1 :
名無しさんの主張 :
05/02/08 16:40:18 ソ連は赤い貴族といわれる連中がいた。 日本には泥棒貴族というべき公務員が多い。 改革派が日本には存在しない。 先祖の富を食い荒らす利権構造だけが強化された。 結果として社会は壊れ始めた。 日本滅亡まで15年だろうか?
2 :
名無しさんの主張 :05/02/08 16:43:57
日本の運命 60年代 70年代 80年代 90年代 00年代 10年代 高度成長 さらに成長 バブル景気 失われた10年 小泉不況 日本滅亡 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ┃:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ∧ ∧ ∧∧ ∧ ∧ ┃:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: (・∀・) ∩∀・) (・∀・)∩ ┃::: ∧∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: / ⊃⊃ ヽ ⊃ノ /⊃ / ....┃:::('д` )::::::::::::∧ ∧::::::::::::::::::::::::::::::::::: 〜( ( ヽ )つ 〜( ヽノ ......┃:::と ヽ::::::::: ('д` )::::::( )⌒ヽ;:::::::::: (/(/' (/ し^ J ......┃:::⊂,,_UO〜:::(∩∩ ):::::|/.|/uと )〜::::: """"""""""""""""""""""""""""""" ↑""""""""""""""""""""""""""""" 滅びの壁
3 :
名無しさんの主張 :05/02/08 16:59:10
あまり日本滅亡とか言ってると本当にそうなるから気をつけた方が良いよ
4 :
名無しさんの主張 :05/02/08 17:02:17
5 :
名無しさんの主張 :05/02/08 18:51:46
日本で改革を唱えた小泉首相 支持率8割。ベッカム、ペ・ヨンジュと同じカリスマだった。 そして、彼はさっていく。1000兆円の債務を残して・・・
6 :
名無しさんの主張 :05/02/08 19:13:30
というか、1990年代に乱発した利付き国債の償還日が2008年 まで続く、その額約180兆円。 とても償還は無理と言うのが一般的な見方。 この時点で輪転機をフル回転し体裁を保とうとすれば、市場にお金 がダブつきハイパーインフレ必達。 どちらにせよ2008年までに国家財政は破綻しIMFの管理下に入 るのは極めて可能性が高い。 原因はご存知の通り、利権によって眠れる人たちが税金を食い物に した為。特権階級層である公務員天国は2008年をもって 幕引きとなる。
7 :
名無しさんの主張 :05/02/08 19:19:47
8 :
名無しさんの主張 :05/02/08 20:27:17
事業提携を申し入れ ニッポン放送にライブドア ニッポン放送の株式35%を取得したインターネット関連会社、ライブドアの堀江貴文社長は8日、都内で記者会見し、ニッポン放送の株式をさらに買い進める意向を示すとともに、同放送に対し事業提携を申し入れたことを明らかにした。(共同通信)
9 :
名無しさんの主張 :05/02/09 02:13:20
日本のマスコミは滅茶苦茶だな。 これでは子ども達の精神構造が崩壊するぞ。 違うか?
10 :
名無しさんの主張 :05/02/09 02:18:50
確かに今の日本を見ていると、官僚制度が腐敗した末に潰れたソ連そっくりに思えるよ。
11 :
名無しさんの主張 :05/02/09 02:21:46
>>10 結末はもっと酷いだろうな。旧ユーゴ化するんじゃないか?
13 :
名無しさんの主張 :05/02/09 15:40:46
ああ、日本が滅びる。 もう、日本は終りだ。
14 :
おいしい牛乳 :05/02/09 16:21:42
今、一番犯罪を犯しているのは公務員連中なんだが…普通飲酒運転したら解雇、恐喝したら即警察ザタでブタ箱行きなのに。あまりにも公務員の懲罰規律が糞だからだろう!どこに希望を見いだせと?
15 :
名無しさんの主張 :05/02/09 16:28:19
16 :
名無しさんの主張 :05/02/09 16:52:05
おまいら教養がないねw
17 :
名無しさんの主張 :05/02/09 17:17:30
東京大学教養学部(前期課程)を修了してますが、何か?
18 :
名無しさんの主張 :05/02/09 17:21:06
中退でつかw お疲れさんw
19 :
名無しさんの主張 :05/02/09 19:04:02
20 :
名無しさんの主張 :05/02/09 19:20:57
社会保険庁“のぞき”で330人処分 処分ぐらいですむかい、こんなアホど も殺せ殺せ、公務員と言ゅう国民の生き血を吸う寄生虫は皆殺しにしてまえ
21 :
名無しさんの主張 :05/02/09 20:33:46
22 :
名無しさんの主張 :05/02/09 20:50:36
外資のみなさんフジテレビを買いませんか? ミミ ヽヽヽヽリリノノノノ ミ ,,、,、,、,、,、,、,、、 彡 __ ,、 ._____ l i''" i彡 |コココ|ヽγ"⌒ヽ .[[| |コココココココ|\ | 」 ⌒' '⌒ | |コココ|エ[ロロロロロ]:エ[[|:エエエ|コココココココ| | ,r-/ <・> < ・> | |コココ| .[|ゝ、__,ノ [| .[[| [| .|コココココココ| | l ノ( 、_, )ヽ | |コココ|=[|======[|=[[|==[|=|コココココココ| | ー' ノ、__!!_,.、| |コココ| .[| [| .[[| [| .|コココココココ| | ∧ ヽニニソ l |コココ|=[|======[|=[[|==[|=|コココココココ| | /\ヽ / |コココ| .[|\.コ二二二二二|コココココココ| | / ヽ. `ー--一' ノ/ヽ ノ7_,,, 、 / (⌒、"⌒ソ⌒ヽ─ '" `、 ( ィ⌒ -'"",う ~''(_)(_)(_)(_)ソ ヽノ ,イ^ ヽ/`、_, ィ/ L i v e d o o rヽ─
23 :
文責・名無しさん :05/02/09 20:58:39
競争に弱い、リスクのストレスに弱い 年金計算が生きがい こういうアイデンティティーが利権を握った得 国は滅びる
24 :
名無しさんの主張 :05/02/09 21:50:36
次の選挙では極右の「維新政党新風」にでも投票してみるか
25 :
名無しさんの主張 :05/02/09 21:54:24
●戦中戦後の世代(〜1935) 戦争を経験し日本を見事復興させ今の日本経済を作り上げた最強の世代 戦国時代の武将なみのレベルの高さで感服。一部勘違いあり。 ●団塊世代(1945〜1949) 自分達が日本を作り上げたと思ってる"超"勘違い世代。 お前らが作ったのは借金。キチガイ多し。 戦中戦後の世代への反発で左全開。行動力や根性は多少は持ち合わせているがたいした事は無い。 唯一評価できるのは繁殖力の高さ。ただしあまりにも高すぎて未だにエロイ事件を起こすのもこの世代。 日本を滅ぼそうと密かにたくらんでいる。もういいから早く団体で中央線にダイブして欲しい。 ●バブル世代(1960〜1969) 未だにバブルもう一回とか言ってるバカや、バブル後の脱力感で魂まで抜けた奴が多く 基本的に左率高め。未だに金銭感覚が狂ってるため消費率は高めなのが救いだがほとんどは無能。企業内でがん細胞化している世代 ●団塊Jr(1970〜1974) 親世代の団塊に反発 戦後世代の爺さんに無条件で可愛がられ内緒で小遣いを貰いリアル昔話を聞かされるなど隔世遺伝で右全開。ただし世代人口が一番多いにもかかわらず出生率を下げていたりと、 繁殖力は極めて低い。団塊の付けを一手に引き受けているのもこの世代。100年後の日本史には悲惨な世代として登場予定 ●無味無臭世代(1975〜1979) いたの? ●無気力世代(1980〜1984) あきらめモード全開。やる気ナッシング。パラサイト多すぎ。 気持ちはわかるが、仕事しろよと。 愚痴らせたり文句言わせたりすると最強な所や、他人に頼りまくるところは団塊そっくり。 近親憎悪なのか団塊への反感で右率高めというかめんどくさいので右。 ●DQN世代(1985〜1995) セックルセックル!中学生のうちから無駄なセックスしすぎ。おまえら大丈夫かよマジで?あんま期待して無いけど頑張って。 ●日本終焉を見守る世代(1996〜) 戦後動き出した日本の鼓動がゆっくりと止まるのを見守ることになる世代。彼らの未来は暗く冷たい。
26 :
名無しさんの主張 :05/02/09 22:44:52
まじで、ソ連かしてきた2005年の日本
27 :
名無しさんの主張 :05/02/10 00:16:11
中国のバブル崩壊のほうが先だ説
28 :
名無しさんの主張 :05/02/10 01:41:09
中国のバブルがはじけると、いっしょに日本の何百という企業と銀行もあぼーん
29 :
名無しさんの主張 :05/02/10 02:04:01
>>28 大げさな奴だな。
102社の民間企業と、3行の銀行だけだよ。あぼーんは。
30 :
しげる ◆dz9zyODV/w :05/02/10 02:12:27
金のことばっか問題視すんな。 それ自体が問題だ。
31 :
名無しさんの主張 :05/02/10 08:46:57
>>29 そこにトヨタ自動車と東芝と日立とNECと新日鉄と小松などがはいっているが?
32 :
名無しさんの主張 :05/02/10 20:16:39
日本の衰退は止らない
チョンがしょうがねーな
34 :
名無しさんの主張 :05/02/10 20:38:22
会社って、兵隊(社員)を常に若い兵力で固めている方が強いって 知ってた?「27歳で定年制」にしていつも若い人 を前線に置けば会社は永続するって事。 会社は機械ではなく有機生命体なんだよ。 機械であればアルバイトだけでも仕事は進むだろうが、 有機生命体である以上「活性化細胞」が必要なんだよ。 その「活性化細胞」が正社員に求められる機能だ。 その際に必要なのは単に技能や労働力だけじゃなくて、プラスα「滅私奉公の精神」なんだよ。 この点が、フリーターやアルバイトとの最も大きな違いだ。 「全てをなげうって会社の為に」という奉仕精神の持ち主のみが正社員の資格に値する。 これは口には出さなくても常識だし、当然わきまえているのが社会人のマナーである。 やる気の無い奴は「癌細胞」だから、会社はこれを排除しなければならない。 「全てをなげうって会社の為に」という奉仕精神の持ち主のみが正社員の資格に値する。 これからが本格的な社畜時代の到来なんだよ。
35 :
名無しさんの主張 :05/02/10 22:24:30
国家破綻に備えてゴールドをって話があるが 破綻時には国民のゴールド保有を禁じて 政府が巻き上げたり 貸金庫ごと封印没収とか それでなくとも換金時にもの凄い税金かけたりで ゴールド保有は意味のない事であろうか? もちろん国民保有の外国株式も没収するであろうか?
36 :
名無しさんの主張 :05/02/10 22:36:18
中国では破綻に備えて農地を買ってるらしい それで引くに引けなくなった人たちによる反乱が もっとも近くにある危機らしいが 日本では農地法の為か聞かない
37 :
名無しさんの主張 :05/02/10 22:41:52
既に海外に拠点を築いた企業連合のステルス銀行に預けるのが良いと思われる。株主はアラブ人。
38 :
名無しさんの主張 :05/02/10 23:29:12
日本が滅びて行く まるで、ソ連の末期だ。
39 :
名無しさんの主張 :05/02/11 12:53:46
東京という大都市はガス庫の上にある砂上の楼閣。東海大地震があったら・・・ 通常の460倍のメタンガス 温泉掘削現場 東京都北区の温泉掘削現場で噴出した天然ガスに引火して起きたとみら れる火災は、発生から一夜明けた11日も火勢が衰えず、炎上を続けてい る。現場周辺の大気からは、通常濃度(0・8ppm)の約460倍に当 たる369ppmのメタンガスが検出された
ガスが出たのならその下には大量の原油が・・・ある訳ないかw
そろそろソビエト連邦みたいに情報公開とチェルノブイリ爆発で日本も終わるか加茂な。
42 :
名無しさんの主張 :05/02/12 16:07:43
>>249 ユーラシア・大西洋連合・・・ではない?
大西洋の向こう側はアメリカブロックになる?
>>252 ユーラシア連合とはEUロシア中国。アメリカ帝国とはアメリカ中南米と日本。
インド洋経済圏とは日本の科学者と一部の企業を中心にアラブ、インド、
アジアイスラムと一部華僑が作った互助組織。これが天下三分の計だよ。
>>253 ブラジル・アルジェリア・シリア・イランなどもユーラシア連合に
加盟すると思ったが・・・違う?
新大陸・大洋州を巡ってユーラシア連合とアメリカ帝国が
しのぎを削るのではないかとも思ったが・・・深読みしすぎだったか?
アメリカ帝国が大西洋の向こうから撤退し、新大陸・大洋州への
支配と収奪を強めるのは決定事項?
ユダヤ・英連邦諸国は三者の間で引き裂かれる?
>>254 ブラジルは潰される。アルジェ、シリア、イランもユーラシア連合に参加。
太平洋はアメリカが支配し、大西洋はアメリカ帝国とユーラシア連合が戦う。
ユダヤの赤い盾はあの方と東経40度で分割合意で交渉を纏めている。
触媒にはどうしても白金が必要でこれをジョンソン・マッセイ社が握って
いる。しかし、有機触媒はあの方が抑えている。まとまれば水素プラ
ントをフル稼働する。欧州ユダヤはインド洋共同体に参加して方陣完成。
43 :
名無しさんの主張 :05/02/12 18:16:52
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu88.htm ソフトバンクの孫社長やライブドアの堀江社長のような人物が出てき
た事がその象徴なのでしょうが、このようなアメリカ的な経営者をマ
スコミは賞賛した。しかし彼らのやっている事を放置したら結果的に
みんな外資に乗っ取られることになるだろう。
それで何が悪いと言う馬鹿なエコノミストもいるが、今の外資に乗っ
取られた韓国経済を知らないからそんなことが言えるのだ。一部の勝
ち組と大多数の負け組が出て社会的な不安が増大して政治が不安定に
なり、結局は中南米のようなアメリカに食い荒らされたような状態に
陥ってゆく。
中南米のような国では一部の成功者が国内で再投資せずにアメリカに
金を持っていってしまう。政治が不安定だからいつでもアメリカに亡
命できるようにしているのだ。韓国でも金持ち達はアメリカやカナダ
へ移住できるようにしている。竹中大臣もいずれはアメリカに逃げ出
すのだろう。私のような貧乏人の負け組はそんなことも出来ない。
44 :
名無しさんの主張 :05/02/12 19:57:52
日本は売国奴が政治をする国。 なんと哀れなのだろうか? ああ、哀愁の時代だ
日本の政治家は自己中ばかりだよ
46 :
名無しさんの主張 :05/02/12 21:03:07
>>45 その政治家に奴隷のように扱われて腹が立たないのは何故なのだろうか・・・不思議な男だ。
47 :
名無しさんの主張 :05/02/12 21:29:07
48 :
名無しさんの主張 :05/02/12 22:47:08
ホリエモンが名経営者だと持ち上げるマスコミ・・・・脳死 何時から日本はこんな惨めな国になったんだよ。
49 :
名無しさんの主張 :05/02/12 22:48:02
>>39 遅レスだが、いつか南関東の地表が吹き飛ぶかもなw
前も地面から湧き出たメタンガスが充満していた室内で
火をつけて爆発起こした美術館あったし。
50 :
名無しさんの主張 :05/02/12 22:49:19
>>39 専門家の警告は、2005〜07年に発生する確率は70%以上だってさ
51 :
名無しさんの主張 :05/02/13 10:20:12
破産寸前の日本 何れ全ての嘘が発覚して社会大騒然
52 :
名無しさんの主張 :05/02/13 10:25:36
元郵政相で自民党衆院議員の野田聖子氏(岐阜1区)に、130人以上の特定郵便局長が個人
献金していたことがわかった。広島県と地元の岐阜県に集中し、献金額などはほぼ横並び。議員
事務所は「自発的に献金してもらっている」というが、「献金した覚えがない」と話す郵便局長もいる。
(略)
名前が記載された郵便局長の中には「個人的に献金した」という人がいる一方、「献金した覚えが
ない。野田議員を特に支援しているわけでもない」「自分では献金していないが、郵便局長はいろん
な名目でカネを徴収されるので、その中から献金されたのかも」と無自覚な人もいた。
野田元郵政相に郵便局長130人以上が個人献金
http://www.asahi.com/national/update/0914/002.html
53 :
名無しさんの主張 :05/02/13 16:53:30
今年は、ブロック経済元年だよ。 地獄の釜が開く年。
54 :
名無しさんの主張 :05/02/15 14:29:28
カースト制度や士農工商制度があれば連帯感が生まれる。 金持ち、貧乏人に限らず、それぞれの階層が連帯するからだ。 それが崩壊すれば二極化構造が固定化し社会が壊れる。 日本人とインド人はそれを無意識のうちに理解していた。 故に、革命が発生せずに各階級の中で循環構造を作った。
55 :
◆B9HWmBRPwk :05/02/15 19:59:46
56 :
◆B9HWmBRPwk :05/02/15 20:02:20
/// さらば、「霞が関封建制」 1 /////// 竹内 靖雄著 「日本」の終わり―「日本型社会主義」との決別 日経ビジネス人文庫 2001年発行 税込価格: \780 より ・・・・・ 8章 さらば、「霞が関封建制」 ◇パーキンソンの法則 「役人の数は、その仕事の量とは無関係に、つねにほぼ一定 の成長率で増えていく」 ◇なされるべき仕事の量とこれに割り当てられる人数との間にはほとんど関係がない。 ― C・N・パーキンソン ◇官僚機構の成長を止める方法が見つからなければ、文明は終わりである。人類に とっての唯一の希望は、人口が官僚機構の成長を上回って増え続けることだけになる。 ― アーサー・H・ロビンソン ◇官僚制においては、経費が増大すると成果は減少する。 ― マックス・ギャモン //////////////// 「日本」の終わり ///
57 :
◆B9HWmBRPwk :05/02/16 19:10:34
/// 霞が関封建制 2 ///////////// ◇これから俗にいう旨みのある仕事を探すつもりだ。といってもそれはもちろん 公職のことじゃないがね。 ― ディーン・アチソン 官に汚職はつきもの 「イムホフの法則」と呼ばれるものによれば、「あらゆる官僚組織は下水処理槽に 似ていて、大きな汚物がかならず浮かび上がってくる」という。この法則はわが日本の 官僚組織にもあてはまる。世界に冠たる優秀な官僚が集まっているはずの組織も この法則の例外ではないようである。それどころか、日本では官僚が優秀であり、 一般人よりもエライことが汚職、腐敗を生み出す条件となっている。 ///// 「日本型社会主義」との決別 ///
58 :
名無しさんの主張 :05/02/16 19:19:10
なぜか日本では数学が偏重されている。英語と並んで主要科目とされ重視されている。 しかし実社会では数学を使う仕事、数学的思考を使う仕事は少ない。 数学で論理的思考力が付くという人がいるが、パターンを覚えてそれに当てはめるというまるで ロボットがプログラムで動いているのと同じような作業でなぜ論理的思考力が身につくのか、根拠がない。 一部の理科系頭の人間はパターン暗記を超えて考えることができるようだが、そういう特殊な人の感覚を標準に教育を考えるべきではない。 数学で論理的思考力を養うのは理科系人間だけなのであるからやはり数学は理数系人間向けの科目である。 数学は理科系の人のために専門教科なのだから数学の時間は削減し、高校では 文科系は自由選択にするべきである。 少なくとも多様な体験をさせ、コミュニケーション能力を養い、自発的に問題を解決する力を養う 総合学習を犠牲にしてまで行なう教科ではない。 文部科学大臣の数学偏重の方針に反対し、数学の傍系教科化を推進しよう。
59 :
名無しさんの主張 :05/02/17 20:45:11
日々、日本はソ連末期に似てきているよな。
60 :
◆B9HWmBRPwk :05/02/17 21:02:34
/// 霞が関封建制 3 /////////////////// 貧しい国の公務員、たとえば軍人や警察官は、低賃金の埋め合わせをする必要上 からも、さかんに賄賂を取り、その見返りに便宜をはかったり公務を執行したりする (カネを出さなければ公務も執行してくれない)。さらに、チャンスがあれば彼ら自身が マフィアや山賊に早変わりしたりする。中国のような「人治国家」でも、役人を動かす には、それぞれの地位・権限と期待するサービスの大きさに応じて利益を提供 しなければならない。昔の中国ではもっと徹底していて、科挙で選抜された高級 公務員以下、政府から正規の給料をもらって仕事をするのではなく、地位に応じて 与えられたその権カを行使して仕事をし、かつ自分の収入を確保して、相当な 財産をつくったのである。 ////////////////// 日本経済新聞社 ///
61 :
名無しさんの主張 :05/02/17 21:35:13
日本のソ連化ってことは、貧困階層と売春婦とヤクザが激増するってこと? すでにそうですが。。。怖い時代が来そうだね。
62 :
名無しさんの主張 :05/02/18 19:20:02
日本には、民主主義体制を維持する伝統はあるが、改革に成功した 歴史が一度も無い。故に、論理的帰結として日本は遠からず滅びる。 第一波として、財政、第二派として餓死、第三派として、占領。
63 :
◆B9HWmBRPwk :05/02/18 20:37:56
/// 霞が関封建制 4 /////// そして仕事をするのに必要な下級の役員は、自分のポケットマネーで雇い、この 連中はその安い給料を補うために、袖の下を取ったりして生活した。ここでは 賄賂は「公共サービス」を買うための料金のようなものであり、行政については 妙な「受益者負担」の原則が確立していたのである。 江戸時代の日本でも似たようなことが行われていた。たとえば、江戸の警察機構で、 正規の公務員警察官にあたるのは武士である与力・同心だけである。彼らは現場の 刑事ではない。捜査の手足となるのは、目明かし、岡っ引きなどといわれる非正規の 下請け業者で、彼らには奉行所から正規の給料など出ていない。 ////// 2001年発行 \780 ///
64 :
警察の実態 :05/02/19 02:29:31
捜査費を捜査に使ったと虚偽の書類を作成して、警察幹部のこずかいに したり、警察幹部の飲み食いに使ったりするのは、全国の警察署で行われて おり、全国で年間に数百億円が警察幹部のこずかいや飲み食いなどに、使われ ている。虚偽公文書作成等罪、職権乱用罪、横領罪、詐欺罪 などすべて懲役刑 である。警察は犯罪のオンパレードである。警察の幹部は刑務所に入っている のが国民からしてみると、常識だと思います。 警察は右翼や暴力団とウラではつながっていて、友達の関係です。
65 :
◆B9HWmBRPwk :05/02/19 18:47:08
/// 霞が関封建制 5 //////////// ではどうやって収入を得ていたのか。与カ・同心からのポケットマネーのほかは、 仕事柄知りえた悪行を黙認してやることに対する「目こぼし料」をはじめ、さまざまな 名目でせびる袖の下、接待(というより無料の飲食)、時にはゆすり、たかりに類した ことまでして生活を支えていた。この時代、行政サービスに関しては「小さな政府」に 徹していて、極端に役人が少なく、「民間活力」が利用された結果がこういう姿に なったのである。 日本は立派な法治国家であり、こんないい加減なやり方はとっくに卒業したものと 思われていた。少なくとも公式にはそういうことになっている。しかし実際には、 地位と権限を「活用」して自分の利益を得るという役人の行動文法は、一世紀以上 経った今日でも健在だったのである。 ///////// 日経ビジネス人文庫 ///
66 :
◆B9HWmBRPwk :05/02/20 18:54:23
/// 霞が関封建制 6 /////// 接待の経済倫理学 収賄や過剰接待(これも解釈によっては収賄になる)はけしからんと誰もがいう。 今や大蔵省のエリート官僚なる人々は、週刊誌に名前、顔写真、経歴つきでその 天下り先や接待その他の行状を書きたてられるようになった。これはマスコミ一流の 「バッシング」、つまり「いじめ」の意図をこめた「情報公開」である。これはこの人たちに とって耐えがたい恥だろうか。そうでもなさそうである。天下り先その他、事実は事実で 「情報公開」されても痛くも痒くもない。それよりも、こうした一覧表に自分の名前が 出てこないようではエリート官僚とはいえないことになるので、そちらこそ恥になる。 ////////// 竹内 靖雄著 ///
67 :
名無しさんの主張 :05/02/20 18:56:13
68 :
名無しさんの主張 :05/02/20 19:09:31
69 :
名無しさんの主張 :05/02/20 19:12:07
70 :
名無しさんの主張 :05/02/20 23:40:12
堀江や外資の資金で日本の物資を買い占めたらすぐにハイパーインフレだろうな。 秒読みに入った日本の国家破産
71 :
◆B9HWmBRPwk :05/02/21 20:53:38
/// 霞が関封建制 7 ///////////////// 旧ソ連では、この種の有力エリートの名簿が「ノーメンクラトゥーラ」で、それが 共産主義下の特権階級、「赤い貴族」の別名になっていた。こういうところを見ると、 社会主義の国はいずこも同じ、つまり日本にも旧ソ連に劣らぬ社会主義は依然 健在であることがわかるのである。 ところで、企業同士でも、企業と官の間でも、そして官と官の間でも、接待は 不可欠の慣行もしくは行動文法である。この最後の「官官接待」とは、中央官庁 から来た役人を地方自治体の役人がもてなすことで、これも今に始まったこと ではない。 ///////////////// 「日本」の終わり ///
72 :
名無しさんの主張 :05/02/23 20:32:16
ソ連と日本は同じ道を歩むだろう アメリカCIA報告書 ∧_∧ ( ´∀`*)キャキャ と と ノ と と ノ >堀江 ∩_∧∩ 彡 /丿・∀・) <<タカイ、タカイ、他界ぃ〜 / / >リーマン _,,..-―'"⌒"~⌒"~ ゙゙̄"'''ョ ゙~,,,....-=-‐√"゙゙T"~ ̄Y"゙=ミ T | l,_,,/\ ,,/l | ,.-r '"l\,,j / |/ L,,,/ ,,/|,/\,/ _,|\_,i_,,,/ / _V\ ,,/\,| ,,∧,,|_/
73 :
名無しさんの主張 :05/02/23 20:57:28
長期金利の急騰が止らない
74 :
名無しさんの主張 :05/02/23 21:07:21
官僚天国、公務員国家の行き着く先はマネーゲームとハイパーインフレ
75 :
自民党の警察幹部は死刑が相当 :自民党の幹部警察は死刑が相当 :05/02/24 02:27:29
捜査費などを捜査などに使ったと虚偽の書類を作成して、警察幹部の小遣いに したり、警察幹部の飲み食いに使ったりするのは、全国の警察署で行われており、 全国で年間に数十億円が警察幹部の小遣いや飲み食いなどに、使われている。 虚偽公文書作成等罪、職権濫用罪、横領罪、詐欺罪、などすべて懲役刑である。 警察は犯罪のオンパレードである。国民からしてみると、警察の幹部は 刑務所の受刑者となっているのが、常識である。 ***検察庁も全国で、警察幹部と同じ手口で年間数億円の公金が、 検察庁幹部(幹部の検事)の小遣いや飲み食いになっている。 警察は右翼や暴力団とウラではつながっていて、友達の関係です。
76 :
名無しさんの主張 :05/02/25 12:42:52
いつから日本は公務員が貴族になったのですか?
77 :
名無しさんの主張 :05/02/25 19:36:07
日本は外国の金融植民地国となりはて、奴隷となる。
78 :
◆B9HWmBRPwk :05/02/25 19:37:27
/// 霞が関封建制 8 //////////////// 接待の「法則」は、わかりきったことであるが、要するに下が上を接待するという ことである。民が官を、売り手が買い手を、仕事をもらう方が仕事を発注する方を、 カネを分配してもらう地方がカネを握っている中央を、それぞれ接待する。水とは 逆で、「カネも接待も低いところから高いところへ向かう」のである。そこで大蔵省の エライ人たちが銀行・証券会社の「MOF担」を通じてさかんに接待を受けていたことが 明らかになると、人は改めて大蔵省はエライのだという事実を確認させられる。 もしも話が逆で、大蔵省が民間の誰かを接待し、賄賂を贈ったというようなことが あれば、人はそれこそ仰天するにちがいない。 /////// 「日本型社会主義」との決別 ///
79 :
自民党の警察幹部は死刑が相当 :05/02/26 01:25:38
***捜査費などを捜査などに使ったと虚偽の書類を作成して、警察幹部の 小遣いにしたり、飲み食いに使ったりするのは、全国の警察署で行われており、 全国で年間に数十億円が警察幹部の小遣いや飲み食いなどに、使われている。 虚偽公文書作成等罪、職権濫用罪、横領罪、詐欺罪、などすべて懲役刑である。 警察は犯罪のオンパレードである。国民からしてみると、警察の幹部は刑務所の 受刑者となっているのが、常識である。 警察は右翼や暴力団とはウラでつながっており、友達の関係である。 ***検察庁も全国で、警察幹部と同じ手口で年間に数億円の公金が、 検察庁幹部(幹部の検事)の小遣いや飲み食いに消えている。
80 :
名無しさんの主張 :05/02/26 12:36:49
滅亡の歌を合唱する日本人の哀れな姿 >>78 >>79 ←被害者
81 :
◆B9HWmBRPwk :05/02/26 20:18:00
/// 霞が関封建制 9 ////////// アメリカ人なら、賄賂や接待を受ける以上、自分が犯罪に加担することを意識し、 その覚悟をして(ただし、ばれないことを期待して)臨む。その覚悟がない場合は、 「これは賄賂だから受け取れない」といって受け取りを拒否する。互いに犯罪と承知の 上で、賄賂を取り、便宜をはかるという「利益のやりとり」なら、もちろん非合法では あるが、これはギブ・アンド・テイクの原則にのっとった一つのビジネスである。 このような「確信犯的贈収賄」には、同情の余地はないかわりに、嫌悪感も少ない。 摘発されれば両者ともに刑務所行きになるだけのことである。露見しなければ ……それは幸運だというほかない。 ////////// 日本経済新聞社 ///
82 :
名無しさんの主張 :05/02/26 23:38:33
第1の階段:株価崩壊、第2の階段:為替崩壊、第3の階段:国債崩壊、 第4の階段:財政崩壊、第5の階段:銀行崩壊、第6の階段:雇用崩壊、 第7の階段:食糧崩壊、第8の階段:年金崩壊、第9の階段:病院崩壊、 第10の階段:情報崩壊、第11の階段:安全崩壊、 第12の階段:生活崩壊、第13の階段:政治崩壊
83 :
魔法のセニョリート ◆40WnEtzSeY :05/02/26 23:53:01
>>1 旧ソ連や日本だけに限った話ではなく、
途上国はどこもそうです。
84 :
名無しさんの主張 :05/02/26 23:58:48
「日本がアメリカの52番目の州になる」。 石原慎太郎知事の著書『国家意志のある「円」』(光文社、200 0年刊)の中で、アメリカの大手ゼネコン「ベクテル社」幹部の衝 撃的な発言を紹介している。曰く「2005年には、日本は米州の 一つに併合されることになっている」と。考えてみれば、2005 年は日本の終戦〔1945年〕から数えてちょうど60年。世に言 う「60年周期説」、そして中国陰陽五行説にいう運命の60年サ イクルとピタリ符号する。
85 :
名無しさんの主張 :05/02/27 18:18:32
日本は既に滅亡状態だな。
86 :
名無しさんの主張 :05/02/27 18:24:51
ダメだ。もう日本人はアメリカ人みたいになったよ。 この、日米合意 = 日本売り渡し契約は、2003年5月24日、 ブッシュ牧場にて 小ブッシュ〜小泉で調印されました。 既にこの時点までに、内容の7割方は達成しており、その結果をもっての牧場招待と相成った訳です。 実に小泉総理大臣立候補前から準備が着々となされていたようです。 この内容に沿って、「 構造改革 」の名の元、74法案が上程され、既にそのほとん どが国会を通過しています。その中でもとりわけ良くぞこんなものを国会議員は承認 したものだ。しかも波風ひとつ立つことなく。という極めつけの核心が2003年6月20日に成立した新商法です。 これによって、三角合併が可能になりました。 日本の銀行・企業は、すでに内堀まで埋められてしまった格好です。 その構造改革の主たる内容は、アメリカ企業による日本企業の買収を促進することだったのです。 冷静に考えると非常にむちゃくちゃなことが、構造改革という美辞麗句のもとで堂々と展開されているのです。 NY株式ダウ = 1万ドル 東証日経平均 = 1万円(昨年10月時点)アメリカ企業の株価は日本の企業の100倍。 株券を印刷すれば、日本の企業を簡単に購入できる。これを法制化。ソニーもトヨタも簡単に購入できるようになる。 防戦側企業は日銀からお金を借りるしかない。(しかしその日銀のオーナーとは。。。。。) このシステムは長期信用銀行買収に於いて実験され、そのシステムをより強固にしたものがこの三角合併です。 長銀買収では、リップルウッドは10億円を支払いました。 しかし、これからの三角合併では、アメリカ企業は印刷屋で株券を印刷する印刷代だけが日本企業の買収コストとなります。 しかも、2005年以降(つまり竹中平蔵がいなくなって後) は管轄大臣の許可なくても自由に敵対TOBを掛けることが可能になりました。 自社の実勢価格分の実弾を用意しなければならない日本企業vs印刷代金だけのアメリカ企業の買収戦争となります。
87 :
名無しさんの主張 :05/02/28 00:12:54
日本人は、いつから奴隷的精神構造になったのですか?
日本経済ももう終りだな。 ホリエモン見ていてそう思う
89 :
名無しさんの主張 :05/02/28 03:56:31
90 :
名無しさんの主張 :05/02/28 04:25:00
借金で成り立ってる国家です
このままではパニックになるぞ。
92 :
◆B9HWmBRPwk :05/02/28 20:08:26
/// 霞が関封建制 10 ////////////// 官は神様・殿様 これに対して、日本人の場合は、「これが賄賂になるとは思いませんでした」と、 無知、無邪気を装って受け取る。受け取る方は、自分がお賽銭やお供え物を 受ける神様と同じ立場にいるつもりらしい。 昔から日本人は神様に「まひなひ」を差し上げればご利益がある、あるいは禍を 免れる、と考えてきた。相手がエライ人でもこれと同じに考える。エライ立場の官に 弱い立場の民が賄賂を贈り、もてなしをするのは、神様への「まひなひ」と同じ 性格のもので、官の方からすれば、自分たちの方がエライという関係を利用した 「一方的な利益享受」である。 ////////////// 2001年発行 \780 ///
93 :
◆B9HWmBRPwk :05/03/01 20:10:28
/// 霞が関封建制 11 ///////////////// 現に官の方は、職務権限にもとづいて見返りを提供した覚えはないからこれは 賄賂ではない、と説明している。ということはつまり、自分たちは神様であって、 もらったカネも接待も神様がいただくお賽銭やお供え物と同じだ、という理屈である。 ではエリート官僚はいつから、どうやって、お供え物をもらう神様になったのか。 大蔵省のキャリア組なら、若い頃から税務署長などを歴任して、たえず床柱を背に して接待を受ける。その後は「MOF担」の接待も受ける。こうして彼らは殿様になり、 神様になる。民間の人々は殿様や神様と付き合う以上、熱心にもてなし、増り物を して喜んでいただかなければ、何をされるかわからないので怖い。 //////////////// 日経ビジネス人文庫 ///
官僚国家は滅びます。ソ連も大日本帝国も滅びました。
95 :
名無しさんの主張 :05/03/04 19:21:08
96 :
◆B9HWmBRPwk :05/03/04 21:13:21
/// 霞が関封建制 12 //////////// 何しろ相手は官という「威光」をそなえた殿様であり、神様である。賄賂を渡して、 その代わりに便宜をはかってくれともちかけるような、「対等な贈収賄関係」には なれそうにない。事実、こうして殿様・神様気分で受けた接待が、法律上の賄賂に なるかどうかは明らかではない。だからこそ、彼らもMOF担側も、あんなのは賄賂 にはあたらないと口を合わせて否定していたのである。 日本の社会は、官が日常いたるところで「下へもおかぬもてなし」を受けている ことなど承知の上で、見て見ぬふりをしてきた。それがここに来て一斉に許す べからざる不祥事として取り上げられるようになったのはなぜか。いかにも度を 過ぎた接待で、目に余るということだろうか。しかし接待した方もこの程度なら 「目に余らない」と思っていたふしがある。 /////////////// 竹内 靖雄著 ///
97 :
名無しさんの主張 :05/03/04 22:48:26
金持ちの奴隷になるか、海外に逃げるか、だな。
98 :
名無しさんの主張 :05/03/06 14:33:55
第1の階段:株価崩壊、 日本はハイパーインフレで崩壊します 第2の階段:為替崩壊、 公務員天国 第3の階段:国債崩壊、 第4の階段:財政崩壊、 第5の階段:銀行崩壊、 第6の階段:雇用崩壊、 第7の階段:食糧崩壊、 第8の階段:年金崩壊、 第9の階段:病院崩壊、 第10の階段:情報崩壊、 第11の階段:安全崩壊、 第12の階段:生活崩壊、 第13の階段:政治崩壊
99 :
名無しさんの主張 :05/03/06 14:42:53 ID:B1tEfeP7 BE:34632386-#
100 :
名無しさんの主張 :05/03/06 14:44:14
101 :
◆B9HWmBRPwk :05/03/06 18:07:47
/// 霞が関封建制 13 ////////// される方は、自分たちはエライのだからこの程度のもてなしを受けるのは当たり前 だと思っている。こういう行動文法を腐敗だと非難してみても始まらない。これが 許すべからざることだというのであれば、神様や殿様をなくすしかない。官という 存在を消してしまうしかない。神様がいる以上、人々はお賽銭を上げるし、殿様が いる以上、手厚くもてなすことをやめないであろう。 賄賂も接待もそうとは思えないほど当たり前になっているような人間の異常さは、 犯罪と知っていて贈収賄を行う人間の悪質さをはかるに上回る。悪質なものには 法と刑罰をもって対処することができるが、異常なものは治しようがない。だから、 その存在そのものを消滅させることが唯一の解決なのである。 /////////// 「日本」の終わり ///
102 :
名無しさんの主張 :05/03/08 18:14:17
壊滅状態になってきたよね
103 :
◆B9HWmBRPwk :05/03/09 20:26:43
/// 霞が関封建制 14 ////////////////////// ルールではなく官が支配する国 各国人気質をからかった次のようなジョークがある。 ドイツでは禁止されていることは禁止されている。 イタリアでは禁止されていることも時に許される。 旧ソ連では許されたこと以外はすべて禁止されていた。 ロシアでは許されていることも時に禁止される。 イギリスでは禁止されていることも許されることも法律には書かれていない。 アメリカでは禁止されていること以外はすべて許されている。 //////////// 「日本型社会主義」との決別 ///
104 :
◆B9HWmBRPwk :05/03/10 20:16:01
/// 霞が関封建制 15 //////////////// では日本ではどうか。 何が許されており、何が禁止されているかについては、官庁にお伺いを 立てなければならない。 これが法治国家・日本の「真実」である。そこで何事につけても官にお伺いを 立て、官の指導を仰ぐことになる。すると次のようなやり取りが行われる。 民「このやり方でよろしいでしょうか」 官「適当とはいえませんね」 民「法律で禁止されているのですか」 官「そういうわけではありませんが」 ///////////////// 日本経済新聞社 ///
105 :
◆B9HWmBRPwk :05/03/12 18:42:43
/// 霞が関封建制 16 /////////// 民「ではやってもいいんですね」 官「われわれとしては、そうは申し上げられません。何しろ前例のないことで、 この世界の慣行にも合致していませんから。関係者の意向をよく訊いて みなければ……」 民「では私たちがこれをやった場合にはどうなりますか」 官「仮定の上の質問にはお答えいたしかねます」 こんなやりとりを通じて、「官の意向を無視して強行した場合はただではすまない」 という空気が伝わってくる。官に逆らった時に何をされるのか、どんな報復や いやがらせを受けるのか、これは考えれば恐ろしくもあり、何よりも煩わしい。 ////////// 2001年発行 \780 ///
106 :
名無しさんの主張 :05/03/14 15:49:20
ミミ彡ミミミ彡彡ミミミミ ,,彡彡彡ミミミ彡彡彡彡彡彡 ミミ彡彡゙゙゙゙゙""""""""ヾ彡彡彡 ミミ彡゙ ミミ彡彡 ミミ彡゙ _ _ ミミミ彡 ミミ彡 '´ ̄ヽ '´ ̄` ,|ミミ彡 ミミ彡  ゚̄ ̄' 〈 ゚̄ ̄ .|ミミ彡 彡| | |ミ彡 彡| ´-し`) /|ミ|ミ /私はロックフェラーに首相にしてもらった。 ゞ| 、,! |ソ < だからご恩返しに日本を買ってもらう。 ヽ '´ ̄ ̄ ̄`ノ / \ 銀行もNTTも郵貯もみんな買ってもらう。 ,.|\、 ' /|、  ̄ ̄| `\.`──'´/ | ̄ ̄` \ ~\,,/~ / \/▽\/
107 :
◆B9HWmBRPwk :05/03/14 19:14:43
/// 霞が関封建制 17 //////////// 結局、官が「大丈夫、問題ありません」と太鼓判を押してくれたこと以外は、やらないのが 無難だということになる。これが官と民の関係を律する日本的な行動文法なのである。 ルールに関する各国の行動文法のうち、どれが正しいかということなら、アメリカの ものが正しい。ルールとは「してはいけないこと」を体系的に示した禁止事項の集まり である。「何をすればどんな罰を受けるか」を明示したものである。罰を示すことがルールの 生命であって、罰を用意しないで「××してはならない」といっただけでは空文にすぎない。 精神訓話を盛りこんだり努カ目標を謳い上げたりしただけでは、社是・社訓にはなっても ルール(法律)にはならない。 ////////// 日経ビジネス人文庫 ///
108 :
◆B9HWmBRPwk :05/03/16 20:25:48
/// 霞が関封建制 18 /////////// ちなみに、「自由主義」とは、おとなしく定義すれば、「ルールによって禁止されて いないことは何をするのも自由」ということであり、もっと正確に定義すれば、 「何をするのも自由である。ただし、ルールで禁止されていることをすれば罰を 受けなければならない。このことを承知の上で、それをするかどうかもあなたの 自由である」ということになる。 保守派の中には、規制緩和、自由化といえば、ルールをやめにしてルールの ない状態に移ることであるかのように「意図的に」曲解して、それは危険だ、 有害だと説く人がいる。本当は、官の規制をやめて自由な競争にするためには 明確なルールを「整備」することが不可欠なのである。 /////////////// 竹内 靖雄著 ///
109 :
◆B9HWmBRPwk :05/03/18 19:40:39
/// 霞が関封建制 19 //////////// 官の成功と失敗 このところ、住専処理の問題でも薬害エイズの問題でも、従来なら通用したはずの 官主導方式が破綻を見せている。考えてみると、こうした兆候はかなり前からあらわれて いた。大和銀行事件は海外で大蔵省の信用を失墜させたし、阪神大震災の時には 政府の危機管理能力が問われた。さらにさかのぼると、バブルの発生と崩壊、その後の 財政の累積赤字の増大によって明らかになったのは、政府(中でも大蔵省)の経済管理 能力の低下にほかならない。優秀なはずの日本の警察も、坂本弁護士一家殺害事件や 松本サリン事件の段階でオウム真理教にメスを入れるチャンスを逸し、この教団が 戦後最悪の犯罪集団にまで成長するのを抑えることができなかった。経済・社会の 変化に官の能力が追いつけなくなってきたのである。 ///////////// 「日本」の終わり ///
110 :
名無しさんの主張 :05/03/20 13:14:59
被害者支援、「米と雲泥」 地下鉄サリン10年 2005年03月20日00時13分 死者12人、5000人を超える負傷者を出した地下鉄サリン事 件から20日でちょうど10年。社会はどう変わり、国は何をして きたのか――。事件の被害者たちは19日、10年の「苦悩」と国 のあり方を語り、あの無差別テロ事件を忘れないよう、訴えた。 19日、東京・内幸町で開かれたサリン被害者対策を考える集い。 千代田線霞ケ関駅助役だった夫の一正さん(当時50)を亡くした 高橋シズヱさん(58)が報告した。 「量の多さ、きめの細かさ、迅速さ。すべての点で、米国の被害 者支援と日本を比べると雲泥の差でした」 昨夏に「9・11テロ」被害者への支援策を知るためにニューヨ ークを訪問した経験を踏まえ、そう語り、補償や継続的なケアなど の面で日本の被害者がこの10年、いかに放置されてきたかを訴え た。 集いには、9・11テロの被害者ら3人が米国から参加した。 息子の消防士ジョナサン(当時29)を亡くしたリー・イェルピ さん(60)は、事件の11日後に「被害者補償基金」が設立され たと紹介。「遺族世帯に平均1億9000万円、負傷者も含め総額 6000億円近くが配分される見通し」と話した。心身への影響も、 ニューヨーク市衛生局が中心となって影響調査を始めて約7万人が 登録。20年後まで継続調査をし、結果も公開していくという。 日本では、サリン被害に対する補償制度はなく、国による継続的 な被害調査も行われていない。
111 :
◆B9HWmBRPwk :05/03/20 20:01:52
/// 霞が関封建制 20 ///////////////////// これまで日本の官はそれぞれのナワバリに割拠し、規制と保護によって民の活動を 取り仕切ってきた。そのナワバリは農業、建設、運輸などの各産業から金融にまで 及んでいるが、こうして各省庁が戦国大名よろしく割拠して支配する体制は、「霞が関 封建制」と呼ぶのにふさわしいものである。この規制と保護の「威カ」によって、官僚は それぞれのナワバリの分野に天下ることもよく知られている。一方、官は実質的に 法律をつくる仕事をしている。政は財その他からカネをもらって、実質的立法者であり 「お上」である官に働きかける「ロビー活動」に精を出している。これが「政・官・財の アイアン・トライアングル」と呼ばれる強力な相互もたれあい構造である。 ///////////// 「日本型社会主義」との決別 ///
112 :
名無しさんの主張 :05/03/20 20:06:35
リーマンブラザーズ・ゴールドマンサックス・メリルリンチ =ロスチャイルド系資本
113 :
名無しさんの主張 :2005/03/21(月) 21:56:26
ロシア、通貨バスケットのユーロ比率を20%に引き上げ ドル基軸通貨の危機 【モスクワ=古川英治】ロシア中央銀行は21日、通貨バスケットに占めるユ ーロの割合を15日に10%から20%に引き上げたと発表した。「主要通貨に対す るルーブル相場の変動率の高まりに対応するため」と説明している。ロシアは 2月にドル連動制を廃止し、通貨ルーブルをドルとユーロで構成するバスケット で管理する制度を導入していた。今後もユーロの比率を徐々に引き上げ、ユー ロへの連動制を高めていく方針だ。
114 :
名無しさんの主張 :2005/03/22(火) 17:49:17
>>113 ロシアはもちろん、韓国すらユーロ切り替えを進めているそうで
・・・わが国は完全にアメリカに拘束されつつありまつね
115 :
◆B9HWmBRPwk :2005/03/22(火) 20:10:50
/// 霞が関封建制 21 /////// 官はこの三角形の頂点にあって日本という船を動かしてきた。戦後の日本ではこの 「官主導の日本型社会主義」が成功を収めた、ということになっている。 しかし成功の神話というものは長くは続かないものである。成功はやがて失敗の 原因となる。九〇年代に入ると、官の失敗や不祥事が目立つようになり、「有能な官」の 権威は急速に低落してきた。実際、官の能カが減退すれば、政・官コンビの問題処理 能力も格段に低下する。 もともと「霞が関封建制」が高度成長期を通じてめざましい成功を収めたように見えた のは、成長によって年々出てくるパイの増加分が問題処理に使えたからにすぎない。 それはかならずしも官の優秀さを証明するものではなかったのである。 /////// 日本経済新聞社 ///
116 :
◆B9HWmBRPwk :2005/03/24(木) 19:39:11
/// 霞が関封建制 22 ////////////// 成長が終わるとともに、それまで通用してきた手法は通用しなくなり、さまざまな問題の 処理は官の手に負えなくなった。というのも、官主導の問題処理は利害の調整、利益の 再分配を基本とするものであり、パイの増加分がなくなった時、この再分配の手法は たちまち困難を来すからである。成長ではなく変化の時代に入ると、先例に従って事を 処理する官僚型行動文法は無力化するし、政・官・財の間で利益をやりとりするシステム そのものも、もっと大きな社会のルールや市場の原理、さらには世界の標準に合わない ものであることが明らかになってきた。「合わなくてもよい、日本には日本で成功してきた 優れたやり方があり、日本型の伝統的なシステムがある」と開き直るだけでは、今、 日本全体に広がっている「問題処理能力不全症候群」を説明することはできない。 ///////////// 2001年発行 \780 ///
117 :
◆B9HWmBRPwk :2005/03/26(土) 19:35:32
/// 霞が関封建制 23 /////////////////// 官も「無能レベル」に到達する その例は住専問題の処理にも見られる。問題を法と市場の原則に従って当たり前に 処理するかわりに、大蔵省が関係者の損失負担をめぐるややこしい方程式をつくり、 談合によって解こうとした結果、最後のつじつま合わせができなくなって、結局は税金を 使うという「下策」に終わった。 大蔵省の金融管理のやり方については、よく「護送船団方式」ということがいわれるが、 これは実は日本のお家芸とはいえない。太平洋戦争の時に日本海軍はこの方式を 真面目に実行していたわけではなく、輸送船団を護衛し、人と物資を運ぶシーレーンを 防衛することをむしろ軽視していた。その結果、日本の輸送船団はアメリカの潜水艦や 航空機の攻撃にさらされて海のもくずと消えていった。 //////////////// 日経ビジネス人文庫 ///
118 :
名無しさんの主張 :2005/03/28(月) 13:38:17
ソ連の崩壊は参考になるね
119 :
◆B9HWmBRPwk :2005/03/28(月) 19:29:13
/// 霞が関封建制 24 ////////////// 一方、日本の潜水艦は相手の輸送船を攻撃することに熱心ではなかった。海軍の 本務は相手の艦隊に決戦を挑んでこれを撃滅することであるという固定観念に とらわれていたので、輸送船団の攻撃といった「つまらない仕事」にはやる気を 起こさなかったのである。 それはともかく、これまで「護送船団方式」なるものが行われてきたことを考えれば、 住専処理についても、次のような官主導方式がとられたのは不思議とするに足りない。 @関係者はまずそれぞれ自分の損失負担を最小にすることを考える。 Aしかしそれでは収拾がつかず、かつ官自身が深くコミットしていたこともあって、 官の出番となり、官主導の「損失割り当てゲーム」、つまり「談合」となる。 /////////////////// 竹内 靖雄著 ///
120 :
名無しさんの主張 :2005/03/28(月) 19:57:20
ヘッジ・ファンドが通貨危機を狙っているらしい。何処が狙われていると思う?
121 :
◆B9HWmBRPwk :2005/03/30(水) 19:42:33
/// 霞が関封建制 25 ///////////////////// B官はそのメンツと責任上、破綻を明らかにしない処理をはかる。 C特定個人や機関の責任が明らかになることは極力回避する。 Dそのためにも、都合の悪い情報は極カ外に出さない。 E関係者のうち、弱者=被害者と称してもっとも強硬に抵抗するものには負担を 免除する(政治的にもそうせざるをえない)。 Fあとは負担能カのあるものに負担させる。 Gそれでも負担しきれない分は、アウトサイダー、つまり国民に広く浅く転嫁する ことにする。 大蔵省はこの定石通りに処理案をまとめた。しかしこの住専処理スキームは どう見ても国民を煙に巻けるほど巧妙なものではなかった。最後のGが明らかに なるや、国民は怒ったのである。 ///////////////////// 「日本」の終わり ///
122 :
◆B9HWmBRPwk :皇紀2665/04/01(金) 22:05:46
/// 霞が関封建制 26 ///////////////// ここまでくる間に大義名分は転々と変わっている。もともと金融不安に対しては 預金者保護がいわれていた。それが預金者とは関係のない金融機関である住専の 処理に焦点がしぼられると、金融システムの安定という口実が持ち出され、 金融システムの崩壊を回避するためにはこうするほかなかったと説明された。 しかし、それも納得が得られるものではなく、農協系金融機関の保護というホンネが 簡単に露見した。そもそも住専処理は誰を救うための策だったかといえば、 無限責任を負っている農協系金融機関の経営者たちであることは歴然としている。 地元の名士など、大いに政治カを発揮するこれらの人々に「死」を宣告するような 処理はできない。 ///////// 「日本型社会主義」との決別 ///
123 :
名無しさんの主張 :皇紀2665/04/01(金) 22:48:05
日本国債の86%を、銀行や保険会社、日銀などの金融機関が保有している。 日経の記事より引用します。 【引用開始】 銀行や保険会社、日銀などの金融機関が抱える国債の残高が、 過去にない水準に膨らんでいる。金融機関が保有する国債の残高は500兆円を 突破。日銀では金融緩和の手段として市場から国債を大量に買い入れた結果、 資産が150兆円に膨張するという異常事態になっている。 国債を通じて国の借金を金融機関が引き受ける構図は2005年も続きそうで、 引き受け手が国債価格の変動リスクに揺さぶられる恐れが強まっている。 日銀の調べによると、2004年9月末時点の金融機関の国債保有残高は503兆円(時価評価)。 前年同期に比べて6.1%増えた。国債発行残高は587兆円なので、 ほとんどを金融機関が保有していることになる。 国債格付機関によると、今、日本の国債格付は途上国クラス。アフリカのボツワナの国債並みの信用評価 ご存知の通りシングルAです。このシングルAから下がるとBになります。Bは投機的クラスになります。 投機的とは、もしかしたら元金が返ってこないかもしれないというクラスです。 格付機関が問題にしているのは、増え続ける債券の残高、この膨張していくものを 政府がいつの段階でどうやって止めるのか、この方法がまったく見えないということです。 こんなヤバイ信用度の低い国債を腹いっぱい抱え込んでる銀行、 政府機関は一旦事が起きるとチョッと前の銀行の不良債権処理問題とは 比較にならんほどのダメージ受ける爆弾抱えてるという事。 金融機関も目一杯抱え込んでこれ以上買う余裕無いので →今度は庶民の財布狙って個人向け国債PR →これも限度があるので明治時代高橋是清がヨーロッパ金融市場向けに 購入お願いした時以来やった事がないPRをこのまえやった。 ボツワナ並み国際評価の国債を買ってくれと言われて余程の高利つけないと バカじゃないから誰も買わんよ。
124 :
おさる :2005/04/02(土) 03:37:25
迷惑防止条例 淫行条例 軽犯罪法こそ、官益国家の象徴
125 :
おさる :2005/04/02(土) 03:38:38
石原慎太郎 小泉潤一郎は 赤い貴族の頂点
126 :
◆B9HWmBRPwk :2005/04/03(日) 17:38:03
/// 霞が関封建制 26 ///////////////// ここまでくる間に大義名分は転々と変わっている。もともと金融不安に対しては 預金者保護がいわれていた。それが預金者とは関係のない金融機関である住専の 処理に焦点がしぼられると、金融システムの安定という口実が持ち出され、 金融システムの崩壊を回避するためにはこうするほかなかったと説明された。 しかし、それも納得が得られるものではなく、農協系金融機関の保護というホンネが 簡単に露見した。そもそも住専処理は誰を救うための策だったかといえば、 無限責任を負っている農協系金融機関の経営者たちであることは歴然としている。 地元の名士など、大いに政治カを発揮するこれらの人々に「死」を宣告するような 処理はできない。 ///////// 「日本型社会主義」との決別 ///
129 :
名無しさんの主張 :2005/04/05(火) 19:14:04
円安になってきてるし 中国、ロシア、韓国が揺さぶりをかけて 金や領土・資源をもぎ取ろうとしているし 近々、日本に大激震がはしるのか?? 大地震?、近隣諸国との戦争?、 それともいよいよ 日本国政府・国債破綻???
130 :
◆B9HWmBRPwk :2005/04/05(火) 23:42:39
/// 霞が関封建制 27 ////////////// 貸し手責任の原則に従って、母体銀行が「法的整理」に踏み切り、住専を破産させる という当たり前の方式がとれなかったのはそのためである。加えて、母体銀行もすねに 傷もつ身で、大蔵省案を受け入れた方が得、という判断に落ち着いたのであろう。 こうしたやり方が関係者以外から猛反対を受けるのは当然である。とはいうものの、 税金が使われることに怒り、責任追及と称してスケープ・ゴートを見つけて叩くことで 溜飲を下げるという、これまた従来から繰り返されてきた日本的ガス抜きに熱中する ようでは、合理的解決への道は開けない。 /////////////// 日本経済新聞社 ///
131 :
◆B9HWmBRPwk :2005/04/08(金) 19:54:28
/// 霞が関封建制 28 ///////////// 自己責任の原則にもとづいて自由で公正な競争が行われるためには、大蔵省という ゲームの管理者兼保護者の存在は有害無用で、本来のルールの番人こそ必要 であることに気づくべきであろう。大蔵省を悪玉に仕立てて叩き、「大蔵省解体論」を 唱えるだけではダメである。 ところで、これを機に護送船団方式に終止符が打たれ、これからは新たなルールの 下で、市場の原則に従って金融システムの立て直しが行われるのだろうか。すべては 不透明なままである。住専処理で事が終わるわけではなく、不良債権は百兆円規模に 達するのではないかともいわれている。 //////////// 2001年発行 \780 ///
132 :
◆B9HWmBRPwk :2005/04/10(日) 19:55:08
/// 霞が関封建制 29 ///////////// これでは開腹してみなければどこまで転移しているのかわからないガンのようなもの である。今後破綻=出血があるたびに日銀特融や公的資金の投入という輸血を 際限なく続けるのか。悪いところを切除せずに、出血があればそのつど輸血して 体カの回復を待つという治療方針では、金融システムの病気は完治しないまま、 経済全体の活力喪失を招くことにもなりかねない。 しかし政府も最近では「金融システムの安定性」という謳い文句を使うことを覚えて、 そのために税金を使って三十兆円規模の輸血をするつもりでいる。手術はもはや 不可能なのか、手術をする気がないのか。こういう事態を見ると、ひたすら大量の 輸血に頼りつづけた昭和天皇に対する終末医療のことが連想される。 /////////// 日経ビジネス人文庫 ///
133 :
名無しさんの主張 :2005/04/10(日) 20:37:09
134 :
◆B9HWmBRPwk :2005/04/12(火) 20:15:20
/// 霞が関封建制 30 /////////////// 「臭いものに蓋」の行動文法 典型的な日本流の問題処理方式は薬害エイズ問題でもそのまま採用されていた。 ここでは厚生省と製薬会社が内部の関係者であり、「われわれ」であって、患者も 国民全体も「彼ら」であり、局外者であって、規制の対象であるにすぎない。企業なら 消費者は顧客であり、その意向は何よりも重視しなければならないが、官にとって 民は顧客ではなく、声なき「客体」であるにすぎない。そこで利害の調整はもっぱら 関係者である製薬会社、医療関係者(学者を含む)の間で行われ、エイズ・ウイルス 感染の危険を承知の上で加熱血液製剤の使用は見送られ、その間に血友病患者に 多くのエイズ・ウイルス感染を引き起こした。 /////////////////// 竹内 靖雄著 ///
135 :
名無しさんの主張 :2005/04/12(火) 20:21:19
これはもうダメかもわからんね
136 :
◆B9HWmBRPwk :2005/04/14(木) 19:40:42
/// 霞が関封建制 31 ////////////// これは犯罪的行為であるとして、当時この意思決定にかかわった人たちの責任が 追及されたが、それにしても、のちに大きな疑惑を招き、自ら窮地に陥るような結果 となる「危ない」意思決定をした人々の錯誤と愚行には驚くべきものがある。関係者の 利害がすべてで、外の世界のこと、国民のことは眼中になかったのであろう。 この愚行を糊塗するためには、当時の意思決定が非加熱製剤の危険を知らないで 行われたもので、不可抗力であった、と強弁するほかなく、そのためには当時の 意思決定のプロセスを隠すほかなく、そのためにはあるはずの文書も存在しない ことにしなければならない。 ///////////// 「日本」の終わり ///
137 :
◆B9HWmBRPwk :2005/04/18(月) 19:33:45
/// 霞が関封建制 32 ////////////////// 都合の悪いことはすべからく隠すにしかず、そうすれば責任の所在も組織の中に しまいこんで行方不明にしておける、というわけであろう。どうにもならなくなった 時だけ、現場の責任者を切る(トカゲの尻尾切り)か、トップが形式上辞任する (頭のすげ替え)。官に限らず、およそ組織というものはこの手法をとって世間に 対抗し、生き延びてきたのである。 高速増殖炉「もんじゅ」のナトリウム漏れ事故でも、動燃がビデオ隠しを試みて、 しかもそれが簡単に発覚している。「不祥事」を起こした時、組織は都合の悪い事実を できるだけ隠そうとする。これは厚生省や動燃に限らない。いじめによる自殺事件が 起こると、学校関係者は「いじめはなかったと思う」、「知らなかった」という。こうして 定法通り「臭いものに蓋」の対応をしているうちに、結局は臭気が外に漏れて大問題に なる。そして隠していたこと自体がさらに悪質な不祥事と見なされるのである。 ///////// 「日本型社会主義」との決別 ///
138 :
名無しさんの主張 :2005/04/19(火) 15:20:44
139 :
◆B9HWmBRPwk :2005/04/20(水) 19:40:26
/// 霞が関封建制 33 /////////// もともと「臭いものに蓋をする」のはまわりに迷惑をかけないためのマナーを指していた ようで、それなら「公害」を外に出さないための立派な態度である。ところが今では 「臭いものに蓋」といえば、もっぱら関係者が自分に都合の悪いことを外部に隠す態度を 指すようになっている。これはあらゆる人や組織がやっていることで、いわば自己防衛の 行動文法の一つである。その意味では少々非難したくらいで簡単に改まるものではない。 しかし今日のような情報社会では、都合の悪い情報を隠し通して「臭いものに蓋」を 決めこむことは至難のわざである。情報はいずれは漏れるもので、その時の非難・攻撃は かえって倍加する。「臭いものに蓋」式の行動文法は、お上や有力集団が「由らしむべし、 知らしむべからず」を都合よく解釈してやっていけた時代のもので、今ではこの方針を 採用してみてもけっして得にはならないのである。 //////////// 日本経済新聞社 ///
140 :
◆B9HWmBRPwk :2005/04/22(金) 19:39:37
/// 霞が関封建制 34 ///////////////// 「政治家は、悪いニュースはただちに公表すべきである。延ばせば延ばすほど 悪影響が大きくなる」という「チャパクイディックの法則」は、官僚についても企業や 学校についても正しい。一九六九年、ケネディ大統領の弟のエドワード・ケネディ 上院議員は、チャパクイディックで自分の車で海中転落事故を起こし、同乗していた 女性を死亡させたが、警察にすぐ届けず、事故の真相をめぐって疑惑を招いたことで、 以後、政治家としての可能性を閉ざされてしまった。 隠せそうもないことを隠すのは愚策である。都合の悪い情報でも進んで公開し、 責任を明らかにした上で、ルールに従って世間に対処するという行動文法が これからは得策なのである。いまだに「臭いものに蓋」式の行動文法を墨守して 改めないのは、道徳的に悪いというよりも、単に愚かだというほかない。 //////////////// 2001年発行 \780 ///
141 :
◆B9HWmBRPwk :2005/04/24(日) 18:25:15
142 :
◆B9HWmBRPwk :2005/04/26(火) 20:25:52
/// 霞が関封建制 35 ///////////////// 「大本営体制」は通用しない かつて日本は戦時中「大本営」という最高統帥機関を設置し、戦争遂行の頭脳とした。 頭脳だから戦争に関する重要な情報はすべてここに集まり、完全な情報独占体制が できあがる。そこで戦争の経過は「大本営発表」として厳かに、文語調で放送される。 ところがこの大本営は、戦争の旗色が悪くなるとともに本当のことをいわなくなり、 ウソの情報を流すようになった。あとになって惨敗だったとわかった海戦でも、敵の 艦船を数多く「撃沈」したが、「我ガ方ノ損害ハ軽徴ナリ」というようなウソの戦果を 発表する。事実を発表すると国民が戦意を喪失するから、つまりは「嘘も方便」だと いうわけである。やがて南方の島が次々に奪われ、守備隊が全員戦死するに いたると、さすがに隠しきれず、これを荘重に「玉砕」と称して発表した。 /////////////// 日経ビジネス人文庫 ///
143 :
◆B9HWmBRPwk :2005/04/30(土) 19:16:37
/// 霞が関封建制 36 /////////////// 今日でも、事実を公表するとあまりにも衝撃が大きいといったことを理由にして、 この「大本営発表」方式が踏襲されている。ウソの情報を発表するのも悪いが、 それよりも問題なのは、大本営が情報を独占しているためにその発表する情報が 本当かウソかもわからない、ということである。国民はわからないまま大本営発表の 情報に従って行動するほかなかった。今日、金融界の大本営である大蔵省も不良債権の 総額を最初は二十一兆円程度と発表し、「比較的軽微ナリ」ということだったが、 やがてそれが七十六兆円と修正され、「軽微」でなかったことが判明する。一体、 金融機関の不良債権の実態を正確につかんだ上でウソの発表をしているのか、 あるいは実態をつかんでいないために正確な数字が発表できないのか。これも 一般国民にはわからない。 /////////////////// 竹内 靖雄著 ///
144 :
◆B9HWmBRPwk :2005/05/03(火) 19:45:32
/// 霞が関封建制 37 //////////////// 情報に関しては、持てるものが絶対に優位に立ち、持たざるものは持てるものに 支配されるというのが鉄則である。今日の官主導体制も、官の民に対する情報の 優位によって成り立っている。官は所轄の業界に関するルールに精通しており、 それによって民間を指導し、規制することができる。この情報格差を利用した支配が 「由らしむべし、知らしむべからず」の原理にほかならない。官の利益からすれば、 情報公開ということはしないのが原則であり、都合の悪い情報にいたっては隠そう とするのが当たり前のことになる。 ////////////////// 「日本」の終わり ///
145 :
名無しさんの主張 :2005/05/03(火) 20:20:47
官僚を操るのが政治家でそれを選んだのが国民である 学識や教養のない田舎議院の影響と 国民をバカにした福利厚生狙いの世間知らず教師 許認可権に守られている左翼マスコミが 日本を衰退に招いたと考えられる
146 :
名無しさんの主張 :2005/05/03(火) 21:55:03
NHK 衛星放送局「BSディベート」事務局
「BSディベート」メール投稿のお願い
2005年5月のテーマは「どうする 財政再建(仮)」です。
日本はいま、先進国で最悪の借金大国です。国と地方の借金は合わせて751兆
円。これは日本のGDP(国内総生産)の1.5倍で、国民一人あたり約588万円
の借金を抱えている計算です。政府は、このままでは国の財政が立ち行かな
く可能性があるので、財政赤字を解消するためには、社会保障を含めた歳出
を削減して、消費税引き上げなどの増税も必要だと言います。しかし、いま
財政再建を優先すれば景気回復が遅れる、どういう社会を作るのか不明確な
ままでは、国民は増税に納得できないなどの反論もあります。一見、遠い話
のように思える財政赤字や財政再建ですが、増税や社会保障の縮小という形
で私たちの生活に大きな影響を与える可能性があります。
みなさんは、こうした財政再建について、どうお考えですか?
ぜひ、メールでご意見をお聞かせ下さい。そして、スタジオの出演者と一緒
に議論に参加して下さい。みなさんのメールをお待ちしております。どうぞ
、よろしくお願い致します。
メールによるご意見は、実名ではなくハンドルネームを用いての掲載となり
ます。詳しくは番組ホームページ
http://www.nhk.or.jp/bsdebate/をご覧いただければ幸い
147 :
名無しさんの主張 :2005/05/03(火) 22:04:25
>146 NHKを民営化して受信料をなくし、税収を増やし、国民の負担を減らす。
148 :
名無しさんの主張 :2005/05/03(火) 22:51:38
公益法人、公務員、族議員、NHKの規模を半分にするのが緊急課題 次に宗教法人への課税、共済年金の廃止をする 大学教員の任期制など
149 :
◆B9HWmBRPwk :2005/05/06(金) 19:02:32
/// 霞が関封建制 38 /////////////////// その一方で、自分たちの利益になる情報だけはマスコミを利用して外部に広がって いくことを期待する。マスコミは官から情報をもらわなければ仕事ができないという 「弱い立場」にあるために、結果的に官の情報操作のお先棒をかつぐことになる。 官とマスコミもこうして利益をやりとりする「もたれあい」の関係にある。最近は官の マスコミ操作の手法も一段と手のこんだものになり、各種審議会にはかならずマスコミ 関係者を大勢参加させることで、本来アウトサイダーであるべきマスコミをインサイダー (身内)に取りこんでいる。 //////////// 「日本型社会主義」との決別 ///
151 :
◆B9HWmBRPwk :2005/05/09(月) 19:52:47
/// 霞が関封建制 39 /////////////// こうして情報に関する官優位が磐石であれば、事実上「大本営体制」が続き、一連の 不祥事が発覚したり、マスコミの集中砲火を浴びたりすることもなかったはずである。 しかし情報というものは固体よりも液体、いやむしろ揮発性のガスに近いもので、 きわめて漏れやすい。あらゆる情報を都合よく隠したり操作したりすることは不可能 である。マスコミをいくら懐柔したつもりでも、マスコミは本来官専属の伝達機関ではなく、 市場で競争している企業の集合であるから、消費者の欲しがる情報は結局はマスコミが 供給することになる。 //////////////// 日本経済新聞社 ///
152 :
◆B9HWmBRPwk :2005/05/13(金) 21:18:12
/// 霞が関封建制 40 /////////////// そして消費者が欲するものを供給することがビジネスの原則である以上、国民の 怒りをかきたてるのが得策となれば、マスコミは批判という情報も大量生産する。 このように市場で行動するマスコミを、戦時中の強力な軍部ならいざ知らず、 今日の弱い、そして無能化した政・官・財が、都合よく統制することはとうてい 不可能である。官の支配を支えてきた「知らしめなければ思うままに支配ができる」 という仮定はもはや成り立たないと知るべきであろう。 /////////////// 2001年発行 \780 ///
153 :
◆B9HWmBRPwk :2005/05/16(月) 21:45:52
/// 霞が関封建制 41 ///////////////// 行動文法の転換が必要 ところで、マスコミが大蔵省や厚生省を叩き、政治家の無能・無倫理を批判し、 それに合わせて国民が怒っている有様を見ると、そこには官僚や政治家、経営者だけが 特別に異常で、その行動が悪質であるという仮定がおかれているように思われる。 もしもそれが正しければ事は簡単であろう。しかし実はそうではないところが問題 なのである。他人事のように批判されている官僚の行動も談合体質その他も、日本人が 長年状況に合わせて練り上げてきた行動文法であって、状況が激変しない限り、 こういうやり方を誰もが維持したいと思い、またその方が居心地がよいと感じている のである。 ////////////// 日経ビジネス人文庫 ///
154 :
◆B9HWmBRPwk :2005/05/21(土) 19:44:58
/// 霞が関封建制 42 /////////////////// 日頃できるだけ競争を避けて関係者同士で利害を調整し(これが協調)、ルールの 裏で便宜をはかり合い、「嘘も方便」、「臭いものに蓋」を原則として都合の悪い情報は 隠し、自分が損失をこうむればどこかに転嫁しようと考える。借りたカネは返せない といって逃げ回り、あらゆる責任追及を免れようとする。こうした行動は、頂上から 底辺まで日本の社会に普通に見られるもので、それは昔から変わっていない。要するに 日本流のやり方や人々の行動文法はほとんど変わっていない。自分本位、自分たちの 集団本位で利益を追求することを基本とするが、市場で競争することをなるべく避けて、 必要な利害調整は集団内で、あるいは官の指導の下で関係者の談合によって行うという この方式こそ、「洗練された封建制度」、あるいは日本型社会主義とでもいうべきもの である。その精密で強力な行動文法を練り上げて優位を保ってきたのが官僚だった、 というだけの話である。 /////////////////////// 竹内 靖雄著 ///
155 :
名無しさんの主張 :2005/05/22(日) 10:39:29
橋梁工事、2001年に談合方式を転換(読売新聞)
鋼鉄製の橋梁(きょうりょう)工事を巡り、古参の大手メーカーなど
17社でつくる談合組織「K会」が2001年ごろを境に、談合システ
ムをより組織的な形に転換していたことが21日、わかった。
三菱重工業(東京都港区)が主導して決めていた工事割り振り役の
「幹事社」を、複数の社の話し合いで選ぶ方法に改めていたもので、横
河ブリッジ(同)が従来の方法に異を唱えたことが背景にあった。公正
取引委員会もこうした実態を把握していると見られ、検察当局とともに
業界ぐるみの談合の全容解明を目指す。
関係者によると、K会の原型は戦前に形作られ、戦後になって「紅葉
会」の名称となった。紅葉会は1991年、三菱重工業など組織に加わっ
ていたメーカーなどが元総会屋らに脅された事件を受けて、いったん解
散したが、93年ごろ、K会と名前を変えて復活し、談合を再開した。
その後、しばらくは「担当者が一堂に会して会合などを開くと目立つ」
などの理由から、会の主要メンバーだった三菱重工業が中心となり、毎
年、事前の根回しで「常任幹事」1社と「副幹事」2社を決定。この幹
事3社が過去の受注実績をもとに工事を割り振っていた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050522it01.htm
156 :
◆B9HWmBRPwk :2005/05/25(水) 20:14:58
/// 霞が関封建制 43 ///////////////// しかしこうした日本型の行動文法を日本的な伝統と見て特別の価値を見出そうと するのは間違いではないか。そのように見られているものの大半は、それほど古く 由緒正しいものではない。たまたま高度成長下で成功を収めたという理由で確立し、 意外に長く続いてきたというだけのものである。 これからは、割拠する組織の堅牢な甲羅を取り払って外からもよく見えるように しなければならない。関係者だけの談合型利害調整にかわって、万人に知られている 国家レベルの標準ルールに従って行動し、監視を受け、反則があれば処罰される という、当たり前の世界に移行しなければならない。 ////////////////// 「日本」の終わり ///
157 :
◆B9HWmBRPwk :2005/05/29(日) 19:43:38
/// 霞が関封建制 44 /////////////// また市場にも専用のゲームのルールがある以上、マネー・ゲームのプレーヤーに 反則があれば、背任、横領などの罪で罰せられるのは当然のことである。その 当然のことが正しく行われない埋め合わせを、日本流の談合型利害調整で行うことは 許されない。 マネー・ゲームで自己責任の原則という場合、それは危ない借り手に貸した 愚行の責任を貸し手が負うこと、自分で損失をかぶること、だけではない。貸す方も、 乱脈融資の結果経営破綻に陥れば、経営責任者の刑務所入りもありうる、という ことでなければならない。とはいうものの、めったなことでは刑事責任が追及されない 日本流のいい加減で気楽なやり方を改めるのは簡単ではない。 ///// 「日本型社会主義」との決別 ///
158 :
◆B9HWmBRPwk :2005/06/04(土) 19:42:06
/// 霞が関封建制 45 ////////////// また、関係者の談合によらず、ルールによる決着を正道とすれば、それは訴訟が 増大することを意味する。訴訟需要の増大に対しては、効率的な裁判体制を用意して、 裁判サービスの供給を拡大しなければならない。その結果として、多少ともアメリカ型の 「訴訟社会」に近づくことは避けがたい。官主導による調整か、裁判による決着かと いうことについては、今のところ日本人の多くは前者、つまり「お上の指導と保護」の 方が居心地がよいと思っている。それでも時代の趨勢は後者の方に向かいつつある。 この趨勢を逆転させることは不可能であろう。 ////////////// 日本経済新聞社 ///
159 :
◆B9HWmBRPwk :2005/06/10(金) 19:30:51
/// 霞が関封建制 46 ///////////////// 官の本質は他人のカネを使うことにある どこの国でも、大統領なり議会なりがつくった法律に従って行政サービスを提供する 中央・地方の公務員の存在は必要である。それは人間でいえば頭脳ではなくて 手足である。手足が自分で判断して民間の人間を支配したり、手足にとって都合のいい 法律をつくったりすることはできない。このような行政サービスの実行者である公務員は 「公僕」と呼ばれるのにふさわしい存在である。しかし日本の官僚は「公僕」ではない のである。「サーバント」などとはとんでもない話で、彼らは自分たちが民間の人間を 取り仕切るエリートであると心得ているのである。日本の官僚の行動文法はこのような 自己認識に支えられている。 /////////////// 2001年発行 \780 ///
160 :
◆B9HWmBRPwk :2005/06/18(土) 22:09:20
/// 霞が関封建制 47 //////////////// このエリート意識のことを昔は「官尊民卑」といっていた。今はさすがにこんな言葉は 使わないが、官尊民卑の意識が消滅したわけではない。もともと戦前の官吏は国民に 仕えていたのではなく、天皇に仕えていた。彼らは天皇直属のサーバントであるから、 ただの国民よりもエライのである。では今日の官僚は誰に仕えるサーバントか。実は 誰のサーバントでもない。自分たちが主人なのである。強いていえば、「金融国」や 「農業国」等々を支配している大名家の家臣なのであるが、大名=殿様=大臣は よそから来て一時的に頭にのっかる帽子のようなものにすぎず、だから自分たちが 本当の主人なのである。国会議員は国民に選んでもらった人間であるから、いくらかの 「公僕性」をもっている。しかし霞が関の官僚は試験で選ばれたエリートであって、 選挙で選ばれた人間ではない。自分たちは一般の民間人よりもエライと思うのも 無理はない。 ///////////// 日経ビジネス人文庫 ///
161 :
ホッシュジエンの国内ニュース解説 :2005/06/21(火) 18:15:53
東京・霞ヶ関の 官庁街の地下に、全長1500メートルの 巨大トンネルが開通しました。
霞ヶ関の 官庁街の地下に開通したのは、「日比谷共同溝」と呼ばれる全長およそ
1500メートル、 直径7メートルの 巨大トンネルです。
トンネルには、水道管のほか、超高圧電流が通るケーブルや 電話線、光ファイバーなどが
収容され、国土交通省では、 強固な構造を持つ このトンネルで、日本の中枢の電力・
通信網を 地震などの災害から 守りたいとしています。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
彡ミ ___ __ といいつつ、本当は日本の支配体制が崩壊した時
|ヽ /| ,,,,,,,,l / / 官僚らがここから日本脱出するつもりじゃないのか?
|ヽ | | ミ ・д・ミ/_/旦~~
⊥ |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
凵 `TT | ̄l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l こんなナゾの壁画がビル内にあるかも ・・・ (・∀・;)
05.6.22 TBS「霞ヶ関の地下に巨大な共同溝が完成」
http://news.tbs.co.jp/headline/tbs_headline1211785.html 05.6.22 朝日「何かがある?謎の空洞と文字 ルネサンスの絵」
http://www.asahi.com/international/update/0621/006.html
162 :
◆B9HWmBRPwk :2005/06/24(金) 19:31:17
/// 霞が関封建制 48 ////////////// 昔の官のエラさは、その別格の俸給で示されていた。明治の高級官僚は、当時の 庶民の五、六年分の稼ぎにあたる月給をもらっていたのである。今の感覚では二千万円 以上の給料を毎月もらっていたことになる。だから今日の高級官僚とは違って、何度か 天下りをして低い生涯所得を埋め合わせしようというような情けない発想は生まれなかった のである。前島密などは、恩給をもらうことも拒否して辞めている。「恩給は国民の税金 である。職を退いた後まで、なぜそれをいただく権利があるのか。私にはそのような カネは無用である」というわけであるが、しかし彼らは年金も恩給もいらないほどの 高給を取っていたことも事実である。 ////////////////// 竹内 靖雄著 ///
163 :
日興コーディアル証券 :2005/06/26(日) 07:08:40
初めての人でも、安心手軽なお金の生かし方、あるのかな? その答えをとても身近な場所で見つけました。 「日興コーディアルで夏の個人向けボツワナ国債。」 お問い合わせも、日興でボツワナ国債。ネットキャンペーンも実施中。
164 :
名無しさんの主張 :2005/06/26(日) 11:48:50
日本が経済破綻する事に付いて: お金持ちは、自分の資産を守る為に真剣に対策を考えている。 貧乏人は、失う物が何んにも無いから、無関心。 政治家や官僚は、自らの責任を誤魔化し回避する為に、 あらゆる手を使って隠蔽工作に躍起になっている。
165 :
日本郵政公社 :2005/06/26(日) 13:54:28
只今、郵便貯金解約キャンペーン実施中。 解約したら、ボツワナ国債に乗り換えましょう。 只今、簡易保険の解約キャンペーンも実施中。 ボツワナ国債への乗り換え特典も付いています。
166 :
名無しさんの主張 :2005/06/26(日) 22:42:21
>184 金在る奴は国外脱出だろ。 流れは永久旅行者だ。世界政府が出来ない限り国家を捨てた奴に課税できない。
167 :
◆B9HWmBRPwk :2005/06/30(木) 19:39:32
/// 霞が関封建制 49 /////////////// それでは戦後から今日にかけて確立してきた官のエラさ、支配力の源泉は何か。 それは国民の税金を集めて使う権限にほかならない。官は税金から高給をもらっている わけではないが、税金の使い方を決め、それを自分たちで使う権限をもっている。 これがいかに大きな「力」であるかは、日頃自分で稼いだ自分のカネしか使ったことのない 一般人には想像できないであろう。そして官のもう一つの力は、いうまでもなく、 ナワバリの中にいる企業や人間を規制し、保護するという仕事から発生する。そして この仕事や規制の根拠となる法律は彼ら自身がつくる。規制や行政指導に従わない 企業や団体に対しては、カネ(補助金)を出さない、各種の許認可を出さないという 「制裁」を加えることができる。 //////////////// 「日本」の終わり ///
ミミ彡ミミミ彡彡ミミミミ ,,彡彡彡ミミミ彡彡彡彡彡彡 ミミ彡彡゙゙゙゙゙""""""""ヾ彡彡彡 ミミ彡゙ ミミ彡彡 ミミ彡゙ _ _ ミミミ彡 ミミ彡 '´ ̄ヽ '´ ̄` ,|ミミ彡 ミミ彡  ゚̄ ̄' 〈 ゚̄ ̄ .|ミミ彡 彡| | |ミ彡 彡| ´-し`) /|ミ|ミ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゞ| 、,! |ソ < 国民から集めた税金は、少子化対策、育児手当等に回す気はない 私を含めた公務員のボーナスにする ヽ '´ ̄ ̄ ̄`ノ / \________ ,.|\、 ' /|、  ̄ ̄| `\.`──'´/ | ̄ ̄` \ ~\,,/~ / \/▽\/
169 :
名無しさんの主張 :2005/07/03(日) 12:18:47
総選挙だそうです。
170 :
◆B9HWmBRPwk :2005/07/04(月) 20:44:16
/// 霞が関封建制 50 //////////////// 一口にいえば、官は他人のカネ、すなわち税金を使ってこうした仕事をしているの である。官が本質的に「腐敗」しやすい存在であるのは、この「他人のカネを使う」 ことにもとづいている。「人は自分のカネを自分のために使う」場合にだけ、無駄遣いを 避け、できるだけよい結果を生むように工夫する。他人のカネを使う時にはそのような 考慮はしない。とくに官は予算という形で使うべきカネを与えられると、それを使い 残しては具合が悪いので、「カラ出張」でも何でもして使う。官は他人のカネを使って 他人のために仕事をしている。「他人のため」とはいうが、それは名目で、他人が 喜ばない干拓地をつくろうが、使われない施設をつくろうが、いっこうに痛痒を感じない。 自分たちがカネを動かして何か仕事をすれば、それが自分たちの業績になるのである。 /////// 「日本型社会主義」との決別 ///
171 :
名無しさんの主張 :2005/07/09(土) 13:05:44
172 :
名無しさんの主張 :2005/07/09(土) 13:15:45
173 :
名無しさんの主張 :2005/07/09(土) 13:18:49
ジオンの残業 〜レビルとギレンと一年戦争〜 掲示板でレビルやギレンと一年戦争後のジオン独立に関する論争がありました。 論争に関する部分を抜粋してみました。 私自身は、こういう話は「専門外」ですので、適切なコメントが出来そうにありません。 そのため、コメントは必要最小限しか入れないようにしていますのでご了承下さい。
従いまして、情報発信といいましても、常識の範囲と申しますか、直感的 に理解できる範囲の内容になります。ビジネス書は著者の力量で読者を理 解したつもりにさせますが、学問は自分の努力で学び取るもの。それがこ のブログの欠点です。でも、毎日、350人もの方のアクセスがあるという ことは、もう1年以上にわたり、このブログを続けており、どの検索サイ トからも「財政破綻」で検索すると最上位にくることと、国民の財政破 綻への関心の高さと思います。 さて、政府日銀は政策金利も市場金利もコントロールしていますが、い つ、コントロール不能になるかは神のみぞ知る、だと思います。こうし た危険な財政運営を続けながら、その間に増税と歳出削減で基礎的財政 収支を均衡させようと考えているものと思います。しかし、残された時 間はあまりにも少ないといわざるを得ません。 (by 湾田)
文藝春秋読んできた。 六本木ヒルズ族とか言われる人達に関するもの。 初っぱなから、ヒルズのパーティーに良く呼ばれて云々。 山本が出資した会社がヒルズに入ってるらしい。 あとは女性週刊誌並のくだらんゴシップネタ。 相変わらず、実名出さずに書いてる。 全体的に読む価値なし。 成功した若者を妬む山本らしい記事でした。 それが文春の読者層のジジイどもにうけるかもしれんけどね
176 :
◆B9HWmBRPwk :2005/07/10(日) 18:06:45
/// 霞が関封建制 51 ///////////// 官の本質がこのようなところにあるとすると、税金が無駄遣いされる事例を 山のように摘発してみても空しいだけである。他人のカネを他人のために使う 仕事をさせれば、かならずそうなる。このような官の存在をできるだけ縮小しよう というのが「小さな政府」の目標であるが、それは官庁や官僚の数を減らすこと だけで達成されるものではない。官僚が税金を使ってする仕事をやめさせ、 使う税金を取り上げることが必要なのである。 ////////////// 日本経済新聞社 ///
177 :
◆B9HWmBRPwk :2005/07/18(月) 21:55:59
/// 霞が関封建制 52 ///////////////// 行政改革と「小さな政府」は不可能? 行政改革会議(会長=橋本龍太郎首相)の最終報告(一九九七年十一月)に よれば、霞が関の官庁は一府十二省庁に統合・再編されることになっている。 現行の一府二十一省庁にくらべると大幅に省庁の数は減り、大臣の数も減る。 外見では政府のスリム化が実現したように見える。ただし郵政三事業の民営化は 実現しなかった。これは「新型公社」の形になるらしい。また大蔵省の改革については 各方面で議論されていたが、財政部門と金融部門の完全分離が実現することは 困難であると見られる。今後十年間で約八十五万人の一般職国家公務員の数を 一〇パーセント削減するという。 /////////////// 2001年発行 \780 ///
178 :
◆B9HWmBRPwk :2005/07/26(火) 21:11:52
/// 霞が関封建制 53 //////////// たしかに、家の間取りを変えて、部屋数を減らし、使いやすくすることも意味が なくはないが、家の広さが変わらないのでは「小さな家」にしたとはいえない。 「小さな家」、あるいは「小さな政府」を実現するには、何よりも政府の仕事を縮小し、 使うカネを大幅に減らさなければならない。民間でできる郵便の仕事をする部屋は もともといらないわけだし、農林水産の仕事をする部屋をいまだに広々ととってあるのも 解せない。政府がするつもりの仕事がいっこうに減っていない様子だから、いくつかの 部屋の仕切りを外して部屋数を減らしてみてもあまり意味がないのである。仕事を 減らすには、必要な仕事と市場に委ねた方がいい仕事をはっきりと分けて、無用な 仕事の根拠になっている法律を廃止しなければならない。それが本来の行政改革 というものである。 ////////// 日経ビジネス人文庫 ///
179 :
◆B9HWmBRPwk :2005/08/08(月) 20:23:39
/// 霞が関封建制 54 ///////////////// とはいうものの、こうした改革ができるとは誰も期待していない。いや、そんな 改革をしては一大事だと思っている人も少なくない。官の中には、行政改革の結果 (クビを切られるとまではいかなくても)現にもっている権限と仕事と予算を取り上げられて 不利益をこうむる人たちが大勢いるはずである。族議員と呼ばれる政治家も、官の ナワバリに対応してロビー活動をしている。そのナワバリが消滅したり縮小したりすれば、 自分の活動分野を奪われ、カネを調達することができなくなる。現在官の規制を受け、 競争から保護され、あるいは補助金をもらっている業界や企業、団体、さらには 「官営」という「親方日の丸」の身分を失うことを恐れる人々、それに応援団としては、 資本主義を嫌い、日本の社会主義を護持しようとする保守派の面々など、多くの人が 「小さな政府」に向かう行革を阻止しようとしているのである。 //////////////////// 竹内 靖雄著 ///
180 :
名無しさんの主張 :2005/08/13(土) 11:52:07
今度の総選挙の争点は、 ソ連と日本は官僚国家。財政が崩壊しインフレで滅亡 です。
181 :
脱税 :2005/08/13(土) 11:55:47
開業医、歯科医の経費水増し税制と言うのがあって、 実際に掛かった必要経費より格段に多額の見なし控除をしている。 その差額がそっくり課税逃れされていて、それが国の財政の重い負担になっている。 この制度を廃止すると毎年国の増収は数千億から2兆円に達すると試算されている。 この制度が導入されてから48年間に国が得られなかった税収は、 利子も入れると丁度国の累積赤字と同じ600兆円程度になる。 開業医、歯科医の経費水増し税制がなければ、今程の財政赤字にはならなかったと言われている。 そのツケは、消費税値上げと言う形で回ってくる。 税金の無駄使いも含めて、不正一掃が必要な様だ。
182 :
名無しさんの主張 :2005/08/13(土) 12:02:49
>>180 日本の場合はインフレで滅亡しない。
寧ろ赤字国債や不良債権処理が急速に進み、良くなる。
日銀のF総裁が何故いままでデフレ政策をとってきたかの方が変!
ひとつには倒産寸前の一流企業(建設など)、保険会社、
老人たちに買わせた国債がヤバクなるから。
経済はデフレでは成長がない。老人社会に配慮しただけ。
序々にインフレ傾向→またデフレ→序々にインフレの流れが理想。
このままデフレが進んでも、いい事なし。
183 :
名無しさんの主張 :2005/08/13(土) 12:18:15
そういえば過去にインフレで借金地獄から抜け出した国がありましたな。 インフレというかハイパーインフレーションでしたがね。 スレタイで言いたいのは、財政破綻で政府が潰れ、デフレが深刻化し企業が連鎖倒産 恐慌となって、最終的にはハイパーインフレーションに転じて国が滅亡ということのようですぞ。 インフレターゲット論は少しいかがわしいですが、確かにデフレ状況での金融緩和政策は有効ですな。
184 :
◆B9HWmBRPwk :2005/08/13(土) 18:52:53
/// 霞が関封建制 55 ////////// どんな有能な外科医でも、自分で自分の体を切開し、どこかを切除するという手術を やってのけることはできない。まず第一に苦痛に耐えられない。しかし部分麻酔を かけて切れば、指くらいは切り落とせる。これは外科医でなくてもある業界の人々 ならばしばしばやっている。しかし自分に全身麻酔をかけて自分で大手術を行うことは 不可能である。というわけで、官自身に行政改革をさせるわけにはいかない。政もまた 同じである。医者の体を切る手術は他人にやってもらうほかない。しかし他人といっても、 素人に執刀させるといえば、この医者は絶対に承知しないであろう。 /////////// 「日本」の終わり ///
185 :
◆B9HWmBRPwk :2005/08/15(月) 23:06:47
/// 霞が関封建制 56 ///////////////// 少なくとも執刀者は医者でなければ、あるいは元医者でなければ…… というわけで、官の大手術を検討するためにつくった行革会議でもその他の 政府関係審議会でも、そのメンバーにはかならず官僚OBが相当数加わっている。 手術を受ける官僚にいわせれば、素人が集まって、「腎臓は二つもいらないから 一つは取ることにしよう」、「こんな大きな胃をもっていると食べ過ぎるから 半分に縮めよう」といった議論をされてはかなわないというのである。 //////// 「日本型社会主義」との決別 ///
186 :
◆B9HWmBRPwk :2005/08/18(木) 21:42:48
/// 霞が関封建制 57 /////////// という次第で、行政改革でも税制改革でも、官に関係した改革論議は、 手術される医者自身とその仲間の医者などが十分相談して、本人の希望に 従って痛くないように整形手術をしよう、という形になる。もちろん、手術後の 顔は本人が気に入るようなものにならなければならないのである。 そこで彼らの手がける改革は次のような目標を達成しなければならない。 @大々的な改革をやったかのよう」見せかける。改革を断行するというのが タテマエであるから、この見せかけは無視するわけにはいかない。 Aしかし(こちらがホンネであるが)できるだけ既得権益を失わないようにしたい。 /////////// 日本経済新聞社 ///
187 :
◆B9HWmBRPwk :2005/08/20(土) 22:31:39
/// 霞が関封建制 58 ///////////// 関係者はこの二つを両立させて実現するために真剣に知恵を絞っている。 「やる気がない」などとバカにしてはならないのである。「やる気」は大いにあるのだが、 それは「官自身の存在を否定するような行政改革をやる気」ではない。彼らは 自分たちの私益を死守することこそ、これまで成功してきた日本的社会主義、 あるいは「霞が関封建制」を護持するという「架空の国益」に直結すると信じている。 私益と公益は一致するというこの信念はなかなか強力なもので、彼らは やましいものは何も感じないのである。 //////////// 2001年発行 \780 ///
188 :
◆B9HWmBRPwk :2005/08/24(水) 21:07:28
/// 霞が関封建制 59 ///////////// 今のところ官は、百五十年前の徳川幕府の人たちとは違って、内外の 危機にお手上げとなってあっさり「大政を奉還する」ようなことはしそうにない。 一府十二省庁で守りを固めて「霞が関封建制」を守り抜くつもりであろう。 だからこれからも本格的な行革が行われることはない。もともとそんなことを 期待する方が間違いだったのである。官に限らず、人は自分の不利益になるに 決まっていることを進んでやるはずがない。良識ある第三者に改革を委ねて みても、その人が大量粛清も辞さないほどの独裁者でない限り、官や政や 郵便局長や農協その他に恨まれ、憎まれるようなことをするのは自分自身も 苦痛であるから、それをあえて実行することはない。 ///////// 日経ビジネス人文庫 ///
189 :
名無しさんの主張 :2005/08/25(木) 12:30:24
国債が借金であることは事実であるが、それは形式的な議論でのみ妥当
するのであり、国債とは本質的には、総支出(総需要)を調節するため
の手段でしかないのだ (ラーナー『雇用の経済学』第一章)
それはまた、庶民が想像するところの借金とは異なるものである。すな
わち日銀が国債をたとえば、500兆円買取って保有した場合に、その
利息収入は日銀の手にはいるが、その利益は政府に納めなければならず、
単なる帳簿上の債権債務となることから明らかである。
さらに明確に国債の本質をとらえるためには、政府の子会社である日銀
を、年末30日に政府に吸収合併するところを想像すれば良い。そうな
ると国債の債権者が政府となるのであり、債権債務が同一人格に帰属す
ることになり、民法における混同の法理により、債権債務が消滅するの
である。これを借金と呼称することには、いささかの無理があることが
分かるだろうと思う。
http://homepage2.nifty.com/niwaharuki/
190 :
◆B9HWmBRPwk :2005/08/26(金) 21:09:51
/// 霞が関封建制 60 ///////////// しかしそれでも悲観的になる必要はないであろう。物事は意識的な改革によって 変わるのではない。官はおそらく霞が関の城を死守しようとするであろうが、その城は 次第に老朽化し、自らの問題処理能カは低下し、膨大な赤字のために、使えるカネも 逼迫する。コントロールできないテリトリーは次々に手放さざるをえなくなる。霞が関に 割拠する官僚の城は、市場の方で進行する変化に押し流されて、流砂の上の建物 のように自然に倒壊していくであろう。「首都機能の移転」によって霞が関の官僚が 「都落ち」するようなことがあれば、それは官の復活、強化のきっかけとはならず、 凋落と萎縮のはじまりになるかもしれない。 ///////////////// 竹内 靖雄著 ///
191 :
◆B9HWmBRPwk :2005/08/30(火) 22:13:21
/// 霞が関封建制 61 //////////// 官支配の社会主義から訴訟社会へ 来世紀に入って官支配の日本型社会主義が腐朽または自壊してしまった あとには何が来るだろうか。官の存在がなくなれば、これまで官がやっていた ことをまったく別の形でやっていかなければならなくなる。それは簡単にいえば、 反則行為を摘発し、裁判によってペナルティを科す「レフェリー機能」であり、 もう一つは民間のプレーヤー間のトラブルを、官の指導や談合ではなく、 これまた裁判によって解決する「仲裁機能」である。 ///////////// 「日本」の終わり ///
192 :
名無しさんの主張 :2005/08/30(火) 23:46:52
日本の場合、ハイパーインフレで助かって、現金もってる椰子だけ損するかもな。
193 :
宗教団体に課税しろ! :2005/08/31(水) 20:11:55
小泉と自民党&公明党を支持している人は、 本当の改革が彼らによって行われると思っているのだろうか? 小泉も森派も自民党も、そして公明党も旧経世会とまったく同じことをしている。 違うのは、美辞麗句を並べ立て、女性候補を前面に立てて、表向きはきれいにしているだけ。 利権誘導は森派においてはかなり露骨にやっている。 もしも、違うというのなら、整備新幹線や明らかに採算のとれない高速道路の建設理由を教えてほしいものだ。
194 :
◆B9HWmBRPwk :2005/09/01(木) 21:36:42
/// 霞が関封建制 62 ////////////////// 民間が市場でやっているゲームを、官庁が監督したり取り締まったりするようでは、 今までの社会主義と少しも変わりがない。監督や取り締まりをする人は、反則を やっているプレーヤーがいると、笛を吹いてプレーを中断させ、ルールにもとづいて ペナルティを科す(これがレフェリーの仕事)こともできるし、違った措置もとれる。 たとえば、そのプレーヤーに、「いい加減にしろ、今度やったら退場だぞ」といった 警告や指導をしたり、時にはお説教をしたりすることもできる。摘発したり、大目に 見たりすることもできる。すべては「ゲームをうまく運ぶ」ために監督者の「自由裁量」 で行われる。これがある限り、プレーヤーの方は、この監督者に利益を供与して、 反則を見逃してもらう、有利な扱いを受けるといった手を考えたりする。「魚心あれば 水心」で、互いに利益を供与し合う関係になりやすい。 ///////// 「日本型社会主義」との決別 ///
195 :
小泉ババア喜び組は大嫌い! :2005/09/01(木) 21:46:57
小泉と自民党&公明党を支持している人は、 本当の改革が彼らによって行われると思っているのだろうか? 小泉も森派も自民党も、そして公明党も旧経世会とまったく同じことをしている。 違うのは、美辞麗句を並べ立て、女性候補を前面に立てて、表向きはきれいにしているだけ。 利権誘導は森派においてはかなり露骨にやっている。 もしも、違うというのなら、整備新幹線や明らかに採算のとれない高速道路の建設理由を教えてほしいものだ。
196 :
¨ ◆tr.t4dJfuU :2005/09/05(月) 08:43:40
イギリスのように 元役人の立候補を禁止しなければなりません
それが全ての改革の基本でしょう
次に献金と役人意志が影響する議員のみによる立法の改革
裁判員法のように 国民も参加させなければなりません
昨日は各党が年金のあり方を主張していました。各党の考え方はどれも一
理あり、優劣は付け難いと思いました。実施後の善悪是非は誰にも見えない
以上、どの党の提案に賛同するかは、個々人の価値観によるしかありません
とすれば、郵政法案は自民を支持し、年金の改革については、民主党を支持
したいと考える人々は、投票で一票しかない以上、主権の半分は放棄させら
れることになります。
現実には、重要テーマは他に「景気」や「教育」「憲法」などもあります、
一括一任間接政治制度がいかに矛盾を含むものかが分ります
この矛盾については
「多くの法案の内たった一つについて考え方が違うという理由で敵にされた
」と郵政法反対の元与党議員が言われておられました
「人を粗末にする政治は変えなければ」と多くの立候補者が叫んでいます。
しかし、彼に一括一任することは、則ち自己の意志の何割かが粗末にされて
しまう事になります。
本当に人の意志を粗末にしないというのなら、「重要テーマごとに、国民が
意志表現できる制度にする」と、主張しなくてはならないはずです。
そう言わない以上、彼立候補者は、彼個人の利益に加勢して欲しいと述べて
いるに過ぎないのではないでしょうか
「巧言令色少なし仁」という諺はまさに間接政治の欠陥を述べたものかも知
れませんね
年5議案程の国会採決に、役人意志と献金意志に影響されない国民意志の参加を!
http://www2.osk.3web.ne.jp/~mine2/
197 :
名無しさんの主張 :2005/09/05(月) 09:29:23
これから、日本国債を売りに行ってくるか♪
198 :
◆B9HWmBRPwk :2005/09/05(月) 21:31:26
/// 霞が関封建制 63 ////////////// だからレフェリーと「監督者」、「取締官」とは違うのである。スポーツ競技のレフェリー とは、普通、反則を摘発し、その場でペナルティを科している。警察・検察と裁判所の 仕事をいっぺんにやっているのである。市場のゲームの場合、単純な反則にはこれに 近い形で対処してもよいであろう。しかし正規の手続きとしては、摘発者が摘発し、 裁判所が最終判断を下して刑罰を決めるということになる。 要するに、社会主義をやめて官の存在をなくしてしまえば、それにかわって、ゲームの 反則を排除し、「交換の正義」を維持するための裁判というサービスが必要となる。 裁判に対する需要が、現在の数倍、数十倍に増えることは間違いない。その時は、 それに見合う司法関係サービスの増加とともに、とくに裁判サービスの効率化、 低廉化がなければならない。 /////////////// 日本経済新聞社 ///
199 :
◆B9HWmBRPwk :2005/09/06(火) 23:02:18
/// 霞が関封建制 64 ////////////// 現在の日本では、超難関の司法試験によって、判事・検事・弁護士の供給が 極度に制限されており、それが裁判サービスの不足、裁判の長期化、高価格の 弁護サービスなどを生んでいる。弁護サービスの水準をもっぱら供給制限、つまり 資格試験によって保証するだけではなく、供給を増やし、供給側の競争によって 高めることを考えるべきである。 ////////////// 2001年発行 \780 ///
200 :
◆B9HWmBRPwk :2005/09/09(金) 00:17:05
/// 霞が関封建制 65 //////////// 今のところ、「アメリカ型資本主義」とともに「アメリカ型の訴訟社会」が到来することを 歓迎しない人が多い。それはこれまで官=お上の監督・取り締まりに頼ってきたからで、 その方が楽だと思われているからであるが、現在の裁判サービスの高くて不満足な質に 人々が恐れをなしているからでもある。裁判サービスのためにGDPの一〇パーセントを 使わなければならぬ国と、一パーセントですませている国があったとして、その場合、 後者の方が断然優れているとは限らない。たしかに、裁判に頼るアメリカ型資本主義は、 そのゲームの正常な進行のためのコストがあまりにもかかりすぎるように見える。しかし 訴訟を抑えているかわりに官がゲームを管理して社会主義をやっている場合には、 ゲームが官の規制、保護によって大きく歪められていることから生じる膨大な損失が あるはずである。 ////////// 日経ビジネス人文庫 ///
201 :
◆B9HWmBRPwk :2005/09/11(日) 18:31:00
/// 霞が関封建制 66 //////////// 当事者にとっては、官を接待し、賄賂を贈ってうまく処理してもらう方が、訴訟で 決着をつけるより安上がりかもしれないが、当事者は費用を節約したつもりでも、 社会全体がこうむる損害は、税金の無駄遣い、贈収賄や汚職の頻発による 「道徳的汚染」の蔓延などを考えれば、はるかに大きいと見なければならない。 それとも、みんなが「道徳的不感症」になることで、こうした官や政の不祥事を無視し、 官主導の社会主義を続ける方がやはり居心地がよいというのだろうか。それも 一つの選択肢ではある。しかし現在は逆に「道徳アレルギー症」が昂進し、 官僚の腐敗にいきり立ち、官僚叩きに我を忘れている感がある。官僚が 犯罪を犯したのであれば、官僚叩きに走るよりも裁判によって法の制裁を 受けさせるのが正しい。 //////////////// 竹内 靖雄著 ///
池波正太郎も日本は共産主義国家だと言ってたな。
203 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/12(月) 06:09:10
日本国債暴落キタ━━━━━━━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━━━━━━━━!!
205 :
◆B9HWmBRPwk :2005/09/19(月) 19:54:01
/// 霞が関封建制 67 ///////////// かつて封建時代には、官(お上)は賢い人で、農工商の民間人は無知なサル同然、 という仮定にもとづいてお上の支配とお上依存が成り立っていた。民主主義の世の中 になると、国民はサルではなく人権をもった人と見なされる。しかし依然として官は 民間人よりはるかに「賢い人」であると思われていた。今では官は狡知にたけた 「悪い人」と見られ、「国民はつねに正しい人」であると仮定されている。この最後の 仮定は正しくないが、ともかく官僚がそれほど悪人で、「官僚亡国論」を唱えたいと 思うのなら、この官僚支配の社会主義を「安楽死」させることを考えなければならない。 ・・・・・ ////////////// 「日本」の終わり ///
206 :
◆B9HWmBRPwk :2005/09/19(月) 20:27:59
207 :
名無しさんの主張 :2005/09/22(木) 22:21:13
日本は破綻しました。 国の借金、過去最高795兆円=国民1人623万円に−6月末 財務省は22日、国債、借入金、政府短期証券を合計した「国の借金」残高が今年6月末時点で 795兆8338億円に膨らみ、過去最高を更新したと発表した。3月末に比べ14兆2821億円増加し た。残高を総務省の推計人口(1億2764万人)で割ると、生まれたばかりの赤ちゃんも含めて、 国民1人当たり約623万円の借金を負っている計算になる。 (時事通信) - 9月22日17時0分更新
208 :
◆wsxN6l9N52 :2005/09/29(木) 22:21:01
209 :
◆wsxN6l9N52 :2005/09/29(木) 22:25:37
/// 真の構造改革とは何か 1 /////// 石井 紘基 (著) PHP研究所 2002年1月出版 価格:¥1,785 「日本が自滅する日―官制経済体制が国民のお金を食い尽くす」より ・・・・・ 序章 真の構造改革とは何か―「もう一つの日本」を直視せよ 旗印の正しさだけでは改革はできない 小泉純一郎首相の出現は、低迷する日本政治に大きなインパクトを与えた。 それは小泉氏が、人気のない森政権の後に登場し、「聖域なき構造改革」 「構造改革なくして景気回復なし」といった立派な発想と旗印の下に、積年の 権力の腐敗に対してカ強く対決する姿勢を示したからであった。経済社会情勢が ますます悪化するなかで、不公平感をつのらせた国民は、小泉首相に 最後の望みをかけたのである。 /////////////// 石井 紘基(著) ///
210 :
◆wsxN6l9N52 :2005/10/03(月) 21:46:42
/// 真の構造改革とは 2 ////////// たしかに、小泉氏は大胆に旧弊に立ち向かい、日本再生を果たしそうに見えた。 多くの政治家のように、地位を得、地位を利用するために旧い利害秩序に忠実で、 人間関係の序列に利口であるタイプとは異なり、国家と歴史の使命に忠実な 小泉氏の姿勢に、国民は共感したのである。 しかし、残念なことに、旗印の正しさだけでは改革はできない。この半年の経過の 中で小泉氏の掲げる「構造改革」はじつは、きわめて内容に乏しいものであることが 明らかになった。どうやら小泉氏の「構造改革」は、橋本内閣のころ、あるいはもっと 以前からいわれてきた「民間にできることは民間に」「税金の無駄遣いをなくす」 といった「構造改革」と、本質的に違いはなさそうなのだ。 //////////// PHP研究所発行 ///
211 :
名無しさんの主張 :2005/10/05(水) 19:12:38
212 :
◆wsxN6l9N52 :2005/10/06(木) 22:41:01
/// 真の構造改革とは 3 ////////// 「従来型の公共事業は景気対策に効果がない」「これ以上借金を増やす ことはできない」という主張も目新しいものではない。従来からこうした 言葉は、時の政権が旧い利害の構造を保持するために、国民と状況への やむを得ざる「妥協」として用い、申し訳程度に実行してきたものだ。 国民が小泉氏に期待したのは、そうした一般的でキャッチコピー的な 「構造改革」ではない。旧い政治システムを根底から一変させる、日本再生の 国家戦略としての「構造改革」だったはずである。 ////////////// 2002年1月出版 ///
213 :
名無しさんの主張 :2005/10/09(日) 02:35:02
214 :
◆wsxN6l9N52 :2005/10/13(木) 23:40:20
/// 真の構造改革とは 4 ///////////// 言い換えれば、今日の危機的状況を招いたわが国の仕組み(=構造)は何かを 明らかにするとともに、それを"もう一つの"の仕組み(=オールタナティブ)に取って 替えるための大構想と大戦略を提示し、果敢に実行することこそが期待されたのである。 小泉首相は就任以来約半年のあいだに、「構造改革」の課題として、国債の新規 発行額の限定や道路特定財源の問題、一部の特殊法人や公共事業の見直し、 将来の郵政民営化といったことに触れてきた。正直にいって、これでは、これまで 試みられてきた個別的な政策といったいどこが違うのか理解できない。「骨太の方針」 とか「工程表」などのネーミングが躍っただけに思える。 ////////////// 日本が自滅する日 ///
215 :
◆wsxN6l9N52 :2005/10/19(水) 22:40:07
/// 真の構造改革とは 5 ////////////////////// たとえば、道路特定財源が「無駄遣いされている」から「見直す」ことは言葉として 間違いではない。しかしそれを財政の「構造」問題として取りあげるのなら、 特定財源は九種類もあるのだからそれらの総体を問題にしなければならない。 しかも、それらの多くは本来の予算であるべき「一般会計」ではなく、「特別会計」 という裏帳簿に入る 仕組みになっている。 後の章で見るように、これらの資金は行政レベルで配分が決められ、公共事業や "行政企業"、業界などへの「補助金」として流されていく。小泉首相の道路特定財源 見直しは、"森"が殺られているときに一本の"枝"を語るようなものである。"枝"を 治すには"森"を知り、"森"を治さなければならないのに。 ////// 官制経済体制が国民のお金を食い尽くす ///
216 :
名無しさんの主張 :2005/10/20(木) 00:16:59
本日、財政再建団体に転落した鳥取国は島根県への合併の申し入れを行った。
217 :
◆wsxN6l9N52 :2005/10/27(木) 21:49:14
/// 真の構造改革とは 6 ///////////// 不良債権処理は最優先課題か 小泉改革が最優先課題として掲げる不良債権処理にしても、それ自体決して 悪いことではないが、それははたして現下の最優先課題であろうか。後に詳しく 論じるとおり、今日、わが国は"官制経済体制"であり、基本的に市場機能を喪失 している。とすれば、優先課題は金融機関を身軽にすることではなく、そうなった ときの、活躍の舞台を用意することである。そもそも"市場性"が失われた経済で 不良債権が解消することなどあり得ない。 //////////// ¥1,785で絶賛発売中 ///
218 :
名無しさんの主張 :2005/10/29(土) 14:26:37
自民党消えろ
219 :
名無しさんの主張 :2005/10/31(月) 18:53:41
普通の国債を廃止して、 各省庁個別に債券発行すればいいのに。 民間が債券を買ってくれない省庁はそれで行政改革をせざるをえなくなる。 税金を配分する権限は財務省が握っているから、 省庁個別に借金返済のための増税は決定できないし。 そのためには特別会計も財務省が全額管理するようにしなければならないし、 借金が増えたのに割り当てられる税金も増えるとかいうこともしないように制限しなければならない。 もちろん所得の少ない人が高額の借金をすることができないのと同じで、各省庁の予算規模に応じた借金限度額も必要。
220 :
◆wsxN6l9N52 :2005/11/03(木) 19:15:07
/// 真の構造改革とは 7 /////////// わが国の金融機関は平成四年度以降に六八兆円もの不良債権を処理し、 八兆四〇〇〇億円もの国費を受けた。にもかかわらず、不良債権残高はなお 三二兆円もあり、この三年間増加し続けている。不良債権は予備軍を含めると 一五〇兆円あるとされる。さらに一般には認識されていないが、政府系 金融機関と"行政企業"の不良債権は、企業会計の常識からみれば仰天 するほど大規模なものだ。それがなぜか、問題にされていない。 小泉内閣は不良債権処理を、アメリカからの厳しい「お達し」に呼応して 権力主導で進めようとしている。これはRCC(整理回収機構)による強硬な 手法とも合わせ、きわめて重大な問題である。アメリカの姿勢は日本の実態に 関する認識不足もあろうが、基本的にはアメリカの国家戦略から生まれて きたものだ。 ///////////////// 石井 紘基(著) ///
221 :
名無しさんの主張 :2005/11/03(木) 19:30:55
日本人の思考は ソフトじゃなく 自社仏閣などにハードを機軸に成り立っている よって官僚制などの一度成立したものには 驚くほど従順である ましてハードよりの文化のため 人の命なんて国のための消耗品のように思われている
222 :
◆wsxN6l9N52 :2005/11/09(水) 22:27:27
/// 真の構造改革とは 8 ///////////// 民間企業が泡を吹いて水面に浮上する中で、アメリカは今日までにすでに 日本株の二〇%を取得した。日本の不動産の相当量を獲得している。日本の 死命を制することになりかねない不良債権処理について、政府の方針は もっと自立的でなければならない。 不良債権処理をめぐる、いたちごっこ的状況の下で、小泉内閣の「骨太の方針」も 認めるように「デフレ圧力が不良債権処理のプラス効果を上回る可能性が高い」 とすれば、「企業整理や離職者の問題」のみが一方的に生じるだろう。 //////////////// PHP研究所発行 ///
223 :
名無しさんの主張 :2005/11/11(金) 01:40:23
224 :
◆wsxN6l9N52 :2005/11/16(水) 21:06:32
/// 真の構造改革とは 9 //////// 特殊法人の安易な「民営化」は事態を悪化させる 小泉首相は従来から「郵政民営化論」を主張し、その財政的側面からの理由 として、郵貯資金が特殊法人に回っていることを挙げている。だが、それをいうなら、 一五〇兆円もの年金資金なども特殊法人のメシの種になっている。厚生大臣として 小泉氏は「厚生年金基金」の名称を変えて「年金資金運用基金」という同じ 特殊法人を作った張本人である。そのことはさて置くとしても、特殊法人の原資 として郵貯だけをやり玉にあげていたのでは特殊法人の食いぶちはなくならない。 /////////// 2002年1月出版 ///
225 :
名無しさんの主張 :2005/11/17(木) 23:24:05
改革競争:自・民両党、シンクタンク作りでも
「改革競争」に走る自民、民主両党が、党独自のシンクタンク作りでも競争を展開中だ。
自民党は17日、党改革実行本部のシンクタンク創設準備委員会を開催。民主党も16日、
シンクタンク「公共政策プラットフォーム(プラトン)」の事務所を開いた。ともに党の
政策機関と別に、中長期的な課題に取り組むのが目的。政策立案での官僚依存を脱し、独
自の基本政策を練る狙いもある。
17日の自民党シンクタンク創設準備委員会は、当面の研究テーマについて、小泉政権
が目指す「小さな政府の具体像」などとすることを決めた。民間のエコノミストをトップ
に迎え、安全保障など専門家数人の陣容でスタート。小さな政府のほか「戦後民主主義の
再構築」や「保守政党のあり方」などを研究し、党の政策に反映させる。
鈴木崇弘シンクタンク準備室長は「自民党はこれまで中央省庁に依存して政策立案を図っ
てきたが、官僚機構は縦割り思考に陥っている。シンクタンクは『脱官僚政治』を進める
上で必要なインフラだ」と語る。
一方、民主党のシンクタンクは既に、党の外交・安保戦略の全体像を示す「前原外交ビ
ジョン」や、地方分権の基本政策の骨格づくりに入っている。代表理事には仙谷由人前政
調会長が就任するが、専属の研究員は置かず、テーマごとに外部の研究者に委託する。
幹部は「官僚に頼らず自ら政策立案できる組織を持たないと、将来政権を取っても(政
策立案を)官僚に丸投げしている自民党と同じになる」と力説する。
93年に非自民の細川政権が誕生した時は、官僚組織がそのまま引き継がれて基本政策
に大きな差がみられず、政権交代の意義が有権者に見えにくかった。両党のシンクタンク
設立が、基本政策で政権を争う「政党文化」につながるのか、今後の運営が問われそうだ。
【平元英治、須藤孝】 毎日新聞 2005年11月17日 22時31分
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20051118k0000m010142000c.html
226 :
◆wsxN6l9N52 :2005/11/21(月) 22:42:19
/// 真の構造改革とは 10 ////////////// 特殊法人問題に対する小泉氏の姿勢にも問題がある。小泉首相は特殊法人等の 「民営化」または「廃止」を主張し、特殊法人を経営する省庁自身に具体策を提示 させた。これはたとえ話でいうならば、鯛や鮪に自分たちで俎の上に乗って自分の 刺身を造れ、というような見当違いである。橋本内閣や小渕内閣が試みたのと同じ ことを、小泉氏も繰り返している。改革を断行しようとするのなら、自分サイドで 設計図が描けなければダメだ。 特殊法人等の"行政企業"は、たまたま個々別々にあるのではない。彼等の 存在は、「政策」「法制」「財政」の仕組みと連関したトータルシステムの中の機能の 一部分なのだ。 //////////////// 日本が自滅する日 ///
227 :
◆wsxN6l9N52 :2005/11/28(月) 21:59:07
/// 真の構造改革とは 11 //////////////////// 「民営化」という方針も間違っている。多くの公団、事業団等の特殊法人は、 莫大な借金をかかえている。借金の大部分は国民の貯金や年金の積立金 から出たものである。いま「民営化」を強行すれば、百兆円単位の借金を国の 会計に計上し、しかも「株」は全株を政府が所有するという「民営でない民営化」 になってしまうだろう。 過去にも、鉄鋼、国鉄、電々公社などの民営化が行われた。これらは、 国民経済の発展途上で成長の先導役をつとめた基礎的インフラ整備事業 であったが、今日の特殊法人などは、これらとまったく性格を異にする。 //// 官制経済体制が国民のお金を食い尽くす ///
228 :
◆wsxN6l9N52 :2005/12/05(月) 22:23:41
/// 真の構造改革とは 12 //////////// 後の章で述べるように、それらはむしろ経済に対する"侵略者"なのであり、 市場とは本質的に相容れない権力機構の側の存在である。形だけ株式会社 にしてお茶を濁そうとしても、官・民の領域がますますルーズとなり、事態を いっそう悪化させるばかりである。 むしろ彼らが権力の陰で領有してきた経済の資源を市場に戻すべきである。 国と地方の特殊法人、認可法人、行政系公益法人はすべて早急に廃止する こととし、その上で財務の状況等によってそれぞれの実行時期と処理策を定め、 必要な責任の追及と、やむを得ざる借金を整理する以外にない。 /////////////////// 石井 紘基(著) ///
229 :
◆wsxN6l9N52 :2005/12/13(火) 22:37:34
/// 真の構造改革とは 13 ////////// さらに社会的に必要な仕事は、経済活動としてではなく行政事務として堂々と 行政機関自身が行うことにすべきである。また投資や取引、開発事業など経済活動に 属すべき事業は放出するだけでよい。そうすれば市場が勝手に市場の論理に従って 動く。会社が設立されるなり、既存の民間企業が取り込むことになるまでである。 小泉流構造改革の致命的弱点は、特殊法人などの改革を単に財政問題としてしか 見ることができないところにある。そのため、一連の方針のなかでも、とくに財務状況が 悪く、財政負担の大きい特殊法人しか取りあげていない。ましてや公益法人や 地方公社などはほとんど俎上に登らない。これでは構造改革とはいえない。 ///////////// PHP研究所発行 ///
230 :
◆wsxN6l9N52 :2005/12/19(月) 22:15:16
/// 真の構造改革とは 14 //////////// このように小泉流の「構造改革」には体系がなく、全体像も見えない。たんに断片的、 部分的な改革では、わが国のトータルなシステムは変化し得ないし、国民にとっても 先が見えない。このままでは小泉流「構造改革」はせいぜい部分利権の移転に終わる 可能性が高い。与党内で「国の構造改革ではなく自民党の構造改革なのだ」といわれる のもあながち的外れではなさそうだ。 むしろ、こうした周到さを欠く小泉氏の認識と気負いは、きわめて危なっかしい。 私には、カミカゼのパイロットが複雑な電子装置を備えたジェット機の操縦桿を握って いるように見える。ジェット機が空中でダッチロールを始めるのではないか。 //////////////// 2002年1月出版 ///
231 :
◆wsxN6l9N52 :2005/12/25(日) 20:24:17
/// 真の構造改革とは 15 ///////// というのも、総論と戦略を欠く小泉改革が不用意に手を出した不良債権処理や 特殊法人改革が、国債の暴落という"時限爆弾"を爆発させる危険を孕んでいる からだ。逆にいえば、巨額の国債や不良債権をかかえている特殊法人などは、 国民から人質をとったうえに爆弾を持っているのと同じ存在なのだ。 意気込みだけでやれるものではない。補正予算や国債増発に表れた首相の 姿勢の甘さも爆弾炸裂を誘発しかねない。真の改革に踏み出すべき貴重な時間を 空費したわが国の経済は、いまや危険水域に入った。"崩落"への瀬戸際の 状態にきたといってよい。 /////////// 日本が自滅する日 ///
232 :
◆wsxN6l9N52 :2005/12/30(金) 18:54:24
/// 真の構造改革とは 16 /////////////////// 危機をもたらした真の原因は何か いま為さなければならない真の構造改革とは何か。 それを論ずるには、まず、今日わが国が直面している経済、財政、社会の 危機をもたらした要因は何か、について正しい認識を持つ必要がある。この 三〇年間にわたってわが国に浸透し、遂に体制を支配するに至った"官制経済"の システムこそが、その要因である。 官制経済体制とは、中央集権、官僚制、計画経済、そして閉鎖財政 (国民に見えない財政)を基本構造とする国家の類型である。官制経済体制の 下では基本的に経済は権力に従属するため、本来の経済(=市場)は失われる。 //// 官制経済体制が国民のお金を食い尽くす ///
233 :
◆wsxN6l9N52 :2006/01/01(日) 00:05:54
/// 真の構造改革とは 17 /////////// したがって構造改革の目的はただ一つ、国家体制を官制経済から市場経済に 移行させることである。経済を権力の侵蝕から解放し、経済(=市場)のものと するのである。 利権を本質とする官制経済体制を形成する要素は次の四つである。第一に 行政が「公共事業」および「経済振興」を展開する"政策"、第二に開発法、振興法、 整備法、事業法、政省令、規則、許認可等からなる"法制度"、第三に補助金、 特別会計、財政投融資計画で構成される"財政制度"、そして第四に特殊法人、 公益法人、許可法人など官の企業群を擁する"行政組織"だ。 /////////// ¥1,785で絶賛発売中 ///
234 :
◆wsxN6l9N52 :2006/01/03(火) 19:07:37
/// 真の構造改革とは 18 ////////////// 以上の"政策""法律""会計""組織"の四本柱はすべて各省庁の縄張り (所管)となり、それぞれに連なる政治家があり、政治的"力関係"(政治力) によって機能するのである。これがまぎれもないわが国官制経済のトータル システムなのである。 わが日本国では、この周到に編みあげた官制経済体制のシステムの下に、 政治家たちが笛を吹き「景気対策は税金をバラ撒くもの」「経済は政府の 政策と予算で支えるもの」との"原理主義"を普及させ、学者も評論家も マスコミも、そして経済人といわれる人々までがこぞってこうした集権的 意識構造の下に振る舞っているのである。 ///////////////////// 石井 紘基(著) ///
235 :
◆wsxN6l9N52 :2006/01/09(月) 18:16:28
/// 真の構造改革とは 19 ////////// その結果、国の本来の会計である「一般会計」予算は八五兆円と書いた カモフラージュ(迷彩)の中に置かれ、実際の運営は誰も知らない二六〇兆円 という巨額のカネが闇の中のコウモリの大群のように飛び交うことになった。 この中で補助金として配分される金額は少なくとも五〇兆円、公共事業関係で 支出されるカネは国だけで三〇兆円にもなる構造が完成しているのである。 これは第一章で詳しく述べる。 ////////////// PHP研究所発行 ///
236 :
◆wsxN6l9N52 :2006/01/15(日) 20:46:39
/// 真の構造改革とは 20 //////////// この国の「経済」は端的にいえば、国と地方と合わせて国民の税金と貯金、年金、 保険積立金など三五〇兆円を上から流し込んで消費しているだけのものだ。つまり、 市場特有の拡大再生産機能によって生み出される果実はないに近い。経済的価値を 創出する"市場"が死亡状態となり、回復不能の、借金が借金を呼ぶ財政破綻構造に 陥っている。積もり積もったほんとうの借金額は一〇〇〇兆円を超えてしまっている。 //////////////// 2002年1月出版 ///
237 :
◆wsxN6l9N52 :2006/01/22(日) 18:29:16
/// 真の構造改革とは 21 ////////// この重い病を癒す方法は、ありもしない"市場"に向かって"金融対策"だ "景気対策"だと無駄な金を突っ込むことではない。問題は単なる経済政策の 領域にあるのではない。その鍵は"市場"と権力のあいだにあるのである。 小泉政権の大きな誤りは「構造改革」を相変わらず経済政策や金融政策と 混同しているところにある。小泉氏は自分で「構造改革」の言葉は述べるが、 中身になると、「経済・財政諮問会議」なる機関に担わせて、経済学者を矢面に 立たせている。しかし、「構造改革」とは経済政策や金融政策、財政政策の 次元の問題ではなく、こうした政策論議を超えた「市場」と権力の問題、 「市場」に向き合う政治体制のあり方の問題なのである。 ////////////// 日本が自滅する日 ///
238 :
◆wsxN6l9N52 :2006/01/31(火) 21:47:41
/// 真の構造改革とは 22 //////////////////// 言い換えれば、必要なのは「市場」の存在を前提とした政府の景気対策や 産業政策の論議ではなく、政治家が政治的に旧体制と闘い、そのシステムを 打破し、「市場経済体制」と自立した経済を保障する新たなシステムをいかに 創るかということなのである。 私がかねてから述べてきたように、この国には"見えざるベルリンの壁"がある。 冷戦時代に資本主義と社会主義を分け隔てた、あの壁だ。壁の向こう側では、 一九六〇年代以降、"政府権力の闇市場"が拡がっていった。その勢いは 山火事のように早く、その量はねずみ算のように一般の想像を絶する規模に 膨らんだ。 ////// 官制経済体制が国民のお金を食い尽くす ///
239 :
◆wsxN6l9N52 :2006/02/07(火) 21:53:32
/// 真の構造改革とは 23 ///////// この権力による経済侵蝕のそれぞれの過程において、それに合わせた政策と 予算と法の巧妙な"裏打ち"が積み重ねられ、それらが次第にそれなりの国家形態を 形成させた。この変貌は見えない所で行われたため、実態は一般にきわめて解明 されにくいものであった。この解明には実際、政治家が持つ国政調査権という手がかり しかないほど閉ざされたものだったのである。 /////////////// 石井 紘基(著) ///
240 :
◆wsxN6l9N52 :2006/02/13(月) 21:18:01
/// 真の構造改革とは 24 ///////////// この変化は一九七〇年代から八〇年代にかけて急速に進み、わが国に 「官制経済体制」が形成された。とくに七〇年代には、公共事業の拡大、 特別会計や財投の全面出動、行政企業のフル稼働、事業法の大展開が おこなわれた。一九八〇年代の終わり頃から政府の「経済対策」が目に見える 効果を示さなくなってきたのは、じつは権力による「市場の破壊」が進行 していたからだ。また、済学者や経済評論家の「景気予測」などが目立って 迷走したのも、それ以降のことである。 ////////////////// PHP研究所発行 ///
241 :
◆wsxN6l9N52 :2006/02/19(日) 19:57:42
/// 真の構造改革とは 25 //////////////// 市場から権力の足伽を取り払え 以上のような認識に立てば、いま必要な構造改革とは、官制経済の中心である 世界最大級の行政企業群とそれを支える法制度や財政システムの廃止であることが はっきりする。これこそまさに、構造改革の目的でなければならない。そのための 大胆で壮大なプログラムの提示と実行に、政治は取り組むべきなのだ。 これさえ断行できれば、諸々の経済問題は基本的に自立した経済が自ら解決する。 「サービス産業の拡大」「産業構造の再編」「経営革新」など市場の具体的な活動 にまで政府が直接手を下すことは、むしろ構造改革に反する。「IT国家」などに政府が 深入りすることは、権力主導の公共事業の発想と同じで、むしろ構造改革の逆行である。 当面は基本的に、市場活動に対する権力の足枷を取り払いさえすればよいのだ。 /////////////////// 2002年1月出版 ///
242 :
◆wsxN6l9N52 :2006/02/22(水) 22:50:42
/// 真の構造改革とは 26 ///////////// とはいえ、これこそ政治家を含む壮大な既得権益との厳しい闘いであり、緻密な 戦略の下に国民とともに実行されなければならない「歴史的課題」なのである。 構造改革の成果が本格的に市場に現れるには少しく時間を要する。だが、その 間の時間は市場の「マインド」が支える。不良債権の解消は基本的には構造改革の 成果を吸収しながら進むことになる。構造改革によって民間に出現する膨大な 「経済」に対して、基盤を得た銀行が対応できるよう、グローバル・スタンダードの 強制や不良債権に関する規制などを逆に見直し、銀行に自由で責任ある行動 (発展と後退の自由)を促すことが重要である。 結局、構造改革とは、民間部門にさらなる世話をやくことではなく、官制経済体制 から市場経済体制へ転換することなのである。このことを明確にすることが 構造改革の戦略である。 ///////////////// 日本が自滅する日 ///
243 :
◆wsxN6l9N52 :2006/02/24(金) 23:00:26
/// 真の構造改革とは 27 ////////////////////// 小泉流では日本が潰れる 公共事業や財政について小泉首相の認識はまことに不十分だ。彼の 発言を聞いていると、わが国の財政について財務省の"公式発表"の数字しか ご存知ないように思われる。 彼は(第一章で説明するようにほとんど意味のない)「一般会計」の数字を用い 「公共事業費は、一〇兆円なので、その一割を減らしても一兆円しか削減できない」 とか「八五兆円という国の予算の中で国債の新規発行額を三〇兆円以内に 押さえるのだ」と胸を張っている。日本国の財政について総理大臣が何十兆円、 何百兆円という単位で間違った認識を持ち、"ベルリンの壁"の内実をほとんど 知らないのは困ったことである。 //////// 官制経済体制が国民のお金を食い尽くす ///
244 :
◆wsxN6l9N52 :2006/02/26(日) 17:46:21
/// 真の構造改革とは 28 /////////////////// 小泉氏は「構造改革」の実施が遅れていることについて再三「みんなの意見を 聞いてから決める」と答えている。これは小泉氏自身が方針を持っていないことを 示している。国民はすでに、小泉氏の「改革」は旧来の政官権力の利権秩序を破壊し、 日本再生を実現するものと受け止め、その断行に同意を与えている。族議員の多い 自民党や特殊法人などを抱えている省庁の意見を聞くことを望んではいない。 「構造改革」は政治家や官僚が作ってきた積年の悪弊である既得権益の構造を 打ち破る国民自身の闘いでもある。そうした国民の期待を担っている小泉首相が、 自分自身の確固とした信念に基づいた方針も出さずに「多くの人々の意見を聞いて」 では納得できない。 //////////////////// ¥1,785で絶賛発売中 ///
245 :
名無しさんの主張 :2006/02/26(日) 18:06:08
当時GHQすら手がつけることができなかったのが 「官僚」
246 :
◆wsxN6l9N52 :2006/02/27(月) 21:50:54
/// 真の構造改革とは 29 /////////// 「構造改革」が既存の権益や利権を破壊するものだとすれば、旧体制における 利権を手放すことへの「抵抗」は必至である。彼らはその全存在をかけて 命懸けの闘いを試みることになろう。 「構造改革」は官制経済から市場経済への体制の変革という意味でも、また 既成の秩序・権益との闘いという意味においても、まさに「革命」なのである。 これは大勢の人々の意見を聞いて方針を決める、などという性質の問題ではない。 "ベルリンの壁"の向こう側のことは政府自らが明らかにすべきだ。同時に 国政調査権を持つ政治家が自ら調べて実態と方針を国民に示し、犠牲者である 国民とともに改革を断行するのだ。それくらいの知識と構想力と指導力がある 政権でないと真の構造改革は遂行できない。 ///////////////// 石井 紘基(著) ///
247 :
◆wsxN6l9N52 :2006/02/28(火) 21:11:59
/// 真の構造改革とは 30 //////////////// 行革担当大臣が省庁の特殊法人見直し案提出の期限目前に、参考例はないかと ヨーロッパに勉強に行くような一夜漬けではいささか心もとない。ヨーロッパに行って わかることは、特殊法人などというものが支配的な国は官制経済の日本ぐらいの ものだということぐらいである。 もし小泉氏が全身全霊を投じてこの闘いの陣頭指揮をとろうとするのであれば、 むしろ向こう三年間にわたり、「開かれた戒厳令」ともいうべき強力な臨戦態勢を 確立することが必要だ。民主主義の制度をさらに広げて、国会の自由討議や、 それを国民とつなぐテレビの活用、そして政治家の自由な言動と責任を保障する 党議拘束の廃止などが求められる。 //////////////////// PHP研究所発行 ///
248 :
◆wsxN6l9N52 :2006/03/01(水) 22:11:40
/// 真の構造改革とは 31 ////////////// 「骨太の方針」は見当違いだ 小泉内閣の「骨太の方針」は「経済再生」および「構造改革」の二本柱で、その 全体が「構造改革」という組み立てである。「経済再生」については、効率性と 社会性を重視した資源の移動を活発にするために、市場と競争を重視するといった ありきたりの考えを示したうえ、具体的には不良債権の解消を「第一歩」とし、 IT国家、規制改革、財政改革などを実施することと述べている。 「構造改革」に関しては「日本経済の……実力をさらに高め、……発展を遂げるために とるべき道を示すもの」であり、「七つのプログラム」として特殊法人等の見直し、 チャレンジャー支援、地方の活性化、公共事業計画の見直しなどが提示されている。 //////////////////// 2002年1月出版 ///
249 :
◆wsxN6l9N52 :2006/03/02(木) 20:53:27
/// 真の構造改革とは 32 //////////////// 私はこの「骨太の方針」は非常な危険を孕んでいると思う。勘違いの方向に思い切り アクセルを踏んだようなものである。断固ストップし、方向転換すべきであると考える。 というのは、小泉政権の方針は、経済政策における不良債権問題や産業活性化に ついても、一部の特殊法人等の「見直し」といった発想においても、基本的には従来の 政府がとってきたものと変わらないからだ。従来の姿勢と異なるのは公共事業の削減、 すなわち政府支出の抑制のみである(これについても小泉首相の言動は揺れている)。 これではかつての橋本政権より危険な要因が強くなる。デフレ圧力の下で政策的に 失業・倒産を増大させ、株式市場の動揺や国債の暴落など、恐慌の条件をつくり出し かねない。 /////////////////// 日本が自滅する日 ///
250 :
◆wsxN6l9N52 :2006/03/03(金) 21:01:49
/// 真の構造改革とは 33 ///////////////////// いま必要なことは、従来の方針のどこに比重を移すかではない。現在の国家経済構造に 対するアンチ・テーゼ(対案)を掲げることである。そして、そのプログラムを示すことである。 今日わが国が直面している事態を見れば、大問題は既存の体制それ自体にあること がわかる。既存の体制とは、権力による経済侵蝕の構造、すなわち官制経済体制である。 市場を市場でなくしてしまった官制経済体制にこそ日本経済低迷の原因があり、そこにこそ 日本再生のための問題を解く鍵がある。 //// 官制経済体制が国民のお金を食い尽くす ///
251 :
名無しさんの主張 :2006/03/04(土) 14:55:34
誰かソ連は当時固定相場制だったと指摘するやつはおらんのか? ちなみの他に財政破綻した韓国(当時)やアルゼンチンも同じ。 変動相場制の下では制度的に財政破綻などあり得ず、実際に破綻した国も歴史上存在しない。
252 :
名無しさんの主張 :2006/03/04(土) 15:17:37
どんどんインフレにして、国の借金を棒引きして下さい! 金持ちの現金を紙切れ同然にして下さい!
253 :
◆wsxN6l9N52 :2006/03/05(日) 18:57:52
/// 真の構造改革とは 34 ///////////// 銀行や企業活動の行き詰まりが解決されないのは、不良債権処理への手際が 悪かったからではない。(全民間の一.三倍の規模をもつ)政府系金融の肥大化と 政府の過度の介入・規制による金融市場自体の自壊状況が原因なのだ。そして 経済活動(市場)全般への行政企業の大規模な進出・侵蝕による市場経済 そのものの瓦解が原因なのである。 したがって、日本経済の基盤の構築、すなわち官制経済から市場経済への 転換なくして、ひとり銀行だけが蘇ることはないし、(民間の)経済が旧来の体制の ままで息を吹き返すこともないのである。 ///////////// ¥1,785で絶賛発売中 ///
254 :
名無しさんの主張 :2006/03/05(日) 19:04:16
天下り国家の日本! まるでチョンシナと変わらないくらいの酷いありさま 本当に日本て民主主義? どう考えても社会・共産主義に近いのだけど......... 中国なんて会社も産業も発達して共産だろ? 日本となんら変わらない気がする。 ちなみに北チョンでも民主主義だって主張してるしね(北朝鮮民主主義共和国) 果たして日本は本当に民主主義なのか???????????????
255 :
名無しさんの主張 :2006/03/05(日) 19:16:10
>>254 民族主義と社会主義と資本主義と民主主義と共産主義と
おーい、誰が解説してやれよ
256 :
↑ :2006/03/06(月) 00:23:44
257 :
◆wsxN6l9N52 :2006/03/06(月) 21:19:21
/// 真の構造改革とは 35 ////////////////// 以上、小泉政権の「経済再生」と「構造改革」についての私の見解は二つに要約 できる。第一に、金融事業本来のシェアと活動諸条件を政府系機関が占有している 状況下で、民間銀行の不良債権が「優先的に」解消されることはありえないという ことである。 第二に、不動産・建設・土木・運輸・通信をはじめ主要産業各分野が政府系行政 企業に圧倒され国内に市場性が失われている状況下では産業の創出・改編も 企業の不良債権解消も、それ自体問題にならないということである。 経済再生は、"市場"に対してあれこれと世話やくことではなくて、経済(=市場)と 政官権力の関係のあり方を根本から改める方策としての「構造改革」にかかっている。 /////////////////////// 石井 紘基(著) ///
258 :
◆wsxN6l9N52 :2006/03/07(火) 21:37:19
/// 真の構造改革とは 36 ///////////// わが国の経済成長率は公的支出の反映 「骨太の方針」は、不良債権処理を行う「集中調整期間」は経済成長率がゼロまたは 一%程度にとどまらざるをえない、と述べている。この「構造改革」と経済成長率との 関連には矛盾があることにも触れておかなければならない。 この辺の記述は、「集中調整期間」中は高い経済成長が望めないことを、あらかじめ 断っておくつもりであるためのようにも見えるし、逆に公共投資とは別の形で需要政策を とり続けることによって現状の国内総生産(GDP)水準の維持を宣言する意図の ようにもとれる。いずれにしても理解困難である。 ///////////////// PHP研究所発行 ///
259 :
◆wsxN6l9N52 :2006/03/08(水) 21:58:34
/// 真の構造改革とは 37 /////////// 後にGDPと市場経済との関連において述べるとおり、わが国のGDPはほとんど 政府支出の反映という性質を持っている。したがって経済成長率を左右する要素は ほとんど公的支出にかかっている。 一方で小泉政府は「新規国債発行を三〇兆円以内」に抑えるほか、公共投資予算等の 削減を打ち出している。また、郵政をはじめ特殊法人等の「民営化」を実行すれば 政府の予算支出はさらに減少するはずである。全般に、民営化を含め、構造改革の 成果は当面強い「デフレ」要因となる。 こう考えると、「成長率ゼロまたは一%」という期待はどこから出てくるのだろうか。 逆に、政府予算規模の水準を維持するとすれば、それは財政の構造改革との 矛盾を来す。 ///////////////// 2002年1月出版 ///
260 :
◆wsxN6l9N52 :2006/03/09(木) 21:43:21
/// 真の構造改革とは 38 ///////////////// はたせるかな昨年一一月五日、「骨太の方針」からわずか四カ月で内閣府は 平成一三年度の成長率見通しを、プラス一・七からマイナス〇・九に下方修正 した(もっともこれは予算規模の縮小からきたというより、構造改革の迷走に よるものであろうが……)。 もし本当に「民需主導」、すなわち経済の資源を行政の分野から市場に向けて 大規模に移転するのであれば、わが国の中央政府支出(二六〇兆円)を当面の 三年ほどのあいだにせめて米国の国家予算並み(一九〇兆円)の規模に 縮小するべきであろう。 そうなれば、市場経済体制が形成されるまでの「革命」期間におけるGDPは 大幅に縮小し、成長率は大幅なマイナスになるはずだ。 ////////////////// 日本が自滅する日 ///
261 :
◆wsxN6l9N52 :2006/03/12(日) 18:28:25
/// 真の構造改革とは 39 ///////////////////////////// 成長率はGDP数値の対前年度比であるから、大規模予算の配分で国民生活が 維持されるわが国のような官制経済体制下では、成長率は必ずしも経済の実態を 反映するものではない。 したがって、「骨太の方針」が成長率にこだわるのは自家撞着である。財政規模の 縮小は当面、必然的にマイナス成長をもたらすのがわが国のシステムなのであるから、 そのことを明確にしたうえで改革に着手しなければ、それは生きた市場のマインドに 大きな打撃を与える。 この点について小泉氏は理解を欠いている。小泉氏はむしろ、構造改革の期間中は 財政規模を大幅に縮小し、それに連動して成長率が下がること、そしてこれは景気の 実勢を反映するものではないことを明確に主張すべきなのである。 ///////////// 官制経済体制が国民のお金を食い尽くす ///
262 :
◆wsxN6l9N52 :2006/03/14(火) 21:59:55
/// 真の構造改革とは 40 ///////////////// 「日本の構造改革」を成功させるには わが国経済政策の混迷を象徴している「不良債権処理」と「景気回復」をめぐる "論争"もまた、わが国経済の特性への無理解から生じている。 与野党を含めた政界も経済界も言論界も、当面の経済・財政の立て直しをめぐって 大きく二つの議論に分かれている。一方の陣営は、経済問題の解決にとっての 根本的課題は銀行の不良債権処理と考えている。小泉政権の「骨太の方針」が その代表格である。他方は、不良債権処理を進める一方で不良債権が増大していく、 いたちごっこの状態の下では、景気の落ち込みと地価の下落が続くだけなので、 公共投資による景気刺激で需要を喚起することが重要とみる。 ///////////////// ¥1,785で絶賛発売中 ///
263 :
◆wsxN6l9N52 :2006/03/15(水) 21:04:04
/// 真の構造改革とは 41 /////////////// しかし、私にいわせれば、これらの議論は「景気回復が先か、財政再建が先か」 「二兎追うもの一兎をも得ず」などの議論と軌を一にするもので、日本経済に 対する認識が近視眼的である。 後者の方から述べてみよう。この立場が主張する政府の財政出動は、確かに 一般的には経済活動の触発剤になる。しかし、その際忘れてはならないのは、 この理論は市場経済体制下においてのみ通用するということだ。 ///////////////////// 石井 紘基(著) ///
264 :
名無しさんの主張 :2006/03/15(水) 21:07:12
偽名、人権侵害、詐欺などが、増えています。 注意してください。 被害が、あった場合は、下記までお問い合わせください。 警視庁 公安調査局 国家公安委員会 地域公安委員会 警察庁 人権擁護委員会 よりお願いします。 公安調査局犯罪被害防止課
265 :
◆wsxN6l9N52 :2006/03/16(木) 20:53:16
/// 真の構造改革とは 42 /////////////// ところが、今日のわが国の官制経済体制下では、経済対策としての公共投資等の 予算はほとんど公的セクターまたは行政システムを通って流通し、余剰価値や 付加価値を形成する「市場」を素通りし、むしろ市場における生産・流通コストに負荷を かけてしまう。財政出動によって刺激すべき「市場」がそもそも"寝たきり状態"なのだ。 政府が一升の酒を漏斗に注げば(予算配分)、そのまま酒ビン(GDP)に一升弱の 酒が落ちてくるだけのことだ。いくら「需要政策」を採っても経済は活性化も膨張も しないのである。 /////////////////// PHP研究所発行 ///
266 :
◆wsxN6l9N52 :2006/03/17(金) 21:39:20
/// 真の構造改革とは 43 ////////////// この国では、過去十数年にわたって「景気対策」として総計百数十兆円の財政を 投入し、かえって構造的には事態をますます悪化させてきた。公共投資論者は、 そのことを省みない"原理主義者"である。 この賭はいくら張っても当たらない。彼らが「景気対策」が効果を現さなかった 毎年ごとの偶発的要因をどれほど説いてみても説得力はない。株価が反応した ことがある、といえばそれはあるだろう。しかし、それは株式市場がある以上 当たり前のことであり、マクロ経済の趨勢とは無関係なのである。 ////////////////// 2002年1月出版 ///
267 :
◆wsxN6l9N52 :2006/03/19(日) 19:46:51
/// 真の構造改革とは 44 ///////////////// これに対して、小泉改革が採用している前者の考え方は、不良債権をまず処理し、 金融機関と企業を身軽にする必要があるとみる。そのうえで民間部門の構造改革を 進め、サービス産業やIT産業を起こしていけば、景気回復が実現するというのである。 しかし、これでは、手術はしてみたが病人は死んだ、という結果になる。民間部門の 改革や景気回復のくだりにいたっては、日本経済の体質に関する認識の乏しさと、 構造改革の内容の薄さを露呈しているといわざるを得ない。官制経済という経済の 「砂地」に対して、どれほど種を播いても、耕しても、芽は出ないことを知るべきである。 /////////////////// 日本が自滅する日 ///
268 :
◆wsxN6l9N52 :2006/03/20(月) 21:20:23
/// 真の構造改革とは 45 /////////// さて、本書で私は、政官権力が政官権力のために作った日本の国家システムを 作り替える「構造改革の戦略」を提示する。 「構造改革」は一億二七〇〇万人が生活を営んできた経済、社会に対する大手術 である。目標と手順を一歩誤っても致命傷である。何より心配であるのは小泉氏の 挫折とともに「日本の構造改革」が失敗し、日本"崩落"が現実のものとなることだ。 よしんば小泉氏が挫折したとしても「構造改革」を挫折させるわけにはいかない。 小泉氏は私の主張を採り入れ、なんとしても「日本の構造改革」を成功させてほしい。 ////////////// 2002年1月出版 ///
269 :
◆wsxN6l9N52 :2006/03/22(水) 21:54:49
/// 真の構造改革とは 46 /////////// 本書は、はじめの三つの章で、官制経済が支配する日本の現状を描出する。 第一章が特別会計、財投、補助金を中心とする財政問題、第二章が特殊法人と 公益法人を中心とする"官企業"の問題、そして第三章が公共事業の問題である。 それらを踏まえて最終の第四章で、この国に必要とされる「市場革命」の内容を 提言する。 この国をどう改造すればよいかについての処方箋を手っ取り早く知りたい読者は、 第四章をまず読まれたい。また、この国の経済の病の深さを具体的に知りたい 読者は、それに先立つ三つの章を読んでいただきたい。・・・・・ ///////////// 日本が自滅する日 ///
270 :
◆wsxN6l9N52 :2006/03/24(金) 21:25:04
271 :
名無しさんの主張 :2006/03/25(土) 09:37:21
共産主義、資本主義、社会主義、民主主義、全体主義、 色んな主義があるけれど、大事なのは人々の生活だよ。 現実世界は理論どおりには動かない。
272 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/03/27(月) 00:07:56
800兆円の借金ってどうやって返すんだろうか?
273 :
名無しさんの主張 :2006/03/27(月) 21:01:53
>>271 主義者などという、脳内思考回路が化石化した連中どもが
現実を無視して突き進む
巻き込もうと画策する
犠牲者を増やそうとする!
274 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/03/27(月) 21:55:04
275 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/03/27(月) 22:02:07
/// 日本への警告 1 //////////////// 堺屋 太一 (著); 『あるべき明日―日本・いま決断のとき』 PHP研究所1998年発行; 1,500円 より ・・・・・ 序章 日本への警告 一、「アジアの田舎」にならないために 戦後の最も暗い年末 今年、一九九八年は明治百三十一年になる。明治維新から丸百三十年、 ほぼ四世代が経過した。これは近代日本を振り返るのに十分な期間だろう。 /////////////////// あるべき明日 ///
276 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/03/29(水) 22:44:50
/// 日本への警告 2 //////////////// 昨一九九七年末で日本の戦後総決算をしてみると、どんな結果になるだろうか。 確かに膨大な債務がある。だが、資産ははるかに多い。ただし、その中には 不良債権、不良資産がたくさんある。非収益性の資産も多い。これをいかに整理 すべきかは、今後の問題である。しかし、それでもなお多くの優良資産のあることを 忘れてはならない。 一九九七年末は、戦後で最も暗い年の瀬だった。 それは経済状況が悪化して景気が悪かったというにとどまらない。政治的にも 改革の規模は縮小し、この国を導く政治カの稚拙さが痛感させられた。 /////////// 日本・いま決断のとき ///
277 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/04/02(日) 18:07:25
/// 日本への警告 3 //////////////// 社会的に見ても明るい話題は乏しく、面白いイベントもなかった。プロ野球も 盛り上がらなかった。ワールド・カップ出場決定でいくぶん盛り上がったサッカーも、 全体としては下火である。相撲にも格闘技にもニュースターは登場しなかった。 特に文化・娯楽の点で新しい出発がまったく見られなかった。この十年間、若者 たちを熱狂させたテレビゲームのソフトも、急増した携帯電話も、頂点を極めた感じだ。 若者用の需要は、ファッション衣料から劇画雑誌まで、すべて前年比マイナスだった。 一九九七年は、一九九〇年からはじまった「戦後の終り」の「終りの年」だった。 しかし、「新しい時代のはじまり」ではなかった。 /////////////////// PHP研究所 ///
278 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/04/03(月) 21:54:57
/// 日本への警告 4 /////////////////// 最適工業社会を実現した日本 つい八年前、一九九〇年の日本は、世界一流の経済大国であり、金融超大国だった。 その頃の日本は、「良質の工業製品を大量に吐き出すブラック・ボックス」などと いわれた。日本を象徴するような「顔」、つまり優れた個人や知られた文化はないが 「規格大量生産の上手な国」だった。つまり「最適近代国家」だったのだ。 自動車や電気機器など近代工業を代表する産業の生産力が大きく、国際競争力は 非常に強い。ゆえに貿易は巨額の黒字となり、世界一の債権国となり得た。 日本型の官民協調体制は最良のモデルであり、その国の「産業政策」は諸外国も 見習うべきものといわれていた。 //////////////////// 1998年発行 ///
279 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/04/05(水) 21:58:25
/// 日本への警告 5 //////////////// 終身雇用と集団主義を特色とする日本式経営は無敵不敗で、日本の企業は アメリカの映画会社からオーストラリアの荒野までを限りなく買収していた。 その上、日本国民はこのうえもなく勤勉で規則正しく清潔好きだ。従って日本の 社会には集団的正確さがあり、日本の工業製品は細部に至るまで磨き上げ られたように精密で、きわめて故障が少ない。 外国の企業が日本の市場にアプローチするには、この勤勉で清潔好きの 日本国民を納得させなければならず、勤労倫理の低い外国企業が参入する ことが難しい、といわれていた。 ////////////////// 1,500円(税込) ///
280 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/04/07(金) 21:58:02
/// 日本への警告 6 /////////////////// また、日本人は均質的で、協調性やガバナビリティに優れ、集団に従順かつ 忠実である。特に職場に対する忠実さと従順さでは、日本人に敵う者はいない。 このため、工業化が進んでも犯罪は増えず、豊かになっても勤勉さは失われず、 すべての人々が未来の希望に燃えて貯蓄に励み、企業忠誠心をもって 長い時間よく働く。 要するに日本は、政府官僚機構や企業から個々の勤労者まで、供給者に とっては最良の条件を整えた「天国」だったのである。 反面、消費者としての日本人は、それほど幸せではなかった。一般には、 日本人はマクロの経済力で表示されるほどには豊かな生活をしていない、 日本国民は自分の好みを選べない官僚規制と相互抑制の中にいる、 と見られていた。 /////////////////////// 堺屋 太一 ///
281 :
名無しさんの主張 :2006/04/07(金) 22:06:45
まあ、幾ら本の紹介したところで 文字が読めない・理解できない という、この教育格差 この板を見回しても分かるだろうに、絶望日本
282 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/04/09(日) 19:40:43
/// 日本への警告 7 //////////////// 九〇年当時、日本人の抱いていた自己イメージでは、住宅や社会資本は 貧困であり、休暇は少なく、娯楽施設の利用は休日に集中するため、全体の 操業率は低いのに大半の利用者は楽しめない。物価は相対的に高く、人々に 選択の余地は少ない。学校では軍隊的統制が敷かれ、病院は窮屈で、 交通機関は混雑する。その上、多くの人々は長時間通勤を強いられている。 要するに、「供給者の天国、消費者の地獄」―それが一九九〇年における 日本のイメージだったのではないだろうか。 何故にそうなったのか。ひとことでいえば、それこそが明治以来の日本が 理想とした近代工業社会の「あるべき姿」だったからだ。 /////////////////// あるべき明日 ///
283 :
名無しさんの主張 :2006/04/09(日) 19:43:58
cc
284 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/04/11(火) 21:49:17
/// 日本への警告 8 //////////////// 近代国家の行政機関は、供給者別に編成され、各分野の供給者の保護と 育成に努める形になっている。従って、各官庁が、その職員が職責を完遂 すれば、「九〇年の日本」のような供給者の天国になる。 同時に、近代工業が規格大量生産によって効率を高めるものであれば、 供給者の天国を目指せば、消費者にとっては選択の余地が少なく、利用 できる施設が限られるのも、また必然である。 そうであってみれば、「九〇年の日本」は、人類が模索した一つの理想の 極致、つまり「最適工業国家」だったといえるだろう。 /////////// 日本・いま決断のとき ///
285 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/04/13(木) 21:41:00
/// 日本への警告 9 ////////////////// 九〇年代の日本は「遅進国」だ ところが、それからわずか八年、一九九八年を迎えた日本は、経済は 不振にあえぎ、金融機関は膨大な不良債権を抱え、国際的影響力も 著しく低下してしまった。 一九九三年からの四年間を見ると、日本はOECD加盟国の中で最も 経済成長率の低い国の一つだ。東京金融市場は衰退著しく、外国の資金や 人材が流入しにくくなった。航空機も船舶も日本への寄港を回避するような 情況が拡まっている。 //////////////////// PHP研究所 ///
286 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/04/15(土) 20:57:30
/// 日本への警告 10 /////////////////// 日本からは膨大な資金と多数の工場が流出するのに、海外から日本への 直接投資はきわめて少ない。日本から出る直接投資に比べて日本に入るそれは 十分の一にも満たない。世界でも、これほどの差のある国は珍しい。 観光客も日本から出るのは多いが、日本へ来るのは少ない。一九九六年には 千六百七十万人が日本から出国したが、日本に入国したのは三百四十万人。 その双方から業務客を引いて、楽しみのために来た人々のみを計算すると、 千二百万人対百万人と推定される。日本は投資市場としても観光地としても、 「魅力のないところ」になっているのだ。 /////////////////////// 1998年発行 ///
287 :
名無しさんの主張 :2006/04/16(日) 19:45:17
「国家公務員5%以上純減」や「天下り規制策」に閣僚などから反対が続出 - 行革法案審議
小泉純一郎首相が今国会の最重要課題と位置付ける行政改革推進法案など関連5法案は
20日にも衆院本会議で可決され、参院へ送付される見通しだ。だが衆院の審議では
国家公務員の5%以上純減や天下り規制の具体策をめぐって閣僚などから反対や慎重論が
続出、実現に不安を投げかける展開となった。
首相は「今まで通りだ。早く法律を成立させたい」と足元からの異論にも平静を
装ってはいるが、公務員純減問題などが参院審議でも焦点になるのは確実。
野党の追及と、閣僚の背後にいる官僚の抵抗の板挟みになる局面も予想される。
>> 共同通信@FLASH24 2006/04/16[15:53] <<
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=poli&NWID=2006041601001747
288 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/04/17(月) 21:30:25
/// 日本への警告 11 /////////////// 一九九〇年年頭の日本の輝かしい地位と、九八年の日本の暗い状態とを 見ると、この八年間の進歩が恐ろしく遅かったことに気づくだろう。九〇年代の 日本は、「遅進国」なのである。 これは、あたかもオリンピック種目における日本の成績を彷彿させるものがある。 一九六四年の東京オリンピックでは、日本は十六個の金メダルを獲得した。 水泳や体操、レスリング、重量挙げ、女子バレーボールは常に優勝候補に その名を連ねていた。 それが一九九六年のアトランタ・オリンピックでは金メダルが三つ。 柔道だけである。 ///////////////// 1,500円(税込) ///
289 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/04/19(水) 22:08:55
/// 日本への警告 12 //////////////// 三十年前に優勝候補だった種目のほとんどが、いまでは予選落ちになってしまった。 かつての栄光を知る者には、サッカーのワールド・カップ大会に出られるだけで 騒いでいるいまの若者が気の毒に思えてくる。 しかし、こうなったのも、決して日本の記録が低下したからではない。世界の レベルがものすごく上がったのだ。それに追いつかなかったという意味で、日本は スポーツの分野でも「遅進国」である。 同じことが、九〇年代には経済の場でも起っている。もともと苦手な文化創造の 場面では、それがさらに著しい。 ////////////////////// 堺屋 太一 ///
290 :
タナカカズヒコ ◆EsnZiYDJO. :2006/04/19(水) 22:12:41
>>1 この国にはもはや将来性はないので、南米あたりに移住するのもひとつの手かも。
291 :
名無しさんの主張 :2006/04/19(水) 22:31:17
292 :
名無しさんの主張 :2006/04/19(水) 22:33:57
市場からNOを突きつけられて長期国債利回り爆上昇中。
2.5%超えたら雪崩を打つように一気に売りが殺到して
政府はあっという間に財政破綻宣言一直線だろう。
http://www.bb.jbts.co.jp/market/index_kinri.html 国家予算が編成できなくなるので公務員給与支払いは直ちに完全停止。
政府保証付き債券を発行している痴呆自治体や特殊法人等は破産。
公務員&準公務員はOBを含めて全て路頭に迷う。
ネバダリポートの3倍くらい強烈な制裁が公務員に下される。
293 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/04/21(金) 21:52:35
/// 日本への警告 13 /////////////////// 戦後の決算報告書 いま、日本が抱える問題はたくさんある。 たとえば、お米をどうするか。これだけでも非常に難しい問題だ。あるいは 土地制度をどうすべきか。これも日本経済の再建には避けて通れない大問題だ。 さらに、財政の問題、行政機構の問題、経済構造の問題、教育の問題、そして 何よりも高齢化と少子化で激変しつつある社会構造の問題がある。 こういった諸問題は日本国民に強く意識されるようになっているが、その解決 については、まだ何も出ていない。つまり、戦後の日本がやってきたことが、 ここに来てすべて行き詰った。しかし、それを突破する解決策はまだ見当らない のである。 ////////////////////// あるべき明日 ///
294 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/04/23(日) 20:30:21
/// 日本への警告 14 //////////////// いまの日本にまず必要なことは、「戦後の総決算」ともいうべき現状を、 粉飾することなく国民に報告し、正確な財産目録を提出することだろう。 国民は日本の現状に対して危機感を抱いている。政府の示す財政収支や 公共事業政策に深い疑念をもち・政治行政を信じなくなった。これこそが 現在の投資の停滞と資本の流出と消費の低迷を生む根元に違いない。 いま、日本が直面している最大の選択は、このまま「戦後」を続けるのか、 二十一世紀に向けた新たな「泡後(バブルのあと)」の時代をはじめるか、 という問題である。 ///////////// 日本・いま決断のとき ///
295 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/04/25(火) 22:17:14
/// 日本への警告 15 //////////////// 橋本前内閣は「六大改革プラスワン」を掲げ二〇〇一年初頭までの「千日の変革」 に挑戦した。 六大改革とは、行政改革、財政改革、金融改革、経済構造改革、社会保障改革、 教育改革であり、「プラスワン」は首都機能移転である。これらの改革が劇的な結果を 生めば、「戦後」は終り、新しい「泡後」の時代がはじまると見られていた。だが、 九七年秋からは、官僚機構やそれに繋がる族議員の反発でトーンダウン、結果としては 国民の信頼を失って退陣した。これからの政権が、それらの改革にどう対応するか、 もしこれが挫折すれば、日本の「戦後」は続き、二十年後には発展途上国に逆戻り しているだろう。 ////////////////// PHP研究所 ///
296 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/04/28(金) 21:11:47
/// 日本への警告 16 //////////////// 「このままでは日本が亡ぶ」 などとよくいわれる。いまもそんな危機感をもつ者は少なくない。しかし、「亡ぶ」 といっても国土がなくなるわけでもなければ、国民がいなくなるわけでもない。 昔なら列強の植民地になることであったが、いまでは他国を植民地にしよう などという野心をもつ大国もいない。 従って、「日本が亡ぶ」というようを漠然とした危機感を掻き立てるのは正しい警告 とはいえない。現実の問題として、日本が直面している危険は、「発展途上国に 逆戻り」することだ。世界の中で相対的に経済水準が低くなり、政治的交渉力と 文化的影響力を失い、カネと人と情報が来ない「片田舎」になってしまうことだ。 戦後の体制をあと二十年も続けたら、日本は確実に発展途上国に逆戻りするだろう。 ///////////////////// 1998年発行 ///
297 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/05/01(月) 21:35:21
/// 日本への警告 17 //////////////// 二、総資本主義化の世界 「原始」に戻った資本主義 では、一九九〇年代に入って、なぜ日本は遅進国になったのだろうか。その最大の 原因は、戦後の日本を成功に導いたシステム、「官僚主導型業界協調体制」にある。 このシステムは、ある段階までは日本の進歩と成長に大いに役立った。欧米の 優れた技術を導入して、いわゆるキャッチアップ効果を発揮するのには適していた。 リスクを全業界全社会に拡散する「リスクの社会化」によって成長分野への集中投資を 実現し、規格大量生産型の製造業を急成長させるのに、大いに貢献した。 ////////////////////// 堺屋 太一 ///
298 :
名無しさんの主張 :2006/05/01(月) 22:13:00
なんとかアメリカと中国道連れにしたいな
米軍が日本に駐留することはアメリカ自身の極東防衛の前線基地を確保出来ることで 米国にとって相当な利益があるにも拘わらず、在日米軍の再編成費用3兆円を日本からせびり取る積りらしい。 本来なら、基地使用料を米国が払っていてもおかしくない。 それでもそう言うことをしようとするのは、民主主義が未発達で未定着な 国を米国が負担までして守りたくないからだ。 本当は軽蔑しているからだ。 下っだらない天皇なんか信奉しているからそう言うことになるのだ。 世界中のどの国だって日本を本気で尊敬してる国なんてありャしない。 民主主義の発達を阻害している天皇制は日本の国益を著しく損ねている。 こう言うところで本音が見え隠れする訳だね。
300 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/05/04(木) 22:01:08
/// 日本への警告 18 //////////////// しかし、それが完了したとき、このシステムでは、それ以上の発展は困難になった。 自ら創造性を発揮する個性の育成と活用ができないからである。 一方、一九八〇年代から九〇年代に入ると、世界は著しく変わり、猛烈な速さで 進み出した。 その進歩をつくりだしたのは、冷戦構造の終焉によってはじまった総資本主義化 現象である。総資本主義化とは、資本主義の基本的な原理、つまり新規参入の 自由と消費者主権を全面的に適用した社会のことである。 官僚の規制や政治的な保護を排除して、誰でも供給者として自分がよいと思う 商品を発売し、優れていると信じる仕組みを実行できるようにする。そしてその中で 何がよい商品かどれが優れた仕組みかは、消費者の選択によって決める。 拘束なしに消費者が選んだものが成長し拡大するのを肯定するのである。 ///////////////// あるべき明日 ///
301 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/05/07(日) 20:05:03
/// 日本への警告 19 //////////////// こういえば、十八、十九世紀の原始資本主義の復活と思われるかも しれない。誤解を恐れずにいうならば、「そう」なのである。ただし、その 背景には、産業構造と組織形態の劇的な変化があり、一般消費者に 対する情報量の拡大があることを忘れてはならない。 たとえば、産業の構造がソフト化し、巨額の資本や巨大な組織がなくとも 大企業が育つようになった。ビル・ゲイツ氏は短期間のうちに世界最大の 企業を興した。中堅企業がより大きな企業を買収することもあれば、勇気と 英知の持ち主が金融市場で巨額の資金調達をすることも可能である。 その限りでは、原始資本主義の時代と似たアイデアと才覚の競争市場が 再現している。 ///////////// 日本・いま決断のとき ///
302 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/05/09(火) 22:05:25
/// 日本への警告 20 //////////////// 二十世紀の前半に恐れられた「市場の失敗」の危険がなくなったわけでは ないが、民間資本による独占はまず不可能になった。冷戦の結果、世界が 知ったのは、「市場の失敗」よりもはるかに恐ろしい「官僚の失敗」である。 こうしたことが、経済の自由化を促し、総資本主義化の基本的条件を 生み出した。だが、これに対して、長い間、日本は懐疑的だった。 総資本主義化には、それを実行しているアメリカやイギリスにも批判はある。 「アメリカの経済は成長し、大小の企業が大量に誕生して失業者が減り、 技術は進歩して非常に活性化しているのは事実だが、貧富の差が拡大して 国民多数は必ずしも幸せになっていない」というのがそれである。 ///////////////////// PHP研究所 ///
303 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/05/11(木) 21:52:41
/// 日本への警告 21 /////////////////// ニューエコノミー VS ブラック・マンデー 実際、この批判は、多くの人々に古くからある危険を思い出させる。 その一つは、ブラック・マンデー再来の心配だろう。 一九八七年十月十九日、アメリカの株価が暴落した。この日は今も 「暗黒の月曜日」と呼ばれている。あれから十年余、アメリカの株価は 四倍以上に上昇したが、それだけに暴落を危倶する声は大きい。その 背景には、貧富の格差の拡大はいずれ需要不足を生み大不況に繋がる、 という伝統的な経済理論がある。 ところが、現実には、アメリカ経済の活力は一向に衰えない。そうなると、 貧富の格差は拡大しても不況にはならない、それはむしろ肯定すべき 現象だ、というニューエコノミー派が登場した。 //////////////////////// 1998年発行 ///
304 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/05/13(土) 18:40:20
/// 日本への警告 22 //////////////////// アメリカに住む単純労働者は、アメリカにいるがゆえにメキシコにいる人の 数倍、中国四川省にいる人の百倍の賃金を得ることができる。アメリカには 単純労働者でも高い生産性を上げられるような優れた組織や施設があり、 優れた経営者や技術者がいるからである。 そうであれば、それをつくりだしている優れた人たちが高所得を得るのは 当然であり、そのことによって、より優れた組織や施設ができるのであれば、 全住民にとってよいことではないか。優れた人たちに高所得を認め、その結果、 一般労働者も高賃金を得られるとすれば、社会の幸せ(福祉)は向上する、 という絶対水準の議論が広がっている。 ///////////////////// 1,500円(税込) ///
305 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/05/16(火) 22:01:16
/// 日本への警告 23 //////////////// 二十世紀の中葉、一九三〇年代から七〇年代までの半世紀は、すべての 人の所得を限りなく平準化するのが望ましい、という厚生経済学の思想が 強かった。その発案者ともいうべきアーサー・ピグーは、こう考えた。 高額所得者のもっている一万円は、低額所得者のもっている一万円よりも 限界効用が低い。従って高額所得者の一万円を累進課税によって吸い上げて 低額所得者に与えれば、社会全体の幸せ度は増大する。 ただし、これをあまり徹底すると、高額所得者は勤労意欲を失うから、 彼らを働かせるための報賞は必要だ。これでは、所得の格差を認めるのは、 高額所得者の勤労を促し、社会の効率を維持するための「必要悪」だ、 ということになる。 ////////////////////// 堺屋 太一 ///
306 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/05/18(木) 21:54:47
/// 日本への警告 24 //////////////// ところが、ニューエコノミーは、高額の所得を得ることのできる人々が 効率的な組織や技術を生み出すから、低額所得者にも利益が及ぶ。 従って、彼らが高額な所得を得て、それをさらに効率のよい投資に回すのは 社会全体の福祉に役立つ。格差の拡大が悪でなく、高額所得を得られる 人々が存在することこそ、好ましい現実の結果だ、と考える。 ニューエコノミーの議論は、まだまだ未熟である。しかし、このような 議論を声高にできるようになったのは、世界が「結果の平等」を志向する 社会主義や全体主義を否定し切ったことを示している、といえるだろう。 /////////////////// あるべき明日 ///
307 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/05/20(土) 19:03:45
/// 日本への警告 25 //////////////// 弱者救済を誤用する官僚 それに対して日本は、いまだに官僚規制と業界協調の戦後体制から 脱出できないでいる。その背景には、マルクスや毛沢東もいわなかった ような弱者救済論の誤用がある。 そもそも「弱者救済」とは人権の擁護、あらゆる人々の人間としての 尊厳を保つことである。従って、その対象は人権をもつ自然人に限られる のは当然だ。つまり、いかなる「弱者」といえども、人間は人間としての 人格があり基本的人権をもつがゆえに人間らしい生活をする権利がある。 これを擁護するのは社会の義務だ、というのである。今や、この考えを 全面的に否定する者は、先進国にはほとんどいないだろう。 ///////////// 日本・いま決断のとき ///
308 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/05/23(火) 22:42:08
/// 日本への警告 26 ////////////////// ところが、日本の官僚とそれに保護された業界は、「弱者」という言葉を 供給者に当てはめる。このため、「弱者救済」の名で、人権の擁護ではなく 利権の保護が行われる。 たとえば、中小金融機関や零細建設会社はそれぞれの業界の「弱者」 だから、保護しなければいけない。小規模小売店は大規模店に比べて 「弱者」であり保護すべきだ。さらには、すべての開業医に患者が来るように 医療機関の数を制限して保護しなければならない。教師は全員が定年まで 勤務できるよう通学区域によって生徒(教育の消費者)を分配すべきだ、 等々である。 /////////////////////// PHP研究所 ///
309 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/05/27(土) 19:07:38
/// 日本への警告 27 ////////////////// これも一見「弱者保護」のようにみえるが、実は利権の保護であって、 人権の擁護ではない。この結果、下手な医者や不適任な教師や 非効率な建設会社や低金利しか支払えない金融機関の消費者になる 自然人は、その人権を踏みにじられることになる。 日本の官僚たちは、供給者保護のために、弱者救済論をあえて誤用し、 そのことによって権限の拡大を行ってきた。これこそが、今日の日本を 遅進国たらしめた最大の理由である。世界が総資本主義化へと進んで いる今、日本だけが競争を排除した官僚保護体制を持ち続けているのは、 進歩と創造をなくす危険な行為である。 「泡後」の日本を創り出すためには、まず、この間違いを改めて、 「戦後」を終焉させることが必要である。それには、官僚主導に代る 新しい「文化」を築かなければいけない。 ////////////////////// 1998年発行 ///
310 :
名無しさんの主張 :2006/05/27(土) 19:14:20
311 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/06/03(土) 21:29:13
/// 日本への警告 28 //////////////// いま、われわれにとって急がれるのは、官僚主導の文化、つまり官僚が 優秀で高潔で、これに任せておけば間違いない、という神話に対する 「信仰」を打ち切ることだ。 明治以来、百三十年問続いてきたこの国の官僚主導文化を断つことが できるだろうか。私は可能かつ簡単だと思う。日本は、これまでにも古い 文化を完全に断絶した経験が何度かある。 その最も完壁な例は明治維新だ。明治維新は「武士の文化」を否定した。 徳川幕府の成立以降でも二百六十年、鎌倉幕府が生れたときから数えれば 六百七十年も続いた「武士の文化」というものを、明治維新はわずか十年で 否定したのである。 ////////////////// 1,500円(税込) ///
312 :
○◎ :2006/06/03(土) 21:32:57
コンニャク
313 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/06/08(木) 22:28:20
314 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/06/16(金) 22:20:29
/// 日本への警告 29 //////////////// 三、明治維新から学ぶこと 幕末の体制内改革 すべての国々と同じく、日本も改革を志したことは何度もある。そして その多くは体制内改革で、微調整を積み上げて全体を変えようとした ものだった。いろいろな分野で改革を行い、その総和として世の中を 変えようとしたのである。 その典型の一つが、安政から慶応にかけて(一八五四〜六八年)の 徳川幕府である。NHKは一九九八年の大河ドラマに徳川慶喜を選んだ。 これがもし史実に忠実に深く描かれるとすれば、非常に時宜を得た ドラマとなるだろう。 ////////////////////// 堺屋 太一 ///
315 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/06/21(水) 21:22:37
/// 日本への警告 30 //////////////// 幕府主導の開国を目指した安政の政治が丼伊直弼の暗殺で崩れたあとに 登場した徳川慶喜は、驚くべき大改革を企てた。それは、徳川幕藩体制の 中での改革としては、限界を超えた凄まじさだった。 まず、家康以来の参勤交代を中止、大名の妻子もそれぞれの国元に帰らせた。 次には万暦小判を鋳造し、乱暴なインフレ政策によって財政再建を試みた。 将軍後見役の徳川慶喜が、さらには十四代将軍家茂までもが江戸を離れて 京・大坂に移住し、有力諸侯も京都に集まった。首都機能を江戸から京都に 移転したのである。 /////////////////// あるべき明日 ///
316 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/06/29(木) 21:41:14
/// 日本への警告 31 //////////////// そのうえ公武合体論などを持ち出し、劇的な兵制改革を行った。身分による 兵制に代えて陸海軍を創設、陸軍は歩兵、騎兵、砲兵の三兵制とした。 海軍には新型の軍艦を次々と購入した。それどころか、慶応二年(一八六六年) には旗本の率いる小集団の兵制を全廃、旗本から現金だけを出させて幕府が 統一的な軍隊を持つ傭兵制にした。徳川幕藩体制の根底をも揺がす大改革である。 政府行政機構も、フランス公使ロッシュの献策を入れて五局体制にした。 外務、内務、会計、陸軍、海軍である。これは、当時のナポレオン三世の フランスを真似た内閣制度であり、各老中をそれぞれの担当(大臣)に任じた。 さらに総理大臣にあたる総合調整老中を置いた。その任に当ったのは (明確な記録はないが)板倉勝静であったらしい。 ///////////// 日本・いま決断のとき ///
317 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/07/05(水) 22:09:20
/// 日本への警告 32 ///////////////// この改革は、二百六十年余も続いた徳川幕府の祖法を根本から変える 大改革といえるだろう。だが、明治維新を知るわれわれから見れば、幕末に 徳川慶喜とその幕僚たちが行った改革などは、ほとんど目につかない。 彼らは古い体制にしがみついて歴史の激流に押し流されてしまったように映る。 何故にか。いろんな制度や組織を変えたにもかかわらず、「武士の文化」は 崩さなかったからだ。武士が世の中をリードし、武士が社会における 主導集団だという認識を変えようとしなかった。だから、武士の象徴である 刀も髭も取ろうとはしなかった。 このことが結局、徳川幕府の大改革を無に帰したのである。 ///////////////////// PHP研究所 ///
318 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/07/08(土) 21:52:22
/// 日本への警告 33 ////////////////// 「昭和維新」の虚像 同じことは昭和のはじめの改革、いわゆる「昭和維新」についてもいえる。 昭和五年から十五年までの十年間に、政府が行った改革は、決して 小さなものではなかった。 まず一県一銀行を実現した。明治以来、全国各地に郡市単位の銀行が 多数乱立していたのを、金融恐慌の対策として合併させた。秋田県や 静岡県や兵庫県など複数の銀行が残った県もあるが、たいていは 一県一行に集約された。 ///////////////////// 1998年発行 ///
319 :
名無しさんの主張 :2006/07/08(土) 21:55:55
東側崩壊
320 :
名無しさんの主張 :2006/07/09(日) 19:45:32
321 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/07/15(土) 20:50:47
/// 日本への警告 34 //////////////// これは今日の北海道拓殖銀行の整理どころではない。かなり優秀な 銀行も、不良銀行も、強制的に合併させたのだから大胆だ。それによって 日本の金融制度を近代化、効率化するとともに、資本の集約によって 規格大量生産型の近代社会の実現を図ったのである。 また、私鉄会社の大同合併も行われた。たとえば、大鉄と関急が合併して 近畿日本鉄道になる、名古屋周辺の鉄道が名古屋鉄道に集中される、 などである。 ////////////////// 1,500円(税込) ///
322 :
名無しさんの主張 :2006/07/15(土) 21:07:01
323 :
名無しさんの主張 :2006/07/16(日) 12:26:13
yahoo掲示版 政治>地方自治 税
324 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/07/21(金) 22:31:46
/// 日本への警告 35 //////////////// より劇的だったのは、明治以来、各村落において支配的地位にあった 地主階級の大反対を押し切って、年貢の金納定額制を実施したことだ。 それまでは主として生産分与制であった年貢を現金で納める制度にした ばかりか、その金額も統制した。これによって封建的支配力をもっていた 地主は、単なる定額収入を得るだけの寄生地主と化してしまった。 ////////////////////// 堺屋 太一 ///
325 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/07/25(火) 21:45:02
/// 日本への警告 36 //////////////// また、昭和十四年には工場法を改正して、従業員の解雇を制限する ようなこともした。出稼ぎ型労働が主であった当時の日本の雇用慣行から 見ると驚天動地の大事件である。 現在、公共事業の各省シェアは変えられないといわれている。建設省が 約七〇%、農水省二二%、運輸省の八%という比率が頑固に守られている。 ところが、昭和初期の改革では、そんな甘ったれたことはいわせなかった。 /////////////////// あるべき明日 ///
326 :
名無しさんの主張 :2006/07/25(火) 21:50:36
15年というのはかなり現実的な数字だ。
327 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/08/02(水) 22:27:59
/// 日本への警告 37 //////////////// それまで一道路はすべて内務省建設局が造っていたが、突如として商工省に 道路建設の予算と権限を与え、県境を越えた産業道路を造りだしたのである。 いまも横浜や奈良など全国各地に「産業道路」と呼ばれるものがあるが、 これは商工省の造った道路である。 「昭和維新」ともいわれた一連の大改革では、このようなことが次々と行われた。 しかし、戦後の改革を経験したわれわれから見ると、昭和初期の政治は、 ただただ守旧的にしか思えない。戦前の日本は何も改革できなかったから 太平洋戦争に突入してしまった、というのが戦後世代の認識であろう。 ////////////////// 1,500円(税込) ///
328 :
名無しさんの主張 :2006/08/06(日) 17:40:37
官僚社会主義 日本を食い物にする自己増殖システム 北沢 栄 朝日新聞社
329 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/08/09(水) 21:55:12
/// 日本への警告 38 //////////////// 拭えなかった「軍人文化」 何故にそうなのか。ひとことでいえば、軍人官僚支配文化を拭えなかった からである。「大正デモクラシー」といわれた時代がある。明治以来、 政府行政機構の手本としてきたドイツ帝国が第一次世界大戦で敗北し、 民主主義のイギリスやアメリカが勝利した。このショックで、日本も少しだけ 民主主義の方に歩いた、それが大正デモクラシーの時代である。 ///////////// 日本・いま決断のとき ///
330 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/08/15(火) 20:36:19
/// 日本への警告 39 //////////////// その最大の成果は普通選挙の実施だろう。納税額の制限を外して二十五歳以上の 日本国籍をもつ男性すべてを有権者にする、という制度を実現させたのである。 大正デモクラシーの時期には、多くの日本国民が普通選挙の実現を期待し、 それさえできれば万事解決するかのような幻想を抱いた。それはあたかも、 一九九三年の総選挙の際に、小選挙区制への改革が熱狂的に支持されたのに 似ている。 ところが、この制度で行われた第一回普通選挙(昭和三年)の結果は、政友会 二百十七、民政党二百十六、その他三十三(無産諸派八、実業同志会四、革新三、 中立その他十八)という数字になった。 ///////////////////// PHP研究所 ///
331 :
名無しさんの主張 :2006/08/15(火) 20:45:53
問題は公務員の予算は使い切らなければいけないという体質。 予算を使い切れないと岐阜県のように裏金にして、私腹を肥やす。 また公務員をリストラできない公務員の身分の保障という制度。 どんなに無駄な人員が多くても、それを理由にしてクビにできない。 こんなこと続けていれば税金をいくら上げてもキリがない。 この公務員制度にメスを入れないで消費税アップのような姑息な手段で国民生活に犠牲を強いるな。
332 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/08/22(火) 21:31:17
/// 日本への警告 40 //////////////// これでは議会の諸党派の合従連衡で政権が決定される。わずか 二名か三名の議員が鞍替えすると最大多数派も代るわけだ。 当然、政友会と民政党の政争は激しくなり、双方がネガティブ・ キャンペーンを繰り広げた。特に激しかったのは、互いに相手の 金銭疑惑をいい立てることである。 このため国民は議会政治にいたく失望してしまった。それを利用して 官僚主義が復活、軍人官僚主導で改革が行われた。つまり、 大正デモクラシーは死滅し、明治以来の軍人官僚支配の文化が 復活したのである。 //////////////////// 1998年発行 ///
333 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/08/30(水) 22:12:07
/// 日本への警告 41 /////////////////// 「終戦」を生き抜いた官僚文化 アメリカ占領軍によって行われた「戦後改革」は、明治以来続いた 官僚軍人支配の文化の中で、軍人文化の部分を破壊した。この国からは 「武人の文化」が消え去ったのだ。 いま、自衛隊の制服組のOBが、その経歴のゆえに文化的に尊敬される ことは滅多にない。その人が個人として人格者であることから文化人 といわれることはあるが、統幕議長だったという理由だけで人格的文化的に 「偉い」と思われることはほとんどない。 ////////////////////// 1,500円(税込) ///
334 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/09/06(水) 22:42:17
/// 日本への警告 42 //////////////// 戦前は違った。国民運動を行うにしても何かの財団法人をつくるにしても、 名誉総裁には皇族華族、会長には退役軍人、陸海軍の中将や大将が据えられた。 朝鮮総督や台湾総督にも陸軍大将か海軍大将が多かった。文部大臣や 東大総長にも退役軍人が就いたこともある。それに比べて内務省や大蔵省の 文民官僚0Bは二番手とみなされていた。 大功のあった軍人は侯爵にまでなった。東郷(平八郎)元帥は侯爵、乃木 (希典)大将は伯爵である。文官の方は伊藤博文など明治の元勲を別とすれば、 たいていは子爵か男爵である。財界人はどんなに偉くても男爵どまり。 岩崎弥太郎や住友吉左衛門でも男爵である。 ////////////////////// 堺屋 太一 ///
日本の政治が腐った大本の元は、国民が選挙でしっかりしてなかったからだと思う。 戦争に負けて、今の憲法が出来るまでは、県知事はお上が勝手に決めていた。 つまり、知事は官僚がなっていたのだ。 民主国家になって知事は有権者の中から選ばれることとなったが、 相変わらず、官僚出身者が知事になる例が少なくない。 それでは戦前と少しも変わっていない。 これが日本の地方自治を腐敗させて来た大きな原因だ。 知事は有権者の代表なのだから、お上ベッタリのイエスマンにさせては駄目だ。 一般の市民の中から、気骨のある人がなるべきだ。
336 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/09/13(水) 21:56:31
/// 日本への警告 43 //////////////// つまり、社会的な序列としては、一番上が皇族華族、次は軍人、その次が 文民官僚、そして財界人は経済的下支えとして居並ぶというのが普通だった。 戦後はまったく逆で一番上は必ず財界人、審議会会長も大きな財団法人の 会長も財界人だ。次が経済官僚のOBか学者という形になっている。 自衛隊制服組の出る幕はほとんどない。 敗戦によって軍人文化が破壊されたことによって、武士道とか大和魂 といった概念も消失した。勇気や覚悟といった武人的徳目も語られることが なくなった。いまは「臆病」を「慎重」といい、「優柔」を「熟慮」といい換える 時代である。 /////////////////// あるべき明日 ///
337 :
名無しさんの主張 :2006/09/13(水) 22:02:43
ロシア人もよく物を盗むからな
338 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/09/20(水) 22:55:13
/// 日本への警告 44 //////////////// 最適工業社会を築いた官僚主導 軍人文化の破壊こそ戦後改革の最大のものだ。それに対して文民官僚の 文化は生き残った。いやむしろ、物資統制によって強化され、高度成長によって 美化されてきた。 いま、私たちがやらなければいけないことは、明治期以来続いてきた 官僚文化を超越することである。 官僚主導の文化によって日本がつくろうとしたもの、それが規格大量生産型の 最適工業社会である。 ///////////// 日本・いま決断のとき ///
339 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/09/24(日) 17:40:10
/// 日本への警告 45 //////////////// 明治以来、近代日本は最適工業社会を目指してきたが、それが完成したのは 一九七〇年代だ。この百年余の間には、一時、植民地帝国を目指したこともあるが、 それは最適工業社会を実現している欧米諸国がみなそうなっているからという 猿真似で余計な寄り道をしたに過ぎない。 一九七〇年代に完成した最適工業社会は、なお二十年近く成長を続けた。 その結果、日本は一人当り国民所得で、一九八八年にアメリカを抜いた。 念願の工業化レースで先頭に立った。だが、この間にアメリカは、最適工業社会を 越えた「次の段階」を模索していた。 ///////////////////// PHP研究所 ///
340 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/10/01(日) 00:09:02
/// 日本への警告 46 //////////////// ケネディ大統領が登場した頃、マクナマラ国防長官に代表されるアメリカ社会の 「ベスト&ブライテスト」は、最適工業社会の論理を推し進めようとして失敗、 ベトナムの敗退や経済の疲弊を生み出した。この失敗から生れたのが八○年代の レーガン改革、ソフト化社会にふさわしい総資本主義化への道である。 「失敗は成功の母」といわれるが、「成功は失敗の父」である。一つの成功を 生み出したのはどの失敗だったか、因果関係はよく分かる。だが、一つの失敗が どの成功から生れたかははっきりとは分からない。だから「父」である。 ///////////////////// 1998年発行 ///
341 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/10/08(日) 16:56:42
/// 日本への警告 47 //////////////// 最適工業社会の完成に成功したことが、実は今日の日本の失敗の「父」だった。 一九七〇年代のうちに二度の石油危機を経験して、戦後の正義の序列が変った。 効率を第一の正義とした成長優先思想から平等と安全を第一とする集団主義 思想になったのだ。 最適工業社会とは本来が効率思想から生れたものだが、石油ショックと 「日本列島改造論」の破綻を経験したあとでは、平等と安全が優先されるようになり、 そのための規格基準が強化された。だが、八○年代に入ると、規格規制そのものが 目的となりだした。 ////////////////// 1,500円(税込) ///
342 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/10/14(土) 21:58:25
/// 日本への警告 48 //////////////// たとえば建築基準法では、強度基準よりも材料基準の方が多い。医薬品の 許認可も安全性よりも認定基準を大事にしている。阪神大震災による大被害、 血液製剤によるエイズ感染などは、規格そのものを目的とした官僚規制の 綻びの象徴である。 九七年からはじまる金融機関の相次ぐ破綻も、同根の問題である。 官僚主導は、最適工業社会の形成には大いに役立ったが、ソフト社会では 桎梏以外の何ものでもなくなっている。 これが戦後の総決算であり、明治以来の近代化の結末である。戦後半世紀、 そして明治維新から四世代を経たあとの改革とは、そうした官僚主導文化を 超越することでなければならない。・・・・・ ////////////////////// 堺屋 太一 ///
さすがは裏金岐阜県庁の職員です。
シラをきっていれば、そのうち風化させて逃げられると思っています。まったく誠実です。
また異動するかもしれませんが、とりあえず今は岐阜県庁の財政課にいるようです。
にやけたお顔で皆さんの前に出没します。その誠実な姿をみんなでじっくりと見守り続けてあげましょう。
> > 自分も関与していたにも関わらず、
> > 西村晃一・関西学院大学 総合政策学部同窓会 会長に全てをなすりつけ
> > 佐々木寿志・関西学院大学 総合政策学部同窓会 副会長(長峯純一ゼミ出身)
>
>
> 今、岐阜県庁 財政課 にいます。
>
http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s11105/gyoumu/index.htm > (管理調整担当) 佐々木 寿志
>
> シラをきりクリーンなふりをし続けるその誠実な姿を、
> みんなでじっくりと見守り続けてあげましょう。たいへん誠実な岐阜県庁職員です。
344 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/10/22(日) 17:07:00 ID:YFBdihrV
345 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/10/29(日) 17:20:19 ID:rgHzIs7m
/// この国の気持 1 ///////////////// 堺屋 太一 (著); 『あるべき明日―日本・いま決断のとき』 PHP研究所1998年発行; 1,500円 より ・・・・・ 第二章 この国の気持 一、古い理想を追う日本 日本の選択肢 日本の国家や社会のコンセプトは、時代によって大きく変化してきた。 中でも重大なのは、徳川時代の安定一途の社会コンセプトから 規格大量生産型の近代工業社会の形成へと大転換した明治維新である。 日本は明治以来、このコンセプトを継承し、約百年後の一九七〇年代には、 見事にそれを達成した。七〇年代末からの日本は、世界で最も成功した 近代工業社会、いわば「最適工業社会」であった。 /////////////////// あるべき明日 ///
官僚官僚ってさみんな言うけど、官僚ってどんなだか知ってる? 官僚で良くも悪くも信用できる、使えるやつって地主の子供なんだよ。 なぜなら直接利権が自分たちの懐につながってるから。仕事するんだよ、 まじめに。 でもさ、そうじゃないやつっているでしょ。 柳沢とかいたじゃない、江戸時代に。あれさ、だめだったでしょ。 つまりね、お金があってどうやって管理するの?どう使うの?って時は 言い訳馬鹿柳沢でも。 でもさ、金がなくなったときには本当の実力が 問われるわけ。 東大文科系じゃ駄目なのよ。 最低でも理系オタク系で かつ地主の子供。 これ最強。 これくらいじゃないとさ、今みたいに 金が国にない時代には、役に立たないんだよ。勢いだけじゃだめなのさ。 官僚なんてそんなもん。やっぱり自分の懐と直結してないと、だめなんだよ。 そういう意味で汚職官僚もある意味正義だと思う。 興銀のやつなんて今じゃ、 そこら辺のおっさんだよ。事実なんだよ、これは。アジアは共産圏なんだよ。
347 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/11/05(日) 00:21:16 ID:82SFSWFd
/// この国の気持 2 ///////////////// ところが、その頃から世界は大きく変化し、近代工業社会とは別の、 新しい歴史段階を目標とするようになっていた。それは、比較的低コストで 多様な生産と流通を実現できる技術の進歩を反映して、人々の多様な 発想を実現し、多様な欲求に応える自由経済民主主義の社会である。 日本は明治以来の夢を実現した。これは偉大なことだ。従って、この 成功を誇示して成功体験に長く酔い痴れたい気持が、今の日本にはある。 ///////////// 日本・いま決断のとき ///
348 :
蟻 ◆Ant.euEzZU :2006/11/05(日) 00:36:54 ID:lEGs6DaJ
┐ ┌ ( ・ω・) < 格差により日本滅亡
349 :
名無しさんの主張 :2006/11/10(金) 00:40:08 ID:ZN9l/eXb
国債が借金であることは事実であるが、それは形式的な議論でのみ妥当 するのであり、国債とは本質的には、総支出(総需要)を調節するため の手段でしかないのだ (ラーナー『雇用の経済学』第一章) それはまた、庶民が想像するところの借金とは異なるものである。すな わち日銀が国債をたとえば、500兆円買取って保有した場合に、その 利息収入は日銀の手にはいるが、その利益は政府に納めなければならず、 単なる帳簿上の債権債務となることから明らかである。 さらに明確に国債の本質をとらえるためには、政府の子会社である日銀 を、年末30日に政府に吸収合併するところを想像すれば良い。そうな ると国債の債権者が政府となるのであり、債権債務が同一人格に帰属す ることになり、民法における混同の法理により、債権債務が消滅するの である。これを借金と呼称することには、いささかの無理があることが 分かるだろうと思う。
350 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/11/11(土) 18:40:29 ID:fOkt0QzU
/// この国の気持 3 ///////////////// また、それに成功した手法を継続していれば、これからも繁栄が続く はずだ、と信じたい気分も強いし、これを改めることへの危倶や不安も 大きい。もちろんこれを変えることによって損失を受ける既成の勢力や 知識の持ち主も多い。 世界の冷戦構造が終焉した一九九〇年、世界の経済と文明の 構造は変っていた。だが、日本は過去の成功のゆえに、佇み戸惑った。 ///////////////////// PHP研究所 ///
351 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/11/18(土) 18:44:01 ID:5orr9zUW
/// この国の気持 4 ///////////////// 社会主義の消滅を構造的変化ではなく、ソ連など社会主義国指導部の 失敗と見る論説さえ、少なくなかった。そんな惑いがこの国を、進歩の 遅い「遅進国」にした。世界の先進国が「近代」を超えた新しい歴史的 発展段階である「新代」に向って非常な勢いで走りだしていたとき、 日本はその方向へ進むことができなかった。 私たちはこれから新たな目標を設定し、新しい選択をしなければ ならないところへ来ている。では、われわれの前にはどのような 選択肢があるだろうか。 ///////////////////// PHP研究所 ///
国の医療費 の 問題点 は 医者の高給
1713万円 ★勤務医20年目平均
1572万円 ★勤務医15年目平均
1494万円 ★自治体病院医師38歳(平成16年総務省)
1450万円 三菱商事管理職40才('99 週刊現代)
1429万円 ★勤務医10年目平均
1379万円 電通40歳('05ヤフーファイナンス)
1232万円 国T官庁課長42歳('04 週刊朝日)
1229万円 ☆三井物産41歳('05ヤフーファイナンス)
1106万円 ☆三井住友ファイナンシャルグループ39歳('05ヤフーファイナンス)
1190万円 ★勤務医5年目平均
1076万円 ☆東京三菱ファイナンシャルグループ39歳(''05ヤフーファイナンス)
1041万円 ☆三井不動産38才(2000年週刊ダイヤモンド)
1018万円 ☆エーザイ41才('00/12/16 週刊ダイヤモンド)
987万円 ☆みずほファイナンシャルグループ41歳('05ヤフーファイナンス)
978万円 ☆武田薬品44才(00/12/16 週刊ダイヤモンド)
そして医者はこんなに貰ってるにも関わらず、おまえらの税金で・・・
県立病院の常勤医師の給与を引き上げへ
県は県立病院の常勤医師の確保に向け、給与を引き上げる方向で検討に入る。医師不足が
深刻化していること への対応で、処遇改善を図って医師の囲い込みを目指す。3日の9月県議
会一般質問で、秋山時夫病院局長が答 えた。
http://www.fukushima-minpo.co.jp/news/kennai/20061004/kennai-20061004113221.html もう最高w
ソ連と日本は官僚国家。 財政が崩壊しインフレで滅亡しても そうなったら自分たちは海外逃亡するからいいんだよ( ´,_ゝ`) それまで骨の髄までしゃぶって稼がせてもらうぜ というのが本心
354 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/11/22(水) 21:22:27 ID:0s/KZwy2
/// この国の気持 5 ////////////////// 失われた目標を追い続ける 第一に考えられるのは、いままでと同じ目標を追い続けることだ。つまり 規格大量生産型の近代工業社会を理想と信じ、これからも徹底した規格化を 維持することである。 それによって一世代前の人々が夢見た社会が実現し継続するとすれば、 それもよいではないか。わずか一世代前の一九六〇年代に世界の人々が 夢見た世の中を、この国に実現させてなぜ悪いのか。それはそれで素晴らしい ことではないか、というわけである。 ///////////////////// 1998年発行 ///
355 :
民族社会主義日本労働者党第一議長 :2006/11/22(水) 21:26:55 ID:LeXgVVJ6
356 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/11/29(水) 22:48:17 ID:rXTNldlp
/// この国の気持 6 ///////////////// この逆を選択するとすれば、国内的には急激な変化は避けられる。 戦後の官僚主導と業界協調体制を維持すればよいはずである。 現に、外国からの圧力や国際競争に曝されない分野においては、近代 工業社会の目標に沿ってつくられた基準が頑固に維持されている。その 最も典型的な分野は教育だ。 橋本前内閣は「六大改革」の中に、財政改革、行政改革、社会保障制度改革、 金融制度改革、経済構造改革と並んで、教育改革も採り上げたのだが、 議論されていた教育改革の方向は、明治以来、文部官僚が夢見てきたのと同じ、 「規格大量生産に適した人材を大量に育成すること」の域を出るものではない。 ////////////////// 1,500円(税込) ///
357 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/12/06(水) 22:25:08 ID:2bwOZaJP
/// この国の気持 7 ////////////////// 規格大量生産に適した労働力となる人材とは何か。その第一は、共通の 知識と技能をもっていること。みな読み書き計算ができ、文明の利器を利用でき、 ある程度の外国や歴史の知識をもっている。新聞雑誌を読み、買い物の 計算ができ、規則通りに動く習慣があり、時計、電話、テレビ受像機が使えて 自動車の運転もすぐに覚える。つまり、近代工業社会において生活するのに 不便がなく、大量生産の現場で働いてすぐ役に立つ人間である。 ///////////// 日本・いま決断のとき ///
358 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/12/13(水) 22:38:28 ID:lV5ksvqO
/// この国の気持 8 ///////////////// 近代以前の教育は、職能教育を前置して、一般教育を後置した。 農民の子は親に連れられて農業の手伝いをすることで職能教育を受け、 やがて寺子屋に通って読み書きそろばんという一般教育を受けた。 武士の子はまず親から武士にふさわしい行儀や挨拶を躾けられ、 それから読み書きそろばんに入った。そしてその中で特に才能があると 認められた者だけが、都に上って偉い先生について専門的な知識と 技能と人脈を学んだ。 ////////////////////// 堺屋 太一 ///
359 :
名無しさんの主張 :2006/12/13(水) 23:15:19 ID:V1Pxek4+
ドロボー公務員を粛清・縮小せよ。
360 :
名無しさんの主張 :2006/12/15(金) 13:34:16 ID:qeWqlq9c
日本の官僚は世界で笑い者だからなあ。 欧米のエリートってのは知識と教養の塊だから 日本の外交官としゃべってると、猿としゃべっている気持ちになるらしい。 気を利かせて利休や、源氏物語、歌舞伎や能について話しかけても 「読んだ事ありません、見た事ありません」らしいからね。 日本の官僚=公務員が、世界から蔑まれるのも当然。
361 :
◆Z6T3HaLA8A :2006/12/21(木) 22:09:30 ID:IdHpqL+1
/// この国の気持 9 ///////////////// ところが、十九世紀から世界に広まった近代教育は、まず読み書き 計算の一般教育を施し、職能教育はあとからする。 このような教育こそマルクスのいう「自由なる労働者」、つまり「財産も身分も 利権もないがゆえに自由な勤労者」には適している。彼らは、将来どんな 職業に就くか分からないし、いつ職場を変るかも分からない。どこに居住するか、 どんな人と結婚するかも分からない。従って、どのような場合にも有用な 基礎知識をもたせた。職場の側からいえば「雇ってすぐ役に立つ人材」である。 このような規格大量生産向きの人材を大量につくる「近代教育」において、 最も完成度の高いのが今日の日本である。 /////////////////// あるべき明日 ///
362 :
◆Z6T3HaLA8A :2007/01/01(月) 00:46:03 ID:hkc1qMx8
/// この国の気持 10 ///////////////// 「この国の気持」を示す教育 一つの国(社会)の未来を創るのは次の世代である。従って、「次世代」を育てる 教育には、その国の現世代の期待が表現されている。親の世代が願ったように 子の世代はならないことは多いが、教育に託された理念には、親たちの理想が 表われている。いい換えれば、一つの国の教育制度や内容を見れば、「この国の 気持」が、つまりその国の人々が目指している未来像が分かるわけである。 では、今日の日本の教育の仕組みはどうなっているか。その大枠を定めたのは 昭和十六年の「国民学校令」だ。「何をまた古いことを。五十年も前に廃止になった 勅令を何もいまさら」と思われる方も多いだろうが、実はここが大切な点である。 ///////////// 日本・いま決断のとき ///
363 :
名無しさんの主張 :2007/01/01(月) 01:27:25 ID:yKUvEx17
日本の対内債務も問題だけど年間貿易赤字80兆対外債務700兆の アメリカの軍事力に依存している状況が危険。アメリカの製造業 はかなり弱体化している。この状況は簡単には改善しないだろう。 個人金融資産の多数を株式で運用しているアメリカは海外に資産 が流出するリスクが高い。もうすぐ歴史的転換期に出くわすだろ う。
364 :
名無しさんの主張 :2007/01/02(火) 00:42:48 ID:Gb3Lr/W6
ご存知ですか?下のスレでは自民党ヤラセ宣伝員が貼り付いて
必死に政府の失態を誤魔化しているのを!あなたは許せますか?
↓
【個人向け国債大量発行!】 計画詐欺
やっぱ財政赤字のツケがついにやって来たじゃん
「国債をつぎつぎと国民に売っていかないと財政は破綻する」
検証しよう
@運用率が良いとの触れ込みで、政府が個人投資家に大宣伝!
日本の国債は金融機関がその85%を保有している。これからは個人に国債を引き受けて
もらいたいという政府の要望。今まで個人向け国債は郵便局がその窓口となっていたが、
郵政民営化で、各種金融機関、証券会社が扱えるようになった。
つまり、民間に今まで以上に個人向け国債を過剰に宣伝してもらいたいという政府の思惑は、
裏を返せば、法人や外国は日本の国債など危なくてもう買ってくれないという証明ではないか?
A増税分では次々と増える国債発行分すらも、買戻しは出来ない状態なのに、長期的な信用性が
あるのか?政府は元本・利子を保証するから安心だというが、国債を売りさばくだけ、さばいて
おいて、計画的に故意にインフレを起こす可能性だってあるのでは?
だったら国債など、紙屑同然。今安い間に不動産でも買っておくべき。
まだみんな、集団詐欺に引っ掛かりたいのか?
政府が次々と国債を発行して、財政を大赤字にした、一番の原因は
「税金の無駄使い」ですよ。然しながら当の本人つまり「政府」が
それを認めるわけもないし、これからも税金の無駄使いをやめる気が
ないって事ですよ。ちょっと考えたら誰でもわかりそうなことなのにね!
こんなこと。おかしいでしょ!
「個人向け国債が有利って宣伝するその根拠」
http://money4.2ch.net/test/read.cgi/eco/1165378532/l50
365 :
◆Z6T3HaLA8A :2007/01/03(水) 19:28:47 ID:x3m2YWOv
/// この国の気持 11 ///////////////// 国民学校令は、ナチス・ドイツの「フォルクス・シューレ」の制度を、その名も そのままに模倣したものだ。この制度の主な柱は三つある。第一は、初等教育は 全人格的に公の認定した学校で行う。家庭や地域社会や教会は深く関わる 必要がない。学校が知育、徳育、体育のすべてを行う。 第二は、初等教育の学校はすべて公認制、原則として公立(市町村立)にする。 私立の小中学校の新設は原則として認めず、現存の私立学校もなるべく縮減し 公立に集約する。 第三は、公立学校には一学校一通学区域の厳格な学区制度を設け、居住地 による強制入学制度を実現する。 ///////////////////// PHP研究所 ///
366 :
名無しさんの主張 :2007/01/03(水) 19:43:07 ID:nchQAg3C
官僚が優秀なのは喜ぶべきこと。
367 :
◆Z6T3HaLA8A :2007/01/07(日) 18:48:29 ID:yyg/63a1
/// この国の気持 12 ///////////////// 以上の三つを組み合せると、教育の消費者である生徒と父母から、 学校選択の自由を奪うことになる。しかもその学校が、知的教育だけではなく、 生活の躾から体育や美意識までを教えるとなれば、官僚の指定する学校が 子供たちの全人格形成を支配することになるだろう。 そうであれば、どの学校も同じ教育内容でなければならない。学校に 優劣があれば不公平が生じるし、教育内容に違いがあれば不適切な結果 になる。ある学校が「音楽に重点を置く」とすれば、音楽好きの数人は喜ぶが、 あとの何十人かは困ってしまう。なにしろ入学する学校を選択することも 転校することもできないのだ。 ///////////////////// 1998年発行 ///
368 :
◆Z6T3HaLA8A :2007/01/13(土) 19:38:34 ID:KwDxs0zP
/// この国の気持 13 ///////////////// 従って、すべての学校は全国一律、どこからも非難の出ない「国定」の 教育にならざるを得ない。さらにこれを生活の躾や徳育、体育にまで拡げれば、 全日本人の能力や価値観を一律同型にすることも可能だろう。これこそが 「国民学校令」の主旨であり狙いである。 ここで指摘しているのは、「一律の価値観に育てる仕組み」であって、その 価値観が「軍国主義」か「経済主義」か、「忠孝」か「会社人間」かといった 中身ではない。この仕組みこそが、今日も頑固に、ますます強固に維持されている 日本の教育の根本なのである。 なぜ戦時中に採用されたナチス型全体主義の教育制度が、戦後の民主化時代 にも維持強化されたのか。その理由は、戦後の社会全体が規格大量生産の 確立を目的としてきたからである。 ////////////////// 1,500円(税込) ///
369 :
名無しさんの主張 :2007/01/14(日) 00:38:26 ID:oiJ7255z
2ちゃんねる廃止に向けて政府自民党の皆様、誠に御苦労様でした。
でも思い出して下さいね。小泉の郵政選挙のときは
政府が2ちゃんねるをフル活用したって事を…
2ちゃんねるを廃止することによって
今度は嘘改革による国民からの反発を無かった事にしたいんだね
まあ思う存分やって下さい。
でも国民騙してばっかりするとそのうちバチがあたりますよ!
昔フィリピンに「マルコス政権」という自民党政権とそっくりな政権がありましたね
マルコスさんは財政を悪化させたあげく、国から叩き出されましたが
あの時作った大赤字は今でもフィリピン国民を圧迫していますね。
只、自民党政権がマルコス政権と大きく違うところは責任者が一人もいないことですね
「赤信号みんなで渡れば恐くない」たけしさんの名台詞ですね
それでは、利権政治家、癒着官僚、利権団体関係者全員
財産没収の上、国外追放ツアーへと御案内しましょうか?
自民党のヤラセ隊員が過去スレに貼りついて
スレ潰しを必死にやりました。(6割以上が彼らのレスです)
過去スレ【個人向け国債大量発行!】 計画詐欺
http://money4.2ch.net/test/read.cgi/eco/1165378532/l50 あなたは許せますか?
新スレも早速やられはじめています
ヤラセ隊員は、このスレタイが相当嫌いな御様子
にもかかわらず、常駐してるのは彼らヤラセ隊員なんですよ
どうやら「個人向け国債」って、触れられたくない話題のbPみたいですね
↓
【個人向け国債大量発行!】 計画詐欺 2
http://money4.2ch.net/test/read.cgi/eco/1167707544/l50
370 :
◆Z6T3HaLA8A :2007/01/21(日) 16:10:25 ID:fwfOnBer
/// この国の気持 14 ///////////////// 日本教育の目標――知識、協調、辛抱 明治以来、日本の教育は、規格大量生産型の近代工業社会で役立つ人材を 大量に育成することを目指して来たことは前述した。そのために、基礎教育には 三つの目標を掲げてきた。 第一は、生徒に共通の知識と技能を付与すること。規格大量生産に従事しようと すれば、みなと共同作業をするので、共通の知識や技能がなければ困る。 「高卒の新入社員を百人採りました」といえば、「高卒ならこの程度の読み書き 計算ができ、この程度の知識があるはずだ」という前提で社員教育をすれば、 全員が習熟できる。 ////////////////////// 堺屋 太一 ///
ネットで交錯する健常者と障害者? 「ドキュン/ドキュソ」という言葉を思い出そう。主に匿名掲示板の「2ちゃんねる」を 中心に用いられる言葉で、「人生に確固たる目的も持たず、反社会的な行動をとったり、 自堕落な生活を送る者の蔑称」(2ちゃんねる用語を集めた「2典」より)という意味を持つ。 「ドキュソ」で検索をかければ、用例は数え切れないほど見つけることができる。 国家破綻についてや社会の構成員を嫉妬する書き込みは、人格未熟なドキュンが自己顕示欲の 発露として行うというのが大方の定説となっている。だが、ひょっとして、ネットに巣くう「ドキュソ」の中には、 きちんとネットリテラシーに関する教育を受けることができなかった、軽度の知的障害者が 混ざっている可能性はないだろうか。 証拠が皆無なので、単なる一つの可能性として書き留めるのみとするが、わたしは2ちゃんねるに 代表される匿名掲示板に現れる、どうしようもなく見苦しい書き込みに、知的障害の影を見てしまうのだ。 工夫のなさに能力の不足を、そして執拗な繰り返しに窒息しかけている自己顕示欲を感じるのである。 知的障害者であろうと自己顕示欲はあるし、生きていくのにプライドは必要だ。ネットにアクセスして こないということもないだろう。 そしてなによりも、健常者と知的障害者の間は、明らかな断絶があるわけではなく連続しているのである。 どうしても結論めいたことを書くことができない。わたしはこのスレに打ちのめされた。
372 :
◆Z6T3HaLA8A :2007/01/27(土) 20:46:57 ID:Sk11ewNi
/// この国の気持 15 ///////////////// 「今年は優秀な大卒が十人入りました」といえば、だいたいこういう職場で こういう訓練をすれば、やがてこういう管理職に育つ、ということが予想できる。 それこそが教育の第一の目標だった。 このことは人材を規格化し、「先物買い」を可能にした点でも、日本の雇用慣行に 重大な影響を与えた。終身雇用や年功による昇進制度ができたのも、このためである。 第二は、協調性を強めること。同じ時間に出勤して共同作業をし、勤務地や役職が 替ってもすぐにみなと協調できる、それには周囲と同じように生き、同じように 考えることが大事である。 /////////////////// あるべき明日 ///
373 :
◆Z6T3HaLA8A :2007/02/03(土) 20:12:20 ID:pv5xRSYd
/// この国の気持 16 ///////////////// 現在、各企業は新入社員として採用したいのは「個性と独創性のある人」という。 しかし、各企業のそれぞれの課で欠員が出たとき、支店で増員を行うとき、「どんな 人が欲しいか」と聞いたら、課長や支店長がいうのは「協調性のある人」であり、 「個性の強い奴だけはよこさないでくれ」というのが本音だろう。「会社としては、 個性のある人材を採らなければいけないが、うちの課(支店)では困る」というのである。 第三は、辛抱強いこと。規格大量生産に従事するのは面白いことではない。だから、 辛抱強くなければ勤まらない。嫌いなこともしなければならない。特に配置換えや 機械の変更があれば、否応なく対応するだけの辛抱強さが必要だ。 ///////////// 日本・いま決断のとき ///
374 :
◆Z6T3HaLA8A :2007/02/10(土) 18:55:52 ID:Y1ZnhPat
/// この国の気持 17 ///////////////// 辛抱強くなる教育となれば、子供の頃から嫌いなことを多くさせた方がよい。 だから、学校は面白くてはいけない。学校は辛いことを辛抱した末に褒められる ところなのだ。 好きな学校を選ぶのではなく、強制的に割り当てられた学校に送り込まれる。 授業では不得手なことを長時間する苦痛に耐える習慣をつける。これが日本の 教育の重要なポイントである。 そもそも人間は、生れた途端から本当にしたいことから目をそむけるように 教えられる。たとえば子供が転んで膝小僧を擦りむいたら、母親は「飴玉をあげる から泣きやみなさい」という。子供が本当にしたいのは膝の痛みを取ることなのに、 「口の甘味によって膝の痛みを忘れろ」と命じられるのだ。そして、それで 泣きやんだら「よい子」であり、泣きやまなかったら「ごんた」である。 ///////////////////// PHP研究所 ///
375 :
◆Z6T3HaLA8A :2007/02/17(土) 20:28:00 ID:d2Y+8FHv
/// この国の気持 18 ///////////////// 長じてくると、それが一段と強くなる。常に自分のしたいことを隠し、他人の 期待通りに動く方が有利益なことを教えられる。これを繰り返していると、 辛抱強い人間になる。 それを徹底させるため、日本の学校は嫌なことを長い時間させる仕組みを つくりあげた。長所を伸ばすよりも欠点をなくすことを教育指導目標としたのである。 たとえば体育が上手で算数の下手な子には、算数の補習をする。理科が好きで 国語が下手な子供には、国語の宿題を出す。したがって学校では、下手で嫌いな 時間が増え、得意で好きな時問は減る。そんな苦痛に耐える辛抱強さこそ、 よい子の必須条件である。 ///////////////////// 1998年発行 ///
376 :
◆Z6T3HaLA8A :2007/02/24(土) 18:29:59 ID:QylN83bO
/// この国の気持 19 ////////////////////// 個性と創造カの否定 もう一つ、日本の教育で重要なのは、個性と自己顕示欲をなくし、創造力を 抑制することだ。 規格大量生産では群の中に個は埋没する。一人だけ自分のつくった部品に 名前を書くようなことは許されない。誰がやっても同じものができる。製品に 個性がないから労働にも個性がない。労働に個性がないから労働者にも 個性がない方がよい。誰と入れ替えても同じものができる、これが規格大量生産 にとっては重要である。 ///////////////////// 1,500円(税込) ///
377 :
◆Z6T3HaLA8A :2007/03/03(土) 20:44:01 ID:43NmPp/8
/// この国の気持 20 ///////////////// 規格大量生産というのは部品の製造と組み立てから成り立つ。従って部品をつくる 素材(材料)は品質が一律であって、加工に当って判断が要らないものほど好都合だ。 木目や節目のある材木よりも、そういったもののない鉄板の方が近代的素材である。 プラスチックはさらに特色がないから、より近代的だ。個性のない素材で個性のない 部品をつくり、それを個性なく組み立てれば、個性のない規格品ができる。 部品組み立て方式を最初に実行したのは、サミュエル・コルトだといわれている。 一八五四年のフィラデルフィア博覧会で、サミュエル・コルトは数百丁の拳銃の部品を ごちゃ混ぜにして何度も組み立て、全部が同じにできることを実演してみせた。 これが西部劇でよく見るコルト式拳銃である。この方式がやがてフォード・システムに 発展する。 ////////////////////// 堺屋 太一 ///
378 :
◆Z6T3HaLA8A :2007/03/10(土) 18:37:37 ID:agc6JWcR
/// この国の気持 21 ///////////////// ちなみに、ヘンリー・フォードの考えたフォード・システムは、サミュエル・コルトの 組み立て式と、シカゴの精肉業者がやっていたベルトコンベア移動装置と、 テーラーが提唱した「一労働者一作業」のテーラー・システムの三つを組み合せた ものといわれている。 個性を発揮していけないのなら、当然、自己顕示欲もない方がよい。自己顕示欲が あると、変ったことをしようという気になるから、規格大量生産では危険である。 だから全員が同じような発想をし、同じような行動をする。各人は一つの動作しか しないでよい。チャップリンは『モダン・タイムス」でこれを椰楡したが、規格大量生産を 目指した近代工業の行き着く先は、個性のない機械のような人間を求めるのである。 /////////////////// あるべき明日 ///
379 :
◆Z6T3HaLA8A :2007/03/24(土) 21:00:56 ID:UaVsvaED
/// この国の気持 22 ///////////////// このことはまた、創造力をも否定する。創造力をもつと必ず規格大量生産に対する 叛乱を試みたくなる。それができないのは本人の苦痛でもある。創造力のある人が 創造力のない仕事をするのは苦しいことだ。 規格大量生産の現場では自分の意見や発想はもたないで、いわれたとおりにする 者が優れている。従って教育の場でも、教えられたことを丸暗記しろ、それができる 者こそ優秀だ、と体験的に覚えさせる。今日の日本の受験システムがそれである。 ///////////// 日本・いま決断のとき ///
380 :
◆Z6T3HaLA8A :2007/04/07(土) 19:55:21 ID:3a5pjfyP
/// この国の気持 23 ///////////////// 受験では、自分で考えたのでは正解にならない。先生のいったとおりに、教科書に 書いてあるとおりに覚えればよい。教科書に疑問をもたず、別の答えを求めずに 生きるのが有利なことを徹底的に教え込むのが受験教育である。 そういった仕組みでできた日本の教育は、他の自由主義先進国の教育とは大いに 違う。他の国々の教育は、個性の育成、つまり長所を伸ばすことに熱心だ。その方が 近代工業社会の「次の時代」である知価社会には適しているだろう。アメリカでは 八○年代に入ると、教育も多様化が進み、人種平等化のためのバス通学も廃止 されてしまった。 ///////////////////// PHP研究所 ///
381 :
◆Z6T3HaLA8A :2007/04/21(土) 19:33:58 ID:DHdnQpYx
/// この国の気持 24 ///////////////// ますます強まる没個性教育 日本の教育官僚たちは、明治以来こういう規格大量生産向きの人材を育てることを 目標として、教育制度を作って来た。そしてそれが完成したのは昭和十六年 (一九四一年)の国民学校令によってである。 戦前、昭和十五年までは小学校の設立はそれほど難しくなかった。一時ベストセラー になった黒柳徹子さんの『窓ぎわのトットちゃん』に書かれているトモエ学園は、 古い路面電車を教室にしていた。戦前はそんな学校でも認められたのだ。いまの 塾をそのまま学校としても認めるような状態だった。 ///////////////////// 1998年発行 ///
382 :
◆Z6T3HaLA8A :2007/04/29(日) 21:07:24 ID:avw4J1Or
/// この国の気持 25 ///////////////// ところが、国民学校令で私立小学校の新設は事実上禁止になり、トモエ学園も 路面電車の教室が戦災で焼けたあとは再開が許されなかった。戦後、小・中学校で 私立の新設が認められた例は、大学の附属などを除いてはきわめて少ない。 終戦直後に連合軍司令部(GHQ)は学校新設を認める法律をつくらせたが、認可の ための施設基準を政令で定めることとした。そしてその政令ではまた、それを省令で 定めることにした。だが、小・中学校の基準を定める省令は、五十年後の今もまだ できていない。そのため、どんな施設をもっていっても駄目といえるのである。 法律に定めたことを省令でできなくする例はほかにもいくつかある。官僚たちは、 たとえ法律で定められたことでも、やりたくないことはやらない仕掛けを設けるわけだ。 ////////////////// 1,500円(税込) ///
●もう黙っちゃいられん! ながつま昭の7つの考え方 1〜3 □1。「密室 から 公開 へ」 安全保障、警察の捜査情報など一部に公開除外規定を盛り込んだ上で、国に「完全 情報公開制度」を確立する。その情報を国民に開示するかどうかの判断は官僚ではなく、 裁判所に委ねる。現在の情報公開法では不充分。情報を公開しないことによって国民が 損害を受けた場合の損害賠償請求が実現し易い法整備が必要。 □2。「癒着 から 公平 へ」 日本では、市場参入規制によって、既存業者の利益を確保することが、官僚の主要な 業務となっている。特にファミリー企業の利益独占は目に余る。この癒着を断ち切り、 「機会の平等」=だれでも市場に参入できる=を確保する。 同時に競争ルールを厳守させるための司法制度の整備が重要。現在のように最高裁の 判決まで30年以上かかるケースが見られるような司法制度は欠陥。最高裁の判決まで 原則1年以内に終わる迅速な裁判をはじめ、ケースによっては陪審員制度の導入も必要。 □3。「人と同じ から 人と違う へ」 協調性重視から独自性重視へ教育の大転換。基本的ルール、マナーを徹底的に 教育した上で人と同じことはもはや善でない、人と違うことが価値があり、付加価値を 生み出す道である、ということを教育方針に盛り込む。
●もう黙っちゃいられん!
ながつま昭の7つの考え方 4〜7
□4。「中央集権 から 地方主権 へ」
霞ヶ関が全国画一化を目的として、全国津々浦々の行政にまで、口を出し、金(補助金)
を出す現在の手法を改め、道州制を実現し、地方にヒト、モノ、カネを委譲する。
□5。「官営 から 民営 へ」
官の仕事の中で民間でもできる仕事は、廃止や民営化を断行し、官は防衛、外交、
全国標準、司法など民になじまない業務だけを残す。特殊法人、公益法人なども同様。
郵便貯金、簡易保険などは民営化して肥大化させるより廃止を目指す。
それぞれの分野で業務見直しプログラムを策定し、市場化テストなどの手法を駆使し、
コスト削減とともにサービスの質の向上を目指す。運営ルールをキチンと定めれば、
本来、官よりも民に任せた方がサービスの質は向上する。
□6。「バラマキ公共事業 から 高齢者福祉重視 へ」
世界一の公共事業に象徴される、国民のニーズより政治家、官僚のニーズを優先させる
国のしくみを根本的に転換し、公共事業を半減し、税金を高齢者福祉に回す。
□7。「一国平和 から 世界貢献 へ」
一国の平和だけを追求するのではなく、より世界に人的、技術的貢献を進める。外交も
従来の「日本にとって損か特か」の価値基準ではなく、「世界に貢献できるか、否か」の
価値基準を持つ。米国に100%判断お任せの外交を転換し、日本の自主判断を持つ。
http://naga.tv/rinen/7seisaku.htm
385 :
◆Z6T3HaLA8A :2007/05/12(土) 20:12:17 ID:UkJ/7pY7
/// この国の気持 26 ///////////////// こうして私立の小・中学校を抑制する一方、公立学校は厳格な一学校一通学 区域制にした。つまり、教育の消費者である生徒と父母から、学校選択の余地を 奪う強制入学制度にした。何故そんなことをしたのか。その狙いは、均質型 没個性教育の徹底である。 私立学校を減らし、公立学校を通学区域別の強制入学制度にすれば、どこの 学校にも「平均的生徒群」が入学する。ある地区に算数の上手な子供が集中的に 生れることも、体育の得意な子供ばかりが住むこともない。どこの学校にも平均的な 生徒の群が来る。従ってどこの学校でも同じ教育をせざるを得ない。個性的な 教育をすると、その個性に適さない生徒は困ってしまうからである。 ////////////////////// 堺屋 太一 ///
386 :
◆Z6T3HaLA8A :2007/06/02(土) 22:36:50 ID:UolAysox
/// この国の気持 27 ///////////////// 戦後、昭和三十年代になると、この仕組みをより強固にしたい、という熱気が 官僚たちの間に起りだした。 戦争中の理想を戦後に実現しようとして、規制を強化したのは、教育に限った ことではない。製品規格や施設基準でも、東京一極集中の地域構造でも、戦争中には 理想としては掲げられたが、現実には物資の不足や戦災であまり実行できなかった。 ところが昭和三十年代に入り、戦後体制が整うと、戦前に描いた官僚主導の理想を 実現しよう、という官僚たちの情熱が燃え上がった。文部官僚も日教組の組合官僚も、 この点では一致していた。その頃から作られたのが『学習指導要領」である。 /////////////////// あるべき明日 ///
387 :
◆Z6T3HaLA8A :2007/06/19(火) 22:13:47 ID:TAhfhwQh
/// この国の気持 28 //////////////////// そこに書いてあることを要約すると、子供の長所を伸ばすのではなく、欠点を なくせよ、ということだ。すべての生徒を長所も欠点もない「まんまる人間」に するのが学習指導の目標なのだ。五段階評価法なら、普通の子供は全科目 3が並び、優等生は全科目5が並ぶ、これが戦後教育の理想である。 「まんまる人間」ばかりなら、直径だけ測れば生徒の順位が分かる。この直径を 表すものが「偏差値」だ。だから「偏差値一つで全部が測れる」ということになった。 ///////////// 日本・いま決断のとき ///
388 :
名無しさんの主張 :2007/06/28(木) 12:39:23 ID:8qM+t5Df
旧ソ連はボリシェビキによる支配ですから、画一的に日本と同等には語れない。 むしろ日本は金王朝に類似してます。すなわち北朝鮮と同類国家なんです。 一部特権階級(明治王朝=長州王朝)と寄生する官僚群による国民の奴隷化。 いつ崩壊してもよいように海外に資産隠匿。情報、経済等すべての独占と隠蔽。 現ロシアはプーチン大統領のもと民主的で豊かな本来のロシアに戻りつつあります。 財政はとっくに破産してるが国民から収奪し続けるかぎり、また間抜け国民が 国を信じている限り存続します。ホストに貢ぐ哀れな女=国民、悲劇なのはさらに その上のご主人さま米に貢いでいるからいくら働いても貧乏なんです。 御用学者などのくだらない話に付き合う馬鹿がまだいるとは・・・・
389 :
◆Z6T3HaLA8A :2007/07/11(水) 21:58:41 ID:1gXucq6D
/// この国の気持 29 ///////////////// しかし、そこで止ったわけではない。さらにもう一度、一九八○年代の臨教審が 行われていた頃、「いまもなお個性と自己顕示欲と独創性のある子供がいるでは ないか、こんなことでよいのか」という反省が教育官僚や組合型教師の中で起った。 このことから、学校の規則で生徒を拘束する「校則主義」が生れた。それ以前にも 校則はあったが、規格化が進んだのはこの頃である。女生徒の髪形は眉毛が 隠れてはいけないし、肩にかかってもいけない。男子生徒の上着は指先より四センチ 以上短くなければいけない。歩くときは左足から第一歩を出し、手を挙げるときは 右前方七〇度にせよ等々、実に細かなことまで校則で定めている学校も珍しくない。 ///////////////////// PHP研究所 ///
官僚もそろそろいなくなるんじゃないの? お金が無くなれば真っ先に命を狙われるでしょう。
391 :
名無しさんの主張 :2007/07/12(木) 04:27:34 ID:HdHiIo5C
石原慎太郎の問題発言
「僕が総理大臣なら、拉致された日本人を取り戻すためなら、北朝鮮と戦争をおっぱじめるよ。」
「本当をいうと、(日本から先制攻撃できないので)北朝鮮が日本にミサイルを撃ち込んでくれたらいいと思っている」
とあるように、北朝鮮に対してはタカ派の好戦的な姿勢を取る。
拉致被害者の救済・北朝鮮の体制転覆のためならノドンミサイルが日本の大都市に落ちて日本人がある程度死んでも仕方ない、という主張をしている。
(京都に落ちれば数千人程度で済むと主張している)
1979−1982戸塚ヨットスクールという更生施設で5人虐待死されるという殺人事件が起こった
石原は「戸塚ヨットスクールを支援する会」を組織し、戸塚ヨットスクールを支援する会会長に就任している。
『しんぶん赤旗』3月28日号によると、選挙中の3月26日には、能登半島地震について、
「震度6の地震がきた。ああいう田舎ならいいんです」「東京ならかなりの被害が出ただろう」と嘲っていたという。
対北朝鮮交渉に当たっていた田中均・外務審議官の自宅に発火物が仕掛けられたテロについて「あったり前の話だとわたしは思う」[77]
また、石原は2007年3月21日に公明党に協力を要請しており、公明党側も実質的な支援を決定した
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E5%8E%9F%E6%85%8E%E5%A4%AA%E9%83%8E
xiNBSJ name is Kostya.My nick is Zold . I want to find friends .ICQ 324600825
393 :
◆Z6T3HaLA8A :2007/07/28(土) 18:59:33 ID:JS9CY8In
/// この国の気持 30 ///////////////// 教育界においては、今も「個性化」と「不良化」はほとんど同意語になっており、 個性排除の動きは強い。最近のバタフライナイフの問題もそうした文脈の中で 騒がれた事柄の一つだ。いじめの問題や少年犯罪を挺にして、より徹底的な 統制をしようという意見が強くなり、持ち物の検査や読書傾向の指導、さらには 幼少年の見るテレビ番組の制限まで、さまざまな統制的主張が生れている。 一つの事件をセンセーショナルに発表して統制を強める口実にするのは、 統制主義者の伝統的なやり方である。 いじめの問題の根本は、好みの学校を選べない、嫌な学校をやめられない 点にある。つまり、通学区域制度こそすべての原因である。しかし、これだけは 教育官僚の権限としても、教師の間の競争を避けるためにも、手をつけたくない。 今日の教育改革も、この問題を回避している。 ////////////////////// 1998年発行 ///
394 :
天下り禁止法案官僚の妨害 :2007/08/07(火) 22:37:21 ID:fYoZ9NPp
安倍政権が惨敗したことによりホッと胸をなでおろしている一群がいる。高級官僚と称される奴らだ 安倍政権が攻撃された理由は“年金”と“閣僚の不祥事”。不祥事は昨年の12月に本間税制調査会会長が愛人 を豪華官舎に匿っていたことに単を発し、松岡、赤城農水相の事務所費問題で次々続いた。これに、宙に浮いた 5千万件の年金記録問題が(民主と自爆テロ仕組む)この問題は官僚達が一番知りえる立場にいた。つまり、官僚達は メディアに普段なら決して口外しない秘密(小悪は流すが己らの巨悪は流さぬ)を次々と流し続けた。何故か? (メデアは小悪のスキャンダル、オ貰う為には官僚には絶体逆らわない官僚の巨悪には触れる事も出来ないのだ) それは安倍政権が高級官僚の天下りに徹底的にメスを入れようとしていたからだ。公務員制度改革制度がそれである。 もしこの法案が参議院を通れば、独立邦人や民間企業を次々と天下りし、数億円もの退職金を貰うなどといった甘い 生活は送れなくなる。安倍政権が倒れば、現在解体が予定されている社保庁まで改編(民主党案=税務に横滑り) という形で生き残り、天下りは永遠となる(天下りには12兆円もの金が注ぎ込まれている。 そんな構図を読み取れず、安部政権叩きのお先棒を担いできた朝日新聞とマスコミはつい最近も“反権力(朝日)” と勇ましいジャーナリスト宣言をしたが、結果、高級官僚の現状維持を応援している。まさに朝日は天下り応援して いる構図になった、各省庁の事務次官級は国の政策及び国会答弁書(大臣が棒読みしてるのが解る)など手がけ政策 作成時自分達の利益になるよう作成し公務員の不利となる事項にはザル法となるよう巧妙に仕組み大臣、総理に渡すの だ、陰の政治家は高級官僚たるゆえんである 今の特別会計は国会でも公に出来ない中々手が入れぬように仕組まれ ているからだ。まさに特別会計には日本最大の巨悪が潜む
395 :
◆Z6T3HaLA8A :2007/08/16(木) 20:39:35 ID:Iq7RgBqX
396 :
名無しさんの主張 :2007/08/17(金) 08:29:42 ID:abbozgGU
オレも
>>1 と同じシナリオ考えてた。財政崩壊ももう目の前。
おいしい利権吸ってきたやつらは、円が価値持たなくなる前に外貨に換金して
国外に逃亡。
農家が最後は生き残るな。
農家:作物を、売ってやるよ
元労働者:はい、お願いします。(白菜に50,000円出す)
農家:こんなんじゃ全然足りんぞ!!オウルア!!(白菜を半分に切り渡す)
397 :
名無しさんの主張 :2007/08/17(金) 19:10:36 ID:Zct6zaWT
398 :
名無しさんの主張 :2007/08/18(土) 18:32:04 ID:8/wSG4uX
私は厚労省から民間健保組合に天下りしたが、任期中に保険料を使って保養所をひとつ建てる。 天下りにとって一人につきハコモノ一棟は常識だ。土建屋から貰うマージンはバカにならない。 もちろん直接金銭のやりとりをすると問題があるので健保組合主催のゴルフ大会を開催しそこに土建屋を呼ぶのだ。招待の見返りに彼らは景品を持ってくる。これも結構バカにならない収入源だ。 土建屋ばかりでなく、健保の出版物を出す業者や配送業者、PCシステムを発注する業者、はては社食業者まで招待して景品を徴収する。健保で大きな事業が行われたとき、そこには多大な金銭が動くのだ。その上澄みこそが我々天下りの収入源である。 また、おおよそ五年の勤めで三千万円くらいの退職金を貰えるので2〜3も厚労省絡みの特殊法人を渡り歩けば一億弱は稼げる計算だ。これはおいしい。 職員人事などは縁故を中心に配置し退職後も十分に影響力を及ぼせるようにしておくと後々便利だ。 なにしろ君たちのようなニートには想像もつかない世界だろう? 金のあるなしこそがずべてなのだよw
399 :
◆Z6T3HaLA8A :2007/09/01(土) 19:07:01 ID:7UndfG96
/// この国の気持 31 ///////////////// 競争カを失わせた医療統制 要するに、世界の国々のゴールが変ったにもかかわらず、日本の教育は 近代工業社会をさらに徹底させる方向を続けている。 同様のことは、医療についてもいえる。 日本の医療費は国民一人当り約二十一万五千円(一九九五年度)、アメリカの 約三十六万円(一九九四年度)よりもかなり少ない。これが日本の制度を 擁護する口実になっているが、その内容は大いに違う。 ////////////////// 1,500円(税込) ///
jhjgfdjj ,nm.nm ukui;ut b,vvb, k.jjk.jk hhgkhgk
日本には赤いキツネといわれるインスタント麺があった。
402 :
◆Z6T3HaLA8A :2007/10/08(月) 19:39:41 ID:MmSWiLsf
/// この国の気持 32 ///////////////// アメリカの場合は死亡前一年の末期医療が高いのに対して、日本は投薬や 検査が多い。つまり、規格大量生産型なのだ。 当然、日本は医薬品の大市場であり、大生産国である。それなら、医薬品の 国際競争力は強いはずと思われるかもしれないが、医薬品の輸出は輸入の 五分の一しかない。つまり日本の医薬品産業は国際競争力はきわめて弱いのである。 それというのも日本の製薬行政では、独創性のない製品をつくるのが有利な 仕掛けになっているからだ。健康保険の薬価制度によって、そんな仕掛けが できているのである。 ////////////////////// 堺屋 太一 ///
403 :
黒子(官僚)に操られる与党 :2007/10/09(火) 00:30:30 ID:sAQau4+0
国会質問で民主議員「先進国では見られない、税金や保険料のムダ遣いを自動的 に発生させるシステムが日本国の中心に埋め込まれている」と5つの代表例「ヒ モ付き補助金」「天下りあっ旋・仲介」「特別会計」「官製談合」「随意契約」 のイニシャルをとった「HAT−KZ(ハットカズ)」システムの質問し巨額の 虫食いを生み出すと指摘。天下りは4千5百虫食い団体(年間12兆円)2万8千人 余在籍。このシステムに切り込む覚悟を示した福田首相は徹底した見直しを行っ て歳出の抑制に最大限の努力を行うと答弁、だが官僚の不利益になる法案は必ず ザル法に(小泉、安倍がいい例)官僚公務員の組織あげての猛反撃で福田内閣の 不祥事のリ-クで潰すか、福田内閣がザル法作成に協力保身のいずれかだろう 官僚公務員はそれだけ巨大な悪の組織なのだ自民、公明などは官僚の操り人形に すぎない政権交代は与党と野党弟一党で 互いに5年位で交代させればムダな税や 年金の虫食いは半減するのではないか!官僚公務員の横領 着服 詐欺などの犯 罪は時効無し法案作成成立させよ 国民よ怒り爆発せよ、枡添氏は社保庁関連の 小物公務員等に泥棒といったが 天下り官僚公務員は悪辣な大泥棒である 憤怒!
404 :
■暗躍する在日部落社会崩壊■ :2007/10/10(水) 15:19:44 ID:hdNc675V
日本人が知らない 恐るべき真実 研究ノート
■d-22-1 警察、その知られざる実態
http://www.h3.dion.ne.jp/~b-free/siranai/siranai-3/d-22-1.html 消えたキャリア制度改革
裏金、上納金
警察組織は基本的にどこの署でも二重帳簿で裏金を作っていることはつとに有名です。しかしながら、行政組織の裏金は日本では広く見られる現象で、なにも警察に限ったことではありません。
他組織には見られない日本警察の汚職の特徴、それはパチンコ利権でしょう。刑法に賭場開帳罪の
規定がありますから、日本では法律上私営の賭博場は作れません。よってパチンコ屋はグレーゾーンにある業態です。なぜそんなものが公認されているのかといえば理由は2つあります。
ひとつはパチンコ屋が戦後に第三国人によって作られたために治外法権的「聖域」となっていたこと。
もうひとつがパチンコ屋が毎年警察に巨額の上納金を納めていることです。
パチンコ業界は「表10兆裏10兆」と呼ばれる一大脱税産業です。そのうち一体いくらが警察にわたっているのでしょうか。
一説によると在日朝鮮人系のパチンコ屋では北朝鮮に送金される金額より警察に上納される金額のほうが大きいそうです。
以前石原都知事がカジノ構想が持ち上げた際、一部代議士たちの猛反対にあって頓挫しましたが、
その代議士たちとは「警察庁」出身の国会議員ばかりです。カジノとパチンコは業種的に競合しますから、
彼らはパチンコ業界の利権を代弁しているのでしょう。実際テレビで田原総一郎氏が
「カジノ構想は実現できない理由があるが、それを喋るとこのテレビ局自体が吹き飛んでしまう」という趣旨の発言をしていました。
ちなみに似たことは風俗にも言えます。警察手帳を見せると風俗店はただになるそうです。
もっともこちらはもともと保健所の管轄だったので、利権化したのは警察の生活安全課に移管になってからです。
どの程度特殊なのか
↓More Information(もっと知りたい方へ)
http://www.v-point.jp/visitor/community/news0412/1222.html
青森県で公務員してる○○は鈴城芹のペンネームで 芳文社まんがタイムきららMAXで「看板娘はさしおさえ」などを連載している
406 :
◆Z6T3HaLA8A :2007/11/03(土) 18:48:34 ID:RUQERz2l
/// この国の気持 33 ///////////////// 現在の医薬行政の体系でいうと、まったく新しい薬を発明すると、許可を得るまでに 長い時間と複雑な手続きが要る。しかも新しい大発明の新薬に高い薬価がつけられる という保証もない。つまり、そんな革新的分野に研究開発投資をするのは経営的には 危険であり、企業としては利口な方法ではない。 一方、旧薬は、企業努力を期待すると称して、年とともに薬価が下がる仕掛けに なっている。そうすると、開発費のあまり要らない従来の薬の成分を混合したような 「新薬」を出して高い単価をつけてもらうのが最善、ということになるだろう。これを 各分野で五年に一回ずつぐらい繰り返さなければ、製薬会社は成り立たない。 /////////////////// あるべき明日 ///
407 :
名無しさんの主張 :2007/11/03(土) 19:22:36 ID:U9hLTAP/
で、Z6T3HaLA8A氏は、現在直面しているC型肝炎という問題に 関してどう思っているのかな 遡れば、血液製剤によるエイズ。これらの問題に関して 君の大好きな、堺屋 太一氏は、何を語っているんだい。 で、誰がその責任を取ったって?
たしかにソ連も日本も滅んだね。 滅ぶ体制ということが分かる。 腐った官僚(なまじ学がある馬鹿+保身豚)が国を動かし、無能トップを操る。
409 :
◆Z6T3HaLA8A :2007/12/02(日) 20:17:15 ID:OA177zpg
/// この国の気持 34 ///////////////// 厚生省がある製薬会社の新薬許可を数年間止めれば、その製薬会社の経営は 破綻する仕掛けともいえるだろう。これでは厚生省の権力が強大になるのも当然だ。 医療統制には巧い制度ではないか。 医療についても、昭和十六年に「標準医療」なるものがつくられた。その後、標準の 数値は何度か改正されたが、仕組みは同じである。標準を超える部分については、 いわゆる「差額ベッド」問題が生じる。医薬品も医療機器も、病院施設も、医者の 教育や患者の扱いも、すべて規格大量生産型になっているのである。 ///////////// 日本・いま決断のとき ///
410 :
◆Z6T3HaLA8A :2008/01/01(火) 00:03:01 ID:tW8hYP+/
/// この国の気持 35 ///////////////// もう一つ、日本が国際的に孤立している重要な分野として、司法がある。ここでは 官僚である裁判官が判決を下し、素人の介入、つまり陪審制度をまったく認めていない。 官僚主導の司法は、いまや先進国ではほとんど日本だけである。フランスもドイツも 一定の範囲で陪審制度を導入した。実は日本にも刑事裁判には被告が陪審裁判を 選ぶ制度があり、一九二八年から四三年までの間に五百件近い実施例もある。ところが 戦争の激化に伴ってこの制度は「停止」された。戦後はこれを復活する法律もでき、 一九四六年には閣議決定も行われている。だが、いまだに実施はされていない。 これもまた、政府官僚が実施を怠っている例の一つである。 ///////////////////// PHP研究所 ///
最も成功したといわれる最期の社会主義国日本もとうとう滅亡間近です。
412 :
◆Z6T3HaLA8A :2008/02/02(土) 17:36:19 ID:jQoQZL3O
/// この国の気持 36 ///////////////// 日本の刑事裁判の特色は、有罪率が非常に高いことだ。被告が犯行を否定する 係争裁判でも、九割以上が有罪になっている。諸外国では、この率は五割から七割なのに 比べて非常に高い。日本では「合理的な疑いがまったくないまでに証明されなければ 有罪にしてはならない」という「推定無罪」の原則が守られていないのではないか、 という疑いを持つ外国人も少なくない。田中角栄裁判のように、法廷における反対訊問の 機会が与えられないまま、嘱託訊問調査が証拠採用された例もある。 また、司法に関わる人の数も非常に少ない。司法試験の合格者が年間七百人あまりに 抑えられているので、弁護士の数が諸外国に比べてきわめて少ない。 ///////////////////// 1998年発行 ///
>>411 ソ連も日本も一度も社会主義であったことなどないよ。どちらも官僚統制型資本主義。
★「道路特定財源」論議の陰で密かに消えた公務員制度改革 1
田原総一朗の政財界「ここだけの話」 2008年2月14日
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/column/tahara/080214_47th/index.html 今、国会では道路特定財源の一般財源化、あるいはガソリン税の暫定税率25円を続けるか
廃止するかで非常にもめている。だが実はその攻防の裏側で密かに進行している最も
重大な問題は、公務員制度改革が頓挫しかけていることだ。
自民の勢力が公務員制度改革を骨抜きに
金融・行政改革担当大臣の渡辺喜美さんが旗を振り、堺屋太一さんが中心となって動いている
「公務員制度の総合的な改革に関する懇談会」がまとめた「国家公務員制度改革基本法案
(仮称)」が、骨抜きにされようとしているのだ。
自民党の中に国家公務員制度改革の委員会があるのだが、実はこの委員会が改革案を
潰そうとしている。この抗争が今、すごいことになっている。
そのことが、自民党の中でも公に言えなくなっている。マスコミでもほとんど論じられない。
なぜなら、マスコミというのは、やはり官僚が大きな情報源なので、官僚の嫌がることはできないのだ。
小泉内閣の時代から公務員制度改革ということが言われている。渡辺喜美さんはそれを
一生懸命やろうとしている。
渡辺さんが手をつけようとしている公務員制度改革にはいくつかのポイントがある。
その一つが、公務員の「キャリア制度の廃止」だ。
★「道路特定財源」論議の陰で密かに消えた公務員制度改革 2 公務員制度の抜本改革を狙った渡辺大臣 公務員には、キャリアとノンキャリアというものがある。キャリアというのは、国家公務員採用試験の 上級甲種に受かったエリートのことだ。彼らは若くして課長、局長になり、能力があると事務次官 にまで上り詰めることができる。ノンキャリアの場合は係長どまりがほとんどで、一生勤めても 課長になるのは珍しい。このようにキャリアとノンキャリアには歴然とした差がある。これを なくそうというものだ。 企業では、キャリアとノンキャリアという区別はないが、大卒と高卒という違いはある。渡辺さんが 主張しているのは、ノンキャリアの中でも途中で試験を受けて合格すればキャリアになっていける、 そういう道を開こうということだ。あるいは、民間から公務員になった人でも途中で試験を受けて キャリアになれる道を開こう、ということだ。 渡辺さんが手をつけようとしているもう一つの改革が、「内閣一元管理」だ。今、各省庁で縦割りに なっている幹部人事を内閣で一元管理しようというものだ。そのために内閣人事庁を設立しよう というのだ。現在のような完全な縦割りで、外務省に入った人は外務省、財務省に入った人は 財務省というのではなく、省庁を超えた交流を自由にできるようにすることを目指している。 このほかにも、「内閣中核体制の確立」も目指している。官僚の中には、オペレーションをする 人も必要だが、戦略を立てる人も必要だという考えに基づき、各省庁の立場を超えて、内閣の 国家的重要政策の企画立案を行う「国家戦略スタッフ」を設立しようというものだ。 さらに公務員に評価制度を導入しようとしている。今の国家公務員は完全に年功序列制だ。 企業だって評価制度があるのにこれはおかしな話だ。そこで仕事のできる人とそうでない人とで、 役職に違いが出る評価制度を持ち込もうとしているのだ。 これ以外にも、労働基本権を公務員に持ち込むことにも触れている。公務員にもストライキの 権利を認める代わりに、リストラもできるというものだ。民間企業と同じような労働基本権を 導入しようというのである。
★「道路特定財源」論議の陰で密かに消えた公務員制度改革 3 このようなことを、渡辺さんはやろうとしている。ところが自民党は、渡辺さんらが 進めようとしているこの「国家公務員制度改革基本法案」を全く骨抜きにしようとしている。 自民党と癒着した官僚が国を動かす そもそも、なぜ公務員制度改革が必要なのか。 実は今の日本を牛耳っているのは自民党ではなく、それを裏で操る官僚なのだ。 日本は戦争に負けて、色々なことが変わった。憲法も変わった。天皇の位置も変わった。 その中で、ただ一つ全く変わっていないのが官僚制度だ。戦争に負けたときも、占領軍は 官僚制度を変えなかった。官僚制度は明治維新以降ずっと変わっていないのだ。だから、 官僚たちが、日本のありとあらゆるデータを持っている。 そして日本の政権は、戦後、ほとんど自由党から始まった自民党が握ってきた。このために、 自民党と官僚が完全に癒着して今に至っている。自民党内の政権は変わるが、官僚は 政権によって変わらない。だから政治家は官僚に頼り、官僚が実質的にこの国を 動かしているのだ。 シンクタンクの役割担う日本の官僚 かつて、宮沢喜一さんが総理大臣になったとき、僕は「あなたも学者など色々な民間人を 起用しなさい」と進言した。その前の総理大臣の中曽根康弘さんが、色々な民間人を起用して 「臨調行革」で成果を出したからだ。 だが、それに対して官僚出身の宮沢さんは、「ああいうことをするのは傍流の人ですよ。 自民党には、官僚という絶大なシンクタンクがある。だからそういう必要は全くない」と言い切った。 実は自民党にはシンクタンクというものがない。アメリカは民主党にも共和党にもシンクタンクが ある。各国の党はシンクタンクがある。だが日本の場合は、自民党が全部官僚に頼りきって いるため、官僚がシンクタンクの役割を果たしているのだ。
★「道路特定財源」論議の陰で密かに消えた公務員制度改革 4 逆に言えば、官僚が政策をつくり、その政策の上に自民党が乗っかっているだけなのだ。 その体制がずっと続いたために完全な癒着体制になってしまった。つまり、自民党がずっと 政権を握っているために、官僚は自民党に都合のいい政策や構造をつくる。 自民党に都合いい構造というのは、「利権の構造」だ。つまり道路族にとって都合のいいのは 道路をつくることだ。そのために官僚が知恵を貸し、政策を作り、法律を立案している。 今国会でもめている道路特定財源の一般財源化に反対しているのは、結局は土木建設業者だ。 そしてその道路特定財源を特定財源にしておこうと言っているのは、その業者の票で動いている 自民党議員であり、その意を受けて政策を立案している官僚たちだ。まさにこれは 「利権の構造」だ。 「利権の構造」の解体には公務員制度改革しかない このような業者と自民党と官僚が癒着した「利権の構造」が日本のいたるところにある。 こうした利権の構造を解体するには、自民党政権が終わるか、官僚制度を改革するしかない。 つまり後者が、渡辺大臣が推進している公務員制度改革なのだ。 自民党の利権に関わってこなかった、いわば“傍流”だった小泉さんは、こうした利権を解体 するために、「自民党をぶっつぶす」と言って、道路公団の民営化や郵政の民営化といった 改革に取り組んだ。小泉さんは公務員制度改革までやりたかったが、小泉さんの任期があと 1年のときに僕が小泉さんにそのことを聞いたら、「まともに公務員制度改革をやろうとしたら、 全官僚が敵になる。全官僚が敵になるということは、全マスコミが敵になるということだ。 だから、これをやるには、相当の戦略が必要で、自分は残りが1年しかないから無理だ」 ということだった。そして小泉さんの意思を引き継いだ安倍さんは、渡辺さんを起用して 公務員制度の改革をやろうとした。次の福田さんも渡辺さんを再任して、その路線を継続 しようとした。だが、実際にやろうとしたら、自民党の中で全部骨抜きだ。 しかも、骨抜きの理由が全部もっともらしくついている。自民党案は全部官僚がつくるから、 公務員制度改革法案は当然骨抜きにされてしまうのだ。
★「道路特定財源」論議の陰で密かに消えた公務員制度改革 5
自民党の敵は自民党自身
今、日本が直面している問題は「道路」だけではない。構造改革を唱えていた小泉政権の時代は、
外国人投資家や海外企業の資金が日本に流入しやすい仕組みをつくろうとしていた。だが今は
全く逆行している。
例えば羽田空港の運営会社の株の約20パーセントをオーストラリアの企業が持つ動きに対して、
国土交通省はただちに、全国の主要空港の株を外資が3分の1以上持つことを禁止する取り決めを
今国会でまとめようとしている。
今、日本はサブプライムローンの問題も関連して、株価がどんと下がっている。今まで日本の株の
6、7割を買っていた外国人投資家が、日本から逃げているのだ。“日本売り”が起こっているのだ。
そんな大変な状況のときに、利権構造を守るために、つまり構造改革をさせないために、時代に
逆行する政策を次々と打ち出そうとしている。
実はガソリン税をどうするかといった目先の問題よりも、この国の政策に関わる官僚制度を変える
ほうが重要なのだ。いま必要なのは構造改革の継続だ。しかし、福田内閣は力がないために、
この構造改革に逆行している。そのために、日本の株価が下がり、日本がだんだん外国から
見捨てられる、ということが起きている。
自民党の敵は民主党ではなく、共産党でもなく、自民党自身なのだ。そして構造改革に反対する
議員のバックにいる官僚なのだ。いま密かに消え去ろうとしている「国家公務員制度改革基本法案」の
行方は、日本の暗澹たる未来を物語っている。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/column/tahara/080214_47th/index.html
419 :
◆Z6T3HaLA8A :2008/03/11(火) 22:29:18 ID:jkrkgmUi
/// 心得入門 33 //////////////// さて、持ち帰った先生方の質問は、官房総務課というところで、各課への 質問の割りふりが行われる。ここでかなりの時間が消耗される。「この質問は ○○課に属するはずだ」「いや、うちの所管ではない」と、仕事のババ抜きが はじまるからだ。だれだって遅くまで居残らされて無味乾燥な答弁作りを するのが好きなわけではないのだ。 ババ抜きも終わり、質問が最終的に割りふられると、いよいよ想定問答作りの 作業がはじまる。この作業に役人は人生の最大のエネルギーを消費する。 国会答弁作りを経験してわかったのは、そこには基本的なこと、ルール というかノウハウがあるということだった。 //////////////////// 講談社 ///
420 :
◆Z6T3HaLA8A :2008/03/11(火) 22:30:54 ID:jkrkgmUi
/// この国の気持 37 ///////////////// そもそも日本には行政の越権の救済を司法に求める習慣がない。裁判に訴えれば 行政と対立することを覚悟しなければならないからだ。 たとえば、税金のことで税務不服審判所へ訴え出て、それでも片がつかなければ 裁判所に訴える道は残されている。これを実行する者は年間数百件あるが、これをやると 税務署からは睨まれるし、判決までの期間も非常に長い。結果としては、勝訴しても 得にはならないので、よほど意地っ張りでなければ裁判はやらない。 司法が司法官僚の独裁となっているのも、十九世紀型工業社会の特色である。 ここでも日本は、「失われた目標」を追い続けているわけである。 ////////////////// 1,500円(税込) ///
421 :
◆Z6T3HaLA8A :2008/04/05(土) 18:11:00 ID:hgXfIbtT
/// この国の気持 38 ///////////////// 十九世紀のプロイセン 現在の日本の仕組みは、教育や医療や司法においても、官僚主導型の近代工業社会 向きになっている。これを今後も守り続けることは、世界の理想ではなくなった古い 理想を追い続けることを意味する。そんな例も、歴史の中にはいくつかある。たとえば 十九世紀のプロイセンは、その典型の一つだろう。 プロイセンとい畠は、現在のドイツ東部からポーランド北部に当るが、もともと気候寒冷で 土地生産性は低い。ところが、十八世紀からは馬鈴薯やライ麦の耕作が進み 十九世紀には「ユンカー農法」と呼ばれる大規模農業が発展した。 ////////////////////// 堺屋 太一 ///
422 :
名無しさんの主張 :2008/04/29(火) 19:55:26 ID:Oc7Edhsm
ロシアの復活
423 :
名無しさんの主張 :2008/04/30(水) 18:54:36 ID:cp04LcIy
国民よ--これでいいのか??? このままでは日本の危機が、 日本では、官僚政治が基本になってるからだ。 公務員のやりたい放題をゆるせるのか?
424 :
◆Z6T3HaLA8A :2008/05/04(日) 20:01:38 ID:My4ZCagd
/// この国の気持 39 ///////////////// ユンカーとは「若様」という意味だが、下級貴族の称号、日本でいえば旗本が 自立したような封建的地主階級である。十九世紀に入ると、彼らが農場経営者となり そこにいた小作農を「拘束された農業労働者」にした。日本の教科書にはこれを 「農奴化」と書いているが、実は農民を組織化して統制下で働かせることで効率のよい 大規模農業を実現したのである。 このプロイセンの農業大規模化は、当時の農耕社会としては効率的な生産力と 秩序感覚を発揮、イギリス向けの輸出が増大した。その頃イギリスでは産業革命が起って 農地囲い込み(第二次エンクロージャー)がはじまり、食糧生産が激減していたのだ。 これによってプロイセンは貿易黒字となり、経済力が拡大、それがやがてドイツ統一の 原動力になったのである。 /////////////////// あるべき明日 ///
425 :
名無しさんの主張 :2008/05/13(火) 05:54:58 ID:iPl3qysb
ペレストロイカが崩壊した直後に お父さんが音楽家の一家が日本に引っ越してきて ニュースステーションで特集を組んでいたが あの家族は今どうしてるんだろ? 娘が二人で次女が日本に馴染めずにいた。 気になるんだが ネットでは探せなかった。
426 :
◆Z6T3HaLA8A :2008/06/07(土) 22:07:54 ID:ixPIj9Gg
/// この国の気持 40 ///////////////// 産業革命がはじまってからしばらくの間、イギリスの経済は疲弊した。ビフテキで 有名なフランスの小説家で外交官のシャトーブリアンは、ナポレオン戦争のあとで 駐イギリス大使になり、「このロンドンのみじめな状態を見れば、(ナポレオン)戦争の 勝者はわがフランスであることを疑う者はいないだろう」といっている。ちょうど 『三文オペラ』や『オリバー・ツィスト』に出てくるような、ホームレスと売春婦と 追い剥ぎがあふれ、煤煙に汚れたロンドンがそこにはあったのだ。 ///////////// 日本・いま決断のとき ///
★渡辺喜美氏の涙
池田信夫 blog 2008-06-03 / Law/Politics
今国会での成立は無理とみられていた公務員制度改革が、土壇場で民主党が協力して成立した。
記者会見で、渡辺行革担当相が涙したのには驚いたが、ある関係者は「あの涙はわかる。
私も一時はつぶれたと思った」といっていた。年金や道路などに比べると地味だが、今度の
改革のインパクトは大きい。彼が「山県有朋以来の改革だ」と語ったのも、必ずしも大げさではない。
それは単なる改革ではなく、戦後はじめての公務員人事制度の創設なのだ。
日本の公務員制度の建て前は、1950年にできた職階法だが、これは官僚の抵抗で一度も
実施されないまま、昨年、廃止された。キャリア・ノンキャリアというのは法律のどこにも書いてない
身分で、戦前からの高等官/判任官という制度を継承した慣例にすぎない。日本は法治国家だと
思われているが、このように官僚さえその気になれば、法律を50年以上、無視することもできる
官治国家なのである。
100万人以上の国家公務員の人事が、法的根拠もなく行なわれている事態は異常である。
したがって今度の改革は、当たりのことをしただけなのだが、官僚機構がすべて反対に回った
ばかりか、民主党も労組の意向で、「高齢の公務員は定年まで雇用しろ」と反対していた。
これに対して、民主党内の若手が「渡辺氏は民主党と志を共にしているのだから応援しよう」と
執行部を説得し、土壇場で成立した。渡辺氏の涙は、そういう民主党内の「同志」への感謝の
涙だったのだという。
その意味では、今回の改革は、明治以来の官治国家を改める最初の一歩になるかもしれない。
今後の政治の軸は「官治国家か民主国家か」になるべきだと私は思うが、この点では現在の
自民・民主の二大政党は、本質的な対立と一致していない。たとえば町村信孝氏が「官僚党」の
総裁になり、中川秀直氏が「政治家党」の総裁になって、自民・民主の政治家がそれぞれに
再結集して選挙を戦ったほうが、選択肢がはっきりするのではないか。大正期には政治主導の
時代もあったのだから、この点でもあきらめるのは早い。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/3c861a98aaad32b5b0604b58ea363ace
428 :
名無しさんの主張 :2008/06/26(木) 12:37:01 ID:6kxDTFvG
全ての公務員を派遣会社所属社員にすべきだ。 公金横領、使い込み、裏金、虚偽等の不正が発覚した場合、派遣会社に責任を取らせられる。 官僚、公務員は責任を取らない。
過疎スレ
顔がキモくて日本人女性に全く相手にされず
悲しい人生を送って来た哀れなオッサン
>>1 が
露人売春婦と出逢って、やっと念願の童貞卒業出来たって事だろ。
そんで、自分をキモがって相手にしてくれなかった日本人女性への憎悪と
記念すべき童貞卒業相手の露人売春婦に対する想い入れから
『日本女はブスでクズ!金髪白人ロシア娘最高!』
と考えるに至ったと…。
そんなカンジで
>>1 は哀れで悲しいオッサンなんだよ。
顔がキモくてモテないから、そーやって日本人を貶めつつ白人女を崇拝するしか無いんだよ。
皆、同情してやれ。
431 :
名無しさんの主張 :2008/07/02(水) 21:12:41 ID:CKvCq0kO
864 :名無しさん@九周年:2008/07/02(水) 20:49:13 ID:+nrVS17E0
日本の財政赤字問題、手っ取り早いのは今いる公務員の給与を
全員3割減すれば簡単に再建できる。
結果も出さずに、血税から湯水のごとく給与手当を手にする公務員。
とりあえず、日本の公務員って職業はいったん廃止したらどうだろう。
日本を運営する、議員に役人は自分たちの肥えさすために
国民を食い物にし、まともな法案や政策を作ってこなかった。
少子化、ワープア、年金、派遣問題、巨額の血税使って、
何一つ解決できない無能軍団。
アルビントフラーは「富の未来」で、
日本の富の未来を阻害する癌は 役人です と記している。
マンションが売れない時代に
首都圏は血税大量投入して、国家公務員宿舎の新築ラッシュ。
高級マンション並みの外観、設備。誠に官栄え、民滅ぶ。
★首都圏で5千戸以上 今年度内契約締結へ
ゼネコン受注 3件名で420億円
http://blogs.yahoo.co.jp/asaka_kichimondai/39589989.html
432 :
名無しさんの主張 :2008/07/02(水) 21:15:11 ID:CKvCq0kO
ドラッカーの黙示録 双子の悪魔が日本を滅ぼす
http://kaz1910032-hp.hp.infoseek.co.jp/101226.html [1998年12月26日]
「なぜなら、政治家と官僚は実は双子のワル」なのだという。彼らはともに利権に目がない。
民間が何かをやろうとすると、ともに口を出そうとする。一つには権威の維持。
彼らの存在理由を示さなくてはならない。
そしてもう一つが何かうまい利権に結びつかないかのチェックだ。
「政治家と官僚はともに国民を悩まし、やがては国を滅ぼす危険物という意識を持つべきだ」
ドラッカー教授によれば、米国市民は少なくとも日本人よりは「双子のワル」の認識はある。
433 :
名無しさんの主張 :2008/07/14(月) 08:57:10 ID:r9/uKz3s
心配するな50年先には日本国は地球上から消滅するのだ。
434 :
名無しさんの主張 :2008/07/23(水) 17:58:35 ID:t+kTgx8H
ロ シ ア は 火 事 場 泥 棒 だ 1 9 4 5 年 日 本 の 終 戦 の ド サ ク サ 時 に 北 海 道 に 侵 攻 し て 北 方 3 島 を 盗 み 取 る。
435 :
名無しさんの主張 :2008/07/23(水) 20:41:41 ID:veIoyBG2
ソビエト連邦という、官僚独裁帝国は、腐り果てて滅亡しましたよ それは、歴史的事実だ はやいところ、自身の所属する組織が、末期だということに 気がついたらどうなんだ→霞ヶ関中央官僚
436 :
名無しさんの主張 :2008/07/25(金) 17:16:05 ID:KFCuVl5G
6月14日、7月24日岩手県で大きな地震、日本列島崩壊の前触れだよ。
437 :
◆Z6T3HaLA8A :2008/08/15(金) 20:29:52 ID:8CQ/S1Py
/// この国の気持 41 ///////////////// 当時のイギリスでは農業の衰退が早くて、製造業の雇用増も追いつかなかった。 このため失業者が街にあふれ出し、その一部は不労の罪(失業の罪)でオーストラリア などへ送られた。オーストラリアに送られた囚人の多くは、「不労の罪」に問われた 人々である。 しかし、それから二世代後の十九世紀後半になると、イギリスは「世界の工場」として 繁栄、七つの海を支配する超大国に発展する。これに対してプロイセンは、 労働移動の制約と工業部門への投資の遅れから工業化が進まず、ドイツの中でも 経済的には最も遅れた地域になってしまった。プロイセンがドイツ帝国統一を成し得たのは、 ユンカー農法とは縁のない西部ドイツ(ライン河流域)を領地として軍事力を伸した からである。二十世紀末の今でも、旧プロイセン地域は貧しい農業地域に止まっている。 ///////////////////// PHP研究所 ///
438 :
名無しさんの主張 :2008/08/15(金) 21:11:53 ID:Jp2g2UNW
だから、公務員数を減らさなければいけないっつーの! 公務員数をこのまま維持するのなら、 ニートや低所得者にも増税負担の苦しみが倍増する!
439 :
名無しさんの主張 :2008/08/16(土) 22:43:31 ID:e1abUW41
440 :
◆Z6T3HaLA8A :2008/09/10(水) 23:36:30 ID:c54rAvrp
/// この国の気持 42 ///////////////// もしこれからの日本が、現在の制度を頑固に継続していくとすれば、十九世紀の プロイセンと同じように、「古い理想を実現した国」ということになるだろう。 これは、国内的には摩擦が少ない選択に違いない。いままでの成功体験を続けて いくのだから、改革の決断も既存勢力との摩擦もない。だがその結果は、プロイセンが 工業化に立ち遅れたのと同じように、知価社会には立ち遅れてしまうだろう。 そして恐らく、数十年先には発展途上国へ逆戻りしているに違いない。 もちろん、国民がそういう生き方を選ぶのであれば、それもまた、国家運営の 哲学の一つだろう。だが、それにはそれなりの覚悟が必要である。この国には、 プロイセンの発展を支えたラインラントに当るところがないからである。 ///////////////////// 1998年発行 ///
441 :
名無しさんの主張 :2008/09/10(水) 23:59:07 ID:SLeHZgev
確かに官僚国家が良いとはいえないかも知れない。 反面、政治家がアホでも何とか取り繕っているので国民生活に 影響がないように見せかけることはできている。 大多数の人は、中央官庁の公務員の仕事ぶりを直接には見れない。 おらが町の役所の役人の働きは見ることができる。確かにタラタラ 仕事をしている。市などの行政の説明会などで、本質的な質問をすると そんなの自分に言われても答えようがないなどといって居直る。 いろいろ気に食わないことが多いがその存在そのものは法律に守られている。 政治体制も変えないで、彼らを泥棒呼ばわりをしたり給料を1/3にしろとか ・・・もっとまともな論議ができんのか。 できるわけないよな。こんなところへ書き込むのは俺を含めてクズばかり だもんな。 もう寝よう。明日の仕事あるかなぁ。
アホ過ぎて修正できまへん。
443 :
◆Z6T3HaLA8A :2008/11/08(土) 22:46:25 ID:d6ORlCVQ
/// この国の気持 43 ///////////////// 二、日本の新しい「文化」の模索 グローバル・スタンダードヘの接近 日本が選び得る選択肢の第二は、「グローバル・スタンダードヘの接近」である。 それは、二十世紀に登場したさまざまなイデオロギーと体制の中で、現在も繁栄を 続けている自由主義市場経済に接近することを意味している。 自由主義市場経済は「アメリカ発」だとか、「アングロ系の発想」だという人もいる。 確かにこれがはじまったのはイギリスであり、現在の旗手はアメリカである。だが、 およそ制度や思想や技術を語るのに、それがどこで生れたかを問題にする必要はない。 会社制度は北イタリアからはじまったし、キリスト教はヨルダン川のほとりで生れた。 コークスで鉄を精錬する技術は中国で発見された。大事なのは、今日の世界の 支配的な体制が、自由主義市場経済だということである。 ////////////////// 1,500円(税込) ///
444 :
死死死 :2008/11/25(火) 14:38:02 ID:???
死死死
445 :
◆Z6T3HaLA8A :2008/12/17(水) 23:15:58 ID:sGLUkBy+
/// この国の気持 44 ///////////////// 自由主義市場経済は、古い思想だ。その発生は十八世紀後半の産業革命初期にまで 遡る。 産業革命の初期には、いろんな製品、いろんな方法、いろんな組織が生れた。 その中でどれがよいのか、誰にも分からない。なにしろ当時は千年間も信じられた『聖書』の 言葉が疑われる時代だから、役人や学者の言葉を信じることなどできない。 では、どうするか。われと思わんものは誰でも供給者になれる権利を確立し、自らが よいと思うものを売り出すことができるようにする。そしてその中で、どの製品がよいか、 どの制度が優れているかは、消費者大衆に選ばせるしかない。少数の専門家や 貴族に頼るのではなく、不特定多数の消費者の判断、つまり市場に委ねるのである。 ////////////////////// 堺屋 太一 ///
446 :
名無しさんの主張 :2009/01/04(日) 22:46:50 ID:lS98/PPt
447 :
◆Z6T3HaLA8A :2009/02/11(水) 22:44:25 ID:LvlIkKd0
/// この国の気持 45 ///////////////// 官僚の選別なしに誰でも自由に参入できるということになると、当然、猥雑なものも 入ってくる。そしてそれを淘汰するのも消費者の選択だけである。官僚の役割は、 消費者主権を侵害する者を取締ることであって、消費者主権を制限することではない。 もちろん新規参入者を選別したり規制したりしてはならない。 政府(行政)の役割は、主導性(裁量)よりも事後取締りに重点が置かれることになる。 アメリカでは、公正取引委員会や証券取引委員会など取締り型の官庁が強い権限を 持っている。この面を強調して「アメリカは自由だというが、政府の取締りは日本より 厳しい」という人もいる。 ///////////////////// PHP研究所 ///
448 :
◆Z6T3HaLA8A :2009/02/11(水) 22:47:53 ID:LvlIkKd0
/// この国の気持 45 ///////////////// 従って、自由主義市場経済の第一要件は、新規参入の自由、言葉を換えていえば 「法の下の平等」である。第二は「消費者主権」つまり消費者の選択によって供給者の 栄枯盛衰が決るという民主制度(デモクラシー)の発想である。そしてこの二つを 公正に実現するためには供給者の情報公開と消費の秘匿が実行されなければならない。 素人の消費者が正しく判断し好きに買い物をするためにはこの二つが必要条件だからだ。 自由主義市場経済とは、供給者の新規参入の自由と消費者主権と情報の公開や 消費の秘匿―この三つが三位一体となって、はじめて成り立つ仕組みである。 /////////////////// あるべき明日 ///
449 :
名無しさんの主張 :2009/02/11(水) 22:55:50 ID:1pabDdt8
<個人、法人に資産課税を導入するべき>
国など公的機関が借金して高回転率で金を回してきた恩恵を法人も売上/利益という形で受け、
有形・無形の資産の一部になっているのだから、法人も負担能力に応じて負担してもらわないと駄目。
今まで恩恵を受けてきたにも関わらず、この負担を嫌って海外移転するような企業は、
国民からのイメージが悪くなり、不利益を受けるだろう。
資産課税を多額・長年納税して貢献してきた企業ほど、
企業存続の危機で公的支援が必要になったときに多額の融資を受けられる様にすればよい。
本社機能を海外へ移転する様な企業は、企業存続の危機で公的支援が必要になっても支援せず、破産など清算してもらう。
景気回復後も消費税増税ではなく、毎年数%の資産課税を導入するべき。
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1225201461/78
【WBC】2次ラウンド1組[3/16]CUB0-6JPN 日本代表が強敵キューバを撃破!松坂6回8K・投手陣0封!打線繋がり6得点・岩村も目覚めた!★6
1 :丁稚ですがφ ★:2009/03/16(月) 13:59:19 ID:???0
日本 0 0 3 1 1 0 0 0 1 6
キューバ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
日本 : 松坂、岩隈、馬原、藤川
キューバ: チャプマン、N・ゴンザレス、ヒメネス、Y・ゴンサレス、マヤ、ウラシア、ガルシア
第2回ワールドベースボールクラシック(WBC)2次ラウンド1組の初戦、キューバvs.日本が
16日(日本時間)、米カリフォルニア州サンディエゴのペトコ・パークで行われ、
日本が6対0でキューバに快勝した。
日本は3回、相手投手の暴投と青木のタイムリー、村田の犠牲フライで一気に3点を先制すると、
4回、5回にも1点を追加し突き放した。投げては先発の松坂が6回を無四球、8奪三振の好投で
無失点に抑えると、2番手以降の岩隈、馬原、藤川もキューバ打線に三塁を踏ませぬ投球で、
見事完封リレーを収めた。
一方のキューバは、最速164キロを誇る先発の左腕・チャプマンが制球に苦しみ、
3回途中3失点と不甲斐ない投球。打線も8安打を放つものの、日本投手陣の前に
12三振を喫し無得点に終わった。
日本は18日(同)に、韓国vs.メキシコの勝者と準決勝進出を懸けて戦う。敗れたキューバは
17日(同)の敗者復活戦に回る。
スポーツナビ/SANSPO.COM/スポーツ報知/WBC公式
http://live.sports.yahoo.co.jp/sportsnavi/161_wbc.htm http://www.sanspo.com/baseball/japan/wbc/09/score/kekka090316.html
451 :
◆Z6T3HaLA8A :2009/04/03(金) 23:15:40 ID:ywM5TmGO
/// この国の気持 46 ///////////////// 事後取締り型の行政が、裁量主導型よりも安価で公務員が少なくて済む、とは 限らない。この制度の要点は、民の選択を完全にすることによって常により好ましい (と民が思う)ものを生み育てる仕組みであって、行政コストを引き下げることではない。 日本がグローバル・スタンダードとなった自由主義市場経済に接近するためには、 この国の体質の変化と気質の変更が必要である。経済や税制はもちろん、教育制度も 医療制度も、司法制度や土地の流通所有に関する制度も、大改革が避けられない。 つまり、これまでの裁量行政の前提となっている明治以来の日本のコンセプトを 変えなければならない。そこまでの改革をこれからの数年間にやるとすれば、 「心理的な革命」が必要だろう。 ///////////////////// 1998年発行 ///
452 :
◆Z6T3HaLA8A :2009/04/03(金) 23:17:31 ID:ywM5TmGO
/// この国の気持 46 ///////////////// 民族全体主義(ファシズムやナチズム)が滅び、社会主義が崩壊し、福祉国家も 行き詰った。日本型官僚主導主義も斜陽化し、アジア型開発独裁が破綻した。 唯一生き残った自由主義市場経済こそがグローバル・スタンダードだといわれるのは 故なきことではない。自由主義市場経済の論理では、生き残ったものこそ適者だからである。 日本もこれに接近して、世界の仲間入りをすべきだという声は強い。しかし、日本が これに接近しようとすれば、まず制度や体制を基本的に変えなければいけない。 それは単に制度や組織の改革ではなく、美意識と倫理観の変革、つまり「文化」の 変更でもある。 ///////////// 日本・いま決断のとき ///
★民主・鳩山代表「麻生政権のばらまきや官僚支配に対する大きな不満が出てる
民主党の鳩山由紀夫代表は新体制正式発足を受け十九日午後、党本部で記者会見し、
二十七日に行われることが決まった麻生太郎首相との初の党首討論で、二〇〇九年度
補正予算案の「無駄」や官僚主導政治の実態を中心に追及する考えを示した。鳩山氏は
「麻生政権の(予算)ばらまきや官僚支配に対する大きな不満が出ている。
国民の代表として、政策論争に挑戦したい」と述べた。
次期衆院選の獲得目標議席については「できれば過半数を目標としたいが、最低でも参院と同様、
第一党にならなければならない」と述べ、定数四八〇の過半数を目指す方針を強調した。
小沢一郎代表代行が定例会見を開かないとしていることに関しては
「やるかやらないかは政治家個人の判断で、私は一切かかわっていない」と表明。
その上で「選挙を担当し全国を回ってもらいたいとお願いした。定例会見でなくとも、
小沢氏が訪ねるさまざまな地域でそれなりの対応をするのではないか」と述べた。
中国新聞 ばらまき、官僚支配追及へ 鳩山氏、党首討論に意欲 '09/5/19
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200905190293.html
454 :
名無しさんの主張 :2009/06/18(木) 18:58:37 ID:LKHEyi+e
官僚と対決できない自民党の役割は終了した。 官僚では時代の転換には 対応できない。
455 :
名無しさんの主張 :2009/07/05(日) 13:13:53 ID:pvM/lSv2
所詮、ソ連と日本は隠猷太の財界人どもに乗っ取られていた存在でしかない しかし、隠猷太のトップに立つロスチャイルドと参謀格のロックフェラーが 凋落し始めた今、その立場がこれから大きく変わって行く。 ソ連はもう崩壊してCISとなったけどな。
456 :
名無しさんの主張 :2009/07/08(水) 23:24:11 ID:A7ZH9AV8
457 :
名無しさんの主張 :2009/07/30(木) 00:47:16 ID:50NWl5mz
ソ連が滅んだのは官僚のせいというより,アメリカの経済力に屈したから
ではないでしょうか.またこれだけ官僚が叩かれるのは,官僚機構が
外国勢力にとって脅威だからではないかと思います.
日本が戦後,直ちに工業大国に転換できたのも,展望を持った政治家と
展望を実現する実力のある官僚がタッグを組んだからだと思います.
アメリカが弱っている今,日本に期待されている役割は世界のリーダー
だと思います.官僚も皆,初めのころは大なり小なり愛国心があったと
思う.それを生かすも殺すも,焚きつけのるも消すのも,やっぱり
政治家の力量ではないだろうか.叩くだけでは,いつまでたっても
不正は無くならないのではないだろうか.
http://www.youtube.com/watch?v=FVpHdTxXhh0
458 :
◆Z6T3HaLA8A :2009/09/27(日) 20:32:20 ID:VZU4lThq
/// この国の気持 47 ///////////////// 官僚の選別なしに誰でも自由に参入できるということになると、当然、猥雑なものも 入ってくる。そしてそれを淘汰するのも消費者の選択だけである。官僚の役割は、 消費者主権を侵害する者を取締ることであって、消費者主権を制限することではない。 もちろん新規参入者を選別したり規制したりしてはならない。 政府(行政)の役割は、主導性(裁量)よりも事後取締りに重点が置かれることになる。 アメリカでは、公正取引委員会や証券取引委員会など取締り型の官庁が強い権限を 持っている。この面を強調して「アメリカは自由だというが、政府の取締りは日本より 厳しい」という人もいる。 ///////////////////// PHP研究所 ///
459 :
名無しさんの主張 :2009/09/27(日) 22:39:42 ID:GakDgYjk
460 :
名無しさんの主張 :2009/11/23(月) 07:46:13 ID:D5Dl8+bs
藤原直哉著「大恐慌が拓く新時代」や中丸薫、ベンジャミン・フルフォード著「ドル消滅の仕組み」に、 アメリカはドルが暴落したら経済が破綻して州を支えきれなくなりソ連みたいに崩壊して分裂するって書いてある。 松藤民輔さんは新著で「アメリカは各州が合衆国連邦政府から独立するような動きがあり、 経済危機が深刻化する中で、これから3〜5年で国家意識が芽生えて、カリフォルニアやテキサスやコロラドの様な資源豊富な州は独立の可能性はある。 その場合、最初から財政破綻国家だから莫大な黒字を溜め込んでる日本企業が債券を買って日本の経済特区になる可能性がある。」みたいな事書いてた。 「SAPIO」で国際政治学者の浜田和幸氏が「乱発しまくった米国債の担保にオバマが中国にハワイを割譲する日」って論文書いてて、 その論文中に中国はアメリカ国債購入の際にアメリカの不動産を担保にする密約を結んでおり、 アメリカがデフォルトしたらアメリカの領土が貰えるみたいな事書いてた。緊急事態の際は個人の不動産や州政府の不動産や企業の土地などが連邦政府の管理下に置ける法を32の州が採択しており、 この法を拡大解釈すると、デフォルトして経済が破綻の緊急事態になったら、 その法を採択してる全てのアメリカ領が連邦政府の管理下になり、割譲する事が出来て、中国は安全保障上、ハワイ州とカリフォルニア州を欲しがってるんだって。
461 :
名無しさんの主張 :2009/11/23(月) 07:56:42 ID:KURv5+0y
462 :
名無しさんの主張 :2009/11/23(月) 07:57:39 ID:KURv5+0y
463 :
名無しさんの主張 :2009/11/23(月) 07:58:24 ID:MjVQJ5Y5
464 :
名無しさんの主張 :2009/11/23(月) 07:59:17 ID:MjVQJ5Y5
今週号の週刊東洋経済でソ連の崩壊を予測した事で知られるフランスの政治学者エマニュエル・トッドはアメリカも崩壊するって言ってた。 1. バラク・オバマ大統領は年内に戒厳令・憲法改正・各国の駐留軍の大部分引き下げを発動する。 2. アメリカは2011年までに6つに分裂。 3. そのどさくさに紛れて日露はアラスカを分割し日本はハワイと連合する。 4. 合衆国崩壊後は米の急進派が中東(イスラエル?)と中国(+朝鮮?)と同盟を結ぶ。 5.欧州・東アジアを筆頭に国連は同盟を強く非難する 6.アラスカは南部をロシアが東部を日本が手に入れる。 アラスカに移住する旧合衆国民やインド人が増加する 7.ハワイに自衛隊やNATOが駐留>>アジア・南米を中心とした太平洋連合軍が組織 8.ブッシュが南部連合の初代大統領に就任、訪日し同盟。 9.北部連合が英連邦入りする 10.ケベック・ソマリランド.台湾が独立 11.プーチン、ロシア帝国総統となる。 12.合衆国が東西に分裂、戦争が開始 第三次世界大戦に
465 :
名無しさんの主張 :2009/11/23(月) 18:19:14 ID:3qIpnWB4
各国のインフレ目標政策とその効果
http://d.hatena.ne.jp/nyanko-wonderful/20091122/p1 OECDだけで見ても実質的に日本とアメリカ以外のすべての国・地域はインフレ目標政策を導入していますし、東南アジアでも導入が進んでいます。
アメリカもFRB、インフレターゲット採用へ一歩前進
http://d.hatena.ne.jp/koiti_yano/20090219/p1 にある通りですから、日本だけが導入していないと言っても言い過ぎではないでしょう。
ではそのパフォーマンスはどうでしょうか。
下にグラフを載せましたが、それらを見れば殆どの国でマイルドインフレが達成されていることが分かります。
特に高インフレ克服に有効であることは、中南米の国々およびトルコ、イスラエル、ハンガリーが
インフレ目標政策導入後、劇的にインフレ率を抑えていることから容易に見て取れます。
ブラジルに至っては5,000%もあったインフレ率が、その数年後には10%以下まで抑え込んでいます。
東南アジアのインドネシア、タイ、フィリピンも他の国には劣りますが、それでも導入以前より物価は安定しています。
では高インフレに効くのはいいとして、デフレには効くのでしょうか?
インフレ率がゼロ近傍、もしくはそれ以下にまで下がった国として、イスラエル、ペルー、チリ、スウェーデン、
ノルウェー、南アフリカ、スイスがありますが、どの国もその後反転上昇しています。
466 :
◆Z6T3HaLA8A :2010/02/18(木) 21:15:54 ID:uFQGHg8y
/// この国の気持 48 ///////////////////// 事後取締り型の行政が、裁量主導型よりも安価で公務員が少なくて済む、とは 限らない。この制度の要点は、民の選択を完全にすることによって常により好ましい (と民が思う)ものを生み育てる仕組みであって、行政コストを引き下げることではない。 日本がグローバル・スタンダードとなった自由主義市場経済に接近するためには、 この国の体質の変化と気質の変更が必要である。経済や税制はもちろん、教育制度も 医療制度も、司法制度や土地の流通所有に関する制度も、大改革が避けられない。 つまり、これまでの裁量行政の前提となっている明治以来の日本のコンセプトを 変えなければならない。そこまでの改革をこれからの数年間にやるとすれば、 「心理的な革命」が必要だろう。 //////////////////////// 1998年発行 ///
官僚
完了
家が大通りに面してて頻繁に工事やってる。 人が寝てるのに五月蝿くてすげえ迷惑。 工事終わった後にバスとかトラックが通過すると家に振動が伝わってくるようになった。どういう工事してんだよ・・・ 不要な土建屋とか道路族なんかいい加減切っちゃえばいいのに。 これだから社会主義国って嫌だよ。
ロスケは糞
同意
官僚帝国
475 :
◆Z6T3HaLA8A :2010/05/25(火) 22:59:07 ID:TD6NmX1W
/// この国の気持 49 /////////////////// 日本的新基準を創造できるか そこで登場してくるのが第三の道、日本的新基準(ジャパニーズ・スタンダード)を 創設しようという意見である。 両極が対立するときに、第三の道を提唱するのは恰好いい。それゆえ、これには 飛び付く者が多いだろう。しかし、「ジャパニーズ・スタンダード」なるものはあまりにも 漢然としている。どこにも具体的な提案はないのである。 たとえば、西欧的な自由主義の中に、日本的な終身雇用や系列取引をいくらか加味 してはどうか。あるいは、官僚の主導によって供給の「弱者保護」を実行、新規参入を いくらか制限してはどうか、などである。もっと漢然と「西欧的自由主義だけではなしに 心の問題や人間性を加味せよ」といった話をする人もいる。ここまでくると、 もう意味のない言葉の羅列に等しい。 //////////////////// 1,500円(税込) ///
インフレエンザで死亡。
ソ連の醜い惨状