@ 参加方法 @
『生徒』の一人として参加したい人は、管制室スレにて参加希望を申し出て下さい。
管制室で、キャラクターの氏名・年齢・性別・簡単な経歴・私物を提示してもらいます。
キャラクターは基本的にオリジナルで、年齢制限はありません。
設定は、宇宙世紀の世界なら年代を問いません。
支給機体、及び支給武器は、クジ引きによる支給となっています。
機体はA〜Fのアルファベットと、01〜50の数字を組み合わせて選び、先生に報告して下さい。
例:Aの20、Eの35 など
その引いたクジに合わせ、先生が(非公開で準備したリストに照合し)機体を支給します。
なお、アルファベットの選択で機体の年代を選択できます。
A は一年戦争〜星の屑作戦(1st、08小隊、0080、0083)
B はグリプス戦役・第一次ネオジオン紛争(Z、ZZ、センチネル)
C は第二次ネオジオン紛争以降(CCA、F91、クロスボーンガンダム、V)
D〜F は上記からランダムに選択です。
武器は、aかbのアルファベットと、01〜50の数字を組み合わせて選んで下さい。
例:aの15、bの03 など
こちらも、引いたクジに合わせ、先生が非公開リストと照合し、武器を支給します。
武器はMSの手持ち武器が基本ですが、中には変わったものも多々あります。
なお、特例として、機体選択でクジを引かずに、『職人用機体』を選択することもできます。
ボール、パブリク、ガンタンク等、明らかに通常のMSより劣った性能の機体です。
これらを選択する際も、管制室で相談するようにして下さい。
機体、武器を支給されたら、会場となる宙域に射出されることになります。
スタート地点の決定には、IDを使用します。
まず、本スレでIDを出して下さい(メール欄空欄のまま書き込みを行う)。
そして出たIDに含まれるアルファベットを、上から順番に参照します。
1番目のアルファベットを縦軸、2番目のアルファベットを縦軸とします。
縦軸はマップ上の数字にアルファベットの順番を適用して下さい。
例:ID:fj/zBtVWの場合、[fj]を抜き出してポイントF-10に投下
もし、その投下地点がすでに立ち入り禁止区域だった場合は、同じIDを使って選び直します。
次のアルファベット二つを抜き出し、同じようにして投下地点を決定して下さい。
例:ID:fj/zBtVWで、F-10がすでに立ち入り禁止の場合、[zB]を抜き出しZ-02に投下
以上の作業を終えれば、晴れてあなたもバトルロワイヤルの参加者です。
他の参加者のことも考えつつ、楽しく殺し合いをしましょう。
@ 行動ルール関係 @
このスレでは『行動値』というものが設定されています。
描写と共に、これを消費しつつ行動を行います。
一人の人間が行動できるのは、現実時間の一日ごとに4P分だけです。
行動値がリセットされるは、現実時間の午前0時です。
行動値が必要な行動としては、
『移動』『探索』『整備』『戦闘行動』『通信』『変形(可変MSの場合)』などが代表的です。
行動値が要求されるのは大きな行動のみで、ちょっとした動作などには必要ありません。
会話も、『通信開きっぱなし』『接触回線の使用』『生身で面と向かって』なら行動値無用です。
ただし、劇中で時たま使われる『全体通信』のみ行動値を2点消費します。注意してください。
尚、行動の描写の後には、位置、所持武器、行動方針、同盟相手等を明記して下さい。
観客の理解や、参加者間の食い違い防止の大きな助けになります。
@ 戦闘 @
このスレの戦闘では、最も重要なルールがあります。
それは 『攻撃の結果は、攻撃側の描写を受けて防御側が決定する』 ということです。
撃破されたか、腕が吹き飛んだが、かすったか、シールドで防いだかなどは、防御側に決定権があります。
『先行破壊』は厳禁です。
回避のしようのないゼロ距離射撃なども『先行破壊』と見なされることがあるので、注意しましょう。
戦闘時の行動については、
『ビームライフルで攻撃』『ミサイル一斉射撃』『回避』などがそれぞれ行動値1点分の行動になります。
撤退については、まず戦闘地帯からの『撤退』で行動値1点分になります。
これは同一エリア内での移動なので、隣のエリアに移動する際にはさらに行動値が必要です。
節度を守り、矛盾がないよう気をつけましょう。
@ 特殊ルール『達成値』(通称ID判定) @
達成値は、そのカキコで取った行動の成功・失敗をIDで決めるルールです。
両者の合意があった場合にのみ、使用します。
特に戦闘においては、延々と回避が続く千日手を防止する意味でよく使用されます。
使う場合、メール欄を空欄にして、IDを表示するようにして下さい。
出てきたIDに含まれる数字を使い、その行動の『達成値』を決定します。
『In3rKPcy』の場合、含まれている数字は『3』のみなので、『3』となります。
『Atw4g6Qg』では、数字の『4』と『6』がありますが、大きい方をとって『6』と判定します。
『oHI+CUmX』のような数字の入っていないIDは『0以下』とします。
『sp02X9NK』『a0Tf/jEj』のように大文字の『N』または『T』があれば、『9よりも上』です。
さらに、『Ttw4g6Ng』のように、『NT』の2つの大文字が揃えば『NやT一文字より上』です。
小文字の『n』『t』は、いくら入っていても無意味な存在です。無視して下さい。
早見表
NT(二文字かつ大文字)>N or T(一文字、かつ大文字)>9>8>7>6>5>4>3>2>1>0>数字なし
基本的に、両者の合意があったときのみ使用します。
戦闘時には使うのが通例ですが、義務ではありません。戦闘時以外でも使って構いません。
判定後、敗北側は、『なんらかの不利な結果』を受けるようにして下さい。その程度は問いません。
もしもその気ではなかった場合には、無視しても結構です。
しかし、ここぞという場面で判定を拒否したり、無視が多過ぎると叩かれることになります。
くれぐれも節度を守ってください。
IDの使用例:
ウィルトの乗ったザクVは、トルヴァの乗ったドムにガドリングシールドを向けました。
行動の書き込みと同時に彼が示したIDは『KfNasCFb』。
一見すると数字なしの『スカ』のようですが、よく見ると『N』がありました。
一方、トルヴァはこれを受け、書き込みの前に『IDチェック』とだけ書き、IDを出しました。
出たのは『AJlnz1+B』。小文字の『n』はありますが、残念ながら達成値は『1』です。
差は大きいですが、単に大小を比べるだけなので、致命傷を受ける必要はありません。
トルヴァのドムは左腕に被弾し、左腕が地面に落ちました。
彼はそのまま、右手に持たせたヒートサーベルで斬りかかります。
夜の12時を過ぎ、IDが変わったウィルトは、再び『ID確認』をします。
出たIDは『htWYGS5z』。『5』が出たので、『1』よりも上です。
ザクVは上に跳んで、ドムの攻撃を回避。さらに、頭上から攻撃を浴びせます。
トルヴァが次の判定で『5』以上の数字を出せなければ、ドムはさらに傷つくことでしょう。
@ 所持品 @
初期に支給されるものとして、原作通り
『ディパック』『首輪』『コッペパン2つ』『水2g入り2本』です。
さらに今回は、宇宙ステージということで『ノーマルスーツ』も支給されます。
後は、参加者が誘拐された時に持っていた『私物』を持ち込むことができます。
この私物については参加者の自由に任せますが、ある程度の節度をお願いします。
@ マップ @
『A〜Z × 1〜24』の624マスで構成されています。詳しくは後に示します。
毎回、今何処にいるのかを明記して下さい。
禁止領域は放送の時に予告され、放送後、現実時間で48時間後に爆破のスイッチが入ります。
尚、参加者は最初から地図を所持していますが、他の参加者の場所は表示されません。
『プレイヤーの知っている事』と『キャラクターの知っている事』の混同に注意して下さい。
@ 移動 @
行動値を1点使うことで、マップ上のエリアを1マス移動することができます。
移動可能な方向は上下左右だけで、斜め移動はできません。
MAや、艦船やSFSに乗ったMSは『開けた空間』なら1点の行動値で2マス移動できます。
なお、示されているマップの『外側』は『侵入禁止区域』と同じ扱いになっています。
@ 現実時間と劇中時間 @
時間感覚の曖昧な宇宙空間ですが、それでも時間の流れはあります。
目安として、現実時間の1日が、劇中の2時間に相当します。
ただしこれはあくまでも目安なので、かなり融通を利かせてもらって構いません。
(戦闘時など、何時間も戦闘するのは不自然ですから)。
@ 索敵 @
どれだけ遠くの敵を察知できるのかは、搭乗している機体ごとに異なります。
策的範囲は、
通常機で周囲2マス。
艦船・狙撃型で3マス。
偵察機で4マス。
となっています。
他の参加者の位置を確認し、その範囲内に入っていれば、劇中でも「発見」できます。
当然、地形ごとに見やすさは変化しますが、その点は描写で表現して下さい。
(『開けた空間』ならはっきりと相手の機種まで特定できるでしょう。
『暗礁空域』に潜む敵は、一度存在に気づいても途中で見失うかも?)
@ 爆弾 @
爆弾は、機体と、参加者の首輪につけられてあります。
首輪については【バトルロワイヤル】原作の首輪と同性能……のハズです。
今回の『ティーチャー』は、前大会でこの首輪の無力化を図りましたが……。
ちなみに、支給された機体を失い、かつ別の機体を獲得できない場合も、爆破されます。
@ 放棄された参加者 @
長期に渡って書き込みがない場合、『スレへの参加の放棄』とみなします。
用事などで書き込みできないことが分かっている場合、管制室で相談して下さい。
何の宣言もなく長期間放置された場合、管理側で『この参加者は『放棄』された』と認定します。
こうして『放棄』された参加者を攻撃した場合、特例として、攻撃側が結果を書くことができます。
つまり、積極的に頑張っている参加者の『肥料』にする、ということです。
@ 要点 @
色々ややこしく書きましたが、
@ 行動は基本的に自由。
@ 参加したい場合はまず先生へ言う。
@ 戦闘の結果は『攻撃を受けている側』が決める。
@ 『両者の合意があった場合』、達成値を使用する。
@ 自分の居場所を毎回、明記しておく。
@ 侵入禁止区域にいた場合は有無を言わさず死亡。
@ 基本は原作と同様
@ 分からない点等があれば、管制室にて先生に聞く。
という以上の8点を守って下さい。あとは、楽しく殺しあいましょう♪
@ 会場宙域地図 @
A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■■■□□□□□■■■■□■■□□□■■■■■□■
02■※■□□□□□□□■■■■■□□□□□□■■■■※
03■□□□□□※□□□□■■□□□□□□□□□■■■■
04□□□▼▼□□□□□■※■□□□□□□□□□■※■■
05□□□□▼▼□□□□■■■■□□□〓〓□□□□□□■
06■□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□■□□□□ □:開かれた空間
07※■■□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□ ■:暗礁空域
08■※※■□□□□□〓〓□□□□□■□□□※※□□□□ ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□□□□□□□□□※□※□□■■ 〓:コロニー
10■■■■■□□□□□□□□■□□□□※※※※※□□■ ▼:小惑星基地
11■□■■■■□□■□□■□■■□□□□※※※□□■■
12■■■■■□□□□□□■■■■■■□□□※□□■■■ ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□□※□■■■□■□■■□□□□□■□■ ×:侵入禁止予告区域
14■■□■□□□▼□□□■※■□■□□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□□□□□□□■■※■■
16■□■■□□□□□□□□□□□□□□□□※□□■■■
17□□■□□□□□□□□■■■□□□□〓〓□□□□□■
18※□□□□□□□□□■■■□□□□□□□□□□□□□
19□□□□□□■□□□□■■■■□□□□□□□▼□□□
20□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□▼▼□□□
21□□□〓〓□□□□□※□※※□□□□□□▼▼▼□□□
22■□□□□□□□□※※※※□□□□□□▼▼▼▼▼□□
23■■□□□□□□□□※※※□■□□□□□▼▼▼□□□
24※■■□□□□□■□□※※■■■□□□□□□□□□■
@ 各地形の解説 @
□ 開けた空間
ほとんどデブリもない、開けた宇宙空間。
移動は極めて楽ですが、遠くからも視認されやすく、物資の獲得はほぼ望めません。
MAや、SFS・艦船に乗っているMSは、1点の行動値で2マス分移動できます。
■ 暗礁空域
壊れたコロニーの残骸や、岩塊を中心としたデブリ地帯です。
移動時には慎重に動かないと、岩塊に衝突して自滅するでしょう。
身を隠したり生活物資を探したりするにはいいですが、戦闘関係の物資はほとんどありません。
※ 戦場跡
暗礁空域よりも密度が薄く、戦艦やMSの残骸を中心としたデブリ帯です。
どうやらここは、昔戦闘があった跡のようです。
無傷のものはほとんどありませんが、多少は武器や弾薬・推進剤の補給が見込めるでしょう。
ただ、見たくもないような無惨なものを見てしまうかも知れません。
〓 コロニー
無人となったコロニー。重力と空気は残っていますが、住民はいません。
生活用品を中心に、さまざまな物資を獲得することができるでしょう。
マップ上、2マス分で一つのコロニーとなります。全部で4基存在しています。
▼ 小惑星基地
ルナ2やアクシズのような小惑星軍事基地です(その両者よりも小さめですが)。
エリア内には、大中小の3つが存在しています。
施設が整っていて、多少の武装強化も望めますが、中は入り組んでいて迷路のようです。
戦闘するにも探索するにも、緊張を強いられることになるでしょう。
◎侵入禁止区域
ティーチャーにより立ち入り禁止が告げられたエリアです。
このエリアに侵入すると、参加者の首につけられた首輪が問答無用で爆発します。
みなさん、くれぐれも移動の際にはご注意を。
×侵入禁止予告区域
ティーチャーにより、間もなく侵入禁止区域になることが予告されたエリアです。
予告から現実時間で48時間(劇中の時間で4時間)経過すると、上の侵入禁止区域に変化します。
@ 最後に参加者様へ @
バトロワ参加者心得
一つ、場の空気をよく読む。
一つ、戦闘時、無理やり人を自分の土俵に引き込まない。
一つ、極力、相手がなにをしたいかを考える。
一つ、自分勝手な行動をしない。
一つ、決して放棄しない。
一つ、観客もいることも頭に入れておく。
一つ、誤字、脱字、変換ミスには気をつける。
一つ、ID待ちはしない。
一つ、管制室で叩かれたら、怒らず、自分を見直す。
一つ、全てにおいて節度を守る。
一つ、自分は職人だと自覚する。
一つ、『生きる』為の戦いではなく、『魅せる』為の戦いをする。
一つ、死んでも泣かない。
一つ、先生が美人だからといって口説かない。
「これから、みなさんには殺し合いをしてもらいます」
その女性は、何の前置きもなく、唐突に言い放った。
学校の一教室のような部屋の中。
目覚めた時にはこの部屋の机に伏せて座っており、周囲には見知らぬ人々の顔。
服装も、年齢もまるでバラバラな周囲の人々……
そんな人々の唯一の共通点に気づき、彼らは自分の首元に手をやる。
手に伝わる冷たい感触。
自分も含めた全ての人の首には、きっちりと首輪がはまっていた。
ざわめく室内。
そのざわめきを断ち切ったのは、唐突に開かれた部屋の扉。
何人もの武装した兵士を引き連れ、一人の女性が入ってくる。
理知的な美貌。化学の教師のような白衣。周囲を跳ね回る何体ものハロ。
その首には、皆とは少しデザインの違う首輪がきっちりとはまっている。
だが、それよりも何よりも視線を集めるのは……片手に抱えた、人間のドクロ。
彼女は黒板の前の教壇に立つと、手にした頭蓋骨を教卓に置く。
そして人々の顔を見回して、ニッコリと微笑む。
微笑みを浮かべたまま、彼女はおもむろに言い放ったのだ。
「これから、みなさんには殺し合いをしてもらいます」
……抗議をした青年は、女性の連れていたハロの1体に惨殺された。
ハロが上下二つに割れたかと思うと、その間から回転鋸が出現、青年を切り刻んだのだ。
正義を愛する熱い心も、連邦軍人としての日々の訓練も、何の役にも立たなかった。
【生徒番号なし アルフレッド・ミード(24、男) 死亡
死因:ハロB(バグ)に切り刻まれて即死】
……この惨劇を間近で見せられたほかの参加者に、それ以上抗議する気力はなかった。
その内心はともかく、ひとまず黙って『リーア先生』の説明を聞く。
微笑みを浮かべ、手にした髑髏を撫でながらルールを説明していく『先生』。
「……ルールは大体、こんなところです。
説明後、みなさんにはもう一度眠ってもらいます。
眠ったまま、支給MSに支給武器を沿えて、戦闘空域内に射出することになります。
みなさんを射出した後は、ここ W-22 エリアは立ち入り禁止区域になります。
先生はここでみなさんの頑張りを見てますからね。頑張って殺し合って下さい♪」
兵士たちが、参加者の目の前に一枚の白紙と一本の鉛筆を配っていく。
「では改めて、参加の意思表示をお願いします。
目の前の紙に、『私たちは殺し合いをする』と3回書いてください。
楽しい『プログラム』の、始まりです」
@ 現在の状況 @
A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■■■□□□□□■■■■□■■□□□■■■■■□■
02■※■□□□□□□□■■■■■□□□□□□■■■■※
03■□□□□□※□□□□■■□□□□□□□□□■■■■
04□□□▼▼□□□□□■※■□□□□□□□□□■※■■
05□□□□▼▼□□□□■■■■□□□〓〓□□□□□□■
06■□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□■□□□□ □:開かれた空間
07※■■□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□ ■:暗礁空域
08■※※■□□□□□〓〓□□□□□■□□□※※□□□□ ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□□□□□□□□□※□※□□■■ 〓:コロニー
10■■■■■□□□□□□□□■□□□□※※※※※□□■ ▼:小惑星基地
11■□■■■■□□■□□■□■■□□□□※※※□□■■
12■■■■■□□□□□□■■■■■■□□□※□□■■■ ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□□※□■■■□■□■■□□□□□■□■ ×:侵入禁止予告区域
14■■□■□□□▼□□□■※■□■□□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□□□□□□□■■※■■
16■□■■□□□□□□□□□□□□□□□□※□□■■■
17□□■□□□□□□□□■■■□□□□〓〓□□□□□■
18※□□□□□□□□□■■■□□□□□□□□□□□□□
19□□□□□□■□□□□■■■■□□□□□□□▼□□□
20□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□▼▼□□□
21□□□〓〓□□□□□※□※※□□□□□□▼▼▼□□□
22■□□□□□□□□※※※※□□□□□□▼▼▼◎▼□□
23■■□□□□□□□□※※※□■□□□□□▼▼▼□□□
24※■■□□□□□■□□※※■■■□□□□□□□□□■
@ 学生名簿 @
01番 シュウジ・アサギ (32)男性 ホビー・ハイザック
02番 シュヴァイザー・シュタイナー (44)男性 ボリノーク・サマーン
03番 イブ・シュウリン (24)女性 Vガンダム
04番 ユリ・ランブ (16)女性 ゴトラタン
05番 ダグラス・ロックウード (17)男性 ケンプファー
06番 ジェイス・カーライル (28)男性 ジェガン
07番 ベルク・クロフォード (25)男性 ペズ・バタラ
08番 ヨーコ・クロサキ (17)女性 ガズR
09番 リオン・フライハイ (15)男性 ジオング
10番 アシッド・ミニングリー (29)男性 ギラ・ドーガ
11番 サーティア=クワン (19)女性 ジム・ライトアーマー
14 :
ユリ乱舞 ◆7/4BfapxHw :03/11/22 00:42 ID:MTK64bMz
IDチェキ
15 :
シュウジ=アサギ ◆T2X.xlTDSU :03/11/22 00:46 ID:ryRtqHLi
「私たちは殺し合いをする×3・・・
・・・あ、省略ダメか?
私たちは殺し合いをする。
私たちは殺し合いをする。
(ふぅ・・・。)」
16 :
サーティア ◆Y9kguUm6vs :03/11/22 01:03 ID:E/ccUzg/
「私たちは殺し合いをする。
私たちは殺し合いをする。
私たちは殺し合いを(バキッ)す(ベキッ)る」
……
(何度も鉛筆の芯を折りながら書く)
17 :
シュヴァイザー=シュタイナー ◆Etrm/pWy7k :03/11/22 01:11 ID:4MXIqT/n
「俺達は殺し合いをする
俺達は殺し合いをする
俺達は殺し合いをする」
「つまらない茶番だな。
何の為にこんな手の込んだ真似をするのだか・・・
まぁ、いい。
せいぜいがんばらせていただくよ。
ティーチャーとやら」
18 :
イブ・シュウリン ◆EVE/axNqpo :03/11/22 01:17 ID:1OKO7Xr2
――私たちは殺し合いをする
私たちは殺し合いをする
私たちは殺し合いをする――
一欠けらの躊躇も無く、流れるように彼女は誓いの言葉を記した。
19 :
ダグラス・ロックウード ◆sa5pVA/EH6 :03/11/22 01:31 ID:/4yEqNCb
「私達は殺し合いをする
私達は殺し合いをする
私達は殺し合いをする」
(これから俺は・・・、いや、何も考えたくない・・・。)
苦い顔をしながら、乱暴に書きなぐった。
22 :
管制仕官データ”管理”担当 ◆vDlO0c4Xag :03/11/22 01:43 ID:4MXIqT/n
>20
それは第一回の名残だ。
正直まだ第一回の最終決着がついてないのでね。
終わるように祈りながら閲覧してほしい。
23 :
ヨーコ=クロサキ ◆aBqMY5dYik :03/11/22 02:12 ID:QobDA4Iz
「私達は・・・殺し合いをします。
私・・・達は、殺し合いを・・・します。
わた・・・しは・・・。」
(イヤ!!何でこんな事になったの!?
私は・・・私は何も悪くないのに・・・。何で・・・。)
私はやっとの思いで文を書き上げる。
しかし、その殆どは涙でぐしゃぐしゃだった。
24 :
アシッド=ミニングリー ◆z9bHz0KqT6 :03/11/22 05:18 ID:EGLn5eck
……。
………。
…………!
(何だ…?眠ぃ…。邪魔すんなよ…。)
「私達は殺し合いをする
わたしたちはころしあいをする
WAたしたちhaころしあいwoすru」
ガクンッ! zzzzzzzz…
25 :
ジェイス=カーライル ◆oFNZJAIS42 :03/11/22 11:48 ID:uwlmcxGJ
「私たちは殺し合いをする
私たちはは殺し合いをする
私たちはは殺し合いをする……っと」
鉛筆を置いて伸びをする。
胸ポケットから煙草を出して口に咥える。
「はぁ……どう考えてもこの状況はヤバくないか?
どうしてこんな事になっちまったんだよォ…
え?ここ禁煙?……ああ、これは口に咥えてるだけです」
「私たちは殺し合いをする…
私たちは殺し合いをする…
私たちは殺し合いをする…。」
(…これでいいのかな。…寂しいし…生きてて何になる?って疑問もあるけど…
頼れそうな女の人もいそうだし…。…と言ってもMS苦手だから生き残れないだろうけど。
それにしても…増やすなら増やすで…もう少しいい首輪が良かったな…。
27 :
ベルク=クロフォード ◆TiP5As2jNc :03/11/22 19:57 ID:QKl4unxR
私たちは殺し合いをする。
私たちは殺し合いをする。
私たちは殺し合いをする。
(めんどくせー、何でこんなことになってんだ?)
28 :
カミ−ユ:03/11/22 20:35 ID:CVOLd29x
眠い
29 :
サブナック ◆DtJPWOeorM :03/11/22 21:53 ID:B1ILq2dC
私たちは殺し合いをする。
私たちは殺し合いをする。
私たちは殺し合いをする
(ウゼーナ・・・)
プロローグ/1
U.C0093年 ルナU宙域付近 クラップ級戦艦「アゲインスト」艦内独房
『へへっ貴様のような奴がこんなヘマをするなんてなぁ・・・?
連邦でも名高いプログラマーが聞いてあきれるぜ・・・。』
「・・・・・。」
『けっ!面白くない奴だな・・・。何とか言えよ!
命乞いの一つでもしてみろってんだ!」
「・・・・・(・・・なぜだ・・・)。」
『ちっ・・・・』
目の前にいる連邦の制服を着た男が男が舌打ちする。さっきから見張り番なのかずっといる男だ。
かく言う私は戦艦の独房の中にいる。月で働いていたところをいきなり拘束され、
今ルナUに護送中だ。
なぜ拘束されたのかは知っている。
原因は仲間の裏切り。しかも信じられない人物の。
エルザ・・・。
同じ職場の人間で、自分の婚約者だった者であった。
それだけに信じられなかった。
だが、そう言った沈黙は突然失われることとなる。
――ゴォン・・・・――
「っつ・・・?」
『何だ!どうした!?
ブリッジ!状況はどうなってるんですか?応答願います!』
[艦後部に未確認の艦が激突した。外壁に穴が開けられ、敵兵士が侵入中だ。白兵戦の用意をしろ。]
『了解!』
そう言ったやりとりの後、正式に放送が入る。
[艦後部に未確認の艦が激突。外壁に穴が開けられ、完全武装した敵兵士が侵入中。
総員白兵戦用意!繰り返す。総員白兵戦用意!]
『そこで大人しく待ってろよ!話はまた後でだ!』
「はいはい・・・。」
数十分後、目の前に表れたのはさっきの士官ではなく、完全武装した兵士だった。
プロローグ/2
UC0093年 宙域不明 クラップ級戦艦「旧アゲインスト」艦内通路
「すまないが・・・」
『・・・・』
「何処へ連れてく気なんだ?」
『この艦の第一会議室だ。』
「それは分かった。これから私をどうする気だ?
私を開放したなんて、さらにその為にこの船の者を皆殺しにしたとなるとお前達はただじゃ済まないぞ?」
『くっくっくっ・・・』
「何がおかしい。」
『一つ教えてやろう。我々の目的はおまえの開放ではない。この船だ。
我々の計画にはこれが必要なのだ。おまえはその計画の為にたまたま開放されただけだ。』
「計画・・・?」
『あっちに着いたら説明があるだろう。』
――数分後――
第一会議室に入った私の視界に入ってきたのは、数十人の兵士と、青ざめた連邦兵、
そして・・・女?
普通はこの船の艦長・・・一度見たことがあるが神経質そうな中年男が座っている正面の席に女がいる。
白衣を着た、こんな場所に合わない若い女だった。
その女が自分を連れてきた男に言った。
『これで最後ですか?』
『はっ!この者でこの船のクルーは全員です。抵抗した者は全員処理しました!』
すすり泣くような声が連邦兵達の方から聞こえた。そして私は連邦兵達の横に座るように言われた。
そして、再びその女の方を見る。すると、ある物が目に入った。
「頭蓋骨・・・・・?」
そう呟くと同時に白衣の女が口を開いた。そして出た第一声は信じられない物だった。
『これから、皆さんには殺し会いをしてもらいます。』
その言葉を聞いたとき、男が一人立ち上がって、叫んだ。
『ふざけるな!ジオンと戦うならともかくなz・・・』
その言葉を最後まで言い終わる前にその言葉は途切れた。その男が3つほどに分かれたからだ。
「な・・・」
『キャァァァァーーーッ!!』
女性士官などがそれに恐怖し、立ち上がる。そんな者達も次々と切り刻まれる。
数十秒後、第一会議室で生きていたのは、白衣の女、数十名の兵士、そして私だけだった。
『おめでとうございます。』
白衣の女がこちらを見て言った。
「は?」
『「予選会」をする必要が無くなりました。これであなたはは晴れて出席番号01番のプログラム参加者です。
シュウジ=アサギさん』
「1か・・・そりゃどうも・・・。」
『ではルールの説明をします。」
「・・・・・。(殺し合いなんて戦争でも出来るのにな・・・なんでわざわざ・・・。
しかしなんだこいつの違和感は・・・。若いと言うこと以外にも何か・・・。)」
プロローグ/3
UC0093年 宙域不明 クラップ級戦艦「旧アゲインスト」第一会議室
『・・・以上がルールの説明です。もう一度しましょうか?』
「いや、いい。」
『何か他に質問はあります?』
「何も。・・・いや、二つだけ。今までに脱出に成功した者はいるのか?」
『・・・いえ・・・一人もいませんよ。』
「そうか。もう一つ、あんたは・・・いや、なんでもない。」
「では改めて、参加の意思表示をお願いします。
目の前の紙に、『私たちは殺し合いをする』と3回書いてください。
楽しい『プログラム』の、始まりです」
「私たちは殺し合いをする×3・・・
・・・あ、省略ダメか?
私たちは殺し合いをする。
私たちは殺し合いをする。
(ふぅ・・・。)」
『では少し眠ってもらいますよ。』
その瞬間、意識が少しずつ遠のいていった。
『いい夢を見てください・・・。この時代最後の夢を。』
「(・・・?)」
33 :
ショーン・コネリー ◆DlyW/s8ibQ :03/11/23 00:54 ID:d6pkhe9+
ショーンは考えがつきかねていた。
こやつらは何者だろうか。一見すると最近増加しているという新興宗教の類かと思われる。
いや、スペースノイドの過激派の線が濃厚だろうか。近頃また地下で怪しい動きが見られるようになったという報告も受けている。
だとしたら私を誘拐しても無駄だ。1議員ごときで連邦は動かん。
ショーンは目的を問い質したい衝動に駆られたが、先ほどの若者の末路を思い出し踏むとどまった。
いずれにしてもはっきりせんか。
だとすれば今は言われたままにするのが最良と思われた。
私たちは殺し合いをする
私たちは殺し合いをする
私たちは殺し合いをする
冗談じゃない!
何故突然このような殺し合いをさせられる訳?
そもそもは、仕事の行きしに始まった。
あの日は朝から嫌な予感がしてたのよ…
朝からとても気分が沈んでいた。
仕事に行こうか休もうか迷ったぐらい。
でも、最近にしては良い値の解体作業の仕事があった。
久しぶりに美味しい外食もしたかったから、それで仕事に出てしまった。
私の予感って、当たるのよね……
でも、こういう状況に置かれちゃったのなら、仕方が無いわよね?
やるだけやってみようじゃない。
冷静に、落ち着いて、それでいて心は熱く。
今までピンチは潜り抜けて来れたでしょう?
オーケイ、落ち着いてやってみせなさい、サーティア。
『生きて帰ってみせる。
自分の家に帰ってみせる。
自分の部屋のベッドで、再びぐっすり眠ってみせる。』
(渡された紙の裏に、自らの筆記用具から愛用のペンを取り出して、しっかりと、決意を込めて書く)
閉ざされた瞳の奥、愁林の脳裏には、数ヶ月前のある日の情景が思い起こされていた。
―――貴方の行く手には、大きな困難が待ち受けています。
. その先にあるのが悲劇か、或いは違うものなのか。
. それを決めるのは貴方自身です。
. 貴方には復讐という大きな目標がある。ならば、その困難にも打ち克ってみなさい―――
別れの日、黒後家蜘蛛を名乗る、栗色の髪の女性から言われた言葉。
彼女は愁林の数奇な運命を、前もって知っていたのだろうか。
(……)
どうでも良い事だ。
自分には、父を暗殺し、母を辱めた現・王大班への復讐を果たさねばならない義務がある。
目には目を、歯には歯を、血には血を以って罪を贖わせなければならない。
それが、黒社会に生きる者の掟。それこそが、血と鉄の法典。
ならば、今このような場所で立ち止まっているわけには行かないではないか。
そう自分に言い聞かせ、愁林はゆっくりと目を開けた。
黒社会の女に、もはや迷いは無い。
「レディ・ブラックウィドウ……」
「……私を、偽善者だと思いますか?」
「……」
「リストに彼女の名前が載っていた。そして、私は偶然にも彼女と接触する機会を得た。
本当は、彼女を運営側の魔手から救い出したかったのだけれど……」
「それをやれば、我々の存在が奴らにばれてしまう恐れがあった」
「そう……だから、私にできるのは彼女の願いをかなえる事だけだった。
復讐の為に力を欲していた彼女に、かつて私が戦場で振るった力を全て受け継がせる事だけ……」
「そして貴女は、4年間という短い期間で、教えられるだけの全ての技術を彼女に叩き込んだ」
「ええ……」
「……私には、貴女を責める事などできない。私とは違い、貴女はあの忌まわしい遊技場からの唯一の生還者だ。
地獄を知る者が、地獄に堕ちようとする者に救いの手を差し伸べたとて、何の罪があろうか……」
「……」
「レディ?」
「生き残れるかは彼女次第……でも、叶うならば……私と、『彼』と……そして、救えなかった『彼女』のようにだけは、ならないで欲しい……」
彼女は全てを失い、その上で目的のみを与えられ、眠りについている…。
全てを失ったソレ自体が選抜テストだと知らずに…。
…彼女は仲間の夢を見ているであろう…。
他にみる夢もないのだから…。
…彼女はそのまま戦闘会場へと送られていく…。
他に道もないから…。
38 :
リオン ◆dzQqdEpS8Q :03/11/23 09:43 ID:3eGLNQoD
私達は殺し合いをする
私達は殺し合いをする
私達を殺し合いはする
「…………君。」
「えぁっ!?は、はい。」
「三番目、間違ってるよ。」
「…………!!す、すいましぇん!」
「・・・プログラムへようこそ、ダグラス・ロックウード君。」
暗い独房の中に、男の声が放たれる。
気のせいだろうか、嘲笑交じりにも聞こえるが・・・。
「さあ、起きろ。さっさと立て!!」
今度はさっきと違う声。
(プ ロ グ ラ ム ・・・ ? 今日は演習でもあったっけ?)
重い目蓋を持ち上げる。
――見慣れない制服の兵士
見慣れない制服の将校――
それらが目に映った瞬間、鉛のような眠気は吹き飛ぶ。
(・・・!!まさか、夢じゃあない!?そんな・・・どういうこと!?)
必至に記憶のカケラを拾い集めようとする。
が、目の前の兵士はそんな事お構いなしに僕を銃で小突いた。
(記憶が確かなら、逆らえば殺される!)
なす術もなく手錠が掛けられ、強制的に歩かさせられる。
チベのような艦艇から施設へ移動し、先ほどと同じような独房へ入れられた。
そこで僕の記憶は再び途絶えた・・・。
続く
目蓋に光を感じる・・・。
ふと目を覚ますと見慣れない場所にいた。
その部屋は学校の教室のような所である。
辺り見渡すと、どこぞの軍ともいえない軍服に身をまとった集団が教室を取り囲んでいる。
周りの机と椅子に座っている人たちは恐らく、僕と同じ境遇なのだろう。
周辺を見回し終えると、教壇に立っている女性に気が付く。
一瞬目が合ったような気がした。
「これから、みなさんには殺し合いをしてもらいます」
――唐突過ぎる言葉だった。
それと同時に、夢であって欲しいという希望も打ち砕かれた――
それからの展開は、僕にとって早すぎるものだった。
怒鳴り声が聞こえる。機械音と肉を引き裂かれる音を聞いた。
紙とペンを渡される。指示された言葉を乱暴に書きなぐった。
いつの間にか艦艇に移された。いつの間にかMSに乗せられた。
いつの間にか宇宙空間へ放り出された・・・。
プログラム、開始。
胸を押し付けるような重圧で目が覚める。
朝は弱い方だが今日はいつもより体がだるい
・・・いや、むしろまだ胸に重圧が残っている。
「べるくーおきろー―――――」
いつのまにか俺の上に子供達が圧し掛かっていた。
どうやら重圧の正体はこいつららしい。
「どけ、ガキ共・・・邪魔だ。」
子供達を払いのけるように起きあがると笑顔で挨拶をするシスターがいた。
「おはようございますベルクさん。せっかく子供達が起こしてくれているのに
”邪魔だ”なんて子供達に”死ね”言ってるようなものじゃないですかー。」
「どこをどう聞いたらそんな解釈になるんだよ。(て言うかその笑顔でさらりと
そんな言葉言うか普通。)」
「ま、それはともかく朝食の準備が出来ていますので早く着替えて来てください。」
と言うとシスターは子供達を連れて俺の部屋を出ていった。
ようやく静かになったところで服を着替え始める。
(あれから一年か・・・・・・)
着替え終わり、部屋を出ていった。
「おはようございますベルク君。さ、朝食を食べに行きましょうか。」
ここの教会の神父。シスターの父親で戦争で親を亡くした子供達を引き取り
世話をしている。どういうわけか一年前、軍をやめて何もやる気が無かった
俺を働かしてくれた人である。神などは信じないと言ったのだが別に気にしないと
いった変わった人である。
「べるくおそいー。」
「ベルクさん子供達を飢え死にさせ・・・・(以下略」
相変わらず勘に触るガキ共と残酷な言葉をさらりと言うシスターが待っていた。
・
・
・
食事を終えると神父が話し掛けてきた。
「今日は囚人たちの懺悔に向かわねば成りませんのでしばらく留守にします。
後のことはお頼みしますよ。」
といい教会を後にした。
しばらく時間がたちいつもの掃除をしていると黒い服を着た紳士(にしては
いかにも怪しげな連中)が寄付をしたいと言ってきた。
つづく・・・・
「寄付?(どうみても寄付するような奴にみえないんだが。)」
「ええ、この教会に援助をしたいと思いまして大金なので銀行の方まで
我々とついてきてほしいのですが。」
不信感を抱きながら返事を返そうとするとシスターと子供達がやって来る。
「べるくーあそぼうぜー。」
「あら、ベルクさんそちらの方は・・・・。」
”バーン”
銃声と共にシスターの言葉が止まる。
「着いてきていただけますね。」
そう言うと同時に俺の後頭部に衝撃が走る。
「ベルクさん・・・ベル・・さ・・。」
意識が遠のいていきシスターの声が聞こえなくなった。
次に気がついた時には教室のような部屋の中にいた。
「これから、みなさんには殺し合いをしてもらいます」
その女性は、何の前置きもなく、唐突に言い放った。
・
・
・
・
「では改めて、参加の意思表示をお願いします。
目の前の紙に、『私たちは殺し合いをする』と3回書いてください。
楽しい『プログラム』の、始まりです」
私たちは殺し合いをする。
私たちは殺し合いをする。
私たちは殺し合いをする。
(めんどくせー、何でこんなことになってんだ?)
寝ぼけ眼まま指示されたようにし、また意識を失う。
僕の名前はリオン=フライハイ。
ジオン公国の誇り高き軍人です。
僕はソロモン宙域の軍に配属され、そこで次々と敵を撃破していきました。
今まで航宙機を150機、MS80機、戦艦を50隻撃墜し、
ついた二つ名が『紅くて黒い青ざめた巨彗星の稲妻』
若干15歳にして大佐まで昇進し、戦争に敗れた今でも連邦軍に恐怖を与えています。
・・・
・・
・
「やっぱりだめかな?」
パソコンのキーボードを叩いていた僕は、後ろに立っていたエリザに聞いた。
「………全然駄目だよ、もう少しリアリティを出さなきゃ。」
そういうとエリザがキーボードを叩いてきました。
俺の名前はリオン=フライハイ。
ジオン公国の誇り高き軍人だ。
俺はソロモン宙域の軍に配属され、そこで次々と敵を撃破していった。
今まで航宙機を40機、MSを20機、戦艦を30隻撃墜し、ついた二つ名が『真っ赤な鷲』
若干15歳にして大尉まで昇進し、戦争に敗れた今でも連邦軍に恐怖を与えている。
・・・
・・
・
「まだこっちのほうがリアリティが……」
「そういうものかなぁ?」
僕はエリザの書いた文をそのまま印刷した。
印刷機の印刷するガーガーという音が僕の部屋に響く。
僕達が何をしていたかというと、ノンフィクションの自伝を書こうとしていたのです。
ノンフィクションといっても、少しくらいは脚色を付けた方が売れ筋もよくなるわけで。
実際の僕のジオン軍での戦果は全くないと言っていいくらいです。
むしろ、何回も何回も撃墜され、何回も何回も隊の仲間に保護してもらいました。
ピンポーン!
誰かが来たみたいです。
ピンポーン! ピンポーン!
はいはい、今出ますよー。
カチャ
「はい、どなたです……」
僕はドアを開けました。
そこに立っていたのは黒い服に黒い帽子、
黒いサングラスをかけたいかにも怪しい男でした。
僕はあまりの事に言葉を失いました。
「どうも、私はこういうものですが……どうかしましたか?」
呆然としている僕に黒い人が名刺を差し出してきました。
名刺を見ると、ジオン共和国の偉い人だとわかりました。
何故、僕の所に来るのか、わかりませんでしたが、とにかくひたすら頷きました。
喉が渇き、目の焦点が合わなくなってきました。
黒い人が何か言っています。
でも、何を言ってるかさえわからなくなってきました。
・・・
・・
・
僕は薄れゆく意識の中、目をようやく開けました。
黒い人は、僕の家の中から出てきて僕を持ち上げ、前に止まってあった黒い車に乗せました。
そして、もう一度家の中に入ると、今度はエリザを運びます。
エリザは、紅く染まっていました。
彼女の長い髪を止めたリボンも、紅く、紅く……
「どうだった、結構よさそうかい?」
「ああ、なんでもジオン屈指のエースパイロットらしいぜ、これ見ろよ。」
「………へぇ、すごいじゃねぇか。」
「いやー、こんな所にいい人材がいるたぁ、わからねぇもんだな。」
次に僕が目覚めたのは、変な教室でした。
そこで、人が殺され、先生と名乗る人が、殺し合いをしろと言いました。
僕は逃げ出したい衝動に駆られながらも、逃げたら殺されるという恐怖心から何もせず、
ただ、言われたとおり、鉛筆で紙に殺し合いをする、と三度書きました。
その後、僕はまた眠気に誘われ、次に起きた所は狭苦しい所。
MSのコクピットでした。
気づくとパイロットスーツに着替えていました。
そして、髪の毛にはエリザのリボンが巻かれていました。
自分でやったのか、誰かがやったのかわかりません、
でも、何故だか無償に泣きたくなって、泣きじゃくりました。
エリザの血が染みついたリボン、それに触れ、
僕は…………
そんな中、僕は近くにいるその影に気づくことはありませんでした。
【行動:特になし(-0P)】
【位置:E-7】【残り行動値:4P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ】
【行動方針:基本的には友好に対処していこうと。】
【同盟:なし】
「前に宇宙に来たのは、何時だったかしら……」
モニターに映し出されるのは、一面に広がる漆黒の闇。
距離感も方向感覚も、地上では確かだったものが何処か覚束ない。
「彼女に感謝しなければならないわね」
愁林が黒後家蜘蛛に師事していた4年の間に、宇宙空間に出たのは僅か十数回に過ぎない。
バビロニア建国戦争と、そして木星帝国戦争。
幾ら地球連邦が弱体化していたとはいえ、戦時及び戦後間もない時期に、そう易々と宇宙に上がれる筈も無い。
黒後家蜘蛛の払った労力は、察するに余りあるものだったのだろう。
だが、その時の感覚を、彼女の体は今でもどうにか覚えていてくれたようだ。
徐々にこの特異な空間に適応していく五感に安堵し、愁林はゆっくりと機体を動かし始めた。
LM312V04―――マニュアルには、Vガンダムの名が記されている。
かつてはルオ商会が一大勢力を築いていたゆえ、香港では今も軍事兵器関連の最新情報が比較的容易に入手できる。
ましてや黒社会の一員、それもトップの血族であった愁林ならば、望めば幾らでも情報は手に入れられたのだ。
その彼女ですら知らない、ハイスペックのMS。
機体の性能に酔っていては、命を縮めるという黒後家蜘蛛の言葉を思い出しながら、それでも彼女は心が躍るのを感じていた。
【行動:移動(-4)】【位置:O-11→K-11】【残り行動値:0p】
【機体状況:損傷なし(プチモビ入りコンテナ運搬中につき右腕使用不可)】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、ビームシールド×2】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:装備の充実、機体への適応】
【同盟:特になし】
・・・ゴォン
「…っ?」
何かがぶつかる音で目を覚ました。と、同時に辺りに広がる宇宙空間に驚いたが、
一瞬後にそれがモニターに映された宇宙空間であることに気が付いた。
「ここが…会場か?」
辺りを見渡す。漆黒の宇宙空間。ここから見えるのは今のところコロニーと後方の小惑星だった。
「結局来てしまったと言うことか…。流されてるだけじゃないか。
もし優勝して元の場所に戻っても、待っているのは軍事法廷か…なら…。」
ある決意を胸に秘める。もっとも過酷な道になるかもしれないが…。
「とりあえず今できることをするか…まずは現状確認か?」
コンソールを操作、自分がこれから命を預ける…と言えば大げさだが機体について確認する。
「…あのな。」
ため息をつく。殺し合いで一般のスポーツ用の機体を使うことになろうとは…。
残る希望を支給武器にかけてコンテナを開く。
「…円盤?」
出た最初の感想がそれだった。
「とりあえず詳細を…っな!?」
スペックを見て驚愕した。大気圏離脱・突入機能…これはこの会場では役に立たないが、
他にもビームシールドという聞き慣れない物が搭載されていた。
「要するに…ビームを弾くのか?Iフィールドの延長線上の兵器か?にしても今の技術でそんな物が…。
フォルム的にジオン系の物のように見えるが。まぁいい、移動はこれで楽になったが…。
が…
・
・
・
武器が…
ない…?」
これはまずい。このままでは目的がどうとか言う問題ではなく瞬殺決定だろう。
とりあえず小惑星基地も近い。まずは武器調達をし…。
ここで一枚のディスクに気が付いた。さっきまで視界範囲内を漂っていたようだ。
「これはっ!?」
大声を出しそうになってあわてて口をふさぐ
(これは…あれか?
中身をいじられてないなら…。
今すぐにでも使えるようにしないと。まず行くべきはコロニーだ…そこの電気店か何かで…よし!)
ディスクをポケットにねじ込み、コントロールスティックを強く握る。
幸い操作は簡単な機体なので自分でも十分に操れるだろう。
「コンテナは一応持っていくか…機体を円盤に乗せて…ん?」
脚部のロックが機体にあってない。
しばらくはしがみついて接触回線と通信回路で動かす他ないだろう。
「さてと…。」
目を閉じ、ブツブツと何か呟く。そしてまた目を開く。
「行くか………っ!?」
機体が急発進する。そしていつの間にかとんでもないスピードまで加速していた。
どうやらSFSの円盤という形状から機体性能を甘く見ていたようだ
「停まれぇ・・・………」
【行動:状況確認 S−16方面へ円盤暴走中w】
≪続く≫
そして…暫くして目を覚ます彼女。最新で、見たことのないような
コクピットの中だった。
「…ここは…何処…じゃない、今は必要な情報だけ手に入れて…
必要な物を手に入れる…。それなりに力もないと…どの女の人にも
頼れないし…男から身も守れない…。」
(まず、位置座標確認を始める。…そして機体武装を確認しだす。)
「…じゃあ今目指すのは…奥の大きめの惑星…もいいけど、あそこは人が集まりすぎる…。だから…
そっちとは逆に…。後…操縦の練習もしないと…。って…うわぁぁぁっ!」
(スラスターを踏み込むと、彼女が予想だにしていなかったような凄まじい
速度で飛び出していく。…急いで足を放すが、それでもかなりの速度が出たまま。)
「高性能にも程がある〜!」
ゴトラダン。精々ネモ程度を乗りこなせすらしない
レベルの技量の彼女には過ぎた機体なのは言うまでもない。
そのまんまそれなりに移動している…。
【行動:状況確認+移動(4P)】
【位置:M20→I20】
【残り行動値:残り0p】
【機体状況:万全】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:バックと毒薬セット。】
【行動方針:状況を整える+頼れる女性探し】
【同盟:なし】
「ふぅ…停まった…?初っぱなからこれか…。
それよりもここはどこだ…?」
やっとの事で円盤が停止する。どうやらコロニーの前を素通りしていたようだ。
「引き返すか…ん?」
引き返そうと180度回頭しようとしたその時、レーダーに移る一つの光点に気が付いた。
「他の参加者か?機体は…ガズR…。」
(どうする…?確かガズRには固定装備としてビームキャノンがあったはずだったな…。
円盤も使い慣れてないし闘うのはもちろんここは逃げるのも得策ではないな…。なら…。)
通信機のスイッチを押す。
「聞こえているだろうか?こちらは出席番号01番ののシュウジ=アサギだ。
こちらに交戦の意志はない。繰り返すこちらに交戦の意志はない。
で、一つ聞きたいことがあるのだが…。」
「自分が元いた場所に絶対に戻りたいか?
生き残るとして、帰る場所は絶対に自分が元いた場所がいいか?
もしそうでないのなら協力も出来るが。」
(さて・・・どう出る・・・?)
【行動:S−16へ移動(−2)通信(−1)】
【残り行動値:1p】
【位置:S−16】
【機体状況:特記すべき事なし】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディスク ディパック コッペパン2つ 水2g入り2本】
【行動方針:ある目的達成 仲間を増やす ディスクの一部改造 武器調達 ザンネックベースの改造】
【同盟:なし(交渉中?)】
通信対象書くの忘れてた・・・。(´・ω・`) 解ってると思いますが・・・。
訂正版
【行動:S−16へ移動(−2)08番ヨーコ=クロサキへ通信(−1)】
「・・・・・イザー・・・・・・・・きろ・・・
生徒・・・2・・・・イザー=シュ・・・・・・・きろ」
まどろんだ意識の中声、をかけられる。
うるせぇ。俺に命令口調で話し掛けるなんぞ
どこの新兵だ。修正してやらねぇとな。
「生徒番号02 シュヴァイザー=シュタイナー。起きろ。」
「ああ?」
明らかに不機嫌そうな声を出して、瞼を開ける
それと同時に思い出し始める。ここにいる理由に
例のティーチャーとやらのつまらない茶番が終わった後に
ロッカールームに連れられ、ノーマルスーツに着替えた後に
目隠しをされて何処かへ連れ去られる。
同じと頃をグルグルと回るようでもあり、わざわざ遠回りして
距離感をなくさせているようでもあった。
徘徊といってもいいほどの時間
(実際に時計すら持ってなく持っていても見れる状態ではないので
分からないが)がたち、ようやく目的の場所へついたのか
目隠しを外される。
そこは、格納庫だった。そこにあった一機のMS。
実際に乗った事は無いがデータでは見かけた事のある機体。
ボリノーク・サマーン。偵察機でありながら
機動力、戦闘力にも長けたなかなかの機体である。
まぁ。本当だったら博物館物なんだろうがな。
そして、近くにいた職員らしき奴が声をかけてくる。
「こいつが貴様に支給する機体だ。武装も一部とっぱらってあるが
装備させてある。とっとと乗り込め。降下場所に連行する」
「わかりましたよ。素早く搭乗させていただきます。」
皮肉をたっぷり詰め込んで返答してやった。
そして、機体に搭乗し傍らにあった支給品であるパンや水を見て
それだけでどれだけの間生き延びられるか冷静に頭の中で計算をする。
その計算が終われば次はマニュアルに手を伸ばし、一通りの操作方法。
特に電子機器の扱い方を記憶する。これが俺の戦闘の要になるんでな。
そうした行動をしている間に、何か輸送機に機体は詰め込まれて
要塞らしきものから旅立っていった。
マニュアルも見終わり、一通り操作の仕方も覚えたところで
暇なので寝た。
そして今、叩き起こされた。
「これから、貴様を投下する。
せいぜい我々を楽しませてくれ」
愉悦すら篭った笑みをモニター越しに向けてくる。
俺は、この中で暴れてやりたい衝動を抑えながら答えてやる。
「つまんねぇ事言ってないでとっとと降ろしたらどうだ。
気の効かねぇ奴だな。バーカ。」
すると、モニターの男はみるみるうちに顔を真っ赤にして
怒り始める。見てるこちらとしては面白くてどうしようもない。
そして、怒り狂った男は俺を糞のように輸送機から放り出して
何処かへ去っていった。
まぁ。方向は分かるからな。
後で奴のところまで遊びに行ってもいいかもな。
まず、投下された場所にて索敵を行う。
残念ながら、殺しあえる相手は直ぐ近くにはいないようだ。
次は、渡された地図を見ながら何処に行くか考える。
まず、俺が生き残る為に必要なのは何か。
欲しいものが何処に行けば手に入るか考える必要があるからな。
必要なのは食料。これは生物が生き残るのには最低限必要な物。
他には整備士。自慢じゃないが俺は整備なんぞ一切できない。
別段恥じる事では無い。軍には必ず整備士がいる。
俺がにわか知識でやるよりもそいつ等に任せたほうがずっと信頼できるからな。
だから、俺には整備士が必要だ。整備士を手に入れる必要がある。
まずその為には・・・東だな。
大きな軍事要塞とコロニー。自然と人が集まりやすい。
いわば夜の街頭に群がる虫の如く惹かれてくる奴もいるだろう。
食料を手に入れそして、整備士も手に入れる、一石二鳥。利に叶っている。
ならば、行くか。
その前に一応回りの状況を確認。いや、目の前に漂ってきたものに目をくれる。
どうもここか地図に書いてある通り、何かの戦闘のなれはての宙域のようだ。
まぁ。俺には見慣れたものだったが。
少しいつもと違うものもある。
戦場後には当然の事ながら様々な残骸が漂っている。
普通なありえないほどにその残骸がおかしい。
ザク。ドム。ゲルググ。ジム。ボール。
リックディアス。ネモ。バーザム。ハイザック。
サラミス。コロンブス。ムサイ。ザンジバル。etcetc
年代が古すぎると同時に、種類が多すぎる。
一体ここでどんな戦闘が起きたのか理解できない。
だが、そんな考えも一瞬の内に打ち消す。
理解した所で意味が無い。
パイロットは敵を打ち倒す事だけ考えればいいのだ。
余計な事を考えれば俺のように・・・
いや、考えるのは止めよう。
とりあえず、目の前に漂ってきたネモの右手の
ビームライフルを奪い取る。
奪い取ったはいいが、既に両手は塞がっている為何かを
捨てなくてはいけない。
仕方なく、ビームサーベルをその場に放り投げた。
どうせ接近戦はこの目になってから馴染めないからな。
持っていても仕方ない。
ビームトマホークを捨て、
右手にネモのビームライフル、左手にギャンの武器内蔵シールドを持ち
その場から移動を始めた。
【行動:索敵(1)、熟考(1)、武装取得(1)、移動 N24へ(1)】
【位置:N24【残り行動値:0】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 壊れた懐中時計】
【行動方針:食料と整備士の調達】
【同盟:無し】
@ 現在の状況 @
A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■■■□□□□□■■■■□■■□□□■■■■■□■
02■※■□□□□□□□■■■■■□□□□□□■■■■※
03■□□□11□※□□□□■■□□□□□□□□□■■■■
04□□□▼▼□□□□□■※■□□□□□□□□□■※■■
05□□□□▼▼□□□□■■■■□□□〓〓□□□□□05■
06■□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□■□□□□ □:開かれた空間
07※■■□09□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□ ■:暗礁空域
08■※※■□□□□□〓〓□□□□□■□□□※※□□□□ ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□□□□□□□□□※□※□□■■ 〓:コロニー
10■12■■■□□□□□□□□■□□□□※※※※※□□■ ▼:小惑星基地
11■□■■■■□□■□03■□■■□07□□※※※□□■■
12■■■■■□□□□□□■■■■■■□□□※□□■■■ ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□□※□■■■□■□■■□□□□□■□■ ×:侵入禁止予告区域
14■■□■□□□▼□□□■※■□■□□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□□08□□□□■■※■■
16■□■13□□□□□□□□□□□□□□01□※□□■■■
17□□■□□□□□□□□■■■□□□□〓〓□□□□□■
18※□□□□□□□□□■■■□□□□□□□□□□□□□
19□□□□□□■□□□□■■■■□□□□□□□▼□□□
20□□□□□□□□04□□□■□□□□□□□□▼▼□□□
21□□□〓〓□□□□□※□※※□□□□□□▼▼▼□□□
22■□□□□□□□□※※※※□□□□□□▼▼▼◎▼□□
23■■□□□□□□□□※※※□■□□□□□06▼▼□□□
24※■■□□□□□■□□※02■■■□□□□□□□□□■
09番と10番は同一地点。
12番は未射出。
@ 学生名簿 @
01番 シュウジ・アサギ (32) 男性 ホビー・ハイザック
02番 シュヴァイザー・シュタイナー (44) 男性 ボリノーク・サマーン
03番 イブ・シュウリン (24) 女性 Vガンダム
04番 ユリ・ランブ (16) 女性 ゴトラタン
05番 ダグラス・ロックウード (17) 男性 ケンプファー
06番 ジェイス・カーライル (28) 男性 ジェガン
07番 ベルク・クロフォード (25) 男性 ペズ・バタラ
08番 ヨーコ・クロサキ (17) 女性 ガズR
09番 リオン・フライハイ (15) 男性 ジオング
10番 アシッド・ミニングリー (29) 男性 ギラ・ドーガ
11番 サーティア・クワン (19) 女性 ジム・ライトアーマー
12番 サブナック・B・アンドラス (17?)男性 ビグロ
13番 ショーン・コネリー (52) 男性 ジャベリン
マップ微訂正。
@ 現在の状況 @
A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■■■□□□□□■■■■□■■□□□■■■■■□■
02■※■□□□□□□□■■■■■□□□□□□■■■■※
03■□□□11□※□□□□■■□□□□□□□□□■■■■
04□□□▼▼□□□□□■※■□□□□□□□□□■※■■
05□□□□▼▼□□□□■■■■□□□〓〓□□□□□05■
06■□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□■□□□□ □:開かれた空間
07※■■□09□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□ ■:暗礁空域
08■※※■□□□□□〓〓□□□□□■□□□※※□□□□ ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□□□□□□□□□※□※□□■■ 〓:コロニー
10■12■■■□□□□□□□□■□□□□※※※※※□□■ ▼:小惑星基地
11■□■■■■□□■□03■□■■□07□□※※※□□■■
12■■■■■□□□□□□■■■■■■□□□※□□■■■ ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□□※□■■■□■□■■□□□□□■□■ ×:侵入禁止予告区域
14■■□■□□□▼□□□■※■□■□□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□□08□□□□■■※■■
16■□■13□□□□□□□□□□□□□□01□※□□■■■
17□□■□□□□□□□□■■■□□□□〓〓□□□□□■
18※□□□□□□□□□■■■□□□□□□□□□□□□□
19□□□□□□■□□□□■■■■□□□□□□□▼□□□
20□□□□□□□□04□□□■□□□□□□□□▼▼□□□
21□□□〓〓□□□□□※□※※□□□□□□▼▼▼□□□
22■□□□□□□□□※※※※□□□□□□▼▼▼◎▼□□
23■■□□□□□□□□※※※□■□□□□□06▼▼□□□
24※■■□□□□□■□□※※02■■□□□□□□□□□■
09番と10番は同一地点。
12番は未射出。
再び目覚めたときはMSのコクピットの中だった。
そこから見える景色は懐かしくそれでいて辛い記憶のが残る風景。
「また・・・・戻ってきてしまったのか。」
しばらくその景色を眺めていると、
少し離れたところで一筋の光が離れていくのが見えた。
「他の参加者か?」
こちらが動かなかったことで見落としたらしい。
もうすこしこうしていたかったが何の準備もなしに要ると
奇襲にあうので、とりあえずMSのマニュアルを確認する。
「・・・・・ぺズ・バタラ・・・・・」
見たことも聞いたことも無いMS。
――――――沈黙―――――――
「まあいいMSには変わり無い。武器はビームアックス・・・・・。」
――――――再び沈黙―――――――
「無いよりマシか・・・・そういえばコンテナも合ったよな。」
コンテナを空けるもビームダガーが四本入っているだけだった。
「ふ――っとりあえず移動するか飛び道具ぐらい欲しいな。」
地図を見行き先を決める。
(戦場跡か・・・コロニーか武装の強化を優先するか)
【行動:機体確認(-1)、戦場跡へ移動(-3)】
【残り行動値:0】
【位置:T-11】
【機体状況:良好】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームダガー×4本】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 十字架 聖書】
【行動方針:武器調達】
【同盟:なし】
>56
さらに訂正。
「12番は未射出」の一行は削除です。
「・・・なんで、僕がこんな目に・・・。」
青年は呟きながら、家族写真を見つめる。
親父、母、姉・・・。その真中で軍服に身を包んだ僕・・・。
今となってはこの写真が、唯一の心の支えとなってしまった。
「けど、ここでこうしていても始まらない。ええと、僕の機体はと・・・。」
起動画面に表示されるMS-18E ケンプファー≠フ文字。
「18・・・?それにこの形状、間違いない、グラナダに一機あった奴だ。
たしか、サイド6に回されたはず・・・。二機もあったのなんて・・・。」
基地周辺で従事することの多かった僕は、色々な機体を見てきた。
ブラウ・ブロ、ザクUR−2A、アクト・ザク・・・。これらはほんの一部である。
それだけではない。一度、キマイラ隊と模擬戦を組まされた事もあったのだ。
こちらの機体はザクT、結果は想像にお任せする。
「武器は・・・、カメラ・ガンか。これは使えそうだ。さて、早速・・・。」
馴れた手つきでシャッターを切る。
「え、と・・・。何か無いかな?あ、あれはMSかな?破壊されてるみたいだ・・・。
怪しげな物はないみたいだ・・・。行ってみよう。」
モニターに映ったのは、どうやら戦場跡のようだ。(X−4)
いつもの感覚でペダルを踏む。
「う、うあああぁ〜〜!!」
急激な加速に思わず悲鳴を上げた。やはり、旧ザクと同じとはいかないようだ・・・。
【行動:y−5→x−4(−2)】
【位置:x−4】【残り行動値:2p】
【機体状況:通常】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン】
【所持品:拳銃 家族写真】
【行動方針:戦場跡へ移動】
【同盟:無】
_| ̄|○
訂正・・・自分がいるところはR−16です・・・。
吊ってきます。
@ 現在の状況 @ (訂正込み)
A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■■■□□□□□■■■■□■■□□□■■■■■□■
02■※■□□□□□□□■■■■■□□□□□□■■■■※
03■□□□11□※□□□□■■□□□□□□□□□■■■■
04□□□▼▼□□□□□■※■□□□□□□□□□■05■■
05□□□□▼▼□□□□■■■■□□□〓〓□□□□□□■
06■□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□■□□□□ □:開かれた空間
07※■■□09□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□ ■:暗礁空域
08■※※■□□□□□〓〓□□□□□■□□□※※□□□□ ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□□□□□□□□□※□※□□■■ 〓:コロニー
10■12■■■□□□□□□□□■□□□□※※※※※□□■ ▼:小惑星基地
11■□■■■■□□■□03■□■■□□□□07※※□□■■
12■■■■■□□□□□□■■■■■■□□□※□□■■■ ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□□※□■■■□■□■■□□□□□■□■ ×:侵入禁止予告区域
14■■□■□□□▼□□□■※■□■□□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□□08□□□□■■※■■
16■□■13□□□□□□□□□□□□□01□□※□□■■■
17□□■□□□□□□□□■■■□□□□〓〓□□□□□■
18※□□□□□□□□□■■■□□□□□□□□□□□□□
19□□□□□□■□□□□■■■■□□□□□□□▼□□□
20□□□□□□□□04□□□■□□□□□□□□▼▼□□□
21□□□〓〓□□□□□※□※※□□□□□□▼▼▼□□□
22■□□□□□□□□※※※※□□□□□□▼▼▼◎▼□□
23■■□□□□□□□□※※※□■□□□□□06▼▼□□□
24※■■□□□□□■□□※※02■■□□□□□□□□□■
09番と10番は同一地点。
「・・・ひいぃぃ、エライ目にあった。こりゃ、しばらく慣れそうもないな・・・。」
とりあえず戦場跡へ到着した。
小規模なMS戦の跡らしく、艦船や目立った機体はない・・・。
だが、僕にとってはなかなか興味深い所であった。
「ザク、ゲルググ、ジム・・・?でも、ちょっと違うような・・・。」
彼が指したのは、ハイザック、ガルバルディβ、ネモの三機種である。
解からないのも無理はない、彼にとっては未来のMSなのだから。
「へぇ〜、ちゃんと画面に機名が出る。・・・でも、こんなMS知らないよ?
まあ、いいか。武器か何かないかな?形状が変だけど、これはビームライフルか。
でも、この機体じゃビーム兵器は無理か・・・。あ、こっちはザクマシンガンだ。
うん、これがいいや、扱いなれてるし。でも、やっぱり形がおかしい。ま、別にいいか。」
ハイザックからザクマシンガン改を頂戴した。
【行動:探索(−1)武器調達(−1)】
【位置:x−4】【残り行動値:0p】
【機体状況:通常】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン ザクマシンガン改(予備弾装1)】
【所持品:拳銃 家族写真】
【行動方針:戦場跡を探索】
【同盟:無】
目を覚ますと何かの機体のコックピットの中だった。
頭痛と吐き気をこらえながら機体のシステムチェックを行う。
どうやら問題は無いようだ。
それから持ってきたアンプルを摂取する。
体に悪寒と熱が交互に襲い、頭の中は不快感と爽快感が入り混じる。
しばらくするとその症状はおさまり、それとともに頭痛も消えた。
これは施設で毎日定期的に投与されていた薬・・俺は重度の麻薬中毒者だ。
これ無しでは俺は生きていけない。
どうしてこうなったかはどうでも良かった。
1週間前・・・施設でいろいろ計測装置をつけられて模擬戦闘をやっていた。
1ヶ月前もそんなことをやっていたはずだ、1年前のことはもう記憶に無い。
どうせ同じようなことをしていただろう。思い出しても不快なだけだ。
今の状態は・・・この首輪さえ無ければ悪くは無い。
私達は殺し合いをする
私達は殺し合いをする
私達を殺し合いをする
殺し合いをしろか。いいだろう。そのために俺は存在するのだから。
とりあえず、機体の試運転をしてみるか。
周辺にはいろいろな物が浮かんでいる。
それを避けながら機体の特徴を体に叩き込む。
相対速度の関係上激突したら一瞬の内に死に至る残骸の中を駆け抜ける。
なんともいえない気分だ。なかなかの機体のようだ。
機体の性能を確認したので、次はもらった装置を取り付けるために進路を小惑星基地に向ける。
薬を使い果たす前に全てを運ばなくては・・・
【行動:行動内容 機体のシステムチェックと薬の摂取(−1)、B10→B7(−3)
【位置:B7】【残り行動値:残り0p】
【機体状況:問題なし】
【武装:大型メガ粒子砲、4連装ミサイルランチャー×2、 クロー×2、ビームシールド発生装置(非装備)】
【所持品:持ち物 レーション アッパー系の麻薬(4日分) 携帯ゲーム機 小説 LD 】
【行動方針:E4にある小惑星基地へ、参加者にあったら攻撃】
【同盟:無し】
勘弁して欲しい。今度はMSで辺りも解らない場所に放り出された。
辺りを見回し、機体を確認してみる。
少し速度が速いが行けそうだ。
「はぁ……やるしか、ないわよね」
私は目を近くに浮かぶ要塞跡へ向けると、そこへ向けて加速していった。
まずは装備を整え、あわよくば篭城か、生活か…
何を集めるか、何をどうするか。
まずは約に立ちそうな物。これは物色しながら考えましょう。
じゃあ私の行動は?
生き残りたいけど、他人を殺すのも後味悪いでしょう?
かと言って殺さないと生き残れない…
なら、仲間でも集めて生き残る方法考えるのも、悪くないんじゃない?
【行動:E−4へ移動(−1)探索開始(−1)】
【残り行動値:2P】
【位置:E−03】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2】
【所持品:工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本】
【行動方針:生き残れ。可能なら平和的にね。】
【同盟:なし】
訂正
【行動:行動内容 機体のシステムチェックと薬の摂取(−1)、B10→B7(−3)
【位置:B7】【残り行動値:残り0p】
【機体状況:問題なし】
【武装:大型メガ粒子砲、4連装ミサイルランチャー×2、 クロー×2、ビームシールド発生装置(非装備)】
【所持品:持ち物 レーション アッパー系の麻薬(4日分) 携帯ゲーム機 小説 LD,ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本】
【行動方針:E4にある小惑星基地へ、参加者にあったら攻撃】
【同盟:無し】
特にやる事も無いので寝る事にした。
それが一番消耗が少ない手である。
自動操縦にすれば勝手に目的地には到着する上に
こいつは偵察機だ。何かがいれば勝手に教えてくれる。
だからこそ、寝れる。
これは余裕だ。
【行動:移動 P22へ(4)】
【位置:P22】【残り行動値:0】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 壊れた懐中時計】
【行動方針:食料と整備士の調達】
【同盟:無し】
「うぎゃっ・・・」
――飛び散る鮮血。
何かが掛かり、それによって私は目が覚めた。
(・・・ん、何?・・・ってコレって、・・・血。)
――――3秒経過(;´∀`)
(いやぁぁぁーーー!!何何なにコレェ!?えっ、えぇぇeee=,;gny/#@;(・ω・`;=;´・ω・)?)
思わず叫ぼうとしたけど、あまりにも異常な事態に声は出ていなかった。
そして一人、髑髏を手にして黙々と話している女性がいた。
―――説明が終わった。
とりあえずわかった事は、『生き残る』事。そのためには他の参加者を殺す・・・。
そして、私くらいじゃこの女性には到底かなわないという事。
・・・なぜなら彼女のもつ髑髏からはとてつもなく強力な御霊を感じた。そしてその御霊は彼女を守っている。
―――かなわない。
そう思ったとき、私は泣きながら目の前に差し出された紙に筆を走らせていた。
>>23へ
プログラム開始から数時間。
変わり映えのしない景色を眺め続けるのにも飽き始めた頃、ようやく辺りの様子が一変した。
そこかしこに浮かぶ、無数のデブリ。
それらは大破したMSの残骸であったり、或いは沈められた巡洋艦の成れの果てであったり。
ジャンク屋ならば歓喜の声を上げるであろう光景が、愁林の眼前に広がっていた。
「……易々と探し出せるとは思ってもいないけど……」
彼女の乗るVガンダムは、MS開発初期から中期にかけての主流であった18m級MSとは異なり、約15mの小型MSである。
その為、マニピュレーターのサイズに合う手持ち武器を探し出すのは、容易な事では無い。
だが、今のままでは火力の心許無さが気になり過ぎるのだ。
小さく嘆息し、愁林は首から下げたロザリオを両手で握り締めた。
「マリア様、どうか御加護を……」
祈りの言葉を聖母に捧げ、彼女は暫し目を閉じたのだった―――
【行動:移動(-4)】【位置:K-11→I-13】【残り行動値:0p】
【機体状況:損傷なし(プチモビ入りコンテナ運搬中につき右腕使用不可)】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、ビームシールド×2】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:装備の充実、機体への適応】
【同盟:特になし】
「……えっと…そろそろ…まがらなきゃ…っ!」
(ゆっくりと曲がろうとして…反応がよすぎてその場で3周ほど回ることとなる。)
「……………反応良過ぎ…コレ…。…とりあえず…」
(そのまま足を放す。…何とか目的の方向には向かっているが…。)
「………把握できる事を把握しないと…。」
(そのまま、荷物などの確認に移り出す。)
【行動:移動(4P)】
【位置:I20→I16】
【残り行動値:残り0p】
【機体状況:万全】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:バックと毒薬セット。】
【行動方針:状況を整える+頼れる女性探し】
【同盟:なし】
あれから数時間、リオンはどうにか落ち着いた。
流れた涙をハンカチで拭き、鼻水をティッシュで優しく包む。
そして、エリザのリボンをその男にしては長い髪の毛に括り、
ヘルメットを上からかぶる。
これから何をやるべきかわからず、一先ず自機のデータを見る。
「MSN-02……ジオング……か、聞いたことないけど、
形式番号から見るとジオンのMSなのかな?ジオンって文字も入っているし。」
ジェネレータ出力、スラスター推力、その他もろもろを調べている時、
ふと気づいた。
「この機体、足がないのか?」
宇宙空間において脚部は必要ない、偉い人にはそれがわからないという。
大して偉くないリオンは、
「まぁ、なければないでいいとしよう」
と、本当にどうでもいいような感じでそれを流した。
しばらく調べていると脱出ポッドがついていることや、
メガ粒子砲を兼ね揃えていることがわかった。
一年戦争時のMSにしては他の機体とは段違いに凄い事がわかる。
「……でも、サイコミュって……
なになに?サイコミュとはニュータイプの脳波に………読めないな。
とにかく、超能力があればびよよよ〜んと腕が伸びるって考えればいいのかな?」
そう勝手に解釈すると、リオンは目をつぶり、念じ始めた、
「のび〜ろ〜!のび〜ろ〜!腕のび〜ろ〜!!」
………
……
…
「駄目だ、全然伸びないや……ん?」
ようやく気づいた。
同じエリアにいる機体、ギラ・ドーガの存在に。
「あ、あわあわ……ざ、ざく……?
……?それなら味方……?……じゃないよね?
???……あれ?……???」
肉眼で確認できるほど近くにはいない。
しかし、だからといって安心している場合でもない。
何をするべきか悩んだリオンがした行動は……
「よしよし、これで……よし、と!」
先ほど自機のデータを見たときついでに確認した自分の支給武器、
コンテナ爆弾をジオングの背部に一つ置いたのである。
自分の射撃センスに自信は無いが、
四つの的のどれかに当てられないほどの酷い腕前とも思っていない。
しばらくは人と争いたくないリオンは、いざという時の為に保険をかけたのだ。
【行動:トラップ設置(-1P) 機体を調べる(-1)】
【位置:E-7】【残り行動値:2P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ】
【行動方針:基本的には友好に対処していこうと。】
【同盟:なし】
息苦しさに目を開ける――。
よくわからないが殺し合いをすると説明されてからまた眠らされていたようだ。
だけど目の前で人をいきなり殺されて説明なんか耳に入らない、ただ呆然としてただけだ。
「今度はどこだ?」
機械が並ぶ薄暗い狭い空間の椅子に座っていた。
首に手をやる――首輪。
どうやら息苦しさの正体はコレのようだ。
「くそっ…取れねェ……」
押しても引っ張っても取り外せない。
とりあえず荷物は――あった。
ブランデーを入れた携帯ボトルに煙草5箱とライター。
ん?ディパック?コッペパン2つ?水2リットル2本?
それにこれは……ノーマルスーツ?こんなもん持ってなかったぞ。
「殺し合いのための支給品ってことか?どうせならナイフとか銃とかよこせよ」
これだけか?それで一般人に殺し合いやれって?
もしかして一般人は俺だけで後はみんな兵士とか?
……わけわかんねェ。
それにこの状況はどう考えてもヤバイ状況だ。
「殺し合いをする…ってか」
どんな状況だよそれは。新手のドッキリか?
しかもこの狭い部屋はなんだよ。
機械?ボタンやレバーがいっぱい……
押してみる。
ウィ――ン
駆動音が聞こえる。
電気がついた…ここは何かのコクピットか?
正面のモニターも表示される。
「これはMSなのか…!?」
表示されたのは俺が今乗っている機械の情報。
『RGM-89 ジェガン』
知るかよそんな事。それにこれはマニュアル?
「このMSに乗って殺し合いをしろっていうのかよ…」
オイオイ…そんな簡単なものじゃないだろ。
何考えてやがるんだ。
よく分からないがとりあえずMS――ジェガンと言うらしい――をマニュアルを見ながら動かしてみる。
【行動:状況理解(-0p)】
【位置:U-23】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:正常】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草5箱、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2リットル2本、ノーマルスーツ】
【行動方針:なし】【同盟:なし】
(…反応が…無いな…。)
通信は範囲に入っているので聞こえているはずだ。
開けた空間なのでミノフスキー粒子の影響も少ない。
(接近してみるか。それと…。)
ディスクを取り出し、読み込ませる。
(組み込みはこのままでは容量の関係上難しいが…、
メインと自我システムの再構築ぐらいは出来るか…?)
[───ッピ]
「ERROR」の文字がモニターに表示される。
(矢張り容量不足か…。本格的な装置かなんかが必要だな…。
どっちにしてもここは反応を待つほか無いか。)
気が付いたときには通信相手と同エリアまで到着していた。
【行動:Q−15へ移動(−1)ディスクのチェック(−1)】
【残り行動値:2p】
【位置:Q−15】
【機体状況:08番との通信回線開きっぱなし】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディスク ディパック コッペパン2つ 水2g入り2本】
【行動方針:ある目的達成 仲間を増やす ディスクの一部改造
武器調達 ザンネックベースの改造】
【同盟:なし(08番ヨーコ=クロサキの反応待ち)】
「さて、武器は入手っと。後は食料かな。えーと、調達できそうな所はと・・・。」
右手のサブモニターにマップを表示させる。
「S-5のコロニーか、よし、行ってみよう。最初の加速に気をつけないと・・・。」
コロニーへ向かう事にした。
【行動:移動(−4)】
【位置:U−5】【残り行動値:0p】
【機体状況:通常】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン ザクマシンガン改(予備弾装1)】
【所持品:拳銃 家族写真、コッペパン2つ、水2リットル入り2本】
【行動方針:コロニーへ移動、食料の調達】
【同盟:無】
(戦場跡。予想はしていたがこれほどとわな。)
目的地に着くなりいような光景を目にする。
無数に散らばるMSや戦艦の残骸。しかしそれ異常に驚いたのは
機体の種類、どう見てもおかしい”意図的に集められた”そんな感じだった。
だがそれはそれで幸いだった。このMSに合う武器を見つけるのにそう時間は
掛からなかった。というより俺と同じMSの残骸を発見してしまった。
(幸先悪りー。(´・ω・`)ショボーン)
とりあえずその手に持っていたビームライフルを取る。
「これ以上今は持てないな。これぐらいにしてコロニーでも向かうか。」
ここには出来るだけ長居はしたくなかったので、すぐにこの場を立ち去った。
「魂の安息を・・・・・。」
【行動:武器回収(-1)、近くのコロニーへ移動T-11→T-12→T-13→T-14(-3)】
【残り行動値:0】
【位置:T-14】
【機体状況:良好】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 十字架 聖書】
【行動方針:武器調達】
【同盟:なし】
ゆっくりと、要塞表面へ近づき、足を付ける。
見たところ損傷は少ないように見えるという事は……老朽化が進んで廃棄したかな?
侵入できそうな出入り口は全て空きっぱなしになっている。
それじゃ、誰もいないだろうけどお邪魔するわよ。
(MSデッキから中に侵入、着地してコクピットハッチを開く)
さぁて、ここからは推進剤の節約の為にも、歩いていこうかしら。
(歩いていくと、パネルの備え付けられた壁に近づいてGMの膝を折った。
適当にパネルを操作し、情報を確認する。)
「ラッキィ!」
大丈夫、ロックは掛かってないわね。
なら簡単な事。データをコピーしておきましょうか。
(ノートPCと回線を繋いで、基地の地図等の基本的なデータを次々と引き出す)
オーケイ、これで基本的な事は解った。
次はコントロールルームね。
こんな端末パネルから得られる情報なんて、たかが知れてるもの。
(MSを再び歩かせ、地図に従って中を動いていく。
やがて……彼女はMSで移動できる限界まで動いた。
これ以上先はMSには侵入できそうに無い)
【行動:情報入手(−1)、移動(−1)】
【残り行動値:0P】
【位置:E−05】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2】
【所持品:工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本】
【行動方針:生き残れ。可能なら平和的にね。とりあえずコントロールルーム抑えましょうか。】
【同盟:なし】
Q-15地点に射出された・・・。
しかしMSの動かし方もわからず、ここがどこかもわからない私は、途方に暮れていた。
「うっ、うっ・・・。私が、私が何したって言うのよ・・・ヒック。」
・・・もとい、泣いていた。
自分でも無理もないと思う。
路上で寝ていたところを拉致され、はじめて見た人の死体。
そして今度は自分がああなるかもしれない・・・。
・・・しかしそんなことよりも一番辛いのはここの霊状態。
悪霊が悪霊を呼び、この辺り一帯を覆っていた。
(ヒヒッ・・・ヒヒヒヒ。)
(シネ、シネシネシネ・・・)
(ィタィヨゥ・・・。ィタィヨゥ。ィィィィイイイイイタアアァァァァィイイィィィィ!!)
あまりにも酷いプレッシャーに、私は嘔吐感からくる嗚咽を繰り返していた。
もはや、私にとってここにい続けること自体が拷問に近い。
そんな私が出した結論。
「逃げなきゃ・・・。逃げなきゃ!!こんな所にずっといたら、私は・・・。」
その先を想像するのはやめた。
ある意味、先ほど切り刻まれた男性より酷いことになると思ったから・・・。
[ピピピッ ピピピッ]
それは突然のコール音だった・・・。
『聞こえているだろうか?こちらは出席番号01番ののシュウジ=アサギだ。
こちらに交戦の意志はない。繰り返すこちらに交戦の意志はない。
で、一つ聞きたいことがあるのだが…。
自分が元いた場所に絶対に戻りたいか?
生き残るとして、帰る場所は絶対に自分が元いた場所がいいか?
もしそうでないのなら協力も出来るが。』
他の参加者からの通信だった。
普通なら殺しあう者同士なわけだが、当の私はそんな考えはどこかに吹き飛んでいた。
(・・・人!?私を・・・助けてくれるの!?)
すぐさま、返信したい・・・と思ったけど、通信機の使い方が良くわからない。
マニュアル片手に、返信方法を探・・・そうと思っていたけど、
どうやらそのまま話すだけでよかったことに気が付くまで時間がかかってしまったらしい。
カメラで確認できるほど機体が近づいていたから・・・。
「あ〜、あ、あ。聞こえ・・・てますか?
私は・・・ヨーコ、と言います。
元にいた場所・・・・・には戻りたい・・・ですけど、戻りたくもない・・・です。
・・・あれ?何を言ってるんでしょうね、私?
と・・・とりあえず、私は戦いたくありません。」
人と出会った嬉しさなのか、昔を思い出した辛さなのか・・・。
どちらにしろ、私は涙をこらえるので精一杯だった。
【行動:色々と感知(-0) 返信(-1)】
【位置:Q-15】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:あまり動かすことができない】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、コッペパン×2、水2g2本】
【行動方針:シュウジとの接触】
【同盟:無し】
『あ〜、あ、あ。聞こえ・・・てますか?
私は・・・ヨーコ、と言います。
元にいた場所・・・・・には戻りたい・・・ですけど、戻りたくもない・・・です。
・・・あれ?何を言ってるんでしょうね、私?
と・・・とりあえず、私は戦いたくありません。』
(っと…返事か。にしても…こんな女の子も参加してるのか…世も末だな。
戻りたいけど戻りたくもない…?気が動転しているのか…無理もないな。
むしろ…なんかやけに異様な感じだな…この辺は。いや、場所が原因なのか?
それとも…。)
機体を接触させて接触回線に切り替える。
「状況が状況だけに気が動転しているのは分かる。
とりあえず落ち着くことだな。狂気に囚われては生き残ることもままならない。
私よりはまだ地獄を見たわけでは…無いだろうからな。
…
…
…
っと…すまない。今のは忘れてくれ。」
(何をやってるんだ…私は。)
「ひとまずここでじっとしているのも危険だ。協力するに当たって色々と話したいこともある。
ここの近くにあるコロニーで私も少し用事があるし、
これからのことを話し合いたいと思うのだが一緒に来るか?
機体を操れないのなら私が牽引する。
幸い私の支給武器は見ての通りMS用の乗り物で移動は楽だからな。」
(なんでこんな者を私は救おうとする?私には他にやるべき事があるはずでは…。
可哀想だったからか?
か弱そうな女の子だったからか?
いや…他に何か別の…。
…
…。)
【行動:ヨーコと接触回線で通信(−0)】
【残り行動値:4p】
【位置:Q−15】
【機体状況:08番との接触回線開きっぱなし】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディスク ディパック コッペパン2つ 水2g入り2本】
【行動方針:ある目的達成 仲間を増やす ディスクの一部改造
武器調達 ザンネックベースの改造】
【同盟:なし?(08番ヨーコ=クロサキの反応待ち)】
『ひとまずここでじっとしているのも危険だ。協力するに当たって色々と話したいこともある。
ここの近くにあるコロニーで私も少し用事があるし、
これからのことを話し合いたいと思うのだが一緒に来るか?
機体を操れないのなら私が牽引する。
幸い私の支給武器は見ての通りMS用の乗り物で移動は楽だからな。』
(よかった・・・。とりあえずこの人はいい人みたい・・・。
確かに、このままここにいるよりはどこかに移動したほうがいいかも・・・。)
「アサギさん・・・でしたよね?
よろしければ・・・お願いします。」
ようやく霊以外の人と会えたためか、私は少しばかり落ち着きを取り戻してきていた・・・。
(・・・確かにいい人かもしれない。
でも・・・、この人から僅かながらだけど感じる、このイヤな感じ・・・。
多分、この人・・・。)
しかしそれは、アサギさんに対しての引っかかりも気づかさせた・・・。
【行動:接触回線(-0)】
【位置:Q-15】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:よくわからない】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、コッペパン×2、水2g2本】
【行動方針:コロニーへ移動】
【同盟:無し?】
zzzzzzzzzzzzz・・・・
【行動:移動 R20へ(4)】
【位置:R20】【残り行動値:0】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 壊れた懐中時計】
【行動方針:食料と整備士の調達】
【同盟:無し】
『アサギさん・・・でしたよね?
よろしければ・・・お願いします。』
「あぁ。よろしくな。
では・・・行くか。衝撃に注意しろ。」
ガズRを引っ張って移動を開始する。
周りから見れば滑稽な様子なんだろうなと思うと苦笑いせずにいられなかった。
【行動:ヨーコと接触回線で通信(−0)
ガズRを引っ張ってQ−16→Q−17→R−17→S−17へ移動】
【残り行動値:2p】
【位置:S−17】
【機体状況:08番との接触回線開きっぱなし・牽引中】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディスク ディパック コッペパン2つ 水2g入り2本】
【行動方針:ある目的達成 仲間を増やす ディスクの一部改造
武器調達 ザンネックベースの改造 コロニーへ移動】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ?】
最早原形を留めていないジャベリンの残骸を押し退け。
大破したクラップ級の外装を引き剥がして中を覗き込み。
不意に流れてきたエビル・Sの頭部を彼方へと蹴り飛ばす。
そんな作業の繰り返しに、いい加減辟易してきた頃。
愁林の目に、少し離れたところを漂う一機のベルガ・ギロスの姿が飛び込んできた。
下半身が見事に吹き飛び、特徴的なシェルフ・ノズルも殆どが欠落してしまっているが―――
「ショットランサーは無事みたいね」
出撃直後に撃破されてしまったのだろうか、調べてみるとヘビーマシンガンの残弾数もそれなりのようだった。
自らに幸運をもたらしてくれた、名も知らぬクロスボーンバンガード兵の冥福を祈るべく、愁林は目を閉じた。
【行動:探索(-1)】【位置:I-13】【残り行動値:3p】
【機体状況:損傷なし(プチモビ入りコンテナ運搬中につき左腕使用不可)】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、ビームシールド×2、
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾77%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:装備の充実、機体への適応】
【同盟:特になし】
……………曲がるのにも手間取る状態で…彼女はI15まで到達する。
「……後…曲がれば…。…でも…さっきみたいになるのは…。」
(そのまま、少し考える。その間も機体は前へ前へと進んでいる。I15の中心辺りに。)
「なら、スラスターを使わずに…。」
(結局もがくような格好になっただけ。そうこうしてる間にI14へ。)
(今度はゆっくり過ぎるほど慎重に、スラスターを吹かす…が、
もともとの機体がかなりの速度の為、無意味なまでに大回りする羽目になる。そして少したって…。)
「………H…14?………無事辿り着けただけ…よかった…。一休みしてから…。
ブレーキはスラスター逆噴射のはず…。」
(とりあえず、小惑星の港の出口辺りに着地。)
「……やっぱり、MS性にあわない…。というより、この機体反応おかしい…。
…少し休んだらいい対処法と射撃武器調達考えないと…。…ある程度修理道具も欲しいし…。」
(そのまま、休憩している様子。)
【行動:移動(3P)】
【位置:I16→I15→I14→H14】
【残り行動値:残り1p】
【機体状況:万全】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:バックと毒薬セット。】
【行動方針:武器+状況を整える+頼れる女性探し】
【同盟:なし】
スペースデプリ地帯を突破した。
残骸をよけながら進むのはいい加減うんざりしていたところだ。
一気に機体を加速させる。目標は小惑星の施設。
他の参加者より早く態勢を整え、その後は・・・・
【行動:行動内容 移動B7→B6→B5→C5→D5(−2)
【位置:D5】【残り行動値:残り2p】
【機体状況:問題なし】
【武装:大型メガ粒子砲、4連装ミサイルランチャー×2、 クロー×2、ビームシールド発生装置(非装備)】
【所持品:持ち物 レーション アッパー系の麻薬(4日分) 携帯ゲーム機 小説 LD 】
【行動方針:小惑星基地でビームシールド発生装置取り付け、参加者にあったら攻撃】
【同盟:無し】
ガシャンガシャンガシャンガシャン―――
ジェガンが歩く度に大きな音が起こる。
緊張感から出た額を流れる汗を手で拭う。
「なるほどなァ…こいつは疲れる…」
マニュアルを見ながらだから当然遅い動きだが一応は歩ける。
今度は肩から指を動かしてみる。
―――なかなかスムーズに動かせる。
「よし、なんとかってとこか……一服、一服」
胸ポケットから煙草を取り出してふと思い直す。
宇宙空間ってことは生きるために必要な酸素は少ない。
しかもコクピットで吸ってたらすぐに酸素がなくなる。
「チッ!煙草を一本吸うのにも気を使わないといけないのかよ」
仕方なくノーマルスーツを着る。
ここはマップで見ると基地だから酸素が残ってる部屋もあるだろう。
煙草を吸わない――という概念はない。
ついでに食料でも探そうとまで考える。
こんな状況に慣れてきているというより開き直ってきている自分にちょっと笑ってしまった。
【行動:動作確認(-0p)探索(-1p)】
【位置:U-23】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:正常】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草5箱、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2リットル2本、ノーマルスーツ】
【行動方針:なし】【同盟:なし】
何事も無く無事コロニーにたどり着く。
重力と空気は残っているがそこには誰も居なかった。
(人が住める環境ではあるが・・・・・。)
人の居ない町並みが墓標ように思えてくる。
その町並みの先にカラフルなMSが見える。
「先客が居たか。」
見たところ武装は無いようだが、その後方に見えるMSにはそれがあった。
(MSが二体・・・・出来れば戦闘は避けたいとなんだけど、
そうも行かないときは仕方ないな。ま、相手の出方を見るか。)
【行動:コロニーへ移動T-14→T-15→T-16→T-17(-3)MS発見(-1)】
【残り行動値:0】
【位置:T-17】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 十字架 聖書】
【行動方針:相手の出方しだいで・・・・】
【同盟:なし】
「…コロニー内部に敵影なし…。
よし、手間を省くために外壁非常用エアロックから侵入するぞ。しっかり掴まってろ。」
外壁にある工事・非常用のエアロックから内部に入る。
すると、そこには完全に無人となった街が広がっていた。
(すごいな…完全に無人だ…。
こんな事も出来るとは…矢張りティーチャーのバックには何か巨大な…。)
コロニー内部の景色を眺めていると、レーダーに反応があった。隣のエリアに他の参加者が侵入したようだ。
「お客さんか…。ヨーコ、少し待っていろ。隣のエリアに入った奴と接触してみる。
無駄な戦闘が避けられればそれに越したことはないからな。」
通信対象を切り替える。
「隣のエリアにいるMS…私は出席番号01番のシュウジ=アサギだ。
こちらには連れの者も両方交戦の意志はない。
願わくばここは生きるための物が満載されたコロニーだ。交戦してコロニーを傷つけるようなことはしたくない。
だからこちらへの攻撃は避けてもらえたい。よろしいだろうか?
あと、そちらにその気があれば、だが協力を要請したい。
今は一人でも多くの仲間が必要だ…。」
【行動:07番 ベルク・クロフォードと通信(−1)】
【残り行動値:1p】
【位置:S−17】
【機体状況:07番 ベルク・クロフォードと通信中】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディスク ディパック コッペパン2つ 水2g入り2本】
【行動方針:ある目的達成 仲間を増やす ディスクの一部改造
武器調達 ザンネックベースの改造 コロニーへ移動】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ?】
せわしなく通信機を動かす者。計器の指針に目を凝らしている者。ぼんやりと書類を整理する者。
各々担当している個所は違うが、宇宙を順調に航行している小型艦の中にあるいつもの光景。
互いの会話の一つも無い艦内では彼らの見る方向は常に一定だ。
ただ…各員は先程から一つの物に共通してだけは同じ動きを見せる。
何処かしらとの通信を終えた通信兵が"また"眼を泳がせた。
整備を終えたばかりであろうメカニックマンが手についた油を拭きつつ同じ方向に視線を落とす。
興味・嘲り・恐れ・同情…。その形は個々に異なる物だが、視線の波が途切れることは無い。
先程から落ち着かない顔をした中年の男に一人の兵士が「少佐…」と話し掛けた。
その声に軽く鼓動を高めつつも中年男は勤めて冷静に言葉を返す。
報告自体は何てこと無い。目的地への時間経過を伝達に来ただけだ。
一拍の間を置いて兵士は続けざまに様々な状況報告をする。上官はただそれを黙って聞く。
と…2人の会話に混じりまた誰かの視線が飛んできた。
上官は苛立ち混じりに振り返るが、視線を送った者はもうわからない。
兵士はお構いなしに報告を続ける。彼らの首についた階級章の形が何処の軍の物かはわからない。
状況の確認だけで報告は終わった。航行に全く支障は無いはずだが上官の顔は依然優れない。
「コイツが…そうですか…?」
まだ傍らにいた兵士が恐る恐る問い掛けた。自分の前にある"モノ"に目を向けながらである。
チラリと彼に向かってめをやるとゆっくりと首を縦に動かす。言葉は発しない。
腕時計を見ながら一息付くと、上官は懐から鍵の束と無針麻酔を取り出した。
それに伴い傍らの兵士も体制を整え、その動きから終始目を離さない。手に持つ小銃にも力がこもる。
少々生じた異例の事態。それがこの2人の緊張の原因であることは艦内の全員がわかっている。
──2人の目の前には椅子に座らされた男がいた。
ヂャラ…。上官は手にした鍵の束を手にし椅子の男へと向かっていく。
「…気をつけてください」
背後から掛けられた声に上官の動きが止まる。この艦に乗ってから一番の緊張が襲ってくる。
今、自分が拘束具を外そうとしている男のことだ。上官は先程より険しい表情を浮かべていた。
唾を一つ飲み込み軽く息を吐く。その言葉の意味は事前に聞いている。
ふと、肩に重いものが圧し掛かってくる錯覚に襲われた。あの話のことが思い出される。
説明会が終り参加者を護送する時の話だ。一人だけ物騒にも拘束具で頑丈に縛られた参加者がいた。
それがこの目の前にいる男アシッド=ミニングリー。理由を求めると拿捕する時に相当に暴れてくれたと言う。
相手との会話の中の「…武装した兵士が4人殺害された」というフレーズが大きく響いてくる。
本部側の人間が殺害されたケース自体が少ない上に、人数に関しては最高級の被害だ。
一通りの説明が終わった後、自分に渡されたのはこの鍵の束と無針麻酔そしてとっておきの切り札。
こんな物を渡されることがこの男への本部の警戒心の表れだ。嫌がおうでもこちらの緊張は増大してしまう。
ガチャン! 大きな音を立てて男を拘束していた拘束具が一つ一つ外れていく。今のところ順調である。
男の方は依然グッスリと眠ったままだ。ふと上官の腕が少し躊躇を見せる。最後の1個なのだ。
これを外してMSに乗せれば任務は終わる。最後の鍵を差込みゆっくりと回すと乾いた音を立て拘束具が外れる。
ドサ…。身構えていた各員の予想に反して男はその場に崩れ落ちた。数人の兵士がそろそろと近づいていくが、
男は身動き一つ見せる事は無い。「いまのうちだ…」上官の指令が飛ぶのと同時に一人の兵士が男の腕をつかむ。
その瞬間、影のような物が動いたのが見えた。
リオンがトラップを設置してから数分、
ギラ・ドーガが接近する気配は無い。
「うーん、おかしいな?
まだ寝てるのかな?」
つまらなそうに溜息をつくと、髪を触ろうとする。
しかし、ヘルメットに阻まれそれが出来ない。
「あ、そうか……」
髪を撫でる行為はリオンの考え事をする時の癖である。
リオンはそれならばと、ヘルメットをコツ、コツと叩き始めた。
「寝てるなら……起こすのもあれだしなぁ……
でも、攻撃するのも気が引けるし……うーん……」
そう言った後、ハッとする。
これは、殺し合い……
義理や情けは自分の首を絞める事になる。
「……エリザ、僕はイヤな男だ。
自分が生き残る為に人を殺そうとしている……
でも、許してくれるよね?」
そう言うと、傍らにあったコンテナのワイヤーをジオングの胴体部分に括る。
そして、設置してあったコンテナを試行錯誤しつつも
マニュピレーターの指に上手く引っ掛け、スラスターを吹かす。
「ぐぎっ……
ちょ、ちょっと強くしすぎた……
ドムなんかとは段違いだ……」
弱める。
その光景に艦の全員が呆気に取られている。自分達は確かに男を包囲していたはずなのだ。
だが、当のその男は一人の兵士の腕を取り盾にする格好で立っている。
薄ら笑いを浮かべた顔が勝ち誇ったように、そして嘲るように艦全体を見渡している。
目で合図を送る上官に動かされ兵士達が自動小銃を構える。今にも発射されようと言うその時…
ゴキ…。「ぅあ"あ"あ"っぁあぁぁ!!」
鈍い音と大きな悲鳴が響き渡った。捕まえられていた兵士の腕が力なく垂れ下がる。
男の顔にはさらに笑みが広がっていく、先程とは違う…楽しんでいるかのような表情。
銃による攻撃は危険と判断した別の兵士が銃器で殴りかかる。男の表情は何も変わらない。
掴んでいた兵士を放り投げると、軽く首を動かす。次に倒れていたのは殴りかかった兵士の方だった。
尚も男の動きは止まらない。また別の兵士を睨みつけると低姿勢で走りより襲い掛かる。
兵士が銃を構えるより早く首元に強烈な力が加わる。大きな嗚咽の後呼吸が遮られていく。
「そこまでだっ!!」
兵士の首を掴んだまま男は声の方へ振替る。上官であった。手には小型のスイッチを持っている。
「おとなしくしろ…その首の爆弾は精度がいいんだ…」
男が目を細め自分の首をさすってみる。手には冷たい金属の感触が伝わってきた。
そこで、何かを思い出したかのように兵士の首から手を離した。大きな咳き込みが何回も続く。
「こいつぁ…悪かったなぁ…」
かすれたような低い声で初めて男が言葉を発した。表情は相変わらず薄ら笑いを浮かべたままだ。
艦内では兵士達の治療が行われている以外は変化も無い、各員は騒動前に行っていた作業を続けている。
その後の男は先の暴れ振りがうって変わり非常におとなしい物だ。整備士等とは談笑までかわしていた。
「ゲームのルールは聞いているだろう…」
相変わらず険しい表情は取れないが上官の声は先程よりは落ち着いてきている。男はノーマルスーツ姿だ。
武装や地域など一通りの説明を終えると上官は足早に奥へと消える。この場にはもういたくないと言う素振りだ。
側にいた整備士と軽く会話を交わすと男はMSに乗り込む。一刻の後モノアイが光を放つ。
「10番の射出確認しました」
通信兵の報告が艦内に伝わった所で空気が柔らんだ。騒動に直接巻き込まれていない人員も息をつく。
次は少しは落ち着いた任務であって欲しいものだ。上官は帽子を深く被りこむ。
レーダーには光点がどんどんと遠ざかっていくのが映りこんでいた。
「よーし……あれだな……」
ギラ・ドーガの近距離まで接近すると、コンテナを投げつけて後退する。
「僕からのプレゼント、味わってくださいね。」
コンテナがギラ・ドーガの近くまで接近すると、
振り向きざまに腕部の粒子砲を発射させる。
「………エリザ………行こう。」
そう言うと、ジオングはコロニーを目指し、G-07へと移動した。
【行動:作業(-1P) 10番アシッド・ミニングリーに攻撃(-1P) G-7に移動(-2P)】
【位置:E-7→F-7→G-7】【残り行動値:0P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ】
【行動方針:殺せる場合は殺して行こうと。】
【同盟:なし】
移動中・・・
「そろそろコロニーが見えてくるはず。
誰か居たらどうしよう?念のため確認するか。」
T-5の位置からカメラガンで確認してみる。
さすがにコロニー内までは解からないが、周辺は至って平穏なようだ。
そのままコロニーの中に入っていった。
「静かだな・・・。人っ子ひとり居ない。」
住居区へ進むが、先ほどから機体が風を切る音以外は何も聞こえない・・・。
「うう、気味が悪いなぁ。でも、考えてみればそうだよな・・・。
でも、ミラーはちゃんと動いているし、廃棄コロニーって訳でも無さそうだ。
じゃあ、住民達はどこへ・・・?」
一人で疑問を呟きながら、目にとまったコンビニの前に着陸した。
「ごめんくださーい・・・。誰もいません、よね?」
小柄な青年は店の中へと入っていった。目指すは弁当コーナーである。
「まだあったかい・・・。始まってから数時間しかたってないしね。
んじゃ、いただきます。」
【行動:移動(−1)コロニー内探索(−1)食事(−1)】
【位置:S−5】【残り行動値:1p】
【機体状況:通常】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン ザクマシンガン改(予備弾装1)】
【所持品:拳銃 家族写真、コッペパン2つ、水2リットル入り2本】
【行動方針:食料の調達、それ以後は未定】
【同盟:無】
足元に空の弁当パックが2つ、空の牛乳ビンが2本転がっていた。
「―――ぷぅ、ごちそうさま。」
青年は手に持った3本目の空き瓶を捨てた。
食事の後には牛乳。これがダグラスの日課である。
成長は止まりつつあるのだが、飲まずには居られないのである。
次は食料の調達である。
「えーと、パンとペットボトル入りの水。後は弁当かな、一日くらいは持つでしょう。
二つ持っていくか。お菓子も少し持っていこうかな。」
早速、コクピットのへ持ち帰った。
「ああ、結構かさばるなぁ。水は1ダース位あったほうが安心なんだけど・・・。
2本が限界か。牛乳も欲しいけどコクピットの中でぶちまけたらやだしなぁ。」
ブツブツと愚痴をこぼしながら食料を調達した。
【行動:食料調達(−1)】
【位置:S−5】【残り行動値:0p】
【機体状況:通常】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン ザクマシンガン改(予備弾装1)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×4 水2リットル入り×4 弁当×2 お菓子少々】
【行動方針:未定】
【同盟:無】
黒後家蜘蛛。
彼女のことを思い出すたび、愁林は何とも言えない奇妙な気持ちになる。
凡そ、真っ当な女性が名乗るには相応しからぬ名前。
英訳すれば、ブラックウィドウ―――即ち、未亡人という意味になる。
無論偽名である事は明白だ。
しかし、彼女の瞳は、さもありなんと思わせるほどに哀しい光を帯びていた。
戦士としての彼女が見せた、凄まじいまでの技量よりも。
MSパイロットとしての彼女が見せた、卓越した操縦技術よりも。
その双眸が放っていた、あの淡い輝きこそが、愁林の心に今も強く残っている。
物思いに耽っていた愁林の耳に、目標宙域に到着した事を知らせるアラーム音が届いた。
「ようやく着い……っ!!」
緊張が走る。
サーマルセンサーが感知したのは、MSのものと思われる熱源反応。
目の前に浮かぶ小惑星基地、その外壁に設けられた宇宙港に、一機のMSが潜んでいるらしい。
プログラム開始より約6時間。
愁林は、死のゲームに於ける他の参加者との、初めての遭遇を果たそうとしていた―――
【行動:移動(-2)】【位置:I-13→H-13→H-14】【残り行動値:1p】
【機体状況:損傷なし(プチモビ入りコンテナ運搬中につき左腕使用不可)】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、ビームシールド×2、
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾77%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:装備の充実、遭遇した参加者(No.04:ユリ=ランブ)への対応】
【同盟:特になし】
…少し休んでいると…センサーに接近する機体の反応があることに気がつく。
「…接近する…機体…?…………。」
(…対策を練ろうと考える。そして…結論は、相手の腕が
わからないとどうしようもないという物。)
「……まず…見ないと…。」
要塞の入り口からMSを覗かせる。…相手からも姿は確認できるだろう。
そこからは…相手はかなり小さく見える…が、彼女のかつての仲間達
以上の機体を、それなりに使いこなしている事はわかるようだ。
「…MSじゃ100%勝てない…。…向こうの姿とか確認して…
それ次第で逃げるか…その他の手とか・・・考えよ…。」
(相手に向け、通信回線を開く。)
「…貴方は…今私と…戦いたい?そうじゃないなら…
私は戦わないで済ませたいけど…。」
(せめてもう少し練習しないと…。相手の機体も私が今まで見たどの
機体よりも強い…。)
【行動:通信(1P)】
【位置:H14】
【残り行動値:残り0p】
【機体状況:万全】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:バックと毒薬セット。】
【行動方針:頼れる女性探し+状況を整える。+相手を探る(今は戦意なし)】
【同盟:なし】
>99
突然入った通信。
少なからぬ驚きと共に、返答を行なうべく言葉を選ぶ愁林。
(女の子……? まさか、そんな……)
自分というケースがあるだけに、既に参加者に男女の双方がいる事は理解していた。
しかし、回線の向こうから聞こえてきた声は、あまりにも若すぎた。
参加者名簿を呼び出し、各参加者の年齢を確認する―――
(私が一番、女性の中では年増なのね……)
どうでも良いことに苦笑しながら、愁林は回線を繋いで返事を返した。
「そうね……今は、貴方と戦うよりも……少し、お喋りを楽しんでみたい気分ね。
付き合ってくれるかしら?」
【行動:返信(-1)】【位置:H-14】【残り行動値:0p】
【機体状況:損傷なし(プチモビ入りコンテナ運搬中につき左腕使用不可)】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、ビームシールド×2、
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾77%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:装備の充実、遭遇した参加者(No.04:ユリ=ランブ)への対応】
【同盟:特になし】
コントロールルームへは簡単に入れたけど、この後どうしようかしら?
まずは制御パネルを起動、まだ生きてるわね。
次々画面が立ち上がっていって、そして最後に操作用の画面が表示される。
よしよし、動きは良好ね。
完璧に無人。なら話はもっと早い。
この程度の制御、どうって事無い。
だって基本的に放置されてたんですもの。
次々と監視カメラを立ち上げ、次いでメイン動力炉を確認する。
あら、この動力炉が壊れて放棄したの……
ならこれは起動中止。
爆発されたらたまらないわ。
「パスワードを設定……と」
次いでパスを設定、制御を完全に掌握。
メイン動力炉が動かないから、サブを起動……
「よし、こっちはいける!」
基地全てを稼動させる必要なんて無い。
ちょっとした篭城と、整備さえできれば無問題。
オーケイ、まずは第一段階突……
「MA反応……機種は、ビグロ?」
どうする?
撃つ? といっても、ねぇ……
待ちなさいよ、忘れたの?
私の目的はまずは仲間を集める事。
用心こそすれ、最初から攻撃する事なんてどうかしてるわ。
(通信パネルを起動し、サブナックへ通信を入れる)
「そこの機体、聞こえますか?」
さぁ、どう反応する?
【行動:制御室へ移動(−1)、制御室起動(−1)、制御掌握(−1)、サブナックへ通信(−1)】
【残り行動値:1P】
【位置:E−05】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2】
【所持品:工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本】
【行動方針:生き残れ。可能なら平和的にね。とりあえずあのビグロはどうしましょうか。】
【同盟:なし】
>100
(…相手も女の人なの…。…今の所嫌な感じもしないし…。…あとは参加者名簿から
年齢検索…年上ね。なら…。)
「…勿論…歓迎です…。後…貴方がもし手を組む事を望まれるなら
大歓迎です…。パイロットとしては三下以下でも、整備だけは自信がありますし…。」
(上手く行くといいな…。)
【行動:通信続き(回線開きっぱなしの為消費0)】
【位置:H14】
【残り行動値:残り4p】
【機体状況:万全】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:バックと毒薬セット。】
【行動方針:頼れる女性探し+状況を整える。+相手と組もうとする】
【同盟:なし】
zzzzzzzzzzzzz・・・・・・・・・
(ピーピー)
「んあぁ・・・。
なんかいるんか。」
電子音に気がついて目を醒ます。
結局コロニーへ向かってから基地へ向かうようにしようと
考え、コロニーへ向かう途中での事。
どうやら先客がいるらしい。
「さて、どうなることやらな。
まぁ。俺は整備士さえ捕まえられればいいんだがな」
そのままコロニーへ近づいてい行った
【行動:移動 R18へ(2) 索敵(1)】
【位置:R18】【残り行動値:1】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 壊れた懐中時計】
【行動方針:食料と整備士の調達】
【同盟:無し】
>>101 ■【訂正】
【残り行動値:1P】
↓
【残り行動値:0P】
「隣のエリアにいるMS…私は出席番号01番のシュウジ=アサギだ。
こちらには連れの者も両方交戦の意志はない。
願わくばここは生きるための物が満載されたコロニーだ。交戦してコロニーを傷つけるようなことはしたくない。
だからこちらへの攻撃は避けてもらえたい。よろしいだろうか?
あと、そちらにその気があれば、だが協力を要請したい。
今は一人でも多くの仲間が必要だ…。」
「俺は出席番号07番ベルク=クロフォードこちらも交戦の意志はない。
コロニー内で暴れる気も無いしな。俺に出来ることなら協力もしよう。
だが合ってすぐ”仲間”というわけにも行かない。一様そっちへ向かう
あんたらの人柄を知ってから決めさせてもらうが。それでいいかな?」
通信を繋いだままMSを移動させる。
【行動:コロニー内を移動T-17→S-17(-1)シュウジ=アサギと通信(-1)】
【残り行動値:2】
【位置:S-17】
【機体状況:移動】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 十字架 聖書】
【行動方針:相手と交渉】
【同盟:なし】
『あぁ。よろしくな。
では・・・行くか。衝撃に注意しろ。』
「・・・へ? あ・・・、ハ、ハイ。」
考え事をしている最中に返事が返ってきた。
すると間もなく機体が細かく振動する。
私の機体はされるがままに腕を掴まれ、すべるように動き出す。
もちろん目的地はコロニーだ。
―――Gが私の体を襲う。
・・・・・・・。
Gに体が慣れてきた頃、私はある考え事をしていた。
私は人と話をするのは苦手だ。
正直、人と接するのが苦手だと言ってもいいし、自認している。
この人にはない力のおかげで、人の本性を垣間見てきた・・・と思っている。
でも・・・なぜ私はこの人に救いを求めたのだろうか・・・。
初めて会った人だから?
状況が状況だったから?
違う。そのどちらでもない。
言うならば、身内に似た親近感。
それが私が少ない時間で彼に感じた印象・・・。
・・・さきほど感じたあのイヤな感じはまだ残っている。
徐々に緩くなる速度とそれに比例して軽くなってゆくG。
・・・どうやらコロニーに着いたらしい。
『…コロニー内部に敵影なし…。
よし、手間を省くために外壁非常用エアロックから侵入するぞ。しっかり掴まってろ。』
「・・・は、はい。」
いつもは滅多に見ることのないコロニーの外部。
しかも、今回は非常用のエアロックから侵入する。
普通の人なら一生に一度あるかないかの体験だ。
「・・・わぁ。」
おもわず口から飛び出した感嘆の声。
目の前一杯に広がる町並み。
まだ人が住んでいるようだ
家々には明かりが灯り、並木道を散歩している人もいる。
『お客さんか…。ヨーコ、少し待っていろ。隣のエリアに入った奴と接触してみる。
無駄な戦闘が避けられればそれに越したことはないからな。』
アサギさんからの通信が入る。
それによって私は今置かれている状況を思い出す。
緊張感が走る。
『お客さん』。少なくとも、本来のお客さんという意味ではない。
案の定、レーダーと思わしき物に新たな反応が!!
アサギさんの機体が前に出て相手に向かっていった。
・・・いつの間にか先ほどまで感じられた悪霊のプレッシャーが消えていた。
【行動:S-17に移動(引っ張られてきたため消費せず) 新たな参加者の発見(-1)】
【位置:S-17】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:よくわからない】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、コッペパン×2、水2g2本】
【行動方針:詳しい状況確認 MS操縦技術の習得】
【同盟:No,01シュウジ=アサギ?】
『俺は出席番号07番ベルク=クロフォードこちらも交戦の意志はない。
コロニー内で暴れる気も無いしな。俺に出来ることなら協力もしよう。
だが合ってすぐ”仲間”というわけにも行かない。一様そっちへ向かう
あんたらの人柄を知ってから決めさせてもらうが。それでいいかな?』
「あぁ、わかった…もう一人も紹介…
[――ッピ]
ふぅ…すまない、もう一人お客さんだ。少し待ってくれ…私が通信する。」
ベルクとの通信回線を維持したまままずヨーコに接触回線を開く
「目の前にいるMSは我々に敵意はなさそうだ。自己紹介でもしておいてくれ。
私は接近してくるもう一体に通信をする。」
そして接近してくるもう一体のMSに通信回線を開く。
(このフレーズを言うのは今日何回目だ?全く…。)
「コロニーに接近中のMS。わたしは参加者の一人、シュウジ=アサギだ。
こちらに戦闘の意志はない。
だからそちらも攻撃は控えてもらえないだろうか?
ここは物資が豊富だから破壊したくない。
そして…
(どうする?このまま仲間を増やし続ければ裏切りの可能性は上がっていく一方だ…
しかし攻撃するなと言っておいて仲間になるなとも言えんな。
…裏切ったときに備えて整備と偽ってOSに欠陥を仕掛ければいいか。
よし…。)
出来ることならば協力を要請する。
その事について直に話がしたいのでこちらまで来てくれないだろうか?」
【行動:07番 ベルク・クロフォードと開きっぱなしで通信(−0)
08番 ヨーコ・クロサキと接触回線で通信(−0)
02番 シュヴァイザー・シュタイナーと通信(−1) 】
【残り行動値:3p】
【位置:S−17】
【機体状況:02番 シュヴァイザー・シュタイナーと通信中】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディスク ディパック コッペパン2つ 水2g入り2本】
【行動方針:一度同盟・交渉中の全員を集めて話をまとめる 】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード?】
>108
(ピーピー)
アラームが鳴る。
どうやら先客から通信が入ったらしい
マメな奴だ。回線を開ける。
「コロニーに接近中のMS。わたしは参加者の一人、シュウジ=アサギだ。
こちらに戦闘の意志はない。
だからそちらも攻撃は控えてもらえないだろうか?
ここは物資が豊富だから破壊したくない。
そして…
出来ることならば協力を要請する。
その事について直に話がしたいのでこちらまで来てくれないだろうか?」
相手の言葉を耳に入れた後に直ぐに通信を送ってやる
「向かう前に一つ聞かせてもらおう。
貴様等の中にMSの整備ができる奴はいるか。
いるんだったら手を組んでやってもいい。」
さて、どうでてくるだろうか。
整備士までも行かなくても多少整備ができるやつなら
本格的な整備士が手に入るまでは生かしておいてもいい。
オマケがついてこようと信用させておけば後ろから撃てばいいだけのこと
その方がこちらの損傷も少なくて済むしな。
それに、それではなくてもだな。
コロニーは広大な宇宙で中で数少ない人の集まる場所、閉鎖された空間。
単純に言えば逃げ場が少ないという訳だ。
そこをそのまま墓標にしてやってもいい。
数々の策略を頭の中でよぎらせる。
すでに、整備士がいないという事を前提に思考が飛び交う。
いや、ただたんに戦いを望んでいるのかもしれない。
寝る以外の必要以外の事を考える必要の無い瞬間を望んでいる。
【行動:01 シュウジ=アサギに通信(1)】
【位置:R18】【残り行動値:0】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 壊れた懐中時計】
【行動方針:食料と整備士の調達】
【同盟:無し】
『向かう前に一つ聞かせてもらおう。
貴様等の中にMSの整備ができる奴はいるか。
いるんだったら手を組んでやってもいい。』
(妙なことを聞…いや、戦闘しかできない奴もいるか。
言葉遣いから言って信用ならないな…。騙し合い…か。)
「一応私はMSの開発者だったので整備は出来る方だ。
OS中心だったがな…一応機体自体も修理と簡単な改造ぐらいは出来る。
これで満足か?
それと…連れには手を出すなよ?
整備士を奴隷のように扱ってた奴の機体が空中分解したって話しを聞いたことがあるからな。」
(最後の話は余計だったか…?まぁいいか。)
【行動:02番 シュヴァイザー・シュタイナーと回線開きっぱなしで通信(−0) 】
【残り行動値:3p】
【位置:S−17】
【機体状況:02番 シュヴァイザー・シュタイナーと通信中】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディスク ディパック コッペパン2つ 水2g入り2本】
【行動方針:一度同盟・交渉中の全員を集めて話をまとめる 】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード?】
「一応私はMSの開発者だったので整備は出来る方だ。
OS中心だったがな…一応機体自体も修理と簡単な改造ぐらいは出来る。
これで満足か?
それと…連れには手を出すなよ?
整備士を奴隷のように扱ってた奴の機体が空中分解したって話しを聞いたことがあるからな。」
相手からの返信がやってくる。
整備ができる奴と早々とめぐり合えたのか。
運がいいやら悪いやら・・・
まぁ。いい。これで思う存分暴れられるということだな。
「OK!OK!十分だ。
それでは、これから向かわせてもらう。
それと、整備士は大切にって言葉はよく分かってる。
裏方がキッチリ仕事しなきゃな、パイロットだってちゃんとした働きなんて
できなねぇさ。
もちろん、仕事できる環境も揃えてやらねぇとな。
整備士は大事にする。これは俺のモットーだ。」
それだけ言って通信を切る。
さて、行くか。
思ってたよりも優秀な奴が手に入れられるかもしれないから
ゴキゲンだな。
【行動:01 シュウジ=アサギに回線開きっぱなしで通信(0)】
【位置:R18】【残り行動値:0】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 壊れた懐中時計】
【行動方針:食料と整備士の調達】
【同盟:無し】
その後、難なくコロニーへと移動したリオンは、
当初の目的通り、J-8コロニーへと到着した。
「ふぃー……さて、それじゃあ中に……」
そこまで言ってようやく気づいた。
「足無いからコロニーの中に入れないじゃんッ!」
【行動:J-8に移動(-4P)】
【位置:G-7→H-7→I-7→J-7→J-8】【残り行動値:0P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ】
【行動方針:殺せる場合は殺して行こうと コロニーの中に入る手段を探す。】
【同盟:なし】
>102
(手を組む……ね)
「……確かに、整備士が側にいてくれるのはありがたいわ。
こちらからお願いしたいくらい」
けれども、と愁林は言葉を続けた。
「出会って間もない相手を、貴方はそう簡単に信じられて?
ましてや、殺し合いをルールとするこの舞台で……ああ、勘違いしないで。
貴方が信用に値しないと言っているんじゃないの。
お互い、見定める時間が必要ではないかしら―――と、つまりはそういう事よ」
そう言って、相手の傍に機体を寄せる。
基地の外壁にVガンダムの両足が接地し、小さな振動がコックピットを軽く揺らした。
「私は葉愁林(イブ・シュウリン)。
先ずはお互い、中立の立場から始めましょう?
そうね、『最初はお友だちから』と言ったところかしらね」
【行動:通信回線継続中(-0)】【位置:H-14】【残り行動値:4p】
【機体状況:損傷なし(プチモビ入りコンテナ運搬中につき左腕使用不可)】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、ビームシールド×2、
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾77%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:装備の充実、遭遇した参加者(No.04:ユリ=ランブ)への対応】
【同盟:特になし】
>113
(話を聞いてから)
「それは…当然ですね。私はユリ…ランブ。元々捨て子で…私を
拾ってくれた…今は亡き首領につけて貰った名前なんです…。
…では、まずお友達からでよろしくお願いします…。」
(残念な様子はなく、まずお友達レベルで一緒にいられそうなことに満足している様子。
振動などにも警戒する様子は全く感じられない。)
「後…ここに来たとなると…武器集めが目的ですよね?…
通信回線は空けたまま…手分けして…探しますか?
一石二鳥ですから…。」
(対応、彼女側からすればもう完全に組んだものといっしょになっている様子。)
【行動:通信続き(回線開きっぱなしの為消費0)】
【位置:H14】
【残り行動値:残り4p】
【機体状況:万全】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:バックと毒薬セット。】
【行動方針:状況を整える+その他】
【同盟:no3イブ・シュウリン(一方的?)】
なんだ?ウルセーナ・・どこだ・・
センサーをチェックするが、辺りには何の反応もない・・
小惑星の中か・・・可能性が高いな。
中に参加者がいては安心してビームシールドの取り付けもできない。
それに呼びかけが目障りだ。とりあえず黙らせるか・・・
メガ粒子砲を選択すると牽制の意味もこめて小惑星に向けて撃ち込んだ。
外壁が一部融解し、また剥離した岩塊が飛び散る。
慌てて飛び出して来い。その時はこの爪で引き裂いてやる。
【行動:索敵(−1)小惑星をメガ粒子砲で砲撃(−1)
【位置:D5】【残り行動値:残り2p】
【機体状況:問題なし】
【武装:大型メガ粒子砲、4連装ミサイルランチャー×2、 クロー×2、ビームシールド発生装置(非装備)】
【所持品:持ち物 レーション アッパー系の麻薬(4日分) 携帯ゲーム機 小説 LD 】
【行動方針:呼びかけてきた者を排除する】
【同盟:無し】
アサギさんはこちらに戻ってくると、通りざまに接触回線で話してきた。
『目の前にいるMSは我々に敵意はなさそうだ。自己紹介でもしておいてくれ。
私は接近してくるもう一体に通信をする。』
(そうね。自己紹介とか・・・そういうのは苦手だけど、
これから先も一緒に戦う仲間になるかもしれ・・・ってもう一体?)
レーダーを見ると、また新たな反応が増えていた。
(・・・どうすればいいんだろうか。)
ろくにMSの操縦もできない私はとてもじゃないが戦力にはなりそうもない。
何をすればいいのかわからない私は、そのまま待ってアサギさんが説得してくれることを祈っていた。
【行動:新たな参加者の発見(-1)】
【位置:S-17】【残り行動値:残り2p】
【機体状況:よくわからない】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、コッペパン×2、水2g2本】
【行動方針:詳しい状況確認 MS操縦技術の習得】
【同盟:No,01シュウジ=アサギ No,07ベルク=クロフォード?】
『OK!OK!十分だ。
それでは、これから向かわせてもらう。
それと、整備士は大切にって言葉はよく分かってる。
裏方がキッチリ仕事しなきゃな、パイロットだってちゃんとした働きなんて
できなねぇさ。
もちろん、仕事できる環境も揃えてやらねぇとな。
整備士は大事にする。これは俺のモットーだ。』
「わかった。ではまたのちほど。」
(ふぅ・・・。とりあえず戦闘のエキスパートも手に入ったと言うことか。
実際の所は我々には必要ないが…)
いつの間にか「我々」と言っていることに気が付く。
(忘れるな…脱出の手伝いはついでだ。私の目的はあくまで…)
通信回線をベルクとヨーコ宛に切り替える。
「とりあえず交渉は成功した。我々に協力してくれるようだ。
相手がこちらに来るまで少し待つとしよう。
ところで…これからの計画を決めるための参考にしたいのだが二人とも何か特技はあるか?
私は…まぁ、簡単に言ってコンピューターの扱いと言ったところか。
それと今接近中のシュヴァイザー…さんは会話の内容からしてMSの操縦のようだな。」
【行動:02番 シュヴァイザー・シュタイナーと回線開きっぱなしで通信(−0)
ヨーコとベルクに通信(−2)】
【残り行動値:1p】
【位置:S−17】
【機体状況:ヨーコ&ベルクと通信中】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディスク ディパック コッペパン2つ 水2g入り2本】
【行動方針:一度同盟・交渉中の全員を集めて話をまとめる 】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード? 02番シュヴァイザー=シュタイナー?】
「……」
この野郎……(゚∀゚#)
でも良いわ。私は心が広いんだから少しぐらい無視してあげなきゃ。
無駄な戦いは損でしかないものね。
さぁてどうしよう。
まずは相手の目的を考えましょうか。
要塞に向った理由は多分私と同じ、まずは体勢を整えようという事でしょうね。
篭城したり隠れ潜むのも意味的には同じ事だし。
次に攻撃の理由。
私の呼びかけを無視して撃ってきたという事は余り友好的では無い。
といっても、私は呼びかけただけ。
意思の表明までは行ってない……
よし、決めた。
焦る事は無い……冷静に冷静に。
落ち着いて一歩づつ歩きましょうよ。
「突然撃つ事は無いんじゃない? ひとまず落ち着いて、話でもしないかしら?
私には、戦う意志は無いわ……」
これでも攻撃されたら、どうしようかしら……
有り得るわよね。
こんな状況だし。
(サングラスをはずし、手前に置きつつ、引き続き呼びかける)
【行動:サブナックへ通信(続きの為消費0)】
【残り行動値:0P】
【位置:E−05】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2】
【所持品:工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本】
【行動方針:生き残れ。可能なら平和的にね。冷静に冷静に……】
【同盟:なし】
「あぁ、わかった…もう一人も紹介…
[――ッピ]
ふぅ…すまない、もう一人お客さんだ。少し待ってくれ…私が通信する。」
(客?もう一人こちらへ来るということか。それにしてもここへ来る奴が
多いな、まあ、皆考えてることはだいたい同じってことか。)
しばらくするとシュウジから通信が来る。
「とりあえず交渉は成功した。我々に協力してくれるようだ。
相手がこちらに来るまで少し待つとしよう。
ところで…これからの計画を決めるための参考にしたいのだが二人とも何か特技はあるか?
私は…まぁ、簡単に言ってコンピューターの扱いと言ったところか。
それと今接近中のシュヴァイザー…さんは会話の内容からしてMSの操縦のようだな。」
(シュヴァイザー・・・・もう一人来る奴か。・・・・・特技?)
返事を返す。
「特に無い・・・・・掃除ぐらいかな?」
【行動:シュウジ=アサギと通信中(-0)】
【残り行動値:2】
【位置:S-17】
【機体状況:通信】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 十字架 聖書】
【行動方針:?】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ?】
>114
「……ええ、確かにその方が効率的ね。
それでは、見つけた物は可能ならば山分け、それができないなら発見者が優先的に獲得できるという事にしましょう。
幾ら軍事基地でも、そうそう簡単に使用可能な武器弾薬が見つかるとは思えないし……」
宇宙港の入り口から内部へと侵入し、開きかけていたハッチを手動で完全に開ける。
MSも通行可能な通路が目の前に幾つも現れたのを確認し、愁林はユリに向かってそう提案した。
【行動:通信回線継続中(-0)ハッチこじ開け(-1)】【位置:H-14】【残り行動値:3p】
【機体状況:損傷なし(プチモビ入りコンテナ運搬中につき左腕使用不可)】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、ビームシールド×2、
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾77%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:装備の充実、軍事基地内探索】
【同盟:特になし(中立:No.04、ユリ=ランブ)】
>120
「そうですね…。…では、行きましょう…。…後、そのままではつかえない物も
ある程度修理の余地がありそうなら持ってきてください…。
道具さえ揃えば直しますから…。では…合流のタイミングは通信で
お願いします。回線は開きっぱなしにしておきますから。」
彼女はその後をスラスターを使わずに歩いていき、通路の中で痕の多く、
そこまで広くない方面に向け歩を進めていき、念入りに探索を開始する…。
【行動:通信続き(回線開きっぱなしの為消費0)+念入りに探索(3P、結果は次レス)】
【位置:H14】
【残り行動値:残り4p】
【機体状況:万全(通信回線は開けっ放し。)】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:バックと毒薬セット。】
【行動方針:装備探索】
【同盟:no3イブ・シュウリン(一方的?)】
あ、残り行動値のー忘れてましたね(汗)
【行動:通信続き(回線開きっぱなしの為消費0)+念入りに探索(3P、結果は次レス)】
【位置:H14】
【残り行動値:残り1p】
【機体状況:万全(通信回線は開けっ放し。)】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2】
【所持品:バックと毒薬セット。】
【行動方針:装備探索】
【同盟:no3イブ・シュウリン(一方的?)】
すみません。
彼は忌々しげに舌を軽く鳴らした。先程から脳を揺さぶっているこの感覚。
常に気を配っていないとたちまちのうちに支配されてしまうだろう。この戦場で"眠る"わけにはいかない。
用心すぎる本部の人間が彼に少々多めに睡眠薬を打ち込んだのが今頃になっても効き続けているのだろう。
気分だけは一時的に晴らすことは出来ても、体の反応は正直なものだ。瞼が落ち首が傾むいていく。
そのつど強烈な自己暗示をかけては見るものの、いつしか彼はそのまま深い眠りに着いてしまった。
鉛の詰まった頭を無理矢理起こしてくれたのは、機体内に響く警告音だった。
まだ完全に開ききらない目でカメラのチェックを行うと、自分の後方それも相当の近距離まで接近されている。
こんな距離まで気づかなかった自分と接近してくる相手に苛立ちをぶつける。だが、これは逆に好機だ。
相手は呑気にこちらに接近しつづける。このまま来ればこちらの手の内に入る。
だが、こちらには腹の立つことに飛び道具が何一つ無い。格闘戦で片をつけるには後少しだ。
(もっと来い…もっと来い…もっとこっちに来い…!)
ふと、相手の動きが止まる。気づかれたのか?ならばこちらから仕掛けてしまう他は無い。
と、ここで初めて相手が何かしら手にしているのに気づいた。四角い形状のソレを詳しく確認し様とすると、
いきなりアップにしたカメラに大写しになる。その物体がコンテナと気づくのにはさほど時間はいらなかった。
ふいにその後ろにいる機体がこちらに向けて腕を上げる。その指先には穴。穴の中には光。
それが自分を狙っているビームと気づくのには時間は掛からなかった。
ビームの命中と共に猛烈な衝撃と光が機体を襲ってくる。思わず叫び声を上げてしまった。
一閃の後再び自分が生きていることを確認すると、荒げる呼吸を無理矢理抑え機体の損傷個所をチェックする。
外装への細かい傷は無数に出来たようだが駆動に関係した部分には問題は無いらしい。
直前のビームを打つ動きに気づいていなかったら直撃を食らっていた。
自分の悪運のよさと相手の爪の甘さに感謝するといったところか。
相手の存在を思い出すと、瞬時にギラ・ドーガの右手に黄色く輝く斧状の武器が展開される。
だが、相手=ジオングはその姿をとうに消しておりレーダーへの痕跡すら引っかからない。
「う"お"お"ぉぉぉぉっっ!!」
途端に近くを漂っていたの残骸が真っ二つにされる。尚も数個の残骸を切り刻み続け、
自分の周りに手頃な獲物がなくなったところでようやくMSの動きは止まった。
腹から搾り出すように息を吐き出すと、その時の光景を思い出し始める。
あの時自分を撃ったのは機体は確か…。おもむろにリストを荒々しく開き『ジオング』という文字を探しだす。
『生徒番号09番 リオン=フライハイ 搭乗機体:MSN-02 ジオング』
獲物を見つけたように目を細めると、今度はカメラを動かし周りの浮遊物の動きを探る。
"道"はすぐに発見できた。あの手の重MSクラスならスラスターの動きが大規模なため、
空間に独特の跡を作ることがあるのだ。昔聞きかじったちょっとした裏技のようなものだ。
「ふざけた真似…しやがって…」
方向を定めると背面のスラスターに火がともる。
機体はそのままゆっくりと相手の残してくれた"道"を辿っていった。
【行動:周辺探索(-1P) 移動(-2P)】
【位置:G-07】【残り行動値:残り1P】
【機体状況:外装への小ダメージ】
【武装:ビームソードアックス 格闘用ロッド】
【所持品:無し】
【行動方針:09番リオン=フライハイを追う?】
【同盟:無し】
そのまま宇宙を走り抜けコロニーへと辿り着く。
コロニーの宇宙港から気にせずそのまま中へ入っていく。
思ったとおり人っ子一人気配はしない。
だが、機能は生きているようだ。
資材搬入用エレベーターを動かしてコロニー内部へ
MSごと入っていく。
そして、コロニー内部へ入り、レーダーを頼りに
先ほど通信を送ってきた奴の所へ進んでいく。
ほどなくして、二機のMSが固まっているのを見つけ
通信を送る。
「シュヴァイザー=シュタイナーだ。
只今到着した。よろしく頼んだ」
画像付き通信を送り、軍隊式の敬礼している姿を相手に送る。
一応、こうやって信用させておかないとな。
【行動:01 移動S17へ(2) シュウジ=アサギ ヨーコ=クロサキ 両名へ通信(2)】
【位置:S17】【残り行動値:0】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 壊れた懐中時計】
【行動方針:食料と整備士の調達】
【同盟:無し】
『とりあえず交渉は成功した。我々に協力してくれるようだ。
相手がこちらに来るまで少し待つとしよう。
ところで…これからの計画を決めるための参考にしたいのだが二人とも何か特技はあるか?
私は…まぁ、簡単に言ってコンピューターの扱いと言ったところか。
それと今接近中のシュヴァイザー…さんは会話の内容からしてMSの操縦のようだな。』
(・・・特技? いきなり本当のこと言ってもいいのかな・・・?
『私は霊感が強いです』なんて言っても・・・。仕方ないよね・・・。)
「特技・・・ですか?」
・・・・・・。
『特に無い・・・・・掃除ぐらいかな?』
ベルクさんからの通信が入ってきた。
私もそれに合わせて返事を返した。
「私も・・・こういうことの特技はあまり・・・。すいません。」
【行動:返信(-1)】
【位置:S-17】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:よくわからない】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、コッペパン×2、水2g2本】
【行動方針:詳しい状況確認 MS操縦技術の習得】
【同盟:No,01シュウジ=アサギ No,02シュヴァイザー=シュタイナー? No,07ベルク=クロフォード?】
人気がない小惑星基地は暗くて不気味だ。
恐怖心からか緊張感からか高揚感からか心臓の音がやけに五月蝿い。
深呼吸して気を落ち着かせる。
そして扉が開いている各部屋を見ていく。
よくわかんない壊れてる大型の機械――
そこらに漂う机や椅子――
まとめて置いてある小型機器やスパナ――
シーツや掛け布団がない数台のベッド――
整備やら作戦やら書いてあるが俺にはさっぱりな書類――
ノーマルスーツを着ている人の死体…うげェ…――
「ろくなモンねェな…」
そう呟いた時、前に扉が開いてない部屋を見つける。
プシュ――
扉を開くと空気の流れる音と空気の流れによる抵抗感が俺を迎える。
急いで扉を閉める。
大丈夫だ、少ないが空気はあるみたいだ。
ノーマルスーツを恐る恐る脱ぐ。
「ふゥ…やっと一服できる」
念の為、周りを見て爆発物がないことを確認する。
胸ポケットから出した煙草にライターで火をつける。
口に咥えて一息吸う。
口から喉へ喉から胸へと一気に流れる煙。
心地よさに少しまどろむ。
「これからどうすっかなァ…」
どうするもこうするもない。
殺し合いをするしかない。
なんで俺が……畜生。
心の中で夢ならとっとと覚めてくれ、ドッキリはもういいからと逃避してみたりする。
だけど悲しい事にコレは現実。
「ん?コレは…」
部屋の中に目線を走らすと小さな箱が一つだけ浮いており、中に何か入ってることに気がついた。
茶色いペーストを固めたスティックが10本ほど並んでる。
見ると箱に文字が書いてある。
「何々……バランス栄養補助食品、食べやすいフルーツ味?」
ああ、コレはアレだなアレ。
食べやすいとか書いてあるけど凄く不味い奴だ。
こんなもんは遭難したとか餓死寸前という緊急事態じゃねェと俺は絶対食べない。
ん?緊急事態?今もじゃねェか。
うわ、ラッキー。大切な食料をゲット。
賞味期限は………はァ?今日っていつだっけ?
コレって500年以上も品質がもつのか?スゲェな。
煙草一本を吸い終わるとMSに戻るべく片手に栄養補助食品が入った箱を持って部屋を出た。
【行動:煙草を吸う(-0p)】
【位置:U-23】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:正常】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と19本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2リットル2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10】
【行動方針:なし】【同盟:なし】
128 :
レイモンド=デリック ◆a/QqKjfHc6 :03/11/27 02:14 ID:CA3cFR0v
見た事も聞いた事もない場所にある教室に似た部屋。
一見すると、ある種の懐かしさを覚えるその部屋で俺はその言葉を…
世間様からすれば、冗談の種にもならないような言葉を紙に書いた。
俺達は殺し合いをする。
俺達は殺し合いをする。
俺達は殺し愛をする。
最後のはちょっとした皮肉だが、これくらいはかまわんだろう。
俺がこれから向かう所は、そんな皮肉など欠片も通じない世界だからだ。
…そう、俺はこれから見も知らない人間と殺し合わねばならない。
机の数だけ生徒(と先生を名乗る女性が言っていた)がいると
すれば、だいたい十五人前後くらいか…?
…まあいいか、宇宙に出てみれば分かる。宇宙に出れば。
全てはそこから、だ……。
「突然撃つ事は無いんじゃない? ひとまず落ち着いて、話でもしないかしら?
私には、戦う意志は無いわ……」
・・・・・プチ#
彼はオーガスタ研究所の分室の強化人間を作るための被献体だった。
そこではMSパイロットに最適な兵士を作るために肉体の改造及び精神の強化についての基礎的な研究が行われていた。
彼は精神強化の為のプランの一つとして恐怖心を持たなくする処置が施されている。
戦場で恐怖は冷静な判断力を奪うため、それを無くすことによって戦闘能力の向上を図るという目的だった。
恐怖心を無くすことには一応成功した。
しかし、その一方で精神が不安定になり自制心を欠くような副作用をもたらし、
戦場で冷静な判断力を持ち続ける兵士を作るという目的は失敗に終わった。
それでもこの結果は強化人間完成のための貴重な資料になった。
こうして実験は終わり彼は用済みとなった。
そして最後の実験と、廃棄処分をかねてこのプログラムに送り込まれたのだ。
このような経緯により彼に今の通信はとても逆効果になった。
自分の思いどうりに行かない状況に彼の乏しい自制心はあっさりレッドゾーンを突破した。
「゚Д゚オラオラオラオラ・・滅殺!!」
【行動:小惑星をメガ粒子砲で砲撃(−1)、小惑星にミサイルを打ち込む(−1)
【位置:D5】【残り行動値:残り2p】
【機体状況:問題なし】
【武装:大型メガ粒子砲、4連装ミサイルランチャー×1、 クロー×2、ビームシールド発生装置(非装備)】
【所持品:持ち物 レーション アッパー系の麻薬(4日分) 携帯ゲーム機 小説 LD 】
【行動方針:呼びかけてきた者を殲滅する、精神状態がヤバイです】
【同盟:無し】
まずベルクから返信が来た。
『特に無い・・・・・掃除ぐらいかな?』
思わず一瞬ガクッとなる。この状況下でそんなこと言ってどうするのか…。
いや、言わせたのは私か。
次にヨーコから返信が来る。
『私も・・・こういうことの特技はあまり・・・。すいません。』
「そうか…いや、いいんだ。ただちょっと聞いてみたかっただけだからな…。」
そう言ったやりとりをしている間にシュヴァイザーが到着したようだ。
『シュヴァイザー=シュタイナーだ。
只今到着した。よろしく頼んだ』
モニターの隅にシュヴァイザーの敬礼している姿が映る。
(ん…?目が?戦争でやられたのか?)
「あぁ…こちらこそよろしく頼む。期待に添えるように一応頑張るつもりだ…。
…
さて…一応全員揃ったところで一度面と向かって話をすべきだろうか…?
全員、一度MSから降りてきてくれないだろうか?
誰かが降りたところを他の奴が狙わないように一斉にだ。
では…。」
そう言うとMSから降り、ヘルメットを脱ぐ。長めの髪が少々鬱陶しい。
ここのところ激務で散髪に行く暇もなかったからな…。
「本当に完全に無人だな…。
しかしやけに寒い…気象制御システムは正常に作動しているはずなのに…。」
【行動:3人に通信(内二人は繋ぎっぱなしの為−1)
【残り行動値:3p】
【位置:S−17】
【機体状況:動力炉は動いたまま】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディスク ディパック コッペパン2つ 水2g入り2本】
【行動方針:一度同盟・交渉中の全員を集めて話をまとめる 】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード? 02番シュヴァイザー=シュタイナー?】
「うーん……よし!」
しばらくコロニー入り口で考え事をしていたリオンだったが、
何かを決心すると、移動をはじめた。
「どうしても、このジオングじゃ入れそうにないや。
それならさ、他の人に入ってもらって必要なものとってもらえばいいんだ。」
そういうと、リオンは南へと進路を向けた。
【行動:J-12に移動(-4P)】
【位置:J-8→J-9→J-10→J-11→J-12】【残り行動値:0P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ】
【行動方針:殺せる場合は殺して行こうと コロニーの中に入る手段を探す。】
【同盟:なし】
>121
その余りに無防備な後姿を見送り、愁林も基地内の探索を開始した。
(目には目を……歯には歯を……血には血を……そして、信頼には信頼を)
背後からショットランサーを撃ち込めば、容易く撃破できただろう。
しかしそれは、義侠に生きた父の娘として、決してやってはならない行為だ。
小さく掲げたロザリオに許しを乞い、彼女は自らを戒めた。
MS数機が楽々通れるような広い通路を、Vガンダムは流れるように進んでいった。
時折壁に手を付き、反動を利用してスラスターの消費を抑えつつ、どんどんと深部に向かう。
やがて、開けた空間が姿を現した。
辺りを漂うジャンクパーツの向こうに見えるのは、大型のハッチ。
備え付けられた各器具からも分かるように、彼女が辿り着いたのは大型艦船用の発進ゲートだったのだ。
「奥に向かうつもりが、外周を回ってただけだったみたいね……まあ、良いわ」
ヘルメットを被ってロックを掛け、機外に出る。
祈りの言葉を囁きながら、浮かんでいた死体からワイヤーガンを拝借し、それを上方目掛けて打ち込んだ。
目指すは管制室。2重扉に入り、内部にエアーが残っているのを確認し、加圧したのち進入する。
無論妨害など有ろう筈も無く、愁林は管制室のコンピューターを起動して基地内の詳細な地図を入手する事に成功した。
【行動:ワイヤーガン入手(-1)、管制室コンピューター起動・掌握(-2)、地図入手(-1)】
【位置:H-14】【残り行動値:0p】
【機体状況:損傷なし(プチモビ入りコンテナ運搬中につき左腕使用不可)】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、ビームシールド×2、
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾77%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:装備の充実、軍事基地内探索】【同盟:特になし(中立:No.04、ユリ=ランブ)】
「そうか…いや、いいんだ。ただちょっと聞いてみたかっただけだからな…。」
シュウジから残念そうな返事が返ってくる。
「さて…一応全員揃ったところで一度面と向かって話をすべきだろうか…?
全員、一度MSから降りてきてくれないだろうか?
誰かが降りたところを他の奴が狙わないように一斉にだ。
では…。」
この言葉と同時に(ではないが)MSから降りた。
肌に感じるコロニーの空気。
窮屈なコクピットから出たときの開放感が心地よい。
「こうして話をするのは始めてだな。
改めて出席番号07番ベルク=クロフォードだ。」
【行動:シュウジ=アサギと通信中(-0)MSから降りる(-1)】
【残り行動値:3】
【位置:S-17】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 十字架 聖書】
【行動方針:自己紹介】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ?】
先日(11/25)、間違えて一回多く行動してしまいました。
本日(11/27)の行動は
>>97一回のみとし、残りの三回は自粛します。
ティーチャ―、他の参加者の皆さん、ややこしくして申し訳ありません。
…探索中…彼女はまず修理用と思われる場所に辿り着く。
「……ここ…もしかして…。」
…そこには修理に使える機材以外にも修理すれば使えそうな武器も
3個ほど眠っていた…。修理は既にそれなりに進んでいる状態の15M級用のビーム
マシンガンが2つと…此方は修理にはそれなりに時間がかかりそうな
ビームライフルが1つ。
「…そこまで時間をかけるわけには行かないから…。…とりあえず基地の
システムを起動…あれ?」
その時丁度、イブ・シュウリン側がコンピューターを起動したようで…
基地のシステムが回りだす。
…じゃあ…早速…工具を拾って…。
(付近の死体からライターを奪い取り点火、火がつく事を確認すると
ライターを放り出し、15M級用ビームマシンガンの修理にとりかかる。)
【行動:修理用らしき部屋にて工具、破損した武器発見(1P) ビームマシンガン修繕開始(3P)】
【位置:H14】
【残り行動値:残り0p】
【機体状況:万全(通信回線は開けっ放し。)】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2
ビームマシンガン×2(2つとも、現在小破損にて現在使用不能)、ビームライフル(中破損にて使用不能。)】
【所持品:バック、毒薬セット、工具一式】
【行動方針:装備の修繕】
【同盟:no3イブ・シュウリン(一方的?)】
『そうか…いや、いいんだ。ただちょっと聞いてみたかっただけだからな…。』
アサギさんからの返信だ。
すると、一機のMSが近づいて、通信回線が開かれた。
『シュヴァイザー=シュタイナーだ。
只今到着した。よろしく頼んだ』
男の人が敬礼をしている映像が目に入った。
その仕草からは敵意を感じさせない。
(…ということは、アサギさん、説得できたんだ。)
とりあえず無事だということを認識し、ホッっと胸をなでおろした。
『さて…一応全員揃ったところで一度面と向かって話をすべきだろうか…?
全員、一度MSから降りてきてくれないだろうか?
誰かが降りたところを他の奴が狙わないように一斉にだ。
では…。』
(…え? そんな、いきなり…。 心の準備が…。)
そんなことを思っているうちにアサギさんと、ベルクさんがMSを降りていたので、
それを確認した私も、「皆も降りているんだから、私も…。」…と、とりあえずMSを降りることにした。
【行動:回線を開く(1) MSを降りる(1)】
【位置:S-17】【残り行動値:残り2p】
【機体状況:よくわからない】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、コッペパン×2、水2g2本】
【行動方針:詳しい状況確認 MS操縦技術の習得】
【同盟:No,01シュウジ=アサギ No,02シュヴァイザー=シュタイナー? No,07ベルク=クロフォード?】
>>129 (攻撃が当たった音と、微震が要塞内に響く)
無視ですか、そうですか。
一先ず隔壁閉鎖、出入り口は全て閉鎖しちゃいましょ。
(キーボードを素早く操作し、予備電源の発電をを効率良く回して全てを閉じる)
さてと……
……この野郎!
『てめぇ下手に出てやりゃあ調子に乗りやがって!
何だ! 女相手に身体一つで話をするのがそんなに怖いんかい!
良いか! 耳の穴かっぽじってよぉく聞け!
私はこの要塞全部抑えてんだ!
そのMAで要塞丸ごと破壊するか!? えぇ!?
無理でしょうに!
何が気にいらないんか知らないけどねぇ!
そうやって考えなしに見っとも無い真似すんじゃないわよ!
解った!?』
ぜぇぜぇ……
あぁ……少し言い過ぎたかしら。
まぁ、良いわ。
オカゲで少しすっきりしたし。
【行動:サブナックへ通信(続きの為消費0)シャッター閉鎖(−1)】
【残り行動値:3P】
【位置:E−05】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2】
【所持品:工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本】
【行動方針:生き残れ。可能なら平和的にね。こんにゃろメ!】
【同盟:なし】
もう一機、MSが向うからノロノロのやってくる。
ノロノロしてるとうことは戦う意思が無いという証拠だろう。
そして、そのMSがこちらに辿り着くと
シュウジ=アサギから再度、通信が入る
「あぁ…こちらこそよろしく頼む。期待に添えるように一応頑張るつもりだ…。
…
さて…一応全員揃ったところで一度面と向かって話をすべきだろうか…?
全員、一度MSから降りてきてくれないだろうか?
誰かが降りたところを他の奴が狙わないように一斉にだ。
では…。」
その言葉を口切に、ショウジ=アサギ。
そして、先ほどやってきたMSのパイロット。
そして、元からいたカズRからも降りてくる。
変な男が一人に、餓鬼の娘が一人。
そして・・・
唐突に思い出した記憶。
別に三人とも馬鹿正直に降りた後に
ビームライフルで撃ち殺してもいい。
だが、それではつまらない。
そして、興味を一度持ってしまった者に対して自分を抑制するのも
また、つまらない。
だから、俺も正直にMSから降りる。
降りて、ノーマルスーツのヘルメットを取り
じろじろと上から下までじっくりと見つめてから、思った事を正直に口にだす。
「ふむ・・・とても四十代。いや、俺と同じ歳には見えないな。
しかし、シュウジ=アサギがこんな優男だったとはな
そして、生きてこんな所にいるとはな。案外、世界は狭いもんだな。」
頭に残る記憶。
犯罪者を輸送中に突如行方不明になった輸送艦。
そのときの輸送中の犯罪者の名前はシュウジ=アサギ。
たまたま、俺と同じ歳だった為に記憶にうっすらと残った名前。
【行動:01 MSから降りる(1)】
【位置:S17】【残り行動値:3】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 壊れた懐中時計】
【行動方針:食料と整備士の調達】
【同盟?:01 ショウジ=アサギ 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ】
まずベルクがMSから降りてきた。20代ぐらいの、髪の毛は黒く、目は青い若い男だった。
『こうして話をするのは始めてだな。
改めて出席番号07番ベルク=クロフォードだ。』
「あぁ。私は…シュウジ=アサギだ。よろしく頼む。」
次にヨーコがMSから降りてくるのが見えた。
シュヴァイザーが来るのが遅い…。まさかかと一瞬ひやりとしたが、今降りてきたようだ。
やはり戦争による物か、左目に傷を負っている。そして、彼の第一声はおかしな物だった。
『ふむ・・・とても四十代。いや、俺と同じ歳には見えないな。
しかし、シュウジ=アサギがこんな優男だったとはな
そして、生きてこんな所にいるとはな。案外、世界は狭いもんだな。』
「…え?いや、わたしは32だが…。
…
…
…。」
ある考えが頭の中をよぎる。
「まさか…
クッ
ククッ
ハハハハハハッ!」
思わず笑いがこみ上げる。こんな事があろうとは…。
「なんと言うことだ…。ティーチャー…タイムスリップだと!?
通りで一回眠らせたわけだ…。
くそぉぉっ!!!」
こんなに叫んだのは久しぶりだった。確か以前は逮捕され、真実を知ったその時だっただろうか…。
【行動:2人と会話。(−0)】
【残り行動値:4p】
【位置:S−17】
【機体状況:動力炉は動いたまま】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディスク ディパック コッペパン2つ 水2g入り2本】
【行動方針:?】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード? 02番シュヴァイザー=シュタイナー?】
宇宙…。そう、ここは宇宙だ。俺は…またここに帰ってきた…。
(いや、正確には帰ってきてしまった、かな?)
ふと頭の中をどうでもいい考えがよぎって、消えた。
俺がこの地点に射出されてから、二時間余りが経過しただろうか。
この暗礁空域で闇に溶け込んでいる間、俺はこの新しい乗機…
『LM111E02 ガンイージ』
この機体のカタログを読みふけっていた。
なにせ、俺がMSに乗るのは随分久しぶりなんでな。
時間があるうちに、しっかりと動かせるようにしなければ…。
俺は改めてカタログを見てみた。……………ふうむ…。
やはりなかなかに良い機体のようだ。全体的なフォルムは、俺が
フロンティアで戦った連邦の機体…ヘビーガン…だったか。
あの機体をなんとなく思い出させるが、性能はこちらの方がかなり良いようだ。
そして面白いのは配給された武器(?)だ。
ABCマント。アンチビーム…えーと…まあ名前はともかく、このマントは
なんと、ビームの直撃を受けても何発かはダメージを受けないらしい。
うん、いいな。数年のブランクがあり、この機体にも慣れていない俺には
もってこいの装備だ。
まあそのかわり、まともに戦える武器がビームサーベルだけになってしまったが
そこはやりようだ。それに、どこかで銃器を拾えるかもしれないしな。
「さて、と。とりあえずどう動くかね」
声に出して言ってはみたものの、それで動き方が決まれば苦労はしない。
視線を外に向けてみる。…この限定された空間の中で、俺の他に十数人の
人間が、生き残るためにそれぞれの方法を模索していることだろう。
チームを組む者、己の力を信じ1人で戦う者。
そして…俺のように迷う者、といったところか。
(とりあえずは武器を探すか…なんだかんだ言っても銃がないのは辛い)
食料の心配もあるが、それは俺特製の蕎麦団子があるうちは大丈夫だろう。
人から美味しいと言われたことは無いが、これが俺の舌には合っている。
マップを見る。
(ここから一番近いポイントは…戦場跡か…もしくは小惑星基地、か)
物がありそうなのは基地だが、それだけに他の人間も寄ってくる可能性が高い。
戦闘になった場合、操縦の感覚が戻っていない俺にはきつい戦闘になるだろう。
まあその時のためにABCマントがあるのだが、やはり無駄に被弾はしたくない。
だいいち、このマントがどれだけビームに耐えれるのかも分からないのだ。
今は極力、戦闘を避ける方向でいかなければ。
(となると、この戦場跡か。うんそうだな、決めた!)
…と、行く所は決まったが、そんなに急いでもしょうがないな。
慣熟訓練を兼ねて、のんびり、そして慎重に行くか。
まだ他の人間は、俺が遅刻してきた事は知らないだろう。
今はこのアドバンテージを活かして、この機体の扱いに少しでも慣れておくさ。
【行動:B-1に移動。(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:C-1→B-1】
【機体状況:異常は無い】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、ABCマント】
【所持品:ディスク ディパック コッペパン2つ 水2g入り2本、シャベル(小)、蕎麦団子4個
蕎麦の種子】
【行動方針:武器を探す】
【同盟:なし】
『・・・・・・
何が気にいらないんか知らないけどねぇ!
そうやって考えなしに見っとも無い真似すんじゃないわよ!
解った!?』
「゚Д゚# ガー!!」
殺す、絶対に、どこだエアロックは?殺す〜撲殺〜
施設への入り口を探し機体を移動させる。
しかし、冷静さを失っている彼には巧妙にカモフラージュされた入り口が見つけられない。
それが彼をさらに苛立たせクローを外壁に何度も叩きつける。
「オラオラオラ!!」
とその時彼をいつもの禁断症状が襲う。
寒気とひどい頭痛と吐き気、おまけに動悸、手足のふるえ。
しまった。時間ぎれか・・
ここでの出来事は研究所の模擬戦闘よりもはるかに高いストレスと興奮を彼に与えていた。
そのために予定よりも早く薬の効果が切れてしまったのだ。
しかしそのお蔭で冷静さを取り戻すと、なんとか機体をクローで小惑星外壁に固定させる。
そして、薬をなんとか摂取する。
そしてしばらく休むことにした。幸いここは岩の陰になって目立たないのでなんとかなるだろう。
【行動:移動D5→D6→E6(−1)、クローで外壁を殴りつける(−1)、
クローで機体を小惑星に固定(−1)、薬の摂取及び休養(−1)
【位置:E6】【残り行動値:残り0p】
【機体状況:問題なし】
【武装:大型メガ粒子砲、4連装ミサイルランチャー×1、 クロー×2、ビームシールド発生装置(非装備)】
【所持品:持ち物 レーション アッパー系の麻薬(3日分) 携帯ゲーム機 小説 LD 】
【行動方針:休養】
【同盟:無し】
「あぁ。私は…シュウジ=アサギだ。よろしく頼む。」
シュウジと改めて挨拶を交わすと残りの二人もMSから降りてきた。
一人は何処にでも居るような少女。
もう一人は額から左頬まで大きな傷跡がある男。
ヨーコ=クロサキとシュヴァイザー=シュタイナー。
シュヴァイザーがシュウジを見ながら唐突に口を開く
『ふむ・・・とても四十代。いや、俺と同じ歳には見えないな。
しかし、シュウジ=アサギがこんな優男だったとはな
そして、生きてこんな所にいるとはな。案外、世界は狭いもんだな。』
(知り合い・・・・・か?)
シュウジは不思議そうな顔で答える。
「…え?いや、わたしは32だが…。
…
…
…。」
(・・・・・・・・?)
「まさか…
クッ
ククッ
ハハハハハハッ!」
突然シュウジが笑い出した。
(気でも狂ったのか?変なモンでも食ったのか?)
「なんと言うことだ…。ティーチャー…タイムスリップだと!?
通りで一回眠らせたわけだ…。
くそぉぉっ!!!」
笑い出したと思ったら次は叫び出していた。
(壊れたか・・・・慰めるべきか?)
「大丈夫か?・・・・状況は呑み込めないが、まずは落ち着け。」
【行動:シュウジ=アサギと会話(-1)】
【残り行動値:3】
【位置:S-17】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 十字架 聖書】
【行動方針:???】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ?】
シュウジ=アサギがこちらの問いかけとも
独り言とも言えるような言葉に反応して返答してくる
「…え?いや、わたしは32だが…。
…
…
…。」
考え事をしているようで暫しの間が空き、そして
「まさか…
クッ
ククッ
ハハハハハハッ!」
大声で突然笑い出す。
「なんと言うことだ…。ティーチャー…タイムスリップだと!?
通りで一回眠らせたわけだ…。
くそぉぉっ!!!」
そして、怒っているのか大声を張り上げて叫ぶ。
その笑いや叫びを聞いて側にいる男が話し掛けている
「大丈夫か?・・・・状況は呑み込めないが、まずは落ち着け。」
俺に向けられた言葉ではないが、その言葉を聞き流し、俺も笑い出す。
「あっはっはっはっはっはっはっはっ。
なかなか面白いところへ俺達は来たようだな。
非常に愉快だ。愉快極まりない。
こんな時には酒が欲しくなるな。
よし、ちょいと拝借してくるか。」
そして、手近なスーパーらしき建物を指差し、
その建物に向かって歩き出した。
【行動:01 スーパーらしき建物へ入る(1)】
【位置:S17】【残り行動値:2】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 壊れた懐中時計】
【行動方針:食料と整備士の調達】
【同盟?:01 ショウジ=アサギ 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ】
暗礁空域の中を、縫うように進む俺のガンイージ。
少々低い速度で飛行しているため、はたから見たらあまり格好良い
飛び方ではないかもしれない。
しかし、大小様々な岩塊がすぐ側を通り過ぎるたびに、俺は背中に
冷たい汗が流れるのを感じていた。
別に岩が怖いとか、そんな初心者みたいな事を言っているのではない。断じて。
機体を動かしてみて初めて分かった事なのだが、
背中のABCマントの影響なのだろうか。スラスターの軌道が不安定になるのだ。
俺はまっすぐに飛ばしているつもりでも、何故か軌道がずれてしまう。
最初はそれに気が付かず、危うく巨大な岩塊に突っ込むところだった。
巡行速度で飛ぼうとしてもそれなのだ。
障害物の無い場所なら、自機の位置が掴みづらくなるがまだいい。
しかし戦闘速度で暗礁空域に飛び込んだら……ああ嫌だ嫌だ、考えたくもない。
ともかくこれでは話にならないから、俺は自分でも溜息が出るような低速で
この不安定な飛行を克服しようとしていた。
(はやいとこ、せめて巡行くらいで飛べるようにならないとな…)
俺は、さっき否定した初心者そのものの気持ちで機体を制御していた。
「えーっと、ここらへんがB-1ポイントになるのか?」
目に入る景色が全く変わらないため判断がつき難いが、
マップは間違い無くB-1ポイントを示していた。
「…ここから南向かえば、B-2の戦場跡か」
俺は機体をその場に止めて、目標とする戦場跡の方向に目を凝らした。
大小多数の岩塊のおかげで見難い事この上ないが、これはB-1に誰かがいた場合、
その目から俺を隠してくれてもいるから文句は言えない。
…どうやらB-1の方向に戦闘の気配はないようだ。
数年のブランクで戦場の勘は鈍っているが、こんな隅っこの戦場跡を
うろつく奴はいないだろう。何となくそんな気がする。うむ。
俺は意を決するとB-2に向かって機体を進めた。
>135
「…一個目…修理は終わった…。」
(一応使えるまでに修復のすんだビームマシンガンを放置し、
次のビームライフルともう片方のビームマシンガンを念入りに見る。)
「………これって…!」
(両方とも足りない部品がある…が、その部品はもう片方の修復していない
武器の方にあったのだ。)
「…こっち…。」
(即座にビームライフルの方の修復を開始する…。)
【行動:ビームマシンガン修繕(1p) ビームライフル修繕開始(2p)状態調査(1p)】
【位置:H14】
【残り行動値:残り0p】
【機体状況:万全(通信回線は開けっ放しだが機体を降りている。)】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2
ビームマシンガン×1(ENパックがない為使用不可)、ビームライフル×1(修繕率41%→65%)】
【所持品:バック、毒薬セット、工具一式】
【行動方針:装備の修繕】
【同盟:no3イブ・シュウリン(一方的?)】
B-2ポイント…。マップの北西に位置する、小規模の戦場跡だ。
しかし俺にとっては、久し振りにこの目で…いや、
この体全体で感じ取る戦場の雰囲気だった。
その戦場跡には見た事もない軍艦が一隻…いや向こうの
原形をとどめていない物も含めると、二隻分の残骸が浮いていた。
俺はその残骸を見つめる。随分と旧式の軍艦のようだ。
少なくともU・C123の時点では存在しない艦である事は分かる。
…いや待て。…たしかCVにいた時に見た古い年鑑の中で見つけたような…。
……そうだ、ムサイ、ムサイだ。あのジオン公国の巡洋艦…。
こんな所でお目にかかる事になるとは、いやはや驚いた。
じゃあ向こうの原形をとどめていないのは、連邦の艦か…。
ムサイの周囲を見ると、数機のMSが漂っていた。
これも旧式だが名前は知っている。ザクが二機と、リックドムが一機。
…それと連邦のジム、だったかが一機。どれももう使い物にはならないだろう。
それでも使える武器くらいはあるかと思い、俺は調べてみた。
見つかったのは、ザクのマシンガンとリックドムのバズーカ。
しかしどちらにも弾は残っていないらしい。
まあ収穫が無い事は覚悟はしていたが、現状を考えるとやはりがっかりした。
「…いくら探したって、無い物は仕方が無い。また慣熟訓練に入るか!」
少し萎えた心を奮い立たせるため大きめの声で言う。
そして俺は漂い続ける残骸達に敬礼をすると、再び暗礁空域に入っていった。
【行動:移動(−2)武器探索(−1)】
【残り行動値:0p】
【位置:B-1→B-2→A-2】
【機体状況:異常は無い】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント】
【所持品:ディパック コッペパン2つ 水2g入り2本、シャベル(小)、
蕎麦団子4個 蕎麦の種子】
【行動方針:武器を探す、慣熟訓練】
【同盟:なし】
148 :
サーティア=クワン ◆Y9kguUm6vs :03/11/28 23:28 ID:pcv96U19
言ってスカッとしたのもつかの間。
「オラオラオラ!!」
うるさいわよ!
そうは思ったが、色々がなりたててたそいつは突然黙って突然吐きそうな声を上げる。
何こいつ。もしかして病気かしら?
『……ねぇ、聞こえてる?
身体の調子悪いなら、中で休ませてやっても良いわよ?
多分、この中なら医務室もあるわ。
多少の医療設備なら用意できると思うけど?』
そう通信を流しつつも、同時に監視カメラをフル稼働してビグロの位置を探ってみた。
見つかると……良いんだけどねぇ。
(監視カメラ、一応判定ID出しました。)
【行動:サブナックへ通信(続きの為消費0)監視カメラ稼動(−1)】
【残り行動値:3P】
【位置:E−05】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2】
【所持品:工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本】
【行動方針:生き残れ。何コイツ?】
【同盟:なし】
私が恐る恐るMSを降り、地に足がついた頃には、
アサギさんを中心にした男性陣3人が集まっていた。
3人はなにやら話をしていた。お互いに自己紹介でもしているんだろうか?
そんな3人に私は近づいて行く。
…一歩歩く度に私の心臓は高鳴ってゆく。
[ドクンッ]
一歩…。
[ドクンッ]
また一歩。
(・・・う〜。 大丈夫かな?
舌・・・噛んだりしないよね・・・。)
私は脳内で何度もシミュレートする。
・・・シミュレートする度に舌は噛む。
(は、初めまして・・・。 ヨーコ=ク・・ロs・・・ボソボソ)
・・・ダメだ。
(初めまして!! ヨーコ=クロシャキです。)
・・・ハァ〜〜。
(初めました!!)
・・・・・なにを?
顔を真っ赤にしながら、頭を手で抑えている・・・。
他人から見ると、『たかが顔合わせなのに・・・。』と、滑稽な姿をしていると思う。
・・・我ながら恥ずかしい。
あれこれ考えている内に男性陣はすぐそこまで来ていた。
(・・・どんな話してるのかな?)
3人の後ろから来た形の私は、聞き耳をたてた。
・・・上目遣いで、さも申し訳なさそうに。
『クッ
ククッ
ハハハハハハッ!』
[ビクゥッ!!]
アサギさんが突然大声で笑い出した。
思わずあとずさる。
『なんと言うことだ…。ティ・・チャ…タ・・・・ム・・・・プだと!?
通・・・で一回眠・・・たわけだ…。
くそぉぉっ!!!』
あまり良くは聞き取れなかったけど、もの凄い叫び声だということはわかった。
・・・なぜ彼はこんなにも怒っているか?
『大丈夫か?・・・・状況は呑み込めないが、まずは落ち着け。』
ベルクさんと思わしき人がアサギさんを諭すように声をかけた。
『あっはっはっはっはっはっはっはっ。
なかなか面白いところへ俺達は来たようだな。
非常に愉快だ。愉快極まりない。
こんな時には酒が欲しくなるな。
よし、ちょいと拝借してくるか。』
そう言ったシュヴァイザーさん(だよね?)がスーパーらしき建物に指を差すと、
一人でつかつかと歩いていった。
「・・・あ、あの〜・・・ベルクさんにアサギさん・・・ですよね?
私、ヨーコ=クロシャキです・・・。」
・・・
・・・
_| ̄|●ヤッチャッタ
【行動:会話(0)】
【位置:S-17】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:よくわからない】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、コッペパン×2、水2g2本】
【行動方針:詳しい状況確認 MS操縦技術の習得 色々と挽回】
【同盟:No,01シュウジ=アサギ No,02シュヴァイザー=シュタイナー? No,07ベルク=クロフォード?】
『大丈夫か?・・・・状況は呑み込めないが、まずは落ち着け。』
(はは…。)
『あっはっはっはっはっはっはっはっ。
なかなか面白いところへ俺達は来たようだな。
非常に愉快だ。愉快極まりない。
こんな時には酒が欲しくなるな。
よし、ちょいと拝借してくるか。』
(はぁ…。)
少し落ち着いたときにはシュヴァイザーはすでにいなかった。
たしか酒がどうとか言ってたか?
「いや…すまない。私としたことが…少し…いや、かなり取り乱した。」
いきなり笑ったり叫んだりしたことを詫びる。
『・・・あ、あの〜・・・ベルクさんにアサギさん・・・ですよね?
私、ヨーコ=クロシャキです・・・。』
「っ!はは…。」
急にヨーコに話しかけられたので思わビクッとする。
「ははは…いや、すまないなさっきは急に叫んだりして。
ちょっとあまりにも現実離れした事に気が付いてな。
順を追って説明しよう。」
私は説明を始めることにした。このプログラムについての一つの仮説を。
スイマセン。追加修正お願いします。
そう言ったシュヴァイザーさん(だよね?)がスーパーらしき建物に指を差すと、
一人でつかつかと歩いていった。
>そのシュヴァイザーさんを背に、これもまた申し訳なさそうに、
>深々と日本式のおじぎをして言った。
「・・・あ、あの〜・・・ベルクさんにアサギさん・・・ですよね?
私、ヨーコ=クロシャキです・・・。」
>151つづき
「さて…どこから話すべきか…。
まず、このプログラムの参加者は大体が拉致されてきたと見ていいだろう。
そして、拉致された直後に眠らされる。
で、気が付いたときには会場にいる。
私がさっき気が付いた仮説というのは眠らされてから会場に行くまでの間のことだ。
もしこの仮説が正しいのなら参加者達のいた年代はバラバラで、
ティーチャー達は何らかの時空移動手段…要するにタイムマシンのような物を使っていると思われる。
要するに…私の考えていた事が殆どパァになったと言うことだ。
で…考えてたことだが…。」
地面にその辺にあった棒で字を書く。その文字というのが…。
[脱出計画]
の四文字だった。
さらに書き足す。
[このことはティーチャーに知られるのは得策ではない。
絶対に口には出すな。このことについて会話するには筆談が一番手軽だと思う]
ちなみに今言ったことは半分真実で半分嘘だ。
脱出計画について考えていたのは本当だが、
私にはこのプログラムに参加した時点で決心した計画がまだもう一つある。
この計画について話す必要はないだろう。彼女らをそれに巻き込む必要は全くないのだから。
【行動:2人と会話。(−0)】
【残り行動値:4p】
【位置:S−17】
【機体状況:動力炉は動いたまま】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディスク ディパック コッペパン2つ 水2g入り2本】
【行動方針:?】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード? 02番シュヴァイザー=シュタイナー?】
栄養補助食品を片手にふらつきながらも戻る。
なんとかジェガンのコクピットに戻った。
「どうする……俺」
ジェガンのコクピットに戻ると意識して抑えていた恐怖が身を襲う。
宇宙は無音で人の気配の欠片もない。
だが俺は今、殺し合いをしている。
怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い――
ビームが考える間もなく俺を塵に変えるかもしれない――
銃を持った奴がコクピットに入ってくるかもしれない――
ノーマルスーツの空気がなくなって死ぬかもしれない――
食料や水が尽きて飢えや脱水症状で死ぬかもしれない――
この奇妙な緊張感に絶えられず発狂するかもしれない――
「馬鹿か…」
落ち着け、落ち着け、落ち着け、落ち着け、落ち着け、落ち着け、落ち着け。
もう28歳だぞ?
ありもしない想像で恐怖を感じる歳じゃない。
いつも気楽に酒と煙草を求めて生きてきた男だろ?
ジェイス=カーライルはそんなことでうじうじ悩む奴じゃない。
そう、俺のキャラクターじゃない。
相手は兵士だ。戦わずしてすむはずがない。
とりあえずみんな殺してでも生き残る――それが目標。
マップを見るとここは一番大きい基地。
いずれ、大勢の人が訪れるだろう。
簡単な細工でもいい、トラップを仕掛けるんだ。
まずは使えるものを探す。
ジェガンに乗ったまま念入りに探索を始める――
【行動:意思決定(-0p)探索(-4p)】
【位置:U-23】【残り行動値:残り0p】
【機体状況:正常】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と19本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2リットル2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10】
【行動方針:生き残る】【同盟:なし】
「…………!!」
H-14、小惑星基地エリアに到着したリオンはレーダーに二つの機影を確認した。
そのままジオングを小惑星基地にある数々の入り口の一つの前に移動した。
モニターには、
[03 イブ=シュウリン Vガンダム]
[04 ユリ=ランブ ゴトラタン]と出ている。
「うーん、聞いたことのないMSだなぁ……
ガンダムっていえば連邦の白い悪魔だけど……」
リオンのいた世界から何年も後のMSなのだから無理もない。
いかに一年戦争時屈指のMS、ジオングといえども苦戦は免れぬだろう。
「……二人一緒、って事は戦闘をしているのか仲間としているのか……
でも、戦闘の様子は無いよね………」
と、いう事は自分も仲間にしてもらえる可能性が高くなる。
そうすれば後はこちらのものである、確実に殺すには絶対の信用が必要。
「………でもまぁ、一先ず様子を見たほうがいいかもね」
そういうと、ジオングを入り口近くより離れ、静かに佇んだ。
【行動:H-14に移動(-4P)】
【位置:H-14】【残り行動値:0P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ】
【行動方針:コロニー内部へ仲間へ行ってもらう 使い捨ての仲間探し】
【同盟:なし】
相変わらず俺はガンイージの操縦に四苦八苦していた。
…違うな。操縦ではなく、軌道の安定だな。
操縦するだけならかなり感覚を取り戻していると思うのだが、如何せん
この不安定な軌道のおかげで、まるで実感が湧かない。
A-2ポイントに移動してからも、俺の文字通り必死の飛行は続く。
この先に起こるであろう戦闘に対応するためには、暗礁空域でも
現役時代に近い動きができなければならない。
そして、ここもいつ侵入禁止になるかわからない。
残念ながら、思っていたよりものんびりしている暇はないようだ。
俺は危険を承知で、巡行速度での飛行を試みていた。
空域の中に漂う大小の岩塊を左右から、そして上下から旋回する。
急発進、急停止、急降下、急上昇、急旋回…………。
身体中の血が逆流し、失神しかねない緊張感。
しかし俺は髪の毛一本まで神経を研ぎ澄まし、襲い来る恐怖と
安定しない軌道に挑み続ける。
岩塊に機体がこする音が、一体何度響いただろか。
もうダメかと思った時が何度あっただろうか。
それでも俺は目を開き、機体を動かす事を止めない。
このプログラムに放り込まれた以上、あるのは生か死か。
ならば、ここで死ぬのなら俺はその程度の運命だったって事だ。
ある意味、その開き直りが逆に精神的な余裕を生み出していたのか。
俺の操縦するガンイージは、いつの間にか岩塊を避けるだけではなくなっていた。
大きな岩塊は避け、小さな岩は左手のビームシールドで弾く、
若しくは右手のビームサーベルで切り裂いていった。
ぶれる軌道は、それを無理にぶれないよう制御しようとするから余計におかしくなる。
軌道がぶれても慌てず、その先の状況を素早く確認し
避けるか、弾くか、切るか、止まるか瞬時に判断、実行する。
そして余裕ができてから立て直せばいい。
久し振りに感じるMSとの一体感。
俺はその感覚に身を任せ、ガンイージを躍動させた。
(巡行での操縦とはいえ、これだけ出来れば大丈夫か…)
暫くして機体を停止させた俺は、ふとそんな事を考えた。
たしかに機体表面には、岩塊による無数のこすったキズがついているようだが
今のところ何の異常も無いように思える。…いや素人判断は危ない。
…どこかで整備ができる人間と接触して見てもらった方がいいか…。
それとも引き続き武器を探しに行くか…。
【行動:移動(−1)慣熟訓練(−1)】
【残り行動値:2p】
【位置:A-2→A-3】
【機体状況:異常は無い…と思う】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント】
【所持品:ディパック コッペパン2つ 水2g入り2本、シャベル(小)、
蕎麦団子4個 蕎麦の種子】
【行動方針:思案中】
【同盟:なし】
「あっはっはっはっはっはっはっはっ。
なかなか面白いところへ俺達は来たようだな。
非常に愉快だ。愉快極まりない。
こんな時には酒が欲しくなるな。
よし、ちょいと拝借してくるか。」
そう言うとシュヴァイザーはスーパーらしき建物の方へ
歩いていった。
(酒だけじゃなく食料も持ってきて欲しいだけどな。)
「いや…すまない。私としたことが…少し…いや、かなり取り乱した。」
シュウジが落ち着きを取り戻し、詫びてくる。
「・・・あ、あの〜・・・ベルクさんにアサギさん・・・ですよね?
私、ヨーコ=クロシャキです・・・。」
気まずそうに後から少女が話し掛けてきた。
「ベルク=クロフォードだ、よろしくな嬢ちゃん。」
「ははは…いや、すまないなさっきは急に叫んだりして。
ちょっとあまりにも現実離れした事に気が付いてな。
順を追って説明しよう。」
シュウジは少女にも謝りながら、さっきの状況を話し始めた。
「さて…どこから話すべきか…。
まず、このプログラムの参加者は大体が拉致されてきたと見ていいだろう。
そして、拉致された直後に眠らされる。
で、気が付いたときには会場にいる。
私がさっき気が付いた仮説というのは眠らされてから会場に行くまでの間のことだ。
もしこの仮説が正しいのなら参加者達のいた年代はバラバラで、
ティーチャー達は何らかの時空移動手段…要するにタイムマシンのような物を使っていると思われる。
要するに…私の考えていた事が殆どパァになったと言うことだ。
で…考えてたことだが…。」
シュウジが地面に棒で字を書く。その文字は。
[脱出計画]だった。
シュウジさらに書き足していき。
[このことはティーチャーに知られるのは得策ではない。
絶対に口には出すな。このことについて会話するには筆談が一番手軽だと思う]
「なるほどな・・・あんたの仮説は間違ってはいないとは思う。
現に戦場跡ではおびただしい数のMSや戦艦が古い物から知らない物まで
存在していたし俺のMSもそれに当てはまる。だが今はそのことを考えるより
あんたの考えてる”それ”についてもうすこし話しやすいところで話さないか?」
そう言うと辺りを見回すとあるところが目に付く。
(教会・・・・か、あそこなら。)
「あの教会でいいか?」
自分も地面に文字を書く。
”あそこなら鉛筆も紙もあるし、ここよりは落ち着けると思うし。”
【行動:シュウジ=アサギ、ヨーコ=クロシャキ?と会話(-1)】
【残り行動値:3】
【位置:S-17】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 十字架 聖書】
【行動方針:教会で話そう】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ?】
スーパーの中へカートを引っ張って入っていく
中には明かりが灯っており、冷蔵機なども作動している為に
なんら普通のスーパーともかわりない。
ただ、変わった点は二つ。
人っ子一人気配が無い。
これはゲームの為にティーチャーに始末されたと見て問題無いだろう
それともう一点は、生鮮食品、まぁ野菜とかだな。それらが腐り始めていること
これにより、始末されたのは遠くはない最近だと分かる。
まぁ。タイムスリップとやらができる馬鹿馬鹿しい奴等にはそんなことは
関係無いだろうな。結局は今起きている結果でしかない。
まずは、酒のコーナーへ行く。
そして雑多にビール缶。それと、日本酒をカートにいれる。
そうそう。ガキもいるんだったらジュースも一緒に入れておくか。
あと、水な。
ついでに、初期目的であった食料の調達もしてしまうか。
日持ちするような食品を適当にカートに突っ込んでいく。
見る間にカートがいっぱいになる。
そして、多少重たくなったカートを引っ張りレジへ癖で向かう。
人がいない事に、レジについてから気が付き、自分の習慣にほくそえむ。
そのまま買い物袋を五枚ほど頂いてからレジを通過して、店の外へ出る。
すると、さっきの三人が集まって何かをしているらしい。
とりあえず、裏から大きな声で呼びかける。
「酒とついでに食料もってきてやったぞ」
今の俺はひどく上機嫌らしい。
心なしか、口元が笑みで吊りあがっているのが自分でも分かった。
【行動:01 食料の調達(1)】
【位置:S17】【残り行動値:2】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 壊れた懐中時計
追加:カートw ビール8缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本 四人分の食料三日分】
【行動方針:食料と整備士の調達】
【同盟?:01 ショウジ=アサギ 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ】
>159
すいません、取得持物の追加。と行動値の修正です(汗
【行動:01 食料の調達(1)】
【位置:S17】【残り行動値:3】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 壊れた懐中時計
追加:カートw ビール8缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本 水2g8本
四人分の食料三日分】
【行動方針:食料と整備士の調達】
【同盟?:01 ショウジ=アサギ 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ】
拾得物で水って書いたのに忘れてた(汗
『なるほどな・・・あんたの仮説は間違ってはいないとは思う。
現に戦場跡ではおびただしい数のMSや戦艦が古い物から知らない物まで
存在していたし俺のMSもそれに当てはまる。だが今はそのことを考えるより
あんたの考えてる”それ”についてもうすこし話しやすいところで話さないか?』
「そうだな…。」
『あの教会でいいか?』
「ん…賛成だ。」
(なぜ教会なのかは謎だが…。)
ベルクが地面に何かを書いている。
”あそこなら鉛筆も紙もあるし、ここよりは落ち着けると思うし。”
それに対してはうなずくだけで返事とした。
『酒とついでに食料もってきてやったぞ』
裏からシュヴァイザーの声がした。なにやらカートに色々な物を乗せている。食料だろうか?
「あぁ…すまない。ありがとう。感謝する。
さて…酒も食料もあることだし、少し落ち着けるところで話をしようか。
ベルクが教会でと言っているのでそこでいいか?私もそこでいい。」
そう言うとカートに乗せてある食料を自分の分ディパックに入れていく。
その途中、忘れていたディスクの存在に気が付いた。
「っと…すまないが先に行っておいてくれないか?
私はちょっと私物として追加しておきたい物があるんだ。
先に行っておいてくれ。」
そう言うと多少重くなったディパックを持ち上げ、まず近くの電気店へ走っていった。
【行動:3人と会話。(−0)電気店へ移動(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:S−17】
【機体状況:動力炉は動いたまま】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディスク ディパック コッペパン2つ 水2g入り4本 ※食料三日分】
【行動方針:ディスクを使用可能状態にする。 教会へ移動】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード? 02番シュヴァイザー=シュタイナー?】
※食料三日分についてはティーチャーからの指示があるまで内容は保留
(管理スレ
>>845参照)
>155
そのまま修理は続き…ビームライフルの修理も時間はかかったが概ね終わりつつあった頃…ゴトラダンのセンサー類が音を立てていた…。
「……音…?」
ゴトラダンに入っていくと…接近機の機体名と相手の名前が判明する。
「…ジオング…確か……私が生まれる前の戦争で使われた旧式のエース機…。」
(そのままMSを起動、治した装備2つを手で持って)
「搭乗者は男…男は無闇に信じるな…。…ただこのままじゃ絶対勝てないし…。
せめてENパックを…。確かあの人射撃武器っぽいのはあの槍しかもってなかったし…
見つけたらあの人にどっちかの武器を渡して…。」
(そのまま、奥に向け移動開始。)
【行動:ビームライフル修繕完了(3p)、ENパック捜索(1P)】
【位置:H14】
【残り行動値:残り0p】
【機体状況:万全】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2
ビームマシンガン×1(ENパックがない為使用不可)、ビームライフル×1(修繕率65%→100%、ただしENパックはない為使用不可)】
【所持品:バック、毒薬セット、工具一式】
【行動方針:ENパック捜索】
【同盟:no3イブ・シュウリン(一方的?)】
[カァァァ・・・](///)
ど、どどど・・・どうしよう・・・。
まちがえたまちがえたまちがえたまちがえたまちがえたまちがえたまちがえたまちがえたまちがえたまちがえたまちがえた
まちがえたまちがえたまちがえたまちがえたまちがえたまちがえたまちがえたまちg・・・
『ベルク=クロフォードだ、よろしくな嬢ちゃん。』
「・・・・・・・ほえ?」
『ははは…いや、すまないなさっきは急に叫んだりして。
ちょっとあまりにも現実離れした事に気が付いてな。
順を追って説明しよう。』
(・・・いや、チョット。 そんなにあっさりされても・・・。)
予想もしていなかった反応に、キョトンとしている私がいた。
(・・・まあ、おかげで変な緊張感を感じずに済んだからよしと思わなきゃね。)
そうこうしているうちに、アサギさんの話は続き、
手ごろな棒を見つけ出したかと思ったら、地面にスラスラと書き始めてゆく・・・。
「・・・だっs!!」
思わず口をふさいだ。別に話しちゃいけないとは言ってなかったけど、そんな空気だったから・・・つい。
まあ、アサギさんは構わずに書き続けていたけど(汗
[このことはティーチャーに知られるのは得策ではない。
絶対に口には出すな。このことについて会話するには筆談が一番手軽だと思う]
(・・・あ、あぶなかった〜(;´∀`))
『なるほどな・・・あんたの仮説は間違ってはいないとは思う。
現に戦場跡ではおびただしい数のMSや戦艦が古い物から知らない物まで
存在していたし俺のMSもそれに当てはまる。だが今はそのことを考えるより
あんたの考えてる”それ”についてもうすこし話しやすいところで話さないか?』
べルクさんは至って冷静だ。
(何を食べればこんな風になれるんだろう・・・?)
皆が真面目に討論している中、私はそんなどうでもいいことを考えていた。
『あの教会でいいか?』
『ん…賛成だ。』
「ぁ・・・ぁの・・・、私、教会はちょ」
『酒とついでに食料もってきてやったぞ』
私の主張は、カートを引いてやってきたシュヴァイザーさんにあっさりかき消された。
・・・嬉しそうな表情がなんだかちょっとムカつく(#´∀`)
『あぁ…すまない。ありがとう。感謝する。
さて…酒も食料もあることだし、少し落ち着けるところで話をしようか。
ベルクが教会でと言っているのでそこでいいか?私もそこでいい。』
(まあみんな文句が無いみたいだからいいかな・・・? 私一人が我慢すればいいんだし。)
『っと…すまないが先に行っておいてくれないか?
私はちょっと私物として追加しておきたい物があるんだ。
先に行っておいてくれ。』
シュヴァイザーさんの運んできたカートを漁っていたアサギさんは何かを思いだしたのか、
そういい残すと、何処かへ走っていった。
(・・・行っちゃった?)
思ったら残った2人とは、まともに話をしていない。
・・・気まずい私は二人とは顔を合わせない様に、カートをじっ・・・と見ていた。
・・・で、気付く。
「・・・シュヴァイザーさん。 ・・・これ、どうやって持ってきたの?」
不思議に思い、カートに指差しながら恐る恐る聞いた。
【行動:会話(0) シュヴァイザーに質問(-1)】
【位置:S-17】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:よくわからない】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、コッペパン×2、水2g2本】
【行動方針:詳しい状況確認 MS操縦技術の習得】
【同盟:No,01シュウジ=アサギ No,02シュヴァイザー=シュタイナー? No,07ベルク=クロフォード?】
「ふぅ…さてと、」
数分後、電気店に着いた。重い荷物を持ってきたので息が切れる。
…私の体力の問題でもあるが。
「まず私用にノートパソコン、
で、アレ用に職場と同程度のスペックのパソコン+メモリー…。
後でジャンク屋にも寄るか。コックピット内にパソコンを持ち込むわけにもいかんし、
メモリーと、制御用ユニットを自作するしかないな。」
そう言うと中に入り、くまなく店内を見て回り、自分に必要になりそうな物を片っ端から取っていく。
しばらくして店内から出てきたときにはとても持って行けそうにない荷物になっていた。
「トラックでも頂くか…。」
店の前に止めてあった軽トラックのドアを開ける。幸運なことにカギは刺しっぱなしだった。
早速荷物を荷台に乗せると、次の目的地へ移動を開始した。
≪続く≫
割り込んじゃってもいいです。例により調子悪いので。(´・ω・`)
「…微妙な気分だな…。」
移動中につぶやく。何が微妙かというと、この状況にすっかり慣れてしまっている自分にだ。
こうやって人のいない町を何とも思わず、トラックやパソコンを平気で持っていく。
もう逮捕されたあの時からどうでも良くなって行ってるような気がするのだ。
「何を考えているんだ…。」
そうこうしている間にジャンク屋に着いた。
「さてと…?なんか嫌な匂いがするな。血の匂いか?」
ノーマルスーツを脱いでみる。案の定下に着ていた制服に血が付いていた。
「あのハロの時の返り血か…。ついでに服も貰っていくか。いつまでも連邦の制服を着ている気もないしな。」
そう言うとジャンク屋内に入り、探索を開始する。
次々と必要になりそうな物を見つける度に、軽トラックに積み込んでいく。
「ふぅ…材料、工具類はこれでいいか…。事務室も見ておくか。」
事務室でおそらく誰かの着替えであろう服と引き出しの中にあった護身用の拳銃をを拝借すると、服を着替えて外に出た。
「さて…これでいいかな?では戻るとするか。」
【行動:電気店探索(−1)ジャンク屋へ移動(−1)ジャンク屋探索(−1)着替え(−0?)】
【残り行動値:0p】
【位置:S−17】
【機体状況:動力炉は動いたまま】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディスク ディパック コッペパン2つ 水2g入り4本 食料三日分 ノートPC PC
メモリー×5 ノーマルスーツ 各種材料、工具類 拳銃 軽トラックw】
【行動方針:ディスクを使用可能状態にする。 教会へ移動】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード? 02番シュヴァイザー=シュタイナー?】
167 :
サブナック ◆DtJPWOeorM :03/11/29 23:35 ID:phzWLBDk
『……ねぇ、聞こえてる?
身体の調子悪いなら、中で休ませてやっても良いわよ?
プチン
薬で過敏になった神経に響いてうるさいので無線機を落とした。
薬のせいか食欲は無いが無理をしてパンを食べた後、溜まった疲労を回復させるために仮眠をとることにした。
【行動:仮眠(−4)
【位置:D5】【残り行動値:残り0p】
【機体状況:問題なし】
【武装:大型メガ粒子砲、4連装ミサイルランチャー×1、 クロー×2、ビームシールド発生装置(非装備)】
【所持品:持ち物 レーション アッパー系の麻薬(3日分) 携帯ゲーム機 小説 LD 】
【行動方針:】
【同盟:無し】
『お待たせしました、今大会初めての定期放送のお時間です。
みなさん、元気に殺し合いしてますか?
多くの人が、MSの操縦訓練や武器の調達に頑張ってるようですね。
早くも『お友達』を見つけたひともいるようです。
けれど、最後まで生き残れるのは一人だけ。
過去にも、同盟を結んでいた相手に殺された生徒は沢山います。
お互い、十分注意して下さい#heats;
それでは、立ち入り禁止区域の予告をします。
『A-12』 『F-20』 『G-11』 『K-01』
『N-18』 『S-03』 『T-16』 『X-21』
以上の8箇所は、間もなく立ち入り禁止になります。
間違って踏み込まないよう、みなさん気をつけて移動しましょう。
今後も、一定時間ごとにこのような定期放送を行います。
みなさん注意して、聞き漏らしのないようにして下さい。
それでは……引き続き、殺し合いをお楽しみ下さい♪』
【行動:定期放送(全体通信)(−2p)】 【残り行動値:∞】
【位置:W-22】
【行動方針:みなさんに殺し合いをしてもらう】
第一章 >167 現在
A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■■■□□□□□■×■■□■■□□□■■■■■□■
02■※■□□□□□□□■■■■■□□□□□□■■■■※
0314□□□□□※□□□□■■□□□□□×□□□■■■■
04□□□▼▼□□□□□■※■□□□□□□□□□■※■■
05□□□□11▼□□□□■■■■□□□〓05□□□□□□■
06■□□□12□□□□■□□□□□□□□□□□■□□□□ □:開かれた空間
07※■■□□□10□□□□□□□■□□□□□□□□□□□ ■:暗礁空域
08■※※■□□□□□〓〓□□□□□■□□□※※□□□□ ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□□□□□□□□□※□※□□■■ 〓:コロニー
10■■■■■□□□□□□□□■□□□□※※※※※□□■ ▼:小惑星基地
11■□■■■■×□■□□■□■■□□□□※※※□□■■
12×■■■■□□□□□□■■■■■■□□□※□□■■■ ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□□□□■■■□■□■■□□□□□■□■ ×:侵入禁止予告区域
14■■□■□□□03□□□■※■□■□□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□□□□□□□■■※■■
16■□■13□□□□□□□□□□□□□□□×※□□■■■
17□□■□□□□□□□□■■■□□□□01〓□□□□□■
18※□□□□□□□□□■■■×□□□□□□□□□□□□
19□□□□□□■□□□□■■■■□□□□□□□▼□□□
20□□□□□×□□□□□□■□□□□□□□□▼▼□□□
21□□□〓〓□□□□□※□※※□□□□□□▼▼▼×□□
22■□□□□□□□□※※※※□□□□□□▼▼▼◎▼□□
23■■□□□□□□□□※※※□■□□□□□06▼▼□□□
24※■■□□□□□■□□※※■■■□□□□□□□□□■
01・02・07・08は同一地点。03・04・09は同一地点。
01番 シュウジ・アサギ (32) 男性 ホビー・ハイザック
02番 シュヴァイザー・シュタイナー (44) 男性 ボリノーク・サマーン
03番 イブ・シュウリン (24) 女性 Vガンダム
04番 ユリ・ランブ (16) 女性 ゴトラタン
05番 ダグラス・ロックウード (17) 男性 ケンプファー
06番 ジェイス・カーライル (28) 男性 ジェガン
07番 ベルク・クロフォード (25) 男性 ペズ・バタラ
08番 ヨーコ・クロサキ (17) 女性 ガズR
09番 リオン・フライハイ (15) 男性 ジオング
10番 アシッド・ミニングリー (29) 男性 ギラ・ドーガ
11番 サーティア・クワン (19) 女性 ジム・ライトアーマー
12番 サブナック・B・アンドラス (17?)男性 ビグロ
13番 ショーン・コネリー (52) 男性 ジャベリン
14番 レイモンド・デリック (31) 男性 ガンイージ
……最初の放送を終えた白衣の女性の下に、一人の兵士がやってきた。
「あの、『ティーチャー』……『上』の方から通信が入ってます」
「ご苦労様。こっちに回して」
微笑で通信兵の労をねぎらうと、手元の端末を操作する彼女。
やがてモニターの中に、中年男性らしきシルエットが浮かび上がる。
「無事、生徒の第一陣14名を投下しました。
問題らしい問題は起きてませんよ」
『……貴様、『バグ』を使ったそうだな?』
女性の報告を無視し、通信の相手は不満そうな声を漏らす。
「無差別殺戮兵器バグに、せめてハロ並みの判断力を与える実験。
懲罰部隊の費用削減を目的とした個人的研究。
……許可は頂いているはずですが?」
『しかし、『参加者』へのアピールに使ってよいとは許可しておらん!』
「あらあら。『ティーチャー』の裁量権の範囲だと思ってたんですが。
それじゃ……私を『爆破』しますか?」
憤る男。余裕の笑みを浮かべる女。
……しばらくの間を置き、男は溜息をつく。
『……この程度のことで、貴様を楽にしてやれるわけあるまい。
今後は、不確実な実験中の技術の投入は、慎重に行うように。
引き続き、『プログラム』の監督に努めろ。以上だ』
一方的に切れる通信。
残された白衣の女は、溜息と共に自分の首元に手を伸ばす。
……参加者たちとは少しデザインの違う、金属製の首輪がはまっている。
「………………」
暗いモニターを前にしたまま、『リーア先生』はじっと何かを考え込んでいる……。
【行動:通信(上層部の人間と会話)(−1p)】 【残り行動値:∞】
【位置:W-22】
【行動方針:みなさんに殺し合いをしてもらう、???】
初の定時放送。アサギは車の中でそれを聞いた。
ラジオをつくかどうか試していたのだが、いきなりそのラジオから音声が流れてきたのだ。
『お待たせしました、今大会初めての定期放送のお時間です。
みなさん、元気に殺し合いしてますか?
多くの人が、MSの操縦訓練や武器の調達に頑張ってるようですね。
早くも『お友達』を見つけたひともいるようです。
けれど、最後まで生き残れるのは一人だけ。
過去にも、同盟を結んでいた相手に殺された生徒は沢山います。
お互い、十分注意して下さい
・
・
・
それでは……引き続き、殺し合いをお楽しみ下さい♪』
「…っぶ!
あ…定期放送か。そんなこともルールで言ってたな…。」
(…やはりこっちの行動は全て筒抜けか。監視カメラの類は設置は流石に全域をカバーするのは無理だろう。
となると…盗聴器か。首輪に仕込むのが一番楽だが…機体という線も捨てきれんな。
いや待て、むしろどうやって電波を飛ばしてる?ここはミノフスキー粒子が大戦時レベルまで散布されてるんだぞ?
うーむ…。)
運転しながら思案を巡らす。教会までは後少しだ。
「ティーチャー…いつの時代の人間なんだ?」
アサギは考えもしなかった。ティーチャーは同じような時代の人間であることを、
そして前回大会の参加者であることを…。
【行動:放送を聞く(−0)教会へ移動(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:S−17】
【機体状況:動力炉は動いたまま】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディスク ディパック コッペパン2つ 水2g入り4本 食料三日分 ノートPC PC
メモリー×5 ノーマルスーツ 各種材料、工具類 拳銃 軽トラックw】
【行動方針:ディスクを使用可能状態にする。 教会へ移動】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード? 02番シュヴァイザー=シュタイナー?】
172 :
サーティア=クワン ◆Y9kguUm6vs :03/11/30 00:43 ID:IN5eENAW
>167
「解ったわ……」
無言の回答、それが答えね。
よくよく解りやすい人で。
オーケイ、やるとなれば容赦はしないわ。
位置は監視カメラで抑えた。
相手が動かない間に殺る。
(ノートPCを操作し、各所の自動砲台を起動させる。
予備電源で辛うじて動く砲台は……6。)
なんとかなるかしら?
たとえ砲台といえど、動かない相手だったらまず当たるでしょうし。
問題は要塞へのダメージ。
一応、MSに乗ってからにしましょうか。
「……攻撃、開始ィ!」
(直後、一斉にビグロ目掛けて砲撃を仕掛ける砲台)
【行動:砲台を起動する(−1)、MSに乗る(−1)、砲台で一斉射撃(−1)】
【残り行動値:3P】
【位置:E−05】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2】
【所持品:工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本】
【行動方針:生き残れ。殺るしかないわね】
【同盟:なし】
位置に誤りがあったので訂正します
【行動:仮眠(−4)】
【位置:E6】【残り行動値:残り0p】
【機体状況:問題なし】
【武装:大型メガ粒子砲、4連装ミサイルランチャー×1、 クロー×2、ビームシールド発生装置(非装備)】
【所持品:持ち物 レーション アッパー系の麻薬(3日分) 携帯ゲーム機 小説 LD 】
【行動方針:休養】
【同盟:無し】
174 :
サブナック ◆DtJPWOeorM :03/11/30 01:07 ID:58bmQu9q
少し前に仮眠から目を覚ました俺は眠気覚ましに愛用している携帯ゲームをやっていた。
30分ぐらいゲームをやっていると突然警報がなった。
状況は分からないがとっさに機体を急発進させる。
【行動:回避を試みる(−1)】
【位置:E6】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:問題なし】
【武装:大型メガ粒子砲、4連装ミサイルランチャー×1、 クロー×2、ビームシールド発生装置(非装備)】
【所持品:持ち物 レーション アッパー系の麻薬(3日分) 携帯ゲーム機 小説 LD 】
【行動方針:】
【同盟:無し】
しかし、次の瞬間激しい衝撃と閃光が襲ってきた。機体が制御不能になる。
畜生。あの小惑星の中にいた偽善者か?畜生。絶対に殺す、殺す、殺
急発進したビグロだったが、かえって相手の十字砲火の中心に飛び込んでしまったのだ。
一度に4発の直撃弾を受けた機体は大きく破損し小爆発をおこしながら小惑星に激突し機能を停止した。
彼は相手を心の中で罵りながら絶命した。
それから数日後・・・某施設
「これが、彼の戦闘記録です。」
「それなりの機体をもらいながら一機も落とせず素人にやられるとは・・」
「やはり、失敗作でしたな」
「中毒症状が悪化する前ならもっと頑張れただろうに。あんなところで休息をとろうとするとは、まともな判断力は無くなっていたのだろうな。」
「とりあえず、資料として上層部に提出してくれ。」
【番号 12番 アザブナック・B・アンドラス 脱落 死因 サーティア=クワンとの戦闘で自滅】
探索の途中、額を流れる汗を拭こうと手をやる。
コツ――と音がしてノーマルスーツを着ていることに気がつく。
「何やってんだァ…落ち着け」
自分自身に言い聞かせた時にコクピットにある機器が何かに反応した。
敵か?!と一瞬、身構えて探すも機体反応なし。
よくよく機器を見るとどうやら一方的な通信が入ってるようだ。
『お待たせしました、今大会初めての定期放送のお時間です。
みなさん、元気に殺し合いしてますか?
多くの人が、MSの操縦訓練や武器の調達に頑張ってるようですね。
早くも『お友達』を見つけたひともいるようです。
けれど、最後まで生き残れるのは一人だけ。
過去にも、同盟を結んでいた相手に殺された生徒は沢山います。
お互い、十分注意して下さい。
それでは、立ち入り禁止区域の予告をします。
『A-12』 『F-20』 『G-11』 『K-01』
『N-18』 『S-03』 『T-16』 『X-21』
以上の8箇所は、間もなく立ち入り禁止になります。
間違って踏み込まないよう、みなさん気をつけて移動しましょう。
今後も、一定時間ごとにこのような定期放送を行います。
みなさん注意して、聞き漏らしのないようにして下さい。
それでは……引き続き、殺し合いをお楽しみ下さい♪』
この声はあの白衣を着ていた奴か…?
殺し合いを楽しめ?笑わせてくれる。
俺は民間人で常に身を危険に置く兵士じゃねェんだ、殺し合いなんて楽しめるか。
1人で愚痴をこぼしながら立ち入り禁止区域を覚える。
だが今の定時放送とやらで一つ気になったところがある――
「お友達……同盟…?」
何故だ?
結局はみんなで殺し合うしか道はないんじゃないのか?
協力して強い奴を倒す?結局は最後の1人にならなければ生きて帰れないんだぞ?
……わけわかんねェ。
みんなが何を考えているのか?
数分ほど考えていた。
だが頭が痛くなりそうだったから考えることを放棄して再び探索を続けた。
MSや戦艦の残骸を掻き分けながらかなりの時間を探索した。
一定時間立っておかしい事に気がつく。
「博物館かここはァ?しかも並べたようなこの不自然さ……」
MSに全く興味ない俺でもどこかで見た初期のMS―ザク―まである。
しかも置いてある残骸がどうも不自然だ。
連邦のMSと一緒にどう見ても敵のMSもかなりある。
しかもあとからいくつもの残骸を運び込んだような感じを受ける。
その間を掻き分けて探して探して探しまくったが…
「使えそうなのはビームライフル3丁にMSの力でも切れそうにない太いワイヤーか…」
結局見つかったのはこれだけ。
所詮MSのモニターだ、使い慣れてないから見難いことこのうえない。
まだ手の方が探しやすい。
―――ハッチを開いて出て行く。
「宇宙ってのは奇妙なとこだなァ…」
流されないように細心の注意をしながら再び探し始める。
近くで見ると残骸が余計生々しく見えて戦争の恐怖を与える。
今にも動き出しそうなMS達――
弾に抉り取られたような装甲――
焦げ後や細かな傷のついた壁――
「ん?……何だァ?」
格納庫の奥に小さな通路があってそこからチラチラと光が見える。
何かわからないが恐怖心より好奇心の方が強かった。
恐る恐る近づく――
「死体か…」
ノーマルスーツを着た死体が浮いていた。
このノーマルスーツのバイザーが光に反射していたみたいだ。
死体は銃を握り締めている、命尽きるまで戦った兵士なのだろう。
死後硬直で固くなった手から銃を抜き取る。
――まだ使えるみたいだ。
使ったことはないので打ち方や弾数の確かめ方はわからないが貰っておくとしよう。
通路の奥へ進み、さらに探索を続ける。
【行動:探索(-4p)】
【位置:U-23】【残り行動値:残り0p】
【機体状況:正常】
【罠用:ビームライフル3丁、太いワイヤー】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と19本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2リットル2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:生き残る】【同盟:なし】
「あぁ…すまない。ありがとう。感謝する。
さて…酒も食料もあることだし、少し落ち着けるところで話をしようか。
ベルクが教会でと言っているのでそこでいいか?私もそこでいい。」
そう言いながらカートの中身を取っていく。
判断と決断力の早い男だ。
そして、覗き込むと筆談で話しをしていたようだ。
ふむふむ。なかなか面白い事を考える奴だ。
「っと…すまないが先に行っておいてくれないか?
私はちょっと私物として追加しておきたい物があるんだ。
先に行っておいてくれ。」
あらかた自分の欲しいものをとり終えたらしく、ディパックに
詰め終わってから声をかけられる。
「OK!分かった。先に行かせてもらうとしよう」
だが、声をかけるより先にシュウジ=アサギは行ってしまう。
だが、他の2人はまだ動かない。
そして、暫くカートを見つめていた餓鬼に声をかけられた。
「・・・シュヴァイザーさん。 ・・・これ、どうやって持ってきたの?」
恐る恐るという感じで声をかけられる。
「嬢ちゃん。そんなに怖がるな。何も取って喰ったりはせんよ。
これか?
あっちのスーパーから」
そういうと先ほどのスーパーの方角を指差し
「いただいてきた。代金を払おうと思ってもな。
人っ子一人いないんだ。
だから、拝借してきた。
恐らくは・・・・・・・このゲームのためにティーチャーにすでに
始末されているな。
あのスーパーに限らず回りの建物。
いや、コロニー自体に人っ子一人居ないだろうな」
ビールのプルタブを開けて、中身を胃に流し込みながら平然と、
まるで普通の日常のように語った。
【行動:01 ビールを飲む(1)】
【位置:S17】【残り行動値:3】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g十本 壊れた懐中時計 買い物袋五枚
カートw ビール7缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本 水2g8本
三人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:じゃ、教会行くか。】
【同盟?:01 ショウジ=アサギ 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ】
「ぁ・・・ぁの・・・、私、教会はちょ」
『酒とついでに食料もってきてやったぞ』
ヨーコの言葉を掻き消してシュヴァイザーの上機嫌な声が聞こえてきた。
(おっ、以外と気が利くな・・・でも教会は飲酒禁止なんだが、
ま・・・少しぐらいはいいか。)
『あぁ…すまない。ありがとう。感謝する。
さて…酒も食料もあることだし、少し落ち着けるところで話をしようか。
ベルクが教会でと言っているのでそこでいいか?私もそこでいい。』
そう言うとシュウジはシュヴァイザーの持った来たカートから
適当に食料をディパックに詰めた。
『っと…すまないが先に行っておいてくれないか?
私はちょっと私物として追加しておきたい物があるんだ。
先に行っておいてくれ。』
そして忙しそうにどこかへ向かった。
『OK!分かった。先に行かせてもらうとしよう。』
シュヴァイザーが返事を返すころには、シュウジはもう行ってしまった後だった。
(あらかた決まりだな。)
「・・・シュヴァイザーさん。 ・・・これ、どうやって持ってきたの?」
ヨーコがシュヴァイザーに妙な質問をした。
「嬢ちゃん。そんなに怖がるな。何も取って喰ったりはせんよ。
これか?
あっちのスーパーから」
そういうと先ほどのスーパーの方角を指差し
「いただいてきた。代金を払おうと思ってもな。
人っ子一人いないんだ。
だから、拝借してきた。
恐らくは・・・・・・・このゲームのためにティーチャーにすでに
始末されているな。
あのスーパーに限らず回りの建物。
いや、コロニー自体に人っ子一人居ないだろうな」
シュヴァイザーがビールを飲みながら平然と答える。
(わざわざ戦場になる区域に残っているはずが無い。しかもここ一つだけではない
それだけの人間を安全なコロニー移すのにも時間が掛かるし、そんな良心的なことを
をする連中でもないだろう。秘密厳守で住民を殺す方が簡単だ、しかもコロニーの
住民を簡単に殺すには毒ガスを使えばいい。死体は何処かで一斉に焼いたんだろう。
ま、今、こんなことを考えても無駄だな。俺は先に教会へ行くか。)
「おい、おっさんと嬢ちゃん。俺は先に行ってるぞ。」
俺は先に教会へ向かっていった。
【行動:ヨーコ=クロサキとシュヴァイザーに会話(-1)教会へ向かう(-1)】
【残り行動値:2】
【位置:S-17】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 十字架 聖書】
【行動方針:教会で話そう】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ?】
>155
接近する熱源反応をレーダーが捉えたのは、丁度愁林が、基地のデータを収めたディスクを抜き出した時だった。
自動的に機種解析が行なわれ、結果が管制室のモニターに表示される。
「ジオング……とんだ骨董品ね」
彼女はU.C130年代の人間である。
サナリィが先鞭を付けた15m級MSが主流となった時代では、確かに旧ジオン公国の決戦兵器もロートルだ。
性能面で考えれば、彼女が乗機とするMSで容易く撃破できるだろう。
だが、油断は禁物だ。
何はともあれ、先ずはMSに戻るべき―――そう判断し、彼女は自らの機体のコックピットへと向かった。
ハッチを閉め、システムの待機モードを解除し、マニピュレーターにショットランサーを握らせる。
プチモビ入りのコンテナは、ひとまず足元に置いておく事にした。
それと同時に流れてきた、運営側からの放送の録音を開始しつつ、
「ユリ、聞こえる? もう気付いてるとは思うけど、他の参加者が接近してきたわ。
とりあえず、これから接触してみるつもり。敵と見做すかどうかは、それからね」
ユリ・ランブにそう告げて、愁林はVガンダムを発進させた。
【行動:データコピー(-1)、通信回線継続中(-0)、小惑星基地から宇宙空間へ移動(-1)】
【位置:H-14】【残り行動値:2p】
【機体状況:損傷なし】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、ビームシールド×2、
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾77%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:招かれざる客への対応】【同盟:特になし(中立:No.04、ユリ=ランブ)】
「……動く気配無し、か……」
しばらく様子を見ていたが、外側からではよくわからない。
少なくとも、こちら側からでは動く気配はわからなかった。
「ん?」
『お待たせしました、今大会初めての定期放送のお時間です。
みなさん、元気に殺し合いしてますか?
多くの人が、MSの操縦訓練や武器の調達に頑張ってるようですね。
早くも『お友達』を見つけたひともいるようです。
けれど、最後まで生き残れるのは………』
どうやら定時放送が流れたらしい。
リオンは先生とやらの話を聞き流しつつ、禁止区域をチェックしていった。
(……どうやら、まだこの辺は大丈夫らしいな。
まぁ当然か、まだはじまったばっかりだし……)
チェックした後一息つく、まだ人は死んでいないらしい。
と、いうことは……
(しくじっちゃったな、あのザク、死んでなかったのか……
これは……一つやるしかないみたいだ……)
リオンは通信回線を繋ぐ、通信相手は、
[03番 イブ=シュウリン][04番 ユリ=ランブ]の両名。
「すみませーん!
僕の名前はリオン=フライハイ、今基地の外側にいます!」
ここまでは笑顔で、そして少しずつ表情を暗くする……
「実は、迷ったんですけど……
僕、人に追われているんです!
なんか、ザクみたいなMSに乗っている……10番の人です!
お二人が一緒にいるってことは、仲間……なんですよね?」
ここで少し上目遣いになる。
「僕、僕……あの、仲間にしてくれませんか?
僕……一人が心細くて……」
そこで涙の一粒も流してみる。
さぁ、騙されてくれ。
【行動:03番イブ=シュウリンに通信(-1P) 04番ユリ=ランブに通信(-1P)】
【位置:H-14】【残り行動値:0P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ】
【行動方針:コロニー内部へ仲間へ行ってもらう 使い捨ての仲間探し】
【同盟:なし】
>>182 残り行動値を【0P】から【2P】に修正します
>182
広い宇宙空間の只中に浮かぶ、異様なシルエットのMA。
両足の欠如した特徴的なフォルムを持つ、NT専用機・MSN-02「ジオング」。
「そう、ザクみたいなMSに追われて……」
映像回線から送られてきた、涙を流す少年の姿に憐れみの視線を送り、愁林は少しの間沈黙していた。
「……貴方には、何ができるのかしら?
逃げ出して泣き出すようでは、戦闘技術はタカが知れているようだけど」
その言葉に込められたのは、憐憫か、侮蔑か―――或いはその両方か。
【行動:ジオングと通信回線接続(-1)】
【位置:H-14】【残り行動値:1p】
【機体状況:損傷なし】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、ビームシールド×2、
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾77%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:招かれざる客への対応】【同盟:特になし(中立:No.04、ユリ=ランブ)】
「……貴方には、何ができるのかしら?
逃げ出して泣き出すようでは、戦闘技術はタカが知れているようだけど」
それが、相手の問いだった。
ここで答えを間違えれば、もう仲間と呼べるものを引き込めるチャンスは無いかもしれない。
もし、あったとしても、早めにあって損は無い。
自分のセールスポイント、それを述べなくてはいけない。
しかし、中々思いつかないものである。
(戦闘技術は……大した事無いにしても、他に出来る事……
整備なんかは問題外だし、戦略理論も判定はF級だった……
後は料理洗濯掃除とか家事だけど……殺し合いには必要ないか。)
考えた末――
「ぼ、僕は……一応ジオン公国の元軍人です。
だから、一通りの戦闘訓練や知識はあります。
それと、えっと、料理洗濯掃除アイロンがけとか、雑用は得意です!」
ウソを言って不信感を抱かせてはいけない。
それに、もし仲間になってくれなくても、
10番がやる気になっている、と思い。
殺し合ってくれればそれでも、まぁ、よしとする。
とにかく、不信感だけは抱かせてはいけないのだ。
しかし、ジオン公国の軍人だった。
というその言葉そのものが不信感を抱かせる事になることをリオンはまだ知らない。
【行動:03番イブ=シュウリンに通信(-0P)】
【位置:H-14】【残り行動値:2P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ】
【行動方針:コロニー内部へ仲間へ行ってもらう 使い捨ての仲間探し】
【同盟:なし】
「…パック…ない…。」
彼女、ENパックが中々見つからないようである。
>168
「…放送…?…なるほど…。」
彼女は…放送の内容は半ば聞き流しているが禁止区域にだけチェックをいれる。
そこでイブより通信が。
>180
「…そう…ですね…男だからって…100%が敵でもないでしょうし…。」
なにやら男という性別の相手そのものに悪感情をもっている風な返事を返す。
そして、リオンより通信が…。
>182
「………10番は…警戒By9番…。」
紙に記しだす。そして、通信回線を開き…
(…男は信用できない…。男だからってだけかもしれないけど
嫌な感じもするし…。どっちになるにしろ…この男の経験とかは知っておきたい…。)
「私は…ユリ・ランブ…。整備師…。所で…貴方の…特技と職は…?」
(ENパックの捜索をしつつも通信を返す。…そこで…)
…やっと見つけた…。
(何とか戦艦用ドックのような場所で目的の物の中古を見つけたようで、そのままそれを手にとる。)
【行動:ENパック捜索(2P)、回収(1p)開きっぱなしの通信回線(0P)、新たにリオンと通信(1P)】
【位置:H14】
【残り行動値:残り0p】
【機体状況:万全】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2
ビームマシンガン×1(EN残量80%)、ビームライフル×1(70%)】
【所持品:バック、毒薬セット、工具一式】
【行動方針:接近した「男」に対する対応】
【同盟:no3イブ・シュウリン(一方的?)】
さてと…この先一体どうしたものか。
ついさっき、整備ができる人間に接触すると安直に考えてはみたものの、
果たしてその人間はどこにいるのか、皆目見当がつかない。
いや、そもそもこのプログラムの中にいるのか、それすらも分からない。
いやいや、お互いの素性が知れないのは参加者皆同じだろうから
こんな事で文句を言っても始まらない。
……ようするに俺の考えは全然まとまっていないのだった。
「ああくそっ!俺は何を迷ってんだ!これじゃ、いざって時に何もできないぞ!」
俺は思わず大声を出してしまった。
こんな事の選択もなかなかできない自分に、苛ついてしまったのだ。
…俺は…
機体の扱いに慣れても、まだどこかで自信が持てないでいるのか?
自分の命が懸かっている状況に、怖じ気づいてしまっているのか?
平和な生活が続いているうちに、優柔不断になってしまったのか?
………………………???
(……仕方がない、理詰めで答えが出ない時は自分の運を信じるだけだ)
尚も数分の無駄な時間が過ぎてから、俺はその結論に辿り着いた。
早速持って来ていた蕎麦の種子の入った袋を
開いて、中から種子を軽く一掴みして取り出す。
「偶数なら武器を探す。奇数なら整備ができる人間を探す」
掴み取った種子の数は十六個だった。
方法はともかく、明確な行動方針ができた事で俺は安心していた。
あとは種子を掴んだ自分の運を信じるのみ。
(ここからだと…少し南に戦場跡がある。……そこに行くか)
今度は素早く考えをまとめてA-3ポイントから出ようとした、その時。
ガンイージにその通信は入ってきた。
ザ…ザザ……
多少のノイズと共に突然通信回線が開かれた。
俺は思わず機体を止めて、通信に聞き入る。
『お待たせしました、今大会初めての定期放送のお時間です。
みなさん、元気に殺し合いしてますか?
多くの人が、MSの操縦訓練や武器の調達に頑張ってるようですね。
早くも『お友達』を見つけたひともいるようです。
………。
それでは、立ち入り禁止区域の予告をします。
『A-12』 『F-20』 『G-11』 『K-01』
『N-18』 『S-03』 『T-16』 『X-21』
以上の8箇所は、間もなく立ち入り禁止になります。
間違って踏み込まないよう、みなさん気をつけて移動しましょう。
………………』
例のリ−アという女性は、言いたい事だけを言って通信を切ってしまった。
…MSの操縦訓練をしているっていうのは、俺の事か?
予想はしていたが、俺は…俺を含めたプログラム参加者は監視されているようだ。
その事に多少の不快感を抱きながらも、
俺はどこかで見ているであろう彼女にガンイージでピースした。
(うまくカメラに映っていればいいが…)
そして、新たな侵入禁止区域が分かった。
今はまだたいした影響はないが、これからどんどん増えていくだろう
禁止区域は、次第に俺の足枷になる事は明らかだ。
(…もう少し積極的に動いてみるか)
自由に動けるうちに、機体の点検をしておくべきかもしれない。
いきなり故障して爆発なんてのは嫌だし、動けないまま禁止区域に
流されて死んだなんて、家族が聞いたって大笑いだ。
…まあ、俺が死んで悲しんでくれる家族なんて、もういないけどな。
とりあえず今は予定通り戦場跡へ向かい、そのあとで
D-4ポイント付近の小惑星基地に行ってみるか。
誰もいなければ、そこを拠点にして行動するのもよし。
誰かがいれば交渉してみるのも、またよし。
機体の点検ができる人間がいれば最高なんだが…そこまで望むのは贅沢というものか。
俺は機体を南に向けると戦場跡を目指して飛行していった。
【行動:移動(−4)】
【残り行動値:0p】
【位置:A-3→A-4→A-5→A-6→A-7】
【機体状況:異常は無い…と思う】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント】
【所持品:ディパック コッペパン2つ 水2g入り2本、シャベル(小)、
蕎麦団子4個 蕎麦の種子】
【行動方針:武器を探したあとで小惑星基地へ向かう】
【同盟:なし】
>>186 3番の質問に答えた直後、4番からも通信が入る。
「私は…ユリ・ランブ…。整備師…。所で…貴方の…特技と職は…?」
「!?………エリ……ザ……?」
思わず言葉が出て、慌てて口を塞ぐ。
彼女は、リオンがとても知っている彼女に似ていてたが、
よく目を凝らしてみると、やはり違っていた。
(でも、よく似ている……エリザ……)
しばらく呆然としていたが、ハッとする…
「えっ、あっ、えー……僕の名前はリオン=フライハイ……
って、さっきも言いましたよね。
特技は家事、職業は一応ジオン公国で軍人してましたけど……
終戦迎えちゃったんでまた学校に再編入しようと思ってるんです。
プーってやつですね。」
そう言うと、リオンはヘルメットをとった。
そして紅く染みのついたリボンをシュル……と外し。
「あの……ユリさん…ですよね?
えっと………すみません、なんでもありません。」
リボンを見る。
血が乾き、黄色の生地に茶色の斑点という
不自然な模様が浮かび上がっているリボン。
(エリザ……僕はどうしたらいいんだい?
あの人は君なのかい?君は……死んだんだよね?
エリザ……僕は……エリザ……………)
(それでも僕は、生き残りたいんだ……)
リボンを引きちぎろうとする。
しかし、結局は髪に括るだけだった。
【行動:04番ユリ=ランブに通信(-0P)】
【位置:H-14】【残り行動値:2P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ】
【行動方針:若干傾きかけたが、それでも殺し合い派】
【同盟:なし】
買い物袋のロゴに書いてあった店名。
私は聞き覚えがあった・・・。
『嬢ちゃん。そんなに怖がるな。何も取って喰ったりはせんよ。
これか?
あっちのスーパーから』
『いただいてきた。代金を払おうと思ってもな。
人っ子一人いないんだ。
だから、拝借してきた。
恐らくは・・・・・・・このゲームのためにティーチャーにすでに
始末されているな。
あのスーパーに限らず回りの建物。
いや、コロニー自体に人っ子一人居ないだろうな』
それを聞いた私の顔色はみるみる蒼くなってゆく。
「う・・・そ?」
体がガクガク震える。
「そんな・・・うそ!! 嘘よ!! …そんな、そんな事が!!」
いつの間にか私は、スーパーに向けて全速力で走っていた・・・。
[ハァ、ハァ、ハァ・・・]
スーパーの前にやってきた。
・・・やはり、どこか見覚えがあるスーパーだった・・・。
立てた仮説がどんどん現実味を増してゆく。
ガラス越しにはレジを打ってる店員の姿が確認できる・・・。
「・・・何よ!? ち、ちゃんと人がいるじゃない!?」
ドアに手を当てる・・・。
全身の毛穴が広がるような感覚が走り、体中の毛が総毛立つ。
・・・間違いない。この先には"いる"。
(でも、・・・でも!!)
話を聞いたときからわかっていた。
でも私は全てを確認するために、全てを知るために、私はドアを開けた!!
・・・。
・・・・・・。
中から出てきた私は、糸の切れた人形のように崩れた。
【行動:スーパーに向かう(-1) スーパー内を探索(-1)】
【位置:S-17】【残り行動値:残り2p】
【機体状況:よくわからない】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、コッペパン×2、水2g2本 デイバック】
【行動方針:詳しい状況確認 MS操縦技術の習得】
【同盟:No,01シュウジ=アサギ No,02シュヴァイザー=シュタイナー? No,07ベルク=クロフォード?】
「教会へ行く前に…危険宙域の確認でもしておくか。確かMSでマップが見れたはずだったな…。」
そう言うと車の進路MSの方へを変える。急がなくてはな…。
「ん…?まだいたのか。」
スーパーの近くに車を止め、車から降りる。いるのは…シュヴァイザーだけか。
「…シュヴァイザー…後二人は先に行ったのか?」
真横のドアが急に開く。中から出てきたのは…
「っなっ!?ヨーコ!?どうした!?」
いきなり出てきたヨーコが倒れ込む。いきなりの事だったので私はそれを抱き留める形となった。
「ヨーコ!?どうした!?ヨーコ!
…シュヴァイザー!?何をした!?」
なぜだかこの時私は冷静さを失っていた。何故だろう…こんな少女一人のために。
【行動:会話?】
【残り行動値:4p】
【位置:S−17】
【機体状況:動力炉は動いたまま】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディスク ディパック コッペパン2つ 水2g入り4本 食料三日分 ノートPC PC
メモリー×5 ノーマルスーツ 各種材料、工具類 拳銃 軽トラックw】
【行動方針:ディスクを使用可能状態にする 教会へ移動 状況の確認】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード? 02番シュヴァイザー=シュタイナー?】
>189
(…まさか…惚れられたんじゃないよね…誰かに似てて。…だとしたら…最悪…。)
「…そう……私は…。…って…ぇ?……タイムワープした訳じゃあるまいし…
そんな馬鹿な話…!」
(かなり驚いています。ええもうかなり。)
【行動:開きっぱなしの通信回線で通信(0P、恐らくイブにも筒抜け)】
【位置:H14】
【残り行動値:残り0p】
【機体状況:万全】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2
ビームマシンガン×1(EN残量80%)、ビームライフル×1(70%)】
【所持品:バック、毒薬セット、工具一式】
【行動方針:驚きのあまりそれどころじゃない。】
【同盟:no3イブ・シュウリン(一方的?)】
『お待たせしました、今大会初めての定期放送のお時間です。』
教会へ入ろうと扉に手をかけた時、何処からか放送が流れてくる。
『みなさん、元気に殺し合いしてますか?
多くの人が、MSの操縦訓練や武器の調達に頑張ってるようですね。
早くも『お友達』を見つけたひともいるようです。
けれど、最後まで生き残れるのは一人だけ。
過去にも、同盟を結んでいた相手に殺された生徒は沢山います。
お互い、十分注意して下さい#heats;
・
・
・
・
それでは……引き続き、殺し合いをお楽しみ下さい♪』
放送を聞く限りここはまだ禁止区域にはならないようだ。
そして、自分達は監視されているということも。
放送を聞き終えると俺は教会へ入って行った。
神秘的な雰囲気のある大聖堂。
ステンドグラスが色鮮やかに飾られている。
いくら人のいないコロニーでも教会の雰囲気は
変わらない、ここは人の出入りは少ないのだから。
目を閉じるとあのころの光景を思い出せずにはいられなかった。
俺は思わず首からぶら下げてある十字架を握り締める。
教台の上のほこりを指で取ると軽く着く程度。
人が居なくなってからそんなに時間が立っていないようだ。
(・・・・・あいつらが来るまで掃除でもするか。)
【行動:教会に入る(-1)教会の掃除(-1)】
【残り行動値:0】
【位置:S-17】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 十字架 聖書】
【行動方針:教会の掃除】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ?】
「おい、おっさんと嬢ちゃん。俺は先に行ってるぞ。」
男が冷静に、いや、興味なさそうに
先に境界の方向へ歩いていく。
さて、残ったのはこの嬢ちゃんと俺か。
ふと、嬢ちゃんの方をみると
なんか顔が青くなってガクガクと震えて
うわごとのようなことをいってやがる。
「う・・・そ?」
「そんな・・・うそ!! 嘘よ!! …そんな、そんな事が!!」
そして急にスーパーの方へ全力で走り始める
「おいおいおいおいおい、いきなりなんだってんだ」
のろのろとついて行こうとしたら一台のトラックがやってくる。
乗っていたのはシュウジ=アサギ。
まぁ、当然だろうな。
素早く降りてきて、倒れかかった餓鬼を受け止めて声をかける
「ヨーコ!?どうした!?ヨーコ!
…シュヴァイザー!?何をした!?」
「おいおいおいおいおい。
俺が何かしたように見えたのか?
別段なにもしてないさ。
このコロニーの現状について推測を話してやっただけさ」
肩をすくめてシュウジ=アサギに話し掛ける。
こんな餓鬼に目くじら立てて何考えてるんだか。
【行動:スーパーの近くまで移動(1)】
【位置:S17】【残り行動値:3】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g十本 壊れた懐中時計 買い物袋五枚
カートw ビール7缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本 水2g8本
三人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:何、餓鬼にムキになってんだよ?】
【同盟?:01 ショウジ=アサギ 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ】
[グワアァァァァン・・・]
――耳鳴りが聞こえる。
[ゴワァァァン・・・]
――ここはどこだろう?
[ウワァァァン・・・]
――もうなんでもいいや。
[ドサッ]
あれ? 私、倒れたんじゃ・・・?
でも、・・・懐かしい。この感じ・・・。
――――――――――――――――――――――――――――――
『…コ…うし……ヨー…。
…シュヴ…ザー…を……。』
「・・・おとうさん」
私は小さく呟くと、そこで気を失ってしまった・・・。
【行動:気を失う(0) うわごと(0)】
【位置:S-17】【残り行動値:残り2p】
【機体状況:よくわからない】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、コッペパン×2、水2g2本 デイバック】
【行動方針:詳しい状況確認 MS操縦技術の習得】
【同盟:No,01シュウジ=アサギ No,02シュヴァイザー=シュタイナー? No,07ベルク=クロフォード?】
『おいおいおいおいおい。
俺が何かしたように見えたのか?
別段なにもしてないさ。
このコロニーの現状について推測を話してやっただけさ』
「…すまない。
この状況に私も混乱しているのだろうな…。
私らしくない…。教会に向かうとするか。
トラック…。乗っていくか?」
(何をしている…。冷静になれ。アサギシュウジ…。
混乱しているのは状況だけの所為か?
いや、エルザのせいでもあるのか…。)
【行動:会話】
【残り行動値:4p】
【位置:S−17】
【機体状況:動力炉は動いたまま】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディスク ディパック コッペパン2つ 水2g入り4本 食料三日分 ノートPC PC
メモリー×5 ノーマルスーツ 各種材料、工具類 拳銃 軽トラックw】
【行動方針:ディスクを使用可能状態にする 教会へ移動 冷静に冷静に】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード? 02番シュヴァイザー=シュタイナー?】
「…すまない。
この状況に私も混乱しているのだろうな…。
私らしくない…。教会に向かうとするか。
トラック…。乗っていくか?」
「ああ。構わんよ。
プログラマーということはデータ一辺倒で
何も知らないんだろうな。
一つ、いい事を教えてやろう。
戦場は悪夢だ。何が起こるか分からない。
そして、ここは戦場だ。
ティーチャーとやらが作り出した掌の上だ。
奴等にはゲームだろうと、
我々には命を賭けた戦場でしかない。
それを努々忘れないといいさ。
ああ。それとトラックな。俺はいいさ。」
そういって引っ張ってきたカートを軽く揺らす
「こいつを引っ張っていかなくちゃいかないからな。
先行ってるぞ。と、いっても到着は最後になるだろうがな。」
そう告げて、カートを引っ張って教会に向かい始めた
【行動:教会へ移動(1)】
【位置:S17】【残り行動値:3】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g十本 壊れた懐中時計 買い物袋五枚
カートw ビール7缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本 水2g8本
三人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:教会へ移動】
【同盟?:01 ショウジ=アサギ 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ】
『ああ。構わんよ。
プログラマーということはデータ一辺倒で
何も知らないんだろうな。
一つ、いい事を教えてやろう。
戦場は悪夢だ。何が起こるか分からない。
そして、ここは戦場だ。
ティーチャーとやらが作り出した掌の上だ。
奴等にはゲームだろうと、
我々には命を賭けた戦場でしかない。
それを努々忘れないといいさ。
ああ。それとトラックな。俺はいいさ。』
「分かった…。」
(そう…戦場…私とティーチャー達の戦場でもある…。
掌の上で踊るだけというわけにはいかない。
たまには掌を刺してやらないとな。)
カートを押して教会の方へ向かうシュヴァイザー。
まだ奴のことはよくわからない。いや、分からない方がいいのかもしれない。
あとで裏切られた時排除しにくくならないように…。
私は気絶したヨーコを助手席に乗せると、自分の機体の方へ向かった。
「マップはこれか。ん…?一ヶ所だけすでに進入禁止になっている?」
アサギは他の生徒とは違い、「教室」へ運ばれずに直接会場へ運ばれた生徒である。
そのためW−22地点に関することは知らなかった。
(ここも後で調べる必要があるな…。)
マップを閉じると機体から降り、トラックの方へ向かう。
そしてトラックのエンジンをかけると、教会の方へ向かった。
【行動:教会へ移動(−1)】
【残り行動値:3】
≪続く≫
結構近かったのですぐに教会に着いた。
「ベルク…どこだ?」
ベルクを探してヨーコを担ぎながら教会内を歩き回る。
するとベルクは大聖堂にいた。
「すまない…。少し遅れた。早速ですまないがどこかベットか何か無いだろうか?
ヨーコがいきなり倒れてしまってな…。
あと…どこか広くて話がしやすいところはあるだろうか?
四人で話せて、さらにパソコンが3台ほどおける場所がいいのだが…。
まぁ、ここでもいいのだが。」
【行動:ヨーコを担いでベルク捜索(−1)会話(−0)】
【残り行動値:2p】
【位置:S−17(教会内大聖堂)】
【機体状況:動力炉は動いたまま】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディスク ディパック コッペパン2つ 水2g入り4本 食料三日分 ノートPC PC
メモリー×5 ノーマルスーツ 各種材料、工具類 拳銃 軽トラックw】
【行動方針:ディスクを使用可能状態にする 話し合いをする 冷静に冷静に ヨーコをどこかで休ませる】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード? 02番シュヴァイザー=シュタイナー?】
カートを引っ張り、指定された教会へ。
暫く歩くと簡単に見つかった。
開きっぱなしの入口を入り、真っ直ぐに大聖堂の方へ。
人が居るかどうかはしらないが行ったら、三人とも揃っていた。
まぁ。別段気にせずに一番奥の席に適当に座り
相手の話しに耳を傾けながら
新しいビール缶のプルタップを開ける。
「すまない…。少し遅れた。早速ですまないがどこかベットか何か無いだろうか?
ヨーコがいきなり倒れてしまってな…。
あと…どこか広くて話がしやすいところはあるだろうか?
四人で話せて、さらにパソコンが3台ほどおける場所がいいのだが…。
まぁ、ここでもいいのだが。」
(ふぅん。なに考えてるんだか。
プログラマの考えはイマイチわからんな。)
【行動:飲む(1)】
【位置:S17】【残り行動値:2】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g十本 壊れた懐中時計 買い物袋五枚
カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本 水2g8本
三人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:休憩】
【同盟?:01 ショウジ=アサギ 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ】
「ベルク…どこだ?」
教会の扉が空きショウジがヨーコを担ぎながら入ってきた。
どうやらヨーコは気を失っているようだ。
(もともと顔色悪かったし貧血かな。)
「すまない…。少し遅れた。早速ですまないがどこかベットか何か無いだろうか?
ヨーコがいきなり倒れてしまってな…。
あと…どこか広くて話がしやすいところはあるだろうか?
四人で話せて、さらにパソコンが3台ほどおける場所がいいのだが…。
まぁ、ここでもいいのだが。」
「ベットなら神父やシスターの個室がいくつかあるはずだからそこへ運ぼう。」
ついでに酒を飲むオヤジに釘を刺す。
「それと、おっさん、ちょっとそこで待ってろ。後、教会で酒ガバガバ飲むなよ。」
そう言うとヨーコを担いだショウジを個室へと案内する。
もともと教会は同じような造りなので迷うことは無かった。
個室の扉を空けると、ほこり臭かったので窓を空け換気する。
「もう少し待っててくれ、すぐに終わるから。」
ベットのほこりを取り、部屋をだいたい掃除する。
「これぐらいでいいだろう。目覚ましたとき空気悪かったらいやだしな。」
ヨーコをベットに寝かせ、本題に入る。
「広くて四人で話せて、パソコンが3台ほどおける場所だったっけ、
あの大聖堂でいいだろう、おっさん待たせてるし。
でも、この嬢ちゃん目覚めるまで見ててやらなくていいのか?
ただの貧血なら問題無いとは思うが。」
【行動:ショウジ=アサギ会話(-1)教会の案内と掃除(-1)】
【残り行動値:-2】
【位置:S-17】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 十字架 聖書】
【行動方針:教会の掃除】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ?】
『ベットなら神父やシスターの個室がいくつかあるはずだからそこへ運ぼう。』
「わかった…。」
ベルクと共に個室へ移動する。やけに教会のことに詳しい。元々神父かなんかだったんだろうか?
『もう少し待っててくれ、すぐに終わるから。』
どうやら部屋の掃除をしているようだ。流石に特技として言っていただけに手際がよい。
掃除はすぐに終わった。
『これぐらいでいいだろう。目覚ましたとき空気悪かったらいやだしな。』
「すまない。感謝する。」
私は素直に礼を言うと、ヨーコをベットに寝かせた。
『広くて四人で話せて、パソコンが3台ほどおける場所だったっけ、
あの大聖堂でいいだろう、おっさん待たせてるし。
でも、この嬢ちゃん目覚めるまで見ててやらなくていいのか?
ただの貧血なら問題無いとは思うが。』
「倒れた原因はわからん。
コロニーの現状を話した後スーパーに入り、その後倒れたらしい。
何にせよ…。少し計画についても練り直す必要もあるしな、ここでついでに考えることにする。
まぁ、見ているのに二人もいらんだろうし、シュヴァイザーを待たせるわけにもいかないしな。」
【行動:会話(−0)ヨーコを運ぶ(−1)】
【残り行動値:2p】
【位置:S−17(教会内個室)】
【機体状況:動力炉は動いたまま】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディスク ディパック コッペパン2つ 水2g入り4本 食料三日分 ノートPC PC
メモリー×5 ノーマルスーツ 各種材料、工具類 拳銃 軽トラックw】
【行動方針:ディスクを使用可能状態にする 話し合いをする 冷静に冷静に 計画の練り直し】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード? 02番シュヴァイザー=シュタイナー?】
「呆気ない……」
目の前で爆沈するビグロと、そして同時に何かの放送が聞こえる。
『お待たせしました、今大会初めての定期放送のお時間です。
みなさん、元気に殺し合いしてますか?
多くの人が、MSの操縦訓練や武器の調達に頑張ってるようですね。
早くも『お友達』を見つけたひともいるようです。
けれど、最後まで生き残れるのは一人だけ。
過去にも、同盟を結んでいた相手に殺された生徒は沢山います。
お互い、十分注意して下さい。
それでは、立ち入り禁止区域の予告をします。
『A-12』 『F-20』 『G-11』 『K-01』
『N-18』 『S-03』 『T-16』 『X-21』
以上の8箇所は、間もなく立ち入り禁止になります。
間違って踏み込まないよう、みなさん気をつけて移動しましょう。
今後も、一定時間ごとにこのような定期放送を行います。
みなさん注意して、聞き漏らしのないようにして下さい。
それでは……引き続き、殺し合いをお楽しみ下さい♪』
悪い、私は早速殺しちゃったわ。
癪よね。プログラム通りに動いちゃってるんですもの。
とりあえず、禁止地区をメモ…ね。
はぁ……といっても、私だって生きてる。
気は進まないけど、死体漁りに出ましょうか……
要塞ハッチを開放し外へ出てビグロの爆発現場を見渡す。
やっぱり良い気分じゃないわ、これ。
探し回ってみると、辺りに散らばる残骸にクローを見つけられる。
でも之は仕えないか……
そう思ってクローを手放した瞬間、遠くに光る何かが見えた。
そっと近寄ってそれを掴んでみる。
何かしら……?
コクピットハッチを開き、直接見て確認をしてみる。
この発信機と、接続基部は……ビームシールド?
あちこち破損してるけど、修理すれば使えるかしら?
といっても問題はジムの出力で支えきれるかどうかね。
まぁ良いわ。持っていきましょう。
【
>>205に続く】
【
>>204続き】
コツン…
何よ、痛いわね。
「何これ、薬……と、小説と、LDに、携帯ゲーム機……?」
半開きになった小物入れのような袋の中に入っていた物。
私物か……よく無傷同然で残ってたわね。
携帯ゲームは電源が付いたまま、画面を光らせている。
そう、ゲーム遊んでたの……
悪い。本当に御免。
何でかな、急に心底悪い事したって気がしてきた……。
さっきまで悪いとは思っても平気なつもりだったのに。
「御免、許してよ。悪かったわ……」
そうは言っても死んだ人間は帰ってこない。
殺さなくてもなんとかなったんじゃないの? サーティア?
自分自身の迂闊さが招いたんじゃない?
何だか泣けてきた。
私のバカ!
良い、サーティア。次はこんな事にしちゃ駄目よ?
絶対だからね?
解った?
……良し、ちゃんと心には言い聞かせた。
戻りましょう、一旦。
戻って少し頭冷やしましょう?
泣いてたってどうにもならないんだから。
ならせめて、顔も知らない彼の分まで生きましょうよ。
自分が殺したんだから、責任持ちなさい、サーティア。
「……よし!」
(顔を上げ、コクピットに乗り込んで要塞に戻っていくサーティア)
【行動:E−06へ移動(−1)、ビームシールドを発見(−1)、サブナックの私物を発見(−1)、E−05へ移動(要塞に撤収)(−1)】
【残り行動値:3P】
【位置:E−05】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド発生装置(非装備・破損)】
【所持品:工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、アッパー系の麻薬(3日分)、携帯ゲーム機、小説、LD】
【行動方針:生き残れ。もう少し巧くやりなさいよ、サーティア!】
【同盟:なし】
「…そう……私は…。…って…ぇ?……タイムワープした訳じゃあるまいし…
そんな馬鹿な話…!」
――エリザ……ではなく、04番は慌てている。
(タイムワープ?何を言っているんだ?)
「あのー……仲間にしてもらえるんでしょうか?
もし仲間にしてくれないんなら。
早く逃げないとザクの人が追ってくるかもしれませんし……
あなた達も逃げたほうがいいですよ?
あの人は何も言わずに攻撃してきましたから……
例え女の人だとしても許してくれるとは思えません……」
【行動:04番ユリ=ランブに通信(-0P) 03番イブ=シュウリンに通信(-0P)】
【位置:H-14】【残り行動値:4P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ】
【行動方針:若干傾きかけたが、それでも殺し合い派】
【同盟:なし】
『倒れた原因はわからん。
コロニーの現状を話した後スーパーに入り、その後倒れたらしい。
何にせよ…。少し計画についても練り直す必要もあるしな、ここでついでに考えることにする。
まぁ、見ているのに二人もいらんだろうし、シュヴァイザーを待たせるわけにもいかないしな。』
(スーパーで見たくも無いものでも見た・・・・・ぐらいか。おっさんは普通だし。)
「じゃあ、俺は他の部屋掃除したら先に行ってる。」
「後、目不足は集中力を損なう今はいいが出来るだけ決きまった時間に睡眠をとって
体と精神を休ませる方がいいだろう、これからのためにも。」
そう言うと俺は部屋を出、他の個室を掃除し大聖堂へ向かった。
(さてと、これからどうすっかなー。)
【行動:ショウジ=アサギ会話中(-0)教会の個室の掃除(-1)大聖堂へ向かう(-1)】
【残り行動値:0】
【位置:S-17】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 十字架 聖書】
【行動方針:大聖堂へ集まる】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ?】
俺は無事A-6の暗礁空域を抜けて、A-7ポイントの戦場跡に辿り着いた。
先程はあれほど手間取った暗礁空域での飛行も、戻ってきた操縦の勘と
体を張って覚えた飛行のコツを駆使すれば、たいした苦にはならなかった。
それでも細心の注意を払って操縦している事には変わりはない。
何かを達成した瞬間の歓喜と、その影に潜む驕りや油断…。
心の隅にほんの少し芽生えたそれを突かれて、死んでいった人間は数知れない。
俺がこの機体を乗りこなせるようになったと言っても、せいぜい巡行速度までだ。
(巡行で乗りこなせたからって、さっきは調子に乗りすぎたかな?)
俺はさっきMSとの一体感に身を任せて、はしゃぎすぎた事を反省していた。
(射撃の上手い人間から見たら、いい的だったかもな…)
A-7ポイントの戦場跡は、先程B-2ポイントで見た光景とたいした差は無かった。
三隻ばかりの軍艦の残骸と、その周りを漂ういくつかのMSと…戦死者達…。
……軍艦は今度ムサイばかりのようだ。
……?
(何だ……何かが、何かがおかしい……。この違和感は…何だ?)
戦場跡を見ているうちに沸き上がってきた、違和感。
それはすぐに膨れ上がり、俺に喉がつっかえたような感覚を与えていた。
俺はそれの正体を知ろうと、戦場跡を見渡してみる。
ふと、何かが目に入った。とても小さい物だ。
メインカメラで拡大してみると、それは写真…男性と女性の写真だった。
おそらく、MSのパイロットがコクピットに持ち込んだ物だろう。
写真の中で、二人は幸せそうに笑っている。
(なあ、お前はその女性を守るためにMSに乗って、戦場に出たのか?
お前は…守る者のために戦って、満足して逝く事ができたのか…?
…俺はこの滑稽なプログラムの中で、たいした理由も無く誰かを殺すかもしれない。
お前が今の俺を見たら、笑うだろうか。…それとも怒るのかな?)
写真は俺に笑いかけるかのように、ふわふわと流れて行ってしまった。
写真を見送ったあとで武器の探索を開始。
漂っている兵器が同じなら、拾った射撃武器も似たようなものだった。
マシンガンが一丁にバズーカが二門。
そしてどれもが使い物にならなかった。なんてこった。
だが、リックドムの背中にあるサーベルは何とか使い物になりそうだ。
射撃武器がなかったのはかなり残念だが、
収穫が無かったわけじゃないから、まあ良しとするか。
とりあえずの目的を果たした俺は、小惑星基地へ向かう事にする。
さっきの違和感はまだあるが、さしあたって俺の生死には関係ない
ような気がしたため今は深くは考えないでいる。
(他にするべき事もあるしな)
別のルートから行って敵と…まあ正確には俺を敵とみなす人間と遭遇するのは
嫌だから、来た道を引き返す事にした。
(こっちから行って遭遇したら、その時はその時だ)
戦死者達に敬礼を送ると、俺は再び暗礁空域に入っていった。
【行動:移動(−3)武器探索(−1)】
【残り行動値:0p】
【位置:A-7→A-6→A-5→A-4】
【機体状況:異常は無い…と思う】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ヒートサーベル】
【所持品:ディパック コッペパン2つ 水2g入り2本、シャベル(小)、
蕎麦団子4個 蕎麦の種子】
【行動方針:小惑星基地へ行くか】
【同盟:なし】
『じゃあ、俺は他の部屋掃除したら先に行ってる。』
「わかった。」
『後、目不足は集中力を損なう今はいいが出来るだけ決きまった時間に睡眠をとって
体と精神を休ませる方がいいだろう、これからのためにも。』
「あぁ。それは心配無用だ。私は元々徹夜とかは慣れてるからな。」
ベルクが部屋から出て行った。さて…。
「紙とペンでもないかな…。」
部屋の棚などを探す。すると開けた一つの棚の中に写真を見つけた。
そこにはシスターと神父が並んで写っていた。
(…いったい何処に行ったんだろうな…ここの住民達は。
強制退去させられたんだろうか?全員殺されたんだろうか?
どちらにしてもバックに…政府高官とか大富豪がいることは確実か。
許されざる事実だな…。)
写真を元の位置に戻す。そして、紙とペンを見つけると脱出計画書をまとめ始めた。
【行動:部屋を捜索(−1)】
【残り行動値:0p(前回の残りポイント間違えてましたスマソ)】
【位置:S−17(教会内個室)】
【機体状況:動力炉は動いたまま】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディスク ディパック コッペパン2つ 水2g入り4本 食料三日分 ノートPC PC
メモリー×5 ノーマルスーツ 各種材料、工具類 拳銃 軽トラックw 紙とペン】
【行動方針:ディスクを使用可能状態にする 話し合いをする 冷静に冷静に 計画の練り直し】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード? 02番シュヴァイザー=シュタイナー?】
>186>193
「ユリ……貴方、もしかして……いえ、何でもないわ」
少女が発したそれぞれの言葉の中に感じた響きに、思い当たる節でもあったのだろうか。
愁林は彼女に微笑みかけた。
尤も、ノーマルスーツのヘルメット越しでは、どれほどその表情が伝わったかは定かではないが。
>185>206
「大丈夫よ。
こうして3機が纏まっているところを、一機で襲撃するような真似、普通はしないでしょうから」
回線の向こう、涙を零した少年に向かって、愁林は優しい眼差しを送った。
「……貴方、ジオン公国の兵士だと言ったわね。
その年だと、学徒動員で戦場に駆り出されたという所かしら。
きっと、凄く怖い思いもたくさんしたのでしょう?」
【行動:ユリと通信継続(-0)、リオンと通信継続(-0)】
【位置:H-14】【残り行動値:4p】
【機体状況:損傷なし】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、ビームシールド×2、
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾77%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:招かれざる客への対応】【同盟:特になし(中立:No.04、ユリ=ランブ)】
03番からまた通信が入る。
「……貴方、ジオン公国の兵士だと言ったわね。
その年だと、学徒動員で戦場に駆り出されたという所かしら。
きっと、凄く怖い思いもたくさんしたのでしょう?」
「は、はい………
僕は学徒兵で……11月半ばに徴兵されました。
……幸い僕は終戦をサイド3で迎えましたし。
出撃する時も偵察程度の任務でしたから、他の人に比べると楽だったんでしょうけど……
それでも、やっぱり怖かったです……」
少し考える。
そういえば自分の事は話したが、二人の事はよくわかっていない。
「あの……エリ……ユリさんは整備兵なんですよね?
何処の配属だったんです?グラナダですか?
イブさんも……。」
そこまで言って気づく。
二人ともジオン軍人だとは限らない。
「もしかして……連邦の人ですか?」
それも間違っている事を彼は知らない。
【行動:04番ユリ=ランブに通信(-0P) 03番イブ=シュウリンに通信(-0P)】
【位置:H-14】【残り行動値:4P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ】
【行動方針:若干傾きかけたが、それでも殺し合い派】
【同盟:なし】
第一章 >212 現在
A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■■■□□□□□■◎■■□■■□□□■■■■■□■
02■※■□□□□□□□■■■■■□□□□□□■■■■※
03■□□□□□※□□□□■■□□□□□◎□□□■■■■
0414□□▼▼□□□□□■※■□□□□□□□□□■※■■
05□□□□11▼□□□□■■■■□□□〓05□□□□□□■
06■□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□■□□□□ □:開かれた空間
07※■■□□□10□□□□□□□■□□□□□□□□□□□ ■:暗礁空域
08■※※■□□□□□〓〓□□□□□■□□□※※□□□□ ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□□□□□□□□□※□※□□■■ 〓:コロニー
10■■■■■□□□□□□□□■□□□□※※※※※□□■ ▼:小惑星基地
11■□■■■■◎□■□□■□■■□□□□※※※□□■■
12◎■■■■□□□□□□■■■■■■□□□※□□■■■ ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□□□□■■■□■□■■□□□□□■□■ ×:侵入禁止予告区域
14■■□■□□□03□□□■※■□■□□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□□□□□□□■■※■■
16■□■13□□□□□□□□□□□□□□□◎※□□■■■
17□□■□□□□□□□□■■■□□□□01〓□□□□□■
18※□□□□□□□□□■■■◎□□□□□□□□□□□□
19□□□□□□■□□□□■■■■□□□□□□□▼□□□
20□□□□□◎□□□□□□■□□□□□□□□▼▼□□□
21□□□〓〓□□□□□※□※※□□□□□□▼▼▼◎□□
22■□□□□□□□□※※※※□□□□□□▼▼▼◎▼□□
23■■□□□□□□□□※※※□■□□□□□06▼▼□□□
24※■■□□□□□■□□※※■■■□□□□□□□□□■
01・02・07・08は同一地点。03・04・09は同一地点。
01番 シュウジ・アサギ (32) 男性 ホビー・ハイザック
02番 シュヴァイザー・シュタイナー (44) 男性 ボリノーク・サマーン
03番 イブ・シュウリン (24) 女性 Vガンダム
04番 ユリ・ランブ (16) 女性 ゴトラタン
05番 ダグラス・ロックウード (17) 男性 ケンプファー
06番 ジェイス・カーライル (28) 男性 ジェガン
07番 ベルク・クロフォード (25) 男性 ペズ・バタラ
08番 ヨーコ・クロサキ (17) 女性 ガズR
09番 リオン・フライハイ (15) 男性 ジオング
10番 アシッド・ミニングリー (29) 男性 ギラ・ドーガ
11番 サーティア・クワン (19) 女性 ジム・ライトアーマー
死亡 サブナック・B・アンドラス (17?)男性 ビグロ
13番 ショーン・コネリー (52) 男性 ジャベリン
14番 レイモンド・デリック (31) 男性 ガンイージ
ゆっくりとした軌跡を描きながら、MSは一つの物体をその目に捕らえていた。
相変わらず瞬く星と巨大な恒星以外は光の存在しない宇宙の中では一際目立つ。
巨大な円筒状に羽がくっついた異形の物。彼はそれを視線に入れると、軽く一息吐いた。
"コロニー"と呼ばれるそれを見ると、人々はおのずと安らぎのようなものを自然と感じる。
すでに人類第2の故郷と言っても差し支えの無い場所である。
とはいえ、安心感は彼の中では瞬時に吹き飛んでいた。
機体を近づかせていくと、意識は段階的に集中されていく。
当然のことだ。本来どこのコロニーといえど軍属に関係なく戦力は駐留している。
わけのわからないMSが近づいていくのだ。パトロール機の1機2機来ることだろう。
交渉と迎撃──
考えるのは戦場での命の取引。
元より自分に交渉を円滑に進められる自身も根拠も無いことだが、
背面ラッチに取り付けてある"モノ"を取り出すだけで全てがぶち壊しにだってなるのだ。
………。
ヘルメット越しに右手で軽く頭を抱えている彼の姿があった。
何時の間にか機体はいさい構わず突き抜けられる距離まで近づいていたからだ。
ヘルメットを取ると長い深呼吸を1回すると、首を右方向にじっくりと周す。
空気もある。光もある。少し向こうには緑もある。いたって普通の生活用コロニー。
少し信じられないことだが、ここまで何とも遭遇することなく中に入り込めたのだ。
入港の手続きも無ければ警備員のチェックも無い。ましてや戦闘などもってのほかだ。
あまりの拍子抜け具合に不安は無いが、不満はおおいに残る。
そこで彼はあることを思いついた。遠方に見える街にMSで乗り付けてやるのだ。
悪童の如き笑顔が浮かんでくる。手段よりだんだんとリアクションの方が楽しみになってきたのだ。
嬉々としてMSに乗り込むと間髪いれずに発進させる。心なしか普段より動きが機敏のようだ。
シュボ…
数刻の後…。憮然として新品のタバコに火をつける彼の姿がそこにあった。
紫の煙を吐くと、もう一度グルリと街中を見渡す。
ビルディングにも、商店にも、住宅にも…。元より人がいないのだ。
住民にコケにされているのか、自分がまだ夢でも見ているのか見当もつかないが、
事実としてこの手の中のタバコもマッチも勝手に頂いてきたものなのだ。
「…ッハハハ」
思わず笑いがこみ上げてくる。それに振られてタバコから数ミリ灰がこぼれ落ちた。
人がいない。ただそれだけのことなのだ。足りない頭で考えたところでわかるはずもない。
短くなったタバコを指で弾くと、彼は再びMSに乗り込みコロニー内を歩き回り始めた。
【行動:コロニーへの移動(-4P)】
【位置:J-08】【残り行動値:0P】
【機体状況:外装への小ダメージ】
【武装:ビームソードアックス 格闘用ロッド】
【所持品:無し】
【行動方針:コロニー内探索】【同盟:無し】
「それと、おっさん、ちょっとそこで待ってろ。後、教会で酒ガバガバ飲むなよ。」
裏の方で飲んでいると男に声をかけられる。
俺はそいつに反論する。
「何処で酒を飲もうと俺の勝手だろうが」
だが、その言葉が届くよりも先に男は奥の方へ行ってしまった。
ふぅ。世の中には神なんていたりはしない。
いるわけがない。
いるんだったら・・・
何故、俺の家族を救ってくれなかった。
敬虔なるクリスチャンだったあいつが何故死んだ・・・。
何故、俺だけ生き残った。
神なんて信じていない俺が・・・。
何故。何故。何故。何故。何故。何故っ!
だが、その言葉に答える者はいない。
ただ、新たに缶のフタを開ける音と
ビールを喉に流し込む音が響くだけだった。
【行動:飲む(1)】
【位置:S17】【残り行動値:3】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g十本 壊れた懐中時計 買い物袋五枚
カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本 水2g8本
三人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:休憩】
【同盟?:01 ショウジ=アサギ 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ】
>206
(…どうしよう…。幾ら泣いてても男信じる気にはなれないけど…
警戒してれば利用位は出来るかもしれないし…。)
彼女は少し考えた素振りだけ見せて返答する。
「…とりあえずその事の判断はイブさんに任せるから。」
>211
…微笑を微妙に感じ取れずに、その辺りは気がついてない様子ではあるが、返答はする。
「……と言う訳で…この方についての判断は任せますから!」
>212
「一つ教えてあげる。…私はUC120生まれ…。後…連邦…と言うより
国家は全部敵です。」
【行動:開きっぱなしの通信回線で通信】
【位置:H14】
【残り行動値:残り4p】
【機体状況:万全】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2
ビームマシンガン×1(EN残量80%)、ビームライフル×1(70%)】
【所持品:バック、毒薬セット、工具一式】
【行動方針:会話。ただ焦りで口調にまで変化出てます。】
【同盟:no3イブ・シュウリン(一方的?)】
A-4ポイントから小惑星基地に向かう。
その道程で俺は腹ごしらえをしていた。
このプログラムに放り込まれてから十時間以上が経過したが、
その間何も口にしていなかったのだから、腹がすいて当然だろう。
旧世紀のコトワザにもある。
「腹が減っては、良い戦はできない、だったな」
たしかに戦闘は己の技術、精神、体力、勘、その他全てを駆使して行うものだ。
それが空腹感に悩まされては、良い戦闘ができる筈もない。
(昔の人間も上手い事を言うものだ)
俺は支給されたコッペパンと水を頬張った。
全く味気ないが、この状況で文句は言えまい。
基地の中にバターとかあればしめたものだが…。
そんな中でも、さっきの違和感の事がチラッと頭の中をよぎる。
あれは一体何だったのか…。
破壊された巡洋艦にMS。
状況そのものは普通のどこにでもある(?)戦場跡なんだが…。
俺はあれのどこに違和感を感じたのだろう?
それとも、やはりただの気のせいだったのか?
(……う〜む……。分からん……。やはり勘が鈍ったかな…)
取り留めのない事を考えているうちに、小惑星基地が近付いてきた。
「…これはなかなかに立派なものだな」
思わず声に出た。
たしかに巨大、というような大きさではないが、それでも
このくらいならばある程度の施設は整っている筈だ。
少しくらいは休憩もとれるかもしれない…機体も、俺も。
(さて…どこから入ったものやら)
俺は機体をゆっくりと移動させて、MSが入れるような所を探した。
が、どこを見てもそれらしき場所が見当たらない。
(おかしいな…。たしかにここ、基地なんだよな。…設計ミスか!?)
俺は心の中で設計技師に悪態をついた。 (*゚д゚)ゴルア!
【行動:移動(−3)腹ごしらえ(−1)】
【残り行動値:0p】
【位置:A-4→B-4→C-4→C-3】
【機体状況:異常は無い…と思う】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ヒートサーベル】
【所持品:ディパック コッペパン1つ 水2g入り2本(残り1,7)
シャベル(小)、蕎麦団子4個 蕎麦の種子】
【行動方針:入口はどこだ?】
【同盟:なし】
大聖堂に戻ると一番奥の席でシュヴァイザーが酒を飲んでいた。
釘を刺したつもりだったが無駄だったようだ。
だが、その姿は何か悲しみに暮れた・・・・・そんな姿に見えた。
「おっさん、ほどほどにしとけよ。
それと嬢ちゃんが目覚めるまで何かで暇つぶしてろ。」
そう言うとシュヴァイザーの持った来たカートから
自分の分を取りディパックへ入れた。
「食料ありがたく貰うよ。」
自分もすることが無いので適当な席へ座って聖書を読むことにした。
神など崇めない自分にとっては、聖書はただの暇つぶしの読書で
あったが別に読書はそんなに嫌いでもなかった。
【行動:シュヴァイザー・シュタイナー会話中(-1)読書(-1)】
【残り行動値:2】
【位置:S-17】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:読書】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ?】
「ぐ……はぁ。」
計画をまとめ始めてから5度目の伸び。どれぐらい時間が経っただろうか?
(平和だな…。今外で殺し合いがされているとは到底思えない…。
だがこうしてる間にも他の参加者は着々と装備を充実させていってる。
さっさと終わらせるか。)
再び机に向かう。ヨーコはまだ起きてないようだ。
「腹が減ったな…。」
【行動:計画立案(−1)パンを食べる(−1)】
【残り行動値:2p】
【位置:S−17(教会内個室)】
【機体状況:動力炉は動いたまま】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディスク ディパック 水2g入り4本 食料三日分 ノートPC PC
メモリー×5 ノーマルスーツ 各種材料、工具類 拳銃 軽トラックw 紙とペン】
【行動方針:ディスクを使用可能状態にする 話し合いをする 計画の練り直し】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード? 02番シュヴァイザー=シュタイナー?】
『お前って・・・便所の臭いがするんだよ。』
トイレから出てきた私に、口舌の刃が襲ってくる。
・・・彼女は学校でもあまり評判の良くないグループのリーダー格であった。
「・・・えっ? 何のこ・・・キャア!!」
何がなんだかわからない内に、突然後ろから手が伸び、私の両手を封じた。
彼女の取巻きの人たちだった。
「な、何するの!?」
『とりあえず、トイレまで連れてきな。』
そう言うと、彼女は取巻き達を顎で使う。
そして私はトイレの中に連れて行かれた。
中に入ってきた彼女はニコニコしながら、私に話しかけてくる。
『コレ、な〜んだ?』
「・・・そ、それは!!」
(え? 私のおべんと・・・)
・・・まさか!!
状況を判断した私は必死にもがき始めた。
それでも、私は両の手の枷が外れない。外してくれない。
『なんとも味気なさそうなおにぎりねぇ。
・・・そうねぇ、私が味付けしてあげようか。』
(・・・!!)
「イヤ!! やめて!! やめてぇ!!」
絶叫。
しかし、彼女は静かに私のほうを向くと、『クスッ』っと笑う。
それが合図だったかのように、後ろで抑えていた取巻きが、私の口を塞ぐ。
「モゴ・・・モゴモゴ」
『ちょっと・・・静かにしててね。』
彼女は先ほどの笑顔のまま、おにぎりを手にとり・・・
手を開いた。
おにぎりはニュートンの法則に従って、ゆっくりと落ちてゆく。
[ベチャ]
「モガ!! モゴモゴ!!」
思わず叫ぼうとしたが、それに合わせて口を抑えられる力が強くなる。
『ちゃんと味が付いたみたいだね。
・・・それじゃ、味見。してもらおっか?』
先ほど落としたおにぎりを再度拾い直し、その手を私に差し出した・・・。
(イヤ、イヤ・・・。やめて!!)
[コツ、コツ]
彼女がゆっくりと近づく。
・・・と突然、足を止めた。
『・・・そうね。 これじゃあ、いくらなんでも可愛そうよね。』
その言葉に私は救われた・・・と思った。
『せめておいしくしてあげなきゃ。』
(・・・!! これ以上何するというの!! ねえ・・!!)
彼女はニヤニヤしながら扉を開け、おもむろに便座をあけた。
(ねえ・・・まさか。 嘘でしょ?
そんな、そんな・・・嫌ァァァーーーーーー!!!!)
無情にも落下するおにぎり。
[チャプン]と音を立てる。
でも、私は少し安心していた。
あんなところに入ったらおにぎりはバラバラになるからだ。
いくら彼女でも、手ですくってまで食べさせはしないだろう。
・・・しかし!!
(なんで・・・? なんでそんなの持っているの?)
彼女が手にしているのは、カレーなどを食べる時に使う大きめのスプーンだった。
先ほどの希望が絶望に変わった瞬間だった。
私の体はガクガク震え、顔は真っ青になっているだろう。
そんなことにはお構い無しに、ご飯をスプーンですくい、
それを持って近づいてくる・・・。
(逃げなきゃ・・・逃げなきゃ!!)
改めてそう思った私は、最後の抵抗といわんばかりに力を振り絞って暴れた。
[ブチ・・ブチブチ!!]
私の手を抑えつけていた枷は思っていたよりあっけなく外れた。
・・・明らかにおかしい感触とともに・・・。
私は恐る恐る後ろに振り向いた。
>212
………?
UC120年………???
「あのー……え?
今はUC80年ですよね……?
それと、国家って………???」
言っている意味がよくわからない。
UC120年ってことは自分は55歳という事になる。
しかし、自分はまだ15歳だ。
「……えーっと、あの……あれ?
………え?UC……120年なんですか!?」
【行動:04番ユリ=ランブに通信(-0P)】
【位置:H-14】【残り行動値:4P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ】
【行動方針:若干傾きかけたが、それでも殺し合い派】
【同盟:なし】
(な・・・何?)
「・・・キャアアアアァァァァァ!!!」
後ろにいた取巻きたちの肉は腐乱し、非道い臭いを発していた。
それでも尚、私を押さえつけようと向かってくる!!
でも腰が抜けた私は思うように逃げれない。
「ひィ・・・ひィィィーーー!!」
尻餅ついたまま、手を足を使って必死に逃げる。
・・・が、
[ドンッ]
背中に何かが当たった。
恐る恐る、ゆっくりと後ろに振りむく。
『どうしたの? 食べないの?』
彼女だった。
まだその手には大事そうにスプーンを持っていた。
「あ、あ・・・あ・・・あれ・・・。
あれ見て何も思わないの!?」
すっかり変わり果てた取巻き達を指差し、彼女に話をうながそうとした・・・。
[ボトッ]
おなかに何かが落ちてきた。
「・・・エッ?」
目玉だった・・・。
思わず振り向く。 ・ ・ ・ ・
彼女の顔にはポッカリと足りない部分があった。
「イ・・・イヤ・・・。」
先ほどの体勢のまま逃げるものの、壁を背に退路が絶たれてしまった。
・・・運悪く、入り口とは反対方向であった。
彼女・・・いや、彼女であったものはゆっくりと近づいてくる。
一歩。また一歩と。
そして、歩くたびに皮膚、髪、そして肉が削げ落ちてゆく・・・。
「イヤ・・・やめて。 来ないでェ・・・・。」
スプーンを持ったゾンビはもう目前にまで迫ってきていた。
「さあて、この先どうしたもんかな。」
コロニー内ですべき事を終えた僕は、この先の事について考えていた。
「移動しようか?でも、他の参加者に遭遇したらどうなる、戦闘は御免だし・・・。
第一この機体、敏感すぎるんだよなぁ・・・。
う〜ん、このまま待っていてもいつかは誰かと遭うかもしれないしなぁー。」
頭を掻き毟りながら一人、考え込む。
と、その時、唐突に通信が入ってきた。
『お待たせしました、今大会初めての定期放送のお時間です。』
いきなりの事で最初は少々混乱したが、すぐに耳を傾けた。
禁止地区が読み上げられ、それに合わせてマップに印を書き加えた。
『それでは……引き続き、殺し合いをお楽しみ下さい♪』
楽しそうなティーチャ―の声を最後に通信は途切れた。
「ちぇっ、何が『殺し合いをお楽しみください♪』だよ。
それよりも、協力し合う人達がいるのか・・・。
それじゃあ時間が立てばたつほどこっちが不利になるなぁ。
誰かに会ってみるか、このMSにも慣れないといけないしね。」
ヘルメットをかぶり、ベルトを締めた。
そして再度マップを広げる。
「さあ、どこへ向かおうか?下か左の軍事基地・・・。
ん〜、ダメだな、ここで武器を手に入れた人が多そうだ。
差し当たり、この下の戦場後にするか。武器も探せて一石二鳥!」
外へ出るためコロニーベイへ昇ると、不意に体が軽くなった。
ベルトの調節をし直すと、コロニーの外へと飛び出した。
気密と動力のチェックを済まし、戦場後へと向かった。
【行動:出航(−1)移動S−5→S−8(−3)】
【位置:S−8】【残り行動値:0p】
【機体状況:通常】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン ザクマシンガン改(予備弾装1)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×4 水2リットル入り×4 弁当×2 お菓子少々】
【行動方針:他の参加者に会う、武器の調達】
【同盟:無】
『・・・ほら、食べなざいよ』
そう言って差し出されるスプーン。
中にはもうご飯ではなく、腐乱して削げ落ちた肉が入っていた・・・。
差し出されるスプーンに対し、必死に口を閉じる・・・。
しかし、ものすごい力であっけなく閂は破られた。
(イヤ!! イヤ!!)
「イヤァァァァーーーーーーーーーーーーー!!」
―――――――――――――――――――――――――――――――
[ガバッ]
「・・・ハァハァ。 ゆ・・・め?」
目が覚めたのはベッドに机。それにクローゼットだけの簡素な部屋だった。
そして、机には・・・。
「ア、アサギ・・・さん?」
【行動:悪夢(0) 目覚め(1)】
【位置:S-17】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:よくわからない】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、コッペパン×2、水2g2本 デイバック】
【行動方針:詳しい状況確認 MS操縦技術の習得】
【同盟:No,01シュウジ=アサギ No,02シュヴァイザー=シュタイナー? No,07ベルク=クロフォード?】
『イヤァァァァーーーーーーーーーーーーー!!』
「!?」
『・・・ハァハァ。 ゆ・・・め?』
「起きたか…大丈夫か?」
『ア、アサギ・・・さん?』
「嫌な夢でも見たか?まぁ、無理もないが…。
ここはさっき言ってた教会だ。急にさっきのスーパーで倒れたからつれて来たんだが…。
大丈夫か?」
【行動:会話(−0)】
【残り行動値:2p】
【位置:S−17(教会内個室)】
【機体状況:動力炉は動いたまま】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディスク ディパック 水2g入り4本 食料三日分 ノートPC PC
メモリー×5 ノーマルスーツ 各種材料、工具類 拳銃 軽トラックw 紙とペン】
【行動方針:ディスクを使用可能状態にする 話し合いをする 計画の練り直し】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード? 02番シュヴァイザー=シュタイナー?】
>212
「連邦軍? いいえ、私は歯牙無い一般市民よ」
自らの言葉に可笑しさを感じ、内心で苦笑する。
通信相手の戦歴は確かめられた。
事の真偽は定かではないが、それは然程問題ではない。
真実ならば評価には値せず、偽りならば信頼に値せず。何れにしろ、愁林の返答は決まった。
>218
「責任重大ね」
冗談めかして、愁林は笑う。
そうしてから、リオンへ告げた。
「正直なところ、貴方を戦力として評価するのは無理ね。
たかだか1,2ヶ月の実戦経験しかない学徒兵では仕方ないでしょう?
このゲームは、間違いなく長丁場になる。
相方に欲しいのは、不確かな戦闘技術よりも確かな整備技術。
それに、私―――」
唇の端に嘲りの笑みを浮かべ、少年を冷たく突き放す。
「―――見え透いた芝居で同情を買おうとするような、賢しげな子供は嫌いなの」
【行動:ユリと通信継続(-0)、リオンと通信継続(-0)】
【位置:H-14】【残り行動値:4p】
【機体状況:損傷なし】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、ビームシールド×2、
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾77%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:招かれざる客への対応】【同盟:特になし(中立:No.04、ユリ=ランブ)】
「おっさん、ほどほどにしとけよ。
それと嬢ちゃんが目覚めるまで何かで暇つぶしてろ。」
男が帰ってきて開口一番の声をかけてくる
「うっせぇ。俺の体の事は俺がわかってる。
それに、暇を潰すというよりも体を休めるほうが大事だ。」
しかし、自分が思ったよりも声はか細く、相手には届いてなかったようだ。
そして、男がカートの中を漁り食料を自分のバックへ詰め込んでいく。
「食料ありがたく貰うよ。」
声をかけられたが、今度はこちらも声を出す事はしなかった。
その後、男は席に座って何かをし始めた。
ふと、何故か気になって見に行ってしまう。
男が読んでいたのは聖書だった。
おそらく、教会のどこかで見つけて暇つぶしにでも読んでるんだろう。
ふと、意識せずに声が出ていた。
「神なんていりゃしねぇぞ。
俺の人生の中で覚えた事は
【信じるものは救われる】じゃなくて
【信じるものは馬鹿を見る】だ。
くだらねぇったらありゃしねぇ。」
喋り終わってから、自分が声を出していたのに気がつき、
フォローするわけじゃないが、新たに声をかける
「ちょっくら、シュウジ=アサギの所へ行ってくる。
話しをしたいこともあるからな。」
こちらが話し終わると同時に、奥のほうから声が聞こえる。
餓鬼の悲鳴のような声だ。
場所が離れているせいか、随分と小さく聞こえるが。
「ついでに餓鬼も目が覚めたみたいだしな。
シュウジ=アサギが悪戯でもしたか。
そんな趣味があるとはな」
馬鹿みたいな冗談を口に出した後に、裏の置きっぱなしのカートへ行き
日本酒とジュース二本を手に持つ。
そこで気がつき、男に再度声をかけることにした。
「ところで、何処にいる?」
【行動:男と会話(1)】
【位置:S17】【残り行動値:2】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g十本 壊れた懐中時計 買い物袋五枚
カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本 水2g8本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:2人の様子の確認】
【同盟?:01 ショウジ=アサギ 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ】
>224
「……だからこそ驚いてるの!」
(叫ぶようにして言う。)
>229
「…はい。…後、ビーム系射撃兵装…2つばかり見つけて…修理も終わらせてありますので、
必要になったら…取りに着てください…。」
彼女はそれだけ告げて、ディパックを手にとり、食糧と水を少し食べる…。
【行動:開きっぱなしの通信回線で通信(0p)+食事(1p)】
【位置:H14】
【残り行動値:残り3p】
【機体状況:万全】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2
ビームマシンガン×1(EN残量80%)、ビームライフル×1(70%)】
【所持品:バック、毒薬セット、工具一式】
【行動方針:会話。少し落ち着いた。】
【同盟:no3イブ・シュウリン(一方的?)】
『神なんていりゃしねぇぞ。
俺の人生の中で覚えた事は
【信じるものは救われる】じゃなくて
【信じるものは馬鹿を見る】だ。
くだらねぇったらありゃしねぇ。』
(・・・・・・・・・・。)
『ちょっくら、シュウジ=アサギの所へ行ってくる。
話しをしたいこともあるからな。』
シュヴァイザーが話し終わると同時に
奥のほうから悲鳴のような声が聞こえてくるが
――――我感知せず――――――
『ついでに餓鬼も目が覚めたみたいだしな。
シュウジ=アサギが悪戯でもしたか。
そんな趣味があるとはな。』
そう言うとカートから日本酒とジュース二本を手に持って、また話し掛けてくる。
『ところで、何処にいる?』
「個室だ。でも嬢ちゃんが起きたんなら時期にこっちへ来るよ。
・・・・・なあ、おっさん、”神なんていりゃしねぇ”て言ったよな。
俺も同感なんだが、あんたは【馬鹿を見た】方か。
何人もそういう奴らを見てきたが、あんたはまだ”神”とやらを
信じてるんだろ。だがら恨んでいる。失ったものへの悲しみを
紛らわすために酒に溺れ、全てを存在しないもののせいにして
自分は逃げている。違うか?」
【行動:シュヴァイザー・シュタイナー会話(-1)】
【残り行動値:1】
【位置:S-17】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g二本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:読書】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ?】
……眠いわね、何だか疲れちゃったかな?
寝ましょう。
一回寝ましょう。
寝て、頭冷やしましょうよ。
寝袋を探せば見つかった。
倉庫は広かったし、中にもまばらに物が残っていた。
寝袋ぐらいを見つけるのは簡単だった…
疲れた……
【行動:睡眠(−4)】
【残り行動値:0P】
【位置:E−05】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド発生装置(非装備・破損)】
【所持品:工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、アッパー系の麻薬(3日分)、携帯ゲーム機、小説、LD】
【行動方針:生き残れ。もう少し巧くやりなさいよ、サーティア!】
【同盟:なし】
「個室だ。でも嬢ちゃんが起きたんなら時期にこっちへ来るよ。
・・・・・なあ、おっさん、”神なんていりゃしねぇ”て言ったよな。
俺も同感なんだが、あんたは【馬鹿を見た】方か。
何人もそういう奴らを見てきたが、あんたはまだ”神”とやらを
信じてるんだろ。だがら恨んでいる。失ったものへの悲しみを
紛らわすために酒に溺れ、全てを存在しないもののせいにして
自分は逃げている。違うか?」
男が話し掛けてくる。
無視してもいいんだがな。
こうなったらもう止まらない。
俺は手近な椅子にどっかり腰を降ろし
残った片目をギラつかせながら早口で捲くし立てる
「俺は神は信じていない。元々な。
だが、神を信じている奴は直ぐ近くにいた。
俺のカミさんだった。
だが、やつは死んだ。コロニーが落ちてきて死んだ。
俺はどうだ。整備士を無理やり動かして、
無理やり出撃して、撃墜だ。
だが、俺は生きてた。片目は無くなったが、それだけだ。
何故、俺は生きているんだ。何故だっ!
仮に神がいるとしたら、俺は神にこう聞いてやる
『何故カミさんは死んで俺は生きているのか』と。
答え次第によっては・・・神だろうと殺す。」
そして顔の左眼付近のキズをそっとなぞる。
消えない傷。外側だけでなく心にも届く深い傷。
そして、傷をさわり多少落ち着いた所で再度声をかける。
「それと酒には溺れてもいないし、酔ってもいない。
酔ってたとしても・・・
いまので覚めちまったさ。」
何処となく寂しげに呟いた。
更にふと思い、更に声をかけた。
「あと、おっさんはヤメロ。
俺にはシュヴァイザー=シュタイナーという名前がある。
おっさんとシュシュと呼ぶのは禁句だと思っておけ。
それとな。お前の名前は?
まだ誰に名前も聞いてないからな。」
【行動:男と会話(1)】
【位置:S17】【残り行動値:3】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g十本 壊れた懐中時計 買い物袋五枚
カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本 水2g8本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:2人の様子の確認】
【同盟?:01 ショウジ=アサギ 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ】
薄暗い通路を警戒しながらゆっくりと先に進む。
どうにも嫌な感じだ……。
誰もいない通路に響く俺の呼吸音が妙に大きく聞こえる。
しばらく進むと目の前に凄く大きな扉が現れた。
何かを誰にも近寄らせないように見られないように守っている。
しかもその扉は明らかにセキュリティーが厳重だ。
天井からこっちを睨むように見てくる監視カメラ――
真正面の扉にあるのは厳重なテンキー式電子錠――
その横にはセキュリティカードを入れる溝――
壁に警報システムの警告灯が赤く光る――
「しかも二重扉かよ、この扉は怪しさ大爆発だなァ…」
伊達に建設業者として建築物・土木施設で下働きをしていたわけではない。
おかげで建物の構造を見抜く力はそれなりにある。
これほど厳重な扉は珍しい。
しかし
全てのセキュリティーシステムが壊されて中に入れるようになっている。
「さて何があるのやら…」
覚悟を決めて扉に手をかける。
ゴゴゴゴ―――
かなり重い扉だ。
ゆっくりと鈍い音を立てて扉が開く。
そこは広い倉庫のようだ。
何が入っているかわからないが大きい箱がまるで壁のように永延と並んでいる。
それが向こう100mぐらい先までびっしりと続く。
「凄ェ…」
その光景に圧倒されて少し立ちすくむ。
箱を見ると横に記号と番号が印刷されているがよくわからない。
中身が気になったのでその中から1個の箱を取り出す。
そして無理矢理中身をこじ空ける。
期待したその中身は――
「粘土と無線機…?」
無線機はまだわかるとして何で粘土なんかが?
こんな厳重な警備で中にあるのは粘土?
納得いかない。
しかしその粘土にある文字を見つけた。
『C4』
理解した。
これが示す言葉は一つ。
「C4……プラスチック爆弾……」
前世紀の兵器だが絶大な威力をもつ軍用の爆弾。
この箱の量だけでMSを破壊できるだろう。
ここにある箱が全部そうだったら?
――嫌な想像だ。
しかし、武器になるので1箱だけでも持っていくことにする。
片手にとんでもない爆弾を持ちながらMSに戻る。
心拍数が高いのが自分でもわかる。
気が高ぶっている。
「明かり?」
来た時には気がつかなかったが途中で横に道があり、そこから光が漏れている。
警戒を強めながらそっちに進むことにする。
その区画には電気がついていた。
何となく扉が閉まってる一つの部屋に入る。
プシュ――
「空気も残ってるのか…」
中に入って考える。
この区間は戦闘の被害が少ないみたいだ。
空気が残ってるし電気も生きている。
その部屋にあったのはベッド、本棚、椅子とテーブル、小型冷蔵庫……
どこか俺の部屋に似てる。
ゆっくりとノーマルスーツを脱ぐ。
緊張状態を長く続けたせいか汗でびっしょりになっている。
「落ち着け、落ち着け……休息も必要だよな…」
脱いだノーマルスーツを机に置く。
ブランデーを少し口に流してベッドに横になる。
眠気なんてないが無理矢理でも眠らないといけない。
いざという時に判断力を鈍らせるとどっかで聞いたからだ。
【行動:眠る(-0p)】
【位置:U-23】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:正常】
【罠用:ビームライフル3丁、太いワイヤー、C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と19本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2リットル2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:生き残る】【同盟:なし】
俺の言葉が勘に触ったのか、シュヴァイザーは椅子にどっかり腰を降ろし
残った片目で俺を睨みつけながら早口で捲くし立てる
『俺は神は信じていない。元々な。
だが、神を信じている奴は直ぐ近くにいた。
俺のカミさんだった。
だが、やつは死んだ。コロニーが落ちてきて死んだ。
俺はどうだ。整備士を無理やり動かして、
無理やり出撃して、撃墜だ。
だが、俺は生きてた。片目は無くなったが、それだけだ。
何故、俺は生きているんだ。何故だっ!
仮に神がいるとしたら、俺は神にこう聞いてやる
『何故カミさんは死んで俺は生きているのか』と。
答え次第によっては・・・神だろうと殺す。』
シュヴァイザーは顔の左眼付近のキズをそっとなぞる。
今度は落ち着いた様子で話し出した。
『それと酒には溺れてもいないし、酔ってもいない。
酔ってたとしても・・・
いまので覚めちまったさ。』
何処となく寂しげに呟いた。
更にふと思い、更に声をかけた。
『あと、おっさんはヤメロ。
俺にはシュヴァイザー=シュタイナーという名前がある。
おっさんとシュシュと呼ぶのは禁句だと思っておけ。
それとな。お前の名前は?
まだ誰に名前も聞いてないからな。』
「ベルク=クロフォードだ。すまなかったなこんな話して
でも、少しあんたが見えた気がするよシュヴァイザーさん。」
俺は首からぶら下げた十字架を手に持ち見つめながら話始めた。
「俺は”神”じゃ無いが神父の端くれとして言わせてもらうよ。
”人の命には限りがある。それは突然起こることでも
神に出来ることは魂を生みだし、散った魂に安息を与えることだけ
神に祈ることは助けてもらうためではなく、魂を与えてもらったことへの
感謝の気持ち、そして散った魂に安息を与えてもらうための気持ち
彼女の魂もまた安息を迎えたはずです。生きている者に出来ることは
限りがある命を真っ当することだけです。”(と神父さんが言ってた気がする。)
ま、この言葉をどう受け止めるかはあんた次第だ、
無視してもらってもかまわ無し、こんな解釈の仕方もあるってことさ。」
【行動:シュヴァイザー・シュタイナー会話中(-0)】
【残り行動値:4】
【位置:S-17】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g四本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:???】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ?】
しかし俺はすぐに、思い直した。
(…いかんな。ちょっと発着口が見つからないからと言って、見も知らぬ
設計者を疑ってしまうとは…。焦るなよ、レイモンド)
尚も基地の周囲を慎重に見ていく。
こんなに注意深く物を見たのは、畑を荒らすカラスを退治した時以来だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・。
…これ程努力をしても、結局発着口は見つからなかった。
俺はとりあえず機体を岩場の影に寄せて、ここまでで
MS発着口が見つけられない理由を考えてみた。
1、俺の捜した場所にたまたま発着口がなかっただけ。
2、既に誰かが基地内にいて、発着口を閉鎖している。
3、実はここは基地ではない。
4、本当に設計ミス。
5、俺の見落とし。
…こんなところだろうか。
(1が一番ありそうな理由だな。この規模の基地では発着口の数もさほど多くは
ないだろうし。
2もありそうではあるが、俺がここまで近くに寄っているのに何の反応もない
のが気になる。攻撃なり、通信なりがあってもよさそうなものだが…。
3は…そんな事をするメリットが思いつかん。例の先生若しくは、この
プログラムを計画した組織の戯れとか?ここでこそこそしている俺を見て、
笑っているんじゃないだろうな…。もう一度ピースしておくか?
4は、あり得ないだろう。万が一設計ミスをしたからといって、それに気付かない
まま建設するとは思えない。3のような戯れでない限り。
5は認めん)
こうして考えてみると、やはり1が妥当なところだと思う。
第一、俺はまだ基地の半分弱しか見ていないのだから
もう少し周囲を見て回ってから結論を出しても遅くはない筈だ。
発着口捜しはまだ時間がかかりそうだ…。
【行動:移動(−2)発着口についての思考(−0)】
【残り行動値:2p】
【位置:C-3→D-3→E-3】
【機体状況:異常は無い…と思う】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ヒートサーベル】
【所持品:ディパック コッペパン1つ 水2g入り2本(残り1,7)
シャベル(小)、蕎麦団子4個 蕎麦の種子】
【行動方針:発着口はどこだ?】
【同盟:なし】
「―――見え透いた芝居で同情を買おうとするような、賢しげな子供は嫌いなの」
………………
「あぁそう、そうですかそうですか……。
それじゃあ僕はそろそろおいとましましょう。
UC120年……色々情報も欲しかったですがね…」
そう言うとリオンはスラスターを吹かした。
「また会いましょう。
その時はどちらかが死んでいるかもしれませんがね……」
高らかに笑った。
「女は駄目だな………すぐ嘘がバレる。
でも、男の人も……」
吐き気と頭痛が襲った。
「…十代の男の人は05番……だけか。
さっきの女以外は、08番と11番……
しかし、このMSの名前……見たことないものばかりだ。
さっきの女の言ってたように、今はUC120年なのか?」
考えた所で仕方が無い。
如何に技術が進歩したと言っても、タイムマシンなどというものが開発されるはずがない。
「……仲間に出来るとしたら、3人……
14人中3人か……。
いや、もう12人中3人、4分の1だな。」
右手人差し指でヘルメットをコツコツとしながら、
リオンはまだ見ぬ仲間を求め、移動した。
【行動:04番ユリ=ランブに通信(-0P) H-14→H-10(4P)】
【位置:H-10】【残り行動値:0P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ】
【行動方針:使い捨て仲間募集中 消極的に殺し合い派】
【同盟:なし】
『嫌な夢でも見たか?まぁ、無理もないが…。
ここはさっき言ってた教会だ。急にさっきのスーパーで倒れたからつれて来たんだが…。
大丈夫か?』
「・・・ハ・・・ハイ。 大丈・・・夫・・・です。 多分・・・。」
朦朧とした頭を手で抱えて答える。
「・・・ここは、どこなんですか?」
寝起きのまどろんだ感覚が残っていたが、私はアサギさんに尋ねた。
【行動:悪夢(0) 目覚め(1)】
【位置:S-17】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:よくわからない】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、コッペパン×2、水2g2本 デイバック】
【行動方針:詳しい状況確認 MS操縦技術の習得】
【同盟:No,01シュウジ=アサギ No,02シュヴァイザー=シュタイナー? No,07ベルク=クロフォード?】
『・・・ハ・・・ハイ。 大丈・・・夫・・・です。 多分・・・。』
『・・・ここは、どこなんですか?』
朦朧とした様子でヨーコが尋ねてくる。
「ベルクが集合場所として指定していた教会のおそらくシスターかなんかの個室だ。
私がスーパーに立ち寄ったときに中から出てきたお前が急に倒れてな。
休ませるためにここまで運んできたんだ。
本当に大丈夫か?ただの貧血かなんかならいいんだが…。」
この戦場で病気か何かに罹ったとなればそれは死に繋がるだろう。
ただでさえMSの操縦できないのに、体調不良とくれば間違いなく殺される。
この参加者の中に医者がいるとは限らないし、その参加者のみに会うのはほぼ無理だろう。
だからたいした事無ければいいのだが…。
【行動:会話(−0)】
【残り行動値:4p】
【位置:S−17(教会内個室)】
【機体状況:動力炉は動いたまま】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディパック (ディスク 水2g入り4本 食料三日分 ノーマルスーツ)拳銃 紙とペン
軽トラックw(メモリー×5 各種材料、工具類 ノートPC PC)】
【行動方針:ディスクを使用可能状態にする 話し合いをする ヨーコの状態確認】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード? 02番シュヴァイザー=シュタイナー?】
>239
「次はもっと巧く、演技ができるようになっていなさい」
ジオングの反応が索敵範囲内から消えたのを確認し、機体を反転させる。
向かうは、ユリ=ランブの元。
ここでリオン=フライハイを追いかけ、戦闘に突入しても然程メリットはない。
愁林はそう判断したのだ。
>231
「ありがとう、それじゃあ今からそちらに行くわ」
レーダー内の、彼女のMSの反応を先程入手したマップのデータと重ね合わせ、最短の到達ルートを割り出す。
モニターに破線となって表示されたそのルートに従い、愁林は小惑星基地内へと再度進入した。
ゲートを潜り、MS用通路を通り抜け、奥へ奥へと進んでいく。
「探索、ご苦労様」
ようやく姿を現したゴトラタン。そのコックピット内のユリへ、愁林は労いの言葉を掛けた。
【行動:ユリと通信継続(-0)、リオンと通信終了(-0)、小惑星基地内へ戻る(-1)】
【位置:H-14】【残り行動値:3p】
【機体状況:損傷なし】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、ビームシールド×2、
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾77%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:ユリ=ランブから武装を受け取る】【同盟:特になし(中立:No.04、ユリ=ランブ)】
今日は移動のみです。
【行動:移動S−8→S−10(−2)】
【位置:S−10】【残り行動値:2p】
【機体状況:通常】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン ザクマシンガン改(予備弾装1)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×4 水2リットル入り×4 弁当×2 お菓子少々】
【行動方針:他の参加者に会う、武器の調達】
【同盟:無】
もしかしたら、俺はついているかもしれない、などと思ってしまった。
また発着口を捜し始めて、それほど経たないうちに
基地の下部にポッカリと口を空けている部分を発見したのだ。
ただ、MSの発着口ではないらしい。
大きさから見て、物資の搬入口の一つのようだ。
他にも幾つか同じ搬入口が見えるが、どれもハッチが閉まっている。
どうやら、ここだけがハッチの故障で閉まらなかったらしい。
問題はここから入れるかという事だったが、ガンイージの小ささが
幸いして何とか通れた。
狭い空間を擦るように通過して、デッキに出る。
ここはようやくMSが立てるくらいの高さがあった。
特に基地内は荒らされているわけでもなく、電気が通れば
普通に使用できそうな雰囲気がある。
そして、実際に電気は通じているようだった。
ぼんやりと光る周囲の照明がそれを裏付ける。
(つけっぱなしだったか、誰かが使用しているのか…。)
ガンイージがやっと立てる空間の中で、俺は
この状況を少し楽しんでいる自分を発見した。
(さてさて、鬼が出るか蛇がでるか、はたまた天の使いか悪魔の使徒か…)
【行動:発着口捜索(−1)基地内への移動(−1)】
【残り行動値:0p】
【位置:E-3→E-4】
【機体状況:異常は無い…と思う】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ヒートサーベル】
【所持品:ディパック コッペパン1つ 水2g入り2本(残り1,7)
シャベル(小)、蕎麦団子4個 蕎麦の種子】
【行動方針:誰かいるのか?】
【同盟:なし】
「ベルク=クロフォードだ。すまなかったなこんな話して
でも、少しあんたが見えた気がするよシュヴァイザーさん。」
ベルクが首にぶら下げた十字架を手に持ちながら喋りだした。
「俺は”神”じゃ無いが神父の端くれとして言わせてもらうよ。
”人の命には限りがある。それは突然起こることでも
神に出来ることは魂を生みだし、散った魂に安息を与えることだけ
神に祈ることは助けてもらうためではなく、魂を与えてもらったことへの
感謝の気持ち、そして散った魂に安息を与えてもらうための気持ち
彼女の魂もまた安息を迎えたはずです。生きている者に出来ることは
限りがある命を真っ当することだけです。
ま、この言葉をどう受け止めるかはあんた次第だ、
無視してもらってもかまわ無し、こんな解釈の仕方もあるってことさ。」
この男。いや、ベルクは神父だったらしい。
なるほど。だから教会に行くと言ってたわけだな。
「ふんっ。
なんで。年下の奴に説教がましいことを
わざわざ言われなきゃいけないんだ。
馬鹿馬鹿しい」
言い放って席を思い切り立ち上がる。
そして、立ち去る前に一言だけ付け足す。
「神やらあの世やらは信じるわけじゃないけどな。
カミさんや息子が信じてて、それで幸せだったなら
それはそれでかまわねぇや」
そう言って後ろの先ほどの席に戻った
【行動:ベルクと会話(1)】
【位置:S17】【残り行動値:3】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g8本 壊れた懐中時計 買い物袋五枚
カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本 水2g8本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:2人の様子の確認】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
『ベルクが集合場所として指定していた教会のおそらくシスターかなんかの個室だ。
私がスーパーに立ち寄ったときに中から出てきたお前が急に倒れてな。
休ませるためにここまで運んできたんだ。
本当に大丈夫か?ただの貧血かなんかならいいんだが…。』
「あ・・・ハイ。 貧血・・・ではありませんから。」
・・・・・・。
沈黙。
(どうしよう? ちゃんと本当のこと・・・話しておいたほうがいいのかな?
いや・・・でもそれでまた嫌われたりしたら・・・。
いや、でも・・・・・)
そんなこんなで色々と思案しているうち・・・。
[ブルッ(( ゚Д゚))]
寒い・・・。
先ほどの夢のためか、寝起きの私は汗びっしょりであった・・・。
(あ・・・(///) )
しかも着ていた服がわりと薄着だったため、服が透けて肌があらわに・・・って何ゆっくり解説してるのよ私!?
モゾモゾとベッドに入りなおし、アサギさんを背にする。
(見られ・・・ちゃったのかな?)
部屋の中は気まずい雰囲気が漂い、またもや沈黙が流れた・・・。
でも自分から動かなきゃ、いつまでもこの状態が続きそうだったので、勇気を出して口を開いた。
(い・・・いくわよ・・・。せーの・・・)
「・・・あ、アサギさん?
あ、あの、着替え・・・させてもらっても・・・いいですか?」
【行動:会話(0) ※前回の行動間違えていました。すいません】
【位置:S-17】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:よくわからない】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、コッペパン×2、水2g2本 デイバック】
【行動方針:詳しい状況確認 MS操縦技術の習得】
【同盟:No,01シュウジ=アサギ No,02シュヴァイザー=シュタイナー? No,07ベルク=クロフォード?】
『あ…ハイ。 貧血…ではありませんから。』
「そうか。ならいいんだが。」
『・・・』
「・・・」
沈黙
なにやらヨーコが赤くなってもぞもぞしている。
「…っと…。」
慌てて視線を横へ移す。何とも気まずい。
再び沈黙
『・・・あ、アサギさん?
あ、あの、着替え・・・させてもらっても・・・いいですか?』
「ん゛?あ、あぁ。しかし着替えとか持ってるのか?
まぁ、なければこの部屋にあるのを使えばいいか…。
では、私は部屋の外に退散するとするか。何かあったら言ってくれ。」
そう言って計画書とペン四本と紙をディパックに入れると部屋の外へ出る。
そして首を2、3回左右へ振りポツリとつぶやく。
「…馬鹿馬鹿しい…。」
【行動:会話(−0)部屋の外へ(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:S−17(教会内個室)】
【機体状況:動力炉は動いたまま】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディパック(ディスク 水2g入り4本 食料三日分 ノーマルスーツ 紙とペン 計画書)拳銃
軽トラック(メモリー×5 各種材料、工具類 ノートPC PC)】
【行動方針:ディスクを使用可能状態にする 話し合いをする ヨーコを待つ】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード? 02番シュヴァイザー=シュタイナー?】
訂正です。【位置:S−17(教会内個室)】→【位置:S−17(教会内廊下)】
部屋の中だとえらいことになるって…。_| ̄|○
暫くコクピットの中から周囲の様子を伺っていたが、特に
誰かが出てきたり、撃ってきたりはないようだ。
俺もいい加減、コクピットに押し込められているのに
うんざりしてきていたから、外に出て背伸びでもしたくなった。
再度周囲を注意深く見回してからハッチを開け、顔を出す。
自分の目で外の景色を見るのは何時間振りだろう?
そして思いきって、コクピットからふわりとデッキに降り立った。
どうやらいきなり物陰から撃たれたりはしなかったようだ。
「んっ………っと」
最初にまず、思いきり背伸びをした。
続いて腕や肩、腰の関節をほぐす。
たったこれだけでも随分と身体が楽になる。
どうせなら新鮮な空気も吸いたかったが、これはもう少し我慢しよう。
改めて周囲を見てみた。
物資搬入口らしく、隅の方にはコンテナが幾つか積んである。
そしてその近くには、搬入に使うのだろうベルトコンベアが二基。
回り込んでコンテナを覗くと、残念ながらからだった。
反対側にはドアがあり、さらに向こうには奥へ続く通路が見える。
俺はドアの前まで行ってみた。
窓から覗くと、その部屋はどうやら事務室らしい。
(基地内のマップかなんかあればいいんだが…)
ドアにも鍵は懸かっていなかったので、中に入ってみる事にした。
…まあ、ごく普通の事務室だ。飾り気も何もない。
期待していたマップも無いようだった。
分かったのは、物資の搬入カタログからここは主に
生活用品が搬入されるという事くらいか。
どうりでこじんまりとした搬入口だと思った。
何にせよ、ここでは食料や武器を手に入れる事はできないようだ。
(やはり内部を見て回る必要があるか)
誰かがいる可能性がある以上危険もつきまとうが、いるならいるで
話をしておきたかったし、補給の有無も確認しておきたかった。
さらに事務室を探し(荒らし)、机の引き出しの中から銃を一丁見つけた。
マガジンにも弾は残っているから、万が一戦闘になっても多少は安心できる。
(今まで武器になりそうなものが、シャベルしかなかったからな…)
さらに道標をつけるためのマジックも手に入れる。
一応の準備を整えると、俺は通路を奥へ向かう事にした。
【行動:デッキ内の探索(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:E-4】
【機体状況:異常は無い…と思う】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ヒートサーベル】
【所持品:ディパック、コッペパン1つ、水2g入り2本(残り1,7)
シャベル(小)、蕎麦団子4個、蕎麦の種子、拳銃(残弾8発)、マジック】
【行動方針:基地内探索】
【同盟:なし】
>242
「…わかりましたぁ。」
そのまま、向こうが来るのをその場で待っている。
…かなり疲れているような気がするのは気のせいだろうか。
そしてVガンダムが来た。…その時も当然無警戒、修理品をMSの両手に持ち
手を地に向けた状態で。
「…いえ…この程度…」
しかし、かなり息が荒い。……5秒ほど沈黙が続いた後で…
ぽつりと呟いたのが聞こえたであろう。
「…超長時間のMS操縦がこんなに疲れるなんて知らなかった…。」
【行動:継続通信(−0p)】
【位置:H14】
【残り行動値:残り4p】
【機体状況:万全】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2
ビームマシンガン×1(EN残量80%)、ビームライフル×1(70%)】
【所持品:バック、毒薬セット、工具一式】
【行動方針:会話。…疲れきってます。】
【同盟:no3イブ・シュウリン(一方的?)】
>>249 ピピー! ピピー! ピピー!
小うるさい警告音で目が覚めた。
何よ、眠いのに……あと10ふ……
「何!?」
急いで飛び起き、計器を確認する。
ガンイージがうろついてる……
あ、しかも故障したドアがあったようで……
……迂闊だったわね。
事務室に入った…かな?
何か探してるのかなんなのか、随分留まっているわね。
「……オーケイ、今度こそ下手な事しちゃ駄目よ、サーティア」
監視カメラで相手を確認し、基地内の放送を稼動させる。
『ちょっと、いいかしら?』
放送の音が基地内に響き渡った。
【行動:相手の位置確認(−1)、放送で通信(−1)】
【残り行動値:2P】
【位置:E−05】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド発生装置(非装備・破損)】
【所持品:工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、アッパー系の麻薬(3日分)、携帯ゲーム機、小説、LD】
【行動方針:生き残れ。落ち着きなさいな、サーティア】
【同盟:なし】
『ふんっ。
なんで。年下の奴に説教がましいことを
わざわざ言われなきゃいけないんだ。
馬鹿馬鹿しい。』
言い放ってシュヴァイザーは席立ち一言だけ言てきた。
『神やらあの世やらは信じるわけじゃないけどな。
カミさんや息子が信じてて、それで幸せだったなら
それはそれでかまわねぇや』
そう言うと後ろの席に戻って行った。
(説教・・・・・か、俺らしくないことをしたな。
そういえば、シュウジさんも嬢ちゃんも遅いな。ま、いいか。)
そして、再び聖書を読み始めた。
【行動:シュヴァイザー・シュタイナーとの会話終了(-0)聖書を読む(-1)】
【残り行動値:3】
【位置:S-17(教会の大聖堂内)】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g四本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:聖書を読むand待つ】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ?】
激しい音を立ててガラス作りのドアが砕け散ると、薄暗い店内に人影が入り込む。
入り口に立て掛けられた看板には【GUN】の文字。俗に言う銃砲店だ。
荒々しく散乱したガラスを踏みしめながら店に入ると、彼は店内を物色し始める。
このコロニーに入り数時間が経過している。何かしら戦闘に使えるものを探索はしてみたが、
ここは普通の生活用コロニーであるため、MS用の武装など当然みつかりもしない。
一応、駐留軍と思わしき小型の軍事施設は存在した物の、誰がやったのか知らないが
その場所は跡形もなく破壊されており全く話にならない。
仕方なく彼が目を付けたのは街中の銃砲店。MSの武装が見つからないなら、
白兵戦用の武器だけでも揃えておこうということだ。
店内を軽く見回すと壁に掛かっている自動小銃を一丁手に取る。弾薬は入ってない。
ケースを叩き割ると警報装置の音が響き渡るが、そんなことお構いなしに弾薬を手にとると
手馴れた手つきでマガジン内に弾を詰め込んでいく。
幾度かの機械音。全ての動作が終わった所で彼は店の中から外の通りに向けて銃を構えた。
けたたましい騒音が響き渡ると目の前のガラス、向かいの店の品物、通りの看板、全てが吹き飛んでいく。
笑い声と硝煙が入り妄り、彼は一時の快楽を楽しんだ。
弾切れの音が鳴り、現実に引き戻されると彼は店内の適当な自動小銃・小銃をコクピットへと放り込んでいく。
一言だけ恍惚の呟きを洩らしながら
【行動:武器の調達とストレス発散w;(-2P)】
【位置:J-08】【残り行動値:2P】
【機体状況:外装への小ダメージ】
【武装:ビームソードアックス 格闘用ロッド】
【所持品:自動小銃2丁 小銃3丁 それらの弾薬】
【行動方針:武器の確保】【同盟:無し】
事務室を出る前に、ふと思いついた。
通路の先のハッチは全て開いているのだろうか?
俺の他に誰かがいるならば、当然閉鎖するだろう。
誰もいなくたって、そんな親切丁寧にお通りくださいなんて
状態であるなんて、楽観的な考えはしてはいけない。
(事務室であるからには何か、ハッチを開くカードみたいな物があっても…)
そう考えた俺は再び、室内を捜し始めた。
しかし、そんな見も知らないカードなんて俺には分かるわけも無く、
無駄な時間を費やして捜索は終わった。
こうなればハッチが閉まっていないのを期待して進んでみるか。
(まあ、今はそうするしかないか…)
と、事務室を出ようとした次の瞬間、
『ちょっと、いいかしら?』
突然室内に女性の声が響き渡った。
俺は咄嗟に横に跳んだ!
…俺の頭の中では、昔見た刑事ドラマで銃を横っ跳びしてから
銃を構える、あのシーンが再現されていたのだが…
無重力のおかげで横っ跳びした俺は、ふわふわと回転しながら
壁、そして天井にピンボールのように跳ね回った…。
(いっっってええええ。腰打ったああ!)
情けない激痛に堪えながら、周りを見ると棚の影に監視カメラが見えた。
(あれか…。やはり先着の人間がいたか…)
「はいよ、聞こえてるよ、お嬢さん。初めまして♪」
俺は腰の痛みを表に出さないよう、極めて平静を装った。
【行動:事務室の捜索(−1)、ピンボール(−1)】
【残り行動値:1p】
【位置:E-4】
【機体状況:異常は無い…と思う】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ヒートサーベル】
【所持品:ディパック、コッペパン1つ、水2g入り2本(残り1,7)
シャベル(小)、蕎麦団子4個、蕎麦の種子、拳銃(残弾8発)、マジック】
【行動方針:声の主の確認】
【同盟:なし】
移動をしていた際、レーダーに機影が映った。
その機体はリオンのよく知るもの、それでいて知りたくなかったものだった。
(やっぱり……死んでなかったんだな。
今はコロニーにいるみたいだけど、ちょっかい出さなければ大丈夫だろう。)
少々冷や汗をかいたが、そう判断する。
リオンは何もせず、そのまま移動していった。
【行動:H-10→G-7(4P)】
【位置:G-7】【残り行動値:0P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ】
【行動方針:使い捨て仲間募集中 消極的に殺し合い派】
【同盟:なし】
目標地点の戦場後へ到着した。死の空間・・・、静寂の闇があたりに広がる。
「えーと、相変わらず見たことの無いMSばかり・・・。
手ごろな武器は無いかな・・・。」
周囲を見渡すと、見覚えのあるMSを見つけた。MS-06F2、大戦末期の主力機である。
その手には、シュツルム・ファウストが握られていた。
「お、早速発見。」
ザクに近寄り、S・ファウストに手を触れたその時。
ガチン=u・・・へ!?」
その瞬間、目の前が噴射光に覆われ、思わず目を瞑った。
散々待ちぼうけを食らわされていた弾頭は勢いよく飛び出し、直線上のスクラップを巻き込み、爆ぜた。
暫くして目を開けた、まだチカチカしている。志半ばで倒れたザクの顔が、僕を嘲笑しているような気がした。
「あっぶな〜っ!!・・・ふう、他の武器を探そうっと・・・。」
気を取り直し奥のフロアへと進んだ。(T-10移動)
奥に進むと、さらに多くの残骸が漂っていた。とりあえず目にとまったMSの残骸を片っ端から漁る事にした。
様々なMSを調べ、今まで見た事の無いMSに驚き、考え、珍しがった。
しかし、肝心の武器は中々見つからない。携帯武器がビーム兵器ばかりだからだ。
結局見つけたものは、お馴染みのザクバズーカ(弾数3)のみであった。
【行動:探索(−2)移動S−10→T−10(−1)】
【位置:S−10】【残り行動値:2p】
【機体状況:通常】
【武装:頭部バルカン×2 Bサーベル×2 カメラ・ガン ザクマシンガン改(予備弾装1)
ザクバズーカ(残弾3)】
【所持品:拳銃 家族写真 コッペパン×4 水2リットル入り×4 弁当×2 お菓子少々】
【行動方針:他の参加者に会う、武器の調達】
【同盟:無】
『ん゛?あ、あぁ。しかし着替えとか持ってるのか?
まぁ、なければこの部屋にあるのを使えばいいか…。
では、私は部屋の外に退散するとするか。何かあったら言ってくれ。』
[バタム]
肩口から覗き込むような体勢でアサギさんが部屋を出て行くのを確認した私は
「フゥ・・・」と一息つくと、ようやくその重い腰を上げることができた。
(・・・教会の個室なんだから女の子向けの服くらいあるよね。)
クローゼットを開ける
「淋しいわね・・・。」
中には修道衣が二着だけかけられていて、ポツンと収納棚が一つあるだけだった。
収納棚の中は下着が入っているようだ。
「・・・動きやすそうなの・・・ないの?」
しかし、いくら探してもそのようなものは無かった。
「仕方・・・ないなぁ。」
私は苦笑いを浮かべながら、いそいそと着替え始めた。
・・・・・・。
「こんな感じかな?」
とりあえず下着は少しでも動きやすいようタンクトップを拝借し、
修道衣を着て、元々着ていた服はデイバックの中に詰め込んだ。
(・・・ちょっと恥ずかしいな。)
ドアの前まで来たというのに妙に照れ臭くなる。
[ガチャ]
「あの・・・アサギさん。
着替え、終わりましたから・・・。」
まだ照れ臭さが残っていたからか、私は首だけ廊下に出してながら言った。
【行動:会話(0) 着替え(1)】
【位置:S-17】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:よくわからない】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、コッペパン×2、水2g2本 デイバック】
【行動方針:詳しい状況確認 MS操縦技術の習得 霊感を打ち明ける】
【同盟:No,01シュウジ=アサギ No,02シュヴァイザー=シュタイナー? No,07ベルク=クロフォード?】
「・・・。」
(やはりあの方法は無理がありすぎるな…。やはり”3”を使った方が安全か…?)
待っている間にも頭脳は働き続ける。
一歩外では殺し合いをしているという状況だけに何かしていないと落ち着かないのだ。
無意識のうちにペンの一つを手でクルクル回していた。
『あの・・・アサギさん。
着替え、終わりましたから・・・。』
ドアから首だけ出したヨーコが声をかけると同時にペンが床に落ちる。
ペンを拾い、ディパックを担いでペンを中に入れながら言う。
「ん。終わったか。
それじゃ残りの二人がいる大聖堂まで行くとするか…。」
(後でにトラックに寄らないとな…。)
【行動:会話(−0)】
【残り行動値:4p】
【位置:S−17(教会内廊下)】
【機体状況:動力炉は動いたまま】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディパック(ディスク 水2g入り4本 食料三日分 ノーマルスーツ 紙とペン×4 計画書)拳銃
軽トラック(メモリー×5 各種材料、工具類 ノートPC PC)】
【行動方針:ディスクを使用可能状態にする 話し合いをする 大聖堂へ移動】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード? 02番シュヴァイザー=シュタイナー?】
アシッドの機影反応を拾ってからしばらく、
またリオンのジオングのレーダーに機影が映った。
今度は二機。
一つはリオンもよく知るMS。
極限まで運動性能を高めたGMタイプ、しかしその為装甲を犠牲にしている、
ジム・ライトアーマー。
普通だったら、リオンは躊躇わず殺していただろう。
しかし、リオンは様子を見た。
一つには、ジムのパイロットが女性だった事。
少しでも仲間の欲しい彼にとって、それは貴重な事だった。
そして、もう一つは基地の中にもう一機、別の……
また、リオンの知らないMSがあった事だ。
(ガン・イージ……か、知らないな。
……それより、パイロットは31の男……)
身震いをした。
いっそのこと、小惑星基地を爆弾で爆破してやろうかと思った。
しかし、ジムパイロットを信用させるには、我慢するしかなかった。
通信回線を開く。
相手はもちろん、ジムパイロット――サーティア=クワン。
「は、はじめましてっ!
僕はリオン=フライハイです。
あ、あのっ……実は僕、仲間を探していて……
いきなりでなんなんですけど、僕を仲間になってください!」
今度は芝居ッ気を抜いたつもりだ。
それに、緊張しているのを表すために、少々言葉を間違っている風を演じている。
さぁ、どうでてくれる。
【行動:G-7→F-5(3P) サーティアに通信(-1P)】
【位置:F-5】【残り行動値:0P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ】
【行動方針:使い捨て仲間募集中 消極的に殺し合い派】
【同盟:なし】
>>254 「……」
バカじゃないのかしら。
横に飛んでいって、頭ぶつけてる……。
まぁ良いわ、気にしちゃ駄目よ。
言うでしょう? 馬鹿に悪人は居ないって。
『はいよ、聞こえてるよ、お嬢さん。初めまして♪』
あら、随分ましな反応ね。
しかもお嬢さん、だって。お世辞が巧いんだから♪
「こちらこそ始めまして。監視カメラ越しで御免なさいね。一応これでも用心してるのよ。
さて……と。単刀直入に入りましょうか。
協力しない? まずは聞く気があるかから、聞きましょうか?」
さぁどう出る?
これで決裂したら、また死人が出るかしら、私か、彼か……。
……そうは行かないわよ。
ゲーム機の彼の事、忘れちゃ駄目だからね、サーティア。
【行動:放送で通信(続き・0)】
【残り行動値:2P】
【位置:E−05】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド発生装置(非装備・破損)】
【所持品:工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、アッパー系の麻薬(3日分)、携帯ゲーム機、小説、LD】
【行動方針:生き残れ。】
【同盟:なし】
『ん。終わったか。
それじゃ残りの二人がいる大聖堂まで行くとするか…。』
アサギさんが床に落としたペンを拾いながら答えた。
・・・ペン?
「アサギさん。 そのペン、何に使うんですか?」
私は大聖堂までの時間潰しと思い、簡単な質問をすると、
廊下をアサギさんの後ろについていった。
【行動:会話(0)】
【位置:S-17】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:よくわからない】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、コッペパン×2、水2g2本 デイバック】
【行動方針:詳しい状況確認 MS操縦技術の習得 霊感を打ち明ける】
【同盟:No,01シュウジ=アサギ No,02シュヴァイザー=シュタイナー? No,07ベルク=クロフォード?】
『アサギさん。 そのペン、何に使うんですか?』
「ん?あぁ…それはな…。」
紙を一枚取りだし、さらさらと何かを書くとヨーコに手渡した。
そこにはこう書かれていた。
”脱出計画について筆談するため”
「と、言うわけだ。っと…ここか。
ベルク、シュヴァイザー待たせてすまなかった。
ちょっと私は今からパソコンを設置するから、その間これに目を通しておいてくれ。」
そう言って手渡したのは脱出計画書の原案だった。
【行動:大聖堂へ移動(−1)計画書を渡す(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:S−17(教会内大聖堂)】
【機体状況:動力炉は動いたまま】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディパック(ディスク 水2g入り4本 食料三日分 ノーマルスーツ 紙とペン×4 計画書)拳銃
軽トラック(メモリー×5 各種材料、工具類 ノートPC PC)】
【行動方針:ディスクを使用可能状態にする 話し合いをする 】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード? 02番シュヴァイザー=シュタイナー?】
脱出計画原案
3通りの脱出案について記す。
なお、脱出計画についてはティーチャーに感づかれないために一切口に出すことを厳禁とす。
3つの脱出案に共通すること
首輪について
参加した当初から付いている首輪だが、周知の通り内部に爆弾を有しており、
危険宙域に入ったり、ティーチャーにスイッチを押されたときに爆発すると思われる。
どうやってミノフスキー粒子かで電波を飛ばしているかは不明だが、
これに対処するためには首輪に届く電波を直接遮断するか、首輪の制御システム自体を破壊する方法がある。
前者は比較的簡単で、
電波は密閉した金属には遮断されると言う原理を利用して首輪カバーを制作するという方法。
しかしデメリットとしてあまりに容易な方法なので、
以前の大会で使用されてティーチャー側が対処する体制を整えている可能性がある。
後者はハッキング等の方法で首輪の制御システムを無効化するという危険かつ難しい方法。
ティーチャー達の技術力がどれほどの物か不明なのでハッキングが成功するかも微妙な上に
ハッキング中に首輪を爆破される危険性もあり。
ハッキング自体は定時放送中に可能かもしれない。
ほかにも制御システムを物理的に破壊する方法もあるが、それだけの破壊力を持つ武装がこのフィールド内にあるかは不明
機体の爆破装置の存在
三つの方法が今のところ考えられる。
1.機体自体に爆弾を詰める
もっとも単純であり、解体に手間取りそうな方法。
しかし、他参加者との交戦中に爆発するわけにもいかないのでこの方法は考えられない
2.コックピット内に爆弾を設置
簡単であり、殺傷姓も高いが発見される可能性が高いのでこの方法も可能性は低い
3.核融合炉を利用
MSの核融合炉を暴走させ、そのまま核爆弾とさせてしまう方法
滅多に動力炉部分は参加者も見ないため、発見される可能性が低く、
ティーチャーはこの方法を使用していると思われる。
≪続く≫
具体的な脱出案
1.この時代自体からの脱出(本拠地へ直接乗り込む方法)
かなりの難易度で、なおかつ危険性が高い。
さらに、元の時代に戻って、元いた場所に戻ったとしてもティーチャーの監視があるかも知れず、
ハイリスク・ローリターンであると言える。
方法は、首輪を無効化後、ティーチャー達がいるかと思われる場所に潜入、
ティーチャー達の恐らくタイムワープ機能を有すると思われる船を強奪し脱出する。
しかしティーチャー達の戦力がどれほどの物か不明な上に船を奪っても制御不能である可能性もある。
また、ティーチャー達がいる場所として一番可能性が高いのは
初めから危険宙域として指定されていたW−22地点と思われる。
2.この時代自体からの脱出(輸送船強奪)
新規参加者の投下ポイントはハッキング等の方法で知り、新規参加者を運んでくる船を強奪するという物。
問題点として新規参加者がこれからも追加されるかは不明であり、さらにその船がタイムワープ機能を有するかは不明である。
また、1と同様に元の時代に戻ったとしても自分が元いた場所に戻れるかは微妙。
3.このフィールド自体からの脱出
このフィールド自体からのみ脱出し、この時代で後は過ごす方法。もっとも簡単。
追っ手を来させないようにするために他の参加者にやられるか、自殺したかに見せかけて、同時に首輪を無効化。
後はフィールドから脱出する。
ただ、ティーチャーからの追っ手が来る可能性があり、それと芝居をする時に怪我がないとは言い切れない。
※なお、首輪の解体は現状では不能に近そうなので脱出後に解体する物と仮定している。
PL発言
前回大会のリーアさんの発言を一部参考にしました。
長いなぁ…。
相変わらず腰は痛い。
しかし、俺はその事を忘れつつあった。
そう、俺は痛みを忘れるくらい恥ずかしかったのだ。
当たり前か…女性の見ている前で、横っ跳びで跳ね回ったんだから…。
ヘルメットのバイザ−がなければ、監視カメラには
真っ赤になった俺の顔が映っていただろう。
向こうの女性も呆れているのか、暫く無言だった。
(今は彼女の反応を待つしかないな)
第一、折角向こうから接触をしてきたのに、変に口を出してそれを
無駄にするわけにはいかない。
数秒後、カメラの向こうから反応があった。
『こちらこそ始めまして。監視カメラ越しで御免なさいね。一応これでも用心してるのよ。
さて……と。単刀直入に入りましょうか。
協力しない? まずは聞く気があるかから、聞きましょうか?』
なるほど、非常に無難な対応といえるだろう。
おそらく、この基地のシステムを動かしているのは彼女だ。
自分の顔を見せず、監視カメラ…というより基地のシステムそのもの
により交渉のイニシアチブを握り、相手に余計な情報を与えず
用件のみを切り出す。
こういった状況では当たり前の事だが、頭のいい女性らしい。
少なくとも、基地のシステムを自由にできる技術を持っているという事か。
(ま、こういう立場では包み隠すのは良くないな、うん)
「いや、丁寧な挨拶有り難う。
俺の名前はレイモンド…レイモンド=デリックだ。四年前まで軍人だった。
協力するかどうかはこれからの話と、お互いのメリット次第だろうが
話自体は勿論聞かせてもらうよ」
そこで思いついて一言付け足した。
「あと…さっきの横っ跳びは、できれば忘れてくれると有り難いんだが…」
【行動:カメラ越しにサーティアと通信(開きっ放し)(−0)】
【残り行動値:4p】
【位置:E-4】
【機体状況:異常は無い…と思う】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ヒートサーベル】
【所持品:ディパック、コッペパン1つ、水2g入り2本(残り1,7)
シャベル(小)、蕎麦団子4個、蕎麦の種子、拳銃(残弾8発)、マジック】
【行動方針:声の主との交渉】
【同盟:なし】
「生き残る可能性を上げるためとはいえ…。めんどくさいな。」
計画書を3人に手渡した私は、外に止めてあるトラックの元へ向かうと、
用意していたパソコン、各種材料・工具、メモリーを教会内へ運び込んだ。
何往復かしたところですべてを運び込み終わった。
「ふぅ…。」
次にセッティングを始める。
パソコン3台、メモーリー五個をそれぞれ繋げる。
3台の力によりディスクを出来るだけ早く解凍し、5つのメモリーに入れようと言うのだ。
「これで…よし。」
パソコンの電源を入れる。
「起動するまで一休みするか…。ビーツ一つ貰うぞ。」
そう言うとカート内のビールを一つ取ると、蓋を開けて一気に喉に流し込んだ。
あまり久しいわけではないのに、やけに酒を飲むのが久しぶりな気がした。
【行動:ディスクに関する物を運ぶ(−1)飲む(−1)】
【残り行動値:3p(また前回間違ってました…。_| ̄|○)】
【位置:S−17(教会内大聖堂)】
【機体状況:動力炉は動いたまま】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディパック(ディスク 水2g入り4本 食料三日分 ノーマルスーツ 紙とペン×4 計画書)拳銃
メモリー×5 各種材料、工具類 ノートPC PC】
【行動方針:ディスクを使用可能状態にする 話し合いをする 】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード? 02番シュヴァイザー=シュタイナー?】
『ん?あぁ…それはな…。』
そう言ったアサギさんはどこからか紙を取り出したかと思えば
”脱出計画について筆談するため”
と、さらさらと書き始めた。
『と、言うわけだ。っと…ここか。』
そこで廊下が途切れ、とても大きな部屋に続いていた。
中に入った私は・・・
(・・・うわぁ〜。 広〜い♪)
などと思わず魅入っていた。
『ベルク、シュヴァイザー待たせてすまなかった。
ちょっと私は今からパソコンを設置するから、その間これに目を通しておいてくれ。』
(ハッ・・・そういえば二人ともいたんだ・・・。)
きっと私はとんでもないアホ面を二人に見せ付けていたのであろう・・・。
アサギさんに渡された書類を受け取ると、
二人にお辞儀をした。
『ありがとう』と『すいません』、両方の気持ちをこめて。
【行動:大聖堂へ移動(1) ごめんなさい(0)】
【位置:S-17】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:よくわからない】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、コッペパン×2、水2g2本 デイバック】
【行動方針:詳しい状況確認 MS操縦技術の習得 霊感を打ち明ける】
【同盟:No,01シュウジ=アサギ No,02シュヴァイザー=シュタイナー? No,07ベルク=クロフォード?】
しばらくしてシュウジとヨーコが戻ってきた。
『ベルク、シュヴァイザー待たせてすまなかった。
ちょっと私は今からパソコンを設置するから、その間これに目を通しておいてくれ。』
そう言うとシュウジは脱出計画書の原案を渡してきた。
ヨーコは申し訳なさそうにお辞儀をした。
(何で着替えてんだ・・・・・それも修道衣・・・・。)
すこし不思議に思ったが気にせず、聖書を閉じ、原案に目を通す。
その間にシュウジはパソコン等を運ぶため目の前を往復していた。
>>264 脱出計画書の原案
(・・・・・・・・。)
原案を一通り読み終わると丁度シュウジも、
パソコン3台のセッティングを終え起動させていた。
『起動するまで一休みするか…。ビール、一つ貰うぞ。』
シュウジがそう言ってカート内のビールを取り、飲み始めた。
「一通り読んでは見たが”コイツ”をそう簡単に扱えるのか?」
自分の首に着いている忌々しい首輪を指差しながら質問した。
「それにこれからのこと考えてんだったら、まず、自分の安全を
考えた方がいい、あんたのMS丸腰だろ?戦闘意欲のある奴が来たら
どうする気だ?」
【行動:シュウジ=アサギと会話(-1)原案を読む(-1)】
【残り行動値:2】
【位置:S-17(教会の大聖堂内)】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g四本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:相談】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ?】
『一通り読んでは見たが”コイツ”をそう簡単に扱えるのか?』
「そうだな…。」
紙とペンを4本取り出す。
”分からない。ただ、3の方法なら簡単に出来る。
流石にティーチャー達といえども電波以外の方法で首輪の情報をやりとりしているとは思えないし、
電磁遮蔽を無視することは不可能と思われるので恐らく大丈夫だと思う。
解体はティーチャー達の制御用の電波が届かないぐらい遠距離でやればよい。”
と書いてベルクに渡す。
『それにこれからのこと考えてんだったら、まず、自分の安全を
考えた方がいい、あんたのMS丸腰だろ?戦闘意欲のある奴が来たら
どうする気だ?』
「そんなに急ぐ必要はないだろう…。
戦い方はビームサーベル振り回したり、火器を撃ち合うだけではないからな。」
パソコンの起動が完了したようだ。ディスクをパソコンに入れると、私は作業を開始した。
【行動:筆談&会話(−0)作業開始(−1)】
【残り行動値:1p(またまた前回間違ってました…。ウツダシノウ)】
【位置:S−17(教会内大聖堂)】
【機体状況:動力炉は動いたまま】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディパック(ディスク 水2g入り4本 食料三日分 ノーマルスーツ 紙とペン×4 計画書)拳銃
メモリー×5 各種材料、工具類 ノートPC PC】
【行動方針:ディスクを使用可能状態にする 話し合いをする 】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード? 02番シュヴァイザー=シュタイナー?】
シュウジは紙とペンを4本取りし紙へ書くき出す。
”分からない。ただ、3の方法なら簡単に出来る。
流石にティーチャー達といえども電波以外の方法で首輪の情報をやりとりしているとは思えないし、
電磁遮蔽を無視することは不可能と思われるので恐らく大丈夫だと思う。
解体はティーチャー達の制御用の電波が届かないぐらい遠距離でやればよい。”
『そんなに急ぐ必要はないだろう…。
戦い方はビームサーベル振り回したり、火器を撃ち合うだけではないからな。』
(まあ、本人がこ言ってんだからいいか。)
シュウジが出した紙とペンを借り
”3の方法なら簡単に出来るなら、3の方法の首輪の解体後に
2または1の方法をすればリスクは少なくなり。2または1の方法
がやり易くなると思う。”
「今、俺に出来ることはあるか?無いのならあんたの火器を探して来てやるよ
いざ戦闘て時にあんたをかばいながら戦えるほどの実力じゃないんでね。
(自分の身を守ることも難しいしな。)特に欲しいのがあったら言いな。」
【行動:シュウジ=アサギと会話中(-0)】
【残り行動値:2】
【位置:S-17(教会の大聖堂内)】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g四本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:相談】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ?】
”首輪カバーの方法なら簡単に出来るなら、その方法の首輪の解体後に
2または1の方法をすればリスクは少なくなり。2または1の方法
がやり易くなると思う。”
「そうだな…。」
うなずくと忘れぬ内に計画書に書き足しておく。
『今、俺に出来ることはあるか?無いのならあんたの火器を探して来てやるよ
いざ戦闘て時にあんたをかばいながら戦えるほどの実力じゃないんでね。
特に欲しいのがあったら言いな。』
「いいのか?ではお言葉に甘えるとして…。
多少壊れていてもかまわないから狙撃専用の武装と一応ビームサーベルを一本。
あとマウントラッチを作れそうな材料をお願いできるか?
もし壊れていたら自分で修理するしな。
パーツは私が持ってきた円盤が入っていた大型のコンテナを使うといいだろう。」
そう言いつつ手は動かし続ける。完成の道はまだ遠い…。
【行動:筆談&会話(−0)作業中(−1)】
【残り行動値:0p)】
【位置:S−17(教会内大聖堂)】
【機体状況:動力炉は動いたまま】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディパック(ディスク 水2g入り4本 食料三日分 ノーマルスーツ 紙とペン×4 計画書)拳銃
メモリー×5 各種材料、工具類 ノートPC PC】
【行動方針:ディスクを使用可能状態にする 話し合いをする 】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード? 02番シュヴァイザー=シュタイナー?】
『いいのか?ではお言葉に甘えるとして…。
多少壊れていてもかまわないから狙撃専用の武装と一応ビームサーベルを一本。
あとマウントラッチを作れそうな材料をお願いできるか?
もし壊れていたら自分で修理するしな。
パーツは私が持ってきた円盤が入っていた大型のコンテナを使うといいだろう。』
「わかった。狙撃専用の武装とビームサーベルにマウントラッチを作れそうな材料だな。」
そう言うとバックを持って教会を出た。
待機させてあったぺズ・バタラのコクピットにバックを放り込み、自分も中に入る。
シュウジの乗ってきたMSのそばの大型コンテナがあるのでそれを持った。
(武器・・・・・やっぱ小惑星か戦場跡かすぐ近くにあるしU-16にでも行くか。)
【行動:シュウジ=アサギと会話終了(-0)大型コンテナを持つ(-1)MSに乗る(-1)】
【残り行動値:0】
【位置:S-17(MSコクピット内】
【機体状況:問題無し】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 大型コンテナ】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g四本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:武装探し】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ?】
『みなさん、楽しく殺し合いしてますか?
定期放送のお時間がやってきました。
ここでみなさんには嬉しいお知らせがあります。
前回の放送の直後、早くも一人目の脱落者が確認されました。
脱落者は 13番 サブナック・B・アンドラス さんです。
みなさんの優秀さには、先生もびっくりです。
この調子で、どんどん頑張って下さい♪
では、立ち入り禁止地域の予告をします。
『B-02』 『E-14』 『I-21』 『L-09』
『M-18』 『U-04』 『V-07』 『Z-11』
時間が経つと共に、だんだん動きづらくなっていきます。
今のうちに動き回っておいた方がいいかもしれませんね。
それから、改めて確認しますが……
本人が生きていても、機体を失い、代わりの機体が手に入らなければ、首輪が爆発します。
今機体から離れている人たちは、もうちょっと注意した方がよいかもしれませんよ♪
では、次の放送でまたお会いしましょう。
……みなさんがそれまで生き残っていたら、ですが♪』
【行動:定期放送(全体通信)(−2p)】 【残り行動値:∞】
【位置:W-22】
【行動方針:みなさんに殺し合いをしてもらう】
第一章 >272 現在
A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■■■□□□□□■◎■■□■■□□□■■■■■□■
02■×■□□□□□□□■■■■■□□□□□□■■■■※
03■□□□□□※□□□□■■□□□□□◎□□□■■■■
04□□□▼14□□□□□■※■□□□□□□□×□■※■■
05□□□□1109□□□□■■■■□□□〓〓□□□□□□■
06■□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□■□□□□ □:開かれた空間
07※■■□□□□□□□□□□□■□□□□□□×□□□□ ■:暗礁空域
08■※※■□□□□□10〓□□□□□■□□□※※□□□□ ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□×□□□□□□□※□※□□■■ 〓:コロニー
10■■■■■□□□□□□□□■□□□□※05※※※□□■ ▼:小惑星基地
11■□■■■■◎□■□□■□■■□□□□※※※□□■×
12◎■■■■□□□□□□■■■■■■□□□※□□■■■ ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□□□□■■■□■□■■□□□□□■□■ ×:侵入禁止予告区域
14■■□■×□□03□□□■※■□■□□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□□□□□□□■■※■■
16■□■13□□□□□□□□□□□□□□□◎※□□■■■
17□□■□□□□□□□□■■■□□□□01〓□□□□□■
18※□□□□□□□□□■■×◎□□□□□□□□□□□□
19□□□□□□■□□□□■■■■□□□□□□□▼□□□
20□□□□□◎□□□□□□■□□□□□□□□▼▼□□□
21□□□〓〓□□□×□※□※※□□□□□□▼▼▼◎□□
22■□□□□□□□□※※※※□□□□□□▼▼▼◎▼□□
23■■□□□□□□□□※※※□■□□□□□06▼▼□□□
24※■■□□□□□■□□※※■■■□□□□□□□□□■
01・02・07・08は同一地点。03・04は同一地点。
12番死亡。
01番 シュウジ・アサギ (32) 男性 ホビー・ハイザック
02番 シュヴァイザー・シュタイナー (44) 男性 ボリノーク・サマーン
03番 イブ・シュウリン (24) 女性 Vガンダム
04番 ユリ・ランブ (16) 女性 ゴトラタン
05番 ダグラス・ロックウード (17) 男性 ケンプファー
06番 ジェイス・カーライル (28) 男性 ジェガン
07番 ベルク・クロフォード (25) 男性 ペズ・バタラ
08番 ヨーコ・クロサキ (17) 女性 ガズR
09番 リオン・フライハイ (15) 男性 ジオング
10番 アシッド・ミニングリー (29) 男性 ギラ・ドーガ
11番 サーティア・クワン (19) 女性 ジム・ライトアーマー
死亡 サブナック・B・アンドラス (17?)男性 ビグロ
13番 ショーン・コネリー (52) 男性 ジャベリン
14番 レイモンド・デリック (31) 男性 ガンイージ
エリア内最大の小惑星基地の一角。
ほとんど機能停止した大型基地の片隅に、兵士たちの姿があった。
W-22……元々、基地の指令部があったエリア。
ここだけ電気も回線も完全に機能しており、いくつかの部屋で通信などの仕事が行われている。
「……『生徒』のみなさんの動向、どうなってます?」
暗い通信室に入ってきた白衣の女性は、中に居た兵士たちに問いかける。
その手には、いつも彼女が持ち歩いている髑髏。
しかしすでに慣れているのか、兵士たちがそれを見ることもない。
ヘッドホンで何かを聞いていた通信兵が、ヘッドセットを外して敬礼する。
「あ、『ティーチャー』! ご苦労さまです。
生徒の動向でありますか? 現時点ではあまり変化はありませんが」
「あの4人組は?」
「相変わらず、コロニーの教会で相談中です。
今のところ、問題になるような発言はありませんね」
「……そう………。ありがとう」
ニッコリ微笑むと、白衣の女性は部屋の中の巨大モニターを見上げる。
そこには、各参加者の現在位置が大きなマップの中に点滅している。
(……あの4人……これからどう動くのかしら?
こんなに早く盗聴器に気づいた上に、みなの意思の統一もとれている……。
とてもいいチームです。期待が持てますね……!!)
「ティーチャー、何かおっしゃいましたか?」
「……いいえ、何も。
しばらくは現状維持のまま、全参加者に均等に注意を払って下さい。
異変があったら、その時に報告するように。いいですね?」
白衣の女性は、何かを秘めた微笑を浮かべると、ほの暗い通信室を後にした。
自動で閉じた扉を背に、無人の廊下で一人呟く。
「さぁみんな……早く私を殺しにいらっしゃい……!」
彼女の腕の中、髑髏は無言のまま、虚ろな眼窩で虚空を眺めている。
【行動:会話(監視担当の通信兵と)(−0p)】 【残り行動値:∞】
【位置:W-22】
【行動方針:みなさんに殺し合いをしてもらう、???】
276 :
CM:03/12/07 00:19 ID:???
『みなさん、楽しく殺し合いしてますか?
定期放送のお時間がやってきました。
ここでみなさんには嬉しいお知らせがあります。
前回の放送の直後、早くも一人目の脱落者が確認されました。
脱落者は 13番 サブナック・B・アンドラス さんです。
みなさんの優秀さには、先生もびっくりです。
この調子で、どんどん頑張って下さい♪
では、立ち入り禁止地域の予告をします。
・
・
・
では、次の放送でまたお会いしましょう。
……みなさんがそれまで生き残っていたら、ですが♪』
「もう一人死んだか…。」
(さっさと…終わらせないとな。開始数時間で一人死んだと言うことは相当…
ゲーム的には優秀な生徒がいるんだろうからな…。)
放送の内容に一瞬手を止めるが、再び何事もなかったかのように作業を再開した。
完成までは…まだまだかかりそうだ。
(そう言えば思え向きには話し合いをすると言うことになってたんだよな…。
黙りっぱなしと言うのも不自然だろうか…?)
【行動:作業中(−3)】
【残り行動値:1p)】
【位置:S−17(教会内大聖堂)】
【機体状況:動力炉は動いたまま】
【武装:ザンネックベース 大型コンテナ】
【所持品:ディパック(ディスク 水2g入り4本 食料三日分 ノーマルスーツ 紙とペン×4 計画書)拳銃
メモリー×5 各種材料、工具類 ノートPC PC】
【行動方針:ディスクを使用可能状態にする 話し合いをする カモフラージュ用の会話を考える】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード? 02番シュヴァイザー=シュタイナー?】
何気なくメットで顔を隠してる……。
やっぱ恥ずかしいのね、あんな間抜けをすると。
メリット……か。
やっぱりそう考えるわよね、普通。
真面目になればなるほど、ゲームに乗るのが至極真っ当な事だもの。
生き残る為に殺しあう。
誰も責める事が出来ない、正しい行動よ、確かに。
だからメリット次第で付きもすれば離れもする。
それはそうよね。
でも私は……正直嫌なのよ。
こんなクソみたいな事で命を張り合うのは。
一応は自分の事を優先して、もしもの場合は戦うと考えたし、そうやって行動に出たけど……
その結果があの早とちり同然の『殺人』!
もう二度とやる気は無いわよ。
限界まで譲歩してやるんだから。
脱出の方法も考え出してみせる……!
『解ったわ、横飛びの事は忘れる。
メリット……ね。正直私メリットなしに協力を持ち掛けたの。
解る? こんなプログラムで殺し合いさせられるのは嫌なのよ。
最初に一つ聞かせて頂戴。
アナタはこのプログラム、の事どう思ってる?』
>>279・続き
>259
やっぱり、この質問だと返事返ってくるのも遅いかしら?
だけど、もう一回口を開こうとした時、別の通信回線が開かれた。
『は、はじめましてっ!
僕はリオン=フライハイです。
あ、あのっ……実は僕、仲間を探していて……
いきなりでなんなんですけど、僕を仲間になってください!』
……大歓迎よ!
相手から持ち出してもらえるとは思わなかったわ!
ひとまず、こっそりとレイモンドへの音声出力を停止させ、彼のにのみ出力を開く。
「大歓迎よ。有難う、救われた気がしたわ……
ひとまずゲートを一箇所開k…」
そこまで言いかけた。
『みなさん、楽しく殺し合いしてますか?
定期放送のお時間がやってきました。
ここでみなさんには嬉しいお知らせがあります。
前回の放送の直後、早くも一人目の脱落者が確認されました。
脱落者は 13番 サブナック・B・アンドラス さんです。
みなさんの優秀さには、先生もびっくりです。
この調子で、どんどん頑張って下さい♪
では、立ち入り……』
クソバカ野郎!
「ゲートを一箇所開くわ、そこから入って来て……」
さっきと比べて、声に元気が無い事、ばればれよね、きっと……。
(悔しそうな表情のまま、パネルを操作してゲートを開く)
【行動:通信切り替え(レイモンドの声は聞こえるまま −1)、レイモンドの位置から離れた場所のゲート開港(−1)】
【残り行動値:2P】
【位置:E−05】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド発生装置(非装備・破損)】
【所持品:工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、アッパー系の麻薬(3日分)、携帯ゲーム機、小説、LD】
【行動方針:生き残れ。】
【同盟:なし】
――目を開ける。
いつもと違うベットの感触を不思議に思って目をこすりながら体を起こす。
「ん、ここは?………そう…だったな」
殺し合いをしているんだった。
だけどそれを忘れるほど深い眠りにつけたようだ。
それは幸運か不幸か。
立ち上がって爆弾の箱と銃を持つ、ノーマルスーツを着て部屋を出る。
――たしか道はあっちだったな。
「よし…いける」
寝たことで恐怖はある程度忘れられた……。
だけどまだ今にも廊下の角から誰かが出てきそうで怖い。
寝てる間に誰かが侵入して来た可能性は否定できない。
「こうなりゃいっちょ…撃ってみるかァ…」
銃を撃つ。
いざという時のための試し撃ちだ。
セーフティを外して、グリップをしっかり握って
――構える。
狙いは40mぐらい先の壁の電灯。
――パンッ!!
パリンッ!!
前の音は俺が銃を撃った音。
後の音はうまく電灯に命中して割れた音。
衝撃は思ったほどではない。
これなら楽に撃てそうだ。
これで少しは恐怖は薄くなった……と思いたい。
少し暗くなった廊下をあらためて進みだす。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ジェガンのコクピットに着いた。
ここなら安心できる……訳がない。
考えろ…ただトラップを仕掛けるだけじゃ不十分だ。
他に俺にできることを考えるんだ。
この小惑星基地の迎撃システムを稼動させるとか――はできない。
そこらの壊れたMSを直して動くようにするとか――はできない。
トラップにかかる奴を遠くから見て狙撃するとか――はできない。
俺はただの建設業者だ、そんなことができてたまるか。
そう、建築業者。
建築業者で培われた物を最大限に生かす。
―――指示どおり足場を組み立てる。
何か違う。
―――暴力で人を黙らす。
違うし意味ない。
―――柱を見つける。
これだ。
どんな建物にも重要な柱がある、大黒柱と呼ばれるものだ。
そこを壊せば建物は崩れる。
その柱を見抜く力ならたぶんある。
「…トラップでそこを壊す……やってみるか」
――たぶんこの柱だ。
この柱を壊せばここ『U-23』の入り口が壊れる。
ビームライフルを残骸の中にうまく隠して銃口をこの柱に向ける。
残骸の上にワイヤーを張って隠したビームライフルの引きがねに引っ掛ける。
残りのワイヤーはビームサーベルで切る。
そして張ったこのワイヤーを引っ張れば――
――バシュッ!!
ビームが発射されてここの大黒柱に当たる。
……だけどまだ駄目だ。
この柱は太くてそう簡単に壊れそうにない。
ビームサーベルでぎりぎりまで斬る。
「一仕事……やってみますかァ…」
――ブゥゥン。
ビームサーベルを持つ。
ゆっくりと柱に切れ目を入れていく。
ジジジジジジ――
溶接する時の音に似てる。
慎重にやる。
下手したらここは壊れて俺も生き埋めだ。
ジジジジジジ――
まだだ。
下手に終わらせるとトラップは動かないで終わる。
絶対にこのトラップで敵を仕留めないと――
対面してMSでの戦闘なんて俺には無理だ。
ジジジジジジ――
額に汗が流れる。
こんなに集中したのは久しぶりだ。
「もうちょっとかァ……いやこれ以上やると倒れるな…」
よし、完成だ。
これでここ『U-23』に俺の特性トラップは出来た。
――マップを見る。
まだ入り口はある。
そっちに人が来る可能性のほうが高い。
そっちにも作る。
ゆっくりとバーニアをふかして移動を始める。
【行動:トラップ作り(-2p)移動(-2p)】
【位置:U-23→U-22→T-22】【残り行動値:残り0p】
【機体状況:正常】
【罠用:ビームライフル3丁、太いワイヤー、C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と19本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:生き残る】【同盟:なし】
しばらく待っていると、通信が入った。
「大歓迎よ。有難う、救われた気がしたわ……
ひとまずゲートを一箇所開『みなさん、楽しく殺し合いしてますか?
定期放送のお時間がやってきました。
ここでみなさんには嬉しいお知らせがあります。
前回の放送の直後、早くも一人目の脱落者が確認されました。
脱落者は 13番 サブナック・B・アンドラス さんです。
みなさんの優秀さには、先生もびっくりです。
この調子で、どんどん頑張って下さい♪
では、立ち入り……』
どうやら割り込まれたらしい。
思わず笑ってしまった……少しだけ。
「ゲートを一箇所開くわ、そこから入って来て……」
今度はさっきとは違って、声に張りが無い。
(なるほど……殺したのかな?)
このゲームは殺された者しか名前が挙がらない。
そして、殺した側の名前は挙がらないのだ。
つまり、殺した側だと想われる者にはそれ相応の警戒心を抱いておかねばならない。
(まぁ、殺しておいて落ち込むような人だから、
人間性は良好なんだろう……正当防衛というやつかもしれないし。)
ある程度の結論が出た後、ジオングは目の前に開いたゲートから侵入した。
「……って、狭すぎるよ!」
入り組んだ通路、コンテナを腰に括りつけての移動は
想像以上に骨の折れる行為だった。
「あれっ?」
何かの線が見えた……気がした。
その瞬間、エリアが入れ替わる。
[ゲンザイチ E-05]
そして、今度は開いている扉を見つける。
(……へぇ、文字通り城主って訳だ。
こりゃ中にいる間は逆らわない方がいいな。)
再び進むと、今度は黄色いジムが置いてある場所へとたどり着いた。
つまり、この先はMSは進めないという事だ。
リオンは生身のまま進んでいく。
行く途中、幸いにも此処の地図のようなものを手に入れた。
乾いた血がついていたが、問題は無い。
恐らく、制御室に彼女がいるだろうと判断したリオンは、
地図を見た通り、そのまま移動する。
辿り着いた。
しかし、ここで重大なミスをしている事に気づいた。
「……扉開いてないじゃんッ!」
【行動:F-5→E-5(1P) 基地内探索(-1P)】
【位置:F-5】【残り行動値:0P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)】
【行動方針:使い捨て仲間募集中 消極的に殺し合い派】
【同盟:なし】
>250
開きっぱなしの回線から漏れてきた少女の呟きに、思わず愁林は苦笑した。
「だいぶお疲れのようね。何処かで休憩したらどう?
居住区画なんかには、まだエアーが残っているようだし」
そう提案し、Vガンダムを再び外へと向かわせる。
「見張り役は私に任せて、今はゆっくり休みなさい。
年下の子に無茶をさせてたら、こっちの気も休まらないわ」
冗談めかして軽く肩をすくめて見せる。
そうしてからヘルメットを外し、艶やかな長い黒髪を宙に踊らせ。
「その代わり、体力が回復したら思いっきり働いてもらうわよ♪」
今度は、バイザー越しではなく、直接に。
自分より一回り近く年の低い少女に向け、愁林は微笑みを贈った。
彼女は知っている。
自分の容姿が、少なくとも他者の心を潤すくらいの美しさは備えている事を。
その美しさゆえに、男の劣情の的にされてきたのだから。
【行動:ユリと通信継続(-0)、小惑星基地外へ(-1)】
【位置:H-14】【残り行動値:3p】【機体状況:損傷なし】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、ビームシールド×2、
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾77%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:武装を受け取るのは、相方の回復を待ってから】
【同盟:特になし(限りなく同盟に近い中立:No.04、ユリ=ランブ)】
>273
二回目の定時放送。
その内容は、彼女に少なからぬ驚きをもたらした。
「……遂に動き始めたようね」
お互いの生存権を賭けた、徹底的な殺し合い。
詭計・謀略・戦闘・破壊・殺害。
黒社会の抗争の日々では、それが半日常的なものだった。
再び、その日々に戻されただけ。
初めての死者の報告が彼女に思い知らせたのは、それだけの事。
「マリア様……」
ロザリオを胸に抱き、顔も知らぬ脱落者の冥福を愁林は祈った。
その行為が、ただの偽善でしかない事を自覚しながら―――
【行動:特になし】
【位置:H-14】【残り行動値:3p】【機体状況:損傷なし】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、ビームシールド×2、
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾77%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:武装を受け取るのは、相方の回復を待ってから】
【同盟:特になし(限りなく同盟に近い中立:No.04、ユリ=ランブ)】
>285
…聞かれていたことを知り、顔真っ赤にしている彼女。
「…あ………その…すみません。」
…誤ってから、そのままコクピットハッチを開放する…。そして、更に言葉がなけかけられ
「…わかり…まし…た……。」
そのまますやすやと眠りだす。無防備の極みである。
【行動:継続通信(−0p)睡眠(−4p)】
【位置:H14】
【残り行動値:残り0p】
【機体状況:万全。ハッチ開けっ放し】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2
ビームマシンガン×1(EN残量80%)、ビームライフル×1(70%)】
【所持品:バック、毒薬セット、工具一式】
【行動方針:寝た後頑張ろう。】
【同盟:no3イブ・シュウリン(一方的か?)】
(さて、どんな答えを返してくるか…)
返答を待つ間、俺は頭の中で幾つかパターンを考え、シミュレーションする。
……そして、少しの間を置いて彼女から返答が返ってきた。
『解ったわ、横飛びの事は忘れる。
メリット……ね。正直私メリットなしに協力を持ち掛けたの。
解る? こんなプログラムで殺し合いさせられるのは嫌なのよ。
最初に一つ聞かせて頂戴。
アナタはこのプログラム、の事どう思ってる?』
その返答に、俺は正直なところ意表を突かれた。
大多数の人間はこういう状況で協力する場合、お互いを利用しあうのが普通だ。
例えば、自分が戦略を立てる代わりに護ってもらう。
例えば、自分が護る代わりに良い武器を譲ってもらう。
例えば、自分が護ってもらう代わりに機体のメンテナンスを請け負う。
そう、普通ならばこのような損得をお互いが考え、
妥協した上で協力関係が結ばれるのだ。
その上、この基地のシステムを自分のモノとしている彼女からすれば、
自分に有利な条件を出す事も可能な筈だ。
しかし彼女はいきなり頭からそれを否定し、メリットなし…お互いを利用しあう
のではなく、対等な立場で協力し合おうと持ちかけてきたのである。
俺は彼女の事を少しだけ気に入った。
どうやら彼女は機械の腕だけでなく、人間としても
(今の所全面的ではないにせよ)信用できるようだ。
(おっと、彼女に質問されていたんだっけな)
俺はふと我に返って、質問の事を考えた。
(…このプログラムの事、か)
いや、考えるまでもなく、これに関しては始めから俺の返答は決まっている。
その返答を口にしようとした時、別の通信が割って入ってきた。
『みなさん、楽しく殺し合いしてますか?
定期放送のお時間がやってきました』
(何だ、先生の通信か)
何となく聞いていた俺の耳は、次の言葉に釘付けになった。
『ここでみなさんには嬉しいお知らせがあります。
前回の放送の直後、早くも一人目の脱落者が確認されました。
脱落者は 13番 サブナック・B・アンドラス さんです。
みなさんの優秀さには、先生もびっくりです。
この調子で、どんどん頑張って下さい…………』
(…そうか、一人死んだか…。どんな死に方だったかは知らんが
こんなプログラムの中で死ぬ事になるとは、無念だろうな)
心の中で敬礼を送りつつ俺は思った。
だが、これはあくまでも最初の一人なのだ。
プログラムが予定通り進んだ場合、さらにあと十人以上が死ぬ事になる…。
(果たして俺はその列に加わる事になるのか…?
…いかんな。今からこんな事を考えていては、死神が付くぞ?)
不吉な考えを止めて、俺は改めて彼女に返答した。
「お嬢さん、聞いているか?
…俺は退役したとはいえ、軍人だ。
そして軍人は、己の私利私欲を捨てて、
義務を果たし、意義のある戦いを遂行せねばならない」
言葉を切った俺の心を、様々なものが去来した。
俺のいた黒の部隊を指揮していたザビーネ隊長。
共に戦い、気心の知れた部隊の仲間達。
そして皆が建国の理想に燃えていた、コスモ・バビロニア……。
「…俺は…この押し付けられた戦いに、
何の義務も、何の意義も見い出してはいない。
国の為でもない、命を預けあった仲間の為でもない。
こんな戦いは…滑稽なだけだ」
【行動:カメラ越しにサーティアと通信(開きっ放し)(−0)】
【残り行動値:4p】
【位置:E-4】
【機体状況:異常は無い…と思う】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ヒートサーベル】
【所持品:ディパック、コッペパン1つ、水2g入り2本(残り1,7)
シャベル(小)、蕎麦団子4個、蕎麦の種子、拳銃(残弾8発)、マジック】
【行動方針:サーティアとの交渉】
【同盟:なし】
そして再びレイモンドに音声を切り替えて喋る事にする。
画面の隅にはジオングの動きが移り、彼(多分)は要塞のゲートへと入っていった。
『お嬢さん、聞いているか?
…俺は退役したとはいえ、軍人だ。
そして軍人は、己の私利私欲を捨てて、
義務を果たし、意義のある戦いを遂行せねばならない
…俺は…この押し付けられた戦いに、
何の義務も、何の意義も見い出してはいない。
国の為でもない、命を預けあった仲間の為でもない。
こんな戦いは…滑稽なだけだ』
意義、義務……そう、軍人さんか。
「なら聞くわ。アナタはこの戦いに意義や義務を見出した時、戦うという事ね?」
半ば自分と意見が同じなのは解ってはいるわ。
だけど、意義や、義務という言葉の意味があって、少し警戒心を持たざるを得ないわよね。
……そもそもお役人は苦手なのよ。
硬い頭をしてる事も多いのだから……。
あら、彼もここに来たのね。
何故入ってこないのかしら?
警戒? それとも何か企んでる?
監視カメラで見る限りは……何か企んでるようには見えないけど……。
(ドアのロックが閉まっている事に気付いていない)
【行動:通信切り替え(−1)】
【残り行動値:1P】
【位置:E−05】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド発生装置(非装備・破損)】
【所持品:工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、アッパー系の麻薬(3日分)、携帯ゲーム機、小説、LD】
【行動方針:生き残れ。レイモンド警戒中。】
【同盟:No.09-リオン】
待てども待てども扉は開かない。
(無視ですか……?)
扉をどう操作しても、開かない。
ボタンを乱打してみる……反応無し。
「サーティアさーん!もう、男の人でもいいや!
この扉開けて下さいよー!鍵閉まってるじゃないですかぁ!」
扉をドンドンと叩いて気づかせようとする。
気づけ、気づけ………
【行動:F-5→E-5(1P) 基地内探索(-1P)】
【位置:F-5】【残り行動値:0P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)】
【行動方針:使い捨て仲間募集中 消極的に殺し合い派】
【同盟:11番サーティア】
今度は彼女の返答はすぐさま返ってきた。
『なら聞くわ。アナタはこの戦いに意義や義務を見出した時、戦うという事ね?』
彼女の口調からは、俺に対する若干の不安が感じられたような気がした。
(まあ仕方がない。軍人なんて、見る人間によっては戦争大好きの人殺しだからな)
俺自身も参加した戦争で国の為とはいえ、両手足の指の数では
足りないくらいの人間の生命を奪ってきた。
同じ軍人も、無抵抗の民間人も。
例え人殺しと呼ばれても、俺には反論する余地はないだろう。
「そうだな、さすがに義務でこんな殺し合いをする人間はいないだろうが、
何らかの意義ならば見い出す事はできるかもしれないな」
確証があって言ったわけではない。
ただ、縋るものが欲しかったのかもしれない。
誰かを蹴落として生き残る事……その為に誰かを殺さなければ
ならなくなるかもしれないという事。
有り体に言えば、言い訳が欲しかったのだろう。
CVに所属してから、戦いに私利私欲を持ち込んだ事がない俺は、自分の為という
理由で何の恨みもない人間を殺したくはなかった。
そして俺はこの壮大な茶番劇の中で、自分で言うような
意義を見つけだす事ができるのだろうか…。
【行動:さらにサーティアと通信(開きっ放し)(−0)】
【残り行動値:4p】
【位置:E-4】
【機体状況:異常は無い…と思う】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ヒートサーベル】
【所持品:ディパック、コッペパン1つ、水2g入り2本(残り1,7)
シャベル(小)、蕎麦団子4個、蕎麦の種子、拳銃(残弾8発)、マジック】
【行動方針:サーティアとの交渉】
【同盟:なし】
ドアの方で音がする。
あぁ、ロックが掛かってたのね……御免御免。
ロックを開く間に、相手の応えが返ってくる。
後の人へ『待って』と画面の一つに表示させつつ、彼の声に耳を傾けた。
『そうだな、さすがに義務でこんな殺し合いをする人間はいないだろうが、
何らかの意義ならば見い出す事はできるかもしれないな』
聞いた瞬間、背中がひやりとした。
直感的にコイツは危険だって感じた。
意義を見出さない限りは撃ってこないでしょうよ。
でもそれが危ない……。
コイツが意義を見出した時、私は『ターゲット』という存在に成り下がる。
そしてそれ以上の関係修復は……不可能。
殺す事そのものが意義となるのだから。
「悪いけど……帰って。今は見いだせなくても……
意義を見出せたら殺せるなんてまっぴらよ」
でも、ここで交渉が決裂し、結果相手が撃ってきた時は……?
待ちなさい、サーティア、アナタ冷静になりなさいな。
考えてみましょうよ。
相手は今は殺す気が無い。
なら今は相手が撃ってくる事は無い筈よ。
演技でない限り。
演技でない事を祈りますけどね。
「でも、私から仕掛ける気は無いわ。
だから私は、アナタが仕掛けてこない限りは撃たない。
だから出て行って……」
出て行ってくれない場合はどうするの、サーティア?
【行動:ドアを開く(−1)】
【残り行動値:0P】
【位置:E−05】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド発生装置(非装備・破損)】
【所持品:工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、アッパー系の麻薬(3日分)、携帯ゲーム機、小説、LD】
【行動方針:生き残れ。レイモンド警戒中。】
【同盟:No.09-リオン】
ようやく、扉が開いた。
ホッと一息つく――安堵。
(開かない時はどうしたのかと想ったよ……
まぁ、開いてよかったよかった。)
中に入ると目の前の画面に『待って』と、表示されていた。
(これ以上待てっていうんですか?)
落胆。
「……いけど……帰って。今は見いだせなくても……
意義を見出せたら殺せるなんてまっぴらよ」
「へ?」
何か声が聞こえる……
と、いうより、何で気づかなかったのだろうか。
例の男と仲間になってくれた女が口論をしていた。
しばらく聞いていると、どうやら女が男を信用せず……
と、いうか、完璧に信用できるような相手でないと手を組めないという事で
この基地から出て行って欲しいとの事だ。
(丁度いいや、男の人が出てってくれれば僕も大歓迎。
それに、三人よりも二人のほうが殺しやすいしね。)
邪悪な笑みを浮かべつつ、リオンはその場で待機をした。
【行動:妄想(-0P) 部屋に入る(-1P)】
【位置:E-5】【残り行動値:1P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)】
【行動方針:使い捨て仲間募集中 消極的に殺し合い派】
【同盟:11番サーティア】
(ガコンっ!)
自分の立てた大きな音にびっくりして目を覚ます。
どうやら、いつのまにか目を開けたまま寝てしまい、
そして、床に椅子から転げおちたらしい。
「あいたたたたた。床の分際で生意気な。」
どうしようもない悪態をつきながら床から体をおこし
ゆっくりと立ち上がった。
【行動:寝る(0)】
【位置:S17】【残り行動値:3】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g8本 壊れた懐中時計 買い物袋五枚
カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本 水2g8本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:???】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
キーボードをタイプする音が止む。そして大きくのびをした
「ふぅ…これで中身はOK…。後は…制御ユニットか。」
(中身が一切いじられてなかったと言うことは…。私のプロテクトでもティーチャーたちに十分対抗できると言うことか…。
要するにハッキングはやろうと思えば成功するかもしれないということか?
やってみないことにはわからんがまだそれをするには早すぎるな…。
もっとここよりは安全な状況を確保するのが先決か。)
「さぁて…。後もう一踏ん張りだ…。」
次に五つのメモリーの中に入った情報を統括するための機器と、
そしてこの殺し合いに対応するための機器を搭載した制御ユニットの制作にとりかかる。
完成が少しづつ見えてきた…。
【行動:作業作業作業作業(−4)】
【残り行動値:0p)】
【位置:S−17(教会内大聖堂)】
【機体状況:動力炉は動いたまま】
【武装:ザンネックベース 】
【所持品:ディパック(ディスク 水2g入り4本 食料三日分 ノーマルスーツ 紙とペン×3 )拳銃
メモリー×5 各種材料、工具類 ノートPC PC×3】
【行動方針:ディスクを使用可能状態にする 話し合いをする カモフラージュ用の会話を考える】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード? 02番シュヴァイザー=シュタイナー?】
渡された書類に目を通したのはいいけど、少し困ったことが一つ。
読み終えるのが遅かったせいか、ベルクさんとアサギさんが2人で話しこんでいて、
しかも難しい話なので、付いていけない事だ・・・。
(しまったぁ〜・・・。 乗り遅れちゃった・・・。)
残っている人はシャヴァイザーさんだけ。
でも、私には少し話しづらい理由があった。それは・・・
(さっき、シャヴァイザーさんには酷いことしちゃったからなぁ・・・。)
自分から話し掛けておいて、アレである。
事情が事情であったが、相手にとっては失礼極まりない行動だった。
チラリとシャヴァイザーさんに視線を送る。
・・・ものの、すぐに顔を背けてしまった。
(やっぱり・・・、怒っているよね。)
どうすればいいのかわからない私は、
大聖堂をグルグルグルグルと回っていた・・・。
【行動:原稿を見る(1) (゚Д゚;≡;゚д゚) (0)】
【位置:S-17】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:よくわからない】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、コッペパン×2、水2g2本 デイバック】
【行動方針:詳しい状況確認 MS操縦技術の習得 霊感を打ち明ける】
【同盟:No,01シュウジ=アサギ No,02シュヴァイザー=シュタイナー? No,07ベルク=クロフォード?】
[ガコンッ]
(え!! 何の音!?)
辺りをキョロキョロと見回す。
しかしどこもおかしいところはない。
・・・と思っていたら、『あいたたたたた』と、
頭を抱えながら悪態をついているシュヴァイザーさんが地面から生えてきた。
「・・・プッ、クスクス・・・。」
突然起こった楽しいアクシデントに、私は思わず笑ってしまった。
【行動:シュヴァイザーを観察(0)】
【位置:S-17】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:よくわからない】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、コッペパン×2、水2g2本 デイバック】
【行動方針:詳しい状況確認 MS操縦技術の習得 霊感を打ち明ける】
【同盟:No,01シュウジ=アサギ No,02シュヴァイザー=シュタイナー? No,07ベルク=クロフォード?】
「悪いけど……帰って。今は見いだせなくても……
意義を見出せたら殺せるなんてまっぴらよ」
再び暫くの沈黙の後に返答があった。
(ほう?)
どうやら彼女は、俺の言う意義を違う解釈をしたらしい。
どちらの解釈が正しいかなんて、この際どうでもいいが。
「でも、私から仕掛ける気は無いわ。
だから私は、アナタが仕掛けてこない限りは撃たない。
だから出て行って……」
彼女の言葉は続いた。
(…………)
俺は彼女がその解釈をした事が少しだけ悲しかったが、仕方がない。
このプログラムのなかで、お互いに疑念を
持つなと言うのは無理な話だ。
誰もがそれを押し殺して相手を信頼しようとする。
それだけにそれを口にした瞬間に、信頼は成り立たなくなる。
見ず知らずの仲では、修復も難しいだろう。
「分かった、出て行くとしよう」
こういう判断は早い程良い。
「ただ一言言わせてもらえば、お嬢さんはさっきこんなプログラムで
殺し合いをしたくないと言った。
それはある意味で正しい。
だが、周りはそう考えるかと言ったら全く違う。
このプログラムの中では理想も、大義も、人間同士の信頼も
希薄なものでしかない。
殺す事を目的で参加する人間もいるだろう。
その中で生き残る為の何らかの意義をお嬢さんの中に
見出せるかと思ったが、残念だよ」
(うーむ、少し愚痴っぽくなったな…まあいいか)
俺は監視カメラに向かって敬礼をすると、ガンイージに乗り込んだ。
【行動:サーティアと通信(開きっ放し)(−0)MSに搭乗(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:E-4】
【機体状況:異常は無い…と思う】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ヒートサーベル】
【所持品:ディパック、コッペパン1つ、水2g入り2本(残り1,7)
シャベル(小)、蕎麦団子4個、蕎麦の種子、拳銃(残弾8発)、マジック】
【行動方針:サーティアとの交渉】
【同盟:なし】
どこからか、クスクスと笑い声がする。
ふと周りを見渡すと餓鬼が笑ってた。
「な、何がおかしいってんだ」
なるべく冷静に言ったつもりだが、声が上ずった。
くそっ。
【行動:悪態(0)】
【位置:S17】【残り行動値:3】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g8本 壊れた懐中時計 買い物袋五枚
カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本 水2g8本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:内面(///)】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
「ただ一言言わせてもらえば、お嬢さんはさっきこんなプログラムで
殺し合いをしたくないと言った。
それはある意味で正しい。
だが、周りはそう考えるかと言ったら全く違う。
このプログラムの中では理想も、大義も、人間同士の信頼も
希薄なものでしかない。
殺す事を目的で参加する人間もいるだろう。
その中で生き残る為の何らかの意義をお嬢さんの中に
見出せるかと思ったが、残念だよ」
私は生き残る事に意義を見出す事は無いわ。
真っ平御免。死ぬ気は無い。そしてできれば殺したくない。
ただそれだけなの……。
出て行くのを確認してから、大きく息を付いた。
反論してくれれば……良かったのよ!
こんな疑惑吹き飛ばせるぐらい、ちゃんとした反論を!
でも少なくとも彼は殺す気は無い。
なら、互いに干渉しないでおきましょう。
……脱出の前に、もういい回声を掛けるぐらいは、して良いかもね。
「はじめまして、ちょっと、言い合いして一人逃がしちゃったわ」
そう言って、入ってきた彼に振り返った。
【行動:特に行動なし】
【残り行動値:4P】
【位置:E−05】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド発生装置(非装備・破損)】
【所持品:工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、アッパー系の麻薬(3日分)、携帯ゲーム機、小説、LD】
【行動方針:生き残れ】
【同盟:No.09-リオン】
コロニー内の探索もほとんど終わった気だるい時間。
適当に荒しまわった商店や民家を見下ろせる高台に上り、彼は天を仰いでいた。
MSの足元で煙草を咥え、街で手に入れたブランド物のサングラスを掛け実に悠々としたものだ。
ただし、先程から耳に障る声が響いている。BGMとしては最低といってもいい。
『みなさん、楽しく殺し合いしてますか?
定期放送のお時間がやってきました……
何て気楽なのだろう。嫌らしいぐらいにゲームに従順な女。
大台の上に乗っかって見下ろすのはさぞかし気持ちいい物なのだろう。
"脱落者・殺し合い" 飾りつけた言葉にも興味は無い。
では、次の放送でまたお会いしましょう。
……みなさんがそれまで生き残っていたら、ですが♪』
開いたMAPから彼にとっての"平穏"を求め出す。
単純な考えだ。一番大きい場所になら誰かがいる。
サングラスを外し煙草を吐き捨てると、吸い殻が草を軽く燃やした。
【行動:移動(-3P)】
【位置:J-08→K-08→M-O8】【残り行動値:1P】
【機体状況:外装への小ダメージ】
【武装:ビームソードアックス 格闘用ロッド】
【所持品:自動小銃2丁 小銃3丁 それらの弾薬】
【行動方針:武器の確保と戦闘相手を求める】【同盟:無し】
あ、すみません間違いです…_| ̄|○
【位置:J-08→K-08→L-08】
(人間関係というものは何とも難しいな。
いや、それとも俺の人付き合いが下手になっただけか…)
ガンイージのコクピットで少し後悔に似た思いを抱いた。
しかし、今となっては、俺は俺の道を適当に進むのみ。
メンテナンスはできなかったが、暫く休ませる事が
できた為か、機体の調子はすこぶる順調だった。
狭苦しい搬入口をまた通り抜けて外に出る。
数時間ぶりの宇宙だ。
俺は機体を少し動かして調子を確かめた。
各関節、カメラ、スラスター、特に問題はなさそうだ。
これくらい調子が良ければ、多少は遠出をしてもいいかもしれない。
(さあてっと、本気で何をするべきか…。
目的が決まらなければ、行き先も決まらないからな)
機体のメンテナンス、武器の探索、食料の補給、情報の収集…。
やるべき事はいくらでもあるだろう。
【行動:基地から出る(−1)】
【残り行動値:2p】
【位置:E-4→F-4】
【機体状況:結構調子が良い】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ヒートサーベル】
【所持品:ディパック、コッペパン1つ、水2g入り2本(残り1,7)
シャベル(小)、蕎麦団子4個、蕎麦の種子、拳銃(残弾8発)、マジック】
【行動方針:思案中】
【同盟:なし】
結果、男は此処を出て行く事になった。
(よしよし……それでよし、だ。
これで、この基地にいるのは僕と彼女の二人……
隙が出来れば彼女を殺してもいいし、無いなら無いで利用すればいい。)
「はじめまして、ちょっと、言い合いして一人逃がしちゃったわ」
男が出て行ったのを確認してから、彼女は言った。
「いえ……はじめまして、僕の名前は……あっ、これはさっき言いましたね。
実は僕、仲間を今まで探してたんです。
でも……仲間になってくれる人がいなくて……
最初、10番の人に会ったんです……このゲームに参加させられて間もなく。
そしたら、その人いきなり攻撃してきて……
その後、逃げて、二人の人に会いました。
03番と04番の人です。
仲間にして欲しいと言ったんですけど……断られちゃいました。
戦力にならないとかで…。」
正直、あの時戦力にならないと言われたのはショックだった。
自分だって十分戦えると思っていた。
しかし、目の前に叩きつけられたのは、『所詮学徒兵』という現実だった。
(……見ていろ、僕は根に持つタイプなんだ。
その、『所詮学徒兵』があんたを殺しにいってやるよ……
この殺し合いが、技術だけでなんとかなると思うな……!!)
そこで、ハッとする。
怒りを露にしていた、もしかしたら、自分の裏にある悪魔の顔に気づいたかもしれない。
咄嗟に話題を変える。
「あ、そそそ、そういえばですね。
僕、『ただの学徒兵』でして……MSの操縦も一応はこなせるんですけど、
今ひとつ得意じゃないっていうか……。
あ、あぁっ、何言ってるんだろ。
こ、こんな僕でも、な、なななな、なな仲間にしてくれるんですよね?」
【行動:妄想(-0P) 11番サーティアと会話(-0P)】
【位置:E-5】【残り行動値:4P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)】
【行動方針:消極的に殺し合い派 03番は優先的に殺す】
【同盟:11番サーティア】
これからの行動を考えていて、ふとレーダーに目をやると
基地の中に二機の機体の存在を確認した。
(おや?俺は基地にいるのは一人だけだと思っていたが…。
そういや俺、ろくにレーダーを見ていなかったな)
すぐに機種とパイロットの確認を行う。
一機は『MSN-02 ジオング』…パイロットはリオン=フライハイ。
もう一機は…『RGM-79L ジム・ライトアーマー』
…パイロットはサーティア=クワン。
さきほど俺が話していたのは…サーティアと言うらしい。
(なるほど、お嬢さんには仲間がいるのか…。かなり信頼できる人間
なのだろうな。……しかし、ジオングもジムも確か1年戦争当時の機体だよな?
そんな古い機体が、よく今の時代に稼動状態で残っていたもんだ……。えっ?)
そこまで考えた所で、俺の中でまた何かが引っ掛かった。
あの戦場跡での違和感と同じ、あの感じ…。
(何故だ…。何故参加者の機体と、あの戦場跡に同じものを感じるんだ?俺は…。
何故だ、よく考えろ。何か共通点が…。………………!!!!)
少しの間考えて、ようやく思い当たった事があった。
「そうか、俺は戦場跡そのものに違和感を感じたんじゃない!
…ムサイだ…。ムサイの残骸から感じたものだったんだ」
前に考えた時は戦場跡全体を見ようとして、かえって分からなくなっていたのだ。
(最初の戦場跡に一隻、次の戦場跡には三隻。…何故こんなに沢山のムサイの
残骸がある?俺がCVに入る前にブッホの下請けで廃品回収をやっていた時は、
1年戦争時代の廃品など見た事もなかった。そりゃそうだ、何て言ったって
半世紀近く前の廃品なんて、拾い尽くされて残ってなんかいない。残っていても
小さな屑ばかりで、あんな大きい残骸なんてあるわけがない!
…少なくとも現在のUC128年の時点では)
そこまで頭の中で整理した所で、俺はある点に疑問を持った。
(……UC128年の時点、では?…じゃあなにか?今はUC128年じゃなく
ムサイの残骸が転がっていておかしくない時代だとでも言うのか?馬鹿馬鹿しい)
俺はそこで一回、大きく深呼吸をした。
(…落ち着け、いくら何でも今俺のいる場所が違う時代だなんて、考えが
飛躍しすぎている。大体、ムサイの残骸なんて作ろうと思えば作れる。
このプログラムを実行している組織なんて知らないが、これだけ大掛かりな
事をするのだからかなりの財力もある筈だ。となれば、ムサイの残骸の三つや四つ
くらい作るのは簡単な事だろう)
しかし、そう結論づけてはみたものの、
あの戦場跡の雰囲気を作り物で出せるのか?
そして、あの本物にしか見えない死体はどうしたのか?
などと疑問点を挙げると、どうしてもあれが作り物には思えなくなってくる。
(ああくそっ!何であんな疑問を持ったんだ俺は。
まさか、こんな奇妙な事で悩むなんて思わなかった)
さらに少し考えた挙げ句、俺は通信回線を開いた。
相手はサーティア=クワン。
「あー、お嬢さん。すまないが、奇妙な事を聞いていいかな?
…あーその、今は、UC何年だったかな?」
我ながら馬鹿な質問だと思った。
【行動:サーティアに通信(−1)】
【残り行動値:1p】
【位置:F-4】
【機体状況:結構調子が良い】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ヒートサーベル】
【所持品:ディパック、コッペパン1つ、水2g入り2本(残り1,7)
シャベル(小)、蕎麦団子4個、蕎麦の種子、拳銃(残弾8発)、マジック】
【行動方針:疑問点の解消】
【同盟:なし】
コロニーを出ようとすると定時放送が聞こえてきた。
>>273 (一人死んだか。)
ここを除いて、他の区域では命の取り合いをしているのだろうか。
――――――否―――――――――
本来、これは命の取り合いをするために用意されたもの。
殺し合うのも当然のこと。
むしろ俺達だけが間違っているのか?。
俺達以外にも同じことを考えている者は居るのか?。
本当に殺し合いがされているのかでさへ
わからないほどここは静かだった。
(出来ることなら、人を殺したくはない・・・・・・。)
複雑な思いを抱きながらコロニーを後にし戦場跡へ向かった。
【行動:戦場跡へ移動 S-17→T-17→U-17→U-16(-3)】
【残り行動値:1】
【位置:U-16】
【機体状況:問題無し】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本 大型コンテナ】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g四本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:武装探し】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ?】
>287
回線は、開いたまま。
となれば、一方が会話を中止したとしても、映像だけは相変わらず送られてくる。
当然、愁林には年下の少女の寝顔が丸見えとなる。
「危なっかしい事、この上ないわね」
あまりに無警戒な寝姿に、あまりに無用心な機体の状況。
「ここが香港じゃない事を、マリア様に感謝なさい」
幸せそうな表情で寝息を立てる少女の額を、モニター越しに軽く小突く。
もしもここが、愁林の故郷たるあの魔都ならば、この少女はあっという間に人買いの手に落ちてしまうだろう。
そのまま売春窟あたりにでも売り飛ばされてしまえば、一生日の下を歩く事は叶わない。
愁林の父親が王大班の地位にあった頃は、あれ程住み易かったあの香港。
それが、今や20世紀初頭の暗黒時代に立ち戻ったかのような荒れ果て様。
酒色に溺れ、義侠の精神を忘れた大班たちの造反が、たった十年間で香港の時計を数百年分も巻き戻してしまったのだ。
だから、愁林は決意した。
あの良き時代を、この手で取り戻す事を。
裏切り者の大班たちを、この手で粛清する事を。
仮令それが、聖母の御心に背く行いだったとしても―――
【行動:寝顔拝見(笑(-0)】
【位置:H-14】【残り行動値:4p】【機体状況:損傷なし】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、ビームシールド×2、
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾77%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:武装を受け取るのは、相方の回復を待ってから】
【同盟:特になし(限りなく同盟に近い中立:No.04、ユリ=ランブ)】
着々と制御ユニットの製作は進んでいく。
だが、そう簡単にすべてのことは進むわけがなく、こういう事態も発生する。
「…あ゛ー…材料が足りない…。
シュヴァイーザー、ヨーコ、ちょっと材料を買いに…じゃない調達してくる。
これには絶対に触らないでくれよ?
後シュヴァイザー。机の上にあるそれに目を通しておいてくれ。」
机の上にあるパソコンと未完成の制御ユニット、次に計画書を指さしながら二人に言う。
そして大聖堂から出るとトラックに乗り、再びあのジャンク屋へ向かった。
【行動:ジャンク屋へ移動(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:S−17】
【機体状況:動力炉は動いたまま】
【武装:ザンネックベース 】
【所持品:ディパック(ディスク 水2g入り4本 食料三日分 ノーマルスーツ ノートPC)拳銃
(メモリー×5 各種材料、工具類 PC×3 未完成の制御ユニット 紙とペン×3)←教会に置きっぱなし】
【行動方針:ディスクを使用可能状態にする 話し合いをする 材料の追加】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード? 02番シュヴァイザー=シュタイナー?】
>309
…それを知ることもなく、かなりの時間寝入っている彼女。
「…ん…むにゃむにゃ…。」
……このままほっぽってたらずっと寝つづけるんじゃないか?と言う疑問すら
浮上する位ぐっすりと寝ている…。
【行動:継続通信(−0p)睡眠(−4p)】
【位置:H14】
【残り行動値:残り0p】
【機体状況:万全。ハッチ開けっ放し】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2
ビームマシンガン×1(EN残量80%)、ビームライフル×1(70%)】
【所持品:バック、毒薬セット、工具一式】
【行動方針:寝た後頑張ろう。…といっても寝すぎか?】
【同盟:no3イブ・シュウリン(一方的か?)】
>>305 >>307 『いえ……はじめまして、僕の名前は……あっ、これはさっき言いましたね。
実は僕、仲間を今まで探してたんです。
でも……仲間になってくれる人がいなくて……
最初、10番の人に会ったんです……このゲームに参加させられて間もなく。
そしたら、その人いきなり攻撃してきて……
その後、逃げて、二人の人に会いました。
03番と04番の人です。
仲間にして欲しいと言ったんですけど……断られちゃいました。
戦力にならないとかで…。』
一機に喋りながら、徐々に顔が怒ってるようだけど。
……そうも言われたら怒るわよね。
『あ、そそそ、そういえばですね。
僕、『ただの学徒兵』でして……MSの操縦も一応はこなせるんですけど、
今ひとつ得意じゃないっていうか……。
あ、あぁっ、何言ってるんだろ。
こ、こんな僕でも、な、なななな、なな仲間にしてくれるんですよね?』
あぁ、心配してたの。
やっぱりそう言う事で不安にもなるか……。
「私は気にしないわ。宜しく」
怯えているのなら、安心させれば良い。
それが最も良い方法の筈よね。
この限られた状況の中で信頼関係を築けるかどうか、それは難しいわよ。
だけどね、こういう相手は信頼関係さえ築ければ……大丈夫。
そして『生きて帰れる』という希望がある限り。
「私だってMS操縦は苦手だしね。
ようはこっちよ。機転を利かせなきゃ。
私だって、こっちと、技術的な事には自信あるもの。
そうだ……付いてきて」
少しは安心させないといけない。
なら、格納庫や、物資の倉庫、整備設備とか、『家』を案内してあげましょうよ。
鉄壁……とは言わなくてもかな環境が良いって事ぐらいわね。
そう思って、部屋を出て彼を呼ぶ。
「何してるの? 早く来てよー?」
(その後で、レイモンドの通信が入っていたことに、彼女は気付いていない。
レオンなら聞こえたかもしれないが、一歩差で彼女は部屋を出ていてしまっていた。
”時間”に関するヒントを得る可能性があったにも関わらず。)
【行動:リオンと会話(-0P)】
【残り行動値:4P】
【位置:E−05】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド発生装置(非装備・破損)】
【所持品:工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、アッパー系の麻薬(3日分)、携帯ゲーム機、小説、LD】
【行動方針:生き残れ】
【同盟:No.09-リオン】
『な、何がおかしいってんだ』
そうは言っているものの、
シュヴァイザーさんは大して怒っているということでもないらしい。
証拠に少し声がドモっていたから。
おそらく、私に見られたのが恥ずかしかったのだろう。
それにしても何だか・・・
(・・・可愛い。)
もちろん容姿などではなく、その仕草にだけど・・・。
「いや、なんだか・・・。 シュヴァイザーさんって・・・、素直なんだなーって・・・。」
『シュヴァイーザー、ヨーコ、ちょっと材料を買いに…じゃない調達してくる。
これには絶対に触らないでくれよ?』
「あ、ハーイ」
横から飛んできたアサギさんの声に答える。
『後シュヴァイザー。机の上にあるそれに目を通しておいてくれ』
【行動:会話(0)】
【位置:S-17】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:よくわからない】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、コッペパン×2、水2g2本 デイバック】
【行動方針:詳しい状況確認 MS操縦技術の習得 霊感を打ち明ける】
【同盟:No,01シュウジ=アサギ No,02シュヴァイザー=シュタイナー? No,07ベルク=クロフォード?】
315 :
リナルド・グレイス ◆op35gNbitI :03/12/09 02:00 ID:Sq2sNPkg
何の因果かわからないが、不審な連中に拉致された俺は
紙とペンを渡され、以下のように書くことを言い渡された。
「私たちは殺し合いをします」
「私たちは殺し合いをします」
「私たちは殺し合いをします」
……なんのこっちゃ。
リーア先生という髑髏を持った白衣のお姉さんの通信によると、
最後の一人になるまで殺し合わせるプログラムらしい。
「……そんなバカらしい話があるか
(髑髏さえなければ、口説くのになあ)」
などとつぶやきながら、そのバカらしい話通りの戦場に出撃していく
彼であった。
というわけで参戦します。
よろしくお願いします。
ZM-D11S アビゴル。
知らない。俺はシャアの反乱を生き抜いたばかりじゃなかったのか?
ザンスカールって何?とか思いつつもマニュアルを表示し、
一通りの操作方法を頭に叩き込む。
「動かせなきゃ意味ないもんなあ。うーん、ジェガンと同じ、
というわけには行かないが、何とかなるか。
変形までするようだし」
そして、支給されたコンテナを開く。
「ゲルググ……、いや。グフのシールドと、ヒートサーベルか。
機械獣みたいなガンダムみたいに斬り刻むのは性に合わないし。
お世話になるだろうな……」
とりあえずサーベルをシールドに格納し、機体の変形テストを行う。
結果は……まあ良好。
シールドが引っかかりかけるが、一応は問題ない。
さて。目の前にコロニーがあることだし、いろいろと物資も必要だし。
何より、内部にMSの反応があるし……。
「さて。吉と出るか、凶と出るか……」
アビゴルは、コロニーの港口へと進入していく。
【行動:操作確認、コンテナ確認、変形テスト、コロニー進入(各-1pts.)】
【位置:S-17コロニー港口】
【残り行動値:0pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx2、
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:コロニー内の索敵&シールド用のラックでも作りたい】
【同盟:なし】
暫くサーティアからの応答を待っていたが、どうやらないようだった。
もう一度通信を送ってみようとしたが、それは止めておく。
(おそらくどこかへ移動したのか。それとも無視されたか…。
まあ、俺は嫌われてるみたいだからな…(´・ω・`))
少しネガティブな思考になってしまった。
しかし俺もいつまでも、ここでぼんやりしているわけにもいかない。
一呼吸おいてから、マップに目をやった。
(俺の現在位置はF-4…。マップはまだまだ広い。
禁止区域が増えて面倒になる前に、効率良く移動しないと…)
そこで目に止まったのがJ-8ポイントのコロニーだった。
ここから一番近くにあり、そんなに時間をかけずに移動できるだろう。
(コロニーならば食料の補給ができて、俺も休める。さらに
住民からこの時代の事を聞けて、三倍お得ってやつだな)
「それじゃ、早速行くとするか」
俺はガンイージを南に向けて発進させた。
【行動:G-7へ移動(−4)】
【残り行動値:0p】
【位置:F-4→G-4→G-5→G-6→G-7】
【機体状況:結構調子が良い】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ヒートサーベル】
【所持品:ディパック、コッペパン1つ、水2g入り2本(残り1,7)
シャベル(小)、蕎麦団子4個、蕎麦の種子、拳銃(残弾8発)、マジック】
【行動方針:コロニーへの移動】
【同盟:なし】
「いや、なんだか・・・。 シュヴァイザーさんって・・・、素直なんだなーって・・・。」
「シュヴァイーザー、ヨーコ、ちょっと材料を買いに…じゃない調達してくる。
これには絶対に触らないでくれよ?」
「あ、ハーイ」
「後シュヴァイザー。机の上にあるそれに目を通しておいてくれ」
立て続けに言葉が飛び交う。
どうやらシュウジ=アサギはあの餓鬼とずいぶんと仲がよくなったようだ。
まぁ。そんなことはどうでもいい。
いわれたものに目を通す。
(
>>263>>264の脱出計画書に目を通す。)
「シュウジ=アサギ・・・ふふふふふふ。あっはっはっはっはっはっ。
流石だな。」
計画自体、正直現状自体を全て把握しているわけじゃないので
うまくいくかどうか、そんなものはわかりゃしない。
だが、俺の心を射止めた一言がった。
【タイムワープ】
もし、本当にそんなことが可能ならば・・・
あの時コロニーが落ちる前に戻れるのならば・・・
それこそ、俺は悪魔にだって魂を売ってみせる!
そのために全ての状況を利用するべきだな。
まずは・・・そういえば餓鬼の名前を聞いてなかったな。
餓鬼に向かって声をかける。
「そういえば、嬢ちゃん名前はなんだ。
俺はシュヴァイザー=シュタイナーだ。
おっさんとシュシュと呼ばなければ好きに呼べばいい。
それといろいろとこの先、物要りだろうからな。
カートの中の食料をとっておけ。
ジュースも菓子もあるからな。」
【行動:餓鬼と話す(0)】
【位置:S17】【残り行動値:3】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g8本 壊れた懐中時計 買い物袋五枚
カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本 水2g8本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:全ての状況把握 シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
無数に散らばる動くことの無い壊れた人形達。
その中で大型のコンテナを持って移動しているMSの姿がある。
そのMSは何かに気づき、ある壊れた人形に近づくと
その壊れた人形からある物を取った。
「ビンゴ!RGM-79SP ジム・スナイパーIIの狙撃用ビームライフルだ。
あ、(エネルギー接続部分壊れてる(困)壊れてってもいいて言ってたしいいか。
ついでにビームサーベルも頂いておこう。」
(後、マウントラッチを作れそうな材料・・・だったよな。てことは
MSの出てくるカタパルトの在るもの・・・・・・戦艦。)
辺りを見まわし片っ端から戦艦を調べカタパルトの無事な戦艦の中に入って行った。
(これの使い道があったな。)
ビームダガーを使いマウントラッチに出来そうな部分を切り取りコンテナへ入れた。
「こんなもんかな。一様揃ったし早くここをでよう。」
作業を終えコロニーへ戻ることにした。
【行動:武装探し(-2)U-16→U-17→T-17(-2)】
【残り行動値:0】
【位置:T-17】
【機体状況:問題無し】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本
大型コンテナ(狙撃用ビームライフル ビームサーベル マウントラッチに出来そうな部分)】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g四本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:コロニーへ戻る】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ?】
教会の大聖堂に置かれたコードで繋がれた五つのメモリーと制御ユニット。
アサギが持ち込んだディスクを元に作り上げた物である。
しかしこの時代の部品の勝手が分からなかったので、バッテリーの容量が足りず、
作った本人は今追加パーツを調達しにジャンク屋に行っている。
その制御ユニットに取り付けられた液晶画面が点滅していた。
そこにはこう表示されていた。
[Zephyr Phantom Sistem standby]
その画面の表示が急に変わり、男とも女ともつかない音声がスピーカーから聞こえてくる。
「レーダーサイト内にMS機影確認。パターンイエロー。未確認参加者。
機体機種不明。生徒番号15番、リナルド・グレイス。
周囲10mに管理者が確認できないため自動対処開始します。警戒レベル1へ。
交渉−A プログラム起動します。
H−ハイザック駐機状態から準戦闘状態へ。
ザンネックベース起動。ビームシールド稼働電圧へ。
電文送信。完了。待機します。」
旦旦と言うゼファー。その液晶パネルには[残バッテリー容量5%]の文字が表示されていた
【行動:Zephyr Phantom Sistem起動(−1)
15番リナルド・グレイスへ電文送信(−1)
【残り行動値:2p】
【位置:S−17(本人はジャンク屋)】
【機体状況:ZPSにより稼働開始。】
【武装:ザンネックベース 】
【所持品:ディパック(ディスク 水2g入り4本 食料三日分 ノーマルスーツ ノートPC)拳銃
(メモリー×5 各種材料、工具類 PC×3 未完成の制御ユニット 紙とペン×3)←教会に置きっぱなし】
【行動方針:ディスクを使用可能状態にする 話し合いをする 材料の追加】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード? 02番シュヴァイザー=シュタイナー?】
電文内容
[こちらは生徒番号01番シュウジ=アサギ。
管理者が機体にが不在のため、擬似人格コンピュータ、
ゼファーがシュウジ=アサギの名の下に電文を送信します。
こちらに交戦の意志なし。
願わくば交渉のためにこちらにコンタクトを取ることを望みます。
繰り返します。こちらに交戦の意志なし。]
「これでよし…。さて、さっさと戻るか、バッテリーもそろそろ限界に達する頃だな。」
パーツが入ったダンボールを抱えて外に出る。そこで一つの異変に気が付いた。
「ん…?ハイザックが…動いてる?シュヴァイザーか?いや、あの動きはまさか…!?
ゼファー!?何故動ける?まだ完成していないはずなのに…。
他参加者の接近で緊急起動したのか?
まずい…バッテリーがこのままじゃ持たない…。
さらに機体が起動していると言うことは既に交渉に入っていると言うことか。
急がないとな…。」
そう言うとダンボールを助手席に放り込み、運転席に潜り込む。
そしてアクセルを踏み込み、トラックを急発進させた。
「ゼファー…着くまでもってくれ…。」
【行動:ジャンク屋探索(−1)教会へ移動(−1)】
【残り行動値:0p】
【位置:S−17】
【機体状況:ZPSにより稼働開始。】
【武装:ザンネックベース】
【所持品:ディパック(ディスク 水2g入り4本 食料三日分 ノーマルスーツ ノートPC)拳銃 バッテリー トラック
(メモリー×5 各種材料、工具類 PC×3 未完成の制御ユニット 紙とペン×3)←教会に置きっぱなし】
【行動方針:ゼファーの完成 侵入した他参加者への対処】
【同盟:08番ヨーコ=クロサキ 07番ベルク=クロフォード? 02番シュヴァイザー=シュタイナー?】
自分が戦力にならずとも、仲間にすると、彼女は言った。
(へぇ、本当にいい人みたいだ。)
「私だってMS操縦は苦手だしね。
ようはこっちよ。機転を利かせなきゃ。
私だって、こっちと、技術的な事には自信あるもの。
そうだ……付いてきて」
頭を指しながら、話すサーティア。
心の中でリオンは頷いた。
(その通り、ようは最後まで知恵を働かせたものがこのゲーム、勝つ。)
付いてきてと言ったサーティアはすたすたとドアの方まで進む。
しかし、考え事をしていたリオンはそれに気づかない。
「何してるの? 早く来てよー?」
言われて、急いでそっちに移動する。
と、突然通信回線が開いた。
「あー、お嬢さん。すまないが、奇妙な事を聞いていいかな?
…あーその、今は、UC何年だったかな?」
(……UC何年……か。)
何故か、含み笑いをするリオン。
彼の予測、予想がもしかしたら、当たっているのかもしれない。
彼は通信を返す事なく、ただ、右手中指を上に向けた。
(おじさん、あんたもいずれ殺してやるよ。
11番と仲直りでもされちゃ面倒だもんな。)
フッと笑うと、リオンはサーティアの待つドアの向こう側へと行く。
「すみません、ちょっと考え事してて……」
そこには先ほどまでの邪悪な笑みは無かった。
【行動:宣戦布告(-0P) 11番サーティアと会話(-0P)】
【位置:E-5】【残り行動値:4P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)】
【行動方針:消極的に殺し合い派 03番、14番は優先的に殺す】
【同盟:11番サーティア】
「すみません、ちょっと考え事してて……」
笑うと可愛い顔してると思う。
とてもじゃないけどこれに参加させられた理由が解らないくらいに。
最初は物資倉庫に回って行こうかしら。
食料も何なりと持って帰りたいし。
あ、そうだ……
「あー、こんな事言っても仕方が無いかもしれないけど……
私のこと、信用して欲しいの。
私も、出来る限り信用してもらえるように行動するから」
(そうこう話しているうちに物資倉庫の前に立つ)
【行動:リオンと会話(−0)、基地内移動(−1)】
【残り行動値:3P】
【位置:E−05】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド発生装置(非装備・破損)】
【所持品:工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、アッパー系の麻薬(3日分)、携帯ゲーム機、小説、LD】
【行動方針:生き残れ、基地内案内】
【同盟:No.09-リオン】
『シュウジ=アサギ・・・ふふふふふふ。あっはっはっはっはっはっ。
流石だな。』
アサギさんの計画書を読んでいるシュヴァイザーさんの口元が歪む。
・・・恐い。
先ほどまでの少年のような彼はもうそこにはいない・・・。
(やっぱり・・・この人も・・・。)
『そういえば、嬢ちゃん名前はなんだ。
俺はシュヴァイザー=シュタイナーだ。
おっさんとシュシュと呼ばなければ好きに呼べばいい。
それといろいろとこの先、物要りだろうからな。
カートの中の食料をとっておけ。
ジュースも菓子もあるからな。』
「え・・・? ああ、ハイ。」
今、私はどんな顔で彼を見ていたのだろうか・・・?
少なくとも、あまりいい顔はしていなかったであろう。
とっさに作り笑いを浮かべて答える。
「あ、まだ・・・自己紹介してませんでしたね。
私はクロサキです。ヨーコ=クロサキ。 生徒番号8番の・・・。」
私はしばらくは彼に対して、心から笑える事はないだろう・・・。
【行動:会話(0)】
【位置:S-17】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:よくわからない】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、コッペパン×2、水2g2本 デイバック】
【行動方針:詳しい状況確認 MS操縦技術の習得 霊感を打ち明ける】
【同盟:No,01シュウジ=アサギ No,02シュヴァイザー=シュタイナー? No,07ベルク=クロフォード(警戒)】
サーティアに追いつき、肩を並べて歩き出す。
横に立ってみるとわかったが、
――サーティアは自分よりも背が高かった。
170ほどあると思われるサーティアの慎重に比べ、
リオンは155にも満たない。
――少し、ヘコんだ。
(まぁ、いいや。
身長で殺し合いの損得になるとは思わないし……
むしろ、的が小さくて白兵戦の時はこっちのほうが得する事も……)
何とか、自分の背の低さをいい方へいい方へと持っていこうとしている。
と、自分で気づいた時、彼は更にヘコんだ。
「あー、こんな事言っても仕方が無いかもしれないけど……
私のこと、信用して欲しいの。
私も、出来る限り信用してもらえるように行動するから」
「あ、ああっ!はい!
僕も、は、ええ、えっと……えっと……
僕も頑張ります!だから、信用して下さい!
僕も、あなたの事を、信じますからっ!」
(僕の演技もアカデミー賞ものだな。
それにしても、本当に使いやすい……『いい人』だ。)
そうこう考えているうちに、何かの倉庫の前で止まる。
「えっと……」
血のついた地図を取り出す。
それに彼女は気づいただろうか?
血のついた地図を何も思わず見るリオンに。
「ここは……物資倉庫ですか。」
【行動:基地内移動(-1P) 11番サーティアと会話(-0P)】
【位置:E-5】【残り行動値:3P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)】
【行動方針:消極的に殺し合い派 03番、14番は優先的に殺す】
【同盟:11番サーティア】
皆さんにあわせて、・から=に変えてみました。
それはさておき……
>>320-321 S-17コロニーの港口に入った途端、ディスプレイにメッセージが入った。
[こちらは生徒番号01番シュウジ=アサギ。
管理者が機体にが不在のため、擬似人格コンピュータ、
ゼファーがシュウジ=アサギの名の下に電文を送信します。
こちらに交戦の意志なし。
願わくば交渉のためにこちらにコンタクトを取ることを望みます。
繰り返します。こちらに交戦の意志なし。]
「何だ? AIから、メッセージ?
交戦の意思なし……か。
ま、こちらにも戦う気はないしな……。
管理者不在と書いてある……ということは、
とりあえずAIにメッセージを返信すればいいのかな?
それにしても……」
『ゼファー』と名乗るAIに返信文を打ちながら、彼はもっともな疑問を抱く。
「01番シュウジ=アサギ……ホビーハイザックか。
玩具用MSにAIなんて聞いたことがない。
いつだったか、AIによる自律型MSがあったと聞いたことがあるが、
まさか、自分でプログラムを組んだのか?」
ぶつぶつと疑問を口にしながら、彼は『ゼファー』にメッセージを返信し、
そのまま港口を抜けてリフトでコロニー内に入っていった。
[こちらは生徒番号15番、リナルド=グレイス。
こちらに交戦の意思はない。
交渉の件も了解した。
よろしければそちらの誘導に従うので、返信を願う。]
【行動:返信、コロニー内に移動(各-1pts.)】
【位置:S-17コロニー内部】
【残り行動値:2pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx2、
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:01番シュウジ=アサギ(ゼファー?)との交渉】
【同盟:なし】
教会にやっと着いた。着くなりダンボールを抱えて大聖堂に走っていく。
「ゼファー!無事か?」
〔管理者・シュウジ=アサギ。確認。
大丈夫です。バッテリー容量残り2%。
節電状態移行まで残り30秒です。〕
「すぐに情報を保管して一度電源を切れ。バッテリーを交換する。」
〔了解。〕
液晶画面の表示が消える。
「ギリギリセーフか…。」
バッテリーを交換し、再起動する。
〔──システム再起動確認。管理者の存在確n──〕
「現状はどうなっている?」
ゼファーの声を遮って現状に関することを聞く。
〔生徒番号15番、リナルド=グレイスと交渉中。
交渉−Aに基づきH−ハイザックを起動。電文を送信しました。
──15番より返信を確認しました。ディスプレイに表示します。〕
[こちらは生徒番号15番、リナルド=グレイス。
こちらに交戦の意思はない。
交渉の件も了解した。
よろしければそちらの誘導に従うので、返信を願う。]
「とりあえずは大丈夫そうだな。ホビーハイザックを経由して通信回線を開いてくれ。」
〔了解。〕
「こちらは生徒番号01番、シュウジ=アサギだ。
先ほどは失礼した。ちょっとゼファーのパーツを探しに行っててな。
今から地図を送る。そこからでもMSが三機いるのが見えるだろうから、
そこへ移動してくれ。」
ゼファーの五つのメモリーと制御ユニット、バッテリーを繋ぎながら通信する。
「通信以上。」
〔了解。〕
「…よし、完成。」
「ヨーコ、シュヴァイザー。またお客さんが来たようだ。
一応MSに乗り込んでおいた方がいいと思う。
まだメールでしか応対をしていないからどんな人間か解らない。
一応警戒しておく必要があるからな。」
そう言うと完成したゼファーのメインユニットと工具を持ってハイザックの元へ向かった。
【行動 バッテリー交換(−1)リナルドへ通信(−1)
メインユニット完成(−1)Hハイザックに搭乗(−1)】
【残り行動値:0p】
【位置:S−17 コロニー内】
【機体状況:特記すべき事なし】
【武装:ザンネックベース】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノーマルスーツ ノートPC) 拳銃
ZPSメインユニット 工具セット】
【行動方針:15番リナルド=グレイスへの対処】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク? 02番シュヴァイザー?】
>>328 『ゼファー』に返信してから待つこと数分。
通信と共にコロニー内の地図が転送されてきた。
「こちらは生徒番号01番、シュウジ=アサギだ。
先ほどは失礼した。ちょっとゼファーのパーツを探しに行っててな。
今から地図を送る。そこからでもMSが三機いるのが見えるだろうから、
そこへ移動してくれ。」
なるほど、確かに三つの機影が見える。
ホビー・ハイザック、ボリノーク・サマーン、ガズアル……ということは、
通信の彼のほかに、02番シュヴァイザー=シュタイナー、08番ヨーコ=クロサキがいるということか。
(08……。 そういえば、一年戦争の時、08小隊という随分型破りな隊があったと先輩が言っていた。
そこの小隊長はMIAになったそうだったが……さて)
三機の、それなりにズレた時代のMSを眺めながら、地図を確認する。
同時に、少し嫌な予感もし始めたが―。
「もし、交渉が決裂したら―?
彼らは俺を撃ってくるだろうか?
簡単に信頼を得られるとも思っちゃいないが、
こちらが、本当に撃つ気がないとわからせないと……。
……それに、いきなり疑っちゃだめだ。
信じて欲しいのなら、まずは俺が信じないとな……」
自身を戒めるように2、3度頭を振ると、彼はアビゴルを移動させた。
【行動:移動(-1pts.)】
【位置:S-17コロニー内部】
【残り行動値:1pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx2、
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:01番シュウジ=アサギと、その仲間たちとの交渉(前向き)】
【同盟:なし】
※毎度文章が長くてすみません……
それにしても軍人失格な行動だなあ(´・ω・`)
行動&行動値を訂正します。
シュウジさんの通信を受けているので、
通信(-1pts.)が入ります。
これにより、残り行動値が[0pts.]になります。
さらに、なるほど〜の前に、以下の文章を追加します。
「了解した」
ささいなことですが、これがないと
通信をシカトしたことになりかねないので。
重ね重ね申し訳ないですm(__)m
331 :
アレン=D=バディアム ◆E.NgQdzf5A :03/12/10 17:20 ID:O2F1lq9K
「私達は殺し合いをする」
「私達は殺し合いをする」
「私達は殺し合いをする」
書き終わったアレンは辺りを見回す。
そこには、旧世紀のスクールのような風景。
ただ、少し違うのは、生徒はアレンしかいないという事。
そして、周りを兵士に囲まれているという事だ。
「……何で俺がこんな殺し合いなんかに参加させられなきゃならないんだ……
!?わかった、あれだ、スターどっきりっていうヤツだな。
ハハーン、俺も有名になった……」
チャキッ
「真面目にやれ。
それではもう一度ルールを説明する。」
銃を構えたまま、兵士は言った。
「あ、ははは。」
少し、涙目になりつつ、アレンは笑った。
コロニーへの移動中に持参の蕎麦団子を食べる事にした。
特に空腹というわけではなかったが、好きなものを食べて
気分を落ち着かせておきたかったのだ。
しっかりと袋に入れておいたおかげで、団子はまだ固くなってはいなかった。
(それにしても…参ったな)
団子を食べながら俺は思う。
それは勿論この奇妙な現状の事であったが、同時に
背中に付いているマントの事でもあった。
三十分程前に、この空域に障害物が少ないのを利用してガンイージの
最大戦闘速度での飛行を試みたのだが…。
俺はあっという間に挫折した。
スラスター軌道のズレの大きさそのものは、巡行速度の時と
大差がなかったが、問題は軌道自体が殆ど安定しない事だった。
巡行速度では、軌道がズレてもそこから落ち着いて立て直せばよかったが、
最大戦闘速度になると軌道を立て直す暇もなく、さらに軌道がズレていく。
こうなると、もはやお手上げである。
俺はロデオの暴れ馬に乗る素人のように、操縦桿に掴まるのが精一杯だった。
まあ、敵を混乱させるのには使えるかもしれないが、肝心の
俺自身が混乱してしまっては元も子もない。
…で、これはもう、訓練でどうにかなるレベルを超えていると
判断した俺は仕方なく、最大戦闘速度での飛行を制限する事にした。
使うのは、本当に必要になった時のみだ。
とにかく悩みの多い飛行だが、それでも
(最大戦速は無理でも、ある程度までならここまでのノウハウで何とかなる)
と何の保証もないが、そう考えてはいる。
暫くそんな事を考えているうちに、遠くにコロニーが見えてきた。
「…ここには誰か参加者がいるのか…?」
【行動:I-8へ移動(−3)団子を食べた(−1)】
【残り行動値:0p】
【位置:G-7→G-8→H-8→I-8】
【機体状況:結構調子が良い】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ヒートサーベル】
【所持品:ディパック、コッペパン1つ、水2g入り2本(残り1,4)
シャベル(小)、蕎麦団子3個、蕎麦の種子、拳銃(残弾8発)、マジック】
【行動方針:コロニーへの移動】
【同盟:なし】
コロニーに戻るとある異変に気づく。
(・・・・・・・・増えてる。)
コロニーを一度出る前には無かったMSが存在していた。
シュウジがホビー・ハイザックのへ向かって行ったのが見えたので
そっちへ向かいながら通信をする。
「シュウジさんあんたのご注文の品、取ってきた。
そんで・・・・・アレ何?」
(敵意は無いとは思う・・・・・敵意があったら
既に攻撃てきている。好戦的では無いようだ。)
【行動:コロニー内移動 T-17→S-17(-1)シュウジ=アサギに通信(-1)】
【残り行動値:2】
【位置:S-17】
【機体状況:問題無し】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本
大型コンテナ(狙撃用ビームライフル ビームサーベル マウントラッチに出来そうな部分)】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g四本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:???】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ?】
ルールをもう一度確認した後、パイロットスーツに着替えさせられた。
連邦軍のパイロットスーツだったので、少しホッとする。
ジオンのセンスの悪いスーツは着る気にはなれなかった。
その後、説明される暇も無く、変な注射をされる。
意識はそこで飛んだ。
次に起きたのはコックピットの中だった。
ご丁寧にもヘルメットをかぶせてくれている。
とにかく何か情報を得る為、自分の機体を知る為。
データを取り出してみる。
「ッラッキー!ヘイヘイ!ガンダムかよ!え!?
やっぱ神様ってのはいるもんだな、おい!
正義の味方、ヒーローである俺にはやっぱこういう主役級のMSじゃないとな!」
しかし、その主役級のMSでも敵わないような機体がウジャウジャいる事に気づく。
しかもほとんどのMSは見たことが無い。
正に未知との遭遇だった。
だが、そこは自称ヒーロー全く気にしていない。
「俺様にかかれば、どんなMSでも一網打尽だっての!
大体Vガンダムってなんだっつーの!俺とかぶってんじゃん!
ふざけんなっつの!主役は一人で十分だっての!」
自信満々に言って見せたと思えば、今度は怒る。
全く持って予測出来ない性格である。
「さってっと、俺様の手にかかりゃ人殺すも殺さないも楽なもんだが……
ま、ブラブラしてみっか。
このビームキャノンもつけてーし……
つっても、主役がつけるのは違うよな、やっぱ。
こういうのはさ、引き立て役がやってはじめて俺様が引き立つ訳よ。」
うーん、と考え込む。
それはただ仲間を探すというのとは違う、RPGゲームをしているかのようなノリで。
そのゲームをクリアする為、回復役が欲しいといったようなノリで。
「まぁ、いいか。
ある程度ストーリーを進めちゃわないとな。
とりあえず、こんな糞不味そうなパンなんか俺様の口にゃ合わない。
美味い飯でも探しに行くか。」
ゲームの目的「美味しいご飯を探せ」
【行動:R-5へ移動(−4)】
【残り行動値:0p】
【位置:O-06→O-05→P-05→Q-05→R-05】
【機体状況:問題無し】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、前腕部ビームガン×2
固定式ビームキャノン(非装備) コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本
サングラス 伊達眼鏡】
【行動方針:美味しいご飯探し 好戦的】
【同盟:なし】
『あ、ああっ!はい!
僕も、は、ええ、えっと……えっと……
僕も頑張ります!だから、信用して下さい!
僕も、あなたの事を、信じますからっ!』
有難う……
この人はこういう人なのよ、きっと。
役に立たないからって、切り捨てちゃいけないタイプだわ。
『ここは……物資倉庫ですか』
「えぇ、色々と生活に使える物資があ……るけど……」
血糊?
まさか?
……いいえ、これは確かに血よ。
平気な顔してそれを?
……あまりにイメージが離れすぎてないかしら?
「……血がついてて良く平気ね、アナタ」
横目で見つつドアを開いた。
【行動:リオンと会話(−0)、倉庫開放(−1)】
【残り行動値:2P】
【位置:E−05】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド発生装置(非装備・破損)】
【所持品:工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、アッパー系の麻薬(3日分)、携帯ゲーム機、小説、LD】
【行動方針:生き残れ、基地内案内】
【同盟:No.09-リオン】
俺の目の前には巨大なコロニーがゆっくりと回転していた。
過去をどれだけ遡っても、これほど圧倒的な質量をもつ人工物はあり得ない。
まさにUCを代表する、文字通り人類の科学の結晶だ。
俺はその名も知らないコロニーの港に到着していた。
ここに来るまでには、コロニー側との交渉、はたまた妨害など
何か苦労しそうな気がしていたのだが、あっけなくここまで辿り着いた。
港の中には停泊している船も一隻もいない。
と言うか、誰一人として出て来ない。
…ようするにこれは、フリーパスで内部に
入っていいと、そういう事なのだろうか?
(ちゃんとコロニーの許可を取ってあるとは、組織もなかなか気が利いてるな)
面倒臭い手続きをせずにすんだ事に感謝しつつ、俺は内部へと入っていった。
【行動:J-8コロニーへ移動(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:I-8→J-8】
【機体状況:結構調子が良い】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ヒートサーベル】
【所持品:ディパック、コッペパン1つ、水2g入り2本(残り1,4)
シャベル(小)、蕎麦団子3個、蕎麦の種子、拳銃(残弾8発)、マジック】
【行動方針:内部での補給など】
【同盟:なし】
「……血がついてて良く平気ね、アナタ」
(しまった……)
しばし、ほんの少しだけ考えた。
なんとか挽回する言葉を選ぶ……何かないか……
「はい、僕も軍人の端くれですから……
このくらいの血じゃびくびくはしません。
こんな事をする人達は、やっぱり許せませんけど。」
悲しい笑顔。
軍人だから血を見ても大丈夫というのは少し強引だったかもしれないが、
なんとかごまかせたと思う。
気を取り直して倉庫の中を見回す。
水、食料、その他生活の必需品がある。
「わぁ、たくさんありますねぇ。」
血のついた地図をしまい、歩き出す。
食料、水を取り、他のものにも手を伸ばす……
が、その手を止める。
「あの……とっちゃっていいんですか?」
【行動:倉庫内探索(-1P) 11番サーティアと会話(-0P)】
【位置:E-5】【残り行動値:3P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)】
【行動方針:消極的に殺し合い派 03番、14番は優先的に殺す】
【同盟:11番サーティア】
MSでの移動。
それは常に周囲に気をつかって慎重にやらなければならない。
その為にはとてつもない精神力、集中力、労力が必要だ。
表示されるマップを見ながら全方向に気を配る。
前後、左右、上下……。
「きっついぜ、こりゃァ…」
どうやらMSの操縦は思っていた以上に難しいみたいだ。
一度止まって一息つこうとしたところに通信が入る。
『みなさん、楽しく殺し合いしてますか?
定期放送のお時間がやってきました。
ここでみなさんには嬉しいお知らせがあります。
前回の放送の直後、早くも一人目の脱落者が確認されました。
脱落者は 13番 サブナック・B・アンドラス さんです。
みなさんの優秀さには、先生もびっくりです。
この調子で、どんどん頑張って下さい♪
では、立ち入り禁止地域の予告をします。
『B-02』 『E-14』 『I-21』 『L-09』
『M-18』 『U-04』 『V-07』 『Z-11』
時間が経つと共に、だんだん動きづらくなっていきます。
今のうちに動き回っておいた方がいいかもしれませんね。
それから、改めて確認しますが……
本人が生きていても、機体を失い、代わりの機体が手に入らなければ、首輪が爆発します。
今機体から離れている人たちは、もうちょっと注意した方がよいかもしれませんよ♪
では、次の放送でまたお会いしましょう。
……みなさんがそれまで生き残っていたら、ですが♪』
「もう1人死んだのかよ……」
俺が生き残れる確率が増えたというのに素直には喜べなかった。
死んだ、死んだ、死んだ、死んだ……。
人を殺す――俺にはできるだろうか?
今まで何度も人を殴ったり蹴ったりしたがさすがに殺したことはない。
――だけど、『殺らないと殺られる』筈だ。
「それと機体がなくなったら首輪が爆発するってか…頼むぜ相棒ォ…」
ジェガンのハッチの扉を軽く叩く。
俺とジェガンは今、運命を共有していると思う。
こいつが壊れて動かなくなったら首輪―爆弾らしい―が爆発して俺も死ぬ。
……不安の種がまた増えた。
放送を聞き終えてさらに進む。
しばらく進むとそこに大きな搬入口が俺を待っていた。
「ここは…柱がたくさんあるなァ…」
さっきのところは所々の柱も折れていたし、見た感じボロボロだった。
だからこそあのトラップを仕掛けられた。
だがここには目立った外傷、建物が老化していない。
これはちょっと壊せそうにない。
「ここには違うトラップを仕掛けるとするかァ…」
さっきのところに作ったのは建物を壊すトラップ。
今から作ろうとするのは引っ掛かった奴を殺すトラップ。
原理は同じだ。
目立たないようにワイヤーを引っ張っていきビームライフルの引きがねにかける。
ワイヤーに引っ掛かった奴のMSをビームが貫く……という予定だ。
当たる確率はかなり低いと思う。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「……これでよしっと」
何とか2つのトラップを仕掛けることができた。
ここ『T-22』をマップで見ると場所的に人が来るような気がするから2つ作った。
引っ掛かるかどうかはわからない。
いや、それどころかここに人が来る事さえないのかもしれない。
だけど気休めにはなる。
【行動:トラップ作り(-4p)】
【位置:T-22】【残り行動値:残り0p】
【機体状況:正常】
【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と19本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:生き残る】【同盟:なし】
「ィヤッハー!見えたぜ見えたぜ、コロニーがよぉ!」
コロニーがモニターに映ると、まるで子供のように叫び手を叩いた。
進路がズレ、慌てて修正する。
コロニーはもう目の前。
コロニーへと到着したアレンは何事も無く。
何も警戒する事は無く内部へと入った。
「んー、食べ物食べ物……っと。
おぉ!あるじゃん、レストラン!」
自分の機体、ガンダムを歩かせていたアレンは飛び出す。
目の前にレストラン。
しかも、かなり豪華である。
「やっぱ俺様みたいなスーパースターはよぉ!
こういうとこでビッグでスターな女優とお食事するもんだろ!」
言いながら、ドアを開ける。
――誰もいなかった。
いや、正確に言うといたがいない。
そこには、飛び散った血と、倒れこむ人達がいた。
「っ!」
アレンの胸に宿るものは、怒りか憎悪か。
「んもうっ!何だよこれっ!汚い臭い気持ち悪い!
やるんだったらちゃんと片付けろよっ!」
『バタム!』
――正解:ご飯食べられなくってお怒り。
レストランを出たアレンは今度はデパートを探す。
自分から動いたりするのは嫌がるアレンだったが、そこはぐっと堪えた。
デパートを発見すると、中に入り品物を物色する。
しかし、坊ちゃん坊ちゃんしていたアレンが品物の事をよくわかるはずもなく。
「魚ってこんな姿で泳いでるのか。」
と、魚の切り身を見て言ったり。
「肉は確か土に埋めて水を与えれば増えるんだったな。」
と言ったりしていた。
結局、大した成果も無くへたり込む。
「だぁーっ!もう!やっぱ俺にはこんなのはあわねーんだよ!
俺はワイルドでダンディーでハードでロックなスーパースターなんだっ!
お料理なんかしてる所を撮られたら絶体絶命だっての!」
寝転ぶ。
「あーあぁ、空から飯でも降ってこないかなぁ。」
空を――といっても、空などコロニーにあるはずも無く、上を見上げる。
『キラリン』
「ん?」
何かが光――落ちてくる。
『ボンッ!』
「………」
「………」
沈黙。
というか、アレンは何が落ちてきたのかわからない。
その落ちてきたものは――
「お前、何だ?」
「トリィ、マーク2!マ-ク2!ヨロシク!!」
七面鳥。
「トリィ、トリィ!シーチメーンチョッ!」
喋る七面鳥。
「だーから、お前マジで七面鳥なのかよ!?あーん?オウムか何かじゃねーのか?
七面鳥っつったら、アレだぞ、クリスマスの……」
それに驚くことも無く対処するアレン。
頭を掻きながら、アレンは七面鳥を抱えると歩き出す。
「ドコイク!オマエドコイク!」
「五月蝿いぞコラ!今から俺様のスペシャルライブを聴かせてやる。
へっへっへ、こいつがあってよかったぜ。」
七面鳥を抱える右腕の逆、左腕には、
デパートの楽器店で入手したエレキギターとアンプがあった。
ガンダムに乗り込むアレンと七面鳥。
アンプに電気を通わせ、エレキギターと繋げる。
「っし、とりあえずならしてみるか。」
通信回線を全体放送に切り替える。
これで、全部の空域にアレンの演奏が聞こえるはずだ。
「あーあー、今日は俺様、アレン=D=バディアンのスペシャルライブにようこそ!
それではまずメンバーを紹介しましょう、ギター兼ボーカルのアレン!!」
「ヒュー!ヒュー!カッコイイー!!」
七面鳥が歓声を上げる。
「続いて合いの手のトリィマーク2!」
「トリィー!ヨロシク!ヨロシクー!!」
「さて、それでは早速行きましょう!
俺様の歌、たっぷり聴きやがれコンチクショー!!」
アレンとトリィマーク2のスペシャルライブがはじまった。
【行動:コロニー内移動(-1p) 全体放送(-2p) 探索(-1p)】
【残り行動値:0p】
【位置:R-05】
【機体状況:問題無し】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、前腕部ビームガン×2
固定式ビームキャノン(非装備) コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ】
【行動方針:心行くままにシャウト 好戦的】
【同盟:なし】
『シュウジさんあんたのご注文の品、取ってきた。
そんで・・・・・アレ何?』
〔ベルク・クロフォードより通信です。〕
「ベルクか。ありがとう。とりあえずその辺にコンテナは置いといてくれ。
それと増えてるのは交渉中の参加者だ。一応警戒はしておいてくれ。」
「さて…また妙なMSに乗ってるな…。リナルドに通信対象を変更してくれ。」
〔了…。〕
「とりあえz…。」
〔…全体通信です。〕
「交渉中だって言うのに…。定時放送にしては早いな…回線を開いてくれ。」
〔しかし…。発信元が違います。〕
「…とりあえず回線オープン。」
〔了解。〕
とりあえず通信回線を開いてみる。
しかし、流れてきた音声はティーチャーの物とはかけ離れた物だった。
『あーあー、今日は俺様、アレン=D=バディアンのスペシャルライブにようこそ!
それではまずメンバーを紹介しましょう、ギター兼ボーカルのアレン!!』
「(゚д゚)ハァ?」
『ヒュー!ヒュー!カッコイイー!!』
「いや、誰だよ。」
『続いて合いの手のトリィマーク2!』
「マーク2って何だよ。」
〔ハロですか…?〕
『トリィー!ヨロシク!ヨロシクー!!』
「まぁ、確かに片言だが。」
『さて、それでは早速行きましょう!
俺様の歌、たっぷり聴きやがれコンチクショー!!』
「歌って…。」
同時に大音量がコックピット内に響き渡る。
「んなぁぁぁーーっ!?」
〔音楽ですね…音量下げますか?〕
「そんなことは言われなくても解ってる!回線カット!カット!」
〔了解。〕
「…ここは殺し合いの場だったよな…?」
〔恐らく。あの人がティーチャーなのですか?〕
「そんなわけないだろ!」
〔では他の参加者ですか?〕
「多分…な。ティーチャーの人選基準がよくわからん…。」
〔おもしろい人もいるんですね。この状況であれだけの行動が取れるとは…。参考になります。〕
「いや、そんな物を参考にするな…。リネイドへの通信回線は?」
〔一時カットしてあります。〕
「再接続。全く、余計な時間を食われた…。こんな事に全体通信を使うとは…暇人もいるもんだ。」
〔たまにはこういう人もいていいんじゃないですか?〕
(結構天然ボケ入ってるな…。機械故か?)
〔何か言いました?〕
「いや、何も。」
【行動 ベルクと通信・リネイドと通信(−2)】
【残り行動値:2p】
【位置:S−17 コロニー内】
【機体状況:特記すべき事なし】
【武装:ザンネックベース】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノーマルスーツ ノートPC)
ZPSメインユニット 工具セット 拳銃】
【行動方針:15番リナルド=グレイスへの対処 全体通信こんな事に使ってるのは誰だ!】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク? 02番シュヴァイザー?】
それと前回の発言の訂正を。
「さて…また妙なMSに(ry」
〔了…。〕→〔了解。〕
『はい、僕も軍人の端くれですから……
このくらいの血じゃびくびくはしません。
こんな事をする人達は、やっぱり許せませんけど』
……学徒兵じゃなかったの?
そりゃ、私の勝手な想像だけど……実戦に出てるなんて雰囲気も皆無じゃない?
びくびく、というか……
何だか血を見ても全然平気のようなその顔は……
『わぁ、たくさんありますねぇ』
ハッとした。
何やってるのよ、サーティア!
しっかりしなさいってば、弱気になる事なんてないわ。
疑ってどうするの。
『あの……とっちゃっていいんですか?』
「んー……別に所有者はいないしね、良いと思うわ。
さっきの管制室を寝床にする事になるから……
欲しいものは持っていきましょう?」
できる限り明るく笑って見せた。
中に入って、寝袋や、レトルトのレーション等を掴んで、ウェスとポーチに放り込んだり、出入り口へ投げたりした。
もてる限り持っていった方が良いものね。
「次は何処かの診療所に行って医薬品を手に入れたら、
今度は武器庫に行って自衛用の白兵戦装備を手に入れて、
最後に浴場とか、トイレとか、後娯楽室とか案内す……」
突然頭の上のスピーカーが音を立てる。
誰かからの通信!?
一体誰、何処から通信を送って…
『あーあー、今日は俺様、アレン=D=バディアンのスペシャルライブにようこそ!
それではまずメンバーを紹介しましょう、ギター兼ボーカルのアレン!!』
『ヒュー!ヒュー!カッコイイー!!』
「……」
『続いて合いの手のトリィマーク2!』
『トリィー!ヨロシク!ヨロシクー!!』
合いの手? ハァ? 喋る鳥?
『さて、それでは早速行きましょう!
俺様の歌、たっぷり聴きやがれコンチクショー!!』
バカかしら、こいつ。
……いいえ、バカね、こいつは。
飛び切りのバカだわ……
音楽をバックに、苦笑しつつリオンに顔を向けた。
【行動:リオンと会話(−0)、倉庫探索(−1)】
【残り行動値:2P】
【位置:E−05】【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド発生装置(非装備・破損)】
【所持品:工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、アッパー系の麻薬(3日分)、携帯ゲーム機、小説、LD】
【行動方針:生き残れ、基地内案内】
【同盟:No.09-リオン】
>>342-344 シュウジからの通信を待つ間に、全体通信が流れてきた。
『あーあー、今日は俺様、アレン=D=バディアンのスペシャルライブにようこそ!
それではまずメンバーを紹介しましょう、ギター兼ボーカルのアレン!!』
「(゚д゚)エ?」
『ヒュー!ヒュー!カッコイイー!!』
「何だ、今のは」
『続いて合いの手のトリィマーク2!』
「マイナーチェンジか? つーかトリィって何?」
『トリィー!ヨロシク!ヨロシクー!!』
『さて、それでは早速行きましょう!
俺様の歌、たっぷり聴きやがれコン……』
ぷつっ。
彼はそこで回線を切った。
「全く……、エレガントではないな……」
彼の嗜好は、エレガントでないと駄目、というわけではなかったが、
激しすぎるものはなるべく忌避する傾向があった。
ロックは聴くがメタルは聴かない、などである。
気を取り直すと、彼はホビー・ハイザックに通信を入れた。
「今のエレガントではないやつは置いといて……だ。
重ねて言うが、こちらに攻撃の意思は無い。
君が搭乗する前のハイザックを撃たなかったことで、
それはある程度証明できたと思うのだが……」
【行動:シュウジと通信(-1pts.)】
【位置:S-17コロニー内部】
【残り行動値:3pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx2、
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:01番シュウジ=アサギと、その仲間たちとの交渉(前向き)】
【同盟:なし】
※7分前ー
>>342-344 シュウジからの通信を待つ間に、全体通信が流れてきた。
『あーあー、今日は俺様、アレン=D=バディアンのスペシャルライブにようこそ!
それではまずメンバーを紹介しましょう、ギター兼ボーカルのアレン!!』
「(゚д゚)エ?」
『ヒュー!ヒュー!カッコイイー!!』
「何だ、今のは」
『続いて合いの手のトリィマーク2!』
「マイナーチェンジか? つーかトリィって何?」
『トリィー!ヨロシク!ヨロシクー!!』
『さて、それでは早速行きましょう!
俺様の歌、たっぷり聴きやがれコン……』
ぷつっ。
彼はそこで回線を切った。
「全く……、エレガントではないな……」
彼の嗜好は、エレガントでないと駄目、というわけではなかったが、
激しすぎるものはなるべく忌避する傾向があった。
ロックは聴くがメタルは聴かない、などである。
気を取り直すと、彼はホビー・ハイザックに通信を入れた。
「今のエレガントではないやつは置いといて……だ。
重ねて言うが、こちらに攻撃の意思は無い。
君が搭乗する前のハイザックを撃たなかったことで、
それはある程度証明できたと思うのだが……」
【行動:シュウジと通信(-1pts.)】
【位置:S-17コロニー内部】
【残り行動値:3pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx2、
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:01番シュウジ=アサギと、その仲間たちとの交渉(前向き)】
【同盟:なし】
※5分前ー;;
スマソ、二重になってしまいました。
2回目はシカトしてねー
「あ、まだ・・・自己紹介してませんでしたね。
私はクロサキです。ヨーコ=クロサキ。 生徒番号8番の・・・。」
「ヨーコ=クロサキか。わかった。
シュウジ=アサギと同じ東洋の奴か。
なるほど。懐くのもわかるな」
そんな事を言っている間に、シュウジ=アサギが大急ぎで
大聖堂に戻ってきて、パソコンに向かって話し掛けている。
なんなんだ。一体?
話し掛けようとすると向うから話し掛けられた
「ヨーコ、シュヴァイザー。またお客さんが来たようだ。
一応MSに乗り込んでおいた方がいいと思う。
まだメールでしか応対をしていないからどんな人間か解らない。
一応警戒しておく必要があるからな。」
「ああ。わかった。」
だが、返事を聞かずして、シュウジは外へ走り出した。
再度ヨーコ=クロサキへ近寄り話し掛ける。
「と、いうわけだ。
行くか?」
【行動:ヨーコに話し掛ける(0)】
【位置:S17】【残り行動値:4】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g8本 壊れた懐中時計 買い物袋五枚
カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本 水2g8本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:全ての状況把握 シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】
『今のエレガントではないやつは置いといて……だ。
重ねて言うが、こちらに攻撃の意思は無い。
君が搭乗する前のハイザックを撃たなかったことで、
それはある程度証明できたと思うのだが……』
(エレガント…?)
〔…(エレガント…)。〕
「あ、あぁ。そちらに交戦の意思がないことは確認した。
こちらもそちらに攻撃は加えていないのでこちらにも交戦の意思がないことは証明できたはずだ。」
〔というか武器が…。〕
「(しっ!だまっていろ。武器がないことがばれれば攻撃される危険性がある。)」
〔(了解しました)〕
「とりあえず同時にMSから降りて、そこの教会に来てくれないだろうか?
仲間もそこにまだいると思うから紹介したい。
それに見せたい物もあるしな。よろしいだろうか?」
【行動:リネイドと通信(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:S−17 コロニー内】
【機体状況:特記すべき事なし】
【武装:ザンネックベース】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノーマルスーツ ノートPC)
ZPSメインユニット 工具セット 拳銃】
【行動方針:15番リナルドへの対処】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク? 02番シュヴァイザー? 15番リネイド?】
>>350 『あ、あぁ。そちらに交戦の意思がないことは確認した。
こちらもそちらに攻撃は加えていないのでこちらにも交戦の意思がないことは証明できたはずだ。
とりあえず同時にMSから降りて、そこの教会に来てくれないだろうか?
仲間もそこにまだいると思うから紹介したい。
それに見せたい物もあるしな。よろしいだろうか?』
通信が返ってきた。
答えは決まっている。
「了解した。
これからMSを降りる」
(……しかし。 俺がアビゴルを離れている間に
彼ら以外の第三者が機体に触れる可能性は否定できない……。
OSをロックしておくか)
素早く起動シークエンスをロックすると、
彼はメットを外して眼鏡をかけ、ハッチを開き地面へと降りていった。
【行動:OSをロック、MSから降りる(各-1pts.)】
【位置:S-17コロニー内部】
【残り行動値:2pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx2、
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:01番シュウジ=アサギと、その仲間たちとの交渉(前向き)】
【同盟:なし】
※警戒しなさすぎだぁ、俺(つД`)
『ヨーコ=クロサキか。わかった。
シュウジ=アサギと同じ東洋の奴か。
なるほど。懐くのもわかるな』
(・・・それじゃあ、あなたは東洋じゃないからきっと懐くなんて事はないわね。)
「そうかも・・・ね。」
適当に返事をごまかしたが、私の中には皮肉がたっぷり込められたドス黒いものが渦巻いていた。
(・・・違う!こんなのいつもの私じゃない!!
以前は人を信じられなかったけど、憎むなんてことは・・・こんな・・・こんな・・・。)
―――声が聞こえる・・・。幾重もの声が耳元で誰かが囁いてくる。
『明け渡せ・・・。』 と。
その声が聞こえてくるたびに、私の中を誰かが蝕んでくる。
だれ? 私の中に・・・誰かいる!?
・・・イヤ!! 私がワタシでなくなる!!
だれか・・・だれか助けて!!!!
『ヨーコ、シュヴァイザー。またお客さんが来たようだ。』
(ハッ!?)
どうやら一瞬、寝ていたらしい。意識が飛んでいた。
『一応MSに乗り込んでおいた方がいいと思う。
まだメールでしか応対をしていないからどんな人間か解らない。
一応警戒しておく必要があるからな。』
どうやらアサギさんが戻ってきたらしい。
『ああ。わかった。』
・・・が、急いでいたのかすぐに外へ出て行った。
『と、いうわけだ。
行くか?』
「・・・ハイ?」
あまりにも急な展開(というかボーっとしていたのだが。)に
未だ状況が飲み込めていなかった私は思わず生返事を返してしまった。
慌ててスペックの低いと自認する脳内メモリをフル活動させる。
(・・・確か、アサギさんは・・・)
『ヨーコ、シュヴァイザー。ま・・・さ・・が・・・ようだ。』
まだノイズが残っている。
『ヨーコ、シュヴァイザー。ま・・お・・・さんが来たようだ。』
・・・お産がキタ? 違う違う(///)
『ヨーコ、シュヴァイザー。またおきゃ・・さんが来たようだ。
・・・おきゃ、さん・・・オキャクサン・・・。お客さん!?
お客さんが来た!!(※1
「はい。急いで行きましょう。」
そう言うと、シュヴァイザーさんと足並みを合わせて大聖堂を出た。
(ヘンね・・・。 何か重要なことを忘れているような・・・?)
【行動:会話(0) 色々と危険(1) 教会→コロニー内部へ(1)】
【位置:S-17】【残り行動値:残り2p】
【機体状況:よくわからない】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、コッペパン×2、水2g2本 デイバック】
【行動方針:詳しい状況確認 MS操縦技術の習得 霊感を打ち明ける 何か忘れているような・・・?】
【同盟:No,01シュウジ=アサギ No,02シュヴァイザー=シュタイナー? No,07ベルク=クロフォード?(※2】
※1)この間約2秒
※2)直前の事は覚えていません
『了解した。
これからMSを降りる』
「…。(周囲に敵影…なし、と。)
ゼファー。15番をパターングリーンに変更。」
〔了解。15番をパターングリーン、交渉中に変更します。〕
「ベルクに通信対象を変更。」
〔了解。〕
「ベルク。交渉は完了した。教会へ向かってくれ。新しい仲間を…二人紹介する。」
〔私も数に入っているのですか。〕
「一応…な。外部スピーカーをONにしてくれ。」
〔了解。〕
「ヨーコ、シュヴァイザー。交渉は完了した。教会で待っておいてくれ。
わざわざ一度外に出させてしまってすまなかった。」
「外部スピーカーOFF。Hハイザックを駐機状態にしておいてくれ。」
〔了解しました。〕
ゼファーとディパックを持ってHハイザックから降りる。
「こうやって会うのは初めてだな。シュウジ=アサギだ。
こいつについての紹介は後でしよう。まだ仲間にも紹介する前だったからな。」
ゼファーを指さしながら言う。
「では、教会へ向かうとするか。こっちだ。」
【行動:リネナルドと通信継続(−0)ベルクと通信(−1)外部スピーカーで呼びかけ(−0?)
機体から降りる(−1) 会話(−0)】
【残り行動値:1p】
【位置:S−17 コロニー内】
【機体状況:特記すべき事なし】
【武装:ザンネックベース】
【所持品:ディパック(水2g入り4本 食料三日分 ノーマルスーツ ノートPC)
ZPSメインユニット 工具セット 拳銃】
【行動方針:教会へ リナルドに3人を紹介する 3人にリナルドとゼファーを紹介する。】
【同盟:08番ヨーコ 07番ベルク? 02番シュヴァイザー? 15番リナルド?】
>>354 アビゴルと同じようにホビー・ハイザックのハッチが開き、
一人の男が何かとデイパックを手に降りてきた。
なるほど、彼がシュウジ=アサギか。
「こうやって会うのは初めてだな。シュウジ=アサギだ。
こいつについての紹介は後でしよう。まだ仲間にも紹介する前だったからな。」
シュウジが『何か』を指さしながら言った。
それがおそらくAI『ゼファー』なのだろう。
「リナルド=グレイス……だ。 こちらの意図を理解してもらい、ありがたい」
途中で階級を口にしかけ、すこしかんでしまった。
中尉ということで良くも悪くもないのだが、ここではそんなことはどうでもいいだろう。
「では、教会へ向かうとするか。こっちだ。」
「わかった……」
(教会か……)
グレイス家は代々無宗教である故、大抵の人間が神の存在を信じてはいない。
その彼が、シュウジに従い生まれて初めて"宗教における聖地(の代理?)"に入っていった。
その心中は、何とも微妙で複雑なものだった。
【行動:教会へ移動(-1pts.)】
【位置:S-17コロニー内部】
【残り行動値:1pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx2、
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:教会へGO】
【同盟:最大派閥(仮):もうすぐ?】
開きっ放しのゲートを通過して、コロニーの中に降り立った。
カメラ越しに見た感じは、どこにでもある普通のコロニーと変わらない。
内部全体に暖かい日射しが注ぎ、木々に囲まれた池には水鳥が数羽群れている。
その少し先には近代的な市街があるようだ。
(物資の補給と情報収集はあそこでするのがいいな)
俺はいきなりmsで入ってきて、住民に驚かれるのではと思っていたが
ここら辺には住民の姿は見えない。
今日は皆市街の方にいるのだろうか。
しかし俺には、住民が揃って市街に閉じこもる理由が見当たらなかった。
(…まさか、他の参加者が暴れてどこかへ非難しているとか…?)
それにしては、市街からは煙など、特に破壊を示すようなものは見えない。
はて…。
見たところ、コロニー内にMSはいないらしい。
レーダーにも全く反応はない。
それを確認して、俺は外に出てみる事にした。
今はとにかく新鮮な空気が吸いたかったのだ。
素早くコクピットから地上に下りてヘルメットを取ると、
俺の周りを風が通り過ぎていく。
それを顔全体で感じながら、俺は胸一杯に空気を吸い込んだ。
「こんなに空気を美味いと思ったのは、久し振りだな…」
俺は少し感動して呟き、上を見上げた。
人工の空も、こうなると結構味わい深い。
(俺が昔住んでたコロニーも、こんな所だったかな)
ずっと昔に忘れていた風景を、少しだけ思い出した。
ついでにコクピットから見えた池にも行ってみた。
水鳥達は相変わらず水面で戯れている。
俺は持っていたコッペパンを、少し千切って放り投げた。
それを目ざとく見つけた一羽がスイスイと寄ってきて、パンの欠片を飲み込んだ。
さらに幾つか千切って投げ込むと、他の水鳥達もパンの欠片を
目掛けて、一目散に寄ってくる。
よく見ると、魚も集まってきているようだ。
俺は夢中になってコッペパンを全てあげてしまった。
【行動:池に行って(−1)餌をあげた(−1)】
【残り行動値:2p】
【位置:J-8】
【機体状況:結構調子が良い】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ヒートサーベル】
【所持品:ディパック、水2g入り2本(残り1,4)、シャベル(小)、
蕎麦団子3個、蕎麦の種子、拳銃(残弾8発)、マジック】
【行動方針:内部での補給など】
【同盟:なし】
歌った。
アレンは思う存分歌った。
「ろくーわでーも、しぢめんぢょ……あれっ?」
しかし、久しぶりに歌った為、喉を壊す。
「あ゛あ゛ーやべぇ、喉やっちまった。
んじゃ、ここらで俺とトリィのスペシャルライブは終わりだ。
また今度、お会いしましょう、さようなり。」
プツッ。
「アレーン、アレーン、ダイジョウブカー?」
七面鳥の癖に人を心配するトリィマーク2。
「んー、ちょっと痛むな。
まぁ、大丈夫だろう。」
水を飲みながら言うアレンは満足げだった。
「さぁて、それじゃあ次はどうしようか……」
ギターとアンプを横に直し、思案する。
「ナカマ!ナカマ!サガソー、ナカマ!ナカーマ!!」
飛び、跳ね回り、ジェスチャーをする七面鳥。
「うーん、まぁそれでいいか。
美味い飯作れてあのビームキャノンつけれるヤツがいいな。
出来れば女。」
「ナンデー?」
「ンバーロ!ヒーローの横にはヒロインは必要なんだよ!
清楚で可憐で優雅で可憐……は言ったか、とにかく!美女だ!」
コロニーを出る。
視界に宇宙が広がった。
進む。
ヒロインを求めて。
【行動:コロニー脱出(-1p) R-08まで移動(-3p)】
【残り行動値:0p】
【位置:R-08】
【機体状況:問題無し】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、前腕部ビームガン×2
固定式ビームキャノン(非装備) コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ】
【行動方針:ヒロインを探せ 好戦的】
【同盟:なし】
『ベルクか。ありがとう。とりあえずその辺にコンテナは置いといてくれ。
それと増えてるのは交渉中の参加者だ。一応警戒はしておいてくれ。』
(心配せずとも警戒はするさ。)
『あーあー、今日は俺様、アレン=D=バディアンのスペシャルライブにようこそ!
それではまずメンバーを紹介しましょう、ギター兼ボーカルのアレ、ブッ!』
(雑音か?)
いきなり全体通信が流れてきたが
これまでの全体通信の内容とは違ったので即座に回線を切った。
しばらく待って居るとシュウジから通信が来る。
「ベルク。交渉は完了した。教会へ向かってくれ。新しい仲間を…二人紹介する。」
(二人?)
「了解。」
コンテナを地面に置きぺズ・バタラから降りると
二人は既にMSから降りていたようだ。
「では、教会へ向かうとするか。こっちだ。」
シュウジはもう一人を教会へ案内していたので自分もそれに着いて行く。
そしてシュウジに質問する。
「なあ、あんた二人紹介するって言ってなかったか?」
【行動:MSから降りる(-1)シュウジ=アサギに通信+会話(-2)教会へ向かう(-1)】
【残り行動値:0】
【位置:S-17(教会)】
【機体状況:待機】
【武装:ビームアックス、3連装ミサイルランチャー×2、ビームシールド、
ビームライフル(E63%) ビームダガー×4本
大型コンテナ(狙撃用ビームライフル ビームサーベル マウントラッチに出来そうな部分)】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g四本 食料三日分 十字架 聖書】
【行動方針:質問】
【同盟:01番 シュウジ=アサギ? 02番 シュヴァイザー=シュタイナー?
08番 ヨーコ=クロサキ?】
>311
少女の寝顔は、確かに見る者の心を和ませるだけの愛らしさを備えていた。
愁林の持つ美貌。
それは整いすぎた容貌と表情との均整と調和が生み出す、絵画的な美しさ。
モニターに映るユリの姿は、そんな自分とは明らかにベクトルの違う美を愁林に感じさせた。
「こんな可愛い顔で眠った事、私にはあったのかしら……」
>342
物憂げに溜息をついた彼女の耳に届いたのは、耳を劈くようなエレキギターの破壊的な旋律。
続いて聞こえてきた、あまりに唐突なその歌に、愁林は思わず吹き出した。
鈴を転がすようなその笑い声は、回線越しにユリの元へと届いただろうか。
この歌声の主は、間違いなく馬鹿だ。
だがその馬鹿さ加減ゆえに、とても好ましく思えてしまう。
「……どんな大馬鹿者なのか……一度くらい顔を見てみたいわ」
権謀術数渦巻く魔都で、詭計謀略に絶えず晒されて来た愁林。
小賢しさを裏に隠した少年よりも、大真面目に愚行をやってのける見知らぬ男に興味を覚えたとて、何の不思議があろうか。
【行動:ユリへの通信回線継続(-0)】
【位置:H-14】【残り行動値:4p】【機体状況:損傷なし】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、ビームシールド×2、
.. 4連装ヘビーマシンガン付きショットランサー(ヘビーマシンガン残弾77%)】
【所持品:銀のロザリオ、銀の腕時計、低反動拳銃(弾丸12発装填済み)】
【行動方針:武装を受け取るのは、相方の回復を待ってから】
【同盟:特になし(限りなく同盟に近い中立:No.04、ユリ=ランブ)】
そういえば、このプログラムが始まってから
本気で全く休んでいない。
木陰で寝転んでいて気が付いた。
まだ日は高く、心地よい光が降り注いでくる。
(…これがこんなプログラムの途中じゃなけりゃな…)
俺はそこまで考えて、眠りについた。
【行動:眠った(−2)】
【残り行動値:0p】
【位置:J-8】
【機体状況:結構調子が良い】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ヒートサーベル】
【所持品:ディパック、水2g入り2本(残り1,4)、シャベル(小)、
蕎麦団子3個、蕎麦の種子、拳銃(残弾8発)、マジック】
【行動方針:内部での補給など】
【同盟:なし】
出席番号13番、ショーン・コネリーさん。
11/23 に行われた投下位置確認のIDチェック以来、何の書き込みもなされていません。
このままでは、『スレへの参加の放棄』と看做さざるを得ません。
もし、今なお参加の意思があるなら、早急に管制室にご連絡下さい。
数日以内に返答がない場合、あなたは『参加の放棄』をしたとみなし、
あなたのキャラクターの運命を他の参加者に委ねることになります。
「んー……別に所有者はいないしね、良いと思うわ。
さっきの管制室を寝床にする事になるから……
欲しいものは持っていきましょう?」
そうとなれば遠慮をする事は無い。
水に缶詰、寝袋その他をポイポイ出入り口に放り投げる。
「次は何処かの診療所に行って医薬品を手に入れたら、
今度は武器庫に行って自衛用の白兵戦装備を手に入れて、
最後に浴場とか、トイレとか、後娯楽室とか案内す……」
その時スピーカーから雑音が発せられた。
という事は通信を誰かが送っているという事だ。
裏切りを想定してサーティアと組んでいるリオンにとって、
他の仲間が増える事はマズい。
特に男は。
だが、今のこの通信にその考えは不要だった。
『あーあー、今日は俺様、アレン=D=バディアンのスペシャルライブにようこそ!
それではまずメンバーを紹介しましょう、ギター兼ボーカルのアレン!!』
『ヒュー!ヒュー!カッコイイー!!』
耳を襲うハードな音楽。
スピーカーから流れる音楽をリオンは聞いていた。
(何を目的にこんな事をする馬鹿がいるのか……
いや、目的も無くこんな事をするから馬鹿なのか。)
喋る鳥に歌う男。
口元に少し笑みを浮かべながら、リオンはサーティアの方を向いた。
「わかりました、行きましょう。」
地図は出さなかった。
【行動:倉庫内探索(-1P) 11番サーティアと会話(-0P)】
【位置:E-5】【残り行動値:3P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)】
【行動方針:消極的に殺し合い派 03番、14番は優先的に殺す】
【同盟:11番サーティア】
>342
「………………ぇ?…え?…え?」
唐突な音に驚きを隠せなかったようで、跳ね起きて…
…寝呆けた状態で衝動的に…全体通信のスイッチを入れ
持てる怒りの全てを込めて怒鳴ろうとして…
「……あ。」
(手を止める。)
「犯人は…アレン……?」
(名前、脳にインプットされたようだ。)
>359
「………おはよ…。…武器、ビームマシンガンとビームライフル…どっちにする…?」
(ただ普通に挨拶。…そして早速武器の双方を見せて。)
【行動:継続通信(−0p) 武器を見せる(−1)】
【位置:H14】
【残り行動値:残り3p】
【機体状況:万全。ハッチ開けっ放し】
【武装:頭部ビームカッター、腕部ビームトンファー×2、ビームシールド×2
ビームマシンガン×1(EN残量80%)、ビームライフル×1(70%)】
【所持品:バック、毒薬セット、工具一式】
【行動方針:武器を渡す。……後アレンに対しては怒りを伴っている。】
【同盟:no3イブ・シュウリン(一方的か?)】
『わかりました、行きましょう』
「そうね……じゃ、次は医療室に行きましょうか?」
一杯になったリュックサックを背負い、幾らかディパックにも物資を放り込んだ。
武器や医薬品を入れるスペースは残しておいたけどね。
まぁ、一番居るのは生活用品だもの。
他の参加者はどうしてるのかしら、生活は……。
高い音を響かせる廊下を歩く。
……何だか、他に音がしないから気まずいわね。
「あの……さ、私ね、他にも仲間を集めてここから逃げ出すのを考えてるんだ。
だからアナタみたいに信用できそうな人を集めたいの。
……率直に聞くけど、どう思う?」
プログラム側の人間に聞かれたって構うもんですか。
よく聞いておきなさいよ、クソヤロウども!
これが私の目的なんだから!
【行動:リオンと会話(−0)、医務室に移動中(−1)】
【残り行動値:3P】
【位置:E−05】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド発生装置(非装備・破損)】
【所持品:寝袋、レーション・レトルト沢山、毛布、工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、
頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、
アッパー系の麻薬(3日分)、携帯ゲーム機、小説、LD、その他】
【行動方針:生き残れ、基地内案内】
【同盟:No.09-リオン】
「そうね……じゃ、次は医療室に行きましょうか?」
無言で頷く。
荷物は中身をあらかじめ抜いていたディパックに入れた。
もうほとんど入らない感じだが、押し込めばなんとかなるだろう。
廊下を歩く音だけが響く。
医務室へ向かう道のり。
その気まずい沈黙を破り、サーティアが口を開いた。
「あの……さ、私ね、他にも仲間を集めてここから逃げ出すのを考えてるんだ。
だからアナタみたいに信用できそうな人を集めたいの。
……率直に聞くけど、どう思う?」
その言葉にリオンはまずはじめ驚いた。
このゲームで人を本当に信用、更に脱出しようとするのだから。
そんな事を言うのは『現実逃避をする大馬鹿』だとリオンは正直思った。
だが、そんな事を言う訳にはいかない。
相手が『いい人』ならばこちらもそう対応すべきである。
利用するために。
「僕はいいと思います。
確かに、このゲームから脱出する事は不可能かもしれませんけど……。」
そうして思い出したように言う。
これだけは、譲れなかった。
「後、仲間にしないで欲しい人がいるんです。」
サーティアを見上げる。
「男の人……苦手で。」
そういうリオンは少し青ざめていた。
【行動:倉庫内探索(-1P) 11番サーティアと会話(-0P)】
【位置:E-5】【残り行動値:3P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)】
【行動方針:消極的に殺し合い派 03番、14番は優先的に殺す】
【同盟:11番サーティア】
『僕はいいと思います。
確かに、このゲームから脱出する事は不可能かもしれませんけど……』
やっぱりまだ自信が無い、か。
私だってそうだものね。
『後、仲間にしないで欲しい人がいるんです。
男の人……苦手で』
……はい?
男の人が苦手?
そこで相手が青ざめてるのに気が付いた。
あぁ、そう……
何となく意味は解るわ。
「……だけど、仲間を増やすとなれば男性が居る可能性もあるのよ?
大丈夫、ちゃんと人を見て選ぶ事はするわ。
あーっと……その……
だからそういう事は、起こらないと思う。
それじゃ駄目かしら?」
駄目だって言われたらどうしようかしら?
困ったわね……
【行動:リオンと会話(−0)】
【残り行動値:3P】
【位置:E−05】
【機体状況:正常】
【武装:ビームピストル×2、ビームサーベル、頭部60mmバルカン砲×2、ビームシールド発生装置(非装備・破損)】
【所持品:寝袋、レーション・レトルト沢山、毛布、工具箱一式、懐中電灯、ノートPC、バッテリーボックス、着替え一式、
頑丈な腕時計、コンバットナイフ、マリファナ ディパック、コッペパン2つ、水2リットル入り2本、
アッパー系の麻薬(3日分)、携帯ゲーム機、小説、LD、その他】
【行動方針:生き残れ、基地内案内】
【同盟:No.09-リオン】
「……だけど、仲間を増やすとなれば男性が居る可能性もあるのよ?
大丈夫、ちゃんと人を見て選ぶ事はするわ。
あーっと……その……
だからそういう事は、起こらないと思う。
それじゃ駄目かしら?」
駄目だ。
(それじゃあ駄目なんだよ。)
心の中で呟くが、あくまでも口にはしない。
表面では、
「……わかり、ました。」
とでも言っておくとして、
裏ではもし男が仲間になればの状況をあらかじめ考えておく。
(最悪、その男が仲間に出来ない状況にすればいい。)
リオンが考えている事はつまりはこういう事だ。
サーティアとその相手側とが絶対的信頼を結べない状況にする。
つまり、敵対状況にするということだ。
あちら側がいい人ならば、こちらから攻撃を仕掛ければ
まず間違いなく相手はこちらを攻撃する。
破綻だ。
もちろんあちら側が悪い人……というより、このゲームにおいて普通の考え。
つまり、殺し合いをする意思があれば言う事は無い。
(それに、そうそう簡単に人を信じるような人が多いとは思わないしな。)
その考えが間違っている事をリオンは知らない。
「えっと、あれが医務室ですか?」
それらしき部屋を指差し、サーティアに聞く。
【行動:11番サーティアと会話(-0P)】
【位置:E-5】【残り行動値:3P】
【機体状況:通常】
【武装:口部メガ粒子砲 腹部メガ粒子砲 腕部五連装メガ粒子砲】
【所持品:エリザのリボン 裁縫セット ハンカチティッシュ 血のついた地図(基地)】
【行動方針:消極的に殺し合い派 03番、14番は優先的に殺す】
【同盟:11番サーティア】
――俺は今とても混乱している。
訳がわからない。
意味がわからない。
俺を混乱させているのはスピーカーから流れるこの放送。
『――それでは早速行きましょう!
俺様の歌、たっぷり聴きやがれコンチクショー!!』
そして流れ出すエレキギターの音。
その事実が俺をさらに混乱させる。
「コイツ…何を考えてるんだァ…?」
緊張感の中で気が狂ったのか?
それとも混乱させるためにわざとやっているのか?
――しかもちょっとうまい。
自然と体がリズムを刻み出す。
「……緊張感をほぐすには丁度いいかもな…」
自分に言い訳して思考を中止させる。
そうしないと思考の迷宮に入ってしまう。
どうせ答えは見つからないだろうし。
――ちょっと自棄になってリズムを刻む。
「〜♪」
殺し合いをさせるだけのこの場所。
当たり前だが娯楽なんてない。
いつ敵に襲われるかわからない恐怖。
そのために集中力、精神力を酷使していきストレスがたまっていく一方。
こうゆう時に箍を外しておかないとそのうち気が狂うだろうし。
――苦しい言い訳。
「〜♪〜♪」
―数分後―
『あ゛あ゛ーやべぇ、喉やっちまった。
んじゃ、ここらで俺とトリィのスペシャルライブは終わりだ。
また今度、お会いしましょう、さようなり。』
唐突に訪れる沈黙。
リズムを刻むのをやめる。
改めて自分を見つめる。
「何やってんだ俺はァ……」
―――ちょっと鬱になった。
【行動:リズムを刻む(-0p)ちょっと鬱になる(-0p)】
【位置:T-22】【残り行動値:残り4p】
【機体状況:正常】
【罠用:C4プラスチック爆弾】
【武装:頭部バルカンポッドシステム、ビームサーベル、三連装手投げ式グレネード、ハイパーバズーカ】
【所持品:ブランデー入り携帯ボトル、煙草4箱と19本、ライター、ディパック、コッペパン2つ、水2g2本、ノーマルスーツ、栄養補助食品×10、銃】
【行動方針:生き残る】【同盟:なし】
果てしなく続く宇宙をアレンは進んだ。
ただひたすらに、ヒロインを求めて。
「なぁ、お前七面鳥なんだろ?」
「オウ!シチメンチョ!シチメンチョ!」
「ならさ、食べれるんじゃねーの?」
凍りつく鳥。
「アカン!アカン!クウタラアカン!テカ、リョウリムズイ!マズイ!アカン!」
「んー、それじゃあ料理出来るヒロインを連れてきたら食べよう。
ワイングラスを傾けつつ、お前を食す。」
「アカーン!アカーン!」
「コラァ!中で暴れるなや!ホッポリ出すぞ!」
これはこれで、仲良くやっているようである。
【行動:R-12まで移動(-4p)】
【残り行動値:0p】
【位置:R-12】
【機体状況:問題無し】
【武装:頭部バルカン×2、ビームサーベル×2、前腕部ビームガン×2
固定式ビームキャノン(非装備) コンテナ】
【所持品:ディパック、コッペパン2つ、水2g入り2本(現在合計3g)
サングラス 伊達眼鏡 エレキギター アンプ 七面鳥】
【行動方針:ヒロインを探せ 好戦的】
【同盟:なし】
『定期放送の時間がやってきました。
みなさん、早くもマンネリのようですね。
どんどん殺し合いをしてくれると期待してたのに、先生ちょっと残念です。
そこで先生は、あらたに「新入生」を用意しました。
すでに接触したり、通信を聞いたりした人も多いかと思います。
出席番号15番、16番、17番の3人です。
この新しいお友達とも、仲良く殺し合いするようにして下さいね。
では、次の立ち入り禁止区域の予告をしておきます。
『C-22』 『E-04』 『H-13』 『J-24』
『K-16』 『Q-14』 『R-05』 『Y-06』
今後も、新入生は随時入ってきます。
その時には、また暖かく彼らを迎えてあげて下さい♪』
【行動:定期放送(全体通信)(−2p)】
【残り行動値:∞】【位置:W-22】
【行動方針:みなさんに殺し合いをしてもらう
第一章 >369 現在
A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z
01■■■■□□□□□■◎■■□■■□□□■■■■■□■
02■◎■□□□□□□□■■■■■□□□□□□■■■■※
03■□□□□□※□□□□■■□□□□□◎□□□■■■■
04□□□▼×□□□□□■※■□□□□□□□◎□■※■■
05□□□□09▼□□□□■■■■□□□×〓□□□□□□■
06■□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□■□□×□ □:開かれた空間
07※■■□□□□□□□□□□□■□□□□□□◎□□□□ ■:暗礁空域
08■※※■□□□□□14〓10□□□□■□□□※※□□□□ ※:戦場跡
09■■※■■□□□□□□◎□□□□□□□※□※□□■■ 〓:コロニー
10■■■■■□□□□□□□□■□□□□※05※※※□□■ ▼:小惑星基地
11■□■■■■◎□■□□■□■■□□□□※※※□□■◎
12◎■■■■□□□□□□■■■■■■16□□※□□■■■ ◎:侵入禁止区域
13※■■■□□□×□□■■■□■□■■□□□□□■□■ ×:侵入禁止予告区域
14■■□■◎□□03□□□■※■□■×□□□□■■■■■
15■■■■■□□▼□□□□■■□□□□□□□■■※■■
16■□■13□□□□□□×□□□□□□□□◎※□□■■■
17□□■□□□□□□□□■■■□□□□01〓□□□□□■
18※□□□□□□□□□■■◎◎□□□□□□□□□□□□
19□□□□□□■□□□□■■■■□□□□□□□▼□□□
20□□□□□◎□□□□□□■□□□□□□□□▼▼□□□
21□□□〓〓□□□◎□※□※※□□□□□□▼▼▼◎□□
22■□×□□□□□□※※※※□□□□□□06▼▼◎▼□□
23■■□□□□□□□□※※※□■□□□□□▼▼▼□□□
24※■■□□□□□■×□※※■■■□□□□□□□□□■
01・02・07・08・15は同一地点。03・04は同一地点。09・11は同一地点。
12番死亡。
01番 シュウジ・アサギ (32) 男性 ホビー・ハイザック
02番 シュヴァイザー・シュタイナー (44) 男性 ボリノーク・サマーン
03番 イブ・シュウリン (24) 女性 Vガンダム
04番 ユリ・ランブ (16) 女性 ゴトラタン
05番 ダグラス・ロックウード (17) 男性 ケンプファー
06番 ジェイス・カーライル (28) 男性 ジェガン
07番 ベルク・クロフォード (25) 男性 ペズ・バタラ
08番 ヨーコ・クロサキ (17) 女性 ガズR
09番 リオン・フライハイ (15) 男性 ジオング
10番 アシッド・ミニングリー (29) 男性 ギラ・ドーガ
11番 サーティア・クワン (19) 女性 ジム・ライトアーマー
死亡 サブナック・B・アンドラス (17?)男性 ビグロ
13番 ショーン・コネリー (52) 男性 ジャベリン
14番 レイモンド・デリック (31) 男性 ガンイージ
15番 リナルド・グレイス (22) 男性 アビゴル
16番 アレン・D・バディアム (20) 男性 ガンダム4号機
17番 フィニー・ディクセン (18) 女性 ハンブラビ(ムサイ級戦艦)
定期放送を終えた『ティーチャー』は、W-22の一角に作られた格納庫に向かった。
「……私の機体の調子はどうですか?」
「いつでも出れますが……出撃なさるんですか?!」
「いいえ、ただちょっと確認しただけ」
整備兵たちに微笑を送ると、彼女は自分専用MSを見上げる。
AMX-009 ドライセン。
第一次ネオジオン紛争時の重MS。ドム系MSの最終進化形である。
そのボディはノーマルカラーではなく、明るめの緑を主とした塗装がなされていた。
整備兵たちはこのティーチャーの選択をいぶかしんだものだ。
確かに、ドライセンは悪い機体ではない。
しかし……さらに性能のいいMSがいくらでもあるのに、なぜドライセンなのか?
NTとの噂のあるティーチャーなら、NT専用機の方がいいのではないか?
そんな疑問に、ティーチャー自身は笑ってこう答えていた。
「大したことじゃないわ。ちょっと個人的な、センチメンタルな理由よ」
そんな愛機を見上げ、白衣の女性は微笑んでいる。
例によって髑髏を片手に、微笑んでいる………。
「引き続き、いつでも出れるようにしておいて下さいね。
いつなんどき必要になるか分からないのですから……」
【行動:移動(格納庫へ)(−1p)、会話(整備兵と)(−0p)】
【機体状況:問題なし】
【残り行動値:∞】【位置:W-22】
【行動方針:みなさんに殺し合いをしてもらう、???】
『ヨーコ、シュヴァイザー。交渉は完了した。教会で待っておいてくれ。
わざわざ一度外に出させてしまってすまなかった。』
教会から出てみるものの、すでに遅かったようだ。
アサギさんがまたしても説得できたらしい。
それはつまり、危機が去った・・・ということ。
一旦外に出ておいてすぐに戻るのもなんだけど、
このまま外にいても何も無い、と思ったのでMSを背にした。
「シュヴァイザーさん。 アサギさんもああ言ってるから、中に戻りませんか?
・・・確かに面倒だとは思いますけど・・・。」
そう言って、ややしかめっ面のシュヴァイザーさんの顔を覗きこむ。
「フフッ・・・。」
シュヴァイザーさんの様子をみてから、私はMSに背を向ける。
教会に入る前に、親指を立てるようなポーズを彼に向けたが、気付いてくれただろうか・・・。
【行動:会話(0) 教会←コロニー内部(1)】
【位置:S-17】【残り行動値:残り3p】
【機体状況:よくわからない】
【武装:背部ビームキャノン兼ビームサーベル×2(内臓武器)
大型ヒートホーク(右手)】
【所持品:財布、携帯、デイバック(コッペパン×2、水2g2本、着替え)】
【行動方針:詳しい状況確認 MS操縦技術の習得 霊感を打ち明ける 何か忘れているような・・・?】
【同盟:No,01シュウジ=アサギ No,02シュヴァイザー=シュタイナー? No,07ベルク=クロフォード? 『お客さん』?】
〔そろそろです。〕
「そろそろだな…。」
『定期放送の時間がやってきました。
みなさん、早くもマンネリのようですね。
どんどん殺し合いをしてくれると期待してたのに、先生ちょっと残念です。
…
今後も、新入生は随時入ってきます。
その時には、また暖かく彼らを迎えてあげて下さい♪』
「…ふふっ。」
〔どうしたのですか?〕
「3も使えるな…。」
[確かに。今の放送を聞く限りはそうですね。]
ゼファーがスピーカで喋らず、ディスプレイに文字を表示する。脱出計画に関わる内容のためだ。
[しかし次いつ来るかは分かりませんね…。]
「確かに…。まぁ、いくらでも方法はあるさ。」
〔時間がもう少し欲しいですね…。〕
「あぁ…。」
≪続く≫
シュウジと教会に向かうリナルドの耳に、
リーア先生の定期放送が入る。
『定期放送の時間がやってきました。
みなさん、早くもマンネリのようですね。
どんどん殺し合いをしてくれると期待してたのに、先生ちょっと残念です。
そこで先生は、あらたに「新入生」を用意しました。
すでに接触したり、通信を聞いたりした人も多いかと思います。
出席番号15番、16番、17番の3人です。
この新しいお友達とも、仲良く殺し合いするようにして下さいね。
(中略)
今後も、新入生は随時入ってきます。
その時には、また暖かく彼らを迎えてあげて下さい♪』
(ふむ……俺の他にも二人か。
16番はさっきのエレガントではない奴、17番は……不明。
それに、この同盟のメンバーは……。
目の前にいるのが01番シュウジ=アサギ、
教会の前で苦い顔をしている男が02番シュヴァイザー=シュタイナー、
その男になにやらコンタクトしている後ろ姿の少女が08番ヨーコ=クロサキ、
さっきやってきた、正面に溝の入った機体から降りた男は……誰だ?
それにしても……)
怒涛のように思考を巡らせた上で、ヨーコを見て彼が思ったことは。
(こんな少女も参戦しているのか?
リーア先生よ、あなたは一体どういう人選をしているんだ……)
彼の中にふつふつと、リーア先生への怒りのようなものが
小さいながらも確実に燃え始めていた。
【行動:思考(0pts.)】
【位置:S-17コロニー内部】
【残り行動値:4pts.】
【機体状況:MS形態・損傷なし・OSロック】
【武装:(MS)ビームカタールx2、ビームカッターx2、頭頂部ビームキャノン、ヒートサーベル
(MA)ビームカッター、グフシールド】
【所持品:デイパック、コッペパンx2、水2gx2、
(以下私物)MS状態チェック用ポータブルコンパネ、愛用眼鏡、配線修理用工具一式】
【行動方針:教会へGO】
【同盟:最大派閥(仮):もうすぐ?】
まーた、修正します(つдT)。
思考中のヨーコさんの表現を、
『その男に』
↓
『こちらに向けて』
に変えて読んでください。
『寝耳に水』
『果報は寝て待て』
『枕を高くして寝る』
眠ることに関する故事成語は色々とあるが、
今回の彼の場合一番しっくりと当てはまるのはどれになるのだろうか。
幾度となく深い眠りについたせいか、おかしな眠り病にでもかかったのか
またも彼はMSを星の海に漂わせ無防備に眠りこけていた。
誰かに発見されでもしたら撃墜は必須な状況では合ったが、それは免れているらしい。
これがただ運がいいだけなのか、それとも確信が合っての事なのかはわからない。
ただ、物事と言うのもはいつも唐突に起こる物である。
彼としても全体通信のことは頭に入っていたつもりだ。
しかしながら、それはあくまでも本部からの通信に限ったことであり、
全体通信をこんなことに使う奴が参加していることすら頭に入っていない。
「あーあー、今日は俺様、アレン=D=バディアンのスペシャルライブにようこそ! (以下略
ガンッ!!
彼の頭には通信した相手の事など知る由も無い。
というよりも、知ろうとするほど正常な思考が働いていたわけでもない。
荒々しく叩きつけられ、少しへこんだ通信機がただ全てを表していた。
(ちょい続きます)
範囲が最広域に設定されたレーダーの片隅。そこに輝く緑色の一つの光。
場所を確認すると、先程まで自分がいたコロニーの中。
これをどれだけ待っていたことか、紛れも無い機体反応だ。
今までだって何度となく目にしてきたことがあるこのLEDの光にどれだけ思いをはせたか。
やっと、自分の欲求を本格的に晴らせる機会が巡ってきた。
久方ぶりの武者震いに自然と歪む口元がそれを顕著に示している。
「待ってたぜぇ…」
彼の顔全面に浮かぶ本能を満たす笑み。
それは見方を変えれば至極純粋な物であるのかもしれない。
しかし、内に秘める目的はそれすらも凌駕し露骨に表現する。
本来無骨な機械であるはずのMSは、一つ目を獣のごとく輝かせ、
複雑な歯車が絡み合っている関節は骨が軋むが如き音を鳴らす。
『戦…戦…戦……。……戦!!』
彼の頭に浮かぶのはその一文字だけである。
【行動:広域探索(-1P) 移動(-2P)】
【位置:L-08→K-08→J-08】【残り行動値:1P】
【機体状況:外装への小ダメージ】
【武装:ビームソードアックス 格闘用ロッド】
【所持品:自動小銃2丁 小銃3丁 それらの弾薬】
【行動方針:戦闘相手を求める】【同盟:無し】
俺が軍を辞めて、このコロニーに移り住んで、はや四年。
最初は戸惑いばかりだった野菜の栽培も随分慣れてきた。
トマト、キュウリ、ナス、ニンジンetc…あと蕎麦。
市場への仕入れも軌道に乗ってきて、俺もこの生活が気に入っていた。
…俺はその日も、いつも通り畑での作業に精を出していた。
野菜の成長具合を見て回ったあとで、畑の雑草を刈っていると
さほど遠くない所から、銃声が聞こえてきた。
咄嗟に近くの茂みに身を潜めて、息を殺していると道の向こうから
何人かの銃を持った人間がやってきて、口々に
『ここら辺に逃げた筈だ』とか『最悪の場合、殺しても構わん』とか
そんな事を話しているようだ。
どうやら連中は誰かを追って、ここまで来たらしい。
(…参ったな…)
ここで見つかったら、俺も無事には済まないだろうという事は
容易に想像できる。
俺はほとぼりがさめるまで、森の中に隠れる事にした。
そっと後ずさって森の中に入ろうとした、その時、
側の木の影から不意に誰かが襲い掛かってきた!
…俺にはそう思えた。
俺は反射的に手に持っていた鎌を振り抜き――――
気が付くと俺の足下には、首に鎌が刺さった男が虫の息で倒れていた。
その男が連中の仲間でない事は、服装ですぐに分かった。
「…!お、おいっ、だいじょ…」
思わず大声で呼び掛けてしまい、息を飲んだ。
(しまった!…連中に気付かれたか…?)
再度森へ入ろうとして、倒れた男が俺を見て、
何かを話している事に気が付いた。
(何だ…何を言おうとしてるんだ?)
男は血の泡を噴きながら口を動かしてから、唇の端を歪め、そして動かなくなった。
男が俺に何を言おうとしていたのか、今となっては分からない。
その時俺はそれを深く考える余裕もなく、森へ駆け出していた。
背後に俺を追ってくる叫び声を聞きながら。
目が覚めた。
…俺は寝る前と変わらない、池の近くの木陰にいた。
「夢だな……夢。それ以上でもそれ以下でもない」
たしかに、あれは実際に俺の身に起きた事だ。
…しかし、夢は夢だ。
それで悩んだとしても、男が生き返るわけでもないし、男の
最後の言葉が分かるわけでもない。
夢から覚めた俺の目の前にあるものは、現実…そう、生き延びなければ
ならないという現実があるだけだ。
まあ、夢の事はともかく、それなりに充実した睡眠を取る事ができた。
疲れた身体も休めて、思いきり空気も吸って気力も充実しているから、
暫くは集中してプログラムに専念できるだろう。
高かった日も少し傾いてきているから、早めに市街に行って
補給と情報収集を済まさなければならない。
俺は住民に驚かれるのを覚悟でMSで市街に行く事にした。
急いでMSに向かう俺の耳に、例の定期放送が聞こえてくる。
『……出席番号15番、16番、17番の3人です。
この新しいお友達とも、仲良く殺し合いするようにして下さいね。
では、次の立ち入り禁止区域の予告をしておきます……』
(また参加者が増えたのか…。組織も御苦労な事だ)
コクピットに乗り込んで機体を起動させると、いきなりレーダーに
思い掛けないものが映った。
他の参加者のMS―。
そのMSは脇目も振らずに、俺に向かって一直線に飛んでくる。
(…友好的には見えないな。これはどう見ても…)
やがてそのMSが、肉眼でも確認できるようになった。
【行動:睡眠(−1)MSに戻る(−1)MSを起動(−1)】
【残り行動値:1p】
【位置:J-8】
【機体状況:結構調子が良い】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル、ビームシールド、
胸部ニ連装マルチランチャー、ABCマント、ヒートサーベル】
【所持品:ディパック、水2g入り2本(残り1,4)、シャベル(小)、
蕎麦団子3個、蕎麦の種子、拳銃(残弾8発)、マジック】
【行動方針:相手の確認】
【同盟:なし】
「ヨーコ、シュヴァイザー。交渉は完了した。教会で待っておいてくれ。
わざわざ一度外に出させてしまってすまなかった。」
「シュヴァイザーさん。 アサギさんもああ言ってるから、中に戻りませんか?
・・・確かに面倒だとは思いますけど・・・。」
外に出たは、いいがシュウジ=アサギがあらかた
対応をすませてしまったらしい。
流石に素早いやつだ。
そう感心していると、ヨーコ=クロサキから声をかけられた。
「そうだな。戻るとするか」
そう、声をかけるまえにヨーコ=クロサキは先に行ってしまい
親指を立てるような格好をとる。
「おいおいおい。なんだ。それは。まったく。」
頭を掻きながら歩き、ぼやきを呟きながら
教会の中へ歩みを進めた。
【行動:教会に戻る(0)】
【位置:S17】【残り行動値:4】
【機体状況:問題無し】
【武装:右手 ネモのビームライフル(残弾5) 左手 ギャンの武器内蔵シールド(ミサイル残弾12 ハイドポンプ残弾6発1セット
両肩 3連装ミサイルランチャー×3】
【所持品:ディパック コッペパン二つ 水2g8本 壊れた懐中時計 買い物袋五枚
カートw ビール6缶 日本酒1升 オレンジジュース500ml2本 水2g8本
二人分の食料三日分(保存の効くレトルトや缶詰、菓子など)】
【行動方針:全ての状況把握 シュウジ=アサギの計画に乗ってUC0088頃へ戻る】
【同盟:01 ショウジ=アサギ? 07 ベルク=クロフォード 08 ヨーコ=クロサキ?】