、それとも"覇不波館道場"で稽古を体験してもらうべきか。」

どうやったらズゴックに空手の魅力を一番よく伝えられるか?
まさか先方がデートの誘いと勘違いしてるなどとは思っても見ない旧ザクなのであった。
そんな悩めるアホウをゼーゴックが高い位置から目ざとく見つける。

ゼーゴック「あ!みなさん、旧ザクさん来ましたよ!」
ヅダ「ム?よし、みんな、木陰に隠れて観察すルぞ!」
ギャンヌ「…あれ、何てジム帰りのマッチョ?」

ギャンヌが呆れるのも無理は無い。
運動するつもりで出てきた旧ザクの服装は
・ボディラインを強調する白のピッチピチのTシャツ
・下半身をたくましく見せながら動きやすいバギーパンツ
・白ソックスにスニーカー
ざっとこんな物であった。

ヅダ「ま、待テ!良く見るんダ!!」
ギャンヌ「何を?」
ヅダ「アの胸元ダ!」
ゼーゴック「は!!!もしや!!?」
ギャンヌ「何何?本気でわかんない。」
ヅダ「ギャンヌ、アのTシャツの首の部分ヲ良く見ろ!」
ギャンヌ「?」
ゼーゴック「義姉さん!あれはVネックじゃないですか!」
ヅダ「そウ、つまリあのTシャツは体のラインを強調しつツ、更に胸元ヲ開けてセクシーさヲアピールすル狙い!」
ゼーゴック「一見ただの肉体原理主義者…しかし実は旧ザクさんなりに考え抜かれたファッションなのね!」

旧ザクは乾いてたTシャツを無造作に着てきただけであった。

ギャンヌ「なんかうそ臭い意見だなぁ…まあ旧ザクさんの私服ってイメージそのまんまの服だけどね。」

一方こちら旧ザクは木陰から覗く恐ろしく怪しげな一行すら目に入らない様子である。
それほどまでに旧ザクは嘉手武堂と覇不波館道場のどちらに行くかで深刻に悩んでいたのである。

旧ザク「やはりズゴック君と言えば貫手。覇不波館道場で試割を体験してもらうのもいいかもしれん。いやいや、嘉手武堂で貫手の鍛錬道具を見てもらうのも一興…」

ゼーゴック「かなり真剣な顔してますね。旧ザクさん。」
ギャンヌ「まあズゴックさんと二人で会えるなんてまず千載一遇のチャンスでしょうからねぇ。」
ヅダ「もウすグズゴックさンが来る時間ダが…」
ギャンヌ「ズゴックさん、やっぱりやめた、とかないでしょうね?」
ゼーゴック「大丈夫ですよぉ。ズゴックちゃん、ちゃんとした人だから。」

その頃、UCガーデンに向かいながら、ズゴックはこんなことを考えていた。

ズゴック「やっぱりやめようかなぁ…旧ザクさんに2人きりで部に勧誘されたりしても困るし。ゼーゴックの頼りになる人ってのも気にかかるしなぁ。」

そうは思ってもドタキャンしたりできないのがズゴック。
なんとなく後悔の念を抱きながらもズゴックはUCガーデンを目指していた。
行く手に待ち受けるのが空手バカ兼ただのバカと仮装行列であることも知らずに。

ズゴック「ん、こんなことばっかり考えててもだめ。今日は先入観取っ払って旧ザクさんと付き合ってみるって決めたんだから。」

気持を切り替え、明るいまなざしを向けたその視線の先には、もうUCガーデン正門が見えてきていた。
371ぬ ◆vq8COgRahA :2006/06/13(火) 12:48:49 ID:???
職人諸氏、GJ&乙で御座います。

えー、以前リクエストを頂いておりましたキャラ画像出来ました。

 白キュベ(>>22=>>26氏リクエスト分)
  ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi39704.jpg.html

 白ジム4兄弟(>>25氏リクエスト分)
  ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi39705.jpg.html

・・・・・・リクエスト頂いてから早4ヶ月・・・・・・
・・・スマン、遅すぎ!!・・・クオリティも相変わらず・・・orz

・・・更新は今晩にでも・・・
372通常の名無しさんの3倍:2006/06/13(火) 22:27:26 ID:???
>>371
ツイニキタカ!
オツカレー
373ぬ ◆vq8COgRahA :2006/06/13(火) 23:19:46 ID:???
おまっとさんでした!業務連絡です。

 まとめ更新履歴→http://msgijinkamoe.fc2web.com/koushinrireki.html

 まとめサイト→http://msgijinkamoe.fc2web.com/

>>321氏、>>349
 キャラ設定、有難うございます。
 早速追加しました。

>>328-329、345-346氏
 タイトルを『デスサイズギルティの衝動(仮)』とさせて頂きました。
 正式タイトルがある場合は御連絡下さい。
 ・・・あと、キャラ設定もお願いします。

>>331
 タイトルを『ある日の日記(仮)』とさせて頂きました。
 正式タイトルがある場合は御連絡下さい。

>>332
 上記の『ある日の日記(仮)』のおまけとしてアップしました。
 不都合がある様でしたら御連絡下さい。

>>356-357
 『空を飛ぼう』の続きという事で宜しかったでしょうか?
 続編ありそうだったので、連載中という事にしています。

>>364-366
 タイトルを『続・ザク家の食卓(仮)』とさせて頂きました。
 正式タイトルがある場合は御連絡下さい。

えー、『X』系のSS職人様方、キャラ設定をお願い致します。
まとまり次第『私立AW学園』の設定をアップしていきます。

職人諸氏、スレ住人の皆様、
今後とも宜しくお願い致します。
374通常の名無しさんの3倍:2006/06/13(火) 23:23:40 ID:???
おお、キャラ絵&更新グジョブです!


・・・ところでややシリアスなビグロネタなんて需要ありますかね?
375通常の名無しさんの3倍:2006/06/13(火) 23:28:18 ID:???
>>374 ありまくり!!
376通常の名無しさんの3倍:2006/06/13(火) 23:39:25 ID:???
贅沢を言うと、以後他の人が使いにくくならないような配慮をしていただけるとありがたいかも。>シリアスなネタ
377通常の名無しさんの3倍:2006/06/16(金) 07:50:25 ID:???
保守
378通常の名無しさんの3倍:2006/06/16(金) 08:42:27 ID:???
ゼフィランサス「ったく、世間はW杯、W杯って。
それならもうちょいサッカー部に注目してくれっつーの…ブツブツ…ん?」

『来たれ若人!地味球技部連合会』

ゼフィランサス「はあ?何、コレ?」

νガンダムHWS(ラグビー)「………」
ZU(野球)「ジーッ…ハッ!」
ササッ!(隠れる音)

ゼフィランサス「(誰かがいる…)ま、見なかったことにしておこう…」

HWS「チッ」
ZU「アーア」
白ドッグ「ええい、次あたるぞ。」
ゼフィランサス「って、なんであなたがいるんですか、センパイ!」

379通常の名無しさんの3倍:2006/06/16(金) 13:09:48 ID:???
ここはUC学園の近くにあるペガサス屋書店。
店主は私、ホワイトベース先生の妹のアルビオンです。


カラコロン
アル「はい、いらっしゃい」
店の扉を開いたのは生徒会長の赤ゲル君でした。
ゲル「すいません、この前入った"スペインの知られざる祭り"って本、まだありますか?」
需要があるなら指定つきの本以外はそろえるのがうちのモットー。
特に学園の生徒達はお得意さんばかりですから。
アル「はい、そこの棚にありますよ。」
赤ゲル君はそれを買って、店をあとにしました。

さてと・・・私は携帯を取り出して、電話をします。アル「あ、お姉ちゃん。うん。私。アルビオン。
さっき赤ゲル君が"スペインの知られざる祭り"って本買っていったから。気を
付けたほうがいいよ。じゃ」
380ぬ ◆vq8COgRahA :2006/06/17(土) 16:10:34 ID:???
気まぐれにキャラ画像投下!

 ボールくん
  ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi40356.jpg.html

 ザクフリ部長
  ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi40357.jpg.html

新キャラ設定、お待ちしております。
381379:2006/06/17(土) 18:04:55 ID:???
それでは……
アルビオンさん【地球連邦軍ペガサス級強襲揚陸艦7番艦アルビオン】
女/ペガサス屋書店店長/0083
ホワイトベース先生の妹で、ペガサス屋書店の店長。
私立MS学園のちかくに店があるので、生徒たちとも交友があり。特に図書部の面々とは書店内でお茶を飲んで話し合う仲である。
姉と違って冷静かつ少し短気な性格で、妹なのに姉よりおっさんくさい。
キレたら怖く、かつて寝入りばなに家の近くで集会をしだした珍走を血祭りにあげたこともあったという。
浅田次郎の本が大好きで、スクーターでのお出かけが趣味。
ドゴスギアさんとは少なからず因縁がある模様。
382通常の名無しさんの3倍:2006/06/17(土) 23:32:14 ID:???
>>381
なんだかひどく次回登場が楽しみな雰囲気

>>380
なんとなくようやくボールが報われたようなそんな感じだ!
いっぱい鼻血流させてごめんね、ボール君。
そして部長のブンヤ面イカス。

てなわけでこの間NHKでやってた加藤登紀子の番組からインスパイヤ↓

『愛の賛歌』

ゼーゴック「もしも空が裂けて〜♪大地が崩れ落ちても〜♪
わたし〜は〜構わない〜♪あ〜なたぁ〜と〜いるならぁ〜〜♪」

最近すっかり柔道場に居着いているゼーゴックさん。
今日もご機嫌に歌を歌いながらヅダとギャンヌの柔道着を畳んでいます。

ギャンヌ「な、なんだか、ものすごい歌詞の歌だね。それ。」
ゼーゴック「えへへ。加藤登紀子さんの"愛の賛歌"ですよぉ。この間テレビで見たんです。」
ギャンヌ「へぇ・・・」
ゼーゴック「もしも〜あなたが〜死んで〜♪私を〜捨てるときも〜♪
わたしはぁ〜♪構わない〜♪あなた〜と行くからぁ〜〜♪♪」
ギャンヌ「(ゲ…;;;)」
ゼーゴック「ここのところ特に気に入ってるんですよねー。」
ギャンヌ「あ、あんたらしいね…(この娘が言うと限りなく本気っぽいんだよね)」

おやおやギャンヌさん、笑顔がひきつってますよ?こりゃ美貌が台無しだ。
もちろんゼーゴックさんは本気も本気、大本気ですよー?

ゼーゴック「広い〜空の中を〜♪あなたと〜二人だけで〜♪
終わりの〜ない〜愛を〜♪生き〜つ〜づ〜け〜る〜た〜め〜に〜〜〜♪♪♪」
ギャンヌ「(お願いだから飛ぶ時は一人で飛んで…)」
ゼーゴック「あーい きゃーん ふらーい!!!ってね。えへへ。」
ギャンヌ「わ、私達一家(主にヅダを指す)は遠慮するよ?」
ゼーゴック「やだなぁ義姉さん、これ死んだ後の事ですよぉ?」
ギャンヌ「(わかってるから遠慮したいのよ…)」
ゼーゴック「でもヅダさんと自由に飛んでみたいなぁ…」
ギャンヌ「あんたの場合ほんとに飛ぶのよね…(ぞわぁ〜〜〜〜)」

ゼーゴックさん、随分この歌気に入ったみたいですねぇ。
ほら、また最初から歌いだしましたよ。
そんなゼーゴックさんを見つめながら
梅雨の湿り気を帯びた暑さを吹き飛ばす、
体の芯から襲い来る寒気に身を慄かせるギャンヌさんなのでした。
383通常の名無しさんの3倍:2006/06/18(日) 00:26:44 ID:???
>>382 おまえかぁ〜っwwwww
     これまでのボールの印象
     ・むっつりスケベ
     ・鼻血
     ………ボールって…w
384通常の名無しさんの3倍:2006/06/18(日) 02:00:42 ID:???
>>ぬ氏、お疲れ様です。
「デスサイズギルティの衝動」の者です。
タイトル使わせていただきます。
ティエルの衝動組はAC学園所属ってことで良いんでしょうか?

【ガンダムデスサイズギルティ】
2年女子
勉強全般がダメだけど運動と家庭科のみは成績が良い。
小柄で童顔、幼児体型で胸なしぺったんこという乙女の三重苦を持っているが、ぺったんこ以外はあまり気にしていない。
家事全般をこなし、特に料理が得意。
明るい性格で友達も多いクラスのムードメーカー的存在。

【ウイングガンダムセラフィム】
2年男子
AC学園に転校し、デスサイズギルティのクラスに来た転校生。
無口、無表情で転校当初から少し浮いた存在。
それ故周囲からは、怖い人だと思われがちだが人一倍友達思いで、話しかければ少なからず返事は返ってくる。
恋沙汰に関しては鈍い。

【ガンダムサンドレオン】
2年女子
デスサイズギルティ、ウイングセラフィムとクラスメート。
勉強、運動共に高くもなく低くもなく普通。
少し天然が入っていて、何処かほんわかした空気を漂わせ、偶に空気を読まない発言をする。
笑顔が素敵と言うよりも、常日頃ニコニコ顔で笑顔以外の表情はあまり出さず怒る時も笑顔。
怒ると一番怖い。
好きな物は冷たい物で、自家製のアイス等を作るほど。アイスは7段以上が当たり前。しかし決してお腹は壊さない。

【ガンダムデリンジャーアームズ】
2年女子
Dギルティ、Wセラフィム、サンドレオンとクラスメート。
勉強から容姿まで完璧な天才。
行動、言動が時折意味不明で、退屈と言うのが大嫌い。それ故常に何かを企んでいる。
学園の騒動の6割方の原因はこの人。
口調は完全に男で喋らなければ相当な美人。
お菓子作りが趣味のお菓子好きで、虫が苦手と言う女の子らしい一面も持ち合わせている。
虫と遭遇した場合のみ、口調や仕草が普通の女の子になる。
自称『天の道を往き、全てを司る者』
385通常の名無しさんの3倍:2006/06/20(火) 20:40:39 ID:x4KyjEks
保守
386通常の名無しさんの3倍:2006/06/21(水) 20:43:04 ID:???
チョット閑散トシテキマシタナ…
387white dingo とか書いてる人:2006/06/21(水) 22:08:19 ID:???
すまん、ぬ氏がせっかく絵を書いてくれたのにこのごろ忙しくて書けない・・・来週からは書けるかもしれないので期待せずに待っててくれ・・・
388ぬ ◆vq8COgRahA :2006/06/21(水) 22:26:58 ID:???
再び気まぐれにキャラ画像投下!!

 ホワイトベース先生
  ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi40992.jpg.html

 ブラウ・ブロ副会長
  ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi40993.jpg.html

・・・今回は地味キャラで・・・

>>381氏、>>384
 キャラ設定有難う御座います。
 次回更新(週末かな?)の際、追加させて頂きます。

>>386
 『White dingo』の第6回放送、楽しみにお待ちしております。
 ・・・白スナとザク偵のその後の関係(若干フラグ気味ですよね?)も気になるし・・・
389通常の名無しさんの3倍:2006/06/21(水) 22:38:12 ID:???
↑ゴメン、アンカーミス
 >>386氏ぢゃなく、>>387氏デシタ・・・
390通常の名無しさんの3倍:2006/06/23(金) 23:51:42 ID:???
『バカ空手一代 その8』

旧ザク「やはり嘉手武堂にするか!」
ズゴック「それ、どういう所ですか?」
旧ザク「おわぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

あまりに自分の中の考えに没頭しすぎて旧ザクは
彼を見つけて近づいてきた素人のズゴックに
必倒の間合いでバックを取られてしまった。

旧ザク「ま、間合いが近いですぞ!ズゴック君!(ドキドキドキドキ)」
ズゴック「あら、ごめんなさい。びっくりしました?」
旧ザク「い、いや、いささか考え事をしておったもので。こちらこそ申し訳なかった。」

?と言う感じで小首をかしげて旧ザクを見つめるズゴック。
黒のミニのワンピースから伸びたすらりと長い手足がまぶしいほどだ。
着る女性によっては下品になりかねないデザインのワンピースだが気品ある美しさを醸し出しているのは、
やはり彼女の肢体が水泳によって鍛え上げられた機能美にあふれているからであろうか。
その天然の美しさは装飾品をほとんど身につけていないにもかかわらず
あたかもオーラのごとく彼女の全身を囲繞し、輝かせ、
UCガーデンで思い思いに休日を過ごしている人々の目を引きつけている。

男A「おい、あれ見ろよ。すげー美人。」
男B「ちょ…あんま見るな。いっしょにいる男やばそうだし。」
男A「ヤクザと女か…」

残念、旧ザクが美しき薔薇についた虫の様子です。
それはともかく、旧ザクは沸き起こった疑念に頭を悩ませていた。

旧ザク(はて…?ズゴック君…運動をするような格好ではないようだが…)

朴念仁主将はまだ気付いていないようである。しかし次の瞬間…

ズゴック「今日はデートに誘っていただいてありがとうございました。どこに連れて行って下さるの?」
旧ザク「(ああ、そうか。デートだからこのように着飾ってこられた訳か。なるほどなるほど。って………)どええええぇぇぇぇぇぇ!!!???」
ズゴック「(びくぅ!)あ、あの、またなにかびっくりしたことでも?」
旧ザク「い、いえ!!決してそのようなことは!!!(デ、デートだとぉ?こ、これはいったい…俺にいったい何が起こっているのだ…)」
ズゴック「さっき言ってらした"がでむ堂"って言う所に連れて行ってくださるの?」
旧ザク「いえ!まさか!ハハハ。嘉手武堂などムサ苦しい空手バカの巣窟。ナウなヤングがホリデーをエンジョイするために行くような場所ではありませぬぞ。」
ズゴック(なんかすごく無理して発言してる感じがする…)

発言も無理していたが、それ以上に今日の予定を一から構築しなおさなくてはならない旧ザクの脳は今、本当に相当無理して活動している。

旧ザク(ぬうううう…デートだと?一体どこに行けばいいのだ!こ、こんな千載一遇のチャンス、わが人生に2度巡ってくるとは思えぬというのに!一体どこに行けばいいのか全く見当がつかん!)

旧ザクの顔を冷汗がとめどなく流れはじめる。その時…

大巨人「HAHAHA!ヘイ!ビューティフルガール!今日はYOUをUC町のトレンディスポット、UC水族館にエスコートするアリマスYO!」
ギャンヌ(グラサン付)「そ、それはうれしいわ。今UC町でデートといったらあそこよね。(赤面)」

仮装行列が旧ザクとズゴックの前を通り過ぎていった。

ズゴック(ゼ、ゼーゴック…!?それにあの下にいるのはヅダ君…ギャンヌちゃんまでいっしょになって何やってるの!?)
旧ザク「(そ、そうか!今のトレンドは水族館か!)よし!ズゴック君、水族館に行きましょう!」
ズゴック「あ、あら、そうですか。まあちょうど行ってみたかったんですけど。」
ゼーゴック(ヅダさん、義姉さん、うまくいきそうですよ!事前にズゴックちゃんの行きたいところ聞いておいてよかったぁ。)
ギャンヌ(うまくいきそうなのはめでたいけど、わたし恥ずかしくて本気で泣きそう…)
ヅダ(くじケるな!ギャンヌちゃン、精力善用、自他共栄ノ精神で乗り越エるンダ!)
391デスサイズギルティの衝動:2006/06/24(土) 01:39:47 ID:???
 放課後の保健室。
 辺りは既に夕方になっており、保険室内もオレンジ色に染まり、僅かに開いた窓から涼しげな風が吹く。
 そんな保険室内のベッドに、セラフィムが気持ち良さそうに眠っている。
 そのセラフィムを見下ろす1人の影。
「…そろそろ起きる頃だな…」
 それはギルティ…ではなく、デリンジャーアームズだった。
 彼女は微笑みながら見下ろしていると、何を思ったのか不意にセラフィムに覆いかぶさり顔に近付いていく。
 っておい、何やってんですか!!?
「……何をやっている?」
「ふっ、起きたか」
 今まさにお互いの口が重なろうとした時、セラフィムが自身の危機を感知したのか目を覚ます。
 彼が目を覚ましたのを確認すると、デリンジャーは妖しくも楽しそうな笑いを浮かべ再び立ち上がる。
「お前、何をしていた?」
「なに、貴様よく見ればなかなかのいい男なのでな…」
「……」
 セラフィムは少し照れているのか、少し顔を赤くなりながらも顔を背けた。
 そんなセラフィムを尻目に、デリンジャーはその場から立ち去ろうとする。
 あのタイミングで、セラフィムが目覚めなければどうなっていたのだろうか?
「待て、何処に行くんだ?」
「なに、もうすぐヒロインの登場なのでな、サブキャラはさっさと退散しようと言うのだ」
「…ヒロイン?」
「ククク…良い返事を期待するぞ」
「…何の事だ?」
「そのうち分かる」
 はてな顔のセラフィムを余所に、デリンジャーはそう告げると少し笑いながら保健室を後にした。
 そしてデリンジャーと入れ替わるように、1人の少女が入ってくる。
「ん? ギルティ…」
「あ、セラフィム君、目が覚めたんだ」
 出てきたのはギルティだった。ギルティは嬉しくも心配そうな面持ちでセラフィムに駆け寄った。
「ご、ごめんね…あたしのせいで…」
「……」
 ベッドの隣にある椅子に座ると、申し訳なさそうな面持ちでセラフィムに謝っている。
 セラフィムは外を見ながら黙っていたが、やがてギルティの顔を見てほんの僅かだが口元に笑顔を浮かべる。
「……今、事の原因がハッキリした。どうせアイツの仕業だろう? ギルティが気にする事は無い…」
「…セラフィム君…ありがと」
 少し俯き落ち込み気味だったギルティの表情は、少しばかり明るくなった。
 それを無表情ながら、安心したようにセラフィムは見ていた。
「セラフィム君って優しいよね?」
「…そうか?」
「いつもはさ、なんかブス〜ってしてるけど…今みたく優しい事言ってくれるんだもん」
「……」
 ギルティの言う事に照れが入ったらしく、つい顔を背けてしまう。
 本人にとっては自覚は無いのだが、誰かに改めて言われるとやはり照れてしまうのが人の性。
 その光景を、保健室の扉を少し開け見ていた影が2つ。
「クククク…なかなか良い雰囲気ではないか…」
「愛とは良いですねぇ……少し妬けちゃいます」
「フッ…ここは我慢だサンド嬢。直にサンド嬢にも、いい男の1人や2人…」
「まぁまぁ♪ ありがとうございます」
 先程居たデリンジャーと、いつの間にか居るサンドレオンだ。
 2人はギルティとセラフィムの光景を、実に楽しそうに覗いている。
 そんな2人の存在など知る由も無いセラフィムは、気持ちを落ち着かせるかのように深呼吸を1回、再びギルティの方を向く。
392デスサイズギルティの衝動:2006/06/24(土) 01:40:47 ID:???
「そ、それで…どうしたんだ? もう放課後だろう?」
「え? ぁ…うん、これ…」
 ギルティはイソイソとかばんの中から、小さな包みを取り出した。
 その包みは昼間の仕様とまったく同じで、セラフィムも昼間の出来事を思い出し、僅かに驚きの表情を浮かべる。
「そ、それは…?」
「昼間あんなの食べさせちゃったから…作り直したの」
 そう言いながら包みを開けていくと、そこには昼間の真っ黒ではなく、美味しそうに小麦色に焼けているクッキー。
「その…食べてもらえるかな…?」
「……断る理由は見当たらないな」
 恐る恐ると言った様子で訊ねるギルティに対し、セラフィムは静かにそう言ってクッキーを1個口に入れる。
「どお? 今度はちゃんと作ったんだけど…」
「…うまい」
「ほんとに!? やった♪ じゃあ、これ全部あげるね。元々その為に作ったんだし」
「あ、あぁ…ありがとう」
 セラフィムの感想に、完全にテンションが回復したギルティ。
 彼女は大いに喜ぶと、満面の笑顔で残りのクッキーを渡す。
 しかし、甘い物が少し苦手なセラフィムは微妙な表情。
「…1つ聞きたいんだけど…」
「なに?」
 クッキーを受け取ったセラフィムはある事に気付く。
「何でコレを俺に?」
「え? 何でって…それはぁ……その、なんと言うか…」
「ん? どうした?」
 セラフィムの何気ない問いに、夕日のように顔を赤くしながら口篭るギルティを見てセラフィムは不思議そうな表情を浮かべた。
「…そ、そのぉ…あたしぃは……せ、セラフィム君が…す…す、す…」
「す?」
「す…す〜……スキ…だから…」
「ん? 最後の方がよく聞こえないが…」
「だ、だから…」
 『好き』…そのフレーズのみ言えずにボソボソっと呟いているギルティに対し、セラフィムは分かってるのか分かってないのか、やたらにそのフレーズのみ問い掛ける。
 その度に、ギルティの顔はドンドン赤くなっていった。
 …リンゴみたい…。
「……あそこまで鈍いと病気なのではないか?」
「仕方ありません…セラフィムさんですから」
 そしてその光景を、当然この2人も見ているわけで。
 セラフィムの鈍さに流石のデリンジャーも少し呆れている。
「うむ…まぁ奴だからな…それより見ろぉ、あのギルティの顔の色を…ククククク」
「太陽と同化してますね」
 2人は窓ガラスに映っているギルティの様子を楽しそうに眺めている。
393デスサイズギルティの衝動:2006/06/24(土) 01:41:36 ID:???
「すまん…もう一度言ってくれ…」
 そんな事等やはり知る由も無いセラフィムはギルティに質問攻め。
「だから! あたしはセラフィム君の事が好きなの! 好きな人の為に作った物を好きな人に食べてもらうのは当然だもん!! ……ぁ…」
「……」
 この瞬間2人は固まった。
 微妙に重い空気が保健室中に漂う。
(い、言っちゃった〜〜! ど、ど〜しよ〜〜!)
 このまま停止してしまうのではないかと言うくらい、ギルティの胸はドッキドキである。
 今彼女の心理の中は2つある。
 1つは、思わず流れで言ってしまい、絶妙に告白の雰囲気ではなかったと言う微妙な後悔と、とりあえず気持ちを伝えられたと言う微弱な達成感。
 そしてもう1つは、もしかしたらダメかもしれないという恐れ。
「……」
 セラフィムは黙って硬直しているが…顔が赤い。
「クフフフ…遂に言ったぞぉ」
「ギルティさんらしいです。セラフィムさんはどんな返事をするのでしょうかぁ? ドキドキです」
 この光景も勿論この2人は見ていた。
 しかも何処から持ち出したのか、その手にはポップコーンが……映画じゃないんだから。
「……」
「……」
「…あのぉ?」
「…な、なんだ?」
「返事が聞きたいなぁって思ったりしてるんだけどぉ」
「あ、あぁ」
 重い空気に業を煮やしたギルティは、上目遣いながら恐る恐ると言った様子でセラフィムに問い掛ける。
 その問いに、ようやく拘束が解除されたセラフィムは静かに口を開く。
「…俺は……お前のクッキーが好きだ…」
「ぇ?」
「…だからその……これからも俺の為に作って欲しい」
「それってぇ…」
「お、俺も…ギルティと同じ気持ち…だ」
 セラフィムは顔を反らしながらも静かに自らの気持ちを伝えている。
 少し不器用ながら、その気持ちはギルティにも伝わったようで…
「…そ、そっかぁ…えへへ♪ 嬉しいな」
 瞳に少し涙を浮かべながらも嬉しそうに笑っている。
 きっと嬉し泣きなのだろう。
「だ、だったら、今度また作ってあげるね?」
「あぁ…頼む」
 そしてセラフィムもまた静かに笑みを浮かべる。
 今まで重かった保険室内の空気は、なんだかほんわかと幸せな空気になっていた。
「……ギルティ?」
「え? なに…わきゃっ!」
 突如としてセラフィムはギルティを抱き寄せた。
 ギルティは驚きの声を上げるが、まぁ…いきなり抱きつかれては無理もない。
「ど、ど、どうしたの?」
「……」
 そしてギルティを解放し、見つめ合う。
 頬を赤らめながら見つめ合う2人…。
 自然とセラフィムとギルティの顔が互いに近付いていく。
 そして、2人の唇が重なろうとした…その時…
394デスサイズギルティの衝動:2006/06/24(土) 01:42:48 ID:???
「フハハハハハハハハハハハ!! そこまでだっ!!」
「ひゃぅっ!!」
「なっ!!」
 さっきまで覗いてたデリンジャーに妨害される。
 その瞬間、セラフィムとギルティは音速の速さで離れた。
 そんな2人を絶妙に妖しい笑みを浮かべ、軽く拍手をしながらデリンジャーは2人に近付いていく。
「一先ずはおめでとう。ククク…オレもセッティングした甲斐があると言うものだ」
「あ、ありがとう」
「…指摘する箇所がまず違うぞギルティ…」
「え? あ、そ、そうだっ! ちょっとデリっち! 何で此処にいるのよ!!?」
「私も居ますよ?」
「れ、レオンまで…」
「…一体何時から居たんだ…? あ、いやまぁ…大体見当は付くが…」
 腕を組みながら堂々と構えているデリンジャーと、いつも通りニコニコ顔のサンドレオンにセラフィムは静かに問う。
「そうだなぁ…そこのバカ娘が、『ご、ごめんね…あたしのせいで…』と言った辺りか…。なぁサンド嬢よ?」
「あ、私はギルティさんが、『…セラフィム君…ありがと』と仰っていたところからです」
「要は一部始終見ていたのか」
 ニッコリ顔と自信満々顔で語るサンドレオンとデリンジャーに、ため息を吐き呆れ顔になるセラフィム。
 ギルティに至っては、今まで以上に顔を真っ赤にし固まっている。
「…おい、帰って来いギルティ」
「……」
「返事がない…ただの屍のようだな…フフフフフ」
「セラフィムさん? もう身体は宜しいのですか?」
「…あぁ…」
「ならば帰るぞ。そろそろ時間も時間だ。ほれ、心優しいオレがお前のかばんを持ってきた…(奴も来る頃だしな…)」
 相変わらずのほんわかニッコリ顔で訊ねるサンドレオンに、セラフィムは静かに答えると、デリンジャーはセラフィムのかばんを放り投げる。
 セラフィムはかばんを受け取ると、ギルティを呼び戻し立ち上がる。
「…大丈夫か?」
「う、うん…。あ! ちょっとデリっち、この事バラさないでよ!!」
「んふふ…わかっている。あとその呼び方はやめないか…(もうバレテいるがな…バカ娘)」
 ようやく何処かの世界から帰ってきたギルティは、デリンジャーを指差しキッと睨む。
 まぁ、デリンジャーは軽くあしらったみたいだけど。
 そして4人は足早に保健室を後にした…。
「そうだ、おい無口男にバカ娘よ。先程の続きをやるのであれば、室内にしておけよ? 野外は誰かに見つかる可能性があるかな…クッ…クククク…あと避妊はしなければならないぞ?」
「ひに…っ!!」
「き、貴様っ!!」
「デリンジャーさん直球過ぎますよ?」
「プフーー!! くくくくく…わ、悪かった…ぷっ!!」
 デリンジャーの直球過ぎる助言にセラフィムとギルティは再び赤くなる。
 ギルティは再び何処かの世界へと旅立ち、セラフィムは珍しく感情を激しく表に出す…まぁ、無理もない。
 デリンジャーは2人のリアクションに思わず噴き出し、サンドレオンは揺るぐことなくニコニコ顔、セラフィムとギルティのカップルは顔を真っ赤にし俯きながら歩いている。
「(ここまでくれば成功したも同然…。後は奴が来れば…)」
 そして、またもや意味ありげな事を思っているデリンジャーであった…。
395ぬ ◆vq8COgRahA :2006/06/24(土) 21:56:46 ID:???
職人諸氏、GJ&乙であります!
スレ住人の皆様、こんばんわ!
業務連絡で御座います。

 まとめ更新履歴→http://msgijinkamoe.fc2web.com/koushinrireki.html

 まとめサイト→http://msgijinkamoe.fc2web.com/

>>378
 タイトルを『来たれ若人!(仮)』とさせて頂きました。
 正式なタイトルが御座いましたら御連絡下さい。

>>379氏=>>381
 タイトルを『ペガサス屋書店(仮)』とさせて頂きました。
 正式なタイトルが御座いましたら御連絡下さい。
 アルビオンのキャラ設定も追加させて頂きました。

>>384
 キャラ設定、追加させて頂きました。

皆様、今後とも宜しくお願い致します。
396通常の名無しさんの3倍:2006/06/24(土) 22:48:32 ID:???
>>395
毎度お疲れ様でいす
プレゼントあげる
つ【愛の賛歌(おときさん版)のように奔放な愛に生きる権利】
397通常の名無しさんの3倍:2006/06/25(日) 00:05:50 ID:???
>>ぬ氏
378です。
勢いで書いたのでタイトルとか考えてませんでした。
タイトル付けて頂いて感謝です。

とりあえず、378の後日談を。

『タブー』

ゼフィランサス「結局、無理矢理入れられた…」
白ドッグ「先輩の言うことは絶対だからな!」
ゼフィランサス「あ、そうだ」
νHWS「どうした?」
ゼフィランサス「いや、『地味球技連合会』
って名前が長いから人が寄らないのかな、と。」
ZU「なるほど、一利有る。」
ゼフィランサス「で、適当に略称考えたんですけど、
『地球連合』って…」
白ドッグ、νHWS、ZU「………」
ゼフィランサス「あれ、どうしました?
そんな顔して、いや、なんで手にバットとか、あ、あー!」
三人「その名を口にするなーっ!!」

その後、一週間は彼を見た者はいなかった。
398通常の名無しさんの3倍:2006/06/28(水) 09:24:16 ID:0wlD3TQ6
保守
399デスサイズギルティの衝動:2006/06/30(金) 03:29:55 ID:???
 放課後のグラウンド。
 保健室でのゴタゴタを終え、2人仲良く手を繋ぎながら歩いているセラフィムとギルティ。
「もう、何が避妊よ。気が早いよデリっちはぁ」
「その呼び方はやめないか。それはお前達バカップルが保健室であんな事しようとしたからではないか」
「…す、すまん」
「あぁいいんだよセラフィム君が謝らなくて。悪いのはデリっちだから」
「告白の場をセッティングしてやったというのに、その言い草はなかなか心に傷が出来るぞ」
「あのぉ…気が早いという事は…近々お2人は、保健室での続きをなさるのですか?」
「そ、それは…っ」
「…」
 自爆…そんな言葉がギルティの脳裏を過ぎった事だろう。
 空気を読んでか読まずか、サンドレオンの素朴な問いに赤い石と化すカップル。
 それをデリンジャーは大いに高笑いし、サンドレオンもクスクス笑っている。
「フフ…お二人とも面白いですね」
「あぁ、まったくだ」
 その時、四人の後ろから何やら地震にも似た地響きが。
 それはドンドンギルティ達に近付いて行き…
「こぉぉーーらぁぁーーですぅーー!!」
「へ? わきゃーー!!」
「ギルティ! お前は…」
「フッ…現れたか」
「貴女は…」
「いってて〜! な、何すんのよティエンロンっ!!」
「それはこっちの台詞ですっ!!」
 ギルティに体当たりを炸裂させる少女が1人。
 セラフィムとサンドレオンは無表情とニコニコ顔ながらそれぞれの驚きの表情を浮かべ、デリンジャーは待っていたと言わんばかりの表情を浮かべる。
 おしりを摩りながら少女に怒鳴り口調で言うギルティを、指差して明らかな敵対の目で見る少女の名はティエンロンガンダム。
 ちょっと口調が変なギルティ達と1年下の高等部1年生の女の子。
「ギルちゃん先輩! ティエはギルちゃん先輩を見損なったです! よくもティエのフィム先輩と手なんか握っちゃってくれてますですね! 浮気? 不倫? あんたは一体何なんだー!」
「いきなり突き飛ばしといて何訳分かんない事言ってんのよ! いい? セラフィム君とアタシは正式なカップルで、お互いラブラブで両想いなの! そもそもセラフィム君はティエンロンの物じゃないわよっ!」
「…お、おいギルティ…」
 そして始まったギルティとティエンロンの口論。
 セラフィムは困惑の表情を浮かべながら2人を何とか宥めようとしている。
 ちなみにギルちゃん先輩というのは、ティエンロンだけがギルティをそう呼んでいる呼び名である。
「嘘です! ティエはそんなの信じないです! だったらいつ正式カップルになったですか? いつ何時何分? OZが何回潰れた時です?」
「うむ…今日の17時36分42秒の時だな。ティエンロンよ、OZとは何だ?」
「あ、それは物の弾みと言うやつです。とにかくティエはそんな嘘信じませんです!」
「……」
400デスサイズギルティの衝動:2006/06/30(金) 03:31:03 ID:???
 セラフィムの止めも空しく、ギルティとティエンロンの口論は続いていた。
 どうにも止まらない二人に、セラフィムは既に諦めている。
「フッフッフッフッフ…やはりこうなったか…予想通りだな」
「あらまぁ、元気がいいのは良いことですねぇ」
 そして残りの2人は笑ってる、相変わらず空気が読めているんだかよく分からない。
「だったらセラフィム君本人に聞いてみたらどうよ!?」
「いいでしょう。フィム先輩? ギルちゃん先輩が言っている事なんて嘘ですよね? 先輩はティエの物ですよね?」
「いやギルティの方が真実だ。そして俺はお前のじゃない」
「そ、そんなーーー!!!」
 即答で答えたセラフィムにティエンロンは大ショック。
 その場に四つんばいになり崩れ去る。
「ふっふ〜んだ、これでわかったかね?」
 そしてギルティは大勝利と言わんばかりに笑って崩れ去っているティエンロンを見下ろしている。
「……」
 ティエンロンは黙っている。
 しかし、ここで終わらないのがティエンロンガンダムである。
「……フ…フフフフフフ…そうですか…そういうことですか……なるほどです」
 なにやら不気味な笑いが聞こえるんですけど…。
「な、なに笑ってんの?」
「ギルちゃん先輩っ!!」
「な、なによ?」
「貴女って人はなんて小汚い!! いくらフィム先輩を自分の物にしたいからって、洗脳なんて悪行を!!」
「………は?」
 微妙に眼に涙を浮かべて力強く訴えるティエンロンに、ギルティを含めセラフィムも間の抜けた声を出す。
 どうやらティエンロンは完全に間違った解釈をしてしまったらしい。
「クククク…流石だな…」
「ギルティさんはセラフィムさんを洗脳していたのですか?」
「クククク…さぁな」
 デリンジャーが楽しそうに笑い、サンドレオンが天然を炸裂させる中、ティエンロンとギルティの口論が再び勃発。
 セラフィムは再び2人を宥めようと努力するが無駄である。
「これは何の騒ぎだ?」
 そんな中、デリンジャーとサンドレオンに話しかける1人の影…
401デスサイズギルティの衝動:2006/06/30(金) 03:32:10 ID:???
「ルシフェル先輩か…」
「よう、デリンジャーにサンドレオン」
「相変わらずお綺麗ですね」
「男に対する言葉じゃないなそれ…つか、やめてくれ」
 サンドレオンにすかさずツッコミを入れたのはガンダムルシフェル。
 高校3年のギルティ一行の先輩である。
「綺麗なものは綺麗なのだから仕方ないのではないですか? ククククク」
「俺だって好きでこんな女みたいな顔になったわけじゃないんだよコラ」
「どうすればルシフェル先輩のようにお綺麗になれるのでしょうか…」
「話聞いてないだろお前…」
 ルシフェルの意見など微塵にも聞いていないサンドレオンの問いに、ルシフェルはガックリと肩を下ろす。
 ルシフェルは、性別や口調こそ男に分類されるが、身体つきや顔は完全に女であり、正直言ってしまえば相当な美人顔である。
「…で? あの2人は何やってんだ?」
 そして未だ口論を続けているティエンロンとギルティを指差し問う。
「フフ…まぁ、ちょっとした物の取り合いですよ」
「元気で良いですよねぇ」
「セラフィムはあからさまに困っているように見えるんだが…」
「気のせいです」
 ギルティとティエンロンがギャーギャー騒ぐ真ん中で必死に宥めているセラフィム。
 気のせいではないと思うが…。
「「ぐぬぬぬぬ……!!」」
「2人ともいい加減に…」
「こうなったら今此処で決着を…っ!!」
 そう言い放ちティエンロンが構えたその時、ティエンロンは何かに気付いたように制服のポケットに手を突っ込む。
 取り出したのは携帯。震えているのを見ると誰かからの着信、もしくはメールのようだ。
「あ、チーフからです。……もしもし? どうしたんですか? ……えぇ!? パンダが海鼠をっ! わかりましたです、今すぐに行くです!!」
 どうやら着信らしく、誰かと会話しているようだ。
「…パンダ?」
「なまこぉ?」
 そしてよく分からない会話内容に、さっきまで殺気全開でいたギルティと宥めていたセラフィムは困惑の表情を浮かべる。
「と言うわけでティエはバイト先の危機を最優先にするです。せいぜいその間フィム先輩の恋人気分を味わっていやがれです!! 決着はいずれ着けるですこの貧乳!!」
「ひんにゅ…っ!!!」
 ギルティに指を刺し高らかに叫ぶティエンロンは、そのままもの凄い速さでその場を後にした。
 貧乳というギルティにとって禁断の言葉を言われたギルティは、怒り通り越しその場で固まる。
「……大きさなんて俺は気にしないから…」
「せらふぃむく〜〜ん!!」
 そしてセラフィムの慰めに抱きつく。
 セラフィムは優しくギルティの頭を撫でていた。
402デスサイズギルティの衝動:2006/06/30(金) 03:34:21 ID:???
「……よく分からないんだが」
 その一部始終をルシフェルは困惑の表情で見ている。
「まぁ、簡単に言えば恋のライバルってやつです」
「だけどあいつ等付き合い始めたんだろ?」
「ククク、この世には一夫多妻制という制度が」
「この国にはそんな制度は無い」
「ティエンロンさんのアルバイト先にはパンダがいるのでしょうか? 見てみたいです」
「サンドレオンが注目したのそこなんだな」
 サンドレオンの場の空気が微妙に読めていない天然発言に、軽くため息を吐くルシフェル。
「さてと…あのバカップルはあのままにしておくとして…行くとするか」
 そんな中、未だ抱き合ってるセラフィムとギルティを見て、不敵に笑いながらデリンジャーは呟く。
「サンド嬢よ。お前でよければ久々にサンド嬢の入れたアイスティーが飲みたいのだが?」
「まぁ、嬉しいです、喜んで。ルシフェル先輩もいかがですか?」
「ん? あぁそうだなぁ…あぁ、せっかくだから頂こうかな」
「では参りましょう?」
「あぁ」
 そして3人は歩き出した。
 その時、セラフィムがそれに気付いたらしくデリンジャーに声を掛ける。
「……一応言っておく…ありがとう…」
「…」
 依然貧の乳のショックから立ち直れてないギルティの頭を撫でながら、セラフィムは不器用にデリンジャーに礼を言う。
 デリンジャーは横目で見ながら少し黙るが、口元に笑みを浮かべた。
「…フッ、気にする事は無い。オレはただきっかけを作ったに過ぎん」
「……」
「それよりこれからは大変だなぁ?」
「は?」
「恐らく暇さえあればティエンロンはギルティに立ち向かうだろう。ククク…せいぜい守る事だ」
「お前…それが目的か」
「さぁな」
 セラフィムはここに来てようやくデリンジャーの目的に気付いた。
 要はギルティとセラフィムが付き合うことにより、セラフィムゾッコンのティエンロンが当然の如く乱入。
 そしてギルティとティエンロンのセラフィム争奪対決が繰り広げられる、しかも多分毎日のように。
 それが見たかったのだろう。
「何だかよくわかんないけど…まぁ愛を確かめるものだとでも思ってがんばれよ」
「…はい…」
 内容はよくつかめないものの、とりあえずデリンジャーの仕業と言う事だけは理解したルシフェルは諦めろという様子でセラフィムに告げる。
 セラフィムは無表情ながら微妙に力の無い返事をする。
「クククク…では行くとしよう」
「そうですね。セラフィムさんは……お誘いしないほうが宜しいですね」
「じゃあな、ガンバレよ」
「……また明日」
「期待しているぞ? あとそこの何時までも泣いているバカ娘よ。いい加減これ以上成長しない、どうしようもない貧乳の事ごときの事でくよくよするんじゃない。それはお前の宿命だ、諦めろ」
「貧乳言うなっ!!」
 ギルティは涙目でキッとデリンジャーを睨みつけながら怒鳴り口調で叫ぶ。
 そして再びセラフィムの胸に顔を埋める。
「運命に抗うか…まぁ、無駄だと思うがな」
 デリンジャーはそう言い残し、ルシフェルとサンドレオンと共にセラフィム達と別れる。
 やれやれと言った様子のルシフェル、絶える事の無い満面の笑顔のサンドレオン、そしてデリンジャーはそんな2人の中央で高らかに高笑いをしていた。
「……」
 その後姿をセラフィムはギルティの頭を撫でながら複雑そうな表情を浮かべている。
 彼は悟っていた…この出来事が開戦になったと言う事を。
 そして、翌日からギルティとティエンロンのセラフィム争奪バトルは勃発する…。
 そう、全てはデリンジャーの思惑通りになり、そのバトルをデリンジャーは実に楽しそうに観戦しているのでした。
 ……一応めでたしと言う事で…。
403通常の名無しさんの3倍:2006/06/30(金) 03:37:52 ID:???
一応ラストです。結構長めになってしまいました…。また何か思いついたら投下しようかと思っています。その時はよろしくです。
404通常の名無しさんの3倍:2006/06/30(金) 10:13:04 ID:???
>>403 お疲れ〜!やっぱティエンロンとルシフェルも出てきたか…
   激しく続編キボン!!
405空を飛ぼう:2006/07/01(土) 02:41:58 ID:???
今更ながら>>357の続きです

放課後ゼーゴックの下校ルート

白スナ「あのー新聞部の皆さん?なんで俺縄に縛られてるんですか?」
ザク偵「逃げられたら困るからよ」
白スナ「なんで道路の真ん中に立たされてるんですか?」
ザク偵「そこが彼女の通り道だからよ」
白スナ「つーかこれから何が起きるんだ?確かに俺は空が飛べたらいいなとは言ったけどよ?」
ザク偵「大丈夫、骨は拾ってあげるから」
白スナ「なんだか知らんが助けてくれええぇぇぇぇ!!!」
ザク偵「男なら覚悟を決めるっ!!」
白スナ「俺の!俺のリスナーとしての勘が物凄くソレは危険だと警告してる!!」
ザク偵「大丈夫だって!毎日喰らってもヘッチャラな奴だっているし!」
白スナ「喰らうって何を?」
ザク偵「ゼーゴックの殺人タックル」

白スナ「・・・・・・・誰かー!殺されるー!」
ザク偵「私が殺す訳じゃないでしょうに!!」
高機動「幾ら待ってもゼーゴックは来ないぞ」
白スナ・ザク偵「「え?」」
高機動「下校まで態々猛烈ダッシュをしてるとでも?」
ザク偵「そ、それもそうか・・・」
白スナ「助かるのか?俺は助かるのか!?」
ザク偵「じゃあ明日の登校の時に集合っつーことで」
白スナ「誰が行くか!!」
高機動「登校時は僕が使うから駄目だ」
ザクフリ「つーか高機動に取材のチャンスでしょ!!」
ザク偵「え?ああそうだった!白スナ、ネロくん、捕まえて!」
EWACネロ「こいつさえ捕まえれば飛ばなくて済む・・って速ぇぇ!!」
白スナ「待て!君“white dingo”に出ないか?そうすれば出番が・・」
高機動「出番は充分にあるから結構!あ〜ばよ、とっつぁ〜ん」
白スナ「に、逃げられた・・・」
ザク偵「う〜んやっぱ白スナかネロくんに飛んでもらうしか・・・」
白スナ・EWACネロ「「マジで勘弁してください!!」」
RD-4「あの〜どうかしたんですか?」
新聞部+白スナ「「「「ん?」」」」
406通常の名無しさんの3倍:2006/07/01(土) 03:04:19 ID:???
ティエンロンとルシフェルの設定です

【ティエンロンガンダム】高校1年女子
有り余るほどの元気を持ち合わせている。
自分の気持ちをはっきりと表に出し、ウイングガンダムセラフィムにゾッコン。
料理部に所属していて、将来の夢は料理人兼セラフィムの奥さん。
何かに付けてはデスサイズギルティと対決していて、語尾に『〜です』と微妙に変な喋り方をする。

【ガンダムルシフェル】高校3年男子
容姿が完全に女で美人顔。
一度街中を歩けば、例え男物の服を着ていようとナンパされ、初対面の人には90%女に間違われる。
本人は女に間違われるのは嫌で、間違われたりする度にツッコミを入れている。
性格は良くも悪くもなく、女子だけではなく男子にも色んな意味で人気がある。
趣味は料理で、現在料理部部長。
エプロン姿がよく似合って素敵。

設定書いてる時にふと浮かんだものです↓

料理部部室にて
サンドレオン「まぁまぁまぁ♪よくお似合いですよルシフェル先輩♪」
ルシフェル「…」
ギルティ「し、洒落になんないッス!」
ティエンロン「部長素敵ですぅ!」
セラフィム「……(赤面)」
ティエンロン「あ、フィム先輩浮気は厳禁です!」
ギルティ「あんた自体が浮気なのよ!!」
ティエンロン「何ですと!!」
セラフィム「…やめろ2人とも」
デリンジャーアームズ「クククククク…しかし本当に似合ってますよ?そのメイド服」
パシャっ!(写真を撮る音)
ルシフェル「写真撮るな…そしてこの縄を解け」
パシャッ!パシャッ!パシャッ!(連続で撮る音)
デリンジャーアームズ「う〜む実に絵になる。次はルシフェル先輩の女体化本という手も…。…サンド嬢×ルシフェル先輩か…ククククク…」
ルシフェル「ちょっと待て、本出す気かお前は!!しかも口調からして男性向け!!?」
サンドレオン「まぁまぁ私を描いて頂けるのですか?それより…次はこの巫女服を…」
デリンジャーアームズ「そこの2人!着替えの準備だ!!」
ギルティ&ティエンロン「イエッサーー!!♪」
ルシフェル「ってちょ!待て…あ、あぁぁ〜〜!!」
セラフィム「……南無…」
407通常の名無しさんの3倍:2006/07/04(火) 10:31:24 ID:drPs5ucJ
age
408通常の名無しさんの3倍:2006/07/04(火) 22:23:06 ID:???
白スナとザク偵の“white dingo” 〜第6回〜

白スナ 「さあ始まったぜ“white dingo”!お送りするのはキャラ絵も描かれて絶好調の白ジムスナイパーUと」
ザク偵 「白スナを縛った強行偵察型ザクで」
白スナ 「ちょっと待った」
ザク偵 「え?」
白スナ 「今の発言はかなり語弊を招く危険性が」
ザク偵 「どんな?」
白スナ 「俺とお前がエスエ(教育上よろしくない発言だったのでカットしました)してるみたいじゃねえか!」
ザク偵 「え、やりたいの?もてる女は辛いわね」
白スナ 「今 日 の ゲ ス ト が 誰 な の か 考 え ろ !」
ザク偵 「・・・分かったわよ。今日は『HELP THE 出番無し(エコーエフェクト)』。今回は先生方から数人をお呼びしたわ」
白スナ 「ああ。カイラスギリー先生、グワジン先生、ザンジバル先生とチベ先生だ!」
カイラス 「どうも」
グワジン 「よろしく頼む」
ザンジバル 「お手やわらかにね」
チベ 「・・・エス(教育上よろしくない発言だったのでカットしました)など・・・不埒な」
ザンジバル 「教職員が喋っちゃいけない単語だよ、それは。まったく、これだからじいさんは・・・」
チベ 「何か言ったか、若造?」
ザンジバル 「耳も遠くなったのかい、チベじいさん?」
チベ 「貴様〜!」
グワジン 「やめんか、全校生徒の前で恥をさらすな!」
カイラス 「・・・何故あの二人を一緒に呼んだのだ?」
白スナ 「良くも悪くも賑やかになるでしょう?んじゃまずはカイラスギリー先生からいきますか。偵ザク、頼む」
ザク偵 「ええ。『大気圏外から撃たれるような過激な授業で好評の世界史教師。物凄いモノを持っているが物凄すぎて役に立ったことがない。コンティオと変な縁がある。』だそうよ」
白スナ 「コンティオってあれか、裁縫部の?」
ザク偵 「そうみたいね」
白スナ 「しかし先生の授業はすごいよな」
ザク偵 「ええ。一度受けたら忘れられないわね」
カイラス 「いや、照れるな」
白スナ 「すごすぎて文章に出来ないけどな」
ザク偵 「だからそれは作者の能力の問題じゃないの?」
白スナ 「あと萌えが無いな」
ザク偵 「先生にも容赦ないわね。まあ、その通りだけど」
カイラス 「orz」
409通常の名無しさんの3倍:2006/07/04(火) 22:24:51 ID:???
白スナ 「じゃ次、グワジン先生だ。」
ザク偵 「『教職を生き甲斐とし、自分がUC学園を良い方向に導かねばと考える。ドロスとは旧知の仲で、昔は二人でよく学生紛争を起こしていたそうな。意外と騙されやすい。』だって」
グワジン 「懐かしいな。わしが学生のころはよく放送室をのっとって自由を叫んだものだ。ドロス殿と一緒にな」
白スナ 「何十年前の話だ?」
ザク偵 「失礼な事言わないの。先生には前学生紛争のコラム書くときにお世話になったんだから」
白スナ 「へえ、まじめな記事も書いてんだな」
ザク偵 「私たちの新聞をただのゴシップ誌と思わないことね」
グワジン 「しかし、わしのような老人の話を煙たがる者がいるのもまた事実。昔のわしのようにな。これも時代の流れか・・・」
チベ 「こら!お前らが年長者のありがたい話をまじめに聞かんからグワジン先生が悲しんでいるではないか!」
ザク偵 「いや、私たちに言われても」
ザンジバル 「チベ先生のような暑苦しい方のせいでグワジン先生のような素晴らしい方が迷惑しているのではないか?」
チベ 「何だと?」
ザンジバル 「校長も何でこのようなロートルをまだこの学校に置いているのか・・・」
チベ 「貴様のような若輩に大きな顔をさせないようにだ!」
白スナ 「・・・偵ザク、頼む」
ザク偵 「ザンジバル先生・・・スカした色男で、チベと仲が悪い。そしてチベ先生・・・学校でも最古参。学年主任のザンジバルと仲が悪い「ザンジバルが見ているのだぞ!?」が口癖・・・本当に仲が悪いわね」
白スナ 「いつものことだけどな。ザクとバーザムの覗き及びν先輩とサザビー先輩の屋上決戦と並ぶ恒例行事だ」
チベ 「もう我慢ならん!勝負だ、ザンジバル!」
ザンジバル 「ふ・・・望むところですよ、チベ先生」
白スナ 「あ、放送室でけんかは勘弁してくださいよ」
グワジン 「これは止まらんな。白ジムスナイパーU、ここはわしらが抑えておく。まとめに入ってくれ」
白スナ 「あ、すいません。んー、やはり四人とも萌えが無いのが痛いな」
ザク偵 「全体的に影が薄い先生方で一番出番があるのがエンジェル・ハイロゥとラビアンローズ先生だもんね」
白スナ 「あの二人は愛の奉仕隊に入ってるというのも大きいけどな。いいよな、愛の奉仕隊」
ザク偵 「・・・」
白スナ 「どうした?」
ザク偵 「ということで白スナの年上&巨乳好きが判明したところでまた次回。じゃあね」
白スナ 「え?あ、また次回、シ−ユーアゲン!(フェードアウト)」

すいません、落とすの遅れました・・・
410ぬ ◆vq8COgRahA :2006/07/04(火) 22:44:16 ID:???
>>408-409
 “white dingo"キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
411通常の名無しさんの3倍:2006/07/04(火) 22:48:26 ID:???
>>410
 スマン…コテ、ハズシワスレテタ…orz
 …更新は明日を予定しとります。
412空を飛ぼう:2006/07/05(水) 03:46:47 ID:???
ザク偵「・・・と言うわけで我々は彼の協力が必要なの」
RD−4「はぁ・・・そうなんですか」
ここは我等がザク家の居間、なぜか新聞部の面々+αは其処に居た。
ザク偵(虎穴に入ずらんば虎児を得ず・・とは思ったけどここまで容易く侵入できるとは・・)
ザク「うわっなんで新聞部が家にいんだ?」
RD−4「あ、ゴメンなさい私が招いたんです」
白スナ「どうぞお構いなく」
ザク偵「で・・RD−4さんからも言って貰えないかなぁ?協力して欲しいって・・」
RD−4「・・・・・・・・」
ザク「・・・何の話?」
白スナ「高機動に取材できないと俺達が飛ばされるんだよ・・」
ザク「なんのこっちゃ?」
RD−4「・・分かりました、私高機動君に話してきます」
ザク偵「ありがとう〜!今度何か奢るからね!白スナが」
白スナ「って俺かYO!!」
椅子から立ち上がりズカズカと二階へ上がっていくRD−4、何かいつもと様子が違うような・・
ザク偵「さ、私達も行くわよ!」
白スナ「お、おう」

高機動&F2の部屋 RD−4はノックもせずにいきなり扉を開けた
RD−4「高機動君!!」
高機動「は、はい!?」

二階廊下の後ろの方
ザク「あ、RD−4がノックもせずにドアを開けるなんて・・」
ザク偵「彼女、どうしちゃったの?」
ライデン「あんなRD−4見たことないぞ」
ガイア「こ、これは由々しき事態だ・・」
ドライセン「一体如何したと言うんだRD−4・・」
バーザム「お?痴話喧嘩か?」
白スナ「てゆーかあんたら押すなよ」
ザク「つーかなんでこんなに居るー!?!?」
413空を飛ぼう:2006/07/05(水) 04:09:17 ID:???
高機動は本を読んでいたようだが急に入ってきたRD−4に気おされている
RD−4も腰に手を当てて仁王立ちで高機動を見ている
ザク「どどどーゆーこと?」
ライデン「あのRD−4が・・・」
ガイア「あんな気迫見たことが無い・・・」
バーザム「つーかあんたら脅えすぎじゃないか?」

RD−4「高機動君!」
高機動「ハイ!?」
いつの間にか正座している高機動それを上から叱り付けているようなRD−4
RD−4「新聞部の皆さんから聞いたんだけど・・」
高機動「な・・何をでアリマスカ・・」
RD−4「高機動君が無茶なカタパルトで毎日登校してるとか」ゴゴゴゴゴゴ
高機動「は・・はい」

ザク・バーザム「「あの登校方法か」」
ライデン「おい一体なんのことだよ?」
ザク「しかしそんな事でなんであんなに怒るんだ?」
ドライセン「そんなことも分からんのかお前は」
ザク「え?ドライセンわかんの?」

RD−4「もうそんな危ない事はやめて!」
高機動「・・・え?」

新聞部「えぇーー!?!?」

RD−4「そんな危ない事して大変なことになっちゃったらどうするの?」
高機動「あーいやー僕ァ別にー」
RD−4「もうしないって約束して」
高機動の手をギュッと握りジッと見つめるRD−4
高機動「ハイ・モウシマセン(真っ赤)」

ザク偵「・・・いこっか白スナ・・」
白スナ「え?おい良いのか?」
ザク偵「ありゃもう無理っしょ。もう高機動は飛ばないわよきっと。」
ザク「でも今飛んでるみたいだぜ?」
皆さん「「「「え?」」」」

RD−4「明日から一緒に登校しよっか。」
高機動「ソソソソそうだね。」

バーザム「なるほど、ありゃ確かに飛んでるな。」
ドライセン「見事に舞い上がっているな」
ザク「だろ?」



RD−4「そうすればもっとコマカス様の事聞けるし。」
高機動「!!!あ、あ〜そうだね!orz」
高機動、墜落

ザク偵「やっぱあんたら二人のどっちかに飛んでもらうしか・・・」
白スナ&EWACネロ「だからマジで勘弁してください!!!」
414通常の名無しさんの3倍:2006/07/05(水) 04:15:38 ID:???
以上で『空を飛ぼう』完結です。356氏以外は自分が書きました。
バーザムとザクの「「ありゃ(略)で終わらせたつもりだったんですが
その後も一つ書いて纏めサイトで以下、連載中!!になってたんでうわこりゃやべえと。
で、やっと終わりました。以上長々と長文失礼しました。
415通常の名無しさんの3倍:2006/07/05(水) 23:27:02 ID:???
>>ALL
 申し訳ない。編集作業は完了したんですが、
 FC2WEBのファイルマネージャーがえらく重たくなってて
 アップできない状態です・・・orz
 ちょっと環境をかえてリトライしてみますんで、
 もう1日だけ待ってて下さい。

 あいかわらずヘタレ管理人
416ぬ ◆vq8COgRahA :2006/07/06(木) 01:20:17 ID:???
職人諸氏、GJ&乙であります!
遅くなりましたが、業務連絡で御座います。

 まとめ更新履歴→http://msgijinkamoe.fc2web.com/koushinrireki.html

 まとめサイト→http://msgijinkamoe.fc2web.com/

>>396
 ありがとう!・・・って、権利ダケかYO!!
 ・・・愛を下サイ・・・誰か愛を・・・orz

>>397
 タイトル、あれで良かったっスか?

>>399-402,>>406
 完結、乙で御座いました。
 キャラ設定アップしました。有難う御座います。
 >>406のSSは『デスサイズギルティの衝動』のおまけとして
 収録させて頂きました。

>>405,>>412-414
 完結、乙で御座いました。
 ・・・申し訳ないっ!
 続くんだろーなぁって思って、連載中にしちゃってました。

>>408-409
 個人的に"white dingo"大好きです。
 『HELP THE 出番無し』にアーガマ&ホワイトベース夫妻を
 リクエストしてもよかですか?

絵師の皆様の光臨を希望しつつ、今回はこの辺で・・・
皆様、今後とも宜しくお願い致します。
417クラス分け人:2006/07/07(金) 21:55:46 ID:???
まさか終か津をこの時期までしてるとは思わなんだ…
続きが書きたい…
418通常の名無しさんの3倍:2006/07/07(金) 23:02:51 ID:???
>>417
アテクシは勤労浪人になってしまい明日が見えない状態ですたい。
そのうち旧ザクのおっさんに気合入れてもらおう。
419通常の名無しさんの3倍:2006/07/08(土) 00:45:26 ID:???
と、ここで再び参上しましたよ。

『ガンダムルシフェルの災難』

「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉーーーーー!!!!」
 突然ですが、俺、ガンダムルシフェルは全力全霊を持って走っている。
 それは何故か?
 ギルティとティエンロンの奴に追い掛け回されているから。
「ルシフェル先輩、待ちなさーーい!!」
「部長、大人しくティエに捕まるですーー!!」
「待てって言われたり捕まれって言われて、はいそうですかって従うバカが何処に居るーー!!」
「だったら実力行使ーーー!!」
「覚悟するです!!」
 俺を追う悪魔二人は更に加速したので、俺も加速した。
 何故追い掛け回されているか?
 デリンジャーアームズだ、あの女狐がまたやりやがった。
 今日も今日とて開かれたセラフィム争奪バトル、それはいい。
 しかし、その内容が俺を捕まえた方が勝者とはどういう事だろうか? 
 意味が分からん、俺関係ないし、なおかつこういう時だけ連携が取れてるあの二人は一体なんなんだ?
「くっそ…しつこいなまったくもぉ!」
 普通、賞品のセラフィムを捕まえるのが普通だと考えるが、恐らく俺のほうが面白くなるとでも思ったのだろう。
 アイツは普段から何かと理由をつけては俺になんかやってくるし。
バタンッ!!
「ハァ…ハァ…こ、ここまで来れば…」
 そして今、俺はある部屋に駆け込んだ。
 息を切らせながら近くの椅子に座るが…
「ん?」
 何やら奥のほうで人の気配がした。
 その方向を見ると…、
「んなっ!!」
「……」
 そこには見慣れた1人の女子が居た。
「ぎ、ぎぎ、ギルティカスタム!!」
 彼女の名前はガンダムデスサイズギルティカスタム、たった今俺を追い掛け回していたデスサイズギルティの1つ上の姉で俺の幼なじみ。
 多少驚いている彼女の格好は下は制服の短いスカートだが、上は白いブラのみで制服の上で胸元を隠している。
 妹とは違い、なかなかの大きさの持ち主…って違う!!
「こ、ここは!」
 この時、俺はやっと自分が入った部屋の正式名称が頭に浮かんだ。
 『女子更衣室』…俺はとんでもない所に、とんでもない状況の中入ってしまったらしい…我ながらベタな事をする。
420通常の名無しさんの3倍:2006/07/08(土) 00:46:36 ID:???
「し、失礼しまし…」
「せんぱーーい! 何処ですかーーー!!?」
「隠れても無駄ですぶちょーー!!」
「……」
 どうしよう…出るに出られない。
 外には俺に食いかからんとするモンスターが2匹居る。
 しかし、いつまでもこんな所に居るわけにもいかず、誰かは言ってくれば俺の学園生活は終わったも同然。
「…ちょっと、こっちに」
「え? っておいなんだよ!?」
「それはこっちの台詞よ。いいから言うとおりにしなさい」
 重い沈黙が10秒くらい続いた後、俺は不意にギルティカスタムに手を握られ、そのまま何処かへ誘導された。
 そして、そのままギルティカスタムの前にあったロッカーの中に押し込められドアを閉められる。
「いい? 絶対に音を出しちゃダメよ?」
 ギルティカスタムは小声で俺に告げる。
 俺はよく分からないが、首を縦に振り息を潜める。
 その時…、
「ここですかーー!!」
「あ、お姉ちゃん」
 例のモンスター2人が更衣室に入ってきた。
 俺は思わず緊張してしまう。
「どうしたの2人とも? 誰かお探し?」
「ここにルシフェル先輩が来ませんでしたかです!?」
「ルシフェル? ここは女子更衣室よ? こんな所に来るわけ無いでしょ、幾ら女顔でも」
「じゃあじゃあ、どこ行ったかお姉ちゃん知らない?」
「さぁ? また調理室で何か作ってるんじゃないの?」
「なるほど! ありがとお姉ちゃん!!」 
「失礼しますですギルカス先輩! 絶対捕まえるです部長!!」
 バタンッ! と更衣室のドアが勢い良く閉まる音が響く。
 どうやらあの2人は調理室に向かったようで、ここからでも聞こえる足音がドンドン遠退いてく。
 そして完全に足音が聞こえなくなると、俺はロッカーの中から解放された。
「ふぅ〜、助かった」
「…何かやったのルシフェル?」
「デリンジャーの奴がな…とにかく助かった、サンキュ」
「いえ…」
 軽く頭を下げると、俺はその場からさっさと立ち去ろうとした。
 しかし…、
「待って」
「…」
 ある意味予想通り、俺はギルティカスタムに引き止められた。
 恐る恐る振り向いてみると、ギルティカスタムは長細い椅子に足を組みながら座り、なんとも妖しい笑みを浮かべている。
「な、何でしょうか?」
「さて問題です。この場で私が大声を出せばどうなるでしょうか?」
 答え…間違いなく俺が覗き魔になる。
 妖しく楽しそうに問題を出すギルティカスタムに、俺は心の中で即答した。
 いけない…こいつがこういう奴だって事を忘れていた。
「出してみましょうか?」
「勘弁してください」
「クスクス…ふ〜ん…じゃあ、黙っててあげても良いわよ?」
「本当ですか?」
 いつの間にか俺は正座になって、ギルティカスタムに見下ろされていた。
 つーか…白パンが見えてるんですけど…今はそんなこと考えている場合じゃない。
421通常の名無しさんの3倍:2006/07/08(土) 00:47:50 ID:???
「但し、一つ条件があるわ」
 来たか…やっぱりこうなると思っていた。
 しかし、今の俺は断然不利なので、首を縦に振る事以外選択肢はなかった。
「それで、条件って?」
「今日から一ヶ月、私の言う事は何でも聞くこと」
「何でもですか…」
 予想通り、やっぱり来た。
「大丈夫よ? 金銭的生理的にきっつい要求はしないから」
「そうして頂けると幸いです」
 昔はされたけどな…金銭的はともかく生理的要求は。
 裸になれとか女装しろとか…思い出すだけでも忌々しい事だらけだ。
 ギルティカスタムは綺麗な顔であやし〜く微笑んでいた……こいつ絶対Sだ。
「にしてもルシフェル…女子更衣室だって言うのに、全然違和感無いわね?」
「うるさい、どうせ俺は女顔ですよ」
 さらに皮肉の追い討ち。
「…それはそうとギルティカスタム?」
「なに?」
「そろそろ上着ぐらい着てもらえませんでしょうか?」
 俺はずっと思っていた事をやっと言えることが出来た。
 ギルティカスタムはずっと上半身下着姿なのだ。
 せめて着替えてから、不平等条約をしてほしかった。
「ルシフェルが着替えの邪魔をしたんでしょ? それに今更ルシフェルに下着姿見られても何も感じないわ。お風呂にも一緒に入ったことあるんだから」
「それは俺達がガキの頃な」
 小学校入る前の話であり、その頃とは全く状況が違う。
「何? もしかして私に欲情でもした?」
「するか」
「百合は趣味ではないのでけれど」
「俺は男だっ!!」
「冗談よ」
 ギルティカスタムは悪戯っぽく笑う。
 この人が言うと、割と冗談に聞こえないのは俺だけか?
「まぁそれはともかく…そろそろ着替えたいから部屋から出て行ってくれる?」
「何も感じないんじゃなかったのか?」
「大声出されたい?」
「今すぐ出て行きます」
 にっこりと微笑みながら脅しをかけるギルティカスタムだが、その微笑みはどう見ても悪魔の微笑みです。
 背を向き、さっさと更衣室のドアと手に取った時…、
「そうそう。今日の放課後、迎えに来なさい。言っておきますけど、ルシフェルに拒否権は無いわよ?」
「はいはい、わかりましたよ」
「はいは一回」
「は〜い」
 そう言い残しバタンとドアを閉める。
 その直後、昼休みが終わる音が校内に響いた。
 今日の放課後、早速呼び出しを食らった。
 あいつの妹のギルティとティエンロンの魔の手からは逃れる事が出来たものの、今度は姉の方か…。
「はぁ〜〜…」
 深い深いため息が出る。
 一体どんな要求が待っていることやら……。
 そんな事を考えつつ、俺は自分のクラスへと戻る事にした…。
 ちなみに、ギルティとティエンロンの争奪バトルの勝敗は、結局俺を捕まえることが出来なかった為ドローって事になったらしいが…俺にとってはもうどうでもいい。
422通常の名無しさんの3倍:2006/07/08(土) 00:55:10 ID:???
>>ぬ氏、更新乙です!

う〜ん…投下したけどまた長文になってしまいました…。
短くまとめられるよう努力しつつ、災難の続きも考えていこうかと思います。
ギルティVSティエンロンもいつか投下しようかと思っております。
423アイディア求む:2006/07/08(土) 23:58:43 ID:???
ビグザム「2006年もあと半分だのう・・・」
珍しい事もありビグザム理事が物思いに耽っている
ビグザム「何かパ〜ッと騒げるイベントは無いものかのぅ・・・」
赤ゲル「校長、それならば私目に妙案が」
ビグザム「う〜〜〜ん、お前の上げる企画は面白い事には面白いんだがそう毎回だとな・・・」
赤ゲル「!!わ、私目の案に飽きたと!?」
ビグザム「うんぶっちゃけ」
流石にショックを隠せない赤ゲル
赤ゲル「・・・・・な、ならばどうでしょう?いっその事一般生徒から企画を募集してみては?」
ビグザム「ほう!それはいい!早速お触れを出せ!」
赤ゲル「はっ!」

翌日

校舎のまん前に立て札が立てられていた

バーザム「立て札とは随分古風とは思わんかザクよ」
ザク「しかも張り紙は和紙の上筆で書かれているぞ」
旧ザク「何々?『校内全土を巻き込む大イベント・・・それの企画募集とな!?」
ヅダ「しかも優秀賞には部費の増額、個人的の単位も評価されるだとぅ!!」
一同「「「な、なんだってぇぇぇ!?!?!?」」」

これを聞きみなさんの意欲が俄然湯水の如く湧き出る湧き出る。

赤ザク「ガンダム君、久々に出番のチャンスだよ!」
ガンダム「といってもそんなネタ無いよ」
赤ザク「もう!そんなんじゃ主役をいつまでたっても取り戻せないよ!」

ザク「部費の増額ということは合宿が豪華になるってことだよなぁ」
バーザム「個人的には使えないからな」
グフB「何をいう、増えた分は皆備品の補給に回す」
バ&ザ「「え〜〜〜??」」←めっさ不満げ
グフB「大体ザク!貴様部の備品の木刀を一本何処にやった!」
ザク「あ、あれは〜その〜」
バーザム「で、でもさ合宿でまた温泉とか行けたら・・・あ」
グフB「う、虚け物ォォォ!!!」

灰ゲゼ「今こそ俺達のチャンス!!」
橙ゲゼ「まぁ企画さえ通りゃの話だろうが」
灰ゲゼ「これを機に我等自動車愛好会を正式な部にして貰うのだ!」
橙ゲゼ「まぁあの校長なら通るかもしれんがネタはあるのか?」
灰ゲゼ「ソレは今から考える!」
橙ゲゼ「さいですか」

クァバーゼ「考えろ!何でもいいから考えろ!!」
アビジョ「いきなり言われても・・・」
トトゥガ「zzzzz・・・・」
クァバーゼ「寝るなっ!!」

ザク偵「ねーなんか有るー?」
白スナ「いきなり言われてもなー」
ザク偵「人間ロケット大会とかはー?」
白スナ「しつこいぞオマエしかもあの校長だから下手したら通りそうだし」
ザク偵「あ、じゃあそれにしよっか!」
白スナ「ヤメレー」

各々の想いが過ぎる企画合戦、勝つのは誰だ!?そしてイベントは本当に開かれるのか!?
424通常の名無しさんの3倍:2006/07/08(土) 23:59:28 ID:???
>>422 新作、GJ!! ギルカスはお姉さんキャラか・・・
425通常の名無しさんの3倍:2006/07/09(日) 01:40:15 ID:???
>>423
オーソドックスに文化祭とか。実はリアルの文化祭準備が忙しくて「white dingo」の続きが書けません・・・どう見たって言い訳です本当に(ry
426通常の名無しさんの3倍:2006/07/09(日) 16:16:31 ID:???
ふと思い付いたんだ。
MSの身長を10で割ると、調度人間の大きさになるんだ。
そしたら、F91は人間で言うと147cmしか無いんだ。

ロリっ娘ジャマイカ。
427通常の名無しさんの3倍:2006/07/09(日) 17:20:11 ID:???
>>426
新参さんだね?
言っておくがF91は男だぞ
428通常の名無しさんの3倍:2006/07/09(日) 20:43:19 ID:???
>>426
そんなこと言ったらガンダムでも180cmで大きめだし
νに至っては2m50pの巨人だぞ
429通常の名無しさんの3倍:2006/07/09(日) 20:49:09 ID:???
>>428
そういえば主人公のガンダムくんの絵がまだだよな・・・
安西先生、擬人化されたガンダム君が見たいです
430通常の名無しさんの3倍:2006/07/09(日) 22:10:43 ID:???
アル「なんか今日はやけに来店客が多いねぇ、ねぇデナンちゃん」
デナン「なんか最近、文化祭の行事を賞金をかけて募集してますから・・・まあ、アルさんは大儲けでしょ」
アル「いやこれが。買わずに立ち読みが以外とおおくて」
431通常の名無しさんの3倍:2006/07/10(月) 00:38:58 ID:???
『思い出の夢 オママゴト』

ギルカス「いまかえったよ」
ルシフェル「お、おかえ…り」
ギルカス「あれ?どうしたかあさん?」
ルシフェル「え、えっと…その…。ね、ねぇ、ぎるてぃかすたむちゃん…なんでぼくがおかあさんやくなの?」
ギルカス「なにいまさらいってるのよぉ?ジャンケンできめたでしょ?」
ルシフェル「でもぼく、おとこのこだし、おとうさんとかおにいちゃんとかやりたいよ」
ギルカス「おとうさんはわたし。ほら、もういっかいやるよ?…なぁかあさん、そろそろわたしたちもこどもをつくろうとおもうんだが」
ルシフェル「え?あの…い、いいんじゃないかな…」
ギルカス「そうか♪だったらこんやにでもがんばっちゃうぞ!」
ルシフェル「え?その…なにを?」
ギルカス「もちろん、あ・れ♪ほら、ふくぬいで」
ルシフェル「な、なんで?あ、や、やめてよ〜」
ギルカス「い・い・か・ら!ぬぐの!」
ルシフェル「や、やだよ、やめてーーーー!!」


ルシフェル「…う〜ん…やめろ〜!服に手をかけるなあくま〜〜!!……はっ!!」
ティエンロン「あの部長?かなり魘されていましたです」
ルシフェル「あ、あ〜…また見ちまった〜悪夢だ〜〜!」
ティエンロン「ギルカス先輩の名前を言ってましたです。一体何を見てたですか?」
ルシフェル「や、やめろ聞くなっ!!」
ギルカス「ルシフェル?迎えに来…」
ルシフェル「いーーーやーーーーー!!!もう放っておいてくれーーー!!」(もの凄い勢いで部室から出て行く)
ティエンロン「…行っちゃった」
ギルカス「何なのかしら?訳が分からないわまったく…」
432通常の名無しさんの3倍:2006/07/10(月) 00:41:56 ID:???
>>429
あれ。
特徴がなくて描きにくいんジャマイカン。
433通常の名無しさんの3倍:2006/07/10(月) 13:53:04 ID:???
アル「しかし、みんな変な本買っていくねぇ」
ガザD「変な企画が受けるとか思ってるんでしょ」
アル「確かに。あの校長ならなんでもやりそうだし」
デナン「アルさん、レジレジ」
アル「あー、はいはい・・・」
ガンダム「すいません、これ下さい・・・」
アル「1500円ね」
チャリンチャリン
アル「ちょうどね。毎度」


アル「それにしてもさっきのコ、すごい本買っていったわね。あれも文化祭に使うのかねぇ」
434ぬ ◆vq8COgRahA :2006/07/10(月) 23:17:52 ID:???
気まぐれにキャラ画像投下!!
・・・いや、>>429氏に触発されたんだケドね・・・

 ガンダム君と赤ザクちゃん(+α)
  ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi43504.jpg.html

んー、ガンダム君のデザインは主人公ってコトで
ステロタイプなものにしたんですが・・・
自分で描いといてなんだが・・・地味だな・・・orz
435通常の名無しさんの3倍:2006/07/11(火) 06:04:29 ID:???
>>434ぬ氏
おぉ、なんと
自分のわがままを聞いてくれるとは嬉しいです
ありがとう、そしてありがとう
436通常の名無しさんの3倍:2006/07/12(水) 12:29:14 ID:???

【ガンダムデスサイズギルティカスタム】高校3年女子
Dギルティの姉でガンダムルシフェルとは幼なじみ。
何処か妖しい雰囲気がある、隣の綺麗なお姉さん的な女子。
ガンダムルシフェルとは同年代ながら常に上の立場に位置し、趣味はぬいぐるみ集め、ゲーセン通い、ガンダムルシフェルで遊ぶ事。
妹の幼児体型とは違い、なかなかのプロポーションの持ち主。
ガンダムルシフェルがよく女と間違われるので、百合ではないかともっぱらの噂だけど本人は気にしてない。


【ルシフェルが泣く頃に 隠れんぼ編】
ギルカス(幼年期)「もーいーかい?」
Dギルティ(幼年期)「まーだだよー」
ギルカス「もーいーかい?」
ルシフェル(幼年期)「もーいーよ」
ギルカス「よしっ!」

数分後
ギルカス「ぎるてぃ、みーつけたー」
Dギルティ「みつかっちゃった〜。おねえちゃんみつけるのうまいよ〜」
ギルカス「だてにおねえちゃんやってないわよ。さてと…」

1時間後
Dギルティ「見つからないね〜、るしふぇるくん」
ギルカス「そうね」

3時間後
Dギルティ「ほんとにどこいっちゃったのかなぁ?」
ギルカス「ほんとにね…クス」

6時間後
ルシフェル「ひっく…だれかぁ…ぎるてぃかすたむちゃん…はやく、ひっく…みつけにきてよ〜〜」
Dギルティ「…おねえちゃん?そろそろいってあげようよ」
ギルカス「クスクス…まだまだよ」
ルシフェル「くらいのこわいよ〜…ひっく…おなかへったよ〜」
ギルカス「ないているのも、かわいい…」
Dギルティ「るしふぇるくん…がんばって!」
ルシフェル「ひっ!な、なにかがっ…なにかがぼくのてに〜〜〜!!!」




ガンダムルシフェルの部屋。現在午前2時。
ルシフェル(現代)「うわああああぁぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!…ハァ…ハァ…ゆ、ゆめ?また、見ちまった…ハァ」

かくれんぼ…彼にとって、またの名を『放置プ○○』と言う。
437通常の名無しさんの3倍:2006/07/12(水) 21:10:15 ID:9WFHWWmL
○○の中の言葉を埋めよ
438通常の名無しさんの3倍:2006/07/12(水) 22:11:40 ID:???
そんなの簡単じゃないか
レジェンドのパイロ・・・・・アムロの苗字だろ?
439通常の名無しさんの3倍:2006/07/14(金) 09:51:53 ID:???
まだだ…まだ終わらんよ…
440通常の名無しさんの3倍:2006/07/15(土) 17:03:36 ID:???
ドライセンのトライブレード投げはまだか?
441通常の名無しさんの3倍:2006/07/16(日) 21:43:17 ID:???
白スナとザク偵の“white dingo” 〜第7回〜

白スナ 「さあ始まったぜ“white dingo”!お送りするのは『俺は特に巨乳&年上好きというわけじゃねえ!』白ジムスナイパーUと」
ザク偵 「『そう言って弁明する奴に限って怪しいのよね』強行偵察型ザクです!」
白スナ 「お前は俺を破滅させる気か?」
ザク偵 「まあ、変態扱いはされるけど別に破滅ってワケじゃないでしょう?」
白スナ 「十分破滅だ!・・・お前みたいなタイプだって俺は好きだぜ?」
ザク偵 「え?な、何言って」
白スナ 「お前みたいに胸が無くても可愛けりゃ俺のタイ」
ザク偵 「死にたいようね」
白スナ 「!・・・さて、今日も『HELP THE 出番無し(エコーエフェクト)』。今回は俺たちの世界の記録人ともいえる方からのリクにお答えしてアーガマとホワイトベース先生、あと教育委員会からドロス氏をお呼びしたぜ!」
アーガマ 「よろしく」
ホワイトベース 「お願いします」
ドロス 「i,__ i ‐=・ァj,ir=・゙)よろしく頼む、生徒よ」
ザク偵 「一人違うスレの人が混ざってない?」
白スナ 「気にするな、俺は気にしない。さて、まずはアーガマ先生から行くぜ」
ザク偵 「はいはい。『ホワイトベースの夫で、ネェル・アーガマの兄。
学園で生徒達に揉まれて屈指の名教員となった人。ソフトボール部の監督兼顧問であり、レフトの守りに異常に執着している。ホワイトベース先生と結婚しているが、ラビアンローズ先生の熱烈なアタックを受けている。』
まあ白スナはラビアンローズ先生に迫られたらあっさり落ちそうだけどね」
白スナ 「お前は・・・そこらへんの話は出てもいいと思うんだけどな。ラビアンローズ先生のキャラ説明にその説明が無いせいか?不倫萌えの職人さんがいないせいか?」
ザク偵 「だんだんあんたの発言、変態臭くなってるわよ」
白スナ 「うるせえ。ソフトボール部の顧問だからソフトボール部がらみの話にも出そうと思えば出せるんだが・・・ソフトボール部このごろ出番無いな」
アーガマ 「ふむ・・・逆境ばかりだな。しかしホワイトベース、あの、そのな・・・私は、お前一筋だぞ?」
ホワベース 「ふふふ・・・ありがとうございます。私も、あなた一筋ですよ。」
アーガマ 「お前・・・」
白スナ 「あー、次行っていいか?ホワイトベース先生いきますぜ」
ザク偵 「『アーガマの妻で、アルビオンの姉。学園のおふくろさんの異名を取る女性教員。
そのぽややんとした性格と周りへの気配りのこまやかさから、彼女を嫌う人は誰一人いない。アーガマ先生のそれとないアプローチを笑って受け止め、晴れて夫婦になった。』
聞いての通り、夫婦仲はいいわね」
白スナ 「さてホワイトベース先生だけど・・・主人公のクラスの担任といういい立場にいるんだけど肝心の主人公が影が薄い事でキャラが立っているような奴だからな」
ザク偵 「厳しいわね。クラスの悩み相談の話とか良さそうだけど・・・」
白スナ 「!なるほど・・・」
ザク偵 「何であんたが反応するの?」
白スナ 「ちょっとな。先生、出番が作れるかもしれませんよ。」
442通常の名無しさんの3倍:2006/07/16(日) 21:44:20 ID:???
白スナ 「じゃあ最後、ドロス氏だ」
ザク偵 「『ビグ・ザム、ザビビグの兄。
冷血漢として教師だけでなく、PTAや教育委員会の中でも恐れられている。どこか逆らいがたい雰囲気を持ち、思ったことはズバズバ言うが、その指摘は意外と正しかったりする』。よくこんな人呼べたわね」
白スナ 「ちょっとグワジン先生に頼んでな」
ドロス 「i,__ i ‐=・ァj,ir=・゙)奴とは旧知の仲。生徒のためといわれれば断れんよ、生徒よ」
ザク偵 「ふーん、冷血漢と言われてるけど結構いい方じゃない」
ドロス 「i,__ i ‐=・ァj,ir=・゙)私はいつも生徒のことを第一に考えているぞ、生徒よ
そのために、生徒たちに対してはキツイといわれるような事もあえて言うのだ」
ザク偵 「(・・・本当かしら?)」
白スナ 「出番が無い理由としては男キャラに対していつも言ってる事だが萌えがないことだよな。燃えは比較的あるんだけどな。対策としてはザビビグとの軋轢の話とか、あるいは・・・」
ドンドンドン
ザク偵 「な、何?」
ビグザム 「お〜い!兄者が出ているならワシも出してくれ!」
アーガマ 「こ、校長!?」
ホワイトベース 「あらあら・・・」
白スナ 「・・・この人との絡みとかな」
ドロス 「i,__ i ‐=・ァj,ir=・゙)ドロス、お前は十分出ているだろう!」
ビグザム 「しかしワシも兄者と一緒に出たいんだよ」
ザク偵 「でも、もうすぐ時間ですよ?」
ビグザム 「何!?」
白スナ 「いや、すいませんね。んじゃまた次回」
ザク偵 「オチてないわね」
白スナ 「それを言うな。ではまた次回、シ−ユーアゲン!(フェードアウト)」

白スナ 「ちなみにこれ、ドロス氏のAAの元ネタな
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/x3/1152454832/l50
ザク偵 「誰に言ってるの・・・?」
443通常の名無しさんの3倍:2006/07/17(月) 12:09:39 ID:???
『ガンダムルシフェルの災難・2』

「あはははは♪ よくにあってるよ、わたしのふく」
「ぅぅ…ぎるてぃかすたむちゃん…あしがすーすーするよ…」
「ほんとうのおんなのこみたーい♪ かわいー♪」
「ぼく、おとこのこ〜…もうゆるして〜」


「……はっ!」
 思わず勢い良く目を開けた…。
 目を擦りながら辺りを見渡すと、教室は静まり返っており、もう誰もいなかった。
 そして空がオレンジ色に染まっているのを見ると既に夕方で、どうやら午後の授業は寝て過ごしたらしい。
「…俺は、なんちゅう夢を」
 昼休みの事があってか、久々に忌まわしき思い出の夢シリーズその1、『女装』を見た…今でもデリンジャーとかに偶にされるが。
 昔はあいつの方が同年代なのに上の立場だったなぁ……今もあんまし変わらんか。
「…あ! やっべ!」
 あいつの事を思い出してか、放課後呼び出されていたことを思い出し、即座にノートやら教科書やらをカバンに詰め込みあいつの教室に向かう。
 ちなみに部活は風邪と言う事にして休んだ。
「遅れてすまーん!」
「あら? ようやく来たわね」
 勢い良くガラッと開けたドアの先には、ギルティカスタムが座っており、俺の方を見て少し笑う。
 おかしい…やけに冷静だ。
「す、すまんな、ちょっと寝ちまって」
「いいのよ、別に。午後は誰でも眠いからですから、ね」
「お、怒んないの?」
「別に怒る事ではないでしょ? ほら、早く帰りましょ?」
「あ、あぁ」
 なんだか、その笑顔が逆に怖い。
 ギルティカスタムは自分のカバンを持ち、さっさと教室から出て行った。
「どうしたの?」
「あ、いや…」
 なんだか妙な冷静さを感じながらも、俺はギルティカスタムの横に並んで歩き出す。
「ところで、俺を呼び出した理由ってなんなんだ?」
「え? 一緒に帰りたいから」
「それだけ?」
「えぇ」
 ギルティカスタムは澄ました声で答える。
 また精神的にきつい事をされる、もしくは言われると思っていた俺としては、結構安堵した。
 そんな事を思いながら、学園を後にし俺達は歩いていた。
444通常の名無しさんの3倍:2006/07/17(月) 12:11:47 ID:???
「そういえば」
「ん?」
「こうして一緒に帰るのは、随分久しぶりね」
「え? そうだっけ?」
「そうよ。ルシフェルが料理部に入ってから、時間が全然合わなかったんだから。いつも1人で帰っていたのよ?」
「そうなのか…」
 ギルティカスタムは横目でこちらを見ながら語る。
 その表情は僅かながら寂しそうで、俺は少し罪悪感に似たものを感じた。
 確かに彼女の言うとおり、高校に入ってから一緒に帰った記憶がほとんどない。
 中学や高校に入りたての頃は、よく一緒に帰ったものだけど、俺が料理部に入ってからというものほとんど1人やティエンロン等と帰った記憶がある。
 ましてや今は料理部の部長であり、部長ならではの仕事が偶にあったりする。
「それは、まぁ……すまんな」
「別に、気にしてないわよ。それより、ちょっと寄って行きたい所があるから、付き合って」
「え? いや、俺用事が…」
「ルシフェルに拒否権なんて無いと言ったでしょ? これが目に入らない?」
「それは…」
 ギルティカスタムは、おもむろに一枚のCDのようなディスクを取り出した。
「これにはね? 監視カメラの映像が入っているの」
「……と、いうことは…」
「ルシフェルの覗き行為も当然入ってるわね」
「……」
 もう逃げられない…俺はそう悟った。
 そしてギルティカスタムに言われるがまま、俺は彼女に着いていった。
445通常の名無しさんの3倍:2006/07/17(月) 12:16:28 ID:???
 歩く事数分、着いた場所はゲームセンター。
「行きたい所って、ここか?」
「そうよ。何か問題でも?」
「あ、いや別に」
 ギルティカスタムは俺の問いに首を傾げながらも、微妙に楽しそうな表情でゲーセンに入っていった。
 俺もその後に続き入ると、まず騒がしいという感情が生まれた。
 周りを見れば、シューティングやら、アイドルを育てるという訳分からん物まで多種多様なゲームがある。
 UC学園の奴も沢山いる中、俺は微妙に挙動不審だった。
「随分変わったなぁ」
 思わず呟いてしまうほど、ここに来るのは久々だった。
 最後に来たのは高校の入学式以来だったか…。
「さてと、まずは何をやる?」
「何をって…俺あんまりこういう所来ないしなぁ」
「じゃあ、アレにしましょ」
「人の話を聞きなさい」
「部活終わってからでも出来たでしょ? やらないルシフェルが悪いのよ」
「……」
 俺か? 俺が悪いのか?
 俺は元々ゲームにはあまり興味ないし、昔だってギルティカスタムの付き添いって感じで着ていたし。
 俺の話など微塵と聞かず、ギルティカスタムは俺の手を引いてあるゲーム台の前へと引っ張っていく。
 連れて来られた所は、シューティング式のゲーム。
「どお? 私と勝負しない?」
「は? 勝負?」
「そう。これのスコアで競うの。ルシフェルが勝ったら、今日のあの事忘れても良いわよ?」
「マジでか?」
「その代わり、負けたら一ヶ月延長」
「…マジでか?」
 腕を組み、しばらく考え込む。
 初めてやるゲームで正直勝てるかどうか分からず、負ければギルティカスタムの奴隷生活が延長する危険性がある上に、断れば何言われる、もしくはやられるか分からない。
 どの道、選択肢は一つしかなかった。
「…受けてたとう」
「クス…そう。だったら、奢ってあげるからお先にどうぞ」
「うむ」
 何やら怪しげな笑みを浮かべて100円を入れるギルティカスタム。
 俺はガンコンを手に取り、操作説明を読む……よし覚えた。
446通常の名無しさんの3倍:2006/07/17(月) 12:17:39 ID:???
『ミッション・スタート』
 そして機械的な声と共に、ゲームは開始された。
 内容は実にシンプルで、襲ってくる敵を只撃ち殺していけばいい。
 リロード、防御、回復を駆使し、次々と倒れていく敵。
『ステージ1クリア』
 最後にデカイのが現れたが、俺は難なくクリアした。
 そしてステージ2も、ダメージを追わずクリアする。
『ステージ3・スタート』
 しかし、ステージ3からは極端に違った。
 明らかにステージ2とは段違いに強い敵が現れることで、俺はダメージを受け続けてしまった。
「くそっ! なんか、急に強く…」
「フフフッ…がんばれ〜」
 背後から、明らかに応援感のない声援が聞こえるが、ここはあえて無視だ。
 そしてステージ3も何とかクリアできた。
『ファイナルステージ・スタート』
 そして始まるファイナルステージ。
 最後はラスボスとの一騎打ちとなったが、俺は最後に取っておいた隠し玉『核ミサイル』を放ち、難なくクリア。
 一応初めてだったが、全ステージをクリアし俺に結構な達成感が生まれる。ちなみにスコアは118500で3位らしい。
「どうだ? 俺もなかなかやるだろ?」
「そうね。『初めてにしては』、ね」
 3位となったというのに、ギルティカスタムは全く動揺しない。
 そしてさっさと俺を退かすと、何故か100を二枚入れる。
「あの? どうして200円なのでしょうか?」
「こうするの」
 口元に笑みを浮かべながらそう言ったギルティカスタムの両手には、何故か2丁のガンコン。
「…おい、2丁拳は有りだったのか?」
「誰も無しなんていってないでしょ?」
「…」
 ハメラレタ、ハメラレマシタ。
 ギルティカスタムはハナッから俺と競う気なんてないらしい。
 唖然となる俺を背景に、ファイナルステージまで無傷でクリアする…攻撃力倍だからね。
「私の勝ちね」
「…」
 ギルティカスタムのスコア…238500…1位。
 そして再び目を疑った。
 2位のスコアの名前に、『ギルティカスタム』と付けられていた。
 つーことは、こいつは元々このゲームでは1位なわけで、俺はピエロなわけで。
「一ヶ月延長♪ よろしくねルシフェル」
「…はい」
 俺はもう反論及びツッコミをする気力はありません。
 その後も、俺は幾度と無く勝負を仕掛けられた。
 格闘ゲーム、音楽ゲーム、占いと悉く負け、結局一年間ギルティカスタムの言う事を何でも聞かなくてはいけなくなりました。
 そして、ギルティカスタムは嬉しそうに、俺はかなりテンション下がってゲーセンを後にする時、ギルティカスタムはあるゲームの前で立ち止まる。
447通常の名無しさんの3倍:2006/07/17(月) 12:19:09 ID:???
「ん? どうした?」
「…さっそくだけど、働いてもらおうかしら」
「は?」
「アレ、取ってくれる?」
 彼女が指差す方を見ると、どうやらUFOキャッチャーの景品であるクマのぬいぐるみが欲しい様子だった。
「少しでかくないか?」
「口答えしないの」
「わかったよ」
 もうどうでも良くなってきた。
 大抵こういう類のゲームは何千円も使ってしまうが、これからの事を考えると些細な事だ。
 俺はさっそく100円を入れて動かす。
「えぇ〜っと…ここが、こうか」
 UFOが下がる。
 自分でも驚く事に、ぬいぐるみにジャストヒット。
 そのまま抱えられる状態でぬいぐるみは進み、まるで吸い込まれるかのように穴に入っていった。
「よっと…ほら」
「一回で取るなんて…ルシフェルにしてはやるわね」
「ルシフェルにしては余計だ。ほら」
「ありがと」
 ゲットしたぬいぐるみをギルティカスタムに手渡すと、とても嬉しそうに笑いながら受け取った。
 こうして見ると、普通に可愛いところもあると思ってしまう。
「どうしたの?」
「いや、別に」
「そう。だったらもう帰りましょう?」
「そうだな」
 携帯の画面を見てみると、もう既に夕方6時を過ぎていた。
 もうそろそろ飯時であり、これ以上こいつといると、また何言われるかわからないし、早く家に戻って1人の時間を満喫したい。
「あ、そうそう。今日、私の家に来なさい?」
「は? 何で?」
「口答えしないの。いいから来ればいいのよ。それとも、バラされたいの?」
「どこまでも着いていきます」
 どうやら、俺に1人の時間なんて皆無らしい。
 この後起こる事に、俺はそう実感した…。
448ぬ ◆vq8COgRahA :2006/07/17(月) 16:18:38 ID:???
職人諸氏、GJ&乙であります!
スレ住人の皆様、こんにちは!
業務連絡で御座います。

 まとめ更新履歴→http://msgijinkamoe.fc2web.com/koushinrireki.html

 まとめサイト→http://msgijinkamoe.fc2web.com/

>>417氏、>>418
 ガンガレ!超ガンガレ!!
 ・・・スチャラカ社会人のワシが言っても説得力がないかもしれんが・・・

>>419-421,436,443-447氏
 GJ!!『ガンダムルシフェルの災難』はつなげてアップしました。
 分けた方がいい場合は御連絡下さい。
 あと、キャラ設定サンクス!!
 ギルティvsティエンロンも期待してます!

>>423
 GJ!とりあえずタイトルを『UC学園文化祭イベントコンベンション(仮)』と
 させて頂きました。・・・・・・センスのいいタイトルを引き続き募集します・・・

>>425,441-442氏
 “white dingo”キタコレ!!
 リクエストにこたえて頂き、大感謝で御座います!!
 リアル文化祭準備、超頑張って下さい!
 あと、ホワイトベース先生の新作にも超期待!!

>>426
 F91じゃなくともロリっ娘はおりますぞ!(V2とか・・・)
 その妄想パワーを是非このスレにSSにしてぶつけてみませんか?
 お待ちしております!

>>435
 いえいえ・・・でも、『地味』っスよねぇ・・・実際・・・
 あと、絵の中でスペルミスがあったコトは・・・無かった事にして下さいorz
 ・・・修正しましたケドね・・・
  誤:MS-06S(Cher’s CUSTOM)
  正:MS-06S(Char’s CUSTOM)

>>430>>433
 GJ!上記の『UC学園文化祭イベントコンベンション(仮)』と合わせて
 アップしました。
 ・・・なんか、いろんな人たちが文化祭でイベントを競い合うのも
 面白いんじゃないかなぁ?と、無責任に思ってみたり・・・

>>431
 GJ!ルシフェルのトラウマだけでもシリーズにできそうな勢いですね。

以上、あいかわずな管理人で御座いました。
449通常の名無しさんの3倍:2006/07/19(水) 22:10:53 ID:???
白スナとザク偵の“white dingo” 〜第7回〜

白スナ 「さあ始まったぜ“white dingo”!お送りするのはこの俺、白ジムスナイパーUと」
ザク偵 「強行偵察型ザクです!」
白スナ 「今お送りした曲は『哀・戦士達』だ!さて今回は新コーナーだの登場だ!その名も(ドラムロール)『ホワイトベース先生の悩み相談室(エコー)』
はい、聞いて字のごとくホワイトベース先生がみんなの悩みや相談に答えてくれるコーナーだ。先生、よろしくお願いします」
ホワベー 「いえいえ、こちらこそ」
白スナ 「今回は最初という事で先生が担任をしてらっしゃる1−Aからのお悩みを答えてもらいます!では最初の相談、行きますよ」
ザク偵 「『意識していてもいつも口が開いてしまいます。どうしたらいいでしょうか?』Z君からのお悩みです。
そうね、口が開いてると馬鹿に見えるときがあるから、直したほうがいいわよね」
ホワベー 「そうね、まず意識して口を閉めるようにした方がいいわね。そうしていればいずれ意識しないでも閉めれるようになるわよ、ザクレロ君」
白スナ 「先生、わざわざイニシャルにした意味が・・・まあいいや、次いきますよ」
ザク偵 「R・D君からのお悩みです。『双子の姉の不良気質が抜けません。どうしたらいいでしょうか?』この学園、不良比較的多いわよね」
白スナ 「しかも今び絶滅しているような奴がな。不良より危ない奴も多いけど」
ホワベー 「確かに直したほうがいいでしょうけど無理して直そうとしたら反発を買うだけですよ?
姉さんの性格を認めつつここはこうしたほうがいいよ、と徐々に変えていくのがいいと思います」
白スナ 「そうですか。では偵ザクの性格を直すのに利用させてもらいますよ」
ザク偵 「ちょっと、どういう意味!?」
白スナ 「それじゃ最後のお悩みだ。D・R君から。『人がたくさんいるとどうしても脱いで皆に筋肉を見せたくなります。それが出来るように校則を変えてくれませんか?』こ、これは・・・」
ザク偵 「通報しました」
白スナ 「だよなぁ・・・」
ホワベー 「んー、やっぱりそういうのを見て不快に思ったり苦手な人もいるから・・・校則を変えることは出来ません、ごめんね」
白スナ 「偵ザクはそういうのは大丈夫なのか?」
ザク偵 「う〜ん、出来れば勘弁」
白スナ 「そうだよなぁ。ま、今回はこんなもんで。先生、ありがとうございました。
さて、新コーナーも始まり波に乗ってる“white dingo”だがしばらく作者の都合でお休みさせてもらうぜ」
ザク偵 「え?作者やっと受験勉強する気になったの?」
白スナ 「残念ながら違うな。一息つける状況になったから前から構想してた中編二本、長編一本を書き始めるからだそうだ。あ、俺たちも出るらしいぜ」
ザク偵 「へえ、そうなの?」
白スナ 「ああ、じゃあまた次回だ、シ−ユーアゲン!(フェードアウト)」
450通常の名無しさんの3倍:2006/07/20(木) 01:13:35 ID:???
『第一回!ギルティとティエンロンのセラフィム争奪バトル!』

>>402から翌日の昼休み

 事件…と言うより騒動と言うのは何の変哲も無いところからいきなり始まる。

「はいセラフィム君、あ〜ん♪」
「……」
 お昼休み、セラフィムとギルティは互いの机をくっ付け、ギルティお手製の大きなお弁当を2人仲良く食べていた。
 笑顔のギルティに対し、セラフィムは恥ずかしそうにおかずを口に運ばれていた。
 クラスメートがチラチラと見ている中、女の子に食べさせてもらうのだ…そりゃ恥ずかしい。
「おいし?」
「…あ、あぁ」
「くくくく、見事にバカップルだな」
「おそば美味しいです♪」
 ギルティとセラフィムのバカップルぶりを、デリンジャーアームズは『海鮮焼きそばパン』を食べながら、サンドレオンは弁当として作ってきたギンギンに冷やしたざるそばを美味しそうに啜っていた。
「ちょっと待つですぅぅーーーーー!!!」
「けぺっ!」
 その時、ギルティに蹴りを食らわす1人の影。
 勿論ティエンロンであり、ギルティは思いっきり床に尻餅をついた。
「…だ、大丈夫か?」
「痛い〜! ち、ちょっとティエンロン!! めちゃくちゃ痛いと言うか、何しに来たのよ!?」
「黙れですこの貧乳洗脳魔! 今こそフィム先輩を取り返す時です、覚悟するです!!」
「そっちこそ貧乳って言うな!! 洗脳なんてしてないって昨日だって今日の朝だって言ったでしょ!」
「フンですっ! 所詮胸も無ければ頭も無いですね! そんな嘘には騙されないです!!」
「「ぐぬぬぬぬ!!」」
 そして目が合うなりギャーギャーと論争…と言うより子供の喧嘩のように言い争いを続けていた。
 セラフィムは「またか…」とだけ呟き、ギルティお手製の弁当を1人食べており、デリンジャーアームズを初めとするクラスメートも、宴会芸のようにしか思っておらず、そのまま実に楽しそうに見ていた。
 誰か一人でも良いから止めようとする友人はいないものか…。
「くくくく…本当に期待を裏切らんな、あの娘達は」
「おそば美味しい♪」
「決闘よ!!」
「決闘です!!」
 二人はそう言うと、3歩ほど後ろに下がり互いに向き合い戦闘態勢に入った。
 周りのクラスメートは既に机ごと避難しており、一種のリングが完成していた。
「くくく…まぁ待て小娘達よ」
「何ですかデリンジャー先輩!」
「邪魔しないでデリっち!」
「その呼び方はやめないか」
 その時、どっから湧いたのかデリンジャーアームズ今まさに、ほうきを持って突撃しようとしていた二人を止めに入った。
「暴力沙汰は関心しないな。最悪、この学校の名誉に関わるぞ?」
「「だって!」」
「…確かに、喧嘩はよくない」
「まっ、原因はお前だがな」
「……」
 セラフィムは目を瞑り淡々と弁当を食べ続ける。
 周りからは何やら笑い声がチラホラと聞こえているあたり、相当恥ずかしいだろう。
451通常の名無しさんの3倍:2006/07/20(木) 01:14:35 ID:???
「でも、このままにはしておけないよ。なんせ蹴り入れてくれたんだから、ね!!」
「ティエこそ、このような洗脳魔を野放しにしておくわけには…」
「だから洗脳なんてしてないの!! いい加減しつこいよ!」
「だからやめないか。オレに提案がある」
「「提案?」」
 ギルティとティエンロンは、?顔でハモってデリンジャーアームズの顔を見た。
 デリンジャーアームズは、二人が持っていたほうきを取り上げると、おもむろにトランプを取り出す。
「ゲームだ。ゲームで決着を着けるというのはどうだ? これなら暴力沙汰にはならず、楽しく愉快に決着が着くぞ?」
「…そうね。確かに暴力は良くないわね。下手に怪我なんてさせると、あたしの場合成績上も厳しいし…退学になる危険性が」
「ゲームだろうと何だろうと、正義はティエにあるのです! 正義は悪に絶対負けないです!」
 どうやら二人もやる気のようであった。
「フ、クククククク…では机を戻せ。競技はババ抜きだ」
 怪しく笑いながら、デリンジャーアームズは周りに散らばっていた机を元に戻すよう、クラス中に命令した。
 クラスの人達は、「面白くなる所だったのに」と渋々戻す者や、気にせず戻す者まで色々な反応を見せていた。
 そしてギルティとティエンロンはそれぞれ向かい合った状態で席につく。
「よいっしょっと…。さて、降参して洗脳を解くなら今のうちですよ、貧乳洗脳魔?」
「ふっ、そっちこそ。セラフィム君のストーカーさん?」
 二人の間からは何とも言えない怒りのオーラが迸っており、二人の目からは稲妻が走り、何やら背後で龍と死神がいるようであった。
「ではルールを説明するが、まぁ、至って普通のババ抜きだ。それにしても、二人だけでは寂しいな…誰かやる奴は…」
「私がやります〜」
「うむ、サンド嬢か。ならば来るがいい」
「はぁい」
 デリンジャーアームズに呼ばれ、ゆっくりと決戦の地に足を踏み入れたサンドレオン。
 相変わらずのニコニコ顔で、ギルティとティエンロンの間の席に座り、三角形状態になる。
「ではサンド嬢を含め、勝った者が今日一日セラフィムを好きなように扱える、というのはどうだ?」
「え? ち、ちょっと待った! レオンが勝っちゃったらどうすんのよ?」
「勿論サンド嬢にもその権利は与えられる」
「さ、サンドレオン先輩は関係ないです!」
「要は勝てばよいではないのか? それとも、審判に逆らったという事で、この勝負はサンド嬢の不戦勝…」
「レオン! 覚悟しなさいよ!」
「幾らサンドレオン先輩でも、容赦はしないです!」
 デリンジャーアームズに突っかかるギルティ&ティエンロンであったが、どうやら不戦勝という事になるのは困るらしく、サンドレオンに対しても戦闘本能をむき出しになった。
「お二人とも、お手柔らかに」
 いつからデリンジャーアームズが審判になった、という誰かがしたツッコミも空しく、サンドレオンは笑顔で応戦態勢に入った。
 ある意味冷静沈着というべきか…。
「では始めるがいい! 聖戦を!!」
 そしてデリンジャーアームズの高らかな宣言により、3人の戦闘は静かに始まるのであった。
 一方のセラフィムはと言うと黙って弁当を食べていた。
452通常の名無しさんの3倍:2006/07/20(木) 01:16:33 ID:???
 戦闘終了後…。
「一番乗りで〜す♪」
 始まって5分ほど経った時、どうやら勝負がついたようだ。
「勝者! サンド嬢!!」
「ま、負けた…」
「完全敗北です…」
「勝っちゃいました〜」
 勝者はサンドレオンのようで、ギルティとティエンロンは床に崩れ去り、サンドレオンは片手をデリンジャーアームズに挙げられながら笑顔で喜んでいた。
「ではサンド嬢、賞品だ。今日一日好きにするがいい」
「……ごちそうさま。賞品とは…?」
「では、今日の放課後一緒にアイスでも食べに行きましょうね?」
「え? …あ、あぁ」
 そしてたった今弁当を食べ終えたセラフィムは、よく分からないと言った様子でサンドレオンに答えた。
 それをデリンジャーアームズは少し笑いを堪えて見ていた。
「あ、あたし…彼女なのに…」
「つ、次こそは…絶対フィム先輩を救ってみせるです」
 敗北者二人は未だ立ち直れてはいない様子。
 そんな二人を尻目に、勝者サンドレオンは、ざるそばのざるを洗うべく教室から出て行くのであった。
 そして今日から、このセラフィム争奪バトルはほぼ毎日行われる事になるのだった……。
453通常の名無しさんの3倍:2006/07/20(木) 01:23:52 ID:???
おまけ
 時は過ぎて、放課後。
 セラフィムとサンドレオンは、サンドレオンの要望どおり二人で少し歩いた所にある駄菓子屋に来て、サンドレオンお気に入りの棒アイスを食べていた。
「はむ♪(棒アイスの頭からパックリ)…ちゅめたくて…ん…おいひいれふ〜」
「…」
「あれ? …どうしたんですか? …ちゅっ…おいしいですよ? メロン味はお嫌いですか?(舌でレロレロ)」
「……」
「早くしないと溶けちゃいますよ? それともチョコ味の方が良かったですか? なんでしたら少し食べちゃいましたけど(舌で…)」
「…い、いや、メロンを頂くよ…」
 ある意味、王道的な食べ方で赤面しているセラフィムに問うサンドレオン。
 しかも上目遣い。
「…い、いや…その……食べ方をもう少し…」
「ひやわせれす〜♪」
「(言えない…あんな幸せそうな顔をしてるのに…直視できないから食べ方を変えてくれなんて…言えるわけない…)
「おいひぃ♪」
「あ…サンドレオン、アイスが制服に垂れてるぞ?」
「ふぇ? あらら」
 セラフィムはある意味での拷問を受けていましたとさ。




>>ぬ氏、更新乙です!!
>>449氏にwktk
454通常の名無しさんの3倍:2006/07/20(木) 11:45:28 ID:???
『バカ空手一代 その9』

そしてその30分後…

旧ザク「( 水 族 館 は ど こ だ 。)」

旧ザクは迷っていた。
それもいたしかたのないことである。
起床→空手→就寝で一日が終わる彼にとって水族館などと言う場所は
名も知らぬアフリカの小国にも等しい縁遠い場所であった。
今、彼は「確かあっちの方角に出来たというような話を親戚のおばちゃんがしていた。」
という蜘蛛の糸のような細く頼りない記憶だけを頼りに
水族館への先の見えない長い道を歩んでいるのである。

ギャンヌ「あれ、迷ってるんじゃないの…?」
ゼーゴック「まさか…」
ギャンヌ「だって、道ぜんぜん違うよ?」

物陰から伺う一行に感づかれたことは、当然同行してるズゴックにも感づかれていた。

ズゴック「(迷ってるわね…これ…)」
旧ザク「う、うわははは。いやぁ、いい陽気ですなぁ。ゆっくり歩くにはよい季節ですな。」
ズゴック「あ、あの…旧ザクさんが今日連れて行ってくださるはずだったところに行きません?水族館はまたの機会にでも…」
旧ザク「いや!最初から水族館に行く予定だったのですよ!それ以外にどこに行くと言うのか!!」
ズゴック「(ここから水族館までだと自動車でも30分くらいかかるけど…)」

それでも一応旧ザクに任せてみるあたり、なかなか義理堅いズゴックなのであった。
そして大量の紫外線を放射する太陽の下を歩みつづける二人(と後をつけてる仮装行列)

ゼーゴック「く…このままではさすがのズゴックちゃんでも呆れちゃう…ヅダさん!第2作戦に移行します!」
ヅダ「ム!ソノ作戦とハ!?」
ゼーゴック「じゃ、ちょっとおろしてください。」

着ぐるみから出てきたゼーゴックがヅダの首につけていた風呂敷包みを解いてまた新たな衣装を取り出す。

ゼーゴック「このヤンキーセットで変装して旧ザクさんに絡むんです!」
ヅダ「オオ!ソしてウマイコとやられレば…」
ゼーゴック「そう、一発逆転、雄雄しくたくましい旧ザクさんの姿を演出してあげられるってわけです!」

変装セットの内容を以下に記しておこう。
・リーゼントかつら
・レイバンのグラサン
・白いつなぎ服

ギャンヌ「いつの時代のヤンキーなのよー!!!」
ゼーゴック「うちにあったダウンタウンブギウギバンドのレコードのジャケットを参考にしました。かっこいいでしょ?」
ギャンヌ「あんたねぇ………」
ヅダ「トニカク時間がナい!急いで用意すルんダ!」

物陰でかわりばんこにゴソゴソ着替えるヅダとゼーゴック。
その脇でギャンヌはとりあえずキャストから外されたことに安堵のため息をついていた。
455通常の名無しさんの3倍:2006/07/20(木) 11:47:39 ID:???
『バカ空手一代 その10』

ヅダ「よし、ジャあ、まずゼーゴック君ガ彼らに絡んでクレ。旧ザクさんが出てきタラ、俺を呼んデ。」
ゼーゴック「了解しました!ところでヅダさん?ヅダさん?」
ヅダ「ん?」
ゼーゴック「 や ら な い か (じー…とファスナーを下ろしながら)」
ヅダ「クワ!!!(石化)」
ギャンヌ「あんた、それやりたかっただけでしょ…」
ゼーゴック「えへへ。ばれました?」
ギャンヌ「もう怒る気力もあんまりないから、さっさと済ませちゃいましょ…」
ゼーゴック「はーい。じゃ、いってきまーす。」
ギャンヌ「はいはい、兄さんも元に戻って。」

ギャンヌの軽い平手がヅダの頭に振り下ろされ、ヅダが石化から復活する。
石化しなれたせいか、回復力が上がってきてるようである。

ギャンヌ「でも、なんであの娘、リーゼントのヅラかぶってるのにツーテールほどこうとしないのかなぁ…」

今、三方向に髪の飛び出したちびっこギャングが出撃する。
一方そのターゲットは…

旧ザク「(ぬうううう…どこかに…どこかに案内標識か何か出ておらんのか!客呼ぶ気あるのか!?)」
ズゴック「あのー…ちょっとどこかで休みません?(このまま歩き続けさせられたらたまらないわ…)」

ドン!
いささかうんざりして注意力も散漫になっていたズゴックの肩に衝撃が走った。
続いて下方からひどくかわいい声が響いてくる。

ゼーゴック「コラ!どこ見てあるいてんだ、ねーちゃん!」
ズゴック「(え!?ゼ、ゼーゴック!?今度は何!?)」
ゼーゴック「(ふふふ。この完璧な変装、さすがのズゴックちゃんもわたしだとは気付くまいて♪)」
旧ザク「ぬ!怪しい奴め!何者だ!」
ゼーゴック「てめーに用はねーんだよ。おれっちはそこのねーちゃんと話してんだ。どいてろや、にーちゃん。」
旧ザク「なんだと!?貴様如き無頼の輩がズゴック君に近づくことはまかりならん!」

などと言いながらおっさんではなくにーちゃんと言われたのがちょっとうれしい旧ザクであった。

ゼーゴック「ん?よーよーねーちゃんよー、あんた良く見たらいい胸板してんじゃねーかよー。」
ズゴック「(む、胸板!?ムッカー…)な、なんですか、あなた。近寄らないで!(まあなんとなく考えてることは予想つくけど)」
ゼーゴック「その広い肩幅もいかすぜー。ちょっとおれっちとつきあえよー。」
ズゴック「(広い肩幅ですってぇ…人の気にしてることをー…)いえ、結構です!この通り連れがおりますので。」
ゼーゴック「そういうなよー。いいだろ?ちょっとくらいよー。」
ズゴック「 わ た し 、 チ ビ と 一 緒 に 歩 き た く な い の 。(フフン)」
ゼーゴック「(カチーン)なんだと?このアマ、ちょっとスタイルがいいと思ってー!」
ズゴック「あなた、どこの誰だか知らないけど、身長に行く栄養が全部胸に行っちゃったんじゃないの?」
ゼーゴック「違うもん!それにわた…おれっちはまだ身長伸びるもん!去年と比べて3mm伸びてたんだから!」
ズゴック「そんなの誤差範囲ね。」
ゼーゴック「誤差じゃないもん!ズゴ…肩幅の広い女こそもう胸が育つ見込みないくせに!」
ズゴック「べ、別にいいわよ!私は誰のこととは言わないけれどロリ巨乳の美少女が狂ったように惚れてくるとか、そういう都合のいいキャラじゃないんだから!」
ゼーゴック「誰のことか知らないけど都合がいいってなによー!そんなんだからズゴ…肩幅の広い女こそロクな縁がないのよ!」
ズゴック「ロクな縁がないとはなによ!このチビ!チビ!チビ!チビ!」
ゼーゴック「あー!また言った!何でそんなこと言うのよー!肩幅の広い女のいじわる!」
ズゴック「あんたが最初に胸板厚いとか肩幅広いとか言うからでしょ!」

軽くマジ喧嘩になりつつも一応この場の設定を尊重しつづけるあたり、本当に義理堅い一族であることがわかる。
ちなみにゼーゴックは誉め言葉のつもりで"いい胸板"とか"肩幅広い"とか言っていることをここに記しておこう。
昔からチビな彼女は、伸びやかに発育したズゴックの体を、昔から羨望の目で見ていたのであった。
456通常の名無しさんの3倍:2006/07/20(木) 11:50:47 ID:???
『バカ空手一代 その11』

旧ザク「ええい!先ほどからのズゴック君への暴言の数々、もはや許さん!成敗してくれるわ!」
ズゴック「(この人…女の子の変装って気付いてないのかな…)あ、いや、暴力はちょっと…」
旧ザク「止めてくれるな、ズゴック君!このような輩に情けは無用!」
ゼーゴック「(すっかり旧ザクさんのこと忘れてた!)おーっと、相手は俺じゃねーぜ。アニキー!アニキー!!」

その声に応えて曲がり角から現れる一人の男
漆黒のヅラはポマードで固められ黒真珠の輝きを放ち
レイバンのミラーグラスは覗き込む者の姿をそのまま映し出し、彼の表情はその下に隠れて窺い知れない。
そして白いつなぎに白いスニーカー、大きく開いた胸元から覗く大胸筋がこの男のただならない身体能力を物語っている。

ヅダ「フ…おレヲ呼んダのカイ?」
ゼーゴック「まってました!かっこいー!!よ!金物屋!!たっぷりとー!」
ギャンヌ「(なんで歌舞伎式の声援なのかしら…しかも金物屋って…)」
※ヅダ家は603金属製作所という町工場を営んでいます
ヅダ「(いい具合にヒートアップしてるじゃないか。ここで俺が派手にブッ倒されれば…)」
ゼーゴック「アニキー!!おれっちにアニキがそこのにーちゃん倒す所見せてくだせぇ!」
ヅダ「 お ウ ! ま か セ と ケ ! ! 」

ゼーゴックの発した声援により、ヅダの中から負けて旧ザクを盛り立てるという計画は、瞬時に、跡形もなく消失した。

旧ザク「なんだぁ!?貴様が悪の首魁か!」
ヅダ「サあな。だガ、だったラどうスる?」
旧ザク「知れた事よ!おとなしく我が正義の鉄拳を受けよ!」
ヅダ「ヤれるモンならヤッテミるもイトアわレなるアリ(ニヤニヤ)」
旧ザク「貴様…なにかまずい薬でもやっておるのか!UC町の風紀を乱す無頼漢め。本日俺と会ったのが運の尽きと思え!」
ズゴック「(旧ザクさん…ヅダ君の正体にも気付いてないのね…)」

旧ザクがヅダに向かって構えを取る。

ヅダ「ヘヘヘ…空手かイ?俺に通用すルかな?」

ヅダがキャラになりきったまま戦闘に備えてサングラスを外す。
どうやらキャラになりきりすぎて、相手が顔見知りだということを忘れているようだ。

旧ザク「(こ、この男…)」
ギャンヌ「(バカ!サングラス取ったら…)」
旧ザク「貴様…イカレたチンピラかと思ったが…どうしてなかなかの面構えじゃないか。」
ズゴック「(なんで気付かないのー!!!!)」

幸いにも旧ザクは衣装と髪型に幻惑されていた。

ヅダ「さテ…始メようゼ」

ヅダも構えを取る。
それを見たゼーゴックが、物陰に潜んで成り行きを見ていたギャンヌにスススと近づいた。

ゼーゴック「(義姉さん、ヅダさん柔道でやるんじゃないんですか?)」

ゼーゴックが不審に思ったのも無理はない。
ヅダの構えは右手をアゴの位置に構え、左手をダラリと下げた、
ボクシングで言うフリッカージャブを使う選手のような構えである。

ギャンヌ「(いや、負けるつもりだからあんな構えなんじゃないかなぁ?)」
ゼーゴック「(なるほどー。でもなんかマンガとかに出てくる町の喧嘩屋っぽくてかっこいいですね。)」
ギャンヌ「(そお?隙だらけであんまりかっこよくないけどなぁ…)」
457通常の名無しさんの3倍:2006/07/20(木) 11:53:12 ID:???
『バカ空手一代 その12』

旧ザク(なんだ?こいつ、いくらかやるのかと思ったが…隙だらけで間合いも取れてない。ただの力自慢の素人だったか?)
ヅダ「ほラ来い!空手家!」

ヅダが挑発と共に左手で軽い打撃を放つ。
旧ザクは以外にも伸びてくるその打撃に半歩引いて間合いを取った。

旧ザク「(む…奇妙な奴…間合いや構えは滅茶苦茶なくせに、この突きの伸びは一体…?)」
ゼーゴック「(あ!旧ザクさんが下がりましたよ!ヅダさんが押してます!)」
ギャンヌ「(間合いとって観察してるだけよ。いちいち騒がないの。)」
ズゴック(やっぱりここで旧ザクさんの得意な空手で見せ場作ろうっていう作戦みたいね…)

ヅダ「ドウした空手家!稽古してるのは型だけか?」

ヅダがさらに右ストレートで追い討ちをかける。
旧ザクはそれも下がって簡単に躱した。

ゼーゴック「(でも連続して追い込んでますよ?)」
ギャンヌ「(兄さんの打撃は柔道の当身の型なのよ。多分攻防技術はからっきしなのに妙に突きが伸びてくるんで警戒してるんだと思うわ。)」
ゼーゴック「(そうなんです?)」
ギャンヌ「(で、そろそろ化けの皮もはがれる頃だと思う。)」
旧ザク(こいつ…やはり素人だ。狙いもタイミングもなってない。今度打ってきたら仕掛けてみるか。)
ヅダ「びびってんのか!打って来い!」

ヅダが大きく踏み込んで左の拳を振り回した瞬間、旧ザクが前に出た。
ヅダの左拳をブロックしながら鋭い直突を放つ。
その瞬間、ヅダがやや体を開いて突きをかわしつつ、一気に旧ザクの懐に飛び込んで来た。
瞬時に突きの間合いを潰し、長い腕を利して旧ザクに被さろうとする。
両者の勢いがぶつかり合い、お互いの体が弾け飛ぶ。
旧ザクの腕を捕らえようとしたヅダの指が空しく宙を掻いた。

ヅダ「チ!」

舌打ちと共に下がっていく旧ザクの足をヅダの足払いがかすめる。
旧ザクはその粘りつくような感触に戦慄した。

旧ザク(うぬ!かすっただけで足が持っていかれそうになった…この足技は…)
ヅダ「惜しイ惜シい。もうチョットで捕まエらレたものヲ。」
旧ザク「貴様、柔道か!?それもただならぬ腕前…」
ヅダ「そっちこソサすがニ空手の頂点ヲ極めヨウかト言う男。素人を装っテ騙そウと思ったガさすガに無理ダったな。」
旧ザク「貴様!俺の事を知っているのか!?」
ズゴック(ヒント:旧ザクさんのこと知ってる柔道の達人 でなんで正体分からないのー!!?)
ヅダ「俺が何者デあろウと関係ないコト。さテ、じゃあ今度は本気デ行くゼ。」

ヅダが構えを解き自然体の立ち方に戻る。

旧ザク「ぬう!」

旧ザクが思わず唸った。
力を抜いて立つヅダの姿は旧ザクから見ても寸分の隙もない見事なものであった。
本来の戦闘体勢に入ったヅダの姿は、あたかも目前の草食獣を捕食しようという大型の肉食獣を髣髴とさせる殺気を放っている。
それを見た旧ザクが更に半歩下がり三戦の構えを取る。

旧ザク「カハァーッ」

肺の空気を出し切るような息吹である。
ヅダは旧ザクの息吹と共に増大していく目に見えない圧力のようなものを心地よく感じていた。

旧ザク「カッ!」
458通常の名無しさんの3倍:2006/07/20(木) 11:55:41 ID:???
『バカ空手一代 その13』

息を吐ききった旧ザクがスっと猫足立で構え直す。
そこには素人相手と高をくくった先ほどのような甘さは微塵もない。
必殺の一撃を放たんとする旧ザクの構えからは、引き絞った弓のような緊張感が漂ってきていた。

ヅダ「ほほウ。空手ノ息吹ってノは形だけじゃあナかったんダな。」
旧ザク「当然だ。丹田に力をこめる秘法よ。」
ヅダ「なる程。じゃアそっちモ準備完了だな。いくゾ!」

一方、ギャラリーは予想外の事態にあたふたしていた。

ギャンヌ「(ねえ…今のでわかったんだけど、兄さん、本気で勝ちに行ってる…)」
ゼーゴック「(ええ!?たいへん!)わー!!!がんばれー!アニキー!!!」
ギャンヌ「(兄さんを応援してどうすんの!旧ザクさんとズゴックさんを援護するんでしょ!?」
ゼーゴック「(だ、だってぇ・・・)」
カシャカシャカシャピポパッピ←脳内で計算中
ゼーゴック「(どっちも大事な人だけど…)」
ピコーン!←計算終了
ゼーゴック「やっぱりアニキの方が大事だぁー!!!がんばれアニキー!おれっちがついてますぜ!」
ギャンヌ「(あんたって娘は…)」
ゼーゴック「(義姉さん、ヅダさん勝てますよね!?)」
ギャンヌ「(残念なことにね。まず間違いなく勝つわ。)」
ゼーゴック「(や、やっぱり!ヅダさん強いですもんね!)」
ギャンヌ「(強い弱いってより相性なのよ。
 旧ザクさんがさっきやって見せたアレ、三戦って言うんだけど、
 あれは空手の中でも接近戦を得意とする人たちが伝えてるものなの。
 でも接近戦と言えば組み技の柔道にどうしても分があるわ。
 捕まったら最後何も出来ないまま投げられ、絞め落とされてしまう。
 遠い間合いから出入りして攻撃できればいいんだけど、
 多分旧ザクさんの流派にはそういう技術はないと思う。
 だから兄さんは一撃を外すかこらえて接近した旧ザクさんを掴めばまず勝てるけど、
 旧ザクさんは最初の一撃で兄さんを倒さなければ捕まって負けてしまうのよ。
 圧倒的に不利なの。)」
ゼーゴック「(やったぁ!義姉さんがそこまで言うならヅダさんの勝利は確実です!)」
ギャンヌ「(いやそういうこと言ってるんじゃなくてね…)」
ゼーゴック「アニキー!勝利は目前ですぜー!!L・O・V・E ラブリーアニキー!!」
ギャンヌ「(あんた20年前のアイドル親衛隊か!?)」
ゼーゴック「(はい!生まれる前からアニキのファンでした!)」
ギャンヌ「(もう…まあ、いざとなったら私がなんとかするか…。)」

旧ザク(この男…誘っているのか…)
ヅダ「………」

ヅダが無言で無造作に間合いを詰める。
二人の間合いが旧ザクの打撃があたる位置まで縮まる。

旧ザク(く…)

狭すぎる間合いを嫌い旧ザクが下がって間合いを開ける。
そこにすかさずヅダが付け入って間合いを詰めるていく。
先ほどから数度にわたってこのようなやり取りが繰り返されていた。
459通常の名無しさんの3倍:2006/07/20(木) 11:58:30 ID:???
『バカ空手一代 その14』

ギャンヌ「(やばいわ。兄さんのペースになってる。)」
ゼーゴック「(どういうことです?さっきからお互い攻め手がないみたいに見えますけど…)」
ギャンヌ「(さっき私が言ったこと覚えてる?旧ザクさんは一撃で倒さなきゃいけないんだけど
 そのためには自分が自由に動ける状態でいたいの。
 兄さんは逆に自由に動ける旧ザクさんの打撃は食らいたくないわけ。
 だから今、兄さんはどんどん間合いを詰めて旧ザクさんに圧力をかけてるのよ。
 旧ザクさんは無理に出たら捕まるから下がるしかないの。
 ほら、もう壁際に追い込まれたわ。
 あそこでもう逃げ様がなくなって無理な体勢で前に出てくるところを捕らえるつもりなのよ。)」
ゼーゴック「(えっと、つまりヅダさんが戦局を支配してるんですね!?)」
ギャンヌ「(ええ。柔道では場外に出ると反則ポイントを取られるルールがあるの。
 そのルールを利用した相手を場外際に押し込んで、
 反則を取られまいと無理に出てくるところを投げるという戦術があるのよ。
 今兄さんがやってるのはその戦術の応用ね。」
ゼーゴック「(なんかよくわからないけど、とにかくかっこいい感じがします!)」
ギャンヌ「(旧ザクさんは正体不明な強敵からズゴックさんを守らなくちゃいけないという精神的な重圧もあるわ。今の追い込まれた旧ザクさんではもう勝負は見えたわね。)」
ズゴック(な、なんか物凄く緊迫してる感じだけど、これ、ほんとの喧嘩じゃないよね?)

ズゴックはひとりオロオロハラハラしていた。

旧ザク「ズゴック君。」

旧ザクがヅダに目を向けたままズゴックに話し掛ける。

旧ザク「すまないが本日のデートはここで終了だ。送っていけなくて申し訳ないが、すぐにこの場を離れ帰宅してくれたまえ。」
ズゴック「で、でも…(相手ヅダ君だし大丈夫だよね?)」
旧ザク「こやつ、ふざけたなりをしているが、相当訓練をつんだ武術家だ。俺も勝てるかどうかわからぬ。君を危険な目に合わせることは出来ぬゆえ、早くこの場を…」
ズゴック「そ、そんなこと言われても、じゃあ帰りますなんて…(私が帰ったらヅダ君たちの努力も無駄になっちゃうし)」

部長の義理堅さはラグランジュ・ポイントまで響き渡るで!

旧ザク「後日必ず詫びるゆえ…ここは俺の言う事を聞いてくれ。」
ヅダ「女に手はダさない。約束しヨう。」
旧ザク「ぬ。まことか?」
ヅダ「ああ、だが、女の前ニ自分のことヲ心配シろ!」

ヅダの大前当(踏み込んでの突き)が旧ザクの顔面に放たれた。

ヅダ(精神の緊張が解けた一瞬が狙い目よ!)

その思いもよらない打撃に今まで攻撃を我慢していた旧ザクは反射的に反撃してしまった。

旧ザク「ぬぇい!」

一撃で倒さなければ、と思い極めた旧ザクの突きがヅダの顔面に向けて放たれた。

ギャンヌ「あ!出ちゃだめ!!!」

無論ヅダの打撃は当てる気のないポーズだけのものである。
しかしヅダの追い込んでおいて安堵させ、更に直後に緊張状態を作り出すという揺さぶりに
旧ザクは思いっきりはまってしまった。
間合いもタイミングも全てヅダの作ったものである。
そこで繰り出された旧ザクの打撃は完全にヅダに見極められていた。

ヅダ「ヨし…出てキタな。」
460通常の名無しさんの3倍:2006/07/20(木) 12:01:39 ID:???
『バカ空手一代 その15』

顔面を狙って繰り出された旧ザクの腕を、内側から巻くようにヅダの腕が捉える。
同時に旧ザクの首にもヅダの手が伸び、上から押さえつけた。

旧ザク「し、しまっ…!!」

次の瞬間、旧ザクは体が根こそぎ持っていかれるような強力な力を感じていた。
自分の体がひどく頼りない。まるで紙切れにでもなってしまったようだ。

旧ザク「ズゴック君…すまない…」

旧ザクは敗北を覚悟した。
しかし彼が投げられんとするその刹那、窮地を救うギャンヌの声がその場に響き渡った。

ギャンヌ「あー!!!ゼーゴックのパンツが見えた!!!」
ヅダ「え?どこどこ?」

ヅダの関心は一瞬にして完全にゼーゴックのパンツに移った。

旧ザク「隙あり!」

声のほうを振り返って無防備にさらされているヅダの後頭部に
捕らえられている腕と反対の腕で旧ザクの起死回生の肘打ちが叩き込まれた。
旧ザクはその乾いた音と肘から伝わる確かな感触に勝利を確信した。

ヅダ「!」

ヅダはそのままの姿勢で2、3歩たたらを踏むと、そのまま声もなく崩れ落ちた。

ゼーゴック「アニキー!!!!」
旧ザク「あ、危なかった…何か知らぬが、最後にこやつが気を逸らさなければ負けていた…」
ズゴック「旧ザクさん?大丈夫ですか?(っていうかヅダ君大丈夫?)」
旧ザク「ズゴック君…俺は…」
ゼーゴック「アニキの仇!食らえー!!!」

何か言いかけた旧ザクの背中にゼーゴックの渾身の体当たりがヒットした。

道路工事作業員A「おーい、ここにあった瓦礫どこやった?」
道路工事作業員B「え?しらないっすよ?」
道路工事作業員C「誰もいじってねぇよなぁ。」

道路工事現場から消えた瓦礫(重量約100kg)がゼーゴックの背中に担がれた風呂敷包みに入っていたことは言うまでもない。

旧ザク「ぐえ。」

旧ザクは何かが潰れたような声をあげながら10mほど吹っ飛んで動かなくなった。
しかし、無防備な背中に超重装型ゼーゴックの100%体当たりを食らってその程度で持ちこたえたのは
なんだかんだいっても旧ザクが武術家として卓越した能力を持っているからであろう。

ギャンヌ「あー!私がせっかく本来のシナリオ通りの展開に持っていったのにー!」
ズゴック「ゼーゴック…(涙)」
ゼーゴック「くそー!覚えてろー!バカー!義姉さん、一時撤退です!」

ゼーゴックがヅダを担ぎながらギャンヌに声をかける。

ギャンヌ「あ、ちょっと待って…ズゴックさーん、お騒がせしてすいませんでしたー。」
ズゴック「え?あの、何がどうなってるのー!?説明を…」

ズゴックの声は俊足義理の姉妹には届かなかった。
461通常の名無しさんの3倍:2006/07/20(木) 12:03:42 ID:???
『バカ空手一代 その16』

ズゴック「な、なんだったのかな。今の…あっと、それより旧ザクさん大丈夫かな?」

ズゴックは倒れている旧ザクに歩み寄り声をかけた。

ズゴック「旧ザクさん?大丈夫ですか?」
旧ザク「ぐぅ・・・ぅ・・・う、後ろからとは卑怯な…」
ズゴック「あ、無理に起きないで。あの人たちは旧ザクさんが倒した兄貴分を連れて逃げちゃいましたよ。」
旧ザク「うぬ・・・そ、そうか。ではズゴック君、君は無事だな。」
ズゴック「はい。旧ザクさんのおかげで。」

ふぅっと安堵のため息を一つ吐いて起きかけていた旧ザクは仰向けに寝転がった。
いったい何を思うのか、その目は澄み渡った空に向けられていた。

旧ザク「ズゴック君、君に謝らなくてはいけないことがある。」
ズゴック「何でしょう?」
旧ザク「本日、君を誘ったのは、二人きりで君に空手のすばらしさを伝えんがためだったのだ。」
ズゴック「そうだったんですか…(予期してた悪い方の展開だったのね)」
旧ザク「とはいえ、君がデートの誘いと勘違いしてくれたことが嬉しく晴れがましくもあり、とても言い出せなかった…」
ズゴック「そんな、私の勘違いくらいで晴れがましいなんて(そんなんで私を延々と歩き回らせたわけね…)」
旧ザク「そこで先ほどのような事態となったわけだが…」

旧ザクが上体を起こす。その顔には何か寂しげなような笑みが浮かんでいる。

旧ザク「今日は俺の力不足を思い知らされた。俺は2回も負けたのだ。」
ズゴック「え?でもちゃんとあの兄貴分の方倒したじゃない。」
旧ザク「あれは突如奴が気を逸らしたため。本来ならば俺はあそこで投げられていただろう。
 そしてまた、奴を倒した直後に舎弟の方にもやられた。
 しかもこれは全く俺の油断のため。
 俺は自分にも負けたのだ。武術家としてこれほど恥ずかしいことはない。
 ………あるいは武道の神の罰があたったのかもな。」
ズゴック「でも、私は私だけ逃がしてくれようとした旧ザクさんの気持は嬉しかったわ。」
旧ザク「そうか…ありがとう。君は優しいな。
 …しかし今の俺には君に情けをかけられる資格はない!
 やはり今の俺には色恋沙汰などに力を裂くことは出来ん。
 本日こうして己の力量を知った上はひたすらに空手の道に邁進するのみ!
 ズゴック君、いずれ空手の蘊奥を極めた時にまた本日の続きをしよう。
 それまではさらばだ!我が青春!我が愛よ!」

そんな寝言を絶叫すると旧ザクはいきなりどこかへ向けて走り去って行った。

ズゴック「あ!待って!旧ザクさーん!行っちゃった…迷子のくせに。」

その場にぽつねんと残されたズゴックはなんとも言えない情けない気持でいっぱいだった。

ズゴック「けど、だからって、女の子一人置いてく?ほんと自分のことしか考えてないんだから。
 それに、私に自分が空手で一番になるまで待ってろっていうのかな。
 試しのつもりで今日は出てきたけど…やっぱりだめね。旧ザクさん。」

正確に言うと旧ザクは自分のことしか考えていないんではなく、自分のことまでしか頭が回らないだけである。
462通常の名無しさんの3倍:2006/07/20(木) 12:09:01 ID:???
『バカ空手一代 その17』

一方ヅダ一行は…

ゼーゴック「ヅダさん!しっかりして!ヅダさん!」
ギャンヌ「大丈夫だってば。ちょっと寝かせといてあげて。」
ヅダ「むにゃむにゃ…ジオニック社の連中がかつて使った汚い手をまた使ったに違いない…
 ザクとヅダ、あの正式化競争の際、連中がいかにあらゆる手を使ったことか…
 私はその一部始終を見てきた男だ…むにゃむにゃ」
ゼーゴック「ああ!ヅダさんが訳のわからないことを!?」
ギャンヌ「ああ、兄さん時々変なこと言うのよ。気にしないで。前世の記憶かなんかでしょ。」
ゼーゴック「でも頭ですよ?大丈夫かなぁ…」
ギャンヌ「私もいつも殴ってるじゃない。そんなに心配なら…兄さん、ゼーゴックが帰ってお風呂はいりましょーって。」
ヅダ「よし、帰るか。」

そこには瞬時に立ち上がった上いつのまにかゼーゴックをお姫様抱っこしているヅダがいた。

ゼーゴック「わ!びっくりした!」
ギャンヌ「ね?大丈夫でしょ?」
ヅダ「お風呂♪お風呂♪」
ゼーゴック「ヅ、ヅダさん、さすがですぅ。」

まあそんなこんなで
旧ザク対ヅダ、空手対柔道、ジオニック対ツィマッド、バカ対あほうの宿命の対決は
一応旧ザクの勝利に終わったのであった。
そしてその翌日…

旧ザク「そういうわけでズゴック君!空手の蘊奥を極めるのは我らの運命!二人して頂点を取ったその暁には今度こそデ…」
ズゴック「わー!わーわーわー!!!言わなくていいー!!!」
旧ザク「何を言う!俺たちの愛を結実させるためにはぜひともに空手の頂点を極める必要が…」
ズゴック「何でそんな話になってるのー!?」
アッガイ「愛…?二人に何があったの…?(ボソ」
ゴッグ「な、なんだ?いつもとちょっと様子が違うみたいだけど。」
旧ザク「さあ、二人であの空手の蘊奥へ至る道を歩もうぞ!同行二人、これほど頼もしいことはない!」
ズゴック「こ、これからずっとこの調子で来られるの?私、耐えられないかも…(ゲッソリ」

空手に邁進すると決めた旧ザクの強烈な勧誘攻勢がプールサイドで続いていた。
その頃柔道場には重いサンドバッグを叩く激しい音が響き渡っていた。

ヅダ「おのれ!ストーカーおやじめ!ゼーゴック君の前で恥をかかせやがって…今度対戦したらただではおかん!」
ギャンヌ「でも、それで打撃の練習はじめるのってなんか違う感じがするんだけど…」
ヅダ「何を言う。打撃を研究しておけばムザムザおっさんの肘打ちなどにやられなかったものを!」
ギャンヌ「やられたのは兄さんがゼーゴックのパンツなんかに気を取られたからでしょー?」
ヅダ「う!そ、それは…」
ギャンヌ「どっちかって言うと精神の方の問題よね。実際勝つところだったんだし。」
ヅダ「ええい、うるさい!とにかく俺は打撃も練習するって決めたの!」
ザクUF@剣道場「打撃も極めるって…どんだけ凶悪な存在になろうってんだ…(・∀・;)ニヤニ…」

こんな調子で、まあまた普段とそんなに変わらない日常にみな戻っていったのだった。
今度対戦することがあったらただではすまない遺恨を残して…
463通常の名無しさんの3倍:2006/07/20(木) 12:29:04 ID:???
>>462 超GJ!!そして、長編完結乙!!
464462とか:2006/07/21(金) 23:26:51 ID:???
>>463
文化祭のネタが本格的に始まる前に部長ズをリリースできてほっとしましたw
465通常の名無しさんの3倍:2006/07/22(土) 23:50:57 ID:RBPhTPOz
文化祭ネタに期待しつつ、そろそろage
466自動車同好会の計画:2006/07/23(日) 14:14:56 ID:???
白スナ「さぁいよいよ始まりましたUC学園猛レース!このレースの優勝者が最強の擬人化ってわけだ」
ザク偵「その他にも豪華景品、今学期の単位も貰えるそうな。」
白スナ「じゃあ早速レーサーの紹介だ!」

白スナ「ゼッケン1番牛車オープンはザクとバーザム」
ザク「なんで俺達なんだよ」
バーザム「他に適格なのがいないんだろ」

白スナ「ゼッケン2番ラクロアクーペはΞガンダム」
Ξ「正義の力を!!・・・ってこれでいいのかな?」

白スナ「3番はG3号このレース最高の馬力のマシンだ搭乗者はビグザムとドロス・・・ってなんであんた等が出てんの!?」

白スナ「き、気を取り直してゼッケン4番ガンタンクタンク、搭乗者はガンタンク、そして量産型ガンタンクの皆さんです」
ガンタンク「みんなー、締まっていこー!!」
量産型「おおー!!」

白スナ「5番お子様スペシャルは一年A組のガンダム君と赤ザク君」
ガンダム「しゅ、主役なのにお子様扱い!?」
赤ザク「ま、まぁこの車のモチーフがモチーフだし・・・」

白スナ「6番クレイジーアングラーは水陸両用車、搭乗者はズゴックとゼーゴック」
ズゴック「が、頑張ろうね」
ゼーゴック「ヅダさーん見てるー!?」

白スナ「7番ギャルズセブンに乗り込むのは新体操部の皆さんです」
シャッコー「私たち、部活で出場でーす。」

白スナ「8番戦国サロンバスはザク3兄弟」
ライデン「ザクの野郎・・俺達無視して出場しやがった」
F2「ら、ライデン兄さん・・・」
高機動「厳密にいうと兄弟じゃないんだなこれが」

白スナ「9番偽ホワイトベースはZザク」
Zザク「幾ら偽ガンダムが居ないからって私なの!?シスクードとか居ないのー!?」※居ません

白スナ「ゼッケン00番ゼロゼロマシンは灰ゲゼとキャトル」
灰ゲゼ「優勝は俺達が頂きよぅ!」


灰ゲゼ「つーのはどうでしょう?」
ビグザム「ふむ、キープしておくかの」

俺個人の独断と偏見で決めてしまった まぁあくまでもネタなので
467ぬ ◆vq8COgRahA :2006/07/23(日) 20:40:33 ID:???
職人諸氏、GJ&乙であります!
スレ住人の皆様、こんにちは!
業務連絡で御座います。
今回、AC学園の所属別紹介を追加しました。(少ないケドね・・・)

 まとめ更新履歴→http://msgijinkamoe.fc2web.com/koushinrireki.html

 まとめサイト→http://msgijinkamoe.fc2web.com/

>>449
 GJ!!新作も期待してます!!

>>450-453
 GJ!!他のACのキャラとのからみも期待して良いですか?

>>454-462
 長編完結GJ!!そして乙で御座いました。
 次回作も期待しております!

>>466
 タイトルを『UC学園イベントコンベンション 〜自動車同好会の計画〜(仮)』と
 させて頂きました。

文化祭ネタを楽しみにしつつ、今回はこの辺で・・・
468通常の名無しさんの3倍:2006/07/23(日) 22:57:56 ID:???
>>466
イイヨイイヨー

>>467
乙ヨ乙ヨー
469通常の名無しさんの3倍:2006/07/25(火) 14:10:31 ID:???
>>466
懐かしいな、SDガンダムのレースか
470通常の名無しさんの3倍:2006/07/26(水) 22:07:35 ID:???
チキチキマシン猛レースかと思った
471通常の名無しさんの3倍:2006/07/29(土) 08:07:19 ID:???
『UC学園イベントコンベンション 〜大UC武徳会結成?〜』

グフカス「…そういうわけで諸君らに来て頂いたのは他でもない。」
 その日、武道場には武道系の部活のトップたちが集結していた。
 呼び出したのはグフ・カスタムである。
 ここにそのメンバーを挙げておこう。
 剣道部:グフカスタム、グフB 柔道部:ヅダ 空手部:旧ザク 薙刀部:ゲルググ 相撲部:ザメル
グフカス「…諸君らもすでに聞いていると思うが…文化祭におけるイベントコンペが開催されている。」
旧ザク「うむ、先日触書は見た。」
グフカス「…これは全校生徒に武道の真髄を披露する好機ではないかと思うのだ。」
ヅダ「ほう?」
グフカス「…知っての通りUC町は尚武の気風に満ちた町。」
ゲルググ「確かに。」
ヅダ「グフカスタムさんの家とゲルググさんの家は代々武術を伝えてきた家柄だったな。」
グフカス「…また、ヅダ君の父君と私の父は若かりし頃に互いに切磋琢磨し合い全国に名を轟かせた関係。」
グフB「それで姉上、どうしようと?」
グフカス「…我ら世代も父達の世代には負けてはおられぬと思ってな。この機に一大演武会を催してはと、皆に集まっていただいたのだ。」
グフB「なるほど。旧ザクさんやヅダ君も実績"だけ"なら素晴らしいのだし、武門の精神を発揚する好機かもしれません。」
ヅダ「言葉に微妙にトゲがある気がするが気のせいか?」
旧ザク「フン、小娘め。まず実績をあげてから物を言え。」
グフB「あ、いや、そういうつもりでは…(つ、つい本音がでてしまった)」
ヅダ(どういうつもりだったのか聞きたい気もするが、まあいいか。)
ザメル「俺は大賛成だ!この学園の武道系の部活は、剣道部じゃなきゃ柔道部、もしくは空手部しか話題にならんではないか。大舞台で相撲部をアピールするチャンスだ!」
旧ザク「ザメル、ザメルよ。おまえが話題に上がらんのはな…」
ヅダ「あんたのキャラが薄すぎるからだ。」
ザメル「 Σ(゚д゚lll)ガーソ」
旧ザク「キャラが薄いのがキャラ、と言う方向もガンダムに押さえられた。もはや薄いのは生き残れんぞ!」
ザメル「そ、そんなこと言われても…」
旧ザク「とりあえずこれからは自分のことを"わし"と呼び、語尾に全部"じゃ"をつけろ。」
ザメル「どんなキャラチェンジだ!」
ヅダ「飯をたくさん食うのもいいな。」
旧ザク「うむ。一食で米一升づつ食うくらいがよかろう。」
ヅダ「赤ん坊の頭くらいの握り飯を常に持って出てくるのもいいかもな。」
ザメル「俺は山下清か!?」
ヅダ「あとあれだ。サイサリスさん肩に担いで自動車ぶっ飛ばしながら登場したりするといいんじゃないかな。」
ザメル「できるかー!!!」
旧ザク「ふむ、常識が邪魔をしているようだ。ここは一発ダンプカーでもぶつけてみれば…」
ヅダ「うむ、必死になれば眠っていた力が目覚めるかも。」
ザメル「死ぬわー!!!!」
旧ザク「でも柔道部員ですら校舎の屋上から飛び降りた娘をキャッチするのに、相撲部なんだからもっと凄いことしないとなぁ。」
ザメル「お、おいどんは、あんた方のマンガみたいな生活と違って、まじめに生きてるんでごわす!!」
ヅダ「お!いいぞ!!」
旧ザク「やればできるじゃないか!!!」
ザメル「あら!?これは、ち、違う!興奮すると故郷の方言が…ってあれ?俺はこんな方言の地方に住んでた事ないはず…!?」
グフカス「…ザメル君の洗脳はそれくらいにして、話を進めてもいいかな?」
ヅダ「あ、はーい。どうぞー。」
旧ザク「あー、おもしろかった。」
ザメル「ぐぬぬぬぬ。一体人をなんだと思ってやがる。」
グフカス「…ではとりあえずは賛否の確認をしたい。」
ゲルググ「賛成。」
旧ザク「俺もだ。」
ヅダ「柔道の型は見ることが少ないだろうからな。喜んで参加しよう。」
ザメル「これを機会に絶対常連登場メンバーに浮上してくれる!」
グフカス「…全員賛同していただけたか。よし、じゃあ後はグフB、おおよその話を取りまとめて企画書を提出しておいてくれ。」
グフB「え?姉上は?」
グフカス「…ああ、言い忘れたが、私は愛の奉仕隊の"愛のマッサージ100人斬!"という企画に参加するから不参加だ。」
一同「なんじゃそりゃー!!!!!!!!!!」
 その後、この企画はグフBが「姉上が参加しないならやらない」とゴネて白紙に戻ったのであった。
472通常の名無しさんの3倍:2006/07/29(土) 16:51:13 ID:???
>>471
結局やらないのかよw
ザメルもいいけど、ガルバに株を取られてるゲルググのことも(ry
473通常の名無しさんの3倍:2006/07/29(土) 17:41:40 ID:???
というかドライセン、リゲルグ、RFゲルググ以外の薙刀部が影が薄い件・・・ごめん、自分のせいだorz

暴け!バーザムコマンダーカスタムの正体!

風紀委員、会議中
グフB 「最近この学園近辺にバーザムコマンダーカスタムという人物が出没している。皆も噂には聞いているだろう」
ペーネロ 「ええ、正義の味方らしいけど」
バーザム 「RD-4ちゃんが熱をあげてるヒーロー様だな」
グフB 「学園の風紀を守っているという点では我々風紀委員と同じ存在といえる。そこで彼と協力するのはどうか、という提案が生徒会から出された」
ドライセン 「なるほど・・・しかし、どうやって彼と連絡を取る?」
グスタフ 「何しろ神出鬼没ですからね」
グフB 「そこが問題なのだ。まずは彼の情報収集から始めなければならないな」
バーザム 「まずは新聞部の奴に聞いてみるか?そういや、高機動型がコマンダーカスタムとか言うのと知り合いなんじゃなかったっけ?」
ドライセン 「ああ、RD-4がそう言っていたな」
ペーネロ 「じゃあその人に聴いてみるのが早いんじゃない?」
グスタフ 「僕たちも別口で調べてみます」
グフB 「頼む」

その夜、ザク家
ドライセン 「というわけで高機動型、彼に会える方法はないのか?」
高機動 「うーん。コマカスにはそうそう会えるって訳でも無いんですよね。いつも彼の方から連絡してくるので」
ライデン 「いやに用心深いな、そいつは。敵でもいるのかね」
RD-4  「もしくは正体をばらされたくないから?ああ、コマンダーカスタム様・・・」
高機動 「・・・」
ドライセン 「とりあえず、今度連絡が取れたらそのことを伝えてくれないか?我々も独自に彼を探してみるが」
高機動 「・・・はい」
ガイア 「あ、それならFの奴を使ってください。人手は多いほうがいいでしょう?」
ザク 「うえぇ!?」
ドライセン 「え?しかし・・・」
ライデン 「いいっていいって。こいつは覗きばっかやってんだ。少しは学校の役に立つ事やらせませんとね」
ザク 「いやだよ、めんどくせえ」
ライデン 「いいからやれ。いっつも飯作りに協力してくれるドライセンちゃんに恩返ししようとは思わんのかい」
ザク 「(まあこいつが来てるおかげでRD-4も楽しそうだからな・・・)わかったよ、やるよ」
ドライセン 「・・・いいのか?別にお前が協力しなくても大丈夫なのだが・・・」
ザク 「気にすんな。というかそう言われたら俺が役立たずみたいじゃねえか」
F2 「その通りだと思うんだけど・・・」
ドライセン 「そんな事はない。お前がいてくれるだけで私は・・・」
ザク 「え?」
ドライセン 「あ・・・な、何でもない!」(照れ隠しバックナックル発動)
ザク 「のべふっ!」
高機動 「あーあ・・・」
474471:2006/07/29(土) 23:26:39 ID:???
>>472
グフカスをはさんでゲルググとガルバが対決する方向で是非。

>>473
新シリーズでさっそく愛あるやりとりキタワァ

ところで、グフカスに関して、
もし、他に文化祭関係の企画に出す予定がある方いらしたら、
とりあえず>>471の話し合いの時点では愛の奉仕隊の企画に出るつもりだったということにして、
適当に処理してやってください。
475471:2006/07/29(土) 23:29:22 ID:???
おっと、ついでに訂正

ヅダ「あとあれだ。サイサリスさん肩に担いで自動車ぶっ飛ばしながら登場したりするといいんじゃないかな。」

ヅダ「あとあれだ。サイサリスさん肩に乗っけて、体当たりで自動車とか弾き飛ばしながら登場したりするといいんじゃないかな。」
476通常の名無しさんの3倍:2006/08/01(火) 02:11:03 ID:???
>>473
ばれるの!?コマカスの正体ばれちゃうの!?コマカス考えた身としてはドキドキです。続きキニナルー

『UC学園文化祭イベントコンベンション 紅白ペアの場合』

ガンダムがペガサス屋書店で買い物を済ませ帰宅すると部屋の真ん中に既に赤ザクが陣取っていた

ガンダム「言われたもの買ってきたけどどうすんのこんなの?」

取り出した本のタイトルは『アイナとシロエット』バナナシェイク・デンジスピアー著と書かれている

赤ザク「当然、これを秋の文化祭にやるわけよ、歌劇としてね」
ガンダム「へー誰が主役?」
赤ザク「・・・本気で言ってる?それ」

尚、この作品は昔から仲の悪いアマダ家とサハリン家の御曹司とご令嬢が恋仲に落ちるという話である。
衝撃の結末はどうせひとつになれないなら一緒に死ぬ→どうせなら皆で死ぬ→コロニー落としへと発展するのだが
とりあえずはハッピーエンドになるのである。

ガンダム「え!?俺が主役なの!?」
赤ザク「あったりまえでしょ!そして悲劇のヒロインがわ・た・し♪」
ガンダム「でも素人の俺等がいきなり劇だなんて・・・」
赤ザク「いいのいいの、どうせうちの学校演劇部なんて無いんだから」
ガンダム「あっそう・・・」

赤ザク「でも二人だけじゃきついわよね・・・」
ガンダム「じゃあ人形劇とか・・・なんでそんな目で見るの?」
見ると赤ザクはモノアイもビックリするような顔でガンダムを見ている
赤ザク「ハァ、あのねガンダム君?今回はガンダム君が主役に返咲くチャンスなの。それを人形劇なんて地味なので済ませたらもっと影が薄くなるわよ?」
流石にそう地味やら影薄いやらの連続攻撃で攻められると傷つくガンダムであった
ガンダム「・・・・・サイデスカ・・じゃあ人数どうすんの?」
赤ザク「とりあえずガンキャノンさんやガンタンクさんにも声掛けて・・・」
ガンダム「うーん・・・あとは・・・」
赤ザク「そこの二人も使うだけ使うか・・・」
ガンダム「そこの二人?」
G-4G-5「「使うだけ使うって私達は使い捨ての花火かああぁぁぁ!!」」
ガンダム「!G-4G-5居たの!?」
赤ザク「そっか!演出にキャノンさんに花火を作って貰うってのも」
ガンダム「それはやめてええぇぇぇぇ!!」

これでも6人しかも5人は女だ!果たしてこんなんで舞台は成功するのか!?
続く!
477通常の名無しさんの3倍:2006/08/01(火) 12:29:39 ID:???
『ガンダムルシフェルの災難』

「で? 用ってなんだよ?」
 ゲーセンから引きずられるかのように辿り着いた場所は、俺の家の向に位置するギルティカスタムの家。
「いいから入って」
「…」
 ギルティカスタムが扉を開けた。俺も後に続く。
「あ、おかえりお姉ちゃん。そのぬいぐるみ…またゲームセンター行ってきたの?」
「えぇ」
「(うげ…ギルティ)」
 玄関に入ると、丁度よくギルティカスタムの妹で、昼休み俺を追い掛け回していたギルティの姿。ちなみに未だ制服だった。
「あ、ルシフェル先輩、こんにちわ」
「あ、あぁ」
「昼休み、結局何処に居たんですか? 結構捜しちゃったんですけど」
「ち、ちょっと…な」
「…クス」
 昼休みの形相とは違い、ギルティの表情は既にいつもどおりの表情になっていて、俺はホッと胸を撫で下ろす。俺の前方の人物が少し笑いを堪えてるのが微妙に釈然としないが。
478通常の名無しさんの3倍:2006/08/01(火) 12:31:37 ID:???
「はいコレ」
「コレを俺にどうしろと?」
 よく分からないうちに俺はギルティ姉妹の家のキッチンに立たされ、ギルティカスタムから一着のエプロンを手渡されていた。しかもピンク色。
「つべこべ言わずにさっさと着なさい」
「だからなんで?」
「コレ着てやることなんて一つしかないでしょ?」
 それは俺にも分かってはいた。部活でもしている事だ。しかし、ギルティカスタムに限りもう一つの選択肢が加えられる。まっ、聞くも屈辱語るも屈辱なので言わないでおく。
 そんな事を思いながらも、断る事の出来ない俺は言われたとおり笑顔の彼女から受け取りさっさと着て、背中の中程まである後髪を縛った。
「やっぱりエプロン姿がよく似合うわね」
「ほっとけ」
「まぁ、それは置いといて。そろそろ本題を言うわね?」
 俺はグッと構えた。一体どんな命令が下るのか、想像しうる事を思い浮かべるだけで恥ずかしい。
「今日から契約期限が切れるまで、朝食、昼食、夕食はルシフェルが作ること」
「……ハ?」
 予想外の要求が来て、俺は思わず間抜けな声を上げた。
「勿論住み込みでね♪」
「なっ!!」
 そしてとんでもない事を、然も平然と笑顔でギルティカスタムは言った。俺は間抜けな声から一気に驚愕の声へと変わった。
「ち、ちょっと待った! 前者はまぁ別にいいとして、後者の住み込みってなんだ住み込みって!? そもそも俺たちの家は向だろうが!!」
「ちょっ、うるさぁい。向だから別に家に寝泊りしても問題ないでしょ? 必要な物はすぐに取りに行けるわけだし。いちいち家を往復するのも面倒でしょ?」
「い、いやだが…親が何と言うか…」
「あぁ、ルシフェルのお母様とお父様なら了承してくれたわよ? 『ルシフェルを男にしてやってください』だって…」
「……」
 今以上に親に対して憎しみにも似た感情が生まれた事は無かった。そういえば、家の両親は俺とこいつがいつも一緒に居るもんだから、勝手に結婚するとか妄想してるんだっけな。てか、何を期待なんぞしているんだ俺の両親は…。
「部屋ならあるから心配しないで…一室、ずっと余ってるから」
「……」
 見ればギルティカスタムは少し俯いて寂しい様子だった。そういえば、ギルティ姉妹の両親は俺達がガキの頃亡くなった事に俺は気付いた。
「その…すまん」
 俯いたままのギルティカスタムを見て、俺は何だか嫌な事を思い出させてしまったと思い小さな声ながら謝った。
「別にいいわよ。それよりお腹減っちゃったから、早く何か作って」
「…フゥ…わーったよ。それぐらいの事ならな」
 とりあえず何にせよ、料理作るくらいなら朝飯前だ。俺は心の中で激しく安堵していた。
「…なに安心した顔してるの? 勿論今後、私への絶対服従は変わらないわよ」
「……はい」
 安堵した俺がバカでした。こいつが早々見逃してくれるわけ無かった。とりあえず冷蔵庫の中を確認すると、妹のギルティが買い込んでいるのか食材は割りと豊富にあった。
「なんか食べたい物とかあるか?」
「何でも良いわ。私着替えてくるから食事よろしくね?」
「はいはい」
 何でも良いというのが一番困る注文なんだが、とりあえず色々と食材を取り出し調理を開始し始めた。ギルティカスタムは着替えの為自分の部屋に戻ろうとした。
「あぁ、それと、住み込みだからって妹や私を襲わないように。もし少しでもそんな素振りしたら…死ぬわよ? 肉体的にも、社会的にも」
「了解であります…」
 振り向き様に笑顔で言い放つギルティカスタムだが、その笑顔がもの凄く本気で怖かった。だったら住み込みなんてさせなきゃいいじゃんと思ってしまったのは俺だけか?
479通常の名無しさんの3倍:2006/08/01(火) 12:33:02 ID:???
「ごちそうさま〜」
 数分後、俺達3人は食事を終えた。ギルティの満足そうな声がリビングに響いた。
「いやぁ、ルシフェル先輩の作る料理はいつ食べても美味しいね」
「そりゃどうも。あと、ここは学校じゃないんだから、先輩呼ばわりはしなくていい」
「あ、そう? いやでも、お姉ちゃんは本当に幸せ者だよね? 料理も何でもできる旦那さんで」
「ちょい待て。何を勝手なこと言ってる?」
「照れるわね」
「そこも、笑いを堪えながら言うな」
 なんだかとっても変なことを姉妹揃って言われてるような気がした。
「ごちそうさま。さてと、シャワーでも浴びてこようかしら。ルシフェル? 後片付けお願い。あと覗いたら殺すから」
「肝に銘じておりますのでご心配なく」
 ギルティカスタムはそう言って静かに立つと、そのままリビングを後にする。
 ギルティはテレビを見ており、俺は食器をさっさと洗うべく台所に向かった。
 数分後…、俺はギルティと一緒にテレビを見ていた。
「はぁ、サッパリした。ギルティ、お風呂空いたわよ? ルシフェルは最後」
「風呂もここで入るのかっておーーーーい!!」
 そして、奥からギルティカスタムの声が聞こえ、反射的に振り向くと俺は思いっきり驚いた。
「なに大声出してるの? 近所迷惑よ」
「お、おお、お前っ! なんだその格好は!?」
 ギルティカスタムはバスタオルのみが体に覆っている状態だった。
 上がったばかりだろう、思いっきり露出してる白い肌はほんのり赤らみを見せていた。こうして見るとやっぱり可愛い……
「って違うわーーー!!」
「だから近所迷惑…」
「お前はっ! 何そんな格好でウロウロと! ちゃんと服着ろ!」
「ここは私の家です。私の家で私がどんな格好をしようと自由なはずよ?」
「そ、それはそうだけど…。いやしかし! さっき覗くなとか言っといてなんだそれはっ! 矛盾してる!」
「だったら見なきゃいいでしょ? 大体、ルシフェルは私の裸見たことあるじゃない」
「だぁから、それはガキの頃の話だっ!」
「はいはい」
 俺は力の限り訴えるが、ギルティカスタムはそれを聞き流す感じでそのまま冷蔵庫から牛乳を取り出し飲んでいた。
「いいなぁお姉ちゃん…その胸、羨ましい…」
「ギルティ、お前まで…」
 妹までもがこの始末。ギルティは姉の胸を羨ましそうに、物欲しそうに見ていた。
 まぁ、今までは女二人で暮らしていたわけだし気にしなかったんだろう。
「さてと、ルシフェルにマッサージでもしてもらいましょ。さっ、来なさい」
「っておい! ちょっ引っ張るな〜〜〜!!」
 そして俺はバスタオル一枚のギルティカスタムに手をつかまれ、そのまま引き摺られるかのように連行された。
「いたっ! 痛い痛い痛い! 階段が痛い!」
 階段が体に当たってとっても痛かった。
 そして、今日から俺のある意味地獄の住み込み生活が始まった。正直、もう帰りたいです。
480通常の名無しさんの3倍:2006/08/01(火) 12:36:51 ID:???
正直言いますと…萌えとかよく分からんです…orz

それと質問です。まとめの方を見たらヘビーアームズ系がいないのに気付いたんですが、使っても良いのでしょうか?
481通常の名無しさんの3倍:2006/08/01(火) 12:58:38 ID:???
別に問題はないと思います。自分の中ではヘビーアームズ=トロワスレの方程式が・・・
482ぬ ◆vq8COgRahA :2006/08/01(火) 22:27:42 ID:???
職人諸氏、GJ&乙であります!
スレ住人の皆様、こんばんわ!
業務連絡で御座います。

 まとめ更新履歴→http://msgijinkamoe.fc2web.com/koushinrireki.html

 まとめサイト→http://msgijinkamoe.fc2web.com/

>>471
 ・・・また・・・グフカスマッサージの犠牲者が・・・w

>>473
 ザク家のお茶の間っていつも賑やかですなw

>>476
 紅白ペアキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
 ・・・ってか“紅白ペア”って響きがなんかイイっすね!

>>477-479
 個人的に大好きです、ギルティカスタム!続きもwktk!!

以上で御座います。んじゃ、また!
483紅白ペアの場合:2006/08/02(水) 01:39:49 ID:???
我々『一年戦争歌劇団』は深刻な人員不足に悩まされていた
なんとかその問題を解決するべく暗躍する我等がガンダム、しかし彼の力を持ってしても
事態は変化しないのだった・・・・


ガンダム「何始めての人が見たら勘違いするようなモノローグ入れてんだよ」
赤ザク「えへ♪」

ガンダムの部屋にてガンダム、赤ザク、G-4、G-5が円を囲んで座っている
そして中央には『アイナとシロエット』の脚本

赤ザク「なんと言っても男手が足りないのよね」
G-4「赤ザクさんが男装してやればいいじゃないですか〜」
G-5「ね〜」
赤ザク「私がヒロインなの!あんた等こそどう?役は村人A・Bってとこで」
只ならぬ空気が部屋に流れる
ガンダム「(あわわわ、このままじゃ拙い)そ、それじゃクラスの同級生に声でも掛けてみない?」
赤ザク「例えば?」
ガンダム「こ、高機動とかは?」
G-5「あれは今主役張りそうな勢いだから拙いのでは?」
そういうこと言わない
G-4「うんうん」
ガンダム「シュヤクハオレナノニ orz」
一々落ち込むな
赤ザク「ボールくんとかは?」
G-4「それこそ村人Aね」
また酷いことを言う・・・
キャノン「もっと簡単な方法があるわよ」
ポテチの袋を持ったガンキャノンがガンダムの隣に座る
ガンダム「キャノン姉?」
赤ザク「なんですか?簡単な方法って」
キャノン「白スナにでも頼んでwhite dingoに出てくる奴に出演依頼してみるのよ、出番無くて必死だから食いつくんじゃない?」
ガンダム「なるほど」
赤ザク「じゃあ早速明日頼んでみよう!」
G-4G-5「「おおーー!!」」
ガンダム「おー(棒読み)」

果たしてそう易々と見つかるのだろうか・・・?続く
484通常の名無しさんの3倍:2006/08/02(水) 03:56:52 ID:???
>>481
すみません、トロワスレのトロワは俺には無理でした…orz


 AC学園のある所にテントが設置されていた。
???「兄さーーん!!」
 そのテント内で、慌しく駆けている1人の少女。彼女の名前はガンダムヘビーアームズ。赤い髪の毛が特徴の高校1年の女の子。
???「どうした?」
ヘビーアームズ「ひ、ヒイロがまた逃げ出した!」
???「なに! またか…」
 ヘビーアームズの報告を聞き、少し表情が強張ったのは、ガンダムヘビーアームズカスタム。ヘビーアームズの兄で青い髪の毛の高校3年の男子。
 ちなみにヒイロと言うのは、ヘビーアームズカスタムとヘビーアームズ他が活動している部活、サーカス部『名無し』で飼っている大きな猫。その大きさは大型犬にも引けを取らない。そして名前についてはツッコんではいけない。
ヘビーカスタム「至急、団員を集めるんだ。またヒイロが何をするか分からない」
ヘビーアームズ「う、うん」
ヘビーカスタム「ウーフェー!」
 ヘビーアームズは再び駆けて行き、ヘビーアームズカスタムは指を鳴らすと、一羽のインコが飛んで来た。
ヘビーカスタム「上空からヒイロを捜すんだ」
インコ「オマエハタダシイノカ、オマエハタダシイノカ、タダシイノカトキイテイル」
ヘビーカスタム「よし行け」
 インコは上空へと飛び立っていく。
ヘビーアームズ「兄さん! 皆と助っ人を1人連れてきたよ!」
 ヘビーアームズが他の団員を連れて戻ってきた。
ヘビーカスタム「ヘビーアームズから聞いての通りだ。どうやらヒイロがまた逃げ出したらしい。全員、バラバラになり校内を捜してくれ」
サーペント「了解しましたぁ!」
ビルゴ「……」
ヘビーカスタム「助っ人と言うのか君か? よろしく頼む」
デスサイズ「まかせてっ! このデスサイズ、逃げも隠れもするが嘘はつかない!」
ヘビーアームズ「逃げなくても隠れなくてもいいんだけど」
ヘビーカスタム「多少なら動けなくしても構わない。解散」
ヘビーアームズ「ヒイロめぇ〜! 見つけたら空中大回転斬りよ!」
 ヘビーアームズカスタムの号令により、各自バラバラになって校内を捜し始める団員達。
 そして数分後、猫は生徒会執行部の部室にて無事見つかったそうな。
 ちなみに…インコが誰かにボコられて帰ってきたのは、また別の話。



ヘビーアームズを書いてみましたが、まとめでサーペントやビルゴ系や初代デスサイズいなかったので出してみましたが、大丈夫だったでしょうか?
485通常の名無しさんの3倍:2006/08/02(水) 05:23:11 ID:???
いつもはロム専なチキン野郎ですが参戦させて下さい

ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi46696.gif.html
姉上と妹も好きなのだが、この二人もテラモエス…
486通常の名無しさんの3倍:2006/08/02(水) 07:02:50 ID:???
>>485
キタワァ!ここにきてゲルググ待望論に更なる拍車が!?
487通常の名無しさんの3倍:2006/08/02(水) 22:04:40 ID:???
次の日、食堂

ザク偵 「バーザムコマンダーカスタムの事何か知ってるかって?あいつ、今度会ったら・・・」
バーザム 「怖っ」
白スナ 「偵ザクのやつ、そのコマンダーカスタムって奴と何かあったのか?」
グフB 「まあ、少しな」
ザク偵 「尻尾を掴もうとしても背が低めの少年声なこと以外何も情報が出てこないし・・・」
グフB 「高機動型も彼の事はあまり知らなかったのだろう?」
バーザム 「ああ(背が低めの少年声・・・まさかな)」
白スナ 「新聞部も知らない情報ね・・・俺の妹が情報通だから聞いてみるか?」
バーザム 「まじか。頼むわ」
ザク偵 「あームカつく・・・おばちゃん、牛乳プリンもう一つ!もちろん会計は白スナに!」
グフB 「三個目か?」
白スナ 「ちょっ、おま」
ザク偵 「胸でも大きくしないとやってらんないわよもう」
白スナ 「だからって俺の金を使うなよ」
ザク偵 「気にしない気にしな」
白スナ 「気にするわ!」
グフB 「しかし、息がぴったりだなお前らは」
バーザム 「まったくだ。あ、グフ。それとってくれ」
グフB 「これか?」
バーザム 「サンキュ。あ、塩使うんじゃねえか?」
グフB 「そうだが・・・なぜわかる?」
バーザム 「お前目玉焼きには塩派だろ」
グフB 「まあな」
白スナ 「・・・お前らのほうがよっぽど息ぴったりだぞ」
ザク偵 「ツーカーの仲って奴?夫婦みたいね」
グフB 「!!め、夫婦!?」
バーザム 「だ、誰がこんな堅物暴力貧乳女なんかと」
グフB 「わ、私こそ貴様のようなふらふらした助平なんかと夫婦なんかに」
バーザム 「何だぁ?大体お前は・・・」
グフB 「貴様こそいつもいつも・・・」
白スナ 「あ〜あ・・・」
488通常の名無しさんの3倍:2006/08/03(木) 23:06:02 ID:???
【ルシフェルが泣く頃に】

小学校低学年くらいの頃。
ルシフェル「ひっく…ぅ…」
ギルティカスタム(幼少)「もー、いつまで泣いてんのよ」
ルシフェル「っく…ぐすっ……」
ギルティカスタム「もう!泣くのやめなさいっ!!」
ルシフェル「ひっ!(じわっ)」
ギルティカスタム「だから泣くなっ!なんで泣くのよ?」
ルシフェル「だ…だって、ぎるてぃかすたむちゃんが、ひく…おこるから」
ギルティカスタム「……っ!(///)…ルシフェルが泣いてるからでしょ?ほら、もう怒ってないから」
ルシフェル「ほんと?」
ギルティカスタム「……っ!!(///)あーもう!そんなんだから”女の子”って言われるの!」
ルシフェル「お、おとこのこ…」
ギルティカスタム「その顔に、その仕草、どう見たってりっぱな女の子よ」
ルシフェル「そ、そんなぁ…やだよそんなの」
ギルティカスタム「いいわ。ルシフェルの気持ちはよくわかったわ。だったら私が鍛えてあげる、少しでも男の子に近づけるために。まずこれ手と足に付けなさい」
ルシフェル「ぇ?なにこれ…お、おもい〜」
ギルティカスタム「当たり前よ、1つ5キロあるんだから。ほら、早くそれつけて校庭10周!」
ルシフェル「え? む、無理だよそんな…いたっ!」
ギルティカスタム「つべこべ言わない!言うとおりにすればいいの、ほら早く!」
ルシフェル「わ、わかった、わかったから縄跳びで叩かないで〜〜!」
こうしてルシフェルの地獄特訓は始まったのでした。
ギルティカスタム「ほらー!歩かないのぉ!これ毎日やるんだからね。それ終わったら腕立てと木刀素振り50回!」



現代。朝の登校時。
Dサイズヘルカスタム「ようルシフェル、おはようさん…ってなんだなんだ?朝っぱらから疲れた顔して」
ルシフェル「あ、いや…ちょっと筋肉痛で…」
Dサイズヘルカスタム「筋肉痛ぅ?昨日なんかやったのか?」
ルシフェル「…多分、精神的なもんだ。昨日、夢にギルティカスタムが出てきた」
Dサイズヘルカスタム「なるほど、納得だな」
ギルティカスタム「何が納得なのかしら?」
Dサイズヘルカスタム「ぎえ!い、いつの間に…」
ギルティカスタム「ルシフェル?最近体動かしてないでしょ、久しぶりに付ける?こ〜れ」
ルシフェル「ひっ!あ、あぁ〜〜!俺、昨日調理室に忘れもんがあったんだ!つーわけだ、俺はこれでーー!!」
ギルティカスタム「あら行っちゃった。残念…。久しぶりにあの表情見られると思ったのにな…」
Dサイズヘルカスタム「……鬼だ…(ルシフェル……頑張れよ!)」
489通常の名無しさんの3倍:2006/08/06(日) 18:31:27 ID:jIdPcwSq
保守
490通常の名無しさんの3倍:2006/08/07(月) 21:12:13 ID:???
小ネタ 登山部のロッククライミング

夏登山をしにきた登山部一行、もうすぐ頂上です。
陸ジム 「頂上まではあとこの岩壁を登ればいいんやな」
陸ガン 「ああ!早速のぼ」
EZ-8 「待て!落ち着いていかないと思わぬ事故を招くぞ!
まずは俺が行く。皆は俺が刺したハーケン(岩壁の割れ目に打ち込み、落ちないように身体の確保、手がかりや足場にする岩釘)
を伝って登ってくれ!」
逸る後輩を抑えて自ら危険な役を受ける。それでこそ部長!EZ-8部長はさっそく岩壁を登り始めました。
ホバトラ 「陸ジム先輩」
陸ジム 「なんや?」
ホバトラ 「部長、どうしたんですか?」

EZ-8 「光に!なぁぁれぇぇぇぇぇ!!!」
ガキーン

ホバトラ 「ハーケンを打ち込むたびにああやって叫んでるんですけど・・・」

声優ネタをやってみた。後悔はしていない。
ここはペガサス屋書店。今日は珍しく非番なアルビオンさんと図書部の面々が一人の女生徒と話しています。
赤ザク「というわけなんですよ」
アル「ふーん、ミュージカルねぇ・・・(下を向きながら)で?私達に何のよう?」
アルビオンさんは明後日の方向を向きながらお茶を飲みました。
赤ザク「実はアルビオンさんに・・・ミュージカルの役者と稽古監督をしてほしいんです!」
アルビオンさん、お茶をすごい勢いで噴射しました。
ガザD「なんで?なんでアルさんなの?」 アルビオンさんが茶吹いてるそばで、何事もないように言います。
赤ザク「見つけたんですよ、昔の生徒会紙で・・・」
アル「触れないで!触れるな!」
赤ザク「アルビオンさん、在学中は演劇部の部長だったんです」
アルビオンさんが耳を塞いでるそばで、二人の図書部員は驚きの表情を見せます。
赤ザクちゃんは鞄から出した古い生徒会紙の付箋の着いたページを開いて見せます。
赤ザク「ほら、見てください。ここ」
そこにはUC学園・第83期演劇部と書かれています。
デナン「『男たちのデラーズ・フリート。コウ・ウラキ役兼監督 アルビオン』・・・」
ガザD「かっこいい、このアルさん・・・」
写真に写ったアルビオンさんは宝塚というか、女顔の男の人で通じる顔でした。
赤ザク「ね!アルビオンさんなら絶対にできますよ!」
アル「人の消したい過去に触れたなぁっ!」アルビオンさん、半泣きです。
アルビオンさんのあまりの剣幕に図書部の皆さんは引いてますが、赤ザクちゃんは違いました。
赤ザク「やって下さい!お願いします!」決意が固いのか、単に鈍いのか。赤ザクちゃんの決心はかわりません。
アル「・・・・・・」
赤ザク「お願いします!」
アル「人の古傷えぐる覚悟があるのなら・・・」
赤ザク「・・・?」
アル「やってやる!稽古はきついぞ、覚悟しとけ!」アルビオンさんはバン!とカウンターを叩きました。
赤ザク「ありがとうございますっ!」赤ザクちゃんは喜びの表情で頭を下げました。
デナン「でも、さっきの話を聞くとまだ役者は足りないような・・・」
アル「お前らがいるだろうが、おまえら二人が」
ガザD「でも、稽古場所とか・・・」
アル「近くにあるだろ、破嵐ビルとかいう廃ビルが。あそこでやるよ」
ヒートアップしたアルビオンさんは止められない。図書部の二人は覚悟しました。
嗚呼、廃ビルに血の雨が降ると
493487:2006/08/09(水) 12:04:07 ID:???
オアシス 「バーザムコマンダーカスタムについて?」
白スナ 「何か知らないか?」
オアシス 「残念だけど。でも彼の仕事は一級品よ。おそらく独自の情報網を持ってるわね」
白スナ 「新聞部の奴らも尻尾が全然つかめないとか言ってたな・・・」
オアシス 「新聞部じゃ無理よ。まあ、会うことだけなら出来ると思うけど」
白スナ 「まじか?どうやってだ?」
オアシス 「事件が起こる場所に先回りすればいいのよ。バーザムコマンダーカスタムが出てくるまで身を潜めていれば、あるいは・・・
明日EOJが校舎裏の倉庫で何かやらかすみたいだからそこ行ってみれば?」
白スナ 「すまんね。」
オアシス 「お礼に後で何か奢ってね」
白スナ 「お前もか!無理ですorz」
オアシス 「情けないわね。シャンとしてないとせっかく立ってる偵ザク先輩とのフラグ無くなっちゃうよ?」
白スナ 「・・・そりゃ困る」
オアシス 「私もRD-4みたいにお姉さんが欲しいな・・・」
白スナ 「・・・俺は弟が欲しいぞ」
オアシス 「・・・」
白スナ 「・・・」

次の日 校舎裏倉庫
ザク偵 「で?ホントにここにいるの?」
白スナ 「オアシスの情報収集能力をなめんなよ。ていうか何でお前と俺がここにいるんだよ」
ザク偵 「あいつに仕返しないことにはこのイライラは収まんないのよ!」
白スナ 「じゃあ何で俺も?」
ザク偵 「手伝いなさい」
白スナ 「命令形ですか。というか引きずって連れてきてから言う台詞ですかそうですか」
ザク 「(尻に敷かれてんな・・・)どうする?突入するか?」
バーザム 「意味ねえじゃねえかよそれじゃあ。コマカスとやらが来るまで遠くで見張ってるんだ」
グフB 「もどかしいな・・・学園の平和を乱す奴らが目と鼻の先にいるというのに」
ドライセン 「仕方ないだろう。そのかわりバーザムコマンダーカスタムとは必ず接触しなければな・・・」
グスタフ 「あ、見てくださいあれ!」
ペーネロ 「EOJの三馬鹿?」
白スナ 「オアシスの言った通りか!」
グフB 「よし、倉庫を囲め!」
494487:2006/08/09(水) 12:10:05 ID:???
クァバーゼ 「さあ始めるよ!」
アビジョ 「行くでやんす!」
トトゥガ 「お〜」
待て!!
クァバーゼ 「誰だい!?」
コマカス 「自分で名乗ったわけではないが誰かがこう呼ぶラフメイカー!」
クァバーゼ 「おおラフメイカー!?冗談じゃない!」
アビジョ 「騙されるなでやんす!こいつは多分バーザムコマンダーカスタムでやんす!」
トトゥガ 「あの噂の?」
コマカス 「ふっ、ばれたか」
クァバーゼ 「私たちのジャマをしに来たのかい!?」
コマカス 「いや別に。ただ見物しに来ただけです」
アビジョ 「は?」
クァバーゼ 「はっはっは!どうやら私たちの華麗なる作戦が成功するのを見たいんだね!
アビジョ!こいつに今回の作戦内容を説明してやんな!」
アビジョ 「了解でやんす!じつはこの小屋は以前ボイラー室だったんでやんす!
そしてその名残としてここのパイプは校舎の全部屋の換気扇に接続してるでやんす。
という事はここのパイプに睡眠ガスを流し込めば・・・」
クァバーゼ 「校舎内の奴らは全員眠っちまう!そこを私たちが制圧する。これぞ完璧!
さあ、そこで見てな、この学園がEOJの物になるのを!さあトトゥガ!ガスを流し込むんだよ!」
トトゥガ 「わかった〜」
コマカス 「うん、見てるよ。君たちの作戦が失敗するのをね」(ガスマスク装着)
シュワワワ・・・
アビジョ 「!!ガ、ガスが・・・」
クァバーゼ 「ぎゃ、逆流し・・・た!?・・・zzz」
トトゥガ 「ZZZ・・・」
コマカス 「パイプは途中でせき止めといたよ。さて・・・と」

白スナ 「倉庫から煙が?」
ザク偵 「スクープよ!行くわよ!」
白スナ 「おい、危ないぞ!」

ペーネロ 「ど、どうしよう!」
グスタフ 「!今、誰かが倉庫から!」

ザク 「どうすっよ?」
ドライセン 「私はあの人影を追う!ザクは倉庫の方に!」
ザク 「了解!」

バーザム 「たぶんあいつがコマカスだ!追うぞ!」
グフB 「倉庫のほうはどうする!」
バーザム 「他の奴が行くだろうよ!それより今はコマカスの方だ!」
495487:2006/08/09(水) 12:45:48 ID:???
コマカス (風紀委員が包囲していた!?だけど捕まりはしない!)
グフB 「くっ、速い!」
ドライセン 「グフB!バーザムは?」
グフB 「先回りするとか・・・とりあえず今はあいつを!」
ドライセン 「ああ!」

白スナ 「おい、おいしっかりしろ!」
ザク偵 「ムニャムニャ・・・」
白スナ (くそっ、寝顔が可愛い!)
ザク 「どうした?」
白スナ 「偵ザクの奴、煙を吸い込んだ途端に眠っちまった」
ザク 「ということは催眠ガスか?何を企んでたんだ、EOJの奴ら」
白スナ 「ドライセンは?」
ザク 「コマカスを追ってる。煙が拡散したら中を調べるか」

ペーネロ 「ドライセン!グフ!」
ドライセン 「・・・ペーネロペー・・・」
ペーネロ 「コマカスは?」
グフB 「撒かれた・・・バーザムに期待するしか・・・無いな・・・」

コマカス 「よし、ここまで来れば」
バーザム 「やっぱここを通ったか」
コマカス 「!」
バーザム 「待ち伏せといて正解だったな」
コマカス 「何故ここを通ると?」
バーザム 「人知れず校舎に戻るにはここを通るのが一番だ。覗きの逃走ルートとしても最適だしな」
コマカス 「流石。で?何か用?」
バーザム 「生徒会が協力しないかだとよ。あと何で俺の名を使う?」
コマカス 「君の名前を使ったのは、ノリだ」
バーザム 「ノリか」
コマカス 「ノリだ。生徒会との協力は断る。こちらの好きにやりたいのでね」
バーザム 「ま、そう言わずに」
コマカス 「いやだ。用はそれだけ?」
バーザム 「あと一つ。偵ザクが仕返ししたいってさ」
コマカス 「断固拒否」
バーザム 「だよな。でもこのままお前を行かせると、偵ザクに何されるかわかんないんでね、通すわけにはいかんのよ」
コマカス 「・・・」

ザク偵 「・・・ん?」
白スナ 「お、起きたか」
ザク偵 「・・・白スナ、何この状態」
白スナ 「催眠ガスを吸っちまったみたいだな。今まですやすやだ」
ザク偵 「そうじゃなくて、何で私白スナに膝枕されてるの?」
白スナ 「枕が無いとよく眠れないよな」
ザク偵 「そうじゃなくて!」
白スナ 「無理やり連れてかれた仕返しってやつだ」
ザク偵 「これが?」
白スナ 「どうする?俺を殴るか?」
ザク偵 「・・・罰としてもう少しこのままでいなさい。気持ちいいわね、あんたの膝」
白スナ 「どうも」
ザク 「少し手伝えお前ら」
496487:2006/08/09(水) 12:49:39 ID:???
投下が遅れて申し訳ない。ラストは今夜中に落とせるようがんばる。
あとUC学園ミュージカルに期待。
497通常の名無しさんの3倍:2006/08/09(水) 17:39:53 ID:???
>>484での設定と小ネタ

【ガンダムヘビーアームズカスタム】
高等部3年男子。
いたって冷静な性格で滅多な事では感情を表に出さないが、妹想いの友達想い。
一度キレると何をしでかすか分からない危険な人でもある。
運動神経が良く身のこなしが軽い。伸身前方宙返り3回ひねりさえも楽々こなす。
子供の頃からサーカスが好きだった為、将来はサーカス団を結成するのが夢で、現在は未だ公認されてはいないが、サーカス部の部長をしている。
動物好きでもあり、よく捨て犬や猫などを拾って来てはサーカス技を叩き込んでいる。しかしその度に家計が危うくなる。


【ガンダムヘビーアームズ】
高等部1年女子。ヘビーアームズカスタムの妹。
感情を表に出さない兄と違い、思ったことを素直に表に出し、優しくも厳しい友達想いで兄想いな女の子。
子供の頃からヘビーアームズカスタムとサーカスごっこ及び特訓に付き合っていたせいか、兄とほぼ同等の運動神経を誇る。
世話好きで家では家事全般をこなし、兄に護身用とか言われて常時ナイフを持っている。その為かナイフ捌きもお手の物。
時折暴走する兄を監視、暴走の未然防止、制裁するのは彼女の役目。

そして小ネタ↓

ヘビーカスタム「ただいま…」
ヘビーアームズ「おかえり兄さ…ってどうしたのその犬」
ヘビーカスタム「捨てられているようだ。雨に濡れていた…」
ヘビーアームズ「だから拾ってきたと?」
ヘビーカスタム「……《こくり》」
ヘビーアームズ「…はぁ、兄さん? これで何匹目?」
ヘビーカスタム「5匹目だ」
ヘビーアームズ「冷静に答えないでよもう。そうでなくてもエサ代とかで今月も厳しいんだからね?」
ヘビーカスタム「それなら心配ない。小型犬だ。いざとなれば野草でも…」
ヘビーアームズ「とりあえず入りなよ」

居間
ヘビーカスタム「《犬をタオルで拭きながら》…大丈夫か?」
ヘビーアームズ「ところで兄さん? その子の名前どうするの?」
ヘビーカスタム「名前……名前か…」
猫「にゃぅーーーー!!!」
ヘビーカスタム「ん? どうしたヒイロ…」
犬「ぐるるる!!」
猫「うにゃーーー!!!」
ヘビーカスタム「……どうやらヒイロはこの犬が気に入ったようだ」
ヘビーアームズ「どう見ても喧嘩なんですけど」
ヘビーカスタム「…よし。あの犬の名前はゼクスにしよう…うん、ピッタリだ」
ヘビーアームズ「そうだね。ってコラァ! 二匹ともやめなさ〜い!」
インコ「タマシイ! ヨリドコロ!」
498487:2006/08/09(水) 19:59:16 ID:???
コマカス 「え〜バーザムの家にある同人誌一覧、と」
バーザム 「!!!!?」
コマカス 「『いいんちょうが笑うとき』、『ああ剣道服』、『クーデレ夜話』・・・ふむ、総合するととある人物に酷似している気がしますが?」
バーザム 「う・・・」
コマカス 「その人にこのリスト送りつけようかな・・・」
バーザム 「てめえ・・・」
コマカス 「・・・なんでこんなのでごまかすの?」
バーザム 「?」
コマカス 「君たちの前に障害は無い。どちらかが一歩歩み寄れば後はうまくいくんじゃないの?」
バーザム 「・・・」
コマカス 「何で逃げるの?歩み寄らないの?どうしてグフBに一言『好きだ』って言えないの?世の中には、気持ちを伝えたとしても・・・相手はこっちを見ていない事だって!あるのに!」
バーザム 「お前・・・」
コマカス 「ねえ、なんでさ・・・何でだよ」
バーザム 「俺にあいつと一緒になる資格なんか・・・」
コマカス 「そんな事知るか!グフBは君の事好きなんだぞ!」
バーザム 「そんな事なんかじゃねえ!!・・・お前なら知ってるだろ?俺の生い立ちを。そんな俺が・・・あいつみたいな奴と・・・今まではいいんだ。このまま卒業までこの関係を維持するんならいい。
でもこれ以上は危険だ。これ以上進んだらあいつに迷惑をかける。だから」
コマカス 「馬鹿野郎!親に売られたくらいでそんな事する必要無いじゃないか!グフB姉ちゃんまで不幸にする気か!」
バーザム 「俺が傍にいることで!あいつが!不幸になるんだよ!」
コマカス 「違う!好きな人の傍にいて不幸になるわけない!一緒にいて幸せになるから好きな人なんだ!」
バーザム 「!」
コマカス 「この関係を維持?もう遅い。バーザムだって分かってるんじゃないか?今の関係はもう深すぎるって。今のまま行くのも恋人同士になるのも同じだって。
なのに一緒になる資格が無い?エゴだよ、それは!」
バーザム 「・・・」
コマカス 「これ、あげる」
バーザム 「・・・チケット?」
コマカス 「近くの遊園地の。連れてってやれば?」
バーザム 「何で四枚?」
コマカス 「身近になかなか進展しないペアが一組いるでしょ?その人たちに渡してやって」
バーザム 「・・・あいつらか」

グフB 「バーザム、コマンダーカスタムは?」
バーザム 「逃げられちまった」
グフB 「そうか。仕方ない。倉庫へ戻るぞ」
バーザム 「な、なあ!」
グフB 「どうした?」
バーザム 「今度の日曜、部活休みだよな。何か予定あるか?」
グフB 「いや、特にないが」
バーザム 「じゃ、じゃあよ、遊園地行かないか?」
グフB 「え?それはまさか・・・その・・・デ」
バーザム 「ザクとドライセンの奴も誘って、な?」
グフB 「・・・ああ、そう、だな・・・そうだよな」
バーザム (悪いコマカス、やっぱいきなり二人はきついわ。・・・だめだなぁ、俺)

続く?

とりあえず自分のネーミングセンスのなさと二人の言い合いのぐだぐだっぷりに絶望した。あとそろそろ次スレの季節?
499通常の名無しさんの3倍:2006/08/09(水) 21:57:01 ID:6WIg+iP+
ラフメイカー!冗談じゃない!wwwww
500通常の名無しさんの3倍:2006/08/10(木) 09:10:18 ID:???
『家族の肖像 ヅダ家編』

ちーん…
毎日の早朝のジョギングから帰って
庭の井戸水で体を洗い清めたヅダ父が次にすることは
仏壇に向かって香を焚き、手を合わせることである。

ヅダ父「今年も墓参りの季節だなぁ。今年は何日にする?」
ギャンヌ「ねえ、前から父さんに聞こうと思ってたことがあるんだけど…」
ヅダ父「ん?」
ギャンヌ「母さんって…仏壇にもお墓にも名前ないよね?」
ヅダ父「(ぎくう!!!)そ、それはあのほれあえsdrftgyふじこ」
ギャンヌ「何でそんなに動揺してるの?」
ヅダ父「ヤ、やだナァ、ぎゃンぬちゃん。動揺なんテしてる和気の清らかなるもマタヨシ」
ギャンヌ「(ほんと兄さんとそっくりね…)で?母さんはどうしたのか、って話なんだけど。」
ヅダ父「う、うぬ・・・まあこういうことだ。訳あって共に住めぬ二人だが、
    ゛母さんはいつも子供たちを思っていますよ゛とちゃんと当時の置き手紙にあるから、まあ安心しろ!」
ギャンヌ「置手紙って………逃 げ ら れ た の ね ?」
ヅダ父「ああ、遠い空の下、君はどうして暮らしているだろうか…」
ギャンヌ「 逃 げ ら れ た ん で し ょ ? 」
ヅダ父「は!いかん!朝稽古の時間だ!いくぞ、ギャンヌ!」
ギャンヌ「こらー!はっきり逃げられたって白状しろー!」
ヅダ父「違う!一発当てようと開発した製品、
    ヅダ式ジャンピングシューズやヅダ式5倍入るパターやヅダ式頭においしいスナックが
    ことごとく外れて愛想尽かされたなんてことは一切ない!!」
ギャンヌ「そりゃ逃げられるわ…」
ヅダ父「だから逃げられたんじゃないってばー!訳あって共に住めないだけなんだって!」

名も知らぬ瞼の母は今いずこ。
501ぬ ◆vq8COgRahA :2006/08/10(木) 23:53:10 ID:???
職人諸氏、GJ&乙であります!
スレ住人の皆様、こんばんわ!
業務連絡で御座います。

 まとめ更新履歴→http://msgijinkamoe.fc2web.com/koushinrireki.html

 まとめサイト→http://msgijinkamoe.fc2web.com/

祝!!SS 200タイトル突破!!

>>483氏=491-492氏?
 図書部の2人に“white dingo”で更に増員?
 『一年戦争歌劇団』の『アイナとシロエット』に超期待してます!!

>>484&497氏
 設定サンクス!!・・・ついでにサーペントとビルゴの設定もキボンヌ
 タイトルはそれぞれ『サーカス団の日常(仮)』、
 『ヘビーアームズ兄妹の日常(仮)とさせて頂きました。

>>485
 うめぇ!!超うめぇ!!
 画伯と呼ばしてください!!

>>488
 ルシフェル、トラウマあり過ぎっwww
 タイトルは『ルシフェルが泣く頃に 特訓編(仮)』とさせて頂きました。
 『テレ隠し編』でも良かったかな?とも思っとりますが、いかがでしょ?

>>487&493-496&498-499氏
 白スナ&ザク偵フラグ確定ktkr!!
 次はダブルデート編ですな?超期待!!

>>490
 声優ネタ・・・ 承 認 !!w
 ・・・最初のTVシリーズは良かったなぁ・・・(遠い目)

>>500
 母親誰なんだろ?
 ヅダ編ってことは『他もある』ってことですよね?
 期待しててもよかですか?

えー、今回は以上で御座います。
皆様、今後とも宜しくお願い致します。
502通常の名無しさんの3倍:2006/08/11(金) 00:29:51 ID:???
・・・ブライトさんが・・・

・・・鈴置洋孝さん、御冥福をお祈り致します・・・

今さっき知った某管理人
503通常の名無しさんの3倍:2006/08/12(土) 15:44:11 ID:???
新スレ MS擬人化で萌えよう・4校目
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/x3/1155364756/l50
504通常の名無しさんの3倍:2006/08/12(土) 16:57:34 ID:TD9YkDR8
505通常の名無しさんの3倍:2006/08/13(日) 00:21:43 ID:???
とりあえずまだこちらでよろしいでしょうかね?

『家族の肖像 ホワイトベース編』

教師の朝は大変だ。
まして一家の主婦ともなると…
食事の用意、授業の準備、とにかく何かと忙しい。
夫はそんな時にテレビのニュースを見たり新聞を読んだりしている。
よその人からは、その風貌からマメな性分に見られ勝ちな主人だけど
実は案外家事は不得手だ。
教職一本槍というか…
それでも時々何か手伝おうと台所をウロウロしたりするのだけれど
正直な話、忙しい時はちょっと邪魔かしら。
でも気持はとても嬉しくてよ。
そんな風にあわただしい朝を過ごして、車で学校に共に出勤する。
そこで夫の運転で…となれば少しは私にもほっとできる時間ができるのだけれど
車の運転も私の仕事。
夫はと言えば、横で地図を見ながら、私が裏道に入ったりすると、
「できるのか!?ホワイトベース!?」
といつも大げさに驚いている。
一体いつになったら慣れてくださるのかしら?

学校ではそれぞれに授業を行っているのだけれど、
生徒はみなよい子でとても充実した毎日を過ごしている。
私のクラスには高機動型ザク君やゼーゴックさん、
彼のクラスにはヅダ君をはじめ、ライサノスB型君、灰ゲゼ君にΞガンダム君と
少々元気のありすぎる子供たちもいるのだけれど。

そして放課後、私が職員室で仕事をしていると、
グラウンドから彼のいつもの声が響いてくる。

アーガマ「レフト!カバー薄いよ!何やってんの!!!」

なぜ何時もレフトにこだわるのかしら?
きっと彼にもわからない、意識の奥底から沸き起こる衝動があるのね。

ラビアンローズ「そうよ、一心同体♪センター!カバー薄いぞ!」

なぜラビアンローズ先生が一緒になってノックしてるのか、
いささか気になるけど、まあいいわ。
あなたが私と結婚するときに言って下さった、プロポーズの言葉を信じてよ。
今日も一緒に帰りましょうね。
私の車の左舷助手席はあなたの専用席よ。
そしてまた明日も一緒に出勤しましょうね。
あなたとの結婚生活はまるで長い長い夢の始まりのよう。
裏切ってはいやよ。
いつまでも一緒に二人同じ夢を見ましょうね。
506通常の名無しさんの3倍
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