1 :
名無しさん@1周年:
立てておくぞ。
2 :
名無しさん@1周年:2000/11/13(月) 21:00
白いカラス発見!
3 :
中川G洋:2000/11/14(火) 09:48
日本で正統的なポパリアンは俺だけ
そこんとこよろしく
福島瑞穂氏ねー
4 :
名無しさん@1周年:2000/11/20(月) 00:54
age
車にポパ〜♪
6 :
名無しさん@1周年:2000/11/25(土) 23:59
「反証可能」は反証可能かどうか悩んで
体悪くした人がいるらしい。
7 :
名無しさん@1周年:2000/11/27(月) 19:04
お大事に。
あら
9 :
名無しさん@1周年:2000/11/28(火) 18:44
もうちょっと専門的なこと語れるやつはおらんのか。
10 :
名無しさん@1周年:2000/12/01(金) 12:30
マルクス主義は反証可能性が無いから駄目だって主張してたが、
マルクス主義が現実に反証されてしまったので、
ポパー的にはマルクス主義はOKとなった。
哲学板にもポパー好きが目立つが、同一人物か?
12 :
政治学:2000/12/04(月) 06:14
ポパー卿の「歴史主義」について、今考察しておるものです。私にとってはまだ彼の反自然主義的歴史主義と自然主義的歴史主義にかんしてきっちり整理はできておりません。ハイエク氏は、私は歴史主義を擁護しているように思われます。ハイエク氏は、相対主義的歴史主義を否定しておりますが、しかしながら、彼の思想全体からしますと、伝統・習慣・制度一般を擁護するわけですから、あきらかに、歴史主義であります。ハイエクとポパーは、LSEの同僚であり友人であったため、思想的には同列に並べられることが多いですが、かなり細かいレベルにおいては、違いがはっきりしているように思われます。皆さん、いかがでしょうか?
13 :
名無しさん@1周年:2000/12/14(木) 14:55
ぽぱーのぱぱ
14 :
名無しさん:2000/12/16(土) 17:42
「反証可能」は反証可能かどうか悩んで
体悪くした人がいるらしい。
15 :
名無しさん@1周年:2000/12/24(日) 14:35
かな??おろかしいかな??でも、知らないでやけどした人もいるよ。
親ばか社会学者列伝とか、これが人脈だとか、○○大のお家騒動とか。
こういう情報公開もけっこう重要だと思うよ。もちろん興味本位もあ
るけどね。
他でやってるならそこ教えてもらってもいいや。
16 :
名無しさん@1周年:2001/01/16(火) 17:14
age
17 :
農民ゲリラ:2001/01/17(水) 03:50
野獣系になりたいそうです。
ブラッドベリの小説に、真面目に生きてきた宇宙船乗組員が死に直面した時、
他の奔放に生きてきた乗組員を嫉妬して以下のような告白をします。
「あしたという日がある頃は、君の女たちや、君の快楽がうらやましかった。
おれは、女がこわかったのさ。女をほしくてたまらないくせに、いつも宇宙
の空間へ飛びだしていった。そして、きみに女がいることを嫉妬していた。
きみがざっくばらんなやり方で手に入れる金や快楽を。・・・・・」
宮台も、ただ単にうらやましいだけなのです。
きもいとか言うのはやめにして、そろそろなぐさめてあげましょう。
18 :
17:2001/01/17(水) 03:58
↑書き込む場所間違えた。なかったことにしてくれ。
19 :
名無しさん@1周年:2001/01/18(木) 04:38
↑?
20 :
wqreeeeeeeeee:01/10/13 15:05
wwwqrtttttttttttttt
22 :
ネタバレです:01/12/07 05:40
>>22 最近未來社から『批判的合理主義』第1巻基本的諸問題という本が刊行されました。
私はフレームワークを作っている関係上、気になったので「フレームワークの神話」
を購入したのですが、難しくて読めません。
誰か教えてちょーだーい。
25 :
なんとなく名無しさん:01/12/07 22:38
ポパーといえば、一般的には『歴史主義の貧困』の作者として知られていますが、
その代表作は何でしょうか?
E.H.カーが『歴史とは何か』の中で「通俗的書物」と酷評していたのが記憶にあります。
age
問題点も多いが、魅力的点も多く、そして駄訳が多い。
>>25 代表作を一冊挙げろと言われれば、「推測と反駁」ではないでしょうか。
また論文集である「客観的知識」もポパーの科学方法論の太陽がつかめると思います。
また、「歴史主義の貧困」と同時期に執筆された「開かれた社会とその敵」は、
「歴史主義の貧困」で批判されている歴史法則主義がプラトンにまで遡って、
大掛かりに批判されています。
>>12 「貧困」で述べられている通り、ポパーは方法論的一元主義で、自然科学と社会科学の
探究の方法は同じ方法を適用しうることを述べています。ポパーの特徴は普遍言明を仮定して、
それをテストにかけて、それを反証しようとする活動の中に合理性を見出すことにあります。
また彼は、ヘンぺル・オッペンハイムモデルを用いて、普遍言明と初期条件を区別することで、
社会科学で問題となっている錯綜性や新奇性、またはポパーのいうエディプス効果
(社会学でいう自己成就的予言・自己破壊的予言)は、
自然科学にも存在することを指摘したうえで、大きな困難ではないことを主張しています。
それが大きな困難に思えるのはひとえに歴史法則主義者の自然科学に対する誤解に基づいていることを
繰り返し述べています。
ハイエクは一時期相当にポパーの影響が見られ、反証という言葉が彼の論文にも散見できますが、
普遍法則を求めることの困難は社会科学においては新奇性の存在、すなわち状況が刻一刻変化してしまうことを
専らの理由にして仮説のテスト(験証)が容易でないことを述べていたように思います。
ますます難解です。そこで質問です。
ポパーの理論を利用・活用する方法、役に立った事例など教えていただけませんか?
虫のいい要求で申し訳ありません。
>>29 24を読む限り、ボケて笑わそうとしているのかと思いましたが・・・
「フレームワークを作っている」とはどのような意味なのでしょうか。
ポパーのいうフレームワークとは、概念枠相対主義およびそれに類する
思想を指しています。なぜ批判するかというと、概念枠というものが
存在し、真理が概念枠に相対的であることを認めた場合、ポパーの標榜する
批判的合理主義の肝要である批判的行為が、無力化したようにみなされて
しまうからです。批判の有効性を確保するためにもポパーは厳しく相対主義を
批判しています。相対主義は20世紀に復活した一種の知的流行ですが、
それに対して最も批判の矛先を向けて攻撃した哲学者はポパーであったと思います。
ポパーの理論は科学哲学あるいは科学方法論に限定すれば、ポパー理論の成果は、
科学的知識の生産の手続きを整合的に描いて見せたという点にあると思います。
おそらく主著を熟読すれば、その整合的な説明に結構ハマると思いますよ。
諸科学の分野には各分野それぞれ独自の研究方法があります。どの方法を用いて、
どのように実験しようとも、ある予測が実験によって間違いであることが明らかに
なるということがあるでしょう。ポパーはそこに目をつけて、知識の進歩はいわば
予測の失敗から始まると考え、その失敗から目をそらさずその失敗をさらに説明できるような、
新しい法則を提示し、さらにその新しい法則をテスト(実験)にかけて
また実験結果との齟齬(すなわち反証)を見つけていく、というサイクルに
知識の進歩があると考えました。テストにかけられる言明は反証可能性を
もっていなければならないとはこの文脈で理解すべきです。
すなわちこれこれこういう事態が起きれば反証される(言明が偽となる)
可能性をもっていなければ、上記のサイクルがうまく作動しません。
言明が偽であることが明らかにならなかったら、新しい説明を見出そうという動機が
あり得なくなるからです。
かつてアインシュタインは「科学研究はやはり反証ということを
念頭に置かなければならない」といった旨の事を述べています。
また、60年代の経済学は科学としての資格を意識して、ポパーの方法論の影響を
受けた学者が数多くいました。役に立ったかどうかは断言しかねますが、
諸科学の方法論に大きな影響を与えたことは間違いありません。
>29の中葉さんへ。
ポパーの反証主義は、いかなる知的体系にも「正統性」を認めず、反論を奨励
します。したがって政治的には、思想信条の自由、言論の自由を最大限、強調
します。「『正統的』という観念には、『正統的』にと言いたいほどに、反対する
」は『フレームワークの神話』にでてくる台詞でしたっけ?
マーガレット・サッチャーは彼の著作に大きな感銘を受けたと自伝で書いて
いました。あと、ハイエクにも。労働党政権下のイギリスで、自由主義思想の
水脈を伝えていたのがポパーで、イギリス経済の復活にも一役かっていたもです。
『インタヴューズ』によると、ポール・ジョンソンの『現代史』(時事通信
社が和訳)が現代アメリカ政界で大流行。この本もポパーを高く評価しています。
訂正。「かっていたもです」から「かっていたのです」へ。
この辺は『開かれた社会とその敵』が参考になるかと。
それから、ヘッジファンドの雄、ジョージ・ソロスが、ロンドン・
スクール・オヴ・エコノミクスでポパーに学んでいました。
でもポパー思想を学べば大金持ちになれるという訳ではない。
ポパー自身が、『開かれた社会とその敵』の出版が決まった時に
夫人とアイスクリームで祝杯を挙げたそうです。
ごく近い過去に同盟国だったソ連のイデオロギーをメチャ批判
してるからねえ。
質素な生活で、世界の将来を左右する思索を重ねていたんです。
なんかカコイイ!!
22さん、私には凄くよく分かる説明でした。ありがとうございました。
確かにカコイイですね。 でも、聞いた後ですぐ分からなくなる。
これが本当の真実なんでしょうね。でも、掴まえ所がない。だから真実なんだ。
しんどい限りです。
>>22 なにがあった?日本ポパー哲学研究会?!
私に言わせれば、何があっても不思議じゃないっ、という気がします。
とにかくもう一度。 カコイイッ!
で、ソロスも『開かれた社会がど〜のこ〜の』とかいう本、書いてまして、
近所の書店の「ビジネス書」の棚に平積みされてました。パラパラめくった
感想としては、「ああ、あんたは、哲学者じゃなくて、ファンド・マネージャ
ーやってて、正解だったよ」と、思いました。
「ポパー派のジャーナリスト」が登場するのは、『開かれた社会
開かれた宇宙』(未来社)でしたっけ?
住宅建設事業を民営化したほうが効率的だ、と判断したドイツの
ジャーナリストが、自分の主張にまず反証を突きつけようと資料を
集め、国営事業のほうが、収益率が高い証拠が挙がり、さらにそれは
どうしてなのか調べ、宣伝費の一部にたいする取り扱いが、民間と
国営では、帳簿上異なっていたから、一見、国営企業の方が、儲かっ
ているように見えただけ、ということを突き止めたんです。
ポパー曰く「いままでで、もっとも良い発表と言わなければなり
ません」(記憶曖昧スマソ)
ハイエクへの影響は、ハイエクの著書のどの部分が詳細ギボンヌ
39 :
しゅたいなあ:01/12/27 06:37
Read Jon Elster, _Nuts and Bolts of Social Sciences_.
「ハイエクへの影響」なんて25にはありませんが。
44 :
22です>>29の中葉:02/01/06 04:48
『インタヴューズ』の発行元は、文藝春秋社。
45 :
22です>>29の中葉 :02/01/15 00:43
「ポパー派のジャーナリスト」が登場するのは、『未来は開かれている』(思索
社)です。コンラート・ローレンツとの共著です。
ついに、大著『実在論と科学の目的』が刊行されたのであげ。
ハイエクとの方法論的なかかわりについては、
『自由の論法』(橋本努)あたりを読むのがいいのではないかと。
まぁ、遅すぎるレスなんだが。
>46 ついに、大著『実在論と科学の目的』が刊行された
「ついに」ですか? ショックですね。私の盲点です。
似た論旨(だと思うの)ですが、アービン・ラズロの「マクロシフト(NESCO)」
を読み始めて、「科学の成果が要求する実在論の見直し」のインパクトに圧倒され
かかっているのです。
これは当然、自由論の見直しをも要求します。
ところで、ポッパーは今も現役ですか? 今何をやっていますか?
アホな質問で申し訳ありません。
>>48 94年に亡くなりました。
『実在論と科学の目的』は、そもそもは1950年代に『科学的発見の論理』へのあとがきとして書かれたもの。
ゲラの存在自体は広く知られていながら刊行が遅れ、1983年についに3巻本で刊行されました。
その第一巻の翻訳がようやく出た、ということです。
T.クーンを読めばよりポパーが解かるらしいですが・・・
小河原さんについて教えてください
北里大学にいったらしいが。
T,クーンの何を読めばいいの?
科学革命のこと?
54 :
jizouhara :02/06/01 16:28
論文集とか。
学校で読まされてんだけど難しいなりよ
いままで漫画しか読んだこと無い奴に『貧乏』なんて。。。
もう漫画よまなくていいじゃん。
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実証主義論争の争点は当事者以外から見た場合、なんなんですか?
お互い、話、噛み合ってなさすぎに見えるんですが。
イゴール・ボブチャンチンはどうだろう?
>>59 ポパーが実証主義者でもないのに「実証主義者」のレッテル張りをされたことへの罵倒らしい
『フレイムワークの神話』にのっとる
なんでも27のテーゼが最初の問題だったらしいけど
それが政治的な論争のせいでお流れになっちゃった
後、アドルノは何も言ってない
ハーバーマスは誠実だけど簡潔に話す方法を知らない、とひどいもん
腹を抱えて笑える
このスレ、少し私的な用事で使用させていただきます
ほとんど寂れてるのでかまわないですよね?
わたくしは、科学においても哲学においても社会学においても専門家であるとは思ってもいない。
しかしながら、自分としては生涯をつうじて、われわれの住む世界について多少なりとも理解しようと思って精いっぱい努めてきたつもりである。
科学的知識、およびそれを生み出す人間の合理性は、いつでも誤りやすく、まちがいを免れないものだと思う。
にもかかわらず、それらは人類が誇りとしてよいものであると信じる。
というのも、わたくしの知る限り、人間こそは存在するすべてのものを理解しようとする唯一のものだからである。
われわれがそうありつづけることを、また、われわれのあらゆる貢献のもつ厳粛な限界を意識していることも。
何年ものあいだわたくしは、科学における知的流行に反対してきたし、学問における知的流行に対しては、もっとはげしく反対してきた。
流行にのった思想家は、概して、みずからがまとっているファッションの囚人である。
だからこそ、わたくしは、自由、政治的自由、そしてまた自由で開かれた精神を、
人生がわれわれに提供できる絶対的な価値とまでは言わないにしても、そのようなもののひとつと見なすのである。
こんにち、科学では専門家の特殊な知識と権威に訴えることが流行り、学問では科学や合理性をおとしめることが流行ってる。
多くの場合、このような侮蔑は、科学や合理性についての間違った理論に帰せられる。
つまり、科学や合理性を、専門分化の進行とか専門家の権威の観点などから語る理論に帰せられる。
しかしながら、科学や合理性はまったくといっていいほど、専門分化の進行にかかわることも専門家の権威に訴えることもない。
それどころか、そうした知的流行は実際のところ科学にとっても合理性にとっても障害である。
というのも、流行にのった思想家がまさに自らのファッションの囚人であるように、
専門家はみずからの分野における専門分化の進行の囚人であるからである。
だからこそ、知的ファッションや進行する専門分化からの自由こそが、科学と合理性とを可能にする。
批判的合理主義の2がでるよ!
即買いですね
なんか出版社がばらばらで買いにくいよね・・ポパーって
3じゃねえのか
ポパーと社会諸科学(特に経済・経営学)の関わりについて演説してくれ。
(^^)
小河原誠ってポパー学者の中じゃどのくらい?
>>63 >流行にのった思想家は、概して、みずからがまとっているファッションの囚人である。
この「流行」って単語も原語では「ファッション」なんだが
これを読むたびに俺は中沢新一を連想してしまう。
『ポパーとウィトゲンシュタインとのあいだで交わされた世上名高い一〇分間
の大激論の謎』
これ読むとポパーの生い立ちや性格とそれに反映された彼の思想的立場も
よく分かって面白い。
両人とも人格的には・・まあ人格なんてどうでもいいことだけどね。
でも学生の面倒見はいいけど。
なにがおもしろいの
>>73 その本表紙には火掻き棒がデザインされて、帯には「そして火掻き棒が一閃する」
とあって大笑いしちゃったよ。
>>64 調べたら4800円!
高くて変えません。トホホ・・・。
ポパーこそ一般人に読まれるべき
>>79 「万人が哲学者であるべきだ」と言うとりますし。
でもちょっと無理が無いかい?
ポパーが生きていたら、アメリカによる対イラク戦をなんと評しただろう・・・。
ブランショ死去。20日に95歳で。
83 :
K. レイムンド Popper:03/03/08 18:45
観察よりも理論が先行するらしい。
ポパーの入門本おしえて
>>73 >>77 哲学的な「パズル」について報告してほしいというヴィトゲンシュタイン
主催のシンポジウムで、ポパーはその主題そのものに反対する『哲学的諸
問題は存在するか』というタイトルの発表をしたんだよね。
ポパーの発表の際、ヴィトゲンシュタインは苛立って、部屋の暖炉のそば
で火かき棒を使って「バンバン」と音を立てていたとか。それを皮肉って、
ヴィトゲンシュタインが「道徳的規則の一例をあげてみろ」とポパーに問
うと、ポパーは「招待した講演者を火かき棒で脅さないこと」と答えたら
しい。これを聞いたヴィトゲンシュタインは怒って出て行ったらしい。
D・ルクールの『ポパーとヴィトゲンシュタイン』(国文社)にもその話
が載っていてるけど、ここでのルクールの両哲学者の解釈は、ともに綿密
で個人的にはすごく評価できる(ように思える)。ルクールのアルチュセ
ーリアンらしいところだけど。ただし最終的にはヴィトゲンシュタインに
軍配を上げるから、ポペリアンには不満かも。
(^^)
>>84 専門書は高いから、まず科学哲学の本を読むといいんじゃないかね。
「科学哲学の本」→「科学哲学の入門書」と言うべきだった。
(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
91 :
ポッペリアンて変な表現!:03/05/08 00:25
ま、一番の入門書は『果てしなき探求』(岩波書店 同時代ライブラリー)かと。
92 :
ネットdeDVD:03/05/08 00:38
「科学的発見の論理」の一章を読むのが一番わかりやすいでしょ。社会科学の話は全然出てこないから
この板向けではないかもしれないけどさ。
歩パー研究会入れ
知的自伝を読んでこの人の性格のひどさに吐き気をもよおしました。
世界でもトップくらすでしょ。宮台なんか比較にならん
97 :
やっと見つけた:03/05/20 01:41
『サッチャー 私の半生(上)』(石塚雅彦訳 日本経済新聞社刊)91ページより引用。
「私がカール・ポパーの『開かれた社会とその敵』という本を読んだのは、実のところ
大学を卒業した後のことだった。ポパーの分析は多くの点でハイエクの分析を補うものだが、
彼はマルクス主義に自然科学の視点から接近した。このことは、歴史、社会の発展あるいは
”進歩”の不変の法則−自然科学の法則に匹敵する法則−を発見したというマルクス主義者の
虚偽の主張を暴くのに、ポパーは理想的な準備ができていたということである。
マルクスが予言した物事の”必然的”な成り行きはその通り起こらなかっただけでなく、
起こる兆しさえ見せなかった。マルクスとマルクス主義者たちは、科学的手法を彼らの分析で
実践することはおろか、科学的手法が何たるかさえ理解していなかった。
自分の理論を支えるために次々と事実を蓄積することによって理論を「証明」しようとした
マルクス主義者たち−歴史家、経済学者、社会学者など誰であれ−と違い、「科学の手法とはむしろ、
理論を否定することになるかもしれない事実を探求することであり、理論を試すものはすべて、理論の
助けを借りて得られた予言を論破する試みだということである。これこそが、
科学的手法に手掛かりをもたらすものである」。この基本的な誤謬−基本的な欺瞞と
表現する方がたぶん適切だろう−の政治的帰結は、ポパーによって彼の後の著書
『歴史主義の貧困』への献辞のなかに、つぎのように要約されている。」以下続く
98 :
やっと見つけた:03/05/20 01:46
>>97の続き
「『歴史の運命の冷厳な法則を信じたファシストと共産主義者の犠牲になった、
すべての信条、民族、あるいは人種の、数え切れないほど多くの男、女、子供ら
を記念して」。
このような文章を書ける日本人の政治家の出現を祈って、寝ます。
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
101 :
やっと見つけた:03/05/28 23:36
山崎渉が出た以上、無条件でageます。
∧_
ピュ.ー (`〜´) <これからも僕を応援して下さぁ〜い(`〜´)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山田暢久
京都賞あげ
ポパー万歳
>>96 実力の無いヤツは、お前みたいに人柄の良さに逃げを打ったり
するだけ。
106 :
こんなに早く釣れるとは・・:03/05/31 13:46
火かき棒でゲストを脅すな。意味わかるかなあ・・心配だなあ
107 :
動画直リン:03/05/31 14:21
アルバートとトーピッチェに乗り越えられた人
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
111 :
ageます:03/08/14 02:06
山崎が来たのでage
みんな読もう。
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
反証可能性age
『果てしなき探求 』現代文庫化
おお。
もっと文庫化されないかな。
ハンス・アルバート最強
文庫が出たのに全然書き込みがない・・・
出ている本はどれも値段が高いんだよね。
専門書だろうから、文庫化は難しいのかもしれないが。
港湾作業で日ゼニ貰って、神田に逝ってはハード・カバーを何冊かって
時代もあったが。あの頃は充実してたなぁ、値段なんか知らないよってw
あらら。3冊買ったら一万円越えるだろうに。
124 :
名無しさん@社会人:04/06/24 04:47
>>109 >アルバートとトーピッチェに乗り越えられた人
ハンス・アルバートとエルンスト・トーピッチュですな。
清水幾太郎監修「現代思想」所収の『批判的合理主義』という巻に論文が収録されてます。
トーピッチュの「マルクス主義とグノーシス」を読んで、
「中沢新一の『はじまりのレーニン』の元ネタはこれか!」と驚いた次第。
なる。
126 :
名無しさん@社会人:04/06/25 04:13
http://www.law.keio.ac.jp/~popper/hagiwara2.html 「世界の批判的合理主義者たち 第三回 Ernst Topitsch 萩原 能久
本稿は『三色旗』1989年12月号に「研究の中の出合い:トーピッチュと私」と題して
掲載されたものである。」
「ちょうどその頃、たまたま読んだのが、トーピッチュの『イデオロギーと科学の間』であり、
また論文集『批判的合理主義』(残念ながら現在は絶版のようである)所収の諸論文、特に
「マルクス主義とグノーシス」、および「空虚な公式について」だった。いわゆる批判的合理主義
−−トーピッチュも一般的にはこの流派に属するとされているが本人は否定している−−について、
それまでも知らないわけではなかった。批判的合理主義の創始者たるカール・ポパーの社会哲学における
主著である『開かれた社会とその敵』や『歴史主義の貧困』(いずれも邦訳名)に目は通していたし、
何よりもわが指導教授である奈良教授は、ポパー社会哲学の紹介にかけてはわが国でもパイオニア的役割を
果たされた第一人者だからである。それでも当時、私はまだ、不肖の弟子としての不分明を恥じずに述べるが、
批判的合理主義など、自然科学の方法論を素朴にも社会科学に適用しようとする実証主義、
科学主義の一変種からする反マルクス主義のひとつにすぎないとしか考えていなかったのである。
トーピッチュの書物をひもどくうちに、私は、自分の胸の内にあったもやもやした疑問が
氷解していくのを感じた。多くの社会理論なるものが「科学」たることを自認しながらも、
その実は偽りの慰めと救済を約束する代替宗教にも等しいこと、しかもそうした理論は、
その弱点にもかかわらず、いやまさにそれが故にこそ、多大な魅力を人々に与え続けてきたこと、
そうした、いわば思想史のダークサイドの実例のひとつひとつが、−−今から思えば
ややシンブルに過ぎるきらいがあるが−−彼の手によって説得力をもって分析されていたからである。」
127 :
名無しさん@社会人:04/06/25 12:46
英語ならペーパーバックで
けっこう安いけどね。
128 :
名無しさん@社会人:04/06/25 15:14
ソロスがブッシュ批判してたよ。ブッシュ以外なら
誰でも支持するって>次の大統領選挙。
ソロス、懐かしい名前だなぁ・・・。
130 :
名無しさん@社会人:04/06/29 09:30
歩パー研究会
131 :
名無しさん@社会人:04/07/01 21:02
ポスモダ、カルスタってポパーの言う社会学主義?
>>97 こりゃ酷いな。マルクスが19世紀の人間だってことをまるで理解していない。
そもそも、サッチャーの改革は教育費削減による教育レベルの低下など
負の面も大きいんだが・・・
133 :
名無しさん@社会人:04/07/02 07:33
ポパーってそんなに性格悪いか?
知的自伝読んでも何とも思わなかったが・・・
まあ、日本的な謙遜の美徳はないが、良くも悪くも正直な人だと思ったよ。
日本で言えば経済学者の森嶋通夫みたいだ。
>>134 その本その物が酷い。ジャーナリストは卑小な見方しかできないからやだ。
136 :
名無しさん@社会人:04/07/05 19:27
なんで日本だとポパーはクーンに論破されたことになってるの?
137 :
名無しさん@社会人:04/07/07 12:10
フロイト流の心理分析も
批判している。
138 :
名無しさん@社会人:04/07/07 20:38
ポパーの耳って凄くない?
まぁ、視野の狭い人ではなかっただろうね。
>他方、学団に入りたがってはいたが、
>受け入れてもらえなかったのがカール・ポパーであった。
こりゃ間違いでしょ。ポパーはウィーン学団の一員だと思われることを
嫌っていたはず。
141 :
名無しさん@社会人:04/08/22 19:39
ポパーの本読んでると「全体主義者のコントは〜」
って記述が普通に出てくるんですが、コントが全体主義者って
のは英米だと常識なんでしょうか?
142 :
名無しさん@社会人:04/08/22 20:32
欧米だとポパー主義というのは、簡潔な概念だから
ポパリアンって結構多いんだけど、
日本では、おろかなことにポパーの著書がまるで宗教書のように扱われ
テクストの訓詁学と化しているので、ある意味ポパーがマルクス化してるよね。
マルクスでもヘーゲルでも日本に入ると何でも訓古学になります
ポパーは20世紀終盤まで活躍した人なのに、18〜19世紀の人と一緒にされてはなあ。
日本でポパーって神聖化されてるのか?
日本でポパーマンセーしてるのって、知識人世界では少数派の合理主義的
な経済学者や法学者が多いからか、そんなに盲目的に崇拝されてるとは思わないが。
146 :
名無しさん@社会人:04/08/23 23:49
神聖化はされていないだろう。
というより、もっと知られてもいいくらいだ。
147 :
名無しさん@社会人:04/08/24 18:23
日本の知識界ではマルクス主義→フランクフルト学派、フランス現代思想
の系統が主流だからね。英米流合理主義、自由主義の流れは今も昔も少数派。
英米派は大正時代に死滅しますた
149 :
名無しさん@社会人:04/08/25 21:44
>>141 のコントだけでなく、ルソーも全体主義者として糾弾されてるんだけど、
英米ではそういう理解が普通なのか?
150 :
名無しさん@社会人:04/09/07 23:08
ポパーの自伝読んでたら父親がフリーメーソンのメンバーだったって
さらっと書いてあってびびった。
そもそもポパー思想(啓蒙主義、合理性の擁護、自由主義、国際主義)
自体がフリーメーソンの思想と同じ。
152 :
名無しさん@社会人:04/09/08 00:42
そしてソロスに至ると。
153 :
名無しさん@社会人:04/09/08 06:52
>>149 英米というより、ウィーン学団で英米に亡命した人が主にそう思ってるのでは?
ポパーだけでなくハイエクも似たような発想だったはず。ルソーが糾弾対象に
含まれていたか覚えてないけど、フランス流の個人主義は偽物だ、
と論じてはいる。
ハイエクに関しては下の本が手頃に読みやすい。絶版になってるかも。
間宮 陽介 (著) ケインズとハイエク―「自由」の変容 中公新書
ISBN: 4121009061 1989年
>>150 欧米だとフリーメーソンはメジャーだぞ
アメリカでも600万人ぐらい加盟してたと思った
秘密結社的な部分があるのは事実だが、基本的には
啓蒙主義者の親睦団体
155 :
名無しさん@社会人:05/01/05 12:14:19
岩波「開かれた宇宙」復刊キボンヌ
156 :
名無しさん@社会人:05/01/06 15:03:50
>>155 それ絶版だったか?まだあった気がするぞ。
俺としては小河原誠『ポパー』復刊希望。
157 :
155:05/01/07 12:36:27
品切れ重版未定。
「科学的発見の論理へのポストスクリプト」第二部だけ手に入らない。
まあ「科学的発見の論理」も、今じゃ邦訳は手に入らないし。
原書ペイパーバックは安いけど・・・英語力無いんで
>>156 現代思想の冒険者たちシリーズのですよね。とても良かった。
復刊賛成!!
158 :
156:05/01/07 13:09:06
>>157 そうだったんだ…
『発見〜』は古書店でたまにみるね。
哲学専攻の方?
同じく小河原ポパー復活希望。
「現代思想の冒険者たち」興味がある思想家を少しずつ買ってるんだけど
ポパーだけはお眼に掛かったことがない・・・。
160 :
155:05/01/10 21:06:58
>>158 いや、専攻じゃないんですけど、
哲学と科学両方にまたがって活躍できる思想家が好きで。
カッシーラーとか、広松 渉(クセ強いけど)など。
ポパー関連書では、未来社はがんばってますよね。
この出版不況のなか、あれだけ売れない本を出しつづけるのは立派。
小河原氏は良い仕事してると思うので、がんばって欲しいな。
「現代思想の冒険者たち」はどの巻も、内容しっかりしてて、読みやすい。
何冊かソフトカバーで再発されてたけど、その後出てないなぁ。
講談社しっかりしろ!
>>160 ソフトカバー・廉価版にした「現代思想の冒険者たち」は Select 版だから
おそらく、マルクス・ニーチェ・フロイト、ハーバーマス、メルロ=ポンティ、
レヴィ=ストロース、フーコー、デリダで打ち止め。
増刷されてて在庫あるのは他にはヴィトゲンシュタインだけっぽい。
162 :
名無しさん@社会人:05/01/15 16:43:56
元財務官の黒田東彦氏が、『推測と反駁』の論文
を訳してますよ。大蔵省在職中に。スゴイ人もいるもんだと思いました。
テレビを見て、「アレ?」っと思い出した
「科学──推測と論駁」黒田東彦訳、『批判的合理主義』碧海純一編、ダイヤモンド社、1974
「弁証法とは何か」黒田東彦訳、『批判的合理主義』碧海純一編、ダイヤモンド社、1974
この「弁証法とは何か」というのがオモシロそうなんだけど、
何を事前に読めば、分かるのか誰か教えてくれるとありがたい。
163 :
名無しさん@社会人:05/01/15 22:34:06
>>162 とりあえずその論文読んで、理解できなかったりわかんない概念が出てきたら解説書を頼る、
というのはどうでしょう。解説書はさっきから名前のあがっている小河原誠『ポパー』(講談社)がいいと思う(品切れなので図書館でかりる必要あり)。
そういえばタイトルとか忘れてしまったが、研究者じゃない人(リーマン)によるポパーについての論文をみたことがある。
これはポパーが日本だと一般(といっても少ないだろうが)の人々にも結構影響を与えてるってことなのかな?
>>163 小河原氏とともにポパーを邦訳している蔭山泰之氏がプログラマーであるという
プロフィールを見たことがあります(うろ覚えですが、『よりよき世界を求めて』だったと思う)
165 :
155:05/01/17 22:12:29
166 :
名無しさん@社会人:05/01/20 18:35:15
ポパーはクーンに撃破されて終わりました
自称誠実さが売りのバカっぽい人がポパーにはまりがちなのはなぜ?
168 :
名無しさん@社会人:05/01/22 11:07:40
法哲学者の碧海純一は「自称誠実さが売りの馬鹿」なのか
碧海のような例外持ち出すなよ
「正統の哲学 異端の思想」は誤解されやすい本だな。
テリー伊藤とかダンカンが読んだら誤解しそう。
著者がダメでしょ。学術書じゃないし。
国会の憲法調査会会議録の内容を読んでる?
5年くらい前に『正統の哲学 異端の思想』を読んだ
谷沢永一氏が20世紀最大の名著と誉めていたね。
ハイエク「人間を高度に合理的かつ聡明なものとみなさず、極めて非合理的で誤りを犯し
やすい存在であるとし、その個々人の誤りは社会的過程を通じてのみ訂正されると考え、
不完全な材料をできるだけよく活用することをめざす接近方法は、おそらく英国の個人主
義の最も際立った特色であろう。そしてこの反合理主義的接近方法がイギリス思想界にお
いて優勢であるのは、主としてバーナード・マンドヴィルの与えた深い影響によるものと
私には思われる」
「ソーカル問題」より日本にとって切実なのは「黒木玄問題」かもしれない。
「黒木玄問題」とは:
日本の大学教師の人事では実力による評価が行われず、正当な競争も無い。
(理系より、評価の難しい文系の方が顕著)
大学人がやる気を無くして、ボスの機嫌取りだけを気にするように成り易い風土である。
そのため、国立大学の設備コンピュータHPなどを、本来の研究成果の発表などに 使わず、趣味に使っている例がかなりある。
「黒木玄」の場合はネット上なので公になったが、「小人閑居して」 趣味にばかり走るだけでなく、セクハラなどに走る大学教師もいるだろう。
このような問題を「黒木玄」が象徴している。
人間の権利ではなく国民の権利と言った意味は、決して何というんでしょうか排外主義とか、
そうした民族主義、人種主義の考え方じゃなくて、先ほどと同じことなんでありますが、国民
ならば国民の歴史というものがある、そうして歴史に基づくルール感覚、それに基づいて権利
というものが決まってくるんだと。それを抜きにして人間一般の権利と言うことは、つまりルー
ルというものが具体的に浮かび上がってこないから、ルールというものは今風に言えばアメ
リカと日本も、日本とヨーロッパも、ヨーロッパと中国も、歴史が異なる以上、ルールの具体
的内容は異なるんだと。
彼、エドマンド・バークは、ヒューマンライトは認めないが国民の権利は認めるというふうに
言ってのけた。
虐殺法典
理性をたたえよ…オブイェークト
人権の為に殺戮、平等の為には殺戮
教会は人権平等社会の敵
殺せ殺せ殺せ
>間違うなよ。社会主義・共産主義はアカに言わせると「遅れた封建主義から人民を
>解放した進歩的理想のあるイデオロギー」なんだから。つまり最も人権を尊ぶ政体
>なんだよね。フランス革命でギロチンの応酬がありヴァンデーの虐殺があり、
>ソ連の収容所国家、文化大革命、ポルポト大虐殺、これらすべて「人権」の名のもとに
>行われた蛮行ではないか。勿論、欧米の人間性を無視した訴訟社会もこれ然り。
184 :
名無しさん@社会人:05/01/28 12:40:53
185 :
名無しさん@社会人:05/02/04 23:01:34
要約をあえてするなら内ゲバか
186 :
名無しさん@社会人:05/02/09 03:20:51
ちがうだろ
平等などを根拠に天皇制廃止や家庭を破壊しようと主張する勢力を
抑止するために平等の害悪が語られはじめた。教育における悪平等
を糺すあたりまでならまだよいが、犯罪を理由に全体主義的な風潮
をマスコミが作り出しているのは危険である。治安を良くしたいな
らまず景気を回復させるべきだろう。
188 :
名無しさん@社会人:05/02/18 03:09:35
(抜粋)
人間が平等化されたとしよう。典型的な例は、親と子供が平等となり、先生と生徒が平等になり、
師匠と弟子が平等になる訳だ。平等化すれば、親と子供の間に存在する権利と義務が意味を持た
なくなる。同様に先生と生徒に存在する権利と義務が意味を持たなくなる。
なぜ、そうなるのか?
本来、親には子供を躾る権利と育てる義務があり、子供には育ててもらう権利と親を敬う義務が
ある。先生には生徒を躾る権利と生徒の能力を見いだす義務があり、生徒には自分の能力を伸ば
す権利と先生を敬う義務がある。しかし、平等化はこうした権利と義務の存在を無意味にする。
その結果、何が起きるか?
平等化は秩序を破壊する。親と子供の間で義務と権利が認められなくなり、先生と生徒の間で義務
と権利が認められなくなるということは、家庭や学校が無法地帯となることを意味する。つまり、
親と子供の関係はバラバラ。先生と生徒の関係もバラバラ。そこには一致団結が生まれない。
そうした状況になれば、平等化を推進した者が権力と恐怖を携えて上に立っても誰も抵抗できないと
いう訳だ。だから、必ずヒトラーやスターリンのような人物が登場してくる。
189 :
名無しさん@社会人:05/03/01 17:02:17
「すべて神の道は、儒佛などの道の、善悪是非をこちたくさだせるようなる理屈は
、露ばかりもなく、ただゆたかにおおらかに、雅たる物にて、歌のおもむきぞよくこれにかなえりける。」(
同上45頁)、「或は此天地の道理はかようかようなる物ぞ、人の生るるはかようかようの道理ぞ、
死ぬればかようかようになる物ぞなどと、実は知れぬことをさまざまに論じて、己が心々にかたよりて
、安心をたて候は、皆外国の儒佛などのさかしらごとにて、畢竟は無益の空論に候。凡てさようのことは
、みな実は人の智を以てはかり知べきことにはあらず候」(「鈴屋答問録」文庫86-87頁)
本居宣長は元祖批判的合理主義者
190 :
名無しさん@社会人:2005/03/25(金) 13:57:05
ポパー思想を中心に据えた政党ができたら支持する?
191 :
名無しさん@社会人:2005/03/25(金) 20:25:12
ありえんけど、できたら支持するな、そりゃ
192 :
名無しさん@社会人:2005/03/25(金) 21:08:04
日本に今必要なのは自由主義政党だと思う。
自民党は国家社会主義だし、民主党は共産主義。
どっちも全体主義であることに変わりは無い。
ポパー思想を採用した自由主義政党ができたら、支持するだけでなく運動も手伝うよ。
193 :
名無しさん@社会人:2005/03/25(金) 21:41:54
ポパーの推論と反駁という本をこの前なんとか読んだけど、あれを
全部精読した人っているのか?
194 :
名無しさん@社会人:2005/03/25(金) 22:14:59
いる
おれおれ
195 :
名無しさん@社会人:2005/03/26(土) 00:48:26
197 :
名無しさん@社会人:2005/03/26(土) 21:28:23
LESの学生だったJ・ソロスは儲けてるぞ。そんなことよりグランビルの法則
でも勉強しては?
198 :
名無しさん@社会人:2005/03/27(日) 09:55:43
ポパー哲学ってそんなに難解じゃないけど重要だから、一般社会に広めるには良いね。
199 :
名無しさん@社会人:2005/03/27(日) 11:25:51
200 :
名無しさん@社会人:2005/03/27(日) 20:11:30
>>199 古本屋で買うのがデフォ
漏れも『科学的発見の論理』買おうかな
201 :
名無しさん@社会人:2005/03/27(日) 22:15:55
>>199 いや、図書館で借りて読んだ。哲学の本は基本的にはネットの古本で
買うけどね。
英語だったらPBが出てるから安いよ。
203 :
名無しさん@社会人:2005/04/08(金) 12:04:34
日本人は自由主義に憧れてるのになぜか日本社会は自由主義的じゃないね
204 :
名無しさん@社会人:2005/04/08(金) 12:46:54
>>202 いくらくらい?昔は安かったけど最近高いような気がス
206 :
名無しさん@社会人:2005/04/13(水) 23:58:04
The Self and Its Brainが9ドルかあ。
にしても評価がボロクソでワロタ
207 :
名無しさん@社会人:2005/04/18(月) 20:00:18
ポパー思想を普及せよ
208 :
名無しさん@社会人:2005/04/24(日) 10:43:12
一年前まではポパーで検索してもほとんど検索できなかったんだが、
最近はかなり増えている。
209 :
名無しさん@社会人:2005/04/26(火) 08:10:02
まあポパーが好きなんであって、ポパー思想はね
210 :
名無しさん@社会人:2005/04/28(木) 13:30:18
211 :
名無しさん@社会人:2005/04/29(金) 21:58:46
ポパーは自由主義者だが、同時に厳格なモラリストでもある。
日本に来た時の講演でも、当時の日本の学生の規律正しさを誉めていた。
昨今の西側の退廃ぶりを見たら嘆くだろうな。
212 :
名無しさん@社会人:2005/05/03(火) 10:28:39
車にポパー
214 :
名無しさん@社会人:2005/05/07(土) 20:13:34
>>211 そういう西側って一括するようなことをポパーは戒めたはずだが・・
「敵」は相当粗雑に一括していると思うけど。
アドルノ叩きとか、公平さを欠いている。
うん。もの凄く大雑把(笑)
ヘーゲル批判とかも人によっては公平さを欠いて見えるかもしれない。
でもまあ、そもそも「敵」は一括するところを目指した本でもあるからね。
217 :
名無しさん@社会人:2005/05/11(水) 18:26:32
>>211 >日本に来た時の講演でも、当時の日本の学生の規律正しさを誉めていた。
これは他に話のネタがなかっただけ(泣
日本なんて場末の国に興味なんてないんだろう・・・
218 :
名無しさん@社会人:2005/05/19(木) 04:22:31
ソロスがポパーの弟子ってウソだよね?
本当。経済学にもポパー主義者は意外と多かったり。
M.フリードマン、P.サミュエルソン、J.ロビンソンなど。
220 :
名無しさん@社会人:2005/05/19(木) 19:15:39
ソロスのせいでポパー主義がユダヤ人の金儲け主義呼ばわりされて困る
221 :
名無しさん@社会人:2005/05/19(木) 19:33:04
計量経済学勃興期あたりだと、ポパーに共感した経済学者は多いと思われ。
つーかポパーって科学哲学内部よりは、他学問からの支持者が多いような気がする
222 :
名無しさん@社会人:2005/05/19(木) 20:06:49
科哲はクーン以降はブサヨ化したからね
村上陽一郎なんてド級の相対主義者だし
サヨ攻撃にポパー使う香具師が大杉なのも問題アリだが
「開かれた」を読めばポパーがむしろ社民主義的経済政策に
共感してたことがわかる。ま、時代背景もあるので
直ちにポパーを社民主義者と決め付けるのはアレだけど。
1950年代のアメリカで、反共のダシにされたのが尾を引いているね。
もったいない。
ポパーがマルクス主義批判であることは間違いないんだけど、
マルクス主義批判の文脈でポパーを持ち出す人はたいてい
マルクス主義自体を理解してないことが多い。
ポパーやハイエクを渡部昇一みたいな勝共ウヨが持ち出すせいで日本では
悪いイメージがついてしまった。
>>227 『歴史法則主義の貧困』、『開かれた社会とその敵』の執筆についてポパー自身が
「マルクス主義に反対するようなものはどんなものでも発表する気はとてもしなかった。
ヨーロッパ大陸でいまなお社会民主主義者たちがいるところでは、かれらはいぜんとして
圧制に抵抗している唯一の政治的勢力であった。このような状況において
かれらに反対するのは一切公表すべきではないとわたくしは思った。」
と回想しているのが印象に残っている。ポパーが反ユダヤ主義について
「反ユダヤ主義はユダヤ人によっても非ユダヤ人によっても等しく忌避されるべき悪であり
そのような反ユダヤ主義を挑発させないように最善をつくすことがユダヤ出身のゆべての人々
の義務である、というのが正しい答えだった」
という考えをもってたことも合わせてみると、ポパー自身が理論的には確固たる考えを持っていたとしても
それを政治的な文脈で「利用」されることには気をつかっていたのではないかという気がする。
渡部昇一や中川八洋の「利用」をポパーはどう思うやら・・・。
勝共連合(北朝鮮とグル)は最初から保守や自由主義者に悪いイメージをつけるのが目的だからな。
230 :
名無しさん@社会人:2005/05/21(土) 21:59:21
サヨクはハイエクやポパーを悪く言ってます。
サヨクってマルクス主義のこと?
だったら悪く言うっていうか、批判されたから反論してるだけでしょ。
反論の成否は兎も角として、議論の在り方としては間違っていない。
ポパー自身反論大歓迎が信条だし。
このスレで渡部昇一や中川八洋が批判されているのは、
ポパーの意図を無視して、ポパーの言説を自分達の都合に合わせて
政治的に利用しているからだよ。
渡部昇一がいつどこでポパーの話をしたの?
ソースを出してくれ。
でもポパー自身も道徳と言う面ではかなり古風な人でしょ。
戦後の退廃的な大衆文化には嫌悪感を持っていた人だし。
20世紀初頭の知的ブレイクスルーに比べたら戦後なんて停滞もいいとこだよな。
216 : ◆rxPW2RQc.s :2005/05/10(火) 16:53:49
うん。もの凄く大雑把(笑)
ヘーゲル批判とかも人によっては公平さを欠いて見えるかもしれない。
これって翻訳でカットされたってこと?
237 :
◆rxPW2RQc.s :2005/05/28(土) 04:27:57
あ、いやそういうことではありません。
原書でもヘーゲルはケチョンケチョン。
ポパーのヘーゲル観は、
体制擁護のための詭弁術で、
真面目に取り合うべきではないというもの。
マルクス批判の誠実さとは対照的ですね。
「日本の学界は戦前からヘーゲルになぜかひどく魅せられて来た。
マルクス主義を断固としてはねつけた西田幾多郎ほどの碩学でさえヘーゲルを頻繁
に引用しヘーゲルにのめりこんでいった。
このような日本において、本格的なヘーゲル批判の書であるポパーの「開かれた社会とその敵」
が邦訳された時、日本でもヘーゲル離れが進むと考えられたがそうはならなかった。
この原因は、日本のポパー研究者はポパー哲学を恣意的なつまみ食いをしてヘーゲル
批判の部分を存在しないことにしたからである。」
碧海純一「法哲学概論」も川村仁也「ポパー」もヘーゲル批判を紹介してるわけだが
240 :
名無しさん@社会人:2005/05/28(土) 13:44:38
オーストリア出身のポパー¥が、
「反大陸」な空気が強いイギリスに過剰適応しただけ。
経験論を伝統にしているイギリスでは、
ドイツ観念論批判はクリシェだし、何ら新味がない主張だった。
我がイルボンも反大陸ニダよ
新味云々言ってるからダメなんだよ。
真実を求め学者になったはずなのに、
いつの間にか流行の追っかけ屋になってしまう。
243 :
名無しさん@社会人:2005/06/07(火) 06:01:41
>>228,
>>232 ポパーの反証主義は、科学と疑似科学との線引きを明確化しようとした
ものなのに、疑似科学の典型である船井幸雄と意気投合して対談している
渡部昇一のような人物に利用されているとは、ポパーも「あの世」で泣いて
るだろうね。(ちなみに「あの世」も反証可能性がないから、こんな言葉を
使えば「あの世」でさらに泣いてるか。)
いつ頃から渡部昇一がポパーについて語り始めたのですか?
ポパーを反共に利用しているのは勝共連合だろ。
勝共理論って奴にもポパーが出てくる。
ポパーは共産主義を批判していますよ。
ポパーは全体主義思想の系図にあるヘーゲル/コント/マルクス/J.S.ミルらを一くくり
にして「神託的哲学」とした。
勝共、統一教会の大アジア主義も神託的哲学だけどな
アジアを過剰に意識する奴が日本のガン
249 :
名無しさん@社会人:2005/06/08(水) 05:07:58
ポパーは「科学とは何か」という科学哲学の問題に主眼を置いており、
検証主義ではなく反証主義こそが、理論の科学性を保証するものであるとする、
いわば科学の定義論といえるものでしょ。
マルクスやフロイトは自らの理論を「科学」と位置づけたけど、唯物史観や
精神分析は、その理論に反証可能性を有しない以上、科学とはいえないとポパーは
述べているのであって、そのことをもって、単純なウヨサヨ的二元論に問題を
矮小化するのは、あまりにも愚かしいと漏れは思う。
反証主義からすれば、「皇国史観」も勝共=統一協会の「原理講論」も明らかに
科学ではないからね。
250 :
名無しさん@社会人:2005/06/08(水) 05:32:20
ポパーは漸進主義的改良主義者というべき
251 :
名無しさん@社会人:2005/06/08(水) 10:11:38
>>249 ポパー自身が反左翼だから誤解が大きかったんだろ
252 :
◆rxPW2RQc.s :2005/06/08(水) 11:40:45
ttp://www.geocities.jp/thkxp/chack/z-chack08.htm 勝共理論ってこれか…
まさに電波ゆんゆんだな。読んでて頭がクラクラする。
マルクス主義やフロイト主義と一緒にダーウィニズムまで「創造の否定」だとして
否定している一方で、
ポパーの批判的合理主義をマルクス主義批判の文脈で都合よく援用している。
ポパーを少しでも読んだことがある人なら、批判的合理主義がダーウィンの進化論に
影響を受けたものであることを知っているはずで、
こんな滅茶苦茶な援用の仕方は誠実さから程遠いものだ。
酷いもんだな。
253 :
名無しさん@社会人:2005/06/08(水) 11:58:22
日本で「実践的」というと、
すぐにこういう腐った連中の餌食になるからね…
254 :
名無しさん@社会人:2005/06/08(水) 13:15:59
>>252 >ダーウィンの進化論に 影響を受けたものであることを知っているはずで
当時ダーウィンに影響を受けなかった者の方が少ないよ
「ポパーは「果てしなき探求」37の「形而上学としてのダーウィン主義」で、「ダーウィン
主義はテスト可能でないので形而上学である」と書いています。(岩波現代選書版p245)
のちにそれを撤回したというのはどこででしょうか?」
ダーウィン主義は原理的には反証可能だが、その過程があまりに長時間に渡っていて現実的には反証できない。
256 :
◆rxPW2RQc.s :2005/06/08(水) 16:43:28
257 :
名無しさん@社会人:2005/06/09(木) 01:57:49
>>252、
>>256 そのとおりだと思う。
科学の基準、理論の科学性の保証を明確に定義しようとした
科学哲学の立場からのポパーの反証可能性論(反証主義)を、
胡散臭さプンプン、電波ゆんゆんの宗教的・政治的な意図を
もって利用しようとする輩がいるのは、許し難いことだよね。
>>243の言うとおりだと思う。
ポパーは、科学以外の理論は一切無意味だなんて述べていない。
そんなことをすれば、形式論理学を含め、全ての言明は相対化
され、完全な不可知論に陥ってしまうよ。
258 :
名無しさん@社会人:2005/06/20(月) 04:45:08
トーマス・クーンよりカール・ポパーの方がしっくりくる。
259 :
名無しさん@社会人:2005/06/20(月) 18:28:49
ポパーは日本のことどう思っていたの?
欧州の猿真似の機会主義的なドキュソ国家?
260 :
名無しさん@社会人:2005/07/01(金) 13:55:51
>>259 日本的スノビズムを高く評価していたようです
261 :
名無しさん@社会人:2005/07/02(土) 01:27:32
>>257 >完全な不可知論に陥ってしまうよ。
のところはどうかなあ。適当なんじゃないの
262 :
名無しさん@社会人:2005/07/02(土) 09:50:38
263 :
名無しさん@社会人:2005/07/06(水) 15:42:26
>>259 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9940263872 この『開かれた社会の哲学―カール・ポパーと現代 』(未来社)に収録された公演
「日本から学ぶもの」では、日本社会の規律正しさと対人関係の礼儀正さを
「日本は我々に与えるものを持っている随一の国かもしれない」(脳内引用)
と口を極めて賞賛しています。まあ京都賞受賞記念講演なのでお世辞も入っているでしょうが。
再び記憶からの引用でスマソだが「私は日本語ができませんが、日本人同士の会話の
様子や日本人の友人の書いてくれた英語から判断するに、日本人には丁寧に話すという
習慣があるようです。日本人の皆さんにとっては空気のようにあたりまえの
ことのように思われるかもしれませんが、これは自由な社会を維持するために
不可欠な習慣であり、これがないと自由な生活は不可能になってしまいます。
我々西欧人はこの習慣を一世代かけて根底的に破壊してしまいました。」
とか
「京都・奈良の寺院を見学する児童の規律正しさを見ていると、私は
帝政時代のオーストリアのウィーンにかえったかのような心の安らぎをおぼえます」
とか言ってます。へえ、あの大胆な知的挑戦者、「部族主義」の批判者ポパーが
こういう事をいうのか、と意外に思いました。これを読んでから私はなるべく
丁寧な物言いをするようにしました。2ちゃんの時は例外
それ読んで思ったのは、
ポパーは別に開かれた社会が好きなんじゃなくて、
上品なハイソが機能している文化ならなんでもいいんだということだな。
独裁国家の特権階層はどうしても下品になるし。
265 :
名無しさん@社会人:2005/07/06(水) 16:52:28
>>264 さすがにそれは言いすぎ。丁寧さや規律正しさを、「開かれた社会」を
維持するための要素として高く評価しているのですから。
まあ「上品なハイソが機能している文化」が好きそうではありますが。
それにしても、皇族が授与する賞を受けに来た日本で、帝政時代のオーストリアに似てると
日本をほめるポパーは意外でした。世襲君主の権威なんてモロに反証不可能じゃないか。
自由な社会を維持する要素として肯定的に評価しているのであって、
世襲君主自体に聖性が宿っているとは考えていない、ってことか。
それってニヒリズムすれすれじゃないか?
なんにせよカール卿の政治的保守主義はひとひねり入ってるってことですな。
266 :
名無しさん@社会人:2005/07/06(水) 17:11:09
>>265 イギリスに忠誠誓っているんだから、
王室・皇室の類を好んでいることは明白。
268 :
名無しさん@社会人:2005/07/06(水) 22:17:59
より
269 :
名無しさん@社会人:2005/07/09(土) 15:41:58
>>267 おまえフランスだとどうなんだよ?あん?
270 :
名無しさん@社会人:2005/07/11(月) 07:47:34
>>263 同じオーストリア出身のキッシンジャーは周恩来と一緒になって「日本は部族国家」とか馬鹿にしてたけどナー
やっぱポパーとウィトの比較なんかより、日本ヨイショの放談がインテリには
好まれるなw
272 :
名無しさん@社会人:2005/07/16(土) 01:38:46
>>263>>265に書き込んだ者です。
>>269 フランスにも王党派はけっこういますよ、ってそういう話じゃないのかな?
>>270 帰化した国がイギリスかアメリカかの違い、ですかね?
それから、話の相手が君主制国家の国民と共産主義国家の指導者という違いもあります。
>>271 釣られましたかね?(笑)ま、ポパーに釣られたのならいいや。
273 :
名無しさん@社会人:2005/07/16(土) 12:14:04
あの時代のオーストリア・ハンガリー出身者には神のように優秀な人間が多いが、
なぜ?
275 :
名無しさん@社会人:2005/07/31(日) 09:34:14
ポパー思想は国際主義を除いては概ね同意できる。
あれだけ設計主義の弊を説いておいて、ナショナリズムを嫌い国際主義を賛美しているところは
やっぱりユダヤ人だからなのか?
世界政府なんて最高の設計主義だろうに。
276 :
名無しさん@社会人:2005/07/31(日) 09:43:42
>>275 そこは自称ポパーに影響を受けた者サッチャー(国家主義)とソロス(国際主義)の差か。
277 :
名無しさん@社会人:2005/07/31(日) 12:28:43
日本人である以上、ナショナリストであることをやめることはできない。
278 :
名無しさん@社会人:2005/07/31(日) 16:39:54
低学歴ナショナリストは知識階級エリート地球市民様の奴隷
279 :
名無しさん@社会人:2005/08/04(木) 11:05:25
280 :
名無しさん@社会人:2005/08/04(木) 12:03:28
>>279 それは地球市民様が弱者の味方面しているのに騙されているだけ。
低学歴が地球市民権を得られるわけないじゃ〜んw
国境を越えて仕事をこなし交通空間を生きる知的エリート=地球市民
日本村共同体の中でしか生きられない弱者=ウヨク
281 :
名無しさん@社会人:2005/08/04(木) 14:57:26
ポパーが褒めた日本の教育制度もその後数年で崩壊した訳だが。
もう19世紀のような品格のある文明なんて地球上のどこにも存在しない。
282 :
名無しさん@社会人:2005/08/04(木) 15:24:10
おまえら土人は一回でもいいからアメリカで学問を学んでこいよ。
猿どもが掲示板でくっちゃべっててもしょうがないだろ?
283 :
名無しさん@社会人:2005/08/04(木) 19:05:23
284 :
名無しさん@社会人:2005/08/04(木) 22:56:42
日本のウヨク=オナニーを覚えた猿
死ぬまでオナニーし続けます。
全員イラク行って死んで来い。
イラク人質の三バカ懐かしいなぁ
286 :
名無しさん@社会人:2005/08/17(水) 23:14:00
なんか「人類が月面に着陸したことなんてないんだよ!」と主張しそうな方がいそうな雰囲気。
あれこそ反証可能性を理解してないように思うが。
287 :
名無しさん@社会人:2005/08/19(金) 23:34:55
>>282 アメリカでもカレッジじゃしょうがねえだろw
ho
289 :
名無しさん@社会人:2005/09/08(木) 22:30:23
ポパーの講演をよく読むとこいつはユダヤ・グローバリストの回し者としか思えん。
こいつが持ち上げてる国はどこもユダヤに深く侵食されている国ばかりだ。
米英なんて今じゃユダヤが支配層になっちゃったし。
結局、ユダ公なんて信用しちゃいけないってことだな。
>>289 陰謀論はほどほどにしてください副島さん。
291 :
名無しさん@社会人:2005/09/30(金) 17:33:27
>>289 ポパーの世界政府、国際主義礼賛は俺も疑問に思っていた。
権力の集中や設計主義を批判する人がなぜ設計主義の極地である
世界政府や国際主義を礼賛するのかと。
同じく設計主義を批判するアメリカの保守は連邦政府や世界政府といった
自分たちから離れた権力には物凄く懐疑的なのにね
ポパーの父はフリーメーソンの会員だったらしいし(自伝で書いてる)、ポパーも
国際ユダヤの尖兵っぽいな。
いろんな著書で陰謀論なんて存在しないって必死に弁解していたのも怪しい。
自分たちの陰謀がばれないようにミスリードしてたのか?
292 :
名無しさん@社会人:2005/10/03(月) 23:13:31
>>291 んなアホな。世界政府なんてポパーは礼賛してませんて。
と、初心者もいるみたいなので一応突っ込んどきます。
293 :
名無しさん@社会人:2005/10/15(土) 19:23:21
カール・ポパーが米英の「大西洋同盟」とやらをマンセーしていたことは事実。
ラッセルの引きで登用され、チャーチルを尊敬していたと言う点でも、
アメリカを戦争に引きずり込んだ「国際主義者」と関係があったことは間違いないと思う。
その点ウィトゲンシュタインとは違うんだよな。
ウィトゲンシュタインはオーストリア帝国に忠実だった人だ。
ポパーとウィトの対立って哲学思想面での問題でもあるけど、こういう政治面の問題でもあるだろう。
ウィトは知的誠実さを追求するあまり世渡りがうまくなかった。
294 :
名無しさん@社会人:2005/10/17(月) 22:09:43
>>293 反証されるたびにアド・ホックな仮説を持ち出して
自説に固執する態度をとっていては、科学的に真理を探究することはできない、
というポパーの思想を上手に例証していただきました(藁
295 :
名無しさん@社会人:2005/10/19(水) 18:03:56
>>294 ワラタ(w
まあ、ポパーが結構俗物なのは確かだけどな。
食えない爺さんだよ。
俗物?ポパーは若い頃、児童相談所で孤児の世話をしていたんだが。
金持ちのチャリティーこそ俗物だよ
えっ
ポパーは若い頃道路工事をしていた
共産主義はユートピア思想と述べています。
人の器量(うつわ)を考える 谷沢永一/PHP研究所 1998/01
「ユートピア」がどのような意味で使われているかが問題だ
302 :
名無しさん@社会人:2005/11/09(水) 17:58:24
「経書を読むの第一義は、聖賢におもねらぬこと要なり。」
「少しにてもおもねるところあれば、道明らかならず、学ぶとも益なくして害あり。」
(吉田松陰)
303 :
名無しさん@社会人:2005/11/11(金) 22:25:46
道路工事?家具職人見習いじゃなかったっけ?
304 :
名無しさん@社会人:2005/11/14(月) 19:34:34
ポパーの陰謀論批判は確かに他の部分と比べてあまり説得力がなかったね。
マルクス主義と精神分析の叩き方だけは冷静さを欠くからな
306 :
名無しさん@社会人:2005/11/14(月) 22:49:12
荒らすなよ。
307 :
名無しさん@社会人:2005/11/14(月) 22:53:46
マルクスの歴史理論なんかでたらめ。
falsifiabilityがない。
つまり疑似科学。
308 :
名無しさん@社会人:2005/11/14(月) 23:01:45
フロイトは使えない。
309 :
名無しさん@社会人:2005/11/15(火) 23:34:36
陰謀論っていまだに生きてたのか
生きてるも何も、最近の陰謀論はマジで凄いよ。
「もう一つの人文、社会科学」と言っても良いレベルだ。
陰謀論者だってPh.D持ちの奴結構多いし。
まさに知の戦いって感じ。
陰謀論ってレッテルを貼って大衆から遠ざける必要があることがよくわかる。
311 :
名無しさん@社会人:2005/11/20(日) 21:56:06
>>310 ああ、そういえばウンベルト・エーコの『フーコーの振り子』にも
ポパーの『推測と反駁』が引用されていましたね(藁
312 :
名無しさん@社会人:2005/11/21(月) 10:56:05
ポパーとウィトゲンシュタインが仲悪かったのはなぜ?
ポパーはラッセルに取り入ろうとしたが、ラッセルはポパーよりもウィトの才能の方を愛していたから。
良くある男の嫉妬だな。
314 :
名無しさん@社会人:2005/11/25(金) 15:38:06
ポパー主義の本来の目的はプラトン叩き。
ヘーゲル、マルクス叩きなんてのは「内ゲバ」でしかない。
まあわかる人にはわかるはず。
まあ、世界3という自体でポパーが何者か気がつかないとね。本来世界は4だよ。
補足しておくと、
4-3=1
7-1=6
さて6という数字が好きなのはどういう人たちでしょう?
ポパーが英米で「20世紀最大の哲学者」と(誇大)に持ち上げられた意味がわかったかね?
さらに言うと、ポパーのハーバマス批判は中傷に近いものがある(知識人のアヘンとまで言っている)
が、ポパーはなぜそこまでハーバマスを叩かなければならなかったのか?
ハーバマスの文章が難解なのは事実だが、読解不可能なほど難解な訳でもない。
それはハーバマスが6派の存在と危険性に気がついていたからだ。
フランス現代思想がノイズだらけで読解不可能に近いのもそうしなければ6派にやられるから
わざとやっている。6派はフランス現代思想は蒙昧主義だって非難するが、そうさせたのは6派なんだよな。
>>314-316 大体わかった(藁。つきあってあげよう。
やはりあれですか、6派の伸張にはネオコンがからんでいるのかな?
ハーバーマスの『新たなる不透明性』(松籟社)に収録された「新保守主義」は
出色のネオコン論ですが、これにはユダヤ教のカバラの「ツィムツィム」(神の自己縮小)
という概念がからんできます。
(ネタですよ。sageます。我ながら物好きにもほどがあるよな)
318 :
317:2005/11/25(金) 23:57:41
しまった!
>>317の「ツィムツィム」を「ツィムツム」に訂正します。
ネタに訂正って何をやっておるのだ、>>自分。反省。
さっぱりわからんし、わかる必要もないだろうな。
こういうのはアホらしいからほっとけというのがポパーさんのおっしゃってたこと。
320 :
名無しさん@社会人:2006/04/26(水) 00:37:13
さびれてるので、関連する箇所を引用しますね。
『未来は開かれている』(カール・R・ポパー/コンラートローレンツ 思索社)158ページのポパーの発言。
「私はおよそ一九三〇年にちょっとした冗談を言いました。こう言ったわけなのです。
多くの学生は、大学が大きな知識の国であり、そのうちの小さな一片ならば、
もしかすると自分たちも把えることができるかもしれない、と考えて大学に行くのではない。
彼らが大学に行くのは、どうしたら理解できないようにかつ印象深く話せるか、
それを習うためなのだ。これが知性主義の伝統なのだ、と。当時私は、それを
冗談のつもりで言ったのでした。ところがしかし、その後自分で大学の先生に
なってみますと、まったく仰天したことに、これが本当のことなのでした。
そのとおりなんです、残念ながら。(笑い。)」
以下ヘーゲルに対する批判へと続きます。
321 :
名無しさん@社会人:2006/04/26(水) 00:49:15
『開かれた社会の哲学』(未来社)所収ポパーの講演「日本から学ぶもの」より引用。
「 思うに、日本は偉大な国であり、また私たちにとって学ぶべきものをもつ
随一の国ではないかとさえ思います(ここで「私たち」というのは、
民主主義の国、その国民自身が自国の未来の責任をもつ国のことです)。
なぜなら、日本はなお、無比の重要性をもつあるものを保持し続けているからです。
――その「あるもの」とは、きちんとした教育システムに他なりません。
私たち――即ち欧米諸国、「西洋社会」――の方は、教育システムを、
殆ど破壊し去ったというのに。」(52ページ)
322 :
名無しさん@社会人:2006/04/26(水) 01:00:39
>>321の続きです。
「 日本を訪れることは、救いです。日本の方々の礼儀正しい態度に接すると、
私は昔に戻ったような気がします。昔とは、私が少年時代まで過ごした帝政下のウィーン、
あるいは一九三五年当時の王政英国のことです。その年私は英国を永住の地と
定めたのでした。残念ながら、私は日本語が全然わかりませんが、日本の方々のふるまいや、
あなたがたがお話になる、あるいはお書きになる英語から察するに、
日本語は礼儀正しい言葉であるようです。即ち人に敬意をもって接する言葉であるようです。
このことは、日本の方々にとっては、敢えて自覚するまでもない当たり前のことかも知れませんが、
それは非常に重要なことです。恐らくあなた方にとっては、それは呼吸する空気のようなもので、
それが欠乏した時だけ自覚されるものなのでしょう。しかしそれが欠乏すると
生命[生活]が成り立たなくなるのです。」(54ページ)
「私は日本の学校に立ち入ったことはありませんが、博物館やお寺などでの彼らの
規律正しい行動に感心しました。」(56ページ)
323 :
名無しさん@社会人:2006/05/04(木) 22:14:46
読むべし
324 :
名無しさん@社会人:2006/05/06(土) 03:11:22
a
s
326 :
名無しさん@社会人:2006/05/07(日) 13:37:09
.
327 :
名無しさん@社会人:2006/07/07(金) 14:51:14
そうかな
328 :
名無しさん@社会人:2006/10/21(土) 15:03:53
あげておこう
さげておこう
330 :
名無しさん@社会人:2006/11/17(金) 18:56:34
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4895000958 『国家を騙した科学者―「ES細胞」論文捏造事件の真相』(牧野出版)。
この本が多くの部分でポパーの『推測と反駁』に依拠して黄禹錫の「研究」の
似非科学性を批判していました。巻末の参考文献表によると韓国語版がある模様。
これがきっかけになってポパーが広く読まれるといいな。
気球にくくり付けて北朝鮮に飛ばすと効果あるんじゃないかね。
しかし、この本の著者のポパー理解は半端で、
「科学は「理論の成立→反証または確証→誤謬の修正または理論の廃棄」という
過程を通して発展し」(179頁)
なんて書いてる。
「確証」は余計だよなあ。まあ、ジャーナリストだからこんなものか。
331 :
名無しさん@社会人:2006/11/25(土) 11:02:47
ついでにポパーについてもコメントがあった(が削除した)ので補足しておくと、理論が「反証
可能」かどうかが科学と非科学をわけるという彼の議論は誤りです。たとえば地動説に対す
る初期の「反証」として、「地球が動いているなら、飛び上がったのと違う場所に落ちるはずだ
」というのがありました。反証可能かどうかは、どういう理論体系(パラダイム)をとるかに依存
するので、絶対の基準ではないのです。
これすごいな・・・・某経済学者のブログより
332 :
名無しさん@社会人:2006/12/15(金) 04:48:13
333 :
名無しさん@社会人:2007/03/08(木) 06:33:47
欧米か
334 :
名無しさん@社会人:2007/03/08(木) 08:16:12
北朝鮮が片付いたらこいつはもっと評価されるよ日本でも
335 :
名無しさん@社会人:2007/03/22(木) 23:35:39
絶対にはずれない天気予報とは?
336 :
名無しさん@社会人:2007/03/22(木) 23:41:04
age
sage
338 :
名無しさん@社会人:2007/03/24(土) 03:38:35
>>307 >マルクスの歴史理論なんかでたらめ。
>falsifiabilityがない。
>つまり疑似科学。
それは間違い。マルクス理論では、
生産力が発展するとそれに照応する生産関係ができあがるということ。
ソ連のように、生産関係を無理に共有にしてもだめ。そういうのを
”局地的共産主義のやっかいもの”とマルクス・エンゲルスは言っている。
たとえば、日本がこれから奴隷制・封建制社会に逆戻りしたら
唯物史観は反証されることになる。反証可能性はある。
まあ、仮にマルクス理論に問題があるとしよう。でも現在では、
宇野学派や、置塩・森嶋・J.Roermerによって数理的に扱われている。
それはそうと、”反証可能性”それ自体は反証可能なの?
メタ理論だというなら、弁証法だってメタ理論なんだけど。
339 :
名無しさん@社会人:2007/03/24(土) 13:57:38
>マルクスの歴史理論なんかでたらめ。
その通り。
だってポパー本に書いてあるじゃん。
340 :
名無しさん@社会人:2007/05/30(水) 21:50:25
age
341 :
名無しさん@社会人:2007/05/31(木) 16:28:24
>”反証可能性”それ自体は反証可能なの?
反証不能です。ポパー自身がそういってるし、だいたい科学理論じゃないからね。
進化論も反証不能です。これもポパーは認める。
342 :
名無しさん@社会人:2007/06/02(土) 00:33:35
「ES細胞」論文捏造事件は、科学哲学的に反証可能性云々の問題ではなく、
追実験ができないことの方が大きいような気がする。
だって、だれもあの科学者ほど人の卵子を無限に手に入れることができないんだもの。
なんか、2000個の卵子を使って、10個ほど成功しらしいよ。
世界で誰も、2000個の人の卵子を自由に処理できる実験なんてできないって。
343 :
名無しさん@社会人:2007/07/04(水) 04:24:25
age
sage
345 :
名無しさん@社会人:2007/07/10(火) 00:44:38
age
346 :
名無しさん@社会人:2007/07/17(火) 00:22:50
>>341 >進化論も反証不能です。これもポパーは認める。
んなわけあるわけねえだろ。
http://webcat.nii.ac.jp/cgi-bin/shsproc?id=BN00151453 『客観的知識 : 進化論的アプローチ』というポパーの著書の邦訳が木鐸社から出版された。
原題は上記のサイトにあるように「Objective knowledge : an evolutionary approach」だ。
進化論が反証不可能だとポパーが認めていたのなら、上記の書名にあるように、
ポパーは反証不可能な説にしたがって「客観的知識」に接近できると説いたとでも?
反証可能性を科学と似非科学との間に境界線に引いたポパーが?
馬鹿も一休みしてから退場して、壁に向かって主張したいことをブツブツつぶやいていなさい。
進化論は反証可能です。
http://members.jcom.home.ne.jp/natrom/ 「Q.進化論は反証不可能なので科学ではないのでは?
A.例えば先カンブリア紀の地層から大量の石器が発見されれば進化論に対する強力な反証になります。
進化論が科学ではないと思いたいために「進化論は反証不可能である」と主張する創造論者もいますが、
原理的に反証不可能であることと、反証の証拠が見つからないことを混同すべきではありません。
進化論は原理的に反証可能ですが、現在のところ反証されていません。」
347 :
名無しさん@社会人:2007/07/17(火) 11:06:47
>>340 創造論との比較のページもってきてどうすんだよw
まあオカルト同士のケンカに首つっこんでも意味はないけどなww
348 :
名無しさん@社会人:2007/07/19(木) 17:20:32
ドーキンスは「ポパー主義者」という言葉を悪い意味で使っているのが不思議だ。
『神は妄想である』(リチャード・ドーキンス著 垂水雄二訳 早川書房)191ページから引用します。
「一方で、もし不都合な地層からしかるべき化石が一個でも発見されれば、
進化論は打ち倒されてしまうだろう。ある熱烈なポパー主義者から、どうしたら
いったい進化を反証できるのかと詰問されたJ・B・S・ホールデンは、有名な話だが、
こう吠え立てた。『先カンブリア時代のウサギの化石でもあればな』。そのような
時代錯誤の化石は、夾炭層[石炭紀後期]からの人間の人間の頭骨や、恐竜の足跡の
あいだに散らばる人間の足跡といった創造論者のあいだで伝説のように囁かれる、
信頼しがたい『発見』の例はあっても、これまで本物といえるものは見つかっていない。」
(引用終了。傍点省略)
>>347 ドーキンスも「オカルト」扱いしますか?言葉の定義にはこだわるな、というのが
ポパーの教えなんで、そうしたいならご自由にどうぞ。
ドーキンスは『悪魔に仕える牧師』(早川書房)でも、ポパーの学説を
トーマス・クーンのパラダイム論と似たようなものだと理解しているようでした。
『利己的な遺伝子』では「カール・ポパー卿」による言及に謝意を表す部分もあったんですが。
両雄、機縁相熟さなかったのは残念です。
349 :
名無しさん@社会人:2007/07/19(木) 22:54:42
>346 ポパーの著作読んだことないだろ低脳
進化論は「形而上学的研究プログラム」であって反証可能な科学理論ではない。
反証理論もメタ理論であって、科学理論そのものじゃないから反証不能。
歴史主義の貧困に書いてあることだろ低脳が
350 :
名無しさん@社会人:2007/07/19(木) 22:55:14
それにしても、ポパーが進化論は反証不可能だと主張したなどというデマがどこから
生まれたのかと疑問に思っていたら、以下のまとめサイトを発見。
http://transact.seesaa.net/article/20950421.html なんのことはない。『果てしなき探求―知的自伝』(岩波現代文庫)で、
自然選択は一部テスト可能だが十分ではない、と主張したのを
創造論者が「ポパーは進化論を反証不可能と認めた」と歪曲しただけの話。
「自然選択」と「進化論」、「テスト可能」と「反証可能」との区別もつかない、
まあ、DQNですな。
ちなみにポパーは『果てしなき探求』の初版時点では自然選択を(「進化論を」じゃないぞ!)
「形而上学研究プログラム」と評価していたが、後年見解を変えており、
自然選択をテスト可能だと認めている。
上記サイトから訳文を引用。
「私は考えを取り消す機会があってよかったと思う。
この取り消しが、自然淘汰の状態についての理解について、
少しでも貢献してほしいと思う。」
この辺の潔さは、さすがポパー。
351 :
名無しさん@社会人:2007/07/20(金) 00:04:21
>>349 ポパーの著作を読んだことのない低能から、ポパーの著作を読んだ高能さまへ質問です。
いったいポパーの著作の何ページに、
「進化論は反証可能な科学理論ではない」などど書かれてあるのですか?
具体的にご指摘下さい。
「自然選択のテスト可能性は十分ではない」と主張していたのを後年撤回したのは
>>350のサイトにありますが。
『客観的知識―進化論的アプローチ―』(カール・R・ポパー著 森博訳)305ページより
「第7章 進化と知識の木」を引用します。
「さていよいよ、私の講演の主要部分である第三部――もし批判に耐えうるとすれば、
自然淘汰説を強化しうると思われる推測または仮説の提示――になった。この仮説は、
オーソドックスな新ダーウィン主義(あるいはそういいたければ「新しい綜合」)的
枠組の論理的境界内に厳密にとどまっているものではあるけれども。」
(引用終了)
ポパーは自然淘汰説を強化するために、新ダーウィン主義的な枠組の
論理的境界内に厳密にとどまる仮説を提案しているのです。
(「読まないで引用します」と書こうと思ったけど、なるべく丁寧な言葉を
使えというポパーの教えに従い、過度の皮肉は控えました)
352 :
名無しさん@社会人:2007/07/20(金) 23:51:08
>>341 >進化論も反証不能です。これもポパーは認める。
>>349 >進化論は「形而上学的研究プログラム」であって反証可能な科学理論ではない。
なんでこんな誤解が生まれ得るのだろうと首をひねりながら
>>350のまとめサイトを見ていてひらめいた。
例えば「ダーウィニズムは検証可能な科学理論ではなく、形而上学研究プログラムである」という表現を見て、
高能さまは、「ダーウィニズム」イコール「進化論」であると解釈されたのだろう。
もちろん、これは誤解です。ダーウィン以前にも進化論は存在しましたし。
ダーウィン主義のダーウィン主義たる所以は、進化のメカニズムとして、
突然変異と自然選択の組み合わせという説を提唱した点にあるのです。
もちろん、ダーウィン主義以外の進化メカニズムの説明方法もありました。
有名なのは、ラマルク主義。「要不要説」「獲得形質遺伝説」といいまして、
要するに誕生してから後に発達した能力が子孫に遺伝する、という考えかたで、
これは個人の努力が世代を超えて伝達するという点が人間の心の琴線に触れ、
20世紀に入っても支持者が多くいました。例えば、劇作家バーナード・ショーは
「メトセラへ還れ」でラマルク主義を高唱し、情熱的名文をもってダーウィン主義
(突然変異+自然選択による進化学説)を批判しています。また、ソ連では、
ラマルク主義に基づいてルイセンコが提唱した学説がスターリンのお墨付きを得て、
遺伝学にかんする唯一の国家公認学説となりました。(以下続く)
353 :
名無しさん@社会人:2007/07/20(金) 23:51:44
ある意味、これには無理もない側面があります。確かに、ラマルク主義が想定している、
獲得形質が遺伝する経路はブラックボックスでテスト不可能だったのですが、
ほぼそれと同じくらい、ダーウィン主義が想定する前提もブラックボックスだったのです。
実体として遺伝子が視覚的に捉えられたのは電子顕微鏡の発達してからでありまして、
それ以前は確かに「ある程度テスト可能だが充分ではない」状態でした。
その後の遺伝子に関する学問の発達ぶりは高能さまもご存知の通りでして、
突然変異や自然選択の具体的メカニズムが明らかになってきました。
ポパーも以前の見解を変更するに至ります。
一方、ラマルク主義が想定していた、獲得形質が遺伝する経路は相変わらず
ブラックボックスのままであり続けました。
その結果、現代で進化論と言えばダーウィン主義、ダーウィン主義と言えば進化論、
という状態が現出し、高能さまのように「ダーウィン主義」と「進化論」とを混同される
お方たちも出現されるようになります。
これ自体、ダーウィン主義が科学的理論としての正しさという点で、勝利をおさめたから、
出現可能になった誤解であるという点で、この誤解はダーウィン主義の正しさを間接的に主張しているのです。
最後に一言。進化論自体は完全に反証可能ですよ。
>>348に引用したように「先カンブリア時代のウサギの化石」があれば完璧に反証されます。
354 :
名無しさん@社会人:2007/07/21(土) 23:30:53
すいません、訂正です。
>>348の引用文中の
「人間の人間の頭骨」
を
「人間の頭骨」に訂正します。コピペする人はこの訂正を織り込んでください。
355 :
名無しさん@社会人:2007/07/25(水) 00:24:38
『自我と脳【新装版】』(カール・ポパー&ジョン・C・エクルズ著 新思索社)24ページから
ポパーの記述した「第一部」を引用します。
「自然淘汰は生物内部から働く盲目の偶然(突然変異)と、生物が何の影響も及ぼさない外部の力との間の
相互作用の結果としてしばしばみられている。ここには生物の目標や好みはまったく関与しない。
それらは自然淘汰の産物でしかないのである。ラマルク(Lamarck)、バトラー(Butler)、
ベルグソン(Bergson)らの理論は、動物の好みや目標がその進化に影響を与え得るというものであるが、
獲得形質の遺伝をもち込む点でダーウィン主義と衝突することになる。
その見解は誤っており、そのことは多くの人々によって別々に見出されているようである。」(引用終了)
>>341>>347>>349の高脳さま(以前の「高能さま」という表記を撤回いたします。
なぜなら、
>>349であなた様は私のことを「低能」ではなく「低脳」と表記しておられたので、
それに対応するにふさわしい表記として「高脳さま」を採用いたします)、
私の説を一日も早く撤回し、より良いものに置き換えたいので、反論をお待ちしております。
356 :
名無しさん@社会人:2007/08/11(土) 07:59:45
>ポパーも以前の見解を変更するに至ります。
ポパー大先生が生きているうちにたまたま反証可能になったものはいいとして、
もし疑似科学のレッテルが貼られたままだったら、以後の研究の発展をかなり阻害したのではないか?
そうなった場合、疑似科学認定で生じた損失の責任を誰が取るのか?
357 :
名無しさん@社会人:2007/08/12(日) 00:48:54
>>356 ポパーは「大先生」の言うことなら確かだろう、などという、
議論の「正統性」に訴える論法には「正統的にと言いたい程に」反対する、と述べています。
>もし疑似科学のレッテルが貼られたままだったら、
ポパーはダーウィン主義を「似非科学」などとは言っていません。
>損失の責任を誰が取るのか?
誰も取りません。特定の問題の解決は、必ず新たな問題を生みます。
この永遠の繰り返しは、絶望の対象ではなく、希望の源なのです。
将来の人類も、究極的な真実に到達した!と確信することはできない。
ならば、自分達が誤っている可能性に対して常に開かれていなければならない。
ならば、私たちの(私や
>>356様の)試行錯誤の記録は決して無駄にはならない。
松明の火はすでに私たちに渡されているのです。
心すべき事で、薄氷を踏む思いがいたします。
358 :
名無しさん@社会人:2007/08/12(日) 04:43:17
>ポパーはダーウィン主義を「似非科学」などとは言っていません。
ポパーは反証主義を適用して
「ダーウィン主義には反証可能性なし。従って擬似科学」
という風に、最初は判断していたんじゃないの?
それが、ポパーが生きているうちにたまたま反証可能になったので変更された。
359 :
名無しさん@社会人:2007/08/12(日) 17:54:57
>ポパーも以前の見解を変更するに至ります。
>ポパーも以前の見解を変更するに至ります。
>ポパーも以前の見解を変更するに至ります。
>ポパーも以前の見解を変更するに至ります。
>ポパーも以前の見解を変更するに至ります。
見解を変更する前にポパーが死んでたら信者の連中はなんといっていたのだろうか
結局こいつらはポパーのいうことを繰言のように繰り返しているだけで、どこが「批判的」
なのだろうか。
360 :
名無しさん@社会人:2007/08/12(日) 23:45:00
>>358 ポパーの言う「形而上学的研究プログラム」という評価は「似非科学」とは
かなりの距離があります。
>>350のまとめサイトに『果てしなき探求』の引用がありますが、
ダーウィン主義について「それでもなお、この理論は貴重である。Darwin以来、その理論なしに、
我々の知識がどのように成長しえたか想像できない。ペニシリンに適応するようになったバクテリアについての
実験を説明しようとするとき、自然淘汰の理論が大いに役立つことは明らかだ。これは形而上学的だが、
非常に具体的で実際的な研究に多くの光を投げかける。たとえばペニシリンに満たされた環境のような、
新しい環境への適用について、合理的な方法で研究可能にしてくれる。
それは適応のメカニズムの存在を示唆し、そのメカニズムが働く詳細の研究を可能とする。
そして、その理論は、これらをすべて可能とする唯一の理論である。」(引用終わり)
と評価しています。「似非科学だ」と言うのとはかなり違うと思いますが、言葉の定義として、
「抗生物質に対する耐性菌発生のメカニズムを説明できる唯一の理論」という概念が
貴殿の提唱する「似非科学」「疑似科学」という用語の意味の範囲内にある、と主張されたいのなら、
ご随意にどうぞ。
>>359 >結局こいつらはポパーのいうことを繰言のように繰り返しているだけで、
「こいつら」というのが誰を指すのか明確ではありませんが、仮りにポパーの
教え子を指すとしたら、貴方の指摘は当たっておりません。ファイヤーベントなんて、
ポパーの教え子ですけど、ポパーをきつく批判しております。『理性よさらば』なんて
本を書いているくらいでして。
『二十世紀を動かした思想家たち』(ギ・ソルマン著 新潮選書)のポパーの章の末尾は、
彼の教え子の多くが彼を批判する側にまわった点に触れ、
「彼の後継者がいないのはおそるべきことである」(脳内引用)と締めくくっています。
ただ、一部のポパー研究者が「ポパー主義者(ポッペリアン)」を自称するのは私もどうかと思っています。
その呼称は「矛盾」そのものではないかと。
361 :
名無しさん@社会人:2007/08/14(火) 23:00:19
>359 日本の研究者はひどいね
362 :
名無しさん@社会人:2007/08/15(水) 01:00:25
ポパーが主流派の科学者たちに対して異論を述べ続けた分野としては、量子論がある。
量子力学のコペンハーゲン解釈が物理学に向かって観察者の主観主義的解釈を導入しかねないのに反対しているらしい。
以下は『量子論と物理学の分裂 W.W.バートリー三世編『科学的発見の論理へのポストスクリプト』より 』(カール・R・ポパー
小河原誠 蔭山泰之 篠崎研二 岩波書店)47ページから引用。
「この序章におけるわたくしのテーゼは、観察者、あるいはより適切な言い方では実験者が量子論において演じる役割は、
古典力学の場合とまったく同じだということである。すなわち、実験者の課題とは、理論をテストすることである。
これとは反対の見解で、普通量子力学のコペンハーゲン解釈と呼ばれるものが、ほとんど一般的に受け容れられている。
かいつまんで言えば、それは『客観的実在は蒸発した』、量子力学は粒子ではなく、むしろ粒子についてのわれわれの知識、
観察、あるいは意識を記述しているのだ、と主張している。
わたくしのような一介の哲学者が、このような支配的なドグマに反対しても、しっぺ返しをくらうだけでなく、笑いものにされて、
軽蔑さえ受けるに違いない。また才能ある物理学者なら、だれでもコペンハーゲン解釈が正しいことを知っているぞ(「実験によって
証明された」のだから)と断言されて、威しつけられるかもしれない。(もっとも、
ニールス・ボーアがとても親切で、根気よくわたくしをもてなしてくれたのは、楽しい思い出だが)。」(傍点省略。引用終了)
その結果、「ポパー大先生」の言うことだから確かだろう、という理由で、
主流派の量子力学に叛旗を翻した物理学者の名前は寡聞にして聞きません。
科学者ってそんな殊勝な種族ではありませんし、
ポパーも、自分が「大先生」であるという理由で、物理学者たちを籠絡したかった
わけではないでしょう。
363 :
名無しさん@社会人:2007/08/15(水) 08:19:43
>>361 それはポパーの研究者にかぎったことではないでしょ
364 :
名無しさん@社会人:2007/08/15(水) 12:21:14
>>362 逆にポパー先生のほうがトンデモっぽく見えるな。
365 :
名無しさん@社会人:2007/08/16(木) 01:03:03
>>362 >『量子論と物理学の分裂 W.W.バートリー三世編『科学的発見の論理へのポストスクリプト』より 』(カール・R・ポパー
>小河原誠 蔭山泰之 篠崎研二 岩波書店)
を
「『量子論と物理学の分裂 W.W.バートリー三世編『科学的発見の論理へのポストスクリプト』より 』(カール・R・ポパー著
小河原誠 蔭山泰之 篠崎研二訳 岩波書店)」
に訂正します。「著」と「訳」が抜けてましたスマソ。
同書127ページも面白い。
「量子力学のボーア−ハイゼンベルグ解釈を批判しようものなら、古き良き日々、
つまり古典物理学の時代に憧れる固陋のやからと切り捨てられるのが常である。
古き良き日々とは、理論が「抽象的」ではなくて、機械的なモデルの助けを借りて
容易に目に見えるものにできた時代であり、また決定論の時代でもある。このような
次第であるから、わたくしには新しい思想には、とくに物理学においては、たとえ
成功しなかったものでも熱烈な賛辞を送ると、ここでもういちど言っておいたほうが
よいだろう。」(引用終了)
「今日はまた一段とグチっぽいですね、ポパー先生」
といのは、いしいひさいちの『現代思想の漂流者たち』に出てくるギャグです。
366 :
名無しさん@社会人:2007/08/16(木) 02:12:56
367 :
ポパー、アニメ化!:2007/08/23(木) 00:09:49
368 :
ポパー、マンガ化!:2007/08/23(木) 00:19:25
>>367の続き
パン・ローリング社から出版された『マンガ ジョージ・ソロス』(ウィザードコミックス)
(黒谷 薫 著)には、1コマだけポパーが出てきます。
ロンドン・スクール・オヴ・エコノミクスにおける授業風景としてですが。
これを見て、「おお!ポパーがマンガになった!」と驚いておりましたが、
どうやら時代は遥かに先を行っていたようです…
369 :
名無しさん@社会人:2007/09/10(月) 00:25:47
http://jp.youtube.com/watch?v=eqgnExSiS0s これは「Monty Python's Bruce Sketch」です。
イギリスからオーストラリアの大学の哲学部に就職した
小男で黒髪の哲学教師が、オーストラリア流儀になじめず、
おどおどするというコント。
「空飛ぶモンティパイソン」という邦題のビデオを見たことがあります。
これってポパーがモデルなのかなあ?
実際にポパーが就職したのはニュージーランドですけど。
370 :
名無しさん@社会人:2007/12/12(水) 00:39:34
371 :
名無しさん@社会人:2008/02/24(日) 13:39:45
372 :
名無しさん@社会人:2008/03/17(月) 23:29:16
373 :
名無しさん@社会人:2008/04/11(金) 18:07:14
渡部昇一はポパーについては語っていない。
渡部はフロイトの系統にあるマーフィーを翻訳していたから、
肝心なことには沈黙している。
初めて書き込みます。よろしくお願いいたします。
ある理論を験証する場合において、なんらかの理論を受け入れなければ始める事は出来ません。
しかし、その理論の受け入れがアドホックでないという確証はもちろん持てないのです。
私たちはその受け入れが、アドホックな受け入れであるか、それとも理論負荷として
妥当するものなのかをどのように判断できるのでしょうか?
そもそも理論負荷として正確に肯定できるものなどあるのでしょうか?
その理論負荷自体がアドホックなものではないのかと疑問に思うことが多々あるのです。
ポパーは遡れば無意識の生得的期待を見出すだろうと述べていますが、
この期待の状態ではあまりにも豊か過ぎて茫漠としていますし、
これ以外の負荷における問題は正当性にはなく利便性にあるということ
になってしまいませんか?
駄文・長文申し訳ない。
流れを切ってしまっているので不適切であればスルーしてください。
375 :
名無しさん@社会人:2008/04/18(金) 20:41:01
>>373-374 ポパーの「合理性と合理性の原理の規約」(水野博志訳、『福岡大学商学論集』Vol.30 No.1,1985-6)220ページ
にはこうあります。ポパーがフロイトや無意識についてふれています。
「人々はしばしばフロイドは人間の非合理性を発見したという。しかしそれは誤っているし表面的な解釈である。
神経病患者の通常の起源に関するフロイドの理論は、われわれの図式、すなわち合理性の原理が付加された状況モデルの
助けによって組立てられた説明図式の中に完全に組込まれるものである。実際、フロイドは神経病患者を
早熟の幼年期に採った態度として説明している。なぜなら、幼年期は子供が理解することが不可能であり
対応することができない状況から逃れるためにその人が自由に採る最も良い解決方法を形成するからである。
したがって神経病患者になるのは、たとえば車にはねとばされる危険があるとわかったときに後に身を引いて
自転車にぶつけられた人の行動同様に合理的である。それは子供が明らかにすぐに必要であると
思われるものあるいは2つの可能な選択のうちでより悪くない方あるいはより耐えやすい方を
たぶん選択するという意味において合理的な行動である。」(引用終了)
それからアメーバの進化圧に対する対応に合理性の起源を求めるのは変でしょう、
という日本人研究者の論文もあったような。暇をみて書き込みます。
376 :
名無しさん@社会人:2008/04/18(金) 20:59:33
『と学会年鑑 AQUA』(楽工社)の311ページに「反証可能」という用語への注として
「哲学者カール・ポパーが提唱した「反証可能性」のこと。科学的な仮説は観測や実験によって
反証される可能性がなければならず、反証不可能な仮説は科学的ではない、という考え方(中略)
反証可能性は、科学と擬似科学を見分ける基準のひとつとされる」とあります。
と学会の本にポパーの名が載ったのはこれが初めてではないかな?
意外や意外という感じですが。
そしてこの注は『ギリギリ科学少女ふぉるしぃ』という歌の歌詞
「ふぉるしふぃえぶるパラノマふぇのみな」というのが
falsifiable paranormal phenomena
つまり、反証可能な超常現象という意味であると説明している文に付いているのです。
これは、と学会らしいというか、なんというか。
歌の内容は擬似科学をからかっているのですが
「何千年もの積み重ねも 事実と事実の結びつきも
1度や2度の実験でくつがえせるわ」
という部分はむしろポパーをからかっているようにも感じます。奥が深い(藁
youtubeで聴くことができます。オススメ!
http://jp.youtube.com/watch?v=aALTmiXHrqA こちらは歌詞表示つきですが、原曲に手が加わっています。
http://jp.youtube.com/watch?v=u-ipsnQcTm0
377 :
名無しさん@社会人:2008/07/24(木) 22:54:38
age
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/sakud/1112242102/118 118 : 削除彩虹 ★ : 2005/06/25(土) 21:09:51 ID:???0
本来、dat落ちするはずのスレを無意味な一行レス、空白行、AAなどで
存続させる意味はありません。
何のために即死判定や倉庫落ち判定の制限があるのか考えて下さい。
また、既に話題が尽きて有用な投稿がなく、保守のみで長期間延命されているスレは
需要がない、続ける意味がない、無用であると、2ちゃんねるの管理人は考えています。
議論するのは自由ですが、管理人の意に反するルールが適用されることはない
ということだけは言っておきたいと思います。
380 :
名無しさん@社会人:2008/10/05(日) 11:28:32
age
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/sakud/1112242102/118 118 : 削除彩虹 ★ : 2005/06/25(土) 21:09:51 ID:???0
本来、dat落ちするはずのスレを無意味な一行レス、空白行、AAなどで
存続させる意味はありません。
何のために即死判定や倉庫落ち判定の制限があるのか考えて下さい。
また、既に話題が尽きて有用な投稿がなく、保守のみで長期間延命されているスレは
需要がない、続ける意味がない、無用であると、2ちゃんねるの管理人は考えています。
議論するのは自由ですが、管理人の意に反するルールが適用されることはない
ということだけは言っておきたいと思います。
382 :
名無しさん@社会人:2008/10/22(水) 01:37:51
383 :
名無しさん@社会人:2009/02/03(火) 01:35:28
池田信夫さんへ。
このスレに何度も書き込んでいますね?
先生は怒らないから
正直に手をあげなさい。
384 :
名無しさん@社会人:2009/02/03(火) 01:56:54
ハイエクとポパーの見解の違いを教えてください
あたかも対立しているかのように語る友人がいるんですが、どうもこの2人は同じことを言ってるように見えます。
385 :
名無しさん@社会人:2009/02/05(木) 01:10:53
>>384 マルクス主義への対応の違いですかねえ?
ポパーの『開かれた社会とその敵 第二部』(未来社)194ページを引用しますね。
「それゆえ、この場合で言えば、社会学主義はわれわれのヘーゲル理解を促進しうるのだが、
マルクス自身の例がそれを不当な一般化として暴露しているわけである。同じような事例は、
マルクスが彼自身の道徳的理念を過小評価したことである。なぜなら、彼の宗教的影響力の
秘密が主としてその道徳的訴求力にあったこと、彼の資本主義批判が主として道徳的
批判として有効であったこと、これらを疑うことはできないからである。
マルクスが示したのは、社会体制がそれ自体で不正でありうること、すなわち、体制が悪であるならば、
体制から利潤を得ている諸個人のあらゆる正義は、見せかけだけの恥ずべき正義、紛れもない偽善である
ということであった。なぜなら、われわれの責任は体制、すなわち、われわれが存続するのを容認している
諸制度にも及ぶからである。
マルクスのこの道徳的ラディカリズムこそが彼の影響力を説明するのであり、そしてそのことは、
それ自身として希望を奮い立たせる事実である。この道徳的ラディカリズムは今でも生きている。
それを生かしつづけ、彼の政治的ラディカリズムが辿らざるをえなくなるであろうような道を
そらが辿らないようにすることが、われわれの課題なのである。
「科学的」マルクス主義は死んだ。その社会的責任と自由への愛が生き延びなければならない。」
(引用終了)
どうすか?これ?
昨今の経済事情を考えるを味わい深い文章ですな。先生!
386 :
名無しさん@社会人:2009/02/05(木) 01:46:06
>>384 >あたかも対立しているかのように語る友人がいるんですが、どうもこの2人は同じことを言ってるように見えます。
一人二役を勝手に演じるのは、もちろんご自由ですが。
今後、経済学説の論考が入り組んできた場合、貴方に
責任を投げ与えます。
サル知恵の持ち主の対しては、
それ相応の
サル知恵しか、
お送りできません!
ポパーって極端な思想の持ち主なん?
388 :
名無しさん@社会人:2009/02/05(木) 02:24:46
389 :
名無しさん@社会人:2009/02/05(木) 19:03:39
確かに両方とも社会主義否定してるね。
390 :
名無しさん@社会人:2009/02/10(火) 00:17:38
>>385の
>そらが辿らないようにすることが、われわれの課題なのである。
を
>それが辿らないようにすることが、われわれの課題なのである。
に訂正します。
ポパーのマルクス主義、というかマルクスの思想についての評価は
>>385の引用文中に典型的にあらわれているように、
「責任倫理」的には断罪し、
「心情倫理」的には擁護する、
という二面性があります。
「責任倫理」と「心情倫理」との区別について解説する必要は
先生にはないでしょうが、今後このスレを閲覧する諸氏のために
『職業としての政治』(マックス・ウェーバー著 岩波文庫)を挙げます。
391 :
名無しさん@社会人:2009/02/12(木) 22:33:07
先生はハイエクについてはお詳しいわけで、
たぶん、ポパーについて
「ハイエクの盟友だからこういう思想の持ち主だろう」と
たかをくくってこのスレに書き込んで、
予想外の書き込みに、戸惑っていらっしゃるのでは?
ハイエクとは微妙に異なるポパーの思想に対して
先生の研究領域が広がれば、当スレの住人として
こんなに嬉しいことはありません。
今の経済的情勢に対しても、必要とされている研究領域であると
愚考いたしますが、いかが?
392 :
名無しさん@社会人:2009/06/28(日) 00:26:09
『ブラック・スワン―不確実性とリスクの本質』(ナシーム・ニコラス・タレブ著, 望月衛 訳 ダイヤモンド社) が、
随所でポパーを賞賛しています。
これを機会に「ホワイトスワン」を「黒いカラス」、「ブラックスワン」を「白いカラス」と
訳し変える伝統が断ち切られれば良いのにな、と思っております。
アルビノの(白い)カラスというのは、一定量の群に必ず存在します。
しかし、黒いスワンはオーストラリアに西洋人が到達するまでは、
存在しないのが当たり前だと思われていたのです。この差は大きい。
「調査不足によって知らないでいたこと」と、
「新地域を調査した結果、新たに知ったこと」との差です。
ポパーは後者、つまり、今後も新たな領域を調査した結果、これまで
自明だと思われていた事柄も反証されるかもしれません、という
可能性に対して開かれた知的謙虚さを、研究者に対して求めているのであって、
前者のような、調査不足の言い訳に使われることを望んではいないでしょう。
393 :
名無しさん@社会人:2010/05/19(水) 06:57:15
池田age
394 :
名無しさん@社会人:2010/08/09(月) 02:33:40
ageます。
395 :
名無しさん@社会人:2010/08/21(土) 17:24:26
タレブですがホパーを称賛するのはいいけれど、
反証可能性と、ランダム性カオス性の判定の難しさによって
全ての学問は信用ならない的な論を行うのはいかがなものかと思う
396 :
名無しさん@社会人:2010/08/22(日) 09:33:15
「よりよき世界を求めて」はどうですか?
397 :
名無しさん@社会人: