@ 参加方法 @
『生徒』の一人として参加したい人は、管制室スレにて参加希望を申し出て下さい。
管制室で、キャラクターの氏名・年齢・性別・簡単な経歴・私物を提示してもらいます。
キャラクターは基本的にオリジナルで、年齢制限はありません。
設定は、宇宙世紀の世界なら年代を問いません。
支給機体、及び支給武器は、クジ引きによる支給となっています。
機体はA〜Fのアルファベットと、01〜50の数字を組み合わせて選び、先生に報告して下さい。
例:Aの20、Eの35 など
その引いたクジに合わせ、先生が(非公開で準備したリストに照合し)機体を支給します。
なお、アルファベットの選択で機体の年代を選択できます。
A は一年戦争〜星の屑作戦(1st、08小隊、0080、0083)
B はグリプス戦役・第一次ネオジオン紛争(Z、ZZ、センチネル)
C は第二次ネオジオン紛争以降(CCA、F91、クロスボーンガンダム、V)
D〜F は上記からランダムに選択です。
武器は、aかbのアルファベットと、01〜50の数字を組み合わせて選んで下さい。
例:aの15、bの03 など
こちらも、引いたクジに合わせ、先生が非公開リストと照合し、武器を支給します。
武器はMSの手持ち武器が基本ですが、中には変わったものも多々あります。
なお、特例として、機体選択でクジを引かずに、『職人用機体』を選択することもできます。
ボール、パブリク、ガンタンク等、明らかに通常のMSより劣った性能の機体です。
これらを選択する際も、管制室で相談するようにして下さい。
機体、武器を支給されたら、会場となる宙域に射出されることになります。
スタート地点の決定には、IDを使用します。
まず、本スレでIDを出して下さい(メール欄空欄のまま書き込みを行う)。
そして出たIDに含まれるアルファベットを、上から順番に参照します。
1番目のアルファベットを縦軸、2番目のアルファベットを縦軸とします。
縦軸はマップ上の数字にアルファベットの順番を適用して下さい。
例:ID:fj/zBtVWの場合、[fj]を抜き出してポイントF-10に投下
もし、その投下地点がすでに立ち入り禁止区域だった場合は、同じIDを使って選び直します。
次のアルファベット二つを抜き出し、同じようにして投下地点を決定して下さい。
例:ID:fj/zBtVWで、F-10がすでに立ち入り禁止の場合、[zB]を抜き出しZ-02に投下
以上の作業を終えれば、晴れてあなたもバトルロワイヤルの参加者です。
他の参加者のことも考えつつ、楽しく殺し合いをしましょう。
@ 行動ルール関係 @
このスレでは『行動値』というものが設定されています。
描写と共に、これを消費しつつ行動を行います。
一人の人間が行動できるのは、現実時間の一日ごとに4P分だけです。
行動値がリセットされるは、現実時間の午前0時です。
行動値が必要な行動としては、
『移動』『探索』『整備』『戦闘行動』『通信』『変形(可変MSの場合)』などが代表的です。
行動値が要求されるのは大きな行動のみで、ちょっとした動作などには必要ありません。
会話も、『通信開きっぱなし』『接触回線の使用』『生身で面と向かって』なら行動値無用です。
ただし、劇中で時たま使われる『全体通信』のみ行動値を2点消費します。注意してください。
尚、行動の描写の後には、位置、所持武器、行動方針、同盟相手等を明記して下さい。
観客の理解や、参加者間の食い違い防止の大きな助けになります。
@ 戦闘 @
このスレの戦闘では、最も重要なルールがあります。
それは 『攻撃の結果は、攻撃側の描写を受けて防御側が決定する』 ということです。
撃破されたか、腕が吹き飛んだが、かすったか、シールドで防いだかなどは、防御側に決定権があります。
『先行破壊』は厳禁です。
回避のしようのないゼロ距離射撃なども『先行破壊』と見なされることがあるので、注意しましょう。
戦闘時の行動については、
『ビームライフルで攻撃』『ミサイル一斉射撃』『回避』などがそれぞれ行動値1点分の行動になります。
撤退については、まず戦闘地帯からの『撤退』で行動値1点分になります。
これは同一エリア内での移動なので、隣のエリアに移動する際にはさらに行動値が必要です。
節度を守り、矛盾がないよう気をつけましょう。
@ 特殊ルール『達成値』(通称ID判定) @
達成値は、そのカキコで取った行動の成功・失敗をIDで決めるルールです。
両者の合意があった場合にのみ、使用します。
特に戦闘においては、延々と回避が続く千日手を防止する意味でよく使用されます。
使う場合、メール欄を空欄にして、IDを表示するようにして下さい。
出てきたIDに含まれる数字を使い、その行動の『達成値』を決定します。
『In3rKPcy』の場合、含まれている数字は『3』のみなので、『3』となります。
『Atw4g6Qg』では、数字の『4』と『6』がありますが、大きい方をとって『6』と判定します。
『oHI+CUmX』のような数字の入っていないIDは『0以下』とします。
『sp02X9NK』『a0Tf/jEj』のように大文字の『N』または『T』があれば、『9よりも上』です。
さらに、『Ttw4g6Ng』のように、『NT』の2つの大文字が揃えば『NやT一文字より上』です。
小文字の『n』『t』は、いくら入っていても無意味な存在です。無視して下さい。
早見表
NT(二文字かつ大文字)>N or T(一文字、かつ大文字)>9>8>7>6>5>4>3>2>1>0>数字なし
基本的に、両者の合意があったときのみ使用します。
戦闘時には使うのが通例ですが、義務ではありません。戦闘時以外でも使って構いません。
判定後、敗北側は、『なんらかの不利な結果』を受けるようにして下さい。その程度は問いません。
もしもその気ではなかった場合には、無視しても結構です。
しかし、ここぞという場面で判定を拒否したり、無視が多過ぎると叩かれることになります。
くれぐれも節度を守ってください。
IDの使用例:
ウィルトの乗ったザクVは、トルヴァの乗ったドムにガドリングシールドを向けました。
行動の書き込みと同時に彼が示したIDは『KfNasCFb』。
一見すると数字なしの『スカ』のようですが、よく見ると『N』がありました。
一方、トルヴァはこれを受け、書き込みの前に『IDチェック』とだけ書き、IDを出しました。
出たのは『AJlnz1+B』。小文字の『n』はありますが、残念ながら達成値は『1』です。
差は大きいですが、単に大小を比べるだけなので、致命傷を受ける必要はありません。
トルヴァのドムは左腕に被弾し、左腕が地面に落ちました。
彼はそのまま、右手に持たせたヒートサーベルで斬りかかります。
夜の12時を過ぎ、IDが変わったウィルトは、再び『ID確認』をします。
出たIDは『htWYGS5z』。『5』が出たので、『1』よりも上です。
ザクVは上に跳んで、ドムの攻撃を回避。さらに、頭上から攻撃を浴びせます。
トルヴァが次の判定で『5』以上の数字を出せなければ、ドムはさらに傷つくことでしょう。
@ 所持品 @
初期に支給されるものとして、原作通り
『ディパック』『首輪』『コッペパン2つ』『水2g入り2本』です。
さらに今回は、宇宙ステージということで『ノーマルスーツ』も支給されます。
後は、参加者が誘拐された時に持っていた『私物』を持ち込むことができます。
この私物については参加者の自由に任せますが、ある程度の節度をお願いします。
@ マップ @
『A〜Z × 1〜24』の624マスで構成されています。詳しくは後に示します。
毎回、今何処にいるのかを明記して下さい。
禁止領域は放送の時に予告され、放送後、現実時間で48時間後に爆破のスイッチが入ります。
尚、参加者は最初から地図を所持していますが、他の参加者の場所は表示されません。
『プレイヤーの知っている事』と『キャラクターの知っている事』の混同に注意して下さい。
@ 移動 @
行動値を1点使うことで、マップ上のエリアを1マス移動することができます。
移動可能な方向は上下左右だけで、斜め移動はできません。
MAや、艦船やSFSに乗ったMSは『開けた空間』なら1点の行動値で2マス移動できます。
なお、示されているマップの『外側』は『侵入禁止区域』と同じ扱いになっています。
@ 索敵 @
どれだけ遠くの敵を察知できるのかは、搭乗している機体ごとに異なります。
策的範囲は、
通常機で周囲2マス。
艦船・狙撃型で3マス。
偵察機で4マス。
となっています。
他の参加者の位置を確認し、その範囲内に入っていれば、劇中でも「発見」できます。
当然、地形ごとに見やすさは変化しますが、その点は描写で表現して下さい。
(『開けた空間』ならはっきりと相手の機種まで特定できるでしょう。
『暗礁空域』に潜む敵は、一度存在に気づいても途中で見失うかも?)
@ 爆弾 @
爆弾は、機体と、参加者の首輪につけられてあります。
首輪については【バトルロワイヤル】原作の首輪と同性能……のハズです。
今回の『ティーチャー』は、前大会でこの首輪の無力化を図りましたが……。
ちなみに、支給された機体を失い、かつ別の機体を獲得できない場合も、爆破されます。
@ 放棄された参加者 @
長期に渡って書き込みがない場合、『スレへの参加の放棄』とみなします。
用事などで書き込みできないことが分かっている場合、管制室で相談して下さい。
何の宣言もなく長期間放置された場合、管理側で『この参加者は『放棄』された』と認定します。
こうして『放棄』された参加者を攻撃した場合、特例として、攻撃側が結果を書くことができます。
つまり、積極的に頑張っている参加者の『肥料』にする、ということです。
目安としては、2週間、音沙汰がなかった場合、この判断を下します。
ただし予め『参加不可能宣言』が出ていればこの限りではありません。
@ 戦艦運用ルール @
支給武器として、『戦艦』が支給されることがあります。
その際は、以下のルールに従って運用して下さい。
*戦艦にMSが着艦する際には、衝突しないようかなり注意した操縦が必要です。
また発艦する際には、機体の起動やカタパルトの操作が必要です。
これらのことを踏まえ、【着艦】【発艦】にはそれぞれ1点の行動値を消費して下さい。
*ブリッジ(操縦席)と格納庫はかなりの距離が離れています。
ブリッジ・格納庫間を移動する際は、【移動】として行動値を1点消費して下さい。
*戦艦の特典との一つとして、格納庫の存在が挙げられます。
この格納庫にMSを収容することで、補給・修理作業が行えます。
ただし、開始の時点では、ちょっとした補修を行うための材料と予備の推進剤はありますが、
武器・弾薬・脱出用ランチなどは搭載されていません。
*本来、戦艦というものは、何人もの専門家が役割分担してやっと動かせる存在です。
一人でも動かすことは不可能ではありませんが、
操舵・武器管制・通信の各システムはブリッジの中でもそれぞれ離れた位置にあります。
(さすがに行動値を使って移動する必要はありませんが、描写の際には注意して下さい)
@ 要点 @
色々ややこしく書きましたが、
@ 行動は基本的に自由。
@ 参加したい場合はまず先生へ言う。
@ 戦闘の結果は『攻撃を受けている側』が決める。
@ 『両者の合意があった場合』、達成値を使用する。
@ 自分の居場所を毎回、明記しておく。
@ 侵入禁止区域にいた場合は有無を言わさず死亡。
@ 基本は原作と同様
@ 分からない点等があれば、管制室にて先生に聞く。
という以上の8点を守って下さい。あとは、楽しく殺しあいましょう♪
A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■■■□□□□□■■■■□■■□□□■■■■■□■
02■※■□□□□□□□■■■■■□□□□□□■■■■※
03■□□□□□※□□□□■■□□□□□□□□□■■■■
04□□□▼▼□□□□□■※■□□□□□□□□□■※■■
05□□□□▼▼□□□□■■■■□□□〓〓□□□□□□■
06■□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□■□□□□ □:開かれた空間
07※■■□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□ ■:暗礁空域
08■※※■□□□□□〓〓□□□□□■□□□※※□□□□ ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□□□□□□□□□※□※□□■■ 〓:コロニー
10■■■■■□□□□□□□□■□□□□※※※※※□□■ ▼:小惑星基地
11■□■■■■□□■□□■□■■□□□□※※※□□■■
12■■■■■□□□□□□■■■■■■□□□※□□■■■ ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□□※□■■■□■□■■□□□□□■□■ ×:侵入禁止予告区域
14■■□■□□□▼□□□■※■□■□□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□□□□□□□■■※■■
16■□■■□□□□□□□□□□□□□□□□※□□■■■
17□□■□□□□□□□□■■■□□□□〓〓□□□□□■
18※□□□□□□□□□■■■□□□□□□□□□□□□□
19□□□□□□■□□□□■■■■□□□□□□□▼□□□
20□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□▼▼□□□
21□□□〓〓□□□□□※□※※□□□□□□▼▼▼□□□
22■□□□□□□□□※※※※□□□□□□▼▼▼▼▼□□
23■■□□□□□□□□※※※□■□□□□□▼▼▼□□□
24※■■□□□□□■□□※※■■■□□□□□□□□□■
@ 各地形の解説 @
□ 開けた空間
ほとんどデブリもない、開けた宇宙空間。
移動は極めて楽ですが、遠くからも視認されやすく、物資の獲得はほぼ望めません。
MAや、SFS・艦船に乗っているMSは、1点の行動値で2マス分移動できます。
■ 暗礁空域
壊れたコロニーの残骸や、岩塊を中心としたデブリ地帯です。
移動時には慎重に動かないと、岩塊に衝突して自滅するでしょう。
身を隠したり生活物資を探したりするにはいいですが、戦闘関係の物資はほとんどありません。
※ 戦場跡
暗礁空域よりも密度が薄く、戦艦やMSの残骸を中心としたデブリ帯です。
どうやらここは、昔戦闘があった跡のようです。
無傷のものはほとんどありませんが、多少は武器や弾薬・推進剤の補給が見込めるでしょう。
ただ、見たくもないような無惨なものを見てしまうかも知れません。
〓 コロニー
無人となったコロニー。重力と空気は残っていますが、住民はいません。
生活用品を中心に、さまざまな物資を獲得することができるでしょう。
マップ上、2マス分で一つのコロニーとなります。全部で4基存在しています。
▼ 小惑星基地
ルナ2やアクシズのような小惑星軍事基地です(その両者よりも小さめですが)。
エリア内には、大中小の3つが存在しています。
施設が整っていて、多少の武装強化も望めますが、中は入り組んでいて迷路のようです。
戦闘するにも探索するにも、緊張を強いられることになるでしょう。
◎侵入禁止区域
ティーチャーにより立ち入り禁止が告げられたエリアです。
このエリアに侵入すると、参加者の首につけられた首輪が問答無用で爆発します。
みなさん、くれぐれも移動の際にはご注意を。
×侵入禁止予告区域
ティーチャーにより、間もなく侵入禁止区域になることが予告されたエリアです。
予告から現実時間で48時間(劇中の時間で4時間)経過すると、上の侵入禁止区域に変
(
>>9補足)
×侵入禁止予告区域
ティーチャーにより、間もなく侵入禁止区域になることが予告されたエリアです。
予告から現実時間で48時間(劇中の時間で4時間)経過すると、上の侵入禁止区域に変化します。
@ 最後に参加者様へ @
バトロワ参加者心得
一つ、場の空気をよく読む。
一つ、戦闘時、無理やり人を自分の土俵に引き込まない。
一つ、極力、相手がなにをしたいかを考える。
一つ、自分勝手な行動をしない。
一つ、決して放棄しない。
一つ、観客もいることも頭に入れておく。
一つ、誤字、脱字、変換ミスには気をつける。
一つ、ID待ちはしない。
一つ、管制室で叩かれたら、怒らず、自分を見直す。
一つ、全てにおいて節度を守る。
一つ、自分は職人だと自覚する。
一つ、『生きる』為の戦いではなく、『魅せる』為の戦いをする。
一つ、死んでも泣かない。
一つ、先生が美人だからといって口説かない。
第一章 >380 現在
A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■■■□□□□□■◎■■□■■□□□■■■■■□■
02■◎■□□□□□□□■■■■■□□□□□□■■■■※
03■□□□□□※□□□□■■□□□□□◎□□□■■■■
04□□□▼×□□□□□■※■□□□□□□□◎□■※■■
05□□□□09▼□□□□■■■■□□□×〓□□□□□□■
06■□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□■□□×□ □:開かれた空間
07※■■□□□□□□□□□□□■□□□□□□◎□□□□ ■:暗礁空域
08■※※■□□□□□10〓□□□□□■□□□※※□□□□ ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□◎□□□□□□□※□※□□■■ 〓:コロニー
10■■■■■□□□□□□□□■□□□□※05※※※□□■ ▼:小惑星基地
11■□■■■■◎□■□□■□■■□□□□※※※□□■◎
12◎■■■■□□□□□□■■■■■■16□□※□□■■■ ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□×□□■■■□■□■■□□□□□■□■ ×:侵入禁止予告区域
14■■□■◎□□03□□□■※■□■×□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□□□□□□□■■※■■
16■□■13□□□□□□×□□□□□□□□◎※□□■■■
17□□■□□□□□□□□■■■□□□□01〓□□□□□■
18※□□□□□□□□□■■◎◎□□□□□□□□□□□□
19□□□□□□■□□□□■■■■□□□□□□□▼□□□
20□□□□□◎□□□□□□■□□□□□□□□▼▼□□□
21□□□〓〓□□□◎□※□※※□□□□□□▼▼▼◎□□
22■□×□□□□□□※※※※□□□□□□06▼▼◎▼□□
23■■□□□□□□□□※※※□■□□□□□▼▼▼□□□
24※■■□□□□□■×□※※■■■□□□□□□□□□■
01・02・07・08・15は同一地点。03・04は同一地点。
09・11は同一地点。10・14は同一地点。
12番死亡。17番未射出。
01番 シュウジ・アサギ (32) 男性 ホビー・ハイザック
02番 シュヴァイザー・シュタイナー (44) 男性 ボリノーク・サマーン
03番 イブ・シュウリン (24) 女性 Vガンダム
04番 ユリ・ランブ (16) 女性 ゴトラタン
05番 ダグラス・ロックウード (17) 男性 ケンプファー
06番 ジェイス・カーライル (28) 男性 ジェガン
07番 ベルク・クロフォード (25) 男性 ペズ・バタラ
08番 ヨーコ・クロサキ (17) 女性 ガズR
09番 リオン・フライハイ (15) 男性 ジオング
10番 アシッド・ミニングリー (29) 男性 ギラ・ドーガ
11番 サーティア・クワン (19) 女性 ジム・ライトアーマー
死亡 サブナック・B・アンドラス (17?)男性 ビグロ
13番 ショーン・コネリー (52) 男性 ジャベリン
14番 レイモンド・デリック (31) 男性 ガンイージ
15番 リナルド・グレイス (22) 男性 アビゴル
16番 アレン・D・バディアム (20) 男性 ガンダム4号機
17番 フィニー・ディクセン (18) 女性 ハンブラビ(ムサイ級戦艦)
12 :
フィニー=ディクセン ◆ce2lQCWtCA :03/12/14 18:51 ID:48myXMWW
射出位置、IDチェックします。
罠を仕掛けた。
――これからどうする?
――どうすればいい?
そのうちここに人が来るだろう。
だがそれではダメだ。
罠に嵌めるんだ。
俺が敵をここにおびき寄せてトラップを作動。
そうして1人ずつ殺す。
「俺が生き残るにはそれしかねェ…」
逃げていてもいつかは捕まる。
危険だがやるしかない。
殺されるか殺すしか道はない。
俺が生き残る為に――
と思っていたが機械を操作していたら名簿みたいなものが出た。
どうやら殺し合いに参加している奴の名簿みたいだ。
それを見て驚いた。
見るとほとんどの奴の年齢は俺より低い。少ないが女性もいる。
この殺し合いを愉しんでるか悲しんでるか恐怖してるか――俺にはわからない。
それを知るには話し合うしかない。
おびき寄せるにも、話し合うにも会ってみるしかない。
攻撃してきたらここにおびき寄せる。
危ない奴だと判断したら攻撃しておびき寄せる。
――自分の思考が危ない方向に行ってるような気がする。
「くそッ…ヤバイ落ち着け」
考えているうちに全く正反対の別の考えがうかぶ。
俺はどうやら正常な思考じゃなくなってきているみたいだ。
もう狂うかどうかの瀬戸際かもしれない。
危ない奴は俺自身かもしれない。
だがそれを自覚しているうちは大丈夫だ……たぶん。
「いざとなったらお前が止めてくれよ…相棒ォ…」
人がいそうなところ――とりあえず一番近いコロニーに行こう。
感情が渦をまく胸を抑えてやっくりと相棒の移動を始めた。
【行動:移動(-4p)】
【位置:T-22→T-21→T-20→T-19→T-18】【残り行動値:残り0p】
【機体状況:正常】
【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と19本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:他人との接触(?)】【同盟:なし】
教会に向かって歩いている途中、ベルクが合流し、話しかけてきた。
『なあ、あんた二人紹介するって言ってなかったか?』
「あぁ、二人と言えば二人だ。
と言っても片方は人権がないがな…。
で、そこにいるのがさっきまで交渉していたリナルド=グレイス だ。
リナルド、仲間の一人、ベルク・クロフォードだ。」
ベルクにリナルドを。リナルドにベルクを紹介する。
そうこうしている内に教会に到着した。
「ヨーコ、シュヴァイザー。新しい仲間を紹介する。リナルド=グレイスだ。
リナルド。顔に傷がある方がシュヴァイザー・シュタイナー。
もう一人がヨーコ・クロサキだ。」
それぞれに紹介し終わるとゼファーを机の上に置く。
「で、これが…。」
〔自己紹介は自分でします。〕
「そうか。」
〔私の名前はゼファー。
正確にはZephyr Phantom Sistem MK−U Ver3.5B。
元々は一年戦争時無人MSの制御用に開発され、封印されたシステムをマスターにより解析され、
擬似人格システムをバージョンアップし、さらにこの会場でこのプログラムに対応するために特化されたものです。
以後、よろしくお願いいたします。〕
スピーカーで例の男とも女ともつかない声で喋るゼファー。
「と、いうわけだ。以後、よろしく頼む。」
〔それともう一つ…。〕
「何だ?」
〔新たな参加者が接近中です。〕
「…。( ゚д゚)」
【行動:教会へ(−1) 4人と会話(−0) ( ゚д゚)ポカーン(−0)】
【残り行動値:3p】
【位置:S−17 教会 大聖堂内】
【機体状況:駐機状態】
【武装:ザンネックベース】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノーマルスーツ ノートPC)
ZPSメインユニット 工具セット 拳銃】
【行動方針:計画について話す 接近中の新たな参加者への対処】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク? 02番シュヴァイザー? 15番リナルド?】
『あぁ、二人と言えば二人だ。
と言っても片方は人権がないがな…。
で、そこにいるのがさっきまで交渉していたリナルド=グレイス だ。
リナルド、仲間の一人、ベルク・クロフォードだ。』
シュウジはリナルドに自分を紹介する。
「ベルクだ、よろしく。リナルド。」
そうこうしている内に教会に到着した。
『ヨーコ、シュヴァイザー。新しい仲間を紹介する。リナルド=グレイスだ。
リナルド。顔に傷がある方がシュヴァイザー・シュタイナー。
もう一人がヨーコ・クロサキだ。』
シュウジはそれぞれを紹介し終わるとパソコンを机の上に置く。
『で、これが…。』
〔自己紹介は自分でします。〕
〔私の名前はゼファー。
正確にはZephyr Phantom Sistem MK−U Ver3.5B。
元々は一年戦争時無人MSの制御用に開発され、封印されたシステムをマスターにより解析され、
擬似人格システムをバージョンアップし、さらにこの会場でこのプログラムに対応するために特化されたものです。
以後、よろしくお願いいたします。〕
とスピーカーから喋りかけるゼファー。
(簡単に言えば、スゲ―人工知能てとこか。)
『と、いうわけだ。以後、よろしく頼む。』
〔それともう一つ…。〕
〔新たな参加者が接近中です。〕
「おいおい、また来るのかよ。ここは人気スポットか?
もうすこしゆっくり話をしたかったんだが仕方ないな。
警戒するに越したことはないから、俺は一足先にMSに向かうよ。」
そう言うと、またMSに乗りこんだ。
【行動:MSに乗る(-1)会話(-1)】
【残り行動値:2】
【位置:S-17(MSコクピット内)】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本
大型コンテナ(狙撃用ビームライフル ビームサーベル マウントラッチに出来そうな部分)】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g四本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:警戒体制】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド・グレイス?】
ここがどこなのか…。
地球圏なのか、それ意外の場所なのか……しかしそれを考える余裕は彼女には与えられていなかった。
その場所にいる、正体不明のリーアという先生を名乗る人物と彼女を拉致してきた謎の組織、そして彼らが教室と呼んでいる部屋の中。
そこで彼女、フィニー=ディクセンは自分の人生を左右する誓約を書いた。
「えっと、私達は殺し合いをする。私達は殺し合いをする。私達は殺し合いをする、 と…。これでいいわけよね」
フィニーは何の迷いもなく、紙に誓約を書いてリーアに突き出す。
迷うだとか、悩むだとか、そういうものはこの部屋に来るまでに全部捨ててきている。
『どうせ、私ではこの場所からは逃げる事はできない…。なら私は自分が生き残る事 に、全力を尽くすしかないじゃない』
ネオジオンに入隊する事を決心した時から、いつでも死ぬ覚悟はできている。
その覚悟を示すように、フィニーの誓約書の文字はいっさい乱れていなかった。
>>14 シュウジの紹介を受けて、自分のことを少し話す。
「生徒番号15番、リナルド=グレイスだ。
ここに来るまでは、地球連邦軍第13独立外部部隊ロンド・ベルに所属していたが、
ここではそんなことは……、まあどうでもいいだろう。
そのせいと言ってはなんだが、MS操縦や機体の整備、ちょっとした改造なんかは朝飯前だ」
さらにシュウジが、『ゼファー』らしき物体を机上に置いて紹介する……が。
「で、これが…。」
〔自己紹介は自分でします。〕
「そうか。」
〔私の名前はゼファー。
正確にはZephyr Phantom Sistem MK−U Ver3.5B。
元々は一年戦争時無人MSの制御用に開発され、封印されたシステムをマスターにより解析され、
擬似人格システムをバージョンアップし、さらにこの会場でこのプログラムに対応するために特化されたものです。
以後、よろしくお願いいたします。〕
(やはり……)
「と、いうわけだ。以後、よろしく頼む。」
〔それともう一つ…。〕
「何だ?」
〔新たな参加者が接近中です。〕
「…。( ゚д゚)」
何とも言えない顔をするシュウジ。
さらに、ベルクが一言残してMSへ向かう。
そこに、リナルドが一つ提案する。
「俺たちもMSに乗って、待機したほうがいいんじゃないか?
先手を打たれてMSを破壊されでもしたら、アウトだぞ。
それに俺の機体は変形できるから、偵察でもしてこようか?
幸い、ボリノーク・サマーンの索敵能力もあることだし……」
【行動:自己紹介&提案(各0pts.)】
【位置:S-17コロニー内部、教会】
【残り行動値:4pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx2、
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:自己紹介、接近する参加者への(必要な)対応】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
※ヨーコさんに対しては、なんかもう戦意の欠片もありません。
「んんー?」
宇宙を進みつづけ、それにも飽きてまたライブでもしようかと思っていた矢先。
アレンはレーダーに映る光を発見した。
しかも、一つや二つじゃない。
計五つ。
「なんてこった、こいつぁ……こいつぁ……」
「トリィ!トリィ!」
仲間を求めている人々だと思ったのだろうか。
戦闘をしていると思ったのだろうか。
だが、アレンの反応はそれらとは違う。
「俺様のファンだ!
なるほど、俺様の為に『おいでませコロニー』とかなんとか旗持って歓迎してくれんだな。
それに、ファンだとしたら女がたくさんいるはず!
よっしゃー!ヒロインはっけーん!」
・・・
【行動:R-16まで移動(-4p)】
【残り行動値:0p】
【位置:R-16】
【機体状況:問題無し】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、前腕部ビームガン×2
固定式ビームキャノン(非装備) コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥】
【行動方針:ヒロイン確保 好戦的】
【同盟:なし】
>>15 >>17 ベルク、リナルドがなにやら言っている。
〔マスター………マスター!〕
「んあ!?あぁ…。」
〔しっかりしてください…。〕
「すまない…。こうも多くの者がここに来るとは思ってなかったからな…。」
〔それと…マスター…。〕
「なんだ?」
[新たな参加者がもう一人…。]
「( ゚д゚)…。
…おい。ここは風水的にそんなところだったか…?
宇宙じゃ風水もへったくれも無いが…。
それはそうと何故ディスプレイに表示する?」
[それが…接近している参加者の名前がアレン・D・バディアムだったので…。]
「あぁ、あの馬…いや、超個性的な奴か。」
[無視しますか?口の軽そうな者は計画上邪魔ですが。]
「旦旦と怖いセリフを言うな…。そう言うわけにもいくまい…。」
〔では…どうします?〕
「とりあえず交渉…?二人同時はつらいな…ここは人数もいることだし、分担するか。」
4人の方を見て言う。
「今二人の参加者が接近中だ。私はとりあえず先に来た方の参加者と交渉してみようと思う。
で、もう一人の方を誰かお願いできないだろうか?」
【もう一度( ゚д゚)ポカーン(−0) ゼファーと会話(−0)四人と会話(−0)】
【残り行動値:3p】
【位置:S−17 教会 大聖堂内】
【機体状況:駐機状態】
【武装:ザンネックベース】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノーマルスーツ ノートPC)
ZPSメインユニット 工具セット 拳銃】
【行動方針:計画について話す 接近中の新たな参加者への対処×2】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク? 02番シュヴァイザー? 15番リナルド?】
「そうよ、何でも好きな薬品持って行っちゃいましょう?」
傷薬とか、熱さましとか、色々と薬を選びながら……
ふと、リオンの方を振り向いた。
「ねぇ……生きて帰れたらあなたは何をしたい?」
なんだか、特に何も考えずに口を付いた言葉だった。
【行動:リオンと会話(−0) 医務室探査(−1)】
【残り行動値:3P】
【位置:E−05】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド発生装置(非装備・破損)】
【所持品:寝袋、レーション・レトルト沢山、毛布、工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、
頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、
アッパー系の麻薬(3日分)、携帯ゲーム機、小説、LD、その他】
【行動方針:生き残れ、基地内案内】
【同盟:No.09-リオン】
>>19 シュウジが俺たちの方を見て言う。
「今二人の参加者が接近中だ。私はとりあえず先に来た方の参加者と交渉してみようと思う。
で、もう一人の方を誰かお願いできないだろうか?」
「なら、俺が行こう。
エレガントではない行為を平然とやってのける奴に
少し[だけ]興味がある」
[だけ]の部分を強調してリナルドはそう言うと、
さらに一言付け加えた。
「先に来た方がジェガン、後の方がガンダム4号機か。
ガンダムというと一般的に高性能機だと思われがちだが、
RX-78よりもRGM-89の方が機動性が高い。
……用心しろよ。
あとは、ベルクかシュヴァイザー、どちらかついてきてくれると助かるんだが」
さらに、ヨーコに向かってもう一言。
「君はMSを扱えるか?
もしそうなら好きな方の交渉を手伝うといい。
もしだめなら、いつでも逃げられるように用意しておくといい。
下手をすると、コロニー内で戦闘になるからな……。
もっとも、そうしないために交渉するわけだが」
何を言ってるんだ。
苦笑しながら最後の一文を付け足すと、
彼は交渉のためにコロニー外へと向かった。
「こちらは生徒番号15番、リナルド=グレイスだ。
ガンダム4号機、応答願う。
こちらに交戦の意思はない。
我々は無益な戦いを望んではいない。
繰り返す。 ガンダム4号機、応答願う」
【行動:MSへ移動&ロック解除(-1)、R-16まで移動(-2)、アレンと通信(-1)】
【位置:R-16】
【残り行動値:0pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx2、
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:アレンとの交渉】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
※OSロックは、特定の順番でスイッチをONにするだけで解除できるようになってます。
フィニーはMSデッキで自分に割り当てられたMSの事を聞いて、思わず苦笑した。
そこにあったMSは『RX-139 ハンブラビ』。
ネオジオンの敵である、ティターンズの可変MSだ。
フィニーにとって、こんな所まで来てティターンズのMSに乗らなければいけないと
いう事はかなり不満ではあったが、手渡されたカタログによると性能のいいmsのようだったし、なにより文句の言える立場ではない事が分かっていたから、渋々頷いた。
フィニーにとって更に驚いたのは、戦艦を支給されたことだった。
ジオン公国のムサイ級戦艦。
ジオン生まれのフィニーにとっては馴染みの深い戦艦だが、だからと言ってMSしか操縦できない彼女に戦艦を支給するなんて、組織のする事はよく分からない。
「ちょっとお!私は見ての通りMSパイロットなのよ!その私にムサイを操縦しろだな んて、非常識もいいところよ!せめて、何人かクルーをつけてくれたって…」
こればかりは文句を言ったフィニーの目の前に、兵が別のカタログを突き付けた。
思わず彼女はタイトルを声に出して読んだ。
「『これで君も一人前の船乗りだ!一人でもできる戦艦の操縦法』……?」
流石にフィニーも、もう反論できなかった。
フィニーは大きな溜息を一つついて言った。
「分かった、分かったわよ。私一人で頑張ります。やればいいんでしょう?」
しばらくムサイを見上げて、何か少し考え事をする。
そして、いい事を思いついた、というような笑顔を浮かべて言う。
「ねえ。このムサイさ、私一人で操縦するんだから、私の物よね?だったら私の好き なように名前を付けて構わないでしょう?」
ムサイのブリッジ―。
ハンブラビを格納庫に入れたあとで、フィニーはここへ上がってきた。
もう10分以上怪し気なカタログを見ながら、ムサイを動かそうと必死である。
その甲斐あって、やっとムサイは前に進み始めた。
フィニーは緊張した面持ちで指定された地点へと向かおうとする。
その間彼女はずっとこの戦艦の名前の事を考えていた。
始めは敬愛する指導者の名前を取って、『ハマーン』と名付けようとしたのだが、傷
を付けたりしたら縁起でもないのでやめた。
「…やっぱり私にはこれしかないわね。私の居場所…私の帰るべき所…。この艦の
名前は、これしか考えられないわ」
フィニーは意を決してムサイを出航させた。
「ムサイ型戦艦『アクシズ』、出航します」
【行動:MSを格納(−1)アクシズ出航(−1)】
【残り行動値:2p】
【位置:M-13】
【機体状況:MS形態:良好】
【武装:背部ビームガン×2、ビームサーベル×2、腕部クロー×2、
テールランス】
【所持品:ディパック、コッペパン2個、水2g入り2本、飴玉15個、油差し】
【行動方針:まずはアクシズの操縦に慣れよう】
【同盟:なし】
"ガチャ"
適当に大聖堂で時間をつぶしていると間もなく
アサギさん・ベルクさんの両人が、初めてみる人を連れて入ってきた。
(あの人が・・・お客さん?)
『ヨーコ、シュヴァイザー。新しい仲間を紹介する。リナルド=グレイスだ。
リナルド。顔に傷がある方がシュヴァイザー・シュタイナー。
もう一人がヨーコ・クロサキだ。』
アサギさんに紹介され、ペコリとリナルドさんに一礼する。
『生徒番号15番、リナルド=グレイスだ。
ここに来るまでは、地球連邦軍第13独立外部部隊…。』
(なんか・・・イヤだな。 こういうの。)
『で、これが…。』
〔自己紹介は自分でします。〕
『そうか。』
アサギさんが何やら机の上にあったパソコンに向かって話し出した。
(???)
思わず首をかしげてしまう。
そこには誰もいなく、私でも何も見えないところだったからだ。
〔私の名前はゼファー。
正確にはZephyr Phantom Sistem MK−U Ver3.5B。
元々は一年戦争時無人MSの制御用に開発され、封印されたシステムをマスターにより解析され、
擬似人格システムをバージョンアップし、さらにこの会場でこのプログラムに対応するために特化されたものです。
以後、よろしくお願いいたします。〕
「うっそ( ̄□ ̄;)! パソコンがしゃべった!?」
いや、何もこのご時世、パソコンが声を発するのは珍しくはない。
むしろ私が驚いたのは、このパソコン(ゼファーって言ったっけ?)が行ったのは、
『話した』のではなく、『しゃべった』からである。
しかも『擬似人格』である。一般人の私には聞いたこともない機能だ。
結果、出た結論。
(アサギさんって、実はものすごく凄い人なんじゃ・・・。
世界的プログラマーの権威ある方とか・・・。)
<<続く>>
『と、いうわけだ。以後、よろしく頼む。』
〔それともう一つ…。〕
『何だ?』
〔新たな参加者が接近中です。〕
ゼファーが何か言った。
なにやら、新しい参加者がこちらに向かってきている、とのこと。
(な〜んだ・・・それじゃ大した事・・・って)
「エェ〜〜〜〜!!!」
(そんなのないよ。一難去ってまた一難、またまた一難去ってまたまた・・・・)
そんな時に、ゼファーがとどめの一言を。
〔それと…マスター…。
新たな参加者がもう一人…。]
(またまたまt・・・・)
「もう・・・なんなのよぉ〜」
もはや半泣きである。
そんなパニック状態(?)の私に、ある人が声をかけてくれた。
『君はMSを扱えるか?』
リナルドさんである。
初対面ではあったが、すんなり答えることができた。
「・・・通信くらいなら。」
苦笑いを浮かべ、申し訳なさそ・・・
『・・・ておくといい。
下手をすると、コロニー内で戦闘になるからな……。
もっとも、そうしないために交渉するわけだが』
そういい残すと、リナルドさんは既に教会にはいなかった。
「・・・って聞いてないんかい。」
(・・・でも交渉くらいなら私でも出きるかも。
皆にお世話になりっぱなしも悪いし。
・・・何より、このコロニーを失うわけには・・・!!)
MSに乗った私は、レーダーを確認すると
新たな反応が3つあった。
一つはリナルドさんのであるとして、残りの二つは・・・
(お客さん・・・かぁ。とりあえずどっちに通信(はな)せばいいんだろう・・・)
とりあえず、人と交渉する・・・という行動が生まれて初めてな私は、
一人じゃ心細いから・・・との理由で、
誰かが向かった先にいるMSに向かって通信を行った。
「すいません。聞こえてますか?
私は・・・ヨーコ=クロサキといいます。
失礼ながら、私たちの仲間が一人、そちらに向かいましたが、
私たちは、あなたとは戦う気はまったくありません。
どうか、攻撃・・・しないでもらえませんでしょうか・・・。」
おもわず息が詰まる。
慣れないことをしているのではない。
もし失敗したら、自分のせいで誰かが死ぬことになる・・・。
いざはじめてみたら、その責任感を感じて胸が押しつぶされそうになった。
「・・・でないと私。・・・私。」
ついに耐え切れずに、目から涙がこぼれてきた。
【行動:会話(0) 教会→MSへ(1) アレンへ通信(1) レーダー確認(1)】
【位置:S-17】【残り行動値:残り0p】
【機体状況:通信回線(アレン)】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:MS操縦技術の習得 霊感を打ち明ける 何か忘れているような・・・? コロニーの防衛 説得】
【同盟:No,01シュウジ=アサギ No,02シュヴァイザー=シュタイナー?
No,07ベルク=クロフォード? No,15リナルド=グレイス】
>>23 〔そんなにおかしいですか?〕
「いや、十分に。何と言っても世界に二つだしな。
まぁ、アリス・システムなんてのも存在するが…。」
〔…。〕
>>21 「…感謝する。では、行こうか…。」
〔…私が代わりにやりましょうか?かなり疲労がたまっているようですが…。〕
「いや、大丈夫だ。それに直に話さないと誠意が伝わらないしな。
…比較的話の分かる参加者であることを切に願おう…。」
そう言うと前回教会を出ていった時に比べて重い足取りで教会から出ていき、MSに乗り込む。
「アレンの方はヨーコとリナルドが行ったようだな…。
起動開始、通信回線開け。」
〔了解。〕
「…こちらは生徒番号01番、シュウジ=アサギ。
まず…こちらに交戦の意思はない。
そして願わくばこの場を切り抜くため協力を要請したい。
その為に一度直に話がしたいのでコロニー内部まで来てくれないだろうか?
地図はこちらから転送する。
…繰り返す。…こちらに…交戦の意思無し…。」
(…気のせいか…?何か目眩が…。)
〔…?〕
【四人+αと会話(−0)MSへ移動(−1)MS起動(−1)
06番 ジェイス・カーライルへ通信(−1) 体の調子が…?(−0)】
【残り行動値:1p】
【位置:S−17 コロニー内】
【機体状況:通信中】
【武装:ザンネックベース】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノーマルスーツ ノートPC)
ZPSメインユニット 工具セット 拳銃】
【行動方針:計画について話す 接近中の新たな参加者への対処×2】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク? 02番シュヴァイザー? 15番リナルド?】
何とか目的地のコロニー付近についたところで機体反応があった。
やっぱり人がいたかと思いながら機体のデータを見る。
しかし表示されたモニターを見て凍る。
「何で……何で5機もいるんだよ…」
機体反応5機。
多い、多すぎる。
もしかして戦闘中か?…いや、その気配はなさそうだ…。
ってことはコレ全部同盟ってことか?
……わけわかんねェ…。
ピッピッ――
「…こちらは生徒番号01番、シュウジ=アサギ。
まず…こちらに交戦の意思はない。
そして願わくばこの場を切り抜くため協力を要請したい。
その為に一度直に話がしたいのでコロニー内部まで来てくれないだろうか?
地図はこちらから転送する。
…繰り返す。…こちらに…交戦の意思無し…。」
通信が入ってきた。
俺より少し低いような声…名簿によればシュウジ=アサギは確か32歳だったな…。
だが、問題は通信内容だ。
協力を要請したい?コロニー内部まで来てくれ?
――怪しい。
何故ここではいけないんだ?こうゆう交渉事は苦手だが……
なれない手で通信を開く。
「こちら生徒番号06番、ジェイス=カーライル。
こっちにも戦闘の意思はないと取って貰って結構。
だがコロニー内部まで行くというのは遠慮したい。入った瞬間に囲まれて殺されるとかは勘弁ですからねェ…
っと…答えたところで次はこっちの質問。
仲間をつくってどうする?どうせここで生き残れるのは一人、それは理解してるんでしょ?」
よし、一応うまくいった。
いつでも逃げれるように周囲に気を配って準備はしておく。
【行動:シュウジ=アサギへ通信(-1p)】
【位置:T-18】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:正常】
【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と19本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:他人との接触(?)】【同盟:なし】
M-13…。このプログラムが行われている空間の、ほぼ中心に当たる暗礁空域。
フィニーの乗る『アクシズ』はこの地点にいた。
「ええと…。これからどうすればいいかしら?」
もともと只の一兵士で弱冠18歳にすぎないフィニーには、自分が勝つ為の戦略なんてあまり思いつかず、せいぜいが目の前の問題を片付けるくらいしかできない。
「そうね、やっぱりいつかは誰かと戦わなきゃならないんだから、この『アクシズ』
とハンブラビの操縦くらいは人並みにできるようにならないとね」
フィニーにとっては今の自分に考え付く、最良の手段を思いついたつもりである。
多分それは間違ってはいないのだが、それはあくまで何もない開けた空間での話で、MSならまだしも、戦艦の操縦の素人の彼女に暗礁空域は無謀かもしれない。
「きゃあああああ!ぶつかるううう!!右、右に曲がって!早くうううう!!」
さっきからブリッジにはフィニーの悲鳴に似た絶叫が響き渡っている。
誰かが見ていたら、叫ぶより先に艦を動かせと言いたくなるかもしれない。
しかしフィニーはもう恥も外聞もなく、あちこちに『アクシズ』を動かしている。
戦艦だけあって『アクシズ』は頑丈にできていて、多少の岩や破片ではびくともしないが、それどころではないフィニーには岩の一つ一つが爆弾のように思えた。
フィニーがこのプログラムに参加してから2時間。
彼女と『アクシズ』は暗礁空域の中を迷走している。
【行動:『アクシズ』操縦(−4)】
【残り行動値:0p】
【位置:M-13→M-12→M-13→M-12→N-12】
【機体状況:MS形態:良好】
【武装:背部ビームガン×2、ビームサーベル×2、腕部クロー×2、
テールランス】
【所持品:ディパック、コッペパン2個、水2g入り2本、飴玉15個、油差し】
【行動方針:『アクシズ』、お願いだから言う事を聞いて(泣)】
【同盟:なし】
教会に入れば話が飛び交う。
話の内容からしていくつかわかったことがある。
新しい参加者がリナルド。
そしてシュウジが人工AIとも言うべき
ゼファーというプログラムを持参していたこと
そして新しい参加者がまた近寄ってきたと言う事。
まったくもって、退屈のしないところだ。ここは。
そんな、事を考えていたら・・・
いや、考え込みすぎだったか。
周りには誰一人もいない。
しゃーない。とりあえずは・・・飯でも喰うか。
一人残された大聖堂にて食事を始めた。
【行動:食事(0)】
【位置:S17】【残り行動値:4】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g8本 壊れた懐中時計 買い物袋五枚
カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本 水2g8本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:全ての状況把握 シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
>>27 (それが普通の反応だな…。今までがうまく行きすぎたのか。
交渉相手としてはおもしろそうだな…。と言ってもこのタイミングでは会いたくなかった…。)
「…論より証拠。我々がこれだけの大人数で行動している原因を見せてやろう。
少しそこで待っていてくれ。こちらから出向く。」
〔(…いいのですか?自分から行って…。)〕
「(もちろんもう一人連れて行く…シュヴァイザーとベルクがまだいたはずだな…。)」
【ジェイス=カーライルへ通信(−0)教会へ移動(−1)】
【残り行動値:0p】
【位置:S−17 教会内】
【機体状況:ゼファー〜ジェイス間通信中】
【武装:ザンネックベース】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノーマルスーツ ノートPC)
ZPSメインユニット 工具セット 拳銃】
【行動方針:計画について話す 接近中の新たな参加者への対処×2 計画書をジェイスへ見せる】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク? 02番シュヴァイザー? 15番リナルド?】
MSに乗りこむとレーダーにもう一機反応した。
(・・・・・・・・そんなにここは人気なのか?)
そのもう一機方にはヨーコとリナルドが交渉に向かったようだ。
(嬢ちゃんで大丈夫か?リナルドてのはしっかりしてそうだったし大丈夫だよな。
じゃ、俺はシュウジさんの方を手伝うか。)
ジェイス=カーライル に通信をする。
「こちらは生徒番号07番、ベルク=クロフォードだ。
たぶん、シュウジさんから聞いてると思うが、
俺らは戦う気はない、まあこうして5人くらい集まっちまったのは、
アンタと同じだと思うよ。食料の確保とか少し休みたいとか・・・・
そんな感じで集まっちまって、出来れば戦いたくないとかで、
少し休んでるところだよ。ここは殺し合いをする場所だが
俺はそういうのはもう・・・・・。」
少し過去の過ちが頭に浮かび上がった。
「ここに居る全員がそう言う考えとはいいきれないが
”今”は戦いたくはない、ただそれだけだ。
アンタが交戦を望まないなら、こちらも攻撃はしない。
ここから立ち去るか、コロニー内でみんなと話をしてみるのもいいと思う。
だが、交戦を望むなら、こちらもそれなりの”対処”をさせてもらう。」
【行動:ジェイス=カーライル に通信(-1)】
【残り行動値:3】
【位置:S-17(コロニー内)】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本
大型コンテナ(狙撃用ビームライフル ビームサーベル マウントラッチに出来そうな部分)】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g四本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:交渉】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド・グレイス?】
前スレ>363
寝ぼけ眼の少女の顔に代わって、映し出されたのはBライフルとBマシンガン。
何れも、それなりに使用に堪えそうな程度の状態を保っていた。
「どちらも魅力的ね……」
愁林は暫し黙考する。
自分の手元に在るのは、4連装のヘビーマシンガン付きショットランサー。
『面』の制圧に関してはこれで十分か。ならば、選ぶべきは自ずと決まる。
「……ビームライフルをお願いするわ。
勿論、その武器を見つけてくれたのは貴方なのだから、先に好きな方を選んでくれても構わないのだけれど」
【行動:ユリへの通信回線継続(-0)】
【位置:H-14】【残り行動値:4p】【機体状況:損傷なし】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、ビームシールド×2、
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾77%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:武装を受け取る】
【同盟:特になし(限りなく同盟に近い中立:No.04、ユリ=ランブ)】
「…論より証拠。我々がこれだけの大人数で行動している原因を見せてやろう。
少しそこで待っていてくれ。こちらから出向く。」
ここまで来てくれるらしい。
来る――MSと対峙するのか…。
不安を隠すためにしっかりとハイパーバズーカを構える。
落ち着け、いざとなれば全力で逃げにまわればいい。
「わかった…」
了解の答えを返すとともに思う。
――煙草が吸いたい。
ここにきて緊張感は増えていく一方だ。
あの煙で胸に浸したい。
宇宙空間なのが恨めしい。
ピッピッ――
「こちらは生徒番号07番、ベルク=クロフォードだ。
たぶん、シュウジさんから聞いてると思うが、
俺らは戦う気はない、まあこうして5人くらい集まっちまったのは、
アンタと同じだと思うよ。食料の確保とか少し休みたいとか・・・・
そんな感じで集まっちまって、出来れば戦いたくないとかで、
少し休んでるところだよ。ここは殺し合いをする場所だが
俺はそういうのはもう・・・・・。」
また通信が入ってきた。
ベルク・クロフォード……確か25歳だったか…。
「ここに居る全員がそう言う考えとはいいきれないが
”今”は戦いたくはない、ただそれだけだ。
アンタが交戦を望まないなら、こちらも攻撃はしない。
ここから立ち去るか、コロニー内でみんなと話をしてみるのもいいと思う。
だが、交戦を望むなら、こちらもそれなりの”対処”をさせてもらう。」
―――どうも曖昧で意味深な言葉だ。
落ち着け。苦手といっても俺は確か交渉術も習っただろ。
少し考えてから通信を入れる。
「こちら生徒番号06番、ジェイス=カーライル。
再び言うがこっちにも戦闘の意思はないと取って貰って結構。
俺はただ話をしに来ただけのつもりだ。
今は殺し合いをするつもりはない。
さすがに多人数対一人の殺し合いではちょっと厳しいしなァ……」
『取って貰って結構』『つもり』『今は』と思わせぶりなことをわざと言う。
実際は多人数対一人なんてやって勝てるとは思わない。
だが『相手に実力を大きく見せる』これは交渉では大事なことだ。
言葉に自然な余裕という感じをこめる――とかは無理だが言葉を選ぶくらいはできる。
【行動:シュウジ=アサギへ通信(-0p)ベルク=クロフォードへ通信(-1p)】
【位置:T-18】【残り行動値:残り2p】
【機体状況:正常】
【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と19本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:他人との接触(?)】【同盟:なし】
第二章 >33 現在
A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■■■□□□□□■◎■■□■■□□□■■■■■□■
02■◎■□□□□□□□■■■■■□□□□□□■■■■※
03■□□□□□※□□□□■■□□□□□◎□□□■■■■
04□□□▼◎□□□□□■※■□□□□□□□◎□■※■■
05□□□□09▼□□□□■■■■□□□◎〓□□□□□□■
06■□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□■□□◎□ □:開かれた空間
07※■■□□□□□□□□□□□■□□□□□□◎□□□□ ■:暗礁空域
08■※※■□□□□□10〓□□□□□■□□□※※□□□□ ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□◎□□□□□□□※□※□□■■ 〓:コロニー
10■■■■■□□□□□□□□■□□□□※05※※※□□■ ▼:小惑星基地
11■□■■■■◎□■□□■□■■□□□□※※※□□■◎
12◎■■■■□□□□□□■■17■■■□□□※□□■■■ ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□◎□□■■■□■□■■□□□□□■□■ ×:侵入禁止予告区域
14■■□■◎□□03□□□■※■□■◎□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□□□□□□□■■※■■
16■□■13□□□□□□◎□□□□□□15□◎※□□■■■
17□□■□□□□□□□□■■■□□□□01〓□□□□□■
18※□□□□□□□□□■■◎◎□□□□□06□□□□□□
19□□□□□□■□□□□■■■■□□□□□□□▼□□□
20□□□□□◎□□□□□□■□□□□□□□□▼▼□□□
21□□□〓〓□□□◎□※□※※□□□□□□▼▼▼◎□□
22■□◎□□□□□□※※※※□□□□□□▼▼▼◎▼□□
23■■□□□□□□□□※※※□■□□□□□▼▼▼□□□
24※■■□□□□□■◎□※※■■■□□□□□□□□□■
01・02・07・08・15は同一地点。03・04は同一地点。
09・11は同一地点。10・14は同一地点。15・16は同一地点。
12番死亡。
「zzz・・・zzz・・zz・・んんっ!?」
不意に目を覚ます。どうやら眠っていたらしい。
「いつの間に・・・、ああそっか、御飯食べてお腹いっぱいになって・・・。」
カラッポになった弁当箱とペットボトルを頼りにに、記憶を辿り寄せた。
「ふああぁ、結局バズーカしか見つけてないなあ。もうちょい探索するか。」
大きなあくびをすると、機体を更に奥へと進めた。(U-10へ移動)
戦場跡の中心部へ到着した。流石は中心部、右も左もスクラップだらけである。
「さて、作業再開っと。どうか良い物が見つかりますように。」
早速ジム改からハイパーバズーカ(残弾1)を手に入れた。
更に、ゼク・アインからクラブ、二本を手に入れる。
装着を済まし、一息つく事にした。
「ふう、いい感じに手にはいったな。でも、こんだけの戦場跡にしては武器が少ないような・・・?
調整されているのかな?相変わらず見たことの無いMSが多いしな・・・。」
水を口に含みながら一人、物思いにふけった。
【行動:食事(−1)移動T−10→U−10(−1)探索(−2)】
【位置:U−10】【残り行動値:0p】
【機体状況:通常】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン ザクマシンガン改(予備弾装1)
ザクバズーカ(残弾3) ハイパーバズーガ(残弾1) クラブ×2】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×4 水2リットル入り×3(−1) 弁当×1(−1) お菓子少々】
【行動方針:他の参加者に会う、武器の調達】
【同盟:無】
「…計画書は…これだな。」
教会内にある計画書とペンと紙を見つけ、バックに入れる。そして、一人残っていたシュヴァイザーに言う。
「これから参加者に会いに行く。警戒心が強いようでこちらには来たがらないようだ。
まぁ、それが普通だが…。暇なら一緒に来てくれないか?
私の機体はまだ武器がないから攻撃してきたときに防ぎようがないからな…。」
そう言い終えると機体に乗り込む。
「起動…。」
〔了解。大丈夫ですか?〕
「大丈夫だ。この交渉が終わったら一休みするか…。
…?ベルクは交渉中なのか?」
〔通信回線を使用中…。相手はジェイス=カーライルです。〕
「シュヴァイザーに頼まずにこっちに頼めば良かったか…?」
ベルクに対して接触回線を開く。
「ベルク、今からジェイス=カーライルにこちらから会いに行く。
もしもの時のために待機しておいてくれ。
一応シュヴァイザーを連れて行くつもりだが何が起こるか分からない。
何かあった時はお前が計画を実行しろ。」
〔通信回線カット…。いいのですか…?彼にヨーコ=クロサキを任せて…。〕
「お前な…私はそう言うつもりでは…。」
〔…。〕
一応大型コンテナの中にあった唯一使えそうだったビームサーベルを持たせると、
ノーマルスーツに着替えつつ機体をコロニーの外へ移動させる。するとジェイスの機体が見えてきた。
「コックピットハッチ開放…。もしもの時は頼むぞ…、ゼファー…。」
〔了解。それと通信回線開きます。〕
「ジェイス=カーライル。聞こえるだろうか?
仲間を作る原因を持ってきた。そちらに見せたい。
もう少しこちらに接近してくれないだろうか?」
(さて…。どう出る…。いきなり攻撃は勘弁して欲しいな…。)
【行動:会話(−0)MSへ移動(−1)ベルクに接触回線で通信(−0)S−18→T−18へ移動(−1)
ジェイスへ通信(−1)】
【残り行動値:0p】
【位置:T−18】
【機体状況:通信中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 計画書 紙とペン ノートPC)
ZPSメインユニット 工具セット 拳銃】
【行動方針:計画について話す 接近中の新たな参加者への対処×2 計画書をジェイスへ見せる】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド?】
ジェイス=カーライルからの返事が返ってくる前に
シュウジが教会へ戻っていった。
(どうしたんだ?気分でも悪くなったのか?)
『こちら生徒番号06番、ジェイス=カーライル。
再び言うがこっちにも戦闘の意思はないと取って貰って結構。
俺はただ話をしに来ただけのつもりだ。
今は殺し合いをするつもりはない。
さすがに多人数対一人の殺し合いではちょっと厳しいしなァ……』
ジェイス=カーライルから通信が返ってきた。
(当然の返事だな。
ま、5人も居るコロニーに警戒もせずノコノコと入ってくる奴や
戦闘を仕掛ける馬鹿は居ないよな。)
ジェイス=カーライルへ返信をする。
「戦闘の意思はないと取って置くよ。
それで、話し合いに来たのなら、その用件は?
それに、多人数対一人ではさすがに殺し合いは生き残れなさそうだが
相手が一人だったら戦闘を仕掛けるつもりだったのか?」
とジェイスに訪ねる。とシュウジから通信が入る。
『ベルク、今からジェイス=カーライルにこちらから会いに行く。
もしもの時のために待機しておいてくれ。
一応シュヴァイザーを連れて行くつもりだが何が起こるか分からない。
何かあった時はお前が計画を実行しろ。』
そう言うとコンテナからビームサーベルを持ってコロニーを出て行く。
「待て!そう急ぐことも無いだろう!シュヴァイザーが来るまで・・・・ちっ回線を切ったか。」
(”何かあった時はお前が計画を実行しろ”だと馬鹿が何焦ってやがる・・・・
あのおっさんを待ってられない。シュウジさん、すまないが俺が着いていくよ
俺じゃ”アレ”を使えねーよ。)
そう思いシュウジの後を追った。
だが、さすがにザンネックベースのスピードには着いて行けなかった。
【行動:ジェイス=カーライル に通信中(-0)シュウジ=アサギから通信(-1)
シュウジの後を追うが追い付けない S-17→T-17(-1)】
【残り行動値:2】
【位置:T-17(コロニー内出口)】
【機体状況:移動】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g四本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:ジェイス=カーライルと交渉andシュウジ=アサギの護衛】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド・グレイス?】
>32
「…見つけたんじゃなくて…治したの…。」
(先に、地面に試射して見せてから、)
「ちゃんと…使えるでしょ?」
(横に持って…両方に銃口が向かない形で渡す。)
「…そっちが基地機能復旧させてくれたおかげで…直せたの…。
…司令室…行ったんでしょ…?…それに、私は操縦下手だから
どっちにしてもマシンガン系のほうが正解だし…。」
【行動:継続通信(−0p) 武器を渡す(−1p)試射(−1p)】
【位置:H14】
【残り行動値:残り3p】
【機体状況:万全。ハッチ開けっ放し】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2
ビームマシンガン×1(EN残量80%)、ビームライフル×1(70%)】
【所持品:バック、毒薬セット、工具一式】
【行動方針:武器を渡す。……後アレンに対しては怒りを伴っている。】
【同盟:no3イブ・シュウリン(一方的か?)】
>39
「……良い子ね、貴方。そういう子、結構好きよ」
受け取ったBライフルを、マニピュレーターで掴み、2、3度振ってみる。
「規格も、まあOKかしら。
それにしても、大したものだわ……貴方が味方でいてくれれば、安心して機体に無茶をさせられそう」
そう言って、愁林は笑う。
「今後とも宜しくお願いするわ、寝顔の可愛いユリ」
耳に掛かった髪を指先で軽くかき上げ、彼女は同盟者に向かって悪戯っぽく微笑みかけた。
【行動:ユリへの通信回線継続(-0)、Bライフル受け取り(-1)】
【位置:H-14】【残り行動値:3p】【機体状況:損傷なし】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、ビームシールド×2、
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾77%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:武装を受け取る】
【同盟:No.04、ユリ=ランブ)】
「これから参加者に会いに行く。警戒心が強いようでこちらには来たがらないようだ。
まぁ、それが普通だが…。暇なら一緒に来てくれないか?
私の機体はまだ武器がないから攻撃してきたときに防ぎようがないからな…。」
飯を食っている時に、シュウジ=アサギに話し掛けられる。
「ああ。分かった。これから行く。」
席を立ち上がり、後を追おうとしたが、先にシュウジ=アサギは行ってしまった。
おいおいおいおい。
行動が早いのはいいが、先にいかれちゃ護衛してくれの意味も何もないだろうが。
まったく。
とりあえず、表に出てMSに乗り込む。
機体は・・・問題無し。
よし、行くか。
コロニーを飛び出し、レーダーを頼りにシュウジ=アサギを追う。
だが、SFSユニットに乗った相手に追いつくのには時間がかかりそうだった。
早まるなよ。俺の計画も台無しになる可能性まであるんだからな。
【行動:MSへの搭乗(1) 移動T-17(1)】
【位置:S17】【残り行動値:2】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g8本 壊れた懐中時計 買い物袋五枚
カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本 水2g8本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:全ての状況把握 シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ? 15リナルド=グレイス】
"初めて人を殺した時、初めて戦場に出た時、初めてMSに乗った時"
"初めて銃を撃った時、初めて人を殴った時、初めて人に怒りを向けた時"
特に育った環境が特殊というわけでは無いはずなのだ。
彼には他に上に一人下に一人兄弟がいるが、彼らはなんら普通の生活をしている。
軍関係に従事ていた人間が近くにいたわけでもない。
世に生を受け、学校に通い、社会の歯車として勤める。
当り障りの無い人生を歩む予定であったその男は…
いつの頃からか…戦闘と言う行為の中で悦楽を求めるようになっていた。
【才能】というのは、人が誰しも持っている物であるらしい。
しかし、自分の才能に見合った事に出会う人間と言うのはわずかな数であり、
大部分の人間は不慣れな環境で自分のことを知ることも無く死んでいくと言う。
そんな才能と言う言葉が余り好きではない。
ついでに言うと、【努力】と言う言葉はもっと好きではない。
努力した等というのは結局他人に向けての飾りに過ぎない。
一つ一つ意識して積み上げていく過程に彼は意味を見出すことが出来ないのだ。
《これは【本能】である。》
彼はこの言葉が今の自分に最も当てはまると感じている。
意識的にでも無く、言葉一つで片付けられる物でも無く…。
そんな意味がありそうで無い言葉。それこそが自分には相応しい。
先程嫌と言うほど見慣れてしまった景色が随分と華やかに見える。
楽しいことに老若男女は関係ない。
玩具を買ってもらった子供など分かりやすいだろう。
母親を急かせ、家路を駆け足で戻り、家に着くなり一心不乱にそれに夢中になる。
心情的には似たような物なのだ。それが道徳と法と人の生命にさえ触れなければ。
コロニー内に相手の姿は確認した。大きな動きは見せていない。
この距離なら向こうも気がついてはいるはずだ。
それにも関わらず待ってくれているということは…。
「(さァ…始めようぜ…)」
鈍い金属音と共に展開されるアックス。
格好つけてマントなど羽織った相手は、すでにカメラで目視できる位置にいる。
出方など見はしない。まず最初の一太刀が相手の動きを見せてくれる。
緑色の巨体は速度を緩めることも無く、一直線に突っ込んでいくだけだ。
【行動:14番レイモンド=デリックへの戦闘行為 (-1P)】
【位置:J-08】【残り行動値:3P】
【機体状況:外装への小ダメージ】
【武装:ビームソードアックス 格闘用ロッド】
【所持品:自動小銃2丁 小銃3丁 それらの弾薬】
【行動方針:戦闘相手を求める】【同盟:無し】
UC123年3月のバビロニア建国戦争。
あの時俺はデナン・ゲーのコクピットでこんな景色を見ていた。
殺気立って向かってくるMS、これからの命のやり取りに対する堪え難い緊張感。
そして、それを上回る戦いへの高揚感。
今、まっすぐ俺に向かって飛んでくるMSを見て、ちょっとした既視感を覚えた。
俺の身体の奥底から沸き上がってくる、忘れてかけていたこの高揚感…。
「…俺も、結局は戦いの中で生きる人間って事か」
俺が肉眼で捉えたそのMSは、どこかザクを連想させるフォルムをしている。
おそらくは後継機の類なのだろうが、性能も悪くはないだろう。
…向こうからももう肉眼で俺が見えている筈だが、この距離になっても
何も撃ってこない。
慎重なのか、射撃に自信がないのか、俺と
同じく近接武器しか持っていないのか…。
その間にも俺と緑色の『奴』との距離はさらに縮まっている。
もうお互いを見失う事もない。
「っ!!」
俺は小さく呻いた。
『奴』の手に巨大なビームアックスが現われたからだ。
(でかいな…。あれをまともにもらったらガンイージなんて真っ二つだ)
俺がそんな事を考えている内に、『奴』が
そのままスピードを落とさずに突っ込んできた!
「問答無用かよ!ゆとりって言葉を知らないのか!」
俺は文句を言いつつ、しかしある程度落ち着いて機体を右に飛ばした。
飛びながら右手に戦場跡で拾ったヒートサーベルを持つ。
(こんな所じゃ駄目だな…。少しでも市街や池から離れなければ)
【行動:一旦距離を置く(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:J-8】
【機体状況:結構調子が良い】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ヒートサーベル】
【所持品:ディパック、水2g入り2本(残り1,4)、シャベル(小)、
蕎麦団子3個、蕎麦の種子、拳銃(残弾8発)、マジック】
【行動方針:アシッド=ミニングリーを迎え撃つ】
【同盟:なし】
もうちょっとでコロニーに着く。
その前に通信が入った。
「こちらは生徒番号15番、リナルド=グレイスだ。
ガンダム4号機、応答願う。
こちらに交戦の意思はない。
我々は無益な戦いを望んではいない。
繰り返す。 ガンダム4号機、応答願う」
あからさまに嫌そうな顔をするアレン。
その理由は単純で、要するに、野郎だったのが気に食わなかったのである。
「はいよ、こちらみんなのスーパースターアレン=D=バディアン。
あー、なんだかな……もう、なぁ……
はぁ……トリィ、あいつ殺しちゃおっか?」
「アカンテ!アカン!!」
面倒くさそうに言うアレンを叱る鳥。
正直言ってアレンにとって殺すも殺さないもどうでもよかったのだ。
そして、もう一つ通信が入る。
ここでもし、男の通信が入っていたら間違いなくアレンは戦闘を行っていただろう。
しかし……
「すいません。聞こえてますか?
私は・・・ヨーコ=クロサキといいます。
失礼ながら、私たちの仲間が一人、そちらに向かいましたが、
私たちは、あなたとは戦う気はまったくありません。
どうか、攻撃・・・しないでもらえませんでしょうか・・・。」
「んもっちろんさ、ハニー!
君みたいな女性を傷つけるだなんてそんな事人間がやる事じゃないよ。
それに…………ナンチャラカンチャラ」
体全体を使ってジェスチャーをしつつ語る、語りまくる。
熱がこもっていき、自分が何を言っているか解らなくなる。
ペラペラと流れる水のように喋るアレンが目を開けたとき。
ヨーコは泣いていた。
「・・・でないと私。・・・私。」
「誰だ!モロ俺様好みのレディを泣かせたのは!」
「オマエヤ!オマエー!」
鳥の突っ込みは鋭い。
鳥の説得により、アレンは渋々と戦闘を行わない事に決めた。
その結論に辿り着いた決定打は『女は乱暴な男は嫌い』という鳥の台詞だった。
「俺様、アレン=D=バディアンは戦いません。
そこの悪役っぽいMS。」
アビゴルの事である。
「これでいいのか?歌うか?歌っちゃうか?
んー、何がいっかなー……ヨーコちゃんは何が聴きたい?」
【行動:15番リナルドに通信(-1p) 8番ヨーコに通信(-1p)】
【残り行動値:2p】
【位置:R-16】
【機体状況:問題無し】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、前腕部ビームガン×2
固定式ビームキャノン(非装備) コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥】
【行動方針:特に考えてない 好戦的(女は殺さない方向)】
【同盟:なし】
「そうよ、何でも好きな薬品持って行っちゃいましょう?」
頷き、役に立ちそうなものを持ち出す。
「ねぇ……生きて帰れたらあなたは何をしたい?」
少し、本気で考えた。
そんな事が出来るわけ無いが、少しだけ。
でもそんな考えはすぐに捨てる。
捨てなければならない。
「そうですね、僕はやっぱり……
これ、見てください。」
髪の毛に括っていたリボンを解き、サーティアに見えるようにする。
そのリボンには血がついていた。
「これ、僕の友達……エリザのリボンなんです。
これをちゃんとエリザに返したいですね。」
その言葉には、幾分か気持ちがこもっていた。
【行動:11番サーティアと会話(-0P) 医務室探索(-1P)】
【位置:E-5】【残り行動値:3P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)
薬品 寝袋 缶詰】
【行動方針:消極的に殺し合い派 03番、14番は優先的に殺す】
【同盟:11番サーティア】
>40
最後まで聞いてから
「…どうも…。」
ぺこっと頭を下げて。…しかし、その後…
「…機体に無茶させるのも良いですけど…アボシモーターはともかくスラスターや
内蔵武装にダメージが行ってしまうと拾ったこの対MS用の工具(さり気無く、足元においている。)
(以下、開発陣や整備師クラスでないと
理解できないクラスの単語の羅列が小一時間ほど続く。)…という事で、修理には
こういったしっかりした設備がないと難しいです…。」
相手に理解できるか怪しすぎる話をした上で…
「…後、小惑星基地内の…隣のエリアも…探索してみませんか?」
気力もかなりでてきたようだ。
【行動:継続通信(−0p)】
【位置:H14】
【残り行動値:残り4p】
【機体状況:万全。ハッチ開けっ放し】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2
ビームマシンガン×1(EN残量80%)】
【所持品:バック、毒薬セット、工具一式】
【行動方針:隣の基地も探索。……後アレンに対しては怒りを伴っている。】
【同盟:no3イブ・シュウリン】
大きく振り上げた右腕が一瞬の間を置き、慣性のままに振り下ろす。
相手はこちらを見据えたまま動こうとしない。
空気を切る音が響き渡り、アックスは何に触れることも無く地面に突き立てられる。
こちらが振り下ろす前に相手が右方向に動いたのが確認できた。
とはいえ、このぐらいは予想通り。相手の動きを確認しつつ首を何度か縦に振る。
相手の反応具合から見てMSの操縦経験はそれなりにありそうだ。
ズブのド素人だったとしたら今頃真っ二つになっていたことだろう。
振り回したまま崩れた体勢を整えつつ相手に目を向けると、
回避運動と共に、格闘武器を手にして間合いを取っている。
相手が手にしているのは、ヒートサーベル。今となっては骨董品扱いの代物だ
残念ながら、そんな貧弱な武装ではこちらの攻撃を受けることはできない。
一年戦争時のサーベルとこのアックスとではビームの収束率が段違いだ。
構えてみたところで、武器ごと機体はあっさりと切断できる。
しかしだ。そのくらいは相手も承知の事だろう。他の武器を持っている可能性は大いにある。
それに相手の羽織っているあのマント、アレにはどのような効果があるのか?
まさか伊達や酔狂でつけているというならお笑い草だ。
そんなことも含めてもう一度仕掛けてみることにした。
再度、背面バーニアを限界まで点火させる。
アクセルを踏み込むと、緑色の巨体はまたも勢いのままにアックスを構え突っ込んでいく。
攻撃されれば手の内を見せるしかなくなってくることだろう。彼の狙いはそこなのだ。
【行動:再び14番レイモンド=デリックへの戦闘行為 (-1P)】
【位置:J-08】【残り行動値:2P】
【機体状況:外装への小ダメージ】
【武装:ビームソードアックス 格闘用ロッド】
【所持品:自動小銃2丁 小銃3丁 それらの弾薬】
【行動方針:戦闘行為を味わう】【同盟:無し】
>>45 『はいよ、こちらみんなのスーパースターアレン=D=バディアン。
あー、なんだかな……もう、なぁ……
はぁ……トリィ、あいつ殺しちゃおっか?』
『アカンテ!アカン!!』
かなりふざけた内容の通信が返ってくる。
(こいつは……。
本気でそう言っているのか?
だとしたら、この同盟にはかなり危険な存在だが……)
どうしたものかと思案していると、コロニー内のガズRからの通信を傍受した。
『すいません。聞こえてますか?
私は・・・ヨーコ=クロサキといいます。
失礼ながら、私たちの仲間が一人、そちらに向かいましたが、
私たちは、あなたとは戦う気はまったくありません。
どうか、攻撃・・・しないでもらえませんでしょうか・・・。』
どうやら交渉に協力してくれているようだ。
彼女なりのやり方で。
『んもっちろんさ、ハニー!
君みたいな女性を傷つけるだなんてそんな事人間がやる事じゃないよ。
それに…………ナンチャラカンチャラ』
突然、アレンの態度が急変した。
要するに、こいつは女性にしか興味が無い、ということか。
(世の中には男と女しかいないってのに……。
それにだ。 誰かが死ねば、彼女は傷つくんだぞ。
たった今、お前がしようとしたことだろうが……。
当然、死ぬのはお前だがな)
このくらいはヨーコの声の震えでわかる。 が……
そのうち、震えていただけの声が泣き声に変わる。
『・・・でないと私。・・・私。』
『誰だ!モロ俺様好みのレディを泣かせたのは!』
『オマエヤ!オマエー!』
回線を通して、ヨーコの顔と涙が見える。
<<続く>>
>>49 回線を通して、ヨーコの顔と涙が見える。
(君は、優しいんだな……)
もはや、彼はアレンとトリの漫才を聞き流していた。
ディスプレイに表示された、ヨーコの顔に見入っていたためである。
その瞬間、彼が5歳の時、生まれながらにして命を絶たれていた(つまり、死産だった)
彼の妹(の成長した姿のイメージ)の顔がヨーコに重なって見えた気がした。
なぜかはわからなかったが、とにかく彼女を守らなければ。 泣かせてはいけない。
彼の頭脳はその現象をそう解釈していた。
(はっ! 俺は一体何を考えてるんだ?
妹は……、マヤはもういないんだぞ……。
死んだ人間を生きている人間に重ねるなんて、
俺はどうかしてるな……だが)
『俺様、アレン=D=バディアンは戦いません。
そこの悪役っぽいMS。
これでいいのか?歌うか?歌っちゃうか?
んー、何がいっかなー……ヨーコちゃんは何が聴きたい?』
この通信が最後の躊躇いを完全に吹き飛ばした。
はっきりと、一つの意思が彼の中で形になっていく。
(彼女は、俺が守ってみせる……。
特に、こんなに強烈な悪意の塊からは、絶対に)
心の中で固く決意した彼は、そのまま静かに、
だが、確実な意思を持ってアレンに通信を返した。
抱え込んだ膨大な怒りを、僅かにのぞかせながら。
『殺そうか?とか、悪役っぽいMS、とかいうのはまあ、いい。
だが、そのガンダム4号機のままコロニーに入れるわけにはいかない。
まずはコロニーの港口に移動し武装解除する。 お前が先、俺がすぐ後について行く。
そのままコロニーに入ろうとしたり、変な動きを見せれば、即撃破だ。
そこからは俺がこのアビゴルで運ぶ。 そこで、この同盟の主宰者に会ってもらおう。
これが、「とりえあず」お前をコロニーに招き入れる条件だ。
同盟というのなら、このくらいの条件は当然呑んでもらえると思うが』
(武装解除し、丸腰の状態でこっちに来てもらう……。
これができなければ、信頼を勝ち取ることなど
まず、できないぞ……。
さあ、どうする? 軽薄な青年)
【行動:アレンと通信(0)、ヨーコの通信傍受(-1)、決意(0)】
【位置:R-16】
【残り行動値:3pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx2、
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守、アレンとの交渉】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
俺はスラスターを一気に吹かして一旦距離を置く。
大問題である不安定な軌道も、このくらいの距離の移動ならさほど
気にしなくてもいいようだ。
ここなら池の水鳥達にも迷惑はかからない。
(使えるのがこれだけだったから持ってきたが、
実際どこまで役に立ってくれるか…)
ガンイージの右手のヒートサーベルを見て思う。
何せ、ビームサーベルが登場する前の前時代もいいとこの代物だ。
『奴』相手に斬りつけたところで、かすり傷を付けるのがが精一杯だろう。
「まあ、ようは斬り方と、斬る場所だよな」
一撃目を地面に叩き付けた『奴』は、方向転換するとまた俺に向かって飛んだ。
ガンイージより一回り大きい事を感じさせない素早い動きである。
(早い…。あのMS、いや、パイロットか。かなりの使い手だ!)
俺は左手のビームシールドを展開して前に構える。
右手のヒートサーベルもいつでも振れるように備え、脚は『奴』の動きに
素早い対応が出来るように軽く開く程度。
『奴』はまたも一直線に俺に向かってくる。
スピードも全く落とさない。
(大胆な奴だな…。だが、そこが気に入った!)
『奴』がビームアックスを構えて迫ってくる。
(まだだ、まだ引き付けろ…。どこから攻撃するのか、見極めるんだ)
気の遠くなるような一瞬が過ぎ、『奴』が
ビームアックスを上段に振りかぶるのが見えた。
(さっきと同じか!)
それが振り下ろされる瞬間、俺はガンイージを数歩後ろに後退させて
ビームアックスをやり過ごし、踏み込みざまにヒートサーベルを思い切り振った!
狙いは…『奴』の右肘関節!
斬る事は出来なくとも、打撃で壊す事はできるかもしれない。
【行動:攻撃を回避(−1)ヒートサーベルで攻撃(−1)】
【残り行動値:1p】
【位置:J-8】
【機体状況:結構調子が良い】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ヒートサーベル】
【所持品:ディパック、水2g入り2本(残り1,4)、シャベル(小)、
蕎麦団子3個、蕎麦の種子、拳銃(残弾8発)、マジック】
【行動方針:アシッド=ミニングリーを迎え撃つ】
【同盟:なし】
『殺そうか?とか、悪役っぽいMS、とかいうのはまあ、いい。
だが、そのガンダム4号機のままコロニーに入れるわけにはいかない。
まずはコロニーの港口に移動し武装解除する。 お前が先、俺がすぐ後について行く。
そのままコロニーに入ろうとしたり、変な動きを見せれば、即撃破だ。
そこからは俺がこのアビゴルで運ぶ。 そこで、この同盟の主宰者に会ってもらおう。
これが、「とりえあず」お前をコロニーに招き入れる条件だ。
同盟というのなら、このくらいの条件は当然呑んでもらえると思うが』
考える。
一気に言われては馬鹿であるアレンが理解できるはずがない。
そして、馬鹿であるアレンがリナルドが密かに見せていた怒りを感じ取れる訳が無かった。
「んー。」
ボリボリと頭を掻き毟る。
「あんた何か勘違いしてないか?
俺様は仲間を探しにこのコロニーに来たんじゃなけりゃ同盟組みに来たわけじゃないぜ?
だから、コロニーに行くも行かないも俺様の勝手……そうだろう?そうだよな?
同盟も糞もねーんだよ、俺様がコロニーに来たのは飯を食いに来ただけだ。
ま、だからよ……」
「飯食う為の代金が武装解除って事でいいのか?」
「メシ!メシ!!」
腹の虫が鳴った、鳥かアレンのものかは定かではないが。
【行動:15番リナルドに通信(-0p) 歌う(-0p)】
【残り行動値:2p】
【位置:R-16】
【機体状況:問題無し】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、前腕部ビームガン×2
固定式ビームキャノン(非装備) コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥】
【行動方針:コロニーに行って飯、あと女 好戦的(コロニー組は殺さないお約束)】
【同盟:なし】
>>52 しばらくして、アレンから回答があった。
『あんた何か勘違いしてないか?
俺様は仲間を探しにこのコロニーに来たんじゃなけりゃ同盟組みに来たわけじゃないぜ?
だから、コロニーに行くも行かないも俺様の勝手……そうだろう?そうだよな?
同盟も糞もねーんだよ、俺様がコロニーに来たのは飯を食いに来ただけだ。
ま、だからよ……
飯食う為の代金が武装解除って事でいいのか?』
『メシ!メシ!!』
食事?
たったそれだけのために、他の参加者が五人もいる所に来たのか?
どうなってるんだ。 普通の神経では考えられない行動だ。
「あー……。 その、何だ。
つまり、俺たちと接触する気はないってことか?
コロニーの中は無人だ。 強制退去か、始末されたのか……。
とにかく、こちらに接触するつもりが無いのなら、
武装解除後の行動は好きにしてくれて構わない、と思う。
移動はエレカを使うといい。 聞いての通り、こちらに戦意は無いからな。
だが、こちらに接触するのなら、先ほど話した手順を踏んでもらいたい。
そういうことだ」
さらに止め、と言わんばかりに腹の虫が音を立てたのが聞こえてくる。
彼は一応の警戒をしながらも、怒りを削がれていた……。
【行動:アレンと通信(0)】
【位置:R-16】
【残り行動値:3pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx2、
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守、アレンとの交渉】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
『そうですね、僕はやっぱり……
これ、見てください』
血のついたリボン?
さっきも、確か地図がそうじゃなかったかしら……?
『これ、僕の友達……エリザのリボンなんです。
これをちゃんとエリザに返したいですね』
そう続いてふと我に返る。
また、疑いかけてなかったかしら、サーティア?
「そうなんだ……そのエリザさんって、幸せな人ね」
思った事をそのまま口にする。
実際そう思える。
「命が掛かったこのプログラムから脱出してでも、渡したいって思われてるんですもの。
私はここから逃げ出しても、元の生活を送る事しか思いつかないし…
何かがしたい訳でも無いの……
だから、アナタみたいなのも少し羨ましい。
そのエリザさんの為にも、必ず脱出するわよ!」
できる限り力強く言う。
自らの微妙な勘違いに気付かないまま……
【行動:リオンと会話(−0)】
【残り行動値:4P】
【位置:E−05】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド発生装置(非装備・破損)】
【所持品:寝袋、レーション・レトルト沢山、毛布、工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、
頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、
アッパー系の麻薬(3日分)、携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式、その他】
【行動方針:生き残れ、基地内案内】
【同盟:No.09-リオン】
「あー……。 その、何だ。
つまり、俺たちと接触する気はないってことか?
コロニーの中は無人だ。 強制退去か、始末されたのか……。
とにかく、こちらに接触するつもりが無いのなら、
武装解除後の行動は好きにしてくれて構わない、と思う。
移動はエレカを使うといい。 聞いての通り、こちらに戦意は無いからな。
だが、こちらに接触するのなら、先ほど話した手順を踏んでもらいたい。
そういうことだ」
長い長いリナルドの言う言葉を適当に流す。
「あーはいはい、わかってますよと。
ところでよ、武装解除しろってこたぁさ、
このビームキャノンをつける作業も駄目ってこったよな?」
眠そうに言うアレン。
正直、あってもなくてもどっちでもいいという感じだ。
【行動:15番リナルドに通信(-0p)】
【残り行動値:2p】
【位置:R-16】
【機体状況:問題無し】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、前腕部ビームガン×2
固定式ビームキャノン(非装備) コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥】
【行動方針:コロニーに行って飯、あと女 好戦的(コロニー組は殺さないお約束)】
【同盟:なし】
>>55 『あーはいはい、わかってますよと。
ところでよ、武装解除しろってこたぁさ、
このビームキャノンをつける作業も駄目ってこったよな?』
(わかってないな……多分)
呆れてツッコミを入れつつ、ガンダム4号機の牽引しているコンテナに目をやる。
中身が気になってはいたが、まさか自分から白状してくるとは思わなかった。
さらに(自分にも)呆れつつ、善意の提案をしてみる。
「その中身はビームキャノンなのか。
コロニーの港口には防衛MS用のデッキがある。
……コロニーを出るまで絶対にこちらを攻撃しない、というのであれば、
俺が取り付けてやっても構わないが。
一応、整備や改造は一通りこなせるからな」
【行動:アレンと通信(0)】
【位置:R-16】
【残り行動値:3pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx2、
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守、アレンとの交渉】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
「・・・なかなか見つからないもんだな。」
ダグラスはため息を付きながら悪態をついた。先ほどのクラブを獲得してから、何も見つかってないのである。
武器自体は見かけるのだが、空のライフル、ひしゃげたバズーカ等、使える武器はほとんど無かった。
使えるような武器も見つけたが、それは馬鹿でかいビームバズーカであった。
ビーム兵器の扱えないこの機体にとっては関係の無い話である。
使えそうなシールドも何枚か見つけたが、推力系統の敏感なケンプファーはシールドを装備すると、
左右のバランスを取ることが非常に難しくなってしまうため、盾の装備は断念せざるおえなかった。
「はあ、武器はこんなもんかな。いい加減疲れてきたし、見つからないし・・・。
そもそも、戦う事が目標じゃあないんだから、これだけの武器があれば大丈夫だよね・・・?
さて、他の場所へ移動するか。どこにしよう?」
MAPを表示させながら、次の目標地点を検討する。
「このまま南下すると前に言ったように、強力な武器を持った人と戦闘になるかも・・・。
・・・よし、とりあえず西に向かおう。」
機体を西の方角へ進めた。(R-10へ移動)
【行動:探索(−1)移動U−10→R−10(−3)】
【位置:R−10】【残り行動値:0p】
【機体状況:通常】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン ザクマシンガン改(予備弾装1)
ザクバズーカ(残弾3) ハイパーバズーガ(残弾1) クラブ×2】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×4 水2リットル入り×3 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:他の参加者に会う】
【同盟:無】
フィニーと『アクシズ』の悪戦苦闘は続いた。
岩にぶつかり、破片にぶつかり、艦体を傷だらけにしながら操縦に慣れてきた頃には
すでに4時間近くが過ぎていた。
「…大丈夫、よね。いくら何でも、こんな所で爆発なんて嫌だからね」
独り言を言いながら、『アクシズ』を動かすフィニー。
マップを見ても、この暗礁空域の中で思い通りに艦を動かす自信がフィニーにはなか
ったので、あまり参考にはしていなかった。
『まったく、いつになったら開けた所に出るのかしら?これじゃあ、本気でここで死 にかねないわよ!』
フィニーは自分が同じ所をうろうろしている事に、気付いていなかった。
もし気付いたとしても思い通りにならない操縦で、どこまで行けたかは分からないが。
そんなフィニーも苦労の甲斐があって(?)、ようやく暗礁空域のはずれまで来た。
少し先に進めば待望の開けた空間に出る。
「やったやった!これでやっとまともな航海になるわ!…苦労したなあ…(感涙)。
…じゃあ改めてマップを見て、行き先を決めますか」
見始めてフィニーは気が付いた。
自分が射出地点から殆ど動いていなかった事を。
「………あらぁ………」
自分の未熟を知り、恥ずかしいのを紛らわして外を見るフィニー。
その視線の先にはコロニーがある筈だった。
「せっかく近くにコロニーがあるんだから、行ってみた方がいいわよね!」
まだ恥ずかしいのか、必要以上に大きな声で言うフィニー。
しかし、コロニーに向けて『アクシズ』を進めようとして、彼女は自分がコロニーの
港に『アクシズ』を入港させる技術がない事に気が付いた。
『暗礁空域の岩ならともかく、港で事故を起こしたら絶対に無事に済まない…』
先程自分の未熟を思い知ったフィニーが躊躇するのは当たり前だった。
『でも、やっと見つけたコロニーなのに、このまま通り過ぎるのは嫌だし…。
あ、そうか!』
フィニーは自分がMSパイロットだったのを思い出した。
『アクシズ』の操縦にかかりきりで、格納庫のハンブラビの存在を忘れていたのだ。
「そうね、『アクシズ』このまま暗礁空域に隠しておいて、ハンブラビでコロニー
まで行ってみよう」
そしてフィニーは、善は急げとばかりに格納庫へ駆け出していった。
【行動:『アクシズ』操縦(−3)格納庫へ移動(−1)】
【残り行動値:0p】
【位置:N-12→M-12→L-12→L-11】
【機体状況:MS形態:良好】
【武装:背部ビームガン×2、ビームサーベル×2、腕部クロー×2、
テールランス】
【所持品:ディパック、コッペパン2個、水2g入り2本、飴玉15個、油差し】
【行動方針:コロニーに行ってみよう!】
【同盟:なし】
「戦闘の意思はないと取って置くよ。
それで、話し合いに来たのなら、その用件は?
それに、多人数対一人ではさすがに殺し合いは生き残れなさそうだが
相手が一人だったら戦闘を仕掛けるつもりだったのか?」
再び通信。
余計な事を言っちまったかなァ…と少し思いながら返す言葉を考える。
会話は思っていたより大事な手段になりそうだ。
「俺は仲間をつくってどうするか聞きたいだけだ。
このふざけた状況で生き残れるのは一人、それは決定事項だ。
そんな状況で何故同盟をつくるか知りたくなってなァ……
それと……
基本的にここは殺し合いの場――
戦闘を仕掛ける理由はこれで充分だ。
相手にもよるがもしかしたら戦闘を仕掛けていたかもしれないな」
正直に答えた。
少し脚色してあるが……。
「来たかァ……」
誰ともなく小さく呟く。
相手のMSがだんだんと近づいてきた。
――鳥肌が立っている。
相手はある程度近づいたところでコクピットハッチを開いた。
「ジェイス=カーライル。聞こえるだろうか?
仲間を作る原因を持ってきた。そちらに見せたい。
もう少しこちらに接近してくれないだろうか?」
接近しろだと?
何を考えている?
接近してどうする?
やっぱり戦闘になるのか?
どうする?
――とめどなく溢れてくる疑問。
「……わかった」
ゆっくりと、本当にゆっくりとジェガンを接近させる。
その間にノーマルスーツの腰に銃をかける。
セーフティとかは大丈夫みたいだ、いつでも撃てる状態。
当たるとは思えないが相手を威圧はできるだろう。
体格のいい自分が持つとさながら軍人のようにも見えるなと思う。
――コクピットハッチを開く。
少し相手を見る――戦意はなさそうに見える。
そして宇宙へ出るためにコクピットの端を蹴った。
【行動:シュウジ=アサギへ通信(-1p)ベルク=クロフォードへ通信(-0p)相手に接近(-0p)】
【位置:T-18】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:正常】
【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と19本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:他人との接触(?)】【同盟:なし】
『……わかった』
復唱の後、ジェイスがコクピットハッチを開け、宇宙空間に出てくる。
こちらの心臓が高鳴っているのが解る。
(落ち着け…。ここまで大丈夫だったんだ…。うまくいく…。)
そう自分に言い聞かせる。
「ふぅ…後を頼む…。」
〔了解。〕
こちらも計画書を持ち、一応拳銃をホルスターに入れると外に出る。
「っと…。久々の宇宙空間は動きにくいな…。」
少しよろめきながら接近する。そして、ノーマルスーツの通信機をONにする。
「これがその原因だ…。」
そう言いながら計画書をジェイスの方へ投げる。投げられたそれは真っ直ぐジェイスの方向へ向かった。
【行動:ジェイスと通信(ノーマルスーツで)(−1)計画書を投げる。(−1)】
【残り行動値:2p】
【位置:T−18】
【機体状況:通信中】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 紙とペン ノートPC)
ZPSメインユニット 工具セット 拳銃】
【行動方針:計画について話す 接近中の新たな参加者への対処×2 計画書をジェイスへ見せる】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド?】
「これがその原因だ…。」
ノーマルスーツに通信が入る。
そして向こうは何かを投げた。
それを掴む。
『脱出計画原案』
――脱出計画?!
そんなことができるのか…?
ゆっくりと確かめるようにそれを読んでいく。
…
……
………。
馬鹿な…。
話が壮大すぎる、SF小説の中に紛れ込んだ気分だ。
殺し合いの次はタイムスリップだと…?
しっかりとシュウジ=アサギを見て言う。
「正直、信じがたい……」
俺にはそれしか言えない。
信じがたい……いや、違う。
「……いや、信じたくないってところだなァ……
紙とペンを持ってないか?」
【行動:シュウジ=アサギへ通信(-1p)脱出計画原案を読む(-0p)】
【位置:T-18】【残り行動値:残り2p】
【機体状況:正常】
【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と19本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:他人との接触(?)】【同盟:なし】
コロニーを出ようとした時、ジェイス=カーライルから通信が返ってくる。
『俺は仲間をつくってどうするか聞きたいだけだ。
このふざけた状況で生き残れるのは一人、それは決定事項だ。
そんな状況で何故同盟をつくるか知りたくなってなァ……
それと……
基本的にここは殺し合いの場――
戦闘を仕掛ける理由はこれで充分だ。
相手にもよるがもしかしたら戦闘を仕掛けていたかもしれないな。』
この返事を聞いた途端、頭の中に最悪のイメージが思い浮かぶ。
(まずい、シュウジは一人先に向かった、ろくに武装も持っていない。
もし今、戦闘を仕掛けられたら対処のしようが無い!)
そうこうしている内にシュヴァイザーも追いついていたようだ。
「シュヴァイザーさん、急ぐぞ。
シュウジさんはビームサーベルしか持って無いんだ。
危険が多すぎる。」
急いでコロニーを出、Hハイザックに追いついた。
そこにはノーマルスーツで相手と接触しているシュウジがいた。
(無事のようだな、良かった。)
安心したところで外部スピーカーをONにする。
「すまないシュウジさんやっぱ心配で来ちまった。
俺はベルク=クロフォード。シュウジ=アサギの護衛に来た。
こちらに戦闘の意志は無い。気にせず交渉を続けてくれ。」
【行動:ジェイス=カーライル に通信終了(-0)
シュヴァイザー=シュタイナーへ通信(-1)
シュウジの後を追うT-17→T-18(-1)
外部スピーカーで話す(-1)】
【残り行動値:1】
【位置:T-18】
【機体状況:移動】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g四本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:ジェイス=カーライルと交渉andシュウジ=アサギの護衛】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド・グレイス?】
「その中身はビームキャノンなのか。
コロニーの港口には防衛MS用のデッキがある。
……コロニーを出るまで絶対にこちらを攻撃しない、というのであれば、
俺が取り付けてやっても構わないが。
一応、整備や改造は一通りこなせるからな」
「おお、そうかそうか、それじゃあお願いするよ、えーと……あー……
そうそう、リナルドだリナルド。
俺様は世界一約束は守る男だからな、心配するな、イエーイ。」
イエーイのところでVサインを出す。
鳥も右手……右羽を突き出す。
両方共とびっきりの笑顔だったが、それが逆に間抜けに見えた。
「で、俺様が先に行ってあんたがついてくるでいいんだよな?」
言いながら、コロニー側へと移動する。
ゆっくりと、ゆっくりと。
【行動:リナルドに通信(-0p) 移動(R-16→T-16→T-17)(-2p)】
【残り行動値:2p】
【位置:T-17】
【機体状況:問題無し】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、前腕部ビームガン×2
固定式ビームキャノン(非装備) コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥】
【行動方針:コロニーに行って飯、あと女 好戦的(コロニー組は殺さないお約束)】
【同盟:なし】
>>63 『おお、そうかそうか、それじゃあお願いするよ、えーと……あー……
そうそう、リナルドだリナルド。
俺様は世界一約束は守る男だからな、心配するな、イエーイ。』
アレンがVサインを出す。 トリも翼を突き出す。
はああ、と小さくため息をつくと、さらに通信が入った。
『で、俺様が先に行ってあんたがついてくるでいいんだよな?』
そう言いながら、ガンダム4号機がコロニーの港口に近づいていく。
「そうだ。
港口のデッキへ入ったらMSから降りてくれ。
後は好きにするといい……が。
くどいようだが、うちの連中に接触するなら、相応の覚悟を忘れるなよ」
最後の方はほとんどため息混じりの声になりながら返信し、通信を切る。
アビゴルもガンダムの後を追ってコロニーへ入っていった。
と、その途中でふと思いついた。
(一応、ヨーコとシュウジに報告しておくか。
だが、シュウジの方はどうなっているかわからない。
ゼファーに打電、だな)
「ヨーコ。
とりあえず交渉は終わったよ。
彼は単に食事のためにコロニーに来たらしい。
こちらと事を構える気は、一応無いようだ。
俺は少し港口でやることがある。
終わり次第すぐに戻るので、
教会で待っていてくれ」
【行動:アレンと通信(0)、ヨーコに報告(0)、ゼファーに打電(-1)】
【位置:R-16】
【残り行動値:3pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx2、
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守、アレンとの交渉】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
<打電内容>
〔ガンダム4号機との交渉は一応終了した。
彼の目的は食事であり、我々と接触する気は無いようだ。
心配はないと思うが、一応警戒しておく。
そちらの方でも、とりあえずの警戒を頼む〕
>>51 アックスは再び空を切った。
振り下ろされる所を、相手は絶妙のタイミングで回避したのだ。
慌ててよろけたと言う感じでも、偶然よけれたという感じでもない。
その証拠に、相手は明らかな攻撃の動きを見せたのだ。
しかも、ただ闇雲に振るったりしているわけではない。
振り被った後の隙が出来る場所。機械の弱点とも言える場所。
…こちらの腕の間接部を狙ってきたのだ。
「(何…!?)」
まずは驚きが先に出た。確かに相手の動きを見るつもりではあった。
だが、ここまで的確な攻撃を行ってくることまでは予測していない。
完全に回避するのはこのままでは不可能だ。ならば…。
とっさに左腕で腰部に取り付けてあった格闘用ロッドを抜くと、
逆手に相手のヒートサーベルと対峙させる。
激しい金属音が打ち響き、オレンジの火花が辺りへと飛び散る。
お互いの静止。しばらくの後、熱量に耐え切れなくなったロッドが
融解した断面からポロリと折れ、地面へと落下していく。
役立たずと思われていた武装だったが、使い道など幾らでもある物だ。
落下を合図と見た彼は、相手に軽いタックルを食らわせ距離を取る。
深く息を吐き、目の前の相手を睨みつける。軽く冷や汗が出た。
ぶつかってみて分かったが、実戦経験がある相手らしい。
しかも、あのタイミングで間接部を的確に狙ってくる。度胸も据わっている奴だ。
少しだけ本部の連中に感謝しなければいけないようだ。
最初からこんな面白い戦闘が楽しめるとは思わなかった。
それならば、こちらも攻め方を変えていく事にしよう。
MSの手に握られていたアックスがその形状をソードへと切り替えていく。
「次のラウンドだ…」
小さく呟くと、彼は先程とは打って変わりMSの歩をゆっくりと進めていく。
こういう相手には一撃を狙うより、小技で攻めていった方がよさそうだ。
【行動:攻撃の防御及び間合取り (-2P)】
【位置:J-08】【残り行動値:2P】
【機体状況:外装への小ダメージ】
【武装:ビームソードアックス (格闘用ロッドは損失)】
【所持品:自動小銃2丁 小銃3丁 それらの弾薬】
【行動方針:戦闘行為を味わう】【同盟:無し】
>>64 行動まわりの修正です。
【行動:アレンと通信(0)、ヨーコに報告(0)、ゼファーに打電(-1)、R-16→S-16→S-17→T-17(-3)】
【位置:T-17コロニー港口】
【残り行動値:0pts.】
コロニーに到着するとリナルドの言う通りにMSから出る為に準備をする。
ヘルメットをかぶり、ノーマルスーツのチェックをする。
食料を持ち運ぶ為にディパックを持ち出そうとするが……
「お前どうするよ?」
膝の上に乗る鳥に問う。
生憎とノーマルスーツは一つしか無い。
はっきり言ってここに置いていくしか選択は無かった。
「トリィ、ココデマツ!メシトッテコイ!」
「てーかお前何食うんだよ?」
「フライドチキーン!!」
「あいよ。」
ツッコミを入れる事もなく、アレンはエレキギターとアンプを手に、
ディパックを背に背負い込み外に出た。
「さてっと……なーに食うかな。
俺様的にはフレンチを食べたいなぁ……ヨーコちゃんと一緒に。」
ニヤニヤといやらしい笑顔を浮かべつつ、コロニー内部に入る。
ガンダムの事は全く考えず。
リナルドが整備してくれるのを当たり前とするように。
【行動:コロニー内進入(-1p)】
【残り行動値:0p】
【位置:T-17 コロニー内部】
【機体状況:問題無し】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、前腕部ビームガン×2
固定式ビームキャノン(非装備) コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥】
【行動方針:コロニーに行って飯、あと女 好戦的(コロニー組は殺さないお約束)】
【同盟:なし】
>>63の移動を(R-16→T-16→T-17)から(R-16→S-16→S-17→T-17)に修正します。
通信の内容は私にも聞こえていた。
『ヨーコ。
とりあえず交渉は終わったよ。
彼は単に食事のためにコロニーに来たらしい。
こちらと事を構える気は、一応無いようだ。
俺は少し港口でやることがある。
終わり次第すぐに戻るので、
教会で待っていてくれ』
険悪なムードにヒヤヒヤさせられたけど、とりあえず・・・成功かな?
「は・・・はい!!」
リナルドさんに元気よく返事を返すと、
涙で濡れた目を手でゴシゴシ擦りながらアレンさんに向けて通信を送った。
「アレンさん。 改めてまして・・・ヨーコ=クロサキです。
よろしくお願いします!!」
そう言いのこすと、リナルドに言われたとおり、教会へと足を向けた。
(私でも・・・やればできるんだ。)
教会へ向かう道。
自然と急ぎ足になっていた。
【行動:MS→教会へ(1) アレン回線(0) リナルド回線(1) 妙な自信(0)】
【位置:S-17:教会】【残り行動値:残り2p】
【機体状況:通信回線(アレン・リナルド)】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:MS操縦技術の習得 霊感を打ち明ける 何か忘れているような…】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド No,16アレン】
「そうなんだ……そのエリザさんって、幸せな人ね」
その言葉に体が反応する。
「命が掛かったこのプログラムから脱出してでも、渡したいって思われてるんですもの。
私はここから逃げ出しても、元の生活を送る事しか思いつかないし…
何かがしたい訳でも無いの……
だから、アナタみたいなのも少し羨ましい。
そのエリザさんの為にも、必ず脱出するわよ!」
(違う、違うんだよ……
サーティアさん、あなた勘違いしてる。)
リボンを再び括りつけながら言う。
「エリザは、もういません。
この血を見て気づきませんでしたか?
エリザは………僕がこのゲームに参加する時、一緒に居て……
殺されたんですよ、僕の目の前でね。」
淡々と言うリオン。
しかし、その口調は幾らか物悲しそうだった。
【行動:11番サーティアと会話(-0P)】
【位置:E-5】【残り行動値:4P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)
薬品 寝袋 缶詰】
【行動方針:消極的に殺し合い派 03番、14番は優先的に殺す】
【同盟:11番サーティア】
>>61 「紙とペンか?よっと…。」
紙とペンをジェイスの方向へ投げる。と、同時に
「…それに書いてあることは私の推測が当たっているのならば事実だ。
もし、私があんたを騙す気でいたとするのなら、あんたがコックピットから出た瞬間を狙えばいい。
だから…。」
そこまで言いかけたとき、ノーマルスーツのヘルメットから聞き覚えのある声が聞こえてくる。
>>62 (全く…。)
あきれているとさらに聞き覚えのある音声が。
〔マスター。〕
「…なんだ?」
〔リナルド=グレイスより電文です。〕
「無事でいると言うことか…。読んでくれ。」
>>64 「…まぁ、こちらはよしとするか…。少し余裕が出来たな…。
…っつ…頭まで痛くなってきた…。」
【行動:ジェイスと通信中(−0)電文受信(−0?)頭痛(−0)】
【残り行動値:4p】
【位置:T−18】
【機体状況:特記すべき事なし】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 紙とペン ノートPC)
ZPSメインユニット 工具セット 拳銃】
【行動方針:計画について話す 接近中の新たな参加者への対処×1 計画書をジェイスへ見せる】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド?】
「シュヴァイザーさん、急ぐぞ。
シュウジさんはビームサーベルしか持って無いんだ。
危険が多すぎる。」
「ちっ。分かってる。
奴がいなくなったら。いろいろと面倒だからな。」
だが、その言葉は通信には乗せずにコクピットのなかで
一人吐き出す。
そのまま、急いでシュウジ=アサギの元へ。
どうやら、戦闘にはなっていないらしく、
両者向かい合ったままの状態である。
そこで、ジュガンに向けてビームライフルを構えつつ
両者に通信を入れる。
まずはジュガンの方へ
「こちらはシュヴァイザー=シュタイナーだ。
まぁ。シュウジ=アサギの仲間みたいなものだ。
一応、変な真似されちゃこまるからな。
構えさせては貰う。
もちろん下手な真似しなけりゃ撃ちやしねぇから
安心しな。」
そしてシュウジ=アサギの方へも
「シュウジ=アサギ。
状況はどうだ。
あんまり無理すんじゃねぇぞ。」
それだけ伝えて、何時でも動けるように計器とモニターに
目を光らせる
【行動:移動T-18へ(1) ジュガンへ照準合わせ(1) ジュガンへ通信(1) シュウジ=アサギへ通信(1)】
【位置:S17】【残り行動値:0】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g8本 壊れた懐中時計 買い物袋五枚
カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本 水2g8本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:全ての状況把握 シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ? 15リナルド=グレイス】
移動R-10→N-10の暗礁地帯へ
「デブリ帯か・・・、岩塊ばかりだから気を付けて進まないと。それにしても大分進んだな。
コロニーも近いことだし、そろそろ心の準備をしておかなきゃ・・・。
うーん、ここじゃカメラの効きが悪そうだなぁ、ここを抜けたら索敵してみよう。」
【行動:探索(−1)移動R−10→N−10(−3)】
【位置:N−10】【残り行動値:0p】
【機体状況:通常】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン ザクマシンガン改(予備弾装1)
ザクバズーカ(残弾3) ハイパーバズーガ(残弾1) クラブ×2】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×4 水2リットル入り×3 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:他の参加者に会う】
【同盟:無】
行動の欄の訂正です。探索を消し、移動の行動値を改訂します。
【行動:移動R−10→N−10(−4)】
『エリザは、もういません。
この血を見て気づきませんでしたか?
エリザは………僕がこのゲームに参加する時、一緒に居て……
殺されたんですよ、僕の目の前でね。』
手で口を抑えたい衝動に駆られた。
何て事を言ったのだろう。
無思慮に過ぎた。
冷静を装っていても、この精神的重圧が口を縺れさせている。
「……ごめん、なさい。
悪い事言っちゃったわね……」
そう言うのが精一杯だった。
どうしようもないぐらい、心が沈んだ。
「武器庫、行きましょうか……」
後悔という沼の底に沈んだまま、答えも待たずに歩き出した。
「……私の、家族は……
いいえ、何でもないわ……」
そして言いかけた言葉をそのまま、私の奥底へ沈めなおしておいた……。
【行動:リオンと会話(−0)、武器庫へ移動(−1)】
【残り行動値:3P】
【位置:E−05】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド発生装置(非装備・破損)】
【所持品:寝袋、レーション・レトルト沢山、毛布、工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、
頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、
アッパー系の麻薬(3日分)、携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式、その他】
【行動方針:生き残れ、基地内案内】
【同盟:No.09-リオン】
>>67 デッキに入り様子を見ていると、アレンがコロニー内に入っていくのが見えた。
どうやらトリは置いていくらしい。
(ノーマルスーツが無いだろうから、当然だな。
……にしても、何て無防備な)
彼のため息は当然であった。
この『プログラム』で、信頼を得ていない相手に自分の機体を任せるなど、
自殺行為に等しいからである。
いくらリナルドが好意的な人間だと自覚していても、
さすがにこれだけは失笑を禁じえなかった。
これでは、機体に何かを仕掛けても、アレンは全く気付かないだろう。
もっとも、そうするのを避けるところがリナルドの良い、そして甘いところなのだが。
まずは、港口側のハッチを閉める。
これでバイザーを開けても大丈夫。
続けて、アビゴルでガンダム4号機のコンテナを開き、中のビームキャノンを
自前のコンパネを接続して観察する。 マニュアルのようなものが漂っているが、目もくれない。
すぐに、配線のデータ等がディスプレイに表示される。
「ふむ、やはりジェネレーター直結型か。
ま、4号機のスペックじゃ数発撃ったらジェネレータが悲鳴を上げるだろうな」
ここで彼は閃いた。
どうせ悲鳴を上げるなら、もっと盛大に上げてもらおう。
まずはアビゴルでキャノンを支えると、ガンダムの右脇にハードポイントを作り、そのまま搭載した。
そして、配線を少々いじって、エンジンへメイン回線を、ジェネレーターにサブ回線を接続する。
表面上はエネルギーの問題が解決されたように見えるが、実際はそうではない。
それぞれの回線の最大容量と強度が、通常の半分にも満たないのである。
キャノンの出力を上げれば最大弾数が著しく減るうえに、自機のエネルギーを大量に消耗する。
かといって、出力を下げて連射しても、エンジンやジェネレーターがすぐオーバーヒートするだろう。
そもそも、通常の使用においても、すぐに回線そのものが耐えられなくなる。
出力を下げ、回線のご機嫌をとりながら撃つしかなくなる、というわけだ。
「分不相応にも俺を殺す、などと言った。
そして、悪役と言った……。
(さらに、ヨーコに迫る悪意の塊め)
いつかは、その報いを受けるだろうな……、
このビームキャノンで」
リナルドは、アレンがコロニーの中に入るまでに彼の操縦を観察したが、
その様子を見て「明らかに自分のほうが技量も含めて上」と判断した上でのつぶやきだった。
()の中は深層心理であったため、彼がそうつぶやくことはなかったが。
<続く>
ガンダムにビームキャノンを取り付けたリナルドは、続いてアビゴルの改造にかかった。
改造といっても、右腕にグフシールド(+ヒートサーベル)を固定し、さらに
シールドをマニピュレーターの方向に射出できるようにするだけである。
幸い、ガンダムから削った部分(
>>75参照)があるため、
それを漂っていたトーチや工具をうまく使って加工し、
アビゴルの右肩アーマーの先に取り付ける。
そこにシールドをマウントし、配線を加えれば作業終了である。
つつがなく作業を終えたリナルドは
アビゴルに乗ると教会に向かった。
そのころコロニー外では、四機のMSが対峙していた。
【行動:T-17港口のハッチ閉鎖(-1)、ビームキャノン取り付け(-1)、シールドマウント(-1)、T-17→S-17コロニー内部(-1)】
【位置:S-17教会】
【残り行動値:0pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx2、
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
※ガンダム4号機は、バスターガンダムの左側のキャノンが無いものと同じ状態です。
使用法もそれに準拠して下さい。
F91のV.S.B.R.と似たようなイメージ、と言った方が解りやすいかもしれません。
ガツン!
『奴』に軽く体当たりをくらい、機体に軽い衝撃が走った。
直ぐさま俺はよろけかけた機体のバランスを取って、再び『奴』と対峙する。
「おいおい、冗談だろう…」
俺は、戦闘中にあってはならない事だが、一瞬呆然となった。
『奴』の攻撃の見極め、回避のタイミングと攻撃のタイミング。
そして攻撃箇所。
どれをとっても、俺としては完璧に近かった。
実際俺の脳裏には、『奴』の右肘を叩き壊す映像が映っていたが…。
その完璧な筈の攻撃は見事なまでに躱された。
(…いや、躱されたと言うよりは、防がれた、か)
地面に焼け落ちたロッドの一部を見て思う。
『奴』はどこかに持っていたロッドで、俺の
ヒートサーベルの一撃を防いだのだ。
一言で言うと簡単だが、『奴』は攻撃を躱されてバランスを崩した状態で
しかも、俺の攻撃の軌道を読んでロッドを合わせてきた。
さっきの方向転換での機体の操作もそうだが、今の一瞬での閃きと、
それを実践できる技量。
…この相手は、間違いなく強敵だ。
それでも、今の攻撃で『奴』にロッドを出させたのは良かった。
あれでいきなり脚を引っ掛けられたりしたら、俺の不利は決定的だったろう。
だが、ロッドを斬ったからと言って、『奴』自身が下手になるわけでもない。
(こいつは、どんな状況であろうと油断はできないな…)
俺は改めて『奴』を見据えた。
『奴』も改めてビームアックスを構え直している。
と、そのビームアックスに変化が起きた。
今までアックスだったものが、サーベルへと変わったのだ。
「ほお、便利な物もあるもんだ」
俺は何となく感心してしまったが、その間にも状況はまた変化している。
一撃必殺だが、攻撃が単調になりがちなアックスから、威力はそこそこだが様々
に対応し易いサーベルへ武器を替えたという事は、戦い方を変えるという事だ。
それを裏付けるかのように、『奴』の動きはこれまでのスピードに任せた
一直線なものから、ジリジリと歩み寄ってくる慎重なものになっている。
(こちらの仕掛けを待っているのか…それとも、また仕掛けてくるか…)
心地よい緊張感と高揚感の中、俺は『奴』に向けて構えを取った。
【行動:機体の体勢を立て直す(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:J-8】
【機体状況:結構調子が良い】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ヒートサーベル】
【所持品:ディパック、水2g入り2本(残り1,4)、シャベル(小)、
蕎麦団子3個、蕎麦の種子、拳銃(残弾8発)、マジック】
【行動方針:アシッド=ミニングリーを迎え撃つ】
【同盟:なし】
アレンはコロニーに入ってまず、遠くのほうまで見渡してみた。
目を細めて見ると教会が見える、が、アレンは信仰心などというものを
持っていないので特に行こうともこの時は思わなかった。
コロニー内をのほほんと歩いているとエレカを見つける。
迷うこと無くそれに乗り込むと、アレンはエレカを走らせる
スーパー、コンビニ、食料品店が目に飛び込んでくるがそちらには見向きもしない。
彼が探しているのは、レストランである。
ようやく見つけたレストランだったが、その様子も前に見たレストランと同じだった。
暗く人気が無い店内。
溜息を吐くとアレンは仕方なく隣のコンビニに入った。
幸いそちらには長期保存が利く食料があったため、それをディパックに詰める。
ついでに暇潰しの為に週刊誌を手にするが……
「ど、どういうこっちゃこれは!?」
両手に持った週刊誌の日付を見る。
両方共、アレンの来た世界よりはるか未来の年号、日付になっていた。
「こ、こんな情報なんて俺様ぁ知らないぞ……
やっぱ殺し合いなんてドッキリだったのか?これもその小道具?
う、うーん……」
悩み悶絶するが結論は出ない。
何と言ってもアレンは馬鹿である。
結論が出ないまま時間は過ぎ去った。
「まぁ、それはそれで、よしとしよう!」
何がいいのかはわからないが、それでよしとするアレン。
「それよりもぉ、次はヒロインだな。」
エレカに乗り込んだアレンは週刊誌に載ってある
グラビア写真を眺めながらつぶやいた。
写真の中の彼女は水着姿で胸の谷間を強調したポーズでアレンを見つめる。
顔が緩んで股間が突っ張った。
「で、ヒロインは何処にいるのさー。」
スナック菓子を頬張りながら途方に暮れるアレンの上を、
例の『悪役MS』が通り過ぎた。
「おっ、あの野郎についていけば人がいるかも……
んでもってヒロインが見つかるかもかも。
しっかも教会ってのがいいよなぁ、出会いは教会、中々ねーよこんなの。」
スナック菓子の粉で汚れた指を舐め取るとエレカのエンジンを入れる。
エレカを発進させると、アビゴルの行く先。
教会へと向かう。
【行動:エレカ運転(-1p) コロニー内探索(-1p) 教会まで移動(-1p)】
【残り行動値:1p】
【位置:T-17 コロニー内部教会前】
【機体状況:問題無し】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、前腕部ビームガン×2
固定式ビームキャノン コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:ヒロインを探す 好戦的(コロニー組は殺さないお約束)】
【同盟:なし】
>>79 >顔が緩んで〜
以下を修正します。
スナック菓子を頬張りながら途方に暮れるアレンの遠く、例の『悪役MS』が通り過ぎた。
MSは例の教会前で止まる。
「あの教会が集合場所なのかね。
まぁ、どっちにしろ人と接触して女の子がいる場所を聞かなきゃな。」
スナック菓子の粉で汚れた指を舐め取るとエレカのエンジンを入れる。
エレカを発進させると教会へと向かう。
【行動:エレカ運転(-1p) コロニー内探索(-1p) コロニー内移動(T-17→S-17)(-1p)】
【残り行動値:1p】
【位置:T-17→S-17 コロニー内部教会前】
【機体状況:問題無し】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、前腕部ビームガン×2
固定式ビームキャノン コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:ヒロインを探す 好戦的(コロニー組は殺さないお約束)】
【同盟:なし】
格納庫へ駆けて行くフィニー。
しかしその姿は、誰が見ても、どこかぎこちなく見えただろう。
フィニーが左足を踏み出すたびに、左足がカチャン、カチャンと機械的な音を、誰も
いない通路に響かせている。
半年前、ティターンズとのゼダンの門の戦いで、フィニーは一人前に出過ぎたため
に、ティターンズの反撃を受け、左足を失う事になった。
もちろん死を覚悟してネオジオンに入隊したフィニーが、その事を後悔する事は
なかったが、彼女が入院している間に、ネオジオンはティターンズを打ち破り(そう
彼女は信じている)、今また、エゥーゴとの戦いに入っていた。
ハマーン・カーンを敬愛するフィニーにとって、そんな時期に怪我で入院しているの
は何よりも耐え難い事だったのだ。
半年後、リハビリを終えて退院したフィニーがまずした事は、MSの訓練だった。
早くこの義足での操縦に慣れて、軍に復帰して、ネオジオンの、そしてハマーン・
カーンのために戦いたかった。
…フィニーが拉致されたのは、そんな矢先の事である。
「もうさらわれてから、一週間くらいになるのかな?」
格納庫に着いてフィニーは、自分がここに来てからの日数を数えてみた。
「私がここでこんな事をしてる間にも、我が軍は…」
その先は言葉にならなかった。
フィニーはネオジオンが勝つと信じて疑わないが、自分がその中にいないという現実が、彼女の気持ちを暗くさせるのだった。
「ああもう!何を余計な事を考えてるの、私は!今はここで生き残って、一刻も早く
軍に復帰する事が第一よ?」
言って自分の頬を張り、ハンブラビに乗り込む。
「ハンブラビね…。今の私にどこまでやれるか分からないけど…せっかく支給された
高性能MSだもの。やるだけよ」
格納庫のハッチが開いていく。
そこから見える、どこまでも広がる、真っ暗な星の海。
「フィニー=ディクセン、出ます」
ムサイから発進したハンブラビは、MA形態に変型すると、コロニーに向かって飛んでいった。
【行動:発艦(−1)変型(−1)L-8へ移動(−2)】
【残り行動値:0p】
【位置:L-11→L-10→L-9→L-8】
【機体状況:MA形態:良好】
【武装:背部ビームガン×2、ビームサーベル×2、腕部クロー×2、
テールランス】
【所持品:ディパック、コッペパン2個、水2g入り2本、飴玉15個、油差し】
【行動方針:コロニーに行ってみよう!】
【同盟:なし】
大きな隕石を越えると、再び開けた空間に出た。
MAPを開き、M-10へ出たのを確認した。
「ううーん、無事にくぐり抜けたな・・・。さて、カメラガンで索敵っと。」
背を伸ばし、デブリ帯での緊張を解くと、カメラガンで周りの様子を詳しく映し出した。
「・・・光の・・・筋?」
スクリーンに映し出されたのは青い一筋の光の筋。それは紛れも無い、推進剤の噴射光であった。
「間違いない、他の参加者だ・・・。しかし、凄いスピードだなぁ、MAかな?
コロニーへ向かっているのか。よし、僕も行ってみるか!」
気楽な声を出すが、本心はかなり不安である。接触して何が起きるか分かったもんじゃない。
だが、ここでこうしていても何も始まらないのは明らかである。
ケンプファーはコロニーへと進路を向けた。
K-9へ移動(行動値−4)
【行動:索敵(−0)移動N−10→K−10→K-9(−4)】
【位置:K−9】【残り行動値:0p】
【機体状況:通常】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン ザクマシンガン改(予備弾装1)
ザクバズーカ(残弾3) ハイパーバズーガ(残弾1) クラブ×2】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×4 水2リットル入り×3 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:他の参加者に会う】
【同盟:無】
フィニーの目の前に、とてつもなく巨大な筒状の物体が浮いている。
コロニーだ。
人類がこのコロニーを作らなかったら、宇宙世紀が始まる事はなかった。
そして、フィニーの故郷ジオン公国も、歴史に現れる事はなかっただろう。
その意味で、コロニーはスペースノイドと呼ばれる人間達にとっての、母のような
存在であり、それはフィニーにとっても同じ事だった。
コロニーを見るフィニーの目は、心なしかコロニーに話しかけているように見える。
『それにしても…』
フィニーは思う。
『このハンブラビ、すごいわね。同じ可変MSでも、我が軍のガザとは比べものに
ならないくらい…。ティターンズが、こんな物を作っていたなんて悔しいけど、
今はこのMSに乗れる事に感謝しなくちゃ。多少格好悪くてもね(笑)』
フィニーは港の入口で、ハンブラビをMS形態に戻して、中に入っていった。
港の中には、どこにも人の姿が見えない。
コロニーから何らかの通信があると思っていたフィニーには、それは意外を通り
越して、無気味にすら感じられる。
「すいませーん。誰かいませんかー?…すいませーん」
マイクで呼び掛けて見ても、誰も姿を見せてはこない。
フィニーには、そこは静寂のみが支配した世界に感じられた。
「一体、何なのよ、これは…。もしかしてここ、無人のコロニーなの?」
これだけの立派なコロニーが無人というのは少し信じ難かったが、このプログラム
の中では何が起こっても、不思議はないのだろうか。
『もしかしたら殺人狂の参加者がいて、コロニーの人達を殺したのかもしれない。
万が一そんな事をしたら……絶対に許さない』
スペースノイドのフィニーにとって、その行為はティターンズと同じ、いやそれ以上
に許せない事かもしれない。
ティターンズのように組織なら、上から強制されて仕方なく従う者もいるかもしれないが、個人の思惑だけでそんな事をする人間を、許せる道理がなかった。
「とにかく、これは用心して行かないと駄目ね」
ハンブラビは誰もいない港を通過して、中へと入っていった。
【行動:変型(−1)マイクで呼び掛け(−1)K-8に移動(−1)】
【残り行動値:1p】
【位置:L-8→K-8】
【機体状況:MS形態:良好】
【武装:背部ビームガン×2、ビームサーベル×2、腕部クロー×2、
テールランス】
【所持品:ディパック、コッペパン2個、水2g入り2本、飴玉15個、油差し】
【行動方針:用心してコロニーに入る】
【同盟:なし】
84 :
レニウム=アートナー ◆nXLmNxXkUk :03/12/20 14:37 ID:H0rbIABM
『私達は殺し合いをする
私達は殺し合いをする
私達は殺し合いをする』
―学校の教室によく似た部屋の中、その男は黙って文字を綴った。
男は自分が殺し合いに参加させられる事に怒りや悲しみは感じておらず、
むしろもう一度自分を戦いの場に駆り出してくれる―自分に『生』を与えてくれた、と感謝さえしていた。
目の前の兵士にニヤリと笑いかけた後、男は紙の隅にこう付け足した。
『私は早く殺し合いがしたい』・・・と。
薄暗い闇の中、レニウムは目を覚ました。
(・・・?ここは・・・コックピットか?)
身を起こし、自分がいつの間にかノーマルスーツに着替えている事にも気づく。
(どうも息苦しいと思ったら・・・着替えまでやってくれるとは御丁寧な・・・)
辺りを探り、シートの下から見つけたマニュアルを開く。
(ジ・O?・・・この機体があのジ・Oだというのか?)
ジ・O―パプティマス・シロッコ大尉が開発した最後のMS。
その鈍重な外見とは裏腹に高い機動性・運動性を有する。
もっとも、最後にはエゥーゴ・アクシズとの三つ巴の戦いの中で開発者もろとも撃墜されているとの話だが。
「縁起が良いんだか悪いんだかわかりゃしねぇな・・・」
ろくに手入れもしていないボサボサの髪を掻き揚げながらつぶやく。
「でも、まっ・・・戦うには十分な機体だって事は間違いねぇ・・・よろしく頼むぜ、相棒。」
モニターを叩きながら“相棒”に挨拶をした後、マニュアルに目を通しながらゆっくりとジ・Oを動かす。
如何に強力な機体とは言え、ろくに扱えないのでは鉄くずも同然。
そう考え、まずは機体に慣れることから始めた。
【行動:マニュアル熟読(-1)、操縦練習(-1)】
【残り行動値:2】
【位置:H-18】
【機体状況:異常無し】
【武装:隠し腕×2、ビームソード×4】
【所持品:ディパック、首輪、コッペパン×2、水2g入り×2、ハロ(Ζ版)(まだ起動はしていない)】
【行動方針:機体に慣れる】
【同盟:無し】
「紙とペンか?よっと…。」
紙とペンを投げてくる。
相手から目を外さずに警戒をしながらそれを取る。
こうゆう瞬間は取ることに集中するので撃たれる確率が高い
―――といつか見たドラマで言ってた。
「…それに書いてあることは私の推測が当たっているのならば事実だ。
もし、私があんたを騙す気でいたとするのなら、あんたがコックピットから出た瞬間を狙えばいい。
だから…。」
そこまで聞いた時にノーマルスーツにジジジ……と音が入る。
――どうやら通信が入ったみたいだ。
「すまないシュウジさんやっぱ心配で来ちまった。
俺はベルク=クロフォード。シュウジ=アサギの護衛に来た。
こちらに戦闘の意志は無い。気にせず交渉を続けてくれ。」
「……オイオイ、気にするなって……無理だろォ…」
小声だが本音が口から出てしまう。
たぶん相手にも聞こえてしまっただろう。
気を取り直してペンを持つ。
「こちらはシュヴァイザー=シュタイナーだ。
まぁ。シュウジ=アサギの仲間みたいなものだ。
一応、変な真似されちゃこまるからな。
構えさせては貰う。
もちろん下手な真似しなけりゃ撃ちやしねぇから
安心しな。」
――冷汗が額から流れる。
3対1か?
何だ?話し合いじゃねェのかよ、オイ…。
「……三人も来たらコロニーの中に入ろうが変わんねェだろ……何のためにここで話してるんだよ……」
また本音が口から出る。
今度は確実に相手に聞こえただろう。
――こんな状況では信用できるものもできない。
相手はわかってるのだろうか?
これは既に威圧される形になってる、こんな状況で話し合いなんか度台無理な話だ。
そんなことを思いながらペンを急いで走らせる。
急いで書いた紙を見直す。
――間違いはない。
恐怖で字がちょっと震えているのが気になる程度だ。
「ほら」
ペンと紙をシュウジ=アサギに投げる。
俺が書いた紙の内容は―――
『首輪についてと機体の爆破装置の存在については特に言いたい事はない。だが脱出案については意見がある。
3.このフィールド自体からの脱出
が一番簡単な方法だと俺も思うが肝心のフィールド外についてはどうなんだ?
というのは少なくともこれだけのMSや違う時間軸にいる人間を連れてくる装置――
これは並大抵の物じゃないと思う。
時間軸が崩れる可能性も考えると少なくとも国家レベル以上の代物だと思う。
――だが、それがこんな殺し合いに使われている。
それが許される時代……どんな世の中になってるかわかったものじゃない。
もしかすると、いなくなっても差し支えない奴を連れて来て殺し合いをさせて誰が生き残るか賭けをしているかもしれない。
それか新人類、確かニュータイプという名前だったか?それを人工的に増やす計画かもしれない。
いろいろと可能性があるし、あくまで推測だ。
だがそこから考えると、この時代自体からの脱出を考えた方がいいと思う…
結論を言うと協力はする。
だけど俺はただの一般人、爆弾の解除方法やコンピュータ関係、戦闘と全部が役に立ちそうにない。
それにあまり纏まって行動すると目立つので別行動を取らせてもらい、必要な時は全体通信であらかじめ決めた集合場所に呼ぶ(例えばここ)
というのはどうだろうか?』
というものだ。
タイムスリップ、脱出計画を全部信じたわけではない。
だがこれだけ信用している人がいる。信憑性が高い。
【行動:シュウジ=アサギへ通信中(-0p)意見を紙に書く(-0p)】
【位置:T-18】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:正常】
【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と19本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:???】【同盟:なし】
>>86 聞こえてきたジェイスの独り言を受けて、追ってきた二人に通信を送る。
「…どうやら彼は信頼に値する人物のようだ。
只でさえこんな状況だし、無駄な恐怖心を与えて混乱させたくもない。
一度コロニーに戻っておいてくれ。ゼファーもいることだしな。
わざわざ外まで連れ出してすまなかった。
…どうしてもいたいというのなら銃を降ろしてくれ。彼には戦闘の意欲はない。
…ん?」
二人に通信をしていると、ジェイスの声がして、同時に紙が飛んでくる。
それをキャッチすると、中身を見た。
>>87 「…なるほど…な。」
一通り目を通すと投げられたペンと紙を使い、
ジェイスが書いたちょっと震えた字の下にさらに自分の意見を書き始めた。
[フィールド外の時代についてだが、ティーチャーの時代である可能性が100%と言うわけでもない。
コロニー内の設備については我々でも十分扱える者であり、タイムスリップまで可能にした人類が使っている物にしては原始的すぎる。
小惑星やコロニー等を丸ごとティーチャー達の時代に持ってきた。と言うのも考えられるが、
それを差し引いても、もし、参加者が脱出してしまった場合、プログラムの枠組みが破壊されてしまう可能性や、
このプログラムを管理する物達…ティーチャー達よりももっと上の物達、たとえばもし、これが国家レベル以上の物だとしたら、
政府高官達自体に危害が及ぶ可能性があり、そんな政府高官達にとっては自らのみの保身しか考えていないだろうから、自分たちがいる時代ではやりたがらないと思う。
だが、もしも我々がいたさまざまな時代の高官や富豪達が水面下でこのプログラムの運営を行っていたとすれば…。
やはり奴らのタイムスリップ能力を持った艦を奪う必要があると思う。
それと別行動についてだが、半分賛成であり、半分反対だ。
人数が多いと目立つが、もし戦闘意欲のある者と出会ったとき、そう簡単には攻撃してこないと思う。
もし、それから逃げ切る自信があるというのならば、止めはしないが…。]
「ジェイス。投げるぞ。」
意見を書き終えると、それをジェイスの方へペンとともに投げた。
(そう…奪わなければならない…。時代を変えるために…。)
【行動:ジェイスと通信中(−0)ベルク、シュヴァイザーへ通信(−2)意見を書き、投げる(−0)】
【残り行動値:2p】
【位置:T−18】
【機体状況:特記すべき事なし】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
ZPSメインユニット 工具セット 拳銃】
【行動方針:計画について話しあい】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド 06番ジェイス?
中立:16番アレン?】
ケンプファーはコロニー外壁を這うように移動していた。(K-9→K-8→J-8)
どうやら外から内部の様子をうかがう寸法のようだ。
「・・・あ、あれは!?」
目線の先にはMSが二体、カメラで確認する。どうやら戦闘の真っ最中のようだ。
(やばっ、よりによって戦闘中かよ!!・・・さわらぬ神に祟りなしだな。)
ミラーから離れると、別の場所を目指すことにした。
とりあえず、南下することにした。(J-8→J-10)
「ふう、戦闘なんてまっぴらご免だ。自分の身を守るのならともかく・・・、
自分から突っ込むようなバカじゃないからな、俺は。」
一人うなずいて納得すると、再び沈黙がコクピットを支配した。
【行動:移動(−4)】
【位置:J−10】【残り行動値:0p】
【機体状況:通常】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン ザクマシンガン改(予備弾装1)
ザクバズーカ(残弾3) ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×2】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×4 水2リットル入り×3 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:他の参加者に会う】
【同盟:無】
91 :
アシッド=ミニングリー ◆z9bHz0KqT6 :03/12/20 23:01 ID:fHv6/7RF
>>78 ──激しい攻防。
──上段。中段。下段。突。
──鍔迫り合い。回避。睨み合い。
間合いを詰め、攻め方を変え、幾許の時間、…彼らは戦いあった。
巨体同士の轟音がコロニー内に響き続け、ぶつかり合う振動が空気を震わす。
攻め方を変え始め、理解し始めた。…互いの実力は伯仲している。
MSの差であるとか、経験の差であるとか、その要因を問う必要はあるのかもしれないが、
目の前にある事態に対してそんなことは忘れさるしか無い。
この状況に彼の心境に少しづつ苛つきが募ってくる。
戦闘が長引くことは非常に結構なことだ。だからこそ今まで相手とここまで対峙してきた。
だが、同じようなことをダラダラと続けることにまでは悠長な心構えは持ち合わせていない。
ようは先程から寸分変わらぬやり合いに、嫌気が差してきたのだ。
小技の応酬にはもう付き合ってられない。相手の遺憾に拘わらずこれを最後にする。
最初から勝敗を決めるつもりなど毛頭無いのだ。目的は"戦闘"その物なのだから。
舌打ちを一つすると、機体を一旦引かせサーベルを新たに構えなおす。
また最初に逆戻りだ。一撃の元に相手を捻じ伏せるやり方。
相手としては見飽きた物だろうが、これが戦闘の見極め具合にはちょうどいい。
三度背面バーニアに強烈な圧力が掛かり、青白い炎が広がっていくと、
緑色の巨体はまたも勢いのままに相手に向かい突進していく。
先程とちがうのは、武器の形と彼からこの戦いに関する興味が消えうせていることだ。
【行動:小競り合いのような物+この戦闘に関する最後の攻撃 (-2P)】
【位置:J-08】【残り行動値:2P】
【機体状況:外装への小ダメージ】
【武装:ビームソードアックス】
【所持品:自動小銃2丁 小銃3丁 それらの弾薬】
【行動方針:戦闘行為を味わう】【同盟:無し】
「…どうやら彼は信頼に値する人物のようだ。
只でさえこんな状況だし、無駄な恐怖心を与えて混乱させたくもない。
一度コロニーに戻っておいてくれ。ゼファーもいることだしな。
わざわざ外まで連れ出してすまなかった。
…どうしてもいたいというのなら銃を降ろしてくれ。彼には戦闘の意欲はない。
…ん?」
「ああ。分かったよ。
んじゃ、俺は帰らせてもらうさ。
じゃあな。」
それだけ、伝えて機体を翻させてコロニーへ戻って行く。
ベクルよりも先に。
奴が仮に残れば問題はないだろうからな。
【行動:移動S-17へ(2) シュウジ=アサギへの通信(1)】
【位置:S17】【残り行動値:1】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 買い物袋五枚
カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本 水2g8本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:全ての状況把握 シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ? 15リナルド=グレイス】
PL発言
こちらの持物はディパックとコッペパン 水2g二本それと壊れた懐中時計以外
教会のカートに入ったままです。
「…なるほど…な。」
俺の意見を書いた紙を読んだのだろう。
そして彼は返事を書きはじめる――彼を信頼していいのだろうか?
今、俺は何を信じていいのかわからない状態だ。
殺し合いをしろと強要されて、今度はタイムスリップ、そして極限状態からの脱出計画。
自分の考えがいろいろと変わることからも考えると酷く不安定だ。
――焦るな。
「ジェイス。投げるぞ。」
どうやら書き終わったらしい。
再び紙がこっちに投げられる。
「………」
それもそうだなと思う。
いろいろと可能性がある。
だが全てがまだ推測に過ぎない。
[逃げ切る自身はない。
だが自分でいうのもなんだが俺は不安定だ。
この状況じゃ仕方がないが人が全然信じられない、そんな奴が集団行動をしたらストレスを貯めるだけだろう?
脱出計画について一人でゆっくりと考えてもみたい……というわけだ。
何か会った時には呼び出してくれ]
そう書いて投げる。
投げた後にすぐに振り返り、泳ぐように宇宙空間からコクピットに戻る。
こちらから話すことはもうないだろう……いや、まだあるな。
「T-22とU-23に簡単なワイヤートラップを仕掛けた。
見つけやすいと思うが破壊力は結構大きい、気をつけろ」
そういい終わるとジェガンのコクピットを閉めた。
そのまま移動を始める。
勝手で一方通行な話だがこの場から一刻も早く逃げたかった。
【行動:シュウジ=アサギへ通信中(-0p)意見を紙に書く(-0p)移動(-4p)】
【位置:T-18→S-18→R-18→Q-18→P-18】【残り行動値:残り0p】
【機体状況:正常】
【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と19本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:???】【同盟:なし】
『……三人も来たらコロニーの中に入ろうが変わんねェだろ……何のためにここで話してるんだよ……』
ジェイス=カーライルから不満の声が聞こえる。
それもそうだろう、いくら一人が非武装で危険だからって
武装した二人が来たら納得いかないのは当然である。
シュウジから通信が来る。
『…どうやら彼は信頼に値する人物のようだ。
只でさえこんな状況だし、無駄な恐怖心を与えて混乱させたくもない。
一度コロニーに戻っておいてくれ。ゼファーもいることだしな。
わざわざ外まで連れ出してすまなかった。
…どうしてもいたいというのなら銃を降ろしてくれ。彼には戦闘の意欲はない。
…ん?』
そう言うとジェイス=カーライルから返ってきた紙を受け取った。
「了解・・・・」
「わるかったな邪魔しちまったみたいでシュウジがそう言うなら
一足先にコロニーに戻るよ。」
そう言い残しコロニーへ返ろうとすると
シュヴァイザーが先に返ってしまったので戻るのを止める。
「あ、先に行きやがった。」
(・・・・・・)
―――――――思考中――――――――
「先の取り消し。銃降ろすから引き続き護衛おさせてもらう。」
そう言うとビームライフルを降ろした。
【行動:シュウジ=アサギとジェイス=カーライル に通信中(-1)
ビームライフルを降ろす(-1)】
【残り行動値:2】
【位置:T-18】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g四本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:護衛】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド・グレイス?】
練習を始めてからどのくらい経ったであろうか。
この機体(ジ・O)はかなり癖が強く、完全に乗りこなすにはまだ少し時間が必要なようだ。
とは言え元ティターンズ軍人だった事が幸いし、何とか戦闘をこなせるぐらいにまでは上達した。
(まぁ、今はこのぐらいでいいだろう。戦えれば問題は無いな。)
目を瞑り、二、三度深呼吸をする。
(・・・さて、次に取り掛かるか。)
不意に目を開き、コンソールを操作してモニターに地図を映し出す。
(現在位置がココ・・・期待できるのは基地か戦場跡のどちらかか。)
地図を指でなぞりつつ思考を巡らす。
(より良い物資が望めるのは基地だが・・・既に別の参加者が侵入している可能性がある。
それに周りにはほとんど障害物が無い。撃ち合いになればこちらが不利になるのは明確・・・
となると、やはりこちらか。)
指を滑らせ、後方の戦場跡で止める。
彼のモットーは『戦いは万全の体制で、相手の不意を衝く』こと。
軍属時代、同僚に卑怯者呼ばわりされながらも決して変える事の無かったスタイル。
この慎重なスタイルのお陰で彼は戦争を生き延び、『撃墜王(エース)』の名をも得る事ができたのだ。
小惑星基地を横目で見据えた後、機体を戦場跡へと向かわせる。
【行動:移動(-2)】
【残り行動値:0】
【位置:H-18→I-18→J-18】
【機体状況:異常無し】
【武装:隠し腕×2、ビームソード×4】
【所持品:ディパック、首輪、コッペパン×2、水2g入り×2、ハロ(Ζ版)(まだ起動はしていない)】
【行動方針:武器の探索】
【同盟:無し】
まずベルクからの通信が来た。
『わるかったな邪魔しちまったみたいでシュウジがそう言うなら
一足先にコロニーに戻るよ。』
「あぁ…。」
そこにさらにシュヴァイザーからの通信が。
『ああ。分かったよ。
んじゃ、俺は帰らせてもらうさ。
じゃあな。』
「…。」
シュヴァイザーがコロニーへ帰っていく。そしてそこにさらに通信が。
『先の取り消し。銃降ろすから引き続き護衛おさせてもらう。』
「解った…。」
そう答えると同時に紙が飛んできた。
それを開いて読む。
>>93 「そうか…こちらも無理に止める気はない…。」
気が付くとジェイスはコックピットへ戻っていた。
そして、何か思い出したかのように、
『T-22とU-23に簡単なワイヤートラップを仕掛けた。
見つけやすいと思うが破壊力は結構大きい、気をつけろ』
と言うとコックピットハッチを閉め、いずこかへ行ってしまった。
「さて、戻るか…」
コックピットに戻ると、まだ残っていたベルクに通信を送る。
「ベルク…戻るぞ…。」
そう言うと機体を発進させた。
【行動:通信継続(−0) S−17へ移動(−1)】
【残り行動値:1p】
【位置:S−17】
【機体状況:特記すべき事なし】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
ZPSメインユニット 工具セット 拳銃】
【行動方針:計画について話しあい】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド 06番ジェイス?
中立:16番アレン?】
部下からの報告を受け、仮眠を取っていた彼女は慌てて自室を飛び出した。
ネグリジェの上にいつもの白衣だけを羽織った姿。
髪には寝癖がついたままだが、例のドクロだけは忘れていない。
「……17番が禁止区域に入ったという報告は、本当!?」
「ええ、ティーチャー。L-09エリアへの侵入を感知しました」
走り回る部下に代わり、敬礼して答えたのはこの『部署』の責任者。
その肩には、かなり高い地位にいることを示す階級章が輝いている。
「今、各種モニターで確認を取っているところですが……
ティーチャーの設計なさった新式首輪は、確かに作動したようです。
エリア監視システムから17番の爆破コードが自動入力されたのは確認しました。
おそらく、17番は『脱落』ということで間違いないかと」
「……そうですか。引き続き、確認作業を進めて下さい」
事務的に報告を続ける上級士官に、ティーチャーは哀しげな微笑を返す。
無意識のうちに、彼女は片手で自分の首元を撫でる。
その手に触れるのは……きっちりと嵌った、金属の首輪。
そんなティーチャーの様子に気づいた上級士官は、急にその表情を崩した。
「……大丈夫ですよ、ティーチャー。
あなたの首輪は一世代前のものです。扱っている暗号系統も違う。
心配しなくても、私が爆破コードを入力しない限り爆発しませんよ。
……ま、逆に言えば、私が解除コードを入れない限り、取れもしないんですがね」
上級士官は、ニヤニヤ笑いを隠そうともせずに『ティーチャー』に告げる。
とても上官への態度ではない。今までの形式的な敬語をもかなぐり捨ててしまっている。
それに対しティーチャーの方も、怒りを現すこともない。
「……分かっていますよ。
首輪の設計はしましたが、管理はみなさんを信頼してお任せしています。
解除コードや爆破のコードの管理、引き続きお願いしますよ。
当然、私の首輪についても……間違いはないと信じてますから……」
顔を伏せたまま言葉を吐き捨てると、ティーチャーは部屋を滑るように出て行く。
一滴の雫が無重力を舞い、手にした髑髏の上に落ちる。
「……キャット……わたし、早く自由になりたいよ……!!」
彼女の呟きは誰の耳にも届くことなく、虚空に消えていく………
【行動:移動(自室→管制室)(−1p)、会話(0p)】
【残り行動値:∞】【位置:W-22】
【行動方針:みなさんに殺し合いをしてもらう、???】
『定期放送のお時間です。
みなさんには、一つ悲しいお知らせがあります。
お友達の一人、出席番号17番フィニー・ディクセンさんが、先ほど脱落しました。
しかし彼女の脱落は、みなさんの努力の結果ではないのです。
禁止区域への立ち入りによって、首輪が「作動」しちゃったのです。
途中参加の人にも、すでに設定されている禁止区域はお教えしてあるはずですね。
先生たちは、できるだけみなさんに殺し合って欲しいのです。
くれぐれも、移動の時は注意して下さい。
脱落しちゃった人はもう仕方ないので、先生たちは新しい参加者を用意しました。
18番の生徒さんが、これからみなさんの仲間に入ります。
彼とも仲良く殺し合いするようにして下さい。
それでは、今度から立ち入り禁止区域になるエリアを発表します。
『D-07』 『F-12』 『J-06』 『O-02』
『O-20』 『P-23』 『T-10』 『Z-01』
これら一帯に近づく時は、十分に注意していきましょう。
……あ、そうそう。
17番さんの『支給武器』が、L-11の暗礁空域に残されています。
なかなか面白いモノなので、興味のある方は探しにいくことをお勧めします。
かなり大きいですから、すぐに見つかるでしょう。
では、また次の放送で♪』
【行動:定期放送(全体通信)(−2p)】
【残り行動値:∞】【位置:W-22】
【行動方針:みなさんに殺し合いをしてもらう】
第二章 >96 現在
A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■■■□□□□□■◎■■□■■□□□■■■■■□×
02■◎■□□□□□□□■■■■×□□□□□□■■■■※
03■□□□□□※□□□□■■□□□□□◎□□□■■■■
04□□□▼◎□□□□□■※■□□□□□□□◎□■※■■
05□□□□09▼□□□□■■■■□□□◎〓□□□□□□■
06■□□□□□□□□×□□□□□□□□□□□■□□◎□ □:開かれた空間
07※■■×□□□□□□□□□□■□□□□□□◎□□□□ ■:暗礁空域
08■※※■□□□□□10〓□□□□□■□□□※※□□□□ ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□◎□□□□□□□※□※□□■■ 〓:コロニー
10■■■■■□□□□05□□□□□□□□※×※※※□□■ ▼:小惑星基地
11■□■■■■◎□■□□★□■■□□□□※※※□□■◎
12◎■■■■×□□□□□■■■■■■□□□※□□■■■ ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□◎□□■■■□■□■■□□□□□■□■ ×:侵入禁止予告区域
14■■□■◎□□03□□□■※■□■◎□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□□□□□□□■■※■■
16■□■13□□□□□□◎□□□□□□□□◎※□□■■■
17□□■□□□□□□□□■■■□□□□01〓□□□□□■
18※□□□□□□□□18■■◎◎□06□□□07□□□□□□
19□□□□□□■□□□□■■■■□□□□□□□▼□□□
20□□□□□◎□□□□□□■□×□□□□□□▼▼□□□
21□□□〓〓□□□◎□※□※※□□□□□□▼▼▼◎□□
22■□◎□□□□□□※※※※□□□□□□▼▼▼◎▼□□
23■■□□□□□□□□※※※□■×□□□□▼▼▼□□□
24※■■□□□□□■◎□※※■■■□□□□□□□□□■
01・02・08・15・16は同一地点。
03・04は同一地点。09・11は同一地点。10・14は同一地点。
12・17死亡。
★の印(L-11)は無人のムサイ級戦艦。
01番 シュウジ・アサギ (32) 男性 ホビー・ハイザック
02番 シュヴァイザー・シュタイナー (44) 男性 ボリノーク・サマーン
03番 イブ・シュウリン (24) 女性 Vガンダム
04番 ユリ・ランブ (16) 女性 ゴトラタン
05番 ダグラス・ロックウード (17) 男性 ケンプファー
06番 ジェイス・カーライル (28) 男性 ジェガン
07番 ベルク・クロフォード (25) 男性 ペズ・バタラ
08番 ヨーコ・クロサキ (17) 女性 ガズR
09番 リオン・フライハイ (15) 男性 ジオング
10番 アシッド・ミニングリー (29) 男性 ギラ・ドーガ
11番 サーティア・クワン (19) 女性 ジム・ライトアーマー
死亡 サブナック・B・アンドラス (17?)男性 ビグロ
13番 ショーン・コネリー (52) 男性 ジャベリン
14番 レイモンド・デリック (31) 男性 ガンイージ
15番 リナルド・グレイス (22) 男性 アビゴル
16番 アレン・D・バディアム (20) 男性 ガンダム4号機
死亡 フィニー・ディクセン (18) 女性 ハンブラビ
18番 レニウム・アートナー (33) 男性 ジ・O
ティーチャーからの定時放送がはいる
「いままでこんなモンが流れていたのか。
知らなかったな。」
そのティーチャーの放送から気になる点だけを
拾い出す
「・・・・・・ 17番さんの『支給武器』が、L-11の暗礁空域に残されています。
なかなか面白いモノなので、興味のある方は探しにいくことをお勧めします」
「ふむふむ。面白いものか。
なるほど。行ってみるか」
とりあえず、近くまで戻ってきていた
シュウジ=アサギとベルク=クロフォードに通信を飛ばす
「先ほどの通信の面白いものとやらを取りに行ってくる。
一応、放送で流れるほどものだ。
他の参加者も自然に集まるだろうからな。
戦闘能力があって索敵能力もある、俺が一番妥当なところだろう。
それじゃ、行ってくる」
それだけを残して素早く飛び去って行く。
【行動: シュウジ=アサギへの通信(1) ベルク=クロフォードへの通信(1) 移動R-17へ(2)】
【位置:R17】【残り行動値:0】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 買い物袋五枚
カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本 水2g8本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:全ての状況把握 シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る 面白い物を取りに行く】】
>>96 「ああ・・・」
コロニーへ戻っていると定時放送が聞こえてきた。
>>96 (また一人・・・・)
実際に死んだところを見たわけでも無いのに
少し気分が悪くなった。
コロニーへ着くとアビゴルとエレカが教会へ向かった行くのが見えた。
エレカに乗って居るのが知らない顔だったのであちらの交渉はうまく行ったのだと思った。
教会へ着くとシュヴァイザーから通信が入った。
『先ほどの通信の面白いものとやらを取りに行ってくる。
一応、放送で流れるほどものだ。
他の参加者も自然に集まるだろうからな。
戦闘能力があって索敵能力もある、俺が一番妥当なところだろう。
それじゃ、行ってくる』
(忙しい人だな・・・・)
そして、MSから降り教会へ入った。
【行動:コロニーへ戻る T-18→T-17→S-17(-2)
シュヴァイザー=シュタイナーから通信(-0)】
【残り行動値:2】
【位置:S-17】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g四本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:???】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド・グレイス?】
教会の中で一人、私は待っていた。
この広い聖堂で一人でいるのはかなり心細かった。
「アレンさん・・・か。」
彼はご飯を食べに・・・ただそれだけのためにこのコロニーにやってきたという・・・。
ただそれだけのために私たちを襲いに来た・・・。
ただそれだけのために私たちを殺そうとした・・・。
――ただ・・・それだけのために。
宇宙世紀と言えども、まだまだ貧しいコロニー、貧しい人たちがたくさんいる。
旧世紀ほどではないにしても、そういう人たちは現にまだまだいるのだ。
・・・もしかしたら彼はそんな環境で育ったのかもしれない。
自分が生きるためには他人をも犠牲にしなければいけなかったかもしれない。
しかし、だからといって人を殺してもいいわけが無い。
「それじゃ・・・彼女達は何のために私を虐めたの!?
そんなことしてくても生きていけるくせに・・・。
世の中なんて・・・人間なんて、わけわかんない!!」
私は声を大にして叫んだ。
胸が詰まり、瞼を濡らす。
しかし、その私の中には、沸々と憎悪の念が生まれていた。
とりあえず瞼を濡らした液体を手でふき取っていたその時・・・・・。
[ガチャ]
聖堂のドアが開く。
「だ・・・誰!?」
【行動:危険思想(0)】
【位置:S-17:教会内大聖堂】【残り行動値:残り0p】
【機体状況:通信回線(アレン・リナルド)】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:MS操縦技術の習得 霊感を打ち明ける 何か忘れているような…】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
【一時停戦: No,16アレン】
※入ってきたのは今後、一番最初に続きとなる描写を書き込んだ人になります。
すいませんが
>>102の行動値修正です
【残り行動値:残り4p】
>>98 アビゴルのOSロック処理をしていた時、全体通信が入った。
『定期放送のお時間です。
みなさんには、一つ悲しいお知らせがあります。
お友達の一人、出席番号17番フィニー・ディクセンさんが、先ほど脱落しました。
しかし彼女の脱落は、みなさんの努力の結果ではないのです。
禁止区域への立ち入りによって、首輪が「作動」しちゃったのです。
(中略)
……あ、そうそう。
17番さんの『支給武器』が、L-11の暗礁空域に残されています。
なかなか面白いモノなので、興味のある方は探しにいくことをお勧めします。
かなり大きいですから、すぐに見つかるでしょう。
では、また次の放送で♪』
「そうか……。
一人、死んだか……」
まだ、話したことも、見たこともない。
出会うこともないまま死んでしまった参加者に、
彼は短い黙祷をささげた……。
その上で、少し考察する。
「なかなか面白い、そしてかなり大きい支給武器……。
まさか、戦艦とか支給されるはずないよな……。
メガ・バズーカランチャー、とかかな?」
そうつぶやいたところでコロニー外に目をやると、
一条の光が告げられたエリアの方向に向かっていった。
「誰か行ったのか?
なら、俺はいいか……」
<続く>
>>76、
>>101-102 ペズ・バタラ(とはいっても、リナルドにはわからないが)が教会に接近してくる。
どうやら向こうも一応の決着はついたようだ。
「ふぅ……」
リナルドは、アビゴルのOSをロックしてからMSを降りていく。
正直に言って、彼はある程度の疲労を感じていた。
ラー・カイラムでブライト大佐に探索任務を命じられてから、
休み無しでこの戦場に放り出されたのだ。 無理はない。
だが、シュウジたちが帰ってくるまで警戒を怠るわけにはいかない。
そう考えてあくびを噛み殺しつつ、教会のドアを開ける。
そこで彼が見たものは。
「それじゃ・・・彼女達は何のために私を虐めたの!?
そんなことしなくても生きていけるくせに・・・。
世の中なんて・・・人間なんて、わけわかんない!!」
びくり。
ヨーコが泣いていた。
「だ・・・誰!?」
「あ……、えーと……。
俺だ。 リナルド……」
そう言葉をかけた瞬間、彼の背筋にゾッとしたものが走る。
先ほどの悪意の塊とはまた違う、しかし、凶悪なレベルの憎悪。
そのような認識が、無意識のうちに彼の中に形成されていた。
しかし、それでは彼女が泣いていることの説明がつかない。
とりあえず、声をかけることにした。
(そういえば、『虐めた』って……)
「……何か、あったのか?
俺でよければ、相談にのるぞ。
もっとも、話したくないならそれでいいけどな」
微笑みながら、彼はそう話しかけた。
と同時に、彼の頭はもう一つ認識していた。……少々不謹慎ではあったが。
(やばい、かわいい……)
無意識下の認識ではあるものの、彼は気付いてはいなかった。
彼女の後ろに『何か』が見えていることに。
【行動:黙祷(0)、考察(0)、OSロック(-1)、教会内へ(-1)、ヨーコと会話(0)】
【位置:S-17教会】
【残り行動値:2pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx2、
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
「……ごめん、なさい。
悪い事言っちゃったわね……」
静かに首を振った。
もう彼女の事は考えようとは思わない。
彼女の話は止めておこう。
「武器庫、行きましょうか……」
歩き出すサーティアを追いかけ、追いつく。
歩幅が合わない。
自然とこちらが早歩きになる。
「……私の、家族は……
いいえ、何でもないわ……」
自分も、彼女の事を聞くのは止めようと思った。
誰しも人に語りたくない過去はある。
だから、何も聞きはしない。
【行動:11番サーティアと会話(-0P) 武器庫へ移動(-1P)】
【位置:E-5】【残り行動値:3P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)
薬品 寝袋 缶詰】
【行動方針:消極的に殺し合い派 03番、14番は優先的に殺す】
【同盟:11番サーティア】
>>98 >>100 定時放送の後、何か聞こえた気がするが、頭には全く入っていなかった。
「思えば…今まで休みなしで来たな…。
普通はこんな程度で参るはずではなかったのだがな…。」
〔ここの状況がそうさせているのでは?〕
「それも一理ある…か。」
機体を教会近くに着地させると、リナルドが教会の方へ行くのが見えた。
ゼファーとディパックを持って機体から降りると、
なんと言ったのかは解らないが、恐らくヨーコであろう叫び声が聞こえた。
「…?」
教会の中に入ると、瞼に涙の跡を残したヨーコと、何か話しかけているリナルド、
さらにベルクががいた。
「何か…あったのか?」
(まずい…目が霞んでき…た…。)
【行動:教会へ移動(−1)三人と会話(−0)目眩(−0)】
【残り行動値:2p 前回0時回ってました…_| ̄|○】
【位置:S−17 教会内大聖堂】
【機体状況:駐機状態】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC 紙とペン 計画書)
ZPSメインユニット 工具セット 拳銃】
【行動方針:計画について話しあい 状況の把握 休息】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド
別行動中:06番ジェイス? 中立:16番アレン?】
「ここで四輪ドリフトだぜ!」
そういいながら普通にカーブを曲がるアレン。
教会はもう目の前である。
アレンが教会に向かっていると他の参加者と見られるMSも教会へ移動する。
「やーっぱ、あの教会が集合場所なのね。」
負けてたまるか、と何故か対抗意識を燃やしつつ急いでいると
エレカの中に音楽が流れ、続いて女の声が聞こえる。
「へぇ、禁止区域ねぇ。
しっかし支給武器って何だ?」
それは見てからのお楽しみ的なものをアレンはとても嫌いだった。
自分の思い通りにならない事を辛抱する、つまり我慢という事を知らない。
我慢を知らないから待てないのだ。
ちなみに食事等で好きな食べ物が出てきたら一番最初にそれを食べるタイプである。
しかし、一々遠くまでそれを取りに行くのも面倒くさい。
結局の所、アレンは支給武器を取りに行くのを諦めた。
そうこうしている内に教会につく。
教会の前にはMSが止まっているがそんな事はどうでもいい。
要は、女が『いる』か『いない』かである。
胸元のポケットに入れておいたナンパする時はいつも使うという
サングラスをつけると、荷物を持って教会の入り口を開けた。
居た。
女が居た。
その周りにおっさんだの兄ちゃんだのが居たがアレンの眼中ではない。
アレンは荷物をそこらへんに置くとその少女に向かって駆け出した。
文字通り、全速力で。
そして飛びつき、抱きつく。
「ヨーコ!俺様と一緒にサイド6で住もう!
小さくても庭のある家を建てよう!白い犬を飼おう!
俺様の子供を産んでくれー!」
アレンの坊やがテントを張った。
【行動:教会まで移動(-1p) 愛の告白(-1p)】
【残り行動値:2p】
【位置:S-17 コロニー内部 教会・大聖堂】
【機体状況:問題無し】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、前腕部ビームガン×2
固定式ビームキャノン コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:ヨーコ奪取 好戦的(コロニー組は殺さないお約束)】
【同盟:なし】
>>108 ヨーコに声をかけていると、一人の男が乱入してきた。
何かを叫びながらヨーコに突っ込んでいく。
その声から、乱入者がアレンであることに気付いた。
が。
アレンはあろうことかヨーコに抱きついたではないか。
当然の如く、かねてから溜まっていた怒りは頂点に達した。
その瞬間、彼の中で『何か』が弾け、消滅した。
瞳孔が視認できないほどに収縮し、全身にありえないほどの力がみなぎる。
音も無く高速でアレンに接近すると、こちらに気付かず無防備なアレンの脇腹に
驚異の攻撃力に体重と慣性を加えたジャンプミドルキックを容赦なくお見舞いした。
【行動:アレンに攻撃(-1)】
【位置:S-17教会】
【残り行動値:1pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx2、
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守、アレンの排除】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
沈黙の中、忽然と通信が入った。どうやら定時放送のようである。
しばし耳を傾け、内容を聞き取った。
「もしかして・・・、あのMAに乗っていた人だったのかなぁ、結局あの後見失ったし・・・。」
自殺か、それとも単にミスをしたのか・・・。
それを確かめる術は既にないものの、身を散らした彼女に軽い黙祷を捧げた。
「・・・・・、L-11ね・・・。結構近いなぁ、カメラガンで確認できるかも。」
スクリーンに映ったのは見慣れたシルエットであった。
あの独特なシルエットは間違いない、ムサイ級軽巡である。
「他に機影はないみたいだ・・・、コロニーの二人も戦闘中だし。今がチャンスか、よし、行ってみよう!」
進路を変更し、L-11エリアへ向かった。
【行動:索敵(−0)移動(−3)】
【位置:J−10→J−11→L−11】【残り行動値:1p】
【機体状況:通常】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン ザクマシンガン改(予備弾装1)
ザクバズーカ(残弾3) ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×2】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×4 水2リットル入り×3 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:他の参加者に会う ムサイの確認】
【同盟:無】
『あ……、えーと……。
俺だ。 リナルド……』
入ってきたのはリナルドさんであった。
(もしかして・・・聞かれた!?)
・・・きまずい。
つい・・・というか、無意識的にというか、どちらにせよ
自分でも信じられないくらい、凄い事を叫んでいたことは事実だ。
(誤魔化すためにも、何かしなきゃ・・・)
「え・・・と、リナルドさ・・・」
『…何か、あったのか?
俺でよければ、相談にのるぞ。
もっとも、話したくないならそれでいいけどな』
・・・。
きっと聞かれていた。
「・・・そう。 聞いてたの・・・。」
そう言ってはリナルドさんに微笑みをむけ、返事を待つことなく立て続けにもう一度口を開いた。
「・・・聞いてたの・・・よね?」
表情何一つ変えず、わずかな笑顔のまま彼に向かって歩む。
一歩。また一歩。歩み寄る。ゆっくりと・・・ゆっくりと・・・。
「聞いてたんでしょ?」
そして彼が手に届く程の距離まで近づいた。
・・・・・・・その時!!
『ヨーコ!俺様と一緒にサ・・・・』
「あくぅ・・・」
誰かのラリアットが飛んできた。
不意をついて飛んできたそれは、私の意識を刈り取るには十分な威力であった。
【行動:プレッシャー(0) 一発K.O.(0)】
【位置:S-17:教会内大聖堂】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:通信回線(アレン・リナルド)】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:MS操縦技術の習得 霊感を打ち明ける 何か忘れているような…】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
【一時停戦: No,16アレン】
>47
『…機体に無茶させるのも良いですけど…アボシモーターはともかくスラスターや
内蔵武装にダメージが行ってしまうと拾ったこの対MS用の工具(さり気無く、足元においている。)
(以下、開発陣や整備師クラスでないと
理解できないクラスの単語の羅列が小一時間ほど続く。)…という事で、修理には
こういったしっかりした設備がないと難しいです…』
羅列された単語の6割、いや5割5分程は愁林にも理解できた。だが、残りの4割5分に関しては全く内容を把握できず終いのまま。
唯一つハッキリしたのは、彼女の同盟者たるユリ・ランブが整備担当として非常に価値のある存在だという事だ。
「分かったわ、状況が許す限りにおいては、無茶はしないと約束する。
でも、殺し合いを強いるこのプログラムでは、どうしても無茶をしなくてはならない事もでてくるでしょうね……」
後半は、ユリに対してというよりもむしろ、自分自身に対しての言葉であった。
呟くように、囁くように。果たして同盟者の耳に、その言葉は届いたのであろうか。
【続く】
『…後、小惑星基地内の…隣のエリアも…探索してみませんか?』
「隣のエリア? そうね……今のところ、周囲に敵影も無いようだし。もう少し探索してみるのも悪くは無さそうね」
ユリからの提案に同意し、いざ探索を始めようとしたその矢先。
Vガンダムのコックピット内に管制室側からの定時通信が響いた。
禁止区域に入った事により脱落した参加者の報告、新たな禁止区域の告知。
そこまではさして愁林の興味を引かない。
フィニー・ディクセンの名前を聞き、彼女の冥福を聖母マリアに祈ったくらいだ。
しかし。
「L-11、暗礁宙域に放置された巨大な支給武器……」
その言葉は、愁林の興味を強く惹いた。
「ユリ、私は今からL-11宙域に向かってみようかと思うのだけれど。貴方はどう思う?」
優先順位は未だ定まっていない。
更には、件の宙域に辿り着いても他の参加者に先を越されている可能性すらある。
だから、彼女は同盟者に意見を求めた。
【行動:ユリへの通信回線継続(-0)】
【位置:H-14】【残り行動値:4p】【機体状況:損傷なし】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量78%)
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾77%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:L-11に向かうor小惑星基地探索続行】【同盟:No.04、ユリ=ランブ)】
「おぶぅっ!」
脇腹に強烈な痛み、重圧を感じて文字通り吹き飛ばされる。
回転している中彼は走馬灯を見た……ような気がする。
机や椅子を吹き飛ばし、転がるアレンはようやく止まった。
ふらふらと立ち上がる、が……
「おぅえぇぇっ!」
胃液が食道を逆流し、その黄色い液を吐き出す。
落ち着いたアレンはその液を袖でふき取る。
口の中に傷が出来たみたいだ。
血の混じった唾をアレンは吐き出した。
「貴様、この期待の超新星スーパースターである
アレン=D=バディアン様に喧嘩売るたぁいい度胸じゃねぇか。」
フフフ、と含み笑いをしつつリナルドを睨み付ける。
「喰らえ!必殺!アレンスーパーアトミックパーンチ!」
大きく振りかぶってリナルドに突撃する、が……
「う〜……」
そのままド派手に転び、壁に衝突してのびてしまう。
至上最低カッコワルイ男であった。
【行動:暴れる(-1p)】
【残り行動値:1p】
【位置:S-17 コロニー内部 教会・大聖堂】
【機体状況:問題無し】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、前腕部ビームガン×2
固定式ビームキャノン コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:ヨーコ奪取 好戦的(コロニー組は殺さないお約束)】
【同盟:なし】
フィニーは、少しぎこちない動きでハンブラビのコクピットに乗り込むと、大きく
一度深呼吸をした。
フィニーが退院してから実戦でMSに乗るのは、これが初めてになる。
しかも乗り馴れない、ティターンズのMSで戦場に出るのだから、今のフィニーに固く
なるなと言うのは無理な注文かもしれない。
入院によるブランク、慣れない義足、扱った事のないMS、フィニーには乗り越えなけ
ればならないハンデがいくつもある。
しかし、もうここは戦場の真っただ中だ。
フィニーはおそらくは難しいと悟りつつも、戦いながらそのハンデを、乗り越えていかなければならなかった。
「大丈夫。諦めなければ、必ず道は開ける」
フィニーはそう自分に言い聞かせると、膝の上でハンブラビのカタログを開いて、簡単に読み返していく。
『私はハマーン様…そして、父さんや姉さんにも、そんな弱気は教わってはいない!』
フィニーは決意を新たに、開いたゲートから宇宙を見つめる。
「フィニー=ディクセン、出ます」
発進したハンブラビは、すぐに宇宙の闇に吸い込まれて見えなくなり、その場には無人になった『アクシズ』が残された。
フィニーは、発進してすぐにハンブラビをMA形態に変型させ、一路コロニーを目指す。
膝の上には、相変わらずカタログを開いて置いている。
本来ならしっかりと内容を把握して操縦するべきかもしれなかったが、せっかちな
性格が災いして、体で覚えればいいという結論をフィニーに出させていた。
かなりのスピードで宇宙を疾駆するハンブラビ。
そしてここでフィニーは、彼女自身が気づかないうちに致命的なミスを犯していた。
障害物も何もない空間での飛行に安心したのか、フィニーはカタログを見ながら操縦に専念し、マップの確認をおろそかにしてしまったのだ。
そしてそのミスの代償が、フィニー自身に返ってくるのに時間はいらなかった。
それは突然だった。
快調に飛行を続けていたハンブラビに、震動が走った。
「きゃっ!」
何も障害物がないと思っていたフィニーは、突然の震動に驚いた。
『まいったな…。どこかやっちゃったかな…』
何かにぶつかって故障したと思い込んだフィニーは、MSのチェックをしようと、そばにあるキーを押そうとした瞬間、首のところで『バンッ』という大きな音がして、彼女の視界は真っ暗になった。
『あれ?私、どうして宇宙にいるんだろ……』
それ以上、何も考える事もなく、フィニー=ディクセンの意識はそこで途切れた。
そこで何があったかなど、一部の人間を除いて、誰も知らない。
一人の少女の命を飲み込んだ宇宙の闇は、何億年も前からそうだったように、顔色を
変える事もなく、ただわだかまっているだけだった。
『フィニー=ディクセン、侵入禁止区域への侵入により爆死』
>>114 キックが決まり、アレンがこれでもかというほど爽快に吹っ飛ぶ。
慣性にまかせた攻撃は打点がズレることがあるが、
今回は狙ったとおりのポイントに、実にスマートに蹴りが入った。
リナルドはこれまたスマートに着地し、ヨーコの方を見る。
「ヨーコ……?」
ノビている。
彼女には悪いが、対処は後だ。
まずは目の前で何やら吠えている男を排除しなければ、再び彼女に害が及ぶ。
(……鬱陶しい)
心の中で吐き捨てた瞬間。
「喰らえ!必殺!アレンスーパーアトミックパーンチ!」
高らかな宣誓とともに、アレンが激しくコケた。
そのまま壁に引き寄せられるように突っ込み、倒れる。
リナルドは動かないアレンに静かに、それでいて素早く接近すると、
普段よりトーンの低い声で静かに告げた。
「言ったはずだ。 うちの連中に接触するなら、相応の覚悟をしてもらう、と。
だが、彼女はおそらく、貴様の死を望むことすらしまい。
彼女に免じて、命だけは助けてやる。
だから、ここから出て行け」
静かに宣告すると、アレンの喉に一瞬だけ異常に大きな圧力を加えて完全に意識を奪う。
この宣告をしている時のリナルドの顔を見たら、おそらくはアムロ・レイでも殺意に飲み込まれてしまうだろう。
それほどまでに凶悪な殺意をアレンに叩きつけながら、彼は静かにアレンの意識を奪った。
そして、そのままアレンを抱えて教会の外に出る。
すれ違いざまにシュウジに一言、できるだけやんわりと
「疲れているだろうが、彼女を介抱してやってくれ」
と告げると、外に止めてあるエレカに目をつけ、アレンを放り込んだ。
【行動:宣告&完全に意識を奪う(0)、シュウジと会話(0)、教会→教会外のエレカ(-1)】
【位置:S-17コロニー内部】
【残り行動値:0pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx2、
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守、アレンの排除】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
無言で歩くのは、やっぱり辛い。
何か話題が無いか頭を探る。
だけど駄目。やっぱりそれらしい話題は無い。
だいたい、ついさっき出会ったばかり。
合う話題なんてそうそう見付かりっこない。
『定期放送のお時間です』
来た。
定期放送だ……。
そう、今度はミスで死んだ人が一人……。
無念よね、そんな事で死ぬなんて。
続いて禁止区域。
そして……
『……あ、そうそう。
17番さんの『支給武器』が、L-11の暗礁空域に残されています。
なかなか面白いモノなので、興味のある方は探しにいくことをお勧めします。
かなり大きいですから、すぐに見つかるでしょう。
では、また次の放送で♪』
……それ程興味深い武装、なの?
位置は少し遠いわね。
若干危険かしら?
「今の放送で言っていた支給武器、取りに行くのはどうかしら?
手段は……そうね……
一つは、二人で回収に行く。
二つは、アナタか私のどちらかが回収に行く。
どちらかが行くのだとすれば、確実に危険性は増すわ。
怖かったら、私一人で行っても良いし……
取りに行く事自体に反対だったら、言って。
仲間だから、ひとりで決めるわけにはいかないしね?」
歩いてる途中、リオンへ振り返って笑顔を見せてみる。
雰囲気だけで良いから、せめて明るく行きましょうよ、サーティア。
【行動:リオンと会話(−0)、武器庫へ移動(−1)】
【残り行動値:3P】
【位置:E−05】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド発生装置(非装備・破損)】
【所持品:寝袋、レーション・レトルト沢山、毛布、工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、
頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、
アッパー系の麻薬(3日分)、携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式、その他】
【行動方針:生き残れ、基地内案内】
【同盟:No.09-リオン】
引っくり返るアレンのすぐそばまで、何時の間にかリナルドが来ていた。
全く気配はしなかったのだ。
そして、彼は言う。
「言ったはずだ。 うちの連中に接触するなら、相応の覚悟をしてもらう、と。
だが、彼女はおそらく、貴様の死を望むことすらしまい。
彼女に免じて、命だけは助けてやる。
だから、ここから出て行け」
朦朧としている頭の中でアレンは思う。
(ふざけんなよ……
接触たって俺様が何をやった……
人を殺したかよ?殴ったかよ?お前がイチャもんつけてんだろーが。
少しはカルシウム取りやがれ、バーカ。)
最後の抵抗とばかりに唾をリナルドの顔に吐き付ける。
しかし、そんな事が何になろうか。
一瞬リナルドの手が自分の喉に触れたかと思うと。
そこでアレンの意識は途切れた。
――喉に当てられた手。
これにより、リナルドはアレンから恨みを買う事になる。
【行動:気絶(-0p)】
【残り行動値:1p】
【位置:S-17 コロニー内部 教会・大聖堂】
【機体状況:問題無し】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、前腕部ビームガン×2
固定式ビームキャノン コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:???】
【同盟:なし】
>>117 最後の一文を少々修正します。
と告げると、外に止めてあるエレカに目をつけ、入り口に落ちていたアレンの私物を
おもむろにつかんでエレカに向かうと、アレンと荷物を放り込んだ。
歩いているとスピーカーから定時放送が流れる。
また、人が一人死んだらしい。
その人は禁止区域とやらに侵入して死んだらしいが、
リオンは思う、自分はそんなヘマはしないと。
そして、参加人数の割に大勢死んでいない事から
積極的な殺し合い派が少ないだろう事も推理した。
定時放送では更にこんな事も言っていた。
その死んだ人の支給品が落ちている、と。
正直、その支給品にはあまり興味が湧かなかった。
自分の機体はもっとも支給品とは関係の無さそうな特殊なマニュピレーターを持ったMS……
ジオング。
つまり、そんなものを拾っても自分には必要無いのである。
しかし、普通のMSを持っている人には支給品を得ると言う事は重要である。
自分が持っていればそれを相手に利用出来ない。
そして、いざという時には使用する事が出来る。
だから、サーティアがこんな事を言うのも当然である。
「今の放送で言っていた支給武器、取りに行くのはどうかしら?
手段は……そうね……
一つは、二人で回収に行く。
二つは、アナタか私のどちらかが回収に行く。
どちらかが行くのだとすれば、確実に危険性は増すわ。
怖かったら、私一人で行っても良いし……
取りに行く事自体に反対だったら、言って。
仲間だから、ひとりで決めるわけにはいかないしね?」
正直、どちらでも良かった。
彼女が一人で行けば……彼女のMSは連邦の量産型である。
リオンでもその気になれば殺せるのだから、やる気になっているヤツと出会えば
ほぼ、100%の確率で死亡するだろう。
だが、もし彼女が出会ったのが脱出だの手を組むだの考える甘いヤツならばどうだろう?
そして、それが男だったとしたら……
リオンは決断した。
「僕も行きます。
ただ、役に立つとは思えませんが。」
彼は思った。
彼女を殺すのはもっと先でいい。
もっと数が少なくなってからのほうが、後々こちらとしても楽が出来る、と。
【行動:11番サーティアと会話(-0P)】
【位置:E-5】【残り行動値:4P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)
薬品 寝袋 缶詰】
【行動方針:消極的に殺し合い派 03番、14番は優先的に殺す】
【同盟:11番サーティア】
武器を求めて機体を戦場跡へ向かわせていると、突然通信が入った。
『定期放送のお時間です。―・・・』
(律儀に定期放送か・・・いやそれよりこの声は・・・。)
コックピット内に響くその声は、自分を牢から解放しプログラムへと導いた
例の『ティーチャー』とかいう女のものであった。
(『ティーチャー』か・・・そういえば、まだ礼の一つも言ってなかったな。)
彼女には本当に感謝している。もしこの戦場の中で出会うことがあれば礼ぐらい言っておこう・・・。
放送の内容はというと、要約すれば
『参加者の1人が禁止区域に入って死んだ。そいつの武器が残ってるから、欲しければ勝手に取りに行け。』
―というものであった。
わざわざ放送で知らせるぐらいだから相当の代物だとは思うが、『かなり大きい』という言葉が引っかかる。
(なまじ大きい武器は取り扱いが不便・・・それに折角の機動力を損ねる恐れもある。)
頭の中で短い問答を済ませ再度機体を動かそうとした時、一つ疑問が浮かび上がった。
(・・・・・・支給武器?)
たしか参加前に受けた説明によると、各参加者には『機体』と『武器』が支給されるという。
しかし自分には『機体』はあれど『武器』が見当たらない。『武器』はどこにあるのだろうか?
(『ビームソード』か?それとも『隠し腕』か?・・・いや、どちらも元々備え付けられている武装の筈・・・。)
あれこれ考えた末に『支給された武器が必ずしもMSのものとは限らないのでは?』
という結論に行き着き、早速コックピット内を漁り始めた。
【行動:移動(-2)、コックピット内探索(-1)】
【残り行動値:1】
【位置:J-18→J-19→K-19】
【機体状況:異常無し】
【武装:隠し腕×2、ビームソード×4】
【所持品:ディパック、首輪、コッペパン×2、水2g入り×2、ハロ(Ζ版)(まだ起動はしていない)】
【行動方針:武器の探索】
【同盟:無し】
>>102 『あ……、えーと……。
俺だ。 リナルド……』
リナルドに続いて自分も教会へ入る。
しばらくリナルドがヨーコを慰めていると
見知らぬ顔がヨーコにいきなり抱きついた。
もちろんその場の空気をブチ壊したアレンにリナルドが切れ
アレンの脇腹にジャンプミドルキック炸裂。
ヨーコはというとアレンに急に飛びつかれて当たり所が悪かったせいか
すでに堕ちていた。
(・・・・泥沼。)
アレンがリナルドに殴りかかろうとするもその場に倒れ込む。
念のためと言わんばかりにアレンの首を締め堕とし意識を失はせ
そして、そのままアレンを抱えて教会の外に出る。
すれ違いざまにシュウジに一言、
『疲れているだろうが、彼女を介抱してやってくれ』
と告げると、リナルドはアレンを教会の外に連れ出した。
(終わったか・・・・)
倒れこんでいるヨーコを抱き上げ、シュウジの方を見ると
体調が良くないことが見てわかった。
「ひとまず、嬢ちゃんを個室に運ぶか、あんたもそうとう疲れてそうだな。
一緒に休すむことだ。まだ無理をする時期じゃない。」
そう言てヨーコを前の個室に運びベットに寝かせた。
【行動:ヨーコを運ぶ(-1)修羅場見物(-0)シュウジは会話(-1)】
【残り行動値:0】
【位置:S-17(教会内個室)】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g四本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:???】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド=グレイス?】
「…おいおい…。」
〔こういうのをなんと言うんですか?〕
「修羅場…か?」
〔あぁ、なるほど。〕
ヨーコを巻き込んだ二人のやりとりを観戦する二人(?)
本来なら止めに入っていただろうが、そうする気力も今はなかった。
そしてリナルドによる一方的な攻撃の後、アレンが教会の外に連れ出されていった。
『ひとまず、嬢ちゃんを個室に運ぶか、あんたもそうとう疲れてそうだな。
一緒に休すむことだ。まだ無理をする時期じゃない。』
ベルクがすれ違いざまに話しかけてきた。
「そうする…か。」
「さて…私はどうするべきだろうか?」
〔どういう意味です?休めばいいでしょう。〕
「何処で休もうか…というわけだ。」
〔…適切な回答が思いつきません。ヨーコさんの部屋ですかね?介抱を頼まれてますし。〕
「…ベルクが行ったからいいんじゃないのか?」
〔いえしかし…。〕
「わかったわかった…行けばいいんだろ?
お前はここで留守番をしてろ。あと、これを置いていくからリナルドに見せてやってくれ。」
〔あ、いや…そういうわけでは〕
計画書と紙とペンとゼファーを机の上に置くと、個室へ移動する。
「…ベルク。とりあえずヨーコが起きるまでは休息としよう。
私はリナルドに頼まれたからヨーコを見ておく。またいつ馬鹿が入ってくるかもしれんからな…。
まぁ、適当に休んでろ。もしくはリナルドと"アレ"について話し合っておいてくれ…。」
そう言うと部屋の中にはいる。
そして、ひとまず一休みするために椅子に座るとそのまま眠ってしまった。
【行動:個室へ移動(−1)ベルクと会話(−0)睡眠(−1)】
【残り行動値:0p 】
【位置:S−17 教会内個室】
【機体状況:駐機状態】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
工具セット 拳銃 (ゼファー・計画書・紙とペンは大聖堂に放置)】
【行動方針:???】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド
別行動中:06番ジェイス?】
暗礁空域にたたずむムサイ、どうやら僕が一番乗りのようだ。
接近してみると格納庫の扉が開いていた。
「元の主はもう現れないってか・・・。」
つぶやきながら、ケンプファーを格納庫に収容した。
「さて、他の参加者と争奪戦になる前に移動しないと・・・。」
機体を降り、見慣れた通路を渡る。
「ふぅん、中の構造もジオンの物と同じか・・・。でも、識別マーキングも施されていないし
所属元、艦名も見当たらないな。さしあたり新造艦ってとこか。」
ブリッジに上がった(行動値−1)
「 ・ ・ ・ 女の人の匂い ・ ・ ・ ?」
機械的な匂いの中で、ほのかな甘い匂いが感じ取れた。
これが常時の時ならば、普段女性とあまり縁の無い軍人にとって頬が緩む所である。
しかし、既にこの女性はもう存在しないのだ。哀愁の香りがブリッジに漂う・・・。
ダグラスはしばし、立ち尽くすことしか出来なかった・・・。
【行動:格納庫からブリッジへ(−1)】
【位置:L−11】【残り行動値:0p】
【機体状況:通常】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン ザクマシンガン改(予備弾装1)
ザクバズーカ(残弾3) ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×2 ムサイ?】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×4 水2リットル入り×3 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:他の参加者に会う ムサイの移動】
【同盟:無】
>113
「助かります〜。」
…それを聞いた瞬間、即答する。
「…賛成です〜。…人も多いし先に取られてるかもしれませんけど、
モノと相手次第では入手も可能ですから。」
(早速、ハッチを閉め、機体を起動させて。)
「…じゃあ、行きましょ〜。」
(アクセルを踏み込んで、発進)
「…って…この機体が馬鹿みたいに早いの忘れてた〜。」
【行動:継続通信(−0p) 基地から飛び出す(−1p) そのまま移動(−3p)】
【位置:H14→i、j→K14】
【残り行動値:残り0p】
【機体状況:万全。】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2
ビームマシンガン×1(EN残量80%)】
【所持品:バック、毒薬セット、工具一式】
【行動方針:L11にゴー。……後、機体、止まれ〜!】
【同盟:no3イブ・シュウリン】
横に薙いでくると見せかけた『奴』のビームサーベルが瞬時に軌道を
変え、上から打ち下ろしてきた。
それをバックステップで躱そうとする俺に、更に突きの追い打ちが来る。
そのサーベルを、俺はビームシールドで横に弾く。
サーベルを弾かれた『奴』は、再び俺との距離をあけて構え直す。
もう何回こんな攻防を繰り返したのだろうか。
『奴』がサーベルでの戦闘を挑んできた時、俺は
その攻撃の巧さに冷や汗の連続だった。
フェイントを絡めた上下左右からの攻撃をシールドで弾くか、ガンイージ
の機動力を駆使して躱すだけで、殆ど攻撃が出来なかった。
それでも、何とか大きなダメージを受けずに持ちこたえられたのは、今まで
ブランクで鈍っていた戦闘の勘が戻ってきたからに他ならない。
「まだだ…。俺も機体もまだまだいける。そうだ…いける!」
俺は呪文のようにその言葉を繰り返す。
相手を呪い殺す呪術師のように、目の前の『奴』を睨み付ける。
(ここまでやってきたんだ…。じゃあやれるとこまでやらなきゃ、嘘だろ?相棒)
俺はガンイージに語りかけ、コンソール・スティックを握り直した。
すると、『奴』の動きに再び変化が起こった。
一旦開いた俺との距離を更に開く。
(後退するのか?)
一瞬勘繰ったが、それは間違いのようだ。
『奴』が構えを全く解こうとしないからである。
「まだやるつもりか。…偶然だな…俺もなんだよ」
その瞬間、『奴』が俺に向かってもの凄いスピードで突っ込んできた。
先程までのようなフェイントをかける雰囲気は見られない。
どうやら最初のように一撃を狙ってくるのらしい。
俺はボロボロになったヒートサーベルを捨て、ビームサーベルを抜いた。
「さっきは斬れなかったが…。今度は、違う」
言って、突進してくる『奴』を待ち構える。
128 :
レイモンド=デリック ◆a/QqKjfHc6 :03/12/21 21:23 ID:Tx7xrwhE
ID出すの忘れていました(汗)
そして、猛スピードで突っ込んできた『奴』がサーベルを振り上げた!
MSの重量にスピードを上乗せした、強烈な一撃!
(疲れを感じさせない、見事な動きだ…。だが!)
俺は振り上げたタイミングを見計らって、小さくバックステップをかける。
だがここで、『奴』が予想外の動きをした。
『奴』は俺がバックステップをかけるのを見極めて、サーベルを振り上げる
姿勢のまま更に踏み込んできたのだ!
「!?」
その動きに、俺の対応が一瞬遅れた。
そして、『奴』にはその一瞬があれば十分だったろう。
俺の懐に飛び込んだ『奴』は、振り上げたサーベルを思いきり振り下ろす!
(この攻撃はサーベルで受け止めるのは難しい。ならば、シールドで弾きながら
サーベルで横から薙ぐ!)
そして俺のかざしたシールドに強烈な一撃が加えられた!
ガツン!!
とでも表現するしかない衝撃が俺を襲う。
加えられた圧力に、ガンイージの軽い機体は簡単に飛ばされた。
「くそお!」
俺は悪態をつきながら空中で何とか機体のバランスをとる。
自然に『奴』とは、また距離を置く事になった。
(危ない…。あそこで機体が飛ばされなければ、やられていた)
俺が振ったサーベルも、『奴』に届いたかどうか…。
俺は『奴』に通信を開いた。
『聞こえているか?……お前の名前が聞きたい』
名前など名簿で確認すれば分かるのだが、この強敵の声を聞いてみたくなった。
【行動:攻撃を躱す、防御する(−2)機体の体勢を立て直す(−1)アシッドに 通信回線を開く(−1)】
【残り行動値:0p】
【位置:J-8】
【機体状況:異常はないと思う】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント】
【所持品:ディパック、水2g入り2本(残り1,4)、シャベル(小)、
蕎麦団子3個、蕎麦の種子、拳銃(残弾8発)、マジック】
【行動方針:どうするべきか…】
【同盟:なし】
『僕も行きます。
ただ、役に立つとは思えませんが』
少し考えていたリオンが、しっかりとした口調で答えた。
「ありがとう……
じゃあ、急ぎましょうか。
他の人が来る前に回収したいしね
それに提示放送で言うくらいだもの。
きっとかなりの武装だと思うわ。
そうでなくても、とても有効な……」
人殺しの道具?
「……行きましょうか」
気にしちゃ駄目。
生き残る事を、考えなさいってば。
「MSの方の動き、大丈夫だった?
といっても、ちゃんと見てから出る余裕無いけどね。
機体の動きは、危ないようだったらゆっくり行くわ。
あ、格闘戦出来るから私前を行くわ。
ジオングって言うと……確かサイコミュとか積んだ機体よね?
後から援護頼んで良いかしら?
それと途中で誰かを見つけたら極力交戦は避けてね?
アナタは隠れたまま、私で説得してみるから。
じゃあ直格納庫向いましょう?
食料、医薬品を多めに持って行ってね。頼むわ。
それとナイフ。
アナタに預けておく。
アナタが後衛だから『生き残る』確立高いしね?」
気付かないうちに癖が出ていた。
まくし立てる。ひたすらまくし立てる。
考えるのと喋るのをほぼ同時に、ひたすら喋りつづける。
軽い行動目的が出来て、少し心が軽くなったのもあった。
正直、先程のような気まずい事を聞いたまま、歩き回るのはちょっと堪えると思っていた。
「じゃあ、用意は良い?」
格納庫に付くまで散々喋りつづけ、そして後を振り返る。
喋る内容はしかも、全くもって”有意義”な内容だった。
【行動:リオンと会話(−0)、格納庫へ移動(−1)】
【残り行動値:2P】
【位置:E−05】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド発生装置(非装備・破損)】
【所持品:寝袋、レーション・レトルト沢山、毛布、工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、
頑丈な腕時計、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、
アッパー系の麻薬(3日分)、携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式、その他
【 コンバットナイフ 】】
【行動方針:生き残れ、”遺品”回収】
【同盟:No.09-リオン】
少し離れて落ち着いてから自問自答をする。
これからどうする?
――脱出計画に協力する。
協力?具体的に何を?
――わからない、とにかくフィールドを見て情報を得る。
死ぬかもしれないぞ?
――どっちみち死ぬ可能性はある、手を拱いているなんて俺らしくないじゃないか。
「俺らしくかァ…」
笑ってしまう。
この状況で自分らしく?自己を保とうとしているのか?
でもそれも人間の性か…。
ピピピ――
全体通信、定時放送か…。
『定期放送のお時間です。
みなさんには、一つ悲しいお知らせがあります。
お友達の一人、出席番号17番フィニー・ディクセンさんが、先ほど脱落しました。
しかし彼女の脱落は、みなさんの努力の結果ではないのです。
禁止区域への立ち入りによって、首輪が「作動」しちゃったのです。
途中参加の人にも、すでに設定されている禁止区域はお教えしてあるはずですね。
先生たちは、できるだけみなさんに殺し合って欲しいのです。
くれぐれも、移動の時は注意して下さい。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
……あ、そうそう。
17番さんの『支給武器』が、L-11の暗礁空域に残されています。
なかなか面白いモノなので、興味のある方は探しにいくことをお勧めします。
かなり大きいですから、すぐに見つかるでしょう。
では、また次の放送で♪』
また一人死んだ……。
確かにここではいつ死んでもおかしくないんだということを再認識した。
「何て所だ、マジで勘弁してくれよォ…」
怖い。怖い。ひたすら怖い。
だけど俺らしく――せいぜいやってやるさ。
そう、俺は俺なのだ。
おもしろい物?
「俺らしく……行くしかないよなァ!!」
どうせ隠れてても死ぬ可能性は高い。
どうせ死ぬなら――
そう、俺らしく生きて俺らしく死んでやる―――!!
【行動:何かを吹っ切る(-0p)移動(-4p)】
【位置:P-18→P-17→P-16→P-15→P-14】【残り行動値:残り0p】
【機体状況:正常】
【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と19本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:俺らしく生きて俺らしく死ぬ】【同盟:01番 シュウジ・アサギ】
エレカを運転してT-17コロニー港口まで来ると、
アレンと彼の私物を抱えてガンダム4号機に向かう。
コクピットハッチを開くと、そこにはトリがいた。
「……」
とりあえず無視。
今やるべきことをしなくては。
そう考えてアレンと彼の私物をコクピット内に放り込んだ時、
一冊のグラビア雑誌が目の前に漂ってきた。
(……雑誌か。
そういえば、俺が拉致されてからどれくらい
時間がたったんだ?)
雑誌を手に取り、発行日をチェックする。 ……と。
そこに書かれていたのは、とんでもなく未来の日付。
何の冗談だ、これは。
深く考えることをやめたリナルドは雑誌から手を離すと、ガンダムのオートパイロットの設定を始めた。
(禁止区域、予告区域は避けて……)
目標はN-15。
コロニーのすぐ隣のエリアが禁止区域だが、ぐるりと迂回すればいいだろう。
そこから先は、もう自分のあずかり知るところではない。
設定と並行して、ガンダムをすぐそばのカタパルトデッキへ移動させる。
ガンダムが所定の位置に着くと、彼はおもむろにトリを見た。
未だ覚醒中であったため、怯えているようである。
軽くため息をつくと、メインディスプレイの隅に、目立つように赤い文字でメッセージを残す。
『突然の暴力行為は詫びる。
だが、初対面の相手、しかも女性に突然抱きつくのは男としてどうかと思う。
少し頭を冷やして、自分を見直すんだな』
<続く>
>>132の続き
メッセージを打ち終わると、彼はガンダムの外に出てからコクピットハッチを閉め、
メットのバイザーを閉めると港口の管制室へ向かった。
管制室に入ったリナルドは辺りを見回すと、防衛MS発進管制のコンソールを見つけ、
パネルを操作して港口を開くと、ガンダムを射出した。
ガンダムは、すぐにレーダーサイトから見えなくなった。
その瞬間、彼の警戒心が無くなり、彼の中にあった凶悪な殺気も消えた。
覚醒状態にあった全身が元に戻り、身体の各所が一気に悲鳴をあげる。
覚醒状態で溜まった負荷やダメージが、そのまま元の身体に影響したためである。
「……ッ!
……また、か……」
半ば諦めたようにつぶやくと、彼は重い足取りで港口を後にした。
【行動:S-17→T-17(-1)、オートパイロット設定&カタパルトへ(-1)、メッセージ作成(-1)、ガンダム射出(-1)】
【位置:T-17コロニー内部】
【残り行動値:0pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx2、
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守、休憩する】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
「今更行こうとも、実は他に更に
近い奴がいて、とっとともってたりしてな」
一人愚痴を溢しながらMSを操縦する。
【行動:移動R-13へ(4)】
【位置:R13】【残り行動値:0】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 買い物袋五枚
カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本 水2g8本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:全ての状況把握 シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る 面白い物を取りに行く】】
「ありがとう……
じゃあ、急ぎましょうか。
他の人が来る前に回収したいしね
それに提示放送で言うくらいだもの。
きっとかなりの武装だと思うわ。
そうでなくても、とても有効な……」
そこでサーティアの言葉は途切れる。
恐らく、己が考えたくない本心、殺し合いの道具という言葉が出てきたのだろう。
「……行きましょうか」
静かに頷く。
「MSの方の動き、大丈夫だった?
といっても、ちゃんと見てから出る余裕無いけどね。
機体の動きは、危ないようだったらゆっくり行くわ。
あ、格闘戦出来るから私前を行くわ。
ジオングって言うと……確かサイコミュとか積んだ機体よね?
後から援護頼んで良いかしら?」
「あ……の……」
リオンの言葉は更に繋がるサーティアの言葉に遮られた。
「それと途中で誰かを見つけたら極力交戦は避けてね?
アナタは隠れたまま、私で説得してみるから。
じゃあ直格納庫向いましょう?
食料、医薬品を多めに持って行ってね。頼むわ。
それとナイフ。
アナタに預けておく。
アナタが後衛だから『生き残る』確立高いしね?」
言われるまま、ナイフを受け取る。
(サイコミュ……使えないんだけどなぁ。)
なんとかなるだろう、とそれでも思いつつジオングに乗り込む。
食料や医薬品はたっぷりだ。
(何にしても、10番と出会う事は避けたいな。
あのコンテナ爆弾を受けても死ななかったんだし、それに僕がやる気だって事を知っている。)
ヘルメットをかぶった。
【行動:11番サーティアと会話(-0P) 格納庫まで移動(-1P)】
【位置:E-5】【残り行動値:3P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)
薬品 寝袋 缶詰 コンバットナイフ】
【行動方針:消極的に殺し合い派 03番、14番は優先的に殺す】
コツ、コツ
(うるせぇよ、何だよ。)
コツ、コツ、コツ
(………何だよ。)
コツ、コツ、コツ、コツ
「だぁぁぁー!あ?」
「オキタ!オキタ!アレンオキタ!」
コックピットの中でいきなり立ち上がった彼は当然、前につんのめる形になる。
そのまま額をモニターにぶつける事になる。
「イテテ……それにしてもよく頭をぶつけるよなぁ、最近。」
「アホガナオル!アホガナオル!」
額のたんこぶを擦りつつ、どっかとシートに座り込む。
膝にはちゃっかり七面鳥。
「……俺様は何でこんなトコにいるんだ?
俺様は教会にいたはずだ。」
「エットネ、コワイオッサンガキテアレンオイテッタ!コッワイオッサンヤデシカシ!」
七面鳥の話を聞いてようやく何が起こったか思い出した。
『アレン』は『リナルド』に負けたのだ。
しかも、完敗である。
それは今まで順風満帆に人生を歩んできたアレンにとって最大の屈辱であり、
また最低の記録である。
更にそれだけには留まらず。
「アレン、コエオカシイ!」
「え?」
言われてはじめて気づいた。
いつもの声の調子と、少し違うのだ。
試しにギターを取り出して歌ってみる。
声が出ない。
低い声はいつも通り、というよりそれも少々調子がおかしかったが、
高い声が出ないのだ。
アレンは涙した。
人前(この時は鳥だが)ではじめて。
それほど彼のショックは大きかったのだ。
こんなに泣いたのは父や兄の死以来か、それ以上か。
それほどまでに彼にとって音楽というものはかけがえのないものだったのである。
「ふざけんな、俺様の美声をこんなにしやがって……」
ディスプレイに赤々と光る文字を乱暴に消す。
アレンのその目は、このゲームがはじまって以来、はじめて光が灯った。
「………野郎は絶対殺す!
俺様の手で!だ。」
早速コロニーに移動しようとするアレンを必死でとめる七面鳥。
それもそのはず、白兵戦で殺されかけたアレンがMS戦で勝てる確率も少ない。
「……仲間、か。」
「ソウ、ナカーマ!ワルイヤツヤッツケルナカーマ!」
「いいだろう、あいつは絶対悪だ。
それに、仲間にならずとも殺せば武器を奪える。
……武器、か。
そういえば女教師が言ってたな、武器が落ちてるとか。」
「トリニイコ!トリニ!」
「よし。」
迷うこと無く移動するアレン。
その瞳はいつになく真剣だった。
【行動:目覚め(-0p) 移動(N-15→N-14→N-13→N-12)(-3p)】
【残り行動値:1p】
【位置:N-15→N-14→N-13→N-12】
【機体状況:問題無し】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、前腕部ビームガン×2
固定式ビームキャノン コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺】
【同盟:なし】
―散々コックピット内を荒らしまわった結果、それらしきものを見つける事はできた。
が、果たしてこれは『武器』と言えるのであろうか?
手にした緑色の球体を繁々と眺めながらレニウムは考え込んだ。
(確かこれは・・・『ハロ』とかいう子供向けのロボットペットか。)
前に何回か宣伝を見た事がある。おそらく同型の物と見て間違いないだろう。
・・・しかし、こんなもので一体どうしろというのか。
一人身の寂しさを紛らわせとでも言うつもりだろうか?
(女子供じゃあるまいし・・・どうやら『機体』の方で運を使い果たしちまったようだな・・・。)
一度ため息をついた後、レニウムは呆れた様子でハロを壁に投げつけた。
と、次の瞬間壁に激突したハロが突如電子音を鳴り響かせながらコックピット内を跳ね回り始めたではないか。
「な、何だ?壊しちまったか!?」
こんなものに跳ねられ続けたら、鬱陶しくて戦闘どころではなくなってしまう。
焦ったレニウムは急いでハロを捕まえると、必死でなだめ始めた。
「あぁ、畜生!俺が悪かった!悪かったから静まってくれって!」
傍から見ればさぞ滑稽な光景であろうが、とにかくレニウムは必死なのであった。
・・・しばらくして、腕の中で暴れていたハロの動きも段々と治まっていく。
「よしよし、いい子だ・・・頼むからもう暴れないでくれよ・・・。」
恐る恐る手を離しハロを見つめる。どうやら落ち着いてくれたようだ。
〔・・・ハロ、ハロ!アムロ、ゲンキ?アムロ、ゲンキカ?〕
何者かの名前を連呼しながら、またもハロが(先刻ほどではないが)コックピット内を跳ね回る。
(アムロ?前の持ち主の名か?)
どこかで聞き覚えのある名前に首を傾げつつ、
(多分)正常に作動しているであろうハロをシートの後ろに追いやる。
そうこうしてる内に目的地へ到着したようなので、当初の目的通り武器の探索を開始した。
【行動:ハロと一悶着(-1)、移動(-2)、探索(-1)】
【残り行動値:0】
【位置:K-19→K-20→K-21】
【機体状況:異常無し】
【武装:隠し腕×2、ビームソード×4】
【所持品:ディパック、首輪、コッペパン×2、水2g入り×2、ハロ(Ζ版)】
【行動方針:武器の探索】
【同盟:無し】
age
「さて、こうしてても仕方が無い、ここを離れなくては・・・。えーと、艦の状況は、と。」
情報端末から艦の状況を引き出す。
「各所に損傷軽微か、航行には以上なし。エンジンはまだ熱があるな・・・。
よし、行けそうだ!・・・って、まず何すればいいんだ!?」
キョロキョロと辺りを見渡すと、舵輪の脇に本が置いてあることに気が付いた。
『これで君も一人前の船乗りだ!一人でもできる戦艦の操縦法』
手に取ったマニュアルらしき本にはそう書かれていた。
「これで本当に一人で動かせんのかなあ?」
窺わしげに本をパラパラめくる。
「ま、やってみるか!・・・えーと、まずエンジンの起動、次に出力確認か・・・。
接続確認よし、各部異常なし、微速前進!!」
ゆっくりと前進を始めるムサイ、どうやらうまくいったらしい。
今度は舵取りの番である。あわただしく舵輪の前に立つ。その瞬間、
ゴンッ!!バキィ!! %ンい音が連続で響いた。
「おぶっ!!・・・やばっ、やっちゃったよ・・・。」
目の前の岩塊に衝突してしまった。先端部を損傷、とんがり部分が少し潰れてしまったようだ。
「まあ、コムサイは無事だし・・・、気にしない!!」
笑いながら舵を取り直した。
暫くすると、暗礁空域を抜けた。幸いあれから損傷は受けていない。
「さて、操縦も慣れてきた事だし、これからどこ行こう?
二度と暗礁地域には行きたくないなあ、北にいっても戦闘中の人がいたし・・・。
やっぱ南下するのが一番かな。よし、目標はH-14付近にするか。」
軽巡洋艦と言うだけあって、慣れてくると舵の効きは良好である。
ムサイは南下を始めた・・・。
【行動:ムサイ起動(−1) 移動(−2)】
【位置:L−11→J-11→J−13】【残り行動値:1p】
【機体状況:通常】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン ザクマシンガン改(予備弾装1)
ザクバズーカ(残弾3) ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×2 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×4 水2リットル入り×3 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:他の参加者に会う】
【同盟:無】
『…ベルク。とりあえずヨーコが起きるまでは休息としよう。
私はリナルドに頼まれたからヨーコを見ておく。またいつ馬鹿が入ってくるかもしれんからな…。
まぁ、適当に休んでろ。もしくはリナルドと"アレ"について話し合っておいてくれ…。』
そう言うとシュウジは椅子に座りそのまま眠ってしまった。
相当疲れていたんだろう、極度の緊張感と徹夜続きでは当然ではあるが。
(”見ておく”と言って、眠っていたら意味が無い気がするが。
ま、俺が教会内に居たらいいか。)
シュウジの体調が悪くならないように
隣の個室から毛布を持ってきてシュウジに被せ部屋を出た。
大聖堂へ移動しシュウジのパソコンに話し掛ける。
「よお、ゼ・・・・・(何だったっけ?)
AI何か周りに異常があったら知らせてくれ。」
そう言うパソコンの近くの椅子に座り、聖書を再び読み始めた。
【行動:シュウジに毛布を被せる(-1)ゼファーと会話(-1)聖書を読む(-0)】
【残り行動値:2】
【位置:S-17(教会内大聖堂)】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g四本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:シュウジandヨーコが目覚めるまで待機】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド=グレイス?】
『よお、ゼ・・・・・(何だったっけ?)
AI何か周りに異常があったら知らせてくれ。』
〔…私の名前ははゼファーです。
命令は…状況からその命令を妥当と判断。了解しました。〕
そう言ったやりとりがされている頃その持ち主は…熟睡していた。
【行動(ゼファー):ベルクと会話(−0) 警戒開始(−1)
(シュウジ):睡眠(−3)】
【残り行動値:0p 】
【位置:S−17 教会内個室】
【機体状況:駐機状態(ゼファーによりレーダー作動中)】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
工具セット(コックピット内) 拳銃 (ゼファー・計画書・紙とペンは大聖堂に放置)】
【行動方針:???】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド
別行動中:06番ジェイス?】
「アレン、ドウシテコワイ?アレン?」
「……トリィ、俺様にとってな、音楽ってのは命より大事……
とまでは行かないにしても、とっても大切なものなんだ。」
かすれた声で言うアレン。
その表情は今まで見た中で一番悲しい顔をしている。
「それをアイツは奪った。
たかだか女に抱きついた、とかそんな理由で。
俺様の夢、希望、全てを潰しやがったのさ。
だから、俺様はあいつの夢、希望を全部つぶす!
アイツに絶望を味あわせてやる!」
【行動:移動(N-12→M-12)(-1p)】
【残り行動値:0p】
【位置:N-12→M-13】
【機体状況:問題無し】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、前腕部ビームガン×2
固定式ビームキャノン コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺】
【同盟:なし】
>126
暫しの間呆気に取られるも、愁林は気を取り直してユリの後を追いかける事にした。
「しっかりなさい、機体に振り回されては生き残れないわよ」
斯く言う彼女も、当初は自らの機体のポテンシャルの高さに戸惑いを覚えていた。
無理もない。
彼女たちの乗る機体は、人型兵器がMSと呼ばれていた時代の中では、間違いなく群を抜く性能を持っているのだから。
「?」
センサーが感知したのは、巨大な質量を持つ熱源反応の接近。
J-14宙域に進入した愁林の目に、カメラアイが捉えた画像が映った。
「戦艦……それも、まだ『生きて』いる……?」
その巨躯は、未だ距離の離れたままの現状でも十分に視認が可能である。
レーダーによれば、どうやら艦内に参加者の機体があるらしい。
「ユリ……どうやら、セカンド・エンカウントのようよ……」
内心の緊張を欠片も覗かせず、愁林は先行した少女に向かって呼びかけた。
【行動:ユリへの通信継続(-0)、基地脱出(-1)、H-14→I-14→J-14(-2)】
【位置:J-14】【残り行動値:1p】【機体状況:損傷なし】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量78%)
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾77%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:ムサイ級巡洋艦への対処】【同盟:No.04、ユリ=ランブ)】
第二章 >145 現在
A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■■■□□□□□■◎■■□■■□□□■■■■■□◎
02■◎■□□□□□□□■■■■◎□□□□□□■■■■※
03■□□□□□※□□□□■■□□□□□◎□□□■■■■
04□□□▼◎□□□□□■※■□□□□□□□◎□■※■■
05□□□□09▼□□□□■■■■□□□◎〓□□□□□□■
06■□□□□□□□□◎□□□□□□□□□□□■□□◎□ □:開かれた空間
07※■■◎□□□□□□□□□□■□□□□□□◎□□□□ ■:暗礁空域
08■※※■□□□□□10〓□□□□□■□□□※※□□□□ ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□◎□□□□□□□※□※□□■■ 〓:コロニー
10■■■■■□□□□□□□□□□□□□※◎※※※□□■ ▼:小惑星基地
11■□■■■■◎□■□□■□■■□□□□※※※□□■◎
12◎■■■■◎□□□□□■■■■■■□□□※□□■■■ ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□◎□05■■■□■□■02□□□□□■□■ ×:侵入禁止予告区域
14■■□■◎□□▼03□04■※■□06◎□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□□□□□□□■■※■■
16■□■13□□□□□□◎□□□□□□□□◎※□□■■■
17□□■□□□□□□□□■■■□□□□0115□□□□□■
18※□□□□□□□□□■■◎◎□□□□□□□□□□□□
19□□□□□□■□□□□■■■■□□□□□□□▼□□□
20□□□□□◎□□□□□□■□◎□□□□□□▼▼□□□
21□□□〓〓□□□◎□18□※※□□□□□□▼▼▼◎□□
22■□◎□□□□□□※※※※□□□□□□▼▼▼◎▼□□
23■■□□□□□□□□※※※□■◎□□□□▼▼▼□□□
24※■■□□□□□■◎□※※■■■□□□□□□□□□■
01・07・08は同一地点。
09・11は同一地点。10・14は同一地点。
05番、ムサイ級戦艦に搭乗。
12・17死亡。(13は放棄された参加者)
(16番、位置管理を現在保留中)
>146
訂正。
03番の位置は図のI14でなく、その右隣、J14でした。
申し訳ありません。
>>133 身体が重い。
覚醒後はいつもこんなものだったが、今回はそのレベルが違う。
教会についたら、できるだけ休ませてもらおう。
そんなことを考えながら、リナルドはエレカでS-17の市街地にあるコンビニに来ていた。
専門店を選ばなかった理由は一つだけ。
コンビニなら、保存の利く食料や飲料水、そして彼の疑念をおそらくは確証に持っていくであろうもの、
その全てがあると判断したからだ。
コンビニに入ると、買い物カゴにさっさと品物を放り込んでいく。
その行為の後で彼は、自分が忌み嫌う行為を平然とやっていることに気が付き、苦笑する。
何だかんだで、このプログラムに慣れてきている。 それが、はっきりとわかる―。
二、三度首を振ると彼は雑誌コーナーに行き、「月刊アナハイムジャーナル・MS操縦特集」を手に取った。
発行日は……、アレンの持っていた雑誌とほぼ同じ。
疑念が、確信へと変わる。
そのまま「アナハイムジャーナル」をカゴに放り込み、ぼそりと言う。
「はあ……、冗談じゃないよ……」
ふぅ、とため息をつくと、彼は思い出したように自分の服装を見る。
そして、再び顔を上げた彼の目線の先には、従業員室。
全身がもう休みたいと言っている。 決断は一瞬、行動は速い。
従業員室に入ると、ロッカーを手当たり次第に開けていく。
その中から、下シャツと大きめの長袖Tシャツを二枚ずつ、
これもまた少し大きいGパンを一本拝借し、その場で着替える。
もう一枚ずつのシャツ類とノーマルスーツを片手に、もう片方に買い物カゴを下げて、
彼はエレカへと戻っていった。
<続く>
>>148の続き
エレカの助手席に手荷物を載せると、そのまま教会へと向かう。
気を抜くと、すぐにでも眠ってしまいそうだ。
そんな自分と格闘しながらエレカを運転し、何とか教会前に辿り着く。
ふとミラーを覗き込むと、何とまあ酷い顔色をしていた。
一刻も早く休まなければ。
荷物を持って教会に入ると、ベルクが読書をしていた。
とりあえず近付き、声をかける。
いくら何でも、そのまま眠ってしまうわけにはいかない。
だが、自分が休むことを告げるリナルドの声は、弱々しかった。
「すまないが……、少し休む……。
何かあったら、起こしてくれ……」
ベルクの返答を待たずに長椅子に身を任せると、とりあえず手荷物の類をを横に置く。
そして、そのまま何秒と経たずに、深い眠りの底へと堕ちていった。
眠りにつく直前、彼はなぜかアレンのことを思い出した。
初めて彼の存在を知ったとき、彼は歌おうとしていた(歌ったのだが、その直前にリナルドは回線を切った)。
どのくらいの腕前かは知らないが、あんなことに全体通信を使うくらいだ。
きっと、歌うのが好きなのだろう。
自分は確実に彼の意識を奪うため、喉を圧迫した。 彼の命と同等であろう、その喉を。
意識を奪うだけなら、なぜ、自分はみぞおちあたりを狙わなかったのだろう?
もしかしたら、何かしら後遺症が出ているかもしれない。
もしそうなら、彼にはすまないことをした―。
怨んでる、かな――。
リナルドの意識は、そこで途切れた。
【行動:T-17→S-17コンビニ(-1)、コンビニ探索&着替え(-1)、教会に移動(-1)、ベルクと会話(0)、ダウン(-1)】
【位置:S-17教会】
【残り行動値:0pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状況:通常・重度の疲労】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守、休憩する】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
※ステータスに【生徒状況】を追加しました。
主に通常・覚醒の区別をつけるものですが、体調不良等、特筆すべき状態も記載しようと思います。
これから先は暗礁空域を進んで行く。
恐らく何人か先にはいるだろう。
あの、放送を聞いて動いたのは俺だけじゃないはずだ。
だとすれば、誰かしら参加者がいるだろう。
その場合は、暗礁空域にいるほうが有利だ。
この、機体は偵察機。情報収集能力に優れ、
そして、ステルス性まであり、そこまでありながら
決して戦闘能力は疎かになっていない。
まるで、今のこの俺に理想のように合う機体。
ティーチャーがわざわざ用意してくれた、この機体、
せいぜい友好的に利用してやる。
索敵範囲を最大にして進むと案の定さっそく一機補足する。
データ照合。確認。RGM-89 ジュガン。
さっきのあいつか・・・
ならば無視無視。先を急ぐ事にする
【行動:索敵(1) 移動P12へ(3)】
【位置:P12】【残り行動値:0】
【機体状況:問題無し】
【身体状況:異常無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 買い物袋五枚
カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本 水2g8本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:全ての状況把握 シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る 面白い物を取りに行く】】
まずはMSを確認し、ビームスプレーガンのコネクタからENチューブを引き出す。
接続、EN送電、こんな設定は簡単よ。単純なものだわ。
少しでも知識をかじった事があれば簡単に出来る。
……やっぱり、素人でも設定しやすいよう、構造の単純化が図られてるようね。
問題はビームシールドの破損。
各所に大きな問題は見られないけど……信用できない。
あちこちの外装が外れかけてるし、一発でも実弾を中心に喰らえば暴発も有り得るかしら?
機体の動作確認、燃料良し、反応良し、レーダー良し、機体状態良好。
コクピットの席の後にはぎゅうぎゅう詰めの荷物。
少し入れすぎたかしら?
まぁ、いいか……
「それじゃあ、先行するわ」
カタパルトは動かない。
なら自力で移動するしかない。
「れっつごぅ……」
少し緊張してるのが解る。
何だか手足の動きが鈍いもの。
【行動 : ビームシールド装備(−1) G−6へ移動(−2)】
【残り : 0P 】
【位置 : E−5→E−6→F−6→G−6 】
【機体 : 正常 】
【身体 : 正常 】
【武装 : ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド(破損)】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、
頑丈な腕時計、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、
携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 生き残れ、”遺品(ムサイ)”回収 】
【同盟 : No.09-リオン 】
しばらく読書をしているとリナルドが戻ってきた。
彼は、今にも倒れそうな足取りだった。
『すまないが……、少し休む……。
何かあったら、起こしてくれ……。』
そう言うとリナルドは疲れ果てたように
長椅子に身を任せ寝てしまった。
(世話の掛かる奴らだ・・・・・・。
俺も早く寝たいんだけどな――――――――もう少し、我慢するか。)
すこしため息をつくと、読書を止め、大聖堂から移動し
シュウジとヨーコの居る個室とは違う別の個室から
毛布を取ってきてリナルドにも被せた。
めんどくさいとは思うものの世話を妬いてしまうのは、
以前まで、働いていた教会での子供達への癖だろうか?
また、ため息をつき元の場所に座り読書の続きをした。
【行動:リナルドに毛布を被せる(-1)大聖堂から個室を往復(-1)聖書を読む(-0)】
【残り行動値:2】
【位置:S-17(教会内大聖堂)】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g四本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:シュウジandヨーコandリナルドが目覚めるまで待機】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド=グレイス?】
ライトアーマーが発進したのを確認して、続いて発進準備する。
ジオングは足は無いが、機動性、運動性に富んでいる。
恐らくそれはジムを軽量化したライトアーマー以上だろう。
だから、少なくともリオンの中に恐怖心は無かった。
「よし、それじゃあ行こうか。」
そう言って発進させる。
前には黄色く目立つジム。
(……多分、このゲームの中で最弱のコンビだろうな。)
はっきり言ってリオンが接触した人々のMSは性能が抜群に良かった。
ジオンのザク系MSの最終発展型、ギラ・ドーガ。
リガ・ミリティアの白いヤツ、Vガンダム。
ザンスカール帝国の傑作機、ゴトラタン。
それらのMSからすればジオングやジムライトアーマーなど相手にならないだろう。
(でも、それでも殺すしかない。
僕が安全かつ、確実に生き残る為にも。)
ギリ、と奥歯を噛む。
ジオングは進んだ。
【行動:移動(E-5→E-6→F-6→G-6→H-6)(-4)】
【位置:H-6】【残り行動値:3P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲 コンテナ爆弾】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)
薬品 寝袋 缶詰 コンバットナイフ】
【行動方針:消極的に殺し合い派 03番、14番は優先的に殺す 遺品(ムサイ)回収】
>>153 残り行動値を3Pから0Pに変更します。
当然、横のエリアを通り過ぎる時にムサイの艦影は目にはいっていた。
…しかし、止まりきれなかった。…調節しようと前のスラスターのみを吹かせるが、
それで逆走、仕方なく逆の操作をしたら今度はそのせいで別の隣のエリア…K-14
にいってしまった。とりあえず、戻る為に曲がろうとしたが…今度は回転である。
「……ほんとに…化け物MS…。やっぱり今まで乗ったのと感覚が違いすぎる…。」
そこで、イブよりずっと開かれていた通信回線から通信が入る。何とか
「ギラドーガとか…その辺にも苦労する私じゃ…荷が重いですけど頑張ります…。」
弱気な返答するが、それで少しやる気が出たようで………回転状態から直感でスラスターを
踏み込み、何とか…しかもちょっと大回りではあるがそれなりに凄まじい速度でJ14に戻ってくる。
そこで、敵襲の報。彼女は戦艦に気がついててもその中に人が居ることまで気がつく余裕はないようだ。
「…敵襲…?…まだ乗りこなせてもないのに…。…でも…戦艦ならまだマシかも…。」
…そこで、何故か先程までは死ぬほど苦労しても無理だった停止を
無意識で成功させる。
(…え…?何で止まれたの…?……それに、マグレでのカーブも2連続で成功してるし…。)
本人も当然戸惑っている。
…しかし、はっきり言って彼女以外の殆どの参加者ならば当然できることでもあるだろう。
【行動:継続通信(−0p) 基地から飛び出す(−1p) そのまま移動(−3p)】
【位置:K14→J14】
【残り行動値:残り0p】
【機体状況:万全。】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2
ビームマシンガン×1(EN残量80%)】
【所持品:バック、毒薬セット、工具一式】
【行動方針:敵に対する警戒。】
【同盟:no3イブ・シュウリン】
>>136-137 >>143 位置と行動を修正します。
位置はT-17から4マス移動してS-17→Q-17→R-17→P-17とさせていただきます。
ご迷惑おかけしました。
支給武器を求め進みつづけるアレンのガンダムのレーダーが反応を示す。
機影は二つ、PMX-002 ボリノーク・サマーンとRGM-89 ジェガンである
両方ガンダム4号機よりも後期に開発された名機。
組んでいるのならばとても勝ち目は無い。
だが……
「組んでない、みたいんだな。」
組んでいるのならばこんなに距離をあけるのは不自然である。
たったそれだけの理由でアレンは二人を組んでいないと判断した。
となれば、次に選択すべきは二つ。
仲間に勧誘するか、ここで殺して武器を奪うかである。
思い出してみる。
リナルドの機体を。
形式番号からジムの発展系であろうと予想されるジェガン、
同じ理由で木星のものだと思えるボリノーク・サマーン。
どちらが有利かは明らかである。
だが、だがボリノーク・サマーンはあのコロニーに居た。
つまり、リナルドの仲間という事になる。
それならば仲間にした所で意味は無い。
となれば、ジェガンか?
その機体で勝てるか?
元々馬鹿だった頭が更に馬鹿になりそうな気分だった。
大体がこういう考えて行動する事が苦手なタイプなのである。
「ダァ――!もう、まどろっこしい!
ウゼェウゼェウゼェ!要は、アイツに勝てりゃいいんだ!
ならよ、いい武器が手に入った方が信用出来ない仲間を獲得するよりいいんじゃなーい?」
相手がいい武器を持っているかどうかなどは知らない。
ただ、今は何かからだを動かしたかった。
破壊したかった。
「ひぃっさつ!アレンハイパーブレード!」
ガンダムにサーベルを持たせる。
軽く振ってみるが、腕は鈍っていない。
興奮してきた。
「アカンテ、ツウシン!ツウシン!」
「ぅるっさい!お前は飯でも食っとけ!」
食べかけだったパンを七面鳥の口に突っ込むと
ガンダムのスラスターを全開にし、ジェガンに向け突進。
そのまま通り過ぎるようにサーベルを振り下ろした。
【行動:移動(P-17→P-16→P-15→P-14)(-3p) ジェイスのジェガンにビームサーベルで攻撃(-1P)】
【残り行動値:0p】
【位置:P-17→P-16→P-15→P-14】
【機体状況:問題無し】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、前腕部ビームガン×2
固定式ビームキャノン コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺】
【同盟:なし】
教会から入ってきた一人の人物。それは何故か満身創痍の状態となっていたリナルドだった。
〔リナルドさん。マスターが…〕
『すまないが……、少し休む……。
何かあったら、起こしてくれ……』
それだけ言うとリナルドは長椅子に横たわり、そのまま寝てしまった。
〔…。〕
そのころシュウジはまだ眠っていた。
只、先ほどと違うのは何の夢を見ているのか、涙が流れていることだった。
【行動(ゼファー):警戒中(−1)
(シュウジ):睡眠(−3)】
【残り行動値:0p 】
【位置:S−17 教会内個室】
【機体状況:駐機状態(ゼファーによりレーダー作動中)】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
工具セット(コックピット内) 拳銃 (ゼファー・計画書・紙とペンは大聖堂に放置)】
【行動方針:???】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド
別行動中:06番ジェイス?】
さっきから探索を続けているが、ここはどうにも不可解な場所だ。
MSや戦艦の残骸が無数に浮遊しているのはわかるが、種類が入り乱れすぎている。
一年戦争時代のものにグリプス戦役時のもの、それに俺の見たことのないものまで様々だ。
(ただの舞台装置か?・・・しかしたかが殺し合いの演出の為にここまでするとは・・・。)
そこまで考えてから、自分をプログラムに参加させた者達のことを頭に思い浮かべる。
(・・・いや、奴等ならやりかねんな。なんせこんな狂ったプログラムを組むような奴等だからな・・・。)
不意に口元が歪む。それ以降、このことについては深く考えなかった。
―探索の末、一番無傷に近いビームライフル(それでも所々傷ついているが…)を装備する。
他の物は損傷が酷いものや規格が合ってないものばかりで、
こいつを選び出すだけでもかなり骨が折れた。
「・・・さて、これからどうしたものか・・・。」
少し考え、先刻の放送の内容を思い起こす。
(・・・残された『支給武器』に・・・惹かれた者はどのくらいいるだろうか?)
機体を翻らせ、武器が残されているという地点―『L-11』に向かう。
・・・無駄に機体を傷つけないよう、暗礁空域を避けながら。
【行動:探索継続(-0)、装備(-1)、移動(-3)】
【残り行動値:0】
【位置:K-21→K-20→K-19→J-19】
【機体状況:異常無し】
【武装:隠し腕×2、ビームソード×4、ビームライフル(小破)】
【所持品:ディパック、首輪、コッペパン×2、水2g入り×2、ハロ(Ζ版)】
【行動方針:できるだけ暗礁空域を避けつつ『L-11』へ移動】
【同盟:無し】
「・・・う、ううん・・・。 あれ?」
目覚めた私を包んでいたのはかつて見たことある風景だった。
「ここは・・・? 教か・・・イタッ!!」
辺りを見回そうとしたら、首に激痛がはしった。
「っ痛〜〜〜!! どうしたんだろ、私?
・・・一人で、心細くて、・・・あれ?」
不思議とその後の記憶がない。
(本当に・・・何かあったような・・・。)
゛ズキンッ"
「・・・アイタタタ!!」
何かを思い出せそうになったが、突然頭に痛みがはしり、
それでついつい首を動かしてしまった。
「ヤブヘビ・・・。」
そこでふと、椅子で眠っている人影に気が付いた。
「あれ・・・? アサ・・・ギ・・・さん?」
【行動:目覚め(1) 首が痛い(0)】
【位置:S-17:教会内個室】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:通信回線(アレン・リナルド)】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:MS操縦技術の習得 霊感を打ち明ける あれ?また何か忘れてる・・・】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
【一時停戦: No,16アレン】
ムサイの操縦にもだんだん慣れてきた。
だが、問題は他にもある。もし戦闘になった時の火器官制は?ベイへの入港は?
その他にも一人でやろうとすれば大変な労力を使うものばかりである。
「はあ、ま、なるようになるさ。
そういえばさっきから何の機影も・・・あ゛、レーダーの電源付けてない!!」
いそいでレーダーの電源を入れる。すると天井の真っ黒な板にグリーンの網目が張りめぐる。
暫くするとJ-14エリア辺りに光点が二つ現れた。
(マズイ、絶対に捕捉されたなこりゃ・・・。どうしよう、逃げちゃうか?
・・・でも、誰かに会わないと始まんないし、行かなきゃ。どうかいきなり撃ってきませんように!!)
ムサイをゆっくりと回頭させ、J-14エリアへ進入した。
そして、二機より3kmほど手前の地点で停止する。
だが、こちらから通信は入れない。この後の反応によって話の出来る相手かどうか測りたいからだ。
その間僕はアキレス腱を伸ばし、ダッシュの準備をする。
もし交戦になったら一刻も早くMSに戻らなくてはいけないからだ。
(さて、どう出てくるか?もしMS戦になったら2対1か、死ねるなこりゃ(泣)
【行動:移動(−1)】
【位置:J−14】【残り行動値:0p】
【機体状況:通常】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン ザクマシンガン改(予備弾装1)
ザクバズーカ(残弾3) ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×2 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×4 水2リットル入り×3 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:他の参加者に会う】
【同盟:無】
第二章 >161 現在
A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■■■□□□□□■◎■■□■■□□□■■■■■□◎
02■◎■□□□□□□□■■■■◎□□□□□□■■■■※
03■□□□□□※□□□□■■□□□□□◎□□□■■■■
04□□□▼◎□□□□□■※■□□□□□□□◎□■※■■
05□□□□▼▼□□□□■■■■□□□◎〓□□□□□□■
06■□□□□□1109□◎□□□□□□□□□□□■□□◎□ □:開かれた空間
07※■■◎□□□□□□□□□□■□□□□□□◎□□□□ ■:暗礁空域
08■※※■□□□□□10〓□□□□□■□□□※※□□□□ ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□◎□□□□□□□※□※□□■■ 〓:コロニー
10■■■■■□□□□□□□□□□□□□※◎※※※□□■ ▼:小惑星基地
11■□■■■■◎□■□□■□■■□□□□※※※□□■◎
12◎■■■■◎□□□□□■■■■02■□□□※□□■■■ ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□◎□□■■■□■□■■□□□□□■□■ ×:侵入禁止予告区域
14■■□■◎□□▼□03□■※■□06◎□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□□□□□□□■■※■■
16■□■13□□□□□□◎□□□□□□□□◎※□□■■■
17□□■□□□□□□□□■■■□□□□01〓□□□□□■
18※□□□□□□□□□■■◎◎□□□□□□□□□□□□
19□□□□□□■□□18□■■■■□□□□□□□▼□□□
20□□□□□◎□□□□□□■□◎□□□□□□▼▼□□□
21□□□〓〓□□□◎□※□※※□□□□□□▼▼▼◎□□
22■□◎□□□□□□※※※※□□□□□□▼▼▼◎▼□□
23■■□□□□□□□□※※※□■◎□□□□▼▼▼□□□
24※■■□□□□□■◎□※※■■■□□□□□□□□□■
01・07・08・15は同一地点。03・04・05は同一地点。
06・16は同一地点。09・11は同一地点。10・14は同一地点。
05番はムサイ級戦艦に搭乗。
12・17死亡。(13は放棄された参加者)
ピピピ―――
鳴り響く音、MSの反応だ。
慌てて映ってるモニターを変える。
――PMX-002 ボリノーク・サマーン
さっきいた奴だ。
ふぅ…と肩の力を抜く。
「いきなり戦闘なんて洒落にならねェよな…」
緊張がどんどんと高まっていくのがわかる。
ドクドクと心臓が鳴り響いている音が聞こえる気がする。
過度な緊張はミスを産むだけだろ?落ち着け。
自分に言い聞かせる。
ピピピ―――
再び鳴る警報。
今度はなんだ?!
――RX-78-4 ガンダム4号機
ガンダムって、あの有名な奴かよ?!
急いでモニターを切り替える。
「マジかよ、接近してくるッ!!」
向こうはビームサーベルを持って接近してきた。
戦う気満々だ。
こっちは急いで距離をとろうとする。
ジジジジジ―――!!!
ガンダムが機体に迫ってくる。
モニターに映るその姿は死神、悪魔に見えた。
そしてそのまま機体に迫るビームサーベル!!
「くッそォォォォォ!!!」
スラスターを全開にして飛び退って回避する。
怖い、怖い、怖い、怖い――
距離をとるんだ、このままじゃ殺される!!
怖い、怖い、怖い、怖い――
機体をそのまま大きく後退させる。
怖い、怖い、怖い、怖い――
頭が真っ白になっている。武器は?!反撃しないと!!
怖い、怖い、怖い、怖い――
ハイパーバズーカだ、撃ち方は確か……
怖い、怖い、怖い、怖い――
「落ちろオオォォォ!!」
【行動:回避行動(-1p)ガンダム4号機にハイパーバズーカを撃つ(-1p)】
【位置:P-14】【残り行動値:残り2p】
【機体状況:正常】
【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と19本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:俺らしく生きて俺らしく死ぬ】【同盟:01番 シュウジ・アサギ】
索敵範囲に新たなる機影。
データ照合。確認。RX-78-4 ガンダム4号機。
それが真っ直ぐ、先ほどのRGM-89 ジュガンの方へ向かって行く。
そこまで、確認しながら迷わず先に進む。
もしかしたら、奴の仲間かもしれない。
更に他者に遭遇したとしても戦闘になるとは限らない。
そして、もし、戦闘になったとしても
一対一で負けるような奴であれば、必要ない。
そこまで考えての選択。
どうせ、あのコロニーに戻るんだからな。
仮に戦闘になっていて、戻るまで生きていたら
助けてやってもいいんだがな。
【行動:移動L12へ(4)】
【位置:L12】【残り行動値:0】
【機体状況:問題無し】
【身体状況:異常無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計 買い物袋五枚
カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本 水2g8本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:全ての状況把握 シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る 面白い物を取りに行く】】
サーベルはジェガンに当たる事なく、そのまま通り過ぎる。
次の攻撃の為ガンダムが急停止し、Gがモロにかかる。
「ぐぎっ……」
再びジェガンに向き直ると、ジェガンは何かを構えていた。
そして、それが何か動いたかと思うと。
バズーカ弾がアレンのガンダムへと一直線に向かってきた。
「ウゼェ……ってんだよ!」
なんとかかわすが、距離を縮める事は出来ない。
接近途中でバズーカを撃たれればほぼ回避は出来ないのだ。
「へへ、コイツを使ってみるか……なぁ。」
「アカンテ!コウゲキアカン!」
「馬鹿野郎!あっちも攻撃してきてんだ!
大体これは元々殺し合いの舞台だ、殺し合うのが普通なんだよ!」
そういうとガンダムの肩にのっかかったキャノン砲を構える。
「アレン!ソレツコタラアカン!バクハツスル!
サイショウ!サイショウ!」
「?どういう意味だ?」
「リナルドガ、ツケタビーム!バクハツ!ジェネレータ!」
どことなく、意味はわかった。
要するに、このビームキャノンを付けたリナルドが工作を施したのだ。
最大の出力で発射すれば危険な状態に追い込まれるように。
「何処までも汚いヤツだぜ。」
出力は最小に設定する。
自分から窮地を招く真似はしたくない。
「さぁ、念仏でも唱えなザコが。
ザコじゃ主役級に勝てないって事を知らなかったかい?」
照準が合った。
キャノン砲を二発発射させる。
ジェネレータが熱を増した。
【行動:回避(-1p) ジェガンにビームキャノン(二発)で攻撃(-2P)】
【残り行動値:1p】
【位置:P-14】
【機体状況:ジェネレータちょっと熱い。】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、前腕部ビームガン×2
固定式ビームキャノン<EN84%> コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺】
【同盟:なし】
>>165 >「アレン!ソレツコタラアカン!バクハツスル!
> サイショウ!サイショウ!」
以下を修正します。
「出力は……30%くらいでいっか。」
照準を合わせ、出力を高める。
アレンの言う通り、出力は丁度30%。
「っしゃ!死ねよや〜!」
肩のキャノン砲から、エネルギーが凝縮されたビームが発射された。
【行動:回避(-1p) ジェガンにビームキャノンで攻撃(-1P)】
【残り行動値:2p】
【位置:P-14】
【機体状況:ジェネレータ熱い。エンジン稼働率ちょっと悪い。】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、前腕部ビームガン×2
固定式ビームキャノン<EN70%> コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺】
【同盟:なし】
167 :
アレン=D=バディアン ◆ooE1auhXS6 :03/12/24 20:42 ID:oB+T8tzB
168 :
ジェイス=カーライル ◆oFNZJAIS42 :03/12/24 20:50 ID:Nr1JjC2F
IDチェック
>161
3q程手前で静止したのち、ムサイ級巡洋艦は一向に動く気配を見せない。
「出方を窺っている……血気盛んな質ではないという事かしら」
ロザリオを左手でそっと握り、通信回線を新たに開く。
対象は当然、ムサイ級の主たる人物。
敵対するにしろ、或いは同盟するにしろ、先ずは相手と接触を図らねばならない。
そう、彼女は判断した。
「初めまして……というのも、殺し合いの中では妙な挨拶よね。
私はイブ・シュウリン。現状でそちらに交戦の意思が無いのなら、少し情報交換でもしない?」
次いで、開きっぱなしの別回線から、何やら喜色を滲ませているユリに向けて。
「あの戦艦の中に、参加者のMSが少なくとも一機はある筈。
油断せずにセンサーの反応を見張っていなさいね」
【行動:ユリへの通信継続(-0)、ムサイへ通信(-1)】
【位置:J-14】【残り行動値:3p】【機体状況:損傷なし】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量78%)
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾77%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:ムサイ級巡洋艦の主への対処】【同盟:No.04、ユリ=ランブ)】
避けられた!
こっちのハイパーバズーカをガンダムはいとも簡単に避けた。
緊張しながら相手を見る。
接近はしてこない。
相手は肩のキャノン砲を構えた。
――来るッ!!
唐突に――
突然に――
何故か――
それを理解した。
それが来る瞬間が稲妻が光るみたいに頭に閃いた。
それに突き動かされたように機体に動かす。
ビームが来た――しかしその時既に機体は回避し終わっていた。
明らかにおかしい現象。
「なっ?!」
回避し終わってからそれに気がつく。
ビームが来る前にビームが来る事が理解できた。
でも今はそんなことに気をとられている場合じゃない。
あいての機体に狙いをつける。
そしてハイパーバズーカを撃つ――!!
【行動:回避行動(-1p)ガンダム4号機にハイパーバズーカを撃つ(-1p)】
【位置:P-14】【残り行動値:残り2p】
【機体状況:正常】
【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と19本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:俺らしく生きて俺らしく死ぬ】【同盟:01番 シュウジ・アサギ】
171 :
アレン=D=バディアン ◆ooE1auhXS6 :03/12/24 21:25 ID:ubh4lDI8
IDチェック
甲高い電子音がブリッジの一角から響いた。どうやら向こうからの通信を受信したらしい。
通信席に座り、ヘッドホンを付けてモニターを見る。画面に映し出されたのは女性だった。
『初めまして……というのも、殺し合いの中では妙な挨拶よね。
私はイブ・シュウリン。現状でそちらに交戦の意思が無いのなら、少し情報交換でもしない?』
透き通った女性の声、その凛とした声や表情から緊張や不安を感じ取る事は出来なかった。
逆に、緊張と不安でこちらの方が気が滅入りそうなのに・・・。
ぎこちない真顔を必死に取り繕い、平然を装いながら応答した。
「こちらにも交戦の意思はありません。僕はダグラス、ダグラス・ロックウードです。
情報交換ですか?そちらのお連れさんも攻撃の意思が無いのなら構いませんよ。」
【行動:応答(−1)】
【位置:J−14】【残り行動値:3p】
【機体状況:通常】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン ザクマシンガン改(予備弾装1)
ザクバズーカ(残弾3) ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×2 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×4 水2リットル入り×3 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:他の参加者に会う】
【同盟:無】
「糞がっ!何であたらねぇんだ、よっ!」
避けると同時にバズーカを発射するジェガンにアレンは苛立ちながら回避行動を行った。
だが、高出力のビームを撃った直後に過敏な運動を出来る訳も無く。
機体がアレンの操縦についていけなかった。
「っ!糞がっ!」
サーベルで叩き落そうと思い、振り下ろすが。
そのサーベルが爆破される。
「この、史上最大最強空前絶後のNT!
正義の使者、スーパースターのアレン=D=バディアンが、やられるわきゃねーだろっ!」
爆発の衝撃を生かし、そのまま宙返り。
スラスターを全開にして移動しつつ、ビームガンを撃つ。
「ひゃーっひゃひゃひゃ!死ね死ね!」
「アレンアカン!アレンアカンテ!」
【行動:回避(-1p) ジェガンにビームガンで攻撃(-1P)】
【残り行動値:0p】
【位置:P-14】
【機体状況:ジェネレータ熱い。エンジン稼働率ちょっと悪い。】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル、前腕部ビームガン×2<EN80%>
固定式ビームキャノン<EN70%> コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺】
【同盟:なし】
>161
相手のムサイが距離を置いて止まった。それをモニター内で
拡大表示して…みている…。
「スラスターは吹かそうとする気配はない…あれ?…先端が潰れてる?
形状から見て…岩みたいな物に…ぶつけた?……。」
相手の意図がつかめないからか相手の様子を窺っている様子。
そこでイブから通信が。即座に返答をする。
「…了解〜。」
(返答をしたところで熱量センサーをつけ、相手の情報を調べにかかる。
判るのは相手の名前と機体だけだが…)
「…相手…ケンブファー?…………骨董品MS?…それに…
あの戦艦もムサイ級だし…。…どうにかなりそう…かな…。」
(結構楽観しているようだ。)
【行動:継続通信(−0p) 調査(−1p)】
【位置:K14→J14】
【残り行動値:残り3p】
【機体状況:万全。】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2
ビームマシンガン×1(EN残量80%)】
【所持品:バック、毒薬セット、工具一式】
【行動方針:警戒。微妙に楽観。】
【同盟:no3イブ・シュウリン】
「ちっ・・・これさえなければ一直線に向かえると言うのに・・・。」
自分と目的地の間に広がる暗礁空域の鬱陶しさについ愚痴がこぼれる。
ジ・Oの巨体が少しだけ憎く思えた。
(・・・まぁいい。遠回りして時間を食えば、その間に少しは他の参加者が集まっているだろう。)
後の戦闘のことを考え、つい口元が緩んでしまう。
〔アムロ、ドウシタ?アムロ、ドウシタ?〕
いつの間にかシートの後ろから抜け出していたハロが俺に尋ねかける。
「・・・俺はアムロじゃない。俺の名前は『レニウム=アートナー』だ。言ってみろ。」
〔アムロ!アムロ!〕
(・・・・・・。)
無言でハロをシートの後ろに、先程よりも深く捻じ込む。
その後も移動を続けていると、モニターに何かの影が映った。
ここは見晴らしが良い為、それほど近づかなくても何がいるかは大体見当が付く。
(あれは・・・ムサイ級の戦艦!それにMSが数機・・・まさか、あの戦艦も生徒に支給された『機体』だというのか?)
予想外の出来事に少々驚きつつ、それでもすぐに平静を取り戻す。
(とりあえずは・・・もう少し接近して様子を窺うとするか・・・。)
【行動:移動(-4)】
【残り行動値:0】
【位置:J-19→J-18→J-17→J-16→J-15】
【機体状況:異常無し】
【武装:隠し腕×2、ビームソード×4、ビームライフル(小破)】
【所持品:ディパック、首輪、コッペパン×2、水2g入り×2、ハロ(Ζ版)】
【行動方針:目の前の戦艦とMSに接近・それらの動向の観察】
【同盟:無し】
176 :
ジェイス=カーライル ◆oFNZJAIS42 :03/12/24 22:25 ID:Nr1JjC2F
IDチェック
177 :
ジェイス=カーライル ◆oFNZJAIS42 :03/12/24 22:36 ID:Nr1JjC2F
再びIDチェック
178 :
ジェイス=カーライル ◆oFNZJAIS42 :03/12/25 00:07 ID:wY2n25HF
三度目の正直、IDチェック
ハイパーバズーカの弾速は遅い。
ガンダムは回避行動を始めた。
また避けられる――いや、ぎりぎり当たる!!
そう思ったときにガンダムはビームサーベルを抜いた。
そして斬る――が遅く、ビームサーベルが破壊された。
「くそっ!強よすぎだろォォ!!」
当たる瞬間を見切って行動を変える。
俺にはあんな動きはできないだろう。
相手は軍事訓練でも受けているのか?
少なくともMSに乗ったことない奴の腕とは思えない。
くそっ!こんなこと考えてる時じゃない!!
見るとガンダムが再び迫って来ている。
もう一度、ハイパーバズーカを撃――
――ビュン――!!
相手のビームがジェガンの右腕を貫いた。
――ビー!ビー!ビー!
コクピットに鳴り響く警報。
右腕に重度の損傷。
右腕の機能不全の可能性。
ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ!!
パニックに陥りながらも行動する、止まったら死ぬ。
「くそがァァ!」
三連装手投げ式グレネードを投げてバルカンを連射する。
狙いは滅茶苦茶だがとにかく相手の接近を止められればいいのだ。
【行動:ガンダム4号機に三連装手投げ式グレネードを投げてバルカンを連射(-2p)】
【位置:P-14】【残り行動値:残り2p】
【機体状況:右腕重度損傷、機能停止】
【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と19本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:俺らしく生きて俺らしく死ぬ】【同盟:01番 シュウジ・アサギ】
索敵範囲に新たなる機影の発見。
LM312V04 Vガンダム
ZMT-S33S ゴトラタン
そしてムサイ級戦艦。
二つのMSの名前には覚えがないが、戦艦まで支給されているとはな。
まぁ。支給品の戦艦なぞにシュウジ=アサギの欲しいシステムなんぞ
ないだろうし。
それに、奪ったとしても操船には人手が要る。
一体何人が乗り込んでいるんだか。
とりあえず、無視してティーチャーの指定していた宙域に到着した。
デブリ帯なのでいろいろと漂流しているので各種センサーを最大にして
捜索を始める・・・
「なんもねぇな。ただのガセか・・・
または、すでに持ってかれちまったかだな。」
捜索の結果、それらしきものは一切なかった。
とりあえず、何も無かったわけなので岐路を取るする。
【行動:移動L11へ(1) 捜索(1) 移動L13へ(2)】
【位置:L13】【残り行動値:4】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g8本 壊れた懐中時計 買い物袋五枚
カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本 水2g8本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:全ての状況把握 シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る とりあえず戻る?】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
>180訂正
【残り行動値:0】
現在移動中……
特に機影無し。
状況は極めて良好。
でも、このまま上手く良くかしら?
うしろのリオンを確認しつつ、移動していく。
【行動 : H−9へ移動(−4)】
【残り : 0P 】
【位置 : G−6→G−7→G−8→G−9→H−9 】
【機体 : 正常 】
【身体 : 正常 】
【武装 : ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド(破損)】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、
頑丈な腕時計、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、
携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 生き残れ、”遺品(ムサイ)”回収 】
【同盟 : No.09-リオン 】
業務連絡。
現状、正月期間にて参加不可能者が多くなると見込んで
12/29〜1/4の一週間のスレ凍結が予定されているが。
一応、参加者各位に質問をしたい。
1.一週間ほどのスレ凍結に賛成か反対か。
2.スレ凍結の場合の期間に異議はないか。
この二点を確認したい。
できれば、各員。
したらば、管制室スレにて返答を頂きたい。
スレ進行にかかわることになるので回答をお願いする。
以上だ。
184 :
アレン=D=バディアン ◆ooE1auhXS6 :03/12/25 08:02 ID:YDm9u0RW
IDチェックですよ。
「ひゃーひゃひゃひゃ!そんなヒョロい弾が当たるかよ!えぇ!?」
バルカンが機体に被弾するが、損傷度は大したこと無い。
その後のグレネードは難なく回避出来た。
全く持って、運がいいのか実力があるのかわからなくなる。
「アレン!アタル!ヨケロヨケロ!」
「だから避けてるっつの!馬鹿!」
「へへ、右腕がなけりゃ戦力は半減だな。」
こちらはサーベルを抜く。
相手は素人だとアレンは確信したのだ。
正直、MS訓練を受けていないような者がここまでやれるとは思っていなかったが……
ともかく、素人ならば射撃をやるので手一杯。
複雑な操作を要する接近戦では何も出来ないだろうと思ったのだ。
複雑な動きをしながらジェガンに接近する。
元々こういう行動は得意だった。
それは多分、アレンがくねくねと高速で接近する事がカッコイイと思ったから。
「しゃー!これで終わりだっ!」
ジェガンの真上からビームサーベルを突くような感じで。
そのまま突撃した。
【行動:回避(-1p) ジェガンにビームサーベルで攻撃(-1P)】
【残り行動値:2p】
【位置:P-14】
【機体状況:ジェネレータ熱い。エンジン稼働率ちょっと悪い。
損傷軽微。】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル、前腕部ビームガン×2<EN80%>
固定式ビームキャノン<EN70%> コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺】
【同盟:なし】
……………………
[ビー!ビー!ビー!]
レーダーに機影を確認する。
数は2、番号は……10番と14番。
「あの人達か……」
手に汗を握った。
彼らが同盟を組むとは考えにくいが、もし組んでいたら……
「……早く逃げなきゃ。」
【行動:移動(H-6→H-7→H-8→H-9→I-9)(-4)】
【位置:I-9】【残り行動値:0P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲 コンテナ爆弾】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)
薬品 寝袋 缶詰 コンバットナイフ】
【行動方針:消極的に殺し合い派 03番、14番は優先的に殺す 遺品(ムサイ)回収】
リナルドが目を開けると、そこは暗い暗い、暗闇の世界だった。
「何だ、ここは……。
そうだ、俺は教会で眠っていたんだ。
これは夢だ。 疲れているんだ」
無理矢理そう自分を納得させてもう一度目を閉じようとしたその時、誰かが彼に囁きかけた。
『そうよ。 これは夢。
一説には電界25次元とも言うわね』
囁き声は大きくなる。
『でもあなたはここにいる。
私の世界の中にいる』
「だ……誰だ!」
至極当然の疑問を問うと、リナルドの眼前にぼう、と明るい人影が現れた。
「く、来るな……」
目を見開き言うリナルドに、人影はなおも囁く。
『来るな、なんて失礼ね。
あなたが私の世界に入ってきたのに』
「俺が、自分で? 入ってきた?」
『そう。 そして……
あなたは私。 私は、あなた』
<続く>
>>187続き
淡々と告げる人影が、次第に輪郭を帯びていく。
それを唐突に遮り、リナルドが言う。
「嘘だ。 俺は俺だ、あんたじゃない」
『ふむ、あくまで否定するのね。
一つになれば、楽になれるのに……。
まあ、いいわ』
だんだんと、人影の輪郭がハッキリしていく。
『正確に言うなら、私はあなたの心。
あなたの心が抱えた闇。 深い深い闇。
あなたを縛って放さない、深く、そしてとても昏い闇。
……その名は、後悔』
「……!!!」
リナルドの目に映った人影が、完全に一人の少女の姿を映し出した。
それを見たリナルドが、驚愕の表情に変わる。
『……お兄ちゃん』
「……マ……ヤ……」
死産の妹の名をつぶやくリナルドに、少女が近付いていく。
『よかった。 お兄ちゃん、すぐに解ってくれた。
この格好だから、気付いてくれないんじゃないかって思ったわ』
「よくなんてない。 何なんだ、お前は」
『お兄ちゃんが私を呼んだのよ。
ずっと、自分を責め続けるお兄ちゃん自身が』
「……」
<まだ続く>
>>188続き
確かにリナルドは後悔を抱えて生きてきた。
死んだ妹がこの世に生まれた、その日から。
その時、リナルドは五歳だった。
まだ家族は健在で、特に祖父母はよく旅行に出かけていた。
悪夢の始まりの日、例によって祖父母は旅行中だった。
父はその日友人の誘いを受けて、朝から釣りに出かけていた。
家には身重の母と自分だけ。
自分が母を守らなければ。
まだ五歳ながら、彼はそう決意していた。
お昼過ぎ、母は買い物に行くと言って家を出た。
リナルドはついていこうとしたが、家の留守番もしなければならず、
散々迷った末に母に留守番を頼まれ、結局家に残った。
だが。
……遅い。
買い物に出てから三時間も経ったのに、母は帰ってこない。
いつまで経っても帰ってこない母が心配になったリナルドは、家を出ようとして一人の男性とぶつかった。
隣に住む気のいいおじさんだった。 おじさんは、血相を変えてまくし立てた。
『リナルド! お前さんのお母さんが病院に運ばれた!
つれていってやるから、すぐに支度しろ!』
入院。
それを聞いたリナルドは、世界が真っ暗になっていくのを感じた……。
<まだまだ続く>
>>189続き
病院に着くと、父がリナルドを待っていた。
母は治療を受けているようだった。
父の話では、母は不良たちに絡まれてお腹を強く蹴られたらしい。
父は、後悔していた。
お母さんが、お腹を……?
じゃあ、中にいる僕の弟か妹は……?
その時、リナルドの中に闇が渦巻き始めた。
数週間後、母はリナルドの妹を出産した。
命の灯が、あらかじめ消えた状態で。
母は半狂乱になって泣いた。
父は毎日のように母を慰め、毎晩のように隠れて泣いた。
リナルドはそんな父を見て、強く思った。
なぜ、あの時僕はお母さんについて行かなかったんだろう……?
リナルドはまだ五歳である。
ついていったところで大して変化は無かっただろうが、
日に日に彼の後悔は大きくなっていった。
そして、妹の告別式が行われた。
妹には、まだ名前が無かった。
棺にすがって母は叫んだ。
これではあまりにもこの子が不憫です。
私の可愛いマヤ。 ちゃんと生んであげられなくてごめんなさい。
もう何もしてあげられないけど、せめて、あなたに名前をあげます。
あなたはマヤ。 マヤ=グレイス――。
その瞬間、リナルドの心に巣食った闇が彼を縛り付けた。
もう何もしてやれないという母の言葉が、別れ際に与えられた妹の名が、
彼個人の力では撥ね退けられないほどに闇を大きくしてしまった。
それから17年間、家族の死を経験しながら
彼は闇と共に生き、闇と共に戦ってきたのである。
<やっぱり続く>
>>190続き
『お兄ちゃん、こんなバカげた殺し合い、もうやめようよ?』
「駄目だ」
妹の誘いをあっさりと蹴ったリナルドに、迷いは無かった。
『どうして?
お兄ちゃんだって、もう人殺しは嫌なんでしょ?
だから、あの悪意の塊のような男だって、逃がしたんでしょ?
普通なら、意識を奪った時点で殺してるもんね』
妹の問いは当然のものだ。
あそこで殺さなかったリナルドの方がどうかしている。
『彼、お兄ちゃんを怨んでるわ。
今にお兄ちゃんを殺しに来る……』
「やっぱり、怨んでるか……」
表情が諦観の笑みに変わったリナルドを、マヤは怪訝そうな顔で見た。
『どうしてそこでそうなるのよ……』
「自分で、『怨まれた』ってわかるんだよな。
きっかけは当事者にとっては些細なことだろうし、それに対する応酬がアレじゃあな。
でも、俺は今の自分の行動に後悔は無いんだ」
そして妹を意思のこもった目で見ると、さらに続ける。
「やっと、迷いを吹っ切れたんだ。
あの子を守ってあげたいんだ。
誰かの大切なものを奪うことになったとしても。
俺がマヤと同じ所に逝く、その時まで」
『でも、まだ私という闇を掃ってはいないわ』
「そうだね。 それでも、俺は行くよ」
そう言って目を閉じようとするリナルドを、マヤが制止して訊く。
『待って。
行く前に一つだけ、聞かせて。
……彼女が、好きなの?』
それを聞いたリナルドが、苦笑しながらも澱みなく答える。
「それはまだ解らないけど、
こうまで強く『守りたい』って思うあたり、きっとそうなんだろうな。
ま、確証は無いさ」
それだけ言うと、マヤの反応を待たずに彼は目を閉じた。 そして……
リナルドは、教会で目を覚ました。
>>191 ステータスを入れ忘れたので、ここに。
【行動:悪夢と格闘(0)、目覚め(-1)】
【位置:S-17教会】
【残り行動値:3pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常・軽度の疲労】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
>172
『No.05:ダグラス・ロックウード
支給機体:MS-18E ケンプファー』
モニターに映し出された少年の映像から生徒名簿を検索した結果だ。
それにしても、と愁林は思った。
ユリといい、リオンといい、そしてこのダグラスといい、何ゆえ年端も行かぬ者までも、主催者側は集めたのだろう。
一般的にはまだ若いとされる24歳の愁林ですら、最早若年層とは呼べない程の低年齢の参加者達。
戦闘データを収集したいのならば、それなりに経験を積んだ人物を数多く参加させるべきではないのか。
「ユリなら大丈夫。大人しい子よ」
或いは―――自分達は、酔狂や余興で殺し合いをさせられているのか。
U.Cのこの時代に、コロッセウムの真似事をさせられているのか。
「呼び方はダグラス君で良いかしら。
それじゃあ、先ずはこちらから質問させて貰うわね。
貴方が今乗っている、そのムサイ級巡洋艦……どこで手に入れたの?」
少年からの不要な警戒を避ける為、眉目秀麗な顔に柔らかな微笑みを浮かべる。
相対距離を少しずつ縮めながら、愁林は最初の問いを発した。
【行動:ユリへの通信継続(-0)、ムサイへの通信継続(-0)】
【位置:J-14】【残り行動値:4p】【機体状況:損傷なし】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量78%)
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾77%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:ダグラスとの情報交換】【同盟:No.04、ユリ=ランブ】
「このムサイはL-11エリアにありました。これが恐らくティーチャーの言っていた
おもしろい物≠セと思います。居心地はなかなかですが・・・、
一人だと艦橋を走り回ってやっとなんとかなる。って感じですかね。」
イブからの質問に答える。彼女の微笑みにつられてこちらの頬も少し緩んでしまった。情けない・・・。
「では、僕からの質問を良いですか?・・・あ?」
質問を問いかけようとしたその時、レーダーがもう一つの機影を捕捉した。
敵か味方か・・・、とにかく油断は出来ない。改めて顔を引き締めた。
「イブさん、でいいですか?J-15エリアにジ・Oとかいう大型MSの反応があるんですが。
イブさんの仲間ですか?なにやらこちらの様子を窺がっているようなんですが・・・。」
【行動:応答(−0)】
【位置:J−14】【残り行動値:4p】
【機体状況:通常】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン ザクマシンガン改(予備弾装1)
ザクバズーカ(残弾3) ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×2 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×4 水2リットル入り×3 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:他の参加者に会う】
【同盟:無】
身を隠しつつ、徐々に徐々に目の前の一団との距離を縮めていく。
ある程度の距離まで近づくと、MSの姿もはっきりと確認することができた。
白いMSと赤いMS・・・どちらも通常のMSより小型で、俺の知らない機体だ。
(戦闘をする様子は見られない・・・奴等は同盟を組んでいるのか?それともまだ交渉中か?)
どちらにせよ、自分からすればそれらは馬鹿げた行動としか思えない。
最後の一人になるまで殺し合わなければならないというのに、わざわざ情の移るようなことをするとは・・・。
と、白いMSがムサイ級にゆっくりと接近を始めた。
(着艦するつもりか?・・・なんにせよ、今が好機!)
ビームソードを引き抜き、スラスターを吹かして物陰から飛び出す。
(狙いは・・・孤立した赤いMS!)
ビームライフルを放ちつつ一気に距離を詰め、ビームソードで斬りかかる。
【行動:移動(-1)、ゴトラタン(04番)をビームライフルとビームソードで攻撃(-2)】
【残り行動値:1】
【位置:J-15→J-14】
【機体状況:異常無し】
【武装:隠し腕×2、ビームソード×4、ビームライフル(小破)(EN残量:89%)】
【所持品:ディパック、首輪、コッペパン×2、水2g入り×2、ハロ(Ζ版)】
【行動方針:赤いMSに奇襲を仕掛ける】
【同盟:無し】
>>195をちょっと修正。
ライフルのEN残量を89%から79%に変更します。
警告した刹那、ジ・Oが高速で接近してきた。
ビームライフルを放ち、更にサーベルを抜き、ユリ=ランブへ突進してきた。
間違いない、これは敵である。
「ユリさん、危ないっ!」
火器官制のパネルに移動するが、主砲は充填を済ませていない。
ひとまず艦底部の小型ミサイル発射管を起動させる。
「3秒感覚で4正射・・・発射!!」
当てる気は無い、あくまで目的はかく乱である。
発射を終えると、爆発を見届ける事無くイブに通信を送る。
「イブさん、私もMSで出ます。ひとまず協力しましょう!」
相手の返信を待たぬまま、格納庫へと走った。
程なくしてケンプファーが格納庫から飛び出した。
【行動:通信(−0)ミサイル攻撃(−1)ブリッジ→格納庫(−1)】
【位置:J−14】【残り行動値:4p】
【機体状況:通常】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン ザクマシンガン改(予備弾装1)
ザクバズーカ(残弾3) ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×2 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×4 水2リットル入り×3 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:他の参加者に会う】
【同盟:無】
小型ミサイル・・・ムサイの艦底部に発射管が二門設置してある。
ザクでも2〜3発は耐える事が出来る。
>194
「え―――」
>195
迂闊。
一瞬の気の緩みから、大切な同盟者を危険に晒すというミス。
それを犯した自分自身を責めながら、愁林はすぐさまジ・Oへと向き直った。
と、その時。ムサイに動きが―――
>197
「―――ユリ、避けなさい!!」
仲間の少女へ警告を発し、射出されたミサイルの軌道から機体を逸らす。
次いで、ムサイ級から飛び出してきたケンプファーに返答を送る。
「感謝するわ」
謝意の言葉を並べ立てる時間は無い。故にそれだけを告げて礼とする。
表情と、そして気持ちとを引き締め、愁林は機体を加速させ、ユリの元へと急いだ。
慣性により、豊かな双丘の間に押し付けられるロザリオ。
「マリア様……どうか、あの子と私たちに御加護を!!」
その重みに祈りを込め、彼女はトリガーを引いた。
【行動:ユリへの通信継続(-0)、ケンプファーへの通信(-1)、Bライフル→ジ・O(-1)】
【位置:J-14】【残り行動値:2p】【機体状況:損傷なし】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量72%)
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾77%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:ダグラスとの情報交換】【同盟:No.04、ユリ=ランブ】
相手がサーベルを構えるのが確認できた。
当然の事だろう。先程まで手にしていた旧世代の武器でよく耐えたというものだ。
だが、こちらとしてはどうでもいいこと。機体はすでに相手を捉えている。
勢いのまま猛然とこちらのサーベルが振り下ろされる。
強烈な衝撃がこちらにも伝わってくる。手ごたえはあった。が…。
相手はこちらが振り下ろすより早くシールドを展開していた。その光景に彼の眼が少し細まる。
しかし、相手はこちらの勢いに押されそのまま後方へ倒れこむように飛んでいった。
その体勢のまま尚もサーベルを振り回しているが、生憎とこちらの外装に触れただけだ。
これでこの戦いは終りだ。相手がまだやる気でもこちらにもう興味が無い。
そんな時に相手から届いた1本の通信。開くとその内容はこちらの名前を尋ねるもの。
少し不可解な思いに捕らわれつつこちらも回線を開く。音声だけの単純通信だ
「…アシッドだ」
ただそれだけを伝えると彼は機体を翻しその場を後にする。
相手の質問にも何を思うことも無い。聞かれたから答えただけだ。
何より戦闘中にご丁寧に伝えるような情報でも無いだろう。
【行動:14番との通信+この空域よりの離脱+移動 (-4P)】
【位置:J-08→I-08→H-08】【残り行動値:0P】
【機体状況:外装への小ダメージ+14番からの切り傷】
【武装:ビームソードアックス】
【所持品:自動小銃2丁 小銃3丁 それらの弾薬】
【行動方針:今のところ特になし】【同盟:無し】
『感謝するわ』
イブからの通信、どうやら共闘を承諾してくれたらしい。
ぱっと見ただけだが、相手はかなりの強敵のようだ。移動から攻撃までの動作に無駄がない。
それに比べて僕はMSの高速移動も実弾射撃も殆ど経験が無く、
辛うじて接近戦が得意か、といった程度である。
不安は尽きないが、しかし、それでも妙な安心感が僕を包んでいた。
仮にとはいえ、友軍が出来たおかげだろう。
(3対1か、しかもこっちには白い奴がついているんだ、大丈夫、やってやるさ。)
ザクマシンガン改のセーフティーロックを外す。標準の中にジ・Oを捕らえ、引き金を引いた。
【行動:攻撃(−1)】
【位置:J−14】【残り行動値:1p】
【機体状況:通常】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン ザクマシンガン改(予備弾装1)
ザクバズーカ(残弾3) ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×2 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×4 水2リットル入り×3 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:応戦】 【同盟:無】
201 :
ユリ=ランブ ◆7/4BfapxHw :03/12/25 23:31 ID:FzQrmW1m
ID確認
彼女は…楽観思考のまま動向を見守って、狭域のセンサーでムサイに注意していた為…
センサーの方では接近する機体を把握出来なかった…。それがそれなりに致命的だった。
>195
「…え?」
ビームが突然ビームマシンガンの中心を射抜き、爆発させる。それで接近する機体に気がつく。
「…こんな時に…?…相手は…ジ・O?…これもかなり昔の…。」
頭を回している途中に、イブより通信が入る。
「…は…はい!」
焦りつつも返答すると、斬りかかる少し前のタイミングで、
…そして相手を圧倒する速度で相手の上に逃げる。
>197
「……援護…?」
とりあえず、それを確認した所で相手の方を向いたまま、
移動方向をムサイの方向に転換させようとする。
……当然、カーブは緩やかに…ある程度制御が効くようにである。
そして、…何故かダグラスへ通信する。
「…援護…ありがと。」
その後、自機の防御兵器を試す事を思いついて…
「…あ…確かこのMS…」
ビームシールドを展開させる。…が…
「…肘の横に?……何で?」
彼女の知るビームシールドとパターンが違う為、困惑しているようだ。
【行動:イブへ継続通信(−0p) ダグラスへ通信(−1p) ビームソードを回避(−1p) ムサイ方面に向け後退し始める(−1p)
ビームシールド展開(ー1p)】
【位置:J14】
【残り行動値:残り1p】
【機体状況:ほぼ万全。】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:バック、毒薬セット、工具一式】
【行動方針:襲撃で慌ててる。…一旦ムサイは信じよう。】
【同盟:no3イブ・シュウリン】
索敵範囲に更に新しい機影。
PMX-003 ジ・O
MS-18E ケンプファー
PMX-003 ジ・Oは南の宙域から寄って来て合流。
そして、MS-18E ケンプファーは急に反応が出てきた事から
考えみると戦艦の中の収納されていたと考えるのが普通だ。
そして、以上の情報から考えられる事。
それは、奴等がおそらくは戦闘に入ったという事だ。
可能性としてPMX-003 ジ・Oが襲来。そして、戦艦から戦力として
MS-18E ケンプファーが出てきたと考えるべきだ。
運がよければ先にいた、LM312V04 Vガンダム ZMT-S33S ゴトラタン
とやらも戦艦の奴とは戦闘を行うかもしれない。
そこで、俺が取った行動はこうだった。
相手のセンサーギリギリと思われる位置の通過。
これだけで、相手がどうでるのか。憶測のつくレベルまで絞り込む事ができる。
とりあえずそのまま、予定のルートをそのまま通る。
また更に索敵範囲に機影。
RGM-89 ジュガン
RX-78-4 ガンダム4号機
まだ、前の位置からのたいした距離の移動はないようだな。
さて、帰りにこいつらに接触していくか。
【行動:移動L14へ(1)(相手の索敵範囲に侵入) 移動L13へ(3)】
【位置:L13】【残り行動値:0】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g8本 壊れた懐中時計 買い物袋五枚
カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本 水2g8本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:全ての状況把握 シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る とりあえず戻る?】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
>203
あわわわ。
二日連続で修正申し訳ない
【行動:移動L14へ(1)(相手の索敵範囲に侵入) 移動O14へ(3)】
【位置:O14】【残り行動値:0】
205 :
レニウム=アートナー ◆nXLmNxXkUk :03/12/26 11:37 ID:pH9Ze+Zr
IDチェック。
>>202 ライフルから放たれた光は赤いMSが手にしていた武器を破壊したが、
その武器の爆発が逆に相手に状況を判断する余裕を与えてしまったらしく、振るったソードが空しく空を斬る。
>>197 振り返って体勢を立て直そうとした瞬間、ムサイ級からミサイルが射ち出される。
ミサイル自体は直接こちらを狙ったものではないようだったが、
その弾幕の所為で赤いMSへの追撃が遅れてしまった。
>>198 さらにその直後、どこからかビーム―おそらくは白いMSの攻撃であろう―が放たれ、続け様にジ・Oに襲い掛かる。
「ちっ・・・!」
軽く舌打ちした後、機体を急上昇させてビームをかわす。
ビームの直撃の代わりに、重苦しいGが体を責め立てる。
「奇襲は失敗か・・・それにライフルの消耗が激しい。出力を絞らなければな・・・。」
1対3という不利な状況に追い込まれてもレニウムは脅え竦むことなく、むしろ楽しそうにその目を輝かせた。
>>197,200
上昇を続ける機体を静止させながら、ムサイ級から1機の青いMSが発艦するのを確認する。
(あれは・・・ケンプファー?確かジオン軍の最後のMS・・・いや、そんなことはどうでもいいか。)
―1対4、か・・・少々厳しいが、それでこそ このプログラムに参加した甲斐があるというものだ。
ライフルの出力を抑え、赤いMSと白いMSのそれぞれに1発ずつ射撃を行った後、
マシンガンを連射しながら接近するケンプファーに向き直る。
(・・・マシンガンの弾など、このジ・Oの装甲の前では蚊に刺されたも同然!)
威圧の意味も兼ね、敢えてマシンガンの直撃を受けながらケンプファーに急接近し、ビームソードを振り下ろす。
【行動:回避(-1)、BライフルでVガンダム(03番)・ゴトラタン(04番)を攻撃(-2)、
Bソードでケンプファー(05番)を攻撃(-1)】
【残り行動値:0】
【位置:J-14】
【機体状況:装甲表面に無数の凹み】
【武装:隠し腕×2、ビームソード×4、ビームライフル(小破)(EN残量:62%)】
【所持品:ディパック、首輪、コッペパン×2、水2g入り×2、ハロ(Ζ版)】
【行動方針:目の前の敵を撃破】
【同盟:無し】
208 :
イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :03/12/26 12:24 ID:EURJ69v2
IDチェック
>202>207
ビームマシンガンの爆発に一瞬目を奪われたものの、ゴトラタンの無事な姿を見て愁林は安堵した。
しかし、未だ気を緩める事は許されない。
「牽制のつもり?」
ジ・Oの放ったビームを、銃口の角度とトリガーのタイミングから見切り、余裕を持って回避する。
これもまた、黒後家蜘蛛から彼女が教わった技術の一つだった。
直ちに反撃に移ろうとした愁林であったが、ジ・Oとケンプファーとが接近し過ぎている為、迂闊に手を出せない。
ならば、とフットペダルを踏み込み、持ち前の機動力を発揮してケンプファーの斜め後方に回り込む。
(U.C.0087当時の機体なら、これでも充分損傷を与えられる筈……今!)
左腕マニピュレーターに装備された、4連装ヘビーマシンガンが火を噴いた。
無数に連なる弾丸の雨が、ジ・Oへと襲い掛かる!
【行動:ユリへの通信継続中(-0)、ダグラスへの通信継続中(-0)、
回避(-1)、4連装ヘビーマシンガン→ジ・O(-1)】
【位置:J-14】【残り行動値:2p】【機体状況:損傷なし】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量72%)
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾71%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:ジ・Oの撃破、或いは撃退】
【同盟:No.04・ユリ=ランブ、No.05・ダグラス=ロックウード(暫定)】
210 :
ダグラス・ロックウード ◆sa5pVA/EH6 :03/12/26 13:51 ID:83/s7OWl
IDチェック
マシンガンの火線は真っ直ぐジ・Oへと吸い込まれていった。
だが、直撃弾にもかかわらず、ひるむ様子も無く突っ込んで来る。
ジ・Oが手にしたビームサーベルがこちらに振り下ろされた。
「さ、避け・・・うああっ!!」
懸命に回避行動をとるも、右膝より下部の大部分を持っていかれてしまった。
相手の恐ろしい程の気迫が襲ってくる。戦いへの恐怖が沸々と沸いてくる。
(怖い・・・、嫌だ・・・、逃げたい・・・。)
目からは自然と涙がこぼれてくる。ここで一対一の戦いであらば、確実に逃げ出していただろう。
だが、レーダーに映る友軍機が目に入ると、少なからず勇気が出てきた。
果敢にもVガンダムが攻撃を仕掛けている。
(うん、一人じゃないんだ。冷静になるんだ!・・・あのMSに抵抗できる武器は・・・、
クラブとビームサーベル位か。とりあえず体勢を整えないと。)
後退しながらマシンガンでVガンダムのヘビーマシンガンと十字砲火を加えた。
(この攻撃でザクマシンガン改の弾装−1)
【行動:攻撃(−1)】
【位置:J−14】【残り行動値:1p】
【機体状況:右膝関節より下部を消失】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン ザクマシンガン改)
ザクバズーカ(残弾3) ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×2 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×4 水2リットル入り×3 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:応戦】 【同盟:03番イブ・シュウリン 04番ユリ=ランブ (両者とも暫定)】
↑の修正です。
【行動:回避行動(−1)攻撃(−1)】 【残り行動値:2p】
呼び掛けてから数秒間、『奴』は身動きをしなかった。
サーベルを構えながら、ジッとこちらを窺っているようだ。
もしかしたら、こちらの真意を計りかねているのかもしれないが…。
まあ向こうがどうとらえようが、それは向こうの勝手だ。
(さて、答えてくれるのかどうか…)
すると『奴』が構えを解いた。
さらに一言だけ、小さめだがはっきりとした声が聞こえた。
『…アシッドだ』
抑揚のない落ち着いた声だ。
激しい戦闘をしていながら、息の乱れも感じさせない。
おそらく、かなりの場数を踏んできた兵士なのだろう。
それだけを言うと、アシッドは俺にはもう興味がないと言わんばかりに、
西のゲートへ向かって去っていった。
「生徒番号10番アシッド=ミニングリー、搭乗機はAMS-119 ギラ・ドーガ…か」
俺は呟いた。
何にせよ彼には感謝しなければならないだろう。
充実した戦闘の中で、昔の勘を取り戻させてくれたのだから。
その上、機体のダメージも殆ど無いとなれば、
この戦闘による俺のメリットは大きい。
再びコロニーの中の参加者は俺一人になった。
カメラにも、レーダーにも動くMSは見当たらないようだ。
これでようやく市街へ行って、目的を果たす事ができる。
俺は市街に向けてガンイージを飛ばした。
(そう言えば…)
市街に向かう途中である事を思い出す。
先程の戦闘中に、ガンイージにいつもの先生の定期放送が入っていた事を。
細かい事は全く聞いていなかったが、ようするに新しい侵入禁止区域と
新しい戦死者、それと…何か武器がどうとかと言っていたような気がする。
(わざわざ全体通信で伝えるくらいのものだから、有効な武器なのかも
しれないな…。)
それが射撃武器だった場合、今の俺には喉から手が出る程欲しい物だが…。
(だが、戦闘からの経過時間を考えると、既に他の参加者が来ている
可能性が高い。複数の参加者が遭遇すれば、戦闘は避けられまい)
一回限りのマルチランチャー以外に射撃武器が
無い俺としては、乱戦は避けたいところだ。
四方八方から撃たれたりしたら、たまったものではない。
まあその混乱に乗じて、という手段もないではなかったが、
あまり俺好みではないから考えから外した。
「今は市街に行く事。それが最優先だ」
ガンイージはマントをはためかせ、市街へと向かう。
【行動:市街へ移動(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:J-8】
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント】
【所持品:ディパック、水2g入り2本(残り1,4)、シャベル(小)、
蕎麦団子3個、蕎麦の種子、拳銃(残弾8発)、マジック】
【行動方針:市街での補給、情報収集】
【同盟:なし】
214 :
ジェイス=カーライル ◆oFNZJAIS42 :03/12/26 19:04 ID:Ti8H56dj
IDチェック
精一杯の反撃――
バルカンはガンダムに当たるが損傷していないように見える。
しかもその後のグレネードは難なく回避された。
間違いなく相手は素人じゃない。
「ヤバイッ!!」
こっちの攻撃が当たらないし効かない。
ハイパーバズーカを持ってる右手は動かない。
相手はビームサーベルを持ち、複雑な動きで接近してくる!
早い、何処から来るんだ!?
右か――?
左か――?
ガンダムは速度を上げて接近してくる。
くそっ、駄目か。。。
そう思った時に再びそれは訪れた。
――上だッ!!
再び――閃いた。
絶対に上から来ると理解した。
次の瞬間には流れるように身体は動いていた。
ジェガンの左手がビームサーベルを抜き、突き降ろされるガンダムのビームサーベルを払う。
そして、間をおかずにビームサーベルでガンダムに横薙ぎに斬りかかる。
その突然の動きは真上から来るとわかっていなければできない物――。
そう、素人の俺にできる筈のない動きだった。
【行動:ガンダムのビームサーベルを払う(-1p)ガンダムにビームサーベルで攻撃(-1p)】
【位置:P-14】【残り行動値:残り2p】
【機体状況:右腕重度損傷、機能停止】
【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と19本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:俺らしく生きて俺らしく死ぬ】【同盟:01番 シュウジ・アサギ】
216 :
ユリ=ランブ ◆7/4BfapxHw :03/12/26 19:58 ID:z11ZSHRU
IDチェック
>207
まるで、相手の攻撃がビームシールドを避けてくるかのようにゴトラダンに向かってくる。
「………この距離で…?」
回避など、出来ようはずもなく直撃する…。しかも、コクピット前に。
装甲が飴のように溶け、ビームがコクピットに…少数で、
人を焼くには十分な程度だが機械を壊すには満たない程度に降り注ぐ…。
「…あ…っ…。」
そして、彼女は絶命する…。
【死亡】
【位置:J14】
【機体状況:コクピット付近に穴。コクピット部がそれなりに熱せられている。】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:バック(焼失) 毒薬セット、工具一式(無事)】
このスレおもしれーw
219 :
アレン=D=バディアン ◆ooE1auhXS6 :03/12/26 21:31 ID:CElJsYe0
IDチェック
殺った。
そう確信した。
だが、ビームサーベルはあっさりと払われる。
まるでそれが読めたかのように。
「っ!ガンダムだぞ!」
更に相手はそのままビームサーベルでガンダムに攻撃をする。
避けれる訳がない。
突撃していた上にエンジンの稼働率が悪ければ。
ジェガンのサーベルはガンダムの左足を薙ぐが、
アレンもなんとかそれを食い止めようとサーベルでそれを止める。
中途半端な場所まで切断された左足。
恐らく歩いたりする事は不可能だろう。
舌打ちをするアレン。
そして、素人とはとても思えない動きをしたジェガン。
リナルドを殺すまではあまり傷つきたくはない。
「アレンアブナイ!シヌナシヌナ!」
「………」
再び距離を置く。
今度は何をしようかと思考をめぐらせたが……結局の所アレンはこの結論に至った。
通信回線を開くとジェガンに繋がっている事を確認する。
顔を見ると普通のむさいおっさんである。
何故あんな動きが出来たかわからないが、ベテランパイロットなのだろうか?
「よう!中々やるな、オッサン。
俺様の名はアレン=D=バディアン、世界のスーパースターだ。」
「トリィ!トリィマークツー!」
アレンは自分の身に起きた事を話した。
コロニーでの出来事、リナルドがした事を……
「……まぁ、俺様が言いたいことは……そのリナルドを殺したいって事だ。
いや、正確に言うと絶望を味あわせたいって事かな?
とにかく、その為には戦力が欲しいんだ。
出来ればあんたにも協力して欲しい、それが無理なら武器を分けてくれ。」
なるたけ明るく言った。
トリィも闘う事が無くなって安心したのか飛び跳ねている。
【行動:回避行為(失敗)(-1p) ジェイスに通信(-1P)】
【残り行動値:2p】
【位置:P-14】
【機体状況:ジェネレータ熱い。エンジン稼働率ちょっと悪い。
左足損傷。】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル、前腕部ビームガン×2<EN80%>
固定式ビームキャノン<EN70%> コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺】
【同盟:なし】
それから間もなく、ガンイージは目指す市街に到着した。
そこは、どこにでもあるような町だった。
整然と配置された建物。
近代的なビル。
店が立ち並ぶ商店街。
緑に囲まれた住宅街。
しかし、その町並みの中には、肝心なもの……
人間の姿がどこを捜しても見つからなかった。
だがそれを知っても、俺は特に驚く事はなかった。
むしろ、心の中ではそれを確認できて納得をしていた。
何故なら、ほんの10分前までMS同士が郊外で激しい戦闘を行っていたという
のに、コロニー側の反応が港と同じく何も無かったからである。
通報を受けて来た警察も、遠巻きに見ているような野次馬も、全くいなかった。
だから俺は、人間がいないというのはある程度覚悟の上だったのだ。
では何故ここの人間はいなくなったのか?
ここに来た時に考えた、住民の避難というのもあり得るのだが、この巨大な
コロニーの住民全てを避難させる事ができるのか?
しかも、この空域全体で4基のコロニーが存在している。
他のコロニーもここと同じように無人だというなら、あまり考えたくないが、
避難よりも最も手早く、労力の少ない手段を選ぶ可能性を俺は否定できない。
住民の虐殺。
難しい事ではない。
銃を使わずとも、ガスで十分に事足りる。
住民を避難させ更にその生活の負担をするよりも、非人間的ではあるが
効率的な方法と言えるかもしれない。
コロニーに水鳥が生存しているところをみると、おそらくは死体回収の手間を
省く為にガス室のような物を……。
ゴンッ
自分の考えに嫌気がさして、俺はコンパネを叩いた。
「何を冷静に分析してんだよ、俺は…」
(次に続く)
誰もいない以上、この時代の情報を手に入れるのは不可能だ。
ここでは食料の調達のみをする。
俺はスーパーの前で降りると、中から日持ちしそうな物を適当に持ってきた。
更に商店を見て回ると、荒らされた銃砲店を見つけた。
「誰かが銃を大量に持って行ったのか?」
たしかにこのプログラムは、MSの戦闘だけでは決まらないかもしれない。
それなりの用心は必要なのだろうが…。
拳銃以外の銃は扱った事がなかったが、使えそうな自動小銃と弾倉を
いくつか取り、あと持ってきた拳銃の弾を補給して店を出た。
ガンイージに乗り込んで、持ってきた物をスペースに置く。
俺はこれから東に行こうと決めている。
アシッドと同じ西から出る必要はないだろう。
先程の様子からすると、彼は今は俺とは戦う気がないらしい。
わざわざ俺の方から最接触する事はないし、運があればまた
そのうち遭遇することもある。
【行動:食料と武器の補給(−2)東へ移動(−1)】
【残り行動値:0p】
【位置:K-8】
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント】
【所持品:ディパック、水2g入り2本(残り1,4)、食料二日分、
シャベル(小)、蕎麦団子3個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:東へ移動】
【同盟:なし】
>>192 目を覚ましたリナルドは、ぐるりと周りを見回す。
見覚えのある教会の風景だ。
大きく伸びをすると、彼はベルクに話しかけた。
「いきなり倒れてすまなかったな。
少し休むといい。 他の参加者が近付けばゼファーが警告してくれるだろう。
俺は台所に行ってくる」
そして、ゼファーを見て
「台所に行く。
何かあったらすぐ呼んでくれ」
と伝えると、リナルドは教会の台所に入っていった。
……
台所に入ったリナルドは辺りをぐるっと見回すと、とりあえず台所内の探索を開始した。
「まな板、包丁はある。 水も出るな。 ホットプレート(電熱器)も問題なく使える。
鍋、鍋蓋、ええと……ピーラー、それと……、何だコレ?
コンソメスープのもとが一箱、キャベツ、ニンジン、それから……」
台所中をひっかきまわして、戦利品を確認していく。
それらを総合して出した結論は。
「野菜スープ、だな」
結論さえ出れば、後の行動は速い。
さっそく彼は料理にとりかかった。
以前母に教えてもらった野菜スープの作り方を思い出しながら。
ほどなくして、教会の台所からコンソメスープの香りが漂い始めた。
【行動:ベルクと会話(0)、ゼファーと会話(0)、台所に移動(-1)、台所探索(-1)、料理開始(-1)】
【位置:S-17教会】
【残り行動値:1pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常・軽度の疲労・現在料理中】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守、コンソメ風野菜スープを作る】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
レーダーの中の機影が突然動き出す。
10番はコロニーをそのまま脱出し、14番は残っている。
これはどういう事か。
まぁ、そんな事はどうでもいい。
今は逃げるのが先決。
会ってしまったら、死ぬかもしれないのだ。
【行動:移動(I-9→J-9→K-9→K-10→L-10)(-4)】
【位置:L-10】【残り行動値:0P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲 コンテナ爆弾】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)
薬品 寝袋 缶詰 コンバットナイフ】
【行動方針:消極的に殺し合い派 03番、14番は優先的に殺す 遺品(ムサイ)回収】
しばらくしてリナルドが目を覚ましたようだ。
起き上がり、辺りを見回し大きく伸びをすると
話し掛けてきた。
『いきなり倒れてすまなかったな。
少し休むといい。 他の参加者が近付けばゼファーが警告してくれるだろう。
俺は台所に行ってくる。』
「ああ、そうさせてもらう。」
『台所に行く。
何かあったらすぐ呼んでくれ。』
リナルドはそうゼファーに言うと教会の台所へ向かった。
自分も聖書を閉じ立ち上がる。
さすがに寝ていないと目蓋が重い。
(ヤベー。少し意識が・・・・・・・・)
ほんの数秒間、意識が気が無くなったがすぐに意識が戻る。
バッグを持ち個室へ向かった。
もともと人数分ぐらいの個室をあらかじめ掃除してあったので
休めそうな空き部屋は四つあった。
その内の一つはシュウジとヨーコが寝ている部屋。
二つ目はリナルドに毛布を持って行った時の部屋。
残りの二部屋が余っていたのでその片方の部屋で休むことにした。
部屋に入るなり、倒れこむようにベットの上に圧し掛かった。
少しずつ意識が遠退いていく。
身体がそう欲している。
安らぎを。
休息を。
その欲望のまま眠りについた。
【行動:リナルドと会話(-1)大聖堂から個室へ移動(-1)寝る(-1)】
【残り行動値:1】
【位置:S-17(教会内個室)】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g四本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:とにかく寝る】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド=グレイス?】
226 :
シュヴァイザー=シュタイナー ◆Etrm/pWy7k :03/12/27 01:24 ID:Ck4Syz8P
となりのエリアへ入っていき、暗礁に隠れながら
二機の視認距離まで侵入していく。
どうやら、両機の損傷具合からみると、先ほどまで
戦闘をしていたらしい。
まずは、両機に同時に通信を入れる
「やれやれ。若いっていいもんだな。
そう、何も考えずにドンパチやってられるんだからな。
まぁ。そんなもんはどうでもいい。
とりあえず、RX-78-4 ガンダム4号機 の奴
まだ、やる気があるんだったらそいつに代わって
俺が遊んでやるよ。
それとRGM-89 ジュガン の奴。
シュウジ=アサギのいる所まで戻って修理してもらってこい。
そんなんじゃ、ロクに戦闘もできないだろう。」
更に両者に告げていく。
「まぁ。俺のポリシーとしては
【絶対に勝てる戦い】と【絶対に負ける戦い】というのは
したくなんだがな」
そして、この会話の間に。
既に、RX-78-4 ガンダム4号機のロックオンは完了した。
相手にも分かるはずだ。既にロックオンされている事には。
【行動:移動P14へ(1) ジュガンとガンダム四号機に通信(それぞれ1) ガンダム四号機をロックオン(1)】
【位置:P14】【残り行動値:0】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計
(以下の所持品はS17コロニー内の教会に置き去り)
買い物袋五枚 カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:全ての状況把握 シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る ガンダムどつく】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
相手からの通信を待っていると、レーダーに機影が映った。
PMX-002 ボリノーク・サマーン さっきのヤツだ。
手を組まれたら厄介だ、そう思っていると通信が入る。
「やれやれ。若いっていいもんだな。
そう、何も考えずにドンパチやってられるんだからな。
まぁ。そんなもんはどうでもいい。
とりあえず、RX-78-4 ガンダム4号機 の奴
まだ、やる気があるんだったらそいつに代わって
俺が遊んでやるよ。
それとRGM-89 ジュガン の奴。
シュウジ=アサギのいる所まで戻って修理してもらってこい。
そんなんじゃ、ロクに戦闘もできないだろう。」
「黙れよオッサン。
俺様は今このジェガンと話してんだよ。
横から首突っ込むなや、空気読め。」
機嫌悪そうに言うと、ロックオンされている事に気づいた。
そこで相手の武装をよく見る。
ビームライフル、シールド、ミサイルランチャー。
ほとんど完璧な武装である。
相手が強い、弱いは関係なく少なくとも武装だけは。
ごくりと唾を飲む。
「まぁ。俺のポリシーとしては
【絶対に勝てる戦い】と【絶対に負ける戦い】というのは
したくなんだがな」
(うぜえよ、オッサン。
そんなくだらねぇポリシー俺様の苦しみに比べりゃ糞みてぇなもんだ。)
「オッサン、俺様は殺っても殺らなくてもいいけどよ。
俺様が死ぬ事だけは今はまだならねぇんだ。」
ゆっくりと言う。
「リナルドを殺すまで、俺様は死んでも死にきれねぇ。
それが成るなら、俺様は何だってするぜ。」
【行動:シュヴァイザーに通信(-1P)】
【残り行動値:3p】
【位置:P-14】
【機体状況:ジェネレータ熱い。エンジン稼働率ちょっと悪い。
左足損傷。】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル、前腕部ビームガン×2<EN80%>
固定式ビームキャノン<EN70%> コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺】
【同盟:なし】
228 :
レニウム=アートナー ◆nXLmNxXkUk :03/12/27 10:12 ID:C4lc9wrP
IDチェック
>>209,211
振り下ろしたビームソードがケンプファーの右足の膝から下を奪った。
しかしその快感も束の間、驚くべきほどの速度で白いMSがケンプファーの後ろに回りこみ、
左腕に固定された武器から無数の弾丸を放ち始めた。
(同時攻撃・・・!さすがにこれは厳しいか!)
手にしたライフルを銃弾の雨の中に放り込み爆発させ、その閃光に紛れて距離をとる。
(あの白いMS・・・思ったよりやる!)
一度舌なめずりをした後、空いた手にもビームソードを持たせる。
(ライフルを失った以上・・・接近戦あるのみ、だな・・・!)
全身のスラスターを全開にし、照準の定められぬよう不規則な回避運動を行いつつ接近、
両手に持ったビームソードで2機のMSに一気に斬りかかる。
【行動:回避(-1)、ランダム回避運動(-1)、
ビームソードでVガンダム(03番)・ケンプファー(05番)を攻撃(-2)】
【残り行動値:0】
【位置:J-14】
【機体状況:装甲表面に無数の凹み】
【武装:隠し腕×2、ビームソード×4】
【所持品:ディパック、首輪、コッペパン×2、水2g入り×2、ハロ(Ζ版)】
【行動方針:目の前の敵を撃破】
【同盟:無し】
東へ移動しながら、これからの行動方針を考える。
このプログラムに参加してから、俺は常に何かを考えてばかりだ。
しかも、全ての考えの一つ一つが俺の未来、はっきり言えば命に直結している。
畑を耕していた頃も似たような状況ではあったが、やりがいがあった。
土を耕し、種を蒔き、水を撒き、野菜の成長に一喜一憂し、慣れない大工仕事で
ビニールハウスを建て、畑を荒らすカラスと大騒ぎしていた。
それが今は押し付けられたプログラムの中で、見も知らない他人と殺し合い…。
(俺が生きるには、それだけの人間を殺さねばならない…。全く…)
他の方法を模索する人間もいないとは言えないが、軍人として戦場で生きてきた
俺に、他の方法を考えろと言うのは少し無理があるだろう。
(…CVにいた頃は、コスモ・バビロニアの理想の元で戦っていたから、余計な
事を考えずにやれたんだがな)
先程の戦闘では、お互いに射撃武器を持っていなかった。
それであんな近接戦闘になってしまったのだが、
やはり俺に必要なのは射撃武器だろう。
あれがあるだけで、戦闘の幅がぐんと広がるのは明らかだ。
そこで俺はマップを見る。
目標はここから東にある大きな戦場跡だ。
このくらい大きければ、何か射撃武器が残っていても不思議はない。
いつの間にかコロニーの近くにも侵入禁止区域ができていた。
そこに一人の少女が眠っている事など、俺には知る由もない
「…侵入禁止区域が増えてきたな。気を付けなければ」
軍人として戦闘の中で死ぬ事に恐れはない。
だが間違って侵入禁止区域に入って死んでしまうのは、死んでも死に切れない。
俺は新しい武器を求めて戦場跡へと向かった。
【行動:O-8へ移動(−4)】
【残り行動値:0p】
【位置:K-8→L-8→M-8→N-8→O-8】
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント】
【所持品:ディパック、水2g入り2本(残り1,4)、食料二日分、
シャベル(小)、蕎麦団子3個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:射撃武器の探索】
【同盟:なし】
231 :
イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :03/12/27 12:58 ID:QaUkgFGy
IDチェック
>217>229
ゴトラタンからの通信が途絶した瞬間、愁林は同盟者の死を知った。
沸き起こる怒りの感情。だが、それに身を任せている余裕は無い。
「早いっ!」
不規則な軌道を描き、巨躯に似合わぬ俊敏さで迫り来るジ・O。
繰り出されたビームサーベルの斬撃を、咄嗟にビームシールドで防ぐ―――
「ぐ……っ」
だが、お互いの質量比から来るエネルギーの差により、Vガンダムは後方に大きく弾き飛ばされてしまった。
すぐさま、被害状況をチェックする。
左腕ビームシールド出力40%低下、同マニピュレーター損傷率17%、左肩装甲破損。
そして、愁林自身の左脇腹に突き刺さる、金属片。
状況は、圧倒的に不利。ならばこちらの採るべき行動は自ずと限られてくる。
牽制にヘビーマシンガンの弾をばら撒きつつ、通信機に向かって口を開く。
「ダグラス君、ここは一旦退きましょう……痛っ」
端正な顔を苦痛に歪めながら、ケンプファーに撤退を勧告し、愁林も戦場からの離脱を図ったのだった。
【行動:ダグラスへの通信継続中(-0)、Bシールド防御(-1)、4連装Hマシンガン→ジ・O(-1)、撤退(-1)】
【位置:J-14】【残り行動値:2p】
【機体状況:左腕Bシールド出力40%低下、同マニピュレーター損傷率17%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量72%)
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾65%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:三十六計逃げるに如かず、臥薪嘗胆】
【同盟:No.05・ダグラス=ロックウード(暫定)】
233 :
ダグラス・ロックウード ◆sa5pVA/EH6 :03/12/27 16:19 ID:BUYmA6qS
IDチェック
「くそおっ、こっちにくんなぁー!!」
ビームサーベルを携え、再び突進してくるジ・O、
必死にマシンガンで応戦したものの巧みな回避術により、あたる気配は無い。
「うああっー!!」
ふたたび回避行動を取った。衝撃、今度は右肘を失った。
それと同時に右手に握られていたザクマシンガン改も失ってしまった。
バズーカを携え、再び反撃に出ようとした。そこに通信が入った。
『ダグラス君、ここは一旦退きましょう……痛っ』
イブからの通信、どうやら彼女も手傷を負ったらしい。
「わ、わかりました、撤退しましょう。」
そこで初めてユリからの信号が途絶えているのに気が付く。
「・・・クソッ!」吐き捨てるように呟くと、クラブを一本ジ・Oへ向けて発射した。
そしてここからの離脱を謀った。
【行動:回避行動(−)反撃(−1)撤退(−1)】
【位置:J−14】【残り行動値:1p】
【機体状況:右膝関節より下部を消失、右腕部損傷】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン ザクバズーカ(残弾3)
ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×4 水2リットル入り×3 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:撤退】 【同盟:03番イブ・シュウリン(暫定)】
235 :
ラーズ ◆C5GRxBlS5o :03/12/27 20:57 ID:8igSuZ4X
IDチェック
突然レオンの動きが早まる。
機影には何も無し。
焦っているだけかしら?
速度的には若干遅れそうだが、問題無い。
一応、聞いてみた方が良いのかしら?
でも……余計な動揺をさせる事になるかもしれないし……
迷っている間にも、機体は確実に前進していく。
既にムサイが無い事も知らずに。
【行動 : K−10へ移動(−4)】
【残り : 0P 】
【位置 : H−10→I−10→J−10→K−10 】
【機体 : 正常 】
【身体 : 正常 】
【武装 : ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド(破損)】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、
頑丈な腕時計、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、
携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 生き残れ、”遺品(ムサイ)”回収 】
【同盟 : No.09-リオン 】
(女性の声でなく、甲高い電子音で放送が始まる)
[リーア、ゲンキカ!? ホウソウ、ホウソウ!!]
『邪魔しないで、ハロ……!
……失礼しました。定期放送のお時間です。
みなさんに嬉しいお知らせがあります。
先ほど、3人目の脱落者が確認されました。
脱落者は出席番号03番、ユリ・ランブさん。
みなさん積極的に頑張ってるようで、先生安心しました。
これからもどんどん頑張って下さい。
彼女と入れ替わりに、新しい転入生が一人、入ってきます。
この子とも、みなさん仲良くしてあげて下さいね。
それから、前回お知らせした『面白いモノ』、
もう持っていった人がいるようですね。
[デカイノ!! ムーサーイ〜♪]
MS戦で使うのは大変かと思いますが、あれば便利かと思います♪
居住性もいいですしね☆
では、次の禁止区域を発表します。
『A-18』 『C-06』 『H-17』 『I-03』
『P-12』 『Q-21』 『U-11』 『X-13』
では、この調子で引き続き殺し合いを楽しんで下さい♪』
【行動:定期放送(全体通信)(−2p)】
【残り行動値:∞】【位置:W-22】
【行動方針:みなさんに殺し合いをしてもらう】
第二章 >236 現在
A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■■■□□□□□■◎■■□■■□□□■■■■■□◎
02■◎■□□□□□□□■■■■◎□□□□□□■■■■※
03■□□□□□※□×□□■■□□□□□◎□□□■■■■
04□□□▼◎□□□□□■※■□□□□□□□◎□■※■■
05□□□□▼▼□□□□■■■■□□□◎〓□□□□□□■
06■□×□□□□□□◎□□□□□□□□□□□■□□◎□ □:開かれた空間
07※■■◎□□□□19□□□□□■□□□□□□◎□□□□ ■:暗礁空域
08■※※■□□□10□〓〓□□□14□■□□□※※□□□□ ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□◎□□□□□□□※□※□□■■ 〓:コロニー
10■■■■■□□□□□1109□□□□□□※◎※※※□□■ ▼:小惑星基地
11■□■■■■◎□■□□■□■■□□□□※×※□□■◎
12◎■■■■◎□□□□□■■■■×■□□□※□□■■■ ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□◎□□■■■□■□■■□□□□□×□■ ×:侵入禁止予告区域
14■■□■◎□□▼□03□■※■□02◎□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□□□□□□□■■※■■
16■□■13□□□□□□◎□□□□□□□□◎※□□■■■
17□□■□□□□×□□□■■■□□□□01〓□□□□□■
18×□□□□□□□□□■■◎◎□□□□□□□□□□□□
19□□□□□□■□□□□■■■■□□□□□□□▼□□□
20□□□□□◎□□□□□□■□◎□□□□□□▼▼□□□
21□□□〓〓□□□◎□※□※※□□×□□□▼▼▼◎□□
22■□◎□□□□□□※※※※□□□□□□▼▼▼◎▼□□
23■■□□□□□□□□※※※□■◎□□□□▼▼▼□□□
24※■■□□□□□■◎□※※■■■□□□□□□□□□■
01・07・08・15は同一地点。03・05・18は同一地点。02・06・16は同一地点。
05と同一地点(J14)に無人のムサイ級戦艦。
04・12・17死亡。(13は放棄された参加者)
01番 シュウジ・アサギ (32) 男性 ホビー・ハイザック
02番 シュヴァイザー・シュタイナー (44) 男性 ボリノーク・サマーン
03番 イブ・シュウリン (24) 女性 Vガンダム
死亡 ユリ・ランブ (16) 女性 ゴトラタン
05番 ダグラス・ロックウード (17) 男性 ケンプファー
06番 ジェイス・カーライル (28) 男性 ジェガン
07番 ベルク・クロフォード (25) 男性 ペズ・バタラ
08番 ヨーコ・クロサキ (17) 女性 ガズR
09番 リオン・フライハイ (15) 男性 ジオング
10番 アシッド・ミニングリー (29) 男性 ギラ・ドーガ
11番 サーティア・クワン (19) 女性 ジム・ライトアーマー
死亡 サブナック・B・アンドラス (17?)男性 ビグロ
13番 ショーン・コネリー (52) 男性 ジャベリン
14番 レイモンド・デリック (31) 男性 ガンイージ
15番 リナルド・グレイス (22) 男性 アビゴル
16番 アレン・D・バディアム (20) 男性 ガンダム4号機
死亡 フィニー・ディクセン (18) 女性 ハンブラビ
18番 レニウム・アートナー (33) 男性 ジ・O
19番 ラーズ・フィリー (16) 女性 ヤクト・ドーガ(クェス機)
「……お勧めの参加者ですか?」
『そうだ。現場で全てを見ている君の意見が聞きたくてね』
暗い通信室。リーア先生はモニター越しにでっぷり太った男と向き合っていた。
「私の立場上、特定の方にだけ情報漏洩するわけには……」
『硬いことを言うなよ。早く自由になりたいのだろう?
私の言うことを聞いておいた方が、なにかと良いだろうさ』
「とはいっても……」
渋る先生、なおも詰め寄る男。
しばらくして、しぶしぶといった風に彼女は語りだす。
「……では、すでに公開されてる情報に、私なりの意見を述べるだけなら」
『十分さ。他ならぬ君の意見だ。今後の参考になる』
「人気があるのは、やはり軍隊経験者ですね。
やはり実戦経験がある人は迷いも少ないですし、戦闘能力もあります。
賭け率を見てもその人気はお分かりでしょう」
『では、やはり軍隊経験者から選ぶのが無難かな?』
「……ただし、早々に脱落した12番・17番を見ても分かる通り………
この『プログラム』、それだけで生き残れる程甘いものではありません。
私自身、軍人でなかったのはご存知でしょう?」
『それでは何を基準に選ぶ?』
「一つ言えるのは、同盟を結んでいる人々は有利ということですね。
これだけの参加者、全てと1対1で戦っていては、身が持ちません。
仲間がいれば、交代で休憩を取る余裕も出てきます。
……私から言えるのは、これが精一杯ですね」
『……ふむ、なるほどな。参考になった。
無事プログラムが終了して、儲けが出たら、君にも奢ってあげよう』
「お構いなく。私の望むものはご存知でしょう?」
『……それはさすがに約束できないな。だが、努力するとは言っておこう。
ティーチャーの仕事、頑張ってくれたまえ。それでは、また』
通信が切れる。
……白衣の女性は、通信が切れてなお、モニターを眺めている。
参加者のリスト。その隣に振られた数字。
誰が生き残るかという賭け。平行して、誰が先に死ぬかという賭けも行なわれている。
『プログラム』のついでに行なわれている、ちょっとした『余興』。
「……わたしたちの時の賭け率、どれくらいだったのかしら?
大穴? それとも、対抗馬くらいにはなれたのかしら?
どう思う、キャット……?」
机の上の髑髏を撫でながら、虚無的な表情のティーチャーは、一人呟く………
【行動:通信(『上』の人間の一人と)(−1p)】
【残り行動値:∞】【位置:W-22】
【行動方針:みなさんに殺し合いをしてもらう、???】
業務連絡
正月の帰省などにより、多くの参加者に不便が出るため、
12/29〜1/4 の1週間、スレ進行を凍結します。
この間になされた書き込みは、全て『12/28日分の行動』として扱います。
(行動値の扱い、劇中の時間経過など、
12/28〜1/4の8日間を『通常の1日分』として扱う、という意味です)
関係者のみなさん、ご協力、及び『凍結期間中』のスレの保守、よろしくお願いします。
241 :
シュヴァイザー=シュタイナー ◆Etrm/pWy7k :03/12/28 00:24 ID:WJzw9Xjz
IDチェック
「オッサン、俺様は殺っても殺らなくてもいいけどよ。
俺様が死ぬ事だけは今はまだならねぇんだ。」
RX-78 ガンダム四号機のパイロットがゆっくりとした
口調で通信を返してくる。
「リナルドを殺すまで、俺様は死んでも死にきれねぇ。
それが成るなら、俺様は何だってするぜ。」
「リナルド・・・リナルド・・・。そうか。あいつか。
ふふ。面白い。これは滑稽だ。
ふははははははははははは。」
相手に気にすることなく笑い出す。
ひどく滑稽な話だった為に。
ひとしきり笑ったあとに次の言葉を紡いでいく。
「小僧。いくつかレクチャーしてやろう。
一つ。年上をあまり【オッサン】よばわりするなよ。
二つ。おそらく貴様が殺したい相手。リナルドとやらはな、
まだ、顔を一度みただけだが、一応俺の仲間だ。
これで、お前を生かしておく必要もなくなったな。
三つ。小僧。貴様は神を信じるか?
まぁ。信じるかどうかはしらんがな。
だが、これだけは教えておいてやる。
神はいるかどうかは俺はしらん。
だが、悪魔はいる。
俺自身が・・・悪魔だ。
俺を相手に貴様の生き残る確立は0%だ。
運が悪かったと思って諦めろ。」
そして、言葉が終わると右手のビームライフルを
構え、撃ち放つ。
狙い・・・は右腕。
【行動:ガンダム四号機へ通信継続(0) ガンダム四号機へ攻撃(1)】
【位置:P14】【残り行動値:3】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾4) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計
(以下の所持品はS17コロニー内の教会に置き去り)
買い物袋五枚 カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:全ての状況把握 シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る ガンダムどつく】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
いつも定期的に行われるティーチャーからの定時放送。
しかし今回は、いつと違う持ち主の声から始まった。
[リーア、ゲンキカ!? ホウソウ、ホウソウ!!]
…ゴンッ
「痛…?何だ…?」
>>237 「定時放送か…。どれぐらい眠ってたんだろうな…。
首と頭が痛い…。」
額を抑えながら部屋全体を見渡す。すると、ベットの方に見覚えがある人影が見えた。
「ヨーコ…?起きてたのか。
全く…見ておくと行ったのに私が寝てしまうとはな…。」
苦笑いしつつ話していると、なにやらコンソメの匂いがしてきた。
そして、自分の腹が減っていることを自覚する。
「…ヨーコ、大聖堂に移動しようか…?」
【行動:起きる 会話(−0)】
【残り行動値:4p 】
【位置:S−17 教会内個室】
【機体状況:駐機状態(ゼファーによりレーダー作動中)】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
工具セット(コックピット内) 拳銃 (ゼファー・計画書・紙とペンは大聖堂に放置)】
【行動方針:食事 大聖堂へ移動 計画についてリナルドと話す】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド
別行動中:06番ジェイス?】
244 :
アレン=D=バディアン ◆ooE1auhXS6 :03/12/28 08:48 ID:yL5V/82q
IDチェック
「リナルド・・・リナルド・・・。そうか。あいつか。
ふふ。面白い。これは滑稽だ。
ふははははははははははは。」
(ウゼェ……何笑いぶっこいてんだよ。)
心底ウザそうに見るアレン。
何でオッサンはこんなに訳のワカラン話をするヤツが多いのだろう。
それでいて、その話で笑うのだろう?
意味がわからない。
「小僧。いくつかレクチャーしてやろう。
一つ。年上をあまり【オッサン】よばわりするなよ。
二つ。おそらく貴様が殺したい相手。リナルドとやらはな、
まだ、顔を一度みただけだが、一応俺の仲間だ。
これで、お前を生かしておく必要もなくなったな。
三つ。小僧。貴様は神を信じるか?
まぁ。信じるかどうかはしらんがな。
だが、これだけは教えておいてやる。
神はいるかどうかは俺はしらん。
だが、悪魔はいる。
俺自身が・・・悪魔だ。
俺を相手に貴様の生き残る確立は0%だ。
運が悪かったと思って諦めろ。」
「そこまでの前振りが長いんだよ、オッサン!」
こちらもビームガンを発射させようとするが、相手のほうが幾分か早く。
ビームがガンダムの右腕を貫く。
………まだ、動く。
ただ、動くといっても引き金を引いたりするだけでとてもサーベルを振るうとかは出来そうに無い。
「………」
アレンは冷静に考えていた。
ここで負ける訳にはいかない、死ぬ訳にはいかない。
もう一度リナルドに会って、アイツを殺すまでは。
「……オッサン、俺様ぁこんなとこで死にたくないんでな。
まぁ、また今度会おうや。」
「マタコーンド、サヨナラー」
そういうとガンダムを後退させ、空域からの脱出を図る。
まだ、死ぬ訳には行かない。
死ぬ訳には行かないのだ。
【行動:シュヴァイザーに通信継続(-0P) 撤退(-1p)】
【残り行動値:3p】
【位置:P-14】
【機体状況:ジェネレータ熱い。エンジン稼働率ちょっと悪い。
左足損傷。】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル、前腕部ビームガン×2<EN80%>
固定式ビームキャノン<EN70%> コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺 オッサン('A`)ウゼェ】
【同盟:なし】
>>245 【機体状況】に「右腕損傷」を追加します。
>>232,234
半ば特攻とも思える攻撃は白いMSを弾き飛ばし、ケンプファーの右腕を奪った。
(このまま押し通す・・・!)
次の攻撃に移ろうとした刹那、白いMSの姿が目に映る。
(!・・・この機体・・・ガンダムの新型!?)
―その瞬間、ほんの一瞬の思考の止まった隙を衝かれ、白いMSの武器の直撃を受ける。
先程のケンプファーのマシンガンから受けた損傷も相俟って胸部装甲に亀裂が入る。
「くっ!俺としたことが・・・!」
なんとか平常心を取り戻し、ケンプファーが放った弾頭だけは回避できた。
その間に2機は体勢を変え、この宙域からの離脱を謀ろうとしている。
「ここまで追い詰めて、そう易々と逃がすものかよっ!」
獲物を逃がすまいと、レニウムは追撃を開始する。
【行動:回避(-1)、追撃(-1)】
【残り行動値:2】
【位置:J-14】
【機体状況:装甲表面に無数の凹み、胸部装甲に亀裂】
【武装:隠し腕×2、ビームソード×4】
【所持品:ディパック、首輪、コッペパン×2、水2g入り×2、ハロ(Ζ版)】
【行動方針:目の前の敵を撃破】
【同盟:無し】
248 :
イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :03/12/28 11:54 ID:rIF32XXi
IDチェック
>>223 料理を続けるリナルドの耳に、定期放送が入る。
[リーア、ゲンキカ!? ホウソウ、ホウソウ!!]
『邪魔しないで、ハロ……!
……失礼しました。定期放送のお時間です。
みなさんに嬉しいお知らせがあります。
先ほど、3人目の脱落者が確認されました。
脱落者は出席番号03番、ユリ・ランブさん。
みなさん積極的に頑張ってるようで、先生安心しました。
これからもどんどん頑張って下さい。
……(以下略)』
(そうか……、また一人、死んだか……)
禁止区域のメモを取りながら、まだ見ぬ参加者の戦死にうつむく。
短い黙祷の後、彼はメモをズボンのポケットにねじ込むと、顔を上げて鍋に向かった。
「そろそろかな……」
いつまでこうしていられるのだろうか。
明日は我が身か、それとも誰か別の人?
鍋の中身は、もう完成に近付いている。
【行動:料理続行(0)、ちょっと鬱になる(0)】
【位置:S-17教会】
【残り行動値:4pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常・軽度の疲労・現在料理中】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守、コンソメ風野菜スープを作る】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
両方の腕をゆっくりと前後に回してから、今度は大きく首を左右に1回転。
関節の鳴る『ポキ』という音と感触に、ほんの一瞬脳ヘの血液供給が止まる浮遊感。
軽い眩暈に右手人差し指を眉間に当て瞼を閉ざす。
再び眼を開けてもそこはいつもと同じ暗い場所。色気も無ければ味気も無い。
身体に残るのは軽いとはいえ疲労感。先程の戦闘のちょっとした後遺症。
相手を落とせなかったことを悔いるわけでも無ければ、敬意を表しもしない。
ヘルメット越しに口元に手を当て、ただ回想する。
静かな場所にいつまでも響きつづけるアラーム音。レーダーに2つの光点。
光点の1つがこちらに気づいたのか大急ぎで離れていった。
この反応には見覚えがある。開始直後に自分に言うなれば"喧嘩を売った"相手。
追い詰めてそのまま殺害することも可能なはずだが、彼は全く興味を示さない。
"自分の動き相手の動き状況状態場面空気場所…etc…etc…etc…"
おもむろに全体MAPを開きだす。指で画面を辿る先にあるのは軍事基地。
確かに彼自身得意としているのは格闘戦のほうだ。だが、思い知らされたと言うべきか。
機体を翻し一路E-05付近の軍事基地を目指す。
すでに09番も14番も頭に無い。
【行動:移動 (-3P)】
【位置:H-08→H-07→H-06→H-05】【残り行動値:1P】
【機体状況:外装への小ダメージ+14番からの切り傷】
【武装:ビームソードアックス】
【所持品:自動小銃2丁 小銃3丁 それらの弾薬】
【行動方針:武装探し】【同盟:無し】
戦場跡に向かって、もうどのくらい飛んだのだろうか。
レーダーにも何の反応もない。
俺も流石に、外を流れていく星ばかりの景色に飽きてきた。
ガンイージに再び定期放送が入ってきたのは、そんな時だった。
[リーア、ゲンキカ!? ホウソウ、ホウソウ!!]
『邪魔しないで、ハロ……!
……失礼しました。定期放送のお時間です』
「こんちわ、先生殿」
暇つぶしに挨拶を返してみる。
『みなさんに嬉しいお知らせがあります。
先ほど、3人目の脱落者が確認されました。
脱落者は出席番号03番、ユリ・ランブさん。
みなさん積極的に頑張ってるようで、先生安心しました。
これからもどんどん頑張って下さい』
「………3人目か」
俺は黙って、その顔を知る事もなかった戦死者に敬礼を送った。
その間も放送は続く。
と、その中の一言が耳に止まった。
[デカイノ!! ムーサーイ〜♪]
『MS戦で使うのは大変かと思いますが、あれば便利かと思います♪』
「ムサイ…?本物のムサイが支給されているのか?それはちょっと、
見てみたい気もするが…」
だが俺は、そのムサイがいる場所を知らない。
おそらく前回の定期放送で場所が伝えられたのだろうが、生憎と
俺はそれどころではなかった。
(まあ残念だが、こればかりは仕方がないか)
俺は無念の涙を飲んだ。
新しい侵入禁止区域をチェックし、俺は戦場跡へ急ぐ。
【行動:S-8へ移動(−4)】
【残り行動値:0p】
【位置:O-8→P-8→Q-8→R-8→S-8】
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント】
【所持品:ディパック、水2g入り2本(残り1,4)、食料二日分、
シャベル(小)、蕎麦団子3個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:射撃武器の探索】
【同盟:なし】
>247
撤退を始めた二機のMSを、執拗に追撃するジ・O。
「ダグラス君! 君は先にムサイに向かいなさい!!」
痛む左脇腹を軽く撫で、可能な限り苦痛を気取らせないように、微笑みを以って余裕を演出する。
実際、臓器への損傷は免れたらしく、意識が遠退くような事は無い。
出血の量も然程ではないらしい。詰まる所、この痛みさえ我慢できれば良い訳である。
(致命傷にはならないだろうけど……結構きつい……かもね)
4連装ヘビーマシンガンで後続のジ・Oに向けて弾丸をばら撒くように撃ち込みつつ、更にビームライフルのトリガーを引く。
「無事にムサイに着艦できたら、主砲―――いえ、一部の砲座だけでも良いわ。
この宙域に向けて撃ち込みなさい。そうしたらすぐに他の宙域に逃げる事……分かった?」
距離を詰められぬよう、マシンガンで弾幕を張りながら、彼女は同盟者に指示を飛ばした。
「私もすぐに追いつくから……良いわね!」
【行動:ダグラスへの通信継続中(-0)、Bライフル→ジ・O(-1)、4連装Hマシンガン→ジ・O(-2)】
【位置:J-14】【残り行動値:1p】
【機体状況:左腕Bシールド出力40%低下、同マニピュレーター損傷率17%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量66%)
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾53%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:ダグラスの為に足止めを】
【同盟:No.05・ダグラス=ロックウード】
『ヨーコ…?起きてたのか。
全く…見ておくと行ったのに私が寝てしまうとはな…。』
「いえ・・・そんな・・・。」
いつの間にか、おいしそうな匂いがしてきた。
『…ヨーコ、大聖堂に移動しようか…?』
[ぐ〜〜〜]
「ハ・・・ハイ(///)」
おなかが鳴ってしまった。
立ち上がって個室のドアを開け、二人で大聖堂に向かう。
・・・途中、私はアサギさんに一つ、頼みごとをしてみた。
「あ、あの・・・。アサギさん・・・。
お願いしたい事があるんですけど・・・いいですか?」
【行動:移動・個室→廊下(0) 個人的に提案(1)】
【位置:S-17:教会内個室】【残り行動値:残り1p】
【機体状況:通信回線(アレン・リナルド)】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:MS操縦技術の習得 霊感を打ち明ける あれ?また何か忘れてる・・・】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
【一時停戦: No,16アレン】
[ぐ〜〜〜]
『ハ・・・ハイ(///)』
ヨーコと同時に自分の腹も鳴る。どうやら気が付かれてはいない…らしい。
(…はは。)
顔を赤くしつつ大聖堂へ移動する。
移動している途中、ヨーコが話しかけてきた。
『あ、あの・・・。アサギさん・・・。
お願いしたい事があるんですけど・・・いいですか?』
「…何だ?私に出来ることだといいが…。」
【行動:大聖堂へ移動中(−1) 会話(−0)】
【残り行動値:3p】
【位置:S−17 教会内個室】
【機体状況:駐機状態(ゼファーによりレーダー作動中)】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
工具セット(コックピット内) 拳銃 (ゼファー・計画書・紙とペンは大聖堂に放置)】
【行動方針:食事 大聖堂へ移動 計画についてリナルドと話す ヨーコの願いを聞く】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド
別行動中:06番ジェイス?】
こちらの放ったクラブはギリギリのところで避けられてしまった。
爆発の光球が収まらぬ内に、イブが語りかけてくる。
『ダグラス君! 君は先にムサイに向かいなさい!!』
イブはジ・Oに攻撃を加えながらも喋りつづける。彼女は微笑んではいたものの、脇腹を抑えている。
どの位の怪我かは解からないが、楽観視は出来ない。急がねば。
『無事にムサイに着艦できたら、主砲―――いえ、一部の砲座だけでも良いわ。
この宙域に向けて撃ち込みなさい。そうしたらすぐに他の宙域に逃げる事……分かった?』
『私もすぐに追いつくから……良いわね!』
ダグラス「わかりました、・・・絶対に戻ってきてください。」
イブは微笑んではいたものの、脇腹を抑えていた。
どの位の怪我かは解からないが、楽観視は出来ない。
艦へ戻ろうとすると、不意に力なく漂っているゴトラダンが目に入った。迷わず手を引くと、ムサイへと戻った。
格納を済ませ、息を切らすことも忘れてブリッジへ上がると、火器官制パネルへと飛びついた。
「エネルギー充填完了済み・・・よし、行けるぞ!イブさん、今から一斉射撃を加えます。気を付けて!!」
6条のビームがジ・Oへ向かっていった。
【行動:通信(−0) ゴトラタンとともに格納(−2) ブリッジへ(−1) 一斉射撃(−1)】
【位置:J−14】【残り行動値:0p】
【機体状況:右膝関節より下部を消失、右腕部損傷 格納中】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン ザクバズーカ(残弾3)
ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×4 水2リットル入り×3 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:撤退】 【同盟:03番イブ・シュウリン(暫定)】
256 :
ダグラス・ロックウード ◆sa5pVA/EH6 :03/12/28 23:23 ID:d4Xlzmwf
ID出し
左足を斬りつけた。
だがガンダムはすぐに反応してビームサーベルで止められる。
そして瞬時に離れた。
「どうなってやがるんだァ…」
――また、だ……何だ今のは?
俺がやったのか?素人の俺が?
動揺してたとはいえあんな動きは俺ができるものではない。
それに俺には事前に何か見えた。いや、感じたというべきか…。
あの、言うなれば、『ビジョン』は何なんだ?
超能力?
未来予知?
「違う、違う!!くそっ、俺は何を考えてるんだァ…」
そんなものが存在する筈がない。
そんなものを自分が持っているなんて思っては駄目だ。
そう思ったら最後、俺は正常じゃなくなる。
あれはただの錯覚だ、はじめての戦闘で気が高ぶっているだけだ。
ピピピ―――
「よう!中々やるな、オッサン。
俺様の名はアレン=D=バディアン、世界のスーパースターだ。」
「トリィ!トリィマークツー!」
通信。
こいつがあのガンダムのパイロットか……。
それと鳥?
そいつは一方的に話を始めた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「……まぁ、俺様が言いたいことは……そのリナルドを殺したいって事だ。
いや、正確に言うと絶望を味あわせたいって事かな?
とにかく、その為には戦力が欲しいんだ。
出来ればあんたにも協力して欲しい、それが無理なら武器を分けてくれ。」
――知るかよ、そんなこと。
そう思った。
それはあくまで他人事。
いきなり攻撃してきた相手に言うことではないだろォ?
そう言葉を返そうとした。
ピピピ―――
「やれやれ。若いっていいもんだな。
そう、何も考えずにドンパチやってられるんだからな。
まぁ。そんなもんはどうでもいい。
とりあえず、RX-78-4 ガンダム4号機 の奴
まだ、やる気があるんだったらそいつに代わって
俺が遊んでやるよ。
それとRGM-89 ジュガン の奴。
シュウジ=アサギのいる所まで戻って修理してもらってこい。
そんなんじゃ、ロクに戦闘もできないだろう。」
再び通信。
だが、なんか言い方がムカツク。
何も考えずにドンパチどころか俺は必死だったんだ。
本当に死ぬと思ったんだ。
生死ぎりぎりのところで一歩間違えば死んでいたんだ。
それににそんなに若いつもりはない。
「まぁ。俺のポリシーとしては
【絶対に勝てる戦い】と【絶対に負ける戦い】というのは
したくなんだがな」
――知るか、アンタのポリシーなんか。
それに物事に『絶対』はないって経験したことないのかァ?
そう言いたかった。
だが怒らせて殺されてはたまらないので口を紡ぐ。
しばらくしたらそいつらは戦闘を始めた。
そしてすぐにガンダムは撤退して行った。
俺も言われ通りに戻るか?
考える。
通信を入れる。
「せっかくの申し出だが、まだ大丈夫だ…」
馬鹿にされたことに対するささやかな抵抗。
一人で大丈夫と言ってすぐに戻るなんて格好悪い。
という無意識で考えたそのことから口走ったことだった。
【行動:シュヴァイザー=シュタイナーに通信(-1p)】
【位置:P-14】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:右腕重度損傷、機能停止】
【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と19本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:俺らしく生きて俺らしく死ぬ】【同盟:01番 シュウジ・アサギ】
狙い違わずビームの閃光がRX-78-4 ガンダム四号機の右腕を貫く。
だが、まだ致命傷ではないようだ。
腕は悪くないらしい。
すぐさま第二撃を打ち放とうとすると
相手から通信が帰ってくる
「……オッサン、俺様ぁこんなとこで死にたくないんでな。
まぁ、また今度会おうや。」
「マタコーンド、サヨナラー」
後退し、逃げようとする。
「させるかっ!」
だが、行動に移す前に新たなる通信が入る。
通信元はRGM-89 ジュガン から
「せっかくの申し出だが、まだ大丈夫だ…」
どうやら、シュウジ=アサギの元へ帰るのを
拒否したらしい。
「まったく・・・やっぱし、若いな。
いや。青い、と言うべきかな。」
RGM-89 ジュガン へ返信を送っている間に
RX-78-4 ガンダム四号機は遠ざかっていく。
まだ、追いかけることもできるが・・・
その遠ざかっていく機体へ通信を再度投げかける。
「つまらねぇな。
貴様程度を落としたところで自慢にもなりゃしねぇ。
もうすこしマシになるこったな。
できるならばな。
もし、マシになれたらまた相手してやるよ。」
その通信を送り、今度はRGM-89 ジュガン へ再度
通信をいれる。
「一つだけ言っておく。」
多少、間の抜けたような緩やかなテンポで喋り始め
「戦場を舐めるなっ!!」
口調が変わり、若干怒気すら孕んだ口調で告げていく。
「満足に整備すら出来てない機体で戦闘を行うなんぞ
愚の骨頂だ。
相手に撃墜して下さいと言っているようなものだ。
そんなんじゃ、命がいくつあっても足りんぞっ!!」
そう、俺自身が体験したように。
「もし、死にたくないのならば戻れ。
言っておく。コレは忠告だ。
そして、もし、その状態でも生き残れる自身があるならば。
ついて来い。
少々人手が必要そうな事もあるんでな」
そして、そのままその宙域から移動する。
移動中にティーチャーの放送が入る
「(省略)」
ひとしきり聞き終ってから口を開ける。
「そうか。あのムサイが面白い物だったのか。」
さきほど索敵にかかったムサイは支給物品に間違いはなかった。
しかし・・・放置されていたということは・・・
乗組員はいないな。ほとんど。
どうやって動かしていたかははなはな疑問だが
タイムマシンを作れるほどの技術があるようなら無理でもない話だと
おもれる。
そんな考えを頭にめぐらせていると目的も場所へ到着する
前と同じ位置に同じ反応。ただ一つ違うのは
ZMT-S33S ゴトラタン の反応が無い。
反応が無いということは・・・沈んだか、戦艦に格納されたかどちらかだな。
そう、判断する。
【行動:ガンダム四号機へ通信継続(0) ジュガンへの通信継続(0) 移動N14へ(2)】
【位置:N14】【残り行動値:1】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾4) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計
(以下の所持品はS17コロニー内の教会に置き去り)
買い物袋五枚 カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:全ての状況把握 シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る ガンダムどつく】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
『リーア、ゲンキカ!? ホウソウ、ホウソウ!!』
ぴくりと耳が反応して、とっさに計器を睨む。
『邪魔しないで、ハロ……!
……失礼しました。定期放送のお時間です』
あぁ……定期放送ね。
おちょくってるの、ハロまで出して……。
『みなさんに嬉しいお知らせがあります。
先ほど、3人目の脱落者が確認されました。
脱落者は出席番号03番、ユリ・ランブさん。』
あの首輪をつけていた彼女ね……
そう、か。
……何だか、驚きが減っていくのが解る。
馴れてしまうってこう言う事……
『それから、前回お知らせした『面白いモノ』、
もう持っていった人がいるようですね。
[デカイノ!! ムーサーイ〜♪]』
くそっ! とんだ骨折り損だった訳じゃない!
「参ったわねぇ……迂闊だったかしら?」
冷静に考えてみればこのパターンが最も損な訳よね。
偵察は、逆に危険だし、引篭もってれば安全だったんだし。
まずったなぁ、何だか開始以来、全然頭が冴えてない。
落ち着いてないのかしら、私……
『では、この調子で引き続き殺し合いを楽しんで下さい♪』
放送の締めくくりが虚しく流れきる。
「ねぇ、リオン。どうするべきだと思う?」
一旦、リオンに通信を送ってみた。
【行動 : リオンへ通信(−1)】
【残り : 3P 】
【位置 : K−10 】
【機体 : 正常 】
【身体 : 正常 】
【武装 : ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド(破損)】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、
頑丈な腕時計、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、
携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 生き残れ。 】
【同盟 : No.09-リオン 】
支給品を求め、進んでいると通信が入る。
いつもの定時放送という奴だ。
禁止区域のチェックくらいだろうと思っていると思いがけない言葉が耳に飛び込む。
「先ほど、3人目の脱落者が確認されました。
脱落者は出席番号03番、ユリ・ランブさん。」
リオンの接触した者……
そして、彼の友達にとてもよく似てそれでいて違っていた者。
いや……涙はない。
それよりも重要なのは支給品、先生の言葉を使うと『面白いモノ』。
それが誰かに奪われたという事だ。
そして、それは何のことは無いムサイ級戦艦。
ハッキリ言ってあまり必要性は感じない。
大体がリオンに戦艦の操縦などはとても無理だし、サーティアも出来るとは思えない。
戦艦のメリットは補給が行える、リラックス出来る空間を持てる事だろうが。
リオン達には軍事基地というそれとよく似た長所を持った居場所を確保している。
だが、これはむしろチャンスかもしれない。
ムサイ級を手に入れるということは、仲間の一人や二人がいるという事が伺える。
そうでなければムサイなどただの大きい的、必要では無い。
それに一人で運用するのは大変である。
仲間がいるということは、少なくとも殺す気は無いのではないか。
ということは、リオン達も受け入れてくれるはずである。
そして、ある程度信用させた所でムサイを討つ。
幸い爆弾はもう一セット残っているからこいつをMSデッキで爆発させれば混乱、
うまく行けば破壊できるかもしれない。
そしてその隙にブリッジを破壊する。
「ねぇ、リオン。どうするべきだと思う?」
そこでサーティアの言葉が入り、思考を一旦中断させる。
「そうですね、僕が思うにムサイが必要……って事は仲間がいるっていう事だと思うんです。
一人で戦艦を必要とする場合は無いと思うんで、これは合っていると思います。
そして、次に同盟を組む場合は二種類。
自分も殺さないからお前も殺すなという条件でお互い干渉しない同盟と。
二人三人集まってなんとか脱出をしようと思う同盟。
僕達は後者ですが、そのムサイを持っているグループがどちらかはわかりません。
前者だと、僕達を殺すというのは当たり前となりますが
後者では一転、僕達を仲間にしようとするかもしれません。」
一気に喋ると疲れる。
ふぅ、と一息ついてから続きを話す。
「僕達にとってムサイはあまり重要では無いかもしれません。
ですが、仲間を探すという行為は重要であると思います。
……あと、放送を聞いて思ったんですがこの大会、やる気になってる人が少ないと思うんです。
これだけ時間が経ってもまだ三人しか死んでいません。
19人中3人、もっと殺されてもおかしくないはずです。
それはどういう事かと言うと、仲間を探している……
そこまでいかなくても殺し合いは馬鹿げていると考える人が多いんじゃないかな、と思うんです。
それなら今回、ムサイと接触してみるのもいいかもしれません。
ただ、それまでに運悪くやる気の人に会ったり、
ムサイの人たちが殺すと言えばアウトですが。」
最後に一言付け足す。
「僕はどちらでもいいです、戻るも行くも。
サーティアさんが決めてください。」
【行動:サーティアに通信(-1p)】
【位置:L-10】【残り行動値:3P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲 コンテナ爆弾】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)
薬品 寝袋 缶詰 コンバットナイフ】
【行動方針:消極的に殺し合い派 03番、14番は優先的に殺す】
『僕はどちらでもいいです、戻るも行くも。
サーティアさんが決めてください』
「……オーケイ、そうしましょう。ムサイを探すわ」
機体をムサイのあった筈の方角へ向ける。
当ては無い。なら、ムサイのあった場所へ向うしかない。
問題はムサイ目当てだった人がどれだけその場に居るか。
でも放送は流れたわけだし、居ないとは思うけどね……
「アナタは私に決定権を振ったけど……
リオン。アナタは、私なんかよりよっぽど冷静だと思うわ。
MS操縦だって、訓練を受けている分きっと私より動かせるんじゃないかしら。
判断も冷静よ、アナタは自分のことを卑下してるけど……」
……ちょっと、悔しいけどね。
私は相手の実力を認める事ぐらいはできるつもりだわ。
でも、なんていうか、きっと、人を見る目は無いのよね。
リオンのあの態度見て、侮ってたもの。
相手を安心させなきゃ、私がしっかりしなきゃなんて……馬鹿よね。
考えを改めなきゃ。
そうよ……
相手を信じるだけじゃない、相手の事を認めるのだって大事よ。
ううん、認めるなんて偉そうな事じゃない、頼っていかなきゃ……
そうやって築いてこその信頼関係よね。
人同士も、与えるばかり、受け取るばかりじゃない。
互いに影響しあって、心が落ち着いていく……
「頼りにさせてね、リオン」
忘れかけてたのかも。
そうよ、思い出してよ、ここに放り込まれる前。
仲間と焚き火を囲んで。煙草吸って、酒飲んで、安物のご飯食べて……
好きも嫌いもそんな感情ちゃんと受止めて、通らなくったってそれでも今までと変わらなかった。
近づいて離れて、それで皆打ち解けていって……
最初嫌いって思えても、信用できないって思えても、肩を並べて笑いあいえたじゃない。
>>365に続く
>364 続き。
こんなクソ喰らえなプログラムだけど……
だけどココに来て”大切な事”ってなんなのか解った気がする。
自然体、よ。
全部解った上で”友達”になろうよ。
そうだよね? ゲームの好きだった君……
私が焦って殺した、君。
もう君はこの世に居ないけど、私はアナタの為にも『生きて』みせる。
『生き残る』じゃない。『生きる』わ。
私の言葉じゃ、上手くは表現できないかもしれない。
それで、何時かそっちへ行ったら、謝らせてね……
君は私を殺すつもりだったのかもしれない。
それでも良い。君は、私に大切な事を再確認させてくれたから。
そしてリオン……。
アナタが私の心を確信させてくれた。
そう、アナタは冷静な判断を下してるだけかもしれない。
アナタは別に他意がある訳じゃない。
だけど、なんて言ったら良いのかな……アナタには『何か』があるような気がする。
だってそうじゃない。
アナタに逢ってから、突然、私は変わっていったんじゃないかと思う。
そう。もしかしたら単に落ち着いてきただけかもしれない。
思考が単に順序を追って行って終点にたどり着いただけかもしれない。
だけれど……私は勝手にそう思わせて貰うわ。
だってその方が嬉しいもの。
リオンの横にまで移動したとき、ふと口から言葉が漏れる。
「リオン、アナタが悪いのよ。
格好良すぎるんだから」
そう言ってヘルメットの上から投げキッスを送った。
その時の、通信画面に写る私の顔はとても嬉しそうにしてたと思う。
【行動 : リオンへ通信(−0) L−10へ移動(−1)】
【残り : 2P 】
【位置 : K−10 → L−10 】
【機体 : 正常 】
【身体 : 正常 】
【武装 : ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド(破損)】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、
頑丈な腕時計、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、
携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 生きましょうよ。 】
【同盟 : No.09-リオン 】
「……オーケイ、そうしましょう。ムサイを探すわ」
そう言われてムサイのあった方角を向く。
レーダーには何の反応も無い。
ここで無い、という事は恐らく先ほどの放送であった通り。
誰か別の人が持っていったのだろう。
ムサイ級を探すのもいいが何処にいるのかわからないし、
この広域なマップから探し出すのは難しい。
「アナタは私に決定権を振ったけど……
リオン。アナタは、私なんかよりよっぽど冷静だと思うわ。
MS操縦だって、訓練を受けている分きっと私より動かせるんじゃないかしら。
判断も冷静よ、アナタは自分のことを卑下してるけど……」
(やめてくれ……)
サーティアからの通信を鬱陶しそうに聞き流した。
自分のMS操縦技術なんて大したことない、戦闘になれば一番役に立たないだろう。
判断も冷静?違う、これはただ冷静を装っているだけだ。
それに、たとえサーティアの言っているような自分だったとしても、最後には裏切るのだ。
「頼りにさせてね、リオン」
(無理だよ……)
自分を頼られても困る。
最後には、彼女の様になってしまうかもしれない。
「リオン、アナタが悪いのよ。
格好良すぎるんだから」
そう言ってリオンに投げキッスをするサーティア。
リオンは……
「サーティアさん、聞いてくれますか?」
サーティアの答えを受ける前に言葉を続ける。
「僕は、あなたを殺すつもりだったんだ。」
ヘルメットを外す。
「10番には攻撃を仕掛けたし、03番と04番には僕の心が読めたみたいで騙せなかった。
嘘ばかり、嘘ばかりをついてきた。」
サーティアに渡されたコンバットナイフを手にとる。
「でも、あなたに会って……
あなたは僕を変えてくれた、頼ってくれた。
サーティアさん……」
ナイフを髪の毛に当てる、リオンの自慢の長い髪。
それを、思い切り切る。
「こんな僕でも、信頼に当たり、頼りにしてくれますか?」
そういうリオンの目には涙が滲んでいた。
【行動:サーティアに通信(-0p)】
【位置:L-10】【残り行動値:3P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲 コンテナ爆弾】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)
薬品 寝袋 缶詰 コンバットナイフ】
【行動方針:???】
「一つだけ言っておく。」
「戦場を舐めるなっ!!」
――怒声。
「満足に整備すら出来てない機体で戦闘を行うなんぞ
愚の骨頂だ。
相手に撃墜して下さいと言っているようなものだ。
そんなんじゃ、命がいくつあっても足りんぞっ!!」
――言う通りだ。
俺はもうここから逃げたくて死にたがっているのかもしれない。
「もし、死にたくないのならば戻れ。
言っておく。コレは忠告だ。
そして、もし、その状態でも生き残れる自身があるならば。
ついて来い。
少々人手が必要そうな事もあるんでな」
生き残る自身はない。
そう、全くない。
そして無意識に死を望んでいた。
通信を返す。
「……有難う、目がさめたよ」
戻ろう。
このままじゃ俺は死ぬ。
どうせ死ぬなら精一杯生きて死ぬんだ、こんなところで死んでたまるか。
「シュヴァイザーさん……だっけ?アンタ、いい人だなァ」
通信をきる。
ハイパーバズーカを左手に持ち替えて移動を開始する。
【行動:シュヴァイザー=シュタイナーに通信中(-0p)移動(-4p)】
【位置:P-14→P-15→P-16→Q-16】【残り行動値:残り0p】
【機体状況:右腕重度損傷、機能停止】
【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と19本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:俺らしく生きて俺らしく死ぬ】【同盟:01番 シュウジ・アサギ】
保守
「つまらねぇな。
貴様程度を落としたところで自慢にもなりゃしねぇ。
もうすこしマシになるこったな。
できるならばな。
もし、マシになれたらまた相手してやるよ。」
ウザイオッサンからまた通信が入った。
安い挑発もいいとこ、怒る気にもならない。
「うっせぇよ、大体あんたみたいなオッサンこちとら興味無くてな。
まぁリナルドとの決戦とき、あいつに味方するんなら一緒に片付けてやるよ。」
移動を開始する。
邪魔が入った為何の収穫も得る事は出来なかったが、今度はしくじらない。
……と言いたい所だが、こちらの被害は大きい。
左足は動かない上に、何故かエンジンの稼働率が悪い。
それに、他のMSに比べてこれは弱いようだ。
出来れば……MSを奪いたい。
【行動:シュヴァイザーに通信継続(-0P) 移動(P-14→O-14→N-14)(-2p)】
【残り行動値:1p】
【位置:P-14】
【機体状況:ジェネレータ熱い。エンジン稼働率ちょっと悪い。
左足損傷。】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル、前腕部ビームガン×2<EN80%>
固定式ビームキャノン<EN70%> コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺】
【同盟:なし】
私は最初、何をすべきか迷った。
この戦いを生き残る為にはもっと強力なMS、そう、こんなジムタイプよりも強いMSが必要だ。
しかし、そう簡単に手に入れる訳がない。
交渉をした途端撃たれるかと思うと、今まで私は引っ込み思案になっていた。
しかし、それももうやめである。
先ほど放送で三人目の死者が出たと発表があった。
次は私かもしれない、それだけは避けたい。
虎穴にいらずんば虎子を得ず、男の道はハイリスクハイリターンである。
そして、そんな私のレーダーに機体の反応が入った。
【行動:移動(D-16→E-16→F-16→G-16→H-16→I-16→J-16→J-15→K-15→L-15→M-15
→N-15→N-14)(12p)】
【残り行動値:0p】
【位置:N-14】
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
ガトリングシールド】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本】
【行動方針:強いMSを探す】
【同盟:なし】
レーダーに入る機体、RGM-122ジャベリン。
また知らないMSだが、形式番号からみてジム系統のMSだということがわかる。
「早速の……獲物だな。」
バーニアを最大にし、ジャベリンに接近する。
それに気づいたのか、ジャベリンはいきなりガンダム4号機に抱きついた。
いや、しがみついたというのが正しいか……
ともかく、接近したのである、一瞬の内に。
(やっぱはえぇ……こちらはガンダムだと言うのにッ!)
苛々していると通信が入る。
顔は……また、オッサンである。
「私の名はショーン=コネリーである。
攻撃の意思は無い。」
「何のようだオッサン?」
「ああ、私は地球連邦軍ジャブローに勤務している……
まぁ、レビルやゴップ将軍には劣るがそれでも中々の地位にいると思ってくれて構わない。」
(いや、そんな事聞いてないって。)
その後、数十分数時間彼の話に付き合わされた。
どうもこの男、人の話を聞かないタイプらしい。
スペースノイドの話、アースノイドの話、連邦の話。
どうもこいつはアースノイド至上主義じゃないかというのがアレンの予想であった。
アレンも連邦軍に所属していたがアースノイド至上主義だの
スペースノイド至上主義だのの思想は全然興味が無かった。
歌には色々種類がある、反社会的な歌、愛しい人に贈る歌、自己主張の歌、
そして戦時中には戦意を高める為、敵国を侮辱、自国を称える歌がある。
そんな歌がアレンは大嫌いだった。
そして、そんな歌を歌わせる政府高官も。
「と、いうわけで我が連邦軍が悪しきジオンなどに敗れる訳が無いのだよ。
だから我々は……聞いているのかね?」
「なぁオッサン、そんな話する為に来たのか?」
「お、そうだったそうだった!
私はね、MSを交換したいと思っていたのだよ……
どうだ?そのガンダムと私のジムタイプを交換という……」
「ああ、いいぜ。」
間髪入れずに言葉を返す。
「おお!そうかそうか、いやいや賢明だよ。
私達が生き残った場合、君を部下にしてあげようじゃないか。」
「あーそりゃどうも。
それじゃ、早速交換と行きましょうか。」
そういうとディパックに私物を詰め込む。
……ギターとアンプは入りそうにないので手持ちだ。
そして、重要な問題。
「トリィ、トリィハ?」
「………あぁ、そうか。」
考える、宇宙空間に出てしまってはトリィが危ない。
それにノーマルスーツは自分が着ている一着しか無いのだ。
それ故、アレンはこうした。
「イタイ、イタイー!モゴモゴ」
「うるっせえ!俺だってキツイんだよ!」
ノーマルスーツの中にトリィを押し込む事である。
ハッキリ言って無理かと思われたが、そこはなんとか詰め込む事が出来た。
人間やる気になればなんとかなるものである。
「大丈夫かね?
………それでは、入れ替えようか。」
相手が宇宙空間に出る、アレンもそれに習って出る。
一瞬目が合い、そしてまた交差しあう。
ショーンはガンダムへ、アレンはジャベリンへ。
「じゃ、さよならだな……」
私物を置き、ショーンに通信するがショーンの様子がおかしい。
妖しい笑みを浮かべている。
「ククク……かかりおったな若造が!
そのMSはジム系統であろう。
それに比べてこちらはガンダム、
私の初期の目的はジムよりも強いMSを見つける事だったのだよ。
私は他の者とは違う、優秀な機体は認める、変な意地は張らん。
それが生きる為、這い上がる為の秘訣なのだ。」
そういうと肩のキャノン砲を構える。
ジャベリンにロックオンがかかる。
「馬鹿がよ、そのガンダムよりこっちのが強いんだぜ?
優秀な機体を認めるっつんなら、ちゃんとこっちを評価するべきだったな。」
後退しながら言う、相手は連邦の高官。
ともなればMS戦闘などやった事はないだろう。
弾に当たる心配はあまり無い、が、それでも緊急回避の用意だけはする。
「ククク………アーッハッハッハッハ!」
ガンダムのキャノン砲が光る、光る………
いや、光り方がおかしい、それは……
「……自爆?いや、暴発か……?」
トリィを外に出し、その光景を見て唾を飲み込む。
もしも、暴発だとしたらああなっていたのは自分かもしれない。
吹き飛ぶガンダムの破片を気にせずアレンはその光景をじっと見ていた。
【行動:機体奪取(-1p)】
【残り行動値:0p】
【位置:P-14】
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
ガトリングシールド】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺】
【同盟:なし】
※アレンはショーンのジャベリンに乗り換えています。
『…何だ?私に出来ることだといいが…。』
「あの、MSの・・・操縦を教えて欲しいんです。
・・・前々から考えていたんですけど・・・どうも言い出せなくって・・・。」
【行動:説明(0)】
【位置:S-17:教会内廊下】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:通信回線(アレン・リナルド)】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:MS操縦技術の習得 霊感を打ち明ける あれ?また何か忘れてる・・・】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
【一時停戦: No,16アレン】
『あの、MSの・・・操縦を教えて欲しいんです。
・・・前々から考えていたんですけど・・・どうも言い出せなくって・・・。』
「…困ったな…。」
それもそのはず、シュウジは…。
「私はプログラマーだからな…。人に教えるほどMSの操縦は得意ではないんだ。
リナルドかベルクにでも聞いてみたらどうだ?
動きを一回見ただけだが私よりはMSの操縦は得意そうだしな…。」
【行動:会話(−0)】
【残り行動値:4p】
【位置:S−17 教会内廊下】
【機体状況:駐機状態(ゼファーによりレーダー作動中)】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
工具セット(コックピット内) 拳銃 (ゼファー・計画書・紙とペンは大聖堂に放置)】
【行動方針:食事 大聖堂へ移動 計画についてリナルドと話す】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド
別行動中:06番ジェイス?】
「……有難う、目がさめたよ」
「シュヴァイザーさん……だっけ?アンタ、いい人だなァ」
RGM-89 ジュガンから通信がはいる。
「けっ。今更気がつきやがって。
だから青いってんだよ」
だが、その言葉は相手には届かず
コクピットのなかで呟いただけだった。
索敵範囲に新しい機影。
照合・・・RGM-122 ジャベリン
知らない機体だった。
さらにさっきの RX-78-4 ガンダム四号機も
こっちにやってくる。
だが、視認距離に入ってくるまで無視することにする。
やがて、RX-78-4 ガンダム四号機の反応が消えた
「ふん。早速一人消えたか。」
そのまま、そのエリアから気にせずに去っていった。
【行動:移動N14へ(1)】
【位置:M14】【残り行動値:0】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾4) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計
(以下の所持品はS17コロニー内の教会に置き去り)
買い物袋五枚 カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:全ての状況把握 シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る 横やり】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
『サーティアさん、聞いてくれますか?
僕は、あなたを殺すつもりだったんだ』
動きかけた私に、リオンが声を掛けてヘルメットを外した。
『10番には攻撃を仕掛けたし、03番と04番には僕の心が読めたみたいで騙せなかった。
嘘ばかり、嘘ばかりをついてきた』
思わず目を見開き、呆然とした顔のまま息を呑む。
まばたきをする事すら忘れていたのかもしれない。
『でも、あなたに会って……
あなたは僕を変えてくれた、頼ってくれた。
サーティアさん……』
「あ……!」
次の瞬間、レオンは髪の毛を落としていた。
『こんな僕でも、信頼に当たり、頼りにしてくれますか?』
涙のにじんだレオンの目に、つられて涙を流した。
なんでかな、悲しくなくて……むしろ嬉しかったかもしれない。
何と言うかそれは、自分で制御ができなくなったのに似ていた。
「ご、御免ね、有難う。有難うリオン。
私なんかにそこまで言ってくれて」
息を整えて、未だ涙に濡れる目を見せる。
「そっち行って構わない?」
返事も待たずにライトアーマーのハッチを開き、ジオングの方を見る。
「リオン、さっきの言葉は覆さない。
細かい事は言わないわ、全部忘れてもう一回言わせてもらう。
頼りにさせて……」
装甲を蹴って宙を舞った。
【行動 : コクピットハッチを開く(−1) ジオングへ移動(−1)】
【残り : 0P 】
【位置 : L−10 】
【機体 : 正常 】
【身体 : 正常 】
【武装 : ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド(破損)】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、
頑丈な腕時計、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、
携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 生きましょうよ。 】
【同盟 : No.09-リオン 】
『…困ったな…。』
アサギさんは一言そう言うと、頭をぽりぽりと掻きながら続けた。
『私はプログラマーだからな…。人に教えるほどMSの操縦は得意ではないんだ。
リナルドかベルクにでも聞いてみたらどうだ?
動きを一回見ただけだが私よりはMSの操縦は得意そうだしな…。』
(アサギさんって・・・やっぱりそっち方面の人だったんだ・・・。)
「・・・わかりました。後で二人に聞いてみます。」
【行動:会話(0)】
【位置:S-17:教会内廊下】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:通信回線(アレン・リナルド)】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:MS操縦技術の習得 霊感を打ち明ける あれ?また何か忘れてる・・・】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
【一時停戦: No,16アレン】
>>249 鍋の中身をかき回しながら覗き込み、ホットプレートのスイッチを切る。
一応、野菜スープは完成した。
さて、どうしたものだろうか。
そろそろ皆も起きだして来ることだろう。
短い思案の結果、食事の支度(といっても、スープの盛り付けだけ)を済ますことにした。
食器棚をから手頃な大きさの器と箸・スプーンを5セット取り出し、丁寧に洗う。
そこでふと、リナルドの手は止まる。
(確か、シュヴァイザーは『面白い物』を取りに行ったから……。
4セットでいいか。
彼にはセルフサービスでお願いしよう)
あっさりと決断すると、食器類をこれまた丁寧に拭き、うち4つの器に野菜スープをよそう。
後は、最初に物色したときに発見したサランラップを被せて、用意はお終い。
トレーに野菜スープと箸・スプーン4セットを載せて大聖堂に移動し
パソコンが置いてある机の一角にトレーを乗せると、彼はそのまま椅子に身を任せてボーッとし始めた。
【行動:食事の用意(-2)、大聖堂へ移動(-1)】
【位置:S-17教会・大聖堂】
【残り行動値:2pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常・軽度の疲労】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守、ヒマを潰す】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
『・・・わかりました。後で二人に聞いてみます。』
「すまないな…役に立てなくて。」
そう言うと大聖堂のドアを開ける。
すると、テーブルの上には食事の用意がされていた。
「ベルクは休憩にでも行ったのか…?ん?野菜スープか…?」
〔えぇ、リナルドさんが作ってくれたようです。〕
「…計画書は?」
〔いえ、まだ…。話しかけようとしたらスピーカーの有効範囲外へ行ってしまったので。
そして今話しかけようとしたらマスターが入ってきたんです。〕
「…ベルクは?」
〔先ほど休憩に個室へ行きました。〕
「そうか…。」
「リナルド、わざわざ料理を作ってくれたのか…?ありがとう。
それと…見て欲しい物がある。」
そう言うと計画書を手渡す。
「まぁ、食事の後でもよいが……それとこれ…いただいてもいいかな?」
今はとりあえず空腹を何とかしたかった。
いわゆる腹が減っては戦が出来ぬ…だったか?
【行動:ゼファーと会話(−0)二人と会話(−0)】
【残り行動値:4p】
【位置:S−17 教会内大聖堂】
【機体状況:駐機状態(ゼファーによりレーダー作動中)】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
工具セット(コックピット内) 拳銃 ゼファー 計画書 紙とペン】
【行動方針:食事 大聖堂へ移動 計画についてリナルドと話す】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド
別行動中:06番ジェイス?】
只今をもって、年末年始のスレ進行凍結(変則運営)を解除します。
以降は通常ルールに則り、進行を進めて下さい。
第二章 >282 現在
A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■■■□□□□□■◎■■□■■□□□■■■■■□◎
02■◎■□□□□□□□■■■■◎□□□□□□■■■■※
03■□□□□□※□×□□■■□□□□□◎□□□■■■■
04□□□▼◎□□□□□■※■□□□□□□□◎□■※■■
05□□□□▼▼□10□□■■■■□□□◎〓□□□□□□■
06■□×□□□□□□◎□□□□□□□□□□□■□□◎□ □:開かれた空間
07※■■◎□□□□19□□□□□■□□□□□□◎□□□□ ■:暗礁空域
08■※※■□□□□□〓〓□□□□□■□14□※※□□□□ ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□◎□□□□□□□※□※□□■■ 〓:コロニー
10■■■■■□□□□□□09□□□□□□※◎※※※□□■ ▼:小惑星基地
11■□■■■■◎□■□□■□■■□□□□※×※□□■◎
12◎■■■■◎□□□□□■■■■×■□□□※□□■■■ ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□◎□□■■■□■□■■□□□□□×□■ ×:侵入禁止予告区域
14■■□■◎□□▼□03□■0216□■◎□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□□□□□□□■■※■■
16■□■■□□□□□□◎□□□□□06□□◎※□□■■■
17□□■□□□□×□□□■■■□□□□01〓□□□□□■
18×□□□□□□□□□■■◎◎□□□□□□□□□□□□
19□□□□□□■□□□□■■■■□□□□□□□▼□□□
20□□□□□◎□□□□□□■□◎□□□□□□▼▼□□□
21□□□〓〓□□□◎□※□※※□□×□□□▼▼▼◎□□
22■□◎□□□□□□※※※※□□□□□□▼▼▼◎▼□□
23■■□□□□□□□□※※※□■◎□□□□▼▼▼□□□
24※■■□□□□□■◎□※※■■■□□□□□□□□□■
01・07・08・15は同一地点。03・05・18は同一地点。09・11は同一地点。
05はムサイ級戦艦に搭乗(05の機体は戦艦に収容)。
04・12・13・17死亡。
01番 シュウジ・アサギ (32) 男性 ホビー・ハイザック
02番 シュヴァイザー・シュタイナー (44) 男性 ボリノーク・サマーン
03番 イブ・シュウリン (24) 女性 Vガンダム
死亡 ユリ・ランブ (16) 女性 ゴトラタン
05番 ダグラス・ロックウード (17) 男性 ケンプファー
06番 ジェイス・カーライル (28) 男性 ジェガン
07番 ベルク・クロフォード (25) 男性 ペズ・バタラ
08番 ヨーコ・クロサキ (17) 女性 ガズR
09番 リオン・フライハイ (15) 男性 ジオング
10番 アシッド・ミニングリー (29) 男性 ギラ・ドーガ
11番 サーティア・クワン (19) 女性 ジム・ライトアーマー
死亡 サブナック・B・アンドラス (17?)男性 ビグロ
死亡 ショーン・コネリー (52) 男性 ジャベリン
14番 レイモンド・デリック (31) 男性 ガンイージ
15番 リナルド・グレイス (22) 男性 アビゴル
16番 アレン・D・バディアム (20) 男性 ジャベリン(元・ガンダム4号機)
死亡 フィニー・ディクセン (18) 女性 ハンブラビ
18番 レニウム・アートナー (33) 男性 ジ・O
19番 ラーズ・フィリー (16) 女性 ヤクト・ドーガ(クェス機)
>>281 個室へと通じる扉が開き、シュウジとヨーコが大聖堂に入ってきた。
シュウジがゼファーと何かやり取りをしている。
(そういえば、ヨーコが『聞こえたのか』とか言いながら
迫ってきた記憶があるな……)
ボーッとそんなことを考えていると、シュウジが話しかけてきた。
「リナルド、わざわざ料理を作ってくれたのか…?ありがとう。
それと…見て欲しい物がある。
まぁ、食事の後でもよいが……それとこれ…いただいてもいいかな?」
何やら書き込まれている紙を受け取ると、リナルドはあっさりと答えた。
「食べてもらうために作ったんだ。
ヨーコも、遠慮せずに食べてくれ」
笑いながら最後に一言、付け足す。
「味に自信はあるが、口に合うかどうかは保障しないぞ」
そう言ってから彼自身も器を手に取ると、渡された紙を見ながら
ラップを剥がして野菜スープを食べ始めた。
【行動:シュウジと会話(0)、計画書を読みながら食事(-1)】
【位置:S-17教会・大聖堂】
【残り行動値:3pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常・軽度の疲労・食事中】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
『すまないな…役に立てなくて。』
「い・・・いえ・・・。そんな・・・。」
アサギさんの方を向きながら、両の手の平を向けて左右に揺らした。
・・・と、
[ゴンッ!]
「あいたぁ〜〜・・・。」
思いっきりドアに頭をぶつけてしまった。
患部を手で抑え、見上げるようにドアを見てやる。
・・・視界はちょっと霞んでいた。
アサギさんはというと、ドアを開けて悠々と中に入っている。
「・・・よそ見は禁物ってことね(泣」
一足遅れて私も大聖堂に入る。
その空間にはコンソメの、おいしそうな匂いが充満していた。
中で料理を作っていたのは、意外にもリナルドさんであった。
(・・・意外と家庭派なのねw)
冷静な人だと思っていた彼が、一生懸命料理を作っている様は、おもわずほころんでしまう。
そんなほのぼのとした事を考えながら、いつの間にか足は彼に向いていた。
ちょうど、またお腹が鳴ったからだ。
そこで、ゼファーとなにやら話していたアサギさんもやってきた。
『リナルド、わざわざ料理を作ってくれたのか…?ありがとう。
それと…見て欲しい物がある。
まぁ、食事の後でもよいが……それとこれ…いただいてもいいかな?』
『食べてもらうために作ったんだ。
ヨーコも、遠慮せずに食べてくれ』
「え? いただいちゃってもいいんですか?」
あらかじめ期待していた答えだったけど、余り欲していなさそうだったような答え方をする。
でも、私は嘘が苦手である。
証拠に、スプーンはもう口の中に運ばれていた。
『味に自信はあるが、口に合うかどうかは保障しないぞ』
(・・・・ッ!!)
動 き が 固 ま る 。
遅い・・・。遅いよリナルドさん・・・( ´Д⊂ヽ
【行動:移動「教会内廊下」→「教会内大聖堂」(1) 硬直(0)】
【位置:S-17:教会内大聖堂】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:通信回線(アレン・リナルド)】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:MS操縦技術の習得 霊感を打ち明ける あれ?また何か忘れてる・・・】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
【一時停戦: No,16アレン】
>>285 ヨーコがスープを口にした途端、硬直した。
どうやら、本当に口に合わなかったようだ。
「そんなに口に合わなかったかい?
母さん直伝、至って普通のコンソメ風野菜スープなんだが……。
まあ、味覚と好みは人それぞれだしな……。
台所にリンゴとかあったから、後で切っておこうか」
苦笑しながらそう言うと、リナルドの頭は高速思考モードに入った。
母さん、俺は何一つ間違った作り方をしちゃいないぞ。
ロンデニオンに赴任する前に振舞ってくれた、あの味そのものだ。
彼女の味覚がおかしいのか? それとも、俺の味覚が狂ったのか?
時の流れというものは、味覚がガラリと変わるくらいに人を革新させたのか?
それがニュータイプなのか? もしそうなら、俺は人の革新を認めないぞ――。
そこまで考えて、もう一口スープを口に運ぶ。
「……やっぱり、普通の野菜スープだ」
俺の味覚は、間違ってない……よな?
そんなことを考えながらも彼の目は計画書の文面を正確に読み取り、
高速思考を繰り広げる頭にその内容を叩き込んでいた。
【行動:ヨーコと会話(0)、高速思考(0)】
【位置:S-17教会・大聖堂】
【残り行動値:3pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常・軽度の疲労・食事中】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
彼女がハッチを開いて宇宙空間に飛び出る。
彼女は、自分が何をしたかを言った後でも頼りにすると言ってくれた。
頼りにしてくれると言ってくれた。
こちらもハッチを開ける。
目の前には彼女が居た。
「サーティアさん……僕は……」
泣いてぐしゃぐしゃになった顔がヘルメットの外からでも見えただろうか。
そんな事は考えずに、リオンはジオングから飛び出した。
【行動:ハッチ開く(-1P) 宇宙空間へ(-1P)】
【位置:L-10】【残り行動値:2P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲 コンテナ爆弾】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)
薬品 寝袋 缶詰 コンバットナイフ】
【行動方針:???】
更に東に向かって飛行していくと、やがて前方に無数の残骸が見えてきた。
どうやら、目的の戦場跡に到着したようだ。
マップを見ても分かるのだが、ここは広範囲に渡って残骸が散乱している。
過去に大きな戦闘があったのか、それとも組織がそう見えるように配置したのか…。
この中にこの時代の事が分かる物があればいいのだが。
それと、この機体に見合った射撃武器もあれば言う事はない。
基本的に15mそこそこの小型MSだけに、昔の大型の
射撃武器は取り回しが効き難く、かえって自分を不利にしかねないからだ。
(できればガンイージ専用の武器が欲しいところだよな…)
俺は虫が良いと分かりつつも、そう思わずにはいられなかった。
そしていざ戦場跡に戦場跡に踏み込んでみると、その異常な光景に俺は息を飲んだ。
そこに散乱する残骸の現役だった時代が、全く一致しないのである。
一年戦争の物、グリプス戦争の物、俺の知らない時代の物。
ここにある残骸の全てが
『ここはあなたのいた時代ではありません!』
と自己主張しているようだ。
ここはやはり俺のいた時代ではないらしい。
予想はしていたが、やはり多少は動揺を覚えた。
だが、だからと言って俺がするべき事が変わったわけではない。
生き残る事。
そして、その為の手段を確保する事。
俺には今はそれ以外の方法など、分からない。
だから生き残る為に射撃武器を入手する。
それだけだ。
とりあえず、付近の残骸から調べていく事にする。
これだけ無数の残骸があるのだから、何か一つくらいはあってもいい筈だ。
まあこれだけ数があると、探すのもかなり手間なのだが。
俺は破壊されて漂う軍艦や、パイロットを失い浮遊するだけのMSを次々と見てまわる。
短気な人間ならば、すぐにやる気が失せそうな作業を延々と続けた。
だが、このポイントには機体に合う武器はないようだ。
仕方がない、何事も始めから成果を期待してはいけない。
【行動:U-8へ移動(−2)武器探索(−1)】
【残り行動値:1p】
【位置:S-8→T-8→U-8】
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント】
【所持品:ディパック、水2g入り2本(残り1,4)、食料二日分、
シャベル(小)、蕎麦団子3個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:射撃武器の探索】
【同盟:なし】
IDチェック
290 :
レニウム=アートナー ◆nXLmNxXkUk :04/01/05 16:55 ID:yDbk7s4P
ミスった・・・再度IDチェック
>>248,252,255,256
追撃を開始して間もなく、敵機が動きを見せる。
ケンプファーは逃走を続け、白いMSは足止めの為かマシンガンとビームライフルで反撃を開始した。
(そうだ・・・逃げたところで意味など無いんだよ・・・!)
ビームを避け、左腕で破損した胸部を庇いつつ銃弾の雨の中を掻い潜る。
所々被弾しているが、致命的な打撃を被らなければ構わない。
臆すことなく、一気に距離を詰める。
と、今まで微動だにしなかったムサイ級が突然 砲撃を開始する。
「何っ!?・・・このタイミングでか!」
機体を逸らし、放たれた無数のビームを辛うじて回避する。
(・・・そうか、ケンプファーのパイロット・・・この為の足止めか。)
状況を整理し、機体の体勢を立て直す。
(・・・だが、直線的な軌道の砲撃など、狙いさえわかれば恐れることはない。
むしろ、こちらの方がかえってやりやすい・・・!)
スラスターを吹かし、戦艦とジ・Oとで白いMSを挟み込む位置に移動する。
こうすれば、白いMSを盾にして砲撃を防ぐことができる。
「1対1だ・・・楽しもうじゃないか!」
接近し、両手のビームソードで白いMS攻撃を仕掛ける。
【行動:回避×2(-2)、ビームソードでVガンダム(03番)を攻撃×2(-2)】
【残り行動値:0】
【位置:J-14】
【機体状況:装甲表面に無数の凹み、胸部装甲に亀裂】
【武装:隠し腕×2、ビームソード×4】
【所持品:ディパック、首輪、コッペパン×2、水2g入り×2、ハロ(Ζ版)】
【行動方針:目の前の敵を撃破】
【同盟:無し】
292 :
イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/05 18:06 ID:Ax5N4sEa
IDチェック
>291
「容易く……は行かないよう……ねっ……!」
その巨躯とは凡そ不釣合いな機動性で、Vガンダムを翻弄するジ・O。
寸での所で2本のBサーベルを受けるも、マニピュレーターが潰されてしまう。
腹部の激痛もあり、状況は愁林にとって一見不利に見えた。
だが―――
「あれだけの機動をっ……繰り返したのだから……」
(推進剤の残量も、あと僅かの筈……!!)
U.C0087―――MSのサイズが軒並み巨大化し、恐竜型進化を歩み始めた時代。
その最たるものが、PMX-003<THE-O>。機体の随所に設けられたスラスターで充分な機動性を発揮できる重MS。
だがそれゆえ、U.C0120以降の小型MSに比べれば、姿勢制御などにも用いる推進剤の消費量は莫大となる。
そして、目の前のジ・Oのパイロットは、愁林の思惑通りに連れ回され、執拗な追撃によって航続距離を延ばされた。
即ち。
「あと数分耐え切れば……ぐ……ぅっ、こちらの勝ち!」
【続く】
294 :
イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/05 18:50 ID:Ax5N4sEa
>293
接触時の反動を利用し、敵MSの黄色い装甲を蹴り、距離を離す。
宇宙では、たとえ開けた空間でも僅かながらデブリは存在する。
漂流するそれらに身を隠すようにして、愁林は機を窺う。
「今!!」
理由は分からない。
だが、直感が、今しか無いと彼女に囁いた。ロザリオごと、操縦桿を握り締める。
胸中に去来するは、恩義に報いる事の出来なかった、束の間の友の愛らしい寝顔。
その寝顔を、愁林は二度と見ることができない。
「朋友を殺めた報い……煉獄に落ちなさい!!」
引き金が引かれる。
デブリの向こうに『視えた』ジ・Oの無防備な姿。
それを貫くべく、無事だった右腕に構えたビームライフルが、続けざまに2度、光条を吐き出した。
【行動:ダグラスへの通信継続中(-0)、Bシールド防御(-1)、デコイラン(-1)、Bライフル×2→ジ・O(-2)】
【位置:J-14】【残り行動値:0p】
【機体状況:左腕Bシールド出力40%低下、同マニピュレーター損傷率47%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量54%)
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾53%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:ジ・Oの撃退】
【同盟:No.05・ダグラス=ロックウード】
『食べてもらうために作ったんだ。
ヨーコも、遠慮せずに食べてくれ』
「では…お言葉に甘えて…。」
『味に自信はあるが、口に合うかどうかは保障しないぞ』
その言葉を聞きつつ、若干警戒しつつスプーンを口に運ぶ。
「…美味いな…。」
ふと横を見ると、ヨーコが固まっていた。
「…どうした?口に合わなかったのか…?
…にしても…まともな食事は久しぶりだな…。」
〔何故ですか?〕
「そりゃぁ元いた時代では拉致直前までは独房、
その前はお前の製作に忙しくてカップラーメ…。
…
…あ゙!?」
うかつにも拉致直前まで独房の中にいたことを喋ってしまった。
(…誤解された…かな。
あのことはもはや語るまいと思っていたのに…。)
【行動:食事(−1)うっかり(−0)】
【残り行動値:3p】
【位置:S−17 教会内大聖堂】
【機体状況:駐機状態(ゼファーによりレーダー作動中)】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
工具セット(コックピット内) 拳銃 ゼファー 計画書 紙とペン】
【行動方針:食事 計画についてリナルドと話す】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド
別行動中:06番ジェイス?】
泣いたリオンが飛び出してくる。
「泣かないでよ、アナタの手はまだ汚れてないじゃない。
私はもう殺してる。既に一度『乗せられてる』のよ」
リオンの手をぎゅっと握る。
「リオン、勝ちましょ。
こんなプログラムを企画した奴等に!
ねっ!!」
涙を引っ込めようと努力して、リオンのバイザーに、自分のバイザーをぶつけた。
リオンの顔が良く見えた。
【行動 : リオンと会話(−0)】
【残り : 0P 】
【位置 : L−10 】
【機体 : 正常 】
【身体 : 正常 】
【武装 : ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド(破損)】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、
頑丈な腕時計、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、
携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 生きましょうよ。 】
【同盟 : No.09-リオン 】
「やれやれだ。武器一つ探すのも大変なもんだな」
流石に愚痴が出てしまった。
元はと言えば、俺が機体の規格に見合った武器を探そうとした為に
こんな苦労をしているのだが。
今まで見た中にも使えそうな物はあるにはあったが、この機体で扱うには
少々大きすぎるようだった。
宇宙空間ならまだしも、コロニーの中では邪魔にしかならないだろう。
「…ま、焦ったところで仕方がないからな。じっくり行こう」
俺は次のポイントへとガンイージを移動させた。
【行動:V-8へ移動(−1)】
【残り行動値:0p】
【位置:U-8→V-8】
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント】
【所持品:ディパック、水2g入り2本(残り1,4)、食料二日分、
シャベル(小)、蕎麦団子3個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:射撃武器の探索】
【同盟:なし】
>>295 野菜スープを食べ終わり、食器をトレーに戻す。
と、再びシュウジとゼファーが何やら話し始めた。
どうやら、彼にはスープの味は受け入れられたようである。
幾分ホッとして再び計画書に目を落とすと、彼らの話し声が耳に入った。
至近距離で固まっているのだから、当然といえば当然である。
「…まともな食事は久しぶりだな…」
〔何故ですか?〕
「そりゃぁ元いた時代では拉致直前までは独房、
その前はお前の製作に忙しくてカップラーメ…。
…
…あ゙!?」
独房。
シュウジ=アサギというプログラマー。
リナルドには聞き憶えがあった。
シャアの反乱の頃、一人の優秀なプログラマーが同僚の、しかも
皮肉にも婚約者によって内部告発された、という話だ。
上の命令とはいえ、ハッキング等を行っていたという噂もある。
月に赴任した同期の友人がしょっちゅうメールを送ってよこしていたので、
シュウジには悪いがよく憶えている。
リナルドは顔を上げずに、静かに言葉を発した。
「シュウジ=アサギ。 主にMSのOS開発を手がける、
地球連邦軍でも随一のプログラマー。
宇宙世紀0093年、月で同僚の告発により逮捕。
ところが、ルナ2へ護送中に艦ごと行方不明に。
以降、消息不明。 艦影をロストした宙域付近で不審な船団の存在報告及び痕跡有り。
ラー・カイラムでもそれなりに噂になっていた……が」
普通なら何かしら警戒を抱くものだが、リナルドは違っていた。
顔を上げると、至って柔らかい表情で言葉を続ける。
「逮捕……と言ったって、おおかた上の命令でしたくもないことをさせられて、
後は用済み、ハイさようなら……ってとこだろ?
自己紹介の時に言ったが、ここじゃそんなに出自は気にしない方がいいと思うぞ。
そんなこと言ったら、戦争とはいえ俺だって散々ギラ・ドーガを墜としたしな。
大事なのは、あんたがどういう人間なのかってことだな。
今のところ、あんたを見ていて不快な感じはしないがね」
そう、あの男のような不快感は無かった。
今はその事実だけで充分だろう。
【行動:シュウジをフォロー(0)】
【位置:S-17教会・大聖堂】
【残り行動値:4pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常・軽度の疲労】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
呆然とするアレンが正気に戻ったのは、ノーマルスーツの中で
もぞもぞと動くトリィのお陰であった。
「アレン、ダシテ、ミエヘンミエヘン」
無言でノーマルスーツを脱ぎ、トリィを出す。
そしてまた考え込む。
「アレンドシタドシタ?」
「………何で爆発しやがった?」
そう、それが問題であった。
原因不明の爆発、いや原因はわかっているのか?
ビームキャノンが発射される直前に爆発したように見えた事から、
恐らくアレが引き金になったのだろう。
アレをつけたのはアレンではない。
他でもないアレンの敵、リナルドである。
その情報から得られる結論は簡単である。
リナルドがキャノンに細工をした。
これが一番理論的であり、可能性の高いものである。
「へっ、どこまでも汚いヤツだぜ。
やっぱあんなヤツは生かせられねぇ、あんな絶対的悪は。」
水を一口飲む。
喉がカラカラだった。
「……ともかく、こんな高性能MSが奪えたんだ。
次はコロニーのオッサン共を足止めしてくれる仲間を探す。」
そういうと移動を開始する。
【行動:移動(N-14→M-14→L-14→K-14→J-14)(-4p)】
【残り行動値:0p】
【位置:J-14】
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
ガトリングシールド】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺】
【同盟:なし】
俺の武器探索は尚も続いている。
ポイントを移動しながら、そこにある残骸を丁寧に調べていく。
原形を留めている艦は中まで調べ、浮遊するMSの周囲を見回す。
そんな地道な作業を行っていくうちに、俺は重大な事を忘れていたのに気付いた。
ガンイージの推進剤が底をつきかけているのだ。
(こんな単純な事を見逃していたとは…)
このプログラムの慣れない環境の中でとはいえ、こんな
新米パイロットみたいな失敗をした自分が恥ずかしくなった。
(幸いここは戦場跡だ。推進剤を残している艦もあるだろう)
俺は目的を切り替え、手ごろな軍艦で推進剤を補給する事に決めた。
それから暫くの間適当に、漂う軍艦を見て回っていた俺の目に
一隻の巡洋艦が飛び込んできた。
俺の記憶に鮮明に残るその艦型……ザムス・ジェスだ。
「これは…。懐かしいな」
思わぬ再会に、俺の声も少々震えていたかもしれない。
俺のCVでの戦いを共にした艦の一隻だ。
懐かしくならない筈がない。
ザムス・ジェスは後部が完全に破壊されていたが、前部はどうやらほぼ無傷のようだ。
俺は前部MSデッキから半開きになっていたハッチをくぐり、格納庫へ入った。
多少薄暗いが、勝手知ったる艦の中だ。
何がどこにあるかなんて、感覚で覚えている。
非常用の懐中電灯を使って、推進剤の補給を済ませた。
満載とはいかなかったが、またこれで暫くは補給の心配はいらないだろう。
ふとよく見ると、格納庫の奥に黒いわだかまりがある。
「あれは?」
近付いてみると、それは壁にもたれるように座っているダギ・イルスだった。
右腕と右脚を失っている。
破損してザムス・ジェスに辿り着き、そのまま放置されたのだろうか。
ダギ・イルスは、己の戦いが終わった事を安堵するかのように、佇んでいる。
おそらくこれからもずっと、ザムス・ジェスと共に永劫の時を刻んでゆくのだろう。
俺は何とも言えない感傷に駆られてうつむいた。
そして俺は気付いた。
ダギ・イルスの横に一丁のビームライフルが落ちている事に。
「…使えるのか?」
【行動:V-10へ移動(−2)、探索(−1)、推進剤補給(−1)】
【残り行動値:0p】
【位置:V-8→V-9→V-10】
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾7)】
【所持品:ディパック、水2g入り2本(残り1,4)、食料二日分、
シャベル(小)、蕎麦団子3個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:射撃武器の探索】
【同盟:なし】
301 :
レニウム=アートナー ◆nXLmNxXkUk :04/01/06 13:55 ID:6dkOH597
IDチェック
>>292-294 2本のソードは食い止められながらも、白いMSのマニュピレーターを破壊する。
しかし直後、敵はジ・Oの胴体を蹴り飛ばし、空間に散らばるデブリの陰に瞬時にして身を隠す。
(この状況での俊敏な対処・・・恐れ入るな。)
目に見えぬ敵の姿に警戒しつつ、油断なくソードを構える。
(推進剤の残りも多くはないか・・・下手に動けば向こうの思う壺・・・ならばこちらは・・・。)
構えを解き、あえて無防備な姿を晒す。
白いMSがムサイ級に向かった様子は見られない・・・相手は必ず周辺で機会を窺っているはず。
相手が攻撃を仕掛けてくる瞬間―その瞬間を捉える。
(一か八かの・・・それも命を賭けた博打か・・・。)
操縦桿を握り、じっと機会を待つ。
僅かな、しかしとてつもなく長い沈黙を経て、後方のデブリの陰からビームが2発放たれる。
1本目のビームは右肩の装甲を削り、2本目のビームは右肘を貫き溶断する。
「・・・・・・そこか!」
損傷に構わず機体を反転させ、ビームが放たれた方向へ直進する。
反対側に潜む白いMS目掛けて、残る左腕のソードをデブリに突き立てる。
(まだだ・・・完全に息の根を止める!)
デブリに刺したソードを引き抜き、上方から白いMSに肉薄する。
同時に、ジ・Oのフロントスカートの裏に隠されたサブマニュピレーター―いわゆる隠し腕を展開する。
「これで・・・仕留める!」
3本のビームソードは白いMSに、それぞれが意思を持つかのようにランダムな方向から斬りかかる。
【行動:ビームソード(含む隠し腕)でVガンダム(03番)を攻撃×4(-4)】
【残り行動値:0】
【位置:J-14】
【機体状況:装甲表面に無数の凹み、胸部装甲に亀裂、右肩装甲小破、右腕大破】
【武装:隠し腕×2、ビームソード×3】
【所持品:ディパック、首輪、コッペパン×2、水2g入り×2、ハロ(Ζ版)】
【行動方針:目の前の敵を撃破】
【同盟:無し】
303 :
イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :04/01/06 15:42 ID:kXA5dKMQ
IDチェック
304 :
ダグラス・ロックウード ◆sa5pVA/EH6 :04/01/06 16:43 ID:5lW1VxJW
IDチェック
『そんなに口に合わなかったかい?
母さん直伝、至って普通のコンソメ風野菜スープなんだが…』
『…どうした?口に合わなかったのか…?』
「ん〜!! ん、んんん・・・!!」
(熱ッ!! 熱いよぅ!! リナルドさん熱過ぎ!!
・・・二人ともなんで平気なのよぉ〜〜・・・。)
しまった・・・。自分が極度の猫舌だったことを忘れていた。
熱過ぎてスープの味なんてわかったものじゃない。
「ハフ・・・ハフハフ・・・。」
外気を口内に取り込んでスープを冷まし、なんとか飲み込んだ。
舌をベロっと出す。既に涙目である。
(舌がヒリヒリするよう・・・。 火傷しちゃったかな・・・。)
二人の様子を確認すると、なにやら物静かな空気が漂っていた。
・・・と、そこでリナルドさんが口を開いた。
『シュウジ=アサギ。 主にMSのOS開発を手がける、
地球連邦軍でも随一のプログラマー。
宇宙世紀0093年、月で同僚の告発により逮捕。
ところが、ルナ2へ護送中に艦ごと行方不明に。
以降、消息不明。 艦影をロストした宙域付近で不審な船団の存在報告及び痕跡有り。
ラー・カイラムでもそれなりに噂になっていた……が、
…逮捕……と言ったって、おおかた上の命令でしたくもないことをさせられて、
後は用済み、ハイさようなら……ってとこだろ?
自己紹介の時に言ったが、ここじゃそんなに出自は気にしない方がいいと思うぞ。
そんなこと言ったら、戦争とはいえ俺だって散々ギラ・ドーガを墜としたしな。
大事なのは、あんたがどういう人間なのかってことだな。
今のところ、あんたを見ていて不快な感じはしないがね』
(・・・えっ??)
――逮捕、戦争
聞きなれない言葉がたくさん耳に入ってきた。
「それって・・・どういうことなんですか・・・?
詳しく・・・、詳しく説明してください・・・。」
わずかながら表れた震えを隠すつもりも無く、私は二人に追及した。
【行動:追求(0)】
【位置:S-17:教会内大聖堂】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:通信回線(アレン・リナルド)】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:MS操縦技術の習得 霊感を打ち明ける あれ?また何か忘れてる・・・】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
【一時停戦: No,16アレン】
>302
(何時までも同じ場所に留まっているとは思わない事ね)
貫かれるデブリを尻目に、心の中で嘯く愁林。
更に迫るジ・Oが繰り出すビームサーベルも、右腕部のビームシールドで防ぎ切る。
「ここで―――え!?」
突如襲い来る、予期せぬ方向からの太刀筋。
咄嗟の反応で左腕のビームシールドも起動するが、完全には防げずに機体全体を衝撃が襲った。
弾き飛ばされながらも、遠退きかけた意識を必死に繋ぎとめ、被害状況を確認する。
モニターに映し出されたワイヤーフレームは、左前腕部の回路に著しい損害の出た事を知らせていた。
(……左腕Bシールド起動不可、同マニピュレーター損傷率71%……衝撃によりジェネレーター出力8%ダウン)
状況は、依然予断を許さないものであった。
【続く】
>305続き
「ダグラス君! 予定変更……っ、二手に分かれて撤退しましょう!!」
算出結果によれば、ジ・O及びVガンダムとムサイ級との相対距離は、既にかなり開いてしまっている。
この状況ならば、敢えてすぐに合流を図らない方が得策と彼女は判断したのだ。
ジ・Oのパイロットが捨て身とも言える戦法に出たのは、推進剤に関するこちらの予測が的中していた為。
故にムサイ級が二機のMSから離れるコースを選べば、追いつかれる可能性は先ず消滅する。
そして愁林の乗る機体には眼前の重MSとは違い、優れた機動性を支える推進剤が未だ充分な量、残っているのだ。
「ユリの為に君、怒ってくれたでしょう?
そういう君の事、私……っ……少し気に入ったの―――だから必ず生き延びなさい。
私も生き延びるわ。ロザリオと、マリア様と、そして私自身の誇りにかけて」
それだけを伝え、最後に『またね』と美しく笑いかけ、通信回線を切断する。
少年に、無用な心配をさせぬ為の行為。今の彼女には、微笑みの仮面を被り続けるだけの余裕は無かった。
(参ったわね……さっきの衝撃で、傷口が少し開いたみたい……)
血の流れ出る感触をノーマルスーツの中に感じながら、愁林はモニター越しに遠くのジ・Oを睨みつける。
(私の血と貴方のプロペラント……どちらが先に無くなるか……マリア様に窺ってみましょうか)
弾き飛ばされ再び開いた相対距離を更に広げ、Vガンダムは暗礁宙域目指して撤退を開始したのだった。
【行動:Bシールド防御(-1)、撤退(-1)、J-14→J-13→K-13】
【位置:K-13】【残り行動値:0p】【特記事項:負傷状況;重傷ではないものの予断は許されない】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量54%)
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾53%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:撤退、生存、復讐、そして気に入った少年と再会する事】
【同盟:No.05・ダグラス=ロックウード】
ジ・Oへの砲撃は上手くかわされた。
「また避けたのか!?さっきから黙っていれば調子に乗りやがって・・・。
くそっ、どうせこんなでかい図体じゃ、逃げたって的になるだけだ。
イブさんは逃げろって言ったけど、ここまで来て一人で引き下がれるか!」
すぐさま次弾の充填を開始する。
しかし、その間に射線上にVガンダムがくるような形となってしまった。
連装メガ粒子砲の再充填が完了したものの、二機は複雑に動き、互いを潰さんとしていた。
そのため、こちらからの援護はうまくタイミングを取らなければならない。
機動力を生かしたVガンダムの戦法、放たれたビームがジ・Oに命中したようであった。
だが、活動を止めてはいない。再度、Vガンダムへ突撃を仕掛けている。
漆黒の宇宙に赤い光が散発的にきらめいた。恐らくビームサーベルの輝きであろう。
「奴の武装は限られているのか・・・、ならば戦法も限られてくるはず。
接近戦を仕掛けてくるのなら・・・、幾つかのルートに主砲を叩き込めば当たるか?」
射撃のタイミングを窺がっていると、イヴから通信が入った。
二手に分かれての撤退と、生き残れという内容であった。
そして、彼女の美しい笑みが僕の撤退を決心させた。
「わかりました、こちらも一斉射後に撤退を始めます。・・・絶対に生きて会いましょう。」
二機が離れたたのを確認すると、12の砲門からビームが放たれた。
そして反転を始めるムサイ、艦首を北へ向けると最大戦速でこの宙域を離れた。
(絶対に生き延びて下さい、イヴさん・・・。)
【行動:通信(−0) 一斉射撃(−1) 撤退(−1) 移動(−2)】
【位置:J-14→I−11】【残り行動値:0p】
【機体状況:右膝関節より下部を消失、右腕部損傷 格納中】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン ザクバズーカ(残弾3)
ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×4 水2リットル入り×3 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:撤退から応戦へ再び撤退】 【同盟:03番イブ・シュウリン】
索敵範囲から戦艦 ムサイの反応が遠ざかっていく。
だが、LM312V04 Vガンダム と PMX-003 ジ・Oは
以前同じエリアにいる。
という情報から考えられる事・・・
戦艦 ムサイとLM312V04 Vガンダム と PMX-003 ジ・Oは
仲違いしているか・・・
ムサイのみ、仲間を捨てて逃げたか。
まぁ。どちらかだろう。
どちらにしても戦局が動いたか。
様子見に行くか。
そして、二機がいるエリアへ到着した。
【行動:移動J14へ(3)】
【位置:J14】【残り行動値:1】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾4) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計
(以下の所持品はS17コロニー内の教会に置き去り)
買い物袋五枚 カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:全ての状況把握 シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る 横やり】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
だが、移動する最中にLM312V04 Vガンダムも
移動し、入れ違う形になりPMX-003 ジ・Oだけが
そのエリアには残っていた。
見た目、損傷が見当たる為に
どう考えても戦闘があったにちがいない。
まずは、情報収集するために
PMX-003 ジ・Oに通信をおくる。
「やれやれ。こんな所で何してるんだ。」
【行動:PMX-003 ジ・Oへ通信(1)】
【位置:J14】【残り行動値:0】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾4) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計
(以下の所持品はS17コロニー内の教会に置き去り)
買い物袋五枚 カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:全ての状況把握 シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る 横やり】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
『シュウジ=アサギ。 主にMSのOS開発を手がける、
地球連邦軍でも随一のプログラマー。
宇宙世紀0093年、月で同僚の告発により逮捕。
ところが、ルナ2へ護送中に艦ごと行方不明に。
以降、消息不明。 艦影をロストした宙域付近で不審な船団の存在報告及び痕跡有り。
ラー・カイラムでもそれなりに噂になっていた……が、』
「…詳しいな…。」
『…逮捕……と言ったって、おおかた上の命令でしたくもないことをさせられて、
後は用済み、ハイさようなら……ってとこだろ?
自己紹介の時に言ったが、ここじゃそんなに出自は気にしない方がいいと思うぞ。
そんなこと言ったら、戦争とはいえ俺だって散々ギラ・ドーガを墜としたしな。
大事なのは、あんたがどういう人間なのかってことだな。
今のところ、あんたを見ていて不快な感じはしないがね』
「………。」
〔マスター?〕
「…そう言ってくれると…助かる。
しかし私も有名になった物だ…不名誉な話だが。」
『それって・・・どういうことなんですか・・・?
詳しく・・・、詳しく説明してください・・・。』
ヨーコの声だ。そちらの方を見ると、震えているのがわかる
「…聞きたいのか…?ならば…教えてやろう。」
〔マスター?〕
「…このまま隠したままにしても仕方がない…。」
〔教える必要もないのではありませんか?〕
「お前も知りたいだろう?」
〔…マスターがよろしいのでしたら。〕
私は少しうつむき加減で話し始めた。ここに来ることになった原因となった事件のことを。
その表情は以前独房で囚われていたときの物と同様、悲しみに満ちていた。
≪続く≫
「…事の始まりは連邦のある幹部に一年戦争後に封印されたゼファーファントムシステムの
封印の解除、解析、改造を極秘裏に行えという依頼をされた事から始まった。
私自身も以前からゼファーファントムシステムには興味があったし、
断れば何をされるか解らなかった…。だから私はその依頼を受けた…。
…後に婚約者となる者と出会ったのはその時だ。
それから2年間、私はその仕事に熱中した。
そしてその仕事もそろそろ終わりを告げようとしていた矢先、
仕事場に数人の連邦の制服を着た男たちが乗り込んできた。
そしてその中に…私の婚約者もいた。
理由を問いただしたところ、すぐに答えてくれたよ…。護送した後、私はすぐ消される予定だったらしい。
私にゼファーを解析しろと命令を下した幹部の昇進を妬んだ他の幹部が手柄を横取りしようと仕組んだ物だった。
何故君がって聞いたら…なんと答えたと思う…?
その依頼が出されたときから、お前を監視するために送り込まれたって…。
悔しかった。同時にこのことに気がつけなかった自分がものすごく腹立たしかった。
だからせめてもの抵抗として、改修したゼファー(※)の中枢のシステムを一枚のディスクに入れ、隠すことにした。
そしてここにいるのがその時のディスクを元に作られたゼファーだ。」
〔…。〕
「今頃…いや、今ではないな。大騒ぎしているだろうな…。」
「…そして戦艦で護送中、拉致されてここにいる、と言うわけだ。
…以上…だ…。」
やっとの事で話し終える。もう話すのも限界だった。
その肩は震え、目からは涙が溢れていた。
そして小声で呟く
「…私が何をした…?ただ上の命令を遂行していた…。それが何故…。
このような仕打ちを受けなければならない…?」
【行動:会話(−0)】
【残り行動値:4p】
【位置:S−17 教会内大聖堂】
【機体状況:駐機状態(ゼファーによりレーダー作動中)】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
工具セット(コックピット内) 拳銃 ゼファー 計画書 紙とペン】
【行動方針:???】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド
別行動中:06番ジェイス?】
>>311-312 シュウジがやっとの思いで話し終えると、涙を流し始めた。
自分が最も大切だと思った者に最悪の真実を告げられたのだ。 無理はない。
その事態を招いた張本人であるリナルドは、さすがに良心が咎めていた。
かといって、半端に同情されるのも、それはそれで迷惑だろう。
そう思ったリナルドは、メモをねじ込んだ方とは反対のポケットから
ハンカチを出してシュウジに差し出し、おもむろに口を開いた。
「俺はあんたの持っている痛みも、悲しみも、まだ知らない。
だから正直言って、何言っていいかわからないけど……。
大切なものを失う痛みなら、俺も知ってる。
じいちゃんもばあちゃんも父さんも、皆、戦争の中で死んだ。
妹も……、死産だったよ。
だから、ええと……。 あんたと同じ痛みじゃないとは思うけど、
そんなに思い詰めちゃだめだ。 いずれ俺みたいに、死人に引かれてしまうぞ。
それにだ。 あんたは消されるはずだったのに、場所が場所とはいえ、こうして生きてるだろ。
まだ、あんたの時は『止まった』わけじゃないから……、前を向く事だって、新しい道を探すことだって、まだできるよな?
この状況で簡単にできるとは思えないけど、過去と負の感情に囚われ続けるよりは、
ずっといいんじゃないのかな……」
俺の母さん、まだ生きてるけど、もうずっと、『止まっちまってる』んだぜ。
最後にそう言いかけて、ギリギリの所で引っ込める。
自分の母と彼を比べるのは、両者に対してあまりにも失礼というものだ。
そうしてヨーコに顔を向けると、優しく微笑んで問いかけた。
「こちらからも、質問していいかな?
俺から君に聞きたいことは三つ。
一つ、俺自身のことも話した方がいいのかな?
二つ、君は一体いつ、どこの生まれなんだ?
三つ、君がラリアットを喰らう前に、『聞いてたの』とか言っていたよな。 何か俺に用でもあったのかい?
……二つ目は少し気になっただけだが、いかがなものだろう?」
【行動:会話(0)】
【位置:S-17教会・大聖堂】
【残り行動値:4pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常・軽度の疲労】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
アサギさんが泣いた・・・。
あの強いシュウジ=アサギが初めて人前で涙を流した。
・・・いや、今の今まで私が勝手にそう思っていただけだろう。
つられて私も泣きそうになっていた。
それを見るやリナルドさんが、持っていたハンカチを彼に差し出しながら答えた。
『俺はあんたの持っている痛みも、悲しみも、まだ知らない。
だから正直言って、何言っていいかわからないけど……。
大切なものを失う痛みなら、俺も知ってる。
じいちゃんもばあちゃんも父さんも、皆、戦争の中で死んだ。
妹も……、死産だったよ。
だから、ええと……。 あんたと同じ痛みじゃないとは思うけど、
そんなに思い詰めちゃだめだ。 いずれ俺みたいに、死人に引かれてしまうぞ。
それにだ。 あんたは消されるはずだったのに、場所が場所とはいえ、こうして生きてるだろ。
まだ、あんたの時は『止まった』わけじゃないから……、前を向く事だって、新しい道を探すことだって、まだできるよな?
この状況で簡単にできるとは思えないけど、過去と負の感情に囚われ続けるよりは、
ずっといいんじゃないのかな……』
話し終えたリナルドさんは、こちらを向いて微笑み、質問してきた。
『こちらからも、質問していいかな?
俺から君に聞きたいことは三つ。
一つ、俺自身のことも話した方がいいのかな?
二つ、君は一体いつ、どこの生まれなんだ?
三つ、君がラリアットを喰らう前に、『聞いてたの』とか言っていたよな。 何か俺に用でもあったのかい?
……二つ目は少し気になっただけだが、いかがなものだろう?』
「・・・わかりました。私なんかで話でよければ・・・。」
ゴホンと軽く咳払いをして、私は2番目の質問。
つまり、ここに拉致される前の話について答えた。
「・・・私が住んでいた時代はUC0104。 世間では[マフティー]という組織が壊滅した話で持ちきりでした・・・。
でも、・・・でも、私の住んでいた場所には・・・。住んでいた・・・。」
思わず涙が込み上げてきた。なぜならそれは・・・
「・・・ごめんなさい。」
涙をふき取って、再び話始める。
「私の住んでいた場所・・・。それはコロニーです。
そのコロニーで、生まれ、育って・・・・・・・」
次が出てこない。できる事なら話したくない。
でも、私の中には『話して楽になりたい』という私もいる。
・・・葛藤のなか、私はチラリと前を向いた。アサギさんがいた。
それを見た私は、決めた。決心した。
(アサギさんだって・・・全てを話して・・・。
私も・・・私だって、それに答えなきゃ・・・。)
「イ、イジメられ・・・・・・虐・・・げられて生きてきました。
・・・そんな私を両親は・・・両親は・・・精一杯育ててくれました。
でも・・・でも・・・・・!!」
話している間、頭の中には両親との思い出が駆け巡っていた。
そして、それは徐々に徐々に、私の涙腺を緩めてゆく。
拭けど拭けど涙が止まらないので、せめてぐしゃぐしゃの酷い顔を見られないように体を突っ伏した。
「・・・その両親は・・・もう、いません・・・。」
私は体を突っ伏したまま、下を向いたまま話した。
二人に聞こえるかどうかというほどの擦れた声で・・・。
【行動:会話(0)】
【位置:S-17:教会内大聖堂】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:通信回線(アレン・リナルド)】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:MS操縦技術の習得 霊感を打ち明ける あれ?また何か忘れてる・・・】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
【一時停戦: No,16アレン】
>>315 ヨーコは軽く咳払いをすると、拉致される前のことを話し始めた。
ところが。
徐々に彼女の声が弱くなり、とうとう泣き出してしまう。
『虐められた』と叫んだくらいだ。 つらい思い出が甦ったのだろう。
ついには床に座り込んでしまった。
聞こえるか聞こえないかというほどか細い声で、両親はいない、と彼女は言う。
(何だか、俺が虐めてるみたいだな……)
自分自身を戒めるように突っ込むと、リナルドはシュウジにハンカチを持たせる。
そしてヨーコの前でひざまずき、左手を彼女の右肩に乗せると、右手で優しく頭を撫でた。
「つらい思い出ばかりなら、無理に話さなくたっていいんだよ。
自分を傷つけてまで、答えなくたっていいんだ。
……そうだ。 少しも楽しくはないけど、俺の話を聞いてよ。
俺は宇宙世紀0094年から拉致されてきたが、ちょっとどころじゃなく特殊な体質でね。
医者の言葉を借りれば、過度のストレスを与えると肉体と精神のリミッターが外れてしまうんだそうだ。
いわゆる『狂戦士(バーサーカー)』ってやつさ。
おかげで小さい頃からこれでもかというほど虐められたよ。 子供の頃は生傷が絶えた覚えがないくらいさ。
ただ、大体の場合はボコボコにされた後で返り討ちにしちゃってたんだけどな。
そんなこんなで、中学を出るまで虐められた。
それでも俺が生きることをやめなかったのは、支えてくれた家族がいたのと、
戦争の中でその家族が次々と死んでしまったからだ。
最終的に家族は母さんただ一人になってしまった。
だから、小さいことだけど一つ決めたんだよ。
『この忌まわしい能力も何もかも抱えて、もっと前を見よう。 下を向くのはやめよう』って。
俺には誰かを傷つける力がある。 でも、使い方を変えれば、それは誰かを守る力になるんだって、気付いたんだ。
その時からかな? 『狂戦士』であることが怖くなくなったのは。
高校を出て、連邦軍に入って。 研修が終わったと同時に希望してロンド・ベルに入った。
そうそう、研修中に教官相手に能力が発動したことがあってさ。 教官用のMSをトレーナー仕様のジムで倒しちゃったんだ。
おかげで研修の間の仇名はず〜っと『バーサーカー』だったよ。 それだけ激しい機動をやらかしたんだろうな。
中学まではこの能力を忌み嫌っていたのに、最前線で何度も死にかけた俺を救ったのは、この力なんだよな。
……そして、今ではある程度制御できるようになった。 二十歳を過ぎて随分落ち着いたってのもあるけど。
そして、俺は間違いなく『シャアの反乱』を『守りたいもの』のために戦った。
結局、そのために何人ものネオ・ジオンのパイロットが犠牲になってしまったけどね……。
これからもそうさ。 俺が戦うのは、守りたいものがあるから。 守るために戦うことは、やめない。
たとえ、それで誰かが傷ついたとしてもね」
<続く>
>>316続き
ヨーコが聞いているかどうかは関係なかった。
彼女の頭を撫でながら、リナルドは話を続ける。
「君にこれだけの覚悟をしろとは言わないし、そこまで追い詰められて欲しいとも思わない。
だけど、これだけは憶えておいて。
『人は、いつまでも後ろや下を向いたままではいられない。 いつか必ず、前を向かなきゃならない時が来る』って。
今はまだ、前を向かなくたっていいんだ。
ただ、ネガティヴなものの考え方をしなければそれでいいと思うよ。
それにね。 ここには俺も、シュウジも、ゼファーもいるだろ?
君がどれだけ酷い虐めを受けたかわからないから簡単なことは言えないけど、
その痛みを一人で抱え込まなければ、随分楽になるはずだよ。
だから、もう泣かないで――」
彼は気付いていただろうか。
彼がヨーコに話す言葉は、以前塞ぎ込んでいた自分を救ってくれた人の言葉に似た部分があるということに。
ただ確かなことは、彼が語った言葉は、彼の恩人のそれとは似て異なるもの、ということだった。
【行動:会話(0)】
【位置:S-17教会・大聖堂】
【残り行動値:4pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常・軽度の疲労】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守、この場の収拾】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
>>306-307 アレンは観察していた、闘う者達を。
彼は別に隠れるつもりなど無かったのだが、何故か捕捉されなかったのだ。
アレンのいた場所周辺がミノフスキー粒子が一番濃い場所だったのか
それとも何か別の原因があるのかはわからないが、ともかく見つからなかった。
話を本筋に戻そう。
アレンは観察していたのである。
LM312V04 Vガンダム PMX-003 ジ・O そしてムサイ級戦艦。
観察していてわかった事は、Vガンダムとムサイが同盟を結んでおり、
ジ・Oがそれに対して攻撃を仕掛けているということだった。
しかし、そのジ・Oは強く、例え2対1でも撤退を余儀なくされた。
そしてその場に来たのが……
「オッサン、しつけ〜。」
ボリノーク・サマーンであった。
正直、もう説教されるのはウンザリである。
それにオッサンは決まって訳のわからん話をするのだ。
それを何時間も何時間も聞かされるのなんざ地獄である。
それなら歌を歌ったほうが時間を有効に使える。
「そうだよ、あの撤退した二人を追えばいいんだ。
俺様あったまいい!
こっちのジ・O相手にしたって絶対オッサン邪魔するもんなぁ。
少しはこっちの都合ってもん考えてくんねぇと……」
「ドッチオイカケル、ドッチオイカケルネン」
そう言われてレーダーを見る。
なるほど、確かに二手に分かれている。
生徒名簿を開いて、機体と名前の欄を見る。
「うおっ!Vガンダムって女のパイロットかよ!
しかもかなりの上玉じゃねぇか……
で、ムサイは?」
しかし、幾らムサイを探しても載ってはいない。
それもそのはず、ムサイは支給MSでなく武器なのだ。
で、結局アレンが行った行動とは。
「おっねぇっさ〜ん。
俺様の素晴らしい音楽を聴かないかーい?」
「トリィモ、トリィモ」
Vガンダムのケツを追いかける事であった。
【行動:移動(J-14→J-13→K-13)(-2p) イブ・シュウリンに通信(-1p)】
【残り行動値:1p】
【位置:K-13】
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
ガトリングシールド】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺】
【同盟:なし】
319 :
レニウム=アートナー ◆nXLmNxXkUk :04/01/07 09:44 ID:UhaAUMku
IDチェック
>>306-308 隠し腕を用いた攻撃はビームで形成されたシールドによって防がれたものの、白いMSを弾き飛ばした。
だが構え直す間もなく白いMSは距離を広げ、後方の暗礁空域へと撤退していく。
「逃がすものか・・・何!?
追撃を試みようとしたジ・Oに不意を突いたムサイ級の砲撃が襲い掛かる。
「これは・・・まずい!」
とっさに機体を捻るが若干遅く、幾重にも重なったビームの束がジ・Oの右肩を根元から奪い去る。
(白い奴に気を取られすぎたか・・・不覚!)
体勢を立て直す頃には、既に白いMSもムサイ級も共に姿を消していた。
(・・・こちらも相当消耗している・・・これ以上の追撃は不要だな。)
追撃を諦めるも、息をつく暇もなくレーダーに反応、直後 自機に通信が入る。
>>309-310 [やれやれ。こんな所で何してるんだ。]
―男の声。それも、だいぶ年を食っていると思われる。俺よりも年上だろうか。
モニターに映し出された機体は、PMX-002『ボリノーク・サマーン』―このジ・Oと同じくシロッコ大尉が開発したMSだ。
(攻撃する様子は見られないが・・・。)
念の為、用心は怠ることなく通信を返す。
「何をしていると言われても・・・見ての通り、一戦やり終えた後だが?」
距離を置きながら相手の出方を窺う。
この時、1機のMSが白いMSの後を追って暗礁空域へと進入した事に、レニウムは全く気づかなかった。
【行動:回避(-1)、ボリノーク・サマーン(02番)に応答(-1)】
【残り行動値:2】
【位置:J-14】
【機体状況:装甲表面に無数の凹み、胸部装甲に亀裂、右腕消失】
【武装:隠し腕×2、ビームソード×3】
【所持品:ディパック、首輪、コッペパン×2、水2g入り×2、ハロ(Ζ版)】
【行動方針:警戒】
【同盟:無し】
青い。
青い。
青い。
青青青青青青青青青青青青青青青青青青青青青青青。
青い水。
水は青い?
――――――――――――否
青い色をした水
俺の見る夢はいつも同じ。
何処かはわからない。
ただ青い水の中に居る。
ただそれだけの夢。
それなのに、どこか懐かしく、寂しく、恐い。
いつもそれだけが続き―――――――――――目を覚ます。
(・・・・・最近は見なかったんだけどな・・・・・・)
軍を辞めて教会でしばらく過ごしているとだんだん見なくなっていった夢。
この夢を見ると鬱な気分になる(もともと低血圧気味なので夢を見る見ないに関わらず寝起きは悪い。)
いつもの習慣(っぽいもの?)で起きると大聖堂へ移動する。
そこには、いかにも気まずそうな不陰気が漂っていた。
寝ぼけ眼のまま状況を判断する。
――――――――思考中―――――――――
「!?」
ようやく意識がはっきりする。
「邪魔だったかな?」
【行動:夢?から覚める(-1)大聖堂へ移動(-1)会話(-1)】
【残り行動値:1】
【位置:S-17(教会内大聖堂)】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g四本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:???】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ? 15番 リナルド=グレイス?】
俺はガンイージに乗り込むと、早速そのビームライフルを拾ってみた。
主にダギ・イルスが使用していた、CVの標準的なビームライフルだ。
試しに構えて、適当に狙いを付けてみる。
どうやら、スコープも正常に作動しているようだ。
大きさもガンイージにぴったりとまではいかないが、たいした問題はない。
「すまんが、これは貰っていくよ。必要なんでな」
ダギ・イルスに敬礼を送りながら言った。
そしてまた、ハッチをくぐって外に出る。
デッキに出てから、俺は再度ビームライフルを構えた。
「ま、いくらブランクがあるって言っても、静止目標くらいには当てなきゃな」
そして少し離れた残骸に狙いを付け、引き金を引く。
眩い光と共に銃口からビームの筋が伸びていき、残骸を貫いた。
(…よし、試射はOKだ。あとスコープの誤差も問題はなし…と)
一発損してしまったという感もないではないが、如何せん拾い物だ。
いざ実戦にいって何らかのトラブルがあった場合、それが
致命的な失敗につながりかねない。
まあこの一発は保険みたいなものか。
「あとは、実戦で動く目標に当てられるかどうかか…」
【行動:ビームライフルの試射(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:V-10】
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り2本(残り1,4)、食料二日分、
シャベル(小)、蕎麦団子3個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:さてどうするか?】
【同盟:なし】
324 :
金髪:04/01/07 15:44 ID:???
「私は戦争をする…
私は戦争をする…
私は戦争をする…。」
「私は敵を倒す。
私は敵を倒す。
私は敵を倒す。」
彼女も…突然この企画に参加させられた者の一人だ。しかし、「私は殺し合いをするとは書かない。」
それが彼女のポリシー。そして根なのだ。
その紙も自分で握りつぶし、そのまま死地ともいえるフィールドに送られていく…。
(色々な意味で致命的な名前欄ミスをしました。某スレ及び
このスレの皆様には誠に失礼な事を致しました。改めてお詫びします。)
>318
疲労と出血により朦朧とし始めた意識の中、突如入った通信。
「誰……なの? ダグラス君?
良かった、無事だったのね……くぅっ……あ……っ」
腹部から走った痛みが、奈落に落ちかけた意識を呼び戻す。
一時的にせよ冴えを取り戻した頭脳が、冷静に状況認識を完了した。
「……ごめんなさい、知り合いかと思ったの……」
少しでも呼吸を楽にしようと、ノーマルスーツのファスナーを胸元まで下ろす。
女性MSパイロットの慣習に倣い、御丁寧にもスーツの下は即、下着であった。
暫くしてからその事に気付いた愁林は、慌ててスーツの前を右手で合わせ、露わになった白い肌を隠した。
「少し……はしたなかったわね。
その声、覚えてる……くっ……全宙域通信で、ライブを披露してくれたの、君でしょう……」
苦痛を堪えつつ、傷口の周囲を圧迫して止血を図りながら、あの時の事を思い出す。
「……聴いてあげても良いのだけれど……少し、疲れてしまったみたい。
マリア様の御許に……私もとうとう……召されるのかしらね……」
力なく投げ出される両腕。再び晒された肌を恥らう暇もなく、愁林は意識を失ったのだった。
【行動:アレン=D=バディアンに通信(-1)、気絶(-0)】
【位置:K-13】【残り行動値:4p】【特記事項:負傷・気絶】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量54%)
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾53%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:撤退、生存、復讐、そして気に入った少年と再会する事】
【同盟:No.05・ダグラス=ロックウード】
…戦場に送られ、暫くして目を覚ます彼女。
「…始まった?…先ず…。」
早速ディパックと機体等の調査。…そしてある程度判明すると…
「機体はヤクト・ドーガ?…と旧式のスキウレ…。…地図を見て
一番立地状態のいい場所を……T17かW19ね…。
…出来る限り戦闘は控えめに行かないといけないけど…いざと言う時の為
武器や食糧の補給の効き易い立地的優位も欲しい…。…攻めてこられたら戦った方がいいし…。」
…途中、ジオングとジム・LAの機影がセンサーの端に引っ掛かるが…
気にしていないようだ。
【行動:状況確認(0P)+移動(4P)】
【残り行動値:0p】
【位置:I7→K07→M07→M09→O09】
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ディパック(中身は『ディパック』『コッペパン2つ』『水2g入り2本』『地図』)】
【行動方針:地の利の確保。…基本的に自分から攻撃はしない。MSでされたら仕方なく応戦はする。】
【同盟:なし】
「誰……なの? ダグラス君?
良かった、無事だったのね……くぅっ……あ……っ」
「ダグラスダレ?」
「さぁな、さっきいたもう一つのMSじゃねーか?」
興味無さそうに言う。
野郎には興味は無い。
それよりも興味があるのは、彼女のボディラインである。
データの付属写真、通信モニターでは顔だけしかわからない。
そんなアレンの思いが通じたかどうかはさておき、
イブは突如ノーマルスーツのファスナーを下ろした。
あらわになる白い肌と下着、
そしてアレンが何よりも望んでいた乳房。
「おひょっ!」
思わず股間がテントを張り、前かがみになってしまう。
しかし、様子がおかしい。
目の焦点は合っていないし、口は苦しげに呼吸を繰り返している。
ファスナーを上げるイブは何かを言っていたが、
頭の中でイブを汚していた妄想族のアレンには聞こえなかった。
「シヌ!シヌ!」
トリィの声でようやく正気に戻る。
モニターを見ると、なるほど、確かに死んでいるように見える。
「死んじゃったのか?」
「アカン、シンダラアカン!」
「しっ!」
トリィに静かにするように言う……
微かに呼吸音が聞こえる。
まだ、彼女は生きているのだ。
急いで機体をガンダムに近づける。
ガンダムはボロボロだった。
「こういうのは、俺様の分野じゃないんだけどなぁ……
まぁ、やっぱお姉さまは殺せねぇだろ、ホンット、俺様紳士的すぎ……」
ガンダムのハッチを外側から開ける。
このボタンを探すのに苦労したが、まぁなんとかなった。
そして、コクピットに侵入する。
入って最初に気づいた事は、血が出ていた事だ。
急いで止血点を押す、これくらいなら軍に居たころ習った。
もっともこの時、調子に乗って乳房や尻を触り、ついには秘所まで触ろうとしたのだが、
寸での所でトリィに怒られて止めている。
続けて脈を計るが、いささか弱まっているようだ。
傷口を消毒もしたかったし、可能ならば塞ぎたかったが、
生憎とそのような道具は持ち合わせていない。
ともかく、これ以上はアレンにはわからない。
専門家か、手当が出来る者にみせないと死ぬだろう。
「さーて、トリィよどうすればいいと思う?」
おなじみ、同じノーマルスーツの中にいるトリィに聞く。
「テアテ、サガス!ナカマ!」
「まぁそれでいいか。
当初の目的通り、これでヒーローとヒロインが揃った。
瀕死のヒロインをヒーローが救うなんていいんじゃなーい?」
そう言ってまたイブを触ろうとしたのだが、またまたトリィに怒られた。
【行動:応急手当(1p)】
【残り行動値:0p】
【位置:K-13】
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
ガトリングシールド】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺 イブの手当てできる人探し】
【同盟:なし】
「泣かないでよ、アナタの手はまだ汚れてないじゃない。
私はもう殺してる。既に一度『乗せられてる』のよ」
そう言ってサーティアはリオンの手を握る。
手の温かみは感じられないはずなのに、何故かそれは温かかった。
「リオン、勝ちましょ。
こんなプログラムを企画した奴等に!
ねっ!!」
バイザーをぶつけるサーティア、自然と見詰め合う形になる。
「はい……
僕に何が出来るかわかりませんけど、やるだけはやってみます……
いえ、やってみせます。」
その瞳に涙は無かった。
ジオングのコクピットに戻り、ジムに通信する。
これからの事について話合う為に。
「サーティアさん、僕達、やっぱりまだお互いをよく知らない。
だから、まず知り合うのが大切だと思う。」
ヘルメット横部分をトントンと人差し指で叩く。
MSに乗っている時の癖らしい。
「まず、お互いの長所と短所、MSの操縦技術……
それを聞いた上でこれからの行動を決めよう。」
そして、ペットボトルに入った水をコクコクと飲む。
「僕はこれといって長所は無い。
しいて挙げると、MS戦術論は上官に誉めてもらった事がある。
技術は言ったと思いますけど、学徒兵なのであまり期待して欲しくないですね。」
苦笑しながら言う。
(あと、長所を挙げるとすれば……
この小賢しい頭と相手を油断させるルックスか……)
実力は無に等しいと自分で理解し、溜息を吐く。
【行動:サーティアに通信(-1P)】
【位置:L-10】【残り行動値:3P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲 コンテナ爆弾】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)
薬品 寝袋 缶詰 コンバットナイフ】
【行動方針:生きる】
ふたたび暗礁地帯へと舞い戻ってきた。(行動−1)
比較的開けた空間を縫うように進んでいるので今のところ損傷は無い。
目の前に映し出されるのは全てが岩・・・。この暗礁地帯には本当に何もないようだ。
「・・・追ってこないようだな、イヴさんは無事だろうか・・・。
・・・はぁぁ、お腹減った〜、咽も渇いたし、食事だけ済ませるか・・・。」
自分の空腹にやっと気が付く。
だが、食料はコックピットの中、とぼとぼとMSデッキへ降りた(行動−1)
そしてケンプファーから僅かな食料と水を取り出す。
そこで改めて、ゴトラダンの存在に気が付いた。
「ああ、そうか、あの時は無我夢中で・・・。生きてるかな?気を失っているだけとか・・・。」
MS自体には殆ど外傷は認められない、むしろ今すぐにでも動き出しそうな雰囲気さえある。
僅かに穴の開いたコックピット、恐る恐る外盤を開け、中を覗いた。
「ユリさん?大丈夫で・・・ッ!!」
言葉がつまった、つまり・・・予想はしていたが、一番見たくないものを見てしまった。
ビーム粒子が、彼女の心臓と右脇腹をえぐった後があった。
傷口は茶色く固まっている、恐らくビームが一瞬にして血を固めたのだろう。
僕は目をそむける事もなく、彼女を抱き起こし、今だ煙の燻るコクピットから出してやった。
その行動に可哀想だとか、弔ってやろう等の感情は無い。
そして、彼女の顔を覗く僕の顔にも感情はこもっていないだろう。
そのまま彼女をある個室へと運び、ベッドへ寝かせた。
ヘルメットを脱がせ、半ば開いた目蓋を閉じてやる・・・。
それから暫く彼女の顔を覗いていると、ハッと我に返った。
(そうだ、イヴさんと合流しないと!!)
食料を抱えなおし、艦橋へもどった(行動−1)
【行動:移動(−1) 格納庫へ(−1) ユリを休ませる(−1) 艦橋へ(−1)】
【位置:J-14→I−11】【残り行動値:0p】
【機体状況:右膝関節より下部を消失、右腕部損傷 格納中】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン ザクバズーカ(残弾3)
ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×4 水2リットル入り×3 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:イブと合流】 【同盟:03番イブ・シュウリン】
当面の目的を果たしたところで、俺は小休止を取る事にした。
絶えず緊張の中にいる為か空腹感はあまり感じていなかったが、余裕がある
今のうちに多少でも腹に入れておきたかった。
今度はいつどこで食べれるか分からないのだから。
先程のコロニーから持ってきた保存食を口に頬張る。
この際だから味にはこだわらない。
美味かったとしても、戦場で悠長に食事を取るわけには
いかないから、味わう時間などない。
口に放り込んだ物を適当に何回か咀嚼して、水で流し込む。
そうしながら、マップを見て考えを巡らす。
(俺のいるポイントから北と西と南。ほぼ等距離にコロニーがある。
この西のコロニーはさっき出てきた所だから、今さら戻る必要はない。
残る北と南のコロニーのうち、北のコロニーは西半分が侵入禁止区域に
なっている。ここで戦闘になった場合、万が一の危険が伴うな…)
そこまで考えたところで蕎麦団子を、今度は味わって食べた。
他人からすると味がないらしいが、これには蕎麦そのものの味が詰まっている。
…と俺は信じている。
「結局、南の方へ行ってみるしかないな」
水を飲み干してから、俺は結論を出した。
(行くとするならば南のコロニーか。守りに向かないコロニーに陣取る人間が
いるとは考え難い。誰かいるとすれば更に南の小惑星基地か、例のムサイの
近くだろう。…どこにいるかは知らないが)
結論が出たところで、俺はガンイージを南に向けて発進させた。
「とにかく、コロニーに行って水を手に入れなきゃな」
溜息混じりに呟く。
そう、俺は先程のコロニーから水を持ってくるのを忘れていたのだ。
今すぐに必要ではないが、今のうちに貯えておいた方が良いだろう。
全く推進剤の事といい、どうも俺は抜けているところがある。
俺は少々うんざりしながらコロニーへと向かった。
【行動:食事(−1)V-12に移動(−2)】
【残り行動値:0p】
【位置:V-10→V-11→V-12】
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り1本、食料二日分、シャベル(小)、
蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:とりあえず水の補給を】
【同盟:なし】
リナルドさんが私にゆっくりと、なだめる様語りかけてくる。
しかし、その行動に反し、私の中には以前感じた憶えのある、嫌な感情が大きくなっていった。
そしてその感情は彼が話し終えた時、それは私の制御を超えた。
「・・・リナルドさん。(・・・エッ?)
・・・地獄って・・・みたことある?(・・・話しているのは・・・私?)」
ゆっくりと体を起こしてリナルドを睨むように見つめる。
「その様子じゃあ、見たこと・・・ないでしょう?(違う・・・私はこんなこと・・・。それじゃあ今話しているのは誰!?)」
【行動:会話?(0)】
【位置:S-17:教会内大聖堂】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:通信回線(アレン・リナルド)】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:MS操縦技術の習得 霊感を打ち明ける あれ?また何か忘れてる・・・】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
【一時停戦: No,16アレン】
>>313 「ありが…とう…。」
久しぶりに心から言えた感謝の言葉だった。
ハンカチを受け取り、涙を拭き取る。
「…UC93年のシュウジ=アサギという男の時はあの時から止まっている。
だけどな…私の時は…まだ止まっていない。」
(…歴史を変える…その時までは。)
>>315 次にヨーコの話が始まる。だが、両親の話に入ったとき、俯いて泣き出してしまった。
そしてリナルドが慰めに入る。
>>316-317 「そう…お前にはこのような状況でも互いに信じ合い、真実を語り合えた仲間がいる。
だから…。」
そこまで言いかけたとき、奥のドアが開けられる。
『邪魔だったかな?』
「!?…あ…ベルクか…。」
入ってきたのはベルクだった。寝起きが悪いのか、目はまだ完全に開かれていない感じだ。
(ん…?ベルク…?何か忘れているような…?)
「まぁ、私の言いたいことはすべてリナルドが言ってしまったからな…。
私から言うべき事は特にない…。
だがこれだけは言っておく…。
生きるんだ。生きていればさまざまな可能性が生まれる。
私も獄中では自殺も考えたが…そうしなかったから今の私がいる。
だから…生きるんだ。」
ハンカチを机の上に置き、席を立つ。
「少し外の空気を吸ってくる。少し一人にもなりたいしな。
それに何か忘れてる気もするんだ…。」
そう言うとゼファーを持ち、立ち上がろうとしたとき、ヨーコが何か言い始めた
『・・・リナルドさん。
・・・地獄って・・・みたことある?』
ヨーコが立ち上がり、リナルドの方を睨み付ける。
(こんな表情を見るのは初めて…ってちょっとこれは変だろう。)
『その様子じゃあ、見たこと・・・ないでしょう?』
「…どうしたんだ…?ヨーコ…?」
【行動:会話(−0)】
【残り行動値:4p】
【位置:S−17 教会内大聖堂】
【機体状況:駐機状態(ゼファーによりレーダー作動中)】
【武装:ザンネックベース ビームサーベル】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノートPC)
工具セット(コックピット内) 拳銃 ゼファー 計画書 紙とペン】
【行動方針:何かを思い出す ヨーコの様子を見る】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク 02番シュヴァイザー? 15番リナルド
別行動中:06番ジェイス?】
『…どうしたんだ…?ヨーコ…?』
横にいたアサギさんが不思議に思ったのか尋ねてきた。
(・・・わたしにも・・・わからないの。)
しかし、そんなことも構わずに話を続けていた。
「戦争じゃあ地獄は生まれないの・・・。わかる?
あれには感情が入り込んでないから。感情がない虐殺はただの虐殺。
ただ死体が累々と在るだけ。地獄じゃあない。」
私の制御を超えた私は彼――リナルド――に向け、
憎しみを叩きつけるかの如く話した。
【行動:会話?(0)】
【位置:S-17:教会内大聖堂】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:通信回線(アレン・リナルド)】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:MS操縦技術の習得 霊感を打ち明ける あれ?また何か忘れてる・・・】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
【一時停戦: No,16アレン】
336 :
シュヴァイザー=シュタイナー ◆Etrm/pWy7k :04/01/07 22:47 ID:lv+IATcW
「何をしていると言われても・・・見ての通り、一戦やり終えた後だが?」
ある意味予想通りの返答。
ここでまた一つ考える。
戦闘において先ほど誰と誰が組んでいたのか。
もし、目の前のPMX-003 ジ・O一機で
二機以上を翻弄するという事は
相手もそこそこの腕前であると推測する事ができるが・・・
まぁ。面白いものというものを手に入れる事も出来ずに
手ぶらというのもなんだからな。
とりあえず更に相手に返答を送る。
「そうか。やはりな。
先ほどから少々観察させてもらっていたよ。
殺りやすいように消耗してくれるかってね!」
様子見に一発、ビールライフルを構えて撃ち放った。
【行動:PMX-003 ジ・Oへ通信継続(0) PMX-003 ジ・Oへ攻撃(1)】
【位置:J14】【残り行動値:3】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾3) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計
(以下の所持品はS17コロニー内の教会に置き去り)
買い物袋五枚 カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:全ての状況把握 シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る ジ・Oの様子見】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
>>333-335 長いようで短い話が終わった。
(ちょっと、言いすぎたかな……)
などと考えていると、急に嫌な予感がリナルドを襲った。
(え……?)
憶えがある。 ヨーコがアレンのラリアットを喰らう前に感じた、あの悪意だ。
警戒する間もなく、リナルドの身体を不快感が締め上げる。
「く……」
「・・・リナルドさん。
・・・地獄って・・・みたことある?
その様子じゃあ、見たこと・・・ないでしょう?」
ヨーコであって彼女そのものではないものが、リナルドを睨むようにして上体を起こす。
気を抜くと、今にも呑み込まれてしまいそうだ。
(ヨーコも、マヤと、同じ……?)
「戦争じゃあ地獄は生まれないの・・・。わかる?
あれには感情が入り込んでないから。感情がない虐殺はただの虐殺。
ただ死体が累々と在るだけ。地獄じゃあない。」
淡々と『ヨーコ』が言葉を叩きつける。
だが、悪意に呑まれそうになりながらも、頭に乗せた手はそのままで、リナルドは静かに告げた。
「確かに、そうかもね。
シャアは地球を潰すと言ったけど、ジオンが憎くて戦ってる奴は
そういなかったな。
確かに、あの戦争は感情に根差したもの、というよりは
シャアのエゴにのみ根差した戦争だったと思うよ。
だけど……」
一旦言葉を切り、『ヨーコ』の目をしっかりと見て、静かに話し始める。
「君なら、俺と同じ兵士じゃなくてもわかるんじゃないかな。
戦争という舞台の上で戦った俺は、結構それなりに敵機を墜とした。
殺らなきゃ殺られるし、どんなに外して撃っても相手の動きまでコントロールできるわけじゃないからね。
今の俺は、君の言葉を借りれば、そうした虐殺の果てに、彼らの屍の上に立っている。
それが、どれだけ俺の心を痛めつけてくれていることか……。
俺は、死体がゴロゴロと転がっているのを見て心を痛めずにいられるほど強くはないし、
そうありたいとも思わないよ。
……君は、本当の戦争を知らないんだ。
感情のない戦いなんて、やっぱりどこにも無いんだ。
多くの敵、味方が死んだ戦場で、沢山の悲しみと憎しみと、悲鳴が俺の中に入ってきて……。
それだけじゃ終わらない。
逃げ帰るように艦に戻って、ベッドにもぐりこむと、今度は夢の中に死んだ妹や仲間が現れて、
俺をどこかに連れて行こうとするんだ……。
開戦から今、この瞬間まで、ずっとそうだった。 きっと、これからも。
それがどんなに怖いか、君は知っているんじゃないのか?」
≪続く≫
>>337続き
いつしかリナルドの双眸には、涙が溢れていた。
「俺にとっては、生身で殺すのもMSで殺すのも同じなんだ。
殺せば殺すほど、俺の中の痛み、闇はどんどん大きくなっていく……。
そうしてついには、自分自身の心も殺して、偽ってさ。
俺は一体どこまでこの殺戮を続けて、苦しまなきゃならないんだ?
誰も、その答えを教えてはくれない……!
まだ死にたくはないけど、だからって、殺すのも、もう、嫌なんだ……ッ」
溢れる涙に目を伏せたリナルドは、それでも意思を込めた声で『ヨーコ』に言う。
「守りたいもののために、誰かを殺す覚悟はできているんだ。
そうじゃなきゃ、俺はあの戦争を生き延びることはできなかった。
それでも、誰かを撃つたびに、やっぱり俺の心は悲鳴を上げる。
でも、守りたいから、俺は引鉄を引く。 自分を殺してね。
そうして増え続ける闇と一緒に、俺は生きてきたんだ……。
……もう一度言う。 君は、本当の戦争を知らないんだ」
それは、多くの人が死んだ、本当に地獄のような戦場で、自分の無力さを思い知らされた人間だけが知ること。
連邦軍は、アクシズを止めることはできなかった。
結果としてアクシズの軌道は変わったが、地球を、家族や友人を守るために人を殺した彼にとっては、
『シャアの反乱』の結果は家族の死と同様に、彼の中の闇を大きく増大させるだけだったのだ。
【行動:会話(0)】
【位置:S-17教会・大聖堂】
【残り行動値:4pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常・軽度の疲労】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守、この場の収拾】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
339 :
レニウム=アートナー ◆nXLmNxXkUk :04/01/08 10:55 ID:aWzOnyic
IDチェック
またする事のない、味気ない移動が始まった。
さっきはさっきで、探索作業に少々愚痴をこぼしていたのだが…。
まあ人間なんて、結構いい加減なものだからな。
戦場跡を抜けて、通常空域を南へ下って行く。
マップではここから南は暗礁空域になっている。
今の所レーダーに反応はないが、万が一を避ける為、このまま
暗礁空域沿いにコロニーに向かうのが常道だろう。
【行動:V-15に移動(−3)】
【残り行動値:1p】
【位置:V-12→V-13→V-14→V-15】
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り1本、食料二日分、シャベル(小)、
蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:とりあえず水の補給を】
【同盟:なし】
彼女は夢を見ていた。
優しかった父親。
妾腹の子である自分を、正妻の子らと何ら分け隔てる事無く扱ってくれた父親。
悪戯盛りだった幼い彼女は、その顎に蓄えられた立派な髭を引っ張っては、よく義母に叱られたものだった。
だが、彼は殺された。欲に目が眩んだ部下の裏切りによって。
彼女がミッション系のハイスクールに入学したその日。
お忍びで現れた式場で、娘の目の前で。
マリア像の見下ろす前で、父は凶弾に斃れた。
そして悲嘆にくれた彼女もまた、信じていた人間からの卑劣な裏切りに遭い―――
義には義を以って。
血には血を以って。
恩義にも、裏切りにも、そして屈辱にも、必ずや相応の報いを。
それが、黒社会に生きた彼女の誓い。王大班、誇り高き李凱歌の妾腹の娘、葉愁林の誓い。
愁林のたおやかな手が、肢体に触れようとするアレンの腕を掴む。
一瞬の間の後、再び力を失いだらりと下げられる細腕。
未だ目覚めぬ彼女の頬を、一筋の涙が伝った。
【行動:アレン=D=バディアン機との回線継続中(-0)】
【位置:K-13】【残り行動値:4p】【特記事項:負傷・気絶(?)】
【機体状況:左腕Bシールド及び同前腕回路切断、同マニピュレーター損傷率71%、左肩装甲破損】
【武装:頭部バルカン×2、Bサーベル×2、Bシールド×2、Bライフル(E残量54%)
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾53%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:生存、復讐、ダグラスと再会する事】
【同盟:No.05・ダグラス=ロックウード】
>>336 「そうか。やはりな。
先ほどから少々観察させてもらっていたよ。
殺りやすいように消耗してくれるかってね!」
応答の直後、ボリノーク・サマーンの手にしたライフルを構え、発射する。
撃ち出されたビームはジ・Oの頭部に直撃し、爆ぜた。
「くっ!このままでは・・・厳しいか!」
機体を襲う衝撃に揉まれつつも、必死に平静を取り戻すことに努める。
追い込まれた状況にあっても、いやむしろ追い込まれているからこそ、冷静さを欠くことは死に繋がる。
「惑星基地・・・この機体では少々手狭だろうが、文句は言ってられんか!」
機体を翻し、後方の小惑星基地へと移動する。
基地へ到達後、接岸し内部へと侵入する。
(この密閉された空間の中では、下手にこちらを撃墜できまい・・・!)
入り組んだ基地の中を右往左往しつつ、応戦の為の武器の探索を同時に行う。
【行動:移動(J-14→I-14→H-14)(-2)、侵入(-1)、探索(-1)】
【残り行動値:0】
【位置:J-14→I-14→H-14】
【機体状況:装甲表面に無数の凹み、胸部装甲に亀裂、頭部・右腕消失】
【武装:隠し腕×2、ビームソード×3】
【所持品:ディパック、首輪、コッペパン×2、水2g入り×2、ハロ(Ζ版)】
【行動方針:武器の探索、応戦】
【同盟:無し】
>>342を一部修正します。
基地へ到達後、接岸し内部へと侵入する。
(この密閉された空間の中では、下手にこちらを撃墜できまい・・・!)
入り組んだ基地の中を右往左往しつつ、追ってくるであろう敵機に備え警戒を続ける。
【行動:撤退(-1)、移動(J-14→I-14→H-14)(-2)、侵入(-1)】
【残り行動値:0】
【位置:J-14→I-14→H-14】
【機体状況:装甲表面に無数の凹み、胸部装甲に亀裂、頭部・右腕消失】
【武装:隠し腕×2、ビームソード×3】
【所持品:ディパック、首輪、コッペパン×2、水2g入り×2、ハロ(Ζ版)】
【行動方針:警戒、応戦】
【同盟:無し】
艦橋へ戻るとムサイを回頭させ、元のルートを伝って暗礁地帯を抜け出した。
安定した空域に出ると、微かな安堵感と共に喉の渇きと空腹が押し寄せてくる。
ペットボトルに手を伸ばし、キャップを外す。その間にも僕の喉は水を求めうずき、
一秒でも早くかぶり付きたい衝動に駆られるのであった。
「んぐっ、んぐっ・・・ぷふぅ〜っ!はむっ、はむっ、もぐもぐ・・・ゴクッ!
はー、生き返ったー、これに牛乳がつけば文句無しなんだけどなあ。」
不満を漏らしつつも、水とコッペパンを一瞬で平らげる。
流石に満腹とは程遠いが、久々の食事で俄然、力と気力が出てきた。
丁度食事を終え、J-11エリアの中ほどに来たその時、
レーダーに二つの機影が映し出され、それを知らせる警報が鳴り響いた。
「イヴさんじゃないな・・・、今は接触を控えるか。」
今は接触をしている場合ではない、それに相手が友好的かも解からない。
もし戦闘にでもなったら、それこそミイラ取りがなんとやら、だ。
二機を拒むかのようにムサイを90°回頭させ、進路を南に取った。
J-12地区へ差し掛かると、再びレーダーに反応が現れる。
南東に二機、南に二機。いや、一機に反応が減った。
そして、南東の二機の内の一機は・・・間違いない、イヴ=シュウリンの乗機だ。
だが、その傍らに居るもう一機のMSには見覚えが無い。
ジャベリンと言う初めて見るMSは、Vガンダムのすぐ隣で停止している。
奴は何をしているのか、彼も敵なのだろうか、そして彼女は無事なのか・・・。
はやる気持ちを抑え、K-13地区へ急行した。
【行動:食事(−1) 移動(−3)】
【位置:I−11→k-13】【残り行動値:0p】
【機体状況:右膝関節より下部を消失、右腕部損傷 格納中】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン ザクバズーカ(残弾3)
ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×3(−1) 水2リットル入り×2(−1) 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:イブと合流】 【同盟:03番イブ・シュウリン】
これからどこへ移動しようか思案しているとレーダーに新たな機影が現れる。
ムサイ級巡洋艦。
はじめ、アレンは攻撃でもしようかとショットランサーを構えたが、
ある事に気づいてやめる。
ムサイ級巡洋艦、さっきいたヤツだ。
ジャベリンを高速でムサイまで接近させ、ブリッジを覗く。
なるほど、確かに男……
生徒名簿を見て顔を確認するとダグラス=ロックウードと一致する。
ムサイに接触回線を開き、通信する。
ミノフスキー粒子でも散布されていれば通信なんて出来なくなってしまうが、
接触通信ならばそれも可能だからだ。
「よう、俺様の名前はアレン=D=バディアン。
天下無敵のスーパースターだ。」
サングラスをかけ、前髪をかきあげる。
ヘルメットはあらかじめ外しておいたのだ。
自分の容姿を自慢するのに余念は無い。
「じーつはあのガンダムのパイロット、俺様が救助したんだけど出血が酷くてな。
お前、あれの仲間なんだろ?
ムサイの中に持ってくから、開けてくれや。」
「アケテクーレヤー」
そう言ってガンダムを運ぶ。
ムサイの格納庫の場所は、軍学校で習った。
はっきり言って下心が無い訳ではない。
イブ助ける→イブ助かる→イブ感謝→イブ、アレン大好き
というなんとも単純な下心は当然として、
この二人をリナルドとの対決の為の駒にしようとしていた。
【行動:ダグラスに接触通信(0p) ガンダム運ぶ(1P)】
【残り行動値:3p】
【位置:K-13】
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
ガトリングシールド】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺 イブの手当てできる人探し】
【同盟:なし】
暗礁地帯へ入るとジャベリンが急接近し、艦橋越しにこちらを覗きこみ、
そのまま接触通信を謀ってきた。
『よう、俺様の名前はアレン=D=バディアン。
天下無敵のスーパースターだ。』
紫のアクセントの入った金髪の男が話し掛けてくる。
歳は僕よりも少し上、と言ったところだろうか?容姿から判断するといかにも遊んでる≠ニいった感じだ。
サングラスを掛け、わざとらしく前髪をかき分ける男。何故か自信たっぷりと言った感じである。
『じーつはあのガンダムのパイロット、俺様が救助したんだけど出血が酷くてな。
お前、あれの仲間なんだろ? ムサイの中に持ってくから、開けてくれや。』
『アケテクーレヤー』
男とアヒル、だろうか?とにかく彼らは着艦を要求してきた。
彼女を救助してくれた。ということは交戦の意思は無いのだろうか?
一瞬、どうしようか躊躇してしまったが、イブの容態が悪いとなれば選択肢は他に無い。
ここは大人しく格納庫を開ける決断をした。
だが、決して油断はできない、着艦を許すと言うことはこちらの腹を丸出しにするのと同じだからだ。
そんな状態で一撃を喰らったら、無事では済まないだろう。
「こちらダグラス=ロックウード、彼女の面倒を見てくれてありがとうございます。
貴方のMSの波長をコードR02合わせて下さい。自動着艦させますから。」
自動着艦を促す。より安全に着艦してもらうためもあるのだが、
何より自動に任せれば、不穏な動きは出来ないハズである。
そして、もし、彼が自動着艦を拒めば・・・。
【行動:応答(−0) 格納庫への誘導(−0)】
【位置:I−11→k-13】【残り行動値:0p】
【機体状況:右膝関節より下部を消失、右腕部損傷 格納中】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン ザクバズーカ(残弾3)
ハイパーバズーカ(残弾1) クラブ×1 ムサイ級軽巡(損傷軽微)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×3(−1) 水2リットル入り×2(−1) 弁当×1 お菓子少々】
【行動方針:イブと合流】 【同盟:03番イブ・シュウリン】
「こちらダグラス=ロックウード、彼女の面倒を見てくれてありがとうございます。
貴方のMSの波長をコードR02合わせて下さい。自動着艦させますから。」
その返事が返って来て、アレンは相手の指示通りにした。
こんなムサイを襲った所でメリットは無いからである。
ガンダムとジャベリンは仲良く格納庫へと入って行く……
「っぷはぁ、息が詰まる詰まる。
そうだ、彼女も出してあげないとな。」
ガンダムのハッチを開き、イブを引きずり出す。
本来こういう場合乱暴に扱ってはいけないものだが、
アレンは気にせず、乱暴に扱ってのけた。
「さーて、やっぱここはあいつに挨拶しておくべきかねぇ。
……ってーか、普通あっちがこっちに来るもんだろうが、俺様はスーパースターだぞ!」
そう言いながら何故かアレンは鼻の下が伸びていた。
多分、イブをおんぶする形になっていたから。
乱暴に艦橋のドアを開ける。
目の前には名簿で見た通り、ごく一般学生風の少年。
「よう、来てやったぜ感謝するんだな糞ガキ。」
イブを近くにあった長めのソファーに寝かせ、自分はその横に座る。
そしてデイパックを開けた。
「クルシイ!シヌガナ!」
「バーカ、こうするのが効率的なんだよ。
一々あっち行ったりこっち行ったり、面倒くさいだろうが。」
中からトリィをつまみ出し、ホッポリ出す。
トリィは広い空間に久しぶりに出てうれしいのか、跳ね回る。
「おいガキ、このお姉さまは一応俺様が手当てしたが、まだ危ない。
お前が医学に長けてるんならお前が手当てするか、
出来なけりゃ他に誰か適任の人を探すんだな。」
そういうと缶詰を大量に出し、全てを開ける。
「うっしゃー、飯食うか。」
その声と同時にトリィとアレンのご飯争奪戦ははじまった。
【行動:着艦(1p) 艦橋へ移動(1p)】
【残り行動値:1p】
【位置:K-13】
【機体状況:異常なし】
【武装:頭部バルカン砲×2、ビームサーベル×2、ショットランサー×2、ビームシールド
ガトリングシールド】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥 食料大盛り 週刊誌4冊】
【行動方針:リナルド抹殺の為の協力者探し リナルド抹殺 イブの手当てできる人探し】
【同盟:なし】
彼女は今も地の利を狙い、動く事を最優先しているようだ…。
【行動:移動(4P)】
【残り行動値:0p】
【位置:O09→Q09→Q11→S11→S13】
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ディパック(中身は『ディパック』『コッペパン2つ』『水2g入り2本』『地図』)】
【行動方針:地の利の確保。…基本的に自分から攻撃はしない。MSでされたら仕方なく応戦はする。】
【同盟:なし】
「・・・嘘つき。」
彼の・・・リナルドの悲痛ともいえる叫びを、
今の私は呟くように、そしてあっさりと否定した。
「・・・あなたは本当に人を殺したくはなかったの?
あなたには本当に心のそこから守りたかったものがあったの?
・・・否。
本当に殺したくないのなら、殺さずにすむ方法をとればいい。
本当に守りたいものがあるのなら、逃げるという選択肢もあったはず。
それでもあなたは闘う道を選んだ。
・・・それはなぜ?」
話すだけ話すと、リナルドからの返事を待った。
【行動:会話?(0)】
【位置:S-17:教会内大聖堂】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:通信回線(アレン・リナルド)】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:MS操縦技術の習得 霊感を打ち明ける あれ?また何か忘れてる・・・】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
【一時停戦: No,16アレン】
>>349 「・・・嘘つき。
・・・あなたは本当に人を殺したくはなかったの?
あなたには本当に心のそこから守りたかったものがあったの?
・・・否。
本当に殺したくないのなら、殺さずにすむ方法をとればいい。
本当に守りたいものがあるのなら、逃げるという選択肢もあったはず。
それでもあなたは闘う道を選んだ。
・・・それはなぜ?」
『ヨーコ』は彼の言葉をあっさりと否定した。
それは解らないでもない。 彼の話したことは、もともと大きな矛盾を含んでいる。
それでも彼は、袖で涙を拭いて、彼女に向き合う。
「何でだろうな……。
確かに逃げるのは楽だし、殺さずに済むしな。
……でも。
逃げていては、守れないものがたくさんあるんだ。
俺が逃げれば誰かが代わりにやってくれるかもしれないけど、
俺には戦うための力があって、あの時は、そうすることしか思いつかなかったから。
幸か不幸か、俺は戦うこと以外の守る方法を知らなかったから。
世の中に、何かに立ち向かわずに守れるものって、そう多くはないだろ?
俺は守るために立ち向かってきたけど、それでも守れなかったものがたくさんある。
殺さずに済むなら、それが一番いいとも思ってる。
戦後、世界を建て直していくのは、生き残った人たちだからね。
現に、俺の撃墜スコアの半分くらいはMSを戦闘不能にしただけだしな。
それで人を殺したことが帳消しになるとは思わないけどね……」
妹との別れ際に彼を縛り付けた闇は、彼の預かり知らぬところで彼に守ることを強いてきた。
守らなければ、守れなければ、現実から逃げ出してしまえば、自分が自分でなくなる。
ある意味では、自身を保つためにほとんど病的に何かを守ってきた彼だが、
自分が大切だと思っているものくらいは、自分の手で守り抜きたいと思って自分を殺してきたのもまた、
事実なのである。
「そこまで言うなら教えてくれよ。
逃げっぱなしで、一体どうやって守ればいいんだ?
現実の問題から逃げて、一体何ができるって言うんだ?
綺麗事だけじゃ、何も守れなかったんだぞ……。
誰が好き好んで、人殺しをするものかよ……!」
【行動:会話(0)】
【位置:S-17教会・大聖堂】
【残り行動値:4pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:通常・軽度の疲労】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守、この場の収拾】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
351 :
シュヴァイザー=シュタイナー ◆Etrm/pWy7k :04/01/08 22:55 ID:TTO2ppUB
「ふぅ。なかなかやるねぇ・・・。」
相手への様子見の一撃を放った後の素直な感想。
本当はコクピットを狙ったはずだった。
だが、狙いは外れて頭部に当たり、
頭部を破壊した。
「まぁ。いい。頭部ならば
主にセンサーが集まる大事な場所だ。
そこが潰せただけでも、戦力半減にも
等しい状態だな。」
そしてPMX-003 ジ・Oは不利とみて撤退する。
さぁーて、どうするかな。
目的どおりシュウジの計画の目くらましになるように
あえておどらしておくか。それとも・・・この場で狩っておくか。
どうするか考えている間にも戦局は動いている。
索敵範囲にいる、他のMSも動いている。
どうやら、戦艦 ムサイ と LM312V04 Vガンダム は
合流するらしく、戦艦 ムサイ が同エリアへ侵入した。
先ほどのRGM-122 ジャベリン も同じエリアにいる。
そして、暫くして二機の反応が消えた。
戦艦に格納されたようだ。
逃げて格納されたということは、PMX-003 ジ・Oとの戦闘で
著しく消耗してる可能性も高い。
ただ、単に移動に収納した可能性も十分あるが・・・
RGM-122 ジャベリン もRX-78-4 ガンダム四号機との戦闘で
無傷ではあるまい。まぁ、あの小僧が無能なら無傷かもしれんがな。
こっちを狩ってもいいが・・・
軽く考える。そして結論をだす。
泳がしておくのは戦艦の方。
PMX-003 ジ・O は後々の計画の邪魔になるかもしれんから
今のうちに狩っておく事に。
352 :
シュヴァイザー=シュタイナー ◆Etrm/pWy7k :04/01/08 22:56 ID:TTO2ppUB
まず、相手の逃げた位置までエリアまで追撃する。
すると、そこは惑星基地だった。
相手の反応は中からする。
篭城戦か。面白い。
思わず、笑みが零れる。
まずは相手の出方を見ることにする。
出入り口の一つにハイドポンプを設置し、
そして少し離れた、外壁に身を潜める。
頭部センサーが壊れたやつならば
罠にあっさりひっかるかもしれない。
さらに、うまくすればこいつのステルス性のおかげで
相手のセンサーに俺自身も引っ掛からない可能性もある。
さぁ。どうでるかな。
そして、索敵等の機能以外を全てシャットダウンさせ
気配を隠し始めた。
【行動:移動H14へ(2) ハイドポンプの設置(1)】
【位置:H14】【残り行動値:1】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾3) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾0)
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g4本 壊れた懐中時計
(以下の所持品はS17コロニー内の教会に置き去り)
買い物袋五枚 カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る ジ・Oを狩る】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
『そこまで言うなら教えてくれよ。
逃げっぱなしで、一体どうやって守ればいいんだ?
現実の問題から逃げて、一体何ができるって言うんだ?
綺麗事だけじゃ、何も守れなかったんだぞ……。
誰が好き好んで、人殺しをするものかよ……!』
「・・・逃げ続けることよ。」
あらかじめ用意していたかのように・・・
いや、『私』はあらかじめ答えを用意してあったのだろう・・・。
「・・・勿論、あなたが『言っていた』現実から逃げるのではなく、戦争からね。」
上を向いて、フゥーー・・・とひとつため息をつくと、言葉を続ける。
「本当に人殺ししたくないんなら軍人なんかにならなきゃいいのにねえ・・・、『バーサーカー』。
・・・そんなに嫌だったら、軍を辞め、守るべき人の隣にいてやればいいのに・・・。
まあ、いやいや言いながらも敵を倒せば英雄だから辞められないのも道理だね・・・。」
『私』はあえて戦時の異名を語り、彼を煽った。
私にはその真意はわからない・・・。
【行動:舌戦(0)】
【位置:S-17:教会内大聖堂】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:通信回線(アレン・リナルド)】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:私どうしちゃったの・・・?】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
【一時停戦: No,16アレン】
『サーティアさん、僕達、やっぱりまだお互いをよく知らない。
だから、まず知り合うのが大切だと思う』
「長所と短所、ね……」
ジムの中でリオンの通信に声を傾ける。
『まず、お互いの長所と短所、MSの操縦技術……
それを聞いた上でこれからの行動を決めよう。」
僕はこれといって長所は無い。
しいて挙げると、MS戦術論は上官に誉めてもらった事がある。
技術は言ったと思いますけど、学徒兵なのであまり期待して欲しくないですね。』
少し考え込んだ後、口を開いて操縦桿を握る。
「私は、ジャンク屋をやっていたわ。
だから機械修理や整備、改造は得意なものよ。
後は器用な動作だったら少し自信が有る。
素早く動かすとなると勝手が違うけれど、手動操作でちょうちょ結びとかできるしね」
一旦閉じる口。そして再び口を開く。
「だけど……私人を見る目はないみたい。
あの、悪い意味じゃないけれど、レオンの演技には気づかなかったし……
前のパイロットが休憩中に殺しちゃったりとか……
その……ね、マヌケなのよ、私。
どうしようもないくらいにね……」
後は、万引きの仕方とか鍵の開け方とか地元の勢力への挨拶の仕方とか……
裏仕事に関してだけど、関係無いわよね。そういうの。
「……どちらにしたって、戦闘能力でリオンを上回る事は無いわね」
恥ずかしそうにヘルメットバイザーを掻く。
【行動 : リオンに通信(−1)】
【残り : 3P 】
【位置 : L−10 】
【機体 : 正常 】
【身体 : 正常 】
【武装 : ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド(破損)】
【所持品: 工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、
頑丈な腕時計、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、
携帯ゲーム機、小説、LD、薬品一式】
(基地放置分)アッパー系の麻薬(3日分)、寝袋、マリファナ、ディパック、レーション・レトルト沢山、毛布、着替え一式、その他】
【方針 : 生きましょうよ。 】
【同盟 : No.09-リオン 】
>>353 「・・・逃げ続けることよ。
・・・勿論、あなたが『言っていた』現実から逃げるのではなく、戦争からね。」
『ヨーコ』はひとつため息をつくと、言葉を続ける。
「本当に人殺ししたくないんなら軍人なんかにならなきゃいいのにねえ・・・、『バーサーカー』。
・・・そんなに嫌だったら、軍を辞め、守るべき人の隣にいてやればいいのに・・・。
まあ、いやいや言いながらも敵を倒せば英雄だから辞められないのも道理だね・・・。」
(……まるで用意していたような答えだな。
全くもってその通りだ。 君の言ってることはある意味正しいな。
俺は、何であの時そばにいてやらなかったんだ?
……だが)
『ヨーコ』の言っていることは認めよう。
それでも、逃げれば全てが解決するわけじゃない。
「確かにその時はそれでいいのかもしれない。
けどな、どんなに大切に思っても、どんなにそばにいたいと願っても、例えどれだけの時を一緒に過ごしたとしても、
どこまで逃げ続けたとしても、奪われるときは奪われるんだ。
経験から、それは知ってる。
だけど、戦うことでほんの少しでも守りきれる可能性が生まれるのなら、
俺は『そばで最期の時を共に過ごす』ことよりも『この手を血で染めてでも守る』ことを選ぶ。
人殺しは嫌だけど、大切な人たちが笑って過ごせる日々が戻ってくるのなら、
俺自身がどんなに傷つき、つらい思いをしても、それでいいさ。
だから俺は、『バーサーカー』であることを受け入れた。
まだ、諦めて逃げるには早いと思ったから」
≪続く≫
>>355続き
そこまで言ったリナルドの背後に、ゆらり、と人影が浮かぶ。
シュウジやベルクには見えなかっただろう。
だが、『ヨーコ』には見えたはずだ。 彼女に語りかける『彼女』が。
(あなたはここにいてはいけない。
還りなさい、暗黒の世界に。
そして、彼女を解放するの。
あなたは、私と同じ闇の住人。
光の溢れる世界には、いてはいけない。
皆に、彼女を返しなさい!)
マヤのプレッシャーが終わると同時に、リナルドの瞳孔が収縮する。
そして『ヨーコ』の目を見据え、ワントーン低い声で、しかし力強く彼は言った。
「俺の話を認めろとは言わない。 君は自分の信念を貫けばいいさ。
だが、彼女は返してもらう。
だから、もう一度、涙を流していた時の君に戻れ。
初めて会った時の君に戻れ」
自分が今まで主張してきたことは、所詮自分のエゴかもしれない。
そう思っても、彼は自分の信念を曲げるわけにはいかなかった。
それが、今まで彼を支えてきたものだったから。
【行動:会話(0)、覚醒(0)、プレッシャー(0)】
【位置:S-17教会・大聖堂】
【残り行動値:4pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【生徒状態:覚醒】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx5、食料5日分、雑誌、着替え一組、ノーマルスーツ
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:ヨーコの死守、この場の収拾】
【同盟:01番シュウジ 02番シュヴァイザー? 07番ベルク? 08番ヨーコ】
(何!? あの娘は・・・。
私に・・・語りかけてくる・・・!!)
彼の後ろに、突然少女が現れた。
「グ・・・ガ・・・。や〜め〜ろぉ〜〜〜。」
・・・るとほぼ同時に、『私』が突如胸を押さえて苦しみだした。
少女が語りかけてくる。
(・・・そう。あなたはお兄ちゃんのことを・・・。)
少女はコクリとうなずくと、『私』に語りかける。
(あなたはここにいてはいけない。
還りなさい、暗黒の世界に。
そして、彼女を解放するの。
あなたは、私と同じ闇の住人。
光の溢れる世界には、いてはいけない。
皆に、彼女を返しなさい!)
「もう・・・もうあそこにはぁ〜〜・・・
あそこだけには・・・戻りたくない!!」
鼓動が激しくなってゆく。頭が白くなってゆく。
そして、頭に浮かんだのは『彼女』の最後の光景・・・。
「イヤァ・・・イヤァァァァァ・・・・。
私達が・・・私たちが何したって・・・言うんだぁ〜〜!!
お前達が勝手に・・・ナチスが勝手に決め付けただけだろう・・・!?」
『俺の話を認めろとは言わない。 君は自分の信念を貫けばいいさ。
だが、彼女は返してもらう。
だから、もう一度、涙を流していた時の君に戻れ。
初めて会った時の君に戻れ』
「いやだああああ!!
こいつの中は居心地がいいんだああああ!!
あそこは・・・あのアウシュ・・・だけは・・・ギャアアアアアアアア!!!」
そこで『彼女』はいなくなった。どこかに消えていった。
・・・でも、まだ体は思うようには動かない!?
(あれ?まだ・・・)
体が動いた。
でも私が動かしたのではない。
(・・・まだ私の中に何かいるというの!?)
「・・・お前、リナルドっつったな?
あの女を始末してくれてありがとよ・・・。
・・・俺達にとって少し邪魔だったからな。」
男口調の『それ』は、リナルドさんに向けて手を差し出した。
【行動:成仏(1) 新たな脅威!?(0)】
【位置:S-17:教会内大聖堂】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:通信回線(アレン・リナルド)】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:憑依中】
【同盟:No,01シュウジ No,02シュヴァイザー? No,07ベルク? No,15リナルド】
【一時停戦: No,16アレン】
一息に暗礁空域を抜け出て通常空域を通り、U-16ポイントにある戦場跡に着いた。
小さく何もなさそうな戦場跡の上、隣のポイントが侵入禁止地域ということもあり、
ここに好き好んで近付く人間はいないだろう。
側にある巡洋艦らしき残骸の影に潜み、状況を確認する。
目的のコロニーはもう目と鼻の先だ。
何事もなければ30分かからずに着くだろう。
ここでやはり気になるのは、他の参加者の動向か。
これだけ広い戦場だから接触する確率も低く、非常に分かり辛い。
アシッドやサーティア達は、あれから動きがなければ北西のフィールドにいる筈だ。
では他の参加者は…?
考えられるのは先程も考えた通り、ムサイの周辺。
これはまず間違いなくいるだろう。
おそらく、ムサイを巡って戦闘も起こっていると思うが、かと言って全員が全員
ムサイに集まるわけではあるまい。
あとは南西のフィールドと、ここ南東のフィールド。
北東にいるのかもしれないが、特に用事はないからこの際無視する。
そして誰かが南東のフィールドにいるとすれば、南の小惑星基地か、俺が行こうと
しているコロニーという事になる。
俺みたいにふらふらしていない限り、誰もが行動拠点を持ちたがるのは
至極当然の話だ。
本来ならばそれは守り難いコロニーよりも、設備の整っている基地が向いている
のだが、あくまでも俺の考えでしかない。
基地に入れなかった参加者が、仕方なくコロニーにいるという可能性もある。
とにかく不確定な推測に頼って、誰もいないと決めつけるのは愚の骨頂だ。
接触した場合の対応を決めてコロニーへ向かうべきだろう。
決めると言っても簡単な事だ。
俺らしく相手の出方を見るか、信念を曲げて先制攻撃を仕掛けるか、だ。
(ま、普通なら出方を見るところなんだが、このプログラムの中でそれにこだわる
のも危険かもしれないしな…)
考えた末に、俺はディパックから種子の袋を取り出して片手を突っ込んだ。
「偶数ならば今まで通り。奇数ならば羽目を外す。恨みっこなしだ」
俺は誰にともなく言うと、適当に種子を掴み手を引き抜いた。
さて、対応も決まった。
あとは行動あるのみだ。
【行動:U-16に移動(−2)、種子占い(−1)】
【残り行動値:1p】
【位置:V-15→V-16→U-16】
【機体状況:異常無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ビームライフル(残弾6)】
【所持品:ディパック、水2g入り1本、食料二日分、シャベル(小)、
蕎麦団子2個、蕎麦の種子、拳銃と自動小銃と弾倉、マジック】
【行動方針:とりあえず水の補給を】
【同盟:なし】
現在においても、一つの独立した軍事基地を宇宙に建設する場合、
このような小惑星を利用することはよくあることである。
その物の採掘資源が豊富な上、元からあるものを使うのだから開発が楽だ。
地球連邦のルナツー、ジオンのソロモン等々類似した物は数多く存在するが、
ここもそのような小惑星基地の一つなのだろう。
内部には軍事施設もあることだ。適当な武装の一つぐらいあるのは間違いない。
とは、考えてみたもののだ.…。
先程からこの空域をくまなく探し回っているが、それらしき物が全く見つからない。
確かに基地の規模からして、それほど出入り口が多いとは思えないが、
これでは肝心の軍事基地としての役割をほとんど果たしていない。
しっかりと起動しているからには、不自然に入り口が無さ過ぎるのは大いに問題である。
しかし、そう言うわけでは無さそうだ。よく見れば岩陰に隠れるように確かに入り口自体は存在している。
となれば、考えられることは『何者かが封鎖している』ことなのだが…。
先程のコロニーもそうだが、ここまで何故基地からの接触が何も無いのが気になるところか。
だが違和感は残ったままでも、それは同時に彼の中で確信にも変わっていく。ここには人はいない。
一つのMS発射口の隔壁を強引にアックスで切り開く。
空気の流出と同時に残骸が排出され機体にぶつかていく。ノーマルスーツを着た死体も確認できたが、
新しい死体ではないところを見ると参加者の一人というわけではないようだ。
狭苦しいデッキに機体を潜り込ませると、早々に内部の捜索を始める。
破壊されたMSが持っていたり、壁にかけられたままになっていたりと、
幾つかそれらしい物は見つかるが、どれもこれも中途半端に壊れておりすぐに使えそうな物が無い。
ならば仕方が無い、内部の探索を詳しく行うしかないようだ。
彼はMSを降りると、残骸漂うデッキを抜け基地の中心部へと向かい始めた。
【行動:移動 (-2P) 捜索 (-1P)】
【位置:H-05→G-05→F-05】【残り行動値:1P】
【機体状況:外装への小ダメージ+14番からの切り傷】
【武装:ビームソードアックス】
【所持品:自動小銃2丁 小銃3丁 それらの弾薬】
【行動方針:武装探し】【同盟:無し】
少し進んでS15に入ったところで…少し驚く。…レーダーに反応があったのだ。少し考える彼女。
「…策敵範囲内に…4機も…。…表示は01・07・08・15…。
向こうが…攻撃してこないかどうかわからないけど…向こうの策敵にも
引っ掛かってるだろうし……逃げられるかどうかもわからないなら…。」
相手の策敵にも機影は当然映るだろう。…接近し…一旦止まってから又接近してくる機影が。
…そして、コロニー宙域S17に入る。…が、スキウレの砲はコロニーから逸らして動きの速度も慣性任せにし、
機体のみコロニーに向けて様子を窺っている。向こうからすれば、戦意があるのかないのかの判断は非常に難しいだろう。
「…これで仕掛けてくるなら…どっちにしてもいずれやりあうしかないもの…。でも…避けたい。」
【行動:移動(2P)】
【残り行動値:2p】
【位置:S13→S15→S17】
【機体状況:異常無し】
【武装:ファンネル×6、両肩部3連装ミサイル×2、ヒートナイフ付きビームサーベル】
【SFS:スキウレ】
【所持品:ディパック(中身は『ディパック』『コッペパン2つ』『水2g入り2本』『地図』)】
【行動方針:好位置にいる相手の反応を窺う。…
基本的に自分から攻撃はしない。MSでされたら仕方なく応戦はする。】
【同盟:なし】