歴史学者になりたい

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1夢見る受験生
歴史学者になる事を夢見ている受験生です。今は古代ローマ史に最も惹
かれていますが興味の対象もこれから変わるかもしれません。そもそも、
歴史学者と呼ばれる人たちが実際にどんな事をしているのかも良く知
ら無いレベルです。ただ運動も苦手、気も利かない、見た目の冴えない、
そんな自分ですが好きな事が仕事として続けられればどんなに幸せかと
思いつつ受験しています。進学先が難関であればあるほど将来選択肢が
増えるものなのかとも思いますが実力も伴わず、相談する相手も周囲に
はおらず困り果てています。現在合格しているのは立命館大学西洋史学、
学習院大学史学科、慶應大学文学部で、発表待ちまたはこれから受験す
るのが早稲田大学文学部、筑波大学、大阪大学、です。
どなたか、一生の仕事として歴史に携わる事に関する一般論、そして具
体的な進学先につき意見をお聞かせ願えれば(結果が全て出てからでは、
手続きが間に合いませんので、この時期に質問させてもらいました。)
うれしく思います。 よろしくおねがいします。
2山野野衾 ◆CXSSL1llHI :2007/02/25(日) 12:59:01 0
東大を目指してください、と書き込もうと思ったら・・・。
>立命館大学西洋史学、学習院大学史学科、慶應大学文学部
なかなか。とりあえず、単発というか個人的なネタでスレ立てはどうかと。
肝心なことは、入ってから学習された方がよろしいのでは。
就職もそうですが、論文を書く能力やそこに至るまでの過程を通過出来る
かが分からないことには、なんとも。
私が院生だった頃の同級生にも、何度指導されても書き方の分からない方が
何人かいらっしゃいましたが、向き不向きもあるでしょう。

とりあえず、インターネットで検索をした結果をレポートや発表に用いない
とか、一次史料を読めるようにするとかいった基本が大事ですが。
今はwikiを参考文献に挙げる学生が増えてきていますが、当然のことながら
教員からはあきれられています。
3世界@名無史さん:2007/02/25(日) 13:27:52 0
山野が早速、釣られたかw
4世界@名無史さん :2007/02/25(日) 13:30:03 0
>>1
マスターキートンみたいになればいいんじゃまいか?
5世界@名無史さん:2007/02/25(日) 13:42:07 0
ローマ大学に留学しる。
6世界@名無史さん:2007/02/25(日) 14:33:18 0
大学に行かないで、ギボンのローマ帝国衰亡史を読み耽っていたほうがよい
7世界@名無史さん:2007/02/25(日) 14:45:08 0
>>6
 そう言うなら、>>1は世界史は趣味に留め置いて、
就職を真剣に考えた方がいいな(高校教師当りが
狙い目)。オバ毒はダメ板でも定番になってる
8世界@名無史さん:2007/02/25(日) 15:29:23 O
数年に一件もあがってこないガチ公募に対して
志望者は採用条件に該当する30〜40くらいの旧帝大早慶出身者数十人だよ?

留学経験と学振採用経験があって
ギリシャ語・ラテン語・ドイツ語・フランス語を少なくとも史料読める程度に解し
博士課程を最短年限で修了(近年、文科省や学振、国公立大の認定基準が論博排除の傾向にあるため)、
三十代までに単著を出す、
これが今後の西洋史学界で職を得るための最低条件だよ?
それでも職に溢れて一生涯1コマ6000円くらいの非常勤(社会保障なし)でこき使われたり非常勤にすらなれなかったりするんだよ?
その陰でコネ持ちの輩は簡単に職得ちゃったりするんだよ?
それ以前に史学界でも古代史不要論が出始めてて学会発表もままならなかったりするんだよ?
元から一番就職に遠いと言われてる古代史で、先行き明るい材料は一切ないよ?

ここまで理解してなお諦め難いっていうならトコトンやってみるといいよ
その代わり40越えて職なし金なし嫁なしになっても誰も恨まないこと
親に迷惑かける前に首吊る覚悟は忘れないように
9世界@名無史さん:2007/02/25(日) 16:13:15 O
>>1よ。死ぬなよ
10名無しさん@七周年:2007/02/25(日) 16:15:35 0
>>8
なにその、「イギリスのオックスフォード卒で、考古学や歴史に詳しくて
かつてSASに所属していて、今はロイズとかいう保険の調査員を
やってるけど、いつかはドナウ河のほとりを発掘してみたいな」
とか思ってたりする人みたいな人生。
11山野野衾 ◆CXSSL1llHI :2007/02/25(日) 16:34:30 0
>>8
日本史にも当て嵌まる点が多々ありますが、当然というか日本史よりも更に厳しいですね。

>それ以前に史学界でも古代史不要論が出始めてて学会発表もままならなかったりするんだよ?
これは本当ですか。古代史だけの学会などありそうなものですが。
日本史では古代から近世辺りまで、ここ10年くらい元気がいいのですが、同じ「古代」
といっても、状況が違うようですね(但し就職先は元気と反比例して減少中)。
12世界@名無史さん:2007/02/25(日) 16:48:46 0
ま、昔みたいに概説家が少しいればいい分野の研究レベルを
上げようなどと馬鹿なことをやるから、要求ばかり高くなり、
職は世話出来ないと言う悪循環になってるんだけど?

19世紀にさかのぼってごらん、欧米では、貴族以外はみんな
植民地の役人とかやって財産築いてから趣味で歴史家になって
いたの。

学力は財産でカバー出来るが、学力で財産はカバー出来ない。

ちなみにご自慢エリート博士達に軍資金300万やってみな、
1年で吹っ飛ばすだろう。
13世界@名無史さん:2007/02/25(日) 16:57:42 0
>>1
歴史家になりたいなら、今からそう名乗ればいいだけ。実に簡単。
大学で研究するだけが歴史家の定義ではない。
小説などで、歴史を生業としていればそれも歴史家。
歴史学研究者というのであれば、学会で論文を書けばいい。
それで収入が無くても、歴史学者と名乗るのはかまわない。

大学に勤めなきゃ出来ない研究はいくつある?
すくなくとも、米国名門校に留学しながら博士もとれず、そ
れでもなぜかアカポスについてる程度の人がいるこの国の西
洋古代史レベルで。

それと、東大あたりは意外と三流大学学部出身でも専任に採用してるから、研究の中身をどうするかを考えた方がいいよ。ま、人文系にはそういう変革は出来ないかもな。
14世界@名無史さん:2007/02/25(日) 19:01:33 0
地方に行くと、歯医者さんが郷土史家を名乗って、市史編纂してたりするよな。
15夢見る受験生:2007/02/25(日) 20:13:12 0
お返事を頂いた皆様、有難うございます。これまで全く知らなかった現実の世界を
具体的に色々と教えて頂きました。厳しそうですね。出来ればさらに色々と教えて
下さい。
現実を見据えながら、地道に、でもやはり夢は持ち続けて行こうと思っております。
とりあえず進学先を決める所から始めなくては。勿論、何処に行くかではなく行っ
てから何をするのかが大切なのは承知した上で。
16世界@名無史さん:2007/02/25(日) 20:23:08 O
とにかく学部のうちに古典独仏を中級以上まで進めときなよ
学部のうちは概説把握する以外の時間の8割9割を語学に充ててもいいくらいだ
17世界@名無史さん:2007/02/25(日) 20:55:44 0
>>でもやはり夢は持ち続けて行こうと思っております。

君の夢とやらの本音は歴史家ではなく、大学教授になることだろ?
それならば、もっと教員の口がある別の専攻に変わればよい。
18世界@名無史さん:2007/02/25(日) 21:04:49 0
>>4
キートンは最悪の考古学者。
いきなりスコップで目的の場所を平堀って何考えてんだと呆れた。
19世界@名無史さん:2007/02/25(日) 21:08:03 0
他人の意見で自分の将来を決めるのは絶対後悔するよ。

自分で見て、聞いて、足使って情報を調べて
君が信頼できる人間に腹割って相談して
もうこれ以上ないというとこまできて
それでも決めかねたら
不特定多数の人間が集まる、こういう場所で聞いてもいいと思うけど。

だから君にはこんなとこでスレ立てする前に
もっとやれることがあるんじゃないかな?
根はしっかりしてるようだし。
20世界@名無史さん:2007/02/25(日) 21:10:34 0
これは私の論文です
21世界@名無史さん:2007/02/25(日) 21:10:55 0
まぁとにかく、興味は大学入るまでにのんびり図書館にでも行って探せばいいさ。
世界史は広大なんだから
22世界@名無史さん:2007/02/25(日) 21:21:56 0
我々は神が望むような形ではなく、我々が自由に望むように選択できる
23名無しさん@七周年:2007/02/25(日) 21:42:06 0
>>18
ゴミ埋める穴でも掘ってたんだろ
24世界@名無史さん:2007/02/25(日) 21:44:35 0
まあ、普通の就職して歴史は趣味にとどめとくのが無難だがな。
25世界@名無史さん:2007/02/25(日) 21:48:12 0
>>1大物政治家になれ。歴史を作れるぞ。
26世界@名無史さん:2007/02/25(日) 21:50:36 0
数学→社会科学→歴史 この順番で勉強するのが一番だと思う
27世界@名無史さん:2007/02/25(日) 21:56:42 0
>>22
そう、自己責任。

大学の学部・学科整理でポスト無くなっても文句はいわないこと。

人文学者

理系の連中から、会議進行の最大障害物(目的設定を明
白にせず、とりとめのない観念論に終始する人物多し)
といわれてるんだから。
28世界@名無史さん:2007/02/25(日) 21:58:59 0
でもおまえらが必死に歴史を研究したって、それを「定説」にするのは政治家や
わけわからん学会だろ。
29世界@名無史さん:2007/02/25(日) 22:04:45 0
>目的設定を明白にせず、とりとめのない観念論に終始する人物多し

何だか戦前の日本の為政者連のことを聞いているようですなw
でも、楽観的希望的観測に沿わない予測を出すと、怒って辻褄の合うように
改竄しろって言うのは理系の連中の方ですけどね
30世界@名無史さん:2007/02/25(日) 22:14:21 0
>>29
欧米のジャーナルの査読に通れない人文学者の戯言ですか?
31世界@名無史さん:2007/02/26(月) 14:56:40 0
>>26
超同意。至言。

数学は若い頃の方が理解が早いが、
歴史はある程度社会性身につけてからのほうが理解が早い

俺逆コースで勉強したが、えらく苦労した。
32世界@名無史さん:2007/02/26(月) 23:33:35 0
普通に企業に務めてから海外勤務などで外国に関する
知識を深めて大学教授になった人もいるしな。
33世界@名無史さん:2007/02/27(火) 04:01:36 0
>>32
ソレダ!!
ラトビアとかモロッコとかミャンマーとか歴史は古いがマイナーな国の言葉を覚えて
一次史料を翻訳して整理して歴史書を出せば「歴史学者」だ。
34世界@名無史さん:2007/02/27(火) 06:26:02 0
研究論文って、読み慣れが必要だし、書き慣れも必要。
周囲の社会人院生の「論文」と称するものが、百科事典みたいな説明を、
年代順に事項羅列しただけのものだっていう経験を思い出せばOk
35世界@名無史さん:2007/03/01(木) 00:58:55 0
>>2
歴史家になるには、東大じゃないとだめなの?
七帝大とかは?
36世界@名無史さん:2007/03/01(木) 02:04:17 O
所詮は外様
植民地支配の利権はないよ
37世界@名無史さん:2007/03/01(木) 02:08:51 O
ていうか植民地自体無くなってきてるしw
どこ逝ったって終わってるよこの業界
38世界@名無史さん:2007/03/01(木) 05:10:15 0
帝国時代の終焉
39世界@名無史さん:2007/03/01(木) 05:45:58 0
>>37
とはいえ、教授になりやすさでいえば
西洋史>日本史
なんでない?
西洋史は諸外国語使える分、歴史以外にも文学・社会学・法学あたりの分野で需要がありそうな気がする。
やっぱ日本語しか読まない日本史出身者よりは、西洋史の方がポストありそうだよな〜。
40世界@名無史さん:2007/03/01(木) 07:13:37 0
西洋史学×
西洋史学学○
41世界@名無史さん:2007/03/01(木) 11:59:27 0
人間はどんな所でも学ぶことができる。知りたいという心さえあれば…
42世界@名無史さん:2007/03/01(木) 14:53:27 O
学ぶのは自由です。学んだことで飯を食うかどうかとは別ですが。
43世界@名無史さん:2007/03/01(木) 15:56:30 0
役に立たない学問は税金じゃなくて自分の金で。
44名無しさん@七周年:2007/03/01(木) 19:41:46 0
>>41
ユーリー先生・・・
でも貧乏はつらいっすよ。

>>1
おまいに文才があれば、司馬遼太郎みたく歴史小説家に
なればいいんじゃまいか?
もしくは、荒俣宏のようなポジションを狙うとか。
45世界@名無史さん:2007/03/01(木) 19:48:14 0
歴史は趣味でやることにして経済学部いきました。
46世界@名無史さん:2007/03/01(木) 22:37:14 0
>>34

周囲の大学教授の「論文」と称するものが、百科事典みたいな説明を、
年代順に事項羅列しただけのものだっていう経験を思い出せばOk

良く探すと欧米学者のどの本ネタにしたか丸わかりの人もいるし。

印刷屋さんから陰口叩かれてますわ。

目糞=大学教授 鼻糞=リーマン を笑う

で、大学教授もろくな仕事じゃないよ。

いまだに教授会の自治とか、寝言いってるところに限って、
蛍光灯の購入先とか、自動販売機の設置とかまで教授会で
審議してるんだから。で、自分たちでその権利を確保して
おきながら、それは雑用で研究に割かれる時間が減って忙
しいといってるんだよ。
47世界@名無しさん:2007/03/02(金) 09:51:34 0
>1さんへ。
 いきなり古代から専攻しようって言うのは無理な相談。理由は、他の人が書いている通り。たいていは
近現代から始めます。法学・政治学・経済学・社会学・文化人類学といった関連学問をマスターし、教職
免許などを取ってから、何時来るかわからないチャンスの到来を信じて研究を続けるものなのです。東大の
教授になった人だって、最初は塾や予備校教師からキャリアをスタートさせています。学部はそこそこでも
な所でもいいけれど、大学院では一流をめざさなくてはだめ。西洋史やるなら国際政治史、外交史から始めた
方が無難です。日本史・東洋史も近現代の政治外交史から始めた方が万一の方向転換が可能です。
48世界@名無史さん:2007/03/02(金) 13:41:04 O
それで古代史で就職って現状では無理だけどね
近現代の外交史やりながらギリシャローマの碑文史料なんか読めないし
史料の読めない講師を採る大学なんか今ありませんから
49世界@名無史さん:2007/03/02(金) 15:22:55 0
ここにいる連中はある意味バカなのだが、
大学教授になることは歴史学者の必然ではないという
大前提を忘れてるね。
何時のまにやら大学への就職の話にすり替わっている。

大学教員になるのが難しい=歴史学者にはなれない

この論法だと、ツタンカーメンの墓の発掘したカーター博士は、大学で職がなかったから学者ではないということになる。

ま、こんな事だから、ノーベル賞がサラリーマンの田中さんにいくハメになるのだが。

>>48
史料が読めるより、焼きそば焼く技術の方が大事だよ?
50世界@名無史さん:2007/03/02(金) 15:28:51 0
>>49
 趣味でやるなら、或る程度の暇が確保できる仕事か、大枚稼いで
隠居生活の中でもありだが、一般にそれを仕事にするとなるとごく
限られるんだ(別に中学高校で教鞭を取りながらでも良いが)
51世界@名無史さん:2007/03/02(金) 15:42:51 0
まあ、それで仕事がないと書いても誰も同情しない仕事だけどなw

他国の古代史の調査・研究など、仕事というか、趣味そのものだ。
52世界@名無史さん:2007/03/02(金) 15:46:05 O
>>48
いつの時代の話?
もうシュリーマンやカーターが活躍できるご時世じゃないよ?
53世界@名無史さん:2007/03/02(金) 15:47:42 O
>>48
>>49だな
54世界@名無史さん:2007/03/02(金) 15:49:53 0
>>52, 53
で、キミは、どのレヴェルのご研究をなさってるんで?
具体的に答えてくれないか?
55世界@名無史さん:2007/03/02(金) 16:00:17 0
とりあえずこれも

http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/whis/1165920570/

結局この板に来るのは世界史好きだから、「歴史家」ってのに
なってみたいって思ったことがある椰子は多いんじゃ。
でも現実そうはいかないから厳しい話になるんで。
56名無しさん@七周年:2007/03/02(金) 19:48:49 0
>>49
でも、やっぱ教授とか助教授にならないと研究とかしんどいんじゃまいか?

57世界@名無史さん:2007/03/03(土) 03:53:03 0
夢見る受験生は、どのくらいリアリストなのかね。
夢に走るのなら、貧乏してもいいから、やりとげればいいと思う。
テーマを決めて、ひたすらその研究に打ち込めばいいじゃん。で、野垂れ死にしても
満足するくらい、自分だけのテーマを決めて打ち込めばいい。

そうではなくて、「学者として世の中に認められ、それなりの地位と生活」の方が
大事と思えば、普通に研究をする一方、政治力をつけてポストを確保すればいい。
政治的才能があっても、それを活用する場所に食い込むには、まず普通に院にいって、
それなりの研究をする必要はあるでしょう。その上で、政治力をつけること。

これはアカデミズムに限らず、一般企業でもだいたい同じ。
58世界@名無しさん:2007/03/04(日) 10:50:17 0
ある意味じゃ作家も歴史研究者だよ。でも、その彼らだって最初から文筆だけで食べていけたわけじゃない。
松本清張がそのいい見本です。焼きそば焼きながら、暇を見ては書物と取り組み、何時の日にか認められる
作品を書いてもいい。それでも、まずまっとうな研究方法を身に付けなくてはならない。それには、高名な
学者を擁する大学院に入らなくてはだめ。これが二一世紀日本の現実。
59世界@名無史さん:2007/03/04(日) 11:49:12 0
焼きそばにやたらこだわるヤツは何か勘違いしてないかw
60世界@名無史さん:2007/03/06(火) 01:24:08 0
あの〜

>>1は、大学教授という意味で「歴史家」っていってるんじゃないの?
普通、職業で「歴史家」っていったらそうだろ。
61世界@名無史さん:2007/03/06(火) 01:35:09 0
フィリップ・アリエスって、大学教授だったっけ?
ま、普通の例ではないけど。
62世界@名無史さん:2007/03/06(火) 02:45:14 0
ギゾーやチャーチルやマコーレーは政治家。
この人たちも歴史家だよな?でも歴史学者じゃない。
要するに>>1が言いたいのは大学教授だろ?
シナ史だけなら京大だし、イスラームだけなら慶應が強いと思うが、
それ以外なら東大行けよ。まぁ、大学院で東大に行けばいいと思う。
63世界@名無史さん:2007/03/06(火) 03:01:24 0
>>62
 で、>>1にはどう言う進路を奨める? 院は東大を狙え、と云うか、
学部段階で東大に入った方がいいから、浪人シロ、と云うか?
64世界@名無史さん:2007/03/06(火) 03:27:55 0
>>63
とりあえず>>1はどこに進んだっていいと思う、大学はな。
ただし現在は世界史を習ったレベルだろうから、
これからはその情熱を絶やさないことと、歴史学の系譜を追って
歴史家の著書にあたること。その過程で好きな歴史家が出て
原書で読んでみたいと思うだろう。そしたら研究計画を立てて、
語学をやって、好きな先生のいる大学院(たぶん東大院)→留学。
65世界@名無史さん:2007/03/06(火) 09:32:51 0
>>58
>まずまっとうな研究方法を身に付けなくてはならない。

研究史整理ができるかどうかだな、まず
66世界@名無史さん:2007/03/06(火) 12:25:06 0

東大すら学部で通らんようじゃ無理
67世界@名無史さん:2007/03/06(火) 16:23:01 0
その東大生え抜きでも「単著がない」という理由で
関大や東海卒にガチ公募で競り負けるのが現在の史学界

どこ逝っても成果主義なのは変わんないし
最近では国公立の研究助成金も現在の一律から
COE採択率や論文数に応じた変動支給制にしよう、という動きが出てるから
今後学閥問わず金や業績を引っ張ってこれる研究者を重視する姿勢は
もっと強まるだろうね
68世界@名無史さん:2007/03/10(土) 22:09:00 0
博士課程後期(ドクター)から東大院って、研究者になるには間に合う?

やっぱ前期(マスター)から東大院の方が良いの?
69世界@名無史さん:2007/03/11(日) 05:45:47 0
後期課程からは取らないんじゃないの?東大は。
70世界@名無史さん:2007/03/11(日) 14:00:54 O
殆ど取らないよ
東大では後期こそふるい落としの場と位置づけられてるから内部でも大変
(当然、前期で受からない奴なんか話にならない)
まだM1とかなら前期からやり直せ
71世界@名無史さん:2007/03/11(日) 18:21:00 O
これからの西洋史学分野での就職の目安
(場合によっては100点以上やマイナスもありえます)



・学部もしくは修士まで東大京大を含む旧帝大や早慶出身で、オックスブリッジやスタンフォードのPhDを修めている…+20
・学部から博士まで東大京大出身である…+15
・旧帝大・早慶院出身である…+10
(筑波のオリエント史など他大に引けを取らない独自路線が確立している所もここ)
・三流だが取りあえず大学院は出た…+2


・博士後期を最短年限で終えている…+5
・博士後期を一年余分ながら終えている…-3
・博士後期で二回以上ダブっている…-10

・大学院以上で半年以上の公費留学経験がある…+10
・大学院以上で半年以上の私費留学経験がある…+5


・博士修了時までに紀要以外で3本以上の査読誌掲載がある…+10
・博士修了時までに紀要を含む3本以上の雑誌掲載がある…+5
・国際学会での発表経験が複数回ある…+5
・海外誌に掲載経験がある…+10

・単著がある…+20
・少人数での共著がある…+15
・大多数参加の辞典や概説書で記事担当の経験がある…+5
・学振採用歴がある…+15

80点以上なら有望、50点以下はさっさと諦めましょう^^
72世界@名無史さん:2007/03/11(日) 18:35:32 0
> 旧帝大・早慶院出身である…+10

これでプラ10なのに
>学部もしくは修士まで東大京大を含む旧帝大や早慶出身で、オックスブリッジやスタンフォードのPhDを修めている
でプラ20かよw

いくら何でもどんぶり勘定すぎるだろw
73世界@名無史さん:2007/03/11(日) 18:49:30 O
就職時に日本での活動歴がない海外の学位は思ったほど重視されないよ、
と言いたかったのだが修士や博士まで東大、海外で博士でそれはないかw
逆に学部卒でいきなり海外は+15でいいくらい
74世界@名無しさん:2007/03/11(日) 21:30:30 0
ところで「夢見る受験生」さんよ。入試の結果はどうだったの?
75世界@名無史さん:2007/03/11(日) 21:50:02 0
・・・察してやれよ・・・・
76世界@名無しさん:2007/03/12(月) 09:17:40 0
>1へ
 慶応の文学部か経済に受かっていたのだったら、かなり目はある。西洋・日本・東洋史とも最近すぐれた研究者を
輩出してます。一橋にいる斉藤修も慶応出身(ただし経済)。あそこは歴史人口学では世界最高レベルだし、中国・朝鮮
の近世史・近代史研究でも優れた研究者を出してます。東大なんかより、ずっと充実してます。それから大阪の西洋史、アジア史
も悪くないよ。どちらを選ぶかは君次第だ。あ、でも文部科学省は日本のアジア研究の拠点の一つを京都大学に指定した。アジア史を
やるんだったら、大学院は京大にするんだね。そしてあとは、目指せ英語圏大学院の博士号。
77夢見る受験生:2007/03/12(月) 11:35:19 0
皆様、色々と有り難うございます。最終的な進学先としては慶応大学文学部と大阪大学文学部の
二校で決めかねています。。西洋史、またはイスラム史(皆さんの書き込みを拝見するとこんな
くくり方で興味を持つ事自体恥ずかしいのですが、僕にとっては今決めないといけない事です。勘
弁して下さい。)に進みたいと思っていますが、田舎者の両親は国立大学が良いに決まってると信
じて疑いません。慶応に対する皆様の評価も高い様ですし、そこから東大の院を狙うてもあるかと
も考えていますが、かといって両親を説得する程の根拠も無くて、、、。それに院卒業まで親に迷
惑をかけるとなると、少しでも安いってことも魅力です。
皆さんの書き込みをもう一度読みなおし、悩んで、そして自分で決めます。
皆様、温かい人も厳しい人も、本当に有り難うございます。10年先も、夢を見ていられたらと思っ
ています。
78世界@名無史さん:2007/03/12(月) 21:31:02 0
慶大って、イスラム研究している人いなかったっけ?
ずばり現実を言ってしまうが、あまり富裕な家庭じゃなければ、
慶大はお奨めしないよ。友達できないし(慶大の人いたらすまんが)。
大阪は、ビザンツの井上さんってまだいるんだっけ?

会社の同僚や後輩に慶大卒が結構いるが、「そんなことないですよ〜」という
彼らは、年に2回は海外旅行に行って、飲みにいけばタクシー帰りが普通。
どっかに別荘やクルーザーを持ってる、というほど金持ちじゃなくても、
月に10万可処分所得が違えば、生活は結構変わる。ここは学歴すれじゃないけど、
慶大は私立中高一貫教育出の比率が多いし、結構生活感にギャップがあるよ。

慶大で研究一筋のキャンパスライフを歩む強い意志と精神力があればいいが、
そうでないなら、国立の方が過ごしやすいと思うよ。

あくまで個人的だが、慶大の文系は、勝ち組み大企業に入る人生を歩む人向けだと思うよ。
79世界@名無史さん:2007/03/12(月) 23:51:13 0
>>69
>>70
東大はドクターから取らないっていっても、内部生と外部生は差別あるわけ?

やっぱ、いい修士論文書けば、東大ドクターに入れてもらえるんでしょ?
だったら、急がなくてもドクターから狙えば最終学歴は東大になるから、平等に渡り合えるのではなかろうか。
80世界@名無しさん:2007/03/13(火) 20:10:59 0
>>夢見る受験生さんへ
 あなたのご両親のアドバイスは正しい。大阪大学の文学部に進むべし。あそこの東洋史には森安孝夫という
イスラムではないが、内陸アジア史の大権威が一人います。彼は、トルコ民族史の大家(ソープランドのことでは
ない!念のため)で、学士院章受章者だった護雅夫の直弟子で、東大文学部に戻らないかという誘いを敢然と拒否した
大人物です。入学までに『興亡の世界史』(講談社)シリーズに彼が担当した書物を読んでおくとよいでしょう。
入学後の二年間は、専ら語学(英語とフランス語、場合によってはアラビア語やペルシア語、ドイツ語)と文化人類学
などを広く学ぶこと。併せて国際政治や現代の時代状況を学んでおくことです。いきなり古代中世史なんてできません。
大学院は、それこそ一橋大学や東京大学、少し下って東京外国語大学に優れたイスラム学者がいます。
彼らの指導をめざすことです。とまれ、合格おめでとうございます。
81世界@名無しさん:2007/03/13(火) 20:24:06 0
>夢見る受験生へ
大阪大学文学部東洋史学科のほむぺはここだよ。見てみな。
http://www.let.osaka-u.ac.jp/toyosi/main/
82世界@名無史さん:2007/03/14(水) 01:56:29 0
>>80>>81いいか、>>1は慶応に進む気なんだぞ。
10: ★大学・大学院の史学科総合スレッド 其の漆 ★
っていうスレッドにこういう書き込みがあった。


356 :世界@名無史さん :2007/03/09(金) 20:18:24 0
この春から慶応義塾大学文学部に進学します。西洋史やイスラム史に興味あります。まず激しく
努力し、それなりの才能と運に恵まれたとして、慶応で院に進んで将来はありそうですか?他大
学の院を受験する準備もしておかないとダメですか?
83世界@名無史さん:2007/03/14(水) 04:20:31 0
慶応の史学と言えば
20世紀最大の知性・井筒先生や前嶋先生が思い浮かぶなぁ。
84世界@名無しさん:2007/03/14(水) 09:45:50 0
イスラム史だったら、早稲田も馬鹿にならない。なにせ佐藤次高先生がいらっしゃる。学士院恩賜賞
受賞学者で、イスラム文化圏の社会経済史じゃ世界最高の研究をなさっている人です。でも、イスラム
史専攻だと、四〇近くまで職はないよ。
85世界@名無史さん:2007/03/14(水) 10:58:57 0
出征壮行会みたいだな。
歓呼の声に送られて〜〜〜
86世界@名無しさん:2007/03/14(水) 20:50:07 0
激しく同意。生きて帰れる保障なんてどこにもないから。ただ、戦場とちがって不条理な死に方だけは
しない。精進してれば、いつか認めてくれる人にめぐりあえます。
87世界@名無史さん:2007/03/14(水) 21:52:34 0
そっ、精進すれば元帥になれるぉ!
88世界@名無史さん:2007/03/14(水) 22:22:42 0
元帥になれなかったら、地方の侘しい大学で…。
89世界@名無史さん:2007/03/14(水) 22:34:48 0
史学を飯の種にしようとおもうのはいかがなものか・・・。
おれは某国立大の史学科卒(学士のみ)だが、今は全くその世界とは縁が無い、
地方公務員行政職。
ここのくる史学好きの輩は、基本的に頭がいいやつが多いと思う。
今の世の中、仕事の職種は多岐に渡るが、史学に熱意を持つ人間ならば、
その気の持ちようが人生の武器となるよ。
おれは文学部出身だが、今は法学部、経済学部、工学部の人間を部下にして行政業務に
日々邁進している。
史学部経験者若しくは史学が好きな人たち!
おまえらはすばらしい先天的な能力を持っている!・・・はず。
史学の知識、史学の教訓、史学が誘う白昼夢、これをもってすれば、あらゆる職種や人生をこなせるはずだ。
ちなみに俺は、アッバース専攻。ヤズディギルドに大学人生を捧げた。
でも心はウマイア3世にあった未熟者です。
90世界@名無史さん:2007/03/15(木) 00:50:23 0
アッバース関連のヤスデギルドって誰?あまり聞かない気が。。。
無知で申し訳ないが。
91世界@名無史さん:2007/03/15(木) 11:17:11 0
>>89
中途史学脱落者
92世界@名無しさん:2007/03/15(木) 17:27:28 0
それだっていいじゃないか。史学の重要さを理解してくれる市井の人になってちっとも悪いことはない。
大事なことは、歴史が現在を規定しているのだということを分かる実務家の存在だよ。アメリカ大統領を
見てみな。中東の歴史が何もわかっていないまま、暴走してどんなざまになっているのか。同じことは、
日本の総理大臣にも言えるけど。
 だから、「夢見る受験生」君よ。古代中世から始めないで、近現代から勉強を始めるのが大事だよ。
93世界@名無史さん:2007/03/15(木) 17:40:22 0
>大事なことは、歴史が現在を規定しているのだということを分かる実務家の存在だよ。

アメリカだと歴史政策学(だっけ?)みたいな学問分野もあって、歴史から現在の
情勢に生かせるものを探求する努力がはかられているけど、日本は・・・・・・

せいぜいプレジデントとかに、戦国大名/三国志に学ぶ人材操縦術とか、しょうもないレベル

そもそも日本の実務家自体がろくなもんんじゃないし、読書さえもしていないのが相当いる
94世界@名無史さん:2007/03/15(木) 21:21:52 0
読売新聞連載「漂う博士」

漂う博士1?ポスドク一万人計画の失敗(2/25/2007)
http://masapu.blog94.fc2.com/blog-entry-24.html

漂う博士2?ポスドク一万人計画の失敗(3/4/2007)
http://masapu.blog94.fc2.com/blog-entry-43.html

漂う博士3?ポスドク一万人計画の失敗(3/11/2007)
http://masapu.blog94.fc2.com/blog-entry-56.html
95世界@名無しさん:2007/03/15(木) 21:22:46 0
>>93
 全く嫌になるような現実だな。「夢見る受験生」よ。入学先を決めたら、しばらく二〇世紀の
偉大な歴史学者の著作を読むんだね。世界史欄で有名な宮崎市定翁の著作や「中央公論世界の歴史」
「中央公論新世界の歴史」をさ。玉石混交だけど、まずここら辺りから始めるんだね。
96世界@名無史さん:2007/03/16(金) 06:25:07 0
郵便受け3日ほどほったらかしといたら大学の通知が入ってて
昨日までに手続きしないとクビだって言われてるんだけど
たぶん首になってる俺でも歴史学者になれますか?
あと、声優になりたい。慢性鼻炎だけど
97世界@名無しさん:2007/03/16(金) 09:41:57 0
>>96
何の手続き?入学手続きでしょうか?それなら折角のチャンスを自分で棒に振った自分が悪いんでしょ。
慢性鼻炎を治して声優になった方がいいんじゃないかな。野沢那智にでも弟子入りしなさいな。
98世界@名無史さん:2007/03/17(土) 03:35:11 0
>>1

是非歴史学者になって日協組や民主党や創価学会の実態を世に広めてくれ

日本はあぶねーよ
99世界@名無史さん:2007/03/17(土) 08:55:46 0
>>98
>>1がそんなことしたら首になるかも知れんよ。

むしろアカポス狙ったほうが現実的。
100世界@名無史さん:2007/03/17(土) 13:28:13 O
史学は残念ながら現時点では斜陽学問と言わざるを得ない
101世界@名無史さん:2007/03/17(土) 13:55:31 0
ちなみに何が上げ潮学問なの?
102世界@名無史さん:2007/03/17(土) 14:26:10 O
経営学修士
103世界@名無史さん:2007/03/17(土) 15:26:26 0
MBAは日本のメディアで言われている程影響力ないよ。
MBAもってて、CEOを渡り歩く写真ってあまりいないでしょ?
MBAでも価値があるのは、ハーバードなどの一部。これらは
MBA人脈に意味がある。しかもそもそも経営学修士は学問ではないし。

今の上潮学問は、産業界から見ると、環境関係、医療関係(医学ではない)、国際貿易や国際法律、
国際政治関係です。
104世界@名無史さん:2007/03/18(日) 10:14:22 0
研究者なるなら東大だろ
人脈のこととかあるし
少なくとも阪大はありえない
105世界@名無しさん:2007/03/18(日) 10:17:48 0
 >>104
 それは昔の話。今の東大の人文社会は予算が貰えず斜陽化しています。あと二週間程で、また
何人かの大御所が定年前に東大を辞めていきます。これが今の現実です。
106世界@名無史さん:2007/03/18(日) 13:28:28 0
食ってけないから辞めとけ。
107世界@名無史さん:2007/03/18(日) 13:53:52 0
>>97
レストンクス

学校は嘆願したら首がつながったので
さし当たってそっちがんばってみます
がんばるよ、がんばれ俺・・・
108世界@名無史さん:2007/03/18(日) 14:56:17 0
>>106
あなたは歴史学者ですか
109世界@名無しさん:2007/03/18(日) 21:12:25 0
97です。107さん、とりあえずよかったですね。「俺でもなれますか?」という質問をすること自体
見込の有る証拠。やる気ない奴、才能ない奴は、こんなことを問いません。でも、決めたからには脇目も
ふらず。厳しい道だよ。
110世界@名無史さん:2007/03/19(月) 00:55:44 0
京大は?
人文科学研究所もあるし。
111世界@名無しさん:2007/03/19(月) 13:31:12 0
京大は、文部科学省により、西日本のアジア研究の拠点校に選ばれました。中国・朝鮮を中心に世界的
な研究者がたくさんいます。もちろん、西洋史や日本史も。再び1960年代以来の京大歴史学の黄金時代
が来るんじゃないでしょうか。ただ、ここの中心は、今も書いた通り漢字文化圏とモンゴル・内陸アジアが
主流ですが。
112世界@名無しさん:2007/03/24(土) 17:17:12 0
>>106
「食ってけない」のは覚悟の前。それが出来ないようじゃこの世界で生き抜く資格はない。
113世界@名無史さん:2007/03/24(土) 21:22:19 0
史学科を2日前に出ました。リーマンになりますが、大学で一気に広がった西洋中世史への愛情と憧憬を忘れず、研究していきたいと思います。
114世界@名無史さん:2007/03/24(土) 21:27:01 0
西洋中世史って何が面白いんだ?
アイリーン・パウアの「中世に生きる人々」みたいなことやるの?
115世界@名無史さん:2007/03/24(土) 21:50:47 0
人によると思いますが、僕はキリスト教をベースとした独自の文学、哲学、法学とその思想史や煌びやかな文化、更には後世への影響が好きです。今は、そこからほんのちょっと離れて、教会史にこってます。
僕はワーグナーの「タンホイザー」で高校時代から秘めてたドイツの吟遊詩人の世界を知り、ドイツの騎士の恋愛に触れようと思ってたら、今度は同じくワーグナーの「パルジファル」で聖杯伝説とそれを裏付ける宗教文化、そしてそれらを彩る文学現象を調べました。
研究法は・・・・、他の歴史とも共通するとは思いますが、古文書を読み、その真偽を裏付けて、更に他の研究結果とも繋げて一つの歴史事象を紡ぎ出すのが目的と思われ。アナール学派の影響は大きく、政治史、外交史、軍事史に加え、社会史、生活史も凄く流行ってますよ。
116世界@名無史さん:2007/03/25(日) 04:53:40 0
何が面白いのとか
意味ないじゃんとか
言う人って知らないから言えるんだね
117世界@名無史さん:2007/03/25(日) 16:53:25 0
>>116さんに激しく同意。
結局、感覚的にロマンを抱いて好きだから調べてて、さらに詳しく知っちゃったから好きになったのが僕の経験です。
118世界@名無史さん:2007/03/25(日) 21:32:31 0
115さんは、リーマンしながらでも出た成果は、HPでも作って発表するといいと思います。
アクセス少なくてがっかりするかも知れませんが、必ず少しはちゃんと見る人がいるもんです。
119世界@名無史さん:2007/03/25(日) 21:42:13 0
>>118さん
ありがとうございます。歴史とは関係なくとも、HPは持ってみたかったもので。
結果が出たら、の話ですが、UPしたいと思います。
120世界@名無史さん:2007/03/25(日) 22:37:28 0
>>116
同意。色んな時代に色んな人が無限の興味を持つから世界史は面白い。

中世騎士には疎いけど、文学や演劇や音楽への影響は興味あるなぁ。
歴史を現代に結びつける努力は怠っちゃいかんよね。
121世界@名無史さん:2007/03/26(月) 00:08:51 0
紙代、インク代がかからないホームページで発表するのはいいね。
昔なら不可能だったこと。
122世界@名無史さん:2007/03/26(月) 07:35:55 0
実は、中世の話を近現代への影響まで発展させるというのは、教官に言われて、そのスタンスへ。
特に今の、ヨーロッパのイメージは中世の模倣の産物です。ドイツの「ロマンチック街道」なんかは、中世文学をゲルマン民族の武勇伝として描いたワーグナーに惹かれてその世界だけを模写しようとしたルードヴィヒ2世の城だし、19世紀のネオゴシックなんていう建築もだし。
ネットは、インクも送料もかからないから、安上がりでいいですね。反応もすぐに見られるし。
123世界@名無しさん:2007/03/26(月) 17:37:35 0
 それを言ったら、今の日本だって源流は戦国末期から享保の改革くらいまで。中国・朝鮮も一六世紀から
一八世紀が源流。つまり、ユーラシア大陸とその周辺文明は、モンゴル帝国に一度滅ぼされてから、一五世紀
あたりで立ち直りはじめ、一六から一八世紀で原型が完成したことになる。
124世界@名無史さん:2007/03/26(月) 17:43:26 0
>>122
それって単にロマン主義思潮の研究っていうんじゃない?
125世界@名無史さん:2007/03/26(月) 20:16:21 0
>>124さん
僕も中世に軸足を置く人間としてかなり迷いましたが、結局ロマン主義での受容から中世の真相と意味を問うという意味で中世史だと認識してます。
126世界@名無史さん:2007/03/27(火) 08:38:37 0
>>115から>>120まで激しく自演くさい
まぁ自演でもいいけど
ホームページ作ったら是非ここに晒して下さい
127世界@名無史さん:2007/03/27(火) 09:17:43 0
落合監督が何かの席で言っていたが、「ほんとに野球が好きなら、
プロ野球選手になるよりも、ビールの一ダースでもかけて草野球を
休日にするほうがいい」とかいっていたような気がする。
歴史が好きなら、大学に就職して本職の学者を目指すよりも、
仕事の片手間にHPでも作って2ちゃんに晒すほうが面白いだろう。
反響がすごければどこかの出版社に企画として持ち込んで出版すればいいのだし、
大体歴史学者はわりと仕事の片手間から出てきたのが多いだろう。
128世界@名無史さん:2007/03/27(火) 09:42:04 0
>>127
>大体歴史学者はわりと仕事の片手間から出てきたのが多いだろう。

おいおい、石母田正は著述に専念すべく朝日新聞社辞めて自宅に籠もりこんで
『中世的世界の形成』を書き上げたんだが
129世界@名無しさん:2007/03/27(火) 10:49:48 0
>>127
 そうはいうけどさ、著述研究の材料になる史料を手に入れるのってものすごい金がいるんだよ。
仕事の片手間でできることじゃない。だから、みんな必死になって本職の学者をめざすんじゃないか。
現実は厳しいんだ。漫画だって、スポーツだって音楽だって同じだよ。
130世界@名無史さん:2007/03/27(火) 11:03:51 0
>>129
まあ歴史学にも実証主義の研究に依存して理屈をこねくりまわす理論家系史学
もあるくらいだし、これなら安楽椅子歴史家を気取れるんじゃない?

柳田國男とその弟子みたいなもので
131世界@名無史さん:2007/03/27(火) 18:49:00 0
そう思うなら理論を追っかけてみれ
言語論的転回とか分かってるのかい
132世界@名無史さん:2007/03/27(火) 19:35:01 0
確かに、本格的な歴史研究は、本職じゃなきゃできないでしょうね。
ただ、素人として問題提起しといて、本物に詳しく調べさせれば歴史学の裾野は広がる訳で。
僕が歴史学者として尊敬するのはシュリーマンです。少年時代にたまたま「イーリアス」を読んだだけで、少年のロマンのまま発掘を夢見て、正にそのために起業までしたんですから。そうしながら導き出した勉強法も、片手間とは思えないほど立派で理に適ってるし。
133世界@名無史さん:2007/03/27(火) 20:04:44 0
当時のガイドブックにも載っていたが未確認のイリオン=トロイア説を信じて
本当に(かつ許可を得ず強引に)掘り返したところマジで遺跡が出てきて
騒がれたから後日「子供の頃から狙ってた」などと調子に乗り、
その勢いでミケーネを(これまた許可無く)掘り返して黄金がざくざく出たので有頂天になり
「見つけた物は俺の物」とでも言わんばかりに勝手に婦人に遺物をあげるわ売りに出すわ、
挙句の果てには「自説と違ってるから納得いかん!」と黄金仮面にヒゲ掘り込むわで
捏造と違法行為にまみれた世紀の大悪党のシュリーマンがそんなに好きかね^^
134世界@名無史さん:2007/03/27(火) 20:19:38 O
実は語学はそれほどできなくて古典語なんか一切分からなかったと言う話もあるよね
複数のゴーストライター雇っていたとか
135世界@名無史さん:2007/03/27(火) 20:47:38 0
>>133>>134さん
マジっすか???????
136世界@名無しさん:2007/03/27(火) 21:04:56 0
古代中世にロマン追い求めるのもいいけどさ。歴史学の基本は、今の世がどうして出来たのか、これから
どこに行くのか、という問いだよ。つまり近現代にもロマン、っていうよりもっと切実な必要性があるじゃ
んじゃないか。
137世界@名無史さん:2007/03/27(火) 23:38:21 0
>>136さん
勿論、近現代、あるいは未来に向って生きるために歴史はあると思います。では、貴方にとって、今の歴史がどのように生れ、どこに向っていくのか、私たちはどうすべきなのか、、、、、、、、、どう思いますか????ちなみに、僕には何の像も結べません。
138世界@名無史さん:2007/03/28(水) 01:06:46 0
>>135
シュリーマンが輝かしい業績を残す一方でDQNな人間だったのは広く知られている事実
D.トレイルの『シュリーマン 黄金と偽りのトロイ』でも読んでみるといい
139世界@名無史さん:2007/03/28(水) 01:18:21 0
>>135さん
あざーっす
そのトレイルって香具師はナニ者なんでしょうか???
140世界@名無史さん:2007/03/28(水) 01:26:49 0
カリフォルニア大の古典古代史教授
141世界@名無史さん:2007/03/28(水) 14:30:51 0
>>137
俺は、かくあるべきというモデルを歴史学が呈示するのは抵抗がある。
どうだったか、を示すのが歴史学の役割であって、たくさんの人
に判断材料を提供することに目的を絞ったほうがいいと思う
142世界@名無史さん:2007/03/28(水) 16:47:11 0
史学科のバカどもがほざいてるよ・・・・・・・
143世界@名無史さん:2007/03/28(水) 18:08:41 0
>>138
人格で言えば学者なんてそんなんばっかだろうに・・
144世界@名無史さん:2007/03/28(水) 18:22:08 0
批判されてるのは人格じゃなくて
遺物売り捌いたり史料に手を加えたりという
学術的な姿勢のことじゃないのか
145世界@名無しさん:2007/03/28(水) 21:09:38 0
>>137さんへ
 136だけど、それこそ僕らが必死で追い求めることじゃないのでしょうか。物欲だけは満たされているけど、
将来ははっきり言って見通しくらいでしょ。増税は間違いないし、中国や朝鮮と戦争になるかもしれない。
これをどうやって乗り越えていくか。そもそも、こんな事態にどうしてなったのか。この大問題を解くヒントを
見つけられれば、それだけでも満足だし、人間なんて進歩しないから、何をやっても無駄、ということを
描くこともロマンだと思うけど。
146世界@名無史さん:2007/03/29(木) 01:51:13 0
>>141,>>145さん
歴史家とは、人類の営みの中から、自らのスタンスを元に只歴史的事実を晒し、これに解釈を加え、世界の発展に与するにつきると思います。
しかし、こう言ってしまうのは簡単でも、果たして歴史家が自分で表現する領分、受け手が自ら解釈してそれぞれの生きる指標にしてその歴史を引き継ぐに任せるのかという線引きが難しいと思うのです。
1つの歴史的事実を巡って歴史家、受け手の両者に、各自の生き方、考え方によって解釈、つまりはそれがどこに繋がっていくのか思い描く方向が違うのもまた、人間なんだからあって当然だと思うんです。

結局、世界人類は既に1万年以上も訳で、その先にある現代とその後の展望が多種多様なのは、寧ろ必然だと思う訳です。そして、理想から、歴史を省みてあり得るもの、あるいは、そ更に新たな史実を発見して提示するのが、歴史家の仕事なのではないでしょうか?
147世界@名無しさん:2007/03/29(木) 17:24:39 0
>>146さんへ
あなたの議論は、芝居や映画の脚本の演出、あるいはクラシック音楽の作品解釈にも共通する悩みだと
思います。ここまで重い内容を含みながらも、同時に読者を愉しませる作品を書く力量、それを支える
史料批判の力量を備えるには、半端な修業ではきかないですが。
148世界@名無史さん:2007/03/29(木) 20:02:28 0
自作自演乙カレー
149世界@名無史さん:2007/03/29(木) 21:43:04 0
資料見てるだけで頭がいたくなります
150世界@名無しさん:2007/03/30(金) 09:31:19 0
 >>149さんへ
 そりゃ当然でしょう。研究っていうのは苦しい時間ですから。
151世界@名無史さん:2007/03/30(金) 09:39:10 0
>>149-150
おいおい、何を言っているんだよ
史料みて考えている時間が一番幸せだろ
苦痛を感じるのは(嫌だという意味ではない)、他人にそれを発表するための、
プレゼンの準備したり、原稿用紙の枚数内に収まるように論文の修正を繰り返し
てる時だな

で、今月末に提出する刊行本の原稿作成で今日も苦しんでいるのは漏れだ
152世界@名無史さん:2007/03/31(土) 08:15:01 0
研究は全体としては苦しいと思うよ。しかも職業とした場合、定期的に成果を出し
つづけなきゃならないし、資金集めのためのアピールも欠かせない。
そんななかで、新しい史料が出てきたら、それを眺めて、どのような議論の展開が
できるのか、いろいろ考えをめぐらせている時がいちばん楽しいんじゃないのかな。

少し思うのは、本当に研究一筋であれば、管理職や政治色の強い教授になどならず、
有能なマネージャかプロデューサを置くことではないかと思う(現状アシスタントが一部
を担っていると思うが)。そうでないなら、
教授になって論文製作工房の統括者になるか、学内政治家になるか。
153世界@名無しさん:2007/03/31(土) 17:06:35 0
>>152
 確かにその通りだ。新史料を読んで、ああでもない、こうでもない、と考えている時は至福の時だ。
でも、成果を発表する段階になるにつれて苦痛が増すよな。例えば、冗談抜きで肩凝りと目の疲れが
ひどくなる。論文書くって史料読みながら作ったカードを情け容赦も無く取捨選択していくだろ。あの
作業って映画のロケフィルムの編集作業そっくりだ。でも、最終的に有能なマネージャーかプロディーサーは
要らないよ。史料を読んで考え抜き、論文や小説にまとめるまでの作業は全部一人でやりぬかねばならないんだ。
154世界@名無史さん:2007/03/31(土) 20:19:49 0
>>153
>史料を読んで考え抜き、論文や小説にまとめるまでの作業は全部一人でやりぬかねばならないんだ。

そりゃあ当然
しかし世間知での歴史ってのは、自己勝手な妄想を抱いて昔を語ること、みたい
になっている
だから誰でも出来ると思われ、史学不要論も出てくる
地回りの刑事よろしく地道に証拠(=史料)を探し、検察官よろしく筋道の
通った議論をたて、裁判官よろしく合理的な評価を下す、ってのが歴史学者
本来の仕事なのにね
155世界@名無史さん:2007/04/01(日) 20:41:28 0
裁判官は法律にもとづいて判断を下す訳だが、
歴史学者は何にもとづいて評価を下すのさ?
156世界@名無史さん:2007/04/01(日) 21:18:52 0
僕は、史料を実際に手にとって読む瞬間は勿論ですが、それに辿り着くまでに更に多くの可能性が広がっていく道筋が好きです。
157世界@名無史さん:2007/04/02(月) 00:19:39 0
>>156
樹海とかね。
158山野野衾 ◆CXSSL1llHI :2007/04/02(月) 00:38:07 0
>しかし世間知での歴史ってのは、自己勝手な妄想を抱いて昔を語ること、みたい

単に歴史的事実を明らかにするものとも思われているようです。
史料から読み取れること=物理的に起こったこと、に限らないのですが。
例えば、偽書からでも制作された時代や人物の背景が読み取れるのに、そうした読
み取りが必要なものだと認識されていない。ただの事務作業扱いです。

>だから誰でも出来ると思われ、史学不要論も出てくる
書かれていなかったことにも注目するような、思索が必要なものであるのに。
と言いつつ、私も原稿作成中。
159世界@名無史さん:2007/04/02(月) 07:23:24 O
》154 そぼくな疑問なんだけど、一人でやらないでチームでやってもいいよね。だめなん?
160世界@名無史さん:2007/04/02(月) 12:15:24 0
趣味なのか学部生のレポートなのかいわゆる共同研究なのか、
で色々違ってくるけど、いいんでないかな。
161世界@名無しさん:2007/04/02(月) 21:12:32 0
>>159
 あるよ。東洋史の世界じゃ、昔はやってた。弟子育てて共同研究やって論文集だすんだ。今でも
京都大学人文科学研究所が共同研究班組織してやってる。でも、これって実力伯仲していて和気靄々
の仲間を見つけて組織するのがものすごく難しいんだ。それに文部科学省から研究助成をひっぱりだすのも。
でもって、これを組織する最初が史料をみんなで一緒に読む講読会からになるのさ。
162世界@名無史さん:2007/04/02(月) 21:58:29 0
共同研究した論文や著作の場合
ポインヨは折半ですか?それとも監修者の独占ですか?
163世界@名無史さん:2007/04/02(月) 22:32:58 0
>>144
その時代の考古学者って、そのくらいが普通だったんだよ。
資料はわざわざ切り刻んで少しづつ、しかも高値で売るとか。
164世界@名無史さん:2007/04/02(月) 22:36:14 0
>>例えば、偽書からでも制作された時代や人物の背景が読み取れるのに、そうした読み取りが必要なものだと認識されていない。ただの事務作業扱いです。

>だから誰でも出来ると思われ、史学不要論も出てくる
書かれていなかったことにも注目するような、思索が必要なものであるのに。
と言いつつ、私も原稿作成中。

逆にこういう事かいてるから、エリート気取りという批判が出るんです。
特許事務なんかしてご覧なさい。事務職だと思われてることにどれだけの知的才能が必要か?外国企業との契約には厖大な法律関係の絡みを理解する必要もあります。
こういう思索・調査の作業が学者の専売特許だと思い上がることに問題があるんです。
165世界@名無史さん:2007/04/02(月) 22:49:52 0
>>そうはいうけどさ、著述研究の材料になる史料を手に入れるのってものすごい金がいるんだよ。

そうかいな?
某国の文書館に2000枚の古文書の複製頼んだけど、郵送込みで5万円程度だったよ。
166山野野衾 ◆CXSSL1llHI :2007/04/02(月) 22:50:46 0
いやいや、この場合は年表作成作業のような「時間をかけて好きなことをや
っていればできる」と思われているが、それなりの考察も必要だという意味
ですよ。それ以上の意味はありません。
167世界@名無史さん:2007/04/02(月) 22:51:53 0
>>163
現代的な水準からすれば技術が拙い中でも
史料情報の整理と精緻化を心がけてきちんと類型化し基礎編年構築に勤しんだ学者も
少なからずいましたが何か?
当時としても違法な行為が「時代だから」の一言で許されると思うのは大間違い
168世界@名無しさん:2007/04/02(月) 22:56:43 0
>>164さんへ
 とんでもない。会社の重役や高級官僚、政治家といった実務家が古来営々と書き残してきた文書を
読んで整理するのが歴史学研究者の基本的作業です。あなたのおっしゃる事は全く正しい。ただ、
実務家は瞬時に判断を迫られるのに対して、こちらはもう少し時空間的にゆとりをもって再考
する余地があるだけです。
169世界@名無史さん:2007/04/03(火) 09:41:22 0
>会社の重役や高級官僚、政治家といった実務家が古来営々と書き残して
>きた文書を読んで整理するのが歴史学研究者の基本的作業です。

それはその通りだと思うけど、日本みたいに責任ってのが霧散して誰も責任とらず
しかも本来そうした責任をとるべき組織や個人が、無謬性をきどって自己の行為
を正当化しているような社会では・・・・・・

上のようなことって、単に邪魔なことって思うだけなんだよね
170世界@名無しさん:2007/04/03(火) 13:23:25 0
>日本みたいに責任ってのが霧散して誰も責任とらず
しかも本来そうした責任をとるべき組織や個人が、無謬性をきどって自己の行為
を正当化しているような社会
 だから、日本にはまとまった史料が少ないんですよ。それで外国側の史料に依拠せざるを得ないんです。
アジア太平洋戦争の時の旧日本軍の戦争犯罪に関する記録は、八月一五日のポツダム宣言受領から、九月三日に
占領軍が乗り込んでくるまでに、組織的に処分しちゃったでしょ。南京大虐殺の時の殺害被害者調査記録や従軍慰安婦
に関する記録だってその時消滅したんじゃないのでしょうか。もっと古くは、平氏政権崩壊後、平時忠が担当していた
朝鮮との記録を残さなかったんで、倭寇に関する研究を朝鮮側の史料でしか調べられないってことでしょうか。
 昔も今も変わりません。実務家、公務員でここをご覧の人がいらしたら、書類は出来るだけ保存しておいてくださいね、
と小生は言いたいです。
171世界@名無史さん:2007/04/03(火) 16:52:03 0
>>170
そうそう
日本人は歴史好きとか言われるけど、歴史学が好きなんじゃないわけよ
お決まりの歴史ストーリーが好きなのであって、史料なんか不要、妄想だけでも結構

って感じ
日本人が回顧録書かないことや個人文書の整備をしないのも同様の理由
公文書はやっと渋々公開が始まったくらいで、企業文書なんか絶望的ね
172世界@名無史さん:2007/04/03(火) 16:53:37 0
ということで、後世の史家の評価にまかせたいとかって言辞
あれは、この件穿ってくれるなってこと
もちろん後世の史家が評価しようとしたときには、史料は廃棄されてるのがオチ

これが日本という国
173世界@名無しさん:2007/04/03(火) 18:02:17 0
でも、日本とかかわりあった外国側に残った文書史料はそういう訳にはいかない。ていうんで、邪馬台国
以来、わが国の歴史研究は外国側公文書がなければ進まないのだ。ああ、情けない。
174世界@名無史さん:2007/04/03(火) 18:55:00 O
>>170
組織的に処分したなんて何処で知っての?
具体的史料よろしく。

あと、>もっと古くは、平氏政権崩壊後、平時忠が担当していた
朝鮮との記録を残さなかったんで、倭寇に関する研究を朝鮮側の史料でしか調べられないってことでしょうか。


なんで平安時代から室町時代に飛ぶの?
根本的におかしい。
175山野野衾 ◆CXSSL1llHI :2007/04/03(火) 22:23:41 0
軍部に関する史料は戦争犯罪絡み以外でも処分されており、日露戦争に関する
史料(といっても明治の軍部の編纂物ですが)が戦後関係者の個人蔵まで処分
され、ずいぶん経ってから皇居内で献納されていたものが発見されて内容が明
らかになったという例はありましたね。
軍部以外でも、官庁はかなり処分したそうです。

以前他スレでご紹介しましたが、他板に部落関係の史料を見つけて、たかりの
材料になる前に上司にも報告せず独断で処分してやったという公務員の書き込
みがありました(板の傾向もあったでしょうが、あきれたことに周囲もそれに
喝采を浴びせていたのですから救われません)。
部落関係といえば、戦前水平社が代官所関係の文書を処分したということもあ
りましたね。こちらは部落関係者の立場から記録を抹消したもの。

ただ、治承・寿永の昔にまでこうした体質が遡るのかという気はします。

>>171
>日本人は歴史好きとか言われるけど、歴史学が好きなんじゃないわけよ
>お決まりの歴史ストーリーが好きなのであって、史料なんか不要、妄想だけでも結構
これは残念ながら頷かざるを得ません。
176世界@名無史さん:2007/04/03(火) 22:55:26 0
日本と欧米では記録を残そうという態度に大きな違いがある、というのは同意
するけど、欧米の学者はそんなに誠実かなあ?

慰安婦をめぐる騒ぎでも、米国立公文書館に保存されている「業者は300〜1000円
の前借金を親たちに払った」という尋問記録については絶対触れようとしないか、
あるいは「事実誤認と思われる」と論文に書いてごまかしたりする。
177世界@名無史さん:2007/04/03(火) 23:02:15 0
ttp://tameike.net/diary/mar07.htm
〇これは日本ではほとんど知られていない話だと思いますが、今年の1月12日、
米国のナショナル・アーカイブスが次のようなプレスリリースを行っています。

●100,000 Pages Declassified in Search for Japanese War Crimes Records

ttp://www.archives.gov/press/press-releases/2007/nr07-47.html 
〇実に10万ページに及ぶ日本の戦争犯罪に関する記録が機密解除となり、
インターネット上で公開されたのであります("electronic records finding
aid"と書いてある部分をクリックすると、zipで文書をダウンロードすることが
できます。4.48MB)。上記のページには、この問題に関する理解を促進する
ために、「日本の戦争犯罪記録を探る」と題する240ページのエッセイもついて
います。さらには「日本の戦争犯罪と日本の化学兵器に関する限定文書」と
題する長編大作もあります。これはそのものズバリ、731部隊に関する資料です。
〇なんでこんなことをしているかというと、米国ではクリントン政権下で、
「ナチスの戦争犯罪と大日本帝国政府の記録公開法」というものが成立し、
これに基づいてCIAや国務省、軍関係、FBIなどの機密資料がどんどん公開され
始めたのであります(最初はナチスだけだったのだけど、途中から日本も追加
された)。この法律に基づき、IWG(Interagency Working Group)という
タスクフォースが発足し、以後8年がかりで800万ページの資料を精査してきました。
今回発表されたものは、日本の戦争犯罪に関する中間報告的なもので、今後も
新たな発見が出てくるかもしれません。
178世界@名無史さん:2007/04/03(火) 23:52:05 O
だいたい記録を消す、あるいは改変かんて何処の国でもやっている、殷の紂王なんてその典型みたいな物だし、極論を言ってしまえば近代以前の記録はほとんど怪しいと思った方がいい。
>>173
それはもちつもたれつだろ。
例えば蒙古襲来絵詞に描かれていたモンゴル軍によってモンゴル軍の軍装が分かったし、他にも中国では失われた宋版が日本にある等。
まぁ日本は恵まれた方だと思うよ、酷い所になると歴史を抹消された所もあるし。
179世界@名無しさん:2007/04/04(水) 09:49:10 0
基本的に史料っていうのは、古生物学者が扱う化石みたいなもので、半ば偶然に残った遺物です。その分析を
通じて、記録に残っていないけど、これは間違いなくあったであろう史実を確定したり、より確かな全体像を
復元しようというのが歴史学者の究極の任務なのですよ。
 それから、ポツダム宣言受け入れ直後から占領軍到着までに日本政府と軍部が組織立って公文書を焼却隠蔽
したのは、あまりにもよく知られた史実です。倭寇関係の話は、李領『倭寇と日麗関係史』(東京大学出版会)
という学術書に詳しい説明が出ています。東京大学教養学部で受理された博士論文です。あと、残したくても
残せなかったのは、一九二三年の関東大震災の影響もあります。
 それから企業文書ですが、全くないわけでもないです。戦前の三井財閥や三菱財閥の文書は、三井文庫や三菱が
どこかしらに設立した研究所で閲覧できます。問題なのは、高度成長時代の公文書や企業文書だそうです。
 それと、中国や台湾に残っている文書史料で散逸していないのは、次々に整理刊行されています。

 
180世界@名無史さん:2007/04/04(水) 10:03:31 0
>記録に残っていないけど、これは間違いなくあったであろう

それは単なる「推測」「妄想」なのでは?
181世界@名無史さん:2007/04/04(水) 10:09:51 0
>>180
わかってないやつはこれだから困る
歴史学入門でも嫁
182世界@名無史さん:2007/04/04(水) 10:55:28 0
>>記録に残っていないけど、これは間違いなくあったであろう
>それは単なる「推測」「妄想」なのでは?

そうすると犯罪の立証もほとんどが単なる「推測」「妄想」ということになりますね
犯罪を犯した瞬間の記録が全てについて残っているわけではありませんので
183世界@名無史さん:2007/04/04(水) 14:09:45 0
韓国人ってなんであんなに歴史妄想が激しいのか、その理由について知っている
人いる?
日本だと「トンデモ説」扱いされるようなものがきちんとした学説扱いされている。
184世界@名無史さん:2007/04/04(水) 14:54:13 0
>>183
歴史が違うから。
それだけ。
185世界@名無しさん:2007/04/04(水) 16:59:03 0
「推測」「妄想」とは言いません。「仮説」って言うんです。これを現存する、絶対確かな文献その他で
証明することが歴史研究なんですよ。それじゃ「絶対確かな文献」って何か?これがまた難しいんだけど、
それは時代地域によって実に膨大な議論があるから、それぞれの入門書、概説を読んで丹念に勉強するしか
ないんです。
 183さん。それはね。一七世紀に東アジア全域に普及した朱子学的世界観の影響力が色濃く残っているから
なのです。中国、北朝鮮だって同じです。日本だって、あまり偉そうなこといえないでしょ。かわぐちかいじ
や小林よしのりのばかなマンガを見なさいな。
186世界@名無史さん:2007/04/04(水) 17:39:10 0
>>185
マンガと歴史書を同列に論じるのはどうよ。
187世界@名無史さん:2007/04/04(水) 19:15:56 0
>>185
30年後の歴史学者は小林よしのりのばかなマンガを歴史史料として読むのだろう。
188世界@名無史さん:2007/04/04(水) 19:24:59 0
それこそカルスタってやつですね
189世界@名無しさん:2007/04/04(水) 20:43:31 0
>>187
 185だけど、同感ですな。既に敗戦直後の一般庶民の意識を知る目的で利用され始めていますし、
幕末から大正デモクラシー期の新聞の風刺マンガは資料集にまとまっているじゃないですか。
日本だけじゃありません。上海の新聞の風刺画は、中国近代史の史料として英語圏の学者が
積極的に発掘利用しています。
190世界@名無史さん:2007/04/04(水) 20:57:14 O
自演は楽しかい
191世界@名無史さん:2007/04/04(水) 21:09:05 0
ttp://japanese.irib.ir/300.htm
『ハリウッド映画300(スリーハンドレッド)―
アメリカと、イラン人の文明の歪曲』

これはイラン人が書いたものらしいんだけど、カナーリ自国マンセーな歴史意識
だな。
192世界@名無史さん:2007/04/05(木) 08:03:01 0
>>191
イラン人が書いてる事も電波だが、そもそもハリウッド映画がプロパガンダであるのも事実。
第二次大戦中の日本やドイツもの見ればもろにわかるぞ。
現代の映画は巧妙になってきて、見た目じゃわからなくなってきているだけ。

つーか二元論VS二元論だから電波臭が強いんだろうな。
193世界@名無史さん:2007/04/05(木) 08:34:45 0
朱子学的世界観の影響力が色濃く残っているからってそりゃ朱子学に失礼だろw
194世界@名無史さん:2007/04/05(木) 09:38:13 0
吉見義明教授のような学者は、慰安婦問題で政府が資料を隠しているはずだとか、
焼却したはずだと主張して、
「具体的に思い当たる資料があるのか」
と質問されると、
「そうではない」
と答える。

彼らが共有する“真実”に合うような史料が出てこないと
「資料を隠しているはずだ」
と飛躍する、これが日本の歴史学者クオリティ。
195世界@名無しさん:2007/04/05(木) 09:49:05 0
>>190
185=189ですが、187は私じゃありません。自作自演じゃないです。
>>194さんへ
 それって本当ですか?事情を知らなかったので、驚いています。
196世界@名無史さん:2007/04/05(木) 12:48:23 0
これからは研究者が常勤のポストにつける確率は非常に低くなる、というか既にそうなっているし、
実学以外では、その傾向は非常に顕著だ。

かなり実力ある人が相当努力しても、せいぜい非常勤のコマがいくつかもらえるだけで、哲学での収入が年に100万円程度という
状態で終わる可能性が非常に高い。

大学院まで行って、博士論文書いて、場合によっては留学もして、それで年収100万。
もちろん、運がよければ(実績なしでも)教授になれるが、それでもせいぜい年収1000万ちょっとだ。
(しかしその可能性は極めて低い。)
すなわち、期待値的にはリスクがあまりにも大きく、リターンは極めて小さい。

研究の楽しみは金に変えられないというが、実際は予備校や塾、場合によっては警備員やコンビにのアルバイトで忙しくないり、研究はできない。

つまり、経済的には極貧で、生きがいも見出せない生活を強いられる。端的に言えば日本社会から「氏ね」と宣告を受けるわけだ。

実際、この業界に進んで、食えずに自殺した人や過労で死んだ人を複数知っている。

絶対に研究者など目指すべきではない。
197世界@名無しさん:2007/04/05(木) 13:57:54 0
それってスポーツや芸術家の世界と同じでしょ。あーあ、またスレッド荒らしが入ってきちゃった。
198世界@名無史さん:2007/04/05(木) 14:44:00 O
だからスコレーは金と余暇のある自由人が楽しめっての
特に自由七科の場合は
貧乏人が中途半端に関わるから痛い目みるんだ
199世界@名無史さん:2007/04/05(木) 16:46:43 0
すみません、歴史学の世界では、“歴史的真実”というのはどういう
意味なんですか?
200世界@名無史さん:2007/04/05(木) 18:36:59 0
そんなもの、ありません。
まず、「事実」と「歴史的事実(史実)」の区別からかんがえてみなさいな
201世界@名無史さん:2007/04/05(木) 19:32:55 0
>>200
ここでテッサ・モーリス=スズキという英国出身の研究者が、“歴史的真実”
という言葉を使っているんですが。

ttp://tech.heteml.jp/2007/04/post_874.html
気の滅入る話である。歴史的真実は短絡的な政治的便宜主義の犠牲にされている。
今回の犠牲者は第一に、またもや政治家の道徳的に破綻した小事にこだわる
レトリックによって侮辱され、正義を否定されている「従軍慰安婦」を
生き抜いた彼女たち自身である。
202世界@名無しさん:2007/04/05(木) 19:58:22 0
 それは、過去の史実を現在の時代状況でどのように解釈するべきかという問題提起なのです。それ自体
かなり政治的な表現ですがね。
203世界@名無史さん:2007/04/05(木) 21:15:32 0
テッサ・モーリス=鈴木って馬鹿だろ
なんで日本の「学界」がもてはやすのか、わけわからん
204世界@名無史さん:2007/04/05(木) 22:28:10 0
欧州の日本関連学科なんて、日本のバブル時代日本の資金を入れて盛んに
作られてみたはいいが、学生に人気無くてコースの維持も難しいところも
ある。

なんてマイナー分野。日本のローバブルの時とんでもないのまで教授にな
れた時期と同じ傾向。
205世界@名無史さん:2007/04/05(木) 22:32:29 0
日本語の一次資料を読まずに日本史の本を書く。
これが欧米の日本研究者クオリティ。
206世界@名無史さん:2007/04/05(木) 22:39:59 0
>>205
>日本語の一次資料を読まずに日本史の本を書く。

んだども、日本語って難しいって
例えば「人気」ってあっても、「にんき」なのか「ひとけ」なのか、平仮名書きも
カタカナ書きもありだし

ただ日本への関心はもってくれているようだから、その間に入って史料通訳みたいな
形でうまくポストをつくっていけないもんかね?
外国人研究者と接していると、常々思う
207世界@名無史さん:2007/04/05(木) 22:44:58 0
ttp://www.amazon.co.jp/%E8%BF%91%E4%BB%A3%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E8%AA%95%E7%94%9F-%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%9E/dp/427000150X
近代日本の誕生 (単行本)
イアン・ブルマ (著), 小林 朋則 (翻訳)

ジャーナリストとしてイアン・ブルマはある程度客観的な視点を持っている
ようだが、外国人の書く日本帝国は戦後左翼の焼き増しなのだ。つまり一次
資料を見てない、ジョン・ダワーやとビックスと同じでこの手の本はもう
読まれないだろう。
208世界@名無史さん:2007/04/05(木) 22:54:29 0
慰安ブルマ・・・・・・(´Д`;)ハアハア
209山野野衾 ◆CXSSL1llHI :2007/04/05(木) 23:08:03 0
>>205
史料を読まず、論文を読んで書いている人が多いそうですね。
日本に留学して漢文も崩し字も読める人もいますが。
私の知っているフランス人がそういう人で、日本史に堪能で数種類の学位を
持ち、語学に堪能で、サクラ大戦は全シリーズやっていて、カラオケに行け
ばアニメソングばかり歌っているという人です。
ただ、こういう人材は流石に珍しい。
他にも真言宗に入信した米国人とか、濃い人ばかりです。>読める実力者

>史料通訳
ただ、原語の持つ奥というか層がある以上、一般向けのものはまだしも、
研究となると残念ながら限界があるでしょうね。

>208
元々人名なのですから、仕方ががありません。>ブルマ
210世界@名無史さん:2007/04/05(木) 23:33:36 0
所詮研究テーマとしては超マイナーな日本史のレベルがどうあった
ところで、欧州の人間には関係のないことです。

そういえば近代日本の何とか書いてた人は奥さんが日本人=通訳・読解屋だったですな。
211世界@名無史さん:2007/04/05(木) 23:35:49 0
嫁だけに、これを読めというわけでw
212世界@名無史さん:2007/04/05(木) 23:37:25 0
>>210
>そういえば近代日本の何とか書いてた人は奥さんが日本人=通訳・読解屋
>だったですな。

つまり日本語がわからないのに日本史の本を書いているということ?
それでニューヨークのバードカレッジ教授をやっているんだから…

ちなみに同じくオランダ人のカレル・ヴァン・ウォルフレンも、日本語が読めない
のに日本専門家を名乗って、アムステルダム大学教授に迎えられた。
213世界@名無史さん:2007/04/05(木) 23:40:39 0
史学なんてその程度って事です
214世界@名無史さん:2007/04/05(木) 23:40:42 0
ttp://blog.goo.ne.jp/kaz1910032/e/47a9c7ca6b7bc37251640b8f6adc62f3
反日論文を国際社会に発信する外務省
215世界@名無史さん:2007/04/05(木) 23:43:47 0
>史学なんてその程度って事です

史学っていうか、日本ってのがその程度の扱い・・・・・・
216世界@名無史さん:2007/04/05(木) 23:47:27 0
>日本専門家を名乗って、アムステルダム大学教授

ジャーナリストの観点からの政治比較論の教授だから、各国の政治体制の
比較検証の能力が買われているということで、日本語しゃべれないのは問
題ないよ。
日本の専門家を名乗っていたというのはデマでしょ?
217世界@名無史さん:2007/04/05(木) 23:47:31 0
食っていけるのか?
218世界@名無史さん:2007/04/05(木) 23:56:02 0
『NHKvs日本政治』(東洋経済新報社)を書いたカリフォルニア大学
サンディエゴ校教授のエリス・クラウスはこんな人らすぃ。

ttp://komoriy.iza.ne.jp/blog/month/200609/
Mr. Krauss' Emotional Meltdown? タスカ氏に論破され 2006/09/28 06:32

いやあ、おもしろくなってきました。
前回、紹介したクラウス氏の私に対する非論理的なコメントに対し、
NBRネット上に日本の金融などの著作で知られるピーター・タスカ氏
が登場し、クラウス氏への批判的な論評をユーモアたっぷりで書いたのです。
完全に論破という感じでした。
そうしたらクラウス氏は逆上したかのように、ものすごい感情的な「反論」
をまた書きました。内容はもう支離滅裂で、紹介には値しませんが、
他人の攻撃は気軽にするくせに、自分がちょっとでも批判されると、
感情的溶解(メルトダウン)の状態になっちゃうんですね。
クラウス氏はタスカ氏を攻撃するとともに、私の記者としての「信頼性」
などをあげて、自分がかかわってもいない3年前の出来事に関して、
一方的な断定をしています。
これがアメリカの日本研究学者の平均水準だとすれば、悲しいことです。
219世界@名無史さん:2007/04/06(金) 00:19:53 0
考えてみれば、これだけ歴史が好きで、結構歴史があるのに、
政府機関として正式に歴史の編纂をやろうとしたのは王朝時代のごく一部の時代。
東鏡にしても幕府の役人の業務日誌、室町は公家の日記のみ、徳川実記も
幕府の役人の業務日誌のみでただ日記のみが残ったという感じだろう。
これが中国だと記録を残すことに執念をかけていただろう。
都合の悪い記録も相当焼き捨てたと思うが、それでもかなり残ったみたいだ。
今の中共政権も、言論弾圧に血眼になっているがどこか後世の審判に仰ぐと
というか、どうせあとの時代になっていろいろ悪口言われるのだろうなと
思っている節がある。現に毛沢東の私生活や文革の秘話とか周恩来の記録とか
いろいろ記録に残っている。それと比べても日本はあまり記録が残っていない。
こんな社会で歴史学者で飯を食べるのは至難の業だから、
>>1さんへいっそ歴史小説の分野に活路を見出してはどうだ。
日本人が好きなのは歴史学より、歴史小説、歴史読み物なのだから。
日本人は文学は世界的に見てもかなり古くから傑作を出してきたのだから。
220山野野衾 ◆CXSSL1llHI :2007/04/06(金) 00:24:20 0
>東鏡にしても幕府の役人の業務日誌、室町は公家の日記のみ、徳川実記も
>幕府の役人の業務日誌のみでただ日記のみが残ったという感じだろう。
『吾妻鏡』の内容は諸書を参照して成立したものですよ(それだけに矛盾もある)。
私的に編纂された史書は多く、記録や文書も多数に上ります。

>それと比べても日本はあまり記録が残っていない。
どういう分野のものを志向しておられるかにもよりましょうが、記録自体は多彩
で分量もかなり恵まれた方だろうと思います。いささか偏見があるかと。
221世界@名無史さん:2007/04/06(金) 00:31:02 0
222世界@名無史さん:2007/04/06(金) 05:18:52 0
でも、日本の地域研究者にもおかしなのがいるよね。
たとえば、この人とか。

「破滅的な米のイラン攻撃 対テロ戦争は既に第2段階入り」 板垣雄三氏が指摘
ttp://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200704040052073

イラクの内戦は、スンニ派とシーア派の対立として報道されている。日本の
マスコミは平然と「イラクは内戦状態にある」と伝えている。しかし、米国が
宗派対立を煽る集団を雇ってやらせているのが実態で、その化けの皮は剥がれ
つつある。 
「宗教が違ったら人間は喧嘩する」という考え方は日本社会に広く浸透している。
実はこれは「キリスト教徒にあらずは人にあらず」との西欧起源の考え方に由来する。
人間を絶えず対立に導こうとする扇動が、宗教・宗派戦争である。パレスチナ
問題もこの延長線上にある。 
223世界@名無しさん:2007/04/06(金) 09:27:45 0
しょせん、史料なんてものは完全には残らんのですよ。たとえば皆さん、日記つけてらっしゃいますか。
そしてそれを折りに触れては読み返してみてますか。人様から戴いた手紙(肉筆の)をきちんと整理保存して
いらっしゃいますでしょうか。それから家計簿やら毎月のガス、水道、電気料金、電話代請求書等々。
そんな人はまずいらっしゃらないでしょう。
 国家、企業組織だってそれと同じなのです。残された断片を総合して、記録はないけど、間違いなくこれは
存在していたであろう事実とか、なんである種の記録ばかりが残されたのか、それにどんな意味があるのかを
考えることが歴史学者の仕事なんですよ。
 >>222さん
 板垣雄三?ああ、現役時代海外出張ばっかりしていてろくな研究業績も残さず、ろくな講義もしなかった男ね。
軽蔑してます。信用していません。
224世界@名無史さん:2007/04/06(金) 09:51:36 0
【都知事選】浅野史郎氏、志同じならと民団に支援を要請
ttp://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/%31174623990/l50

東京都の人は、ぜひ読んでみてください。
現在、朝鮮総連や民団その他の反日団体が、総がかりで浅野を応援しています。
浅野が知事になれば、たぶん東京は終了します。
225世界@名無史さん:2007/04/06(金) 10:00:09 0
欧米でも日本でも、マイナー地域の研究者にはDQNや電波が
多いのかな。
226Ryuju ◆RlujhF6VrA :2007/04/06(金) 11:51:24 0
>山野氏
日本の場合、公的な歴史書が中国辺りと比べて少ないというのは感じる。
吾妻鏡みたいな、時の政府が関与したのはむしろ例外で、たいてい
「歴史好きの個人がまとめた」レベル。大鏡始め、著者不詳の本も多い。
素材は確かにかなり豊富だと思うけど。

>>225
何をもってマイナーとするかにも寄るよ。
東南アジアなんかは戦略的に重要な地域だから
世間的なマイナーさに比べれば研究者の質は高い方。
「想像の共同体」のベネディクト・アンダーソンも
基本的には東南アジアの研究者だしね。
227世界@名無しさん:2007/04/06(金) 13:41:10 0
中国の場合、公的な歴史書なんて研究者はもうだれも見向きもしません。刊行されている官僚の公文書、
その元になっている公文書のオリジナルを探し求めて台湾、ロンドン、ワシントン、日本の六本木その他
各地と中国の公文書館を渡り歩くんです。研究資金を貰って。
 東京大学の川島○が実践しているでしょ。これができるようになりたきゃ、命がけで勉強するんです。
ところで、このスレッド立ち上げた「夢見る受験生」君よ。結局君は、どこの大学に入学したんだね。
228世界@名無史さん:2007/04/06(金) 13:42:37 0
欧米の中国研究・日本研究は、イデオロギー的偏向が強すぎるように思える。
これって気のせい?
229世界@名無史さん:2007/04/06(金) 13:45:21 0
>>226
日本の場合、中国のような王朝交代が無かったことも関係しているのかな。
中国の場合、新しい王朝が前の王朝の歴史を書くからな。
230世界@名無しさん:2007/04/06(金) 17:09:56 0
>>229
226です。私その中国史研究で飯食ってる者ですけど、王朝交代もくそも、権力者が交代したら
直ちに歴史解釈が変わります。ですから、たくさん記録は残ってもたいてい改ざんや嘘ばかりになります。
逆に日本の場合、記録に価値を認めない人が権力を持ちますから、史料がどんどんなくなってしまうのです。
欧米だって事情は似たようなものだと思いますが、それでも程度が違います。
 いつの時代も、「今のようなひどい状況はどうして出来たのだろう」という問題関心から歴史研究が始まる
訳ですから、228さんがおっしゃっておられるように「イデオロギー的偏向」が強くなるのは当然だと
思います。ただ、夜郎自大の度合いが多いか少ないかだけの問題じゃないでしょうか。この点ですごいのは、
大局的なモノの味方ができるイギリス人やフランス人の学者ですな。
231世界@名無史さん:2007/04/06(金) 17:11:32 0
ttp://d.hatena.ne.jp/kwkt/20060810
# 「歴史認識」が大問題になるのは東アジアに特有なのでは。中東では国や
宗派が違えば「歴史認識」は全く違う。どちらが正しい/正しくないという
対立になるものではない。全く違う歴史認識の下で共存している。
# 東アジアの空間においては、あることに対して複数の事実解釈が存在
していることに耐えられず、どこかに(歴史的)真実があり、自分たちの
言っていることは正しいという議論の態度が存在しているように考えられる。
# 日本でも中国でも歴史を「the history」にしてしまう傾向がある。歴史は
「a history」であり「histories」であること、ひとつの資料に対しても
それがある事実の確からしさを担保しながらも多様な解釈がありうるという
議論のあり方が望まれる。
232世界@名無史さん:2007/04/06(金) 17:25:30 O
欧米は歴史を学び
日本は歴史にロマンを感じ
中国は歴史を利用し
朝鮮は歴史を作る
233やり直し:2007/04/06(金) 17:31:24 O
欧米は歴史を学び
日本は歴史を幻想し
中国は歴史を利用し
朝鮮は歴史を作る
234世界@名無史さん:2007/04/06(金) 17:59:55 0
日本の正史て少ないかな?
風土記、六国史 (日本書紀、続日本紀、日本後紀、続日本後紀、日本文徳天皇実録、
日本三代実録)、類聚国史、吾妻鏡、本朝通鑑、徳川実紀。
政権が不安定だった南北朝から室町時代以外は、常に編纂されてるような。
 それと、いわゆる中国の正史二十四史も国家事業として編纂された歴史書は
唐代以降で、晋書、梁書、陳書、周書、隋書、新唐書、宋史、遼史、金史、
元史、明史の11。史記や三国志など残り13は私撰のものを清代になってから
後追いで「正史」に加えたものだったはず。。。
235世界@名無史さん:2007/04/06(金) 19:46:01 0
武家政権の官撰史書は
吾妻鏡(東鑑)、後鑑、徳川実紀、続徳川実紀と続く。

後鑑は徳川幕府が官撰した室町幕府の正史。
236世界@名無史さん:2007/04/06(金) 19:47:46 0
今回の慰安婦騒動で、英国のThe Economist誌が、3月8日号の” No Comfort for
Abe”という記事で、
「もしこれまで日本政府が証拠のファイルを閉じてしまったり破壊して
こなかったら、もっと証言が出たのかもしれない」
と書いていたんだが、これを読んでがっかりしたな。

具体的に思い当たる史料がないのに、日本政府が破棄したファイルの中に
あったはずだと決め付けるのはどうよ。
欧米人の歴史意識も、東アジア並みに堕ちてしまったのかもしれない。
237世界@名無しさん:2007/04/06(金) 20:09:47 0
でも、ポツダム宣言受諾から占領軍到着までの一七日間の間に、政府は全国各地のあらゆるレベルで
戦争犯罪の証拠になりそうな公文書を大量に焼却したのは動かしがたい事実です。その時関係文書が
焼却された可能性は否定出来ません。イギリス側はそれを突いているのです。
 それに、中国の山西省档案館(公文書館のこと)には、日本軍が各村を回って
「慰安婦にする女を差し出せ」と村長に強要していた事実を記した文書がはっきり
残っていることを発掘した日本の研究者の論文もありますぞ。
238世界@名無史さん:2007/04/06(金) 20:33:38 0
>日本の研究者の論文

誰の、何という論文?
239世界@名無史さん:2007/04/06(金) 20:47:55 O
>>237なにを根拠に文書を焼いたのが動かしがたい事実っていってるのか分からない。どっから、そんなガセネタ拾ってくるの?
240世界@名無史さん:2007/04/06(金) 20:49:39 0
当事者とちがい、第三者の目で慰安所と慰安婦の実態に迫った貴重な記録が
残っている。1944年夏、北ビルマの米軍がミートキーナ戦場で捕えた20人の
朝鮮人慰安婦と抱え主の北村夫婦(日本人)からの尋問記録を要約したレポートである。
(米国立公文書館所蔵)。
(中略)
募集 1942年5月、日本人業者たちは軍の勧誘で東南アジアの占領地における
「気楽な慰安サービス」の名目で朝鮮人女性を集めた。業者は300〜1000円の
前借金を親たちに払った。

秦郁彦『昭和史の謎を追う(下)』(文芸春秋)
241山野野衾 ◆CXSSL1llHI :2007/04/06(金) 20:53:27 0
>>226
著者不詳というか、大根水増しの四鏡は、叙述からして文学志向ですからね。
歴史観自体の違いが面白いかもしれません。

>>234
風土記は史書とは異なりますし、類聚国史は菅家が六国史を部類分けしたも
のですから、朝廷により編纂された「正史」は六国史止まりですね。
(現存する『類聚国史』の巻は半分以下ですが、引用元の六国史も部分的に
しか現存しないものがあります)
新国史も編まれましたが、これは中止されています。
1901年、欠を埋める『大日本史料』の編纂が始まりました。
正史の終焉は、律令国家体制の変革と時を一にしていますが、私にはここで
申し上げるだけの器量がありません。

ただ、記録自体に重要性を認めなかったということは、勿論間違いです。
公や各自が記録して伝来していた日記や外記日記は有職故実を知るための史
料として使用されていました。江戸時代までは何をするにも先例を確認して
から行っており、複数の記録の矛盾が見つかった場合の論争も少なくありま
せん。数十年は勿論、百年以上前の記録も持ち出して確認しています。
気にしていたのは、武家・公家・大寺院ですが。
庶民の間でも、個人の土地や共同体の関わる鎮守社や山などの権利に関わる
記録は大切に保存され、裁判の際には互いに持ち出されました。
242山野野衾 ◆CXSSL1llHI :2007/04/06(金) 20:54:39 0
記録が失われた理由としては、紙が貴重な時代に盗まれて漉きなおされたこ
とや、足軽の放火(中世には占領や攻撃を意味する象徴的行為)による焼失が
挙げられます。時々田舎の文書を見ていると鼠色の料紙に書かれたものがあ
りますが、これは再利用されたもの。
江戸幕府滅亡後は、新政府が古文書と古記録を引き継いでいます。
奉行所の記録など、多くが関東大震災で焼失してしまいましたが。

明治以降、官職や儀礼が大きく改変され、有職故実が必要とされなくなり、
先例をあまり意識しなかった下位の人々(明治・大正期には薩長ほかの成り
上がりが高位について日本の文化的伝統を破壊したという非難が行われてい
ます)が要職に就いたことが、意識を変えたのかもしれません。
よくも悪くもこの国は一度変えると決めると極端に変えますから。
戦後になってからは、歴史や漢文の素養に対する敬意自体も消えましたね。
益々成り上がりや伝統軽視が横行した結果だろうと思いますが。
(よくも悪くも階層意識が消えました)
243世界@名無史さん:2007/04/06(金) 20:55:58 0
それを裏書きするのは、44年テニアン島で米軍の捕虜になったリー・パクドら
三人の朝鮮人による陳述である。
(中略)

太平洋の戦場で会った朝鮮人慰安婦(prostitutes)は、すべて志願者(volunteer)
か、両親に売られた者ばかりである。もし女性たちを強制動員(direct conscription)
すれば、老若を問わず朝鮮人は憤怒して立ちあがり、どんな報復を受けようと
日本人を殺すだろう。

秦郁彦『慰安婦と戦場の性』(新潮選書)
244世界@名無史さん:2007/04/06(金) 21:04:10 0
山野氏の正体は、やはり皇太子ではないのかと文言の端々から感じられる。
245世界@名無史さん:2007/04/06(金) 21:15:25 0
ttp://www.mars.dti.ne.jp/~techno/text/yoake.htm
日本古代文字学の夜明け?

アッシリア学の夜明け

古代文字研究史上、有名な事件の一つに「アッシリア学の夜明け」とも
いうべきイベントがある。1850年代、メソポタミアでそれまで発見
されていたバビロニア、アッシリアの楔形文字碑文は、アイルランドの
ヒンクス、イングランドのローリンソンらにより解読がすすめられていたが、
世間では、まだ、彼らが誰にも読めないのをいいことに、デタラメな解読を
発表しているとの疑念もくすぶり続けていた。
ローリンソンの友人トールボットは、王室アジア協会に、未公開の楔形碑文を
複数の研究者で翻訳し、その結果を比較すれば、その解読法が正当かどうか、
証明できるはずだと提案した。
1855年、ローリンソンは発掘されたばかりのタブレット(解読の結果、
アッシリア王ティグラト・ピレセルの年代記と判明)の写しをトールボット
に貸与したが、そのコピーはさらにヒンクスおよびフランスのオペールの
下に送られた。そして、4人それぞれの解読は密封されて王室アジア協会
に委ねられたのである。
協会の特別委員会は、その解読を比較検討し、1857年、その内容の
一致を認める旨の声明を出した。ジャーナリズムは、この解読コンテストで、
どれほど食い違った珍解釈がならぶか、楽しみにしていたわけだが、予想とは
逆の結果に驚かされることになる。
このときから、アッシリア学は学問としての厳正さを持つものと一般にも
認められるようになった。
さて、最近、日本でも超古代の岩刻碑文を発見したとか、古代の出土品に
神代文字を発見したという議論がさかんなわけだが、そうした論者は一世紀
以上前のアッシリア学者が示したような立証責任をわきまえているだろうか?
246世界@名無史さん:2007/04/06(金) 21:54:30 0
コピペやめれ。
自分の言葉に要約して語れ。
247世界@名無史さん:2007/04/06(金) 22:11:05 0
歴史学者の主張なんて、メディアが取り上げなければ一般の人に知れることはない。
アメリカやイギリスのように影響力のあるメディアを持つ国ならば、歴史的事実を
葬り去ったりすることもできる。
メディアや出版社をオーナーを通して操ればいい。国際社会はしょせん力で動く。
力の弱い国は何をされても文句は言えない。反撃すればもっと手ひどく叩かれるだけ。
歴史学者よりも、“歴史学者の皮をかぶった運動家”になったほうがいいのでは?
吉見義明・中央大教授(日本現代史)のように。
248世界@名無史さん:2007/04/06(金) 22:25:31 0
ところで本筋に戻ると、本気で歴史学で食っていこうと考える場合、
法学史とか政治外交史とか経済史とか教育史とかほかの学部に行って
歴史系基礎科目を専攻した方が遙かにローリスクという気がするのですが、
プロの方たちはどう思われますか?
249世界@名無史さん:2007/04/06(金) 22:35:08 0
本気で食ってこうと思ってるならどこ行ったって同じ
法学や経済学を専修しとけばリスクヘッジになると思ってる時点で本気じゃないだろ
250世界@名無史さん:2007/04/06(金) 22:36:29 0
史学科原理主義者は最近弱気なのか?
251世界@名無史さん:2007/04/06(金) 22:41:06 0
いくら法や政経を出たところでポストに空きが無ければ職を得られないし
グラントを引っ張ってこれない研究に価値は無い
言い換えれば何学部だろうとコネと運と業績の無い奴には無理
252世界@名無史さん:2007/04/06(金) 22:45:01 0
今の売れ筋は文学史とか文化史だね
ポスコロとかカルスタ
ジェンダーの視点で何でも切って捨てればいっぱしの論客だ
253248:2007/04/06(金) 23:51:46 0
いや、そういう趣旨でなく、
他学部の歴史系分野の場合、
もともと実学系の学部であれば研究者志望者が限られていることから考えて、
アカポスの数に対して研究者志望者が大幅にあぶれる、という状況は、
史学科よりましなのではないか?と考えられる、ということ。
研究者を目指してまじめに勉強・研究するのは当たり前、
それでも職にありつけない可能性が高いのが今の史学科の現状、というのが
スレの流れでしょ。
254世界@名無史さん:2007/04/06(金) 23:58:44 0
>>227
そういうせいぜい清代中期以降(の一部分野)にだけ当てはまることを、勝手に中国史全体に
拡大しないで欲しいんだけど。

敦煌文書をはじめとする膨大な文書群に、近年陸続として発掘されている墓誌。
これらが出てきたからと言って、唐代史研究者が両唐書や冊府元亀を捨てたかね?
徽州文書の解読が進んだからと言って、誰も明代方史を使わなくなったか?

それに清末以降の研究だって、公的な歴史書の筆法を知っている人が、トウ案やら
FOの文書とか読むからこそ、たとえば英語を喋る中国人がいかなる存在だったのかを
逆説的かつ、より深く理解できるわけでしょうが。
255世界@名無史さん:2007/04/07(土) 00:10:34 0
>>253
法学部で法制史を学んで法学部の教授を目指すというわけ?
結局史学で法制史専門にやった連中と比べて史学科での就職が有利になるわけでも無いし
法学部での法制史だって近現代以前はそうそうポスト無いんじゃないの?
可能性としてはそう変わらん希ガス

まあ自己責任でやってみたら
256Ryuju ◆RlujhF6VrA :2007/04/07(土) 01:05:39 0
皆さん分かってるとは思うけど、230は私じゃないです。念のため。
257世界@名無史さん:2007/04/07(土) 02:37:23 0
>>255
多分、経済史や経営史の方がつぶしが利く。計量ができれば、そっち系の就職もあるし。
経済思想史とかでも社会学系に潜り込む余地があるから、法制史よりは需要あるでしょ。
258世界@名無史さん:2007/04/07(土) 07:38:05 0
   ○               ○
    ○             ○ <ちょっとびっくり機能>
     ○           ○
      ○         ○   全体をコピペすると、
       ○       ○    使用中のWindowsの
        ○     ○     バージョンが表示される。
         ○   ○
          ○ ○
W i n d o w s [ MAC ]
          ○ ○
         ○   ○      (板によって非対応の場合あり)
        ○     ○
       ○       ○
      ○         ○
     ○           ○
    ○             ○
   ○               ○
259世界@名無史さん:2007/04/07(土) 09:48:34 0
257
お前は何にもわかっていない、バカであることは認定してやろう
260世界@名無史さん:2007/04/07(土) 10:03:22 0
   ○               ○
    ○             ○ <ちょっとびっくり機能>
     ○           ○
      ○         ○   全体をコピペすると、
       ○       ○    使用中のWindowsの
        ○     ○     バージョンが表示される。
         ○   ○
          ○ ○
W i n d o w s [ MAC ]
          ○ ○
         ○   ○      (板によって非対応の場合あり)
        ○     ○
       ○       ○
      ○         ○
     ○           ○
    ○             ○
   ○               ○
261世界@名無史さん:2007/04/07(土) 11:05:44 0
>>233
うまい
262世界@名無史さん:2007/04/07(土) 13:06:00 0
>>230
>この点ですごいのは、大局的なモノの味方ができるイギリス人やフランス人の
>学者ですな。

それはやっぱり長い間植民帝国を支配してきたせい?
263262:2007/04/07(土) 13:06:55 0
×→植民帝国
○→植民地帝国
264世界@名無史さん:2007/04/07(土) 13:29:14 0
>>230
ナイオール・ファーガソンというイギリスの経済史家は、カナーリ夜郎自大の気が
強いと思うんだが。
“アメリカは大英帝国に倣って帝国になるべき”とか主張していた人。
265世界@名無史さん:2007/04/08(日) 00:26:33 0
>>264
お宅、ちゃんと本、読んでますか?
馬鹿さ字面からにじみ出てるんですが。

あげとくな
266世界@名無しさん:2007/04/08(日) 11:27:47 0
>>254使わないとはいいませんが、出てくる情報は、研究者にとっては陳腐なものになりつつあります。
もちろん、見落としている情報、あるいはありきたりだと思っていた記録の中に込められていた、重要な
意味を新たに気付かせてくれればそれにこしたことはないでしょう。昔の研究で言えば、宮崎市定が清初の『東華録』
を使って書いた、「清朝の国語問題の一側面」みたいな論文のことです。
>>254 档案やFO, 清末の英字新聞『北中国毎日新聞』の週刊誌ダイジェストや『申報』を読んで
論文を書いている、M野のことを言っているんでしょ。彼から聞いたけど、過去に使われていた史料を再評価しなければならない事例にでくわした
ことは殆どありませんがね。清代中期以降だと、まだ誰も知らない、驚くような話がいっぱい史料に
残っているそうですよ。
267世界@名無しさん:2007/04/08(日) 12:02:09 0
>>262
>>この点ですごいのは、大局的なモノの見方ができるイギリス人やフランス人の
>>学者ですな。

>それはやっぱり長い間植民帝国を支配してきたせい?
っていうよりも、14〜17世紀にかけての内乱にもまれた経験があるからじゃないでしょうか。それと
この二つの国が世界でも最も違った政治哲学、統治機構を持っていたからじゃないでしょうか。この
あたり、西欧史の専門研究者の方のご意見傾聴したいと思います。
268世界@名無史さん:2007/04/08(日) 19:27:21 0
ttp://news.livedoor.com/article/detail/3111823/
民族に執着する「韓国近現代史」教科書への批判的分析

このシンポジウムを整理した総論で、建国大のイ・ジュヨン教授は、現在の検定制
「韓国近現代史」教科書の多くが「文明開化派(開国派)」ではなく「衛正斥邪派
(鎖国派)」の観点に基づいて書かれていると指摘した。
これは、民族主義の名分と「革命」に過剰に執着するあまり、韓国史が大陸文明圏
から海洋文明圏へと移行する「文明史的転換」の側面を見逃し、その結果、当時の
エリートとして自由民主主義の基礎を築いた兪吉濬(ユ・ギルチュン)、徐載弼
(ソ・ジェピル)、李商在(イ・サンジェ)、李承晩(イ・スンマン)などが
排除され、民衆主義者や社会主義者といった「運動家中心の歴史記述」になった
という主張だ。
また、延世大のオ・ヨンソプ研究教授は、教科書の義兵の記述で「民衆」を過剰に
強調するあまり、義兵将の大部分が忠君愛国論の信奉者だったことを見逃して
いると指摘した。
269世界@名無史さん:2007/04/08(日) 21:58:50 0
>>267
イギリスの歴史学者にも痛い人はいます
270世界@名無史さん:2007/04/08(日) 22:27:32 0
イギリスの歴史を専門としている学者で、一番痛い例は中西輝政だらうね
271世界@名無史さん:2007/04/08(日) 22:27:52 0
アーサー・シュレジンガー・Jrが、歴史から教訓を導くことの限界と危険性を
説いていた。
「過去を繰り返すように運命づけられているのは、しばしば過去を記憶している
人たちである」と。
272世界@名無史さん:2007/04/08(日) 22:32:39 0
>>270
香具師はよしのりと同じレベルだろ。
273世界@名無史さん:2007/04/08(日) 22:37:51 0
>>270
高坂正堯はまともだったけどね。
274世界@名無史さん:2007/04/09(月) 03:57:39 0
>>266
それで?M野氏が何と言おうと、結局、>>227での「もうだれも見向きもしません」というあなたの
現状認識を肯定する要素は、>>266の中に全く見られないんだけど。

日本文化チャンネル桜は、平成十九年三月三十一日をもってスカイパーフェクTV!Ch.767における
24時間放送を休止し、同Ch.241「ハッピー241」の夜の時間帯で放送を続けることになりました。

※「ハッピー241」での放送時間(4月1日?)は、以下のとおりです。スカイパーフェクTV!
の受信環境があれば、どなたでも無料でご覧になれます。
       【月?金】18:30?21:30/23:00?24:00
       【土・日】21:00?24:00

http://www.ch-sakura.jp/index.html


276世界@名無しさん:2007/04/09(月) 20:26:56 0
>>274
 そういう質問するってことだけで、君に歴史学者としての素養がないこと、勉強していないって
ことがばれているよ。あるテーマに関する研究っていうのは、先行研究の註を頼りに、そこに引用
された史料をしらみつぶしに読み通し、さらに新史料を加味して過去の解釈を変えていくのが常道。
『両唐書』その他公式記録は、殆ど索引が出来てしまっています。ここに記された史実は殆ど事典化、
年表化されてしまっています。新しい解釈は、こうした事典、年表に記された史実の背後事情、
そこには記されていない、何らかの事情について仮説を立ててからでないとできません。M野さんて
いう人は、まず新史料を徹底的に漁ってから、先行研究の使う史料と突き合わせ、そこから新解釈を
打ち出すスタイルの研究者なんです。
 古くから存在が知られているが、あまりに浩瀚なので読み通す気力のない史料だけを読んで新しい
解釈を打ち出せる宮崎市定先生みたいなのは、巨匠の達人芸なのです。M野式は中堅のオーソドックスな
研究手法。その手法をとると、古くから存在している史料だけに依存した人名事典、概説書、先行研究の
あらが見えてくる。すると、最早そんな両唐書のような、古くからある公式記録だけをああでもない、
こうでもない、とひっくりかえす古代中世史がばからしく思えてくるのです。
 こんなことは、史学科のゼミでしごかれればわかることでしょ。もし、君が史学科の学生か大学院生なら
人生もう終わったも同然だよ。
277世界@名無史さん:2007/04/09(月) 21:01:05 0
>君が史学科の学生か大学院生なら
人生もう終わったも同然だよ。

そうかいな?今覚えたんじゃない?
それにウサギとカメのことわざもある。
驕れる史学者久しからず
278世界@名無史さん:2007/04/09(月) 21:15:25 0
>>276
>古くから存在が知られているが、あまりに浩瀚なので読み通す気力のない史料
>だけを読んで新しい解釈を打ち出せる宮崎市定先生みたいなのは、巨匠の達
>人芸なのです。M野式は中堅のオーソドックスな研究手法。

もしかしたら過渡期なのかもよ、そのも野とかいう人
279世界@名無しさん:2007/04/09(月) 22:33:27 0
死ぬまでは、誰だって過渡期だよ。
280世界@名無しさん:2007/04/09(月) 22:44:04 0
>>277
いや、やはり終わりでしょう。こんな枝葉末節な史料論すらわからないんじゃ、斬新な着想なんか
できる能力はありませんから。お気の毒です。
281世界@名無史さん:2007/04/09(月) 23:04:12 0
>>276
なんだかな〜。

> 先行研究の註を頼りに、そこに引用された史料をしらみつぶしに読み通し

この時点で「もうだれも見向きもしません」に含まれないでしょうが。
事典化されていようが、それを読めなきゃ意味がない。論文コピーしたって
その論文を読んだことにならないでしょ。

史料論どころじゃない。日本語の問題です。

> 最早そんな両唐書のような、古くからある公式記録だけをああでもない、
> こうでもない、とひっくりかえす古代中世史がばからしく思えてくるのです。

当たり前です。そんな戯画化された古代中世史研究なら。
戯画化すれば、同じ様な論法で近代史だってバカにすることは可能です。
282世界@名無しさん:2007/04/09(月) 23:24:58 0
>274=281の膨れっ面が目に浮かぶ。
283世界@名無史さん:2007/04/09(月) 23:26:01 0
第二のケツ毛バーガー事件が発生!? ハメ撮り画像と動画流出
http://www.new-akiba.com/archives/2007/04/post_8684.html
284世界@名無しさん:2007/04/09(月) 23:30:22 0
>281よ。つべこべ難癖こねてないで、史料カード書きためて『史学雑誌』掲載論文でも書きな。
285世界@名無しさん:2007/04/14(土) 22:33:15 0
このスレを立ち上げた「夢見る受験生」君よ。大学生活はどうなっているんかの。
286世界@名無史さん:2007/04/16(月) 19:47:40 0
「アウシュビッツ」犠牲者数めぐり露vsポーランド 施設開館、2年延び延び

ポーランド南部のアウシュビッツ強制収容所跡にある一部の展示施設で、自国の
ユダヤ人犠牲者数の表記をめぐるロシアとポーランドの対立から、ロシア関連の
施設の開館が2年も延期される異常事態となっている。
ドイツ公共放送ドイチェ・ウェレによれば、ロシア側は、ナチス・ドイツによって
第二次大戦中に命を奪われたユダヤ人全600万人のうち、半数の300万人が旧ソ連
国民だったと主張。その数字を明記し、2005年に開館したい考えだった。
これに対し、収容所跡を管理するポーランド側は、ロシアが主張する300万人のうち、
約100万人は独ソ間の「モロトフ・リッペントロップ秘密協定」(1939年)に
基づいて領土を奪われたポーランドやバルト諸国、ルーマニアの国民だったと反発。国際
アウシュビッツ評議会のバルトシェフスキ会長(元ポーランド外相)も「ロシアは犠牲者
の墓を冒涜(ぼうとく)している」とロシアに表記変更を求めている。
各国展示施設のうち、ベルギーやチェコなど一部の国については建物の改装も終わり、
展示も始まっているが、ロシア分については、「領土変更については言及すべきだ」と
するポーランドの折衷案をロシアが拒否して開館すらされていない。
こうした中、ロシアからは批判の声が噴出、独メディアによれば、ロシアの国会外交委員長
は「ポーランドは信じられない挑発をしている。彼らの主張は歴史の書き換えだ」などと
強く反発している。

ニュースソース
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070414-00000013-san-int
287世界@名無史さん:2007/04/16(月) 19:55:48 0
ロシアとポーランドが不仲なのは今に始まった事じゃない。
288世界@名無史さん:2007/04/16(月) 22:48:04 0
スレ違いの話題はスルーしよう
289世界@名無しさん:2007/04/17(火) 21:35:59 0
このスレももうおしまいだな。
290世界@名無史さん:2007/04/18(水) 10:58:12 0
日本自体が終わりだし、もうどうでもいい
291世界@名無史さん:2007/04/18(水) 18:27:42 0
日本だけでなく世界全体の将来が暗い。
292世界@名無史さん:2007/04/18(水) 20:01:16 0
だからこそ史学の価値が輝く時代だ、たぶん。
293世界@名無史さん:2007/04/19(木) 00:20:55 0
世界がどうなろうと、自分が面白ければ良いのでないのか?
史学をやっている連中はww
世間に笑われようとも、自分が納得すれば良いのではないかな。
本の一つ、HPの一つでも作って多少売れたり、話題になれば
それでいいのでは?
294世界@名無史さん:2007/04/19(木) 01:30:20 0
そうだ、過去の栄光に浸って生きよう。
295世界@名無史さん:2007/04/19(木) 12:47:54 0
最近の慰安婦問題をめぐる中韓の動きを見ていると、帝国主義時代に欧米人が
「東洋人には謙虚さは弱さのしるしと映る」「彼らに理解できるのは力だけだ」
と言ったのがやっぱり正しかったんじゃないかと思えてくる。
彼らには歴史叙述において、事実関係を正確に書くことの重要性が理解できない。

漏れは野蛮人とか文明人とかいう言葉があまり好きではないが、中韓については
“野蛮”という言葉を使いたくなる。
296世界@名無史さん:2007/04/19(木) 16:47:32 0
漏れの粗雑な理解


ランケが実証主義を歴史学に持ち込んで
歴史家は歴史学者になった

このため歴史が持っていた講談の要素は排除されて
無味乾燥な叙述が延々と続くようになった

現在では史談の要素はハリウッド映画や大河ドラマや
司馬遼太郎や塩野七生などのエンターテイメントに
流れている。現在、経済的に豊かなのはこちらである。
逆に歴史学者は困窮することが多い。
297世界@名無史さん:2007/04/19(木) 16:58:47 0
>>296
結局、お堅い史学談義よりも、誰でも入れる娯楽に走るのよね。
後、純粋な歴史学者を自称している人ほどメジャーな時代・人物を本にして
糊口をしのぐ傾向にある。
298世界@名無史さん:2007/04/19(木) 18:02:24 0
漏れ、身は明かせないけど、これまでそれほど研究されてこなかったマイナーな分
野ないし地域の資料発掘や整理から手がけている。
当然赤貧状態。
299世界@名無史さん:2007/04/19(木) 18:16:33 0
雍正帝や煬帝といったマイナーな皇帝を面白く書いた宮崎翁のような人は
今後現れる可能性は限りなく低いと思われ。
出版社が企画の段階で断る確立大。
300世界@名無しさん:2007/04/19(木) 21:30:03 0
>>299
 とも限らないよ。西洋史の佐藤彰一をみな。東洋史だったら、宮嶋博史に川島真や岩井茂樹がいるだろ。
世代交代しているんだよ。この世界も。
301世界@名無史さん:2007/04/19(木) 21:40:11 0
歴史学はつねに歴史的神話に敗れてきた。
民族の英雄や殉教者の生命は永遠。
302世界@名無しさん:2007/04/19(木) 21:51:44 0
301は要するに何が言いたいの?
303世界@名無史さん:2007/04/20(金) 07:56:32 0
歴史的神話(史談)>>>>>歴史学(実証)

ということでは
304世界@名無史さん:2007/04/20(金) 10:41:13 0
漫才のボケと「突込み」みたいなものかww
ボケが(神話、講談)突込みが(歴史学=実証)
305世界@名無史さん:2007/04/20(金) 13:31:43 0
今の流行はWボケにWつっこみなのにな
306世界@名無史さん:2007/04/20(金) 16:52:21 0
国文学研究資料館長の伊井春樹(66)は驚いた。若い研究者の論文を読んでいたら、聞き
覚えのない歌集の名前が出てきたのだ。古典研究で第一人者の伊井でさえよく知らない
歌集を、どうやって発掘したのか。尋ねたらこんな答えが返ってきた。「検索しました」。
◆誤った記述引用
技術と縁遠いように見える国文学の世界にもネット文明の波は及んでいる。ネットやCD−
ROMでデータベースを検索すれば、昔の言葉がどう使われていたかすぐ分かる。 だが、
時代背景や文脈まできちんと理解できているのか。
「『あはれ』という言葉一つとっても、万葉集と源氏物語では意味が異なるが、検索結果で
は平等に扱われる。原文を読み込み、関連資料にあたらないと深い考察は得られない」。
源氏物語のデータベース化にいち早く取り組んだ伊井も、ネットの情報を安易に引用する
風潮には危惧を抱く。
パソコン画面で文章の一部分を複写し、別の場所に張り付けることをコピー・アンド・ペースト
(コピペ)と呼ぶ。ネット文明は離れた人と人を結びつけ、知の化学反応を起こしてきた。しかし
中には、検索で得た情報を頭の中に“張り付け”、自分で考えたつもりになる「コピペ思考」
に陥っている人もいる。
米バーモント州のミドルベリー大学。歴史学部は1月、試験やリポートでネット上の百科事典
「ウィキペディア」を引用することを禁じた。島原の乱に関するリポートで、6人の学生が揃って
「イエズス会が反乱軍を支援した」と誤ったためだ。全員がウィキペディアから引用していた。
誰でも自由に書き込めるウィキペディアはネットの開放性を象徴する存在だ。しかし時には
不正確な記述も紛れ込む。同大教授のニール・ウォーターズ(62)は「情報を見極める力が
重要」と指摘する。ネット上の情報が玉石混交というのは常識。しかし便利さに慣れた人間
は、考えるより先に検索するようになった。このままネット依存が進むとヒトの「脳力」はどう
なるのか。                          

日経新聞07.04.20朝刊1面『ネットと文明』より
307世界@名無史さん:2007/04/20(金) 18:24:27 0
だから、そういう長文コピペ(しかもコメントなし)がツマランと言ってるわけでw

要約しろ。自分の言葉にまとめろ。話はそれからだ。
308世界@名無史さん:2007/04/20(金) 18:43:39 0
やっぱり厳密な考証が必要となると、
どうしてもタコツボ化しちゃうよね

そして議論も縮小再生産されて、
一般人の耳目を集めることも少なくなる
309世界@名無史さん:2007/04/20(金) 18:50:35 0
タコツボ化のほかに、イデオロギーのせいで一定のサークル内の中でしか
通用しない議論がなされる場合もある。
310世界@名無史さん:2007/04/21(土) 02:44:01 0
新聞記事とはいえ、何を今さらってかんじだな。
『電脳国文学』とか読んでないのだろうか。
311世界@名無史さん:2007/04/21(土) 08:02:45 0
安易になんでも長文コピペしたがる2chネラーの姿勢が問題なんだろ。
312世界@名無史さん:2007/04/21(土) 09:38:12 0
史学科のクズ全体の姿勢が問題。
313世界@名無史さん :2007/04/21(土) 12:07:05 0
おばちゃんたち、おじちゃんたち たくさんお勉強してるのに
             ,. - ─── - 、
             /    ,       `ヽ.      
            /〃//,. ,ィl/|l ト、 !、 、  ヽ        なんとかCOEのこまづかい
          ー'´| | l |1 | !l. l| ! | l.|ヽ ! !、 ',  なんとか研究センター講師 
             YレV!ヒエ「! |l.「_ト!Ll」| l l  l   なんとかフェロ−シップなんかしてるの?
           ! lハイJ |  ´|_jヽ. リ,! ! l. l |
             |l |l.} ー ,   L _,ハl.lトl l. | l
             |l ilト、   n  ''  ,1l|ィ| |l l |
           _ 二,ニ^tュ--ェ_t1」l.|l !リ|_lノ
       r7´   f r┐| 〔/ミヽ>,-、 ̄´
       Y       ー个‐'t  ハ-、_'ゝ、
        ヽ ._・ rく ̄ヽト-'丿  ヽ l
        / (・__,)ゝi┬'´ハ`     '`|
          |ヽ, イ   ノ┴くヽヽ、    /
        `´ ゝ┬ヘ`ヽ   |  `ー‐1
           ゝノ-‐^ー'一''丶  ヽ ヽ
           ト、_       `ーァ'¨不ヽ
            | | 「 ̄「 ̄l ̄ト、,イトヒi′
             l l. l   l  !  !└' l |
             └ L 」_,|__l_l.__L.l′
             |   |  |   |
              l   l   !   !
                l   l.   l   l
            ト--┤   !--‐1
              f‐t央j.   ト央ァヘ
              |  甘l、  / 甘  |
             l  ,.-‐ヽ レ'⌒ヽ/
314世界@名無史さん:2007/04/21(土) 13:23:59 0
これは「取調べ」だ。
史学科のクズたちに自供させるためには、「責め過ぎ」はよくないぞ。
相手が自ら吐くような環境を作るのだ。
315世界@名無しさん:2007/04/21(土) 18:34:40 0
>>313
 そうだよ。俳優や芸能人が一人前になるまでの下積み修業と同じものだよ。そこでどこまで生き残れるのか、
試されるんだよ。
316世界@名無史さん:2007/04/21(土) 18:39:26 0
>>315
43歳の俳優下積みとかありですか?
317世界@名無史さん:2007/04/21(土) 20:45:45 0
大器晩成型ってのもあるのにな

人間には色々なパターンがあるのに、それを見抜く能力がないから
人間評価を単純なものにするのは、世の習い

イチローだって、鈴木監督がもう少し長く居座れば、才能開花することなく
引退してただろうね
318世界@名無史さん:2007/04/21(土) 21:51:51 0
>>317
43歳のイチローとかありですか?
20年以上下積みしても大丈夫ってこと?

プロ入団後、イチローはいわゆる「下積み」を一年程度しか経験してないはずだけど。
史学科には野球に中途半端に詳しい奴がいるんだな(w
319世界@名無史さん:2007/04/22(日) 00:33:45 0
大器晩成だと「歴史とはなにか」著者E・H・カー
外交官、ジャーナリストをへて50才手前でカレッジに入りなおして歴史学者に。
歴史経済学のフリードリッヒ・リストは役人で、ほとんど独学。
変わったところだとウィリアム・グラッドストン。40代半ばで蔵相を辞めた後、
3年ほど暇つぶしと趣味でホメロスの研究をして評価を受け、その後また
政界に復帰してイギリス首相に就任。
320世界@名無しさん:2007/04/22(日) 10:20:50 0
偉大な歴史家は、現実世界で挫折した体験が多いのですよ。そうそう、ジョン・L・ギャディス
『歴史の風景:歴史家はどのように過去を描くのか』(大月書店)はお薦めです。
321世界@名無史さん:2007/04/22(日) 11:07:40 0
>>319
そいつら別に歴史やらんでも普通に生活できてた連中やろ
実社会では何の能力も発揮できないここのクズ院生どもとは大きく違うw
やっぱ歴史学は人生経験豊富な引退後のジジイが修める
教養科目でいいんだよ
322世界@名無史さん:2007/04/22(日) 12:43:25 0
>>319
カーと自分を比べるとは、笑止。
ませた小学生が自分をアインシュタインと比べるのと同じレベルですね。

でも、本気でカーと自分が同格だったらそれはそれで怖い=統合失調症、妄想性人格障害(www
323世界@名無史さん:2007/04/22(日) 12:44:09 0
× でも、本気でカーと自分が同格だったらそれはそれで怖い=統合失調症、妄想性人格障害(www
○ でも、本気でカーと自分が同格だと思ってるなら、それはそれで怖い=統合失調症、妄想性人格障害(www
324世界@名無しさん:2007/04/22(日) 19:53:45 0
「わだばゴッホになる」といって本当になった棟方志功の例もあるぞ。
325世界@名無史さん:2007/04/22(日) 20:19:19 0
だからさあ、そういう奴は放っといても自然になるようになるんじゃないの?
ここにいる史学科院生の大半は人生の敗残者
百歩譲ってここから一人や二人棟方のような傑物が出ようと
残りの連中が首吊るか日雇いの工場労働者になるという事実は変わらない
326世界@名無史さん:2007/04/22(日) 20:31:24 0
↑これを「史学科難民」「院生難民」と呼ぶ・・・
327世界@名無史さん:2007/04/22(日) 21:35:03 0
>「史学科難民」「院生難民」
おまえらが野垂れ死ぬのは自業自得だが、前途ある若い世代をだまくらかして、
悪の道に引きずり込むのだけはやめろよ。
328世界@名無史さん:2007/04/23(月) 01:29:37 0
ああ、今の時期は会社とかでもよく見かけるよな。
暇を持て余しているもんで新入社員を捕まえては
「仕事に夢を持ってもムダだよ」とか「この会社はもうダメだ」とか
ハタ迷惑な説教をしたがる窓際オヤシがw
329世界@名無史さん:2007/04/23(月) 09:24:30 0
↑就職したことないくせして、なんで見てきたかのように言えるのか不思議。
330世界@名無史さん:2007/04/23(月) 10:52:34 0
ホームレスって元大学教員てのも結構多いの知ってるか?

社会不適合者が大学院に残って研究者でやってけた側面ってのは確かにあった。
まあそれも受験戦争時代の大学バブルからの話なんだけどな。

もうそれも限界で、これからはいよいよ大学がバタバタつぶれて
大学側も教員バサバサ切り捨てはじめてるからな。

就職出来ない人間が院に進むって手は
これからは自分の首を絞めるコースになるだろうよ。
331世界@名無しさん:2007/04/24(火) 21:39:22 0
 それは、会社員だって同じじゃないでしょうか。
332世界@名無史さん:2007/04/24(火) 22:27:53 0
ニートの世界へようこそ
333世界@名無史さん:2007/04/24(火) 22:50:16 0
ttp://www.asahi.com/national/update/0414/TKY200704140400.html
慰安婦強制示す調書、東京裁判に各国検察提出

※こういう尋問調書というのは信用できるの?
334世界@名無しさん:2007/04/25(水) 23:10:35 0
原則として弁護人による反対尋問を併せ読んだ上で研究者個人が判断する問題だと思う。でも、
強制があったのは疑いない。ただ、この件で日本を声高に糾弾する韓国人ってあざといね。自分たち
だってヴェトナム戦争に派遣した白馬・猛虎部隊の隊員相手の慰安所の元売春婦が子供の認知と養育を
要求してソウルに押しかけた時の、盧武鉉の応対が見物だったとどこかのブログで読んだ記憶があるが。
ちょっと、話が横道にそれてしまってすまん。
335世界@名無史さん:2007/04/26(木) 21:29:03 0
ttp://www.janjan.jp/government/0704/0704214204/1.php
慰安婦問題の“勝利”をもたらした“外圧”と日本の言論

※これから先、歴史問題は“外圧”に左右される時代が来るのかなあ?
中韓が歴史と政治を結びつけるのは昔からだけど、最近はアメリカまで
加わってきた。
336世界@名無史さん:2007/04/26(木) 23:43:11 0
>>335
てめえらの研究分野は外圧とは無縁だろうが、ほっとけ!
337世界@名無しさん:2007/04/28(土) 11:45:51 0
>335
 日本に限らず、どこでもそうでしょ。アフリカ人に攻め立てられる英米、チェチェンに攻め立てられる
ロシア、アルメニア人に攻め立てられるトルコ、アラブ諸国とイスラエルを見ればええ。日本人だけが
悪者になっているわけではないです。
338世界@名無史さん:2007/04/28(土) 15:48:09 0
日本のように、すでに外交的には解決済みの問題まで、一事不再理の原則を
無視して攻め立てられる国は特殊だと思うが。
339世界@名無史さん:2007/04/28(土) 16:07:27 0
>>338
JAPがほかの国に比べ雑魚なのと、
自分の偏見だが、恐らくは、
中韓が選民的な民族主義思想を持った人間が多いためだろう。

台湾や南洋諸島の植民地統治とか
シンガポールでの華僑虐殺やフィリピンでの土人虐殺はあまり話題には上がらないし。
340世界@名無史さん:2007/04/28(土) 19:44:41 0
日本は欧米人からも個人補償を求めて訴えられている。
341世界@名無史さん:2007/04/28(土) 20:29:32 0
欧米人様が個人補償を求められているということは、
100%日本が悪いからだな。
なぜなら欧米人さまの言うこと=世界の常識だからだ。
ほかの国も欧米人様のまねをしているに過ぎないのだ^^
日本は反省が足りないんだよ^^

反省しなちゃいっ>ω<
342世界@名無史さん:2007/04/29(日) 12:17:09 0
秦郁彦が何年か前に、「この21世紀は歴史観の争いになるのではないか」と
予想していたが、その予測は当たっていたみたいだな。
「歴史認識」というものを完全に一致させることははたして可能なのか?
ヨーロッパ諸国でさえなかなか一致しないらすぃ。

ttp://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070429AT2M2801R28042007.html
ロシア系住民、600人を拘束・エストニア混乱続く
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070414-00000013-san-int
「アウシュビッツ」犠牲者数めぐり露vsポーランド 施設開館、2年延び延び
343世界@名無史さん:2007/04/29(日) 14:37:39 0
クソ博士どもが話題ずらして、煙にまこうとしてるよ。
344世界@名無史さん:2007/04/29(日) 20:16:48 0
>>342
歴史観とは主観に過ぎないのだろうか。
史料からたんたんと史実を読み取ろうとすることは
不可能なのだろうか?
345世界@名無史さん:2007/04/29(日) 20:39:53 0
歴史学者って、GWも歴史のこと考えてるんですか?
24時間ずっと歴史?
それじゃ歴史の奴隷ですね
346世界@名無史さん:2007/04/29(日) 21:00:34 0
>>345
別に学者じゃなくても考えてるよ。
例えば歴史ヲタクとか。
俺も一日中、歴史ファンタジー妄想、歴史ゲーム、歴史書読み、歴史映像視聴ばっかりしてる。

俺は「歴史学者」や「史学科」は大嫌いだけど、歴史は大好きだから、その台詞はどうかと思うぞ。
347世界@名無しさん:2007/04/29(日) 22:55:17 0
>345
 それで生活しているんだから、当然そうでしょ。寝てもさめても研究中のテーマについての史料を読むか、
論文を書く。あるいは大学での授業の準備のための文献読みですよ。たかが歴史研究、でも俺はそれが
好きなんだ。あるいは、貧しい歴史学者は論文書くだけ。なんて、ストーンズの歌の文句をもじって書いてみました。
348世界@名無史さん:2007/04/30(月) 01:10:54 0
>>345
歴史のことを考えるなと言うほうが苦痛。
ゲーオタにゲーム禁止するようなもの。
アニオタにアニメを見るなというようなもの。

「もしおれがのんびり寝そべっていたいと思うようなら
その時はおれもおしまいだ」(「ファウスト」)
349世界@名無史さん:2007/04/30(月) 03:21:46 0
アトポス死ね
350世界@名無史さん:2007/04/30(月) 06:58:05 0
>>347-348
別に学者になってほどやることじゃないと思うんですけど・・・
351世界@名無史さん:2007/04/30(月) 07:02:07 0
やっぱり現地語をちゃんと覚えたり、一次資料に当たったり
インタビューするには学者にならないと厳しいんじゃ
352世界@名無史さん:2007/04/30(月) 07:31:20 0
>>351
日本の無職博士どもには無理です。
英語できないのになんで西洋史やってるんですか!!!!
ってな感じ!!!!
353世界@名無史さん:2007/04/30(月) 09:12:27 0
趣味や道楽で生活したい気持ちはわからんではないが、
それはオタクとかわらない。
ていうか、歴史学者なんてオタクの成れの果てかw

でも、趣味と仕事は別にしといた方がいいと思うぞ。
354世界@名無史さん:2007/04/30(月) 19:32:14 0
ここで愚痴ってるのは、
海外旅行はできるけど、海外留学する金がない香具師らだな。









俺もだけど(w
355世界@名無史さん:2007/04/30(月) 20:04:43 0
就職内定もらって来年から社会人なM2です。
いろいろ勉強してやっぱり俺研究者にはなれんなって修士入ってからわかった

自分が研究者になるのかどうするのかってなかなか学部時代には決めづらいと思う。
俺より才能ありそうなやつ学部で就職しちゃったけどもったいない。

迷っている学部生には修士になってから考えるというのも手だと思います。
もちろん就職に有利には働かないことや景気の動向も考えた上で。

日本の企業が新卒かどうかや年齢にこだわるのはある意味合理的だけど何とかならないっすかね





356世界@名無史さん:2007/04/30(月) 20:19:56 0
>>355
就職おめでとう。

企業が求めてるものはヲタのスペシャリスト的知識なんかじゃなくて、
もっと平凡なTOEIC何点だとか、あるいは漢字検定一級とかいう常識力、ジェネラリスト的知識。
まあ、大学院に行く香具師はもとから社会不適合なのが多いから(ry

西洋史ならTOEIC満点、東洋史なら漢検一級目指しましょう(www
357世界@名無しさん:2007/04/30(月) 21:09:09 0
>354
海外留学って言うのはね、自分の金でいくもんじゃありません、福沢諭吉の昔から、他人の金で行くもんです。
外国政府あるいは然るべき機関の奨学金ぶんどって、行くもんです。そして、命がけで博士号とって、
その学位論文を出版してはじめて認められるんです。
358世界@名無史さん:2007/04/30(月) 21:13:37 0
フルブライトや国費招聘も取れない奴が留学したって意味ねえよな
359世界@名無史さん:2007/05/01(火) 04:01:07 0
>>357
貧乏な人はそうだよね。
金持ちの教授は私費が多いぞ。
まあ、そういう君は頭が足りないから留学できないんだろうね。
360世界@名無史さん:2007/05/01(火) 04:03:07 0
金も頭もない奴が大量にはびこってるのが重点化クオリティ
361世界@名無しさん:2007/05/02(水) 21:06:45 0
ま、英語と母国語以外にあと何カ国語で話せて、書けてでないと、外国史で教授にはなれなくなるのが、
これからでしょうな。
362世界@名無史さん:2007/05/02(水) 22:48:37 0
↑どしてそう思う?
363世界@名無史さん:2007/05/02(水) 23:41:03 O
>>8にあるような採用基準は今時の西洋史関係者の共通認識だと思うが?
364世界@名無史さん:2007/05/03(木) 00:38:56 0
>>8
なんだ。英語いらないのかw
365世界@名無史さん:2007/05/03(木) 03:20:21 O
英語なんて日本語と同じくあって当たり前
わざわざ言及するほどのものじゃないしw
366世界@名無史さん:2007/05/03(木) 03:48:39 0
釣れたw
367世界@名無史さん:2007/05/03(木) 08:43:59 0
いずれにしても言語スキルにコンプレックス持ってるような奴は
生き残ってくのは無理ってこった
368世界@名無史さん:2007/05/03(木) 13:01:02 0
  生きていくのに特に役に立たないかもしれない知識をより沢山 知っていることが、「学力」が高いという迷信からそろそろ抜け出 してもいいんじゃないかと思うのですが・・・ 
369世界@名無しさん:2007/05/03(木) 18:36:48 0
>362
 海外のシンポジウムで外国の研究者と対等に討論できないから。英語だけじゃだめ。ちゃんと研究対象
としている国の研究者、外交官、政治家を感服させる必要があるからだよ。歴史認識論争見ればわかるだろ。
これからの歴史学者は、外交官や政治家と同じくらい重要な存在になるんだよ。それも、公務員試験、選挙の
に匹敵する制度がないから、博士号、著書出版、アカポスの試練をくぐり抜けなくっちゃならないの。
370世界@名無史さん:2007/05/03(木) 19:12:10 0
>>369
今この現在でもそんな歴史学者いる?
ごくわずかだろ、山内とか。
大半の学者はお茶会程度の外国語力だよ。
海外に研究や論争しに行くというより、海外遺跡めぐりとか、やってることは団塊ズとあまり変わらん。
371世界@名無しさん:2007/05/04(金) 12:12:41 0
>370
いるよ。東大の川島、北岡、黒田、岸本、吉澤、吉田、古田、一橋の江夏、城山、坂元、早稲田の坪井、都丸、本野
慶応の古田、田代。青学の飯島、みんなマルチリンガルだよ。
372世界@名無しさん:2007/05/12(土) 21:30:12 0
要するに、傍から何と言われようと、気にせず一度決めた進路をまい進する。初志貫徹に成功して
生き残れた強者どもじゃな。
373世界@名無史さん:2007/05/14(月) 17:15:31 0
ヨーロッパの知識人は、歴史上の出来事はなんでも合理的に説明できると
考えているの?
374世界@名無しさん:2007/05/14(月) 20:51:53 0
そんなこと、有り得ないでしょう。今までの解釈では説明がつかない、ならばどうすればいいのか、
といって悩むことが研究のとっかかりじゃないですか。ヨーロッパに限りません、どこの国の知識人
にも共通することです。
375世界@名無史さん:2007/05/15(火) 00:45:34 0
やっぱり最初から本職の歴史家は難しそうだから、この際物書きに転向しては
どうだろうか?最初は芸能レポーターから始めて、次に事件物を
やって、汚職ネタをやって、政治関係をやって、最後に歴史学者と名乗る。
376世界@名無しさん:2007/05/16(水) 22:15:17 0
本職の歴史家だって、そうやって今の地位を築いている。
377世界@名無史さん:2007/05/16(水) 22:16:38 0
何この筒井康隆みたいなカキコの連続
378世界@名無史さん:2007/05/16(水) 23:59:01 0
吉野弘幸みたいに世界史教師を経てガン種や舞乙やギアスつくる道もあるぞ。
379世界@名無史さん:2007/05/17(木) 11:51:30 0
銀河英雄伝説を書くという手もある。
380世界@名無史さん:2007/05/17(木) 14:02:26 0
自分に都合の良い史料にだけ言及し、都合の悪い史料には触れないというのは
歴史学では許されることですか?
381世界@名無しさん:2007/05/17(木) 21:21:32 0
>380
 そんな研究手法は外道です。もし、そんな手法を使って論文を書いていることがばれたら、その学者
の信用はなくなります。しかし、現実問題として言えることは、利用可能な史料全てを見てから、そこに
書かれていないが、あったことは間違いないという「歴史の真実」の復元にどこまで成功しているのかが
研究内容の評価基準ですから、あなたの言うようなことは、まず起こりません。
382世界@名無史さん:2007/05/17(木) 23:07:30 0
>>380
ジャーナリズムでは許されるよ。
383世界@名無史さん:2007/05/18(金) 00:12:50 0
日本に知識人なんていないだろw
384世界@名無しさん:2007/05/19(土) 17:00:44 0
>383
 それこそ自虐史観じゃないでしょうか。日本にも多くの分野で世界で尊敬される知識人は
います。
385世界@名無しさん:2007/05/20(日) 23:31:22 0
>382
そういうのは、イエロージャーナリズムって言うんです。
386世界@名無史さん:2007/05/21(月) 02:34:22 0
>>384
たとえば誰?
387世界@名無しさん:2007/05/21(月) 20:56:30 0
東洋文庫理事長の斯波義信先生。
388世界@名無史さん:2007/05/21(月) 22:06:56 0
>>385
冗談で言ったんだけど・・・
院生には冗談も通じないのかな?
389世界@名無史さん:2007/05/21(月) 22:12:17 0
そんな人誰も知らないよ。
世界はもちろん日本でもw
390世界@名無しさん:2007/05/22(火) 19:45:28 0
>389
 斯波先生を知らないで歴史学者になろうだなんて笑止千万。学士院会員で、勲二等(今は名前が
変わったから正式にはなんというか知らん)。ケンブリッジ大学でも講義をしたことのある、元東京大学教授。
中国宋代史研究、華僑史、中国都市史研究の大家だよ。先生を知らないで歴史学者になろうなんて
不埒千万。
391世界@名無史さん:2007/05/23(水) 20:01:32 0
>>380
この人、googleで検索してみたけど、出て来たのは3つか4つだったよ。
これで世界で尊敬されてるとはいえないんじゃない?
日本では尊敬されてるかもしれないけどさ。
392世界@名無史さん:2007/05/23(水) 20:02:16 0
あ、アンカー間違えた。>>390
393世界@名無史さん:2007/05/24(木) 06:00:42 0
>>390 > 笑止千万
いや、そこまでテンパらんでも良いと思うけど(汗

斯波義信先生は宋代周辺の都市史研究者としては中国を含めて多分第一人者だと
思うけど、欧米での知名度はどうなっているんだろう? 10何年か前に科研の
都市研究プロジェクトの関係で出された論文や著作のおかげで東洋史でない自分
でもお名前は知っている。そうか東洋文庫に移られたんだった。

ただ、日本の東洋史や中央アジア、イスラーム関係の研究者は研究内容のレベルが高くても
欧米には日本語の論文を読める研究者がほとんどいないので、日本の研究動向を全然知らない
なんて場合があったりで、かなり問題になっているんだとか。

最近はそれで東大の人たちとか中心になって、東洋史の分野でも論文のタイトルや要点を
英文でちょっと書いたりするようになっているとか。欧米はイスラームはまあ大丈夫だけど
特に東洋史のレベルは漢籍の研究蓄積やら文化伝統がないのでどうしても日本や中国の
研究者よりも低いというのが悩みだそうなんだとか(しかも研究者人口が少ない)。

日本の研究者は大抵ある程度各言語の論文などへのアクセスは楽みたいだけど、その
逆はけっこう厳しい(中国や韓国や日本あたりなら研究者同士お互いの言語は通じる)
欧米もとなると実際の個々の研究水準と別に、研究者同士の言語的な問題からくる
情報格差はどうしても高くなってしまうそうな。向こうの研究者と個人的に知り合って
いるとかならまた別だそうだけど。
394世界@名無史さん:2007/05/24(木) 07:28:23 0
故人だが京大・矢野暢の方が知名度も高かったろ
色々な意味で
395世界@名無史さん:2007/05/24(木) 10:19:28 0
183 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/05/21(月) 23:23:46 ID:???
小谷賢に情報史学を専攻するように奨めたのは中輝。


184 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/05/22(火) 15:00:28 ID:???
>>183
輝政唯一の善行


185 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/05/22(火) 23:06:05 ID:???
誰にでも良い所がひとつはあるんだな


この流れワラッタ
396世界@名無しさん:2007/05/24(木) 10:25:08 0
>393
英語圏諸国の大学の極東学のカリキュラムをご存知ないようですね。中国語もしくは専攻地域の言語
の外に日本語はほぼ必修です。かの分野の英文著作に引用された文献目録には日本の学者の著作論文が
引用されています。日本の研究者の著作が一番無視されているのは、西洋史研究の世界ではないでしょうか。
397世界@名無史さん:2007/05/24(木) 10:27:49 0
国内で有名な日本人研究者の書いた論文が欧米のジャーナルに載ってるのなんて
両手で数えられるほどしか見たことない
398世界@名無史さん:2007/05/24(木) 15:37:01 0
>>394
 俺はショスタコで知ったんだが、アカハラでの学園追放で有名になるとはな
399世界@名無史さん:2007/05/24(木) 18:52:27 0
>>393
心配するな、日本のイスラム研究の程度はどん底だから。
英語で論文を書いたら、世界の研究者の笑いものになるだけだろうよ。

最後の段落の意味が不明なんだが。
400世界@名無史さん:2007/05/25(金) 01:40:38 0
>>393
>欧米には日本語の論文を読める研究者がほとんどいないので、日本の研究動向を全然知らない
なんて場合があったりで、かなり問題になっているんだとか。

石見銀山が世界遺産登録から漏れそうなのも、それが一因だとか。。。
401世界@名無史さん:2007/05/25(金) 20:31:16 0
>>400
理系分野は全部英語で論文書くよ。
真にグローバルにしたいなら西洋史と東洋史は英語プラス現地語で論文書くべきだね。
日本史は日本語で全然問題ないけど。
402世界@名無しさん:2007/05/26(土) 11:53:30 0
>400, 401
 また、欧米の学界事情を知らぬ奴の知ったかぶりか。東洋史だと、日本語の論文を数年ペースの時差で
きちんとフォローしているよ。それから、理系論文だと、数式や統計をちりばめるので、英文論文を書くのは
そんなに難しくない。日本史、東洋史でこれが難しいのは原史料の英訳をする作業が一筋縄で行かないから。
これをマスターする修業は並大抵じゃないことは、朝河貫一の入来文書の例で明らか。
 それから、逆に英文論文なら水準以上かというと、そうとも限らない。A. G. Frank, Bin Wong,
Kenneth Pomeranz なんていんちきもいいとこ。それもわからない香具師は、ここに書き込むな。
403世界@名無史さん:2007/05/26(土) 22:37:45 0
かつては歴史の事実や因果を故意に歪める所業は旧石器時代の石器を捏造した
発掘者と同じように、厳しい批判の的となった。
だが最近では、歴史を歪曲しても学会から追放されることはなくなった。
これは何が原因なの?
404世界@名無しさん:2007/05/27(日) 18:26:08 0
その変わり、彼らの書いた著作は世の指弾を浴びます。最近の最たる事例は、『マオ:誰も書かなかった
毛沢東』を褒めた連中が、こてんぱんに叩かれていることです。以下の著書をご覧荒れ。専門家の間で
話題になっています。
http://bpstore.nikkeibp.co.jp/item/main/148222458320.html
405世界@名無史さん:2007/05/27(日) 20:16:35 0
琉球大学教授の高嶋伸欣だけどさ、なんであんなヤシが未だに学者として活動
できるんだろ。
406山野野衾 ◆CXSSL1llHI :2007/05/27(日) 21:21:40 0
>旧石器時代の石器を捏造した発掘者

あれはそもそも研究者ではありません。
様式からして遙か後のものだという指摘も数多く出されていました。
それらをはねのけて、「地域性」だとごねていた研究者の側は責任を
問われることとなり、別府大学から死人が一人出ましたが。
大体、発掘調査というのは、発掘終了から報告書の提出までに測量そ
の他で5年はかかるもので、報告書が出てからようやく話が始められ
るものです。マスコミの勇み足も過ぎました。
学校向けの資料集の内容の更新も、早過ぎましたね。
日本史の教科書の内容は、現在の研究から見て20年前の通説を述べ
ているのが普通なのに、特徴的なニュースだけ抜き出してしまった。

そもそも、
>歴史を歪曲しても学会から追放されることは
具体例はなんです。
407世界@名無史さん:2007/05/28(月) 06:10:24 0
>>402
> 東洋史だと、日本語の論文を数年ペースの時差で
> きちんとフォローしているよ。

それが当てはまるのは「東洋史」じゃなくて中国史・朝鮮史あるいは内陸アジア史じゃないの?
インド史やイスラム史(西アジア史)、東南アジア史には当てはまらないと思うが。
408世界@名無史さん:2007/05/28(月) 08:26:39 0
>>406
沖縄の集団自決強制問題、慰安婦問題。
409世界@名無しさん:2007/05/28(月) 11:50:48 0
>408
 前者については予備知識がないので何も言えないけど、後者についての政府答弁や右翼ジャーナリズムの
主張は、完全なる詭弁です。ただ、柳内俊二『外交激変』(朝日新聞社、2007)にも述べられていたけど、
補償はアジア女性基金で出すという形をとらなければ日本国家が破産してしまう、という切実な実情があります。
つまり、この問題は、歴史学論争というよりは政治問題なのではないでしょうか。
410世界@名無史さん:2007/05/28(月) 14:28:34 0
>後者についての政府答弁や右翼ジャーナリズムの主張は、完全なる詭弁です。

具体的にどういういうところが?
411世界@名無しさん:2007/05/28(月) 17:01:25 0
本人の同意を得ていたことを示す文書があるという主張。こんなものは、いくらだってサインさせられます。
今だって、これと同工異曲の手法で東南アジアやロシア人の女性に売春させたり、多重債務に陥った日本人
女性を「自分の意思で」ソープランドで働かせる時に使っているでしょ。あれも、後になって本人から
訴えられた時に言い逃れるための手段です。こんなことを一々説明してもらわなくちゃ理解できないのかね、君は。
412山野野衾 ◆CXSSL1llHI :2007/05/28(月) 20:09:11 0
>>408
座間味島での梅澤氏の件ですか。
沖縄全土となると、一概には言いかねますが。
歴史学というのは、単に事実を明らかにするのではなく、史料を検討し、
解釈を示して、過去と対話するものですが、旧石器のように手法自体が
当事者以外から明らかにおかしいとされるのではなく、研究結果が結果
的に間違っていたということであれば、いちいち辞めさせていると、学
者が何人いても足りません。
論文というもの自体、基本的には既成の研究を否定して書くものです。
座間味島の件は、住民自身が止むを得ず証言を捏造していたということ
ですが、家永先生や中野先生の存命中にはそれが明らかにならず、調べ
た上でそうした結論にならざるを得なかった以上、辞めるべきケースに
は該当しないものと思われます。
糾弾されるべきは、最初から手法が間違っていたり、故意に結果を偽造
し、捏造していた場合でしょう。
家永先生がありもしないことを証言させたのなら、批判対象ですが。
413山野野衾 ◆CXSSL1llHI :2007/05/28(月) 20:14:16 0
あの先生もすでに泉下の人ですが、古代史から近代史まで(思想史は)ど
んと来いの偉大な歴史学者であったとはいえ、戦後は正義感ぶってや
らなくてもよさそうな仕事までやり過ぎましたね。
戦前とくるりと向きを変えた「風見鶏」だと皮肉られてもいる。
強いて行動に問題があったとすれば、こうした点でしょうか。
若い頃は史料をいちいちあたっていた人が、大家になるとイデオロギー
を語りたがる場合が少なくない。
今でも山ほどいますが、普段は古代や中世の史料を漁っているような人
が、なんで平和だの人権だのの運動に参加しているのか、分からない時
が多々あります。『歴史評論』といい、『日本歴史』といい。

沖縄での件や従軍慰安婦自体は、問題が大き過ぎ、今なお論争中と言う
べき件でしょう。それを歪曲で済ませるのは、一方的過ぎます。
あなたがあなたの意見や立場をもたれるのは結構ですが、それに反する
立場やその立場を支えている根拠というものもあります。
完全に決まったと言えないからこそ、論争になっている訳で。
自分の立場が正しいという根拠を固めるのは大変なことです。
失礼ですが、貴方に世の中の論争を自分の意見で塗り固められるだけの
調査・検証の能力があるのでしょうか。私には自信がありません。
力でやろうとすれば独裁者、脳内でやっていれば子供の妄想です。
自分が相対している相手にも、自分と同じ考える力があると考えた上で、
自分の立場を認めさせるのは、相手を知らないと無理です。
貴方のご発言からは、どうもよく知らない相手を自分の立場だけ見てな
めてかかっているような印象を受けます。

私はどちらにせよ、運動めいたことと関わる気はありませんが。
上で述べたことを実行し得る能力がありませんし、その気もありません。
414世界@名無しさん:2007/05/28(月) 21:26:20 0
409、411です。山野さんのご意見に賛同しています。
本来このスレッドは、歴史学者になるための心構え的なことを語る場所ではなかったのでしょうか。
世界体制を揺るがした大動乱の渦中にいた人物の評価(昭和天皇や日本軍将校)は、その支持者、敵対者に
よって正反対なものが提示されます。回想録、証言なんてどこまで当てになるのかわかりません。
そういう時は、事件が起こってからずっと後の証言は一切史料として採用せず、後世の偏見が生まれる前の、
事件直後の記録だけを採用するのが歴史研究の鉄則です。一番の模範例は、シュテファン・ツヴァイクの『マリー・
アントワネット』(岩波文庫)だと思います。第二次世界大戦終戦前後から朝鮮戦争休戦にかけて東アジアで何が
起きていたのかについての政治社会史研究も、この原則に則って行なうべきではないのでしょうか。
415世界@名無史さん:2007/05/29(火) 02:33:31 0
>本人の同意を得ていたことを示す文書があるという主張。こんなものは、
>いくらだってサインさせられます。

そんなものはないよ。日本軍の敗戦後に米軍に捕えられた慰安婦の尋問記録が
あるだけで。
416世界@名無しさん:2007/05/29(火) 10:05:43 0
それなら、この問題は、当時の時代状況を後世の価値観で一刀両断している一例であることがますます
明らかになるだけで、生存者への生活補償をする以外は、沈黙を保つしか方法がないのじゃないでしょうか。
417世界@名無史さん:2007/05/29(火) 11:28:29 0
ttp://ameblog.blog78.fc2.com/blog-category-0.html
沖縄戦で軍による集団自決命令があったか?

梅澤裕(大江健三郎が『沖縄ノート』で座間味島島民に自決命令を出したと
した陸軍海上挺進第一線隊長)
『私が命令したという事は絶対ない。村の助役が自決命令を出した。沖縄ノート
を訴えた。』
奏都彦『遺族の賠償金が軍の命令でなければおりない、だから島民で口裏を
を合わせた。梅澤裕氏に対する助役の詫び状もある。』
高嶋伸欣『その詫び状は梅澤氏が沖縄に行き助役に酒を飲ませて書かせたと
いう話もある。』
奏都彦『梅澤氏は沖縄に招待されて行っているのだから、そんな事はありえない、
その事の裁判もある。』
418世界@名無史さん:2007/05/29(火) 12:06:25 0
> 奏都彦

わざとかと思ったら、素で間違ってるんだな。
419世界@名無しさん:2007/05/29(火) 15:27:44 0
>417,418
また、この問題ですか。これも歴史学であつかう問題というよりは、政治や文学で扱うべき問題では
ないのですか。歴史学で扱う問題は、半世紀単位で変動するスケールのある問題ではないでしょうか。
どうしても、日本軍の蛮行その他を扱いたいのならば、これが日常化せざるを得なかった日本社会の
特質についての大きな仮説を提起してからにするべきではないでしょうか。
420世界@名無史さん:2007/05/29(火) 16:43:17 0
腐れ儒者の学問 > 世界史、日本史、哲学

理系やった方がいい。まじで。
421世界@名無史さん:2007/05/29(火) 16:56:23 0
何度も言わせるな
史学は金持ちが余暇を潰すためにやるものだ
理系の実学なんてのは奴隷階級の貧乏人がやってろっての
422世界@名無史さん:2007/05/29(火) 17:00:18 0
歴史学者でありながら、政治運動家と化す人間がいるから困りものなんだよな。
423世界@名無史さん:2007/05/29(火) 17:05:30 0
史学を志望する学生は金持ちの家の娘と結婚したらいい。
あるいは高給取りのキャリアウーマンか。
424世界@名無史さん:2007/05/29(火) 19:29:38 0
そんな他力本願より、岡崎久彦や八幡和郎みたいに公務員になって生活を安定させ
地位と人脈と社会的信用を作ってから歴史関係の著述家になればよかろうに。
大体、洋の東西を問わず、昔の歴史学者は役人でありながら歴史家でもあったんだからな。
425世界@名無史さん:2007/05/29(火) 20:29:33 0
>>423
アカデミックヒモは結構つらい仕事だぞ。
まず、もてなきゃならない(www
ここの奴らは大丈夫か(www
426世界@名無史さん:2007/05/29(火) 21:09:24 0
史学科の臭さは異常だよな、秋葉系ヲタの方が臭わない。

デブ、メガネ、ズボンにシャツin、リュックに紙袋がいつもの格好らしい。
プライベートでも。
427世界@名無史さん:2007/05/29(火) 21:24:24 0
>>424
国立大学在りし日は、そんなことせんでも国立大の教授は役人にして研究者だったわけだが。
428世界@名無史さん:2007/05/29(火) 21:58:09 0
そうじゃなくて、外交官とキャリア官僚とかの行政官のことを言ってるんだが。
429世界@名無史さん:2007/05/29(火) 23:25:58 0
>>426
ちなみに女性もおおむねそうだよ。
女性でデブは少ないがな。
430世界@名無史さん:2007/05/29(火) 23:53:24 0
>>426>>429
西洋史だとありえんくらいの美人いたりするけどねえ
431世界@名無史さん:2007/05/30(水) 02:32:15 0
>>428
もしかしてマジレスだったの?
岡崎も八幡も評論家であっても歴史学者じゃないでしょ。
432世界@名無史さん:2007/05/30(水) 03:09:14 0
いっそ大穴でスパイを目指したらどうだww
スパイ上がりの歴史学者はたくさんいるだろうww
さいわいMI6も募集をかけているじゃないかww
CIAはそれこそすぐになれそうな気がするww
433世界@名無史さん:2007/05/30(水) 06:41:52 0
>>431
学者をどう定義するにもよる。学者イコール研究者・大学教員ではないから。
岡崎は外交史の分野では、歴史家といってもいいんではないのか?

八幡はオヤジ向けの文庫で駄文書き散らしてるだけだから、歴史作家にすぎないが。
434世界@名無史さん:2007/05/30(水) 08:52:21 0
岡崎ごときの売本で歴史家などと、きみは正気か?
435世界@名無史さん:2007/05/30(水) 19:14:55 0
歴史家と歴史研究者(歴史の大学教員など)は違うな。
歴史家は学歴とかプロとかアマとか関係なしに、名乗ったもの勝ちの面があるから、
本の内容はさておき、もっともらしい本を何冊も出して世間に名が知れていたら、
それは歴史家と呼んでもいいだろう。

岡崎の本は、八幡みたいな通勤電車の暇つぶしに読む雑学豆知識本じゃなくて、
一般向けとはいえ、政治家や外交官の評伝兼近代政治外交史の良書だと思う。
436世界@名無しさん:2007/05/31(木) 11:03:45 0
著作の価値を最終的に決めるのは、本人が死んでから後です。
437世界@名無史さん:2007/05/31(木) 13:17:27 0
一次史料読み込んで論文を書き、専門的な媒体に発表する。
これが歴史家を名乗る必要十分条件。
438世界@名無史さん:2007/05/31(木) 19:24:25 0
>一次史料読み込んで論文(ry

いや、それ「研究者」だから。別に歴史家=研究者とは限らんし。
439世界@名無しさん:2007/05/31(木) 19:39:45 0
一次史料を丹念に読みこむ研究者だって、作家と同じくらい読ませる文章を書く能力が要求されます。
歴史家=作家=研究者じゃなかきゃだめ。
440世界@名無史さん:2007/05/31(木) 20:09:33 0
それは無意味な無いものねだり。
441世界@名無史さん:2007/05/31(木) 20:47:55 0
徳富蘇峰って、本当に自分で「近世日本国民史」を全部書いたのかな?
名義だけで、助手とかバイトに書かせてたような・・・
442世界@名無史さん:2007/05/31(木) 20:57:28 0
批判の場にさらされてこそ学問だろ
学会に身を置かず、自分の「説」を勝手気ままに垂れ流すのは歴史作家であっても、歴史家ではない

学問とは自説に他人がどう評価をくだし、それに再反論する・・・・・・という相互作
用から成り立つということを知らないものには、岡崎程度が歴史家にみえるんだろ
世間知的にはそれで問題ないけどね
443世界@名無史さん:2007/05/31(木) 21:38:30 0
歴史家=研究者・史学ムラの住人ではない。
444世界@名無史さん:2007/06/01(金) 21:34:34 0
いいか、よく聞けよ。
一番大事なことは、歴史的事実がどうであったかということではなく、
日本にとって望ましい歴史とはどうあるべきかってことだ。

愛国心のある日本人なら、そこんとこわかるだろ。
問題なのは事実がどうだったかってことじゃない。
日本人にふさわしい日本に誇りを持てる歴史を書くってこと。
445世界@名無史さん:2007/06/01(金) 21:55:07 0
>>444
>日本に誇りを持てる歴史を

ピーナッツだのナントカ還元水だの、たしかに誇りをもてる歴史だな
446世界@名無史さん:2007/06/02(土) 01:25:00 O
改変コピペに釣られる歴史
447世界@名無史さん:2007/06/02(土) 01:29:48 0
>>446
歴史は繰り返す
448世界@名無しさん:2007/06/02(土) 14:02:34 0
444は、歴史学の本来の意味を正反対にとりちがえていらっしゃるんじゃないでしょうか。歴史学者が
敵としているのは、あなたのような考え方に基づく歴史解釈なのです。
449世界@名無史さん:2007/06/02(土) 16:45:39 0
とりあえず、歴史学者の日常が知りたければ、ここのブログ嫁。
 ↓
http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~tamaki/home.htm
450世界@名無しさん:2007/06/03(日) 10:06:32 0
449よ。内輪のブログをこういうところに晒すなよ。オレも知る人ぞ知る歴史学者のブログを知っているけど
教えないぞ。自然保護、動物保護と同じで、こういうところに書き込むな。当人が迷惑する。
451世界@名無史さん:2007/06/03(日) 12:18:51 0
>>450
ナニ?
歴史学者に人権なんぞないだろ!?
452世界@名無史さん:2007/06/03(日) 12:19:37 0
>>450
ナニ?
歴史学者に人権なんぞないだろ!?
453世界@名無史さん:2007/06/03(日) 12:42:54 0
>内輪のブログ
・・・・・・ってブログに内輪も糞もあるのか?
454世界@名無しさん:2007/06/03(日) 13:28:31 0
ほらな、早速450〜453みたいなアホが書き込みするだろ。だから、こういう場所に紹介したら
だめなんだよ。
455世界@名無史さん:2007/06/03(日) 20:08:27 0
だ・か・ら、
mixiの非公開で書いてろ!!
456世界@名無史さん:2007/06/03(日) 22:15:08 0
この人、見せたがりの目立ちたがりみたいだから、
こうなることは承知で公開してるんでしょ?
457世界@名無史さん:2007/06/06(水) 21:46:14 0
まあ、学者にしてはユニークな文章ではある。
458世界@名無史さん:2007/06/07(木) 16:16:37 0
馬鹿なのは、近藤だけで十分だよ。
459世界@名無史さん:2007/06/07(木) 16:17:20 0
誤爆すまぬ
460世界@名無史さん:2007/06/11(月) 09:20:01 0
誤爆』上げ」 ご覧なすって、裸のオオサマ(ry
461世界@名無しさん:2007/06/14(木) 16:23:09 0
馬鹿な近藤ってどこの誰ですか?
462世界@名無史さん:2007/06/16(土) 18:44:46 0
少なくともお前らには僧侶資格取得は不可能 
修行の厳しさに耐えられずに自殺するか過労死だろうよ
463世界@名無史さん:2007/06/17(日) 03:42:11 0
じゃあまほうつかいになります
464世界@名無史さん:2007/06/19(火) 04:01:37 0
>>463
もうすでに魔法使いじゃん
465世界@名無史さん:2007/08/07(火) 13:29:09 0
史学科の臭さは異常だよな、秋葉系ヲタの方が臭わない。

デブ、メガネ、ズボンにシャツin、リュックに紙袋がいつもの格好らしい。
プライベートでも。
466世界@名無史さん:2007/08/07(火) 16:11:00 0
それで結局>>1は歴史学者になるのか、ならないのか、それを明確にしていただきたい。
467世界@名無史さん:2007/08/07(火) 17:38:37 0
馬鹿な近藤って東大西洋史の近藤和彦のことをあてこすっているのか?
あの人は、権威主義者だけど馬鹿じゃないぞ。
468世界@名無史さん:2007/08/07(火) 17:42:04 0
>>462
>少なくともお前らには僧侶資格取得は不可能 
>修行の厳しさに耐えられずに自殺するか過労死だろうよ


禅寺の日常(修行期間の5月〜7月、11月〜1月以外)

起床 午前4時
朝の読経
入室参禅
消灯・点灯を知らせる
朝の食事 5時
屋外掃除
講座・自習 7時
昼の読経
仏前に米飯を供える 10時
昼の食事 10時半
労働
入室参禅 13時
夜の読経 15時半
夜の食事 16時
日没を知らせる鐘 18時
開板 19時
消灯 21時半
夜の自主坐禅 1時頃まで
469世界@名無史さん:2007/08/17(金) 14:57:50 0
グラント取れない研究者は駄目でしょうか。
最近肩身狭いです。て言うか、書類書きが面倒なので
興味無いのですが。
470世界@名無史さん:2007/08/17(金) 20:40:34 0
 一概に駄目とは限らないと思うけど、公文書館その他での史料コピー代、旅費等を自費負担するのはかなり
きつくないかね?
471世界@名無史さん:2007/08/17(金) 20:45:13 0
>>469
大学側にとっても興味ない研究者になるだけ
472世界@名無史さん:2007/08/19(日) 01:11:13 O
ビルマ史をやれる大学ってありますか?
473世界@名無史さん:2007/08/19(日) 02:04:41 0
専門家がいるのは東外大、千葉大、岡大、愛知大くらい。
大外大でもやれるだろうけど歴史学の人はいない。
474世界@名無史さん:2007/08/19(日) 02:17:39 O
大外大は合併するみたいなんで、歴史学の講義を阪大の方に受けにいくとかは?
475世界@名無史さん:2007/08/19(日) 05:18:38 0
>>474
それも有りだが、「歴史学の講義」ってだけなら大外大内部に歴史学の教員は多数いる。
476世界@名無史さん:2007/08/19(日) 12:40:08 0
練炭自殺仲間募ってるな(www
477世界@名無史さん:2007/08/25(土) 22:38:24 0
歴史学者になるための18のQ&A

Q1 歴史研究を始めたいと思うのですが、さしあたって一番要求される資質は何でしょうか?
A 恐れを知らぬ行動力です。

Q2 それでは一番不必要なものは?
A 知性です。

Q3 現在大学に在学中ですが、卒業はした方が良いでしょうか。
A あんなの飾りです。偉い人にはそれが分からんのですよ。

Q4 好きな女の子が居るのですが、歴史学者としては結婚していた方が得でしょうか、それとも独身でいた方が得でしょうか?
A あなたが一体何を指して得とか損とか言ってるのか、よく理解できないけれど、この世の中で結婚して得をすることなど何ひとつないのです。

Q5 よく歴史学者は女の子にもてるっていう話を開きます。そんな時、サークルの後輩には手を出していいのでしょうか?
A まったくの取り越し苦労です。

Q6 書籍は最低何故必要でしょうか?
A 度胸さえあれば15冊でOKです。

Q7 でも、代々木の東豊書店や史学会の大会に行って、本棚や引用文献リストを見る度にガックリして、僕なんかにとても……という気分になるのですが?
A そんな所に行くのが間違っているのです。ブックファーストや市民古代史の会に来なさい。

Q8 僕は外国語が苦手なので、日本語だけでやりたいのですか?
A お好きなように。

Q9 それでも学者かと言われませんか?
A もちろん言う人は居ます。気にしなければいいのです。
あなたの研究なんだし、好きなようにやってみて、楽しむのもあなた一人だし、職が無くて首を吊るのもあなた一人なのです。
478世界@名無史さん:2007/08/25(土) 22:39:48 0
Q10 仲間と研究会を作るつもりなのですが、酔って説教する先輩が入ってきたらどうしたらいいのでしょうか?
A 「戦艦バウンティ」という映画が昔ありました。その中で異端分子は全員船から突き落とされていました。

Q11 「歴史学関係リンク集」の掲示板に案内を出すべきでしょうか?
A もちろんです。その上に『日本歴史』の「学界消息」に取り上げてもらえれば効果は抜群です。

Q12 僕は左翼が嫌いなのでアナール派なんて翻訳でも読まないつもりですが、友人は『物質文明・経済・資本主義』も読んでない歴史学者なんて…と言います。どうでしょうか?
A バカは相手にしないことです。

Q13 大物教授にコネがきくのですが、講演依頼や投稿論文の事前チェックをお願いした方が良いでしょうか?
A 抜刷りを送るくらいの方が賢明です。大学改革の時、一番最初に銃殺されたのは若手歴史学者だったそうです。

Q14 歴史学者という職業は一生続けていくに値いするものでしようか?
A こち亀の中川にとって警察官が一生続けていくに値いする職業なのか?
杉浦日向子にとって江戸風俗研究が一生続けていくに値いする職業だったのか?
猫にとってキヤツト・フードが一生食べていくのに値いする食物なのか?
非常に難しい問題です。

Q15 僕にとって歴史学はまるでなにか青春の里程標のような気がするのですが、こういう考え方は間違っているのでしょうか?
A 間違ってはいませんが、明らかに誇張されています。

Q16 それでは歴史学とは一体何なのでしょうか?
A 歴史を研究する学問です。歴史とは何か?
僕はそれは、人生における一種の価値基準のようなものではないかと思うのです。
茫漠とした時の流れの中で、僕たちの人生がどんな風に輝き、どんな風に燃えつきていくのか?
歴史の中に沈みこんでいる時、僕たちはそんな何かをみつけだせるような気がするのです。

Q17 そういう考え方は少し誇張されすぎてはいませんか?
A すみません。その通りです。ただ僕の言いたいのは、歴史学者がそういった勘違いをしなくなったらもうおしまいだっていうことなのです。

Q18 ところで話はガラッとかわりますが、今年のJリーグはどうなるのでしょうね?
A 当然レッズが優勝します。横浜FCは最下位になり、カズは引退します。
479世界@名無史さん:2007/08/28(火) 05:44:04 0
保守
480世界@名無史さん:2007/08/29(水) 12:39:40 0
スレ違いかもしらんが便乗して聞かせていただきます。

「歴史学」を独学でやりたいんですが、手始めに研究の方法論などを学ぶための
書籍としてお勧めの本はありますか?
481世界@名無史さん:2007/08/29(水) 12:53:53 0
岡田英弘『世界史の誕生』
コレっすよ。
482世界@名無史さん:2007/08/29(水) 13:35:20 0
>>480
ありがとうございます。

あと、山川の「世界各国史」シリーズは信頼に値しますか?
483世界@名無史さん:2007/08/29(水) 13:47:26 0
>>482

あまりの自演に鼻血吹くかと
484480:2007/08/29(水) 14:06:14 0
>>483
ん?岡田英弘『世界史の誕生』は信用に値しないんですか?
自演ではなくマジレス欲してるんで、御存知なら教えていただけると嬉しいです。
485480:2007/08/29(水) 14:14:42 0
>>483
すみません。自分でぐぐりましたが、>>481の回答はたしかに的を得てませんね。
失礼しました。どなたか、分かる方いらしたら真面目に回答してください。
486世界@名無史さん:2007/08/30(木) 15:11:01 0
もし新しい発見とかした場合、どうやって発表すればいいのか教えて欲しい。
487世界@名無史さん:2007/08/30(木) 23:44:14 0
ウェブサイト作って、そこにのっければOK。英語版も載せれば世界中の人が見てくれるぞ。
488世界@名無史さん:2007/09/04(火) 13:30:40 O
保守
489世界@名無史さん:2007/09/09(日) 01:01:40 O
あげ
490世界@名無史さん:2007/09/09(日) 16:51:32 0
「妻は敵なり」は信用に値するよ。
今の東京外語大には、あの人のいた足跡はカケラもなく排除されてるな。
きれいなものだ。
491世界@名無史さん:2007/09/14(金) 22:27:23 0
冷戦終結後、「帝国」が再評価されるようになったが、それが政治的に利用された
のは皮肉なもんだよな。

ttp://tanakanews.com/b1114colony.htm
ガーディアンに載った論文「新しい帝国主義の時代がきた」は、ニアル・ファーグソン
(Niall Ferguson、ニオール・ファーガソン)という、ロスチャイルド家の研究などで
知られる英オックスフォード大学の歴史学の教授が書いたもので、「アメリカは
非公式な帝国から、おおっぴらに帝国主義を行う帝国へと変わるべきだ」という
副題がつけられている。
この論文によると、新しい帝国主義は「政治的グローバリゼーション」という
美名をつけられて、東チモール、コソボ、ボスニアなどで「国際社会」によって
すでに実施されている。今後アフガニスタンだけでなく、パキスタンやサウジ
アラビアなどでも、欧米が手をつけられない状態になる前に、欧米の植民地に
してしまった方が良く、アメリカが支払うコストから見ても帝国主義は実は
安上がりだ、とこの論文は書いている。
492世界@名無史さん:2007/09/15(土) 18:25:12 0
>欧米が手をつけられない状態になる前に、
イラクだけでもすでに手がつけられない状態になってるというのに……。
493世界@名無史さん:2007/09/15(土) 21:08:48 0
ポール・ジョンソンやナイオール・ファーガソンは御用学者なんじゃないの?
権力者にとって都合のいい論を立てるのが仕事。
494世界@名無史さん:2007/09/16(日) 00:08:30 0
いいか、よく聞けよ。
一番大事なことは、歴史的事実がどうであったかということではなく、
日本にとって望ましい歴史とはどうあるべきかってことだ。

愛国心のある日本人なら、そこんとこわかるだろ。
問題なのは事実がどうだったかってことじゃない。
日本人にふさわしい日本に誇りを持てる歴史を書くってこと。
495世界@名無史さん:2007/09/16(日) 10:38:22 0
というか、冷戦体制こそが極めて安定的な政治制度でよかった
あれが壊れたからこそ、今の世界の混迷がある
496世界@名無史さん:2007/09/16(日) 13:06:41 0
>494
 それって逆じゃないでしょうか。ケプラーやガリレオ等初期の物理学者は、ローマ教会にとって望ましい
自然法則なんて解明しなかったでしょ。場合によっては、日本政府、日本社会の通念に反したことでも、
史料解釈に沿って間違っていなければ、これを主張して現代社会を批判するのが、歴史学の本当の目的です。
497世界@名無史さん:2007/09/16(日) 17:34:39 0
>>496
よしのりの収入>>>>>塗装工の収入>>>(超えられない壁)>>>自称歴史学者のニート
498世界@名無しさん:2007/10/11(木) 20:41:02 0
別にそれでもいいでしょ。「学問の厳しさに耐え、炭を注ぐ」(中江藤樹)ですから。覚悟してこの道
入ったんですから、収入が少ないだの、ニートって言われたって平気ですよ。自室で古文書と取っ組み
合いしている姿はニートそのものですから。
499世界@名無史さん:2007/11/01(木) 07:12:42 0
>>1
物語制作能力があればなれるよ。
もしくは全知になるか。
500世界@名無史さん:2007/11/07(水) 22:01:19 0
>>1
日本の学者は世界に相手にもされないからやめておけ。
501世界@名無史さん:2007/11/07(水) 22:19:30 0
>>483
受験に使えない参考書なんて誰が買うんだ?

>>485
×的を得てませんね
○的を射てませんね

的もらって来てもねえ。
502世界@名無史さん:2007/11/21(水) 05:56:23 O
あげ
503世界@名無史さん:2007/11/21(水) 23:08:18 0
>>501
宛名書きの仕事でもしてろ。
504世界@名無しさん:2007/11/24(土) 19:27:41 0
 パソコン普及の時代ですから、宛名書きはもう内職仕事になりません。
マンションのびらくばり、予備校の模擬試験の採点、予備校の警備員兼交通整理、
沖仲仕、ビルの掃除夫あたりがあぶれ大学院生にとって妥当なアルバイトです。
505世界@名無史さん:2007/11/25(日) 17:44:19 0
『高学歴ワーキングプア』の水月昭道氏もバイク便ライダーらしいね。
506世界@名無史さん:2007/11/29(木) 23:34:49 0
まず、考古学Archseorojyアルケオロジーと、歴史学history の違いから説明する。簡単に書く。
文学lettersレターがあるものからあとが、歴史(学)だ。遺跡の中の碑文や刀剣に文字があれば(それらを
解読することで)歴史学の対象となる。文学や文章がなければ歴史学ではない。土器や石器や住居跡だけなら、
それは考古学アルケオロジーの対象だ。まず、このことをはっきりと自覚している者が、歴史学者を含めて
日本にはどれだけいるのか。文字や文献の出現からあとが、歴史の対象である。
その以前は、全て、先史時代pre-historicプレ・ヒストリックである。
「先史時代」のことは、だから、歴史学が扱ってはならない。歴史は史料(文という歴史資料)のみに
基づいて、なるべく厳密に、厳格に考証・研究されなければならない。
史料の取り扱いがいい加減で、自分勝手な「事実のふくらまし」をやったら、歴史学者としては、命取りである。
石碑や古文書を史料として、かつ、そこに書かれていることをなるべく厳密に取り扱って合理的な推論
(リーズニング reasoning)が成り立つ範囲で、当時の世界を記述するのが、歴史学である。
ただし、歴史学 historyは、人文 humanities ヒューマニティーズの一部である。であるから、厳密には、
物語storyストーリーの一部に過ぎない。サイエンス(学問)ではない。
世界の学問の分類基準では、厳密には歴史学は、人文(学)の一部であって、サイエンス scienceではない。
歴史学者がどんなに頑張ってもそうだ。ここでの分類問題では、これまでに私はたくさん書いてきたので、
いちいち争わない。
文学・石碑・文献・古文書のあることについてだけ、それらだけを証拠として、厳密に取り扱う。それ以外の
ことは、すべて勝手な解釈だ。歴史の読み物を書いている書き手の物語(作り話)だ。
たとえ著者が歴史学者の肩書きを持っていても、勝手な物語は、勝手な物語だ。だから、歴史学は、
人文=下等学問(=文学)の一種なのだ。おそらく、どんなに、厳密なサイエンスの振りをしても、考古学
(の論文の類)も、歴史学と同じく人文でしかないだろう。
副島隆彦「属国日本論を超えて」P175~177
507世界@名無史さん:2007/11/30(金) 04:03:19 0
scienceて「科学」と認識されているけど、もともとはラテン語の「知る」(scio、分子形がsciens)が
語源で本来、哲学、神学、歴史学、文学がscienceとよばれ、そこから数学、工学、化学、物理学が
派生していったわけで、人文科学こそがscienceの本家だったりする。

え?こういう歴史文献解釈手法などは、勝手な物語で“science”ではないとな?
うーん、そりゃ困ったw
508世界@名無史さん:2007/11/30(金) 21:11:31 0
>>418
みやこひこw
509世界@名無史さん:2007/12/01(土) 11:18:34 0
結局、>>1は平凡な会社員になるんだろ?

変な気おこして院なんて行ったら、廃人の仲間入りだぞ。
510世界@名無史さん:2007/12/01(土) 18:58:08 0
平泉澄先生のエピソードはすごいな。
「中世の農民史を勉強したい」と言った学生(後の農民史の泰斗)に、「豚に歴史があると思うのかね?」と返したりとか。
511世界@名無しさん:2007/12/09(日) 20:12:33 0
いまでも、京都大学あたりだと、「民百姓の歴史はやらない」といって「士大夫=エリート」以上の
歴史しかやらないと仄聞していますが。
512世界@名無史さん:2007/12/13(木) 07:32:26 0
そいつはずいぶんとねじ曲ったデマだな。。
513世界@名無史さん:2007/12/15(土) 22:48:00 0
退職教員ら数千人採用へ、08年度予算で非常勤講師
(読売新聞 - 12月15日 03:13)
 2008年度予算編成の焦点の一つである公立小・中学校の教職員定数問題で、政府は14日、文部科学省の約7000人規模の増員要求は原則認めず、代わりに退職した元教員らを数千人規模で非常勤講師として採用する方針を固めた。

 大量退職が始まった団塊世代のベテラン教員の経験を教育現場に生かせる上、正規採用よりも人件費が少ないため財政負担も軽くなり、メリットが大きいと判断した。

 非常勤講師は、定年退職した元教員や、社会の様々な分野で活躍してきた人などを採用する方針で、学校で実際に授業を受け持ってもらう。勤務形態などは今後詰める。

 文科省は、改正学校教育法で教頭と現場の教員の橋渡し役となる「主幹教諭」を置けるようになったことや、子どもと向き合う時間を確保することを目的に、3年間で約2万人の大増員を計画していた。
08年度予算の概算要求で7121人の増員と、そのための167億円(地方分も合わせると504億円)の予算を求めた。

514世界@名無しさん:2007/12/16(日) 20:47:32 0
>512
 伝統的な政治外交史、思想史に特化し、俗に言う社会経済史はやらないという意味。
集めなきゃいけない史料の大半が、東京に偏在しているからなのです。
あなた、そんなこともわからないの?
515世界@名無史さん:2007/12/17(月) 03:06:08 0
>>512
そもそもの>>510は日本史の話で、当然知ってるだろうが、平泉も東大国史の
教授だった。京大東洋史にすり替えてる時点で論理的になんにも繋がってない。

それに、「仄聞してます」とか言ってたクセにえらく断定口調だな。
確かにいるよ、京大出身者で「私は夷狄と民草のことはやりません」
と言ってた人。でも、その人が京大を代表しているわけではない。
『宮崎市定全集』と『中国民衆反乱史』でも読み直せ。
516515:2007/12/17(月) 03:07:28 0
あ、アンカーミスした。スマソ。
>>515>>514宛て。
517世界@名無史さん:2007/12/17(月) 05:27:33 0
>>163
>近年のアメリカってマジそんな感じ?ポスコロ・カルスタマンセー、みたいな?

今年の「UP」だったか「史学雑誌」だったかに三谷さんあたりが書いてなかったっけ?
そもそもアメリカでそういう状況になってて、いまやアメリカで日本研究というとそれだけだって

そういう学問状況が日本に輸出されてるだけなんだよね、今の日本での状況は
518世界@名無史さん:2007/12/17(月) 20:05:46 0
東京大名誉教授の衛藤瀋吉さん死去
2007年12月17日19時03分

 元亜細亜大学学長で、東京大名誉教授の国際政治学者、衛藤瀋吉(えとう・し
んきち)さんが12日、胃がんで死去した。84歳だった。葬儀は近親者で済ま
せた。喪主は長男光さん。自宅は非公表。後日、しのぶ会を開く。
 現実主義の立場から、中国などの東アジアの国際関係を研究。代表的な著作に
「近代中国政治史研究」。安全保障問題などで論壇でも活躍、66年、第1回吉
野作造賞を受賞した。
 87年からの亜細亜大学学長時代、偏差値より個性を尊重する一芸一能入試な
どの大学改革で話題を呼んだ。「女性のためのアジア平和国民基金」副理事長を
務めた。
http://www.asahi.com/obituaries/update/1217/TKY200712170239.html
519世界@名無史さん:2007/12/17(月) 20:43:39 0
どうでもいい学者だな
520世界@名無史さん:2007/12/18(火) 01:37:48 0
>>519
少なくともお前よりは上
521世界@名無史さん:2007/12/18(火) 05:55:09 0
クズ学者だ ゴミに近い
522世界@名無史さん:2007/12/18(火) 06:37:22 0
衛藤さんも波乱の人生だったな。
被爆者だけど親米で、左右双方から売国奴呼ばわれされたりしながら、
駒場の国際関係論を育ててきた。(-人-)ナム
523世界@名無史さん:2007/12/18(火) 15:06:11 O
大学院で科学史を専攻したい工学部のB2なのですが、卒業研究をするべきか悩んでいます。
ウチの学科は卒業研究が必修ではなく履修しなくても良いので、その分の時間を語学や科学史関連にまわそうかと思っているのですが…
やはり卒業研究をした方がいいのでしょうか?
524世界@名無史さん:2007/12/18(火) 17:27:33 0
>>523
自分の気持ちと相談だなぁ。

どうしてもやりたい!とか、
やらなかったら後々悔いが残りそうだ、というならやったほうがいいと思う。
525世界@名無史さん:2007/12/18(火) 17:54:56 0
>>523
>語学や科学史関連にまわそうかと思っているのですが…

科学史の勉強を進めれば、必然的に研究史整理になるはず
卒論はその程度でいいんじゃね?
一石二鳥だと思うけど

まあ世の中こんな「卒論」もあるくらいだし
秀逸作品として以前他スレであがっていた↓
ttp://members.jcom.home.ne.jp/katoa/kawamuram.html
526世界@名無史さん:2007/12/18(火) 18:33:32 0
>>525のリンク先は、指導教員によるアカハラに近いなw
こんなの探し出す酔狂なやつは少なかろうが、このサーバが生きている限り、
実名付きのヘボ論文もどきが晒され続けることに変わりない。
527世界@名無史さん:2007/12/18(火) 18:56:57 0
【抜刷】●大学院博士課程単位取得●土木作業員
http://money6.2ch.net/test/read.cgi/recruit/1197971040/l50
■大学院生や博士号持ち【無職・だめ】9
http://human7.2ch.net/test/read.cgi/dame/1183950374/l100
時代は今、博士課程
http://science6.2ch.net/test/read.cgi/rikei/1162112714/l100
博士とっても就職できなかった人の数
http://science6.2ch.net/test/read.cgi/rikei/1143350583/l100
☆大学院博士課程単位取得満期退学☆
http://science6.2ch.net/test/read.cgi/rikei/1077404938/l100
壊れた博士課程の学生
http://science6.2ch.net/test/read.cgi/rikei/1037801261/l100
★課程博士の生活保護生活★
http://life9.2ch.net/test/read.cgi/lifesaloon/1196427680/l100
【奨学金累積博士】大学院修了【人生終了】
http://life9.2ch.net/test/read.cgi/debt/1143953895/l100
大学院生のアルバイト事情
http://science6.2ch.net/test/read.cgi/rikei/1122756791/l100
◎大学院生の輪っ 4◎
http://human7.2ch.net/test/read.cgi/nohodame/1129338760/l100
528世界@名無しさん:2007/12/18(火) 20:58:04 0
>515へ 
 はいはい、小生も『宮崎市定全集』は持ってますし、宋代以降の部分はみな目を通しました。
平凡社東洋文庫の『中国民衆反乱研究史』くらいは知っています。「民百姓のことはやらない」という
京都大学文学部東洋史学科の伝統は、『馬建忠の中国近代』著者から直々に聞いた言葉です。それから、
京大研究者の悪しき伝統は、士大夫でなければ党官僚エリートの書いたものばかりを取り扱うことです。
あちらの党官僚エリートが「階級闘争」といえば、そればかりを追いかけることを皮肉っているのです。

529世界@名無史さん:2008/03/02(日) 15:55:33 O
早大の教育だとキツいですか?
530世界@名無史さん:2008/03/02(日) 18:59:55 O
あげ
531世界@名無史さん:2008/03/03(月) 06:26:53 0
SAGE
532世界@名無史さん:2008/03/03(月) 11:03:12 0
>>529
院でどこにいくかによる。
出身学部などどうでもいい。
逆に、学部の講義をアテにするようだと何学部でも無理。
533世界@名無史さん:2008/03/08(土) 07:59:41 0
【抜刷】●大学院博士課程単位取得●土木作業員
http://money6.2ch.net/test/read.cgi/recruit/1197971040/l100
■大学院生や博士号持ち【無職・だめ】10
http://human7.2ch.net/test/read.cgi/dame/1204889445/l100
●コンビニで働く大学院生M1〜D6・・・博士号
http://life9.2ch.net/test/read.cgi/conv/1107576360/l100
【文系専用】博士号・修士号持ちなのに【文系専用】
http://life9.2ch.net/test/read.cgi/okiraku/1168185853/l100
【博士】大学院生&研究者の恋愛事情【ポスドク】
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/lovesaloon/1191641481/l100
また君は騙されて博士課程に進学したわけだが
http://science6.2ch.net/test/read.cgi/rikei/1204493125/l100
【トイレット博士】とりいかずよし総合【ロボッ太くん】
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1138513131/l100
就職難博士に「求職中」マーク 応用物理学会が考案
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1185713250/l100
◎大学院生の輪っ 4◎
http://human7.2ch.net/test/read.cgi/nohodame/1129338760/l100
第13章 大学院生
http://life9.2ch.net/test/read.cgi/mental/1186015187/l100
【博士課程】『理系女子大学院生』【修士過程】
http://science6.2ch.net/test/read.cgi/rikei/1155589743/l100



534世界@名無しさん:2008/03/08(土) 21:02:08 0
>529
 本人の努力にもよるのじゃないでしょうか。石濱由美子とか、小林敦子といった名教授がいますから。
頑張りなさいな。ただ、ここにいう「頑張る」と言う言葉の意味を良く考えることだね。
535世界@名無史さん:2008/03/09(日) 09:19:40 0
>>534
頬張るって肉棒を?
536世界@名無史さん:2008/03/10(月) 00:38:45 O
>>534

院は東洋史だと京大とかになるんですか?
537世界@名無史さん:2008/03/10(月) 07:00:03 O
>>536
大学名より教官のほうが大事ですよ。
538世界@名無史さん:2008/03/10(月) 15:58:50 0
>>536
>>537の言うとおり。

ついでに史料の所蔵状況や研究会等の開催状況も大事。
539世界@名無史さん:2008/03/10(月) 21:47:26 0
つまり東京か京都・大阪辺りの大学にしとけと。
他大のゼミにももぐり易いしね。
540世界@名無史さん:2008/03/11(火) 22:50:43 O
東大の何がいいって戦災で一度丸焼けになったことで
戦後世界中の大学から史資料が寄贈されたという事に尽きる
Webcat上はおろかカードにすらなってない書籍いっぱいあるし
大学の格以前に研究環境が群を抜いてるよ
541世界@名無史さん:2008/03/11(火) 23:06:37 0
東大が焼けたのって関東大震災じゃなかったっけ?
542世界@名無史さん:2008/03/12(水) 01:37:39 0
大震災の時は、編纂所の古文書は無事だったって聞いたような

世界史は知らない、経済学の文献は居合わせた人達で必死に持ち出したけれど
543世界@名無史さん:2008/03/12(水) 14:31:05 0
>>541-542
おかげで、安藤昌益の自然真営道の稿本が灰になりました><
544世界@名無史さん:2008/03/12(水) 15:46:57 0
>>540
総合研究博物館の資料も戦災の寄贈なの?
田中芳男文庫の「君拾帖」だっけか、
あのコレクションには感動したw
田中文庫も大震災後の寄贈と聞いたけど。
545世界@名無史さん:2008/03/17(月) 12:08:15 O
保守
546世界@名無史さん:2008/03/17(月) 12:37:21 0
史学というものがどんなものかを学ぶための本ってありますか?
547世界@名無史さん:2008/03/18(火) 07:30:25 0
いろいろ出てるけど、学説史か抽象的な歴史哲学かのどっちかで、
正直、あまりお勧めはない。
548世界@名無史さん:2008/03/20(木) 13:03:14 0
cf.D.Francesconi「ブリテン啓蒙における物語と歴史記述」(ただし,適宜改変)

…修辞学については,やっかいな誤解をひきおこす実際的な危険性がある
だけに,わたくしはおおいに慎重に語ることとする。

歴史的物語は結局のところ修辞であるという説のもっともめだった主唱者は,
…H.Whiteである。
こうした視角からすれば,歴史記述は想像力による文芸に類似したものとなり,
歴史的真実の確証との関連を失う。
これは,Momiglianoにとっては致命的なことである。
この場合,歴史記述の目的は,ある文書の真実性を証明することではなく,
もっぱら読者を説得することになってしまうであろう。
そうなれば,ある歴史記述の著作の価値は,その文献学的妥当性ではなく,
その説得力に基づいて測られることになる。
歴史記述の著作はお話storiesとなり,
テキストと歴史家の想像力の外にある現実を把握するという要請より,
なによりも,内的一貫性に基礎を置くものとなってしまうであろう。
その結果,歴史の著作もまた,フィクションのテキストと同じように,
自己参照的なものとなるであろう。

549世界@名無史さん:2008/03/20(木) 22:22:26 0
こうしてみると、やはりWhiteはたいした研究者だな。
550世界@名無史さん:2008/03/20(木) 23:08:33 0
よく、「米軍は神田の古書街の重要性を理解して焼かなかった」などというが、
明治期から古書街だった神保町は関東大震災でいちど丸焼けになっている。

大震災の時は上でも言われているように東大の図書館が焼け、伊能忠敬の日本地図も
朝鮮から持ち込まれた李朝実録も灰になった。

日本のような災害の多い国で、文化財もたせるのは大変だな。

神戸の震災の跡、欧米各国が日本に美術品を売却、貸し出しするのを拒否した、という話もある。
551世界@名無史さん:2008/03/23(日) 23:53:14 0
>>550
酸性土壌、地震、台風その他と文化財とか資料、史料を失う根拠だけは沢山あるしな。

ところで>>1がスレ立ててから1年経ったが、>1はどうなっちまったもんかね。
552世界@名無史さん:2008/04/02(水) 03:04:40 O
あげ
553世界@名無史さん:2008/04/22(火) 23:47:48 O
保守
554世界@名無史さん:2008/04/26(土) 18:39:29 0
歴史できて早稲田文系なんか入っても所詮営業マンくらいにしかなれんし、
勉強するなら理系の医学薬学とかのほうが実用的だな。
歴史など意味のない学問。所詮趣味の領域。
555世界@名無史さん:2008/04/26(土) 18:48:12 0
というかそもそも学問じゃないし
ジャンルとしては広告だろう
556世界@名無しさん:2008/04/26(土) 22:03:08 0
 生活のために営業マンやってもいいと思うし、プロの歴史学者で
大学に席を得る前に 土木作業員や沖仲仕、郵便局員やっていた人なら
オレは何人も知っている。
557世界@名無史さん:2008/04/27(日) 14:17:30 0
こういう方もいらっしゃる。

199×年3月A大学商学部商学科卒業
199×年3月A大学大学院商学研究科博士課程後期商学専攻満期退学
その後6年間の一般企業勤務(とくに営業部門で日本全国を行脚)

再び社会人大学院生として、
200×年3月B大学大学院経済学研究科修士課程企業経営専攻を修了
200×年3月C大学大学院文化科学研究科博士課程修了
D大学人文学部歴史地理学科には200×年4月に助手として採用され、
200×年4月から専任講師(地理学担当)

A大学大学院時代には近世日本経済史・商業史を、
B大学大学院時代には近代日本経営史・経営管理論・経済地理学を、
C大学大学院時代には経済地理学・現代日本経済史を主に学ぶ。
   
現在の研究分野  
1つめは、A大学大学院時代に研究した近世日本における捕鯨業史
2つめは、明治後期から昭和戦前期までの日本における百貨店業の成立史
3つめは、戦後期以降の日本陶磁器業の経済地理学的研究
そして2・3番目の研究は企業時代に実際に全国の百貨店を取引先として
美術工芸品を販売した経験から出発している。
 
主な担当科目 基礎演習、地理学野外実習、交通の歴史、世界地誌
558世界@名無史さん:2008/04/27(日) 14:54:05 O
NOオリンピック 東京デモ

【29日東京デモ】4月29日13時集合 渋谷宮下公園→渋谷一周

  ∧∧ ピコッ  ☆
 ( ^o^)っ―[] /
[ ̄ ̄ ̄](´・д・`)ノー 若者なら歴史を創れ!切り開け!
164:名無しの権兵衛さん 01/18(木) 23:27 h/6HZHeZ
。・゚・(ノД`)・゚・。
165:名無しの権兵衛さん 01/19(金) 00:32 c71QvNSK
うそ(´・д・`)ナノー
166:名無しの権兵衛さん 01/19(金) 23:57 1jEfoKyb [sage]
ε-(´∀`*)ホッ

こちらこそ突然ageてしまってごめんなさい(´・д・`)ナノー
167:名無しの権兵衛さん 01/20(土) 01:42 5EysqiOb
雪いらない(´・д・`)ノー
559世界@名無史さん:2008/04/27(日) 17:03:54 0
おまえらに足りないものはこういう実社会での勤労体験だな。

>199×年3月A大学大学院商学研究科博士課程後期商学専攻満期退学
>その後6年間の一般企業勤務(とくに営業部門で日本全国を行脚)

>2つめは、明治後期から昭和戦前期までの日本における百貨店業の成立史
>3つめは、戦後期以降の日本陶磁器業の経済地理学的研究
>そして2・3番目の研究は企業時代に実際に全国の百貨店を取引先として
>美術工芸品を販売した経験から出発している。
560世界@名無史さん:2008/05/04(日) 14:20:47 0
歴史学者志望者のしゃべり方って独特らしいな。
http://blogs.yahoo.co.jp/historian126/folder/1485406.html
561世界@名無史さん:2008/05/10(土) 13:31:15 0
↑の人もそこそこ苦労してるようだが、塾の先生兼大学の非常勤講師なら、
>>557の人に比べて世間知らずもいいとこだな。
562世界@名無史さん:2008/05/19(月) 22:36:43 0
全くだ。
563世界史@名無しさん:2008/05/22(木) 19:51:32 0
世間知らずなまま大学教員になれるか、なれないかの違いは、何か。
歴史学者の場合、それは史料を正確かつ丁寧に読みこなすことができること。
そして、史料の伝える内容にもとづいて、そこに書かれていなくても
あったことは間違いないことを明らかにでき、それでいて現代社会の問題にも
意義あることが言えること。これに尽きる。
これができるようになるまでの道のりは、長く険しい。
564世界@名無史さん:2008/05/27(火) 02:07:14 O
age
565世界@名無史さん:2008/05/31(土) 21:13:46 0
演習題目・テーマ
史学基礎学力の養成

講義の目的・内容
この授業は、受験勉強を本格的に行っていない学生を主に対象とする。
歴史はいうまでもなく、すべての勉強の基礎は、日本語力である。
全12回程度のうち、前半はやさしい漢文や漢字ドリルなどを材料に
日本語力の強化を図り、後半は歴史や社会の出来事を題材としながら、
歴史的見方について考えていく。

教科書
プリントを配布する。
566世界@名無史さん:2008/05/31(土) 23:21:06 0
ググッたらK学院のU山って人のシラバスが出てきた。
567山野野衾 ◆jBrGNc9rBQ :2008/06/01(日) 01:13:32 0
>それでいて現代社会の問題にも意義あることが言えること。

無理に現代の問題に結びつけようとして、途中の史料読解はよかったのに、
最後に木に竹を接いだような印象を残す人も多いですけどね。
その時代の価値観や実態を明らかにしたからといって、無理に今の世に意義
あることにしようとしない方がいい。
志の大きい人ほど、ここで構えて無理を言って迷走します。
史料による歴史ではなく、理想や理論のための歴史になってしまう。
568世界@名無史さん:2008/06/01(日) 19:22:09 0
歴史がウリのK学院なのに

>受験勉強を本格的に行っていない学生を主に対象とする
>前半はやさしい漢文や漢字ドリルなどを材料に日本語力の強化を図り

・・・って、どんだけw
569世界@名無史さん:2008/06/05(木) 07:23:26 0
K学院か・・・・・・まぁ、納得の内容ではあるな。
570世界@名無史さん:2008/06/14(土) 12:22:45 O
あげ
571世界@名無史さん:2008/06/17(火) 22:47:23 O
親戚に大学教授何人かいるけど史学科はいない。教授になるにはコネもかなり大きいと聞いた。
572世界@名無史さん:2008/06/20(金) 01:08:44 0
そもそも教授になる方法ってのはあれだろ、研究室に入って、
教授に気に入られて「君、君」って肩叩かれて助手とかになれないと無理なんだろ?
何かその教授の色に染まってそうだよな。
573世界@名無史さん:2008/06/20(金) 13:16:32 0
>>572
そんな権力を持つ教授が、いまもいたらいいのに・・・。
574世界@名無史さん:2008/06/21(土) 11:05:41 0
史学科の教授なんて、理系の教授に比べたら鼻くそみたいなもんだろ。
575世界@名無史さん:2008/06/21(土) 22:16:05 0
>>574
そりゃ大学によりけり。
理系の中でも雲泥の差があるしな。
576世界@名無史さん:2008/06/29(日) 08:07:23 0
884 :公共放送名無しさん:2008/06/29(日) 06:59:39.05 ID:daPXIPig
植物園の人、完全にオタクだ@すと

886 :公共放送名無しさん:2008/06/29(日) 06:59:50.58 ID:Ow3/zVJ3
ホントにオタクが出てきたw
577世界@名無しさん:2008/07/01(火) 20:24:22 0
法学部の政治外交史や国際関係論、経済学部の経済史だって、歴史学者の仕事です。最近は、
むしろこっちの方が主流になりつつありますね。
578世界@名無史さん:2008/07/01(火) 20:57:00 0
若者よ!甘い言葉に騙されるな↑
579世界@名無史さん:2008/07/02(水) 00:56:51 0
西洋史の教授って、日本に何人くらいいるの?
つまり、日本中でポストはどれくらいあるの?

580世界@名無史さん:2008/07/18(金) 16:54:54 O
ポストは数え切れないぐらい沢山あるよ。
581世界@名無史さん:2008/07/19(土) 20:42:08 0
灯台ですら「プププww」・・・
582世界@名無しさん:2008/07/19(土) 20:48:23 0
銘柄大学のポストに付くまでは、イバラの道を何年も歩む、汗と涙の物語だよ。
583世界@名無史さん:2008/07/20(日) 00:00:28 0
何年で済めば勝ち組だよなぁ。。。
584世界@名無しさん:2008/07/20(日) 09:45:52 0
わし、留学も含めて大学院に10年在籍していました。
そこで底辺大学に口がかかり、
無能教授のいびりに耐えながらさらに10年。
学位取得して、著書だしたら、銘柄大学に移籍できました。
多分、これは勝ち組負け組の中間あたりだと思います。
585世界@名無史さん:2008/07/21(月) 07:14:23 0
中国の春秋戦国やそれ以前の時代が好きで、
可能ならば歴史学者になりたかったです。
学問で唯一好きなこの分野で研究者を目指すなら
どこの大学のどの学科が良いのでしょうか?
英語は出来ないので東大とかは無理です。
入学は簡単な大学院に行きたいです。
586世界@名無しさん:2008/07/21(月) 13:20:55 0
この分野でも、英語力は必須です。かの平勢隆郎先生も、英語の試験の点数悪くて大学院一度
落ちています。本当に、この時代の勉強したいのだったら、東大か京大に受からなくてはダメです。
587世界@名無史さん:2008/07/21(月) 14:37:52 0
英語が全く分かりませんでした。
高校受験も大学受験も浪人時も大学院受験も
英語が出来ないため良い学校には入れませんでした。
中学の教科書からやり直したりしたけどどうしても分かりません。
大学受験は社会で満点近く取って補ってようやく法政でした。
大学院は全入の専攻を選びようやく早稲田に引っかかった程度です。
今は会社員ですが、一度は英語が出来るようになりたいなあと。
ただ、中国古代史で学者になるのに良いのはどこかなと気になりました。
ちなみにTOEICは300点ないです。
588世界@名無史さん:2008/07/21(月) 15:46:08 0
英語ができないのに、そこまでの学歴を身に付けられたら十分だろ。

歴史は趣味で楽しむだけにしておけ。それか作家をめざした方が早道かも。
589世界@名無しさん:2008/07/21(月) 19:52:05 0
 私もそう思う。直木賞作家をめざしなさいな。
590世界@名無史さん:2008/07/22(火) 19:00:02 0
浪人したら学歴とは言えません。
591世界@名無史さん:2008/07/22(火) 23:15:37 0
>>586
>かの平勢隆郎先生も
ヒラセ先生を引き合いに出すのは正直いかがなもんかと……
592業界通@名無しさん:2008/07/24(木) 22:19:40 0
歴史的事実なんだから仕方がないでしょう。
その代わり、彼の中国語読解能力はすごいです。
593世界@名無史さん:2008/07/25(金) 01:59:20 0
>>592
アマゾンのレビューで漢文の読みを突っ込まれまくってる人が?
世界史板でほぼ唯一存命で個人名スレが建てられてる学者で、叩かれるどころか嘲笑されまくってる人が?

俺、批判派の論文も読んだけど、批判派の方が正しいと思うよ。

現代中国語は読めるかもしれないけど、古典漢文読めないんじゃないの?イヤ、これはあくまで憶測だが。
594世界史@名無しさん:2008/07/27(日) 09:52:28 0
へえ、そんなレビューあるの?知らなかった。ここに書いておいて下さいな。
595世界@名無史さん:2008/07/28(月) 22:22:01 0
尼で「平勢隆郎」って入れて検索してみた。
確かに一人、いろいろ指摘してるレビュアーの人いるね。
ためしに検索してみれば?
596世界史@名無しさん:2008/08/06(水) 13:10:50 0
見てみました。平勢さん、こんなに叩かれていたとは知りませんでした。
ショックです。東京大学東洋文化研究所って、これから先どうなっちゃうんでしょうか。
597世界@名無史さん:2008/08/07(木) 21:14:26 0
be over
598世界@名無史さん:2008/08/10(日) 14:59:47 0
私は西洋史も関心はありますが、
やはり、中国の春秋戦国時代への興味がそれに勝ります。
歴史学者になりたいが、英語が全く出来ないため、
受験には成功しませんでした。
総合力がなく能力に偏りや欠陥がある者は良い学歴は手に入りません。
文系大学院は英語だけのところが多いので社会で補うことも出来ず、
合格することは不可能でした。
599世界@名無史さん:2008/08/10(日) 15:01:50 0
高校受験も大学受験も大学院受験も転職活動すら、
英語力がないために困難であり、英語だけを勉強したりもしましたが、
どうしても分かりません。英語のために費やした労力が虚しいです。
600世界@名無史さん:2008/08/10(日) 15:02:44 0
歴史学者になるのはもう諦めるしかありませんよね。
601世界@名無史さん:2008/08/10(日) 15:57:51 O
歴史というのは、将棋の棋譜を読むような感じだ。
602世界@名無しさん:2008/08/10(日) 21:02:37 0
バッハの楽譜を解釈するようなものでもあります。
603世界@名無史さん:2008/08/13(水) 11:40:56 0
ワイドショーネタの積み重ねだろうww
604世界@名無しさん:2008/08/13(水) 22:18:39 0
それも、史料になり得ます。学者になるための第一歩は、現在の社会を成り立たせている原因を
どのような視角から迫っていくかですから。それに肉薄するきっかけがワイドショーネタであっても
ちっとも構わないですよ。
605世界@名無しさん:2008/08/14(木) 00:09:07 0
たとえば古代ローマ人の残した落書きとか選挙ポスターみたいなのとか?
606世界@名無史さん:2008/08/14(木) 00:45:21 0
俺考古学者だけど質問ある?
607世界@名無史さん:2008/08/14(木) 01:16:14 0
>>606
そういうのはVIPでスレ立てしてくれ。
608世界@名無しさん:2008/08/15(金) 11:42:00 0
>>605
 要は、何を明らかにするために、何時の時代のどの地域の何を扱うかということでしょう。
これが出来ていなければ、論文書けません。
609世界@名無史さん:2008/08/20(水) 03:02:07 0
秦の始皇帝の母親のポルノまがいの行状といい、則天武后の行状といい
どういういきさつで、ああいった話が歴史書に記されるようになったのだろうか?
同時代だと口にするだけでも首をはねられただろうに、
610世界@名無史さん:2008/08/21(木) 17:57:05 0
>>609
『後宮小説』に、他言をはばかるようなアレな話が
なぜか後世に正史に記載されてしまう経緯が書かれてたな。
もちろんフィクションだけど、それに似たようなことは実際あったかも。

司馬遷は民間からも取材していたらしいので、ソースが巷間の噂話や説話などで
信憑性が高そうだと判断したものを載せてる可能性がある。
611世界@名無史さん:2008/08/22(金) 10:12:19 0
>>609
同時代ではない人間が書いたり読んだりするからだろう。
612世界@名無しさん:2008/08/22(金) 15:48:41 0
 権力者が秘密にしていた記録は、その権力者が死後、必ず明らかになる。今の日本だと、大正天皇や
昭和天皇の個人生活に関する記録がそれだ。同じように秦始皇帝も、生前の性生活については、宦官が
記録していた秘密文書が、漢代の前半期になると、史官が自由に利用できるようになり、それであのような
記録となって残されたのじゃないだろうか。
613世界@名無史さん:2008/08/23(土) 19:25:28 0
死にたい
生きていて苦しむ理由が分からない
全てが虚しい
生まれて来なければ幸せだった
614 ◆rPjo/EQgwc :2008/08/23(土) 19:39:38 0

615世界@名無史さん:2008/08/28(木) 07:22:41 0
>>613

なんのパクリ?
616世界@名無史さん:2008/08/28(木) 14:13:33 0
>>612
あれ、何処まで記録に残るものなのだろうか
何月何日にだれそれと寝たとか、までは記録に残るみたいだが、
好きな体位とか、中田氏したとか、何回やったとか、
世界各地のハーレムとかまるで見てきたかのようにいろいろみんな書いているが、
617世界@名無しさん:2008/08/28(木) 19:51:32 0
 明清時代の起居注だと相当程度残されているっていう話ですよ。きちんと読んだ訳でないから
保障の限りではありませんがね。
618世界@名無史さん:2008/08/29(金) 00:37:22 0
>>617
今の中凶はそういったものは記録としてしっかり残しているのだろうか?
毛沢東は、主治医が暴露本を書いたが、
中凶の次の政権はおそらく中凶稿と民国稿あるいは史の方になるかもしれんが
おそらく編纂するだろう。
そのときに正式な記録は残されていないから、暴露本のほうを参考にするのだろうか?
それとも華麗にスルーするのだろうか?
619世界@名無しさん:2008/08/29(金) 20:30:58 0
党史辦公室が、きちんと記録を整理している筈です。ただ、主席の家庭生活、性生活についてまでは
記録していないでしょう。王朝時代ほど系譜が重要ではなくなりましたから。
620世界@名無史さん:2008/08/29(金) 21:21:52 0
歴史とはあまり関係ない学部(社会学)出て、普通に地方公務員になって
しまったが何故か西洋史をやりたくなった。
今から大学院にいってどうにかできますか?
621世界@名無史さん:2008/08/29(金) 21:30:39 0
一生食っていけるだけの財産があれば大丈夫です。
622世界@名無しさん:2008/08/30(土) 09:42:50 0
それは極端としても、教職免許は最低必要。あと、語学力は相当な高水準を要求されますよ。

623世界@名無史さん:2008/08/30(土) 18:21:54 O
大学院にいって研究するだけなら誰でもできる
それで一生飯を食おうと思うならまず無理
624世界@名無しさん:2008/08/30(土) 19:35:03 0
博士課程修了時点で、『史学雑誌』『歴史学研究』『西洋史研究』などに、掲載された論文が3本あれば、
様々な大学の教員公募に応募しても、書類審査ではねられないと思います。問題はそこから先でしょう。
625世界@名無史さん:2008/09/01(月) 00:29:22 0
>>621-624
ご教授ありがとうございました。
現在のところ、趣味に止める方に傾きつつあります。
626世界@名無しさん:2008/09/02(火) 22:36:12 0
とにかく、生活の糧を稼ぎながら、地道にチャンスの来ることを信じて努力し続けることです。
大学の教員に採用されるまでに、土木作業員や沖仲仕やっていた人なんてたくさんいるんですから。
627世界@名無史さん:2008/09/03(水) 05:01:30 0
>>625
公務員やりながら、趣味で歴史の勉強が出来るなんて羨ましい限りだ。俺と代わってくれ。
628世界@名無史さん:2008/09/04(木) 18:36:50 0
>>624

すみませんが質問です。
「3本書いて、そこから先が問題」とありますが、
3本書いた後は何が待っているのでしょうか?



当方、修士ですが博士行こうかと迷っておりますので。
629世界@名無史さん:2008/09/04(木) 19:30:14 O
在学中に査読論文3本→論文に+αした博論で修了
→ポスドクや助手や無職を続けながら数年にわたり論文執筆、運とコネと実力があれば単著もしくは共著出版
→実績を認められて正職採用であがり

ものすっごく順調にいけばこんな感じ
630世界@名無史さん:2008/09/05(金) 14:07:37 0
>>625
網野さんみたいな方向を目指したほうがいいだろう。
あの人だって教師と言う本業があったのだから。
631世界@名無しさん:2008/09/06(土) 09:54:02 0
っていうか、たいていの人がその方法をとっていますよ。あと、外国史専攻だと、留学という手が使えます。
外国語を習得するには、その土地で何年も暮らさなくてはだめです。
632世界@名無史さん:2008/10/13(月) 12:37:59 O
あげ
633世界@名無史さん:2008/10/13(月) 17:07:51 0
人生は下げ一直線
634世界@名無史さん:2008/10/16(木) 21:36:36 0
2008年10月24日金曜日にオータムジャンボ宝くじで、
一等1億5000万円が手に入りました。嬉しいです。
これでもう一生働かなくて利息と投資と貯金を崩して生活が出来ます。
今の会社もこのお金に当たることによって3月31日付けで退職します。
モナコのアパートを買ってバングラデシュで暮らします。
635世界@名無史さん:2008/10/27(月) 04:17:04 0
まずは高山博のハード・アカデミズムの時代を読んでからだな。
636世界@名無史さん:2008/11/05(水) 18:11:17 O
age
637世界@名無史さん:2008/11/05(水) 20:12:40 O
さて皆さん学振採れましたか?
638世界@名無史さん:2008/12/15(月) 20:35:27 O
あげ
639世界@名無史さん:2008/12/15(月) 20:43:57 0
人生は下げ一直線
640世界@名無史さん:2009/01/20(火) 12:26:39 O
641世界@名無史さん:2009/02/02(月) 02:03:13 0
趣味でやるだけなら、興味のおもむくままにいろんな国や時代を読めるけど、
本職の研究者めざしたら、研究対象をどっか一個に限定しないといけないから、
やっぱり趣味にとどめておくのがいいかもしれんな。
642世界@名無史さん:2009/02/02(月) 02:06:29 0
逆に言うと、20歳くらいで研究対象となる時代やテーマを見つけるってのは、
あれこれ目移りするタイプにはきびしいな。
これって絞り込むのも、なかなか大変だ。
643世界@名無史さん:2009/02/08(日) 20:49:51 0
>>641
確かにプロの学者の場合、同じ日本史の学者でも専門外の時代のことに発言したら、
門外漢呼ばわりされる雰囲気あるもんなあ。

日本史サスペンスの解説やってる武光センセとか。
644世界@名無しさん:2009/03/13(金) 23:12:00 0
今の時代状況を作り出した原因は何か、その前例を何時の時代の何に求めるか。
こういうことをとことん考え抜き、自分なりの見当をつけると、研究テーマが見えてきます。
645世界@名無史さん:2009/03/15(日) 10:48:14 O
モーセが実在したかどうかを検証してほしい
646世界@名無史さん:2009/03/15(日) 12:50:11 P
共産主義者の大東亜戦争責任
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6396722


共産主義者の大東亜戦争責任(1/3)
http://www.youtube.com/watch?v=GqJSU4v4VHA

共産主義者の大東亜戦争責任(2/3)
http://www.youtube.com/watch?v=F8-suGPP4sA

共産主義者の大東亜戦争責任(3/3)
http://www.youtube.com/watch?v=uFMtTokCuXs
647世界@名無しさん:2009/03/19(木) 19:39:15 0
ところで、このスレ始めた夢見る受験生さんよ。確か、来月から3年生になると思うのだけど、
何を専攻するのか決めたのかね。
648きのこ:2009/03/20(金) 16:43:38 0
あたしも、歴史学者になりたい!
649世界@名無史さん:2009/03/21(土) 11:56:20 0
歴史で飯を食ってる者だが、最高の人生だと思うよ。好きなもので生活できるのは
最高だ。ただ、研究は必ずしも自分の好きな国・地域だけやれるというものではな
いので、そこは覚悟しといた方がいい。大学なり短大なりが求めるもの、地域が求
めるものと自分のやりたいことが食い違うことは多いし、世の人の関心事や学界の
動向なんかも変動するもんだし、しばらくは興味の向くまま幅広く文献を渉猟する
のがいいだろう。これからは、考古学的素養・発想法がやはり重要。文字資料はな
かなか新発見はないから。モノ資料に詳しいと説得力に深みが出る。古代史研究な
らなおさら。絵画資料なども含め、資料学はバッチリやった方がいい。それから、
博物館は若いうちにたくさん見ておいた方がいい。入試の合間でもできることだ。
650世界@名無史さん:2009/03/21(土) 17:28:02 O
>>649さんのご専門は何ですか?
651世界@名無しさん:2009/03/21(土) 22:02:32 0
同じことは近現代史研究者にも当てはまるよ。富と権力とは無関係だけど、今のような時世に
学術書と史料を読むことだけに没頭し、関連史料学の勉強に、美術館や映画館めぐりをしていればいい。
こんな幸せがあるだろうか。でも、それには時代の要請に則した、レベルの高い研究業績を出さなきゃ成らない。
それには、複数の外国語をマスターし、広く関連諸科学や文学の知識もたくわえなきゃならない。
ここに辿り着くまでの修業はなみたいていなことではないよ。
俺なんか、20代の時に、好きだった彼女に振られ、30代後半まで彼女なしだったっけ。
それでも己の選んだ道を信じて努力あるのみ。
これをする覚悟なら、挑戦してみてくれ。
652世界@名無史さん
age