1 :
世界@名無史さん :
2006/08/14(月) 17:20:05 0
2 :
世界@名無史さん :2006/08/14(月) 17:22:19 0
早速訂正 外国人の見た日本アジアの歴史 → 外国人の見た日本の歴史
3 :
世界@名無史さん :2006/08/14(月) 17:30:50 0
過去に囚われたり他所の国にどう見られてるのか気にするのは止めろ
明らかに活用されていない資源(失業者や空き地など)を使えるようにしてあげれば、 それだけで経済は成長する。 中国は今その段階。1人あたりのGDPでいうと5千ドル以下。 次にそこそこ公正な法制度を整えて、国民国家としてのまとまりを持ち、国民を 近代的な「労働者」に仕立て上げる。 ここが韓国や台湾。1人あたりのGDPでいうと1万ドル。 そして日本や欧米のように、新しい「知」を創造し、それを技術に転換して生産性を あげていく。1人あたりのGDPでいうと3万ドル以上。 真ん中はあんまりないんだよね。クウェートみたいな産油国やポルトガルといった 西欧なのかどうなのかよくわからない地域。ここが2万ドル。 それで、中国の段階だと、そこそこ理性的な政府があって、外資から資金を調達できれば がんがん発達する。自給自足の物々交換の農民を工場に連れて行けば、GDPはゼロから プラスへと一気に動くのだから。 だけどこんなレベルの国に投資することは普通はない。それこそ、サラ金しか手を出さないような 信用も担保もない貧乏人。 だから中国が金を集められること自体がすごい。
5 :
世界@名無史さん :2006/08/14(月) 18:07:12 0
>過去に囚われたり他所の国にどう見られてるのか気にするのは止めろ 単純に外国人による日本の評価を見て、どのぐらい乖離してんだろ、ってスレじゃん
中国に理性的な支配者が絶えて何千年になることやら。 周の三代康王まてで、以降、キチガイばっかし。
>>6 気違いはそう多くないんだが
宦官の言いなりになる皇帝が多いのが問題だな。
8 :
世界@名無史さん :2006/08/14(月) 20:27:24 0
ロシア人だからといって非難するわけではなく、彼らがわれわれになりすまそうと していることを私は非難するのである。ロシア人はまったく文化的でない。 ロシア人は自らが模倣している他の国民たちを猿のようにからかっている。 それでいて、同時にロシア人は他の国民の猿まねをしたいという願望にどっぷりと つかっている。そんな猿まねさえしなければ、ロシア人が文化的でないという 事実が、文化的になりたいという願望までも覆い尽くすこともないだろうに…… ロシア人は原始的状況の下におかれたままだし、もともと文明には不向きなのである。 マルキス・ド・キュスティーヌ(フランス貴族・作家・時事評論家) ↑西欧人って、有色人種だけでなく、東方正教会圏の国々にも根強い偏見を 持っているよね。
9 :
世界@名無史さん :2006/08/14(月) 22:01:32 0
10 :
世界@名無史さん :2006/08/14(月) 22:01:45 0
>>8 どこかの隣国にそっくりなわけだが
焚書すっからそんなことになるんだよ
11 :
世界@名無史さん :2006/08/14(月) 22:02:13 0
『日本/権力構造の謎(下)』(カレル・ヴァン・ウォルフレン、ハヤカワ文庫) 中曽根首相は…日本人は個人として神道やキリスト教と共に仏教を受け入れる 多神教であると説明した。彼は、その時、日本人の考え方は「一神教の 西洋人」の考え方より寛容であることになる。究極的に相容れない信念を 同時に受け入れるのは、実際には、どれも信じないのと同じだと、彼が 思っても見なかったのは明らかだ。…メソポタミア、ペルシャ、インド、 西洋、そして中国の宗教、哲学は伝統的に弁別法および二分法を欠かせない ものとした。これに対し、日本人はそれを避けることを日本的なものの 真髄とし、讃えてきた。 『ヒンドゥー・ナショナリズム』(中島岳志、中公新書ラクレ) 彼らは、ムスリムやクリスチャンの宗教復興運動を「常に狂信主義に陥り、 他宗教の集団を攻撃する」原理主義として捉え、一様に批判する。そして、 そのような運動に対して、ヒンドゥーの態度は原理主義的では全く無く、 他宗教に寛容なものであると主張する。 彼らは、ヒンドゥーとイスラームおよびキリスト教の間には根源的な違いが あるという。それは、自分たちヒンドゥーが、宗教の違いを「一つの真理の 別の形での表れ」と考え、他の宗教も同じ真理を表現する根源的に同一の ものと見なすのに対して、ムスリムやクリスチャンは、自らの信仰だけが 正しい真理を表現していると考え、他宗教と相容れない別の真理の体系で あると見なすという違いであるという。そして、彼らは、ムスリムや クリスチャン達が行う宗教復興運動が他宗教に対して非寛容な態度に 出るのは、この点が大きく作用しているからだと言い、それを偏狭な 態度として批判するのである。つまり、「そもそもイスラームやキリスト教 は一神教だから寛容性がない」という「セム的一神教批判」をしている のである。
13 :
世界@名無史さん :2006/08/14(月) 22:08:01 0
ウォルフレンはあまり好きじゃないが、 「多神教は素晴らしい、一神教は争ってばかりで困ったものだ」的な意見には確かに違和感を感じる。
14 :
11 :2006/08/14(月) 22:09:24 0
ttp://j.people.com.cn/2000/08/31/newfiles/a1050.html 傅鉄山司教は演説で、「中国では数千年間、『平和重視』が伝統文化に
おける重要な精神となっている。このような精神が、異なった宗教や
文明を受け入れることのできる、中華民族の寛容さを養ってきた。
各宗教は寛容な環境の下、共存を求め、平和を崇めるという素晴らしい
伝統を育てている。中国は多宗教国家である。各宗教は共存し、歴史的
にも残酷な宗教戦争が発生したことはない。
↑ウォルフレンの主張とは違って、少なくともインドや中国では、日本と
同じように多神教は一神教より寛容だと考えられているようだな。
15 :
世界@名無史さん :2006/08/14(月) 22:12:58 0
しかしシナ人が平和でもなければ寛容でもないのは周知の事実。
>>13 >>15 ウォルフレンの困ったところは、世界の他の地域と共通するところがある
現象を、日本だけの特殊な現象としてしまっているところ。たとえば、
日本はつねに新しい宗教をきわめて寛大に迎え入れてきたというのが
定説になっているが、そう言えるのは、その新しい宗教や教理体系が
既存の政治体制を脅かすことがたいとみなされた場合だけである、と
主張しているが、これは中国やローマ帝国でも同じ。
17 :
世界@名無史さん :2006/08/14(月) 22:34:08 0
シナ人が寛容で平和を愛するなんて事は聞いたことがないなw 二次大戦後にでも10箇所以上は侵略してるだろw
18 :
世界@名無史さん :2006/08/14(月) 22:35:24 0
貢ぎ物を納めれば、あとは満足。寛容だったな。昔は。
>>18 それは日本のような遠方にある国に対してだけ。
朝鮮半島やベトナムは中国からの侵略・搾取を受けた。
20 :
世界@名無史さん :2006/08/14(月) 22:48:41 0
対外的軍事的進出を否定している日本の憲法第九条の方がまだ平和的。
中国は侵略するよりされる側というイメージだが。 侵略されるごとに相手の文化を飲み込んで中華化してきたが。 日本も素直に中華化すれば侵略も容易だっただろうし、反発もなかったであろう。 彼らにとって興味があるのは為政者の人種ではなく、為政者が中華であることを 受け入れるかどうかなのだから。
22 :
世界@名無史さん :2006/08/14(月) 22:59:12 0
>>20 でもウヨは、普通の国になりたがっている。
ウォルフレンのようなリビジョニストたちは、日本人の行動様式は、 西洋キリスト教文明と違って抽象的普遍的原則をもたずその場その時の 権威に従う、と主張していた。しかし西洋でも次のような事件が起きている。 1995年7月に、ボスニアのスレブレニツァに500人のオランダ軍が国連軍 として駐留していたところに、セルビア軍が突入してきたが、オランダ軍は 無抵抗で全員無傷のままに降伏(というよりはセルビア軍の侵攻を無視)し、 難民たちは虐殺されてしまった。 ちなみにセルビア側はムラジッチとオランダ人司令官の会見の様子を ビデオに撮影していたが、それは次のようなものだった。 ムラジッチ「国にはお前の帰国を待っている家族がいるんだろ」 オランダ人司令官「家内と子供がいます」 ムラジッチ「家族に会いたいか」 オランダ人司令官「もちろんです」 ムラジッチ「お前の部下が俺の部下に発砲したとの報告が入っているぞ」 オランダ人司令官「何かの間違いです。私たちはただのピアノ弾きにすぎません」 ムラジッチ「そうか、役に立たないピアノ弾きだな」
(ちなみにピアノ弾きとは西部劇でよくある、居酒屋で喧嘩が起きた際、 たまたまそこでピアノを弾いていた人のことで、争いに無関係な部外者を 意味する) 日本人と違って抽象的普遍的原則を持つ西洋人が、なぜムラジッチに 対してあのような卑屈な態度を取り、難民をむざむざセルビア軍の手に 渡るままにしておいたのか謎である。
25 :
世界@名無史さん :2006/08/14(月) 23:06:38 0
>>22 「普通の国になりたい」ってのは、
欧米スタンダードに仲間入りがしたくてしょうがないってことだろ。
そんな奴がウヨか?
まだ自主国防論の方が好感が持てる。
>>23 >>24 謎でもなんでもなかろう。セルビア人はキリスト教徒だが、難民は異教徒だからなw
28 :
世界@名無史さん :2006/08/15(火) 00:21:29 0
日本文化はその物質的な面では西洋文化に似ていて、工業はまだ未発達の 段階にある。しかし、日本文化の精神面は西洋、特にアングロ・サクソン的 西欧文化の精神面と全くちがう。天皇を現人神と崇拝するのは、どの村の どの学校でも教え込まれて成功し、人民が国家主義を支持するささえに なっている。日本の国家主義的ねらいは経済面だけではない。中世的な 王朝の繁栄と領土との野心もある。日本人の倫理観は功利主義ではなくて、 強烈な理想主義である。親孝行が基本であり、その中に愛国心を包含している。 それは天皇が彼の国民の父であるからである。日本人の物の見方には、 皇帝とローマ教皇との関係についての13世紀の理論によく見られる型と 同種類である迷信的で現実認識の欠如したところがある。しかし、 ヨーロッパの場合、皇帝とローマ教皇とは別々の人間であったから、 両者の争いが自由な発想を助長させた。日本では1868年の明治維新以後、 国民は一人の神聖な人間に結合され、団結体制に疑問を生むような内部的な 争闘はない。 中国とちがい、日本は宗教的な国である。中国人は証明されない限り、 人の言うことを信用しない。ところが日本人はウソと証明されるまで 信用する。天皇は神聖なり、という見解に不利などんな立証も聞いた ことがない。 B・ラッセル『中国の問題』(理想社)
29 :
世界@名無史さん :2006/08/15(火) 00:35:14 0
これまた古い本棚。
30 :
世界@名無史さん :2006/08/15(火) 00:51:21 0
ttp://www2.big.or.jp/~yba/intro/cantlove.html なぜ日本人は日本を愛せないのか
Why Can't the Japanese Love Japan?
『カレル・ヴァン・ウォルフレン 著/毎日新聞社』
本著は、変わらなければならない日本に、変わらなければならないその理由を
明確に示しているのだが、歴史的にその先駆的な業績をあげた人も紹介している。
例えば――
安藤昌益
(江戸時代)彼は道徳的見地から、社会的身分の上下は虚構にすぎないことを
理解した。
人生に究極の意味を与える信念の体系、思想というものが、不当な既成秩序を
正当化する手段にもなりうることを認識していた。
儒教や仏教の教義にもこれが当てはまることを、理解していた。
日本の精神は歴史のなかで、こうした思想――真に民主的で、かつ人間が本来
もっている正義感を明らかにする思想――を、自然発生的に生み出してきたのである。
植木枝盛
彼は「自由民権運動」の重要な活動家で、彼が起草した憲法草案は、おそらく
まだ超えられたことがないほど優れたものである。
植木の憲法草案には、市民の権利を保証する十分に練り上げられた条項が
盛りこまれていた。
政府みずからが憲法を侵す誘惑にかられやすいことを理解し、政府による
かかる行為は、国民が新しい政府を樹立するため政府を転覆させる正当な理由
になると定めていた。
植木の憲法草案が実施されていたなら、今世紀の日本の歴史はまったく違う
ものになり、あれほど悲惨な状態にはならなかっただろう。
田中正造
足尾銅山による鉱毒汚染の被害を緩和するために命を捧げた。
日本は法律より場の雰囲気(ニューマ)が優先する国。 条文になんて書いてあろうと、運用は改定される。 憲法9条もそうだし、身近なところではサビ残なんかもそうだ。 運用が変わった後に法律が後追いで改正される。 なんといっても養老律令を千年以上改正しないで使ってきた国だからな。
32 :
世界@名無史さん :2006/08/15(火) 01:24:03 0
『日本/権力構造の謎(』を読むと、国学・朱子学・陽明学は取り上げられて いても、洋学・蘭学にはまったく言及していない。 徳川幕府のキリシタン弾圧に、オランダ人が手を貸したこともスルー。 また和辻哲郎のことを“ナショナリストの倫理哲学者”と書いている。 さらに“民族”という用語は社会的有機体や家族的な一致団結を意味するが、 文脈によってはナチスが使った意味でのドイツ語の“フォルク”に類似する と書いている。
>>28 「天皇機関説」とかあるし。
そもそも全知全能の神なんてのをまるごと信じてるキリスト教徒が多い
欧米人に宗教的だの盲目だのと言われたくないわ。
35 :
世界@名無史さん :2006/08/15(火) 16:20:23 0
ウォルフレンって安藤昌益をよくだすけど 昌益って社会的影響力は0だったわけでしょ 門人にも著名な人はいないはずだし、 ヨーロッパにだって風変わりな思想家はさがせばいくらもいるんじゃないのかね
何かウォルフレンはプロ釣り師の様な気がしてきたw この人、日本以外での知名度とか、出版物の売れ行きってどうなの?
>>35 同じ地区から、小林多喜二が出ているから、完全に影響力0とは言い切れないと思う。
>>35 安藤昌益はE・H・ノーマンというカナダ人外交官が紹介したので
英語文献が存在する。
ウォルフレンは日本語が読めないのでこいつばっかり取り上げてるんだ
と思われ。
>>36 ウォルフレンの著作で、英語圏で出版されているのは『日本/権力構造の謎』
だけ。あとの著作は全部日本でだけ出版されている。
39 :
世界@名無史さん :2006/08/15(火) 18:08:34 0
>>37 小林多喜二って昌益から影響うけたの?
昌益って死後 墓まで壊されたって話だから
思想が受け継がれたような様子がないとおもったんだけど
40 :
39 :2006/08/15(火) 18:11:28 0
ごめ こわされたのは 墓じゃないや 守農大神って彫られた石碑か
41 :
世界@名無史さん :2006/08/15(火) 20:26:48 0
42 :
世界@名無史さん :2006/08/15(火) 21:46:45 0
ttp://jp.eastday.com/node2/node8/node113/userobject1ai15463.html 第二十一回 花と刀:日本の秘密と恥――華人の目から見た日本の文化 (下)
米国の人類学者のベネディクトの、1946年に出版された著作《菊と刀》の中で、
欧州と比べて、キリスト教を信俸する民族は原罪意識があって、もし彼は誤りを
犯せば、有罪を認めて、懺悔する。日本の恥の文化はどんな事をしてもすべて
善悪に分けることがない。ただ恥である。悪事をしても、罪を犯しても、発覚
しなければ、恥辱を感じないので、彼は過ちを認めることはない。彼は恥を
感じさえすれば、自殺、切腹のような激烈な行為を選び、自決する。
髫子はこれに対して、侵略行為は日本の文化の中で、犯罪だと思われていない。
もし侵略される国は日本に賠償を求めるなら、謝罪させ、日本は恥をかくこと
になる。そして、日本はしっかり忘れない。しかし、戦後、これらの侵略された
国家が日本をしっかりつかんでいない、徹底的に罪を認めさせていないので、
日本の文化の論理によれば、間違っていないと思われている。日本が過ちを
認めないので、世界人民の前で恥と感じることがなくて、そのまま過去を覆い
隠すことができると思われている、と述べた。
>>42 全く逆な気がするが。無罪・有罪をきっちり分けて法と裁判で白黒をつける西洋。
何でも罪悪感を感じて恥と受け取る日本。
奴らだって原罪意識なんてねーだろ。 特に先進国≒新教国は日本以上に宗教に対してドライ
原罪意識があって、懺悔する民族であるキリスト教徒 過ちを認めず恥を感じない日本人 これまでどちらがより多くの戦争を起こしてきたか
46 :
世界@名無史さん :2006/08/15(火) 22:20:00 0
でも
>>42 みたいなことは欧米人の間でも広く信じられている。
47 :
世界@名無史さん :2006/08/15(火) 22:22:40 0
世界的に活躍できなかっただけというオチもあるがw
48 :
世界@名無史さん :2006/08/15(火) 23:24:14 0
このことは、アメリカの本屋へ行ってみるとわかる。「歴史」(History) というコーナーに並んでいるのは、ヨーロッパの歴史と、ギリシア・ローマの 古典時代についての書物だけだ。ヨーロッパ以外のアジアやイスラム地域を 扱った書物は、「地域研究」(Area Studies)に入っている。歴史としては 扱われていない。中国でさえ、アメリカでは「地域研究」で、歴史の対象 にはなっていない。 中国が歴史の対象になっていない根本的な理由は、漢字などという野蛮な ものが、まじめな歴史の材料になるわけがない、という感覚らしい。 もうすこし正確に言えば、アレクサンドロス大王の征服の及んだ範囲 だけが歴史の舞台なので、その外側を扱うのは歴史ではない。つきつめれば、 そういうことになる。 岡田英弘『歴史とはなにか』(文春新書)
つうか、白人の歴史って殆どカール大帝以後しかないじゃん ローマに征服されるまで文字も知らない蛮族だったんだから
50 :
世界@名無史さん :2006/08/15(火) 23:32:27 0
アメリカ自身の歴史も「歴史」にも入らず、「アメリカ研究」 として独立しているんだが、「これも、まじめな歴史の材料になる わけがない、という感覚らしい」のかw。
51 :
世界@名無史さん :2006/08/15(火) 23:32:42 0
>>49 イギリスの歴史家トレバー・ローパーは、「歴史というものは本質的に
ある目的に向かって進む運動なのである」といっている。
アジア・アフリカ諸国のように、社会が停滞し、同じサイクルを
繰り返しているだけでは「歴史」の名に値しないということなのだろう。
アレクサンダーの足跡内でも、黒人文化の先進性、アフリカ起源の文明、作物については タブー扱いされている様だ。エジプト文明の起源、実態が黒人にあり、アフリカ各地に痕跡がある様だが 公式の教科書には載せられていない。まじめな研究者の成果が少しづつ漏れ出しているに過ぎない。 主流をレイシストに押さえられていると云う感じかな。その内に広範な焚書が起きて この手の研究が抹殺されるのかもしれない。
53 :
世界@名無史さん :2006/08/16(水) 00:02:17 0
>>48 「歴史」ということばは、アメリカでは「だれでも知っている話」
として軽く使われ、アメリカ史自体も対して重要視されず、
現代史の国際関係と地域研究が重要視されるという内容だったと思うが
・・・・いつのまにかウヨの都合のいいように改編されている。
イギリスでもアジア・アフリカ研究は、ロンドン大学東洋アフリカ学院 (SOAS)でまとめて行われている。 ヨーロッパ諸国の歴史は大学内のいくつものカレッジに分散されているが。
みんな悪かったんだよ。みんな反省しようね 日本。 誰が悪かったんだゴルァー 欧米。
56 :
世界@名無史さん :2006/08/16(水) 00:53:47 0
スティーヴン・ハウ『帝国』(岩波書店) 雑種・普遍主義・日本―解説にかえて 日本語の訳者として本書でとくに気にかかったのは、近代日本の位置づけが まことに曖昧なことである。そもそも、日露戦争がロシア・ツァーリ帝国 体制を大きく揺るがし、アジアにおけるナショナリズムの覚醒のきっかけに なったことや、「大東亜戦争」が東アジアにおける近代ヨーロッパ海洋帝国 体制の崩壊と植民地独立の決定的な引き金になったことにいっさい触れていない。 西洋の知識人は概して日本について無知・無関心だから、と言ってしまえば それまでだが、同時に、近代史のなかでの日本の落ち着きの悪さが反映されて いるとも考えられる。 見市雅俊
>>54 東大の地域研究でも、英米仏独は単独の分科としてあるけど、
アジアとアフリカは一まとめだ。今は変わっているかもしれないけど。
キッシンジャーは周恩来との会談で、 「日本は突然の大変化も可能で、三カ月で天皇崇拝から民主主義へと移行した」 と語っていたが、これはむしろ逆じゃないのか?日本は長い期間をかけてじわじわ 変わっていく国だと思うぞ。 例えば明治維新にしても、それ以前から蛮社の獄、大塩の乱、生田万の乱、 藩政改革などが行われていたわけだし。
部分だけ抽出してあてはめても主観 他の国と比較分析があっての史学 この場合キッシンジャーの日本観でしかないから そこだけつっこんでもしょうがない
60 :
世界@名無史さん :2006/08/17(木) 07:11:48 0
大正デモクラシー 民本主義 議会政治 とかスルー
61 :
世界@名無史さん :2006/08/17(木) 07:29:30 0
>>58 にはおおよそ同意。朝廷の官位なんか中国の九品中正法みたいなのが
ほとんどそのまま戦前まで使われていた。
一言で言えば日本は孤立主義の国だよ。必要な事は外から取り入れるが、
そうでなければかなり保守的。細かな模索の連続でいつの間にか
社会構造が変わっていたりする。
鎌倉幕府の成立にしても、723年の三世一身法、743年の墾田永年私財法、 939年の平将門の乱などがそれまでにあったわけで、中世に突然変革が 起こったわけではない。
『中国とキリスト教』ジャック・ジェルネ(法政大学出版局) 19世紀と20世紀初めのプロテスタント宣教師がキリスト教的命題を中国語に 直すときの困難さにぶつかって嘆息した。その中の一人は書いている、 「中国語はあまりにも不完全で重苦しいので、霊的な真実を運ぶ運搬車に なれない!」また他の者は書いている、「われわれも確認したことだが、 言語自体が新しい真実を伝えるのに、もっとも不適切な手段の一つだ」 (中略) 「《ある》という概念は、アリストテレス的用語を越え、その分類の上に 広がり、すべてを包含する。ギリシア語はたんに《ある》という動詞(これは 決してどの言語にも必要なものではない)を有しているだけでなく、この動詞 からきわめて特殊な用法を作った……言語は《存在する、ある》を対象化できる 概念とさせたので、哲学的思考はそれを他のどんな概念とも同様に扱い、分析し、 位置づけることができた」 バンヴニストの分析はギリシア思想の二つの特徴を浮き彫りにしている―さらに 一般的には西洋思想―その特徴はギリシア・ラテン語の構造と密接な関係がある、 つまり一方には、無意識な言語使用から来る明白で必然的な性格を持つ範疇があり、 他方、西洋の哲学的、宗教的思想における「存在する、ある」を探求した。 そこから、バンヴニストの言い方を踏襲するなら、「哲学的にして霊的な経験の 多様性は、言語が言語であり、象徴化するというだけの理由で言語が行う分類法 に無意識に依存している」と結論できよう。
同じような指摘がインド思想とその表現言語との関係においても当てはまるだろう、 つまりその言語はサンスクリット語であり、インド・ヨーロッパ語であり、その 一般的構造はギリシア・ラテン語と同様である。文法学者、論理学者、そして 哲学者らはインド世界ではみな近接関係にある。インド思想は、ギリシア思想と 違った道を進んだが、やはり言語の機嫌の範疇全体の上に形成され、また存在 概念に主要な重要性を置いている。サンスクリット語も存在動詞《語根as-) とその動詞の派生語―sant-(現実的、真の、正しい、よい)、satya(真実の、 現実的な)、sattva(存在、現実、精神)を有している。astikyaは神の存在を 信じることであり、nastikyaは存在、虚無主義、無信仰である。 洗練されていて、インド・ヨーロッパ型の言語に頼らなかった哲学的省察の 重要な例となった唯一の文明は中国文明である。ところで、ギリシア語、ラテン語、 あるいはサンスクリット語の言語モデルに比べて中国語モデルほど異なって いるのは想像もつかないほどである。中国語は世界の言語の中で、語形論に よって体系的に特徴づけられるべきいかなる文法的範疇もないという奇妙な 特殊性を表している、つまり外見上、形容詞と動詞、副詞と補語、主語と属詞を 区別するものがまったくない。語の機能はまったく統辞法に依存している。 中国語には存在動詞もなく、ギリシア語なら名詞ousiaあるいは中性to on で 楽に表現できるような存在、あるいは本質概念を表せるような言葉がまったくない。 また同じく、現象的なものを越えた永遠の安定した現実としての存在概念は中国で 知られていない。
これは中国の哲学者、梁漱溟が1921年に出版した著作の中で、この点に関し、 中国を西洋のみならずインドにも対比して指摘したことである、つまりこう 述べている、 「中国で議論された形而上学的諸問題は、西洋とインドで議論されたものとは 完全に異なっている。古代西洋と古代インドで検討された問題は決して中国で 議論されたことがない。それらの問題は西洋とインドで同じ問題でないかも しれないが、世界の現実性を探求する点では似ている。西洋とインドにおいて 似ている点が、実は決定的に中国と違っている。あなたは、中国の哲学者の中で 一元論者であったり二元論者であったり、多元論者である者、あるいは観念論者か 唯物論者かも知れないものを見たことがあるでしょうか。中国人は静的で不動の 現実に属する問題をかつて議論したためしがない。中国最古から中国で伝統と なった形而上学、つまり大小、尊卑、すべてを知る基礎になった形而上学は 変化を論じただけであり、静的で不動の現実を論じたことはない」
(中略) 宣教師らは学校でスコラ哲学の抽象概念を扱い慣れていたので、中国人には 論理性がないと判断した。リッチは書いている、「かれらには論理性もなく、 道徳的善と自然的善との区別がつかず、獲得した善と自然に与えられた善との 区別がつかない……」。フーケ神父のほうでは、中国人が「弁証法の鋭さには 恵まれていないが」、「大部分が優れた精神だ」とみなしている。
67 :
世界@名無史さん :2006/08/17(木) 20:28:45 0
『日本/権力構造の謎(下)』(カレル・ヴァン・ウォルフレン、ハヤカワ文庫) 日本人の間には、過去の何世紀もと同様、今も自分たちは論理なしでやって いけるという考えが行き渡っている。もちろん、これは真実ではない。日本の 技術者や科学者は他国の技術者や科学者と同じく、論理的な考え方になじんで おり、その結果、ノーベル賞受賞者も何人か出た。 だが、社会的、政治的な問題になると、日本人は、逆説に気づいたり矛盾を解決 したいという強い欲求にかられることはなさそうである。日本の三大精神体系 (神道、仏教、儒教)も科学思想も、日本人にとって環境に働きかけるためのテコ とならなかった。徳川時代の数学面での業績は相当なもので、17世紀末には 微積分の発明に至ったのに、チェスと似たりよったりの位置づけしか与えられなかった。 それはゲームとして扱われ、宇宙の本質、またそのなかの日本の社会と関係が あるものとは考えられなかったのである。
68 :
世界@名無史さん :2006/08/17(木) 20:51:28 0
江戸時代、鎖国だった。 明治以降、世界的になってきた。 宗教の矛盾などお構いなし。 数学は微分積分に達したが、科学技術には結びつかなかった。
69 :
世界@名無史さん :2006/08/17(木) 21:15:50 0
古典物理がなかったからな
70 :
世界@名無史さん :2006/08/17(木) 21:20:04 0
和算は学問というより芸事
>>70 その芸事で行列式や円周率計算で西洋数学を凌駕してまった。
さすがだよ、日本のヲタク精神。
そういえば、和算について、きちんと書かれた外国書も見ないな。
72 :
世界@名無史さん :2006/08/17(木) 22:29:18 0
そりゃそうだ。日本語が分かり、かつ数学の知識がある程度 無ければ翻訳できない。
73 :
世界@名無史さん :2006/08/17(木) 22:31:39 0
その芸事魂はSUDOKUとして現在のイギリス人の心を捕らえている! ホント、おっさんおばちゃん熱中しとる。
>>11 >中国の宗教、哲学は伝統的に弁別法および二分法を欠かせないものとした。
>>63-66 と矛盾していないか?
75 :
世界@名無史さん :2006/08/17(木) 23:26:34 0
日本人は三つの心を持っている・・・第一の心は偽りの心であって、その 心は口にある(世間に向かって彼らが口にする心である)。第二はただ友人に のみ見せる心で、彼らはそれを胸のなかにもっている。第三の心はただ 彼のなかに深く秘めていて、だれにも明かさない。その結果としてここでは だれもがその周りの状況や機会にあわせて話をする。しかし、ビジネスに おいては、彼らはこのような二重の処理をしない。中国人はビジネスに おいてもこのような策略を弄するが。その結果、日本人はビジネスの点では もっとも正確である。 しかし外交や戦争という場合には彼らはこのような策略を用いる。それは 彼ら自身が欺かれないようにするためである。とくに、彼らがだれかを 欺いて殺したいと思っているような場合には(それはそのような謀殺に よってより多くの死を避けるためだが)彼らは敵を最大の好意を持って 歓迎し、そのさなかに、相手の首を斬り落とす」 by ジョアン・ロドリゲス(『「日本教会史』の著者)
76 :
世界@名無史さん :2006/08/18(金) 01:00:24 0
ここは変な外国人の日本論(日本人論)を集めるスレでつか
77 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/08/18(金) 01:45:08 0
これって本来日本史板にたてるべきスレだよな。
79 :
世界@名無史さん :2006/08/18(金) 03:14:07 0
日本史板の連中は視野が狭く、世界と日本を対比した考え方ができないから この板でいいんだよ。
>>76 ウォルフレン、ハウ、キッシンジャー、ジェルネ、ロドリゲスにしても
変な人じゃないから困りものなのよw
特にB・ラッセルなんか20世紀を代表する知性の持ち主なんだから。
>>78 専門分野が違うからキッシンジャー、ラッセルといわれてもわからん人が多いと思う。
ロドリゲスなんかは日本史版での方が有名かもしれん。
ttp://www.ywad.com/books/975.html 哲学人
生きるために哲学を読み直す
Confessions of a Philosopher
ブライアン・マギー / NHK出版
これは、やがてラッセルに関する私の最大の留保事項となったものを示す例で
ある。彼は概念や言葉や思想を扱っていたが、それらが言語によらない現実の
見地から見た際に何を意味するのかはほとんど理解していなかった。人間的な
問題に直面すると、その問題についての正しい感じ方ではなく、正しい考え方
を探し、その結果として問題も解決も生身の人間と彼らへの影響という見地
からではなく、観念という見地から眺めるきらいがあった。このため、愚かな
ことを信じたり提案したりすることがめずらしくなかった(愚かな、というのは、
生活の実相や、人々の実情や、人々に行なわせたり続行させたりすることが
実際に可能な事柄とは接点がない、という意味である)。この事実がとりわけ
顕著になったのは、一方的な核非武装をめざして公に活動していた晩年のこと
だった(私の出会った唯一のソ連への核爆弾投下唱道者が、一方的な核非武装の
最も著名な公の主唱者であるのは、私にはさもありなんと思われた)。これを
根拠に、ラッセルは年をとって耄碌したと言う者が大勢いたが、実を言えば、
その愚かさに年齢は少しも関係がなかった。彼はずっとそんな調子だったの
である……。
84 :
世界@名無史さん :2006/08/18(金) 10:55:56 0
>>82 2ちゃんころの手にかかれば自分の気に入らない事言う奴は全員ペテン師扱いだろ
で、お前はウォルフレンの著書一冊でも読んだことあるのか?
85 :
世界@名無史さん :2006/08/18(金) 12:50:10 0
観念によって自分の行動を決めるってのが20世紀の特徴なのは確かだろう。 そこからいくと日本はその影響を受けた事は少ないかもしれない。 最も影響受けたのは1935年から終戦くらいか? 結果は戦争に負けて国土が疲弊した。
さらに日本の場合に厄介なのは、イギリスで異端児的な意見を吐いている人を、 そうとは知らずに有り難がる傾向があることです。いちばんいい例が、 バートランド・ラッセル(1872〜1970)についてですね。あの人は実に立派な 哲学者ですし、変わった人でして、その点はそれなりに評価もされている わけですけれども、残念ながら国際政治についての彼の判断はあまり当たった ことはないのです。 たとえば、第一次世界大戦のときには非戦論者であり、ナチスが勃興してきた ときも最初は武装して対抗することには反対だという意見の持ち主であった。 しかもラッセルに代表される人々は、そのとき、デンマークやノルウェー のように小さな平和な国を誰が攻めよう、と言ったわけです。しかし実際には、 ナチスドイツはデンマークもノルウェーも攻めて取ってしまった。彼の いうところは全然当たらなかったわけですが、そのように当たらない警告、 提言をやった回数では、恐らくラッセルは世界記録保持者じゃないかと 思います。一遍だけ最強硬論を唱えたことがありますが、そのときも 彼にはしたがわなくてよかったという結果だった。 高坂正堯『現代史の中で考える』(新潮選書)
87 :
世界@名無史さん :2006/08/18(金) 18:18:09 0
結果論で、過去の人間を批判するのは簡単。 50才?寿命説 社会主義崩壊 ソ連崩壊 バブル崩壊
88 :
日本人が見た西洋の歴史 :2006/08/18(金) 18:32:05 0
つまり、ドイツ人というのは、カール・マルクスの当時だけでなく、今にいたるまで、 抜きがたく観念論的であるので(ドイツ人に限らず西洋人の全体がそうであるが、 特にドイツ人は)、すべてのものごとは抽象的(彼らの感覚では本質的)な中核から 具体的、個別的なものへと発展する、と深く信じ込んでいるのである。 (中略) そうすると、写本のテクストでも、より抽象的なものほどより短いので、すべて、 短い方が出発点で、長い、より具体的なものは、後世の展開である、と信じて しまうのである。しかし、現実の世の中では話はさかさまであって、存在して いるものはまず具体的なものなので、それが人間の思考の中でより抽象的なものへと 変化させられるのであるから、具体から抽象へ、個別の緻密さから抽象された 「本質」へ、というのが人間の思考の普通の流れなのである。しかしどうも 不思議とドイツ人というのは、こういう普通の流れの考え方を受け付けようと しない。 田川建三『書物としての新約聖書』(勁草書房)
89 :
世界@名無史さん :2006/08/18(金) 18:41:59 0
具象から抽象が、普通の流れであり、ヨーロッパ人(特にドイツ人)は 不思議な連中だ。
90 :
世界@名無史さん :2006/08/18(金) 21:06:46 0
イギリスは逆だよね。実際問題から探っていくって方法。 イギリスの法からして基盤となる憲法ない国家だったよね?
91 :
世界@名無史さん :2006/08/18(金) 21:14:41 0
憲法はあったけど無くなったという見方もあるな
>>63 日本人は漢語を換骨奪胎して西洋の概念を翻訳、咀嚼したんだし、宣教師が単に
中国語や中国文化に無知だっただけじゃないのかという気もする。
そこに日本語訳がある以上、日本語でそのような概念を表すことは 可能だったわけだ。では、それを中国語に訳すことは本質的に不可能なのか? とてもそうは思えないのだが。
94 :
世界@名無史さん :2006/08/19(土) 11:02:21 0
西洋人の間には、中国人は謎めいていて、神秘的な計り知れない考えに満ちて いるから、理解できない、という説がある。中国における私の経験がもっと 豊富であったら、私もこの説に同感したかも知れない。しかし、私が中国で 仕事をしている期間中、私としてはこの説に同感したかも知れない。しかし、 私が中国で仕事をしている期間中、私としてはこの説を支持する気に全然 なれなかった。私は中国人に対し、私が英国人に話す時と同じような話し方を したし、中国人も私に、ちょうど教養もあり、かつ、物判りも悪くない中国人に 英国人が答える時とそっくりに同じように答えてくれた。私はいわゆる“ずるい 東洋人”という神話的な表現を信奉する気はない。それは、お互いに相手を 欺しにかかるゲームをする時、英米人は十中八九、中国人を打ち負かしてしまうと 私は確信しているからである。多くの比較的貧乏な中国人が金持の白人たちを 相手に勝負をかける時、しばしば、一方的な勝ちに終わる。その時、勿論、 白人がだまされて、金をしぼり取られるが、中国官吏にしてもロンドンにおいて、 同じことになるだろう。 中国人について、最も顕著な特徴の一つは外国人の心を引きつけ愛情を確保する 能力をもつことである。ただの旅行者として中国を訪れる人も長年中国に 住んでいる人も共に西欧人は中国好きになる。日英同盟が締結されているが、 極東にいるイギリス人は日本人よりも中国人のほうに好意を寄せると思う。 B・ラッセル『中国の問題』(理想社)
95 :
94 :2006/08/19(土) 11:34:36 0
×しかし、私が中国で仕事をしている期間中、私としてはこの説に同感 したかも知れない。しかし、私が中国で仕事をしている期間中、私と してはこの説を支持する気に全然なれなかった。 ○しかし、私が中国で仕事をしている期間中、私としてはこの説を支持 する気に全然なれなかった。
96 :
世界@名無史さん :2006/08/19(土) 16:22:07 0
P・A・コーエン『知の帝国主義 オリエンタリズムと中国像』(平凡社) 1960年代も末に近づくにつれ、ヴェトナムに対するアメリカの軍事介入の強化と、 それが再び起こした感情の渦を背景に、中国近現代史に対する「近代化」アプローチは、 全く異なる根拠にもとづいて批判されるようになった。攻撃の火蓋を切ったのは、 雑誌『ブレッティン・オブ・コンサーンド・エィシアン・スカラース』1969年 10月号に掲載されたジェームズ・ペックの論文であった。 (中略) ペックはまた、「中国は日本と異なり、必要な文化的背景を欠いていたため、 結果として西洋帝国主義全面的攻撃に晒されてしまった」という中国専門家の 見解をも拒否し、むしろその逆こそが真に近いと主張した。すなわちペックに よれば、「中国は西洋列強から全面的な攻撃を受け、そのことゆえに反応しえなかった」 のであり、他方「日本が帝国主義の支配を免れることができたのは」、日本の 伝統文化が西洋型の変革を受け入れる能力をとりわけ有していたということよりも、 むしろある程度までは、「国際環境がたまたま日本にとって好都合だったという 事情によっているのである」。
97 :
世界@名無史さん :2006/08/19(土) 16:37:31 0
「帝国主義的」アプローチにもとづく体系的な一冊の書物がまとめられたのは、 社会学者であるフランシス・モルダーの『日本・中国・近代世界経済』(1977年) が最初であった。 (中略) 「伝統社会」アプローチに立つ理論家は、日本の発展は、日本のユニークな 社会的・文化的特徴がもたらしたものであったが、そうでなく、日本が 「世界経済」の中で相対的自律性を保ち得たことが原因であり、他方 中国が低開発状態に置かれたことは、中国が従属的周辺国として「世界経済」 に組み込まれたことに主要な原因があった。
98 :
世界@名無史さん :2006/08/19(土) 16:49:43 0
今度から本を引用するなら、その原本が出された年度も 記載してほしい。 恣意的にあまりに古い本を出されても意味がないので
99 :
世界@名無史さん :2006/08/19(土) 17:48:29 0
>>98 すまんけど、その恣意的はどいう意味?
しいてき 0 【▼恣意的】
(形動)
その時々の思いつきで物事を判断するさま。
「―な解釈」
恣意的が意図的ならわかるけど。
100 :
世界@名無史さん :2006/08/19(土) 19:56:02 0
マルクス主義的な分析って、なぜこんなに違和感を覚えるんだろうか…
「あなたたちの中で罪のない者が、まずこの女に石を投げつけるがよい」 イエスにそう言われて真っ先に石を投げるのがマルクス主義者ですからね。
102 :
日本@名無史さん :2006/08/19(土) 22:09:21 0
今世紀には、いよいよ「アジアの解放」を実現しなければならない。 誰から解放するのかって? 中国共産党からの解放に決まっている。 内モンゴル、チベット、満州、雲南、ウイグルは、侵略国家・中国に搾取されている。 人類の解放のため、全アジア人に呼びかけて、この侵略勢力を追い出さなければならない。 ただし、日本は大陸に軍事進出してはいけない。 あくまでも、言論戦と思想戦で、中共を内部崩壊させる。 人類とアジアのために、立ちあがらなければならない。我々の武器はインターネットだ。 決起せよ!人類のために。
103 :
世界@名無史さん :2006/08/19(土) 22:43:40 0
>>96 >>97 の続き
P・A・コーエン『知の帝国主義 オリエンタリズムと中国像』(平凡社)
原著は1984年発行
モウルダーの主張の要約
・江戸時代の日本と近世ヨーロッパの間に「封建制」という言葉で示される
ような政治構造におけるある種の類似性が存在することまでは否定しない。
だが大局的に見れば、日本の政治的・経済的・社会的発展は、ヨーロッパ
よりもあくまで中国の発展に類似している。
・西洋の衝撃に先立つ時点で中国と日本の間にはきわめて重要な類似性が
存在したが、東アジア地域を専門とする研究者は東アジアという限られた
範囲内で比較の作業を行うためにこうした類似性を見逃し、逆に対照的な
差異のほうを強調する傾向がある。
・中国と日本はどちらも農業を中心とする国家であり、いずれの国においても
農民はほぼ同一の方法によって、ほぼ同一のものを生産していた。
・日本も中国もともに19世紀以前の時点で、農業生産性の上昇、人口の増加、
輸送手段の改良、拡散的商品経済化の進展、外国貿易の拡大、商品経済化に
伴う社会変動を経験していた。
104 :
世界@名無史さん :2006/08/19(土) 22:54:45 0
・中国と日本の政治的変化の過程のあいだには本質的な類似性が存在し、 さらに日本の政治的変化の過程は、ヨーロッパの「発展のダイナミクス」 と共有するより多くのものを、中国の政治的変化の過程とのあいだに 共有している。 ・日本が封建制であり、中国が帝制であることは認めるが、中国も日本も、 中央集権的な国民国家に向かって発展する兆候を示していない。中国に おいても日本においても、政府は国民経済とのあいだに積極的な重商主義的 関係を有してはいなかった。さらに両国のいずれにおいても、ヨーロッパと 比肩しうる規模の軍事支出の加速度的膨張と国家機構の急速な拡大が 起こっていたにもかかわらず、資本蓄積に弾みを与えることはなかった。 ・西洋の侵略に先立つ時期、日本における政治的諸条件が経済発展にとって 適合的であった度合いは、他のアジア諸国と同じ程度に不適合であった。 ・もしも西洋の出現がなかった場合、もっとも蓋然性の高い歴史のシナリオは、 日本の封建制に内在する矛盾は、中国モデルにならって帝制的構造を 作りだすことによって解決されたであろう。 ・西洋の衝撃がなくても、日本がみずからの力で資本主義的産業化の方向に 進んだかもしれないという可能性は、ほぼありえない。
どうなんだろうねえ 近代化したかどうかは政治の問題よりも西洋の学問(主に物理学)が 入ってくるかどうかが問題な気がするが
106 :
世界@名無史さん :2006/08/19(土) 23:45:45 0
>もしも西洋の出現がなかった場合、もっとも蓋然性の高い歴史のシナリオは、 >日本の封建制に内在する矛盾は、中国モデルにならって帝制的構造を >作りだすことによって解決されたであろう。 徳川幕府が滅亡して、また新しい幕府ができたんじゃないの?
近代化は科学の発達による部分が大きいでしょう。 キリスト教世界でいう超常現象などが異端と見なされ弾圧を受け続けていたから より論理的で科学的な立証が必要になり、おかげで科学の発達に刺激を与え続けた。
108 :
世界@名無史さん :2006/08/20(日) 00:10:42 0
>>104 の続き
・日本においては、中国の場合と対照的に、不平等条約の強制というかたちでの
西洋による政治的侵入が、西洋が日本に対して重大な経済的利害関心を抱く以前に
行われ、その間にほぼ20年ないし30年という時間の幅、つまり「息つぎの時間」
が存在した。こうした差異に他の差異もつけ加わり、それらが原因となって、
19世紀末までに中国は「世界経済」に深く組み込まれ、他方、日本は十分な程度の
自律性を確保しえた。
・日本の工業化は、経済的には、多くの逆説的関係として起こった。すなわち
輸出品生産に傾斜していたにもかかわらず起こった。輸入品によって土着産品が
排除されたにもかかわらず起こった。さらにまた、輸出入に既得権益を持つ層が
出現したにもかかわらず、あるいは輸出価格が変動していたにもかかわらず、
そして彼らが政府の租税政策に反対していたにもかかわらず、工業化は起こった。
では何が原因で日本の工業的発展が生じたかといえば、中央集権的国民国家が
確立したことと、国家機構が国の工業化を主導したことである。
※ちなみにモウルダーはイマヌエル・ウォーラーステインの弟子。
109 :
世界@名無史さん :2006/08/20(日) 09:12:23 0
アジアと書いていながら 支那の論評しか載せないんだな アジア=支那か?
>>109 日本・中国・韓国以外ではトンデモな記述というのは少ない。
インドや東南アジアは植民地時代から研究が進んでいて、
データが揃っているから。
111 :
世界@名無史さん :2006/08/20(日) 10:46:11 0
>>110 単に君が
朝鮮半島や支那以外に詳しくないだけでしょ
(しかも、その朝鮮や支那の知識も間違いが多い)
112 :
世界@名無史さん :2006/08/20(日) 11:46:49 0
>>111 誰も書き込めるのだから
不満あればあなたがそっちの方の知識を書き込めば?
外国人の見たインドのトンデモといえば、ちびくろサンボだな。 アニメ好きにとっては、ハウス名作劇場「南の島のルーシー」もアジアの動物に対してひどい誤謬があった。
115 :
世界@名無史さん :2006/08/20(日) 20:21:36 0
116 :
世界@名無史さん :2006/08/20(日) 20:28:29 0
別に間違っていないと思うが。日本人が東南アジアに進出しなかった と書いていなければ。単に中国の知識が多く、日本の知識が少なかった だけなんだろう。
明初期の東南アジアに中国人の海賊がいなかったっけ? 鄭和艦隊がそいつらと交戦してた気がする。
単に知っている東洋の知識を見せびらかして、こんなに グローバルに知っているんだよとひけらかしただけ。 時代は中国なので、中国マンセーにしてみただけ。深い意味など無い。
モウルダーの論は、「近代」を近代資本主義の成立と同義に見てるっぽいから
科学知識はあんま関係ないだろう。世界システム論的アプローチをとる日本の歴史学者も
けっこういるけど、彼ら的にはどうなんだろうね。
>>109 中国以外の評論ヨロ
120 :
世界@名無史さん :2006/08/20(日) 22:53:37 0
>>119 『世界の歴史25 アジアと欧米世界』(川北稔・加藤祐三、中央公論社)では、
・幕府は決して無能ではなく、ペリー来航について事前情報を得ていた。
・ペリーは来航前にフィルモア大統領から「発砲厳禁」の命令を受けていて、
イギリスのように「砲艦外交」を行うことはできなかった。
・日米和親条約は戦争をともなわない「交渉条約」であり、アジア諸国の多くが
経験した植民地や敗戦条約に比べて、はるかに従属性(不平等性)の弱いものであった。
・もし幕府が海外情報を入手・分析し、正しい判断をせず、文政令のような
「竹槍戦法」を採用していたら、ペリー艦隊も自衛のために発砲をし、敗戦条約
を結ぶ羽目になっていたかもしれない。
という意味のことが書かれてあった。
121 :
世界@名無史さん :2006/08/21(月) 00:13:36 0
『ソーシャルパワー:社会的な〈力〉の世界歴史U』(マイケル・マン、NTT出版) 日本語版への序文―「大いなる逸脱」論争をめぐって 以後100年間、西欧の列強諸国は東アジアを支配などしなかった。中国では 停滞がつづいていて、何の反応も起こらなかった。しかし日本は反応した。 日本の成功は、初期の時代に関する私のさまざまな議論を、結局のところ 強固にしてくれるようにように思われる。よく言われることだが、 イギリスと日本における封建制から資本主義への移行―に加えて二つの 国家が示した付随的な諸変化―に見られる類似性は瞠目すべきものだ。 日本と中国の類似性よりはるかに際立っているのだ。当然ながら日本の 躍進も、後のヨーロッパ、とくにドイツという発展モデルを踏まえて いたのだが、最高度の産業技術の領域における「軍-産」複合体制の創造は、 まったく日本独自のものだった。もっと後になって東アジアおよび東南 アジアの発展に大きな影響を及ぼしたのが、ヨリ自由主義的な(ヨーロッパ よりもはるかに自由主義的な)日本式の発展モデルだったことも、周知の 事実である。 当時アジアの大強国だった中国自身は、十分な反応を起こすのに共産主義を 必要としたのだが、それはほぼ100年後、イギリスがうねりを起こしてから 250年後のことだった。欧米の主導権とて追い越しの瞬間からせいぜい 二世紀間、世界支配の瞬間からわずか一世紀間のことにすぎない。日本 および東アジアの「リトル・タイガー」たち(台湾・韓国・マレーシア・ シンガポール)の巻き返し、さらには現今の中国およびインドの巻き返しに よって、全地球的な〈力〉のバランスは過剰拡大のアメリカや歯抜けの ヨーロッパから移動しつつあると思われる。しかしこの100年間は、世界の ただ一つの地域が全地球を支配したという、歴史上唯一の時期だった。 ※日本の読者向けの文章だから、多少のお世辞が入っているかもしれんが…
122 :
世界@名無史さん :2006/08/22(火) 13:09:15 0
ttp://www.globe-walkers.com/ohno/interview/alexkerr.htm アレックス・カー/Alex Kerr
「最終的に日本を目覚めさせることができるのは、破産しかない」
アレックス・カーは断言した。
日本に35年間住んできたカー氏は、かつて彼が愛し、今なお多くのジャパノロ
ジストがノスタルジックに執着しつづけている“美しき奇跡の国、日本"の惨状
に警鐘を鳴らさざるを得ないと言う。
(中略)
カー氏は昨年、前著「美しき日本の残像」の完結編ともいえる“Dogs and Demons”
(邦訳は今年4月刊の「犬と鬼」)を米国で発表。あまりにも日本の暗い面を冷酷
なまでに露出したことで、米国内でかなりの波紋を引き起こした。とくに日本
好きの米国人ジャパノロジストは、その内容に同意しなかった。
「ぼくは12歳のときから日本に住んでいたので、冷静に日本を観察できた。
大人になってから日本が好きになる人は改宗した信者と同じで異常に熱心だ。
彼らほ日本を一種の理想社会と信じたいのだ」
(中略)
かつて日本はアメリカ人にとって魅カ的な国だったと言う。しかし今は、
アメリカ人が日本に住んでも2〜3年で出て行ってしまう。それほど日本は魅カ
を失ったと、彼は嘆く。
カー氏自身、生活の拠点を、35年間暮らしてきた日本からバンコクに移した。
外資ぱかりか文化人の日本離れも急速に進んでいるのだ。カー氏の警鐘を真撃
に受け止めたい。
社会は変化していくものだが
124 :
世界@名無史さん :2006/08/22(火) 22:55:49 0
>>122 >ぼくは12歳のときから日本に住んでいたので、冷静に日本を観察できた。
E・M・フォースターの『インドへの道』の中でも描かれているが、植民地で
育った人間のほうが、本国の人間より現地人への偏見が強かったりする。
そうだな。アメリカでのインディアンに対する偏見を見るとそう思える。
別に日本は(日本に限らずどの文明国もだが)天国でも地獄でもない。 カーは典型的な「古き良き日本」好きのガイジンだが、 日本が日本人の選択の果てに自分の好みに合わなくなったからといって 再び自分好みの日本になるため日本が破産しなくてはならない、 というのは最低のオリエンタリズムだろう。
127 :
世界@名無史さん :2006/08/22(火) 23:48:27 0
アーネスト・サトウ チャップリン にアレックス・カーが加わった、と
128 :
世界@名無史さん :2006/08/22(火) 23:49:36 0
ttp://www.asahi.com/international/aan/review/review17.html 政治思想の姜尚中氏、歴史学の和田春樹氏、そして米国からキャロル・
グラック・コロンビア大学教授(歴史学)の鼎談という形(電子メール
を通じたバーチャル鼎談のようだが)だから、その筋道が比較的スムーズ
に頭に入ってくる。
やはり米国人学者が1人参加すると、論議は締まる。「アジアでの結びつき
強化」を主張する姜、和田両氏に対して、グラック氏はこう指摘する。
「日本がなぜいつまでもアメリカのナンバー・ツーでいたかったかといえば、
やはりこの戦後55年の間、非常に快適だったんだと思います。心地よい
ヘゲモニーだった。そのようにしてアジアのことが視野に入らなかった
時期が長く続いた。この心地よい日米関係からもう出なければならない
時期になってきた。しかし問題は、アメリカか、アジアかという、二者
択一的な発想ですね。そういう選択肢の立て方は間違っていて、過去の
過ちの繰り返しになりかねないと思います」
グラック氏は、欧州統合にはかなりの時間がかかったことも語り、「いま
アジアでヨーロッパの地域主義と似たようなものを立てて行くには時間が
かかるでしょう。そのためにはもちろん『戦争の記憶』という問題を、
日本政府がきちんと解決しなければならない。そうした問題を放置して
いては大東亜共栄圏という過去が必ず問題になる」と、ポイントも外さない。
(中略)
「日本と韓国は、少しずつ、以前フランスとドイツがしたように、もう
和解の道をたどりはじめているのではないでしょうか。(……)必ず
そうなると思います。ただしこれから先は(……)二国間関係では不十分
なのです。それを基礎にして、隣国関係をつくり、その中で地域的な
バランスをとって、バランス・オブ・パワーといった力関係でもなく、
覇権システムでもない、むしろネットワークとしての地域や、国際関係
のようなものをつくっていかなければならないでしょう」。
130 :
世界@名無史さん :2006/08/23(水) 19:31:00 0
>>115 で紹介した本に、日本の文化はすべて中国から伝わったものだとか、
天皇は東京の真ん中の要塞じみた宮城に住んでいるが、これは中国のそれに
似ていなくもないのだ、などと書かれていたが、
皇居(江戸城)と紫禁城は全然似ていないぞ。写真を見ただけでもわかりそうな
もんだが。
131 :
世界@名無史さん :2006/08/23(水) 20:13:24 0
もし「世界知」というものがこの世にあるとすれば、その内容の大部分は大航海時代以降の 西洋人の貪欲な知識欲によるところが大だ。ヘーゲル的に言ってみれば、個々の西洋人は 無意識的な知識欲を満足させようと個別的に努力したのだが、結果的に彼らは「世界知」の 形成と拡充に大いに貢献した。アジアが近世に鎖国せずにヨーロッパほどの全世界に向かう 旺盛な軍事的、宗教的な征服欲を持っていたとしたら「世界知」の内容は全然違ったものに なったはずだ。日本人を含めてアジアは今ほどの西洋人の助言を必要としなかっただろうね。
132 :
世界@名無史さん :2006/08/23(水) 22:52:25 0
>>131 西洋人が書いたものを読んでいると、なんでヤシらはこんなことまでいちいち
考えて定義しなければ気がすまない人種なんだろう、と思うときがある。
キリスト教徒が人間の一番上にあると考えるから そこから下へ向かって等級をつけたいんだよ
劣等史観乙
135 :
世界@名無史さん :2006/08/23(水) 23:28:11 0
ttp://www.sankei.co.jp/news/060823/kok068.htm 仏メディアが誤った日本報道 大使館が抗議
【パリ=山口昌子】
在仏日本大使館はこのほど、18日放映のフランスの国営教育テレビ・
フランス5のドキュメンタリー番組「過去の影」や16日発行で
「レビジョニスト(歴史見直し論者)による挑発」などと報じた左派系紙
リベラシオンに対し、「事実誤認がある」として抗議していたことが
23日分かった。
フランス5がホームページ上で紹介した同番組の内容によると、番組では
日中間の排他的経済水域(EEZ)の境界線画定問題や小泉純一郎首相の
靖国神社参拝問題などを取り上げ、日本で軍国主義が復活しているかの
ような印象を与える構成になっている。
136 :
世界@名無史さん :2006/08/23(水) 23:37:37 0
実際、自由史観化(ウヨ化)していると思うが。
137 :
世界@名無史さん :2006/08/23(水) 23:41:28 0
つうか朝日新聞とか支那共産党の意向に反した意見をすべて「右傾化」って言ってるだけやん。 「支那は差別語」とかさ、あきれてものが言えないよ。
138 :
世界@名無史さん :2006/08/23(水) 23:50:26 0
カレル・ヴァン・ウォルフレンは『日本/権力構造の謎』で、 「思想も、大量に輸入される。英語、ドイツ語、フランス語から訳された 書物が本屋に所狭しと並ぶ。原著の新しい思想は訳本にもいくらか滲み出る のはまちがいないにしても、原著の精神や目的を伝えそこなう翻訳も かなり多い」 と書いているんだが、日本語が読めないのにこういうことを書くのは 不誠実といわれてもしかたがないんじゃないのか? それと彼は日本のことを“イデオロギーのカメレオン”と揶揄しているが、 初期のころは「学問の世界における文化相対主義はひとつの罠だ」と 主張していたにもかかわらず、最新刊の『もう一つの鎖国 日本は世界 で孤立する』では、中国に民主主義を押し付けるべきではないと意見を 変えている。
日本は天皇が存在しさえすれば、人種が黒になっても白になっても、言語が英語になっても支那語になっても、 どうでもいいんじゃないか?天皇ってカメレオンの本体みたいな存在だよな。
例のメモの件以来、天皇批判を目にするようになった
141 :
世界@名無史さん :2006/08/24(木) 01:26:43 0
>日本語が読めないのにこういうことを書くのは不誠実 不誠実だが、指摘自体は間違っていない。
142 :
世界@名無史さん :2006/08/24(木) 01:35:27 0
>>139 よく考えれば、いかなる時代でも生き残ってきた。
143 :
世界@名無史さん :2006/08/24(木) 12:49:18 0
>>138 なんかヴァン・ウォルフレンってO前研一みたい
一寸先読んで意見を変える
結果的に大局が見えていない
144 :
名無し :2006/08/24(木) 15:47:34 0
145 :
世界@名無史さん :2006/08/25(金) 03:04:32 0
時代に応じて、売れる本を書く。これこそが、成功の秘訣。 ということを本や文脈からではなく、彼自身から読み取ること が一番大切なんだ。
146 :
世界@名無史さん :2006/08/26(土) 11:54:57 0
謙韓流とかまさにそうだったな 俺もやられた。先んじられたと思った人は多いと思う
じゃあ次の旬は嫌B流w
>>143 ウォルフレンの本は最近は売れていないんじゃないかと思う。
半年に一冊ぐらいのペースで新刊を出しているし。完全な自転車操業。
出版社も、最初は早川書房などの一流出版社だったのが、このごろでは
PHP研究所や徳間書店や角川書店になっている。
149 :
世界@名無史さん :2006/08/27(日) 13:28:23 0
J・ニーダム『中国科学の流れ』(思索社、1984) 時間と変化の受止めかた ヨーロッパと比較して 中国文化には、終末論的な、ほとんど救世主的なと言ってもいい、ときには 進化論的な、そして(それなりに)進歩主義的で、確かに時間的には直線的な― こういう要素がいつも存在していて、商の時代以来、それぞれの要素がごく 自然に発展してきた。そして中国人が天体のあるいは地球の、循環ということに 気づいたり、あるいは想像したにもかかわらず、儒学者や道教教徒の農夫たちの 思想を等しく支配していたのは、こういう直線的な概念の要素でした。 ≪時間を超越したオリエント≫という見地からまだ物を考えている人たちには、 不思議に思われるかもしれませんが、全体として中国の文化は、インド=ギリシア型 ではなくて、イラン、ユダヤ=キリスト教国型でした。
150 :
世界@名無史さん :2006/08/30(水) 16:28:18 0
欧米で聖典扱いされている日本学の本 ルース・ベネディクト『菊と刀』 デイヴィッド・バーガミーニ『天皇の陰謀』
151 :
世界@名無史さん :2006/08/30(水) 16:52:14 0
『天皇の陰謀』が聖典扱い? → 大 爆 笑
>>151 学者ではない一般人の間ではけっこう信じられているよ。
エドワード・ベアの『ラスト・エンペラー』はバーガミーニの本に全面的に
依拠して、“不朽の著作”“不当に忘れ去られている”と評価されている。
アイリス・チャンの『レイプ・オブ・ナンキン』でも参考文献になっているし。
153 :
日本人の見た西欧の歴史 :2006/09/06(水) 18:43:11 0
ttp://www.nichiei-forum.org:8080/modules/wfsection/article.php?articleid=59 11月19日付の日経新聞付録紙「Nikkei 1」を読んでいて、「私のビジネステク:
外資で働くということ」という経営コンサルタントの藤原美紀子さんの記事が
目に留まった。
「外資にいると、日本びいきを装いながら、実は日本人嫌いの外国人に出会う。
ロンドンで、そんな上司に仕えたことがある。
日本企業の社長との面会は断らない。だが、時間を三十分に限定したうえ、
他に用事もないのに遅刻して、面会のさなかに『ニューヨークから電話です』
というニセのメモを秘書にいれさせて席を立つのだ。
その上司はこんな行動パターンが常だった。結局面談時間は十分ほど。でも
日本の社長さんたちは『会えただけでもうれしい』と感謝する。別の上司は
日本の顧客とランチをするとき、ウェーターに『コーヒーのお代わりは不要』
と指示しておく。『日本人は話題が乏しいからね。長引くのはいやなんだ』
外資で働く日本人には彼らと一緒に日本人の悪口を言い、『日本人であること
をやめて出世しようとする』人達もいる。私は断じてそんなことをしなかった。
『日本人の誇り』を強く胸に抱いていたからだ。……」
154 :
世界@名無史さん :2006/09/06(水) 18:56:11 0
>>152 『レイプ・オブ・ナンキン』が瞬間『レイプ・オブ・ナプキン』に見えた。
155 :
世界@名無史さん :2006/09/06(水) 19:15:32 0
来月オーストラリア・ランダムハウスから出版される
ベン・ヒルズの『プリンセス・マサコ』が英語圏で
どういう反響を呼ぶか、非常に気になる・・・。
今日の慶事に絡んで、テーマがタイムリーすぎる。
http://www.benhills.com/books/PrincessMasako/index.html どうもアンドリュー・モートンの『ダイアナ妃の真実』と
類似した暴露本のようで“Oriental Charles and Diana story”
という解説からして、必ず日本メディアが食いつく。
英語文献は暴露本といえども決して馬鹿に出来ない影響力を
持つから、その影響の波が日本社会にもやってくるだろう。
156 :
名無し :2006/09/06(水) 20:00:49 0
日本人を憎むのはねたんでいるからだ。長い伝統と貴族的な民族性 に負けるのである。 彼らは自分たちが民族の伝統を失ってしまったことを知っている。 ということで日本人は彼らを哀れんでやろう。
157 :
世界@名無史さん :2006/09/06(水) 22:19:41 0
158 :
世界@名無史さん :2006/09/06(水) 22:20:28 0
そんな頃、四十代前半でしたが、イギリスのケンブリッジ大学で一年ほど 暮らすことになりました。そこの人々は、ディナーをニュートンの頃と 同じ部屋で、同じように黒いマントをまとって薄暗いロウソクのもとで 食べることに喜びを見出すほど伝統を重んじていました。論理を強く主張 する人は煙たがられていました。以心伝心や腹芸さえありました。 同じアングロサクソンとは言っても、アメリカとはまったく違う国柄だった のです。そこでは論理などより、慣習や伝統、個人的には誠実さやユーモア の方が重んうさんじられていました。改革に情熱を燃やす人も少しは いましたが、「胡散臭い人」と見られているように感じました。紳士たちは そのような人を「ユーモアに欠けた人」などと遠回しに評したりします。
159 :
\(^■^ ラ 【卍】 :2006/09/06(水) 22:29:08 O
【卍】 ≦予 ̄> G\(^■^ ラ 《我が闘争》より \ <!>+\ 今日以後、かりにヨーロッパとアメリカが滅亡したとして、 すべてアーリア人の影響がそれ以上日本に及ぼされなくなったとしよう。 その場合、短期間はなお今日の日本の科学と技術の 上昇は続くことができるに違いない。 しかしわずかな年月で、はやくも泉は水がかれてしまい、 日本的特性は強まってゆくだろうが、 現在の文化は硬直化し、七十年前にアーリア文化の大波によって 破られた眠りに再びおちてゆくだろう。 ∀ <_☆_> G\(〇m〇) \ ※:@*\ ♪別に構わんではないか、欧米が滅亡していればな…。
欧米人=率直にはっきりとものを言う、合理的 日本人=本音と建前を使いわける、非合理的 というステレオタイプは誰が言い出したのかね〜 欧米人も本音と建前を使いわけることはあるし、非合理的な面だって あるのにさ〜
161 :
世界@名無史さん :2006/09/06(水) 23:41:15 0
量産型思想 日本は、島国だから仲良くやっていかないといけないから、 本音と建て前を使い分け、自分の意見よりもみんなと同調を 望む。
イギリスの金融界で働いたことのある日本人が、シティでは、 側にいる同僚以外はわざわざ挨拶しない、服の色は紺・グレー・黒で 茶色はダメ、女性の管理職はズボンをはいてはいけない、ランチミーティング では紅茶を選んではいけない、などのイギリス人以外にはわかりにくい 習慣やルールがある、それを守らないと浮いてしまう、 と体験談を書いていた。
163 :
世界@名無史さん :2006/09/28(木) 19:41:06 0
■戦争中の子供たちはこう言われて育てられた。 ■ 「国民は天皇陛下の赤子で、天皇陛下からもらった命は天皇にお返しすべきである」 「神州不滅だから日本は必ず戦争に勝ち、国難には神風が吹く」 「支那事変は正義の戦いで、邪魔をする鬼畜米英は断固撃滅する」 「日本兵は死を恐れないが支那兵は日本軍が突撃すると泣いて逃げる弱虫だ」 「天皇のために手柄を立てて名誉の戦死をせよ」 「沖縄戦 米兵は何を見たか 50年後の証言」吉田健正 彩流社 P164 「洞窟の外で泣いている女の子を見たことがある。背中に爆薬が仕掛けてあった。 数十メートルほど後方に、日本兵の姿が見えた。日本軍は、このように子供を ブービートラップ(仕掛け爆弾)として使うことが多かったという。 米兵は子供を見ると、必ず駆けていって助ける。日本軍はそれを知っていて、 敵をおびき寄せる手段として子供を利用したのだという。マックの記憶では、 その子供は無事救出された」 フランク・マック(イリノイ州シートン在住) 第六海兵師団第二二連隊衛生兵
◆併合時の日本政府から朝鮮総督府への通達
一、朝鮮人は対等の関係を結ぶという概念がないので、常に我々が優越する立場であることを認識させるよう心がけること。
一、朝鮮人には絶対に謝罪してはいけない。勝利と誤認し居丈高になる気質があり、後日に至るまで金品を強請さるの他、惨禍を招く原因となる。
一、朝鮮人は恩義に感じるということがないため、恩は掛け捨てと思い情を移さぬこと。
一、朝鮮人は裕福温厚なる態度を示してはならない。与し易しと思い強盗詐欺を企てる習癖がある。
一、朝鮮人は所有の概念について著しく無知であり理解せず、金品等他者の私物を無断借用し返却せざること多し。殊に日本人を相手とせる窃盗を英雄的行為と考える向きあり、重々注意せよ。
一、朝鮮人は虚言を弄する習癖があるので絶対に信用せぬこと。公に証言させる場合は必ず証拠を提示させること。
一、朝鮮人と商取引を行う際には正当なる取引はまず成立せぬことを覚悟すべし。
一、朝鮮人は盗癖があるので金品貴重品は決して管理させてはいけない。
一、朝鮮人には日常的に叱責し決して賞賛せぬこと。
一、朝鮮人を叱責する際は証拠を提示し、怒声大音声をもって喝破せよ。
一、朝鮮人は正当なる措置であっても利害を損ねた場合、恨みに思い後日徒党を組み復讐争議する習癖があるので、最寄の官公署特に警察司法との密接なる関係を示し威嚇すること。
一、朝鮮人とは会見する場合相手方より大人数で臨む事。
一、朝鮮人との争議に際しては弁護士等権威ある称号を詐称せる者を同道せる場合がある。権威称号を称する同道者については関係各所への身元照会を徹底すべし。
一、朝鮮人は不当争議に屈せぬ場合、しばしば類縁にまで暴行を働くので関係する折には親類知人に至るまで注意を徹底させること。特に婦女子の身辺貞操には注意せよ。
一、朝鮮人の差別、歴史認識等の暴言に決して怯まぬこと。証拠を挙げ大音声で論破し、沈黙せしめよ。
一、朝鮮人との係争中は戸締りを厳重にすべし。仲間を語らい暴行殺害を企てている場合が大半であるので、呼出には決して応じてはならない。
ttp://ameblo.jp/maokapostamt/
>>163 義和団事件では紫禁城で略奪と陵辱の限りを尽くし、
朝鮮戦争では北からの避難民をスパイと区別がつかないからという理由で虐殺し、
ヴェトナム戦争では村々を焼き払い民間人を虐殺し、
先のイラク侵攻では捕虜の虐待やここでも民間人を殺しまくっているアメリカ軍ですが、
ナチス・ドイツとの戦いや沖縄戦でだけは、やたらとヒューマニズム溢れる軍隊になっているのは何故だろうw
アメリカ軍の虐殺ったってソースが有る訳でもなし
168 :
世界@名無史さん :2006/10/01(日) 22:43:25 0
子供に爆弾仕掛ける卑劣な軍隊それは日本軍とまでは読んだ。
170 :
世界@名無史さん :2006/10/01(日) 22:48:22 0
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%96%E7%B8%84%E6%88%A6 沖縄戦末期の状況
沖縄戦末期になると、現場の日本兵は沖縄住民を戦闘の邪魔になると見なすようになっており、
民間人の保護は現実的に受け入れられない状況であった。逆に、日本兵自身が安全な壕内に
避難するために、「我々はお国のために闘っているのだ」という口実によって、先に避難していた
住民を追い出すこともあった(ひめゆりの塔で知られる陸軍病院伊原第三外科壕や他の第一・
第二外科壕、本部壕なども「追い出し壕」とされている)。ガマの中で泣き止まない赤ん坊を
黙らせるために殺害した事例も報告されている。また、民間人に対する米軍の人道的扱いを
期待した日本兵が意図的に民間人の避難先に潜り込んでゲリラ活動を展開したという話も
残っており、それが米軍を「馬乗り攻撃」に踏みきらせたとも言われている。
その一方で日本軍は、沖縄住民のスパイ活動を警戒して方言の使用禁止を命じ、
方言を使った住民をスパイ容疑で処刑したこともあったという(実際にアメリカ軍は沖縄2世
日系人を使って住民撹乱工作を実施しており、日本軍はその対処に苦慮していた)。
また米軍から住民に配給された食糧を狙って飢えた敗残兵が襲撃を行うなど、
軍民の信頼関係は著しく損なわれた。
171 :
世界@名無史さん :2006/10/01(日) 22:52:04 0
集団自決の悲劇 久米島では、米軍の上陸はなかったが、日本軍軍属の鹿山正部隊長(兵曹長)の疑心暗鬼に よって沖縄の住民がスパイ容疑その他で虐殺される事件(鹿山事件)がおこっている。 苦戦を強いられた日本軍が住民らに自決することを勧め、実際に手榴弾により集団で自殺したり、 家族同士がカマなどで殺しあったりする悲劇も生じた(チビチリガマでの惨劇がよく知られている)。 ひめゆり学徒の証言の中には「兵士に手榴弾を渡されたが死にきれなかった」 「青酸カリを飲むよう言われたが量が足りなかったため飲まずにすんだ」 「攻撃に行って反撃を受けた兵士が民間人の避難していた場所に逃げ込んできたため猛攻を受けて ほぼ全滅した」「『おまえたちが沖縄を守るのだ』と初年兵らを集めて囮に使い、 兵隊たちはその隙に逃げた」というものもある。 「友軍」による住民虐殺 生存者の中には「日本兵のほうがアメリカ兵より怖かった」「『捕まったら強姦されるか殺される』と 聞いていたのに優しくしてもらえて驚いた」などと証言する者が多くいる。南部に現存する「轟の壕」では、 壕内で幼児を虐殺するなどしたうえ、投降を警戒した兵士が住民を奥に追いやって監視をしたため 大量の餓死者が発生し、また危険が迫ると逆に住民を入口附近において盾にした挙げ句馬乗り攻撃で 多数の犠牲が出た。そのため、投降した住民が米軍に「日本の兵隊を生かしますか?」と問われて「殺せ!」と 答えたという。読谷村では、山中に潜んでいた日本軍が米軍保護下の住民を連れ出して虐殺するという事件が あったという。
以上がアメリカの占領政策・プロパガンダの成功例でした。
そうなん?
>投降した住民が米軍に「日本の兵隊を生かしますか?」と問われて「殺せ!」と答えたという。 わはは、住民に聞くわけねえだろ!
175 :
世界@名無史さん :2006/10/02(月) 07:55:19 0
沖縄には日本軍の虐殺をこの目でみた証言者が多いよ。 日本軍は子供を囮に爆弾つかい、赤ん坊がいれば殺し、 スパイ容疑で住民虐殺するなど悪行の数々が報告されている。 沖縄の人々は天皇の名の下で行われた悪行を絶対に 忘れないよ。
176 :
世界@名無史さん :2006/10/02(月) 08:13:46 0
>赤ん坊がいれば殺し、 泣き声が煩いっていう事かな? 殺す目的で殺したとは思えないけど。
注射器で赤ちゃんの血管に空気を注射して殺したんだよ。 もちろん泣かれて米兵に見つかるのを怖れて。 有名な話だ。
沖縄の人ってなんでそんなにうんこなのか 沖縄はサヨが多いから日本軍が果敢全滅したのをいいことに嘘いいまくっているだけかと 死人にくちなしだな
果敢全滅ワロタw
>>178 さんは、実際に米兵を前にしたら、腰抜かして失禁脱糞するんだろうねw
ガマで泣き叫ぶ赤ん坊を青酸カリでころしたのは有名な話だよ。 なんでひどいことをするんだろう。 天皇の名の下に赤ん坊を殺す軍隊など何の価値もない。
182 :
世界@名無史さん :2006/10/02(月) 11:13:29 0
その防空壕を見つけたアメリカ兵は、入り口から火炎放射器で・・・
>>182 大量の海水を流し込んで・・・何て言うのも。
184 :
世界@名無史さん :2006/10/02(月) 11:42:12 0
キムチ臭え連中ばっかだな
185 :
世界@名無史さん :2006/10/02(月) 11:44:47 0
もちろん朝鮮戦争の話もしていない
このスレは外国人のみた日本及びアジアの歴史スレです。 外国人にとっては日本は子供に爆弾つける国、 青酸カリで赤ちゃんを殺害する国、スパイ容疑で住民虐殺する国 という話をしているわけです。 アメリカや朝鮮の話は別スレでどうぞ。
188 :
世界@名無史さん :2006/10/02(月) 12:22:49 0
>>187 そういう極一部の想像を全体の考えのように言うのはどうかと思うね。
・・・あれ? もしかして俺、釣られてる?
>>177 人間は血管に空気を注入しても死にません。
よくあるガゼネタだよ。
少量だと別に問題ないみたいだが、ぶっとい注射一本とかだとさすがに死ぬとかw
191 :
世界@名無史さん :2006/10/02(月) 13:06:03 0
そういうのをやったら出血多量で死ぬ
>>188 天皇の軍隊がやった所業として後世にのこすべきです。
事実を事実と認め謝罪する勇気をもちましょう。
193 :
世界@名無史さん :2006/10/02(月) 14:18:25 0
>>192 では、同時に日本軍が行った功績についても残すべきですよね。
光と影、どちらに偏ってもいけませんよ。
・・・君には難しすぎる話だと思うが。
集団自決を軍に強要されたのはウソでした っていうニュースが最近あったような
「赤ん坊への空気注射」の話は、実際にガマから生き延びた人の体験談なんだけどね。
本土の人はうそつきが多いからねえ
198 :
世界@名無史さん :2006/10/03(火) 00:51:46 0
中国って古代は進んでたのになんで遅れたの?
文化は循環してないと衰退する。 ってのが定説なのに、日本ヘンすぎ。
日本の繁栄=高度経済成長期からバブル期で実質20−30年程度 それが外国から見た日本像。
202 :
世界@名無史さん :2006/10/03(火) 04:35:09 0
小泉は侵略戦争って認めてたろ 憲法改正と右翼はまったく別物だし これだから左翼はキモイ
>>200 景気は循環するもの。後20年は停滞してそこから立ち直るかさらに没落するか。
>>203 ヘーエジプトやオランダが没落してもりかえしたんだ(棒読み
>>204 エジプトはともかく、今以上、オランダにどうしろと?
オランダの相対国力は、16世紀より21世紀の方が小さいだろう。
しかし、21世紀のオランダは、16世紀と同じく、いやそれ以上に繁栄している。
オランダの現状に、なんの不満があろうか?
ネット右翼は屁理屈ばかりこねるね。 覇権国家っていってもわからんだろうな 英国に国王出すぐらいスゲー国だったんだがな ま話題そらししても没落した日本は回復なんかしないよ
207 :
世界@名無史さん :2006/10/04(水) 08:31:00 0
33 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2006/10/03(火) 20:27:18 ID:NYQV97d60 ≪元琉球政府の照屋昇雄さん≫ 第二次大戦末期(昭和20年)の沖縄戦の際、渡嘉敷島で起きた 住民の集団自決について、戦後の琉球政府で軍人・軍属や遺族の援護業務に 携わった照屋昇雄さん(82)=那覇市=が、産経新聞の取材に応じ 「遺族たちに戦傷病者戦没者遺族等援護法を適用するため、 軍による命令ということにし、自分たちで書類を作った。 当時、軍命令とする住民は1人もいなかった」と証言した。 渡嘉敷島の集団自決は、現在も多くの歴史教科書で「強制」とされているが、 信憑(しんぴょう)性が薄いとする説が有力。 琉球政府の当局者が実名で証言するのは初めてで、 軍命令説が覆る決定的な材料になりそうだ。 (中略) 照屋さんは「うそをつき通してきたが、もう真実を話さなければならないと思った。 赤松隊長の悪口を書かれるたびに、心が張り裂かれる思いだった」と話している。 (産経新聞 2006年8月27日)
208 :
世界@名無史さん :2006/10/04(水) 09:15:18 0
209 :
世界@名無史さん :2006/10/04(水) 16:30:19 0
http://www.chunichi.co.jp/00/uho/20061002/col_____uho_____000.shtml 兵庫県で塾帰りの女の子(9つ)が胸を刺された。愛知県春日井市で女子中学生
(12)が登校中に髪を切られた。岐阜県関市では女子大生(21)が電柱の陰に
いた男に傷つけられた。先月末、続けて起きた事件である。
いずれも、ひとつ間違えると大事にいたったケースだろう。それが日常茶飯事になった。
普通、動物は肉食獣でも無意味で無駄な攻撃はしないという。情けないかな−
人間だけがこうした異常な行為におよぶ。
安倍晋三首相が所信表明演説をしたのも先月末だった。初の戦後生まれの首相は
戦後六十年余りで日本がこんな国と化しているのにお気づきか。美しい国も結構。だ
が私たちは弱者が一人歩きのできる国を望む。
>>165 戦争に民間の従軍記者が同行するようになったから、宣伝効果を上げる行動をとって
利用した。
殺すんか
213 :
世界@名無史さん :2006/10/06(金) 03:44:25 0
>>210 日本にも従軍記者が同行しましたが南京の百人切りですかw
>>211 自分自身と意見が違うとか考えが違うと言うただそれだけの理由で人を殺すのは、マルクス主義者だけ、・・・にしておけ。
215 :
世界@名無史さん :2006/10/12(木) 23:53:57 0
216 :
世界@名無史さん :2006/10/13(金) 00:09:57 0
■「でたらめトップ」(=団塊の世代)に精神を破壊されるサラリーマン■
精神を病むサラリーマンが増えている。
その理由として、社会経済生産性本部は、仕事がハードになったとか、責任
が重くなったのに権限が小さい…など、いろんな理由をつけている。しかし、
最大の理由は、弱い立場の部下に、無茶な目標や仕事を与えたり、自分のミス
の責任を押しつける「でたらめ上司」が増えたからだと思う。
なぜ増えたかというと、同様の「でたらめトップ」が増えたからである。そ
の証拠に、会社の80%以上、すなわちトップのほとんどが、「会社の業績が
悪いのは、社員が怠けているからだ」と決めつける成果主義や、「能力開発は
社員がやれ」と説くコンピテンシー論に飛びついた。
そして、「限界を超す高い目標にチャレンジすることで、能力が飛躍的に高
まり、現状をブレークスルーする革新的な成果をあげることができる」といっ
た精神論を楯に、高い目標設定を強制し、追い立てる。あげくは、大きな成果
をあげるか、そうみせかけるのが上手な社員以外は、怠慢かつ無能な人間だと
決めつける。
これでは、誠実な社員の意欲と誇りが踏みにじられ、精神がゆが
められ、破壊されていって当然である。しかも、トップは、「他社もやるから
うちもやる」と思うだけで、自分がいかにひどいことをやっているかに思い至
らない。
http://www.yukan-fuji.com/archives/2006/08/post_6730.html
217 :
世界@名無史さん :2006/10/17(火) 20:53:13 0
日本は人の住むさいはての国である。 蝦夷島とともに、日本は北の冷たい孤独のうちに入りこむ。 良港がいくつもある東では、空漠と広がる夢幻的な太平洋にいたる。 西と南では、ほとんどいつも穏やかでよく霧に包まれる海が、 朝鮮と南の島九州のあたりで一時的に狭くなる。 列島である日本は、しばしばイギリス諸島と比較されてきたが、 しかしイギリス諸島が近接するヨーロッパ大陸に文字どおり接合されているのにたいして、 日本はそれよりも孤立し、閉鎖的でよるべない状態にある。 この孤立を打ち破るには、日本はしばしば意識してそうしなければならなかった。 そうでなければ、日本では当然、外に向かって開いていくよりも 内向きの力の方が強くはたらくことになるからだ。 しかしながら、ある日本人歴史家は次のように言明している。 「我が国の文明において、本質的に日本的だと見えるものであっても、 外国から到来しなかったようなものは皆無なのだ」と。 (中略) 見るからにとても影響されやすい日本は、多種多様な借用によって きわめて独特な文明を築いてきた。日本はいまでもなお みずからのあらゆる伝統に忠実であり、しかもそうしてさまざまな伝統は、 すでにほぼ一世紀も前に強国化の決め手として無条件に急いで受け入れられ おしすすめられた西洋化と共存しているものなのである。 この不思議な二元性は、あるジャーナリストの次のような言葉を説明する。 「日本で最も奇妙なものは何か? それは日本人だ。」 (フェルナン・ブローデル『文明の文法』より)
218 :
世界@名無史さん :2006/10/17(火) 22:34:47 0
「自信過剰、狂信、強烈な劣等感、ときに病的なほど強くなる一等国へのこだわり。 こうした態度は、これから見ていくように、どれも日本近代史で重要な役割を 果たしてきた」 「現在でも日本の国粋主義者には、日本が他国と違って優れていることを 裏付けるために海外の学問研究を利用するという不愉快な傾向がある」 (明治憲法発布の様子を描いた絵画について)「どの人も身長が不自然に高い。 どうやら木版画家が全員の脚を実際よりも少しばかり長く描いたようだ。 天皇の横には各国の外交団が陣取り、『よし、よし』という表情で式典を 見守っている。まるで学校の演劇発表会に来た親のようだ」 森有礼は西洋文明の優位を疑わず、日本が追いつくためには西洋人との国際結婚を 推進するのが一番よいと主張したほどの人物だ」 (鹿鳴館で開かれたダンス・パーティについで、ピエール・ロティは)「日本人 男性は燕尾服を着ているが、まるでサーカスの猿のようだ」 (日露戦争を描いた絵について)「そうした絵は、どれも決まって日本人を長身で 色白の勇敢な人物に描き、敵である中国人を弁髪姿の醜くて臆病な野蛮人に 仕立てている。まるで日本人がヨーロッパ人に近い違う人種に変わったような 描き様だ」 (高村光太郎にとって)1920年代になると…ヨーロッパでの年月は周囲から拒絶 されて孤独を味わった日々として意識されるようになる。フランス人女性との 恋愛も、苦い思い出に変わった。彼女と一夜をともにしても、翌朝に鏡を見て みれば、そこにはモンゴロイドである黄色い日本人がいるばかりなのだ。 こうした自己嫌悪は、徐々に外国嫌いと日本民族優越意識へと変わっていった」 『近代日本の誕生』(イアン・ブルマ、ランダムハウス講談社)
《日本語版への序文》 この国は確かに道を何度も誤って、最後には第二次世界大戦という破滅を 迎えた。だが日本近代史は、一種のサクセスストーリーでもある。日本は、 他の国と同じで完全無欠ではない。一時は軍国主義的な権威主義に陥り、 多大な命を犠牲にして、国中が焼け野原になってしまった。しかし、そんな 惨状を乗り越えて、今では比較的自由な経済大国となり、豊かな文化や 活発な知的活動を楽しめる国になった。だから本書を、日本人の犯した 過ちを一つ残らず列挙した告発状と思って読むと、違和感を覚えると思う。 私としては、少なくとも半分以上は、日本人が成し遂げた業績を称える つもりで本書を書いた次第である。 『近代日本の誕生』(イアン・ブルマ、ランダムハウス講談社)
まあ東洋の山猿が出自の割りにはよくやった、とw
ttp://www.ywad.com/books/1.html 日本人が書かなかった日本
誤解と礼賛の450年
The Idea of Japan
イアン・リトルウッド / イースト・プレス / 98/03/21
基本的に、この著者がこれらの豊富なエピソードを通して言いたいことは、
偏見は相手をよく知らないことから生じる(日本人も普通の人間である)、
日本がどのように見られるかは時代によって大きく変わる(それはつまり、
西洋人の側の事情によるところが大きい)、といったことなのだが、取り上げる
エピソードがきわめて奇怪なものばかりなので、全体を読み終えると日本異質論を
宣伝しているようにしか見えない。また、「西洋人が日本人をこう見ていた」
とは言うが、「しかし実際の日本人はこうだった」という方面の記述は意図的に
省いているようだ。これは潔い立場ではあるかもしれない。
222 :
世界@名無史さん :2006/10/18(水) 15:30:04 0
「日本異質論」はどうしてこうもネガティブに捉えられるんだろう? うわべのレッテルや宣伝に惑わされるから表層的に誤解されるのだ。 いわゆる四人組の議論のスタンスは日本研究と日米研究の二通りある。 このうち、日本研究の方はいまでも高い評価に値すると俺は考える。 つまりチャーマーズ・ジョンソン=ウォルフレン ラインの日本研究だ。 ジョンソンの『通産省と日本の奇跡』は日本語版を元通産次官が翻訳した 著作で元次官もこれを優れた政治学書だと認めていた。それがウォルフレン の論文「ジャパン・プロブレム」と『日本権力構造のなぞ』で一気に悪評に 転じてしまった。それは彼の研究がジョンソンを土台にしていたからである。 また言うまでもないが、ウォルフレンの著作を評価するのは容易ではない。 彼自身があまりに毀誉褒貶の激しい大論争に巻き込まれてしまったからだ。 ジョンソンは通産省という権力集団に焦点を合わせて戦後日本の「水先案内人」 的機関だと結論した。権力の継続性というアイデアを体系的にまとめた点は ウォルフレンがその「先駆的著作」と評した通りだ。またウォルフレンは 丸山真男の「無責任体系」を模倣しただけだとよく言われるが、とても正当な 評価とは思われない。彼の著作は非常に膨大なアイデアを合流させており、 ジョンソンはその一人にすぎない。ただジョンソン自体の思想系の位置づけは ウォルフレンの規定が将来も変更されることなく最終的なものになりそうだ。 この二人が日本に異質性を見出したという風説は著書をきちんと読んでいない 一部の政治勢力が流したデマである。このため二人とも弁明を余儀なくされた。 学術的にまじめな研究が見過ごされて、不当な政治宣伝の犠牲にされたのだ。
ttp://www.ywad.com/books/21.html ウォルフレンの本を初めて読んだとき、あまりに当たり前のことばかり
書いてあるので驚いた。こんなことは、日本人なら誰でも知っている
ことではないのかと思った。ウォルフレンの主張に反論する人もいる
けれども、そういう人たちはたぶん心の底で、「それは正しいけど、
外国人に指摘されるのは腹立たしい」と思っているに違いない。
この本も、細かいところで同意できない部分はあるけれども、大筋では
当たり前のことを書いている。ひとつ疑問が生じた。ウォルフレンは、
日本の官僚とかジャーナリストばかりと、つまり日本人の中でも知性が
劣っている部類の人たちと接触しているので、自分の言っていることが
珍しい、新しい主張だと思い込んでいるのではないか? というのはまあ
ひねくれすぎた言い方か。
彼の言う、日本の「システム」と大衆の図式なのだけれども、私が違和感 を感じるのは、システムが大衆を一方的に踏みにじっているという捉え方 である。もちろんウォルフレンの本は政治的主張の本なので、そういう 風に描写することでモティベーションを高めるという意図は十分に理解 できるのだけれども、実のところこの「システム」は、当然のことながら、 大衆がある程度同意して存在させ、作り出してきたものなわけだ。というか、 そういう風に理解しないと、問題を間違って把握してしまうというような 局面がいくつか存在する、という言い方にとどめておこうか。
226 :
世界@名無史さん :2006/10/18(水) 18:30:17 0
>>225 このところ、アメリカを中心に、日本異質論あるいは日本他者論と言うべき言論が
強まっている。そのもっとも極端なものはウォルフレンの『日本の力の謎』及び
ファローズの『日本封じ込め論』であって、その論旨はまことに単純にして明快、
即ち日本は独特で理解不可能な構造を持ち、他とは異なったルールに従って利己的
に行動する存在であり、従ってその力がこれ以上世界に広がるのは阻止しなくては
ならないというものである。それらを批判することは決して難しくない。というのは、
議論に欠陥があるからで、例えば日本を異質の存在とすることから直ちに封じ込めの
必要を説くのは、疑いもなく短絡的である。それもあって、日本人の多くがそこに
差別意識を感じ、憤慨するのも無理からぬところがある。
しかし、性急に対応する前に、取りあえず一呼吸置くのが智恵というものであろう。
そのためには、約100年前しばらくの間、異質論がさまざまな人によって説かれ、
その中には極めて優れた著者によるものもあることを想起することは、多少の役に
立つかも知れない。人間というものは、苦況に立ったり、嫌なことに出会うとき、
自分だけが、それも歴史的始めて、そのような目に会っていると思ってしまうところ
がある。だがそのようなことはまずありえない。
高坂正堯のような著名な政治学者さえこの程度の認識しかなかったのか○| ̄|_
227 :
世界@名無史さん :2006/10/18(水) 19:57:55 0
228 :
世界@名無史さん :2006/10/19(木) 15:15:28 0
>>222 このスレでは誰も通産省云々の話について批判はしていないと思うが。
ウォルフレンの、日本やアジアの歴史や文化についての記述を批判しているわけだ。
なぜか日本人にはK・V・ウォルフレンやエドワード・サイードなど、外国の
知識人を持ち上げて「ウォルフレン教」「サイード教」の信者になってしまい、
それに対する批判には感情的に反発するヤシが多い。
「マルクス教」みたいなもんか?
230 :
世界@名無史さん :2006/10/20(金) 21:26:00 0
「明治日本の藩閥政府は、内部に反対意見もあったが、ドイツと同じ道を選んだ。 その理由の一つとして、藩閥政治家は武士として育ったため政治的自由主義や 共和主義という考え方に馴染みがなかったことが挙げられる。憲法と代議制議会が 近代国家としての体裁を繕うのに必要なことは、彼らも理解していた。しかし 政府には何としてでも解決しなくてはならない問題があった。今日もイスラム 国家の多くが似たような問題を抱えているが、明治政府は近代化を推し進めると 同時に、自分たちの権威を昔からの伝統に求めようとしたのである。その解決策が、 ドイツの政治理論を日本神話に接ぎ木することだった。日本とドイツはもともと よく似ていて、軍による統制、君主の神聖化、民族の精髄として国土と血統の 純粋を宣伝する態度など、共通点が多かった」 「大正天皇には父である明治天皇と違って威厳というものがまったくなく、 象徴的存在としてすら重みがなかった。真偽のほどは定かではないが、あるとき 帝国議会の席上で、筒状に丸めた勅書を望遠鏡のように覗き込んだと伝えられている」 『近代日本の誕生』(イアン・ブルマ、ランダムハウス講談社)
231 :
世界@名無史さん :2006/10/22(日) 05:02:12 0
>>218 なんだか日本に対して優位を保とうとして必死だな。
日本にかかわりを持つ欧米人は、なぜクズみたいな連中が多いのか?
欧米人・・・・・・だけか?
233 :
世界@名無史さん :2006/10/22(日) 11:47:32 0
234 :
世界@名無史さん :2006/10/22(日) 15:31:52 0
伊勢崎賢治氏が『武装解除 紛争屋が見た世界』(講談社現代新書)で、 「良心とか正義とかを装ってしつこくまとわり続ける外人の存在ほど、当地の 人々にとってうっとうしいことはないのだ」 と書いているが、これはよくわかる、本国で受け入れられなかったリベラルな 価値観や、古きよき日本へのノスタルジーを勝手に押し付けて欲しくないと 思うわ。
235 :
世界@名無史さん :2006/10/28(土) 17:59:42 0
2006年3月刊 46判 264頁
(有)オフィス・プロモシ (5%)税込:\1575 (本体:\1500)
筆者は2003年より現在に至るまで、現職の在日本インドネシア共和国大使。
本書は著者自身が言うように、研究結果に基づく学術書ではない。ただ、第二次
世界大戦時の日本の歴史的事実から現在の日本の政治情勢に至るまで、大使とし
ての赴任期間中に調査、観察、経験したことに基づいた率直な見解が述べられている。
例えば、筆者は今もなお理解することのできない一つの疑問があるという。
「日本人は非常に礼儀正しく、親しみ深い民族であると感じるのに」、「なぜ、
日本軍がインドネシアの占領期間中、あれほどにも残虐な、非人間的とも言える
態度を示したのか?」また、「日本では、インドネシアの独立は日本政府の指導と
尽力により実現したのだとする者が多い」が、日本の軍事訓練や、個人的な貢献は
認めつつも、「オランダ及び日本の植民地支配に対抗してのインドネシア民族独立
への過程は、インドネシア自身の民族指導者と独立闘争者の完全なるイニシアティブ
に基づいて遂行されたものである」と明確に述べる。
【主要目次】
1 日本の近代化への過程
2 太平洋戦争への道
3 日本の政治改革
4 世界政策、地域政策、国際政治、地域政治における日本の様相
5 「二つの真実の間における」インドネシアと日本
http://www.asiabunko.com/i_gaikoukan.htm
236 :
世界@名無史さん :2006/10/28(土) 18:39:07 0
>>235 あれ?タイトルと著者がなかったので↓
インドネシア外交官の目から見た日本 アブドゥル・イルサン著 宍戸久美子訳
本音と建て前。 上辺と本心を理解していないw
>あれほどにも残虐な、非人間的とも言える態度を示した この前提が間違ってるからだろ。
239 :
世界@名無史さん :2006/10/29(日) 08:29:39 0
>230 あまりに情けない理論だな。近代化できたのはアジアじゃ日本だけだぞ。 素人以下の理論じゃないか。本当に学者か? >222 ヴォルフレンは「中国は歴史的に他国に対して侵略的だったことはない」「日本の支配で 朝鮮は多大な被害を蒙った」「江戸時代は相当な暗黒時代だ」・・・ これのどこに高い評価を与えればいいんだ? 超暗黒社会李氏朝鮮を近代化させたのは日本だぞ。それを知らんのか? 江戸時代は、ケンペルもプチャーチンもペリーもラインホルトも皆賞賛している。 あの、イザベラ・バードすら明治初期だが「日本奥地紀行」で日本を褒めていた。
240 :
世界@名無史さん :2006/10/29(日) 08:35:32 0
都市としての江戸が素晴らしいのは俺も認めるが、 江戸以外の日本の他の都市が素晴らしかったとは思えないな。 香港が繁栄しているからって、 香港以外の他の中国の都市が素晴らしいかと言うとそうではないだろ? 香港が栄華を極めている事は誰でも認められる筈だ。 だが中国の他の都市も繁栄しているかと言うと、そうではない。 貧富の差が激しい中国では、香港のように栄華を極めている都市もあれば、 中世さながらのド田舎都市もある訳だ。 多分、江戸時代に対して否定的な見方をしている人は 江戸や大阪と言った主要都市以外を見ているのだと思う。 徳川一族が贅沢を極めて居たからといって、 他の日本人も裕福かと言うとそうではないしな。
241 :
世界@名無史さん :2006/10/29(日) 08:40:42 0
>>239 >近代化できたのはアジアじゃ日本だけだぞ。
近代化の定義にもよるがトルコでは日本に先駆けて
欧米に習った近代的憲法を制定しているし、
清国は欧米から艦艇を購入して欧米に習った海軍を作っている。
242 :
世界@名無史さん :2006/10/29(日) 08:48:20 0
>226 このところって、いつだよ。 異質論が力を持ったのは1990年代だろ? 今はかなりすたれたぞ。というか、もっと異質な社会や(例えばイスラムなど)や 新たな覇権的大国(中国やロシア)が台頭するにつれ、世界は欧米と日本だけじゃ ないことが、異質論者も今更になって気付いたんじゃないか?
243 :
世界@名無史さん :2006/10/29(日) 08:54:44 0
>240 香港の繁栄は、清の支配から抜け出し、イギリスに資本主義を持ち込んでもらったからだろ。 それに江戸時代はすばらしいというより(ケンペル等はそう感じたらしい)、資本主義的な 基礎ができていたという事の方が重要だろう。 もちろん江戸時代が天国などというつもりは毛頭ない。
徳川一族が贅沢を極めていたって。。 どこの国で教育受けたんですか?
どっちみち封建時代なんてろくでもねえ
246 :
世界@名無史さん :2006/10/29(日) 12:32:31 0
封建制はアジアじゃ日本だけ。 王朝制の清や李朝よりずっといい。
いいとか悪いとか、そんなレベルなのか・・・?w
248 :
世界@名無史さん :2006/10/29(日) 12:49:46 0
いい、悪いは知らないが、封建制からしか資本主義は生まれないから
249 :
世界@名無史さん :2006/10/29(日) 13:00:31 0
アメリカの使節だったかが将軍に謁見して「その清貧さに嫉妬を覚えた」って書いてたな。
キリスト教徒を弾圧しまくり殺しまっくたというのが 一般の欧米の江戸史観
ttp://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/64034/ ttp://www.nbr.org/foraui/list.aspx?LID=5 おもしろさとなると、どうしてもグレゴリー・クラーク国際教養大学副学長の
言葉がまず目につきます。原文の英語を私が訳します。
クラーク氏は「日本人は中国人よりも生来、攻撃性、侵略性が強い」と10月
はじめのサイトに記述しました。「生来」というのはinherently という英語
を使っています。「生まれつき」「遺伝子的に」という意味もあり、この語を
ネガティブな形容詞につけると、人間の特徴の評としては人種偏見ぎりぎりまで
いきかねません。
「日本人は遺伝子的に独創性がない」といえば、人種偏見とされるでしょうね。
クラーク氏のこの「日本人は中国人よりも攻撃性が強い」という断定に対し、
NBRへの他の投稿者から「では中国のチベット占領はどうか、ベトナム侵攻は
どうか、インドとの戦争はどうか」という疑問が呈されました。それに対して
クラーク氏は以下のような記述を次々に書いています。
「世界、あるいはアジアにとって共産主義の中国は民族主義の日本よりもはるかに
脅威ではない」
まずここから始まり、中国のチベットへの侵攻や占領についても以下のように 擁護します。 「チベットは常に中国の領土だった。台湾の国民党に聞いてみればよい。 1959年には中国はインドあるいはCIAに支援され、煽動されたチベット人 の反乱に単に対応しただけだ。国民党は中国がもっと強く対応すべきだったと 信じている」 つまりチベットは歴史的にも一貫して中国の自国の領土であり、そこで中国は なにも不当なことはしていない、というのです。では最近のチベット少年への 銃撃事件はどういうことなのでしょうか。 ベトナムへの侵攻(1979年)についてはクラーク氏はさらにユニークなことを 述べています。 「ベトナム(侵攻)は中国側が中国の生来の侵略性という神話を消すために、 わざと熱をいれないで戦った国境紛争の戦争だったのだ」
へーえと思わず、声が出てしまう珍説です。 クラーク氏はさらに中国とインドとの戦いについて以下のように中国を弁護 します。 「インドとの戦争はインド軍がインドの地図でも中国領と明示してある地域に 侵入してきたことで始まった。中国軍はインド軍に反撃して、後退させ、インド側が 領有を主張する地域にまではあえて入らず、捕獲したインド軍の武器を返還した」 そしてクラーク氏は次のような深遠な日中比較の考察を書いています。 「日本もさまざまな戦争でこのような穏健さをもって行動すればよかったのだが」
要するに中国大好き!日本嫌い!って事だろ? 最初からそう言えばいいのにね。
>>248 封建性から資本主義に移項した国ってドイツと日本くらいじゃね
通常なら
封建性>絶対王政>資本主義の3段階をふむ
英仏が典型
日独にしたって、藩閥時代やプロセイン時代は、絶対王政といえなくも無い時期だし
この時期をとおして官僚機構や統一通貨制度などを整備しているから資本主義はむしろ絶対王制を経由するのが条件だと思う
鎖国中のキリスト教弾圧と踏み絵は欧米人のイメージする江戸の象徴だろうが 当時の外国人はどうおもっていたか
>>258 当時の日本に興味を抱いたのはローマ教会だけだろう。
その布教活動の情報をもとに奴隷獲得、略奪貿易を仕掛けてくる商人にはマイナス情報まで配信されないと思う。
オランダが幕府の毅然とした態度に応えて、商圏を確保したのは両国にとってプラスになった。
明治初期に日本に来た朝鮮王朝の高官で 「日本は封建のおかげで江戸以外の場所、地方も発展したけど朝鮮では封建制が無かったので中央のみが栄えて全然駄目だ」 見たいなこといった人いたよね。だれだっけ?
261 :
世界@名無史さん :2006/10/30(月) 14:22:38 0
ttp://www.asahi-net.or.jp/~pb6m-ogr/ans064.htm アレックス・カー氏は、日本の物事のやり方には、すべて「実(じつ)」がなく
[つまり、内容がなく「鬼」ばかり]であり、その意味で日本は、「近代化に
失敗した例」であると指摘しています(381ページ)。
(中略)
日本の魂や文化が患っている病気は一言で言えば、アレックス・カー氏の持論
である「逆徳精神」という言葉で表されるようです。逆徳精神とは、ある国が
最も誇りにしている美徳で、実はその国に最も欠けているものを言うそうです
(238ページ)。この例としては、「平等」を旗印にかかげた共産ロシアでは、
人民委員は黒海沿岸に贅沢な別荘を所有し、一方プロレタリアートは農奴と大差
ない暮らしをしていたことなどが挙げられています。
日本の「逆徳精神」の代表例が、「和」の精神だとアレックス・カー氏は考え
ています。「『和』とは、調和、安定、すべてが所を得ていることを意味する
ことばである。「足るを知る」と言い換えてもいい。しかし、明治維新以降の
日本史にまつわりついて離れない皮肉は、日本が平和と調和とは全く正反対の
道を進んだということだ」(238ページ)
262 :
世界@名無史さん :2006/10/30(月) 14:23:58 0
19世紀末から、近隣諸国の植民地化を進め、ついには「真珠湾に自殺的 な攻撃を仕掛け、その結果としてすべてを失った。90年代にもこれと 似たようなことがまた起きている。日本が「和」をこれほど尊ぶのは、 バランスを失って極端に突っ走る傾向が強いという、まさにそこに理由 があるのかもしれない」と指摘されています。「コンセンサスや遵捧 (じゅんぽう:目上の人に言われた事などをよく守ること)が重視される ために、責任者がだれもいないという状況が生まれる。一度進み出したら、 日本はもう止まらない。舵手(だしゅ、かじを取るひと)がいないから、 国家という船が進み始めると、ギヤをバックに入れ直すことのできる者 がいない。船はどんどん速度をあげていき、ついには岩に激突してしまう のだ」(239ページ) 上で「90年代にもこれと似たことがまた起きている」と述べられていますが、 今度の場合は帝国主義的野心つまり領土拡張ではなく、「工業化と建設を 唯一の国家目標にかがげ、日本はみずから国土に襲いかかり、山や谷を ブルドーザーで攻撃し・・・港を埋めた。巨大な工業戦艦に化したも同然だ。 速度を落とす者がいないまま、戦艦は全速で壮大な難破に向かって進み 続ける」(239ページ)
263 :
世界@名無史さん :2006/10/30(月) 14:28:54 0
なーに言ってんだか 人のこと言えた義理か
264 :
世界@名無史さん :2006/10/30(月) 14:39:34 0
(4)[日本の]『枝切り作業で不思議なのは、そのあまりにもラフなやり方だ。 日本は盆栽を生んだ国で、その素晴らしいガーデニングの伝統は世界的にも有名 である。・・・それなのに、今日の日本で行われているのは、文字通り 「めった斬(ぎ)り」である。・・・ただ太い枝を根本からチェーンソーで 乱暴に切り落とすだけで、害虫や腐食を防ぐ手だてすら施されていない。・・・ 神戸に赴任してきたあるアメリカ人ビジネスマンの婦人は「日本へ着いた時は 冬だったの。道路沿いに切り株が並んでいるのを見て、胴枯れ病がはやって 木が全滅したんだと思ったわ」と語ってくれた』(206-207ページ)そうです。 (5)『シンガポールは高度な都市計画のおかげで「ガーデン・シティ」と 呼ばれるまでになったが、日本との最大の違いをひとつ挙げるとすれば、それは 樹木の扱いである。チャンギ空港からシンガポール市内まで車を走らせるのは、 観光の楽しみのひとつだ。ハイウェイは、広いアーチ型に枝を張った木々に 縁取られ、すべて新しく植えられた樹木だ。・・・ウィリアム・ウォーレンの 東南アジアの庭園に関する著作では、このハイウェイがアジア庭園の例として 掲載されているほどだ』(207ページ)。
265 :
世界@名無史さん :2006/10/30(月) 15:19:35 0
>ただ太い枝を根本からチェーンソーで乱暴に切り落とすだけで、 多分プラタナスの街路樹だと思うが、1年で1〜2mも伸びる枝を ほかにどうしろと・・・
266 :
世界@名無史さん :2006/10/30(月) 15:23:45 0
それとシンガポールの樹木管理は大変なエネルギーを注いでいるのを この短期滞在の旅行者は知らないようだ。 シンガポールでは街路や住宅の管理を怠ると、2〜3年でジャングルになってしまう。
江戸は実際のところ参勤交代のおかげでゲタを履いていた面があるからな 他の宿場町や大阪などもある程度はそうなんだけど
268 :
世界@名無史さん :2006/10/30(月) 16:46:04 0
アレックス・カーの主張は、 「ヨーロッパに行ってみたら、あまりにも有色人種の移民が多いのに びっくりした。昔の白人だけの、古きよきヨーロッパでいてほしい」 といっている日本人と同じなのでは?
それだけ善意がこもってるんならいいけど・・
394 :goatsong ◆wMZJLQCE9E :02/10/06 21:14
>>392 アレックス・カーって、研究者ではなくて、単なる東洋美術を蒐集
してる経済人でせう。著書は読んでませんが(といふか読む気も
起きない)、彼の発言を聞いてると、未だ植民地主義を引きずっ
てゐる時代錯誤の東洋趣味・オリエンタリズムを感じますね。要
するに彼が窮極的に求めているものは「ゲイシャ・フジヤマ」の日
本でせう。で、自分に妄想に都合の悪い日本は叩くと。まぁ、共
感するところもありますが。
彼の「東洋」の理解の浅薄は、蒐集品の展示の仕方にも示唆さ
れてゐるような気がします。あっちにタイの仏像がどでーんと飾っ
てあって、こっちに禅の書がある。欧米の映画に出てくる「東洋
理解者」の部屋そのもの。といふか、私は100年前の万国博覧
会を思い出しましたよ。
彼のメディアの露出振りを見ると、「日本人て、相変わらず外人
の日本批評が大好きなんだなぁ」と思います。
271 :
世界@名無史さん :2006/10/30(月) 20:12:35 0
近代以降の日本の最大の過ちは、天皇制を重視しすぎたこと。 明治はまだよかったが、時代が下るにつれ議論すること自体がタブーになってしまう。 歴史教育においても、後醍醐天皇が英雄視され、尊氏が逆賊。北条政子も強欲な女に 仕立てられた。 だが、本当は北条氏や尊氏が天皇を打倒し、封建制を死守したから日本は発展できたのだ。 封建制は、近代を用意する初めの一歩なのだから。 日本人はいまこそ、西欧と日本の共通点、即ち封建制の発達や小家族社会の発達(部族や宗族 社会でない)に着目すべし。
272 :
世界@名無史さん :2006/10/30(月) 20:27:28 0
ま、なんとでも言いなさいよ。日本は変わらないから。
273 :
世界@名無史さん :2006/10/30(月) 22:11:52 0
ロボットと自家用車を操りながら、ウサギ小屋のような狭い家に住み、 世界一の経済金融力を誇りながら、一生働き続けなければならない国民、 自分達の平和憲法の理念を、米兵の血と命をカネで買う事で実現するエコノミックアニマル 刀も銃も奪われ、武術さえできないのに、サムライを粋がるチェリーボーイ 英語を世界でも一番長い授業カリキュラムを持ちながら、ほとんど喋れない学力 それでも世界一の裕福国であるのが「東洋の神秘」の、お辞儀好きの醤油臭い東洋猿。
ウサギ小屋=フランスの公営住宅。 エコノミックアニマル=「人間は政治的動物」にかけた洒落。 ココホントに世界史板か? 団塊が死滅しても、こういう団塊の残りカスが死滅するまではけっこう時間がかかるんだろうなぁ。
275 :
世界@名無史さん :2006/10/30(月) 23:24:19 0
>>262 >日本が「和」をこれほど尊ぶのは、バランスを失って極端に突っ走る傾向が
>強いという、まさにそこに理由があるのかもしれない
典型的なオリエンタリズムだな。「和」の精神は江戸時代のムラ社会から
きているんだろうに。
276 :
世界@名無史さん :2006/11/01(水) 04:44:21 0
たしかに、日本の和の精神なんて糞だな。 それだけは同意する。
277 :
聖徳太子 :2006/11/01(水) 06:34:03 0
江戸時代からだと?
>>274 エコノミックアニマルって褒め言葉なのに知らないガキが増えたね。
279 :
世界@名無史さん :2006/11/01(水) 11:08:32 0
>>268 下手に日本とか東洋文化に理解がある人の中にこういうのが多い気がする。
ある意味人種差別主義者よりも悪質なような・・・・結局知の世界で本当に良いものを
知っているのは西欧人ていうか、中東の発掘物を「無知な現地人から保護して研究する」
ために西洋に強奪して去る考古学者と同じ傲慢を感じる。いわゆるオリエンタリズムってやつか。
>>280 それは知日家と呼ばれる評論家の特徴だと思うよ。
中国の知日家も欧米の知日家も
>>280 が書いているような態度だしね。
知日家の最大の特徴は「俺が見つけた日本を俺の評価で紹介する」ってのだよ。
282 :
世界@名無史さん :2006/11/01(水) 18:36:00 0
つうか南方熊楠も日本から外国人を追い出す、という主張をしてたよ。
283 :
世界@名無史さん :2006/11/01(水) 18:52:17 0
ttp://www.amazon.co.jp/gp/product/4062081016 犬と鬼―知られざる日本の肖像
by アレックス カー
経歴を見ると研究者になりたかったのか?日本研究をした人の割に確かさ
がない。同じことを苦々しく思ってはいるけど、なんか共感できないんだ
よな〜。その理由はこの人がアメリカではOOという「出羽おじ」(by
斎藤美奈子)だからだろう。(国際結婚した日本人に「どこそこでは…」
という説教をする人が多く、彼らを斎藤美奈子は「出羽おば」と呼んだ。)
なにかというと西欧、アメリカ「では」こんなことはない。ホントか?
タイのバンコクだってひどいし、NYだって使い捨ての悪趣味なビルは
山ほどあるじゃん?それに古い西欧建築なんて廃墟になってるよ。日本の
近代化は私も大失敗だと思うが、その裏のグローバリゼーション--巨大
資本にとって日本はおいしい食い物だったことにも目を向けるべきでは?
それが無理だとしても、批判の内容がまだるっこしい。他のレビュアー
も多数指摘しているが、本や週刊誌やインターネットにすでに出たこと
を総括してるだけ。あとがきを読んで納得。調査を担当したアシスタント
への謝辞がある。批判するのであれば、もっとじぶんの足で取材すべき。
外国の「日本人評」の著作は、本書からの引用が多い。実際、読んでみて、 正直いってガッカリさせられた。どれも、日本の問題として、各界で真剣に 取り上げられていることで、多くの日本人が周知のことばかり、あたかも 海外にその根拠を列挙し(しかも、他の人からもたらされた情報を自己流 に解釈したもの)、自分は永年日本に生活してきて、本当の日本はこんな 国だ。みんな知っていたか、という論調。最後に著者の眩いばかりの経歴、 学歴、表彰歴が1ページでおさまりきれないほど、列挙される。 ウォルフレン教授の“官僚支配”の権力構造と国民性への提言は、晴眼 だった。多くの人が問題の所在を納得し反省し、氏の主張を謙虚に聴き 入る説得力を有していた。 それとは違い、本書は、「あるがままの日本人」を善悪も含めて受容して いない(言われているほど、というよりハッキリ言って、“愛情”がない)。 スペース関係で、多く書けないが、他の民族と同様、日本の文化や国民にも 「実」はある。それは、日本人が優越・劣等の価値観から離れ、「あるが ままの日本」を見つめることから始まる。本来の自分自身を取り戻した時、 今まで「鬼」であったものが、「犬」に変わる。為政者は去り、「あるが ままの日本」の中に、「実」があったことを知る。国民に事実を知らさない 「情報鎖国」にこそ、問題の多くが潜んでいる。 何もない「あるがまま」の自分を受け入れられず、優秀性、特殊性を評価 されてきたヒトが書いた書。国粋・韓国人、反日アジア人が、喜びそうな、 日本攻撃にもってこいの著作。 真に、「実」のない、「日本論」だ。
>>264 >>266 シンガポールはリー・クアンユーが人工的に作り上げた箱庭のような国だからな。
もしあの国が民主化したら、今のような美しい景観を保っていられるかどうか疑問。
アレックス・カーは以前『週刊新潮』に連載していたコラムで、長崎県佐世保市の
ハウステンボスを絶賛して、「お金があったら、ハウステンボスに住みたいなあ!」
と書いていた。
本物のオランダの街ではなく、日本にあるテーマパークに住みたいというのが
なんとも…
この人は結局、「人工的に保存された古いもの・美しいもの」が好きなんだろうな。
286 :
『天皇陛下萬歳』と :2006/11/01(水) 23:16:56 O
インドが日本の御蔭をこうむっていることは言語に尽くせない大きなものがあります。 偉大な貴国はインドを解放するに当たって、可能な限り軍事援助を提供しました。 何十万にものぼる日本軍将兵が、インド国民軍の戦友として共に血と汗と涙を流してくれました。 インド国民は日本帝国陸軍がインドの大義のために払った崇高な犠牲を、永久に忘れません。 インドの独立は日本帝国陸軍によってもたらされました。 ここに、日印両国の絆がいっそう強められることを、祈念します。 S・S・ヤダフ インド国民全国委員会事務局長、インド国民軍大尉
ttp://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/bookstand-Benjamin.html まんが 八百長経済大国の最期
ベンジャミン・フルフォード・著 光文社
著者は、米経済誌「フォーブス」アジア太平洋支局長。1961年カナダ生まれで、
日本で約20年間ジャーナリスト活動を続けている人物です。前著の『日本が
アルゼンチンタンゴを踊る日』は衝撃的な内容でした。それは、この国を動かして
いる権力(政・官・業)がヤクザと癒着していることを告発する内容だったのです。
だから、不良債権の処理も進まないし、国の財政再建は期待できないというものでした。
(中略)
結局、日本は戦後の一世代だけの繁栄で終わる、というのが私の結論だ。いや、
もう終わっているかも知れない。その一世代とは、つまり「団塊の世代」である。
彼らだけが繁栄を享受し、後始末せずに幕を閉じるのではないだろうか。
1960年代から1980年代の終わりまで、四半世紀だけの繁栄国家で終わるのだ。
戦後の生き残り世代の技術者たち、松下幸之助、井深大、本田宗一郎などが必死で
築いた資産を、その後の「団塊の世代」が食い尽くし、アルゼンチンのような
終局を迎えるしかないのではないだろうか?
これはなにも私だけの意見ではない。ソニーの大賀典雄・前会長をはじめ、
多くの政府に頼らない日本企業の経営者が言っていることだ。そして、世界の
多くのメディアも、これまでずっと警告してきたことである。
日本が経済的に豊かなのがそんなに気に食わないんですかね。外人さんって。
欧米人で東洋文化に興味を持つような人間は、おかしなのが多いんで内科医? 本国における落伍者とか、落ちこぼれとか、そういう連中が日本に流れてきて 居ついているのでは。
この前まで国立博物館でプライス・コレクションとかやってた外国人の 手記が文藝春秋にのっていたけど、いかにもこのスレで取り上げられているような 感じの「東洋通」外国人だった。
>>218 >>219 >>230 イアン・ブルマって、経歴を調べると、オランダ・ライデン大学で中国文学と
中国史を学び、その後日本大学芸術学部で日本映画を専攻し、その後は日本と
香港を拠点としながら写真家・映画評論・ジャーナリストなどさまざまな分野で
活躍し、現在は各国の大学で政治学とジャーナリズム論を教えているそうな。
つーか、本来中国専門家なのになぜ日本史の本を書く?中国専門家なら中国史を
書くべきじゃないのか?
『近代日本の誕生』の解説で東大の加藤陽子氏がブルマのことを賞賛しているが、
こんないい加減な本を褒めたら研究者としての評判が下がるんじゃないのか?
292 :
世界@名無史さん :2006/11/02(木) 19:13:37 0
>287 この外人、最近は日本のアルゼンチン化を言わなくなったな。 9・11八百長論ばかりだ。
293 :
世界@名無史さん :2006/11/02(木) 19:37:48 0
>>292 まあ、この人の著書に書いてあることが日本衰亡の根拠なら
中国はもっと危ないわけで
294 :
世界@名無史さん :2006/11/02(木) 19:40:06 0
>>287 >>292 それと、これの前の著書では、
日本の自衛隊がイラクで交戦できないことを問題視していたなw
295 :
世界@名無史さん :2006/11/02(木) 19:45:03 0
>>287 >不良債権の処理も進まないし、国の財政再建は期待できないというものでした
民間企業の不良債権は片付いただろ
あとは、財政再建だが、ある程度の棒引きは避けられないだろうな
どうせある程度の踏み倒しなしには、歴史上財政再建が成功した例はないはず
郵便局の旧財政投融資や日銀保有の国債辺りが、一部債権放棄されるかな?
ttp://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/47998/ 「日本は米国と縁を切り、中国と統合を」!!?
このところアメリカの左派の学者や記者の間では「安倍バッシング」が
盛んです。
ブッシュ政権やその周辺の多数派が安倍新政権の登場には大歓迎の姿勢
をみせているのとは対照的です。
そんな安倍政権叩きの記事の一つにロスアンジェルス・タイムズの9月
25日付けに載った寄稿論文があります。筆者はいまカリフォルニア
大学バークレー校で研究員をしているマイケル・ジーレンジガー氏です。
同氏は最近まで米紙サンノゼ・マーキュリーの特派員として東京に駐在
していました。
そのジーレンジガー氏の主張に以下のような記述があるのです。
「日本はその将来をアメリカから切り離し、アジアの経済パートナー、
とくに中国とのより統合された関係を築くべきだ」
(中略)
でもジーレンジガー氏は正直だと思います。数々の非難に対し、「では
日本はどうすればよいのですか」と問うと、明快な答えが返ってこない
のがアメリカ左派(とくに日本専門家)の特徴の一つですが、同氏は
はっきり答えています。その答えが
冒頭で紹介した「日本は米国と縁を切る」という提言なのです。
セミナー三昧
ttp://blog.rkb.ne.jp/la_blog/2006/09/ きょうのスピーカーはマイケル・ジーレンジガーさん。
東京に新聞の特派員として滞在したことがあるジャーナリストで
つい先日、日本の様々な社会問題を捉えた
「Shutting out the Sun(太陽を遮って)」という本を出版しました。
(来年「ひきこもりの国・ニッポン」というタイトルで邦訳が出る予定
だそうです)
マイケルさんはまず社会的問題となっているひきこもり(英語ではsocial
isolation=社会的孤立と訳します)について説明しました。
ちなみにアメリカにはひきこもりという社会問題はないそうです。
「欧米は自由と責任、そして自立が重んじられます。一方、日本は20
代後半になっても親元を離れないパラサイトシングルが増加するなど、
自立していない若者も多くいます。ひきこもりの背景には日本社会が
伝統的に自立ではなく協調や適応を重んじていることがあると考えています。」
20代後半で親と一緒に暮らしている未婚男性は日本では約半数、 アメリカでは13%という統計が紹介されると目を真ん丸くする学生もいました。 「韓国などほかのアジア諸国では通貨危機で体制が一度崩れてしまいましたが、 その結果、グローバル化の道を歩み始めました。 日本はグローバル化のきっかけがないまま来ているのではないでしょうか。 日本製品は確かに海外でもあふれているけど、日本という国自体は 未だに外国人を受け入れる状況になく、グローバル化という意味では まさに国自体がひきこもって『鎖国』状態だと思います。」 日本人の私には少々手厳しい日本論でしたが、ひきこもりの原因が 文化的背景にあるとの分析は面白いなと思いました。
イタリアとかスペインの事例調べてから言うべきだな。 イタリアとか30代で定職ある男女が普通に親の家に住んでるぞ。 アメリカは極度に人口が分散した国で、国土の殆どでは住宅のコストが 非常に安いっていうことを無視してるし。 先進国の大都市限定で統計取れば普通の存在だろ<>30代の人間の親と同居。 皮相的にアメリカと日本を対比させたいんだろうけど、こういう風にさらに 第三者の他国の例を引くだけで簡単にそれが如何に恣意的な見方かって いうことが見えてくる。 日本の特殊性を訴えたい人は左右や日本への評価の是非のサイドを問わずに どちら側でも多いけど、実際は意図的に取られたデータの差異部分だけを 強調するものが殆ど。
日本がアメリカと縁を切り、中国と統合した場合、おそらくアジア・太平洋 地域では中国の力が強大になると思うが、 民主党リベラル派のアメリカ人はそれでもいいと考えているということかね。 アメリカの国際政治学者チャールズ・カプチャンは、アメリカがすぐに撤退を しなくても、東アジアはまちがいなく世界のひとつの極になる、とみている。 そして、フランスとドイツの協力関係がヨーロッパの平和確保のカギとなって いるように、東アジアが永続的な安定性を享受するには、二つの大国(日本と 中国)が緊密な関係を築く必要があるが、その障害となっているのは日本が 過去を直視していないことだ、と述べる。 ズビグニュー・ブレジンスキーの「日本はアメリカの実質上の保護国」という 主張ともまた違っている。
歴史に沿って考えるなら、東アジアが永続的な安定性を享受するには、日本が大陸と疎遠になることが望ましいのだが。
疎遠になるだけじゃダメだな。 イギリスが絶えずヨーロッパ大陸の分断を図ってるように 日本も中国の部族間争いを煽らないと。
>>302 「東アジア共同体構想」には、豪州やNZやインドも入れろと要求して
分断を図っているが。
中国の部族間ってもう人口差も経済力の差も顕著で無理だろ 思想の違う者同士争わせるのならありうるかもしれんけど
各地域間で煽った方が。
よく言われる上海閥と北京閥かい あれ戦争の火種になるのか・・?
>>302 >>305-307 彼らにとって共通の敵が日本だから、あれだけ反日を煽ってるんじゃないの?
中国国内の少数民族に武器や資金を援助するというならともかく。
あるいはベトナム・モンゴル・ロシア・中欧アジア諸国を味方に引き入れるか?
309 :
世界@名無史さん :2006/11/03(金) 09:30:26 0
310 :
世界@名無史さん :2006/11/03(金) 19:25:52 0
>>292-294 >>303 中国共産党のお雇いだったりしてなw
お前の言い分からすれば、中国は衰退どころか崩壊していないとおかしいくらいだぞ
311 :
世界@名無史さん :2006/11/03(金) 19:29:21 0
>>300 どうせユダヤ・ロビーがあるように、
中国共産党の資金提供を受けているシンクタンクか研究所だろ
新ホロン部誕生
明治維新まで日本は極東の孤島にある寂れた最貧国だった。 そして東アジアの大国といえば中国とそのライバルの遊牧民族。 21世紀に復活するのは、モンゴルではないだろうか。
日本異質論者の一人、カレル・ヴァン・ウォルフレンは、ブッシュ政権のイラク 民主化計画を批判して、 イラク人がうまくやるには外国人―主として西洋人―に教え導いてもらうのが 一番いいという考え、自分たちの社会をどう運営すべきかを外国人に指示してもらい、 誰が自分たちを統治すべきかを外国人に決めてもらうほうがイラク人にとって 幸せなのだという考えは、悪臭を放っている。西洋の傲慢さのにおいがプンプンする。 (中略) レイシズムとは、自分たちとは異なる肌の色や民族的背景を持つ人々に対する 特殊な心的態度、彼らは自分たちよりどこか劣っているという決めつけによって 形づくられる態度を言う。 イラク人やアラブ人に対する保護者気取りの態度―彼らは自分たちの社会をどう 運営すべきかを教えてもらう必要があるという考えの背後にある心的態度―は、 レイシズムに関係があると私は思う。 と書いているが、彼はこれが自分自身も含めた欧米の知識人にそっくりそのまま あてはまっていることに気がついていないようだな。今まで日本人に対して さんざん説教をしてきた人間がこんなことを主張してもねえ・・・
まあこういうこと言える人がおるだけええやん
日本人がうまくやるには外国人―主として西洋人―に教え導いてもらうのが 一番いいという考え、自分たちの社会をどう運営すべきかを外国人に指示してもらい、 誰が自分たちを統治すべきかを外国人に決めてもらうほうが日本人にとって 幸せなのだという考えは、悪臭を放っている。西洋の傲慢さのにおいがプンプンする。 (中略) レイシズムとは、自分たちとは異なる肌の色や民族的背景を持つ人々に対する 特殊な心的態度、彼らは自分たちよりどこか劣っているという決めつけによって 形づくられる態度を言う。 日本人や東洋人に対する保護者気取りの態度―彼らは自分たちの社会をどう 運営すべきかを教えてもらう必要があるという考えの背後にある心的態度―は、 レイシズムに関係があると私は思う。
保守派は「アラブ人やイスラム教徒は自由や民主主義を受け入れられない」が ゆえに「自由と民主主義を広めることは得策ではない」とする。しかしこういった 見方はつい最近までは「文化の本質が全てを決定するというオリエンタリズム 的偏見だ」といった批判を受けたはずだ。ところが「アラブ諸国に民主化を 推進する」と米政権が打ち出すと、リベラル派までがアラブ民主化不可能説に 飛びついて批判する。確かに欺瞞的である。 池内恵『書物の運命』(文藝春秋)
リベラルという概念を捨てよ。 白人は生まれながらにレイシストである。 ナショナリストは国家主義という思想を手に入れた野蛮な白人の総称である。 リベラリストは何も手に入れられなっかった野蛮な白人の総称である。 即ちリベラリストは如何なる集団にも依存しないため、本来の白人の本性たるレイシズム以外の何物にも縛られない。 ナショナリストは己の野生本能たるレイシズムの上位に国家主義を置くことによって自己を自制する白人である。 さぁ、有色人種よ。どちらと手を結ぶのか。 君たちが君たちの矮小な概念に縛られ、己を基準としてナショナリストを批判することの愚かさを知れ
319 :
世界@名無史さん :2006/11/04(土) 02:42:59 0
>>313 もっとも日本が豊かだったのは戦国期ですが?
320 :
世界@名無史さん :2006/11/04(土) 02:49:47 0
『クーリエ・ジャポン』11.16号 「20XX年、北朝鮮崩壊後の世界」 byロバート・カプラン 「崩壊後の北朝鮮に米国が単独で軍を差し向けられないことは明らかだ。占領は おそらく、米国、中国、韓国、そしてロシアの4国による連合介入として、国連の 正式承認を得て行われるだろう。日本の出る幕はない(各国とも日本の金銭援助は ありがたく受け取るだろうが)」 「日本は朝鮮半島に近接しているだけに、北朝鮮崩壊後の再統合にはもっとも 恐怖を感じるだろうが、朝鮮人に嫌われているため、自衛隊が占領に参加する ことは考えにくい。日本政府は他のどの国よりも崩壊した北朝鮮に自衛隊を 差し向けたがるだろうが、韓国と中国が躍起になって阻むため、それを果たせ ないだろう」 「北朝鮮が崩壊すれば日本の戦略的地位は劇的に弱まる。その一方で、中国は しっかりと収穫を手にするだろう。ポスト金体制の朝鮮半島は、多かれ少なかれ 韓国政府の影響下に置かれるだろうが、中国はいまや韓国にとって最大の貿易 相手国である」
クーリエは北のミサイル乱射で「日本は孤立している」とやった恥ずかしい雑誌だしな。 まあ、発売日に恵まれなかったというのはあるが。
この「“統一朝鮮”は中国による21世紀のアジア経済共栄圏のかなめと して機能するだろう。米国は脇に押しのけられかねない…大規模な米国軍の 駐留は、ちょうどドイツでそうなったように、統一後の朝鮮半島に自由な 社会をもたらすだろう。だが若い韓国人は米軍にもっぱら悪い印象しか 持たないかもしれないし、さらに朝鮮人にとって払拭しきれない国民的 記憶は、1904〜05年の日露戦争後に朝鮮を占領した日本軍を米国が助けた ことであるかもしれない」 「“統一朝鮮”と中国との関係を決定づけるのは、究極的には米国がどう 出るか、より具体的にいえば米国が日本にどこまで戦争の罪を認めさせ られるかにかかってくる」 「もし米国が日本と安保条約を維持し続けたら、“統一朝鮮”は中国に 傾斜するかもしれない」
323 :
世界@名無史さん :2006/11/04(土) 03:36:06 0
アメリカで世界史を専攻してたけど、日本の記述は意外に多いよ。 世界史は戦争の歴史でもあるから、何故か分からないけど、サムライに興味が あるのか、平安期から明治時代までの日本国内で起こったローカルな戦闘なん かも詳しく書いてあった。記述の量は、アジアでは中国の次ぐらいだね。近代 史では、もちろん主役級に良く出てくるよ。アメリカと戦争した国だし。
325 :
世界@名無史さん :2006/11/04(土) 05:57:00 0
旧東ドイツと同じように北朝鮮も底なし沼になるんじゃないの?
>>322 の続き
「中国はすでにインフラ投資を通じて、体制崩壊後の北朝鮮を間接支配
してチベットのような一種の緩衝地帯国家にするための土台を作り上げ
つつある。この緩衝国家は、現在の北朝鮮のような陰鬱な圧制国家では
ないだろう」
「北朝鮮が崩壊した後に移行する国は、中国政府によって巧妙に管理され、
事実上、中華帝国の一衛星国でありながら、朝鮮人の半島統一の悲願を
満足させる程度には韓国とのかかわりを持つものになるかもしれない」
「安定し、繁栄する未来のイラクから最終的に誰が―仮にそんな者がいたと
してだが―収穫を手にするのかを占うのはあまりに時期尚早だ。しかし
朝鮮半島の場合には、どうやらそれは中国であるように思われる」
崩壊後の北朝鮮ってババヌキのババみたいなものだと思ってたけど、違うのか?
>>327 中国が北朝鮮のレアメタルを狙っているという噂があるが、実際のところ
どうなんだろう?
329 :
世界@名無史さん :2006/11/04(土) 19:25:11 0
日本はGNPの点では世界一ではないし、現在、政治の面でも文化の面でも、世界の指導的立場に なり得ていないことは確かだが、しかしながら、日本の成功をいろいろな分野において子細に 観察してみると、この国はその少ない資源にもかわわらず、世界のどの国よりも脱工業化社会の 直面する基本的問題の多くを、最も巧みに処理してきたという確信をもつにいたった。 私が日本に対して“世界一”という言葉を使うのは、実にこの意味においてなのである。 エズラ・F・ヴォーゲル 『ジャパン・アズ・ナンバーワン アメリカへの教訓』 (1979年)
330 :
世界@名無史さん :2006/11/05(日) 04:06:13 0
ハーバート・ビックス『昭和天皇』
ttp://www.books-ruhe.co.jp/recommends/2002/09/syouwatennnou.htm 本書の執筆中、私の念頭を去らなかったことがもうひとつある。アメリカ合衆国
の指導者たちが、国際法を躁躍してベトナム戦争を推進したにもかかわらず、
そのために死んだ何百万人ものベトナム人に対してまったく責任を取らなかった
ことである。
一九三〇年代後半、第一次・第二次近衛内閣のもとでの日本と同様、一九六〇
年代後半から一九七〇年代初頭 にかけてのアメリカでも、戦争を継続させ、
南ベトナムでの行きづまりと敗北を公に認めなかったのは政府当局者だった。
↑ハーバート・ビックスは、これと同じ内容を英語でも発表しているのかねえ?
ベトナム退役軍人がこれを読んだら激怒するのでは?
それと、アメリカの問題はアメリカの問題として独立して扱えばいいのに、
なぜ日本(あるいは東アジア)と結び付けようとするのか?
331 :
世界@名無史さん :2006/11/05(日) 16:35:42 0
ジャネット・L・アブー=ルゴド『ヨーロッパ覇権以前(下)』(岩波書店) これまで、西洋の学者たちが科学・技術における中国の達成について十分な 情報を得る前は、ヨーロッパが政治の舞台で最終的に勝利を得たのは、ヨーロッパ だけが科学技術の発明に才があった結果であり、逆にオリエント諸国は、「器用」 であるかもしれないが科学革命を経験していないからだと一般に論じられていた。 J・ニーダムの多数の研究報告はこの誤りを指摘しただけではなかった。 今では、中国が医学、生理学、物理学、数学に寄与し、同時に実際にそれらを 工業技術に応用していたことを示す資料がずっと豊富にある。 N・シヴィンによると、ニーダムも十分ではなかった。彼は、中国人の学者が 強く主張するように、宋代までに中国が本当に科学「革命」を迎えていたという ことを、認めるまでに至っていない。「科学革命」という言葉が正当かどうかは ともかく、中世後期における中国の技術水準は中東をはるかにしのいでおり、 その中東は何世紀にもわたってヨーロッパより進んでいたのだ。紙面の都合で 数例しか紹介できないが、製紙と印刷、鉄と鋼、兵器(銃、大砲、爆弾を含む)、 造船と航海術、それに二つの主要な輸出製品である絹と陶磁器を取り上げよう。
332 :
世界@名無史さん :2006/11/05(日) 16:49:31 0
金国のもとで働いていた中国の熟練工が、宋朝で使われていた比較的 穏やかな火薬を、本当の爆薬に変化させ、それは1221年に初めて使われた。 1272−1273年にかけてさらに改良され、標準的なイスラムの投石機と 爆弾投射を組み合わせた。それより前ではないとしても、14世紀初頭には、 まさに爆弾をはなつ大砲の装置が使用されており、羅によれば、元の軍船は 一様にこの装置を装備していた。
333 :
世界@名無史さん :2006/11/05(日) 16:56:40 0
「銃」といえるものも、だいたいこの時期に出現している。これは、金国に 以前からあった紙筒から火薬を打ち出す「火炎噴射槍」を論理的にすすめた もので、南宋が1259年に自国をモンゴル人から守るため使用した改良版は、 竹筒から弾を打ち出すものである。14世紀には、モンゴル人は火薬弾を 撃つことのできる本物の金属製銃身の銃を装備していた。明が崩壊した 元朝の後を継いだ14世紀後半には、戦争で小火器が使われるのは全く通常の こととなっていた。 そのため、中国の技術は停滞していたとか。つまらない目的に用いられた という見方を受け入れるのは難しい。それは全く重要なものだったのだ。 もしこの技術が消滅しなければ、中国の海軍はポルトガルの船舶と銃とを 無力にすることのできる恐るべき敵となってみせただろう。
へぇ、こういう一部の人をのぞくと ヨーロッパ人って「本当に」中国がゴミだと思ってるんだな。 じゃあなんで眠れる獅子とか言ってたんだろう?
>>334 中国のことを「眠れる獅子」といったのはナポレオン3世なんだが、
彼がどういう文脈でこういったのかはよくわかっていないらすぃ。
337 :
世界@名無史さん :2006/11/05(日) 20:25:25 0
ジャネット・L・アブー=ルゴド『ヨーロッパ覇権以前(下)』(岩波書店) 1407年に、強力な軍艦を使って、明は安南郡に侵攻し〔ベトナムのホー朝を〕 征服した。だがその後、1420年に中国艦隊は同地で敗北し、それは「1428年に トンキンを撤退するまでに至る一連の後退の始まり」を示していた。中国人は 決定的勝利のため海軍力を増強するか、撤退するかの選択を迫られていた。 結局、国内の経済的難局が後者の選択を余儀なくさせた。 15世紀半ばまでに、明は重大な経済危機に直面しており、歳入は落ち込み通貨は 不安定だった。強大な艦隊を維持する金はなかったのである。海賊(主に日本の) が中国船を略奪し、朝貢貿易は関与する国が次第に減って衰えた。 (中略) 15世紀後半、明の海軍が有していた船舶の優に半分以上が解体され、新しく つくられることはなかった。羅は、明の海軍がインド洋から「不可思議な」 撤退をしたのは、15世紀半ばまでに中国が、それほど不可思議ではない経済崩壊に 陥ったためであると明言している。 羅の主張が正しいとして、真の問題は、なぜ中国が海から撤退したのかではなく、 むしろ、なぜ中国が15世紀に海軍を放棄せねばならないほどの経済崩壊を迎えた のかである。中国史家たちは、「哲学の変化」論を捨てて経済的要素を吟味する ようになっても、はびこる腐敗、政治的派閥、「悪い政府」、明朝後期において 増大する歳入と歳出の差を指摘することで、内的要因を主としてとらえる傾向がある。 こうした説明を全く度外視することはできないが、本書で明らかにしている世界 システムの隆盛と衰退といった状況のなかで考える必要がある。
338 :
世界@名無史さん :2006/11/05(日) 20:37:01 0
中国にもたらされた経済的難局は、少なくとも一部は、世界システムが 周辺で崩壊した事実によるものであろうか?考えてみる価値のあるひとつの 推論である。私たちの仮定としては、システムの基礎は14世紀初期に 崩れ始め、14世紀半ばから後半にかけての疫病死により急激に弱まり、 モンゴル「帝国」の崩壊により、明が権力を握るようになるが同時に 中央アジアの後背地から中国が切り離されるにおよんで、ついに完全に 損なわれた。このように、中国史において正統なる帝国の回復と見られて いるものは、世界システムの観点からすると、中国がかくも重要な役割を 果たしていた13世紀世界交易の大回路の最終的崩壊と見られるべきである。
339 :
世界@名無史さん :2006/11/05(日) 20:51:07 0
明は中国のすべてを受け継いだが、それは大きく変化した地政的状況のもとに おいてのことである。宋代から、中国の人口、生産、交易の中心は南部だったが、 14世紀半ばにはこの地域は疫病で荒廃していた。さらに、中国のアイデンティティ と正統性の象徴である北京は北部にあった。明は実際的理由と象徴的理由の 双方から、北部で再興されたが〔1421年の北京遷都以降のこと〕、そのときには 北部は本来の出口を奪われていた。以前は北京を起点としていた内陸ルートは、 ティムールにより閉鎖されたからである。 だが、南部の海上ルートはまだ機能していた。これを再開しようとして最後の 努力がなされたが、すでに遅すぎた。インド洋交易もまた衰退していた。鄭和の 航海は望んだ結果を生じなかった。海軍が「引き合わない」だけでなく、新たな 内向主義のもと、諸港も、首都からは遠く、今では外国人と彼らの「正規でない」 商業活動が横行する地と考えられた。その結果が中国人の撤退であり、農業基盤と 国内生産と国内市場の再建に集中することとなった。経済の中心が約二世紀に わたり南部の港へ移行していた時代が終わり、それとともに、世界の覇権を握る 機会も終わりを告げたのである。
↑↑↑ なんか必死に色んなスレにこのコピペして回っている人がいるね・・・・ だいたいどの板が本拠地か想像はつくけど
この手の政治コピペって最近2chの政治的宣伝活動の主要な手段になってるな。 効果があるんだろうか。
小泉マンセーはホント勘弁して欲しかった
344 :
世界@名無史さん :2006/11/06(月) 20:52:31 0
>317 アラブに民主主義なんて不可能だろう。 民主主義は自己決定自己責任が貫かれなければならない。特に憲法が保障する自由においては。 だがこれは、個人が自立できる、個人単位の社会でなくてはならない。 されどイラクやアフガンは部族単位の社会だ。自衛隊がサマワの土地を借りた相手は部族。 土地私有ならぬ土地部族所有。 仕事も、こっちの部族に与えたら他の部族の不満が募ったというように、部族単位で割り振られる。 都市部などを除けばすべてが部族単位の社会だ。 これで民主主義が定着するだろうか。 というか、西欧とアラブは、同じ土俵にさえ立っていないのだ。
345 :
世界@名無史さん :2006/11/06(月) 20:58:03 0
>314 カレル・ヴァン・ヴォルフレンはただのアホです。名前の通り、すでに枯れてます。
トルコ人に仕事与えたらドイツ人の不満が高まりました。 エチオピア移民に仕事与えたらフランス人の不満が高まりました。 西欧も大して変わらなくね?
347 :
世界@名無史さん :2006/11/08(水) 23:32:58 0
ttp://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/68973/ NBR WATCH 「日本社会は原住民的『部族』社会」! クラーク語録から(3)
秋田の国際教養大学のグレゴリー・クラーク副学長がアメリカのインターネット
論壇「NBR JAPAN FORUM」に投稿した興味ある主張の紹介を続けます。
以下のクラーク氏の記述はいささか旧聞に属しますが、10月6日付です。
クラーク氏は日本の社会を原始的な「部族」社会と評し、オーストラリアの先住民
アボリジニ社会にたとえています。日本社会に対しても、アボリジニ社会に対しても、
侮辱としてひびきます。
(中略)
「日本の原始共同体的な『部族』社会では、それは被害者にとっては村八分なのだ。
この被害者たちはオーストラリアの(原住民の)アボリジニたちが『邪悪の目』と
呼ぶような、扱いを受ける。被害者たちは単に他の人たちからの非難を浴びたという
事実だけで、間違ったことをしたという罪を証明されることが当然視される。
『世間を騒がせた』というだけも有罪なのだ。オーストラリアのアボロジニ部族と
同じように、日本社会のそのような被害者もただ荒野へとさまよい出て、死に絶える
ことを求められる」
348 :
世界@名無史さん :2006/11/08(水) 23:34:25 0
日本のいまの社会を正面から原始共同体的な「部族」社会と呼び、オーストラリアの 原住民の社会に喩えて、二つの社会は同様だと示唆しているのです。 何歩か譲って、考えてみても、クラーク氏はこんな記述によって日本社会は 後進的だと批判していると解釈できます。 いまアボリジニはオーストラリアでは一般社会にかなり同化されたといいますが、 クラーク氏はその社会の「原始性」や「部族性」を強調しており、こちらに 対しても侮蔑のそしりは免れないようです。 クラーク氏は上記の記述を私がこのサイトで彼の「拉致は捏造」という 主張を紹介したあと、各方面から批判されたことへの「反論」として 書いていました。 自分が不当に攻撃されており、そんな攻撃をするのは日本社会のアボリジニ ふうの「原始性」や「部族性」のせいだとして、批判する側を非難して いるのです。 自分への批判はすべて「事実ではない歪曲の不当な攻撃」だというのです。
まあニッポンでも未だに、YESかNOかの白人文化を、狩猟民族社会として解釈する人がいるからな
>>347 2ちゃんとか見る限り、当たってんじゃんかそれ。
ニュー速とかVIPで祭られた奴って火が付いた後は祭られたこと自体が目的化して
十字砲火を喰らうじゃん。
いくらソースがガセとか後からわかって主張したところで手遅れ。
叩かれているからには何か叩かれることをしているに違いないっていう決め付けと
それに一斉に乗る不特定多数。日本人的な心性だと思うよ。
たかが一匹が「思う」なんてものに価値を見いだすあたりは日本人の特徴かもなwww
>>350 あくまで匿名掲示板の枠内での誹謗中傷にとどまっているだけ、抑制も利いているのでは。
住所を晒して脅迫状や凶器を送りつけるような事態に発展することは稀だし。
ジャネット・L・アブー=ルゴド『ヨーロッパ覇権以前(下)』(岩波書店) まず中国に、世界システムの覇者となる意志はなくとも、その能力があったことを 明らかにしなければならない。14世紀までにヨーロッパが産業・軍事・交通・ 経済制度の発展で中国をしのいでいたならば、たとえ中国が競争から降りなかったと しても結果は同じだったと論じることもできる。中国の艦隊は、隆盛しつつあった ヨーロッパの優勢な軍事力に遭遇し敗北したことだろう、と。以下の節で、 こうした都合のよい主張がまちがっていることを明らかにする。 (中略)
中国は生産において技術的に進んでいただけでなく、社会的発明に欠くことも なかった。実際、国家と個人の資本主義を促進するのに必要な制度のすべてが、 宋・元代にまでに実施されていた。そのなかで三つの制度が基本であった。 生産と流通を組織化する制度、投資と会計を促進する貨幣と信用の制度、輸出入を 規制する制度である。それぞれ順番にとりあげよう。 加藤繁は、中国の行(商人組合)についての議論で最初に以下の意見を述べている。 「中国には、ある程度中世ヨーロッパのギルドに類似した商人組合があったことは 有名で、『会館』と呼ばれる建物を取り巻いて組織されていて、唐・宋代に 明らかな先例がある。こうした初期の時代、『行』という言葉は、『同じ商品を 取り扱う店や同じ商売に携わる店が並ぶ』組合と街路のどちらの意味にも使われた。 これは中東のバザールや中世ヨーロッパのギルドともきわめてよく似ている。 (中略)
ジェルネが記したように、ギルドは内部の出来事を統制するだけでなく、中東と 同じく、政府との取引に際し代表としての役割を果たした。 商業ギルドをを組織する主な利点のひとつは、商人や熟練工と政府との関係を 調整してくれるからである。商店の品物についてであれ作業場の職人について であれ、どんなものでも政府当局が要請する場合は、ギルドの長〔行首、行老〕 に申し入れる。こうして、公式の仲介人が介在することで適正な価格、適正な 賃金の支払いが保証されるのである。 加藤は、政府が購入するときにはしばしば市場価格より低い価格を支払い、 また、商人が政府から買い入れを強いられるときには高い価格を設定されたと いうことを指摘することに、あまり積極的ではないが、実際そうだったと考えた 方が現実的であろう。ジェルネが述べた独立商人階級が、加藤が述べるように、 政府によって大いに統制・活用されるようになった時期と、宋から元に支配が 移行した時期とは一致しているように思われる。(エジプトではファーティマ朝 からマムルーク朝にかけて、同様の移行があり、原因も同じ―よそ者による軍事 支配であった)
356 :
世界@名無史さん :2006/11/09(木) 22:42:29 0
『犬と鬼』(アレックス・カー、草思社、原著2001年発行) 「実際のデータがわからないというのは、日本と欧米の民主主義の最大の相違点だ。 しかし、情報操作の問題をジャパノロジストたちはおおむね無視してきた。 西洋の専門家はみな、日頃よく出くわす『本音』と『建て前』の違いについて 知ってはいても、それをただの交渉での駆け引きと考えがちであって、情報に 関する考え方が、欧米の基本とまったく違っているとは思いつきもしない。 だがそれはやはり大きく違っている。 伝統的に日本では『真実』は神聖不可侵ではないし、『事実』も本当のことである 必要はない」 「日本と欧米、そして新たに富を得たアジア諸国とのギャップが広がるにつれて、 無念の思いは高まっている。昔から日本には社会的仕組みのひとつとして上下関係が 存在し、国民の意識の中には人間関係だけでなく、国にも当てはめたがる。 そのランク付けに当然日本をトップに置きたいが、海外との比較の中に遅れが あらわになるとひじょうに不満度が増す。 何百万という人々が海外旅行に出かけ、シンガポールの美しく効率的なチャンギ 空港から、不快な成田に戻ってくる。その格差は甚だしくてとても無視できない。 金融界では、東京の株式市場が凋落し、2001年には時価総額でニューヨークの 4分の1以下に落ち込んでいた。中国人の映画監督が世界で興行収入のトップを 争っているというのに、日本の一代成功作は『ポケモン』だ」
357 :
世界@名無史さん :2006/11/09(木) 22:55:43 0
「これからの数十年間、このままやっていけるだけの蓄えはある。これこそ 日本の悲劇だ。中途半端から日本を目覚めさせることができるのは破産 だけだろう。貯蓄に名夜という贅沢の許されなかった韓国は、97年から 98年のアジア危機以後、大幅な構造改革を余儀なくされた。99年には、 その結果が急激な経済成長と政治の復活となってあらわれている」 「新世紀にあて革命と停滞は天秤にかけられ、針は真ん中で止まっている。 経済が一度に崩壊してしまうようなショックがおこらない限り、停滞は 続くだろう。しかし、世界は想像できないような大変動に満ちている。 85年の段階で、5年後に東欧が共産主義から解放されるなどといわれても、 誰が信じただろうか。何百万というドファルジェ婦人が静かに待っているのは まさしくそういう大変動である。 残念なことだが、経済崩壊はまず起きないだろう。水はしばらくぬるいままで、 国民は中途半端というスープなかでぬくぬくと眠り続け、国は徐々に衰退 していく。「文明としての日本型資本主義」への墓碑銘を刻む時がくれば、 その銘は「ゆでガエル」だろう。
358 :
世界@名無史さん :2006/11/09(木) 23:04:13 0
アレックス・カーの「著者略歴」を読むと、1974年エール大学日本学部卒業。 日本学を専攻、学士号(最優秀等)取得。1972年から1973年まで慶応義塾大学 国際センターでロータリー国際奨学生として日本語研修。1974年から1977年まで オックスフォード大学ベイリオル・カレッジでローズ奨学生として中国学を専攻。 学士号、修士号取得と書いてある。 これだけの学歴がある人なのに、なぜ研究者にならなかったんだろうか?
今ならアレックス・カーなんかよりyoutubeで日本のアニメをみながら 次のエピソードうぷプリーズ、なんて騒いでる向こうの厨房のほうが よっぽど日本をわかってるだろうがな。
コピペされたその文を読めば理由が良くわかろうかと。
>>359 彼らが欲している日本とは、日本の文化や日本人そのものではなく
日本の生み出すコンテンツだろうとおもわれ。
そして、日本の生み出しているコンテンツ この場合アニメ産業とは3K的な
集約労働によって生み出されているが、人件費高騰等の理由でソウルや上海に
技術移転が進捗していている。
日本的なコンテンツを世界が身につければ日本発である必要はもはや無いのでは。
『犬と鬼』(アレックス・カー、草思社、原著2001年発行) 「80年代のバブルの時代、アメリカの大学十数校が日本に分校を開設した。 しかし、文部省が卒業資格認可を与えなかったため、これらの大学は 学生を集めることができず、90年代末にはおよそ20の大学のうち一校を 除いて撤退した。かくして、日本国内で外国流の教育を行うという試みは 幕を閉じた。 対照的なのはシンガポールだ。政治の面では決して開放的とはいえないが、 シンガポールはアジアの教育の中心になることを目指し、世界のトップクラスの 大学を積極的に誘致している。シカゴ大学の経営大学院はシンガポール・ キャンパスを開設する予定(アジア初)だし、ヨーロッパ経営大学もシンガポール 校の計画を打ち出している。さらに、カーネギーメロン大学やマサチューセッツ 工科大学も、シンガポールで大学院教育に乗り出すべく協議中である。
世界のどこでも地元の人より、京都のマーク・キーンのような外国人が 伝統文化を評価する場合が多い。その人たちが、地元に自分たちの遺産を 再発見、再創造する情熱を与えている。開かれた国であるタイは、外国人の 影響をうまく取り入れ成功している。たとえばシルク王、ジム・トンプソンは バンコクに美しいタイ様式の邸宅を建設し、それが国内の設計士や建築家に 計りしれない影響を与えている。バリ島はいにしえの文化を今に伝え、 環境がさほど損なわれていないという意味で東アジア最後の砦である。 それには、島民とともに保護に力を注いできた、島を愛するオランダ人、 ドイツ人、アメリカ人、オーストラリア人といった幾世代にもわたる 外国人居住者も寄与している。
>>362 「エドモンド大学日本校」のことかーーーーーーーっ!
つっぱり多そうだな
タイってなんであんなに欧米人に人気があるんだろう。 欧米人が書いたものではタイのホテルが絶賛されていたりする。
白人専用の店、電車みたいなのがある国は白人に人気があって当然だよ。
>>366 常夏の南国
物価が安い
草とかも安い
ナイトライフとかビーチパーティー充実
英語がよく通じる
なので観光が楽
ホテルや交通手段や観光地がよく整備されてて近代的で快適
でも適度にエキゾチック
セックス産業
東南アジアでは唯一「いわゆるこっち側(旧西側)の国」
こんだけ揃っていれば白人観光客にとってアジアで一番メジャーな目的地に
なって当然。
リスクなくお手軽に安く南国気分とアジア気分を(先進国の基準でも)快適に味わえる。
>>367 アフォか。そんなんない。
>>369 名倉がタイ人に間違えられて入店断られたのをゴールデンで放送してたろw
371 :
世界@名無史さん :2006/11/10(金) 01:08:40 0
ttp://home.inet-osaka.or.jp/~agorisy/kerr.html アレックス・カ−
そのカーさんの新しい本を見つけたので、すぐに買って読んだ。
「日本ブランド」で行こう、というタイトルのインタヴュー本である。基調は
「犬と鬼」と同じだが、カーさんの考えがまとめられていて、一気に読んでしまう。
日本通で、97年からタイに移っても、「日本に引き戻されてしまう」彼が主張
しているのは、日本的なものの売出しでは決してない。
彼が主張しているのは、「第2の開国」、外国人を受け入れて活力を取り戻そう
ということである。キーワードは2つあると思う。「技術のありかた」「観光」だ。
それをまとめた見出しが、「観光業こそ最先端技術が必要」。
古きものを保存し、活かす技術のない日本の醜さを批判し、外国人を排除して
いった日本社会を批判してきたカーさんの主張は僕には説得力がある。
「例えばロケットのジャンルで、日本はオール日本でやろうとしていたでしょう。
だけど大失敗に終わってしまった。できっこないんだよ。」
古いものを捨て、西洋式技術を日本的に取り込む技術開発方式の転換が迫られ
ていることの自覚はまだまだ弱い。
その点、「東洋文化研究家」を肩書きに持つカーさんは鋭い。見出しから拾うと、
「戦後日本の繁栄を下支えした中国の鎖国」「中国と競争しても意味がない」。
だから、「日本は中国大陸の近くにある一つの島で、それは日本にとって何なの
かというところに戻ればいいんです。」それが「日本ブランド」ということになる。
>>370 自分はバラエティとか見ない人だから知らないけど、それのどこが「白人崇拝」とか
「白人専用」になるんだ?
単に「観光客専用」だろ。自分で書いているじゃないか、「タイ人に間違えられて」って。
>例えばロケットのジャンルで、日本はオール日本でやろうとしていたでしょう。 >だけど大失敗に終わってしまった。できっこないんだよ。 日本人のような劣等人種には、欧米人と違ってロケット開発などできっこないと? >「戦後日本の繁栄を下支えした中国の鎖国」 これはヨーロッパも同じでは?今ヨーロッパのメーカーは安価な中国製品の 攻勢に悲鳴を上げているが。
アメリカがただでロケット開発の技術を譲ってくれるというのならともかく 国産技術の育成という意味でもたとえ失敗してもやる意義はあるよなあ。 まあぶっちゃけ失敗してばっかだった主な理由は職人の代替わりに伴うものだったらしけど。
予算を出さないからな日本は 族議員や省庁の利権が期待できない産業は冷遇される
『犬と鬼』(アレックス・カー、草思社、原著2001年発行) 開発を怠ったもうひとつの主要産業が、コンピュータ・ソフトである。マイクロソフトや アップルやオラクルから最先端のソフトウェアを輸入し、子供向けのテレビゲームを 輸出している。最も驚くべきことは、得意な分野だったチップ産業でも飛躍し損ねた ことである。メーカーはDRAM製造からマイクロプロセッサに進まなかったため、 最高価格帯はインテルに譲り渡している。そうこうするうちに、下から韓国と 台湾が上がってきて、チップ産業の低価格帯では日本は生きながら食い荒らされている。 ロケットや衛生の分野では、宇宙開発事業団が何年も時間と労力をかけ純国産 ロケットを開発しようとしたが、打ち上げ失敗や故障が続き、宇宙開発業界の 笑い物だった。
『犬と鬼』(アレックス・カー、草思社、原著2001年発行)
欧米人が日本について書くとなると、「日本はこうすべきである」といった
表現が多くなりがちだが、本書はそれを避けている。これは外国人が日本に
対して何かを要求するのはおかしい、という私の信念からだ。
ttp://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000150605250001 福山発)保全訴え、鞆の浦に専門家続々視察
●観光立国目指すなら鞆守れ アレックス・カーさんに聞く
――「鞆の浦を守れ」と小泉首相に迫ったと聞きました。
「中国や東南アジアには国をあげて古い町をきれいに残した場所がいくつもある。
日本が本気で観光立国を目指すなら、鞆の浦というオンリーワンを守らなければ。
首相には『これは日本の姿勢をみるテストケースだ』と言いました」
※アレックス・カーの言動は矛盾しているな。日本に失望して、タイに去ったと
いいながら日本と縁を切ろうとしないし。
379 :
世界@名無史さん :2006/11/10(金) 20:40:42 0
日教組の日本破壊教育があった割には、祭りとか古い慣習が庶民の間で保存されてるよね。 日本人を自己嫌悪に陥れるような教育や報道がまかり通ってた事に今初めて、日本人自身が 気がついたんだよ。これから良くなるんじゃね?
380 :
世界@名無史さん :2006/11/10(金) 20:56:16 0
380
ロケットについてはアメリカも失敗に失敗を重ねて、フォン・ブラウンに任せるようになってからようやく成功、というのは今更な史実。 しかし、そのフォン・ブラウンもV2開発時には失敗に失敗を重ねまくっていたのはあまり知られていない史実。 (V2開発には、見ている側がウンザリするほどの失敗だらけな映像記録が残っている。) ソ連崩壊後の情報公開によるものでも、敗戦後のドイツからロケット関連の技術者を捕虜として拉致して作らせても失敗は多かった模様。 中共では街一つ消しているとも言われている。 それに比べれば日本のは失敗が少ない。 失敗が少ないから良いと言っているのでは無い。 もっともっと沢山実験をして、もっともっと沢山失敗すべきだ。 本気で宇宙開発を成功させる気があるのならば。 ああ、やっぱり予算が少ない…。
日本のはV2に由来しない唯一の系統だからな。逆に言うとアメリカの機密保持はたいしたもんだ。
383 :
世界@名無史さん :2006/11/10(金) 22:58:48 0
ベンジャミン・フルフォードは『さらば小泉 グッバイ・ゾンビーズ』で、 「いまでも私は、来日したときの思いを捨てきれずにいる。当時の私には、 この国が地上に出現したユートピアに思えた。日本が世界の舞台で称賛され れば自分のことのように嬉しくなり、他国からバカにされたり無視されたり すれば腹が立つ。とくに、アメリカの言いなりになっているいまの状況は、 耐えがたい」 と書いているが、カレル・ヴァン・ウォルフレンも、『世界が日本を認める日』で、 「世界の他の国々で日本について語られるのを耳にするときも、特別な感情を抱く。 日本のことがよく言われていると嬉しくなるのである。なにしろ、この国は38年 もの間、私の住み処になっているのだから」 と述べている。調子がいいときには日本人に対して高飛車な態度で説教をして、 落ち目になってくると、媚びるような態度に出るのが欧米のエセ知識人の特徴。
>>381 明治の日本海軍も、そうやって失敗を重ねながら成長していったらしいね。
その上に今の海上自衛隊があるんだが。
>>383 分かり易くていいじゃないかw
小泉路線は最高だった。安倍ちゃんは上手く継承出来るかな?って感じだろ。
386 :
世界@名無史さん :2006/11/11(土) 00:48:26 0
英語のことわざで国としての日本にも当てはまる名言 Lacking breeds laziness, praise breeds pith. 外国の友に望む事はただ一つ 特に欠点の多い日本だからこそ Love your friend with his fault.
>外国の友に望む事はただ一つ 特に欠点の多い日本だからこそ はいはい。おめでとう。
以前ゴルゴ13で日本がよく衛星うちあげ失敗する件を劇画化していたよ。 ま、よく失敗する最大の理由は周辺諸国による陰謀だろうね。 ゴルゴみたいなのをやとって衛星をうちおとしているんだろう。
カウント開始と同時に、謎の電波が混信てのはよくある話だ。
ttp://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/50461/#cmt グレゴリー・クラーク副学長の拉致問題侮日暴言、拡大する。
「拉致問題は捏造」!!
「横田めぐみさんの悲劇は、やらせ」!!!
日本の公立大学の国際教養大学副学長グレゴリー・クラーク氏がアメリカの
ネット論壇NBRへの投稿でさらに「日本の拉致問題は日本側の捏造だ」と
いう主張を繰り返し、侮日的暴論をエスカレートさせています。横田めぐみ
さんの悲劇も国家ヒステリーを作るためのインチキだとまで述べるのです。
10月3日付のクラーク語録の日本語訳を以下に紹介します。
「日本の(北朝鮮による)拉致という主張は捏造だ」
「横田めぐみ物語というのは北朝鮮への拉致ヒステリーを作り出すために
不正に操作された(ストーリー)」
「日本の国家全体がそんな捏造された問題のために、反対の声一つなく、総動員
されてしまったことは、恐ろしい」
「北朝鮮には拉致されて、なお生存し、日本へ行きたいと願っている人間が いるかも知れないし、いないかも知れない。だがいまの日本は国のほぼ全体が 横田めぐみの神話に取り付かれている」 クラーク氏は10月1日付の投稿で「日本の拉致問題は捏造」と断言した後、 そうした主張の間違いを他の学者から指摘されると、また改めて、「拉致は 捏造」という主張を上記のように繰り返したのです。証拠とか根拠と呼べる ようなものはなにも示していません。 クラーク氏は日本在住の長いオーストラリア人の元外交官です。日本の教育にも いろいろかかわっています。
拉致問題を世論操作の具にしてるというのはあるだろうが 拉致問題そのものが捏造というのはさすがにどうも何言ってんのこいつという感じだな
>>390 もう十年ぐらい前かなあ。
心霊捜査官スペシャルとかって番組あるじゃん。
あれのもっとうさんくさいバージョンの番組に、横田めぐみさんの両親が出てた。
後から知ったんだけど、あの当時はウソつき呼ばわりまでされてたのに、
それでも情報提供を呼びかけるため、形振り構わず必死だったんだろうなあと思うよ。
クラーク氏は統合失調症でも患っているんではないですか?正直な話。
395 :
世界@名無史さん :2006/11/11(土) 18:22:10 0
『犬と鬼』(アレックス・カー、草思社、原著2001年発行) 日本を逃れたいという願望については、『ニューズウィーク』日本版96年8月 14日号を読むと感じをつかむことができる。この号の特集記事では、住みたい 外国の都市のトップ10が紹介されている。ペナン、オークランドなどいずれも 自然が豊かで、広くて快適な住まいが整い、活気ある伝統文化が息づく都市だ。 日本の商社マンの妻でストラスブールに住む佐藤さち子は「日本に帰ることを 思うと気が重い」と言う。 なぜ気が重いのか?「狭い」という言葉にその理由が潜んでいる。教育と官僚 システムから生まれた陰鬱なルールとゆとりのない社会のしくみが魂に重く のしかかっている。つまり、日本は楽しくないところになってきているのだ。 1999年5月、『アジアウィーク』にインタビューされた中学生、佐々木りゅう (15歳)はこう言った。「僕の夢はアメリカの大学に行くこと。日本の若者は、 今夢がない。僕はそうはなりたくない」
米の実態知らないバカガキが逃避願望炸裂したら すかさず一般論の良サンプルと受け取りますか。
397 :
世界@名無史さん :2006/11/11(土) 18:52:55 0
アインシュタインの言葉のせれ
398 :
世界@名無史さん :2006/11/11(土) 19:25:15 0
いくらなんでも、クラークの発言はむちゃくちゃすぎるだろ。 拉致された本人や横田夫妻がこれまでどれだけ苦しんだかもわからないのか。
>>392-394 ホロコーストをユダヤ人による捏造とか言っている連中と同じ心理じゃね?
クラークのような人間にとっては、
「日本=加害者・絶対悪、中国・韓国・北朝鮮=被害者・絶対善」
という図式でないと許せないんだろう。
400 :
世界@名無史さん :2006/11/11(土) 21:34:20 0
アレックスカーってやつも相当病気だな こいつの批判は日本人がよく日本を批判するときの言い方だし
>>400 アレックス・カーの文章を読んでいると、行間から
「日本が衰退して欲しい」
「日本が欧米人と対等の存在になるなど許せない」
「欧米人は日本人に比べて、つねに近代的で先進的」
「アジア人は文化財の価値が分からないから、欧米人に助けてもらう必要がある」
といった感情が透けて見える。
日本をペットかなんかと勘違いしてるんだよ。可愛ければ可愛いほど良い。 けど手を噛んだらぶん殴る。飼い主と対等と思い上がったりしたらぶん殴る。
>>219 >だから本書を、日本人の犯した過ちを一つ残らず列挙した告発状と思って
>読むと、違和感を覚えると思う。私としては、少なくとも半分以上は、日本人
>が成し遂げた業績を称えるつもりで本書を書いた次第である。
こういうことを書く白人は、アジア人には絶対に自分の本心を見透かされないと
でも思ってんのかね?実際には本心がミエミエだけど。
あと、スレとは直接関係ないが、アメリカ人やヨーロッパ大陸人はインテリで
あっても本心を隠すのが下手に思える。
>>402 植民地(現地)育ちの欧米人にありがちなタイプだな。アメリカに帰らずにタイに
移住したのも、あの国では白人がチヤホヤされるからだろう。
404 :
世界@名無史さん :2006/11/12(日) 07:02:49 0
『犬と鬼』(アレックス・カー、草思社、原著2001年発行) ひとつだけ外国人に優先的に開かれた、「労働市場の出島」ともいうべき特殊職業 がある。プロパガンダの制作・販売という仕事だ。日本は国内外向けに自国の宣伝や 情報を相当量発信しており、プロパガンダの制作はそれだけでひとつの産業と見なす ことができるくらいだ。とくに欧米人の場合、日本で雇用されている者のうち、 海外に宣伝する仕事についている者の割合は驚くほど高い。プロパガンダ産業の 例としては、地方自治体、伝統芸能の本部、宗教団体、銀行、商社などに雇われている 数千人もの外国人スポークスマンが挙げられる。 (中略)
パトリック・スミスは著書の“Japan, A Reinterpretation”で、熱心な親日家を 「菊クラブ」と呼んでいる。 (中略) 菊クラブの会員達が心底日本に傾倒しているのは間違いないが、その多くが日本を 生活の糧にしていることもまた事実だ。あけすけに言えば、プロパガンダは儲かる。 とくにワシントンの政治ロビイストや、エリート大学の教授たちにとってとても よい商売だ。
ttp://www8.plala.or.jp/shinpeishi/BookReview/NihonKarakuri.htm 新潮社刊 パトリック・スミス著 森山尚美訳
「日本人だけが知らない日本のカラクリ」
彼は歴史を見逃さない。そのチェックは聖徳太子や万葉集の昔まで遡る。
ここでは私の印象に残った一つを挙げる。一五七六年、日本に暮らした
最初の西洋人、イエズス会修道士ジョアン・ロドリゲスは日本人について
こう記している。
「日本人には心が三つある。世間に向けて口にする偽りの心。友達だけに
打ち明ける胸のうちの心。そして、ほかのだれにも見せず、心の奥に
しまっておく自分だけの心」。
シンプルだが、真実ではないか。これを受けて著者スミスは喝破する。
だから日本人は集団の中で「仮面」をつける。「みんな同じ」という
仮面だ。こういう民を三百年間統治した徳川の治世を、スミスは徹底
調査した末の結論はこうだ。
「徳川の将軍たちは儒教の原理主義者だった。徳川幕府は、掟書、条目、
法度、陰惨な刑罰など、なんであろうと恐怖状況維持に必要な手段獲得
に取り憑かれていた・・・江戸の日本は後のソ連邦またはクメール・
ルージュのカンボジアと比較することすらできる」
進歩と近代化のイベントだったはずの明治維新も、著者は一刀両断で 「あらゆる進歩の中核に復古があった」と言う。この時に省かれ、粉砕 されたのはオートノミー(自治、主体性)だった。つまり現代の中央・ 地方の問題は、維新のあり方に根っこがあった。 そして「お役ご免になったサムライは、近代化を急いでいた国家にとって、 うってつけの従業員だった。・・・会社が彼らのイエになり、大名の軍隊に いた当時に植えつけられた帰属意識が近代社会へ移された」 (中略) 違いが端的に現れるのは「天皇」への切り込みだ。昭和天皇の分裂した 実態に彼は言及する。白馬に跨った軍装の大元帥、モーニング姿で直立 した戦犯予定者、顕微鏡を覗く生物学者。この「学者」が、陸軍のトップ として七三一部隊の生物化学兵器使用を許可した事実を彼は指摘する。 ロドリゲスは日本人の三つの心を語った。著者スミスは、「三つに分裂 した天皇」を日本人はどう認識しているのかを問い掛ける。天皇の真実 を直視せずに、日本人は自分の近代史を理解できないはずだ。
>日本人には心が三つある。世間に向けて口にする偽りの心。友達だけに >打ち明ける胸のうちの心。そして、ほかのだれにも見せず、心の奥に >しまっておく自分だけの心 白人が理解しない自分自身の深層心理かと思った。いや日本人もそうだけど。 てか常に本心だけを語ってる奴がいるとしたらそれが許されるぐらいの権力や金を持ってるか そうしても誰も気にしないくらい社会的にどうでもいい存在か病院の中の人だけだろ。 そして江戸時代についてあまりに無知すぎる。
というかヒステリックに批判してる部分が 非キリスト教的部分だから理由はいわずもがな。
まぁ、今から見れば、儒教だろうがキリスト教だろうがイスラム教だろうが、 昔の人は原理主義だよなぁ。
>>406 >江戸の日本は後のソ連邦またはクメール・ルージュのカンボジアと
>比較することすらできる
江戸時代に残酷な刑罰はあったが、完璧な人類を生み出すために大虐殺を行う
などという行為は、20世紀になって西欧生まれの思想が全世界に広がってから
起きた現象だ。
レーニンにしろ、ポルポトにしろ、西欧で生活した経験のあるインテリだった
んだが。
>>390-394 アラブ人や朝鮮人が「9・11は捏造」「拉致問題は日本政府の捏造」というなら
まだわかるが、西洋人がこういうことをいうのはどういう精神構造をしている
んだろうか?
ttp://www11.ocn.ne.jp/~nbbk/911/fulford.html ベンジャミン=フルフォード氏が『9.11 テロ捏造 / 日本と世界を騙し続ける
/ 独裁国家アメリカ』(徳間書店、2006年7月31日 <アマゾン>)を出版しました。
著者を目覚めさせたというDVD『ボーイングを捜せ(9.11 In Plane Site)』は、
トリックをふんだんに使ったトンデモビデオです。著者のすべきだった第一は
このDVDへの不埒な輩の批判を払拭することでした。しかし何の論駁もせず、
鵜呑みにしたまま見解を展開しています。情報の真贋を見極める能力がゼロと
いえます。
カナダ系左派だからでそ
414 :
世界@名無史さん :2006/11/13(月) 03:43:02 0
エドワード・リンカーン『それでも日本は変われない』(日本評論社) 集団外の行動でも人間関係が重要となる場合が多い。取引関係に入っていく場合、 相手のことがよくわかるか不安になったり、取引関係構築の中で個人的親密さや 信頼感を緊密に築くまでは落ち着かないものである。日本が高いレベルでの 信頼関係を重要視する社会だとしても、それは裏を返せば日本社会は信頼が欠落 している社会であるともいえる。社会的・経済的取引を行うに足る十分な信頼を 築くための努力が、他の社会よりもずっと多く必要となるからである。アメリカ人 からみれば不必要と感じられる社交が、日本人の取引関係の多くにおいて普通の こととなっているのだ。
『犬と鬼』(アレックス・カー、草思社、原著2001年発行) 大正デモクラシーの自由な空気を満喫したのは、ごく一部の層にすぎなかった。 大多数の国民は学校で軍隊式の教育を受け、校庭に列を作って「万歳!」と 叫んでいたのだ。1930年代にはこの世代が実験をにぎり始め、大正期に花開いた 自由を一掃し、憲兵隊や検閲制度、そして軍国主義が肥大化し、日本は戦争への 道を突き進むことになった。 (中略) 日本の学校教育には、苦痛がともなう。暑い日でも冬服を替えることはできない。 決まった衣替えの日まで、みんな汗をかかなくてはならないのだ。 苦しみが生徒に教えるのは「がんばる」こと、つまり「耐え忍ぶ」ことである。
デューク教授いわく、「生き残るために、日本の人びとは常にがんばらなくては ならなかった。なぜなら多くの日本人にとって、生活は楽でも快適でも なかったからだ。これは今も変わらない」。まったくその通り。苦痛が 存在しない時は、学校がわざわざ創り出してくれる。小学生は生理現象 さえ規則に合わせなくてはならない―さもないとひどい目にあう。たとえば、 京都市は10年以上ものあいだ、小中学校のトイレにトイレットペーパーを 置かなかった。京都市教育委員会の森原良浩が言うには、「生徒は各自 ティッシュペーパーを持ってくるべきです。それに朝、家で用を足して くれば、学校でトイレに行かなくてもすむでしょう」
西洋では昔からファッションと性習慣は自由思想につながっていた。しかし、 日本は違う。昔から家、仕事などをきちんと守りさえすれば、人にはかなりの ファッションと性的自由が許されていた。17世紀にヨーロッパの宣教師が 中国で見た光景は、単調な紺や黒の服を着た人たちばかり。それに対し、 日本に到着するとカラフルな「浮世」の世界と出会い、輝かしく染められた 着物、そびえ立つ女性の結い髪、そして長くたれる振り袖など。中国に 比べると江戸の生活は自由きわまりなく見えたが、実は当時の日本は世界で 最も厳しく統制された国のひとつであった。つまり日本ではファッションと セックスライフは、社会のしきたりと思想とが西洋のように一体のものではない。
身分によって厳しく細かく服装の制限がされていたことも知らないとはw
切ってる場所が悪いのか、文意が全く伝わらない。
米国じゃこの間まで、インディアンの子供たちを強制的に寄宿舎に入れて軍隊式に 英語教育をしたてけどな。 部族の言葉を喋ると口を石鹸で洗わされたり、殴られたり
ttp://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/24139/ 【緯度経度】古森義久 米国ネット論壇のゆがみ
「北朝鮮による日本人拉致というのは捏造(ねつぞう)−」
「日本の北方領土の主張はウソ−」
「なぜ安倍(晋三氏)や小泉(純一郎氏)は現代の国際規範に反する行動を
取り続け、すべての人間を不快にするのか−」
「安倍は拉致に関する日本国民の一方的な怒りをあおり、それを利用して首相
になった−」
「安倍は東京裁判もサンフランシスコ講和条約も否定し、数年前には日本軍の
性の奴隷に関するNHK番組の放映を中止させた−」
ちょっと取り上げただけでも以上のようなデタラメや中傷が米国で権威あると
される日本関連のインターネット論壇サイトに頻繁に登場している。しかも
記述者の実名入りである。書きこむのは大多数が米国などの外国人、記述も
すべて英語なので、日本ではほとんど知られていない。だがそこでのテーマは
日本や日本人であり、サイトの運営には日本政府の公的資金も出されていると
いうのだから、その実態を日本側でも認識しておくべきだろう。
この論壇サイトは「NBR JAPAN FORUM」と呼ばれる。NBRとは 全米アジア研究部会という米国の民間機関で2001年に米議会関連組織の 日米友好委員会の支援を得て、この論壇サイトを開設した。日米関係や日本に ついて討論し、情報を交換するという目的だが、だいたいは米欧の人たちが 日本の政治や外交について優越したような高所から、あれがおかしい、これが 変だ、と論ずる形となる。 それでも日本人の投稿者も一部におり、米側もほとんどは日本関連の学者や 専門家が時事問題を真剣に論じる場合も少なくはない。ところがときおり少数 の異様な人たちがいて前述のような日本の政治指導者や国民多数派への侮蔑 とも中傷ともなる無根拠の記述を書きこむのである。日本側を標的としたその 種の理不尽な記述には米国人同士ならまず書かないような表現も多く、人種差別 までがにじんでいる。 実は産経新聞と記者(古森)に対し「テロを意識的にあおっている」などと 断じる中傷記事をワシントン・ポストに投稿した民主党系活動家スティーブ・ クレモンス氏の攻撃もNBR論壇が出発点だった。記者がこのコラムで日本 国際問題研究所の英文発信のゆがみを指摘したことに対し「古森は右翼の無法者 たちをけしかけて同研究所を威嚇させた」などとデマを書きこんでいた。 このクレモンス氏と歩調を合わせてNBR論壇で記者に個人攻撃を浴びせ続ける のがミンディ・カトラー氏という左派の女性活動家である。この人の書きこみは あまりにデタラメで幼稚なので相手にしてこなかったが、NBRの問題点の例証 として紹介しておこう。
カトラー氏は記者について「古森は日本の恥」「他者の言動を日本政府高官に いつも報告する危険な記者」「南京虐殺をすべて否定」などとデマや中傷を 書きこみ、さらに安倍首相を軍国主義者扱いしたうえで「古森は安倍の重要な 顧問で、その見解は政府の政策なのだ」と訳のわからないことを書く。記者が 「安倍の顧問」だから危険だという言辞はクレモンス氏の主張とも共通しているが、 これまたまったくのデマである。記者は安倍氏を取材対象として知ってはいるが、 記者対政治家以外の顔合わせなどただの一度もなく、顧問にあたる言動をとった こともない。 そのうえにカトラー氏は記者の身体的特徴や言語の特徴、家族の背景まで非難 の材料に使い、偏見をむき出しにする。この中傷のひどさには他の投稿者も あきれ、10月8日には「こんなひどい非難はみたことがないので、ぜひ根拠 を提示してほしい」という要求が出た。だが現在まで同氏はそれに答えていない。 なにしろ米国社会ではネット上の個人中傷に1000万ドル以上の罰金を科す 判決が出るほどの時代なのである。
こんな低次元の報告をあえてするのもNBR論壇の構造的ゆがみを指摘したい からだ。同論壇には実は「調整役」という検閲者がいて、書きこみはみな事前 に目を通し、「適正さ」に合致しない分を排除しているという。その検閲者は エド・グリフィン氏という元国務省外交官だが、政治的には超リベラルの保守 嫌いとして知られる。そのせいかどうかは不明だが、安倍氏や産経新聞、そして 記者への攻撃ならばなんでもあり、という結果となる。他方、「拉致は捏造」 という秋田の国際教養大学のグレゴリー・クラーク副学長の書きこみを論評 する日本人の投稿は事前検閲で排されてしまった。 だからNBR論壇の運営資金が日本外務省の事実上の外郭団体、国際交流基金 からも出ているという点は、なんだかブラック・ジョークのようなのである。
>>419 なんか引用の仕方がなー。あえてそういうところを全体の文脈から切り離して
引用しているような。
しかも連投されている引用文とかがどれも同じスタイルで同じ奴が意図的にやっているとしか。
そして挙句の果てに歴史関係というより政治ゴロ系の古森義久のコピペ。何かそっち系の人か。
一応ここは世界史板っていうかそういうのはハングル板だの極東ニュース板的な代物だと
どっかまとまっているサイトとかその手のスレからのコピペっぽいし。
427 :
世界@名無史さん :2006/11/13(月) 14:42:40 0
しかしスレタイとだいぶ趣旨が違う流れになってきたな これじゃ欧米人の日本誤解をあげつらうだけのスレだね
428 :
世界@名無史さん :2006/11/13(月) 15:34:25 0
前に外国の新聞に載った幕末以降の日本の記事を集めた辞典だか損なようなものを見て ものすごく欲しかったんだけど全10何冊でめちゃ高くて諦めた。何という奴だったっけなあ。
日本人の地域研究者にも、自分が研究対象としている地域が西欧化・近代化 するのではなく、固有の文化に沿って国家を運営するのを好む、なんて連中が いるけど、ああいうのは現地の“改革派”にとってはウザイ存在なのかもな。
>>422 読んでみたいので「ミンディ・カトラー」の
ローマン・アルファベットでの綴りを教えてください。
433 :
世界@名無史さん :2006/11/14(火) 13:17:09 0
あげてしまって失礼
日本で紹介されるアメリカの日本研究者は、ジョン・ダワー、ハーバート・ビックス、 キャロル・グラック、エドワード・リンカーン、ノーマ・フィールドなど リベラル派ばっかりだけど、保守派の日本研究者というのはいないの?
436 :
世界@名無史さん :2006/11/15(水) 20:06:51 0
《新刊情報》
ttp://www.amazon.co.jp/gp/product/4492222758 NHKvs日本政治 (単行本)
by エリス・クラウス (著), 村松 岐夫 (翻訳), 後藤 潤平
内容(「MARC」データベースより)
国民の利益を積極的に守る守護者として官僚機構を描き、自らの意見を示さず、
面白みのないNHKの政治報道。NHKの政治ニュースがこのような特徴を持つのは
なぜか? 卓抜な構想力で、NHKと政治、民放の相互作用を描く。
多分日本引きこもり協会を取材したんだな。
438 :
世界@名無史さん :2006/11/15(水) 22:21:02 0
>>435 それは米における日本研究が
エリセーエフ=ライシャワー以来リベラル派の縄張りだから。
>>438 アメリカの学界にも縄張りなんてものがあるんだね。
党派的・タコツボ的なのは日本の学界だけかと思っていたら違うんだ。
440 :
世界@名無史さん :2006/11/18(土) 09:20:49 0
日本人にさえよく分かってないのによその国の研究者に分かるはずもない
とも限らんだろ。 よその国の人間の方が冷静に見れる場合もあるだろうし。
442 :
世界@名無史さん :2006/11/18(土) 21:06:10 0
>>441 昔は外国人の書いた日本史の本は独自の視点があっておもしろかったんだが、
最近はどれもこれも同じような内容でつまらなくなった。
参考文献を見ると、外国人同士で文献を相互引用していて、偏見がさらに
強化されていっている。
>>442 本当にサイードの「オリエンタリズム」みたいな話ですね。
誰か一発ああいう風にジャパノロジストの著作を斬りまくるような本を書いてくれないものか。
スティーブン・ナッシュはどうよ。
ナッシュ均衡?
リベラル派のジャパノロジストの間には「否定的本質主義」(?)とでもいうものが 存在するんジャマイカ。 とにかく日本に一方的に否定的な属性を与えて論ずることが正しい、と考えている。 こういう人間の心の底には、エスタブリッシュメントに対する憎悪、自分たちが 疎外され、周辺的な存在であることに対する不満、その裏返しとしての非西洋人・ 有色人種に対する蔑視や優越感があるのでは。 ジョン・ダワーやハーバート・ビックスのようなベトナム反戦世代の歴史家は、 戦後の冷戦期を日米帝国主義の癒着ないし野合という視点からとらえている そうだし。
448 :
世界@名無史さん :2006/11/18(土) 23:08:35 0
>>442 結構鋭い指摘だね。主要な論点が出尽くした感があるからね。
でも真面目な研究者なら誤解に対する自己矯正力は働くはず。
日本研究で外人頼みの時代はもう過ぎたと思いたい所だけど、
いまだに日本には丸山真男の言う“タコツボ型思想”ばかりで、
一般への訴求力が不足してる。「日本人による日本研究」は
昔からぬるま湯に安住していて相変わらず外からの刺激待ちに
見える。やはり時々外人に活を入れてもらうしかないのかも。
>>449 >ビジネスの場合でも、民主党の匂いのする相手ですと、契約書の細かなところ
>までウルサイことを言い理念で攻めて来ます。
>まず良好な関係ありき、ではなくて言いたいことを全部言わないと気が済まないし、
>それに対して日本側が曖昧だとイライラする、そんな感じです。
民主党はヨーロッパ大陸的なのかね。共和党はどっちかというと英国的。
451 :
世界@名無史さん :2006/11/20(月) 04:30:26 0
【日中】 NYT「中国の戦時強制労働者、日本を訴える。まず謝罪そして補償を」[11/15]
ttp://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1163866658/l50 By NORIMITSU ONISHI
(福岡)年老いているが背筋をすっと伸ばして歩く70代と80代の中国男性が、最近炭鉱博
物館を一巡した。しかし、すぐに若い頃の記憶を思い出し、時代遅れの器具の日本の名前
を大声であげた〜シャベル、熊手、万力。彼らは第二次世界大戦中に日本の鉱山で奴隷の
ような環境で苦しい仕事を強制された。これらの言葉は、その時に覚えた。
76人の労働者とその親類は日本政府と会社に対する訴訟を継続するために、11月の初めに
中国から日本に来ている。会社は、彼らに未払いの戦時賃金さえ支払うことを拒否し、は
るかに少ない補償金を提案している。
「日本政府は我々の苦しみに対して責任を負っています、それに会社もです」と、Tang
Kunyuan(80)は言う。彼は三菱鉱業の所有していた炭鉱で労働者「No.66」だった。
この会社は、現在の三菱マテリアルで、エレクトロニクス産業のための金属とセラミック
スの世界的メーカーのうちの1つになっている。
「我々は最初に謝罪そして補償が欲しいです」と、Tang氏は言う。「三菱マテリアルは、
ひどいことをしました。」日本の強制労働による戦時雇用の証拠が近年明らかになり、政
府と戦時企業の後継会社に対する訴訟が増えている。200人以上の中国の強制労働者による
14件の訴訟が日本の法廷で推進され、3件は現在最高裁判所にまで達している。
結果は複雑だ。これまでの12件の判決のうち、4件は原告を支持し8件は被告を支持した。
しかし、原告に不利に裁決している最高裁判所は、中国での裁判を引き起こすかもしれな
い。中国では強制労働訴訟に対する中国財界の指導者からの支持が増えており、また日本
企業の多くが中国で活動を推進している。
452 :
世界@名無史さん :2006/11/20(月) 04:31:27 0
九州大学の助成金をカットしろ
454 :
世界@名無史さん :2006/11/20(月) 09:46:36 0
英語教師かよw
456 :
世界@名無史さん :2006/11/20(月) 10:25:18 0
発言の主旨は 「広島・長崎の原爆投下が事実なら、南京大虐殺・従軍慰安婦も事実して認めろ」 ということだろ。 馬鹿も休み休み言え!
北九州も特亜人が多いからね〜
459 :
世界@名無史さん :2006/11/21(火) 20:19:47 0
>>448 >「日本人による日本研究」は
>昔からぬるま湯に安住していて相変わらず外からの刺激待ちに
>見える。やはり時々外人に活を入れてもらうしかないのかも。
日本に限らず、東アジアの国々は容易に「精神的鎖国状態」に陥りやすいような
希ガス。情報空間が自己完結しているというか…
これは言語のせいなのか、朱子学に影響されたナショナリズムのせいなのか
よくわからんが…
>>459 >東アジアの国々は
この表現には思慮が足りない。
かような大雑把さでは、外人(主にアメリカ・イギリス・フランス・ドイツだが)を笑えない。
東アジアなんて造語に実体は無い。
実のある範囲指定なり列挙なりを行うべきだ。
462 :
459 :2006/11/22(水) 17:35:35 0
>>461 日本・韓国・中国(あるいは中国語圏)の三ヶ国のことです。
463 :
世界@名無史さん :2006/11/22(水) 17:41:06 0
三国一 : 日本、支那、天竺で一番
464 :
世界@名無史さん :2006/11/22(水) 19:59:49 0
465 :
世界@名無史さん :2006/11/22(水) 23:41:35 0
466 :
世界@名無史さん :2006/11/23(木) 13:16:55 0
アメリカ人の歴史観はレベルが低い。 だって、奴等はイラクやアフガンを民主化出来ると信じていた連中だぜ。 要するに、アメリカ人は「民主主義」を宗教化し、万能化して、歴史の解釈もそれを基準に 判断することしか出来ないように見える。 奴等は、自己決定自己責任という、個人単位の社会でないと民主主義が確立できないことを なぜかすっかり見逃している。だがイラクもアフガンも部族社会で、土地の所有も、仕事の 割り振りも、人々の生活の基盤も、社会がすべて部族単位で成り立っているのだ。 なぜこんな話をするかと言うと、実はイラクやアフガンの今の姿は、19世紀までのアジア の姿だからだ。 日本以外のアジアは、ほとんど部族や氏族(宗族)を単位とする血縁社会で、西欧の法やシステムを 導入する事が極めて難しかった。それに対し日本は、封建制により王朝社会を解体し、一族 ではなく家という、小家族を単位とする社会を発達させてきたのだ。これは西欧とある程度 共通しているのではなかろうか。 だがアメリカや西欧人は、日本を異質化するあまり、封建制や小家族社会の発達という共通点に なかなか気付かないのが現状だ。
日本史には詳しくないんだが 洋書ではたとえば源氏や平氏などはclanと訳されてるけど。 それだと実態と合わないの?
468 :
世界@名無史さん :2006/11/23(木) 14:03:42 0
ヤコブ ラズ〈ヤクザの文化人類学〉は、比喩でも何でもなくタイトル通りの内容だった。 イスラエル人の大学教授が、ヤクザという集団を相手に 文化人類学的なフィールドワークを行った産物。 最初に英語で出版された本なので、 非日本人向けに日本文化の説明から行った箇所も多く、日本論としても読める。 この本の対象とするヤクザとは、古典的な博徒と香具師である。 具体的な犯罪については語らずに、 歴史的・文学的な筆法でヤクザという生き方を描いており、 「暴力団」という言葉を権力側のレッテル貼りと見なしているから、 ヤクザは特殊な被差別カーストとでもいったイメージになっている。 現代日本人にとって、むしろ組織犯罪こそがヤクザの中核イメージで、 別に犯罪をするわけでもない[祭の露天商]はヤクザとは別物という感覚だから、 読んでいて違和感を持った。
469 :
世界@名無史さん :2006/11/23(木) 14:04:34 0
>467 まあ、平安時代まではアジア的だったね、日本も。 でも、例えば山田太郎君がいたとして、山田一族というのがいるわけじゃないよね。 山田とはあくまで小家族の名前なんです。 もちろん源氏や平氏は一族の名前ですが、鎌倉以降はだんだん小家族社会的になっていく。
なるほど。
471 :
世界@名無史さん :2006/11/23(木) 14:55:47 0
朝鮮の歴史をみると、それは完全な氏族社会である(中国も)。 同じ一族や門中が大家族をつくり、一つの村を形成していた。 即ち朝鮮において村(マウル)とは、親族の集まりであり、日本の村とは完全に異質である。 そして村ごとに土地を共同所有(プマシ)し、農具も村の持ち寄り、井戸も共有、いや洗濯場 まで村の共有! 日本人には想像しにくいが、これが「アジア」なのだ。 これは土地私有や私有財産の観念が希薄で、土地や財産の共有理念が濃厚である。 即ち「アジア」は、資本主義より共産主義を発達させやすい土壌を持っていたのだ。
現状を見るに、発達と言うより蔓延していると言った方が…。 共産主義が単なる方便だったことはその内証明される希ガス。
473 :
世界@名無史さん :2006/11/23(木) 16:17:28 0
全く日本は井の中の蛙やお山の大将が本当に多いなあ。さずが島国根性だね。 あれこれ文句言う人はその前に自分の内面の貧しさをじっくり省みたことが あるんだろうか。偏狭な精神の持ち主は外人の書いた日本論を一切読まない ほうがいいよ。いたずらに自分の心やプライドを痛めるだけだからね。そう いう人にはどれも危険書物だから終始警戒することだ。外人は誤解を怖れずに 率直な物言いをするから敵を作りやすいのは先刻承知してる。でもこの大胆 さが世界に自己主張する上で彼らの意見に魅力と発信力と危険性を与えてる。 日本では実名での公的な自己主張は控え目に行うのが得策だけど、大人ならその 違いも理解しないと。もちろん外人の日本論に批判しちゃいけないとは言わない けど、それでも外人を中傷することでインテリぶって見せるのはやはり情けない。 それも匿名だから出来るお手軽さで。まさに人の振り見てなんとやら、だね。
474 :
世界@名無史さん :2006/11/23(木) 16:22:20 0
全然違う事書いてあるのを認めるのとまったく違う件
口語体+捨てぜりふ型の釣り針で釣れるの?今時。
全ああほい率さ日違けそ? どういう意味ですか?
>>466 アメリカ人はましなほう。本当に致命的なのはイギリス人。
あいつらは日本のことは東南アジアの捕虜収容所のことしか知らない。
ライシャワーなどの第一世代の日本研究者は、次の世代の連中から、 「古い日本研究者たちはただ日本に惚れこみ、日本国内のネガティブな問題を 無視していた」 と非難されたらすぃね。 リビジョニスト(日本異質論者)たちの研究も、彼らが最初に出てきたころは それなりの価値があったと思う。 けれど彼らは別の方向への極端に走って、最近では中韓の代弁者みたいに なってしまったなあ。
479 :
世界@名無史さん :2006/11/23(木) 20:25:08 0
ライシャワーはまだまともだった。 彼は「封建制を大規模に発達させたのは日本と西欧だけ」と言っていた。 カレル・ヴァン・ウォルフレンは異質性を主張するあまり、このことにほとんど気付かず。 彼の分析は権力の分析に重点を置きすぎており、歴史学においてはライシャワーを 批判出来るレベルに達していない。
480 :
世界@名無史さん :2006/11/23(木) 20:42:02 0
>472 同感。19世紀に中国で太平天国の乱が起きた。 洪秀全は「土地を共有し、私有財産を廃止し」という理想?を掲げて農民の支持を 絶大に得た。これってマルクスの共産主義理念とそっくりだ。 そういえば、ロシアもミール制という土地共有システムを歴史的に発達させていた。
>>479 昔は日本研究者の数自体が少なかったから、一人で歴史・文学・美術など
幅広い視野を持った研究者がいた。
ところが日本研究者の数が増えると、特定分野の専門家にならなければ
ならなくなった。
そして日本の文化一般とは何の関係もない、「日本の大企業の組織」
というような狭い分野に集中して研究を進めるようになった。
さらに悲惨なのは、ウォルフレンのように日本語が読めないのに日本専門家
を名乗ったり、イアン・ブルマのように本来は中国専門家なのに日本史に
ついて書いたりする連中が出てきたこと。
482 :
世界@名無史さん :2006/11/23(木) 21:13:23 0
>481 なるほどね 一方、従来の日本の歴史教育にも不備がある。 それは天皇制を尊重しすぎた事。日本の発展が封建制と関わりがあるなら、足利尊氏を逆賊 呼ばわりするのはおかしい。 むしろ王朝制を復活させようとした後鳥羽院や後醍醐天皇こそが、歴史の流れに反動している。 尊氏は公地公民制、即ち土地国有制から封建制を死守した偉大な男なのだ。
他の分野にも言えることだが、西洋人は大きなモデルをすぐ立てたがる。 なんとなく最もらしく見えることが多いけど、突っつくとボロボロとこぼれちゃうんだよな。 そんななかで、例外的に凄い奴が出てくるんだけどさ。
アレックス・カーの論文は実は日本で反響を呼んだ。 当時の日本はバブルが弾けて間もなく、日本人が自信を失っていた時期でね また今のように愛国思想で日本が新たな拠り所を見つける前の丁度空白期だったから まあ、藁をも掴むといったとこで多くの日本人がカーの理論を採用した 当時の「ゆでガエル」の論理は、有名な政治家も持論の中でしばしば引用していた
485 :
世界@名無史さん :2006/11/23(木) 23:15:08 0
日本人でアフリカや東南アジアの歴史を知ってる奴がいるかw
そういえば、ラオスの人と知り合って、ラオスのことを何にも知らなくて 恥ずかしかった。 「漢字は難しいでしょう?」といったら、「ラオスは漢字を使ってます」と いわれて、顔から火が出た。 かろうじて知っていたのはパテトラオぐらい。
漢字を使うラオスってどこの異空間のラオスだよw ベトナムでさえ漢字を廃止したのに…
ラオスにもタイと同じく、国民党軍残党がひっそりと暮らす村があるのだろう。
491 :
世界@名無史さん :2006/11/24(金) 00:21:26 0
>>487 ちょっと待ってくれよw
ラオスは感じ使ってないぞ。タイ語に似た文字を使ってるよ。
タイ語&ラオス語は、スペイン語&ブラジル語みたいなもので
しかも、ラオスのTVはタイ語そのままでタイ番組を流してるから
みなタイ語に親しんでる。漢字は華僑以外見ない。
ラオスのインテリはフランス語ができて当たり前。 ラオスの僧侶はサンスクリットができて当たり前。 しかし、文革時代に「世界同時革命」のために共匪のもとで訓練を受けた人間は、 政治関連の単語は支那語でしか書けなくなっている可能性がある。
もしくは華僑系のラオス人だったとか。
>>371 >「例えばロケットのジャンルで、日本はオール日本でやろうとしていたでしょう。
>だけど大失敗に終わってしまった。できっこないんだよ。」
純日本製のH-Uは特に問題なかった(成功はマスコミで報道されないんだよね…)。
アメリカ政府の横槍で、無理やりアメリカ製部品も使うことになったH-UAはなにかと問題起こしてる。
>>494 アレックス・カーの著者略歴を見ると、
「1952年メリーランド州生まれ。1964年に初来日し、1966年まで父の関係で
横浜の米海軍基地に住む」
とある。
60年代といえば、まだ日本全体が貧しかったころだから、まるで植民地に住んで
いるような気分で育ったんだろう。アメリカ人(白人)というだけでチヤホヤされる
こともあったかもしれないし。
そういう人間にとっては、日本と欧米諸国が対等な関係になるというのは、
どうしても認められないんだろうな。
496 :
世界@名無史さん :2006/11/24(金) 08:47:07 0
>>481 ブルマちゃんて本来は中国の専門家なのか。
奴の中国関係の著作を読んでみたいな。
しかし、やっぱ、本国の左翼崩れみたいなのが多いのか。
ブルマの拉致についての見解も聞いてみたい、やはり、クラークみたいなこと言うのかな。
>>494 H-Uの時代、マイナスカウント(最終チェック中)に怪電波が混信、調べてみると米軍が原因だった。
て、ことがあったが、……ナルホド。
>>482 そういうマルクス史観くさいというか発達史観くさい見方に違和感を覚える。
>王朝制を復活させようとした後鳥羽院や後醍醐天皇こそが、歴史の流れに反動している。
特宗専制への朝廷側のカウンターでしょうが。武家も公家も一元化に失敗した末の妥協の産物が室町幕府だろうに。
武家は統治能力に関しちゃかなりのものだったけど、如何せん北条の 血筋が卑しすぎた。 逆に公家は、統治能力をほぼ失っていた。政治的な判断力は、幕末に至っても パーのまま。 この奇妙な関係が室町幕府を作り上げた。結局、義満と言う公家的なものを 飲み込もうとした怪物は寿命が尽き、破壊しようとした信長は謀反によって 死んだ。 偶然の要素も多分に含みながら、この奇妙な王家は今に続くわけだ。
500 :
世界@名無史さん :2006/11/24(金) 20:09:30 0
豊饒でいやしいなら、豊臣や徳川なんてチンカスだろうよ 今じゃあ彼らも元家族で貴種あつかいだけど元はといえば どこの馬の骨でしかないよ
鎌倉時代の貴種信仰の強固さと、それが崩壊した後の戦国期の違い。 北条は結局、自分から将軍になれなかった。このねじれが その後の日本史を決定づけたといってもいいだろう。
502 :
世界@名無史さん :2006/11/24(金) 22:47:23 0
>>415-416 スパルタ教育なんて、イギリスのパブリック・スクールでも行われているけどな。
なぜかアメリカのリベラル派は、同じことをやってもヨーロッパの悪口はいわない。
中国マンセーで日本たたきのサヨ作家ばかりでつまらん もっと右寄りのがんがん頼む
右寄りだと、さらに日本が叩かれるでないの
>>503 ↓みたいなのが欲しいのか?
我々ヨーロッパ人は互いに賢明に見えるが、彼ら日本人と比較すると、はなはだ野蛮であると思う。
私は真実、毎日、日本人から教えられることを認めている。
私には全世界中でこれほど天賦の才能を持つ国民はないと思われる。
(オルガンティーノ・ニェッキ・ソルディ(Organtino Gnecchi Soldi 1532-1609) イタリア人宣教師)
「 日本人、殊に当地京都の者ははなはだ傲慢にして自己の主張を譲らない」(ルイス・フロイス)
山野某なんかはコレにあてはまるな。
>>464 ベンジャミン・フルフォードって、“自称”国際ジャーナリストの落合信彦を
連想させる…
507 :
世界@名無史さん :2006/11/25(土) 09:41:49 0
>498 なんでマルクス史観なんだ? マルクス史観は封建制を、克服されるべき古臭いシステムと勘違いしていた。 後醍醐は律令型の、土地と人民の上に絶対的な支配者として君臨する事を夢見ていた。 これは従来のアジア型社会への回帰をめざすもの。 それに対し封建制は御家人の土地私有に基ずく、土地の所有に基礎を置くシステムであり、 公地公民を基礎とした王朝社会よりはるかに経済を発展させるシステムなのだ。 その意味では、後鳥羽院を倒した北条氏ももっと評価されるべきだろう。
日本人の特徴 − 外国人(特に西欧白人)による評価を有難がること これは、いわゆるリベラル派が日本の現体制を批判するために西欧人の 日本批判を持ってくるという形もあれば、逆に日本の素晴らしさを たたえるために、西欧白人による好意的な日本評を引用するものもある。 いわばコインの両面で同じ発想。このスタイルは思想の左右を問わない。 自分の国である日本を賛美するのにも、批判するのにも、西欧白人の お墨付きというものを有難がる。 今となっては噴飯物のヤン・デンマンやらイザヤ・ベンダサンなど、 外人名義の日本人の保守系筆者による我田引水な日本賛美の書物や 記事などは我々のこの一種奇妙な特性を反映した物。
知日学者といえば、ドラッカーが有名だけど、この人もトンデモ?
>>506 まあ落合はそれなりに面白い小説書くし、自称ぐらいいんじゃない?
511 :
世界@名無史さん :2006/11/25(土) 09:55:55 0
カレル・ヴァン・ウォルフレンの戯言 「日本人は、中国における共産主義の拡大の原因が日本の侵略にある事を、自覚せねばならない」 見事な妄言である。それではロシアが共産化したのはなぜなんだ?日本はロシアを侵略してないぞ。 結局、ロシアも中国も、多くのアジア諸国も、土地や財産の共有理念を発達させた歴史的土壌の上に 共産主義が広まったにすぎない。 アジア型の王朝社会と共産主義は、単に支配者が王や貴族から、共産党幹部に入れ替わっただけなのだ。
> 日本はロシアを侵略してないぞ。 シベリア出兵は?
513 :
世界@名無史さん :2006/11/25(土) 10:09:02 0
シベリア出兵は革命の後。 ロシアの共産化と日本は何の関係もないってこと
514 :
世界@名無史さん :2006/11/25(土) 10:14:22 0
極東共和国時代
日露戦争中、社会不安を煽るために共産主義者に肩入れしまくったじゃないか。
煽動に引っ掛かるほうが愚かなのじゃ
>>507 アジア型というか、中華タイプの律令国家体制への回帰、だな。
実際には、これが機能したのは恐らく中国本土と李氏朝鮮くらいなものだろう。
518 :
世界@名無史さん :2006/11/25(土) 12:19:30 0
>>509 ドラッカーは経営学が専門の人だから、歴史学者として評価しても仕方がない。
経営学者としては、なかなか有能な人だった、というのが一般的な評価だろうね。
もっとも、人材も資本も流動性の高さで動かしていく経営手法が一般的になる中で、
段々浮いた存在になっていったような気もする。
>>509 歴史学者では無いからね…。
経営学では教科書的人物でトンデモからはほど遠い。
520 :
世界@名無史さん :2006/11/25(土) 22:43:26 0
>>511 ウォルフレンは、アジア通貨危機は日本のせいで起きたとか、アジア諸国は
日本の犠牲になったとか平気で書いている人物だからなあ…
実際には、ASEAN諸国の経済発展はプラザ合意以後の日本企業の大量進出が
なければありえなかっただろうけど、彼にはこういうことが全然理解できない
ようだな。
アジア通貨危機は、ドルの流通が停滞したために起こりIMFが被害を拡げ日本のおかげで立ち直ったと思ってたが。 新宮沢構想がなければあれほどのV字回復はできなかったでしょ。
522 :
世界@名無史さん :2006/11/26(日) 00:11:50 0
なかには日本での外人評価の高さを悪用して外人を騙る日本人著者もいるから注意が必要。 最近読んだ日本論でまんまと騙されたのがS.K. ネトル、桜井 邦朋 共著 『独創が生まれない』 という悪書がある。この本は辛辣な日本論を展開している風を装ってるが実際は悪質な詐欺だ。 巻末の注にネトルというペンネームの外人が個人的体験談を披露する箇所がある。しかしそれ はネトルという人物紹介の経歴に一致しない話で共著者の経歴と一致した。結局この本は日本 人が外人を騙って日本人の独創性欠如を批判した内容になっている。アマゾンのレビューには この点に気付かずに高評価を与えてる。要するにイザヤ・ベンダサンやポール・ボネ等と同列。 とにかく著者が「外人」であってもペンネーム本は全部注意した方がいい。これは大事な教訓。
桜井邦朋とは、もしかして五島勉の著書によく推薦文を寄せていた人かな?
>>522 なぜ敢えてそこまでするかね?
そこまでして主張したいことがあるのか、そうまでして金が欲しいか
M K シャルマ〈喪失の国、日本〉は、なかなか引き込まれる本だった。 しかし、インドの学生たちが三島由紀夫について議論している というエピソードが出てきて、しらけてしまった。 その個所までは、〔なかなか日本についてよく理解しているインド人だな〕 と思っていたのだが、そこに至って、 〔おそらく日本人訳者が真の著者であり、 著者≠ニして名を出しているインド人は架空の人物なのだろう〕 としか思えなくなった。 著者がインド人だとしたら[冷静な部外者の客観的評価]と思える記述でも、 著者が日本人だとしたら[オヤジの繰り言]としか思えなくなってしまう。 日本の飲酒社会についての観察などなかなかおもしろかったのだが、 このトリックのせいで、価値が半減してしまっている。惜しい。
526 :
世界@名無史さん :2006/11/26(日) 08:43:50 0
大江と同様、日本を貶めて自己満足する人種なのだ。
>>525 そのインド人は英語が読めないの?それとも釣り?
10 名前:ジギー 投稿日:2003/03/19(水) 00:05:11 7の本も実は訳者の創作という説がありますね。(確か新潮で取り上げられた) インドの日本研究者の間では全く存在すら知られていなかった本らしい。 確かに短期間の滞在で、後半の三島論など研究者でもない人があれだけ日本を洞察できるのは不思議。 中身はかなり面白いのですが、本当にインド人が書いたのか疑問大。 モノホンのインド人、早く滞日記を出してくれ! 11 名前:UTM 投稿日:2003/03/22(土) 20:52:12 >10 この説は知らなかったので驚きました。もうそうだとすると見事に騙されました!気持ちいいくらい(笑)。 騙すならこれ位巧妙にやってほしいですね。 というわけで、ちょっと調べてみました。 まずシャルマ氏が実在するか簡単に調べてみると・・・ モハンダス・カラムチャンド・シャルマ Mohandas Karamchand Sharmaで検索してみても、件の本以外、 それらしい人物は引っかかってきませんね。 2年近く日本にいて、業界紙とか専門誌とかにも何も書き物を残していないというのは疑問ですから、 何か引っかかってきてもよさそうに思います。英語で引いてもそれらしい人物は引っかかりませんね。うーん。 もしかするとこの「M.K.シャルマ」という名前自体、ペンネームという可能性もありますが、 これ以上は発信側(著者、訳者、出版社)の仕事でしょう。
12 名前:UTM 投稿日:2003/03/22(土) 20:52:52 > (確か新潮で取り上げられた) 新潮関係では見つかりませんでしたが、 週刊朝日誌・村井重俊 「インド人の日本体験記『喪失の国、日本』(文藝春秋)著者ホントにいるの? 「翻訳者が書いた?」と業界から疑問の声」(週刊朝日2001.6.15)p.146-147 という記事がありました。内容はジギーさんが書かれているものと似ていますから、これのことでしょう。 朝日vs文春というライバル関係の両者ですから、内容・表現もちょっと割り引いて見た方がいいかも知れませんけど、 山田和さんに直接取材した際に、原著、英訳原稿、著者の写真など一切出てこない、 現在は著者と連絡も取れない、というのは致命的ですね。 「本当かうそかと言われれば、本当だと答える以外にありません」 と答えてらっしゃるので、そう信じたいのですが、現状(科学でいえば追試できない状態)だと 「ノンフィクション」としては限りなく疑わしい作品と言わざるを得ないですね。
530 :
世界@名無史さん :2006/11/26(日) 11:12:46 0
>>511 日本軍が国民党を攻撃して弱体化させて、結果共産党が中国の支配者になったのだから
何も間違ってないだろ。
日本との全面戦争になる前は国民党が共産党を追い詰めていたわけだし。
>>526 大江は別に日本を貶めて等いない。
単に右翼的思考とかけはなれた位置にいるだけ。
だったら沖縄で捏造なんてするかよw
533 :
世界@名無史さん :2006/11/26(日) 14:58:09 0
中華の属国
>>530 蒋介石が日本軍に喧嘩を売ったんだよー。
その結果、日本にボコられたからって日本の所為にしないように。
彼は、満州をアカに渡さず堅持していた日本の軍事力に感謝すべきだよ。
535 :
世界@名無史さん :2006/11/26(日) 17:25:57 0
>>534 日本が国民党政府の同盟国で、その要望に基づいて満洲に軍を駐留させてたならともかく
勝手に侵攻して傀儡国家を建設してたんだぞ。感謝する理由になどなるわけがない。
大日本帝国は中国人の為に善意で満洲国を建設したのかね?日本本土(まあその前に朝鮮か)
防衛の為の盾として作ったものだろう(五族共和云々を言うなら、満洲国国民に政権を選択ことが
できなかったのはどういう訳なのかな?満洲国首脳やその政策は選挙の結果選ばれたのかね?)。
それに、アカに渡さず堅持などしてたかね?1945年の8月に起きたことは無視かね。
また日本侵攻以前の満洲が共産主義勢力の切実な脅威にさらされてたならともかく、
それなりに強力な軍閥がしっかり勢力を築いていたのだし(彼らは航空戦力まで持っていた)
日本が満洲を守ったとは到底言えないと思うがね。
蒋介石だって当初は共産主義勢力の打破を日本排除より優先しようとしていた。
それを後ろから撃つような真似をしたのは日本じゃないのかな?
>>535 馬鹿じゃないのか?
ひとつの国家が善意だけで国家を作るわけないだろう。
日本の国益のために満州の地に安定した近代国家が必要だった。
そのために莫大な犠牲を払って満州国を建国した。
そして日本の国益を求める範囲内において、周辺地域よりも善政を敷いた。
だから周辺の満州人をはじめ、漢族や朝鮮人(当時は日本人だが)がそこに住み
近代国家が作られてゆく様を体験した。
それだけのことだ。
そこへテロや虐殺を行い、治安を悪化させたのが共産ゲリラ。
これを駆逐するために動いたのが日本軍。
文句あるのか
日本の大陸進出は戦略としてどうかとは思うが(アメリカ軍のイラク占領をみれば、不安定地域に関与することのデメリットは分かる)、 日本の意図とその手法は理解するべし。 戦後60年経っているのだから、歴史としてみろ。 感情論やイデオロギーを持ち込む必要はない。
朝鮮族の村がぽつぽつあったきりのだだっ広い荒野を 「中国は東北で持つ」と毛沢東に言わしめた 肥沃な穀倉・重工業地帯に生まれ変わらせたんだが それで十分幸せじゃね? どれほどの資源人材資本の投入があったんだよ 「選挙」とかいうけど、政情が安定してなけりゃ何も任せようがない 民主主義採用しようにも基盤がなけりゃいかんともしがたいが? 対ソは関東軍駐留してりゃ抑止効果は十分だったんじゃね? 8月の件は兵站・戦意崩壊してたところに一方的な侵略があったということだが、 責められるべきは日本か? 中原は軍閥政権ができ三親日政権・国民党・共産党の共立状態だったんだが? >それを後ろから撃つような真似をしたのは日本じゃないのかな? じゃなんで虐殺事件が起きたんだよww
540 :
世界@名無史さん :2006/11/26(日) 17:58:30 0
>>537 >>539 治安の確保なら現地人の軍と警察にやらせるべきなんだよ。ゲリラは民衆のなかに
逃げ込む。それを駆逐できるのは同じ文化環境で育った現地人だけ。いくら戦闘能力
が優秀でも、外国の軍隊にゃできっこない。ベトナム戦争や今のイラクが実証してるだろう。
外国軍の支援が必要だとしたら、それは訓練や装備の供給。あからさまに不味いやり方問題を
解決しようとしといて>彼は、満州をアカに渡さず堅持していた日本の軍事力に感謝すべきだよ。
なんて言うセンスが不愉快なんだよ。非護衛対象の同意なしに身を守らんとして付きまとったら
ただのストーカーだ。警察呼ばれても文句は言えまい。
>>538 感情論やイデオロギーを持ち出したのは
>>534 のほうだろう。こっちは現実の結果をベースに話を
してるんだから。
>>539 1945年8月当時、満洲国防衛の責任は日本にあったんだぞ。>兵站・戦意崩壊してるような軍隊しか
なかっただから責任は充分にあるよ。お前にゃ育てられないって子供を取り上げておいて、その子
をネグレストで死なせたようなもんだ。
541 :
世界@名無史さん :2006/11/26(日) 18:07:27 0
本音と建前が全然違うのはむしろ支那人だがな オーベイには見分けがつかんらしい&特アが嘘の情報を流していると思われる
542 :
世界@名無史さん :2006/11/26(日) 18:14:27 0
特アなんておおざっぱに言ってると、分析能力の欠如と看做されるよ。 北朝鮮の嘘の情報は支那共産党を混乱させもするし、逆もまた真。
543 :
世界@名無史さん :2006/11/26(日) 18:24:16 0
>>535 満州は日本人勝ちを流して、ロシアから守った土地です、中国にただで渡すわけなかろうが。
どこまで都合がいいんだか。
満州が、中国の土地だと言うなら、中国がロシアと戦争して守ればよかっただろうが。
そしたら、日本は手も出さないし、文句も言わないよ。
544 :
世界@名無史さん :2006/11/26(日) 18:25:13 0
>>535 満州は日本人が血を流して、ロシアから守った土地です、中国にただで渡すわけなかろうが。
どこまで都合がいいんだか。
満州が、中国の土地だと言うなら、中国がロシアと戦争して守ればよかっただろうが。
そしたら、日本は手も出さないし、文句も言わないよ。
張作霖を縛殺したのはロスケだという罠
>>540 つまり、
「歩行器で歩けるくらいまで育てた子供が凌辱された。
それはその保護者の日本が悪い」と。
「未熟児のままほっとけば凌辱されなかったんだから。」
国家を擬人化するからおかしくなる。
548 :
世界@名無史さん :2006/11/26(日) 18:46:51 0
皇帝でさえ仮住まいだった状態では、歩行器で歩けるとまでは言えないなァ
クェートはアメリカ人が血を流して、イラクから守った土地です、 クェートにただで渡すわけなかろうが。 どこまで都合がいいんだか。
550 :
世界@名無史さん :2006/11/26(日) 18:53:32 0
大豆の油かすが主要産出品だったが、張作霖が露骨に商売の邪魔をしてきたんだよ。
必死だな、、
m9(^Д^)プギャー これってどういうときに使うんですか?また、このm9ってなんですか?
トレンディブログ ( ´_ゝ`)フーン
554 :
世界@名無史さん :2006/11/26(日) 19:06:26 0
>>543 日露戦争以前の満洲はロシアの勢力圏で日本のものじゃありませんでした。
現地人の利害や意向を無視した戦争の結果、日本の勢力化になったのです。
ようするに勝手に手をだして文句まで言ってるのですが、あなたはどういう
歴史を勉強したんですかねえ。
555 :
世界@名無史さん :2006/11/26(日) 19:08:46 0
>>537 善意だけで国家を作るわけがないのなら、くだらない御託は言わないことだな。(w
感謝しろってアホだろお前。
あげく、なんか切れてるしキモイ。典型的なウンコの臭いが漂ってきそうな糞紆余。
紆余クソのダブスタぶりは、左翼も真っ青。
557 :
世界@名無史さん :2006/11/26(日) 19:48:27 0
あらまあ、サヨは下品ね。
肛門期民族の人じゃないの? 糞に執着があるみたいだし。
559 :
世界@名無史さん :2006/11/26(日) 20:19:17 0
満州国が存続していれば、満州語、満州文字、文化、歴史が残ったのに、 満州族は完全に滅んじゃったよなw 大日本帝国が残っていれば、日、台、朝、満の3億超の大経済圏が欧米を圧倒していたのになぁ〜
別に満州人が根絶されたわけでもないと思うが
『近代日本の誕生』(イアン・ブルマ、ランダムハウス講談社)に、 「1920年は、多くの日本人には最良の年であった。よその国が世界の反対側で 始めた第一次世界大戦が、思いがけない幸運をもたらしてくれたのだ。西欧列強が 資源と数百万の若い人材を戦争に注ぎ込む中、日本は船を建造し、繊維製品を 輸出し、工業機械や鉄道車両を造り、ヨーロッパに軍需品を供給した。戦争が 終わるころには日本は大戦景気に沸き、上は三菱や住友などの大財閥から、下は 無数にある中小の工場まで、産業界全体が潤った。これに加えて日本も戦勝の おすそ分けにあずかった。連合国として参戦し、ドイツが中国と南洋諸島で 持っていた権益を引き継ぎ、植民地帝国を拡大したのである」 とあるんだが、ヨーロッパ諸国が自らの愚かしさのせいで第一次世界大戦を始めて しまい、そのために偶然日本が好景気になったからといってこういうことを 書くのは逆恨みではないのか? それと、欧米諸国がベルサイユ講和会議で日本が提出した人種差別撤廃宣言の 採択を妨げたことには触れていないのもアンフェアだな。
その記述だけを見れば別に逆恨みとかそういう感じは受けないけど。
満州人に金帝国や大清帝国を創る気概はもうないのだろうか…。 1千万人もまだ生き残ってて何も出来ないとは。
565 :
世界@名無史さん :2006/11/27(月) 00:50:46 0
>530 仮に、蒋介石が政権を取ったとしても、資本主義は速やかに発達することはないはずだ。 なぜなら、中国の自給的宗族社会と市場経済はあまり合致しないからだ。 そして、さらに重要な視点として、中国は当時、常に人口に対する食料供給力が需要に対して 圧倒的に不足しており、その少ない富の供給を巡って激しい権力闘争や粛清が起きるのは目に みえているということだ。 そうなると、蒋介石政権は超独裁政権とならざるを得ず、資本主義や民主主義は遠のくだろう。
566 :
世界@名無史さん :2006/11/27(月) 00:53:38 0
>530 仮に、蒋介石が政権を取ったとしても、資本主義は速やかに発達することはないはずだ。 なぜなら、中国の自給的宗族社会と市場経済はあまり合致しないからだ。 そして、さらに重要な視点として、中国は当時、常に人口に対する食料供給力が需要に対して 圧倒的に不足しており、その少ない富の供給を巡って激しい権力闘争や粛清が起きるのは目に みえているということだ。 そうなると、蒋介石政権は超独裁政権とならざるを得ず、資本主義や民主主義は遠のくだろう。
567 :
世界@名無史さん :2006/11/27(月) 00:55:11 0
>530 仮に、蒋介石が政権を取ったとしても、資本主義は速やかに発達することはないはずだ。 なぜなら、中国の自給的宗族社会と市場経済はあまり合致しないからだ。 そして、さらに重要な視点として、中国は当時、常に人口に対する食料供給力が需要に対して 圧倒的に不足しており、その少ない富の供給を巡って激しい権力闘争や粛清が起きるのは目に みえているということだ。 そうなると、蒋介石政権は超独裁政権とならざるを得ず、資本主義や民主主義は遠のくだろう。
568 :
世界@名無史さん :2006/11/27(月) 00:56:28 0
>530 仮に、蒋介石が政権を取ったとしても、資本主義は速やかに発達することはないはずだ。 なぜなら、中国の自給的宗族社会と市場経済はあまり合致しないからだ。 そして、さらに重要な視点として、中国は当時、常に人口に対する食料供給力が需要に対して 圧倒的に不足しており、その少ない富の供給を巡って激しい権力闘争や粛清が起きるのは目に みえているということだ。 そうなると、蒋介石政権は超独裁政権とならざるを得ず、資本主義や民主主義は遠のくだろう。
nanda?
570 :
世界@名無史さん :2006/11/27(月) 02:14:09 0
>>554 意味わかんね。
どちらにしても、漢族のものじゃないだろ。
そう言えば日本支配化の満州に中国移民が殺到したな、あれはなんだったんだろう。
スレタイ復唱!
572 :
世界@名無史さん :2006/11/27(月) 02:18:06 0
漢族のものでなければ日本民族のものですらないんだが・・・。 それに漢族のものでないから中国領でないと言うのも実に意味不明な理論です。 当時の日本は日本民族のものですらないのに樺太千島や 琉球、台湾、南洋を領有していました。 日本民族のものですらないのに樺太千島、琉球、台湾、南洋の領有が許されるのであれば、 別に漢族が満州を領有していても別に問題はないと思うのですけど。 満州国は満州民族の独立運動によって成立した国と言うより、 日本が自らの権益を確保する為に独立させたと言っても別に誤りはありませんし。 つまり満州民族自体は中国からの独立を望んでいた訳ではないのですね。
573 :
世界@名無史さん :2006/11/27(月) 02:21:30 0
満州は日本民族のものでないので、 日本民族が満州をどうこうできるものではありません。 無論、満州民族の意思によるものですらないのに勝手に分離独立させるのは論外です。 漢族のものでないと言うのなら、日本民族のものですらありませんから、 満州国を成立させるような真似なんて到底、許される訳がありません。 満州をどうこう扱う権利なんて日本民族にはないのですから。
574 :
世界@名無史さん :2006/11/27(月) 02:26:04 0
漢族のものでない・・・だから中国が満州を領有するのは許されないと言うのなら、 当時の日本はどうなるんだよ。 琉球、樺太千島、台湾、南洋、関東州なんて日本民族のものではないしさ。 日本民族のものですらない所を日本は領有していたんだぜ? とてもじゃないが当時の日本が漢族の満州領有に難癖をつけられるほどに 偉そうな事を言える立場ではなかっただろう。 特に満州は日本民族のものでは御座いませんので、 日本民族が満州をどうこうする権利はないです。
575 :
世界@名無史さん :2006/11/27(月) 02:35:57 0
わかりました日本のみなさん、所詮倭人ごときが中華4千年の歴史を背景に書いている 私にかてはしないんですよ。
576 :
世界@名無史さん :2006/11/27(月) 03:41:54 0
>>573 >>574 だから、血を流してあの地の権利を手に入れたのが当時の日本なの。
血を流さない奴、戦わなかった奴には何も言う権利はないんだよ、そう言う事。
権利は血を流して、戦って手に入れるものなの。
どっちにしろ、日本が戦わなかったら、ロシアのものだったんだから、中国は全然関
係ないだろ。
で、今満州を手にしてる、中国は漁夫の利だったな、まるで、ハイエナだよな、中国。
そういう、政治的な立ち回りのうまさのすごさは、さすが中国4千年の歴史ってか。
戦争は弱いけどな。
俺の言ってること、わかんないかね。
>>574 琉球は古くから日本民族の土地。
「琉球民族」など存在しない。幻想だ。
578 :
世界@名無史さん :2006/11/27(月) 04:21:07 0
>>576 血を流さない奴、戦わなかった奴には何も言う権利はないんだよ
なるほど おまえは言う資格ないのに何えらそうに主張しているの?
しょせんネット右翼のくせしてw
579 :
世界@名無史さん :2006/11/27(月) 04:52:17 0
>>578 ついに、まともな反論できなくなったか。
悔しかったら、もう少しましな論をたてたまえ。
580 :
世界@名無史さん :2006/11/27(月) 07:33:40 0
血を流さない奴、戦わなかった奴には何も言う権利はないんだよ =侵略だよなあこれって
581 :
世界@名無史さん :2006/11/27(月) 07:35:40 0
沖縄の地名は、古来より沖縄。 琉球は支那の王朝による朝貢時の呼称にすぎず、それを受けたのは、沖縄島単体でしかない。 先島などは含まれない。 琉球の名は、沖縄の主体性に合致しないばかりかこれを否定する。 琉球の名は、先島尖閣を内包しない。 琉球の名は、今日、共産支那による沖縄島侵略の口実以外には機能しない。
『琉球独立党』の背後に何がいるか、凄く解りやすいですね。
いくらニートのウヨが鼻息荒く語ったって、スレ違いじゃどうしようもないな
584 :
世界@名無史さん :2006/11/27(月) 10:10:55 0
>>581 つまり、国境というものを否定するわけね。
585 :
世界@名無史さん :2006/11/27(月) 12:09:51 0
民族の概念を突き破る超国家、それが帝国だよ。 民族によっては支配された方が幸福な部族や民族がいる。 そういう意味では沖縄は中国やロシアより早く征服してありがとう。 と感謝してほしいぐらい。
ここ何ていう「東アジアニュース+」板???
>>586 現状の2ちゃんねるにおける三大厨板は
・東アジアニュース+
・地理お国自慢
・VIP
ということにしたい小夜
>>535 アメリカインディアンやアラブ人、黒人らが自由に所属を選べたとでも思っているの?
それに、日本が清国と二国間条約によって獲得し建設した。
国際法上合法であり、何の問題も無い。
>>587 厨房板の住人はそれを見て何も思わないのか。
存在自体が無意味な物となっているのに。
592 :
世界@名無史さん :2006/11/28(火) 00:58:42 0
ユン・チアンの「マオ」を読んで思うのは、彼女は毛沢東に責任を着せすぎだという事。 まるで毛沢東がいなければ中国はばら色だったと言わんばかりだ。 だが、実際は、巨大な人口を養う富の供給が需要に対して不足しすぎた結果、毛は自らの 地位を維持するために権力闘争を展開したにすぎず、毛個人に責任を帰させるのは間違いだ。 そもそも中国は歴史的に供給が需要を上回ったことはほとんどなく、これが度々内乱や粛清などを 引き起こす原因となっていたのだ。 そう考えると、日本の満州支配は褒める必要はないものの、必ずしも徹底的に批判されるものでは ないはずだ。日本は満州に膨大な資本財を投資し、富を落としたことにより、中国史上では珍しく 安定期を迎えていたのだから。
中国は国がでかすぎるんだよな。日本を同列に語られてはたまらん
594 :
世界@名無史さん :2006/11/28(火) 08:24:00 0
>>592 しかし、今度、中国が破局するときは日本も巻き込まれるぞ。
これは、たまらん。
だれだ、中国を援助して助けたバカは。
毛沢東が文化大革命やらかしたとき、一度、破滅させて徹底的に人口減らしておけばよかったのに。
で、その後は、ばらばらにして農業国として低成長国家群にする。
もう手遅れだが。
日本による農業工業など、すべての分野にわたる中国への資金、技術の援助は中国の破局を先へ
伸ばしたけど。
でも中国って歴史的にみても結局、人口資源の過剰需要をコントロールできない国なんだよね。
それで、何度も大破局を迎えている。
今度の破局は地球全体を巻き込む規模になるだろうから、怖いよ。
595 :
世界@名無史さん :2006/11/28(火) 09:53:28 0
>>590 1931年には清国は滅んでいたし、国際法的に問題ないならなぜリットン調査団の
報告をうけて、日本は国連を脱退することになったのかな?
>>595 当時の日本も人口過剰で、棄民政策はどうしても必要だったから。
棄民先としては、朝鮮、満州、南米などだけど、大口の棄民受け入れ先としては
満州が便利。
597 :
世界@名無史さん :2006/11/28(火) 16:50:08 0
まあ、リットンは日本に同情的だったが。 シナ人は約束もルールも守らんからな。 ただし、それは奴等のモラルが低いという事ではない。シナ人にとってモラルとは、 自らの一族の利益を最優先させる事なのであり、法や約束を尊守する事ではなかった。 そのため、各一族が自らの利益を求めてバラバラに行動する事になり、これが日本を 混乱させたのだ。 これは今のイラクやアフガンも同じである。部族や宗族社会とは、法よりも血縁を徹底的に 優先させる社会であり、まとまりのないバラバラ社会といえる。
598 :
世界@名無史さん :2006/11/28(火) 20:19:17 0
中国側はまったく約束を守らないくせに日本側の国際法云々だけ問題にしてるバカがいたな。 これぞ、詭弁きわまれりだな。
599 :
世界@名無史さん :2006/11/28(火) 20:36:42 0
>>596 それも結局日本の都合であって他国にとっては知ったことじゃないシナ。
600 :
世界@名無史さん :2006/11/28(火) 20:38:26 0
600ゲット
日本の都合の話をしてるんだろ?
602 :
世界@名無史さん :2006/11/28(火) 21:01:55 0
日本の都合をはなすのなら、常任理事国であった国際連盟を脱退してまで 退路を塞ぐ馬鹿な外交をたたくべきでしょ。
さ て 、そ ろ そ ろ ス レ 違 い っ て 事 に 気 づ こ う か
604 :
世界@名無史さん :2006/11/28(火) 21:53:53 0
中国人はまず、約束を守りましょう。 子供のしつけと一緒ですね。
605 :
世界@名無史さん :2006/11/28(火) 22:50:42 0
606 :
世界@名無史さん :2006/11/28(火) 22:56:19 0
都合が悪くなったとたんにスレ違い発言だす酷使さまに大笑いです
>>603 スレ一覧で上位30位以内ぐらいに入っていて、この手のスレタイだとこうなるのは自明の理。
ブラウザとかで開いてすぐ目に入るようなところにあるとね。実際上のほうにあるのは
その手の人間が好きそうなタイトルばかり。満州国だ天皇だウヨだナチスだ朝鮮だとか
真面目なちゃんとした学問系の板らしい論議がしたければもっと地味なタイトルのスレで
下のほうでじみーにやるしかない。このスレはすでに手遅れなわけで。
ほんまにねえ・・・
>>594 中国が共産党時代に破局していたとしても、原爆やらなんやら持っていたわけで
大問題だっただろうな。
ソ連が出張ってくる可能性はかなり高いし。
紆余ちゃんかどうか知らんけど、変な妄想はやめようね。
>>607 キチガイのキチガイたる所以は、こういうところにまで出張って、
どこぞで仕入れてきたヴァカ理論を垂れ流すところなんだよな。
極東や+でもまだ飽きたらず、折伏しにきやがる。(w
脳がいかれてるとしか思えないのだが、本人達は自分の行動を
どう理解してるんだろうな。
611 :
世界@名無史さん :2006/11/29(水) 00:55:56 0
>>609 最近の中国の資源買占め振りを見る限りすでに、破局への序章は始まっている。
中国は行くところまで行って、一挙に崩壊するだろう。
その繰り返しが、中国の歴史だ。
破局するなら、まだ当時のほうが良かった。
それに、原爆ももともとは失政を穴埋めするために無理やり持ったんだろ。
今の、北朝鮮みたく。
しかも、日本人科学者が相当協力してる。
やはり、日本人バカだ。
先島は(元は奄美も)は琉球の属領っていう扱いだったよね。 含まれないは言い過ぎでは。 琉球の名が沖縄の主体性を否定するというのは同感。
IDがないとポジショントークがそれと認識しがたいね、、
>>607 地味なスレをどんどん上げるという手もあるけど
>>613 侵略された先島が琉球に含まれるなら琉球にせよ沖縄にせよ日本に内包されるわな。
琉球は否定される。
617 :
世界@名無史さん :2006/11/30(木) 08:55:05 O
↑以上が、外国人の見た日本およびアジアの歴史 です。 正しい歴史は「中国の正統な皇帝が助けを求めてきたので、賊徒(賊軍・反乱軍)である今の台湾政府と日本は戦った」となります。 清王朝が中国の帝位を引き継いだことを認めるならば、ラストエンペラーが日本に逃げ込んでからは、日本軍が正義の軍隊で、あちらが賊軍です。 まぁ、当時の西洋かぶれしていない人の感覚だけど。 (o^_^o)V
618 :
世界@名無史さん :2006/12/03(日) 17:18:39 0
>>58 >>61 >>62 >細かな模索の連続でいつの間にか社会構造が変わっていたりする。
ホリエモンや村上は、将来平将門のような存在にとして位置づけられるかも
しれない。
彼らは失敗したが、結局社会変革に向けての大きな流れは後戻りしなかった
という具合に。
いや別に奴等は社会を変革しようとして何かしたわけじゃないだろ ただの経済事犯だよ
むしろ、2.26事件の青年将校みたいな捨て駒組かと。 本人が気づいてるかどうかは知らないが。
総会屋としての位置づけなら、村上など陳腐な手合いだが
622 :
世界@名無史さん :2006/12/08(金) 14:37:30 0
ttp://tokushima.cool.ne.jp/canbium/SotokaramitaNihonjin.htm ウイリアム・ウイリス William Willis(1837−1894)
日本の役人が交際のさいに多用する〈言い逃れ〉、このことから生ずる諸外国の
〈不信〉ではなかろうかと思います。・・・ そもそも日本人のやることが、
わたしに理解できた試しがありません。かれらは、確固とした目標のごとき
ものを、ほとんどもっていないからです。・・・そうだからと言って、日本人が
知性に欠けているわけではなく、かれらは礼儀正しいし、敢えて言うならば、
立派な言葉を語り、立派な態度を装いながら、人を欺く能力をもっています。
かれらは、自分たちの本当の気持ちを見事に隠し通す技術を身につけています。
かれらは、いわば外交的な手段で、つまり狡猾な方法で、目的を達成することに、
大きな喜びを感じています。個人として見れば、日本人は礼儀正しく、しかし
移り気なところがあり、陰口が好きで、興奮しやすく、感傷的になり勝ちです。
かれらは、すばらしい相棒ですが、友人としては信用しかねます・・・。
623 :
世界@名無史さん :2006/12/08(金) 15:20:02 0
>>622 マテオ・リッチが明朝時代の中国人について、ほぼ同じ報告をしてたな。
ラザフォード・オールコックも日本の役人は公的には策士だが私的には
善人だと『大君の都』に記述していた。西洋人にも見られる人間的特徴
の一部を過度に東洋人特有のものとして一般化するのは西洋人の悪い癖だ。
まだ東洋人を『他者』と看做して差別した時代の報告だから仕方ないが。
624 :
世界@名無史さん :2006/12/08(金) 15:57:11 0
それは、特定の民族の行動パターンというよりは、 [大きな組織に所属していて自分では決定権を持たない人] の行動パターンを描写したものだな。
626 :
世界@名無史さん :2006/12/08(金) 19:15:40 0
「日本の大勢の教養ある人々は内心、自身でも十分に自覚していない中国に対する 文化的な引け目を感じている。知っての通り、日本の文字と文化、芸術の大部分 および儒教は中国に負っている」 「第二次世界大戦の全面的敗北ののち、日本人は驚異的な経済復興に成功した。 その結果、1970年代と80年代初期に現れたのが無理からぬ経済的優越感で、それで 文化的なコンプレックスと罪悪感が相殺された」 「日本の友人は、世界にわずかしかいない。その原因は、一部は世紀を越えて 続いた徳川時代の鎖国にまで遡るべきであるが、大部分はもっとのちの帝国主義 時代にある。日本はこの時、隣国のすべてにひどい仕打ちをし、それを隣国は いまも覚えている。だがもっと決定的なのは、日本人が征服や犯罪行為をあった こととして認め、それを遺憾に思うことができないところにある」 『大国の明日』(ヘルムート・シュミット、朝日新聞社)
627 :
626 :2006/12/08(金) 19:25:39 0
かなり多くのアメリカ人と、ヨーロッパ知識人の一部の人々(それに何人かの ドイツの緑の党員たち)は、中国に対して民主主義と人権問題に関して咎める、 というよりは激しく非難するのは道義上、正当と見なしている。しかし 彼らには、数千年にわたって培われてきた異なった文明への敬意が欠けている。 さらに欧米文化の苦難に満ちた発展過程と自国史の中にも、同様に恐るべき 暗い影の部分があるという自覚も足りない。中国人を批判する者は、わずか 数世紀前にアメリカ・インディアンを根こそぎにしたことや、奴隷制度、 アメリカ南北戦争、ベトナム戦争、そしてナチ時代のことを想起すべきである。
>>622 そりゃ、役人=武士は嘘つきだからだろ。
儒教的精神がしみついている階層だからダメ人間ばかりだ。
そういうのの特権を廃したからこそ明治以降発展したんよ。
儒教的精神の忠義やら何やらはその後の国民道徳となっていったわけですが。 他になかったから、とりあえずみんな武士にしちゃえってのが明治政府の方針。
江戸以前にも忠孝などあったはずだし、 天皇制はその擬制をとっていたんじゃ? 拡張された家父長的な 田原の受け売りなんで分らんけど
シュレーダーといいシュミットといい、ドイツ人という奴は……。 それよりも我国の根拠無きドイツ幻想こそが問題なのだが。 いくら是々非々といってもユーハイムを持ち上げている場合かと思う。
>江戸の日本は後のソ連邦またはクメール・ルージュのカンボジアと >比較することすらできる
ここまで見てきて一言。 所詮外国人か
日本語が読めないくせに、偏向した二次資料をお互いに相互参照して 更に偏見を強めあうって、嫌韓厨そっくりだなしかし。
635 :
世界@名無史さん :2006/12/09(土) 12:32:58 0
ドミニク・リーベン『帝国の興亡(上)』(日本経済新聞社) 「日本が満州で10年間に投下した資本は、イギリスが二世紀におよぶインドでの 帝国支配で投下した分よりも多かった」のである。もっとも、インド人の民族 主義者が、イギリスの工業政策の欠如を批判したからといって、その代わりに 日本型の植民地開発を歓迎したかどうかについては議論の余地がある。
636 :
世界@名無史さん :2006/12/09(土) 12:42:00 0
ドミニク・リーベン『帝国の興亡(下)』(日本経済新聞社) ソ連工業の発展と似た事例をロシア以外に求めるのであれば、おそらく 西洋の帝国主義ではなく、満州と朝鮮で進められた日本の政策を見る 必要があるだろう。 ソビエト体制と同じく、日本もある程度、自分たちの帝国をひとつの 統合体として認識し、日本の経済力を増す努力の一環として満州と朝鮮の 工業化を推進した。また日本はある程度、人種的、文化的に同一性の高い 地域(少なくとも第二次大戦で東南アジアを征服するまで)のなかにいたので、 日本の帝国は大英帝国よりも均質的で、統合されてもいた。しかし、本国と 植民地の周辺との格差は、ソ連よりも日本の帝国のほうがはっきりしていた。 日本の帝国においては日本人以外は常に公然と、また明白に二流市民であった。 植民地を支配したのは日本の官僚や将校であり、日本人以外は誰一人、東京で 重要な地位に就けなかった。これとは対照的に、ソ連では各共和国の 出身者がその共和国の役職を支配したり、ロシア人以外が政治局員を 務めたりもしていた。
637 :
世界@名無史さん :2006/12/09(土) 14:48:15 0
>日本が満州で10年間に投下した資本は、イギリスが二世紀におよぶ 時代が違うのに比較しても無意味w
>>636 高級軍人や学者や議員になった朝鮮人が大勢いたのに
官僚では知らんが
当時の台湾・朝鮮は、日本であっても文化が違う上に開発途上という事で憲法の及ばない地域。 明治期の北海道・沖縄と同じような扱いだからな。満州は一応、日本じゃないし。 日本の同化政策とロシアの広すぎる国土を統治する手法を比べてもなぁ。
>>638 本籍地によって内地人と外地人は区別されてて
扱いは明確に違うし。
間違っては無い。
641 :
世界@名無史さん :2006/12/09(土) 19:04:38 0
日本は白人女性目当てで戦争してるだけだよ 右翼もかなり間接的な形でしか表現しないけどそれが真実 あの戦争は可愛い娘ちゃんを強姦しようとしてアメリカに原爆落とされたとい うこったな よしのりも認めざるを得ないだろう あれだけ白人に固執してることが何よりの証拠 何より靖国にいる糞英霊には白人女性の数を激減させてくれてどうもありがと うという他無いね
ドミニク・リーベン『帝国の興亡(下)』(日本経済新聞社) 1890年代になると、ロシアの矛先は極東での膨張に向けられるようになり、 中国や日本との衝突が発生した。ロシアは1897年に、まず日本軍を旅順港 から追い出し、次にヨーロッパの同盟を利用して旅順港を中国から奪い 取ろうとした。その際、ロシア外相のM・N・ムラビヨフ伯〔1845〜1900。 極東政策を推進し、1898年には清朝から旅順・大連の租借権などを獲得〕 はこう主張した。「東洋人がことのほか腕力や武力を尊ぶことは、歴史が 教える通りである」。しかし、この場合の東洋人、つまり日本人は、自力で やり通す能力があることを示し、1904年から05年にはロシアの帝国主義に 大打撃を与え、さらに1941年から42年にかけて大英帝国に対しても再び 成功を与えた。
ttp://www.j-world.com/usr/sakura/japan/WTO.html クリントン政権の対日外交が、リビジョニストと呼ばれる一群の米国知識人の、
ある特殊な日本理解に基づいていることである。それは真面目につきあうには
がっかりするほど皮相的で単純なものであるが、それゆえにまた大衆的人気を
得ることの出来る力を持つものである。その日本観は、いわゆる「日本異質論」
として有名になったのであるが、問題はそこから演繹される対日政策である。
それは簡単に言うと、日本人の行動様式は(西欧キリスト教文明と違って)
抽象的普遍的原則をもたず、その場その時の権威に従う、というものである。
その例として、戦時中は日本軍の命令に自分の命を捨てるほど忠実だったのに、
敗戦と同時に、敵国占領軍に気味が悪いほど従順に従ったことが挙げられる。
そこで、リビジョニストの代表の一人ジェームズ・ファロウズ氏は、「日本人の
内的行動を変えさせる方法として残されているのは外部からの圧力しかない。」
しかも「圧力者が挑戦不能なほど強くなければならない」と結論を下すのである。
(中略)
このようにして、日本人は原理原則ではなく権威に従うのだという日本観と、
それを証明するかのような数々の「歴史的証拠」によって、クリントン政権の
対日外交が進められているのである。米国政府は、それゆえ、日本の如何なる
大企業や官僚体制よりも圧倒的に強い権威であることを示さねばならず、如何なる
弱みも絶対見せてはならない。それが対日政策成功の必要条件なのである。
そうすることによってのみ、又そうすれば、日本は必ず譲歩する。
>>642 では日本人は圧力をかけても屈しない、ということになり、
>>643 では日本人は圧力をかければ屈する、ということになる。
結局、歴史は教訓にはならないということですかね?
腕力で権威が得られるとは、アメリカもそこまで馬鹿じゃないだろw
>>631 シュミットの書いた文章や発言を読んでいると、ドイツ人のコンプレックス・
不安感・自身の無さが読み取れるw
ドイツ人、結構日本をバカにしてるらしいね
>>647 だって、優秀なドイツ人と比べたらジャップって劣等民族だし、
文化が劣等というよりも生物的に劣等。
ドイツはさまざまなものを発明したが、日本にはものまねしかない。
日本は独創性が皆無。
馬鹿にしたくもなりますよ。
>>626-627 の続き
この〔注:中国の〕一党独裁制度に対して、多くのアメリカ人やヨーロッパ人は
不信の目を向け、かつ嫌悪している。西側の政治的伝統とは反するものである。
万一、西側が一党独裁制になったら、私も自らの経験と信念から、祖国のために
そうした政治制度とは戦うことだろう。しかし、中国の近代における政治改革や、
その後の長期間にわたる内戦、無数の人名を犠牲にした毛沢東主義の大実験に
照らしてみると、現在の制度が保証している政治的安定は、私には機能的、
それ以上に中国国民や隣国にとっては有益のように見える。その独裁的な政治
文化は、市場経済の進展と開放政策の結果として、十中八九、やがて変わるであろう。
すでにケ小平指導下で大規模な変化を経験している。現在の中国人ほど、国内で
かつてない自由を経験している者はいない。それ以上の発展には、時間を貸さなければ
ならない。
『大国の明日』(ヘルムート・シュミット、朝日新聞社)
1974年から82年までドイツ連邦共和国の首相を務め、知日派としても知られる ヘルムート・シュミット(Helmut Schmidt,1918-)は、1989年末にドイツの高級紙 『ディー・ツァイト』が主催した座談会で次のように語っている。 「ヨーロッパ的概念は中国のような国では全く使いものになりません…… 中国人を民主主義の概念によって救うことは、あまり期待できないと思われます。 彼らは何百年も上から下される儒教的伝統の中で育ってきています。これは 周恩来やケ小平において支配的な観念になっており、天安門事件での大量虐殺 の歴史的背景になっています。……日本も民主主義ではありません。外見上は 民主主義に見えていますし、日本人自身は民主主義だと信じています。彼らの 信心深いこの信仰を壊すべきではないかも知れませんが、日本は民主国家には なりません」 (「東欧革命の原因と結果」石田勇治訳、『世界』1990年4月臨時増刊号、155頁) 『アジアは〈アジア的〉か』(植村邦彦、ナカニシヤ出版)
日本鬼子よ、なぜ中国を恐れる? その1
ttp://hannichi.seesaa.net/article/5082971.html ドイツの元首相シュミットはある取材で話した。「私は日本の友人に聞いたことが
ある。君はなにを恐れているのだと。彼は中国を恐れていると言った。私はさらに
彼に聞いた、この2000年の歴史で、中国は日本の領土を侵略したことがあるかい?
彼は無いと答えた。それならなぜそんな風に考えるんだい。彼は答えられなかった。」
そうだ!我々中国人も聞いてやればいい:中国の発展を君ら日本はなぜ恐れるんだ?
中国の富国が君ら日本に何の威嚇になるんだ?
大唐朝で、君らは初めて人道を知り、直ぐに黒い手を朝鮮に伸ばした。結果
白村江の戦いで大唐朝の威風を味わい、恐れおののいた君たち日本は、謙虚に
学ぼうとしたので、我々は君たちが刀を下ろせばやりなおせると思い、君たちに
衣服と礼儀を与えた。
↑この文章の最初の箇所はシュミットの『大国の明日』からの引用なんだけどさ、
シュミットの書いた本を読んで喜んでいる中国人が哀れに思えてくる…
実際は
>>650 でわかるように、シュミットは本心では中国人を蔑視していて、
母国(語)と外国(語)で言論を使い分けているんだが…
653 :
世界@名無史さん :2006/12/10(日) 10:32:36 O
ドイツは二度の世界大戦で勝ってない。どう見てもアホとしか言いようがない。 一次大戦の時なんか「無制限潜水艦作戦」をしてアメリカを敵に回すようなことをやってるんだから。
655 :
世界@名無史さん :2006/12/10(日) 21:20:27 0
長山靖生『日米相互誤解史』(中公文庫) 「できることなら、イギリスの家に住み、中国人のコックを雇い、日本人の妻を持つ」 という話は、いまだにしばしば日本女性を讃美する文脈のなかで繰り返されている… 幸いに日本文化研究を志しているイギリス人モリス・オルドリッジ氏の知遇を得たので、 往年の疑問を彼にぶつけてみることにした…彼いわく「確かに日本に来てからその 諺を聞かされたことは何度かあるが、私の国では言わない」と。さらに彼が声を ひそめて続けたところでは、現在ではこれは地獄の生活という意味ではないだろうか、 というのである。つまり、今や斜陽のイギリスの家は昔日の姿なく雨漏りはするし、 なにしろ古い。新しい電化製品はないし、下手をすると電気のない部屋だってある くらいだという。また共産主義中国では美味しい料理にお目にかかれることは希で コックの腕も落ちたに違いない(まあ、最近の経済急成長で、事情は変化している だろうが)。そして日本の女性も……、というわけである。 さらにまた、彼に指摘されて気づいたのだが、「日本女性」といった場合、 少なくとも20世紀初頭頃までは、それを正式に妻とするという発想は、通常の 白人男性にはなかったという。そういえば『蝶々夫人』も、アメリカ人将校との 間に子供までできたのに捨てられる「現地妻」の物語だった。
>>655 それは中国人が描く理想の生活。欧米人ものじゃない。
荒らしに行った国々で女を孕ませて放って帰るのは、アメリカ白人の伝統だからな
658 :
世界@名無史さん :2006/12/10(日) 22:56:32 0
カレル・ヴァン・ウォルフレン『もう一つの鎖国 日本は世界で孤立する』 (角川書店) ちなみに日本には、開国当時から、周辺諸国の中で最も強大な国と同盟関係を 結ぶべきであるという考えが存在していたことは確かだ。当時の日本の政治 エリートたちは、国内の政治的大変動を乗り切るために、同盟者の支援を 何よりも必要としていた。そして開国当時、最強の国とはイギリスだったわけである。 また第二次世界大戦が終わった時点では、日本政府が真の政権として実際に機能 する力を欠いていたため、日本はやはり同盟国の支援を必要とし、そこから 今日に至るアメリカとの関係が築かれたわけである。
徳川幕府は国内の権力を固めるために世界に対し、門戸を閉ざしたわけだ。 それは極めて特異な政策であった。なぜなら長い間孤立した歴史を持つ国は 他にもあるが、それらの国々は必ずしも政治的判断で意識的に孤立した わけではなかったからだ。 日本がなぜ鎖国をしたかという説はいろいろあると思うが、異例の政策が とられた背景には、日本人に政治的な理念を持たせまいとする徳川幕府の 意向があった。権力者にとって、民衆が理念を持つことは非常に危険である。 例えばキリスト教は広く布教に成功していったが、これは大変に危険だと 見なされた。キリスト教の教えは、将軍の上位にある存在、しかも見えざる 存在を信仰するものである。そのような存在を人々が信じることなど、 権力にとって危険極まりないことであった。
658はまあ肯けるところもあるな。 未だに日本の政治は他律的なところがあるしな。 アメリカやら中国やら韓国やら。 けど659は何言っとん?と言う感じだ。
キリスト教徒の優越感でしょう
どちらかというと支那人の底の浅い日本理解という感があるがね。 なにしろ支那人は、皇帝より自分の血族を大切にする連中だから、 信仰が優先すべき比較対象は家族であるという基本が見えてこないんだな。 まあ、日本人は簡単に見えてしまうので統一教会なんかにもよくひっかかるわけだがw
>>660 どこがだ。。
まるで小学生の作文だぞ。
幕府はフランスとの関係が深かったが。 日英同盟を結んだのも、イギリスはロシアと違って条約をきちんと守る国だ という認識があったから。
665 :
世界@名無史さん :2006/12/11(月) 18:55:26 0
カレル・ヴァン・ウォルフレン『もう一つの鎖国 日本は世界で孤立する』 (角川書店) 多くの学者も認めるように、今日の中国政府首脳部の多くは、中国を西洋諸国の 信頼に足るパートナーとして導き発展させる義務があると考えているようだ。 もし日本が望むなら、中国は日本のパートナーになる可能性もあるだろう。 一部の外国人にとって受け入れがたいのは、共産党が依然政権の座にあることだが、 彼らはこの政党に起こった変化を理解していないのではないだろうか。 ソ連で生まれた共産党は、彼の地では消滅したが、中国共産党は自らを再創造 することで、政治的妥当性を取り戻した。中国共産党はロシア共産党の流れを 継承する正当性を持ち、プーチン政府と協力関係にある。 もちろん中国各地には貧困が見られ、深刻な人権侵害もある。 だからこそ中国共産党は貧困問題に取り組み、その撲滅を願って、厳格な措置を 講じている。
666 :
世界@名無史さん :2006/12/11(月) 18:55:53 0
中国共産党の取り組みを見ていると、そこに、19世紀の終わりに近代化が始まった ころの日本におけるエリート政治家たちとの共通点を見出すことができる。 明治時代、彼らは日本国民の自由よりも経済産業の近代化がはるかに大事だと 考えていた。当時の政府は、その体制が国民にとってベストだと考えた。 第二次世界大戦後でさえ、日本は民主主義の確立よりも、経済発展を優先的に 推進した。それゆえ日本では社会に混乱を引き起こすようなことは絶対に許されなかった。 自己を再創造した中国共産党と日本政府がそう大きくは変わらない、と思える のはその点である。
667 :
世界@名無史さん :2006/12/11(月) 19:02:08 0
一言でいうと開発独裁だろ。 勧告やマレーシアと同様の手法で古典的ですらある。
この人中国政府から金か女でも貰ったの?
670 :
世界@名無史さん :2006/12/11(月) 22:31:35 0
>>666 の続き
アメリカは中国の人権侵害を非難し、中国の民主主義の推進に手を貸すとさかんに
述べるが、たとえ中国が民主化を発展させたとしても、それがアメリカ型の民主主義
とは似ても似つかないものになるであろうことを、日本は理解しなければならない。
このことに関連して韓国を考えてほしい。この国も同じように発展を遂げてきた。
韓国の朴正熙と彼の直接の後継者たちが今日の韓国の基礎を築いた。今日の韓国は
多くの面で日本よりも民主的である。
韓国がまぶしすぎる。
672 :
世界@名無史さん :2006/12/11(月) 22:49:51 0
中国の文脈で論じるべき民主主義 我々は歴史の中で、特に文化大革命によって、中国人が大規模でヒステリックな 集団行動をとり得ることを見てきた。これこそ権力者が恐れるものなのだ。 (中略) 世界で機能している全ての民主主義は、政治的摩擦を処理する制度を備えている。 それは民主主義を享受する人々の自由を侵害しかねない歯止めである。 また衝突が起きた際に許される自由の限界ともいうべきものだ。それなしには、 政治的摩擦は繰り返される。 そして暴力、もちろん民主主義を完膚なきまでに叩きのめす暴力が始まるのだ。 民主主義とはある国に簡単に持ち込んだり、フェデックスで配達できる ようなものではないのだ。
>>672 それ毛沢東の有名な革命理論を劣化改悪したコピペだろ
まったく倭人は猿真似しかできませんね
>>670 吹いたw
ウォルフレンてほんと、勉強してないんだな
あるいは地頭が弱いだけなのか?
周りに諭してくれる人がいないのか、
変なこと吹き込まれてるのか
朴正熙って軍事独裁だったもんな。
強まる中国とアジア周辺諸国の絆 まず朝鮮半島を見てみよう。中国は文化的にも歴史的にも長く朝鮮の 世界観の中心だった。中国に対しては常に従属的な部分もあったが、 今日の韓国と中国の関係は全体的に極めて良好である。 (中略) ところで2004年、古代において中国東北部から朝鮮半島にかけて存在した 高句麗の歴史をめぐり、北京政府がそれを中国の地方政府の一部であると 考えるべきだと発言した。だが韓国は領土はすべて朝鮮に帰属すべきと 主張し、激しく反発したという経緯がある。しかしながら高句麗史をめぐる 小さな不和も、比較的なめらかに見える両国関係の表面に浮いた小さな 泡にすぎない。
民主主義の要素の中に言論の自由を含めない人がいるなんてはじめて知ったよ。 変な人もいるもんだね。
678 :
672=676 :2006/12/11(月) 23:14:36 0
カレル・ヴァン・ウォルフレン『もう一つの鎖国 日本は世界で孤立する』 (角川書店) これらの周辺国〔注:朝鮮半島と東南アジア諸国〕の中国への対応を見ても、 それが非常に慎重で平和的なものであるといえよう。誰もがビジネスを行うことが でき、また各国が盛んな貿易により多くの利益を得られるような地域の確率を 望んでいる、という印象を与える。 それこそ、まさに日本が「大東亜共栄圏」の名の下に1930年代、40年代に軍事侵攻 によって作り上げようとしたものであろう。日本は失敗した。だが中国はビジネスに よりそれを推し進めている。そして今のところそれはおおむね地域全体に受け入れ られている。しかもそうした地域においては相互利益の原則が言葉だけでなく、 行動によって示されているのである。
その外人連中、今日の現職検事の切腹事件なんて聞いたら、大喜びするんだろうね。
クリストファー・ソーン『米英にとっての太平洋戦争(上)』(草思社) 中国に関してはほかにも、イギリスやインドの役人や政治家の一部に 警戒心を抱かせる理由があった。それは要するに、戦後、民族主義的な 自己主張の強い傲慢な新しい中国が、現在イギリスに属している、あるいは 直接関係のある地域を、取得あるいは支配しようとするのではないかという 心配であった。たとえば、チベットは1942年にこの点で問題になった一つの 例であった。この国の事実上の独立はインド政府にとって重要な問題だったし、 また中国への補給ルートとしてチベット領経由のルートをとりたいという イギリスと中国双方からの提案を受け入れる条件として、チベット側が 熱心に主張した点でもあった。一方イギリスには、中国は過去の清朝時代の 版図にもとづいていっそう広範な要求をするかもしれないと主張するものもいた。
ドルトンは、インド政府の代表として重慶に赴任してまもないサー・ムハンマド・ ザフルラー・カーンの話を聞き、日記に「中華帝国主義の危険性は高い」 と記している。またザフルラー・カーンがチャタムハウスの極東問題研究 グループに述べたところによれば、中国は仏領インドシナやチベットの 一部を手に入れたいと思っているだろうし、すでにビルマ北部はかつて 彼らが宗主国であったことを強調している、また住民の多くが中国人で あるからというので、マレーの管理にも参加したいというかもしれないと いうのであった。
ほかにも、とくにサー・ジョージ・サンソムなどは、同じ趣旨のことを話している。 ダフ・クーパーは、戦後の中国は「日本よりもいっそう厄介で、おそらくいっそう 危険な存在になるだろう」と思っていた。エイメリも同じようなことをイーデンに 話していた。「このような中国の傾向は、われわれがともに勝利したあとのアジアに、 きわめて重要な問題を引きおこす恐れのあることは明らかである」とシーモアは 述べた。一方、ジョン・ケズウィックが外務省に送った匿名の覚書によれば、 「中国は極東のほとんどを支配下におさめることをもくろんでおり、当面の目標は 香港、インドシナ、ビルマ、チベットである」ということであった。なかには 蒙古もその対象に一つにあげる人もいたし、ブレナンなどは、中国の「移民、 商業的活動の伸張、政治的陰謀」はビルマやマレーのみならず、オランダ領 東インドをも脅かす恐れがあると考えていた。オランダ植民地相H・J・ファン・ モーク博士も同じ意見だった。彼はクランボーン卿に、長い目で見ればアメリカと 中国は、われわれにとって日本よりも大きな脅威になるかもしれない、と述べている。
>>678 こいつ反米でやたら日本とアメリカを離反させたがってるね
その上必死に中国を持ち上げるのは…
685 :
世界@名無史さん :2006/12/12(火) 12:01:41 0
欧米人って、日本の歴史について語るときは「鎖国」という単語を枕詞のように くっつけるのに、 中国(明清)や朝鮮(李朝)の鎖国・海禁政策については触れないね。なんで?
知能レベルが低いから。
日本批評は実はオリエンタリズムの欲求に根ざしているから
688 :
世界@名無史さん :2006/12/12(火) 13:47:21 0
>>687 中国や朝鮮に対してはオリエンタリズムの欲求はないのか?
だって原始時代に魅力はないでしょ。中世という期間を持ってるのは日本だけだし。
南宋か元あたりまでが中国における中世じゃないの? 李朝までが朝鮮における中世じゃないの? てか欧米人の感じる日本に対するオリエンタリズムって近世(江戸時代)じゃないの?
>>690 北米では華人団体がユダヤ人と組んで反日活動をやっているし、日本は
「ナチス・ドイツと同盟したファシスト国家」という欧米の文脈では
決定的に不利な立場にある。
情報・宣伝戦ではいちじるしく立ち遅れている。
>>692 つまり欧米人がナチスと聞いて連想するのは同盟国だった日本のことも イメージするのか? 欧米もアホだな。
>>690 >(中国人に言わせれば今の日本がそうだと言うことになるけど)
詳しく。
しかし、外国については基本的にそういうもんなんじゃないの? たとえば俺は、ロシア人にはいつまでもアル中の豪快さんであって欲しい。 可愛いロシア人(アル中で豪快なイェリツィンタイプ)ではなく、 危険なロシア人(細心で計算高いプーチンタイプ)がロシア人の典型だったら、 日本なんて国はとっくにロシアに征服されちゃったんじゃないかと思うから。 だから国益を考えれば、危険なタイプをけなし、可愛いタイプを褒めないといけない。 そして、こういう戦略的配慮が必要なのは、ロシアの強さを知っているからで、 ある意味では敬意の表現でもある。 逆に、日本の脅威になり得ない国、たとえばアフリカあたりに関しては、 統治者も国民ももっと有能であって欲しいと素直に願っている。 俺がアフリカを見るときの視線ではなく、ロシアを見るときの視線で、 外人が日本を見ているとしたら、 それはそれで一種の敬意の表現だという気がするよ。
696 :
世界@名無史さん :2006/12/12(火) 17:34:33 0
アイヴァン・モリス『高貴なる敗北 日本の悲劇の英雄たち』(中央公論社 1981年)を 古本屋にて、たった680円で入手できたー\(^o^)/これはお買い得だったよ。
>>694 空想だけど
西欧≧米>日本>中国≧朝鮮
かつて日本人がこのような図式を抱いていたように、
今でも中国人の(多分多くはないが)少なからずがそう思っていて、
「『「バナナ』気取りの日本人は中国人をバカにしている」と考えていると思う。
(一面事実だろうし)
中国が経済発展した結果、日本以上に富裕になったため、
日本人の中にも嫉妬の気分が底流に芽生えてきた。
国力のポテンシャルでは圧倒的に日本が劣るし、中国人も大国意識を前面に押し出すので、
日本人もまた比較の軸をずらして、ソフト面での優越性を主張するようになった。
つまり感情の埋め合わせをするために「日本文化は特別だ」と言うし、
「日本社会の安定は道徳性の高さのためだ」という半ばは神話に近い話も出る。
(これには根拠あるけど、長くなるので)
(中国人はその理屈には戦争の歴史を持ちだして対抗する)
で、多少頭の良い中国人などはむしろ、
「日本人が嫉妬していることに気付く自分」を見て優越感を感じるし、
だからその感情に過剰に注目して日本人に指摘したがるんだと思う。
カンサンジュとかの半島系の発想もその文脈に乗って日本批判をする。
>>695 ロシア人のメンタリティはどうしてもそうなっちゃうみたいだね
露文の先生によれば、自然が広大だから気持ちの目も粗いんだと
ソビエト時代も、都市部でさえ生活に困窮してる一方で、チタンで塔を建てたりもする
米原万里曰く
人が良い人はこんなに人がよくて大丈夫なのかと心配になるほどいい、
また悪い人は絶望的に悪い。
あと頭いい人はメタクソ頭良くて、バカはとことんバカ。
男は本当に給料全部飲んじゃって路上で凍死、メチルでも飲む、
だから女がしっかりしてて、社会進出も進んでる、というか、
そもそも女が働かないと社会が成り立たないっぽい
>>697 本土(中華人民共和国)の中国人はどうか知らんが、
シンガポールとか、東南アジアの華人も『バナナ』気取りに思えるけどな。
シンガポールに滞在した日本人の体験記とかを読むと、彼らは日本人に
対して優越感を抱いているらすぃ。
漏れの場合、中国に対しては嫉妬というより、「かつての日本と同じように
なるのでは?」という恐れのほうが強い。
例えば、今までの中国は「法治国家」を目指してきたが、最近は自国の
経済力に自信を持ち、国際ルールには従う必然性は減った、と考える
中国人も増えているそうだが、
第二次世界大戦中の日本にも、欧米流の国際法を脱却した「大東亜国際法」
を構築しようとした安井郁のような知識人がいた。
700 :
世界@名無史さん :2006/12/12(火) 21:16:55 0
>>684 単なる左翼崩れじゃないの?
クラークとか、こういうの多いね。
カレル・ヴァン・ウォルフレン『世界が日本を認める日』(PHP研究所) EU諸国全体のための政治制度が未発達である背景には、単純な理由がある。 この経済統合に参加している政府の一部が、政治統合の気配を少しでも帯びた 動きは何であれ、意図的に阻んできたのである。 とくにロンドンは、EUをそうしたコースに乗せる統合には頑として反対してきた。 だから、イギリスはユーロに参加していない。 マーガレット・サッチャーはユーロ反対の急先鋒だったが、経済の制度やプロセスを 共有しながら、イギリスが政治的にはその影響を受けずにいられる可能性について、 かなり単純な考えしか持っていなかった。 (中略) サッチャーを筆頭に、イギリスの多くの政治家が、巨大な経済的変化の政治的 影響を無視できると思っている。 彼らはもちろん間違っている。聡明な人々がなぜこれほどひどい思い違いをして しまうのか。政治問題を解決する手段がないことが、EUで痛切な問題と感じ られるようになっているときだけに、なおさら理解しがたい。
>だから国益を考えれば、危険なタイプをけなし、可愛いタイプを褒めないといけない。 〈ラストサムライ〉で、ハイテク指向の産業家をおとしめ、 ローテク指向の侍を持ち上げたのも、そういう心理があったような気がする。 もちろん、銃砲に刀剣で立ち向かうヒロイズムを格好良いと思うこと自体は、 正直な美意識だったのだろうし、観客として感動もできるから、 「戦略的プロパガンダだった」なんて陰謀論を唱えるつもりは無いけれど。 しかし根本的に、他民族が感傷的な過去の姿を演じることを期待し、 その進歩を嫌がる心理は、常に何かしら胡散臭い。
世界の問題に関するクレムリンの神経症的な見方の根底には、ロシアの 安全保障に対する伝統的かつ本能的な不安感が存在している。もともと この不安感は、平和的に農業を営む人々が広大で境界のない平原において 攻撃的な遊牧民族と隣り合って生きようとする時に持っていたものであった。 ロシアが経済的に進んだ西側と接触を持つに至り、より有能で、強力で、 そして高度に組織化された西側の社会に対する恐怖が加わったのである。 しかし、後者の不安感は、ロシア国民よりも支配者を悩ますものであった。 というのは、ロシアの支配者達は、他国と比較すると自国の支配体制が 制度の面では時代遅れ、心理的基盤の点では脆弱で人工的なものであり、 西側諸国の政治システムとの比較や競争に耐えられないことを常に感じて きていたからである。このことを理由に、彼らは、外国の影響や西側世界と 自国が接触することを恐れ、ロシア人が世界の真の姿を知った時、あるいは 外国人がロシアの真の姿を知った時何が起こるのかということを常に 恐れてきていた。そして彼らは、競争相手にある国々と接触や妥協を 図ることによってではなく、これらの国々を完全に破壊することに向けて 粘り強く、死にものぐるいで闘うことのみによって安全保障を確保する ことを学んできたのである。 byジョージ・ケナン
サッチャー政権末期に、イギリスで抱かれていたドイツ・イメージを示す 二つの出来事があった。 その一つは、保守的な論調で知られる雑誌『スペクテイター』に載った リドレー産業相の談話であった。サッチャー主義者だったリドレーは この談話の中で、「ヨーロッパの共同通貨政策は全ヨーロッパを乗っ取ろうと たくらんだドイツの陰謀であり、阻止しなければならない」とか、「私は、 主権を放棄することに原則として反対はしない。しかし、この連中に対して 放棄することには反対だ。率直にいって、ヒトラーに対して主権を放棄する 方がまだましというものだ」とかいった、きわめてセンセーショナルな 発言を行った。
2番目の例は、今述べた事件の直後に発覚した、1990年3月に首相別邸で 開かれた会合でのドイツ論議である。首相、外相、英米のドイツ問題 専門家などによるこの会合では、ドイツ人の性格の典型的な様相として、 不安感、攻撃性、自己主張、こけおどし、利己性、劣等感などがあげられていた。 全体としてみればこの会議の基調は、ECでドイツが他国を押しのけ、 いばりちらしているようすを見れば、第二次世界大戦後もドイツが変化 していない点が多いことがよくわかる、という見方であった。 『イギリス外交史』(有斐閣アルマ)
706 :
世界@名無史さん :2006/12/12(火) 23:21:10 0
707 :
世界@名無史さん :2006/12/12(火) 23:29:43 0
>>699 台湾は危ないかもしれんね
オリンピックが終われば共産党が勝負にでる可能性は否定できない
709 :
世界@名無史さん :2006/12/13(水) 04:17:22 0
犬型、ネコ型で分けるよろし。 日欧 イヌ型 中国 ネコ型 アメリカ いぬ型からネコ型への移行期
>>702 日本人で、ヨーロッパの古い街並みの美しさを賞賛する人は多いが、そういう
人に限って、ヨーロッパの古い家には決して住もうとしないような希ガス。
いったん日本の便利さ・快適さを味わった者が、ヨーロッパの古い家に
住むのは苦痛だろうね。
ちょうど都会の人間が田舎に行って、「実に素晴らしい。こういう美しい自然は
ぜひ残してほしい」と言いながら、自分は都会から田舎に引っ越そうとは
決して考えないのに似ている。
>>699 >第二次世界大戦中の日本にも、欧米流の国際法を脱却した「大東亜国際法」
>を構築しようとした安井郁のような知識人がいた。
中華覇権主義のおそれは確かにあると思う。
正直20C初頭と今の国際関係は相似的であるように思えてならない
>シンガポールとか、東南アジアの華人も『バナナ』気取りに思えるけどな。
これはその通りで、沿岸の「開発」された中国人や華僑は皆、
多分日本人にも優越感を持っていると思う。
事実、日本のホワイトカラーよりも事務能力の精度では劣るだろうが、
言語力や折衝力の点で使える人間が多いと思う。
あと日本人が学校教育で自立的意識を「去勢」され、
性善説も刷り込まれる一方、その縛りがない点でも中国人は有利だろう。
なによりハングリーだし
>>712 中華覇権主義が勃興したとき、欧米諸国はそれにどう対応するかな?
第一世界大戦後、日本は戦勝国の一国に名を連ねて、「一等国」になった気分でいて、
この時期はいわば日本人がうぬぼれ、のぼせ上がった時期だった。
しかし、それは確固とした自身から来ているわけではなくて、劣等感とコインの
裏表の感情だったわけだ。昭和になってもヨーロッパに行ったインテリは、
劣等感に苛まれて帰ってくる。
それともうひとつ、明治維新の元勲世代だと、夢のような地位向上なので、
ここらで国際連盟に加入して、新しい国際秩序に参加しようという気にもなった。
ところが近衛文麿のような若い世代にとっては、欧米の風下に置かれるのが
不満で、「英米本位の平和主義を排す」といった感情が出てくる。
その意味では今の中国の若い世代のナショナリズムがどうなるか気になるな。
714 :
世界@名無史さん :2006/12/13(水) 18:25:38 0
715 :
世界@名無史さん :2006/12/14(木) 01:17:25 0
と学会編『トンデモ本の世界』で、日本で出版されている「ユダヤ陰謀論」は どれも同じような内容で、何冊も読むと退屈してくると書かれていたが、 外国人によるニッポン本も似たような感じ。 ・日本社会は集団主義的・閉鎖的 ・日本人は外国人嫌いで人種差別的 ・日本はドイツと違って戦争責任をきちんととっていない ・欧米は罪の文化だが、日本は恥の文化 ・日本人はすぐに極端に走る ・日本人は欧米人に対して深い劣等感を抱いている ・日本人は中韓から受けた文化的影響を認めようとしない
716 :
世界@名無史さん :2006/12/14(木) 01:21:04 0
・大正デモクラシーはとても弱い試みだった ・日本社会で起こる現象について、なんでも文化的なもののせいだとして 説明しようとする ・日本人は長いものに巻かれる性質 ・日本は決して変わらない、あるいは衰退する ・日本と中韓の関係が悪いのは日本側に原因がある ・日本の都市景観は醜く、住宅事情は悪い ・日本経済の発展は官僚による計画経済による 他にどんなのがある?
日本はハイテクの国。 日本人は遺伝的に独創性が無い。 日本人はものまねがうまい。 日本人は劣等民族だが、集団になると強い。 日本は世界から孤立している。 日本の文化はみんな外国から来たもの。 日本人は鯨を食べる。 日本人は選民思想を持つ。 日本人は平等が好き。 日本人は国粋的な人間が多い。 日本は捏造された国粋的な歴史を教育している。 日本の研究者はアメリカから技術を盗み自分の功績にした。泥棒国家(アドレナリンとか) 日本は民主主義国家ではなくブルジョワジー独裁国家。 日本人は女性差別がひどい。 日本は在日外国人に選挙権を与えない差別国家。 日本は言論が統制されている。 日本は潜在的反米国家。 日本はアメリカの植民地 日本は亜細亜の平和を乱している。 日本男性は軟弱でマザコン、ロリコン。 日本女性にはレイプ願望がある。 戦前の日本はナチスドイツやソビエトよりもひどい。 日本人は勤勉。 日本人はまったくもって合理的ではなく金銭的利益よりも観念的なものを取る。 最近、日本が対外的に強硬なのは経済停滞の痛みから国民の目をそらさせるため。 他国は日本のようになってはならない。 日本人は賭け事がすき。 日本人は手先が器用。 日本に未来は無い。
なぜかはわからんが、欧米人による中国擁護論も似たような内容の ものばっかり。 ・中国の国内事情を無視して人権侵害を非難すべきではない ・中国に混乱を起こさないためにも、民主主義を押し付けるべきではない ・中国のエネルギー問題の解決には国際協調が必要 ・中国脅威論は幻想である ・中国は平和的な国である ・中国の経済発展はめざましく、そのうち日本を追い越す ・中国は21世紀において超大国となる ・華人ネットワークは、グローバル時代に適している ・中国人は外国人に対して開放的で、偏見が少ない ・中国の文化は独創的である
ソースを示さない箇条書きになんか意味あんの?
720 :
世界@名無史さん :2006/12/14(木) 08:59:13 O
外人何て面倒臭いから気にせずに皆斬っちゃえば良いと思う。
>>666-667 日本の場合、明治維新でも第二次世界大戦後でも、体制を変革してから
開発独裁を行った。
これに対し中国の場合、清朝でも現在の共産主義政権でも体制の維持が
至上目的だという違いがある。
今の中国人ってさ、国際社会が中国の人権や環境汚染を問題にしたり、 あるいは民主化を求めてきたりすることについて偽善的だと思ってんの?
内政干渉じゃん。
>>724 中国も他国に対して内政干渉をしているが。
>>725 それはいいの。 他国の人民の事をそれだけ真剣に考えてくれているから。
そういうレスって何が面白いの?
728 :
世界@名無史さん :2006/12/14(木) 19:31:50 0
カレル・ヴァン・ウォルフレン『もう一つの鎖国 日本は世界で孤立する』 (角川書店) 振り返ると、日本について私が初期の著作で書いた内容を批判し、その信憑性を 覆そうと画策した勢力が外務省の中にいた時代が、今の私にはむしろなつかしい。 なぜなら少なくとも当時は、外務省の役人も国の命運を懸命にに考えているように 見えたからだ。 ところが、現在の外務省にはそういう人々がいない。外務省が現在直面している 事態は深刻なものだ。日本の官僚たちの重要な機能は、普段から舵取りの利かない 国が望ましくない方向へ流れたと感じたときにブレーキの役割を果たすことだ。 だが、最近の外務省はこれを全く行っていない。無能な政治家が害を撒き散らさぬよう、 措置を講じるべきなのに、外務省はその役割を放棄してしまったらしい。 そうでなければ、近年の日本の対アジア外交がこれほどまでに悪化するはずがない。 例えば、日中関係だ。これこそ外務省官僚の介入が絶対的に必要なのに、その 気配がない。
729 :
728 :2006/12/14(木) 19:38:05 0
(中略) 日本と中国の官僚制に詳しい外国人たちは、日本と中国の状況があまりにも 違うことに驚いていると述べる。中国で赴任経験の豊富なある外国大使の ひとりは、中国の外交政策を立案する能力は、フランスに次いで優れて いると絶賛する。その理由は中国人が、想像を絶する組織的記憶をベースに、 壮大なる想像力を駆使し、可能性を創出していくからだという。しかも 彼らには将来に向かってのヴィジョンがある。少なくとも今後の状況の 変化に対応できる計画を彼らは準備しているそうなのだ。
(中略) 日本は長年、組織的記憶に長けていることで有名であり、アメリカ政府の それと常に対比されてきた。アメリカの役人というのは、少なくとも 上層部の官僚は、新大統領が選ばれると常に交代するし、ワシントンに ある政府機関の多くが行っていることは過去のやり方を踏襲するものではない。 このことは、日米が交渉している時―例えば貿易問題や経済摩擦についての 話し合いなどでも明らかだ。 ところが、日本よりも中国の官僚の方がその組織的記憶についてより 優れているという。しかもその知人によれば、中国人たちはその記憶に 想像性を組み合わせるというのだ。
(中略) 司法省とペンタゴンを除いてほとんどの場合は、アメリカの官僚は他国の 官僚に比べ弱い存在だ。例えばフランスなどに比べたら正反対だ。フランスの キャリア官僚は、政策決定において重要な役割を果たす。そして、官僚の 上位にある大臣は、官僚の意向に自分の考え方を合わせるのである。部下に 有能な官僚がいるなら、当然、彼らの意見に耳を貸すべきなのである。 有能かつ豊富な組織的記憶を持つ官僚がいるということは、一国の政府が 対処しなければならないさまざまな課題について、その国は知恵の宝庫を 持っていることを意味するのである。従って、それが組織的記憶にもあり、 さまざまな外交問題に精通している外務省の官僚ならば、政府の外交構想に 有益な提案を行うことが期待できるわけである。
ttp://www.sake-asaka.co.jp/blog/2006/08/vol122.html 2.中華民族の優越
金髪で青い目の「アーリア民族の優越」を説くナチスが引き起こしたユダヤ人
抹殺を狙った民族浄化は人類が忘れ去ることのできない二十世紀の悲劇です。
近年も「シンドラーのリスト」、「戦場のピアニスト」といった映画が作られ、
多くの人々に感動を与えると共に記憶の風化を防いでいます。
その反省から戦後の世界では、人種や民族の間に優劣はない、英語で言えば
同じ「human beings」であり、その差があるとすれば環境などの後天的なもの
とされています。ところが、中国では現在も「中華民族の優越」が宣伝されて
います。それは、文明を生み育ててきた「中華」の優越を誇示し、国民をまとめ
上げる為の象徴として使われているからです。急速に発展する中国では、貧富の
差や官僚の汚職腐敗といった問題で国内の求心力が失われがちですので、国内を
引き締め団結を図るために一層多用される傾向にあります。
3.漢民族の優越 このような背景がありますので、「中華民族」を最も狭い意味で捉える人たち、 即ち戸籍上「漢族」である多数派中国人は、象徴としての「中華民族の優越」 を現実の「漢民族の優越」と勘違いしがちです。それは、栄光の「中華」四千年の 歴史を一貫して担ってきた純粋な「漢民族」の存在を仮定することに繋がります。 羽田孜(はたつとむ)元首相は、日中国交回復を果たした田中角栄元首相に 次いで中国で人気があります。姓の「はた」は、5世紀に朝鮮半島経由で日本に 移住してきた「漢民族」の秦氏と結びつき、「優秀な漢民族の血を引くからこそ 日本の首相になれた」のだそうです。ただ、在任期間が64日に過ぎなかった のも「漢民族」と関係があったのかどうかは不明です。
734 :
世界@名無史さん :2006/12/14(木) 22:58:58 0
チャルマーズ・ジョンソンのような日本研究者は、儒教文明と日本文明が 別個の文明だという説に激しく反発するんだけど、これはなぜなんだろうか。
735 :
養殖はまち :2006/12/15(金) 01:32:54 0
>734 文化的には中韓と日本は似ているが、社会的には全然違う。 向こうは氏族社会で、日本は小家族社会。ジョンソンやウォルフレンは、この事実に全く気付かず。 >702 ラスト・サムライの目茶苦茶な日本史観に笑った。 侍が農村に住み、共存する姿はまるで鎌倉時代。近世以降は兵農分離で農村に侍などおらず。 19世紀日本にあんな部族社会があるはずもない。
>>735 郷士を忘れんでくれ。
あとは概ね同意。
ヘーゲルは選挙で選ばれる議員は私的な利益に動かされやすく、官僚のほうが より公正な態度を取れると考えていたが、ウォルフレンもヘーゲルと似たような 考えの持ち主なんだろうか。
>>737 ふーん。
でも、いくらなんでも日本刀で騎兵突撃なんてしないよね。
信長の鉄砲三段撃ちは野戦築城があって初めて有効だった。 騎兵突撃もありかと言えばあり。でも日本刀じゃなくて槍だよね。 ああ、あと三段撃ちはなかったぁぁぁぁぁとかは別スレでね。
741 :
世界@名無史さん :2006/12/16(土) 02:53:18 0
D・S・ランデス『強国論』(三笠書房) ◆もっと評価されてよい日本の植民地政策 だが、この基準からすれば、時代を通して最高の植民地支配者は日本で、韓国や 台湾ほどうまくいった元植民地はなく、1950年から1973年の国民一人当たりの 年間成長率は先進工業国を上回った(日本自身を除く)。私見だが、この業績は 家族構造や仕事観、目的意識といったこれらの社会の文化によるものだと思う。 こういった価値観は日本の支配下でも存在し、その一部は支配への反発となったが、 それが自分たちの利益となる場合の対応ぶりにもあらわれ、たとえ異国の支配者に 働き場所を与えられても、それは同じだった。だが、もと植民地に成功が もたらされたのは、日本政府が植民地に残した合理的経済のおかげでもあり、 植民地で行われたのは「日本自身も行っていた近代化努力の最高傑作」であった。
◆なぜ中国の先進性は“一瞬の輝き”に終わったのか 千年前、中国はどの国家より―もちろんヨーロッパより―ずっと進歩していた。 この先進性はその後数世紀続いたとする主張するものもいる。それでは、 なぜ中国はその先進性を「維持しそびれた」のだろうか? 中国の学者たちのなかには物事を遠まわしにいって、その痛みを軽減しようと する者もいる。「中国社会は安定しているが、それは進歩がないとか不変とか いうことではまったくない…。速度がゆっくりしていて、変化の度合いが 小さいだけだ」(これは真実ではあるが、答えになっていない)答えられない、 非論理的だとして、疑問を片付けてしまう学者もいる。彼らによれば、 物事の否定的な側面を説明するのは不可能だといわれているから答えられないし (これは論理的に絶対に間違っている。大規模な失敗や成功を説明するのは、 たしかに複雑だが、それが歴史というものではないか)、失敗などしていないの だから非論理的だというのである。「失敗」という言葉を使うと、私たちは 中国に非中国的な尺度と期待を押しつけることになるという者もいる
(中略) また、中国には、学校、専門教育機関、学識者の集まりといった調査や 学習のための制度もなければ、意欲を生み、競い合う機会もなかった。 意見を交換したり、大局を見て判断したりする姿勢や進歩に対する観念が 乏しいか、もしくは欠落していた。ここにもう一つのパラドックスがある。 中国は学術に長けた祖先を公式に崇拝し、1734年には皇帝の命令で、宮廷の 医者が先駆者に生贄を捧げる儀式を行っている。そのくせ、新しい世代の 発見には無頓着で、あとになって古物研究や考古学的調査によってそれが 再現されるという調子だった。
つまり、中国の進歩の歴史は、時間や空間から切り離され、反響も受けず、 価値判断もなされないまま、隠喩と見せかけの深遠さによってあいまいに され、限られた地域にしか伝わらなかった一瞬の輝き―実際は、まとまりの ない陽炎のようなもの―にすぎないのだ(その点、ヨーロッパの活版印刷術 とは比べものにならない)。多くの用語が事あるごとに考案され、すぐに 使われなくなる。そのため現代の学者は、必死に努力して、どちらかと いえばありふれた文献を解読しようとしている。形而上学的な懐疑主義や 推測においては、多くの知識が泥に埋もれたままになってしまう。科学的な 研究を「邪魔」で実体のないものと非難し、安易に軽蔑した儒学者の言葉を 引用しよう。科学の流入を妨害するような発言だ。「顕微鏡があれば物の 表面が見える…けれども、それで物事の本質を見ている気になってはいけない」
745 :
世界@名無史さん :2006/12/16(土) 03:26:47 0
支那が先進国(文明は中東・地中海や印度のほうが進んでたと思うが)になれたのは 「他地域が競争したから」。周代から戦国あたり、驚異的な発展を遂げた。地域的な 歴史としては若輩者の支那文明は早熟の天才だったわけである。中東やエジプトが何千年も かけて成し遂げた文明の発展や効果的な統治方法を瞬く間に成し遂げたのだ。しかしその後、 いわゆる「中原世界」を強大な勢力で一本化するために、強力な「おさえ」を用い始める。 「儒」である。これを悪用・乱用し、人民を徹底的に押さえつけた挙句、世界のどこよりも 早熟だった文明はイギリスのアヘンを吸入しては「中華思想」にふける、世界有数のバカな 地域に成り下がったのである。
746 :
世界@名無史さん :2006/12/16(土) 03:27:53 0
他地域× 多地域○
◆“世界一の綿産業国”インドに致命的に欠けていたもの なぜインドで産業革命は起こらなかったのか?つまるところ17、18世紀の インドは世界一の綿産業国であり、品質、多様性、価格のどれを取っても 卓絶した存在であったというのに。産業は国内の大きな需要を満たしたに 止まらず、生産高のおよそ半分をインド洋全域ならびに間接的に東南アジアと 中国に輸出することだった。この巨大な市場に、17世紀にはヨーロッパの 需要という刺激が加わったのである。このことは大きな活力剤となり、 供給に関して必然的に、古い問題を悪化させ、新しい問題を生み出す結果を もたらした。どうして当時、資本(機械)を労働者の代わりに用いることで、 こうした困難を緩和することに関心が持たれなかったのだろうか。
インドの歴史家には、自国のこの怠慢を見逃したり認めなかったりする 傾向が見受けられる。なかには、特にインドの民族主義者には、これを ヨーロッパ人、とりわけイギリス人のせいとする向きもある。こうした 侵入者が突然あらわれてインドの政治に首を突っ込み、対立を助長する までは、インドは資源に富んだ繁栄を楽しむ国だったのだと。たとえば ある歴史家は、17世紀インドの王立作業場に注目し、技術革命をうっとり 夢見ている。「こう推測したい誘惑に駆られる。それらが機械化の方向に 向かわずに、インドの近代化産業に向けての国家のモデル工場となって いれば、イギリスのインド征服によって終焉を迎えていなければ、と」。 これではまるで、思うがままに労働力を買い、命令できる制度ではないか。
749 :
世界@名無史さん :2006/12/16(土) 08:18:47 0
750 :
世界@名無史さん :2006/12/16(土) 08:47:58 0
イアン・ブルマってなんであんなに評価が高いの? 著書を読む限り、たいした研究者とは思えないけど。
ブルマって名前じゃないかな?
日本研究はライバルが少ない穴場だから二流、三流の研究者にとってはおいしい。 バカな日本人が外人様のご高説というだけで感動して持ち上げてくれるし
海外のテレビ番組、特に中国関連のものを観ると、日本人よりも欧州や米国の人間の方が中国に対してコンプレックス、というか劣等感のようなものを持っているんじゃないのかな〜、と思えるんだが。 アヘン戦争からの一連の流れってのが、罪悪感と言うかなんというかそういうものの根源にもなっているんだろうかね。
>>754 アメリカ人は外国のことなんて興味ないだろう。
日本も中国も興味ないどころか区別すらできてなさそう。
ブッシュやクリントンはイラクや中国に手をだしたり、組んだりしているじゃん。 ユダヤの味方して中東のイスラムを弾圧しているに 何嘘ばかりかいてんだ。
757 :
モサド :2006/12/16(土) 16:54:15 0
>第一次中東戦争のときにはアラブ諸国は三方同時進撃なんてやらかして、 >当時のイスラエルの人口がいきなり半減してるが、その時アメリカなんて助けてくれなかったぞ。 >その危機を克服して、その後の中東戦争のときには逆に、 >エジプトやシリアの首都100キロ手前まで進撃していたのに、 >アメリカにストップかけられてる。 >超大国がバックにいるからってんなら。 >当時のエジプト、シリアもソ連が後ろ楯だったし、なに言ってんのやら。 (^^)
このスレを読んで欧米人を軽蔑するようになったヤシは多いんじゃね?
759 :
世界@名無史さん :2006/12/17(日) 02:59:26 0
ウォルフレンは小泉の靖国神社参拝のせいで、中国の高速鉄道プロジェクトの 一部をドイツ企業が受注し、日本企業は競争相手に一歩先を越されてしまった と書いているんだが、 中国はもともと、伝統的に親ドイツ感情が強い国なのでは?
760 :
世界@名無史さん :2006/12/17(日) 06:43:46 0
>>759 あんな国に資本投下するくらいなら振られて温存しておいた方が良いと思うがね
>>760 最初ドイツは国民党に軍事顧問団を送り込んでた品。
ところで、ドイツ起源の思想というのは中国にどのくらい影響を
与えたのか知ってる人いる?(マルクス主義を除いて)
明治日本の官僚制はドイツに倣ったものだといわれているけど。
蒋介石なんかはナチズムやファシズムに影響受けてたの?
>>762 藍衣社とかいうファシスト団体があったらしいが
764 :
世界@名無史さん :2006/12/17(日) 09:48:05 0
>>762 国民党は国際的にはファシズム政党という扱いをされているらしいよ。
>>754 ディスカバリーチャンネルとか見てると、「大航海の英雄・鄭和」みたいな
中国マンセー番組が多いね。
日本人が「中世イスラーム文明の先進性」を強調するようなものかな?
>>764 今では信じられないことだが、第二次世界大戦の直前、アメリカでは
まがりなりにも議会があって普通選挙をやっている日本よりも、蒋介石
政権のほうが民主的だと思われていた。
蒋介石夫人の宋美齢は何度もアメリカへ行って、大変な人気を博している。
767 :
世界@名無史さん :2006/12/17(日) 11:07:20 0
というか、日本の場合中央政府が出先の軍隊の行動を統制できないっていう、近代国家としては ありえない酷い状態だったからな・・・ 軍が独断で対外戦争はじめて、首謀者にお咎めなしってどういう国だよ。 まさにローグステイツ。
>>767 日本には解放戦争という崇高な目的があった。
欧米の植民地国家と同列に考えるな。
>>768 何が言いたいのかよくわからん。仮に日本の目的が植民地解放だったとすると、軍が中央の統制を離れて
勝手に戦争をはじめる事が許されるのか?
ついでに言えば、"欧米からの"植民地解放の為の戦争ではあったかもしれんが
後釜として日本が居座って新たな宗主になる気でいたんだから単純に"解放戦争"とは言えんぞ。
| | | | ,J
771 :
世界@名無史さん :2006/12/17(日) 11:40:08 0
>>768 建前上だがな、結果的に植民地解放に繋がった面もあるが
773 :
支那革命の父孫文先生 :2006/12/17(日) 11:49:14 O
1922年11月《ジャパンアドヴァタイザー紙》掲載記事より 日本は世界大戦の際に連合国側に荷担したが、 これによって日本はもっぱらアジア人のための 絶好の機会を利用することを怠ったのである。 かようなアジア人のためのアジアが建設されてこそ、 アジアは白人、特にアングロサクソンに対抗することが出来た筈である。 世界大戦の初期に私は日本の政友会総裁犬養氏に一書を呈して、 この際日本はすべからくチュートン諸国を援助し、 かくしてアングロサクソンの相対的勢力の相殺をはかり、 以て世界の勢力均衡を維持すべきであると説いた。
>>773 中国も連合国側でWW1に参戦してるのに何言ってんだ
欧米が海を越えて侵略する蛮行と、日出ずる国の天子による王道のどちらがいいか朝鮮人以外は普通に答え出ている。
>>777 >普通に答え出ている。
日本の歴史を誇りたいなら、まず誤字脱字をなくして綺麗な日本語を使えるように
しましょう。
それからフィリピンなんかでは"海を越えて侵略してきた"アメリカのほうが評判がよくて
日本軍は随分とゲリラ戦に悩まされたようですが。
欧米と日本、両方の支配を受けた経験があって、比べた結果日本の方がよかったなんて
言ってるところは少ないようですがねえ。
それからフィリピンなんかでは"海を越えて侵略してきた"アメリカのほうが評判がよくて プロパガンダって知っているか? パラオでも戦後アメ公が支配してアンチジャパンキャンペーンをはじめたが、 さっぱりだったようだがねw 誤字脱字<2chでさも自分が正しいようにミスリードしていく基本テクニックですね。 いまどきそんな手法で釣られる人いるの? 書いた本人が悦はいっているだけでみっともないよw
欧米と日本、両方の支配を受けた経験があって、比べた結果日本の方がよかったなんて 言ってるところは少ないようですがねえ。 ↓ 半島と大陸のいわゆる「アジアの人々」って奴ですかwwwww 連中とサヨクが結託してプロパガンダしてるだけだねwwwww
南洋諸島 ベトナム フィリピン ビルマ インドネシア ニューギニア 両方の支配を受けた地域だとこんなもんか。 で、日本の支配の方が良かったって言ってる地域はどこ? ちゃんと統計的にまとまってる住民に対する調査データをしめしてね。
>>781 フィリピンではマニラの憲兵隊司令部で裁判なしに敵性やアカとみなされる現地人殺してたり、
評判悪いね。
インドネシアでは今村均は住民をよく扱って評判いいけど、他の陸軍や海軍の統治は評判悪いね。
南洋諸島ぐらいかな評判いいのは。
ドイツやアメリカと比べていいかは知らないが。
ドイツ生まれの思想はなぜか後進国で受け入れられることが多いね。 ロシア、明治日本、中国、イスラーム圏・・・
>>783 ドイツの思想自体が、先進的だったイギリスやフランスの普遍的な思想に対する反発として
ドイツの独自性を主張してる面があるから、後進的な地域と相性がいい面はあるのではないかな。
無条件な自由主義が経済的合理性を持つのは最先進国限定で、 それ以下の後進国・中進国・準先進国といったレベルの国、 つまり大半の国では、開発独裁の方が合理的なんじゃないかと思う。 で、元祖開発独裁はプロイセンだから、その後の諸国のモデルになったんだろう。
>>782 国際法では便井兵は現地の部隊の独自判断で処分可能だよ。
そんなことで日本を云々するつもりかねサヨククン
>>786 どうして酷使さまってのは自分に都合のいいように論旨を捻じ曲げて恥じないんだろうねえ。
>>782 を普通に考えりゃ便衣兵じゃない無実の現地住民も大量に殺してしまってたから反感を
買ったって話だろう。
ついでに言えばフィリピンで日本軍が評判悪かったのは、食料をほぼ現地調達でまかなってた為
現地人からは武装略奪者の集団に見えなかったこと。この辺の事は別に左かかった文献じゃなくとも
山本七平(大戦時、ルソン島駐留部隊で砲兵少尉だった)の著書にも書いてある。
一つ付け加えて酷使さまの反論を封じておくと、日本軍は一応食料の代価は払っていた。
ケツ拭く紙ぐらいにしかならない、貨幣として無価値な軍票でだが。
そんなわけで実質的には略奪と変わらんわな。
いかん
>>787 一部訂正
>現地人からは武装略奪者の集団に見えなかったこと。
↓
現地人からは武装略奪者の集団にしか見えなかったこと。
なんか勇ましいこと言ってるやつは、水木しげるの戦記漫画でも読んでみ
> 無実の現地住民も大量に殺してしまってたから おまえは殺害現場をみたのかw そんなどうでも言いチラシの裏をかいてんじゃねーよw
>>787 反論を封じるどころか、それだとボールはオマエの側にあるじゃんw
453 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/12/17(日) 15:44:44 ID:7G8Mf2rr
ttp://www.realclearpolitics.com/articles/2006/12/keeping_japan_onside.html RCP:日本を(西欧の)対立側陣営につけないことが重要
リチャード・ハロランの書いている「日本論」と言うよりは、西欧(のアジア学者)
から見て日本がどう見えて、どういうところに関心があるかを窺がわせるもの。
単純化して言えば、西欧から見ると、日本はアジアに位置するけれど、アジア
なのか西欧なのか良くわからない国で、純粋系のアジアの国ではないにせよ、
まぎれない西欧の一員である事もない。日本は西欧とアジアの中間にいて、
時代によって揺れ動くといった見方がある。
オーストラリアの軍事外交政策から見ると、その国は(アジアにあるけれど)
紛れもない西欧の一員なので、日本を同じくアジアの、西欧側陣営に引き
止めることが基本的目標になるという。
アジアパシフィック・センターの学者John Millerの日本定義を引いて説明
している。JohnMillerのいう日本モデルは、日本はアジアの国ではなく中華
帝国にも朝貢していない。長らく孤立していた日本は、明治維新以降、急速に
西欧化を目指したけれど、満州中国に関わってアジアを重点政策とする
帝国主義になり、終戦後には再び反転して西欧化している。
John Millerによると、日本が良くわからない基本的な理由は: 1)アジアの中での日本の、自分の役割 2)日米同盟の存在 3)普通の国への復帰による政治的役割の増大 をどういう風にバランスしてゆくのか、明確にされていないからで、西欧から 見た場合、日本がその有する西欧的価値観にもかかわらずアジアに(のみ) コミットする可能性があるのではないかという疑問が残る。そのために、 対日基本政策は、日本を西欧の対立側陣営につけないように、引き止める ことが重要目標なるのだと説いている。
別に日本に限らないんだけど何でわざわざどっかの文化圏に当て嵌めようとするんかな。 西欧だなんだといっても地域で分けただけのものなのにまるで同一文化であるかのように言っちゃってさ。
文化圏 アメリカ=文明国 西欧=文明国 東欧=貧乏な文明国 東亜=虐殺独裁国家郡 イスラム=テロリスト アフリカ=劣等民族の溜まり場 これが俺の客観的な文化圏の分析。
>>794 何かを分析する場合、特徴列挙からいくか、類似のもので種別するか、二つに一つだから
認識の基点をステレオタイプ的であってもひとつ定義しないとよくわかんないままだし、
簡単なのは類似のもので種別することだから
日本が特殊なのは、単に僻地だったから。外敵がほとんど来なかった結果。
中華圏は自己目的化が絶対化してる(中原をとれば富は集約できる)から、
日本にも興味がわかなかった。異民族もまた、中原をとれば全部「中華」になってしまう。
つまり中原という巨大な重力の井戸があったので、
スピンアウトしてくる質量がなく、日本は外敵と出遭うことがほぼ皆無だった。
あと大航海時代も日本まで触手を伸ばしてくるには時間がかかりすぎてたので、
餌食にはならずに済んだ(というか帝国主義に転化することで「済ませた」)
アメリカってその国内に資本家貴族と発展途上国をまんま取り込んでないかな
不法移民労働者の時給は中国の工場の時給と同じだって聞いたし、
彼らがいなければ国内産業が成立し得ない
イスラムは部族社会+宗教国家だから、ムスタファ・ケマルのようなのが出て
近代化を徹底させた上で、世俗化も進ませないと難しいよな、、
何かを批判しようとすると、イスラム法に反しているからといって気を使わなければならず、
また民主化といっても部族の利害関係から、統一政府を維持しようとすれば結局、
強権政治にならざるを得ない。
アフリカは自立したくても自立できなくなってしまった。搾取体制が確立しすぎてる。
国内の基幹産業は一次産業のまま、そして経営権は多国籍企業が持つ。
一番の穀倉地は外資の農場が占拠し、在来農民はむやみに牛を増やして周辺の砂漠化を進行させる。
国内で飢饉が起きてても農作物は常に輸出されつづける。
自主的発展をしたくても、育った有能な人間は全部外資かNGOに就職しちゃうし
だから「持続可能な開発のための援助」がNGOとか国連で行われているわけだが、遅々としたまま。
D・S・ランデスは、戦後日本とNIES諸国が発展した理由として、“手先の 器用さ”を挙げている。手先の器用さは箸で食事をすることから来ており、 微細な部品の組み立てには特に役立つそうな。 また華人は、ヴェーバー流のカルヴァン主義者をうらやましがらせるような 職業倫理を遵守していると主張している。
>>793 単に日本にチャートが無いだけだと思う。
ある意味、ポスト地政学主義なのかも。
次は中国といかに付き合うか、それだけだろうな。
これまでは放置okだった環境制約とか逼迫してくるから。
>>792 >西欧化を目指したけれど、満州中国に関わってアジアを重点政策とする
>帝国主義になり、終戦後には再び反転して西欧化している。
こういう指摘見るとほんと腹がよじれるんだけど、帝国主義化=西欧化、だよな。
そのことを西欧自身が直視できるようになったのは1978以降のはずw
(その認識を表明しても石ぶつけられなくなったのは、という意味で)
再び反転して西欧化、じゃなくて、外征的西欧主義はやめて、
小日本主義に徹底したのが敗戦後。
しかも、それがありえたのも、冷戦構造によって
地政学的リスクにおいて小康状態が達成されたから。
------------
500 名前:名無しさん[] 投稿日:2006/12/18(月) 07:22:27 ID:uQ0yfMKv
>>499 アメリカ人って何だかんだ言って、他人事に干渉するよな。
人の家覗いてケチつける奴もいるし。
自分がちょっとでも気に入らないと文句言う。
自分の自由は尊重するが、他人の自由は知ったこっちゃないって感じ。
------------
これが欧米的良心の正体だろう。
>>797 イギリスの学力調査だと、結局は西インド諸島系移民は常に成績が悪く、
次にパキ系、次に白人、中国系移民の子弟は平均して常に優秀だそうな。
多分、基本的に勤勉なんだよ。
あとマイノリティはいい方向にも悪い方向にも振りが大きいだろう
マジョリティに対する反動心から自己規定を徹底しようとする動機は大きいと思う、
だから先鋭化する一方で、克己心もあるんじゃないかな
ttp://blog.mag2.com/m/log/0000101909/106513438.html このたび、あのニール・ファーガソン(コラム#207〜212、240、738、
828、855、880、881)が、自民党の一党支配をとらえて、日本の政治の先進
性を指摘しています。
(中略)
もっとも日本でだけは、この経験則が当てはまらないほどの長期的な一党
支配が続いている。
日本人の礼儀正しさや精緻な社会秩序(intricate social hierarchies)
を見ると、日本は別の惑星だと言いたくなるかもしれない。しかし、日本は
未来の地球なのだ。日本は色んな面でわれわれの何周回か先を走っているの
であり、政治においても日本の一党支配はわれわれの政治の将来である、と
考えるべきなのだ。
このように見てくると、英国のブレア首相はこのままずっと続投し、米国
の次の共和党大統領どころか、次の次の共和党大統領に就任の祝意を述べる
ことになるような予感がする。
ttp://www.ohtan.net/column/200312/20031215.html 今回は、日本で著書がまだ全く翻訳されておらず、殆ど紹介もされていま
せんが、英米では大変な評判になっているスコットランド出身の新進気鋭の
歴史学者ニール・ファーガソン(Niall Ferguson。39歳。ニューヨーク大学
ビジネススクール教授兼オックスフォード大学客員教授)を採り上げること
にしました。
(中略)
第一に民主主義国家は戦争を厭う。ナチスドイツ、日本帝国、ソ連、中共
は米英等が文句をつけない間に強大な軍事力を整備した。第二に、民主主義
国家は、一旦戦争を決意すると国民は無制限に戦い抜こうとする。これに対
し、独裁国家では、自分の決めた戦争でないだけに、国民が途中で嫌気がさ
して戦争が終わってしまうことがしばしばある。
ttp://www.ohtan.net/column/200312/20031216.html 英帝国が崩壊したのは、チャーチルが20世紀における最も熱烈なる帝国主
義者であったにもかかわらず、世界史上例を見ないの悪の帝国であった(ホ
ロコーストの)ドイツと(南京大虐殺の)日本を叩き潰して世界を救うこと
が、英帝国を維持することよりも大事だと考えて、(ナチスドイツには英国
と戦う意思がなかったにもかかわらず)まず1940年にドイツに、次いで日本
に戦いを挑んだからだ(以上の()内はアーカイブ・サロン前掲)。(チャ
ーチルにとって無念だったのは、戦間期において米国にいまだ覇権国として
の自覚がなかっただけでなく、覇権を失った英国のリーダー達も覇気を失っ
ており、米英が連携してドイツと日本にもっと早い時点で軍事介入して体制
変革することができなかったことことだろう
ttp://www.ohtan.net/column/200312/20031217.html しかし、例えばイラクを本当に自由・民主的かつ資本主義的な社会にした
いのであれば、第二次大戦後ドイツと日本に対して行ったように、長期間に
わたって占領して体制変革に取り組まなければいけないのだが、米国にそこ
までの心構えができているとは思えない。
いずれにせよ、戦略資源である石油を押さえるという観点から、イラクや
サウディは、第二次世界大戦後の日本と西独のように、事実上米国の保護国
となることだろう。
ttp://www.ohtan.net/column/200405/20040510.html 私は、ブルマらのこの日本の反英米主義(=オクシデンタリズム)ドイツ
由来説は、牽強付会だと思います。
特攻隊ランゲマルク戦由来説はご愛敬として、上杉慎吉について言えば、
彼は天皇機関説論争では天皇機関説が政府の公定解釈となったことで美濃部
に敗れ、民本主義論争でも大正デモクラシー時代到来によって吉野に敗れて
います。また、森戸事件でも上杉は学問の自由を圧迫する者として世論の厳
しい批判を受けました(前掲旅研サイト)。つまり、上杉の生前の日本は朝
野をあげて親英米主義であり、上杉の影響力は極めて限定的なものでしかな
かったわけです。
その後、日本は反英米主義に転じるのですが、その時代に制定された「国
体の本義」については、その総論的部分を熟読玩味した上で慎重に解読する
必要があります。
>>796 木星が無かったとしたら、地球に落ちてくる小天体はもっと多かったはずで、
地球の環境がそれなりに安定しているのは、かなりの程度木星のおかげ……
という理論を連想した。
The Economist誌に、“Monoglot Britain”という英国の外国語教育に関する 記事が載っていたんだが、その中で、 「しかし残念ながら、子供に外国語の学習を強制しても成功の保証はない。 ご疑念があるなら、広く英語を教えている日本で、通りがかりの人を呼び止めて、 英語で道を尋ねて御覧なさい」 と書かれてあった。 日本人の英語下手は、学校での教え方の悪さだけではなく、日本語で何でも 用が足せる(学術論文まで母国語で書ける)という環境に根本的な原因がある ように思えるが。
キリスト教といい英語といい、悲しいほどに普及しないな。
トム・ホランド『ルビコン 共和政ローマ崩壊の物語』に、 この共和政体は、いわば鏡の部屋だった。見かけは主権在民だけど、見る角度を 変えれば、すぐにまったく違った姿を現す。こんなふうにくるくると姿を変える 政体に、外国人ばかりか当のローマ市民も戸惑っていた。あるギリシア出身の 歴史家も、「ローマ人自身、自国の政治制度が貴族政なのか民主政なのか、 それとも君主政なのか、はっきりとは言えないと考えている」と書いているぐらいだ。 とあった。欧米人が日本の政体について書いていることとあまりにもよく 似ているので笑ってしまふw
809 :
世界@名無史さん :2006/12/20(水) 05:24:10 0
>>668 >>684 ウォルフレンのようなヨーロッパの社民主義者は、現在の世界では“負け組”
だから、アメリカによる、「グローバル経済における新自由主義のヘゲモニー」
に対する対抗勢力として中国に期待しているのだと思われ。
著書の中で、日本と中国が莫大なドルを保有している現在の状態を「新ブレトン
ウッズ体制」と呼んでいるから。
そして、中国の政治リーダーたちは、「新ブレトンウッズ体制」が崩壊する前に、
自国の経済を充分に発展させ、人民元が、現在のようにドルによる外貨準備と
いった外部からの裏づけなくして、世界における主要通貨の一つとしての地位を
獲得することを望んでいるだろうと主張している。
もし社会不安が起こり得ない充分な国内的産業基盤を備えたなら、アメリカ債券
市場の崩壊にも対処できると、中国政府は考えているに違いないと。
>>808 ゾルゲが言ったと、どこかのスレで見たな
日本は見る人の望むとおりの日本が見える
民主的にも見える、軍国主義的にも見える、
とかだった。
>>800 長期の一党支配・55年体制は単に、
・議論軽視の文化=国会の形骸化・国対の充実、
・党内野党の機能性が説得力においては十分だったこと、
・労組が自己目的化する一方で「運動会」的なままで留めおかれた社会運動、
・事なかれ主義、
・右肩上がりの経済であるがゆえの政権交代の必要性を感じなかった、だけの話、、
今に至って90年代から小泉前後までネオコン改革の実行という大きな自由主義への振りがあり、
それに対する戻しがこれから起きるはずだけど、
これまでのようにそれが自民党の中で起きるか(その場合は腐敗構造の温存になるわけで)
あるいは政権交代という大掃除の形態をとるのか、その違いがある
まぁ近未来もまたFixer社会だって指摘なら正しいさ。
(でその次は超全体主義化するんだろう)
>>801 どの指摘も付帯条件についての押さえが軽すぎ、というか焦点がずれてる。
いずれも、どの程度まで国民の情報状態があるのか、とか、
民意反映のプロセス、政権運営のコストの問題であって、
2項対立図式でまとめられる対象じゃない
一番はともかく、3番は半ば妄想
2番がわかりやすいと思うが、
ヴェトナム戦争と湾岸戦争・イラク戦争の対比が極めて焦点を明示的
従軍記者がありていに書いてしまったために厭戦気分が広がり、
帰還兵の迫害にまで発展したのがヴェトナム。
湾岸戦争では戦争の概念がかなり記号化(ゲーム的)になって
苦境を報じられることがなかった。厭戦気分が出る前に終わった。
イラク戦争ではさらに記者の統制が進んだ結果、
視聴率の取れるFox的報道が一般化して
従軍記者が戦争映画のナレーターにさえなってしまい、
占領政策がうまくいかない状態になってようやく実態が兵士のブログなどから
もれ出てくるようになり、報道も押さえがずれてきて、厭戦気分も高まりだした。
当時は、国内の厭戦気分の抑制策も徹底されてて、
空爆を批判した小学生が拘留される始末だった。
>だから、経済問題が戦争の原因だなどという議論は倒錯以外の何者でもな
い。
>貿易、投資等の経済的な相互依存関係の増大、あるいはグローバリゼーシ
ョンが戦争を減少させるというのもウソだ
これも突っ込みやすい。たとえば戦争の強い動機となったブロック経済の件はどうよ。
確かに今は、財政破綻国家にIMF経由で外資の介入により
搾取体制を確立する手法のが効率的であり、一般的なんだろうけど。
批判の軸のがずれてるか、、 「経済問題に突き上げられて戦争経済に逃げたのが政府なのに、 『戦争は政治の責任である』と断言するのは短絡杉じゃ?」 「その意味において、『資源配分の最適化の結果、戦争は減る』 という論を否定するのもムリがありそう」
814 :
世界@名無史さん :2006/12/20(水) 18:36:35 0
>>230 >日本とドイツはもともとよく似ていて、軍による統制、君主の神聖化、
>民族の精髄として国土と血統の 純粋を宣伝する態度など、共通点が多かった
日本とドイツって似てるか?岩野礼子氏が『ドイツ再軍備』で、
「幸運な国々には与えられている、歴史的に長時間かけて得られた合意という
ものがドイツには存在しない。ドイツ史には、関ヶ原の戦いもなければ南北戦争
もなく、あるのはただ、ビスマルクなりコールなりが取りつけた約束事だけである」
と指摘しているが、日本の場合こういう不安定さとは無縁だと思うが。
谷川稔氏も、『国民国家とナショナリズム』で、
「まず、日本は四囲を海に守られている。前近代から近代への移行にさいしても、
領域的な一体性と連続性に変わりがない。有力な民族的・地域的マイノリティ
も稀であった」
「同一領域内の自己完結的な国民国家形成という点で、フランスともっとも
近しい関係にあるのは、ドイツではなく、むしろ日本であろう」
と書いている。
815 :
世界@名無史さん :2006/12/21(木) 00:09:46 0
>>651 >この2000年の歴史で、中国は
って、その前提がまずありえねえ。答えられるわけねえだろ。
817 :
世界@名無史さん :2006/12/21(木) 13:09:19 0
バーネットの「新地政学:世界グローバル化戦略」(中の2)
ttp://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/k7/171218.htm まずこの章でバーネットが主張していることで最も注目すべきなの
は、「今の中国は、十九世紀後半頃のアメリカと同じ状況である」
というものだ。このような比較というのは、日本人の私たちからす
れば明らかに怪しいものなのだが、アメリカの戦略家の間では意外
と単純に受け入れられているものだ。
たとえばYS氏が以前この国際戦略コラムでも紹介された「フォー
リン・ポリシー」という雑誌で行われたブレジンスキーとミアシャ
イマーの討論があるが、そこでも「十九世紀後半のアメリカ」と「
現在の中国」は、「多民族国家による新興国」という意味では状況
が似ていることを前提にして、激しい議論が交わされている。
ではバーネットが中国政府の独裁的な面に批判的ではないかという
と、そういうわけではない。
818 :
世界@名無史さん :2006/12/21(木) 13:09:59 0
彼の場合は、いずれ中国が完全にグローバル化に組み込まれるとそ ういった独裁的で閉鎖的な部分も開放的にならざるを得なくなるか ら、当面の独裁状態には目をつぶっておこう、ということなのであ る。その証拠に、バーネットはこのままの状態が続けば、中国は 2025年までに民主化するとハッキリと明記しているほどだ。 なぜここまでバーネットが「中国はアメリカの敵にはならない」と 楽観視できるのかというと、やはり昔のアメリカとの対比である。 たとえばバーネットは「アメリカは世界で最も長期間、多民族によ る政治・経済体制を維持できた成功例であり、逆に中国は世界で最 も長期間、多民族による政治・経済体制を維持できなかった失敗例 である」ということを述べている。つまり基礎的な部分では似通っ ているという、アメリカの知識人にありがちな中国に対する幻想を 匂わせているのだ。
819 :
世界@名無史さん :2006/12/21(木) 13:10:49 0
その次に、どんな国でも新興国の時は政治体制が独裁的でないとや っていけないものだ、ということも述べている。アメリカもその例 にもれず、十九世紀末の上り坂を駆け上がっている時は今の中共政 府ほどではないとしても、アメリカ中央政府も掌握力が必要だった から、というのがその理由である。 また、バーネットは中国の掲げる共産主義も、ただの建前/念仏で あるということには充分気がついている。たしかに現在のアジアで は中国がその周辺国を「資本主義」で牽引している面が大きいし、 バーネットはこれを「逆ドミノ現象」(reverse domino effect)だ と指摘しているほどだ。 このように中国のグローバル化、つまり国外とのつながりだけでは なく、国内の「都会化」をも大歓迎するバーネットなのだが、彼に とって何が一番怖いのかというと、それはズバリ、中国の鎖国化で ある。 これもアメリカのリベラル派、グローバル化派の意見として根強い 典型的な意見だが、もし中国を鎖国化により世界市場から失ってし まえば、世界で進行中のグローバル化という動き自体も止まること になる、だからある意味で、中国を世界経済に組み込むことこそが 大国間戦争防止の最後の砦だ、ということになるのだ。
820 :
世界@名無史さん :2006/12/21(木) 18:32:50 0
なんか、読むのにえらく疲れる書き込みが続いてるな
>>790 おまえは文革の殺害現場を見たのかw
って反論されれば終わりだな・・・
>>811 >(でその次は超全体主義化するんだろう)
何故?
>>817 古い文かと思ったらそうでもなかったんね、、
>彼にとって何が一番怖いのかというと、それはズバリ、中国の鎖国化である。
正直理解できない、、
軽度の保護貿易ならわかるが、経済発展を享受した層が「鎖国」を選択するはずが無い
今の中国は人口に対しての食料も資源も足りていないので
輸入大国になっていく、だから経済的孤立に耐えられるはずが無い
あるいは強権発動で土地・工場接収なども一部ありえるが、
それとて信用失墜と経済的孤立を強いる、
精々許認可権、M&Aや特許管理などで恣意的な法運用をするだけでは
>その証拠に、バーネットはこのままの状態が続けば、中国は
>2025年までに民主化するとハッキリと明記しているほどだ。
これも怪しい。単独政権だと「他者」不在だから、
内部に他者を作って止揚するのでストレスは軽減されるし、
そもそも人治国家で制度に対する意識は低い。
法治意識は近年高まりつつあるが(訴訟大国になる可能性があるが)
それとて必ずしも民主制を必要条件とするとも思えない
ロシア崩壊のチャートをとらなかったので、
民主主義化する条件整備・必然性が達成されるかどうか、
中国についても例外的に扱っていいような
>>822 情報管理技術(民意・治安の管理)が鋭意向上中だから
反論がことごとく芽のうちに摘まれるようになる
(たとえば『科学的根拠』の濫用で議論が停滞するようになる)
対立候補者などの傷も恣意的に曝されるようになり、
誰も情報中枢を握ったモノに勝てなくなってしまう
ロシア崩壊じゃなくてソ連崩壊だった
>誰も情報中枢を握ったモノに勝てなくなってしまう で感情動員にばまり左右されるようになる それに対するアンチテーゼ・フェイルセーフが 「第4権力」と「教育の自治」の理念なんだけれども、、、 学習する主体が、(悪しき)体制の強いるイデオロギーにも 批判的で在れるために、「教育する権利」も 「教育を受ける権利」も政府に委譲するべきではない (はずが、かえってイデオロギーに自家中毒化した日教組) マスメディアは、許認可事業で守られ、 記者クラブで情報と記者会見などでの取材権を寡占し、 その一方で印象操作などで「管理」に協力もしている そうして走狗に堕落したくせに特権階級意識を持つようになった、と
小泉政権からこっち主流派と仲悪い連中(与野党問わず)のスキャンダルがよく出るようになったよな。
827 :
養殖はまち :2006/12/22(金) 01:12:08 0
日本は文化的にはアジア。だが社会的には違う。 日本は小家族社会だった。 小家族社会とは、一組の夫婦と夫の両親、夫婦間に生まれた子ども達を一つの単位とし、 その単位ごとに土地・家・財産を持つというもの。これにより土地と財産の私有観念が生まれる。 これは太閤検地により全国化した。 対してアジアは、部族や氏族を単位とする大血縁社会。同じ一族が集住して村を形成し、土地や 財産を共有する。
南北アメリカももともとはそうですな
え?
830 :
828 :2006/12/22(金) 01:18:29 0
大血縁社会が、ってことです。
いや827に対する疑問符。 829書き込んでたときは828の書き込みがまだなかったもんで。
南北アメリカと日本は大血縁社会でありながら省家族社会を実現していたという素晴らしい考察ダナ
↑ どこをどう読めば(ry
韓国人投稿者の見分け方。 日本を「猿」「エテ公」と呼ぶ。 日本と韓国を同列に見なしたがる。 欧米諸国を引き合いに出し、日本を貶す(他人のふんどしで相撲を取る) 国士様という言葉を流行らせようとしている。 やたら戦時中の日本の兵器や戦術を侮辱したがる。 日本人の歴史体験への酷薄な(DQNな)言辞。(普通の日本人なら口にしない) 昔の日本は先進国ではなかったと、つまらない数字を出して主張する(これも普通の日本人は考えない)
835 :
世界@名無史さん :2006/12/22(金) 05:15:03 0
>>728-731 の続き
カレル・ヴァン・ウォルフレン『もう一つの鎖国 日本は世界で孤立する』
恐らく、日本人は自らのことに本来あるべき自信が持てないのではないか、と
私は考える。 日本の何が問題かをつき詰めていくと最後に残るのが、自分に
自信があるかどうかという問題なのかもしれない。
第二次世界大戦の奇跡的な高度成長の初期に、道行く外国人や海外の友人らに、
そしてメディアのインタビューの際にも、いつも自分達の評価を聞きたがる
日本人の姿は愉快だった。1960年から70年当時の日本人は認められ、自分達の
功績を称賛してもらうことを願っていた。偉大な劇場俳優が観客から演技の出来に
ふさわしい拍手をもらえていないような状態だったのだ。
最終的に日本は喝采を受け、大いに称賛されたのだが、それでもなお不思議な
ことに日本人が自信を持つには至らなかった。その理由は、日本が常にアメリカに
依存しているという自覚があり、自力で勝ちとった成果ではないとの思いが
日本の自信を弱めることにつながってしまうからなのだろう。
>>834 数字などを出してくるなら具体的なデータで反論すれば済む話じゃないですか。
837 :
世界@名無史さん :2006/12/22(金) 21:53:56 0
醤油臭い。ジャップ
838 :
世界@名無史さん :2006/12/23(土) 04:15:37 0
839 :
世界@名無史さん :2006/12/23(土) 06:40:32 0
>>839 ヒント 日本のメディアは大半が朝鮮人や中国人に支配されている現実。
>>840 そういうねらーってよくいるけど、具体的にマスメディアがどのくらいの割合で支配されてるのか
数字なんかを上げた書き込みは見ないなあw
読売、毎日、朝日、産経、各新聞社の株式の内、何%を中国、朝鮮人が保有しているの?
各社社員の中国人、朝鮮人の割合はどれくらい?
同様に、テレビ各局の株式の中朝人保有割合、および社員の中朝人割合は?
842 :
養殖はまち :2006/12/23(土) 17:41:10 0
>835 いまどきウォルフレンかよ。 いいじゃん、半島みたいに意味のない自信過剰主義より。
>>841 と、まあこういう具合にホロン部がかきこむわけですよみささん
マスメディアを朝鮮人や中国人に占拠されているという考えは、 右翼の被害妄想。あまりに自分たちと考え方が違うので、「こいつらは 俺たちと人種が違うんだ」と自分に言い聞かせているだけ。
サヨク乙
846 :
世界@名無史さん :2006/12/24(日) 10:07:10 0
>>697 >で、多少頭の良い中国人などはむしろ、
>「日本人が嫉妬していることに気付く自分」を見て優越感を感じるし、
80年代の日本でも、「アメリカの社会は病んでおり、国民は自信を失って、
日本に羨望のまなざしを向けている」なんて、今読むと気恥ずかしいような
ことがいわれていた。
でもその時期でも見る目のある日本人は、「アメリカ人は自国の価値観とか
システムへの自信を基本部分では決して失っていないようにみえる」と指摘
していた。
アメリカだけでなく、バブルがはじけてみると、英国に対しても、少なくとも
金融の面では追いついてなどいなかったのだという見方が広がった。
欧米人が日本人に対して優位を示したいと考えるとき、よくキリスト教を 持ち出すけど、これほどキリスト教精神からかけはなれていることは ないと思うんだよね。 だって、イエスが説いたのは謙譲の教えだもの。 「ルカ福音書」に出てくる、パリサイ人と徴税人の祈りのたとえ話でも よくわかる。
キリスト教徒なんて言っても殆ど聖書も読んだことない奴が殆どだろ。 オレも浄土真宗だけど歎異抄読んだことすらないし 先進国では宗教なんて得てしてこんなもんだろ
でも欧米人には、 「仏教徒である日本人はキリスト教徒である欧米人よりも倫理面で劣る」 と考えているヤシが多いね。
欧米人は教会に通ってる連中も多いから、
>>850 はあまりに日本的な
感覚だろうな。
>>852 「欧米人」とひとくくりにしてしまう感覚も日本的過ぎるな。
少なくとも新教系はそんなもんだろ
アメリカ人の場合、教会出席率は高そうだな。 欧米は「罪の文化」で日本は「恥の文化」なんて通俗的な説を信じている 欧米人が多いのにはウンザリする。
ttp://jp.eastday.com/node2/node8/node113/userobject1ai15463.html 第二十一回 花と刀:日本の秘密と恥――華人の目から見た日本の文化 (下)
米国の人類学者のベネディクトの、1946年に出版された著作《菊と刀》の中で、
欧州と比べて、キリスト教を信俸する民族は原罪意識があって、もし彼は誤りを
犯せば、有罪を認めて、懺悔する。日本の恥の文化はどんな事をしてもすべて
善悪に分けることがない。ただ恥である。悪事をしても、罪を犯しても、発覚
しなければ、恥辱を感じないので、彼は過ちを認めることはない。彼は恥を
感じさえすれば、自殺、切腹のような激烈な行為を選び、自決する。
髫子はこれに対して、侵略行為は日本の文化の中で、犯罪だと思われていない。
もし侵略される国は日本に賠償を求めるなら、謝罪させ、日本は恥をかくこと
になる。そして、日本はしっかり忘れない。しかし、戦後、これらの侵略された
国家が日本をしっかりつかんでいない、徹底的に罪を認めさせていないので、
日本の文化の論理によれば、間違っていないと思われている。日本が過ちを
認めないので、世界人民の前で恥と感じることがなくて、そのまま過去を覆い
隠すことができると思われている、と述べた。
とりあえず、中東やアフリカに意図的に引いた国境線の事を懺悔してほしいね。
>>855 逆だろ。
でなきゃなんで自首が日本で高くてフランスで低い。
>>853 新教といっても、リベラルなとこばっかりじゃないからな。
860 :
世界@名無史さん :2006/12/24(日) 19:54:02 0
>>846 >和製アニメ・マンガを批判した89年出版の自著
誰か読んだことある人がいたら内容紹介して欲しいです。
>>862 ありがとうございます。
カスタマーレビューがなかったのが残念・・・
864 :
世界@名無史さん :2006/12/24(日) 21:07:59 0
『イギリス人の日本人観』(キャスリーン・マクロン、草思社) 訳者あとがき 「・・・というのは、彼女は二度目の訪日で日本人との接触もさらに広がり、 理解の程度も深まったと思ったのだが、実際には一度ぶち壊したと思った 殻のなかにまったく同じ殻があるのを発見し、そして割っても割っても 次々に同じ殻が現れ、その中にある“本体”に触れることは不可能な試みに 見えてきたのだと言う。同様なことを、ある程度日本に詳しいいわゆる 知日派の何人かの英国人も漏らしていたことが思い出される。 ↑日本のどういうところが、外国人にこういう印象を持たせるんだろうか?
自身の他人種に対する潜在的な優越感
>>864 新しい発見をするごとに間違ったパターンにあてはめて解釈してしまう
それを繰り返してるだけでしょう。
>>865 “自身”というのは日本人のこと?英国人のこと?
868 :
世界@名無史さん :2006/12/25(月) 09:44:27 0
ttp://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/2207/shuchou124.html ウォルフレンさんは、オランダの王室に並々ならぬ誇りを持っている。
「何も我々は、女王様だから偉いと思ってるわけじゃない。人間的にも非常に
優秀な方だし、オランダにはなくてはならない方です。一人で街に出て買物も
される。又、国民がそれを暖かく見守っています」と手放しで絶賛する。
「どうだ、日本とは違うだろう」と言わんばかりだ。
「日本でも皇室の方々は一人で散歩に出、買物に行きたいと思ってるでしょう。
でも、警備がゾロゾロつくし、又、天皇制をめぐる左右の争いがまだあって、
危ないと思われている。この点だけはオランダの方が進んでますね」と言った。
「そんなにオランダでは女王さまを尊敬してるのなら、次も女王さまなんですね」
と訊いた。「いえ違います。オランダは民主的です。男女にかかわらず第一子
が王位を継ぎます」と言う。「今、第一子は男の子です。だから次は国王です」。
そうなのか。「第一子が王位を継ぐ」と決めているのは、オランダの他、
スウェーデン、ノルウェー、ベルギーだ。日本の女性天皇論者は、この方式を
支持している人が多い。
「じゃ、 オランダの王室も安泰ですね」と訊いたら、チラッと軽蔑的な目で
睨まれた。「我々は王位を尊敬してるわけじゃありません。王位についた人が
立派だから、尊敬し、支持してるんです。能力のない人ならば、やめさせます。
それが民主主義です」と凄いことを言う。じゃ、次の国王はどうなんだろう。
「余り優秀じゃないですね。だからオランダはこれで王室も終わりかもしれません」
と悲観的なことを言う。
869 :
世界@名無史さん :2006/12/25(月) 10:57:33 0
オランダ王ってせいぜい200年だろ。総督時代からでも約500年。 日本の皇室の1500年以上とは比べられないよ。
870 :
我が卓見\(^■^ ラ 【卍】 :2006/12/25(月) 11:07:50 O
【卍】 ≦予 ̄> G\(^■^ ラ \ <!>+\ ∠ ̄∬ゝ ∠ ̄∬ゝ ∠ ̄∬ゝ G\(^∀^ G\(^∀^ G\(^∀^ ク ここから日本と我々の関係が生ずる。 余は、日本を傷つけることによってヨーロッパの世界に奉仕していると 信ずる政治家たちに同意することはできない。 余は、東亞において日本人が敗北すれば、 それは決してヨーロッパまたはアメリカに何ら有益ではなく、 ひとりボルシェヴィキ・ソヴィエト・ロシアに 利するに過ぎぬであろうと信じている。 余は、支那をボルシェヴィキの攻撃に抵抗し得るほど 精神的または物質的に強力だとは考えない。 しかし余は、日本の最大の勝利ですらも、ボルシェヴィキの勝利に比すると、 世界の文化と一般的平和にとって、危険は無限に小さいものと信じている。
檀君暦=は4330年ですよ。 日王なんて話になりません
>>869 そうそう。
日本という神話世界を背負っている皇室と、ただのキリスト教の世俗王とでは、
背負っているものが違い過ぎる。
皇室を云々したければ、古代エジプトのファラオでも連れてこいというのだ。
ファラオの断絶によって古代エジプト文明が滅びたように、皇室の消滅は日本の滅亡を意味するのだから。
愛子様と正男くんが結婚すれば無問題
874 :
世界@名無史さん :2006/12/26(火) 05:16:57 0
欧米の日本研究者は、なぜあんなに日本人に天皇制を廃止させたがるのかね? 彼らの頭の中では、“日本人=前近代的、封建的、因習的な民族”ということに なってんだろ? 普通なら、そんな劣等で遅れた民族には共和政よりも君主制がふさわしい、 という理屈になると思うけど。
>欧米の日本研究者は、なぜあんなに日本人に天皇制を廃止させたがるのかね? そんな研究者いるか? 具体的な名前を
>>875 ジョン・ダワー、キャロル・グラック、イアン・ブルマなど。
ジョン・ダワーは以前『文藝春秋』特別号でそう主張していた。
(ちょうどアイリス・チャンの『レイプ・オブ・ナンキン』が話題に
なっていたころだったが)
慰安ブルマて凄い名前だな
878 :
世界@名無史さん :2006/12/26(火) 13:11:21 0
>>868 ものすごい俗物だな、こいつ。
幻滅しますた。
オランダ女王、まずはインドネシアに謝罪賠償してやれよ。
ウォルフレンは左翼(社民主義者)なのに君主制マンセー。
皇室なんていらねえよ。少なくとも今の形では。皇室行事なんて農業関係のものばっかり。 現在の日本を支えてる製鉄、造船、自動車、半導体、家電といった業種で働いてる、真に必要なひと の為には何一つしてやってない。そんなもんには東京にいてもらう必要はねえよ。 京都でアーミッシュみたいに細々と暮らしてろ。
881 :
世界@名無史さん :2006/12/26(火) 13:42:43 O
(#゚Д゚)ゴラァ! コミンテルン32年テーゼ信者ども奴! …反動的戦争においては、革命的階級は、 ただ自国政府の敗北のみを望むことができる。 政府軍の敗北は、日本の君主(天皇)制政府を弱体化し、 支配階級に対する内戦を容易ならしめるであろう。 中国の植民地的従属のための日本帝国主義の現在の戦争においては、 日本共産主義者の行動スローガンは、 「中国の完全独立のために闘え」でなければならない。 中国ないしソヴィエト連邦に対する帝国主義戦争という状態においては、 日本共産主義者は、敗北主義者たらねばならないだけでなく、 ソヴィエト連邦の勝利と中国人民の解放のために積極的に闘わねばならない。
882 :
養殖はまち :2006/12/27(水) 01:19:48 0
>856 ベネディクトはアホ。こいつ、李氏朝鮮に訪れたらなんて言うのかね? そしてそれを近代化してやったことに対しては・・・? >878 激しく同意!
オランダ総督がイギリス国王になってた。 ルクセンブルクやベルギー王室にも親類が入ってる。
884 :
世界@名無史さん :2006/12/27(水) 17:25:56 0
ウォルフレンの「日本/権力構造の謎」があれほどの評判になったのは、参考文献 (丸山真男など)の質の高さによるところが多いんじゃね? 最近の著作の質の低さをみると、この人は本当はたいした物書きではないんじゃ ないかと思えてくる。 以前は日本の文化相対主義や、マハティールやリー・クアンユーの主張する 「アジア的価値観」を批判していたのに、このごろでは中国に民主主義を 押し付けるべきではないと書いている。 日本のことを「イデオロギーのカメレオン」と揶揄していたが、彼自身が 「変節者」といわれても仕方のないことをやっている罠。
885 :
世界@名無史さん :2006/12/27(水) 17:39:12 0
「イデオロギーのカメレオン」と言われるほど日本はころころ変わってはいないと思うが
886 :
養殖はまち :2006/12/27(水) 17:39:26 0
もしタイムマシンがあれば、ウォルフレンを李朝に送ってやりたい
ttp://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2006/08/__10b0.html [書評]もう一つの鎖国―日本は世界で孤立する (カレル・ヴァン ウォルフレン)
本書は明瞭な中国擁護論であり、子ブッシュ=ネオコンが世界の危険で
あるという主張になっている。ただ、子細に読むと非常に曖昧な著作にも思えた。
本書に対する個別の突っ込みや批判はいくらでもできる。私にとっての
最大の問題点は、中国の内在的な人権で問題でも軍拡でもない。まさに
ウォルフレンがある程度頼ろうとしている国連を使って中国が国際的に
結果的な非人道的な行為をまき散らしている点にある。端的に言う。
中国が拒否権を使わなければダルフール危機はもっとましな対応が取れた
のではないか。あるいは常任理事国としてもっと積極的にこの問題に
関わることができたのではないかということだ。この問題を私が深刻だと
思うのは、それはルワンダ・ジェノサイドについて人類が依然対応できない
こと、様々な見解があるが20から40万人という無辜の人間が国家権力に
よって虐殺されたことだ。私はこの間の世界上の問題という点で、イラク
戦争よりダルフール危機のほうが重要だと考えている。
この問題に本書のウォルフレンはまったく口をぬぐっている。そう私が
言えば、人道面した子ブッシュ派ネオコンとでも非難されるのだろうか。
888 :
世界@名無史さん :2006/12/27(水) 18:54:40 0
問題は彼が言うところの「新ブレトンウッズ体制」の崩壊である。日本は すでに事実上米国の属国さらに傭兵国家と化していくだろうから、米国債を 売ることはありえない。だが、中国はいつか売るだろう。現在の巧緻にも 見える中国の経済運営を見ていると韓国のような間抜けなことをしないせよ、 長期的に対米プレザンスを取り始めるだろう。ウォルフレンは米国の軍産 共同体の自律的な動向を問題としているが、私にはそれ自体が中国のこの 対応への布石に見える。 ウォルフレンは本書で日本の左翼が言いそうな薄っぺらな小泉靖国参拝 批判を述べているようだが、私は最大限ウォルフレンを好意的に見たい。 というか、そこに本質的な問題はない。また、子ブッシュ=ネオコンも この大きな経済の潮流の連鎖現象ですらあるだろう。 自分にはわからないことであるが、経済通の方から見れば、中国が米国債を 売るということはありえないトンデモですよアハハということだろうか。 そうであればそうした議論を読んでみたいと思う。その一点がクリアなら、 ウォルフレンを私はもう読み続けることはないだろう。
889 :
世界@名無史さん :2006/12/28(木) 00:35:53 0
>>884 >(丸山真男など)の質の高さによるところが多いんじゃね?
全学連に媚びてみたけど逆に馬鹿にされて軍部以上の悪とか言ってた人のこと?w
890 :
世界@名無史さん :2006/12/28(木) 01:13:24 0
890
891 :
世界@名無史さん :2006/12/28(木) 13:55:22 0
マジな話、中国がアメリカ国債を売る可能性はあると思う?
短期的にはありえないんでは? 長期で考えるとわからんけど。アメリカも中国もどうなってることやらってのもあるし。 なにせ10年前なら考えられなかったアメリカの裏庭の中米が反米と化してるし。
894 :
世界@名無史さん :2006/12/28(木) 22:18:32 0
カレル・ヴァン・ウォルフレン『なぜ日本人は日本を愛せないのか』(毎日新聞社、1998) 歴史家の上原専禄は、日本史をひもとけば、「愛国心」と呼ばれたものが実は 真の愛国心ではなかったことが分かる、と論じている。13世紀の蒙古襲来のとき、 日本では愛国心が典型的に大きく高揚したとされるが、当時の武士たちはこれを、 自分たちの武勲を誇示する絶好の機会としか見ていなかった。武士たちの動機は、 日本を愛するから国を守るということではなかったのである。
蒙古襲来を、当時の国民がどれだけ認知してたんだよw
896 :
養殖はまち :2006/12/28(木) 22:40:07 0
ウォルフレンの日本史観はサヨクものをベースとしており、滅茶苦茶
日本人は海外で不名誉な評判をもらっている。多くの外国人が、日本人は 道徳的に欠陥があるとさえ思っている。グローバルな問題解決のために 国際社会が行動しなければならない局面になると、そうしたコメントが かなり頻繁に登場してくる。日本は国際社会に巻き込まれまいと努めているが、 それだけでなく、日本は「近隣窮乏化」政策(隣国に「たかる」政策)を 行っているという印象も世界に与えている。 日本がその解決に大きな役割を果たせたはずだったアジア金融危機においても、 日本はぐずぐずとして動き出さないのを見て、世界中の政府、経済機関、 評論家たちは、あきれかえった。日本の政策自体が危機の一因であったため、 その解決に消極的な日本の姿勢は、とくに反発を招いていた。
898 :
養殖はまち :2006/12/28(木) 22:46:40 0
アジア金融危機での日本の対応は、東南アジア諸国には評判が高かったと思うが・・・
隣国にはたかられてばっかな気がするが・・・
13世紀に愛国心を持ってる国民なんてどの国にもいなかったと思うが・・・
901 :
世界@名無史さん :2006/12/28(木) 23:53:28 0
『中国との格闘 あるイギリス人外交官の回想』(パーシー・クラドック、筑摩書房) 毛沢東の「三つの世界論」によれば、アメリカとソビエト連邦の両超大国は 第一の世界、中国は第三の世界に属し、日本やヨーロッパなど工業先進国は その中間の存在と位置付けられた。二つの超大国は、自分たちの立場を 守るために時には手を結ぶことはあっても、永遠のライバルとして世界の 覇権を求めて争う国だった。中国は、そうした超大国に与することはなく、 覇権も決して求めない。この「三つの世界論」は、そう高らかに宣言していた。 これはまさに高邁な理論ではあったが、中国が実際にやっているのはこの 理論とはまったく相容れないことばかりだと私には思えた。彼らの真の 関心は、つねにワシントンとモスクワに向けられていたからだ。
902 :
901 :2006/12/28(木) 23:57:06 0
(中略) 彼らが夜眠らずに考えることは、けっしてイエメンやチャドで起きている 紛争のことではない。二つの超大国の権力の中枢と自分たちの国の関係を どうやってとり繕っていくか、それだけだった。中国は自分自身をけっして 第三世界の国とは見做していなかった。むしろ超大国になりそこねた大国 だと考えていた。そして彼らの目標は、豊かなヨーロッパや日本の助けを 借りてでも、何とかして超大国の地位にたどりつき、それ相応の待遇を 受けることだった。
903 :
世界@名無史さん :2006/12/29(金) 00:09:28 0
13Cにはオランダなんて存在すらしなかったのにな
誰もおらんだ
>>868 オランダの王制に問題があるような
日本の君主は殆ど飾りになってるから
どんな無能が即位して問題ない
日本には革命は必要なかったのさ
907 :
世界@名無史さん :2006/12/29(金) 12:46:23 0
残すところあと数日となった2006年。現在の世界を経略する指導的国家らの 未来プロジェクトと韓半島(朝鮮半島)をめぐる国際政治力学の変化は、再び 険しい歴史的峠を迎えている。 帝国主義研究の世界的権威と評価されているハーバード大のニール・ファー ガソン教授(42/歴史学)は、英国ロンドンのある社交クラブで朝鮮日報との 年末インタビューに応じ、「北朝鮮は10年以内に崩壊するだろう」との見方を 示した。 ファーガソン教授は最近、英国の帝国主義の功罪を俯瞰(ふかん)した力作 『帝国(Empire)』(2003)と、今日唯一の超大国となった米国の帝国主義的 性格を分析した『コロッサス(Colossus)』(2005)を相次いで発表した。 ファーガソン教授はまだ40代前半の若さにもかかわらず、既に国際歴史学界 の帝国論争を主導し、一躍世界的権威の学者として認められている。 ―ファーガソン教授は2003年に出版した『帝国』(韓国語版は昨年11月に出版) で、英国が17世紀中盤から300年間にわたって帝国建設を進めていく過程を追跡 した。英国を「太陽が沈まぬ国」にした原動力は何だと思うか。 「大英帝国はヨーロッパ内の他の諸国に比べ、世界進出を遅く始めた。そのた め、より一層徹底して帝国化に拍車を掛けた。特に帝国として成長する上で、最 高のライバルだったスペインとの競争で勝つために奮闘した。個人のレベルであ れ、国家のレベルであれ、競争は発展の原動力だ」 ―帝国になるための英国の努力が奴隷貿易、植民地弾圧、西洋文明の強要といった 傷跡(きずあと)を残した。それにもかかわらず、ファーガソン教授は大英帝国の 歴史的役割を非常に肯定的に評価しているのはなぜか。
「現在の自由貿易市場の土台は19世紀の大英帝国が築き上げた。わたしはそれを
“アングロバリゼーション(Anglobalization/英国式地球規模化)”と命名した。
アダム・スミスが『国富論』を通じて主唱した経済秩序は、英国の政治的、法的、
制度的システムでなければ伝播(でんぱ)することはなかっただろう。代議制民主
政治も英国が帝国化し、世界に伝播した」
「また、英国がなかったならば、第2次世界大戦の結果も変わっていたはずだ。
ドイツと日本が勝利したとすれば、日帝の植民地だった韓国の苦痛はさらに長く続い
ただろう。ドイツのナチズム、日本の軍国主義と比較してみたとき、英国は自由主義
的帝国(Liberal Empire)だった」
―最近、韓国には米国を「米帝」と呼び、批判する勢力がいる。韓国の反米的雰囲気を
どのように見るか。
「米国を帝国とみなすとき、米国が戦後集中的に管理した国は英国、ドイツ、日本、
韓国だった。特に韓半島はソ連と米国が体制競争を繰り広げる舞台でもあった。米国の
支援と韓国人の努力が合わさり、韓国が驚くべき発展を遂げたことも米帝国体制が生ん
だ一つの結果だ。しかし、その後ドイツと日本が強大になるにつれ、米国との影響力調
整があったように、韓国で米国の影響力は減り、そのすき間を中国が埋めるだろう」
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/12/29/20061229000040.html
朝鮮チラシはソースじゃない。
910 :
養殖はまち :2006/12/29(金) 15:17:15 0
>908 韓国の苦痛?アホやなこのオッサン。また歴史経済学無視かよ。 タイムマシンで李朝に行って来い!
911 :
世界@名無史さん :2006/12/29(金) 17:34:50 0
912 :
世界@名無史さん :2006/12/30(土) 09:42:55 0
《新刊情報》 「植民地」支配の史的研究 戦間期日本に関する英国外交報告からの検証 梶居 佳広著 税込価格 : \5,250 (本体 : \5,000) 出版 : 法律文化社 サイズ : A5判 / 230p ISBN : 4-589-02979-0 日本の近代化にとっての「モデル国」のひとつであり、最大の植民地帝国で あったイギリスの外交官に焦点を当て、彼らが抱いた日本の植民地支配への イメージ・認識を整理し、日本の植民地支配の持つ特徴を指摘・考察する。
ttp://www.ohtan.net/column/200401/20040117.html#0 (1)明末:ポルトガル人ガスパール・ダ・クルス
「誰しもできる限りの方策によって他人を欺こうと懸命であるので、他人
の秤および分銅を信用する者はいない。・・おしなべて商人は欺瞞が多く嘘
つきである。商品にできる限りいんちきを施すことにこれ努め、そうして買
い手を欺く、このような悪事を習慣としてきたため、彼らにはそうすること
で疼くような良心はない。」(ガスパール・クルス「クルス『中国誌』」講
談社学術文庫2002年。原著は1570年 156〜157頁)、「彼らは一般的に非常
に才気に富み手先が器用である。あらゆる分野において大きな独創性を発揮
する。・・彼らは万事において巧妙かつ利発である。なぜなら彼らには一種
の偉大な活発さと、天性の工夫の才があるからだ。・・彼らは・・武力を活
用するというよりは策略と多勢に訴えるところが大きい。・・全土におい
て、いかなる種類の武器を携行することも絶対に許されず、小刀さえも例外
ではない。」(178〜179)、「軍人<は>戦陣で功を立てたからとて抜きんで
た存在となることは・・ない。宦官は・・ごっそりと賄賂を受ける。」(198
頁)、「騎士道精神<より>学識によって与えられる名誉の方が大きい。」
(202頁)、「中国にはこの国の法律を学ぶための王立研究機関をわずかな例
外として、総合と専門とを問わずいかなる研究機関も学校も存在しない」
(203頁)、不当な賄賂によって無実の人への冤罪が往々にして生ずる(訳者
による要約。233頁)
914 :
世界@名無史さん :2006/12/30(土) 21:27:48 0
カレル・ヴァン・ウォルフレン『日本/権力構造の謎』(早川書房) 西洋では、現実はそうやすやすと管理されたり、意のままに作り変えられたり、 相談で決められたりするものとは、考えられていない。つまり、こうあるべきだという 任意の考えによって左右されるものとは考えられていない。事実、西洋の哲学または 西洋の常識の基礎は、人間にはつきものの自己欺瞞をおさえるには、妄想や幻想を 入り込ませないようつねづねよく注意することだと教えている。ギリシャ文明以来、 西洋の知の発達の歴史を貫いてつねに強調されてきた戒めが一つあるとすれば、 それは、「矛盾を育むなかれ」ということである。この戒めは、論理、数学、科学の 根本法則である。
915 :
世界@名無史さん :2006/12/30(土) 21:28:14 0
多種多様なアジアの思想の伝統を受け継いできた人々は、多様で 相矛盾する真実があってもそれほど違和感を感じないかもしれない。 だが、はっきりしていることは、他のアジアを詳しく見ても、日本ほど "リアリティの管理"がおこなわれている国はほかにないということである。 このことは政治的に重要な意味をもつ。支配的な地位にある日本人は、 他の日本人や外国人に"事実"や真意を説明するのに、観点をある 現実から別の現実へと実に機敏に変える。相手が理を尽くして主張 してくると、観点を枠組ごとがらりと変えて論じることで逆襲できるわけ である。そして、そこで議論は行き詰まって終わりになる。日本では、 こうして巧みに論を操るのが、地位が上の者や強者の特権であり、 意見を通す常套手段になっている。
超越的な真理を認めない政治的文化の本質を西欧人が理解するには、 なみはずれた知的努力がいる。この努力は、本格的な日本研究においてさえ、 ほとんどなされていないのが実情である。西欧の知的・倫理的な伝統は、 普遍的に通用する何らかの信念があるという前提に深く根ざしているので、 このような前提を欠く文化がありうるとは、とても考えおよばない。
ウォルフレンはもういいよ。 要するに日本人は僕チンの言う事聞いてくれない! それどころか論破してきやがる! でも僕ちん悪くないよ悪いのは常識が通じないお前らだお! って火病起こしてるだけじゃん。オランダ人って皆こんな馬鹿なの?
>>917 オランダ人が云々っつーか、
西洋人は大抵こんなモンだと思うが。
>西欧の知的・倫理的な伝統は、普遍的に通用する何らかの信念が >あるという前提に深く根ざしているので 欧米の知識人は「モデル」を立てるのが好きだよね。マルクス主義とか がその典型だけど。 「すべての個を律することのできる普遍性を持った法則があるはずだ!」 と考えている。 で、DQNなヤシは自分が立てたモデルに現実が合わないと、現実のほうが 間違っているとか、現実をモデルに合うように変えてやれとか考える。
一神教やからね
921 :
世界@名無史さん :2006/12/30(土) 23:24:46 0
左翼の殆どが在日。 ところで在日とは・・・・?
戦前、及び戦後の混乱期、半島に居住していて酷い差別を受けていた白丁という
朝鮮奴隷が日本に(密)入国し混乱期の日本に乗じて駅前や商店街、その他の土地、家屋を占領、占有し、
自分達は敗戦国民ではなく3国人だと屁理屈をコイて、日本国で強盗、強姦など暴虐の限りを尽くした結果、多くの
日本人に3国人は酷い、悪いという印象を与えると 今度は手のひらを返したように
自分達を3国人というのは差別、蔑称であると言い始め、自分達は日本人に酷い差別を
受けたというストーリーを捏造し 無法者の集団の力で在日特権を確保、増大させてきたのが
所謂 在日韓国朝鮮人どもです。
左翼はそういう奴らの代弁者であって まさに日本、日本人の敵であるのが実態です。
即ち、各職場、マスコミ、政治家の一部、公務員、労組、日教組、解放同盟、ヤクザ エセ右翼。。。の中に
彼らが蠢き日本を食いつぶそうとしています。
そういう穢れた生物が左翼です。
日本人のみなさん、奴らに騙されないようにしましょう!
日本は支那・韓国・朝鮮!どもの理不尽な嘘の捏造、恐喝、屁理屈に絶対に
屈してはなりません。
http://www.geocities.com/deepgreenpigment/#006
↑タウン・ミーティングみたいなもんか
>>920 日本人のイスラーム研究者が、『コーラン』を読むと、自らの側を
絶対として、他者の宗教の誤りを論難していく部分があまりに多いのに
困惑すると書いていた。
一神教徒の考えでは、他者の迷妄を正すのは当然であるどころか義務だからな。
『旧約聖書』やマルクス主義に触れて強く印象づけられるのが、その楽観主義。
歴史というものはある方向に、それもいい方に進んでいて、宗教や
イデオロギーの力を持って社会を管理し、人間も変えることができると。
このスレを見ている人はこんなスレも見ています。(ver 0.20) 仮面ライダーカブトネタバレスレ51 [特撮!] ■ パラドクス ■ [哲学] 人間を幸福にしない日本というシステム [政治] mona:モナー[スレッド削除] [削除整理] ◆ 首藤奈知子アナ その2 ◆ [NHK]
>>924 システムを理解せずに、覚え立ての新機能にはしゃぐのは土人のカーゴカルトと同じだぞ。
926 :
世界@名無史さん :2006/12/31(日) 08:27:12 0
927 :
世界@名無史さん :2006/12/31(日) 12:27:23 0
>>911 欧米人が書いた日本史の本で翻訳されるのは、ほとんど近現代史だよね。
日本中世史が翻訳されているのは見たことがない。
なんで?
928 :
世界@名無史さん :2006/12/31(日) 12:59:15 0
929 :
世界@名無史さん :2006/12/31(日) 15:23:25 0
930 :
世界@名無史さん :2006/12/31(日) 21:06:52 0
>>927 トーマス・コンランの元寇や南北朝の本はけっこう面白かったけど・・・
933 :
世界@名無史さん :2006/12/31(日) 21:24:00 0
ttp://blog.kajika.net/?day=20061202 ロンドンでロイター通信社の幹部を招待して会食したことがあったが
「イギリス人の知的エリートは、ボーア戦争と第二次世界大戦で日本に
敗れた二つの教訓を忘れていない」と言われて奇異に思ったことがある。
「第二次世界大戦で日本は敗戦国となり、イギリスは戦勝国だったでは
ないか?」と疑問をぶつけたのだが、イギリス人の受け止め方は違っていた。
アジアにおいてはイギリスは香港、シンガポールを失い、プリンス・オブ・
ウエールズとレパルスという英太平洋艦隊の主力戦艦を一挙に撃沈された
・・・イギリスはアジアの戦争で日本に敗北したというのである。それは
またアジアにおけるイギリスの権益を失う象徴的な出来事だったという。
>>930 西欧の中では特殊、というのが社会通念。
人類という母集団で見れば、英国の方がグローバルスタンダードに近くて、
原理主義に傾きがちな独仏の方が特殊だと思うけど。
思いつきだが、英国の場合、英国教会がテキトーな宗教だったことが、
宗教の習俗化・近代への移行を容易にしたんじゃないかな。
カトリックもルター派も、それなりに御大層な教義があり、
原理主義的信仰に行っても不自然じゃない真剣な教派≠セ。
ところが英国教会というのは、
[浮気した国王が離婚するため、離婚を認めないカトリックと絶縁した]
というくだらない事情で成立した教派だから、真剣な信仰を持ちにくい。
それで、信仰心がいつのまにか薄れ、宗教は単なる習俗になってしまった。
英国における近代思想は、そんな形式的宗教を相手にするだけで良かった。
イデオロギー戦争で脱宗教化するよりはずっと平和な展開だと思う。
他方で、独仏における近代思想は、
もっと本気で原理主義的な信仰と闘う必要があったから、
近代のイデオロギーも、攻撃的に理論武装する必要があったんだろう。
>>934 審査法とかも取り方によっては
「真面目な香具師は駄目、テケトーな香具師はおk」
だしなぁw
>>934 同じアングロサクソンでもアメリカは原理主義に傾きがちのような。
ピューリタニズムの影響なのか、多民族をまとめていくのに何かの
原理を必要としたからか・・・
国際関係論でも、アメリカ人は「システム」や「モデル」という考え方が
好きなのだそうで。
逆に英国学派は社会的な面から考えようとすると。
古代ギリシャと古代ユダヤ(ヘブライ)って人類学的に見るとすごく 特殊に思える。 一神教とか科学とか哲学とか民主政とか、こんなのはどこの社会でも 生まれるようなものではないだろうね。 あとはイタリア・ルネサンスかな?ピエロ・デラ・フランチェスカの 思想などがその典型。
<マクファーレン・マルサス・英日(その5)>
ttp://www.ohtan.net/column/200612/20061226.html#0 英国の人々は、世界で他に例を見ないことだが、貴族を除いては、子孫を残す
ことに、何の関心も持たなかった。というのは、英国では大昔から市場経済が
発達しており、労働力は市場で調達できたし、病や老いに対する備えは家族外
のメカニズムによって充足されていたので、子供がいなくても精神的にも経済的
にも全く困らなかったからだ。だから、子供の性別による選好も全く見られなかった。
同じ理由で、養子縁組が法的に認められるようになったのは20世紀になってからだ。
この英国と対蹠的な社会がインドだとすれば、日本の人々はこの両極端の社会の
属性をないまぜにした、独特の子孫の残し方をした。
というのは、日本でも少なくとも14世紀までには市場経済が発達し、労働力は
市場で調達できるようになっていた反面、日本は英国よりははるかに家族労働
に依存していたからだ。だから、日本では養子縁組が盛んに行われた。
(以上、PP360〜361による。)
しかも、その養子縁組は血縁にとらわれることなく行われた。日本では家族は
法人のようなものだったのだ。養子縁組を通じて階層間移動が行われることも
珍しくなかった。こんな血のつながっていない養子縁組は、支那の儒教の教え
に反することだったというのに・・。(PP363)
このように家族は法人のようなものだったから、使用人達も家族の一員として 扱われた(PP364)。 日本では、農村で土地が限られていたこともあって、跡継ぎたる男子は一人いれば 十分だった(PP367)。 このような法人たる家族における子孫は少数精鋭でなければならなかった。 だから、農村地帯では足入れ婚が通常であって、子供ができない女性は実家に 戻されたし、奇形児が生まれると嬰児殺しの対象になった。このため、江戸時代 から明治期にかけての日本は、世界で最も奇形の人が少ない社会だった。(PP352〜353) さりとて、日本で男児が選好された、というわけでもない。最初の何名かは 男児が好まれるが、それ以上子供が増えた場合はむしろ女児が好まれた。男児 が多くなりすぎると家族内の不和の原因になるし、女児だって、男児が全員 死んだ場合は家督を継がすことができたし、婿養子を迎えることもできたからだ。 だから、家族が大きくなればなるほど、女児の数が増えたものだ。(PP355〜356) 要するに、英国と日本は、そうなった原因こそ異なるけれど、子供は多ければ 多いほどよい、というわけではなく、その効用と費用を慎重に計算してつくる べきものと考えられていた、という点で、世界の中で極めてめずらしい存在 だったのだ(PP368)。
水子供養とか恐山の風車とか、マルサスさんどう見たのかな
ttp://www.ohtan.net/column/200609/20060909.html#0 マクファーレンの2冊目の本、The Savage Wars of Peace---England, Japan
and the Malthusian Trap, Palgrave Macmillan, 2003 の内容をご紹介しましょう。
(中略)
イギリスで起こった最後の飢饉は、長雨による1315〜16年の飢饉であり、当時
500万人であったイギリスの人口の約10%の50万人の死亡者が出たのではないか
という説もある(PP65〜66)。
日本に関しては、江戸時代に至るまで、飢饉に関する記録はほとんど見出す
ことができない。
しかも、江戸時代の累次の飢饉については、それぞれ特定の地方におけるもので
あって、江戸・大阪・京都等の大都会に地方から飢えた庶民が押しかけたことも、
これらの大都会で餓死者が出たこともないし、また、地方における飢饉死亡者
の数字は各藩によって意図的に大幅に誇張されたものだ、ということが最近の
研究によって明らかになりつつある(PP70〜73)。
これは、日本が、可耕地当たりの人口において、江戸時代、アジア一であった
ことを考えると驚くべきことだ(PP74)。
イギリスと日本に飢饉による死亡者が少なかった理由としては、どちらも島国
であって海産物を摂れたこと、気候が多様で変わりやすく、日照りや長雨に
よって全国が一律に被害を受けることがなかったこと(PP75)、前述したように
戦争や内乱が少なかったこと、海や河川を利用した水運が発達しており、食糧
の運搬が容易にできたこと(PP76)、農業生産性が高く、大きな都市人口を
養ったり原始蓄積をすることができるような余剰があったこと(PP77〜80)、
イギリスでは16世紀末から、日本では江戸時代に入ってから、飢饉の際に政府が
価格統制や食糧の放出等の飢饉対策を講じたこと(PP81)、地主が小作人を
助けたり小作人が低金利でカネを借りられたりする社会制度が確立していたこと
(PP82)、総じて言えば、イギリスも日本も周辺諸国に比べて豊かな国であり、
そのことともあいまって、どちらも少なくとも14世紀以降、高度な市場経済が
成立していたこと(PP82〜83)が挙げられる。
イギリスといえばジャガイモ飢饉が印象深いんだけど、愛蘭は別勘定なの?
イギリスといえばジャガイモ飢饉が印象深いんだけど、愛蘭は別勘定なの?
イギリスといえばジャガイモ飢饉が印象深いんだけど、愛蘭は別勘定なの?
ジャガイモ飢饉ってアイルランドじゃなかったか?
愛蘭と出ているじゃまいか
<マクファーレン・マルサス・英日(その3)>
ttp://www.ohtan.net/column/200612/20061225.html#0 江戸時代から明治期にかけての日本には、煙突の不在と暖房用の炭の使用に
より、都市の空気はきれいだった。また、農耕や交通手段に馬がほとんど
使われていなかったために、馬の糞もほとんど落ちていなかった。江戸も巨大
な農村といった趣があり、スラムも欧米のそれと比べるとはるかに居心地の
良いところだった。(PP206〜207)
都市の街路は、両脇の家によって一日一回、水を打った上で掃き清められ、
それでも残った物はカラスが片付けてくれた。日本人は欧米人のようにカラス
を目の敵にはしない。(PP209)
当時の日本には、そもそもリサイクル文化とでも言うべきものがあり、ゴミを
余り出さなかったことも、公共的環境の清潔さにつながった(PP208)。
だから、当時の日本には家蠅がほとんどいなかった。これは当時の支那等とは
大違いだった。(PP216)
948 :
福田徳三 :2007/01/01(月) 11:16:32 0
江戸期の農業生産力が高かった理由の一つに、漁業資源を肥料に用いた事だろう。 いわゆる魚肥だ。魚肥の利用は、歴史的には世界で江戸日本のみである。 九十九里浜沖の鰯地引網業や蝦夷の鰊業などが有名だが、これら魚肥は大坂市場に集められ、 肥料商人が全国に売りさばいた。 注目すべきは、肥料専門の漁師がいて、それら漁師と肥料商人、農民のトライアングルが 出来ていた事だろう。 もちろんそのトライアングルの形成には、高度な流通システムと社会の安定が欠かせないのは 言うまでもない。
>>948 江戸時代には、農民の中にも“勝ち組”と“負け組”ができていた
というのは本当ですか?
950 :
福田徳三 :2007/01/01(月) 12:20:21 0
勝ち組は地主や富農に、負け組は小作人ということなのでしょうか。 農民は先行投資して肥料を買い求め、収穫を売ってそれを返済に充てる。 豊作などで上手くいけばいいんでしょうが、失敗すれば借金を背負い貧農に転落する 恐れがありました。
>>948 昔からの疑問なんだが、魚を地面に埋めるなんて勿体ないこと、何でしたんだろう?
その魚を人が食べ、糞として出したものでも、肥料としての効能は同じはず。
植物が必要とするのは、タンパク質じゃなく、リンや窒素なわけで。
>>947 >リサイクル文化
江戸では「使い捨て」も行われていたらしいよ。
東京で考古学者が発掘すると、まだ使える食器やらオモチャやらが
出てきたという話をどこかで読んだ。
953 :
福田徳三 :2007/01/01(月) 12:59:33 0
何がきっかけで魚肥など使ったのでしょうね。 ただ従来の肥料と違い、魚肥は買ったその日から手軽に使えるので、利便性の点では 糞尿由来の肥料よりはるかに勝っていたでしょう。
954 :
福田徳三 :2007/01/01(月) 13:00:48 0
何がきっかけで魚肥など使ったのでしょうね。 ただ従来の肥料と違い、魚肥は買ったその日から手軽に使えるので、利便性の点では 糞尿由来の肥料よりはるかに勝っていたでしょう。
<マクファーレン・マルサス・英日(その3)>
ttp://www.ohtan.net/column/200612/20061225.html#0 石炭を調理や熱源としてふんだんに使ったことは、英国の家の中には
清潔さをもたらした。冬でも家の中が暖かく、また、換気をせざるを
えないことから、家の中の空気は比較的きれいに保たれたからだ。(PP224)
他方、日本の家は19世紀末に至るまで、きわめて小さく華奢であり、
地震や台風には柔構造で対応した。また、床下にも空間があり、また、
壁はなきに等しく、外のきれいな空気が自由に屋内に入り込んだ。このため
家の中は、冬は非常に寒かったが、それでもおつりがくるほど健康的だった。(PP226〜228)
家の中は、一日二回掃除され、年一二回は大掃除が行われた。しかも、
時々大火事が起こって、家は灰燼に帰すものの、ただち立て替えられる
ことで、有毒な黴菌や虫が一掃されて日本の都市は古びて汚くなること
を免れた。(PP233〜234)
蚊帳がどの家にも普及していて、蚊が部屋の中から完全に閉め出されて
いたところは、20世紀にに至るまでは、世界中で日本だけだった(PP235)。
英国とオランダは、何世紀にも渡って、欧州地域において、最も住民が 最上で高価な衣類を纏っている国だった。近代初期の欧州諸国では、 大部分の人は裸足だったが、英国では、貧乏人も靴を履いていた(PP240)。 日本には、英国よりも2世紀も前に木綿の衣類が普及した(PP250)。 ただ、英国の水準に照らせば、江戸時代の日本の衣類は粗末だった。 しかし、衣類は水でよく洗われたし、その際、石鹸はなかったけれど、 灰からつくられたアルカリが用いられたし、衣類はバラされて再生された。 その衣類はゆったりしており、換気が申し分なかった。そもそも、夏期 には人々はほとんど裸だった。(PP246〜247) 日本人が粗末で簡単な衣類で十分としていたことが、自動織機(power loom)を必要としなかった理由の一つであると考えられる(PP250)。 ハンカチ代わりの懐紙がふんだんに用いられたのも日本の特徴だ(PP248)。 しかし、日本の履き物は粗末さは衛生上問題なしとしなかった(PP248)。
957 :
福田徳三 :2007/01/01(月) 17:52:15 0
江戸時代は農民が小家族で独立して暮らしていたが、これを支えたのが魚肥だった。 糞尿ベースの肥料は江戸期にも使われたが、これは作るのに時間と労力がかなりいる。 室町時代までは農場主(名主)は従属的労働者(下人や所従)を多分に抱え、多人数で農業を 展開したのでそれでも良かったが、江戸期のような小家族農業だと魚肥の方が遥かに使いやすい。 というか、魚肥や油粕のような肥料があればこそ、独立家族農業が展開できたと言える。
江戸近辺の農民は、米と交換で屎尿を得てたんだよね。 これも世界的には珍しい?
959 :
福田徳三 :2007/01/01(月) 18:26:32 0
糞尿利用は日本以外にもあったと思う。交換は他にあったか知らないが。 ただ、屎尿だけでは江戸の驚異的な生産能力(単位面積当りの)達成は難しいだろう。 江戸期で面白いのは、小家族農業が展開されて農業生産が増えたこと。 普通、農業は大人数で行う方が効率が良い。 だけど、江戸時代は逆の現象が起きた。実にユニークなことだろう。
960 :
世界@名無史さん :2007/01/01(月) 18:46:08 0
屎尿をそのまま肥料として使うのではない。 堆肥の原料の一部なのだ。 新開墾地や長年休耕していた農地に直接屎尿を撒くことがあるが、(下肥という) それは雑草を枯らし、枯らした草と屎尿とを鋤き込んで地中で堆肥ができるように するためのあまりやらない方法。
>>958 南宋の主要な貨物輸送が、都市・農村間の肥料・農産物輸送でした。
これを支えていたのが、当時非常に発達していた運河輸送網のようです。
ですから、人糞尿を肥料として用いていた東アジア型農業においては、
標準的なことだったのではないでしょうか。ただ、この取引にはやはり
非常に高度な輸送力が必要とされたでしょうね。
<マクファーレン・マルサス・英日(その2)>
ttp://www.ohtan.net/column/200612/20061224.html#0 (6)糞尿の処理
16世紀の日本ににやってきた宣教師が、トイレがきれいで小便器と大便器が
分けられ、尻を拭くのに紙が使われており、手水場が設けられていることに
驚いている(PP160)。
江戸時代には、糞尿はすべて肥料として用いられ、大阪では、より価値の高い
糞の処分は大家の権利であり、尿の処分は店子の権利だった(PP158)。
このことも、日本での疾病の発症の少なさに貢献している(PP154)。
他方、中世のイギリスや欧州諸国では、主として動物の糞(manure)を肥料と
して用いていた(PP155)。
中世のイギリスでは、欧州諸国の一部とは違って糞尿を肥料には一切用いなかった
ため、糞尿を処分するにはカネをとられたことから、大部分の糞尿は街路に
垂れ流され、川が糞尿で汚染されていて、状況は日本よりはるかに劣悪だった(PP173)。
しかし、1666年の大火を契機にロンドンで下水道が整備され、状況は徐々に改善に
向かったが、都市の個々の家にまで下水道管がつながれたのは、19世紀半ばに
なってからだった。ちなみに、水でトイレの糞尿を下水道管に流すシステム
(water-closet)は15世紀末にイギリス人が発明したものだ。(PP177〜178)。
今では、イギリスで開発されたシステムが日本のそれに代わって世界を席巻
している(PP180)。
たしか西武鉄道の前身は、屎尿を都心から郊外へ運ぶ糞尿列車だったんだよね
糞尿のせいで寄生虫の発症率はダントツだったが。
ttp://www.bk1.co.jp/product/1952557/review/17736 日本人だけが知らない日本のカラクリ
パトリック・スミス〔著〕
ここに描かれているのは,「途方もなく腐敗しており,市場支配に取り憑かれて
おり,個人を押し殺しており,政治が正常に機能せず,リーダーは不在で,
決断力はまったくない」日本人だ。この本では,それがいったいなぜなのかを,
多岐にわたる取材や法律,文献の再検討などによって浮彫りにする。とりわけ
特徴的なのは,日本の「政治」と「歴史」の側面をとくに掘り下げている点だろう。
(中略) 日本人は古くから伝統的に「イエ社会」のなかに生きてきた。国家というイエ のなかで仮面を被り,個性を主張せず,差別を隠蔽して,「みな同じ」という タテマエのなかに生きてきた。それは現在もたいして変わらない。人々はかつて のサムライから企業戦士に装いを変えただけで,相も変わらず国家というイエ を集団でせっせと支え続けている。国際社会のなかでも,教育現場でも,それは 同じだ。日本人はいまも伝統と革新の折り合いをどうつけていいかわからない 分裂状態にある。
こういう日本人が知らない〜〜みたいなのって わざわざおまえらに言われなくてもわかってるよんなこととかおまえらもそうじゃん とかそういう感じのが多い。自分の見聞が狭いだけだとは考えないのだろうか。 もしくは売るためにセンセーショナルな題をつけてるだけか。
一つ気付いた。 外人の 「日本には〜と言うモノがある」という分析は納得の出来るモノが多い。 「日本人は〜と考える」と言う分析は何言ってるのか意味不明なモノが多い。
このスレで質問させてもらうけどさ、ユダヤ人って日本人に対して偏見や 反感を持ってるの? 最近では中国系アメリカ人の団体と組んで反日活動やってる。
970 :
世界@名無史さん :2007/01/02(火) 22:53:01 0
(自称)日本専門家よりも、日本と全く関係ない分野の研究者が書いたもののほうが まともであることが多い。 たとえば英国の政治学者のバーナード・クリックなどは、『デモクラシー』 (岩波書店)のなかで、自由主義から忠と孝を除外したことが、日本のデモクラシーと 自由な政治科学にとって致命的なものになったという丸山真男の説を紹介したあとに、 「つい最近になるまで、イングランドでも、君主と王室全体は道徳的価値を体現 するものであり、さらにそれを強固なものにすべきであるという世論があった くらいである」 と謙虚なことを書いているんだが。
>>969 支那人から格安で臓器提供受けてるから、その見返りだろ
972 :
世界@名無史さん :2007/01/02(火) 23:14:37 0
>>951 魚肥はその外形に効用があり、いわゆるペレット状の肥料として
価値があった。多くの養分を必要とする作物の根元付近に
埋め込んだりして使う。
>>948 肥料には油粕も使われていたっけ。干鰯や〆粕とともに上方などに送り出されていった。
>>959 農業生産の増加は、新しい農具の考案(備中鍬・千歯扱・唐箕・千石どおし・
踏車など)にもよるのかな。
靖国参拝のギャップ 米国人歴史家はこう見る
ttp://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1808120/detail 「今日の我が国の平和と繁栄は戦没者の尊い犠牲の上にあり、その気持ちを
表すことは当然であって、二度と戦争を起こしてはならないという気持ちから、
靖国神社に参拝する」という信念を固持する小泉首相。その小泉首相は靖国
参拝を控えることが好ましいという意見を呈するのは、歴史家で作家である
アイヴァン・ホールさん。日中両国の大学で「現代日本史」を教え、著書
「Cartels of the Mind: Japan's Intellectual Closed Shop」(日本語翻訳:
「知の鎖国:外国人を排除する日本の知識人産業:毎日新聞社 )では、ビジネス
ウィーク誌「97年度ビジネス書ベスト10」に選ばれた。その親日派でもあるホール
さんに、靖国問題について聞いてみた。
ホールさんはハーバード大学で博士号を取得し、61年に初めて来日する。73年に 米国で「Mori Arinori」を出版、77─84年には米国大使館の文化外交官を務め、 84─93年には「日本現代史」の講義で、慶応、早稲田、筑波大学などで教鞭に立つ。 97年に出版した著書「Cartels of the Mind: Japan's Intellectual Closed Shop」 (日本語翻訳:「知の鎖国:外国人を排除する日本の知識人産業:毎日新聞社 ) では、日本の弁護士制度の外国人弁護士参入権をめぐる不公正さ、記者クラブや 日本新聞協会にみられる外国人特派員排除や差別問題など、日本社会における 様々な分野の知的障壁を取り上げている。04年には、中国の北京にある人民大学で 「現代日本史」を中国人学生などに講義するほかに、中国本土を旅している。
「中国人学生らは建国に失敗した母国中国と比べて、明治維新から大正時代 までの日本の独立、民主化、経済の発展をたいへん評価しています」とホール さんは言う。満州事変のころから日本に対する評価は一変する。数多くの犠牲者 を払った中国・韓国にとっては、ナチスのヒットラーと同様、第二次世界大戦後の 極東国際軍事裁判で処刑されたA級戦犯が合祀される靖国神社に、日本の首相が 公然と参拝することが理解できなし、受け入れられない。
鰯とかすぐ痛むから肥料に使ってたってのは前から知ってたけど、使ってて塩害とかはなかったのかね
978 :
世界@名無史さん :2007/01/03(水) 07:05:28 0
津波なんかの場合はともかく、水田だと大した問題じゃないでしょ。畑でも一般に、日本は雨が多いし。
海水魚の体内の塩分濃度は淡水魚とたいして変わらない。
980 :
世界@名無史さん :2007/01/04(木) 10:59:30 0
981 :
福田徳三 :
2007/01/05(金) 17:43:32 0 >973 犂から鍬の変化もあるよね。深耕には向いている。西欧は逆に大型犂で発達。 >966 西欧人は、キリスト教は昔から個を重んじたと言うが、かつてルイス・フロイスは 日本女性を「西欧女性に比べて非常に開放的だ」と述べていたらしい。 与謝野晶子もフランス滞在中、「フランス上流階級の女性教育はあまりに保守的で、 もっと個性を尊重する教育をした方がいい」と言った。 要するに、社会のありようなど時代とともに変化するのであり、西欧人は勝手に優越感に 浸るべきではない。