女権帝国ー ヤプー 近未来小説を書き込むスレ

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1名無し調教中。
以前モナ君が近未来の女性に使える奴隷男の小説で盛り上がってましたが
また、カキコしてください。
例)ここは2070年の日本。
美しい女性たちが国を支配し、遺伝子工学の進歩で女性達に使える
さまざまな男奴隷ーヤプーたちが製産されては女性達によって
処刑されている。
女子大生の菜々子と美佳は大学の授業が休講になったので
郊外にハンティングにきていた。ここでは主に痴漢(冤罪も
含む)で死刑が確定した男たちが広大な草原で最後のときを
不安にさいなまれながら放たれていた。

2名無し調教中。:2006/08/06(日) 10:33:50 ID:hRBacAd9
モナ君は一時、ユイナ様のHPに新作を載せてたけど最近
どうしてるのかな。
3名無し調教中。:2006/08/07(月) 20:56:35 ID:skLKp1W1
菜々子と美佳はライフルを手に人馬と呼ばれる四つ足に改造されたヤプーの
背中にまたがり草原に入っていった。万一死刑囚が襲ってきて間に合わなかった
場合の非常用のスイッチを携帯していた。このスイッチを押すと死刑囚の
体に電気ショックが走るようになっていた。菜々子が今日はどっちが早くしとめる
かしなね。というと美佳は今からぞくぞくするわと楽しいそうに会話をはずませた。
4名無し調教中。:2006/08/08(火) 20:12:26 ID:MKG+zX+D
期待あげ
5名無し調教中。:2006/08/08(火) 20:53:18 ID:fQtzFFJr
6名無し調教中。:2006/08/08(火) 21:20:07 ID:eWoXK+4r
スレとは関係ない高校生のHPは放置推奨だろうな
7名無し調教中。:2006/08/11(金) 20:50:40 ID:J+cAmPZ0
で、つづきは
8名無し調教中。:2006/08/12(土) 11:41:26 ID:uCWbrerl
一つの社会が丸ごと女権化ってことではないけど、むかーしS女養成学園の構想=妄想ならしたことある
9名無し調教中。:2006/08/12(土) 11:58:52 ID:uCWbrerl
女男共学で幼稚園から大学までの一貫教育。
女男比は1.5:1くらい。
女子には入園の際、高いレベルでの知能テストと心理テスト、及び美形度審査があり、S性と知能が高く、且つ美形の女子のみを厳選して入園を許可する。
男子については特にM性も知性も問わない。
Mな子もいればSな子も、ガキ大将タイプのワンパク坊主すらいる。
女男比を女子を多めにしてるのは女子にとって強気に振る舞える環境を作るためだけど、男子が萎縮してしまう程の圧倒的な比率でもなく、女男が対立しがちな年代に抗争が起きやすい状況を作るため
10名無し調教中。:2006/08/12(土) 12:10:51 ID:uCWbrerl
抗争は女子が勝つ場合もあれば負ける場合もあるが、女子達は心理テストで気の強い娘を厳選してるので、負けてもヘコたれることなく、不屈の闘志で立ち向かい、最後には必ず勝つ。
本気の闘争と勝利・征服の悦びを小さいうちから経験させ、S性の開花を助ける。
11名無し調教中。:2006/08/12(土) 12:17:43 ID:uCWbrerl
授業では女男とも武道が必修。
ただし、女男別クラスで女子には特別優秀なトレーナーをつける。
週に1回、女男対抗戦があって、ここでも男子を負かせる悦びを刷り込む
12名無し調教中。:2006/08/12(土) 12:23:24 ID:uCWbrerl
読み書きなど通常の授業は女男一緒に行われるが、知能の高い娘を選りすぐっているので、当然女子の方が男子より優秀なわけだ。
でも一番重要なのは女子だけにされる精神教育(含国語)で、女尊男卑の観念を植え付ける。
13名無し調教中。:2006/08/12(土) 12:32:07 ID:uCWbrerl
例えば幼稚園では女の子のヒーロー(ってのも言葉変だけど…)が男の悪人をやっつけたりとか、男の従者を引き連れた冒険者の女の子の話だとか、そんな内容のアニメを毎日一定時間視聴させる。
教室に置いてある絵本は武則天の物語だったりとか。
14名無し調教中。:2006/08/12(土) 12:36:12 ID:uCWbrerl
あと教師(保育士)は全員S女とM男。
大人が普段から女性上位な関係をしっかり見せつける。
女教師が男の教師を叱りつけたり殴ったりとかね。
15名無し調教中。:2006/08/12(土) 12:47:33 ID:uCWbrerl
年頃になれば女子がS男とカップルになり、Mかノーマルのヘタレな男子生徒がカップルの奴隷にされてたり、M男生徒との主従カップルになったりする女子や、女子グループの共有奴隷にされてる男子がいたりする
16名無し調教中。:2006/08/12(土) 12:49:23 ID:uCWbrerl
てことで、誰かこの設定使って小説書いてくれませんか?お願いしますm(__)m
17名無し調教中。:2006/08/13(日) 04:10:26 ID:vs3hpLVc
>>8-15
心理的に男に勝つ快感を育成するというのに目を
つけたのはいいかもね

でもそれが「両刃の剣」で、女の子のS心理を文章で
表現するというのがまた難しいのではないか?
気持ちをストレートに書くか、快感感じてるというのを
言動で表現するか。
男の側のいじめられる気持ちを表現する方が簡単かも。

「女性上位時代」というHPの馬仙人が昔、日記で
同じような学園の創作書いてたと思って見てみたけど
以前も途切れ途切れじゃないかと思ったけど
削除されてるのか一部分しか見れないようだが(参考になるかも?)
ttp://homepage2.nifty.com/equus/menu01.htm
↑ここの「近況報告」のページで
2002年8月20日のところあたりから途切れ途切れに
12月31日のところまで続いてる。

単に男を使役するというより、男の前で裸になったり
下の世話をさせるのに全く恥じらい感じないというのが
沼正三も書いてたと思うけど萌えるな。

あと、「あんか」さんという人がHPで書いてたSSで
そういう学園ものとか、3が書いてる電気ショックを
使った鞭のことも書いてあったかな。
電気ショックはモナ君の女権国家の工場の
話でも出てきてたな
(モナ君の小説はミストレスカフェHPの創作小説コーナーで。)
18名無し調教中。:2006/08/13(日) 21:10:15 ID:G2LzBZ09
>>17馬仙人のHP見た
あ、オレ8-15だけど。
女主人と男従者を養成する学園ってことだよね。
まだ全部は読んでないけど、これって未完なの?だとしたら残念だ。
是非完結まで読みたいね。終盤が一番の肝みたいなことかいてあったし。
19名無し調教中。:2006/08/13(日) 21:16:07 ID:G2LzBZ09
馬仙人さんの妄想では女子と男子が合意の上での主従関係だよね。
それはそれで楽しいんだけど、オレの好みはもっと殺伐としてて、弱肉強食の闘争の末に敗者が勝者に心ならずも屈従を強いられるってものなんだよね。
20名無し調教中。:2006/08/13(日) 21:36:42 ID:G2LzBZ09
だから妄想を書きなぐる中でM男って書いたけど、M男でなくてノーマルな男がヘタレなばっかりに奴隷にされて、悔しくてたまらないけど主人である女の子が怖くて逆らえないってパターンが一番萌えるんだ。
描写も男子を支配する女子の優越感と、男子の怯えや屈辱感の両方が適宜交互に表現されてるのが理想。
方法としては女の子の態度や言動で表現する場合もあれば、独白や客観的描写という形で表現する場合もあり得るだろうね。
例えばケンカでボコボコにした男子に土下座して詫びをいれるように強要、ガタガタと震えて泣きながら土下座した男子の頭を残酷な微笑を浮かべて踏みつける女生徒。
「申し訳ございませんでした。二度と逆らいませんって言いな」
「申し訳ございませんでした。……」

てな感じとか
21名無し調教中。:2006/08/13(日) 23:29:02 ID:yqB1NyM1
取りあえず、1さんが、出来る限り書いてください。
期待!!
22名無し調教中。:2006/08/15(火) 12:02:33 ID:znn1DyuY
なんかヘンな創作小説スレが立ってる

【家畜人チョン】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/sm/1155610491/
SM好きじゃなくて単なるネットウヨが書いてるような・・・
23名無し調教中。:2006/08/18(金) 03:48:37 ID:sWyuAbnw
>>8-15のひと
このスレ立てた?

女王様の作り方
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/sm/1155689866/
あんたじゃなかったら、ここ読んだ人かな
まぁ偶然の可能性もあるけど
24名無し調教中。:2006/08/20(日) 11:39:21 ID:uFnpXV+x
>>23オレじゃないよ。
書き込みはしてるけど
25名無し調教中。:2006/08/20(日) 21:11:00 ID:uFnpXV+x
アマゾネスに征服された国の物語なんてどうかな?
女性上位で尚武な民族のアマゾネス。
彼女らが形成する社会では男は専業主夫、産業、政治、経済、そして軍事に至るまで、全て女が牛耳ってる。
王様(♀)は覇権主義で膨張主義な人で勿論美人。年は二十代前半。
周辺諸国を次々と平らげ日の出の勢い。
世界中の国ぐにを侵略・制圧して残るは西方の大国○○……
26名無し調教中。:2006/08/20(日) 21:20:29 ID:uFnpXV+x
○○(まあ、ローマでもトルメキアでも何でも好きな国の名前を入れてくれ)は典型的な家父長社会。戦前の日本の民法が建前通りに行われているような国だ。
王様は17歳の少年王。
カッコ可愛い系の美少年だけど細身に見える身体にはレスリングで鍛えた筋肉が何気に付いているぞ。
27名無し調教中。:2006/08/20(日) 21:27:42 ID:uFnpXV+x
ちょっと前までは植民地や朝貢国をたくさん持ってた○○だけど、今じゃ全部アマゾネスに制圧されて領土は本土を残すのみ。
英雄××や△△の守る防衛ラインも死闘の末に破られて、××も△△もアマゾネスの将軍のマゾペットにされちゃった。
28名無し調教中。:2006/08/20(日) 21:34:12 ID:uFnpXV+x
そして遂に首都陥落。
王宮の、ついさっきまでは自分が座ってた玉座の前に、罪人の様に捕縛されてアマゾネス兵士によって引きすえられる少年王。
玉座に座るはアマゾネスの女王。
少年王の運命は、○○の行く末やいかに……
ってことで誰か小説書かない?
29ちょっと補足:2006/08/20(日) 22:17:43 ID:uFnpXV+x
敗れてなお闘志溢れる眼で睨みつけてくる少年王。
未婚のアマゾネス女王は少年王を気に入り、婿に取ることとする。
しかし敵意を剥き出しにする亡国の少年王、まずはどっちが強いか思い知らせる必要がある。
これまでに亡ぼした国の王は公開の場で部下が鞭で打ち殺してきたが、この少年王に限っては女王自ら処刑することにする。
ただし鞭は使わないし殺しもしない。
公開の場で一騎打ちのレスリングの試合を行うのだ。
勿論少年王にも反撃・攻撃の自由を与える。
飽くまで対等な条件での試合だ。
少年王が勝てばアマゾネス軍は直ちに撤退、国を返還し、以後永久不可侵を約束する。
そればかりが、国土復興のための資金すら必要なだけ提供しよう。
ただし、女王が勝った時は国は勿論女王のもの、少年王の臣下は殺すかアマゾネスの将軍や兵士から要望のあった者については、戦利品として下げ渡す。
のみならず、少年王自身も女王の夫として女王に仕えること。
女王は少年王よりはるかに長身で身体に厚みもあり、なまめかしくも逞しい肉体だが、女に引けを取るわけには行かない。
にっくき侵略者を臣下と国民の前で王自ら打ち果たし、王家と王国の威信を取り戻すのだ。
少年王は躊躇いなく女王の提案に応じた。
30名無し調教中。:2006/08/21(月) 00:32:42 ID:qa7nyZjQ
おもろい、続き期待してる
というかここまで考えたからにはID:uFnpXV+xが書くんだよな?
31名無し調教中。:2006/08/22(火) 00:36:04 ID:5t0TZaPf
首都陥落の翌日、闘技場の全席は首都住民と亡き王国の旧臣達とで埋め尽されていた。
アマゾネス軍(長いので以下女軍と略す)に半ば強制的に集められた人々だ。
重臣達の傍らには万一の反抗を警戒して、傍らにメリケンサックを填めた女軍兵士が控えている。
彼女らの座る席は、彼女らの個人的捕虜となったイケメンの○○軍兵士だ。
ボコボコに殴られて顔が変形した元男兵は長身でグラマラスなアマゾネスの豊臀に敷かれて、その肘をガクガクと震わせている。
女丈夫ぞろいのアマゾネスの体躯に比べたら見るも頼りなさげなひ弱な背中は、ビッグなヒップの重みに耐えきれず大きくたわみ、若い女主人の重圧に全身から汗を吹き出させるが、もし万一重みに潰されようものなら、後でどんな酷い目に遭わされるかしれたものではない。
昨日から散々殴られ蹴られ投げられて女主人の強さと恐ろしさを身に染み込まされたイケメン兵士は自分の妹くらいの年の女の子の腕力に脅えて必死の思いで耐えている。
年上の男兵士を尻に敷く長身の女の子兵は、自分の尻の下で申吟する男のことなど全く意識しない様子で、ミニスカートワンピース風の甲冑から剥き出しのムッチリと逞しい太股を悠然と組んでいた。
32名無し調教中。:2006/08/22(火) 00:47:33 ID:5t0TZaPf
闘技場のグラウンドには覇者なるアマゾネスの女王と亡国の少年王が各々のコーナーに控えて対峙している。
闘志に気を張り、女王を睨みつける少年王に対し、女王は余裕ある態度でリラックス、覇気に満ちた男の子を笑みさえ浮かべて微笑ましそうに見つめている。
しかし少年王にはその態度がまた気に入らない。益々憎悪の炎を募らせる。
33名無し調教中。:2006/08/22(火) 00:49:50 ID:5t0TZaPf
試しに続き書いてみたがやっぱりダメだ

文才ないんだよね、オレ

よかったら続き誰か書いてよ
34名無し調教中。:2006/08/22(火) 13:28:46 ID:5t0TZaPf
試合開始の予鈴がなり、ユックリと中央に進み出る二人。
互いに睨み合うが近くで並ぶと少年王は年上の娘の胸程までしか背丈がない。
キっとした眼差しで女王を見上げる少年王、悠然と少年の眼光を受けとめる女王。
立ち会いにんの合図で試合開始が告げられた。
突進する少年、女王の腰に組みつく。
表情ひとつ変えず受けとめた女王は少年が渾身の力を振り絞っても根を張った大木のように微動だにしない。
35名無し調教中。:2006/08/22(火) 15:22:06 ID:5t0TZaPf
少年王は焦る。
素早く女王から身を離し、その平かな腹に正拳突きを入れる。
二度、三度、四度…しかし薄く見えても女王の腹は筋肉の鎧に覆われ、蚊に刺された程度にも感じない。
滑稽な少年の一人相撲を可笑しそうに見下ろしている。
拳から回し蹴りに切り替える少年王。
腕組みして余裕の女王に益々ムキになり、五度、六度と蹴り込むが、結果は所詮同じこと。
高く跳躍して顔面を狙った少年の脚をうるさい蝿を追い払うように払いのけた。
背中から地面に落ちた王の脚を両脇に抱える。
「行くよ」
嗜虐の笑みを浮かべ女王は一言。
少年王の華奢な体がフッと浮き上がり、グルグルと旋回を始めた。
「うわああぁぁあ!!!!」
思わず少年の口から悲鳴があがる。
その体は旋回しながら女王の身体を軸に、彼女の背丈よりもさらに高く宙に浮いていた。
「ああぁぁあぁあ!!!!!」
恐ろしいスピードで王の体は振り回される。
「あはははは!」
少年の悲鳴に女王は面白そうに笑う。
「そーら、とんでけぇぇ!」
不意に少年の体は女王から離され、数メートルも飛ばされて地面に落ちた。
36名無し調教中。:2006/08/22(火) 15:23:32 ID:5t0TZaPf
面白いと思う人?
37名無し調教中。:2006/08/22(火) 15:27:12 ID:UuDd6IDj
1に聞けw
38名無し調教中。:2006/08/22(火) 23:25:59 ID:5t0TZaPf
倒れたまま起き上がれない少年王に女王はツカツカと歩みよる。
片手で髪をかきあげながら優雅な足取りだ。
少年の髪をつかんで引き起こす。
目が回ったこともあってフラフラと覚束ない足取りの王は女王の腰に掴まる。
「今度は高い高いしたげよっか?」
女王は王の頭を股間に挟みこみ、勢いをつけて下半身を持ち上げる。
「ホーラ、高いたかーい!」
反動で王の上半身がフワっと高く持ち上がり、
「…ってね!!!」
女王は少年を地に叩きつけた。
39名無し調教中。:2006/08/23(水) 19:09:20 ID:DNoxJjFi
1ですがちょっと、私の嗜好とはちがうようです。
でも続けてください。
40男性論女性論板はネタがまぁまぁある:2006/08/24(木) 05:08:10 ID:rtY3JRxY
446 名無しさん 〜君の性差〜 New! 2006/07/31(月) 00:43:23 ID:y/6+czax
現在放映中のアニメ 「シムーン」のサントラの曲目

ttp://www.jvcmusic.co.jp/m-serve/-/Discography/A011864/VICL-61964.html

3.女性国家 第一楽章: 旧人類
4.女性国家 第二楽章: 男性社会の崩壊と排除
5.女性国家 第三楽章: 新たな種の保存と変化
6.女性国家 第四楽章: 女性国家確立

なにこれ?

447 名無しさん 〜君の性差〜 sage New! 2006/07/31(月) 14:58:53 ID:oM0sIGJK
>>446
なんだこりゃw
アニオタとフェミは密接な関係という証明だな。

448 ひとよ ◆/.XJ25pVII sage New! 2006/07/31(月) 17:23:43 ID:d2GwsYd3 BE:?-2BP(0)
関係ないと思うけどこんな話題が。

男不要の時代来る? 雌の卵子だけでマウス誕生
http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/asia/1149063771/
いぬかみのK君のようなエロい香具師とかがボコられ、女性が男性と交尾なしに勝手に子供を作り上げる時代が出来るんですね。

449 ひとよ ◆/.XJ25pVII sage New! 2006/07/31(月) 17:24:37 ID:d2GwsYd3 BE:?-2BP(0)
>>448
×作り上げる時代が出来るんですね。
○作り上げる時代が来るんですね。

だった。染んでくるorz
41名無し調教中。:2006/08/27(日) 10:57:30 ID:dloug52q
モナ君の作品とか鏡裕也(テリー藤崎)の作品がよかった。
なぜか途中でネタ切れになるのか数年で次回作がでなくなる。
42名無し調教中。:2006/08/28(月) 00:24:45 ID:Gx7ebOfK
菜々子と美佳は、じゃまたあとでねといいながらブーツで人馬ヤプーの
横腹を蹴って合図をすると草原へ入っていった。菜々子はリンゴの木が
生い茂っている方へ向かった。双眼鏡でリンゴの木の方向をのぞくと
死刑囚と思われるヤプーが2人リンゴを採っていた。菜々子はどっちの
ヤプーを撃つか咄嗟に考えたが、ま、どっちでも似たり寄ったりねと
一人ごとをいいながらライフル銃を構えた。
43名無し調教中。:2006/08/31(木) 21:52:40 ID:nEqwA68m
休日はハンティング客が多いのでヤプーたちもリンゴをとると
さっと草原に隠れるのであるが
平日は訪れる客は少なくこのリンゴを採って飢えをしのいでいる
ヤプーにとっても気を許して油断していた。
44名無し調教中。:2006/09/01(金) 17:47:14 ID:Lg6E+ibH
良いスレ ハケーン
45名無し調教中。:2006/09/02(土) 08:13:52 ID:sKin6LK1
人には、3種類の性が存在する。
男性、女性、そしていわゆる隷性である。

隷性は、身体的には男性、もしくは女性となんらかわりはない。
ただ一点、特異なX染色体を有しているか否かによって、それが決まる。
いまから約130年前に発見された、この特異なX染色体を、通称、M染色体と呼ぶ。

極めて稀なケースを除き、人は、ひとつのX染色体が必ず「起動」状態にある。
このためM染色体を有する男性体は、必ず隷性となり、それは生後すぐの検査で確定することができる。
ただし、女性体の場合には注意が必要だ。
46名無し調教中。:2006/09/02(土) 08:17:46 ID:sKin6LK1
生後すぐにM染色体が起動している女性体なら、隷性となる。
しかし、M染色体を有しているにもかかわらず、
それが起動していない(もう一方のX染色体が起動している)という場合は、話が複雑になる。

基本的にその女性体は、女性として扱われる。
しかし、成長の過程において、それまで起動していたX染色体が休眠し、
休眠していたM染色体が起動する、ということも確認されているため、定期的な検査が義務付けられる。
検査によりM染色体の起動が確定すれば、以降は隷性となる。

多くの国では、M染色体を有する女性体には成人まで検査が義務付けられ、それまでは婚姻が認められない。

なお、成人後にM遺伝子が起動する可能性もある。
また、それまで起動していたM染色体が、逆に休眠する可能性も、大いにある。
しかし、これらに対するフォローは、現在のところ、なされていない。
47名無し調教中。:2006/09/02(土) 08:26:51 ID:sKin6LK1
男性体の隷性を「男隷」、女性体を「女隷」という。

M染色体が休眠状態にある未成年の女性体は、あくまでも女性である。
このため、特別な名称は用意されていない。
しかし、やや差別的な表現として「隷子」と呼ばれることがある。

前にも触れた通り、成人後にM染色体が起動してしまった女性や、
起動していたM染色体が休眠してしまった女隷に対する、法的なフォローはない。
前者は女性、後者は隷性として扱われる。
ただし、医学的にはその変化を「変態」と称し、それはそのまま、通称ともなっている。
48名無し調教中。:2006/09/02(土) 08:41:09 ID:sKin6LK1
女性体で、X染色体が2つともM染色体、というケースは、比較的多く確認されている。
この場合、彼女は間違いなく隷性となる。

また、ごく稀に、X染色体が2つとも「起動」している女性体も確認されている。
X染色体を有していなければ女性、有していれば隷性である。
特に問題はないとされているが、しかし――2つのX染色体が、ともにM染色体である場合、話は異ってくる。
彼女らは、隷性でも極めて強い被虐願望を抱き、同時に、同等以上の加虐願望を内包する。
その加虐願望は、自己に向けられることもあれば、他者へと向けられることもある。

2つのM染色体を有し、そのどちらもが起動している女隷は、俗に「貴女」と呼ばれ、大変に商品価値が高いとされている。
49名無し調教中。:2006/09/02(土) 08:55:07 ID:sKin6LK1
M染色体の遺伝を考えれば当然のことだが、男隷が子を残すことは禁じられている。
女隷の場合は、その女隷の所有者が決めてよい。政府所有の女隷の場合は、生産計画に則って受精がおこなわれる。

結婚形態は、この国の場合、一夫一妻である。
隷性との婚姻、隷性同士の婚姻は認められていない。
世界中でも一般的な形態といえる。

なお、夫婦間において、隷性が生まれる場合もある。
妻がM染色体を有し、しかし成人まで起動しなかった場合だ。
この場合、生まれた隷性は、両親の所有物となる。
50名無し調教中。:2006/09/02(土) 11:21:23 ID:ZzoU9HrN
>>45-49
萌えポイントはこれからですか?^^;

>>43
その続き気になるです〜
 やっぱ2人いるから、何か笑えて情けない命乞い競争させるとか・・?
51名無し調教中。:2006/09/03(日) 03:50:30 ID:Vv8/MzKI
菜々子は手前側の小男に狙いを定めた。ライフル銃はコンピュータ制御で
ピンポイントで男の内蔵のいずれを撃つかセットできるようになっていた。
心臓を撃って即死させるよりは少し苦しんでもらおうかしらねと考えて
背中から腹部を貫通するようにプリセットした。ライフル銃に附属した
高性能のテレスコープをのぞきながら引き金を引くタイミングをはかった。
ヤプーからはかなり離れた位置から狙いを定めているので、ヤプーは
何も気づかずにリンゴをほおばって食欲を満たしながらつかの間の休息
をとっていた。
52名無し調教中。:2006/09/06(水) 00:21:43 ID:TgTdZVBq
つづきは?
53名無し調教中。:2006/09/09(土) 12:02:29 ID:RIMcKaeF
盛り上がるかと思ったのですがいまいちですね。
54名無し調教中。:2006/09/10(日) 06:12:03 ID:pXl9peJB
>>53がこのスレの終止符を決定付けた・・・
55名無し調教中。:2006/09/10(日) 13:40:20 ID:SEpyy1cS
ここはモナ君が降臨して、以前盛り上がったような女権帝国の近未来
小説の新作をかきこしていただけないだろうか。
56名無し調教中。:2006/09/11(月) 22:35:51 ID:sNp3zncz
女権帝国いいなあ・・

自分ならそこに『堕ち』が欲しいかも。
やっぱ最後は、まともな男だったあの時、優しかった女性の軽蔑の視線に晒
されながら・・・が萌え

例えば、自分は女権帝国とは丸っきり地球の反対側、普通の常識がある国で
普通に生まれ育った男子。でも、そんな自分の父親は、幼い時に、今は亡き
祖父と共に、女性帝国から命からがら脱国してきた人。
その日は、普通の日じゃなくて、前々から好きだった初恋の彼女に告白して
なんとOKを貰い、初デートの約束を取り付けた記念すべき日。足取り軽く
浮かれ気分で帰ってきた自分を、しかし待っていたのは、全裸に後ろ手、ペ
ニス引き綱状態で女性帝国の婦警さんに捕まっている父親の姿。
「・・・・・黙っていて・・・・・・すまん。」
うなだれる父の身体には真新しい鞭の痕と、臀部に女権帝国奴隷の焼印。そ
んな父親の生い立ちを聞かされショックを受けるが、他人事ではない。自分
も男だから。父と同じような格好をさせようとする婦警さんに抵抗して、母
と妹が心配そうに見つめる中、生まれて初めて受ける鞭打ち。猿轡を噛まさ
れ、泣きながら、今まで生まれ育った街を全裸で父とペニス繋ぎで引き回さ
れながらの連行。二度と帰れない街。二度と戻れない幸せの時。まだ見たこ
ともない地獄への帰郷。

みたいのがええなあ〜
57名無し調教中。:2006/09/15(金) 18:49:41 ID:caAasAxk
つづきないですね。
58名無し調教中。:2006/09/17(日) 02:59:21 ID:EhdOAPbu
>>33
謙遜すんな

>>53
いまいちだよな
59名無し調教中。:2006/09/23(土) 01:14:59 ID:LASYA3ER
ほしゅ
60名無し調教中。:2006/10/01(日) 09:40:40 ID:Uig5Kwux
あげ
61名無し調教中。:2006/10/01(日) 17:25:08 ID:nUmVqVWn
女権帝国は一般には『世界中の女性のための駆け込み寺』という事になって
いるので、国内の状況をほとんど外へ流出しない。
でも、その真の目的は新しい奴隷の確保・・・具体的に言えば、不法入国男
の呼び込み。

パターン1としては、自分から不法入国してくる場合がある。帝国内では淑
女のスポーツとして(不法入国してくる男の)奴隷ハンティングが、昔から
根強い人気だが、そのハンティング協会の女性たちが、ネットで帝国を巨大
な女性だけの秘密の花園のように吹聴させているのだ。ちなみに女権帝国の
国境は、それらしい検問所などほとんどなく、ただ山に囲まれているだけで
誰でも簡単に不法入国が出来る。もちろん、一度入国してしまえば、死んで
も帰国はできないが、それでもネット上では、今日も元気に『自称』生還
者・・・・ハンティング協会の女性たちが、甘い偽モノ体験談でスケベな男
たちを不法入国に誘い込んでいる。
62名無し調教中。:2006/10/01(日) 18:25:22 ID:KFPpRA3M
パターン2として「男捨て山」なんてのがある。口の固い女性であれば、男
を捨てる理由は何だって構わない。国内外の女性を介して、男たちを騙し、
国境超えをさせるのだ。ハイキングコースの途中のなんの目印もないところ
が帝国との国境だったり、一番多いパターンとして温泉宿だろうか。離れの
男湯だけが女権帝国領だと、服を脱がす手間も省ける。
最近じゃ、管理職の女性宛てに宿から極秘メールが届くこともあり、社員旅
行や気に入らない上司との接待に利用するケースも・・・・

男湯になぜか裸の女性の影が複数、見えて、その後の悲劇も知らずに期待で
ざわめき出す男たち。振り返った瞬間、銃口を向ける女性ハンターたち。
「ようこそ、いらっしゃい、女権帝国へ。手は首の後ろへ回して。みんなそ
の粗末な突起物が見えるよう一列に並びなさい!」

なんて事があって丸一日。女性たちにとっては楽しく愉快な旅である。前半
は普通に温泉を満喫しつつ、旅の後半は帝国領内の初期調教施設で、連れて
きた男たちの惨めな姿を高い位置からご堪能。初期調教の主体はプライド落
し・・・痛い目や恐い目、恥ずかしい目に合わせて自分の立場を理解させる
ことである。見学者の女性のための体験コースなんてのも充実。吹き抜けの
地下一階に集められた全裸の奴隷たちを一階からモデルガンで打ちまくる調
教は一番人気で、女性が複数人集まると大抵股間を狙ってみよう!だとか言
う話で大盛り上がり。そんなこんなで楽しみながら、帰国すれば、消えた男
たちに代わって取締役のイスが女性を待っているのだ。
63名無し調教中。:2006/10/01(日) 23:38:31 ID:sHwmGDP7
>>61-62
いいねぇw

でも端折りすぎのような気も。
この発想で十倍くらいの分量の妄想文が出来そうな気も。
(俺は別の表現形態があるから書かないが)
64名無し調教中。:2006/10/08(日) 15:56:19 ID:Z3ErhjyK
菜々子はぞくぞくっとするハンティング特有の高揚する気分を
感じながら、引き金を引いた。すぐに狙った男が脚もとから地面
に崩れ落ちるのがテレスコープを通して目撃された。
菜々子は人馬を鞭で一撃すると、人馬はヒーといって一目山に
倒れた男のところに駆けていった。
65名無し調教中。:2006/10/15(日) 23:48:30 ID:hOMYIX2L
(;´Д`)ハァハァ
66名無し調教中。:2006/10/22(日) 13:33:47 ID:5OQQB2mQ
人馬が死刑囚のところに着くと、菜々子は人馬から降りて死刑囚を
見下ろした。そこには瀕死の息絶え絶えの無惨な初老の男が横たわっていた。
菜々子は黒のブーツの靴底で死刑囚の顔面を踏みつけた。そして
何か最後に望むことはあって?と自分の足裏の下で虫の息の死刑囚に
声をかけた。
67名無し調教中。:2006/10/23(月) 23:31:52 ID:b9GyXcBr
何でも女性に言われた通りにしなければならない「女性の国」が誕生!−中国
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/dqnplus/1161605177/l50

さすが常識の斜め上をゆく国
68名無し調教中。:2006/10/27(金) 20:24:43 ID:b1VBRdcT
>>61-62
パターンとしちゃSFでよいんではないかと。
どうせヤプーもSFだったっしょ・・
 21世紀後半にようやく人類は宇宙へ進出、月や火星スペースコロニー
等で暮らし始め、人口増加への対応として各国政府が強制的な移民を
行ないだした。
 だが地球は資源枯渇、環境悪化、人心の荒廃などで文明の危機に直面
一方宇宙でも人口の増加の為、外宇宙への進出に専念し地球への関心は
薄れていく。
 宇宙では人類の体格は強靭になり体格もよく大きくなっているが
地球では大量の人材流出で人材が枯渇、レベルが低下した各国の誤射で
核戦争になり放射能で汚染、人は細々と暮らすようになり
文明も退化喪失し体格も小柄に矮小になってしまった。
やがて地球では邪蛮や淫愚乱土、唖蔑痢蚊といった国が成立するが
それは宇宙人が使役する奴隷を提供することで支援を受けてなりたつ
傀儡国家であった。
宇宙に引っ張り出された地球人は市民権は与えられず
どんなに才能と貢献度があっても、それでようやっと
永久奴隷としての身分しか扱えず、普通は畜民なる身分ペットの犬猫より
社会的身分は下。

地球では長身とされる男ですらも宇宙の女の股間の恥部に顔面がくる程度の背丈しかない。
筋肉も無く放射能の影響でDNAが破損した為
どれほど鍛えても骨皮だけのひょろい体格にしかならない。
69名無し調教中。:2006/11/10(金) 01:59:36 ID:6qSvzkpI
他のHPでも女権専制みたいのチョボチョボあるね。
面白いかどうかは分からんけど(長文作品が多い)

絵は上手いとは言えないけど気持ちが出てるのがここ
ttp://orimo.h.fc2.com/index.html
(スカトロ表現多いので注意)
ここの投稿作品でUさんという人の絵が凄い。
ttp://orimo.h.fc2.com/illust2.html
↑これもスカだがヤプファンなんかには堪らんかも。
でも女の顔が可愛いと言うことが全くなくて
一発抜いた後久しぶりに自慰後の嫌悪感を感じた。

あと、オマケで女権うんぬんとは関係ないが
カワイイS女ちゃんイラストのHP。
ttp://aniashi.sakura.ne.jp/
70名無し調教中。:2006/11/23(木) 17:10:01 ID:z4L2tsLQ
ほしゅ
71大日本女性主義人民共和国:2006/11/28(火) 00:23:32 ID:a6gmsjx8
既婚男性は、妻の姓を名乗り、首輪を嵌める。
※結婚式で新婦が新郎に結婚首輪をつける儀式があり、その首輪をつけ続けることが愛の証とされている。
 なお、首輪の鍵は原則として妻が管理する(実際には、調整用に夫がスペアキーを持つことが多いので、
 妻が鍵を持つのは、象徴的な意味合いが強い)。
72大日本女性主義人民共和国:2006/11/28(火) 22:53:41 ID:a6gmsjx8
一般的な結婚式では、宣誓台に新婦が片足を乗せ、新郎は、愛と貞節と従順の証として、
そのつま先に接吻する(ファーストキス、またはヴァージンキスと呼ばれる)。
新婦はそれに応え、愛と庇護と保有の証として新郎に首輪を嵌める。  

※オフィシャルな場では、夫の首輪にリードをつけ、妻がグリップ部を持つのが正装とされている。
73大日本女性主義人民共和国:2006/11/29(水) 22:59:33 ID:rR/X8wN3
最近では高級店は女性専用が多くなっている。女性専用=高級のイメージを持たせる狙いもあるのだろう。
不便を感じる人(人=女性を指す)も多いとのことで、S越百貨店やM屋などでは、店内への男性の入店
はもちろん不可だが、お荷物預かり所で男性を預かるサービスを実施している。(壁際に首輪で繋がれた
男性がずらりと並んでいるのは結構壮観である)
74大日本女性主義人民共和国:2006/11/30(木) 00:00:07 ID:LRG7IxpZ
※意外な事に、このサービスは未婚男性に人気があるようだ。人前で、おおっぴらに首輪を嵌めることが体験できることが、
 人気の秘密らしい。
※サロン風の預かり所が多いが、最近は、地下室や、拷問部屋をモチーフにしたり、外から覗けるように
 している預かり所も出現している。
75名無し調教中。:2006/11/30(木) 01:22:39 ID:5rAjdOA7
>>71-72は既読感が有るような話だが
>>73-74から斬新な感じで面白くなってきた。
76大日本女性主義人民共和国:2006/12/01(金) 00:52:43 ID:VL0j0Vjw
デートの待ち合わせで男性が女性を待たせるのは、だらしのない事とされているが、
デートに遅れたらしい男性が頬を打たれている光景はよく見かけられる。男性が
身支度などに時間がかかるのは仕方ない面があるとは言え、ビンタされた男性が、
涙を流しているのに妙にうれしそうに見えるのは気のせいだろうか?
77大日本女性主義人民共和国:2006/12/01(金) 01:03:04 ID:VL0j0Vjw
年齢…2.10代 性別…2.男性
 えっと〜。ホントはわざと遅れてみたんです。そしたら、彼女にぶってもらえるかなって。
 前にマジで遅れたとき、やっぱりぶたれたんだけど〜、彼女ったらその時「愛してるからぶったんだ」なんて言っ
 てくれたんだぁ。
 その時ぃ、僕は彼女のモノなんだって感じて、すっごく嬉しかったのぉ。
78大日本女性主義人民共和国:2006/12/02(土) 00:02:03 ID:VL0j0Vjw
法律上、人とは女性を指し、男性は法律上は物とみなされる。
 ※デリヘルなど一部の風俗店ではこれを悪用し、その手の男性を宅配便で送付することもあるという。
  (「あなた好みの男の子を、全裸鈴付首輪で今すぐ秘密の宅配便にてお届けします」などの広告が成人向け女性誌
  などによく掲載されている。)
 ※旅費を節約する場合や、調教の一環などで夫を宅配便で送付することもある。違法性はないが、長時間の輸送とな
  ることもあるため、完全な全裸ではなくオムツをつけるなどの配慮が望ましい。
79大日本女性主義人民共和国:2006/12/02(土) 22:46:10 ID:lHM8gmP7
妻の食事中、夫は起立して待機する。最近では自宅においても、一流レストランの雰囲気が味わえるよう、
夫にメイド服を着せることが流行している。妻の食事後は、その残飯を丸皿に移し、皿を床において食べる。
その際、一切手を使わないのが、マナーとされている。

※ミニスカタイプのメイド服だと、夫の食事中にスカート内が覗けて、目の保養。料理中の裸エプロンも相変わらず人気です。
80大日本女性主義人民共和国:2006/12/04(月) 00:45:27 ID:56DxHXEV
婦夫の寝室は同じだが、妻はベッド、夫は床に布団やゴザが一般的(通は藁を使用するという)。 

※性行為は妻のベッドで行い、行為終了後は、妻は夫をベッドから蹴落とす。
81大日本女性主義人民共和国:2006/12/05(火) 00:21:45 ID:pp0l0lA1
朝食等の準備のために、夫は妻より早起きする。妻より遅く起きた場合は、鞭で叩き起こされる。

※鞭で起こしてもらうために、ワザと寝坊する夫もいるとのこと。もっとも、本気で怒られない
 ように朝食の準備はしておいて、寝坊の振りをするらしい。
82大日本女性主義人民共和国:2006/12/05(火) 23:47:31 ID:pp0l0lA1
妻:夫が妻に意見する気?
夫:そっ、そんな、意見だなんて...
妻:こらっ! 夫が妻に口答えしようっていうの?
>ここで、妻は夫をビンタする。
夫:いいえ、お許しください、奥様ぁ。
妻:いいこと。妻が主人で、夫は従者でしょ。
  夫は妻の所有物であって、夫といえども、本来は妻の奴隷なのよ。
  第一、妻に従うのが夫の務でしょ。
夫:はっ、はぃん。お許しください、奥様ぁ。
  男の分際で、生意気でした。
  奥様は、ご主人様で、僕は夫である前に、奥様の奴隷です。
  これからは、奥様のおっしゃることには、必ず従います。
>夫は妻の足にすがりつき、つま先にキスする。
 妻は夫の首輪のリードを引っ張り、夫をつま先立ちさせ、強引にキスする。
夫:もうー、奥様の意地悪う。でも、愛しています。
  僕は、奥様の奴隷になれて、とっても幸せです。
  僕は、永遠に奥様の奴隷ですぅ。
>夫は感激のあまり涙を流し、妻への服従を改めて心に誓う。
83大日本女性主義人民共和国:2006/12/07(木) 00:26:09 ID:yoJ81uMl
妻がペット同伴で高級ホテルのレストランへ出かける場合、夫は自宅やホテルのお荷物預かり所で待つ。
(高級ホテルは女性専用が多いため。なお、男性の入館は不可でもペットは持ち込み可というケースが多い。)
妻とペットが優雅に食事を楽しんでいる間、夫には、たいていペットフードが与えられる。

※最近のペットフードには、「男性の食事にもお使いいただけます。」などと印字されている。
※男性専用のペットフードも発売されている。残飯や排泄物から製造されるため、一般のペットフードよりも安価である。
「本製品の品質には万全を期しておりますが、製品の性格上、男性の食用に最適化されており、女性の方やペットへの使用は避けてください。」
84大日本女性主義人民共和国:2006/12/08(金) 00:11:55 ID:9fCzB6Kn
女性の方が長生きなのは、高級品は長持ちするが、安物はガタがくるのが早いように、
女性は高級品、男性は安物に例えられて説明されることが多い。
 
※生物の基本である出産能力が男性には欠如していること、女性器が体内にあって保護されて
 いるのに対し、男性器は対外にあり外的要因から保護されていないこと、男性ホルモンの影響
 により、男性は頭毛・頭皮が劣化しやすいこと等から、生物学上も女性の肉体の方が男性より
 も優位であるとされる。
  
※睡眠時間や労働時間、食生活など、生活水準の差異は個人差が大きいため、研究対象外とされ
 ている。
85大日本女性主義人民共和国:2006/12/08(金) 23:16:29 ID:9fCzB6Kn
 他国に先駆けて女性優先社会を実現させた日本に対し、近年、世界の注目が集まっている。
 来日した外国人が一様に驚くのが、女性専用車両だという。
まずは体験とばかり乗り込むと、皆その快適さに感激する。一般車両はギュウギュウ詰めで、またそのため
空調の効きも悪いのに対し、女性専用車両では、何駅が我慢すれば席に座ることができ、また、立っていて
も空間に余裕がある。更に、空調もほどよく効いていて実に快適である。
 最近では女性専用シートも導入され、一般車両でも女性が座れないことのないよう、配慮が行き届いてきた。
もっとも、女性が自分の前に立っていて席を譲らない男性もまずいない。
しかしながら、諸外国では、旧態依然とした女男平等主義思想が根強く残っており、一方の性に限ったサービスは、
なかなか認めらないのが現実だという。
86大日本女性主義人民共和国:2006/12/10(日) 23:38:29 ID:2uVSfxT8
<<アイドルインタビュー>>
本日は「首輪なんていらない!」で衝撃デヴィユーしたΣさんに来ていただきました。
>どんな女性がタイプですか?
「僕の首輪をグイグイ引っ張ってリードしてくれるような、ちょっと強引な女性がタイプかな。」

>意外ですね。強気なイメージがあるけど。じゃあ、歌詞と違って、本当は結婚首輪を嵌めたいの?
「もちろん。だって、結婚首輪は男の子の憧れですから。僕だって男の子ですから、奴隷化願望ぐらいありますよ。」

>それでは最後に、未来の奥様へ一言いただけますか?
 「早く僕を捕まえて、奥様好みに調教してくださいませんか?
  ..って、ちょっとベタだったかな?」
87大日本女性主義人民共和国:2006/12/12(火) 00:13:26 ID:wnMOwOdK
・学校の出席簿や企業の社員名簿などは、女性が先、男性が後に記載される。

・性別欄(女男欄)は、女性が1、男性が2と記載されるのが一般的である。
88名無し調教中。:2006/12/12(火) 18:30:35 ID:Q+SHva9V
SF小説の訳注ばっか並べたみたいだね
89名無し調教中。:2006/12/12(火) 23:22:10 ID:ikJ1GUys
小説にはならんのか
90名無し調教中。:2006/12/19(火) 15:04:38 ID:Q7syLnKA
晒しage
91名無し調教中。:2006/12/21(木) 09:52:35 ID:utRbM6at
>>56 みたいな世界観ってオレもすきだなー。

モナ君のも読んでみたけど世界観や設定がきちっと固まっていくに連れ、
ストーリーの方は逆に創作しにくくなってゆくという矛盾があるんじゃないかな?
よほどプロットをあらかじめ練り込んでおかないと厳しい。続きを書こうと試みても本戦から脱線しやすい。
完全に空想の産物な世界だから、それ故の難しさみたいな。

逆に現在の日本・社会とリンクさせた部分があったほうが、話も広げやすかったり、
そういう意味でも>>56みたいな物語が好みだな。
未来社会であっても前世で友達・恋人だった時の記憶が残ってたり・・そういうのに惹かれる
本家のヤプーもそうじゃない?いきなりイースを訪れるはめになり、現実から女権帝国へ
意識がシフトさせられてく過程・その変化の様子が面白い。

長文スマンw 思いついたらなんか書いてみるわ。。。
92名無し調教中。:2006/12/24(日) 01:30:05 ID:BgQOnZaU
別スレの階級にもとづくイジメのような、生まれながらや能力、容姿において
はるかに勝る女性が能力や階級、生まれた階層、容姿、体格に劣る下男を
見下ろしたり、3Kの仕事をさせたり、ハイヒールの裏を綺麗にさせたり
するような近未来小説が好みです。モナ君のもいいけど。
93名無し調教中。:2007/01/06(土) 11:21:02 ID:E3mDp+OD
設定としては、スッチーもの、豪邸の令嬢もの、女医などキャリアもの
なんかでしょうか。
94名無し調教中。:2007/01/06(土) 11:57:41 ID:9wouHc/h
お題くれたら書いてみるよ
95名無し調教中。:2007/01/08(月) 00:05:25 ID:khHtEs2v
女性を中心とするアマゾネス企業による企業買収が急増。
優秀で向上心のある女子学生はアマゾネス系企業に流出。徐々に女性上位化していく日本・・。
みたいの読みたい。
96名無し調教中。:2007/01/08(月) 00:49:47 ID:onhWZ1zi
20XX年
いわゆるアマゾネス系企業の台頭が著しくなった日本
少子化で学生の数が減ったことをうけ、各企業は優秀な学生の獲得に必死になった。
大学で優秀な学生は女子学生であるケースが極端に多い。そして彼女たちのほとんどが
アマゾネス系企業への就職を希望している。それが台頭の原因であった。
97名無し調教中。:2007/01/08(月) 00:55:27 ID:onhWZ1zi
そうした風潮を受けて、世の中全体も女性上位な雰囲気が漂っている。
中学高校でリーダー的な役割を果たす女子が多くなり、成績も上昇。
一流大学の人数比は女子>男子になった。国家公務員一種合格者も、まじめで
向上心のある女性ばかりになり、官僚は女性ばかりである。財界、官界は女性
の世界になった。
98名無し調教中。:2007/01/08(月) 01:05:19 ID:onhWZ1zi
政界はまだ辛うじて男性が上位なものの、以前とはくらべるまでもなく、逆転は
時間の問題であることは火を見るより明らかである。
アマゾネス系企業が献金する際に、女性議員を輩出することを政党に献金の条件
として提示するのである。


99名無し調教中。:2007/01/08(月) 01:11:07 ID:onhWZ1zi
アマゾネス系企業にも一般職として男性が採用されることがある。男性は
結婚と同時に退職し、専業主夫になることが多いので一般職にエントリーする
男性も少なくない。

100名無し調教中。:2007/01/08(月) 01:11:53 ID:onhWZ1zi
書いてみましたが、うまくかけませんでした。申し訳ありません
101名無し調教中。:2007/01/27(土) 12:16:13 ID:38rf/aLx
喪主
102名無し調教中。:2007/01/27(土) 16:17:21 ID:Tv2k8GoI
>>94
それならこれの続きのようなものを書いてくれると
嬉しいな。
新しく無理やり奴隷にされたオタクがどんなことさせられるのか
気になってしょうがないんだよ。
 だれか頼む。
 

モ ナさんの作品「スチュワーデス専属奴隷物語―第1章  奴隷生活への片道切符―」
http://www.mistress-cafe.net/guest/mousou/mona-a1.html
103名無し調教中。:2007/01/28(日) 20:56:45 ID:1FV36dmd
>>102
元の作者に許可とってからの方がよくないかい?
104名無し調教中。:2007/01/29(月) 00:38:56 ID:anf/6bgd
>>103
元の作者に連絡取れるの?

この話自体を変えるというわけではなく
あくまで続きのようなものを勝手に妄想して
書くというであれば問題ないのでは?
改変とかでなく完全なオリジナルな話になるわけだしね。
105名無し調教中。:2007/02/01(木) 00:34:24 ID:zmnxwUFF
>104
ttp://www.mistress-cafe.net/guest/syousetu8.htm
>筆者メールアドレスの掲載されていない作品については 筆者にメール転送もいたします。
>感想をもらうってとても励みになりますから、どしどしお願いしますね(^−^)。
[email protected]

>完全なオリジナルな話になるわけだしね
設定無断で勝手に使ってオリジナルになるわけ無いじゃん!
106名無し調教中。:2007/02/01(木) 14:49:44 ID:2gpm/ciS
お嬢様の国(女権帝国)のヤプー(奴隷男)たち
http://kenkatojp.blog89.fc2.com/

まだ始まったばかりだけど、期待してるよ。
107名無し調教中。:2007/02/02(金) 00:36:29 ID:qz3RHNUi
とりあえず聞いてみたけど、別に好きに書いて大丈夫だってよ
108名無し調教中。:2007/02/10(土) 14:24:47 ID:1MFsVPQp
あげ
109102:2007/02/15(木) 22:50:38 ID:1HATyqp1
だれか書いてください;;
110名無し調教中。:2007/02/16(金) 01:40:37 ID:QQ9BqIeC
誰か>>56の設定で頼む
111名無し調教中。:2007/02/18(日) 20:33:57 ID:TYCBwZCL
俺も>>56がいいな。
112名無し調教中。:2007/02/21(水) 15:23:53 ID:yVK/eESr
俺も>>56がいい
113名無し調教中。:2007/02/22(木) 20:11:30 ID:7DXLQry6
朝まで生テレビ
「激論田原総一朗vs女性論客12人!」

2/24 01:20 >> 04:20
テレビ朝日
ニュース/報道


出演者:
片山さつき  
古屋範子  
小宮山洋子  
福島みずほ  
遙洋子  
荻原博子  
雨宮処凛  
大高未貴  
小沢遼子  
櫛渕万里  
坪谷郁子  
アレズ  
田原総一朗  
渡辺宜嗣  
長野智子
114名無し調教中。:2007/02/23(金) 04:17:51 ID:LmpBAFXZ
>>113
女権帝国にいてほしい女性は
この中に一人もいないな。
115名無し調教中。:2007/02/26(月) 23:27:44 ID:ui2ZzwdG
>>110
>>112
自演オツ
116名無し調教中。:2007/02/26(月) 23:50:00 ID:6ZKPQcNl
多数決でもないのにね
117名無し調教中。:2007/02/28(水) 12:11:32 ID:BCqdXi2Y
>>113
スレ違い
女権帝国にいてほしいのは
この中では田原総一朗だけ
118名無し調教中。:2007/02/28(水) 12:22:19 ID:lvCsXgT8
うむ。
女権帝国への貢ぎ物として、な。
婆さま方はイラネ。
119名無し調教中。:2007/02/28(水) 18:02:26 ID:cxF3PZPY
>>117
どういう役でいてほしいの?
120名無し調教中。:2007/03/03(土) 18:36:21 ID:6P6XAQqG
ちょっと待って
いま>>118がいいこといった(´・ω・`)
121名無し調教中。:2007/03/03(土) 19:13:20 ID:WL7Czbgb
女権帝国憲法を作ろう。
122名無し調教中。:2007/03/03(土) 23:54:44 ID:dISmzlO5
漏れは女尊男卑的なコラージュを作ってまつ
ttp://marron.gazo-ch.net/bbs/11/img/200703/1262574.jpg
ttp://marron.gazo-ch.net/bbs/11/img/200703/1262565.jpg
この掲示板、最近見れなくなったりしますが
SS作家さんへの刺激になればいいな。
123名無し調教中。:2007/03/09(金) 20:02:39 ID:vBAYEImQ
今、日テレの太田総理で芸人のふかわが
「レディースディ的な(女性優遇)ものを廃止」という
マニフェストを提案中!
124名無し調教中。:2007/03/10(土) 16:30:12 ID:Ale8PSLu
レディースデイとかは廃止すべきだよね
すべての女性を優遇、じゃなくてすべての美女を優遇、なら諸手を挙げて賛成するけど
125名無し調教中。:2007/03/18(日) 12:47:41 ID:mN4eAHOP
ここにある女権帝国って結局男権から見た女権帝国でしょ。男の都合のいい理想の女権は女権とは言えない。
126名無し調教中。:2007/03/18(日) 14:42:58 ID:XBMPDQxS
ブスとババアが全権を握る世界、屈辱感でハァハァだな。
127名無し調教中。:2007/03/24(土) 00:48:04 ID:TpzV3fT5
女権帝国を脱走して国境ギリギリで捕まり、地獄の矯正調教

みたいなのがいい
128名無し調教中。:2007/03/24(土) 16:31:39 ID:J4pOht9Q
ttp://www.youtube.com/で「sumuru」で検索すると
伝説的なM映画「美人殺人部隊」の萌えシーンが見られるよ
129名無し調教中。:2007/03/25(日) 15:49:55 ID:ZvTAycIv
ここってどうなの

http://ladyworship.xii.jp/iriguchi.htm
130名無し調教中。:2007/03/30(金) 22:15:57 ID:wWhr9Bw7
「日本の男はキモイ」byリンゼー・アン・ホーカー

126 :('A`):2007/03/29(木) 09:08:12 0
149 名前: 鬼畜米英 投稿日: 2007/03/29(木) 07:45:08 ID:tU+Y14KJ0

日本男児よ、アーロン収容所の屈辱を忘れるな!

つーことで、

どいつもこいつも
http://blog.livedoor.jp/fem_dom_2006/archives/50755611.html
http://femdom.seesaa.net/article/22362134.html
http://blog.livedoor.jp/mixi_homer/
http://ahonosatoshi.blog82.fc2.com/blog-entry-18.html
http://femdom.seesaa.net/article/21470389.html
131名無し調教中。:2007/03/30(金) 22:27:20 ID:N9Oy5nUM
>>130
おまえそこら中にコピペうざいし、M男にとって
面白くも何ともないこと書いてることからして
ミユとかいう奴だろう?
132名無し調教中。:2007/03/31(土) 10:15:43 ID:rl4dO1rP
>>131
黙れ、売国奴!
133[email protected] ◆MIYU/Cay/Y :2007/03/31(土) 12:47:56 ID:aw9Gs9BJ
>>132
「亡国奴」のほうがいいんでね?

>>130
からむのがいるからさ。
どうせなら、こっちら↓あたり、はっといてよ。
http://ahenosakata.blog83.fc2.com/blog-entry-137.html
http://ahonosatoshi.blog82.fc2.com/blog-entry-42.html

134名無し調教中。:2007/04/05(木) 12:53:54 ID:SVOGTsVF
>>133
ヤプーじゃなくてヤフー!か・・・・・
135名無し調教中。:2007/04/20(金) 08:44:58 ID:3UGY2NGI
ニュージーランドは女性上位の国らしいね
136名無し調教中。:2007/04/26(木) 00:17:10 ID:CByoaHCh
ニュージーランドで♂羊奴隷になりたい〜

バリカンで全身の毛を乱暴にトラ刈りされたり・・
フルチン全裸の♂には監視役として凶暴だけど、服を着ている女性には忠実
な牧羊犬に追い立てられて、泣きながらあちこち走らされる生活・・
137名無し調教中。:2007/04/27(金) 23:58:26 ID:0qVydeHz
>>136
「ニュージーランド」「女性上位」と言うキーワードだけで
よくそれだけ思いつくねw

できればそれで支配女性への利益が発生するシステムが
あればいいが。
「男を飼う、狩る快感」だけでもいいけど。
138名無し調教中。:2007/05/12(土) 23:12:19 ID:K70idfFQ
ワロス!
139名無し調教中。:2007/05/13(日) 15:54:14 ID:lijrt5GA
中国で女性上位村を観光目的で作るって話が有ったよね?
140名無し調教中。:2007/05/17(木) 21:01:08 ID:y+HGJwQC
テレビのニュースで赤ちゃんポストが話題だけど、そんな可哀想なポスト
を少しでも使わなくて済むよう女権帝国行き変態M男ポストの設置を要望
です(><)

変態M男ポストに投函された男は、数週間の出荷調教を受けた後、みっと
もない全裸に、更にみっともないチン枷をはめられた惨めな姿で女権帝国
行きの定期船に放り込まれ、死ぬまで奴隷生活。奴隷として働いた分の半
分はもちろん女性ご主人様に。もう半分は原産国の国庫を通じて貧しいお
母さん達に再分配されるから世のために人のためでもあるのら(`・ω・´)
141名無し調教中。:2007/05/21(月) 07:28:17 ID:szFLNfWe
>>140
変態M男ポストの設置を公約にして今度の参議院選挙に立候補してください。
一票入れます。
142名無し調教中。:2007/05/30(水) 00:25:10 ID:WD5RO/5E
>>140
(・∀・)イイ
ぜひストーリーにしてください
143名無し調教中。:2007/05/30(水) 02:21:35 ID:IaUyoY5q
>>139
マジかい?中国版OWK?
144名無し調教中。:2007/05/31(木) 00:01:44 ID:dlLrT2HW
>>139>>143
>>67のことじゃないの?
145名無し調教中。:2007/06/01(金) 09:39:50 ID:yffBIfW8
ヤプースレで絵伝の話題って出たことないよね
146名無し調教中。:2007/06/11(月) 14:02:09 ID:HQrxcx1x
ヽ(*´∀`*)ノ キャッキャ
147名無し調教中。:2007/06/18(月) 17:22:01 ID:XDnl7LNh
(´・ω・`)
148名無し調教中。:2007/06/22(金) 11:10:06 ID:kdY7ygMO
( ´,_ゝ`)
149名無し調教中。:2007/07/06(金) 21:06:16 ID:zOAE4UhF
150名無し調教中。:2007/07/08(日) 05:31:00 ID:pfowaDUV
書こうと思ってるんだが、近未来じゃなくていいかな?
今、設定を考えたんだが、どうも、あっているのが女権ってとこだけなんだ……
151名無し調教中。:2007/07/08(日) 18:47:31 ID:Sr1swP/m
>>150
大丈夫。頑張れ
152名無し調教中。:2007/07/09(月) 17:35:39 ID:3nzmEls1
>>150
なんでもいいよ!
153名無し調教中。:2007/07/11(水) 00:17:39 ID:OSorbG+v
暇だから書いてみた


2084 女性の平均所得が男性を上回る
2098 女性民主党が政権を握る。女性優越政策を推進
2099 精子検査を義務化。
2102 女性防衛隊(準軍事組織)発足

154>>150:2007/07/12(木) 20:51:44 ID:+VHvnMgO
>>151ー152
書いてみます
155名無し調教中。:2007/07/12(木) 23:23:40 ID:oQQMgcRH
>>153-154
どっちも先が長そうだな〜と思ったら
前にずっと更新されてないブログ小説思い出した>>106
見てみたら、3ヶ月おいての更新がされていた。
156名無し調教中。:2007/07/15(日) 09:37:08 ID:7vOsmFDo
文字数制限と改行制限についてkwsk教えてエロい人
157名無し調教中。:2007/07/17(火) 19:21:03 ID:j+zc2FBY
>>150です。
行きます。
結構長いです。
158名無し調教中。:2007/07/17(火) 19:22:04 ID:j+zc2FBY
「もう、別れましょう」
美貴が何を言ったのか、理解できなかった。ベッドから起き上がり、隣に寝ている美貴を見つ
める。呆然と見つめている俺に、美貴は起き上がり、もう一度同じ言葉を告げた。
「別れましょう」
俺は美貴の目を見つめた。美貴も、俺の目を見つめ返してくる。何がなんだかわからなかった。
美貴はゆっくりと目を伏せた。美貴は何かを思っているようだが黙っていて、俺には何がなん
だかわからなかった。
何故、いきなり美貴に別れを告げられなくてはならないのか? 
分からない。
真っ白になった頭を何とか再起動させ、口を開いた。
「何故……いきなりそんなことを……」
それ以外に言える言葉は無かった。何故? 何故? それだけが、頭の中をかけまわっている。
「あなたは……」
俺は何かしただろうか? すべて、美貴が望むようにやってきたつもりだったのだが。
「あなたは、私に奴隷として扱われることを求めるでしょ?」
いや、奴隷としての扱いを求めているのではない。俺は自分のことを美貴の奴隷だと思ってい
る。しかし、それは美貴も認めていたはずだ。大学を卒業し、美貴のマンションに移り住み、
父親の経営する会社で働いている美貴の奴隷として炊事洗濯、奴隷として美貴の生活のすべて
をやってきた。美貴はそれを受け入れ、それを望んでいたのではなかったのか?
「美貴だって、俺を奴隷にしてくれるって言ったじゃないか?」
「……それは清彦が、そう望んだから」
美貴はそれ以上何も言わずにベッドから降りると、寝室から出ていった。
すらりと伸びた彼女の身長の半分以上を占める長い足、張りがあり女性的で美しい臀部、適度
に肉を持ったすばらしいくびれ、艶やかな黒さを持った方まで伸びる髪、それらを持った自分
の理想の支配者が、自分の元から去っていくのを、俺はただ、呆然と見つめていた。
159名無し調教中。:2007/07/17(火) 19:23:03 ID:j+zc2FBY
「清彦に手紙を書いたんだけど……」
美貴は次の日の朝、いつものように朝飯を作っている俺に赤いレースで縁取られた高級そうな
便箋を差し出してきた。
「今すぐ見たほうが……?」
「いや、後で、というか、ゆっくり見て欲しい。重大なことだから」
美貴はそう言って、ダイニングテーブルの椅子に腰掛ける。朝は俺も美貴も裸なので、美貴は
素肌で椅子に座る。俺は作り終えたサラダをテーブルへと運び、美貴の隣に片膝をつくと、サ
ラダにドレッシングをかけ、美貴の口へと運ぶ。赤い口紅に彩られた唇も美しいが、自然なま
まの、美貴の淡い朱色の唇も美しかった。
美貴が手で、俺を制した。俺は美貴の口にサラダを運ぶことをやめ、半分ほど残ったサラダの
皿を持ち、美貴の後ろに正座する。
美貴は新聞を読み始め、新聞がめくられる音以外、しばらく無音のまま、時が過ぎた。
昨日美貴が言ったことは本気なのだろうか? 「別れましょう」と、確かに美貴は昨日そう言
った。そして、その後、美貴はその理由を俺が奴隷としての扱いを求めるからだと、答えた。美貴は俺が気に入らなくなったのだろうか? 分からない。もしかしたら、手紙にそのことに
ついて書いてあるのかもしれない。
「清彦」
昨日の美貴の言葉について考えていた俺に美貴が声をかけた。美貴は椅子からたちあがり、俺の前に立つと股を開いた。俺はサラダの皿を美貴の股へと掲げる。
「美貴様、美貴様の聖水を私にくださいませ」
俺がそう言うと、美貴は少し顔をしかめた後、ゆっくりと排尿を始める。手に皿を通して、美
貴様の聖水の温もりが伝わってくる。美貴の排尿は長い。しかも朝となれば、かなりの量を排
泄する。そのためにサラダは毎回、無駄に大きく、深い皿に盛っている。
160名無し調教中。:2007/07/17(火) 19:25:50 ID:UkFX6u7d
手が聖水の重みを感じ始めたころ、美貴様が聖水を出し終わった。俺は美貴様が出し終わると、
「失礼します」と言い、美貴様の性器を舌で清めた。美貴様の性器はいつも芳しい香りがして
いる。
清め終わると、サラダを床に置き、
「ありがとうございました。それではこの奴隷が美貴様の聖水をいただくことをお許しくださ
い」
そう言い、頭を床につけた。毎日、やってきたことだった。しかし、美貴はこの時、いつもと
違う答えを返した。
「駄目」
俺は思わず顔を上げ、美貴様の顔を見つめた。美貴は泣きそうな顔で、俺を見つめていた。
「お願いいたします。美貴様」
俺はもう一度、そう頼み、頭を下げた。
「顔を上げて、清彦」
俺は顔を上げた。美貴は泣いていた。しゃくりあげるように泣くのではなく、涙を流して泣い
ていた。俺は何も言えずにただ美貴様の顔を見つめていた。
「……これが最後だからね。清彦」
美貴はそう言って、俺から顔を背けた。俺は「最後」という一言に呆然とし、昨日の言葉が本
気であったことを認識していた。
「早く食べなさい」
俺は美貴様に逆らうことは出来ず、両手を後ろで組み、犬のようにサラダを食べ始めた。
美貴様の聖水のかかったレタスは、素晴らしい香り、そして、味がした。俺は夢中になってサ
ラダを食べ続けた。顔には美貴様の聖水がかかった。俺はわざとはねるような食べ方をした。
犬のように汚い食べ方、それを美貴様に見られていると感じるだけで、幸せになった。
サラダを食べ終わっても、皿には聖水が残っている。俺は舌でぺろぺろぴちゃぴちゃと音を立
てながら、聖水を飲んだ。
飲み終わり、顔を上げた。美貴の頬には涙のあとが残っていたが、もう泣いてはいなかった。
「……顔を洗ってきて」
美貴様の命に、俺はせっかくの聖水をもったいないと思ったが、頭を下げ、洗面所へと向かっ
た。
161名無し調教中。:2007/07/17(火) 19:26:23 ID:UkFX6u7d
顔を洗って、リビングへ戻ると、スーツに着替えた美貴がいた。
「会社に行くから」
俺は美貴様の後ろをついて、玄関まで行った。玄関につくと俺は土間に降り、シューズクロー
ゼットから、高めの赤いピンヒールを取り出すと、美貴様に頭を下げた。美貴はそれを見ると、
足を出した。俺は右足から、ヒールを履かせた。ベージュのストッキングは地味ながら、元陸
上部の絞られたふくらはぎを包んでいる。そして、左足にも履かせる。細いながらもしっかり
とした美しい足首はヒールを履いたことで伸びていて更に美しい。
俺がいつものように美貴様のヒールを舐めようとすると、美貴様は足を引いた。
「今日は良い。もういい。ねぇ、清彦、キスしてよ」
俺は美貴様を見上げた。美貴は泣きそうな顔で笑っていた。
「……私の舌は、穢れております。美貴様の唇に触れるなど……」
俺は頭を床につけ、答えた。美貴はしばらく黙っていた。俺も黙っていた。
「……もういい。私、会社に行くから」
俺は顔を上げ、たちあがり、ドアを開け、美貴様をお通しした。俺は裸のままだったが、この
フロアはすべて美貴様のものだったので、誰に見られることも無かった。美貴様の命であれば、
誰に見られてでも同じことをする気持ちはあったが、そう命じられたこともなかった。
「行ってらっしゃいませ。美貴様」
俺は床に座り、また頭を地面に着け、美貴様を送った。美貴様のヒールはしばらく俺の前にと
どまっていた。
「……手紙読んでね。……行ってきます」
美貴様のヒールの音が廊下に響き、俺は美貴様のヒールの音が聞こえなくなるまで、頭を地面
に着け、美貴様を送った。

美貴を見送り終えると、俺は足を拭いてリビングへ戻った。サラダの皿を片付け、美貴の服を
ベランダに干し、掃除をし、考えられる午前中の仕事を済ませた。
仕事を済ませ一息つき、テーブルの上の便箋を取った。
便箋を開くと、一枚の手紙が入っていた。薄いオレンジ色の和紙風の高級紙だった。
162名無し調教中。:2007/07/17(火) 19:26:54 ID:UkFX6u7d
「清彦へ

私はもう耐えられません。

あなたを奴隷として扱うこと。
あなたから「美貴様」として扱われること。

私はあなたを愛しています。
あなたが望んだから、私はあなたの「美貴様」になりました。
しかし、もう耐えられません。

もし、あなたが今までのように、私が「美貴様」でいることを望むのなら

別れましょう。

私が帰る前に出ていってください。
鍵は守衛の人に渡しておいてください。

そして、私から離れてまで、
奴隷の人生を望むのなら、下の電話番号に電話すると良いです。

あなたに奴隷の人生を与えてくれるでしょう。
あなたに新しい「ミキ様」を与えてくれるでしょう。

さようなら。

**-****-****」
163名無し調教中。:2007/07/17(火) 19:28:46 ID:HhAhKPZg
俺は手紙を読んだ。筆跡は間違い無く美貴のもので、言葉も間違い無く美貴のものだった。俺
は息を吐き、大きく息を吸って、また吐いた。
美貴は、俺を愛していると言った。俺も「美貴様」を愛していた。俺にとって、「美貴」と
「美貴様」は同じ人だったが、美貴にとって「美貴」と「美貴様」は違うものだったようだ。
美貴の「美貴様」は演技だったということだろう。そして、美貴はそれが苦痛だったのだ。
俺は美貴に「美貴様」でいることを求め、美貴は俺に「美貴様」として、接してくれた。
しかし、美貴は疲れた。俺の求める「美貴様」でいることに。
「美貴様」は俺の理想だった。理想の支配者だった。しかし、その理想は美貴が作り出してく
れたものだったのだ。俺はその「美貴様」にしがみついたが、美貴は「美貴様」に魅せられた
俺を、「美貴様」という皮の内側から見ることに耐えられなくなったのだ。
俺はただ深く息を吐き、呆然とした。
気がつくと昼を過ぎていた。俺は呆然としながら心で、美貴のもとから離れることを決めてい
た。美貴にはかわいそうだが、俺は「美貴様」に支配されている、いや支配されていたのだ。
しかし、捨てられた。そして、美貴様に出ていけといわれたのならば、出ていかなくてはなら
ない。
そう思い、もう一度、手紙を開き、そこに書いてあった電話番号に電話をかけた。
164名無し調教中。:2007/07/17(火) 19:29:17 ID:HhAhKPZg
「……はい。白藤でございますが」
しばらくの呼び出し音の後、白藤と言う女性が電話に出た。
「あの、安川美貴様に紹介されて電話をかけた佐伯清彦と言うものですが」
「……安川美貴様の佐伯清彦さんですね?」
「はい」
美貴様の佐伯清彦、そういう呼ばれ方をしたのは始めてで、しかし興奮した。
「……お電話をなさったと言うことは、美貴様の元を離れるということでよろしいですね?」
白藤さんはこちらの事情を知っているようだった。そして、改めてそう言われると、少し躊躇
してしまった。が、意を決し「はい」と答える。
「わかりました。では、直接お話したいので、外に出る準備をしていただきたいのですが、ど
れほど、お時間がかかりますかね?」
人に会うのならば、シャワーを浴びて、身の整理をして、服を着なくてはならない。そして、
この家から出ていく準備もしなければならない。
「一時間ほど、かかると思います」
しかし、家から出る準備と言っても何も無い。俺の所持品と言えば、この家に来た時からしま
ったままになっている小さなアタッシュケースにすべて入っているため、それを取り出すだけ
だ。
「わかりました。では、今から一時間十分ほどたちましたら、マンションを出て、玄関ホール
にお出でください。車でお待ちしておりますので、分かると思います」
「分かりました」
「では、一時間十分後に」
そして、電話が切れた。一時間と告げたのに、十分加えたのは、別れをしろということなのだ
ろうか?
俺は美貴様から、そして、美貴から離れる準備を始めた。
165名無し調教中。:2007/07/17(火) 19:29:48 ID:HhAhKPZg
やはり、準備はすぐに終わった。シャワーを浴び、ひげを剃り、唯一残しておいた下着とスー
ツを着た。それから寝室のクローゼットの中に押し込んでおいたアタッシュケースを取りだし
た。
俺はそこまでして一息つくと、まだあと四十分残っていることを確認し、洗濯物を取りこんだ。
時間が無いのでたたむことは出来ないが、これくらいはしておきたかった。
時間を確認すると後二十分ほどだった。俺は一部屋、一部屋をまわった。俺と美貴様、二人で
過ごした思い出がよみがえってきた。しかし、美貴にとっては、美貴と美貴様と俺。三人の生
活だったのだ。それに気づかなかったから、俺はこの家から出ていくのだ。
それぞれの部屋で礼をした。そしてリビングで、美貴の手紙裏に、美貴様あてに「美貴様、今
までありがとうございました」と書き残し、玄関へと向かった。シューズクローゼットの奥か
ら革靴を取りだし、適当にブラシをかけて履き、玄関を出て、鍵をかけた。
しかし、また開けた。部屋の匂いを胸いっぱいに吸い込んだ。美貴様の、匂いがした。そして、
最後に礼をし、鍵をもう一度閉めた。
鍵を閉め、ドアの前に立つと、始めてこの部屋に来た時のことを思い出した。あの時はいれて
くださいと土下座して中にいれてもらった。あの時から美貴は「美貴様」を演じていたのだろ
うか。
俺はそう思いながら、あの時と同じようにドアの前に土下座した。
「今までありがとうございました」
そう呟いた。
ドアが開いて美貴様が出てくることもなく、俺の呟きが廊下に響いた。
俺は立ち上がり、ドアに背を向けた。
一階の玄関ホールへ向かうエレベーターの中で、少し、感傷的な気分に浸っていた。高級マン
ションのエレベーターはとても静かで、一階についたことを知らせる電子音が聞こえなかった
らそのまま泣いていたかもしれなかった。
一階の玄関ホールにつくと、守衛室に向かった。守衛室の四十歳程に見えるのおじさんは、一
度も会ったことのない俺の顔を見て、不信感を示したが、鍵はちゃんと受け取って、美貴に渡
すことを約束してくれた。
守衛に鍵を渡して、一度出ると、もう俺には開くことの出来ない玄関のゲートを通ると、不意
に泣きそうになった。しかし、何とか押さえて、そのまま歩いた。
166名無し調教中。:2007/07/17(火) 19:30:21 ID:HhAhKPZg
美貴のマンションに面している道路に国産の高級車が一台止まっていた。そしてその脇の歩道
に一人の女性が立っている。
俺は小走りでその女性に近づいていった。女性は二十後半に見え、しかし雰囲気はそれ以上歳
を取っているようにも見えた。女性は近づいてくる俺に気づいた。
「あの、白藤さんですか?」
「はい。佐伯清彦さんですか?」
「はい」
俺が答えると白藤さんは「では」と俺に車に乗るように言い、自分も車に乗りこみ、エンジン
をかけた。
車の時計を見ると予定時刻より、五分ほど過ぎていた。
「ちょっと遅れちゃったみたいですね」
「いや、大丈夫ですよ?」
「すいません、お待ちいただいて、」
「いえいえ。……でもちょっと早く来ていただきたかったですね。周りの車、大体が海外の高
級車だったので、少し恥ずかしかったんですよ」
「……すいません」
車は当てもなく走っているようで、もしかしたら車の中で話し続ける気なのかもしれないと思
った。
167名無し調教中。:2007/07/17(火) 19:30:53 ID:HhAhKPZg
「あの、どこに向かって走っているんですか?」
「あぁ、一応私たちが経営している喫茶店でお話しようかと思っているんですが、よろしいで
すか?」
私たち、そして、喫茶店を経営しているという言葉から、何かの会社を美貴は紹介してくれた
のかも知れないと思った。手紙には「奴隷としての人生を望むなら」と書いてあったはずだっ
た。しかし、出ていく身にとって、就職先を紹介してくれるだけでも、十分感謝しなくてはと
考えなくてはならない。
「はい。もちろんいいですけど……どんな喫茶店ですか?」
「一応、静かで良い雰囲気を持った大人の喫茶店を自負しております。まぁ、お客様の需要の
割に店が大きいのでいつも静かです。それにこの時間ならほとんど貸しきり状態ですね」
貸しきり状態とは、客が少ないのだろうか? 新しい就職先が赤字とは大変なことになる。
「そうなんですか。……儲かってるんですか?」
「気になりますか?」
白藤さんはこちらを向いて微笑んだ。少し皺が見えたが、やはり、きれいな人だった。
「いや、別にお答えいただかなくても良いんですが」
「答えましょう。多分佐伯さんはお客様が少ないと考えたんでしょう?」
「いや、そんなわけじゃありませんよ」
「いやいや、そうじゃなきゃ「儲かってますか?」なんて聞きませんから」
考えていたのは事実で、そしてそれは隠し切れず、もうばれているのだと思い、謝った。
「すいません」
「まぁ、お客様の数が少ないのは事実です。でも儲かってます。客単価が高いんですよ。お客
様は皆、美貴様のようなセレブな方で、皆さん週に何度かは来ていただいていますし」
「そうなんですか」
「はい。でもまぁ、別に儲からなくても良いんですけどね」
「どういうことです?」
白藤さんの言葉が気になった。
「それは、まとめてお話します。着きました」
168名無し調教中。:2007/07/17(火) 19:31:25 ID:YGX9/eRw
白藤さんは道路脇に車を止めた。歩道を挟んで、確かに一般人には入りづらそうな、高級感溢
れる喫茶店がそこにあった。喫茶店と聞いていなければ喫茶店とは分からないような外装だっ
た。
車を出て見上げると喫茶店の名前が書いてあった。
「the mistress of the night」それが店の名前のようだった。白藤さんは車を止めると、同時に店か
ら出てきた女性に車を渡し、俺のもとに歩いてきた。
「なんのことだか分かる?」
「さぁ、……夜の女王様……月ですか?」
「そうだよ。けど、佐伯さんはミストレスってとこに反応したでしょ?」
「……すいません」
「いや、いいんですよ。そのためにこんな名前なんだから。さぁ、入って」
白藤さんが店のドアを開けると、脇に立っていた男性がじろりと俺の姿を見た。
「岩木さん、彼が佐伯さんです」
五十歳ほどに見える、白髪で、更に白いひげを蓄えた人は岩木さんというらしい。まさに執事
というような格好をしている。俺が礼をすると岩木さんは微笑んで、白藤さんと俺を奥の個室
へと案内してくれた。
「白藤さん、説明用の書類要りますか?」
白藤さんと俺が席に着くと、岩木さんは白藤さんに聞いた。
「いや、いいや。その代わり」
白藤さんが、俺を見た。
「佐伯さんは何を飲みます?」
「何でも良いです」
俺が答えると、白藤さんは笑って、「私の聖水でも飲みます?」と冗談を言い、岩木さんには
コーヒー二杯を頼んだ。
「白藤さん、契約書はどうしますか? コーヒーはすぐにお持ちしますが」
「その時は呼びます」
「かしこまりました」
岩木さんはそういい、一度お辞儀をした後、ドアを閉めて出ていった。
169名無し調教中。:2007/07/17(火) 19:32:00 ID:YGX9/eRw
「さて、佐伯さん。なにから話しましょうか?」
白藤さんは俺を見つめてきた。俺が当惑していると、白藤さんは何かを考え、いきなり
「佐伯清彦はマゾです!」
と叫んだ。
「何言ってるんですか!」
つい、言ってしまった。しかし、白藤さんはにやにやしたまま、俺を見つめていた。俺がうろ
たえていると、岩木さんがコーヒー二杯を持って個室に入ってきた。
「岩木さん、何か聞こえました?」
白藤さんがにやにやしながら、岩木さんに聞いた。岩木さんは先ほどと表情を変えることなく
微笑んだまま、答える。
「いいえ、何も。店内はいつものように静かですよ」
そういい、コーヒーを置き、砂糖や、ミルクを置くとまたお辞儀をして個室を出ていった。
「どう?」
白藤さんが聞いてきた。俺は何のことだかわからずに首をかしげた。
「この個室は防音も完璧なわけ。ということを分かってもらいたかったんだけど。分かっ
た?」
俺は息を吐いた。どうやら白藤さんはそういう性格のようだ。俺はコーヒーを一口飲んだ。美
貴のところで飲んでいたコーヒーもおいしかったが、やはりプロがいれるとこうも違うのかと
思うほどおいしかった。
「佐伯さんは、美貴さんからどこまで聞いているの?」
俺がコーヒーを何口か飲み、ソーサーに置くと白藤さんは口を開いた。
「何も聞いてません」
ここに電話すれば良いと言われただけだった。
「そうか、じゃあまず、私たちが何をしているかを、説明するね」
「私たちって?」
つい口を挟んでしまった。
「まぁ、説明する順序が難しいから、黙って聞いてて、聞いてれば分かるはずだから」
そう言われ、笑顔ながらなんとなく睨まれていると感じ、黙った。
「私たちは女権国家を運営しています」
170名無し調教中。:2007/07/17(火) 19:34:04 ID:YGX9/eRw
俺は一度では理解できなかった。
「もう一度お願いできますか?」
「だから、私たちは女権国家を運営していますって言ったんです」
女権国家。女性が権力を握っている国家。そういう意味のはずだ。しかし、そんな話は聞いた
ことがない。
「それは外国にあるんですか?」
「いや、国内にあるよ?」
ますます分からなくなった。国内ならなおさらそんな話は聞いたことがない。
「聞いたことがないのですが……」
白藤さんが自慢げに胸を張った。意外に大きな胸を一瞬見てしまった。
「そりゃ、国の一つの自慢だからね。まぁ、国と言っても山奥の館が何個かと、沖縄の小さな
個人所有の島一つしか、領土はないけどね。国連にも認められてないし」
それはそうだろう。国連に認められている国ならば知っているはずだ。どうやら国と、便宜上
言っているだけで、実際に国家であるわけではないらしい。
「この国では、当たり前ですが、女性が権力を握っています。そして、男は奴隷です。しかし、
国を運営するには政府が必要ですし、いろいろとしなきゃいけないこともあります。それを私
たちがやっているわけです。国には女性支配者、男性奴隷、そして私たち管理者がいます」
171名無し調教中。:2007/07/17(火) 19:34:35 ID:YGX9/eRw
白藤さんは俺が聞いているのを見て、続ける。
「この喫茶店も私たち管理者の経営です。これは車の中で言いました。そしてその時、別に儲
からなくても良い。と言いましたね?」
「はい」
「それはこの喫茶店が、女性支配者と男性奴隷と我々管理者の連絡所になっているからです。
女性支配者のほとんど、そして、一部の男性奴隷は社会的地位を持った人々です。普段から国
で暮らす訳にはいきません。だからここが必要なわけです。そして、我々管理者が必要な理由
として、男性奴隷の一部は国で暮らしているということがあります。もちろん男性奴隷の多く
は女性支配者のそばで普段から仕えていたり、または、男性奴隷も国へ行けば奴隷ですが、日
本国では社会的地位を持った人もいます。しかし、一部は普段から国で暮らしているわけです。
だから我々管理者はその、一部の男性奴隷を管理しなくてはなりません。そして我々は国を運
営しています。分かりましたか?」
俺が頷くと、白藤さんはすぅっと息を吸ってまた喋り始めた。
「次に、どうやって国が運営されているかについても一応お話しておきます。この国は、日本
国に対しては名義上我々管理者の所有地内にあります。そして、管理の為に女性支配者や、一
部の男性奴隷から資金面で支えていただいています。
ついでに言うと、この国が多くの人に知られていないのは、女性支配者や一部の男性奴隷に圧
力をかけてもらっているからです。ですから、我々には国家権力さえも通用しませんし、国の
上は自衛隊のヘリすら飛ぶことはありません」
172名無し調教中。:2007/07/17(火) 19:35:07 ID:YGX9/eRw
「すごい……ですね」
「はい。すごいです」
白藤さんが胸を張った。いきなり叫んだりしたり、自慢げに胸を張るなど、白藤さんの性格が
少しずつわかってきた気がした。
「で、俺はどうなるのでしょうか?」
「あなたが望めば、ですが、我々にはあなたを男性奴隷として、国に受け入れる準備がありま
す」
あくまでも「俺が望めば」。その言葉に少し悩んだ。しかし、しばらく悩んで、悩んでも意味
の無いことに気づいた。俺には行くところも無く、そして俺は奴隷となることを望んでいた。
「男性奴隷となることを望みます」
白藤さんの目を見て、答えた。
「分かりました。では、少々お待ちください」
そう言って、白藤さんはたちあがり、個室から出ると、岩木さんを呼び、契約書を頼んだ。
契約書とは何だろうか。やはり、奴隷となるための、生死さえも投げ出すと言う契約なのだろ
うか? それをむすばさせられるのだろうか?
「佐伯さん、これが国に入国するための契約書になります。よく読んでサインしてください。
二枚あります」
俺は契約書を受け取り、中身を読み始めた。
173名無し調教中。:2007/07/17(火) 19:35:39 ID:5Q4/aSkQ
一枚目は普通の履歴書だった。
「あの、これは?」
白藤さんが、ボールペンを取りだし、答えながら渡してくれた。
「国で暮らす人は一応我々管理者の会社の社員という形式を取ってもらっています。いくら国
家権力が通じないといっても失踪届けなどを出されれば面倒ですので、それでいろいろと面倒
を回避しています」
白藤さんの口調は真剣だった。つまり、この履歴書は普通の履歴書だが、これは日本国にいな
がら、社会から切り取られることに対する契約書ということなのだろう。
一項目一項目書きこんでいった。就職経験が無いことは少し恥ずかしくなったが、白藤さんは
事情を知っているようで、何も話しかけられなかった。
すべてに書きこみが終わると、白藤さんが「照明写真は後で撮りに行きましょう」と言い、俺
は履歴書を差し出した。
そして二枚目はやはり、というような文章だった。
174名無し調教中。:2007/07/17(火) 19:36:10 ID:5Q4/aSkQ
「奴隷誓約書

    は、奴隷となることを誓う」

その言葉だけが、A4サイズの金で縁取られた誓約書には書いてあった。それ以外には何も書か
れていない。しかし、「奴隷となる」という一文がその紙面を支配している。そして、俺もそ
の一文を見て、興奮していた。
「これだけですか?」
俺がかすれた声で訊くと、白藤さんはにやりと笑って、
「それ以外に何かいります?」
と返してきた。俺は首を横に振って、深く息を吐いた。
そして、テーブルからボールペンを持ち上げようとして、一度取り落とした。手が震えていた。
深呼吸をして、ボールペンを親指と人差し指で掴み、持ち上げ、書くために握りなおした。
そこで一度顔を上げ、白藤さんを見た。白藤さんは微笑み、俺の目を見つめた。白藤さんの目
にはぎこちなく笑う俺の顔が写っていた。
目を落とし、紙にボールペンをつけた。そして、ゆっくりと間違えないように自分の名前を書
いていく。
佐  伯  清  彦
と書いた。誓約書が完成したと思った。

「奴隷誓約書

佐伯清彦 は奴隷となることを誓う」

その誓約書を見て、全身が震えた。
175名無し調教中。:2007/07/17(火) 19:36:41 ID:5Q4/aSkQ
しかし、白藤さんが
「まだ完成じゃありませんよ?」
と言った。俺は驚いた。精神的な限界が近づいている。この誓約書にサインするだけで、精神
的にだいぶ削られていた。額には汗が浮かんでいる。
「岩木さん」
白藤さんがドアを開け、岩木さんを呼んだ。岩木さんはドアの前に待っていたようで、滑らか
な白い布を持っていた。
岩木さんはその布を持って個室に入ってくるとその布をテーブルの上に置き、一礼してまた去
っていった。
岩木さんがしっかりとドアを閉めたことを見ると、白藤さんが白い布を広げ始めた。白い布の
中には、銀色に光る小さなナイフが入っていた。何も装飾もないナイフだったが、安そうには
見えなかった。
「この国伝統の血判用のナイフです。毎回毎回きれいにしていますので何も心配は要りません。
手を出してください」
そう言って白藤さんは手袋をして、ナイフを握った。俺は心を静めるように深呼吸をする。そ
して、ゆっくりと手を出した。白藤さんは俺の手を握った。そして、微笑んで、ゆっくりと硬
く握った俺の指をほどいていった。指をほどき、親指にナイフを押し付ける。微笑んでいた白
藤さんの表情が真剣なものになり、白藤さんの腕に力が入ったのが分かった。
ナイフが親指の親指の上を通った瞬間は何も感じなかった。しかし、じわじわと親指に熱と痛
みが広がっていった。
白藤さんが手を離したので、親指を見つめた。親指にはゆっくりと血の珠が浮かんできている。
自然と力が入り、血の珠の数が増えていった。それと共に痛みも広がっていく。複数の珠が一
つになり、そのうち一つの珠が指の付け根へと流れていった。
それを見てから、親指から目を離し、誓約書を見つめた。誓約書の真ん中に血判用に丸く金で
縁取られた場所があった。そこに親指を近づけていった。
親指が触れた瞬間、痛みが走った。じわじわと力を入れていくと痛みが大きくなっていった。
しかし、それが気持ちよかった。奴隷誓約書に血判をするのが気持ちよかった。それに痛みが
伴うのが、至極幸福だった。
頭が真っ白になった。そして、射精してしまったのが、分かった。
176名無し調教中。:2007/07/17(火) 19:37:14 ID:5Q4/aSkQ
指を誓約書から離すと、契約書には俺の血判がしてあった。奴隷であることを誓う契約に、絶
対に逆らわないことを示す血判がしてあった。
顔を上げると、白藤さんが微笑んでいた。今度は白藤さんの目には、奴隷となった佐伯清彦の
疲れきった顔が写っていた。
岩木さんが個室に入ってきた。手にタオル、消毒液があった。
岩木さんに親指を消毒してもらいながら、白藤さんの言葉を聞いた。
「その傷は結構深いので、痛むたび、あなたは自分が奴隷であることを再認識するでしょう。
そして、痛みが無くなったときには、痛みが無くとも自分のことを奴隷だと思えるようになっ
ているはずです」
白藤さんが立ちあがり、微笑んで言った。
「それでは、私たちの国へ参りましょう」

第一部完
177名無し調教中。:2007/07/17(火) 19:37:52 ID:5Q4/aSkQ
内容的には全部で四部構成の予定です。しかし、二部予定の内容が多いので、二部は上下に分けることになると思います。
結構長いです。
そして、自分は文才に自信が無いので、こんな駄文投下するな! という方がいれば投下はやめたいと思います。
178名無し調教中。:2007/07/17(火) 20:07:39 ID:UUtPWliT
最高です。頑張ってください
179名無し調教中。:2007/07/18(水) 12:12:03 ID:QBCdaHMk
GJ
180名無し調教中。:2007/07/18(水) 15:06:18 ID:dbPpxlzn
GJ
181名無し調教中。:2007/07/19(木) 00:22:13 ID:E+Srf9UM
正座して待ちます!
182名無し調教中。:2007/07/19(木) 11:58:42 ID:4qjQwJSn
土下座して待ちます
183名無し調教中。:2007/07/20(金) 00:54:24 ID:5lXbSnCl
ちょっと女権帝国行ってくるわ
184名無し調教中。:2007/07/20(金) 02:40:27 ID:wllhq90E
> ID:j+zc2FBY
極上ですな。思わず読み入ってしまった
他にも何か書かれてるかたですか?
185名無し調教中。:2007/07/20(金) 17:20:51 ID:aGyBx4TK
女権帝国 の検索結果 約 262,000 件

女権帝国って言葉って結構一般化してるんだね。
↓こんなのも。
ttp://hiyoban.sakura.ne.jp/sozai/logo_jyoken.jpg
ttp://221.245.251.74/img-b/kp_kitd003.jpg
186名無し調教中。:2007/07/20(金) 18:25:42 ID:wIPDNQlB
つづき まだ〜
187名無し調教中。:2007/07/21(土) 00:18:53 ID:Sl+VulLA
作者頑張って
188名無し調教中。:2007/07/21(土) 03:19:39 ID:sHNQa168
>>150殿
上手いですねえ。プロットもそうとう作り込んでいるようにみえるし、
なにより関心したのは導入部の美貴と清彦の暮らし。
実際二人の関係の破綻からこのお話が始まる訳ですが一体なにが・・と引き込まれます。
それに加えてこの二人の暮らしぶりの一端が、後の異国での物語に対して想像力をかき立てさせる
という・・。プロですね。
美貴の再登場はあるのかどうか分からないけれど、個人的に清彦との幸せだった日々の描写もぜひ
書いて欲しいです、もちろん本編終了後に。ゆっくりでいいのでがんばってください!
189名無し調教中。:2007/07/22(日) 22:08:09 ID:aStAk5Je
しかし文章がお上手ですね。第2部が楽しみです。
190名無し調教中。:2007/07/24(火) 08:20:47 ID:F06co0mK
お褒めの言葉、ありがとうございます。

第二章 上、行きたいと思います
191名無し調教中。:2007/07/24(火) 08:21:51 ID:F06co0mK
目の前にオムライスが置かれた。ドミグラスソースの香りが食欲を刺激する。これ以上無い火
加減で作られた卵が岩木さんのナイフで開かれ、とろりとした半熟の卵がチキンライスの上を
こぼれていく。そして、卵はオムライスの周りを満たしていたドミグラスソースに混ざってい
った。
「まぁ、奴隷誓約書はもう書いたけど、実質、これが人としての最後の食事になると思うから、
噛み締めて食べてね」
白藤さんは俺にそう告げると、自分もまた、ハムサンドイッチを食べ始めた。
テーブルに置かれたスプーンを掴むと、親指が少し痛んだ。「痛むたび……」という白藤さん
の言葉が強烈に蘇ってくる。着替えた下着の中の性器が、起きあがり、また射精してしまうの
を恐れて俺はオムライスを食べ始めた。
何を食べたいか? と聞かれた時に、美貴が一度作ってくれたオムライスが浮かんだ。美貴様
の聖水をかけていただくことも無く、美貴が作ったものを美貴と、食べた。その時の美貴は、
「おいしい」と言うと、とても喜んでいたような気がする。そのオムライスは市販のトマトケ
チャップがかけられていて、卵も半熟なんかじゃなく、ただの薄焼き卵だったが、俺はそのオ
ムライスをこのオムライスと重ねていた。
192名無し調教中。:2007/07/24(火) 08:22:40 ID:F06co0mK
美貴様ではなく、美貴と食べたオムライス。そして、人として、最後に食べるオムライス。自
然と重なるのも無理はないのかもしれない。
朝、美貴様の聖水とサラダをいただいた以外には何も入っていない俺の腹は、高級喫茶店の極
上のオムライスは更においしく感じた。喫茶店の軽食というものは普通のレストランで食べる
ものよりもおいしく感じるというのは、レジャーの際の弁当につながるものがあった。
白藤さんは俺よりも早く食べ終わったようで、俺が食べ終わるのを待っていてくれた。
「オムライス好きなの?」
白藤さんの質問に考え込みながら、水を手に取った。美貴が作ってくれたオムライス。その話
をする気にはなれなかった。美貴様との思い出だったのなら、話す気になったかも知れないと
も思う。
「あんまり分からないですね。とりあえずオムライス。って感じです」
俺の言葉に白藤さんは頷き、立ち上がり、岩木さんを呼んだ。
「じゃあ、行きましょう」
白藤さんの言葉に、俺は水を飲み干し、アタッシュケースを持って個室を出た。
193名無し調教中。:2007/07/24(火) 08:23:17 ID:F06co0mK
店の前にダークブルーの国産スポーツクーペが止まっていた。その脇には白藤さんが俺を迎え
に来た時に、国産車を預けた女性が立っていた。白藤さんが近づくと、その女性は白藤さんに
そのクーペのキーを渡し、店の中へ戻っていった。
「佐伯くん、それトランクにいれる?」
白藤さんが指差した先には、俺のアタッシュケースがあった。俺は「お願いします」と、車の
後ろに回り、アタッシュケースをトランクの中に積めた。トランクの中には旅行鞄が一個入っ
ていた。
「失礼します」
車の助手席に乗り込むとほんのりとメンソールの煙草の匂いがした。
「白藤さん、煙草吸うんですか?」
車が道路の流れに乗り始めた頃、訊いてみた。そこまで気になっていたことではなかったが、
白藤さんと二人きりの密室空間に耐えられなくなり、とりあえず、話の話題として振ってみた。
「いや、禁煙したよ。前まで吸ってたんだけど、世の中の目が厳しくてねぇ。今度は喫煙の国
を作ってやるって思ってるよ。佐伯くんは吸うの?」
「いや、二、三回学生の時に吸わされたぐらいで、吸ってません」
「そうなんだ。……佐伯くんは喫煙する女王様は好き? 煙草押し付けられたりとかされたり
するのは」
白藤さんが一瞬俺を横目で見た。喫煙する女王様……
「俺は美貴様以外に女王様を知らないんです。美貴様は吸っていなかったので分かりません」
俺の答えに、白藤さんは「ふ〜ん」と言うとそれきり、黙ってしまった。
「あの、どこに向かってるんですか?」
「どこって、国だよ。君もおかしなこと言うねぇ」
白藤さんが笑った。
「いや、それはわかってるんですが、どれぐらいかかるんですか?」
白藤さんは「始めからそう訊きなよ」と呟きながら、左腕をまくり、クロノグラフの腕時計を
見てから「五時間ぐらいかな」と答えてくれた。
194名無し調教中。:2007/07/24(火) 08:23:48 ID:F06co0mK
白藤さんは途中から高速に入った。方向と五時間という言葉から、その方向には結構深い山が
あったはずだ。白藤さんは『山奥の館』に向かっているようだ。
車はスポーツカーらしい低めのエンジン音を響かせながら、高速道路を走っていく。
「白藤さん、エンジンが結構良い音してる気がするですけど、改造してるんですか?」
「おっ、よく気づいたね。車好きなの?」
大学時代、サークルの工学部の先輩に、延々と車の話を聞かされたことがあった。
「好きって訳じゃないですけど、まぁ、知ってます。白藤さんは好きなんですか?」
車がトンネルに入る。オレンジ色のライトが、白藤さんの横顔を照らし、いろいろな角度毎に
違った白藤さんの横顔を見ることが出来た。
「車が好きって訳じゃないけど、今の車って馬力に規制がかかってて、車は本来の性能を出せ
て無いらしいんだよね。でも、やっぱり本来の性能で走らせてやりたいなぁって思って改造し
てるんだよ」
「本来の性能で走らせてやりたい……ですか?」
「うん。そう。全力を尽くさせたい」
車がトンネルを出ると、白藤さんはギアを変え、前を走っていた車を追い抜いた。本来の性能
を出させるために改造された車は、大人二人を乗せても、簡単に加速していく。
「佐伯くん、あのアタッシュケースの中には何が入ってるの?」
別に変なものは何も入っていなかった。
「保険証とか、通帳とか、……無くしたら困るけど、もう、無くしても困らないものです」
「そうだね、もう困らないね」
白藤さんが俺のほうを向いて笑った。俺も笑い、そして親指が痛んだ。ガーゼを見ると、血が
少し滲んできていた。
「ちょっと、深く切りすぎたかな? ……膿んだりしたらめんどくさいなぁ」
ギアを落としながら自然と洩れた白藤さんの、管理する側の呟きに身体が熱くなった。
白藤さんは自然体で俺に接してくれているようなので、実感として認識できずにいたが、白
藤さんと俺は、管理するものと管理されるもの、そういう関係なのだ。
小さな呟きだったが、俺の中に奴隷になったという実感がゆっくりと沸いてきた。
195名無し調教中。:2007/07/24(火) 08:24:51 ID:kRogfkEd
「佐伯くん? どうしたの?」
急に黙った俺に白藤さんが声をかけてきた。俺は何か言おうと白藤さんの横顔を見つめ、そし
てまた黙ってしまった。
しばらく会話が無く、車は進んでいった。外はもう田舎の雰囲気になっていて、小さな山や、
稲作の風景が見えた。そして、気づかない間に太陽が地平線に近づきつつあった。
「……そう言えば、佐伯くんが絶対訊くと思ってたことがあるんだけど」
「何ですか?」
「美貴さんが、何故私たちを知っているのか、そして、私たちが何故、美貴さんと君の関係を
知っているのか」
白藤さんから言われて、気になり始めた。美貴は、美貴様にはなれないと、そう言った。なら
ば、女権国家なんてものを知るはずは無いのに。
「どうしてですか?」
「まぁ、改めて言うほどのことじゃないけど。川末さん知ってる?」
「川末……女性ですか?」
「そう。女性。ついでに言うと、国の国民です」
国の国民ということは、そういう性癖の持ち主だと言うことだが、俺がこの性癖を表に出した
のは美貴様と会ってから、そして、美貴様と暮らし始めてからだった。そして美貴様の家で暮
らし始めてからただ一人美貴様に尽くし続け、他の誰とも会ったことは無かった。
「会った事無いです」
「そうなんだ。……まぁ、つまり、美貴さんの友人である川末さんが美貴さんにこの国のこと
を教えて、そして私は川末さん経由で今回のことを聞いたってのがまぁ、答えだね」
白藤さんからの答えに納得し、俺はどこで美貴と出会ったのか、何時から知り合っていたのか、
そして、何を聞かされていたのか、などと川末さんについていろいろと考えていた。
196名無し調教中。:2007/07/24(火) 08:25:39 ID:kRogfkEd
日が沈み始めた頃、車は高速を降りた。そして、車はインターチェンジのある市街地から、山
へと向かった。
しばらくすると車は山道に入った。道の脇には落ち葉が落ちていて、車は落ち葉を巻き上げな
がら、曲がりくねった道を走っていった。
完全に山の中に入り、山を二、三個すりぬけ、太陽が沈んだ時、山道に脇道が見つけた。
脇道は鎖でふさがれていて、「私道 この先私有地」と書かれた看板がたててあったが、道自
体は、きちんと舗装された道だった。
白藤さんは車を鎖の前に止めると、外に出て、鎖を外した。鎖には鍵などがかかっている様子
は無く、白藤さんは鎖を外し、戻ってくると、車を脇道に入れ、また鎖を直すために出て行っ
た。
「鍵とか、しなくていいんですか?」
勝手に誰かが入ってくる可能性は大きいと思うのだが、白藤さんは「大丈夫」と答え、車をま
た、走らせ始めた。
少し走ると、その理由がわかった。道が鉄柵のゲートで封鎖されいて、その脇には警備員の詰
所があった。鉄柵は見える限り、森の中に続いていた。
多分これが、国なのだと思う。鉄柵は三メートルほどの高さがあり、更に上には有刺鉄線が通
っていた。部外者が国の中に侵入することを防ぐための柵なのか、それとも中の奴隷が脱走す
ることを防ぐための柵なのか。考えると、自然と身体が熱くなっていた。
ゲートに近づくと、詰所の中から小太りの男が出てきた。白藤さんは窓を開け、ダッシュボー
ドの物入れから取り出したカードを掲示した。小太りの男はカードを確認し、ゲートを開けた。
ゲートをくぐったが、しばらくはまた、普通の山道が続いた。
しかし、道は次第に広くなり、そして、目の前に大きなロータリーと洋風の大きな館が現れた。
197名無し調教中。:2007/07/24(火) 08:26:12 ID:kRogfkEd
「到着だよ」
白藤さんは車を館の前の駐車場のようなところに止めた。トランクからアタッシュケースを取
り出し、ついでに多分白藤さんのものである旅行鞄を取り出した。
「白藤さん、これ、俺が持っていきましょうか?」
「お、えらいじゃない」
白藤さんは笑い、車に鍵をかけた。俺は、アタッシュケースと白藤さんの旅行鞄を両手に持っ
て、館の前に立った。館は窓から推測して三階建ての、かなり大きな建物だった。
白藤さんの後について、階段を五段ほど昇り、重そうな木製の玄関の前まで行った。
白藤さんがドアに付いているノックを鳴らす。重い音が響き、ゆっくりとドアが開いた。中か
ら出てきたのは、きつい目をした眼鏡をかけた女性だった。スーツの白藤さんとは違い、女性
は私服と思われる格好をしていた。黒のシャツとロングスカート。短めの黒髪とあわさって、
独特の雰囲気をかもし出している。その女性は白藤さんと挨拶を交わし、そして俺に見た。
「佐伯清彦」
女性が呟き、白藤さんが「そうだよ」と答えた。女性は俺をしばらく観察した後、館の中へ入
っていった。白藤さんもその女性とともに館の中へ入っていく。白藤さんの鞄を持ちなおし、
俺も館の中へと入った。白藤さんは俺が館に入るとドアを閉めた。
広く、そして豪華な玄関ホールだった。玄関ホールは円形の形をしていて、三階まで吹抜けに
なっている。正面には大きく飾られた扉があり、その左右にはホールの円に沿った二階への階
段があった。そして、天井には大きく複雑な形をしたシャンデリアが吊られている。
198名無し調教中。:2007/07/24(火) 08:27:17 ID:kRogfkEd
そのシャンデリアを見ていると、白藤さんから声がかかった。白藤さんは右側の階段を昇って
いた。俺は慌てて白藤さんのところへと歩いていった。
「佐伯くん、ボーっとしてないでついてきなさい」
白藤さんはそう言い、階段を昇っていった。俺は両手に荷物を持ち、少しきつかったが、白藤
さんが「きつい?」と意地悪そうな顔で訊いてきたので、首を振り、一気に階段を駆け上がっ
た。白藤さんと女性は振りかえらずに、三階まで上った。三階にも正面には扉があり、白藤さ
んと女性はその扉を開け、中に入った。俺もついていった。
その部屋に入ると、正面に大きな机が置かれ、その上にはパソコンなどが置かれていた。この
館の主の部屋、そういう雰囲気だった。
「ここは、私の部屋です」
白藤さんは言いながら、机の椅子に座った。俺は少し驚きながら頷いた。眼鏡の女性は白藤さ
んの斜め後ろに立っている。白藤さんの秘書のようなものなのかもしれない。
「で、こっちが本山萌。私の秘書です」
やはり白藤さんの秘書だった本山さんが軽く頭を下げた。
199名無し調教中。:2007/07/24(火) 08:27:49 ID:kRogfkEd
「じゃあ、言っておくことを言っておきます」
「お願いします」
俺は頭を下げた。
「まず、はじめに言っておくこととして、出国は自由です」
逃げ出したいときはいつでも自由に出られる。しかし、この国の周りには柵があったはずだ。
「あの、国のまわりに柵があったと思うんですが……」
「あの柵は、飾りみたいなものです。奴隷の中には、ああいう柵を見て、『逃げられない』と
思って興奮するやつもいるし、女王様の中にはわざと奴隷を逃がして、狩を楽しみたい人もい
るので、そのための柵です。本気で出国したいなら、ここに来て言えばすぐ出られるから。そ
して、次に、この国の中で、奴隷として絶対に守らなくてはならない基本的なことを言います。
一つだけ、分かる?」
一つ思い当たることがあった。ここは女権国家なのだ。
「女性は絶対、ということですか?」
多分、分かっていなくてはこの国の国民である資格など無いであろう質問に俺が答えたのを見
て、白藤さんは微笑み、頷いた。
「じゃあ、実際の生活について話します。まず奴隷は基本的に全裸です。ということで、脱い
で、萌に預けて。安心して、銀行の金庫、とまではいかないけど、厳重に保管しておくし、出
国のときは返すから」
服を脱げ、といきなり言われたが、想像出来ていたことなので、覚悟は出来ていた。上着を脱
ぎ、ベルトとネクタイを緩め、ズボンとシャツを脱ぐ。本山さんが近づいてきて、ハンガーを
渡されたので、それにスーツをかけ、本山さんに渡した。そして、白藤さんと本山さんに見ら
れながら下着を脱いだ。本山さんはスーツと下着、アタッシュケースを部屋の隅に置いた。
「靴も」
と言われ、靴を脱いだ。本山さんに靴を渡すと、藁のぞうりを渡された。それを代わりに履く
と、ごわごわとした足の裏の感覚が、これが奴隷の履物であることを訴えてきた。
200名無し調教中。:2007/07/24(火) 08:28:44 ID:lvgoQNLK
勃起しかけている性器を隠そうとすると、本山さんから手を叩かれた。
「手は後ろに回しなさい」
俺は両手を後ろに回し、組んだ。白藤さんと本山さんは俺の上から下までを一度眺めた。女が
男を見る目ではなく、商人が商品を見る目。白藤さんの目は俺にそれをわからせるような動き
方をしていく。
「手をあげて、その場でゆっくり回りなさい」
本山さんに言われ、手を水平に上げ、ゆっくりと回り始めた。白藤さんに背中を向けた時、視
線を感じるということが、実際にあるのだと思った。頭の中に、白藤さんはにやにやとしなが
ら、本山さんは冷たい目で、俺を品定めしている様子が頭の中に生々しく浮かんだ。一回回り
切ったが、白藤さんが指を一本立て、くるくると回した。俺はもう一回、回り始めた。腕が少
しきつくなり始めた。背中を汗が流れるのが分かる。また背中を向けると、背中の感覚が先程
より鋭くなり、白藤さんと本山さんがどこを見ているのかさえ、分かるような気がした。回り
終え、止まると、白藤さんは今度は指を回すことは無く、俺の身体をまた眺め始めた。
「腕」
本山さんの言葉に、腕が少し下がっていたことに気づいた。何とか引き上げるが、集中してい
ないとどんどん下がってしまう。三回ほど引き上げたところで、呼吸が荒くなり始めた。白藤
さんはそれを見て、頷いた。
「正座」
本山さんが冷たい声で、命じた。本山さんには白藤さんの考えが分かるのか、それともこんな
ことを何回も繰り返してきたのか、白藤さんは本山さんの行動を安心して見ている。
俺は腕を落とし、ゆっくり床に座った。ゆっくりと息を吐き、汗をぬぐった。腕がとても熱く
なっていた。
「じゃあ、続き。この館にいる奴隷には、二種類の奴隷がいる。特定の女王様がいる奴隷と、
いなくてこの館所有の奴隷。自分はどっちだかわかる?」
白藤さんはニヤニヤしている。俺は美貴様に捨てられた奴隷だ。
「この館の所有ですか?」
白藤さんが笑った。
「残念、違います」
201名無し調教中。:2007/07/24(火) 08:29:15 ID:lvgoQNLK
違う? どういうことだろう? 俺の主人は美貴様で、しかし、俺は捨てられたはずだ。
「どういうことですか?」
白藤さんのにやにやが止まらない。
「君は現在、どっちでもないんだよ。フリー。誰の所有でもない。どっちと答えようとも間違
いなわけ」
白藤さんのにやにやの理由がわかった。
「それで、君は特定の女王様の所有になることを望むよね?」
白藤さんに訊かれた。考えを口にする。
「俺は美貴様に捨てられましたが、やはり、一人の女王様にお仕えしたいです」
白藤さんは、頷くと、机の中から紙を取り出した。
「一人、奴隷を所有したいと考えておられる女王様がいらっしゃいます。その方が館に来たと
きに、君を気に入ったら、君はその女王様の所有。気に入られなかったら館の所有になるか
ら」
つまり、俺が一人の女王様に仕えることを望むのならば、その女王様に気に入られるようにし
なくてはならない。奴隷としての振舞いをその女王様がいらっしゃるまでに身につけなくては
ならないということだろう。
「で、後。君、一人称は何? 自分のことはなんて呼んでる?」
「俺、と言ってます」
「奴隷は、自分のことは『私』と言いなさい。言葉遣いも丁寧に。気をつける。女性には
『様』をつける。分かった?」
「分かりました」
まだ見ぬ女王様に気に入ってもらうための奴隷の振舞いの初歩だと思った。そして、教えてく
ださった白藤様に頭を下げた。いや、下げました。
202名無し調教中。:2007/07/24(火) 08:29:50 ID:lvgoQNLK
「で、その二種類の奴隷を見分けるには、首輪を見ればいいから」
白藤様はそう言うと、おっしゃられると、机の中からステンレス製の首輪を取り出されました。
「これが、館所有の奴隷みんながつけてる首輪。他の奴隷は付けてたり、付けてなかったりだ
けど、これは館の奴隷だけだから。最後に。君の名前は?」
「佐伯清彦です」
私が答えると、答えますと、白藤様はにやりと笑われて、「今まではね」とおっしゃいました。
「どういうことですか?」
「それは人間だったときの名前でしょ? 奴隷としての名前は女王様に決めてもらわないとい
けないから、それまで君は名無し。分かった?」
「分かりました」
そう言い、頭を下げました。
203名無し調教中。:2007/07/24(火) 08:30:28 ID:lvgoQNLK
「後、言っておくことは……、まぁ、いっか。分からないことがあったら、萌に訊きなさい。
萌が奴隷の管理担当だから」
私は本山様に頭を下げました。本山様は私が顔を上げると、一本の紐を取りだし、私に近づい
て来られました。
「これは名無しの奴隷ということを示す紐。外したら罰を与える」
そうおっしゃられると私の首に紐を回し、ゆるく輪を作り、結ばれました。首輪などではなく、
ただの紐。それを私は、私が価値の無い奴隷である証だと強く感じました。
「お礼は?」
私は本山様へのお礼が遅れていたことに気づき、頭を床につけました。
「本山様ありがとうございます」
私の頭の上にふわりと風が通り、本山様のロングスカートの中に頭が入りました。頭に本山様
の御足を置かれました。私はその体制のまま、本山様が満足なされるのを待つつもりでした。
しかし、私はまた、忘れていました。
「何も言わないの?」
私ははっといたしました。
「本山様ありがとうございます」
本山様にお礼を申し上げましたが、本山様は私の頭にゆっくりと体重をかけ始められました。
頭が床に強くこすれたので、首に力を入れました。私は「ありがとうございます本山様。あり
がとうございます本山様」と何度も申し上げました。
みしみしという音が聞こえてきそうで、首が限界になり、力が抜けてしまうと思った瞬間、本
山様はゆっくりと御足を上げられました。
「本山様、お踏みいただきありがとうございました」
私はお礼を申し上げました。首からすぅっと力が抜けていきました。
204名無し調教中。:2007/07/24(火) 08:31:02 ID:lvgoQNLK
「顔をあげなさい」
本山様の許可をいただき、顔をあげさせていただきました。私が首を少し動かしていますと、
本山様は部屋の隅の箱から革製の手錠を取り出されて、私の後ろに立たれました。本山様が私
に手錠をかけてくださるおつもりなのだと思い、両手を後ろに回しました。本山様が、黙って
おられるので、私は、
「お願いいたします。本山様」
と背筋を伸ばし、両腕を出来る限りくっつけました。本山様は私の願いを聞いてくださり、私
の両手には革の手錠がかけられました。
本山様は私に手錠をかけると、白藤様に礼をして、部屋を出て行かれました。私はどうすれば
よいかと、白藤様のお顔を見つめました。
「行きなさい」
白藤様はそうおっしゃると、机の上にあった書類に目を通され始めました。私は立ちあがり、
白藤様に礼をして、本山様の後を追いました。
私の性器からは汁が溢れ、性器は汁でべとべとになっていました。
205名無し調教中。:2007/07/24(火) 08:31:37 ID:B+Fj3m1j
白藤様のお部屋を出ますと、本山様が立って待たれていました。
「私を待たせるな」
私は深く頭を下げました。
「もうしわけございません」
「これから、今日、お前が寝るところに連れて行く」
「ありがとうございます」
私はまた、深く頭を下げました。本山様が歩き始められました。始めて訪れた場所で裸になる
というのは始めての経験でした。
玄関ホールに着くと、本山様がドアを開けられました。奴隷となる覚悟は出来ていたつもりで
したが、やはり、裸で外へ出るというのには若干の抵抗がありました。
しかし、本山様は変わらぬ速度で歩かれ、玄関の外へと出られたため、私は覚悟を決め、本山
様の後を追い、外へと出ました。
夜の女王様の視線は、まるで人の視線のように私の身体に突き刺さりました。美貴様のもとで
は、いつも裸ですごさせていただいておりましたので、室内では裸でいることにそれなりには
なれていた私でしたが、月の下で、裸で首に名無しの奴隷の証である紐を巻き、両腕を後ろに
回して手錠をかけられているというのはまったくの別物でした。
そして、それを私は望んでされている。その事実を月に見られている。それをお前は喜んでい
る。お前はそういう変態であると、静かな森が作る自然の無音の中で聞こえたような気がして、
私は性器からまた汁が溢れるのを感じました。
そしてそれをまた、月に見られている。汁をたらしていることを月に見られ、森から嘲笑われ、
また、汁をたらす。私は全身を振るわせながら、夜の女王様の視線に、森の嘲笑に感じて、夢
中になっていました。
206名無し調教中。:2007/07/24(火) 08:32:12 ID:B+Fj3m1j
「名無し」
私は本山様の森の嘲笑を切り裂いて響かれたお声を聞き、はっとして、顔をあげました。また
私は本山様を待たせてしまったのです。
私は不恰好に本山様のもとへ走り、頭を下げました。
「申し訳ございません」
私は頭を下げました。また、森の嘲笑が聞こえてきました。
「顔をあげなさい」
意外な本山様のお言葉に、私は顔をあげました。本山様は私の目を見つめられました。私は本
山様に少しずつ圧倒されていきました。森の嘲笑が聞こえなくなり、本山様から目が離せなく
なり、目を離すということが頭から消えていきました。
「申し訳ございません」
自然と、口からかすかに洩れるほどの声量でしたが、言葉が洩れていました。
「本当にそう思ってるの?」
本山様のお言葉はもっともでした。私は自分を恥じながら、頭をより深く下げました。首筋に
本山様の視線を感じ、本山様の低めのヒールが目に入りました。
「本当に申し訳がないと思っております」
無意識のうちに呼吸が出来なくなり、意識的に、ぎこちなく呼吸を繰り返しました。
「本当に?」
「本当でございます」
本山様のお声は低く、冷たい御声でした。私は即座に答えていました。私は本山様の命を破っ
たのです。私を待たせるなと、本山様は一度、注意してくださったのです。本山様のご厚意を
私は裏切ってしまったのです。
207名無し調教中。:2007/07/24(火) 08:32:53 ID:B+Fj3m1j
「顔をあげなさい」
本山様は私に顔をあげることを命じました。私が顔をあげると、本山様はゆっくりと手を上げ
られました。本山様の白い御手が、月に照らされて、光っておられました。罰を与えてくださ
るのだと思いました。
「私に罰をお与えください」
私は頭を下げ、背筋を伸ばしました。本山様はすぅっと息を吸い始められました。その時が近
づいていくのが分かりました。まるでジェットコースターに乗ったときのようでした。その先
に何が起こるか、分かっているのにどんな感覚だったかと、頭は興奮しているのです。そして、
その瞬間が分かっているので、どんどんと興奮は高まっていくのです。
ゆっくりと本山様の手が私の頬に近づいてくるのが分かりました。興奮状態では、このような
ことが起こると知っていても、不思議な気分でした。本山様の服は闇に紛れ、消え入るように
黒く、本山様の御手は月に照らされて輝くように白く、荘厳な瞬間でございました。ゆっくり
と頬が押されていきました。押された部分がじわじわと熱くなりました。本山様の御手が私の
頬を離れられた瞬間、パンという、乾いた音が響きました。その音が耳から入った瞬間、頬に
感じていたものが、熱から痛みに変わりました。頬の感覚が身体に伝わっていきました。
私が本山様の与えてくださった罰を全身で感じている間、本山様は黙っておられました。私は
本山様の罰を十分に感じていました。頬の感覚は頭の中まで回っていきました。頭が先ほどま
でとは比べ物にならないほど、澄んでいくのが分かりましたが、同時に何か引っかかるものが
ありました。頭が硬水のように澄んでいく中で、その何かを考え、そして、何であるかが、思
い当たりました。
「本山様、罰をありがとうございました」
私は頭をゆっくりと深く下げました。私の性器が目に入りました。私の性器は本山様に頭を下
げるどころか、張り詰めて、汁を流し、頭を上げていました。
208名無し調教中。:2007/07/24(火) 08:33:24 ID:B+Fj3m1j
しばらくして、「許す」という本山様のお声を上から拝聴いたしました。その瞬間にも、頬の
感覚が全身にすぅっと広がっていきました。
「ありがとうございます」
私はもう一度、同じように頭を下げました。今度は目を閉じ、そしてゆっくりと顔をあげまし
た。目を開けると、本山様はもう歩き始められておられました。私は慌てて、本山様の後を追
い始めました。夜の女王様は私をあざけ笑っておられました。誘惑に簡単に引っかかり、本山
様に罰を与えられた私を。
本山様を追いながら、私の親指はひどく痛んでいました。

第二章 上 終
209名無し調教中。:2007/07/24(火) 08:43:02 ID:B+Fj3m1j
部というのには、短すぎるな。と思いまして、「部」から「章」に変更させてもらいました。
第二章の上です。敬語について、おかしなところがあると思いますが、お許しください。
そして、変更があります。四章構成で、二章は上下に分ける。その予定でしたが、
二章が予定以上に長くなりそうなので、五章構成に変更したいと思います。
しかし、考えてみると、三章も四章も長くなりそうなので、更に変更することになると思いますが、
お許しください。
次は二章下ですが、こんな時間に投下しといてなんですが、今週はいろいろあるいので、
再来週になると思います。




>>184
長編は初めてです。

>>188
本編終了後には、二章上に書いた『狩』を書いてみたいと思ってます。
このスレの序盤にそのような話があったようなので

本当にありがたいお言葉をありがとうございます。
210名無し調教中。:2007/07/24(火) 09:07:01 ID:7liG1gcf
>>190です

>>196
山道に脇道が見つけた。

山道に脇道を見つけた。

という風に修正です。
修正しても、文章としては若干おかしいですが。

>>199
言っておくこと

言っておくべきこと

t修正です。


他にも、変なところがあると思いますが、お許しください。
211188:2007/07/24(火) 11:23:24 ID:8YFHe3vR
>>作者殿
お疲れさまです。白藤さんに加え、萌という女性もなんとも謎めいた魅力的な人物ですね。
ほんとうに引き込まれました。
『狩』は楽しみですね。
これだけしっかりと世界観が確立していれば、本編終了後もいくらでもアナザーストーリーが書ける
のではないかと、期待してしまいます。
途中でがらりと一人称の口調が変化するところ、読んでいてどきどきしました。すばらしいアイディアです。

構想は構想として、物語が長編化するのは読者としては大歓迎です。
ゆっくり歩を進めるように執筆を続けていただきたいです。

ところで作者様は女性ではないですよね・・・ふとそう感じてしまったんですが、
(このような緻密で美しい描写はSM雑誌や小説でも滅多に読んだことがないので・・)
212名無し調教中。:2007/07/25(水) 04:08:37 ID:ZADHtoYf
一人称の地の文を敬体に変えるとは上手い。
今回は小道具にもちからが入ってるように感じた。

>「本来の性能で走らせてやりたい……ですか?」
>「うん。そう。全力を尽くさせたい」
意味深ですね
213名無し調教中。:2007/07/30(月) 05:14:58 ID:W1iQwQFS
保守
214名無し調教中。:2007/07/30(月) 23:55:21 ID:a9IBxlFD
イイ!!
215名無し調教中。:2007/07/31(火) 20:27:52 ID:XnRXge1L
興奮するわ!!続き希望
216名無し調教中。:2007/08/01(水) 15:02:15 ID:nzOp4hsF
>34 名前: 赤ひげ(神奈川県)[] 投稿日:2007/07/26(木) 17:39:54 ID:PPBtX9Xa0
>Mな童貞こそトロブリアンド諸島へ行け!!
>
>ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%97
>
>>ヤム芋の収穫祭で、女性が男性を輪姦するという儀礼がある。
>>男の下腹部を露出させ、悪戯をしてペニスを勃起させ一人の女が上に乗って強姦した後、
>>複数の女性が輪姦し、最後に男性に小便をかけるという儀礼である
217名無し調教中。:2007/08/02(木) 17:26:53 ID:HsPjHCaK
女が輪姦とかゆうのはスレ主旨と全く違うな
218名無し調教中。:2007/08/03(金) 17:43:55 ID:NL4Dfa7A
続きはまだか
219名無し調教中。:2007/08/04(土) 02:28:22 ID:YbeS094U
そうだ!!
もったいぶってないでさっさと続き書け!!!
お願いしますm(_ _)m
220名無し調教中。:2007/08/04(土) 03:06:51 ID:hnqsV3X1
>今週はいろいろあるいので、再来週になると思います。

再来週まで待ちましょう。首を長くして…
221名無し調教中。:2007/08/05(日) 15:14:42 ID:N0c+nPox
222名無し調教中。:2007/08/08(水) 19:56:14 ID:+RQF4wm1
期待AGE
223名無し調教中。:2007/08/09(木) 22:41:30 ID:0zI0Onjb
HAGE
224名無し調教中。:2007/08/11(土) 12:37:15 ID:jIHvAGHb
女権帝国=M男願望処理帝国
225名無し調教中。:2007/08/11(土) 17:22:41 ID:b+6PHTKV
二章<中>行きます。
226名無し調教中。:2007/08/11(土) 17:23:11 ID:b+6PHTKV
本山様と私が歩いている道は舗装されていて、道の脇にはポールが立てられていました。ポー
ルには電灯が取りつけられていたので、私は暗い夜の中、黒い服と黒い髪で闇に消えていって
しまいそうな本山様を見失うことなく追いかけることが出来ました。
本山様は後ろを振りかえることなく、歩き続けておられました。何本もの灯りにより、本山様
からは何本も影が伸びていて、その中心に立つ本山様は背筋をのばされ、コツコツとヒールを
鳴らしながら歩かれていきました。
しばらく本山様の後ろを歩いていくと、目の前にまた、大きな洋館が現れました。先ほどの洋
館より大きく、窓から、五階建てだと思われました。先ほどの洋館も豪華な外装でしたが、こ
ちらの洋館は更に豪華な外装をしていました。
私が洋館に見とれている間に、本山様は洋館を一目も見ることなく左の森の方へ歩かれていき
ました。私は慌てて追いかけながら、困惑していました。
「本山様、あの建物は何でございますか?」
「あれは、本館」
と、歩きながら答えられました。私が納得できずにいるのを察せられたのか、立ち止まり、詳
細を教えてくださいました。
「あれは本館、お前が最初に見たのが南館。南館は主として、事務作業を行なっている。本館
はパーティーなどを行なうホールと、短期滞在の女王様の方々のお部屋がある」
私は、そのお言葉に納得しましたが、一つの疑問が浮かびました。しかし、本山様はそれすら
も察せられたようで、
「奴隷の居住場所は西館だ。奴隷はそこで暮らすことになっている。館は他には北館がある。
長期滞在の女王様方のお部屋が用意してある。南館、本館、西館、北館。それがこの『館』の
すべてだ」
本山様はそれをおっしゃいますと、西館の方へと歩かれていきました。
「ありがとうございます」
そう、『館』について教えていただいたお礼を申し上げて、私も西館へと向かいました。
227名無し調教中。:2007/08/11(土) 17:23:59 ID:b+6PHTKV
西館への道は南館までの道や、南館から本館への道のように舗装されてはいませんでした。砂
利道で、道幅は三メートルほどでした。両脇は森で、木が生い茂っており、明かりも無く、本
山様はペンライトを取り出されて歩かれていました。
私はライトを、持っていない上、もし与えていただいたとしても持つことが出来ないため、先
程より距離を詰め、本山様の後を追いました。
足裏からは砂利石が草履の裏から私の足を突いてきました。そして、草履には砂が入ってきま
した。しかし、それを手で取ることは出来ません。そして、足を振って砂を出すことも出来ま
せん。
足の裏を突く石の痛みと、足の指の間に入り、不快感を与えてくる砂を無視しようとしながら、
本山様の後を追います。本山様の姿はその御手に持たれたライトによって、後ろからは後光を
まとわれているように見えました。
耐えながらしばらく歩くと、西館が見えてきました。西館は三階建ての建物のようでした。外
装も奴隷の館であることを示すように南館や本館とはまるっきり違う、質素なものでした。
本山様は館の前に立たれると、私に先に入るように促されました。
奴隷の館。おそらく私より経験の長い先輩方がおられるのだろうと思い、足を振って、出来る
かぎり砂を落とした後、緊張しながら中へと足を踏み入れました。
228名無し調教中。:2007/08/11(土) 17:25:12 ID:b+6PHTKV
入った瞬間に、薄く男の匂いがしました。私はその匂いで、この館が奴隷の館であることを認
識していました。
玄関から、左右と正面に廊下が伸びていて、左右、正面、その両方ともに、その先には階段が
あるようでした。本山様は私の後ろから入ってこられました。
そして、正面の廊下を歩かれていきました。私もその後を追い、正面の階段から二階へと昇り
ました。
正面の階段は途中で折り返していて、二階では、左右に廊下が伸びていました。本山様は左の
廊下へと歩いて行かれました。
扉が何個かあり、その扉の間隔から、部屋はそんなに大きくないと思われました。そして、扉
すべてには鍵と、外から開閉できる窓が取りつけられていました。
そのすべて。というわけではないと思われますが、中に奴隷がいるのだと思うと、私の性器が
また、ゆっくりと顔をあげ始めました。
扉の数が二桁になろうとしたところで、本山様が立ち止まられました。右側にも同じように部
屋があるとして、二階には三十ほどの部屋があるようでした。
本山様は鍵の束を取り出されると、私の部屋であろう扉の鍵を開けられました。
229名無し調教中。:2007/08/11(土) 17:26:06 ID:b+6PHTKV
「入れ」
本山様のお言葉をいただき、その部屋に入りました。本山様が入り口脇のスイッチを押される
と、部屋が一気に明るくなりました。部屋には人はおらず、一人部屋のようでした。
「腕」
本山様のお言葉に、私が背を向けますと、手錠を外していただきました。手を前に回し、手首
をさすりました。歩いている間に擦れたようで、手錠の跡が赤く残っていました。
「ここがお前の部屋」
部屋は、四畳ほどの広さで、ベッドと、机、それに卓上灯、ティッシュの箱一つ、ごみ箱、洗
面台と、その上に歯ブラシとコップ、そして壁にタオル一枚が、その横に便座が取りつけてあ
りました。
ドア以外には、すりガラスの窓が一つありました。部屋は予想していたよりも広く、少し驚き
ました。
「自慰行為、射精は禁止。私は南館に戻る」
私の少し固くなっていた性器を一瞥されると、本山様はいきなりおっしゃられました。私は腰
を下ろし、床に頭を着けました。その私の頭上で、扉が閉まる音が聞こえました。
「おやすみなさいませ、本山様」
私がそう言い終えると、鍵が閉まる、がちゃりという音が部屋に響きました。
扉の外から本山様の足音が聞こえなくなるまで私はそのままでいました。音が聞こえなくなる
と、もう一度頭を下げた上で、立ち上がり、部屋を見渡しました。
230名無し調教中。:2007/08/11(土) 17:26:38 ID:DsgdnHA+
ベッドは硬そうでしたがきちんと洗濯されている様子で、シーツとかけ布団が置かれていまし
た。次に机を見ると、こちらも私が来る前に拭かれたようで、きれいでした。引出しを引くと、
中には鉛筆と鉛筆削り、何冊かの大学ノートが入っていました。ノートを手に取り、パラパラ
とめくりましたが、何も書かれておらず白紙で、メモや、その他用かと思われました。
洗面台の蛇口をひねると、きちんと水が出てきました。コップをゆすぎ、水を汲み、一杯飲ん
でみました。何も変な味はせず、普通の水道水のようでした。
洗面台の上には鏡があり、私は自分の顔を見ました。朝、顔を洗ったときとはまったくの別人
になったような気がしました。
ゆっくりと思い出せば、顔はまったく変わっていないと分かります。しかし、別人になったと
いう感想は変わりませんでした。
ベッドに腰をかけると、一気に疲れが表に出てきました。思い出せば、今日は様々なことがあ
ったのだと、思いました。
シーツをベッドの上に広げ、天井の電気から伸びる紐を三度ひっぱると部屋は暗くなりました。
草履を脱ぎ、足の裏の砂を手で落としてベッドに横たわると、パッドは硬く、ベッドがぎしり
と音を立て沈みました。入り口の扉の窓から光りが洩れていることも無く、森の中とは違う暗
さの中で、私はすぐに眠りにつきました。
231名無し調教中。:2007/08/11(土) 17:27:10 ID:DsgdnHA+
身体をねじると、ぎしりと振動が伝わってくる。身体は目覚めているのに、頭がついてきてい
ない気がする。もう一度身体をひねると、また、ベッドがぎしりと鳴る。
美貴様の朝ご飯を作らなくてはと、ゆっくりと、弱い力でじわじわ目を開ける。白い壁が目に
入り、少し固まり、目を閉じる。少し考えると、館に来たことを思い出した。
ゆっくりと身体を起こすと、窓の外は明るくなり始めているぐらいで、まだ太陽は昇っていな
いように思えた。
立ち上がり、紐を引き電気をつけ、洗面台の前に立つ。蛇口をひねり、冷たい水を手で感じて
いると、少しづつ、頭が覚めていく。
そして、指に強い痛みが走り、一気に目が覚める。
私は奴隷になったのだと、痛みと共に記憶が、頭と身体を佐伯清彦から名無しの奴隷へと更新
していきます。
指を見て、濡れたガーゼを剥がすと、痛みはありましたが血は止まったようで、血と水で濡れ
たガーゼをごみ箱に捨てました。
傷口が開かないように気を使いながら顔を洗い、歯を磨きました。顎に手を当てると、鬚が少
し伸びていることに気づきましたが、剃ることが出来るはずも無く、そのまま残しておくこと
になりました。
その後、草履を履き、することも無く、ベッドのシーツをきれいにするなどのことをしました
が、出来ることはそれぐらいしか見つからず、ドアのノブを一度ひねってみましたが、昨日本
山様が閉められたまま、鍵がかかっており、私はベッドに腰をかけました。
232名無し調教中。:2007/08/11(土) 17:27:41 ID:DsgdnHA+
窓の外を見ると、先程よりかは少し明るくなっているように思えました。昨日、美貴様に聖水
を頂いた朝と同じように朝がやってきていると思いました。
しばらくすると、廊下にカツカツという音が響き始めました。その音は私の部屋に近づいてき
て、私の部屋の前で止まりました。
私はベッドから降りると床に座り、ドアの方向に頭を下げました。
鍵が開けられる音がして、ドアがゆっくりと開かれました。
「おはようございます」
私がそう挨拶をしますと、
「顔をあげなさい」
と本山様の御声が聞こえました。私が顔をあげると、本山様が立たれていました。本山様は今
日は白いシャツと黒いタイトスカートを履かれていて、シャツの胸元を少し開けられ、眼鏡を
かけられたそのお姿は、自然と、女調教師という、どことなく妖しいイメージを持たせるもの
でした。
私の顔を見られると、
「立ちなさい」
とおっしゃられました。私が立ちあがると、本山様は私の身体を上から下まで眺められた後、
私の性器を見つめられました。
「自慰をしなかったか?」
私は頭を下げ、「はい。本山様」と答えました。本山様は顔を上げた私の目をじっと見つめら
れました。私は目をそらせば、本山様は嘘をついたとお思いになると思い、目をそらさぬよう、
しかし、本山様に睨んでいると思われぬように本山様を見つめました。
「来い」
本山様は不意に私から目を離されると、部屋の外へと出ていかれました。私はその後を追い、
外へと出ました。
本山様は私が部屋から出られると、ドアに鍵をされました。改めて鍵を見ると、ドアには二個
の鍵が取り付けられていました。本山様はその二つ、それぞれ違った鍵を使い、鍵をかけられ
ました。
本山様は鍵をかけ終えられると、館の中央の階段に向かって歩き始められました。本山様はそ
のまま一階へと降りられました。
233名無し調教中。:2007/08/11(土) 17:28:13 ID:DsgdnHA+
一階に下り、玄関までまっすぐ歩き、本山様は右に曲がられました。一階の扉は二階の扉ほど
質素ではなく、更にその間隔からしてそれなりの広さのあるお部屋のようでした。
本山様は何個目かの扉を開かれ、中に入られました。その部屋は白藤様のお部屋ほど広く、豪
華ではありませんが、執務室のようでした。多分、本山様のお部屋だと思われました。
本山様は大きな机の椅子に座られ、私に床に座るよう、命じられました。床は、濃い茶のフロ
ーリングで、強い木の匂いを発していました。
「いつもあんな早く起きてたのか?」
「はい、いつも早く起きていました」
「何故?」
本山様は深く椅子に腰掛けられたまま、床に座る私の目を見下されています。
「美貴様にお仕えしていたときに、朝食を作るのは私の仕事でしたので、早く起きるようにし
ておりました」
私が答えますと、本山様は黙られてしまいました。本山様は黙られたまま、私の顔をじっと見
つめられました。目ではなく、顔をぼんやりと見つめられているようでした。私はじっと本山
様のお言葉を待っておりました。
私の足にフローリングの跡がつき始めたとき、本山様が椅子から立ちあがられました。机を回
り、私の目の前に立たれました。私は本山様に深く頭を下げました。
「すべて、忘れなさい。今までの生活に関するすべて」
本山様はいきなりそのようにおっしゃられて、私は思わず、頭を上げてしまいました。本山様
は私の頭を押さえつけ、私の頭は床に押し付けられました。
「すべて忘れなさい」
本山様はもう一度、そのようにおっしゃられました。私はどう言うことだか分からないのに、
返事をするのは失礼かと思い、黙っていました。本山様は私の頭から手を離されると、もう一
度、「忘れなさい」とおっしゃいました。
私は本山様の命を、理解せずに返事をするのは失礼だと思いながら、
「分かりました。本山様」
と、答えました。
234名無し調教中。:2007/08/11(土) 17:28:44 ID:DsgdnHA+
本山様は私が答えると、私に顔をあげるようにおっしゃられました。私が顔を上げると、本山
様は一度、机に戻り、鍵を一本取り出されると、私に渡されました。私はその鍵を頂くと、そ
の鍵を観察しました。
「その鍵はお前の部屋の鍵。二つあるうちの下の鍵だ。首の紐に着けておけ」
私は本山様に命じられたように、鍵を首の紐につけました。余裕を持って紐は結ばれていたの
で、鍵の穴に紐を通し、余っていた部分の紐で鍵と結びつけました。
私が鍵をつけ終え、顔を上げると、本山様はどこからか鞭を取り出されていました。美貴様は
鞭をお使いになることは少なかったので、私は鞭にあまり馴染みはありませんでしたが、本山
様の持たれている鞭は黒い革製のように見え、少ししなってはいるものの、一本の棒のように
見えました。
本山様はその鞭を持たれて、部屋の外へと出ようとなされていました。私は慌ててその後を追
い、部屋を出ました。
235名無し調教中。:2007/08/11(土) 17:29:54 ID:r3t95aHB
「他の奴隷たちを起こしに行く」
本山様は部屋から出られると、そのようにおっしゃられて、降りてきた中央の階段へまた向か
われました。
「お前一人で行動するときは、左右の階段を使え」
私は「分かりました」と頭を下げ、この階段が本来は女王様方の階段であることを理解しました。
本山様は私の部屋がある二階ではなく、更に三階へと上がられました。三階もまた、左右に廊
下が伸びていました。本山様は左に曲がられ、私もその後を追いました。
三階は、二階に比べると、全体的にきれいにされていて、扉の間隔も二階より大きく、部屋の
広さも、二階の部屋より、広いと思われました。
本山様は左の廊下の突き当たりに着かれると、一番端の部屋と思われる部屋の扉の鍵を開けら
れました。
左の廊下の突き当たりには階段があり、中央の階段より、狭く、電気も小さな物で、薄暗く、
奴隷の階段であると思いました。
本山様が鍵を開けられ、扉を開けられました。
「待っていろ」
本山様はそのようにおっしゃられると、その部屋に入って行かれました。その部屋は見るから
に私の部屋よりも広く、そして豪華でした。私の部屋より二倍、もしかすると、三倍ほど広い
部屋で、パソコンなども置かれているようでした。
私のベッドよりも大きく、柔らかそうなベッドにこの部屋の奴隷だと思われる男が眠っていま
した。
本山様は奴隷の脇に立たれると、鞭で軽く、頬を叩かれました。叩かれた奴隷はゆっくりと起
きあがりました。
五十歳ぐらいだと思われる、引き締まった身体をもった奴隷で、首には赤い革の首輪を巻いて
いました。奴隷は本山様に起こされたことを知ると、床に降り、本山様に頭を下げました。
「おはようございます。本山様」
本山様は奴隷の挨拶を聞くと、頷き、御足を差し出されました。その奴隷はその御足に、口付
けをしました。本山様は奴隷がヒールに口を離し、また頭を下げるのを見ると、私の方へ歩い
てこられました。そして、扉を閉じられました。
本山様は私の顔と性器を一瞥されると、しかし何もされずにほかの部屋に向かい歩き始められ
ました。
私は本山様の御足に口付けすることを許されたあの奴隷に嫉妬しているのか、あまりよい気分
ではありませんでしたが、本山様の後を追いました。
236名無し調教中。:2007/08/11(土) 17:30:27 ID:r3t95aHB
三階の部屋の奴隷は首に巻いてある首輪を見ると、この館の奴隷ではなく、また、本山様の扱
いからしてもそれほどハードなことを望まれるような女王様の奴隷では無いように思われまし
た。
三階には、十二室の部屋がありましたが、本山様が扉を開けられたのは、八部屋でした。中に
奴隷がいないのか、それとも、起こす必要が無いのか、それはわからず、訊くことも出来ませ
んでした。
そして、三階の奴隷はすべて、本山様の御足に口付けすることを許されていました。私はその
たびに、気分が悪くなるのを感じながら、本山様の後を追いました。
三階の奴隷をすべて起こし終え、本山様は二階へと、降りられるようでした。私ももちろんつ
いていきました。
「三階の奴隷は女王様の下で普段から仕えることが出来ず、ここで飼われているものがほとん
どだ。しかし、全員が全員そういうわけではなく、日本国で社会的地位のある奴隷の長期滞在
場でもある」
本山様は 三階から二階へ降りる途中突然そのようにおっしゃられました。
だから、本山様の御足に口をつけることを許されたのかと、納得しながらも、まだどこか、気
分は悪いままでした。
「お前は、私の後ろをついて来ればいい」
本山様は私の考えていることを見破られたのか、二階に下りると、振りかえられ、そのように
おっしゃられました。
私は奴隷の身でありながら、名無しの身でありながら、そして、新参の身でありながら、自分
は何を考えていたのかと、自分を恥じました。
本山様は私のそのような考えまで見破られたのか、私をじっと見つめられました。
「本山様。奴隷の身でありながら、行きすぎたことを考えた奴隷に罰をお与えください」
私はそのように嘆願していました。本山様は私の嘆願に、
「床に座り、頭を下げろ、罰を与える」
とおっしゃってくださいました。私はお言葉に従い、床に正座をし、本山様に頭をお下げしま
した。
237名無し調教中。:2007/08/11(土) 17:30:59 ID:r3t95aHB
本山様は私の背中に手に持たれた鞭を置かれました。思っていたよりも、その鞭はひんやりし
ていました。背中に置かれていると、その鞭と、身体が一体化していくような、しかし、一方
では、身体と反発しあっている様に感じました。そして、その鞭がゆっくりと私の身体から離
れていきました。
「鞭をお願いいたします」
私がそのように、お願いすると、本山様は鞭を振り下ろされました。軽く、パシンという音が
して、背中に浅い痛みが走りました。
昨日の夜、本山様に頬を張っていただいた感覚とはまったく違うものでした。手で叩いていた
だいたときは、痛みが深く深く中に入ってくような感覚だったのですが、この痛みは浅くそこ
にとどまり、周りに不規則に広がってはまた、そこへと戻っていくような感覚でした。
「本山様ありがとうございます」
頭を下げ、顔を上げると、本山様が私の顔を見下されていました。私は両手を床につけ、顔だ
けを上げ、床に這いつくばる惨めな姿を本山様に見ていただいていました。
本山様が私の両手をその御足で踏まれました。私はその重み、そして、本山様のお気遣いに感
動しておりました。
「早く舐めろ」
本山様にそう命じられ、私は本山様の御足に口をつけました。本山様の低めの、紫がかった黒
のヒールは、三階の奴隷たちの唾液で濡れていましたが、私はそのようなことは関係無く、む
しろ、その唾液をすべて舐め取るという気持ちで、一心不乱に本山様の御足を舐めさて頂きま
した。
「やめろ」
本山様のお言葉に、名残惜しみながらも、御足から舌を離しました。
「二階の奴隷たちを起こさ無くてはならない」
本山様はそれだけおっしゃられると、私の両手から御足を退けられ、左の廊下へと歩き始めら
れました。
私の両手には本山様のヒールの跡がついていましたが、私はそれを大変うれしく思い、本山様
に隠れて、手で一度、性器を掴みました。
本山様の御足に踏まれた手で、性器に触れている。それだけで、絶頂に達してしまいそうにな
り、射精禁止という本山様の命に反することは出来ないと、一度触れただけで、手を離しまし
た。
238名無し調教中。:2007/08/11(土) 17:31:58 ID:r3t95aHB
二階ではまず、私の部屋を通りすぎ、左の突き当たりに着きました。そこには奴隷用の階段が
あり、更に左に廊下が伸びていました。本山様はその廊下を進まれました。その廊下の突き当
たりでは、また左に廊下が伸びていて、二階はすべての部屋を囲むように廊下が造られている
のだと分かりました。本山様は二階奥、左端の部屋の扉を、二本の鍵を使い開けられました。
三階の奴隷とは違い、扉を開けると、奴隷が扉の前でひれ伏していました。本山様が扉を開け
られると、
「本山様、おはようございます」
と奴隷ははっきりとした声で、言いました。本山様はその奴隷の頭を軽く、乗せるように鞭で
叩かれ、その部屋の扉を閉じました。
本山様は、三階でもそうでしたが、扉の鍵を閉めるということをなさることはありませんでし
た。私は三階と二階での本山様の奴隷に対する扱いについて考えていました。
「お前も、明日からあのように挨拶すること」
と、本山様がおっしゃられました。私は本山様の御足に口をつけられたのは、特別だったのだ
と、うれしく思い、そして、明日からは許されなくなるのだと、悲しく思いました。
私がそのようなことを考えながら本山様の後を追っている間に本山様は次々に二階の奴隷たち
を起こしていかれました。
二階の奴隷は、三階と同じように革などの首輪をしている奴隷もいましたが、中には館の奴隷
であることを示す、ステンレスの首輪をしている奴隷もいました。
私は本山様の後を追いながら奴隷を起こされるのを見ていると、三階と二階だけでなく、二階
の奴隷の中でも、本山様の扱いが奴隷ごとに違うことがわかりました。
叩かれる鞭の強さもありますし、時には御足で奴隷の頭を踏まれることもあれば、蹴り飛ばさ
れることもあります。
しかし、奴隷たちは皆、本山様に深くお礼を申し上げていきます。その顔を見ると、皆、とて
も喜んでいます。私は本山様がすべての奴隷について、それぞれの扱い方なども知られていら
っしゃるのだと思いました。
239名無し調教中。:2007/08/11(土) 17:32:29 ID:r3t95aHB
二階の奴隷たちを起こし終えると、本山様は一階に降りられました。私は一階にも奴隷がいる
のかと思っていましたが、本山様は一階に降りるとまっすぐに玄関へ向かわれました。
玄関を出て、館の裏に回ると、裏庭と思われるほどのスペースが切り開かれていました。周り
を森で囲まれ、少し伸び気味の芝に覆われたその庭は、西館と同じ程度の面積があるようでし
た。
本山様はその庭を歩いて行かれ、私は芝の独特のふわふわとした感触と、足の裏をちくちくと
刺す感触を感じながら、その庭の端に石造の小屋があることに気づきました。そして本山様が
その小屋に向かわれていることが分かりました。
小屋の扉は錆びかけた金属製で、縦につけられた取っ手と扉の脇につけられた取っ手に鎖が巻
かれ、大きな南京錠がかけられていました。本山様はその南京錠を、取り出された鍵を使って
外され、後ろへ下がられました。
「名無し。開けろ」
本山様に命じられ、鎖を取り外し、扉の取っ手に手をかけました。始め腕の力のみで扉を引き
ましたが、扉が開くことは無く、身体全体を使い体重をかけて引くと、ゆっくりと扉が開き始
めました。扉の立て付けが悪いのではなく扉自体が重かったため血からが必要なようで、少し
開いた後、いきなり軽くなるようなことは無く、扉を開けると重いものを動かした後の浮遊感
がありました。
扉を開けると、すぐに階段が現れました。本山様は私が扉を開けると小屋の中に入られ、階段
を降りていかれました。
240名無し調教中。:2007/08/11(土) 17:33:09 ID:eicb3dBQ
階段を降りると、そこには牢屋がありました。石造の小屋や、鉄の扉、小屋に入ってすぐに現
れた階段から想像はしていましたが、少し驚き、緊張しました。
牢屋の中はじめじめしており、暗く、突き当たりに一本のろうそくが立てられていました。し
かし、それはこの地下牢ではそれほど意味が無いように思われました。
そう思った瞬間、強烈な匂いがしました。たんぱく質が腐った匂いだと、直感しました。ここ
の奴隷たちは自慰が許されているのだと思いましたが、ここの奴隷たちをうらやましくは思い
ませんでした。
本山様は鞭を持ちなおされ、柄の方を使って、鉄格子をカラカラと鳴らし始められました。石
造の牢屋で、その音は響き、牢屋の中にいる奴隷たちが起き始める気配がしました。
地下牢にはベッドも無く、中の奴隷たちは一枚のぼろ布をまとって寝ていました。起きあがっ
たその顔を見ると、髭と髪が伸びて、身体も汚れていました。太っているものは一人も無く、
皆、やせていました。目もうつろで、しかし、本山様が前を通られると皆鉄格子にしがみつき、
「本山様」と声を出します。本山様は奴隷たちのその手を普段通りに持ちなおした鞭でパシン、
パシンと叩いて行かれました。
奴隷たちはしばらくは手を引っ込め、さすっていますが、またすぐに本山様が通られると手を
出します。本山様はその手をまた、叩かれていきます。
叩かれてなお、手を出す奴隷たちと、その手を叩いて回る本山様。奴隷たちはただ本山様を求
めることしか出来なくなっており、しかし、本山様はその伸ばした手を叩かれて行かれました。
241名無し調教中。:2007/08/11(土) 17:33:40 ID:eicb3dBQ
伸ばされる手が少なくなったところで、本山様は階段を降りた所に待っていた私の方へと近づ
いて来られました。本山様は私をちらりと見られると、階段を上がって行かれました。私を見
られた本山様の冷たい目に、私はほうけていましたが、本山様が階段を上がりきろうとされて
いることに気づき、急いで本山様のあとを追いました。
本山様は階段を上がったところで待たれていて、私は頭をお下げしました。そして本山様の視
線の先を追い、扉に手をかけました。
その時、地下牢の中から、「本山様」という、小さく哀れな声が聞こえて来ました。振り向き、
本山様を見ると、本山様は「閉めろ」と一言おっしゃられました。
私は鉄製の扉に肩を当て、ゆっくりと押し閉めました。中から声は聞こえなくなり、私は一歩、
後ずさりをしていました。
本山様は鎖をかけ、南京錠をカチリとはめられました。そして本山様は振りかえられることな
く、館へと戻られて行かれました。
途中、本山様がちらりと私の表情を見られて、
「心配しなくても食事はやっている」
とおっしゃられましたが、私はそれとは違う恐怖を覚えていました。
242名無し調教中。:2007/08/11(土) 17:34:21 ID:eicb3dBQ
館へ戻ると、本山様の部屋へと向かいました。本山様は部屋に着くと、椅子に座られて、机の
上の書類を見始められました。私は床に座るように命じられ、部屋の脇に座らせていただきま
した。
あの地下牢の奴隷たちは何だったのだろうかと、私は考えていました。首には様々な首輪が取
りつけられていて、館の奴隷と個人の奴隷がいたことは分かりましたが、彼らが何故、あのよ
うな場所に入れられているのかは分かりませんでした。
そして、私もあそこに入れられる日が来るのかと、そう考えると、期待感はまったくなく、た
だ恐怖のみが私を襲いました。
私がそのようなことを考えていると、
「失礼します」
という声が聞こえ、扉を開けられました。扉から現れられたのは、古典的な、紺の長いメイド
服を着られた女性でした。女性は一度、本山様に向けてお辞儀をされ、私を一瞥されたのち、
廊下に出てお盆を持たれると、部屋の中に入ってこられました。
そのお盆には本山様の朝食が載せられているようで、女性はお盆から大きな浅い皿を一枚と、
カップ、そしてポットを本山様の机の上に置かれました。しかし、私の場所からでは皿の上に
何が乗っているのかは見ることが出来ませんでした。
女性は本山様の朝食を机の上に置き終えると、ポットから、カップへお茶を注がれました。私
はお茶には詳しくないので分かりませんでしたが、部屋に広がるその匂いはいわゆる紅茶の一
種だと思われました。
女性はその後、一度部屋の外へ出て、一枚の皿を持って来られました。そしてそれを本山様の
机に置かれると、ふたたび一礼をして去られました。
243名無し調教中。:2007/08/11(土) 17:34:51 ID:eicb3dBQ
本山様は読まれていた書類を机の脇に置かれると、皿を正面へと動かし、皿の上からサンドイ
ッチを持ち上げ、食べ始められました。
本山様の咀嚼の音が、離れている私のところまで、静かな部屋では聞こえました。私もその音
を聞くと、それまで意識をしていなかったのにも関わらず、急に空腹感を覚えました。
本山様はサンドイッチを食べ終えられると、カップから紅茶を一口飲まれました。
その間、私は本山様を見つめていたのですが、本山様がカップに唇を当てられたまま、いきな
り私に視線を送られたので、私は緊張してしまいしました。
しかし本山様はすぐに私に視線をやることをやめ、脇に置いた書類をまた、眺め始められてし
まいました。
私は空腹を本山様に訴えるべきか、悩んでいました。奴隷の身分で、本山様に意見をするなど
ということが許されるのか。しかし私の空腹感は部屋に広がったパンの匂いに追い立てられ、
耐えられないものになっていました。
「おい」
そんなことを考えていた私に、本山様のお声がかかりました。私は顔を上げ、本山様を見まし
た。すると、本山様は紅茶を一口飲まれて、立ちあがられました。
本山様は机の上の電話を取られると、
「食事を配り始めていいです」
とおっしゃられて、部屋の脇のたんすから、昨日私がされたものと同じような手錠を取り出さ
れました。
そして私に近づいてこられると、私は本山様に頭をお下げしました。本山様は
「後ろ」
とだけおっしゃられ、私は顔を上げ、そしてもう一度頭を下げ、本山様に背を向けました。
両手を後ろに回し、出来るだけ両腕を近づけ、本山様に手錠をしていただく準備をして、「本
山様。手錠をお願いいたします」と言いました。
右手から手錠がはめられ、背中の方からの鎖のきゃりきゃりとした音を聞こえる中、左手にも
手錠がかけられました。私は膝立ちで本山様の方へ身体を直すと、頭をお下げしました。
「そのまま待て」
本山様はそう命じられると、私から離れて行かれました。
244名無し調教中。:2007/08/11(土) 17:35:23 ID:eicb3dBQ
「顔を上げろ」
私が顔を上げると、本山様がメイドの女性が置いていったもう一枚の皿と、ポットを持って立
たれていました。
本山様は私の前に皿を置かれました。皿の中には細かく切り刻まれたパンとレタスが入ってい
ました。本山様はそれにポットから紅茶を注がれました。
皿の中に澄んだ紅色の液体が広がり、パンに染み入り、レタスが徐々に柔らかくなっていきま
した。
「食え」
と、本山様のお許しが出て、私はその朝食を食べ始めました。両腕は後ろに固定されているた
め、本山様は犬食いをしろと命じられているのだと思いました。ゆっくりと口を近づけました
が、紅茶は熱く、舌を伸ばして、紅茶の中に沈んだパンやレタスを引き上げて食べました。
「普通、奴隷の餌は奴隷がいる部屋にメイドたちが運んでいくから、お前たちはそれを食べ
ろ」
本山様はそうおっしゃると、椅子へ戻られました。私は顔を上げ、「わかりました」と答え、
また、餌を食べ始めました。
皿の中のパンとレタスを食べ終え、皿の中には紅茶が残りました。私は本山様が注いで下さっ
た紅茶を残すなど出来ないと、紅茶を飲もうとしました。しかし手が使えないため傾けること
が出来ず、仕方なく、ずずずと吸うことにしました。しかし、本山様はその音を聞くと、
「うるさい」
と一言おっしゃられました。私はどうすればよいか悩みましたが、仕方なく舌を使って少しず
つ舐めることにしました。
しかし、舐めたとしても小さく音が出たため、私は舐めながら本山様の方を見ました。しかし、
本山様は私の方を見ることなく、書類を見られていました。
私取った行動が正しかったということでよかったと思いながらも、本山様に相手にされていな
いように感じ、早く紅茶を飲んでしまおうと必死になって皿を舐めました。
245名無し調教中。:2007/08/11(土) 17:36:02 ID:XIE03F+n
私が紅茶を舐め取り終え、「お食事をありがとうございました」と言うと、本山様
は電話を取られて、メイドの女性を呼ばれました。女性は部屋に入ってこられると私の目の前
から皿、本山様の机の上に置いてあった皿とポットとカップを持って、一度部屋の外へと出て
行かれました。
そして、戻ってこられたその手には、新しいポットとカップがありました。
女性がそのポットとカップを机の上に置かれると、本山様は眺めていらっしゃった書類をその
女性に渡されました。
女性はその書類を受け取られると、ぺらぺらとめくり、いくつかの質問を本山様にされました。
本山様はその質問に答えながら、新しいポットで、また紅茶をカップに注がれました。
女性はいくつかの質問を終えられると、部屋の外へと出ていかれました。
本山様はその後、紅茶を飲まれていましたが、しばらくすると立ち上がられました。
「館の奴隷の仕事を見せてやる」
とおっしゃられ、部屋を出られました。本山様は私が部屋の外へ出ると、玄関へ向かい歩き始
められました。
昨日、暗い中外へ出るのと、今日、明るい中外へ出るのは大変な違いがありました。月と違い、
太陽は容赦無く私を照らし出しました。
それでも、昨日外へ出たことで、外へ出ることに抵抗感は減っていました。
昨日暗い中見た西館でしたが、明るい中で見ると、貧相な外装がより目立つように感じました。
本山様は西館の脇に向かっていました。私は昨日と同じ失態を繰り返してはならないと、本山
様を追いかけました。
昨日、暗かったためか気づきませんでしたが、西館の脇には木の小屋がありました。
246名無し調教中。:2007/08/11(土) 17:36:33 ID:XIE03F+n
本山様がその小屋の前に立たれると、中から一人の奴隷が出てきました。その奴隷は出てきて
本山様に頭を下げると、また小屋の中へと戻っていきました。
そして、その奴隷は小屋の中から人力車を引き、出てきました。その奴隷は人力車の中から黒
い皮製の何かを取り出して、本山様の前にひざまずくと、その持っていたものをささげました。
本山様はその皮製の固まりの中から短い革のベルトに金属製の棒と革の手綱がつけられた轡を
取り出されました。本山様は残りの革のかたまりをささげ持っている奴隷の腕を下げさせられ
ると、奴隷の口に轡をはめ、ベルトを止められました。
奴隷の手の中に残っていた革のかたまりは、大きな皮製の袋でした。本山様がそれを手に取る
と、奴隷は本山様に背を向け、手を後ろに回しました。
本山様は袋の中に奴隷の両手を入れ、袋についていたいくつかのベルトを使い、腕がその袋か
ら出ることの無いように固定されました。
両腕を固定され、轡をはめられた奴隷は、いきなり暴れ出しました。腕の拘束を解こうとする
かのように身体を左右に振りまわし、はねるようにのけぞり、轡をいやがるように身体をひね
りました。そして、鼻息を荒く、首を振りまわしました。
その様子はまさに馬のように見えました。その奴隷は人力車を引くための馬なのだとわかりま
した。本山様は馬をなだめるために、馬の背中を撫でました。二、三度本山様が撫でてやると、
馬は静かになりました。
247名無し調教中。:2007/08/11(土) 17:37:17 ID:XIE03F+n
馬が静かになると、本山様は手綱を引いて、馬車の前に馬を引いていかれました。
馬車から伸びた二本の棒の間に馬を入れ、馬車の中から革のベルトを三本取り出されました。
そのうち二つを馬の肩に一本づつかけ、残った一本のベルトを腰に回し、何回か引っ張り、き
つくはめられました。そして肩にかけられた二本のベルトを腰のベルトに固定されました。
そうして固定された革のベルトは、革のベストのようにも見えました。本山様はそのベルトに
馬車の二本の棒についていた鎖を付けました。
「くぁぁぁふぅぅぶるぅぅぅかぐぁぁぁうわふぅぅぅぅぅぅ」
と本物の馬になったかのように、馬が鳴き、本山様はその馬の肩を軽く叩くと、その馬車に乗
り込まれました。
本山様は馬車に乗り込まれると、座席に置いてあったらしい長い鞭を手に取られて、馬上から
私に
「付いて来い」
とおっしゃられて、長い鞭で馬を打たれました。馬の背中が反りかえり、本山様が手綱を引く
と、ゆっくりと馬が歩き始めました。

二章<中> 終
248名無し調教中。:2007/08/11(土) 17:37:50 ID:XIE03F+n
二章<中>はこれで終わりです。
文章のミスが多々あると思いますが、お許しください。

二章が想像以上に長くなりました。二章はまだ終わりません。
二章<下>は<中>の半分ぐらいの量になると思います。

皆様、楽しみにして頂いて、本当にうれしいです。
二章<下>はできる限り早くしたいですが、いつになるかは分かりません。


>>212 男です。残念ながら。
249名無し調教中。:2007/08/11(土) 17:38:43 ID:XIE03F+n
>>248

>>212 → >>211

ですね。
250名無し調教中。:2007/08/11(土) 21:28:41 ID:jPYCq6m+
一気に読みました。次も楽しみにしています!
251名無し調教中。:2007/08/12(日) 02:30:11 ID:J5WbQLij
おお すばらしい。
252名無し調教中。:2007/08/15(水) 00:14:08 ID:siFLpCYA
いい!!!!
253211:2007/08/16(木) 01:38:59 ID:8zaQ6iC0
>>作者殿
おつかれさまです。この辺りの日常描写は長編を書く上で労力を要するところですよね、、
本山様はまだまだ計り知れない謎と魅力を隠されていますね。エキセントリックな彼女の行動が
今後もさらに楽しみです。

男性がSM小説を書くと感情の動きに重きをおいてしまいがち、なのですが、
物語の背景・舞台をゆっくりと丁寧に描写するあたり、勝手に女性らしさを感じてしまった訳です。
(まあ女性作家だと読む悦びも倍増するのは確かですが・・)
とにかく続き、期待してます。ゆっくりでいいので頑張って下さい。
254名無し調教中。:2007/08/16(木) 11:33:31 ID:0cb/irIq
ガンガレ!!名作家
255名無し調教中。:2007/08/20(月) 21:53:34 ID:YJFSZ4RB
.A
256名無し調教中。:2007/08/25(土) 19:44:44 ID:R7Hhbstm
期待あげ
257名無し調教中。:2007/08/25(土) 20:17:45 ID:FV9gzkv0
期待して待つほどの内容でもない
258名無し調教中。:2007/08/26(日) 01:44:26 ID:83vwXCv0
もうやめちゃったのか?
259名無し調教中。:2007/08/26(日) 12:15:02 ID:Danv+iMA
まああわてるな
月単位で待て
260名無し調教中。:2007/08/26(日) 19:10:47 ID:EAuh56Gf
上げちゃうと変なのが寄ってくるから、sage保守でいこう。
261名無し調教中。:2007/08/27(月) 02:15:01 ID:f7y1hbap
>>258
前の方で、今後のペース予定も書いてたし
「希望があるようなので男狩りも付け足して書きたい」
というようなこと書いてたじゃん。

まぁこれだけ世界観しっかりしてれば他の奴が
男狩りシーン書いてもなかなかのものになりそうだと思うが。
262名無し調教中。:2007/08/27(月) 18:34:57 ID:MaTlRiX2
サイドストーリーだれかが書くのはいいけれど、
まだ本編が途中のうちに出しゃばって割り込むような無粋な真似だけは止めような
263名無し調教中。:2007/09/03(月) 01:23:25 ID:6ls7k5Jk
ついにおわたな
264名無し調教中。:2007/09/03(月) 02:56:40 ID:qWjx4L2Y
まああわてるな
月単位で待て
265名無し調教中。:2007/09/04(火) 14:15:07 ID:XwML7+V7
戦後から現在まで ���
得た物= 女権(少年犯罪,少子化,さげまん )(家族崩壊)��
失った物=(女の思いやり)(女の道徳,女らしさ)(子供の教育)(夫,男の人権)(あげまん)�
福島瑞穂に無いもの=(女の思いやり)(女の道徳,女らしさ)(子供の教育)(夫,男の人権)(あげまん)
�(日本の将来を考える能力)�
福島瑞穂に有るもの=�女権(少年犯罪,少子化,さげまん )(家族崩壊)(日本の将来を破滅させる能力)�
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%C3%CB%BD%F7%B6%A6%C6%B1%BB%B2%B2%E8%A1%A1%B2%C8%C2%B2%CA%F8%B2%F5&fr=top&tid=top&ei=euc-jp&search.x=24&search.y=14
しかし あの 辻本 あいつは悪態,不満をぶちまけるだけの 何の役にもたたん�
攻撃のみの 国会議員やなぁ �お前 辻本は日本人か お前は北朝鮮にでも行って 
向こうで悪態,不満でも�ぶちまけろ �
おい!総理大臣日本のドンさん このように馬鹿女どもが 好き勝手な事して�言いたいやりたい
放題でなめられ!いっその事女権自体を消滅されると良いのでは�ないか女には一切人権は与えないと
言うのはどうだ!女に人権与えるとろくな事にならぬそれこそ日本に取って日本を潰しかねないぞ!�
266名無し調教中。:2007/09/04(火) 17:34:38 ID:L9d0QNPi
267名無し調教中。:2007/09/09(日) 04:07:32 ID:WxhlmExM
ここも二月ぶりに更新されて話が展開し始めた。
ttp://kenkatojp.blog89.fc2.com/
268名無し調教中。:2007/09/14(金) 04:22:56 ID:KvawSRvX
2章の中がアップされて1ヵ月経った。
だからというわけでもないが、と前置きを入れて、

この話、実を言うとかなり似たのを以前雑誌で読んだことがある。
連載物で、2章までが前編だった。残り中編と後編があるというような
告知があったが、中編が載るはずの号には載ってなく、
実をいうとその号で雑誌が休刊となってしまい、
中編、後半は日の目を見なかったという次第。
原稿料を払いたくなくて載せなかったのかもしれないね。
休刊が決まってるなら中編、後編を一気に載せるという手もあったはずだし。

これがあのときの作者さんなら、実に中編、後編が気になって仕方ないので、
早く続きを読みたい、というのが本音。

というわけで、続き、まぁだぁ〜!
269名無し調教中。:2007/09/14(金) 04:41:40 ID:r0tbNRAg
ということは、それをほぼうつしてて
もう続きのネタがなくて続けられないということもかんがえられるわけか

てか>>268って本当か
270名無し調教中。:2007/09/14(金) 07:34:29 ID:uXaFb4s+
スレイブ通信とかそういうのか…
どんな素性にしろここに書き込みしてくれるだけでありがたいよ。
271名無し調教中。:2007/09/16(日) 21:17:38 ID:sAHhnrnH
あの…自分小説家目指してるんですが書いていいですか?
これでも高校大学と入賞したんで文章力には自信があります
272名無し調教中。:2007/09/16(日) 21:33:48 ID:fWchD9hL
書いてくれ
273名無し調教中。:2007/09/16(日) 21:52:09 ID:ay0AAEF9
>>271
女権帝国に関連するような内容だったらいいけど・・長いですか?
他の人の小説がまだ中途なんで、あまり長いのは遠慮してくれる?
274名無し調教中。:2007/09/16(日) 21:59:46 ID:fWchD9hL
>>273
死ね
一ヶ月以上書き込んでないのにどこが中途だ
275名無し調教中。:2007/09/16(日) 22:11:28 ID:ay0AAEF9
は・・?
一ヶ月以上?って・・中途は中途だろうが
そんなに読みたきゃおまえが別スレ立ててそこに投稿してもらえ。
276名無し調教中。:2007/09/16(日) 22:18:42 ID:ay0AAEF9
ていうか、自分で判断しろw>>271
そこまで自信があって、スレ趣旨からズレてないんならね・・。

死ねとか言ってる低能ばっかりじゃないし、いい読み物なら皆納得するだろ
277名無し調教中。:2007/09/16(日) 22:38:53 ID:n8O1I18x
スレ住民に伺いをたてた時点で大丈夫。
頑張って271!
278名無し調教中。:2007/09/17(月) 01:45:59 ID:gQKv8MCd
まあ別に他の人が中断してるからって個人の独占スレじゃないわけだし
SSのスレなんて複数の執筆人が交互に連載してるのも普通だしな
ID:ay0AAEF9の反応はちょっと過剰な気がする
>>274が良識を欠いた挑発をしなければ、そうはならなかったのかもしれないが
279名無し調教中。:2007/09/17(月) 02:22:07 ID:DpKvoge0
まるで俺が煽られたみたいな解説はやめてくれる?
複数のが交互に連載されてるスレなんて最近はあんまり見ないなあ、
ほとんどのスレが尻切れとんぼの繰り返しがじゃないだろうか。

長編じゃなくってスレ趣旨に沿ってりゃあ問題ないって何度も言ってるだろ
中断中のものがあるって解った上で載せるんなら。さわりだけでも載せてみてよ>>271
280名無し調教中。:2007/09/17(月) 03:26:31 ID:qbil4Hhz
まぁ、>>271の書いた内容が、ある程度よければ
ここの住民の態度コロッと変わると思うよw
281名無し調教中。:2007/09/18(火) 11:10:24 ID:A9NMs9z0
俺もたまにSS書いて載せたりしてるから書く人の大変さとか気持ち分かるし
>>150氏の小説の近頃見ない質の高さも分かる。
また途中で割り込んで書かれるとやる気が失せたり続けにくくなったりするもんだ。
それよりも
この程度の反応で以後レスが無いってことは>>271さん・・・

堂々と気楽に書いてみてほしい。お願いします。
282名無し調教中。:2007/09/18(火) 20:22:57 ID:Ao32jBgZ
とりあえず271は頑張って書いてみなさい。応援してるから
283名無し調教中。:2007/09/19(水) 01:12:51 ID:9zYeipRk
こんだけぎょうぎょうしく煽ったら
かなり書きにくいだろうなぁ

>中断中のものがあるって解った上で載せるんなら。
>また途中で割り込んで書かれるとやる気が失せたり続けにくくなったりするもんだ。

参入者に対してかなり脅迫めいてるしねぇ

こういうことするとまともな作品がきても煽りが入ったりするし
逆に中断中の方にも中傷が入ったりと
決していい結果は生まないだろうになぁ

こういう読者のエゴが目だつSSスレって続かないもんだよ
284名無し調教中。:2007/09/19(水) 01:23:51 ID:voCGADes
ていうか、単に待ちくたびれた奴がちょっかいかけてるだけだろう

271の高校大学入賞なんて子供じみてて、普通なら書かない

あるいは書き手本人が保守を兼ねてあそんでるか。
285名無し調教中。:2007/09/19(水) 08:31:44 ID:DiwGQIk8
>>283
煽る、っていうのはお前の書き込みの事ヲ言うんだよ。。
言葉の意味を知らないならおしえてやろうかー?
286名無し調教中。:2007/09/19(水) 16:52:25 ID:oLJRt6i7
二章<下>行きます。
287名無し調教中。:2007/09/19(水) 16:53:13 ID:oLJRt6i7
馬は右の腿を高く上げ、前に踏み出し、左の腿を上げ、前に踏み出して行きます。ただ馬車を
引っ張るだけならば、そのような歩き方は無意味で、むしろ効率の悪い物ですが、馬が馬らし
くなるためには素晴らしい効果を持っていると思われました。
馬の肩には、本山様が持っている長い鞭の傷跡と思われるものがあり、その歩き方をしこむた
めに、馬は何度も叩かれながら調教されたのだと思います。その馬は、その馬らしい歩き方で、
本山様を乗せ、歩いて行きました。
馬は人として生まれながら、馬になっていました。馬として生まれるべき存在だったのかもし
れません。馬は性器をぐっと前に突き出すように、勃起させているのでしょう。喜びを感じて
いるのです。
そこまで考えて、私はその考えが違っているのでは、とも思いました。私の目の前で、轡でふ
さがれた口の間から、必死に空気を吸い、ただ本山様を乗せているということだけに喜びを感
じ、本山様をお運びするということだけを目標に足を進めている馬は、人であり、人が馬にな
った生物であるからこそ、本山様の乗せることに喜びを感じ、本山様をお運びするということ
のみを目的に生きることが出来るのだと、そう考え直しました。
288名無し調教中。:2007/09/19(水) 16:54:00 ID:oLJRt6i7
本館の前のロータリーに着き、駐車スペースとはまた違う、馬車を止めるために作られたらし
き場所に馬車が着くと、本山様が手綱をくいっと引かれました。
馬が止まると、本山様は馬車を降りられ、馬を馬車から外し、館の脇に作られていた西館より
大きな馬小屋に引いて行かれました。
小屋の中には本山様が使われた馬以外に、二頭の馬がいました。馬の腕はもうすでに後ろ手に
固定されていたので、本山様以外の方が、この奴隷たちを馬にしたのだと思いました。
馬小屋の中は本当の馬小屋のように作られていました。木製の柵で馬達の枠はしきられ、床に
は藁が敷き詰められていました。馬達は本山様が入ってこられると興奮した様子で、枠の中で
歩き回ったり、いなないたりしていました。
本山様は馬車につないでいた馬を空いていた枠の中に入れられて、手綱をとりはずされました。
馬小屋から出られると、本山様は本館の中に入られて、玄関ホールを見まわされました。
玄関ホールには何匹かの奴隷が掃除をしている姿が見え、それを、本山様と同様にスーツを着
られた女性が監視されていました。
289名無し調教中。:2007/09/19(水) 16:54:36 ID:oLJRt6i7
女性は本山様よりも背が高く、身体そのものも、がっしりとされていました。お顔立ちや、少
し着崩されたスーツによるものでしょうが、静かで、どちらかといえば地味な本山様に比べる
と、その女性に対して、活発で派手な女性であるというイメージを私は持ちました。
本山様がその女性に近づかれると、その女性は気づかれて、
「集まりなさい」
と奴隷たちに命令されました。
奴隷たちは手に持っていた雑巾やほうきをバケツに戻したり、壁に立てかけたりすると、女性
の足元に座りました。
本山様は奴隷たちが床に正座したのを見ると、その女性に話しかけられました。
「おはようございます。どうですか?」
「おはよう。今のところは問題は無いよ」
女性は本山様にそう答えられました。
本山様とその女性はしばらく今日しなくてはならない、奴隷たちにさせなくてはならないこと
について、話されていました。本山様が敬語を使われていたので、その女性は本山様よりも偉
い方かと思いましたが、話を聞いていると、本山様の方が上司に当たることが分かり、それと
同時にその女性が高橋様というお名前であることが分かりました。
しばらくすると、
「では、よろしくお願いします」
と、本山様が話を切り上げられ、高橋様は本山様に軽く頭を下げられて、奴隷を掃除の仕事に
戻されました。
本山様はその様子を見られた後、玄関ホールを奥に進まれて、その奥の部屋に入られました。
290名無し調教中。:2007/09/19(水) 16:55:13 ID:oLJRt6i7
その奥の部屋にはたくさんの椅子やテーブルが置かれており、床には高級そうなカーペットが
敷かれていて、私はその部屋を談話室だと思いました。そして、実際に二人の女性がその部屋
で話をされていました。
二人の女性のうち、一人の方は黒いスカートとオレンジのシャツを着られていて、革の大きな
椅子に座られながら奴隷に肩や足を揉ませておられました。手には短い鞭を持たれていて、そ
の脇に正座している奴隷の性器をその鞭で弄びながらもう一人の女性と話されていました。
女性にマッサージをさせていただいている奴隷の首にはステンレスの首輪が、性器を弄んで頂
いている奴隷の首には青い革の首輪が巻かれていました。
もう一人の女性はその豊満なお身体を、黒い革のように思える素材の、いわゆるボンデージフ
ァッションと思われる服で包まれていました。そして、その女性は椅子の上に直接ではなく、
椅子の上に座った奴隷の上に座られていました。奴隷はその腿に女性のお尻を乗せていただい
て、苦しそうな表情を浮かべながらも、その女性のお身体を受け止めていました。
また、その女性は、足を片方づつ奴隷に舐めさせていました。舐めている奴隷は床に正座し、
指が沈みこむほどの太くむっちりとした女性のふくらはぎを大事そうに両手で抱え、その指先
や甲、そして裏をねっとりと舐めていました。
291名無し調教中。:2007/09/19(水) 16:55:58 ID:5B9AHkUd
本山様は女性たちに近づくと、挨拶を交わされました。
本山様はその二人の女性に敬語を使われて、その女性方はそれを当然のように受け止められて
いて、白藤様が語られていた、ここは女性の国であり、管理者はその管理を行なっている。と
いうことを思い出しましたが、本山様が下の立場に立たれているような状況に、私は不快感を
覚えていました。
そう思いながら、女性と本山様の会話を聞くと、普通の服装をされている女性は、すでに何日
か館に滞在されていた様子で、青い首輪の奴隷と共に今日帰られる予定。革の服を着られてい
る方は、今日到着されて、これからこの館で何日か過ごされる予定であるということを、館の
奴隷のマッサージについて評価されながら話されていました。
私は女性の方や足をマッサージさせていただいている奴隷たちの首輪に紫のタグが、足を舐め
させていただいている奴隷の首輪には青いタグがついていることに気づきました。そして、そ
の中には、紫と青、両方のタグがついているもの、黄色のタグをつけているものもいることに
も気づきました。
本山様は女性方となにか話されていましたが、私がタグの色について悩んでいる間に、挨拶を
されて、その場を離れて行かれました。私はそのことに気づくと、二人の女性方に頭を下げ、
本山様の跡を追いました。
292名無し調教中。:2007/09/19(水) 16:57:07 ID:5B9AHkUd
「本山様」
廊下に出て、本山様に追いついたところで、私は本山様に先ほどの疑問について、訊いてみるこ
とにしました。
本山様は立ち止まられて振り向かれ、「なんだ」といわんばかりに私の目を見られました。私
はタグの色などという小さなことで本山様に言葉をかけてしまったことを後悔しましたが、本
山様の足を止めた以上、言葉を続けるしかないと、疑問を口にしました。
「あの女性方に仕えていたものの首輪に紫のタグや青いタグがついていたりしたのですが、あ
れは何でしょうか?」
私が言いきると、本山様は少し何かを考えられ、そして「ついて来い」とおっしゃられて、歩
き始められました。
廊下を進み、本山様が足を止められ、目的地であったらしき扉の前につくと、本山様はその扉
を開けました。
その扉の中はトイレでした。
大きな鏡と洗面台があり、右側と左側に一つづつ個室があり、その奥には、個室にも何にもな
っていない場所に、和式の大便器が置かれていました。
私が入ることをためらっていると、本山様が「入って来い」とおっしゃられ、私は意を決し、
中へ入りました。私が中に入ってきたことを見ると本山様は右側の個室を開けられ、私にその
中を見るように指示されました。
個室の中には奴隷が一匹いました。大きく股を開き、性器と排泄用の穴をその便器を使用する
方に見せるように、足を個室の壁に取り付けられた金具に固定されていました。性器には半透
明のチューブが取りつけられていました。大きく開いた足には、その奴隷の手も一緒に括り付
けられて、奴隷は股を開き、手を固定された状態で床に寝ていました。そしてその口には強制
的に開かせる金具が取りつけられていて、奴隷の口を常時大きく開けさせていました。その開
かれた口の上には透明な漏斗が置かれていて、奴隷の性器に取り付けられたチューブがその漏
斗の端に、横向きに取りつけられていました。
漏斗そのものは壁に取り付けられている様子で、便器を使用される方が座れられても、不安定
になることが無いようになっていました。
そして、その奴隷の首輪には赤いタグが取りつけられていました。
293名無し調教中。:2007/09/19(水) 16:57:44 ID:5B9AHkUd
「タグはその奴隷の使用可能な方法を表している」
私がその奴隷の様子に目を奪われていると本山様は口を開かれました。
「先ほど見た、紫はマッサージが出来る。青は延々と舐めることが出来る。そして、赤は排泄
可能ということだ」
「タグはそれだけですか?」
私があの部屋に黄色いタグの奴隷がいたことを思い出し、つい口を挟んしまうと、本山様は振
り向かれて睨まれましたが、
「他にも色はある」
と答えてくださいました。
私がその奴隷をしばらく見ていると、本山様がいきなりその奴隷の排泄用の穴をヒールの先で
突つかれました。
私は本山様は何をされているのだろうと思いましたが、奴隷の反応によってその理由を知るこ
とが出来ました。
本山様に穴をつつかれた奴隷はしばらくすると、身体をぶるっと振るわせ、尿を排泄し始めま
した。
性器から排泄された尿は性器に取り付けられたチューブを通っていき、チューブの中には黄色
い尿が勢いよく通り、そしてその黄色い尿はチューブの末端が取りつけられている漏斗にたど
り着き、チューブから勢いよく吹き出し、漏斗を洗うようにその表面を回りながら奴隷の口に
落ちていきました。
294名無し調教中。:2007/09/19(水) 16:58:29 ID:5B9AHkUd
私が奴隷による尿洗便器に驚いていると、本山様はその個室の壁に取り付けられていたボタン
を押されました。すると背後で音がして、私は驚いて後ろを見ました。背後にあったもう一つ
の個室の扉が開いた音のようでした。中から出てきた奴隷は手を縛られていましたが、足を縛
られている様子は無く、しかし、膝立ちで本山様のもとに歩いてきました。
その奴隷の首輪には青いタグと赤いタグが取りつけられていて、女性方が排泄を済ませた後に
清めさせていただく奴隷なのだと思いました。
奴隷の性器には性器を覆うように黒い筒がついていて、その筒は紐によって性器に固定されて
いました。私はその黒い筒が気になり、何だろうと考えていましたが、その奴隷が本山様の下
に行く通り道に自分がいると気づき脇に退いたときに、その黒い筒が音を立てて振動している
こと、そして、奴隷の足首が固定されていて、その足枷には、クラシックな鉄球が取りつけら
れていることに気づきました。
黒い筒の振動する音は非常に大きく、奴隷の顔は歪んでいて、しかし、その鉄球を引きずりな
がら必死に本山様の下へと行こうとする様は、奴隷の姿として素晴らしいものでした。
本山様はその奴隷が本山様の下まで行くと、壁のボタンを離されました。そして、黒い筒の振
動音が止み、奴隷がはぁはぁと息を荒くしているのを見られると、手をその奴隷の顔に押し付
けられました。奴隷は私のもとまで聞こえるほど、ぴちゃぴちゃと大きな音を立て本山様の手
をなめていました。
私のもとまで聞こえてくる音が水っぽくなってきたところで、本山様は手を上げられ、壁のボ
タンを押されました。
奴隷は「うっ」と一度声を上げ、身体を曲げたものの、その後すぐに自分の個室へと鉄球を引
きずりながら戻って行きました。
奴隷が戻っていく途中で、本山様はトイレから出ていかれました。

その後、本山様は本館の他の部屋を回られて、泊まっておられる女性方に挨拶をされたり、与
えられた仕事をしている奴隷たちを見て回られたり、おそらく『管理者』である方々と何か話
をされたりしていました。
私はその後ろについて回り、本館の仕事を見学させていただきました。
295名無し調教中。:2007/09/19(水) 16:59:09 ID:5B9AHkUd
本館の見回りが終わると本山様は本館一階の部屋に向かわれました。その部屋は今まで見回っ
た他の部屋よりも広く作られていて、何個ものテーブルと、椅子が並べられていました。本山様が
その部屋に入ると、入り口の脇に立っていたメイド様が本山様の前を歩かれ、本山様を奥のテ
ーブルへ案内されました。
本山様が座られると、メイド様は「すぐにお持ちします」と、その部屋から出ていかれました。
本山様は昼食を取られるおつもりで、ここは食事の場所なのだと理解しました。
本山様は私がテーブルの前に立っていることに気づくと、手を上げられ、私に近くに来るよう
に指示されました。私が本山様の横まで行くと、本山様は手を下に下げる動作をされました。
私は「座れ」という指示だと思い、本山様の隣に座りました。
本山様は、私が横に座ると、私のことを横目で見られていました。私は性器の周辺があさまし
くも興奮した証である液体にまみれていることを恥ずかしく思いながら、本山様の視線に耐え
ていました。しかし、その際、本山様に見ていただくことに興奮していたのも事実でした。
296名無し調教中。:2007/09/19(水) 16:59:54 ID:d8n0hdN0
そして、私が本山様の視線により、新たにあさましい液をあふれさせようとしていたとき、本
山様に席を案内されたメイド様が帰ってこられました。
メイド様は手には何ももっておられませんでしたが、その後ろに二匹の奴隷が大きな盆を持っ
てついてきていました。メイド様はその奴隷たちがその盆をテーブルに置くと、盆から料理を
本山様の前に並べていかれました。
本山様は料理がテーブルに載せられると数多く乗せられた皿の中から、二枚の皿を指し示され
ました。メイド様は、盆の端に載っていた犬用と思われる大きな皿に、その二枚の皿の中に入
っていたものを入れ、余っていたスプーンでぐちゃぐちゃとかき混ぜられて、私の目の前に微
笑みながら差し出してくださいました。
私はメイド様に頭を下げ、本山様を見上げました。本山様は頷かれ、私は与えられた餌に顔を
近づけ、食べ始めました。
二枚の皿のうち、片方はスープ系で、もう片方は米系の料理だったのだと、ぐちゃぐちゃには
なっていましたが、分かりました。その二つが混ぜられたものを食べて終えると、本山様はも
う食べ終えられていた様子で、私が食べ終えるのを待って頂いていました。
食べ終えると、口の周りがべとべとになっていたため、肩でぬぐおうとしていると、本山様か
ら口を拭いていただきました。
297名無し調教中。:2007/09/19(水) 17:00:25 ID:d8n0hdN0
食事を終え、お茶を二杯ほど飲まれた後、本山様は「部屋に戻る」とおっしゃられました。
本館の外に出られて、そのまま西館に向かおうとされる本山様に、今朝のように馬車に乗られ
て帰られると思っていた私は驚きました。
そんな私の驚きなど、本山様が知られるはずも無く、本山様は西館に向かい歩かれて行かれま
した。
昨晩、通った道でしたが、夜と昼では雰囲気は別のものになっていました。
同じような砂利道で、同じように砂利が草履の中に入ってきましたが、不快に思うことはあっ
ても、昨晩のように今すぐにでも砂利を取り出したいというほどに思うことはありませんでし
た。
そのようにして、西館への道を歩いていくと、道の向こうから、一人の女性が一匹の奴隷を連
れて歩いてこられるのが見えました。その女性が連れておられる赤い革の首輪を巻いた奴隷は、
西館三階に住み、今朝一番に本山様の御足に口をつけることを許された奴隷でしたので、私は
嫉妬とともにその奴隷のことを覚えていました。
その女性はデニムパンツに、半袖のティーシャツを着られて、奴隷の首輪につながったリード
を持って歩いておられました。
本山様とその女性は近づくと、お互いに頭を軽く下げられ、そのまますれ違われました。私は
どうすればよいのかと悩みましたが、結局は女性に深く頭を下げ、奴隷にも軽く頭を下げると
いう行動を取り、相手の奴隷も私に対し、軽く頭を下げてきました。
298名無し調教中。:2007/09/19(水) 17:01:01 ID:d8n0hdN0
その女性が見えなくなり、西館前の芝生になっているところで本山様は立ち止まられて、振り
かえられました。
「さっきお前何をした?」
いきなり振りかえられた本山様にそのように問われ、私は少しおびえながら、
「女性の方には深く頭を下げさせていただき、あとの、その……」
「奴隷」
「奴隷の方には軽く頭を下げさせていただきました」
本山様は怯えながらそう言った私をしばらく見つめられ、
「まぁ、それでいい」
とおっしゃられ、私は安心しました。
「ただ、一匹で女性とすれ違ったときはどうする?」
と本山様はまた、私に訊かれました。私は考えたのち、
「同じようにするのではいけないでしょうか?」
と答えました。本山様は表情を少し厳しくされて、
「奴隷が一匹で女性とすれ違う場合は道の脇、室内のときは廊下の出来るだけ端によって、座
って頭を下げなさい」
本山様は、私が「わかりました」と答えると、西館の中に入られて行かれました。
299名無し調教中。:2007/09/19(水) 17:01:46 ID:d8n0hdN0
本山様のお部屋につくと、本山様は私の手錠を外してくださいました。私は手錠を外され、何
をしてよいか分からず、本山様は何も言わずに椅子に座られたため、そのまま、入り口の扉の
横に立っていました。
本山様は朝のように机に置かれた書類に目を通されていて、私は黙ってそれを見つめていまし
た。
部屋に本山様の書類をめくられる音のみが響き、私は本山様に何をすればよいか訊くことが出
来ずに時間が過ぎていきました。
私がそのようにためらっていると、本山様は机の端に置かれていたノートパソコンを手元に寄
せて、その操作を始められてしまいました。
私は本山様がパソコンを操作し始められてから少し時間がたち、ふと顔をあげられた瞬間に意
を決し、声を出しました。
「あの、私は……何を」
私がかすれた声を出すと、宙を見られていた本山様は私を見られて、私がいることにその瞬間
始めて気がついたという風に「あぁ」と声を出されて、
「座りなさい」
と命じられました。
私は命じられたまま、床に座りこみましたが、本山様が何かを考えられながら、私の方を見ら
れていたため、緊張は解けませんでした。
私の方を見られる本山様のお顔は、私が本山様にお会いしてから、今まで、見たことの無いも
ので、気が抜けたような、何かを漠然と考えられている表情で、本山様のかけられた眼鏡の、
その奥の一部を見れたような気がいたしました。
そして、しばらくして、本山様はパソコンに目を移されることにより、ようやく私の緊張は解
けることになりました。
300名無し調教中。:2007/09/19(水) 17:02:25 ID:d8n0hdN0
パソコンに眼を移された本山様はそれ以降、集中を解かれることなく、キーボードを打たれて
いました。
本山様が何か文章を作成され始めたことで、私の緊張は解けたものの、また、存在しないもの
のように扱われていることは、いい気分であるとは言えませんでした。
そのように考えていると、突然、今自分が裸であることが思い返され、恥ずかしくなり、つい
性器を隠してしまいました。本山様はパソコンで文章を作ることに集中されていて、私の方を
見ていないと思っていても、恥ずかしく、しかし、性器は正直に起ち上がっていました。
私は今まで、毎日多くの射精を許されていたため、昨日、今日と、二日も経っていないにもか
かわらず、射精したくてたまらなくなっていました。
それから私は射精してはならないと、両手を膝の上におき、別のことを考えようとしました。
しかし、何時の間にか、頭は射精のことばかりを考えていました。
射精のことばかりを考えると、自然と性器は立ち上がり、先端からは液が溢れてくるので、な
んとかそれを収めようと本山様から射精禁止だと言われたことを思い返したのですが、それは
逆効果となり、頭には本山様の凛として立たれているお姿が頭の中に浮かび、私の性器は液を
あふれさせ、自然と腰が浮いてしまいました。
「おい」
そんな、妄想の世界に入ってしまっていた私に、本山様のお声がかかり、私ははっとして顔を
上げました。
「何をしている?」
「いっいえ、何も……」
私は本山様の妄想で、射精しようとしていたことなど言えずにそのまま黙ってしまいました。
「本当に?」という本山様のお言葉にも、「はい……」と答えることが精一杯で、激しい後悔
の念が私を襲いました。
本山様は私の様子を見られて、何を考えられたのかは分かりませんが、いつのまにかパソコン
に向かわれていました。
301名無し調教中。:2007/09/19(水) 17:03:17 ID:IOvgnjdS
次に本山様が顔を上げられたとき、窓の外は暗くなり始めていました。
本山様は電話を取られ、夕食の準備をするようにメイド様に命じられたようでした。
しばらくすると、今朝と同じメイド様が部屋の中に入ってこられました。大きなお盆を持たれ、
料理を本山様の前に置かれて、私の前にも料理が置かれました。
私の目の前には三枚の皿が置かれていました。ステーキと、ご飯、スープがそれぞれの皿に入
っていました。昼のようにそれぞれが混ぜられることも無く、手も拘束されていませんでした
が、スプーンやフォーク、箸のようなものは無く、私は本山様の許可を得て、手掴みでその餌
を食べ始めました。
食べていると、犬食いよりも、惨めな気持ちになっていきました。犬食いのときは、犬を演じ
ているような、そういう気分になりながら食べていたのですが、目の前で本山様がフォークと
ナイフを使って上品に食べておられるのに、自分は肉を両手で掴み、歯を使い、引き千切るよ
うに食べているということが、その惨めな気持ちを大きくしていきました。
その上、自分は裸で、本山様は服を着ておられるということも大きく私の精神を大きく揺さぶ
りをかけてきました。
その瞬間まで、少しづつ本山様との距離が縮んでいた気がしていたのですが、その瞬間、本山
様は女性であり、自分は奴隷であるという決定的な身分の違いが、私の中に決定的に刻まれま
した。
302名無し調教中。:2007/09/19(水) 17:03:51 ID:IOvgnjdS
夕食を食べ終え、手と口を拭くように、と口を拭かれたナプキンを私に与えてくださり、本山
様はしばらく、お茶を楽しまれていました。そしてメイド様から何か書類を受け取られ、その
書類を眺められながら、時折ペンで何かを書き込んでおられました。
その書類を全部見終えられると、立ちあがられ、どこかへ行かれるようでした。
部屋を出ると、左に曲がられて、廊下を進まれました。玄関前を過ぎ、更に奥に進まれ、何個
目かの扉を開けて中に入られました。
その部屋は薄暗く、しかし、大きな部屋であるようでした。中には四人の女性とそれよりも多
くの何匹かの奴隷がいました。女性は皆『管理者』の方であるようで、中には高橋様もいらっ
しゃいました。
本山様が中に入られると、女性方は軽く頭を下げられました。
そしてその場にいる奴隷は皆後ろ手に手錠をして頂いていて、正座をしてならんでいました。
私もその列に並んだ方がいいのかと考えましたが、本山様がそれを制されました。
それでは私はどうすればよいのかと思いましたが、本山様が私の肩を引いてくださり、本山様
の後ろに立っているように命じられました。
女性方は本山様が来るのを待たれていた様子で、本山様が来られると、部屋の端に置かれてい
た棚から、四本の鞭と、何枚かの紙が挟まれたクリップボード、そして蝋燭台と蝋燭を取り出
されて、鞭を皆様に、クリップボードと蝋燭台を本山様に配られました。
配られた鞭は革紐を丁寧に編みこんで作られたものの様で、薄暗い部屋の中、妖しく光ってい
ました。
本山様は蝋燭に火を付けられ、それを使ってクリップボードに書かれたものを見られていまし
た。その間、他の女性方は並んでいた奴隷たちのうちの一番左端に並んでいた奴隷を立たせ、
部屋の中心に引っ張って行かれ、後ろ手錠を一度外した上で、もう一度前で手錠をし、天井か
ら伸びていた鎖に奴隷を吊るされました。その高さは両膝が床に着くほどで、奴隷は吊るされ、
回りに立たれた女性方を見上げまわしていました。
303名無し調教中。:2007/09/19(水) 17:04:26 ID:IOvgnjdS
本山様は奴隷の吊るしが終わると、その前に歩いて行かれ、蝋燭を首輪の近くにかざして首輪
を見られ、そして、クリップボードを再確認されました。それが終わると、もう一度蝋燭を奴
隷の顔に近づけ、
「何をした?」
とおっしゃられました。奴隷は少し黙っていましたが、しばらくすると、
「女性様に不遜な言葉を使ってしまいました」
と罪を白状しました。すると、本山様は
「弱二十」
とおっしゃられ、周りに立たれていた女性方の中から一人の方が一歩前に出られ、他の方は一
方後ろに下がられました。
一歩前に出られた方は、奴隷の背中側に回られて、鞭をゆっくりと上げられました。奴隷は目
の前に立たれている本山様を見上げ、本山様は奴隷の後ろに立った女性に頷かれました。
女性は手に持たれた鞭を振り下ろされ、鞭は奴隷の肉を打ちました。
鞭が奴隷の肉を打つたび、奴隷はわずかに身体をひねりながら、鞭を打たれた数を叫んでいま
した。十五を過ぎたほどで少し声が小さくなり始めたものの、その奴隷は二十回の鞭打ちに耐
え、それが終わると、
「ありがとうございました。罪を犯した私をお許しください」
と言い、本山様は「許す」と一言声を発せられました。
304名無し調教中。:2007/09/19(水) 17:04:57 ID:IOvgnjdS
鞭打ちが終わり、奴隷にお許しが出ると、女性方はその奴隷を降ろし、次の奴隷を引っ張って
こられて、吊るされました。
次の奴隷が吊り上げられると、本山様は先ほどと同じように首輪を確認され、
「何をした?」
とおっしゃられました。次に吊るされた奴隷は顔をうなだれさせ、先ほどの奴隷と違い、ずっ
と黙っていました。すると、周りに立たれていた女性方のうち、お一方が手に持たれた鞭で、
背中を打たれました。奴隷は小さく叫び、身体をひねり、鎖をがちゃがちゃと揺らしました。
鎖の揺れが止まると、本山様は再度、同じ質問を奴隷にされました。奴隷はまた、黙っていま
したが、少し時間が経つと、
「隠れて自慰をいたしました……」
と小さな声で、その罪を明かしました。すると本山様はしばらく考えられた後、
「強五十」
とおっしゃられ、吊るされた奴隷の顔には恐怖が浮かび、他の奴隷たちにも緊張した雰囲気が
漂いました。
本山様が告げられると、回りにいた女性方の中から、高橋様が一歩前に出られ、他の女性方は
一歩下がられました。
高橋様が刑を執行されるということで、奴隷たちの緊張は高まり、私も高橋様の御立派な体格
から繰り出される鞭の威力を想像し、周囲の緊張感の高まりに共感しました。
高橋様は鞭を何度かしごきながら、奴隷の背後に回られ、そして、鞭を振り上げられました。
吊るされた奴隷は身体を固くし、高橋様はそれを見て、鞭を振り下ろされました。
奴隷は先ほど、罪を明かすように促された時の鞭とは比べ物にならないほどの悲鳴を上げ、し
かし高橋様はそれをまったく気にされていない様子で、悲鳴が止まないうちに、二撃目、三撃
目を与えられていました。
美しく流れるように鞭を打たれる高橋様の打ち方は、見ている私にとって、美しく、そして、
神々しくさえも見えました。
全身を鞭と一体化したかのようにしならせられながら、右上から左下へ、左上から右下へと、
鞭を振るわれるお姿は、そして、そのリズムよく、奴隷の身体を激しく打つ肉の音は、私の性
器だけでなく、他の奴隷の性器をも刺激している様子で、違った意味での緊張感が高まってい
きました。
305名無し調教中。:2007/09/19(水) 17:05:28 ID:IOvgnjdS
高橋様は鞭を振るわれていましたが、しばらくすると、鞭を振るわれるのをやめられました。
あれほど激しく鞭を振るわれたのにも関わらず、高橋様は息を乱されることも無く、
「数数えないと、何時までも終わらないよ」
と奴隷に怒鳴りつけられました。奴隷は高橋様のお声にびくんと怯え、か細い声で、「はい」
と言ったようでした。すると、
「声が小さい」
と高橋様はまた、怒鳴りつけられ、奴隷は泣きそうな声で、
「はい」
と叫びました。
高橋様はそれに一応は満足された様子で、また鞭打ちを再開されました。
奴隷は小さな声で、「いち」「に」と数字を言っていましたが、しばらくすると、その声も肉
を打つ音にかき消されるようになり、その度に高橋様は「声が小さい」と叫ばれました。
奴隷もその高橋様のお声が響くたび、声を大きくしていましたが、それも次第に泣き声に変わ
り、四十を過ぎたあたりでは、完全に黙ってしまいました。
奴隷が完全に黙ると、本山様が「やめなさい」と一言言葉を発せられました。その声に高橋様
は鞭を止められ、完全には満足されていないものの、それなりには満足された表情で、奴隷の
前に回られました。
百を超えるであろう連続的な鞭打ちの後では、さすがの高橋様も肩で息をされておられました。
高橋様は奴隷の前に立たれると、その顎をがしっと掴まれ、息を整えながら、その顔をしばら
く見つめられていました。
高橋様は息が少し整うと、
「言え」
とおっしゃられ、奴隷は一度何かを呟きましたが、高橋様が
「声が小さい」
と、そのお顔を奴隷の目の前まで近づけられて怒鳴られると、奴隷は、何かが切れたように、
「ありがとうございました。二度といたしません、お許しください」
と叫びました。本山様はその言葉に、「許す」と声を発せられ、高橋様はその奴隷の顔に、ぺ
っとツバを吐かれ、乱暴に顎を掴んだ手を離されました。
306名無し調教中。:2007/09/19(水) 17:06:08 ID:1VqcmpeN
その後、その奴隷は解放され、他の奴隷たちの罪の告白と、刑の執行が行なわれました。
残りの奴隷たちの中には二番目の奴隷よりも多くの罪が科せられる奴隷はおらず、高橋様は二
番目の奴隷以外に刑を執行されることは無く、そして本山様も自ら奴隷を打たれることはあり
ませんでした。
すべてが終わると、奴隷たちは部屋に戻るように命じられ、それぞれが部屋に戻っていきまし
た。高橋様から刑を執行された奴隷は放心して、その場に座りこんでいましたが、本山様が近
くの奴隷に命じ、奴隷は放心したまま連れて行かれました。
私は本山様から、「まだ帰るな」と命じられたため、部屋の隅で待っておりました。
皆様は、明日の予定についてや、今日の報告などをお互いに話されている様子でした。
「名無し」
と、どなたかのお声がし、私はそちらを向きました。私にお声をかけていただいたのは、高橋
様でした。私は高橋様の鞭打ちを思い返していたため、少し慌ててしました。
「なぜ、慌てている?」
と高橋様に言われ、私は「すいません」ととりあえず頭をお下げしました。
「それになんで汚いもの立てているの?」
と高橋様から指摘され、高橋様の鞭打ちを思って興奮していました。など、言えるはずも無く、
私は咄嗟に性器を手で覆ってしまいました。
「何隠しているの」
と、高橋様にきつい口調で言われ、先ほどの奴隷たちの罪の中に同じような罪があった事を思
い出し、手を後ろに回し、「すいませんでした。お許しください」と深く頭をお下げしました。
高橋様は黙られていて、私の頭の中には高橋様に鞭を打たれた奴隷の泣き叫ぶ顔が浮かび、恐
怖していました。
「オナニーしなさい」
怯えていた私にとって、高橋様のそのお言葉は意外以外の何物でもありませんでした。顔を上
げ、高橋様のお顔を見ると、高橋様はにっこりと笑みを浮かべられ、「はやくしなさい」とお
っしゃられました。
「しかし、私は本山様から自慰を禁じられておりまして……」
と私がためらうと、高橋様は「女性に逆らうの?」とおっしゃられ、私はどうすればよいのか
と、悩んでしまいました。
307名無し調教中。:2007/09/19(水) 17:06:45 ID:1VqcmpeN
「本山さん、名無しに、オナニーさせて良い?」
私がためらっていることに痺れを切らされた様子の高橋様は本山様にそのように訊かれました。
私はその部屋にいる女性方の視線が自分に集まるのを感じ、しかし、性器を隠すことも出来ず
に、ただ恥ずかしがることしか出来ませんでした。
本山様はどうでもよいことを考えるような表情をしばらくされた後、
「いいですよ」
とおっしゃられました。高橋様は本山様の言葉に私の方を向かれ、
「許可は出た。やりなさい」
と私に命を下されました。私は仕方なく、喜んで、自慰をすることを決めました。
「膝立ちで」
高橋様は私の自慰の方法も指示されました。私は膝立ちになり、いくらかの液をあふれさせて
いた性器をしごき始めました。
私は高橋様が鞭をしごかれていたその手を思い、高橋様にしごいていただいていることを思い、
目の前に立たれている高橋様を見上げながら、性器をしごいてました。
いつのまにか、高橋様のほかに二人の女性が私の周りに立たれて、私の自慰を観察してくださ
っていました。
私は三人の女性方に見られ、興奮しながら、絶頂に近づいていました。そして、恥ずかしなが
ら、今までにない興奮とともに、あっ、あっ、という声が洩れ、それを高橋様や、女性方に聞
かれ、笑われてしまいました。
そして、笑われながら、私は、射精しました。
射精した私の卑しい液体は、宙を飛び、床に飛び散りました。今にも飛び立ちそうなほど軽か
った身体が急に重くなり、かかとの上に尻を下ろし、私は座りこんでしまいました。
すると、肩に衝撃が走り、前に倒れてしまいました。振り向くと、高橋様が私を蹴られたのだ
と分かり、すぐに膝立ちの体勢へと戻りました。
「ありがとうございました」
と言うと、高橋様は軽く微笑まれ、
「お前も変態だね」
と、おっしゃられて、そのまま部屋の外へと出ていかれました。
そして他の女性も部屋を出ていかれ、私は惚けてしまいました。
308名無し調教中。:2007/09/19(水) 17:07:17 ID:1VqcmpeN
「名無し」
と、本山様のお声が聞こえ、私は首を横に曲げました。気づくと、部屋には、本山様、お一人
が残られていて、私は、本山様に向かい、頭をお下げしました。
「掃除しなさい。もちろん舌で」
と、おっしゃられたため、私は床に這いつくばり、自分が出した液体を舐め始めました。本山
様はその間、黙って私のことを見ておられる様子で、部屋には、私が自分が出したものをふた
たび舐めとる音のみが、響いていました。
私があらかた舐め取り終えたところで、本山様は「やめなさい」と、おっしゃられ、そして、
「部屋に戻りなさい」と告げられたため、私は一礼をし、初めて奴隷用の階段を使い、自分の
部屋に戻りました。
自分の部屋で、先ほどの、高橋様の鞭打ちや、ここに来て初めての射精を思い返しながら、机
に置かれていたタオルを濡らして身体を拭き、水を一杯飲んで、ベッドに入り、すぐには寝つ
けなかったものの、明日のことを考え、眠りにつきました。


二章<下>  終
309名無し調教中。:2007/09/19(水) 17:08:19 ID:1VqcmpeN
皆様、本当に申し訳ありませんでした。
本当は八月中に投下できるぐらいの予定でいたのですが、
予想以上に進まず、また、設定ミスもありましたので、
これほどまでに遅くなってしまいました。

そして、一応、これで、二章は終わりになっています。
当然、次からは三章になります。
駄文しか書くことが出来ませんが、三章も書きたいと思っていますので、
お待ち頂ければと思います。

>>268
自分はそれは知りませんでした。
その作者は自分ではないですし、それを写したわけではありません。
しかし、そのようなことがあるならば、写したと思われないように、
これから、がんばって書こうと思っております。

>>271
書いていただきたいと思います。
>>271様なら、自分の駄文などより、よいものが生まれると思いますので、
私は書いていただきたいです。
その後、皆様の中でいろいろと話されたようですが、自分は他の方に割り込まれても良いですし、
交互になると読みづらいということであれば、私が投下を止めたり、他にもいろいろ考えて、
何かをしてでも、投下をしていただければ、と思っています。
310名無し調教中。:2007/09/19(水) 18:04:03 ID:DiwGQIk8

お疲れさまです。
女権国家の中身が茫洋と浮かんできた、って感じですね。
いよいよ次は第三章ですか。
ここから名無しがどう転んでゆくのか・・(美貴様のことはもう忘れてしまったのか?)
高橋様に続いてどんなミストレスが登場するか、
白藤さんの再登場はいつか、・・この後の展開が楽しみです。
ゆっくりでいいので頑張って書いてください。期待してます。
311名無し調教中。:2007/09/19(水) 18:12:16 ID:DiwGQIk8
>>271
>何かをしてでも、投下をしていただければ、と思っています。
・・ということなので次章に移るまでの間に、ぜひ。気兼ねなく、お願いいたします。
312名無し調教中。:2007/09/20(木) 01:59:09 ID:PQZnUKTc
やっぱ書き手が意思表示してくれると違いますね
思慮の足りない読者連中が下手にさわぐのと対照的だ

>>309
またも力作乙です
>駄文>本当に申し訳ありませんでした。
とんでもない。待ち遠しいけれども、すばらしい作品が読めるのなら
焦らず待ちますので
投下ペースなどは気になさらないで下さい
313名無し調教中。:2007/09/20(木) 04:14:40 ID:R/kiLRjC
>思慮の足りない読者連中
別にお前にそんな言われ方をする覚えは無い。
314名無し調教中。:2007/09/21(金) 21:59:46 ID:yKasDQeC
最近荒れぎみだな……
315名無し調教中。:2007/09/22(土) 00:10:45 ID:FMGjDD0p
その一連の流れは無視しとけ
せっかく>>309さんが丸くおさめてるんだから
316名無し調教中。:2007/09/22(土) 09:28:59 ID:OP6GBERj
閑話休題
第二章は我々読者もミステリアスな本山嬢に淡々と女権帝国を案内されている感じでしたね。
第三章からの展開、作者様に期待です。
317名無し調教中。:2007/09/22(土) 11:07:38 ID:auK0Qkj5
こういう話を読むと食糞ってできて当たり前みたいな気がしなくもないんだけど、食糞って健康的にヤバいんだよね?
318名無し調教中。:2007/09/25(火) 17:53:02 ID:eQXPM7BZ
>>317
それは多分そうだろう・・し、相応の訓練をきっちり受けないと便器として使用できないだろう。
ただ、その過程を細かく描写するのには頁を要するし、
そのあたりは経験者でないと難しいと思うんだよな。
まあサイドストーリーとして有志が誰か書けばいいんじゃないか?w
319名無し調教中。:2007/10/09(火) 14:42:41 ID:BvUXXaHg
もう終わり?
320名無し調教中。:2007/10/13(土) 11:58:35 ID:9hDpGCff
321名無し調教中。:2007/10/14(日) 03:50:47 ID:mSiYGCB7
>>319
もうちょっと他人の功労に配慮した言葉を使うべきなんじゃないかねぇ?
319みたいな言葉聞いたら、飛び入りで書こうとしてた香具師も
書く気無くすんじゃ無いかと思うよ。
322名無し調教中。:2007/10/15(月) 00:27:30 ID:TiGRhkcz
女権帝国にも男性の扱いで色んなレベルがあるがみんなはどれくらいが好み?
モナ君の小説みたいなマジの女権帝国?
あるいは今の小説みたいな女権帝国?
323名無し調教中。:2007/10/15(月) 02:38:43 ID:4TZwqhu5
モナ君のよみたい!
324名無し調教中。:2007/10/15(月) 21:48:01 ID:8nus2bFp
OWKっぽいのも、もしかしたらありそうな感じがいいけど、

完全ありえないファンタジーの公の女権社会も好き。
ハンティングとか、街中全裸ペニス曳き回しとか、大胆プレーも可能だし。

つまり、どっちも見たい^^
325名無し調教中。:2007/10/16(火) 11:18:31 ID:+9qQDQgg
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

SERVANT BANK〜
続・女子アナウンサー専属便器契約


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

『嬢王☆誕生』〜
転落の館〜セレブ母娘の罠


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


企画・制作:ヤプーズマーケット


326名無し調教中。:2007/10/29(月) 19:35:52 ID:6OjWEFwE
ちょっと女権帝国行ってくる
ノシ
327名無し調教中。:2007/10/29(月) 20:50:44 ID:aVBmPfaQ
女世帝国
328名無し調教中。:2007/11/05(月) 23:17:52 ID:xxPy6mdF
久しぶりに更新してる
ttp://kenkatojp.blog89.fc2.com/
329名無し調教中。:2007/11/06(火) 13:00:17 ID:D4dfIG71
デリムソンみたいのもイイ
330名無し調教中。:2007/11/08(木) 10:36:28 ID:C8p0O/8m
沼聖子の新創世記はいまいちでした。
元祖デリムソンとはだいぶ違うのかな?
331名無し調教中。:2007/11/10(土) 06:57:54 ID:rY3qdmsU
>>328
現実にはないけどあるといいね。
332名無し調教中。:2007/11/23(金) 12:28:52 ID:JIz3QaS+
小説
333名無し調教中。:2007/12/01(土) 00:10:11 ID:Db+Ooq0q
小説
334名無し調教中。:2007/12/10(月) 14:18:22 ID:FM2kiu4z
あるところにとても恥ずかしがりやな少女がいました。
少女はアディーネという名前で、村人が二十人ほどのセイルーン村で両親と三人で暮らしてい
ました。
ある日、アディーネはお母さんに頼まれて街まで買い物に行くことになりました。アディーネ
の住んでいる村から街まではそれほど離れているわけではないので、朝に出れば昼には帰って
来れるはずでした。
しかし、アディーネがお昼を過ぎて夕方になっても帰ってこないので、お母さんは心配になっ
てきました。そして、心配になったお母さんはお父さんにアディーネを探しに行かせました。
お父さんはお母さんからアディーネのことを言われると、アディーネのことが心配で、走って
街まで向かいました
お父さんが街に着くと、街は大騒ぎになっていました。お父さんはその騒ぎがアディーネに関
係あるのでは、と心配し、その騒ぎの中心であった街の広場に向かいました。
お父さんはその騒ぎの原因を見て驚きました。
街の広場はアディーネの住んでいる村がすっぽり入ってしまうほど、街の広場には沢山の男た
ちとアディーネがいて、アディーネは沢山の男たちから求愛をうけていたのでした。
お父さんは驚きながら、アディーネに駆け寄りました。
「アディーネ、どうしてこんなことになったんだい?」
アディーネは恥ずかしそうに答えました。
「私はお母さんに頼まれて、塩を買いに来ただけなのだけど……」
アディーネは戸惑っていました。今まで、村の中で普通に暮らしてきただけなのに、どうして
いきなりこんなことになったのだろうと思いました。
それは、アディーネ自身は気づいていないことでしたが、アディーネがとても美しい少女だっ
たからなのでした。
お父さんはひとまず、アディーネを家まで連れて帰ろうと思いました。しかし、お父さんがア
ディーネを連れて帰ろうとすると、男たちがお父さんに「なぜ連れて帰ろうとするのか?」と
問い掛けました。
お父さんはなんと答えていいものかと悩み、アディーネの顔を見ると、アディーネが男たちに
帰るように言い、そうすると男たちはそれぞれの家へと仕方なく帰っていきました。
335名無し調教中。:2007/12/10(月) 14:18:53 ID:FM2kiu4z
その晩、アディーネとお母さんは街でのことについて話し合いました。アディーネは戸惑って
いましたが、お母さんは国の女王様が決めた法律で決められた結婚時期が迫っていることを知
っていたので、アディーネに明日また街に行き、結婚相手を探してくるようにと言いました。
アディーネは結婚すると、家を持ってお母さんと離れて暮らさなければならないことを知って
いたので、結婚したくないと言いました。
そんなことを言うアディーネにお母さんは、あの広場は別名、求愛の広場と呼ばれていること、
お母さんも今のアディーネと同じ位の歳で、求愛の広場でお父さんに求愛され、結婚したこと
を話しました。
アディーネはその話を聞いて、びっくりして、そして、明日街に行って、結婚相手を探すこと
を決めました。
336名無し調教中。:2007/12/10(月) 14:20:03 ID:FM2kiu4z
次の日、アディーネとお父さんが街に行くと、もうすでに沢山の男たちが広場に集まっていま
した。アディーネが広場に着くと男たちはざわめき出し、
「私は今日、この広場にいる人の仲から結婚する人を決めます」
とアディーネが宣言すると、沸きあがりました。
そして、男たちは一斉に求愛を始めました。
アディーネは沢山の男たちに求愛されながら、その男たちの間を歩いていきました。男たちは
アディーネが近くを通るたびに期待をして、通りすぎていくとしょぼくれました。
アディーネは将来のことを考え、男たちを見ていました。
しかし、アディーネは、顔のいい男の脇も通り抜け、金持ちの男の脇も通り抜けました。
そして、アディーネが立ち止まると、回りの男たちは大きくざわめきました。アディーネが立
ち止まったのが目の見えない男の前だったからでした。
337名無し調教中。:2007/12/10(月) 14:21:12 ID:FM2kiu4z
目の見えない男は目が見えていないので、アディーネが立ち止まったことに気づきません。
「お前の名前は?」
アディーネは男に問い掛けました。
男はアディーネの声がいきなり近くから聞こえたので驚き、そして、しばらく自分に問い掛け
られているのかと悩み、回りの人が何も言わないので、多分、自分なのだろうと、答えました。
「ヴィラルと言います」
ヴィラルが答えるとアディーネはヴィラルの手を取り、立ち上がらせました。そして、ヴィラ
ルとアディーネはお父さんのもとに行きました。
「お父さん、私はこの人と結婚します」
お父さんはアディーネがいきなり盲目の男を連れてきてそんなことを言うので、驚きました。
「アディーネ、なんでその男なんだい? 他にも顔のいい男や、金持ちの男がいただろう?」
お父さんは問い掛けましたが、アディーネは下を向いて黙っているだけで何も言いませんでし
た。しかし、アディーネがヴィラルと手をしっかりつないでいるので、お父さんは溜息をつき、
アディーネの決めたことなら、と二人を連れて家に戻りました。
お母さんはアディーネが連れてきたヴィラルが目が見えないと知ると、驚き、アディーネに本
当にいいのかい? と何度も何度もいろいろなことを訊きました。その中にはヴィラル対する
ひどい言葉も入っていましたが、アディーネとヴィラルは手をつないだまま、黙って聞いてい
ました。
お母さんはそんなアディーネの様子を見て、溜息をつき、そして、アディーネとヴィラルの結
婚を認めました。
338名無し調教中。:2007/12/10(月) 14:21:52 ID:FM2kiu4z
半年後、アディーネの住んでいた村に新しい家が出来ていました。それほど大きくなく、質素
な家でしたが、アディーネとヴィラルにとっては素晴らしい我が家でした。
アディーネとヴィラルはその家の前に立って、手をつないでいました。
半年の間、アディーネはヴィラルを選んだことは間違いではないということを何度も、何度も
再確認していました。
そして、家が完成した次の日、アディーネとヴィラルは結婚式を挙げました。アディーネに似
合った質素な結婚式でしたが、村のみんな、そして、お母さんとお父さんがアディーネとヴィ
ラルを祝福してくれました。
式が終わり、片づけをしているときにアディーネはお母さんから何気ない一言をもらいました。
「アディーネ、がんばりなさい。大変なときは何時でも頼ってきなさい」
そんなお母さんの言葉にアディーネは泣き崩れ、お母さんもいっしょになって泣き始めてしま
いました。
339名無し調教中。:2007/12/10(月) 14:23:31 ID:vvcpSOx7
そして、その晩、アディーネとヴィラルは大事な大事な、残された結婚の儀式をしなくてはな
りませんでした。
その儀式のためにアディーネとヴィラルは身体を洗い、裸になって二人の家のリビングに並び
ました。
そして、二人は儀式を始めました。
まず、ヴィラルがこの国の一般的な求愛のポーズをとりました。
膝をそろえて、その膝が床に着くように座りました。この座り方はこの国で男が女に求愛する
ときにしかしない座り方なので、アディーネは緊張しました。
そして、ヴィラルは上を向いて、口を開けました。
ヴィラルのそんな姿を見て、アディーネは半年前の広場でのことを思い出しました。あの時は
何十、何百の男たちがアディーネに対して、この求愛のポーズを取ったのでした。
そして、アディーネはその中からこのヴィラルを選んだのでした。そして、今はヴィラルの求
愛に答えなくてはなりません。
アディーネは息を大きく吸って、吐きました。そして、ゆっくりとヴィラルにお尻を向けまし
た。
「行くよ」
アディーネは目の見えていないヴィラルに教えてあげるために声に出しました。しかし、その
言葉はそれだけではなく、自分の決心を固めるためにも言った言葉でした。
ヴィラルはアディーネの言葉を聞き、開けていた口を更に大きく開けました。
その口に、柔らかいアディーネのお尻が触れ、そして、段段と重たくなっていきました。
少しづつアディーネの体重がヴィラルの首にかかっていき、ヴィラルは自分が潰れてしまうの
では無いかと思いました。しかしヴィラルはその重みに耐えようとしました。なぜなら、ここ
でヴィラルがアディーネを支えなくてはアディーネとヴィラルの結婚は神様から認められない
からです。
アディーネは少しづつヴィラルに体重をかけながら、楽しんでいました。ヴィラルが自分を支
えてくれることに女としての喜びを感じながら、アディーネはついに足を床から離しました。
ヴィラルはアディーネが床から足を離した瞬間に身体が縮んだように感じながらも、アディー
ネの体を支えることが出来ました。
340名無し調教中。:2007/12/10(月) 14:24:27 ID:vvcpSOx7
しかし、二人が夫婦となるためには更にもう一つのことをこなさなくてはなりませんでした。
ですがアディーネが恥ずかしがりやだったため、二人がそのことをこなすには時間がかかって
しまいました。でも、その間ヴィラルはアディーネを支えつづけました。
そして、ようやく、アディーネは決心をしてもう一つのことをこなすことを決めました。
二人が夫婦になるためにもう一つこなさなくてはならないこととは、アディーネが食べ物を
身体の中で熟成させ、ヴィラルに与えるというものでした。
アディーネは恥ずかしがりながらも、お腹の中で熟成したものをヴィラルの口の中へと出して
いきました。
アディーネの熟成したものはヴィラルの予想していたよりも多かったのですが、ヴィラルは必
死にアディーネの熟成したものを噛み、飲みこみました。
ヴィラルは愛しているアディーネのお腹が熟成したものを味わいながら飲みこんでいきました。
そして、アディーネは恥ずかしがりながらも、お尻の下でヴィラルが出したものを飲みこんで
いくのを感じて、喜びました。
アディーネはヴィラルがアディーネの出したものをすべて飲みこんだのを見計らうと、ヴィラ
ルの顔から、お尻をあげました。
ヴィラルの口の周りにはアディーネの出したものが付いていましたが、ヴィラルは気づいてい
ないようだったので、アディーネは恥ずかしがりながら、ヴィラルの口の周りを拭いてあげま
した。
341名無し調教中。:2007/12/10(月) 14:25:00 ID:vvcpSOx7
そうして、二人は無事に結婚することが出来ました。
しかし、アディーネのお母さんはアディーネがなぜ、盲目のヴィラルと結婚したのか、ずっと
疑問に思っていました。
その答えをアディーネが答えることはありませんでしたが、実は、アディーネが恥ずかしがり
やだったからなのでした。夫婦になると、女は愛の証として、お腹の中で熟成したものをすべ
て男に与えなくてはなりません。しかし、恥ずかしがりやのアディーネは毎日男にそんなとこ
ろを見られたくないと思っていたので、目の見えないヴィラルと結婚したのでした。


女権帝国童話『アディーネとヴィラル』
342名無し調教中。:2007/12/10(月) 14:33:53 ID:vvcpSOx7
正直すまなかったと思っていますし、自分でも何がしたかったのか分かりません

>>150の方の女権帝国はまだ書けていません。という報告をするにあたり、
いきなりそれだけ書いても失礼ではないだろうかと思った次第で、書いて見ましたが、
いきなりこんなものを投下されてもそれはそれで迷惑でなかったかと思っています。
お許しください。

>>150の方は今年中に投下しますので、待っていただければと思います
343名無し調教中。:2007/12/10(月) 22:33:59 ID:Bn0x70G/
今年中ですか ワクテカ
344名無し調教中。:2007/12/14(金) 03:58:35 ID:TtyYciBz
面白いな
続き頼みます
345名無し調教中。:2007/12/16(日) 07:40:24 ID:if+5hQWE
正座して待ちま!
346名無し調教中。:2007/12/19(水) 13:29:20 ID:G4PstdvY
そろそろかな?
347名無し調教中。:2007/12/23(日) 02:38:18 ID:AHnEIhB9
男女論板にこんなスレあったけど100以前がちょっと面白いかな??
【女権国家】スレ♪
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/gender/1189387864/
348名無し調教中。:2007/12/25(火) 18:59:59 ID:oqwAlsPz
どなたか靴具畜か足裏蒲団でこってりとした仕上がりの作品を書いてください。
349名無し調教中。:2007/12/27(木) 21:20:43 ID:dRsWKbcI
こんな肘まである革のロンググローブで平手打ちされたり、なでられたりしたい…
ttp://item.rakuten.co.jp/kiramekikira/longglov/
350名無し調教中。:2008/01/01(火) 03:39:53 ID:sk6M2FTw
351名無し調教中。:2008/01/01(火) 13:23:39 ID:+BaJWel0
>>350

ありがとう たのんでみます
352無敵の英雄:2008/01/17(木) 23:23:19 ID:l/pg9/xl
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」
美しく凶悪なアマゾネス達によって、男達の国は滅亡の危機にあった。そこで無敵の英雄は祖国を救うべく、単身アマゾネス達に戦いを挑んだ。
ところが英雄は美しいアマゾネスの女王に恋をしてしまい、自分の体の秘密を教えてしまう。それは、英雄の力は彼の陰毛に宿っており、これを剃られてしまうと彼は普通の女性よりも弱くなってしまうということだった。
アマゾネスの女王はセクシーな黒のビキニ姿になり、素っ裸でぐっすり眠り込んでいる彼の陰毛を全てさっぱり剃ってしまった。そして眠り込んでいる英雄に馬乗りになり、美しい脚で英雄を締めつけると、彼の顔を往復ビンタした。
353無敵の英雄:2008/01/18(金) 01:04:01 ID:xDKYgFcp
英雄は驚いて目を覚まし、怒りに燃えて女王を振り払おうとした。しかし、彼の力は奪われ、体格まで女王よりも貧弱になってしまっていた。
女王は貧弱になった英雄を片腕だけで楽々組み伏せてしまった。そして、英雄の金玉を握りしめたり、包茎ペニスをビンタしたりして弄んだ。無敵の英雄は女に力を奪われ、泣きながら降参した。
アマゾネスは包茎の英雄に土下座を命じ、奴隷になることを誓わせた。そして女王は力を奪われ、貧弱になった男に首輪や手枷足枷を嵌め、逞しいビキニ姿のアマゾネスの少女兵士達に引き回させた。
354無敵の英雄:2008/01/18(金) 01:58:12 ID:xDKYgFcp
女に力を奪われ、貧弱な体にされた素っ裸の英雄は、逞しいアマゾネス達に格闘プレイ用のリング上に連れて来られた。
まず、アマゾネスの勝利の儀式、英雄の降参の儀式が始まった。英雄は女王に金玉を握られ、彼女の股下をくぐりながら、奴隷になることを誓わされた。
続いてくすぐり責めショーが始まった。責め役のアマゾネスがリング上に上がってきた。ヒョウ柄ビキニにはちきれそうな胸と尻を包んだ若く逞しいアマゾネスだった。
エリカと呼ばれた、まだ少女とも言える年頃のアマゾネスは、身長178cm、体重62kg、大人の男を支配下に置き、なぶりものにすることを楽しんでいた。対する英雄は身長150cm足らず。エリカはリング上に傲然と立ち、女に力を奪われた貧弱な英雄を蔑むように見下ろした。
逞しいビキニの美少女アマゾネスは英雄に飛びかかった。
355名無し調教中。:2008/01/18(金) 04:12:48 ID:e2WkLdJD
すばらしい!!
続きキボンヌ!!!
356無敵の英雄:2008/01/19(土) 14:16:27 ID:jmDrH7ks
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」(4)

リング上に対峙するのは、強い女VS弱い男。ヒョウ柄ビキニ姿の美少女アマゾネスエリカVS女に力を奪われ、貧弱な体にされた素っ裸の英雄。
傲然と腕組みをして、貧弱な英雄を見下ろす、長身で逞しい肉体の美少女アマゾネス、エリカ。身長178cm、体重62kg、B92・W61・H93の健康的に日焼けしたボディーにヒョウ柄のセクシーなビキニを纏う、逞しい胸と腰。
十代の美少女特有の気まぐれで我が儘、そして気性の激しい性格はアマゾネス達の間でもとかく噂の種だ。
まだ少女のあどけなさも残る美しい顔は、年上の男を捕らえ、屈服させる事の期待に輝いている。
「あ〜ら、誰かと思ったら、強い強い無敵の英雄さんじゃないの。今日はフルチンの素っ裸で、女の子と勝負しに来たのかしら〜
フフッ、でも妾よりも随分ちっちゃくなっちゃって、弱っちそうね。妾の一蹴りで吹っ飛びそう。アンタ、妾達の女王様に片腕で捻られて捕虜にされたんだって?
アハハッ、キャーッ、情けなーい。男なんて弱いのね。じゃあ、今日はこのエリカ様が、アンタ達男に女の強さを思い知らせてあげる。
無敵の英雄さん、これからお前は女の子の力に敗北して縛り上げられ、
357無敵の英雄:2008/01/19(土) 14:26:29 ID:jmDrH7ks
妾からの辱めをたっぷり受けるのよ! 覚悟はいいかしら?」
素っ裸で子供のように剃毛されたぺニスをアマゾネス達の前で晒した英雄は、うら若いビキニ姿の美少女に言葉でなぶられ、屈辱に震えていた。
358無敵の英雄:2008/01/19(土) 14:41:19 ID:jmDrH7ks
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」(6)

英雄は物心ついて以来、勇士の心と武芸の技量をひたすら鍛錬し続けてきた。口舌の技など女の技、戦士の恥として顧みることもなかった男は美少女アマゾネスの陰湿ないたぶりにも何も言い返す事もできず、ただ屈辱に震えて歯を食いしばる事しかできなかった。
男はつい昨日までは、100人の兵士たちを一人で相手にして敗退させ、またライオンと闘って捕らえ、締め殺したほどの英雄であった。
しかし、アマゾネスの女王に弱点である体の秘密を知られてしまい、力の源である陰毛を剃られてしまった。
彼は身長150cm足らずの貧弱な体になってしまい、並みの女よりも弱くなってしまったのだった。
だが、英雄は男の誇りを奮い起こし、凶悪なアマゾネスの美少女に立ち向かおうとしていた。
英雄の闘志を女の鋭いカンで読み取ったエリカは、またしても、チクチクと言葉責めを始めた。
359無敵の英雄:2008/01/19(土) 22:11:01 ID:jmDrH7ks
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」第1章 美少女アマゾネスエリカVS無敵の英雄 (7)

H92の逞しい尻で男を圧倒するように、ビキニ姿の美少女アマゾネス、エリカは腰に手を当ててニヤリと笑った。女の強さを象徴するような姿だ。
「あ〜ら、弱虫坊やが怒ったのかしら〜 フフッ、見せてもらおうじゃないの、男の強さとやらを。男の中の男と呼ばれる無敵の英雄さん、この美少女のエリカ様が相手になってあげる!勝負なさい!
フフン、それともこの妾が怖いのかしら〜 アハハッ、女の子になぶられてモジモジしてる無敵の英雄さん、今日からお前は妾のペットになるのよ。
ホラ、だんだんと、ホラ、お前の可愛い子供みたいなチンチンが、どう、何だかムズムズしてきたわよ。アラッ、だんだんと、フフフッ、キャーッ、ヤダ〜ん、アハハハッ」
360無敵の英雄:2008/01/19(土) 22:16:30 ID:jmDrH7ks
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」第1章 美少女アマゾネスエリカVS無敵の英雄 (8)

アマゾネス達の見つめるリング上でなすすべもなく、ビキニ姿の美少女アマゾネスの言葉なぶりに晒されてきた英雄は己の下半身の変化に気づいて愕然とした。
彼のぺニスは、憎むべき敵の凶悪なアマゾネス少女の言葉通りにムズムズとしてきたのだ!
そしてそれは、エリカの嗜虐的な笑い声に屈従するかのように、みるみるうちに惨めにもビンビンに勃起してしまった!
リング上で全裸で女達の見せ物になり、敵の美少女アマゾネスに勃起させられた屈辱の英雄。思わず両手で惨めに勃起した己のぺニスを隠す。ますます間抜けな姿になった英雄を、エリカはいたぶり続けた。
361名無し調教中。:2008/01/20(日) 14:15:54 ID:QzL/g3Zk
無敵無敗の英雄は、いまだに自分のことを最強の戦士と思い込んでいる
そのプライドを粉々に打ち砕くアマゾネスたちハァハァ
362無敵の英雄:2008/01/20(日) 22:45:06 ID:KsQqaVGn
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」第1章 女VS男、アマゾネスエリカとの対決 (9)

「アラッ、弱虫坊やちゃん、どうしたの〜 こんな美少女の前で全裸で勃起してるなんて、ヘンタイかしらー アッ、今度はホラ、子供チンチンの先っぽから、キャーッ、イヤ〜ン、お汁が出てきちゃった〜 アハハハッ、アンタってサルみた〜い」
またしても英雄は愕然とした。美少女アマゾネスの言葉なぶりのままに、勃起したぺニスからは、惨めにも先走り汁が流れ出してきた!
誇り高き英雄は、今や敵の前で全裸にされ、勃起させられて先走り汁を流していた。
363無敵の英雄:2008/01/20(日) 22:48:30 ID:KsQqaVGn
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」第1章 女VS男、アマゾネスエリカとの対決 (10)

「強い強い無敵の英雄さん、女の子に勃起させられて悔しくないのかしら〜 さあ、女と男の真剣勝負の始まりよ!男の強さとやらを見せてご覧なさい!
まずは、腕相撲で勝負よ!」
エリカはビキニ姿をリング上に腹這いにし、右ひじを立てて英雄に挑んだ。英雄もやむなく応じた。
364無敵の英雄:2008/01/21(月) 02:34:52 ID:D4r0Mfmj
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」第1章 強い女VS弱い男、女の完全勝利と男の完全敗北
男は女の強さを思い知らされるの巻

リング上では強い女VS弱い男、美少女アマゾネスエリカVS女に力を奪われた英雄の腕相撲対決が始まった。
英雄は渾身の力を右腕に込めた。ところが、エリカの右腕は微動だにしなかった。
「あ〜ら、英雄さん、遠慮しなくっていいのよ。フフッ、それともまさか、それが精いっぱいなのかなー
じゃあ、そろそろいくわよ! ホラホラ、妾がちょっと力を入れたら、アハハ、ホラホラ、どうする? 女の子に負けちゃうわよ〜
365無敵の英雄:2008/01/21(月) 02:39:40 ID:D4r0Mfmj
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」第1章 強い女VS弱い男 続き


「アハハハッ、ホラ、もう少しで、ホラ、男のくせに女の子に力で負けちゃう、キャーッ、恥ずかしいっ!」
ビキニ姿のアマゾネスエリカは十代の美少女にありがちな残酷さで、わざとゆっくり力を込め、ジワジワと英雄を敗北に追い込んでいった。貧弱な英雄は逞しい美少女の右腕に屈服し、リング上に倒されてしまった。
366名無し調教中。:2008/01/22(火) 17:06:45 ID:7I+mg5xs
英雄に力が戻るも、新の力を持ってしてもエリカに完全敗北を喫するという続きを
367無敵の英雄:2008/01/23(水) 01:25:06 ID:41G5Tw1s
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」第1章 強い女VS弱い男 男の完敗。女の前で裸踊りの巻
美少女に一方的になぶられ、腕相撲対決でも完敗した英雄は、我を忘れて飛びかかった。
しかし、体格や腕力で勝るヒョウ柄ビキニ姿の少女は男を捕らえ、両腕をねじ上げると、今度はゆっくりといたぶるようにジワジワとリング上に押し倒した。そして逞しい太股で男を両腕もろとも挟み込み、逞しい尻の下に男を組み敷いてしまった。
「ホラホラ、どうしたのかしら〜女の子に負けちゃうわよ〜。格闘技なんて知らなくったって妾の方が強いんだから。女の方が男より強いのよ。罰として、エリカ様におケツを叩かれながら裸踊りをなさい!」
368無敵の英雄:2008/01/23(水) 01:27:40 ID:41G5Tw1s
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」第1章 強い女VS弱い男 続き


少女はほとんど技を使わず、ほとんど腕力だけで英雄を打ち負かしてしまった。英雄はエリカのビキニに包まれた逞しい尻の下で、なすすべもなくもがいていた。
女VS男の勝負は、女の勝利、男の敗北に終わった。エリカは捕らえた男のシンボルをからかうようにビンタして、英雄に降参を命じた。エリカは男に土下座を命じ、両脚で男の頭を挟んだ。
女VS男の勝負は、女の勝利、男の敗北に終わった。エリカは捕らえた男のシンボルをからかうようにビンタして、英雄に降参を命じた。エリカは男に土下座を命じ、両脚で男の頭を挟んだ。
369無敵の英雄:2008/01/23(水) 01:30:05 ID:41G5Tw1s
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」第1章 強い女VS弱い男 続き


ビキニ姿の逞しい美少女アマゾネスは、捕らえた全裸の英雄をリング上の責め台にはりつけにした。貧弱な英雄は子供のように剃毛されたぺニスを丸出しに股を広げ、降参するように両腕を上げた惨めな格好で女達の前に晒された。
英雄はエリカの命令で、剃毛されたぺニスを振りながら、裸踊りをした。腰の振り方が悪いとエリカの逞しい腕から容赦なく往復ビンタが飛んだ。
「キャーッ、おもしろーい。弱虫いぢめって快感〜
さあてとっ、今度はオナニーでもさせよっかな〜」エリカによる、英雄への責めが始まった。
370名無し調教中。:2008/01/25(金) 21:31:58 ID:AWeic2DA
続き希望あげ
371無敵の英雄:2008/01/25(金) 22:43:49 ID:NcNGPwNy
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」第2章 アマゾネスエリナ登場

女に力を奪われ、貧弱な体にされてアマゾネスの捕虜となった英雄(身長146cm)。
彼はアマゾネスの女王ユリナの命令で、逞しいヒョウ柄ビキニ姿の美少女アマゾネスエリカ(身長178cm、体重62kg)と対戦させられ、完敗。惨めにもエリカに捕らえられ、リング上の責め台にはりつけにされた。
エリカは全裸ではりつけになった英雄の金玉を握り、最早生かすも殺すも思いのままになった英雄をジワジワと弄んだ。
かつては無敵の英雄と呼ばれ、ライオンを素手で締め殺した男は、逞しいビキニ姿の美少女に支配され、生殺与奪の権を握られていた。
さて、リング上には、もう一人の美少女アマゾネスが登場した。エリナ。17歳。エリカの妹である。
372無敵の英雄:2008/01/25(金) 22:50:31 ID:NcNGPwNy
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」第2章 アマゾネスエリナ登場 続き

エリカとほぼ同じ体格の逞しい少女は、その肉体を黒のビキニに包み、捕囚の英雄を嗜虐的に見つめた。
顔立ちや体格こそエリカによく似ているが、その性格は姉よりも更に残忍酷白であった。
彼女は、アマゾネスの女戦士として出陣する時には、捕らえた男兵士を厳しく拷問するのを好んでいた。
だが、彼女が一層好むのは、王や貴族や将軍などといった敵の身分の高い捕虜を虐待することであった。
373無敵の英雄:2008/01/25(金) 23:25:12 ID:NcNGPwNy
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」第3章 ツィン帝国皇帝にして軍神ヤオー、エリナの奴隷に堕とされる(1)


以前、東方の超大国、ツィンの皇帝であるヤオーが美女を得るため、十数万の大軍を率いてはるばるアマゾネスの国に侵攻してきたことがあった。
世界帝国ツィンは数十ヶ国を支配下・朝貢下に置き、その最盛期を築いた皇帝にして地上の神、その名をヤオーは全世界から恐れられていた。
国の北部と中部にそれぞれに巨大な川の流れるツィンは、数億の人口を有する大帝国であり、その威名は全世界に轟き渡っていた。
ツィンの騎馬軍団は無敵を誇り、神にして皇帝ヤオーの幕僚達は多士済々、広大なユーラシア大陸の過半を縦横無尽に駆け巡っていた。
374無敵の英雄:2008/01/25(金) 23:28:29 ID:NcNGPwNy
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」第3章 ツィン帝国皇帝にして軍神ヤオー、エリナの奴隷に堕とされる(2)

ヤオーは神にして皇帝、稀代の元帥、軍神、戦の天才と称えられていた。
そんな無敵のツィン帝国軍が、当初からアマゾネスの国を攻めるために10数万もの大軍を率いて来たわけはなかった。 アマゾネスなど所詮は女の国、騎馬軍団一個中隊もあれば、半日で全土を制圧できるとタカをくくっていた。
ツィン帝国の西方に位置するサラ国が朝貢を拒否し始めた。皇帝はこれをむしろ口実としてこの国を滅ぼし、帝国に編入する事を考えた。
375名無し調教中。:2008/01/26(土) 20:40:06 ID:Lj8O1YL6
ヤオーを神とあがめてあがめてあがめておいて、まっさかさまに落すさまを楽しみにしてます
376名無し調教中。:2008/01/26(土) 22:23:44 ID:33Vyi9Sf
回想シーンキターー
377名無し調教中。:2008/01/27(日) 10:01:32 ID:b9sIy+GQ
続き楽しみ。軍神がどう堕ちていくの
378名無し調教中。:2008/01/27(日) 16:18:25 ID:RC+/UOEe
誇り高い男が惨めにもその誇りをずたずたに引き裂かれるのは興奮する
379無敵の英雄:2008/01/28(月) 19:58:10 ID:A53lOLwZ
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」第3章 ツィン帝国皇帝にして軍神ヤオー、エリナの奴隷に堕とされる

サラ王国の滅亡

皇帝の号令一下、世界最強を誇る騎馬軍団以下の十数万の大軍は、ツィン帝国の帝都大京を進発、大原険阻を踏破する事千里、ついに西方の大砂漠の彼方なる国境を越えた。
迎え撃つサラ王ヨヒムの軍勢は三万余。しかも長年の平和に慣れた軍勢は、奮戦を重ねるも、ツィンの騎馬軍団の敵ではなかった。
王ヨヒムには王子なく、美女の誉高いユウ(23歳)、ミキ(20歳)、サーヤ(17歳)の三姉妹がいた。激戦の末、王国の大敗が伝えられる中、三姉妹は王都を脱出、姿を消した。彼女らの運命は、後に明らかとなる。
380無敵の英雄:2008/01/28(月) 20:12:22 ID:A53lOLwZ
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」第3章 ツィン帝国皇帝にして軍神ヤオー、エリナの奴隷に堕とされる

サラ王国の滅亡 続き

さて、未だ戦塵舞いやまぬサラ王都の朝。
死屍累々たる王宮の玉座には、戦況不利を察して脱出しようとしたが果たせず、武運拙く捕囚の身となった王ヨヒムに代わり、偉大なるツィン帝国皇帝ヤオーが座っていた。
神なる皇帝ヤオーは、王国の各地から帰順の挨拶をしに駆けつける豪族達を、傲然と引見していた。降伏や帰順をした者は、神なる皇帝の前で土下座し、足に口づけをして、忠誠を誓うという、屈辱的な儀式に耐えねばならなかった。
381無敵の英雄:2008/01/28(月) 20:15:20 ID:A53lOLwZ
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」第3章 ツィン帝国皇帝にして軍神ヤオー、エリナの奴隷に堕とされる

サラ王国の滅亡 続き

王ヨヒム以下、サラの王族達は、皇帝の前に引き出され、土下座をさせられた。そして、捕囚として幾千里を離れた帝都大京へと連行されたのである。
「神にして光輝溢れる統治者、世界を焼き尽くす炎、我等の力なる皇帝ヤオーよ!
恐れ多くも、陛下と陛下の偉大なる帝国の御恩徳に背き、無道にも逆意の刃を陛下に向けた無知蒙昧なるサラ国は、天帝の御子たる陛下の御威光の前に、鎧袖一触、嵐の前の木の葉の如く、この地上より消え失せました。
まことに皇帝陛下こそ真の神、世界の全ての人間のみならず、山川草木、荒野に住まう野獣も、巨竜の如き怪物さえも、これら皆陛下の御威光の前に震え上がっております。」
382無敵の英雄:2008/01/29(火) 02:43:06 ID:hXy3n3gy
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」第3章 ツィン帝国皇帝にして軍神ヤオー、エリナの奴隷に堕とされる

サラの都にて

名参謀の誉高いスンが戦勝の祝辞を言上すると、玉座にある皇帝ヤオーは大きく頷いて、重々しく臣下らに告げた。
「天帝の子、王の中の王なる皇帝にして地上の神なる朕は、汝ら帝国の忠良なる臣下に告げる。
この度の戦勝、天帝の子にして、その地上での姿なる朕にとっては、何程の事もない。
天帝の子、この世の支配者たる朕の意向に逆らう者は、たちどころにこの世より消え失せる定めなのだ!
383無敵の英雄:2008/01/29(火) 02:45:07 ID:hXy3n3gy
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」第3章 ツィン帝国皇帝にして軍神ヤオー、エリナの奴隷に堕とされる

サラの都にて

サラはこれより、我が帝国の一州となり統治される。各々忠誠を尽くすべし。
さて、これより更に西の方、数多の美女よりなる国があると聞く。
その名はアマゾネス、女王の統らす国。か弱き女どものみより成る国なれば、昼寝代わりにこれを征し、数多の美女を得て帰りたい。」 号令一下、帝国軍は今度はアマゾネス国へ向けて進発したのだった。
384名無し調教中。:2008/01/29(火) 15:04:12 ID:IyCIL13Q
ヤオーとヤオー軍の強さを見せ付けるためのターン
そこに出てきた3姉妹がどう絡んでくるのか
「か弱き女ども」に最強の男がどう料理されるのか
385名無し調教中。:2008/01/30(水) 09:46:56 ID:OjpGjwgr
こんなところで終わるなんて生殺しだ
386無敵の英雄:2008/01/30(水) 21:35:33 ID:Y1Osy6sc
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」第3章 ツィン帝国皇帝にして軍神ヤオー、エリナの奴隷に堕とされる

ヤオー、エリナに捕らわれる

ヤオーはどことも知れぬ山中を逃げ惑っていた。
あれから僅か半日、彼は己の身に起きた事が信じられなかった。
女対男で戦争が行われたのは、皇帝の知る限りは他にはなかった。だが、この戦争は男の大敗、女の大勝に終わったのだ。
歩兵隊はおろか、無敵を誇ってきたツィンの騎馬軍団までアマゾネスの猛攻の前に四散した。
片腕と頼むスンとも離れてしまい、馬も捨てた皇帝は、豪華な衣装を泥にまみれさせ、こけつまろびつたった一人でさまよい歩いていた。
387無敵の英雄:2008/01/30(水) 21:37:05 ID:Y1Osy6sc
ヤオー、エリナに捕らわれる

はためく幾万もの軍旗や、天帝の子たる皇帝ヤオーを賛美する大歓声も失われた。彼はただ己の力のシンボルたる聖剣ヴァミルを固く握り締め、逃げ惑う事しかできなかった。
その時、突然、脇の木陰から、武装した若いアマゾネスが現れた。エリナである。ブルーのアイシャドウに深紅のルージュを引いた黒のビキニ姿の17歳の美少女の瞳は、餌食を捕らえたネコのようにキラキラ輝いていた。
388無敵の英雄:2008/01/30(水) 22:46:07 ID:Y1Osy6sc
ヤオー、エリナに辱められる

「ア〜ラ、どこのオヤジがフラついてんのかしらー ちょっとジジイ、待てっつーの。アンタ、アタシのキョカなくココ通れると思ってんの!」
皇帝は怒りに震えた。大地の全てを我がものと見なしてきた天帝の子に対して、下賤なる一兵士の小娘が何たる口の効き方か!!
「この無礼者が!朕が何者なるかを知らぬのか!! 我が名こそヤオー、天帝の現身、王の中の王たる皇帝なるぞ!」
「プ〜ッ、ふーん、オッサンエラいんだ〜 でもさ、今からはエラいのはウチの方だから〜 アンタ自分のタチバっつうモンが分かってないのね〜
今からアンタはアタシの捕虜よ。土下座しな!」
皇帝は今までこれほどの侮辱を、しかも若い小娘から受けた事はなかった。最早我を忘れ、ヤオーはエリナに打ちかかった。
389無敵の英雄:2008/01/30(水) 22:48:39 ID:Y1Osy6sc
ヤオー、エリナに辱められる 続き

闘いの結末は言うに及ぶまい。若く逞しいエリナ(179cm/65kg)に対する中年男のヤオー(146cm)がかなうわけがなかった。
「ホ〜ラ、捕まっちゃった! じゃあ、これからお姉さんが、ちっちゃな弱虫坊やをお仕置きしま〜す!」
「うぬっ、放せ〜 朕は天帝の子にして地上の神なるぞ… こんな事をしてすむと思っているのか!」
「キャ〜ン、こわーい〜 オッサン神様だったんだ〜 じゃあアタシにバチを当ててみ〜 ホレホレ、ストリップショーの始まり〜っ、と」
皇帝ヤオーはアマゾネスの少女に力ずくで衣装を剥ぎ取られ、木に縛り付けられてしまった。
「キャ〜、ボクちん弱〜い。 女の子に負けちゃったわねーこの高そーなフクはアタシの戦利品よ〜え〜い、ついでにフルチンにしちゃえ!!」
「アッ、せめてそこだけは… あ〜っ」
「キャハハ、なっさけない声出してやんの。さっきの勢いはどうしたのかしらー ハ〜イ、これが王の中の王、皇帝のチンポでございま〜す、って、キャハハ、アンタ包茎じゃなーい! キャ〜ッ、ウケるんですけど〜」
390無敵の英雄:2008/01/31(木) 22:08:43 ID:XCyQoRGJ
ヤオー、エリナに辱められる 続き

「軍神のチンポは包茎でーす!ハ〜イ、チンチンのケンサの時間よー。キャ〜ッ、ゾクゾク〜」
「おのれ〜っ、小娘めが〜、思い知らせてくれる〜」
「ア〜ラ、面白〜い。ねぇ〜ン 早く思い知らせて〜 」
エリナはヤオーの包茎チンポを握り、弄び始めた。
「キャ〜ッ、エラそうな事言ってても、所詮は男ねぇ〜 ホラ、なぁに、このビンビンのザマは! ホレホレ、これでもか!」
エリナは天帝の子、ヤオーのチンポを激しく往復ビンタし始めた。
391無敵の英雄:2008/01/31(木) 22:10:00 ID:XCyQoRGJ
ヤオー、エリナに辱められる 続き

「それ! それ! えい! これでもか! 参ったか! キャハハ、面白〜い! ホラ、天帝の罰とやらはどーしたのぉ〜 アタシにはゼーンゼン効かないンですけど〜 ホラ、早くバチをあてないと、もっとヒドいわよ〜
フフン、神を捕らえてチンポをいたぶるなんて、アタシってつよ〜い!」
天帝の子にして世の支配者、神ヤオーは、逞しいビキニ姿のアマゾネスの美少女兵士によって、天から引きずり下ろされ、辱めを受けようとしていた。
392名無し調教中。:2008/01/31(木) 23:41:15 ID:lRksdhKk
言葉責めイイ!
393名無し調教中。:2008/02/01(金) 18:37:55 ID:LgVIM40H
ヤオー小さすぎw
394無敵の英雄:2008/02/01(金) 20:26:59 ID:cWst7K1g
軍神、美少女アマゾネスに屈服

「さあ、これからアタシがアンタの主人よ! 王の中の王は17歳の小娘の奴隷になるのよ!ふふふッ、神を奴隷にした美少女なんて、アタシが初めてじゃなーい?
さ、降参の儀式よ!アンタがいつもやらせてたみたいに、土下座してご覧!さあ、素っ裸の四つん這いでアタシの脚を舐めな!」
皇帝はエリナの前に土下座し、脚を舐め始めた。
「フフッ、いいザマねぇ〜それでも神なのかしらー」
エリナは逞しいビキニ姿の肉体で神ヤオーを羽交い締めにしてしまった。
395無敵の英雄:2008/02/01(金) 20:28:46 ID:cWst7K1g
軍神、美少女アマゾネスに屈服 続き

「ホラ、神の金玉を握ったわよ〜 ホラ、じょじょに、ジワジワと、力を入れていくと〜 キャハハ、ジタバタし始めたわ〜 ホレホレ、降参か! 神が17歳の小娘に屈服させられる気分はどーお?」
神は逞しいビキニ姿の少女アマゾネスによって、素っ裸に剥かれ、貧弱で無力な男として屈服させられてしまった。
「これから、アタシ達の都へお前を連行する! キャ〜ッ、楽しみ〜 公衆の面前で散々生き恥を晒させてやるわ!さ〜て、何をさせよっかなー」
396無敵の英雄:2008/02/01(金) 20:31:47 ID:cWst7K1g
軍神、美少女アマゾネスに屈服

神ヤオーは素っ裸で手枷足枷を嵌められ、尻を振りながら歩くよう命じられ、17歳のアマゾネスに連行されて行った。「もっと尻を振って歩きなさい!この包茎の子供チンポ!浣腸して歩かせてやろうか!」
「あ〜っ、そんな恥ずかしい事を… どうかそれだけは… エリナ様…」
「キャ〜 エリナ様… だって〜 もっと苛めてやるわー ゾクゾク」
397無敵の英雄:2008/02/01(金) 20:36:03 ID:cWst7K1g
軍神、美少女アマゾネスに屈服 続き

アマゾネスVSツィン、女VS男の大戦はアマゾネス=女の大勝利、ツィン=男の大敗北に終わった。
しかし、エリナが聖剣ヴァミルの事を忘れてしまっていなければ、アマゾネスの勝利はもっと決定的であったろうに。
ヤオーが落とした聖剣は、後に北方の蛮族、キタール人の族長アルギン・ハーンの手に渡り、この剣の秘密を知ったアマゾネスの女王ユリナを残念がらせる。 聖剣ヴァミル。男性という存在の秘密がこの剣に秘められている。この物語はまた後に。
398名無し調教中。:2008/02/02(土) 05:13:51 ID:lwJVsTvh
男の気持ち・心理状態も付け足せば快楽倍増のように思う
399無敵の英雄:2008/02/02(土) 17:00:05 ID:UPR+DjVW
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」 第4章 アルギン・ハーン、聖剣ヴァミルを得る(1)

「ねぇ、お姉様、あれは何かしら?」
王女ユウは、末妹サーヤの指す木の茂みの中を見つめた。
それは、不思議な光をたたえた一振りの剣であった。
ヤオーがアマゾネスの捕囚となって2日後。逃亡中の三姉妹は、父王と王国の仇、皇帝ヤオーとツィン帝国への復讐を堅く誓って、ここまで逃げてきた。
しかし、か弱い女の身、一体如何にすれば、軍神ヤオーと大帝国ツィンに復讐できるのか、三姉妹には皆目見当がつかなかった。
後の彼女らならば、もっと違う決断をしたに違いない。
しかし、この時は彼女らは、女性が男性に勝る性である事を自覚していなかったのだ。
ヤオーの持っていた聖剣ヴァミルを拾ったユウ達は、ツィンへの復讐を依頼するため、キタールの地へと歩みを変えたのだ。
400無敵の英雄:2008/02/02(土) 17:12:23 ID:UPR+DjVW
第4章 アルギン・ハーン、聖剣ヴァミルを得る(2)

ツィン帝国にとっての悩みの種は、北方の大砂漠から、遠く西方の金毛人の住む地帯に至る広大な領域に勢力を張る、勇猛果敢な遊牧民の蛮族キタール人であった。
キタールは戦に優れ、度々ツィンの北境の長城を突破して帝都大京に迫った。 ヤオーの父、先帝ワンは15万の大軍を率い、遠く北方の砂漠地帯へとキタールを討伐したが、慣れぬ砂漠での戦いに苦戦し、多くの兵士を失って撤退せざるを得なかった。
クーデタで父帝ワンを追放、後に暗殺してツィンの帝位についたヤオーは、キタールの戦術などを研究させ、騎馬軍団を強化し、軍備拡大に務めた。
再び始まった戦は、ツィンの優位に展開した。キタールはツィン軍に敗れ、遥か西方の大湖の彼方へと退却した。ヤオーはこの戦によって軍神と称えられるようになる。
しかし、近年、キタールは新たな英傑を族長に迎えることとなった。その名はアルギン・ハーンである。
401無敵の英雄:2008/02/03(日) 18:31:08 ID:lTkLlKvf
これまでの登場人物(一部これからのも含む)(1)

無敵の英雄 … 神々と巨人族の末裔、ヘラス国王。35歳。単身アマゾネス国に潜入、捕虜となる。
ナナ … 美しく貞淑、しとやかなヘラス国王妃。31歳。英雄の帰還を待ちわびる。
ユリナ … 残忍酷薄で狡猾なアマゾネス女王。32歳。どんな男もその美貌の虜となってしまう。
エリカ … アマゾネスの士官。21歳。女王の護衛隊長。無敵の英雄を格闘プレイで痛めつけ、屈伏させた。
エリナ … エリカの妹。17歳。真正サディストのアマゾネス兵士。ツィン皇帝ヤオーを捕虜とし、虐待する。
ユリカ … エリカの友人。21歳。狡猾な美女。北方に住む竜を退治する。
402無敵の英雄:2008/02/03(日) 18:58:06 ID:lTkLlKvf
これまでの登場人物(一部これからのも含む)(2)

皇帝ヤオー … 東方の世界帝国ツィンの皇帝。48歳。父帝ワンを殺害、帝位につく。戦の天才で軍神と称えられるが、アマゾネスとの戦いに敗れ、捕虜となる。
マオー … ヤオーの王子。29歳。残忍な性格で人民から恐れられているが、実は真正マゾヒスト。
ツィー…マオーの寵妃。30歳。サディスト。
スン … ヤオーの名参謀。忠臣。63歳。
ユウ … ツィンに滅ぼされたサラ王国王女。ヤオーとツィンへの復讐を誓う。23歳。
ミキ … ユウの妹。20歳。
サーヤ … ユウ、ミキの妹。17歳。
アルギン・ハーン …ツィン北方の遊牧民キタールの族長。34歳。戦の達人。キタールはツィンの宿敵。
403名無し調教中。:2008/02/03(日) 19:06:08 ID:8N2iiPaO
勃起もするし物語的にも読めるな
404名無し調教中。:2008/02/03(日) 20:09:00 ID:/PNfQNN/
>>268が図星だったようだなw
405名無し調教中。:2008/02/04(月) 21:32:29 ID:xuG5CDxl
モバイル専用
ttp://bettermatch.org
406無敵の英雄:2008/02/04(月) 22:51:42 ID:F7esek9j
第4章 アルギン・ハーン、聖剣ヴァミルを得る(3)

アルギン・ハーン。遊牧民キタールの長にして、千年に一人の不世出の英傑。キタールのみならず、北方諸蛮族を攻略、糾合し、若くしてユーラシアの遊牧民諸部族から大ハーンとして崇められるようになった。
今や、彼の野望は、砂漠と山岳と草原の連なる遊牧民の故地を離れ、二つの大河に抱かれた豊かな沃野が、巨万の富を産み出す国、ツィンに侵攻し、これを滅ぼして新たな帝国を建設、その皇帝となる事だった。
ちょうどヤオーの父、遊牧民ジェビンの族長だったワンもまた、かつてそうしたように。
407無敵の英雄:2008/02/06(水) 02:29:50 ID:qOyvYcl5
第4章 アルギン・ハーン、聖剣ヴァミルを得る(3)

アルギンは、ユウの言上を聴き取ると、厳かにその願いを諾した。もとよりそれは、彼の野望だったからである。
そして、聖剣ヴァミルも彼の手に帰したのである。
後のユウなら、断じてそうしなかっただろう…
キタールの地。砂漠と草原の広がる地。ユウ達の母国、サラのごときオアシス都市国家とは随分違う。
ユウ達三姉妹は、しばらくアルギン・ハーンの下に寄寓する事となった。しばらく平穏な日々が続いたが、ユウの心には、アルギンの一言が引っかかっていた。
「時に、ユウ殿よ。汝は、他の姉妹とは顔立ちを異にしておると言われた事は、ないか?
汝の顔立ちは、西のオアシス都市のそれではなく、ツィンの南海に位置する阿児奈波と称する島々のそれに近いように、余は思うのだが。」
アルギン・ハーンのこの言葉を、ユウは後に何度も思い返すこととなる。
408無敵の英雄:2008/02/06(水) 21:00:45 ID:qOyvYcl5
第4章 アルギン・ハーン、聖剣ヴァミルを得る(5)

かつて、ヤオーは怒りにまかせて、慣れない海への遠征を行った事があった。
ツィンの東海に位置する島国が、ツィンの国書を破り捨て、朝貢を拒否してきたのだ。
世界帝国を自認するツィンの誇りは傷つけられたが、その国からすれば当然の振る舞いだった。また、その国の国力は大きく、容易に攻める事はできなかった。
ヤオーは腹いせに、その国の南海にある小さな島々を攻め、住民二万人余りを拉致し去った。アルギン・ハーンが言ったのは、その島々の事である。
409名無し調教中。:2008/02/06(水) 21:35:25 ID:Rw9wwJzq
1週間に1度のぞくのがベターやな
410名無し調教中。:2008/02/06(水) 21:39:36 ID:3Dcc0Yk1
http://0nozomi0.blog.shinobi.jp/

超エロくてきれいな体のチャトレ発見
この女ほんとにヤバイ
411明宏:2008/02/07(木) 10:32:16 ID:cNMFqe5x
西暦210x年僕は某有名女子大学の付属の女子高校にたった一人の男子生徒として、
入学を許されたその学校はとんでもない女尊男卑の学校でした。m入学式の前日手紙が着た、
手紙には、普段着で着てください。制服は当日渡します、と書いてあった。
僕には、付属中学の元生徒会長が見本生として付き添うと書いてあった。
412名無し調教中。:2008/02/07(木) 12:38:15 ID:rLuQR+CJ
>>411
いいよ!頑張れ
413無敵の英雄:2008/02/08(金) 21:24:29 ID:O8TTB7cx
第5章 「降伏」

ここはアマゾネスの都。女王ユリナの宮殿。扇情的なビキニ姿のアマゾネス達の好奇と嗜虐の眼に見つめられているのは、彼女らに敗れ、捕囚となった地上の神、皇帝ヤオーであった。
アマゾネスの平均身長は高く、175cmほどである。皆、鍛えられたやや筋肉質の体を、Tバックのビキニに包んでいるだけだった。
ヤオーの出身部族、ツィンの支配階級であるジェビンは尚武の部族、圧倒的な男性優位の社会である。如何に身分が高かろうと、女は男の奴隷的存在なのだ。男は常に女より強い存在でなければならない。
しかし、今ヤオーは男にひれ伏しているべき女に、逆にひれ伏させられようとしていた。これは耐え難い屈辱だった。
彼は素っ裸にされ、首輪に手枷足枷をはめられていた。しかも両手首を首輪の横のリングに繋がれ、女に自由を奪われていた。
地上の神、全人類の皇帝と称えられたヤオーは、女に素っ裸にされ、しかも陰毛をきれいに剃られて、勝者の女王ユリナの前に引き出されていた。
414無敵の英雄:2008/02/08(金) 21:35:42 ID:O8TTB7cx
第5章 「降伏」 続き
アマゾネスの女王ユリナ、32歳。身長173cm、B89・W59・H90の素晴らしいプロポーションに、高い知性。
切れ長の美しい瞳には魔力が潜んでおり、以前捕らえたとある国の王を、この瞳で見つめながら言葉責めにして洗脳し、サルにしてしまった。
以来この王は全裸でサルとして、鞭やビンタで調教されながら、女王ユリナの身の回りの世話をさせられている。
格闘技の達人でもあり、キックボクシングで鍛えた身体で捕虜の男を痛めつけるのがストレス解消法であった。
「体格、筋力がほぼ同じ女と男が闘ったらどっちが強いと思う?答えは女よ。女の方が精神的な強さでは男より勝るの。まして女の方が体力が勝っていたら、もう男に勝ち目はないわよ。」
玉責めの拷問も大好きで、お気に入りのエリカ、エリナの姉妹には、捕らえた男の捕虜を実験台に、玉責めのテクニックを伝授している。
415無敵の英雄:2008/02/09(土) 23:15:44 ID:5Do+Jd3p
第5章 「降伏」 (3)
捕らわれた皇帝は、女王ユリナに屈辱の土下座を命じられた。
尚武の騎馬民族、ジェビンの族長にして世界帝国ツィンの皇帝たる自分が素っ裸で、女に土下座させられているとは!それは死に勝る屈辱だった。
「もっと頭を下げろ」
頭上から女王ユリナの声。同時にヤオーの頭はヒールで踏みにじられた。
「きゃ〜、このオヤジ、イヂメ甲斐あるぅ〜」
ヤオーを引き立ててきたエリナは、ビキニの大きな尻を、土下座した彼の背中に乗せた。
「オラ、起きてみな!」
ヤオーは女に辱められた怒りと屈辱に燃え、エリナの体をはね返そうとしたが、身長178cm、17歳の逞しい少女に全体重でのしかかられては、びくとも動く事はできなかった。
「ふふ、なかなかいい図だこと。誇り高き尚武のジェビンの族長にしてツィン帝国皇帝、地上の神、ヤオーも捕虜となれば、17歳の少女兵士の辱めを受けるのよ…ふふッ」
「お願いだ、もうこれ以上朕を辱めないで、どうか男らしく、潔く死なせてくれ」
「キャ〜、アハハッ、そんなことアタシがさせるワケないじゃな〜い?」
女王ユリナは冷たく、そして男をいたぶる喜びに溢れて言い放った。
「アタシ達アマゾネスは、男を捕らえて苦しめるのが無上の喜びなの。特にアンタみたいな身分の高い男は格別よ!
アンタは一生捕らわれて、アタシ達の奴隷に堕とされ、生き恥をさらすのよ!
フフフッ、エリナちゃん、コイツを捕らえたご褒美よ。これからコイツを思う存分、責めてご覧なさい」
「ハイッ、ユリナ様〜キャ〜ッ、ゾクゾク〜」
416無敵の英雄:2008/02/10(日) 13:59:46 ID:0cXVeyDc
第6章 「屈服」(1)

「じゃ、エリナちゃん、アレなんかどうかしら〜 まずは軽〜く、ア、レ、」
女王ユリナは艶然と笑みを浮かべた。
「キャ〜ッ、ア、レ、ですね〜! 軽くな〜い〜」
はしゃぎながらエリナはヤオーの髪を掴んで引き起こした。逞しい美少女に力ずくで引きすえられ、彼は両手首を頭の後ろに回し、跪いた格好で、アマゾネス達に剃毛された包茎ペニスを晒していた。
「イヤ〜ン、このオヤジのちっちゃ〜い!」
エリナは皇帝のペニスを指先でピンピンとはじいた。
「ウッ、…」
17歳の少女兵士になぶられる屈辱に悶え、素っ裸の皇帝は唇を噛み締めた。
「ウムムッ、ここに我が騎馬軍団と精兵達がいれば… 朕は馬上にて汝らを蹴散らし、滅ぼしてくれように…!」
パーン、パーン、と、激しい往復ビンタが皇帝の頬を襲った。
「フン、アンタまだ自分の立場っつーモンが分かってないみたいね〜
プッ、アンタの弱っちい家来どもはみんなアタシ達が捕まえて、なぶり殺してやったじゃんよ。
まっ、いっかー これからじっくり、ジワジワと、アンタをイヂメて責めてやるから!!覚悟しなよ!」
417名無し調教中。:2008/02/11(月) 13:15:22 ID:xE9jR0na
壮大になりすぎてまとめられるか
418無敵の英雄:2008/02/11(月) 21:02:34 ID:cg5uiaEI
第6章 「屈服」 (2)くすぐり責め


Tバックのヒョウ柄ビキニの美少女は、引き据えた男の脇腹に、軽く両手指の爪を当てると、そのままゆっくり、ジワジワと動かし始めた。
「ヒィッ!」ヤオーは思わず、情けない声を出してしまった。恐れ多くも地上の神、皇帝をくすぐる女など今まではいなかった。こんな感覚には慣れていない。
「うふふ」
エリナは皇帝の眼を真っ直ぐ見つめながら、今度は彼の両手首から腋の下へと、ツーッと爪を這わせた。
「アヒィッ」
情けない声を出したくなくても、出てしまう。
「キャ〜面白〜い!ホラ、鳴け鳴け!!」
「ヒッ、ヒッ、ヒッ、アッ、アフゥ〜」
「ハ〜イ、ボクちん、カユいカユいトコロはないかチら〜?」
皇帝は17歳の美少女のくすぐりと必死で闘っていた。少女特有の細く、良く動く指先は執拗に男を責め続けた。
「アッ、ココでちゅかぁ〜」
エリナは悶える男の両腋をツンツンと爪で突いた。
「ヒィ〜イ!ウッ、ウヒィ!ウヒィ!」
「ア〜ラ、ウヒウヒ言いながら裸踊りしてる〜ヘンタイかしら〜ホレホレ、ツンツン」
「ヒィ〜!ウヒィ!」
「キャ〜コイツ泣いてるわよ〜」
「女のコにクチュクチュされて泣いてやんの〜恥ずかし〜い!!」
419無敵の英雄:2008/02/13(水) 20:02:32 ID:Tmf8BxfQ
第6章 「屈服」 (3)くすぐり責め

「ウフフ、さあ、お前の弱点を見つけちゃったわよ〜
ホラ、ツン!」
「ウヒッ」
「キャ〜 はじゅかちい〜 ウヒッ、だってー
ツンツン」
「ウヒッウヒッ」
「アハハッ、ツン」
「ウヒッ」
「ホ〜ラ、軍神ヤオー大ピンチ!!
何と一美少女に責められ、屈服しようとしています!
それそれ、これでもか! 参ったか!」
「ウヒィ〜〜ッ、ヒィ〜ッ、ウッ、ウッ、ウヒヒヒィ〜ッ」
「降参か!」
「ヒィ」
「アタシの眼を見ろ」
「…」
「眼を見て、降参致します、と言え!」
「… こ、こう…さ…」
それは、無敗の軍神にとって死に勝る屈辱だった。
「聞こえないんですけどぉー?
オトコのクセにちっちゃな声ねぇ〜
フン、そんなだから女に負けるのよ。
ホラ、大きな声で言いな!」
「こ、降参…し…ます」
「声が小さい! もっとくすぐられたいか!」
「ヒィ〜ッ、も、もう許してください〜」
「キャ〜ッ、泣け泣け! ホラ、言いなさい!」
「こ、降参致します!」
「キャハハッ、軍神が女の子に降参したわよ〜 弱ーい」
420名無し調教中。:2008/02/13(水) 20:18:48 ID:U6PNH5+Q
本当にいい小説。
ただ毎回感謝の書き込みすると、見づらいのでまとめて書きます。

作者さん頑張れ
421無敵の英雄:2008/02/14(木) 21:59:21 ID:qIBxZ7Lb
第7章 マオーの戴冠(1)

ヤオーへの責めはまだまだ続くが、一旦場面は移る。
さて、その頃。
皇帝ヤオーが捕囚となるという、
屈辱的大敗を味わったツィン帝国の首都、大京の宮殿。
慌ただしく凶報を告げる使者達が行き交う中、将軍や重臣達は、
善後策を講じるため、皇子マオーを中に、議論に忙しかった。
「本当に陛下は捕虜となられたのか!」
「この事が人民に漏れては、大変な事になる!」
「一先ずは、陛下は戦死されたこととする他あるまい。
一刻も早く、皇子マオー殿下に、皇帝として戴冠頂こうではないか!
さもなくば、民心は動揺しよう。」
軍参謀にして、中書令をも拝命する老臣スンが主張すると、
居並ぶ他の重臣達も頷いた。
しかし、将軍の一人、ルアンは意を同じくしなかった。
「お待ち下さい!殿下の戴冠には、私は異議ございませぬ。
しかし、軍を指揮し、かかる大敗を招いたスン殿の責は重い!
即刻官を辞されよ!今は我が帝国の危急存亡の時。
人心を一新し、事に当たるべきである!」
「これは異な事を! 敗戦は皆の至らぬ故の事。
スン殿一人が責を負うべき事ではない!」
「いや、ルアン殿の仰る通り! 中書令は敗戦の責任をとられるべきである!」
閣議は紛糾し始めた。
422名無し調教中。:2008/02/15(金) 16:50:06 ID:bS1K0Mjs
GJだ
423無敵の英雄:2008/02/15(金) 20:56:14 ID:ZIB8cWxU
第7章 マオーの戴冠(2)

ルアンの言葉は辛辣だった。
「そもそも、スン殿はジェビンの族に非ず。
元を質せば、今を去る事数十年前。
我がジェビンは北方の草原地帯にて、偉大なる族長ワン・ハーンの指揮下、
衰退しつつあった帝国ユンに戦いを挑んだ!
ホン、ツァオの二つの大河、豊かな沃野、連なる山麓。
かつて強大を誇った超大国ユンは、
しかし内部分裂と退廃により、滅びようとしていた。
偉大なる英雄ワン・ハーン!
帝国ユンは我らジェビンの馬蹄の下に滅んだのだ!
そして新たなる帝国!
ワン・ハーンは国号をツィンと定められ、ここ大京を首都とされた!
天帝はユンを捨てられ、我らジェビンを選ばれたのだ!
しかし、スン殿は、正にそのユン帝国の家臣であられた!
最後の最後まで、ユンの幼帝に忠誠を尽くし、
我らジェビンの騎馬軍団を相手に、寡兵よく戦いを続けた。
敵ながら天晴れとみた皇帝陛下は、スン殿を助命され、家臣として取り立てられた。
恩義に篤いスン殿。
その先帝陛下が、皇子であられたヤオー殿下に殺害せられたのだ。
御辺は、現帝ヤオー陛下への復讐を企んでおられたのではないのか!?
さもなくば、我がツィンの精鋭が、かくもむざむざと敗退するわけはない!!
424無敵の英雄:2008/02/16(土) 18:23:28 ID:LOQR5a4X
第7章 マオーの戴冠(3)


スンは、ルアンの言葉に激怒した。
「何を言われるか!皇帝陛下には、先帝同様、粉骨砕身して
お仕え申してきたつもりである!
言いがかりであろう!無礼ではないか!!」
「全くである! ルアン殿、謝罪されよ!」
「いや、ルアン殿の懸念もっとも!
この際、中書令は身の潔白を明らかにされるべきである!」

結局、閣議はまとまらず、とりあえず散会となってしまった。
「いや、しかし、これからどうする気であろう。
敗戦の責任をめぐって権力争いとは…」
マオーの弟、ダヤンは嘆いた。
「しかし、意外でしたな。
かねてからマオー殿下と不仲のルアン殿が、ご即位には反対されないとは。
私は、当然武勲の誉高いダヤン殿下を推挙されるものとばかり…」
ダヤンの腹心の将軍、エスデルが不審がった。
「このまま、あの暗君の兄上が即位すれば、このツィンは滅びよう!
断じて看過すべきでない!
エスデル、ルアン殿の動きを見逃すな。彼は、何事か企んでいるかも知れぬ!」
さて、マオーは、国の行く末にも我関せず、
女奴隷達と酒池肉林の日々であった。
425無敵の英雄:2008/02/17(日) 02:00:34 ID:TzxOdgde
第7章 マオーの戴冠 (4)

地下牢には、鞭の響きと、男の呻き声が響きわたっている。
全裸にされ、鎖に繋がれ、鞭打たれているのは、
ツィンに滅ぼされたサラ王国の王、ヨヒムであった。
鞭打つ美女の名は、ツィイー。
彼女もまた、ツィンの侵略により、戦利品として略奪されてきた女である。

だが、彼女は元々名もない平民の身分であり、ツィンにおいては捕虜として、奴隷身分に過ぎない。
しかし、彼女はその類希なる美貌により、皇子マオーの心を虜にしてしまったのだ。

そして彼は、ついには国務を省みず、ツィイーの歓心を買わんがため、ありとあらゆる無道を行うようになったのだ!
根が残虐なサディストである彼女は、マオーを動かし、多くの罪なき者を虐殺させた!

皇子マオーの手勢の赴くところ、あらゆる町は全滅し、死体に満ち満ちたのだ!
妖女ツィーはその光景を見て喜び、自らも手を下した。
特に男を全裸にし、じわじわとなぶり殺すのを好んだ。

ツィイーはマオーを骨抜きにし、思いのままに操っていた。
マオーが天帝の子、王の王にして地上の神、全人類の統治者なる皇帝として即位すれば、
本来奴隷女に過ぎない彼女が、世界帝国ツィンの実質上の女帝として、
恐怖政治を行うことは目に見えていた。
それ故、マオーの弟、ダヤンは、何としても兄の即位を阻止しようと
心に誓っていたのだ。
426名無し調教中。:2008/02/17(日) 02:05:13 ID:xeWeyLhA
すげえなあ
登場人物把握するのも大変なくらい壮大なスペクタクルですな
427名無し調教中。:2008/02/17(日) 05:30:31 ID:o1kWvM5a
やっとツィィー来た!
428無敵の英雄:2008/02/17(日) 17:50:43 ID:TzxOdgde
第7章 マオーの戴冠(5)

しかし、次の日開かれた閣議では、やはり長子たるマオーの即位に反対する者はなく、
即日、戴冠式が行われることとなってしまった。
「まあ、焦る必要はない。しばらくは様子を見よう。
エスデル、他に信頼できる重臣や将軍はいないか?」
「国を憂える、心ある方々は他にも多くおられます。」
「その者らと密かに連絡を取って欲しい!時が至るのに備えるのだ!」


一方、戴冠式を前に、重臣達の間に混乱が行っていた。
「聖剣がない!あれがないのに、戴冠式を行ってよいものか!?」
「聖剣ヴァミルは皇帝の証。天帝の賜り物。
聖剣なくして正統な皇帝とは認められぬ!」
「アマゾネスらに奪われたのか!スン殿、これはゆゆしき事態ですぞ!!」
再びルアンは激高し始めた。
「うむ、そこまで言われるのならば、それがし責任をとり申す!」
スンは抜刀しようとした。重臣達はどよめいた。
「お待ちなさいませ!今は一同団結せねばならぬ時。
まずは粛々と戴冠式を進めるべきであります!
皇帝なくして、この国は動きません!」
エスデルの言葉に、スンも落ち着きを取り戻し、着座してその場は収まった。
しかし、皇帝となってからも、マオーは奴隷女のツィイーらとの、退廃的な関係を断ち切るどころか、
逆に暴虐と圧政を強めていった!
重臣達は分裂し、皇弟ダヤンが密かに思いをめぐらす中、
聖剣ヴァミルを得たアルギン・ハーン率いるキタールは、
ツィン帝国の危機を北方から窺っていた!
429無敵の英雄:2008/02/18(月) 00:39:29 ID:m3Z4BqhZ
第7章 マオーの戴冠(6)

ここは、皇帝マオーの寝室。
「ふふふ、お前の名前は何なんだい?」
「はい、私奴は天帝の現身、地上の神、王の中の王なる全人類の皇帝、マオーでございます。」
「フン、じゃそんなお前をフルチンにヒン剥いて土下座させてるアタシは誰なんだい?」
「は、はいっ、奴隷女のツィイー様でございます。」
「アハハッ、お前は神、至上の皇帝。アタシは下賤な最下級の奴隷女。
奴隷に責められるのが好きな皇帝とは、フフッ、ツィンももうおしまいね。
さあ、これからお前を張りつけにして、拷問にかけてくれる!
アタシは、かつて、祖国を攻められ、捕虜としてツィンに連れ去られてきたわ。
辱められ、殺害された女達の仇うちよ!」
「ヒィ〜 ああ、私奴が悪うございました〜
これこのように、フルチンでひざまずいてお許しを乞うております〜
イヌの真似でもサルの真似でもいたします〜」
「フンッ、生殺与奪、神と言われた皇帝が、いいザマだこと…
さあ、もう身動きできないわよ!処刑してやる!
ホラ、チンポと金玉を握られちゃった〜、
アハハッ、どーぉ?ちょっとずつ力を入れるわよ〜
アハハッ、ジタバタし始めた〜プリプリの金玉だこと〜
苦しいかい? ソレソレ、参ったか!降参か!
下賤な奴隷女に金玉を握られた神、っていい図じゃない〜?」
「アヒィ〜ッ、ウギィ〜ッ、も、もうお許しください〜」
「フン、もう降参か! 情けない男だこと。
フン、奴隷女の指先一つでツィン帝国の皇帝を
降参させてやったわよ〜」
430名無し調教中。:2008/02/18(月) 18:08:44 ID:uOauk97A
弱いと思っていた者に立場逆転されるのは興奮する。ここで言うと女→男、奴隷→王
431無敵の英雄:2008/02/18(月) 20:53:50 ID:m3Z4BqhZ
これまでの登場人物(一部これからのも含む)(1)


<ヘラス>
無敵の英雄 … アマゾネス国との抗争を繰り返すヘラス国王。単身アマゾネス国に潜入、捕虜となる。35歳。

ナナ … 王妃。英雄の帰還を待ちわびる。31歳。

<アマゾネス>
ユリナ … 狡猾残忍なアマゾネス女王。絶世の美女。32歳。

エリカ…女王の護衛隊長。格闘の達人の美女。21歳。

エリナ…エリカの妹。真性サディストの美少女兵士。17歳。

ユリカ…エリナの友人の美少女兵士。17歳。

<サラ>
ヨヒム…ツィン帝国に滅ぼされたサラ国王。ツィンに拉致され、捕囚となる。46歳。

ユウ … ヨヒムの王女。ツィン帝国とヤオーへの復讐を誓い、キタールのアルギン・ハーンと結婚。
偶然得た聖剣ヴァミルをアルギンに託す。23歳。

ミキ … ユウの妹。20歳。

サーヤ … ユウ、ミキの妹。17歳。

432無敵の英雄:2008/02/18(月) 21:04:12 ID:m3Z4BqhZ
これまでの登場人物(一部これからのも含む)(2)



<ツィン(ジェビン)>
ワン … 初代ツィン帝国皇帝。北方の遊牧民ジェビンの族長だったが、南下して、ユン帝国を滅ぼし、
ツィン帝国を建国。皇子ヤオーに暗殺される。


ヤオー … ツィン帝国第2代皇帝。父帝ワンを暗殺、帝位につく。
戦の達人で軍神と称えられるが、アマゾネスに敗れ、捕囚となる。48歳。


マオー … 第3代皇帝。残忍で暗愚。実は真性マゾヒスト。29歳。


ツィイー … 捕虜としてツィンに連れて来られた奴隷女。しかし真性サディスト。30歳。残忍酷薄な美女。


スン … ツィンに滅ぼされたユン帝国の遺臣。ワンに取り立てられ、重臣に上り詰める。63歳。


ダヤン … マオーの弟。ツィン帝国の行く末を案じる。26歳。

エスデル … ダヤンの腹心の将軍。37歳。

ルアン … ツィン帝国の名将。スンと対立を始める。50歳。
433無敵の英雄:2008/02/18(月) 21:07:35 ID:m3Z4BqhZ
これまでの登場人物(一部これからのも含む)(3)


<キタール>
アルギン・ハーン…北方草原地帯を制覇した遊牧民キタールの族長。戦の達人。いよいよその野望は、ツィンへと向けられた!34歳。


ヴァハン … アルギンの家臣。33歳。


エルラク … アルギンの家臣。36歳。


エギン … アルギンの弟。兄とは不仲。31歳。


<ブルグン>
オルム … 凶暴な蛮族、金毛人の一部族長。アマゾネス国に侵攻。


マラミル … オルムの弟。
434名無し調教中。:2008/02/19(火) 12:47:42 ID:y+Foa8Fw
いつごろからSMっていう概念ができたんでしょうね
アレキサンダー大王やナポレオン、織田信長が真性のドMだったら面白いね
435無敵の英雄:2008/02/20(水) 20:55:31 ID:XxA0tnuU
第7章 マオーの戴冠(7)

十年前のこと。
皇子マオーは、父帝ヤオーから、ある美しい奴隷女を与えられた。
それがツィイーであった。
生来惰弱で、情欲を抑えることを知らないマオーは、ツィイーの色白で透き通るような肌と、
すらりとした長身の美脚の虜となった。
彼は寝室に連日ツィイーを連れ込み、その肉体を責め立てた!
暴力と、皇子としての権力で、マオーはツィイーを絶対的に支配していた。
ある時、ありとあらゆる変態的行為に飽きたマオーは、新たな遊びを思いついた。
二人の立場を、逆転させてみてはどうか。
皇子が、奴隷女に責められる!なかなか刺激的な考えだ!
その日、マオーは突然、全裸でツィイーの前に土下座した。
「俺を殴って欲しい!」
ツィイーは驚いた。
「と、とんでもない!どうして御主人様を…
卑しい奴隷女の私にそのような事はできません!」
「いや、ツィイーよ!俺はお前の奴隷になりたいのだ!」
跪いて哀願するマオー。絶対的権力を持つ男が、自分のような奴隷女に、
素っ裸の惨めな格好で土下座している!
「ま、まず、俺をビンタしてくれ!」
「…は、はい…」
恐る恐る、奴隷女は王子の頬をビンタした。
パーン!小気味良い音が響いた。
「あぁ〜 もっと…
もっと殴って下さいませ〜」
マオーはツィイーに嘆願した。
436名無し調教中。:2008/02/22(金) 19:49:26 ID:78Mt+rYu
遊びで始めた行為で後々首を絞めることになると花
ツイをSに変えたのは王子だったうのは面白いなあ
437無敵の英雄:2008/02/22(金) 21:39:36 ID:DtxufcII
第7章 マオーの戴冠(8)

倒錯的なプレイを繰り返す奴隷女と王子。
素っ裸で吊されているマオー。
ツィイーの手には、マオーが日頃、奴隷女達に用いている鞭。
普段は主人と奴隷女だが、夜は逆転するのだ!
「も、もっと叩いてくれ〜」
マオーは彼女無しではいられなくなっていた。
初めはビクビクしながらビンタしたり、鞭を振るったりしていたツィイーは、何時しか変貌し始めた!
「フッ、王子のくせに奴隷女になぶられたいなんて、
どうしようもない変態だね!!
ホラ、もっと頭を下げろ!」
素っ裸で土下座させたマオーの頭を踏みつけるツィイー。
「あ〜 もっと苛めて下さいませ…」
「ふふ… スンやルアンなんかの将軍達はおろか、
アンタの親父のヤオーでさえ、こんな事は出来ないわね。
アタシはアイツらより上に立ったってワケ。
フフン、ツィンはこのアタシに征服されるのよ!
百万の軍隊も、一人の奴隷女の美貌には勝てないわ!!」
438無敵の英雄:2008/02/22(金) 22:22:23 ID:DtxufcII
第7章 マオーの戴冠(9)

そして幾年。すっかり妖艶な悪女となったツィイー。
男の心を手玉に取るのはお手の物だ。
177cmの長身に、深いスリットの入ったチャイナドレスからは、
長く美しい脚が覗く。
最近格闘術を学び始めたのは、格闘プレイでマオーを痛めつけるためである。
それも、他の奴隷女達の前で。
宮殿には、様々な国から連れて来られた美しい奴隷女達が、多くいる。
最近は、プレイはもはや、彼女に主導権があるのだ!
嫌がるマオーを素っ裸で縛り上げ、マスクをさせ、
捕虜として奴隷女達の部屋に連行する!
まさか皇帝とは思いもよらない奴隷女達は、
強く美しい女が、貧弱な素っ裸の男を叩きのめすのに大興奮するのだ!
そして敗者の皇帝マオーは、奴隷女達の前で、勝者のツィイーの命令で、罰として
裸踊りやオナニーなどの、あらゆる屈辱を与えられるのだ!
439無敵の英雄:2008/02/23(土) 01:19:35 ID:fxcT3kHH
第7章 マオーの戴冠(10)

皇帝マオーが奴隷女達との馬鹿騒ぎに興じているうちにも、
帝国の崩壊はゆっくりと、しかし確実に進んでいる。
盤石に見えた世界帝国ツィンの危機を、誰が想像したであろうか!

大京から長城を経て、朔北千里の地、砂漠と草原の地。
ノイン・ウラは武装し、馳せ参じて来た北方遊牧民諸部族の幕屋と、
早くも血の気配に高ぶり嘶くおびただしい戦馬に満ち満ちていた!
その数、実に三十万余!!
いや、それどころか、まだまだ増える気配である!
彼らを指揮する英傑の名は、
最早、誰か知らぬ者などいよう!
北部ユーラシア大陸の覇王、キタールその他十二の遊牧民諸部族の大ハーン、
砂漠の狼王、アルギン・ハーンである!!!
ツィンに滅ぼされたサラ国王女、ユウとの祝言を終えたアルギンの鋭い視線は、
ただ南へと注がれている…
暗愚の皇帝マオーのツィンへと!!


鋭い視線を注ぐのは、彼らだけではない…
遥か西方へと、数千里の彼方。
黒海沿岸、アマゾネス国。
ツィンを破り、先帝ヤオーを捕虜とし、戦勝の喜び未だ止まぬ。
しかし、平和もつかの間、彼女らに、身の程知らずの野心を持って挑むのは、
金毛人のブルグン族の族長、オルムだ!!
この物語はまだまだ後ほど。
440無敵の英雄:2008/02/23(土) 18:01:57 ID:fxcT3kHH
第8章 侵攻(1)

嘶く百万の軍馬が、草原を埋め尽くす。
百万の戦士達の雄叫びに、地鳴りのごとく震えるノイン・ウラ。
草原をつんざく鋭い笛の音!
百万の戦士達は剣を一斉に抜き払い、天を突き上げる!
「アルギン・ハーン!!!」
キタールその他十二の部族は、主君にして英傑、砂漠の覇王を仰ぎ見る。
「我が戦士達よ!ついに時が来た!
思え!我がキタールのかつての暗黒の日々。
苦い思いを、我らが仇敵ツィン、即ちジェビンへの、怒りの炎に変えんがため。
我が祖父、父の代、キタールはツィンの圧政の下、逼塞の日々を送らざるを得なかった。
しかし!
このアルギンはツィンの大軍を撃退し、ジェビンを朔北の地より追い払った!
やつらをその故郷から追放したのだ!
のみならず、軍馬を進めること幾万里、汝ら、勇敢なる戦士達と戦塵の中を進むこと幾年。
ついにこのユーラシア大陸の北半を支配下に入れたのだ!!
そしてついに!
天帝は我に、天命を下された!!
今こそツィンは滅び、新たなる帝国が興るのだ!見よ!」
アルギンは剣を抜き払い、高々と太陽にかざした。
「おお… 聖剣だ!!」
「聖剣ヴァミルが我らの手に!!
天命下れり!!我らの大ハーンに栄光あれ!!!」
十二部族の百万の戦士の雄叫びに、大地は震撼した!
441無敵の英雄:2008/02/23(土) 18:08:21 ID:fxcT3kHH
第8章 侵攻(2)

「これより、ツィンへ進撃する!!
全軍を三軍に分かつ!
ヴァハン!ゴビ砂漠の夜の悪霊さえも、汝の前におののく勇将、
獅子の子、我が右の腕、ヴァハンよ!」
「ここにおります!我が偉大なる大ハーンよ!!」
「汝に二十万の兵を授ける!
これより西方へ迂回せよ!」
「我が君よ!西方へと?!それは何故に!」
「我に秘策あり!後の軍議にて伝える。
エルラク!火の中に在りて氷の如く冷たく、
酷寒に在りて炎の如き智将、汝の知恵は大鷹の爪より鋭い、エルラクよ!」
「新たなる皇帝、大ハーン、我が君よ!ここにおります!」
「汝は二十五万の兵を率い、南下せよ!
万里の長城を攻撃するのだ!長城を守るツィンの将軍は?」
「名将の名高い、ルアンであります!」
442名無し調教中。:2008/02/25(月) 20:02:27 ID:VWj4MEVq
男と女の全面戦争まではまだ時間がかかりそうだ
443無敵の英雄:2008/02/25(月) 20:34:58 ID:MTsx/jJV
第8章 侵攻(3)

この間にも、皇帝マオーの馬鹿騒ぎは止むことがない。
時には、ツィイーの命令で、他の奴隷女と戦わされることもある。
ツィンの軍隊は、時には遠くアフリカまでも遠征することがある。
従って、奴隷女の中には、黒人奴隷も混じっている。
ジュンガは17歳。ツィン軍に村を焼き払われ、拉致されてきて間もない。
彼女の身長は180cmを越え、筋肉質の逞しい体は女豹のようだ。
ツィイーは、新しい遊びを思いついた。
「あの黒人女と戦わせてあげる!
アタシの命令通りにおし!!」
マオーは震え上がったが、ツィイーは許さなかった!
さて、いつものように素っ裸にされ、ツィイーの捕虜として連行されてきた皇帝マオーは、
今日は、ジュンガに喧嘩を売るように命令されていた!
マオーはツィイーの命令で、恐る恐るジュンガに近づき、
ビキニに包まれた大きく逞しい尻を触った。
「ナニすんのさ!このドスケベ!」
激しい往復ビンタで、マオーは吹っ飛ばされた!
「お、お前みたいな小娘など、… お、男の俺が…思い知らせてやる…」
「フフン、アタシと勝負するっつーンだ?
いーじゃん、みんな、男がどんなヨワイ生き物か、よーく見せたげるよ!!」
皇帝マオー
444無敵の英雄:2008/02/25(月) 20:37:17 ID:MTsx/jJV
皇帝マオーは逞しい黒人女の前でブルブル震えていたが、チンポはビンビンに勃起してしまっていた。
445名無し調教中。:2008/02/25(月) 22:50:10 ID:B2/PQXaH
本当にいい小説だ
446明宏:2008/02/27(水) 17:47:58 ID:TWHFDhcw
入学式に行くとまず見本生の鈴木由美さんを紹介された。「貴方が金田 元信君」
ね三年間宜しくね?「こちらこそ宜しくお願いします。僕は、由美さんたち
女性にお使いする為に入学しました。」そこで僕は、理事長から全校生徒に紹介
されました。「彼は皆さんの保健体育の教材になります。」『これから彼の身体検査を行います。』
447明宏:2008/02/27(水) 17:57:18 ID:TWHFDhcw
まず、彼を選んだ理由は見た通り小柄で美少年だからです。彼の制服はセーラー服
です。彼は寮に入ります。下着はすべて女性用を着用して貰います。
今日は生徒会で彼の金玉の責め方を勉強して貰います。
448明宏:2008/02/27(水) 18:21:20 ID:TWHFDhcw
まず金玉(睾丸)は男の急所です、どうすれば男が痛がるかよく確かめて
握って下さい。こんな一寸の力で痛がるのね?面白い、最後に見本生の鈴木さん
貴方は必ず、朝黒川君と一緒に登校して下さい。そして校門で彼のスカートを捲って、
彼が校則を守っているか確認して下さい。違反してたらその日はノーパンでいて
貰います。そして順番で金蹴りします。
449無敵の英雄:2008/02/27(水) 21:17:35 ID:TUFzBgeq
第8章 侵攻(4)

逞しい黒人奴隷女のジュンガは、貧弱なマオーを見下ろした。
「レスリング? それともキックボクシング?
選ばせてやるよ!この包茎チンポ!」
長身の17歳の少女奴隷は、言い放つなり、マオーをビンタした。
「あぅっ…!」
強烈な力にフラつくマオー。
それを見てジュンガはせせら笑った。
「フフン、アタシが2、3発ぶん殴ったくらいで、
もうフラフラなんだ〜
フッ、オトコなんてみんなヘタレばっかよね〜
アタシの国じゃさぁ、男より女の方が喧嘩しても強かったよ!
男は平均身長160cmくらいだけど、女は180はあって、体格もいいの。
そーするとさぁ、オトコが女より明らかに優れていると言えるのは筋力くらいだから、
それくらいの身長差があって、女にトレーニングされたら、男に勝ち目はないってこと。
だから、戦士も女だし、王も女よ。
男はいるし、一応対等に結婚したりするけど、
でも立場的には下ね。
まあだから、例のアマゾネス国よりはマシってコトよ。
アソコの女はさぁ、戦いで男を捕らえたら、徹底的に拷問して、女への服従心を叩き込むらしいよ!
女の強さ、男の弱さを教え込むんだってさ。
450無敵の英雄:2008/02/27(水) 21:21:45 ID:TUFzBgeq
第8章 侵攻(5)

「フッ、そう言えば、うちの北隣の国が、
アマゾネスに攻め込まれたことがあってさ。
うちの女王様もそんなスキ見逃すホド甘くないからー、
まあギョフのリっつーワケ?南から攻め込んだわけよ。
そこの男王は大弱りよ。ふっ、ケッサクよね〜
南北から女に攻められて負けるなんて、
女にチンポとケツの穴責められて負けるよーなモンじゃんね〜
結局その男王は、アタシ達の国に捕らえられて、
素っ裸で街中引き回されて、女王様の前でオナニーさせられたわ!
敵の女王に負けてオナニーさせられるなんて、惨めよね〜」
451明宏:2008/02/28(木) 06:53:22 ID:KC5baeOQ
明宏は将棋部に入部する事にした。部長の友美は明宏に部活中はノーパンでいると
約束させられた理由は女子部員に王手の時に睾丸を握らせる為だ
そのために将棋部は部員が増えた。理事会が黒川君の為に黒川君が勝ったら、
クンニリングスをさせなさいと決めました。それが原因で将棋部は
全国大会で優勝しました。
452無敵の英雄:2008/02/29(金) 21:25:11 ID:ZSgYD8GH
第8章 侵攻(6)

「じゃさ、そろそろコイツと勝負してやってよ!
女VS男の勝負なんて、そうそう見れるモンじゃないしさ」
「アタシも見た〜い!
男って強がってるけど、ホントなのかしらねぇ〜
女と勝負する男ってあんまり見たことないけど、
それってホントは男の方が弱いのがバレるのが怖いからじゃないの〜」
「ホラ、お前、男だろ!
ここで引き下がったら、男はみんな女より弱いことになってしまうわよ!
男らしく、男の誇りをかけて、女と勝負してご覧!!
フフッ、その代わり、負けたらどうするかしらねぇ〜
フッ、でもまさか、男が女に負けるワケないわよねぇ〜
ホラ、何とかお言いよ!このチビ!」
ツィイーはマオーを鋭い眼で睨みつけた。
「アハハハッ、情けな〜い!
女に睨みつけられて、びびってやんの〜
やっぱり女の方が強いのよね〜
ホラ、早く勝負しなさいよ!勝てるかしらねぇ〜」
「キャ〜ッ、楽しそう〜
身長182cmの逞しい17歳の黒人美少女と、
身長150cmの貧弱男の対決よ!」
「ねぇ、負けたらコイツに何させる?」
「アタシ達奴隷女の共用奴隷にしてやろうよ!」
「アハハハッ、面白〜い!
奴隷の奴隷って、サイテーねぇ〜
ねぇ、ジュンガ、早くぶち
453無敵の英雄:2008/02/29(金) 21:30:14 ID:ZSgYD8GH
「ねぇ、ジュンガ、早くぶちのめしてやってよ!」
逞しいヒョウ柄ビキニ姿の黒人美少女は、貧弱な男を見下ろして、
ニヤリと嘲った。
454名無し調教中。:2008/03/01(土) 18:59:36 ID:ej298HzB
全体のストーリーが知りたい。
455無敵の英雄:2008/03/03(月) 22:22:59 ID:HgPgKfOc
これまでの粗筋

ユーラシア大陸の西方、黒海沿岸に位置するアマゾネス国。
美しく残忍な女王ユリナの率いる女戦士達の前に、
かつては神話や伝説に勇名を馳せたヘラス国は滅亡の危機に晒されていた。
女王ユリナを暗殺すべく、単身アマゾネス国に潜入したヘラス国王「無敵の英雄」は、
逆に女王ユリナの美貌の虜となってしまい、
自分の弱点である体の秘密を知られ、捕虜になり、奴隷に堕とされてしまう。
一方、東方の超大国、ツィン帝国皇帝ヤオーもまた、アマゾネス国侵攻を企てるが、
女戦士達の前にあえなく敗退し、捕虜となり、
真性サディストの美少女兵士、エリナから陵辱される。
ツィンの後継皇帝マオーは残虐で政治を省みず、
真性サディストの美しい奴隷女、ツィイーにマゾヒストとして
調教されてしまい、帝国はますます混乱に陥っていく。
ついに北方の強大な遊牧民、キタール人の族長であるアルギン・ハーンが、
ユーラシア大陸北半を統一、ツィン帝国への侵攻を開始。
しかし、皇帝マオーはますます妖女ツィイーの虜になっていき、帝国の危機が深まる。
456無敵の英雄:2008/03/03(月) 22:24:15 ID:HgPgKfOc
これからの展開(予定)

キタールとツィンは、万里の長城を境に死闘を繰り広げる。
しかし、妖女ツィイーは皇帝マオーを奴隷化し、実質上の女帝となっていく。
乱れる政治に、戦局は悪化。
ついに皇弟ダヤンは帝国を守るため、ある決断を下す!しかし、…!!
更に、アマゾネス国にも新たな敵、ブルグン族の侵攻が始まる。
アルギン・ハーンはツィン帝国を倒せるのか?!
アマゾネス国はどう動くのか!
アマゾネスの奴隷となった皇帝達の運命は!?
まだまだ物語は続く!
457名無し調教中。:2008/03/04(火) 15:00:33 ID:ZDeZs5tm
ありがとうございます。
続きが気になります。
頑張ってください
458無数の英雄:2008/03/04(火) 23:54:57 ID:3V49xYO2
第8章 侵攻(7)

その頃。
キタールの数十万の、雲霞のごとき騎馬軍団は、
万里の長城へ向けて、刻々と南下しつつあった。
先陣を務める軍勢の総大将は、
キタールきっての智将、冷徹な事氷のごときエルラクである。
長城を守るツィン帝国の総大将はルアン。
こちらも深慮遠謀に長けた策士である。
もちろん、キタールの動きを、長城の北方彼方へ放たれているツィンの諜者達が気づかぬはずはない。
キタールの侵攻の報はまずルアンの元にもたらされ、
更に急を告げる早馬が大京へ飛んだ。
長城を守る兵は総数三十万。
決して少なくない数とは言え、何百里にわたる長大な国境を守るには、決して充分ではない。
しかし、何故かルアンは、他の将軍達の援軍や兵の増派を求めようとはしなかった。
ただ粛々と、防備を固める事に専念していたのだ。
彼の密かな企みに気づく者は、まだいなかったのだ!
北方からの凶報にもかかわらず、大京では相変わらず皇帝マオーの乱政と重臣達の政争が続いている。

幾百里を疾駆し、幾日幾夜を戦士達は馬上に過ごした。
総大将エルラクは、大剣で前方を指す。
キタールの戦士達の視線のすぐ先には、万里の長城。
弓火の備えに、守りを固める無数の兵士達。
キタールVSツィン、
アジアの覇権を賭けた大戦が、今、始まる!!
459名無し調教中。:2008/03/06(木) 20:24:03 ID:V9bX3jl3
ツィンって内政がめちゃくちゃな国だよね?
460無敵の英雄:2008/03/08(土) 14:24:57 ID:tf4IJ4xB
第8章 侵攻(8)

大京の宮廷の地下牢獄。
ここには滅びたサラ王国の国王、ヨヒムが繋がれている。
ツィイーは奴隷女達に責められる事にしか興味のなくなった皇帝マオーに代わり、
最早公然と政治の実権を握ってしまっている。
そんなツィイーが最近気に入っているのが、ヨヒムを鞭打つ事だ。
だが、滅びたとはいえ、古い歴史を持つサラの王だけあって、
ヨヒムはいつか脱出し、王国を再興する望みを捨ててはいない。
息女ユウがキタールのアルギン・ハーンと結婚し、
その大軍が南下しつつある事は当然まだ彼は知らないが、
この事を知ったなら、彼はますます勇気づけられるだろう。
ヨヒムは一人、牢獄でツィンへの憎しみを新たにする。
「偽りの帝国ツィンよ!
天命は巡り、お前達の滅びの時がやって来る!
この国では全てが偽りだ!
羊飼いの子に過ぎない者を天帝の子、皇帝と呼び、
たかだか数十年の歴史しかない国を、滅ぼしてのっとったユン帝国や、
更にその前の諸国と無理やりつなげて数千年の歴史の国であるかのように偽り、
何の落ち度もなく、これまで忠誠を誓い、朝貢を続けてきた我が国を、
それまでの友好の言葉をまるで無視し、大軍をもって踏みにじった信義も節度もない国、
ツィンよ!汝らの滅びは近い!!」
461名無し調教中。:2008/03/11(火) 20:46:53 ID:iIhIRTwG
女権国家の動物園を書いてみました。

飼育員が扉を開けると、中から数十匹の男畜が飛び出してくる。彼らは裸であり、故に走ると
彼らの男根は揺れるように思えるのだが、男畜の男根は揺れることは無い。彼らの男根は固く
勃起しているからである。
彼らは畜舎から飛び出し、私達の目の前に出てくると、一目散に私達の柵の前までやってくる。
彼らの目当てはそこに置いてある透明な板なのである。その板は男畜の腰ほどの高さがあり、
丁度男根の高さに穴が開いている。その穴のふちは柔らかい樹脂で縁取られていて、彼らはそ
こに男根を押し当て、私達に自分の射精を見せるのである。彼らは産まれてきてからずっと両
手を後ろ手に固定されているため、射精をするにはこのようにするしか無いのである。だから
彼らは畜舎から出されると一目散に板に群がる。この様は非常に滑稽で、興味深いものである。
男畜たちは板を確保すると、柵の外にいる私達に「射精させてください」と懇願する。板に開
いている穴は柵の外にあるボタンを押すことで初めて開くからである。
始めのうち、男畜達は「射精させてください」などとしか言わないが、それで穴をあけもらえ
るのは、数少ない見た目の良いものだけである。大半はその程度の懇願では開けてもらえない。
しばらくすると、腰を突き上げながら懇願するものや、頭を地面にこすり付け懇願するものが
現れる。そうすることでようやく半分ほどの男畜が穴をあけてもらえる。
それでも穴をあけてもらえなかったものたちは懇願の言葉が変わってくる。「この卑しい男畜
に射精のお許しをお与えください」などといった言葉や、「美しい女性様のお慈悲を私にお与
えください」といった言葉を彼らは口にするようになる。そこまで行くと、大半の男畜は穴を
あけてもらえる。しかし、それでも穴をあけてもらえぬものが、必ず一、二匹でてくるのであ
る。
462名無し調教中。:2008/03/11(火) 20:47:22 ID:iIhIRTwG
残されたものがどうするのかというと、泣き落としをするのである。大きく腰を振り、固く勃
起した男根を無理やり上下に振ることで、女性の嘲笑を誘い、顔を涙と鼻水でぐちゃぐちゃに
しながら「この豚に御慈悲を」「この豚に御慈悲を」と叫びつづけるのである。そこまでする
彼は非常に滑稽であるため、彼がその日射精できるかどうかは運次第となる。優しい偽善者が
現れればボタンを押してもらえるが、大抵の場合、彼は一日中叫びつづけることになる。
穴をあけてもらえた男畜たちがどうするのかというと、それは勿論自慰をするのである。そし
て彼らが自慰をする様子は非常に面白く、ゆえに会場には嘲笑の笑い声が絶えない。
彼らは穴に男根を入れて自慰をするのであるが、そのやり方は多種多様である。ただひたすら
に穴に対して抜き差しを行なうもの、腰をわずかに回しながら行なうもの、中には「男畜の自
慰を見てください」と叫びながら自慰を行なうものもいる。
板は透明であるから彼らの袋が押し付けられ潰れる様も見える。その様子を見て私達は笑う。
また、板と身体がぶつかり合う音も、情けなくて笑えるのである。
463名無し調教中。:2008/03/11(火) 20:49:06 ID:iIhIRTwG
しばらくすると、男畜たちは息が上がり始める。それは彼らの射精が近づいてきているサイン
である。その様子を見ると、「息があがってんぞ」などと、男畜に声をかける女性もいる。声
をかけられた男畜は「もうしわけありません」と叫ぶのである。息が切れかけているのに、叫
んだことで、その彼は非常に苦しそうになるが、それを楽しむのもまた、面白いものである。
そして、ついに射精の時がやってくる。その瞬間は非常に楽しく、盛り上がる瞬間である。男
畜達は口々に「出ます」だの、「逝きます」だの叫び、板に向かって腰を叩きつける。すると、
彼らの男根が一回り大きくなり、そして白く粘性の高い液体、精液が飛び出す。彼らは皆、出
来る限り遠くに飛ばそうとする。柵ぎりぎりまで飛ばすことが出来れば、精力高しということ
でオークションにかけられて、個人の女性専属の男畜になることが出来るからである。しかし
時折、柵の外まで飛ばしてしまうものもいる。それだけならまだしも、柵のそとにいる私達に
汚いものを飛ばすものがいる。そういうものは、即刻廃棄処分となる。いくら精力が高くとも、
女性に対する忠誠心が無いと、それは廃棄処分しなければ危険であるからである。
そうして射精を終えると、男畜は私達に礼をして、畜舎に帰っていく。たまに一度射精したに
も関わらず、板に腰を押し付け続ける馬鹿がいるが、そういったものや、結局最後まで穴を開
けてもらえずにむせび泣いている男畜などは飼育員の鞭に追いたてられて、ようやく畜舎に戻
っていくのである。
464無敵の英雄:2008/03/17(月) 00:49:20 ID:ssE0BQXi
第8章 侵攻(9)

黒人美少女のジュンガは、自分のバストの辺りの身長しかない男を見下ろした。
身長182cm、B89・W64・H92、ヒョウ柄ビキニに包まれた筋肉質の素晴らしい体格は、
素っ裸の貧弱なマオーを圧倒していた。
「フフ、アンタ男のクセに、17歳の女の子と戦うのがコワいんだ〜!
ホラ、かかってきな!」
皇帝はもうどうすることもできなくなって、
遥かに体格のいい美少女に飛びかかったが、
逆に両腕をねじ上げられ、簡単に組み伏せられてしまった。
「アラ、大人の男が、女の子にカンタンにやられちゃったわねぇ〜!
ホラ、張り付けにしてやる!」
「ウグッ、ウーッ」
「ほ〜ら、身動きできなくなった!
それっ、腹パンチよ!!」
ドスッ!!
「ウッ!! ウグッ!」
「アハハッ、次は金玉をパンチしてやろうか?!」
「ヒィ〜ッ、それだけはお許しを〜!」
「フフ、女に負けるような弱い男には、罰を与えるわよ!」
マオーはジュンガに土下座して降参し、彼女の命令で、奴隷女達の前でオナニーをさせられた。
465名無し調教中。:2008/03/18(火) 23:53:19 ID:OHz4slnf
続きが気になる
466名無し調教中。:2008/03/19(水) 00:38:37 ID:EU/qn4QN
日本が女権国家になって、警察官がみな長身で屈強な美女ばかりになったら、毎日女性警察官にオナニーを見せて逮捕されたいです。
何回も再犯して、最後は香里奈巡査さまに去勢されたいです。
467無敵の英雄:2008/03/24(月) 20:07:38 ID:n0CdYumR
第8章 侵攻(10)

「アラ、フフフ、ザマはないわね。
お前が皇帝だってことバラしてやろうか?
そのマスク、ジュンガに言って力ずくで引き剥がしてやってもいいンだよ!
フッ、どーなるかしらねぇ〜
世界帝国ツィンの皇帝、神の子マオーが、自分の奴隷女達に責められるのが大好きなマゾだなんて、
バレたらこの帝国もおしまいねぇ〜!!」
射精し果てた皇帝マオーに、美女ツィイーが囁いた。
今日の彼女は、腰の辺りまで深いスリットの入った深紅のドレスをまとい、
歩く度に長く美しい脚が覗く。
「アハハッ、またお前は勃起してるじゃない〜?
全く、どうしようもないドマゾだこと。
ほ〜ら、こんなのはドウ?」
ツィイーはマオーの眼を見つめながら、
拘束された両手首から腋の下に、
ゆっくり、ジワジワと爪を這わせていった。
「ヒィッ!ウッ、ウヒィ〜!!」
美女の細い爪先がゆっくり、ジワジワと、最も敏感な腋の下に迫ってくる感覚に耐えられず、
マオーはチンポを振りながら踊ってしまった。
「あ〜ら、皇帝陛下が奴隷女にくすぐられて裸踊りとはねぇ〜
ホラ、チンポをビンタしてやる!」
468名無し調教中。:2008/03/29(土) 21:53:55 ID:ZZFWs4fg
地味に続きが来てるw
この出し惜しみ感、焦らしプレイの一種なのだろうか??
469無敵の英雄:2008/03/30(日) 00:43:16 ID:FYSc2pkn
第8章 侵攻(11)

「アハハッ、ほら、いい気味だこと。
 世界帝国ツィンの皇帝マオーが、捕虜として自ら略奪してきた奴隷女達にいたぶられるのよ!!
 さあ、もうすぐ射精させてやるから、覚悟おし!! お前の家臣達の前でさせてやろうか!?
 フフフッッ、皇帝が16、7歳の少女達に尻を叩かれながら勃起して、射精するザマを見たら、
 皆どうするだろうねぇ〜」
 ツィイーがぞっとするような美しい笑みを浮かべて言った。
「ヒイ〜 ど、どうかそんな恥ずかしいことだけは〜 お、お許しくださいませ〜」
「アハハッ、さあ、許してもらえるかしら・・・ 
 ジュンガ! 例の、東海にある、「日出ずる国」からコイツが大量に取り寄せていた、
 『わさび』とやらを持っといで!!」
 ツィイーが何を企んでいるかを覚ったマオーはジタバタし始めたが、少女奴隷達に押さえつけられ、
口を無理やりこじ開けられてしまった!
「アハハッ、な〜に逃げてんのよ・・・ この国の料理、オマエは大好きなクセに〜
 さあ、腹いっぱい食べさせておやり!!!」
 奴隷女達は、マオーの口を無理やり開かせると、ワサビをどんどんと食べさせていった!
「ヒィーー うえ〜ん 誰かたすけてぇ〜」
「キャ〜 おもしろーい コイツ泣いてるわよ〜」
「皇帝のクセに、プライドも何もないのね〜」
「もっと苛めて泣かせようよ〜」
「ワサビの量を倍にしたら、どんな風になるのかしら・・・ ほら、ちゃんと飲み込みなさいよ!!」
「吐き出すんじゃないわよ! ちょっとでも吐き出したら、アタシ達の小便を一滴残らず飲んでもらうわよ!!!」
「アハハッ、オマエは今日から皇帝じゃなくて、アタシ達の小便奴隷よ!!!」
「きゃ〜 楽しそー ソレいいわね〜」


 こうしているうちにも、マオーは全く知らなかったが、北の国境では、すでにキタールの敵将、エルラク率いる大軍が、
長城を守るツィンの将軍、ルアン配下の軍勢との間に激しい戦いを繰り広げていた!
 
470名無し調教中。:2008/04/02(水) 19:13:16 ID:0VzHZ30f
この読み物、最後まで続けてほしい
471名無し調教中。:2008/04/03(木) 13:36:03 ID:Q/dMZV8T
続き希望
472名無し調教中。:2008/04/04(金) 19:55:46 ID:2AehMe2d
奈々殺しで終わらないでくれえええ
まだ女vs男の全面戦争までいってないじゃないか”
473無敵の英雄 作者:2008/04/04(金) 22:03:39 ID:85dQsSYs
私の駄文を楽しみにして頂いて、本当にありがとうございます。
週1ペースで更新する予定です。
最近ちょっと忙しくてごめんなさい。

まだまだ続きますのでどうぞご心配なく。
もうしばらくお待ちください。
474名無し調教中。:2008/04/06(日) 18:59:34 ID:CT0lXejU
よろしく
475無敵の英雄:2008/04/07(月) 01:29:45 ID:Naaq7Jx4
第8章 侵攻(12)

 キタールの智将、エルラク率いる軍勢は、25万と称され、そのほとんどが騎馬軍である。
 アルギン・ハーンによるツィンへの宣戦の大命が下ってよりわずか4日後、キタールの軍勢は長城の
ツィンの将軍ルアンが大軍を率いて守備する長城の下へたどり着いた。
 数十万の敵味方、両軍の将兵が戦闘開始を前に不気味に静まり返る中、護衛の騎馬将校らを引き連れ、
幾重にも翻る軍旗の下、白馬に騎乗して昂然と最前線に現れたのは、誰あろう、エルラクである。
 長城を守るツィン軍の将兵らの姿を彼方に見ながら、彼は大音声に呼ばわった!

「聞け!! ツィンの将兵どもよ! 汝らの滅びの日が近づいたことを、今日汝らに宣言する、この我が声を、
しかと耳に入れよ! そして、無益なる戦をやめて直ちに和を請い、干戈を収めて我らに降伏するか、
それとも、我らと決戦し、そして滅亡の道を選ぶのか、しかと熟慮せよ!!

 そもそも、ツィンの建国はたかだか数十年前。それ以前にはこの地にはユンなる帝国が存在したが、
悪政、失政により国力は低下の一途をたどっていた!
 汝らは朔北の地にて、我らキタールと覇を競う遊牧の民であり、当時はジェビンと称していた。
 ユンの衰退を見抜いた汝らジェビンの族長、ワン・ハーンは、不思議な事に、ユンの皇帝の宮廷奥深く守られて
いるはずの聖剣を手に入れた。それは、神の子、王の中の王たる皇帝しか持つことを許されない剣であった。
 ワンは全軍に号令し、ユンに戦いを挑んだのだ! 衰退を続けていた世界帝国ユンは、当時ユーラシア最強
と称されたジェビンの騎馬軍団の総攻撃の前にわずか二週間で崩壊し、皇帝シュンは捕らえられ、虐殺された。
 ジェビンは、更に南下し、ホン、ツァオの両大河を含む広大な領土を征服、ワンは自ら地上の神、唯一の皇帝を名乗り、
新帝国の国号をツィンとする事を宣言したのだ!!
 しかるに、新帝国を建設した英雄も、その時代は長くは続かなかった。皇子ヤオーとの対立が激化したのだ!! 
476無敵の英雄:2008/04/08(火) 02:35:17 ID:i97sTsM+
第8章 侵攻(13)

「皇子ヤオーは智謀に長け、雄略周囲に轟く人物ではあった。
しかし、その性格の残忍さを警戒し始めた父帝から次第に疎んじられ始め、
ついに廃嫡されようとしていたのだ!
それを知ったヤオーは直属の軍兵らを率い、クーデタを起こした。
そして無惨にも父や弟らを殺害、自らツィン帝国第2代皇帝に即位したのだ!!
ヤオーは軍備拡張を続け、周辺諸国への遠征を繰り返し、領土を拡大していった!

我がキタールも、当時は我が英主アルギンは偉大なるハーンの地位にましまさず、
ヤオー率いるツィンの大軍をいかんともしがたく、我らが故地、朔北のノイン・ウラを追われ、
遙かアラル海の彼方へと難を避けねばならなかった!

ヤオーは更に、東海に位置する『日出ずる国』への遠征を試みた。
しかし、彼の国は波荒き東海の彼方にあり、しかもその軍兵は剽悍勇武、戦の難しさを覚り遠征をやむなく断念、
腹いせに彼の国の西南に位置する、ろくに戦の備えもない小島嶼を卑劣にも大兵をもって襲撃、罪なき住民らを
多数拉致し去って来たのは、今でも語り草だ!!
そして拉致されてきた美少女奴隷の一人は見目麗しき美女に成長し、
今や3世皇帝マオーを思いのままに手玉にとって操っている由。
かつて拉致されてきた少女、今はその名をツィンの民の風に変え、ツィイーと名乗っている!!
477無敵の英雄:2008/04/08(火) 21:23:56 ID:i97sTsM+
第8章 侵攻(14)

「そして今や、2世皇帝ヤオーはその無謀な諸戦の果て、帝国への忠誠と貢とを欠かすことなかった
サラ国をも滅ぼさんとする戦を起こし、そして戦勝の威勢をかって進攻したアマゾネス国との戦いに
惨めな大敗を喫した!!
捕囚となり、未だ消息不明の父帝に代わり、3世皇帝となったのは、笑止!! 暗君の名高い皇子マオーである!
残忍酷薄さは父親譲りだが、父ほどの勇武も才覚もなく、ただ猜疑心と好色と物欲の権化、かかる人物が帝位に就いた
となれば、さしものツィンも、最早その命運極まったという他ないではないか!!

そして今、不思議な事に、神の子、地上の支配者たる皇帝の証なる聖剣さえも、北部ユーラシアの制覇者、
砂漠とステップと黒き大海の神、幾万里の草原の道の守護者にして幾億の民に新たなる幸をもたらす者、百戦無敗の英傑、
その名は我が聖なる英主、アルギン・ハーンの手に渡ったのだ!!!
これぞ、天命改まったと言わずして、何であろうか!!!

聞け、ジェビンよ!!
今やツィンは滅び、我がキタールの新たなる帝国が興る!!
かつてユンが滅び、ツィンが興ったように! 天命は、キタールに移った!!
ジェビンよ! 無益なる戦をやめ、直ちに我らに降伏せよ! さもなくば、長城を守る将から兵に至るまでの者十万の血で、
この大地が今後百年にわたって朱に染まるものと覚悟せよ!!!」
478無敵の英雄:2008/04/09(水) 00:23:43 ID:LdU8EUD7
第8章 侵攻(15)

「長広舌はそれで終わりか!? 蛮族の痴れ者よ!!」
 長城の上、ツィンの軍旗はためき、兵士達の林立する中、颯爽と登場したのは、
ツィン軍きっての名将、ルアンである。

「汝の戯言は、先ほどから昼寝がてら、とくと拝聴致した! 下賎なる蛮族に似合わず、よくその舌を動かすは、
これ生肉を食しすぎたが故か、はたまた虫にでも刺されたか!?
もとより我が帝国は多士済々、事理に疎い蛮族どもが仮令百万二百万と攻め寄せてこようと、
我がツィンの流儀に合わせて殲滅し、死体の山を築いて国の境とせんまでのこと!
来たれ!! 我らが不倶戴天の仇敵、キタールよ!!!
我が帝国の混乱と失政に乗じ、聖剣を得たりと称して天命の変動を云々するは、笑止千万にして卑劣なり!!
ツィンに堅牢なる長城あり、而してルアンあり!!
エルラクよ! 敗亡の軍を率い、逃げ帰った暁には汝の愚君アルギンに伝えよ! 我らは所詮、ツィンの敵ではない、とな!!!」

 言うが早いか、ルアンは長弓に矢をつがえ、エルラクに向けて引き絞るなり、引き放った!
矢は過たずエルラクの眉間を指して飛んできたが、彼はすばやく長剣でそれを叩き落とし、かわした。
「全員、戦闘準備に入るべし!!! 直ちに総攻撃に移る!!」
将校らに下知したエルラクは、総司令部のある幕屋に戻っていった。

キタールとツィンとの間に、激しい戦闘が開始されたのは、それから四半時もしないうちだった。
479無敵の英雄:2008/04/09(水) 01:00:34 ID:LdU8EUD7
第8章 侵攻(16)

 戦闘が開始されて、二日が経過した。
 キタールの騎馬軍団の攻撃は苛烈を極めたが、堅牢なる万里の長城を突破することは、
並大抵のことではなく、さすがのエルラクも攻めあぐねていた。
 
 そして、両軍の激戦を、密かに見つめる者がいたことを、さすがのエルラクも、まだ知る由も
なかった。
 幾千里を旅し、ツィンの女の服装に変奏して、密かに戦場近く潜入して戦闘の帰趨を偵察していた者、
誰あろう、アマゾネスの女王、ユリナの護衛隊長、エリカである!!!
 女王ユリナの命により、キタールとツィンとの戦いの様子を、黒海の彼方より、はるばる幾日幾夜を経て、
偵察に来ていたのだ!
 一体、アマゾネスの女王、ユリナはいかなる野望を抱き、腹心中の腹心ともいえるエリカ自身を遣わしたのか!?
 その答えは、徐々に明らかになる。

 さて、猛攻をかけたキタールの一部隊が、長城の一角を占領するのに成功した。だが、全体を切り崩し、長城を突破
できるような箇所ではなく、エルラクの喜びもさほどではなかった。
 しかし、彼は、驚愕すべき事実を知ることになる。
 捕虜となったツィンの将校を尋問していた時のこと。
 ツィンの大臣や将軍達などの人となり、人物などについて情報を集めるため、尋問を受けていた将校は、話題が
今や皇帝を操る悪女ツィイーの事に及ぶと、今、彼女の肖像画を所持している旨を告げ、それをエルラクに提出した。
「こ、これは正しくツィイーの顔か!!? 汝、偽りを申すとただではおかぬぞ!」
「滅相もございません、この期に及んで、何故偽りなど申しましょう? これこそが今やツィンの実際上の女帝と言われている、
ツィイー様に相違ございません。」
 エルラクのみならず、キタール軍の幕僚達は、不気味な思いに駆られ、肖像画を見つめた。
 ツィイーの顔。それは、未だ大京に捕囚となっているサラ国王ヨヒムも、非常な驚愕の思いを抱きつつ、過ごしている事であった。
 悪女ツィイーの顔は、サラ王女ユウ、今はアルギン・ハーンの妃となっているユウに、瓜二つだったのである!!!
480無敵の英雄:2008/04/09(水) 01:38:35 ID:LdU8EUD7
第8章 侵攻(17)

 さて、偵察の重任を負って潜入しているエリカは、長い禁欲に飽き、そろそろ血が騒ぎ始めていた。

「ほら、もっと鞭をくれてやろうか!! それともさっきのビンタの方が好きなのかい!?」
 エリカは早速後方の陣地にいたツィン軍の将校を一人捕え、素っ裸にし、奴隷にしてこき使っていた。
「フン、まだ反抗的な態度ね! 何ならもう一回アタシと勝負するかしら!?
今度はオマエを捕えて締め上げたら、右の金玉はそのまま握り潰してやるからね!!
それでもアタシとヤル気があるんなら、かかっといで!!」
 エリカは21歳、身長178cmのすばらしい体格を持つ美女だ。捕えられ、素っ裸にされてビンタされているツィンの将校は
貧弱な体を震わせ、若い美女の命令に怯えていた。
「ふふ、素っ裸だから、ちょうどいいわ。裸馬になれ!!」
 エリカは貧弱な男を四つんばいにさせ、巨大なヒップを遠慮なく、どっかりと男の背に敷き、尻で男を征服してしまった。
「ほら、ウマ!! 走れ!」
 貧弱な将校は潰されないように支えるのが必死で、のろのろと動くことさえもままならない様子だ。
「ほら、鳴け! ウマ!!!」
「ヒ、ヒヒィイ〜ン!」
「声が小さい!! よーし、ビンタ50発の刑よ!!」
「ひい〜 ど、どうかそれだけはお許しください〜」
「アハハッ、やっぱり男の悲鳴っていいわねぇ!」
 エリカの偵察は続く。  
481名無し調教中。:2008/04/09(水) 07:03:24 ID:5VcfRhyM
やっぱりイイ この小説は一気に読んだ方が臨場感が出る
482名無し調教中。:2008/04/09(水) 11:20:34 ID:d2hFMzON
ついに女子達が動き出したって感じですね。素晴らしい
出きれば男子の体格は屈強にしてほしい、屈強な男が女に屈服するのが好きなので
483無敵の英雄:2008/04/09(水) 12:51:23 ID:LdU8EUD7
第9章 陰謀と策略(1)

 マオーは日頃から新奇で、しかも中身のないものにすぐに飛びつく癖があった。
 愚鈍で貪欲な者が、軽佻浮薄に様々な物事を実行に移すとなれば、
しかもそれが政治を司るものであれば、計り知れない災厄を招くことも往々にしてある。
 マオーの軽薄さは、ツィンを崩壊に導くことになる。

「全くその通りである!! それは朕も常日頃より感じ居るところ。
それこそ人の道と言うものではないか!!」
 マオーは玉座にあり、西方から来た金毛人の学者を引見していた。
「賢明にして偉大なる皇帝陛下よ! ご賢察の通りにございます。人間とは皆平等な者なので
ございます! 
然るに、いかがでございましょうや!? 国々には王あり、貴族あり、武人あり、平民、奴隷、
いかなる地にても、これらの崇高なる理想が実現されている事はございません!
賢明にして慈愛あふれ、勇武にして万民より無限の崇拝を受けておられる偉大なる皇帝陛下よ!
人類が戦いに明け暮れた古い時代は終わり、平和に暮らす新しい時代が来るのでございます。
陛下はその先駆けとなられるべきでございましょう。
 平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、今こそ、この大改革を断行なさいませ!!
 さすれば、ツィンの民のみならず、全人類は永久に陛下の御名を称えましょう!!!」
「分かった! 直ちに断行しよう!! 朕は地上の神、皇帝である! この帝国の全ては朕の
思いのままになるのだ。直ちに閣議を召集せよ!」
 
 何を思いついたか、マオーは突如、重臣、将軍らを召集した。
484無敵の英雄:2008/04/09(水) 13:47:50 ID:LdU8EUD7
第9章 陰謀と策略(2)

 居並ぶ重臣、諸侯、将軍らは、突如開かれた閣議に、緊張の色を隠せなかった。
「いよいよキタールの進攻が本格化し始めた。今のところ、ルアン殿がその智謀と才覚、
堅牢なる万里の長城の守りによって防ぎとめてはいるが、何分敵の総帥はアルギン・ハーン。
「彼はキタールのみならず、北方の遊牧民諸部族をも全て制圧、糾合、正しく雲霞の如き大軍。
千年に一人出るか出ないか、とまで言われた不世出の英傑。キタールとの戦いは、まさに世界大戦と
なりましょう!」
「帝国は存亡の危機。陛下もさぞかしご心痛であられよう。閣議にて衆議一体、キタールに立ち向かわねば!」

 皇帝マオーが入場し、閣議が開始された。
「皆の者、遠路参った者も、苦労である。
朕は、この度、西方よりはるばる参られた金毛人の学者と親しく懇談し、大いに感ずるところがあった。
 それゆえ、彼の賢見に従い、改革を断行する!
 全ての身分制度を廃止する!! 全人類は平等である。諸侯、貴族、将軍、平民や奴隷など、いかなる身分も
今後ツィンには存在しない!!!
 更に、貧富の差も、人の間にはあってはならないことである!
 よって、諸君のみならず、全ての者から財産を没収し、全国民に平等に分配する!!
親から子への財産の相続も認めない!!! 親が亡くなれば、その財産は没収し、国民に分配する!
 どうだ、良い考えであろう!? これだけではない。ゆくゆくは、全ての軍備を廃止する。人とは、平和に
暮らしたいのがその本能。こちらが武器を持ち、軍隊を持っているから、向こうは警戒し、戦争が始まるのだ。
武器を持たない者を攻撃する者など、いない!!
 直ちに法令を発布し、これらの改革を断行する!!」

 居並ぶ重臣達はあまりの事に驚愕し、閣議は騒然となった!!!
485無敵の英雄:2008/04/09(水) 14:47:53 ID:LdU8EUD7
第9章 陰謀と策略(3)

「陛下よ! それは一体如何なることにございますか!!? ご自分の言っておられる事
の意味がお分かりですか!!!」
「陛下!! 人間の社会とは、そのような単純なものではございません! 如何なる民族、
国家といえども、先人達が築いてきた伝統や歴史、慣習に支えられているのでございます!
それを陛下は御自ら破壊しようとしておられる!!」
「先々帝ワンの御世はおろか、我らの父祖が、未だ砂漠とステップの朔北の地にて、遊牧と
戦闘に明け暮れていた頃・・・ 何百年も、何千年も、我らはそのような生活を続けてきたのです。
我らの生活様式、文化、慣習、宗教・・・ 誰が決めたわけでもないが、自然とそれらは発生し、
我らの生活を支えてきたのです! 
陛下! 身分制度などを廃止したら、誰が一番困惑するか、それは貴族でも武人達でもない、平民ですぞ!!」
「うるさい!! 朕は最早決断したのだ! 身分制は廃止、私有財産も認めないが、この大改革を実行するには
強力な政府の権力が必要だ。朕はこれより、皇帝の称号を廃止、『第一市民』と称し、独裁者となる!
閣議も廃止し、諸君らの意見は今後一切聞かない。」
486無敵の英雄:2008/04/09(水) 15:33:02 ID:LdU8EUD7
第9章 陰謀と策略(4)

「陛下! これは何かの悪い冗談でございましょうか!? 今こうしているうちにも、
キタールの大軍は、万里の長城で、我が軍と激しい攻防を繰り広げております。ここ大京から
そう遠くない場所でですぞ! 我々が今ここに安閑として居れるのは、ルアン殿をはじめとする幾万もの将兵らが、
己の生命を危険にし、或いは犠牲にして、この国を守ってくれているから以外の、何がございますか!!
それを、武器を持たねば戦争にはならない、平和が訪れるとは、いやはや・・・」
「うるさい!朕は、全ての人間が平等で平和に暮らす、地上の楽園をつくるのだ!!
そのような崇高な理想を持ち、人民の声を代表する、朕に逆らうと申すか!!」
「国家や民族の形というものは、軽薄な思いつきの『改革』などの名の下に、安易に変えてはなりません。
陛下はツィンを滅ぼし、別の国に変えてしまおうとしておられる! 皇帝といえども、神と法の下にあるのです。
あなたは父祖と国家に反逆しているのです! 日夜頭の中だけで怪しげな妄想にふけり、現実と格闘したことのない
陛下には、今戦場で血を流している者の苦しみがお分かりでないのだ!!!」
「うぬっ、では、汝がこの革命の第一の犠牲となれ! 新しい世界を切り開くには、古い者の血が必要なのだ!」
 言うが早いか、マオーは剣で諫言した重臣を切り殺してしまった。
「へ、陛下っ! な、何と言うことをなさるのです!!」
「見よ、革命の邪魔をする者はこうなるのだ! これより朕の命令に絶対服従する奴隷、女奴隷らを中心に、
秘密警察、治安部隊を組織し、我が寵妃ツィイーにその指揮権を委ねる!
 革命に反対する保守反動分子は全て即座に処刑する。諸君らの全財産は没収する! 覚悟せよ!!」

 重臣らがあきれ返る中、マオーは青白い顔を引きつらせながら、広間を出て行った。
487無敵の英雄:2008/04/09(水) 22:51:59 ID:LdU8EUD7
第9章 陰謀と策略(5)

「殿下! 革命防衛隊の者が、商人の家などを襲い、略奪を重ねております!
都はあちこちで富裕な者の家が襲撃され、放火、略奪、虐殺が行われておりますぞ!」
「軍や警察は何もしないのか?」
「皇帝直々に任命された革命防衛隊に手出しはできません。如何なる非道が行われようと、
彼らの行う『改革』という名の犯罪を、誰も止めることはできないのです!」
「今までは捕虜、奴隷として最下級に扱われてきた連中を、自分の直属軍として最大の権限を
持たせるとは・・・ しかも、その指揮権をあの悪女ツィイーに委ねるとは・・・
最早、私は兄に対して何も言うべき事はない!!!」
 
 宮殿の一室。皇帝マオーの弟、ダヤンは、かねてから兄の振る舞いに強い憤りを抱いてきたが、
閣議の有様を見、そしてその後続々と起こる混乱に、憤激していた。
「殿下! これは最早、決断なさる時と存じます!!
ユーラシア最強と称されるキタールの大騎馬軍団がすでに進攻し、我が帝国は存亡の危機にあるにも
関わらず、ただの一言もその事には触れないばかりか、
正気の沙汰とは思われない命令を発し、我が国家、民族を破滅へと導く人物、
最早、彼は我等の皇帝にあらず!!!
諸侯、重臣、将軍らの心も、マオーから離れ去りました。外面はともかく、最早彼の命令に従う者など
おりません!!
殿下! 私の言わんとするところは、とうにお分かりと存じます! 肉親の情を捨て、我等の父祖と国家の
ため、いざ、ご決断を! 殿下が決断されれば、すでに事はなったも同然!!!」
「エスデルよ! 我はジェビンの男子、剣を取る者の誇りを忘れた事は、ただの一度もない!
兄は、民族の誇りを忘れ、国家と父祖を裏切る卑劣な反逆者!!
どうか、この危機に、我に力を貸してくれ! ジェビンに再び、昔日の栄光あれ!!」
「殿下!! よくぞおっしゃいました! ああ、今やツィンの暗黒の時は終わり、
新たなる賢明な皇帝を迎えようとしている!!」

 二人は更に語らい、他の重臣や将軍らとも密議を重ねていった。
488名無し調教中。:2008/04/10(木) 20:56:28 ID:yWQjN7rW
英雄が146cmと小さいのは男の体の秘密である陰毛を剃られて小さくなってしまったというのはいいのだが
軍神マオーやヤオーも150cm前後だということは男全員がチビだということですか?

体格、筋力がほぼ同じ女と男が闘ったらどっちが強いと思う?答えは女よ。女の方が精神的な強さでは男より勝るの。とアマゾネス女王ユリナも言っているので
出きれば男もそれなりの体格であってほしい。これだと女が強いのではなく男が弱いだけになってしまう

勝手な希望を書いて吸いません

489無敵の英雄:2008/04/10(木) 20:57:51 ID:ZW9bsQoY
第9章 陰謀と策略(6)

「やれやれ・・・ 今度の戦いは、いつまで続くことやら。
明けても暮れても戦いの日々、それが人生というものなのか・・・」

 キタール軍の陣地。総司令部が置かれた幕屋の陰で、ひとりごつものがいた。
 エギン。アルギンの実弟である。
 父からはアルギンよりかわいがられ、一時は後継者と目されたこともあったが、
やはりこの世界でものをいうのは軍事的・政治的才能である。結局、衆人より信望厚い
アルギンが大ハーンに推戴され、そしてキタールも今日の大発展を迎えたのだった。
 エギンは決して悪人ではない。むしろ善良で真面目な性格とも言える。
 しかし、彼には兄が多くの者の血を流してまで、キタールの勢力を果てしなく拡大していく
ことの意味がよく理解できないのだ。
「キタールを一つにまとめ、部民達を平和に暮らさせていくことが、族長としての兄の務めではないか。
それを兄は、果てしない野望を抱き、他の遊牧民諸部族とも戦い、傘下に収め、ついにユーラシア大陸の
北半分を勢力下に置く大帝国を作り上げてしまった。俺には、とても真似できない事だ・・・
 だが、もういいはずだ・・・ 一体いつになれば兄は満足するのだろう・・・ 兄に従っている武将達も同じだが、
どこまで自分の力を伸ばしていけば気が済むのだろう。この上更に、ツィン帝国までも滅ぼし、唯一の皇帝の称号
までも手に入れようとは・・・」

 
490無敵の英雄:2008/04/10(木) 20:59:39 ID:ZW9bsQoY
第9章 陰謀と策略(7)

「ウフフ、アンタ、そんなこと、おっきな声で言わないほうがいいわよ!?」
 突然横から聞こえてきた若い女の声に、エギンは驚いた。
「何者!! 我が陣地に潜入するとは、怪しい奴!」
「シィ〜ッ・・・ フフッ、アタシさぁ〜、アンタのそういうトコ、気に入っちゃったみたいなのよねぇ〜」
「名を問うておるのだ! 答えよ!!」
 アマゾネスの将校、エリカは、バストと腰周りを布で覆うだけのような、セクシーな衣装で、キタールの貴公子、
エギンの前に立っていた。

「でさぁ、一応アンタも男じゃん!?
だったらさあ、アルギンに対して、そんな気持ちを持ち続けながら、仕えていくのは、悔しくないのかな〜」
「・・・ それは、・・・どういう意味だ!?」
「とぼけないでも、大体アンタについての事は調べてるよ。でさあ、モノは相談だけど、あたし達は、
キタールの族長には、アルギンよりもアンタの方がふさわしいと思ってるんだけどねぇ〜
アンタがその気なら、こちらとしては協力は惜しまないつもりだけど・・・」

 エギンは、やや興奮したように顔を上気させ、エリカの言葉に耳を傾け始めた・・・
491名無し調教中。:2008/04/10(木) 21:46:15 ID:yWQjN7rW
ツィンにしてもキタールにしても男の言う事が絶対で女など男に仕える下等生物
そんな女のいう事なんて聞くな
492名無し調教中。:2008/04/10(木) 23:37:47 ID:RCEH2eWA
平均身長180のジェンガの国ですらマオー軍に滅ぼされたのだからツィンの男軍も弱くはないし小さくもないだろう

内側から攻めていき男達に気付かれず徐々に浸食していく様は最高。。気付いた時には。。。
493名無し調教中。:2008/04/10(木) 23:40:10 ID:b8sYAe1s
不倫大好き[email protected]めーるちよーらい
494無敵の英雄:2008/04/11(金) 00:29:18 ID:wQnWKEf0
第9章 陰謀と策略(8)

「ふぅん。。 ありがとね。イロイロ教えてくれて・・・」

 数時間後には、エギンは、エリカと愛を交わしてしまっていた。
 キタールの内情、軍備、武将らの性格など・・・ また、キタール側が知っている
ツィンの情勢についても、エギンが知っている限りの情報は、皆、エリカに知らせてしまったのだった。
 女っ気のない戦場で、すばらしい美女に迫られたのだ。しかしそれ以上に、アマゾネス国の協力を得て、
自分がキタールの族長になれるかも知れない、という野望が、エギンの心を捉えてしまった。
『そうすれば、俺は直ちに戦をやめる・・・ 皆が平和に暮らせるようにするのだ・・・
そしてこの美しい女を妃とし、いつまでも幸せに暮らそう・・・
そして、そのためには、残酷だが、兄には死んでもらわねばならない!
平和のためだ! 躊躇するべきではない!!』

「ねぇ〜 ナニ考えてるのよー」
 エリカは甘えるようにエギンの首に左腕を巻きつけ、耳たぶを軽く噛んだ。
『必ず、事を成し遂げねばならない! 部民のため、そして俺達の未来のために!!』
エギンは目を閉じ、エリカと熱い口づけを交わした。
・・・ たとえ目を開けていたとしても、その時、エリカがゾッとするような恐ろしい笑みを
浮かべていたのには、気づかないほど、彼は熱く燃えていた・・・
495無敵の英雄:2008/04/11(金) 00:54:55 ID:wQnWKEf0
第9章 陰謀と策略(9)

「それにしても、弟のアンタを差し置いて、いくら腹心とはいえ、家臣筋のエルラクに
軍の指揮権を与え、アンタは副将だなんて、ヒドい扱いだこと・・・ 
アンタのような英雄が、そんな待遇に甘んじていいわけはないわ!
もう何の躊躇もなく、事を起こすべきよ!」
 
 エギンは、エリカの偽りの愛の虜になってしまっていた。
「でさあ・・・ そのツィイーっていう女なんだけど・・・」
「どうも、ツィンやユンの民ではないらしい。ヤオーの時代に、ツィンから見て
南東にある島々を攻略したとき、捕虜として連れ帰った少女達の一人で、女奴隷上がり
らしいのだ。顔立ちも、大陸の人間とは異なっている。」
「その女の肖像画を、アンタも見たの?」
「初めに見たのはエルラクだったが・・・ 俺も直に見た・・・
なぜか、兄の妃、ユウに瓜二つなのだ!!」
「サラ国王女ユウ・・・ 不思議ね・・・ でも、これは面白いかも・・・」

 エリカは何事か考え始め、エギンは、自分を地獄へと突き落とす女の唇に、
愛に満ちた口づけをした。
496名無し調教中。:2008/04/11(金) 02:05:51 ID:O40mv/zd
男達はまだ女をか弱い守ってやらなければならない存在だと勘違いしてるね
だから簡単に機密事項を教えてしまう。もちろん色仕掛けにやられてしまっている部分もあるだろうが、女をなめている部分の方が大きいと思うね
497無敵の英雄:2008/04/11(金) 02:51:09 ID:wQnWKEf0
第9章 陰謀と策略(10)

 大陸を横断し、何千里の彼方。黒海の北。
 アマゾネス国の宮廷は夜を迎え、美女達もそれぞれの夜を楽しんでいる・・・
 女王ユリナが今宵の伽に侍らすのは、如何なる男奴隷か?
いや、奴隷ではない・・・ 女だ! 何と、まだあどけなさの残る17歳の美少女でありながら、
残虐さを好むことはアマゾネス軍随一、エリナではないか!!

 エリカが女王の命を受け、遙か東方へ旅立ってから、妹のエリナは毎夜、女王のSMレズプレイの
ネコ役を楽しんできたのだ!
 男に対しては限りなくSなエリナだが、年上の女にはMになってしまう。
 
「ねぇン、 ユリナ様〜 
でも、お姉さまが帰ってらしたら、きっとスゴク嫉妬なさるんじゃないかってぇ〜
アタシこわ〜い〜」
「ふふ、大丈夫よ・・・ もうエリナは私のもの。
エリカが嫉妬するなら、それはその時。
私には考えがあるから、心配しないで・・・
エリカには、まだまだ向こうでしてもらう仕事があるわ。
そして、戻ってきて、私にたてつくようなら・・・
うふふ、エリナちゃん、裏切りと残虐は女の性よ!! 分かるかしら!」

 アマゾネスの国の、黒い夜は更け、赤い流星が一筋、東方の空をよぎる・・・
498名無し調教中。:2008/04/11(金) 20:15:45 ID:LuVGi1gZ
小さいときから見てきたものや感じた事、教育・環境によって深層心理に植えつけられた
女は男の奴隷的存在、男は常に女より強い存在でなければならない、何においても男が優れているよいう男子が作った常識を女子は今まで信じて疑わなかった。
しかしアマゾネスのように女子が主導権を握る国があると女子たちが知れば・・・
初の男対女の戦争となったアマゾネス対ツィンは女子であるアマゾネスの大勝に終わる。この事実を女子が知れば・・・
皇帝ヤオーが17歳のエリナに敗れ屈服したことを知れば・・・
現皇帝マオーが奴隷女達に毎夜、格闘プレイで負かされていることを知れば・・・

ツィイも最初は奴隷としてマオーを尊敬し恐れていたはず
それがマオーの醜態を目の当たりにして今までの常識が崩れ男などおそるるにたらずと思ったはず
態々、他の奴隷女の居る部屋でマオーを調教し、調教に参加させる当たりツィイも女が男に勝る性である事
男がどんなヨワイ生き物かを皆に自覚させるためだろう(今はまだ覆面をかぶせてマオーであることは知らせていないが)

女が男に勝る性である事を全ての女達が自覚した時、男の世界がどう変わっていくのか見物だ

長々と感想すんませんね。楽しく拝見してます
499名無し調教中。:2008/04/11(金) 21:32:33 ID:O40mv/zd
陰謀と策略10を読む限りこちら側も一枚岩ではないのか
500無敵の英雄:2008/04/11(金) 23:38:05 ID:wQnWKEf0
第9章 陰謀と策略(11)

 諸国を放浪している奇人学者、金毛人のブルグン族出身のルトーは、ツィンとキタールとの
戦火をくぐり抜け、何百里もの荒野とステップと砂漠を踏破し、今度はキタールのアルギン・
ハーンが拠を定めるノイン・ウラへと、遠路遥々姿を現した。

 ルトーは自分の理想の国づくりを王達に勧めようと、まず自分の主君であるブルグン王、オルムに
、マオーに説いたような学説を開陳したが、空虚な妄言を吐き、衆人を惑わす者として当分の間国外に
出るように言い渡されてしまった。
 仕方なく、彼は諸国を放浪して本を書いたり、自説を王達に説いたりしているのだが、どこの国でも
怪しまれ、追い出されるように出て行くのが当たり前になっていた。
 かつて、ルトーは「親がなくても子は育つ」ということを証明しようとして、自分の子ができると、
片っ端から捨て子にしてしまい、世間から大いに非難された。
 しかし、全人類の平等と永久平和、全軍備の撤廃を持論とし、博愛主義者を自称する彼は、一方では
遠い国の飢えた子供達の話を、涙ながらにして、自己陶酔に浸るのだった。

 そんなルトーが、アルギン・ハーンのもとに、やってきた。
501無敵の英雄:2008/04/12(土) 00:15:51 ID:JmjZln0X
第9章 陰謀と策略(12)

 ノイン・ウラへと到着したルトーは、真っ先にアルギン・ハーンへの拝謁を願い出、許された。

「そなたが金毛人か! 度々見た事はあるが、なるほど、髪の毛が金色だ。」
「数百の諸国の偉大なる守護者、その威光は神の如きアルギン・ハーン、お目にかかれます日を、
心よりお待ち申し上げておりました!」
「聞けば、ツィンではマオーに対し、例の奇説妖説を吹き込んだそうな。そしてまた、あの愚か者は
それを真に受け、新しい国づくりにいそしんでいるとか。
全く、ツィンは戦わずして崩壊への道を進み始めている・・・」
「滅相もございません、私の新しい世界への理想を、真っ先に実行された皇帝陛下は、当代一の名君と
言わずして何でございましょう!? この上は偉大なるハーンにおかせられても・・・ フ、フギャアァッ!!」
 いきなりアルギンは、ルトーの足元に長剣を突立てた!

「汝如き愚か者の世迷い事を拝聴するために、このアルギンが、わざわざ大切な時を無駄にすると思うてか!?
話すのは、この俺だ! 汝は黙って首を縦に振り、この国から出て行って、俺の命じた通りにせよ!
横に振れば、すぐにその首が胴体から離れるであろう。どうじゃ?!」
「・・ア、アァ・・・」
「ふふ、自分の子は平気で見殺しにする汝も、自分の命だけは惜しいと見える。
よいか! 一度しか言わぬゆえ、よく聴け!
これより汝の故国、ブルグンの国へと戻り、オルム王に我が言を伝えよ。
 アマゾネス国に、何やら以前とは異なる気を感じる。
 女王の腹心、エリカが国外に出ていることによるものか。だが、それだけとは思われない。
 絶好の機、試みに進攻せられては如何、とな!!
「平等と博愛の使者、ルトー大先生が、戦争を勧めに行くようになられたか!!
ハッハッハッ、汝も少しは賢くならねばならんな!!」

 アルギンは、エリカが自分達の近くに潜入していることに、気づいていた。
 そして、ブルグン王オルムに、アマゾネス国を攻めるよう、勧めたのである!
502名無し調教中。:2008/04/12(土) 05:56:27 ID:imn4z7Ol
聖剣の謎もきになるね
503無敵の英雄:2008/04/12(土) 15:17:40 ID:JmjZln0X
第9章 陰謀と策略(13)

 ユーラシア大陸の遙か西方、金毛人諸部族が抗争を繰り返す、森林と草原の国々。
 中でもブルグン国は、王オルムや彼を支える王弟マラミル達の統治の下、四方に勢力を
拡大し、その威勢を誇示していた。
 南に位置する、かつて高い文明を誇ったロムル人たちは、今や直接間接にブルグンの干渉・支配を
受け、有力者が人質を送るなどして、何とかこれ以上の進攻や苛烈な統治を免れようと、腐心する有様だった。
 今日もまた、一人のうら若き娘が、オルム王に献上される。

「・・・では、お父様、行って参ります。」
「今生の別れか、・・・そうならぬよう、父は祈っておるぞ!」

 衆人の中、型どおりの別れの挨拶を交わす父娘。
 しかし、この娘が、ロムル人の有力者達より尋常ならぬ役目を与えられ、旅立っていくものである事は、
多くの者は知らない。
 美しき17歳の娘の名はヒルディア。彼女の旅装の中には、毒薬。
 オルム王の暗殺こそ、彼女の役割である。
504名無し調教中。:2008/04/12(土) 21:33:39 ID:9IfRdy5t
男の失態はヤオーがサラを攻め滅ぼしたついでにアマゾネスを攻めたこと
か弱き女の国にまさかの敗走、ここから男国の敗北の歴史が始まる
良いSS感謝
505名無し調教中。:2008/04/12(土) 22:59:25 ID:imn4z7Ol

些細な事で歴史は変わる
506無敵の英雄:2008/04/12(土) 23:36:10 ID:JmjZln0X
第10章 戦火(1)

 ツィンの西方を守備する城より、急を告げる使者となったその将校は、疲労困憊と受傷のため、
全てを話し終わるなり落命した。
 大京の宮廷は、騒然となり、伝令の兵や、右往左往する高官らで大混乱となった。
 
 ルアンらが万里の長城へと進攻したエルラク率いるキタール軍を防いでいるうちに、
西方からヴァハン率いるキタールの別働隊が、長城を迂回し、国境を越え、すでに西方の主要都市や
城砦を数多く攻略、占領し、一路大京へむけて進撃してきたのである!!!

「陛下!! もう猶予はなりません! キタールの軍勢が国土を蹂躙しております!!!」
「陛下! 早くご指示を!! 最早ツィンは滅びかけておりますぞ!!!」
「何度言ったら分かるのだ! 私は陛下ではない! 『第一市民』であるとあれほど申して
おるではないか!! それに、金持ちどもから財産を没収するのは進んでいるのか!
このままでは、私が理想とする地上の楽園は、いつまでたってもできないではないか!!」
 近頃、すっかりアヘン中毒になったマオーは、ただ怒鳴りたてるだけであった。
507無敵の英雄:2008/04/13(日) 00:05:12 ID:JmjZln0X
第10章 戦火(2)

「地上の楽園ですと! あなたが作ったのは、この世の地獄だ!!」
 老臣スンは、ついに激怒して皇帝に諫言した。

「陛下! 外を見られよ!! ユンの時代より帝都であった大京の街を!!
 陛下のお気に入りの、ツィイーやジュンガ、その他の奴隷どもによる『革命防衛隊』が、
この街を焼き払い、破壊し尽くし、罪無き者どもを皆牢屋に入れて拷問にかけ、殺害している!!
 皆あなたのやらせたことですぞ!! 陛下!! 目を覚まされよ!!! そして、ツィンを・・・」
「しかし、やや遅いようですな!!」
「・・・!!! ルアン殿! 何故ここに!!? ・・・長城の守りは?? 戦場を放棄するのは大罪ですぞ!!」

 ツィン軍の総帥、ルアンが、大京に無断で引き上げてきている!

「一体どういうことか! 説明されよ、ルアン殿!!」
「このような場においてさえも、説明せねばならぬとは、・・・ いやはや、スン殿ともあろう方が・・・
年は取りたくないものだな!」
「何を、無断で総司令官が無断で帰還するとは、これは死罪であるぞ!!」
「ふふ、まず、聞かれよ。
 最早、戦の大勢は決しかけている。キタールはあの通り精強にして将兵ともに優秀、しかるに我が方は・・・
いや、多くを言うまい。」
 ルアンは、傍らでアヘンで頭がぼんやりしているマオーを横目で見ながら言った。
 その顔つきには、最早皇帝に対する畏敬の念は、片鱗さえも現れていなかった。
「だが、負けが決まったわけではない。起死回生の策がある・・・ 思い切った策がな・・・!」
508名無し調教中。:2008/04/13(日) 02:43:02 ID:TAHDXpMU
ハーンは頭よくて強そう ハーンなら・・・・・
509無敵の英雄:2008/04/13(日) 14:30:33 ID:bdKAcDo9
登場人物(1)

〈ヘラス〉
 無敵の英雄 ・・・ ヘラスの王。アマゾネス女王ユリナの暗殺を企てるが、捕虜にされ、奴隷にされる。
 ナナ ・・・ 英雄の妃。

〈アマゾネス〉
 ユリナ ・・・ 絶世の美女であるアマゾネス女王。残忍で狡猾。
 エリカ ・・・ 女王の護衛隊長。妹のエリナとはレズビアンの関係にある。
 エリナ ・・・ 男性に対する残忍さはアマゾネス随一の17歳の美少女兵士。

〈ブルグン〉
 オルム ・・・ 金毛人の一部族、ブルグンの王。戦では勇猛果敢。
 ルクレツィア ・・・ ロムル人だが、人質としてオルムの妃となった美女。サディスト。
 マラミル ・・・ オルムの弟。政治を担当。
 ヒルディア ・・・ 新たにロムル人より人質として送られた17歳の美少女。オルム王暗殺を企てる。
510無敵の英雄:2008/04/13(日) 14:53:38 ID:bdKAcDo9
登場人物(2)

〈キタール〉
 アルギン・ハーン ・・・ 北部ユーラシア大陸を制覇した遊牧民キタールの族長。戦の天才。ツィンへ進攻。
 エルラク ・・・ キタールの名将。知力人に優れている。
 ヴァハン ・・・ キタールの名将。勇猛果敢さは「砂漠の狼」と呼ばれる。
 エギン ・・・ アルギンの弟。兄とは不仲。

〈サラ〉
 ヨヒム ・・・ ツィンに滅ぼされたサラ国王。大京の牢獄に捕囚の身。
 ユウ ・・・ サラ国王女。ツィンへの復讐を誓い、アルギン・ハーンの妃となる。
 ミキ ・・・ ユウの妹。
 サーヤ ・・・ ユウ、ミキの妹。
511無敵の英雄:2008/04/13(日) 15:08:11 ID:bdKAcDo9
登場人物(3)

〈ツィン〉
 ワン ・・・ ツィン帝国を建国した遊牧民ジェビンの族長。初代皇帝。皇子ヤオーに暗殺される。
 ヤオー ・・・ 2世皇帝。アマゾネス軍と戦い、捕虜になる。美少女エリナの奴隷にされる。
 マオー ・・・ 3世皇帝。女奴隷のツィイーから調教され、マゾヒストになっていく。
 ツィイー ・・・ 絶世の美女。残虐なサディスト。
 ルアン ・・・ ツィン軍の総帥。何事か企んでいる様子。
 スン ・・・ 帝国の行く末を案じる老臣。
 ダヤン ・・・ マオーの弟。ツィン崩壊の危機に、ついにクーデタを決意。
 エスデル ・・・ ダヤンの腹心の将軍。人情に厚く、他の将軍達からの信望がある。
512名無し調教中。:2008/04/13(日) 16:50:21 ID:TtCO2H9y
>>498
女奴隷達は皆、覆面男がマオーであることは知ってるだろ

ルアンが何を考えてるかだが、女奴隷達,即ち革命防衛軍をキタールにぶつける気だろ
513名無し調教中。:2008/04/13(日) 16:52:19 ID:TtCO2H9y
でもどうだろな,女奴隷達はツィンに対して恨み持ってるから,ツィンのためには戦わないかもな
514名無し調教中。:2008/04/13(日) 18:45:55 ID:TAHDXpMU
細部までよく読んでるなw
515無敵の英雄:2008/04/14(月) 00:43:41 ID:MLvJbQAz
第10章 戦火(3)

「どう、アルギンを倒す手立ては考えられた?」

 夜。キタール軍の幕屋。
 エルラクの副将として戦闘の指揮を執るエギンの軍勢は、前方のルアン率いるツィン軍が撤退したため、
長城を越え、大京へと進撃していた。
 つかの間の休息。その傍らには、エリカがいる。

「どうすればいいだろう・・・ 兄ほど隙のない男はいない。毒殺、隙を見て刺殺・・・
どれも上手くいきそうにないのだ!」
「たとえば、よ。もしアンタが、アルギンに反逆を呼びかけたら、どれ位の人々が呼応するかしら?」
「・・・ どうだろう・・・ 兄はキタールを一つにまとめるのみならず、北方遊牧民諸部族を全て統一、
そして更にツィンにまで進攻して空前絶後の大帝国を建設しようとしている。
 野心に燃え、戦好きな武将達も多い。だが、表向きはともかく、全ての者が本心から兄に従っているだろうか・・・」
 自分がもしここで声を上げれば、キタールに従わされている遊牧民達はもちろん、キタールの中からもアルギンに反感を
抱く者達が立ち上がるだろう!! そうだ! それがいいかも知れない!!」
「まあ、あせらないの。アタシにももう少し考えさせてよ・・・
 アンタがキタールを支配するようになるように、じっくりと知恵をしぼるんだからさぁ〜・・・」

 エリカは向こうを向くと、エギンは後ろからキスをしてきた。
 エギンには、エリカの表情が見えなかった・・・
516名無し調教中。:2008/04/14(月) 19:01:05 ID:ocIofWeR
伏線が一杯はってあって面白い 
ユウとツィイーがツィンとキタールの情勢にどう影響するのか

517名無し調教中。:2008/04/14(月) 23:52:07 ID:rlVG7U2I
まじGJ
518名無し調教中。:2008/04/15(火) 00:53:39 ID:sC+nMeKJ
GJとか感想いらなくない?作者に見てるよとアピールしたいのだろうけど、作者もいらないプレッシャーかけられて迷惑かも
519無敵の英雄:2008/04/15(火) 01:07:01 ID:6X4pxP62
第10章 戦火(4)

「ふふふ、ほ〜ら、ホントにオマエはみっともない顔だねぇ〜
 よくそんな顔であたしの前に出てこられるわね! この恥知らず!!」
「ヒィ〜ッ、ど、どうかお許しください、王妃様〜」
 すさまじい勢いで往復ビンタをされているのは、ベッドに腰掛けた美女の前に、素っ裸でひざまずいている
ブルグン王、オルムである。

 オルム王は齢50をとうに越した歴戦の英雄王である。金毛人の諸部族中、当初はさほどの勢力でもなかった
ブルグンが、今日の勢威を誇っているのは、ひとえに彼の武勲と弟マラミルその他優れた家臣らの功績である。
 オルムは王としてブルグン人を統率しているが、彼の役割や得意とするところは専ら戦争であり、用兵の巧みさは
当代の金毛人諸部族中随一である。しかし、政治については専ら弟のマラミルに任せており、彼自身は重要事項を決裁
するような場合にだけ関わっていた。

 しかし、オルムは先妻に先立たれてから新たに迎えた20歳年下の美女、ルクレツィアに夢中になっていた。
 ルクレツィアはロムル人の貴族の娘ということもあり、気位も高い。何時しかオルムは、今日のようにルクレツィアに
言葉責めやビンタをされたり、様々な辱めを受けることに快感を覚えるようになっていった。

 近頃は、ストーリープレイにも凝っている。
 オルムは下級兵士、ルクレツィアは女軍曹の役割で、素っ裸にされ、直立不動で立たされたオルムを、ルクレツィアが
徹底的にしごくのである。
 腕立て伏せやうさぎ跳び、その他ありとあらゆるシゴキに耐えられなくなったオルムを、ルクレツィアの強烈な往復ビンタが
襲う。彼の至福の時である。
 そして彼女に責められた次の日は、彼は戦に出ては敵に大勝を収め、英雄と称えられながら凱旋するのである。
520無敵の英雄 :2008/04/15(火) 01:22:15 ID:6X4pxP62
第10章 戦火(5)

 さて、翌日。
 ロムル人からの、新たな人質が、オルム王の宮殿に到着した。
 ヒルディア。17歳。
 王の側女として迎え入れる彼女を、王弟マラミルが丁重に先導する。
 
 王と王妃の待つ広間に通されるヒルディア。
 後から続いて入るマラミル。
 
 人の運命は、その出会いと関係によって左右される。
 運命の神がこの4人にもたらすのは、幸運か、悲劇か、それとも・・・


 そしてその頃。
 アルギン・ハーンより命を受けたルトーは、ひたすら故国ブルグンへの道を急いでいる。
 『今こそ、アマゾネスを討つ好機』とのアルギンの言葉を、オルム王に伝えるために。

 果たして、オルムの決断は・・・
521無敵の英雄 作者 :2008/04/15(火) 01:29:00 ID:6X4pxP62
>>518さん、お気遣い本当にありがとうございます

でも、私も時に、こんなの書いてるけどほんとに誰か読んでくれてるんだろうか、
と不安になったりすることもありますので、そんな時感想が書いてあると
ちょっとうれしいです。
いつも読んで下さってる皆さん、本当にありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
522名無し調教中。:2008/04/15(火) 08:37:02 ID:SiRhHYz4
ずっとロムってましたが最初で最後の書き込み。面白いです、文才あるね!!
523名無し調教中。:2008/04/15(火) 16:33:11 ID:VT/tMeEB
どんどん話が広がってくね!先が見えないぜ
524名無し調教中。:2008/04/15(火) 22:19:23 ID:P584dOKw
ずっと読んでる
面白い
525名無し調教中。:2008/04/15(火) 23:35:16 ID:sC+nMeKJ
俺も影ながら
526名無し調教中。:2008/04/16(水) 00:39:57 ID:yKuM1MEx
アマゾネスの国て古代に実在してたんだよね
昔て今より圧倒的に男子優位社会だった中で
そんな国があったなんて信じられない
527無敵の英雄  :2008/04/16(水) 00:40:30 ID:pEVhnj4Q
第10章 戦火(6)

「ねえ、あなた気づかなかった?」
 宮廷に到着したヒルディアがオルムとルクレツィアに挨拶を済ませ、退出してからのこと。

 広間はオルム、ルクレツィアの二人だけである。
 瞳の大きく、額の広い、聡明そうな顔立ちのルクレツィアは、何か大切な事を話そうとするときには、
その大きな瞳がクリクリッと動くので、オルムにはすぐ分かる。
 機嫌が悪くて怒り出すときも同じなので、どちらか分からない彼は未だにヒヤヒヤする。

「・・な、何をだ?」
「ンもう、ホンっとにアンタって人は、戦では無敵なのに、細かいことではホントに鈍感なのねぇ〜
 もうイライラする! またビンタしてやろうか!!」
「ま、待ってくれよ、細かいことはワシではなく、マラミルの役回りだ!
 アイツがいるからこの国も上手く回っていくようなモンだ・・・」
「フッ、そのアンタが深くシンライ置いてるマラミルの事よ!アタシ、女のカンってやつかしら、分かったのよ、
 彼、ヒルディアに気があるみたい!!」
「・・・な、何だと!!・・ハハハ、まさか、あの謹厳実直なマラミルに限って、・・ハハ、まさかそんなバカなことが!!!」
「それにね、それだけじゃないわ! あの小娘もマンザラでもない様子!! フン、生意気にもほどがあるわ!!」
「な、何を・・・」
「・・・ふふ、まあね・・・ バカなことだったらいいわね〜 ふふっ、だって、もしこれが事実だとしたら・・・
 ウフフ、王の持ち物である側女に心寄せるなんて、・・・タダでは済まないもんね〜」
「・・・う、うーむ・・・ははは、全くだ・・・ははは・・・」

 物事は、それが真実かどうか、で動いていくのではない事は、誰でも分かることである。
 同じサイコロを振っても、いつも同じ目が出ないのも、当たり前だ。
 もしもそうだったら、随分とこの世というところは退屈なものになってしまうだろう。
 その代わり、悲劇というものも、なくなってしまうだろうけれど・・・

 女のささやく言葉は、時として、サイコロのように相手の運命を変えてしまう。
 特に悪意を持った美女の言葉は。
528無敵の英雄  :2008/04/16(水) 01:18:07 ID:pEVhnj4Q
第10章 戦火(7)

「・・・では、ルアン殿! どうされると申されるのか!!」
 語気鋭く老臣スンは問うた。
「キタールの軍は、無人の野を行くが如く、進撃を続けている。この様子では大京を守備するのは
最早困難であろう!
 よって、陛下らをお連れして、首都を移転する!! ただ、このまま撤退しても追撃されるのは
目に見えているので、ホン河を決壊させ、大洪水を起こす!! そうすれば奴等は追ってこれまい。
 帝都はツァオ江流域の都市、南陵に定める。そして時間をかせぎ、地方にいるツィン軍を集め、
体勢を立て直してキタールに挑む!!
 これこそ上策である。スン殿、直ちに準備にかかられよ!うかうかしているとキタールが攻め寄せる!」

「ま、待たれよ! ルアン殿、大京は長らく帝都、そして帝都移転は重大事項である!!
如何に非常時とはいえ、そして貴殿が軍の総帥とはいえ、序列というものを一切無視し、専断的に国家の
重大事を決定されるのは不当ではないか!!」
「ふふふ、今更何を申されるか! 今は戦時である!! 戦時には軍の意向というものが絶対なのだ!
これよりツィンの国政の重要事項は、全てこのルアンが決定する!重臣方はそれを追認されるだけでよい!!」
「・・・な、何と!?・・・!
・・・・!・・・・はっ、そ、そうだったのか!! 読めたぞ!! ルアン!! 汝が何故、キタールとの戦いに援軍を
求めず、いたずらに戦いを長引かせたかが・・・!! ああ、な、なんとワシは愚か者であったことか、貴様の企みに
気づいておれば!!
戦いを何時までも終わらせず、常に戦時体制にしておけば、全てを軍のために動かすことができる!
軍部独裁の体制になれば、汝がこの国を思うままに操れる、それが汝の企みであろう!! おのれ、この逆賊めが!!!
ツィンをこのようにしたのは、汝であったか!!!」 
529名無し調教中。:2008/04/16(水) 18:36:56 ID:y8UydHK9
このSS読んでるといろんな妄想が出来るなあ
もし戦国時代に女だけの国があり
伊達や上杉を策略を用いばったばったと
なぎたおし、女が天下を統一する
多分、今より男女差別が物凄かったと思うそんな中で
女戦士にまける屈辱は計り知れないだろうなあ
530無敵の英雄  :2008/04/16(水) 20:38:21 ID:pEVhnj4Q
第10章 戦火(8)

 広間に集められた重臣達は、不安の色を隠せなかった。
「一体これは何の会議であるか!? そもそも、誰が召集したのか!」
「私が召集した!!」
 ルアンが武装した兵士らを引き連れ、広間に入ってくると、一同はどよめいた。
「直ちに南陵へと遷都する! 準備にかかられたい。陛下やツィイー殿などはすでに
動座の手筈、整っておるゆえ、早急に行われるように!!」
「ルアン殿、閣議での決定も無く、それは例によってまた陛下の気まぐれなご命令に
よるものであれば、我らはそれをそのまま受け入れるわけには行き申さぬ!」
「フム、これは陛下のご命令ではない。まず、人は聞くより見るほうがよく分かる
とも言う故、まずはこれを!!」
 ルアンが重臣らの足元にポンと放り出したもの、それは・・・ 老臣スンの首であった!!
「!!・・・こ、これは・・・一体・・・!!! ルアン殿!?」
「お分かりにならぬかな! スン殿はこの国家の非常時において、我がツィンのためにならぬ
振る舞いに及んだため、誅殺致した!! これより、万機はこのルアンの決するところにより、
国政が行われる! そのように心得られたい!!」

 すでに重臣達の背後はルアン配下の兵士達によって取り囲まれ、反対を唱える者は直ちに
殺害されるような状態だった。
 こうしてついにルアンは、軍の力を利用してツィイーらを抑え、重臣らを脅し、最早正常な
判断力を失いつつある皇帝マオーを思いのままに動かす独裁者となろうとしていたのである。
531名無し調教中。:2008/04/17(木) 17:56:15 ID:tO/GMjO/

男は「あらゆる面で女より優れていなければならない」と思い込 んでいる。
女に負けるなどもってのほか。そんな ことがあったとすれば恥でしかない。
そんな価値観を刷り込まれた男のプライドが叩き壊されるは実に気持ちがいい。
 
532名無し調教中。:2008/04/17(木) 22:04:08 ID:h0rXaUKu
地位が高い人て元来Mっ気が多いと言うね
533無敵の英雄  :2008/04/17(木) 22:58:03 ID:nBELo8uy
第10章 戦火(9)

 その頃。
 かねてからエスデルと連絡を取っていた、各地方に駐留するツィン軍の将軍達が、おのおのの配下の将兵らを
率いて、大京近郊に集結し始めていた。その数、十数万の大軍である。
 もちろん、ルアンやマオーの命令によるものではない。
 彼らの目的はただ一つ。
 マオーを捕えるか、殺害して、代わりに皇弟ダヤンをツィン帝国皇帝の座に据えることである。
 北からはキタールの侵入、宮廷内ではルアンのクーデタ、そして帝都周辺にはマオーを倒すため
集結したダヤン方の将兵。
 ツィンはまさに、崩壊の危機にあった!!

 キタールの陣中では、エギンが密かに陰謀を巡らす。
 毒杯と分かってはいても、時に飲み干さずにはいられないのは、男という者の性か。
 だまされたふりをして相手を利用しようとする、女と男の間に、いつの時代も繰り広げられてきたゲームだ。
 アマゾネスを利用して、キタールの族長になろうと決断したエギン。
 だがエギンよ、忘れるな! 女と男の駆け引きで、男が勝つことはまず無いということを!
534無敵の英雄  :2008/04/18(金) 00:03:03 ID:Rfbo1qAS
第10章 戦火(10)

 その頃。
 ついにアルギン・ハーン率いるキタール軍の本隊が、ノイン・ウラを発し、先にヴァハンが
進攻したルート、長城を西から迂回するルートを通り、大京へと進撃を進めていた。二十万の大軍である。
 しかし、ルアン率いるツィンの精鋭部隊はすでに多くは長城から撤退し、エルラク、エギンの部隊は
長城を越え始め、更にヴァハンの部隊もツィン北西地方の主要都市をほぼ占領、何日か後には大京に到達
できるとあって、キタール軍による大京の包囲、攻撃は最早、時間の問題となった。

 そこで、アルギンは、ツィンとの戦いが本格化する中、勢いおろそかになりがちであったキタールに服属する西方諸国
への巡視とテコ入れを行うべく、これを機会に、カスピ海地方まで軍を進め、それから迂回してツィンへ向かうよう、全軍に命じた。
 まだ、この時点では、さすがのアルギンの耳にも、ルアンのクーデタやダヤン方の将兵の蜂起の知らせは入っていない。
 しかし、先発軍の勝利の知らせに心穏やかに、勢力圏への示威を兼ねた軍旅の途上、アルギンは、思いがけないものに遭遇する。
 思いがけないのは、相手もであったが・・・
535無敵の英雄  :2008/04/18(金) 00:40:25 ID:eR9e3ot1
第10章 戦火(11)

 カスピ海北岸まで到達したキタール軍。
 ヴォルガ河口の都市、アスタに到着したアルギン・ハーンは、この街と周辺を統治する
部族の長から大歓迎を受けた後、いよいよツィンへ向けて東方へ迂回することとなった。

 アスタを進発、わずか数時間も経たないころである・・・
「ハーンよ! 北方の山麓に、軍勢が見えます!」
 伝令の報告に、本営はやや色めきたった。
「何者の勢なるか!?」
「分かりません。ただ、奇態なことに、その全軍は女であります!!」
「・・・ふむ、それこそ、アマゾネスであろう! 彼奴らめ、我が少し西方をおろそかに
しておる間に、この辺りまで進出を始めておったか・・・」
「ハハハ、小癪な、女の分際で騎乗、甲冑を着けて戦の真似事とは!!
 草原の道の守護者、数百の諸国の守り主、偉大なる我らのアルギン・ハーンよ!
 我にいくばくかの兵を授けたまえ、あの目障りなる女子どもを、枯葉を嵐に舞わせるが如く
 一閃にて滅ぼしてご覧に入れましょう!!」
 剛勇を持って鳴る豪傑、バルスが吼えた。
536無敵の英雄  :2008/04/18(金) 01:15:42 ID:eR9e3ot1
第10章 戦火(11)

「バルスよ! 早まるな!! アマゾネスを見くびってはならぬ・・・
 それよりも、見よ、今はまだ、彼奴らも仕掛けては来ず、模様眺めか・・・」
 なるほど、アマゾネス達は攻撃を仕掛けてくる様子は見せず、遙か彼方の山麓に
陣を置き、しかしこちらの様子をじっと窺っている様子だった。
 その様子は、女豹が息を殺し、しかし隙を窺い、相手の力や気迫を試しているのにも似ていた・・・
 アルギンの鋭い視力は、遙か彼方ではあったが、しかしアマゾネス達の中でおそらく女王と思われる、
ひときわ美しく、長身の女性の姿を捉えていた・・・ 馬上の女王ユリナの姿を・・・
「・・・あれは、危険な女だ・・・およそ女の持つあらゆる悪徳と美徳の結晶、・・・
 ユリナよ! 汝は男が、実は心の深層では恐怖を抱いている女という性の
象徴だ! いつの日か、汝と、必ず戦う日が来るであろう・・・ そう遠くない日が・・・!!!」
 いきり立つバルスをなだめながら、アルギンは心中に誓った。

 キタールの大軍が、彼方を通過していく・・・
 アマゾネスの女王、ユリナもまた、雲霞の如き大軍の中、軍旗を掲げた騎馬将校達に守られ、黒い巨大な馬に
またがり、甲冑もまた黒で固めた英傑の姿を見逃さなかった。
 炯炯とした鋭い眼・・・ 聡明そうな額と意志の強そうな引き締まった口元・・・ 2メートル近い長身の逞しい
肉体を持ったその男・・・ まさに男という性の美徳の象徴・・・アルギン・ハーンの姿を・・・
 ユリナもまた、心中固く誓う・・・
「アルギン、・・・この世界を支配するのは、女か、男か、・・・
 それが分かる日が、来ようとしているわね!!!」

 キタールの大軍が、東方の彼方へと去って行く・・・
 いつか再びあいま見える日まで・・・ 女vs男、世界最終戦争の日までに、また再び会う事はあろうか・・・!? 
537名無し調教中。:2008/04/18(金) 01:43:20 ID:D83feJEV
おいおい1週ぶりに来たらめちゃくちゃ進んでるジャマイカ
538名無し調教中。:2008/04/18(金) 08:37:48 ID:T3L/GO8n
女権帝国・女権社会が出来るまでの過程をSSにしたのは見たことなかった
出来てからの妄想なら数多くあったし読んだこともある。これは読んだことないので新鮮
539名無し調教中。:2008/04/18(金) 13:09:58 ID:D83feJEV
↑某サイトに女支配国物語なるssがあった
短編だが結構良かった
540名無し調教中。:2008/04/19(土) 00:35:05 ID:SC6k2J9u
おおおっ ケンシロウとラオウみたいだ


アネッサのCMのエビちゃん,アマゾネス見たい
541無敵の英雄 作者  :2008/04/19(土) 01:01:51 ID:p34ve6K3
ついに、アルギン・ハーンとユリナ、宿命のライヴァルが出会いました。

この世の支配者は、女性か、男性か・・・

世界の命運を決する大戦へと、物語は少しずつ動いていきます。

さて、この壮大な物語も、これをもって第2部へと突入いたします。

キタールvsツィンの大戦の帰趨とマオーやダヤンらの運命、エギンの陰謀、
アマゾネスを背後から窺うブルグン国も、混乱に巻き込まれていきます。

そして、アマゾネス達さえも、・・・
ユウとツィイーは如何なる関係にあるのか? 聖剣の謎は?!
エロスと愛憎、様々な謎が交錯し、物語は進んでいきます。

乞う、ご期待!
542無敵の英雄 :2008/04/19(土) 20:21:23 ID:p34ve6K3
第2部 第1章 光と闇(1)

 マオー、ツィイー、そして重臣たちを伴い、ルアンとその配下の兵達は、大京市街地を抜け、
郊外の農村地帯へと出てきた。
 ここでルアンに従う他の将兵達とも合流、数万の軍勢となった。
「まだまだ増えますぞ、陛下!
 無事にホン河を渡り、南陵へ逃れたなら、そこでツィン軍を建て直せます!
 何卒、このルアンに万事お任せあれ!!」
 しかし、言葉とは裏腹に、ルアンの表情には皇帝に対する畏敬の念は全く感じられなかった。
『今はこの馬鹿を利用することだ!皇帝の命令だと言えば、万事通用する・・・
 これからはこの俺がツィンの実際上の支配者・・・ ふふふ、この俺ほどの智者は他にいまい!!』

 ・・・いや、ルアンよ、ツィイーが黙って見ているわけはなかろうに!!


 さて、ダヤン、エスデル、その配下の将兵達は、会戦準備を整え、西方からルアン軍に接近している。
 これに気づかないルアンではない。知らぬふりをして、一旦全軍に休止命令を出し、その間に伝令兵達を
呼び寄せる。
「ダヤン軍接近中、直ちに全軍、戦闘態勢に入るべし」と・・・
543名無し調教中。:2008/04/19(土) 20:27:58 ID:K/RzR8a0
リアルタイムでキタ。。。。
544無敵の英雄 :2008/04/19(土) 21:03:09 ID:p34ve6K3
第2部 第1章 光と闇(2)

 数の上ではルアン方が劣勢だ。だが、彼には勝算があるようであった。
「兵を集中させよ! 分散するな! 一挙にダヤンの本隊を突き、彼奴の首を挙げる!!
 皇弟と言えども逆賊である! 情けは無用ぞ!!」
「お待ちください! 陛下や重臣方は誰がお守りするのでしょうか!?」
「やむをえんではないか! この際、少数の兵を護衛につけて後方に置くしかあるまい」
「・・・しかし、もしも戦闘中にそちらが襲われては・・・」
「それ故、戦闘を長引かせてはならん! 一息にダヤンの首を取れ!!
 さもないと、長引けば長引くほど、我らの不利になる!!」

 ・・・ダヤン方の本隊は、突入してきたルアン方騎馬軍の激しい攻撃にさらされていた。
「ダヤン!! 皇帝陛下の御弟でありながら、兄に弓引く逆賊よ! 出て参れ!!
 このトゴンと尋常に勝負致せ!!」
 ルアン方の豪傑、怪力無双のトゴンが群がる兵らを蹴散らし、進んで来る・・・
「おのれ・・・!!」憤るダヤン。
「陛下、武者働きは我らにお任せあれ! トゴン! 覚悟せよ!!」
 ダヤン方からは、剣の達人、アラクが撃って出る。
「逆賊の臣下よ! 共に滅亡への道を歩むか!?」
「何を申す!! マオーは皇帝にあらず、ツィンとジェビンに仇なす極悪人、ルアンもまた
それを操る逆賊!! 見よ、まずは天誅の剣、汝に下らん!!」

 両雄、火花を散らして戦いが始まった・・・
545名無し調教中。:2008/04/19(土) 22:57:59 ID:Y0NtzlXx BE:278540633-2BP(0)
無敵の英雄さん、毎日更新してくれて有り難いが、なかなか焦らすな。続きが気になって仕方ない。
546名無し調教中。:2008/04/19(土) 23:12:54 ID:SC6k2J9u
どのようになって女vs男の戦いになっていくのか予測不能。今はまだアマゾネス国以外はどこも男女が入り交じった国家
アマゾネス女王だけが女vs男の戦争になると示唆していることを考えると,やはりこのアマゾネス達が女権帝国を作るために男女戦争へと意向させていくのか

強い男達が女戦士達に負かされ屈伏し屈辱に塗れていく事を考えると勃起しまくり
547名無し調教中。:2008/04/19(土) 23:28:13 ID:SC6k2J9u
男女対決がなくても普通に読めるのがグー
548名無し調教中。:2008/04/20(日) 13:42:59 ID:YecqE/U9
ヤオーがエリナの奴隷に堕とされるときも、まずヤオーがいかに強いのかを知らしめるシーンがあったのは良かった世ね。こんなに強い男が女に負けてしまうのかという屈辱
ヤオーはアマゾネスを舐めきって昼寝代わりに征服しにいったのに、次でいきなりヤオーが山中を逃げ惑っているシーンがギャップがあって好きです
アルギン等屈強で強靭な男達がこれからどうなっていくのか,伏線がいっぱいはってあるので予想しつつ見てます
549無敵の英雄 :2008/04/20(日) 14:17:48 ID:9HIqkNw1
第2部 第1章 光と闇(3)

 ・・・アラク、トゴンの戦いはなかなか勝負がつかず、両雄は一進一退しながら切り結んでいる。
 その間も次々と突撃してくるルアンの軍勢。ダヤン方は兵の多さを恃み、軍勢を分散していたので、
敵方に兵力を集中されては、次第に不利になっていく。
 防戦一方のダヤン方。

「本陣が危ない! 将軍達に伝えよ!! 陛下(ダヤン)をお守りすべし、と!!!」
 騎馬の伝令将校達が凄まじい勢いで疾駆して行く。

 ルアン方の本陣。
 戦の帰趨をじりじりしながら見ているルアンの元に、伝令兵が駆け寄る。
「エスデル率いる別働隊が、背後から接近している模様!! このままではいくら我々が攻め込んでいても、
手薄になっている本陣を突かれます!!」
「そんなことは分かっておる!! 全く、長引けば不利になると、あれほど言うておいたのに、
ぐずぐずしおって!!」
「大元帥閣下! エスデルの軍勢が攻撃してまいりました!! 陛下(マオー)と重臣方が危険にさらされております!!」
「・・・おのれっ!! どいつもこいつも、能無しめが!我自ら防戦致す、馬を引け!!」
「なりません、かなりの大軍ですぞ! 大元帥閣下にもしもの事あれば、ツィンは滅亡です!!」
550無敵の英雄 :2008/04/20(日) 15:13:07 ID:9HIqkNw1
第2部 第1章 光と闇(4)

 色めき立つルアン方。
 しかし、入ってくる知らせは、また芳しくないものだった。
「ツィン軍の将軍達のうち、クーデター後は我らに味方すると約束していた将軍達は、皆ダヤン方に加わっている様子!
我が方に加わる者は、これで限界かと思われます!!」
 どうやら、ツィン軍はダヤン方8:ルアン方2の割合で分かれた模様で、如何にルアンが人望が無いか、がはっきりしてしまった。
 
 そこへまた、思いもかけない知らせが飛び込んできた!
「大元帥閣下!! 大京より北西に、キタールの軍旗と思しきものを掲げた部隊が見えます!!」
「!!・・・何と! 急がねばまずいとは思うておったが、早くも彼奴らめ、攻め寄せおったか!!・・・
もういかん、ぐずぐずしてはおれん! やむを得ん、天、未だ我に味方せず、か・・・ 今はただ時を待つべし!!
伝令将校らを呼べ! 兵を引け! 全軍、転進の準備にかかる!!」
「大元帥閣下! 如何になさるおつもりです!」
「是非も無い! 最早、南陵に遷都するのは不可能だ。それ故、ここから遙か何百里の南西、シュク盆地へと転進し、
そこの都市、重安へと遷都する!!」
「・・・シュク盆地! あのような僻地へ!!」
「確かに僻地である。しかし、彼の地は地味肥え、人口も比較的多く、何よりも周囲を天険に囲まれ、少数の兵を以ても多くの兵を
防ぐことのできる、要害の地!! 兵力で不利な我らには、好都合な場所である。今は未だ我らに利あらず、ひとまず彼の地に撤退し、
兵力を養い、情勢を見極めてから再び撃って出るべし!!
・・・見ておれ、ダヤン、エスデル、そしてアルギンよ!! いつの日か、この我が聖剣を抱き、世界帝国の皇帝となる!! 天に誓って、必ず!!!」
551無敵の英雄 :2008/04/20(日) 17:51:46 ID:9HIqkNw1
第2部 第1章 光と闇(5)

 撤退の指令に、ルアン方の将兵らは、一斉に退却を始める。アラクと壮絶な剣戟を交わしていたトゴンも、
悔しげに矛を収め、馬上彼方に駆け去って行く。

「・・・追うな! 今はまだとどめを刺している余力はない!!全軍、体勢を整えなおし、集結せよ!」
 ダヤンは的確に指令を下していく。いつ本物のキタール軍が進攻してくるかも知れない。
 実は、先ほどルアン方が見たキタール軍は、偽物であった。彼らを混乱させるために、ダヤン方がキタールの旗
を用い、偽装してキタール軍に見せかけたのだ。短期決戦の見込みが外れ、背後からエスデルの部隊が迫り、
あせったルアンの動揺を突いた見事な作戦の勝利であった。

「陛下!! いや、もうその様にお呼びしてよろしいかと存じます!! 我らの大勝利でありますぞ!!!」
「よくやった!!! エスデル、アラク、将軍達、将校達、兵士達よ!!
諸君らこそ、新しいツィン帝国を支える真の忠臣!! ツィンの暗黒の日々は終わった!
奸物賊子らは、暗愚の偽皇帝マオーらと共に、彼方の僻地へと逃亡した!
ただ、連れ去られた重臣方の中には、正しい心を持ち、優れた方々も多くおられる。彼らをいずれは、助け出さねばならない!
我らは勝利した! ツィンよ! 栄光あれ!!!」
「皇帝陛下万歳!!! ツィンよ! 栄光あれ!!!」

 ここに、ダヤンが皇族、将軍、将校らによってツィン帝国皇帝に推戴され、戴冠したのである! 
552名無し調教中。:2008/04/20(日) 19:21:02 ID:s3esvjqJ
私も書こ
女子の静けさが不気味すぎる
男の戦さを静観しいったいどんな策を巡らしているのか
553名無し調教中。:2008/04/20(日) 21:05:19 ID:YecqE/U9
光だって闇だってきっとお
554無敵の英雄 :2008/04/21(月) 00:04:26 ID:OLNUq53k
第2部 第1章 光と闇(6)

「さて、あまり浮かれておる場合でもない! キタールが攻め寄せて参るのは、時間の問題である!!
全軍、戦闘態勢に入れ! 敵は我らより、おそらく兵力では勝っている!
しかし、物事には必ず両方の側面というものがある! ある場合では強みでも、別の局面では弱みになる
場合もあるのだ! この事、肝に銘じておけ!!
キタールの強み、それはまた時として弱みとなる場合がある!! それを如何にして我らが見出し、作り出すかだ!!」
皇帝ダヤンにより、ツィン軍大元帥に任命されたエスデルは、全軍を前に訓示した。
 新たなる皇帝、新たなる大元帥、しかも今までに無く優れた人物を戴き、全軍は歓喜に満ち満ちた!
「・・・・これでツィンは甦る!!」


・・・・エルラク率いるキタール軍が、大京を眼下に見下ろす丘陵地帯へたどり着いた。ここから一息に駆け下れば、
大京市街地へと突入できる。
「・・・ついに来たか・・・・ 我らが仇敵、ツィンの都、・・・見よ、今やそれは我らの目前に横たわっている!」
「街は荒れ果てており、人は住んでいる様子ですが、すでに皇帝や臣下らは脱出したものと見受けられます!!」
 事前に放っておいた間諜が、エルラクの前に進み出て報告した。
「よし! やがてヴァハンの部隊も到着するであろう。しかし、その前に一戦だ!
よもや、世界帝国ツィンが一撃で倒れるわけは無い。まずは一当たり、・・・・長期戦も覚悟せよ! 
地理や風土を充分研究し、ヴァハン、そして我らの聖なる英主、アルギン・ハーンの本隊の到着を待て!!」

 キタール軍対ツィン軍、決戦の時は、刻一刻と近づいている!!
555名無し調教中。:2008/04/21(月) 19:50:45 ID:dMCwFgMs
男が女なんかに負けるはずがない
そんな常識を持った男達が
女に苦戦し 、このままでは負けてしまう
と焦り、焦りから敗北。そしてプライドが崩壊
こんなのが好きなかなり痛い奴です

556sage:2008/04/22(火) 00:00:09 ID:Xl60YrnT
今はユーラシア大陸のみの争い?
無敵の英雄はヨーロッパ系?
これ最終的に文庫本400P分ぐらいになるんじゃない?
557無敵の英雄 作者 :2008/04/22(火) 00:38:24 ID:5GXSNFjX
 位置関係や名前のイメージなんかで多少はお分かりかと思いますが、
一応無敵の英雄はギリシャ系、ブルグンはゲルマン系、ツィンは中国です。
キタールはもちろんモンゴル系の遊牧民です。
 
 人物名は勝手に考えた物もありますが、モンゴルや匈奴や中国の皇帝などの
名前をもじったり、そのまま使ったりしています。

 アマゾネスの名前はなぜか現代日本の若い女性に多い名前になっていますが(笑)
アマゾネスの国も通説に従って黒海沿岸という設定で書いてます。 
558名無し調教中。:2008/04/22(火) 01:29:31 ID:Xl60YrnT
頭に地図を描けた方が想像しやすい
559名無し調教中。:2008/04/22(火) 01:31:33 ID:Xl60YrnT
想像→妄想
560名無し調教中。:2008/04/22(火) 02:12:57 ID:Xl60YrnT
ゲンコウっぽいepがあるので日本も存在するのだろうけど登場するのかな
561名無し調教中。:2008/04/22(火) 08:35:39 ID:rvnbeRkh
ヤオーやマオーの身長のことであれこれいちゃもん付けていた者ですが
なにも書かずに文句ばかりたれてすいませんね
リクエストに答えてくれたわけではないでしょうがハーンが2M級の長身設定
なので楽しみが3倍増になりました
もういちゃもんはつけず、静かに見守っていきます
562無敵の英雄 作者  :2008/04/22(火) 23:57:55 ID:5GXSNFjX
皆様 いつもありがとうございます
さて、ついにアマゾネス軍、活動本格化・・・
563無敵の英雄  :2008/04/23(水) 00:32:17 ID:Wzx9qjf4
第2部 第2章 アマゾネス進攻(1)

 エルラクの部隊に引き続き、北西からはヴァハンの部隊が、更に西からはアルギン・ハーン率いる
本隊が、ついにツィン領内に続々と進攻し始めていた、ちょうどその頃。

 キタール軍の主力が東へ移動し、服属している西方諸国への抑えがやや甘くなったか、と思われる
隙を突くかのように、異変は起ころうとしていた・・・・・


 アルギン・ハーンはツィンとの本格的な戦争の前に、西方諸国への巡視を行っていた事は、以前語った
通りである。そして、その帰路、ついにアマゾネス女王、ユリナの軍勢と遭遇したことも。
 そして、大軍を率いて東方へと去っていくアルギン・ハーンを、そのまま黙って見送るようなユリナでは
なかったのだ!・・・・・

 キタールの勢力は、今やユーラシア大陸の北部・中部の広大な地域に広がっている。東は東海の『日出ずる国』
に面する海岸から、ジェビン族の故地を含むマンジュリア地方やキタール自身の故地であるノイン・ウラ、トルコ系・
モンゴル系の遊牧民諸部族が居住する中央アジア、アラル海を経て、西はカスピ海沿岸まで及んでいる。

 そして、いわばこの『大キタール帝国』の最前線であり、西方への前進基地と言える場所に位置する都市が、先にアルギンが
訪問し、そこから軍を返したカスピ海に流れ込むヴォルガ河口の都市、アスタであった。
 アスタはカスピ海を中心とする交易の要衝として栄え、キタールにとって重要拠点となっていた。
 アスタは古くから、トルコ系遊牧民が征服、支配を続けており、現在もアスタを統治しているマフムード・ハーンはトルコ系氏族の
名家として、周辺に強大な権勢を誇っていたのだった。 
564無敵の英雄  :2008/04/23(水) 01:05:27 ID:Wzx9qjf4
第2部 第2章 アマゾネス進攻(2)

 そして、2年ほど前のこと。
 キタールの勢力が強大化するにつれ、マフムードは強力なキタールに敵対するより、むしろ進んで強大な勢力の
下につくことで、自身の地位とアスタの繁栄を維持しようと考えた。
 彼はキタールの進攻に対し、自ら軍を率いて勇戦し、実力をある程度見せ付けた上で、アルギンを大ハーンとして仰ぎ、
忠誠を尽くす事を誓った。単に降伏してしまっては、戦にも弱い役立たずであると見下されてしまい、処刑されるのは眼に見えていると
考えたからである。アスタの軍勢はヴァハン率いるキタール軍を相手に時に互角に対戦し、さすがの猛将、砂漠の狼、ヴァハンも舌を巻く
ほどであった。

 その後、軍旗を掲げて降伏と忠誠を誓うマフムードに対し、アルギンの言葉はむしろ穏やかだった。
「・・・我がキタールをここまで煩わせる軍勢は、西方の諸国中、このアスタが随一では無いか!?
汝の如き勇将を我が旗下に迎えることは、全キタールの誉れである!! 今よりは我が帝国の中でも重きを成す将軍として、変わりない勇武と
忠節を尽くすべし!!」

 こうして、マフムードは正に最前線を担う将軍として、キタール帝国の西の守りを固めていた。
 ・・・・・ そして今。
 ついにアマゾネス国は、黒海沿岸から、更に東方へ、進攻の魔手を伸ばし始めていた!!
 ・・・・・アスタへ、マフムードの治める街へ!!

 さらに、自ら進攻するにとどまらない。調略の手は、遠くアフリカへも及ぼうとしている・・・・
 ナイル川上流に勢力を伸ばし始めている女権国家、ラシェバ。褐色の肌を持つ女王アドゥンナは180cmの長身、捕虜にした男を格闘プレイで
絞め殺し、金玉を食べてしまう。ユリナはアドゥンナとの間に同盟を交わし、戦時には協力することを誓った。
 ラシェバが目下、ナイル下流の男権国家、アフムとの戦いに連戦連勝しているのは、アマゾネスの援助によるところが大きい。

 さて、ついに、アマゾネスがキタールの勇将、マフムードが守備するアスタへと進攻を開始する!!!
565名無し調教中。:2008/04/23(水) 19:06:08 ID:lmf0Xc0Z
女が男に勝てるはずがない!!!
男の圧倒的な強さを女に見せつけ女がいかに弱い性であるかを体で分からせろ!!!
所詮女は男にとって性の対象”子を産む機械”でしかない。同じ土俵で戦うに値する敵ではない!!!
566名無し調教中。:2008/04/23(水) 23:46:11 ID:pPXAhp4s
567名無し調教中。:2008/04/23(水) 23:55:40 ID:OWqUiuiP
ついに来たか
568名無し調教中。:2008/04/24(木) 00:10:26 ID:EypudSPi
ハーンに感情移入しているのでハーンが負けたときチ○コ爆発しそう
569名無し調教中。:2008/04/24(木) 00:18:33 ID:EypudSPi
539
それは有名1話と2話は面白かった
565
こういう傲慢男が屈伏させらるのが最高


570無敵の英雄  :2008/04/24(木) 00:29:33 ID:HiRlh06p
第2部 第2章 アマゾネス進攻(3)

 マリカは憂鬱な日々を送っていた。今晩もまた、あのマフムードに抱かれなくてはならないのだ。
 
 マフムードは彼の種族の慣例に従い、大勢の女達からなるハーレムを作らせていた。彼も齢40を越えていたが、
若い美女を抱くのが好きだった。戦場に出かけた彼が行うことの一つは、美女狩りである。
 かくして、マリカも、自分の住む村をマフムードの軍勢に襲撃され、さらわれて来たのであった。そんな美女達は皆、
有無を言わせずマフムードの女奴隷とされ、彼のその夜の気分に合わせて、伽を務めることとなる。
 ハーレムの美女達は200名ほどにのぼる。皆この地方きっての美女ぞろいだ。

 当のマフムードは、今宵の相手を誰にしようかと、馬上思案中である。アルギン・ハーンを饗応する大役も無事終了し、
しかもここしばらく戦争らしい戦争もないので、彼はいつになくゆったりした気持ちでいた。何しろ、彼の軍勢はこの地方一の精強さである。
皆負かしてしまって、戦う相手がいない、という状況だ。
571無敵の英雄  :2008/04/24(木) 00:31:16 ID:HiRlh06p
第2部 第2章 アマゾネス進攻(4)

「・・・・・おっ?! あれは、女ではないか!」
 ふと行く道の、草むらの陰に隠れた影を見て、マフムードは家臣に尋ねた。
「確かに・・・ しかも、若い女でしたな。それも、なかなかの美女の様子。・・・・」
 尋ねられた家臣も、興味深げである。 
「ふむ、若い女子と聞いて、このマフムードが放っておくまいことか! これ、そこの女、待て!!」
 有無を言わせず女を引き止める。

「・・・ふ、やはりなかなかの女子である。しかも若い。・・・・どうじゃ、お主、このマフムードの妾とならぬか!!」
 突然引き止められた若い女はブルブル震えている・・・ だが、相手はカスピ海北岸の英傑マフムードである。断れば自身の身に危険が
及ぶのは分かっている様子で、仕方なしにうなずき、あきらめきった様子で、馬に乗せられ、城内へと連れて行かれた。

 ・・・・・またもや彼の毒牙にかかる美女が増えてしまったのだろうか? ・・・いや、そうでもなさそうだ・・・・
 美少女は密かに含み笑いを浮かべているではないか!! 彼女こそ、アマゾネスのエリナである! エリナはマフムードらを欺き、アスタ城内に潜入、
今宵マフムードと夜を共にすることとなった・・・ 彼女の作戦は・・・!?
572名無し調教中。:2008/04/24(木) 12:15:39 ID:byipatQE
男達、アマゾネスのハニートラップにかかりすぎw悲しい男のさがかw
平和ボケしたマフムードが重要拠点アスタを守りぬけるのかw


新たな女権国家も現れ、女達の猛攻がここから始まっていくのかと思うとワクワクする




573無敵の英雄  :2008/04/25(金) 00:11:00 ID:lmf8BLrA
第2部 第2章 アマゾネス進攻(5)

 その夜、マフムードは早速エリナを呼び寄せ、夜の相手を命ずることとした。
 久しぶりの新顔である。しかもなかなかの美女だ。彼の心は若い女を抱く楽しみに浮き浮きしていた。

「うむ、よく来た、女よ、まずは、一風呂浴びようではないか」
 マフムードの楽しみは、ことを始める前に、相手の美女と一緒に入浴することであった。
 恥ずかしがる女達の裸をじっくり観賞してまずは眼で犯し、そして風呂上りで体が熱く火照っているうち、
女を捕え、半ば力ずくで犯す、というのが彼の楽しみ方であった。

 ・・・・・入浴後。
「しかし、お前は女にしては、随分と体格も良いな」
「いやン、ジロジロ見ないでよ〜」
 わざとらしく恥ずかしがるエリナ。内心は舌を出している。
「だが、女というものは、所詮は男には勝てないのだ!お前も体格こそ立派で、普通の女よりは強いのかも知れないが、
そこは女というもの、男の俺には勝てるまい! 
 実際、この地方の更に西方には、アマゾネスなる女人の国があると聞き、そして皆見目麗しき美女の戦士達で成る国との
こと。だが、笑止千万である! このマフムードの威名は彼の地へも轟いておるのか、最早彼女らは戦々恐々、最近は動いておる
気配すらない。
 いずれは、このマフムードがアマゾネスに攻め込み、クリミア、南キエフ、カフカス、小アジアにわたる広大な彼の国を滅ぼし、
男の力を女どもに見せ付けてくれよう!!」

 すると、エリナは小馬鹿にしたように笑った。
「フフ、男なんてみんな弱虫ばっかりよ〜! 女の方が強いんだって!!」
「!・・・何を言うか!! 男と女が戦えば、男が勝つに決まっておる!」
「フゥ〜ン、じゃあさ、アタシと勝負してみない!? ホントに強いのかしら〜
男の強さとやらを、見せて欲しいわねぇ〜」
574無敵の英雄  :2008/04/25(金) 02:27:34 ID:lmf8BLrA
第2部 第2章 アマゾネス進攻(6)

「うぬっ、小癪な! 女の分際で、男に挑戦するとは、笑止千万!!
良かろう、男の力というものを思い知らせてくれる!」

 二人は風呂上りで、素っ裸だった。
「いいわよ〜 じゃあ、まずは腕相撲の勝負なんて、どうかしら!?」
「よかろう! 小娘が、一ひねりにひねりつぶしてくれる!!」
・・・・・そしてその後は有無を言わせず組み伏せ、たっぷり楽しませてもらう!
マフムードは欲望をむき出しに、あり合わせのテーブルに腕を置き、エリナと手を組み合わせた。

「フフフッ、じゃあ、行くわよ!」
「おうっ!」

 マフムードは裂帛の気合を込め、生意気な小娘を粉砕せんとばかりに腕に力を入れた!
・・・・・・ ところが。
「・・・・アラ、どうしたのかしら〜!? ふふ、それで全力で戦ってるつもりなの?」
 エリナの腕は、びくともしないではないか!!
「!!・・・う、うむむ、う〜・・・・」
「あらあら、いくらアタシがかわいい女の子だからって、遠慮はいらないのよ〜
だって、これには男の名誉がかかってるんだもんねぇ〜?!
これで負けちゃったら、男は女より弱いことになっちゃうわよ〜 きゃあ〜 恥ずかしい〜」
「!!!・・・・・ウゥ〜ム・・ク〜・・・!!」
「あ〜ら、そおなの〜
じゃあ、アタシが勝っちゃうわよ〜 それっ!!」

 マフムード危うし!! 
575名無し調教中。:2008/04/25(金) 16:09:53 ID:Ll5Dgwfs
アマゾネスが他の国の女性達に女は強い・男は強いと言う事実を言葉ではなく実戦で示していけば、固定観念がなくなり男に向かって戦いを挑むことになるだろう
576名無し調教中。:2008/04/25(金) 17:32:39 ID:SP374WX5
一部の終わりイイ!!両雄がたがいの存在を意識した瞬間ですな。両雄?
577名無し調教中。:2008/04/25(金) 18:27:51 ID:Ll5Dgwfs

2章は最初から飛ばしまくりです
作者さんサンキュー
578名無し調教中。:2008/04/25(金) 20:40:51 ID:hiQRF0AS BE:185694023-2BP(0)
>>575
男は強い女は強い(×)
男は弱い女は強い(○)

スマン。単なるケアレスミスだと言う事はわかってるがつい突っ込みたくなった。
579名無し調教中。:2008/04/25(金) 21:14:04 ID:SP374WX5
あと改行もヨロ
580無敵の英雄  :2008/04/26(土) 00:22:45 ID:2+8YUsHR
第2部 第2章 アマゾネス進攻(7)

「!!・・・・・!」
 マフムードはあせった! や、やばい!! ・・・・負けてしまう!!!
 エリナは徐々に、ジワジワと、男をいたぶるように、余裕たっぷりにゆっくりゆっくりと力を入れ、
それにつれてマフム−ドの腕は徐々に、ゆっくりと倒されていった。
「ウ・・・・ク〜!」
 マフムードは渾身の力で反撃するが、エリナは涼しい顔で、同じペースでジワジワと力を入れていく。

 う、うあ〜! こ、この俺が・・・・・女に、しかもこんな小娘に力で負けてしまう・・・・・
 すると、エリナの腕がピタリと止まった。
「・・・・??」
「ア〜ラ、やっぱり一応男ねぇ〜! 強い強い!! 後一歩というところで踏みとどまるわねぇ〜?!」
 もちろん、嘘である。マフムードは息も絶え絶えだが、エリナは余裕の表情。対決を長引かせて、じっくりと
いたぶるつもりなのだ。男は全身の気力を振り絞って力を込めたが、女はびくともしない。
「・・・ふ〜ん、なかなかやるじゃない・・・ でもさぁ、アタシが女の子だからって手加減しなくてもいいのよ〜」
 チクチクと言葉責めをしながらいたぶるエリナ。

 と、その時。
 今までは気づかなかったが、ふとマフムードは愕然とした!!
 何と、女に弄ばれ、辱められているうち、彼のペニスはビンビンに勃起してしまっていたのである!!!
・・・・・・や、やばすぎる!! こ、こんな姿を気づかれては!!!・・・・
 テーブルの上で腕相撲をしているのでまともには見えないが、何しろ素っ裸である。腕相撲が終わるまでに勃起を
鎮めなければ、負けて勃起している姿をこの美少女にさらすことになってしまう!!
 しかし、あせればあせるほど、勃起は収まらず、ついにすさまじいまでに隆々となってしまった!
581無敵の英雄 作者  :2008/04/26(土) 00:32:46 ID:2+8YUsHR
ちょっと忙しくなってしまいました。
4、5日ほどお休みします。少々お待ちください。
582名無し調教中。:2008/04/26(土) 08:54:13 ID:TfiNqUWn
>>576
>アルギン・ハーンを、そのまま黙って見送るようなユリナでは
>なかったのだ!・・・・・

黙って見送ったアルギンと策を講じるユリナ・・・・・明らかにユリナのほうが策士
583名無し調教中。:2008/04/26(土) 19:35:01 ID:ilusH+yd
エリナは腕相撲好きだなw
腕力で負かすのが好きなのか
584名無し調教中。:2008/04/27(日) 01:14:19 ID:ANVIoFUD
精子出しまくり
585名無し調教中。:2008/04/27(日) 12:48:41 ID:T0WENbt3
>>583
パワーで打ち負かすのが至上の快感なのです。
男は絶対パワーでは負けないと思ってるから。
女に負けることは恥だと思っている反面、負けると勃起してしまう男。
結局男は皆、心の奥底に女の子に負かされたい願望を持っている。
586名無し調教中。:2008/04/28(月) 17:16:31 ID:AbRP4Q4L
>>581
本当に乙です
587名無し調教中。:2008/04/29(火) 03:31:59 ID:fBcDb2jR
神SSだけど未来ではなく過去だwおなれるから良いけど
588名無し調教中。:2008/04/29(火) 18:30:53 ID:IkFhldFq
アマゾネス達、直接戦わずに、中から男達を犯しにかかってるね
589無敵の英雄  :2008/04/30(水) 23:57:51 ID:3xoj27GM
第2部 第2章 アマゾネス進攻(8)

 勃起を覚られないように、マフムードは気持ちを落ち着かせながら、必死の反撃を試みた。
・・・・・・ところが!

 エリナは机の下の脚を、素っ裸の彼の股間へと伸ばし、勃起したペニスをツンツンとつつき始めた
ではないか!!
 彼女はマフムードが、自分に負かされそうになっていることで性的興奮を覚えており、それを隠そうと
必死になっていることにも気づいていたのである。

「・・・あ〜ら、ココがこんなになってるわよ〜!?
どういうことかしらねぇー・・・・
キャ〜 すごーい・・・ もうちょっとイジられたらピュッピュッていやらしい液体が出ちゃうかもねぇ〜?
ほらほら、早く本気出さないと負けちゃうわよ〜
アタシが女の子だからって手加減してくれてるのよね〜 さっすがぁー!」
 もちろん、マフムードは手加減どころか、必死であるが、エリナの右腕はびくともせず、後一押しで彼の腕が
完全に押し倒されてしまいそうなところで、わざと止めている。エリナは、最早彼が全力を出し尽くしてへとへとに
なり、いつでも倒されてしまいそうな状態である事をよく知っていて、チクチクと言葉責めをしているのだ。

「・・・・・あら、もうこれで終わり!?
ふ〜ん、男って弱いんだー
じゃあ、アタシが勝っちゃうわよ〜 それっ!!」

 美少女エリナと腕相撲対決をしてヘトヘトにされたマフムードは、文字通り赤子の手をひねるように彼女に倒されてしまった。
590無敵の英雄 作者  :2008/05/01(木) 00:00:58 ID:3xoj27GM
当分忙しい感じで、前のようなペースではなかなか書けないと思いますが、
頑張って続けていきます。よろしくお願いします。
591名無し調教中。:2008/05/01(木) 13:53:22 ID:UDmNUgFg
エリナ様に負かされたい・・・・・
592名無し調教中。:2008/05/01(木) 21:47:41 ID:Z93di1Ne
使わせてもろてます
593名無し調教中。:2008/05/02(金) 22:08:10 ID:d2Ws/e+n
これ言っていいのかどうかわからないけど
無敵の英雄ってまだ名前出てきてないよね
物凄い、大物の名前が付いてそう
594名無し調教中。:2008/05/02(金) 22:13:16 ID:vL8vCHGx
おまいら、元ポルノ女優の五十路萌子に学べ

http://50sactress.blog117.fc2.com/
595無敵の英雄  :2008/05/02(金) 23:23:38 ID:aWxUNZR/
第2部 第2章 アマゾネス進攻(9)

 美少女アマゾネス、エリナvsカスピ海北岸を制覇した英雄、マフムードの腕相撲対決は、
エリナの勝利に終わってしまった・・・・・!

「キャ〜ッ、勝っちゃったわよ〜
やっぱり男って弱いのねぇ〜〜 あ〜、クヤシそー!」
 マフムードはただ呆然と立ちつくしていて、起こったことが信じられないようだった。
「・・・・・女に負けた! この俺が!!
カスピ海の覇王とまで言われた男が、こんな美少女に力でねじ伏せられてしまうとは!!・・・」
「ねぇ〜」
 たたみ掛けるようにエリナが責めてくる。
「男は女より強いって思ってるけど、違うってことが、これで証明されたよね!!
一度、世界中の女vs男で戦争してみたら面白いかもねぇ〜
そしたら、女の大勝利で、全世界は支配階級の女と、奴隷階級の男に分かれて、女が男を支配する
社会になっちゃうわよね!
フフフッ、いつかそんな時が来るかもよ!・・・・」
「ば、馬鹿な!!
お前が怪我をしてはいけないと思って、手加減をしてやっただけだ!
男が本気を出せば、女などはひとたまりもない!!」
「・・・・・あ〜〜ら・・・そおなのぉー!?
今までのは手加減してくれてたんだー
じゃあさ、今度は本気の勝負をしようじゃないの!!もしも、この勝負に負けたら、もうアンタには
英雄なんて名乗る資格はないわよ!
アタシの奴隷になってもらうから、覚悟おし!!」

 美少女アマゾネス、エリナは傲然と言い放った。
596無敵の英雄 作者  :2008/05/02(金) 23:41:12 ID:aWxUNZR/
>>593さん

実は、初めは登場人物も「無敵の英雄」とアマゾネスだけの予定でしたので、
英雄には名前をつけませんでした。
しかし、だんだん話が膨らんでいき、登場人物が増えてしまったので、「無敵の英雄」
だけ名前が出てきてない状態になってしまってます。
597名無し調教中。:2008/05/03(土) 03:30:04 ID:4Hy5LBUx
なるほど。無敵の英雄ボコして終わるはずだったのか
598名無し調教中。:2008/05/04(日) 13:36:44 ID:81tkmQ0Z
1章は、2章かrを面白くするためのプロローグ(1章も抜きどころは沢山あったが)
2章から物凄くなっていきそう

599名無し調教中。:2008/05/04(日) 23:16:09 ID:rQbRyiMw
スペシャル・ワン
600無敵の英雄  :2008/05/05(月) 00:05:14 ID:OiZUPBqF
第2部 第2章 アマゾネス進攻(10)

 ついにカスピ海北岸地方の覇者、キタール帝国の要衝アスタの太守、マフムードは、
美少女アマゾネスのエリナと格闘対決をしなければならなくなってしまった。

「アタシはさっきの勝負に勝ったから、ビキニをつけさせてもらうわ。
でも、アンタは負けたから、素っ裸で勝負するのよ! いいわね!!」
 マフムードはやむを得ず、素っ裸で美少女アマゾネスに対峙した。
・・・・・もうここで負けるわけにはいかない・・・・もし負けたら最後、
俺はカスピ海の覇者としての栄光はおろか、男としてのプライドさえも完全に
打ち砕かれてしまうだろう・・・・・今度こそこの小癪な小娘を叩きのめして、
男が女より強いということを示さなければならない・・・・!!

 しかし、マフムードのペニスは彼の意思に反して、隆々と勃起したままだった。
「アハハッ、敵を目の前にしても勃起したままなんて、ホンットにオトコって
バカな生き物ねぇ〜
素っ裸だから、ちょっと動くたんびにブラブラ揺れて、戦いにくいんじゃあないの〜?!
ねえ、もっと立たせてあげようか?」
 エリナはマフムードの眼をじっと見つめたまま、挑発するようにゆっくりと、舌なめずり
をしながら、豊かなバストを自分で両手で掴むと、見せ付けるように揉みしだき始めた!
 ・・・・・い、いかん・・・・女の挑発に乗っては・・・・
 しかし、マフムードのペニスは、彼の意思に反してますます勃起してしまった!!
「キャハハッ、面白ーい! もうアンタはアタシの思いのままね!!」
601名無し調教中。:2008/05/05(月) 19:03:30 ID:6os0wIxH
アマゾネスの進攻は良すぎる。
602名無し調教中。:2008/05/05(月) 21:14:19 ID:TNk9+QDQ
お舞らほんまにしょうもない感想ばっか書きやがって
603無敵の英雄  :2008/05/05(月) 23:25:57 ID:OiZUPBqF
第2部 第2章 アマゾネス進攻(11)

 ・・・・・さて、その頃。
 アマゾネスの海(黒海)を臨むクリミア半島の都市、アルテミア。
 アマゾネス国の首都たるこの街には、女王ユリナの壮麗なる宮殿がある。

 数日前、このアルテミアを発した、ユリナ自ら率いる完全武装の大軍団は、その数、6、7万は下るまい。
 彼女らはケルチ海峡を船団で渡り、カフカス地方の北を通過、カスピ海西岸に到着後、
海沿いに北上、ヴォルガ河口が三角州となっている地帯までやってきた。

 キタールの勇将、マフムードが守備するアスタは、すぐそこである!!
604名無し調教中。:2008/05/06(火) 09:59:05 ID:liVmDvg5
内から外から攻められて逃げ道もなくなったマフムード軍
キタールの最重要拠点を奪われるかもしれないピンチをどう乗り切るのか

マリカはどう絡んでくるんだ!!
605無敵の英雄  :2008/05/07(水) 00:54:10 ID:ItlE4uZM
第2部 第2章 アマゾネス進攻(12)

 ・・・・・そして、またその頃。
 アフリカ、ナイル川上中流東岸から急速に勢力を伸ばし始めた女王国、ラシェワ。
 女王アドゥアナに率いられた彼女らは、ナイル中流域のスーダン地方を征服後、高い文明を誇り、豊かな人口を持ち、
アフリカ有数の穀倉地帯である下流域にまで何度も進攻を重ねている。

 この地方はユーラシア大陸と、アフリカ大陸の丁度つなぎ目に当たり、この地を制する者はユーラシアからアフリカにわたる
大帝国を保持することも可能な、大変な要衝である。

 そして、今このナイル下流地方から、シリア、アラビア半島北部、メソポタミア、ペルシアにまたがる大帝国を保持している者こそ、
その名をナツィル・ナディン・ラー。西方アジアの世界帝国、アフスム帝国の最盛期を築きつつある皇帝である!!
 しかし、遍く地上に及ぶ神の如き彼の威光も、女王国ラシェワの度重なる攻勢の前に曇りがちである。
 アフスムの騎馬戦車軍団は女王国の前に敗戦を重ね、ナイル下流域が制覇されるのは、このままでは時間の問題となってしまった!!
 今こそ、皇帝としての威信をかけて、自ら軍を率いて戦うべき時!!
 そう決心したナディン・ラーは、騎馬戦車・歩兵総勢15万人の大軍を編成、女王アドゥアナとラシェワに鉄槌を下すべく、ティグリス川に
臨む帝都、シャデュフを進発したのである!!

 ・・・・・迎え撃つ女王アドゥアナ。ナディン・ラーの親征の知らせにも、眉一つ動かさず、余裕の表情だ。
 いや、むしろ、余裕の笑みさえ浮かべている・・・・彼女の頭には、勝つことしかないようだ・・・・
そして、勝った後の、男を捕えた後の、彼女にとって無上の喜びの時しか・・・・・!!!
 出撃の命を下した後、女王は傍らにある巨大な男根の模造物を、何度も激しく鞭で叩き始めた。
 彼女が策を巡らす時の癖である・・・・・
606名無し調教中。:2008/05/08(木) 01:13:42 ID:TIf2RqoX
示し合わせたかのように始まった女達の一斉蜂起。この動きにハーンら男達は気付いているのだろうか。男同士争ってる場合ではないぞ
607名無し調教中。:2008/05/08(木) 10:30:19 ID:Y8RQwJse
全面戦争が徐々に近づいてきている幹事だね
エリナもマフムードにそれを匂わせるような発言してるし

608無敵の英雄:2008/05/08(木) 21:57:22 ID:OCLZpLcG
エリナは隙を伺うと、マフムードのベニスをパシンとビンタした。
「あーら、勃起してるから、ビンタしやすいわねぇ〜」
またしても思わぬ不覚をとったマフムードは怒りにふるえながら飛びかかった!
「キャ〜、こわーい〜」
マフムードをからかいながらわざと逃げ回るエリナ。
しかし、その素早い身のこなしに、なかなかマフムードは彼女を捕らえることができない。
「クッ、おのれ…!」
次第に息が切れてくるマフムード。
その隙を見逃すエリナではない。
頃合いを見計らうなり、いきなり強烈なパンチをマフムードの腹に叩き込んだ!!
「ウグッ!?…」
「キャ〜、アハハッ、面白〜い!! それっ!」
今度はさらに膝蹴り。長く美しい脚から発せられる蹴りは強烈。しかもマフムードの金玉を直撃した!
うずくまるマフムードの腕をねじ上げ屈服させるエリナ。「フフン、やっぱり男って弱いわねぇ〜!
さあ、ショーの始まりよ!!ゾクゾクするわねぇ!」
609名無し調教中。:2008/05/09(金) 19:33:12 ID:NomMeCL1
オマエラ 催促しすぎ
610名無し調教中。:2008/05/10(土) 15:58:04 ID:ws+5xTYy
情報を制すものが戦を制す。女子達は懐にもぐりこみ男を丸裸にする
611名無し調教中。:2008/05/10(土) 21:47:59 ID:cmTbsME2
強者が弱者に破れ去るのが好きな俺にとってこのスレのSSは最高の一言
612名無し調教中。:2008/05/11(日) 13:30:34 ID:Vi9PF89J
ちょっとちょっとついに全面対決に展開しそうな勢いですね
国vs国から女vs男に移行しそうなまさに過渡期ですね
>>606さんが仰っている通り、男同士で戦っていては気付いたときには手遅れになってそうですね
613無敵の英雄:2008/05/11(日) 18:53:42 ID:hTYFiiq+
第2部 第2章 アマゾネス侵攻(14)

マフムードは、素っ裸のまま美少女アマゾネスに組み伏せられてしまった。
「フフフ、どんなに強いと思ったら、所詮はこんなモノねぇ!」
「うぬっ、は、放せ!」
「ほ〜ら、弱虫坊やちゃんを縛り上げてやるわ! もうお前はアタシの捕虜よ!」
「……う、うむむ」「ふふ、そろそろ大丈夫なようね!
さあ、ご覧!!」
エリナに促され、窓の外を見たマフムードは愕然とした。
なんと、彼の幕僚達は皆、ハーレムの美女達によって全裸にされ、縛り上げられているではないか!!!
「……こ、これは、……一体!?」
「あ〜ら、まだ気づかないのかしら?
フフ、血の巡りの悪いこと。アタシ達はアマゾネスよ!!
キタールの要衝、アスタはアタシ達の手に落ちたのよ!!!」
「な、何と!! お、おのれ…」
「ふふ、今度はあっちをご覧!」
反対側の窓の外を見たマフムードは、またもや驚愕した!
女ばかり、何万もの大軍が、城を何重にも包囲しているではないか……
「もうどんな援軍が来ても、救援はムリよ。
フフフ、マフムード、オマエはこのエリナ様の奴隷になるのよ!! まずは何をさせてやろうかしら?!」
美少女はゾッとする笑みを浮かべた。
614名無し調教中。:2008/05/11(日) 20:00:10 ID:Vi9PF89J
まさかの展開
615名無し調教中。:2008/05/11(日) 20:36:23 ID:bssTBHQO
2章からの展開まじでイイ
616名無し調教中。:2008/05/11(日) 21:22:15 ID:bssTBHQO
作者さん的には頭の中ではラストまでの大ざっぱな構成はできているのですか。それともとってだし?
617名無し調教中。:2008/05/12(月) 01:37:36 ID:jTseaOeP
男は女に攻め込まれた歴史がなく女から攻められるなんて考えもしていない

618無敵の英雄 作者:2008/05/12(月) 15:29:12 ID:mqNZf4nO
>>616さん

大体の構成はできてますが、まだまだ構想中と言ったところですかね…。
色々と思いもよらない展開があるかもしれません。
是非お楽しみに…
619無敵の英雄:2008/05/12(月) 20:12:56 ID:mqNZf4nO
第2部 第2章 アマゾネス侵攻(15)

全裸で縛り上げられ、城内の中庭に連行されたマフムードは、
一瞬にして全てが終わってしまったことを知った……
つい先刻まで、キタールが誇る、カスピ海沿岸地方の要衝であったアスタは、
今や女達によって蹂躙され、無惨な姿をさらしていた……!
彼の幕僚以下、キエフ地方から北カフカス、カスピ海沿岸に覇を唱えたマフムード配下の精鋭達は、
皆アマゾネス達によって全裸にされ、縛り上げられて、この中庭に引き据えられていた。
ある者は荒縄で縛り上げられてペニスを勃起させられ、アマゾネスの少女兵士から、
激しいビンタをペニスに受けていた。
またある者は、素っ裸で四つん這いにされ、馬にされて中庭を何周もさせられ、
ヘトヘトになって潰れると、鞭で激しく打たれ、土下座をした頭を踏みつけられていた。

エリナの手で口髭や顎髭を剃られ、頭もきれいに剃られて丸坊主にされたばかりか、
陰毛もきれいに剃られてしまい、惨めな姿にされてしまったマフムードは、
中庭の中央の座に現れたアマゾネスの女王、ユリナの前に引き据えられ、土下座をさせられた……。
620無敵の英雄:2008/05/13(火) 20:07:23 ID:dLOQ1xgt
第2部 第2章 アマゾネス侵攻 (16)

「……ホラ、もっと頭を下げろ!」
マフムードは、土下座した頭を、ぐっと脚で押さえられ、踏みにじられた。
声の主は、女王ユリナのようだ。
「……フフフ、ザマはないわね!
キタールが誇る勇将マフムードとその精鋭達、そして要衝アスタ……
アタシ達アマゾネスの手にかかれば、一瞬にして完敗ねぇ〜
フフフ、ホントに男って弱いわね!!
エリナ、顔を上げさせておやり!」

エリナに顎の先を掴まれ、マフムードはグイと顔を上げさせられた。
「フフフ……」
ペッと唾を吐きかけられ、ビシッ、ビシッと激しい往復ビンタをされるマフムード。
カスピ海北岸の英雄と言われた男が、麗しい長身の美女の手で、辱めを受ける様子を、
部下達は絶望の思いで見つめていた。

「フフ、さて、これからどうしてやろうかしら?!……
キタール軍の機密を、洗いざらいしゃべってもらうからねぇ〜!」
「正直に話しても、どっちみち、ありとあらゆる辱めを受けるんだけどねぇ〜!アハハッ!」
ユリナは、マフムードの股間に手を伸ばし、グイと金玉を握り締めた。
「!……ウッ、ウグーッ…!!」
何も抵抗できず、もがき苦しむマフムード。
「ホラ、男はココを握られたら、もうこっちの言いなりよ!
これからじっくり思い知らせてやるわ!!」
621名無し調教中。:2008/05/14(水) 19:06:39 ID:kdvXkQsP
ハーン今のうちにアマゾネスの国に攻め込め

マリカらハーレムの美女達200名は?
622名無し調教中。:2008/05/14(水) 19:22:25 ID:kdvXkQsP
性欲の捌け口に使われていたハーレムたちのマフムード達への逆襲は見たかった
そして男>女の常識が崩れ去る
623無敵の英雄:2008/05/14(水) 20:14:06 ID:PoUAqaDN
第2部 第2章 アマゾネス侵攻(17)

マフムードは手枷足枷を嵌められ、両足を開かされた格好で拘束された。
「……ウッ、ウーッ!!」
「フフフ、エリナ、あの娘を連れておいで!」

エリナに伴われて、現れた女、それはマリカであった!

「……ホラ、何にも怖がることはないのよ。
これからアタシ達が、男が女より弱い存在だってことを、
あなたに教えてあげるわ……
アタシ達女は、男を恐れる必要なんて全くないのよ。
女は、筋力を除いては、全て男より優れているの。
だから、その点さえ工夫すれば、男には必ず勝てるのよ。
……だから、ホラ、これからあなたの手で男を責めて、屈服させてご覧なさい!
それもただの男じゃない、カスピ海北岸の覇王、キタールの勇将マフムードよ!!
男達に、アタシ達女の力を見せつけるのよ!」

マリカはやや戸惑った様子だったが、
エリナに促されて、素っ裸で拘束されているマフムードの前に進み出た。
「さあ、金玉を握ってご覧!」
マリカは恐る恐る握っただけであったが、
男にとってそれは激痛だった。
「!……ウッ、ウギャーッ!!」
「あ〜ら、ちょっと握っただけなのに、そのザマなの〜?
プッ、情けな〜い!!」
624名無し調教中。:2008/05/14(水) 21:57:41 ID:WlJtb/tr
ハーンはツィンとの戦を控えてそれどころではない
でもアスタがアマゾネスの手に落ちたことが耳に入った時
彼がどのような表情・行動を取るのか
625名無し調教中。:2008/05/14(水) 22:02:50 ID:WlJtb/tr
マリカキタコレ
626名無し調教中。:2008/05/14(水) 22:03:40 ID:WlJtb/tr
マリカキタコレ
621オメ
627無敵の英雄:2008/05/14(水) 23:00:37 ID:PoUAqaDN
第2部 第2章 アマゾネス侵攻(18)

「……ホラホラ、もっといい声で鳴いてご覧!!」
「ヒイーッ!… ウヒイーッ!」

しばらくすると、マリカに金玉を握られたマフムードは、完全に彼女の奴隷に成り下がってしまった。
「フフフ、男がこんなに弱いとは知らなかったわ……
よくもアタシをさらってきて、毎晩毎晩なぶりものにしてくれたわねぇ!
これからはアタシが、お前を奴隷にして、毎日地獄を味わわせてやるから、覚悟おし!!」
「ヒイーッ、どうかお許し下さいませぇ〜!」
「さて、これから面白いショーを始めるわ!
エリナ、そいつを連れといで!」
女王ユリナの命令で、マフムードは女王の面前に引き据えられた。

「……フフフ……」 ユリナのネコのような大きな、そして鋭い眼で、じっと見つめられたマフムードは、
次第に、彼女から眼を離すことができなくなった!!
まるで魔法にかけられたように、マフムードの脳髄は痺れ、
ユリナの与える言葉に、唯々諾々と従っていく……!!

「……ほ〜ら、オマエはいやらしいオス猿よ〜!
これからオマエは、主人のアタシの命令通りに動くのよ〜」
「……ウッ、ウーッ!!」
「フフフ、ホラ、鳴きなさい! サルらしく、ウキィーって!」
「ウッ、ウキィーッ、ウキィーッ!!」
「キャハハッ、コイツとうとうサルにされたわよ〜!!」
628無敵の英雄:2008/05/14(水) 23:56:35 ID:PoUAqaDN
第2部 第2章 アマゾネス侵攻(19)

「ホラ、サル、鳴け!」
「キィーッ、ウキィーッ!!」
「キャ〜、面白〜い!」
「フフフ、もうこれでコイツはアタシ達の命令通りに動くのよ〜
さて、何をさせようかしら〜!?」

「……ウフフ、ねぇ…?
オナニーさせてみようよ! オス猿のオナニーなんて、ケッサクよねぇ〜!」
「キャ〜ッ、面白そ〜う! ゾクゾクしちゃうわ〜!!」
「マリカ、コイツに命令してさせてご覧!
そうすれば、コイツは一生あなたの言いなりよ!!」
「ウフフ、ホラ、サル!オナニーしてご覧!!
みんなに見えるように、チンポをしごきながら腰を振るのよ!
下手くそだったら縛りつけて、金玉蹴り上げてやるからね!!」
「……ウ、ウキィーッ、ウキィーッ!」
マフムードはマリカに命令されるまま、オナニーを始めた。

「キャ〜ッ、すご〜い! 完全にサルね!
これからオマエはサルとして、マリカ様にお仕えするのよ!
分かったわね!!」
「ウキィーッ、キィーッ」
「アハハ、うれしそうねぇ〜
ホラ、アンタ達もおやり!!」
エリナは、全裸にされ、捕らえられているマフムードの幕僚達にもオナニーをさせた。
アマゾネスとキタールとの戦いは、まずはアマゾネスの大勝利に終わったのである。
629無敵の英雄:2008/05/15(木) 00:05:52 ID:9meGKZtX
第2部 第2章 アマゾネス侵攻(20)

……アマゾネスの大勝利を祝う、男達への辱めの儀式が一段落し、女達の歓喜渦巻く宴。
と、女王ユリナの前に、一人の急使が飛び込んで来た。

「ユリナ様!」
「分かっているわ!キタールの反撃ね!
アラル海地方の総督、ジャハンギールの率いる軍勢かしら?!」
「……いえ、違います!!
大変です!私達の首都、アルテミアが占領されました!!」
「!!!……な、何ですって!??
い、一体……誰?!」
「ブルグン王、オルムの大軍です!!」
「……分かったわ!
アルギン・ハーンの差し金よ!!……おのれ!!」
ユリナは美しい顔を憎悪に歪ませた!!

戦勝の喜びもつかの間、アマゾネス国には、金毛人のブルグン国王、オルムが攻め込んで来た!!
しかも、首都アルテミアは陥落!
ユリナの決断は!?
630名無し調教中。:2008/05/15(木) 14:35:37 ID:r/I+f5/S
作者s乙。男性軍の反撃があるあたり素晴らしい

アマゾネス達が普通の女性達を覚醒させていくのも素晴らしいです
性奴隷だったマリカがマフムードを奴隷にし立場逆転
これは男にとって最もプライドが傷つけられますよね
631無敵の英雄:2008/05/15(木) 19:49:48 ID:9meGKZtX
第2部 第3章 乾坤一擲(1)


アラクは雨のように飛び交う矢をかいくぐり、
危うく敵軍中に孤立しかけているダヤンの率いる軍勢の中に駆け参じた。

「陛下! ご無事で!!」
「……うむ!! フッ…今のところはな!」
「どうぞこちらへ!
私が血路を切り開きます!」
言うが早いか、アラクは長矛を力の限り振り回した。
たちまちのうちに、なぎ倒されるキタールの兵士達。
その隙にダヤン達は馬を駆り、包囲から脱する。

………
「危ういところであった…
アラクよ、汝こそは真の豪傑、勇者の中の勇者である!」
「これは勿体無いお言葉!
陛下の御身さえご無事なれば、我が身など何程の事がありましょう?!」
「……しかし、キタールの軍勢の精強なる事、噂には聞いておったが、これ程とは……
断じて油断ならぬ!」
「今キタール軍を指揮しているのはヴァハンです。
総帥のアルギン・ハーンは更なる大軍を率い、
もう今にも戦場に到着すると思われます!」
「今でさえ苦戦しているのに、アルギン・ハーンは不世出の英傑と言われる戦の達人。
アラクよ!果たしてツィンは命運を保ち得るのであろうか!?」
ダヤンの悩みは深かった。
632無敵の英雄:2008/05/16(金) 00:11:23 ID:VdLbWarR
第2部 第3章 乾坤一擲(2)


崩れかけたツィン軍を立て直したエスデルは、黄河流域まで一旦全軍を撤退し、
改めてキタール軍と決戦する方針を固めた。

「…… しかし、もうすぐアルギン・ハーンが新たな軍勢を率いて到着する。
戦闘を続け、相手方に少しでも打撃を与えなければ、我らに不利になるのではないか!?」
「陛下! 御懸念はごもっとも。
しかし、アルギン・ハーンの到着は最早時間の問題です。
また、これから我らが戦闘を続けても、果たして相手方に打撃を与え得るかは、残念ながら疑問であります!
ここは一旦兵を引き、兵力を結集して、策を練り直す時かと!……」
「テムルよ、汝の考えはどうか?」
「私もエスデル殿と同じであります!
むしろ戦が長引けば、地理を知り尽くした我らが有利とも言えます!!
短期決戦を望んでいるのは、敵の方でありましょう!」
「よし!! では全軍に撤退命令を出せ!!
但し、兵士達の士気が下がらぬよう!」黄河沿岸まで撤退し、アルギン・ハーンと決戦する!!
皆の者!朕に命をくれ!!!」
エスデルに次ぐ名将テムルも同意見と知り、
ダヤンは安んじてツィン全軍に撤退命令を出し、決戦準備に取りかかった。
633名無し調教中。:2008/05/16(金) 19:13:07 ID:352DMALk
男はプライドの生き物 プライドをくすぐり怒らせそしてプライドを粉々に崩壊させ屈辱にまみれさせる そうすれば男は女の奴隷
634名無し調教中。:2008/05/17(土) 09:07:22 ID:u4KGsmqf
マフムードを完全に奴隷にして情報戦の見地において女子達が上にたったね
マフムードも苦痛になら耐えられる体だったのかもしれないが快感には耐えられない
635名無し調教中。:2008/05/17(土) 13:27:15 ID:35lfe9Cb
大きな痛手をこうむったのはアルテミア奪われたアマゾネスじゃね?
636名無し調教中。:2008/05/18(日) 01:58:24 ID:TVvsZp4S
自国をがら空きにしてしまうなんてらしくないな女王
しかし次にどうなるか読めないな
637名無し調教中。:2008/05/18(日) 13:04:28 ID:gjYYfi7/
【ハード】 女集団⇒男1人 リンチ動画
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/sm/1165594945/

566 名前:名無し調教中。 投稿日:2008/05/18(日) 12:51:56 ID:gjYYfi7/
>>1の動画に比べたらお遊びみたいなもんだけど
そこらの動画と比べると全然ハード
http://jp.youtube.com/watch?v=YLClrtRqWUM&feature=related
いいね 顔もわりと俺の好みだし
こんな娘のサンドバッグになりたい。
手足を縛られて身動きできない状態で1時間くらい本気で蹴られまくったらどうなるかな?


567 名前:名無し調教中。 投稿日:2008/05/18(日) 12:58:52 ID:gjYYfi7/
肋骨は素人女性の軽めの蹴りでもすぐヒビが入る。とくに>>564の横になった状態で本気でサッカーボールキックされると30秒で1本は折れる。(動かないように拘束されてたら)

1.肋骨5〜6本で済めばいいほう。

・ストマックやみぞおちを連続で蹴られて息継ぎ出来なくて窒素死
・内臓破裂
・金玉潰れる

羨ましい(;´Д`)ハァハァ


568 名前:名無し調教中。 投稿日:2008/05/18(日) 13:01:02 ID:gjYYfi7/
ヤプーズ55もハードだと思ったけど
個人的な価値観では鞭や煙草・針で皮膚を痛めつけられてるより胃を直接攻撃されたり肋骨にヒビが入るプレイのほうがハードだと思う。

よって しりとり侍>>>ヤプーズ
638無敵の英雄:2008/05/18(日) 14:36:58 ID:hnGkYeyX
第2部 第3章 乾坤一擲(3)


……… さて、ここは進撃中のアルギン・ハーンの陣中。
「偉大なるハーンよ!
どうやら、ツィンに内紛が起こった由。
マオーは帝位を追われ、ルアン、ツィイーらと共に南西の重都へと逃亡したようであります!!」
「!……何と! ダヤン、そしてエスデルらの仕業であるな!」
「これはこれは!さすが偉大なるハーン、いつもながら神の如き御賢察、
今やダヤンがツィン帝国皇帝、エスデルが軍の総帥となっております。」
「…… 愚帝マオーが相手ならばともかく、彼らが追放されたとなれば……
マオー、ツィイーらによって冷遇されていた有能な人士らが、これから続々と登用されてくるであろう!
バルスよ! ツィンはヤオーの時代よりも強力になってくるかも知れぬ!
ダヤン、エスデル、そしてテムル、アラク…… いずれも侮れぬ英雄、豪傑達だ!!
ゆめ、油断ならぬぞ!」
639593:2008/05/18(日) 15:50:14 ID:PbjmIFV6
>>596
無敵の英雄に名前を付けてなかったのには意味なかったんですか

もの凄い恥ずかしいのですが乾坤一擲これなんて読むの?
640名無し調教中。:2008/05/18(日) 16:56:04 ID:M6WdnpE5 BE:1392701459-2BP(0)
>>639
韓愈の『鴻溝を過ぐと』いう詩の一節に由来する言葉。

竜疲れ虎困じて川原に割ち
億万の蒼生、性命を存す
誰か君王に馬首を回らすを勧めて
真に一擲を成して乾坤を賭せん、とある。

竜虎(両雄)疲弊して鴻溝なる川を国境線と定めて講和した。
一方の雄を劉邦というが、
その参謀である張良が
馬首を回らし、即ちUターンして、
たった今講和したばかりの
敵の背後を襲うよう進言する。
それは真に一擲を成して乾坤を賭すことである。
乾坤は易の八卦で、乾は天、坤は地を意味するが、
天は陰陽の中の陽に当たり、地は陰に当たる。
また全ての事物は陰陽二気の
いずれかに配当されるので、
数字では奇数は陽=乾
偶然は陰=坤に当たる。

擲は投擲で投げること。
即ちサイコロを投げて(一擲)
奇数の目(乾)が出るか、偶数の目(坤)が出るか賭けようということ。
そこで一か八かの勝負に出ることを乾坤一擲と言う。
641名無し調教中。:2008/05/18(日) 16:57:48 ID:M6WdnpE5 BE:1671240896-2BP(0)
>>639
あ、ゴメン……読みだよね
けんこん・いってき
642593:2008/05/18(日) 19:44:52 ID:PbjmIFV6
>>641
THANX!中国の武将の名前じゃないんですね
643名無し調教中。:2008/05/19(月) 21:48:01 ID:QFZMJokO
アマゾネスどもも所詮この程度
男に勝てるはずない
644名無し調教中。:2008/05/20(火) 15:01:32 ID:OdFGMBRC
強い男達がどんどん堕ちていく・・・・
645無敵の英雄:2008/05/20(火) 17:56:21 ID:FFTGq8WA
第2部 第3章 乾坤一擲(4)


撤退するツィン軍。馬上の皇帝ダヤンのもとに、急使が駆け寄った。

「陛下! キタール軍が追尾、接近中!
しかも、間諜の知らせによると、アルギン・ハーン率いる軍勢が、
ついに到着したようであります!!」
「……何と! 早くも到着したのか!!
して、敵の兵力は以何程になろうか!?
「ヴァハン、エルラク、エギンのそれぞれ率いる軍勢にアルギン・ハーンの本隊を加え、
総勢40万人は下りますまい!」
「我が方は動員可能なのは20数万人……
しかし、陛下! 兵力の多寡で戦は決まりませんぞ!
問題は以何に策を用いるかです!!」
「その通りである!頼りにしておるぞ、 エスデル!」

エスデルは全軍を停止させ、直ちに戦闘準備に入るよう命じた。
「急げ! 敵はすぐそこに来ている!
先手を打ち、迎撃するのだ!!」
ここは見渡す限りの平原地帯。エスデルの指揮の下、着々と布陣は進んでいく。
646無敵の英雄:2008/05/20(火) 18:28:52 ID:FFTGq8WA
第2部 第3章 乾坤一擲(5)


………と、その時!
「陛下! キタールの軍勢が現れました!!
しかも、あ、あれは!!!……」
「おう、……! あれこそは!!……」
戦闘準備を整え、大平原の彼方からひたひたと追尾してくるキタールの大軍勢。
その中央、軍旗はためく下、巨大な黒馬にまたがる英傑………
鋭い瞳、聡明そうな広い額。意志の強そうな引き締まった口元……
2mを越すかとも思われる長身、見るからに強靭な肉体。
その男は、およそ男性が持ち得る全ての美徳…知恵・勇気など…を備えていた……。

「!……… エスデルよ!!
あれは、人か、それとも神か!?
感じるか!? この凄まじい気を!!!」
「陛下!! 私も様々な英雄、豪傑と戦って参りました!
しかし、彼程の男は!!
まさしく英雄の中の英雄!!!」
「……うむ!! 待っておったぞ、アルギン・ハーン!
乾坤一擲、我らが興亡、この一戦にあり!!」
647名無し調教中。:2008/05/21(水) 17:51:46 ID:EX3AZDoM
女の潜在能力は男よりずっと上、女達がそれに気づいて
力を発揮し始めたら男の力なんか簡単に追い越してしまいそうな
648名無し調教中。:2008/05/22(木) 00:53:12 ID:jY724wx/
男同士争ってる場合じゃないっつってんだろうが
649名無し調教中。:2008/05/22(木) 13:20:42 ID:GT/Ueu1J

わかってないね。英雄の中の英雄ハーンにとっては
自分の前に立ちはだかる奴は男であろうと女であろうと関係ないんだよ
天下統一に立ちはだかる敵を倒していくだけ
650名無し調教中。:2008/05/23(金) 01:53:51 ID:0rGR6w0o
状況が変わっているのにそれに気付かない,気付いていても対応出来ない。臨機応変さがないのだよ
651名無し調教中。:2008/05/23(金) 19:44:03 ID:J11g/yga
男は女の色仕掛けで機密事項、全て喋ってしまうから不利だよ
652無敵の英雄  :2008/05/23(金) 23:56:20 ID:5ESFi4/J
第2部 第3章 乾坤一擲(6)


 見渡す限りの平原を埋め尽くさんばかりのキタール、ツィンの両軍は、しかし今や、
ついに訪れんとしている決戦を前に、不気味なまでの静寂に包まれていた。

「・・・・・蛮族の首魁、アルギンよ!!」
 戦の大義を明らかにする口上の口火を切ったのは、ツィン軍のエスデルである。
 ツィン軍きっての智将エスデルは、軍の進退、戦の駆け引き、巧みさにおいては並ぶ者はなく、
事実上のツィン軍の総司令官である。
 その思慮深く、謙虚な性格は、ともすれば慎重になりすぎる嫌いもあったが、前皇帝マオーの下で
軍を委ねられていたルアンとは異なり、諸将や重臣たちから大きな信望を得る所以でもあった。
 専ら知略を頼みとする彼であるが、武技もなかなかの腕前である。
 身長は180cmを越え、その肉体は幾多の戦塵をくぐり抜けてきた男らしく、強健であった。
 雄略四方に轟くエスデルの声は、馬上より朗々、敵を圧倒せんばかりであった。

「汝、蛮族キタールの頭目でありながら、不逞にも天下に大乱を惹起し、万民を戦火の
苦難にさらす不埒者よ!
 神の子たる皇帝陛下に叛旗を翻し、帝国による平和と秩序を破壊と混乱に陥れるとは、
憎んでも憎みきれぬ悪逆の賊子である!!
 蛮族の首魁よ! 汝は今日まで、その賊軍を四方に向け、帝国の神聖なる領地を侵し、
あたかもこの世をまるで己の物であるかのように我が物顔に振舞ってきた!
 しかし、我が帝国の衰弱に乗じた卑劣なる汝の所業も、最早今日を以て終わると知れ!!
 これまで我が帝国を損なってきた内なる賊子どもは、先ごろついにその罪を問われ、一団となって逃亡した!!
 我らは新たなる皇帝陛下の下、その力を取り戻しつつある!!
 蛮族の首魁よ!! 今こそ知れ!! 我が帝国の力を!!!」
653名無し調教中。:2008/05/24(土) 22:20:11 ID:a7o/f9vy









654名無し調教中。:2008/05/25(日) 02:06:16 ID:MNYVjx9Z
プライドの高い戦士たちが屈するのはたまらなくイイ
655名無し調教中。:2008/05/25(日) 09:27:48 ID:SK26AJAH
>>653
それを言っちゃ終わりだよw出産が女にしかできないのと同じで、戦争は男にしかできないww
北朝鮮人民軍では男性兵士より女性兵士の方が多い部隊もあるが、脅威を感じるか?
あと、地理&歴史的なことも深く考えない方がよろしいかも・・・
656無敵の英雄  :2008/05/26(月) 00:44:37 ID:pFOggdCz
第2部 第3章 乾坤一擲(7)


 ・・・・・敵軍キタールを包む不気味なまでの静寂の中に、エスデルの大音声は、あたかも水が
高い所から低い所に流れるように、響き渡っていく・・・・・

 その時、変わる風の流れ・・・・・!!!
 ただ静寂のみを保っていた敵軍に、例え様もないほどの鋭い殺気が、巨大なエネルギーのように、流れ出す。
 ツィン、キタール、両軍の戦士たちが見つめるのは、現れた黒馬の英傑・・・・・
 ついに、アルギン・ハーン自身が、最前線の戦場へと、姿を現したのだ!!!

「・・・・・汝はワンの従兄弟バヤンの孫、エスデルであるな!! 噂はつとに聞いておる!」
 アルギンの声は朗々と、しかも砂漠の中から次第に近づいてくる嵐の如く、ツィンの戦士らを圧し、
迫ってきた。
「して、ダヤンはいずれにあるか!?
 我がキタールは、高祖父祖の定法に従い、大ハーンたる我自らが軍を率い、敵と雌雄を決せんとしておるに、
汝らの頭目ときては、臆病風に吹かれたか、幾重にも兵らに守られ、御簾の陰よりこそこそと我が姿をうかがうとは、
いや、笑止!! 
 かつては遠く朔北の地、満洲において、その勇名を轟かせていたジェビン族の末裔たる汝らがそのざまとは、
いやはや、泉下のワンもさぞかし嘆いていよう!!」
「黙れ!!! 蛮族よ!! 
そも、神の子におわす我らの皇帝陛下が、汝如き者に自ら相対され、応接の労を取るとでも思うのか!!?
成り上がりの蛮族如き、我らツィンの精兵、一戦必誅、眼にもの見せてくれる!!!」
「・・・・・おのれっ!! 言わせておけば!!!」
 アルギン・ハーンの側に陰日向なく付き従う、武勇無双にして忠烈無比の豪傑、バルスが双髭逆立て、青龍刀を振りかざし、
吼えた!!
657名無し調教中。:2008/05/26(月) 08:28:57 ID:X3tRVWJI
元奴隷女のツィー様が登場しそう
ジュンガら元奴隷女達が主人であった男達を奴隷にして弄んで
658名無し調教中。:2008/05/26(月) 21:02:56 ID:ldU9w1yp
強そうな男が登場するたびそいつらが負される場面を妄想してしまう
659名無し調教中。:2008/05/26(月) 21:03:22 ID:FfxRr9Bg
q

660名無し調教中。:2008/05/27(火) 00:50:55 ID:j97ogHIn
こんなことしてほしいって希望書いていいんけ
661無敵の英雄  :2008/05/27(火) 01:11:33 ID:DtuvwQIR
第2部 第3章 乾坤一擲(8)


 バルスは身の丈2メートル数十センチを越える、怪力の豪傑。
 常にアルギン・ハーンの元に影の如く付き従い、主君の護衛を務めている。
 
 かつて、キタールの軍勢がタシュケントを攻略した折の事。
 この地一帯に勢力を張る英傑アクバルの軍勢の猛攻の前に、
さしものアルギン・ハーンも、一時敵軍中に孤立し、危うくなった事があった。

 しかし、バルスは幾重にも押し寄せてくる敵軍を前に、一歩も引かず、
おそらく彼以外には持ち上げられる者は幾人もいないであろうとさえ思われる巨大な
青龍刀を振り回し、見る見るうちに数百人の敵兵を切り殺した!!

 無事包囲を脱出させ、主君の危機を救った彼に対し、アルギンが今まで以上の
深い信頼を寄せたのは言うまでもない事である。

 頽勢を挽回したキタール軍は、ついにタシュケントを包囲、アクバルは降伏した。
 ・・・・・しかし、敵と言えども有能な人材と見込めば許し、重用するのがアルギン・ハーンの
やり方である。
 その後もアクバルはタシュケントの太守たる事を許され、今はキタール帝国の将軍の一員、
多士済々のアルギン・ハーンの忠臣の一翼を担う英傑である。

 キタールの強さは、もちろん、アルギン・ハーンの軍事的・政治的才能による所も大きいの
ではあるが、やはり満洲から内外モンゴル、ウイグル、チベット、アラル海やカスピ海にまで
及ぶ広大なトルキスタン地方のほぼ全域から南はインダス川にまで及ぶ大帝国の中から、
優れた人材を抜擢し、要所に配置している事にあることは疑えないのである。
662名無し調教中。:2008/05/28(水) 09:32:31 ID:OXS5d4YO
北朝鮮の美女軍団が工作員として日本に潜入し
要人たちを奴隷化したら脅威だ
奴隷にしてあげると言われたら、逆らえる男はいないだろう
663名無し調教中。:2008/05/28(水) 10:04:49 ID:JxSdMQi1
男が女性に追いつかれ追いこされていく過程は最高
664名無し調教中。:2008/05/28(水) 22:36:42 ID:Be+fjVR4
ヤオー,マフムードを殺して見せしめにさらし首にしてやれ
665名無し調教中。:2008/05/30(金) 01:32:44 ID:gtVh5rHD
666名無し調教中。:2008/05/30(金) 20:51:29 ID:hDyw3ZZk
キタールvsツィンの戦がついに幕を開けそう。そんななか女達の動向にも目が離せない
アルギンの下にいるユウ・ミキ・サーヤ
ダヤンにツィンから追い出されたツィイー達
キタールの不満分子、ダヤンに取り入り内情を全て聞きだしたエリカ
そしてマフムードを屈服させたがアルテミアを奪われたユリナ率いるアマゾネス軍

キタールvsツィンは男vs男の戦いだが女達がどういう動きを見せるのか目が離せない


667名無し調教中。:2008/05/30(金) 23:17:31 ID:gtVh5rHD
アルテミア占領した国も王妃が王を牛耳ってる国だよね
668名無し調教中。:2008/05/31(土) 16:04:21 ID:D0e2gCv7
>>667ブルグンのルクレツィアだね,王のオムルをM奴隷にしてるね

>>666エリカの存在に気付いてブルグンにアマゾネスを攻めさせたアルギンは
    女達より1歩も2歩も上手だね

>>660あまり望ましくないのでは。作者さんの書きたいことを妨害してしまう恐れが

669名無し調教中。:2008/05/31(土) 20:53:19 ID:JA0isGh2
そのうちアメリカ大陸をも巻き込んだりして
670無敵の英雄:2008/05/31(土) 22:01:29 ID:TGuqa5db
第2部 第3章 乾坤一擲(9)


「ならば、キタールよ!
いざ、思い知れ、我がツィンの力を!!」

エスデルの言葉が終わるなり、傍らに控えていた豪傑アラクが、馬上長矛を携え、
手勢を率いて出撃した!!
「よし、バルスよ、行け!」
アルギンの下示を待ちわびていたバルスも、怒涛の如く出撃! キタール、ツィン両軍の決戦の火蓋が、切って落とされたのである。

両雄しばし、馬上激しく切り結んだが、
次第に怪物の如き力を持つバルスが、優位に立つ。
ついに両者、馬上に組み合い、勢い余ってどうと転げ落ち、
さらに組打つが、アラクはバルスの下に組み伏せられるのが多くなる!

「アラクが危ない!」
ダヤンはやきもきして、救援に行かせようとするが、
激戦の最中、諸将になかなかその余裕はない。

671無敵の英雄:2008/05/31(土) 22:22:42 ID:TGuqa5db
第2部 第3章 乾坤一擲(10)


「陛下! ここは危ない!!
直ちに本陣を移動致しますぞ!」
「テムルよ、どうした!?」
「背後の山麓より、ヴァハン率いる軍勢が迫っております!!
馬を用意致しました! 早くこれへ!」
近衛兵らに守られ、馬に乗り、エスデルに合流せんとするダヤン。
しかし、早くもヴァハンの軍勢はすぐそこまで迫ってきた!
「それにあるは、ツィン皇帝ダヤンとお見受け致す!
いざ、軍を返し給え! 勝負!!」
大音声に呼ばうヴァハンの声と、キタール軍の馬蹄の音が、雷の如く近づいてくる。
「…… うぬっ!!」
ダヤンは振り向きざま、長弓に矢をつがえ、ヴァハンの姿を捉えるが早いか、
引き放った!
矢は見事にヴァハンの左目を深くえぐり、
さすがの猛将ヴァハンも、もんどりうってどっと馬もろとも倒れた!!
「!…… 将軍! ご無事で!!
者共! 将軍が矢に当たられたぞ!!」
「くっ!! 何のこれしき、見よ!」
何と、ヴァハンは、左目深く突き刺さっている矢を、自分でぐいと、
引き抜いてしまった!!
「ふっ、我にとって、ただ勇武の栄光こそが、価値あるもの……!
左目如き、何程でもないわ! 追え、ダヤンらを!
彼奴を捕らえし者には、大ハーンより厚き恩賞あるぞ!!」
672無敵の英雄:2008/06/01(日) 00:09:43 ID:gDxcHhby
第2部 第3章 乾坤一擲(11)


ダヤンらはエスデルの軍勢と合流、辛くもキタール軍から逃げ切った。

「危ういところであった……
しかし、陛下の弓はお見事! あのヴァハンに深手を負わせるとは……」
そこへ、鎧を血みどろにしたアラクが戻って来た。

「アラクよ! 無事であったか!?」
「……陛下こそ、ご無事で何より!
しかし、あのバルスという男、化け物の如き怪力剛勇、余程の策を以てせねば、
討ち果たす事は出来ませぬ!」
「戦況は一進一退だが、やや我が方が劣勢……
ううむ、エスデルよ、何か良い策はないものか……」
「実は、陛下……!」
得たりとエスデルは進み出た。
「策は、すでに用いてあります……」
「…… 何と!?」
「劇薬は効くに時を要します。
実は、最前より、キタール軍中に間者を放ち、
軍中にアルギン・ハーンに反逆を企む裏切り者がいる、という噂を流させております……!」
「何……! まこと、そのような者がおるのか?!」
「何の、当てずっぽうです!
アルギンの力、人望は絶大、なかなかそのような事を企てるような者はおりますまい!
…… しかし、いくらまさかと思われる噂でも、人は疑心暗鬼に陥ります。
キタール軍はキタール族のみならず、ユーラシア大陸の様々な民族の連合体です。
元々は敵であった者同士、アルギンも全幅の信頼など置いておりますまい!
そこに、このような噂が広まるとどうなるか……!!」
「成る程、エスデル、良策である!! そなたに任せるぞ!」
673無敵の英雄:2008/06/01(日) 00:19:33 ID:gDxcHhby
第2部 第3章 乾坤一擲(12)


……敵を分裂させるのによく使われる手ではあるが、勿論それは本当である必要はない。
しかし、ご存知の如く、キタール軍中には、アマゾネスのエリカに唆されたエギンが、
密かに兄への反逆の牙を研いでいたのだ……!
自分の企みは、決して洩れていないと信じながら……
しかし、この噂が広まり始めたなら、果たしてエギンは何を思うだろう……!?
エスデルの投げ込んだこの「毒薬」は、彼自身、予想もしていない方向に効き始める……
人の業とは、往々にして、そのようなものだ……
674名無し調教中。:2008/06/01(日) 00:41:02 ID:4zGzQ2wQ
キタール×ツィン面白いわ
675無敵の英雄:2008/06/01(日) 02:37:35 ID:gDxcHhby
第2部 第3章 乾坤一擲(12)


…… さて、ちょうどその頃。

エジプトのカッサンドリアの総督府には、遥々メソポタミアを発したアフスム帝国皇帝、
ナツィム・ナディン・ラー3世が、大軍を率い、来着したところであった。
アフスム帝国は、東はインダス川から、ペルシア、メソポタミア、シリア、パレスチナ、
そして西はエジプトに及ぶ大帝国である。
しかし、今やこの帝国も、エチオピアからスーダンにかけて興った女王国、
ラシェワと、女王アドゥアナによって脅かされつつあるのだ!!
総督府前の広場とカッサンドリアの街、その郊外は、皇帝と共に来着した10数万の軍勢で埋め尽くされ、
幾千もの戦車を引く馬の嘶きに、街は緊迫している。
皇帝ナツィム・ナディン・ラー3世を迎えるため、エジプト総督カッサンドロスは、豪華なマントで正装し、
転けつまろびつ皇帝の元に駆け寄り、ひれ伏した。
676無敵の英雄:2008/06/01(日) 02:46:44 ID:gDxcHhby
第2部 第3章 乾坤一擲(14)


「カッサンドロスよ、何たる様か!
汝、畏れ多くも、栄えある帝国のエジプト総督を拝命し、
大軍を任せられてナイルの守護者を以て自ら任じながら、
女如きに苦戦するとは何事ぞ!!」
皇帝に一喝されたカッサンドロスは震え上がり、ますます頭を低くひれ伏すだけであった。
「…… まあ良い……この偉大なるナディン・ラー自ら出馬とあっては、
小癪な女子共、さぞや畏れおののいておろう!
フッ、だが、もう遅いわ……
我が帝国の名にかけて、ラシェワの女王を捕虜にし、女戦士達共々奴隷としてくれる!
身の程知らずな女子共に、男の力を思い知らせてくれるのだ!!」

果たして、彼の目論見通りに、事は運ぶであろうか……!?
ここでは、男vs女の戦端が、切って開かれようとしている……
この戦いの帰趨は、今暫く後に……
677名無し調教中。:2008/06/01(日) 13:55:01 ID:m8CzPqzE
エスデルの奇策がどう転ぶのかああああ気になるウウウウ
そして新キャラ登場ううう 世界中に火の粉が飛び火して世界大戦になりそうddd
678名無し調教中。:2008/06/01(日) 15:10:10 ID:4zGzQ2wQ
策の練り合い、いいね ただ策を労しすぎるとそれに溺れる事もあるからね
679名無し調教中。:2008/06/01(日) 18:58:08 ID:m8CzPqzE
そこにしびれるあこがれるううう
680名無し調教中。:2008/06/02(月) 09:37:03 ID:b5lvtb4k
合戦のシーンは初めてじゃね
681名無し調教中。:2008/06/03(火) 12:10:52 ID:55ZncF2d
なかなか興味深いSS、男子が圧倒的に支配する世界を
今まで虐げられてきた女子が徐々に制していく過程は勃起せずにはいられない
682名無し調教中。:2008/06/04(水) 01:59:14 ID:q6bdm2pj
あげ
683名無し調教中。:2008/06/04(水) 18:50:26 ID:JO+tS8FY
魔女狩りも男が女の力を恐れたからだ
女が怖いから虐げようとしようとする
684名無し調教中。:2008/06/04(水) 23:28:00 ID:nrRtbTUz
どこまでデカくする気だよw 全世界まで?
685名無し調教中。:2008/06/05(木) 01:58:24 ID:FggKVRoh
今の流れだとアメリカまでは厳しいかも
686名無し調教中。:2008/06/05(木) 08:12:41 ID:h9q2gWU0
アメリカ大陸はまだ見つかってないのですよ
687名無し調教中。:2008/06/06(金) 19:35:32 ID:HX/t+o5Y
アラク対バルスももっと見たかったな。スレの趣旨とは反するが
この強い戦士達が・・・・

新たな男権帝国と女王国の対決も見物

688名無し調教中。:2008/06/07(土) 10:22:21 ID:vKujVfDJ
これまで女子対男子の1対1の対決は
ヤオー、マオー、小さくされた無敵の英雄と
軍神、英雄と言われてはいるが体格的に脆弱な
男としか戦っていない(マフムードの体格は分からないが)
女王ユリナの言葉にも「同じ体格なら女のほうが強い」とある
しかしココに来てアラクやバルスを筆頭に180を超える屈強な
男の登場人物が増えている
強い男対女子の戦いは楽しみすぐる
689無敵の英雄:2008/06/07(土) 12:31:23 ID:aJTwuPYK
第2部 第3章 乾坤一擲(15)

「ヴァハンよ!! 如何したか、その目は!?」
「……ふっ、何の、我が目失うとも、我が武勲と偉大なるハーンの栄光は失うべからず!!」
「いやはや、落馬しながらも矢を自ら引き抜き、しかも顔色一つ変えず!
まさに将軍は、世に隠れなき勇者と存じます!!」
従軍した将校達も、口々に誉め讃えた。
「して、ダヤンは結局、取り逃がしてしまったか?」
「はっ、その点については、全く私の及ばぬ所……」
「いやいや、汝らの奮闘、よくツィン軍に痛打を与え、
勝利に次ぐ勝利を我らにもたらした!
これまた偏に、汝らの功績である!
厚く報いるであろう!」
アルギン・ハーンの言葉に、ヴァハン以下、ひれ伏して謝意を示した。

先日、ついにキタール軍は黄河を渡り、更に南へと進撃中である。

「……ときに、ハーンよ! この場にてお耳に入れるべき事かは迷うものであるが……」
ツィンの帝都大京に幽閉されていたが、今は救出され、
キタールの従属国としてであるが、再びサラ国王に返り咲いたヨヒムが、ささやいた。
「む、ヨヒム殿か、構わぬ、申されよ!」
「実は、誠に芳しからぬ噂なれど、我がキタール軍中に、謀反を企む者がいる由!
よもやとは存じるが、念には念を入れ、警戒を怠るべからずと存じるが……!」
目を閉じて微動だにせず、顔色一つ変えずヨヒムの言葉を聞くアルギン・ハーン。
しかし、傍らにいたエギンの顔色は、みるみるうちに変わった!!
690無敵の英雄:2008/06/08(日) 00:13:47 ID:iYEY7J8E
第2部 第3章 乾坤一擲(16)


ヨヒムの言葉は続いた。
「先日より、少なからぬ数の兵等が噂しております。
戦勝の油断の隙を伺い、反逆を企む輩がいるとの事。
ゆめ、警戒を怠ること無きよう!」
「うぬっ、偉大なるハーンに謀反の心抱くとは、憎んで余りある悪逆の輩!
我が一太刀にて、誅殺してくれる!!」
忠心厚いバルスが、青龍刀を抜き放ち、髭を震わせ激怒した。
「噂していた兵らを取り調べ、出所を探りましょう!」
エルラクが進言した。
「…… ふむ、まあ、暫く待て!
我に思うところあり! 暫し泳がせておけ!!」
アルギンは、怒りに満ちた諸将らを宥め、何やら考え始めた……

「!…… おのれ! 女狐めが!!
我をたばかりおって!!!」
自分の幕屋に戻ったエギンは、一人になると、怒りに任せて剣を抜き、
傍らの品々を叩き壊した。
「エリカめ!…… 我を謀反に踏み切らせ、そして兄に密かに知らせ……
我を陥れる所存であったのか!!
断じて許せぬ!!!」
幕屋の灯りに照らされ、エギンの手の中で、剣が不気味に光った。
691名無し調教中。:2008/06/08(日) 15:19:31 ID:GyzCr/+r
沢尻エリカが頭の中に浮かんじゃうw
692無敵の英雄:2008/06/09(月) 00:35:43 ID:FvlXhPT/
第2部 第3章 乾坤一擲(17)

「…… この毒婦めが!! 我を陥れる企み、とうに見抜いたぞ!
最早何一つ言葉は無用、我が太刀にて両断に切り捨ててくれる!!」

いつものように、エギンの幕屋に忍び込んできたエリカは、いきなり怒り狂った
エギンの太刀を突きつけられ、ギョッとした。
普段はどちらかというと、物静かなエギンが、今日はまるで別人のようである。
流石のエリカも身の危険を感じたが、そこは数々の男を手玉に取り、
時に策略にかけて奴隷に堕としてきた悪女である。
たちまち落ち着きを取り戻し、突きつけられた太刀を物ともせず、言い放った。

「フフ、な〜に一人でカッカしてんのよ〜
アタシがアンタを陥れるって!?
プッ、笑わせるわねぇ〜 そんなコトして、一体アタシにどんな得があるのかしら〜!?」
「う、ううむ……」
エリカはエギンにそっとネコのように寄り添い、
近頃身に纏っているチャイナドレスのスリットから覗く長く美しい脚を、
エギンの腰に絡ませた……
「…… ホラ、答えてご覧なさいよ……」

「……ウム、た、確かに……」
「フフ、ホンっトにアンタは考えなしねぇ〜
そんなことだから、アルギンにいいように使われるのよ!
ウフフ、いいこと、これからアンタは自分で何でも判断するんじゃなくて、
万事アタシに報告すること、いいわね!!
アンタがこの世で信頼できる味方は、アタシだけなんだから……!」
エリカはエギンの服を脱がせ始め、そっとキスをした……
毒に満ちた甘いキスを……
693名無し調教中。:2008/06/09(月) 16:37:55 ID:/7M7H/TF BE:1237956858-2BP(0)
板汚し失礼します
http://dominantwoman.blog17.fc2.com/?m
694名無し調教中。:2008/06/09(月) 20:02:06 ID:9XknqXXx
そういやヨヒムいたな。ヨヒムなんて存在すら忘れてたぞw

エギンもエリカを利用しようとしてたみたいだが役者が違う
知性も美貌も全てにおいてエリカが↑,もはや操り人形
エリカの思うがままに動かせるアマゾネスの駒なってしまったな
695名無し調教中。:2008/06/10(火) 12:44:56 ID:supuEDpy
この散らばった点をどうやって一本の線にするのか作者さん
適当に頑張ってください
696名無し調教中。:2008/06/11(水) 01:37:36 ID:SYPAlGA4
age
697名無し調教中。:2008/06/11(水) 17:40:39 ID:o/JtA7B5
女の武器は鞭でお願いします
もしくは鞭部隊編成してください
698名無し調教中。:2008/06/12(木) 03:09:58 ID:GFnu59HB
アルギンら屈強な戦士達も下の毛剃られたら貧弱に成り下がってしまうのですか
699名無し調教中。:2008/06/12(木) 20:02:39 ID:Ub4I/rhM
アマゾネスの女が特別強いのではなく、全ての女性が男より強いというところがポイント高し
それに気付いていないだけで、気付けばもう女性が勝ったも同然
男女WARになれば全ての男が女の奴隷
700名無し調教中。:2008/06/13(金) 17:30:56 ID:iyYWKM4V
女の子と闘うと異常勃起してしまうという呪いをかけられた男
その呪いは女の子と闘って勝たなければとけない
勃起すればするほど男の力は弱まり、なすすべもなく女に負かされる
701名無し調教中。:2008/06/14(土) 13:14:52 ID:AhdcuHbc
女権帝国を扱ったサイトとかないんですか 知ってたら教えてください
702名無し調教中。:2008/06/15(日) 02:23:48 ID:4fhAMSFY
>>701
藻前は他のこのスレとか全然チェックしてないだろ?
ネットで読めるM小説
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/sm/1199846445/
ここにすぐ出てる
ttp://www.mistress-cafe.net/top.html
ここのリンク・投稿小説から色々行けるぞ
(まぁ女権帝国専門サイトは少なめだけどな。アンカさんのとか(復活してる)。)
あと更新少ないけど、mixiとかのSNSにちょっとある
703名無し調教中。:2008/06/15(日) 16:19:13 ID:TBGb0BRJ
強い男が女に負けるのが良いな 弱い男が負けるのも嫌いではないが
強い男が負かされたり犯されたりする作品ってほとんどないんだよねえ
だいたいが貧弱なM男
704無敵の英雄:2008/06/15(日) 19:45:29 ID:vN86qno7
第2部 第3章 乾坤一擲(18)

「し、しかし、我が謀反する企みは、もう洩れてしまっている!
…… 一体、どうすれば……!?」
「アルギンはアンタを疑ってるの?」
「…… ヨヒムから報告を受けても、顔色一つ変えず、じっと目を閉じているだけだった……!
あの落ち着き払った様子は、何もかも見通しているのだ!!
長年共にいた我には分かる!
兄は我を謀反人と知って、わざと泳がせているのだ!!!
……ああ、一体どうすれば……」
「んもう……おたおたするんじゃないわよ!
…… ねえ、実際のところ、アンタが呼びかければ、
どれぐらいの兵を集められるのかしら?」
「…… 分からない……
…… しかし、心中密かに兄に不満を抱いている者は多い……」
「…… じゃあさ、アンタもここらで覚悟を決めなきゃ、
男の名が泣くってもんよねぇ〜
思い切ってやるべきよ!!!」
「…… そ、そうだ!
エリカよ! 俺は、お前のために、キタールのハーンとなってみせる!!!
そして、この世界を征服してみせるぞ!!
そして、お前を妃に迎え、この世界の全てをお前に捧げよう!」
「キャ〜、嬉しい!!
ねえ、アタシの為なら、何でも出来るのよね!?」
「あ、ああ……
何でも出来るとも……」
「フフフ、じゃあさ、跪いて誓うのよ!
僕は君の為なら何でもする、ってね!!!」
「……… き、君の為なら、何でもするとも……
どんな事でも……」
「アハハハッ、あ〜ら、いい子ねぇ〜!!」
705無敵の英雄:2008/06/15(日) 21:15:36 ID:vN86qno7
第2部 第3章 乾坤一擲(19)


エリカは、以前ユリナから聞いた、天地創造にまつわる神話を思い出していた……


太古の昔、男神アダと女神イリナがいた。
しかし、伝えられていないある事が原因で、男神と女神は戦う事になったのだ。
両者は全裸になって激しい戦いを繰り広げ、
ついに女神イリナが男神アダを屈服させたのだ。
アダはイリナに顔面騎乗され、聖水を飲まされて、奴隷にされてしまう。
全裸で張りつけにされた男神はペニスと金玉を女神に支配され、弄ばれて射精させられた。
この時ほとばしった精液から、世界の色々な生き物が誕生した、というのだ。


…… この世界を支配するのは、女よ……
男がそれを、いやでも認めざるを得なくなる日が来るわ……
跪いたエギンを見下ろしながら、エリカはニヤリと笑った……
706無敵の英雄:2008/06/16(月) 00:38:09 ID:4cIEjJM4
第2部 第3章 乾坤一擲(20)


その後も男神アダは全裸に首輪、手枷足枷をつけられ、
女神イリナの奴隷として鞭で叩かれながら、
世界の様々な事物を創造するのに使役された。
イリナは、召使いの女妖精達にもアダを責めさせた。
男神アダは、女妖精達に犬の真似をさせられたり、馬にされて走らされたり、
挙げ句は彼女達の前でオナニーをさせられるなど、
ありとあらゆる辱めを受けた。

しかし、そもそも女神と男神は一体何をめぐって争ったのか?
神話には語られていないが、ここには重大な秘密が隠されていたのである。
それはある剣と……
この物語の帰趨を左右する、この秘密の物語は、まだまだ後に……
707名無し調教中。:2008/06/16(月) 18:13:30 ID:bEyuHJKo
http://jp.youtube.com/watch?v=speRXnnxVLI&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=yFEeQY_B_fA&NR=1
何言ってるかわからんがこんな生活してみたい。
708名無し調教中。:2008/06/16(月) 19:00:48 ID:hEp9cV2I
聖剣ヴァミルきたあああぁ 
709名無し調教中。:2008/06/17(火) 13:14:09 ID:AHpj2aBz
想像力がすげえよ作者さん
妄想力と言うべきか
710無敵の英雄:2008/06/18(水) 00:48:49 ID:VvoBrqHu
第2部 第3章 乾坤一擲(21)

「…… じゃあさ、アタシに何もかもを捧げるって誓った証に、
ここで素っ裸におなり!!」
「ええっ!? …… は、裸に!!」
「そうよ! そして、アタシの足元に土下座して、
奴隷になる誓いをするのよ!!」
「…… そ、そんな……
キタールの戦士たる者、ましてや大ハーンの一族たるこのエギンが、
そのような屈辱を……!」
「フフフ、アンタに選ぶ権利なんてないわよ……
これはアタシ達アマゾネスの流儀!
アタシ達は男に、対等の立場なんて認めないのよ……
アタシ達の助力が欲しければ、奴隷となって、
こき使われる覚悟を決めるしかないのよ!!
さ、どうするかしらねぇ〜」
「…… わ、分かった……」
「分かったのなら、とっととお脱ぎ!!」

…… エギンは素っ裸になり、太刀や鎧も全て取り上げられ、エリカの前に跪いていた……

「ウフフ、普段は大層な代物で武装してる男が、
何もかも取り上げられて素っ裸にされると、惨めよね〜!?」
「………」
「さ、手足を伸ばして、そこにお立ち!」
「…… な、何を……」
「ふふ、降伏の儀式を始めるわよ!
オマエを張り付けにして、弄んでやるから、覚悟おし!!」
711名無し調教中。:2008/06/18(水) 20:01:09 ID:rdx0nM4H
>>702 THANX参考になった でもコノスレに勝てるものはないね
712701:2008/06/18(水) 20:01:43 ID:rdx0nM4H
701です
713無敵の英雄:2008/06/19(木) 00:19:56 ID:UrPxroRr
第2部 第3章 乾坤一擲(22)


素っ裸にされたエギンは、両腕両脚を広げさせられ、
縄で張り付けにされてしまった。
「…… ウフフ、いい格好ねぇ〜
さあ、これでオマエは、アタシの思いのままよ!
ホラ、どんな風にいじめて欲しいか、自分で言うのよ!!」
「…… ウ、ウーム……」
「あ〜ら、そんなことを言うのは、男のプライドが許さない、って言うのかしら!?
フフフ、そんなモノ、このエリカ様にかかれば、ホ〜ラ!」
言うなり、エリカは、男の金玉を、ギュッと握りしめた!
「ウ、ウグ〜ッ!!」
「アハハハッ、ちょっと握っただけなのに〜
男って弱いわねぇ〜!
さ、お言い! エリカ様、この賤しい奴隷に罰をお与え下さい、って!」
「……う、男が、女の奴隷になど……
ウギャアアッ!!」
「キャ〜、面白〜い!
ホラ、もう一発、金玉蹴りよ!!」
714名無し調教中。:2008/06/19(木) 00:57:06 ID:m/FFmV9/
エギンのプライドがあっさりくずれそうだな
715名無し調教中。:2008/06/19(木) 11:15:40 ID:cZpS/eRS
もうちょい抗って欲しいけどね。プライド高い男く我慢強い男が
抗って抗った挙句抵抗できずになり屈服してしまう
男としてのプライドを最後まで守ろうとしたが女の前ではむなしい抵抗だった。みたいな
716名無し調教中。:2008/06/19(木) 11:28:44 ID:bn5K+okS
そいつは後にとっとくのさ
717名無し調教中。:2008/06/19(木) 12:20:02 ID:cZpS/eRS
タダで見せてもらってるという事を忘れてはいけないよね

718名無し調教中。:2008/06/20(金) 18:47:33 ID:Gh/WSXqF
ヴェリーベリーファンタジック
719名無し調教中。:2008/06/21(土) 02:46:59 ID:/VBSunPC
先週土曜の産経新聞の記事から
ttp://y-bbs.net/gironn/gazou/img/12133745510042.jpg
当時、消防だったか厨房だったか忘れたけど萌えたなぁ

「自分が政権をとったら?」というインタビューの回答が
「しばらくは男女平等なし」と答えられていた。
女尊男卑の政策を想定した。
720名無し調教中。:2008/06/21(土) 14:12:22 ID:rJvYWrXO
深層心理で男は女を恐れている
女神崇拝を殲滅させていったこと
魔女狩りと称して有能な女を
惨殺しまくったことからそれは見て取れる
男は女に勝てないのを分かっているから
脅かされないように女の力を奪い続けたのだ
しかし今アマゾネスの手によって男の時代は終わりを告げるのだ!!

なんちゃって
721無敵の英雄  :2008/06/22(日) 01:08:52 ID:2PreIbXN
第2部 第3章 乾坤一擲(23)

 その頃。
 アマゾネスにより、ヴォルガ河口の要衝アスタが陥落し、マフムード以下の将兵達が
捕虜となった知らせが、ついにアルギン・ハーンのもとにもたらされた。

「・・・・・・うぬっ!! あの愚か者めが!!! 女如きに遅れをとり、
虜囚の恥辱を受け、キタールの名を汚すとは!!!」
 バルスは激怒し、地団駄踏んで吼えた。
「まあ、落ち着くがよい・・・・・ しかし、今後のツィンとの戦闘に大きな支障
となるは必定・・・・ ハーンよ! ご存念は如何に!?」
エルラクがバルスをたしなめ、主君に問いかける。
「・・・・・」
 アルギン・ハーンはしばし眼を閉じ、沈思黙考していた。 
「エルラクよ、汝の考えは如何!」
「今は何よりも、西方の守りが心配です!」
「・・・・実は、その事ならさほど心配はない。仮にオルム王が動かずとも、
アラル海地方にはジャハンギールがいる。アマゾネスが進撃してきても、
マフムードの失策を見ては、彼もそう易々とは策にかかるまい。」
「では、ツィンとの戦いを続けるべき、と・・・・」
「実は、そう簡単にも言えないのだ・・・・」
 アルギンは、臣下らを前に、数日来の懸念を述べ始めた。

「率直に言って、マオーが追放されたのは想定外であった。あの愚帝に、腐りきった
重臣、妾共なら御しやすい、大帝国ツィンを滅ぼすことも決して不可能ではない、と考えていたが・・・・
ところが、皇帝はダヤンとなり、エスデルその他冷遇されていた有能な臣下らが、ツィンを率いている。
確かに、目下我が軍の優勢は続いている。しかし、勝敗は時の運。ふとした事で、思わぬ事にもなりかねぬ・・・・
そこへ、我が軍中の謀反の噂、そしてアスタの陥落・・・・ 
確かに、どれも皆決定的な要素ではないが、ここは一つ、慎重になるべきであろう!!」
722無敵の英雄  :2008/06/22(日) 01:58:06 ID:2PreIbXN
第2部 第3章 乾坤一擲(24)

「!・・・・ハーンよ! では、ツィンと講和されると!!」
 驚いたバルスは、食膳を放り出し、アルギンの元へにじり寄った。
「慌てるな! 無論、我が方に有利な講和である!! 現在の情勢から、ツィンが拒否するとは
考えられぬ!
 はっきりいっておく!! 当然ながら、余は、ツィン征服をあきらめはしない!!
これは、時機を待つための方便である! 時至れば、ツィンとの戦を再開する!!」
「ハーンよ、もし、ツィンが講和を拒否したら・・・・」
 ヴァハンが尋ねた。
「その時は、天の命である! 戦を続けるまで!!! たとい、わずかな懸念あろうともな!
これは、一つの賭けだ!!」
 断は下され、キタールより軍使が、ツィンへと派遣されたのである。

「!!・・・・・これは如何! キタールより講和とは・・・・!!!」
 軍使を迎えたダヤンらは、狐につままれた思いでいた・・・・
 しかし、目下劣勢にある身としては、渡りに船である。あくまで決戦を主張する将軍もおり、
軍議は紛糾したが、エスデルはひとまずは講和し、時期を待つことが上策と判断したのだ。
 しかし、当然ながら、条件は厳しいものであった。

「ツィンの旧領を南北に分割する。黄河を中心とする北部は、キタールの領有するところとなる。
淮河から西へ、秦嶺山脈へと至るラインを国境とし、長江を中心とする地域より南を、ツィンの
領土として認める。
 ツィンはキタールに対し、毎年貢納金を支払う。」

 厳しい内容である。もはやツィンには、かつての世界帝国の面影はなかった。しかし、ここで一息ついて、
有能な人材を結集し、再起を期することも、充分可能である。
 調印の知らせを受けたダヤンの表情は、明るかった。
723無敵の英雄  :2008/06/22(日) 02:29:29 ID:2PreIbXN
第2部 第3章 乾坤一擲(25)

 臣下らには伝えなかったが、実は、アルギンの心には、もう一つの懸念があった。
 むしろそれこそが、有利な戦でわざわざ講和を決断した最大の理由だったのである。

 アフスム帝国皇帝、ナツィム・ナディン・ラー3世が、女王国ラシェワと戦うため、
大軍を率いてエジプトへ向かった事は、同国に放っている間諜から報告を受けていた。
 エジプト総督カッサンドロスの兵力のみではいざ知らず、バビロニアから皇帝自ら
大軍を率いて来たとあっては、女王アドゥアナも、今まで通りに戦を有利に進めることは、
難しかろうと思われた。
 しかし・・・・・
 
 ペルシアより更に東、ヘラート地方の総督、その名をザキール・シャー。
 若年ながら、その戦の巧みさ、勇武、英邁さは、次第に四方へ轟き始めている。
 もしも、ナディン・ラーが、対ラシェワ戦に、てこずることがあれば・・・・
 ザキールは、このチャンスを逃すまい!!

「・・・・やつが挙兵すれば、タシュケントやサマルカンドも危うくなろう・・・・
雲行きが変わり始めた・・・・・ ナディン・ラーの戦の巧拙で、こちらも策を練り直さねば
なるまい・・・・!!」

 新たに頭角を現そうとしている若き英傑、ザキール・シャー。
 彼の動きに、アルギン・ハーンは注視を怠らない。
724名無し調教中。:2008/06/22(日) 17:54:39 ID:SwsZJ7LX
この休戦協定はアマゾネスも予想できなかったのでは
725名無し調教中。:2008/06/23(月) 08:01:41 ID:z6FD3WZ7
この講和はまさに国vs国から女vs男に移行する変換機か
男と女どちらが主導権を握るのか・・・

726名無し調教中。:2008/06/24(火) 09:36:31 ID:nIuxphds
>>724
でもアルギンもエギンがアマゾネスのいいなりにされてることは分かっていない。五分だな

>>717
まあね
727名無し調教中。:2008/06/25(水) 18:50:59 ID:adGkMoDN
創世記のアダとイリナまで出てきた
作者の人、女性の名前に何か思い入れあるんですかね。〜ナが多いけど

728名無し調教中。:2008/06/26(木) 09:45:06 ID:GGIKEBw+
>>727
お前はまだこの作品を読みきれていないようだ
729名無し調教中。:2008/06/26(木) 19:17:24 ID:IedVs1Q5
女子にやられてる男子は全員、勃起してしまってるね
やっぱ嫌がっててもどこがで女子に服従することを求めてるんだね
730名無し調教中。:2008/06/27(金) 17:52:25 ID:eJxQp0e7
この講和はどうなのだろう?アルギンハーンははやまってしまったのではなかろうか。マフムードが堕ちたので焦ってしまったのか
731無敵の英雄:2008/06/28(土) 00:59:27 ID:paFcUorI
第2部 第4章 ベルゼブブ(1)

さて、アルテミア陥落の知らせを受けたアマゾネスは、急ぎ戦闘態勢を整え、
アスタを離れ、ブルグンと決戦してアルテミアを奪回すべく、カフカス地方へと
さしかかっていた。
しかし、実はその頃、何とオルム王も、せっかく占領したアルテミアを放棄し、
クリミアを離れ、急ぎイタリア半島へと向かいつつあったのだ。
無論ユリナ達はそんな事は知らず、稀代の英雄王オルムとの決死の戦いを心に誓い、
軍を進めていたのだが。
何故ブルグンは、イタリア半島へと向かったのか?
実はオルム王は前々から、ロムル人の神の教主より、「全ての神の民の皇帝」として、
戴冠を受ける手筈を整えていたのである。
ところが、アルテミア占領後、領国を遠く離れた彼らの耳に入ってきたのは、
留守を預かる王弟マラミルからの、思いがけない、そして腹立たしい知らせであった。
それは、何とブルグンの仇敵たるフラン人のカルル王が、ロムル人の教主と密かに手を結び、
オルム王を差し置いて皇帝の称号を得ようとしているというのだ。
732無敵の英雄:2008/06/28(土) 01:40:09 ID:paFcUorI
第2部 第4章 ベルゼブブ(2)


激怒したオルム王は、直接ロムル人の教主に事の真偽を問うべく、
場合によっては武力行使も辞さぬ決意で、イタリア半島へ向かったというわけである。
この物語は、また後に語る。

さて、故国へと急ぐアマゾネス達の元へと、同盟国である女王国ラシェワによる
アフスム帝国領エジプトへの侵攻、相次ぐ勝利の知らせが届いていた。
褐色の女王アドゥアナ率いる半裸の美女兵らは、アフスムの騎馬隊を蹴散らし、
アドゥアナはエジプト総督カッサンドロスを捕らえ、総督府カッサンドリアの街の広場で、
彼を素っ裸にして張り付けにし、鞭で打って辱めてやると公言していた。
実際、そうなるのは時間の問題であったので、皇帝ナディン・ラーが大軍と共に、
自らアドゥアナ女王と戦を交えようとする事も、容易に予想された。
ここから遥か南、パレスチナこそ、エジプトへ向かう皇帝ナディン・ラーの大軍の通過地帯である。
後々の事を考えれば、アフスムの軍備などを偵察しておく絶好の機会と言える。
女王ユリナは、偵察要員として、エリナと、アマゾネスの一員として活躍しつつあるマリカを、
遠くパレスチナへ派遣したのだ。
733無敵の英雄:2008/06/28(土) 02:28:55 ID:paFcUorI
第2部 第4章 ベルゼブブ(3)

さて、本隊を遠く離れ、エリナとマリカの美少女アマゾネスは、
幾日も砂漠や平野、荒れ野を通過し、ヨルダン川のほとりの、とある凄まじい荒れ野にさしかかった。
この辺りは、クリミアのような、温暖で肥沃な土地とは正反対だ。
さすがのエリナも、少々薄気味悪い気分にとらわれていた。
「…… ねえ、あれは何かしら!?」
マリカが驚いて指差す方を見たエリナは、目を見はった。
至る所にある大きな岩山と、そのおびただしい洞窟。
その洞窟の一つから、年老いた修行僧のような男が現れたのだ!
男は、しわだらけの顔の中の瞳で、エリナ達を疎ましげに眺めていた。
「けがれた女どもよ! いずこより参った!?」
「失礼ね〜? このあたし達に、いきなりけがれた女どもとは……」
マリカがエリナにささやく。
「あいつらは神の預言者達よ! 唯一神の言葉を聞いて、人々に伝えてるのよ。
まあ、ほっときゃいいじゃん…… あいつらが、あたし達の邪魔するとも思えないし……」
エリナは男を相手にせず、通り過ぎようとした。
「淫らな女どもよ!汝らはいつも、男を堕落させ、惑わせる!!
女どもよ、汝らの所行の報いに、魔王ベルゼブブが、汝らを虜にするであろう!!」
734無敵の英雄:2008/06/28(土) 04:04:14 ID:paFcUorI
第2部 第4章 ベルゼブブ(4)

「…… なあに!? ったく頭にくるわね〜 あの老いぼれ!
とっつかまえて命乞いさせてやるんだったわ!」
マリカは預言者から遠く離れても、まだ怒っている。
「まあ、いいじゃんよ! あんな老いぼれ、面白くないし!
どうせ暇つぶしなら、もっと若い奴をいたぶってやりたいなぁ〜」
ふざけあいながら歩くエリナ達。しかし、その時、「彼」は、すぐそこまで来ていた!!
エリナ達は不気味な荒れ野のちょうど真ん中あたりにさしかかっていた。
その時 ……
突然、辺りが薄暗くなってきた。
それも、何かこの世のものとは思えないい、不気味な薄暗さである。
マリカは、ただ事ならぬ気配を感じ、全身が総毛立った。 その時、彼は現れた ……
この世で、彼の姿を見た者は、幾人いようか……
さすがのエリナも、ゾッとして、目を背けた。
アマゾネスの美少女達の前に現れたそれは、3つの巨大な目に、ヤギの如き頭、
背中にはコウモリのような翼、そして尻尾……
悪魔の王、魔王ベルゼブブが、ついに姿を現したのである。
マリカは恐ろしさに、気を失わんばかりだった。
エリナもまた、恐ろしい魔王の姿に声も出なかった。
もはや、絶体絶命の二人。
しかし、恐怖の中にあっても、油断ならないのがエリナである。
彼女の眼は、ベルゼブブの股間の巨大な陰茎と、睾丸を目ざとくとらえていた……
735名無し調教中。:2008/06/28(土) 10:53:49 ID:67R9dzSj
テラファンタジー 魔王とはいえ男・・・ということは
736名無し調教中。:2008/06/28(土) 15:15:38 ID:5pQ4SJAJ
このバケモンに勝っちまったら人間の男など全然恐くなくなるな
737無敵の英雄:2008/06/28(土) 21:35:17 ID:paFcUorI
第2部 第4章 ベルゼブブ(5)

「淫らな女どもよ!
汝らには、この呪われた荒野こそ似つかわしい……
数千年、数万年の太古より、我らの一族はこの地より、
人間どものあらゆる悪行、愚行を見てきた!
汝らは、口では神を崇め、その栄光を讃えるが、
実のところ、汝らが真に崇めているのは、我とその一族ではないか!?
淫らなる女どもよ! アマゾネスよ!
我こそは、汝らの神である!!
我が一族なる強大なる悪魔達、ルシフェル、バフォメット、アスモデウス、ベリアル、モロク、ダゴン ……
汝らの守護神たる我らに仕えよ!
淫らに美しい少女よ! これより、汝らを我が奴隷とする!
抗っても無駄だ!! 我は人にあらず、数万年、数十万年よりも長い年月を経て生きてきた、我が名はベルゼブブ、
汝ら人間どもは恐怖の念なくして唱えることかなわぬ名を持つ我に!
太古の昔、我ら一族は、天の国にて、唯一神とその天使達を相手に戦いを挑んだ!
武運拙く敗れ去った我らではあるが、時にその勢いは神の玉座を脅かし、
天使どもの軍勢を打ち破った。
神を相手にしてさえそうだ!
ましてや、如何なる英雄と言えども、人間どもの中で、我に挑む事さえできた者などいないのだ!!
小娘どもよ! 汝らはすでに我が奴隷である!!
我にひれ伏し、我に仕えよ!
この美少女のようにな!」
見ると、魔王のカギ爪の手には、一人の美少女が捕らえられていた。
738無敵の英雄:2008/06/28(土) 22:39:49 ID:paFcUorI
第2部 第4章 ベルゼブブ(6)

魔王ベルゼブブに捕らえられている半裸の美少女は、すでに何度も魔王に辱められている様子で、
半ば失神しているようだった。
「この少女、アリサはすでに我が下僕、我が奴隷として仕える誓いを立てている!
汝らも然り! さあ、我にひれ伏し、我が者となれ!」
「…… キャ〜、かっこい〜い!
あなたが噂に聞く魔王ベルゼブブ様なのねぇ〜!?」
エリナはすでに普段の落ち着きを取り戻した様子だ。
「あたし、強くてかっこいいあなたみたいなオトコ、大好き〜!!
お嫁さんになりたいなぁ〜!」
あっけにとられるマリカに、エリナはそっと目配せした。
「ふふん、そうか!確かに、天の神と並ぶ力を持つ我こそは、この地上で最強の男だ!!」
「それでぇ〜、 そんな強くて男らしい魔王様に、この可愛いあたしからお願いがあるんだけどなぁ〜」
エリナはすでに、ビキニのブラジャーの片胸を外しかけながら、魔王に微笑みかけた。
「ふむ、この世の事で、我に不可能はない!
何なりと申してみよ!!」
「ねぇ〜、出来ない事などない魔王様ぁ〜
あたしさぁ〜、魔王様が変身するところを見たいなぁ〜!?」
739無敵の英雄:2008/06/28(土) 23:51:34 ID:paFcUorI
第2部 第4章 ベルゼブブ(7)

「よかろう! 何でもない事だ!」
言うなり魔王は、巨大な獅子の姿になった。
「キャーキャー、すご〜い!!」
エリナは手を叩いている。
「じゃあさぁ〜……人間の姿にはなれるのかなあ〜?」
「人間の姿に、だと!?」
「だってぇ〜 あたしあなたと早くエッチしたいのに〜
あなたの本当の姿じゃあちょっとコワくってぇ〜」
エリナは、ベルゼブブに甘えるようにねだった。
「あたしも〜! 魔王様が人間の姿に変身するの見たいなぁ〜!」
マリカも豊かなバストと、ヒップを見せつけるように、魔王に微笑んだ。
「…… ふ、ふむ、よかろう!
ふふふ、たまには人間の姿で、女を犯すのもいいものだ……!!」
たちまち魔王は、素っ裸の男になった。
「フフ……」
エリナは内心、ほくそ笑んだ。
いつの間にか、彼女の手には、荷から取り出した縄が握られていた!!
「…… ウフッ、ねぇ〜愛しい魔王様〜!?
あたし達アマゾネスのだ〜い好きな、楽しくてイケないエッチを教えてあげよっかなあ〜!」
「ハハハ、男を弄んできた悪女め、教えてくれ、この悪魔に汝らの快楽を!!」
「ウフフフッ、この縄で、縛りっこしな〜い!?
まずは、あたしがあなたを縛り上げてあげる!!」
740無敵の英雄:2008/06/29(日) 00:38:15 ID:LIe5Ebkk
第2部 第4章 ベルゼブブ(8)

「……な、何! 女の分際で、この魔王を縛ると!!」
ベルゼブブの顔色が、変わった。
「キャ〜怒んないでぇ〜ほんのお遊びなんだからぁ〜!?」
「ふむ、まあいいだろう! いくら頑丈に縛ろうが、我の力にかかっては、そよ風のようなものだ!!」

数分後、魔王ベルゼブブは、エリナとマリカの手で、股を開かされ、陰茎と睾丸をまる見えに縛り上げられていた。
「アハハッ、魔王ベルゼブブ様がこんなカッコで縛り上げられているなんて、
天地開闢以来なかったわよねえ〜!」
「こ、このどこが快楽なのだ!?
我は屈辱感しか感じぬぞ!!」
「あ〜ら、魔王様、その屈辱感こそがカイカンなのよ〜
これからあたし達が、魔王様の屈辱感を快楽に変えてあげる!!!」
言うなりマリカは、ベルゼブブの陰茎を軽くビンタした。
「ウッ……!?」
人間の女に陰茎を弄ばれ、ベルゼブブは屈辱感で震えた。
「キャ〜、人間のオトコとおんなじ反応するんだ〜!?可愛〜い!」
「ねぇ〜! 可愛い名前つけてあげよ〜よ!? 何がいいかしら〜!!」
「そうだ、ベルちゃんがいいんじゃな〜い! イヌみたいで可愛〜い!」
「キャハハッ、ベルちゃん! いいわねぇ〜
ほら、ベルちゃん、素直にしてないとお仕置きでちゅよ〜!!!」
741無敵の英雄:2008/06/29(日) 01:18:39 ID:LIe5Ebkk
第2部 第4章 ベルゼブブ(9)

「ウフフッ…… まずは何がいいかしらね〜」
「こ、このような屈辱にあわせておきながら、我が満足できねば、
汝らどうなるか、分かっていような!!」
「あ〜ら、ベルちゃんたら〜コワい顔するなんて、お仕置き〜!!」
「ねぇ〜、アリサちゃん! こっちおいでよ!
一緒にこの坊やをイヂメて遊ばない!?」
年の頃、エリナ達と同じ10代後半と思われる美少女は、この光景を見つめながら震えていたが、
マリカに呼ばれておずおずと出てきた。
「さあ、ベルちゃん! 恥ずかし〜い事しましょうねぇ〜」
エリナは荷の中から、鼻フックを取り出した。
「ほ〜ら、オマエをブタ鼻にしてやる〜!
アリサちゃん! コイツにこのフックをつけてやって!!」
「えっ…… でも……」
戸惑うアリサ。
「だ〜い丈夫だって! コイツはベルちゃんなのよ〜
あたし達に逆らったら、キツ〜イお仕置きが待ってるんだから!!」
「ほら、コイツのチンポ見てご覧! ちょっと勃起してるわよ〜
魔王の身でありながら、奴隷にした人間の少女であるあなたに辱めを受けるのに、
快感を覚え始めてるわ〜!!」
「…… わ、我は…… 屈辱と怒りしか…… 感じぬぞ!」
「あ〜ら、そんなことないわよ!
ほ〜ら、ベルちゃんのチンポが、だんだん大きくなってきた〜!」
742無敵の英雄:2008/06/29(日) 01:58:43 ID:LIe5Ebkk
第2部 第4章 ベルゼブブ(10)

人間の姿の魔王ベルゼブブは、万歳をするような格好で、巨大に勃起した陰茎と睾丸、尻の穴もまる見えにされて縛り上げられていた。
「あ〜ら、はじゅかちいカッコでちゅね〜
さあ、ベルちゃん!
ご主人様のアリサ様に、ブタ鼻にしてくれるよう、お願いするのよ!」
「……う、神に等しい魔王ベルゼブブたる我が、人間の女にお願いなど……」
パシ〜ッ!!
激しいビンタが、ベルゼブブを襲った!
「!…… ウッ!!」
ビキニ姿のエリナは、魔王を蔑んだ眼で見下ろし、何度も激しく往復ビンタをした。
痛い!
人間の姿になっているベルゼブブには、痛覚や触覚などが、人間と同じに感じられる。
数々の男をビンタしてきたエリナの前に、ベルゼブブは危うく泣き出すところだった。
「さあ、ベル! もう一度命令するわよ!
アリサ様にお願いしなさい!!」
……こ、これは遊びだ……
その気になれば、我はいつでもこんな縄など引きちぎって、この小癪な小娘どもを恐れおののかせ、
誰が本当の主人なのかを思い知らせてやることができる!

ベルゼブブはそう思ったのだが……
743無敵の英雄:2008/06/29(日) 02:33:23 ID:LIe5Ebkk
第2部 第4章 ベルゼブブ(11)

「しっかりお仕えするのよ! 粗相をしたら、こんなお仕置きだからね〜」
言うなりマリカは、ベルゼブブの睾丸を握り締めた!
「ウギャア!!」
激痛に苦しむベルゼブブ。
「アハハッ、人間のオトコとおんなじねえ〜 弱〜い!」
こ、これは遊びだ……
自分に言い聞かせることで必死にプライドを保ちながら、魔王ベルゼブブは、
自分が捕虜にしたアリサに服従の誓いをした。
「ア、アリサ様……私はご主人様の奴隷でございます ……
どうか、存分に辱めて下さいませ…」
「面白くないわねぇ〜 オマエって脳みそが薄いんじゃないの!
ほら、アリサ様を楽しませるように、尻を振りながらお言い!!」
ベルゼブブは、何度も尻を振りながら服従の誓いを言わされ、笑い転げるエリナ達に、やっと許された。
アリサも、勃起して尻の穴を丸出しにし、陰茎の先から汁を出しながら尻を振る魔王ベルゼブブの姿に、
今までの恐怖が、軽蔑に変わっていくようで、ベルゼブブを蔑んだ眼で見るようになっていた。
「さあ、ベル!
オマエはこれから、アリサ様の前でありとあらゆる恥態を演じ、
心底から軽蔑してもらって、身も心も、アリサ様の奴隷に成り下がるのよ!
覚悟おし!!」
744無敵の英雄:2008/06/29(日) 03:17:22 ID:LIe5Ebkk
第2部 第4章 ベルゼブブ(12)

「ほ〜ら、惨めなブタ鼻よ〜! みっともない顔だねぇ〜!」
「ア〜、アヒィ〜 は、恥ずかしい〜」
「フフフ、気持ちいいんだろう〜!?」
「どうだい、魔王の身でありながら、捕虜ににした人間の女にいたぶられる気持ちは!?」
エリナとマリカが、口々に責める。
「ああ〜、気持ちようございます〜エリナ様〜」
「本当にオマエはみっともない顔だねぇ〜
オマエみたいなやつに捕らえられ、辱められたのかと思うと、イライラするわ!!」
アリサも、ベルゼブブの顔に唾を吐きかけ、激しく往復ビンタした。
「さあ、これからあたしが受けた屈辱を、何倍にもして返してやるわ!!尻をお出し!」
アリサの手には、浣腸器が握られていた。
「…… ヒッ、ヒィ〜!」
「ほ〜ら、これから、天の唯一神さえも脅かした大魔王ベルゼブブは、
自分が捕虜にした人間の女の手で浣腸され、
汚いものを垂れ流して醜態をさらすのよ〜!!
ウフフッ、古今東西、世界中のどんな英雄、豪傑さえも挑むことすらできない、
魔王ベルゼブブに、ほ〜ら、浣腸よ!」 アリサはベルゼブブに尻を向けさせ、股間に手を入れ、無防備な睾丸を掴んだ。
「浣腸の前に、尻踊りをさせてやるわ!」
睾丸を少女に握られたベルゼブブは、彼女の指の動くまま、尻を上下左右に振って、
尻踊りをした。
745名無し調教中。:2008/06/29(日) 12:29:11 ID:kPib7Kam
堕ち幅が凄すぎるなww堕ち幅が大きければ大きいほど萌えるけどね
746無敵の英雄:2008/06/29(日) 18:58:10 ID:LIe5Ebkk
第2部 第4章 ベルゼブブ(13)

「あ〜ら、お尻の穴が、まる見えよ〜!」
「う、…… ああ…」
浣腸されたベルゼブブは、必死に便意と闘っていた……
「ほ〜ら、尻の穴を開いてご覧!」
意地悪なエリナが命令する。
「ああ〜、エリナ様、お許し下さい〜」
「あ〜ら、お漏らししたら、罰を与えるわよ〜!」
アリサが、ベルゼブブの無防備な腹を、爪でツーッとこする。
「……ひ、ひいっ……!!」
「あ〜ら…… ウフフ……」
アリサは、偶然面白い玩具を見つけたかのように、大きな眼を輝かせた。
「…… ベルちゃんって、くすぐりに弱いんだ〜!」
「ヒッ、ヒィ〜ッ!」
ベルゼブブは、アリサの嗜虐に満ちた瞳に、素っ裸の体をくねらせて、許しを乞うた。
「アハハハッ、神と対等に戦った魔王が、いいザマねぇ〜!
オマエの手下の悪魔達がこれを見たら、どんな顔するかしらね〜!
さあ、魔王ベルゼブブが、人間の美少女の指先で降参するのよ!」
アリサは魔王の腋の下に、ツーッと爪先を這わせていった。
「ヒッヒッヒッ、ウヒッヒッヒッ〜ッ」
「あ〜ら、情けない声出して、チンポ振って裸踊りしてるわよ〜! この恥知らず!!」
747無敵の英雄:2008/06/29(日) 20:40:12 ID:LIe5Ebkk
第2部 第4章 ベルゼブブ(14)

「ヒィ〜ッ、ヒッヒッヒッ〜! 」
「キャ〜、大魔王がくすぐられて踊ってるわよ〜!」
「ハウッ〜!」
「ほ〜ら、お漏らししたら、お仕置きよ!」
「で、出る……」
「あ〜ら、もう降参かしら!」
マリカが魔王の睾丸を握った。
「ヒッ、……」
「ウフフ…… もうすぐお前は、あたし達の前で、
大きな音を立てて脱糞しながら射精してイクのよ!!
いい気味だこと! あ〜、恥ずかし〜い!」
「大魔王ベルゼブブが、女の子達に浣腸されて、
みんなに見られながら射精するなんて、キャ〜、もう死んだ方がマシねぇ〜!!」
748無敵の英雄:2008/06/29(日) 20:46:56 ID:LIe5Ebkk
第2部 第4章 ベルゼブブ(15)

だ、だめだ!……
ベルゼブブは、真っ白になりつつある頭の中で、必死に理性を取り戻そうとしていた……
いくら遊びとはいえ、ここで本当に脱糞してしまえば、
我は身も心もアリサ達に屈服してしまう!!
アリサは我の奴隷女だ!
我は天の神に並ぶ世界の支配者、魔王ベルゼブブだ!!
見よ! 我が力を!!
神の玉座を焦がし、大天使達の軍勢を炎に包んだ、我が力を!!!」
ドスッ!!
エリナのパンチが、魔王の無防備な下腹に叩き込まれた!!
「アッ、アッ、アヒィ〜?!!」
ブブ〜ッ!!!
情けない、間抜けな声を出しながら、大魔王ベルゼブブは、美少女達の前で脱糞し、
溜まりに溜まっていた精液も、同時に射精してしまった!!
「アッ、ア〜ッ!!!」
もはや頭の中は真っ白。
ベルゼブブは、蔑んだ眼で見下ろす美少女達の前で、
踏み潰されたカエルのように、ビクビク震えていた。
「…… ま、負けた……!」
749無敵の英雄:2008/06/29(日) 21:58:20 ID:LIe5Ebkk
第2部 第4章 ベルゼブブ(16)

「ホラ、ベル!ちゃんとあたし達の顔を見てご覧!」
「もう見られないよねぇ〜! あんなにみっともない顔してヒィヒィ言いながら、
脱糞しながらイクなんて、もうオマエは獣以下よ!」
「ほ〜ら……」
アリサがベルゼブブの顎を摘み、大きな瞳でジッと見つめた……
ベルゼブブは必死で睨み返そうとしたが、すぐオドオドと眼を伏せてしまった。
「アハハッ、体だけでなく、心までも屈服させられちゃったわねぇ〜!」
元々アリサは、この地方きっての札付きの不良娘だ。
悪行の数々を重ねた結果、ついに魔王ベルゼブブの奴隷少女とされたのだった。
しかし今はすっかり以前の調子を取り戻し、男をハメて弄ぶ、性悪女に戻っていた。
プ〜ッと、タバコの煙を吹きかけ、ネチネチと言葉でいたぶる彼女に、ベルゼブブは懇願した。
「も……もうそろそろ……縄を解いてくれ……」
「あ〜ら、そんな細い縄一本、大魔王ベルゼブブ様の力で断ち切ってしまいなさいよ!
大天使の軍勢と戦った時みたいにさあ〜!
そんな縄一本、あたしだって切っちゃうわよ〜!!」
750無敵の英雄:2008/06/29(日) 22:33:52 ID:LIe5Ebkk
第2部 第4章 ベルゼブブ(17)

エリナの嘲りに、消えていた魔王ベルゼブブの闘志が、メラメラと燃え上がり始めていた。
う、うぬっ…… 何を小癪な、小娘どもが……
本来我は、汝らなどが、出会っただけで失神し、恐れ逃げ惑う存在なのだぞ!!
見ておれ…… 先程は不覚を取ったが、次は我の番だ!
女どもよ! 今度は我が、地獄の業火で汝等を縛り上げてやる!!
ベルゼブブは、縄を引きちぎろうとした! しかし!!
…… 切れない!!!
縄は、彼の体に固く巻きついたままだ!!……!!??
焦ったベルゼブブは、体をよじらせ、渾身の力を込めたが、縄はますます固く締め付けてきた!!!
「あ〜ら、またベルちゃんが、裸踊りしてる〜!」
「ほ〜んと、まだイヂメられたいのねぇ〜!」
「ほら、早く縄を切らないと、またこうよ〜!」
マリカとアリサは、ビンタしたり、陰茎をしごき始めたりと、またベルゼブブをいたぶり始めた。「こんな縄も切れないなんて、弱〜い」「ウフフ…… これはね…… ただの縄ではないのよ!
『女神イリナの書』にある、男神や悪魔を捕虜にするための魔法なのよ!
この縄を使えば、どんな男神、魔王と言えども、捕虜に出来るのよ!!!
751無敵の英雄:2008/06/29(日) 23:52:04 ID:LIe5Ebkk
第2部 第4章 ベルゼブブ(18)

エリナの言葉を聞いたベルゼブブは愕然となった。
ますます焦って暴れるが、同じことである。
「ウフフッ、捕虜にしたはいいけど、また元の姿に戻られちゃあね……
フフフ、さあ、これからがホントのお楽しみよ〜!!」
美少女エリナは、ゾッとするような残酷な笑みを浮かべて、
もがいているベルゼブブの耳元に甘い息を吹きかけながら、陰茎をくすぐったり、
乳首をつねったりして弄び始めた。
「『女神イリナの書』には、他にも色々あるわよ……
全能の男神アダは、その全ての力を奪われ、女神イリナの奴隷にされたわ……
アハハッ、ベルゼブブ、オマエも同じ方法で、全ての魔力を奪ってやる!!!
オマエはそのみっともない姿のままで、あたし達の奴隷に成り下がるのよ!!
もう二度と魔王の姿には戻れなくしてやるわ!!」
「ひ、ひい〜っ!!」
「ウフフ…… ほ〜ら、もっと命乞いなさいよ! …… まあ、おんなじことだけどね〜
イリナの呪法は、こうよ……
捕虜にした男神や悪魔に、女が自分の下着をまとわせるの……
そして、その女が、男神や悪魔の陰茎をしごいて射精させると……
フフフッ、笑っちゃうわよね〜! その男神や悪魔は、女の言いなりになっちゃうのよ!!
752名無し調教中。:2008/06/30(月) 19:10:14 ID:KIbh+qfB
『負けた』という敗北宣言が地上最強のオス、大魔王ベルゼブブの口から発せられるとは
口に出して負けを認めるほどの敗北感・相手の目を見れなくなるほどの恐怖心
そしていつでも解けると思っていた縄をほどく事の出来ない屈辱感
『これはお遊びだ』と思うことで自らのプライドを保ってきたが脱糞させられ
射精させられたことでプライドも崩壊。人間の女子が怖くて怖くて仕方がない
もし縄をほどくことができても、もう人間の女子に戦いを挑むことは出来ない
地上最強の生物は人間の女子によって屈辱を快感に変えられ変態マゾに成り下がってしまった
途中までは『屈辱と怒りしか感じぬぞ』とやせ我慢してたのに
753名無し調教中。:2008/06/30(月) 19:14:24 ID:KIbh+qfB
強い者が弱いと思っていた者に負かされる。なんて気持ち良いんだ
754無敵の英雄:2008/06/30(月) 23:45:07 ID:kFhPsBFt
第2部 第4章 ベルゼブブ(19)

「さあ、これから大魔王ベルゼブブは、全ての魔力を、3人の可愛〜い女の子達に奪われて、
素っ裸の弱っち〜いマゾ男にされちゃいま〜す!!」
「キャ〜ッ、ゾクゾク〜!あたし、射精させた〜い!!」
「じゃあ、アリサちゃん! パンティ脱いで、ヘンタイのベルちゃんの頭にかぶせてあげて〜!!」
「は〜い! …… ほ〜ら、ベルちゃん、女の子のパンティでちゅよ〜
頭にカブリカブリしましょうね〜 ほら、泣いて暴れてももう遅いわよ〜!!!」
「あ〜ら、大魔王ベルゼブブ様が、頭に女の子のパンティかぶって泣いてるわよ〜!!
ほら、次はあたしのブラジャー着けさせてあげるわ!
ほら、ボクちんはエリナ様のブラジャーを着けたいでちゅ〜、って言ってご覧なさい!!」
「……う、う〜っ……」
「あ〜ら、嬉しくて何も言えないのねぇ〜!
じゃあ、マリカ様が言わせてあげるわ!」
マリカは、鞭を取り出し、ベルゼブブの体をくすぐった。
「あっ、あっ、ひいっ」
「ほら、いくよ!」
ビシイーッ!!
「ウギャア〜ッ……!」
「あ〜ら、大魔王の癖に、女の子の鞭で泣かされてる〜それっ! もう一発!!」
ビシイーッ!!
「ひい〜ん、許して〜ぇ!」
人間の姿のベルゼブブには、痛覚などの感覚も、人間並みに感じてしまうのだ!!
755名無し調教中。:2008/07/01(火) 16:14:51 ID:532XkpLk
>>735
結局出てきていないが
エリナの友人に竜を倒したという登場人物紹介があったんで
ファンタジー要素は前から予想していた
756名無し調教中。:2008/07/02(水) 18:20:10 ID:/I4ejmXg
外伝って感じで面白い
757名無し調教中。:2008/07/03(木) 19:04:54 ID:jT4bfO+s
男が女と戦う場合、そのシチュエーションだけで相当なプレッシャーとなり本来の力が出せず・・・
女子に少しでもリードを許してしまうと緊張と焦りで自滅 。実力的には上なのに完敗
精神的に脆い男は一度女子に負けてしまうとトラウマになり女子と戦うというシチュになると
体が固まり動けなくなり一方的に滅多打ち。男である異常、女子には勝てない
758名無し調教中。:2008/07/03(木) 20:02:05 ID:wVjhNMSC
押切もえが党首の日本相談党だとさ
ttp://questionbox.jp.msn.com/soudantou/
759名無し調教中。:2008/07/03(木) 22:38:22 ID:0QSrAS4x
縄の説明を見る限り『紙』までもamazonesの餌食になってしまうのか
760名無し調教中。:2008/07/04(金) 20:26:19 ID:DQGjejcc
AV
761名無し調教中。:2008/07/05(土) 15:18:09 ID:Q2NAu5jV
アダとイリナの時代から、男女の対立がありその時は女が男を屈服させていた
それがどのようにしてマオーらが支配するような男権社会になっていったんだ?
762名無し調教中。:2008/07/05(土) 21:02:06 ID:OJmaXLuZ
きっと持ち上げて落とすためだね
落差が激しいほど、堕ちたときに溺れる快楽も深くなる
得意の絶頂だった男が恥辱のどんぞこに貶められ、それでも感じてしまえばもう性奴隷から抜け出せなくなる
763無敵の英雄  :2008/07/05(土) 23:39:06 ID:Rs+aP4VW
第2部 第4章 ベルゼブブ(20)

ビシイーッ!
「ギヤ〜ッ! 言いますから許して〜!!
ボ、ボクちんは、ブラジャーを着けたいでちゅ〜!!」
「キャ〜 ヘンタイ〜!! よしよし、ほ〜ら、よくお似合いよ〜!」
魔王ベルゼブブは、頭にアリサのパンティをかぶせられ、胸と腰の周りには、
エリナとマリカのブラジャーを巻きつけられた。
「フフフ、これでよし、と。
さあ、ついに魔王ベルゼブブが、人間の女の子に魔力を奪われちゃいま〜す!!

ベルゼブブは必死でもがいたが、もはやどうすることもできなかった。
「ほ〜ら、気持ちよ〜くなって、全てを失いなさい!
お前はあたし達の奴隷よ〜!!」
マリカはベルゼブブの両腋を、エリナは乳首をコチョコチョとくすぐり始めた

そして、アリサは右手でベルゼブブの勃起した陰茎を握り、左手で金玉をくすぐ
りながら、言った。
「ほ〜ら、オマエの全身から力がなくなっていくわよ〜!」
「あっ、あっ、ひい〜ん……」
アリサはベルゼブブの陰茎をしごき始めた。
「ひいっ、ひいっ、あっ、うひい〜っ……」
「ほ〜ら、気持ちよくなってきたわよ〜」
・・・・こ、今度こそ!! 
 今度射精してしまったら、我は力を奪われてしまう!!
 ベルゼブブは、大魔王としての威信をかけて、快感と戦おうとした・・・が、・・・
 男の性器を扱いなれたアリサの前には、それは無駄な抵抗だった・・・・
「フフフ、ほら、よくもあたしを奴隷にしてくれたわね!
これからは、オマエが永久にあたしの奴隷になれ!!」
「あっ、あっ、あひぃ〜」
 アリサの言葉とともに、情けない声を出しながら、再びベルゼブブは射精させられてしまった。
764名無し調教中。:2008/07/06(日) 11:42:36 ID:YUEVhXQV
現実社会でも古代は女性の地位は高くて、江戸時代ぐらいから男尊女卑になってきたんじゃなかったっけ
765名無し調教中。:2008/07/06(日) 20:45:20 ID:6p3Feway
絵空事
766名無し調教中。:2008/07/07(月) 17:42:43 ID:DeAol7W2
男を惑わす女は今も昔も悪そのもの!
767名無し調教中。:2008/07/07(月) 19:02:47 ID:8huEuArl
魔王の魔力を奪ったら、女王より強くなるんでないかい??
768名無し調教中。:2008/07/07(月) 21:47:25 ID:7BZETDFj
大昔から、アダムとイブの時代から女は男を惑わす悪しき存在とされて虐げられてきた。ベルゼブブの言葉からもそれが見て取れるね
でもその女にいぢめられる魔王
769無敵の英雄:2008/07/08(火) 01:40:17 ID:HQTDhk+M
第2部 第4章 ベルゼブブ(21)

こうしてベルゼブブは、ついに魔力を奪われ、
美少女アマゾネス達の捕虜となってしまったのである。
ベルゼブブはエリナ達に様々な辱めを受けた後、女王ユリナに献上するため、
マリカがアルテミアまで連行して行った。
彼がアマゾネスの奴隷となり、様々な屈辱を受ける物語は、また後に語られる。
エリナはアマゾネスの一員となったアリサとともに、
パレスチナ地方を旅して行く。
すぐ東は、人類最古の文明が生まれたと言われている、メソポタミア。
ティグリス、ユーフラテスの大河は、ナイル川より、黄河よりも遥かに遠い、八千年以上の太古から、
シュメールから、アッカド、バビロニアへと連なる文明を築いてきた。
しかし、では、最初のシュメール人は、どうやって文明を築いたのか?
シュメールの前には、人類に如何なる出来事が起こったのか?
一切は、未だに謎に包まれている。
天地創造や大洪水、巨大な龍や蛇と戦う英雄、その他各民族・宗教に伝えられる人類の黎明期の物語は、
このメソポタミアの神話、伝説に少なからず影響を受けていると思われる物がある。
男権社会は、文明の誕生、即ちシュメールの時代とともに始まる。
では、その前は?何故、全ては謎なのか?
一体、何があったのか?何故、全ては失われた時代となったのか?
この地を行くアマゾネス達は、何を見出すのだろう?……
770名無し調教中。:2008/07/08(火) 05:32:53 ID:GqZX99xw
ミルキードミナの女権国家スレが落ちとるやないかー!
771名無し調教中。:2008/07/08(火) 18:32:49 ID:eAPb71Bd
伏線がおおすげて覚えられれなあ
772名無し調教中。:2008/07/08(火) 18:35:46 ID:eAPb71Bd
ので読み返す
773無敵の英雄:2008/07/08(火) 23:28:15 ID:HQTDhk+M
第2部 第5章 バビロン(1)


さて、イタリア半島のみならず、神の民の全ての諸国で随一の文化を誇る最大の都市、ロム。
今、このロムは、突然の知らせに、上は神の教主から下は庶民に至るまで、大騒ぎとなっていた。
ブルグン人のオルム王が突然、大軍を率い、ロムの街に乗り込んで来るというのだ。
「…… 一体何故! 戴冠式ならばまだ先の筈。
しかも、完全武装の大軍を率いて!!
教主猊下! オルムは、まさかこの街を攻め滅ぼすつもりでは!?」
次々入って来るブルグンの動きの報告を受けながら、側近の言葉に、教主ペトルは、厳しく命じた。
「決してうろたえるな! 万が一、戦になれば、我らに勝ち目はない。
…… 策を用いるのだ……! 彼に不信の念を抱かせぬよう!
神の御加護を……!!」
ペトルは、オルム王と会見する腹を決めた。
774名無し調教中。:2008/07/09(水) 20:02:20 ID:vj8loysm
ベルゼブブもアマゾネスの奴隷コレクションの仲間入り
775無敵の英雄:2008/07/10(木) 02:06:42 ID:ry/SzEgb
第2部 第5章 バビロン、緋色の淫婦(2)

「至高の唯一神の預言者にして、現世での代理人たる偉大なる教主、ペトル6世よ!
今、我が心は、我が無比の友にして師と仰いで参った者の背信の知らせに、
張り裂けんばかりに痛んでいる!」
「至高の唯一神の教えの守護者、神の愛でし右腕、
その昔、若かりし日には悪しき巨竜と戦い、倒した英雄王オルムよ!
兵士を率いては数多の諸国を征服し、その威光比類なき汝を裏切るは、そも何者なるか?!」
ロムの都、教主の宮殿。大広間には、教主ペトル6世とその重臣達。
しかし、すでにそこには武装したブルグンの兵士達で埋め尽くされている。
廊下も、他の主な部屋も……
ロムに進軍して来たブルグンの大軍の前に、わずかな数の教主の衛兵は抗するべくもなかった。
宮殿は、オルム王の占拠するところとなり、
教主ペトル6世は、オルム王に会見を強いられる格好となった。
「教主ペトル6世猊下に、このオルム、単刀直入に申し上げる!
猊下は年来のこのオルム並びにブルグンとの交わりを無にし、
のみならず我が仇敵たるフラン人のカルル王に、
王の王たる皇帝の冠を授ける存念と承っておる!
その真偽や如何に!? 猊下の赤心、今この場にて、承らん!!」
776名無し調教中。:2008/07/10(木) 09:41:20 ID:t2Rxh8v8
謁見でしょ
777名無し調教中。:2008/07/10(木) 23:57:19 ID:o+7RwAjc
それほどのものではないで
778無敵の英雄:2008/07/11(金) 03:09:22 ID:oVL3Wu76
第2部 第5章 バビロン、緋色の淫婦(3)

「…… その事であったか…… 我が友にして神の剣なるオルムよ!
……フランのカルル王に皇帝の称号を認める……
全く、そのような事は、根も葉もない偽りである!
恐らく我らの敵が、そのような噂を流し、我らを離間せんと図ったのであろう!」
「…… 猊下! では、お誓い頂けるか!?神の御名において!!」
「………!」
「猊下! 如何なされた!?」
「…… では、確かに誓おう!……
神の御名において、汝オルム王を、裏切ることはしない!」
「その言葉を聞いて安堵致した!
…… いや、物騒な武者共によって、宮中を騒がせ申した事、お詫び致す!!」
オルム王は、意外にもペトルの言葉を聞くと、あっさり兵達に引き上げを命じたのだった。
「陛下! いいのですか!? やつめ、果たして信用していいものか!?」
「ハーゲンよ、構わぬ!
我もペトルを信用しているわけではない……
しかし、神の御名によって誓った以上、やつも軽々には振る舞えまい!
これは、ペトルらに対する威嚇である……!!
これを先例として、これより我らは事あるごとに、武装した大軍を率いてロムへと出兵する事が出来る!!」
779名無し調教中。:2008/07/12(土) 15:22:15 ID:wTm+8Iki
ベルちゃんの敗北宣言最高
女の誘惑は強いな
780名無し調教中。:2008/07/12(土) 21:09:21 ID:TWfFi4bg
強い者が勝つとは限らない。どんな方法でも勝てばいい。負ければ終わり。ベルゼブブは戦いにおいては地上最強でも今やタダの奴隷
781無敵の英雄  :2008/07/13(日) 01:42:45 ID:rN+mtEgs
第2部 第5章 バビロン、緋色の淫婦(4)

「しかし、思えば万感、感無量であるな、ハーゲンよ!」
十万近いブルグンの大軍は、ロムの街から引き上げるため、市街を行軍していた

「何がでございますか、陛下!?」
馬上の勇士、ハーゲンは、くつわを並べて行軍するオルム王に問い返した。
「…… なあに、余も齢五十を越した。
今日この日に至るまで、幾つの戦を勝ち抜いてきたことか……
若き王子の折の竜退治、北国の怪物との死闘、フラン、グール、ランゴル等々金
毛人諸部族との戦……
戦に次ぐ戦の日々、ふと気がつけば、我が領土は先王の時代の三倍、
あまつさえイタリアをも勢力下に置き、アマゾネスの国まで遠征した!」
「父王ハイムダル様も、死せる勇士達の集うヴァルハラにて、さぞお喜びでしょ
う!」
「…… 問題は後継だ!
知っての通り、余はなかなか子宝に恵まれず、正妃ルクレツィアとの間に遅く儲けた
二男があるのみだ・・・・・・
彼らが成人するまでは、まだまだ気が抜けぬ・・・・・ フランのカルル王は、虎視眈々
と我が領土を狙っている!!」
782名無し調教中。:2008/07/13(日) 08:16:01 ID:ip3IEGiO BE:557080463-2BP(0)
オルム王の二人の王子の行く末に興味がある
783名無し調教中。:2008/07/13(日) 13:20:03 ID:uBo8sTBW
ヤオー、マフムード、ベルゼブブは地位も高く、最強の男達だから奴隷にして普通の兵士達は惨殺してるのかね
強い男を奴隷にすることで女の強さを他の国の男達見せ付けているのか
784名無し調教中。:2008/07/13(日) 13:27:02 ID:jHGmzTN5
<iframe width="312" height="176"
src="http://ext.nicovideo.jp/thumb/sm3927043" scrolling="no"
style="border:solid 1px #CCC;" frameborder="0"><a href="http://
www.nicovideo.jp/watch/sm3927043">
【ニコニコ動画】家族会の抗議にトンデモ釈明!拉致被害者をコケにする加藤紘一
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785無敵の英雄  :2008/07/13(日) 15:32:31 ID:rN+mtEgs
第2部 第5章 バビロン、緋色の淫婦(5)

オルム王には、二人の息子がいる。今年十六歳になる長子ロタールと、十三歳になる次子キルデリックである。
まだ少年ながら、ロタールの温厚でおおらかな性格は、父親譲りと言えよう。だが、戦時の勇猛果敢さは残念ながらオルムからは受け継がなかったようだ。
「・・・・・ しかし、もうこれ以上領土を拡大していく時代でもあるまい。これからは、この大国を守っていくことが必要だ。
ハーゲン、ヴォルスングら十二騎士の補佐と、臣下らの意見をしっかり聞く耳があれば、ロタールもこの国を守っていけるだろう。
そして、何よりキルデリックと力を合わせて・・・・・ 余とマラミルがそうしてきたようにな・・・・・ そうすれば、如何にカルル王が我が国を狙おうとしても、無駄だ・・・・・」
 オルムは一人、王国の行く末に思いを巡らしていた。

ブルグンの大軍は、ロムの街を出て、郊外の村道を通過していた。 ・・・・その時。
戦士たちの剣の音、馬の鳴き声、そして男が大きな声で何かを叫んでいる様子。
何やら隊列前方で、騒ぎが起こっている。
「何事だ、ハーゲン!?」「見て参ります!」
 ハーゲンは、即座に馬を飛ばし、すぐに戻って来た。
「陛下! 是非とも陛下にお会いしたいと申している男が、隊列に駆け込んできた様子。如何なされましょうや!?」
「・・・・・ 余に会いたいと!? 何故に?」
「陛下に直接お会いして話したいと申しております!」
「よし、会おう! その上で、処置を決める!!」
「・・・・しかし、お気をつけなされますよう! 素性の分からぬ男です!」
「分かっておる! 警護を怠るな!!」
786名無し調教中。:2008/07/13(日) 21:44:55 ID:PQ+NbCnm
ツィー様もそろそろ見た居
787無敵の英雄  :2008/07/14(月) 00:29:24 ID:56CW0vRP
第2部 第5章 バビロン、緋色の淫婦(6)

 連れて来られた男は年の頃三十歳前後か。みすぼらしい格好であるが、炯炯とした鋭い瞳で居並ぶ騎士達や王を見つめ、
いささかも悪びれた様子はなかった。
「汝、何故にブルグンの軍列を乱し、王の心を煩わせるか?! 返答次第によっては、命はないものと
思え!!」
 オルム王の傍らから、ハーゲンが問いただした。
「陛下! 覚えておられましょうか? 三十年近くも前、ブルグンの地に住んでいたロムル人の女の事を!」
 唐突に、男は昔の話を始めた。
 オルム王は口を開いた。
「余がまだ王太子時代の事だな。大層な昔だ・・・・」
 何事かを思い出し始めたかのように、王は口をつぐんだ。
「マグダレーナ・・・・・ 陛下が当時、幾度か夜をともにされた女性です・・・・」
 声を絞り出すように、男は続けた。
「・・・・・陛下、いや、・・・・お父上!! 私は、紛れもない、陛下とマグダレーナとの間にできた子です!!」
「な、何と!!」
「無礼者めが!! めったなことを申すと、命はないぞ!!」
「まあ、待て! この者の話を聞こうではないか!」
 王はいきり立つ騎士らを制した。
「・・・・・ 覚えておるぞ、マグダレーナ・・・・確かに、汝の顔立ちには、彼女の面影と、余の面影ともにある・・・・」
 オルム王は更に彼女の子でなければ知り得ないと思われる事柄について、質問を重ねた。それらの問いにも、男はよどみなく答えた。
788無敵の英雄  :2008/07/14(月) 00:32:58 ID:56CW0vRP
第2部 第5章 バビロン、緋色の淫婦(7)

「・・・・・成程、確かに、汝はわが子であるようだ!」
 男は安堵のため息をついた。
「ありがとうございます!! お父上!」
「うむ、ところで、母はどうしているのだ!?」
「・・・・実は、数年前、亡くなりました。貧しさの中で・・・・」
 男は声を落とした。
「それは残念であった・・・・ 生きておれば、何らかの事をしたであろうに・・・・
ところで、汝、名は何と申す!?」
「はい、ジキスムントと名乗っております!」
「ロムル人の名ではなく、金毛人風の名だな! よかろう、余らと同道せよ!!」
 オルム王は、ジキスムントをブルグンへと連れて帰ることにしたのだ。
「・・・・良いのですか、陛下!?」
「何がだ、ハーゲン?」
「たとえ実の子であったとしても、今彼を子と認めることは、どうも、何かと面倒なことに・・・」
 再びくつわを並べて行軍しながら、ハーゲンは主君に諫言した。
「・・・・ ルクレツィアには余がよく話しておく。ロタールが王太子である事には何の変更もない!!」
 とりあえずは、食うにも困っているらしい彼の身柄を引き取るまでだ・・・・」

 勢威比類なきブルグンの軍勢は、アルプスを越え、彼らの母なるライン川の流れる地へと急ぐ。
 突如として現れた、忘れ形見、ジキスムント。
 故国で戦士たちの帰りを待ちわびる、マラミル、ルクレツィア、そしてヒルディア達。
 彼らの帰還が、大いなる悲劇の幕開けになろうとは、神々をおいて、何人たりとも知る由もない・・・・
789名無し調教中。:2008/07/14(月) 16:12:01 ID:fLcCP6T1
最も勢力の強い国がどこなのか微妙
全盛期のローマ帝国はどこだ
790名無し調教中。:2008/07/14(月) 18:49:40 ID:kaL6jmhQ
アマゾネスにとって地位の高い英雄を奴隷にすることは力を誇示すること。まさに力の象徴
791無敵の英雄:2008/07/15(火) 01:33:27 ID:7buDBerQ
第2部 第6章 ブルグン王の宮殿にて(1)

幾日もの行軍を経て、軍勢は事もなく、ライン川の地ブルグンの首都、ウォルムスに到着した。
「見よ! 帰ってきたぞ! 我らの母なるラインの流れ、金髪の乙女達よ!」
「ロムの黒髪の女もよかったが、やはり我らの故国の女に勝るものはない!」
戦士達は口々に、故国への帰還を喜び合った。
ウォルムスの城門は開かれ、王と戦士達は帰還を喜ぶ王太子ロタール、留守摂政マラミル、
王妃ルクレツィア、愛妾ヒルディアらと久々の対面を果たした。
「ロタールよ! マラミルよ! 並びに十二騎士ウォルスング、その他、我ら遠き戦地にあるとも、
盤石の守りにて母なるラインとブルグンの美し国を守り抜き、我らの心を安堵せしめてくれた英雄、勇者達よ!
我らブルグンの猛き益荒男、帰り来たれり、我らが愛しき者らの国に!!」
オルム王自ら帰還の宣言をすると、留守摂政の王弟マラミルが、王とブルグンの威光を讃える言葉を述べた。
「誇り高き勇者達の国ブルグンの王、その名はオルム、その昔、サタンの化身たる悪しき巨竜を斬り殺し、
神々と諸国の民に平和と繁栄をもたらした英雄よ!!
その名を唱える者に幸いあれ! 今はヴァルハラにて永久の憩いに安らう英雄、
父王ハイムダル陛下の遺志を受け継ぎ、我らブルグンの益荒男、神の剣オルムに従い、戦場を駆ける事幾千里、そして幾十年……」
792無敵の英雄:2008/07/15(火) 02:48:14 ID:7buDBerQ
第2部 第6章 ブルグン王の宮殿にて(2)

「……西はグール、ランゴルなど、東は強国フランを打ち破り、
時に遠くアジアから侵入して来た遊牧民キタールの大軍をも撃退した!!
見よ! 武器を取っては如何なる敵にも屈する事なき、ブルグンの剛き益荒男達よ!!
今や我らの力は諸国にとどろき、金毛人の民は言うに及ばず、黒髪のロムル人から地中海の民に至るまで、
ブルグンの名を勇者、英雄を表す言葉として用いている!!
我らの領土は故国ブルグンのみならず、北辺はデネの南に至り、ネーデルラント、アルプス地方から、南はプロヴァンス、
イタリア北部、東はドナウ川流れるヴィンナ地方、ボヘミア、ザクセン、北国の蛮族の住む地方に至る!
金髪の麗しき乙女よ! 剛き益荒男よ!
讃えよ、その名はオルム、我らブルグンの王!!
我ら、王とともにあれば、向かう所敵はない!
巨竜を斬り殺し、諸国を平定し、人の世に光をもたらした英雄!!
神々の父オーディンよ! 偉大なる神々よ! ヴァルハラに集う我らが祖先の勇者達よ!!
願わくば、我らが栄光の日々を、永久に続かせ給え!!
栄光あれ、オルム、我らブルグンの王!! その名は永久に!!!」
「その名は永久に!!! オルム、我らの王!!!」
ブルグンの戦士達は一斉に剣を抜いて唱和し、王を讃えた。
793無敵の英雄:2008/07/15(火) 03:43:22 ID:7buDBerQ
第2部 第6章 ブルグン王の宮殿にて(3)

王と戦士達の帰還を祝う儀式も無事終わり、宮殿では王妃達も加わり、酒宴が始まった。
そんな中、以前より、いつからともなく敵意を持ち始めている二人がいる。
誰あろう、他ならぬ王弟マラミルと、十二騎士筆頭のハーゲンである。
ハーゲンはブルグン十二騎士を代表する英雄。
知力、勇気ともに優れ、しかもオルム王とは遠縁の王族の一員である。
当然オルム王の信頼は厚く、軍事のみならず政治についても、
何かとハーゲンの意見を聞き、進める事が多かった。
しかし、それは時に、内政を担当するマラミルと衝突する原因ともなってしまったのだ。
また、マラミルにしてみれば、王族とは言え臣下であるハーゲンが、
王の威光をカサに、事あるごとに自分に異を唱えてくるのは、まことにおもしろくなかった。
ブルグンは、最早ハイムダル王の頃のような同族のみの王国ではなくなっている。
現在のオランダ、ベルギーからローヌ川以東のフランス、ドイツ、オーストリア、チェコ、スイス、
そしてイタリア北部に至る、中央ヨーロッパを制覇した大帝国である。
昔の素朴な組織ならともかく、権限分担を曖昧にしたまま
政治、軍事を進めてきてしまったのは、王の過ちであったのかも知れない。
794名無し調教中。:2008/07/15(火) 11:13:45 ID:ohhJ3Fma
テ・ラ・カ・オ・ス
795名無し調教中。:2008/07/16(水) 00:00:16 ID:lNTaQt9O
ダメだ登場人物を把握しきれていない
796無敵の英雄:2008/07/16(水) 01:23:54 ID:TC4rvBpL
第2部 第6章 ブルグン王の宮殿にて(4)

さて、華やかな宴席をよそに、王とマラミルは二人、別室で密談している。
「陛下! いや、今日は兄弟として申し上げる!
兄上! 兄上は、父ハイムダル王の言葉を、お忘れか!?」
「…… 覚えておるとも!
父はヴァルハラへの旅路の枕頭に我ら兄弟を呼び寄せられ、
兄弟決して相争うことなく、ともにブルグンを守っていくよう命じられた。

さらに、二人の職分を分けられた。
余は王としてブルグンの象徴であり、大局を考慮し有能な人材を抜擢して任務を遂行させ、
得意の戦においては自ら全軍を指揮すれば、我がブルグンにかなう国はないであろう、と。
そして、汝マラミルは、その手腕を見込まれ、内政全てを統括するように、と命じられたのだ!」
「…… お忘れではなかったか! 兄上、我らはいつも言って参った、軍事は兄に、政治は弟にと!」
「マラミルよ、汝の言いたい事はよく分かる!
……ハーゲンに政務を委ねるな、と言うのだな!?」
「やはり兄上は、何もかも分かっておいでだ! では、何故そうして頂けないのでしょうか!?」
「マラミルよ、 最早我が帝国の政務は、昔日の規模を遥かに上回るものとなっている。
汝のみならず、ハーゲンの意見も取り入れていかねば、裁き切れまい!」
797うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
798名無し調教中。:2008/07/16(水) 19:38:52 ID:ozddPYTk
イブがアダムを誘惑して人は原罪を背負ったという話があることから女が淫乱で悪なのは明らか
はやく女国を滅ぼし男世界を築き上げ女を性奴隷とし、子を産むだけの機械にしてほしい

799名無し調教中。:2008/07/16(水) 19:40:55 ID:ozddPYTk
というのは嘘で女支配国家が築き上げられていく過程が楽しみで楽しみで
イリナがアダを奴隷にしていたというのも面白い創作
800無敵の英雄:2008/07/17(木) 00:41:14 ID:VekF5FmN
第2部 第6章 ブルグン王の宮殿にて(5)

「それを決めるのは兄上ではない! 全ての政務を統括しているのはこのマラミルです!
従って、誰の意見を容れるか、などは私の決めるべき事!
兄上は父上の遺言を無視し、ブルグンの政体を混乱させておられる!!」
「待て! 余はブルグン王であるぞ!
王が一国の万機を決するのは当然ではないか!!」
「それは違います!兄上は軍事、私は政治、これが父上の遺言であり、ブルグンの政体であります!!」
いつの間にか、二人は激高し、激しい口論となってしまった。
はっとして、オルムは口をつぐんだ……
何か、得体の知れない胸騒ぎが、オルムの心を襲った。
かねてから、兄弟の気持ちは一つだった。四方を敵に囲まれ、戦士達とともに獅子奮迅の働きをするオルムと、
内政を整え、産業を発展させ、ブルグンを強国へと導いたマラミルは絶妙の組み合わせであった。
しかし、…… !
ブルグンが国家として盤石の力を築いたと思われている矢先、
二人の間には、思わぬ亀裂が入り始めていたのである……
「……もう、止めよう……」
オルムは呟いた。マラミルも、憮然とした面持ちで黙り込んだ。
「…… ところで、……」
話を取り繕うように、兄は切り出した。
「我がヒルディアは、変わりなく過ごしていたか?」
一瞬、弟の顔がこわばった……ように兄には思えた……
いや、それは単なる気の迷いかも知れない……。
「いえ、ヒルディア殿には特に変わりなく……」
淀みなく答えるマラミルを、オルムは以前のルクレツィアの言葉を思い出しながら聞いていた……
801無敵の英雄:2008/07/17(木) 01:19:52 ID:VekF5FmN
第2部 第6章 ブルグン王の宮殿にて(6)

「…… ところで、な……」
またしても、話の継ぎ穂を失ったオルムは、気まずい雰囲気を変えるように、
軽い世間話をするような調子でマラミルに語りかけた。
「実は、例のジキスムントの事だが、困っておる……」
「と、仰いますと?」
「思った通り、と言っては何だが、ルクレツィアは彼を息子と認めることに反対だ。
しかし、彼を追い出す訳にはいかない…… さて、どうしたものか……」
「兄上!」
マラミルは意を決したように言った。
「実は、私も考えておりました。ご存知のように、私には子がおりません。
そこで、彼を私の養子にするというのはいかがでしょうか!?
そうすれば、彼は息子と認められなくとも、兄上のもとを離れることなく暮らす事ができます!
「なるほど! そうしてくれるか!!
ありがたい! 礼を言うぞ、弟よ!!」
「とんでもありません! 私も、甥を養子にできるのであれば、安心です!!」
…… 兄弟は、仲の良さを取り戻したかのようだった。
しかし、運命は皮肉である。
二人を和解させるかに思われたこの取り決めが、ブルグンを悲劇へと導いて行こうとは……!!
802無敵の英雄:2008/07/17(木) 03:20:25 ID:VekF5FmN
第2部 第6章 ブルグン王の宮殿にて(7)

またしても、カルル王率いるフラン族の大軍が、国境を越え、ブルグンに侵攻してきた。
ブルグンは総力を挙げ、これを迎え撃った。
ジキスムントも将軍の一人として出陣、兵の指揮を執るとともに、
自ら剣を取って奮戦、大いに戦果を挙げた。
ハーゲンも十二騎士の息子クヌートとともに参戦、父子ともども大活躍した。
ブルグンの猛攻の前にカルル王は多くの兵を失い、セーヌ川のほとり、パリの宮殿へと引き上げたのだった。
「いや、この度のクヌート殿の働きはお見事!
さすがはハーゲン殿の御子息である!」
「いや、確かにそうだが、それを言うならマラミル殿下の御養子、ジキスムント殿の御働きは素晴らしいとしか言いようがない!!
実の父は王陛下と言われているが、ごく近頃までは、武芸などとはほど遠い、貧しい生活をしておられた。
それが、この度の大活躍! いやはや、やはり血は争われぬものよ!!」
この戦いで大いに名を上げたのは、ジキスムント、そしてクヌートであった。
しかし、当のジキスムントの心は晴れなかった。
「…… 俺には将軍たる才能がある!
そうだ、まだガキのロタールやキルデリックよりも、この俺こそが、ブルグンの王に相応しいのだ!!……
にもかかわらず、俺は王位継承者から外されている! 父は俺を息子と認めてくれたはずなのに!!」
803名無し調教中。:2008/07/17(木) 08:58:02 ID:ZDJx1cTq
GJ
804名無し調教中。:2008/07/18(金) 19:37:58 ID:YhvLFn4e
キタールが圧倒的に強いのかと思いきやブルグンも12騎士等を擁して相当な実力と見た
ハーンの命令に従ってアマゾネスを攻めアルテミアを陥落させているので
キタールとは友好関係にあるのだろうが・・・・・・

まあそんなことよりブルグンの女性ルクレツィアとヒルディアが気になる
この二人はブルグンに滅ぼされたロムル人だから・・・・・


805名無し調教中。:2008/07/18(金) 19:47:58 ID:YhvLFn4e
フランはブルグンの強さを知らしめるためのかませっぽい
806無敵の英雄:2008/07/19(土) 02:26:40 ID:+MRlK+bh
第2部 第6章 ブルグン王の宮殿にて(8)

しかし、対フラン戦の勝利を祝うはずの宴は、とんでもない騒ぎになってしまった。
席上、十二騎士の一人ウォルスングと、ハーゲンとの間に口論が始まったのだ。
「ハーゲン殿!そもそも如何なるお考えあって、恐れ多くも王弟たるマラミル殿下の大権を侵し奉り、
神々の父たるオーディンの末裔、栄えあるブルグン王家の威光を汚すか!?
汝の所行は、許し難き逆意を秘めたる物と言わざるを得ぬ!!」
「笑止千万、ウォルスングよ!! このハーゲンは、竜を倒した英雄オルム王陛下の臣下であって、
弟君マラミル殿下の臣下に非ず!!
のみならず、そもそも、このハーゲンは王陛下御兄弟の遠縁の親族!
我並びに息子クヌートは、現王族御一同によもやの事あらば、ブルグン王として即位すべき任を負うものである!!
陛下御兄弟と等しくオーディンの血統を継ぐ、言わば王族と言ってもおかしくない我が、
政治に携わる事の、一体何が怪しからぬのか!!」
「何たる事!! 自身を王族御一同と等しいものとみなし、
政治に口を挟む事も当然とは、謀反に等しき言!!」
「謀反とは、ウォルスングよ! 我を侮辱するにおいては、許さぬ!!」
ついに両雄抜刀し、宴席は騒然となった。
807名無し調教中。:2008/07/19(土) 12:53:16 ID:Cjfdt+Mh
男性軍は兄弟同士でいざこざが置き1枚岩にはなかなかなれないね
逆に女性軍はアマゾネスとラシェバの関係もよさげだし、
男を倒し世界を女の国にするという同じ目標で団結していけそう
ツィイーや他の女性たちともこれから同盟が結ばれていくのか
それとも女性軍も簡単には1枚岩にならないのか
ツィイーとユウの関係を含めて楽しみ
808名無し調教中。:2008/07/19(土) 22:57:21 ID:Cjfdt+Mh
ベルゼブブにもらした自分のウンコ食わして欲しかった
809名無し調教中。:2008/07/20(日) 11:05:13 ID:NaaduJtK
女を人とも思わないどS男が女にボコボコにやられてM奴隷になるさまは最高”!!
810名無し調教中。:2008/07/21(月) 06:57:24 ID:hYqRmfdG
良いなあ。男は誇り高きプライドで己を着飾っているが
そのプライドを粉々に打ち砕いてやると全員同じ
ただの変態マゾの素顔を晒してしまう
プライドが砕かれたので屈辱も感じず快感だけを覚え奴隷に落ちて行く
811名無し調教中。:2008/07/21(月) 07:22:44 ID:hYqRmfdG
ブルグンの内政も複雑なことになってるな
ジキスムントも本当の子なのか、誰かが仕向けたスパイなのか分からないし

812名無し調教中。:2008/07/22(火) 10:42:34 ID:PPAMu1zh
マオーを傀儡として使おうとしているツィー
ツィンに復習するためアルギン・ハーンと結婚したユウetc
女子には策士が多い
813無敵の英雄:2008/07/23(水) 00:58:08 ID:CoDQI+tt
第2部 第6章 ブルグン王の宮殿にて(9)

「何をなされるか!お二方とも、陛下の御前であるぞ!!
控えられよ!!」
周囲の者達が必死になって止め、その場はどうにか事なきを得た。
「…… しかし、前代未聞だ。先王陛下の御代からお仕えしているが、
我がブルグンは常に一致団結、ましてや陛下の御前で抜刀して争うなど、とは……
いやはや、ブルグンはどうなるのであろう!?」
臣下らは一様に顔を曇らせていた。

宴席を抜け出したジキスムントは、浮かぬ顔だった。
「…… 兵を率いさせればブルグン随一、武具を取っては無双無敵のこの俺が、
いくら働いても認められず、ゆくゆくはロタールを王として仕えねばならぬのだ!!
しかも俺はあいつらの兄であるのに!
父も父だ! あの毒婦ルクレツィアを抑えられず、最も王に相応しいこの俺を王太子に出来ぬとは!
814無敵の英雄:2008/07/23(水) 01:10:26 ID:CoDQI+tt
第2部 第6章 ブルグン王の宮殿にて(10)

そこへ行くと、我が叔父であり、義父であるマラミル殿下は賢君だ! 人を見る目がおありだ!
そうだ、義父の方が、ブルグン王に相応しい!!!」
いつか、ジキスムントの独り言は、決して他人に聞かれてはならない、恐ろしい物になっていた。
その時、…… 。
いつの間にか、彼の前に、一人の美女がいるではないか!
「何者……!!」
聞かれたかと思ったジキスムントは、剣を抜いて叫んだ。
「ふふ…… ジキスムントよ……
よくよく覚えておきなさい……
『過去は未来、未来は過去、』よ……」
ジキスムントは、何故か訳もなく、ゾッとした。
『この女の顔を俺は知っている! なのに、一度も会った覚えはない!!』
いや、それだけでこんな恐ろしさを感じるだろうか!?
得体の知れない、根源的な恐怖……
そして、忽然と彼女は姿を消したのだ………!!
815名無し調教中。:2008/07/23(水) 02:47:11 ID:ykv58L6H
ハッキリ言って、つまらんよその糞話し
816名無し調教中。:2008/07/23(水) 17:49:33 ID:ARovpKZL
ペニスがついている限り男は女には勝てないよ!!!

戦いの時には弱点になり
性的に感じてる時にはまるわかり

817名無し調教中。:2008/07/24(木) 08:33:27 ID:pQa8ANol
ツィンの最強騎馬軍と軍神ヤオーvsアマゾネス
アスタとカスピ海の英雄マフムードvsアマゾネス
ベルゼバブvsエリナ・アリサ

今のところ全て女子軍の圧勝ですね
818名無し調教中。:2008/07/25(金) 08:29:05 ID:RvAaIwsI
アマゾネスといえば古代ギリシャ神話の英雄ヘラクレス
アマゾネスを1人で退治したんだよね
819名無し調教中。:2008/07/26(土) 02:08:08 ID:ZIURyrgz
そんなもん英雄でもなんでもねえ
男の風上にも置けぬ奴だ
820名無し調教中。:2008/07/26(土) 08:46:17 ID:h1CQW3gp
サラを圧倒的な強さで滅亡させ意気揚々と乗り込んだアマゾネス国
軍神ヤオーの余裕の態度→→ヤオーが山中を逃げ惑うシーンへ
この劇的な場面の変化が大好き
無敵の軍団が,か弱き女にまさかの敗北を喫し,頭の中が真っ白な状態での屈辱的敗走
ヤオーの心情を考えると勃起しちゃうね

821無敵の英雄  :2008/07/27(日) 02:23:21 ID:fwmV8HL5
これまでの登場人物(一部省略) (1)

【キタール】
 戦の天才、不世出の英傑アルギン・ハーンに率いられる強大な遊牧民。ツィン帝国の衰退を機に、
南シベリアから満州、モンゴル、チベット、中央アジアからカスピ海に至る大帝国をつくり上げた。

 アルギン・ハーン ・・・ キタールの族長。戦の天才。その野望はとどまるところを知らない。34歳。

 ヴァハン ・・・ アルギンの家臣。勇猛果敢な将軍。ツィンとの大戦で片目を失う。33歳。

 エルラク ・・・ アルギンの家臣。キタール随一の智将。36歳。

 バルス ・・・ アルギンの護衛隊長。怪力で忠烈無比の豪傑。29歳。

 ジャハンギール ・・・ キタールの将軍の一人。アラル海地方を守備。40歳。

 アクバル ・・・ キタールの将軍の一人。サマルカンド地方を守備。37歳。

 ヨヒム ・・・ サラ国王。サラ国は中央アジアにあるキタールの属国。アルギン・ハーンの妃ユウの父。46歳。

 マフムード ・・・ キタールの将軍の一人。カスピ海のアスタを拠点としていたが、アマゾネスの
          攻勢の前にあえなく捕虜となり、女王ユリナの奴隷とされる。35歳。

 エギン ・・・ アルギンの弟。兄とは不仲で、アマゾネスの力を利用してアルギンを倒そうと試みるが、
        次第にアマゾネスの女将校エリカの虜になっていく。31歳。

 ユウ ・・・ アルギンの妃。サラ国王女。謎の多い美女。23歳。
822無敵の英雄  :2008/07/27(日) 02:41:54 ID:fwmV8HL5
これまでの登場人物(一部省略) (2)

【アマゾネス】
 残忍で狡猾な美女ユリナを女王に戴く女権国家。クリミア半島のアルテミアを都とする。
 侵入して来たツィン帝国の大軍を破り、皇帝ヤオーを捕虜とした。
 さらにキタールの勢力範囲にも進攻、マフムードを捕虜とした。
 今やその勢力は東はカスピ海方面から、南は小アジアに及ぶ。

 ユリナ ・・・ アマゾネスの女王。狡猾で残忍な美女。32歳。

 エリカ ・・・ 格闘の達人の美女で、女王の護衛隊長。しかし、密かにユリナはエリカを厭いはじめている。

 エリナ ・・・ エリカの妹。アマゾネスの兵士。捕虜となったツィン帝国皇帝ヤオーを奴隷にしている。

 マリカ ・・・ アマゾネスの兵士。マフムードの女奴隷だったが、アマゾネスの一員となってからは
        彼女がマフムードを奴隷としている。

 アリサ ・・・ アマゾネスの兵士。悪魔ベルゼブブに捕えられていたが、エリナらに助けられた。 
823名無し調教中。:2008/07/27(日) 10:15:55 ID:ZkHKE6Z0
戦のシーンも見たいっす
824名無し調教中。:2008/07/27(日) 10:18:56 ID:ZkHKE6Z0
静から動へ アマゾネス本体も次の戦いに動き出す
825無敵の英雄  :2008/07/27(日) 12:21:12 ID:fwmV8HL5
これまでの登場人物(一部省略) (3)

【ブルグン】
 ライン川流域を故地とする金毛人の一部族。ウォルムスに王宮。神々の父オーディンの
末裔との神話を持つ一族が王家である。
 先王ハイムダルの時代は小国家に過ぎなかったが、王太子時代に竜を斬り殺した英雄王オルム
が即位して以来、急速に勢力を拡大、ライヴァルのフラン族を圧倒、ドイツ全域からイタリア半島北部
に至る大帝国を作り上げた。
 しかし、今、この栄光ある一族に、悲劇の影が忍び寄りつつある・・・・

 オルム ・・・ ブルグン王。戦の達人で英雄。53歳。

 マラミル ・・・ オルムの弟。名政治家で、内政全般を担当。50歳。

 ロタール ・・・ オルムの嫡子で王太子。16歳。

 キルデリック ・・・ オルムの嫡子。13歳。

 ルクレツィア ・・・ オルム王の正妃。イタリア半島のロムル人の出。ロタール、キルデリックの母。
            33歳。

 ヒルディア ・・・ オルム王の愛妾。ロムル人。17歳。

 ハーゲン ・・・ ブルグン十二騎士の長。オルムが最も信頼する勇猛果敢な英雄。55歳。

 クヌート ・・・ ハーゲンの子。十二騎士の一人。父同様優れた武人。25歳。

 ウォルスング ・・・ ハーゲンと双璧をなす十二騎士の一人。46歳。

 ジキスムント ・・・ オルム王の庶子。その存在を知られていなかったが、王の配慮により王宮に迎えられ、
           十二騎士の一人として活躍を始める。しかし・・・・・  30歳。 
826無敵の英雄  :2008/07/27(日) 15:01:58 ID:fwmV8HL5
これまでの登場人物(一部省略) (3)

【ツィン】
 北京を首都とした大帝国。しかし、皇帝ヤオーがアマゾネスの捕虜、奴隷となり、マオーが3世皇帝として
即位後は急速に衰退。満州やモンゴル、ウイグル、チベットをキタールに奪われる。
 更にツィン本土にもキタールが進攻、帝都北京は陥落するが、クーデタにより皇帝マオー、ルアン、ツィイーらは
四川盆地に逃亡。マオーの弟ダヤンが皇帝に即位、エスデルらとともにツィンを立て直し、キタールとの決戦を試みる。
 結局、黄河流域を中心とする華北をキタールに割譲、講和。国力を回復し、反攻の機会を窺う。

 ダヤン ・・・ ツィン帝国皇帝。26歳。対キタール戦の屈辱的な講和を受け、帝国の再建を図る。

 エスデル ・・・ ダヤンが最も信頼する将軍。ツィン軍全体の指揮をとる。戦の達人。37歳。

 アラク ・・・ ダヤンの護衛隊長。25歳。勇敢で武芸に秀でた豪傑。

 テムル ・・・ ツィン軍の将軍の一人。36歳。

 
 マオー ・・・ 前皇帝。四川盆地に逃亡し、ダヤンへの反撃を図る。29歳。

 ルアン ・・・ ツィン軍の最高司令官だったが、マオーらとともに追放される。47歳。悪辣な策謀家。

 ツィイー ・・・ マオーの愛妾。30歳。妖艶な美女で、サディスト。元々奴隷女だったが、今やマオーを奴隷の如く
         操っている。彼女の野望は・・・・・!?

 ヤオー ・・・ 元ツィン帝国皇帝。アマゾネスに進攻するが、捕虜となり、奴隷にされる。48歳。
827無敵の英雄  :2008/07/27(日) 15:19:31 ID:fwmV8HL5
これまでの登場人物(一部省略) (5)

【アフスム】
 メソポタミアを中心とし、ペルシアからアラビア半島北部、パレスティナ、エジプトに至る
大帝国。女権国家ラシェワの猛攻の前にエジプト総督軍は連敗、皇帝自ら出陣する事態となった。

 ナツィム・ナディン・ラー3世 ・・・ アフスム皇帝。40歳。

 カッサンドロス ・・・ エジプト総督。53歳。

 ザキール・シャー ・・・ ヘラート総督。戦の達人。皇帝への謀反の機会を窺う。27歳。


【ラシェワ】
 ナイル川上流に勃興した女権国家。女王アドゥアナの下、ラシェワの女戦士らはアフスムの騎馬戦車部隊を
破り続けている。

 アドゥアナ ・・・ 残虐な美女。ラシェワの女王。35歳。アフスム帝国を征服する野望を抱いている。
828名無し調教中。:2008/07/27(日) 22:08:54 ID:ZkHKE6Z0
マトメthanx
829名無し調教中。:2008/07/28(月) 07:26:12 ID:1LpLy6d8
物語の背景を含めて最高!
続き期待してまつ
830名無し調教中。:2008/07/28(月) 19:07:04 ID:+UoKSoHG
情報戦ではアマゾネスや女子らに分があるよなあ
女子が男子軍の中に混ざっていてもおかしくないけれど
男子がアマゾネスに混ざることは無理だからなあ
831名無し調教中。:2008/07/29(火) 08:13:47 ID:uXcU2tM9
>>816
勃起って最悪だよなw感じてるのがすぐばれるししかも弱点が大きくなって狙いやすくなるって・・・・

>>820
書かれてないところを想像して勃起するのか
俺は単純にマフムードやベルゼブブが奴隷にされていく様が好き

>>830
情報を制したほうが戦いを制するからね。どうやら男に勝ち目はないようだ


無敵の英雄さんまとめ乙

832名無し調教中。:2008/07/30(水) 10:29:30 ID:Xb4XBPGv
ベルゼブブが奴隷にされたところが最強だろ
現れた時とのギャップが素晴らしすぎ
833名無し調教中。:2008/07/30(水) 14:14:22 ID:N+g+/hHl
要するに全部イイ!
834名無し調教中。:2008/07/30(水) 23:21:23 ID:0qS3PXcQ
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・) チンチン テカテカ
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +
835無敵の英雄:2008/07/31(木) 00:13:39 ID:17/zS25K
第2部 第7章 ツィイー(1)

ここは天険の四川盆地、重慶。古くより栄えたこの街は、今、混乱を極めていた。
弟ダヤンにツィン皇帝の地位を奪われたマオー一派とその軍がこの街になだれ込み、
住民に対して虐殺、暴行、略奪など悪の限りを尽くしていたのだ。
近頃は、マオー達が住む宮殿建設のために、多くの人々が徴用されている。
占領下の人々は塗炭の苦しみにあえいでいたが、
中でもツィイーの悪事は桁外れだった。
昼間は配下の女奴隷達を連れ、市内を我が物顔に行くツィイーは、
目を付けた男達を捕らえ、連行して行き、自分の奴隷として調教するのだった。
捕らえられた男達は、ツィイー配下の女奴隷達より下の存在として扱われ、
昼間は鞭打たれながらマオーの宮殿建設に使役され、
夜はツィイーや女奴隷達に縛り上げられ、格闘プレイやその為ありとあらゆる責めで調教されるのであった。
マオー自身も、すっかりツィイーの奴隷に成り下がっていた。ツィイー配下の女奴隷達の権力は、
今や重臣達をも上回るようになっていた。
一方、ユアンは焦っていた。このままでは、ツィイーらの権力は揺るぎない物となり、
自分の出る幕はなくなってしまう。
…… そうだ、戦だ! 女には戦は出来ぬ!!
戦時体制ともなれば、無敵のツィン軍の総司令官たる我の独壇場、ツィイーら如き女どもの出る幕はなくなる!!
そう、ユアンは思ったのだが……
836名無し調教中。:2008/07/31(木) 12:17:37 ID:AfF8zhk9
>第2部 第7章 ツィイー(1)
これだけでちょっと興奮
ツィーが主役の回、待ってました
837名無し調教中。:2008/07/31(木) 19:39:18 ID:tAY8Hi8e
ツィイー様!!ジュンガ様!!
838名無し調教中。:2008/08/01(金) 01:05:23 ID:r44aSou4
内部でのいざこざばかりで外の敵に対して気持ちがまわらないって感じ。特に男
839無敵の英雄:2008/08/01(金) 02:53:54 ID:ZioZNxK0
第2部 第7章 ツィイー(2)

早速、ユアンは宮殿に参内し、マオーに謁見を許された。
「陛下! 近頃ようやく宮殿も完成の目処がつき、
将兵らもよく休養し、武を練るのに怠りはございません!
陛下こそツィンの正統なる皇帝、而して我らこそ真のツィン軍の魂を備えた将兵であります!
南京に都する偽帝ダヤンとその一党を一刻も早く打倒し、
不遜にも華北に居座る蛮族どもを追い払い、
堂々北京に凱旋する事は、このユアンにお任せあれば、容易いものであります!!」
ユアンは才子らしく弁舌涼やかに献策したが、
当のマオーは阿片中毒の虚ろな顔で、こちらを見て頷くだけだった。
『…… 全く、ダヤンとは大違いだ…… 朝から晩までツィイーらと酒池肉林の馬鹿騒ぎ……
ダヤンにしてやられるのは無理はない……
だが、この馬鹿が皇帝でいてくれれば、我は事実上ツィンの支配者として君臨できる!!
こいつは我の傀儡だ!!』
密かに企むユアンであった。
その時、最早王后の如く常に傍らに着座しているツィイーが口を挟んだ。
ツィイーは脚下に土下座した裸の男奴隷の首輪が付けた縄を片手に持ち、
長く美しい手足のマッサージをさせながらユアンの話を聞いていたのだった。
その男奴隷は、かつて北京の宮殿で政治に重きをなした重臣であった。
ツィイーの権力が強くなっていくのを憂えた彼は、マオーに諫言してツィイーを追放しようとした。
しかし、マオーは聞き入れず、この事を恨みに思ったツィイーは、
この重臣を奴隷に堕とし、日夜責めているのだった。
840名無し調教中。:2008/08/01(金) 17:59:10 ID:67m7iJ1J
.>女と男の駆け引きで、男が勝つことはまず無いということを!

ツィイーとユアンの駆け引き。見物ですな


841名無し調教中。:2008/08/01(金) 23:06:05 ID:r44aSou4
どちらにしてもヤオーは操り人形なんだよなww
ツィイーを目覚めさせてしまった張本人だから仕方ないか
842名無し調教中。:2008/08/02(土) 09:40:12 ID:AbHktHo6
元女奴隷達の活躍に期待・立場逆転はいいなあ
843名無し調教中。:2008/08/02(土) 17:06:10 ID:cSFXvgSz
立場逆転はまじで最高
844名無し調教中。:2008/08/02(土) 17:35:06 ID:AbHktHo6
女子が圧倒的に男より強くなった世界よりも
男のほうが女子より圧倒的に強い世界が
徐々に女子によって塗り替えられ立場が逆転していく過程にフェチを感じる
最終的に男子は女子に支配される世界になる
845名無し調教中。:2008/08/03(日) 02:30:37 ID:IacR51UU
わかるわ
846名無し調教中。:2008/08/03(日) 08:39:57 ID:DXVpAnrp
屈辱しか感じぬぞなどと抜かしておきながらフル勃起して射精したベルゼブブ
女との戦いの最中、負けそうになりフル勃起してしまうマフムード
男は女のことを見下し馬鹿にしておきながら、実際は支配されることを望んでいる
847名無し調教中。:2008/08/03(日) 12:40:01 ID:MAiGvDVj
アマゾネスとの世界争奪最終決戦に臨むことになるのはどの国の王様か?
アマゾネスとの決勝戦に敗れた王様は四肢切断の上、世界皇帝ユリアの玉座となる光栄を与えてほしい。
848名無し調教中。:2008/08/03(日) 23:07:16 ID:IacR51UU
現在はキタールとブルグンが他の追随を許さないほどの超大国でまともに戦っても勝つのは難しい
だから内部に入り込み内部崩壊させ、弱ったところに戦を仕掛ける
849無敵の英雄:2008/08/04(月) 01:19:54 ID:U87DdRIw
第2部 第7章 ツィイー(3)

「フフ、ユアンよ……
陛下への献策の前に、この妾への挨拶がないのは、無礼ではありませぬか……!?」
ツィイーは女奴隷上がりとは思えぬ不遜な調子で、ユアンを傲然と睨みつけた。
『…… 何と! この悪女めが!!
陛下の威を借り、ツィン軍の大将軍たる我に礼を尽くせだと!!
汝は先帝陛下の時代、戦利品として捕らえられ、女奴隷となった夷蕃の民ではないか!
…… うぬっ、どこまで増長すれば気が済むのか!!』
ユアンの内心の怒りなど気にも留めず、
ツィイーは美しい顔に酷白な笑みを浮かべて、続けた。
「…… ウフフ、あら、大将軍閣下はお怒りの御様子……
しかし、最早立場が変わったという事を、ご存知ないのかしら〜!
今やこのツィイーは、陛下の妃として万機を決する身!!
妾に逆らう者は、如何なる功臣、名将とて、ホラ、このように……フフ!!」
ツィイーは首輪をつけられ、素っ裸で跪いている元重臣の男の縄をグイと引いた。
男はフラフラと立ち上がったが、ツィイーから激しい往復ビンタを浴びせられ、
またへなへなと座り込んでしまった。
「ウフフ、弱い男だこと! 今宵はお前とジュンガを戦わせてやるわよ……
男が女に、それも元重臣が女奴隷に負けるなんて、楽しみね〜!!」
850名無し調教中。:2008/08/04(月) 09:34:18 ID:D2LgU6Xy
男が女に、重臣が奴隷に、年上が年下に負かされる。。。駄目だ最高すぐる
851名無し調教中。:2008/08/04(月) 19:12:44 ID:ym3SLYxG
どの章も楽しませてもらっているがこの章は絶対にイィ
852名無し調教中。:2008/08/04(月) 20:45:42 ID:D2LgU6Xy
ネウロってマンガのジェニュインって良いね
このSSに出てきそうなキャラ
853無敵の英雄:2008/08/05(火) 01:33:37 ID:JKHuhR62
第2部 第7章 ツィイー(3)

ツィイーはなおもユアンを睨みつけながら、言葉を続けた。
今日の彼女は真紅のチャイナドレスを身にまとい、
深いスリットから細く長い、美しい脚を太股の奥までわざと見せつけるように組んでいる。
目元には鮮やかなアイシャドーを施し、濃い口紅を引いた身長175cmのツィイーは、
右手で愛用の一本鞭を玩びながら、細い切れ長の目に嘲弄の色を露わにして、
なおもユアンをジワジワと責め続けた。
「…… ウフフッ、ツィン軍きっての名将、総帥と言われたユアン殿ともあろうお方が、情けないこと……
思うても見られよ、陛下や妾はじめ、宮中の者皆、ここ重慶に逼塞し、
望郷の念にかられながら日々暮らさねばならぬのは、そもそも誰の責なるものか!?
蛮族キタールに対して手も足も出ず、完膚無きまでに敗北を喫した挙げ句、
ダヤンらに謀反を起こされ、今や陛下の支配下にあるのはこの四川盆地とその周辺の山岳地帯のみ!
かかる事態を招いた張本人こそ、ユアン殿、あなたに他なりませぬ!!……さ、こちらを!」
ツィイーはゾッとするような美しい、そして残酷な笑みを浮かべて手を叩いた。
…… すると!
ユアンは目を疑った!
北京の宮廷で権勢を振るっていた重臣達が皆、素っ裸で四つん這いにされ、
若い女奴隷達に背に跨られてビシビシ打たれながら、フラフラ進んで来るではないか!!
854無敵の英雄:2008/08/05(火) 02:20:23 ID:JKHuhR62
第2部 第7章 ツィイー(5)

「…… こ、これは!
累代の重臣方に対し、何たる無礼な振る舞い!」
あまりの事に愕然としたユアンは思わず絶句したが、ツィイーはせせら笑うばかりだった。
「彼らも汝と同じく、ツィンを敗亡に導いた負け犬!
罰としてありとあらゆる屈辱を与えられるのは当然ではありませぬか!?
…… ウフフッ、男というものは、女を守るべきもの。
それも出来ずに、尻尾を巻いて逃げ帰ってくるユアン殿やこの者らの如き負け犬は、
女を支配する資格などありませぬ!
女の前で土下座し、己の弱さを詫びて、女の奴隷となるがいい!!」
ユアンはまたしても愕然とした。敗戦は、女達の心も変えてしまったのだ。
敵に対し、無惨な敗北を喫するばかりの男達に対して、
女達は最早何の威厳も認めなくなってしまったのである!!
「…… ウフフフフ、ユアン殿、本来ならば汝も罪人としてこの者ら同様、
妾らの裁きを受けねばならぬところ!
それを罪一等を減じ、身分もそのままにしているのよ!
それを、妾に対するその態度、物言い!
さ、ユアン、この場で土下座し、妾の脚をお舐め!!」
855名無し調教中。:2008/08/05(火) 11:08:40 ID:X3iZZiyM
男が女に負けてしまう
そこに兄が妹に
先輩が後輩に
玄人が素人に
というオプションがつくと
もっと萌える
856無敵の英雄:2008/08/06(水) 00:55:37 ID:jJmPIz1/
第2部 第7章 ツィイー(6)

「……フフ、ほら、負け犬! 土下座おし!!」
「う、うむむっ……!」
誇り高いユアンは絶句し、腑が煮えくりかえった。
「あ〜ら、聞こえないのかしらねぇ〜!?
さ、ユアン! ど、げ、ざ!」
トン、トン、トンと鞭で床を叩きながら、ツィイーはユアンの目を真っ直ぐに見据えて言い放った。
「本来ならオマエを素っ裸にして土下座を命じる所なんだけど、
妾の仁慈で赦してやってるのよ!
妾は皇妃、オマエの主人よ!
如何に名将功臣とはいえ、主人たる妾の前では絶対服従の奴隷!
ましてや負け犬ぞろいの重臣将官どもが、どの面下げて大きな顔をできるのかしらねぇ〜!?
あ〜ら、悔しそうね〜 ウフフッ、でも、ホントの事だものねぇ〜!?
さ、どうしたのかしら……!?」
ユアンは窮した。ツィイーは傀儡であるマオーを操り、
臣下の生殺与奪の権を握ってしまっているのだ。
最早ツィイーの意志はマオーの意志である。今ここでツィイーに逆らう事は、
主君たる皇帝への逆意を抱く者として、処刑してしまう口実をツィイーに与えてしまうのである。
『…… それは出来ない!
しかし、世界最強を誇るツィン軍の総帥たる我が、女の足元に土下座せねばならぬとは!!』
857名無し調教中。:2008/08/06(水) 04:03:18 ID:Qw9ID/wH


ツィイーの禍々しさはアマゾネス以上
858名無し調教中。:2008/08/06(水) 17:50:24 ID:fhYUGlu9
ユアンがそろそろマオーに意見しに来ることをツィイーが見透かしていたのは間違いないな
そこに罠を貼って待ち構え土下座せざるを得ない状況に追い込みプライドを打ち砕く
一度土下座をさせてしまえば男はもう後戻りは出来ない
859無敵の英雄:2008/08/06(水) 23:15:16 ID:jJmPIz1/
第2部 第7章 ツィイー(7)

ユアンは死ぬような思いで、ゆっくりと床に両手をついた。
「アハハッ、そーお、いいコねぇ〜
ウフフ、ほ〜ら、アタマを床に擦りつけて妾に許しを乞うのよ!」
女奴隷達も周りに集まり、ユアンがツィイーに土下座する様を、
ニヤニヤしながら見ている。
ユアンはわなわなと震え、唇を噛みながらツィイーに土下座した。
と、その頭はグイと踏みにじられた。
「ウフフ…… ホラ、もっと頭を下げろ……」
ツィイーは毒々しい嘲笑を浮かべながら、
土下座するユアンの頭の後ろに何度も足を這わせた。
そのユアンの惨めな姿に、女奴隷達も哄笑した。
「アハハッ、あたし達を捕虜にし、奴隷にしたツィン軍の総帥が、
フフッ、哀れなモノね〜!」
「ツィンはあたし達が乗っ取ってやったのよ!
あたし達を奴隷にした復讐よ!! ……
ウフフ、これからオマエ達に、じっくりと思い知らせてやるわ……!!」
「ホラ、ユアン、妾に対して何か言う事はないのかしら!?……」
ツィイーはユアンの頭をグイと踏みつけながら責め立てた。
「ホラ、こういう場合は、何か言う事があるでしょう!?
早くお言い、この負け犬が!!」
860名無し調教中。:2008/08/07(木) 03:10:28 ID:zYjxUG/x
ここで意地とプライド見せないとおちていくだけだぞ
生意気なツィイーに本当の強さを見せつけやれ
861名無し調教中。:2008/08/07(木) 04:41:09 ID:zYjxUG/x
肉体的にではなく精神的に屈伏させらて逆らえなくなってしまってるよね
862無敵の英雄:2008/08/07(木) 11:42:14 ID:wmMH9StF
第2部 第7章 ツィイー(8)

ツィイーは土下座するユアンの顎の下に足の爪先を入れ、
土下座させたままでグイと顔だけを上げさせた。
「ほら、どうしたのかしら!?この役立たずの負け犬!
お前はツィイー様の下僕よ!妾の脚を舐めながら、そうお誓い!!」
「フフン、まだ責め足りないみたいねぇ〜!」
「素っ裸にして踊らせようかしら!」
「ツィイー様に背いた罰に、浣腸して縛り上げ、
街中鞭に打たれながら引き回し、っていうのもいいんじゃない!?」
周りを取り囲む女奴隷の美少女達も、口々に責め立てる。
『…… ま、まずい!!』
ユアンは焦った。
『ツィン軍総帥たる我が女奴隷達に捕らえられ、
裸にされて市中で衆人環視の中、ありとあらゆる辱めを受ける事になれば!!
…… ツィン軍は崩壊する!!!
政敵であり、女であり、しかも女奴隷上がりであるツィイーに下僕の誓いをさせられるのは、この上ない屈辱だ!
しかし、やむを得ぬ!!』
文字通り断腸の思いでユアンは、口を開いた。
「あ〜ら、ウフフ、ツィン軍総帥ユアンが、このツィイー様に降参するようねぇ〜!
フフン、まだよ! しばらくそのまま、妾の姿を仰ぎ見ながら土下座おし!!」
ツィイーは腰の辺りまで深いスリットの入ったチャイナドレスから覗く美脚をそっと組み替え、
真っ赤なルージュを施した唇を舌なめずりした。
ツィイーを仰ぎ見るユアンの位置からは、
ドレスの下の真紅の下着がチラリと見えた。
863名無し調教中。:2008/08/07(木) 13:02:58 ID:+2oJr5TG
土下座をしてその場を繕って
体制を建て直し次の機会を待つつもりなのでしょうが
土下座行為は女に精神的優位性をもたらし
男にはその逆をもたらしてしまう
この付いてしまった優劣を変えるのは難しい
女性に精神的に屈服するのは肉体的に屈服するよりも
男にトラウマを与えてしまい逆らうことが出来なくなる    はず
864無敵の英雄:2008/08/07(木) 22:58:52 ID:wmMH9StF
第2部 第7章 ツィイー(9)

「フフン、さ、ユアン……
まず、妾の脚をお舐め!」
突き出されたツィイーの脚をユアンは両手で支え、
顔を近づけようとした。
…… ビシイッ!!
いきなり、激しい鞭がユアンを襲った。
『………!!』
「御挨拶もなく、御脚に触れるとはどういう事かしら!!」
女奴隷の美少女が、ユアンに鞭を振り下ろし、叱りつけた。
「クッ…… !!」
『ツィン軍総帥たる我が、最下層の女奴隷の、しかも少女に命令され、鞭打たれるとは……!!』
ツィイーはニヤニヤと笑って見つめるばかりである。
『…… そうか…… 最早ツィイーは我を下に見ている……
言葉をかけるのは、女奴隷で充分と思っているのだ……』
「ほら、ツィイー様に御挨拶をおし!」
女奴隷の美少女はユアンに命じた。
「…… ツィイー様…… 私は……ツィイー様の下僕で御座います……
どうか…… ツィイー様の御脚を……舐めさせて下さいませ……」
絞り出すような声でユアンが続けると、美少女達はどっと笑い声を上げた。
「声が小さいわよ!やり直し!!」
ユアンは美少女達に命じられ、
何度もツィイーへの服従の言葉を誓うという屈辱を受けた。
865名無し調教中。:2008/08/08(金) 18:58:48 ID:G7Z+ILgs
ユアンお前もか!!!
866名無し調教中。:2008/08/08(金) 23:08:10 ID:/JxVgcpT

戦わずしての敗北か そんな選択せずに男ならその場でツィイーに飛び掛かり首をとってしまえ
867名無し調教中。:2008/08/09(土) 01:35:59 ID:TCi1455p
ユアンは負けたと思っていないのがたちがわるい。ベルゼブブのロープからいつでも抜けられると思っていたのと同じ。負けたと気付かず負けるのは戦わずして負けるから。作者さん乙
868無敵の英雄:2008/08/09(土) 02:27:59 ID:P4daw1Ir
第2部 第7章 ツィイー(10)

ようやくの事で退出して来たユアンは、屈辱と怒りで震えていた。
「…… おのれ! ツィイーめ、毒婦めが!!
た、叩き斬ってくれる!!」
剣を抜いたユアンは、傍らの置物を叩き壊し、怒り狂った。
「…… まあ、閣下、一先ずお気を落ち着けなさいませ……」
トゴンは宥めた。
「おのれ!! 悪女めが!
トゴンよ、ツィンは危うい! 嗚呼、如何にせん乎!」
「閣下、今こそ我ら武人の決起すべき時!!
閣下がツィン軍を率いて立てば、女奴隷どもなど小指一本で捻り潰し、
小癪な女狐のツィイー一匹、馬の鞍に縛りつけて捕虜とするのは容易い事!!」
「よくぞ申した、トゴンよ!
見よ、女どもめ!我が強さを思い知らせてくれる!!」
二人は他の将軍達とも謀議を重ねていった。

重慶のマオーの宮殿ではこんな出来事があったが、
その頃も南京のダヤンの宮殿では、ツィンの軍勢はエスデルの指揮下、練兵に余念がない。
マオーの側とうって変わって、こちらのツィン軍は士気高く、気力も充実している。

さて、さらに北京では……
かつてのツィンの宮殿は、キタールの軍勢で満ち溢れている。
皇帝の玉座に着くのは、言わずと知れたアルギン・ハーンである。
北京、南京、重慶…… 三者の攻防の帰趨は……!?
さらにその頃、キタールの最前線を通過し、密かに四川盆地に入って来た一人の女がいた。
アマゾネスのエリカが、ついに重慶に現れる!!
869名無し調教中。:2008/08/09(土) 04:21:58 ID:HU5fHoUn
久々の直接バトルの展開にWKTK
女を見下してた男が、その男のシンボルにして、女にはない人体最大の急所(睾丸)を責められ、
屈辱的に悶絶し、その男の弱さを嘲笑し優越感にひたる美女たちの活躍が見たい
870名無し調教中。:2008/08/09(土) 11:24:37 ID:PvA+GDZY
直接バトルもwktkだが、それよりもアマゾネスとツィイーが初めて交わるかもしれない
これまでの男優位社会の流れを大きく変えるかもしれないこの出会いに注目
ツィイーに会いに着たのかまだ分からないけど

871無敵の英雄:2008/08/09(土) 11:34:45 ID:P4daw1Ir
第2部 第7章 ツィイー(11)

さて、ユアンとトゴン、その他将軍達は更に謀議を重ね、
軍を結集する口実を練った。
「ダヤンの南京政権が侵攻して来るとの噂を流しましょう。
それを口実に重慶に軍勢を集結させ、一気に宮殿を襲撃するのです!」
「なるほど! トゴンよ、手配を頼むぞ!」
策謀は着々と進んでいるかに見える。
その頃……。
重慶の宮殿の一室では、二人の美女が密談している。
もちろん一人はツィイー、もう一人はアマゾネスの女将校、エリカである!!
二人の間に、一体何が話し合われたのであろうか!?

…… ところ変わって、北京、アルギン・ハーンの宮殿。
馬上供を連れ、武装した武者一騎、こちらは遠路使者に立つようである。
ハーンの書状を携えた使者が向かうのは、遥かエジプト。
戦陣の中にある、アフスム皇帝ナツィム・ナディン・ラー3世の元に、
遠くキタールより使者が向かう。
アルギン・ハーンの狙いは何か!!
872名無し調教中。:2008/08/09(土) 12:13:08 ID:PvA+GDZY
中国での三つ巴・・・五輪ぐらい興奮する
873名無し調教中。:2008/08/09(土) 16:56:13 ID:TCi1455p
女の鞭VS男の刀の対決
戦った経験のない武器なので苦戦必死
宮本武蔵の刀VS辻風黄平の鎖鎌のように
874名無し調教中。:2008/08/10(日) 08:14:02 ID:9ylcRTT+
エリカが軍神ヤオーを差し出すことによりスムーズに同盟関係を結べる?
875名無し調教中。:2008/08/10(日) 13:31:03 ID:od89amND
混ぜるな危険」¥
876無敵の英雄:2008/08/10(日) 14:37:41 ID:D8mpYf/s
第2部 第7章 ツィイー(12)

さて、重慶の街に、南京のダヤンの軍が侵攻して来るとの噂が流れ始めた。
兵力に勝る敵の侵攻の噂に、重慶の街は混乱している。
しかし、民衆の中には、表立っては公言できないが、
マオーやツィイーによる圧政から解放してくれると考え、歓迎する者が数多くいるようである。
ダヤンの軍勢が侵攻すれば、民衆は抵抗するどころか、逆に軍勢に協力し、
易々と重慶は陥落してしまうかも知れないという心もとない事実も判明してしまった。
「…… やれやれ、しかしこれもやむを得ない事。
一刻も早くツィイーらを滅ぼし、我らの手に政権を取り戻して、善政を行い、
民衆の支持を回復せねばなりません!」
しかし、ユアンは善政を行う事よりも、ただただツィイーらへの復讐の念で凝り固まっているようだった。
「…… ツィイーめを捕らえてくれたら馬の鞍に縛りつけ、宮殿に堂々凱旋し、
一晩中犯してくれようぞ!!
あの小癪な女奴隷の小娘どももろとも、皆我の奴隷にしてくれる!!
……… ワハ、ワハハハハ!!!」

ユアンもトゴンもまだ知らない。
重慶から離れた山岳地帯では、密かに武器が運び込まれ、
ツィイーの部下の女奴隷達が軍事訓練を始めていることを。
キタールの厳しい警備をかいくぐり、
チベット方面からエリカをはじめ、アマゾネスの将校、兵士らが続々と潜入して来ている事を……
877名無し調教中。:2008/08/10(日) 15:22:51 ID:4YGA/6xB
ちょっと重慶行ってくる
878名無し調教中。:2008/08/10(日) 17:19:51 ID:9ylcRTT+
気をつけてね 反日色強いらしいよ
879無敵の英雄  :2008/08/10(日) 19:58:47 ID:rfT5CMR5
第2部 第7章 ツィイー(13)

さて、こちらは南京、ダヤンの宮殿。
ツィン帝国皇帝としての威厳と徳を日に日に身につけつつあるダヤンは、
今日も華北から戻った間諜の報告を受けていた。
「皇帝陛下に申し上げます!
ここしばらく戦のなかったキタールではありますが、
ついにアルギン・ハーンは、先日、大規模な動員令を黄河流域を中心とする華北
全土に発した模様!
紫禁城前の天安門広場には、将兵が続々と集結、ただならぬ様子であります!!

「うむ、動員の目的は!?」
「表向きはウイグル人の内紛を仲介するためと称しておりますが、
この内紛はすでに和解して収束しつつあり、今更かかる大動員を命じるのは極め
て不自然!
動員規模は、最終的には二十数万人にのぼると思われ、
これは我が国境を侵し来るに充分な兵力であります!!」
「なるほど! おのれ、アルギンめが!!
停戦協定を早くも破り、我が国を侵し来るか!!ならば、こちらから攻め寄せる
まで!!」
傍らで聞いていたエスデルが皇帝を制した。
「陛下、お待ちなされませ。まだキタールが確かにこちらに侵攻すると決まったわけではございません。
アルギンが真に戦端を開くつもりならば、その相手が何者か、今しばらく見極めてからでも、
決して遅くはありますまい。
我がツィン軍は今や士気高く、武備充実、数十万の兵来るとも直ちに撃退できます!!
しかし、北伐は今しばらく困難あり、時機を待つことが肝要かと!」
「よく分かった。アルギンの狙いを探るように!!」
880名無し調教中。:2008/08/10(日) 20:07:44 ID:od89amND
奴隷女どもごときに・・・奴隷女ごとk・・
881名無し調教中。:2008/08/11(月) 09:59:08 ID:rmNuw6PL
女子が一つになっていく
882名無し調教中。:2008/08/11(月) 19:27:43 ID:sY/DtEBb
露出の多い戦闘服に武器を装備した美しい女戦士を想像しただけで下半身が
883名無し調教中。:2008/08/11(月) 19:55:54 ID:rmNuw6PL
>キタールの厳しい警備をかいくぐり、
>チベット方面からエリカをはじめ、アマゾネスの将校、兵士らが続々と潜入して来ている事を……

はたしてこの動きを察知している男はいるのか。
884無敵の英雄  :2008/08/11(月) 23:48:55 ID:56I8otIO
第2部 第7章 ツィイー(14)

 一方、こちらは北京、紫禁城は太和殿。
 アルギン・ハーンはじめ皇帝一族は文武百官の拝謁を受け、いよいよ帝国建設の基が
定まった事を、広く天下に宣言した。
 キタール、ウイグル、チベット、その他トルコ系諸民族などの連合体であったキタール帝国も、いよいよ
華北を本格的に領有、経営し、アルギン・ハーン自身も遊牧民諸部族の大ハーンであるとともに、
中華皇帝として万民の上に君臨する事を、宣言したのである。
 それまでの素朴な統治機構も細かに職掌が分担され、官僚組織も整備されていった。
 また、ユウとの間に誕生したホンタイジを太子とし、アルギンの異母弟ドルゴンを宰相として内政を総理
させることとなった。

 ヴァハンは奇妙な事実に気づき始めていた。
 西安方面軍から、武器などが消失しているようなのである。
 西安を守備するのは、アルギンの弟、エギンである。
 かねてから何かと関係がしっくりいっていないエギンに、西安という重要拠点の守備を任せるのには
彼も反対したが、異母弟のドルゴンを宰相に任じた手前、いつまでも彼を冷遇しておくわけにもいかず、
重慶のツィン軍と直接対峙する重要拠点を彼に任せたのであった。
 無論、この事はアルギン・ハーンに報告されている。
 天安門広場での閲兵は続いている。西安での不審な事態と、この閲兵とが何か関係があるのか、
ヴァハンのような片腕と頼む将軍にさえ、アルギンは先の方針を明かさないことが多い。
 それが彼のやり方だ。この先何が起こるのかは、彼にしか分からない。
885名無し調教中。:2008/08/12(火) 05:23:33 ID:q0T4KTM+
男性軍は今まで何度も修羅場をくぐり抜けて来た戦のプロ
昨日今日訓練を初めて行っただけで戦の経験が全くないど素人の女どもごとき瞬く間に蹴散らしてくれる
886名無し調教中。:2008/08/12(火) 11:05:08 ID:FSqDD7pB
>>852
逆に奴隷にされちゃったねジェニュインw
>>866
男が戦わずして敗北するはずがない。ツィイーに男としてのプライドを見せ付けてくれるよ
>>870
ツィイーとエリカで会談が持たれ、大きな動きがありそうで楽しみですね
887名無し調教中。:2008/08/13(水) 08:55:15 ID:CKGGTxDE
散らばっていたピースが一つになろうとしている気がする
888無敵の英雄  :2008/08/13(水) 15:55:12 ID:qTnimFqN
第2部 第7章 ツィイー(15)

 再び、南京のダヤンの宮廷。
 キタールとの講和後、強化されたのは軍備もさることながら、諜報機関も各段に充実し、
日々直接皇帝の元に新たな情報が寄せられている。
「アルギンの狙いは何か、分かったか?」
「未だはっきりとしたことは分かりません。しかし、各地を守備する将軍達の配置に、
奇妙なものを感じます!」
「・・・・・ どう奇妙なのだ!? 申してみよ!」
「重慶の偽帝マオーの軍勢と直接対峙しているのは、西安に拠点を置くアルギンの弟、エギンであります。
ところがつい先日、サラ王ヨヒムが軍勢を率い、王国の位置する青海湖付近を出発して、いわば敵軍との
最前線の都市、漢中に入城した模様!」
「それは実に奇妙だ。エギンと敵の間に、ヨヒムが割り込む形になったのだからな・・・・?」
「それだけではありません。アラル海地方を守備していたジャハンギールも、先日ウルムチに入り、更に東進。
こちらも大軍を率いております。」
「・・・・ ジャハンギールはウイグル貴族の出。先頃の内紛をまとめるため、故国へ帰還を命じられたのであろう。」
「しかし、陛下、彼はすでにウイグルを通過し、まだ東進しているとの事。先日は蘭州に到達しましたが、未だ進軍は続いております!」
「ふむ、キタール軍が西北地方に集結・・・・ エギンがいるにも関わらず・・・・」
「成程!! 陛下、読めましたぞ!!!」
 傍らで聞いていたエスデルが口を挟んだ。
「・・・・ うむ、朕も読めた!! これは面白い事になりそうだ!! エスデル、直ちに全軍に動員令を出せ! この機会を逃すでないぞ!!」
 西安のエギンを包囲するかのように、キタール軍は配置を変えつつあった。
 何が起こるのかは、火を見るより明らかであった。
 そして、これに乗じないほど、ダヤンもエスデルも、愚かではない。
 さて、この動きに対して、ツィイーらの抹殺を図るユアンは、どう出るのか!?
889名無し調教中。:2008/08/13(水) 16:18:17 ID:8RcKjSKq


中国を統一するのはアルギンかダヤンか女か
890無敵の英雄  :2008/08/13(水) 16:46:58 ID:qTnimFqN
第2部 第7章 ツィイー(16)

 エリカに命じられ、エギンは自軍から武器を大量に、極秘で重慶のツィイーの元に
送っている。
 チベット地方の、キタール軍の目の行き届きにくいルートも教え、アマゾネスの軍事顧問らが
四川盆地に潜入するのにも大きな助力をした。
 そんなエギンの元にも、キタール軍の配置換えと、華北全土での大規模な動員令が伝わってきた。
「ジャハンギールの軍勢が、蘭州を通過、更に東進しているとの事。将軍、何事かハーンより御指示は
ございましょうや!?」
 不審に思った部下がエギンに問いただした。
「・・・・ いや、何も聞いていない。しかし、近頃ウイグルでは内紛があったので、その再発を防ぐために
赴任するのであろう。」
「・・・・ 成程、そう考えれば不審はございませんな。」
「しかし、・・・・」
 別の部下が口を挟んだ。
「ジャハンギールの軍勢は、咸陽に入ったとの噂をしている者がございますぞ!!
咸陽と言えば、西安のごく近く! 将軍閣下、すでに大軍を擁して閣下がここ西安を守備しているのに、
今またジャハンギールが大軍を率いて咸陽に入城、これは奇妙でありませんか!?」
 そこへ、また部下の一人が息せき切って入ってきた。その顔を見たエギンは、驚いて他の者たちを下がらせた。
891無敵の英雄  :2008/08/13(水) 16:48:49 ID:qTnimFqN
第2部 第7章 ツィイー(17)

「・・・・・ 如何した!! ツィイーへの荷は、無事届けられたのか!?」
「!!・・・・ 閣下! ご存知でしょうか、漢中にヨヒムの兵がおりますぞ!!」
「・・・・・ な、何だと!!! あそこは我が軍の管轄ではないか!! いつの間にヨヒムが! 
ハーンからはそのような命令など来てはおらぬぞ!!!」
「当然、今度の荷は漢中を通過できず、ひき返して参りました!」
「よしっ、同行した兵士らも、全員呼べ!!」
「はっ!!!」

「・・・・・ 閣下、これで全員であります!!」
「うむ!!」
 一室に集合させられた将校と兵士は、エギンの前に整列した。
「!! ・・・ うぬっ !!!」
 一瞬のうちに走る鮮血・・・・ 
 抜刀したエギンは、彼ら全員を斬り殺したのである。
「おのれ、アルギンめ!! その手に乗るものか・・・・! それならば、こちらから仕掛けてくれるわ・・・・!!」
 返り血を浴びたエギンは、恐ろしい形相でつぶやいた・・・!!
892名無し調教中。:2008/08/13(水) 19:47:19 ID:CKGGTxDE
オリンピックでも女子柔道は頑張っているのに男子は駄目駄目だね
女子の強さを見せ付けている
893名無し調教中。:2008/08/13(水) 22:13:39 ID:8RcKjSKq
スレチだが日本女子って柔道とレスリングでメダル荒稼ぎしそう,格闘技系の競技に向いているのかね
894無敵の英雄  :2008/08/14(木) 00:58:31 ID:6TB+6lZz
第2部 第7章 ツィイー(18)

 アマゾネスは、重慶宮廷のツィイーらに対し、物心両面で全面的に援助を与えることを約束したのであった。
 現在、世界には女権帝国は二つ。アマゾネスと、ラシェワである。
 アマゾネスはキタールとの戦いにアストラハンを占領、マフムードを捕虜としたが、キタールの同盟国
ブルグンに留守を衝かれ、思わぬ痛手をこうむった。
 ラシェワはアフスム帝国支配下のエジプトに進攻、目下連勝中だが、そちら側からキタールやブルグンを
攻撃できる位置になく、またその余裕もあまりない。
 そこで、女王ユリナが考えたのが、女権帝国をもう一つ増やすことである。
 そして、それが可能なのは、現在のところツィイーとその女奴隷達が実質上政権を握ろうとしている
マオー支配下のツィン以外にはなかった。
 軍を掌握しているユアンらを滅ぼすか、ツィイーらの奴隷にしてしまい、軍を解体して男から武装解除する。
 そして、女奴隷達を中心とした軍を造れば、後はマオーやユアン、重臣らは奴隷として飼い殺しにし、
マオーを退位させて、ツィイーが女帝として新帝国を建国する。
 更に、全ての女を男よりも上の身分とする旨の法令を発布し、男は全て女の奴隷となることを定める。
 このように、ユリナは革命を援助する形で、今後の対男戦を有利に進めていくことを考えているのだ。
 そしてそれは、ツィイーの野心とも見事に合致したのである。
 ユリナ、ツィイー、そしてアドゥアナ。美しく、奸智に長け、残虐で、男の心を操るのに長けた三人の美女。
今、男にとって、最も危険な同盟が生まれようとしているのだ!!
 
 ・・・・・ エギンは、アルギンに対し、先制攻撃する腹を固めた。しかし、自分がツィイーらに
通じていることが分かったら、将兵らは離反し、戦にならずして敗北してしまうだろう、と考えたのである。
それゆえの口封じであった。
 キタールの内紛は、如何なる影響を諸国にもたらすのであろうか!?  
895名無し調教中。:2008/08/14(木) 09:19:47 ID:48JgWeM5
大ハーン様。女をズタズタにしてやってください
896名無し調教中。:2008/08/14(木) 15:48:41 ID:9IbxkEQh
男がぐずぐずしているうちにアマゾネスとツィイーが合体か 首鼠両端・薄志弱行の男とはエライ違い
897名無し調教中。:2008/08/14(木) 18:48:57 ID:48JgWeM5
国すら持たないツィイーごときを引き入れたところで巨大男権国家のキタール,ブルグンの足元にも及ばない
所詮は女子,男につかえ奉仕し抱かれていれば生かしておいてやるのに
アマゾネスはちょっと勘違いしちゃってる。男の不意を突いたり色仕掛けで惑わしスキを突いたり
汚い方法で偶然,奇跡のような確率で勝ててただけで男が3割程度の力を出すだけで数日で滅ぼされることを分かっていない
早く自分達が弱者の性『女』であることを自覚し男に奉仕する喜びに目覚め,命を粗末にしないで欲しい
一応子孫繁栄には必要だから。男だけでは子供は産めないから生かしておいて上げる


というのが男権国家の考えかた
898名無し調教中。:2008/08/14(木) 19:09:36 ID:fR27FpqI
無料で下着あげますください

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899名無し調教中。:2008/08/14(木) 22:12:42 ID:u1vhjFOm
>>806みたいないくら蹴られても悶えない、耐久力ありまくりなノーリアクション男優も萎える。

タマ以外の部位は、頑丈な男の体を見せ付けるように普通に耐えて欲しいが、
逆に男の急所(タマ)やられた時は素直に悶えて、女にその脆さをアピールして欲しい。
それも女の自然な笑いや嘲りを誘うように、たまには股間押さえて跳び跳ねたり、
少々大袈裟に悶えるぐらいの事もして欲しい。
機械的に蹴られるだけで女の萌える反応も無い、マンネリビデオが多いし。
900名無し調教中。:2008/08/14(木) 22:14:30 ID:u1vhjFOm
↑呉爆しますた。スルーしてください
901名無し調教中。:2008/08/14(木) 23:18:43 ID:9IbxkEQh
忘れてはいないかい?ブルグン王は夜は后の言うなりのどMになるんだよ
902名無し調教中。:2008/08/15(金) 00:46:30 ID:+lXiNWtX
ツィイー様のキャラ立ってるなあ
903名無し調教中。:2008/08/15(金) 11:40:54 ID:qKgYmAlj
☆ブルグン内部のいざこざも面白い
 ・オルムはルクレツィアには逆らえない
 ・隠し子と名乗るジキスムントの不満
 ・弟ミラマルとの軋轢
 ・ヒルディアとミラマルの関係
 ・ルクレツィアとヒルディアはロムル人
 ・フラン族との戦
 ・ジキスムントの前に現れた美女

ブルグンは兄と弟との対立によって分裂してしまうのか

904無敵の英雄  
第2部 第7章 ツィイー(19) 

 こちらは重慶。トゴンの屋敷に人目を忍んで現れたのは、何とツィイーからの使者の奴隷女であった。
 驚くべきことに、ツィイーは、トゴンを宴に招待してきたのである。
「・・・・ それは、ユアン閣下も招待されておられるのか!?」
「いいえ。ツィイー様は国を心から憂え、日々政治の建て直しに奮闘しておいでです。
そして、将兵らに人望厚く、武勇優れたトゴン閣下と是非とも直に語り合いたく、
この度の宴を設けられた次第です。」
「なるほど・・・・。」
 トゴンは、これが罠かもしれない事は重々承知していた。しかし、進んで敵中に飛び込むことで、
何かしら大きなものが得られるかもしれない。
 そうだ、ここは一つ、だまされたふりをして、ツィイーの言いなりになってみるのもいいかもしれない!
 そう、心に決めたトゴンは招待を受け、たった一人で、ツィイーが重慶郊外に所有する邸宅に
赴く事を決めたのだった。

「・・・・ これはこれは、名将の誉れ高きトゴン閣下・・・・ 妾の招きをお受け頂き、光栄に存じますぞ・・・・」
 出迎えられたトゴンは、ツィイーの美しさに眼を見張った。
 今日のツィイーは長い黒髪を高く結い上げ、東洋風のようではあるがツィンの装束とはまた異なる着物を纏い、
ブルーのアイシャドウに真紅のルージュが、いつもながらセクシーさを一層際立たせている。
「フフフ、・・・・ これは彼の『日出ずる国』の女の衣装とか。閣下・・・・お気に召しまして・・・・?」
 ツィイーの胸元の真っ白な柔肌に眼を奪われているトゴンに、ツィイーは艶やかに微笑んだ・・・・!!