2 :
世界@名無史さん:2010/11/30(火) 13:09:08 0
ローマ史に興味ある人向き
塩野七生『ローマ人の物語』全15巻
初心者はこれがお勧め。
何といっても読み易さがいい。
3 :
世界@名無史さん:2010/11/30(火) 16:00:45 0
古代ローマ人の24時間---よみがえる帝都ローマの民衆生活
アルベルト・アンジェラ (著), 関口 英子 (翻訳)
トライアヌス帝治下の115年のある一日を体験する本
朝一番の起床から古代ローマ人のセックス観まで網羅
4 :
世界@名無史さん:2010/12/14(火) 08:02:42 O
ヨーロッパの歴史 欧州共通教科書
EU高校生のための教科書。
日本教科書の無味乾燥な記述よりテーマ性に富んだ記述の方が読み進めやすいと実感。
19世紀以降がかなり薄いのが欠点。
5 :
世界@名無史さん:2010/12/18(土) 23:03:58 0
6 :
世界@名無史さん:2010/12/18(土) 23:11:29 0
漫画 世界史
7 :
世界@名無史さん:2010/12/21(火) 00:51:38 0
本じゃないんですけど、見てて面白い(資料、図などが沢山載ってるような)おすすめサイトってなんかありますか?
8 :
世界@名無史さん:2010/12/22(水) 23:36:24 0
西アジア中央アジア南アジアの歴史概説書を教えてくたさい
9 :
世界@名無史さん:2010/12/23(木) 14:09:57 0
ガンダーラあたりの歴史書教えてくたさい
文化大革命のことを、中国史初心者にも
わかりやすく書いたような本ってありますか?
教えていただければ幸いです。
11 :
世界@名無史さん:2010/12/26(日) 00:42:20 0
>>8 とりあえず、以下の文献を見よ。
・佐藤次高編『西アジア史T―アラブ』(新版世界各国史8) 山川出版社 2002年
・永田雄三編『西アジア史U―イラン・トルコ』(新版世界各国史9) 山川出版社 2002年
・小松久男編『中央ユーラシア史』(新版世界各国史4) 山川出版社 2000年
・宇山智彦編『中央アジアを知るための60章(第二版)』 明石書店 2010年
・岡田恵美子・北原圭一・鈴木珠里編
『イランを知るための65章』 明石書店 2004年
・北川誠一ほか編『コーカサスを知るための60章』 明石書店 2006年
・中島偉晴・メラニア・バグダサリヤン編
『アルメニアを知るための65章』 明石書店 2009年
・私市正年編『アルジェリアを知るための62章』 明石書店 2009年
・中村覚編『サウジアラビアを知るための65章』 明石書店 2007年
・鷹木恵子編『チュニジアを知るための60章』 明石書店 2010年
・私市正年・佐藤健太郎編『モロッコを知るための65章』 明石書店 2007年
・大塚和夫ほか編『岩波イスラーム辞典』 岩波書店 2002年
・日本イスラム協会編『新イスラム事典』 平凡社 2002年
・小松久男ほか編『中央ユーラシアを知る事典』 平凡社 2005年
山川の各国史シリーズ欲しいけど
一冊4000円ぐらいするし、いつも躊躇してしまう
中古じゃ駄目なの?Amazonでも半額くらいの国もでてるよ。
14 :
世界@名無史さん:2011/01/04(火) 17:26:49 0
15 :
世界@名無史さん:2011/01/17(月) 01:28:17 0
age
16 :
世界@名無史さん:2011/01/30(日) 16:08:25 0
age
17 :
世界@名無史さん:2011/01/30(日) 23:35:54 0
新潮社刊 佐野眞一著 『阿片王 −満州の夜と霧−』
18 :
世界@名無史さん:2011/02/04(金) 05:31:22 0
第二次世界大戦中のヨーロッパ(ドイツ・フランス中心に)の生活をリアルに書きたくて資料を探しているんだが、
お勧めの本あるかな?
まだほとんどどんな本があるかもわからない五里霧中の状態だから、何でもいいから教えてくれると助かる。
19 :
世界@名無史さん:2011/02/04(金) 09:14:59 0
図説や資料集にのっているような、地図上に史跡や勢力版図などが書いてある参考書ってありますか?
あくまで、地図ベースの。
21 :
世界@名無史さん:2011/02/04(金) 10:44:04 0
吉川弘文館の歴史地図帳
角川世界史辞典
世界史年表
山川世界史総合図録
23 :
世界@名無史さん:2011/02/04(金) 16:25:02 0
>>19 ありがとう、読んでみる。時代が近いとかえって資料が少ないのかな。
>>20 成美堂出版の「イラストで分かる図解世界史」は?
世界史アトラスってどうなんですか?
27 :
世界@名無史さん:2011/02/06(日) 11:46:28 0
1中世欧羅巴の庶民の暮らし。
2欧州から中東にかけての農業史。
3中世欧羅巴のドイツやイタリアなどの地方貴族ユンカーの話
これらを知りたいんですが、良い本ってありますか?
世界史板住民は東野圭吾の『百夜行』とか、
天童荒太の『永遠の仔』なんて読まないだろうな
東野圭吾 は『放課後』を途中迄読んだ
天童荒太の『永遠の仔』はドラマを見た後石槌山登山をしたミーハーだが何か?
封建時代には貨幣って無かったんですか?作物を領主に奉納してたんですよね
そのころの経済のことが分かる本ってあったら教えてください
それからのちの重商主義時代に入ってから経済が複雑化して王権と政治とどう絡んでいったのかも興味があるので、そちらの本も教えてください
歴史を勉強しても、経済との関係が表れた瞬間に分からなくなって困ります
>>31 貨幣は洋の東西を問わず古代からあったよ。
そもそもどの地域の「封建時代」を想定してるわけ?
工業化の歴史的前提
34 :
世界@名無史さん:2011/02/27(日) 16:22:25.34 0
沈没船が教える世界史
なかなか興味深かった。ただ、面白かった分、ちょっと物足りない。新書じゃなくて、もっと内容を充実して単行本で出してくれたらなぁ
35 :
世界@名無史さん:2011/03/07(月) 01:10:45.13 O
最近出た「ワルシャワ蜂起」読んだ人いますか?
36 :
世界@名無史さん:2011/03/07(月) 14:33:56.15 0
百年戦争の本でいい物を教えてください
できれば通勤時に読みたいので文庫版でお願いします。
37 :
世界@名無史さん:2011/03/07(月) 14:47:00.71 O
古代の国家(ローマギリシアインド中国)の
東西交易路に関する本でオヌヌメありますか
>>36 英仏百年戦争 (集英社新書)
わかりやすくて良いよ
>>36 通史ではないけどミシュレの「ジャンヌ・ダルク」は泣ける
>>39 そういえば藤原書店がミシュレ「フランス史」刊行中ですね
たしか二巻目にジャンヌ・ダルクの部分が収録されてたはずです
挿し絵も何枚か入ってるので読みやすいかと
41 :
世界@名無史さん:2011/04/22(金) 21:58:12.89 0
『西洋古典学事典』は必携の書
42 :
世界@名無史さん:2011/04/25(月) 22:02:32.87 O
18世紀中期以降からフランス革命までのヨーロッパの様子が深く知りたいんですけどオススメありますか?
43 :
世界@名無史さん:2011/04/26(火) 22:19:03.62 0
>>42 深いかどうかは分からんが、
福井憲彦『近代ヨーロッパの覇権』(興亡の世界史13) 講談社 2008年
45 :
世界@名無史さん:2011/05/01(日) 00:42:12.78 0
>>31 柄谷行人『世界史の構造』(岩波書店)2010年
46 :
世界@名無史さん:2011/05/05(木) 21:57:13.99 0
>>31 中国に関しては、
上田信『海と帝国 明清時代』(中国の歴史9) 講談社 2005年。
近代世界と民衆運動はもっと評価されるべき
48 :
世界@名無史さん:2011/05/08(日) 22:51:50.53 0
>>27 中東の農業史については、
清水宏祐『イスラーム農書の世界』(世界史リブレット) 山川出版社 2007年。
東欧の農業については、
武田元有「オスマン帝国の黒海穀物貿易独占とモルダヴィア・ワラキア(上)」
『鳥取大学教育地域科学部紀要 地域研究』4巻2号 2003年
武田元有「オスマン帝国の黒海穀物貿易独占とモルダヴィア・ワラキア(下)」
『鳥取大学教育地域科学部紀要 地域研究』5巻1号 2003年
古代マヤ・アステカ不可思議大全(芝崎みゆき)
は面白くてわかりやすいです。
…「恐竜絶滅が6500年前」というような誤字はありますけど。
50 :
記憶喪失した男:2011/05/11(水) 16:16:07.89 0 BE:3988483698-2BP(791)
>>31 おれはただの無学な歴史好きだが、
日本の奈良時代の租庸調の調は、絹を納めることだが、
この調が中国との貿易に使われ、ひいては日本貴族の間で貨幣として機能したと考えている。
独自研究であり、証拠はない。
また、江戸時代、日本の貨幣は、大判小判銭などがあるが、
同時に、米は貨幣として流通していたと解釈している。
51 :
世界@名無史さん:2011/05/20(金) 22:42:47.99 0
52 :
世界@名無史さん:2011/05/21(土) 09:20:53.56 O
スレチだったらすみません
今年受験なのですが、受験生にオススメの本などあれば紹介してください
受験は、はまりすぎて他に時間使われるのもよくないし、難しいところ
西洋史でよければ、若干古いけど、自分は西洋史概説(東大出版会・秀村欣二)を勧められて使った
参考文献も載ってるし、ちょうど大学とのつなぎになる。ただ、私立志望ならいらないと思う
54 :
世界@名無史さん:2011/05/21(土) 20:34:44.61 O
アジアに来たキリスト教の宣教師が本国に送った報告書とか
ラテンアメリカから本国に送った報告書とかが詳しく載っている本はありませんか?
ラス・カサスのインディアスの〜は読みました
55 :
世界@名無史さん:2011/05/21(土) 20:54:41.54 O
>>53 親切にありがとうございます
残念ながら私立希望ですが、西洋史に興味があるので受験が終わり次第読んでみます
ありがとうございました
56 :
世界@名無史さん:2011/05/26(木) 11:40:11.31 O
ロシア革命の概観を一冊でざっくりまとめた本でよいものはないでしょうか?
57 :
世界@名無史さん:2011/05/26(木) 19:55:01.33 0
>>54 「中央アジア・蒙古旅行記」とか面白かった
修道士がモンケに会いに行くまでの旅程と滞在中の報告書
61 :
世界@名無史さん:2011/06/06(月) 19:16:19.01 0
>>56 田中陽兒・倉持俊一・和田春樹編『世界歴史大系 ロシア史3』 山川出版社 1997年。
和田春樹編『ロシア史』(新版世界各国史22) 山川出版社 2002年。
松戸清裕『歴史のなかのソ連』(世界史リブレット) 山川出版社 2005年。
62 :
世界@名無史さん:2011/06/06(月) 19:42:04.09 0
『中世の騎士文化』ヨアヒム・ブムケ著、なんとなく買っちゃった
>>61 ありがとうございました。
今度本屋で探してみます。
64 :
世界@名無史さん:2011/06/08(水) 22:31:48.01 0
>>54 明清代の中国で活動したキリスト教宣教師の報告書については、
矢沢利彦『西洋人の見た十六〜十八世紀の中国官僚』 東方書店 1993年。
などの矢沢利彦の一連の研究を参照。
近年の研究では、
岡本さえ『イエズス会と中国知識人』(世界史リブレット109) 山川出版社 2008年。
を参照。
アメリカの西部開拓時代の文化や生活などを詳しく知りたいんですが、オススメの本はありませんか?
特に西部劇などでよく出てくる、賞金稼ぎや保安官のシステムの成り立ちなどに興味があります。
生活全般 『アメリカがまだ貧しかったころ』
Montgomery Ward Catalogue of 1895 (Catalogue & Buyer's Guide)
って当時の通販カタログがいいぞ
銃からコルセットや変なすごろくゲームまでありとあらゆる品が載ってる
文化、生活をうかがうにはかなりいい感じ
ただ、賞金稼ぎやら何やらの仕組みはこれじゃわからんけどw
近世〜近現代イギリス史の本でいい本はありますか?
できれば、イギリス人が書いた本で
The World We Have Lost
>>4 あちらでも近現代史を詳しく書こうとすると揉めるのかな?
>>66-67 遅くなって申し訳ありません、アドバイスありがとうございます。
とりあえず『アメリカがまだ貧しかったころ』を注文してみました。
イギリス史は川北にハズレなしだなぁという結論に至った
73 :
世界@名無史さん:2011/07/30(土) 20:03:51.27 0
文庫クセジュでオススメあります?
クセジュは当たりの多いイメージ
気になるのがあれば買うと良い
クセジュクソじゃん
○○の歴史、とか銘打っといて九割がた現代史とかバカにしてんのかコラ
クセジュはフランス中心主義があるのと
日本の通説とは違うことをさらっと言うので信用できない。
まぁ強いていえば面白かったのはヘレニズムかな。
前史すら述べずに近現代に入るはよくない傾向。
古代〜近世をどう評価するか示した上で始めるべき。
そうしてイラン史よりペルシャ史に詳しい非イラン人の出来上がりである
ブクオフで「デンマークの歴史」買ってきた
この手の本にしては珍しく、三分の二が近世史以前で好感が持てた
宗教改革を扱いたいんだけど
ホイジンガの「中世の秋」は読んどいた方がいいかな?
中世の秋は宗教改革の一世代前の話だけど、理解をする上での補助線にはなると思う。
特に後ろの方の神秘主義を取り扱った章。読み物としても面白い。ただ、けっこう難解だった
相当古いけどトレルチは読んでんだよね
イギリス、ヴィクトリア朝あたり、特に1830年から1850年について知りたいのですが
イギリスの他国との関係・イギリス内部の政治システム・鉄道がどれだけの速さで広まっていったか・
当時の物価・軍事力、などについて詳しく書いている、お勧めの本はないでしょうか? いくらでも挙げてもらっても構いません
既読は「ヴィクトリア朝の下層社会」「路地裏の大英帝国」「ロンドン路地裏の生活史」
「図説 ヴィクトリア朝百科事典」「十九世紀イギリスの日常生活」 です
ヤング「ある時代の肖像 ヴィクトリア朝イングランド」
村岡健次「ヴィクトリア時代の政治と社会」
世界史初学者です。
マクニールの「世界史」に次に読むべきだと思う書籍をお勧めしてください。
87 :
世界@名無史さん:2011/09/04(日) 20:17:56.30 i
さあ
さあ
89 :
世界@名無史さん:2011/09/04(日) 20:33:13.80 I
聖書を読みなさーい!全てがそこに書かれてるからー!
もし読みたくないならナルニア国物語を読みなさーい!だいたい同じだからー!
そもそもマクニールは止めとけと。
確かに安い通史という点ではそれくらいしかないんだけど……。
好きな時代・歴史ができたなら、山川の各国世界史を手に入れるのが一般的。
お世辞にも情報は最新とは云えないし、ポーランド・ウクライナ・バルト史は
序文と内容が一致してないとフルボッコされたけど、それでも内容は結構網羅されてるし、
参考文献も掲載されてる。合わせて中公新書の物語シリーズを買うと楽しめるはず。
92 :
世界@名無史さん:2011/09/04(日) 22:07:54.96 i
>>90 ふむ。
マクニールが駄目な理由って、なんですか?
>>91 成る程。
確か、両方とも近くの図書館にあったので、今度目を通してみます。
西洋主義、包括主義、時代(区分)主義、中心(軸ではない)主義。
要するに良くも悪くもマクニールには素人臭さがある。
世界史をセミプロ並みに本格的に研究したいのか、
社会科学・自然科学のオマケやビジネスマンの一般教養として概観できれば十分なのかによって、読むべき本の種類が異なる。
95 :
世界@名無史さん:2011/09/05(月) 21:05:09.85 i
>>94 どちらかと言うと、前者よりですかね。文学作品とかの背景を知りたかったり、知識欲(?)を満たす為だったり。
時間さえつくりだせるのならば多読が一番という結論になる
但し邦訳は訳者のフィルターがかかっているから原著が良い
となると語学まではいきつけないとなる
大いなる矛盾
フィルターはかかるもんだけどな。重要なのはそれが有意義かだ。
ペディアは勿論論外だが、ぶっちゃけ論文で気に入った学者さんでもなければ、
単独執筆の研究書はわりと根拠抜きに決めつけても通してるので、
不満の方が生まれやすい。
まあそれでも興味のある事柄を扱ってるなら読むしかないんだけどさ。
>>28 「白夜行」が「百夜行」と書かれていることをこれまで誰も指摘しないとは、
やはり指摘されているように、世界史版住民は読まないということか。
俺はミステリーも世界史も好きなので(なので歴史ミステリーが最も好物だけど)、
世界史好きでミステリー好きは少ないということなのだろうか。
99 :
29:2011/09/19(月) 18:50:06.29 0
壷で誤変換や一文字違いを指摘するのは無粋だから誰も言わないんじゃねぃ
俺もスルーしてレス付けたし
世界史好きでミステリーも好きだが何か?
100 :
世界@名無史さん:2011/09/20(火) 07:05:50.26 i
地図を中心に世界史を解説している書籍ありますでしょうか。
H.H.キルスト著「将軍たちの夜」角川文庫
軍事ミステリーだから歴史書ではないが、
1942年のワルシャワ、1944年4月のパリ、1956年のベルリンの情景が、
元ドイツ軍兵士の著者によって描写されてなまなましい。
私はこの3つの都市は観光したが、西洋人の歴史知識は深い。
破壊されたワルシャワは再建されているが、その破壊があのように
されたとは思わなかった。
ノルマンディー上陸後のワルキューレ作戦の意味も参考に
なった。パリやベルリンをを歴史知識のあるガイドとまわると
価値が違うのも感じた。外国にいる日本語ガイドというのは
語学学校出の歴史のシロウトだ。
日本にもあるエクセルシオールカフェの意味も解かった。
ピーターオトール、オマーシャリフのDVDもある。
シャルル・ダンジュー(カルロ1世)の半生について詳しい本ないですか?
>>99 「びゃくや」と「ひゃくや」は誤変換では無いよ。キーボードの位置も離れているので
誤字の可能性も低い。だから故意に忍ばせた、と考えてるんだけど。
>>100 「ヨーロッパ歴史百科」は、系図と地図中心に記載してある。高額だから
図書館でしか利用してないけど非常に便利。
>>101 エクセルシオール英語はExcellence+Seniorとかの-iorがついただけかと思ってたら
ラテン語が起源だったんだね。で、何故コーヒーショップがラテン語を採用したのだろう?
知ってたら教えて。
あと、歴史オタクにとっては通常のガイドは役に立たないだろう。
俺のお奨めは、入国したら最初にその国の首都にある国立歴史博物館に行って知識をつけること、
そこの館員に予め質問してしまう方法。また、現地博物館で売っている
史跡案内も結構役立つ(荷物が重くなるけど)。
>>102 日本語なら
ランシマン,S./榊原勝・藤澤房俊訳『シチリアの晩?:13世紀後半の地中海世界の歴史』(太陽出版,2002年)
に原著は古い(1958年)もののほぼ一択。
英語を入れるなら
Dunbabin, Jean. Charles I of Anjou: Power, Kingship and State-Making in Thirteenth-Century Europe (London: Longman, 1998)
が候補に挙がる。
>>100 ローマ帝国なら、「ローマ帝国 (地図で読む世界の歴史) 」がお奨め。表紙は
しょぼいけど中身はしっかりしている。
同シリーズの「ロシア (地図で読む世界の歴史) 」も良い。
同シリーズの原書ではヴァイキングも出ているのだが、これもお奨めだが、日本語版は
でていないようだ。このあたりは値段も安く、持ち歩きもできるのでお奨め。
高額なのが「イギリス歴史地図」価格というよりサイズが大きすぎるので図書館向きだけど、
歴史好きな英国製なのでよくできてる。正確な題名は忘れてしまったけど、
「アメリカ歴史地図」というのも近所の図書館にあり、植民地化直前の
インディアンの分布からはじまり、普通なら、一色で塗りつぶされている植民地も、
ちゃんと、河沿いとか都市(コロニー)周辺だけとか、実態に沿った詳細な地図が
掲載されている。これも大判なので家庭向きではないけど。
全世界史をカバーするとなると、やはり高校授業向けの世界史地図帳となってしまうと
思う。
アル・カポネがどうとかゴッドファーザーがどうたらじゃなくて、
マフィアの起源そのものに迫った・詳しい本ってないですか?
個人的にマフィアの起源と武士の起源って何か類似性があるんじゃないかと考えてるんです。
109 :
29:2011/09/22(木) 00:06:27.79 0
>103
壷初心者か?
誤変換や一字違いは間違いで打ち込んだとしても
一一言いたてたところで「わざと間違えるのが壷では通なんだ」と言い返されたら収拾が付かなくなるから原則誰も言わないものなんだよ
十年ほど壷での書き込みを続けているが素で誤変換したことは数え切れないほどあっても
論争相手に指摘されたことなんぞ一度もないぞ俺
で、本来の用件は何なんだ?
ミステリー風味の歴史小説を紹介してくれとか言いに来たんじゃないのか?
>>108 ああ、なるほど。記載した人は、最初に「びゃく」だけ打ち込んだわけか。
普通は「びゃくやこう」と一括でやるもんだと思うんだけど。
まあ納得した。
>>109 誤字・誤変換の指摘じゃない、と書いているんだけど、理解できない?、
>で、本来の用件は何なんだ?
そんなのは28に聞いてくれ。
111 :
世界@名無史さん:2011/09/22(木) 19:15:34.24 0
>>100 「韓国歴史地図」「中国歴史地図」というのも出てるね。
価格、大きさともに「イギリス歴史地図」と「地図で読む世界の歴史シリーズ」の
中間くらい。中国歴史地図は、韓国の書籍を日本語に翻訳したもので、日本人学者が
少し手を入れている(韓国の中国史研究は日本に比べるとまだだいぶ遅れているから
らしい)が、それでも、日本の出版社がこのような中国歴史アトラスを出していないので、
現状では有用だと思う。中国と韓国の間でもめている東北工程に関する箇所は
うまく避けているので(ひょっとしたら韓国語の原著にあるのを削除したのかも知れないが)、
韓国作成なれど、中国歴史アトラスとして違和感は無い。
>>107 アルカポネがどうとかゴッドファーザーがどうたらといったものさえ
専門的な研究書は存在しないよ。マフィア間の勢力争いがあったことや
いざこざをまとめたってマフィアの歴史とは云えんしな。
もちろん起源も確証のない不明瞭な推測にしかなり得ない。類似性があると
考えるのは好きにすればだが、それは史学の範囲外だ。
113 :
29:2011/09/22(木) 22:06:46.90 0
>
>>109 >誤字・誤変換の指摘じゃない、と書いているんだけど、理解できない?、
98=103じゃないのか?、
あぁさっぱり分からんよ
俺様の見つけた大発見を皆に褒めて欲しかったということなのかもしれんが
心の底からどうでもいい、
114 :
世界@名無史さん:2011/09/22(木) 22:43:36.46 0
29=113って、頭悪そう。
>>112 >類似性があると
>考えるのは好きにすればだが、それは史学の範囲外だ。
こいつ素人なのバレバレ
116 :
107:2011/09/23(金) 09:54:50.81 0
まぁまぁ。
気長に待ちますから、推測や憶測でもかまいませんから
マフィアの起源に多少でも触れている書籍あればご紹介願います。
コロコロと支配者(主に外国人)の変わるシチリアの現実に対処するための自警団、もしくは領主のための徴税請負人(脅しをともなう?)
といったところが一般的なマフィア起源説ですよね?たしか
シチリアマフィアに関していえば、関連する書籍は十九世紀前半にはないが、
1870年代以降に英語圏で徐々に出現し始める。
イタリアの内務大臣が述べた「スキャンダル以上の隠しきれない汚点」の情報という扱いで、
それにはプロパガンダ的意味、政治的意味が存在していた。
起源は1800年のフランスの占拠による混乱に乗じて生じた、
商業会議所に対抗し、脅迫を行い食糧を統制する、無知で野蛮なメンバーという扱い。
118 :
101:2011/09/24(土) 13:28:50.63 0
excersior=ex+cersior
cersiorは車のセルシオで素晴らしいの意味。
exはextraの意味で極限まで
excersior=極限まで素晴らしい
第二次世界大戦頃、パリのオペラ座の前に
excersior hotelがあり、当時の最高級ホテルだった。
現在でもあるが、今は設備の老朽化もあり安宿になっている。
日本の喫茶店やケーキ屋やバーはすごい意味のネーミングが
いろいろありますね
歴史とはややずれるかもしれませんが、中国の故事を集めた本を探しています。
馬耳東風とかの四文字熟語的なものではなくて、胡蝶の夢、とか邯鄲の枕のような
ストーリー性のある中国の故事や寓話を集めたオススメの本はないでしょうか?
中国古典名言事典ってのが学術文庫で出てたけど、こんなのか?
古代メソポタミアなどで、かつては神と崇められていたものが
キリスト教によって悪魔と貶められる過程や歴史に詳しい本あれば教えてください。
123 :
122:2011/10/02(日) 23:34:42.40 O
うーん、やっぱりそういう本はないか。
歴史というより宗教社会学や神話の範疇に入るのかな。
っていうか悪魔の具体的な体系自体
キリスト教の主流から離れたユダヤ系神秘主義の流れだし。
それをキリスト教徒の神秘主義者が取り入れ、黄金伝説に代表される
中世後期の文学者達が自分の独創でまとめあげた。
125 :
122:2011/10/03(月) 00:26:13.30 O
つまり、悪魔がいるだの、悪魔がどうたらこうたら、言うのは
極端な話、異端に近いのですか?
126 :
29:2011/10/03(月) 01:34:52.11 0
J.B.Russellの悪魔の概念史によると
悪魔の定義について「聖書の見解」は存在しない旧約聖書から新約聖書に至るまでかなり変化している
悪魔論の定義を求められるようになったのは魔女狩りの不寛容な残虐行為に正当性を与えるためだとしている
キリスト教とイスラムの悪魔の観念は同じような展開をしており十七世紀のプロテスタントの悪魔観が十三世紀のスコラ学者の悪魔観に近いことなどから
非常に異なる社会環境がほぼ同一の概念を生み出すことがありうるのではないかとの推察を示している
悪魔について注意すべき事はキリスト教から悪魔を取り去ることであり
そうした行為は聖書とキリスト教圏の歴史から目を背けることに他ならないのではないだろうか
悪魔を否定する動きがあるなかでもっとも悪魔を正当に認めているのは西方教会なのでそっち方面から当ってみてはどうだろうか
読んでないので申し訳ないけど、こんなタイトルの本が検索したら出てきた
悪魔の歴史 ポール ケーラス著
悪魔の歴史12~20世紀―西欧文明に見る闇の力学
魔女の誕生と衰退―原典資料で読む西洋悪魔学の歴史
「古代メソポタミアなどで、かつては神と崇められていたものが
キリスト教によって悪魔と貶められる過程や歴史」というのは確かに
凄く魅力的なテーマだ。とはいえ、これに詳しいわけじゃないけど、
大抵の宗教の悪魔は、敵対民族の神や敵対民族そのもの
から出発しているように思う。
例えばキリスト教のベルゼブブは、古代ユダヤ王国の北部にあって
ユダヤ王国と対立していたペリシテ人やフェニキア人の神バールが
起源だとされているし、サタンはヘブライ語で「敵」という言葉が
起源らしい。
中世になってキリスト教の異端として有名なパウロ派・ボゴミール派・
カタリ派などは、地元民の宗教が、マニ教やグノーシス思想と
混交したものとされる。
そうして、29の方が書いているように近世になって体系化された模様。
魔女狩りも、中世中期にキリスト教が民衆に深く行き渡ってから盛ん
になったらしい(中世末期から近世初期)から、
キリスト教の歴史上、メソポタミア時代から受け継いだ神って、
ベルゼブブとサタンくらいしか思いつかない。ルシファーは堕天使だから
悪魔では無いし。でも研究書とかあれば、「実は地方の異端などでは
もっといるんだよ」ということがわかるのかも知れず、大いに興味はある。
それより、キリスト教によって悪魔とされた「メソポタミアの神」って
具体的にどんなものがある?
ソロモン72柱の中には元神が結構いるんじゃないか?
130 :
29:2011/10/03(月) 23:30:31.15 0
サタンに関しては、単なる悪魔と言うより神の傍で試練を与えるものという
説もあったなあ。
>>122 逆のアプローチでメソポタミアの神話とか調べたらいいかも知れない。
旧約聖書辺りと読み比べて比較すると、何となくでもメソポタミアの神々が
聖書の中でどういう役回りになってるか、分かるようになるかも。
>>130 オツガイじゃないでしょ。
彼は基本的にコテでしか書かないっぽいし、
そもそも改行が超独特wだから一発で分かるし。
ヤハヴェも元々はローカルな砂漠の神だったんだろ?
どうやって唯一神にまでのしあがった?
旧約聖書見るかぎり性格も悪いしさ。
神様トーナメントで最後まで勝ち残ったからか?
どうせ枕営業か事務所のごり押しだろ
135 :
世界@名無史さん:2011/10/08(土) 19:37:09.73 O
イギリスのピューリタン革命についてよくまとまった本あれば紹介願います。
>>135 岩井淳『ピューリタン革命と複合国家(世界史リブレット115)』(山川出版社,2010年)
を手に取って巻末に載っている本か、
指明博・岩井淳編『イギリス史の新潮流:修正主義の近世』(彩流社,2000年)第3章で名前が挙がっている研究者の本をまず探してみると良いのでは。
137 :
世界@名無史さん:2011/10/09(日) 09:41:35.70 0
山川出版社から、世界歴史大系と新版・世界各国史という2つのシリーズが出てますが、
タイトルが同じもの(例えばイギリス史、ロシア史)などはどちらのほうが良いのでしょうか?
単純に文量の多いほうがいいのかな?
値段が違うね。歴史大系は詳細に各個時代を扱うもの、
各国世界史は歴史大系を一冊にまとめたもの。大体編集者も同じ。
山川は細かい部分を扱うにはちと古すぎるんだよなぁ。その意味で歴史大系は良いとは云えない。
というのも、著作権の切れた本には大系以上に詳しい本があるから、
大系はそれで得た古い知識を更新するために読むのが目的になるわけだが、そうするには
大系の古さはネックになる。そうするよりは手間でも最新の細かな本を読みあさる方が
有益だ。マニアには向かないね。
>>138 ありがとうございます。
その歴史に関して、まったくずぶの素人が概説的な要素を求めて読むとしたら十分ってことでしょうか
とりあえず興味のある歴史はいろいろな本に手を出して、
あまり深くは追究するつもりのない歴史はこの手の大系で済ませることにします
140 :
世界@名無史さん:2011/10/25(火) 11:41:46.92 0
現代史なんですがイラク戦争に関する世界史的な
視点の本を教えてください。
教えてだけではあれなんで。個人的には下2冊が面白かったです。
寺島実朗 小杉泰 藤原帰一編「イラク戦争 検証と展望」岩波書店 2004年
山内昌之「歴史の中のイラク戦争」NTT出版 2004年
141 :
世界@名無史さん:2011/10/26(水) 11:42:54.70 0
河南省文物考古学研究所編「曹操墓の真相」図書刊行会
題名がよくない。内容はよい。写真もきれい。
>>122 古代メソポタミアの神々が聖書でどう扱われているかについては、
Karel van der Toorn,Bob Becking,Pieter W.van der Horst編集の
Dictionary of Deities and Demons in the Bibleで調べたら。
メソポタミアの神々についても聖書でどう扱われているかについても書かれてある。
ただし、キリスト教でどう貶められていったかについては対象外だが。
>>140 んー。論文が充実してたんで多分良い本だろう。少なくとも山内よりは専門なはず。
野崎久和「ブッシュのイラク戦争とは何だったのか」
144 :
世界@名無史さん:2011/10/30(日) 10:15:54.30 0
アーサー王物語の本を読みたいんだけど、お勧めありますか?
あとケルト神話も。
145 :
世界@名無史さん:2011/10/30(日) 18:51:44.01 0
中公新書「アーサー王伝説紀行」
146 :
世界@名無史さん:2011/10/30(日) 18:53:55.35 0
この本、"紀行"をなぜか見落として買ってしまった10年前・・・
>>143 おお、ありがとうございます。
しかし現代史を調べるのがこんなにめんどくさいなんて……
まだ終わっていない戦争について語るのは無謀だろう、どう考えても
フォーリンアフェアーズでも読んだほうが気が利いてると思うんだが
イラン・イラクは日本中東学会の範疇だが、
中東学会自体、ほとんどイスラム領域しか扱ってないし、
イランイラクの国史となるとほとんどアメリカ頼みになるからなぁ。
この辺、共産党研究をほとんどぶっちぎって地域史方面に突出してる
ガラパゴス的日本のロシア・ソ連史の学会とは正反対だ。
151 :
世界@名無史さん:2011/12/09(金) 15:17:43.37 i
王朝の順番と有名な偉人を知っているくらいの知識の状態から、中国史について学ぼうと思うんですが、
「中国史を学ぶんならこれは読んでおけ!」というような、お勧めの書籍はありますか?
やはり、宮崎市定あたりの書籍が鉄板でしょうか?
>>151 市定が鉄板・・・って書こうと思ったら既に書いてたw
とりあえず『大唐帝国』がいいと思う。
なぜか中公と河出の二社から出てるし。
あとは無理して時代順に追っていこうとせず、
興味の湧いた時代・分野から文庫・新書等の概説書に手をつけていって
後でその隙間を埋めるぐらいでちょうどいいと思う。
154 :
世界@名無史さん:2011/12/18(日) 12:03:02.76 i
トインビーの「歴史の研究」は、邦訳だと、何処も絶版なの?
155 :
世界@名無史さん:2012/01/06(金) 08:08:43.93 i
ソ連史、アメリカ近現代史、中国近現代史の書籍でお勧めを教えてください。特に政治史、外交史あたりを勉強したいです。
156 :
世界@名無史さん:2012/01/06(金) 08:47:43.48 0
>>155 このスレはあまり機能していないから、ここの過去スレを見ることを勧める
少しだけ発掘してみたが、ソ連関連はなかった。ごめん
489 世界@名無史さん [sage] 2009/06/13(土) 18:26:58 0 ID: Be:
中国史で近現代を扱った分かりやすい本はありますか?
明清から中華民国、中華人民共和国あたりまでを知りたいんですが・・・
もちろん広い範囲なので1冊でなく複数になってもいいのでよろしくお願いします
490 世界@名無史さん [sage] 2009/06/13(土) 23:27:58 P ID: Be:
読みやすいところでいくつか思いつくままに。
内容はAmazonのレビューでも見てください。
講談社学術文庫の『紫禁城の栄光』
中公新書の『西大后』『中国現代史』
講談社現代新書の『中国の大盗賊』の最後の2章
437 世界@名無史さん [sage] 2009/04/09(木) 12:14:48 0 ID: Be:
アメリカ史で初心者用のおすすめの本ってないですか?
一通りアメリカ史を知りたいんですが・・・
アメリカ史っていったら、
見えないアメリカと憲法で読むアメリカ史をちょっと読んだくらいですorz
438 世界@名無史さん [sage] 2009/04/09(木) 13:16:20 0 ID: Be:
>>437 「物語 アメリカの歴史」
444 世界@名無史さん [sage] 2009/04/09(木) 23:59:46 0 ID: Be:
>>437 放送大学のテキストは?
「アメリカの歴史と文化」ってのがあるよ。
445 世界@名無史さん [sage] 2009/04/10(金) 00:43:45 0 ID: Be:
講談社現代新書の『アメリカ外交』は手ごろだが、もの足りない。
レファ本としてすぐれてるのは『アメリカ外交を読む事典』かなぁ。
446 445 [sage] 2009/04/10(金) 00:44:36 0 ID: Be:
『アメリカ大統領を読む事典』だった。失礼。
古い本なので1964年までだが、ボッファの「ソ連邦史」(全4巻)はまあ読めるな
159 :
世界@名無史さん:2012/01/09(月) 16:08:47.79 0
石油の存在は古代から知られていたそうですが、近代の石油掘削黎明期、産業の主要エネルギーとして石炭を押しのけていく時代に
詳しい本があれば教えてください。 できたら、その黎明期に日本がどんな反応をしたか行動を起こしたかについても記述があれば
さらに嬉しいです。
つ 広瀬隆の『億万長者はハリウッドを殺す』
162 :
世界@名無史さん:2012/01/12(木) 03:01:08.46 0
エリザベートとフランツ・ヨーゼフの間の書簡をまとめた本をご存じのかたはおりませんか?
163 :
世界@名無史さん:2012/01/16(月) 18:58:14.11 0
age
イギリスの産業革命あたりから詳しく出てる本ありますか?
165 :
世界@名無史さん:2012/01/16(月) 20:20:48.36 i
川北稔「イギリス近代史講義」
詳しいか、それ?
167 :
世界@名無史さん:2012/01/16(月) 22:36:17.91 i
詳しくはないかもw
分かり易さは抜群だけれど。
ありがとう
>>162 レファ協で検索したところ
埼玉県立久喜図書館によればエリザベート関連の本は
『麗しの皇妃エリザベト』(中央公論社)
『死の真相』(新書館)
『ハプスブルク家の女たち』(講談社)
『皇妃エリザベート』(集英社)
の四冊らしい。この中に無いなら無いだろう。
エリザベート関連の本はまだあるよ。
ブリギッテ・ハーマン「エリザベート」上・下(朝日文庫)
「皇妃エリザベート〜ハプスブルクの美神」(創元社)
「エリザベート‐栄光と悲劇」(刀水書房)
でも「書簡集」みたいなのはないな。
171 :
世界@名無史さん:2012/01/20(金) 21:43:52.42 0
そっかーやっぱり書簡集はなかったか。ちょっと墺にとんでくる。ありがとう
戦後の中東情勢が詳しくわかる本を教えて頂きたい
何の戦後よ。
第二次世界大戦後です
私の言い方が悪かったです
イスラエル建国後と思ってください
近代、第一次世界大戦までのドイツの彫刻と建築(特にルイス・キャロルが
ロシア旅行した辺り)まででお勧めの本はありませんか。
>>177 ありがとうございます
ナセル、サダト時代のエジプトについて特に興味があったので拝読させていただきます
産業革命から第二次世界大戦までくわしく書いてるの教えてください!
難易度別に3つくらい紹介していただけるとありがたいです
世界史を?
産業革命が18世紀として、近代の200年間を詳しくっていうのは限度があるな
せいぜい各出版社の世界史シリーズ全何巻の該当するものに当たれぐらいしか
182 :
世界@名無史さん:2012/02/07(火) 02:45:14.80 i
フランス革命から現代までの世界史を平易に説明している本はありませんか。各国史――例えば「現代中国史」とか――や、テーマ史――例えば「ヴィクトリア女王」とか――でも構いません。
あと、21世紀に入ってからの、アメリカ史の本のおすすめも、教えて欲しいです。
中学校の教科書でも読んどけ。
出来の悪い自分のオツムを恨め。
184 :
世界@名無史さん:2012/02/07(火) 13:56:39.10 0
誤爆した。失礼。
暴露ったら張学良も蒋介石嫁も故人になったんだから
西安事件の交渉で何あったのか公開ならないもんかなあ
共産党の一党独裁が続いているあいだは無理じゃねぃ
銃・病原菌・鉄が文庫化されたな
文明崩壊も早くこないかなー
>>188 おおっと、知らなかった
教えてくれてありがとう
高橋和夫氏の書籍を読まれた方は感想をお聞きしたいのですが
東洋史(インド以東)の概説書でこれ1冊というようなものはありますか?
西洋史は『西洋世界の歴史』が読み物としても面白くとても参考になりました
>>192 ありがとうございます。難解そうですがネットでタダで読めるのはいいですね。読んでみようと思います。
ただこの本は記述がヴァスコ・ダ・ガマの「発見」以降についてのようなので、それ以前の歴史の概説も読みたいです。
195 :
世界@名無史さん:2012/02/27(月) 00:41:34.72 0
昨日の朝日新聞の書評欄でマクニール「世界史」が
早慶の生協とかで売れてるって記事出てました
数年前出た文庫版は上下巻ともそれぞれ8万数千部売れてるそうです
正直マクニールを読むぐらいなら
ペディアの方がマシだと思う。
世界史、で括った本は読まなくても命に別状はないのではw
日本はせっかく新書と言う良い形態があるのに
もったいないなあといつも思うわ。
ちゃんとビブリオも脚注巻末注もつけた本にすればいいのに。
今は著者が何のソースも明示せず自説書きなぐってるだけ。
>>197 ああ高校生向けって事?
日本は教科書があるじゃないの。
あれほどコンパクトに詰め込んでるもんはどこ探してもないよ。
英語圏は世界史と括った教科書はない。
あきらめたんだと思うわ、教育現場が
総花的に全ての時代の全ての地域は扱えないって。
202 :
世界@名無史さん:2012/02/27(月) 23:50:33.23 0
ペーパーバックなのにクッソ高いっすね・・・
先生、ヨーロッパの中世から産業革命までの工業・農業の技術的歴史が詳細にわかる本はないでしょうか
織物や食品、採掘精錬の進歩を知りたいです
米アマゾンで十ドルの本をポチしてから1週間後にボチボチ出荷されたかな〜と見に行ったら四百ドルで売られていたのには絶句したな
再販制のない国の本の価格はあってないようなものだ罠
>>195 昨日の大手新聞(紙名失念)に中公の新聞広告によると
マクニール、上下で20万部突破らすい
暫くは売れるんだろうな
そりゃー、世界史オタよりも一般人の需要の方が大きいからねえ。
http://book.asahi.com/reviews/column/2012022600007.html 世界史〈上・下〉 [著]ウィリアム・H・マクニール
[文]瀧井朝世(ライター) [掲載]2012年02月26日
■魅力あふれる壮大な物語
人類の歴史をコンパクトにまとめた文庫上下巻。
2008年の刊行だが、今年に入ってから書店の店頭でよく見かけるようになった。
オビには「東大・早稲田・慶應(けいおう)で文庫ランキング1位!」とある。昨年4〜9月の歴史部門の統計結果だ。
著者はシカゴ大学で教鞭(きょうべん)をとっていた歴史学界の長老。
原書の初版は1967年だが、本書は大幅に加筆された99年の第4版が底本。
01年刊行の邦訳の単行本もその後に出た文庫版も地道には売れていた。
一昨年、東大生協と組んで中公文庫の歴史関連書のフェアを行ったところ
本書の動きがよく、その後他大学からも反応が。
仕掛け販売をした一般書店でも好感触を得て、今年から大々的に販促をスタート。
書店向けに作ったパネルの「たった2冊で大丈夫」
「世界史を理解する最後のチャンスです」という惹句(じゃっく)も知識欲をそそる。
メーンの読者層は40代の男性だが、女性客や若者の多い書店でも順調な売れ行きだ。
私見を交えて語られる通史は壮大な物語のよう。
出来事や発明が周囲にどう影響したのか因果関係が説明され、時間と場所の有機的な連なりを感じさせる。
文庫版を担当した編集者の角谷(すみや)涼子さんは
「技術や芸術、宗教の流れがわかるので、教科書の歴史に苦手意識があっても読める。
興味のある部分だけ読んでも楽しめます」。
また、市民の生活や意識の変化にも言及しており、
各時代・各国に生きた人々の暮らしぶりが見えてくるところも魅力だ。
読みながら思い出したのはジャレド・ダイアモンドの文明論『銃・病原菌・鉄』(草思社文庫)。こちらも今話題である。
文明の行き先が見えにくい現在、人類のたどってきた道をいま一度振り返りたくなる人は多いのかもしれない。
◇
増田義郎・佐々木昭夫訳、中公文庫、各1400円=上巻10刷8万4500部、下巻10刷8万3千部
いきなり塩婆がでてくるんだが
塩婆のロードス島読んで濃厚なホモ臭が漂ってきたときには目が点になったな
どこからホモ臭を感じ取れるのかさすがにまるでわからん
男が二人以上いて仲のいい会話があればホモみたいな感覚のやつはラノベやアニメ板にひっこんでたほうがいいぞ
215 :
世界@名無史さん:2012/03/16(金) 23:28:10.47 0
>>89 ワロタ
だいたい同じなのか
聖書かー、いつかは読もうと思ってるんだけど
216 :
世界@名無史さん:2012/03/18(日) 10:47:37.59 0
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120317-OYT1T00473.htm 世界史本、思わぬヒット…不人気返上し30万部
古代から近現代まで、世界の出来事を通史的にまとめた文庫本が
全国の書店で異例の売れ行きをみせている。
世界史は「カタカナだらけ」「暗記項目が多くて面倒」「扱う時代が長すぎる」などの理由で
日本史と比べて人気は低く、大学受験の選択科目でも敬遠されがち。
購入の中心層は中高年で、今になって世界史の本を手にするのは、流行の「学び直し」に目覚めたのか。
それとも日々変わる世界の政治情勢に対する関心からか――。
上下巻で30万部を突破したのは、カナダの歴史家、W・H・マクニールの「世界史」(中公文庫)。
原書は1967年発行で、2008年に文庫化された。
「世界で40年以上読み継がれている名著」というキャッチコピーで東大の大学生協で人気に火がつき、
一般書店にも広がって、この1年で急速に売り上げを伸ばした。
5大陸で異なる発展を遂げた人類史を描いた「銃・病原菌・鉄」(草思社)も2月の文庫発売から上下巻で25万部。
いずれも購買層は30〜50歳代で、文庫で読める手軽さがブームに拍車をかけている。
(2012年3月18日07時50分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20120317-658572-1-L.jpg
カトリックと近現代科学の関係についてまとめた本が読みたい。
地動説を受け入れた過程とか、進化論がどうこうとか。
何か良い本ありません?
初心者なんだけど、民族や地勢の分布を時間ごとに分かりやすく書いてくれてる書籍や歴史地図ってないもんかね?
○○という地域でとある出来事があった時、××という地域ではこんな状況だったー、的なの
特に中世以前がヤバい。ローマはともかくゲルマンやスラブどっから湧いて出てきたのかと
アッシリアとかヒッタイトとかエイジオブエンパイア体験版レベルの知識しかないから青銅騎士やべえwwwってぐらいしか分からない、っていうかさっぱりわからない
中国とかなんか亀甲で占いとかしてるし意味わかんない
地球スケールで時間と空間を繋げられたら絶対面白い事になりそうなのに繋がらなくてもどかしい思いしてる タシケテー
あ、マクニールせんせいの本は上巻の冒頭で「俺が知りたいのはもっと昔からの話なんだよ!」つって平積みに戻しました
>>219 高校の世界史の授業で使った図説がまさにそういう内容だから、実家に帰ったら押し入れから引っ張り出してくるといい。
222 :
219:2012/03/21(水) 11:11:28.45 0
>220
すげー こんなんあるのかー
こういう動的な情報はは書籍よりネットの方がアクセスし易いな サンクス
>221
高校時代の教科書類は焚書しちゃったから近所の古本屋で目ぼしいのを漁ってみるよ
一般向けの書棚ばかり見てて学参の方は盲点だった サンクス
世界史年表・地図は大人になってから買いなおしたな
高校生向け本は本によってはお買い得物あるかもしらん。
ひどい物もあるが
進学校とかで使われてる図説はそこそこ良いやつあるんじゃないかな。
教科書類って浅く広くには最適なんだよな
一応教科書検定とか通すから、通説からぶっ飛んじゃうようなトンでも本つかまされることもないし
まぁ、時間がたてばさすがに通用しなくなっちゃったりするけど。
資料集捨てちゃったのは後悔してるな
買い直すとしたら何がいいですか?
浜島書店のニューステージ世界史詳覧
資料集って地図やカラー写真が豊富だけど実際見るのは皇帝や王家の系統図くらいだな
自分は美術工芸的なものばかり見てた
>>226 227もあげてるけど、浜島の詳覧がおすすめ。
中世末期にヨーロッパで誕生した初期の火器から19世紀中期くらいまでの火器について調べたいのですが、なにか良著はありませんか?
運用法、形、進化の過程などなど書いていたらなおいいです。
私のおすすめは『火器の誕生とヨーロッパの戦争』著バート=S=ホール
とジェフリー=パーカーの『長篠合戦の世界史』
最後に久保田正志『日本の軍事革命』です。
Fighting Techniques of the Early Modern World, AD 1500 - AD 1763
Fighting Techniques of the Napoleonic Age, 1792-1815
Fighting Techniques of the Oriental World: AD 1200-1860
>>232 ありがとうございます!
洋書はあまり手を出していなかったのでありがたいです。
>>233 そのシリーズは翻訳が出ているよ。
「戦闘技術の歴史」シリーズ
ナポレオン戦争とオリエントは未だ出版されていないけどね。
戦闘技術の歴史は中世編をすごい読み込んだなあ。
コルトレイクの戦いの詳しい描写があって嬉しかった。
最近九州大学のリポジトリに繋がらんのだが何があったんだろ。
レニングラード包囲戦を取り扱った本でオススメってありますか?
ちなみに「卵をめぐる祖父の戦争」は読んだけど、もう少し史実を知りたいです。
ロシア語wiki見るのがいいんじゃないかな。
ある程度の「伝説」は分かるはず。ただ、史実を調べるなら
インタビュー等の不確かな資料しか無く、それらも50年の細々した
ソ連のものを除けば60〜80年代と最低でも十年以上の開きがあり、
米英出版界による恒例の反ソプロパガンダも絡むため、非常に無理がある。
数ページしか読んでないけど、「卵の〜」だって
(勿論冷戦期に作られた「残酷なレニングラード」像が大いに下敷きであるにせよ)
Я из огненной деревни...Блокадная книга(1991)
辺りが主な参考資料だと思うよ。
ありがとうございます。
探すのは難しそうですね…
まずはロシア語Wikiを軸に情報を集めてみたいと思います
「900日の包囲の中で」はどうかな?
当時、中学生の俺でも読めたし。
内容も濃くてなかなか読み物として面白かった。
>>240 ボリュームありそうで読むの躊躇ってたのですが
明日にでも本屋行って覗いてみますね。
ありがとうございました。
>>237 「ドキュメント 封鎖・飢餓・人間 ―1941→1944年のレニングラード」
はどうだろう
ひたすら陰鬱な話で読むのが辛かったけど
>>242 ちょっと古い本なので新品は出回ってなさそうですが、
史実の観点から見れば有用そうですね!図書館にあるかなぁ…。
ありがとうございました。
グレゴリーに「嘘と文学的脚色多くね」ってトンデモ扱いされ、
一度発禁された本ではあるんだがな。元々が個人的な回顧録を
編集した(個人的なので元のは非公開)という曖昧なソースだし。
まあ、グレゴリーは反改革という事もあり評判悪くて、ある事無い事云われる悪人なんで、
趣味の雑学を楽しむ分にゃ気にする必要もないが、史実の調べ物としては
信頼しすぎない方がいいぞ。
>>244 完全に趣味の範疇ですが、気に留めておきますね。
ソース主義でもないのであんまり気にしても窮屈だなー、とも思ってますがw
なんでカトリック圏は飯が美味くて、プロテスタント圏が不味いのか
について書かれた本ないですか?
アイルランド( ´・ω・) ・・・・・
ポーランド( ´・ω・) ・・・・・
バベットの晩餐会
それを一生のテーマにして研究してください何とか会目指して
ざっくりと世界史が概観できる本を探してここまで来たんですが、
そもそも「世界史」という括りで書かれた本ってあまり無いんですね。
高校時代、「〇〇〇ウスが×××ウス二世を神格化して、元老院が云々……」
みたいな淡泊な記述の教科書にウンザリして世界史を放棄して生きてきたんですが、
必要に迫られて勉強することになりました。
せめて読み物として面白いもので勉強したいんですが…。
ここまで、
・世界史〈上・下〉ウィリアム・H・マクニール
・若い読者のための世界史 エルンスト・H・ゴンブリッチ
が挙げられていました。
もう少し新しいもので、良さそうなのがあれば教えて頂けませんか?
新しいもので・・・?
マクニールよりあたらしいのはちょっとないんじゃないかな
>>251 勘違いしてました。
マクニールのは、40年前の本の新訳なのかと。
最新版だったんですね。
>>250 「世界史」というくくりで扱かれたもので読みやすいのは、やはり高校教科書。東京書籍をお勧めしたい。
読み物としての面白さを求めるなら、東進が出してる(たしか)「講義の実況中継」がおすすめ。
教科書最高
>>252 あーそういう意味かあ
元が出たのは古いけど、翻訳(あたらしい奴)出たのは単行本で10年前くらいだしね
これより後の(つまりここ十年の)新しいもの、って意味かと思ったからw
だったらマンフォードの人間 : 過去・現在・未来とかどうよ(古いけど)
受験の参考書みたいのになると詳説世界史研究とか。数年前改訂した気もするし
256 :
世界@名無史さん:2012/05/10(木) 05:29:17.97 0
高校教科書を勧めるのが理解できない。もっとも山川しか見てないが、
固有名詞や術語の洪水で、ぜんぜん面白くないし、
そもそも講義、解説があることを前提に書かれてるでしょ。
固有名詞や術語がちゃらっと知ることが面白い人には面白いのだろうか?
オイラにはそういうのは、歴史を楽しむための苦行としてのディシプリンにしか思えない。
固有名詞や術語を最小限に削って、独自の選択で主要な流れを一皮剥いて記述してくれた方が
ずっと面白いし、知りたいんだが、高校教科書は、
年表に解説が付いたリファレンス・マニュアルってかんじですがな。
もちろん、そういう意味では出来がいいのだろうが、読んで面白くはない。
やっぱ、古典とされているものは読んで面白いものが多いとおも。
山川の『詳説世界史』はどうなの?
『詳説世界史研究』だった
しかもよく見たら既に話題に上がっていた
260 :
世界@名無史さん:2012/05/10(木) 06:59:08.59 i
まあ確かにこういうスレで教科書を勧めるのは「ナンセンス」だと思う。
そもそも教科書を読める人間はわざわざこんなところで質問しないでしょう、「世界史」という範囲での通史の本なんて。
261 :
世界@名無史さん:2012/05/10(木) 07:22:16.10 0
じゃあ『もう一度読む世界史』は?
社会人向けの簡単な記述という話だけど
>>253は東京書籍を挙げてるけど、
>>256みたいに読んでもない本を不適格扱いするのは「ナンセンス」ではないのかな?
>>250です。みなさまレスありがとうございます。
教科書は高校卒業後も幾度と無く挫折していますので、
出来れば別の本を教えて頂けるとありがたいのですが…。
高校レベルの世界史の知識を把握しておきたいと思っています。
ストーリー性を重視して、結果的に用語も覚えられれば最高です。
「世界史」という括りで書かれた本はやはり少ないようですので、
高校教科書の範囲がカバーできれば、文庫や新書を複数読むことになっても構いません。
各論的なものは避けて、総論・入門書で、読みやすく面白そうなものがあれば、教えて頂けませんか?
正直、まんが世界の歴史、みたいなのでも構わないのですが、
高校レベルからは大きく劣りますよね……?
>>263 学校の授業みたいに1冊や1種類の本で全て勉強しなくちゃいけないわけじゃないし、
必要に迫られて勉強しなきゃいけないのならとっかかりとして集英社の漫画世界の歴史
でよいんじゃない?
なぜ必要に迫られているのか分からないけれど、もし試験でも受けるのなら、
面白さなんか考えずに参考書読みながらひたすら問題集解くべき。
すみません、フランスのバイヤールについて日本語で書かれた本ってありますか?
ラルースの人物百科を見て興味を持ったのですが、探しても見つからなかったので…。
>>263 >>264の言う通り、まず何かとっかかりを作って
そこから自分の関心を各時代・各方面に伸ばしていくのが賢明と思う
最初の一冊なら私は「砂糖の世界史」がおすすめ
語り口がやさしくコストパフォーマンス最高
流れきってすみません。
ヘレニズム以前のメソポタミアの神話や民話、民俗風俗習俗などが詳しく書かれている本を教えてください。
古代オリエントの神話と思想 哲学以前
沖縄で入手してきた本(新刊)を二冊ほど。
「絵で解る琉球王国 歴史と人物」
沖縄で飲食店関連業を手広く経営している開CCが出した本で、
レストランで飾っている琉球王国の人物の絵等を豊富に使用した人物伝です。
(尚巴志王から尚泰王まで)
高嶺徳明(尚益王の口唇裂の麻酔手術を実施)や
飛び安里(18世紀後半に羽ばたき飛行機で飛行成功)
あたりの詳しいエピソードは知りませんでした。
「琉球戦国列伝」
三山統一〜第二尚氏王統成立までの人物伝です。
人物関係がややこしいこの時代のことをコーエー風ビジュアル付きで詳しく解説しています。
護佐丸・阿麻和利の乱や第二尚氏成立期って、登場人物の縁戚関係がわかりにくいのです。
(5月30日は護佐丸の日、なんだそう)
同時代の華人や日本人僧侶の紹介もちゃんとあったり。
ロベスピエールの伝記で記述が厚く面白い本はありませんか?
・井上幸治『ロベスピエールとフランス革命』(誠文堂新光社)
・ブゥロワゾォ『ロベスピエール』(クセジュ)
・トムソン『ロベスピエールとフランス革命』(岩波新書)
この三冊は読みました。記述の厚さ順に並べたつもりですが、井上著でも物足りない感じです(面白さではなく厚さ的に)。
日本語で無いようなら仏語は出来ませんが英語文献でもいいです。よろしくお願いします
>>264 >>266 亀レスですいません。
漫画なら分かりやすいかと思ってたんですが、
実際見てみたらイマイチで、普通に本を読むことにしました。
『砂糖の世界史』は前々から気になっていました。
古代・中世は扱っていない(?)みたいで、候補から外していたのですが。
とりあえず、読んでみようと思います。ありがとうございました。
>>250>>263 >ざっくりと世界史が概観できる本を探して
>教科書は高校卒業後も幾度と無く挫折
少し前の俺と同じだ
結局、こんなの面倒くさくてゼッテー読みたくないな
と思ってた、中公の「世界の歴史」(旧版)
を古本屋やアマゾンのマケプレで集めて読んだよ
イタリア、ドイツ統一あたりまでの時代ならこのサイトも役立った・・・
って今見たらそれ以後(出来はわからないけど)も含めて書籍化されたそうだ
http://www.geocities.jp/timeway/ 「砂糖の世界史」は同著者が
執筆担当している中公新版・世界の歴史
「アジアと欧米社会」3、4、5、6、9章もいいよ
「アジアと欧米世界」の間違いだわ
今出てる文庫本バージョンよりマケプレ
でハードカバー版を買ったほうが安い
改めて1から歴史を学ぼうと思うのですが、そういう場合は教科書のほうがいいですよね?
過去ログ読むと、君みたいな人が何人もいて、いくつものアドバイスがあるよ。
>>271です。
お勧めして頂いた『砂糖の世界史』読了しました。
最後まで読めた、というのにまず驚きです。
歴史の流れや構造把握、という点でとても優れた本だと思いました。
ただ、嫌でも、辛くても、人名や用語・年号というのは、覚えなきゃ駄目ですね。
高校世界史の一問一答で、ひたすら暗記してからの方が、
流れというのはつかみやすいのかも知れない、というようなことを思いました。
>>272 レスありがとうございます。
中公の世界の歴史は、デザート的に最後まで取っておくつもりでしたが、
いきなり読み始めても良いのかも知れませんね。
保守
>>159 石油の話を読む前に
化学技術史に目を通しておくのがお勧め。
石油の重要性が移り変わっていく様が良くわかる。
逆に石油の本から読み始めると
産出地域や大国の反応なんかに
内容が引っ張られてしまって
ポイントが掴みにくい。
オズワルド―「ケネディ暗殺犯」と疑惑のCIAファイル
ケネディ暗殺関係の本は何冊か読んだけど、その中でも特異だった。
本書の焦点は、狭義のケネディ暗殺事件(殺害そのもの)ではなく、その事件に至るまでのオズワルドの行動を、
主に公文書及び生存関係者からのインタビューにより明らかにすること。
本書の特徴はただ一言、「文書主義」。
この手の本によくある、情報通のA氏による暴露とか、
謎の人物X曰くオズワルドはこの時こういう行動をとったという不確かさを極力排除し、
いつ、どこで、誰が、どういった目的で作成し、その後どう扱われ、現在どういった位置づけで保管され、いつ公開されたか
明らかな公文書を丁寧に調査し、時系列順に整理することでオズワルドの行動を明らかにしようとしている。
本書序文に、本書はいかなる陰謀論にも利することを目的としていない、と断言しているとおり、
あらゆる記述にソースとなる公文書を明記し、極力憶測を排除しているところが好感が持てる。
ソ連に亡命したオズワルドに初めて米国人としてインタビューした新人女性記者が
実は元ケネディの選挙事務所で働いてたことがあり、オマケに就活でCIAを面接してたとか初めて知って
ビクーリしたんだけど(生存している本人からのインタビューあり)、
こんな謀論者が大好物な事実もCAIが公開した文書から分かる範囲での事実を丁寧に整理して、
突飛な論理に飛躍しないから安心して読める。
ただ、公文書で追えないところは消化不良気味で少々もどかしいとも思ったり。
まぁ、こういうもどかしさを単純単細胞に解決すようとする過程で陰謀論が発生するんだろうけどね。
ついでにage
土肥恒之「西洋史学の先駆者たち」
普通にいい本だったな
281 :
世界@名無史さん:2012/08/10(金) 19:11:13.27 0
質問なんだが
北方謙三の作品(楊家将とか)ってどれくらい史実に準拠してるの?
ある程度事実が書いてあるのか、まったくのファンタジーなのか教えてくれ
北方謙三に史実性を求めるなよ…
「三国志」を書いたときには正史しか読んでいないとか言っていたが誰も信じなかったよw
日本の南北朝ものも「気分」で書いていたしな
『方法 教養の日本史』東大出版会の中で、
日本中世史の佐藤和彦が北方『破軍の星』を題材に歴史小説→研究について1章書いてる
佐藤は「魅力に富んだ作品」としているから、少なくとも『破軍の星』は全くのファンタジーって訳でもないんだろう
>北方『破軍の星』
質問者が投げ捨てている質問を何時までも引っ張るのもどうかと思うが…
面白いかどうかで言えば面白い小説を書くよ>北方
>全くのファンタジーって訳でもないんだろう
ソノ小説のラストは顕家と共に既に死亡している大塔宮や正成etc.etc.が敵陣に突っ込むのだが
そういう小説を書く作家を事実に準拠しているのかと(質問者が投げ捨てている)の回答としてどう書くのかだな
そもそも小説に史実性を求めてどうすんだ
史実知りたいなら歴史書読めばいいだろ
287 :
世界@名無史さん:2012/08/20(月) 20:11:46.37 0
288 :
世界@名無史さん:2012/08/20(月) 20:37:25.06 i
新書や文庫の世界史関連で、お前らが白眉だと思ったやつを教えてください
>>288 「世界史とヨーロッパ」
ヘロドトスからウォーラーステインまで
岡崎勝世著:講談社現代新書
『中世ヨーロッパの歴史』 堀越孝一 (講談社学術文庫)
『色で読む中世ヨーロッパ』 徳井淑子 (講談社選書メチエ)
291 :
世界@名無史さん:2012/08/21(火) 19:29:35.06 0
>>288 『グレートジンバブウェ―東南アフリカの歴史世界』 吉國恒雄 (講談社現代新書)
『中国通史 問題史としてみる』 堀敏一 (講談社学術文庫)
>>288 「傭兵の二千年史」(菊池良生,講談社現代新書)
「北の十字軍」(山内進,講談社学術文庫)
「繁栄と衰退と」(岡崎久彦,文春文庫)
ムガール帝国の歴史とか、14-18世紀のインド史とかは何読めばいいんだろう
>>291 チラ見した限りじゃ中身薄そうなんだよなあ…
最近読んだ『ハプスブルクとオスマン帝国』をオススメしておく。
メインは16世紀後半のハプスブルク家VSオスマン帝国の戦争。
そこでハプスブルク家側が自国を守るためにどういう手段を取ったか、
ギリシャ正教徒の受け入れから帝国議会で支援金をもらうための駆け引きまで
色々現実主義的な対応を取ったことが書かれてる。
この時代は実はハプスブルク家史でも手薄な部分なんで
補う意味でもちょうど良い。
他の本で確認しようとした時に数ページしか記載がなかったというね、もう・・・。
>>288 阿部謹也『自分のなかに歴史を読む』ちくま文庫
渓内譲『現代史を学ぶ』岩波新書
藤沢道郎『物語イタリアの歴史』中公新書
遅塚忠躬『フランス革命』岩波ジュニア新書
渓内譲→渓内謙
結構古い本だが、現代史出版会から出ている『資料・日韓関係』。
日米韓の財界、政界の裏面史が詳しい良書。
古書店で見つけたら買い
298 :
世界@名無史さん:2012/08/28(火) 21:15:15.02 0
確かに良書だけど、そんなに希少な本でも無いと思うが
>>288 ちくま文庫「ローマ帝国衰亡史」
反則だな…
300 :
世界@名無史さん:2012/08/29(水) 13:12:25.48 0
>>294 >『ハプスブルクとオスマン帝国』
プロパガンダについて、詳しく解説されていたのが良かったな。
ヨーロッパに活版印刷が普及して以降、「反オスマン帝国」は「反ローマ教皇」に並ぶほど、
プロパガンダとして溢れていた。
二大プロパガンダの一方の詳細が詳しく乗ってるのは、
一般書としては、この本ぐらいなのでは?
プロパガンダで思い出したが中公文庫の「黄禍論とは何か」も面白かったな
ここ二〜三年の中公文庫の翻訳はいろいろ面白いから追ってみるのもいいと思うな
レーリンク判事とカッセーゼの対談とか
>>300 多分そうだろうね。というか、ハプスブルク家史でもオスマン帝国との
争いや外交交渉に関してはあんまり研究が進んでなくて、
それも最前線だったクロアチア・旧ユーゴ諸国史やハンガリー史方面の研究が多いようだから、
オーストリアの研究者はそっち方面はかなり遅れてるかも知れない。
個人的には、三十年戦争の頃、各陣営からプロパガンダの類が
あちこちにばらまかれていたと『戦うハプスブルク家』に
書いてあっても、いまいちピンと来なかったんだけど、
『ハプスブルクとオスマン帝国』 を読んで、はじめて納得した感じだね。
あーーーーーー
上の
>>302は私。コテハンつけ忘れ。
304 :
世界@名無史さん:2012/08/30(木) 21:19:01.47 0
>>293 ムガル帝国については、
小谷汪之編『世界歴史大系南アジア史2―中世・近世―』(山川出版社、2007年)
を読むといい。注が多くつけられているのが特長だ。
小谷汪之って何か読んだな〜と思ったら『歴史の方法について』というガッカリ本の著者ねw
探せば本棚の奥にあるかも知れんが、んな意欲もでてこない平坦な内容だった希ガス
高校生の頃の記憶だからなぁ読んだの数十年前だし…
アマゾンの書評なんかどうよ>305
アマゾンのは「方法」と題しておきながら、
方法じゃなくて歴史法則の「当てはめ」だという批判だが…
マルクス主義歴史学の影響については一先ずおくとして
同じ東大出版会の永原慶二『歴史学叙説』や弓削達『歴史学入門』は今でも読むに値するので、
つまらなかったとしたら一体何故なのかが素朴な疑問
だから平坦な内容だった希ガスと言ってんじゃん
あと俺はカーとかコリングウッドの歴史学は興味深く読んだけど
日本人のはどれもつまんなかったね
読むに値すると感じるなら方向性が俺と君とでは違うんだろ
コリングウッドねえ、『歴史とは何か』で言及されていたのは覚えているってレベルけれど…
余り面白いって評判は聞いたことがなかったので今度観てみるわ、サンクス
ちなみにその辺のイギリスの歴史学者ので叙述として面白い作品ってある?
311 :
世界@名無史さん:2012/09/01(土) 06:52:32.51 0
>>309 宮崎市定先生のはどう?
カーよりいいと思う。端的だし、歴史的だし。
宮崎先生は専門的な内容なのに文章が読みやすいのがいい
313 :
世界@名無史さん:2012/09/03(月) 01:45:04.79 0
オスマン帝国のイェニチェリやロシアのストレリツィのような
常備軍について詳しく知りたいんですが良い本はありませんか?
>>313 イェニチェリならオスプレイシリーズの「オスマン・トルコの軍隊」とかどうよ
あとそういう軍事関係は軍板の書籍スレで聞いてみるといいかもね
315 :
世界@名無史さん:2012/09/10(月) 00:56:13.31 0
>>314 了解しました軍板に行ってみます。
ありがとうございました
316 :
世界@名無史さん:2012/09/10(月) 02:03:27.22 0
>>314 どちらかというと戦闘集団としての常備軍というより
近代以前の常備軍が政治に与えた影響について詳しいく
知りたいのですがそういった面から書かれた本などはないでしょうか
軍板に行ったらそういうのは世界史板のほうが詳しいという話でした
>>316 書籍スレの341に追加の回答があったけどあれには当たってみた?
>近代以前の常備軍が政治に与えた影響について詳しく知りたい
となれば、軍事史や政軍関係の分野になると思う
そっちはあまり詳しくないので少し調べてみたが
阪口修平氏の本とか参考になるかも
(未読で申し訳ない)
318 :
世界@名無史さん:2012/09/10(月) 23:50:11.60 0
>>317 今確認しました、読んでみようと思います。
阪口氏ですか、調べてみますありがとうございました。
Hマクニールの『戦争の世界史』はどうだろう。
主にヨーロッパだけど、軍隊と社会、経済の相互作用という点ではぴったり
初めまして。
受験生で世界史を学んでいるのですが、何かオススメの本等はありますか?
やはり受験って点を考えると、すでに持っているのですが山川の世界史などが一番でしょうか。
楽しい、詳しい、わかりやすい、図が豊富など皆さんがこれはというオススメの本がありましたら、よかったら教えてください。
面白く学んだ所で受験にゃ
役に立たないものの方が多いしなぁ。
高校か大学かで薦める参考書は変わると思うが。
宮崎市定先生の「アジア史概説」ってどうですか?
科挙の本が面白かったんで気になってるんですが
>>320 はっきり言って受験にあたっての目的にもよります
点数がどうなろうと面白く学びたいというのなら教科書は大してすすめません
受験と点数が第1でしたら、むしろ本など読まずに点を取る方法を考えるべきでしょう
教科書と資料集と高校の講義だけでもいくらでも点は取れるでしょうがむしろ学習法に工夫が必要でしょうし、多分楽しくは無いでしょう
『世界の歴史』シリーズ 中央公論社→中公文庫
30冊もあるので興味のある時代とか地域の巻から読むと良い。
全巻読むとより良いがそんなことをしてると他教科の学習に支障が出るだろう。
高校2年生とかで受験まで時間があるならお勧め。
ひえ、こんなに読むなんてごめんです、と思えたらもうけ物で、
山川の世界史教科書が薄く感じられるはずだからそれだけでも一回手に取る価値はあるかと
ファミリー版『世界と日本の歴史』大月書店
教科書のような文章だけが「世界史」の文章じゃない、ってことが分かる点では良い
教科書とは全然違う話を読みたいなら、
特に第1巻鈴木亮の「原始 文明の誕生」辺りは全然教科書と違う話で面白い
中学校の図書室とかにも置いてあって、一見イラスト入りで子ども向けかと思うと、侮れない
『ビジュアル版 世界の歴史』講談社
とにかく写真や図をこれでもかと載せている15冊ぐらいのシリーズ
ちょっと古いし文章自体はいまいちの巻もあるのは難点
>>323 おおおおおおお!!!!
ありがとうございます!! 一通り教えていただいた本を確認してみます!!
定時制高校で授業が受験レベルまで達しておらず、他の教科は八割方はなんとかとれるのに対して世界史だけは五割とか四割なので…
勉強は全て楽しい物で、楽しむべき物だとも思ってるので、睡眠時間削ってでも楽しみながら苦手な世界史も学びたくて。明日図書館でぜひ探してみます!
改めてありがとうございます!
>>325 やる気あるのは良いし水を差すようで悪いけれど、
シリーズの10冊とか20冊とか間違っても全部読もうとはしない方が良いよ
まして教科書みたいに全部覚えようと思って読んだら難しいとか覚えられないとか思うことになるので…
パラパラとめくってみてこんなこともあったんだ、とか
この写真とか絵とか図とかが面白い、とか
授業や教科書で出てきた言葉や人を索引で探してみてこんな話もあったんだ、とか
それで少しでも面白く感じられたり、印象に残ったことで試験に役立ったりすればそれで良いんだよ
やる気の余りいきなり高い山に登るんじゃなくて、
まずはその辺りを散歩するような感じで行く心構えの方がいい
>>326 なるほど
なら、焦らず資料的というか内容保管的に好きな時代や詳しく知りたいとこから、歴史を好きになってみようと思います
取っ掛かりを与えてくださりありがとうございます!
個人的にギリシャ、ローマ史が好きなので、そこらへんと大嫌いな中国史からまずは…。
>>325 目的が受験にあるなら「講義の実況中継」が、網羅的且つ話も面白いしテクニカルなことも書いてあるのでおすすめ。
あとはこの板よりも受験板に行った方が、より的確なアドバイスが得られると思う。
330 :
世界@名無史さん:2012/09/12(水) 05:10:24.45 0
>>322 すごくいい
>>325 受験が目的なら山川と資料集みたいなのだけで十分だと思う。
逆に色々読むと、異説や特殊説とかを覚えて不利になるような気がするけど。
ただ好きで読みたいなら別だけど。
>>330 この前クイズで「ブルゴーニュ公国の首都は?」という問題で
「ブリュッセルだろ?」と答えて外れたな(正解はディジョン)
ブルゴーニュ「公爵領」の首府はディジョンで正解だと思うのだが
ブルゴーニュ「公国」の首都はブリュッセルだと思うんだがなあ…
そもそもブルゴーニュが独立国化したのって15世紀にブリュッセルを
中心としたフランドルに移って移行だと思うし云々
というトークを展開したらドン引きされた
332 :
世界@名無史さん:2012/09/12(水) 20:12:40.45 0
自分は日本史については、通史のひととおりの知識は身につけてるけど、
子どもの頃、歴史図鑑なんかで覚えたマニアックな知識をどんどん忘れていってる。
それが悔しいというか哀しい。
年を重ねるにつれ、頭がだんだんバカになっていくのが本当に哀しい。
あと、世界史については近世以降の西洋史や中国史の大雑把な知識はあるけど、
オリエントやインド、イスラム、ギリシャ・ローマあたりはチンプンカンプン。
この辺の知識を身につけるのは至難の業なんだろうか?
年をとるにつれて記憶力が低下するので、
細かい内容は記憶にとどめるのではなく、
歴史観とか大きな流れをつかむ方向へシフト
せざるを得ないと思う。
>>320 青木の実況中継
山川の用語集と図録
用語集の一問一答の問題集
ハイクラスの問題集(一般的な問題+論述用)
これさえやれば大学受験程度ならどこでも大丈夫だよ
335 :
世界@名無史さん:2012/09/14(金) 21:21:28.56 0
鈴木喜参『ドイツの二大文化圏―ドナウの南とエルベの東<ドイツ地誌入門> 』
地誌ってついてるけど、実際の内容は
バイエルンとブランデンブルクの比較地域史
都市支配のあり方の違いなど、230pほどの薄さにしては細かい目配りがあって良書だと思う
特にアグネス・ベルナウアーの逸話まで入れるセンスには感動した
惜しむらくは著者が高齢で、続編は厳しいかな、という・・・
>>327 >個人的にギリシャ、ローマ史が好きなので、そこらへんと大嫌いな中国史からまずは…。
あくまで学参とは別で興味誘う・抵抗感なくす本でいいならベタ過ぎる選択ですが
・ローマ人の物語(塩野七生・しおの・ななみ著 全15巻)
古代ローマの歴史を図版も多くわかりやすく書いた本です
学校の世界史地図やネット情報併せれば地名とか位置で難渋しないでしょう
・背教者ユリアヌス(辻邦生・つじくにお著)
「ローマ人の物語」の14巻で出てくるユリアヌス帝のお話
(ゆえに予備知識として14巻まで読んでからがいいかも)
「背教者ユリアヌス」でぐぐればあらすじや感銘受けた旨の感想が見れます
ずばり名著の誉れ高い小説です・・・あんたがユリアヌスに感情移入できればなお更かな
・「ローマ帝国衰亡史」(ギボン著 文庫なら全10巻 必ず「ちくま学芸文庫」版で)
難しい本ですが上記2つ読めれば多分読めるはず・・5巻目で西ローマ帝国滅亡のくだり(6巻以降は東ローマ帝国勃興〜滅亡の部分)
チャーチル等名だたる政治家や著名人の座右の書でした
4巻目までは英文学者で新潮文庫等でたくさん英文学の名訳手がけた故中野好夫さん
講談や軍記ものっぽい文体が気に入れば結構イケるかもしれないw
おまけ(TVドラマ)
・「ROME」(ローマ)・・・ツタヤとかでレンタル可能
学生さんなんでエロ・グロ多いのでホントはマズイのですが
制作はBBCとか携ってて時代考証等しっかりしてますし役者さんらの演技も素晴らしいです
カエサル暗殺〜クレオパトラ・アントニウスまでカバーしてます
壁画等でしかイメージできない古代の出来事が現代的なイメージでローマ史知るにはいい作品です
※くれぐれもエロ・グロ耐性ないなら止めてください
最後に中国ものはたくさんあるので読み物としてなら・・・
・小説十八史略(陳舜臣・ちんしゅんしん 著 文庫で全6巻)
南宋の滅亡まで扱ってますが小説なのでさほど抵抗感ないかと
中国史が嫌いなら何冊も読みたくないだろうから
中公新書の「物語中国の歴史」がいいんじゃない。
古代から清朝滅亡まで一通り書いてある。
このシリーズは「物語イタリアの歴史」が一番出来がいいけど
入試への有用性の観点からだと勧めにくいかな
338 :
世界@名無史さん:2012/09/16(日) 10:08:21.13 0
中国史なら宮崎市定『中国史』を勧めるけど、読みやすく一貫した史観で書かれたもの。
マクニール『世界史』に匹敵すると思う。
339 :
世界@名無史さん:2012/09/16(日) 10:55:03.97 0
オリエント、ギリシャ・ローマ、インド・イスラム
このあたりは、もうお手上げ。高校時代、ひととおり習ってるけど、
全然頭に入ってない。
脳みそが受け付けないんだよなあ。
どうすれば、この辺に興味持てるんだろう?
>>339 マンガからでも入れば?
感情移入できる人間がその時その時代にいるかどうかで、頭に残るかどうかが大きく変わる。
>>339 興味を持つのならばゲームでもしてみたら?
チンギスハーン4やEuropeUniversalisやCrusaderKingsあたりを推したい。
342 :
世界@名無史さん:2012/09/16(日) 19:34:33.61 0
オリエント
エジプトはTVとか映画で断片的知識があり、ヴィジュアルでイメージできるが、
メソポタミアとかペルシアになると、砂漠の遺跡のイメージ以外、全然イメージできん。
学校で暗記した語句をかすかに記憶してるレベル。
ギリシャ・ローマ
メジャーな分野だし、ビジュアルは十分にイメージできるけど、とくに興味なかったから、
やっぱり断片的に知識や語句を覚えているレベル。
インド、イスラム
もう何がなにやら・・・
>>320です
皆さんに教わった本やサイトの中で読みやすそうなものから読んで行っていますが、思いのほか中国史の魅力に胸が高鳴ってしまいました
皆さんから様々なアドバイスいただいて、ほんとに全部にそれぞれ感謝の言葉を述べいぐらい心からお礼と尊敬の念をお伝えしたく、再度レスさせていただきました。
受験も間近になって参りましたので、点数を取る事にひとまず主体をおこうとおもいますが、また受験が終わった際には趣味として学びたく思います。
長くなってしまいましたが、教えていただいてから本当に世界史の勉強が楽しくなりました。
遅くなってしまいましたが、楽しみを、また良著良サイトを教えていただきたくさんのアドバイスをくださり、本当にありがとうございます!
長文乱文で申し訳ないです。
入試終わってんなら無理に興味ない時代学ばなくてもいいんじゃない?
古代ヨーロッパの民族となどを知る
書籍ってありますか?
ゲルマン、ガリア、ラテン、ケルト
など有名ですが、それらを含めその他少数民族や滅んだ民族など参考になりそうな書籍があったら教えてください。
>>345 別スレで紹介されてた『興亡の世界史』シリーズの「ケルトの水脈」というのが割と近いと思う。
ガリア戦記以前のことにも触れてるから参考になるんでないかな。
関楠生の〜人シリーズ
『地中海』やル・ロワ・ラデュリやギンズブルグ、ランケ、『中世の秋』、ミシュレ
『ヨーロッパ世界の誕生』、ル・ゴフ…
歴史にほとんど興味のない私のような人でも名前くらいは知ってるような
(近現代)歴史学の名著とされるものやその作者って、西洋史のものばかりな気がするんですが
非西洋の歴史を扱った本や研究者で、歴史学全体に名を響かせてる学者や名著ってあるのでしょうか?
外国人が日本史研究を志した場合の必読書って何なんだろ
そもそも外国語訳されてる研究書って何があるんだろう
普通、ある程度は時代絞るんじゃない?
>>349 歴史学の重要書かどうか以前に近現代歴史学じゃなくね。
ちくまの歴史学の名著30では史記とかアルファフリーとか載ってるけど
近代歴史学じゃないな。
354 :
世界@名無史さん:2012/10/01(月) 15:51:58.24 0
網野に西洋中近世史中心のアナール派が影響を与えたみたいな話は聞いても
逆は聞かんよな。
もちろん、日本人が欧米の学者に影響を与えるのは難しいだろうが
中国やインドやイスラーム世界についての欧米の歴史研究での名著みたいなのも聞かんよな。
「中国史の名著」みたいなのはあるんだろうが、『地中海』とか『狂気の歴史』みたく
歴史書としてよりも、その方法論自体で名著になってる本って西洋史の本しか思い浮かばない。
356 :
世界@名無史さん:2012/10/01(月) 17:04:31.92 0
そりゃ理由はいろいろあるでしょ
まず何事も西洋中心なんだよね〜
仏教なんか東洋のものだけど、西洋人学者は資料と西洋人の論文しか読まない人が多い。
稀に日本語やシナ語の論文も読む人もいるけど
つまり、英独仏で書かれたものと対象言語以外は読まない人が多いからというのが主たる理由かと。
内藤湖南とか宮崎市定とかは評価されてるような気もするけど、
それだと西洋人の書いた中世イスラーム史の研究書が大ヒットして
その研究書の問題意識とかを、中国史とか西洋史とかにも応用して見る人が出てくるってことが起きてもおかしくなくない?
英仏独でも非西洋社会の研究は盛んなわけで。
中公新書の『新・現代歴史学の名著』では
ニーダム『中国の科学と文明』
サイード『オリエンタリズム』が上がってたな。
ニーダムは中国の科学史を紹介したってことが偉いだけで他の地域の歴史研究には応用されとらんかもしれんが
サイードは応用されてるんじゃ?
359 :
世界@名無史さん:2012/10/01(月) 20:08:53.12 0
>>357 そりゃやってるでしょ。
代表的なのがマルクス史学
振り返ると悲惨だけど
>>358 オリエンタリズムは「西洋文献の中のオリエント」を分析したものだから西洋史じゃない?
>>359 マルクス主義史学は西洋史を元に作られた史観では?
歴史学とはちょっと違うけど、井筒俊彦は海外で結構読まれてるんじゃ無いのかな
362 :
世界@名無史さん:2012/10/01(月) 21:13:43.06 0
>>361 そりゃ全然違うでしょ。それなら大拙、西田、和辻、湯浅あたりが読まれてるぞ〜
中国史とかイスラーム史とかの研究者は中国とかイスラーム世界に興味がある人が行って
単に歴史それ自体に興味ある西洋人は西洋史に行くので、西洋の歴史学で
歴史研究それ自体の革新みたいなものは西洋史研究から起きるんじゃないだろうかと妄想。
根拠はない。
「日本の日本史研究者で日本の非日本史研究者に影響を与えてる人」がたくさんいるならこの推測の傍証に成るかも。
日本人の歴史好きは日本史か西洋史に行くからな
社会史系の研究にギアツが多大な影響を与えてるらしいが
ギアツを文化人類学者ではなくインドネシアやモロッコの歴史の研究者として捉えてみたらどうだろう?
さすがに無理があるか?
ある
逆に「西洋史の名著」ではあるが、「歴史学の名著」とは言いがたいものって何かあるかな?
367 :
世界@名無史さん:2012/10/01(月) 23:04:36.39 0
>>366 19世紀以前の著なら大抵そうじゃない?
>>366 たくさんありすぎて列挙できない
個別の出来事についての優れた研究だが、他に応用の効くアイデアを使ってないってことだろ?
「フランス革命序説」とか
というか日本語に翻訳される欧米史以外の歴史書自体が殆どないよな。
それも概説書とかがほとんどな気が。
370 :
世界@名無史さん:2012/10/02(火) 04:05:25.69 0
金庸「鹿鼎記」
武侠小説に分類される歴史小説。
清朝時代、名君と言われた康熙帝。もしも、彼を支えている人物がいたら?というフィクション小説
主人公・韋小宝は芸妓の子にしてひょんなことから康熙帝と知り合い、彼の仕事の補佐をこなす。
オーバイを投獄したり、病死したことになっている順治帝を助けたり、モンゴルやチベット・台湾など領土の保全につとめたり…
最終的にはネルチンスク条約の締結にも関わるも、主人公はある日突然、7人の妻たちと共に表舞台から姿を消す。
この作品自体、文革時代に書かれたもので清朝時代の言論弾圧と文革の言論弾圧を投影していたりする。
そして韋小宝も本当の中国人を表したともいえるそうで。
>>362 >それなら大拙、西田、和辻、湯浅あたりが読まれてるぞ〜
それは単なる読み物としてだろ。
学術的にはあまり価値が無い。
372 :
世界@名無史さん:2012/10/02(火) 08:50:17.94 0
>>371 そうかまあ、どんな場で学術的かによるけど井筒さんも変わんないと思うけど
全然違うだろ。
和辻哲郎を学術論文に引用してはだめってこと無いけど。
井筒さんに似たタイプとしては、家島先生とか。
374 :
世界@名無史さん:2012/10/02(火) 09:10:18.06 0
>>373 そうか家島彦一は普通の学者だと思うけど
翻訳は別にして、『意識と本質』みたいの学術書として通用するかなあ
少なくとも英米哲学圏じゃ通用しないし、通用するとこなら上の人たちも一緒だと思うけど
意識と本質は、最晩年に書いた学者向けじゃない書物だから当然だろ。
最晩年にそういう書物残す学者って多いよ。
井筒さんと家島先生の類似点としては、
語学が堪能(イスラム、東地中海、インド洋周辺の言語)なとこだろうな。
鈴木大拙、和辻哲郎って、ほとんど新渡戸稲造と同じ扱いの気がするが。
こうしてみると、日本もあんまり隣の国の歴史学者を馬鹿にしてばかりもいられないな
378 :
世界@名無史さん:2012/10/02(火) 09:39:10.18 0
>>375 著作集だと翻訳抜くとほとんどそうだけど、『神秘哲学』から
収録されてない英語とか、初期の論文だけってことか?
欧米の学界と直にコミュニケートできてる人じゃないと厳しいんだろうねぇ
できれば、現地にベースを構えてっていうのが望ましいんだろうな
教養として世界史やりたくなったんだが、初心者向けの通史本って何かある?
381 :
世界@名無史さん:2012/10/02(火) 21:40:29.99 0
>>380 マクニール『世界史』
面白いし、教科書と違って名詞の洪水だけでないところがいい
>>380 世界史講義の実況中継
あとは好きな時代や人物を取っかかりにすると思いの外話が広がったりする
>>380-381 即レスサンクス
マクニールの世界史上下って前に話題になってたやつか、ちょっと読んでみる
実況中継は受験期に使ってるやつをたくさん見たが、よさそうならこっちもやってみるよ
384 :
世界@名無史さん:2012/10/02(火) 23:25:35.09 0
>>383 >マクニールの世界史上下って前に話題になってたやつか、ちょっと読んでみる
そう。視点が一貫してるから世界の流れがよく掴める。
だから、意味のある歴史把握になると思う。面白いよ〜
>>379 まず第一のハードル、語学力でとにかく日本人は不利だからね。
西洋史以外の大物学者はいないの?がいつの間にか西洋人以外の大物学者はいないの?に変わってるなw
西洋史以外、で良ければベネディクト・アンダーソンが上がるだろうな。
インドネシアとか東南アジア辺りの研究から始まって生まれたのが
『想像の共同体』。
ナショナリズム研究やるなら読んどけと言われる。
>>387 ありがとうございます。
やっぱりあるんですね。
近代工業社会における分業制と
アメフトにおける分業制の関連について少しでも述べられた書籍ってないですか?
390 :
世界@名無史さん:2012/10/27(土) 00:09:56.58 i
オーソドックスな近現代史の概説書というのは、どのようなものがあるのでしょうか。
大学の教科書で使われているようなものが知りたいです。
そういや史学科って教科書何使ってるの?
というか教科書とか使ってるの?
史料批判みたいな文献学とかの方法論を勉強するための本って皆無だよね?
教科書とか使わないでぶっつけ本番で鍛えてる感じなの?
392 :
世界@名無史さん:2012/10/27(土) 05:20:42.88 0
>>391 史学科じゃないけど、
ベルンハイムじゃだめかい
文献学なら、池田亀鑑『古典の批判的処置に関する研究』『古典文学研究の基礎』
B・M・メツガー著 橋本滋男訳『新約聖書の本文研究』
Martin L. West『Textual Criticism and Editoria Technique』
『Cambridge History of Literary Criticism』
以上とこれらの書誌で
系統の違うシナ考証学系だと、
倪其心『校勘学講義』
余嘉锡『古書通例』
これも便利かも
http://www.hozon.co.jp/hobo/archives/1821
>>392 教科書を使って勉強してるなら、そういう古典じゃなくて
もっと新しい日本語の本がたくさん出ててもおかしくない気がするんだよね
394 :
世界@名無史さん:2012/10/27(土) 10:19:16.19 0
>>393 いや、オイラも学部の時、文献学、文献学という講師たちに訊ねても分からないんで、自分で調べたんで、そこら辺、不問にして適当にやってる感じがする。
あと方法論論争の影響も大きかったんじゃなかろうかと。
確か、放送大学で教科書が出てた。
放送大学のは元々書誌学だったかってタイトルだったのが改定されたらしい。
396 :
世界@名無史さん:2012/10/27(土) 22:00:11.46 0
放送大学の文献学は日本の古文書を学ぶのには良くても
それを他に応用とかはできなさそうな内容だったな。
というか、ひょっとして文献学ってのは「教科書」が作れるような学問じゃなかったりするのかな。
職人芸みたいな感じで、学びたければ大学行って師について実践しながら学ぶしかない的な。
398 :
世界@名無史さん:2012/10/28(日) 04:55:03.83 0
>>397 そんなことない。
単に流行んないだけでしょ。
自然科学なんかも研究の仕方自体は、本からじゃ学べないわけで
歴史の研究の仕方である文献学も、本で学ぶような学問じゃないんでしょ、きっと
400 :
世界@名無史さん:2012/10/29(月) 06:17:57.73 0
>>399 実践的には確かに演習とかやってみないと分からないかもしれないが、
理論的には
>>392やその典拠に書かれてるよ。
実際に写本を用いて独習も可能だと思う。
もっとも独習は、不注意な誤りがつきものだけど、そこはやっぱり演習とかでならった方が有利。
そりゃ、語学習得あたりとかわんないと思う。
401 :
世界@名無史さん:2012/10/29(月) 06:20:03.70 0
>>400 実際、オイラの経験では演習で学ぶことは少なかった。
オイラが就いた講師たちが特殊なだけかもしらないが。
402 :
世界@名無史さん:2012/10/29(月) 07:28:01.04 O
話を断ち切って申し訳ないが、お薦めの本を紹介するスレのようなので、学部1回生にお薦めな基本的なものをひとつ挙げると、やはりフェルナン・ブローデルの「地中海」第1巻ですね。
アナール学派は過去の物と認識されがちですが、この本(特に第1巻)は、これから歴史を学ぶ方々にとって、物の見方を広げてくれるものになると思います。
ツイッターでサンスクリット文献学やってる人が、文献学の目標、意味を確定して正確な訳を作ることと言ってたの読んだことあるけど
じゃあ英文解釈参考書とか、ああいうのも文献学(の一部の解釈学)の一種といえるのかな?
違うとしたら、違いが何かは気になる。
サンスクリットの文献はそれ自体が歴史的価値、史料的価値があるからね。
その内容を正確につかむのは重要。
確かにそういう話ではない
文法や語彙、文化背景などから、書物の内容を正確につかもうとしたり、複数の写本からオリジナルを復元したり、偽書をあぶり出したりするのが文献学だよね?
サンスクリット文献学≒インド学とか、エジプト学とか、シノロジーとかジャパノロジーとかの東洋学や
ギリシア・ローマの文献を学ぶ古典学、その他ゲルマン文献学とか色いろあるようだけど
それを統括した「文献学」って学問はあるの?
それともバラバラな学問が総称されてるだけなの?
古典ギリシア専門の文献学者と、日本の書物の文献学者って
共通の基礎を学んでたりするんだろうか。
なんかティムール朝が舞台の児童書があってワロタ
その発想はなかった
どっかのスレで以前その話見た気がするな。
>>407 日本史の場合、文献学って言えそうな分野はどちらかと言えば日本文学(国文学)・日本語学(国語学)の方で研究されてる感じかな
文法や語彙の検討とか写本の比較とかね
それに対して歴史学の枠の中で発達してるのが古文書学で
古いところだと相田二郎『日本の古文書』上下、岩波書店とか、
定評のある佐藤進一『古文書学入門』法政大学出版局とかがある
「物語タイの歴史」を読んでアユタヤ朝のナレースアン王に興味を持ちました
どんな人物だったか、当時の情勢はどんなだったか、もっと詳しく知りたいのですがなにか良い本はないでしょうか?
>>415 とてもわかりやすいFLASHを教えていただき、ありがとうございます
古代ギリシアの奴隷制について詳しい書籍あれば教えてください。
彼らが重労働や単純作業に従事したからこそ、ポリスの市民は
民主政治や哲学や芸術に専念できたんですよね?
ワープアの自分には他人事じゃない気がするので。
実際には、ポリスの市民って農民とか職人とか多かったでしょ。
ソクラテスも職人だし。
奴隷は家事とか中心じゃなかったっけ。
419 :
世界@名無史さん:2012/11/07(水) 07:09:52.99 0
>>407 ハイデガーは文献学を解釈学と原典批判に分けて「前者は、一般に誰か他人の言説、主として書かれた言説を正しく理解する技法であり、後者は、文書や引用箇所の真贋を鑑定し、十分な証拠と資料に基づいて確定する技法である」としてます。
かつては言語学と同じだったんだけど、今は独立した学問でなく手法になっちゃったと思う。言語学がより緻密で科学的になり、対象が文献から話し言葉を主要な対象とするようになったからかと。
日本の国文学の場合、文献学という言葉で書誌学を意味するので注意する必要があるけど、一般に文献学は上でハイデガーが言ったような意味。
日本ではあまりキッチリ学ばれないように思う。恐らく谷沢永一の方法論論争の影響が大きいように推測します。
え、谷沢永一ってあの谷沢永一?
あの人が史学方法論に巨大な影響を与えてるの?
すごい意外なんだが
421 :
世界@名無史さん:2012/11/07(水) 10:57:57.94 0
>>420 史学への影響は分からないけど、国文への影響は大きい。
もしかすると彼の論争がなければ、文献学が人文系学問の基礎学として学ばれていた可能性も否定できない
個人的には綴り方教室だっけ、あれで国語教育が変わったのに相当する
どちらも型に嵌めるのを否定した点がよく似てる
型は取り敢えず学んだ方がいいと思う
感想文は無意味だと思うし、文献学も長年磨かれてきた有用な手法がいくつもあるように思う
>>421 え、悪影響なのか…逆になんか納得したというか。
第二次大戦中のスイスの立ち回り、
つまり外交、スイス銀行の存在、ドイツ軍侵攻への備え、
領空侵犯機の容赦ない撃墜等について詳しい、もしく大部を割いた本があれば教えてください。
424 :
世界@名無史さん:2012/11/10(土) 19:35:37.90 0
マクニールの世界史って初学者でも読める?
せっかく世界史に興味がわいてきたから、飽きずにさらっと読める奴から読みたいんだ
読めるらしいよ。
自分は、予備知識ないと頭に入らなくね?って感じだったけど。
426 :
世界@名無史さん:2012/11/10(土) 20:16:03.30 0
>>424 読める。凄く巧く書けてる。
教科書と違って、固有名詞列挙じゃなく、大きな流れが分かるように書かれてる。
427 :
世界@名無史さん:2012/11/10(土) 20:49:35.17 0
>>380と同じく世界史の通史で初心者向けで
普通のアメリカ人(北欧人・プロテスタント)が書いた本はあるのかな?
普通のアメリカ人の歴史観が知りたいんだけど
なぜか近所の本屋では該当するような本は
イギリス人が書いたのか、マクニールの「世界史」のように
イギリスの出版のしかなかった
429 :
世界@名無史さん:2012/11/12(月) 23:46:03.62 0
世界史初心者だけど、「世界史概観 H.G.ウェルズ」ってどう?
マクニールと若い読者のryは読んだ
面白いけど、古いよ。
ただ、グローバル・ヒストリーの先駆として評価が高いらしい。
ああいうのが書けるSF作家って今誰がいるかね?
古いのなら、『人間の歴史の物語』ってのもあったな
>>431 オランダ系アメリカ人の本なんだね
こりゃどうも
探してみよう
433 :
431:2012/11/14(水) 05:24:18.39 0
同じく岩波少年文庫から出てる本だけど、
イリーンの『人間の歴史』って本も子供の頃読んだ。
植民地経営で
どこそこの国のA国支配は、これだけの利潤をもたらしたとか
逆にB国支配はコストばかりかかって、これだけの赤字だったとか
わかりやすく統計をまとめている本ってないですか?
有名どころではイギリスのインド支配は大変儲かって、
日本の朝鮮支配は赤字だったとかって聞きますけどね。
435 :
世界@名無史さん:2012/11/16(金) 04:39:30.20 0
中世の秋
436 :
世界@名無史さん:2012/11/19(月) 04:29:40.70 0
東南アジアの歴史について書いた本で、オススメがあれば教えてください。
今冬にシンガポール、タイ、カンボジアを回ってこようと思い、
アユタヤやアンコールワットを観て回る前に読んでおきたいと思いました。
ふだんは歴史関係の書籍は読まない素人です。
マクニールの世界史、銃・病原菌・鉄などは読んで面白く感じました。
まずは通史っぽいものを読みたいのですが・・・
437 :
世界@名無史さん:2012/11/19(月) 11:16:20.38 0
海の帝国
ファーガソン「マネーの進化史」
ただし「憎悪の世紀」は翻訳はクソ
普通のイタリア人(南イタリア人の南部史観ではない)が書いたイタリアの通史本はないのかな?
近所の本屋で見つけたケンブリッジ大学の「イタリアの歴史」は
「やっぱりイギリスの本じゃダメだ!」と思った
イタリア人の気持ちから離れていると感じる
どういうところが?
プロカッチの『イタリア人民の歴史』は?
>>442 「イギリスはイタリアより優れている」とかいう話がよくあったと記憶
>>443 これはどうも
イタリア人が書いた本なんだ
探してみよう
>「イギリスはイタリアより優れている」とかいう話
ムッソリーニ時代の英とのイタリア領東アフリカ近辺での植民地戦争は伊主観では読めたもんじゃなかったが
というか、○○人視点とかあんま意味あるの?
アメリカ人のアンドルー・ゴードンとかの書いた日本近代史と、日本の中道〜リベラルの書いた日本近代史と
最近の韓国の植民地の功の部分も一応認めますよ的な歴史家の書いた日本近代史って
そんなにバラバラな内容?
447 :
世界@名無史さん:2012/12/02(日) 02:45:46.42 0
イタリアの歴史となると、
バチカンを無視できないし、
プロテスタントの人に、バチカンの客観視は、
難しいみたいな感じがするね。
良心的な人で、敬して遠ざかるみたいな感じ。
いったん、批判を始めるとなると、
適当な範囲で終わらない、という人もおおい。
まあそもその「バチカンの客観的な記述」
というのが難しんだろうが。
イタリアの人でも、その信仰のあり方で、変わってくるしね。
448 :
世界@名無史さん:2012/12/02(日) 06:23:11.67 0
>>446 そりゃ歴史なんてある視点からの解釈なんだから、意味あるでしょ。
逆にいうとそう思って読まないとおかしなことになる。
唯一絶対の歴史的事実などないから。
たとえ、現象は一つでも知覚した瞬間に、その現象は様々に解釈されるから。
例えば、西洋人からすれば新大陸の発見だけど、原住民からすれば侵略者襲来に他ならない。
経済史的側面から捉えた物が良いのでは。
時代遅れかもしれないけどブローデルとかウォーラーステインとか。
>>448 もっともらしいけど、例からして適当だな
今の西洋人の歴史家で「侵略者襲来ではない」なんて視点の人がどんだけいんの?
どこに視点を置くかによって変わるってのは事実だが
例えば、経済に重点を置く人、政治家などの人物史を重んじる人、イデオロギーなどを重視する人や、どの要因を重視するかによって
現代と過去との断絶に注視するか、現代と過去の連続性や類似性に注視するか
「一国史」的な一つの枠を作ってその中の歴史展開を記述するか、そういった枠組み自体の相対性を語るか
などなど、視点によって実際、かなり違った歴史が描かれてるし
その視点は流行や発展があり、それは国という枠に拘束されている面もあるってのは事実だが
あくまで学派を構築する社会的要因の一つにすぎないよ。
政治的枠組みでも、留学とか普通にあるわけで、Xの国の学者Aの弟子筋とBの弟子筋がYという国で別の学派とか普通にあるわけで。
西洋人が書いてるから西洋人の視点、日本人が書いてるから日本人の視点、イタリア人が書いてるからイタリア人の視点
なんていう雑過ぎる認識ってどんだけ通用するの?
「新大陸の発見」って例を上げてる事自体が、その通用しなささを示してるように思える。
451 :
世界@名無史さん:2012/12/02(日) 16:32:06.36 0
>>450 そりゃ例だがな
譬喩みたいなもん
そういう風に突っ込まれてもなあ
いうなら学会村の共通認識とか常識も同じようなもんだよ
ちょっと前の例えばマルクス主義史観とか今じゃお笑いでしょ
今の通説が、100年後に笑われないとは思えない
>>451 いや、学会村の共通認識が学会村ごとに違って、学会村を隔てる要素として国や言語の壁がある、みたいなものは認めるけど
それを○○人の認識みたいな理解で説明してしまうのってかなり怪しいんじゃないか、と言ってるわけ。
あと、ガチガチのマルクス主義史観をとる学者はもはや傍流だろうけど、その蓄積は現代の歴史学にも反映されてるんじゃない?
上で出てるブローデルやウォーラーステイン…も、既に二昔以上前で、現代ではかなり批判されてるわけだけど、だってその批判的継承者だし
ウォーラーステインの世界システム論だって、現代に批判的に継承されてる。
決してそれ自体は「お笑い」ではないと思うよ。
>>445 いやそのイタリア人の主観が知りたいんだが
>>446 それはあるでしょ
例えばドイツなら「ゲルマン民族の大移動」が
フランスなら「ゲルマン民族の侵入」になるとか
>>450 もちろん一つの国でも色々な歴史観があるけど、
「普通のイタリア人」というのは、「イタリアで一般的な歴史観の人」のつもりだったな
一部の学者だけが言っていることや、一時的な流行は避けたい所だね
○○人の一般的な世界観だの歴史観だのなんて
それこそそんなものが存在するか、存在するとしてどう認識するか
あるいは、存在しないにせよ、理解のために単純化したモデルとして構築する必要があるが、どう構築するか
みたいな形で、文化人類学的な難問じゃね?
史料批判やイデオロギー的中立の訓練を受けた専門家の描いた歴史記述を読んで
それを理解した気になろうてのはちょっと考えが甘すぎると思うけど。
>>454 「一般的」「普通」というのはイタリアで広く普及している歴史観であると考えていたな
たしかに甘いかもしれないが…じゃあどういう本が良いのかな?
> 史料批判やイデオロギー的中立の訓練を受けた専門家の描いた歴史記述を読んで
それはちょっと専門家を過大評価しすぎな印象だな
俺の見た所、どこの国の学者も、その国なりの思想的な偏りのある人が多いと思う
>>455 >たしかに甘いかもしれないが…じゃあどういう本が良いのかな?
俺もそういうのに興味があるから本探したりするけど、かなり時間掛かったりするよ。
時々運良く、そういう観点で研究を行っている人の本が見つかると、1冊読むだけで
済むんだけど、そうじゃない場合は、自分で様々な分野の本を集めて研究を
行う必要がある。
手始めに、イタリア人の研究者が書いた歴史書を読むのはいいと思うよ。
あと、イタリア人たちの歴史観形作ったものという意味では、教科書と小説・映画等の
創作物が重要。
もっと本格的にやろうとすると、社会学、文化人類学、精神分析、心理学などの
知識も必要になってくる。
>>456 なるほど
小説・映画というのは考えていなかったな
探してみよう
小説で思いつくのは、まずクオレだな。
459 :
世界@名無史さん:2012/12/03(月) 16:16:19.60 0
イタリア映画は黄金期があるな
フェリーニ、パゾリーニあたり
460 :
世界@名無史さん:2012/12/08(土) 05:36:33.90 0
イタリア社会の立体的な理解、ということなら、
マンゾーニの『いいなづけ』
もけっこうやくにたつね、
>>457 映画だとヴィスコンティいいよ、ヴィスコンティ
山猫とかおすすめだよ
イタリアの貴族だから室内美術や調度品の美的感覚がすごい
ルートヴィヒは舞台がイタリアじゃないけど本物の城借りて撮影してるし
補足
山猫はラペンドゥーサの同名小説が原作で、和訳もあるよ
ランペドゥーサだった…すまん
だが、今度は映画などのフィクションと鑑賞者の歴史理解についての問題に悩まされるようになるのだった
いや、日本でも、現代と、昭和と、講談や歌舞伎で歴史を知っていた時代とでは、フィクションと歴史認識との関係はぜんぜん違うわけだしw
うん、だから、ある程度以上ポピュラーな作品を選び、
なぜ受けたか、どのように受け止められたか、
その作品が作られた背景、その後どれぐらいの期間、範囲、層に
対して影響を与えたか、その作品から影響を受けて、どのような動きがあったのか、
などを、批評、解説書籍を探して比較する必要がある。
結構めんどくさいよ。
民主主義社会では、一般大衆の世界観と価値観を最も反映してる人が政権を取るわけで
ある程度長く政権の座にいる政治家の歴史観とかが参考になるんじゃないかな。
ほら、日本の歴史学者の書いた近代史の本を読んで日本人の歴史観を探った場合
「一般的に日本人は南京大虐殺があったとおもってるし、従軍慰安婦への重度の人権侵害もあったと認識してるんだな」みたいに勘違いするけど
政治家の書いた歴史論を読み漁ればまったくそんなことがないことがわかる。
ちょっとなに言ってるかわかりませんね
なにがわからんのかわからん
人気のあるフィクションから、一般大衆の歴史認識を読み取るよりも
政治家の発言などから読み取った方が比較的ストレートだろうって話。
社会がそれにどう反応したかも読み取りやすいだろうし。
エスタブリッシュメントな歴史学者の中にも南京大虐殺否定論者はいるよといいたいんでは?
実際いるかどうかは知らんが。
政治家の歴史観とかが参考になる(控えめ)から
「歴史学者の」うんぬんかんぬんが「政治家の書いた歴史論を読み漁ればまったくそんなことがないことがわかる。」
に飛躍する支離滅裂さに誰か突っ込んでやれよw
>>471 ごめん、どこがどう支離滅裂かあなたがつっこんでくれないかな?
参考になる、って別に控えめじゃないし。
逆に『「Xが一般認識である」ということはない』というのは、かなり控えめな表現だぜ?
「非Xが一般認識である」と言ったら多少強い主張になるが。
「まったくそんなことはない」は猊下の辞書では「一般認識ではない」という意味になるのですか。いやあ
>>466の勇ましさを見るに次のレスあたりに「政治家の歴史認識が反映されているのであれば
一般大衆はこれまで考えられていたよりも多分に歴史修正主義的である」くらいの御託宣がいただけるのではないかと思っていたのですがね
465ではそういった時代時代の文化表象から一般認識を引き出すのがいかに難しいという話をしていたのですが日本語遊びがお上手なんですねw
まあそれだけ仰るならこんな便所でウジ虫にたかられるままにせずに政治家の歴史観が民衆のそれを反映しているという
自説(要出典)を補強されることに勤しんだらよろしいんじゃないんですかねw
ちょっとなに言ってるかわかりませんね
>>473 >「まったくそんなことはない」は猊下の辞書では「一般認識ではない」という意味になるのですか。いやあ
そりゃ、そこまでではなされてるのが「一般認識」のはなしなのだから文脈的に「一般認識」の話になるのは当然。
>
>>466の勇ましさを見るに次のレスあたりに「政治家の歴史認識が反映されているのであれば
>一般大衆はこれまで考えられていたよりも多分に歴史修正主義的である」くらいの御託宣がいただけるのではないかと思っていたのですがね
「これまで考えられていた」ってなんの話?
>465ではそういった時代時代の文化表象から一般認識を引き出すのがいかに難しいという話をしていたのですが日本語遊びがお上手なんですねw
いや、だから、虚構であり、虚構として受容される映画や小説などやその受容を見るよりも、政治家の発言や著書、およびそれへについての言説を見た方がストレートに反映してるだろうし調べやすいだろう、って話のどこが日本語遊び?
それともフィクションと政治家の言説が同等に、歴史認識の反映だという話?
476 :
世界@名無史さん:2012/12/11(火) 19:16:45.72 0
トルコのもう一つの顔(中公新書)
クルド人問題で、必読
内藤先生の本は新書でもかなり内容が濃いから、イスラム・トルコ・クルド人についての概説書として優れてると思う
>>473の文章は第三者の俺が読んでもかなり気持ち悪い。
実際気持ち悪くなった。「猊下」とか使うなよマジで。
教養を身に付ける前に、不快感を与えずに説得する技術を会得してほしい。
ゲイか・・・
おれはホモじゃないぜ!(ゲス顔)
歴史好きにホモが嫌いな人なんていません!
482 :
世界@名無史さん:2012/12/14(金) 13:13:39.88 0
ガリヴァー旅行記、もちろん、ちゃんとした奴。
483 :
世界@名無史さん:2012/12/14(金) 15:55:23.31 i
現代史(WW2以降)を概説しているようなものはありますか。教科書のようなものとかあればうれしいのですが。
池上彰とかじゃ物足りないから聞いてるんだよね?
ヨーロッパ戦後史とかアメリカ現代史みたいな本や
冷戦概説は思いつくが
世界全体だとなんかあったっけ
世界史参考書は?
実況中継は読みやすく全体像が掴みやすいいい本だと思ったよ
現代史なら四分冊の最終巻かな
>現代史(WW2以降)を概説
ぶっちゃけ数をこなすしかないんだけどね
大手の出版社一冊より初めて見るような出版社から出ている本複数冊読んだ方がいい
ただ出版社事情に疎いのなら大学図書館の開架図書で探さないと
色物本しかださない小出版社も一定数あるから注意が必要
分かった気分に浸りたいだけなら池上でいいんじゃねぃ
池上の本もTVもみたことないけど、最大公約数的なことが書かれているんじゃないかな
地域ごとならトニー・ジャッドの「ヨーロッパ戦後史」とか
明石書店の世界の教科書シリーズで現代史の部分を拾い読みしていって全体像をぼんやりと認識してみるとか
というか意外にないものだね
>明石書店
世界共産革命の実現は何時でつか?
明石は確かに人権関係とかの多い左側の出版社だけど
こういうふうに揶揄されるようなトンデモ系って認識ではなかったんだが?
>489
複数冊読んでいるということが前提なら、(方向性は違うが)明石や池上のような毒にも薬にもならん本を読んでいても差し支えは無いよ
でも左よりだと分かっているのに最初の一冊として薦めるのは間違っているとは思わんのか?
つーかオツガイ臭い文体止めろ
相手をする気にならんから
世界の教科書シリーズってどういうシリーズだかわかってる?
493 :
世界@名無史さん:2012/12/15(土) 22:57:40.77 0
各国の教科書の翻訳以外に何がありうるの?
というかググればすぐ出るでしょ
分かっているから最初の一冊に読むなと言われているのに
何が問題か全く分かっていないってことはよく分かったよ
横だが
じゃあ、それを読んで世界共産革命の実現がいつかを知ればいいのでは。
歴史書なんて全てなんらかのイデオロギーに毒されているんだから。
それで洗脳されるような人間は何を読んでも洗脳される。
それとも、都合のいい逆の洗脳本を読んでもらいたい目的でもあるのか。
元々は左寄りの出版社だからダメって話じゃなかった?
そもそも最初の一冊がそんなに重要とも思えんが。
498 :
497:2012/12/15(土) 23:29:40.88 0
というか、知っていて「世界共産革命」なんていう風に批判する理屈がわからん。
まあ共産国の教科書はもちろん共産党視点のものだが。
そもそも左翼ったって明石は共産主義色の強い本を出してたっけ?
俺が洗脳されてるから気づかないだけ?
お手軽に済まそうとしている質問者が複数冊読み比べるとは思えんけどね
昔読んだ現代南アフリカ史の本は冒頭からネルソン・マンデラを否定していて「何だこの本は」と思った
当時は獄中から開放された直後でメディアは現代の英雄扱いだったからね
最初に感じた印象を覆すにはその数倍の事実の列挙が必要だとその時俺は感じたが
世間の人間は俺とは違う感じ方をするのかも知れない
質問者が出てこないのだから俺はこれで打ち切るよこの話題
ジュンクドウ関西支店の海外事情の棚にある明石書店の本の量は異常だと思うが
手軽に読める本がそれしかないからそれで我慢しろというのも一つの考え方ではある
所詮は他人同士なのだから深く拘泥する価値を俺の中からは見出せないしね
上で言われてる各国の認識の資料としては各国の教科書とか参考になるかもね
まあ、どこの国でも「教科書に書かれてるのは嘘ばかりなんだぜ」みたいに言われてるんだろうけど。
たとえどれだけちゃんと作られてても。
自分の読んだ本の事実誤認ぶりを、
他人が読んで信じ込む事を想定し、
その先を心配するのは、過剰な仮定だと思う。
”その本は左寄りの記述となる”が結論でよい。
503 :
世界@名無史さん:2012/12/16(日) 06:24:28.29 0
いや〜、視点的な偏見なんて相当な人にならないと少なくならないんじゃないか?
今、中立的な視点に立ってると思ってる人は、その現代的中立な視点を採ってるわけだし
そういう偏向の少ない歴史学者は偶に居ると思うけど、稀だね
504 :
483:2012/12/16(日) 06:51:45.79 i
すいません。質問投げっぱなしにしてしまって...
一応、今まで読んだ現代史の本としてはJ.M.ロバーツの「世界の歴史」の現代史の巻くらいです。が、内容を覚えているかは微妙ですが...
とりあえず、『ヨーロッパ戦後史』は読んでみます。
アメリカの現代史は、「アメリカ」という国の性質上、アメリカの通史の本を読めば済みそうですね。
中国の現代史の場合、一応岩波新書からシリーズが出ているみたいなのですが、これ以外だと何があるんでしょうか...
ということで、第三世界の現代史についてと、ソ連の本だとどういうのがあるんでしょうか。
質問ばかりですみません。
ソ連史という今年でた新書がかなりよかった
アフリカ史なら講談社現代新書にアフリカ史ってタイトルで厚いものがあったと思う
わかりやすくまとまってて読むやすかったよ
ツイッターで(経済史とか技術史とか女性史とか政治史とか科学史とかと区別される)「一般史」とは何か?みたいな話題で盛り上がってたが
そもそも中立的な歴史ってのは何かって話だよな。
左派的と見なされている歴史記述ってのは、要するにそれ自体が自称中立というか、「偏向を正そう」みたいな意識があるわけで。
たとえば、極端(?)な例として「普通の”歴史”は男性史だ」って言葉は単純化されてるが真実ではある、がそういう視点を重視して
女性史的記述を大量にぶちこんだら、やっぱり偏向しているということになるだろうし(少なくとも”一般史”においては)。
で、そういう偏向をどんどん排除していった歴史ってのは、為政者の歴史ってことになってしまう。
それはそれでやっぱり偏向だろうという気がする。
まあ、ただ、入門的な本においてそうなってしまう本当の理由はイデオロギーよりも史料の制約と、学習者の便宜だけどな
権力者についての史料が残りやすいので、異論のない通史を書きやすい
さらに、まず政治史を覚えて、そこに肉付けしていくのが一番覚えやすい。(そう思えるのは、現代の歴史記述に慣れてるせいかもしれないが)
公正中立な史観、なんてものは存在しないってのは歴史学の初歩だろ。
教科書も同じで、共産国を含む後進国では為政者による押し付けの産物だし、
韓国を含む西側先進国で政治的に中立な教科書を発行している国って何処よ?
雑談すれで暴れてる、日本国憲法改正に必要な手続きも知らない中学生が、
その世間知らずっぷりを遺憾なく発揮して、ここでも粘着しているだけのこと。
それは違うだろ。
政治史もジェンダー史も、それ自体で偏向してるわけじゃない。
もちろん、史料などの制約はあるし、史料が大量にあっても、それを因果の連関などとして歴史記述として再構成することは難しいし
その過程でイデオロギーが入ってきてしまうことがあるのは事実だが
それは物理学や生物学などでも程度の差はあれ、究極的に同じ。
人間の知性は歴史の総体をそのまま理解できないし、できたとしても論文や書籍や、その他の表現に落としこむこともできないだろう。
だから、ある論点に沿った歴史記述になるのは仕方ない。
だけど、それは公正中立な歴史記述が無数に並立することが目標であって、ということであって
公正中立な歴史観なんてないよ、というのとは違う。
その手の物言いが歴史はイデオロギーなのだから、都合のいい歴史を選んでいいのだ的ないい加減さを導き入れるのだ。
民衆史の観点を大量に摂り入れた通史が偏向しているんてことはない。
為政者の歴史が変更していないのと同じ。
たとえば、ジェンダー史の観点から書かれた本が偏向しているというのなら
それを批判するのはジェンダー史の研究からでないと無理だろう。
ジェンダーとか扱ってるから偏向してるみたいなのは言いがかりにしかならない。
ただ、政治史、思想史、ジェンダー史、経済史、科学技術史、環境史などできるだけ多くの論点を
きっちり噛みあわせることができたのなら、たしかにそれは優れた通史だろう。
でも、たとえば、一つのテーマに拘ってそこから歴史を描いてみせるのだって、優れた本になるのは誰もが知っていること。
いい加減、ホワイトの「メタヒストリー」とやらの邦訳を読みたい
自分がその存在を知った時には、既に「邦訳予定がえんえん続いている」状態だった。
>>510 Amazonのリンクの仕方ぐらい覚えろよ。
jp/から/dpの間は要らない。
何興奮してるの?
この子?
小さいモニタだと、何か不都合でもあったのかな?
逆切れカッコ悪いw
アマゾンのリンクをそのまま貼り付けるようなことやってると、
どこ行っても同じこと言われるぞ
小さいモニタで不都合があるのなら省くことにちゃんとした理由があるなw
モニターの大小はまったく関係ないだろうな。
俺もかなりでかいモニター使ってるけど、うざいし、
可変でhtml設定したりしていると、周りが崩れたりで
いろいろ不都合が多い。
アマのこういうリンクを見ると、ああまた無知が
バカなことやって怒られるなと思ってしまうし。
このおこちゃまは、何一人で暴れてるんだ?
教えてもらったら、ありがとうございますだろうが。
何の自慢にもならんが、多分世界史板で最初に短縮リンクを使い出した俺が粘着されていてワロタw
まぁ数日前に長いリンクを貼っていた香具師に何も言わなかったのだから、昨日・今日覚えたての奴が知ったばかりの知識を自慢したかったんだろうが
>モニターの大小はまったく関係ないだろうな。
以前、別の板でそう文句をつけた奴がいたんだよ
リンクが途切れてちゃんと踏めないから、短縮使え!って
521 :
512:2012/12/18(火) 23:57:09.20 0
>昨日・今日覚えたての奴が知ったばかりの知識を自慢したかったんだろうが
アホか。
俺は10年前からそうしてるんだが。
自分でも掲示板持ってるんで単にうざいんだよ。
じゃ何で「www.amazon.co.jp」を「amazon.jp」に置換しないの?
いい加減止めとけ
わー、なんだこいつ。
俺はもっと知ってるんだよアピールか
君が一番物知りでいいよ
オメデトウ
525 :
512:2012/12/19(水) 00:08:43.05 0
>>522 手間がかかる割には、あまり短くならないし、すでに十分短いから。
一般にweb作法上それで問題ないとされている。
そこまで来ると、瑣末な話に過ぎないってことだよ。
お前こそ素直になれ。
しつこいね
ダイレクトに貼った俺のurlが全く手間がかからないだろうが…
皆がPCでここをみているとは限らないんだから、短縮云々を言うのなら
手を抜かずに徹底的にやれよ
それが単なる知識自慢ではない親切ってもんじゃねぃ?
なにこの人?
オタクと言うのは知識が自我のすべてだから、それを否定されると全人格を
否定されたような気がして人に突っかかるもんなんだよ
まあ、この板の住人は大なり小なりそういう気があるし、俺も人のことは言えんが。
512が「公正中立な歴史記述が無数に並立することが目標だ」と言っているのと同一人物だとしたら悲しいことだね
スレの意味がなくなる
正しい歴史認識・考え方を指摘したら逆切れされました。。。ではね
>>530 あぁ悪い。じゃ512は何だったんだろうな…
この板でダイレクトリンクを貼っているのは今回の俺だけじゃないのに
突然突っ掛って来た狂犬?
しかも「他人の迷惑考えろ!」と吠え掛かって来て
「俺は自分の事しか考えていないんだよ」と言い残して退場というオチ
俺を笑わせに来たのかw
突っ込みを受けるたびに、立場を変えるのはみっともないな
俺は一番最初に情報仕入れたけど、やらないだけなんだよー、か
534 :
世界@名無史さん:2012/12/19(水) 02:57:43.24 0
歴史観のオナニーってたいていつまらんよな。
注意されると、
「何で俺だけに言うんだよ、他にも同じことやってるやつたくさんいるじゃないかよ」
って吼える奴よくいるよな。
注意されていることは瑣末なんだが、開き直り方が酷い
俺を笑わせに来たのかって、、、牢名主か何か?
537 :
世界@名無史さん:2012/12/19(水) 06:57:19.49 0
538 :
世界@名無史さん:2012/12/19(水) 07:04:17.35 0
すいません俺がいちばんつまらんのです。
あたしゃここらでお茶が怖い
541 :
世界@名無史さん:2012/12/19(水) 21:13:27.10 0
542 :
世界@名無史さん:2012/12/19(水) 21:28:25.52 0
543 :
世界@名無史さん:2012/12/20(木) 07:07:43.62 0
>>542 言われなくてもそのうちなw
しかし、ネラはしょうがねえな
単純に問われても真っ当に答えられず、罵詈雑言のみ
歴史観って重要なんだが、どんな歴史記述もある視点でまとめられたものと見るか、
唯一無二の歴史的事実をまとめたものと見るか
後者は盲信以外のなにものでもない
後者によって単なる知識を集積しても、ほとんど好事家と変わらない
妄想のコレクションと同じだと思う
歴史観歴史観と連呼する人間に限って高校レベルの知識も怪しいという法則。
そんな法則どうでもいいからお勧めの本紹介しろよ
クズ
546 :
世界@名無史さん:2012/12/21(金) 09:41:50.85 0
>>544 教科書や年表的知識をひたすらコレクションするディレッタントのがましだと
うん
こ
ほ
布陣図をメインに扱ったお勧め書籍を教えて下さい 文章だと全然把握出来ないので
持ってる書籍は
図解雑学 名将に学ぶ世界の戦術
古代ギリシャ人の戦争 市川定春
戦闘技術の歴史
NHK名将の采配を楽しむ本
歴史群像 図説・激闘ローマ戦記
図説戦国合戦地図集―決定版 (歴史群像シリーズ
戦場の歴史 コンピューターマップによる戦術の研究
名将たちの決定的戦術
戦術と指揮
図解 戦国武将別日本の合戦40
覇者の戦術 新紀元社
軍板書評スレだとどうもスレ違いみたいな空気だったので
507と509:
史書作成技術の観点から完全な中道は高度過ぎて不可。
雑に簡略化すると自動的に偏る。
508:
中道なんて有り得ないことを右翼左翼両者成敗でまとめ。
510: アマゾンリンクが長い
512: アマゾンリンクにクレーム
513: アマゾンリンク擁護
514: アマゾンリンク嘲笑
→戦争勃発
たかがアマゾンリンクで戦争になるほど、
中道というのはよほど難しい。もといバカほど難しい。
>>516だが、正直、個人的には携帯とかし小画面とかが長いアマゾンリンクでおかしくなるのなら
普通に短くしたほうが親切じゃね?とは思わんでもない。
実際そうなるかは知らんが。少なくとも自分の古い携帯(ドコモの905)では大丈夫だった
>>513はアマゾンリンクの擁護ってより、小さい画面イジメの擁護としか読めん
小さい画面の話の前に、アプリケーション上での
改行の扱いの話がでかいんじゃないかな。
何行にも渡るような長いアドレスは、本人が想像も
しないようなところでいろいろ変な結果に繋がったりするから。
いずれにしても、最初から知ってたんだぞ、
だからその俺にマナー守れと言うのは生意気だ、
みたいな理屈は老害と同じ。
パッと見る限りこのスレは携帯の書き込み全然ないが。478まで戻らないと。
いずれにしても、長いリンク張る話と、携帯利用は関係ないな。
元々、携帯でインターネットなんかやらない、昔のアメリカ人での作法だし。
謎なのはなんでアマゾン社はあんなながいURLにしてるんだろうか
日本語URLだからだろ。
HPへのリンク用は「固定リンク」というのを探せばどっかにある。
wikiとか大体そう。
「シェアする」を叩いたら出て来たぞ。
つうか、どうでもいいことにいちいち細かいと腹立つぞ。
いや、PCがおかしくなる人がいるんなら、どうでも良くはないだろって話だが。
おまえらスレタイよめる?
私怨に凝り固まった連中には、こんな些事にでも固執する価値があるんだろう。
「止めろ」と言っても絶対に止めない。
それがネラーってもんじゃないか?
563 :
世界@名無史さん:2012/12/22(土) 20:13:09.91 0
564 :
世界@名無史さん:2012/12/22(土) 20:36:03.22 0
うんこについて詳しく書かれた歴史書を教えてください
ジャン・フェクサス『うんち大全』
マルタン・モネスティエ『図説 排泄全書』
566 :
世界@名無史さん:2012/12/22(土) 22:30:17.18 0
おありがとうござりまする。
バーンスタインの「華麗なる交易」みたいに世界の経済史を大まかに書いた本でおすすめないでしょうか?
>>559 >日本語URLだからだろ。
海外の尼使ったこと無いの?
数年前のデジ亀板で、「容量の大きい画像を連貼りされるとPCがフリーズするから止めろ」という苦情を毎日見かけたけど、今じゃそういう低スペックPCユーザーなんか誰も相手にしない。
スクリプトもくめない。ブラウザを変えることもしない。
只管「俺様のPC環境に最適化していなければならない」とスレに全く関係無い話題しか触れない奴は、何で専門版にいって問題を解決しようとせずに、他人に文句を言い続けるの?
自称「10年前から尼urlの短縮活動を啓発している」(←ココ笑うとこ)らしいが、他人にケチを付け続けることで、どんな成果を見出せたのだろうか…
>>567 ブローデル『地中海』の第二部が貴金属、胡椒、地中海の小麦について扱ってるけど、
世界史全体というには狭いかもしれない。
参考までに
>>569 >自称「10年前から尼urlの短縮活動を啓発している」(←ココ笑うとこ)らしいが
10年前から啓発している奴が、俺は守る必要が無いと言ってるだけじゃないの?
話が治まったと思ったら、またぐだぐだ言い出したから、それに反応する奴が出て
だらだら話が続いてるだけ。
これでこの話は、終了ってことでいいだろ。
どういう形であれ、次に挑発的な書き込みした側が悪いってことで。
うざいと思っている第三者の一般的な見解だと思うが
まだ、続けたいのか?
続ける続けないの問題じゃないだろ
四六時中もめてるな、ここ
歴代スレずっとよくもめる
たかがリンク貼りくらいで優劣勝負をしていることが
能力が低すぎると言っている。
その次に、その執着心は精神的に病んでいる、という問題がある。
能力さえ低くなければ問題は無かった。
能力が低すぎる。以上。
の、能力?
携帯で2chをやるのは止めろ
分かったな
画面が小さいなら、でかいのに買いなおせ
分かった分かった。
だからもう黙ってろ。
582 :
世界@名無史さん:2012/12/24(月) 00:10:16.76 0
もしもし、日本語、ワカリマスカ?
長いURLは迷惑なの。
押し付けは止めなさい。
なんかこれ、お互い相手になりすまして自演してだけなんじゃないの?
584 :
世界@名無史さん:2012/12/24(月) 03:39:53.84 0
どうでもいいは、スル〜推奨
多分この騒動は、最近あちこちのスレに出没している基地外キャラの仕業。
わざと噛み合わないアスペっぽいレスを繰り返して、スレが荒れるのを
見て喜んでいるから、最初のレスで気づいて一切スルーすべき。
特徴
・極端に偉そうな態度で相手を罵倒する。
・相手のレスを毎回必ず誤読してレスし、やり取りに際限がなくなる。
大体1レス目で分かるから、他のスレでも見かけたら一切無視した方がいい。
お前らスルースキルなさすぎだろ
「奴隷になったイギリス人の物語」
「アラブが見た十字軍」 なんかは面白かったな
イスラムからしたら十字軍(フランク)はムスリムを殺して食べてしまったから
人肉喰いと同義だったとか
>「奴隷になったイギリス人の物語」
どんな感じ?
イギリスの漁師だった主人公が沖でバルバリー海賊に拉致られて
モロッコのスルタン(世界史上最も子供を作ったとされる人物)の奴隷としてメクネスの大宮殿で警護につき、
数十年かけてイスラム世界から脱走を図るという話
作戦に失敗した将軍や我侭を言う王子の首をいきなり刀で斬り落とす恐ろしい男だが
お忍びで侵入したそのスルタンに後宮警護の任にあった主人公がドア越に銃ぶっぱなして
逆に信頼されたり 読んだのだいぶ前だから記憶が曖昧な部分もあるかも
なんかメンドくさそうなスルタンだなw
そういう上司のもとには絶対つきたくない・・・が奴隷だからいかんともしようがないなw
>>589 なんか面白そうだな
私生活が落ち着いたら読んでみようかなあ
ポエニ戦争後カルタゴで起こった傭兵の反乱を扱ったフロベールの「サラムボー」
本筋のラブロマンスは大して面白いもんではないが
古代の戦闘やフェニキアの宗教等の情報量が多い
反乱軍に水道橋破壊されて(カルタゴには水道橋は無かったらしいが)城内水不足に陥り、
にも関わらず、町中の残りの水をかき集めて敵の攻城塔を押し流し、
勝利祈願の為にモロク神を象った巨大な窯に町中の子供をぶち込む生贄の祭りを催す
594 :
世界@名無史さん:2013/01/29(火) 02:25:47.50 i
最近原書房から出た、『ビジュアル版 国家と国民の歴史』という本がとても読みやすかったのですが、この本のように、国単位で項目を設けて概説しているようなものって、他にもあるでしょうか。
>>594 超廉価なやつなら二宮書店のデータブック オブ・ザ・ワールドに毎年出てるよ
すべての国ごとの略史が書いてある(小さい国ほどためになる印象)
ヴィジュアルには遠く及ばないが…
596 :
世界@名無史さん:2013/02/06(水) 15:12:48.46 0
歴史上のミステリーやホラー的な話を描いた漫画ってありませんか?時代や地域は限定しません。
ダンスマカブルというのを読もうかなと思っているところですが、これもどうでしょう。読んだことある方がいらっしゃれば感想をいただきたいです。
歴史地図帳で良いものがあれば教えて下さい
>>596 ダンスマカブルは読んだことがありませんが、星野之宣の妖女伝説はいかがでしょう?
歴史上の著名な女性や神話・物語の女性にスポットを当てたものです。
グロ描写は控えめ(無くはない)な短編集なので読みやすいし、アマゾン等で安く簡単に手に入ります。
第二次世界大戦中、ブルガリアは自国内のユダヤ人に対するホロコーストには消極的だったのに
ギリシャの占領地域に対しては寧ろ積極的だった様ですが、その理由を考察した本で、
日本語で読めるものはありませんか?
599 :
世界@名無史さん:2013/02/11(月) 15:35:33.31 0
>>598 ありがとうございます!チェックしてみます。
世界の植民地支配の歴史がわかりやすく書いてある本で何かおすすめないですか
ジプシー・ロマについての概説書で良いのはないですか?
602 :
世界@名無史さん:2013/03/11(月) 15:59:29.35 0
アッバース朝時代(とくに初期)についてでおすすめの本を教えて下さい
603 :
世界@名無史さん:2013/03/11(月) 17:56:18.72 0
アメリカにおける「狂騒の20年代」を窺うことができる本を教えて下さい
特に、当時の人々の生活・考え方・風俗などを知ることができる本だとありがたいです
オンリー・イエスタデイ
>>605 大変遅くなりましたが、ありがとうございます。
卑弥呼が生きていた時代の社会制度、戦争技術などが分かる本ある?
魏志倭人伝以外で。
弥生時代の戦争を扱った本なら結構あるだろうけど
邪馬台国の、となるとそれ以外にはないんでは?
縄文時代に戦争がなかった説って今どれくらい支持されてるの?
civilization好きの俺がマクニールの世界史の後に読むべき本はどれなの?
史記/司馬遷
元朝秘史
ガリア戦記/カエサル
ローマ人の物語/塩野七生
これでいいのか?
タイトル同じならどれ買ってもいいの?
612 :
世界@名無史さん:2013/06/15(土) 14:23:33.23 0
>>611 >タイトル同じならどれ買ってもいいの?
そりゃ塩野以外は原書じゃないなら、全然違うでしょ
Civ患者なら銃・病原菌・鉄は鉄板だねー
一般書籍板からの転載です
書き込みをした人とは別人です
元のスレで答えが出てなくて、気になったので教えてください
>この本のタイトル(題名)教えて! その11
>8: 11/24(土)05:13 AAS
>昔、書店で立ち読みして、迷った末に結局買わなかった本を探しています。
>知っている方がいれば、教えていただきたいです。
>
>[いつ読んだ]
1997年から2005年ごろ。
>新刊のコーナーで読んだので、出版年もそのころのはずです。 >
>
>[あらすじ]
>世界史の著名な人物の、人を騙したり、陥れたりしたエピソードを、各章ごとに紹介していました。
>客観的に紹介するというよりは、そのような行動を賢者の知恵として肯定的に評価しつつ、
>作者が評釈していくという内容でした。タイトルも、それを匂わすようなものだった記憶があります。
>
>[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]
>・表紙は、野菜の集合体を人の顔に模したアルチンボルドの絵。
>>612 いや、それ以外の史記とかにもバージョンあるやん?
>>613 それほ会わなかったわ。
科学的とは言えないよ。
616 :
世界@名無史さん:2013/06/25(火) 04:50:40.46 0
>>615 >いや、それ以外の史記とかにもバージョンあるやん?
え、どう読んでんの?
塩野は現代日本語の著書だからどれ読んでも、大した差はない。
大改訂とかしてれば別だけど
それ以外は校訂、写本の違いとかは別にしても
訳で全然違うでしょ、って意味ね。
絶対王政についてわかりやすく描かれている本ってありますか?
難しいのだと途中でダウンしそうなので、子ども向けのでもいいです
オルレアン王朝のルイ・フィリップ1世王の伝記って日本語でありますか?
619 :
橋本順光:2013/07/26(金) NY:AN:NY.AN 0
英国黄禍論小説集成
各々の地域の詳細な歴史を勉強するうえで目次・索引的な役割を果たしてくれる本ってあります?
普通にマクニールの世界史でいいのかな
世界全史とかこないだ出た137億年の物語の方が索引・目次的にはええんでない。
うん、たしかそんなタイトル
ブコフに売っちゃったけど、ちょっと後悔してる
サンクス、さっそく買ってくるわ〜
>>622 これ面白そう
結構前のだけど今読んでも古臭くないかな?
手放しちゃったからそこまでは。
まあ、ビッグバンから始まってるから化石発掘の激しい人類進化とかはだいぶかわってるだろうね。
旧石器捏造などについては記憶にない。
世界史年表を詳しくしたようなもので、1975年のページにその年に起きた世界の色んな地域の出来事の記事が詰め込まれてる感じなので
一つのストーリーにはなっていない。
だから、いろいろな歴史の本を読みながら、読むといろんな地域の出来事の同時代さとかがわかっていいと思うけど
初めての人の通読的入門には向かないと思う。
目次・索引的な役割に向いてる
日本全史は地域が狭いだけあって、どうしてもひとつの物語的になっていて
初心者でも通読で読める
世界の領土問題の歴史を扱った(まとめた)本ってあるんですかね?
探してるんですがなかなか見つからなくて…
628 :
世界@名無史さん:2013/08/22(木) NY:AN:NY.AN 0
>>627 吉田一郎氏の「飛び地国家」の本もそれに近いものがありますね。
>>626 通読的入門に向いた本とは?
山川世界史あたりかな
日本全史って書いてあるじゃん
世界史の話してんだろ
633 :
世界@名無史さん:2013/08/28(水) NY:AN:NY.AN 0
暑い中
仕事
ビールうまいか
>>626 クロニックはなかなか良い本だった
詳しい年表、充実したビジュアル、マイナーな事件や戦争の記事、系図なんかも載ってた
中高生ならワクワク感が半端ないだろう
世界史の通読本
「入門」なら学研などの学習漫画が良いと思う
ある程度の学がある人なら、各社の通史シリーズ
端折った内容の気軽なものはお勧めしない
まず時間をかけて幅広い時代・地域の概要を掴み、
土台をしっかりと打ち固めると後々様々な面で生きてくる
635 :
世界@名無史さん:2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN 0
>>633 ビールは水分補給にはマイナス効果だと思う。
まんが世界史の次に読むべき通史はなんだってよく聞かれるけど、
漫画読んで気になった国・時代・人物に関する本を読めば良いよ
って答えるな。
一点取っ掛かりが作れればそこから縦に横に繋いでいけるから。
637 :
世界@名無史さん:2013/09/01(日) 00:21:51.52 0
>>636 『版画世界史』
『版画日本むかしばなし』
とかあったらいいよね。
ナンシー関の遺作を使って。
638 :
世界@名無史さん:2013/09/02(月) 07:01:49.60 0
ビールうまい
お前ら
仕事だ
amazonじゃ各出版社の通史を扱ったシリーズ本って見当たらないね
おとなしく図書館いくしかねーか
スペインの貴族について(風習や庶民からの評価、思想などが)書かれた本を教えて下さい
貴族の女性についても触れられているとなおありがたいです
日露戦争〜ロシア革命までのロマノフ王朝に詳しい書籍ないですかね?
特に総力戦の第一次世界大戦に苦しむロマノフ王朝。
アフガンニスタンのアケメネスからクシャン辺りまでの歴史を
調べてるんだけど、前田耕作や田辺勝美、宮路昭や樋口降康以外に
押さえておく入手しやすい人の本ってあります?
情報どうも
加藤九祚のも読んだほうがいい?
加藤九祚はロシア語文献の人だから基本中央アジア五カ国が対象。
オクサス川沿いのアイ・ハヌムやタフト・イ・サンギン等も
よく知りたいなと思ったから、いいかな?と
オクサス川も入るのであれば、加藤九祚も読んどいた方がいいです。
ありがと
そうします
うーん面白そう
文庫で出てほしいな
非ヨーロッパ世界における史学史についてのべた本はないでしょうか?
652 :
世界@名無史さん:2013/11/14(木) 20:52:56.55 0
冷戦の通史でオススメの本あれば教えてください。
653 :
世界@名無史さん:2013/11/19(火) 21:51:21.06 0
>>651 内藤湖南 「支那史学史」 東洋文庫からでてる。
654 :
世界@名無史さん:2013/11/20(水) 15:03:21.02 0
655 :
世界@名無史さん:2013/11/21(木) 00:05:48.44 0
>>651 「イスラーム史」については、
羽田正『イスラーム世界の創造』東京大学出版会 2005年。
セレウコス朝史について詳しい書籍を教えて下さい ローマ視点ばかりでマケドニアという文化の高い国家が自国の歴史書を残さなかったのでしょうか
セレウコス朝というか、ディアドコイやヘレニズムについての本もあまりないような?
>>614 「近代人の誕生―フランス民衆社会と習俗の文明化」?
659 :
世界@名無史さん:2013/12/24(火) 10:40:23.05 0
>>659 W.W.ターンの「ヘレニズム文明」と比べて読みやすい?
上記のはなんか非常に読みにくいんだけど...
あと地図が充実しているか教えてもらえるとすごく嬉しいです
極東共和国首班の本が読みてぇ...
ww2中のスウェーデンやスイスについて書いた本とか
ユーゴ戦線を描いた資料があれば教えて下さい
できれば日本語か英語がいいです
あと今収容所群島読んでるんですが、スメルシュやらnkvdやらについての資料があれば教えて頂きたく
敗戦処理首脳列伝とか同じ作者の戦後処理首脳列伝とか、世界No.2列伝とか
社会評論社はがんばってるなあ
>>662 スイスは「黒いスイス」ぐらいしか知らんが
スウェーデンは武田龍夫が「嵐の中の北欧 抵抗か中立か服従か」(中公文庫)で書いてたな、短めだが
物語スウェーデンの歴史(中公新書)の方は読んでないから知らん、↑の焼き直しかもな
ユーゴ戦線は…坂口尚の「石の花」の脚注とか参考文献にあるかも?
>>664 ありがとうございます
スウェーデンはErwin Engelbrechtとか戦後の対ソ外交とかで気になっていたので…
調べてみます
666 :
世界@名無史さん:2014/01/12(日) 23:11:43.13 0
リー・クアンユーの近著はよかった
>>666 タイトル教えて
amazon.co.jpだと2001年が近著になってたもので
なぜかわかる世界史
は?
なぜがわかる世界史
670 :
世界@名無史さん:2014/01/13(月) 08:22:17.19 0
671 :
世界@名無史さん:2014/01/13(月) 08:26:00.70 0
中味がなくてなぜか読みにくい
情勢分析の佐藤優とは雲泥の差だったな
古代中国知りたいなら徳間の史記を
その後は、十八史略など
ユダヤ又はゾロアスターの歴史について調べたいのですがなにかありせんかな
(^本読んでてわからないことがあっても、
一先ず全部読む?調べながら読む?
調べながら読む
国語辞典とか、人名組織名とかはうぃきぺーじあとかでざっと理解する
同じく調べながら読む
人名・地名・事件とかスマフォ使うようになってから出先でも調べながら読むようになった
宮崎哲弥は全部読むといってたな
人それぞれだな
678 :
世界@名無史さん:2014/01/13(月) 22:06:42.68 0
古代ギリシア・ローマに関しては文句なく
京都大学学術出版会刊の
『西洋古典学事典』
を読むこと
モンタネッリってひとのローマの歴史って本どこに売ってる?VAI 大阪 北河内
680 :
世界@名無史さん:2014/01/20(月) 14:31:09.90 0
アメリカ西部史関連でおすすめの書籍教えてください
681 :
世界@名無史さん:2014/01/20(月) 16:24:19.65 0
>>680 「パイオニア・ウーマン―女たちの西部開拓史」 (講談社学術文庫)
>>679 古い本は、書店に置いてない可能性がある。
本屋で注文するか、アマゾンなどネットで注文しろ。
>>679 一番ありそうなのは大学の書店かな
文庫の棚じゃなくて専門書の歴史の棚に並んでる可能性もある
>>684 大学とかって勝手に入っていいの?
大学にもよるかもしれんが
中公文庫なんて専門書でも何でもないし、
普通に大きな本屋の方が置いてある確率高いんじゃないかい?
>>686 そうなのか
イオンいったがみあたらんかった
イオンの本屋は大きいのか・・・?
大阪の紀伊國屋とかジュンク堂には店頭在庫があるようだけど、
土地勘ないのでどのくらい遠いのか分からない。
電車賃使うのも馬鹿らしいし、まだ店頭で注文できるようだから
最寄りの本屋で注文したら良いんじゃないかい?
イオンわろた
>>688 おおサンクス
未来屋書店いってもみつからんかった
死体水のイオンなんていってどーすんだよw
せめて紀伊国屋かジュンク堂か三省堂か丸善か八重洲のどっかに池
神保町だとどこが品揃え多いのかな
全国の図書館の蔵書を一括検索できるシステムとかできねーかな
知らない間に「コロンブスからカストロまで」が文庫で復活してた
695 :
世界@名無史さん:2014/01/25(土) 22:43:27.45 0
転んだブスがスカトロ
>>692 公共図書館のならあるでしょ。国会図書館のサイトにリンクがあったとおもう
紀伊国屋、ジュンク堂、三省堂、
どれが品揃え豊富よ?
店舗次第
梅田ならジュンク堂
大阪というか日本で最大の書店は今ここ
売り場は最大でもキタのジュンクは棚が全くつくれてないんだよな
湊町は年に数回しか行かないからコッチの方が品揃えいいんじゃねぃって勘違いしてしまう程に
キタのジュンクは何所も換わり映えしねぃ
蔵書数一覧みたいなの欲しいな
できれば分野別で
各本屋のHPがんばれ
蔵書数一覧なら良いけど、蔵書一覧なんて見られるようになったら
今まで本屋に通っていた人間もPCやスマフォで目録みてニヨニヨするだけで
満足するようになっちゃうかも。
アレクサンドロスの伝記とかない?
>>705 岩波のやつでこんなのあったな?
読んだ感想どうだった?
ヨーロッパの農民反乱について扱った本ってないでしょうか
708 :
世界@名無史さん:2014/02/05(水) 23:20:03.95 0
>>651 東欧史の史学史については、以下の文献がある。
ニーデルハウゼル・エミル(渡邊昭子他訳)『総覧東欧ロシア史学史』北海道大学出版会 2013年。
藤波伸嘉「オスマンとローマ―近代バルカン史学史再考―」『史学雑誌』第122編第6号 2013年。
>>707 『ヨーロッパ中世末期の民衆運動―青い爪、ジャック、そしてチオンピ』
あとこれ
『イギリス農民戦争―1381年の農民一揆』
>>706 岩波文庫の上下巻のは
>>705の東海大学出版会の本の廉価版です
(脚注とか若干減らしてたはず)
ただ読む分には困らないだけの脚注はあるので
買うなら岩波ので十分でしょう(東海大のは高いから厳しいし)
>>712 おおありがとうございました
また今度買って見ます
イオンの本屋は宝の宝庫だな
「大世界史」シリーズって世界史板民的には必読書なのかね
あの表紙の赤い
く
>>719 そうそれ
近所の図書館にあってチンギスの遠征がわりと詳しく書かれてるから今読んでるんだが
大学受験終えた後で趣味で読むようなものってありますか
詳説世界史研究はあえて買うまでもないようなのですが
興味があるのは大航海時代以降です
>>721 詳説世界史ってどうなんですか?読もうと思ったんですか
723 :
世界@名無史さん:2014/03/08(土) 23:55:32.68 0
>>721 樺山紘一の『異境の発見』が面白かった。
新世界の事物に触れてそれまでのキリスト教世界観が揺らぐあたりを書いた本。
本多勝一『マゼランが来た』
白人の到来した場所がいかに影響を受けたか、その昔と今を書く。
著者の姿勢が偏ってるという意見もある。でも『中国の旅』なんかと比べればずっとまともだし読まないのはもったいない。
『ヨーロッパ人の描いた世界』
当時の、新世界の様子を伝えようとした銅版画がいろいろ載っててビジュアル的に楽しい。
本多勝一って、少なくとも物書きとしては卓越した腕の持ち主だよな
725 :
sage:2014/03/09(日) 00:10:00.91 0
sage忘れてた。てか別にsage進行じゃなくてもいいのかな?
本多勝一の文章はある意味名文で、信者がつくタイプだよね。
それが仇となるというか、事実関係で嘘を書くことはないけれど、
その事実をどう受け止めるかについては、作家なみに印象操作してしまう。
けれど左翼全盛の時代だから、読むほうも「そうだそうだ」と納得する人がほとんどだったという。
あっメール欄にsageだったか。
>事実関係で嘘を書くことはない
>事実関係で嘘を書くことはない
>事実関係で嘘を書くことはない
>事実関係で嘘を書くことはない
>事実関係で嘘を書くことはない
>>723 キリスト教世界観が揺らぐという点に興味がある人は、
講談社現代新書の『聖書vs.世界史』『世界史とヨーロッパ』『科学vs.キリスト教』も良いかも。
キリスト教世界観と不可分に結びついた暦法や歴史記述が外部からのインパクトや、
内部からの革新(宗教改革や科学の発展、社会の世俗化)に迫られて変化していくのが面白い。
729 :
世界@名無史さん:2014/03/09(日) 21:42:11.75 0
>>728 いや、
>>721のリクエストに回答しただけで私自身がとくべつそのテーマに興味があるわけじゃない。
『聖書vs世界史』は面白かったけれど。
そういうカルチャーショックでいうと、『相互誤解!』ってのも面白かったな。
黒船前後の時代を扱った、日米のカルチャー・ギャップを扱った本だけれど、
上の西欧世界と新世界のカルチャー・ギャップに通ずるものがあった。
中世から近世にかけてのイギリスとフランスの関係の歴史を扱った本ってありますか?
時代関係なく食材について読みやすく書いてある本はありますか?
できれば家畜意外の獣、野草や魚介類で
世界史って教養文庫とか河出書房とかがシリーズ出してるけど他にいいのある?
吉川弘文館の世界史年表・地図が最良
何時間でも眺めていられる
あの値段ですごく詰まってるよね
>>733 なんやて!? さっそく最新版買ってみるわ!
03年版持ってるけど表記古いなーって当時から思ってた
でも面白い
集英社の世界の歴史漫画って旧と新どっちがオススメかな?
ここで全然名前frないけど岩波の講座世界歴史どうなの?
新版旧版比較とかも
昔の人の公文書ではなく私的な手紙のやり取りなどを
まとめた本はありませんか?
偉人の書簡というより庶民の物です
「中世ヨーロッパの家族」(講談社学術文庫)
これはどうだろうか。
>>739 面白かったけど「伊達政宗の手紙」…は偉人だからダメか
742 :
651:2014/04/13(日) 17:48:52.61 0
>>739 「プラートの商人」
プラートの商人・ダディーニの書簡がベース。
中共と(自称)韓国は少なくとも終戦の時点ではどちらも存在していない。
戦争を口にする資格があるのは、台湾と(いわゆる)「北」朝鮮だけ。
中共は中華民国から、(自称)韓国は朝鮮から独立する際にその資格を放棄している。
誤爆か?
だからといって、戦前戦中に日本の犯した行為が正当化されるわけではない・・・
ってのは大前提で理解してるよな。
犯した行為が正当化できるならしたらいいしできないならあきらめろ
という考えもあるけどな
できるもんならやってみろ
でいいだろ
できれば万々歳
できなくても別に損は無い
>>745 だからと言って
欧米の植民地支配は正当化できるのか?
ここで語ることじゃないし
中越戦争をまとめたわかりやすい本はありませんか?
連投失礼します
WW2以降の中国の対外戦争についての本です
よかったら教えてくださいー
どう考えても軍事板で聞いた方が早い
世界の戦史を扱った本で、確か図解・イラスト付きで14000円くらいする本があったと思うんですが
タイトルを失念してしまって探すに探せない状態です
どなたかご存知の方がいたらよろしくお願いします
(以前アマゾンで検索にひっかかった記憶があるのですが、見つけられず)
と、書き込んだ直後に見つけてしまいました
スレ汚し申し訳ありませんでした
清朝の人たちと漢民族の民族意識について書いた本はありますか?
太平天国〜中華人民共和国成立までの中国におけるナショナリズム、民族意識に興味があります
わかるかた教えて欲しいです
『全世界史』
758 :
世界@名無史さん:2014/05/18(日) 09:08:44.55 0
「三民主義」とか
梁啓超とか
759 :
世界@名無史さん:2014/05/20(火) 00:39:31.85 0
ロマノフ一家の殺害の証言について
詳しく載ってる本はありませんか?
最後のロシア皇帝→最後の場面が薄くてガッカリ。ミハイル大公については
ウィキペディアに載ってるのと変わらない薄い情報しかない
ロマノフ家の最期→殺害後の生存の可能性を探る証拠集めについては
十分なぐらいに書かれてるけど、肝心の殺害の場面については皆無と言って良いぐらい
書かれていない
補足
殺害実行者の証言
ニコライ2世のウィキペディア記事には
実行者の証言が事細かに伝わってると書かれてるのに
この証言を詳細に取り扱っている本が全然見当たらない
ロシア革命関連で何冊か調べてみたんだけど
761 :
世界@名無史さん:2014/05/20(火) 00:54:11.31 0
イスラムについて一冊でわかる本はありませんか?
できれば、イラストつきの本が望ましいです。
・宗教・歴史・文化・全部どれよ。
おすすめは、
宮崎正勝「世界史の誕生とイスラーム」原書房
NHK高校講座の講師でもあるので、学生向けに全体にわかりやすい。
この本も図解とかでわかりやすくしている。
新書系よりサイズが大きいので、図形の利点が生きている。
イスラーム世界の文化ネットワーク的な内容が主軸。
763 :
世界@名無史さん:2014/05/20(火) 06:50:21.33 0
万国公法について、入門書レベルで何か良い本はないでしょうか。
全ての王道は古典なり!
Elements of International Law,Henry Wheaton
に、日本語で。。。
766 :
世界@名無史さん:2014/05/24(土) 11:24:06.61 0
日テレパクキン成次問題オクション古草ロスドバイ疑惑問題 タカ中学生リーマンうどんショップライス
日テレパクキン成次問題オクション古ロスドバイ疑惑草問題 タカ中学生リーマンうどんショップライス
日テレパクキン成次問題オクション古草ロスドバイ疑惑問題 タカ中学生リーマンうどんショップライス
サラザール期のポルトガルについて、邦語で読める書籍ないですか?
近代日本の生産力なんかを
世界史というくくりの中で発展や変遷を述べている
いい本はないでしょうか?
できたら台湾、朝鮮や満州など別々に分かるものが希望です。
オーレル・スタインやアルフレッド・フーシェについての本で
これだけは外せないっていうのあります?
絶版ばかりみたいで図書館で探すしかないのかな
ヨーロッパの諸侯レベルの歴史がわかる本って存在するのでしょうか
諸侯レベルってなに?
エステルハージ家の歴史とかそんなのを見たいんでしょう
ハプスブルクとかヴィッテルスヴァッハぐらいならあったけど
世界強国への道
774 :
世界@名無史さん:2014/08/04(月) 15:56:29.43 0
最新の知見を盛り込んだ世界史の概説書でおすすめのものがありましたら、
教えていただけないでしょうか?
よろしくお願い致します。
歴史なのに最新情報の概説書って、意味あるの?
>>759 ラジンスキーの本に凄く詳しく載ってる
皇帝ニコライ処刑
確か下巻だった気がするけど
>歴史なのに最新情報の概説書って、意味あるの?
面白い事を言っている心算なんだろうけど、トタテとかいうバカコテレベルの池沼だと思われるぞw
>>777 案山子という自分では固定を名乗れなくなった自称優秀な者の書き込みじゃないよなw
>>774 最新の知見っていうのは、細部の歴史研究から出るものだから、
概説書になるころにはすでに最新の知見では無くなっているのでは?
最新にこだわるなら、史学会の冊子とか、軍事史関係なら防研のHPに以前発行冊子がpdfで公開されてた。
そういうのあたったほうが良いんじゃないかなあ。
最新は、基本個別事例研究や分析で、それを大家とかが時間を掛けて
総合し書籍などにする。それらを踏まえて概説書ができあがる。
合っているかどうか不明だけどこんな説や研究がありますを概説書に
記載しても意味が無い。経済統計の速報値じゃないんだから。
だから、概説書は概ね古い歴史観が多い。教科書も同じ傾向にあるけど。
まぁ、わりと新書がその要望に近そうだな
大御所よりも若手が自分の思いのたけを存分に語ってるようなのがいいんじゃww
783 :
世界@名無史さん:2014/08/12(火) 08:24:30.12 0
グルンヴァルトの戦いについて戦闘経過の布陣図などが載ってる本があったら教えて下さい
>>783 ヴィジュアル版 「決戦」の世界史に載ってた。
該当部分は10Pも無いので注意。
歴史初心者なのですが、興亡の世界史ってどんな感じの本でしょうか?
巻によってばらばら、統一性がない。
全巻読んでも全世界をカバーというものでもない。
787 :
世界@名無史さん:2014/08/25(月) 08:36:17.01 0
図説プロイセンの歴史いいよ。あまり難しい言葉が載っていないし、物語のように読める。
親戚の子(中1)に読ませたんだけど、理解できていたし。
ただ、〜の戦いについて知りたい!という人にはおすすめしないかな
>>786 多少大まかにでもいいので、全世界の歴史をカバーしているような本でオススメはありますか?
792 :
世界@名無史さん:2014/09/12(金) 17:22:17.63 0
>>710 『イギリス農民戦争―1381年の農民一揆』
この本、作戦布陣図は掲載されてんの? ワットタイラーの乱だと思うが
各戦闘にしか興味がないんで当時の社会学的な記述しかないなら買わん
布陣などあるわけが無い。
794 :
世界@名無史さん:2014/09/12(金) 20:50:43.53 0
左様か d ベンジンクの「ドイツ農民戦争」には少ないが図が載ってたんでな
ナーバス・デ・トローサの戦いやスペイン継承戦争など
スペインの戦争について詳しく書かれているオススメの本はありますか?
796 :
世界@名無史さん:2014/09/17(水) 05:47:52.43 0
出来れば一冊もので、世界史を過不足なく網羅できてかつ読み物としても面白い本はありませんかね
山川の詳説世界史研究を買おうと思ったんですが、教科書としては申し分なくても読み物としてはどうなのかと迷いまして
797 :
世界@名無史さん:2014/09/17(水) 14:27:19.15 0
羽仁進著:5日でわかる世界歴史 (小学館文庫)
798 :
世界@名無史さん:2014/09/18(木) 02:07:43.79 0
百年戦争末期の概要を知るなら「百年戦争とリッシュモン大元帥」
799 :
世界@名無史さん:2014/09/19(金) 08:04:30.84 0
トレヴァー・ロイルの「薔薇戦争新史」って買い?買いじゃない?
800 :
世界@名無史さん:2014/09/20(土) 14:46:08.84 0
来年からますます、UFO報道が増えます。
マイトレーヤが来日して、匿名でテレビ出演します。
株式市場が崩壊するころ、注意してテレビ見てください。
サヨク的な話をするので、この人か?とわかるでしょう、福島危機も訴えるかも。
歴史的な世界演説も予定されていて、14歳以上ならテレパシーが聞こえるます。
放射能によって国民を殺している自民党議員には、耐え難い30分間になるかもしれません。
ミステリーサークルを作っているUFOの着陸は、そのあと、世界各地でおこります。
火星と金星から来た人たちと、やっと交流が開始されます。
>>799 薔薇戦争についてオーソドックスな理解を得たいなら買っていいと思う。
日本史を網羅していて、楽しんで読めるような本ってありますか?
1冊で完結しているのが望ましいです
803 :
世界@名無史さん:2014/11/08(土) 13:17:31.90 0
過疎ってるなあ。荒れない限り良スレなのに
>>802 もう一度読む山川日本史は?
憲法で読むアメリカ史って本面白かったなぁ
805 :
世界@名無史さん:2014/11/10(月) 22:35:49.62 0
マクニール世界史だが、平板かつ分かりにくい文章、なおかつ躍動感が無い
もっと引き込まれるような世界史の本はありますか?
>>805 ありがたい
自分みたいな初心者には助かる
808 :
世界@名無史さん:2014/11/11(火) 10:56:02.44 0
>>806 若い読者のための世界史はどう?
>>807 自分も初心者なほうなんであれだが、どうも初心者向けじゃなかったりちょっとどうなのって本も挙がってるようなので、そこんとこの見極めはしてくれね
809 :
世界@名無史さん:2014/11/25(火) 22:21:52.84 0
ソ連や東欧の人々の暮らしの様子が書かれている書籍でオススメがありましたら教えてください
811 :
世界@名無史さん:2014/11/27(木) 22:39:18.62 0
>>809 松戸清裕『ソ連史』(筑摩書房、2011年)。
主に第二次世界大戦後のソ連に焦点を当てたソ連史概説書。
ソ連政府が民意を配慮していたことや、国民もソ連政府に期待を寄せていたことが取りあげられており、
ソ連が必ずしも全体主義国家でなかったことを明らかにしている。
>>2 これすごい面白いけど全巻買うと学生には手が出づらい値段
それだけの価値はあるけど
文庫で43冊だったか
813 :
世界@名無史さん:2014/11/28(金) 10:38:10.16 0
今、文春文庫の「移行化石の発見」を読んでいる。
ずっと知りたいと思っている化石発見の歴史の本だけど
例によって翻訳書特有のすさまじく冗長な文章にはいらいらする。
イブン=ハルドゥーンの世界史(歴史)序説読んだけど結構面白かった
ただイスラム独特の言い回しとかアッラーへの賛辞とかがところどころあって読みにくかった
塩野七生って評論家としては凝り固まっててダメな印象だけど
ローマ人の物語は史書としては誠実な感じなの?
誠実な本なんておもろないぞ
>>815 塩野の本は地の文だけの歴史小説くらいに思っといたほうがいいと思うぞ
サンクス
そりゃ俺の思ってるものと違うわ。。。
『宗主権の世界史』(名古屋大学出版会)は面白かった。
宮アのいう「あるべき歴史の姿は世界史」、岡田のいう「『良い歴史』は世界史」、と言う意味の『世界史』。
内容は『世界史』故に、岡本の単著ではないが、京大はなぜ岡本を引っ張って来ないの?
曾て高坂正堯が伊藤之雄を引っ張って来たみたいに、法学部でもいいじゃん、文学部に限らずに。
820 :
世界@名無史さん:2014/12/18(木) 15:31:53.94 0
>>817 塩野本人は自分を歴史家ではなく歴史作家と位置づけているからね。
でもローマ人の物語は日本語で読めるローマ史としては優良な部類に入る。
塩野のイスラーム感覚はかなりずれてるので
佐藤次高などの専門家の著作を読む事を勧める。
どんな感じでずれてるのか知りたい
ローマ人以降は読んでないけど、典型的なヨーロッパ中心史観っぽい価値観を感じたりはした。
ローマ人の次がムスリム海賊の話だったらしいけど、果たしてどうだったのやら。
つーか「イスラーム感覚」って何?w
825 :
世界@名無史さん:2014/12/19(金) 01:40:17.06 0
>>819-823 『宗主権の世界史』では、ローマ理念が西欧の専売特許でないことが説明されているよな。
この本を塩野七生が読んだら、どう思うのだろうか?
「かつて広域統合を実現したローマ帝国、「永遠の都」ローマ/新ローマという記憶・表象は、
西ローマの後継者たる西欧、ローマ帝国の正統たる東欧、そして東ローマ旧領の多くを支配下に置いた
アラブ・イスラーム圏にそれぞれの形で継承、共有され、各地で軍事的政治的な正統性を付与する機能を
有していたのである。つまり大別すれば、西欧のカトリック的ローマ、東欧の正教的ローマ、
西アジアのイスラーム的ローマの像が対峙した。」(『宗主権の世界史』、5ページ)
>典型的なヨーロッパ中心史観っぽい価値観
より厳密に言えば「西欧中心史観」だな。
塩野は東ローマ・正教文化をまともに評価しているのかね?
>>825 別にどうも思わないでしょ。
歴史家でも思想家でもないんだから。
ローマ史家じゃなくて、イタリア萌なんだよ。
迸るイタリア愛を原稿に叩きつけるお婆ちゃんだもの。
塩野さんは好きなモノを好きなように語ったら本人の予想以上に高評価を受けたパターンだしなぁ
専門家にとっては腹立たしいかもしれないけど、歴史の娯楽化なんてそれこそ古代の伝説物語から続くものだからね。
まぁイリアスオデッセイアが真実の歴史を忠実に再現してたら
残ってたら資料として価値があっただろうが
そもそも残ってないだろうw
829 :
世界@名無史さん:2014/12/25(木) 14:43:35.46 0
塩野さんて頑固な所あるよな。
若い頃に書いた著作中でマムルークをマメルークと呼んだり
メフメト2世の事をマホメッド2世と表記したり。
十字軍物語の2巻目でサラディンの叔父をシルクと読んでいるが
正確にはシールクーフなんだよな。
校正の段階で気付かなかったのかね?
831 :
世界@名無史さん:2014/12/25(木) 21:51:49.11 0
塩野はいい加減、ローマだのイタリアだの地中海だののネタから離れて、新境地を開拓しろ。
832 :
世界@名無史さん:2014/12/25(木) 22:38:55.97 0
『ローマ亡き後の地中海世界』は結構面白い。
地中海に出かけて史跡巡りをしたくなる。
塩野七海渾身の書き下ろし「ティムール征服記」・・・・・うん、読みたくないです
日本に馴染みの薄いイタリア統一を書いて欲しいけど、近代には興味なさそうだなあ
>>825 進呈してあげればいい。『宗主権の世界史』は面白い本だよ。
塩野の本は事実誤認は多々あるし、歴史観も偏っているのだが、
女の目というか塩野の目を通して見た、
例えば、カエサルならカエサルの人物像の解釈というか「偏見」が、
逆に、歴史の面白さを分かり易く伝える表現になっている。
高校の世界史が完璧な人が知識を足せるようなオススメの本ない?
「世界史」といっても、もう少しテーマなりを区切って。
839 :
世界@名無史さん:2014/12/26(金) 23:33:56.31 0
高校の世界史が完璧なら興味ある範囲の本どれでもいいでしょ
だから、あなたの「完璧な高校の世界史知識」から、
なお知識が不十分だと思うテーマ等を教えて、と言っているの。
そうじゃなきゃ、勧めようもないでしょう。
政治史や文化史、各国史ではなく『世界史』を極めたいっていうなら、既にあげられているように世界の歴史シリーズを読むか、新書や文庫で良く出てる○○の世界史を片っ端から読んでいけばいいんじゃない?
新書・文庫は新品で安く手に入るよ。
世界の歴史シリーズも中古でいいなら地元のブックオフで最低価格だったし。
>>836 吉川弘文館社の世界史年表・地図
無知の知、まずは自分が何を知らないのかを知らなければ始まらない。
どこの知識が抜けているのかを分かりやすく教えてくれる本。
この本自体も傑作で、読んでいるといくらでも時間が潰せる。
「なお知識が不十分だと思うテーマ等」というよりは「もっと勉強したいと思う地域とかテーマ」だな
>>836みたいな質問だと山川の各国史とか各社の世界の歴史シリーズ読めよで話は終わる
>>841 完璧って言ってるんだから不十分もクソもないっしょ
「もっと勉強したいと思う地域とかテーマ」があるという自己認識は、
即ち、その地域・テーマについて「なお知識が不十分だ」という自己認識に他ならない。
何を以て「高校の世界史が完璧」とするか分からないが、
当事者から、なお「知識が不十分というテーマ等」表明がなければ、
その点を他者が察知できるはずがない。
他者からはお勧めもクソもないだろうね。
>>846 あなたが言っているのは高校の世界史の範囲外のことではないですか?
もちろん高校の知識外のことは当然無知も同然です
しかし高校の世界史は完璧です
なので、その範囲を超えたものについて分からないものが分からないのです
あなたは高校の世界史の範囲内での知識の不足を教えろと仰っていますが、何度も言いますが高校の世界史の範囲内での知識の不足はないのです
高校の知識外の世界史の知識はどのテーマにおいても無いに等しいので、それを補えるような本を教えて下さい
ここまで丁寧に言えば伝わりますかね?
848 :
世界@名無史さん:2014/12/28(日) 23:24:18.47 0
>>847 ここまでのレスと世界の歴史シリーズを読んだらまたおいで
こういうやりとりを見るにつけ、
>>848の側にイラっと来るのは俺だけじゃないはず。
俺の経験上質問相手に居丈高に答える奴は、
明らかに低い知識なのに弁だけ達者の脳内玄人しかいない。
しかし同時に質問者の質問もそんなに丁寧に考えたいわけでもないので、
講談社学術文庫をルーレットを回した数字の並びにある本を取って読みなさい。
日本史がヒットしたら、ついでに日本史を覚えなさい。
世界史が完璧なら日本史を食べればいいじゃない。
高校の世界史で範囲が薄いところ探せばいいんじゃないかな
個人的にはバーブルナーマあたりがお勧めだな。あのあたりは高校世界史の空白地帯よ
他にはシチリア、南インド、バルカン、ラテンアメリカあたりも高校世界史では手薄な感じがする
みなさんにオススメ頂いた本から取捨選択して読もうと思います
日本史も時間が空き次第勉強する予定です
みなさんご意見ありがとうございました。
こういうときにイスラム史を喧伝しないと
あとアルゼンチンとポーランドとサラ・ザールも
役に立たないものに引きずり込もうぜ
俺はこの前死んだ岡崎久彦の「繁栄と衰退と」かな、オランダ史なんてほぼやらんよな
岡崎久彦は外交官とその時代シリーズも面白いのでお勧め
俺も大概高校世界史に自信ニキだったが
高校世界史を極めたレベルでは太刀打ちできないのがパラドゲーだった…
856 :
世界@名無史さん:2014/12/29(月) 07:46:17.58 0
>サラ・ザール
なんでぶった切るのだ?
>>855 HOI2で地理を覚えたおかげでその後の世界史学習がスムーズに進んだわ
地理と歴史を連動させるのは面白い
ウクライナの黒土地帯が紀元前から三千年くらい小麦の輸出地帯とかね
>あなたは高校の世界史の範囲内での知識の不足を教えろ
など一言も言っていない。どこをどう読めばそのような解釈になるのか不思議でならない。
>しかし高校の世界史は完璧です
とういう自己認識にも拘わらず、
>高校の知識外のことは当然無知も同然です
という。
何を以て「高校の世界史が完璧」とするか分からないが、
本当に「高校の世界史が完璧」なのかね?
普通、「完璧」と豪語するなら、「もっと勉強したいと思う地域とかテーマ」
即ち、「なお知識が不十分だ」とするテーマを見出すくらいの
省察力や知識欲くらいはありそうなものだがね?
そもそも、「高校の世界史が完璧」にも拘わらず、
>高校の知識外の世界史の知識はどのテーマにおいても無いに等しい
の間に、0・1のような段差があるとは思えないね。
「もっと勉強したいと思う地域とかテーマ」
即ち、「なお知識が不十分だ」とするテーマを見つける知的好奇心が、
>高校の世界史は完璧です
>高校の知識外のことは当然無知も同然です
の隙間、とっかかりだと思うのですがね?
ここまで丁寧に言えば伝わりますかね?
>高校の知識外のことは当然無知も同然です
>高校の知識外の世界史の知識はどのテーマにおいても無いに等しい
なら、
もう一度、高校の世界史の教科書を読めば如何ですか?
勿論、「読む」という意味は、批判的に「読む」という意味ですが。
教科書は詳細な議論なしに、簡潔に行論を進めねばならない。
しかし、詳細な議論が無い故に、、
少し頭を使えば、なぜこういう叙述になったの?って疑問が涌くはず。
況してや、>しかし高校の世界史は完璧です
ならね。
教科書を批判的に読み、教科書の行論と行論の隙間を埋めてゆけば、
その叙述や使用している術語自体に疑問が涌くこともあるだろう。
何を以て「高校の世界史が完璧」とするか分からないですが、
尤も、「高校の世界史が完璧」な方には不必要な作業ですかね?
861 :
世界@名無史さん:2014/12/29(月) 15:34:59.79 0
>>859 ここまで頭悪い文章も久々にみたな
アホ同士仲良くやれよww
そういうの哀れだね・・・
まあ世界史の小ネタ集とかいうのだったら
「世界史の扉」(樺山紘一)
「馬の世界史」(本村凌二)
とかがいいんじゃないかな
うん、馬の世界史はまずまず面白かった
>>859 いい感じに終わったんだからもういいだろ…
自分はコメントするのに、
自分の使ったコトバに対するツッコミを見るのが嫌。
だから、具体的に反論できなくなると、汚い言葉で単発のコメントをする。
そんな知的余裕のない人間が、本を紹介されても、
到底、知的肥やしに出来るとは思えない。
「高校の世界史が完璧」とか言う前に、マトモに議論する姿勢とか、
知的謙虚さなど、知的余裕を持つことをおススメします。
折角だから、言葉の正しい意味での「世界史」おススメの本
『中国歴史研究入門』(名古屋大学出版会)のうち
第12章「世界のなかでの中国史」(290P〜314P 杉山正明・岡本隆司)
世界史の本ではないが、歴史を学ぶ意義については、
『高坂正堯著作集第三巻』(都市出版)
「大国日本の世渡り学」(歴史の与えるもの 234P〜242P)
巻末の佐藤誠三郎の解説も参照
関係ないが、テロ事件を受けて、
改めて、高坂の安全保障・国際関係に関する数々の指摘を読み返すと
やはり素晴らしいと感じる。
オスマンVSヨーロッパ 新井政美
>>869 杉山先生が書く中国史か・・・
元は確かに中国の王朝だからモンゴル人上げでもいいんだが
かといって漢民族を下げてモンゴル人凄いぞってやるのはいかがな気はする
たとえば、山川の世界各国史3『中国史』の文天祥についての杉山先生の皮肉がひどい
「自らの名声を意識して斬死を熱望」ってw
まあ間違いとは言い切れないのではあるけど
中国の歴史に関わった民族は漢民族だけじゃないぞ!っていうのが最近の東洋史の流行なのかなあ
東洋史専攻どころか史学科ですら無かった俺にはさっぱり分からない
イスラムと近代化−共和国トルコの苦闘
新井政美 伊藤寛了 幸加木文
入江隆則の「敗北の戦後」
大日本帝国の敗北後のそれからをナポレオン帝国・WWT後のドイツ帝国と比較して
政治的に不安定になったフランスとヒトラーを生んだドイツとの違いについて
論考したもの
個人的には一様に「敗北した国のマスゴミが自国下げに熱心になる」というのが興味深かった
>>873 入江昭がそんなこと書くかなあって思ったらやっぱり違う人であった
入江昭と入江隆則って言う人、ググってみたら1歳違いで名字が一緒の学者なのに考え方が全然違うみたいだ
入江隆則っていう人は『正論』・『諸君』に寄稿するような右寄りな人なんだね
だから「敗北した国のマスコミが自国下げに熱心になる」って主張するのも分からないではない
あと、ここは仮にも学問板なんだから、マスゴミとかネトウヨ用語を使うのはやめた方がいいよ
>>874 文意には同意するが、ネトウヨって単語を使う時点で同レベルだぞ
学問板を意識するなら単語自体を使わないか、せめてネット右翼と言うべきだろう
少し古いが、
『遊牧民から見た世界史』民族も国境もこえて
(日本経済新聞社)杉山正明
「私は最近、若い研究者に対して、
『中国問題は21世紀前半の最大の問題だが、
それは私達の世代の問題ではなくて
キミらの世代の問題だよ』とよく言う。
余り評判は良くないが、私は正しいことを言っていると思う。
中国問題が現実化するのは10〜15年先だが、70歳を過ぎた人間が
現におこっている問題に適切に対処できるとは思われない。
・・・・・・
それに、強い中国が中華文明圏を作ってこの地域を安定させることは
世界化時代にはあり得ない、といった具合である。
部分にも歴史(文意から「世界史」の中で考察されない中国の歴史の意味)
にもとらわれない中国論の出現を、私は心から待ちわびている。」
『高坂正堯著作集第三巻』(都市出版)「アジア・太平洋の安全保障」1996年
>>874 >だから「敗北した国のマスコミが自国下げに熱心になる」って主張するのも分からないではない
該当著作を読みもしないで、プルフィールちょっと見ただけで評価するってのは学問板としてどうなのよ。
>>875 失礼した
ネトウヨっていう用語自体が確かにネットスラングでしかないな
学問板で使うべき用語ではなかった
>>877 案外そうした評の方が当を得てることも多いもんだ
>879
特定の書籍の話なのに、一般論を持ち出す意味がわからない。
詭弁の典型例じゃん。
左翼だって「保守反動メディア」としてマスコミを非難するが
「マスゴミ」という言い方はしないな。
「マスゴミ」は右翼専用用語なのか?
第一次世界大戦と帝国の遺産−「オスマン帝国と「長い」第一次世界大戦」
藤波伸嘉
『世界史の誕生』(筑摩書房)岡田英弘
『中国近代史』(ちくま新書)岡本隆司
『中国経済史』(名古屋大学出版会)岡本隆司編
「世界史」の歴史認識や歴史叙述については、
『歴史諸君!』(文藝春秋 平成14年5月諸君!5月臨時増刊号)のうち、108P〜127P
「「陸の帝国(モンゴル)」と「海の帝国(ローマ)」から「空の帝国(アメリカ)」へ」
― 「馬と船」」が東西に広がる世界史誕生の地を可能にした。そして21世紀は・・・
と題した、山内昌之 杉山正明 本村凌二 の鼎談
『史学雑誌』 第122編第6号(2013年6月)のうち、55P〜80P
「オスマンとローマ ― 近代バルカン史学史再考」 藤波伸嘉
込み入った詳述に興味のない人は、
一 はじめに 二 皆それぞれのローマ 五 おわりに
だけでも有益
『宮ア市定全集 20 菩薩蛮記』 (岩波書店)「条支と大秦と西海」
『トルコ音楽にみる伝統と近代』(東海大学出版会) ジェム・ベハール 新井政美訳
『オペラの運命 十九世紀を魅了した「一夜の夢」』(中公新書)岡田暁生
『西洋音楽史 「クラシック」の黄昏』(中公新書)岡田暁生
田中美知太郎 林健太郎 高坂正堯あたりも、
『諸君!』の常連寄稿者ではあった。
『イスラーム思想史』 (中公文庫BIBLIO)井筒俊彦
『中国史の名君と宰相』(中公文庫)宮崎市定のなかの「南宋末の宰相賈似道」
宮ア市定の「世界史」の歴史認識や歴史叙述については、
『宮ア市定全集 18 アジア史』 (岩波書店)の跋文、
『アジア史概説』の元となる、文部省主導の戦前の国策「大東亜史」編纂の際、
「日本を歴史の源にする、世界に冠絶し、大東亜全域を光被すべき皇国精神、なる新史観」
という文部省の構想に沿っては歴史は書けぬが、
「東亜史の範囲をずっと拡大してアジア史とし、アジアの文化は西アジアに発し、
それが東に伝播するが、最後に日本に於いて世界に冠絶する立派な文化が成立し、
それが西に向かって逆流前身する」という構想が元にあったらしい。
無論、日本の欧米の文物の摂取、その摂取に仕方について触れた上で、
この構想はまさに、韓国・台湾など日本の植民地のいち早い経済発展、
戦後のアジアの歴史そのもの。
安倍は戦後70年談話で使えば如何か。
むしろ平成版脱亜論的な歴史的演説をやってほしいかな >70年談話
「戦争と演説: 歴史をつくった指導者たちの言葉」ってどうなの?持ってる人感想プリーズ
お勧めしたいのは「防衛戦略とは何か」 (西村繁樹・PHP新書)と
「海の友情―米国海軍と海上自衛隊」 (阿川尚之・中公新書)
最早冷戦も世界史の一部になってしまったので…
『宮ア市定全集 18 アジア史』 (岩波書店)より、
「日本人の歴史音痴はその後もなお続く。
今次大戦において日本が、アジア各国民に多大の災厄を被らせたのは確かに事実である。
併し乍ら他方において、16世紀以降微動だにしなかった欧米植民地の軛が、
一朝にして瓦解して住民が自由を恢復する、という如き奇蹟は如何にして起こり得たか。
その原動力となったのは植民地側の反省にはあらず、ひとえに日本の犠牲によって
齎された当然の帰結に外ならなかったのである。・・・
さりとて結局は国民全体の莫大な負担に帰した大事業の落下点について、
誇張も誤魔化しもない真正な意味付けを明白にしておくのは
我々の責務ではあるまいか。
このような動きが出た時に、真っ先に抑止にかかるのは、
日本の進歩主義者、乃至は国際知識人という一群の人達であることも、
誠に解せない現象である。」
『史学雑誌』 第199編第11号(2010年11月)のうち、64P〜81P
「ミュレット制研究とオスマン帝国化の非ムスリム共同体」上野雅由樹
『東洋史研究』第52巻第2号(1993年9月) 特集 内陸アジアと中國
『芸術新潮』(2001年10月号) カラヴァッジョ 聖なる人殺し作家の生涯
『カラヴァッジョ-聖性とヴィジョン』(名古屋大学出版会) 宮下規久朗
『フェルメールの光とラ・トゥールの焔 「闇」の西洋絵画史』(小学館101ビジュアル新書)
宮下規久朗
893 誤記失礼しました
×「ミュレット制研究とオスマン帝国化の非ムスリム共同体」
○「ミッレト制研究とオスマン帝国下の非ムスリム共同体」
『「反日」中国の文明史』(ちくま新書)平野聡
ちくまもネトウヨ本を出すようになったのか
自分にとって敵か味方かで世界を二分できる在日君は
ネットコピペで世を憂いる国士サマだけに住み難くなる一方だねw
本なんか読まないのにこんなスレまで監視とか
×本なんか読まない
○本なんか読めない
もっというなら
○日本語は難しくて読めない、ハングルはやってないから読めない
のが在日なんだが…
『中国「反日」の源流』(講談社選書メチエ)岡本隆司
中国史の専門家も「反日」って付けないと売れない時代になったんだね
もっとも岡本先生の専門って確か清の時代だから、漢民族は好きでないのかもしれないけど
『興亡の世界史 6』(講談社)「イスラーム帝国のジハード 」小杉泰
『中央アジアの歴史・社会・文化』(放送大学)間野英二・堀川徹 共編
『耶律楚材とその時代』(白帝社)杉山正明
『岡田英弘著作集第2巻』(藤原書店)「世界史とは何か」
>>904 どちらの先生も清が専門
岡田先生もたしか専門は清だし、漢民族を否定する本を出しやすいかもしれない
「反日」は必ずしも漢民族の否定にはつながらないはずではあるが、今までに出たそういう類いの本は大体漢民族の否定につながることが多い
それが時代の主流というなら仕方ないけどね
内容は普通だけど、タイトルは出版社の都合で売れ線狙った感があるなあ
新装版ではタイトル変えたいって思ってるんじゃないかな
オビの工夫だけで何とかしてよ、とは交渉できなかったんだろうか
「清」の専門家という二十六史的時代区分や文脈、見方が、
既に、相当偏固な歴史解釈であり、
言葉の本当の意味の「世界史」や「良い歴史」からは程遠いのだろう。
現代の自称マケドニア人が古代マケドニアとは何ら関係ないスラブ人なのと同じだもんなあ >漢民族
だって、タイトルは、まさに筆者の言うところの「反日」がテーマの本だもん。
いくらなんでもそれは外せないでしょう。
「反日」=ノイジーメイキング狙いの本、というのも相当な偏見だと思う。
そろそろそういう偏見からは離れるべきではないか。
>>896 今月の『中央公論』の年間新書ランキングでは、
北岡伸一や原武史も当書を推薦していたよ。
『はじめて読む人のローマ史1200年』(祥伝社新書) 本村凌二
『興亡の世界 4』(講談社)「地中海世界とローマ帝国」本村凌二
上はまさにローマ史を初めて読む人には最適な一冊。
下は他国家との比較など、ローマ帝国を「世界史」のなかに位置付け
叙述した、次に読むべき一冊。
>>870 それ、確か2002年と少し前の刊行だけど、超おススメ
なんか題名だけ羅列している人がいるけどこのスレ見てる人の得意分野や関心事なんて
バラバラなんだからせめて誰が対象なのかとか何がポイントなのか一言付け加えた方が
いいと思う。
自称「高校の世界史が完璧」な人向けです。
高坂正堯は「ワシは名前に『中』のつく国が嫌い」だった。
それは、中国、中東、中欧(ドイツ)のことなんだけど、
やっぱりネトウヨ扱いなの?
高坂は反共だったからまあどちらかと言えば右翼だと思うが
『中』のつく国が嫌いというのが右翼となんか関係あるのか?
ん?高坂が「反共」?
反共だからどちらかといえば右翼?
なにそれ?オツム大丈夫?
高坂のように嫌中なら、ここではネトウヨ扱いなのか?と聞いている。
自分にとっての敵はネトウヨ
世界の全てがこれだけで理解できると豪語するのは
今のこの板ではデフォですが何か?
自分にとっての敵はネトウヨ
↓
自分にとっての敵は全てネトウヨ
高坂が「反共」だからどちらかといえば「右翼」なら、
日本の社会民主主義の思想的祖、河合栄治郎なんて、
痛烈なマルクス批判者の文字通り反共だから、
ここではきっと右翼、いや極右なんだろうな、いや、たまげたなあ。
そういや、宮ア市定は中野正剛に憧れていて、
彼のような政治家・政治ジャーナリストになりたかったと、
晩年になっても述壊しており、
宮アの研究は、明治の国士的な世の中をどうするか、社会をどう見るか
という志が原点にあったというから、
やはりここでは高坂・河合に続き、宮アもネトウヨ認定なんだろうなあ。
そうそう、岡本隆司によれば、内藤湖南も「嫌中」だからきっとここでは・・・
ところでネトウヨって何?
>自分にとっての敵は全てネトウヨ
>世界の全てがこれだけで理解できると豪語する
『ホイジンガ選集 2』(河出書房出版)「明日の蔭の中で」
「実際人間は、たとえ全ての道徳的規範を否定したとしても、
他人の道徳的な不正に対する怒りや罪を宣言したがる性格を持ち続ける。
それは「悪」に対する嫌悪の名残であるが、
そこで人間は、自分に対するあらゆる敵対するものを
悪と考える混同が容易に紛れ込むのである。
本来、悪に対してのみ向けられるべき憎しみが、
自分に対するあらゆる敵対者に対する戦闘意欲に付着するのである。」
これのことか。
カントの『宗教論』的理解でいいんじゃねぃ
「人が善人となりうるのは、結局のところ、自らが悪人であること、自らが罪人であることを認める他如何なる術もないのである」
「ネトウヨ」とヘイトスピーチを繰り返す者は自らの内面にある悪を認めず、それを他者に求める心の弱い人間。
自らを省みて少しも恥かしくない人間なら、そもそもヘイトスピーチを繰り返すことはしない。
>>911 間違えた。
×『興亡の世界 4』(講談社)「地中海世界とローマ帝国」本村凌二
○『興亡の世界史 4』(講談社)「地中海世界とローマ帝国」本村凌二
「映像の世紀」で引用されているので気になりフルシチョフの回顧録を読んでみたいのですが、
複数出版されており、どれも古い本のようなので、どれを選べばよいかわかりません。
訳が読みやすくフルシチョフの発言がよくまとめられた本があれば教えてください。
>>924 恐山に行って本人に聞いてくるのが一番いい
『父フルシチョフ解任と死』(草思社)セルゲイ・フルシチョフ ウィリアム・トーブマン編
『フルシチョフ――封印されていた証言』(草思社)ジェロルド・シェクター,ヴャチェスラフ・ルチコフ編
『墓標なき草原』 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録
上・下・続(岩波書店)楊海英
逆に、マスコミで評判は良いけど、おススメじゃない本。
『清帝国とチベット問題 多民族統合の成立と瓦解』(名古屋大学出版会)平野聡
『東アジア国際政治史』(名古屋大学出版会)川島真・服部龍二編
>>922 差別主義者や歴史修正主義者へのネトウヨ呼ばわりは
ヘイトスピーチの定義に当てはまらないから。
国連から勧告されたヘイトスピーチ案件は全部ネトウヨが発信源だろうに、何言ってんだw
931 :
世界@名無史さん:2015/02/24(火) 10:46:18.50 0
そのまた逆に、やはり評判通りのおススメの本。
『三つの世界の狭間で−西欧・ロシア・オスマンとワラキア・モルドヴァ問題』
(名古屋大学出版会)黛秋津
>>932 中近世ワラキア・モルダヴィアについて日本語で読めるのなんてこれしかないんだよな
恒文社のルーマニア史はとっくに絶版だし
買おうかなあと思ってるんだけど高くてなかなか踏ん切りがつかん
『袁世凱−現代中国の出発 』(岩波新書)岡本隆司
李鴻章が「近代」なら、袁世凱は「現代」中国を射程に、
上で紹介されている『世界のなかの〜』『反日「中国」の〜』『中国経済史』『近代中国史』など、
一般読者向けに噛み砕いて紹介している社会経済史や外交史の文脈骨格のなかで、
要領よく袁世凱を位置付け説明したもの。
おススメの一冊です。
嫌中云々について言えば、これは致し方ないものだと思う。
現在の中国について、専門家のような深い中国理解以前の問題として、
極々普通の日本人でも分かることとして、現在の中狂の行動や価値観を、
極々普通の日本人が絶対に容認するはずがない。
また、内藤湖南のように中国の文化は高等で政治は下等とか、中国をある面では拒否しつつ、
ある面では親近感を持つような、それでは現在の中国の文化が日本人から見て親近感を持つ
高等なものかと言えば決してそうではなく、つまり、現在の日本人は内藤湖南のように
中国に対して親近感を持つ要素がない。
また、意図せぬこととしても、専門家の深い中国理解は、
日中を通俗的な同文同種とか一衣帯水とかいう浅薄な理解を否定するものであり、
客観的で優れた研究成果故に、必然的に日本と中国の違いを強調することになる。
客観的で優れた研究成果を吸収するほど、極々普通の日本人は、
現在の中狂の行動や価値観やその文化等、現象としてあからさまなものに加え、
それらを裏打ちする本質的な部分でも矢張り日中は相当違う存在なのだと、
思い至ることとなろう。
嫌いは嫌いでいい。中狂が今やっているような無理やりな反日同様、
無理やりな親中工作や捏造は、言論の自由があるだけに却って反作用を招くだけだろう。
一義的には素晴らしい研究成果を噛み砕いて一般読者に説明するだけで
(それだって決して誰でも出来ることではない)立派に研究者の使命は果たしていると思う。
単に感情任せな嫌中ではなく、きちんとした知識を得ようと努力した結果の
本格志向の嫌中ならそれはそれで良いのではないか。
つまり、それは単なる感情任せな嫌中に止まらせないと言う意味においても。
ただ、それなら宮ア市定のように出来れば売れれば売れるほどなお良いわけで、
そこは一工夫する必要があるのではないか。
よく知れば好き嫌いでなく、どの部分が誰にとってどう有害、有益とか
そういう見かたになるんでは?
侮蔑感情を煽って優越感情を満足させることを目的とすることを「専ら」とする類の
さもしい本がダメ、つまりそういう本は嘘が含まれ易いから、なだけで
日本人がどう考えても嫌悪感を感ぜざるを得ない諸現象をテーマにしても、
その原理・背景を正確な知識で誠実に明らかにしようとする本ならば、
それはやはり良い本としか言いようがないんだね。
要は、知識に誠実であるかどうかだけが問題なのではなかろうか。
というか、さもしい系の本は所詮、単なる一時的な鬱憤の憂さ晴らしなんだから発展性がない。
宮ア市定が曾て研究の真価について、「研究の真価を定めるものは、後に続く研究者のみである。
正しい研究は只一つの方向を持っている。後進の研究者がその方向についていけば前途に無限の発展が可能であり、
無限に歴史の真実に接近して行くことができる。
この点において研究者は自身が研究の実践者であるのみならず、研究の将来に対する予言者でもある。」
と喝破したけど、本の良し悪しもこの宮アの指摘に尽きる。
だから出版社や編集者が、長い目で売れる本を作る、突き詰めれば儲ける為には、単に感情任せな嫌中ではなく、
一歩進んだ本格的な知識に誠実な「嫌中」本を、どれだけ一般読者にアピールできる形で出版できるか、
そういう工夫ができるか、なのだろう。
それが公益にも実利にも合致する、調和するやり方ではないか。
『倭館―鎖国時代の日本人町』 (文春新書)田代和生
『新・倭館』 (ゆまに学芸選書ULULA2)田代和生
逆に言えば、日本人に贖罪意識や劣等感を植え付けることを
目的とすることを「専ら」とする類のさもしい本がダメなのも、
つまりそういう本は嘘が含まれ易い、知識に誠実な本じゃないからであって、
中狂の喧伝・工作本に類すると思われても仕方ない本とか、喧伝・工作なんだから
事実の歪曲や誇張や嘘が含まれていて当然なんだが。
良い歴史の本の条件のひとつは、一つの細かいテーマや人物を扱っても、
それがその一つの細かいテーマや人物の詳細な説明のみに止まらない、
その時代の概説本の要素をも含む点が挙げられるのではないか。
『袁世凱−現代中国の出発 』なども、袁世凱を扱いつつ
近世・近代の社会経済史や外交史の優れた概説本になっている。
そういう本は往々にして筆者の偏見が多く混入しがちだけどな
偏見が多く混入されるなら、それは良い概説本という条件は満たさないだろう。
943 :
世界@名無史さん:2015/03/02(月) 20:52:23.47 0
「図説 ロシアの歴史」(ふくろうの本)栗生沢 猛夫
944 :
世界@名無史さん:2015/03/02(月) 20:55:17.06 0
ふくろうの本は、結構便利、カラーでイメージがつかめるし
ふくろうシリーズは、河出書房新社だね。
『ロシアの源流−中心なき森と草原から第三のローマへ』 (講談社選書メチエ) 三浦清美
川出は倒産説あったがまだ生残ってるな
>>945 これは興味深く読めた。モンゴルの支配が終わり、ロシアがモスクワ公国に
統一されるまでの戦国時代にスポットを当てた本だな