1 :
世界@名無史さん:
ご苦労様。これも危ないところで前スレが1000になるところだったね。
が、もしかしてこれが2getという奴なのだろうか(苦笑)
では蟻酸ゲッツ。
4 :
世界@名無史さん:03/07/19 03:08
あのさースレ更新するならやることくらいちゃんとやれ
過去ログ倉庫に移されたスレはちゃんとそっちのURL張れよ。
6 :
世界@名無史さん:03/07/19 07:42
いや私>1じゃないんですけど…
文句言うだけ言ってやらないってのはな。
初期型夏厨はほっといて、乙彼です
>>1 >>5
↑全然ほっといてないじゃん
10 :
世界@名無史さん:03/07/19 22:06
新スレ早々荒れていないで口噛み酒でも飲んで落ち着きなさい。
沖縄県石垣島で大正時代まで作られていたカンミシ(口噛み神酒)の作りかた。
材料 粳米一升一合、処女六人
まず材料の米から一合を取り分けて水に漬けておき、残りの米を炊く。
処女は塩で歯を磨き、レモンに似た柑橘を噛んで口を清めてから、飯と生米を
それぞれ噛ませる。
噛み終えた物を消毒した瓶に詰めておけば、
三日で弱い酒になる。
五日もすれば饐える。饐えたものは精がつくといい、病人に薦める。
11 :
世界@名無史さん:03/07/19 23:10
なんだっけ?
ワインのブドウ踏みも処女なんだよね。
ここら辺が世界共通ですな。
12 :
世界@名無史さん:03/07/19 23:48
ブドウになりたい・・・ハァハァ
13 :
世界@名無史さん:03/07/20 00:09
アマゾンのインディオは現在でもチチャというキャッサバ芋の口噛み酒を愛飲しているが、
これも作るのは女の役目。
インカ帝国の王には「太陽の処女」と 言われる何百人もの若い未婚女性が仕えて
いたが、その仕事の一つが玉蜀黍の口噛み酒作りであった。
スペイン侵略後は唾液の酒は「不潔」ということで排除され、穀物のもやしを
使う方法に入れ代わった。
14 :
世界@名無史さん:03/07/20 00:12
, -,:' / ̄) i{'r‐-、 `ヽ、
. _...,,o‐y ,:'- '⌒ ⌒ヽ. `ヽ' ,
(o( ,' / / 、 `ヾ. ヾ,
,:'´//7,' ,' .,' ,:' ! } i !', ':, ':, ゙:,
,' / ,' {l. ! {/ ,イ / }| !|', !. ', ', ゙,
ハ〃 ! !| | | ∠/ ,:'-ノ} /リ l ,ム. ! } |!
ハヽ、ゝ!| l | ,:',;='ィ'、'´ ,'.ノ ノ.,;lノ=、l .,' ,' ,' ノ
{ l l ', |'ヲi(_ノ.} ´ i(ノ.}゙!ノ,:',:''´
', h. ', ',゙、 ':゙゙_.ノ. ':゙_ノ〃ン
':, { ',', ':,':, 丶 ,' l .}
ヾ ':,':, ':ヾ、._ 「´/ ,' | .,'
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15 :
世界@名無史さん:03/07/20 00:17
トウモロコシになりたい・・・ハァハァ;
16 :
世界@名無史さん:03/07/20 00:37
>>11 実際には、おっさんもお婆々もブドウ踏みはやってるんだが。
ちなみに、どの地域でも、白人の過半は水虫だよ。
アステカではジャガイモ踏んで保存食を作っていたね。
今でもやってるけど。
18 :
世界@名無史さん:03/07/20 02:40
日本でもやっていたよ。
寒天を踏んで搾る
19 :
世界@名無史さん:03/07/20 09:47
>>16 どこだっけな?
いまだにブドウ踏みの儀式というか、お祭りがある所では
ちっちゃい女の子を集めてきて、ブドウを踏ませていたよ。
天子みたいな服着てた。
ブドウ酒作りが上手く行くようにというようなお祭りだったと思う。
しかし、足の下でブドウがぐにゅぐにゅなる感覚を想像するといやん。
20 :
世界@名無史さん:03/07/20 09:49
>>17 山梨だかどこかで日本でも寒イモというような名前で
ジャガイモの干し物がありますね。
寒い日に欲して、上から踏むと。
郷土料理として紹介されていて、
調理方法が書かれていましたが、
戻すのにえらい手間がかかっていました。
ジャガイモが日本に入ってからのものだから、
それほど歴史はなさそうな食べ物ですが。
21 :
世界@名無史さん:03/07/20 10:02
>>17 アステカじゃなくてインカだろ。
日本でも、アイヌは「ペネコショイモ」という冷凍乾燥芋を作っていた。
寒冷地の民族の知恵だね。
味噌豆潰しや饂飩の生地伸ばしも足踏みだった筈。
22 :
世界@名無史さん:03/07/20 10:07
小さい頃、家でうどん作った時にうどん粉
踏まされた覚えがあるぞ。
23 :
世界@名無史さん:03/07/20 10:44
もっとこぅ面白い話誰かしてくれないかな
生肉を自分で焼いて食べる「プルコギ」が広まったのは朝鮮戦争以後で、
それまでは既に焼いてから人に出す「ノビアニ」が一般的だったんだと。
25 :
世界@名無史さん:03/07/20 13:09
>>23 ならお前がネタ振れ。
それとも人肉スレ逝くか?
日本では焼肉は韓国料理だと思われてる。
しかし、韓国では日本料理だと思われてる。
韓国では焼肉屋に「日式焼肉」という看板が出てる。
では焼肉の正体は何かというと実は在日料理。
だから日本人からみれば韓国料理だし
韓国人から見れば日本料理ということになってしまう。
うちの会社に来てた韓国のプログラマとメシ食いに行って
一緒に「牛タン定食」ってのを頼んだんだけど
「はじめて牛タン食った、まあまあかな」と言ってた。
牛タンはむこうでは食べないらしい。
ふむ。タンって日本でもタン塩出現以前はタンシチューぐらいしか使い道
なかったらしいね。欧米ではどうなんだろ?
29 :
世界@名無史さん:03/07/21 00:21
牛の舌は、江戸期は別として明治時代は、高級素材とされていたらしい。
明治時代に書かれた貧民窟のルポに
「彼等に好物を問うと[牛のした]と答えた。牛の舌は高級品、貧民の口に入るのか、
と訝しんだが、舌ではなくて下、臓物や筋等の下等な部分だった。
それを串に刺して煮込み...」
言うまでもなく現在の「煮込み」である。
明治の文豪、幸田露伴はなかなかの食通で、様々な珍味を客に振る舞っていたが、
その一つに牛タンの茹で物があった。
しかし料理する娘の文にとっては苦痛でしかなかった。
30 :
世界@名無史さん:03/07/21 00:31
牛のベロってなんであんなに歯ごたえがあるの?
ヨーロッパでも舌とか臓物は最初は下々の食べ物だったようですが。
それが数奇者な貴族が目をつけたら立派なお料理に。
>>31 をいをい、それを逆にした主張をあまりにもポーランド人がしすぎているんだろ。
ポーランド人が一方的被害者と思い込んでいるヤシが多すぎる。
33 :
世界@名無史さん:03/07/21 17:46
明治時代の日本では家畜の臓物はただ捨てる物だった。
陳瞬臣のエッセイによれば、当時華僑が屠殺場に行けばただで臓物が貰え、
そのために日本での生活に希望が持てた、という。
しかしそんな彼等でも屠殺場で「血を分けて下さい」とは言えなかった。
中国の血の食文化は過去スレでガイシュツ。
>>33 豚の血で塩味のゼリー作るやつでしょ?
鉄鍋の醤で見た。
豚の血と言えば伊太利亜では豚の血をコーヒーに入れて飲む地方があるらしい。
そんなもん美味いんだろうか?
>30
舌はほとんど筋肉でできているから。
ハツとかひらめの縁側とか、よく動かす部位ほどこりこりしてるよね。
>35
前TVのドキュメンタリーで解体した豚の血をチョコレートケーキか何かに
混ぜ込んでデザートに、ってのも見たことありまつ。
どんな味なんだろう…
↑あ、やはり同じくイタリアの話でした。
39 :
世界@名無史さん:03/07/22 20:59
英国には、ブラックプディング、という血を使ったプディングがあるそうな。
>>36 ああ、思い出した。
漏れの爺さんが戦前の一時期に台湾に赴任したことがあって、割と多めの赴任手
当てを貰ったので、台北に最初に到着した日に料理屋に入り、「この店で一番高い
料理を持ってきてくれ」と注文したら、出てきたのが豚の鼻と耳と尻尾の料理だった
という話。
店の説明では、それぞれ1頭の豚から少量づつしかとれないのと、一番よく動かす
部位なので、コリコリしていて食感が美味しいから高価ということだったとのこと。
まぁ、爺さんは死ぬまで、あれは店に騙されたんじゃないかと首をひねってたけど。
自家製ハムの研究をしていた英国の好事家が
「豚の耳だけは何をどうやってもおいしく食べる方法が見つからない」
と書いてたな。もっとも日本にも沖縄料理のミミガーみたいのもあるし、
台湾にも実際にそういう料理があるのは分かるが
……高いか?そんなもん。
ミミガー、ヲレは美味いとは思わんなぁ。食感を楽しむ食品っていうのは
わかるんだけど、耳自体に味はなくて調味料の味しかしないというのはどうも。
ミミガーは東南アジアでは
一般的な食べ物なんじゃないの?
ビルマでも食うらしいよ。
44 :
世界@名無史さん:03/07/23 01:17
>>41 味覚音痴の英国人が何やっても無駄な気もするが……
ミミガー、酒のつまみにはいいんじゃないかな
ごちそうだと言われて出されると、萎えるが
ちなみにその人(本の作者)、現地でのベーコンの作り方を学ぶために
北欧くんだりで教えを請うほどの物好きだが、そこで一番辟易したのが
豚の脂身だけをまるごと燻製にしたベーコン
だそうだ。極寒の地の冬越しの保存食なんだが、食えたものじゃなかったと。
47 :
世界@名無史さん:03/07/23 03:18
>>39 それはカスタードプリンのなかまでてなく
腸詰めの一種のやつですよね
>>46 脂身のみの豚加工品と言えば、イタリアにも脂身だけの生ハムがありますね。
食った人に聞いたところ、結構ウマーだったらしいが。
どんなもんか一度食べてみたいが、日本には輸入されていない模様。
>>48 血と小麦粉の練り物が詰まった太いソーセージ、という感じの代物だった。
あまり美味いとは思わなかった。
イギリスのソーセージの常で、小麦粉が多すぎたせいかもしれないが。
51 :
世界@名無史さん:03/07/23 20:28
沖縄では豚の血をの塊を入れた野菜炒め、「血イリチー」がある。
台湾には、豚の血を糯米に吸わせ、蒸して作った餅がある。
血の塊を入れたスープ、「猪血湯」を食ったことがあるが、不味かった。
朝鮮には、豚の血、米粉、野菜、春雨を入れた腸詰、「スンデ」がある。
モンゴルには、羊の血の腸詰「ザイダズ」がある。
ドイツにもブルートヴルストってのがありますな>血の腸詰
結構、血って使っていますね。
日本は下の方の身分階級の人が利用しなかったのかな?
54 :
世界@名無史さん:03/07/23 22:44
日本人の感覚じゃやっぱり血なんて気持ち悪いよ
>53
他にタンパク源が豊富だったからでは。
56 :
世界@名無史さん:03/07/23 22:53
生理のとき、バスタオル轢いてセックルするのが好きですが何か?
>56
セックル
59 :
世界@名無史さん:03/07/23 23:40
前スレにもあったけど、栃木山中の猟師は鹿や猪などの大型動物を解体する際、
腸の内容物を扱きだして、綺麗にしてからその中に血を入れ、茹でて
血の腸詰めを作るよ。
この食品は「それそれ」という奇妙な名がついている。
>>53 「下の方の階級の肉食文化」というと
乾し肉の「さいぼし」、屑米と筋肉の雑炊「どろ」、揚げた腸の「油かす」なんか?
信州では、馬のモツを「おたぐり」といって昔から食べていたそうだね。
60 :
山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/07/23 23:44
12世紀前半に成立した『今昔物語集』には「餌取(えとり・えたの
語源)の法師」の家で牛馬の肉を煮て食べていたことが書かれていま
す。また犬追物の犬は彼らが捕らえたそうで、射殺後は食されました。
牛追物もありましたが、おそらくこちらも同様だったのでしょう。
江戸時代の禁令に「牛を殺して皮・肉を売るな」とあるのは実際にそ
ういうことがあったという事を示したものであるはずです。
61 :
世界@名無史さん:03/07/24 00:05
>49
ラルドでぐぐってみそ。
>>46>>49 極寒の地の冬なんかだと、脂身がむちゃくちゃに美味く感じる、
ということはあるみたいだね。しかし普通の気象条件ではだめだろう。
ただし、脂身オンリーのベーコンというのはイタリアあたりにもある。
ラルド、とかいうのかな。もちろん普通に食べるのはややキツイんだが、
美味い食べ方があるんだよ。それはね、炒めたのをパスタに入れるの。
我が家ではスパゲッティを作るときはイタリア風のベーコンであるパンチェッタを炒めて、
出てきた脂とともに他の具を炒めるんだが、結局この炒めた脂身が美味いわけだ。
だから一度貰ったことがあるラルドもこうやって食べたらなかなかのモノだった。
基本的にベーコンというのは「肉」である以上に、脂兼調味料だからね、
脂身オンリーのベーコンもこうやって食べればいけると思う。
あと生で、うんと薄く切ったのにディップをつけて、イタリアとかチリあたりの
キツイ安酒(赤)とか、グラッパ(カストリ・ブランデー)と共に、
というのも割合いけたな(全部持ってきてくれたんだから有り難い友人である)。
ただ、薄く切るのには生ハム専用のスライサーがいるみたいだね。
ハム狂の人は個人でそろえたりもするそうだが、一般人にはちょっとね(笑)。
63 :
世界@名無史さん:03/07/24 01:05
確かに極地の気候に打ち勝つには、多量のカロリーが必要だよね。
椎名誠のシベリア旅行記では、現地の人はパンにバターを厚さ一aにコッテリ塗り付けて
食べている。こうしなければ寒さに打ち勝てないんだと。
アイヌ民族も、鍋料理の味付けに魚油、獣脂をたっぷり使ったり、飯に炊き込んだり、
団子に脂を付けたりして食べる。
北米北太平洋沿岸のクワキウトルインディアンは野苺に魚油付けて食うという。
気持ち悪い...
ベーコンは脂が多い方が美味いから
脂だけのベーコンって美味そうに思う。
そういえば鯨のベーコンは
美味いのは脂の部分だけで
肉の部分なんか美味くもなんともない邪魔者って感じだ。
植村さんの手記だったかな?
どんなに食べても食べても結局冬山や北極南極では10kg以上痩せるってのがあったのは。
それがほんとなら、新手のダイエット法として使えるかもしれん。
旅行会社と結託して、南極ペンギンダイエット法とかどうか(ワラ
67 :
世界@名無史さん:03/07/24 08:30
>>63 サンマにスダチを搾ってかけるのと同じ原理だろ?
魚油を食う味付に酸っぱい野苺ではないのか?
>>67 いや、秋刀魚にスダチは秋刀魚が素材、スダチが調味料だけど、
この場合は野苺が素材、魚油が調味料なのね。野苺が主、魚油が副なの。
クワキウトルインディアンには人食いの秘密結社「ハマツア」なんていうのもあったな。
70 :
世界@名無史さん:03/07/24 19:49
>>68 その「主」「副」が日本人的な固定概念。
重量や体積では野苺が大きくても、熱量でみてみ。
ビー玉くらいの大きさの野苺に、小豆粒くらいの油をつけてみ。
油の方がカロリー大きいから。熱量では魚油の方が主だろ?
71 :
世界@名無史さん:03/07/24 19:54
日本以外に主食、副食の概念のある食文化はある?
72 :
世界@名無史さん:03/07/24 21:32
>>70 こっちは味付けの観点から言っているんだがね。
野菜サラダは野菜の味付けにドレッシングを使うのであり、ドレッシングの味付けに
野菜使うのではないだろ?
いくらドレッシングのカロリーが高いとはいっても。
もともと主食副食の概念って伝統的な食文化ではなく、
戦後に主に栄養学上の観点から広められたものじゃないの?
>>66 死亡者続出で会社あぼーん
リンゴダイエットとか脂肪吸引法のほうがよっぽど安全だ
スレの流れを断ち切るようで申し訳ないが、前スレで申し込んだ蜂蜜酒、届きますた。
コルクを粉々にしつつ、早速飲んでみましたが、(゚∀゚)ウマーイ!!
なんというか、酸味とアルコールの香りが加わった蜂蜜水って感じ。
これは未成年に飲ませてはいけませんよ。アルコール特有の苦みがほとんど無く、いくらでも
飲めてしまう。飲んべぇ好みの味ではないと思いますが。
ちなみに、常温つまみ無しでやってます。
>76
おお、TANKS。
そうか、本来の蜂蜜酒はスピリッツの仲間だったんだ。
私の飲んでいるのは、前スレでKrtさんが指摘されたように、リキュール風のやつです。
蜂蜜酒のレモン割りとかうまそうだな・・・。
焼酎をハチミツで割ってもその味はでないんだろうなあ
80 :
世界@名無史さん:03/07/25 12:34
はちみつレモンが流行ったのは平成元年だったな。
81 :
世界@名無史さん:03/07/25 12:38
>>72 野菜サラダはカロリーを取る為に食べてるわけではなかろうて。
寒冷地の未開人種で漁労民。そりゃ、カロリー摂取するの必死だよ。
83 :
世界@名無史さん:03/07/25 20:32
だからさぁ・・・・味覚のなんだってば。
サラダとドレッシングの関係が判らないなら、馬鈴薯とバターの関係ならわかるだろ。
それにクワキュウトル族、ハイダ族、トリンギット族、ヌートカ族などの
北米北太平洋沿岸インディアンを
「寒冷地の未開な漁労民、カロリー摂取に必死だな プ」
と見るのはあたらないよ。
彼らは北米の先住民の中では、一番物質的に恵まれていた。
彼らの住む地は黒潮の終着点ゆえ、高緯度の割りに気候温暖な多雨地帯。
山には狩の獲物、野いちご、そして高さ60mにもなる米杉、米松の美林がある。
海では海草がワサワサ生い茂り、鯨や平目が舞い踊る。秋になれば川は上る鮭で水面が盛り上がる。
食うにガツガツする必要がないので、創作活動に時間を割くことができる。
それで山の良材を生かして厚板造りの長屋やトーテムポールの文化が花開いた。
84 :
世界@名無史さん:03/07/25 20:46
富の蓄積が出来るので、上は大酋長から下は奴隷まで、身分差が生じる。
物質的に恵まれないイヌイット(エスキモー)が平等社会だったのと対照的だ。
そんな北太平洋沿岸インディアンの大酋長たちは、自らの権勢を見せ付けるため、
「ポトラッチ」という大宴会を開いた。
各地から千人以上の客を招き、自らが長年かかってためた毛皮、魚油、毛布などの
大盤振る舞いに分け与えて財力を誇示する。
また、「一枚織るのに数ヶ月もかかる毛布何千枚もの値打ちがある銅板」を
皆の前でぶち壊したり、奴隷をぶち殺して
「こんなものわしの財産から見れば屁でもないわ!」と誇ることも
ポトラッチの一環としてあった。
ちなみに漁労民である彼らにとっても精製された魚油は貴重品であったから、
ポトラッチで魚油を盛大に燃やし、自らの財力を誇ることもあった。
これ以上やるとスレ違いになるのでやめ。
>83
採集民なのに階級があるからな。豊か過ぎてw
あとポトラッチもこの辺の種族が大規模だ。まさに蕩尽って感じで
やるし。スレ違いsage
>84
うわっ
ケコーンしようw
>>80 もうそんな前になるのか・・・。
>>84-85 ポトラッチは人類学的なネタかもしれんが、
もはや歴史といっても過言ではないかもね。
88 :
世界@名無史さん:03/07/26 03:41
>>83 馬鈴薯とバターと合わせて食べるならなら、ヨーロッパ人の食べ方の割合でも、馬鈴薯の方が
カロリー高いじゃん。例示になってねーよ。
さておき、「主」とか「副」とかから離れろ。
単純に、魚油と苺の組み合わせだ。
苺と脂肪の話にしたいのなら、赤白のショートケーキ。テッペンに戴いてる苺と、
クリームと、どっちが主だよ? んなもの、わかんねーだろて。
日本人には、この「主」とか「副」とかの概念の他に、もう一つ、油脂だけを
食べるということに慣れていないために、誤解が生じるのだろう。油脂を単体
で食べるという習慣は、わりと普遍的に存在する。
で、油脂に、酸味のある果実を添えて食べるのも、珍しい食べ方ではない。
先入観というか、語感で、魚油と野苺を気持ち悪がっているが、組み合わせで
みれば、さほど変わったものでもないよ。
89 :
世界@名無史さん:03/07/26 03:53
嗜好品・・ってゆーか避妊具の歴史ってあるの?
日本の江戸時代は和紙だっけ?
>>88 そういや、すっぱいベリーとジューシーな肉の組み合わせも理解
されにくいな。
もっとも理解されない理由の半分以上は、現代アメリカの感謝祭で
食わせるクランベリーソース(七面鳥に付ける)が甘すぎて、酸っぱ
さなんてどこにも見当たらない事が原因だと思うが。
これ食ってトラウマになる日本人も結構いそうじゃないか?
91 :
世界@名無史さん:03/07/26 10:42
>>89 戦後間もない頃の吉原では、膣にスポンジを入れて精子を吸い取らせたと言うが
効果のほどは怪しい?
堕胎の方法としては、膣にホオズキの地下茎を差し込んでおく、というものがあった。
映画「吉原炎上」に登場する。
水銀入りのあやしげな堕胎薬を飲んで、死ぬ女も多かった。
誰か苺にシーチキンの油付けてそのうまさを語って下さい。
サラダにフルーツ入れるのは許せないな。
二十年以上前の「みんなの歌」に「フルーツサラダの歌」なんていうのもあったが。
>91
青パパイヤのサラダは駄目なのか?
あの食感好きだけどな。
諸外国から見たら木の根っこのサラダも
許せないんだろうなぁ・・・>牛蒡サラダ
人参やカブがよくて、ゴボウが駄目という感性がわからん。
ゴボウはいいヤシなんだょぅ。見た目で判断するなょぅ。
94 :
世界@名無史さん:03/07/26 12:06
>>89 羊か何かの家畜の腸を使ってたみたいだね。
今みたいに使い捨てじゃなく、洗って使ってたらしい
18cイギリスの娼婦は魚の腸から作ったコンドームを使っていたようです。
それと、薬草からつくった絞り汁を事後避妊に使ったり。
>91
> サラダにフルーツ入れるのは許せないな。
盛岡出身の漏れとしては、冷麺にスイカやナシや缶詰みかんなど
甘いフルーツが入っていないとがっかりするんですが、
周りの人間は気色悪がります。
甘い果物があるから、スープの酸っぱさやキムチの辛味が引き立つんだょぅ…
97 :
世界@名無史さん:03/07/26 13:18
>>88 好い加減判ってくれ!味の問題だと。「主」「副」は主食副食の概念ではなく、
素材と調味料の関係だと。
サラダの話でしつこくかろりー議論持ち出すから、馬鈴薯にバター塗り付けて
風味増す話にしてもカロリー議論!パンとバターはどちらが大事なんだ!
ケーキの苺とクリームは比較にならないよ。どちらもスポンジケーキに添えられた
素材、クリームにも砂糖で味付けがなされているし。
もっとも、人のケーキからクリームを盗むのと苺を盗むのとでは、
苺を盗るほうが怨まれるがね。
あなたが苺に魚油かけて食うのが好きなのか、魚油の一升も飲んで口直しに
苺二、三粒食うのがすきなのか判らないが、こっちは「魚油かけた苺」は気持ち悪いと
思う、それだけの話。
平原インディアンは乾し肉と苺と獣脂練り合わせた保存食、「ペミカン」を作るし、
樺太アイヌは鮭の皮から取ったゼラチンと蔓コケモモ、栗、百合根、海豹の脂肪で
シャーベットに似た食品「ムシ」を作るが、やはり魚と木の実は会わない気がする。
日本には「鰯の梅干し煮」があるが...
>97
いや味の話なんて主観的な問題を持ち出されても…
いー加減そろそろヤメレ。
>>91 青いパパイヤはキュウリとセロリの間をとったような食感ですし
タイやベトナムの人も、熟れた状態とはまったく違うものとして食べてます。
101 :
世界@名無史さん:03/07/26 14:30
沖縄でも、青いパパイアをチャンプルーにして食うよね。
メロンやパパイヤに生ハムとか。
鴨のローストにオレンジソースとか。
豚肉にリンゴソースとか。
…で、何の話だっけ?
103 :
世界@名無史さん:03/07/26 15:01
苺に魚脂は気持ち悪い、で荒れてるのw
104 :
世界@名無史さん:03/07/26 15:33
消化吸収を促進する組み合わせとそうでないのがごちゃ混ぜになってる。
105 :
世界@名無史さん:03/07/26 18:56
好みの問題だとは思うが、私はパイナップルが入ってる酢豚は
嫌いだ。パインの酸っぱさは、肉料理とは合わないと思う。
106 :
世界@名無史さん:03/07/26 19:45
>>105 でも酸味の強いパインや柑橘類で酢豚を作ると豚肉が柔らかくなってうまいよ。
もっとも混ざってる果物は食えたもんじゃないから除くが吉。
>107
ただし、酢豚には缶詰のパイナップルを使っちゃいけないんだよね。
生のパイナップルでないと肉をやわらかくする酵素が含まれていないので。
俺は酢豚のパイナップル好きだけどな。
109 :
世界@名無史さん:03/07/26 23:06
>>97 素材・調味料の関係なんて、それこそ、どっちがどっちか判らないじゃない。
確かなのは、魚かから取った油と果物の苺、脂肪と有機酸、動物質の脂肪と
植物質のエステル香、の組み合わせだろう。
西洋料理によくある羊肉の脂身と木苺、洋菓子の乳脂とツル苺、に、本質的な
差は無いだろうて。
苺に拘らなければ、和食でも、魚料理に柑橘果汁をよく使うだろ。
それとも、魚油に恨みでもあるのか?
それは良くないぞ。鯨くうな、豚食うな、犬喰うな、と同じくらい品の無いことだ。
111 :
世界@名無史さん:03/07/26 23:07
鰯の梅干し煮は未食だが、
梅干し入な、鯖の味噌煮なら食ったことあるぞ。
動物性タンパク質+フルーツなら、
葡萄が一番多く使われるんじゃない?
112 :
世界@名無史さん:03/07/27 00:18
>>109 あなたが魚油と苺の取り合わせが大好きだというならば好きにすればよろしい。
個人の趣味嗜好は自由です。
しかしそれを嫌がる人に押し付けるのはいかがなものか。
好き嫌いを許さないのは雁屋哲のごとき偏狭といわざるを得ません。
誰にも嫌な物はあるのです。
どうぞ御自由に魚油の一升も飲んで苺噛って下さい。
別に止めはしませんから。
>112
なぁ、誰も君に食えとは言って無いと思うよ。
他国の食文化を、自分を尺度にして貶るなつう話でしょ。
んなくだらないことよか、肉+フルーツの話で行こう。
114 :
世界@名無史さん:03/07/27 03:20
age
牛タンにレモンが出ないのは意図的なのか?
116 :
世界@名無史さん:03/07/27 08:18
南極探検の本を読んでたら、pemmicanっていう食い物がでてきた。
ネイティブアメリカンの保存食なんだけど、
粉末状の乾燥肉+乾燥フルーツの粉末+ナッツ+獣脂を
つき固めたものだとか。
コレ食ったことある人いる?
>>115 え、でないってどゆこと?
タン塩にレモン、美味いと思うけどなー。
>118
話の流れが果物プラス肉・魚なのに、
タン塩とレモンの話題が115まで
出てなかったってことでは?
>116
登山やる人なら『ペミカン』を喰ったことのある人は多いだろうが、
この『ペミカン』にはフルーツが入っていないため、ネイティブアメ
リカンや毛皮交易従事者が食べていたペミカンと同じものとは
いえないかも。フルーツのもたらすビタミンこそ、保存携行食と
してのペミカンの売りだからな。
ちなみにほんまもんのペミカンは、食べ物としてはもう絶滅に近い
んじゃないか。木村和男『カヌーとビーヴァーの帝国』(山川出版社
ヒストリア)では、カナダでも激マズなものとして紹介され、試食を
望んでも果たされなかったいう話だ。
121 :
世界@名無史さん:03/07/27 13:45
アメリカインディアンにも様々な部族、言語がある。
「ペミカン」とは、どの部族の言葉なのか?
ペリカンとまぎらわしい...
伝統的カロリーメイトって訳だな。
>121
ぐぐって見たが、どうやらクリー族の言葉が語源らしい。
東クリーと接触したフランス人が取り入れたのではないかな。
ttp://www.schoolnet.ca/aboriginal/Plains_Cree/part15-e.html 後に18〜19世紀初頭にはレッドリヴァー植民地(後のマニトバ州・
ミネソタ州)で大量生産されるようになるが、その時代の担い手は
メティスと呼ばれた混血民とアシニボインや平原クリーなどの平原
ネイティブアメリカンだが。
ちなみに、>120もいっているが、登山家や探検家の食糧として、
肉や野菜を獣脂で炒めて固めたものを今でもペミカンと呼んで
いる。また、ペミカンという会社がアメリカにあり、ビーフジャーキー
を販売したりしているが、肝心のペミカンは作っていないようだw
肝油ドロップ 好きな人いますか
ビタミンC入りが好きです。
あれはいつ頃できたものですか
さめの肝臓の油と聞きました、また昔は不味かったとも聞きました
嗜好品ではないかもしれませんが、話のついでに
125 :
世界@名無史さん:03/07/27 22:19
せっかく丑の日なんだから、鰻を語ってよ。
126 :
山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/07/27 22:23
>>125 欧州でも食べられたそうですが、確か中世イングランドの釣り好きの
尼さんが書いた本には「ぬめぬめしていて気持ち悪い」と書いてあり
ました。シナや日本では地域によっては竜神などの眷属として食べら
れなかったもの。
127 :
世界@名無史さん:03/07/27 22:28
東欧のスラブ圏・バルト圏ではごちそうですよ。
多くがブツ切りにしてスープやシチューの具に用いられます。
かのイワン雷帝が大のお気に入りで、現在のバルト海産のウナギを
特に好んで取り寄せたそうな。
128 :
山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/07/27 22:31
そういえば旧ユーゴあたりでは食されるという話を読みました。
うなぎ、イタリアやギリシャでも食べられてますよ。
130 :
世界@名無史さん:03/07/27 22:54
ヨーロッパ人はけっこう食べてるよ。ウナギ。
スペインやイギリスだとプティングがなかったっけ?>ウナギ
132 :
世界@名無史さん:03/07/27 23:01
スペインに鰻の稚魚を炒めた料理があったよね。怪獣みたいな名前の。
日本人から見れば、勿体ない、と思ってしまう。
たぶんガイシュツだろうけど、土用の丑の日にウナギを食べるというのは夏場に味が落ちる
ウナギをいかにして食べさせるかということで平賀源内が考え出したキャッチコピーから
今のウナギは味はどうなんでしょ?夏場でも味は落ちない?
ウナギは中世西欧ではたいてい、パイに包んで調理されたそうです。下魚扱いだったようですが。
ウナギは古代ギリシャやローマでは最高のごちそうだよ。
しかも食べ方も日本の蒲焼きに比較的近いんじゃないかな。
要するに団扇で扇ぎながら炙り焼きしたものに、ビート(ギリシャ)を添えたり、
あるいは、ガルム(魚醤)や蜜、濃縮ブドウジュース、胡椒、オリーブ油
ハーブ類を混ぜて作った甘辛いタレをかけたり(ローマ)という。
(参:塚田孝夫「シーザーの晩餐」朝日文庫版は抄本、ぜひ時事通信社版を)
なんか聞いたところによるとあるイタリアの有名シェフが日本にきたとき、
接待で高級鰻屋に連れて行ったところ「日本人は鰻の食べ方を知っている」
と、とても喜ばれたとか。
ゼリー寄せ、とかアールズッペ(ドイツ風の甘酸っぱいスープ)とか、
我々からみれば変な食べ方をすることが多い北ヨーロッパ人と比べて
地中海人に古代の食べ方に近い嗜好が残っているのかもしれないね。
>>132 アンギラスだったっけ?スペイン語で鰻の稚魚。北ヨーロッパだと、うなぎの燻製が
よく食べられるよね。鰻自体の大きさが半端じゃなく、全長一メートル弱に達するの
もある。現地では結構ご馳走の部類。
もったいないって言ったら魚卵なんか食べられないよね。日本では知られていないけど、
キャビアの親チョウザメも立派な高級食材。歯ごたえがコリコリしていていいです。
137 :
シュレーディンガーの猫:03/07/28 01:39
森護の『英国王室史話』によると
イングランドのヘンリー1世は、ヤツメウナギを
スタミナ食として好み、その食べ過ぎで死んだそうです。
ウナギが夏ばてや滋養に良いっつうのは一部じゃ平賀源内以前から
あったらしい。あと平賀源内が広めたっつうのは一つの有力な説では
あるが、最近ではそれが常識化してるね(やっぱその方が面白いからか?)。
まあ実際には他の由来を正しいとしてる本や辞典もあったりするが
平賀源内と言えば、日本初のコピーライターとか
言われているが、正確にはプロデューサーだと思う。
>139
平賀源内以前にもコピーライターはいたからねー。
江戸期は早いうちから、「引札」というチラシ広告が普及していた。
141 :
世界@名無史さん:03/07/28 03:21
店の宣伝ちらしに限らず、アメリカの大量消費社会で生まれ
たと思うようなものでも、実は江戸にもあったぞってのは
意外にあるよね。
江戸のお寿司屋さんかなにかで、時間内に売れなかった分の
ご飯を捨てちゃうシステム作ったところがあったそうな。
マクドナルドもびっくりだ。
魚油と苺のどちらが主でどちらが従かなどいつまでやっているんだ。
そんなの考えるまで無く分かるだろうに・・・・
食べる時に量が多いほうが主だ!調味料は主食より漁が多いなんてことはない。
その話題なら、とっくに終わってるヨ。
いつまでやっているんだ。>142
そもそも、議論が白熱してた時でさえ、主か従かなんて
議論の論点から横道にはずれた問題だし。
144 :
世界@名無史さん:03/07/28 07:47
イスラム教やユダヤ教では、鱗無し魚の食用はタブーだから鰻たべられないんだよね。
可哀相に、こんなに旨いのに。
白焼きって旨いんかねぇ?
モソッとしてそうで喰いたくない。
146 :
世界@名無史さん:03/07/28 09:07
主と副が主食と副食だと誤解されたから、議論が長引いたんだよね。
素材と調味料の関係なのに。
>144
うなぎはついこの間OKが出たような気が。
サメに許可が出たと聞いたことはある。ウナギも出たの?
魚油の話、これにて一切禁止!
で、うなぎはピンキリですね〜、どうしてあんなにも味違うんだろ?
150 :
世界@名無史さん:03/07/28 11:44
>>148 最近になって、ウナギにも微細なウロコの存在することが発見されて食べれるようになりました。
151 :
世界@名無史さん:03/07/28 13:02
鰻の血液には、生では毒になる成分が含まれている。だから鰻の刺身は存在しない。
江戸では大型の鰻裂き包丁で背開きし、一度蒸してからたれ焼にする。
大阪では小形の鰻裂きで腹開きにして、蒸さずにそのままタレ焼き。
大阪ではうな丼を「まむし」 と言うが、これは飯の間で鰻を温める「間蒸し」から
来ているという。
江戸の鰻が背開きなのは「武士が多いから、切腹を嫌った」というが、これはどうかな?
その理屈ならば、江戸では鯛も鰹も鰯も腹開きにはしない筈だし。なぜ鰻だけ?
>>151 他の魚は知らないが鯉は内臓に臭い部分があり、それを避けるため背から割く。
>その理屈ならば、江戸では鯛も鰹も鰯も腹開きにはしない筈だし。
それはそうだが、鯛とかは背からは裂きにくそうだ。
154 :
世界@名無史さん:03/07/28 18:14
>>152 それは鯉の胆嚢、俗に「苦玉」と言うやつ?間違って潰すと全体が苦くなるんだよね。
地方によっては、精をつけるために生のまま丸呑みするという。
>136
アンギラスってウルトラセブン辺りに出たような・・・
関係ないのでsage
アンギラスはゴジラシリーズの怪獣です。
ちなみにウルトラセブンのカプセル怪獣の名前は「アギラ」
ミクラスやウィンダムと比べるとマイナーだが。
158 :
山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/07/28 21:44
>>154 鮒にもありましたね。鰓から針金を刺し込んで内臓をひっかけて取り出すとか。
鰻の捌き方ですが、関西では腹から切ります。
>155
「ゴジラの逆襲」以降昭和シリーズには何度か登場しています。
159 :
世界@名無史さん:03/07/28 21:52
160 :
世界@名無史さん:03/07/28 21:53
よく読んだらウナギが名産だからじゃなく
島の形がウナギ型だからなのね・・・ウカーリ
164 :
世界@名無史さん:03/07/29 01:52
>>151 江戸に良い刃物が不足していたから。
近畿地方は、三木や堺などの良質の刃物の産地があり、また、物流の中心が大坂に
あったため、山陰や東北から上質の鉄の原料の供給も滞らなかった。
相対的に武士が少なく、統制も緩かったために、民生用の刃物の製産も盛ん。
対して江戸は人武士比率が高く武器統制も厳しかった為、刃物の製産も移入も限定
され、刀鍛冶は民生用の刃物を作ることも少なく、また、江戸中期以降は刀の刃物
としての性能は重視されなくなった為、技術そのものが後退した。
結果、鰻を背の皮一枚だけ残して割くことのできる刃物が無かった。
背から割けば、腹腔に達しさえすればいい。
ついでに、背から割くと、身が血で汚れる為、蒸す工程が必須となった。
鰻の血には毒がある。
165 :
世界@名無史さん:03/07/29 01:59
>>93 ゴボウは、ヨーロッパや北米で、芝生の雑草として嫌われる「バーダック」という
草によく似ていて、混同される為。
カルカヤを食わされた、セイタカアワダチソウを食わされた、みたいなイヤな気分
になるらしい。
ウナギに限らず、昔から丸い魚は生で食ってはいけない、
というのがあったな、確か。
167 :
世界@名無史さん:03/07/29 03:02
ウナギ、細長いよ?
つか、断面だろ。
アナゴ、ハモ、ドジョウとかね。
169 :
世界@名無史さん:03/07/29 04:38
マグロとかブリとか、断面は丸いよ?
170 :
世界@名無史さん:03/07/29 05:02
断面が丸くない魚があるのか?
楕円形も含めてだがね
171 :
世界@名無史さん:03/07/29 05:03
楕円だろ。 円形が駄目。
172 :
世界@名無史さん:03/07/29 08:53
なんだかネチっこいな。例の魚油厨か?
泥鰌も危ないよね。踊り食いにして寄生虫がわいた例もある。
175 :
世界@名無史さん:03/07/29 09:37
ウナギの断面、楕円というか、卵形だよ?
まーまー揚げ足を取らない。
昔の人の生活の知恵なんだから。
わかった、長くて胴断面が丸い魚、これでいいだろ。
ちょっと、書き足りないというか忘れてて丸いとしか書かなかったが。
分りやすく言えばウナギやアナゴ、ドジョウとか似た魚だよ。
タイ、ヒラメ、マグロとかという一般的な魚と比べると、
ウナギのような、という意味だけでも感覚的に分ると思うが。
178 :
世界@名無史さん:03/07/29 10:20
でも、ウツボの刺身は美味いよ。食べて病気になったりもしないし。
だから、あくまでもそう言われてるという話だし、そも大まかな分類であって
例外も有るだろうし。それにドジョウだって寄生虫はあるけど、踊り食いする
人いるしね。
180 :
世界@名無史さん:03/07/29 12:16
>>178 ウツボって、刺身でたべるんですか!!
種子島出身の人が、からあげが美味しいって言っていたけど、
生で食べるとは知らなかった。
自分で釣って食べようとしたが、ナイフが通らなかった経験アリ。
四国の辺り(高知だったか)の郷土料理じゃなかったけ。 > ウツボの刺身
けっこう、高級だとか。1匹から取れる量が少ないらしい。
でも、ウツボって丸いか?
182 :
世界@名無史さん:03/07/29 23:08
ウツボもウナギもアナゴも、細長いです。
宗教による食の制約ってなんだろう
教祖の好みで決まってしまうというわけではないだろうけど……
その宗教観、地方の食習慣とかタブーとかに影響されるのかな
神の奇跡よりは珍味を選ぶと断言できる無宗教な自分(謎)が
今、口にできないものを考えるに
1 倫理に反するもの(ヒトとか犬とか)、
2 食べることにリスクを感じるもの(牛の髄液、脳みそとか)
3 食習慣から大きく離れたもの(いもむしとか犬とか・1番、2番に影響されてる?)
と出てきました。
ヒンドゥー教における神聖なる牛は1番で、イスラム教における不浄なる豚は
1番かつ、昔の衛生事情を踏まえたうえで2番、3番かしらん
2番はリスクが去れば食べられそうですし、
3番は蛮勇をもってすれば食べられそうです。
ただ、1番は難しいですね。
アンデスの山中で遭難とかしないと、口にできない素人にはお勧めできない味。
宗教で制約されるというのは、その過程で
2番、3番が1番でくくられてしまうのかな
>>183 海を越えた向こうの国では同じように鯨を食うのは倫理観に反する!と言ってますぜ。
4番 不味いもの
188 :
世界@名無史さん:03/07/30 16:29
泥鰌の話がでたついでに。九州の吉四六さんの頓知話にこんなのがある。
村の衆が泥鰌鍋をしようと集まり、生きた泥鰌を鍋に入れて火にかけた。
吉四六さんは豆腐を切らずにそのまま鍋に入れた。ところが、鍋が温まり出したところで、
「急用を思い出した」と、鍋から豆腐を掬い出して持ち帰ってしまった。
「なんてケチなんだ」と、呆れ返る一同。
やがて鍋が盛大に煮立ったので蓋を開けてみたら、肝心の泥鰌が一匹もいない。
実は泥鰌は、熱さに耐え切れず、全て豆腐に潜り込んでしまったのだ。
当然吉四六さんは、これを狙って豆腐を持ち帰って泥鰌独り占めにしたのである。
しかし、実際に再現した人の証言では、泥鰌は豆腐に入り込まずそのまま煮えたそうです。
189 :
世界@名無史さん:03/07/30 16:38
>>188 吉四六ってそんなことばっかりやってるな。
カラスをキジを思わせて売りつけたりとか。
カラスをキジと思わせて、だね。失礼。
豆腐に潜り込んだ泥鰌の柳川鍋というのを
今でも食わせる料亭がどこかにあるそうだけど
手で入れてるそうだ。
すると、ドジョウが豆腐に潜り込むってのは
巷説なのだろうか?
てっきりホントの話と信じてたヨ。
実際には、泥鰌にそんな知能はありません
>>191 ( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー
195 :
世界@名無史さん:03/07/30 22:52
>>192 多分、豆腐の下に潜る位で終わりだと思う。
けど、考えてみたら、
踊り食いといっしょでオーストラリアでは犯罪になりそう。
オーストラリアでは活き作りは違法です。
食材でも、くるしみを与えない様に殺しなさいって。
たしかにそうかな、と思う部分もアリ。
彼らキリスト者の食前の祈りは神に対してだよね
日本のいただきますは誰に対してのものだろ
ご主人? かみさん? 食材になった生き物?
>196
お百姓さん&お米の神様。
お米一粒にも八十八体の神様が入っているし。
198 :
世界@名無史さん:03/07/31 02:05
なんて事だ!!
我々は基本的な事を忘れていた!!
自分は196と同じ疑問を感じ、
そういえば197は幼稚園で習ったはずだった!!
かなりショックだ、自分的に。
>197
な なんだってー!!!
Ω Ω Ω
その食事を出してくれた人に(たとえば、客の立場なら
ホストに、子供は親に、自炊なら自分自身に)対して
言うものだと思っていたが。
健康な身体で温かく美味い飯が食えることに感謝するためと思っていたが。
202 :
世界@名無史さん:03/07/31 04:59
>>183 犬は倫理でなくて、リスクだろ。
汚いし……
203 :
世界@名無史さん:03/07/31 05:01
205 :
世界@名無史さん:03/07/31 23:07
>>202 いや、それだとブタの方が汚いとなるぞえ。
食用に管理すれば犬の衛生面は問題無いと思うよ。
日本人も長く食べていたしね。
206 :
世界@名無史さん:03/07/31 23:11
>>205そいつはただの嫌韓厨ですよ、
しかし日本人はなぜ鳩を食べる文化が育たなかったのかねえ。そこら中にいるのに。
そういや家禽も鶏以外はあまりポピュラーではないな。
ブタは汚いというより、その肉に寄生している有鈎条虫が危険だからです。
ブタ肉はよく火を通せといわれるのは、有鈎条虫の摂取を恐れてのことです。
また、寄生したブタの堆肥を利用した有機農法では、ブタ糞に有鈎条虫の
卵が含まれいるため、その卵が付着した野菜を人が摂取する可能性があります。
主に牛から人に感染する無鈎条虫と違い、有鈎条虫の卵は人間の胎内で孵化します。
2〜3ヶ月で成虫になりますが、自覚症状がほとんどないため早期の発見は難しいよう
です。また、25年以上体内で生き続けるケースもあるということ。
孵化した有鈎条虫は、血液に乗って体内でさらに増えます。
このとき、心臓、脳で包嚢をつくられると人体に致命的な影響が発生する可能性
があります。また、眼で発生した場合は、失明のおそれがあります。
国内では、10年ほど前に韓国料理店の輸入キムチから感染して脳内に嚢を発生
したケースがあります。(その後、ビンづめ輸入キムチから虫の卵は発見されてない
とのこと)
中国、台湾、韓国、中南米、東欧などが主な分布域のようです。
イスラム教でブタを不浄として口にしないのも、有鈎条虫の感染を未然に防ぐための
知恵だと思われます。
>207
鳩は明治時代、船の進水式に使うために
輸入したんじゃなかったっけ?
太平洋戦争時は食っただろうが、
平和の象徴になっちゃったしなぁ。
仮に飼育したとしても、ブロイラーと同じ味になりそう。
210 :
世界@名無史さん:03/08/01 01:26
そういやアヒルなんかも公園では見るが食おうとは思わんな。
そのために改良されたのに。
そりゃ、生きているブタを見て「うまそう」と思う人 (ってジムシーかいな)
も少ないだろうし。
212 :
世界@名無史さん:03/08/01 02:53
ブタは人糞でも食うし、簡単なんですよ
>195
活き造りはオーストラリアでは違法つーか、活き造りを見ただれかさんが訴えたらそれが
動物愛護法だかにひっかかった(以後判例として有効に)って感じじゃなかったかな
これたしかニュー速+でスレ立ったな
#似たような事件は北欧でもあった。
イセエビの生き造りじゃなかったっけ?
そう
エビに痛覚はあるか? とかやってたね
216 :
世界@名無史さん:03/08/01 13:45
その理屈ならば、嫌がるガチョウを脂肪肝にするフォアグラは何なのかと小一時間...
217 :
世界@名無史さん:03/08/01 17:03
どうやら問題なのは殺す時であって
飼育する時はいいようだ。
向こうじゃ牛に焼き印押す伝統もあったし。
身勝手だよね。
日本にも焼印はありましたけどね。でもあまり聞かれない。
221 :
世界@名無史さん:03/08/01 19:21
生きてる魚を「うまそう」とは思わないなあ。
少なくとも俺は。
魚はうまそうだと思う。豚も丸焼きはうまそうだと思う
実際うまかった
姿で食う食文化があると違うんじゃない?
普段から秋刀魚の焼き魚とか食ってると、生きてる秋刀魚も旨そうにみえるし。
生きてる豚も丸焼きで食う地域の人間なら、旨そうに感じるんだろ。
224 :
世界@名無史さん:03/08/01 20:37
鯛の尾頭付きに白人は嫌悪を示すが、兎の丸煮を喜んで食う。
日本人はその反対。
そーいやうさぎ丸ごと、頭は出汁が出るから一緒に調理されるんだけど、
昔うさぎと偽って猫食わす業者がいたから証拠として頭も一緒に出される
って読んだことがあるよ。
226 :
世界@名無史さん:03/08/01 20:55
ピーターラビットの最初に描かれた私家版バージョンでは
「人間につかまったらパイにされちゃうよ」みたいな
セリフがあったらしい。商業的に出版する時に、カット
されたそうだ。
227 :
世界@名無史さん:03/08/01 22:38
>>226 マンガであったなぁ。
うさぎを助けたら、まぁおいしそうって言われたって。
しかし、人語を解し話す事までできるうさぎを食うのは気が引ける
>>226 今でも無いか?
「マグレガーさんの畑に行ってはいけませんよ。
あなたたちのお父さんは、マグレガーさんの奥さんに肉のパイにされてしまったんです」
という台詞はインパクトあったんで覚えているんだが。
ただし15年位前に発売された版だ。
230 :
世界@名無史さん:03/08/02 01:23
しかし日本人にしてみれば兎どうこうよりも、パイの具に肉を使うというのに驚くね。
普通はリンゴしか思い浮かばない。
子供の頃読んだ「ロビンソンクルーソー」に
パイも作れるが、中身は山羊肉しか無い
とあって、アップルパイしか知らない自分は大いに驚いた。
日本人にとってはパイってケーキのようなイメージだからね。
確かに。
初めてミートパイって名前を聞いたとき、なんか気持ち悪かった。
パイとはちと違うが英国大使館のサイトより
http://www.uknow.or.jp/uknow/about/100faqs/qa03.htm#q3 「Q3. ハギスとはどんなものですか?
A3.
ハギスはスコットランドの最も有名な郷土料理で、子羊の臓物(肺臓、肝臓、心臓)と脂肪、
玉ねぎ、ハーブ、スパイスをミックスし、すべてをプラスチック製の皮または伝統に従って
羊の胃の皮に詰め込んだ、コクのあるスパイスのきいた混合料理です。
ハギスは伝統的に「バーンズ・ナイト」でふるまわれ、しばしばマッシュ・ポテトとスウィード
(カブカンラン)またはターニップ(かぶ)をつぶしたものを添えて出されます。
ハギスは決して食欲をそそるようにはみえませんが、勇気を出して試してみたほとんどの人は
すばらしく美味しいといいます。」引用終わり
プラスチック製の皮・・・。
食べられる皮に入れてくれ…
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
すいません、ちょっと気になったので質問なんですが。
鳥皮ってありますよね?焼き鳥とか、スーパーで生で皮だけとか売っていたり・・・
最近自炊していて思ったのですが鳥皮として生で売られているパックと普通の胸肉
とかの皮の部分が似たり焼いたりした時にかなり違うんですよね。
何というか、おいしくない。
胸肉とかに付いている部分の皮は普通に煮たり焼いたりしても充分おいしいんだけど
鳥皮は加熱すると色が変化してモツみたいな色になるし、硬いし味にも何か癖がある
んですよ・・・
これって使っている部分が違うんですかね?
一時期鳥の油はヘルシーとか聞いた事があったので鳥皮を油代わりにしていろいろと
料理してみようと思ったんですが何だかとっても失敗の予感がしています。
世界には北京ダックのように皮を食べさせる料理もあるわけですが、普通の鶏の皮
料理ってあるんですかね?それともあんまり食用に適していないんですかね?
ああ、何でこんなに違うのか分からない。
追伸、俺みたいに鳥皮だけ買って来て料理している方いないですかね。何か煮ても
焼いてもろくでもない感じなんですが皆どうやって食べているのかと・・・
ブロイラーの皮なんだろうから何か不健康そうなイメージもあるし・・・毒物が貯まっていそうで。
俺はシーズニングをまぶしてラップで包んで米を炊く時一緒に投入。
米が炊けたら取り出して薄くスライスして刻んだ葱を散らして食ってたな。
鳥皮ギョーザとか。
スーパーよりも肉を専門に扱ってるとこで買ったら?
鳥皮おいしいのに
俺もスーパーとかで鳥皮のパック買って見た事あるけど、あれって胸肉とかもも肉
についている皮とは別物のような気がするんだけど・・・・
焼き鳥の鳥皮はあんな味じゃないよなあ。
俺の知り合いが串焼き屋台引いてて、薄給で手伝いにいったことがある。
その中に妙に毛深い鳥皮があって聞いたら「ケツの皮だ」と言われた。
結構厚みがあるんだなこれが。
244 :
世界@名無史さん:03/08/02 22:38
それボンボチかな。
一部の通しか知らなかった部位だが、某グルメ漫画
のおかげで最近は結構有名。
スーパーの前の焼き鳥屋でも最近は「ぼんじり」という名で売ってますね。
どうせブロイラーのヤツだろ。
んでなきゃ量的に無理だろうし。
248 :
世界@名無史さん:03/08/04 12:52
焼鳥は大正の震災以降に流行りだした料理なので、それほど歴史のある料理ではない。
ちなみに、テンプラ、スキヤキとともに外人に人気の料理である。
加熱してあるので抵抗感が無い。
249 :
シュレーディンガーの猫:03/08/04 13:56
震災後に流行した食べ物といえば
玄米パンがあります。
玄米パン売りはもともと震災の被災者相手の
商売だったのが、そのまま定着したのだとか。
>>248 そういえば、アメリカでバーベキューやるときに、串に鳥刺してテリヤキの
たれ付けて焼いたらすんげ〜喜ばれたな。
251 :
世界@名無史さん:03/08/04 21:01
アメリカ人にとって最も代表的な日本料理は「テッパンヤキ」
最も代表的な中華料理は「チャプスイ」
なんか変
日本人が代表的な中華料理だと思ってるものも、
中国人自身が思ってるそれとはかなり違います
>252
料理に関しては「中華料理」「中国人」ってくくっちゃったらまずくないかー
254 :
アマノウヅメ ◆2atuWPtiaQ :03/08/04 22:54
>>209 ご元服鳩をみいみいあそばされ
という川柳があるから、江戸時代には鳩がいたはずです。
ただし、食べはしなかったはずです。
鴨は食べていました。こちらは
裏店の鴨納豆と見下され
という川柳があります。
>>253 それを抜きにしても、「違う」のよ。
烏龍茶をもてはやすのは日本人だけ、ってのは象徴的な話。
烏龍茶は台湾でメジャーなんじゃなかったっけ?
まあ中華料理ってのはその土地土地に根付いた華僑が広めた料理だから
その土地の先住民に合わせて味や調理法がマイナーチェンジするのは
仕方の無いことだと思われ。
例えば日本の四川料理とかは陳健民氏が日本人に受け入れ安いように
改良したものだし。(坦々麺のスープとかエビチリのケチャップとか)
アメリカの文化侵略の最たるもののように言われている
マクドナルドのハンバーガーですら、本場と日本の店のとじゃ違うわけだがな
営利企業は地元の文化に阿るぐらいは屁でもない。宗教ですらそうだから
258 :
世界@名無史さん:03/08/05 01:28
日本料理の焼き物は串焼きか網焼きで
鍋や鉄板で焼いたり炒めたりする料理はほとんど無い。
だから「テッパンヤキ」を日本料理と認めるとしても
それは日本料理としては極めて例外的なものである。
そんなものが日本料理の代表と思われてるとは。
ところで日本料理に鍋や鉄板で
焼いたり炒めたりする料理がほとんど無いのはなぜだろう。
焼きそば、焼きうどん、お好み焼き、キンピラゴボウくらいしか思いつかない。
広島の人と大阪の人は
>>258に何か言ってやるべきだと思う。
260 :
世界@名無史さん:03/08/05 01:35
>>258 油かなぁ???
と、思いつきで言ってみました。
食材に油を出すようなものが無かったから、
炒めるよりも、炒る方が主流なのかも。
261 :
山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/08/05 01:36
蕎麦が麺で食べられるようになったのは江戸中期以降でそれ以前には
「そば焼き」(『お菊物語』ほか)だったそうですが、網や鋤や鍬で
は焼けそうにないような。ところで258の最後の行に出ている食べ
物はどれも歴史が浅いような。
火力ってのもあるんじゃねぇべか?
金平ゴボウは江戸時代初期から
中華料理の発達には
宋代のコークスの使用開始が決定的だったとよく言うわいな
265 :
山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/08/05 01:42
>>261 と思ったら寛永年間には朝鮮僧の伝授により始められていたというのが出て
来ました。>麺としての蕎麦
『お菊物語』の舞台は江戸初期なので問題はないのですが、江戸中期とはい
えない。
>>262 江戸時代の頃は基本的に伐採は幕府や大名によって統制されていたからじゃねーのか?
火力の強い料理を作るには炭にしろ薪にしろ大量に使用する事になるから。
267 :
世界@名無史さん:03/08/05 04:03
>>258 そりゃ、料理を知らないからだろ。
確かに、焙烙焼、朴葉焼、瓦焼、猪鍋、焼餅。すくなくとも鎌倉時代後半には
出てきている。
猪鍋は、明治時代の欧化政策での食肉推奨で、牛肉を使ったすき焼に発展して
いる。
田舎料理でも、練った蕎麦粉で漬物や味噌を包んで鉄鍋で焼くようなものが、
中央高地から東北にかけて広くあっただろう。
>>265 麺としての形態は醤油の民衆への普及があったから、と筑波常治先生の著書で読んだ記憶が
確か、江戸時代前〜中期で宜しかったはず…
蕎麦がきとか団子で蕎麦食べるのは、あんまり美味しくないそうですね
アタシは岩手の出身なので南部煎餅とかはイケる方だと思ってますが
蕎麦がきは言われているほど美味しくなかった
269 :
世界@名無史さん:03/08/05 11:57
>>268 >アタシは岩手の出身なので南部煎餅とかはイケる方だと思ってますが
解説キボンヌです。
どんな食べ物?そばで出来たせんべいですか?
味は?醤油味?
>>269 そば粉と小麦粉で作ってるようです(ガキの頃の記憶だから曖昧ですが)
熱した二枚の鉄板に、そば粉の団子状のものを挟んで焼き上げます
醤油ごま、塩ごま、落花生の三種類があります
「耳」の部分が何気に美味しいです
…貧乏臭い食べ物だと、子供の頃は思ってましたが
故郷はなれて何年もたつと、実は結構美味しい煎餅だったんですねえ
岩手に来たら一度ご賞味あれ
271 :
山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/08/05 12:10
>>266 そこまで厳しく統制されていたのですか?
>>268 平安時代から七夕には麦縄、別名鬼の腸というものが食されていました
が、どうやって食べていたのかが謎です。
272 :
世界@名無史さん:03/08/05 13:22
>>258 あなたが言う「焼いた料理」というのは、鉄板に油をひいてジリジリ焼いた料理のこと?
おそらくかつての日本でそのような料理が発展しなかったのは、圧搾技術が未発達で
植物油が貴重品だったからじゃないの?動物性脂肪は抽出しやすいが、
仏教思想のせいでアウトだし。
その貴重な油は大半は灯火用や整髪用にまわされ、食用は二の次。
石川五右衛門は釜茹でにされたが、これは湯ではなく、熱した油でから揚げにされた。
この処刑方に京の町衆は驚き呆れたという。残酷だからではなく、貴重な油を
惜しげもなく使う太閤の財力に。
>>271 平安、鎌倉ころはそうめんを「塩小豆のたれ」で食べていたそうです。
現在でも甲州では七夕かお盆の日に「味噌味ほうとう」ではなく「小豆ほうとう」を
食うそうです。
>>273 資料はないので、断定しにくいのですが、常識的に考えて赤飯の
ルーツが山梨の小豆ほうとうというのは眉唾だと思います。
というか、赤飯そのものがハレの食べ物であることから、今日では
ほとんど栽培されなくなった赤米(赤色のもち米)をルーツと考える
のが妥当でしょう。
赤米が入手しにくくなった代替として、もち米に小豆を添加して色を
付け、今日の赤飯となったということだと思いますが。
失礼!
赤飯のルーツと言っているのではなく、北海道の甘納豆の
赤飯のルーツが山梨の小豆ほうとうということですね。
つーか、甘納豆の赤飯ってものの存在すら知らなかった。
276 :
山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/08/05 21:21
>>272 山間部などで使用された猪などの油は一般的なものではありませんでしたからね。
ところで鎌倉時代のタレのソースを(ややこしい)教えて頂けないでしょうか。
どんな味がしたことやら。
蕎麦切りの起源だが、江戸初期よりも早い可能性すらある。すでに寛永19年の五月に
幕府が前年からの飢饉に対する対策として全国の代官に通達した御触書に、農民に対して
饂飩、切り麦、蕎麦切り、素麺、饅頭、豆腐などの売買を禁止した条項があるという。
つまり、すでに寛永年間には全国的に「蕎麦切り」という食べ方が存在していたわけだ。
また「仮名草子」の浅井了意による「東海道名所記」(万治年間(1658-61))には、
東海道筋で麺類を売る店が四件あげられているのだが、いずれも「うどん、蕎麦切りあり」
とされているそうである。(参:週刊朝日百科世界の食べ物99)
さらに1733年成立の「本朝世事談綺」には「蕎切り」について「中古二百年以前の書、
もろもろの食物を詳に記せるにも、そば切りの事見えず」とあるから、逆を言えば、
著者は16世紀半ばぐらいに蕎麦切りについて記述した文献を知っていたともとれる。
だから、朝鮮僧が寛永年間に、というのは、これは相当眉唾物ではないだろうか(笑)。
なお素麺に関しては「索餅ないし麦縄」と言われる米の粉が25%混じったやや太い形状の
物は既に奈良時代に、また現代の素麺の直接の先祖である麦粉100%で伸ばすのに油を使う
細いタイプの物も鎌倉時代に禅宗とともに、それぞれ中国から入ってきており、室町初期
には現在と全く同じ手延べ素麺が完成していたという。
>>276 石毛直道の「文化麺類学ことはじめ」からの孫引きですが、「延喜式」には
素麺の先祖である「さくべい」(携帯では変換不能)の調味料として醤、酢とともに
小豆がのせられています。
十三世紀に書かれ、後に塙保紀一に発見されて編纂し直された「厨事類記」には
「ほうとう」の作りかたがあり、
米粉を山芋を繋ぎにしてこね、のして切り、茹でてから
「アヅキノスリシルニテマイラス」
とあります。しかし「アヅキノスリシル」のレシピは不明。
素麺、饂飩を七夕や盆に食べる習慣は、新麦の収穫祭としての意味もあるようです。
>>277 天正二(1574)年、長野県木曽郡定勝寺の竣工祝いに「ソバキリ」を振る舞った、
という記録があります。
また、文明十二(1480)の「山科家礼記」の記録に「そは一いかき」の語があり、
いかき(笊)に盛った蕎麦切り、と見ることも出来ます。
ドーナツのようなモノが昔の日本にあったと聞いたのですが。
練って油で揚げた食べ物。後に廃れてしまったとか。
280 :
世界@名無史さん:03/08/05 23:12
>>279 それは「唐菓子」と呼ばれる奈良時代の食品ですね。
小麦粉をこねて成形し、揚げたもの。当時は非常に高価なものでした。
281 :
世界@名無史さん:03/08/05 23:16
北海道アイヌはユリの根の澱粉を練った生地を
ドーナツ型に成形して冬の保存食にしますね。
>279さんのものと無関係かな?
282 :
世界@名無史さん:03/08/05 23:25
>>281 無関係です。ちなみに澱粉ではなく、澱粉の搾り滓を醗酵させてから
ドーナツ型にして乾燥させたもの。水で戻し、粥に入れて食べます。
この食品は「オントゥレプ」といいます。
283 :
世界@名無史さん:03/08/05 23:34
切り蕎麦が比較的新しいものだとしても、蕎麦の麺はかなり古くからある。
柔らかく水で練って、穴の空いた容器で押し出し、そのまま湯に落とし込む
やりかたで麺にするやりかたは、随唐の時代には広く行われていた。
今でも、チベットや朝鮮式の冷麺などにおなじ作り方の麺がある。
>>273 戦時中の物資難で絶えた習慣だが、毎月一日と八日の朝に小豆粥を食べる習慣が
あったのだが、小豆と米を一緒に炊くというのはそんなに抵抗無かったはず。
粥は弁当にならないが、糯米の強飯は握り飯にできれば、重箱に詰めて持ち運べる。
おそらく、小豆粥と強飯の混合応用だろう。
>>280 あー、それです。アリガトウ。
前に何かの本で読んだのですが、別な事調べてて流しちゃって、後で無性に気になってたんです。
で、平安期とかにはもう無かったんですかね。
>>278なるほど十六世紀以前の蕎麦切りの話は(あっただろうとは思っていたが)初めて
聞いた、どうもありがとう。まあ蕎麦そのものは古くからあるわけだから切り麦としての
うどんができれば切り蕎麦ができるのは時間の問題だったろうね。鎌倉時代の「厨事類記」
などに記された「饂飩」はまだワンタンのような物だったというが、十五世紀に成立した
古本節用集の一つである「易林本節用集」にはすでに「斬麦」の語が見え、これは後の
「麦切り」即ち現代のうどんと同じ物と理解されているし、この辞書には「冷麦」も
登場するわけだから、もう、蕎麦切りまではあと一歩だったのだろう。
>>279 それこそ麦縄の一種である索餅(さくべい)にも油で揚げた唐菓子にあたる種類があった
というし、現在に至るまでも名物菓子として名前を残している「ぶと」(饅頭)なんかも、
本来は餅を油で炒ったようなものだから一種のドーナツではないだろうか?
ただこういうものは甘くなく(当時は甘味料としては甘葛の煎じ汁をかけるぐらい)
菓子としての魅力を欠いたため、甘い菓子ができたら廃れたのではないかな。
甘くて油を使った物なら人気があったろうに。東欧のポンチキ(これはポーランドか)
のように、ウォッカを混ぜた生地にジャムを入れたのを油で揚げ、フォンダンをコート
したものなんか、油が高価だった昔のハレの日の菓子だが、今でも人気があるというよ。
甘味料は飴があったのでは?
そういえば東洋では西洋ほどハチミツを使わないという気がする。
288 :
世界@名無史さん:03/08/06 01:16
古代日本の甘味料は、蜂蜜、水飴、甘葛、干し柿の粉。
砂糖はとんでもない貴重品で、正倉院に納められていた。
289 :
世界@名無史さん:03/08/06 01:20
日本では養蜂はいつごろからだろう?
「蜂屋」・「蜂谷」姓が養蜂家から来ているとは聞きましたが・・・
え?ハチヤマユミ?
なるほど、飴があるね。それこそ神武紀に載っているぐらいだから、製法も
昔から知られていたんだろうし、樋口清之「日本食物史」なんかをみると
唐菓子類に飴や蜜を入れてから揚げたんだろう、みたいなことが書いてあるから
蜂蜜というのもありだね。どうもその唐菓子自体は甘いドーナッツというよりは、
おこしに近い物だったらしいが。しかし、なぜ廃れたのか、は謎だね。
なお蜂蜜だが、続日本紀第二十二巻に「天平寶字四年四月丁亥、仁正皇太后
遣使於五大寺毎寺施雑薬二櫃蜜缶一口以皇太后寝膳乖和也」
(仁正皇太后は使いを五大寺に使わして種々の薬二櫃と蜂蜜一缶を寄進した
皇太后の健康が優れないためである)とあるから、昔から薬並みの貴重品
だったんだろう。延喜式なんかでも犀角なんかと並べて書いてあるから薬扱いだ。
とはいえ、本草和名や倭名類聚抄のような同時代(平安時代)の辞典には明らかに
食品としての記述があるから、食べられてはいたんだと思う。
日本養蜂の起源はよくわからないが、本朝食鑑や重訂本草綱目啓蒙に蜂を飼う話が
あるし、後者には蜂蜜は熊野等の産のが良品だが、砂糖を使ったインチキ品も多い、
とあるから少なくとも江戸時代には商業的な養蜂も行われていたんだろうと思う。
291 :
世界@名無史さん:03/08/06 03:24
朝鮮人は今日、原爆のビデオをみて笑い転げるそうです。
最高の酒の肴だと聞いて連中を軽蔑せざるをえません。
292 :
世界@名無史さん:03/08/06 03:54
アイスクリームっていつ頃から
今のようなコーンに乗った形で売られるようになったんですか?
293 :
世界@名無史さん:03/08/06 04:30
朝鮮人は犬を惨殺することでうまみをだすそうです。
294 :
世界@名無史さん:03/08/06 04:55
日本のように、外国料理を家庭料理にまで取り込んでる国ってありますか?
スパゲティーとかロールキャベツとか、改めて考えると凄いことのようなきがします。
専門店ならどこの国でもあるでしょうけど。
295 :
世界@名無史さん:03/08/06 05:17
犬料理を日本にもちこんだは朝鮮人
>>294 スパゲティーならアメリカ人も頻繁に食べますが?
そもそも日本のスパゲティーはアメリカから伝わったものであって
イタリアから伝わったものではない。
ということはアメリカ人はイタリア料理を常食してるということになります。
アメリカ人はおおむね西洋料理を常食してるわけですが
それがアメリカ起源でないことはわかりますよね?
>>292 1904年のセントルイス万博でワッフルを売ってたヤシが、
隣のアイスクリーム屋の器がなくなったのを見て、
ワッフルを円錐状に巻いてアイスを盛り付けることを提案したらしい。
>>297 ハンバーガー誕生秘話みたいだな
メリケンマンは不精者だな
古い中国料理には酢豚があるらしいけど(確か525年ごろの料理書に書いてあるらしいが)
今でも残っている昔の中国料理って何かある?
昔の(唐まで)の中華料理は日本に残ってる。
中国の料理は宋代から使われはじめたコークスによって一変し…
>294
ロシアはフランス料理は自国発祥と言ってるし、
フランスはロシア料理などフランスのパクリと言っている。
実際には相互に取り込み合ったということらしいでつな。
302 :
山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/08/06 10:57
>>278 度々ありがとうございます。塙保己一ですか・・・またあたってみます。
収穫祭説は最近でも白幡洋三郎先生が書いてらっしゃいましたが、否定する
研究者も居ますね。「時期にあったものが出るのは当然」ということで。
>>290 『小右記』を残した藤原実資も蜂蜜を口にしていたようです。それ以外では
滅多に出て来ませんが、彼が長生き出来たのはそのおかげかも。『今昔物語
集』には蜂蜜こそ出て来ませんが蜂を飼いならしていた商人の話があります。
>>296 そういう意味でアメリカと日本を比較するのはナンセンスだろ。
移民の国アメリカと日本人率99%以上の日本とをそういう面で比べるのは無意味。
>>301 それは地理的に絡み合ってるから?
昔は宮廷のお抱えの料理人も上の人間が移動すれば彼らも移動したりした
歴史があるからね。
304 :
世界@名無史さん:03/08/06 11:18
>>300 宋代のコークスの普及で一変し、
遼、金、元の北方民族支配によって
北方遊牧民の食文化の影響によりさらに一変。
生物を食べなくなったのは遊牧民の食文化の影響。
家庭料理じゃなくて宮廷料理の話になるけど、
フランスにはもともと全ての料理を同時に食卓の上に並べていたそうな。
前菜に始まってデザートに終わる「フルコース」はロシアからの輸入文化であるとのこと。
関係ないけどホーンブロワーシリーズで、ロシアで晩餐会に招待されたホーンブロワーが
コースだと知らずに前菜を腹一杯食べてしまい、後から後から出てくる料理の多さに
地獄の苦しみを味わうというシーンがありましたな。
これは単純にホーンブロワーが貧乏軍人だっただけですが。
今の西洋料理の給仕法やマナーはロシア紀元ですな。
ロシア人なんてマナーなんか無視で豪快な食べ方しそうなイメージがあるんで意外だけど。
307 :
世界@名無史さん:03/08/06 12:33
マリア・テレジアがドイツから持ち込んで、
そのマリア・テレジアは、当時、ドイツの勢力圏の北イタリアから
持ち込んで……
308 :
第20軍団兵:03/08/06 13:16
ルイ14世は孫たちがフォークなんぞを使って食事をするのを見て、「王族たるもの手で食べよ」
と命じたそうで...
309 :
世界@名無史さん:03/08/06 16:21
エリゼ宮の晩餐会では、一人一人の皿に盛り付けた形式で出すロシア式サーヴィス
ではなく、大皿に盛った料理を給仕が客の面前で取り分けるフランス式サーヴィス
をしているそうです。
大皿料理=古典フランス料理というイメージがあるな。
ヌーベル・キュイジーヌ以前のフランス料理って
バターと生クリームごってりであんまり美味しそうじゃないんですけど。
多分トゥールダルジャンの鴨にしても、日本人ならば魯山人のごとく
わさび醤油で食ったほうがウマいんだろうなと思う。
>>310 海原雄山を思い出したYO!
「うむ、この方が美味い」
312 :
アマノウヅメ ◆4cna7XPsQo :03/08/06 18:48
なんか、鳥料理のところで誤爆したみたいなんですが。
鳩と鴨について川柳持ち出したはずなのに何もない!
そりは探し方が悪い。自分の名前でサーチ汁。
314 :
世界@名無史さん:03/08/06 20:07
中世ヨーロッパでは食器が発展していなくて、厚板のテーブルを彫りくぼめて
そこに直にシチューを流し込んだそうだね。
そのテーブルをどうやって洗ったものやら・・・
315 :
DVDエクスプレス:03/08/06 20:08
317 :
世界@名無史さん:03/08/06 21:23
「ヨーロッパの舌はどう変わったか」南直人著、講談社選書メチエは、
19世紀から20世紀にかけてのヨーロッパの食の変貌がよく書かれてます。
個人用の皿の普及のあたりは、なかなか面白いです。
そういや「日本には個室という文化はないが個人の食器という文化がある」、
と言ったのは『陰翳礼讃』の人だったかな?
319 :
世界@名無史さん:03/08/06 21:51
ちなみに「アイスティー」もセントルイス万博がルーツ。
あるイギリス人が紅茶の販売をしていたが、炎天下でだれも熱い茶など買わない。
そこでヤケを起こして紅茶に氷をぶち込んで売ったところが、大人気を博したという。
夢野久作の怪奇小説「人間腸詰」は、このセントルイス万博で台湾烏龍茶店の
呼び込み
をしていた江戸っ子大工が体験する猟奇事件が骨子である。この呼び込みの台詞が実にイイ!
じゃぱん がばめん ふぉるもさ ううろんち わんかぷ てんせんす かみんかみん
ロンドン在住の日本人が隣人に「アイスティーを飲みましょう」と招かれて
出向いたところ、熱い紅茶に氷を一つ落としたものを出されたそうな
俺の親戚は外国でいくら注文しても「アイスコーヒー」
という飲み物の存在を理解してもらえなかった、と言っていたし
飲み物に氷を入れる風習は珍しいのだろうか?
コーラに氷は入れるんじゃないの?
>320
俺3年前にクロアチア〜ボスニア〜セルビア〜マケドニア〜ブルガリア〜トルコって
旅行したんだけどさ、そのときどの国でもアイスコーヒー頼んでみたんだ。
ザグレブ:「何それ?」と言う顔をされた。ホットはドイツ風の濃い奴。
ドゥブロブニク:「ないよ」と言われた。ホットは頼まなかった。
FDサラエボ:「聞いたこともねえよ」と鼻で笑われた。ホットはターキッシュ。
オフリド:「アイスコーヒーって何?」と聞かれた。ホットはターキッシュ。
ベオグラード:ここにもなし。ホットを飲む気力なし。
ソフィア:ここで初めてメニューに「アイスコーヒー」の文字が! 喜び勇んで注文してみたら、
…ホットコーヒーの上にアイスクリームが乗っかったものが出てきた。しかも激甘。
アイスコーヒーはアメリカの飲み物なんだなあ、と実感しますた。
あ、コーラやジュースにはどこもふつうに氷が入ってました。
324 :
世界@名無史さん:03/08/06 23:41
そういや、外人がカキ氷食べられないって
書き込みがどこかにあったね
俺の親戚はcold coffeeでも通じなくて、
iced coffeeってゆったら通じたと言っていた。
328 :
世界@名無史さん:03/08/07 00:15
>>320 オーストラリアでアイス・コーヒー頼んだら、
日本人がイメージするチョコレートパフェが出てきた。
「あれ?英語が下手だから、間違ったかな?」と何回か注文しても
チョコレート・パフェが出てくる。
向こうでは、コーヒーにアイスを浮かべたものがアイスコーヒーなり。
ちょっと面白かった。
329 :
世界@名無史さん:03/08/07 00:16
あ、ここ訂正。
>向こうでは、コーヒーにアイスを浮かべたものがアイスコーヒーなり。
>向こうでは、コーヒーにアイスクリームを浮かべたものがアイスコーヒーなり。
330 :
世界@名無史さん:03/08/07 00:49
綺麗で安全な水を飲める国は少ないってのがサミットであったな。
氷にしても汚いのは残るし、それで紅茶やコーヒーのような古い飲み物は
氷を入れて冷やすというのが普及しなかったんじゃないかな?
331 :
世界@名無史さん:03/08/07 01:09
フィリピンには「ハロハロ」、シンガポールには「ボボチャチャ」、マレーシアには
「アイスカチャン」というかき氷がある。
これらのルーツは全て日本のかき氷、戦前東南アジアに進出した日本人が広めた。
しかし...熱帯地域の住民が「固形の水」を初めて見た際の心境はいかばかりか。
332 :
世界@名無史さん:03/08/07 01:17
思い出したが、どこかのじいちゃんの戦争体験記で、
マレーだか、何処かで前線にならなかったあたりだと、
物資も豊富に残っていて、
食後にアイス・コーヒーを飲んだと書いてありました。
これって、日本の風習かな?
それとも、植民地の風習かな?アイスコーヒー。
いや、大正時代に女学生をやっていたばあちゃんが、
銀座に出てアイスコーヒーを飲むのが贅沢だったとかも・・・。
ヨーロッパにはかき氷って無いの?
イスラムには氷を浮かべたバラ水があったけどなー。
>324
ほとんど英語が通じない場所なので、それぞれ現地のカタコトで
「冷たいコーヒーください」って言ってたんですが、通じなかったです。
(まあ発音が悪いのかもしれないけど。大学のロシア語さぼってたし)
それにどこのメニューにも、それらしき単語はなかったしなあ。
でも、次行ったときには試してみますね>cold coffee。
思うに、言語によっては「ぬるいコーヒーをくれ」と言ってるだけに受け取られる場合もあるんじゃあ。
337 :
世界@名無史さん:03/08/07 02:54
なんでそうまでしてアイスコーヒーを飲みたがるのかが不思議。
日本でも、缶入りが発売されるまで冷たい緑茶は一般的じゃなかったじゃん。
338 :
世界@名無史さん:03/08/07 03:19
本中華ジャン!
339 :
世界@名無史さん:03/08/07 04:04
>>337 この前、外人に冷たい缶コーヒー上げたら、
「これはあっためて飲むものか?」と聞かれた。
真顔で聞かれたから笑ってしまった。
>>339 何で笑ったんだ?
日本にしかないものを知らないと笑われるのか?
341 :
世界@名無史さん:03/08/07 17:56
ねちっこい魚油厨の予感。
ねちねち
唐辛子=魚油?
344 :
世界@名無史さん:03/08/07 22:38
唐辛子にしても、魚油にしても、思い込みで語ってはいかんよ。
文化には、普遍性と、特殊性とがある。
思い込みをとっぱらって見ると、必ず、普遍的な部分が見えてくる。
個々に特殊な部分には、特殊になるだけの経緯や理由があるんだよ。
345 :
世界@名無史さん:03/08/07 22:46
では何故缶コーヒーを発明したのは日本人なのか?
346 :
世界@名無史さん:03/08/07 23:04
自販機帝国だから。
347 :
世界@名無史さん:03/08/07 23:29
>>345 インスタント・コーヒーも日本人じゃなかったっけ?
コーヒーに愛着が無いから、邪道の入れ方のインスタントでも
受け入れられたという部分が影響しているかも知れないと言いつつ、
たしか、第二次大戦の時に、インスタント・コーヒーが米軍の
戦場食に含まれていたような気もする。
誰か、フォローください。
348 :
世界@名無史さん:03/08/08 00:05
>>347 >インスタント・コーヒー
1901年に加藤サトリというシカゴ在住の化学者が発明。
緑茶のインスタントを研究していたが、こちらが成功。
しかし特許申請をしなかったため、金はほとんど手に入らず。
インスタントコーヒーの発明者は加藤某という日本人だという。コーヒー
液を真空蒸発缶内で噴霧乾燥させた粉末を〈ソリュブル・コーヒー
solublecoffee〉と名づけたもので,1901年にアメリカで発売された。そ
の後,アメリカ人 G. ワシントンが別の方法でつくって特許をとり,イン
スタントコーヒーと命名した。
第2次大戦中アメリカ軍は携行用のレーション中にインスタントコーヒーを
加え,これによって日本でも第2次大戦後間もなくこの便利な飲料を知るよ
うになった。そして1960年,森永製菓が生産販売を開始…
以上、某百科事典より
>>345 どこの会社か忘れたが、あるメーカーの社長さんが
高速のサービスエリアでコーヒーを注文した時、ずいぶん待たされ、
ならばうちで手軽に飲めるコーヒーを作ろう!と思い立ったのがきっかけだそうな。
351 :
山犬 ◆R200HRTAe. :03/08/08 17:36
>>232 全然関係ない話ですが、欧米の古い訳の小説などを読んでいると、ミートパイを
「肉饅頭」と訳している事がままあります。ハドソンの書いた「FAR AWAY LONG AGO」
という本を読んでいるとき、この訳語に遭遇して、「はて、肉饅頭ってなんだろう?」
と思った経験があります。
まぁ、それだけ日本人にはなじみのない料理なのでしょうね。
>>248さん
焼き鳥自体は江戸時代からある料理ですので、歴史はあります。流行りだしたのが
震災以後だというだけです。
あと、ブロイラーが普及する以前においては、鶏肉はかなりの高級食材でした。
>>351 >>あと、ブロイラーが普及する以前においては、鶏肉はかなりの高級食材でした。
北海道の南(かなりアバウト)では今だに焼鳥たのむと豚焼が出てくるらしい。
353 :
世界@名無史さん:03/08/08 21:57
>351
古い翻訳版「不思議の国のアリス」では「饅頭を盗んだのは誰?」と書かれ
「饅頭」には「パイ」と振り仮名がふってある。
でも原文はtartなんだよね。
>>352 >北海道の南(かなりアバウト)では今だに焼鳥たのむと豚焼が出てくるらしい。
それは、焼き鳥じゃないぞー!!
けど、そんな店があったら行ってみたい。
この手の北海道ネタはかなり有名だと思ってたけどナ。
似たようなトリビア
北海道の牛丼は豚肉を使う。
親子丼といったら鮭のほぐし身といくらの丼のことである。
北海道の生鮭って大丈夫なの?
ところでアイスコーヒーはアメリカでも普通に飲まれるようになったのは、
ここ10年以内のはず。
今でも米大陸飲めないところ多いんじゃないかな。
>>355 漏れの地元では親子丼は鶏と卵だが。
牛丼に豚肉も聞いた事がない。
豚丼を勘違いしているのではなかろうか?
ちなみに函館。
あ、焼き鳥は豚ねぎまです、はい。
おれも(札幌在住)355はネタだと思う。
ん?すると、これは一般的なの???
>あ、焼き鳥は豚ねぎまです、はい。
しまった!!
なんども北海道行ったけど、これは食べて無いや・・・。
ブタ丼は食べたのに・・・。
355とかはズームインだかでも紹介されたんだけどなぁ。
函館方面の話でしょ?
豚丼は帯広名物で、道内全域に広まったのはこの15年くらい
じゃないかな。
ただ、牛丼はやっぱり牛だし、サケとイクラの丼は『サケイクラ丼』
と呼ぶけどな。多くの場合。
牛肉は、昔は道民はめったに食わなかった。肉で常食してたのは
羊で、次が豚。牛食はどちらかと言えば西日本の文化なのでは?
>>362 >牛食はどちらかと言えば西日本の文化なのでは?
らしいな。関西では肉じゃがは牛を使用。豚を使用したものは豚じゃがという。
北海道って開拓民が多いから、
東日本って簡単に区別できないと思うが・・・
>363
そう、ただ単に「肉」といった場合は牛肉を指すのだそうで。
牛食文化とまで行くかはわからないけど。
道民です。
豚串を焼き鳥というのは室蘭周辺。
普通の焼き鳥屋は鳥がメインだけど、豚バラ串も定番。
親子丼は鳥&鶏卵。
牛丼は牛。
でも昔ながらのカレーや、肉じゃが、すき焼き、
コロッケの挽肉も豚がメイン。
開拓民が多い北海道だけど、食文化はほとんど東日本じゃないかな。
ただし、味噌は白味噌。
367 :
世界@名無史さん:03/08/09 11:00
こちら九州、肉じゃがに豚を使うのを知らなかったな
368 :
山犬 ◆R200HRTAe. :03/08/09 11:49
ちょっと亀レスですが、鰻に関して。
>>138さん
万葉集にも、大伴家持作のこんな歌がありますね。
「石麻呂に 我れ物申す 夏痩せに よしといふもの 鰻捕り食せ」
「痩す痩すも 生けらばあらむを はたやはた 鰻を捕ると 川に流るな」
土用丑の日に鰻を食べる風習云々の話になると、必ずといっていいほど引用され
る歌ですので、今更といった感じですが。
あと、蒲焼という名前は、蒲の穂に似ている事から付いたものです。蒲の穂はこんな形です。
http://www.joaf.co.jp/autumn/au-hana-kusa-haeda/susuki-gama/au-gamanoho-senka-.htm 今の蒲焼の形とは全然似ていませんが、もともとの「鰻の蒲焼」は、開かずに鰻をぶつ切り
にして、串にさして焼いた料理で、開いてたれを付ける形の蒲焼が発明された以後も、古い
名前だけが残ったものです。
ちなみに、今のような蒲焼が出来たのは18世紀の後半くらいであったと記憶しています。
関係ない話ですが、カマボコも形が蒲の穂に似ていることからその名前が付けられました。
369 :
山犬 ◆R200HRTAe. :03/08/09 12:10
またまた、ちょっと亀レスですが。
>>289さん
養蜂は飛鳥時代から始められています。
日本書紀によれば、643年(皇極2年)百済の王子餘豊(おそらく扶余豊璋のこと)が
三輪山で養蜂をはじめたという記述があります。
ただし、このときには上手く行かなかったようですが。
昔のカマボコって今で言うちくわの事じゃなかったけ?
371 :
世界@名無史さん:03/08/09 22:06
伝説によれば、神功皇后が三韓征伐の途上、神戸の生田ですり身を鉾に塗り付けて
焼いたのが、蒲鉾の始まりである。
記録のうえでもすでに平安時代には存在した歴史のある食品、名前の由来は、
姿が蒲の穂に似ているからだが、言うまでもなく現在の「竹輪」である。
戦国末期から江戸初期に「板付き蒲鉾」が考案されてこちらの方がメジャーとなり、
それまでの「蒲鉾」は名前を奪われて、「竹輪」と改名した。
明治になって油が安価になると、揚げ蒲鉾が広まった。
ちなみに、中国人は「蒲鉾」の字面を見て「畑仕事の道具か?」などと
誤解するそうである。
そういえば「納豆」と「豆腐」はなぜ名前が逆じゃないのだ?
豆腐は「豆が納まってる」んだから「納豆」に、
納豆は「豆が腐ってる」んだから「豆腐」にそれぞれ改名すべきだとおもうんだが。
373 :
世界@名無史さん:03/08/09 23:40
中尾佐助氏の意見では、中国北方の騎馬民族の乳製品に「腐乳」というものがあり、
漢民族が大豆でそれを真似て作ったのが豆腐だという。だから「豆の腐乳」と
いう意味で、腐った豆のことではない。
ちなみに豆腐は朝鮮ではトウブ、インドネシアではタフー、ミャンマーではトーフ
という。
納豆は日本では室町時代から記録に現れる。タイ北部、中国雲南、ミャンマーにも
似た食品があり、このあたりが発祥地のようだ。
大阪では納豆は好まれないが、これは朝に粥を炊く関西の食習慣に納豆が合わないから
らしい。
>>372 この二つが初めて輸入されたときに、タグがそれぞれ
入れ替わっていたからというトンデモ説もありますが。
もともと「腐」という字には、「くさる」という意味だけでなく
「崩れそうなほどに柔らかくなったもの」という意味もあります。
豆をすりつぶし、崩れそうなほどの柔らかさを持つ食物が発明されたとき、
「豆で作った柔らかいもの」という意味で
「豆腐」の字を当てたのではないかと言われています。
実際、腐らせて作るわけではないヨーグルトにも、
中国語で「乳腐」の字が当てられてますし。
ちなみに「納豆」の字は、藁束に「豆を納めて(発酵させて)作る」というところから
来ているようです。
ご参考までに。
納豆はもともと保存食だったんだろうけど、
豆腐もそうなのかな
高野豆腐とかでない、普通のみずみずしい豆腐は、
あまり日持ちがしないような気がするけど
377 :
世界@名無史さん:03/08/10 00:52
豆腐が保存食だったら、「酢豆腐」などという落語があるはず無い。
豆腐って江戸時代でも盆暮れしか
食べれなかった高級品だと聞いたんだが、
そうなると保存食としてはどうなのだろう?
根本的に間違いのような気がする。
日本では、古くはやんごとなき人々の食べるものだったということだけど、
その前の中国でどのように食べられていたのかとか、よくわからないんだよね。
もともとの豆腐が高野豆腐みたいなものなら、
保存食として食べられてきたといわれれば納得できるんだけど・・・
わざわざ豆腐にして食べられてきたことと、アジア各地に広まった
理由が思いつかないなあ
豆腐とワインに旅をさせる馬鹿はいない
>380
旅させないと、高野豆腐はできなかったわけだ。
>>380 ワインに旅させる手段として(つーか積載効率を上げるために)
発達したのが、ブランデー類のような。
>>381,382
旅がブランデーと高野豆腐を作ったんだね。
>379
豆のまま食べると腹壊すからじゃないか。
385 :
世界@名無史さん:03/08/10 17:34
納豆嫌い。納豆好きな奴はもっと嫌い。
関東人の主食は腐った豆
387 :
世界@名無史さん:03/08/10 18:14
さっきチビまる子ちゃんで、
「なぜボケナスとかオタンコナスとかナスが
悪い言葉になるんだろう」という疑問を言って
いた。
まる子は、「いい言葉もあるよ、ビーナスとか
ボーナスとか」とボケていたが。
>>387 ちょっと、待て。
ちびまるこちゃんって、今でもやっているの?
自分が高校の時の番組だぞ。
リメイク?
>>388 今日の新聞のテレビ欄見てみるといいですよ。
ネタはループしているかも知れませんが、新作がずっと続いています。
>>389 サンクスです。
海外なので、情報が薄いんですよ。
まだやっていたのかぁ・・・。
恐ろしい。
391 :
世界@名無史さん:03/08/10 21:17
芋や南瓜も悪口になる。
朝鮮語ではブスのことをホバク(南瓜)という。
新大陸から南瓜が伝来する前は何といったのか?
>>390 海外っすか。知らずに失礼。
1、2回中断したんですが、
この10年くらいずっと続いてますよ。
もはや海産物家族同様に永遠に続くのではないかと・・・。
ちびまるこちゃんって、ちょうど私と同じ世代なので
感情移入しやすい。
>391
日本でも「どてかぼちゃ」って言い方がありますな。
>393
海産物家族はいかんせん古すぎるよね。
まぁ、まるちゃんも俺より若干前の世代なんだけれど。
西欧では南瓜のイメージは良いのかな?
カボチャの馬車とかあるくらいだしさ。
質問があります。
いわゆる「麺」の文化についてですが、
良く言われるように、イタリアのパスタも中国の麺が原型なのでしょうか?
中国の麺が日本を含む東アジア全域に広まったというのはごく自然に納得できるのですが、
インドから中東にかけての西アジア地域には麺の文化はほとんど無いように思います。
そんな中イタリアだけが孤島のように麺文化が存在しているのは何故なんでしょうか?
>>396 今はどうかは知りませんが、中世インド〜中東では、ちゃんと麺が食べられていたそうです。
インドではセヴィカ、中東ではリシタという言葉があるそうで。
きっと、両シチリア王国時代に伝わったのでしょう。
398 :
世界@名無史さん:03/08/11 01:09
>396
パスタは仏蘭西でも食べるよ。
>>391 米国では南瓜や芋は田舎モノをさすことがある。
芋は日本でも、ダサいとか似たイメージがあるな。
401 :
世界@名無史さん:03/08/11 07:37
>>396 麺の定義にもよるんだが、とりあえず、「澱粉を多く含む食材を水で練って、熱水中で
加熱して食べるもの」を麺と定義すると、穀粉を作るところでは大抵存在し、パンを
作るところでは必ず麺はある。
メソポタミアでも古エジプトでも、小麦の栽培が始まったときには既に麺は存在して
いたし、日本の縄文時代でも、ドングリやトチの澱粉を水で練って土器を用いて茹でて
食べた形跡がある。
麺という食べ方が普遍性のあるものなので、起源を辿るのは無為かと。
402 :
GET! DVD:03/08/11 07:42
403 :
世界@名無史さん:03/08/11 07:46
>>379 大豆の加工に共通しているのは、毒抜き。サポニンやアルカロイドの毒を
減らす為に加工をする。
豆腐は、蛋白質と脂肪のコロイドをニガリなどで沈殿させ、水溶性の毒と
分離させる加工技術。
豆は多かれ少なかれ毒があるので、多量には食べられない。栄養価が高い
にもかかわらず主食としている地域がないのはこのため。
405 :
世界@名無史さん:03/08/11 10:41
ローマの「ラガヌム」がきしめん状だったようです。
ただ中世に入ると途絶え、後世のスパゲッティ登場まで
1000年近く空白の時代が続きますが・・・
ドイツやイギリスなど北西ヨーロッパで
スープの具として使われる「英語/ヌードル」「独語/ヌーデル」は
どういった起源なのでしょう?
語源が「みみず」だったとはウエエエエ〜
実はサナダムシが語源
408 :
世界@名無史さん:03/08/11 12:39
ローマのラガヌムは、ラザニアの直接の先祖だと聞いたことがあるが。
409 :
世界@名無史さん:03/08/11 14:33
キルギスにはキシメン(キシメ?)という名の麺料理があるそうだが・・・
インドを経ずに中央アジアルートでヨーロッパに伝わったという可能性はないかい?
暑い印度で麺なんか流行らないよ
印度で熱いラーメンなんか食ったら氏にそうだ
411 :
世界@名無史さん:03/08/11 15:22
手食のインドでラーメン食ったら大火傷。
東南アジアには中国から麺とセットで箸が伝えられた。
「千夜一夜物語」には、宴会の場面に「クナーファ」という素麺がよく登場する。
蜜で和えてデザートにするという。
412 :
世界@名無史さん:03/08/11 19:27
かつてイタリアでは屋台のスパゲッティ屋が多く、
そこでは皆フォークなど使わず素手で食べていたらしい。
(写真見たこと有る。)まあスープが無ければ冷めるのも早いだろうが。
413 :
世界@名無史さん:03/08/11 20:21
>>409 ウズベキスタンに「ラグマン」が現存しますね。
麺はフォークで、スープはスプーンで食べる形式ですな。
>>410 即席麺の消費量世界一はインドネシアだったりしますな
414 :
世界@名無史さん:03/08/11 20:24
415 :
世界@名無史さん:03/08/11 20:27
416 :
世界@名無史さん:03/08/11 20:30
417 :
世界@名無史さん:03/08/11 20:30
>>415 オロカモノ
麺のソースといえば焼きソバソースに決まってんだろ
夏だな
夏だよ
暦の上では秋
2chでは夏休みが終わるまで夏
そして夏厨が消え去りヒキの溜まり場となる
夏が過ぎ 風あざみ
誰のあこがれにさまよう
八月は夢花火 私の心は夏模様
>>416 なんだ人口が多けりゃたくさん食ってるってだけのことだね。
一人あたりの消費量で比べないと無意味だ。
427 :
世界@名無史さん:03/08/11 21:12
>>426 インドネシアの場合一人当たりでも日本とほぼ一緒。
428 :
世界@名無史さん:03/08/11 21:32
欧米ではイタリア料理以外では麺は使わないのだろうか?
あ、前のレスで出てきた「フランスでも」というのは南仏料理かも。
429 :
世界@名無史さん:03/08/11 21:43
根拠は無いけど何となくイメージ的に
台湾人が一番たくさん麺を食ってそうな気がする。
430 :
世界@名無史さん:03/08/11 21:46
小麦と米の両方が安く手に入るってのは強いね。
431 :
世界@名無史さん:03/08/11 21:53
銘酒どぶろく36
432 :
世界@名無史さん:03/08/11 22:18
亀レスでなんだが、
>>72 >野菜サラダは野菜の味付けにドレッシングを使うのであり、ドレッシングの味付けに
>野菜使うのではないだろ?
それはどうだろうな。おおかたのサラダなんていうものは、
ドレッシングの味を楽しみたいがために野菜をアテにして食ってるようなものじゃないか?
さらにいえば関東人の多くが何にでも醤油をかけて食うのは、
発酵大豆の風味を楽しみたいために肉や野菜、豆腐をアテにしているとすら言えるのでは。
>>432 マンガで悪いけど、そのテーマが美味しんぼであって、
人間はビタミンを取るのに、野菜を食べる必要があるが、
味付け無しで野菜を大量に食べられない。
しかし、塩を振るだけで結構な量を食べられるようになる。
ドレッシングとは、野菜を必要量食べるための工夫だみたいな話がありました。
ああ、そういえばって感心した記憶があります。
これは、多分、答えの出ない話でしょうけどね。
野菜を大量に食べるには
野菜炒めにすると言う方法がある。
これだと、ビタミンCなど破壊される物が出るのかな?
VCは「破壊される」けど、野菜を大量に摂取できるので
摂取できるVCの絶対量はそう変わらないと思う。
あるいはVCですらかえって多く摂取できると思う。
強力な火力で手早く炒めれば野菜の栄養価はほとんど落ちない。
たくさん食べられるぶんそのほうが良い。
弱火で時間をかけて炒めると不味いだけでなく栄養も無くなる。
>433
どっちかというと『美味しんぼ』のその結論はこじつけっぽいなあ。
438 :
世界@名無史さん:03/08/12 01:55
ビタミンや繊維の効用が重視されるようになったのは近代以降。
それまでは、味のアクセントをつけるためのもの。
和食で言えば、漬物や酢物や和え物の位置づけ。
だから、芋のサラダや魚のサラダや玉子のサラダがあったりする。
439 :
シュレーディンガーの猫:03/08/12 10:30
オリザニンの発見は世界に誇れる日本人の偉業なのに
海外では、いや、日本でさえ、鈴木梅太郎の名は
知られていない。
440 :
世界@名無史さん:03/08/12 12:17
先申告主義に負けたのだ。
441 :
第20軍団兵:03/08/12 12:33
たしか、フォークの起源はラザニアを食うための楊枝だったと思われ。
なんか食事に機能性を求めて
伝統的な食事に回帰しているってのは、
皮肉っぽい見方をしたくなるね
444 :
世界@名無史さん:03/08/12 20:02
>>443 京のおばんざいブームとか?
あれは俺に言わせれば、まず倹約ありきの悪しき食習慣だよ。
実はかなり塩分多いし、どう頑張ってもバリエーションに欠ける。
やっぱり海山里(+洋)のものをバランスよく組み合わせないと。
445 :
世界@名無史さん:03/08/12 21:01
>>437 生野菜まずいですよ。食べる必要があるから食べるが
ドレッシングがないと無理です。美味しんぼにしては
結構まともな結論だったと思ってます。
そうだよね。
おまけに野菜だって生で食べるのは危険がある。
寄生虫卵とか、その他雑菌とか。
現在の文明国の清浄栽培のものなら大丈夫だけど。
昔のとか、発展途上国のとかは生はヤだね。
生野菜なんて危険な食い物なのに
なぜ「生野菜=ヘルシー」なんて思われてるのだろう?
炒めたほうがずっと美味いし栄養価も高いし寄生虫や雑菌の危険も無いのに。
俺が持ってる昭和30年代の料理書だと、
「生野菜には虫の卵が付いていることも多いので
薄めた中性洗剤で洗ってから食べましょう」
って書いてあるよ。
俺が読んだ栄養の本には
生野菜と温野菜を少量ずつ食べるのが一番よいとあったな
大丈夫、日本の野菜は農薬たっぷりだから。
中国産なら、もっと農薬たっぷりだ(w
>>448 >薄めた中性洗剤で洗ってから食べましょう」
実は中性洗剤にも、モノによっては
「野菜を洗っても平気」と書いてあります。
452 :
世界@名無史さん:03/08/12 23:53
炒めたほうが栄養価が高いってどういう根拠だ?
熱に栄養はないのだが。
人参なんかは油で加熱したほうが栄養吸収率が上がるね
>>452 話の流れからいって、炒めれば、生で食べるより
たくさんの野菜を一度に食べられる、だから
全体量としては多くの栄養をとれる、という意味でしょう。
栄養価は高くならないんでしょ
生野菜がうまいか否かは、
個人の好みなのでどうでもいい。
457 :
世界@名無史さん:03/08/13 00:10
野生鹿の内臓を生で食って寄生虫にやられて死亡だってさ。
日本人は寄生虫・食中毒への警戒心が薄れているな。
>>451 トリビアっぽい話だが
昔、洗剤の主な用途の一つは野菜の洗浄だった。
そりゃ洗剤の安全性が問題になる罠。
なんかの本で「肉食獣は身体の中でビタミンを作れるから肉だけ食っている」と書いてたが、
さっき花田勝が焼肉を焼かずに食ってスタミナつけたことについて
「生肉にはビタミンが含まれている。エスキモーは生肉を食っている」と言ってた。
肉食獣は生肉のビタミンをとっているのだろうか?
肉食獣はレバーや腸などの内臓(そしてその中にはいっているウ○コ)で
ビタミンとってるんじゃなかったけ?
>>458 ビタミンといっても色々だしな。
鶏肉にA、豚肉にB、肝臓にC、魚にD・Eが豊富なのは有名だよね。
タンパク質がエネルギーにもなることを考えると、やっぱり肉というのは「食べる」という視点からなら、
非常に素晴らしい食い物ですな。
461 :
世界@名無史さん:03/08/13 00:43
因みにネコは日向ぼっこしてると、体毛の表面にビタミンCを精製?する事が出来る。
ネコの毛繕いは、体毛を舐める事によってビタミン補給することが主な目的。
トラやライオン等の他のネコ族については、私は知らない。
462 :
世界@名無史さん:03/08/13 00:47
へぇ〜、体毛から栄養ってのは始めて知った・・・
そういや古今東西、毛が食材になった例は・・・さすがにないよね?
人間以外でも聞いたことがないし。
栄養は・・・蛋白質だろうか?
霜降りでビタミン補給したら・・・死ぬな。
>>462 >毛が食材になった例は・・・さすがにないよね?
直接ではないが、ひと昔前はパンの発酵時の触媒として、
人間の髪が使われていた。
確か、ケラチンだか何か。
465 :
世界@名無史さん:03/08/13 08:40
北極熊の肝を食うとビタミン過剰摂取になって体壊すそうな。
>>465 Vit A 過剰症なら下手すりゃ死にますって^^;
>403
え。ビールのツマミの枝豆、食べ過ぎると体に悪いの?
468 :
世界@名無史さん:03/08/13 14:08
猫の毛の話は初耳だなあ。
疑うわけじゃないんだけど、ソースあったら教えてほしい。
なんでも食べ過ぎると体に悪い。
猫研究の第一人者、ドイツの動物行動学者
パウル・ライハウゼンの本を読んだことがあるけど
そんな話は載ってなかったなぁ。
472 :
世界@名無史さん:03/08/13 20:34
473 :
世界@名無史さん:03/08/13 20:50
皮膚で生成されるのはビタミンDの前駆物質で、
これが肝臓で水酸化、さらに腎臓で水酸化されて
やっと活性型のビタミンDになるんじゃなかったっけ。
人間の話。ネコは知らん。
474 :
世界@名無史さん:03/08/13 20:51
猫は食べるものだからね。
475 :
世界@名無史さん:03/08/13 21:04
今、トリビアの泉で、「イソギンチャクの唐揚げ」っての
紹介してるぞ。
同じく今日のトリビアの泉から。
ハンガリー語で塩味が足りないことを
「シオタラン」という。
477 :
世界@名無史さん:03/08/13 21:44
おもしろい
>476
出典は民明書房とか?
>478
いや、マジみたいだよ。
トウモロコシの名前って
唐(とう)+唐土(もろこし)なんだね。
あからさまに変だ。
とうもろこしを漢字で書くと唐唐土
まあ、「弟弟子」(おとうとでし)みたいなもんだと思えば
>481
弟と弟子は言葉の意味が違うけれど、
唐も唐土も中国のことでしょ?
>>482 なにに拘ってるのか知れないけど
唐=とう 国名
唐=から 地名
唐土=もろこし 地名
とすると意味が違うんじゃないの
好好爺
すきすきじじい
おいおい
>>479 うちのばあちゃんはモロコシと言うや。
あたまのトウは付かないです。
何かのヒントになるかな?
>483
唐を「とう」と読むけれど、唐(国名)と関係ないのは
唐辛子(とうがらし)もあるよ。
と言うわけで、唐渡りの唐土なんだろうなぁ。
それでも意味不明だけれど。
488 :
世界@名無史さん:03/08/14 16:19
>>475 九州有明海沿岸では、イソギンチャクの味噌汁を食べます。
この地方の方言でイソギンチャクは「わけのしんのす」。
直訳すれば「若い者の尻の穴」!
「もろこし」という穀物がある。コウリャンや高黍の仲間。
「外国から来たもろこし」という意味で「唐もろこし」なのでは?
489 :
世界@名無史さん:03/08/14 17:18
クラゲを食うのは日中だけ?
クラゲは中日以外にも韓国でも食べる。韓中日以外で食べるという話は聞かないな。
↑在日
>>488 「わけのしんのす 味噌汁」でぐぐったけど、細かい作り方が出てない……
洗ってそのまま味噌汁に入れるんでしょうか?
から揚げはなんとなく美味そうだけど、味噌汁だとあの触手がどうなるのか
ちょっと不思議。
地中海沿岸ではクラゲ食わないのかな。
>>491 は? 韓国の名前を出しただけで在日扱いですか?
>>494 放置推奨。
今は夏休みなんだよ、夏休み。
地中海でも食べないと思う。
が、タイでは食べるようだ。
>494
どっちかっつーと中日って書き方がかも?
普通日本人なら日本を後に持ってくる言い回しはしないし。
>>497 しつこいぞ。ただでさえ夏なんだから自重しる。
>>488 西アフリカの穀物ソルガムとかのことかな>もろこし
>>498 ソルガムは488でまさに出てきたコウリャン(高粱)のことでは?
>>487 たった二品でなんですが、舶来物って意味なのかな>唐
「唐」には「新奇な」という意味もある。
>>500 三省堂の辞典サイトにも載っている。
大陸からの舶来品という意味もあるらしい
>500
源氏物語の末摘花の歌を知らない?
唐衣ってのもあるよ。
504 :
世界@名無史さん:03/08/15 08:25
唐辛子もトウモロコシもアメリカ大陸原産ですが、
他にもジャガイモ、キュウリ、トマトなど食卓に欠かせない物がたくさん。
アメリカが未発見の頃の食文化というのは、現状の半分くらいしか広がらないんじゃないでしょうか。
タイなんかで唐辛子がないと、いったいどう言う食文化になったのか?
>504
トマトのないイタリアも気になります。
唐魔斗
あれ? キュウリもそうなの?
508 :
世界@名無史さん:03/08/15 10:05
いや、キュウリは違うだろ。
大体、奈良時代から食ってたらしいし。
ただし今と違って完熟キュウリだが。
510 :
世界@名無史さん:03/08/15 12:34
完熟胡瓜を味噌汁にして食ったり、完熟胡瓜の酢の物を食う地方は今でもある。
ちなみに日本人の一人当たりの胡瓜消費量は世界一。
しかし、何故かあの水戸黄門は胡瓜が大嫌いだったそうな。
そういえばなぜ完熟キュウリは市場にあまり出てこないの?
512 :
世界@名無史さん:03/08/15 14:31
>>510 平将門のことを覚えている人は
今でもキュウリがタブーなのだそうです。
千葉県の辺りには点在するらしい。
牛頭天王を祀る祇園社の氏子も胡瓜を食べません。紋所が木瓜であることか
ら来た語呂合わせのようですが。なお河童が牛馬を引き込む一方で胡瓜を好
むのもこの辺から来ているのだろうという事は石田英一郎のころから指摘され
ているところです。将門云々もその辺(怨霊信仰)から来たものでしょうか。
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
515 :
世界@名無史さん:03/08/15 21:37
>>512 その話は↓に書いてある
木村 哲人 『水戸黄門は“悪人"だった 』第三書館
516 :
とてた ◆0Ot7ihccMU :03/08/15 21:41
>>511 消費量が少ないのと、日持ちが悪すぎるからだと思います。
517 :
世界@名無史さん:03/08/15 21:57
ヘチマは食えるか?
518 :
とてた ◆0Ot7ihccMU :03/08/15 22:03
>>517 沖縄ではナーベラーといって、食用にしてたはずです。
519 :
世界@名無史さん:03/08/15 22:13
胡瓜といえば、京都府内に胡瓜栽培が禁じられた集落があるという。
ここの領主の紋が胡瓜の切り口に似ているからとも、氏神が胡瓜の蔓に躓いて
転んだからともいう。
戦時中に疎開者が家庭菜園で胡瓜を栽培したところ、次々と不幸に見舞われた、という。
しかし、よその土地産の胡瓜を食べる事はタブーではない。
520 :
山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/08/15 22:16
植え物禁忌ですか。孟宗竹やイモ類、蕎麦ということもありますね。
521 :
世界@名無史さん:03/08/15 22:37
川崎市内の高津区に
「落ち武者が玉蜀黍の茂みを追っ手と勘違いし、絶望して自害した。
だから玉蜀黍は栽培を禁じられた」
という伝承があるが、落ち武者が出る戦国時代に玉蜀黍栽培が一般化していたのか?
>>521 江戸時代後期には雷除けにホウズキや赤い唐黍が売られていましたが、
その頃できた伝承では。伝説というものがお話の中の「当時」から伝
わっている可能性の方がまずありえない。
だって聖徳太子の時代に「荘園」不干渉の話が出て来たり鎌倉時代に
火薬が出て来たりするものまであるんですよ。
>521
高津区は地元なんだが、聞いたこと無いよぅ。
どこら辺の伝承なんだろう?
>>522 もしかして、それでお祭りや縁日で
ほおずきが売られているのですかね?
うろ覚えだが、梶ケ谷か野川だったような...。
権六谷戸、という地名のある所らしい。
526 :
世界@名無史さん:03/08/16 00:18
ホオズキにはもっと深い意味もある。
江戸時代から明治の堕胎法は、ホオズキの地下茎を膣に入れておく、というもの。
かなり危険な方法で、母子共に死に至ることも少なくなかった。
これで死んだ胎児と母を悼むためにホオズキを屋台で売った、とも言える。
ちなみに幼少時代の私は「子をおろす」、という意味が解らず、母に聞いたところ、
一瞬ギョッとしてから「いらない子供を処分すること」との答え。
「おろす」=「大根おろし」。
脳裏に赤子を下ろし金で大根のように摩り下ろすオカルト光景が浮かび、
大根おろしが恐くなった記憶がある。
大根を摩り下ろして薬味にするのは日本だけのようだ。
527 :
世界@名無史さん:03/08/16 00:26
映画「吉原炎上」でやってたアレの事か。>ホオズキ
板違いだろうがスレ違いだろうが、話しを振った526に責任が
あるとして、
生姜のおろしガネが黄ばむのはなんともならんものですかね。
528 :
世界@名無史さん:03/08/16 04:16
>>522 鎌倉時代に火薬はあっただろ。
元寇の蒙古が持っていた「鉄砲」。
元の鉄砲は、竹筒に火薬と鉄片を詰めて導火線に点火し、敵に投げたり石弓で投げ込んで、
敵の近くで爆発させ、飛び散る鉄片で殺傷するもの。今で言うと手榴弾に似た使い方。
529 :
世界@名無史さん:03/08/16 06:16
>>526 おっきな大根が普通に出回ってるのは日本くらいのもの。
鶏卵くらいのでも大きい方なのに、平気で2キロくらいあるのは日本だけ。
大根をすりおろすというのは珍しい食べ方だが、すりおろすこと自体は
そんなに珍しくない。
>>524 そうかも知れませんね。赤は疱瘡除けにもなりましたから、いずれにせよ縁起物です。
531 :
世界@名無史さん:03/08/16 09:13
確かに日本の大根は大きい。戦国時代に宣教師が
「日本の大根を四本束ねると、成人男性が脇に抱えるに似つかわしい荷物になる。」
と書き残している。
戦後国際的な博覧会に桜島大根を出品したところ、
「こんな大根が畑で育つ筈がない。研究室で特別に育てた物だろう」
と、信じてもらえなかった、という逸話がある。しかし、桜島大根の巨大さは
桜島の火山灰土壌の賜物で、よその土地に桜島大根の種を蒔いても巨大には育たない。
女の脚を大根に例えるのは仁徳天皇の御製に既に見受けられる。
しかしこれは肌の滑らかさを大根に例えて褒めたもので、太さをからかった物では無い。
失礼、脚ではなく腕でした。
つぎねふ山代女の 木鍬持ち打ちし大根
根白の白腕 枕かずけばこそ 知らずとも言わめ
533 :
世界@名無史さん:03/08/16 10:50
『おおきなかぶ』って舶来絵本あるじゃん。
534 :
世界@名無史さん:03/08/16 11:16
>533
舶来にあらず一番有名な絵本はシベリア抑留体験者 佐藤忠良氏の作
あの「かぶ」ってビーツの事じゃないかという話が前に出たね
536 :
世界@名無史さん:03/08/16 15:30
ビーツは赤カブと訳される事が多いが、アカザ科の植物。アブラナ科のカブとは関係ない。
小学一年の国語教科書に「大きなかぶ」がのっているのは意味深長。
「みんなで力を合わせる」「ソ連=ロシア」の話。
赤化企む日教組の陰謀?
537 :
世界@名無史さん:03/08/16 16:27
>>534 作はトルストイ
佐藤忠良さんは絵だろう。(俺の大学の教授)
>536
そこまでいくとある意味発想力(妄想力ともいう)にちょっと感動する。
540 :
世界@名無史さん:03/08/16 22:47
食い物の話に戻そう。
ジャム入り紅茶を「ロシア紅茶」というが、ロシアにはそのような紅茶は無い、という。
ホント?
>>540 紅茶の中にぼちゃっと落とすようなまねはしない。
ジャムなめながら飲む。(つまみみたいなもんだね)
542 :
世界@名無史さん:03/08/17 03:09
>>526 ホースラディッシュ(西洋大根)は擦りおろして薬味にしますな。
543 :
世界@名無史さん:03/08/17 03:58
>>533 ヨーロッパの蕪は大きい。
で、食用としては下等の扱いで、飢餓時にしゃあなしに食べるものとされている。
食用というよりは、飼料作物の扱い。
ラクビーボール大〜10キロ超の西瓜大で普通。
蕪を喜んで食べる、上品な野菜として扱っているのも、例外的に日本くらいで、
ゴルフボール大〜拳大の小さなものがよく栽培されているのも、例外的に日本
くらい。
>>538 ビーツの野菜用の赤いのも、砂糖をとる白い甜菜も、植物の種としては同じで、
品種レベルの差。
ちなみに、ロシア人にとって、大根は南欧産のサラダ用のちっこい二十日大根や
ベトナム系や朝鮮人の持ち込んだ細いもので、エキゾチックで小洒落たイメージ
がある。
対して、蕪や白の甜菜のビーツも、豚の餌くらいのイメージしかない。
あぼーん
ガイシュツネタかも知れませんが
アメリカで感謝祭の時はパンプキンパイを
食べますが、普段はカボチャなんて絶対に
食べないと言ってもいいぐらいです。
ピルグリムたちも飢えていた時はどうにか
食べていたんでしょうが、アメリカにおける
カボチャ料理の歴史とか詳しい方
いらっしゃいますでしょうか?
ハロウィンではくりぬかれて中身はポイ
だったように思います。それなのにアメリカで
ドライブしていると広大なカボチャ畑に
出会ったり。日本ではいつごろから今のように
食べられているのでしょうね。
『大草原の小さな家』シリーズの『農場の少年』で
おばけカボチャを育てて品評会に出すエピソードがあったな
ちゃんと味見もしていたから食べるのだろうし
そういえば欧米人のカボチャの食べ方は
あんまり知らんなあ。
パイ
ポタージュ?
さつまいもの食べ方もあんまり知らない。
甘い根菜は嫌いですか。
>>545 日本でも南瓜は大抵中身は捨てて皮と皮のすぐ内側の硬いところしか食わないが。
>>548 中身ポイ、ってのは切り抜いて遊ぶだけで
食わん、ってことじゃないかな。
中身ポイ で、どうしてガワまで全部ポイが連想できるのやら……
551 :
とてた ◆0Ot7ihccMU :03/08/17 09:11
アメリカのカボチャ、飼料の利用も多いと思います。
南瓜は根菜じゃなくて、瓜。
熟れる前に蔓から取れたヤツを
母親がピクルスにしていた。
結構美味であった。
553 :
世界@名無史さん:03/08/17 10:37
開拓時代の北海道では、「まさかり南瓜」というラグビーボール形の南瓜が栽培されていた。
皮が物凄く堅くて普通の包丁では切れず、鉞てぶち割ってから料理したので、この名がある。
十三日の金曜日にキャンプしていたエッチなカップルの頭のように、割られてしまう...
鳴呼!
554 :
世界@名無史さん:03/08/17 15:17
パンプキンヘッド
イタリアではニョッキにして食べてたはず>かぼちゃ
つまり保存食が必要なくなりカロリー食に切り替えた
アメリカでかぼちゃは玩具が
558 :
世界@名無史さん:03/08/17 17:56
にょっきって何?
にょきにょき
559 :
世界@名無史さん:03/08/17 18:30
ニョッキとは、イタリアの団子のこと。
普通は馬鈴薯と小麦粉で作る。
あぼーん
>>557 アメリカなとで栽培される巨大南瓜は、食用とは別系統で飼料用。
日本で流通しているものでは錦糸瓜(ソーメン南瓜)に近い。
澱粉の組成が違うので人間が食べても美味しくはない。「筋ばった大根」とか
「西瓜の皮」とかに似た食感らしい。
食用のものは、2系統あって、澱粉を多量に蓄え水分の少ない、所謂『西洋南瓜』
と、暑さに比較的強く縦に深い溝の通る所謂『日本南瓜』。
別系統の南瓜は交配が難しく、別種とされる。
562 :
世界@名無史さん:03/08/18 01:26
堕胎児をおろし金で摩りおろして食べる食文化はありまつか?
そういえばおろし金って日本以外にあるんですかね?
ホースラディッシュとかはどうやってペーストにしてるんだろうか?
アメリカのカボチャは飼料用が多いと聞くが。
>>542 亀ですが、西洋ワサビ=山ワサビは北海道に自生していて、
家庭ではいわゆる「ワサビ」(沢ワサビ)と同じ使われ方をしています。
しかももっと手軽で安い。
。
年配の人なんかは、ワサビというのは山ワサビだと思い込んでいる人も結構多い。
567 :
世界@名無史さん:03/08/18 10:50
東南アジアや南太平洋には、ココナッツを摩りおろすための下ろし金があったはず。
568 :
世界@名無史さん:03/08/18 11:32
ミクロネシア連邦のコスラエ(コシャエ;クサイエ;クサイ)島では
蛮刀の刃のやうな物を地面に突き刺し固定して
それを用ゐてココナツを殻から削り取ってゐた。
石こそ用ゐていないが、比較的な原始的な形態と呼んで良いだらう。
569 :
世界@名無史さん:03/08/18 11:47
↑『ミクロネシア聯邦』『用ゐてゐなひ』の間違ひ。
>>567 椰子やソテツの幹をすりおろして、澱粉を晒し取って食べる、サゴのことだろ?
571 :
世界@名無史さん:03/08/18 18:44
ココナッツもココナッツミルクをとるために摩りおろす。
椰子の実ジュースをココナッツミルクだと誤解する向きも多いが、
椰子の実の内部の脂肪質を摩りおろし、水に漬けてから絞った汁が
ココナッツミルクである。
572 :
世界@名無史さん:03/08/18 19:16
そういえば、「東方見聞録」には、ココ椰子が「インド胡桃」、
サゴ椰子が「小麦粉の詰まった木」の名で紹介されていたね。
どの種類かは知らないが、ヤシの樹の芯はやわらかくて食用となるらしい。
筍みたいな食感だそうで。
あと、美味しんぼでヤシの実を薄くそぎとって
刺し身にして食べるというのがあった。こっちはイカみたいな食感だと。
574 :
世界@名無史さん:03/08/18 21:40
ココ椰子の新芽は適当な脂肪があって旨い。
しかし、新芽を摘み取るとその木は枯れる。
従って、かつての南太平洋では高位の者以外は食用を許されない禁断の味だった。
>>573 >こっちはイカみたいな食感だと。
イカとレンコンの間くらいです。
上手いものではないですね。
観光地化してる南海のビーチにいくと
ヤシの実の刺身を食べさせてくれるそうな
ヤシの実なら、最近のスーパーでも売られているので
試してみるのも一興かと
個人的には、不味いものではないという印象
ヤシの刺身とは違うものと思うが、飲食店の業界雑誌に掲載されていた
広告で、刺身用のナタデココというのがあった。
写真ではふぐ刺しや寿司みたいに盛り付けてたけど・・・。
ご存じの方いらっしゃいます?
こうして読むとヤシって意外と重要な食物なんですねえ。
580 :
世界@名無史さん:03/08/19 08:56
椰子、と漢字で書いておくれ。
カタカナ書きだと2ちゃんねる用語と間違える。
最近は漢字の方でも2ch用語で使ってる奴が多い気が。
583 :
世界@名無史さん:03/08/19 15:55
たしか椰子用のおろし金があった筈。 ココナッツを飴にもする地域もありました。
584 :
世界@名無史さん:03/08/19 19:33
南米インディオにとってもおろし器は必需品だね。
キャッサバ芋は毒があるから、おろして水晒しにする必要がある。
マジですか?>キャッサバに毒
日本にも河豚の卵巣を糠漬けにして毒を抜くというのがありますが、
他国にも毒のあるものから毒を抜く食品は意外とあるのかな。
キャッサバさん(タピオカさん)にはシアン系の毒さんが含まれてますよん。
>>574 トゥバっていう、ある程度大きくなった椰子の新芽から樹液をとって
自然発酵させるお酒が有るそうな
匂いは「漬物の古漬け」の匂いがするそうです、、、、
元ネタ「何もない島の豊かな料理」崎山克彦著
作者はフィリピンに東京ドームほどの島を所有しているそうで(原住民付)
羨ましいと言うか何というか、、、
身近なとこでは鰻ですな。
鰻の血液には毒があり、火を通さなくてはいけない。
589 :
世界@名無史さん:03/08/19 21:40
http://www.toyoshinpo.co.jp/konnyaku/0205_kon/kon_1.html >植物栽培が始まった場所は、地球上に4ヶ所あるといわれているが、その一つが東南アジアの熱帯雨林である。
>ここは豊かな自然条件に支えられた野生植物の宝庫で、約5000年以上前にバナナ、ヤム芋、タロ芋、
>砂糖きびなどを中心とする根栽(芋栽培)農耕文化が誕生したといわれている。
>照葉樹林地帯では、根栽農耕文化は変質を余儀なくされたが、毒抜きや渋抜きのための、
>水さらしの方法が開発され、より高度な文化体系として発達した。この文化のことを
>いわゆる照葉樹林文化と呼んでいる。つまり日本の農耕文化は、照葉樹林文化の一端である。
イモ食や穀物食の古層には、水さらし文化圏というべきものが広がっていて、
飢饉の際に顔を出したりする。
『照葉樹林文化』上山春平・編(中公新書)
『続・照葉樹林文化』上山春平・佐々木高明・中尾佐助・共著(中公新書)
あたりが参考になりそう。
BC2000くらいのベトナムで
用途不明のブラシ型青銅器
(柄のついた大根おろしみたいなの)
が発見されてるけど、なんかショリショリ
してたのかなあ
591 :
世界@名無史さん:03/08/20 20:49
竹で作ったおろし器、「鬼おろし」がある。
北関東では、これでおろした大根と人参とともに塩鮭の頭、煎り豆、
油揚げ、酒粕を煮込み、「しもつかれ」という料理を作る。
「日本一不味い郷土料理」として有名である。
名物にうまいものなし
593 :
世界@名無史さん:03/08/21 02:26
今年は冷夏で1993年のような大凶作になるよ
594 :
世界@名無史さん:03/08/21 02:34
>593
1993年にコメが大凶作になったのは、当時はコシヒカリ系とササニシキ系を
半々くらいの割合で生産していたため、低温に弱いササニシキ系のコメが
冷害で壊滅的被害を受けたから。
現在ではその反省から、ササニシキ系のコメはほとんど市場から消えて
コシヒカリ系ばかりになっているので、緊急輸入までするはめに陥った
1993年ほどの大凶作にはならないと思う。
まあ、野菜は値上がりしそうだけど。
>>591 しもつかれは意見が分かれるなぁ。
美味いと言う人と、ダメと言う人がいるから、ワカランね。
けど、インパクトはロシアの発酵魚の缶詰に並ぶだろうね。
おろし器と言えば、
わさびをおろす時に使う、サメ皮のおろし器もありますね。
597 :
世界@名無史さん:03/08/21 20:33
>>596 それってシュールストレミングのこと?
ロシアではなく北欧、スゥエーデンのはず。
大凶作に備えて代用食、外米の美味い食べ方考えないとね。
598 :
世界@名無史さん:03/08/21 21:17
日本では米の炊き方は、水加減をきちんとして始めチョロチョロ中パッパで炊く
「炊き干法」だが、このような炊き方は日本以外では朝鮮だけ。
あとは中国から東南アジアまで、たっぷりの湯で米を茹でてから水を切って
蒸らす「湯取り法」である。
しかし最近では東南アジアでも、電気がまのせいで「炊き干法」に
なっているそうな。
タイやマレーシアのデパートに行くと、何年も前の型と思われる
電気炊飯器がよく売られている。花柄のやつが。
>597
外米の美味い食べ方?
考えなくても、現地の人に聞けばいい。
前回みたいにタイ米を捨てるようなことがないように。
>599
日本国外、たとえば東南アジアや中東などでは、炊飯器はコメを炊くだけでなく
簡易蒸し器や茹で鍋も兼ねる万能調理器具としてひろく使われていまつ。
名物にうまいものなし←→すきっ腹にまずいものなし
今度腹をすかせて名物を食おうと思う
>>601 アメリカにいた韓国人は炊飯器でケーキ作ってたような
備蓄米でも食っとけ
>>602 日本でも意外と多いよ。
炊飯器で調理。
でもそ日本じゃまだ
「こんな使い方もできますよ」 ( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェーヘェーヘェーヘェーヘェー
程度の認識だと思うな。
606 :
世界@名無史さん:03/08/22 13:22
まだ秋葉原が正統な家電の町だった昭和後期、アジア人観光客は大挙して
炊飯器を買い求めた。
さて、何故か韓国人は象印の炊飯器でなければ買わなかったという。
何故象印の製品にこだわったか、それが謎だ!
>>606 たしかに不思議だ。韓国人の好きな「タイガー」もあるのに。
608 :
世界@名無史さん:03/08/22 15:14
イランでは少し焦げた米を食べるので
イラン向けに輸出される炊飯器は
焦げるようにできているそうな。
韓国では茶文化が発達せず、お茶の変わりに
釜のおこげを湯で溶いたものを飲むらしい。
はて、なぜ茶文化の東アジアで茶が普及しなかったのだろうか?
ビンボーで茶が買えなかったから
韓国の水事情がからんでいるのでは?
↑
ここで彼は朝鮮半島の水質特性を語ってくれる。
GO!
↓
朝鮮半島の水事情に関してはよくわかりません。あしからず。
>>609さん
朝鮮半島ではお茶の生産って可能なのでしょうかね?
日本よりも寒冷なので、熱帯原産の茶は生産できる地域が限定される
ように思うんですけど。
茶の生産が出来ないチベットやモンゴルでは、不足しがちなビタミンを
補給するためにお茶を輸入していましたけど、朝鮮半島の場合は他に
ビタミンを摂取する手段があったので、それ程大量に輸入されず、茶文化
が根付かなかったとかではないでしょうか?
上流階級はお茶を飲んでたようですし。
>>609 日本では懐石料理で「湯桶」という名で飲まれます。
www.starpack.co.jp/pubrel/pubrel-03.htmによると、
懐石の締めくくりとして最後に出されるものです。
湯桶は炒り米や湯の子(お焦げ)に湯を注いで少量の塩を加えたり、
湯の子を飯の上にのせて湯を注いで湯漬けにしていただきます。
上記のサイトにも書いてますが、懐石は本来茶事の前に食するものなので、
食事の〆には茶葉を使わない茶様のものを変わりに飲むみたいです。
これはもしかすると朝鮮半島から取り入れられたのかもしれませんね。
朝鮮半島の地質は古成層なので、水がミネラル分の多い硬水となり、茶を入れるのに適さなかった、
というのもあるかもしれません。
>>616 英国以外のヨーロッパで茶が普及しなかったのももしかして同じか?
何ゆえ朝鮮で茶の文化が発展しなかったか?
この問いに彼らは「ウリナラは水に恵まれているニダ!だからイギリスのように
まずい水を茶でごまかす必要ないニダ!」と自負する。
しかし水が良質で野菜のビタミンにも恵まれた日本には確固とした茶文化が存在する。
朝鮮の茶文化の低迷には歴史的な意味合いが大きい。
本来南方の植物である茶は気候寒冷な朝鮮半島では、半島南部の一部でしか
栽培できない。(ちなみにさいたまの狭山は世界最北のお茶どころ)。
このために茶は高価なもので、大衆には縁がなかった。
さて、日本に茶の文化を伝えたのが栄西であるように、茶は仏教とかかわりが
深い。このために李朝時代、儒教台頭、仏教排斥にともなって茶はすぐに
廃れてしまった。
茶文化を持たない朝鮮では、代用として昼間から濁酒を飲んだり、
スンニュン(焦げ飯を溶かした湯)を飲む。最近は炊飯器で焦げができないので、
麦茶を飲んでいる。
しかしながら「イルボンの茶道はウリナラ起源ニダ」などという暴論が存在するw
619 :
世界@名無史さん:03/08/22 22:31
茶のビタミン補給の意味合いは大きい。北極のエスキモーも、白人との
接触で茶の味を覚えてから、何かにつけて茶を飲む。生肉だけでは
ビタミンが偏るようだ。しかし紅茶にどれほどのビタミンがあるかは不明。
紀元前から中国北方の騎馬民族は漢民族にとって脅威の的。
しかし茶の味を覚えてから、完全に漢人商人に手玉に取られてしまった。
清の時代には、茶商人に家畜も土地も巻き上げられ、乞食と化したモンゴル人が
いくらでもいたという。
茶のない時代、匈奴なんかはどうやってビタミン補給していたのか?
チベット人はビタミン補給のために茶を飲むという。
しかしチベット人の食生活は世界一不健康といっても過言ではない。
主食のツァンパ(麦焦がし)は、保存性以外に長所はない。
肉は保存のためにきつい塩漬け。寒冷地で生野菜は手に入らない。
そして茶、「バター茶」。茶にバターを溶かし塩を加えたものを一日何倍も飲む。
「脂肪と塩」は健康上最悪の取り合わせ、ビタミン補給どころではない。
そんなわけで、中年で脳溢血や動脈硬化、高血圧などでポックリ死が後をたたない。
そんな死を彼らは、「苦しまずにあの世にいけて、めでたい!」と、
喜ぶという。
嗚呼!
朝鮮で茶が無いのは、要は、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の原理。
李朝の、儒教偏重政策で、寺を破壊し、仏教を弾圧。仏教的な習俗とて喫茶も
弾圧したため。
清の属藩に下ると、満州人蒙古人の使節をもてなすために、漢城郊外の薬園で
細々と栽培していたが、これも、日清戦争で清の属藩から外れると顧みられなく
なった。
>茶のない時代、匈奴なんかはどうやってビタミン補給していたのか?
ミルクじゃねの? たいていのビタミンを含む栄養素は入ってるし。後は肝臓。
あと、結構誤解されやすいけど、肉類は基本的にビタミン豊富です。ただ、ビタミンCが無いだけだったはず。
>>619 明治の頃、日本軍(特に海軍)では、どれだけ脚気に悩んでいたか。あのテのこテで
「兵隊は麦を食え」の実践に腐心していたか。
寒冷地では脂肪分を沢山食べていないと、慢性病になる前に、放牧に出かけて凍死する。
塩漬の肉にしても、コチコチに塩漬にしない。乳酸発酵した漬物のようなもので
ビタミンも豊富。
623 :
世界@名無史さん:03/08/22 23:01
ビタミン補給しても高血圧で死んだら世話ないな。
624 :
世界@名無史さん:03/08/22 23:10
ビタミン豊富な日本に生まれて幸せだな。
つーか高血圧の原因って、いまだに定説は無いんじゃ?
統計的には出ているでしょ。直接の因果関係が証明されたかどうかは知らんけど。
627 :
世界@名無史さん:03/08/22 23:45
塩分の摂り過ぎは胃には良くない、というが。
でも、日本で東北地方の平均寿命が低いのは、「漬けもの文化」と関連が深い、と
いうぞ。
雪国で生野菜が手に入らないから仕方がないが。
628 :
世界@名無史さん:03/08/23 00:51
>618
北限のお茶の産地は新潟県村上市かと…
629 :
世界@名無史さん:03/08/23 01:02
雪深い越後で茶が出来るとは驚き!
雪で木が折れないように苦心しているんだろーな。
>>628 秋田県能代市の桧山地区でもお茶が栽培されてます。
631 :
山犬@ ◆R200HRTAe. :03/08/23 01:12
>>628さん
産地の北限は村上市だと言われてますね。
ですが、過去にはもっと北で茶を生産していた事もあります。
割と有名な話ですが、弘前には「茶畑町」という地名が残っていまして、
津軽藩で消費するための茶を生産していました。また、仙台市にも茶畑
という地名が残っていたと記憶しています。
ただ、寒冷地で生産するにはやはりそれなりの苦労があったでしょうね。
そういえば、越後村上といえば塩引き鮭でも有名ですね。
まだ食べた事ありませんが。
632 :
世界@名無史さん:03/08/23 01:31
津軽の港町、野辺地には関西の食文化、「茶粥」が伝来したが、茶が貴重なので
カワラケツメイの煎じ汁を代用した、と聞いたことがある。
いずれにせよ、茶の栽培北限国は日本、ということでいい?
ところで稲の栽培北限は日本の北海道?それとも旧満州?
>>632さん
終戦直前に樺太でイネの栽培に成功したという話を聞いた事がありますが、
うる覚えなもので、はっきりとした事はわかりません…。
634 :
世界@名無史さん:03/08/23 13:42
グクッてみたら、世界の稲作北限はロシアウクライナ地方、とのこと。
日本では、道北は天塩川の中流、風蓮や美深のあたり。
北海道の稲作は十七世紀末、道南の大野や亀田で始まったが、冷害ですぐに廃れた。
道央では、明治始めに北広島の島松で、中山久蔵が、寒さに強い「赤毛」種を試作し、
苗代に風呂の湯を引く等の苦心の末に成功、随時道内に広まった。
現代北海道は作付け面積日本一。
しかし、ことしは冷害間違いなし。
>>616 > 朝鮮半島の地質は古成層なので、水がミネラル分の多い硬水となり、
> 茶を入れるのに適さなかった、
イギリスも硬水だよ。硬水で紅茶を入れるとタンニンが沈殿して
まろやかな味になるらしい。
636 :
世界@名無史さん:03/08/23 18:14
その時代の朝鮮の茶の種類も考える必要があると思われ。
日本の軟水で、紅茶をいれると、うま味以外に苦味渋味も出てしまう。
イギリスの硬水で緑茶をいれても、全然うまくない。
朝鮮の水に緑茶だったら...
>>621に訂正を。
”生”肉ならば、ビタミンCも十分に豊富でした。
>>635 紅茶には、軟水に合わせたブレンドもあるそうですぞ。
イギリス人って、世界中を飛び回っていたから、軟水硬水どっちで淹れても飲める飲物
である紅茶を選んだのかも知れません。
638 :
世界@名無史さん:03/08/23 22:03
では日本人が緑茶を選んだのも水質によるのだろうか?
今の日本人は緑茶だけでなく
烏龍茶も紅茶も好んで飲んでるんだから
好みのせいでないことは確かだろう。
639 :
世界@名無史さん:03/08/23 22:13
イギリス人、というかイングランド人が
コーヒーから紅茶に鞍替えした時期(多分18世紀)が
あるはずですが、、。
これに硬水軟水って影響あると皆さんは思いますか?
忌憚ない御意見を伺いたく。
>>639 その時期にインドの植民地化が進んだからじゃないでしょうか。
それで安く茶葉が手に入るようになったからとか。
641 :
世界@名無史さん:03/08/23 23:20
日本茶が緑茶なのは水が原因、というより、伝来した茶が緑茶だったからでは?
中国では本来は緑茶が一般的だからね。日本緑茶は九州の八女茶だけが釜煎り、
ほかは蒸し茶。
中国緑茶は釜煎り茶だが。
それに日本人の食嗜好は「新鮮」であること。茶も発酵させたりしないで緑を生かして。
その緑茶に軟水が合っていた、ということで。
しかし、四国山中には「碁石茶」という発酵茶があるという。これにあう水質は知らない。
これで炊いた茶粥は最高だそうな。
642 :
世界@名無史さん:03/08/24 02:02
紅茶は、帆船でインド洋、大西洋を越えてヨーロッパに
運ぶまでの間に茶葉が発酵してできたと聞いたけど、
これって俗説?
643 :
世界@名無史さん:03/08/24 02:21
>>642 そんなことしなくても
支那に元々から紅茶はある
印度は知らん
644 :
世界@名無史さん:03/08/24 02:53
支那のキーマン紅茶は、あの蠱惑的な香がたまらない。
で、印度やセイロンに茶文化は無かった。茶の栽培はイギリス人が始めたものだ。
英語のティーは福健語由来の言葉、日本語のチャは北京語由来の言葉だという。
>>644 中東辺り(だっけ?)のチャイも、中国語と関係あるのだろうか。
>645
陸伝いでお茶が伝播したところは、北方(北京)語由来、
船でお茶が入ってきた地域は南方(福建)語由来の
呼び名になったと聞きましたが。
ニポーンは中国とごく近いので、北方由来の「ちゃ」の名が直に伝わったとか。
647 :
世界@名無史さん:03/08/24 10:25
ロシア語ではチャイだったはず。
世界の茶を示す語彙はすべて中国由来らしいね。
>>646 日本と朝鮮と越南については
漢字音は組織的に伝わったものなので
茶そのものの伝播経路と「茶」という字の字音の伝播経路は無関係。
全ての漢字の漢音は北方系だし
呉音は全て南方系。
>648
そうでしたか。ツッコミありがとうございます
650 :
世界@名無史さん:03/08/24 13:07
遅レスだが、肉がビタミン豊富ならば、遊牧民がわざわざ茶でビタミン補給する必要
無いんじゃないかな?
>>650 肉はビタミン豊富だがビタミンCだけは無い。
茶はビタミンCが豊富。
肉に足りないものを補うには茶が最適なのだ。
遠くから買ってくることが可能で
ビタミンCが豊富なものと言うと茶くらいしか思いつかない。
冷蔵庫が無い時代に遠くから生物を買って来たら腐ってしまう。
トラックも鉄道も無い時代に遠くから重い物を買っても輸送できない。
茶なら腐らないし軽いから冷蔵庫もトラックも鉄道も無い時代でも
遠くから買ってくることができた。
じゃあビタミン類に限定すると、肉と茶を取っていれば他は必要ないって事?
何か味気ない・・・
>>652 そういうことになるな。
でも肉と言ってもいわゆる肉だけ食ってたらだめだぞ。
内臓も食えばの話だ。
茶は脂を流してくれるから嗜好的に肉食に合うのかもね。
この場合の「肉」って肉の種類は問わないのか?
豚肉、牛肉、鶏肉、羊肉・・・・はては魚肉まであるな。
場所も舌から足、肝臓等々・・・
ただ「肉」っていっても千差万別多種多様、一括りにしていいものかどうか。
エスキモーみたいにウンコまで食えば
動物性食品だけでなんとかなるらしいが。
日本じゃあ『肉』というとホントに肉の部分だけってイメージだよなぁ。
漏れも内臓は苦手だ。つーか肉そのものが苦手だ。
完全に中まで焼いた、かたーい肉なら平気だが。
658 :
世界@名無史さん:03/08/24 15:02
肉と茶だけの食生活なら、筋肉はつくだろうが体臭がキツかろうて。
寿命も短かろうて。
659 :
世界@名無史さん:03/08/24 16:59
ビタミン源といえば、あと血でしょう。
および血の豊富な肝臓=レバーもね。
内臓は美味いと思う。
しかし血だけはだめだ。
美味い不味い云々以前に気持ち悪い。
たまに血抜きが充分でない肉があって
肉の中に血の塊をみつけただけで食う気が失せる。
まして血を食材にするなんて(((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
おいおい、血液はほぼ完全栄養食だぜ。
エスキモーの連中なんか獲物をばらした後で
地面にこぼれた血も必死でかき集めるらしいな。
>>661 うんこ食べるやつらだから何でも平気だろう
>33-59あたりでがいしゅつ>血を使った料理
俺は蚊でもドラキュラでもないんだ
血なんか飲めるか
665 :
世界@名無史さん:03/08/24 18:35
エスキモーに鮮血滴る生肉でもてなされた白人の探検家一行が
遠慮したところ壊血病にかかって危ういところだったそうな。
意を決して血を飲んだ隊員は一命を取り留めたそうで。
666 :
世界@名無史さん:03/08/24 19:24
これこれ、このスレで「気持ち悪い」なんて発言したら噛み付かれて荒れて
えらい騒ぎになるよ。
以前「ヒヨコ入り卵」「唐辛子の殺菌力」「苺に魚油」でえらく荒れたのは記憶に新しい。
「血の食文化」もそれに入るのかと...
まあ、生活で必要だったんだから、しかたないよ。
>641
イギリスも最初は緑茶が伝えられたという話を読んだことがあります。
ただ、緑茶よりも発酵茶の方が人気が高いため、こっちに切り替わったとか。
669 :
世界@名無史さん:03/08/25 02:30
>668
お子様向けTV番組「マンガ初めて物語」で、
イギリスに輸出された緑茶が
航海の途中で変質したのをもったいながって
飲んだら美味しかったのが紅茶のはじまりだと
教えられてまま今に至ります。
そのまんま疑問に思わなかった
自分がお目出度痛いかもです(w
>>669 ああ!!
オイラもそれで間違ったことを覚えてたなぁ・・・。
けど、あの番組、それなりに検証しているような感じだったね。
確か、モグタンだよね。
671 :
世界@名無史さん:03/08/25 04:28
クルクルバビンチョパペンピポ
ヒヤヒヤドキッチョの
モ〜〜〜グタン!
>>438 大村益次郎は幕末時代の合理主義者なんで
「人間に必要な栄養は全て豆腐に入っている」
と、豆腐しか食わなかった。
あれじゃ暗殺されなくても先は長くなかっただろうな。
>>669 茶は腐敗(発酵)に強いので、
船倉に数ヶ月間放置されても
容易に発酵しないと聞いたことがありまつ。
674 :
世界@名無史さん:03/08/25 09:54
そもそも紅茶にしても烏龍茶にしても、茶葉に元から含まれている酵素で発酵したもの。
緑茶は発酵が始まる前に葉を加熱処理して酵素を殺したものである。
したがって、緑茶を長期間放置して発酵したとしても、茶葉の酵素は死んでいるわけで
別の菌による発酵であり、紅茶と同じ完成品にはならない。
むしろプーアル茶のようなものが出来るはずである。
「白茶」ってやつ?
676 :
世界@名無史さん:03/08/25 13:28
茶は緑茶、紅茶、白茶、青茶、黄茶、黒茶に分類される。
白茶は茶葉をサッと乾燥させただけのもの。「白牡丹」「寿眉」といった銘柄がそれ。
青茶は烏龍茶が属している。プーアル茶は黒茶。
黄茶はどんなのだったか忘れた。日本ではメジャーではない。
677 :
世界@名無史さん:03/08/25 14:20
>>672 そこまで行くと合理主義者と言うよりも
合理主義信者と言うべきだな。
フランス革命時の狂信的合理主義者達の同類だろう。
>>672 ビタミンがまだ発見されていない時代だったとはいえ
医者上がりの人間のすることとは思えないですな。
医者やめて軍人になって正解か。
679 :
世界@名無史さん:03/08/25 15:49
大村ってデコ広いよね。
デコ斧で割ったら豆腐が出てくるのか?
豆腐自体は結構いいと思うけどね・・・
と冷やっこを食いながら思うこのごろ。
うむ、冷奴はご飯にも合うしな。
葱と生姜のせて醤油をかけたソレを、口に放り込むや否や飯を口に含むのだ。
自分は冷奴に醤油かけてぐちゃぐちゃにつぶしたのを
熱いご飯にかけてまぜて食べるのが一番。
しかし見た目を家族が嫌がるので、こっそりするしかない。(´・ω・`)
完全にスレ違いスマソ。
>>672 それで思い出したけど、カフェオレだけで何十年も生きた人物って、誰でしたっけ。
確か文学者か哲学者だったと記憶。
>>682 気持ち悪い
そりゃ誰でも嫌がるわい
旨そうだとは思うけど
>682
汚いから口の中でやれ。
まあでもそれだとおいしさ半減というのは理解できるけどナー。
冷奴にごま油と粗塩、粗挽き胡椒を振りかけてフォークでぐちゃぐちゃに潰し、
飯に乗っけて食べる食べ方はあるよ。簡単におかずが一品出来るのでお気に入りのメニュー。
基本は絹だけど、木綿の場合はマヨネーズを加えるといい感じ。
>>664 獣肉を食べて血を食べないのは、世界的には少数派。
回教徒とユダヤ教徒くらいのものだから、セム一神教の特殊性。
日本でも、山間部や沖縄では血の料理がある。
>>686 アブラっ気ならなんでもいいんだろ?
688 :
世界@名無史さん:03/08/26 12:31
>>687 両方とも豚を禁忌しているけど、それもなんか関係あるのかな?
689 :
シュレーディンガーの猫:03/08/26 14:48
冷蔵庫の奥から、賞味期限を1週間過ぎた豆腐を発見。
さすがに熱を通した方がよいと思って冷や奴はやめ、
この暑いのに、湯豆腐にして食べてみた。
今のところ、腹は大丈夫。
690 :
世界@名無史さん:03/08/26 15:07
「酢豆腐」なんていう落語もある。
691 :
世界@名無史さん:03/08/26 15:08
「酢豆腐」なんていう落語もある。
692 :
シュレーディンガーの猫:03/08/26 15:24
ほとんど同じ噺で、上方落語で「ちりとてちん」
というのがあるね。
693 :
世界@名無史さん:03/08/26 16:02
>>688 イスラムで豚を禁止しているのは(ユダヤもかな?)、
なんせ中東のあたりで気温が高く、
「豚肉は腐るのが早いから食べるなら気をつけろよ」って生活の知恵が極端な禁忌に変化していった
って予備校の教師が言っていて、なるほどと納得した覚えが。
(実際はもっとこまかい理由があるのかな?)
694 :
コギャルとカリスマH:03/08/26 16:03
696 :
世界@名無史さん:03/08/26 16:17
イスラム国にある動物園に行くとブタやイノシシの檻には目隠しがしてあって
見たい人だけが隙間から覗けるようになっている。見ることすら嫌がっている
らしい。
697 :
世界@名無史さん:03/08/26 16:25
豚は定住民の家畜で、遊牧生活を送っていたユダヤ人にとって飼う事は困難だった。
698 :
世界@名無史さん:03/08/26 16:35
ユダヤ人の中には豚肉の味が忘れられず、無理に飼って遊牧の規律を乱したり、
敵対関係の定住民と密貿易したりする連中がいたので禁忌扱いにしたのでは。
イスラム教は基本的にはユダヤ教の継承宗教。
#下戸の漏れにとっては大好きな豚肉が食えないのがイスラム改宗への一番の障害。
>>693 諸説あるよ。
一つは、反エジプトで結束するため。狂信的な戒律がある方が結束しやすい。
大抵の武装集団は、理不尽だが明確な掟を持っている。
古代エジプトでは豚を食べていたし、同じくハムの子孫として見下していた
フェニキアではウサギをよく食べていた。
ここらとの違いを際だたせて、敵を見え易くし、結束するため。
もう一つは、食料事情。
豚は穀物や柔らかい野菜など、飼料が人間の食料と競合する。無駄遣いを
戒める経済的な理由を発端としているというもの。回教で、犬の飼育や、
馬肉を食べることを禁じているのも、食料の競合する犬、走らせる目的を
超える数の馬の飼育を禁じることによって、食料や飼料の浪費を防ぐ目的。
似た例では、今の中国で、豚肉・鶏肉の消費を抑え、牛肉に転換させる政策
とっている。
反芻する牛や羊に較べ、反芻しない豚や馬は3倍を越す飼料が必要。
ちなみに、豚も群れる性質があり、放牧は可能。満族(金人)や
ヨーロッパでもゴール人は豚を放牧していた。
>>699 中国での牛肉食普及はモロに穀物メジャーの扇動じゃあないか
牧草が少ない中国では、アルゼンチンやオージーみたいな放牧牛は育成できないだろう
となると、アメリカのように大量の穀物飼料を注ぎ込むほか無くなる
現在の中国では海鮮食品の消費が拡大しているらしい
そのうち日本の台所事情と真正面からカチあうかも
その前に、エビとかの養殖の所為で豊かな沿岸部の農地を傷める可能性もあるが
>>688,693,699
糞暑いパレスチナやアラブでは、暑さに弱く水浴びを好む豚を飼うことは犯罪的な贅沢だった
ため、という説も聞きました。
しかし、どうして牧畜民の宗教であるはずのユダヤ教は、牧畜生活における重要な食料である
血を禁じたんでしょうか。
>>700 牛だって放牧せず囲いの中で飼えるし、同じ飼料からでも肥育に必要なカロリーは
低い。
同じ分量の穀物から採れる肉は牛の方が多く、また、粗飼料だけでも育つ。
豚は粗飼料だけでは無理で、穀物に加えて、大豆や魚粕が要る。
703 :
世界@名無史さん:03/08/26 23:36
>>698 イスラム改宗はマジでやめておけ。
豚以外に、「鱗と殻のない水棲生物」の食用もだめ。タコ焼き、烏賊、ホヤが食べられない。
牛や羊、鶏でも「回教徒の同じ宗派の者が祈りながら一気に喉を裂いて屠った」もの
でなくてはならない。
回教以外の者が煮炊きしたり、一度でも豚が触れた調理器具で煮炊きしたり、
豚を盛ったことのある皿に盛るのも良くない。
食べたら次は排泄だが、聖地メッカに向かって、または尻を向けて用を足すのは
とんでもない冒涜。
部屋の便所の位置をチェックしないといけないし。
それ以外でも、一日五回メッカに遥拝、方位磁針が手放せない。
断食の月は、昼間は唾を飲み込むのもタブー
無宗教の現代日本人でよかった!
>>703 回教徒になったからって、そんなにキチキチに戒律を守っているわけでも
あるまいて。
>703
でも前にこの板のどこかで読んだけど、意外と戒律といっても厳しくなくて、
たとえば日本に行くときは
「寒い国に行くからお酒も多く飲みます。
その代わり帰国したらいつもより長めに禁酒するからゆるしてね」
ってことをしてもいい、って話だよ。
イスラム教徒もピンキリですから。
早朝の礼拝なんてよほど真面目な人しかやらんし
707 :
世界@名無史さん:03/08/27 00:29
たしかサウジアラビアは戒律に厳格で、エジプトは寛大らしいね。
それでも排泄タブーは厳密に守られているとか。
で、ユダヤ教徒の食タブーはもっとうるさく豚と鱗無し水棲生物以外に「親子」を
一度に食べるのがタブー。
だから親子丼、鮭とイクラのちらし寿司もダメ。そして、「親子」の連想から
「牛肉と牛乳」もダメ。バターで牛肉焼いたり、ビーフのクリームシチューは禁止。
さて、回教もユダヤ教徒も鱗無し水棲生物禁止だが、やはり砂漠の民で
馴染みが無かったからかな?
708 :
世界@名無史さん:03/08/27 00:54
そのため、かの地のマクドナルドでは:
チーズバーガー、ビッグマック⇒「乳製品と牛肉」なので不可、となるそうな。
たしかフィレオフィッシュもないそうだが・・・あの白身魚は何の魚の肉だろう?鱗無し?
インドのマクドさんではベジタリアンさん用のメニューとかありますよ。
食タブーさんについては山内ひさし『タブーの謎を解く』(ちくま新書)さんが明朗さん。
明朗すぎて眉に唾さん付けちゃうくらい★
なんだか最近、既視感を覚えるなぁ。
>>708 >たしかフィレオフィッシュもないそうだが・・・
>あの白身魚は何の魚の肉だろう?鱗無し?
マックのは、確か、南アフリカ産のタラの仲間だと小耳に挟んだことがあります。
世界的には、サメが多いです。
フィッシュ&チップスのフィッシュはサメと聞くと、
知らずに食べていた日本人はビビリますね。
あと、コイも多いです。
フィッシュ&チップスの魚としては高級材料とされています。
>>707 逆ではないの?
ユダヤ教の禁忌は「乳で肉を煮てはならない」
>>705 酒について緩いのは、コーランに「“葡萄酒”を飲んではならない」とあるのを、
酒類の総称として解釈するのか、葡萄酒に限定するのか、の解釈の違い。
日本語でも、“酒”と言った場合、米と麹で作る日本酒を指し示すときと、
アルコールの入っているものをひっくるめて言う場合があるのと、似たようなもので、
アラビア語で葡萄酒に相当する単語の解釈の差。
エジプトの割と敬虔なイスラム教徒でも、「ビールやウイスキーは可、ワインは不可」。
サウジでは、アルコールは微量でも不可。所持も禁止。醤油を持ち込もうとすると、止められる。
宗派で解釈はまちまちで、「葡萄酒だけ不可でも、ブランデーは可」とか、
「葡萄酒が不可だから、葡萄酒から作った酢も不可」とか、
「アルコールを使ったりアルコールに触れた物は不可だから、酢や大豆油も不可」とか、
さまざま。
エジプトはコプト教徒が4分の1以上いるから、葡萄酒も公然と売られている。
714 :
世界@名無史さん:03/08/27 06:11
イスラム世界でも厳格さにはかなりの差がある。
アラビア半島>その他のアラブ社会>非アラブイスラム社会
特にマレーのイスラム社会なんて全くいい加減なもので、
日本の仏教と大差ないくらいだよ。
アラビア半島、特にサウジアラビアの厳格さは
聖地近辺ということと
特に厳格なワッハーブ派が主流だからという事情がある。
インドに行ったとき泊まったホテルにステーキハウスがあって
驚いたのだが、店の前に「この店で使ってる牛肉はニュージーランド
から食肉の状態で輸入したものでインド国内で屠殺したものでは
ありません」と書いたプレートが掲げられてた。
ちなみにバザールへ行ったとき肉売場がやけに血なまぐさいなあと
思ってよく見たら肉売場のすぐ後ろ側が屠殺場だった。
716 :
世界@名無史さん:03/08/27 13:11
タブーとは多少違うが、「秋ナスは嫁に食わすな」は嫁いびりの言葉だよね?
「秋ナスは体を冷やすから嫁の体に悪い」と、好意的に解釈する向きもあるが。
>>716 どっちが元かはハッキリしないんじゃないのか?
俺の実感としては、秋のナスは夏のナスに比べて
いがらっぽいというか、アクが多い感じで美味くない。
妊娠中のヨメには良くない、という好意的なことわざかも、と思う。
ユダヤ教が血液食を忌避するのは、汎地中海的に存在した「血即ち命」という
観念のため。ユダヤ教の儀式では、犠牲の獣の命である血を地にそそいで
神に捧げる。ローマ帝国の多神教の国家宗教にも似た儀式があった。
(古代ローマ人が血液を食料としなかったかは知らないが)
都市に住み着いていた下層階級には、ユダヤ人・非ユダヤ人を問わず、
こうした儀式を行うことは負担になっていった。
これが「キリストはすべての人間の罪をあがなうために、十字架で
血をながされた」「キリストを信ずれば、(特別な儀式無しに)
救われます」と説いたキリスト教が広まった理由。
『キリスト教の2000年』(ポール・ジョンソン著 共同通信社刊)
『書物としての新約聖書』(田川建三著 勁草書房刊)
を参考にしました。しかし、そうすると、多神教時代から古代ローマ人は
血液食を忌避していなければ首尾一貫した説にはならないような気もする。
>>715 婆羅門教徒に対して「別に神さんの牛をとって食べてる訳ではないから、襲撃しないでね」
という言い訳なのか?
それとも、
回教徒に対して「手順どおりにヤった肉ではないと断っておくから、食べてから暴れないでね、
できることなら食べに来ないでね」という忠告なのだろうか?
よく古代ギリシャや古代ローマでは 葡萄酒を水割りにした なんて
聞くんですが、今はストレートが基本ですよね(カクテルとかありますが)
で ふと疑問に思ったのは いつごろから水割り→ストレートに替わったのか?
どなたか博識の方教えていただけないでしょうか?
もし既出でしたら 「何皿目にあるぞ」でも結構です。
>>704 だいぶ前になるけど、サンコンさんのおかあさんがテレビに出て、
「自分達はイスラム教徒なので、日本では食べられるものが少なくて不便だ」
「何を食べてはいけないんです?」
「お酒を飲んではいけない」
すると、そこにいたさんまが大喜びして
「おかあさん、おかあさん、サンコンは毎日酒ばかり飲んでますよ」
723 :
世界@名無史さん:03/08/28 21:48
支那には回族、ウイグル族などのイスラムを信仰する少数民族がいる。
豚大好きの漢民族の中で暮らす彼等のため、「清真食堂」と言ってイスラムで不浄とされる
食品を一切使わない食堂や、イスラム教徒向けの肉を供する政府の施設がある。
文革時代には、清真食堂までもが批判の対象になった。
印度のステーキハウスは白人客専用なの?
食物と国、つーと
ドイツ・アイルランド・・・ジャガイモ
イタリア・・・トマト
朝鮮・・・唐辛子
を連想するけど、これらは全て新大陸のもの。
それまで、それまで何を食べていたのだろう。
725 :
世界@名無史さん:03/08/28 22:13
四川料理もそうだけど、東アジアでは唐辛子以前は
山椒が辛味の代表格でした。
現在七味に入っているのより刺激の強いやつで、
四川料理で今もふんだんに使うやつです。
>>721 たしか、前の皿(四枚目)にその手の話があったような気がする。
イスラムとかユダヤとか、戒律が多い宗教はたいへんそうに
見えるけど、当の信者本人にとってはごく当たり前のことを
やってるだけなんだよね。
たとえば日本でも毎日仏壇に手をあわせるおばあちゃんとか
いる。日に5回メッカを拝むのも、やってる本人にとっては
それと同じような感覚らしい。
食の戒律も、だから本人にはそれほど苦ではないんでしょう。
729 :
世界@名無史さん:03/08/29 06:18
>724
ドイツ・ゾーリンゲン近郊の古城で見たベッドは
ヘッドボードが極端に大きく、本体の長さは極端に短かった。
そもそも中世においては体を完全に横たえる事は死を連想させるため
上半身をヘッドボードにもたせかけて寝ていたらしい(←うろ覚え)のだが
同行のドイツ人は「ドイツ人はジャガイモを手に入れてから背が伸び、
このような短いベッドでは寝られなくなったのだ」と語っていた。
(根拠が曖昧なため冗談めかした口調だったが。)
730 :
世界@名無史さん:03/08/29 07:25
>>723 文化大革命など毛沢東の漢民族至上主義の産物に過ぎなかったということ
>>724 ドイツはアワを食ってたらしい。
イタリアは、パスタの期限がトマトよりずっと古いから、
トマトソース系でないパスタを食っていたのでは。
732 :
世界@名無史さん:03/08/29 07:42
>>729 確か乳幼児時代に与えられる滋養分で戦後グングン背が伸びたらしい
昔の民家のベットは156pを予定したものらしい
733 :
世界@名無史さん:03/08/29 12:42
豚の猪八戒が登場する「西遊記」は、イスラム教徒には有害図書扱いなのかな?
ブタを不浄とするイスラム・ヒンドゥの国インドでも
ポルトガルの植民地だったゴアでは豚肉が日常的らしい。
スレ違いだが、沙悟浄が「河童」なのは日本だけで、本当はてっぺんハゲのおっさんだそうな。
735 :
世界@名無史さん:03/08/29 19:54
>>728 国内で一生を終えるならばいいが、
違う文化圏に出て自分の生活習慣貫くのは大変だよ。
ヒマラヤ登山といえば荷運びのシェルパ族だが、彼らには食のタブーが少ない。
日本の研究者がウニの瓶詰めや蟹缶見せたところが、はじめはレッテルの絵を見て
食べることに躊躇したが、結局口にした、という。味に対してどういう感想持ったかは
知らないが。
タブーが少ないために豚肉牛肉食いの西洋人と食生活で衝突することがなく、
登山助手としての地位を築いた、といえる。
インドのヒンズー教徒やイスラム教徒だったらこうはいかないからね。
農学者の中尾佐助氏はパキスタン研究旅行の際、買い取った羊を土地の
シーア派の村民に屠殺してもらったために、同行のイスマイリ派信者の
恨みを買って大変だったそうな。
彼にとっては食えない肉になってしまったから。
736 :
アマノウヅメ ◆4cna7XPsQo :03/08/29 22:54
中世や近世のヨーロッパの豚は主にドングリ食べていたようですが。
「このドングリ食い野郎!」という罵言があったそうです。
>728
俺はその日常が嫌で日本に来たイラン人を知っている。
まぁ、希な例だろうけれどね。
738 :
世界@名無史さん:03/08/30 02:33
>>735 食物タブーの多い英国人は
世界中に進出したけどどうなの?
英国人の食物タブーは宗教的なものではないようだけど。
>>738 英国はどこへ行っても英国風の料理を食ってたんだろ。
植民地にして支配してたわけだから、食のタブーなんて関係ない。
えげれすの連中は、どこへいっても基本的に食生活を変えようとはしない。
お茶のお菓子は美味しいものがたくさんだけどね。
>>737 イランにはキリスト教徒のアルメニア人やシリア人も拝火教徒もいるだろ。
ホメイニの原理主義革命で、住みにくくなってるわな。
というか、英国人は世界進出に影響が出るほど食物タブーが多いとは
とても言えんと思うが。
一部は興味を持って現地の食い物を食べてるし、粗食にも耐える(ワラ
など、むしろ食物タブーが少なく、状況によってはなんでも食ってたから
進出できた、とすら言う人すらいるかも。
クモはチョコレートの味がする、とかいって昆虫やら変わった動植物
を食べてたのは英国の学者だったかな?
あと、元ネタもある小説ロビンソンクルーソーとかを読めば分るが、英国人は
いざとなったら、生き延びるために何でもする。
英国人に限らず、いざとなればよっぽど信仰心厚い奴等以外はなんでもするぞ
人肉食う奴だっているし
745 :
世界@名無史さん:03/08/30 11:57
>>742 英人は馬肉と鯨肉で日本を
犬肉で朝鮮を非難するぞ
それらは英国人にとってはタブーだろう
746 :
世界@名無史さん:03/08/30 12:14
南欧人はタコやイカを好んで食うが、ゲルマンやアングロサクソン系民族は
毛嫌いするな。
ただ、馬にしても犬にしてもタコにしても信仰の上のタブーではなく生理的なものだろう
そして鯨は政治的...
いずれにせよ、世界進出のさまたげになるほどの
タブーとは思えんな。
せいぜい、現地住民との軋轢の一因になる程度だろ。
>>735 それは、イスマイリ派の特殊事情か、もしくは、そのイスマイリ派信者の同行者の
個人的な理由だろ。「他宗派の屠殺した家畜の肉をハラル(教義・戒律に従った
食物)と認めない」という戒律はイスラム教にない。イスマイリ派がシーア派を
イスラム教と認めないというのならあるかもしれないが……。
もともと、イスラム教は異端を或る程度認めるものだよ。コーランにもマホメット
の言として「マホメットの死後かぐにイスラム教は九つ宗派に別れるであろう」と
ある。しかも、ユダヤ教のやりかたで屠殺した食物さえもハラルと認めるのだし。
コーランではユダヤ教もキリスト教も「経典の友」な筈なんだけどな。
それでも仲たがいしてるってんだからおかしいな。
多神教で、どの宗教の神も土着信仰もアニミズムも聖人も全部自分とこの
神さんの序列にガンガン加えちゃうローマや日本の方が生き易そうなんだけどな。
>749
ローマでも日本でも歴史上宗教弾圧は数多く行われているからあまり関係ないと思われ。
>>750 その場合、宗教的な制限ではなく、政治的に強大になったから、
弾圧したんじゃないの?
政治的理由での弾圧。
共産国で宗教が弾圧されるのと同じ。
「邪教を弾圧する」のとはかなり違う。
共産主義は、宗教だよ。
唯物論と、現人神信仰。
教典は、マルクスの資本論、毛沢東語録、金日成の主体思想。
信仰対象は、現在の政権担当者。
まあ、アンチ協賛は邪教の弾圧だから
協賛主義が宗教というのは間違ってないな。
755 :
世界@名無史さん:03/08/30 23:56
宗教論争は余所でやれ!
>>745 イギリス出身のじいさんが、戦争中に馬肉を食わされた、
戦争はこんなに酷いものだと教えてくれた。
けど、日本人の自分には実感沸かなかったです。
>>744 実話を元に作られた映画、「生きてこそ」のアルゼンチンの人達の話ですが、
この人達、親類の人肉を食べて生き残ったのですが、
生還後に、宗教裁判に自分達からかかったそうです。
その結果は、無罪でした。
そういう緊急状態では、宗教面でも免除されるみたいですね。
ちなみに、この人達、子供達にも人肉を食べて生き延びたと
ちゃんと教えていました。
更に、最近になってニュースで見かけたので、
何がニュースになったのかな?と思ったら、
生き残りの一家族が、何億かの宝くじを当てて、
一生楽に暮らせるくらいの資産を手に入れたそうです。
運の良い人は、最後まで運が良いみたいですね。
758 :
世界@名無史さん:03/08/31 03:24
犬喰いの朝鮮人も、日本の馬喰い文化は「野蛮」だと怒るそうだね。
信州では、馬のモツを「おたぐり」といって煮付けにして喰う。一度たべてみたいな。
アンデスの聖餐事件では、人肉はビタミンを失わぬように極力生で食べるようにしたそうな。
人肉食スレの話題なんで、この辺にしときたいですが・・・
アンデスの事件、生では抵抗感のあった人も、焼くと食べることができたそうです。
当初は彼ら自ら多くを語ることは無かったのですが、頭部をサッカーボールにして
遊んだ、などといわれの無い誹謗中傷を受けたため、詳しく語るようになったとのこと。
凄惨であるがゆえに真実を語り継いでいくべき事件、っていうのは存在するよね
生肉って寄生虫だとか感染症のリスクがあるのに、タブーは比較的少ない、と考えていいのかな?
と無理矢理話題を転換しておく
魚に比べて比較的腐敗が進むのが遅いというのもあるんだろうね。
しかし、欧州文化の中心国であるフランス人は馬肉を食べるのだが。
763 :
世界@名無史さん:03/08/31 15:33
>>760 「生タブー」は、けっこうあるかも知れない。
アマゾンのインディオの中に入って調査した人の証言では、その村の長老が
「自分たちの部族は肉でも野草でも火を通してから食べる、しかしあそこの部族は
野草を生で食べる」と、他民族に対して優越感にひたっていた、という。
日本人が魚を生で食べる、と知ったなら、彼らはどんな顔するか。
卵を生で食べるのは世界中見ても日本と朝鮮だけらしい。
>>761 沖縄で魚食文化が豚肉文化よりも発達しなかったのは、強烈な暑気に魚が
すぐに腐ってしまうから、という意見もある。まだしも肉のほうが腐りにくい。
なんでかしらんが、南方の魚は一般的に身がぐずぐずでまずい。
>758
おたぐりは、あっさりして柔らかいもつ煮込みてな感じだな。うまいよ。
馬肉は、欧州ではイギリス以外のたいていの国で食べる。ソーセージ
とかチョリソーが多いけど。日本でも輸入食材屋で見かけることがある。
アフリカのどこかの先住民の人に
卵を生で食べるなんて腹を壊したらどうするんだ、
そんな野蛮なことをするのはとんでもない、
みたいに言われたっていう話があったな
767 :
世界@名無史さん:03/08/31 16:54
日本の卵は生で食べることが基本なので品質管理が厳しいが、
海外では生でたべないので品質管理が甘いそうだね。
日本でも最初はサラダを食べるのに抵抗があったと言いますな。
大根おろしなどの例外を除き、野菜を生で食べる習慣はなかったから。
ドイツでは、大根を短冊切りにして塩振って食べるらしいね。それ以外の大根の料理法が無いとか。
770 :
世界@名無史さん:03/08/31 18:54
フランス人も、新鮮な生牡蠣を食べる
シチリアでは、新鮮な鰯の稚魚の山盛りをレモン汁かけて食べる
771 :
世界@名無史さん:03/08/31 20:23
>>762 フランス人は旨けりゃなんでも食うでしょう
英国人に比較的タブーが多いのは
「旨いものなら何でも食いたい」という食に対する貪欲さが無いんだと思う。
772 :
世界@名無史さん:03/08/31 22:48
フランス人は蛙も喰うし。
だから他のヨーロッパの国では「カエル野郎」などとフランス人を馬鹿にする。
773 :
世界@名無史さん:03/08/31 22:56
欧州でザリガニ食べるのはフランスだけ?
>771
日本人はフランス人を笑えないよね。
775 :
世界@名無史さん:03/08/31 23:08
>>774 中国人とくらべればどうだ?
中国人ってそんなにグルメか?
776 :
世界@名無史さん:03/08/31 23:41
中華料理は刺身の味も知らず、チーズをはじめとする
乳製品もないので世界一というわけではない。
と、雁屋哲が言っていたな。
777 :
世界@名無史さん:03/09/01 00:08
しかし支那には古代には刺身(膾)があった。
古代日本にも乳製品があった。
刺身と膾は違う。
刺身は生肉の切り身。
膾は生肉を細切にしてたれであえたもの。
要するにユッケ。
フランス人でもホヤは食うまい。
ゴキブリの殻わって中のゼリーを
チューチュー吸ってたよ@広州
まあ国土が広すぎるからズルイ
って感じもするけど、刺身とか
チーズとかってレベルじゃない気が
する。貪欲。
782 :
世界@名無史さん:03/09/01 01:10
そこらへんは宋スレで話題になってたけど
宋代にコークスが普及してから
生物を食べる文化が消滅したようですね
784 :
世界@名無史さん:03/09/01 01:47
遊牧民である元のモンゴル人が生物を嫌がったから、というのもある。
散々ガイシュツだが。
785 :
世界@名無史さん:03/09/01 02:42
「老人と海」で老人が小さいマグロをぶつ切りにして食って、
うまいとか甘いとか言ってたのがあったなあ。
俺はこれを見て、西洋人も生魚の味の違いが分かるのか、とか考えてたが
この描写は事態の極限性とか深刻性とかを訴えるものだったのかな
「長い戦いのために体力をつけておかねばならない」
と刺身を噛み締めるシーンが結構印象的だったな。>>老人と海
西洋で生魚を食べる文化があるのってイタリアとギリシャくらい?
地中海の新鮮な魚が手にはいるからか…とも思ったけどスペイン人もフランス人も
トルコ人も生魚食べないしなあ。
オランダのニシンの酢漬けも生魚食になるのかな?
>>756 日本にも「馬の血を啜って生きながらえる」とかいうふうに、ひどい飢餓を
表す表現に馬が出てくるんだが
日本人は茸を生では食べないな。
791 :
世界@名無史さん:03/09/01 08:54
ケーブルテレビでアメリカの釣り番組とか見ると、
今だと釣った魚(もちろん海で)を平気で刺身にして
醤油とワサビつけて食べてたりするけどね。
日本食の浸透もあるだろうけど、やはり、新鮮な魚が目の前にあって、
それが生で食べられると知っていれば、食べてみよう、
という気になるのが海に親しんでいる人間の性なんでは?
>>791 しかし刺身の味と言うのも、醤油があってこそではないか?
いくら新鮮な魚があっても塩や酢しか無ければ、俺は焼き魚で食うぞ。
793 :
世界@名無史さん:03/09/01 10:48
江戸時代には鰹の刺身を「辛子酢」で食べていたらしい。
しかし、最近のアメリカでは山葵が普通に手に入るんだね。
高知では「塩タタキ」という塩で食べるカツオのタタキがありますな。
味を染み込ませるために文字通り、手でバンバンと叩きます。
あと森枝卓士の「たべもの紀」で、醤油の代わりに酒粕をかけて食べる
写真があったと記憶している。与那国島だったかな?
>>793 今でも、普通に、鰹の刺身には芥子だが。土佐造りには生姜。鰹に山葵は合わないよ。
>792 チリ料理のセビーチェは、生の白身魚をライム汁でマリネして食べます。
あとイタリア料理でこのところ、マグロやすずきあたりのカルパッチョもはやりです。
こちらはオリーブオイルと酢やレモン汁。
このスレだったかなぁ
鍋に水,豆腐,ドジョウを入れて熱する
↓
熱いからドジョウが豆腐の中に逃げ込んで
ドジョウ入り豆腐のできあがり〜
↓
ウマ〜
って、話とそれがウソって反論が載ってたが
先ほど、NTV系「世界マル見え」で取り上げていた。たしかに豆腐にはいってた。。
>>797 あれ、なんか規則的に豆腐に入っていたから、人が入れたように見えた。
>798
やらせ?
豆腐に切れ目が入ってたんじゃない?
それに泥鰌の数が半端じゃなかったし、九割方は豆腐の外だった。
実際にやってみると、豆腐に入る前に煮立って死ぬらしいよ。
もっとランダムに入るはずだよなあ。
一匹が開けた穴があれば入りやすいから
二匹以上が並んで詰まっていたりすると
思うが。異様に規則的に並んで入っていた
のは、あまりに怪しい。
でもドジョウを規則的に豆腐の中に詰め込むというのも
それはそれで難しいような気がする。
湯だって死んだ奴を凹状のヘラに乗せて差し込めば
いいんじゃない?
806 :
世界@名無史さん:03/09/02 20:52
浅草の「駒形どぜう」に頼んで実験してもらうしかないな。
あそこの「どぜう汁」は以上に味噌がコッテリしているんだよね。
807 :
世界@名無史さん:03/09/02 20:56
目隠しをされ、男優2人から好き放題されます。
梨奈ちゃんは本当にかわいくセーラー服が似合います。
現役といっても通用するそのロリ顔にはファンが多いのも納得です。
気持ちいい、とうっかり言ってしまうと止めてしまうという
男優のいじわるに結構楽しんでしまっている梨奈ちゃん。
感度良好の彼女にとっては焦らし作戦に匹敵する快感なのでは?
こんなエロエロ無料ムービーが見てみたいなら
http://www.uradouga.com/
808 :
世界@名無史さん:03/09/02 22:42
>>796 たしかセビーチェってインカ皇帝のメニューでもあった記憶が。
毎日ペルーの浜からクスコまでその日の魚を飛脚に運ばせたという・・・スゲー
809 :
世界@名無史さん:03/09/02 22:52
一月経つが、渋谷ロゴスキーの本館が閉鎖したみたい。
東急プラザ店は引き続き営業してるみたいだけど、
我が国でのロシア料理先駆者的存在も、色んなロシア料理屋が
出来、役目を終えたって感じかな。
・・正直、あんまし美味しい料理出す店って訳じゃなかったしね。
810 :
世界@名無史さん:03/09/02 22:56
ロシア料理と言えば、碗の口にパイ生地貼り付けて、オーブンで焼く料理があったな。
あれ喰ってみたい。
811 :
世界@名無史さん:03/09/02 23:15
同感。なのに名前ド忘れ・・・ウツダシノフスキー
ロシア料理の美味さって調理法より素材にあると思う今日この頃。
なんつっても農業国だけあって肉も野菜も乳製品もうまい。
特にパンなんかは焼きたてだと絶品ですな。
つまり、日本で美味いロシア料理を食べようと思うとえらい出費に…
813 :
世界@名無史さん:03/09/02 23:46
>碗の口にパイ生地貼り付けて、オーブンで焼く料理
つぼ焼ききのことかガルショークとか言われているのでは。
ロゴスキーのピラフはうまかった。
黒いコーラみたいなソフトドリンクは、とんでもなくまずかった記憶が。
ロシアではポピュラーな飲み物らしいが。
>813
KBAC(クワス)だね>黒いコーラみたいなソフトドリンク
ライ麦を発酵させてつくるロシア伝統の飲み物だけど、
冷戦終結以降はロシア本国でもめっきり不人気だそうだ。
みんなペプシ飲んでるって。
>>813 「ドクターペッパー」みたいなものでつか。
漏れはアメリカ旅行した時、スーパーで買ったアップルパイの甘さにびびりました。
あの時ほど食べ物を粗末にしたことはありませんでした。
>>812 ロシアのパンが美味いのは、材料でなくて、製法だろうて。
白系ロシア人の亡命民が、とりあえず食いつなぐ為にあちこちでパン屋に
なっていたし、フランス、ドイツ、アメリカ、日本ででも、パン屋の老舗
の起源になってるところ多いで。
817 :
世界@名無史さん:03/09/03 00:19
>>812 ロゴスキーに限らず、こういった専門店はコース食ってはダメだよね。
ランチ的な処理されてるから。
単品でオーダーしないと行った意味が無い。
でも、ロゴスキーの調理場ってスリランカ人が多く働いてるんだって。
調理場はロシア系はいないそうです。(W
>>804 本気でやるなら、茹でたドジョウを、凝固しかかりの豆乳を押す段から
混ぜて作らないかい?
日本ではそうやるから、みごとにドジョウだらけの豆腐になるよ。
>>816 モゾロフとかがそうですね。
ロシア料理は美味しいと思いますが、東欧、北欧はあまり料理が
発展していないというイメージがあります。
>817
高田馬場のシャン族料理の店は
インド人が調理しているとか(笑
昔は本当にシャン族な人が作っていて
美味しかったらしい。
821 :
世界@名無史さん:03/09/03 01:16
「クワス」
ライ麦か大麦の麦芽と、ライ麦粉または黒パンの乾パンを原料とし、
味付けとして砂糖と薄荷を加えて発酵させたロシア特有の弱いアルコール飲料。
クワスの語は「発酵させる」と言う意味のスラブ語動詞に由来し、
ロシア語のキールスィ(酸っぱい)、ラテン語のカーセウス(チーズ)と同根。
十二世紀の書物にも登場する。
ロシアの食生活ではパン、サワーキャベツとともに食生活の基本であり、
ロシア語の「パンとクワスで生きる」の慣用句は、「食うや食わずの生活」の意である。
822 :
世界@名無史さん:03/09/03 01:27
823 :
世界@名無史さん:03/09/03 01:39
ロシアやウクライナでクワースの購買時のキーワードは
日本のビールと同じで、「よく冷えてる」
ロゴスキーのクワースはまったく紛い物だそうです。
働いていたウクライナ人が言っていたので。W
824 :
世界@名無史さん:03/09/03 02:36
お!いまNHKでロンドンのウナギのドキュメンタリー再放送してるぞ
なんかすっげえ不味そう
ミートパイの大元がウナギパイだったとは・・・
パイはなんかおいしそうですね
味が想像できないな>ウナギゼリー
このモダン・ブリティッシュのウナギ料理もあんまり美味しそうでないな・・・
あ、終った。見ていたのは俺を含めて2〜3人?
フレンチのウナギ料理は結構うまい。
まぁ、蒲焼きとどっちをとるかと聞かれたら、蒲焼きと即答するが。
>827
ただひたすらしょっぱい>ウナギゼリー
たまたま魚介系で英語が読めたんがEELだったもんで食べたことあるが。
831 :
世界@名無史さん:03/09/04 02:01
夜のお菓子ウナギパイage
832 :
世界@名無史さん:03/09/04 15:13
ウナギの煮こごり・・・・なんですか? 違うか・・・
>>832 もともとはウナギの煮こごりだったんだけど、今はゼラチンで固めてるみたい。
834 :
世界@名無史さん:03/09/04 17:49
浜松銘菓、春香堂の「夜のお菓子 うなぎパイ」
「夜のお菓子」とは、本来「一家団欒、楽しく語らいつつ食べるお菓子」
の意味が込められていたという。
しかし・・・
なんだよ、気になるな
夜の営みの前に精をつけるための菓子だとか?
そりゃ、うなぎは古くから精をつける食べものとして知られていたわけで…
>>834 本当に「一家団欒、楽しく語らいつつ食べるお菓子」のつもりで
言ってたならセンスなさすぎ。
「夜のお菓子」なんて言ったら普通なら怪しい意味に解釈する。
失礼、菓子屋の名前は「春華堂」ですた。「夜のお菓子」のコピーは二代目社長の案だとか。
ちなみに、 「朝のお菓子 すっぽんの郷」「昼のお菓子 えび汐パイ」なんてのもある。
恐ろしいことには、「真夜中のお菓子 うなぎパイ」なんてのもあるのだ。
ブランデーとナッツを使用した最高級品、五本で¥750!
これは完全に団欒とは無関係だなw
真夜中のお菓子はゴールデンウナギパイです。ゴールデン。
あれ、うなぎパイVSOPじゃなかったっけ?
>>838 ガイーン!!
それ、トリビアだわ。
知らなかった。
今日のNHKヨーロッパ食材紀行は生ハム、クラテッロ
>842 それ、前に見た。80歳くらいのおじいさんと、70歳以上のおばあさんが、
100gくらいのバター、200ccくらいのかなり濃い生クリームを使って、クラテッロ
のフェトチーネを作って食べるやつだよね。クラテッロは、普通の生ハムに比べて
脂肪が少ないんだけど、あの料理を年取って食べられるイタリア人に感服した。
『アキオ無宿 ベトナム』深谷陽 講談社(モーニングKC)というマンガには、
ベトナム料理として、カレー味のウナギのぶつ切りの煮物が登場します。
どんな味や・・・。
私も見ましたよ、NHKのクラテッロ番組。
見て思ったのは、あの辺りはバター文化圏なんだなという事。
よく南仏はオリーブオイル文化圏だと言われてるけれども、
地図の位置的には北伊の隣ですよね?
南仏と北伊が違う食文化圏なのか、それとも同じような食文化が
北仏と南伊から見て違って見えるだけなんでしょうか?
ローマ時代の頭、ルビコン川より北はベルガエまで連なるガリア人の領域。
南仏の海沿や川沿はギリシャ人の植民市が密集。
北伊は中欧に連なる乳脂や畜肉を好む味覚嗜好、南仏は南欧全域に連なる
オリーブ油を好む嗜好の理由ではないのか?
>>847 あと、単純に海からの近さも影響してるだろうね。
ヴェネツィアもジェノヴァもギリシア植民市ではなかったが、沿海都市
のせいかオリーブオイルをふんだんに使う。ボローニャはそれほどで
もなく、パルマやミラノではもっと減り、トリノでは魚を焼くときぐらいしか
出てこない。
ポー川平野の北はアルプスだから、バターもチーズも豊富だろうしな。
849 :
◆mluQ2fqR.o :03/09/06 11:45
>>844 イタリアアルプス地方の一部の人々は遺伝的に
悪玉コレステロールが血管内に蓄積しにくいため
いくら乳脂を摂取しても健康に問題が無いって言うやつかい?
みんなsageてるからsageるべきだったかな…。
851 :
世界@名無史さん:03/09/06 12:55
>>844 人間の味覚、嗜好は幼少期に確定される、というからね。
研究者がアイヌの婆さんのところにベコ餅(黒砂糖いりの餅)持参したが、
食べてくれない。そこで次にビーフジャーキー持っていったら大喜びだった、
という話がある。さすがは狩猟民族。
また、在日朝鮮人の婆さんが日本人の嫁さんに「年寄りに辛い物は良くない」と、
キムチを食べさせてもらえず困っている、なんていう話もある。
(単に嫁姑の関係が悪いだけだったりして。)
だから今のガキどもは一生コンビニ弁当にファーストフード・・・嗚呼!
ところで、基本的に子供は甘い物が好きだが、男の場合酒を飲む歳になると
甘い物を嫌がり、さらには軽侮する。
しかしこういう嗜好は日本だけの物だそうだ。甘い物大好きのアメちゃんは
もとより、西欧でも中国朝鮮でも甘い物を大の大人が喜んで食う、という。
私は甘い菓子は普通に食えるが、ジュースはもう受け付けない。
カクテルは好きだが。
日本人の男も実は甘い物が嫌いなのではないと思う。
「甘い物を食うのは漢らしくない」という価値観が蔓延してるからだろう。
853 :
世界@名無史さん:03/09/06 13:19
さすがに羊羹はお茶がないと食えないなぁ
抹茶飲んで和菓子を初めて喰ったとき、和菓子の甘さの理由がよくわかった。
855 :
世界@名無史さん:03/09/06 16:11
むかしバスラに居たときいつも飲んでたアラックって酒があったんですが
あれは何なんですか 水で割って飲むんですが 割ると白く濁るんです
結構好き嫌いが在ったみたい やだって人多かった
バスラで酒?
公然と飲めるものなの?
アラックとは何か、というのは実は意外と難問なのだ。たぶん本を読んでも本ごとに
書いてあることが違うと思う。基本的にアラックはスピリッツだが、日本に入ってきて
いるのは東南アジア産、ないしはオランダ産の、ココヤシ、米、糖蜜などから作られる
蒸留酒で、「阿刺吉酒」ないし「荒木酒」として江戸時代から知られていたものだ。
ところが、アラック(Arak,Arak)は本来もっと広い範囲の蒸留酒を指しており、地中海
周辺のものはむしろブドウを原料にした蒸留酒にこの名が付けられることが多い。
しかもこれには、しばしばアニスシードで風味づけされるので、フランスのパスティス
やリカールのように(あるいは昔日本で「アブサン」の名で売られていた酒のように)
水を入れると白濁することになる。このタイプの酒は東地中海から中近東には多く、
トルコのラキ、ブルガリアのラキア、ギリシャのウゾなど、みな親戚である。
現在、Arakとして最も有名なのはレバノン産のものだそうで、ワインを三回蒸留し
三回目に蒸留するときアニスシードを加え、テラコッタの壺で熟成させるのだという。
855氏がのんだのは、このブドウ由来でアニス風味のものだろうと思う。
(参考:Robinson,Janis(ed.):The Oxford Companion to WINE 2nd ed.: OUP:1999)
858 :
世界@名無史さん:03/09/06 18:06
アリ アリ なんでもアリ
ビール スコッチ 女(もちろん俺はいやだ)
五行目のところ、間違えた。スマヌ
×:アラック(Arak,Arak)
○:アラック(Arak,Araq)
860 :
世界@名無史さん:03/09/06 18:12
アニス風味ってっどんなよ
ワインは上手に作れるし ブランデーだってつくるよ
861 :
世界@名無史さん:03/09/06 18:25
ずいぶん詳しいんですね
ついでに 教えて ラクダの乳の 飲むヨーグルト ってほんとにあるの
牛乳みたいにうすいんだけどチョット酸味があって結構旨いんよ
あれなんだったんだろうって
>851
大福やぼた餅には酒が良く合う。
>>860 ウゾ(ギリシャの酒)でも飲んでみたらどうかな?
日本でも2000円台で買えると思う。
>>861 それは「ラバン」と呼ばれるラクダの乳を軽くサワーリング(乳酸発酵)
させたヨーグルト状のミルクのことかな。
遊牧民には大変愛好され、客人にも真っ先にも振る舞われるそうだが、
彼らのテントで飲むときは、大きな器を用い、目上の者から厳格な順序で
回しのみされるそうだ。それだけ重要な食料なんだろうね。
>>863 会食で、一つの器から回して酒を飲んだり、大きく盛ったものをその場で分けて
食べるのは、世界中に普遍的にあるのだが。
日本でも、大杯で酒を回し飲みしたり、茶湯で茶を順繰りに回し飲みしたり、
あるだろ。
865 :
世界@名無史さん:03/09/06 22:58
そうそう ラーメンどんぶりぐらいのアルミの入れ物でみんなで飲んだ
始めはきったねーなんて感じたけど いつのまにか慣れちゃった
そうなんだ ほんとにラクダのなんだ
なんでそんな事しってるの
まえから疑問におもっていた他の事もあるんだけど 聞いても良いかな?
ハンドルネームにしようか 仲間にしてくれる?
アルコールで消毒されるから
回し飲みでも汚くないんでしょう
そーいや羊の酒って聞いたことある。
羊乳酒とかじゃなくて、羊のカシラとか足とかを強い酒に漬け込んで作るやつ。
>>852 ラム酒と甘味はよく合うよん。
うへーそれはさすがに飲んだことはない!>羊のカシラとか足とかを強い酒に漬け込んで作るやつ。
羊の脳みそのカレーは食ったことあるけれど。
パキスタン料理のレストランで。
味はなかった。白子みたいな感触。
大根をすり下ろし、焼いただけの秋刀魚が旨いぜ。
台所は煙だらけだがなー。
>869
クロイツフェルト・ヤコブ病…
いやなんでも(ry
>>651 >だから今のガキどもは一生コンビニ弁当にファーストフード・・・嗚呼!
最近は若者のファーストフード離れが進んでます。
ファーストフードの客層が中高年に移ってるんですよ。
中高年の方が味音痴な人が多いのかも。
>868
中高年は不況のあおりのリストラと賃金カットで。。。
しかし、ハンバーガーやホットドッグのような
手でもってかぶりつくような物はともかく、
ご飯とおかず、という伝統的な和食のフォーマットを守っている
弁当のようなものをファーストフードに入れちゃっていいのかな?
ファーストフードというのはその内容によるのではなく供しかたによる。
いつでもすぐに出せるようにあらかじめ作って用意してあるものを
要求に応じて即座に出すものがファーストフードだ。
だからコンビニ弁当は店にたくさん並んでるものを選んで買うだけなので
ファーストと言える。
同じ「弁当」でも、注文に応じて作る仕出し弁当のようなものは
ファーストフードとは言わないだろう。
なるほど、立ち食いそばはファーストフードだが、
蕎麦屋のそばはちゃんとした料理として認知されるしね。
>>874 コンビニ弁当はむしろ不経済。
リストラや賃金カットで、本気で食費も節約しようと
している人なら、むしろ自炊&弁当持参。
879 :
世界@名無史さん:03/09/07 12:05
張飛がガバガバ飲んでいた酒ってのは、どんな酒だったんでしょうか?
日本酒や紹興酒ほど強くない酒のような気がしますが。
>>879 原料は栗かな(うろおぼえ)? 米は南方(呉あたり?)でしかとれなかったはず。
アルコール度数も低かったので張飛くらいの巨漢なら相当飲めたはず。
その時代の醸造技術だと7〜8度くらいが限界か?
最近のコンビニ弁当はそこそこ美味いし栄養バランスも考えられているし、
下手な自炊よりも健康的かもしれんなぁ。
883 :
世界@名無史さん:03/09/07 14:20
>>878 一人暮らしの場合、コンビニの弁当と同じヤツを自炊で仕上げたら
むしろ高くつくと思う。
>>880 多分、「栗」じゃなくて「粟」じゃないかな。
>883
毎日3食、1〜2週間分くらい献立をたてて材料をまとめ買いすることができれば、
自炊のほうが安上がりにはなるけどね。一人暮らしなら月1万円切ることも可能。
ただ、勤め人だと時間的に無理なんだよなぁ…
>>879 麦、米や黍が使われてたようだ
炒めたり、水に浸して麹を作っていたみたい…
米に関しては、殷代の頃から中原で栽培されていたという説から
漢代まで原始的な農耕で栽培されるのみだったとか、諸説紛紛だな
漢代に山西省あたりで稲作がされてたって話を聞いたことがあるが
中原で米なんて
かなり農業技術が進歩しないと無理なような気がするんだけど
昔は気候も違ったんだろうか?
栄養のバランスとかは下手な自炊と比べてどっちがいいのかなぁ。
学生なら学食があって、それなりにバランスのとれたものを
食べられるけど、独身社会人には結構深刻な問題だったりして。
いや、学食って発情期、もとい成長期のハラペコ学生のために揚げ物メインの構成になってる。
サラダが高いのは一般のレストランと一緒。
そういう意味では、一般的な企業の社食の方がバラエティに富んでいていいと思う。
え、俺? 俺は社食のあるような会社じゃないから社員の振りしてこっそり忍び込んで(ry
>>872 味覚障害患者は40〜70代が大半だから正解。
たしか味覚障害と味盲とは違うんだよね。
味覚障害は亜鉛不足とかで、味盲は先天的だっけ?
>>875 飯、汁、おかず のフォーマットに頑ななのは近畿圏だな。しかも、飯に固執。
お好焼やスパゲティを炒め物としておかずに、饂飩やラーメンは汁に、分類し
ちゃんとした一食となるには、お好焼に飯と汁、御飯とおかずと饂飩という、
東京の人の嫌う澱粉臭い組み合わせに。
メリケン粉が好きだから飯のおかずにしているのではなくて、米の飯粒があって
はじめてまともな食事となる固定概念から。
東日本の中央高地から東北には米の飯を欠く食事に慣れていて、蕎麦はつけだれ
の多寡を問わず米の飯にとって代わるものたったし、蕎麦粉を練って漬物や野菜
や味噌を詰めて焼いたり蒸したりしたものに慣れていればお好焼のその一形態と
してこれも米の飯にとって代わるものだから、おかずではないという感覚が残った。
他にも、明治期の欧化策の受容が比較的早かった京阪神圏では、シチューは煮物
でおかず、肉じゃがはスープで汁物。これが、中部以東では、逆転していて、
肉じゃがの作り方までちがっていたりする。同じものがフォーマット中の位置づけ
から中身そのものまで微妙にちがっていたりする。
893 :
世界@名無史さん:03/09/08 11:10
これって外出?
茶とコーヒーの歴史
茶は中国、コーヒーはエチオピアあたりが原産、
どちらも初めは薬用(コーヒーはイスラム世界にわたり酒の代用)として
飲まれていた。
それがどちらもほぼ同じ時期にヨーロッパに伝わることになるけど、
ここからが歴史の皮肉って言うかきな臭い話がたくさん出てくる。
ヨーロッパ諸国は嗜好品が広がってくると大量に生産したくなるわけで、
コーヒーなんかは南米の方に持ち出して栽培に成功。
ま、これがブラジルコーヒーの期限だ罠。
一方、茶はデリケートな植物で、東アジアでしか育てられなかった。
894 :
世界@名無史さん:03/09/08 11:14
>>893より
ここで歴史の不幸その1。
ヨーロッパ各国はコーヒー、紅茶貿易に躍起になる。
植民地拡大と平行して。
その結果、イギリスがフランス、オランダなど
コーヒー貿易戦争で負けてしまう。
以後、イギリス以外のヨーロッパではコーヒーの飲み方が
発達することになる。
歴史の不幸その2
コーヒー貿易戦争に負けたイギリスはここで紅茶貿易に方針転換。
でも、茶は中国でしか育てられない。
イギリスは茶を中国から輸入し、その代価を銀で払うことになる。
この貿易はイギリス側の赤字貿易となる。
これもひとつ、ポイント。
895 :
世界@名無史さん:03/09/08 11:18
>>894より。
歴史の不幸その3
18世紀後半、イギリスの植民地であったアメリカでも
紅茶を飲む習慣を定着させる。
しかし、イギリスはアメリカに紅茶輸出のとき、莫大な
関税をかけている。
これに耐えかねたアメリカのボストン市民は
イギリスからの船に積んでいた紅茶をそのまま海に投げ捨てる
暴挙にでる。
これがいわゆる「ボストン茶会事件」といわれる。
このあと、独立戦争勃発、アメリカはイギリスから独立を果たす。
896 :
世界@名無史さん:03/09/08 11:20
>>895より。
歴史の不幸その4
イギリス対中国間貿易で慢性的に赤字を抱えたイギリスは
中国に「あへん」を売りつけることとなる。
これに耐えかねた中国人がそのままあへんを海に投げ捨てる。
その結果、「アヘン戦争」勃発である。
歴史の皮肉その5
現在、コーヒーを最も飲まれている国は何を隠そう「アメリカ合衆国」である。
横レスで失礼するけど
>ヨーロッパ諸国は嗜好品が広がってくると大量に生産したくなるわけで、
>コーヒーなんかは南米の方に持ち出して栽培に成功。
ブラジル辺りはサトウキビも作られてたんだけど、ビートから砂糖が
できるようになってから、ほとんどコーヒーに鞍替えしたらしい。
ボストン茶会事件ってイギリスで紅茶が大量に余ったから、在庫を
さばく為にアメリカの紅茶の関税を0にしたのがきっかけという話を
聞いたことがあるんだが、どっちなんだろう。
なんで未だに「茶会」事件なんだろ。
ここでの「ティー・パーティー」は茶会じゃなかったと思うが。
誤訳だったらさっさと直せばいいのにな。
899 :
世界@名無史さん:03/09/08 12:37
茶税法は英領産茶の関税を東インド会社に払い戻し、特権商人を通じて販売する税法だったので
一般消費者にとっては得だった。
しかしオランダ領産の茶を密輸していた商人や中小商人にとっては死活問題だったので
ボストン茶会事件を引き起こす。
新税制に関する「世論の反発」には、このような例が多い。
900 :
世界@名無史さん:03/09/08 12:43
ボストン茶会事件といえば、
「白人がインディアンのかっこうして茶箱海に捨てた」ということになっているが、
白人が変装してもすぐバレないか?
で、どの部族のかっこうしたのか。
日本人がイメージするインディアンはスー族なんかの平原インディアンだが
さすがにこれは違うし
どうしても「茶会事件」というと、『お上品な奥様たちの茶会で、
マダム・ローレンスがミセス・ヘレスフォード(名前はイメージ)に
当てこすりを言って口喧嘩』程度の情景しか浮かばない。
「あ〜ら、ごめんあそばせ」「聞き捨てなりませんわ!」の世界と
いうか。
>900
モヒガン族とかナラガンセット族とかじゃないの?
シンプルな服装と刈り上げた頭をなぜかイメージするが、どうなん
だろう。
漏れは千利休が腹を切らされたり、赤穂浪士が討ち入ってくる方をイメージする。
白人にもならず者、プアーホワイトとかレッドネック、ヒルビリーなんて言われてるような
倫理も教養もない連中がいたのさ。合衆国初期に動乱起こすのは大抵こういう連中が手先になってる。
実は何を隠そう現大統領ブッシュもその末裔。
905 :
世界@名無史さん:03/09/08 15:58
更にイギリスはアフリカで黒人を奴隷として買い、
その奴隷をアメリカで売った金で中南米産の砂糖を買っていたこともつけたそう。
緑茶に砂糖を入れる人はあまりいない為、
日本ではお茶に砂糖を入れる感覚があまりないが、
紅茶に砂糖を入れない人は少ないでしょ。
イギリスの習慣、午後のお茶はその歴史を考えると美味しく感じない。
英国人は緑茶もミルクティーにして飲むよ
ぢつは(内緒だよ)緑茶にミルクと砂糖を入れたのは結構美味い。
>907
通報しますた
紅茶もコーヒーも、何も入れないだろ。砂糖の入った紅茶なんて気持ち悪い。
魚油?
>>907 それは試した事ないがありえるな。
抹茶ミルクは腹下しててでも飲みたい一品。
912 :
世界@名無史さん:03/09/08 20:57
紅茶緑茶に砂糖ミルク入れる奴も魚油を苺にかけて食う奴も
素材と調味料の区別もつかない奴も腐った豆食う奴も唐辛子に殺菌力がないとほざく
奴も全員呪われて氏ね!しんじまえ!
915 :
世界@名無史さん:03/09/08 21:27
>>907 マグレブから西アフリカにかけての地域では
単に「お茶」といえば緑茶に砂糖を加えたものが一般的ですな。
客人をもてなす時は三杯に分けて三通りの味で振舞います。
曰く:
「一杯目は人生のように苦く」=濃い一番茶
「二杯目は恋のように甘く」 =ここで砂糖を入れ
「三杯目は友情のように淡く」=最後はさっぱり薄味、とね。
917 :
世界@名無史さん:03/09/09 00:00
>>916 上手いこというねぇ。やはり歴史板。
しかし抹茶アイスはあるのに、何故番茶アイスは無いのか?食いたくないが。
918 :
世界@名無史さん:03/09/09 00:25
おれも食いたくはないが、凄く上等の番茶っていうのは
実は甘い香りとほのかな甘味があるもんなんだよ。
もしかしたら、砂糖味と合うかもしれない。
と言ってみるtest。
919 :
世界@名無史さん:03/09/09 00:28
アメリカではかつて緑茶が飲まれてたんじゃなかったっけ?
ミルクと砂糖入れて
>>917 番茶はみたことないな。
ほうじ茶ソフトなら宇治で見たことあるけど。
あの時食べてればなぁ…。
でも見たとき11月だったんだよ…。
バレンタインに見かけたほうじ茶チョコは美味しかった。
>>919 日本人がはじめての米国旅行
コンビニでグリーンティーを発見。
甘ったるい飲み物orシアトル系のコーヒーばかりが幅をきかせるなか
さっぱり味を期待して購入
↓
砂糖いり、まず。。。
を経験する者は多いらしい
台湾のおーいお茶も砂糖入りです。
向こうでは緑茶を飲む文化がほとんど無かったので、
日本が緑茶を売りこみに行ったときに、そのままでは売れ行きが伸びず、
砂糖を入れたところ伸びたとか何とか。
砂糖無しのお茶は黒い茶とか別の茶葉になるみたい。
日本で紅茶は砂糖を入れるもので、緑茶に砂糖は入れないもの。
台湾では日本茶に砂糖は入れるもので、台湾茶に砂糖は入れないもの。
こうなるみたい。
人間って砂糖好きなんだねぇ。
ところで昔って砂糖はそんなに安くなかったですよね?そんな時代にコーヒー紅茶お茶
はどうやって飲んでたのだろうとふと気になりました。
925 :
世界@名無史さん:03/09/09 10:17
>アメリカではかつて緑茶が飲まれてたんじゃなかったっけ?
>ミルクと砂糖入れて
俺がホームステイいった所にお土産に緑茶やったら
礼を言って砂糖を入れて飲んだ。
前にもやった奴がいたらしく、
「日本人は緑茶に砂糖入れると驚くのよね。入れないの?」
って言ってたな。
考えてみれば紅茶にも入れるんだから、入れて悪い事ないよな。
>925
業者さん?
高校の歴史で習ったのは
産業革命の頃から一般大衆が飲み物に砂糖を入れるようになった。
砂糖入りの飲み物はカロリー補給が簡単であり、労働者が
アルコールを飲むと言う害を防げるので、工場等から普及した
と言う事ですが・・・
どうなんでしょうか。
昔は砂糖は高級品だったから
下層階級の者が気軽に使えるものではなかったはずだ
>923
台湾にも緑茶を飲む習慣はあります。茶荘や茶館で出てくるのは緑茶が多い。
基本的に緑茶は高級とされているのであまり見かけないだけ。
烏龍茶でも高級なものは色も味も緑茶に近いものです。
それから台湾で砂糖をお茶にぶち込む習慣は戦前からあったようです。
うちの婆さんがなんで甘い麦茶を作るのか不思議に思ってたが、冷たいものは
甘く、暖かいものは混ぜ物をせずに飲むという習慣が根付いているようです。
砂糖入りの冷たいお茶が大量に出回り始めたのは、缶入り飲料が一般に出回り
出した20年くらい前のようです。
中国大陸でもここ10年位で甘く冷たいお茶が飲まれるようになっています。
それまでは冷たい飲料は身体に悪いと言う観念があり、お茶が冷めると容赦なく
ぶちまけてましたが、最近では冷たい清涼飲料の方が好んで飲まれているようです。
冷たく甘いお茶も本来のお茶ではなく清涼飲料水の変形と見なされているのかも
知れません。
930 :
世界@名無史さん:03/09/09 13:16
台湾に行ったら、凍頂烏龍茶にもジャスミン茶にも砂糖が入っていて
泣きそうになった経験がある。
>930
最近はそれほど砂糖まみれになっていないというか、
「日式緑茶」「日式烏龍茶」「日式紅茶」というのを選べば
ちゃんと無糖のやつが飲めるよ。
コーヒーにバターや塩入れて飲むのはどこでしたっけ?
>930,931
最近は無糖や低糖と言うものも出回っています。これは習慣と言うよりも健康に気を
使ってのことのようです。
>932
コーヒーではなく、お茶ではないでしょうか?
モンゴルやチベットなど遊牧民の間では磚茶と呼ばれる醗酵した茶葉を固めたものを
削って湯に入れ、そこにミルクやバター、塩を入れて攪拌して飲みます。
脂肪分、ミネラル、ビタミンを一度に摂取できる飲料として飲まれています。
ネパールなどでは紅茶を使う飲み方もあるようです。
934 :
世界@名無史さん:03/09/09 16:17
コーヒーにバター。
ヘミングウェイ(ちょっと記憶曖昧)とか大藪春彦(こっちは確か)
の小説に出てくる飲み方なんだが。
ハードボイルドだよな。
先生が前にアフリカに旅行に行って、
医者と間違えられて、手持ちの医薬品で治療してあげたら、
たいそう感謝されて、生姜と塩を入れたのをご馳走になったそうです。
935はお茶に生姜と塩です。
そういえばインカの人はココアに唐辛子を入れて飲んでいたとか。
試してみたら吐いた。
938 :
世界@名無史さん:03/09/09 18:49
カカオは中米の先住民だけじゃなかったっけ?
939 :
世界@名無史さん:03/09/09 19:41
>>930 厨房の頃、親戚の中国旅行土産にジャスミン茶の缶を貰ったんだが、
飲んだら苦かったので、砂糖を入れて飲んでいた(^^;)ゞ
そういや、今年の春の池袋のナムコナンジャタウンで
世界中のチョコ特集をして、そこで唐辛子入りチョコレートが飲める、
との事だったんで、行ってみようと思っていたが行けなかった。
まあ、昔は「茶で戦争をする」世の中だったんだな・・・
そんなに価値があるとは思えないんだけどな・・・
でも、茶で戦争して独立果たしたアメリカが
いまでは石油で戦争する国・・・
・・・・・・・・・・・イギリスがんがれよ
辺見庸『もの食う人々』(角川文庫)には、アフリカでコーヒーを振る舞われて
「塩にしますか?それともバターにしますか?」と訊ねられる場面がある
そーか、
アフリカ→ヘミングウェイ→大藪春彦
という系列なのか>コーヒーにバター/塩
う〜む。塩コーヒーってとてつもないまずさだと思うのはヲレだけか?
うむ。昔砂糖と間違えて入れたことがあるが、ありゃあ飲めたもんじゃなかった。
>946
いや、それは砂糖コーヒーだと思い込んだまま塩コーヒーを飲んだことによる
単なる認識違いがまずく感じさせただけだ。
先入観を捨てて改めて塩コーヒーを飲めば、その味わいに開眼するはずッ!
とか試しもせずにいってみるテスト
>>946-947 ふぉ。どのような飲み物、食べ物であれ、砂糖を入れるつもり
の分量で塩を入れたならば、塩辛くてたまらんじゃろうの。
塩味にするならばするで、おのずと適量というものがあるじゃ
ろうて。
949 :
世界@名無史さん:03/09/10 19:45
生クリーム入れたウインナーコーヒーが有るから、バターコーヒーも
おかしな物ではないのかも知れぬ。
しかし大抵、ウインナーコーヒーはソーセージ入りのコーヒーだと
思っている香具師がいる。
>>946-947 確かにね。
工房の頃だけど、夏休みに昼食にソーメン食べようと思って、
ゆがいて冷蔵庫の中の作り置きのダシをかけて、いただきます・・・
何の味もしなかった。舌に刺激は感じるのだが、何も味がしない。
不愉快な刺激ではないので腐ってはいないのはわかるが、ホントに何も味を感じない。
しばらく口に含んでこれは梅酒だとわかったとたん、口に梅酒の味が広がった。
心の底からダシだと思って梅酒を飲んだので、脳みそが吃驚して
一時的に味がわからなくなってしまったらしい。
味覚という一番根源的な感覚すらここまで記憶に頼っているのかと、驚いた。
赤ちゃんって味をどう捉えているのだろうね。
砂糖だと信じきって塩をなめたら、そりゃ脳みそは判断に困ると思うよ。
>>949 昔、従弟の家に遊びに行ったら、従弟がバターコーヒーを振舞ってくれた。
どうだ、うまいだろ、といっていたが、ちょっとくどくて漏れ的にはイマイチだった。
あれは、従弟オリジナルだと思っていたが、ヘミングウェイや大藪晴彦を読んでいたのかな。
中央アジアにはバター茶があるから、バターコーヒーをたしなむ民族もあるかもしれない。
そう言えば、名前は忘れたが誰かの紀行文で、日本茶のイメージを思うから
とんでもないのであって、スープと思えば旨い物だという一文があった。 <バター茶
塩コーヒーも、塩の貴重な土地では旨いものかもしれないな。
>>952 もともとお茶っぱはスープのダシみたいな使われ方をしていたし、
具を入れて食べるというのは、煎茶よりもずっと古い。
お茶よりも、お茶漬けの方が形としては古い。
内蒙古あたりで、水がそもそも塩辛かったのか、
塩味の茶は飲んだことがあるけど…余計喉が渇いた…。
バター茶はそんなことないんだろうか?
そういえば茶葉をスープの出汁に使う文化は無いの?
旨味成分は大量に含んでるのだが。
>950
牛乳をコップについで
一息に飲み干そうとしたら
口の中に広がるヨーグルトの味
あれ、これ飲むヨーグルトだったんだ…
ぶべら
となった瞬間にはなんというか、
ああ人間の脳って世界を逐次的にしか認識できないんだなと
実感しますた。
交通事故に遭った人などはもっと切迫してるんだろうけど。
ところで人間の味覚というのは6歳頃が大体ピークだそうで、
あとはどんどん鈍感になっていくんだそうです。
>>957 カルピスソーダなんてものがあるんだから、想像がつかないってほどでもないような。
>>955 推薦入門書:周達生著『中国茶の世界』(保育社カラーブックス868)。
960 :
世界@名無史さん:03/09/11 13:24
茶は、唐の時代から「茶の葉のみ」で楽しむようになったそうだね。
それ以前は他のものと合わせて。
唐代から茶を素で飲むようになったことには
闘茶の流行も関係してるだろう。
闘茶で茶を極めようとするならやはり素で味わうことになる。
茶道の聖典である「茶経」が著されたのも唐代だし
>>918 「凄く上等の番茶」というのが、すげー矛盾。
同じ作り方をしても、上等なのは煎茶、外れたものが番茶。
964 :
世界@名無史さん:03/09/11 18:18
北海道では、いわゆるほうじ茶を「番茶」といいます。
サヴェッジ・チィでも飲んでろ。
うちの父親は夜中に目を覚まして、冷蔵庫に入っているペットボトルのお茶を
飲もうとして、だし汁を飲んでしまった。
姉は表千家のお茶をやっていて、自分のお免状をを取るために、袱紗のたたみ方も
怪しい私に、勝手にお免状を取らせた。
ほうじ茶(これは番茶から作るよね)なら、
100g1000円ぐらいのがあります。
うちで飲んでるのは「焙華」という800円のだけど
これでも結構ウマーですよん。
高級な番茶→玉露の屑のみを使用、なんてネタが美味しんぼで出てきた記憶がある
970 :
世界@名無史さん:03/09/12 01:07
>>952 明治時代にチベットを探検した僧、川口エ海(エの字が変換出来ない)はバター茶を、
「茶というより吸い物のような物」と記録している。
この文に自分は違和感を覚えた。吸い物と言えば、鰹と昆布でダシ取って酒と塩で
味付け、若芽でも浮かせたアッサリサッパリ和食の看板。その吸い物にバター茶を
例えるのだから。
スープの語が一般化していない時代では仕方ないが。
タイかミャンマーに茶葉の漬物があるそうな。
>970
ビルマの発酵させたお茶の葉サラダ、ラペトゥの事だな。
カフェインが多いので受験生の友だそうだ。
972 :
世界@名無史さん:03/09/12 12:54
次スレ立った?
>>970 東日本の人だろ? だから、吸い物というと、味噌の入っていない味噌汁のような
ものを連想する。
近畿、北陸、瀬戸内圏の感覚では、吸い物というとかなり濃厚な滋味のあるものが
連想される。
978 :
世界@名無史さん:03/09/15 10:07
アゲるんじゃねぇ、この魚油厨が!
980 :
世界@名無史さん:03/09/15 10:16
↑
???