1 :
名無し調教中。:
2 :
名無し調教中。:2009/10/14(水) 07:53:36 ID:LHnww7/V
3 :
名無し調教中。:2009/10/14(水) 07:55:23 ID:LHnww7/V
第5部 黙示録の巻 第6章 蒼ざめた馬(2)
祝杯を上げるプトレマイオスとルトーのもとに、またしてもイザベラからの呼び出しが来た。
「ふっ、昼間から酒盛りとは、全くオトコってほんとダラシないわねえ〜」
美貌の才女といった風情のイザベラ。近頃は、身分が上のはずのプトレマイオスを公然と罵るのに、何の躊躇もないようだ。
まして、ルトーなどはゴミ屑のように扱われて、眼も合わせようとせず、たまに目が合ったなら汚いものを見たように顔をしかめる。
「さて、今日はアンタ達に来てもらったのは他でもないわ・・・ セレウコスの処刑が済み次第、ラシェワに行ってもらうのよ!」
「ラシェワに・・・ 我々が・・・!?」
「フン、前に言わなかったかしら。アフスムの新体制が形成されていくに当たって、先の戦争犯罪の謝罪と補償の話し合いのためよ!」
「な、なるほど・・・ そういえば、そんな話があった・・・」
「さ、すぐに出発の準備をするのよ! 女王陛下にお会いして、しっかりと謝罪してくるのよ!!」
両名は退出して、早速ラシェワ訪問の準備にかかったのだった。
4 :
名無し調教中。:2009/10/14(水) 07:56:10 ID:LHnww7/V
第5部 黙示録の巻 第6章 蒼ざめた馬(2)
「・・・やりましたな、国父閣下!! ついに念願の外交デビューですぞ!」
「全くだ・・・ 我々が根気強く訴え続けてきた友好平和外交が功を奏し、ついにラシェワは女王自らが我に会見を求めてきた!!
軍人どもが進めてきた強硬対決姿勢を続けていては、ラシェワの姿勢のこのような変化もなかったに違いあるまい!」
「その通りであります! 単細胞の軍人どもは、ひたすら戦争するしか能がありません・・・ 我らのような理性に基づく高度な政策など、
到底理解できないでしょうな・・・」
「クレオパトラの父として、今やアフスムの国政を一手に壟断する実力者たる我を、ついにアドゥアナは対等の交渉の相手とみなして会見を
求めてきたのだ! 我が実力を他国の元首も認めるようになった!!」
「ぜひラシェワの貴族や戦士らの前でも演説しましょう! 我が国の男女平等政策や、軍備縮小の取り組みについてなどに演説し、もはや我が国が
かつてのような危険で野蛮な軍事国家ではなく、平和で女性の権利を尊重する理性的な文化国家へと生まれ変わっていることを
アピールするチャンスです!!」
「しかし、実力者たる我ら両名が留守中、不安だな・・・ か弱い女どもを留守に残していかねばならぬが・・・」
「ハハハ、クレオパトラ様以下、女達も国父様が留守中、不安になって、改めて国父様の偉大さを思い知るでしょうな!!」
かくして、馬と鹿の二匹はラシェワに出発したのだった・・・
5 :
名無し調教中。:2009/10/14(水) 07:58:23 ID:LHnww7/V
第5部 黙示録の巻 第6章 蒼ざめた馬(3)
「ほら、アタシの脚を舐めな!!・・・」
少女兵士らに引き据えられたセレウコスの前に、かつてセレウコスによって壊滅させられた売春組織のリーダーだった美女、エレクトラは
傲然と長くすらりと白い脚を突き出した。
「は、はい・・・」
従順に足を押し頂こうとするセレウコス。
かつての英雄の変わり果てた姿に、沿道の女達からは勝ち誇った嘲りの声と、男達からは打ちひしがれた絶望の声が聞こえた。
・・・と、エレクトラは脚を上げてセレウコスの股間を軽く蹴り上げた。
「あっ、あうっ・・・」
まともに睾丸を蹴り上げられ、セレウコスは女の前にうずくまった。
「ふふふ、いい格好ねえ〜」
ペッ、とエレクトラは男の顔に唾を吐きかけた。女たちが笑い転げる。
「ふふっ、よくも以前はアタシの仲間達を捕えてくれたわね・・・!! でも、ククッ、笑わせるじゃない・・・ 正義面してアタシ達を
捕えたオマエが、実は戦場では女を強姦して散々いやらしいことしてたなんてねえ〜・・・
ふふっ、これだからオトコはどうしようもないのよ!!」
「ほんと、コイツは英雄どころか恥知らずなヘンタイよ!! キャハハッ〜」
裁判の時のセレウコスの醜態を知っている女たちは、大爆笑していた。
男たちは悔しさに皆涙を流していた。セレウコスの冤罪は、周知の事実だった。投獄されるまではアフスムの男を象徴する将軍であり、
英雄として万民から仰がれてきたセレウコスが、そのような行為に及ぶはずなどないことは、皆知っていたのだ。
でっちあげられた『アフスム帝国軍による戦争犯罪』は、敵国ラシェワがアフスムを徐々に侵食、支配するための外交カードとして
用いられ、男女平等思想などを巧みに利用する事でアフスムの女たちの心を掴むのに成功したのだ。
「ほ〜ら、私はいやらしい性犯罪者で、罰として女性の皆様の性奴隷に堕とされました、ってご挨拶してご覧!」
少女兵士の一人が、セレウコスの両乳首をキュウッとつまみながら命じた。
「は、はい、わ、私は女性の皆様に罪を犯しました・・・ その罰として性奴隷となり、謝罪いたします・・・」
沿道には、女たちの勝利の笑い声がこだましている。
6 :
名無し調教中。:2009/10/14(水) 07:59:03 ID:LHnww7/V
第5部 黙示録の巻 第6章 蒼ざめた馬(4)
「まあ、一応はコイツもオトコだからさあ・・・ ふふっ、ほら、オトコの扱いはこうするのよ・・・
責めてやる前には、オトコの体力と気力を奪っておいてやるの・・・!!」
エレクトラは浣腸器を取り出した。法廷での浣腸責めの悪夢が蘇ったセレウコスは、ビクッとして後ずさりした。
「ほ〜ら、よしよし、坊やは逃げちゃだめよ〜 男の子でしょ〜」
少女兵士の一人がセレウコスの尻を蹴り上げた。
「あっ、あっ、あいい〜・・・」
尻穴を少女達に拡げられたセレウコスは、エレクトラの手で浣腸を施されている。
「ほ〜ら、女性の皆様に謝罪と反省の言葉を述べながら尻穴を見てもらいなさい!!
うふふ・・・ これからオマエの尻穴に詰め物をして引き回してやるわ! 出したくても出せないのよ・・・
苦しくてヘトヘトにさせて、オマエの気力も体力も全部奪ってやる・・・ それから被害者の女の子達に、オマエは
リンチされるのよ・・・ ふふふ、若くて逞しい女の子たちに殴る蹴るされて・・・ まあ、死なないように気をつけてね!!」
「あ、ああ、あふうひい〜」
「うふふ、ああら、興奮してるのかしら・・・ このマゾのヘンタイが!!! それから、アフスムの女性達が皆首を長くして待っていた、
産卵プレイの開始、ってわけよ!! ニワトリの真似は上手にできるようになったでしょうね!!!」
「キャ〜ッ、早く見たいわ〜 ゾクゾク・・・」
排便できない苦しみに脂汗を流すセレウコス。
「ほら、もっと尻をふれ!!」
少女達は時折鞭で打ちすえながら、コチョコチョとからかうようにくすぐり責めをして歩かせた。
7 :
名無し調教中。:2009/10/14(水) 08:17:42 ID:LHnww7/V
第5部 黙示録の巻 第6章 蒼ざめた馬(5)
「アンティゴノスよ! アフスムの最近の情勢はどうなっているのだ!?」
ここはアフスム帝国亡命政府のメンバーの集う、パリの邸。今、アンティゴノスに下問している歳の頃二十代後半と見られる男。
聡明そうな顔立ちに、勇武の性をも備えると思われるこの青年こそは、アフスム皇帝ナディン・ラーの従兄弟、ヘラクレイオスである。
「……それが、……なかなか思わしくない状況に……」
アンティゴノスは憔悴していた。女達の監視網は思いの他厳しく、レジスタンス組織の結成は困難を極めていたのだ。
「しかし、男達の反感も密かに広がりつつあります! なにとぞ、今しばらく時節をお待ちになって……」
「おのれ、魔女どもめ! この手に兵馬あれば、自らそれを率いて海を渡り、アドゥアナやクレオパトラの首を上げてくれようものを!」
「今はまず、アルビジョワ十字軍が一段落するのを待たねばなりません……」
何とか、軍資金だけでも調達できれば……。アンティゴノスは、考えをめぐらせていた。
アレクサンドリアでは、皇帝ナディン・ラーが、ふと何かに目覚めたかのように、呟いていた。
「……一体、我が帝国はどうなったのだ! 私があの女に現を抜かしているうちに、我が帝国は、女どもに乗っ取られてしまったではないか!」
慨嘆する皇帝に、臣下の者が言った。
「陛下、やっと目が覚められましたか!
今からでも遅くはありません!帝国軍を率いて魔女どもを滅ぼしましょうぞ!!」
8 :
名無し調教中。:2009/10/14(水) 08:18:04 ID:LHnww7/V
第5部 黙示録の巻 第6章 蒼ざめた馬(6)
しかし、アフスム帝国軍は、プトレマイオスの対ラシェワ宥和政策により、総兵力はわずか二万人、ラシェワの十分の一に縮小されている。
また、有能な将らがほとんど全て追放されるか、暗殺されてしまったため、軍を指揮できる者もいない。
これでは、精強を誇るラシェワと戦ったところで勝ち目はほとんどないだろう。
また、男女平等参加社会法の結果、そもそも二万人の内、その4分の3は女であり、アフスム帝国に忠誠を抱いている者はほとんどいない。
そう考えると、皇帝が決起を呼びかけても、その旗下に参じる兵力は、多くて5千程度ということになる。
「このような兵力で戦えるのか!?」
「皇帝陛下御自ら、兵らに呼びかけ、これを率いられれば、元来アフスム帝国軍の誇りを有する兵らのこと、
一騎当千、獅子奮迅の働きで数十倍の魔女どもを打ち破りましょう!!
今こそ、ご決断の時です! アフスム帝国の男子は皆、皇帝陛下の御命令が下るのを待ちわびておりますぞ!!!」
かくして、皇帝ナディン・ラーは、ラシェワに対する決起計画に着手したのだ!!
9 :
名無し調教中。:2009/10/14(水) 08:18:26 ID:LHnww7/V
第5部 黙示録の巻 第6章 蒼ざめた馬(7)
カステル・サンタンジェロに、黒太子エドワールからの使者が届いたのは、この少し前のことである。
ローマ教主ペトルは、早速使者と会い、用向きを聞き取った。
「十字軍を派することを認めて欲しい、とな……!」
「は、只今アフスム帝国はラシェワ女王国にに浸食され、もはや事実上その傀儡と化しております!早く手を打たねば、
由々しきことになりましょう!」
「使者よ、十字軍というものは、我らが主なる神の教えにとって重大な挑戦がなされた時、或いは聖地が占領された時、
もしくは主なる神の教えを広める上で必要がある時、である。
そもそも、アフスム帝国はラシェワ女王国と平和友好条約を結び、戦争状態にはない!
戦争で敗れたのならまだしも、平和な状態にある国に十字軍を派するなど、先例にはないことだ!」
「で、では、……」
「アフスム帝国の執政であるクレオパトラから要請があれば別だが、……いずれにしてもこの件によって十字軍を許す訳にはいかぬ!」
こうして、アンティゴノスの願いは虚しく、教主ペトルはラシェワ十字軍の結成を、認めなかったのである。
10 :
名無し調教中。:2009/10/14(水) 08:18:51 ID:LHnww7/V
第5部 黙示録の巻 第6章 蒼ざめた馬(8)
「あ、ああ、もう我慢できないです〜」
セレウコスは必死で便意と戦いながら、屈辱の行進をさせられていた。
「ほら、早く歩けよ!」
少女の一人がセレウコスの腹を蹴った。
「うぐっ、ぐひい〜!」
悶えるセレウコス。かつては、アフスム帝国の柱石たる彼に対し、もしもこのような振る舞いに及んだ者があれば、即刻その者は死罪に処せられ、
またそもそも、武勇優れたこの英雄に暴行を加え得る者などいなかった。
この少女達など、セレウコスの眼からは自分の足元に土下座して、その威光に震え上がるべき存在だったのだ。
しかし、今や少女達の暴行に震え、怯え切っているのは彼の方であった。
「ふふふ、ほら、処刑場に近づいてきたわよ〜」
あちらこちらと引き回されたセレウコスは、アレクサンドリア中央の広場にたどり着こうとしていた。
「ほら、処刑人の女の子達よ! オマエに強姦されて、復讐に来てるのよ!」
そこには戦争裁判の折、アスワンの戦場で、セレウコスらに強姦されたと主張していた美少女らが集まっていた。
皆一様に動きやすいように、肌も露わなビキニ姿で、若く逞しい肉体を惜しげもなく晒し、男達を威圧していた。
もはや浣腸責めで体力を搾り取られたセレウコスには、彼女らの気迫と体力に抗うすべはなかった。
11 :
名無し調教中。:2009/10/14(水) 08:19:20 ID:LHnww7/V
第5部 黙示録の巻 第6章 蒼ざめた馬(9)
英雄セレウコスがこれより受ける屈辱の刑罰についてはまだまだ語られるが、
ここでアマゾネス女王国に「亡命」することとなったユダ王国女王サロメについて、一言触れておきたい。
なお、サロメに関して、アマゾネス女王国において起こった凶事については、後ほど新たに章を設けて語られる。
国を失った女王として、サロメがアマゾネス女王国の街アンカラに着いたのは、エルサレム陥落後二週間のことであった。
女王ユリナらに丁重に迎えられた彼女は、ようやくここで安らぎの時を見いだし、安堵の気持ちで一息ついたようだった。
しかし、サロメは落ち着くにつれ、次第にそのわがままで奔放な気質をむき出しにし始めたのだった。
初めは賓客としてサロメを遇していたユリナも、サロメがエルサレムにて一国を統治していた頃と変わらぬ奢侈と荒淫に耽ろうとし、
財を費やして豪勢な衣食を楽しみ、男奴隷を無闇に虐待し殺害するに至っては、さすがに看過しえない仕儀と相成ってきたのだった。
さりとて生まれながらの女王たるサロメに、忠言するとも聞く耳持たぬ風で、ユリナはすっかりサロメを持て余していた。
『アルテミア年代記』を飾るこの凶変は、かくして勃発しようとしていたのだった。
12 :
名無し調教中。:2009/10/14(水) 08:53:40 ID:LHnww7/V
第5部 黙示録の巻 第5章 蒼ざめた馬(10)
ついに、セレウコスは処刑場へと引き出されていた。
「ほら、土下座してお詫びするのよ!」
処刑人のビキニ姿の美少女達は皆、セレウコスによって壊滅させられたエレクトラの売春組織に属していた女達だった。
セレウコスに恨みを持つ彼女らは、裁判ではアスワンの戦場で彼に強姦されたと申し立てており、
イザベラによって処刑人に選任されていたのだった。
「跪きな!」
美少女らは全裸のセレウコスを跪かせ、縛り上げた。
「これからオマエの処刑を執行してやるよ!あたし達の足元に這いつくばって、ヒイヒイ泣きながら命乞いをさせてやるわ!!」
セレウコスは少女達の若く逞しい半裸の肉体に威圧されていた。ここでは、かつての栄光も肩書きも、何の意味も持たなかった。
全てを奪われ、ただ己の肉体一つで女に対峙せねばならなくなった男ほど弱い存在はない。
ここには、若く逞しい強い肉体を持つ強者たる少女達と、それに圧倒され怯える弱者たる男がいるだけだった。
13 :
名無し調教中。:2009/10/14(水) 08:54:05 ID:LHnww7/V
第5部 黙示録の巻 第6章 蒼ざめた馬(10)
「ほら、いくよ!」
ドスッ!と、少女の回し蹴りがセレウコスを襲った。
「うぐっ……!」
少女の回し蹴りにセレウコスはふらつき、危うく倒されそうだった。
見物の女達からは歓声が上がった。
「ほら、タラス河畔の戦いではウイグルのジャハンギールを相手に戦った英雄が、格闘技も知らない、
ただ若くて体力があるだけの女の子にぶっ飛ばされてるわよ〜」
「ホント、男なんて大したことないわねえ〜!」
14 :
名無し調教中。:2009/10/14(水) 08:54:25 ID:LHnww7/V
第5部 黙示録の巻 第6章 蒼ざめた馬(11)
少女達にリンチされたセレウコスは、這いつくばって土下座し、命乞いしていた。
「ひ、ひい〜 どうかお許しを〜」
「あ〜ら、情けない格好ねえ〜! 男なんて、負けると何でもする弱い生き物なのよね〜」
少女の一人が、セレウコスの頭を踏みつけた。
「何でもするんだから、ふふっ、サイコーに恥ずかしいことをさせてやるわ!」
少女達はセレウコスを取り囲み、押さえつけると、髪の毛を剃り始めた。
「まずは、坊主頭にしてやるわ!それから蝋燭責めの刑よ!ふふっ、ほら、あたしの脚を舐めたら、許してあげるかもよ〜!」
「は、はひい〜」
もはや恥もなくしたかのように、セレウコスは少女の脚にすがりついて屈従した。
「ふふふ……、さあ、ショーの始まりよ!アフスム帝国が女によって滅んでいく様を、たっぷり見せつけてやるわ!」
エレクトラは残酷な笑みを浮かべた。
……その頃。
宮廷では、皇帝ナディン・ラーが密かに男性兵士らに決起を呼びかけ、その数は三千になろうとしていた。
果たして、この寡兵をもって女兵士らを相手に戦い、のみならず、百倍近いラシェワ女王国軍を破ることなど出来るのだろうか……。
アフスムの男の誇りは、彼らの肩にかかっているのだ……!!
15 :
名無し調教中。:2009/10/14(水) 08:56:04 ID:LHnww7/V
蒼ざめた馬(1)を張り忘れ・・・ごめんなさい
16 :
名無し調教中。:2009/10/14(水) 12:19:40 ID:FDW3penb
気にするな乙
17 :
名無し調教中。:2009/10/14(水) 12:21:46 ID:FDW3penb
男も強くなってはいるが、女がそれを凌駕しつつあると考えるのが妥当
女が男を抜き去り世界が女に飲み込まれるまでもう少し
18 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2009/10/14(水) 14:46:40 ID:Govre1/u
スレ立てありがとうございます。
皆さまのおかげで、この物語も4スレ目に入りました。
まだまだ続きますが、どうかよろしくお願いします。
19 :
名無し調教中。:2009/10/14(水) 16:19:35 ID:liRtjtWz
>終わりの見えない
見方によっては褒め言葉に見えない
20 :
名無し調教中。:2009/10/14(水) 17:07:53 ID:iW12ZKjC
男は弱くなっていない。むしろ強くなっていると考えたい
そして女は強くなったというか
(深層心理では女子を恐れていた)男の執拗なまでの
抑圧により自らの力を過少評価し洗脳により
弱者と信じこまされていた女子達がアマゾネスに導かれ
秘めたポテンシャルを発揮し始めた
そしてイリナの書の格闘術と持ち前の精神力等を用い
屈強な男権帝国の猛者達と対等以上に渡り合い
倒し屈辱に塗れされせることにより真に優れた性は女なのだ
と知り、また一段と強くなって行く。英雄や英傑を倒せば倒すほど
女は強くなっていく
21 :
名無し調教中。:2009/10/14(水) 19:34:30 ID:LHnww7/V
>>19 確かにそうですねw言葉って難しい。申し訳ない作者さん
ただ100%純粋に褒め言葉です
22 :
名無し調教中。:2009/10/14(水) 19:36:52 ID:LHnww7/V
23 :
名無し調教中。:2009/10/14(水) 20:20:25 ID:lSXU8Clj
19は神経質
24 :
名無し調教中。:2009/10/14(水) 23:28:13 ID:ANUP4ln+
みんな乙
25 :
名無し調教中。:2009/10/15(木) 01:00:52 ID:PR6lE1Gn
スレ建ておつー
敗北の男たちに期待
クツジョクに歪む顔に期待ホウカイするプライドに期待
26 :
名無し調教中。:2009/10/15(木) 01:43:18 ID:E+rHt1oG
男子が無意識のうちに女子に恐怖の念を抱いてるのは
イリナの存在が大きいのではないだろうか。男神アダが敗れ奴隷にされた記憶が
知らず知らずのうちに染み付いている。もちろん女子のなかにもその記憶が染み付いている
アダとイリナの血の系譜が脈々と受け継がれていっている
27 :
名無し調教中。:2009/10/15(木) 07:08:51 ID:AIPLfWGa
従順に男に尽くすのが真の女性の在り方でしょ?
28 :
名無し調教中。:2009/10/15(木) 07:22:24 ID:6SeULOXG
一週間ぶりにPC見れる〜
>>1乙!いやここはご褒美に尻の穴を広げなさいと言うところか、
いや男が男に命令してもしょうがないか・・・
ともかく新スレおめでd
29 :
名無し調教中。:2009/10/15(木) 16:26:12 ID:3L9O6xH5
女の3原則
従順
安全
男に尽くす
30 :
名無し調教中。:2009/10/16(金) 00:35:30 ID:+sMgsqcu
安全てw
>26
記憶っつーか教育効果だろ。脈々ではないだろう。これからだね
作中作のことにふれるとややこしいが
史実=事実なわけじゃないんだし
31 :
名無し調教中。:2009/10/16(金) 03:54:15 ID:m+FndEMY
ラーは皇帝の威厳・男のプライド・男権帝国の未来を守りきる事が出来るのか
軍神ヤオーの敗北はツィンの国力を一時的に落としたが今の国力はあの時以上だと言われている
しかしラーの敗北は帝国崩壊・消滅を意味すると言っても過言ではない
男の衰退・女の繁栄のターニングポイントになるかもしれない
32 :
名無し調教中。:2009/10/16(金) 19:51:07 ID:BhZdjfQz
ヤルダバオトとアダの羞恥が見たい!
33 :
名無し調教中。:2009/10/16(金) 23:44:24 ID:8QPpjx1a
乙
34 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/10/17(土) 02:05:59 ID:7pvcSSAp
第5部 黙示録の巻 第6章 蒼ざめた馬(12)
「……陛下! 準備は整いつつありますぞ…… 心あるアフスムの男兵士らが、陛下の下に集まっております!!」
ナディン・ラーの命を受け、兵士らと密かに連絡を取っている重臣が言上した。
「うむ、よくやってくれた!では、兵士らに決起を呼びかける!! アフスム帝国の栄光を取り戻すのだ!!」
皇帝ナディン・ラーは、ついに魔女との戦いに踏み切ったのだ……
「かつて、自分はアマゾネス十字軍に協力せぬばかりか、かえって敵対するという愚を犯してしまった……
先の動きの見えず、頑迷であり、女への欲望に溺れてセレウコスをはじめ、忠臣らを失脚させ、自ら帝国を崩壊に導いてしまった自分を、
後世の史家は暗愚な皇帝と名指すであろう……
だが、これも自業自得!自分が罪を悔い、歴代の父祖に詫びるためには、死力を尽くして戦う以外にない!!
真のアフスムの戦士たる汝ら、自分とともに、最後の戦いをともにしてくれ!
アフスムの男子の誇りを、魔女どもに示すのだ!!」
皇帝の決死の言葉に、集まった主な戦士らは落涙し、広間は慟哭に満ちた。
ふと、皇帝は窓の外の空を、途方もなく巨大な、無気味な何かが横切っていくのを見たような気がした。
それは、巨大な無気味な蒼白い色の、馬に跨った騎士のように見えた。
幻……か…!?
よく見ると、そのようなものの姿は跡形もなく消え失せていたが、ナディン・ラーの心中には、何とも無気味なその影だけが残った。
何か、言いようもない災厄が、やって来る……!!!
皇帝は、かつて聞いたヨハネの言葉を思い起こしていた。
35 :
名無し調教中。:2009/10/17(土) 04:37:05 ID:3Yghkzf+
フラグ立ったかな
36 :
名無し調教中。:2009/10/17(土) 07:50:21 ID:1rUpg2P2
>>30 アダがイリナの奴隷に落されたと書かれた「イリナの書」が真実なら
アダから創造された男の中にイリナ(女)への拭い去れない恐怖の記憶
が心の憶測に潜んでいるかもしれない
それが女と闘っている時、敗北を喫したとき、罵倒された時などに
呼び覚まされて変態マゾの自分でも知らなかった本性を
曝け出さされてしまうかもしれない
37 :
名無し調教中。:2009/10/17(土) 11:26:18 ID:PGR297PI
女風情が男と互角に戦える力を持っているなんてばかげている―そう嘲笑する男がほとんどだったろう
そんな発想でいる限り、男の衰退は決まったようなもの
男達は今まで男が納めてきた世界で何が起っているのか興味も持たずただ己達の優位性を疑わない。
男なんて旧世代の遺物。旧弊的な人間が権力の居座り続ける。それ自体が大いなる罪悪
今こそ女が男を天から地上に引き摺り下ろすとき
38 :
名無し調教中。:2009/10/17(土) 12:34:33 ID:GjE8nJf5
来るべきときが来た。アフスム帝国の最終章。保守か革新か
39 :
名無し調教中。:2009/10/17(土) 13:24:08 ID:PGR297PI
蒼ざめた馬をググったら死を象徴する馬なんですね
しかも第四の封印が解かれたときに現れる騎士
この通りかどうかはわかならいがもし、この通りだとしたら
すでに第四の封印まで解かれているということなのだろうか
40 :
名無し調教中。:2009/10/18(日) 07:45:01 ID:I1pSqTls
司法・立法・行政・軍隊・国最強の戦士セレウコスが奴隷にされ残るは皇帝のみ
何百年もの伝統・歴史が潰えてしまうのは避けられないのか
41 :
名無し調教中。:2009/10/18(日) 08:51:18 ID:7Q6RHf+W
そういや各国の歴史の長さってどんなもんだろう
ツィンが意外に短かった気がする
グインサーガでいえばモンゴールくらい
42 :
名無し調教中。:2009/10/18(日) 10:16:37 ID:FBbHsHX5
>>40国の名前だけは表向きには残るんじゃねえの。一応平和条約結んでるし
皇帝さえも蹂躙し落とすことが出来れば反故にする可能性もあるが
>>41ツィンっ浅かったっけ
43 :
名無し調教中。:2009/10/18(日) 17:45:49 ID:+pvop1BM
>>37 >今こそ女が男を天から地上に引き摺り下ろすとき
このフレーズは軍神ヤオーを思い出す
『軍神』・・・このキャッチフレーズ好き
戦の神がアマゾネスに初の敗北を味合わされ
17歳に捕らえられ奴隷にされてしまったなんて熱くなる
44 :
名無し調教中。:2009/10/18(日) 22:57:31 ID:ambMrYkz
ツィンは浅くないでしょ
45 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/10/19(月) 00:27:13 ID:6n3RNV0V
第5部 黙示録の巻 第6章 蒼ざめた馬(13)
「ほら、もう立てないのかよ〜」
少女達のセレウコスへのリンチは続いた。
かつての英雄は、今や少女達の力に屈し、足元に土下座するようにうずくまっていた。
「キャハハッ、もう降参かよ〜 弱っちいな〜!!」
「ほら、降参するなら何とか言いなよ!!」
少女達は口々に責め立てた。
「こ、降参いたします・・・」
「なあに、聞こえねえっっうの!! もっと大きな声で言いなよ!」
「アハハ、あのジャハンギールを相手に戦った英雄が、あたし達には完敗ねえ・・・
ふっ、所詮はオトコなんてこんなモンよ、チョロイわね〜!!」
「ふふふ、集団リンチだからコイツもちょっとかわいそうよねえ・・・ そうだ、せっかくだから、
コイツと1対1で勝負してやったら・・・! 英雄と言われた男VS美少女の一騎打ちなんて、ショーとしては最高よね!!」
「きゃあ〜 すご〜い・・・ アタシやりたあい・・・!!」
エレクトラの言葉に、恐れを知らぬ少女達は我先に英雄との勝負を志願した。彼女達の中には、もはや男=弱者との図式しか
ないようであった。
一人の長身で、逞しい身体つきの褐色の肌の美少女が、対戦相手に選ばれた。筋肉質の若い身体にビキニをまとった美少女は、
男との勝負を前に屈託なく笑顔を見せ、見守る女たちから歓声を浴びていた。
46 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/10/19(月) 01:16:46 ID:6n3RNV0V
第5部 黙示録の巻 第6章 蒼ざめた馬(13)
「ふふふ、あのコならセレウコスとほぼ同等の体格・・・ そして筋力もソコソコありそうね・・・
これで、女の力が男に勝ることを、また証明できちゃうってワケね・・・!!!」
エレクトラは笑みを浮かべた。
「見守る女たちや男たちも、その眼で男が女に敗れ去るところを見る・・・
女は男など弱い存在であることを実感し、男を完全に侮蔑するようになる・・・
そしてこれを見る男は女に対する優越感を完全に破砕される!!
ふふふ、これで女は男に対し、完全な勝利を収めることになるのよ!!!」
47 :
名無し調教中。:2009/10/19(月) 01:17:24 ID:PhWm2X8b
無敵の英雄さん 改めて乙です
48 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/10/19(月) 01:19:50 ID:6n3RNV0V
第5部 黙示録の巻 第6章 蒼ざめた馬(13)
さて、早くも人々が見守る中、セレウコスと美少女は相対し、美少女の言葉責めが始まっていた。
「うふふ・・・ 英雄と言われた男が、アタシみたいな女の子に負けちゃったら恥ずかしいわねえ〜
ふふっ、これからオマエの残った最後のプライドを、粉々にしてやるわ!!
武芸に秀でた英雄が、アタシみたいなちょっとばかり力が強いだけの、格闘術もロクに知らない普通の女の子にボロボロにされて屈辱を受ける姿を晒すのよ!!!」
言うなり少女は、セレウコスの陰茎をビンタした。
セレウコスは少女に組み付き、その腕をねじり上げようとした!最後の戦いだ・・・彼の心には、まだ一片の闘志と誇りが燃えていたのだろうか・・・
しかし、それは今や、虚しく潰えた・・・!!
美少女は男の力にびくともせず、逆にそれを利用するように、ギリギリとセレウコスの両腕をねじ上げていったのだ・・・!!
「あ〜ら、どうしたのかしら・・・ ほ〜ら、女の子に負けちゃって、悔しくないの!!」
男が、それも歴戦の英雄が、その戦歴も虚しく、ビキニ姿の少女に力で完敗を喫している・・・
それは、見ている男たちのプライドを粉砕してしまうのに充分な出来事であった。
「ふっ、ほらっ、いくよ!!」
美少女は派手に男にアッパーカットを食らわせると、腕をねじ上げられていた男はとっさに何もできず、
まともにあごに食らった。
「うふふっ、ほ〜ら、どうしたの〜 それそれそれっ!!!」
ついにセレウコスはなすすべなく、地面に崩れ落ちてしまった。
「ふふっ、ほら、立ちな!! 負けた罰に、公開オナニーの刑にしてやるわよ!!!」
かくして、英雄の数々の栄光は、一人の少女の筋力に粉砕されてしまったのだった。
49 :
名無し調教中。:2009/10/19(月) 05:07:47 ID:IKGuq8hc
>>44 浅い
建国時の重臣がまだ生き残って登場してるから
出来る限り長く見ても50年は超えない
下手するとアマゾネスの国と大差ないかもな
50 :
名無し調教中。:2009/10/19(月) 08:21:44 ID:+TUoVQl8
やっぱりアンティゴノスの説得によってシャルル王は動いてくれないのか
十字軍を編成する意義もなくなったから
51 :
名無し調教中。:2009/10/19(月) 20:49:27 ID:PhWm2X8b
アフスム帝国は300年の歴史を男の手によって積み重ねて来た
江戸幕府が約270年 300年の歴史が女によって犯される
52 :
名無し調教中。:2009/10/19(月) 23:50:04 ID:eC6Ov5aw
名前のある戦士はスカスカになるまで使われる ボッキ
53 :
名無し調教中。:2009/10/20(火) 00:11:03 ID:ibRyYu2R
男をバカにしやがって
54 :
名無し調教中。:2009/10/20(火) 19:36:19 ID:cDu6xuqt
男から一滴残らずプライドを搾り取ったらどうなるのか女はわかっているのか!!!
残酷すぎる。男はプライドの生き物。それがなくなったら男はもう……
55 :
名無し調教中。:2009/10/20(火) 19:38:25 ID:cDu6xuqt
>>50 十字軍は編成され、動いてるよ。アルジジョワ派を討伐するためにだが
56 :
名無し調教中。:2009/10/20(火) 19:47:51 ID:cDu6xuqt
アルジジョワ→アルビジョワ
57 :
名無し調教中。:2009/10/20(火) 22:01:06 ID:Rh5G17zk
女は残酷なり
58 :
名無し調教中。:2009/10/21(水) 00:06:02 ID:WGh5Jzc0
ヨーロッパはごちゃごちゃしてるな
史実で言うところの大移動時のゲルマン国家に
ヴァロア朝フランスの初期と末期と神聖ローマと
帝政以前のローマなどが混在して面白いハーモニーを奏でてる
他にも北は北でノルマン系やらイギリスが混じってて
あんま語られてないけどスラブやロシア(ルーシ)方面も
かなり多種多様にわたる勢力がいるようだし。
となるとアマゾン・ヨーロッパ間の中間地帯の従属関係は今どうなってるんだろう
6魔女がちょうどそこいらに少しずつ配置されてるようだし
そういえば最初の無敵の英雄ってギリシアで、ギリシア内でも複数の勢力の設定が
昔はあったようだけど、設定は生きてるのかな
ヨーロッパ・アジア・アフリカ境界で今いろいろ動きがあるだけに
近隣勢力の動向が気になる
59 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2009/10/21(水) 01:32:54 ID:V0UWyLAV
>>58 アマゾネス女王国の現時の領土は、北はクリミア半島周辺部から黒海沿岸に及び、カフカズ地方からアナトリア(エーゲ海沿岸部を除く)、
南はシリア北部のアンティオキアを中心とする地方に及んでいます。
従って、北はキエフ公国を中心とするルーシ諸侯国群と接し、北東ではアストラハンを抑える大キタール帝国と接しています。
また、南東はキタールと同盟関係にあり、ザキール・シャーと戦闘中のバビロニアと接しています。
そして南、シリアではまさに歴史的大敗を喫した十字軍の国家、エルサレム王国とトリポリ公国が、北方に睨みを利かせています。
西側、コンスタンティノープルなどのエーゲ海沿岸部はギリシャ人の諸都市国家が存在、ギリシャ本土も同じ状況で、まとまりを見せてはいません。
アマゾネス女王国の周辺部は、ざっとこんな状況です。
60 :
名無し調教中。:2009/10/21(水) 02:15:08 ID:WGh5Jzc0
ルルルルルルルルルルキキキキキキキキキキキキキキキキ
ルルルルル女女女女女キキキキキキキキキキキキキキキキ
ルルルル 女 女女女キキキキキキキキキキキキキ
ルルル 女女キキキ キキキキキキキ
ルルル 女女女女 キキキキキキキ
希希希 女女女女 キキキキキキキ
希希 希女女女女女女女女女女女女 キキキキキキキ
希 希女女女女女女女女女女女 キキキキキキキ
希 希女女女女女女女女ババへへ へへへへへへへ
ト女女バババへへへへへへへへへへへ
地中海 耶バババババへへへへへへへへへへ
アアババババババへへへへへへへへへ
アアアアアアア バババババババ へへへへへへへ
アアアアアアアアアアア バババババババ
アアアアアアアアアアア バババババババ バ ←ペルシア湾
アアアアアアアアアアアア バババババババババババ
アアアアアアアアアアアア ババババババババババ
アアアアアアラララララララ バババババババババ
アアアアアアララララララララ ババババババババ
↑
紅海
女…アマゾネス 希…ギリシア人
キ…キタール ル…ルーシ諸侯
バ…バビロニア ト…トリポリ
へ…ヘラート 耶…エルサレム
ア…アフスム
ラ…ラシェワ
こんな感じですか?アラビア半島はバビロニア領であってますか?
アフスム@エジプトがまだ機能してるかどうか
61 :
名無し調教中。:2009/10/21(水) 05:30:51 ID:gz3poIHK
男がこんなに情けなくて弱い存在だったなんて と思われるのが一番まずいよなあ
アマゾネスはそう思わせようと公開羞恥を味合わせてる
62 :
名無し調教中。:2009/10/21(水) 07:05:11 ID:U2/dn43K
ロシアやイギリスは未開の地?
63 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2009/10/21(水) 14:07:19 ID:V0UWyLAV
>>60 ありがとうございます。素晴らしい。ちょうどこんな感じですね。
ただ、エサルハドンの支配地は、大体今のイラクの辺りです。
アラビア半島は、アラブ諸部族の割拠する地域で、バビロニアの支配は及んでいません。
>>62 まだ未登場ですが、ブリテン島には勇猛果敢なサクソン人の英雄王、アルフレッド大王が統治しています。
ルーシ諸部族はキエフ公国を名目上の盟主としてはいますが、諸侯国に分かれて互いに抗争を続けています。
64 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2009/10/21(水) 14:13:24 ID:V0UWyLAV
補足ですが、黒海沿岸部でも、現在のブルガリアやルーマニアなどの地域は、テオドリック大王のランゴール王国の支配地です。
65 :
名無し調教中。:2009/10/21(水) 14:40:33 ID:gz3poIHK
↑
おつです
ブリテンもあるのね
66 :
名無し調教中。:2009/10/21(水) 22:52:04 ID:whhnofJy
この地図は力作
67 :
名無し調教中。:2009/10/22(木) 07:20:06 ID:HZVihAJm
ヨーロッパを統一するのは神聖ローマ帝国大帝、英雄王オルム
神の剣に勝てる男はいない
68 :
名無し調教中。:2009/10/22(木) 16:18:18 ID:q+fYjOXh
女の太股と尻のムチムチ感とボリュ〜ムは異常。男では絶対にありえない肉感
挟み込む太股力と尻の圧迫力はどんな男でも太刀打ち出来ない
胸による窒息責めは男であるがゆえ逃れる術はない
69 :
名無し調教中。:2009/10/22(木) 23:53:23 ID:0JAuYQ3i
ヒップ派
70 :
名無し調教中。:2009/10/23(金) 00:01:49 ID:LPZdFznS
ヴァミルってどうなったっけ
それとヨーロッパの地図はどんな状態?
ゴート、ランゴバルド、ブルグンド、ヴァンダル、フランクなどがあって
ビザンツはなくて
ローマは教皇みたいなのはいて
神聖ローマってのは戴冠によって各国寄り合いの上に立つ感じかな
それともこの神聖ローマは他国を包括してないのかな
イタリア方面はどこの国がおさえるのかな
ヨーロッパもアフスムの亡命やらアルビジョワやら
動きが目立ち始めたね
71 :
名無し調教中。:2009/10/23(金) 00:05:03 ID:LPZdFznS
>>69 質量感ある腿・尻の圧迫はいいね
そういった腿尻が標準装備でもいいし
ある女は胸、ある女は尻、ある女は筋肉、ある女は身長
個性が際立つのもいい
72 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/10/23(金) 00:17:56 ID:+IOYXZMp
第5部 黙示録の巻 第7章 暁の明星(1)
美少女に敗れたセレウコスは、頭をツルツルに剃り上げられ、縛り上げられていた。
「ほら、口を開けな!!小便を飲ませてやるよ〜!」
「う、うう……」
少女達は、セレウコスに口を開けさせると、小便をし始めた。
「ふふふ、こぼさずに飲むのよ!」
女達は、英雄を屈服させたことに満足げだった。
「さあ、タマゴを持っておいで……!産卵プレイよ〜!コイツの尻の穴を広げておやり!!」
美少女達はセレウコスを押さえつけた……。
「……やはり、ペトルは十字軍の結成を認めなかったか……」
レオンとその党派の僧らは、アンティゴノスの使者が虚しく帰ったことについて話していた。
「しかし、さぞかしアンティゴノスらはペトルに不信感を抱いてしまったことでしょうな……
父上、我らとしては、これを利用せぬ手はありませんぞ……!」
「バルガスよ、汝に言われずとも分かっておるわ…… そういう汝こそ、すでに何やら企んでおろう!?」
……かくして、レオンらは何やら画策を始めたのだった。
「密使を出せ!アンティゴノスの元に送るのだ!!」
……金毛人の諸国に、かつてない大乱が巻き起こる、これはその兆しであった……。
73 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2009/10/23(金) 00:27:09 ID:+IOYXZMp
>>70 この物語の神聖ローマ帝国の領域は、史実上の神聖ローマ帝国の最大領域と同じとお考え下さい。
つまり、現在のドイツ、ベネルクス三国、チェコ、オーストリア、スイス、ローヌ川以西のフランス、北イタリアを包括しています。
74 :
名無し調教中。:2009/10/23(金) 07:13:16 ID:YZ+FzXDG
ほうほう頭の中に絵が描けて来ましたよ
75 :
名無し調教中。:2009/10/23(金) 10:39:36 ID:LPZdFznS
一斉に口を狙って注いだのかな
>>73 いつも乙です
ヨーロッパもかなり把握できてきた
A ブルグン=神聖ローマ ≒史実の神聖ローマ
B フラン=Aの西方 ≒今のフランスから西部をいくらか減らす
C ラングール=Aの東方 ≒旧東欧の南半分
D グール=Bの南方 ≒イベリア半島
がヨーロッパ本土の主要勢力ですか。
他に
イタリア半島に教主
東欧北部〜ロシアにルーシの諸侯
現ギリシア〜トルコ西部にギリシア人ポリス
現イギリスや北欧には別勢力
というところですね
76 :
名無し調教中。:2009/10/23(金) 11:27:40 ID:pk1JjUo0
>>73 質問ばかりでアレなのですが、一部〜三部の巻タイトルはありますか
77 :
名無し調教中。:2009/10/23(金) 21:00:15 ID:PpAChCNV
あ〜あセレウコスがクチュクチュにされた
他の男権帝国はアフスム帝国が滅んでも良いのかね
邪魔な大国が一つなくなってラッキーっな具合か
女ごときが統治する領土なら手もなく奪えるから
78 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2009/10/23(金) 23:55:10 ID:+IOYXZMp
>>76 この時期は、各部には題名をつけていませんでした。
またいずれ、改めて題名をつけようかと思います。
79 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/10/24(土) 01:09:40 ID:208kzlDE
第5部 黙示録の巻 第7章 暁の明星(2)
……さて、所変わってこちらはエルサレム王国。
現在のイスラエルほどの大きさのこの国の王都エルサレムには壮麗な宮殿が建てられ、
世界の要衝を見事に押さえたこの国の力を如実に示していた。
しかし、相変わらずその王位は曖昧なままだった。
あくまでも、名目上はエルサレム王は神聖ローマ帝国皇帝たるオルム大帝の次子、キルデリックである。
しかし、幼少の王の摂政として、事実上の王に等しい力を振るい、臣民らも王と認めているのは、大帝の子との噂があり、
十二騎士の一人として絶大な武功を誇るジキスムントである。
当初はその力を疑われたエルサレム王国軍も、度々のアマゾネス女王国の小規模な侵攻を撃退し、その力を示していた。
……一方、アマゾネス女王国では。
六人の魔女の一人と言われたアンナが、こっそりとアルテミアのサロメの邸宅を訪問している。
「……あたしにどんな御用かしら……?」
女王ユリナに次ぐ力を持つ、六人の魔女の一人が自分の元を訪れたことに、さすがのサロメも怪訝な様子だった。
「……他でもありませんわ……!
実は、……単刀直入に申し上げましょう! 今や、ユリナ様のカリスマ性は低下しています…… そこで、……私たち女王国の戦士らの中には、
……サロメ様、あなたを新たなアマゾネスの女王に、と考える者が少なからずいます!!!」
サロメの眼が、妖しく光った……。
80 :
名無し調教中。:2009/10/24(土) 01:14:33 ID:W3jXolyN
で、女の本性は、ってハナシだな
81 :
名無し調教中。:2009/10/24(土) 07:55:44 ID:z87kMYcm
セレウコスを通して男の未来が見える。初期の巻タイトルだった女の完全勝利と男の完全敗北,男は女の強さを思い知らされるの巻
が各地でおこり男権が消滅するまで繰り返される。そして消滅は遠い未来ではないだろう
82 :
76:2009/10/24(土) 09:06:35 ID:WHVB9zpw
>>78 おお、そうですか。楽しみにしています。
魔女アンナの初登場。
今までのサロメの所業から考えて罠であってもおかしくないが、二人の女王鼎立というのも悪くない…
どちらにせよ、男たちは付けこめずに巻き添え喰らっちゃうんじゃないだろうか。
83 :
名無し調教中。:2009/10/24(土) 12:32:18 ID:hhNTSi/i
サロメはやらかすと思っていた
サロメの不審な動きを見逃す女王ではないだろ
84 :
名無し調教中。:2009/10/24(土) 16:14:10 ID:Z98ZJE/e
↑
サロメが動いたのではないよw
もし本当にアンナが女王エリナを裏切っていたら・・・
エリカも女王に対して不満を持っているし
女王の座が危ういかも
85 :
名無し調教中。:2009/10/24(土) 23:41:28 ID:W3jXolyN
アッララララーイ!
86 :
名無し調教中。:2009/10/24(土) 23:42:10 ID:W3jXolyN
書く場所間違えた
87 :
名無し調教中。:2009/10/24(土) 23:46:19 ID:HQ/AXauj
あのアフスムの英雄セレウコスをアフスムに住みセレウコスの名声や活躍をまじかで感じ尊敬の念をいだいていても良いはずの少女達が完全に見下しているのがなんとも言えない
88 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/10/25(日) 00:48:54 ID:G2EFBK1r
第5部 黙示録の巻 第7章 二人の女王(3)
「私を女王に推戴したい、というのは他に誰がいるのかしら……!!」
サロメは油断なく尋ねた。まるで降ってわいたようなこの出来事……吉事となるのか、それとも凶事となるのか……
まさにここが彼女の人生の分かれ目だ!
「サロメ様を女王に、という者は、表立ってはさほどおりません……」
サロメはやや落胆した。
「しかし、今あなた様が意志を明らかになされば、ユリナに不満を持つアマゾネスらは必ずや数多くなびいて参ります!
また、ペリシテ女王アリサ様、六人の魔女の一人エリカ様もあなた様を支持しておられますわ……!」
「!!……!」
サロメは驚いた。アンナの言葉を、直ちには信ずることのできなかったサロメだが、
六人の魔女の一人、エリカと女王ユリナの不和はかねてより聞いている。
そのエリカが女王に反旗を翻そうとしている……この話は本物だ!!!
サロメは、アンナの話に乗ろうと決心した!
「……やるわ!まあ、あたしもあのユリナより、若くて決断力もあるあたしの方が、
新しいアマゾネスの女王に相応しいと思っていたのよ……
まあ、戦はあんた達に任せるわ!あたしはめんどくさいことは嫌いだから!」
サロメの言葉に、アンナは笑みを浮かべた。
「サロメ様さえその気なら、もはや事は成ったのも同然!
……実は、私たちには必勝の策があります!」
「まあ、何なの、それは!」
「キタールに使者を送ります!キタール軍を引き入れ、ユリナを倒すのです……!!!」
「!!!……!!」
89 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2009/10/25(日) 00:51:22 ID:G2EFBK1r
異例ですが、章題を変更しました。こちらの方がいいかなと思ったので。
90 :
名無し調教中。:2009/10/25(日) 00:56:46 ID:xwGZq+Ki
元でもいいのでは?
そういえば章のカウントがおかしいとこが
ありませんでしたっけ
91 :
名無し調教中。:2009/10/25(日) 00:57:12 ID:5629xZWH
92 :
名無し調教中。:2009/10/25(日) 00:59:46 ID:xwGZq+Ki
サザエさんマスオさん動画か
女権ですなあ
93 :
名無し調教中。:2009/10/25(日) 01:17:18 ID:qAvH8KNn
2人の女王か…誕生しちゃう?
94 :
名無し調教中。:2009/10/25(日) 07:46:47 ID:EmvkbuFl
二人の女王!?まさか本当にユリナが引き摺り下ろされる?
でも確かアリサはマリカの覚悟を踏み躙ったサロメを見限った
ということはサロメを試していると考えるのが妥当
サロメの忠誠心を試す最後の試験!?落ちたら?
95 :
名無し調教中。:2009/10/25(日) 22:34:54 ID:euIpUVZn
このままお約束的にサロメが破滅するのはもったいない
舞台から降りる前にサロメの男嬲りに長けた悪女っぷりを堪能したい
96 :
名無し調教中。:2009/10/25(日) 22:56:09 ID:nQUuUg39
サロメはユリナをドレイにするよ
97 :
名無し調教中。:2009/10/25(日) 23:18:04 ID:xwGZq+Ki
そういえばツィイーなんてのもいたなあ。
アマゾネスはアマゾネスで一枚岩じゃないし
台頭しつつある各地の女権勢力とアマゾネスもしっくりいくわけでもなさそうだし
難しいとこだ。
98 :
名無し調教中。:2009/10/26(月) 07:18:14 ID:39bEIY1U
セレウコスいぢめはたまりませんなあ
あのセレウコスを美少女が誰も恐れていないのは
男にしてみたら最悪の事態と言っても言い過ぎではない
99 :
名無し調教中。:2009/10/26(月) 23:45:27 ID:fjfTC1iL
ヘイポーみたいな情けない声だしてくれるな英雄よ
100 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/10/27(火) 01:35:25 ID:GtyUO3L0
第5部 黙示録の巻 第7章 二人の女王(4)
不倶戴天の仇敵、キタールの力を借りてまで、ユリナを倒す……
あまりの事に、サロメは驚きを隠せなかった。
しかし、アンナの口からは、それを上回る驚愕すべき計略が語られたのだった!!!
「でも、果たしてアルギン・ハーンはあたし達に味方して、ユリナを倒してくれるかしら……?」
「そこで、ですわ……アマゾネスの領土の内、クリミア半島を除く全土をキタールに献上し、アマゾネス女王国はキタールの属国となるのです……!!」
「な、何ですって!!」
「確かに女王ユリナの力は強大…… しかし、さりとてあのアルギン・ハーンには及ぶべくもありませんわ!
今しばらくは大丈夫としても、いずれはアマゾネスはキタールに滅ぼされてしまうのです……!!
兵力だけとってみても十数倍、人口、国土の広大さ、まるで巨象と猫を比べるのと同じです!
所詮は女は男にかなわない…… ならばいっそのこと、アマゾネスはキタールに降伏し、クリミア半島のみの小国となって、その従属国となるべきなのです!!!」
「アマゾネスが、……キタールに降伏する……!」
「そのような条件であれば、必ずやアルギン・ハーンは私達に味方してくれるでしょう……
ユリナを滅ぼした後、サロメ様を新たな女王に迎えたアマゾネスは、大キタール帝国の属国として生存していく……
そうですわ……アマゾネスを毎年、アルギン・ハーンの女奴隷として献上する、というのもいいですわね……
アマゾネス女王国は、アルギン・ハーンの女奴隷の供給地となり、キタール軍の駐留の下、平和を謳歌するのです!!」
101 :
名無し調教中。:2009/10/27(火) 06:18:14 ID:ZOjBbaJ2
本音じゃなさそう 裏があるな
いかにも裏がありそうな落とし穴お約束感と
それに全く気付かない間抜けな当事者というギャップはいいねー
そのパターンが男だけでなく女にも適用されるか…
これが大きな嘘で、それに扇動されるとしたらサロメたんは所詮一般大衆並みということか…
・キタールの属国となる
・アマゾネスはキタールに滅ぼされる
・所詮は女は男にかなわない
・アマゾネスは女奴隷の供給地
たとえエリナを裏切ることがあったとしても
男と戦い負かして来た女がこんなことは言わない
わざとばれるような嘘を並べているように思う。エリナの優しさか
しかしサロメは女男の性の優劣なんかよりも
己の利益しか考えていない、国を持ちそこの女王になれさえすれば
他はどうでもいいと考えている印象がある
だからこの誘いにのると思うな
105 :
名無し調教中。:2009/10/27(火) 23:44:04 ID:ygxhuanZ
女の優位性を知らしめるセレウコスなぶりもついに大詰めですぜ
ラーやヘラクレイオスもからんでくるのかな
106 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/10/28(水) 00:10:30 ID:/GQNoPQW
第5部 黙示録の巻 第7章 二人の女王(5)
……ユリナを倒し、自らアマゾネスの女王に……。
何の兵力も持たない、せいぜいユダ王国女王の称号を有するだけの、国土を失った亡命女王であるサロメだったが……。
キタールの力を借りてユリナを倒す……!!!
今、再び国土を持ち、名実ともに君臨する事が現実になろうとしているのだ!
「分かったわ……!! 早速、キタールに密使を送ってちょうだい!このサロメが女王となった暁には、
クリミア半島を除く全土をキタールに割譲し、数多のアマゾネスらを女奴隷として献上、
アマゾネスはキタールに永遠の忠誠を誓います!!と、申し出るのよ!」
「分かりました!!さすがはサロメ様、女王の名に相応しく、ご決断が早いですわ!
では、この場にてアルギン・ハーンへの書簡をしたためましょう……」
「待って!私が直々に書くわ!……」
サロメは、アンナが取り出した筆記具をひったくるように取った。
「一国の君主に対しては、やはり一国の君主が書簡をしたためるのでないと、非礼というものよ!
私よりも格下のあなたが書くなんて、非常識だこと!!」
サロメの激しい言葉にも、アンナは笑みをもって応えた。
「……サロメ様、では、必ずやこの書簡をアルギン・ハーンの元にお届けします!」
しばらく後、サロメの手によるアルギン・ハーンへの書簡を持って、アンナは静かに出て行った。
さて現在
キタール陣営の武将たちはそれぞれどのあたりに居るのだろう
108 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2009/10/28(水) 01:50:13 ID:/GQNoPQW
>>107 対アマゾネスの最前線で睨みを効かせるのは、キタール十六将の一人、ヤズディギルドです。
同じく十六将のイブラヒームは、バビロニアのエサルハドンに加勢し、ヘラートのザキール・シャーと戦闘中。
アルギン・ハーン自身は、ツィン帝国皇帝ダヤンとの二度目の大戦も引き分けに終わり、参謀イェムンバル、キタール四天王のエルラクやジャハンギール、
キタール二傑のバルスやジャガンらとともに、北京に向けて撤退中。
太子ホンタイジらは四天王のヴァハンやトゥグリル、大宰相ドルゴンらに守られてカラコルムに。
という感じです。
109 :
名無し調教中。:2009/10/28(水) 20:47:55 ID:7AuAqa+z
英雄との一対一の闘いをなんの躊躇もなく全員の美少女が志願する事実…こんなことって……あってはならないよ
さすが陣容充実してるねキタール
111 :
名無し調教中。:2009/10/29(木) 07:56:16 ID:BvkoaNMH
負けたことのない英雄が生涯初の敗北を喫する
挫折を味わったことのない男の初の敗北
プライドは引き裂かれ精神的な負担から
立ち直るのは困難だろう
ましてや、それを味あわされた相手が女だったら
男にさえ負けたことがない英雄が女との初対決で完敗
変態マゾとなり屈辱を快感に転嫁するしかない
ツィイーの傀儡とかしたトゴンはキタールにスパイとして入り込めたのであろうか
これから欧州は混沌を極めるのだろうがジャンヌの活躍は見れるのだろうか
113 :
名無し調教中。:2009/10/30(金) 23:59:24 ID:PCH1pLXX
セレウコスが破れ恥ずかしめられることによって
間接的に見ている男までプライドを粉砕される
のは良いよね
114 :
名無し調教中。:2009/10/31(土) 01:12:58 ID:UjEdoO+C
サロメが気になる
本当にユリナの指示で
アンナは動いているのか
そぅだとしたらユリナは
サロ メをどうしたいのか
115 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2009/11/01(日) 02:09:57 ID:wHQD/G9I
風邪ひいてしまいました。皆様もお気をつけください。
あら、御大事に
117 :
名無し調教中。:2009/11/01(日) 19:44:51 ID:msdW25yC
インフルじゃなくて良かたっということで
118 :
名無し調教中。:2009/11/01(日) 23:45:41 ID:15CUnLUz
数少ない女上位・男嬲りの大河ファンタジー歴史SS(アマゾネスとの個々の対決も激萌え)
として毎回楽しみにしてます
回復なさるまで無理せずゆっくりしてお大事にしてください
119 :
名無し調教中。:2009/11/02(月) 23:47:59 ID:uZYRsQFh
他に女権帝国もの書いてるさサイトってないよね
ichizoサイトに女支配国物語ってのがあったが
インフルエンザこわいね
120 :
名無し調教中。:2009/11/03(火) 06:17:51 ID:jwpiugUy
いいとこみっけ!
121 :
名無し調教中。:2009/11/03(火) 06:23:23 ID:jwpiugUy
ヨーロッパはぐちゃぐちゃになりそう
12使徒戦争はすでに始まった
123 :
名無し調教中。:2009/11/04(水) 16:02:14 ID:uf5CYHRp
12使徒戦争は男と男の戦いが増えそう…か?
ペニバンにフェラチオさせられ、アナルをパンパン貫かれタイ
まさに男が女に犯された瞬間。疑似ペニスで犯されるなんて
プライドも何もかも崩壊。でもペニバンはないか
ペニバンで貫かれたら風邪も治るよ
126 :
名無し調教中。:2009/11/05(木) 23:20:36 ID:QJcTUHie
大型規制かかってるみたいね
民主党と誰かが揉めたの?
128 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2009/11/05(木) 23:57:48 ID:qLRqd+gX
まだ風邪で体調不良です。もうしばらくお待ち下さい。
よろしくお願いします。
さてセレウコスが風邪で高熱だして体調不良だったとしたら
政権取ったアフスム女性陣はどういう態度に出るだろうね
作者さんお大事に。養生してくださいな。いつも楽しい?エロい小説ありがと
女性の体型は筋骨隆々よりむっちり型のほうが良いよね
男は筋骨隆々が良いけど
現実の格闘技やスポーツでルールの範囲内で比較的男女差の少ない、あるいは無いものってある?
弓道とか鍔迫り合いをしない様に戦う剣道とか? あとソフトボール?
ちなみに中学のバドミントン部は一番うまいやつに限れば女子が上手かった。
ちなみに今まで経験したスポーツだと柔道は無理
弓道は比較的同じ、ただし遠的は無理
このスレ的にはすべてのスポーツにおいて女子のほうが上回りつつある。数年後には陵駕するだろう
が模範回答
剣道は比較的、男女差小さいらしい
ちなみにチェスなんかは男女別
つきつめていくと能力的に男>女らしいね
瞬発力系は男>女
運動神経は分からん
持久力系は男<女で
マラソンの記録とかは男女逆転しそう
135 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/11/08(日) 00:25:59 ID:0sx7mGcR
第5部 黙示録の巻 第8章 暗雲(1)
さて、アンティゴノスの元に使者が帰ってきた。
「……どうであった!? 十字軍の結成を猊下は……」
「残念ながら、ペトル猊下はお認めにはなりませんでした…… しかし、実は帰路、バルガス様の使者として来られた、
アロンソと名乗る僧に会ったのです」
「アロンソ……。レオンやバルガス父子の厚く信頼する、高名博識の若い僧だ……」
使者はアロンソから預かった、バルガスからの書簡を差し出した。
読み進むアンティゴノスの顔は、先程の落胆から、たちまち喜びと感激に包まれた。
「レオン猊下は十字軍の結成を支持して下さっている……。そのためにはあらゆる手を尽くしたい、と!!
これは、あらゆる手を尽くして、我々もレオン猊下らを支援せねばなるまい!」
……アンティゴノスは欣喜雀躍、レオンへの支持を誓ったのである。
「そういえば、アロンソ様はこうも言っておられました…… 真に頼りとすべきはシャルル王などではない!
まさに、オルム大帝こそは当代きっての英傑、彼をこそ頼むべし、と……!!」
「オルム大帝か……。若き日には巨龍を斬り殺し、軍を率いてはあのクローヴィス王の軍勢を破った英雄……
フラン王国を見限り、大帝陛下の元に身を寄せるのもよいかも知れぬ……」
136 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2009/11/08(日) 00:27:59 ID:0sx7mGcR
風邪ちょっとましになりました。ご心配おかけしました。
うぃ〜 復活乙〜
これからもヨロシク
作者乙
現実にこの小説の様な屈辱を味わうのはかなり大変なんだな。
だからこそ小説を求めるのかもしれんが
ちなみにスナイパーは完全に女性優位らしい。日本人には無関係だがね
>スナイパーは完全に女性優位
何の話?
>レオン
チェーザレボルジアの親父みたいな感じの人?
>>139 スナイパーの素質は女性の方がある。
ただし、色々問題あるので基本的には男性しかいない
ないでしょ
有名なスナイパーの一人が女性ってだけ
素質的に女のがあるってのは無理がありすぎる
143 :
名無し調教中。:2009/11/09(月) 21:48:37 ID:rTdqxMHT
現教主のペトルと教主の座を狙うレオン
大まかに言うとペトルにブルグンがつきレオンにフランがつくという構図か
野心を露にした,女など眼中に入らない,男の戦いにアマゾネスやジャンヌがどのように絡んで来るのか
なんか色々軍事と女について調べたら女性兵士の欠点に仲間を見捨てられない、特に死体を放置できないってのがあった。
SM的には男のSより、女のSがきついって事になってるが現実は違うのかね??
145 :
名無し調教中。:2009/11/09(月) 22:59:21 ID:DGeYhCXK
ジャンヌとエリカはすでにフラン陣内にはいってるからね
>>144 マリカの行動こそがアマゾネスの真意
しかし心を鬼にしないといけない時もある
まあS・Mと見捨てる見捨てないは別物…?
>>144 感受性が根本的に違うから
同じベクトルで比較すること自体が間違い
きつさといってもどんな行動をとるか、
どんな肉体的苦痛。精神的苦痛を与えようとするか(そして与えることにどれだけ成功するか)が違うしね。
このスレ的にいえば
「本来立場が低い、でもポテンシャルは高い女が、本来は立場が上の男を引きずり降ろし屈服させるギャップ」
を重視しているわけだから
SMにもありとあらゆるテリトリーや嗜好があるなかから、そのギャップの大きさに沿って評価すべきで
となると必然的にSが女、Mが男の構図が最もきつく素晴らしいものとして評価されることになる
よって女のSの方がきつい
148 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/11/10(火) 02:17:00 ID:fTgYNVzq
第5部 黙示録の巻 第8章 暗雲(2)
……その頃。
ここは、神聖ローマ帝国の支配下にある、イタリア半島の諸侯国の一つ、ミラノ公国である。
イタリア半島は、その強弱の違いこそあれ、帝国の支配に服し、北はロンバルディア平野から南はシチリア島に至るまで、
オルム大帝に忠誠を誓い、貢納金を払うなどの義務を負担していた。
ミラノ公国は、そのイタリア諸侯国中ではヴェネツィア共和国と双肩をなす富裕にして強力な国であるが、
圧倒的に強大な神聖ローマ帝国軍と大帝の勢威の前にはいかんともなすすべなく、大帝の即位後十年を経て、その支配下に服する事となったのであった。
そのミラノ公国を統治する者……ミラノ公たる、ベレンガリオである。
しかし、本日、ミラノの街に壮麗なる姿を誇る大公宮殿が迎えた客は、何と、帝国の仇敵、フラン王国の英雄王子、黒太子エドワールからの密使である!!
「では、我らがオルムめに反旗を翻した暁には、フラン王国は全面的なる支援を賜ると……確かに、エドワール殿下は仰るのだな……!」
「その通りであります!殿下は、イタリア諸侯が、オルムによる圧政に日夜苦しんでいる様を、いたく気にかけておられます……
もしも大公殿下が、帝国の支配を打ち破り、イタリアに自由をもたらすために戦われると仰るならば、……
大公殿下、我が王国はその総力をあげて、ともにオルムを相手に戦うでありましょう!!!」
使者の言葉に、ベレンガリオは大きく頷いた……!!
……戦乱の影が、刻一刻と、静かに近づきつつあった。
149 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2009/11/10(火) 02:24:50 ID:fTgYNVzq
>>139 教主の座を虎視眈々と伺い、そのためにあらゆる権謀術数の限りを尽くす策略家、レオンはそんな人物です。
150 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2009/11/10(火) 02:32:26 ID:fTgYNVzq
ちょっとだけ補足を。
上で「大帝の即位十年後」とあるのは、オルムがブルグン王となって十年後、の意味です。
神聖ローマ帝国皇帝には、まだ即位したばかりなので。
民族移動期のゲルマン部族以外の国名きた
教主は領土あるのかな
神聖ローマとの土地統治権の関係はどんな風なんだろう
書物の著者も二分してるね
153 :
名無し調教中。:2009/11/10(火) 23:15:42 ID:dvytAezv
色々なことが複雑にからみあっていて面白いね
例えばブルグンの遷都やエルサレムの国王問題など
ヨーロッパには何気にアルビジョワ問題もあるしな
155 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/11/11(水) 02:58:47 ID:MifjCLP7
第5部 黙示録の巻 第8章 暗雲(3)
ここで、イタリア半島の諸国について、統治者やその勢力などの概観を記しておく。
まず、諸侯国群中でその富強さにおいて双璧をなすのが、北部の二大勢力、ミラノ公国とヴェネツィア共和国である。
ミラノ公国の統治者は、先に登場した大公ベレンガリオ。
歳は四十。貴人の風格漂う生まれながらの貴族である。
ヴェネツィア共和国は共和制をとってはいるが、実際は貴族階級や富裕な大商人らが構成する元老院による合議制をとっており、
彼らの中から統領(ドゥーチェ)と呼ばれる二年を任期とする政務の執行者が選出される。現ドゥーチェは大商人出身のジョヴァンニ。
更に、海洋都市ジェノヴァを中心とするジェノヴァ候国。海洋貿易で、ヴェネツィア共和国と覇を競う。ジェノヴァ候はカルロ。
半島中部には、主な勢力としては、フィレンツェ共和国と、ローマ教主領が存在する。
フィレンツェ共和国はヴェネツィア共和国とほぼ同様の政治体制をとっているが、近年、その体制に不安要因が多く見られるようになった。
フィレンツェ共和国のドゥーチェたるルドヴィーコは、その強大な勢力を背景に元老院を廃止し、
ドゥーチェの地位を世襲化しようと企んでいるのである。
このエピソードは、「十二使徒戦争」のいわば前哨戦となったイタリア半島を舞台とする諸戦争の一つとして語られるのであるが、
このフィレンツェの動乱の背後に、密かにアマゾネスの影があったことは、ほとんど知られていない。
156 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/11/11(水) 03:06:32 ID:MifjCLP7
第5部 黙示録の巻 第8章 暗雲(3)
さて、ローマ教主領であるが、ここがなかなか厄介であるという他ない。というのは、教主に代わって各地を治めるべき代官らが各地に割拠し、
教主の命に服さず、従って教主領は目下分裂状態となっているのである。
この状態を解消するため、教主ペトルは度々オルム大帝に対し軍事介入を求めてきたが、イタリア半島への過度の介入を好まぬ大帝はこれを拒み、
かえって教主領内の諸勢力に対し、臣従を誓わせるありさまだった。
この事が、ギクシャクする皇帝と教主との関係をより一層悪化させている一因でもある。
なお、教主領内にはペトルと対立し、次第にオルム大帝への接近の度合いを強めるレオンの息子、バルガスの率いる約八千の傭兵部隊がいる。
剛勇の名をもって知られるホルヘなどを擁し、諸国の軍勢に引けを取らぬバルガスの傭兵部隊だが、
彼らの剛勇もこの後すぐ、アマゾネスの美少女戦士エリナによって、思わぬ屈辱を受けることとなる。
半島南部とシチリア島は、そのほぼ全域がナポリ・シチリア王国国王たるルッジェーロの支配下にある。
半島の諸国中、王号を有するのはこの国のみである。
しかし、国土の広大さにもかかわらず、その土地は肥沃とは言い難く、人口密度も北部の諸国に及ぶべくもないが、国王ルッジェーロの武勇は各地に轟いてもいる。
その他諸小勢力もあるが、これらがイタリア六大勢力と言われる諸国群の概要である。
┌ミラノ公国
├ヴェネツィア共和国
├ジェノヴァ侯国
├フィレンツェ共和国
├ローマ教主領
└ナポリ・シチリア王国
ってわけか。
イタリアは女を献上したりしてたんだっけ。ルクレツィアなんかも
158 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/11/11(水) 15:20:19 ID:MifjCLP7
第5部 黙示録の巻 第8章 暗雲(4)
ここは花の都、フィレンツェ。イタリアを代表する豊かで美しい町。
しかし、そのフィレンツェに、何やら怪しげな暗雲が立ち込めつつあることを、市民の誰もが感じていた。
「ルドヴィーコめが、『十三人委員会』を創設する模様ですぞ!」
「何と……あの男の増上慢、もはや看過できぬ! 我らの決断の時が来たというものだ!!」
「然り! 剣の時、炎の時こそ来たれり!!我らのフィレンツェに自由を、圧政者に死を!!!」
元老院議長フェデリーコの邸宅に参集し、ドゥーチェ・ルドヴィーコへの敵意を露わにしているのは、元老院議員たる名だたる大貴族達。
「ルドヴィーコは己の意に従う議員ら十三人に、『十三人委員会』を結成させ、元老院の機能を剥奪しようと企んでおります!
これは、ゆくゆくは元老院を廃し、己が独裁者とならんとの野望の現れ!!!」
「許すわけには行かぬ!賽は投げられた……我らがフィレンツェに自由を!圧政者に死を!!」
元老院議長フェデリーコの言葉に、密かに参集した議員らは一斉に頷いた。
「誰か、祖国フィレンツェのため、破邪の剣を振るってくれる者はいないか!?」
フェデリーコの言葉に、一人の若き議員が立ち上がった。
「私がやりましょう!フィレンツェに自由を!!」
男の名はリカルド。貴族の師弟にして、フィレンツェきっての剣の名手である。
フェデリーコは頷き、厳かに断を下した。
「祖国フィレンツェの国体を破壊し、市民の自由を奪う反逆者、ドゥーチェ・ルドヴィーコに死をもって報いん!!
執行者はリカルド、義を愛する勇士!!諸君、正義の戦士を讃えよ!」
もしかすると本編とは違うところもあるかもしれないが
歴史上で状況が近い時期を参考に6大勢力を地図にしてみた
補足訂正希望
未未未厄厄厄厄厄厄厄?????
未未厄厄厄厄厄厄■厄厄????
未未未治治福厄厄■■厄????
治治治治治福教教教■厄厄???
■■■■治福福教教■■厄???
■■■■福福福福教教■厄厄??
■■■■福福福福教教■■厄厄?
■■■■■福教教教拿拿■■■?
■哥■■■教教教拿拿拿■■■■
■■■■■■教教拿拿拿拿■■■
■沙■■■■■■■拿拿拿拿拿■
■沙■■■■■■■拿拿拿■拿■
■■■■■■■■■■拿拿■■■
■■■■■■■■■■拿拿■■■
■■■■■■細細細拿拿■■■■
■■■■■■■細細■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■
教―ローマ教主領(実質分裂状態)
厄―ヴェネツィア共和国
福―フィレンツェ共和国
治―ジェノヴァ侯国
未―ミラノ公国
拿┬ナポリ・シチリア王国
細┘(シチリア島)
哥 (コルシカ島)
沙 (サルジニア島)
160 :
名無し調教中。:2009/11/11(水) 21:54:21 ID:4/mU/cXp
ルクレツィアとヒルディアはブルグンに支配されたロムルの出身で恨みを持っているだろうな
特にヒルディアは慰み物として英雄王に献上されたわけだが暗殺を企ていたわけで
161 :
名無し調教中。:2009/11/11(水) 23:48:57 ID:lfW4ukVw
思惑が複雑にからみあっているが女が男をジュウリンし支配しドレイにしていく
それだけは間違いない
162 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2009/11/12(木) 00:43:59 ID:EZRNWJs7
>>159 素晴らしい。ありがとうございます。
補足させてもらいますと、ミラノ公国はもっと広い感じです。ジェノヴァ侯国はジェノヴァとその沿岸のみ、もっと狭い感じです。
ヴェネツィア共和国やフィレンツェ共和国、ローマ教主領も周辺部には小諸侯国が多くあるので、もうちょっと狭い感じですね。
私も地図を作ってみたいのですが、なかなかうまくいきませんでした。
これからもよろしくお願いします。
163 :
名無し調教中。:2009/11/12(木) 06:20:56 ID:KZAV+itZ
傲岸で凛々しい黒太子の惨めな命乞いの哀願が見たい
164 :
名無し調教中。:2009/11/12(木) 23:46:11 ID:eZcojlE0
地図上手い
165 :
名無し調教中。:2009/11/12(木) 23:48:57 ID:eZcojlE0
ぢらすねぇ
ぺトルとロドリーゴはローマを追われていたよね
ということは ある程度推測できるがはたして
産卵プレイじらすねw
167 :
名無し調教中。:2009/11/13(金) 05:33:19 ID:D3fw1jRt
英雄だろうが王だろうが市民だろうが裸にひん剥けば全員同じ唯の雄
168 :
名無し調教中。:2009/11/13(金) 23:21:33 ID:nLOMv4QL
↑
大マ王や創造神でさえもな
やっと書き込めた
規制に強い作者さんと地図職人さんいつも乙です
170 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/11/14(土) 00:14:48 ID:VdFDcYuH
第5部 黙示録の巻 第8章 暗雲(5)
散会した議員らは、人目につかぬよう、三々五々退出していった。
リカルドは、大任に興奮していた。
「独裁者を殺し、祖国を救うのだ!まさに、我が家名を正史に刻む時!!」
街角を一人歩くリカルドの目に、ふと、美少女の姿がとまった。
何処の民であろうか、浅黒い肌に近東風のエキゾチックな大きな瞳、高い鼻。すらりとした身体は、周りの男達の目を引きつけていた。
「……あまり見かけぬ女だ……近東から商人らと一緒に来たのであろうか、それにしても素晴らしい美女だ……!」
美少女は、ふとリカルドの方を振り向くと、ニコリと笑った。
「!……!!」
リカルドは、少女の美しさに目を奪われた。
少女はとある宿館の前で立ち止まり、中に入っていった。
……この美少女こそアマゾネスの美少女戦士、エリナである。アマゾネスのパレスチナ侵攻の例にある如く、
彼女の行く処、戦いが起こる……
乙です!
妹はここにも来たか。日の当たる栄光の道を歩いてるな
対称的に姉はなぜか微妙な立場。女王のさしがねか?
>>162 五大勢力にまとまりかけてた頃のイタリアより
小国家が多数乱立してた時代の様子に近いですか
フェラーラとかモデナのような他の国がまだいろいろあるんですね
>>160 ヒルディアたちは元どこ所属だったのかな
それによってブルグンとの政治的かかわりも違ってきそう
172 :
名無し調教中。:2009/11/14(土) 02:39:20 ID:NO5k8kQb
エリカ様は格闘大会で大活躍してくれるはず
屈強な不敗のチャンプらを相手にうっぷんはらし
格闘大会はレオン主催とおっしゃっていた
ぺトルは敗北する
925 名前:アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者[] 投稿日:2009/09/30(水) 01:43:54 ID:qpBbl0jJ
>>922 ちょっと先の話になると思いますが、ローマでバルガスが主催する格闘大会が開催され、そこへアマゾネスの6人の魔女の一人、エリカ様が殴り込みをかけ、
男どもを翻弄する、といった設定で書いてみたいと思います。
これですか。
175 :
名無し調教中。:2009/11/15(日) 00:49:42 ID:ArzzVDf2
読みこみがたらんな!
176 :
173:2009/11/16(月) 23:34:34 ID:oijV2ruC
レオンではなくバルガスでしたね すんません
似たようなもんでしょ
読み込みがたらんことはないと思う
むしろ読みこんでる人っぽい間違い方
178 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/11/18(水) 00:48:00 ID:XieYUBec
第5部 黙示録の巻 第8章 暗雲(6)
ローマでは、バルガス率いる傭兵部隊の激しい訓練が日夜行われていた。
「教主猊下!どうも私は不安です……一体、あんなに激しい訓練をする必要がなぜあるのでしょう!
今、ローマは平和で、外敵の侵入の不安もありません……にもかかわらず、バルガスは傭兵部隊の訓練を重ね、
その戦力は諸国の軍隊に見劣りしないものとなっております!
……まるで戦でも始めるようではありませんか……!!」
「バルガスの傭兵部隊は、このローマ教主領の守備兵として置かれているものだ。
つまり、彼らはこのペトルの命を受けて動くこととなっているのだ……!」
「お言葉ですが、私にはそうは思えませぬ!教主領軍として募兵された彼らは、今や全くバルガスの私兵と化し、その命に服しております……
教主猊下、何卒、身辺にお気をつけになられるべきかと……」
「ロドリーゴよ、案ずるな!神の代理人たる教主に刃を向ける者などいない!
レオンらの動きなど、気にかけるでないぞ……」
さて、更に士気を高めるため、バルガスは部隊中の勇士らを募り、コロッセオで格闘大会を開くらしい、との噂が流れてきた。
179 :
名無し調教中。:2009/11/18(水) 07:06:44 ID:yqwtU3nl
一般兵くらすの男は必要ないので殺し
強い男は子孫繁栄のため精子製造機械として生かす
180 :
名無し調教中。:2009/11/18(水) 07:08:39 ID:yqwtU3nl
思ったより格闘大会が早く始まりそう
強い男を終結させるために良い褒美を用意しないと
181 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/11/18(水) 19:29:19 ID:XieYUBec
第5部 黙示録の巻 第8章 暗雲(7)
「……つまり、俺達の中の最強の男を決めるってわけだな!」
「その通り!だが、考えてもみなよ……やっぱり、それを言うならあのホルヘにかなう男なんてありゃあしねえ!
バルガス様も、我が軍にホルヘあり、と仰った豪傑だ……
間違いなく最強の男はヤツだよ……!」
「いやいや、まだそう決めつけたもんじゃねえぜ……何でも、バルガス様の布告を聞きつけて、教主領はおろか、
フィレンツェやミラノ、シチリアくんだりからも血の気の多い荒くれ猛者どもが集まって来るってえ話じゃねえか!
シチリアなんて言やあ尚武の地、剛勇王ルッジェーロ陛下のお膝元だ……
全く、バルガス様は知恵が回りなさるぜ……こんな催しをなされば、諸国の豪傑どもをこぞって自軍の旗下に入れることができるのだからな!!」
「まあ、ホルヘが優勝するか、それとも他の豪傑が勝つのか!男の中の男を決める、こいつは見ものだぜ!!」
「なあ、ところで優勝した野郎に与えられる褒美って知ってるか」
「何でえ、そいつは……」
「何でも、しゃぶりつきたくなるような美女だそうだ……エリカとか言ったな……この国のもんじゃねえらしいぜ……
二、三日前、ふらりとローマに現れたんだと」
182 :
名無し調教中。:2009/11/19(木) 00:00:02 ID:GosUchqs
国内のみならず隣国からも無敵の豪傑・英傑がつどい
現イタリアぐらいの範囲のなかの最強の戦士をついにきめるときがきたのか
ライバル意識も高いだろうから激しい男と男ならではの格闘が見られそう
183 :
名無し調教中。:2009/11/19(木) 00:06:46 ID:+fihYJzi
男同士の女には入りこむことのできない世界が展開されるだろう
やはり音に聞くあの不敗の豪傑戦士が本命だね
しかし、また続きが楽しみなストーリーが増えてしまった
エリカ賞品として参加か
>>182 最強といってもイ範囲はタリア程度
でも登場人物とその見せ場が増えるのはいいことだよね
185 :
名無し調教中。:2009/11/19(木) 00:32:33 ID:+fihYJzi
優勝して王者・チャンピオンの証、 強い男の象徴
チャンピオンべルトが腰にまかれ、頭には冠が、そして手には・・・
そして将来は軍のトップへと未来は明るいな
久々のエリカ様きたね
面従腹背の気持ちでいるのか
それともユリナ王女とは
もう蟠りはないのか。。。
サロメの件は知っているのか。。
女を商品にするとは・・・良いな!!
男が女をただの物としか見ていない傲慢さや
この世界の今現在の男女関係が表れている
いずれ男は女の力に飲み込まれるわけだが・・・
188 :
名無し調教中。:2009/11/20(金) 23:49:32 ID:S+Ar+ryr
モ ウソウが 膨らみまくり 伝説の終焉 不敗神話崩壊
でも立場逆転したとして
男が商品(または賞品)にされてもちょっとなあ
立場逆転したらさいしょから慰み者晒し物って扱いだろうしな
そういえばツィン元皇帝ヤオー陛下は今どうなさってんだろうな
190 :
名無し調教中。:2009/11/21(土) 07:40:14 ID:nuM+HQal
ゴリアテ軍を無傷で圧倒し打ち倒し
海神ダゴンを奴隷に落し以来のエリカ様の雄姿か
妹は各地で大活躍して姉の影が薄かったからここで
女の強さ・男の弱さを見せつけてほしいな
優勝して無敵の強さを持っていると有頂天になり
観客にその力を見せつけ大歓声を浴び勝利の美酒に酔っている
井の中の蛙男の高すぎるプライドをぐにゃぐにゃに圧し折ってほしい
そしてそれを観客に見せつけ犯してほしい
191 :
名無し調教中。:2009/11/21(土) 23:43:17 ID:oqrSx8S6
何を言っているのだか
ラー軍勢がユディトらを倒しセレウコス奪還
アダがイリナを倒しヤルダバオト様奪還
そしてエリカは慰み物となりコロッセオでオカされることになる
ラーは今一つ存在感がないな。
まだこれからの人か。
193 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/11/22(日) 08:43:33 ID:iRkd7Vbt
第5部 黙示録の巻 第8章 暗雲(8)
カルカソンヌでは、アルビジョワ派とシャルル王率いる十字軍との間に、激しい戦闘が続いていた。
初めは小娘どもの集団とタカをくくっていたフラン軍も、女達の意外な戦闘能力に苦戦を強いられ、捕虜になる者も続出していた。
しかし、たかが女相手の戦との気持ちからか、不利な戦況を誰一人認めたがらず、作戦の修正もされぬまま、
戦線は膠着、フラン軍の犠牲者は増えていった。
また、オルレアン公ルイは、一人また悩む日々であった。
「……何とか王を背後から狙撃する機会はないものか!早くせねば、時機を逃してしまう……」
カトリーヌがシャルル王を殺害して欲しいと望む真意は定かではなかったが、公自身、近頃は王位への野望が芽生えつつあった。
「もはやこうなったならば、何とか口実を設け、王に前線に出てもらおう……そして、背後から射殺すのだ!」
……オルレアン公が自ら、シャルル王の本営を訪れたのは、それから間もなくである。
「陛下……この戦、我が軍の勝利のうちに進んでおりますが、どうかより一層戦局を有利に進めるため、
何卒前線にて軍を督励して頂けますように!!」
194 :
名無し調教中。:2009/11/22(日) 23:21:33 ID:sKM0PfvC
苦戦しても負けそうになってもその事実を認めない、認めたくないんだよね男は
それが最高に良いんだけどね。負けそうどころか負けても認めないからね
自らが奴隷にされて初めて女の強さを認めざるをえなくなる。今さら認めたところでどうすることもできないんだけどね
195 :
名無し調教中。:2009/11/23(月) 00:34:22 ID:Gcm599Pr
シャルル王これは前線にのりだして優位に進めている・・・と思いこんでいる戦をいっきに終わらせるべき
でも前線にでてみるとまさかの劣勢で・・・暗殺するまでもなく・・・
196 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/11/23(月) 02:51:39 ID:VFR+qVYq
第5部 黙示録の巻 第8章 暗雲(9)
代わってこちらはカルカソンヌ、ジャンヌの拠点。捕虜となったフラン軍兵士達が何十人となく大広間に集められ、
全裸で縄目の恥辱を受けていた。
「……武運拙く、我らは女の捕虜となってしまった……
かくなる上は、我らも武人の端くれ、潔い死を与えて欲しい!!」
捕虜のフラン軍士官が言うと、ジャンヌはせせら笑った。
「フフン、あ〜ら、潔く死なせて欲しいですって……そんなもったいないことするワケないじゃなあい……
ふっ、オマエ達にはこれからありとあらゆる屈辱を与えて、責め苛んでやるのよ!
ほら、まずは這いつくばってアタシの脚をお舐め!」
士官の男は屈辱に震えた。誇り高きフランの武人たる者が、魔女に屈服させられ、辱めを受けようとしているのだ……
「ほら、早くおし!でないと、オマエの部下を一人ずつ殺してやるわよ!」
「ひ、卑劣な!……お前達には武人の情けというものはないのか!」
「ウフフ……女にそんなもの通用するって思ってるなんて……ホント男ってバカねえ〜
さあ、全裸で磔にしてやるわよ……玉責めの拷問で裸踊りさせてやるわ!!」
197 :
名無し調教中。:2009/11/23(月) 17:20:29 ID:wM3o3w4z
負ければ潔く死を選ぶ。それが男の美学であり武士道というものだ。
女のように女々しく命を乞うような恥ずかしいことはしない。
意志の弱い、恐怖に打ち勝てな貧弱で醜い女子には男の美学は解るまい。
198 :
名無し調教中。:2009/11/23(月) 19:35:13 ID:XTMYLkLA
↑すべってる合いの手うざいんだけど
199 :
名無し調教中。:2009/11/23(月) 20:42:45 ID:Gcm599Pr
男の敗北がたて続けにおこりそうだ
200 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/11/24(火) 01:01:05 ID:hOOAJ0AN
第5部 黙示録の巻 第8章 暗雲(10)
「ひ、ひいい〜 ど、どうかお許しを……」
ジャンヌの睾丸責めに男はあえなく屈服し、卑屈に命乞いしていた。
「あ〜ら、女に指先一つで屈服させられちゃうなんて、オトコなんてチョロいもんねえ〜!
ほら、罰として裸踊りをおし!尻を振って踊るんだよ!!」
ジャンヌ配下の女兵士や、自分の部下の兵士らが見つめる中、士官は磔のまま裸踊りをして命乞いをした。
「アハハッ、惨めな格好ねえ〜!」
女兵士らの嘲笑の中、その時、幕の背後からスッと現れたのは、目を見張るばかりの美少女。
「……ふふん、アンタ達さあ、まだまだオトコの責め嫐り方が甘いわねえ〜
ほら、アタシが手本を見せてあげるわよ!!」
美少女サロメは、膝までの黒のロングブーツに黒革のビキニ姿、手には使い慣れた風情の鞭といういでたち。
まさに、SMの女王といった風情であり、その美しい顔は邪悪な笑みに輝いていた。
「ほら、サロメ様にご挨拶は!」
美少女は鞭の先で男の睾丸を軽くつつき、屈従の言葉を言わせた。
「ジャンヌ、ヒマだったからはるばる来ちゃったわよ!それから、この近くにある例のものも見せてもらったわ……」
サロメがそう言うと、今までサロメの来訪に喜びを露わにしていたジャンヌの顔が、心なしか曇った……
一体、サロメは何故はるばる、このフラン南部までやって来たのか……そして、一体何を見たと言うのか……!
201 :
名無し調教中。:2009/11/24(火) 01:10:47 ID:iT5nQ28y
サロメ!!?まさか本当にユリ ナを女王の座からひきずりおろす存在になる?
予断をゆるさない神展開
203 :
名無し調教中。:2009/11/24(火) 07:06:51 ID:Rm2Pqizk
あっさり命乞いしてるしw男の美学は?w
204 :
名無し調教中。:2009/11/24(火) 07:11:10 ID:Rm2Pqizk
サロメ女王様のボンテイジファッション良い!存在感はユリナ女王様以上
ってかユリナ様ってまだこの物語で存在感はなっていないよね
格闘大会はどのような形をとるのだろうか。かなり多くの力自慢たちが
エントリーしているのか。それとも名のある戦士たちが出場しているので
怖くておいそれとはエントリー出来ないかな
ジャンヌの睾丸攻めの描写が欲しかった
次のレスで描写飛ばしてあっさり陥落って・・・
ストーリーも楽しみですが、具体的な男嬲り・虐待描写もこの物語の肝(お楽しみシーン)なので
206 :
名無し調教中。:2009/11/25(水) 07:22:14 ID:0rs2t1AS
女対女も始まっっちゃうの?
207 :
名無し調教中。:2009/11/25(水) 23:24:50 ID:BzjT95d2
難しいとこだ
出産とかないのかな
タネは男だとしても育て産むのは女で
原始的にも人口再生産力を握ってる女は重要視されてきたほどの
ある意味女性最大の武器ではあるんだけど
テーマと合わないか。
ユリナの存在感はユリナ外伝で!!!
210 :
名無し調教中。:2009/11/26(木) 20:32:56 ID:MgTKqwKH
まさかのサロメ登場
読めない
「花都大戦 ツインズ・エフェクト2」
12月4日(金) 02:00 〜 04:00 [フジテレビ]
映画 > 洋画
番組内容:(2004年香港)(字幕スーパー)
出演者: コーリー・ユン パトリック・レオン ジェイシー・チェン ジャッキー・チェン シャーリーン・チョイ ジリアン・チョン (4・00終了)
Gコード(72717365)
↑来週フジテレビで放送のこの映画で設定が
女権国家みたいらしいけど。萌える部分はほんの少しかな?
212 :
名無し調教中。:2009/11/27(金) 23:28:29 ID:O1ADaqBp
↑
期待せずに見てみるか
情報サンク
213 :
名無し調教中。:2009/11/28(土) 01:25:42 ID:D9Oehn1z
チャンビオンが叩きのめされるの期待
ガンキも良いしボコされるも良いし寝技でもてあそばれるのも良いし武器対決で血まみれにされるのも良いし
214 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/11/28(土) 02:10:41 ID:Jj+FOtZb
第5部 黙示録の巻 第8章 暗雲(11)
「サロメ様……。こちらにお着きになったのは……?」
「つい今朝方よ。フラン軍の陣営の間を通り抜けて…… でも、例のものの場所を探し出す方が苦労したわ……
ずいぶんと山の中ね」
一体何の話だ……!?
陵辱を受けた士官だったが、まだサロメとジャンヌのやり取りを観察する余裕だけはあった。
「で、サロメ様は……どこまでご存知なのかしら……?」
何か、ジャンヌは戸惑いを隠せない様子だ……?
「ねえ、あれって、『大いなる災い』と何か関係あるのかしら……?」
謎のようなサロメの問いに、ジャンヌの視線は一層鋭くなった。まるで、それは敵を見るような視線だった。
大いなる災いか
意味深な言葉で核心に迫らないで
216 :
名無し調教中。:2009/11/28(土) 12:42:43 ID:E11rWWfH
大いなる災いのことまで調べ上げよとして・・・
本気だなサロメ・・・本気でユリナを女王の座から引きずり下ろして
立場逆転を狙っている・・・女王まさかの惨敗・転落あるのか?
サロメから目が離せない・・・
217 :
名無し調教中。:2009/11/28(土) 12:45:10 ID:E11rWWfH
目が離せないといえば、ジャンヌ軍にまさかまさかの大苦戦を強いられ
自軍のルイからも命を狙われているシャルル・・・
シャルルというよりルイとそのバックに居る女から目が離せない
218 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/11/29(日) 01:55:02 ID:R387dPT+
第5部 黙示録の巻 第8章 暗雲(12)
「分かった!士気を高めるため、予が自ら前線にて指揮を執ろう!」
シャルル王は断を下した。
……しめた!
「では、これより直ちに前線へ!」
「相分かった!公よ、案内してくれい!……」
さて、かねてより手はずを整えていたオルレアン公の配下の兵士らは、王の出御するであろう付近に待機、狙撃の準備を整えていた。
「……王が現れたようだ!」
「仕損ずるな!我が公の御運がかかっているのだ……!」
射手は矢をつがえた。
「王が来たぞ!放て!」
時はアルビジョワ派との戦闘もなく、辺り静まり返る昼時。
突如、一筋の矢がフラン王シャルルへと浴びせられたのだ……
しかし、矢は王をかすめたのみで、近くの木に深々と突き刺さった!
「曲者!……」
「陛下……!ご無事で!?」
お付きの者らは、驚天動地の出来事に騒然となった。
219 :
名無し調教中。:2009/11/29(日) 17:43:13 ID:INtMqz1n
あほだなあ
報告通り十字軍が魔女どもを圧倒しているところを想像して意気揚々と
最前線に赴いたシャルルだったがそこで見たものは意外すぎる光景だった
さしもの百戦錬磨のシャルルも動揺を隠せない
そこにルイからの刺客が呆然とし一瞬無防備になったシャルルを暗殺
のほうが確実だろ。と思ったがルイも十字軍が大苦戦してることを知らないのか
刺客がつかまり洗いざらいしゃべってルイ終わりか???
ジャンヌ く サロメ なのか
221 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/11/30(月) 01:14:22 ID:KmeEWR2p
第5部 黙示録の巻 第8章 暗雲(13)
辺りは徹底的に捜索されたが、下手人はついに発見されなかった。
「一体何者が……!これは由々しき事態ですぞ!」
「なおも捜索を続けよ!予の命を狙う逆賊、誓って探し出して処刑せん!!」
一方、オルレアン公は暗殺失敗に驚愕していたが、下手人が無事逃げおおせたことに一安心していた。
「……まずは不幸中の幸いというべきか。しかし、こうなっては当分、時節を待つ他あるまい……
王は身辺に気を配るであろうからな!」
落胆するオルレアン公であった。
……その頃。
ローマでの世紀の格闘大会の様子を正史に記さんと、ロドリーゴはコロッセオに向かっていた。
血なまぐさいことや荒っぽいことにはあまり興味のないこの青年であったが、やはり史書編纂の大任を負う身、
かかる出来事も正確に記載せねばと考えていたのだ。
しかし、今の彼の頭の中は、他のことでいっぱいだった。
歴代教主の秘蔵書庫から発見した、とある書物の内容がそれであった。
そこには……。
何とも信じ難い、遠い一万年前の太古に起こった、全人類の九割を死に至らしめた、謎めいた大災害のことが記されていた。
仏伊双方で事態が関連しながら進んでいるね
わくわくさせられっぱなしだよ
223 :
名無し調教中。:2009/11/30(月) 07:20:36 ID:lLRDqOAN
線となり戦となる
一万年前、だと…
そろそろ時系列も整理して読まないといかんな
つい十数年前のとは別なのか
ノアの洪水みたいなやつかな
226 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/12/01(火) 00:12:23 ID:p/z5bjrM
第5部 黙示録の巻 第8章 暗雲(14)
その書物には、にわかには信じ難い、遠い太古の世界の事象が描かれていた。
それによると、当時の全人類の総人口は約七十億。世界の至る所に国が存在し、物質文明はその精華を誇っていた。
人類はロケットやスペースシャトルなどというもので月へ行き、馬ではなく自動車や電車などというものを用いて移動していたというのだ。
電話やインターネットというものを使えば、たちどころに異国の者とさえも瞬時に通信が可能だ。
現代の人類とは比べものにならない、便利で豊かな生活を、当時の人類は享受していたというのだ!!
これだけでも信じ難いことだが、では、一体その人類に何が起こったのか……!?
その出来事も、かつてロドリーゴが読んだ書物の中にあった如く、『大いなる災い』と呼ばれている。
しかし、こちらの方は、つい十五年前のものとは比べものにならぬくらい大きなものだった。
これによって全人類のおよそ九割は死滅、その物質文明は悉く失われたのである。
一体、それは何だったのであろうか!!?そして、そもそもこの書物を著したの何者であろうか!?
あらら、このタイミングでSF未来(風)と明かしちゃったか?
228 :
名無し調教中。:2009/12/01(火) 07:12:49 ID:qZMs6GFm
“世紀”がつくだけで燃え度がだいぶ違う
その世紀の格闘大会の事を記すロドリーゴは
そこで何を見ちゃうのか。真実を記せるのか?
スターウォーズは昔の話
229 :
名無し調教中。:2009/12/01(火) 07:13:46 ID:qZMs6GFm
その太古の世界を支配していたのは男だったのか?女だったのか?
ということも気になるな
一万年後に黒海のあたりに生まれたかったです
231 :
名無し調教中。:2009/12/01(火) 23:41:35 ID:8ReseQ1J
まさかの展開の連続すぎるだろw読めない
古代からさまざまな国や勢力の栄枯盛衰がさかんな文明のふるさとアムダリアシルダリアは
このところわずか数十年でアラル海がなくなりかけるほどの変化が出てるんだよなー
悠久の歴史と現代の自然破壊の急激さの対比を思うとたまりませんわ
233 :
名無し調教中。:2009/12/02(水) 22:59:23 ID:IANhMh8e
大いなる災い。につながる出来事なのかな
234 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/12/03(木) 00:17:04 ID:54cdoSDp
第5部 黙示録の巻 第9章 コロッセオでの出来事(1)
コロッセオでの世紀の格闘大会は、ついに決勝トーナメントへと進んでいた。
格闘などにはおよそ興味のない文人青年ロドリーゴであったが、男の凄まじい戦いに何時しか釘付けとなり、
気がつけばローマの鷲、ホルヘに熱い声援を送っていた。
バルガスの呼びかけによって、諸国からは数多の豪傑らが集い、男の戦いを繰り広げたのだったが、
やはり下馬評通り、教主領軍の誇る豪傑、ホルヘがその力を遺憾なく発揮、
このトーナメントでは、最大の対抗馬と言われた挑戦者、シチリアのルドルフォを激しい戦いの末、破ったのであった。
そして、両雄はともに相手の栄誉を称え合い、実に男らしく戦いを終えた。
バルガスはルドルフォをも傭兵部隊の隊長として召し抱えることを即座に発表した。
大会の主役は言うまでもなく男だが、男の戦いに花を添える女も見事であった。
いわゆるラウンドガールの役回りの若い女達は半裸の美女揃い、リング上でにこやかに歩み、男の戦いを引き立てた。
わけても、最も耳目を引いたのはエリカである。その豊かな肉体と美貌は男を釘付けにした。
235 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/12/03(木) 00:22:17 ID:54cdoSDp
第5部 黙示録の巻 第9章 コロッセオでの出来事(1)
「やれやれ、ホルヘの野郎、今夜はあんないい女とヤレるのかよ!……たまんねえぜ!」
「全くだ!だが、聞いたハナシによると、どうやらホルヘの野郎、優勝の勢いに任せて、リング上でエリカをやっちまうらしいぜ!
まあ、最強の男に相応しい栄誉だあな!!
ほれよ!見な、面しれえもんが運ばれてきたぜ!」
見ると、リング上には磔用の柱、首輪や鎖など、およそ格闘大会に相応しからぬ物がラウンドガールらによって運び込まれていた。
「ハハハ、こいつあ面しれえ!ホルヘの野郎、女を磔にして公開調教する気だぜ!!」
リング上に傲然と立つ勝者ホルヘ。そこに登場したエリカの姿に、またもや観衆は湧いた。
236 :
名無し調教中。:2009/12/03(木) 00:32:44 ID:xGs0XKAy
一気に飛んだのか orz
これからチャンピオンへの表彰に期待
大観衆からのチャンピオンへの喝采と歓声
バルガスからの労をねぎらうお褒めの言葉とベルト等の授与
誇り高く・気高く,王者のベルトを高々と掲げ腰に手を当て王者のポーズを取りながら観衆に向かって気炎を吐くホルヘ
男の強さを誇示するような儀式の後にラウンドガールであり慰み物のエリカが最強の男子王者に対戦要求・挑発をして欲しい
遠い遠い未来の話だったとはね
文明がすべて消失するほどの大災害か
天災なのかあるいは
ここにきて「大いなる災い」の真実が明かされる??
これから行われるであろう逆調教?の屈辱を際立たせるために
ホルへが如何にすごい豪傑なのか。の回想シーンなんてどう?
240 :
名無し調教中。:2009/12/03(木) 19:49:51 ID:hVt8cwiV
色々気になることがあるのだが衝撃的事実にもっていかれた
エリカもサロメもジャンヌも気になるけど
これから行われるであろう公開逆敗北・逆陵辱・逆レイプ・逆調教を際立たせるためにも是非
災厄と言えばこの世のノストラ様は予言当たらなかったようだからな
永劫回帰の別の回で予言当てリベンジというわけか
243 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/12/04(金) 01:03:01 ID:mx3WVUZu
第5部 黙示録の巻 第9章 コロッセオでの出来事(2)
さて、最強の豪傑ホルヘやこの戦いに参加した男達を称えるため、ローマ教主領軍最高司令官たるバルガス自ら、リング上に登場した。
「バルガス!バルガス!……」
たちまち、コロッセオはバルガスを称える大歓声に満ちた。レオンの長子としての権勢もさることながら、
バルガスはその軍事的・政治的才能によって、教主領民からカリスマ的人気を得るに至っていたのだ。
しかし、これはロドリーゴにとって、甚だ面白からぬ事であった。
バルガスめの人気が、市民らの間でこれほどとは!……何かしら手を打たねばなるまい……教主猊下に進言せねば!
ロドリーゴの焦りをよそに、バルガスはよく通る朗々たる声で宣言した。
「ローマ市民よ!……今日こそは最強の豪傑、勇者を決する日であった!!
そして、我らの呼びかけに応え、実に百を越える勇者らが、イタリア諸国より馳せ参じてくれたのだ……!!」
またもやコロッセオは、大歓声に湧いた。
「いずれも彼らは音に聞こえた勇者揃い、しかし、その中で輝かしい最強の男の名を手にした者こそ、
ロンバルディア戦争の英雄、トスカーナの黒鷲、我らが豪傑ホルヘである!!」
またしてもコロッセオは、割れんばかりの大歓声に包まれた。
244 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/12/04(金) 02:00:05 ID:mx3WVUZu
第5部 黙示録の巻 第9章 コロッセオでの出来事(3)
ロンバルディア戦争とは、先頃、ヴェネツィア共和国VSフィレンツェ共和国・ローマ教主領の連合軍により戦われた戦争である。
勝利は確実と言われた北イタリアの雄、ヴェネツィア共和国はドゥーチェ・ジョヴァンニ自ら軍勢を率い、
一気に連合軍を壊滅せんと満を持していた。
しかし、勝ち誇るヴェネツィア軍の進撃を破砕したのは、教主領軍の誇る豪傑ホルヘ率いる部隊であった。
ホルヘの一騎当千の猛勇に流れは逆転、ヴェネツィア共和国軍は大敗を喫し、
ドゥーチェ・ジョヴァンニは危うく捕虜となるところであった。
ヴェネツィア共和国の力はこの大敗により大きく後退、教主領軍の軍事力と、ホルヘの名は全イタリア諸国に轟くこととなったのである。
北イタリアの雄、ヴェネツィア共和国軍を破ったホルヘは、そのような豪傑であった。
ホルヘの豪傑たる所以キタ。さすがです
ラウンドガールがエリカ以外にも数名いる
ルドルフォ含む他の決勝トーナメント進出者も標的にするのか
男同士の激しい真剣勝負を見た後に怯みもせずに男に挑むきなのか
闘った男同士がお互い讃えあい認め合う・・・これぞ男の闘い!!
ホルへとルドルフォはライバル同士切磋琢磨し、強くなっていくだろうな!!
247 :
名無し調教中。:2009/12/04(金) 23:26:13 ID:uQmBY+Ji
公開でやろうとするなんてどSだなホルヘ
ラングールが他所にいるのに地名がロンバルディア?
でも過去の歴史があるからそれも関係ないのか
いろいろと仕込みがすごいわ
249 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/12/05(土) 00:29:28 ID:jIkxqrOY
第5部 黙示録の巻 第9章 コロッセオでの出来事(4)
緋色のマントに身を固め、拳を振りかざして市民らを睥睨するバルガスの姿は、あたかも遥か超古代の独裁者を彷彿とさせた。
「ローマ市民よ!……紹介しよう!ロンバルディアの英雄、トスカーナの黒鷲、教主領軍の誇る無敵の勇者、ホルヘである!!!」
おおっ……という津波の如き歓声が、コロッセオを包んだ。
バルガスは自分の誇る最も強い家臣の受ける歓声の大きさに満足を覚えながらも、
その歓声が必ずしも自分のそれを上回っていないことにも満足していた。
「知らぬ者があろうか!この男の雄姿を!……かの大国ヴェネツィアの軍勢を撃破、ジョヴァンニをも捕虜とせんとした勢いを!!」
ホルヘは真っ直ぐにリング上に進み出、両腕を大きく振りかざし、己の勝者であることを誇示した。
二メートル近い体躯に、鋼の如き肉体は、まさしく彼こそは当代の雄であることを示していた。
250 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/12/05(土) 00:31:48 ID:jIkxqrOY
第5部 黙示録の巻 第9章 コロッセオでの出来事(4)
実は、この格闘大会にはフィレンツェ共和国のリカルドも参加していたのだ。
専ら己の腕試しと参加した彼は、やはり剣は随一ながら素手での格闘はさほどでもなく、
しかしながら上位5位に入賞の強さであった。
さて、そんな彼は勇者らを称えるリング上にあって、外国の貴賓らしき人物の来着を見たのであった。
馬車に乗り、多くの騎兵らを従えた人物……。
まさしくそれは、彼が暗殺を狙うフィレンツェ共和国のドゥーチェ・ルドヴィーコに他ならなかったのである!!
しかし、リカルドはルドヴィーコが馬車より降り立った時、歩み寄って来た美少女を見てまたもや驚いた……
251 :
名無し調教中。:2009/12/05(土) 01:09:33 ID:5oy7oXcg
いち格闘大会では終わらせないか さすがですな
でも王者がクツジョクに沈むのはとても楽しみ
252 :
名無し調教中。:2009/12/05(土) 01:23:53 ID:5oy7oXcg
ホルへがもうすぐ・・コウフンする
253 :
名無し調教中。:2009/12/05(土) 07:38:32 ID:nRlqcwSE
254 :
名無し調教中。:2009/12/05(土) 07:41:30 ID:nRlqcwSE
はやくエリカを磔にして公開調教して観客たちを楽しませてほしいな
255 :
名無し調教中。:2009/12/05(土) 07:54:13 ID:+GCLWDOI
2m近い身長に鋼のような筋肉の男の王者も鍛えようのない決定的なキン○マという急所をせめられたら……
イタリア中の戦士が集うのだから喧騒に紛れてよからぬたくらみを企てる輩が出てくるわな
しかし印象的なホルヘとルドルフォの激しい男の戦いを台無しにする愚考だな
皆が男の戦いに感動しているのに
257 :
名無し調教中。:2009/12/05(土) 23:49:38 ID:5oy7oXcg
チャンスだからね
コロッセオでの出来事ktkr
ラウンドガールとは斬新w
男の強さを信じて疑わない見物人の会話イイ!!
まさかユリナ女王様が,ヘロデごときを自らの手で王の座から引きずり下ろすことが出来なかったサロメに負かされ墜ちていくということは…ないよね…
261 :
名無し調教中。:2009/12/07(月) 23:36:25 ID:WQEbmEZR
ある種立場逆転かw
262 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/12/08(火) 00:12:16 ID:UT1F5wfw
第5部 黙示録の巻 第9章 コロッセオでの出来事(5)
アルビジョワ十字軍の当時、サロメがカルカソンヌやベジエ、アルビといった 一帯を探索し、何事かを掴んだであろう事は、
『アルテミア年代記』に記されている。
しかし、肝心の、それが一体何なのか、ということは全く伏せられ、明らかにはされていない。
だが、ジャンヌらとの会話からして、それが何やら大きな秘密であり、アマゾネス女王国建国の謎にまつわる、
そして遥か超古代の文明を壊滅に追いやった、「大いなる災い」と呼ばれる謎の出来事についてであろう事は、容易に推察される。
そしてそれは、アマゾネスにとって、決して部外者が知ってはならぬ、大きな秘密であったのだ。
一体、この地方には何があるのか!!?
このフラン南部への旅行の後、サロメは突如として死を迎えたのであるが、その恐るべき様もまた、『アルテミア年代記』の記すところである。
この話は、もう少し後に詳しく語られるとして……。
物語はローマへ、コロッセオの男達へ、好機を狙う暗殺者へ、そして……。
リング上のエリカへと戻る。
サロメやっぱり死亡か
264 :
名無し調教中。:2009/12/08(火) 19:13:15 ID:qR5stO1+
サロメは身の程をわきまえずに知らなくていい事を知ってしまったんだね
大いなる災いとユリナ女王・アマゾネス建国の謎〜はやく教えてくれ
その前にチャンピオンとラウンドガールはどうなる?
265 :
名無し調教中。:2009/12/08(火) 23:57:23 ID:YvUVdOB6
サロメがヘロデに手を出せなかったのはサムソンがいたからだろ
266 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/12/09(水) 01:25:45 ID:GWawYWQ1
第5部 黙示録の巻 第9章 コロッセオでの出来事(6)
馬車から降り立ったのは、今をときめくフィレンツェ共和国ドゥーチェ・ルドヴィーコその人である。
年の頃は四十前後、豪勢な衣装に身を包み、鋭い目で周回を睥睨しながら歩く様は、なかなか油断ならぬ悪知恵の働きそうな人物と知れた。
「まあ、ルイージったら……待ちくたびれちゃったじゃなあい!」
この男にそう声をかけながら寄っていったのは、周囲の男達も皆振り返るような美少女であった。
……この少女は、あの……!!
そう、彼女は、リカルドがフィレンツェ共和国でルドヴィーコ暗殺の任を引き受けた日、帰りがけに出会った少女であったのだ……。
何と、この女、ルドヴィーコの情婦であったのか……
複雑な思いにとらわれたリカルドであったが、ふと、リング上のラウンドガールの一人が、険しい顔つきで彼女を見つめているのに気づいた。
そして、この二人の女の顔立ちが、姉妹のようによく似ていることにも……。
そのうち、二人の目が合った。
エリナは、自分を見つめる姉を真っ直ぐ見つめ返した。
……お姉さま……あなたの好きなようにはさせないわよ!!
エリナの瞳は、そう言っていた。
すごすぎる神展開
グダグダ
ええええぇぇ 想定外で予想外の展開きた
エリカは独断で行動していてエリナが見張っているという事なのかな
そうするとサロメをそそのかした6人の魔女のあの人も
ユリナの命で動いたのではなく,本当に裏切りなのかもしれない
270 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/12/09(水) 12:30:23 ID:GWawYWQ1
第5部 黙示録の巻 第9章 コロッセオでの出来事(7)
大歓声を浴びながら、バルガスからの賞賛を受けるホルヘ。その顔は誇らしげに輝いていた。
さて、表彰式も一通り終わって、次にはいよいよ男の勝利を飾る余興が始まるらしい。
「よう、見なよ!あの女、あんな格好してやがるぜ!!」
男達は、改めて登場したエリカの姿に湧いた。
エリカは、動きやすそうなビキニに手にはボクシンググラブといった、格闘のできる格好でリング上に登場したのだ……!!
「ケッ……女の分際で神聖な男のリングに上がるたあ、ふざけたヤツだ……!!ぶちのめしちまえ!」
「まあ、そうカッカするんじゃねえぜ!まあ、ただ女をやっちまうのもつまんねえから、女にわざとあんな格好をさせて
格闘の末屈服させ、磔にして責めてやろうって魂胆だろうな!」
「なあるほど!男対女の格闘対決をしようってわけか……へっ、こいつあ面白えぜ!
最強の男ホルヘがクソ生意気な女を楽々と料理し、いたぶる様を堪能させてもらうとするか……!!」
「しかし全く、最近の娘っ子どもはクソ生意気だからな……
たまには、ここらで男と女の力の差を見せつけてやるのもいいかも知れねえぜ!」
271 :
名無し調教中。:2009/12/09(水) 18:59:44 ID:ik4RBAkI
姉妹で争うことに!?ユリナ様も罪な御方だなぁ
>>269 独断だとしたら何が目的?
公開の場で最強の男を負かして存在感を知らしめるため?
作者さん,この格闘大会とセレウコス陵辱,アルビジョワ十字軍は同じ時期に行われていると考えてO.K.ですか?
さしあたって本編の連載部分の出来事の年表(といっても何年も経ってないので年表というのは変か)キボン
外伝や過去の出来事まで入れると膨大になりそうなので
274 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/12/10(木) 00:18:29 ID:sm8Xyl8Z
第5部 黙示録の巻 第9章 コロッセオでの出来事(8)
最強の男対美女の格闘対決。コロッセオは大いに湧いた。
「ホルヘ!早くクソ生意気な娘っ子をぶちのめしちまえよ!!」
男達の声援の中、ホルヘはニヤつきながら、片手を上げて応えた。
しかし、余興とはいえ、コロッセオの熱気は高かった。何かと男と張り合おうとする女に対する男の反感は根強い。
神聖な男のリングに格闘対決の形を取って上がってきたエリカは、そんな女の代表に思えた。
余興は、男対女の代理戦争といった様相を見せ始めていた。これは、主催者であるバルガスにとって、予想外のことだった。
……エリカは、しかし不敵な笑みを浮かべていた。
「ふっ、こんなチャチな道具なんて持ち込んじゃって……ほんとバカなんじゃないの……」
エリカの言葉に、コロッセオの男達は激高した!
「何だと!聞いたか、女の分際で、男に対して何たる無礼な!!」
「ホルヘ、早くやっちまえ!」
ホルヘはせせら笑った。
「まあ、落ち着けってもんよ……娘っ子てえやつあ、何もできねえくせに口だけは達者と来ている……
まあ、これから男の強さをたっぷりとこのうまそうな身体に教え込んでやるぜ!……うっ、うぐうっ!?!」
いきなり、ホルヘの股間に激痛が走り、思わず呻き声を上げた。エリカがホルヘの隙を見て、睾丸をひねり上げたのだ……!!
さっそくやっておるわ!アマゾン節快調だねえ
276 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2009/12/10(木) 00:36:30 ID:sm8Xyl8Z
>>272 その通りです。特に断りがない以上は、同じ頃の出来事と思って頂ければ結構です。
セレウコスの続きや皇帝の決起の話も書かねばなりませんが、もう少しお待ちください。
>>273 年表というほどのものではありませんが、戦争や出来事などを時系列に並べたものを作ってみたいと思います。
もうちょっとお待ちください。
いつも読んで下さっている皆さん、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
妄想つまらん
ワンパターンやの
ワンパターンというなら昔からだな
今さら言うことじゃないわけで
楽しめないなら見切りをつけてどっかにいくのがお互いのため
男が女に勝ってもらっては困りますからな
280 :
名無し調教中。:2009/12/10(木) 07:12:54 ID:0mDC6fHX
卑怯。まだ闘いの合図も打ち鳴らされていないのに攻撃するなんて
しかも反則だと思われる男の急所を攻撃するとは・・
先手を取って金玉狙わないと勝てないのは解るが卑怯
281 :
名無し調教中。:2009/12/10(木) 07:14:30 ID:0mDC6fHX
ホルへにしてみれば格闘対決というよりも格闘ごっこ
仕切り直して時間をかけていたぶって失神させてから
磔にして調教してやってほしい
格闘の時間をちょい長めに取って欲しいのには同意
どちらが勝つにしても10カウントKOや失神KOするまでボコボコにして頂きたい
283 :
名無し調教中。:2009/12/10(木) 20:01:13 ID:/eQxuzFh
虚しくあっさり勝負決まりそうだなw
ここを握られたら最強の王者も終わり
男同士の格闘大会なら暗黙の了解で金は
攻撃しないルールがあるだろうが女は容赦しない
反則でとめてもらうしかない
284 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/12/11(金) 00:04:29 ID:sm8Xyl8Z
第5部 黙示録の巻 第9章 コロッセオでの出来事(9)
「あっ、あううっ……!!」
「ホ、ホルヘっ!!……」
男達は絶句した。最強の男としてリング上に君臨していたホルヘが、ラウンドガールに睾丸を握り締められ、
神聖なコロッセオの中で悶絶させられるという醜態を晒しているのだ……!!
「ひ、卑劣な手を……正々堂々と、正面から戦え!!」
「あ〜ら、笑わせちゃうわ〜!!戦いっていうものは、どんな手段を使おうが、勝てばいいのよ!
そして、負けイヌは勝者の奴隷になる……これがあたし達女の常識よ!
ふふっ、女は男みたいに敗者も讃えたりなんてしないわ!あたしに敗北する者は、皆這いつくばって
無様に命乞いさせられ、ありとあらゆる辱めを受けるのよ!!ほら、オマエもね!」
コロッセオは騒然となった。
「……おのれ、男を恐れぬばかりか神聖な男性器を愚弄するとは!ホルヘ、男の名にかけてこの女を叩きのめしてやれ!!」
ホルヘは背後から睾丸を握っているエリカを、何とか振りほどこうともがいたが、エリカは更に睾丸を握る手に力を入れた。
「ううっ……!!!」
激痛に耐えかね、しゃがみ込むホルヘ。
「あ〜ら、弱虫ちゃんねえ〜!仕方ないから、放してあげるわ!!」
エリカはホルヘの睾丸を放すと、さっと飛び退いて身構えた。
285 :
名無し調教中。:2009/12/11(金) 07:05:09 ID:DFcvYR/X
このラウンドガールはこのまま終わらす事も出来た・・・
最強の男は1度敗北したも同じ・・・
しかも男の戦いを否定され・・・
格闘大会覇者の最強の男が女子の足下に跪き膝を地面に付けた事実
砂に塗れた膝はホルヘのプライドを著しく傷つけたのは間違いない
しかもあの激闘の決勝戦を小馬鹿にしたかのようなエリカの口振り
ホルヘの闘争本能に火を付けたのは間違いない。余興にも関わらず
女の子相手に大人気ないが、本気のホルヘが見られるかもしれない
観客たちの声に答えるべくホルヘは圧勝しないといけない。相手は
ただのラウンドガールでホルヘは格闘大会チャンピオンなのだから
最強のホルヘが苦戦したり、ましてや敗北してしまったら間接的に
観客の男達全員がエリカには勝てない、女には勝てないことになる
男女の代理戦争といっているが男の代表は最強の格闘王者なのだが
女はただのラウンドガールで犯されるために用意された賞品だから
見ている観客達はアマゾネスの6人の魔女だとは知らないのだから
288 :
名無し調教中。:2009/12/12(土) 01:13:48 ID:rT89Irid
タマを狙えばいつでも倒せるかんじが良いよ。タマを攻撃しなくても男は防御せざるをえない
289 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/12/12(土) 03:08:28 ID:9Soc0dMq
第5部 黙示録の巻 第9章 コロッセオでの出来事(10)
「……くっ、くそっ!!よくもやりやがったな!!」
男の睾丸を易々と女に蹂躙され、しかもそれを大勢の人々に見られたという屈辱に、ホルヘは我を忘れた。
「ほら、悔しかったらかかっておいで!男の強さとやらを見せてよね〜!」
「お、おのれっ……!男をコケにしやがって……ぶっ殺してくれる!!」
ホルヘは猛然と女に突進したが、エリカはひらりと身をかわした。
「!!……!」
かわしざま、男を愚弄するように、陰茎をピシリと叩いて飛び退くエリカ。
ホルヘはまたしても睾丸を握られたのかと、ビクッとして一瞬、動きを止めてしまった。
「あ〜ら、最強の男のくせに女に嫐りものにされちゃって……ふっ、アンタ程度の男が最強だなんて、男って女より弱いのねえ〜!」
コロッセオの男達は屈辱でたまらない気持ちだった。
「ちっ、畜生っ……!!男の中の男、ホルヘが女如きに軽くあしらわれ、手も足も出ないなんて……」
「い、いや……男が女如きに負けるはずはない!!ホルヘは油断していただけだ!必ずや男の誇りを守り、
女に鉄槌を食らわせてくれる!!!」
しかし、エリカは冷たい笑みを浮かべ、ホルヘの様子を窺っていた。
序盤の金玉攻撃といい格闘対決の描写最高
卑怯でもなんでもなく、金玉なんて致命的な急所を無防備にぶらさげている男が悪い
「悔しかったら金玉鍛えて出直してらっしゃい」みたいなセリフをアマゾネスにいってもらいたい
肉体的な女の優位性・男の劣等性を演出するためにも玉責め描写は必要不可欠
291 :
名無し調教中。:2009/12/12(土) 09:31:12 ID:XVnxYUw/
精神的に徐々にそして確実に追い詰められて言って欲しいな。そんな馬鹿な…こんなはずでは…このままでは…まさか負ける?ダメだ…勝てない…
見たいな。最強の男が男の戦いを経て決まった舞台で女に弄ばれ,このままでは負けるかもしれない。ハリツケきされ公開調教されるかも。
こうなるとホルヘ一人の問題ではない。見てる男全員が精神的に犯されることになってしまう。バルガスはどうする気だろう
292 :
名無し調教中。:2009/12/12(土) 09:35:54 ID:XVnxYUw/
男の観客達の歓声が状況によって変わって行く様は屈辱をさらに煽る。女の観客は女人禁制でやはりコロッセオには入れないのかな
293 :
名無し調教中。:2009/12/12(土) 19:05:25 ID:z9iBAzYS
>>276 同時期ですか
ある所ではセレウコスがユディトに敗れ産卵プレイを強要させられようとしてる
ある所ではコロッセオの王者がエリカに敗れ磔にされるかもしれない
そしてある所では皇帝が・・・
いたるところで男が女の強さを思い知らされてるわけだね
294 :
名無し調教中。:2009/12/12(土) 22:43:25 ID:ndywmvMe
サムソンの時とは事情が違う。サムソンは事前にM調教されてしまったが。今回のホルヘVSエリカはいきなりのぶっつけ本番。この状況で女が勝ったら、男は言い訳出来ないなぁ
295 :
名無し調教中。:2009/12/12(土) 23:42:50 ID:rT89Irid
10カウントノックダウンも見たいし
しめあげられてシッシンシッキン負けも見たいし
キンテキくらって悶絶KOも見たいし
どんなブザマな負けっぷりを見せてくれるのか楽しみ
エリカにダウンを奪われエリカにカウントを数えられるのもいいな
5ぐらいから観衆の女子もエリカにあわせて大カウントコール
296 :
名無し調教中。:2009/12/12(土) 23:46:56 ID:rT89Irid
ホルヘが負けると決まったわけではないのに
ってか勝つ可能性のほうがはるかに高いのに
はやとちりしてしまった
297 :
名無し調教中。:2009/12/13(日) 00:30:28 ID:pyLfSELb
問題は10カウントという概念があるかだなw
欲を言えば男vs男の一試合とはいわないまでも
試合の一場面だけでも描写して
普段の強さを一度きっちり印象付けといてほしかった
女に翻弄されはじめる前に
299 :
名無し調教中。:2009/12/13(日) 00:36:21 ID:pyLfSELb
確かにね
300 :
名無し調教中。:2009/12/13(日) 15:19:39 ID:uoEQPTmF
万が一,ホルヘが敗れてしまった時のexcuseを考えておかないとな
激しい男の戦いを何試合か戦いきった後で体力的に限界で戦える状況ではなかった
それにもかかわらず言い訳もせず戦おうとしたホルヘは正に英雄チャンプ
301 :
名無し調教中。:2009/12/13(日) 15:30:11 ID:G5tXJRaL
新生女権帝国建設
302 :
名無し調教中。:2009/12/14(月) 01:41:33 ID:w4CrL/WM
たまらんね。続きを妄想するだけでいきそう
負けるはずのない相手に観衆が見ているなかで負けるというシチュエーションはたまらん
負けるわけにはいかない強者であるはずの男の苦悶が聞こえてきそう
304 :
名無し調教中。:2009/12/14(月) 19:04:10 ID:se0MDT8t
大いなる災いに関係しているかどうかは分からないが
アンジェリーカがこんなことを言っているね
「女が男の奴隷ですって?逆よ、男は元々女の奴隷だったのよ
それなのに男は女に反逆し、この世界が誕生した」
これはイリナとアダ・ヤルダバオトとの関係を示してるのかな
それとも太古の文明社会だったときのことを言っているのかな
ラウンドガールに苦戦する無敵の男子格闘技王者というシチュは良いな
総合格闘技などを見ていて1度は妄想するシチュだよね
305 :
名無し調教中。:2009/12/14(月) 19:59:35 ID:2HqDC87x
これエリナは絡んでくるのかな
他のラウンドガールや他の決勝T進出者達やバルガスは?
どうなるんだろ
>>300なんでも言い訳に変え,女より劣ってるとは認めようとしない。これぞ男という性
だからいつまでも女のことを舐めたまま。男はそれで良い
307 :
名無し調教中。:2009/12/15(火) 19:47:23 ID:F1o7HlOW
309 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/12/15(火) 23:48:14 ID:8YUP1Bbv
第5部 黙示録の巻
第9章 コロッセオでの出来事(11)
ホルヘは、目の前に見ていることが信じられなかった。
最強の男の前に立ちはだかっているのは、男ではなく、女なのだ。
思えば、今まで男の前に立ちふさがってきた強敵は、全て男だった。彼には女と戦った経験など、全くなかった。
しかし、そんなことは当然だった。男と対等に戦おうとする女などいはしない。女など、そもそも男より劣る性だからだ……!
しかし、いざ戦ってみると……?!
そうだ、確かに女が男より強い、などとは絶対に言えない。
しかし、女は決して男より弱いわけでもない。両者は、いわばその強さが違うのだ。
もしも、女が男にはない強さも含めてその持てる能力を全て発揮し、男の弱さも知り尽くした上で男に挑戦してきたなら……!!
男は女に敗北する可能性は、あるのだ……!!!
ホルヘは何とかエリカを捕らえ、身体に攻撃を加えようとしたが、彼女はしなやかに男をかわし、翻弄していた。
……一方、リング上が白熱する中、一人リカルドは機会を窺っていた。
皆がリング上に気を取られている隙に、ルドヴィーコを刺殺するのだ……!!
310 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2009/12/15(火) 23:49:21 ID:8YUP1Bbv
>>309 ドミネートショーと陰謀の同時進行か
ほんと神展開だなあ
312 :
名無し調教中。:2009/12/16(水) 00:16:26 ID:cxDi4U/j
最強の男の不動の精神がプライドが女によって揺さぶられている
男のいちだいじに動揺せず事をうまく運べるのだろうか
313 :
名無し調教中。:2009/12/16(水) 12:10:43 ID:VNfon7NP
女子のしなやかで柔軟な筋肉は男の硬くて見掛け倒しの筋肉を量では劣ってるが質では陵駕しているね。
肉体的特徴としては何も付いていないフラットな股間,肉厚的な美尻と太股,長い美脚。下半身の迫力は男を陵駕しているね。
それにつけてイリナの書に記された潜在能力を引き出す格闘術。
男は女に敗北する可能性は……高い
314 :
名無し調教中。:2009/12/16(水) 17:05:40 ID:m2juFpGJ
男の土俵である力勝負でもいつか・・・
すでにパワーでさえも屈伏しつつあるのかもしれない。マフムードは力で負かされてしまった
ラウンドガール達のビキニの色は何色ですか
317 :
名無し調教中。:2009/12/17(木) 19:15:38 ID:1gMl7rZN
認めたくない現実
318 :
名無し調教中。:2009/12/18(金) 00:57:56 ID:pWsAjO2P
319 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/12/18(金) 02:13:08 ID:T3MCQZsa
第5部 黙示録の巻
第9章 コロッセオでの出来事(12)
……し、しかしこの女、疲労を全く見せない……!
ホルヘはエリカの持久力に舌を巻いていた。
何とか身体を捕らえることさえできれば、圧倒的な男の力で女を締め上げてやることはたやすいのだが……!
ホルヘを嘲笑うように、エリカは軽々と身をかわし、挑発していた。
「……フッ、トロいわねえ〜!英雄のくせに女一人捕まえられないなんて!ほらほら、こっちよ!」
エリカは男が皆見惚れるビキニ姿をくねらせ、ホルヘをからかった。
「お、おのれっ……小癪な女めが!」
ホルヘはますます興奮し、エリカを捕らえようと焦ってしまっていた。
男を挑発し、冷静さを失わせる……エリカの作戦だった。
リカルドは、そっとリング横から離れたが、リング上の珍事に気を取られ、バルガス以下観衆の誰一人気にとめる者はなかった。
脇に張られた幕屋に入り、そっと自分の剣を取ったリカルドは、何気ない風で幕屋から出て、
観衆の中をルドヴィーコの見ているところまで近づいていった……。
320 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2009/12/18(金) 02:16:12 ID:T3MCQZsa
>>316 色とりどりです。赤やら黄やら。エリカ様は黒です。
321 :
名無し調教中。:2009/12/18(金) 08:56:47 ID:C3EYr5tD
女のストロングポイントの一つが持久力か。なるほどね。良い設定だ。
服の生地は?
アマゾンは毛皮って設定だった気が
イタリアはミラノコレクションのイメージもあるし服飾が発展してるかな
323 :
名無し調教中。:2009/12/18(金) 15:18:33 ID:6S4+Si2o
ホルヘと男の激闘を演じ敗れたルドルフォはもし
ホルへがラウンドガール・エリカに負けようもの
なら間接的に自身も負けたことになってしまう。
いやホルへだけでなく大会に出場した戦士全員が
男のプライドを犯されたことになる
324 :
名無し調教中。:2009/12/18(金) 19:52:26 ID:BueVHcIM
最強の男の焦燥の表情が見えるような勢い。タダでさえスタミナで劣るのに。
このままヘトヘトにされてしまったらやばい。
誰か冷静になれ、冷静になれば女ごとき楽に勝てるだろ!!とアドバイスしてあげて
325 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/12/19(土) 02:11:03 ID:/MKvwN+Y
第5部 黙示録の巻
第9章 コロッセオでの出来事(13)
エリカを捕まえられないホルヘの表情に、焦りの色が濃くなってきた。
「……どうなさいますか!?全く、予期せぬ出来事にて……」
アロンソが、心配気にバルガスに尋ねた。全く、まさかロンバルディア戦争の英雄、ヴェネツィア共和国軍を一戦にて葬り去った最強の男ホルヘが、
ラウンドガール風情に軽くあしらわれようとは、思いも寄らぬことであったからである。
「……どうもこうも、しようがあるまい!まさかホルヘに助けを出してやるのか!!……そんなことをすれば、
ホルヘの方が劣勢だと認めるようなものだ!」
さすがのバルガスも、眼前の出来事が信じられぬようにやや茫然としているようだった。
「最強の男ホルヘが、よもや女に敗れ去ることなどあるはずはない!!
まあ、落ち着いて戦の帰趨を見物しようぞ!」
しかし、そう言うバルガスの声もどこか不安げだった。
アロンソは、思わず主君の顔を見た。
ヴェネツィア共和国軍との戦いの際、ジョヴァンニの軍勢に追撃されて劣勢だった時も、
ホルヘに万事委ねればよしとして、見事ヴェネツィアを破ったバルガスの自信もまた、
たった一人の女によって揺さぶられていた。
326 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2009/12/19(土) 02:28:05 ID:/MKvwN+Y
>>322 生地までは考えてませんでした。毛皮もいいですね。
男の短所を知り尽くすことで女の長所が分かる
女は男のことを研究し調べ尽くしているのに対し
男は女のことがまるで分からない。戦う相手の姿が見えない
男の短所を知り尽くすことで女の長所が分かる
女は男のことを研究し調べ尽くしているのに対し
男は女のことがまるで分からない。戦う相手の姿が見えない
女など戦う対象になどなるはずがなかったのだから
329 :
名無し調教中。:2009/12/19(土) 07:48:57 ID:P4gCsReV
焦る事はないだろ!女は逃げてるだけだ!!
逃げるだけならどんな弱い奴でも出来ることだよ
弱者が強者と戦うにはこの戦法しかないんだよ
じっくり構えていれば良い
攻撃を仕掛ければ強者につかまってしまう
リスクが生じるから弱者からは攻撃する事は出来ないのだから
逃げてるだけのラウンドガール風情が優勢だと感じるのは間違い
ホルへは戦う前は秒殺して磔にし、簡単に嬲り物に出来ると
考えていただろうし、バルガスや観衆もそうだろう
観衆が見てる前で女ごときに苦戦(本当は逃げられているだけで苦戦ではない)
し、恥をかかされて格闘大会王者の威厳と名声が損なわれてしまう
と考えてしまい焦ってるのだろうが実力の差は歴然
逆に挑発してやれば良い
正々堂々と戦え!男の戦いで相手に背を向けるなど考えられないぞ!!
逃げてばかりでは勝つことはできないゾ!!!と
逃げるしかない女は痛い所を突かれて慌てふためくしかないだろう
どうする事も出来ないよ
こういうわざとらしい合いの手を入れてるの読むと
本文での興奮や感動が一気にさめるんだよな、毎回…
最強の男ホルヘがスタミナに不安を覚えているのは
>>300の言うとおり
>>304 イリナとアダのことでしょう
>>322 生地はナイロン・ポリウレタンでいいでしょう
>>330 このスレに欠かせない要素でしょう
昔からの定番だから欠かせないと言われればそれまでだが
本文があったあと合いの手がないうちに読めれば読後感を乱されなくて済むが
すぐついてることが多いんだよな…
ああいうわざとらしい合いの手が必要って人もいるだろうから
やめろとまでは思わないけど
せめてコテでもつけてくればあぼーんして見ないという選択肢が選べるので
一考してほしい
感想はなしの方向で,ということで良いのかね…書きたいが我慢します
>>331 同意
>>333 合いの手や同好者の感想含めて味があるのが当スレの歴史
特定のわがまま馬鹿のために自主する必要はまったくない
今まで通り女権帝国の妄想・アイデア、感想言って盛り上げてほしい
>>334 あまり攻撃的になるのはやめましょう
荒れちゃうのは残念だから
336 :
名無し調教中。:2009/12/19(土) 23:30:58 ID:2r7b+/Zr
深呼吸
>>333 感想とは明らかに一線を劃してるレベルだからなあ…
感想なら作品に慣れ慣れしくよりかかった鬱陶しさはないし。
これが作者の意図とわかるよう明示してあれば
歌舞伎の大向こうやギリシア演劇のコロスのように割り切れなくもないし
作者がそう誘導したり煽りたてたりしたいんだなと納得もして受け入れられる
でも、せっかく作者の作品のいい余韻に浸ってるところを
おせっかいな他の読者がしゃしゃり出て後味ぶちこわしにしてるんだとすると
いい加減にしてもらいたいんだよな。
やめろとまで言うつもりはないけど、回避する自由くらいは与えてほしい
作者の邪魔になるレスはよろしくないが、特定の読者にとって気に入らないレスはスルーしろよと思うだけだな
339 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/12/21(月) 02:06:19 ID:AkKMcOU6
第5部 黙示録の巻
第9章 コロッセオでの出来事(14)
しかし、エリカも逃げ回ってばかりはいられない。さすがにこの辺りで勝負をつけねば、とでも思ったのか、
徐々にホルヘとの距離をつめ始めた。
「……よ、よし!やっと俺の本領を発揮できるぞ……!!」
ホルヘは内心喜び、エリカを捕らえようとしたが、後一歩のところでエリカは軽やかに身をこなし、逃げ延びてしまうのだった。
「お、おのれっ……卑怯者!尋常に勝負せよ……!!」
「あ〜ら、ケッサクなセリフだこと……女には卑怯なんてものはないのよ!
勝つためにはどんな汚い手でも使う……それが女のやり方よ!負けるヤツは負けイヌ、奴隷にされるのよ!」
エリカはいきなり、腰に備えていた物を取り出し、軽くしごいた。
「?!……それは!!……」
「ウフフ、女の武器と言ったら鞭よ!!さ、お仕置きの時間よ〜!!」
言うなりエリカは上半身裸、腰には格闘用のパンツ一枚の格好のホルヘの身体に、激しい鞭を一閃した。
……ピシイーッ!!
鞭はホルヘの裸の上半身に命中、思わずホルヘはたじろいだ。
あまり鞭になど打たれたこともなかった身体のダメージもさることながら、
不覚にもむざむざと女に身体を打たれてしまったという精神的ダメージも大きかった。
やっぱほかにもサムいと思う人はいたのな。
このスレの歴史だからと言っても、ちょっとくどいというかわざとらしいというか。
たまにならともかく、何回も何回も続けられてもウンザリしない人しか残ってないスレなのかと思いかけてた
やめろと言ってるわけじゃないんだよ
ただあぼーんできるよう毎回特定できる名前だけつけてくれれば。
GJ
343 :
名無し調教中。:2009/12/22(火) 05:57:56 ID:Y3/d8b7k
感想も何も毎回ワンパターンに女が勝つだけの駄文じゃんw
こんな幼稚園児以下の文章に勃起してる変態達キモすぎ
344 :
名無し調教中。:2009/12/22(火) 06:45:24 ID:P/KEcoEU
変態で結構 キモかったら来なけりゃいいだけの事
>>343 だったらわざわざこのスレに来る意味が無いでしょ
というか、そう思ってるのにこのスレ見てる
>>343が
自分の趣味に合った場所も選べないスレ違い人間として恥をさらし
子供じみた説得力無いワルクチで顰蹙買うだけのこと
…などといちいち相手するから
調子こいてかまってもらいに来てるんだろうな
こういう小説読む度に思うんだが、正規のルールあるいは拡張ルールでもいいから男女混合の格闘技ってないのかね?
腐るほどあるリョナ系スレと比べ、女が男に勝つ・虐待する逆リョナ系スレで活発な所は貴重なので、
作者と支援者(感想込みの)は今まで通り頑張ってもらいたい
強いて不満をあげるなら男虐待シーンの分量の全体比だな
もう少し増やしてくれればいいんだが
>>340のような筋の通ってる文句もあれば
>>343のような筋の通らない文句もあるな
>>347 ここリョナか?
それとも俺が知ってるのとは違う意味用法もあるのか
350 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/12/24(木) 02:44:43 ID:WmISN3rP
第5部 黙示録の巻
第9章 コロッセオでの出来事(15)
さて、ラシェワ女王国に到着したプトレマイオスとルトーらの外交団の一行について、ほんの少し触れておく。
女王アドゥアナの都する都市、アドゥーサに到着した一行は、その壮麗さに目を奪われていた。
この地に女王国が勃興するまでは一地方都市に過ぎなかったアドゥーサは、急速なラシェワ女王国の国力伸長と相まって、
アレクサンドリアに匹敵せんばかりの大都市へと変貌を遂げていた。
ここしばらくの間に、ラシェワ女王国とアフスム帝国の力関係は完全に逆転していた。
軍事力においては、アフスム帝国の平和友好政策により軍備が大幅に削減されたのに対し、ラシェワ女王国は軍備拡大政策を押し進め、
彼我の力の差は1対10にまでなっていた。
経済力においても、プトレマイオスはナイル川の使用権は全てラシェワ女王国に属するなどとの条約に調印してしまっていたため、
差を開けられる一方だった。
「……これより、女王陛下に会って頂きます。その前に、あなた方の格好について……」
「何じゃ、国賓たる我らの格好に、何か問題があるというのか?」
「我がラシェワ女王国においては、男性とは即ち奴隷階級を意味します。よって、男性たるあなた方にも我が国の風習に従い、
全裸になって土下座をし、女王陛下の脚を舐めて礼を尽くさねばなりません……!!」
鞭を持ち出したのか!
金玉喰いで名高い女王様
はたしてその実情をまのあたりにすることはできるのか
353 :
名無し調教中。:2009/12/25(金) 09:21:43 ID:QBqAtWv/
話には挙がっていたが登場するのは初かラシェワの女王様
横にはペニスのオブジェが飾られてるんだよね
354 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/12/25(金) 23:36:18 ID:M9jbHtgU
第5部 黙示録の巻
第9章 コロッセオでの出来事(16)
「何と……国賓たる我らが、そのような屈辱的なる姿で女王に対面せねばならぬとは……
どうか、そのような事をしなくてよいように、女王陛下におとりなしを願えまいか……」
「それは無理です。アドゥアナ女王陛下にお会いになるには、男たる者は一切敵意なき事を証し立てるため、
武器はおろか一切の持ち物を持たず、全裸にて拘束された姿でお会いするのがこの女王国の常道です!
あなた方にも従って頂きます!さもなければ、あなた方の切望される『北アフリカ共同体』の建設はおろか、
一切の両国の友好関係は無に帰すものとお思い下さい!」
「いや、それは困る!今や我が国の経済発展は、ラシェワ女王国の一手にかかっているのだ!是が非でも、女王陛下にお会いし、
先の我が国の侵略戦争を謝罪し、北アフリカ共同体の建設を認めて頂くことにしか、我が国の生き残る道はない!」
かくして、プトレマイオス以下ラシェワ訪問団は、全裸土下座、女王の脚舐めの屈辱をあえて受け、
女王と会見することとなったのである。
「……ほら、男ども!とっとと歩けよな!!」
こうしてプトレマイオスらは全ての持ち物を没収され、全裸にされて首輪をつけられ、少女兵士らに引き立てられて、
女王アドゥアナ以下のラシェワの女貴族らが待つ居室へと向かっていた。
まずは、全員で女達に土下座して、先の侵略戦争を謝罪せねばならない。
>持ち物を没収され
玉や竿のことかと思ったよ
356 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/12/27(日) 11:49:25 ID:W1AZUXRx
第5部 黙示録の巻
第9章 コロッセオでの出来事(17)
「ふふっ、あ〜ら、女に鞭で打たれちゃった!!やっぱり男は鞭で打たれてる姿がお似合いよね〜!
アダとイリナの昔から、これがホントの姿なのよ・・・うふふ、さあ、お次は素っ裸に剥いてかわいがって
あげるわ!!」
「うう、女め・・・胡乱な世迷い事を・・・!!」
「ホルヘ!!女に大きな口を叩かせておかないで、早くやっちまえ!!」
観衆の男たちは一様に激高していたが、ロドリーゴは愕然としていた。
・・・アダとイリナ・・・!!?禁断の書、『アルテミア年代記』の神々の名だ!!
決してその存在を世間に公表する事などあってはならぬ物語の・・・!!!
この女は、アマゾネスか・・・!?
ロドリーゴは、バルガスらにこのことを告げ、エリカを捕えさせようかと考えた。
・・・いや、しかし、それはまずい!なぜ女がアマゾネスと分かったのか、と問われれば、
『アルテミア年代記』の存在を公にせねばならぬ!!そのようなことはできない・・・
「お、おのれ・・・!!」
ついにホルヘは我を忘れたかのように、エリカに向かって突進した!!
・・・すると・・・!!
エリカは長い鞭を投げ縄のように勢いをつけ、ピュンと繰り出すと、鞭はグルグルと幾重にもホルヘに巻きつき、
身体を固く縛り上げてしまった!!!
「うふふ、ほんとにお馬鹿さんねえ・・・!ほ〜ら、縛られちゃった・・・もうオマエはあたしの思いのままよ!!!」
357 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/12/27(日) 14:05:49 ID:W1AZUXRx
第5部 黙示録の巻
第9章 コロッセオでの出来事(18)
いきなり長鞭に巻きつかれ、胴体もろとも両腕を拘束されたホルヘは勢いあまって転倒し、リング上に倒れてしまった。
「あ〜ら、女に転ばされちゃって・・・ ほら、こうしてやるわよ!!」
仰向けで起き上がることのできないホルヘの顔面に、エリカはどっかりと腰を下した。
「うっぷ、ううう・・・・」
「ホ、ホルヘっ・・・!!」
コロッセオの男たちは、あってはならない、あるはずのないことが眼前で起こっている事を、
否が応でも認めざるを得なかった。最強の男、ロンバルディア戦争の英雄ホルヘが、女の尻に敷かれ、
呻いているという最大の屈辱を大観衆の面前で晒しているのだ!!
「こ、これ以上闘いを続けさせては甚だまずい事になります・・・!ここにいる出場者ら総がかりで
あの女を捕え、口封じに殺害するしかありません!!」
「バカな!!それではホルヘがあの女よりも弱い、あの女に屈服させられてしまった、と皆で認めるような
ものだ、と先にも言ったではないか!!断じて、ホルヘ一人の力であの女を倒させねばならない!!」
しかし、そのホルヘは無様にもリング上でエリカの尻に窒息させられ、もがき苦しんでいた。
「ほおら、苦しいかしら・・・あははっ、惨めねえ〜!あのヴェネツィア軍を撃破した英雄が、たった一人の
女の尻の下で降参させられるなんて・・・あら、そのパンツの中も苦しそうね!」
ホルヘの股間は、窒息させられているせいか、明らかに分かるほど勃起してしまっていた。
「ふうん・・・あんまり苦しそうだから、楽にしてあげるね!」
「ううっ・・・ぷぷ・・・くっ・・・」
ホルヘはもがいて抵抗したが、女の力の前にあえなくパンツを剥ぎ取られ、とうとう大観衆の前で
素っ裸にされてしまった。
「ほらほら、恥知らずねえ・・・皆の前にチンポ晒しちゃって!!これからコイツをじっくりといたぶってやるわ!!!」
358 :
名無し調教中。:2009/12/27(日) 17:16:37 ID:QbNr/bcn
さすがに格闘王を格闘で負けさせるわけには行かないな
>決してその存在を世間に公表する事などあってはならぬ物語の・・・!!!
こういう事情も交えつつ
屈服シーンも充実でいいねぇ
360 :
名無し調教中。:2009/12/28(月) 17:40:28 ID:JYclEA6t
これは良いね
しばらく見れないけど作者さんはじめ皆さんよいお年を
来年もよろしく
363 :
名無し調教中。:2009/12/31(木) 13:06:20 ID:6Zn8SO+0
一年間乙
364 :
名無し調教中。:2010/01/04(月) 00:18:41 ID:Z85xzxVk
オメ!!
365 :
名無し調教中。:2010/01/04(月) 17:23:55 ID:HmLOWQ6+
今年もよろしく!
作者さん今年もよろしくお願いします
今年、初カキコ。。ってかdion規制多すぎ・・・
ところで、もう感想書くなって言われた人達あっさり居なくなっちゃったな
律儀と言うか聞き分けが良すぎると言うか
誰も文句言わないから本人は面白いつもりでやってたら
実はウザがられてたと知ってショックだったんじゃねw
俺はかなり寂しいぞ
書き込みもかなり減ってしまったし
そういう俺も感想書くのは自重しているが。。
荒れるのが一番イヤだからね
単に規制だろ>書き込み減った
>>370 作者的には感想ない方がありがたいのかな
その感覚が理解できない
自分ならなにがしかのリアクションあった方が嬉しいと思うんだが
あれこれ要求しすぎるのはウザいってのなら分かるけど
あけましておめっでとう
373 :
名無し調教中。:2010/01/05(火) 10:18:16 ID:FGXyYxJW
あけおめ!!!
本気の格闘対決を見たかったが鞭を取り出してきたか
でもこれを口実にしてホルヘを助けられないかな
素手対素手の対決に武具を持ち出したんだから
>>371 元々自重するしないにかかわらず
感想はおろかGJすら少ない特殊な場だからね
感想でもねぎらいでもない合いの手の語りの方がはるかに多い
375 :
名無し調教中。:2010/01/06(水) 09:09:01 ID:q4gYqzIj
GJや最高。って何も考えなくてもかけるからな
このスレって皆、結構真剣に「無敵の英雄」さんのSSを
読んで感想書いている人が多かった
376 :
名無し調教中。:2010/01/06(水) 10:15:34 ID:e97+wpKX
>>371 叩かれてたのは普通の感想じゃなくて
何か合いの手みたいなのじゃなかったか?
>>375 それもずいぶん失礼な話だな>何も考えなくても書ける
ま、そういうただGJだけってのもあんま無かったけど。
それとも
>>375にとっては
ああいう変な合いの手のことを真剣に読んだ感想というのかな
それに疑問を持たない少数の人間の自称『感想』で支えられてた期間が長くて
独特のノリができてしまったのかな
あけおめ〜
と言いたい所だが年始から読者同士の議論やめんかね
合いの手に関しては、嫌だと思う者がコテハン付けの要望出して、
それ以来登場してないのが現状、でいいじゃないか
今までの感想を蒸し返すとかマイナー中のマイナー嗜好同士で
自分たちの首を絞めるようなもんだと思うぞ
沙汰止みになってたのに
蒸し返したのは
>>367か
>>375 同意
「GJ」「最高」だけでなく、感想(合いの手)含めて歴史のあるスレなのに、
良い雰囲気に水を指されて残念だった
(自分は気の利いた合いの手レスはできないが)
Mスレはマイナージャンルという分をわきまえず、気に入らないと身内を批判する馬鹿が出現して、
雰囲気が崩れて荒れることが多いが、とうとうここでも例に漏れず、馬鹿がファビョりだしたかという感じで、正直驚いた
合いの手をけなされた一人が根に持って
自分を正当化したり
感想と言いはったり
恨み事を繰り返したりしてるだけw
ここはまず小説「無敵の英雄」とその作者ありきの場なんだが
済んだ話を年明け早々蒸し返すわ
なんか履き違えてるな
むしろあんなまぜっかえすようなレスつけられて作者が気を悪くしなかったのが不思議なくらいだろ
好意だろうし愛読者だろうから
目に余っても表立っては言いにくいんじゃないかな。
お笑い番組の笑い声やテロップのみたいな物で
わざとらしかったり寒かったりくどい時も多いけど
ある種の雰囲気を作り出すなどのいい面もあったから
一概に悪いとは思わないけど
本編が投下されると感想もないまま合いの手が何レスも続いてることもある
あれはひどい
普通に考えれば、合いの手入れるにしても
何らかの感想や挨拶的なものを先に入れてから
改めてやるのが礼儀だとは思うな。
このスレは合いの手や考察、感想とか雰囲気出てて良かったけどな
くどい感想語りも時にあったりして、さすがにどうかと思った事もあるが、
そこは雰囲気壊して荒れるのも嫌だし、ただで読ませてもらってるわけだし、普通にスルーして大人の対応をしてた。
「無敵の英雄」は、合いの手ありきのこのスレの雰囲気の中で投下され続けてきたわけだし。
自分が気に入らないとギャアギャア騒ぎまくりスレの足を引っ張る、リアル糞厨房が騒いだおかげでブチ壊しだな
385 :
名無し調教中。:2010/01/10(日) 21:53:47 ID:F+2tavyp
無敵の英雄さんは規制に巻き込まれているだけだと信じたいところ
386 :
名無し調教中。:2010/01/10(日) 22:07:24 ID:y51gWw7I
今読み返してるが良いね
>>384 大人の対応ができてませんね
どうして悪化した雰囲気をさらに悪化させようとするかな…
変態マゾどもが!
俺も見返すか
>>387 ホントは作者が見解出すのが一番なんだけどな(名無しで参加してるかも知れんが)
合いの手してた古参住人は、厨房にクレームつけられたら、一気におとなしく自粛した
作者自身の意向なら、荒れもまったくなかったはず
作者が別に気にしてなかったなら、残念な展開になってしまった
(もっとも厨房が古参住人みたいに大人しく作者の声に従うかは疑問だが)
読み返そうと思ったがヤオーの敗走の場面のみで逝ってしまった
これはセーフかな?一応感想だよね
392 :
名無し調教中。:2010/01/11(月) 18:44:46 ID:JvuzX4UB
気にしすぎw誹謗中傷以外やスレ違いでなければ良いんじゃないの
もしくは作者さん自身が不快だと思わない限りは
ふむ
やはり女の武器はムチだよね
でも格闘対決に武器を持ち出すとは
格闘を分かっていない
>>390 合いの手をしてたのが古参で
文句つけたのが厨って何だよそれ
古参でもうざいなと思ってた人間はいるぞアホ
>>395 作者でもないのに今まで続いていたものを、気に入らないから騒いで雰囲気壊すお前みたいなアホは、
古くからいようが厨房には変わらないだろボケ
>>395 うざいと叩かれた当人はそりゃ穏やかな気分ではいられないでしょうから
>>390が当人だとすれば
相手を厨呼ばわりし続けることや、古参をきどって自己正当化を繰り返すのも
おちついた後も蒸し返すことも分からなくもないですね
そうでないなら、やっぱり
>>390はちょっと公正さを欠いてるとは思います
>>396 合いの手が雰囲気を壊すからどうにかしてほしいという意見はありますが
合いの手をやめろという意見はなかったのでは?
ただ識別回避用のコテかトリップをつけてほしいというものだったと思いますが
まだやるのですか・・・
合いの手?ですか
もし作者さんがそれを嫌がっているのなら
こんなに長く続きませんよ
そして今,この論争が原因かどうかは分かりませんが
更新が滞っている事実を重く受け止めるべきです
皆,作者さんのSSの続きを読みたいんでしょ
だったらもう辞めましょ
僕は結構感想は書いていたので気に食わなかった部分があったかもしれません
ですから書くのを自重しますのでそれで終わりにしてください
>この論争が原因かどうかは分かりませんが
>更新が滞っている事実を重く受け止めるべきです
分からないのに何か勝手に決めつけて受け止めるの?
仮にこういうやりとりのせいで作者さんが書かないのだとすれば
よけい出てきにくい環境を作ってるだけでは?
>だったらもう辞めましょ
>ですから書くのを自重しますのでそれで終わりにしてください
口ではやめようと言いながら
消えかけた火に油注いだり煽いだりするようなことをしてるのは何故?
辞めるならこういう話題を黙殺して作品の話でも振ればいいんじゃないのかな
せっかく
>>386さんたちがスレを正常化しようとしてたのに。
401 :
329:2010/01/12(火) 08:00:41 ID:ZC7XHk5D
合いの手を書いていた張本人の一人です
荒れる原因になって申し訳ないです
これからはカキコはせず影ながら見守らせて
戴きますので、つまらない争いは辞めて下さい
万が一、レスつけるときは名前に合いの手と
入力しますのでNG登録しておいてください
それから329以来のカキコなので自演はして
いません。証明する術はありませんが
>>401 別に書き込みを遠慮する必要はない
要求は「NGできるようにしてくれ」なんだから
合いの手と入れるよりもトリップつけるのが一番いいと思うよ
これで鎮静化するといいな
一方的な厨扱いは論になってないし
そのままでも、反論が来ても雰囲気悪くする一方だった
>>357 絶妙な場面のまま止まってる
ある意味ホルへ晒しプレイですな
合いの手なんて一回もしてないし、時にウザイ(良いときもある)と思いながらも、
作者のSSとセットでそういう雰囲気を長年、なんだかんだで楽しんでいた者にとっては、
一部のアホのために雰囲気ブチ壊されて、最低の展開だな
トリップだのなんだのここまでわがまま放題振舞って、作者じゃあるまいし何様のつもりだか
またあなたですか。いつまでたってもしつこいですね
スレの雰囲気悪化がいつまでも必要以上に続いているのは
403のような人のせいですよ
403(´・ω・)カワイソス
スルーが吉
407 :
名無し調教中。:2010/01/15(金) 03:21:21 ID:Y2pzOGgk
ちんこワッショイ!!
\\ ちんこワッショイ!! //
+ + \\ ちんこワッショイ!!// +
. + Σ;;;;)∩ Σ;;;;)∩ Σ;;;;)∩ +
( ´・ω・`)ノ ( ´・ω・`)ノ( ´・ω・`)ノ
+ ノ つ ノ つ ノ つ +
. (⌒),、 ヽ. (⌒),、 ヽ (⌒),、 ヽ
 ̄ し''  ̄ し''  ̄ し''
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ちんこワッショイ!!
\\ ちんこワッショイ!! //
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規制くらってるだけだといってくれ
409 :
名無し調教中。:2010/01/15(金) 23:34:09 ID:79NlEgqK
作者のまとめサイト見てないのか
ま、無駄に騒ぎを長引かせた人にはいい薬かもな
規制中でこっちに書き込めないのだとすると
この機にWikiの方で用語集や年表や登場人物リストや地図を充実させてもらえると
とても嬉しい
無理にというわけではないけど
411 :
名無し調教中。:2010/01/16(土) 15:48:35 ID:mOgvmFXz
wikiはじめて見たけれどアイオーンと言う名前の人物が要るね
登場はしていないが
ヲワッタ……と思っていたので良かった。皆仲良くね
413 :
名無し調教中。:2010/01/17(日) 15:25:08 ID:nNTqEtTw
>>411 ユリカ…エリナの友人の美少女兵士。17歳。
というのもいた。
作者さん忘れてしまうのか、たまに出てこないキャラもいるw
414 :
名無し調教中。:2010/01/17(日) 17:09:26 ID:C8/pbKNT
ツィイー様の雄姿が又見たい
がサロメみたいに出すぎた事をして消されそう
ホルヘの負けは確定,どうやって負けるか見物だがホルヘも格闘大会チャンピオンとしての意地を多少見せてもらいたい
416 :
名無し調教中。:2010/01/18(月) 14:31:46 ID:O/r1kc51
このまま顔騎で失神KO負けかもね
顔騎といえばアンジェリーカ様だけど
顔面騎乗って最高に卑猥で最高に屈辱的な技だね
アンジェリーカ良かったな
尻と顔面騎乗をここぞとばかりに強調してあって。
6人の”魔女”ごとに性格やスタイルにも個性がありそうで先が楽しみだ
e?ホルヘ負けたの?
絶賛公開処刑中だよ
wikiのエリカ欄参照
すでに葬られた事になっている
お、ほんとだ
じゃあ回想でいいからホルヘの昇天描写読みたいな
>>420 ひでえ
ま、どのみちここまできて立場逆転はありえないが
でも「葬り去った」にもいろいろあるからな
文字通り殺した場合もあれば
ただ負かしたときや、社会復帰できないほどメンツをつぶしたときなどにも使う
423 :
名無し調教中。:2010/01/21(木) 16:34:33 ID:rluJSV5s
・格闘トーナメントの覇者ホルヘが初の敗北をラウンドガール相手に喫してしまうシーンがはやく見たい
・最強の男が女子に負かされた事実を目の当たりにした観衆やアロンソ・バルガス、他のラウンドガール達の反応が見たい
マトメ更新されてるのね
十字軍がわかりやすく
アンジェリーカの死の天使たる所以がココよりもはやくWIKIに掲載されるかも?
426 :
名無し調教中。:2010/01/23(土) 14:34:42 ID:eh8tk4Fn
wikiでも興奮する・・・アンティオキアの大虐殺の全貌が明かされそう
しかしこのスレでも読みたい・・・
十二使徒戦争に第二回十字軍か!
刮目して待て!ってやつだな。
女権アマゾネスと男権エルサレムが対決して決着せずに先に続くということは
屈服させられかけて先延ばしのじらしプレイか?
あちこちつながって壮大なスケールで先が楽しみすぎる
428 :
名無し調教中。:2010/01/24(日) 16:50:47 ID:V+MBmuur
ホルヘはどうやって負かされるのかな。このまま成すすべなく窒息KOかな
429 :
名無し調教中。:2010/01/24(日) 21:59:33 ID:eDGt3v6O
はぁはぁ。。読み返しているが結構ドミネイトされてる男権帝国の戦士、多い
16将に数えられるマフムードは腕相撲で力負けし、その後格闘でさえも完敗
最初の方は飛ばし飛ばしで読んでいたのでマフムードは発見だった
自分は最初に読んだのがベルゼブブのところで、フル○ッ○して貪るように読み返したな
新規読者っているのか知らないけど、今から全部読もうとするとたいへんだろうな
そこで力を発揮するのがまとめサイトか。
今のところは連載のかわりの新情報や人物リストが主だが
年表あらすじなどのまとめが増えていくと復習しやすい
ところでWikiniコメントできるらしいけど書いた人居る?
余計なこと書いてしまったら申し訳ないし
おそれおおくて書き込めない
現在史書関連が充実してるね
昨日見た時ときとくらべて
出典のところが増えてたりする
中国方面と、イリナの書は別口として、
アルテミア年代記・列王伝・聖戦記は現在進行で相互言及されながら更新されてる感じなのかな。
年代記では、女権側と男権側のプロパガンダ戦略みたいなのがありそうな雰囲気は前々からあったけど
列王伝と聖戦記にも、対立する教皇派皇帝派の正当論みたいなのがかかえこまれてるということか。
また読みなおして勢力関係を整理しとこう
433 :
名無し調教中。:2010/01/25(月) 08:01:36 ID:bLDGyU0q
男権派が書いた史実には嘘が多いということは分かっている
ベルゼブブについては伏せられている・
オーがエリナに負かされ捕虜にされた事については捏造されている
等など、意図的に伏せられている、もしくはねつ造されていることが多々ある
アルテミア年代記に関してはどうなんだろうか
アダとイリナの話は男権帝国のアダムとイブを真似て造られた様にも思うが
434 :
名無し調教中。:2010/01/25(月) 08:02:43 ID:bLDGyU0q
オー → ヤオー
>>430 ベルゼブブの敗北いいね。他のサタンら大悪魔や大天使の屈辱も見たい
437 :
名無し調教中。:2010/01/25(月) 20:20:34 ID:au8z0i9u
┌─┐
|も.|
|う |
│来│
│ね│
│え .|
│よ .|
バカ ゴルァ │ !!.│
└─┤ プンプン
ヽ(`Д´)ノ ヽ(`Д´)ノ (`Д´)ノ ( `Д)
| ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄|─□( ヽ┐U
〜 〜  ̄◎ ̄ . ̄◎ ̄  ̄◎ ̄ ◎−>┘◎
文献充実
真偽顛倒
四字熟語ですか
エリカ
↓
以柔制剛
↑
ホルへ
>>438 歴史書シリーズの更新がきてるね。
今のところ参照文献になってたのは一通り出そろったかな
帝記がツィン、南北がキタール
歴史書というと数世代以上過去という古いイメージだったが
ここではそれぞれ自分の王朝や勢力の正当性の広告材料という
生々しいものなんだね。
史書ってのは本来そういう位置づけだったんだろうなと改めて思い、感心した。
サムソンは最終的にどうなったのか本当のところはわからんのよね
現実と虚構のはざまで
真相は別にあるかも知れないわけですな
どんでん返しの可能性も残しておけるすばらしいアイデアだ>史書
444 :
名無し調教中。:2010/01/28(木) 15:46:01 ID:aY+0itTU
ホルヘvsエリカの寝技の攻防楽しみ
このままオシリに圧され、女の下でなすがままもがくしかないのかな
445 :
名無し調教中。:2010/01/28(木) 23:29:47 ID:Z5HU+utV
ムチにからまれ腕の自由もうばわれているからきびしいねホルヘ
446 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2010/01/28(木) 23:46:36 ID:zhfzmBnF
皆様、ご無沙汰しております。やっと書き込みできます。
447 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/01/28(木) 23:55:39 ID:zhfzmBnF
第5部 黙示録の巻
第9章 コロッセオでの出来事(19)
不敗の格闘戦士ホルヘは、ただ一人の女の手で、絶体絶命とされてしまった。
両腕胴体を雁字搦めにされ、顔面騎乗で窒息に追い込まれるという恥態を晒してしまっているのだ。
最強の男は女の尻の支配下に置かれ、必死でもがいていた。
「ホルヘ!……し、しっかりしろ!!」
「ああ、何たることだ!トスカーナの黒鷲、ロンバルディアの制覇者ホルヘが名もなき女風情に敗れ去るのか!?」
素っ裸にされ、窒息しそうになり、苦しむホルヘの陰茎は無様にも勃起していた。
「やだ〜あ、皆の前でフリチンにされて勃起しちゃって〜!ふふ、オマエってマゾの気があるのよ!
いいわよ、徹底的に公開調教してドマゾに仕込んでやるから、覚悟おし!!」
観衆の男達は大混乱となった。皆、目に見るものを信じられず、聞くものを信じられぬといった様子で、
自分達の理解の範疇を超えた出来事に、一体何が起こっているのか把握できず、ただ怯え、戸惑っていた。
それはあたかも、男達全てがエリカただ一人によって打ち倒され、陵辱されようとするようなものだった。
448 :
名無し調教中。:2010/01/29(金) 00:08:57 ID:cCaUGF3p
うわ〜〜〜規制解除おめでとう!!!!!
お帰りなさいませ作者さん!!!
449 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/01/29(金) 02:10:36 ID:GfsZ0nwe
第5部 黙示録の巻
第9章 コロッセオでの出来事(20)
「ほら、コイツに手枷足枷をはめてやるのよ!」
エリカの声に、ラウンドガール達はおずおずと周りに集まった。
「あ〜ら、何もビビることなんてないわ……!
これはれっきとした格闘よ。アタシはこの男と戦い、屈服させてやった、そうよね!……
ここにいる皆が自分の目で見ていることだもの!!」
「な、何を言うか!鋼の肉体を持つ英雄ホルヘが、小娘風情に敗れようはずはない!」
あまりのことにたまらなくなったバルガスの側近が声を上げたが、もはやこの場の誰もがそんなことは思っていなかった。
「うふふ……。さあ、コイツにビンタしてやりなよ!」
エリカの声に、ラウンドガールの一人が進み出て、仰向けに組み伏せられているホルヘにビンタを喰らわせた。
ビシイーッ!!
「ああ……ホルヘが、女如きに陵辱されて……」
「アハハッ、面白〜い!ほら、アンタは唾を吐きかけておやり!」
ロンバルディア戦争では幾万もの戦士を蹴散らした英雄ホルヘは、今やただ、女達によって陵辱されようとしていた。
「ふふふ、アタシ、ココをイヂメたくなっちゃった〜」
ラウンドガールの少女の一人が、目をキラキラさせながらホルヘの睾丸を握り締めた……
450 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2010/01/29(金) 02:14:47 ID:GfsZ0nwe
また書けるようになって、本当に嬉しいです。これからもよろしくお願いします。Wikiの方もこれを機に充実させていきたいと思います。
おかえりなさい
>>309 の見解は、ホルヘの心の声なんですか?
それともナレーション的な感じ?
>ホルヘは、目の前に見ていることが信じられなかった
から始まっているのでホルヘの心の叫びだと思うのですが
そうだとするとホルヘはこの時点で女子に負けるかもしれない。と
負けたことのない男が、敗北を意識してしまっていたということか
453 :
名無し調教中。:2010/01/29(金) 20:47:23 ID:wmsCuU+a
またよろしく
ホルへがんばれ
454 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2010/01/29(金) 23:53:01 ID:GfsZ0nwe
>>452 まあ、ナレーション的なものとお考え下さい。これからもよろしくお願いします。
455 :
名無し調教中。:2010/01/30(土) 00:16:20 ID:m2N23khU
色とりどりのビキニになぶり回される最強の男はぁはぁ
でも一対一の対決をオンナ側から放棄したな
ルドルフォら大会に出た格闘戦士たちが助けにはいる口実はできた
そういえばここはまだ男権のまっただ中か
先のイベントから考えて、このまま女の好き勝手がまかり通りつづけるわけはなさそうだが
はたして止まるのか?
457 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/01/30(土) 02:28:08 ID:buIbE7q+
第5部 黙示録の巻
第9章 コロッセオでの出来事(21)
リング上の混乱をよそに、リカルドはルドヴィーコの元に忍び寄った。
うまい具合に、その地位や情勢にも関わらず、ルドヴィーコは数多具していた従者らを遠ざけていた。
情婦らしい美少女とゆっくり観戦しようというのだろうか、リカルドにとって、これほど好都合なことはなかった。
しかし、リング上で女がホルヘを組み伏せると、周囲は次第に混乱し始めたため、各所に衛兵が走り始めた……。
まずい……裏目に出たか……だが、今時機を逸すれば、果たして機会はあろうか!!
その時、エリナがこちらに気づいた。
!!……!
彼女はルドヴィーコに寄り添いながらも、軽くリカルドにウィンクし、微笑んでみせたのだ!
彼女の笑みの理由が分からず、リカルドは一瞬、立ち尽くした。
我らの企みは、既にルドヴィーコに知れているのか!!それとも……!
……その頃。北イタリア、ミラノ公国では、大公ベレンガリオが密かに軍勢を召集していた。
先にもあった如く、大帝オルムに反旗を翻さんがため……!!!
しかし、当のベレンガリオも、まさか己の行為が、世界を揺るがす大乱の幕を開けることになろうとは、思いもしない……
黙示録の封印の一つが、解かれようとしている。
物語は、大きく動き出した!!
458 :
名無し調教中。:2010/01/30(土) 07:41:46 ID:4d4HxMXm
エリカ様強すぎる・・・
封印が解かれるのは2度目か?
全てが解かれたら一体何が起こるのだろうか
エリナはエリカを見張っているんだよね?
460 :
名無し調教中。:2010/01/30(土) 21:50:23 ID:UVz/M3he
461 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/01/31(日) 02:18:47 ID:R/HRv63W
第5部 黙示録の巻
第9章 コロッセオでの出来事(22)
「陛下!ついに決起の時が参りましたぞ!!……プトレマイオスらは遠くラシェワへと旅立ち、今や絶好の機会!」
そして、ついに巨大な時の歯車は、ここでも大きく回転しようとしていた。
アフスム帝国皇帝ナディン・ラーが、ついに軍勢を率いてプトレマイオスやクレオパトラなど、
ラシェワへの融和を進める女権派へのクーデタを起こそうとしていたのだ!
「陛下の呼びかけに応じ、三千の兵らが馳せ参じました!」
「うむ、よくやってくれた!!これより、余が陣頭指揮を執る!
魔女どもは大広場にて行われる、セレウコスへの処刑を見物している由……
まずはここを襲撃し、セレウコスを救出するのだ!
英雄セレウコスを奪還し、合力して事に当たれば、クレオパトラ、イザベラ以下、魔女どもを葬り去るのは容易き事!
戦士らを呼べ!宮殿前の広場に参集せよ!!」
時を置かずして、ナディン・ラーの宮殿前には数千の兵士たちが集結していた。
「皆の者!余の悪政の結果、今日の帝国の衰微を招きたる事、実にこれ余の一身に帰すべき責たること、天地に明白なる事実である!!
然るに、にもかかわらず余の元に諸君ら参集し、帝国の復興を期して共に戦ってくれるとは……!!」
皇帝、兵士ら、共に涙にむせた。稀代の愚帝と言われたナディン・ラーが、今や己の行いを悔い、名もなき兵士らに感謝しているのだ。
ラウンドガールに男の一番大事なところ(睾丸)握り締められて、
公開拷問される屈辱を味わう展開にも超期待
463 :
名無し調教中。:2010/01/31(日) 15:12:59 ID:rCgLNZ0t
アフスム随一の勇将セレウコスがユディトに敗れて公開処刑
目覚めたアフスム帝国皇帝ナディン・ラーの帝国復興を賭けた決起
ロンバルディアの英雄にして格闘大会の王者ホルヘvsラウンドガール
この3つが同時進行していると思うとめちゃくちゃ興奮する
ラーの決起はどういう結末を迎えるのかなあ
464 :
名無し調教中。:2010/01/31(日) 17:20:34 ID:0kBSJ+XQ
ラウンドガール一人に負けもてあそばれ屈服するチャンピオン・・・良い!!!
465 :
名無し調教中。:2010/01/31(日) 23:37:29 ID:s0OEagdR
どう男が言い訳するか
466 :
名無し調教中。:2010/02/01(月) 00:13:15 ID:pC6wBDFu
男権の巨星アフスムがついにおちそう
進展進展
扉も開くみたいだし
467 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/02(火) 01:52:31 ID:K8HZh61p
第5部 黙示録の巻
第10章 産卵プレイ(1)
さて、これよりはエリカVSホルヘの男女対決の帰趨並びにルドヴィーコの命を狙うリカルドの運命と平行して、
セレウコスの処刑の様と、皇帝ナディン・ラーの決起について語る。
「うふふ……英雄のクセに、女奴隷にいたぶられるなんて、惨めねえ……」
全裸にされたセレウコスは女達の見守る中、首輪をつけられてイヌの真似をさせられていた。
「さあ、アスワン大虐殺の罪を悔いて、アタシ達の前で土下座し、謝罪するのよ!」
「ハ、ハイ……わ、私めは……アスワンの戦いの折、数多くのラシェワ兵を殺害し、……ここにいる女性の方々を強姦しました……」
見物の女達から歓声が上がった。ついに英雄セレウコスは、己の罪を認め、女の軍門に下ったのだ!
真実が如何なるものかは、どうでもよいことであった。歴史を自己の陣営に都合のよいものに構成し、それを語ることで、敵を制することができる……
セレウコスは、獄中で女達に責められながら、犯しもしなかった「戦争犯罪」について教育という名の調教を受けていた。
自分の犯した「犯罪」を懺悔させ、ラシェワ=善、アフスム=悪の図式を確立、ラシェワがアフスムを支配、統制することが合法化されたのだ。
セレウコスはまだまだ引き立て役としての使い道があるんだな
使いでのあるキャラだ
469 :
名無し調教中。:2010/02/02(火) 21:31:52 ID:cQ6FmQzU
女の軍門に下る。。良い言葉
完全にクップクさせる産卵プレイ楽しみ
470 :
名無し調教中。:2010/02/03(水) 23:54:44 ID:9K26z0Me
ついに産卵プレイのときがきた 皇帝は間に合い奪還できるのか見物
471 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/04(木) 00:07:09 ID:jEkeoXY+
第5部 黙示録の巻
第10章 産卵プレイ(2)
「では、只今から戦争犯罪人セレウコスの処刑を始めます!!」
イザベラの号令の下、ついにセレウコスの処刑が始まった。
「まずは、被害者の少女達によって犯罪人セレウコスを思う存分陵辱してもらいましょう!!」
アスワンで、セレウコスらに暴行、強姦されたと称する少女らがセレウコスを取り囲んだ。
「ほら、土下座して詫びなよ!」
「ふっ、まずは全員でビンタよね〜」
英雄を思うまま陵辱する権利を合法的に与えられた美少女らは、目をキラキラさせながらセレウコスにビンタし始めた。
「ハ、ハイ、私めは皆様を武力に任せて暴行、強姦致しました……最低の、畜生にも劣る人間です……」
「フフン、ホント畜生にも劣るわね!これからたっぷりと償いをさせてやるわよ!」
拘禁中、自虐史観と洗脳教育を施されてきたセレウコスは、剃毛された陰茎を勃起させ、先からは惨めに汁を垂らしながら美少女達の脚を舐め、震えていた。
「お前のような変質者は、これから畜生として扱ってやるわ!まずは、ニワトリの鳴き声の練習よ!!」
>第10章 産卵プレイ(1)
>第10章 産卵プレイ(2)
サブタイトルに笑った
この上ない直球なのな
473 :
名無し調教中。:2010/02/04(木) 07:08:22 ID:C3H89VrO
はぁはぁ
474 :
名無し調教中。:2010/02/05(金) 17:43:41 ID:tKonBW+U
ホルヘとセレウコスが違う場所で同時に女にまかされるなんてすごいことだ
>>468 サムソン達と同様、名の有る王、英雄、将軍やホルヘのような格闘技チャンピオンは
一滴残らずプライドを搾り取られ最終的には性奴隷として女の玩具となり精子を搾り取られる
弱い男達はすぐに殺されるが強い男は使い道がたくさんあるし、最終的には子孫を残すための道具にされ終わり
476 :
名無し調教中。:2010/02/06(土) 16:02:49 ID:eevDSCGh
帝国
男権の史書に書くことができない出来事ばかりだなw
女権の史書にはしっかりと明記してもらいたい
478 :
名無し調教中。:2010/02/06(土) 17:53:54 ID:6Lkw7iiZ
エリナは何故ルドヴィーゴに接近してるのかね?
お姉さまの思い通りにはさせないわと言っていたのだけは覚えている
479 :
名無し調教中。:2010/02/06(土) 23:31:23 ID:u6p8U77T
エリカとエリナも複雑だな
姉妹にまだまだ エリザ エリコ エリス などがいますw
急造のリーメスで金毛人政権のエルサレムを包囲し陥落させた
六人の魔女イリス配下の新進気鋭の隊長エリコ
彼女の名を冠して、エルサレム王国東方に築かれた長城は
エリコの壁と呼ばれることとなる
なんてね
481 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2010/02/07(日) 00:11:21 ID:2Zt52ykW
感染性胃腸炎になってしまい、倒れています。回復しつつありますが、皆様もお気をつけください。
産卵プレイ書いてたからじゃ(ry
お大事に〜
483 :
名無し調教中。:2010/02/07(日) 00:19:17 ID:ECwGaiWe
セレウコスのノロイか
484 :
名無し調教中。:2010/02/07(日) 03:47:14 ID:6FCrnG3I
もしかして作者さん、ゲーセンで働いてない?
485 :
名無し調教中。:2010/02/07(日) 07:45:29 ID:6aItwXJv
ノロウイルスかいな
こんなはずが〜 こんなはずでは〜
のような男の心理的に屈服していく描写や思考もちょっと欲しい
487 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/08(月) 00:09:13 ID:GKtvEu7Q
第5部 黙示録の巻
第10章 産卵プレイ(3)
「コ、コケ〜コッコ!コケ〜コッコ……」
「声が小さいわよ!このニワトリ野郎!!」
首輪をつけられたセレウコスは、鳴き真似をさせられて勃起していた。
「全く、どうしようもないマゾねえ……!ふっ、アタシ達を強姦した罰に、オマエはこうしてマゾに堕とされ、辱めを受けるのよ!!」
見物の女達も、かつての英雄を蔑み、罵った。
「このヘンタイ!!マゾに堕とされて、たっぷり罰を受けるがいいわ!……アハハッ、しっかり見てやるから!!」
男達は、アフスムの男を象徴するセレウコスが、名もなき少女などによって屈辱的な刑罰を受けるのを見て、
まるで自分達が女達によって罰を受け、犯されるような気分になっていた。
「ふふふ、さあ、セレウコス、何をして欲しいのかしら?!」
少女の一人が、乳首をコチョコチョと嫐ると、セレウコスはあえぎ声を上げて悶えた。
「ほら、ちゃんと言えないと金玉をいじめちゃうわよ!!」
少女は、指先でピンと軽く睾丸を弾いた。
「ハ、ハイ……皆様の手で私めの尻穴に卵を入れて頂き、ニワトリの鳴き声を上げながら引き回しの上、
産卵しながら射精するという芸を披露させて頂きます……」
マゾの快感に悶えながら、セレウコスは屈従の言葉を口にした。
488 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2010/02/08(月) 00:14:44 ID:GKtvEu7Q
おかげさまで、何とか回復しました。まあ、沢山の人に接する仕事をしておりますもので。お見舞のお言葉、ありがとうございました。
回復おめ
接客?しながら男が嫐られる大河ロマンを構想する作者さん、素敵です
接客とも限らんでしょ
あ、でも医者や講師みたいなのもセールス回りも接客っちゃ接客だな
客でなく仕事相手が多数ってこともあるな
491 :
名無し調教中。:2010/02/08(月) 07:16:58 ID:ZNczqJWY
ああいい
いらん話題ふってすまんかった
バイト先の社員の人と病気のタイミングが一緒だったからさ
いわれのない罪で幽閉され、いわれのない罪で究極に辱められるセレウコス様かわいそう
だけどユディトに勝てば開放されていたわけだから、
負けて捕らえられ辱めを受けていると考えれば戦時下の状況なら仕方ないか
494 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/09(火) 00:05:38 ID:GKtvEu7Q
第5部 黙示録の巻
第10章 産卵プレイ(4)
……その頃。
フラン王国国境を越え、密かに神聖ローマ帝国に入国した男達の一群があった。
「何者だ!……」
直ちに誰何する帝国の守備兵。
「我らは、アフスム皇嗣ヘラクレイオス殿下、並びに亡命アフスム政府首班アンティゴノス閣下らの一行であります!!
何卒、大帝オルム陛下にお会い致したく!!」
ヘラクレイオス、アンティゴノスらは、ついにフラン王国を見限り、神聖ローマ帝国への亡命を敢行した。
これより、何が起こるのであろうか……
「アンティゴノスよ!……よいか、如何なる手段を用いても、ペトルをローマ教主の座から引きずり下ろし、レオン猊下を教主の座に据えるのだ!!!
そして、対ラシェワ十字軍を送ることを決議させる!……
金毛人らの力を借りて、ラシェワを倒すのだ!!」
ヘラクレイオスの声は、力に満ちていたが、今彼は自分達が巨大な歴史の歯車を回そうとしていることには、つゆ気づいていない……
この同時進行はリアルタイム感が出て良いな
496 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/10(水) 00:08:28 ID:U5lp1WDy
第5部 黙示録の巻
第10章 産卵プレイ(5)
……一方、エルサレム王国では、ジキスムント王(形式上は摂政)が重臣らを召集、会議が開かれていた。
「余は、アマゾネスとの開戦を決意した!現国境であるラタキアからマアッラを結ぶ地域を越え、少なくともオロンテス川以南を我らがものとするのだ!
あわよくば、アンティオキアをも奪回する!!」
ジキスムントの決意には、政略的な思惑もあった。
未だ正式にエルサレム王と認められていない自分の立場を、アマゾネスとの戦いに勝利することで強化、
自身の求心力を高めるというものであった。
……この北伐に勝利し、アンティオキア、サン・シメオンまでをエルサレム王国のものとすれば、もはや我が聖戦の英雄としての名は磐石!!
大帝陛下とても我が功績を認め、我をエルサレムの王と認められるであろう……
これが、ジキスムントの思惑だった。
「ウォルスングよ、アマゾネスらの近時の動向は如何!?」
「はっ、相変わらずアマゾネスは、北東からのキタールの動きに備えねばならぬため、主力を南に回す余裕はなさそうです!」
「なるほど、これぞ好機!開戦致すぞ!ラタキアを攻撃する!!」
かくして、局地戦とはいえ、後の第2回十字軍の前哨戦となるラタキアの戦いは、その幕を開けたのだった。
北伐?
ああそうかエルサレムに十字軍国家があったんだった
だれか現在の情勢まとめておくれ
498 :
名無し調教中。:2010/02/10(水) 07:39:50 ID:D1gs5f9L
ちくしょう寸止め焦らし
499 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/10(水) 15:45:25 ID:0AMmCkda
第5部 黙示録の巻
第10章 産卵プレイ(6)
「う、うぐ〜っ、は、早く産卵プレイをさせて下さいませ〜」
「あははっ、情けない声出してんじゃねえよ〜」
セレウコスは少女達に睾丸をグリグリと責められながら、尻穴にタマゴを挿入されていた。
「もう何度も獄中で練習したからできるわよね〜」
「早く皆様に見てもらいなさいよ! ほら、入ったわよ! ニワトリ、鳴け!!」
「コ、コケ〜コッコッコ! コケ〜コッコッコ!・・・」
見物の女たちは笑い転げ、周囲は爆笑の渦に包まれていた。タラス河畔の戦い、アスワンの戦いはじめ、アフスム帝国軍の総帥として
激しい戦いを指揮してきた英雄セレウコスは、女の力で屈服させられ、奴隷にされてしまったのだ。
これは、この地が名実ともに女権国家へと変貌していく象徴的な出来事であった。
そして、男達は皆一様に精神的に女に打ちのめされ、打ちひしがれ、屈従していった。
ラシェワは、ただの一矢も射ることなく、また、一戟の剣も用いることなく、帝国アフスムを屈服させたばかりか、その男達を精神面でも
奴隷化するのに成功したのである。
様々な諸条件があったとはいえ、これには、プトレマイオスやルトーら、アフスムの愚かな政治家らの責任があるといえよう。
「コ、コケ〜コッコッコ・・・」
「ほら、射精したいんなら早く言えよな〜」
「あ、ああ、はひい〜・・・早く出したいですう・・・」
「ほら、鳴きながらタマゴをひり出せよ!! このニワトリ野郎!」
「コ、コケ〜コッコッコ・・・み、皆様、私は罰を受けて、タマゴをひり出しながら射精するという産卵プレイを致します・・・
ど、どうか、ご覧になって嘲笑して下さいませ〜」
「ふふふ、じゃあ、鳴きながらオナニーしてごらんなさいな・・・」
「は、はひい・・・わ、私はオナニーを致します・・・」
セレウコスは激しくオナニーを始めた。それは、数百年の歴史を持つアフスムが、ついに女の前に崩れ落ちた瞬間だった。
500 :
名無し調教中。:2010/02/10(水) 16:12:44 ID:gargx00T
尻がアンジェリーカ様だから
太ももは誰に期待しようか
>>500 そこのU-siaって、アマゾネス・サーガに相通ずるところがあるよね
まだ始まったばかりだが女性崇高国が男の世界を塗り替えていきそうな感じが
アフスムは遂にセレウコスが女の前に崩れ落ち崩壊一歩手前まできた(あとは皇帝残すのみ)が
英雄王神の剣率いるブルグンも崩壊に向けて一歩進みだしたのかな
503 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/10(水) 17:23:06 ID:0AMmCkda
第5部 黙示録の巻
第10章 産卵プレイ(7)
・・・一方、ラシェワの都、アドゥーサではプトレマイオス、ルトーその他ラシェワ訪問団一行が、全裸で女王アドゥアナの前に土下座していた。
ラシェワ女王アドゥアナは身長178cm、歳の頃は30前後か。褐色のその肌を包む衣服は、その気候の故か、ビキニのような薄く短いものしかなく、
その妖しげなまでの肉体美と美貌は、全ての男を虜にした。
「ふふふ・・・やっと挨拶にきたようね・・・」
「は、はい、・・・アフスム皇帝陛下に代わり、謹んで女王陛下に先の戦争の謝罪と反省の意を表しに参りました・・・」
「ふっ、じゃあ、まずはあたしの脚をマッサージしなさいよ・・・」
全裸で土下座するという屈辱に加え、一国の宰相が奴隷の如くマッサージを命じられるとは・・・
しかし、ここで彼女の機嫌を損じては、念願の『北アフリカ共同体』の建設はおろか、急速な経済成長を続けるラシェワとの友好関係は台無しとなる・・・
504 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/10(水) 17:26:19 ID:0AMmCkda
第5部 黙示録の巻
第10章 産卵プレイ(7)
「ふふふ、オマエがアフスムの宰相プトレマイオスね・・・オマエ達が求めている『北アフリカ共同体』の建設・・・認めてやるわよ。
但し、オマエ達はあたし達の出す条件を、全て受け入れること・・・それなしには、お断りよ!!」
「ハ、ハイ、女王様、私はアフスム帝国最高の権力者であり、皇帝ナディン・ラーでさえ我が意向には反することはできません・・・
よって、私がここで承諾すれば、アフスム帝国内には反対する者など一人もおりません・・・」
「ふふ・・・じゃあ、しっかりやるのよ・・・今後あたしの機嫌を損じるようなことがあったら、承知しないからね!!」
かくして、ラシェワ・アフスム両国による『北アフリカ共同体』建設に当たり、決定されたのは以下の事項であった。
1.アフスムは帝国の称号と、皇帝の称号を廃止。その君主は王を称することはできるが、ラシェワ女王に対し、臣下の礼を尽くさねばならない。
2.歴史教科書は、ラシェワの立場から記述されたもののみを、アフスム国内で使用することができる。教育においては、男性は女性に対し、常に謝罪と反省の
念を持ちつつ生活するよう、諸教育の場で徹底されねばならない。
3.アフスムに在住するラシェワ人は、アフスム国内の全ての選挙権をはじめとする参政権を行使できる。
4.ナイル川は、ラシェワが優先して使用。
また、賠償金の支払いは、先に決定された通りであるが、更に増額されていた。
アドゥアナは初登場?
姿を現したのは
507 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/11(木) 00:55:33 ID:3tpXv4Pi
第5部 黙示録の巻
第10章 産卵プレイ(8)
もうしばらく経てば、アフスム皇嗣ヘラクレイオスらの亡命の知らせが入ってくるはずの、こちらは神聖ローマ帝国、ポツダムの
サン・スーシ宮殿である。しかし、既に宮殿内は、突如もたらされた知らせに騒然となっていた。
ミラノ公べレンガリオが皇帝に謀反し、挙兵・・・国境を固め、帝国軍と対峙中、というのである!!
「・・・一体、べレンガリオの目的は何だ!?」
軍議を前に、前線に潜入させてあった使者から敵情を聞きだそうとするハーゲンの表情は厳しかった。
ハーゲンは帝国十二騎士のリーダーであり、大帝オルムの片腕と頼む英傑。大帝とは同年代であり、歴戦をともにしてきた名将への
皇帝の信頼は厚いものがあった。
「・・・やはり、如何にミラノ公とはいえ、帝国に叛旗を翻すが如き大事を図るには、他の大国の支援があってこそかと・・・」
「・・・フランか!! おのれ、シャルルめ、エドワールめが!!! いつまで我が帝国を恨み、平和をかき乱さんと企む気か!!・・・」
ハーゲンは激怒した。
もうすぐ軍議が開かれる。大帝陛下は軍勢を南下させ、反乱を抑えるだろう・・・ミラノ公だけの問題ならば、どうということはない・・・
しかし、これで戦は終わりではない・・・ほんの始まりに過ぎぬのだ・・・!!
べレンガリオの反乱は、巨大な、この世の終わりの如き戦乱の幕開けに過ぎない・・・
ハーゲンは、その時、そう確信していた。
堰を切ったように
怒涛の更新!
すばらしい!
509 :
名無し調教中。:2010/02/11(木) 03:53:49 ID:Qe7SZ45M
アドゥアナ様、、迫力満天
510 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/11(木) 12:49:18 ID:3tpXv4Pi
第5部 黙示録の巻
第10章 産卵プレイ(9)
こちらはアマゾネスの都、アルテミア。もっとも、近時は女王国の拡大と強大化に伴い、アナトリア地方の都市、
アンゴラが首都としての機能を有するようになり、女王ユリナも専らこちらに居住、国政を執っている。
アルテミアは女王国の国土全体としては、むしろ北辺に偏しすぎていると考えられているのだ。
近頃のアルテミアで人々の耳目を引くものとしては、亡命女王サロメの壮麗な邸宅と、その中で夜な夜な行われる
酒池肉林の狂宴である。
「ほら、とっとと歩きな!!」
「ひ、ひい〜っ・・・」
今宵も引き立てられ、全裸で一列に歩かされているのは、第1回十字軍で捕虜となった十字軍の将兵らである。
跪かされ、手枷足枷を嵌められた彼らを、サロメの女奴隷らが鞭で叩き、いたぶった。
サロメと同年代、17、8歳の彼女らは、男に対する嫌悪感や敵対心を叩き込まれていた。
毒々しい化粧をした美少女サロメが、ボンデージファッションに身を包み、登場すると、男達は震え上がり、土下座して哀れみを乞うた。
だが、この美少女にとっては、男の哀れな顔や悲鳴、哀願の声は何にも増して、興奮と陶酔をもたらす素晴らしい音楽の如きものであるらしい。
「・・・今日は、『全裸くすぐり責めの刑』よ・・・お前たちの全身に、もちろんその滑稽な男のシンボル、チンポや金玉にも・・・
感度が異常に敏感になるクスリを塗ってやるわ!! そして、一晩中女の子達からくすぐられ続けるのよ・・・ふふ、くすぐられすぎて窒息したり、
何度も射精しすぎて発狂したりしないでね!!」
「うふふ・・・ほら、じたばたしないの!!全身に塗ってあげるわね〜」
「ひ、ひ〜 お許しを〜!!」
「ほ〜ら、ヌリヌリしちゃった・・・これでオマエは全身が性感帯よ〜! こちょこちょ・・・」
「あひい〜うひ〜・・・し、死ぬう〜・・・」
「あら、もう出しちゃったなんて、弱虫ね・・・ うふふ、明け方までに、何人が無事で正気でいられるかしらねえ!!!」
アルテミアでこんなことしてんのかサロメ
アマゾネスの魔女にすぐ使いつぶされるかと思ったら
おひざ元で派手な事をくりひろげてるんだな。
女奴隷はアマゾネスなのかそれ以外なのか
地元のアマゾネスの反響はどうなんだろう
512 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/11(木) 13:18:46 ID:3tpXv4Pi
第5部 黙示録の巻
第10章 産卵プレイ(10)
サン・スーシ宮殿では、べレンガリオの謀反に対応するため、軍議が開かれていた。
「べレンガリオ如きに、大帝陛下御親征の必要もありますまい!十二騎士の一人に軍勢を任され、我らはむしろ、フランの動向に
備えるべきでは!!」
「然り、朕も同意である!!」
大帝オルムが玉座より断を発した。
「べレンガリオ討伐の軍勢の総指揮を、十二騎士の剛勇、蓬髪のハラルドに委ねる!!」
「おうっ!!」
大帝の命に、敢然応じて現れた武者は、歳の頃三十過ぎ、筋骨隆々、眼光炯々、智謀優れたると見えたが、何よりも人目を引くのは
その蓬々たる長髪であった。元は北海のヴァイキングの長であったハラルドは、オルムの帝王としての器に惚れ、帝国に帰順、
十二騎士に列せられているのであった。
「大帝陛下!! 不肖ハラルド、陛下の御為、謀反人を破り去り、誓って宸襟を安んじ奉らん!!」
「汝ならば、海戦は無論、陸戦においても我が手の下で数々の武勲を立てておる!! 勇者よ、行け! べレンガリオを討て!!!」
ハラルドは5万の大軍を率い、ミラノへと南下した・・・!!!
513 :
名無し調教中。:2010/02/11(木) 13:48:03 ID:p3yVAkTI
サロメはすでに死んでいると誤解していたw
作者さん乙です
アドゥアナ女王様良いな。。
>1.アフスムは帝国の称号と、皇帝の称号を廃止。その君主は王を称することはできるが>ラシェワ女王に対し、臣下の礼を尽くさねばならない。
ぜひ現アフスム皇帝、ラーは殺さずに王の称号を与え、生き恥を晒させて欲しい
515 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/11(木) 20:38:02 ID:3tpXv4Pi
第5部 黙示録の巻 第11章 コモの戦い(1)
帝国軍がアルプスを越えつつあるとの知らせが、ミラノ公べレンガリオの下に届いた。
あまりの素早い動きに驚愕したべレンガリオは、家臣らを呼び、軍議の最中である。
「・・・な、何と申した!!? もう皇帝軍がアルプスを越えたと!!?」
「どうやらそのようであります・・・! その数5万、総大将はあの蓬髪のハラルド・・・」
「おのれ・・・まさかこんなに早く来るとは・・・ イタリア諸侯中、ゲルフ(教皇派)と目されている諸侯らの動きはどうなっておる・・・!?」
「彼奴らめ、何の役にも立ちませぬ・・・皇帝軍殺到との報に掌返した如く静まり返り、我が方には何の音沙汰もありませぬ!」
「・・・全く、情けなき奴らめが・・・いや、役立たずの烏合の衆共などどうでもよい・・・フラン王国の動向は・・・!?」
「そ、それが、何の動きもございません・・・どうやら、黒太子エドワール殿下は国境に軍を動かすべし、と主張されたようなのですが、
王妃カトリーヌ様、並びに戦場から帰られたばかりのオルレアン公ルイ殿下は神聖ローマ帝国を刺激するのはよくない、と主張され、
肝心のシャルル王陛下は未だアルビジョワ十字軍に従軍中、断を発することができず・・・」
「お、おのれ・・・何から何まで悪い風に・・・!!! し、仕方ない・・・コモの町郊外で決戦せよ、と軍司令官に伝えよ!!」
「・・・!?・・・大公殿下は、前線で指揮はお取りにならないので・・・!?」
「わ、わしか・・・わしには戦うよりも重要な政務があるのでな・・・まあ、汝ら善処するように・・・」
言い捨てて、べレンガリオはとっとと部屋から逃げるように出て行ってしまった。
後に残された家臣らは、情けない顔をしながら戦の準備にかかっていった。
516 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/11(木) 21:26:12 ID:3tpXv4Pi
第5部 黙示録の巻 第11章 コモの戦い(2)
コモに皇帝軍5万が迫り、べレンガリオの命運も決せられつつあった頃、大帝オルムは早くも
次の懸案事項である亡命皇子ヘラクレイオスの処遇について検討していた。
「ヘラクレイオス殿下を保護し、帝国内に居住させるべき、というのがマラミル殿下の意向であります・・・」
「ウォルムスからは、そのように言ってきたか・・・」
オルムはため息をついた。
「我が考えは、弟とは異なる。聞くに、ヘラクレイオスは現皇帝とは違い、剛毅にして武勇優れ、明君となるべき器量の持ち主・・・
かかる有用の人物を、いたずらに逼塞させ、鬱屈せしめんよりは、適所に置いて、充分に力を発揮してもらいたいのだが・・・」
「して、大帝陛下のお考えは・・・!?」
「うむ、ヘラクレイオス殿下を、コンスタンティノポリスに置き、その地の守りを願うのだ!!」
「・・・何と、コンスタンティノポリスに・・・彼の地はギリシア諸侯がそれぞれ代表を置き、共同統治しているのではありませんか!」
「だが、例の女王国(アマゾネス)が徐々に力を伸ばし、いまや全アナトリアを制圧せんとしておる・・・
にもかかわらず、諸王は十字軍の勝利に気をよくし、何ら手を打とうとしていない!
このままでは、由々しき事態となろう・・・コンスタンティノポリスの如き、重要な地を
小諸侯の共同管理に任せておいたのでは、甚だ心もとない!!
殿下に軍勢を任せ、この地を守ってもらうのだ!!!」
「なるほど、さすが大帝陛下、実にご明察!!! 我ら賛同致します!」
かくてヘラクレイオスの処遇は決せられたが、これがまたマラミルとの軋轢を生むもととなったのであった。
517 :
名無し調教中。:2010/02/11(木) 23:34:30 ID:Qe7SZ45M
大量更新サンX!!
518 :
名無し調教中。:2010/02/11(木) 23:35:33 ID:Qe7SZ45M
合戦は良い
欧州勢も続々と動きを見せていますな
目が離せなさすぎる
ジキスムント率いるエルサレムの戦士達がアンティオキアに?
もしかしたらジキスムントvsアンジェリーカの戦いが見られるかも
今、エルサレムにいる有力な戦士は
ジキスムントと12騎士のウォルスングとコンラートかな?
国王になるキルデリックはまだウォルムスだよね
521 :
名無し調教中。:2010/02/12(金) 23:59:36 ID:3sgZXGdT
うむ
522 :
名無し調教中。:2010/02/13(土) 00:19:37 ID:aFVuvkb0
ジキスムントは、まえむきむきですね
内乱をおこさないでいかりを外にむかってはなった
523 :
名無し調教中。:2010/02/13(土) 06:52:20 ID:CEJfU4Gf
フランとブルグンの争いは女子も絡んで面白い
524 :
名無し調教中。:2010/02/13(土) 16:08:01 ID:k9kFAwX0
第一回ではテオドリックとアキレウスが地の利を生かした
アンジェリーカらアマゾネスに敗北寸前まで追い込まれた
のだがそういう情報の収集はしてるのか?
525 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/14(日) 00:49:28 ID:KNG6ldlW
第5部 黙示録の巻
第11章 コモの戦い(3)
ラタキアに軍を進めたジキスムントら。
しかし、思いも寄らぬ事態が起こった。
「勝手に軍勢を進められるのは、約定にもとります!軍勢を返されたい!!」
「何を無礼な!自国の領地を通って、他国を攻めてはならぬということがどこにある!!」
ジキスムントが言い争うている相手は、もう一つの十字軍国家、トリポリ公国大公ヴァルデマールの使者である。
「ラタキアからアンティオキアの地方にかけては、我が国も国境を接しております!
大帝陛下は、この地方に軍勢を進める際には、エルサレム王国とトリポリ公国双方の合意に基づいて行うよう、先の十字軍の折、決せられております!
従って、今度の戦いには、エルサレム王キルデリック陛下の申し入れが必要!……」
「何を言うか、エルサレム王はこのジキスムントである!!
何の労もなく、のうのうと安逸を貪る幼年者に、どうしてこの国が任せられよう!!
大帝陛下もきっと分かって下さろう!……」
「しかし、あなたは何と言われようとエルサレム王ではない!何が何でもと仰るならば、この事を大帝陛下に訴えますぞ!」
両者、一触即発となった。
526 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/14(日) 12:09:06 ID:Eh29e0+N
第5部 黙示録の巻
第11章 コモの戦い(4)
「コ、コケ〜コッコッコ・・・」
無様にも尻をふりふりニワトリの真似をするセレウコスには、もはやかつての英雄の面影はなかった。
「さあ、もっとオナニーしてご覧・・・ そして訓練通り、尻からタマゴをひりだすのよ!!」
美少女達の命令に、セレウコスはうっとりとした表情を浮かべた。
「・・・ふふふ、ほ〜ら、男ども、みんなよく見ておくのよ!これがお前たちの英雄、セレウコスのなれの果ての姿・・・
どんな英雄豪傑であろうと、あたし達女の手にかかれば、こんなザマよ!! ふふ、まあでも、むしろこれが本当の男というものの
姿なんだけどね・・・ イリナとアダの時代に返った男のさ・・・
これからあたし達は、この世界を本来あるべき姿に戻すための戦いを始めるのよ!!!
第三の封印は解かれた! 時は近づいた!! 男どもよ、女の奴隷に戻るがいい!!!!
さあ、男よ・・・女の奴隷に戻った至福の姿を、皆様にお見せしなさい・・・」
「ハ、ハイ・・・男は女の奴隷でございます・・・奴隷の身分に戻った姿をご覧下さい・・・」
「さあ、ニワトリ!! 鳴きながらタマゴをひりだして、射精してごらん!!」
「は、はひい〜、ひ、ひい〜・・・ ふううっ・・・」
ついにセレウコスは、惨めな声を上げながら、尻からタマゴをひりだし、射精してしまった。
「あ〜ら、上手にできたわねえ〜・・・うふふ・・・」
「これでこの国の男は、身も心も女の奴隷に成り下がったわ・・・セレウコス一人を屈服させることでね・・・!!」
・・・その時だった!! 広場の外で、軍勢の上げる鬨の声が聞こえたのは・・・
「イザベラ様・・・!! ナディン・ラーの軍勢です!!! 私達を包囲しています!!!」
527 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/14(日) 15:28:25 ID:Eh29e0+N
第5部 黙示録の巻
第11章 コモの戦い(5)
ついに、蓬髪のハラルド率いる神聖ローマ帝国軍5万は、ミラノ北方の町、コモの近郊でミラノ公国軍3万と衝突、会戦となった。
士気、練度や兵力に勝る帝国軍の前に、ミラノ公国軍は終始圧倒され、戦闘開始後時を経ずして公国軍は敗走し始めた。
「追撃せよ!! 反逆者に加担した者らを一人たりとも許すな!!!」
ハラルドの下知により帝国軍は追撃、ミラノ公国軍はその多くが討たれ、捕虜となり、3万の軍勢は跡形もなく滅んでしまったのだった。
「・・・は、早くこっちへ・・・!」
一方、大公べレンガリオはニ、三名の供の者とともに、フラン王国へと亡命するため、山間の小道を急いでいた。
「・・・何たる事だ・・・我が栄光のミラノが、ただ半日で・・・北方の蛮族どもに蹂躙され、滅んでしまうとは・・・ああ、神よ・・・!!」
己の勝手で始めた戦であることを棚に上げ、べレンガリオは神にこの世の理不尽さを訴えていた。
そうだ、この男は、国家の命運をかけた一戦にも指揮をとることなく、卑怯にも宮殿にこもり、負けと知るや国外逃亡を図っているのだ。
「殿下、こちらでございます・・・」
供の者が脇道へと、そっとべレンガリオを誘った。
「なんじゃ、こちらは藪じゃぞ・・・通れるものか! 全く、道案内も満足にできぬ愚か者ども・・・ うっ、うぎゃあ〜っ!!」
供の者は、べレンガリオの胸に、深々と剣を突き刺していた。
イタリア随一の権勢を誇ったミラノ大公べレンガリオは、かくしてたった半日で滅び、悲惨な死を迎えたのだった。
ミラノを陥落させたハラルドは、市内を軍政下に置き、兵の略奪を禁じ、治安の回復に努めた。
かくしてミラノは、帝国軍の占領下に入ったのだ。
そして、この事は、フラン王国に大きな衝撃を与える事となった。
528 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/14(日) 16:07:54 ID:Eh29e0+N
第5部 黙示録の巻
第11章 コモの戦い(6)
コモの戦いでミラノ公国軍が全滅・・・大公べレンガリオは逃亡中臣下に殺害された・・・
衝撃の知らせは、イタリア全土を揺るがした。
「我らイタリア諸侯は、大帝陛下に貢納金を支払う事で、その忠誠を表し、陛下もそれ以上のことは求めなかった・・・
しかし、こうしてイタリア最大の強国ミラノさえも、たった半日で滅ぼされてしまったのだ・・・
もしも、大帝陛下がイタリア諸国を滅ぼし、全土を帝国の直接統治下に置こうとお思いになったら・・・!!?」
「実に恐るべき事だ・・・!!帝国軍の強力さからいえば、それは可能なことだ・・・やられる前に、何とか手を打たねば!!!」
皮肉な事に、帝国軍のあまりにも圧倒的な強さは、イタリア諸侯国の警戒と疑心を生む元となっていったのである。
もっとも、皇帝の信義を信じ、今まで通り帝国に忠誠を尽くそうとする諸国も多かったが、この時以降、ほぼ国力でいえば諸国中の
4割の国々が、帝国への反感をつのらせていったのだ。
ヴェネツィア共和国・フィレンツェ共和国などがそれである。
これらの諸国は、皇帝を抑える力を持つ者はローマ教主ペトル以外にはなく、軍事面ではフラン王国に頼るべきとしてこれらに接近していった。
これらの諸国を教主派(ゲルフ)と呼ぶ。
一方、従来通り帝国に忠誠を尽くそうとしているのは、ルッジェーロ王率いるナポリ・シチリア王国を中心とする諸国である。
これらは、皇帝派(ギベリン)と呼ばれ、これ以降、イタリア諸国は両派の激しい抗争の舞台となっていったのであった。
529 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/14(日) 16:33:54 ID:Eh29e0+N
第5部 黙示録の巻
第11章 コモの戦い(7)
・・・さて、久々に物語はローマへと戻り、リング上のエリカVSホルヘについて語られる・・・
「ちっ、畜生っ・・・卑怯な女どもめ!!」
周囲の男達が地団駄踏む中、拘束されてしまったホルヘへの公開処刑が進んでいった。
「まずは、睾丸責めで踊らせてあげるわ・・・女に負けた罰よ・・・!」
エリカが目配せすると、ラウンドガールの一人がホルヘの睾丸をつまみ、グリグリといたぶり始めた。
「・・・ほ〜ら・・・ほ〜ら・・・どおかしら〜! こうやってジワジワといじめてあげるわよ・・・」
「うっ、うぐううっ・・・!!」
「ほらほら、降参しなさいよ〜 英雄が女の子に指一本で負かされて、惨めに降参するところを、皆に見てもらうのよ!!」
「ううぬぬ・・・真の男というものは、小娘如きに降参などしないものだ・・・」
ホルヘは、睾丸責めの責苦に必死で耐えていた。
「あ〜ら、じゃあ、弱虫坊やちゃんに身の程を知らせてあげなくちゃねえ〜! ほらほら、ちょっと力を入れると・・・」
「あっ、あ〜っ・・・ ううっ・・・」
ホルヘの顔がゆがんだ。
「ほらほら、屈服寸前よ・・・」
エリカは、ホルヘの耳元で甘くささやきながら言った。
「降参しないならしないでいいのよ・・・その代わり、これからじっくりと時間をかけて、お前の身体に様々な調教を施してやるわ!!
最後は皆様の前で公開オナニー・・・終わった時は、もうオマエは女にいじめられるとたまらなく興奮してしまうマゾになってるわよ!!!」
「うふふ、これからは女との格闘ショーで連戦連敗する男の役をやる、ってのもいいわねえ・・・ もうオマエは女には勝てない身体になって
しまうんだから・・・!」
・・・一方、短刀を懐に忍ばせたリカルドは、ルドヴィーコとエリナの背後に近づき、すぐにでも襲える距離を保って、様子を窺った・・・。
帰ってきて見てみれば怒涛の更新
しかも大きな動き
これはじっくり味わわねば
いつも乙です
531 :
名無し調教中。:2010/02/14(日) 17:39:48 ID:eQrRAGnO
ナディン・ラーが来たのはセレウコスにとっては吉なのか凶なのかw
肛門から卵をひねりだし、ペニスからは白い液を発射なんて生き恥を
皇帝や自国の男に見られては男として活きてはいけないだろw
活力のピークにある若者をはずかしめるのもいいし
肉体的には衰えてプライドだけ残ってるおっさんをはずかしめるのもいい
ヤオーよかったなあ
533 :
名無し調教中。:2010/02/14(日) 17:46:47 ID:eQrRAGnO
もうすぐナディン・ラーも敗れ去るかもね
皇帝としては軍神ヤオー以来だね
534 :
名無し調教中。:2010/02/14(日) 17:53:11 ID:eQrRAGnO
300年の男の創ってきた歴史が女の手によって終焉か、正に栄枯盛衰
535 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/14(日) 18:14:28 ID:Eh29e0+N
第5部 黙示録の巻
第12章 アフスムよ!我ら死すとも・・・(1)
馬上にあるのは、間違う方なき皇帝、ナツィム・ナディン・ラー3世であった・・・。
だがイザベラは、そんな皇帝の威光も、包囲の数千の軍勢をもろともせずに、嘲るように言い放った。
「・・・これは皇帝陛下・・・このように大人数をお連れになって、如何なる事にございましょうか!?
軍勢を動かすには、クレオパトラ様のお許しが必要なはず・・・
にもかかわらず、軍を動かされたとあっては、これは陛下といえども、反逆の罪でありますわ・・・!!」
「反逆者とは、クレオパトラの如き女を指す!!」
皇帝は語気鋭く言い放った。
「もしくは、敵国にのこのこと出向き、国を売ることに汲々としておるプトレマイオスの如き者を指すのだ!!
ラシェワの女よ!我が帝国を穢し、破壊せんとする汝らに、我らアフスムの戦士の怒りの鉄槌が下るのだ!!!」
イザベラはせせら笑った。
「ふふふ・・・やっと気づいたようね・・・でも、もう手遅れよ!! プトレマイオスらがやってきた様々な諸政策は、
全てはアフスムを破壊するためのものでしかなかったのよ!! もっとも、あの間抜けは大真面目でこれで平和が来ると
思っていたみたいだけどね・・・
平和とか、友好とかいうものほど、胡散臭くていかがわしいものはないわ!! 所詮はこの世界は力が全てよ!!
甘い考えのバカは、だまされて滅んでいくのよ・・・
ふふふ、それに、アンタ達の企みは、みんなお見通し!! ご覧なさい!!」
ナディン・ラーが周囲を見回すと、何と、自分達軍勢の周囲を、更に多くのアフスム帝国の女兵士らが包囲しているのに気づいた・・・
「!!・・・!!? しまった・・・裏をかかれたか・・・」
「陛下・・・我らは完全に包囲されてしまいました・・・!!!」
慌てふためく皇帝の兵士達・・・
「うふふ・・・バカな男ども・・・さ、下馬して降伏なさい・・・!!!」
536 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/14(日) 19:45:36 ID:Eh29e0+N
第5部 黙示録の巻
第12章 アフスムよ!我ら死すとも・・・(2)
もはや、ナディン・ラーの軍勢は絶体絶命となった。
「・・・あら、早く降参しないと、ここにいる観衆の男達も皆殺しにしてやるわよ!!
それに、ほら・・・!!!」
人垣が割れ、引き据えられて来たのは、変わり果てたセレウコスの姿であった・・・。
「・・・コイツは、例の大虐殺の指揮者よ!!ここにいる女の子達を強姦した変質者・・・
みんな、裁判で明らかになった事よ。こんな男を英雄として崇めていたなんて、惨めな国だこと!!」
「・・・その男を、獄に下したのはこの私だ・・・」
ナディン・ラーは絞り出すような声で答えた。
「英雄を反逆者と疑い、反逆者を賢臣と思い・・・この国を滅ぼしてしまった・・・ 全てはこの、
愚かな私の責任だ・・・ だから、もう私には覚悟はできている!! ここにいる兵士らも、観衆の
男達も、ここにいる者らは、むざむざと悪に屈するくらいなら、死を選ぶ!!女どもよ、見よ、これが男の死に様だ!!!」
皇帝は剣を振りかざし、突撃の合図をした。
「ふふ、バカね、所詮勝ち目はないわ!! やっておしまい!!!」
ナディン・ラー率いる男の軍勢と、イザベラが指揮する女の軍勢との間に、激しい戦闘が始まった。
「!!・・・セレウコスよ!! セレウコスよ! 剣を取れ!!! 戦ってくれ!!!・・・」
ナディン・ラーは乱戦の中、セレウコスに駆け寄り、剣を渡した。
「全ては私の責任だ・・・何の罪もない汝を獄に下し、乱臣賊子どもに国政を委ね・・・ セレウコスよ、汝の恥辱は即ち我が恥辱、
穢れなき英雄よ!! 汝の無念を、いざ晴らせ!!!」
537 :
名無し調教中。:2010/02/14(日) 21:15:03 ID:eQrRAGnO
ラー様は感涙のダマスカスの彼女のように勇敢に戦い死ぬことができるのかな
538 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/14(日) 23:10:04 ID:Eh29e0+N
第5部 黙示録の巻
第12章 アフスムよ!我ら死すとも・・・(3)
「!!・・・!!?・・・陛下?!・・・」
ふと、セレウコスは正気に返ったようだった。
「セレウコスよ・・・!」
「・・・ああ、陛下・・・私は魔女どもに屈し、様々な醜態を晒してしまいました・・・もはや私は、英雄どころか、
男の名に価すらせぬ者・・・」
「何を言うか!!・・・ 未だ、汝の瞳には気がみなぎっており、汝の身体には力がある!!立ってくれ、英雄セレウコス!
アフスムの男よ!!!」
「・・・・!!!!・・・!??!!」
セレウコスの全身に、再び力が漲ってきた!!
「陛下、剣を!!・・・!!」
長剣を取ったセレウコスは、周囲を固めつつあった十数人の女兵士らを、一撃で斬り殺した。
「魔女ども、覚悟致せ!!」
なおも上がる血飛沫。イザベラは慌てて女兵士らに守られながら、避難していった。
「逃げるな!ラシェワの魔女め!!・・・」
追うセレウコス。ナディン・ラーも悪鬼の如く女兵士らを斬りながら、囲みを解こうと奮戦した。
しかし、女兵士らの数は万にのぼり、斬っても斬っても雲霞の如く、尽きなかった。
男兵士らは多勢に無勢、あちこちで討たれ、倒れていった・・・
539 :
名無し調教中。:2010/02/14(日) 23:19:28 ID:GO/K12w7
最高
セレウコスとラー皇帝をめ ちゃくちゃにしてくれ
怒涛の更新ありがとう
性的な意味でも物語も興奮します
540 :
名無し調教中。:2010/02/14(日) 23:23:34 ID:GO/K12w7
個人的にはホリョ希望
541 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/14(日) 23:55:05 ID:Eh29e0+N
第5部 黙示録の巻
第12章 アフスムよ!我ら死すとも・・・(4)
「セレウコスよ!!アフスムの英雄よ!!・・・許せ!この愚かな皇帝が、三百年の歴史を持つアフスムを滅ぼし、
汝が如き英傑を恥辱に見舞わせてしまったのだ!!」
「・・・陛下、いいえ、もうよいのであります!!」
二人の男は、阿修羅の如く斬りかかってくる無数の女たちと斬り結びながら、叫びあった。
「な、何・・・もうよい、とは・・・」
「陛下だけの罪ではありますまい・・・私こそ、本来英雄などと呼ばれるほど大した男ではありません!
国家の権門に生まれ、大シリア総督を拝命、而して帝国軍総帥を務めながらも女如きに苦戦・・・
カサンドロスに助力するどころか、かえって軽輩扱いし・・・ だが、今こそ我らの真骨頂を見せる場・・・!!
そうです、私は大した人間ではありませんでしたが、せめて最期は英雄のように振舞って終わりたい!!!
こんな私にも、それくらいはできるはずです・・・!!!」
「いいや、何を言うか・・・! 汝こそ我らの英雄だった!!」
ナディン・ラーは微笑んだ・・・
「セレウコスよ! 何時の如き男とともに死ねる事は、我が生涯最大の喜びである!! 行こうぞ!!
アフスムよ、我ら今ここに死すとも、汝再び不死鳥の如く蘇らん!!!!
海の彼方にはヘラクレイオスあり、アンティゴノスあり、彼らが我らが遺志を継ぎ、帝国を再興して、
ラシェワの魔女どもを皆殺しにしてくれるであろう!!!」
二騎の武者は、群がる女兵士らの只中に斬り込んだ・・・
「・・・包囲しろ・・・包み込んで殺せ!!」
初めは両名を捕えようとしていた女兵士達も、もはやあまりの凄まじさに、恐怖心に駆られ、囲みながら弓を射たり斬りつけたり、
蜂が群がるように攻撃していった。
「・・・もういいわよ、引けっ、引くのよ!!」
イザベラが下知したとき、既にナディン・ラーとセレウコスは、無数の傷を浴びて壮絶な死を遂げていた。
「・・・全く、小憎らしい奴らだこと・・・!! 遺骸をズタズタに裂いて、捨てておやり!!!」
542 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/15(月) 00:19:58 ID:UHpWdaCR
第5部 黙示録の巻
第12章 アフスムよ!我ら死すとも・・・(5)
かくして、アレクサンドリアの血塗られた一日は終わった。
皇帝ナディン・ラーとセレウコスの死を聞いたヘラクレイオスは、コンスタンティノポリスに向かうためランゴール王国を通過中だったが、
服喪して哀悼の意を表するとともに、コンスタンティノポリス到着後、直ちにアフスム帝国第16世皇帝への即位式を行い、正式に皇帝に即位した事を
諸国に宣言、同時にラシェワ女王国への宣戦を布告したのだった。
「先帝、ナツィム・ナディン・ラー3世陛下は、勇敢に魔女と戦い、名誉の戦死を遂げられた・・・
先帝は死して神々の列に加わられ、我らの聖戦を見守っておられるのだ・・・!!!」
皇帝ヘラクレイオスは臣下らを督励した。
「我らの軍隊を持たねばならない・・・だが、やはり十字軍の力も借りねば・・・そのためには、・・・!」
アンティゴノスは、心得ております、というようにうなずく。
・・・ペトルが教主であっては、十字軍は起こらぬ・・・彼奴めを、教主の座から引きずり下さねば!!・・・
季節は、春を迎えようとしている。
英雄は退場し、帝国は滅びるが、また新たな英雄が登場し、またそこには新たな物語が生まれる。
季節は巡り、物語も巡って、流れる川の如く、このサーガは続いていく・・・
543 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2010/02/15(月) 00:31:09 ID:UHpWdaCR
いつも読んで下さってありがとうございます。
できるだけ面白い物語を、と心がけていますが、色々と至らぬ所もあり、ご容赦下さい。
なお、これにて「第5部 黙示録の巻」は終了いたします。
次回より、「第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻」が始まります。
ご期待下さい。
544 :
名無し調教中。:2010/02/15(月) 01:04:07 ID:RkhOFBQL
作者さん乙です
大量更新でまだ読んでないですが、第五部完おめでとう
第二部並みの大部でしたね、創作エネルギーに感服です
>>543 乙です
>第12章 アフスムよ!我ら死すとも
サブタイトルかっこいい
はずかしめられまくったセレウコス、ラーも含めて
きっちり誇りを見せて散ったね
次はとうとう同時進行などでいろいろと伏線が用意されてた
十二使徒戦争か
>>543 ごめんなさい。物語も面白いですがそれ以上に抜きネタに使ってます
ピンク板で一番のほめ言葉じゃないか
549 :
名無し調教中。:2010/02/15(月) 23:18:37 ID:RkhOFBQL
すごい性癖だなw
おれもだけど
非日常的な世界にひたれる女権大河ロマンとして楽しんでたが、
男達の最後があまりにもシリアスでカッコ良すぎて少し萎えた(さめた)
そういう人もいそうだな
俺は逆に女権の躍如が安っぽすぎるときに萎えたな
552 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/16(火) 02:39:24 ID:KDjHIbMA
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第1章 若獅子(1)
「いやはや、めでたい・・・! 我ら無敵のフラン軍の前に、魔女どもは命からがら逃げ去りましたぞ!!」
ヴェルサイユ宮殿では、対アルビジョワ派戦勝祝賀会が大々的に執り行われ、シャルル王以下、王族貴族が一堂に会していた。
無論、実のところ、フラン軍はジャンヌらをほろぼし得たわけではなかった。
確かに、当初の苦戦に焦ったシャルルは、軍勢を増派し、ひたすら数に任せて戦況を挽回しようと図ったのだ。
その結果、劣勢となったジャンヌらアルビジョワ派は山間部に追い込まれ、ゲリラ戦術を取らざるを得なくなったのだが、
これ以降は戦線は膠着、王軍が如何に力攻めしようと、犠牲者は増える一方だった。
「・・・やむを得ぬ・・・女如きに苦戦したとあっては、わがフランの栄光に傷がつく・・・!ここはもはや、戦に勝利したと宣言して
いったん撤退し、我らの勝利を広く宣伝するのが上策かと・・・」
「なるほど、勝ったことにして撤退する、諸国にはそう宣伝する、一つの手だな・・・」
苦戦に弱り切っていたシャルルは、アキテーヌ公ロベールの言葉を容れ、撤退を決意したのだった。
「ハハハッ、魔女どもなど、所詮は高の知れた小娘の集まりじゃったわ・・・!! このシャルルの姿を見るなり、一戦もせずに
あわをくって逃げ出し、このザマだ!!!」
553 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/16(火) 02:42:20 ID:KDjHIbMA
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第1章 若獅子(1)
王は黒太子エドワールや王妃カトリーヌらの間を回り、しきりに戦果を吹聴した。
戦果を糊塗するのに忙しく、戦闘中に暗殺されかかったことなど忘れてしまっているかのようだったが、
オルレアン公ルイは、果たして王はどこまで知っているのかと考えると気が気ではなかった。
時折カトリーヌがご丁寧にもこんな場で目配せまでしてくるので、気づかれたらどうしようと生きた心地さえしない。
ふと、目の前に立った人物にも気づかなかった。
「公殿下・・・!この度は華々しいご武勲の数々、まことにお慶び申し上げます・・・」
「・・・!・・・あ、これは・・・おう、貴殿も息災であったか・・・?」
名高い予言者と目される、ノストラダムスである。
「・・・公殿下、一緒におられる、こちらのお方は・・・?」
「ああ、紹介致そう・・・モンゴメリー伯ガブリエル殿だ! 剣の達人でな・・・『若獅子』の綽名をとる豪傑だ!
そうそう、来週、シャルル王が彼と剣の試合をなさる・・・ なかなかの見物であるぞ!!」
ノストラダムスは、何やら気がかりな様子で、モンゴメリー伯の顔をじっと見つめていた・・・
王を殺しちゃうのか!?
ラーとセレウコスは男らしく戦い抜き死んでいったか
さすがは英雄と皇帝の面目躍如と言ったところか
セレウコスはこれ以上ないほどの辱めを受けたから
最後ぐらいはね
ラーのキャッチコピー的なものが欲しかったなw
あまり見せ場なく死んでいった
557 :
名無し調教中。:2010/02/16(火) 23:36:49 ID:g5JCLQs9
乙
若かりし日のラー外伝
は、ないか。
559 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/17(水) 02:14:54 ID:fEvPjb/S
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第1章 若獅子(2)
散々捕虜の男たちをいたぶってから、ふとサロメは、先よりアンナとの連絡役を務めている女を呼び出し、状況を聞いていた。
「・・・もうアルギン・ハーンはあたしの手紙を読んでくれているのかしら!?」
「はい、確かにアンナ様が受け取り、内密のルートを通じてキタールへと届けておりますゆえ、必ずや近々、大ハーン直々にお返事を頂けるでしょう・・・」
「楽しみだわ・・・これであたしは、アルギン・ハーンの側室として、一生を安楽に暮らせるわ!!
数多くの男奴隷や女奴隷にかしずかれながら・・・アマゾネスどもを女奴隷として供給する見返りに、
あたしには安泰な生活が保障されるってわけね・・・あたしって、何て世渡り上手なのかしら!!
でも、なぜキタールはなかなか動かないのかしら・・・?アストラハンにはヤズディギルド率いる
十万の大軍が常駐していると聞いているのだけど・・・」
「実は、先日ツィン帝国皇帝ダヤンがまたもや三十万の大軍を率いて南京を進発・・・との情報が入ってきた
のです!従って、大ハーンもアマゾネス如きを急いで叩く必要はない、と侵攻を見合わせておられるとのこと・・・」
「ふうん、そうなの・・・色々とめんどくさいハナシよね・・・早く攻めてきてくれないかしら〜」
「・・・ところで、サロメ様・・・実は、数日後、女王ユリナがアルテミアに戻ってきます・・・
そこで、女戦士らや貴族らを集めて大宴会を催すとのこと・・・ご出席なさいますか!?」
「食べることと、オトコが出てくるハナシにあたしが乗らないハズないでしょう!! ふふふ、ユリナの最後の饗宴ってわけね・・・
己の敵を招待して大歓待とは、あの女も所詮はただのバカってわけね〜」
サロメは上機嫌で女を送り出した。
女は、サロメの姿が見えなくなると、ニヤッと笑って、そのまま何処へか消えていった。
560 :
名無し調教中。:2010/02/17(水) 07:05:37 ID:qdVd/zmZ
ラーのことはもう良いだろwもっと責め負かして犯してほしい人物は五万といるし
予告されていたサロメ様の突然の死と「大いなる災い」の秘密の一端が明かされ始めるのかな
しかしサロメ様の小物っぷりにちょっと泣いたw
でも最期の見せ場に期待しちゃうよ
いやいや無敵の英雄さん乙です
ついに十二使徒戦争突入か。。ジャンヌ様に期待
&ホルヘvsラウンドガールに期待
563 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/17(水) 20:56:35 ID:fEvPjb/S
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第1章 若獅子(3)
ホルヘはとうとうリング上でラウンドガール達に四つん這いにされ、尻穴や睾丸を蹂躙され始めた。
「・・・こ、こんなことがあっていいのか!!男のプライドをズタズタにするとは、女め、卑劣なことを・・・」
「あ〜ら、寝ぼけたこと言ってんじゃないわよ・・・負けイヌには、徹底して罰を与える・・・それが女のやり方!
女は男みたいに、いちいち体裁を取り繕ったり、恰好を気にしたりしないわ・・・自分にも、他人にも正直なのが女なのよ!!
男みたいに、色んな煩わしいものに縛られたりなんてしない・・・それが女の強さってわけよ!!」
エリカは、どうしていいか分からずただただ呆然とするだけの男たちを尻目に、女たちに命じた。
「さあ、睾丸を責めて命乞いさせてやるのよ・・・そして、皆の見ている前で射精させてやれば、もうこいつは完全なマゾになり下がるわ!!」
「は〜い!!ほ〜ら、オナニーしたいって言ってごらん・・・ほらほら・・・」
女たちはホルヘの睾丸をジワジワと、しかし執拗に攻め続けた・・・
「うっ、うっ、ああっ・・・き、金玉を・・・」
「なあに、聞こえないわよ!!」
ラウンドガールの一人が、ホルヘを屈服させようと更に力を込めようとしたその時・・・
突如、観客の貴賓席の方から叫び声が上がった・・・!!!
「大変です・・・暴漢が・・・!!フィレンツェ共和国統領、ルドヴィーコ閣下が襲われました!!!」
「捕らえよ!!下手人を逃がすな!!」
呪縛されていたようだった男たちは、この出来事に夢から覚めたように動き出した・・・!
会場は大混乱となった。
そして、エリカとラウンドガール達は、混乱に紛れて姿を消してしまったのだった・・・
金とれるぜこの展開
続きが楽しみでたまらん
565 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/18(木) 01:22:26 ID:mJazdoB3
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第1章 若獅子(4)
コンスタンティノポリスに到着したヘラクレイオス一行。
大帝オルムの意向により、この地に来たとあって、果たして地元のギリシア諸侯らは彼らのことを、どう考えているのか・・・?
コンスタンティノポリスは、東西世界をつなぐ、地政学上重要な地であり、その重要性はエルサレムに勝るとも劣らない。
果たして、ギリシア諸侯らは、その共同管理しているこの地を、易々と彼らに引渡したりするであろうか・・・?
しかし、諸侯らの反応は、意外なものだった。
「アフスム帝室は、元はと言えば、ギリシアの諸侯から出た家柄・・・のみならず、セレウコスやカサンドロス、アンティゴノスらといった
有力諸将らも、皆ギリシア貴族の家系を引く者らである・・・。今、その大帝国を作っていた栄えある一族が、故国に帰還してきたのだ!!
ここは、彼らを新たに我々の皇帝として推戴し、我らも一つの国家にまとまるべきではないか!!!」
事態は、思わぬ方に展開し始めたのである。
566 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/18(木) 01:24:27 ID:mJazdoB3
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第1章 若獅子(4)
「その通りである!!我らはここ何年も、アマゾネス女王国の脅威に晒され続け、アナトリアの地はブルサ、イズミルなどわずかな要地を除いては、
もはや悉く女王国の征するところとなってしまった・・・!!にもかかわらず、我々ギリシアは各諸侯の勢力に分裂、有効な対処をとれないまま、
敗退に次ぐ敗退を重ねてきてしまった・・・
しかし、今ここに同じギリシア人たるアフスム皇帝陛下をお迎えし、我らは一つの国家としてまとまるきっかけを掴んだのだ!!!」
「そうだ、いまこそ、我らは一つのギリシアとなり、アマゾネスと戦うべきだ!!!」
かくして、アマゾネスによる外圧の前に、ギリシア諸侯らが一つにまとまる必要を感じ始めていたところ、ヘラクレイオスらがこの地にやって来たのである。
諸侯らは、こぞってヘラクレイオスをギリシア皇帝として推戴することをヘラクレイオスらに提案、彼らがこれを受け入れないはずはなかった。
ここに、ヘラクレイオスを皇帝とし、アンティゴノスを執政としたギリシア諸侯らの連合勢力による帝国が誕生したのである。
コンスタンティノポリスを帝都とし、対岸のブルサやイズミル、そしてギリシアのほぼ全域を勢力下に置いたこの帝国は、これ以降、ギリシア・アフスム帝国、
またの名をビザンツ帝国とも呼ばれることになる。
ビザンツ皇帝ヘラクレイオスは、これ以降、旧アフスム帝国の失地回復に心を砕きつつも、当面は同じ女権帝国たるアマゾネス女王国を仇敵として、戦いを続けることを
宿命としていくこととなったのである。
567 :
名無し調教中。:2010/02/18(木) 11:44:01 ID:PD8sqveG
サムソンといい、セレウコスといい最後には英雄の英雄たる所以を見せ付けたな
ちょっと残念な気もするがw
568 :
名無し調教中。:2010/02/18(木) 11:55:09 ID:PD8sqveG
ホルヘにパワーボムとかプロレス技を食らわせて欲しかった
569 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/19(金) 01:09:51 ID:IxoFEo72
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第1章 若獅子(5)
「・・・では、下手人は取り逃がしたのか!!」
「は、はい・・・あの男は、紛れもなきフィレンツェ共和国元老院議員にして、この大会にも出場していた剣の達人、
リカルドであります!!」
「ルドヴィーコ閣下、間違いはございませんか!?・・・」
「うむ、確かにあの男はリカルド、・・・一体いかなる故あってわが命を狙ったのか、まあ、おおよそは分かっておるが・・・
彼奴の背後で糸を引いておる者どもの見当もつく!!これは、フィレンツェに戻ってからが見物だな・・・!!」
ルドヴィーコはニヤリと不敵な笑みを浮かべた。
「しかし、よくご無事で・・・」
「いや、この女が助けてくれたのだ!女ながら、とっさにリカルドの動きを封じ、あわをくった彼奴は逃げ去って行きおった・・・」
「あ〜ら、大したことじゃないわよ!」
エリナが答えた。
「でも、お帰りになったら、あの男の背後の奴らも一網打尽にすべきよ!!首謀者はフェデリーコ、元老院議長よ!!」
「ふふ、わしとてその程度の見当はついておるわ・・・おのれ、フェデリーコめが、見ておれ!!!」
エリナはその身体的能力を生かし、見事にルドヴィーコの身を守ったのだが、果たして彼女の、というよりも、アマゾネス女王ユリナの狙いは、如何なるものなのか!?
フィレンツェの独裁者たらんと企む男を助けるアマゾネスの狙いは!!?・・・
・・・一方、リング上ではホルヘがやっとのことで助け出され、ほうほうの体で降りてきた。
「ホ、ホルヘ・・・!!大丈夫か!!」
「あ、ああ、俺としたことが、・・・まあ、ちいっとばかり油断しちまったぜ・・・まあ、女だと思ってちょっとばかり泳がせてやったが、
俺が本気を出せば、小娘どもなど八つ裂きにしてやるんだがなあ!!」
「ああ、全くだぜ!!小娘ども相手に豪傑が本気を出すのも、大人げないハナシだわな・・・」
危うく屈服させられそうになったことを取り繕うかのように、ホルヘと男たちは言い合った。
ちんこ持ってジャイアントスイングみたいにふりまわしてみてほしい
誰かそんな怪力アマゾネスいるかな
あるいはアドゥアナ女王がそれをやって
力いれすぎてちんこがもげちゃうとか
ホルヘww
今度はもっとひどい凌辱されるんですね、わかります
傷を舐めあう男達w
でもホルヘは真っ向勝負で負けたわけではない。と言い訳も出来よう
エリカは鞭を使ってホルヘの動きを封じるという反則を犯している
リカルドが剣を使わず戦っていたことからも
この格闘大会で武器使用は禁じられていたはずだから
573 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/20(土) 03:49:03 ID:CveX7xhS
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第1章 若獅子(6)
アフスムでの皇帝ナディン・ラーの決起と死についての出来事は、ローマにも伝わっていた。
格闘大会より戻ったロドリーゴは、自分が見た出来事を如何に記述すべきか、悩んでもいたが、アフスムでの出来事を聞き、
こちらもなかなか重大事と思うと、さっそく教主ペトルに意見を具申せずにはいられなかった。
「猊下・・・!アフスムでは皇帝が自ら軍を率いて決起し、討たれたとのこと・・・投獄されていた大シリア総督セレウコスも
同じくして殉死・・・アフスムでは由々しきことが起こっていると考える他ありませぬ!! ここは以前にも出たように、十字軍を派遣するべきでは!!?」
「ロドリーゴよ!!軽々しく申すでない!!」
十字軍と聞くと、とたんにペトルは色をなした。
「我ら神の使徒たる者、軽々に戦に関することを弄ぶべきではない!!のみならず、十字軍を派遣するには、侵略された国の君主が直接訴えてこなければならぬ!!
アフスムの現君主は誰になったのだ!?」
「・・・ナディン・ラー死し、従弟ヘラクレイオスについては、アフスム政府はこれを君主と認めず、クレオパトラが女王に即位した模様・・・
ラシェワとの条約により、帝号を返上して、以後は女王と名乗るようですが・・・」
「ならば、クレオパトラよりラシェワへの十字軍派遣の要請がなければならぬ!! そうでなければ、十字軍など認めるわけにはいかぬのだ!!!」
「ヘラクレイオスはギリシア諸侯と連合帝国を結成、ギリシア・アフスム帝国(ビザンツ帝国)がコンスタンティノポリスを帝都として誕生しております!
誰がどう見ても、こちらが正統なアフスム帝国、エジプトのクレオパトラ政権など、ラシェワの傀儡国家ではありませんか!!??」
「誰が何と言おうと、当事国の君主の要請もないのに十字軍を出すなどとは、前例にないことだ・・・許すわけにはいかん!!!」
かくして、この期に及んでも、教主ペトルはラシェワ十字軍の結成を認めなかったのだった。
574 :
名無し調教中。:2010/02/20(土) 09:18:53 ID:Ubgy8AIK
相変わらずワンパターンだよな
作者の幼稚でキモい性癖丸出しやん
強くて結束も強い女権の女戦士の中にあってサロメだけは浮いた存在だな
男権帝国はサロメのような奴ばかりだから男権帝国に入れば違和感ないね
576 :
名無し調教中。:2010/02/20(土) 17:54:12 ID:RHQVkg+c
アマゾネス女王国にラシュワ女王国・・・2大女王国の誕生
もう第2の扉は開いたのかな
あぁぁ自分が痛い目見ないと分からない
扉って5つあるんだったっけ?
578 :
名無し調教中。:2010/02/20(土) 23:32:12 ID:uoKQY6t8
保守的なり
扉?
黙示録のラッパみたいなもんか?
580 :
名無し調教中。:2010/02/21(日) 15:19:04 ID:wDNqmTgF
300年続いた歴史と伝統のある超大国がオンナにジュウリンされ責め滅ぼされるというのは、この上ない歴史的重大出来事だろうが。この男権を揺るがす由々しき事態に先例を崩せないとなるとシぬまで変わらないな
581 :
名無し調教中。:2010/02/21(日) 18:02:55 ID:8w/AUFa2
十二使徒戦争はヨーロッパ全土を巻き込みそうなので,これが終わると勢力図が大きく変わる予感。そして色々と新たな発見も期待出来る
なにげに中国方面の動きもにおわせてるしな
アルギン!アルギン!
584 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/23(火) 00:55:41 ID:8+YNlMHB
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻
第1章 若獅子(7)
皇帝ナディン・ラーとセレウコスの決起と敗死の知らせは、ラシェワにも伝わってきた。
「……プトレマイオスらをお呼び!」
激怒した女王アドゥアナは、プトレマイオスやルトーらラシェワ訪問団を呼びつけ、全裸に剥いて土下座させた。
「……ナディン・ラーは先の侵略戦争に謝罪と反省をするどころか、かえって私たちに刃を向けたわ!!
よくもヌケヌケと北アフリカ共同体だの、賠償金支払いだのと言えたもんね……!!」
「お、お待ちください!……こ、これは全く私どもの預かり知らぬこと……
あくまで、ごく一部の軍国主義者や保守反動分子がなしたことにて……」
「お黙り!!」
アドゥアナの怒声が響いた。
「バカどもは皆、討伐してやったわ!……でも、イザベラは危うく殺されかけた!……
見せしめに、お前ら全員をアドゥーサ市中を引き回して、鞭打ちの後オナニーさせてやるわよ!!!」
「そ、そのような屈辱を……ああ、お許し下さい……」
「ウフフ……さあ、女兵士らをお呼び!連行されて引き回しの刑よ!!」
アドゥアナのイメージがまだわかない
おばちゃん?
運命というのは後になって振り返るものであり先に知るものではないんだよ
サロメは自己満足で完結,発展がない
どういう最後を遂げるのか楽しみ
サロメの男嬲り・拷問描写があれば満足
男にとって救いようがない悪徳と狂宴の国の支配者として、永久に君臨してくれても構わない
589 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/24(水) 21:56:07 ID:GbFosiKk
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第1章 若獅子(7)
「・・・やれやれ、女王陛下には賠償金の増額と、アフスムの男を数万人、ラシェワで強制労働させるということで怒りをなだめられた・・・」
「国父様、女王陛下ではございません・・・もはやアフスムは帝号を返上、これからはアドゥアナ様に女帝の称号をお名乗り頂くことになったのですから・・・」
「おお、そうであった。これよりアフスム王国は、ラシェワ女帝国の属国として年々朝貢し、貢物と奴隷を差し出して永久の平和を保つこととなるのだ!!」
「ああ、北アフリカの平和はここに完成となったのです!!さすがは平和を愛する国父様・・・国民は皆、善政に感激しておりますぞ・・・」
「うむ、わが名は平和と友好の名宰相として、史書に燦然と輝くであろう!!・・・では、帰国したら早速、増税を行い、献上すべき男奴隷を徴用するように!!」
「増税や徴用となれば、国民の中には不平を申す者もいるでしょうな・・・」
「そんな輩は皆、平和をぶち壊す軍国主義的保守反動分子だ!!戦犯セレウコスと同様、ひっ捕らえて処刑してくれる・・・わしは大金持ちだが、自分の金はビタ一文出す気は
ないからな・・・」
「さすがは平和と反戦を信条とされるプトレマイオス様・・・素晴らしきお心でいらっしゃいます・・・」
「貧民どもにはラシェワへの貢納金を出させ、金を出せない奴らは奴隷となって平和のために尽くしてもらう・・・何と素晴らしい仕組みだろうか!!」
「全く、国父様は天才でございますな・・・平和のためならば、貧民どもは奴隷にでも何でもなるでしょうな!!」
プトレマイオスとルトーは、全てはうまくいっている、とばかりに笑っていた。
590 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2010/02/24(水) 22:04:14 ID:GbFosiKk
>>585 アドゥアナ様はユリナ様より2歳上、34歳であらせられます。
Wikiの方に、ギリシア・アフスム帝国(ビザンツ帝国)の項目を作りました。
乙〜です
592 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2010/02/24(水) 22:34:21 ID:GbFosiKk
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第1章 若獅子(8)
・・・さて、こちらは宴も終わったヴェルサイユ宮殿の一室。
ノストラダムスの居室を掃除するために、お付きの召使いがいつものごとく、部屋に入って行った。
「おや、ノストラダムス様は外出されているようだ・・・まあ、いつものように掃除しておこう・・・」
仕事にかかった召使いは、ふと、机の上に、一枚の紙が置いてあるのを見つけた。
「・・・これは一体、何でだろうか・・・詩のようなものが・・・」
そこには、ノストラダムスの筆跡で、このように書かれてあった。
『その日、・・・若獅子と老いた獅子は相戦い・・・
老いた獅子は悲惨な死を迎える
乙女たちの流す涙は即ち
世界が大いなる災いに見舞われる前兆となる』
>>590 少し歳がいってるのですな
いつも乙です
アドゥアナ様とユリナ様は対面したことあるのかな
ユリナ様をアマゾネスの女王に推した一人だったりして
595 :
名無し調教中。:2010/02/25(木) 21:19:00 ID:esZ9w/qt
女王国を建国しようという経緯を辿れば何らかの因果関係はあるかもね
596 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/02/26(金) 02:26:27 ID:vBxHN0tc
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第2章 ロードス島攻防戦(1)
ビザンツ帝国(ギリシア・アフスム帝国)成立後、早くもアマゾネス女王国はブルサ、イズミルの各地方で攻勢を強め、この地のギリシア諸侯と激しい戦いを
繰りひろげていた。
「・・・アマゾネス共の猛攻は続いておりますが、いずれもわが方の守りは鉄壁、女如きに指一本触れさせません!!」
「うむ、よくやっておる・・・ブルサ方面軍の総司令官は、あの名だたる英雄アキレウスとか・・・わが軍の働き、朕も誇りに思うぞ!!」
ヘラクレイオス帝は、コンスタンティノポリスの玉座にあって、最前線より刻刻入ってくる情報の収集に余念がなかった。
そこへ、また別の使者からの報告が入った。
「・・・陛下・・・ロードス島を守備する軍団からの報告によると、アマゾネスは近来進めていた海軍の強化を更に進めている模様・・・
のみならず、島の沖合には、ここ数日アマゾネスのおびただしい数の軍船を見ることが多くなったと・・・」
「アマゾネスの狙いは、ロードス島やクレタ島といった島々を陥落させ、エーゲ海の制海権を得ることにあるのだ・・・
さすれば、ブルサ、イズミルはおろか、ギリシア本土までが女どもの蹂躙に屈する恐れさえ出てくる・・・!!断じて許すわけにいかぬ!!!」
「ロードス島に援軍を送りましょう!!・・・ロードス島は、いわばアマゾネスの喉元に刺さった棘であります・・・この島が我らの手にある限り、
エーゲ海は我らの物、アマゾネスは永久にアナトリアに封じ込められたままです・・・しかし、ここが陥落すれば・・・!!!」
「いや、負けるわけにはいかぬのだ!このヘラクレイオスは、女権帝国と戦い、これを滅ぼすべき運命を背負った男!!!魔女どもめ、目にもの見せてくれようぞ!!!」
かくして、コンスタンティノポリスより帝国の軍船団が進発、エーゲ海を続々と南下していった。
歴史に名高い、ビザンツ帝国対アマゾネス女王国のロードス島攻防戦が、ついに幕を開けたのである。
アマゾネスってクリミア半島が本拠地なんだっけ?
ならボスポラスを押さえれば一発なんだな。
ボスポラス押さえてもエーゲ海方面への進出が遅れるだけで
ボスポラス以外の黒海沿岸の陸地の領土や黒海そのものの制海権がなくなるわけじゃないので
一発ってことはないだろ(アマゾネスが黒海の制海権をどの程度に手にしてるかどうか分からないけど)
てかビザンツ・コンスタンチノープルの方がはるかにまずいだろ
黒海沿岸にもアマゾネス勢力、エーゲ海方面にもアマゾネス海軍では。
黒海方面にまで至る植民地や海軍力ありそうなイタリア諸勢力もすでに内部からやばいし。
599 :
名無し調教中。:2010/02/26(金) 13:50:41 ID:yuG0MHQ6
相手がまともな国ならボスポラスを押さえれば、外海(地中海)に出れなくできるんだな…
ってのを言いたかった
そうかアナトリアの海岸や地中海東岸までアマゾネス領はつながってないんだっけ
大いなる災いってなんなんだよ!!!
啓示
603 :
名無し調教中。:2010/02/26(金) 23:23:24 ID:8QPpjx1a
サロメと
ツィイーはにてる
604 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2010/02/27(土) 00:01:19 ID:OiwdRf/k
補足致しますと、アマゾネスの領土はクリミア半島から黒海東海岸、カフカズ地方、アナトリアのほぼ全域に及んでいます。
しかし、エーゲ海や地中海に出るには、キプロス島やロードス島をビザンツ帝国が押さえており、不可能というわけです。
>>604 アナトリアのエーゲ海沿岸はギリシア勢力でしたっけ
>>60>>63からアフスムがなくなったりしたところを変えるとこんな感じですか?
キタールやヨーロッパでもいろいろ変化がありそう
ルルルルルルルルルルキキキキキキキキキキキキキキキキ
ルルルルル女女女女女キキキキキキキキキキキキキキキキ
ルルルル 女 女女女キキキキキキキキキキキキキ
ルルル 女女キキキ キキキキキキキ
ルルル 女女女女 キキキキキキキ
希希希 女女女女 キキキキキキキ
希希 希女女女女女女女女女女女女 キキキキキキキ
希 希女女女女女女女女女女女 キキキキキキキ
希 希女女女女女女女女ババへへ へへへへへへへ
ト女女バババへへへへへへへへへへへ
希 希希 耶バババババへへへへへへへへへへ
ララババババババへへへへへへへへへ
ララララララララ アアアババババ へへへへへへへ
ララララララララララララ アアアアアアア
ララララララララララララ アアアアアアア ア ←ペルシア湾
ラララララララララララララ アアアアアアアアアアア
ラララララララララララララ アアアアアアアアアアア
ラララララララララララララ アアアアアアアアア
ララララララララララララララ アアアアアアアア
↑
紅海
女…アマゾネス 希…ビザンツ
キ…キタール ル…ルーシ諸侯
バ…バビロニア ト…トリポリ
へ…ヘラート 耶…エルサレム
ア…アラブ人
ラ…ラシェワ女帝国
↑
わかりやすい!
これはGJと言わざるをえない
608 :
名無し調教中。:2010/02/27(土) 14:46:26 ID:4piWH5XW
609 :
名無し調教中。:2010/02/27(土) 15:59:58 ID:lsU8q+Lh
やっぱりまだまだ小国なんだな。
ちなみにアマゾネスの首都のアルテミアのクリミアのどこら辺?
セバストポリの事?
610 :
名無し調教中。:2010/02/27(土) 17:15:24 ID:UPFeZiO5
男たちが辱められる場面ばかり見ているので
アマゾネスが世界を支配しつつあると思っていたが
まだまだだな
611 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2010/02/27(土) 23:50:18 ID:OiwdRf/k
>>605 ありがとうございます。ちょうどこんな感じですね。
地図も作者も乙!
613 :
名無し調教中。:2010/02/28(日) 17:04:44 ID:tIyyIieq
ラシュワが建国されたのってアマゾネスよりはやいのかな
614 :
名無し調教中。:2010/03/02(火) 23:36:01 ID:OUgYksuP
逆にいえばビザンツをのみこめばいいのだ な
今のイメージだとビザンツの存在が脆弱すぎ
女権に対峙する要衝なのに
さてレスボス島がピックアップされないかな、女だけに
ただしレズってのはこの話の趣旨にはそぐわなさそうだけど
616 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/03/03(水) 01:23:07 ID:8Mrmc3FT
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第2章 ロードス島攻防戦(2)
アマゾネスの船団は、すでにロードス島を包囲し、圧服せんとするが如く島の周囲に集結していた。
「このままでは、島は陥落してしまう!!早く援軍は来ないものか!!」
島を守るギリシアの小諸侯は、百を超えるアマゾネスの大船団に恐怖し、手足の置きどころを知らなかった。
今までも、アマゾネスのアマゾネスの軍船がこの近辺に出没することはあった。
しかし、それらは数もごく少なく、装備も不十分な、とても海軍などといえる代物ではなかった。
それらは到底、海を渡って他国の島を攻撃できるようなものではなかった。
「所詮は女だ・・・陸上では多少の勢いを張ることはできても、海戦となると口ほどにもない!!
せいぜい陸上では暴れさせておいてやったとしても、海を渡ってこちら側に来る度胸などあるまい!!
女の戦ごっこにまともにかかずらうのも馬鹿げている!!」
女どもは攻めてこれまい・・・そう考えていたロードス島のギリシア諸侯らにとって、この度のアマゾネス大海軍の建設と攻勢は、大変な衝撃であった。
「早くコンスタンティノポリスからの援軍は来ないものか・・・さもなければ、我らは戦士の身でありながら、女による縄目の恥辱に会うやも知れぬ・・・
彼の女王国に捕囚となった者は、男として到底耐えること能わざる有りと有らゆる恥辱を受くると聞く・・・!ああ、どうかそのような運命を、神が免れさせ給わんことを!!」
女による侵攻の恐怖に怯える男たちをよそに、アマゾネスの船団は島を包囲しつつあったが、他方、コンスタンティノポリスを発した海軍も、既にロードス近海に達しつつあった。
これは、男たちにとって、大きな勇気を与えるものであった。
しかし、諸侯らがともすれば閑却しがちな事が、ここにあった。
それは、ビザンツ帝国軍というものは、即ちギリシア各諸侯の連合軍に過ぎず、指揮系統もバラバラで、その数に見合うだけの戦力を持たないものであったことである。
617 :
名無し調教中。:2010/03/03(水) 18:11:46 ID:rewRv+cs
レズはいらんなあw・・・でもエリナとユリナはそういう関係だよね
そうなの?>そういう関係
海戦かぁ…すごそうだ
懐かしい設定だね>レズ
第1部の描写だから、意外と作者さんも忘れちゃってるんじゃまいか
まあさらっとやる分には構わない感じもするけど
621 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/03/04(木) 21:46:59 ID:kwycPwC8
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第2章 ロードス島攻防戦(3)
一方、もはやその国号のみを抜殻の如く残すのみとなった、エジプトをその領域とする旧アフスム王国は、クレオパトラを女王とし、
形式上は相変わらずプトレマイオス革新政権による政治が執られてはいた。
しかし、その実はあらゆる政策決定は、表向きは北アフリカ共同体を結成し、あくまで対等の関係にあると対外的には位置づけられているはずのラシェワ女帝国
によってなされ、それをいわばアフスム政府を監督するが如き役割を果たすイザベラが、あたかも植民地の総督の如く本国からの諸命令を実行し、プトレマイオスはただ
平身低頭してそれに従うしかなかったのである。
事実上、ラシェワ女帝国の属国となった旧アフスムだったが、ここまで来てもラシェワがアフスムを併合してしまわないのには、アドゥアナの狡猾な思慮があった。
アドゥアナは、男権諸国、特にその中で大きな権威を持つ教主ペトルの思考回路を完全に読んでいたのである。
「・・・もしも、アフスムが地上から消滅するようなことがあれば、さすがにペトルはこれを一国の他国に対する侵略行為とみなし、十字軍の結成を決断するかもしれない・・・
でも、たとえどんな状態になっていようと国の名前だけでも残り、君主さえ別に定まっていさえすれば、そんな形式的なことさえもあれば、もうペトルは動くことはできないわ!!
平和を守ることを口実に、ただ日々無事に事なかれ主義を貫くペトルのこと、アフスムが存立し、クレオパトラが形式上女王でありさえすれば、十字軍は結成できない・・・!!
ふふ、つくづく愚かな男だこと・・・!!」
622 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/03/04(木) 21:49:24 ID:kwycPwC8
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第2章 ロードス島攻防戦(3)
金毛人諸国においては、ローマ教主ペトルの権威は絶対であった。教主の命に背く者は、たとえ君主といえども、その違背甚だしき場合には、破門という最も重い罰を受けねばならないのだ。
「ペトルが教主である限り、そしてあたし達がアフスムを併合しない限り・・・男権諸国はあたし達に指一歩差すことはできないのよ!!たとえ、アフスムの男たちを全員あたし達の奴隷としようともね・・・
ふふふ、ほんとに男ってバカねえ!!!」
現に、アフスムの全ての男を奴隷化する政策は既に着々と実行に移されていた。
そもそも、アフスムはラシェワと相戦って、決して敗戦したわけではなかったのに、いったんなぜ、今こうしてその属国と堕してしまったのであろうか。
そこには、アドゥアナを中心とするラシェワの狡猾な外交戦術と、それに対するアフスムの無為無策があったことは、ご承知の通りであろう。
623 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/03/04(木) 23:05:23 ID:kwycPwC8
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第2章 ロードス島攻防戦(4)
そもそも、アフスムとラシェワがあのまま戦争を続けていれば、アスワンの戦いでラシェワを撃退し得たアフスムの当時の勢いからいって、
その勝敗はまさに5分と5分、アフスムの勝利は十分考え得たことであった。
しかし、プトレマイオスやルトーなど、革新的思想を持つ政治家たちが政権を担うようになると、ラシェワは即座にこれらに外交的攻勢をかけたのであった。
アフスムに圧倒的に不利な条件での講和や、大規模な軍縮を実行したプトレマイオス政権は、アフスムの力を大きく削いでしまった。
更に、彼らを通じた諸政策の実行もラシェワの狙うところであった。
その国を完全に屈服させるには、その国の男性の持つ精神的な力を完全に失わせねばならない。
そのために、ラシェワが行ったことは歴史教科書の改ざんであった。アフスムは他国に対し、侵略を繰り返す悪の帝国であり、自分たちは常に謝罪と反省の贖罪意識を持たねば
ならない・・・。自分たちは悪に満ちた、劣った国民である・・・
こうして、アフスム男子からその誇りを奪ったラシェワは、次にアフスム女性を、男の不当な支配を受けてきた被害者であり、男に対し、今までの恨みを復讐する正当な権利を持っているものであると、
宣伝し、信じ込ませるのに成功していった。
男からは誇りを奪い、女には被害者意識を与え、男に敵対させる・・・!!
ある民族を滅ぼすのに、これほど効果的で有効な手段はない・・・。
国家は、たとえ戦に敗れたりとも、容易く滅んだりするわけではない。
その民族から道義を奪い、互いに敵対させる・・・
かかる状態に堕ち、滅ばなかった民族はないのだ・・・・。
その他、経済発展のためにはラシェワに依存せざるを得ないのだ、とウソの宣伝をさせ、北アフリカ共同体を結成させ、アフスムを経済的に支配する一方、
アフスムに在住するラシェワ女性に参政権を与え、アフスムに不利な政策を次々に実行させていく・・・
まさに、ラシェワは一発の銃弾を撃つことなく、アフスムを挫き、屈服させてしまった。
そしてその政策を喜々として実行していったのは、プトレマイオスの革新政権であった。
なんという日本がされてることw
しかしこれってよほど生物学的に異常な性文化でも持ってない限り
機能しなさそうなやり口だよな
女ばっかりの女権帝国があるくらいだから、生物学的に異常な性文化を持つ世界なんだろうけど。
626 :
名無し調教中。:2010/03/05(金) 18:49:36 ID:4ItFf/pC
しかし最後にものをいうのは武力!!!
627 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/03/07(日) 01:16:00 ID:ZgDJNg7t
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第2章 ロードス島攻防戦(5)
ついに、ビザンツ(ギリシア・アフスム)帝国軍エーゲ艦隊がロードス島近海に到着した。
「おお、あれがロードス島か・・・!」
「あれこそが、彼の有名な巨像ですな!!」
将兵らは口々に、眼前に立ち現われてきた美しい島を指差した。
ロードス島には、ギリシア文明の粋をつくした有名な『ロードス島の巨像』がある。
如何なる古の神の像を模したものやは知れぬが、高さ数十メートルに及び、
日の光を受けて輝くその神々しい姿は、あたかも邪悪な魔女の力を打ち破る、戦の男神の如きであった。
「ところで、アマゾネスの艦隊の動きはどうなっておるのだ・・・!!」
百数十に及ぶエーゲ大艦隊の中で、総司令部たる一際大きな軍艦中にあって、今、下士官に敵の動向を下問するのは
彼こそはアナクシマンドロス、エーゲ艦隊大提督である。
「・・・はっ、所詮は女の事か、我らが姿を見るなり恐懼畏怖し、早々と島より離れ、様子を窺っておる様子!!
何とも張り合いなき敵にて・・・」
「わっはっは・・・!!全く、小娘の戦ごっことは思うておったが、かくもたわいないものとは!!
何の、魔女だの何だのと騒いではおるが、あのテルモピレーの戦いの赫々たる武勲輝く我がスパルタの威光の前には、
小娘どもも尻尾を巻いて逃げ去ったか・・・まあよい、せいぜい降伏を許し、皆女奴隷をとして本国に連れ帰るとしよう!!」
スパルタ出身のアナクシマンドロスは、そううそぶき、豪快に笑った。アテナイ、スパルタ、コリントス、テーバイなど、
諸都市国家を代表する名将らも、ともに笑い、帝国軍は早くも勝ち戦の気分であった・・・
女を舐め腐っているプライドの高い男が女に驚愕させられる・・・最高だね
629 :
名無し調教中。:2010/03/07(日) 17:26:54 ID:0uUWFkHF
どんな罠が張り巡らされているのだろうか
すでに術中にはまっているのだろうか男たちは
サンシメオンの悪夢再び
631 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/03/08(月) 01:09:34 ID:jLfJRzJ4
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第2章 ロードス島攻防戦(6)
ここで、エーゲ艦隊の陣容を概観しておこう。
実のところ、先にも述べた如く、ビザンツ(ギリシア・アフスム)帝国というものは、それまでてんでバラバラに抗争を続けていた
諸都市国家が、流遇のアフスム皇帝ヘラクレイオスを自分たちの皇帝として推戴し、形成された連合国家である。
従って、諸都市国家の統治権や軍統率権はほとんどそのままに残されていたのだが、これは軍全体を統率するうえでは、甚だ不都合であることは言を待たなかった。
無論のこと、形式上は軍の統率権は皇帝にあるのだが、実際の作戦の決定は、それぞれの都市国家(ポリス)にあった。
よって、もしも諸将が互いに反目し合うようなことがあっても、誰もこれを制御しえない恐れが十分にあったのだ・・・。
さて、そういった事情は海軍たるエーゲ艦隊においても同様である。
アテナイ、スパルタ、コリントス、テーバイなどの主なポリスを中心に、十数のポリスが軍船と将兵を出し合い、形成した艦隊は、一皮むけばそこには長年反目を
続けてきたポリス同士の嫉妬と反目に満ちていた。
アテナイ勢の統率者、デモステネスは、ライバルであるスパルタのアナクシマンドロスがエーゲ艦隊総司令官となったことに、内心激しい不満を持っていた。
「ふん、何を、スパルタめが小癪な・・・我がアテナイは、あくまで我らの作戦を立て、遂行して見せる!!
断じてアナクシマンドロスの下風になど立つものか!!・・・」
これは、コリントスやテーバイも同様であった。
中小のポリスはさほどでもなかったが、これら4ポリスは互いに激しい敵意を押し隠し、戦陣に臨んでいたのだった。
逆に言うとある意味部外者のアフスム皇帝を立てて
争いあってたポリス同士が連合国家みたいなものを作れたわけか
女王をたてることで国同士の争いがおさまった邪馬台国みたいなもんんか
アフスムの方はどうせすぐ崩壊するだろうけど
邪馬台国みたいな女性バージョンも見たかった
そういえばキタールだかツィンだかに倭人の女性がいたような気が
ツィイーかいな
634 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/03/09(火) 02:07:52 ID:YzpdCRyA
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第2章 ロードス島攻防戦(7)
アマゾネスの海軍は、その船数およそ六十艘ほど。ビザンツ帝国エーゲ艦隊の半数ほどしかない。
百戦錬磨の諸ポリス連合軍に対し、にわか作りの、しかも機動力にも実戦経験も劣る女の海軍・・・
所詮はアマゾネスなど、何ら恐るに足らず・・・!!
将兵のほとんどは、そう決め込んでかかっていた・・・
「女どもは軍船の多くをロードス島より北東へと一列に展開させ、北上しております!!」
「ふむ、それは一路アナトリアへと逃げ帰らんとしておると見える!!
追撃せよ! 魔女どもめ、我らの気迫に驚きあわて、尻尾を巻いて退散せんとする様子、
今これを叩けば全員を捕虜とし降伏させ、或いは全滅させることもいと容易きことならん!!!
いや、できれば殺さずに捕らえよ! せっかくの数多の若い女どもを、じっくりと味わわずして何としようぞ!!!」
アナクシマンドロスの下知に、将兵らは大いに沸いた。
・・・さて、コンスタンティノポリスでは、ヘラクレイオス帝が臨戦態勢の構築に余念がなかった。
「アンティゴノスよ、私は、ブルサやイズミル、その他アナトリアでアマゾネスとの最前線にいる将らに、徴税権や
行政権も与え、有事に即応できる態勢を作ろうと思うのだ・・・!!」
ヘラクレイオス帝の発案である、アナトリアの各地で導入されていく、アキレウスなど最前線の将軍に行政権も付与するという思い切ったやり方は、
アマゾネスとの戦いに大きな効果を上げることになっていく。
これが、歴史に名高いテマ制(軍管区制)である。
聖杯はまだ出てこない
聖杯の効果もわからん
聖剣=貫くもの、男性原理=ち○こ
聖杯=受け入れるもの、女性原理=
638 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/03/12(金) 01:27:12 ID:8XriqisJ
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第2章 ロードス島攻防戦(8)
・・・その頃。
ここはロードス島から北西、約二百キロほど隔たったエーゲ海上の小島、パトモスである。
おびただしい数の巫女の如きいでたちの、若い美女の群れ。
浜辺に程近い草原に集まる彼女らの中心にいるのは、これまた一際美しい妖艶な女である。
しかし、驚くべき事に、この女が今、そのしなやかな腕に抱えているものは・・・!?
それは、間違う方なき・・・髑髏ではないか・・・!!
髑髏を携える美女に、女達は祝詞の如き文言を唱え始めると、不思議な事に晴れ渡っていた空は見る見る曇り始め、
一転、稲光や雷鳴、凄まじいばかりである。
突如として、世界は暗黒に包まれたかのようであった。
女達の不気味な詠唱と雷鳴・・・稲光は、時折髑髏と女を鮮やかに照らし出したが、奇妙な事に、激しい光に照らされるたび、
女の貌は、全く別の者の如く見えていった・・・!!!
それは、かつてジキスムントがまだウォルムスの宮廷にいた頃、その前に忽然と現れ、消えた女のそれであった・・・
雷鳴と嵐吹きすさぶ中、女は高々と髑髏を掲げると、その髑髏もまた、稲光の中で、何か全く違う、別のものに見えた・・・!!?
パトモスが不気味な闇に包まれている時、しかしロードス島は一片曇りなき晴天である・・・
「閣下・・・!女どもの船を発見致しましたぞ!!」
「ようし・・・ふっふっふ、逃げる女をじわじわと追いつめ、いたぶって犯すというものは、いつもながら味のあるものだ・・・!
かねての手筈通り、まずはスパルタ勢が先陣を切って女どもを料理致そう!!」
そこへ、伝令兵が急いで駆け込んできた。
「・・・大変でございます!!アテナイ勢が閣下の命令を無視して、既に攻撃を開始しております!!あれ、あのように、敵船に突撃を!!」
アナクシマンドロスは激怒した。
「おのれ、アテナイめが!!デモステネスめ、我が指揮に従わぬとは、小癪な奴め!!断じて奴らに遅れを取るでない!我らも一斉に突撃を開始する!!!」
かくして、エーゲ海の勢力地図を一変させることとなったロードス島攻防戦は、ここにその火蓋が切られたのであった。
髑髏が聖杯だったりして
孔雀王かよっ!
1対1も良いが、女対男の合戦は興奮するな
倒れる男達の山を踏みつけ見下げる女達イイ!
勝者と敗者,弱者と強者がはっきりと見て取れる絵は良いよね
642 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/03/13(土) 01:23:49 ID:Ud+j4N6e
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第2章 ロードス島攻防戦(9)
「見よ、女どもの船は指呼の間である!!いざ、船ごと虜として、今宵の肴と致そうではないか!!」
「若い女どもが選り取り見取りとは、何たる割りの良い戦であることよ!・・・」
女に飢えたアテナイ勢は、我先に船首を敵勢に向け、獲物に食らいつくように突進していった。
「おお、アテナイ勢が行くぞ、それ、我らスパルタも遅れをとって彼奴らめの嘲りを受けるでない!!」
スパルタ勢も我先に、先を争って突進していく。
のみならず、テーバイ、コリントなどの他の主要ポリスの軍勢はおろか、中小のポリスの軍勢までが、
主なポリスが指揮も何もかも放擲し、我先に突撃していくのを見て、遮二無二突進し、もはやエーゲ艦隊は一個の指揮によって
進退するまとまりを持った艦隊ではなく、ただ己の欲望を満たさんがために、先を争って進む烏合の衆と化していった。
「それ、アテナイ勢はあれに見ゆるぞ!彼奴らめを先へ行かすな!!・・・先に回って進路を遮れ!!!」
総大将のアナクシマンドロスまでが、先へ進むアテナイ勢を妨害する命令を出したくらいであるから、他の軍勢は推して知るべし、
他のポリスの軍船とみれば、甚だしきは矢を射かけ、互いに船を衝突させ合い、まるで同士討ちの如き様相を呈してきたのだった。
乱軍の中、やっとの思いで抜け出して、アマゾネスの軍船に取りついたのは、テーバイ勢の中の一艘の軍船であった。
「さて、我らが一番乗りであるぞ!!・・・いざ、女どもを虜にせん!!」
彼らは先を争って、アマゾネスの軍船中になだれ込んだ。
643 :
名無し調教中。:2010/03/13(土) 18:08:04 ID:1Mqbgyfy
謎の女性はイリナの化身??
644 :
名無し調教中。:2010/03/13(土) 18:08:50 ID:1Mqbgyfy
ダゴンの弱点を教えた女性と同一人物だよね
645 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/03/14(日) 14:23:32 ID:IyUH7h1A
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第2章 ロードス島攻防戦(10)
「あれ見よ、テーバイ勢が一番乗りとは!!」
「おのれ、彼奴らめに女どもを独占さすな!前で邪魔するそこの軍船を蹴散らせ!!」
「くそっ、矢を射掛けてきおったぞ・・・火を放て!!沈めよ!!!」
もはや、至るところで完全な同士討ちが始まっていた。
もともと、長年抗争を続けてきた同床異夢のポリス同士がにわか作りの連合国家を形成して、集められた艦隊であるのだから、
互いに嫉視反感を持ち、敵意をも抱いていたところに、無抵抗に逃げ去る女達という餌を投げられ、かかる事態に陥ってしまったのだ。
しかし・・・
今、そんな彼らの背後から、アマゾネスの軍船が数多、音を殺して忍び寄っていることに、気づいた者はいなかった。
男達の軍船の前に見える船団は、女達の船の数の全体の三分の一ほどのものであり、囮であったのである・・・。
・・・パトモス島を包む暗闇は、単なる日の陰りの闇とは到底思われない、漆黒の、どこか禍々しい邪悪な気に満ち始めていた・・・
女達の詠唱が高まり、弱まり、・・・一種の異様なリズムを形作っていく・・・
それは、かつてこの地上には存在しなかったような、奇怪で、しかし興奮と陶酔に満ちたリズムだった。
稲光と不気味な詠唱の中、不思議な女は金色に輝き始めた髑髏を掲げる・・・
その時、明らかに、髑髏の口から言葉が語られ始めた・・・!!!
「・・・災いなるかな、地に住む者らよ・・・我、海より来たる獣を見たり・・・」
女達の詠唱はエクスタシーに達し、異世界の如き暗黒はその禍々しさを加え・・・
「獣の数字は666・・・知恵ある者よ、数字は人の名を表している・・・」
666ktkr
反キリスト?=反男?とこのSSではなるの?
647 :
名無し調教中。:2010/03/14(日) 17:21:30 ID:95taOZPP
獣か・・・女の見方で男の敵なのか
簡単に割り切れる者ではないのかな
648 :
名無し調教中。:2010/03/14(日) 23:30:52 ID:G9B6C9IZ
ベルゼブブ様だよ
ゲマトリアとかノタリコンとかいうやつ?
>>648 ここでベルちゃんがズブ濡れになって海から揚がってきたら吹くわw
ありやな
なしや
653 :
名無し調教中。:2010/03/15(月) 23:44:26 ID:v68tLPnk
サタンか
ユリナ と アルテミア をヘブライ文字に置き換え
さらにゲマトリアで数字化すると合計が666になる
とかね
↑
俺にはさっぱり意味がわからん
獣の数字でググレばいいと思うよ!
657 :
名無し調教中。:2010/03/16(火) 13:47:46 ID:PNzBrR65
人智を超えた最強生物が女の手で蹂躙されるのも嫌いではない
対ベルちゃんは素晴らしかった
658 :
名無し調教中。:2010/03/16(火) 19:06:26 ID:4mQ1dzxT
軍神ヤオーのような王や英雄が敗走し
逃げては追い詰められ逃げては追い詰められを
繰り返し精神的に徐々に負かされていく鬼ごっこを見たい
>>658 そういうのもいいな。
あとアンジェリーカみたいな尻尽くしもいいし
公衆の面前での徹底的な晒しや凌辱もいい
いろいろ個性がある展開がいいな
660 :
名無し調教中。:2010/03/17(水) 00:06:26 ID:JthDxCx4
ジュウの数字ですか
さっそくググります
アマゾネス艦隊に囲い込まれた男達と海より来る獣か
662 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/03/18(木) 03:17:54 ID:bdTpF7GV
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第2章 ロードス島攻防戦(11)
なだれ込んだ男たちは、ただ女たちの姿を探した。
「・・・早く出てきやがれ!!片っ端から犯してくれるわ!!」
船中探せど、容易に女たちは現れない。
「ははは・・・女どもめ、今更男に逆らったことを後悔しても遅いわ・・・!!
まあ、己らの愚かさを悔い、命だけは助けてくれと言うのならば、その願いだけは叶えてやらぬでもない!!
但し、我ら男に逆らった高価な代償は、しっかりと払ってもらわねばな・・・!
汝ら女は、我らの国に連れ帰り、女奴隷として我ら男に仕えねばならぬ!!!
それが否というのならば、やむを得ぬ、ここにて死んでもらうまで・・・
さあ、女どもよ、こそこそと隠れるのはやめて出て参れ・・・さもなくば、力づくで引き出してくれる!!!」
船中森閑として、音もなかった。
「ふふ、女どもめ、すっかり男に怯えて声を出すことも、動くこともできぬとみえる・・・
これはこちらから迎えに行ってやらねばならぬな!!!」
「ハッハッハッ、まずはお互い裸の話をするのが近道、というわけか!!どれ、まずは女どもを素手で捕まえ、散々泣かせてやるとするか!!!」
男たちはスルスルと甲冑や武具を外すと、素裸になってしまった。
663 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/03/18(木) 03:43:18 ID:bdTpF7GV
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第2章 ロードス島攻防戦(12)
半裸の女達が縄や手枷足枷、鞭などを手に現れて、男達は歓声を上げた。
「へっへっへっ、お遊びの道具を持ってきてくれたとは、なかなか気がきくじゃねえか!!」
「俺はあっちの女を縛り上げて責めてやりてえぜ・・・!」
男達は口々に女の品定めをしていた。
若い女戦士たちをこれから思う存分手籠めにできるとあって、男達は一様に興奮していた。
「ほれ、捕まえてやるぜ!!」
男の一人が女に腕を伸ばした。
「いやあん・・・」
逃げようとする女。
「ふひひ・・・逃げられやしねえぜ・・・」
「うふっ・・・捕まえちゃったわよ!!」
別の女が、逆に男を羽交い絞めにした。
「くっ、女のくせに男を羽交い絞めにするたあ、生意気な奴だ・・・!!まずはてめえから縛り上げてやるとするか・・・」
しかし、女の力は予想以上に強く、じたばたともがけど男は振り払うこともできなかった。
「ああら・・・ふふ、ほら、女に負けてるわよ・・・」
女はにやりと嘲った。
「そんなに弱いなら、あたしが縛り上げてあげようかしらねえ・・・!?」
664 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/03/18(木) 04:09:07 ID:bdTpF7GV
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第2章 ロードス島攻防戦(12)
「く、くそ・・・女の分際で・・・」
男は必死で女をふりほどこうとしたが、なすすべなかった。
「ほおら、縛り上げたわよ・・・」
ギリギリと縄目が男の身体に食い込んでいく。
「!・・・こ、こんなはずでは・・・?!!」
男は己の目を疑った。
今や、ふと気づけば次々と男が女に易々と捕らえられ、縛り上げられていきつつあった。
武器を取って戦おうにも、自分たちは全裸であった。武具は皆、脱ぎ棄ててしまっていたのだ。
「おのれ・・・どうした!!戦え・・・たかが相手は小娘どもの軍勢ではないか!!」
人間の心理というものは、時として奇妙な風に働く。
衣服を着ている者は、着ていない者に対して優位に立てるのである。
男たちは、全裸であるのに対し、女達は戦闘用の軽装とはいえ、着衣であった。
この状況は、無意識のうちに女に優位を与え、男に劣位を植え付けていたのだった。
そして、女に男に対して、通常以上の力を発揮させることになっていったのである。
男は、自らの手で、武装解除してしまったようなものだった。
665 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/03/18(木) 04:26:00 ID:bdTpF7GV
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第2章 ロードス島攻防戦(13)
男達は、自分の目が信じられなかった。
女達を無条件降伏させて女奴隷とするどころか、今、女の前に無惨にも屈服させられ、土下座を強いられているのは男の方だったのだ。
「お、おのれ・・・卑劣な・・・!!」
「ああら・・・これだけ簡単にだまされるなんて、ほんとにバカよねえ〜」
女達は嘲笑った。
「今すぐ我々を解放せよ!!汝らの敗北は決定しておるのだ・・・縄を解き、我らに降伏せよ!!」
「ふふ、どこまでバカなのかしら!!こいつらを甲板に連れて行って、外を見せておやりなさい・・・」
男達は、またもや信じられぬ光景を見た。
同士討ちを繰り返すエーゲ艦隊の背後から、アマゾネスの軍船が現れ、次々にこれらを撃滅していったのだ。
油断し、まさかの不意打ちに見舞われたエーゲ艦隊は、ほとんど戦いらしい戦いもできないまま、沈められ、或いは無条件降伏していった。
「ふふふ・・・降伏してきた男どもは、皆奴隷として可愛がってあげるわ・・・あんた達もね!!さ、これからたっぷりと生き恥晒させてあげるわよ!!!」
666 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/03/18(木) 04:28:38 ID:bdTpF7GV
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第3章 666(1)
フィレンツェの街に、このところ奇妙な出来事が相次いでいた。
街のあちこちで、貴賎老若問わず、男達が次々と殺害されているのだ。
被害者はいずれも、街中で買った若い女と宿屋に入った後に刺殺されるという同様の状況で死に至らしめられていた。
当初はよくある事件として当局に処理されていたのだが、被害者の数が十数名を超えつつあるに至り、次第に市内には恐怖が広がり、何らかの手を打たざるを得ない状況になりつつあった。
市民を恐れさせたのは、単に女を買った男が殺害されるという事実だけではなかった。
「・・・また例の事件か・・・」
フィレンツェ共和国軍将校であって、市中の警備をも担うヴィットーリオは、嘆息した。
「我が友、リカルドが失踪して以来、この奇妙な事件が起こり始めた・・・
あの実直で義に富む彼が、こんな出来事を引き起こしているとは思えないのだが、どうにも気になる・・・。」
事実、彼がローマで統領ルドヴィーコ暗殺未遂事件の犯人と目されてより行方をくらまして以来、この不気味な事件は起こり始めたのだった。
この事件の常ならざるところは、実にその殺害の状況にあった。
「・・・報告申し上げます!!遺体は若い男性・・・そして、遺体には・・・」
「分かっておる・・・666だな・・・!!!」
一連の事件の遺体には、その部位を異にせよ、全て666の数字が刻まれてあった・・・
「・・・獣の数字だ・・・そして、被害者はこれで12人目・・・」
「使徒の人数でありますな・・・」
「ラウールよ、13人目の犠牲者に注意せよ!!裏切り者を表す数字の13・・・
何やら、その後に恐るべきことが待ちうけているような予感がするのだ・・・!!!」
怒涛の更新ktkr
それにしてもビザンツの男たち、この世界でも屈指の愚かさじゃなかろうか
668 :
名無し調教中。:2010/03/18(木) 12:59:01 ID:w6pc/OOs
男の体に縄が食い込み「・・・こんなはずでは・・・!?」 イイ!!
669 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/03/18(木) 21:13:45 ID:bdTpF7GV
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第3章 666(2)
「近頃、あの男の姿をよく見かけますな・・・」
パリの街中、お付きの者がノストラダムスに言った。
それは、どこからともなく流れてきたと噂のある、どこか不思議な中年の男だった。
身なりは貧しそうで、持ち物とてもろくなものがないようだったが、男の風情にはどこか計り知れぬ知恵と気力が漂い、見る者に言い知れぬ畏怖の念を抱かせた。
「度々王の役人が姓名や生国を尋ねたようですが、決して口を開かず、また話を聞こうとする様子もなく・・・」
「記憶を喪失してでもいるのか・・・?」
「しかと確かな事は分かりませぬ。王も処遇に困っているようでして・・・」
ノストラダムスは、ちらとその男の横顔を見てみた。
!!・・・・!!??
奇妙だ・・・自分はいつか、確かにこの男に会ったことがある・・・!!!
だが、いつ、どこで・・・こんな男を、自分は知らないはずだ・・・!?
身体に、言い知れぬ不気味な恐怖が走った・・・!!
「少し気分が悪くなった・・・急ごう・・・」
お付きの者を急がせてノストラダムスが立ち去った後、不思議な男はのろのろとした手つきで、奇妙な仕草をした。
人差し指を、天に指した後、それをまっすぐ横に、己の首にあてがったのだ。
まるでそれは、自分の首が切り取られることを示すかのような仕草だった。
さすがのノストラダムスにも知りえなかったことは、・・・その男の顔は、例のパトモス島の不気味な儀式の髑髏が、もしも生前の姿になれば、おそらくは
このような顔であったと思われることであった・・・!!!
男の乾いた口から、不気味な音が漏れた・・・。
「・・・サ・マ・エ・ル・・・・・」
そう、聞こえた。
670 :
名無し調教中。:2010/03/19(金) 07:10:11 ID:hXhLrtdA
女子強すぎる。。ハァハァ
666楽しみだ
全裸の男は力が出せず女に主導権を奪われるという設定も良いな
672 :
名無し調教中。:2010/03/19(金) 19:47:21 ID:Yf/wotVN
オカルトチックな感じでスキよ
よく見たら作者さん、666に合わせて投下タイミング測ってたのか!
そんなところも素敵だぜ!
珍しく連投だと思ってたら
複数レスで確実に666をとるための手段か
成程な
675 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/03/20(土) 02:35:27 ID:9U+VRd4F
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第3章 666(3)
アナクシマンドロスは、沈みゆく軍船から必死で脱出し、小舟で逃げていた。
「ああ、我がエーゲ艦隊が・・・女どもにしてやられるとは・・・!」
百を超える巨大な軍船群は、跡形もなかった。
将兵らは、必死で小舟で脱出を試みていたが、アマゾネスの海軍の前に、各個にじわじわと追いつめられ、
その多くが捕らえられ、全裸にされて縛り上げられていった。
「・・・漕ぎ手よ、もっと早く漕げ!!」
スパルタの男子たるものが、しかもエーゲ艦隊提督が、女に辱められ、生き恥を晒させられるるのだけはごめんだ・・・
アナクシマンドロスは、ただただ女の影に怯え、漕ぎ手を急かした。
・・・フィレンツェでは、統領宮殿でルドヴィーコが不敵な笑みを浮かべていた。
「この俺を暗殺しようとした奴らめの見当は、おおよそついているのだ!!・・・彼奴らめを、近いうちに一網打尽にしてくれる!!」
!!・・・その時・・・!!!
・・・一本の人差し指が、壁際に現れた・・・!!!
ただ真っ直ぐに、それは天を指し・・・そして・・・今度は水平に、まるでそこにある何かを切断するように、横へと・・・!?
「・・・こ、これは・・・」
・・・パリでは、ノストラダムスが悪夢に悩まされていた。人々の無意識を形作っている、世界の裏面で、何かしら邪悪な、得体の知れぬ事態が起ころうとしていた。
676 :
名無し調教中。:2010/03/20(土) 12:50:53 ID:2TwnVE/I
正義のヒーローが女に破れ去るという旨のサイトないですかね
677 :
名無し調教中。:2010/03/20(土) 17:18:25 ID:C3YKFcye
↑横浜ストーリーパーク スーパーマンの敗北 で検索
人々の無意識を形作っている世界の裏側か・・・
ノストラダムスが悩まされるほどの悪夢・・・わからんな
678 :
名無し調教中。:2010/03/20(土) 21:15:59 ID:Dx45v3jB
謎が謎を呼ぶ
679 :
名無し調教中。:2010/03/20(土) 23:26:36 ID:tNm9aM/0
面白いなあ
680 :
名無し調教中。:2010/03/21(日) 17:20:48 ID:y/ppvSoM
作者さんはヒーローピンチ系も好きそうな気がする
英雄=ヒーローだし・・・ってスレ違いすいません
エーゲ艦隊vsアマゾネス船団も歴史的なアマゾネスの大勝だな
682 :
名無し調教中。:2010/03/21(日) 23:31:38 ID:U/gX/e3D
名のあるアマゾネスのセンシがいなくても圧倒してるな
caliban superstories
>>677>>683 676じゃないけど、ありがとん
なんかまた一つ目覚めるかもしれんw
アメコミ物は探せば多そうだね、英語のテキストのエロさはわからんがw
685 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/03/22(月) 16:38:59 ID:sfkSogFd
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第3章 666(4)
・・・必死で逃げるアナクシマンドロスの小舟。しかし、その時・・・
いくつもの矢が飛んできたかと思うと、たちまち漕ぎ手らは倒された。
慌てふためくアナクシマンドロスの頭上を、今度は太い縄をつけたいくつもの矢が飛び、小舟に刺さっていく。
「!!・・・!!!」
漕ぎ手の倒された舟は、ギリギリとなすすべなくアマゾネスらによって引き寄せられていった。
ドーン、と激しい音とともに横付けされるアマゾネスの船。バラバラと女戦士らが乗り込んでくる。
スパルタの英雄にしてエーゲ艦隊提督、アナクシマンドロスは、かくしてあえなくアマゾネスの捕囚となってしまったのである・・・
・・・ローマでは、各国の高名な画家たちによる展覧会が開催されていた。
絵画にも興味を持っているロドリーゴは、この会場にも足を運んだ。
イタリア諸国の芸術家らによる素晴らしい作品に眼を奪われていた彼は、ふと、ある絵の前に足を止めた。
それは、一人の男が微笑みながら、人差し指を天に指している図柄であった。
ロドリーゴは、その絵の類稀なる美しさにも驚嘆したが、同時に何かしら、何とも形容しがたい奇妙な感じをも覚えた。
「この絵の作者は、何という人物だね・・・」
「はい、これこそ、あのレオナルドの筆による傑作であります。近頃はフィレンツェのルドヴィーコ様の庇護の下、精力的に素晴らしい傑作の
数々を公表されて、大活躍のご様子で・・・」
係りの者の説明に、ロドリーゴはうなずきながらも、何やら考え込んでいた。
686 :
676:2010/03/22(月) 17:48:16 ID:j5u+ZR7v
>>677>>683スレチな質問に対応してくれてTHNX!!良いね!!!
スパルタの英雄が
>>682も言うようにアマゾネスのただの女戦士一人に
あっさり捕囚にされてしまう。。もう男と女の差は確実になくなっている
差はなくなってるのか?
広がってるんじゃないのかコレ
688 :
名無し調教中。:2010/03/22(月) 23:53:11 ID:NxGhnqZc
女子が圧倒しだしているよね 認めたくないし認めないだろうけれど
689 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/03/23(火) 00:44:24 ID:cqtDtiVI
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第3章 666(5)
エーゲ艦隊という強力な保護を失ったロードス島は、日を置かず陥落、ついにアマゾネスの支配するところとなったのであった。
これこそは、エーゲ海でのビザンツ(ギリシア・アフスム)帝国と、アマゾネス女王国との勢力の優劣を、完全に逆転させる戦いとなったのである。
ロードス島というエーゲ海での要衝を失ったビザンツは、これ以降、徐々に他の島嶼をも奪われていき、エーゲ海の制海権は徐々にアマゾネスへと移っていった。
そして、・・・。
ビザンツがエーゲ海の制海権を失うという事は、とりもなおさず、ブルサ地方、イズミル地方などのアナトリアのビザンツ領が、アマゾネスの攻撃に耐えられない
ようになるという事態に陥る事を意味していたのだ・・・!!
エーゲ艦隊全滅と、提督アナクシマンドロスの捕囚、そしてロードス島陥落の知らせを聞いたヘラクレイオス帝は、真っ青になって唇を噛み締めた。
彼に、次の打つ手はあるのだろうか・・・!!?
・・・アナクシマンドロスは、小舟の上で少女兵士らに取り囲まれていた。
「汝らの総大将を出すがよい!!我こそはビザンツ帝国の誇るエーゲ艦隊大提督アナクシマンドロス、汝ら如き雑魚兵の相手ではない!!!・・・」
しかし、少女兵らはアナクシマンドロスを虜にしようと、一斉に飛びかかってきた。
「・・・お、おのれ・・・大勢でかかるとは卑怯な!!戦士の礼というものを汝らは知らぬのか!!・・・」
多勢に無勢、さすがのスパルタの英雄も、たちまち少女らによって全裸に剥かれ、惨めな姿で縛り上げられてしまった。
「キャハハッ、ほら、あたしの脚を舐めなよ!!」
「ほら、唾を引っかけてやるから口を開けな!!」
「その次はあたしの小便飲ませてやるわよ!!ジタバタしたって口をこじ開けてやるからね!!!」
残虐な少女兵士らは、虜にした位階も遙かに上位の将に対し、口々に責め立て、アマゾネスの船へと引き立てていったのだ・・・
gj
G(グレート)J(女権)!
692 :
名無し調教中。:2010/03/23(火) 09:52:18 ID:bxaBjG78
アルギンやオルムクラスでさえも、もう女には歯が立たないのではないかと思わせるような快進撃
ふと思ったんだが熟女兵っていないのかな?
アドゥアナは熟女
アマゾネスは
セクースはけっこうしてるようだけど
経産婦とかいるのかな
>>692 英雄クラスが1対1でも完敗してるからな
696 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/03/25(木) 01:07:11 ID:aMGh1iTb
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第3章 666(6)
・・・その人影は特に人目を忍ぶ様子もなく、66号室から現れ、そして宿から出ていった。
どこといって変わったところもないその人物が、この宿の客であるのかそれとも訪問者であるのかなどに、別段興味を持つ者など、
いようはずもなかった。
66号室の客の部屋を掃除しに来た使用人は何度ノックしても返答がないのを不審に思い、客の返事を待たずにドアを開けた。
・・・すでに、その客はベッドの中で刺されてこと切れていた・・・。
「ついに出ましたな・・・13人目の犠牲者が!!」
「またしても遺体には666・・・ラウールよ、徹底的に近辺の目撃情報を洗ってくれ!!・・・先の予感通りだった・・・このままでは、とてつもなく厭わしいことが
起こるに違いない・・・!!!」
「ヴィットーリオ様、一体、それは何故に・・・!?」
「これを見よ!!・・・遺体の右手に乗せられていたものだ・・・状況からして、下手人が置いていった物に違いない!」
ラウールは、ヴィットーリオの差し出す紙片を見つめた。
「・・・これは!!?」
「うむ、見れば分かろう・・・東方の三賢者の図柄だ・・・」
・・・その頃、同じフィレンツェの統領宮殿では、統領ルドヴィーコが素裸にされ、磔にされていた・・・。
鞭を持ったボンデージ姿のエリナが近づく・・・
「ふふふ・・・ちょっと時間はかかったけど、やっぱりオマエもマゾに堕ちたわねえ〜! さ、これからじっくりと、楽しいアソビを教えてあげるわよ!!」
「は、はい・・・エリナ様・・・ルドヴィーコはもう貴女様の奴隷でございます・・・このフィレンツェを、貴女様に献上致します・・・!!!」
宮殿の外を、ただならぬ不気味な風が吹き抜けて行った・・・
697 :
名無し調教中。:2010/03/25(木) 16:49:10 ID:1l/rfxvm
暗躍するなあエリナ
一方その頃エリカは何を
エリカが女王に冷遇されてる方で
エリナが女王にひいきされてる方だっけ?
そうだね
700 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/03/26(金) 13:04:09 ID:PEekYEvw
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第3章 666(7)
「・・・おのれ、無礼な女どもめが・・・!!戦士たる者の礼も知らぬのか!!?」
少女兵風情に全裸にされ、小手高手に縛められた挙句、首輪をつけられたアナクシマンドロスは、アマゾネスの船中に連行された。
「キャハハッ、負けイヌのクセにな〜にバカなこと言ってんのかしら〜!!ほら、土下座しなよ!!!」
「・・・な、何を!!スパルタの男は、決して敵には膝を屈せぬものだ!!」
アナクシマンドロスは必死で抵抗したが、多勢に無勢、少女らによってたかって跪かされ、土下座させられた。
「うふふ・・・お仕置きが必要ね!!ほら、ちゃんと土下座しなさいよ!!」
顔を上げようともがくアナクシマンドロスの首筋に、長身の逞しい美少女兵が、どっかりと腰を下ろした。
「ほ〜ら、顔を上げられないようにしてやったわよ!!」
「きゃ〜っ、面白〜い!!ほら、あたしも尻の下に敷いてやるわ!!」
少女兵士らの尻に圧服され、アナクシマンドロスは身動きもできずもがくだけだった。
その時、・・・。
「うふふ・・・スパルタの男が、女の尻に征服されてるなんて、惨めな姿ねえ・・・」
奥から、一人の美女が現れた・・・。
暗号のような曖昧な印象だけではっきりした実像が掴めないな
この章はなかなか
702 :
名無し調教中。:2010/03/26(金) 18:51:20 ID:K4L9SSZv
GJ
703 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/03/27(土) 01:27:09 ID:6WdCCDyY
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第3章 666(8)
「うふふ・・・スパルタの戦士、英雄なんていっても、所詮は女の敵ではないわねえ・・・!」
「ううむ・・・汝は何奴か・・・!?」
「ふふっ、この男は、まだ主人であるあたし達女に対する口のきき方ってもんが分かってないわねえ・・・
ほら、お前達、たっぷりと身体に教え込んでおやり!!!」
ボンデージのような戦闘服に身を包んだ長身の美女が少女兵らに命ずると、少女らはアナクシマンドロスを引き立て、側の壁に磔にしてしまった。
「・・・さあ、これからお楽しみの時間よ!!」
女が合図をすると、何と、アナクシマンドロスの部下である将兵らが、同じように全裸にされ、ぞろぞろと少女らに連行されて、部屋の中に連れて来られたのだった。
「・・・おお、汝らも無事であったか・・・!!」
惨めな姿で辱めを受ける将兵らに、アナクシマンドロスは叫んだ。
「汝らもスパルタの男子であろう!ならば、起って戦え!!女どもなど、我らの前には一撃で・・・あ、あうっ!!」
いきなり少女に、後ろから睾丸を握られたアナクシマンドロスは、さすがの痛みに悶絶して前のめりにうずくまった。
「ふっ、なかなか責めがいのあるオトコだこと・・・!!アンタみたいなヤツをじわじわと苛めてヒイヒイ言わせてやるのって、楽しいのよねえ!!!
ほら、部下の前で醜態を晒させてやるわよ・・・皆、絶望した様子でお前を見つめるわよ・・・フフフ・・・」
この美女こそ、『6人の魔女』の一人、アルテミアのリリア・・・女王ユリナの片腕と言われ、彼の『アルテミア年代記』の著者とも言われる女である。
704 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2010/03/27(土) 04:50:45 ID:6WdCCDyY
いつもありがとうございます。
wikiのビザンツ(ギリシア・アフスム)帝国の項目に「ロードス島攻防戦」を追加致しました。
705 :
名無し調教中。:2010/03/27(土) 16:45:41 ID:OnTqRbQi
部下が見ている前で辱められる。。これはまた良いシチュエーション
&リリアkitaー
707 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/03/28(日) 01:14:28 ID:c4HhEjYd
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第3章 666(9)
ロドリーゴは、その足でローマに滞在中のはずの、芸術家レオナルドの元を訪れていた。
レオナルドは、しかし、単なる芸術家ではなかった。様々な事物を発明・改良する才に長けているばかりか、
その才能は広く科学一般に及ぶ類い稀な天才であった。
「・・・こちらが、レオナルド殿の宿所か・・・レオナルド殿にお会いしたいのだが・・・」
ロドリーゴが現れた使用人らしき男に告げると、なぜか男は困惑したような表情を浮かべた。
「どちら様でしょうか?あいにく主人は多忙で、今は外出しており、お会いすることはできませんが・・・」
「私は、ローマ教主ペトル猊下の側近、ロドリーゴと申す僧です。レオナルド殿の描かれた絵のことで、お尋ねいたしたいことが・・・」
「何と、教主猊下の・・・!!!」
男は非常に驚愕した様子だったが、ロドリーゴはなぜか、教主の下から来たという自分の言葉に、男がよりいっそう警戒心を強めたのを感じ取っていた。
「いや、この度は、全く私の個人的な関心で参った事・・・また日を改めてお訪ねする、とお伝え下さい・・・」
宿所を退出するロドリーゴ。しかし、通りの向こうから、じっと彼を見つめる二つの瞳に、この時の彼は気づいてはいなかったのだった。
・・・その頃。
アマゾネス女王ユリナは、対ビザンツ帝国戦勝の報至るや、直ちに陸兵団にも大動員令を発していた。
彼女の狙いは、果たして・・・!!??
北方キエフ公国への侵攻か、はたまた大敗に混乱するビザンツ帝国が狙いか!!?それとも・・・
第一次十字軍への敗退も癒え、早くもアマゾネスは次の一手に大きく動き出そうとしている!!!
708 :
名無し調教中。:2010/03/28(日) 17:24:57 ID:fM3PvOQd
リリアにはどんな特徴があるんだろうな
709 :
名無し調教中。:2010/03/29(月) 15:15:56 ID:fw3ifTDF
マゾ要素と物語のバランスがいい
美女アマゾネスの男嬲り描写がもっと欲しい
ユリナの片腕・ボンテージ戦闘服の長身美女リリアによる、プライドの高いスパルタ兵嬲りに超期待
やばいそろそろ状況がわからなくなってきた
712 :
名無し調教中。:2010/03/31(水) 08:47:14 ID:21XLMI/Q
アホ丸出しのワンパターンだからな(笑)
たまに女も負けて調子に乗る男達に更に強い女が現れるとかの工夫が全くない
まだ続くんかい!
何が面白いねん?
>>711 エロ描写以外をスルーしてる自分は全く状況を理解してないぜ!
ただ最近はそのエロ描写自体が少なく・・・別に批判ではないのであしからず
基本・基盤は、女が男を虐待するM系SSだから、その描写がありさえすれば良いが、
加えて、このSSは歴史や軍記もの、神話を取り入れた大河ロマンの体裁をとっているから、
背景に奥行きがあって、その中で行われる男虐待シーンは、ことさらワクワク感がある
718 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04/02(金) 01:28:04 ID:MLkWKjII
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第3章 666(10)
「・・・おのれ、魔女どもめ!!スパルタの男子が、そう簡単に女に屈するとでも思っているの か!!」
アナクシマンドロスは吠えたが、部下達の屈服を見たその表情からは、当初の威勢は消えていた。
「ふふふ・・・あたし達に征服されたオトコ達は、皆初めはそう言ったわ・・・。でも、結局は 惨めな姿であたし達女に屈服したのよ!! 心も身体も女に征服されてね・・・
ちょうどいいわ!初めから従順な民族よりも、最初は女に強烈に抵抗してくるオトコの方が、屈服させられた時は二度と立ち上がれない ほどの打撃を与えられるってものよ!!調教のしがいがあるってもんよねえ・・・!」
「・・・うぬぬ・・・不遜な女めが!!」
アナクシマンドロスは唸ったが、たちまち少女兵士らによって押さえつけられた。
「ふふふ、オマエはスパルタの英雄・・・オマエを精神的に屈服させれば、スパルタそのものも 戦意を喪失し、あたし達に屈するわ!!
楽しみねえ・・・ビザンツ帝国の戦力の中核を担うスパルタが女に屈する・・・そうすれば、ビ ザンツ帝国はその力を失い、崩壊・・・あたし達アマゾネスが、ビザンツを征服する日も遠くはないわね!!!」
アナクシマンドロスは愕然とした。男権諸国群が、よもや、まさかと思い、考えるべきである のに心を逸らしてきた事を、まさに現実のものとしてリリアは語っているのだ!!!
アマゾネスの野望は、やはりビザンツ帝国の征服にある・・・いや、それさえも実は、一つの過程に過ぎない・・・世界の要衝、エルサレムやコンスタンティノポリスを 制しようとする彼女らの野望、
それは、局地的な大国を建設しようというのではない・・・そうだ、アマゾネスの狙いは、金毛人諸国、そして全世界を征服し、 全ての男を女の奴隷とすることなのだ!!!!・・・・
・・・世界を、この魔女どもの崇拝する悪の女神、イリナの支配下に置こうというのか!!世 界の本質を変え、人類を狂った道に向かわせようとしている!!!・・・
断じて、魔女どもに屈するわけにはいかない・・・全裸で磔にされながら、アナクシマンドロ スはそう、心を奮い立たせたのだった。
719 :
名無し調教中。:2010/04/02(金) 13:05:11 ID:CcPtknxM
>「ふふふ・・・あたし達に征服されたオトコ達は、皆初めはそう言ったわ・・・。
>でも、結局は 惨めな姿であたし達女に屈服したのよ!! 心も身体も女に征服されてね・・・
>ちょうどいいわ!初めから従順な民族よりも、最初は女に強烈に抵抗してくるオトコの方が、
>屈服させられた時は二度と立ち上がれない ほどの打撃を与えられるってものよ!!
>調教のしがいがあるってもんよねえ・・・!」
さすが6人の魔女の1人、分かってるね。
従順な奴より抵抗してくる奴を堕とし屈服させる
これこそ嗜好の極み
720 :
名無し調教中。:2010/04/02(金) 13:06:18 ID:CcPtknxM
女の本質に気付いたアナクシマンドロスの今後に要注目
逃れることは出来ないだろうけれど
721 :
名無し調教中。:2010/04/02(金) 13:07:47 ID:CcPtknxM
>>714 エロ以外も読んで、主要人物のキャラクターが分かれば
エロ描写も、もっと楽しめるかもよ
722 :
名無し調教中。:2010/04/02(金) 23:37:55 ID:pAMwCNi6
いいね
オトコの常識がくつがえされていく過程
723 :
名無し調教中。:2010/04/03(土) 23:18:26 ID:DdyUl/b/
また大規制らしいな
724 :
名無し調教中。:2010/04/04(日) 22:52:27 ID:wN68ivxJ
まじか
725 :
名無し調教中。:2010/04/05(月) 04:25:43 ID:DcJMSnKc
たなか
726 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04/06(火) 00:51:00 ID:gG6c1xYn
これまでのごく大まかな粗筋(1)
北京に都し、満州、ウイグル、チベットををも征した世界帝国ツィン。2世皇帝ヤオーは更に西方へと覇を遂げんものと、アラル海地方に進出した。
しかし、全く予想外にも、ヤオーの野望はこの地で儚く潰え去ることとなった。ツィン帝国の騎馬軍団はこの地にて、女が男を奴隷として支配、君臨するアマゾネス女王国の軍勢と対戦、
あえなく惨敗、何と皇帝ヤオー自身が捕囚となってしまったのである。
その世界制覇の力の根源たる騎馬軍団を女の手で壊滅させられ、皇帝をも少女戦士エリナの奴隷とされたツィン帝国は、大混乱に陥り、これを見た周辺諸国や諸民族は、ツィンからの自立や新たな
覇権を求めて蠢動し始めたのであった。
ここで力を伸ばし始めたのが、西方の大帝国アフスムを破り、中央アジアに覇を唱え始めたウイグルのジャハーンギール・ハーン、そして、サルフの戦いで満州諸部族連合軍を撃破、満蒙全域を統一した若き英傑、
キタールのアルギン・ハーンであった。
大陸の覇王を決する激戦は、アルギンの勝利に終わったが、ジャハーンギールもまた、キタール汗国四天王の一人として、アルギン・ハーンの覇業に力を大いに発揮していくこととなる。
かくして、満蒙、ウイグル、南シベリア、チベット、東西トルキスタンを領する大帝国に成長したキタール汗国は、暗愚な3世皇帝マオーとその寵妃ツィーの暴政の下で混乱、衰退を続けるツィン帝国に侵攻、北京を陥落させた。
亡国の危機に、マオーの弟ダヤンらがクーデタを起こし、マオーは重慶に逃亡、ダヤンの指揮の下、ツィン軍はアルギン・ハーンの軍勢と死闘を繰り広げた。
戦の天才、不世出の英傑と謳われたアルギン・ハーンのキタール軍に、ダヤンのツィン軍は劣勢であったが、淮水地方まで南下、占領したキタール軍は以降はツィン軍と一進一退となり、ついに淮水から秦嶺山脈を結ぶラインを国境として
一旦和議が成立、中華地域は北朝が北京に都するアルギン・ハーンのキタール帝国、南朝が南京に都するダヤンのツィン帝国、そして重慶のマオーの政権、の三国時代に入ったのである。
ダイジェストか
最近状況が複雑になってきたので
これはありがたい!
しかも最近出番の少ない中国方面というのもいいね
アルギン関連の名前を見ると
贅沢な欲ではあるがまた外伝も読みたくなる
728 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04/06(火) 01:54:14 ID:gG6c1xYn
これまでのごく大まかな粗筋(2)
しかし、男権諸国の混乱を看過するアマゾネス女王ユリナではなかった。
大キタール帝国がその主力軍団を中華地域に集中させているのをみたユリナは、突如カスピ海北岸のキタールの要衝、アストラハンに侵攻、占領し、キタール十六将マフムードを捕虜としたのである。
キタールの威信を傷つける一大事変であったが、ツィンとの大戦に力を集中したいアルギン・ハーンはこれを機に西方金毛人諸国の雄、ブルグン王オルムと緊密な連携を取り、オルム王はブルグンの
精兵を率い、アマゾネス女王国に侵攻、当時は首都としての機能を果たしていたクリミア半島のアルテミアを占領するに至ったのである。
首都陥落の知らせに動転したユリナはアストラハンを放棄、ブルグンと決戦するためにクリミアへと取って返したが、折悪しくローマでの教主ペトルの不穏な動きの噂を聞いたオルムはブルグン本国へと引き上げ、
ユリナはアルテミアを回復したのであった。
これ以降、国土の北辺に偏りがちなアルテミアよりも、アナトリアのアンカラに首都機能が移転され、ユリナも専らこちらで執政するようになった。
この頃、エチオピア・スーダン地方を中心としてもう一方の女権帝国、ラシェワが多いに勃興し始めていた。
エジプト総督カサンドロスの軍勢はラシェワに連敗を重ね、ついに皇帝ナディン・ラーの親征を仰がねばならない状態に立ち至った。
しかし、戦局にさしたる変化はなく、帝国の威信失墜する中、ヘラート総督ザキール・シャーは皇帝に反旗を翻し、バルチスタン・ペルシャを中心に自立を宣言、更にこの混乱を見たアマゾネスまでもが
パレスチナに侵攻、帝国の属国たるユダの王ヘロデを捕虜とし、帝国は四分五裂の状態に陥った。
嗚呼マフムード
730 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2010/04/06(火) 02:01:21 ID:gG6c1xYn
>>727 ありがとうございます。登場人物も非常に多くなってしまい、物語も錯綜してきましたので、少し整理してみようと思いました。
アルギン・ハーン外伝も、特にジャハーンギールとの死闘を描いていきたいと思います。いつ書けるかはまだ分かりませんが、
よろしくお願いします。
徐々に小国家は駆逐されつつあるのか??
アフスムは小国家ではないが
小国家といえばジパング
日本は初期に沖縄が誰かの故郷らしき地として言及されてたね
734 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04/07(水) 03:16:32 ID:XLYqB41l
これまでのごく大まかな粗筋(3)
アフスム帝国の属国たるユダ王国には、英雄として名高いサムソンがいた。
しかし、怪力を誇った英雄もアマゾネスのエリナやアリサの姦計にかかり、公衆の面前での格闘対決に敗れ、エリナの奴隷とされてしまった。
また、これに先立って王女サロメに批判的な態度をとり、投獄されていた預言者ヨハネが処刑されたが、この後も彼はその死を巡って様々な謎と混乱をもたらす事となる。
同時にアマゾネスの軍勢がエルサレムを急襲、その後ペリシテ王ゴリアテの軍勢をも破ったアマゾネスは全パレスチナを制覇、アフスムを震撼させたのだった。
聖地陥落の報せに、ローマ教主ペトルは十字軍結成を呼びかけ、ブルグン王オルムやフラン王シャルルをはじめ、多くの王や諸侯がこれに応じた。
しかし、アフスムは大シリア総督セレウコスの軍勢がアスワンの戦いでラシェワを食い止めたこともあって、十字軍の救援を拒み、また呉越同舟の連合軍である
十字軍は当初よりまとまりを欠き、オルム王の権威失墜を図るアキテーヌ公ロベールの暗躍など、不安材料に満ちていた。
735 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04/07(水) 03:18:13 ID:XLYqB41l
これまでのごく大まかな粗筋(3)
十字軍総帥となったオルム王は、フラン王シャルルやグール王アラリックなど、敵対する王らの妨害をものともせず、友好関係にあるランゴール王テオドリックとともに
十字軍を二手に分け、南北よりパレスチナを挟撃する策に出た。
テオドリック王は北シリアのサン・シメオンに上陸、アマゾネス『6人の魔女』の一人アンジェリーカ率いる軍勢と激しい戦いを繰り広げたが、アマゾネスの巧妙な戦術の前に苦戦、
犠牲者は増える一方だった。
ここへきて、マフムードの代わりにアストラハンに入ったキタール十六将ヤズディギルドは兵備を増強、アマゾネスに圧力を加えた。また、キタールはバビロンに自立したエサルハドンとも
協力関係を結び、十六将イーブラヒーム・ホセインをバビロンに入れ、ザキール・シャーを迎え撃たせた。
キタールの圧迫に備える必要の出てきたアマゾネスはやむなく主力軍勢をアナトリアや北シリアに移動させ、エルサレムやパレスチナには訓練に乏しい新兵らの軍勢ばかりが
残ることとなった。
パレスチナの防備の手薄をみたオルム王は、作戦を変更、海路パレスチナを急襲、アシュドドに上陸して快進撃を続け、エルサレムを攻撃、見事にこれを奪回したのだった。
エルサレム包囲戦でのアマゾネスの死者はおよそ数万といわれ、名戦士の誉れ高いマリカもこの戦いで玉砕した。
かくして十字軍は勝利をおさめ、アマゾネスは大敗北を喫してパレスチナから撤退したのであった。
736 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04/07(水) 14:39:20 ID:XLYqB41l
これまでのごく大まかな粗筋(4)
第1回十字軍の大勝利により、総帥を務めたオルム王の権威は全金毛人諸国に遍く轟いた。
ついに彼はローマにて、教主ペトルから皇帝として戴冠され、以後その王国は『神聖ローマ帝国』と呼称される事となったのである。
一方、パレスチナにはユダ王国の王族らが全て死亡するか捕囚としてアマゾネスに連れ去られたため、オルム大帝はこの地に庶子ジキスムントを王とする
エルサレム王国、テオドリック大王の家臣ヴァルデマールを公とするトリポリ公国を置いた。
パレスチナは当然返還されるものと考えていたアフスム皇帝ナディン・ラーは、エジプト総督カサンドロスに軍勢をつけてエルサレムに派遣したが、彼はエルサレムで
ジキスムントに毒殺され、その軍勢も帰路エルサレム王国軍の襲撃によって壊滅した。
ヘラートやバビロンが自立し、パレスチナも失ったアフスム帝国が事実上支配するのはエジプトのみとなったが、大シリア総督セレウコスのシリア軍団の奮戦にラシェワの
猛攻は食い止められ、戦闘は小康状態となった。しかし、新思想を奉じ、軍人や戦争を嫌う政治家プトレマイオスの娘、クレオパトラが皇帝ナディン・ラーの妃となると、
政治の実権はプトレマイオスが握り、セレウコスら軍人階級を根絶やしにしようと画策していくのであった。
アフスムに革新的思想の広がるのを見たラシェワ女王アドゥアナは、これにつけ込んでいった。アフスム国内に巧みに反戦思想と従来の支配階級に対する嫌悪感を植え付け、
国を崩壊させるよう仕向けていったのである。密かにラシェワと通じていたクレオパトラは、父プトレマイオスを操り、アフスムを内部から崩壊させる政策を次々に実行させていった。
まず、冤罪によりセレウコスを失脚させ、投獄したばかりでなく、彼を自分の女奴隷だった美少女ヘレナの奴隷の身分に堕とすという、死に勝る大変な屈辱を与えたのであった。
更に、ラシェワ側の要求を全面的に受け入れた平和友好条約を結び、軍備を極端に縮小、セレウコスを虚偽の罪で戦争犯罪人として裁く事に同意したのであった。
737 :
名無し調教中。:2010/04/07(水) 17:11:12 ID:nOPVlenT
内容的にあまりエロくないね、なんか普通の小説みたいでつまらない。
大まかだが分かりやすいね・・・乙です
サムソンでも読み返すかな
739 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04/07(水) 18:52:37 ID:XLYqB41l
これまでのごく大まかな粗筋(5)
革新政策の実施により、アフスムの道徳は退廃していった。皇帝や英雄に対する尊敬の念は失われ、男性の持つべき
美徳は軽視され、むしろ侮蔑や嘲笑の対象と化していった。国民の間には淫蕩と物質文明への耽溺が広がり、
アフスムは急激にその力を弱めていった。
事実上クレオパトラや、ラシェワ女王国より派遣されたイザベラの治下に置かれ、女権国家と化しつつあるアフスムの
現状を、皇帝ナディン・ラーは深く憂え、密かに僅かな手勢を率いて決起を計画していた。また、皇帝の従弟ヘラクレイオスは
神聖ローマ帝国に亡命し、アフスムの亡命貴族らとともに亡命政府を組織、機を窺っていた。
アフスムの現状は、ローマ教主ペトルの元にも届いていたが、ペトルは十字軍を派するだけの条件を未だ満たしていないとして
救援を求めるヘラクレイオスの求めを却下、以後、ヘラクレイオスはペトルを聖戦への障壁とみなし、彼の失脚を画策し始めた。
神聖ローマ帝国に比肩する国力を有するフラン王国であるが、シャルル王はオルム大帝の力量に押され、
その勢力を削がれつつあった。王の指導力に疑問を呈する者らも存在するようで、即位後は紛れもなくオルムに対抗し得る器量を発揮
するといわれている黒太子エドワール、王の暗殺を画策している王妃カトリーヌ、凡庸だが野心だけは強いオルレアン公ルイなどが、
様々な動きを見せつつあった。
パリには予言者ノストラダムスや錬金術師パラケルススなど、一段と個性を有する人士らが揃っていたが、そんな中、王国南部の
アルビジョワでは、ジャンヌと名乗る美少女らが女達を率いて決起、王はアルビジョワ十字軍を編成して討伐に向かった。
カトリーヌと不倫関係にあるルイは、この機に王の暗殺を企てたが、すんでのところで失敗したが、
下手人が判明する事はなく、沙汰止みとなった。
十字軍への敗北に意気消沈するアマゾネスでは、亡命ユダ女王サロメが不審な動きを見せていた。キタールに内通する旨の書簡を
したため、これを『6人の魔女』の一人アンナに手渡していたのだった。のみならずサロメは密かにフランのアルビ地方に向かい、エリカ
らアマゾネスが隠そうとしている、『大いなる災い』に関する秘密の事跡について垣間見たようであった。
740 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04/08(木) 00:12:39 ID:u7JivkhU
これまでのごく大まかな粗筋(6)
ついにセレウコスへの処刑が実施されることとなった。屈辱的な刑罰の内容とは、女奴隷の美少女達に公衆の面前でリンチされ、ニワトリの真似をさせられながら
産卵プレイを強要されるという、死に勝る恥辱であった。
しかし、ここについに皇帝ナディン・ラーは決起、数千の兵とともにアレクサンドリアの広場にイザベラらを急襲したが、その動きは既にラシェワ側の知るところと
なっており、軍勢は逆にイザベラらに指揮されるアフスム女兵士らによって包囲された。
だが、皇帝の決起を見たセレウコスは奮起し、剣をとって女たちと戦い始め、壮絶な戦いの末に皇帝ナディン・ラー、セレウコス、男兵士らは悉く玉砕したのであった。
この事件にラシェワ女王アドゥアナは激怒し、首都アドゥーサを謝罪外交に訪問中であったプトレマイオスや政治顧問ルトーを呼びつけ、更なる不利な条約をのませた。
アフスム皇帝は帝号を返上し、王に格下げとなって、以降はラシェワが帝国を名乗る事となった。新たなアフスム女王にはクレオパトラが即位したが、
亡命政府のヘラクレイオスはこれを認めず、オルム大帝の支持の下コンスタンティノポリスに移り、地元のギリシア諸侯の推戴によってギリシア諸侯連合国の皇帝に即位、
彼はこれを正統なアフスム帝国の復活であると主張したのであった。ここに、ヘラクレイオスを皇帝とするビザンツ(ギリシア・アフスム)帝国が誕生し、女権帝国との
戦いの最前線を担っていくこととなったのである。
741 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04/08(木) 00:13:53 ID:u7JivkhU
これまでのごく大まかな粗筋(6)
一方、黒太子エドワールは神聖ローマ帝国への様々な政略を画策、かねてからオルム大帝に面従腹背のミラノ公べレンガリオを唆し、反乱に立ち上がらせたが、
これに有効な援助を与えることができず、イタリア諸侯最強といわれたミラノ軍は帝国十二騎士、蓬髪のハラルド率いる帝国軍によって壊滅させられ、
べレンガリオは逃亡中殺害された。
この戦いはかえって、諸国にオルム大帝の力を誇示する結果となったが、教主ペトルはオルムの力の強大さに危機感を覚え、またペトルの政敵レオンは、
教主領軍司令官である息子バルガスとともにオルムに接近、ペトルの失脚を図るようになっていった。
バルガスはローマで自軍の力を誇示せんがため、諸国の豪傑らを集めた格闘大会を開催したが、優勝者である教主領軍の豪傑ホルヘがリング上でエリカに
陵辱されるという不祥事が発生し、その混乱の最中、観戦中のフィレンツェ共和国統領ルドヴィーコが自国の元老院議員の青年、リカルドに暗殺されかかるという大混乱の
大会となってしまった。
教主の片腕の青年僧、ロドリーゴは様々な古文書を調査していくうちに、『女神イリナの書』などの禁断の書や、アマゾネス建国の端緒となった
『大いなる災い』などの謎の大事変に心ひかれていく。
手が空いたら年表もキボン
>>737 そりゃあらすじだけ追ったらエロ部分は目立たんだろ
確かに読み返したくなるぜ!!
744 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04/08(木) 15:39:11 ID:u7JivkhU
これまでのごく大まかな粗筋(7)
『大いなる災い』とは、今から一万年前(三千年前との説もある)に世界を襲った大事変であり、人類の9割が死亡、当時の物質文明は崩壊した
といわれている、謎めいた出来事であるが、その実像はいっこうに掴めていない。
また、規模はこれに比べて遙かに小さいものの、15年前にも『大いなる災い』と呼ばれる東地中海を震撼させる事変が起こったとされているが、
こちらが古代の大事変と何か関わりがあるのか、一切はまだ不明である。また、この出来事がアマゾネス女王国が建国されるきっかけとなったのは、
よく知られている。サロメはフラン王国南部、アルビ地方で一体何を見つけたのであろうか。
『女神イリナの書』によれば、天地創造において女神イリナは創造神ヤルダバオトと男神アダを屈服させ、世界の支配者となっていった。
では、その世界は如何にして男のものになってしまったのか、書には如何に解き明かされているのだろうか・・・!?
やがて全ては明らかになっていく。
オルム大帝は、それとははっきり口に出さないが、エルサレムにおいて『聖杯』を探したが、発見することができなかったようであった。
ジキスムントも聖杯に興味を抱くが、十二騎士ウォルスングも聖杯が一体何なのか、はっきりとは答えることができなかった。
エルサレム王国は、ジキスムントの権威強化のため、北シリアへの出兵を始めた。
フィレンツェではリカルドの失踪以来、被害者の身体に666の数字を刻む殺人事件が続発。ついに被害者数は13人に達した。
フィレンツェ軍将校ヴィットーリオは事件の背後に、ただならぬ謎を感じる。
パリに謎めいた男が現れた。奇妙な手つきで謎めいた仕草をする男に、ノストラダムスは何かを察知したようだ。
また、ローマのロドリーゴは高名な芸術家、レオナルドの絵に興味を抱くが、その絵に描かれた男の仕草こそ、
パリの謎の男が行った仕草と同じであった。
745 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04/08(木) 16:57:41 ID:u7JivkhU
これまでのごく大まかな粗筋(8)
アマゾネスが沈黙を破り、動き始めた。諸侯が分立するギリシアの勢力下にある、エーゲ海への進出
である。ロードス島近海に現れたにわか作りのアマゾネスの海軍に、百戦錬磨のビザンツ帝国エーゲ艦隊は
相手を呑む勢いで臨んだが、内部の意思統一の乱れなどにつけ込まれ、まさかの大敗を喫し、
スパルタの英雄、提督アナクシマンドロスはアマゾネスの捕囚となってしまった。
半ば「アマゾネスの海」と化したエーゲ海。ヘラクレイオス帝はアナトリアに残されたビザンツ領を守る事は
できるのであろうか・・・。この戦いを受けてか、ついに女王ユリナは十字軍以来の大動員を全土に発令した・・・
アマゾネスの次の標的は、いずこに・・・!!?
フィレンツェ共和国統領ルドヴィーコは、密かに共和制を廃し、元老院を廃止して独裁政治を敷こうと画策中である。
しかし、その強大な力を持つ彼自身が、エリナに溺れ、その奴隷と化していく・・・エリナの狙いは・・・!?
そして、未だアルビに潜伏するエリカは・・・!!? 666の謎は・・・ 聖杯・・・ 大いなる災い・・・
ペトルの失脚を画策する者ら・・・オルム大帝と黒太子エドワールの対立・・・
キタール、ツィン、中華世界を制する覇者はいずれか・・・!!?
謎が謎を呼び、次第に一本の線となって、この長大なサーガは進んでいく。
test
やった!ようやく規制解除!
>>730 まとめ乙華麗です。創世記外伝の続きもいつかよろしく。
748 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04/09(金) 00:59:44 ID:QwmpOw0u
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第3章 666(11)
スパルタの英雄、アナクシマンドロスは全裸で磔にされ、女達になぶりものにされようとしていた。
「・・・お、おのれ・・・卑劣な手段で捕虜を屈服させようとするとは!!」
「ふふふ・・・あたし達女には、卑劣も何もないのよ!!強いか弱いか、勝つか負けるか・・・
ただそれだけ!!!負けた者は勝者の奴隷となる!!・・・ふふ、分かりやすいでしょ!!
女は難しいことは嫌いなのよ・・・」
リリアが合図すると、アマゾネスの中からまだあどけなさの残る、美少女アマゾネスが進み出てきた。
「・・・ふふふ、金玉責めの手法はもう充分練習したわね!!さあ、これからスパルタの英雄が美少女の
金玉責めで屈するところを、じっくりと楽しませてもらうわ!! ほら、レイナちゃんの手にキスして
お許しを乞いなさい!!!」
「うぬ、卑怯だぞ・・・!スパルタの男が、女に屈するなど、できることではない!!」
「ああら、そう言うお前のクチが、レイナちゃんに泣きながら命乞いするのを聞けるなんて、
戦に出てきたかいがあったってモンねえ!!!・・・」
リリアの言葉に、アマゾネス達は笑った。レイナはゾッとするような残酷な笑みを浮かべ、虜の男の
睾丸を、軽くピンと弾いた。
「ううっ・・・!!」
「あ〜ら、まだまだよ〜・・・ちょっと触っただけで、こんなに怯えちゃって・・・」
749 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04/09(金) 01:03:17 ID:QwmpOw0u
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第3章 666(11)
・・・男が二人、向かい合ってテーブルに座っている。
薄暗い、奇妙な暗さのその部屋で、しかし二人の顔だけがまるで霧でもかかったかのように見えない。
「上を見てみろ・・・7つの数字だ・・・7は聖なる数、12とともに、聖なる数・・・」
歌うような男の声に、もう一人の男が答える。
「6は悪魔だ・・・ああ、サマエルよ、13とともに、不吉な数・・・しかしながら、3は聖なる数、
聖なる三位一体・・・!!!」
男が身体を揺らし始めた。
「足りない数が満ちていく・・・見ろ、もうすぐ13に満ちる・・・邪悪なことがおこるぞ・・・・
この世は血と叫び声に溢れ、炎に包まれていく・・・」
どこの国の、どの場所とも分からぬそこで、二人の男がそんな会話を交わしていた。
750 :
名無し調教中。:2010/04/09(金) 19:50:37 ID:SFilXaLU
マトメ乙彼。。いつも楽しませてもらっています
アマゾネス建国神話楽しみにしています
三位一体とは父・子・精霊だっけ、女は含まれてないんだよね
751 :
747:2010/04/09(金) 23:34:51 ID:ogec9CKU
よく見たら744で「やがて全ては明らかになっていく」と予告されとるなー
創生神話と男権の巻き返しと大いなる災いの歴史が男嫐りと共に解きほぐされていくのを楽しみに待ってます
ようやく最初のスレから追いついた・・・!
壮大な世界観がすごいです。
アマゾネスたちを筆頭とする女傑が名だたる男を屈服させていく様子に影響されて
他国の奴隷や一般市民の女たちが『目覚めて』いく展開にクラクラきちゃいます。
特にアフスム帝国の急激な女性上位への転換ぶり!
劇中ではあまり触れられませんでしたが、その過程はきっと男たちにとって
屈辱的な出来事の連続だったでしょうね。
ああ、妄想が止まりません。許されるなら、私もSSにして吐き出したいのですが・・・
>>752 個人的に読みたくはあるが、仮に作者が許しても
他のファンが認めなくて思いっきり荒れそうな恐れはあるな。
合いの手やめるやめない程度のことで
おさまった話を蒸し返して、本編への感想もおろそかにしてまで
モメゴトを続けたがる危険性を秘めた場所だから。
754 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2010/04/10(土) 00:36:18 ID:8V1MwHwG
>>752様
ありがとうございます!!
私の拙い物語を、楽しんで下さる方々がいらっしゃるなんて、本当にうれしい事です。
他の皆さんもそうですが、私はいつも皆さんの感想や意見を読むのが本当に楽しみで、この物語を
綴っています。
ですので、752さんのように私の世界観に共感して下さり、派生した物語やサイドストーリー、番外編のような
ものを書いてみたいと仰る方がいるのは本当にうれしい事で、ぜひ読んでみたいと思います。
ただ、このスレに書き込んでいただくのは、本編と筋が錯綜してしまってややこしいことになってしまうかも知れませんので、
例えば「アマゾネス・サーガ アナザーストーリー」のようなタイトルで、別にスレを立てられて書いてみられるのは如何
でしょうか。
よろしければ私がスレをお立ていたします。752様の作品をお待ちしております。
>>753 荒れるのは避けたいですねー。うーむ
>>754 いえいえ、私の妄想はそんなに引き出しが多くないので、
単発ネタのために新たに派生スレを立てると、それこそ顰蹙を買ってしまいそうですw
すいません気を遣っていただいて。
まとめて書き込むとか、テキストファイルでアップロードするとかじゃマズイですかね。
>テキストファイルでアップロード
これが一番無難だろうな。あるいは自分とこのブログかなんかで公開するか。
さすがに感想や派生作品だけでもう1スレは叩かれる理由にもなりやすいしまずいと思う。
最悪、そこが荒れて便乗荒らしが流入してくる恐れもあるし
757 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2010/04/10(土) 01:28:14 ID:8V1MwHwG
楽しみにしてますよ。
758 :
名無し調教中。:2010/04/10(土) 13:52:09 ID:yLaWLPx+
規制解除ーーーっ
まとめ良い!!強い女子最高!!
759 :
名無し調教中。:2010/04/10(土) 17:15:13 ID:nKPnWHwb
難しく考え ないで 適当 に
760 :
名無し調教中。:2010/04/10(土) 23:34:15 ID:jwbA/UDm
あやしい
761 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04/11(日) 01:48:49 ID:GUosemlV
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第3章 666(12)
「どうやらもう一人、必要なようだな・・・」
「聖なる三位一体・・・一人は多すぎる、二人なら逆に少なすぎて、三人ならちょうどいい・・・」
男の一方が、人差し指を天にかざした。
「一人は多すぎる、三人ならちょうどいい・・・!!!」
もう一方の男は、謎めいたその文句を繰り返し、ニヤリと笑った。
「・・・さて、これは『鏡』だ、兄弟よ・・・」
「そうか、・・・鏡なのか・・・?」
「いいや、言葉には気をつけねばならぬ・・・言葉は神なりき、兄弟よ、これは『鏡』である・・・!」
男は自分の首に人差し指をあてがい、ゆっくりと横に引くような仕草をした。
「・・・なるほど、『鏡』なのか・・・サマエルよ、これは面白い、数は満ちたぞ、封印は解かれる!!!」
男は霧のようにそこだけがぼんやりと見えない顔を鏡に映し、両手をかざして不気味に笑った。
762 :
名無し調教中。:2010/04/11(日) 17:11:19 ID:QDXEA3CZ
一人は多くて三人は丁度で鏡・・・?
謎々??
763 :
名無し調教中。:2010/04/11(日) 18:15:15 ID:no8GKtx0
男権のくせに何かたくらんでるのか
ベルゼはどのあたりの話?
765 :
名無し調教中。:2010/04/11(日) 19:54:45 ID:no8GKtx0
第2部の第4章です
女性のことを軽視して差別的に扱ってきた男が敗北していく家庭最高だ
どう転んでも理想的な家庭とは縁のなさそうな話だ
男権時代だろうと、女権時代だろうと。
てか子種を仕込むことすら難しそう。女権側がイメージ的に出産と全くリンクしないし
768 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2010/04/15(木) 11:49:59 ID:8Na//QXr
仕事が忙しく、なかなか書き込めませんが、皆様お元気でしょうか。
寒暖の差の激しい折ですが、どうぞご自愛下さい。
769 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04/15(木) 12:39:10 ID:8Na//QXr
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第3章 666(13)
「ああ、あぐう・・・うひい〜」
全裸にされて整列させられた部下達の前で、これまた全裸で磔にされたアナクシマンドロスは、美少女の睾丸責めに悶えていた。
「ほらほら、だらしないわね〜! スパルタの英雄が女の子の指先に支配されてヒイヒイ泣いてるなんて!!」
「・・・くっ、な、何を・・・! スパルタの男が女の前で屈辱の涙を見せるなど、あるわけがない・・・ううっ・・・」
美少女アマゾネス、レイナの細くしなやかな指先に睾丸を捕らえられて、アナクシマンドロスは腰を振りながら踊らされていた。
「ふふふ、じゃあさ、まずはアンタの部下達の前で泣かせてあげるわ!! スパルタの英雄が部下の前でヒイヒイ泣いたら、皆どんな顔をするかしらねえ・・・!!!」
「うう・・や、やめろ・・・!!」
だが、獲物をいたぶる猫のようにレイナは目をキラキラさせて、今度は容赦なく双方の睾丸に指先を食い込ませ、男の目を覗き込んだ。
「うぎゃあ〜、ふ、ふひい〜!! た、助けて・・・」
「ああら、みんな聞いたかしら・・・あたしはほんの軽〜く力を入れただけなのに、スパルタの英雄に勝っちゃったわよ!!!
ふふっ、面白〜い・・・ さあ、許して欲しかったらもっと情けない姿におなり!! でないと金玉を思いっきり蹴りあげてやるわよ!!!」
アナクシマンドロスは、今や名もなきアマゾネスの一少女によってその男の誇りを粉砕され、屈しようとしていた。
「ほら、泣いて降参しろ!!!」
「は、はひい〜・・・ こ、降参・・・致します・・・」
「アハハッ、ついにスパルタの英雄がアマゾネスに屈服かしら・・・それも名もなき少女にねえ・・・!!!」
リリアの嘲笑が、絶望に崩れ落ちたスパルタの戦士らの心を鞭打った。
「・・・兄弟よ、聞いているか、目をよく開けて読んでいるか・・・」
「もちろんだ、サマエルよ、その数は13、俺はレオナルドに会ってきたぞ・・・」
「やつは怯えていたか・・・!?」
「やつは悪夢の中で、我が肖像画を描いたのだ・・・ 『鏡』に行くぞ、数は満ちた、血の饗宴が始まる、まずは王の首だ・・・!!!」
a
771 :
名無し調教中。:2010/04/15(木) 14:48:59 ID:gpnlKGo/
Pretty good!!
772 :
名無し調教中。:2010/04/16(金) 23:39:58 ID:UXAnDNAs
精神のよわさは致命的だよね男は
カが発揮しきれない
773 :
名無し調教中。:2010/04/17(土) 04:33:47 ID:Xu75OxZF
連載開始から約二年
約15%って感じかな
作者さんの中で終わりは決まってるの?
774 :
名無し調教中。:2010/04/17(土) 17:25:21 ID:LCU+O71N
女の子たちが全男を牛耳り世界を支配。。これは間違いない!
775 :
名無し調教中。:2010/04/17(土) 23:52:31 ID:Boh2YNDL
究極のフェチ
どこぞの王を殺すきなのか。。オルム?
777 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04/20(火) 01:35:40 ID:EQSaXd2W
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第4章 凶変、「彼」来たる(1)
「・・・ふふふ、スパルタの英雄が美少女の指先に屈服して命乞いする・・・その瞬間を、じっくりとオマエ達に見せつけてやるわ!!」
リリアは、全裸で絶望的に震える男戦士達を見下げるように言い放った。
「これは、オマエ達男全ての未来の姿よ・・・!!『女神イリナの黙示録』の予言は実現し、全ての男は女の奴隷となる・・・
男の世界は滅び、新しい女の世界が誕生するのよ・・・!!!そして今まで性別を表す言葉であった「女」と「男」はそれぞれ、
「支配者」と「奴隷」を表す言葉に変わる・・・!!!女は男を支配するのよ・・・かつて男が女を支配した何倍もの、いいえ、
何十倍、何百倍もの苛烈さでね・・・!!!」
778 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04/20(火) 01:37:02 ID:EQSaXd2W
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第4章 凶変、「彼」来たる(1)
レイナはアナクシマンドロスの睾丸をギュッと握った。
「うう、うぐうっ・・・ひい〜」
「ほら、情けない声で泣いてごらんなさいよ〜!」
レイナは無情に、自分の虜に堕ちた、年齢が倍近い歴戦の男戦士をいたぶった。
「うぬぬ・・・魔女どもめ・・・汝らの思うようにさせるか・・・くっ、ぐはあっ!!・・・ふひい〜」
美少女アマゾネスの無情な指先は、その残酷な笑みとともに、歴戦の英雄の闘志をも打ち砕いてしまった。
「あ〜ら、強がってたクセに、ヒイヒイ泣き出しちゃったわねえ〜 部下達の前で女に責められてヒイヒイ泣くなんて、
情けないわねえ・・・さ、弱虫坊やは罰として、おチンチンの周りの毛を全部そってあげまチュねえ〜!!」
「きゃ〜あ、おもしろ〜い!!スパルタの英雄が剃毛されちゃうなんて、こんなことが知れただけで、ビザンツは崩壊するかもね!!」
「お尻の毛もきれいにしてあげようよ!!」
「首輪をつけて、四つん這いにして歩かせるのよ!!それからオナニーさせてやろうよ〜!!」
数々の屈辱的な責め苦が、アナクシマンドロスを待ち受けていた。
・・・こちらは、フラン王国の都、パリ。
「いよいよ明日は、『若獅子』モンゴメリー伯とシャルル王の、槍の試合の日ですな!!」
「いやはや、伯の槍の腕は天下無双、王はさぞかし苦戦なさることでしょう!」
「しかし、まさかとは思うが・・・万に一つの事故、という事はないのか!?」
「そこはそれ、槍先には防具をしっかりと取り付けてあります・・・心配はご無用、ということですな!!」
女の根底にあるのは今まで支配されてきた男への復讐・怨恨・嫉妬か
780 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04/22(木) 01:37:27 ID:zqCKKWS1
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第4章 凶変、「彼」来たる(2)
「さて、今日は待ちに待った槍試合の日!!・・・実に、アルビジョワ十字軍戦勝祝賀会以来のめでたき日ですな!」
パリは、シャルル王とその寵臣、モンゴメリー伯との槍試合を一目見物せんものと、集まった王侯貴族から市民までで、沸き返っていた。
「大広場に集まれ・・・!!午過ぎより、試合を始める!!」
布告を出す役人達は、ごった返す人ごみの中、声をからして叫んでいた。
既に広場の高い場所には、王族らが参集して、試合の開始を待っていた。
オルレアン公ルイも、その中にいた。彼は、近頃は以前ほど頻繁にカトリーヌと会うのを避けていた。以前の悶着にやや嫌気がさした事もあるが、
実を言うとやや彼女に飽きてきたこともあった。何日かぶりにカトリーヌと顔を合わせ、向こうはしきりに目配せしてきたが、他の者に勘ぐられたら
どうするのだという思いと、あまり彼女に関わりたくないという気持ちから、彼は何とか素知らぬ振りを装っていた。
「おお・・・王陛下だ!!」
群衆の中から、どよめきの声が上がった。オルレアン公はそちらに目をこらした。まさに今、金毛人諸国にその名を燦然と輝かせる、
フラン王シャルルが長槍を携え、モンゴメリー伯と向かい合ったところであった。
「・・・あら、鏡が割れちゃったわ・・・」
取り落とした手鏡を割ってしまったカトリーヌは、ボソリとつぶやいたが、特に気に留めるものは誰もいなかった。
781 :
名無し調教中。:2010/04/22(木) 12:35:34 ID:4t4tlPDN
イリナの書は「男打倒を目論む」女にとっての聖書のようなものか
782 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04/23(金) 00:18:04 ID:SfN6o+an
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第4章 凶変、「彼」来たる(3)
女王クレオパトラの下、アフスム女王国の政治改革は進行していた。
もはやプトレマイオスやルトーらの権限はほとんど形骸化していたが、現実を直視したくない彼らは、これも自分たちの政治改革の進展の賜物と
ひたすら信じようとしていた。
彼らは国政について参与する事は全くなくなり、政権はクレオパトラら女性達の手に委ねられていた。
今日もクレオパトラらによって、新たな政治改革が進められている。
「・・・我が国の、国のあり方そのものを見直す、大きな転換点に来ているのです!私たちは、保守的な男権思想に毒された国家を解体し、
新たな国の形を模索せねばなりません!!」
クレオパトラの演説に、女性議員らは大きな拍手を送った。
「さて、私たちの目指す国のかたちとは、旧敵国ラシェワへの友愛と贖罪意識を抱き続け、過去への反省の念からなる北アフリカ共同体を強力に
推し進めていく事です!!
我が国において、男権保守思想の根幹は、実に家族にあります。家族制度こそは女の敵、そこで、まずはこの家族を解体せねば、真の女権革命は
成し遂げられません!!」
クレオパトラの演説を議員らは聞き入った。
「でも、一体どうやって家族制度を破壊するのですか!?・・・人間として自然な情愛である家族制度を崩すなど、容易にできる事では・・・」
女王は笑った。
「親と子を引き離し、バラバラにするのです。つまり、これからは子どもの面倒は、政府が見る・・・子どもは家庭で育てるものではなく、
社会全体で育てるものである、という思想を広めるのです・・・子どものいる家庭には、給付金を支給し、政府が子育てを支援する・・・!
こうすれば、親は苦労して子どもを育てる気持ちは薄れ、子どもも親が一生懸命育ててくれたという気持ちを持たなくなる・・・
そうなれば、親子の絆はなくなり、ゆくゆくは家族という忌まわしい男権思想の産物は崩壊し、消え去るでしょう!!」
「なるほど、暴力によらず、人間の持つ欲望に働きかけ、家族を破壊する・・・さすがはクレオパトラ様・・・」
議員らは熱心に聞き入っていた。
783 :
名無し調教中。:2010/04/23(金) 18:08:12 ID:U5cXJ7dW
もはや男女の立場が逆転する過渡期ではい
すでに過渡期は過ぎ女性優位時代だな
784 :
名無し調教中。:2010/04/23(金) 23:58:10 ID:vDDbwOUg
男打倒の目的をたっしたら女は女同士であらそうのかな
785 :
名無し調教中。:2010/04/24(土) 08:44:55 ID:ERplahF+
>>783 いやいや、アルギンもオルムもいるし、本物の中の本物はまだまだ負けていない
地図で見ても女権の支配地域なんてタカが知れてる。これからだよ
786 :
名無し調教中。:2010/04/24(土) 12:39:56 ID:ld9FREkB
アフスム女王国すげええええ
内部から男権国を完全に女権に塗り替えたね
この方法論を用いてすべての男権を女権に・・・・
787 :
名無し調教中。:2010/04/24(土) 21:11:35 ID:ERplahF+
男権思想の崩壊も、もうぢきだな
788 :
名無し調教中。:2010/04/25(日) 02:11:46 ID:XbvSfeDQ
それはない男をなめすぎ
ホルヘも結局負けてないし
789 :
名無し調教中。:2010/04/25(日) 11:11:46 ID:fVLl2Hci
ついにあの彼が着てしまうのか
790 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04/25(日) 14:57:18 ID:NAVL/Amk
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第4章 凶変、「彼」来たる(4)
「サマエルよ、割れたぞ、鏡が割れたぞ・・・」
「兄弟よ、割れたのは鏡だ、『鏡』ではないぞ・・・」
「そうなのか、サマエルよ、俺もまだまだだな・・・」
ここはいつ・・・?
ここはどこなのか・・・!?
彼らの顔を、『鏡』でご覧・・・!!!
「ヴィットーリオ様、お呼びで・・・?」
「うむ、ラウールよ、これからローマに行ってもらいたい!」
フィレンツェでは、666の事件を捜査中のヴィットーリオが、ラウールを執務室に呼んでいた。
「ローマへ、ですか・・・」
「そうだ、しかし、これはごく隠密に行動してもらいたいことなのだ・・・」
「なぜでしょう、私達がこの事件の捜査をしている事は、誰もが周知のはず・・・」
「その通り・・・だが、この事件について、私は思いも寄らぬ事実を掴みかけているのだ・・・」
緊張のあまり青ざめたようなヴィットーリオの顔つきに、ラウールは何やらぞっとするものを感じていた。
791 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04/25(日) 15:34:56 ID:NAVL/Amk
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第4章 凶変、「彼」来たる(4)
「一体、それは・・・!!?」
「ラウールよ、まだ確かな事は何も言えない・・・だからこそ、汝の眼で確かめて欲しいのだ・・・!!」
「・・・それは、例の『大いなる災い』とやらと関係があるのでしょうか!!??」
「・・・まだ確かな事は何一つ言えない・・・ローマに行って、密かに会って欲しい人物がいる・・・
当代随一の青年学者にして教主ペトルの側近中の側近、ロドリーゴだ!! まずはカステル・サンタンジェロにて
正式に教主に謁見を賜り、その後彼と連絡を取るようにせよ・・・!!!」
「一体、何を調べればよいのですか・・・!??」
「まずは、この絵を見せろ・・・13番目の遺体にあった、『東方の三賢者』だ・・・ それから、・・・よいか、おそらくは彼は、
急に現れた汝にすぐに心を許して己の知っている事を教えてくれたりはすまい・・・ だから、次のようにせよ!
よいか、『ヨハネ』についてご存知ですな、・・・このように言うのだ、そして、何でもよい、部屋の中にある鏡に向かって、
人差し指を上に指し、それを己の首筋にあてがってすうっと引く素振りをせよ・・・!! 彼は万事、これで了解するはずだ・・・」
「私には、何の事やらさっぱり・・・」
「いずれは分かる・・・彼と一緒に調べて欲しい事は二つ・・・ ・・・!・・いや、二つは少なすぎるか・・・?・・・!・・・!!」
一瞬、・・・それはほんの一瞬だが、ヴィットーリオは奇妙な感覚に襲われた。
誰かが、これをしゃべっていた・・・いつ、どこで・・・!!?? 俺はそんな部屋を知らない・・・!!!!
「ヴィットーリオ様・・・!!??」
急に真っ青になったヴィットーリオに、ラウールは驚いた。
「・・・い、いや・・・このところの疲れか、めまいがしただけだ・・・ 彼とともにして欲しい事は・・・まず、ローマに滞在中の芸術家、
レオナルドに会う事、それから、フラン王国南部、先程十字軍の討伐を受けたアルビ地方について、彼の知っている事を聞き出して欲しいのだ!!!」
792 :
名無し調教中。:2010/04/25(日) 17:16:01 ID:dxT50cdR
ここ何章かの章題は何か意味ありげなのが多いね
彼来たる、もそうだが凶変とはまた劇的なことが起こるのかね
793 :
名無し調教中。:2010/04/25(日) 19:27:36 ID:fVLl2Hci
カトリーヌに死の予兆が・・・
無敵の英雄さん・・・本当に最高です。ありがとう
795 :
名無し調教中。:2010/04/26(月) 23:44:18 ID:8s5gEmFx
個人的にはあのシャルルが関わっている槍試合が超楽しみ
シャルルの実力の一端をかいま見ることができるのか
アマゾネスが試合に乱入してきてまさかの というのも面白い
796 :
名無し調教中。:2010/04/27(火) 07:17:13 ID:ENgkYM72
いいな。シャルルは女に負かされプライドを打ち砕かれてほしい男top10に入っているから恥辱の敗北いつか見たい
798 :
名無し調教中。:2010/04/27(火) 23:49:30 ID:VH3Xy7PA
トップ10て広いな
1位はだれ?
799 :
名無し調教中。:2010/04/28(水) 00:12:39 ID:UI+clQdC
イリナ
そりゃアルギンだろうjk
そこに行き着くまで軽く三年くらいかかりそうだが
801 :
名無し調教中。:2010/04/28(水) 07:08:33 ID:qktjozsW
覇王アルギンとその側近たちだわね
英雄王やその側近も捨てがたいが
802 :
名無し調教中。:2010/04/29(木) 00:48:47 ID:fe4/3GoI
たしかに物語当初からの戦士たちが女にはずかしめられることをそうぞうしたらたまらない
でもセレウコスやホルヘのような登場が浅い戦士でも十二分に 楽しめる
どんな宗教においても女ななんて生き物は軽んじられている存在でしょ
男に生かされているようなもの
Wiki更新されてるね
>>797 ちゃんと英語読めれば面白そうなんだけどな
オルム大帝のサーガは、正統派の西洋中世ファンタジーぽいな
807 :
名無し調教中。:2010/05/01(土) 12:31:11 ID:f9etlj8U
>>803 だから悪魔や神をも恐れず立ち向かえる
男ならベルゼブブやダゴンに勝てる筈がない
ひれ伏して命乞いするだけ
>>803は啓典宗教だけが宗教だと思ってるアホかw
女性(つーか母性)優位の宗教なんぞいくらでもある
809 :
名無し調教中。:2010/05/01(土) 23:18:56 ID:QKoN1Np9
あ
810 :
名無し調教中。:2010/05/01(土) 23:21:01 ID:QKoN1Np9
あら
ヴァミルのことでいいんだよな
ちょっと名がかわってる
作者さんやっぱり規制中ですか
ocnやdionかな
812 :
名無し調教中。:2010/05/02(日) 22:58:54 ID:vjdeGVzh
面白い言葉遊び
男奴隷たちに船を漕がせて新大陸を踏破していくエリカ船長が主役の外伝マダー?
いいなそれ。
815 :
名無し調教中。:2010/05/03(月) 18:29:32 ID:ZtiP8OEq
erikaさまはアメリカ原住民と戦い負かし犯し辱め
新大陸の女王になるのだろうか
文献の数がすごい事になってきたな
816 :
名無し調教中。:2010/05/05(水) 17:23:03 ID:NVNTPWlt
いやあ壮大だな
神々の活躍に期待
大魔王が登場したのだから
神もはやく
登場してほしかったんだよね
817 :
名無し調教中。:2010/05/05(水) 17:25:10 ID:NVNTPWlt
50億人の民が死んだ時期と
神々が地上を闊歩していた時期では
どういう時系列になるんだろか
818 :
名無し調教中。:2010/05/05(水) 17:30:29 ID:NVNTPWlt
あまり頭に入っきていない
819 :
名無し調教中。:2010/05/05(水) 23:04:01 ID:Qe6zuOQo
ブルグンとオムルはすごいということだよ
test
821 :
名無し調教中。:2010/05/06(木) 15:41:42 ID:Br6N0kmO
この俺が規制解除
822 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2010/05/07(金) 01:15:17 ID:O3KnMvFn
ようやく規制解除になりました。しかしまさかGW中ずっと規制になるとは・・・(泣)
実は、GW特集ということで『オルム大帝のサーガ』を連載する予定でしたが、できないまま終わってしまいました。
おかげでwikiの方は更新が進み、ブルグン族神話の世界が一層深化、本編の「アマゾネス・サーガ」にもより一層奥行きを
与える事ができたのでは・・・と思っております。
またよろしくお願いします。
世界観が広がりますた
824 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/05/08(土) 01:31:40 ID:LmfnTzKo
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第4章 凶変、「彼」来たる(5)
「ふふふ・・・ほ〜ら・・・オマエのこんな姿が国中に知られたら、どんなことになるだろうねえ〜・・・」
フィレンツェの、統領宮殿の一室。イタリア半島諸国中最大の権力者の一人、統領ルドヴィーコは、ミニスカートのメイド服姿の
エリナに全裸で仰向けにベッドに縛りつけられ、無防備にさらけ出された陰茎を弄ばれていた。
「ほ〜ら、金玉を握ってあげるわよ〜」
「は、はひい〜 お許しを・・・」
「ふふふ、オマエの情けない顔はサイコーねえ〜」
エリナは情け容赦なく、男の睾丸をつまみ、グリグリと責めたてた。
「あたし、金玉責めるのが好きなのよねえ〜 アンタも泣くまで苛めてあげるわよ・・・」
「・・・おお、ついにシャルル王陛下のご登場だ・・・!」
「モンゴメリー伯も、準備が整った様子ですな!!」
パリでは、シャルル王とモンゴメリー伯の槍試合が始まろうとしていた。
「ところで、ノストラダムスは・・・?」
オルレアン公が、傍らの従者に尋ねた。
「そういえば、試合をご覧になるはずだったのですが・・・ お姿が見えません!」
「もうすぐ始まるというのに・・・おお、伯が槍を手に取ったぞ・・・!!」
「若獅子」モンゴメリー伯ガブリエルは、そっと槍を手に取ると、一振りした。
壮大なスペクタクルだな
どこまでが御伽噺や神話の類なのか事実としてあった話なのかわからないが
826 :
名無し調教中。:2010/05/08(土) 15:16:55 ID:0jzDUDoZ
女権帝国創りたい。普段普通のOLたちが地下に入ればそこはfemdomの世界。社会の底辺の男達がゴミのように扱われる。綺麗・カワイイなら何でも許される。
827 :
名無し調教中。:2010/05/08(土) 15:19:29 ID:P9u5RKWm
ダゴンやベルゼブブのような非人間が登場しているのだからすべて事実である可能性大
828 :
名無し調教中。:2010/05/08(土) 21:53:49 ID:DCeh4dnb
槍試合楽しみ
いいねwikiブルグン・オルムが敗れ去るときが楽しみでならない
830 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/05/10(月) 00:37:52 ID:GnU7GBOJ
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第4章 凶変、「彼」来たる(6)
さて、こちらは神聖ローマ帝国、ポツダム宮殿。
オルム大帝は、広間に家臣らを集めていた。
「騎士らよ!! 今や我がブルグンの勢威は遍く天地に及び、知っての通り、先にはついに帝国の称号を得るに至った!!
ひとえに、これら皆、我が誇り高き騎士らの獅子奮迅の活躍の賜物である・・・!!!」
大帝の言葉に、ハーゲン以下十二騎士らは感じ入った様子で聞いていた。
「とはいえ、今ここにはおらぬ者らもおる・・・ついに、我が帝国の勢威は地中海の彼方、遠く聖地にまで及んだ・・・!!
エルサレムの王、我が子キルデリックに代わって王国の守りを務めてくれているジキスムント達・・・
彼らへの感謝を忘れてはなるまい!!」
大帝は続けた。
「さて、我がブルグンが神聖ローマ帝国なる栄えある国号を得たこの年・・・忘れるなかれ、実に今年こそは、我がブルグン王国、
建国八千年に当たる年なのだ!!!」
おお、と、並みいる騎士、家臣、戦士らにどよめきが起こった。
奇しくも今年は、『古ブルグン史話』によれば、神々の国アスガルドよりハイムダル1世がミドガルドに降臨し、ブルグン王国を建国してより、
丁度八千年になる年だったのである。まさにその年にブルグンは帝国に・・・これは、まことに玄妙な天の配剤かとも思われた。
「なるほど、その通りでございます、陛下・・・我らもつい、ブルグンの建国と言われれば、その神話時代の出来事ではなく、今から325年前、
ヤルル2世征服王に率いられてラインラントに侵攻してきた時の事が浮かぶものですから・・・」
ハーゲンが大帝に答えた。
「うむ、そこでだ、ハーゲンよ・・・ ブルグン建国八千年祭を、大々的にとり行いたい!!
マラミルのもとに使いを出し、祭典の準備をするように、と伝えるのだ・・・!!!」
しかしエリナは神出鬼没だなw彼女1人でどれだけの屈強な男が翻弄されたのだ
久々にルクレツィア&ヒルディアクルー?
さりげなくウィキ更新されてた
連休中に北欧神話系を練ったと思われるね
元ネタの加工度が昔より低下してる気もするが
語源など言葉遊びの幅が以前より広がった気もする
やはり寄生虫なのね
836 :
名無し調教中。:2010/05/14(金) 23:36:17 ID:J4e6Sl1U
なにがですの
Wiki読むとヨロシヨ
10項目くらい読んだけど寄生虫がなんのことか分からんかったが
要するに規制中ということか
それはそうと「奇価として」は「奇貨として」かな
839 :
名無し調教中。:2010/05/15(土) 07:47:13 ID:8zmVLNyI
世界樹から人間が天界に逝けるのかネ
840 :
名無し調教中。:2010/05/15(土) 23:14:08 ID:Ug/UzCW2
神話 伝承のたぐいです
事実とそれらとの境界がぼんやり
な
感じがすてき
某蠅王さんなどが出てくるからねえ。
人間ドラマとファンタジーとの振れ幅がムチャクチャなグインサーガを彷彿とさせられる
842 :
名無し調教中。:2010/05/16(日) 17:06:39 ID:j2gyH3xP
物語本編より先行しているので当たり前だがwikiだけでは測りかねるところが多い
そういえば男塾の民明書房やその他の出版社の書物の位置づけは
話が進むうちにだんだん変って行ったなあ
やっぱ物語も作者もナマモノなのだなあ
男塾とか民明書房とか言わないでくれ
この話のアマゾネスが宮下あきら絵で脳内変換しそうになっちまうじゃないかw
宮下あきら絵とか言わないでくれ
エリカ=冨樫、エリナ=虎丸で変換されたぞ
アンジェリーカ様の尻の肉感と迫力を表現できる漫画家って誰だろうな
タッチはシンプルだがボリュームを感じさせる手塚治虫や石ノ森章太郎が案外合うかもしれない
>>845 すまんw
>>846 石ノ森章太郎いいっすねえ
この人の作品って強い女キャラが何気に多いんだよね
アマゾネスの少女が主役の漫画描いてたりしてるし
そういえば石ノ森はヤプーの漫画化もしてたな
小説から入ったので敬遠していたが、、、急に読みたくなってきたぞ
849 :
名無し調教中。:2010/05/19(水) 23:39:53 ID:ZjzEKibx
wikが充実するのはいいけれど
ss続きがみれないのはかなしい
どうしても書き込みたい時はレス代行スレで頼むという手もあるが…
長文だしちょっと使いづらいな
ま、規制後の大量投下をwktkしながら待つのが一番かな
×規制後→○規制解除後
test
853 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/05/20(木) 10:18:04 ID:RPrOPnir
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第4章 凶変、「彼」来たる(7)
フラン王シャルルは、長槍を手に取り、 一振りすると、並みいる大観衆は歓声をあげた。
「これは近頃になき見物ですな・・・」
「全く・・!!魔女どもを討滅した我らの王の姿を、この目で見る事ができるのですからな!!」
パリの市民達は、興奮に顔を紅潮させていた。
その時・・・ 鋭い角笛が吹き鳴らされた。ついに、槍試合が始まったのである。
馬上の両雄、一斉に突撃し、まずは激しくぶつかり合った・・・
ガチッ・・・と、火花が散るような激しい音を立て、王と戦士は互いの鎧と馬をぶつけ、双方一歩も引かず、まずはシャルル王が
鋭い槍先を繰り出すと、まさに間一髪というところで若獅子は身体をひねってこれをかわし、そのあまりの迫力、見事さに凄まじい歓声が沸き起こった。
無論、双方の槍先には防具が取り付けられ、危険はないようになっている。
「おお・・さすがは我らの王陛下・・ やや、モンゴメリー伯も槍を繰り出したぞ!!」
「やはり、槍の腕は伯の方が一際上、といったようだな・・・!!」
激しくぶつかり合い、一歩も互いに譲らぬ二人の男。息を呑んで見つめる群衆。しかし、やはり次第に王は疲れ、若い槍の名手によって追いつめられていく。
ここはそろそろ王の顔を立て、試合を王の体面の立つような形で終わらせる頃合いであった。
しかし、まずは王の鋭い反撃が欲しいところだ・・・今終わったら不自然極まりない・・・
そんな思いからか、モンゴメリー伯は更に一歩馬を進めるや否や、鋭く槍先を王の眉間に突き出した・・・・・・
・・・・その時・・・。
王は一瞬身体の平衡を失い、前方へと倒れ込んだ。
!!!!・・・・!!???
誰もが息を呑んで、石と化したように、動かなかった。数万の大群衆の満ちる広場は、墓場の如く静まりかえった。
モンゴメリー伯の槍先の防具は外れ、王の眉間には、深々と長槍が突き刺さり、それは後頭部にまで突き出ていた・・・
一瞬の後、広場には悲鳴と叫び声、何が起こったのか分からず慌てふためく家臣らの右往左往で、地獄の如き騒ぎとなった・・・!!!!
854 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2010/05/20(木) 10:20:48 ID:RPrOPnir
やっと規制解除となりました。おかげでwikiの方は増えましたが・・・
またよろしくお願いします。
多分、私と同じプロバイダですね・・乙です
856 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/05/20(木) 21:02:40 ID:RPrOPnir
オルム大帝のサーガ(1)
・・・これは、大帝オルム、神の子にして英雄のサーガ。オルム、その名は巨竜。
名はその人を表す、と人々は言う。英雄オルム、若き日のその物語は、英雄が己の名と同じ、巨竜を斬る物語より始まる・・・。
「父上・・・!!戦場よりの報せは!??」
「マラミルよ、ヴェルダンの春の花咲く草原からは、未だ何の報せもない・・・だが、サタンの手先たるフラン王クローヴィスの軍勢は十万、血に飢えてヴェルダンの花を踏みにじり、
このラインの畔に血と涙と苦しみをもたらさんとしておる!!!
・・・だが、安んぜよ、我らの主なる神はその右手に鋭い剣をお持ちだ・・・今こそ、クローヴィスめの喉元に、神の剣の振り下ろされんことを!!!」
ブルグンの王宮、聖王とあだ名されたハイムダル6世の大広間は、侵攻してきたフラン王国との戦に慌てふためく家臣らでごった返していた。
駆け込んできた20歳過ぎの王子・・・彼こそは、後に宰相としてその辣腕を振るうこととなる、マラミルである・・・。
「王陛下・・・サタンの手先どもは我らを食らいつくし、この世に地獄をもたらさんと猛り狂っております・・・!!」
「我が子よ、今こそ神の御業がこの世に行われることを知れ!!!・・・汝の兄、オルムが我らブルグンの神の戦士らとともに、ヴェルダンへと向かった・・・
オルムよ、我が子よ、サタンの下僕どもに裁きを下すがよい・・・!!!」
857 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2010/05/20(木) 21:04:58 ID:RPrOPnir
「アマゾネス・サーガ」と平行して、「オルム大帝のサーガ」を書いていきたいと思います。よろしくお願いします。
>>857 規制解除おめ
オルム大帝のサーガも楽しみです
ところで、今まで出てきた外伝の進行状況はこれでよかったですかね
アルギン・ハーン外伝「覇王誕生」(完)
エリナ外伝「創世記」(中途)
神龍聖天大帝アルギン・ハーン外伝 『熱砂炎舞』(中途)
859 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2010/05/20(木) 22:29:59 ID:RPrOPnir
>>858 その通りです。外伝はなかなか書く時間がなくて、・・・。また時間を見つけて続けていきたいと思います。
860 :
名無し調教中。:2010/05/20(木) 23:47:22 ID:+I1N2S4T
きた おつ です
861 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/05/21(金) 00:23:35 ID:L8vgenob
オルム大帝のサーガ(2)
「・・・英雄よ!!戦場で眠りこけ、サタンの下僕どもの吠える声も歯牙にもかけぬ、その剛胆は見上げた者だが、時としてそれは油断、身の破滅にもつながる・・・
目覚めよ!!今は汝の剣を友とする時、枕を友とする時にはあらず!!!」
「ハーゲンよ、そう喚かずとも俺はとうに目覚めておるわ! サタンを父、魔女リリスを母とする穢れた獣どもの血を、真っ先にこの母なるライン、ヴェルダンの麗しき野に捧げるのは
このウォルスングの方であろうが!!!」
こう答えてぬっとその巨体を起こしたのは、まだ歳の頃二十歳過ぎの若武者・・・しかし、その双眼は雷の如く輝き、隆々たる体躯は、あたかも遠き昔のアスガルドの神々もかくやと思わせた。
・・・彼こそはウォルスング、後にハーゲンとともにブルグン十二騎士の双璧をなす英雄である。
対するのは、これも同年代の若き戦士、しかし、その炯々たる瞳、思慮深さと聡明さを示す広い額・・・こちらも劣らぬ無双の英雄と知れる男こそ、ハーゲンである。
「ならば、戦士よ!!今、その身の程も知らぬ獣どもの群れは十万、サタンに憑かれたクローヴィス、その子シャルルらに率いられ、むざむざとここに死に場所求めて参る・・・
このウォルスング、ただ一太刀にて千の犬どもを屠り、一気に戦を終わらせんと考えるが、・・・さてハーゲンよ、汝が武勇は如何ほどのものなるか!!!」
「・・・ハハハ、ウォルスングよ・・・!!戦は武勇も大切なれど、頭も使わねばならぬな!!!」
「おお・・・これは・・・!」
二人と同じ年代のその戦士は、あたかも神々の父オーディンの如く雄々しく、父祖神ハイムダルの如く聡明そうだった・・・
双眸には仁慈と武勇が宿り、2メートル半ばにも達しそうなその神々しい巨体は、この青年が正しく、神々の父オーディンの正系、
アスガルドより降臨せる神にして人たる聖なる戦士であることを示していた。
その金髪は母なるラインからの風になびき、ヴェルダンの花の妖精の乙女らの心を酔わせた。
「・・・聖王ハイムダル6世陛下の太子にして、神々の子、ブルグンの剣、王子オルムよ!!! 我ら誓ってサタンの下僕どもを討滅せん!!!」
本編と外伝が同時進行しつつ影響しあってるところも
グインサーガを思い出す
863 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/05/21(金) 03:31:32 ID:L8vgenob
オルム大帝のサーガ『ヴェルダン』(3)
無数の兵士達の、その列をかき分けかき分け、陣中深くのフラン軍本営。
「ブルグンの豚どもは、我がフランの勢威の前に怯え、ヴェルダンの花の妖精達は早くも我らの虜となったか・・・!?」
巨大な軍馬にまたがるその男は、灰色の瞳に不気味な光をたたえ、前方に広がるヴェルダンの平原を見ながら、嘲るように言い放った。
「ふふふ、かくして金毛人諸国はことごとく我らの前に膝を屈する・・・皆の者!!最早、このクローヴィスが「王の中の王、諸国民の支配者たる皇帝」として
世界に君臨する日は近い!!!」
クローヴィスの言葉に、フラン族の戦士らは剣を掲げ、一斉に万歳を叫んだ。
「さりながら、やはり王子オルムこそは我らが最大の敵、やつめを倒しさえすれば、我らは天下を得たも同然!!
よって、心してかからねばなるまい!!! 我が子よ、シャルルよ、ぬかるでないぞ・・・!」
「父王陛下、心得ております・・・!!」
傍らにいた、これも馬上の、どこか狐に似た狡猾そうな顔立ちの、歳の頃二十代半ばの王子が答えた。
彼こそは、後のフラン王、アルビジョワ十字軍などを起こし、モンゴメリー伯との槍試合で悲惨な死を迎えることになる、シャルルである。
まさかシャルル死んだのか?ええ?
眉間から後頭部にかけて槍が突き刺さったらさすがにアウトなんじゃないか
殺したモンゴメリー伯もアウトだろ
1粒で2度美味しいって感じだな
867 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/05/22(土) 02:14:13 ID:9CpISzJg
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第4章 凶変、「彼」来たる(8)
ポツダム宮殿では、ブルグン建国八千年を祝う式典の準備が、着々と進んでいた。
「ところで、陛下・・・ご存知ですかな・・・かの凍てつく氷に包まれた島を・・・」
ハーゲンが大帝に尋ねていた。
金毛人諸国にその名を轟かせた英雄ハーゲンも、今やオルム大帝と同じ、53歳。
あの『オルム大帝のサーガ』に名高い、栄光に満ちたヴェルダンの戦いから三十年の歳月が流れていた・・・。
この三十年、諸国の勢力図は激変した。
当時、金毛人諸国に覇を唱える勢いであったフラン王国は、ヴェルダンの戦いの大敗後、更に幾度とない激しい戦いをブルグン王国との間に繰り広げたが、
クローヴィス王の死後、新たに王となったシャルルと、聖王ハイムダルの死後、新たに王となったオルムとでは、その役者の違いは明白であった。
今や、「金毛人の王の王、諸国民の皇帝」としてその名を轟かせているのは、かつてそう願ったクローヴィスやその子シャルルではなく、オルムであった。
「英雄よ、島とは・・・? それは、余の若き日々、この神々の賜物たる双の腕にてただ一太刀に斬り殺した、あの憎きサタンの子、巨竜エルデヌンドの生国たる
火山と氷河の島、アイスランドの事か・・・!?」
「さにあらず、オーディンの正系たる大帝よ、この私が申し上げるのは、未だ神に愛でられし人間であって到達した者などほとんどない、グリーンランドと呼ばれる島の事であります!!
更に古よりの言い伝えによれば、その彼方に謎めいた巨大なる大陸があるともいわれている!!・・・オーディンの子よ、今こそその地に探検隊を送り、我ら帝国の勢威を
より一層高らかならしめんとはお考えになりませぬか!!!」
忠実に行けば目を貫通か
869 :
名無し調教中。:2010/05/22(土) 09:36:41 ID:YnmqPvtx
王が急にバランスを失ったこと
取り付けられていた防具が簡単に外れたこと
これぐらいなら偶然と取れなくもないね
870 :
名無し調教中。:2010/05/22(土) 23:23:44 ID:Smhli3zX
これは続きがまたれるな
871 :
名無し調教中。:2010/05/23(日) 12:27:34 ID:mwhd/N1p
読み込みが足りないな。誰が犯人なのかは一目瞭然
>>871 いちいち水さすなよ。
ま、あんまわざとらしい感想には適度に水をさしておかないと
昔みたいなことになる恐れがあるという心配は分からなくもないが
873 :
名無し調教中。:2010/05/23(日) 20:14:23 ID:mwhd/N1p
俺は感想カムバック派だ、すまないが
でもあの人たちは大人なのでもう書かないよ
874 :
名無し調教中。:2010/05/23(日) 23:20:10 ID:wfZw8Cmx
エリカさまのムッチリふとももで締められたい
875 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/05/24(月) 01:44:47 ID:Qo1LfkWL
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第4章 凶変、「彼」来たる(9)
「王が弑されたるぞ・・・!!これは謀反だ!!伯を捕らえよ!!!」
「ま、待て、落ち着かれよ!!・・・これは事故である!!」
貴族や家臣らは右往左往し、当のモンゴメリー伯もただ呆然として立ち尽くしていた。
「・・・へ、陛下っ・・・・ご、ご無事で・・・!!??」
駆け寄り、介抱しようとする家臣ら。しかし、既に王の顔は蒼白で、血は大地に潮の如く流れ、家臣らの決死の問いかけにも、もはや王は
何の答えもしなかった。
フラン王シャルル・・・金毛人諸国のもう一方の雄たらんと、巨星オルム大帝に対して様々な戦いを挑んできた王は、ついにその願い半ばにして、
非業の死を遂げたのである。
・・・大混乱の中、オルレアン公ルイは、自分の屋敷に逃げ帰っていた。
「ああ・・・な、何たることだ・・・!!これでまた、アルビジョワ十字軍の最中の、王暗殺未遂事件が調べられる・・・
そこで我が名が出てくる事になれば・・・!!!この身は謀反人として、処刑されてしまうではないか!!!
断じて、そんな理不尽なことがあってはならぬ!!そうだ、息子のフィリップを呼ぼう、そして、我がオルレアン公家を支持してくれる将兵らを集めるのだ!!!」
・・・ついに、オルレアン公は武力をもってでも、我が身を守らんと決心したのである。
その時、・・・
「公殿下、カトリーヌ様が・・・」
「な、何だと!!カトリーヌが・・・やむを得ぬ、通せ!!」
こんな時に会いたくなどなかったが、追い返すとかえって不自然だった。
「・・・ついにやったわね!!!さすがは王国の柱石といわれたあなただけのことはあるわ!!!」
「こ、これ、何を言うか!・・・わしは何も知らぬ!!!」
オルレアン公は真っ青になっていた。
876 :
名無し調教中。:2010/05/24(月) 07:57:36 ID:BYN+8cCK
そんなのど〜でもいいから性的な事を書けよ
877 :
名無し調教中。:2010/05/24(月) 08:03:26 ID:dgLf9V53
性的描写なんて刺身のツマだよ・・・なんていったら怒られるかな
性的描写だけ書いていたら、支離滅裂なSSになっちゃうし
そうなったら性的描写でも、もえられない
やはりストーリー性って言うのは大変重要
ま、緩急あってナンボだからな
女権SMと歴史要素の両輪があってはじめて面白いのであって
どっちか一方だけだと物足りないと思う
一方だけにしか関心がない人には
もう一方の比重が多い時は退屈だろうけど
すこし待てばよろしかろう
879 :
名無し調教中。:2010/05/24(月) 23:39:09 ID:kEXUG0/q
オルム大帝サーガとかはぜったい読んでおい たほうがいいぞ
いつかこの英雄がまかされるときがくるなんてアンビリーバブル
ストーリーにより性の 描写がよりいっそうあそこを刺激してくれる
今更ながら、SSの形式で二年以上連載してるのは凄いと思うわ
さっきちょっと計算したら、作者さん今のところ750KBくらい書いてる
0.8KB=400字とすると約37万5000字=原稿用紙940枚の分量
『グイン・サーガ』にふれてた人もいたけど、長い文章を書ける人はそれだけで才能あるなあと思わずにいられん
881 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/05/25(火) 02:07:48 ID:A9tn5ETA
オルム大帝のサーガ『ヴェルダン』(4)
「ヴェルダンの花の妖精よ、黄金に輝く髪の戦士らの雄叫びが聞こえるか!!? その戦士らの中でも、更にその名は知らぬ者とて無き英雄、ハーゲンの剣の煌めきが
見えるか!??・・・おお、敵陣がどよめく・・・災いの主、サタンの子、クローヴィスの穢れた姿が見えるぞ!!」
ウォルスングの叫び声は、ブルグンの全軍に轟き渡り、金髪の戦士らは口々に全能の主なる神の名を讃える言葉と、その敵にしてサタンの手先たるフラン王を呪う言葉を
口にしつつ剣を取り、草原は一気に殺気立った。
「・・・これは何者らの雑兵か、身の程知らずにもこの諸国民の王の王たるフラン王クローヴィスの軍勢の前に立ちふさがり、むざむざと殲滅されるのを待つとは、如何なる
愚か者らとはいえ、我が軍勢の通行を妨げ、我が野望を妨げんとする輩を看過するほど、このクローヴィスは慈悲深くはない!!」
巨大な兜をかぶり、馬に乗ったクローヴィス王が前線に進み出、敵陣に呼びかけた。
「これは何処より参った盗賊の衆か、我らが母なるラインの地を踏みにじり、恐れ多くも聖王ハイムダル陛下の戦士らを愚か者呼ばわりするとは、これは世にも稀なる、
獣に劣る者らの衆か、いずれにせよ、このハーゲンが汝ら如き、ただ一太刀にて葬り去ってくれる!!!」
応えたのはブルグンの誇る英雄、ハーゲンである。
「おのれ、若僧めが!!ハイムダルは何処ぞ!!?国運を傾注すべき戦において、臣下らにそれを委ね、己は王宮の奥深くで震えておるのであろう・・・!!」
「聖王たる我が父の名をみだりに呼ぶばかりか、その名を冒涜する愚か者は、汝か!!!??」
・・・ブルグンの陣中から、巨大な渦の如き、凄まじい気が吹き出したようだった。
「!!!!・・・・・・!!???」
それは、剣を携え、馬に乗った一人の若武者だった。
「汝がクローヴィスか・・・我が名はオルム、我が父は聖王ハイムダルにして、その遠祖は神々の父、オーディン・・・ クローヴィス、穢れたサタンの下僕よ!!
我が剣の裁きを受ける勇気はあるのか!!!??」
882 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2010/05/25(火) 02:29:44 ID:A9tn5ETA
皆様、いつも読んで下さってありがとうございます。拙い物語ですが、これからもお楽しみいただければ本当にうれしいです。
883 :
名無し調教中。:2010/05/25(火) 07:11:41 ID:M4Mb733r
オルム様やアルギン様の大惨敗までかなり長いと思いますが続けて下さいネ
とても面白いです
でも英雄王オルムって夜は王妃の変態マゾ玩具にされてしまうんだったよな
戦火で勝利を収め誇り高き英雄として帰還し、夜はおもちゃにされるという背徳的なプレイ
この設定は生きてる??
もし生きているのなら、この経緯もオルム大帝サーガで語られるかな
オルム大帝サーガ「サー!イエス!サー!」ですね
886 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/05/26(水) 02:08:13 ID:ey/lcUqd
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第4章 凶変、「彼」来たる(10)
「ふふふ・・・もう今更、しらを切る必要なんてないわよ! ほんとに、いつになったらやってくれるんだろうと思ってたんだけど、でも、
こんなに見事にやってくれるとは思わなかったわ!!」
「・・・し、知らぬ!!わ、わしは今回の事件には、一切関わっていないのだ・・・王があんな事になるとは、夢にも・・・!!」
「フッ、まだとぼける気なの!!?貴方以外に、誰が一体王を殺そうと企てたりするかしら!?・・・
それとも、ひょっとして・・・まさか私に罪をかぶせる気じゃないでしょうね!!?」
カトリーヌはきっとオルレアン公を睨みつけた。
「い、いや・・・そ、そんなつもりで言ったのではない!!わしはただ・・・」
「もしも、あなたが私が首謀者だ、ってウソを言うなら、もう仕方ないわ・・・私は皆に真実を告げるまでよ!!
王陛下弑逆の首謀者は、オルレアン公ルイ殿下である・・・全ては自らが王となり、オルレアン公家に王位を取り戻さんがための陰謀、とね!!!
証拠となりそうな品々も、私の手元にあるわよ・・・私が関与していた痕跡は全て消した上で、それらを提出すれば、・・・
ふふっ、もう貴方はおしまいよ、捕らえられて処刑ね・・・!!!」
「こ、この毒婦めが・・・もうすぐ息子フィリップが、軍勢を率いてやってくる・・・お前を捕らえて殺してやる!!!」
「アハハッ・・・面白い事を言うわねえ・・・やってご覧なさいよ!!アンタの屋敷は、今、完全にあたしを支持する将軍らの軍勢で包囲されてるのよ・・・」
「な、何だと!!!・・・」
「フフフ・・・もうオマエはアタシに従うしか、選択肢は残されていないの・・・これからは、オマエは万事、アタシの言いなりになってもらうわ・・・
オルレアン公ルイ・・・オマエはあたしの奴隷になるのよ・・・そして、あたしの命令を、これから実行なさい・・・!!ふふふ・・・」
妖婦カトリーヌは、ついにその毒牙を露にしていた。
・・・でも、もし、本当にこの男がやったんじゃないなら、一体誰が・・・!!??まあ、でもそんなことはこの際関係ないわ・・・
このコイツを操って、あたしがこの王国の、事実上の支配者になってやるのよ・・・!!
そう、彼女は考えていた。
ん?これは以外
アマゾネス女王国の誰かの暗躍か
本当にただの偶然だったり?
アメリカ大陸もグリーンランドも登場し全世界に広がりつつありますよね
日本という国の存在も認知はされているようだし
>>887 サロメみたいに前座役の非アマゾネス女もいるからなあ
890 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/05/27(木) 02:54:39 ID:Yg7I3goa
オルム大帝のサーガ 『ヴェルダン』(5)
その戦士の身の丈は2メートル半ばに達し、声は雷神トールの投げる雷の如く、その瞳は太陽神バルデルの発する炎の如くであった。
而してその貌には英知と仁慈が滲み出、その肉体はあたかも獅子の如く強靭そうであった。
「・・・おお、・・・あれが・・・あれこそは、・・・オルム!!!」
両陣の間は遠く隔たっているとはいえ、初めて直にオルムの姿を見た者も多かったフランの陣営は震撼した。
「あ、あれは、・・・あれは真に人の子か・・・!!?」
「あれは人ではあるまい・・・!!人だというなら、あの全身に漲る凄まじい気は何だ・・・あの恐るべき瞳は・・・!!?」
「だ、黙れっ・・・静まれ!! 汝ら、歴戦のフランの戦士たる者が、如何に英雄と言われた男とはいえ、若造一匹に何を怯えるか!!!」
全軍に広がった動揺に、クローヴィス王は慌てて叱咤した。
「へ、陛下・・・あの王子は、世の常の英雄などという言葉で呼ばれるものではありません!!
それどころか、・・・まさしくあれは、・・・軍神オーディンの現身・・・!!オーディンが、神々の国アスガルドより降臨し、人の姿と
なって我らに戦いを挑んでいるのであります!!・・・一体どうして我らに勝ち目がございましょうか!!??・・・」
ズザーッ、と血飛沫をあげて、その戦士は倒れた。
クローヴィスは抜く手も見せず、その男を斬り捨てた剣を高々と振りかざし、叫んだ。
「フランの男が知らぬもの、それは『恐れ』という言葉である!!・・・フランの男が知っているもの、それは己の剣の歌う声である!!!
行け、戦士らよ・・・我らフランの男、我ら戦に生まれ、戦に死す者なれば!!!」
891 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/05/27(木) 13:13:12 ID:Yg7I3goa
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第4章 凶変、「彼」来たる(11)
「オーディンの子なる大帝よ、お考えは如何に・・・!?」
「ううむ・・・ハーゲンよ、しかしグリーンランドなる地は、かの魔女たる女王ブリュンヒルデの支配する火山と氷河の島、アイスランド
よりも更に北、凍てつく極北の地にあると聞く・・・そのような人の子を受け入れぬ地を探査して、一体何の役に立つというのか・・・」
数十年にわたって大帝を助け、今日の偉業を成し遂げさせた英雄は、真っ直ぐに視線を向けた。
「・・・陛下・・・聖杯であります・・・!!!」
「!!・・・・!!??」
「このハーゲン、実は長年かかってようやく聖杯の秘密を解き明かそうとしておりますが、未だそれらは憶測の域を出ず、何一つ確かなことは
申し上げられません・・・しかし、どうやら聖杯は、我らブルグンの神話、古の伝説とも密接な関わりがある模様・・・!!!」
大帝は身を乗り出した。
「そもそも、我らの父祖らのやって来たミドガルドとは、何処の地を指すのか・・・!!? それは、グリーンランドに関わりがあるのか!?
是非とも、探検隊を送りたいのです!!」
「分かった・・・しかし、一体何者を派するべきか・・・」
「ただ、今度の探検はあくまで道程の探査、しかも危険が大きい・・・全滅する可能性は大です・・・!!してみれば、帝国の要人を派する訳には
参りませぬ!・・・ここは一つ、広く庶人などからも隊員を公募してみては如何でしょうか!!」
892 :
名無し調教中。:2010/05/27(木) 15:34:36 ID:/IvfMalw
これまで起こってきた出来事は一般市民の間にどれぐらい流布しているのだろうか
本編は何か起こりそうな予感がひしひしと感じられる
オルムは最強幻想が膨らむ
893 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/05/27(木) 15:49:49 ID:Yg7I3goa
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第4章 凶変、「彼」来たる(12)
そこへ、あわてた様子でアルヌルフが駆け込んできた。
「一大事変であります・・・シャルル王が亡くなられましたぞ・・!!」
「何っ・・・まことか!!?」
「はい、モンゴメリー伯との槍試合の最中、防具が外れ、王の眉間に・・・そのまま落命された由・・・!!」
「防具が外れた、とな・・・」
「はい、王族重臣らの間には動揺が広がっています・・・王妃カトリーヌやオルレアン公ルイは自派の将軍らを集め、武備を固めておりますが、
しかし黒太子エドワールは彼らに先んじて王宮を占拠、フランの全軍のおおよそ8割がたはエドワール方についた模様・・・
アキテーヌ公ロベールなど、有力諸侯も黒太子に加担するようであります・・・!!!」
「戦わずとも、先は見えたな・・・オルレアン公は前々から王位の継承権を主張していたが・・・公と黒太子では、役者が違う・・・!!
だが、あっさりと降参するであろうか!!?」
「いいえ、オルレアン公方もフィリップが軍勢を率いて入城し、更に守りを固めています・・・これはついに、フラン王国に内戦が起こることと
なりますぞ・・・!!!これは我らにとって、またとない好機!!」
「・・・恐らく、それはあるまい!!!・・・」
それまでじっと眼を閉じて沈黙していたオルム大帝が、口を開いた。
「古より人の曰く、およそ下手人を求めるには、それによって利得を得る者を求めよ、と・・・シャルルめを事故に見せかけ、殺害したる者は
狡猾にして残忍、我らにとって恐るべき敵・・・ オルレアン公にも、うまい餌を用意するであろう・・・!!」
・・・こちらは、フラン王国、パリ郊外のヴェルサイユ宮殿。
王宮内は、黒太子エドワールを支持する将兵らで満ちていた。
黒太子は漆黒の甲冑を身にまとい、声高に家臣らに指示を出していた。どうやら、諸侯や地方の各組織も、早々とその掌握下に納めてしまった
ようである。驚くべき素早さであった。もはや、国王としての座を事実上手に入れたエドワールの唇には、不敵な笑みが浮かんでいた。
894 :
名無し調教中。:2010/05/27(木) 23:26:06 ID:1tqqJLw5
オルムさまかっけー
895 :
名無し調教中。:2010/05/27(木) 23:27:44 ID:1tqqJLw5
セイントセイヤでかすかにおぼえているワードが
エドワールはきっと、タイツも黒にちがいない
そして夜な夜な白タイツを装着した婢女に窒息プレイを強要されて悦ぶ変態マゾ奴隷であるにちがいない
897 :
名無し調教中。:2010/05/28(金) 07:10:44 ID:0RDOfVM1
エドワールが王になった方がフランは強くなるだろうな
898 :
名無し調教中。:2010/05/28(金) 19:32:23 ID:l/fD9iHp
エドワールは真性の超どS。。?
どS男が女王にM奴隷に堕とされていく過程もなかなか擽られる
899 :
名無し調教中。:2010/05/28(金) 23:20:40 ID:hr6nYJ2j
父を毒牙にかけるかね
>>898 このサーガの場合
そういう過程はおそろしくあっけないけどな。
その分歴史パートで楽しめるからいいけど
901 :
名無し調教中。:2010/05/29(土) 02:11:49 ID:nFQSrhaR
↑
たしかに いっきにおちてしまう部分はあるかも
902 :
名無し調教中。:2010/05/29(土) 07:18:36 ID:QLZD/Ap7
いつも楽しく、そして興奮しながら読ませて頂いています
太股締めが好きなのですが、そういうキャラの登場させてくれたら嬉しいです
胴をギリギリと締め上げられ苦しむ目を見ながら言葉で責められる
首を締め上げられ太股と股間で女を感じながら負けていく
いいね太股締め!
自分は強い男が肛門掘られて、屈辱×快感のWショック開発されてほしい(もちろん女に)
>>892 無敵無敗の騎馬軍団が殲滅され、軍神ヤオーが討ち取られたり
16将のマフムード、英雄サムソンが女子に1vs1で叩きのめされたこと
って男達はどうとらえてるのだろうね
ってかこういう事実を知っているのって一握りの上の者だけ?
でもこういう事実って尾ひれをつけて風に乗って流布していくよね
男はそんな噂話、信憑性が全くないと一笑に付しているのかな
そして女は密かに信じていると
905 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2010/05/30(日) 02:37:02 ID:drL6QTuI
色々とご意見ご感想、いつもありがとうございます。皆さんの感想を読むのが私の楽しみです。
物語はこれから大きく展開していきます。
どうか最後まで、おつきあい頂ければ本当にうれしい限りです。
906 :
名無し調教中。:2010/05/30(日) 07:47:56 ID:Od2O+DX8
907 :
名無し調教中。:2010/05/30(日) 18:01:27 ID:VdIOIB39
作者さん乙です。大きな展開に期待age
シャルルが死んだのだからこれだけでも大きいのだけれど
908 :
名無し調教中。:2010/05/30(日) 23:17:25 ID:dY7nRSvG
男のまさかまさかの恥たいもよろしく
909 :
名無し調教中。:2010/05/31(月) 07:02:13 ID:E68ZpWGq
乙っ
アルギンサーガもオルムサーガも最高だな
絶対に負かされる絵が浮かばない
911 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/06/01(火) 01:42:45 ID:kRjgw2ZD
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第4章 凶変、「彼」来たる(13)
・・・ここはアナトリアの中央、アマゾネス女王国の都、アンカラである。
ロードス島の戦いに敗れ、エーゲ艦隊を全滅させられて捕囚とされたアナクシマンドロスらは、この街に連行されてきていた。
「・・・ほら、早く歩きなよ!!」
「うっ、あううっ・・・」
全裸にされ、剃毛された数百人の男達を、少女兵士らは情け容赦なく鞭で叩き、公衆の面前で陵辱した。
「ほら、グズグズすると金玉を握ってやるからね・・・!!」
「フフフ・・・そこのオマエ、股を開いて金玉見せな!!」
アマゾネスに命じられた男は、身分の貴賤に関わらず、腰を屈めて尻穴と睾丸を無防備に少女の陵辱に晒さねばならなかった。
男同士の戦ならば、如何に捕虜とてその身分の高下には配慮がなされるものであるが、そんな常識は女には通用しないのだ。
アナクシマンドロスの如き壮年の、海軍提督というビザンツ帝国の枢要を極める将であろうと、少女達は何の容赦もしなかった。
むしろ、少女兵士らは一層苛烈にこの男を責めたてた。
「プッ、いやあん・・・このオヤジ、アタシの脚ばっかり見てるわよ・・・」
「ほんと、捕虜の分際で生意気ねえ・・・思い知らせてやろうかしら!!!」
「・・・ま、待ってくれ・・・わしは何も・・・」
アナクシマンドロスははるかに身分の下の、少女らの足下に土下座して許しを乞うたが、それは一層、彼女達の嗜虐心に火をつけただけだった。
「ふふ・・・オマエ、ここでアタシの脚見ながらオナニーしてみろよ!!」
「ええっ、・・・ここで・・・」
「ほら、早くやれよ・・・!!」
「きゃあ〜、ヘンタイねえ・・・みんなの見てる前で、女の子の脚見ながらオナニーなんて・・・」
「早くしないと、また金玉を苛めてやるわよ!! それともオマエの部下を、一人ずつ殺してやろうか・・・!!」
歴史と嬲りのメリハリがいいねー
913 :
名無し調教中。:2010/06/01(火) 07:07:17 ID:whoP0lvW
格闘マゾ
強い男が負かされるってなんて素晴らしいのだろうか
915 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/06/02(水) 01:37:38 ID:xmqZ2qNk
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第4章 凶変、「彼」来たる(14)
「あ〜ら・・・スパルタの戦士が女の捕虜にされて、皆の前で罰としてオナニーさせられるなんて・・・ホント屈辱的よねえ〜」
「そうそう、ついでだから、コイツらを一列に並べてさせようよ!!・・・」
それは、スパルタの歴史が始まって以来の痛恨事となりそうだった。
誇り高き戦士らが捕虜とされたのみならず、少女兵士ら風情に公衆の面前で陵辱されようとしているのだ。
「・・・ほら、とっとと並びな!!」
全裸の男達は、少女らに引き据えられて整列させられた。
沿道の女達は、何事かと好奇の視線を送ってくる。
「・・・お、お前達女は、戦士に対する礼というものを知らぬのか!!」
アナクシマンドロスが、アマゾネスらの仕打ちに耐えかねて叫んだ。
「プッ、そんなものあるわけないじゃない・・・アンタ達オトコの作った下らない騎士道精神とやらいう代物は、
女には通用しないのよ!!あたし達に負けたやつは奴隷になる・・・分かりやすいでしょ!!
このアマゾネスの都にはそんなやつがウヨウヨしてるわ・・・かつて皇帝だった男もね・・・今はあたし達の奴隷よ!!!」
「お、おのれ・・・!」
「ほ〜ら・・・一列に並ばされて、オナニーさせてやるわよ・・・ふふふ、こう言われただけで、マゾっ気のあるやつなら勃起するんじゃない〜?」
「うふふ・・・素っ裸だから勃起しても隠しようがないわね!!」
何日も禁欲した状態で、疲労困憊のまま連行されて来たスパルタの戦士達は、女からの言葉責めなど性的攻撃からの耐性を奪われていた。
「ほ〜ら、どいつがマゾかしら〜・・・じっくり観察しちゃおうっと!!」
男達は必死で女達からの言葉攻めに耐えようとしたが、屈辱のあまり不覚にも、多くの戦士らは勃起し始めてしまった。
皆が耐えている中、最初に海軍提督アナクシマンドロスがギンギンに勃起
部下に信じられない、という表情で見られながら衝天。。すべてを失う
917 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/06/03(木) 15:28:16 ID:ovQX8shI
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第4章 凶変、「彼」来たる(15)
パリの街には軍馬が走り、市民達は数日前のお祭り騒ぎとは一変、息を潜めて不安な日々を過ごしていた。
「・・・ついに戦が始まるのか・・・」
「隣国の敵を抱えながら内戦・・・この国はどうなるのだろう・・・」
「モンゴメリー伯は、監視の目を逃れ、ブリテン王アルフレッドの下に逃亡したらしい・・・」
「何と、やはり・・・これは事故ではなかったのか・・・!!?」
「いよいよ戦が始まりそうね・・・」
カトリーヌはエドワール方の情勢を聞くにつけても何ら動じることなく、むしろ嬉しそうだった。
「あたしはこの国がどうなろうと、別に興味はないわ・・・ 戦を長引かせ、このあたしは占領地の女王として君臨するのよ!!」
彼女の眼中には、フラン王国の行く末や戦に苦しむ市民達の苦労などなかった。ただおのれの欲望一つのために、この女は動いていた。
・・・ヴェルサイユでは、黒太子エドワールが、いつの間にか行方知れずとなったノストラダムスの部屋から、
召使が発見した奇妙な4行詩が書かれた例の紙片を見つめていた・・・。
ブルグン族にとっては大切な日であるユールの日が12月25日なのですが
今現在その日までどれぐらいあるのでしょう
919 :
名無し調教中。:2010/06/04(金) 07:04:56 ID:YJEukTcc
最も強いと思っていた男が最初に屈服というのも悪くないな
肉体的には強くても精神的には脆かったと言う
この女もサロメタイプか
921 :
名無し調教中。:2010/06/05(土) 00:51:34 ID:L7ga6zX/
ユールの日ってなんですの
922 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2010/06/05(土) 02:07:03 ID:t/7s9Lbn
>>918 若干戻ったり進んだりしながら話が進んでいますので、一概にどれぐらいとはなかなか難しいですね・・・
まあ、フランの内紛の物語は初夏頃の話だとお考え下さい。
>>921 wikiをご覧になればいいかと思います。ブルグンの始祖神ハイムダル1世がアスガルドより降臨した日です。
923 :
名無し調教中。:2010/06/05(土) 13:29:14 ID:siMY+Pej
カトリーヌはあまり何も考えていなさそう
wiki見てない人多いね
新しい情報が出てるから暇なときに整理考察しよう→放置 が多いんでは。
いや、自分のことなんだけどね。
926 :
名無し調教中。:2010/06/05(土) 23:18:08 ID:L7ga6zX/
なるほどwikiか
サンクス
本編来ないときの暇つぶしにはWikiの設定読むのもいいけど
最近は個人的にwiki前提で本編読むと本編の面白さ2割減な感じ。何故かわかんないけど。
過去の災厄の件が本編に強くリンクし始めてきて
Wikiの情報が深みを増すためのものに見えなくなってきたかもしれない。
Wikiの「出典」など、意識的に男歴史女歴史を区別してる感覚とかはけっこうおもしろかったのだが…
>>916 それなかなか良いね
最強の男が最初に痴態を曝し屈服
929 :
名無し調教中。:2010/06/06(日) 17:06:08 ID:pNpzeTrL
wikiでいうと巨人族との戦いは描かれるのかな
ゴグマゴグか
931 :
名無し調教中。:2010/06/07(月) 16:41:46 ID:Q9xy1kgv
作者さん乙
932 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/06/08(火) 01:55:48 ID:uQNA3YOw
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第4章 凶変、「彼」来たる(16)
「・・・ふふふ・・・ほ〜ら、立ってきちゃった〜」
「あ、あ、あうう・・・」
惨めにも、勃起させるまいと焦れば焦るほど、男達の陰茎は少女達の言葉責めに反応していった。
「あらあら、敵の女に責められて勃起するなんて・・・恥知らずねえ〜」
「ほら、コイツもうちょっとでビンビンよ〜」
少女らの責めのままに弄ばれ、恥知らずにも勃起させられていく男達。戦場では無敵のスパルタの戦士らが、少女らの前には無力に
屈していく。
「ほら、コイツのはちょっとしごいただけでいっちゃいそうねえ〜」
「あ、ああっ・・・」
少女兵士の一人が、男の陰茎を握りしめていた。
「あたしの手でいかせてあげるわね〜」
「・・・や、やめろ・・・」
スパルタの戦士が、敵の女の手で公衆の面前で射精させられる・・・それは、死に勝る屈辱だった。
「きゃあ〜、カオを真っ赤にして抵抗してるわ〜・・・でも、だめよ・・・ほら、ショーの始まりよ〜」
今年の夏もアルギン関連の外伝が読めるかな
934 :
名無し調教中。:2010/06/08(火) 08:07:42 ID:O3+wYfZ3
戦場では無敵、といっても対男限定だな
射精しまいと抵抗しながら勃起させられ射精させられる
というのは本当に屈辱的で良いよなあ
屈服してしまったのが敵に丸分かりだし
935 :
名無し調教中。:2010/06/08(火) 23:32:58 ID:W4VP6vjc
そろそろ次スレ
936 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2010/06/09(水) 00:41:07 ID:sH5VAc4z
>>933 また是非、アルギン・ハーン外伝を書いていきたいです。
近頃はすっかりキタール、ツィン方面の話はご無沙汰しておりますが(笑)。
作者殿・・・なにとぞ早く
>>932の続きを・・・
スン止めはツラいっス・・・
938 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/06/10(木) 02:52:47 ID:EcoKLJmg
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第4章 凶変、「彼」来たる(17)
「・・・ほ〜ら、こうやって動かすと・・・」
「あ、ああっ・・・」
少女は男の陰茎を、クイッ、クイッ・・・とわざとゆっくり、しごき始めた。
「あ、ああ、ひい・・・」
「あら、まだイかせてあげないわよ〜」
「ふふふ、イきそうなのにじらされちゃうのって、つらいのよねえ〜」
すでに勃起しきっていた陰茎は、少女の指先の前にひとたまりもなく屈しようとしていた。
「ほら、早くイかせて下さい、ってお願いしてご覧なさいよ〜」
「アハハッ、スパルタの戦士が女の子の指先に屈服して、イかせて下さい、だなんて、恥ずかしいわよねえ〜」
少女達に口々に責められながら耐える男。しかし、この惨めな様を見せつけられる男たちは、屈辱のあまり皆、
ことごとく勃起して痴態をさらす破目になってしまっていた。
そして、・・・。スパルタの英雄、ビザンツ帝国エーゲ艦隊提督、アナクシマンドロスも・・・。
全裸の英雄は、無惨に勃起した姿を、敵の少女兵士らの嘲笑の前に晒していた。・・・
939 :
名無し調教中。:2010/06/10(木) 15:57:44 ID:4ted3Q97
アナクシさん、ドピュっといっちゃいそうですね
>>922 ユールの日まではあと5,6ヶ月というところでしょうかね
アマゾネスが何か大きなことを仕掛けそうで楽しみ
941 :
名無し調教中。:2010/06/12(土) 01:03:31 ID:CWuTvNhr
ああ面白かった
942 :
名無し調教中。:2010/06/12(土) 10:39:38 ID:kDMDWCvj
寸止め、焦らしで
精神を屈服させて
「いかせてください」
は王道だよね
943 :
名無し調教中。:2010/06/13(日) 17:29:14 ID:YGVqZSr6
言葉攻めが大好きです
どんどん女子の言葉で男子を罵倒してくれ
944 :
名無し調教中。:2010/06/13(日) 17:41:09 ID:CQVfajn5
afe
945 :
名無し調教中。:2010/06/13(日) 23:58:08 ID:hBl8jOPH
言葉責めはむずかしい
946 :
名無し調教中。:2010/06/14(月) 00:22:36 ID:nE30EDBv
そういや中国の攻防もあったんだ
947 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/06/14(月) 00:23:18 ID:oXkmzokv
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第4章 凶変、「彼」来たる(18)
「・・・お、おのれ・・・卑劣な魔女どもめ!!・・・」
アナクシマンドロスは必死で少女らの誘惑に抗おうとしたが、今や彼の精力は勃起した陰茎に集められ、少女の陵辱を待ち望んでいるかのように
それはそそり立ってしまっていた。
「うふふ・・ほら、そんなこと言うなら、うんとバツを与えなきゃねえ〜」
スパルタの戦士らは屈辱に震えた。今や帝国の英雄、アナクシマンドロスは少女兵士ふぜいに罰を与えられる境遇に堕ちてしまっているのだ・・・。
「ふふっ、オマエ達はあたし達の奴隷・・・気がすむまでおもちゃにして弄んでやるからね!!」
「ほら、今度はコイツので遊んであげるわよ〜」
「や、やめろ・・・」
抵抗もあえなく、少女の手に堕ちたアナクシマンドロスの陰茎はその言葉とは裏腹に、ヒクヒクと震えていた。
「あ〜ら、こんなに喜んじゃって・・・ やっぱりオトコってみんなヘンタイばっかりなのよ・・・」
「ホント、ユリナ様の言葉通りねえ〜」
「あ、ああ、ああっ・・・」
・・・もうだめだ・・・ このまましごかれ続けたら、耐えきれず射精してしまう・・・
そうなれば、もはやアナクシマンドロスの英雄としての立場も終わりだった・・・。
948 :
名無し調教中。:2010/06/14(月) 08:59:36 ID:bxxcZVoK
精力=精神力
949 :
名無し調教中。:2010/06/14(月) 09:32:35 ID:bxxcZVoK
アナクシはやく逝かせてくれええ
俺も一緒に逝きたい
950 :
名無し調教中。:2010/06/14(月) 19:53:35 ID:aQHgCxLw
反応したら負け、だけど……面白すぎww
ついつい最後まで読んでしまったw
男女のからみはワンパターンなので
長くてもいいけど一度にやってほしい
小出しで飽きた
規制寸止め中
こんだけ規制多いと避難所作るのも一つの手かもね
作ったら作ったで管理がメンドウかもしれんけど
955 :
名無し調教中。:2010/06/18(金) 23:02:26 ID:5Sl2qyR0
多分W杯おわるまで続くだろう
956 :
名無し調教中。:2010/06/19(土) 00:55:04 ID:3TFOIH/M
でぃおんか
>>957 いや、作者さんがどうしても途切れずにSS投下したい、てことならという話。
ここじゃなくてWikiのコメ欄に書いたほうがよかったかな。
959 :
名無し調教中。:2010/06/20(日) 00:04:29 ID:Wrc/xH3t
アナクシ様 スン止めされたまま
960 :
名無し調教中。:2010/06/24(木) 23:57:18 ID:zYMb9ZQg
ああはやく女子の活躍がみたい
961 :
名無し調教中。:2010/06/25(金) 19:10:28 ID:Rb8ciV6Y
アナクシマンドロスの寸止め長すぎ
早く英雄の仮面を剥いで楽にさせてあげて
英雄の皮を被ったマゾ○ンポを曝されちゃうんですね
963 :
名無し調教中。:2010/06/26(土) 23:59:11 ID:vRDvTOs2
あかん
964 :
名無し調教中。:2010/06/27(日) 01:24:53 ID:A+QmqBPv
見たいしりたい場面がやまほど あるのに
965 :
名無し調教中。:2010/06/27(日) 17:29:16 ID:rDXPx2V4
うむ、アナクシ様の失墜も
フランの内政もあれもこれも・・・
ここぞとばかりに読者有志によるあらすじダイジェストや年表・地図まとめが来ないかな
長編化しすぎて新参の人がとっつきにくいから
どっかでそういう作業をするきっかけがほしい
世の中には言いだしっぺの法則というヤツがあってだな…
968 :
名無し調教中。:2010/06/27(日) 23:10:46 ID:A+QmqBPv
よみかえしているがやはりべルとサムソンいい
セレウコスも最高 ぬいた
あ
970 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/06/28(月) 02:23:06 ID:/LA0V2AG
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第4章 凶変、「彼」来たる(19)
「ほらほら、先っぽから汁が出てきちゃった〜」
英雄アナクシマンドロスは、今や名もなき少女ふぜいの指先に翻弄され、悶えていた。
「ああ・・・アナクシマンドロスが・・・如何なる強敵の前にも屈しなかったスパルタが、少女の指先一本に屈し、その恥態をさらすことに
なろうとは・・・」
男達の慟哭が広がっていった。
「ほら、ほら、・・・ふふふ、もう一息でスパルタの英雄が女の軍門に下るわよ〜」
「あ、あ、あふう〜」
アナクシマンドロスの精力や理性は、全て勃起した陰茎や睾丸に集められ、そしてそれはアマゾネスに握られていたのだった。
今や男の力は、全て女に握られ、後はとどめを刺されるばかりであった。だが・・・
「うふふ・・・その辺で許しておやりよ・・・」
現れた美女は金髪碧眼、長身を漆黒のボンデージに包み、傲然と男達を見下げていた。
「ああ、クラウディア様・・・」
アマゾネスらはどよめいた。
「ふっ、もうコイツはあたし達に屈したも同然・・・じゃあ、どうせならもっと屈辱を与えて射精させてやるのよ!!
その方が男どもへの打撃も遥かに大きいわね・・・ふふふ・・・!!!」
クラウディアって誰だっけ
規制解除オメメ!
973 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/06/28(月) 02:46:55 ID:/LA0V2AG
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻 第4章 凶変、「彼」来たる(20)
「お、おのれ・・・この上にまだ生き恥を晒させようとは・・・卑劣な・・・」
「ふふふ・・・コイツを土下座させなさい!!!」
ビキニ姿の少女兵士らは、寄ってたかってアナクシマンドロスを引き据え、クラウディアの足下に平伏させた。
「ほら、脚を舐めなよ!!・・・降参して奴隷になった誓いをするのよ!!」
「くっ・・・スパルタは敵に屈することなどない!!」
「うふふふ・・・ なかなかしぶといわねえ・・・いいわよ!!これからオマエをユリナ様の前に連行するわ!!
そこで、ニワトリの真似をさせて射精させてやるわよ!!!・・・」
「な、なにを・・・」
「アハハッ、これからオマエを監禁して、女の子達に尻穴を調教させてやるわ!!ニワトリみたいに鳴きながら、尻穴から
タマゴを産むプレイを部下達の前で晒させてあげるわよ〜!!!
調教主の女の子の号令で、オマエは産卵と同時に部下達の前で射精して、マゾに堕ちるのよ・・・
フフフフ・・・スパルタの英雄アナクシマンドロスが産卵プレイでマゾに堕ちたと聞いたスパルタは・・・男はその誇りを完全に女に砕かれ、
女は男を恐れなくなり・・・完全に崩壊するわ!!
フフッ、オマエの尻穴がアタシ達の調教に耐えられるかが、スパルタの運命を決するのよ〜 まあ、せいぜい頑張る事ねえ・・・アハハハ・・・!!!」
>>971 クラウディア ・・・ アマゾネス『六人の魔女』の一人。第二の首都であるアンカラにて、アナトリアを統治。『アナトリアの黒い魔女』と恐れられる美女。33歳。
975 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2010/06/28(月) 02:50:40 ID:/LA0V2AG
やっと規制解除になりました。またよろしくお願いします。
クラウディアは「アマゾネス6人の魔女」の一人です。
>>975 おお、作者殿お帰りなさい!
けどやっぱりアナクシ様は寸止めなんですね・・・w
978 :
名無し調教中。:2010/06/28(月) 07:05:49 ID:QzEd1LLq
復活来た
アナクス様は永遠に逝けない
979 :
名無し調教中。:2010/06/28(月) 16:11:40 ID:VQlAdQb7
英雄アナクシマンドロスのスパルタの男の誇りと国を駆けた最後の戦いが始まる
それがアナル責めに耐えられるかどうかとはw屈辱だなww
980 :
名無し調教中。:2010/06/28(月) 16:40:58 ID:/I14iIMr
スパルタの男ともあろうものが こんなことに
982 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2010/06/29(火) 00:20:31 ID:SwuQLVvK
>>981 ありがとうございます。part5もご期待下さい!
983 :
981:2010/06/29(火) 00:27:06 ID:5rC18Wls
>>982 前から聞こうと思って聞きそびれたままスレ立てしちゃったんですが、
「無敵の英雄」というのは作者さんのペンネームですか?それともタイトル名?
984 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2010/06/29(火) 01:09:47 ID:SwuQLVvK
>>983 実は、私としては最初はタイトル名のつもりでした。でも、読んで下さっている皆さんが「無敵の英雄」さんと
呼んで下さっているので、スレ中ではペンネームのような感じになっていますね。
途中からは「アマゾネス・サーガ」というタイトルをつけたので、なおさらそういう傾向になっています。
まあ、別に私はどちらかでないといや、ということは全くありませんので。ありがとうございます。
>>984 ありがとうございます。なんかすっきりしたw
新スレにSS投下来たようなので、埋め
ユリア様(´Д`;) ハァハァ