ジョージ・F・ケナン

このエントリーをはてなブックマークに追加
1世界@名無史さん
アメリカ外交界の重鎮・長老のケナン氏を語りましょう
2世界@名無史さん:03/11/01 23:00
3世界@名無史さん:03/11/01 23:24
今年は宋美麗、テラー、リーフェンシュタールが死んだから
今度死ぬのはこの人だな。
4世界@名無史さん:03/11/01 23:36
来年100歳か
5世界@名無史さん:03/11/01 23:50
だれですか?
6世界@名無史さん:03/11/01 23:52
おれだよ
7世界@名無史さん:03/11/01 23:52
母さんオレオレ
8世界@名無史さん:03/11/02 00:30
まだ生きとったんか!!
9世界@名無史さん:03/11/02 00:32
オレオレ、ジナンだけど
10世界@名無史さん:03/11/02 00:57
ケナンは大東亜戦争に対するアメリカ自身の戦争責任を素直に認めている。
ナイスガイだ。
11アメリカ外交50年より:03/11/02 14:30
・・・・同じ講演において、次に私は、アメリカ人の日本に対する否定的で
批判的な態度を取り上げた。それはもちろん、我々が中国に対して取った
後援者的・保護者的態度の裏返しであった。我々が日本に対して持っていた
不満は、日本が当時東北アジアにおいて占めていた地位(朝鮮と満州で
占めていた支配的地位)に主として関わっていたと思われる。それらの地域は
正式には日本の領土ではなかったのだから、日本による支配は、法的にも
道徳的にも不当であると、我々は考えたのである。私はそのような態度に異を
唱え、それは我々自身の法律家的・道徳家的判断基準を、それらの基準とは
実際にはほとんど全く関係の無い状況に当てはめようとするものであったと
批判した。

そして私は、この地域における活動的な力である、ロシア・中国・日本
という三つの国は、道徳的資質という点ではそう違わなかったのだから、
我々は、他国の道義性を審判する代わりに、それら三者の間に、安定した
力の均衡が成り立つよう、試みるべきであったと論じたのである。


12アメリカ外交50年より:03/11/02 14:30
日本をアジア大陸において占めていた地位から排除しようとしながら、
もしそれが成功した場合、そこに生ずる空白を埋めるものは、我々が排除した
日本よりもさらに好みに合わない権力形態であるかもしれないという大きな
可能性について、我々は何ら考慮しなかったのだと、私には思われた。
そしてこれは実際に起こったことなのである。

このことに関連して、私が今言及している講演が、朝鮮戦争中に行われた
ものであることを指摘したい。私は当時、朝鮮半島において我々が陥って
いた不幸な事態の中に、我々が以前日本の国益について理解を欠いていた
ことへの、また日本に代わる好ましい勢力があるかを考えもせずに、
日本をその地位から排除することにのみ固執したことへの、皮肉な罰と
いうべきものを認めないわけにはいかなかった。

この例によって、私は外交政策における我々の選択が必ずしも
善と悪との間で行われるのではなく、むしろより大きい悪とより小さい悪
との間で行われることが多いことを指摘しようとしたのである。
13世界@名無史さん:03/11/03 02:22
苗字からするとアイリッシュとか?
14世界@名無史さん:03/11/03 09:54
宗教はプロテスタントでカトリックじゃないから違うんじゃないの
15世界@名無史さん:03/11/03 11:01
ソ連封じ込めの「X論文」で有名になった。
16世界@名無史さん:03/11/03 22:04
極東における米政策の要が日本に置かれるべきことは疑いない。
(以下日本の地政学的・経済的重要性を述べて)
これらはすべて重要である。しかし最重要というわけではない。
最重要事は描写するのが困難な、別にある要素である。それは日本との関係で、
われわれの目前にある奇妙な道義的義務、道義的機会なのだ。日本人もまた
注目すべき国民である。高度に知的で極めて勤勉であり、感受性に富んで思慮深く、
しばしば、くよくよしすぎるほどであり、意思疎通では、中国人が器用であるのを
逆にしたように不器用である。
だが中国人ほど自己中心的でなく、中国人より自らの周囲の世界(米国を含め)
に興味を持っており、(少なくともその最良の人々は)大変な、悲劇的で時としては
高貴なまでのひたむきな良心と義務感を備えている。中国人と同様、日本人は
われわれとは非常に異なった国民であり、もし太平洋戦争がなかったとするならば、
私もちょうど中国人について述べたように、不自然な親密さを押し付けないようにしよう
などと言っていたかもしれない。だが日米間にまさに戦争が生じたし、その結果
米国は戦後、まったく密接に日本人と接触する破目になったのである。そこから
一種の親密さが生じた。これは争いと多くの苦悩、とくに日本側の苦悩から生まれた
親密さ、だがそれが親密さであることには変わりない。日米両国民とも、この不幸な歳月に
互いに善悪を問わず、多くを学んだ。親密さとは本来こうしたものなのだ。
17世界@名無史さん:03/11/03 22:07
私はここで感傷的なことを述べているわけではない。愛や賛美を語っているのでもない。
そういうものは、戦時中の宣伝担当者やロマンチックな民族主義者の感情の発露に
しばしば引き合いにされるが、諸国家の現実の生き方には存在しないのである。
私が述べているのは、より根深いもの、つまり運命が(あるいは先代の過ちがと言っても
いいだろう)両国民の行く手を示したということであり、それは互いに争いつつものごとをやっても
無益というよりもっと悪く、そしてともに協力する以外選択のないことを、日米両国が共に認識した事実である。
責任はわれわれ米国人の側に一層強くかかっている。なぜならば日本人を打ち破り、
無条件降伏という方式で彼らのことがらに対する全面的な権力(かくして全面的な責任)
を求め、この現代において従来よりもより幸せに、より安全に、より有益に生きる方法を
教えようとやや高飛車にまで引き受けたのは、ほかならぬわれわれ米国人であったからだ。
人はこれにまさる責任を負うことはあるまい。

18世界@名無史さん:03/11/03 22:08
しかし日本人もまた、責任がないわけではない。日本人はいま、その後の出来事によって、
なにがしか傷ついた同盟国、米国と付き合わなければならない。多くの米国人は経験によって、
尊大な抱負や誇張された自己讃美の危険を学んだ。その結果、われわれはよそ目には前ほど
堂々としていないし、自分たちがいつも、ものごとの解決策を持ち合わせているとの確信を
弱めるにいたった。そこでわれわれもまた、助力と導きを必要とし、友人たちから注意深い扱いを必要とするのだ。
日本人は苦痛に満ちた方法で米国人について学んだ。その結果、彼らは、おそらく
米国の他の友好国の大多数にも増して、米国をよく知るにいたった。
日本がわれわれに及ぼす潜在的影響力を過小評価してはならず、これも日本側の
責任と言えよう。これらのことが示しているのは、日米関係がまさに苦痛と争いの中から誕生したものであるが、
それゆえに、米国にとって日米関係とは双方が国際問題でそれぞれ思慮深くかつ
役立つように振舞う能力を持っているか否かを試す独特な尺度となっていることだ。
もしこれに成功しないようなら、われわれがどこへ行っても事態は思わしく進まないだろう。
日本が戦後そうであり続けたように、今後も極東における米国の地歩の要石であり続け
なければならないのは、こうした理由によるものだ。要といっても、受動的ではなく
能動的に発言する要石であり、しばしば優れた英知を秘めた相談相手となり、われわれが
時には導きを、時には指導性さえを求めて対すべき要石であり続けなければならないのだ。
19世界@名無史さん:03/11/04 20:21
中国は、この国にしてみれば、国全体として画期的な興隆を経験しつつある。これはまだ
終わってはいない。この興隆は中国社会にその痕跡を刻み付けるだろうし、われわれも、
事実、中国社会が毛沢東出現以前と全く同じなどと思ってはならないのだ。とはいっても
多くの面で中国民衆は従来通りのままであることも間違いない。ひじょうに知的で、文明の創造者、継承者として豊かな才能を持つ偉大な国民。だが、米国人とは大いに異なり、
外面的には丁重かつ(ある段階までは)儀礼を重んじるが、内面的には外国人との関係に
おいてとげとげしく、中国人以外、とくに東洋人以外とは容易に親密になろうとしない
人々である。
われわれは外国人との意思疎通に際し、中国人が持っている一種の器用さ(それは中国人がその隣人、日本人とは決定的に際立っている点だが)にまどわされてはならない。一見、
理解を容易にするように見受けられるが、多くの場合、意見の相違があると、率直な忠言として表面化させるより、かえっておおいかくし、根深いものとしてしまうのである。
米国はいまや、一世紀を超す中国との接触および関与の歴史を持っている。その記録は
さほど米国にとってかんばしいものではない。商業的もしくは個人的利益という動機が、
表面に掲げた信仰、政治上の利他主義の動機と、あまりにもしばしば混在してきたのだ。
中国人と広く付き合った米国人の態度は、いわれなき極端な冷笑主義から、保護者ぶった
感傷主義までさまざまである。そこに住んだもののなかには、中国的環境の中での外国人
の生活につきものの種々の楽しみによって、ひそやかに堕落するままにいたものも多い。
そして中国人も(責めることはできないが)この堕落をすすめ、上手に利用する術を
心得ていることを示してきた。むろん目立った例外もある。しかし全般的に言うならば、
毛沢東以前の数十年間、個々の米国人と中国人の接触は、双方ともあまり自慢できる
ものではなかったし、互いにさほど有益だったとはいえないのである。
20世界@名無史さん:03/11/04 20:22
1943年から48年の間に米指導者たちは、二つのひどい間違いを犯した。
第一は1943年末のカイロ会談で蒋介石に台湾の中国返還を約束したこと、それも
他の利害関係国と協議し、あるいは住民の意思をただす機会も持たずに約束したことで
ある。(外交政策に関わるアメリカ人の、諸反応の背後にある深層心理をきわめたいと
願う人々は南アフリカや他の地域については「多数支配」への要求があれほどしばしば
出るのに、台湾についてはほとんど聞かれないのはなぜか、調べたくなるだろう)
第二の過ちは中国本土で政権争奪に敗れた蒋政権が台湾に移り、ほかならぬ米国の承認付きで全中国の政府であると主張するのを認めたことである。以来、今日まで、米国は
北京との関係でこれら二つの失敗の結果に、ずっと付きまとわれている。
二つの失敗は、互いに密接に関連し合っていた。今日その失敗是正の困難さは、両者の
絡み合いによって倍加している。理論上、米国はずっと以前に(北京の現政権と関係を
樹立する前に)台湾住民の民族自決支持を宣言し、彼らに何らかの住民投票を通じて
考えられる三つの可能性、すなわち独立、日本との(第二次大戦末までの)関係継続、
あるいは中国への再統一、の一つを選択できるように要求することもできたはずである。
21世界@名無史さん:03/11/04 21:20
>>16
>意思疎通では、中国人が器用であるのを
>逆にしたように不器用である。

賛成。

>>19
>われわれは外国人との意思疎通に際し、中国人が持っている一種の器用さ
>(それは中国人がその隣人、日本人とは決定的に際立っている点だが)

なんで中国人はこんなに器用なんだろうね?
22世界@名無史さん:03/11/05 22:50
>>14
アイルランド系アメリカ人でもプロテスタントはいるよ。
レーガン元大統領なんかがそうだし。
23世界@名無史さん:03/11/06 21:13
この人の回顧録再販してもらいたい
24世界@名無史さん:03/11/06 23:00
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4764103729/qid=1068126658/sr=1-11/ref=sr_1_0_11/249-2913424-3254704
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4764103737/qid=1068126644/sr=1-9/ref=sr_1_2_9/249-2913424-3254704
ウォルター・A・マクドゥーガル著『太平洋世界』(共同通信社)には、
朝鮮戦争勃発に際してのケナンの言葉が引用されています。以下、記憶から引用。
「我々は、大陸からの圧力を防ぎ止めるために、この地で戦うこととなった。
思えばこの圧力こそ、他の誰かが防ぎ止めていた時には、なんということは
ないと思っていた圧力なのだ。」
いまごろそれに気づいても遅い!と思うと同時に、遅まきながらそれに気が
付いてくれたおかげで、今の日本の平和と繁栄があるわけで、と殊勝になってみたり。

つーか、ま だ 生 き て い た の か ?
25世界@名無史さん:03/11/06 23:29
キッシンジャーとどっちが先に逝くんだろうね
26世界@名無史さん:03/11/07 00:26
>>19
>中国的環境の中での外国人の生活につきものの種々の楽しみによって、ひそやか
>に堕落するままにいたものも多い。そして中国人も(責めることはできないが)
>この堕落をすすめ、上手に利用する術を心得ていることを示してきた。

これって何のことですか?
27世界@名無史さん:03/11/07 01:00
>>26
弱者が強者に提供する特権によって、強者を弱者の味方につけるってことでは
ないでしょうか?
いかにもシナ人が上手にやりそう。
28世界@名無史さん:03/11/07 01:14
ハァハァしまくりってことかな・・・
29世界@名無史さん:03/11/07 18:17
岩波現代文庫のアメリカ外交50年は翻訳が凄まじいまでにクソだった。
30世界@名無史さん:03/11/07 22:55
まあ生硬な訳だなあとは思ったがそれ以上には気にならなかった
31世界@名無史さん:03/11/08 15:02
岩波って翻訳点数は多いけど、訳の質というとちょっと
首を傾げる物が多いよね。でも、あの岩波がケナンなんて
「保守反動」の本を出しただけでも驚きだが。
32世界@名無史さん:03/11/08 22:33
まあケナン氏はスターリン死後はあらゆる点でリベラル派の代表だから
33世界@名無史さん:03/11/09 16:14
ケナン氏の著書でまだ翻訳が無いのがあるなあ
第一次大戦にいたる外交史とか
出してもらいたいねえ
34世界@名無史さん:03/11/10 20:03
レーニン・スターリンと西方世界(未来社)は素晴らしい
日本語で読める最良のソヴィエト・ロシア史のひとつだ
35世界@名無史さん:03/11/10 21:15
>>31
藻前は岩波の懐の深さを知らない。
岩波は古典としての権威さえあれば保守反動でもなんでも大好きなんだ。
36世界@名無史さん:03/11/11 02:11
>>35
さすがに「MEIN KAMPF」は出さないだろ。
37世界@名無史さん:03/11/11 12:37
いや、あと22年たてば(刊行後百年、そのころ岩波があればだがw)わからんぞ。
ただし欧米でナチズムがどう相対化されているかにもよるし、
出ても本文に匹敵するぐらいの量の批判的な註をつけてだろうが。
38校長が強盗:03/11/11 14:31
この事件は報道されていません。教育委員会も校長を処分しません。
 皆様の力でこの事件を広めてください。
被害者先生のサイト
 http://www.geocities.co.jp/NeverLand/8595/
 事件究明を求める署名サイト
 http://chiba_273.at.infoseek.co.jp/
   ∧_∧
  (  ^^ )< ひろめよう
39世界@名無史さん:03/11/13 20:39
この人はミュンヘン会談によるチェコスロヴァキア崩壊よりも
オーストリア併合の方を重視してる
40世界@名無史さん:03/11/16 06:57
イラク戦争とブッシュ大統領を批判していたからキライ。
41世界@名無史さん:03/11/16 08:30
>>40
具体的にどう批判してたの?
教えて欲スィ。
42世界@名無史さん:03/11/16 08:55
韓国人は、遺伝と教育とによって、その大部分が、おおげさな物言いをする人間か
厚顔無恥の嘘つきかである。それで、日本人の非行についての彼らの陳述は、
検証なしに、これを受け入れることはできない。

(ジョージ・ケナン、ニューヨーク・アウトルック紙の論説から引用している)
43世界@名無史さん:03/11/16 09:38
>>41
イラク戦争は対テロ戦争とは関係が無い
この種の戦争ではいつの間にか当初の戦争目的が失われて
別の理由のために戦い続けることになる
と議会関係の雑誌に語ったそうだ
40はそれが不満らしいが今のところケナン氏の言うとおりになりつつある
と言わざるを得ない
44世界@名無史さん:03/11/16 12:33
>>42
原文が欲しいんだけど、いつの論説?
45世界@名無史さん:03/11/16 14:30
朝日新聞 2002/10/04 朝刊
【ニューヨーク=五十嵐浩司】「戦争が良い結果に導くことはまずない」。冷戦期の「ソ連封じ込め」策を支えた米外交理論の大御所ジョージ・ケナン
氏(98)がこのほど、米連邦議会専門の週刊紙「ヒル」のインタビューに応じ、ブッシュ政権が進める対イラク武力行使策を強く批判した。武力行使を決める権限は議会にあると
強調しその責任を果たすよう求めると同時に、大統領への強権付与へと流される民主党にいら立っている。
ケナン氏は「ある目的をもって戦争を始めても、終わりにはまったく異なることのために戦っている」
「戦争はそれ自体の『弾み』を持つ」と述べて「米外交史の常識」を確認したうえで、対イラク戦を始めれば「どこで戦争を終えるのか、だれもわからない」と指摘した。
ケナン氏はかつてベトナムへの軍事介入を「過剰」と批判しており、「出口のない戦い」批判はベトナム戦争を念頭に置いたもののように見える。
さらに、(1)イラク戦は対テロ戦と全く関係がない(2)大量破壊兵器を持つかも知れない独裁者はフセイン大統領1人ではない(3)唯一の超大国でも責任を担いきれないことはある――と、イラクへの武力行使策を批判した。
大統領が先に打ち上げた「場合によっては先制攻撃もあり得る」という戦略も「大きな間違い」と切って捨てている。



 
46世界@名無史さん:03/11/16 14:35
舌鋒(ぜっぽう)の鋭さは相変わらずだ。ジョージ・ケナン氏である。98歳の彼が米連邦議会専門の週刊紙「ヒル」のインタビューに答えて、ブッシュ米大統領を厳しく批判した。
関節炎のため車いすに乗っているが、元気で鋭敏さは衰えていないと同紙は伝えている。
ケナン氏といえば、外交官として戦後の米外交の基本をつくった人とされる。ソ連の膨張主義に対して「封じ込め」で対応する冷戦外交である。戦後すぐその言葉と考え方を提唱した彼は、
後に「封じ込め」という言葉が独り歩きしてしまったと回想している。意図しなかった軍事介入まで含まれてしまった、と。
「赤狩り」といわれた反共運動「マッカーシズム」が米国で吹き荒れたとき、彼は「文化のカーテンを下ろし、米国を文化的孤立に追い込むものだ」と批判した。
ベトナム戦争時にも米政府批判にまわった。 こんどのインタビューでは、ブッシュ米大統領のイラク攻撃の姿勢を強く批判し、及び腰の野党民主党を叱責(しっせき)している。
「米国が唯一の超大国だとしても世界中の苦難や危険に立ち向かうことはできない」と説く。
戦争に勝利することの難しさについて彼はかつてこう書いた。「一国民全体の態度や伝統ないしはある体制の性格を変更するようなものである場合には、それこそ勝利は恐らく
軍事的手段をもってはまったく達成し得ず、また短期間には到底実現し得ないものなのである」(『アメリカ外交50年』岩波書店)。ブッシュ米大統領に読ませたい心境だろう。
時流に流されない老リベラリスト健在である。
47世界@名無史さん:03/11/16 14:37
>>46は天声人語2002年10月6日ね
48世界@名無史さん:03/11/17 02:45
>>44

「朝鮮の悲劇」 F.A.マッケンジー 1908年 (渡辺学訳 1973年 平凡社東洋文庫)
韓国人は、遺伝と教育とによって、その大部分が、おおげさな物言いをする人間か
厚顔無恥の嘘つきかである。それで、日本人の非行についての彼らの陳述は、
検証なしに、これを受け入れることはできない。
(ジョージ・ケナン、ニューヨーク・アウトルック紙の論説から引用している)

とあるから、アウトルック紙に寄稿したのは1908年より前。
ジョージ・F・ケナンは1904年生まれだから、寄稿者は別人。
同姓同名の人なんじゃないの?

コピペ元の著書出版年に間違いがないのなら。
49世界@名無史さん:03/11/17 08:15
でも、内容の真実は欧米やネパールの人々も認めつつある。
カナダのトロントでもレイプを謝罪せよ、スーフリ民族が!
5044:03/11/17 21:49
>>48
おお、サンクス。
そこまで丁寧にレスくれるとは。多謝。
東洋文庫読んでみます。



51世界@名無史さん:03/11/23 17:21
>>48
それはケナンの祖父のいとこらしい
ケナン回顧録によると本人と同じくロシア関係に従事し
アジアでは日本の地政学的利害をアメリカ人に対して説明したと書いてる
法政大学出版会から「シベリアと流刑制度」という著書の翻訳が出てる
52世界@名無史さん:03/11/23 23:52
さすがのケナンも年老いて
思考が鈍ってきたのかな?
53ケナン回顧録より:03/11/24 20:59
私は中国における二つの政権のいずれも好きではない。その一つ蒋政権は、
このアメリカにおいて自らに対しても我々に対すると同じ程度に恥ずべき
やり方で策略を弄し、一方、他の政権はかつて我々が直面したどれにも
劣らないほど粗野で尊大で、我々に対して敵意ある計画の遂行を誓っている。
蒋政権との結びつきは致命的かつ不名誉なものであると私は考える。
必要ならば文字通り国内政治面での対決をおかしてでも、直ちに関係を絶つべき
だと思う。その上でアメリカ人が中国とのかかわり合いを少なくすればするほど
事態はよくなるであろう。我々にはいずれの政権の好意を請い求める必要も無ければ
その敵意を恐れる必要も無い。中国は東洋の大国ではない。アメリカ人には、中国に
対してある種の主観的な弱みがあるため、対中国政策を誤りがちである。まず・・・・
第一に、私は未だかつて中国に台湾を返還することの正当性を見出したことは無い。
また中国が内戦に突入した当時、我々の側にそれ以上のいかなる義務も無かった。
それゆえに私は1949年、台湾に対するSCAP(マッカーサー司令部)の権威を
重ねて主張し、より満足のいく取り決めができるまでそこを保持するように勧告した
ことがある。

54ケナン回顧録より:03/11/24 21:00
この見解は中国についてのある種の印象に基づくものであって、おそらくそれはさらに
説明を要すると思われる。
第一に、私は中国を偉大で強力な国とは見なしていない。その工業力は真の大国のどれと
比べてもきわめて小さい。その軍事力は国境の近くにおいてこそ恐るべきものがあるが、
それ以上ではない。中国は水陸両用の能力をもっていない。資本蓄積能力も小さくその
過剰人口の問題は恐るべきものである。その膨大な人口は弱さの源であっても力のそれ
ではない。私はこれまで何度も同僚に、次に述べるように、その考えの変更を求めたこと
がある。すなわち、もしソビエトの指導者たちが、日本と中国のいずれかを同盟国として
二者択一の選択に迫られるなら、彼らは即座に日本を選ぶだろうと。日本は、東洋に
おいて高度に複雑な近代兵器を大量に生産しうる唯一の場所であり、工業的に訓練され、
教育程度の高い人的資源を多勢かかえている唯一の国なのである。
55ケナン回顧録より:03/11/24 21:01
第二に、たとえ現在の政治的反目が克服されたとしても、米中間のより緊密な関係から
何かよいことが生まれるとは期待していない。中国共産主義者の場合と同じように、
蒋政権と我々の関係の発展についても私が熱意を持たない理由はここにあった。
この見解は中国人を尊敬していないことを意味するのではない。反対に、私は彼らを、
一人一人の人間としてはおそらく世界で最も聡明な民族とみなしてきたし、いまでも
変わってはいない。私がこのような見解に傾いたのは、中国の国際関係史の研究を通じ、
中国のナショナリズムと経国の才の伝統について学びえたことによる。
・・・・・まず中国人は民族として非常な外国嫌いで尊大であった。
中国をもって"中華"とする考えに基づいた彼らの外国人およびその世界に対する態度、
外国人を野蛮人とするその見方は、本質的に他民族に対して礼を欠き、きわめて
よそよそしい関係は別として、満足すべき国際関係の基礎を提供するものではなかった。
二番目に、中国人は通常その対外的行動は高度に洗練されているにもかかわらず、
だまされたと思い込んだ時には途方も無く無慈悲になりうることが明白であった。
その素質の多くは、(勤勉さ、ビジネスでの誠実さ、実際面での抜け目のなさ、それに
政治的明敏さ)称賛に値するが、私には、彼らが西洋的、キリスト教的心情の二つの
属性に欠けているように思われる。それは憐れみの心情と罪の意識である。これら二つの
いずれも、西洋的人格においては力の源であるよりも、むしろ弱さを現すものであることを
認めるのに私はやぶさかではない。多分、中国人はこれらを欠いているためにいよいよ
手ごわいのであろう。これは、警戒心を持ちながらも彼らを正しく尊敬しようとする
理由にはなるが、しかし彼らを理想化したり、親しくなることを求める理由にはならない
のである。

56ケナン回顧録より:03/11/24 21:03
以上うpしてみましたがアメリカ人で米中関係をこれほどシニカルに
眺めている人も珍しいんじゃないでしょうか
57世界@名無史さん:03/11/25 20:29
不謹慎だが亡くなったら回顧録も再版されるかな
もともとの版元が読売新聞社だから中央公論新社あたりで
上下巻各8,000円くらいでもいいから
58世界@名無史さん:03/12/23 01:05
外交50周年買ったよ。
59世界@名無史さん:03/12/23 12:25
いいイイナ
60世界@名無史さん:03/12/24 00:32
ケナンが何十年も前に指摘し、批判したことが全く改善されていない
61世界@名無史さん:03/12/24 18:21
>>55
>私には、彼らが西洋的、キリスト教的心情の二つの
>属性に欠けているように思われる。それは憐れみの心情と罪の意識である。

儒教的心情とキリスト教的心情は何か相容れないものがあるんでせうか。
62世界@名無史さん:03/12/26 14:07
確かに大陸中国には憐れみも罪の意識もないな
そんなこと言ってたら生きていけないような過酷な環境だったんだろうから、
仕方がないような気もするが
63世界@名無史さん
偉大な人であり、強い敬意を抱くが
スターリン死後のソ連観にかなりの甘さがあったことも否めない