【シン】出会ってしまったらpart4.1【ミーア】

このエントリーをはてなブックマークに追加
1通常の名無しさんの3倍
前スレ
【シン】出会ってしまったらpart4【ミーア】
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1205848789/l50

過去スレ
【シン】出会ってしまったらpart3【ミーア】
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1200762419/
【シン】出会ってしまったらpart2.1【ミーア】
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1193779848/l50
【シン】出会ってしまったらpart2【ミーア】
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/shar/1142839724/l80
【シン】出会ってしまったら【ミーア】
ttp://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1132696059/l80

避難所
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/1777/1194458136/

まとめ倉庫
ttp://arte.wikiwiki.jp/
2通常の名無しさんの3倍:2008/03/26(水) 09:35:59 ID:???
2ゲット!
最近落ちるの早いな〜。
3通常の名無しさんの3倍:2008/03/26(水) 10:53:11 ID:???
3get
4通常の名無しさんの3倍:2008/03/26(水) 11:59:47 ID:???
スレ乱立させてる基地外がいるからな
マジで死ねよ
5通常の名無しさんの3倍:2008/03/26(水) 20:53:40 ID:???
乱立のせいで落ちやすくなってるので、住民の皆さんは定期的な保守をよろ
6戦後 シン×ミーア7 :2008/03/26(水) 21:49:40 ID:???
シンは、何から話していいのかも分からなかったが、思いつくまま話し始めた。

生まれはオーブである事。
オノゴロ島の戦闘で両親と妹を亡くした事。
両親の遺体は無く、妹は・・・・・・最期は腕だけになっていた事。
戦争を起こさないと公言していたオーブの首長が民を裏切った事に対して怒りにより、
今もオーブを許せないで居る事。
戦争が憎くて、戦争を根絶やしにしたくてプラントに移住して、ZAFTに入った事。


「俺が戦争を止めてやるって、思ってた・・・・」


しかし、その為に使ったのはインパルス、デスティニーというMS。
振り上げたのは剣。


「俺が、戦争なんてやる奴ら全員殺せば・・・・・・・戦争なんて起きないんだって、
本当に思ってたんだ」


再び起きた戦争も一時休戦となった。
2年前と何も変わらない。
ただ多くの人が死に、憎しみは絶えず、地球とプラント、ナチュラルとコーディネイター
の間にはわだかまりが広がった。

きっと、戦争はまた起きる。

「俺はまだZAFTに居て、戦争が憎いって気持ちは消えてなくて、オーブの事もまだ
・・・・正直許せなくて・・・・」

殺し合ったフリーダムのパイロットに会った。
あの時は、あの瞬間は、どうしてちゃんと人として知らなかったフリーダムを倒す事に
躍起になったんだろうと、己の盲目さを痛感した。

戦った相手を見て握手できる事があるのだと、あの時は思ったのだ。


7戦後 シン×ミーア7 :2008/03/26(水) 21:51:40 ID:???
しかし、プラントに戻り、プラントと地球の関係が未だ変わらず、地球がプラントを
一方的に糾弾している映像ばかりが流れるのを見るとやはり腹立たしく思う。

オーブの。
カガリ・ユラ・アスハが。
テレビモニタに映し出され、まるで自分は潔白で罪が無いと言わんばかりに平和を語る
と反吐が出そうになる。

急に善人になれと言われてなれる筈が無い。

状況が変わり今は政治的に戦争をしているというだけだ。
またいつこれが物理的な攻撃に変わるのか。
いや、いつ変わってもおかしくないのだ。

今は戦う兵士がいないから。
今は強力な武器、資金がないから。
だから戦争という形になっていないだけだ。


「きっと俺はまた戦争が始まれば戦場に立ってる。沢山の人を殺す事になる。
それでいいんだって・・・・気持ちもあるんだ」


でも、今すぐ宇宙に出る事は出来なかった。

恐怖とも違う。
この感情が何であるのかなんて簡単に口にする事は出来ない。

それでも何かの形に置き換えるなら、それはきっと「虚無」という名前に近いものにな
るのだろうとぼんやりと思う。


「俺にはZAFTしかなくて。戦うしかなくて。人を殺す事しか出来なくて。
・・・・今の俺は・・・・・人を殺しても戦争は消えないんだって・・・・知ってるのに・・・」

8戦後 シン×ミーア7 :2008/03/26(水) 21:53:01 ID:???
その続きの言葉は直ぐに出なかった。
一度は開きかけた唇を閉じ、窓の外の空を見る。

プラントの偽物の空。
偽物の雲。

まるで箱庭のようなプラント。

スケールの大きな玩具のような、世界。



その中心に自分は一人立ち、ただ空を見上げて。
手の中にあるのは「FAITH」という称号と、与えられたMS。
人殺しの自分。
遠い昔には想像もしなかった、血塗られた自分。



「・・・・・・それでも、俺は戦争が始まったら、戦うんだ。・・・死ぬまで」

もう今更戦争から目を背けて生きていくことなんて出来ないから。
MSを降りて、プラントの上で普通に生きていくなんて考えられないから。


この生き方に、矛盾を感じても。
間違っていると、どこかで分かっていても。

この生き方以外を選べない。


息を吐き出し、俯いて病室の床を見る。
プラントの淡い光で出来る影と光を見つめて立ち上がると、窓に近付き鍵を開けて窓を
開ける。

いつもであれば護衛の為全てを開く事は無いが、今だけは全開にする。

カーテンが大きくはためき、少し冷たい風が一気に病室に吹き込んできた。

大きく息を吸って。
大きく息を吐いて。

上手く笑えるか確認をしてから振り返ると。


9戦後 シン×ミーア7 :2008/03/26(水) 21:54:50 ID:???
ミーアが、無言で涙を流していた。
嗚咽すら漏らさなかった為ずっと気付く事が出来なくて。

一体いつから泣いていたのか分からない。
ただ、頬には既に乾いた涙があり、その上から新たな涙が次から次へと滑り落ちていく。

一瞬で解けた笑顔を再び貼り付け誤魔化そうかと考えるが、すぐにそれも無理だと気付
いてベッドに近付く。

「何でアンタが泣いてるんだよ・・・・」

俺は、別に。

こういう時どうすればいいんだろうとうろたえていると、今度こそミーアに手を取られた。
シンの左手が両手でしっかりと握られる。

彼女の両手は涙と汗に濡れていてひんやりと冷たかった。
下手な慰めの言葉を言われるくらいなら、何も言わないで欲しいと自分の中の冷静な
一部が思う。

同情をして欲しくて話した訳ではない。
ただ自分の中にあるもやもやとしたものを吐き出したかっただけで、それに対するミーアの
答えなんてシンには必要がないと思っていた。

何を言われても自分の生き方は変わらないから。

シンの手を、指先が白くなるまで強く握り締めてミーアは俯く。
肩が大きく震え、暫くすると漸く嗚咽の声が漏れた。

「・・・・・・」

ミーアが、小さく何かを呟いた。
何も言わないで欲しいという自分の願いは叶わないだろうとシンは確信し、
何かを言われる事でミーアとの距離が広がるだろう未来が簡単に想像出来た。

口先だけで語れる平和論なんて・・・・自分だって分かってる。

10戦後 シン×ミーア7 :2008/03/26(水) 21:56:26 ID:???
それでもミーアが次に何を言うのか、シンは待っていた。
少しは同情されたい気持ちがあるのだろう。
そんな自分にも嫌気が差すと、冷静さを徐々に取り戻していく中で。

ミーアが大きく息を吸って顔を上げた。

眉間に皺を寄せ、喋るために力んだ表情が少し滑稽に見えた。


「シン。・・・・ありがとう」


てっきり「もう戦わなくていい」とか「戦争は良くない」とか「仕方ない」とか。
そういう事を言われると思っていた。
ミーアはラクス・クラインを演じていた少女だ。
戦場に立つ人間を応援してきた少女の言葉だからと、シンは考えていた。

何でそんな事を言うのだろうと、その感謝の言葉はどういう意味なのだろうかと次の
言葉を待っていると、シンの考えに応えるようにミーアが再び口を開いた。

「シンのおかげで、あたし達、生きてるよ」

シンが、戦ってくれたから。

力一杯の感謝の言葉。
その言葉に偽りを感じられなくて。
彼女の心からの感謝を、感じた。

それは、昔言われたかった、言葉。

もしあのオノゴロ島で、自分に力があったら。
あの瞬間に戦場に立ち、家族を守れる事が出来ていたら。
父に、母に、妹に言われたかった、言葉。

力を得てから何度も夢見た、自分だけの御伽噺。

自分が戦う、本当の理由。
もう、あの時のように無力な自分を痛感したくないから。
常に力を持っていたい。



シンの眉間に皺が寄った。
奥歯を強く噛み締め、込み上げる感情を堪えようと食いしばる。
11戦後 シン×ミーア7 :2008/03/26(水) 21:58:21 ID:???
それでも、それでも。
堪えても・・・涙が溢れて来た。

虚勢を張り続ける事が出来なくて頭を垂れると、その頭をミーアが包み込むように引き
寄せた。
シンはミーアの手を指を絡めるように握りかえると、空いた右手でしがみ付くように
彼女の腰辺りの寝間着を握り締めた。

「うっ・・・あ・・・・あぁ・・・・・・・!!」

溢れ出る激情が何かシンには分からない。
何故涙が流れるのか。
叫びたいのか。
理由は分からない。


ただ自分の中の緊張の糸が、ふわりと緩んだ気がした。
張り詰めていたモノが無くなって。
心が真綿のような柔らかなものに包まれたような気がした。


暫く思い切り泣いて。
声も出ず涙の余韻に浸る頃、ミーアの歌声がシンの耳に届いた。


彼女がいつから謳っていたのか分からない。
シンが気付いた時には彼女の歌が体の中に染み込んでいた。


謳われている曲は聴いた事がある。


ラクス・クラインの「水の証」。


優しい歌声に、シンはうっとりと目を閉じて聴き入る。
右肩をミーアはゆっくりと擦って、何度も擦って謳っていた。

12戦後 シン×ミーア7 :2008/03/26(水) 21:59:59 ID:???
平和を求める歌。
いつか争いが終わり、安息の地を得られるのだという希望を持った歌。

他力本願にも思える歌詞だったが、歌に乗せられるととても心地良い音ばかりが並べら
れているように思えた。
ミーアがシンの為に謳っているからそう響くのか。

どちらにせよ、ラクス・クラインが謳った歌とは違う。

ミーアの歌声を、シンは選んだ。


ミーアが謳う中、シンは彼女と繋ぎあった左手に僅かに力を篭める。
直ぐに力を抜き、力を篭め、力を抜き、を繰り返す。
するとミーアもシンに応えて手を握り返してきた。

たったそれだけの事が嬉しかった。

何度か繰り返し、ミーアの歌が終わった事をきっかけにしてシンは涙を拭うと顔を上げた。
泣いた顔を晒すのだ。
気恥ずかしい気持ちはある。

しかし、それ以上に嬉しい気持ちが勝ってシンはミーアを見て笑った。

ミーアの涙を親指の腹で拭って。
心を篭めて。

「ありがとう」
「・・・・・どういたしまして?」

「抱き締めてもいいかな・・・?」
「・・・へ!?」
「感謝してるから・・・・抱き締めたいんだ」

驚いたミーアに苦笑して。
そんな深い意味は無いんだと伝えると、ミーアは納得したのか笑顔で頷く。

絡めた指を解き、一歩分、ミーアとの距離を縮めるとベッドに腰掛けて大きく手を広げると、
ミーアの体を抱き寄せた。
13戦後 シン×ミーア7 :2008/03/26(水) 22:01:28 ID:???
窓をずっと開けっ放しにしていたからミーアの体は冷え切っていた。
シンは声を出して泣いていたという事もあって寒さを感じていなかったが、ミーアは動
かなかった分だけ冷えてしまったようだ。
それなのにずっと堪えてくれていたんだと気付いて抱き寄せる腕に力を篭めて更に大きく
ミーアを包み込む。
ミーアに体温を分け与えるように。

おずおずと、ミーアの手がシンの背に回された。
ミーアはこういう行為に慣れていないのか、どこに手を置けばいいのか迷っているよう
だった。
背に回したとはいえ殆ど力は篭められておらず、気持ち程度触れているだけだ。

抱擁に慣れていないんだと分かると、それだけでシンは可笑しくなる。

シンを癒した歌声はしっかりしていたのに。
抱擁になると自信を失くしたかのように控えめなものになる。
本来抱擁とは此処まで長い時間の物ではない事に気付いていないのだから、実は内心で
は緊張しているのではないかと思えた。
そのギャップが何故か、本当に理由は分からないのだが嬉しくなって。



そしてシンは。

ミーアを守りたいと、思った。




<続>
14戦後 シン×ミーア7 :2008/03/26(水) 22:08:10 ID:???
いつもGJありがとうございます。

>>1
お疲れ様です!

今回は王道展開の回だったので書くのが恥ずかしかったのですが、
二人が仲良くなるには必要な展開だと思って書きました。
ありきたりですみません。
15通常の名無しさんの3倍:2008/03/26(水) 22:13:45 ID:???
GJ
臆面もなく、こんな恥ずいシーンを書けるアンタを尊敬するぜ
煽りとか皮肉じゃなくてマジで
16通常の名無しさんの3倍:2008/03/26(水) 22:20:50 ID:???
この話って
結局シンは凸に負けて議長とレイは死んで
オーブの慰霊碑でキラと一応和解したのは原作通りなの?

ラクスがプラント乗っ取りに失敗したのが相違点で
17通常の名無しさんの3倍:2008/03/26(水) 22:27:18 ID:???
GJです!!
18通常の名無しさんの3倍:2008/03/27(木) 00:18:09 ID:???
GJ!&∩゚∀゚∩age
19通常の名無しさんの3倍:2008/03/27(木) 01:54:24 ID:???
>>1乙!

そして職人様GJ!
20通常の名無しさんの3倍:2008/03/27(木) 06:43:03 ID:???
職人さんGJ!!
21通常の名無しさんの3倍:2008/03/27(木) 13:47:39 ID:???
そのまま押し倒せ!
22通常の名無しさんの3倍:2008/03/27(木) 20:55:41 ID:???
GJ&保守です
23通常の名無しさんの3倍:2008/03/28(金) 00:05:42 ID:???
>>1
乙です

>>14
GJです。いつも楽しませてもらってます

前スレ分と最新作の保管庫更新しときました
24通常の名無しさんの3倍:2008/03/28(金) 01:05:21 ID:???
シンミア萌え
25通常の名無しさんの3倍:2008/03/28(金) 07:23:48 ID:???
GJ!!
26通常の名無しさんの3倍:2008/03/28(金) 09:26:45 ID:???
ほしゅ
27通常の名無しさんの3倍:2008/03/29(土) 01:52:10 ID:???
ていきほしゅ
28通常の名無しさんの3倍:2008/03/29(土) 08:14:18 ID:???
シンミア萌え
29通常の名無しさんの3倍:2008/03/29(土) 18:26:14 ID:???
00終了保守
30通常の名無しさんの3倍:2008/03/30(日) 00:13:18 ID:???
∩゚∀゚∩age
31通常の名無しさんの3倍:2008/03/30(日) 13:15:48 ID:???
まだ保守しといた方がいいんかね
32通常の名無しさんの3倍:2008/03/30(日) 20:29:49 ID:???
シンとミーアの爛れた関係を希望。
33通常の名無しさんの3倍:2008/03/31(月) 00:32:51 ID:???
保守
34通常の名無しさんの3倍:2008/03/31(月) 07:43:38 ID:???
保守
35通常の名無しさんの3倍:2008/04/01(火) 01:07:39 ID:???
ミーア∩゚∀゚∩age
36通常の名無しさんの3倍:2008/04/01(火) 06:55:02 ID:???
37通常の名無しさんの3倍:2008/04/02(水) 00:14:44 ID:???
保守
38ビリー ◆qSoCXgWnCg :2008/04/02(水) 02:03:49 ID:???
まだあったのかwww
鬼ジュール来いよ^^
レイをヌッコロセ
39通常の名無しさんの3倍:2008/04/02(水) 12:35:42 ID:???
ほす
40通常の名無しさんの3倍:2008/04/03(木) 07:05:20 ID:???
保守
41通常の名無しさんの3倍:2008/04/04(金) 01:24:50 ID:???
職人さんまだかなー
42通常の名無しさんの3倍:2008/04/04(金) 07:05:06 ID:???
保守
43通常の名無しさんの3倍:2008/04/05(土) 00:22:30 ID:???
保守しかできない自分が恨めしい
44通常の名無しさんの3倍:2008/04/05(土) 07:29:45 ID:???
>>43
俺も同じだ
45通常の名無しさんの3倍:2008/04/05(土) 16:41:44 ID:???
上におなじ
46通常の名無しさんの3倍:2008/04/05(土) 17:18:07 ID:???
小ネタでも一行ネタでも投下したら良いかと。
47ビリー ◆qSoCXgWnCg :2008/04/05(土) 17:37:37 ID:???
鬼ジュールの足元にすら及ばないが久々に投下しようかね…。


とりあえず初期設定

・死亡キャラは無
・本編とは関係無のアナザーストーリー
・シン×ミアをメイン

異論があるなら言ってくれ
48通常の名無しさんの3倍:2008/04/05(土) 19:30:56 ID:???
反対する理由は無い。存分にやりたまえ(ヒゲメガネ風に)。
49ビリー ◆qSoCXgWnCg :2008/04/05(土) 20:07:49 ID:???
じゃあミーアを主人公に^^

「ん…今日も良い朝ね〜♪何か良い事があれば良いんだけどな。」
むくりとベッドから起き上がり背伸びをすればピンク色のカーテンを開けて日差しを部屋へと取り入れる
「Σ…あっ…いっけない…。今日は早く家を出なきゃいけないんだった…。急がなきゃ!」
ピンク色のパジャマを脱ぎ捨て生まれたままの姿となれば出掛ける支度を進めていく。
「う〜ん…黒かな?やっぱりピンクかなぁ…」
時間が押しているのにも関わらず呑気に下着を眺めながら品定めをする
「…んぅ〜また大きくなっちゃったかな…?今日はピンクで良っか♪可愛いしね〜」
質量のある豊満な胸を掴み自分の成長を実感しながらも胸の成長を喜びながらピンク色のランジェリーを装着する。
「よし☆白一色で綺麗にしなきゃね〜」
白色の服を選べば手早く着て机の上に置いていた鍵を片手に持ち家を飛び出す。鍵を閉め確認をすれば駆け足で駅へと向かう。
「ん〜…邪魔ねぇこのバイク。路上駐車なんかしちゃって迷惑この上ないわ」
プンプンと不機嫌そうにバイクを避けて通過しようとすればバックが引っ掛かりドミノ倒しのように三台倒してしまう。
「Σあっ…いけない…バ、バレたりしてないわよね?」
辺りを確認すれば後から肩を叩かれ怒鳴られる。
「なぁにやってんだよお前はぁ!!」

「へっ…俺等のバイクに傷付けるなんて良い度胸じゃねぇか!!」

「………うざい…。ねぇとりあえずどうすんの?」

「…え?……あ、あの私…。」
不良三人に絡まれどうしたら良いか解らないミーアは立ち尽くすしか出来なかった。


つづく


整形前か整形後かどっちが良いかな?
駄文は承知してるし生暖かい目で見てくれたら嬉しいww
50通常の名無しさんの3倍:2008/04/05(土) 21:25:57 ID:???
・整形後
・全年齢板スレスレのエロさ
51ビリー ◆qSoCXgWnCg :2008/04/05(土) 23:14:58 ID:???
>>50
把握^^
スレスレというか微エロくらいになるかな?



「なぁお前…どうしてくれんのさ?」
ツカツカと歩み寄り下から上へと品定めするように眺めニタニタと笑う。
「あΣ!!オルガてめぇ抜け駆けしてんじゃねぇよバーカ」
のけ者にされまいとミーアに近寄ればニタニタと笑い豊満な胸の谷間へと視線を集中させる。
「いやっ…見ないで下さい…。」
恥じらいながら両手で谷間を隠せば頬を紅潮させる。
「へぇ…恥ずかしがってんだ?可愛いじゃん。なぁとりあえず人の目とかあるし路地裏に連れていかね?」

「シャニ!!言われなくったって解ってんだよバーカ」
何やら興奮し取り乱すクロト乱暴にミーアの肩に手をかければ路地裏に連れ込もうと引っ張る。
「へっとりあえず身体で払って貰うぜ?ラクス・クラインに似てるしたまんねーよ」
ハァハァとリーダー格のオルガが欲望を丸出しにして連れ込もうとする。

(ねぇ…助けなさいよ…)
(馬鹿いえ…あいつ等は【真夏の常夏】ってギャングだぜ?)
(可哀相に…助けたいけどな…)
周りは見て見ぬふりでやり過ごしている。
「いやっ…誰かっ…誰か助けて下さい…私…いやぁ…」
絹を裂くような金切り声が辺りを包み込む
「何やってんだよ!!アンタ達は!!」
人込みの中から真紅の瞳の少年が歩み寄る。


つづく
52通常の名無しさんの3倍:2008/04/06(日) 00:03:53 ID:???
全年齢板を突き抜けたシンとミーアの絡みで
53通常の名無しさんの3倍:2008/04/07(月) 01:31:48 ID:???
保守
54通常の名無しさんの3倍:2008/04/07(月) 02:06:54 ID:???
新職人GJ&∩゚∀゚∩age
55通常の名無しさんの3倍:2008/04/07(月) 07:20:20 ID:???
GJ!!
続き期待
56戦後 シン×ミーア 8:2008/04/07(月) 07:28:15 ID:???
お久し振りです。

最新話を避難所に載せています。
よければどうぞです。
57通常の名無しさんの3倍:2008/04/07(月) 20:39:48 ID:???
GJでした〜w
58通常の名無しさんの3倍:2008/04/07(月) 20:56:03 ID:???
>>56
こちらを借りてGJです!花の話はいい話だと思いました。
59通常の名無しさんの3倍:2008/04/07(月) 22:16:49 ID:???
職人の皆さんGJです
60ビリー ◆qSoCXgWnCg :2008/04/07(月) 22:55:11 ID:???
「なんだぁお前は?」
リーダー格のオルガが少年に歩み寄り胸倉を掴み持ち上げる。
「嫌がってるじゃないか!!放してやれよ!!。
胸倉を掴まれ恫喝されてもたじろぐ事なく睨み返し掴まれた腕を握り力を込めて
「Σ……っ…テメェ!!クロト、シャニこの馬鹿をぶっ殺すぞ!」
腕を振りほどき殴り掛かる。後から二人も一緒になって襲い掛かる。
「必・殺!!」

「お前…お前…お前ぇぇぇ!!」

「Σ!!!三人一緒かよ…プライドって奴はないのかよアンタ達は!!」
真っ先に殴りかかるオルガの拳を受け止め相手の力を利用し投げ返せば三人纏めて衝突し
「畜生…タイムオーバーかよ…」
パタリと倒れ三人は気絶し少年は襲われた少女の元へと歩み寄る。
「……えっ…あの大丈夫ですか?」
心配そうに少女に話掛けて励ますように語り続け
「えぇ…大丈夫よ。ありがとう。でも貴方…何で私を助けてくれたの?普通は見て見ぬふりとかしない?」
首を傾げ疑問を少年へとぶつけ返答を待ち沈黙が暫く続き
「……あ、俺あんな奴等が嫌いで見てられなかったんですよ」
ペコペコと頭を下げて感謝されれば満更でもないように照れながら頭をかいて
「クスッ……良い人ね♪…あら大変…貴方洋服破れてるじゃない…私の家近いから来て?繕ってあげる御礼もしたいしね」
ギュッとミーアは少年の手を握り自分の家へと歩みだし
「……ありがとうございます///」


つづく
61通常の名無しさんの3倍:2008/04/08(火) 07:21:19 ID:???
GJ!!
62戦中 シン×ミーア:2008/04/09(水) 00:34:33 ID:???
単発ものを避難所に投下しました。

よかったらどうぞです。
63通常の名無しさんの3倍:2008/04/09(水) 07:10:42 ID:???
職人さん達GJ!!
64通常の名無しさんの3倍:2008/04/09(水) 19:03:48 ID:???
>>62
GJを送らせてもらう
65通常の名無しさんの3倍:2008/04/09(水) 19:32:27 ID:???
シンーん?ああーあのーお赤目ドウテイ坊やねーえ!
http://rocketfactory.jpn.org/image/zakki/tp_080408.jpg
妖怪赤毛アンテナ黒ニーソミニスカ女があー生意気だったからーあ!
ちょおっとカドワカシてえー寝取ってやったけどおーそろそろおー飽きて来ちゃったしいー!
http://rocketfactory.jpn.org/image/zakki/tp_080408.jpg
アンテナ女にいーお下がりとしてえーくれてやろうかしらあー?
http://img239.auctions.yahoo.co.jp/users/3/8/1/2/sagaia9-img480x600-1207308226ruks3.jpg
あははーあ!我ながらーあグッドアイディーアだわあー!さーっそくうーそおしましょおー!
http://img11.pixiv.net/img/suzumatsu/636093.jpg
66通常の名無しさんの3倍:2008/04/10(木) 07:15:19 ID:???
ホシュ
67通常の名無しさんの3倍:2008/04/11(金) 02:40:43 ID:???
就寝前の保守
68通常の名無しさんの3倍:2008/04/12(土) 01:09:44 ID:???
保守することしか能が無い男でね
69通常の名無しさんの3倍:2008/04/13(日) 01:19:46 ID:???
何でこの二人全く絡み無かったんだろう…
70通常の名無しさんの3倍:2008/04/13(日) 01:52:26 ID:???
本編で絡んでたらそれはそれでびっくりだがな
71通常の名無しさんの3倍:2008/04/13(日) 09:16:46 ID:???
凸の女難要因だけで使うのはもったいない
72通常の名無しさんの3倍:2008/04/13(日) 14:10:55 ID:???
>>70
なかなかいいドラマになりそうじゃないか。
戦火で家族を奪われたエース候補と偽者の歌姫。
前作のキラとラクスの対比として面白いと思うけど。
73戦後 シン×ミーア 9:2008/04/14(月) 01:37:03 ID:???
ミーアは日記を書き始めるようになってよくシンに話しかけた。
それまでは自分の過去に付いては殆ど話していなかった彼女だったが、日記を書くこと
で自分自身が思い出せること、思い出せない事の区別が付き始めたのだろう。
不安で語れなかった過去を、シンに少しずつ語るようになった。

そして写真の数もどんどん増えた。

一番多い写真はその日の食事。
次はミーア自身の写真。
(主に勝手にシンが撮影したもの)

一方シンは、ZAFTにて「宇宙に出て戦後処理の手伝いをしてもらう必要がある」と、
言われ始めた。
戦後処理は予定していたよりも思いの外作業が進んでいなかった為だ。
デスティニーの機動力とシンの操縦能力を借りたいと言われていたのだが、今日まで
シンはそれを断り続けていた。


シンは、まだ宇宙を拒絶している。



「シン・・・・シン?」
「ぇ?・・あ、なんだ?」



うっかりぼーっとしてしまったシンは、慌ててミーアに応えるべく顔を上げる。
すっかり心此処にあらずだったシンを見て、ミーアは訝しげに眉を顰めた。

「何かあったの?」
「別に・・・・大したことじゃない」

そっぽを向くシンに、ミーアはこっそりと息を吐く。
シンが「別に」と答えるのはいつもの事だが、その回数が最近多い事にシン自身気付い
ていなかった。

「シン。そんなに暗い表情で居られるとあたしも気になっちゃうわ」
「暗くなってなんか、ない」

唇を尖らせて子供のように拗ねるシンに、ミーアは言い返したい様子を見せたが、口を
開く直前でそれを堪えた。
74戦後 シン×ミーア 9:2008/04/14(月) 01:39:06 ID:???
シンもミーアもどちらかというと我侭な性質で我を通せなければ気が済まないところが
ある。
これでミーアが更に詰め寄るような事を言えば喧嘩になるのは目に見えていた。

シンもまた自分から突き放してしまった事により、ミーアに話し掛けづらくなり、
居心地悪そうにしていると、病室の扉がノックされた。

はっとシンは顔を上げて私服の中に隠している銃に手を伸ばす。
時計を確認し、今の時間は医師も看護師も訪れない時間であると認識する。
鍵はいつも掛けてある。
不用意に誰かが入って来るという事はない。


「・・・誰だ」
「俺だよ、俺。ディアッカ・エルスマンだ。シン・アスカに要請が降りたんでやってきた。
とりあえず此処でする話じゃない。出てくるか、招き入れてくれないか」
「どうぞー!」
「ちょっ!ミーア!」


勝手に了承するミーアを振り返ると、彼女はシンに対して不機嫌そうに頬を膨らませて
病室の扉を指差した。
開けて来いというのだろう。
何故ミーアが怒っているのか分からなかったが、シンも身元がハッキリしていれば異論
はない。
ディアッカ・エルスマンには戦後何度か会っている。

扉に近付き、脇にあるモニターで確かにディアッカである事を確認すると鍵を開ける。
扉を小さく開けると、ディアッカが扉を大きく開けて中に入ってきた。

「よっ」
「・・・なんですか?要請って」
「決まってるだろ。出撃要請」

ディアッカはシンの不機嫌な表情にも気にせず横をすり抜けると、ベッドに向かう。

「ちょっと!」
「挨拶くらいするだろ?普通」
75戦後 シン×ミーア 9:2008/04/14(月) 01:41:48 ID:???
ディアッカの格好も私服だった。
いつもは後ろに流している前髪を下ろしてちょっとした変装のつもりなのだろう。
ベッドを覗き込むと、ミーアと視線が合い、ディアッカは人懐っこい笑みを見せる。

「はじめまして、ミーア嬢」
「こんにちは。・・・シンの出撃要請って?」

シンの知りたい事をミーアが代わって尋ねる。
しかし、ディアッカはミーアを上から下へと眺めて「へぇ・・・」と、小さく溢した。

「本物に何度か会った事あるけど、本当にそっくりだ。髪が黒いのもいいな」
「あの、シンは・・・どこかに行くの?」

めげずにミーアが尋ねると、ディアッカは「そのこと」と、笑ってシンを振り返る。

「今すぐ行って来い、宇宙へ。出撃準備は整ってる。俺はお前の代理で護衛に来た」
「俺は宇宙には行かないって!」
「そう言うだろうと思って、カナーバ最高評議会議長代理の出撃要請の書類も貰って
来ている。FAITHとしての正式要請だ。拒否は出来ない」

戦後、デュランダル議長の意に沿って行動していた評議会メンバーは一斉にその席を
追われた。
そして代わりに2年前の戦後処理の際に尽力したメンバーが一斉に呼び戻された。
ZAFTからはイザーク・ジュールと、そして今回からはこのディアッカ・エルスマン
も父の代行として政治家としても動く事が多くなっていた。

その彼が最高評議会から書類を持ってきたというのだ。
目を通さなくても本物だと分かる。
一応はカナーバ議長代理のサインを確認すると、それまで噛み付く勢いで反抗していた
シンも大人しくなった。


とうとう、この日がやって来たのだと、思った。



「あの、危険は無いの?」


半ば諦めたシンとは違い、ミーアが食い下がった。
心配してくれる心にシンは胸が熱くなり、同時に気恥ずかしく思う。
彼女はシンの今の気持ちを知っている。

戦いたくないというシンの本心を知っている。
76戦後 シン×ミーア 9:2008/04/14(月) 01:43:51 ID:???
ミーアの言葉にディアッカは何と答えていいのかわからなかった。
彼女の必死さから、彼女が求めている答えは「絶対の約束」でなければならないのだと
いう事を何となく察したからだ。
暫く考えて、結局は誤魔化しきれる物ではないと悟って口を開く。

「危険が無いとは・・・言い切れないな。ただ、今回の作業にはシンの力と、
デスティニーが必要だ。だから出撃要請は受理された。ま、いつもどおりにやって来たら大丈夫さ」

要請は今日一日限定だから、明日のはまた元気な姿が見れる。

ディアッカの笑顔の言葉にミーアはほっとした表情を見せたが、直ぐに遠慮がちな視線
をシンに向けた。

結局はシンがどういう判断をするかだ。

それまでぼんやりとミーアを見つめていたシンは、突然視線が合って少し驚く。
気遣わしげな視線が、シンの言葉を待っている。



あんた、なんでそんなに心配してくれるんだ・・・・・・・?



ミーアの視線の意味が分からず、シンは誤魔化すように苦笑した。
結局、書類まであっては、出撃するしかないのだ。

出撃しなければZAFTに居られない。
ZAFTに居られなければ、シンには何も残らない。

ミーアとの出会いも、消えてしまう。



折角、守りたい者が、出来たのに。

自分しか守れない、存在が、出来たと思ったのに。


77戦後 シン×ミーア 9:2008/04/14(月) 01:45:35 ID:???
宇宙に出る自分と、ミーアを秤に掛ける。
いや、掛けるまでも無かった。


宇宙に出る。


その選択肢しかシンには無かった。

「・・・分かりました。・・・・ミーアの事、頼みます」
「あぁ、まぁかせとけって」
「シン!」

踵を返そうとしたシンを引き止めるミーアの声に、シンは思わず立ち止まり、振り返る。

どんな顔をすればいいのか分からず、苦笑した。

大丈夫。

そう、見せられればいいのだが、そこまでシンは強くなかった。
それでも、不安げに自分を見上げる女が居れば、奮い立たせるしかない。

「大丈夫。今日直ぐに戻ってこれたら寄るから。無理でも、また、明日来れるし」

少し言い訳じみた響きになっているかもしれない。
しかし、今シンに出来る精一杯がこれだけだから、シンは苦笑したままの表情で踵を返し、
病室を出る。


後ろ髪引かれない訳が無い。


病室の中はとても狭い世界だったが、シンにはとても心地良い空間だったから。
それでも、また明日会う為に、シンは振り返ること無く病院を後にした。



78戦後 シン×ミーア 9:2008/04/14(月) 01:48:26 ID:???
シンが病室を出てディアッカが中から鍵を掛けて戻ると、ミーアが不機嫌な表情で
ディアッカを見上げていた。
玩具を取られて不機嫌になっている子供のようだとディアッカは思ったが、意外にも
出て来た言葉は違っていた。

「・・・・・・貴方の事、月で観ました。アスランの友達だって。お父さんの代わりに
原稿を読んでて・・・・・」
「へぇぇ。そうなんだ。あいつが、俺の事友達って言ったんだ。意外ぃ〜」

てっきりどうでもいいんだって思ってたんだけど。

ディアッカが気にしてなさそうに笑うが、ミーアは厳しい表情を崩さなかった。
心の裏ではディアッカの言葉に動揺し、アスランが正確には彼の事をどう表現したのか
を思い出そうとしていたが、結局は思い出せずに言葉を続けた。

「どうして?どうして貴方が此処に来るの?テレビの規制をして、ニュースを見せない
ようにしてるなら、貴方が来るのはおかしいでしょう?」
「あー。偉い偉い。そこまでは考えるんだ?顔をこんなに変えて人の言いなりにはなるし、
アスランが必死になって庇うから、どれだけ馬鹿なんだろうって思ってたんだけど、
そう馬鹿でもないじゃない?」

皮肉った表情と言葉にミーアは悔しげに奥歯を噛み締めてディアッカを睨むと、
ディアッカは更に楽しそうに目を細めた。


「あー。これでも俺、アンタの存在擁護派だったりする。それは信じていいぜ」
「信じ・・・られない」
「いいよ、信じなくて。そっちの方が都合がいい。さて、そろそろ本題に入るか。
今この部屋の盗聴器だけは止めてある。カメラは動いたままだからそのまま俺の事は睨みつ
けておいてくれたらありがたいんだけど」

ミーアが本気で怒った事を確認してからディアッカは体の向きを変えた。
その方向が微妙であるから、ミーアは何となくディアッカが体を向けている方向が
カメラの死角になる方向なのではないかと想像する。

それを確信するかはこれからの発言次第なのだが。
79戦後 シン×ミーア 9:2008/04/14(月) 01:51:20 ID:???
「先日アスランから連絡が入った。おっと。俺を睨んだままでいろよ」

ミーアが息を吸った音を聴いてディアッカはそのままの体勢で警告する。
慌てて眉間に皺を寄せると、ディアッカは反応がない事を良い事に更に言葉を続ける。

「プラントにアンタが戻って来たって事は現時点で伏せられている。それを心配した
アスランがアンタの様子を尋ねる為にハッキングまでして来て連絡を寄越してきた。
だから正直に、デュランダル前議長の思惑をハッキリとするまではアンタの帰還に付いては
伏せる事にしていると教えてやった。あんたは知らないかもしれないが、メサイア崩壊時に
亡くなったのはデュランダル前議長だけじゃない。護衛や秘書も亡くなっていて
手掛かりが殆ど無い状態だ。辛うじて残っているのはプラントに残った秘書のメール位だ。
だからこそアンタの僅かな情報でもプラントは欲しがってる」
「あたし、知らないわ。何も教えて貰えなかったもの」
「いや?あんたはそう思ってるだけだ。あんたに分からないように伝えた情報の中に
必要なデータがある事もある。それを分析するのが俺たちの仕事だ。現に毎日のカウンセ
リングの中で俺たちはいくつかデータを集められている。しかし、アスランはそうは思
わない。アンタがもう暗殺でもされてるんじゃないかと心配らしい。だからこそ、
生きている事を知って、アスランは要求してきた」



ミーアの、オーブへの引渡しを。




「出来ないわ!」
「そうだな。俺もそう思う。でも、それを言うのがアイツなんだよ。身勝手で、やる事
が無茶で。でも、オーブのカガリ・ユラ・アスハは説得してやがったよ。更にはアンタ
の脱出計画まで既に用意されているらしい」


アンタ。アスランの何なんだ?


80戦後 シン×ミーア 9:2008/04/14(月) 01:54:21 ID:???
ディアッカの問い掛けにミーアは睨み続ける事が出来ず、眉根を寄せて困ったように俯いた。
ミーアにも分からない。

アスランがミーアを心配している理由など。

ただ、アスランを思い出すときの顔は目覚めた時の泣きそうな顔と、アスランが
脱走しようとした時の、最後に別れた時の苦しそうな顔だった。

だからこそ、アスランが自分を助けようとする理由は、彼の後ろめたさなのではないか
とミーアは思ったが、それを口にはしなかった。
本当にそれが理由だとしたら、少し淋しく思うから。

「俺は正直どっちでもいいと思ってる。いつまでもこんな狭い病室に居るよりも、
オーブに居た方がきっと外にも出して貰えるだろうし、テレビの規制なんてものもない。
自由に暮らせるだろうと思う。・・・しかし、アイツがなぁ・・・・。
オーブに引き渡した所でカガリ・ユラ・アスハの支持率を考えると、アンタがオーブに居る事を公表して
アンタを盾にプラントと交渉しようとする人間が出てくるんじゃないかと考えてる。
俺としてはもうちょっとオーブを信じてもいいんじゃないかと思ってるんだが」

次第に独り言のようになっていくディアッカの言葉の意味をミーアは正確に理解できな
かった。

自分にそこまでの価値があるように思えないのだ。

ニュースも何も見ていないミーアには、ディアッカの言葉や、アスランの言葉の意味を
吟味する材料が全く無いのだ。

「プラントは・・・・あたしをどうするつもりなのかな?」
「それを正確に教えてやる事は出来ない。俺はさっき擁護派だとは言ったが、アンタ
自身を信じてる訳じゃない。アンタの境遇に同情しているだけだ」

はっきりとしたディアッカの言葉はミーアの胸に刺さる。
しかし、彼の意見もまた、プラントの中で多くあるのだろう。
81戦後 シン×ミーア 9:2008/04/14(月) 01:57:45 ID:???
それくらいはミーアにも判別は出来たし、自分が長く生き続けられるとも思って
居なかったので、ぎゅっと強く目を閉じ、ディアッカの言葉に胸を痛めながら、それでも受け
止める。

ディアッカは、ミーアの返事がない事に僅かにミーアに視線を向けようとして、ベッド
脇の壁に貼り付けている写真に気付いて目を移す。
シンの報告から彼が写真を撮り、プリントアウトして壁や日記帳に貼り付けている事は
知っている。しかし、その一つ一つを目にするのは初めてだ。

一番多いのが朝食で、その次はミーア自身。

そして、少ないが、シンとミーアの二人の写真。

楽しそうに笑う少年と少女の距離がとても近く感じてディアッカはじっとその写真を
見つめた。

仕事でしか会った事が無いが、シンが年相応に笑う姿なんて初めて見た。
軽口を叩いてもピクリとも笑わず、憮然と眉間の皺を深くする生意気な少年が。

ミーアと二人で互いに食べる棒付きの飴を腕を絡めて食べさせ合いながら笑っていたり。

ミーアが嫌いな食べ物を食べさせようとしている写真を収めているのだ。
写真の腕は下手だが、それでも人が余り見せたくない表情を上手い具合に撮っている。

「なぁ・・・・、アンタ。シンの事好きだろ」
「へぇ!?」

唐突な言葉にミーアは顔を真っ赤にさせてディアッカを見る。
ディアッカは壁の写真を見たままでミーアを振り返らない。
しかし、ディアッカにからかうつもりは無かったのか、写真をじっと見つめたまま、
淡々と言葉を繰り出した。


「この写真貰っていい?・・・・・・・それと、さっきのアスランの計画の件。
アスランは本気で言ってる。アンタがオーブに行きたいなら、俺は協力する。どうするか、
1週間で決めるんだな」


シンと二人で映った写真を剥がしながらディアッカはまるでそれが簡単な選択のように
告げた。

ミーアは、己の感情が幾つも交錯している事に戸惑い、返事をする事が出来なかった。


<続>
82戦後 シン×ミーア 9:2008/04/14(月) 02:10:13 ID:???
やっとこっちに書き込めるようになりました。

段々展開が難しくなってきました。
単なる萌え小説を書くつもりで居たのですが全く違う方向へと向かっています。

ディアッカの性格を悪く書きたかったのですが、それも出来ているかどうか。
性格悪くて格好いいというのが書きたかったのですが。

そしてプラトニックで書き進めようと思っていたのですが、少し欲が出てきました。
全年齢で読めそうな程度に書きたいです。
83通常の名無しさんの3倍:2008/04/14(月) 02:43:44 ID:???
なんか一波乱ありそうな展開…
続きを期待しつつ、GJ!
84通常の名無しさんの3倍:2008/04/14(月) 07:22:22 ID:???
GJ!!
85戦後 シン×ミーア 10:2008/04/15(火) 00:05:28 ID:???
「プラントの第二の歌姫は、スキャンダルが一杯♪」

ZAFTの黒服に着替えたディアッカは、勝手に他人の執務室に入り、謳いながらこの
執務室の主の机の上に写真を置いた。

「下手な歌だな」
「そりゃどーも。ま、楽な仕事だったよ。久し振りにのんびり出来た」
「貴様には楽しかっただろうよ。何せ『可愛い女の子と二人きり』だ」

皮肉たっぷりにディアッカの口真似をした相手に「お前も似てないな」と、笑って
ディアッカは相手を見た。


ZAFTの白服にして、現在はプラントの最高評議会議員代理、イザーク・ジュール
だった。
彼は議員服を脱いだ姿でシャツの前も少し寛げている。
体全体を包み込むような大きな椅子に腰掛けたままディアッカが差し出した写真を手に
取った。

「シンを・・・外した方がいいんじゃないのか?彼女の護衛から」
「貴様にとってはそうだろう。歌姫をプラントに置いておきたくないのならな」
「イザークにとっては都合がいいんだろう?シンと彼女が仲良くなる事が」
「あぁ、大いに結構だ。いっそ押し倒してモノにしてしまえばいい。それで彼女は俺達
のモノだ」

ディアッカは机の上に腰掛け、長い足を持て余していると言わんばかりに右足を左膝の
上に乗せて、面倒臭そうに整えたばかりの髪を撫で付けた。

「よしてくれよ。彼女のビデオ監修しているのは俺だぞ?処女と童貞のセックスを
見守れって言うのか?穴の場所も分からずあたふたしているのを応援しろとでも?」
「・・・下品だぞ、ディアッカ!」

心底嫌そうにイザークが顔を顰めると、ディアッカはイザークとちらりと見遣ってから
肩を竦めて「へいへい」と、ぼやく。
イザークとてニュアンスを柔らかくしただけで、言っている事はディアッカと大差ない。
86戦後 シン×ミーア 10:2008/04/15(火) 00:07:31 ID:???
「イザーク。お前は本当にあの偽物が今のプラントに必要だと思っているのか?」
「貴様に逆に聞きたいな。どうして彼女がこのプラントには必要ないと?」

質問に質問で返すのは卑怯だろうとディアッカは右膝の上に肘を置き、手の甲に顎を
乗せる。

「ラクス・クラインの存在だって危険だった。彼女の影響力が正直此処まで大きいとは
思わなかっただろ?今のプラントを見ろよ。ラクス派と偽物派で意見は真っ二つだ。
俺にしてみれば本物も、偽物も、両方プラントに無い方がプラントの未来にとっていいと
しか思えないね」

少女一人の夢物語の為に動いた人間の数の多さに、ディアッカは正直恐怖すら抱いて
いるのだ。

以前はフリーダム、エターナルの強奪。
そして勝手な戦争への参加。

今回もまたZAFTに信者を忍び込ませ製造されたストライクフリーダムと、
インフィニットジャスティスを始めとした多くのMS、武器を彼女一人の為に保持していたのだ。

そして、多くの人間が彼女の願いを聞き届け、戦争に参加した。

それならばいっそラクス・クラインという存在をこのプラントから完全に排除した方が
いいのではないかというのがディアッカの考えだ。

本物も。偽物も。



しかし、イザークは違う。

「ミーアは本物に唯一対抗出来る手段だ。ラクス・クラインには力がある。
多くの人間が彼女の言葉に従う。しかし、ミーア・キャンベルには力がない。しかし、ミーアには
力が無いからこそ民意を集められる。周りが彼女を助ける。ミーアが望む、望まざるに
関わらずな」
87戦後 シン×ミーア 10:2008/04/15(火) 00:09:38 ID:???
最高評議会には病院からの報告が毎日される。
そこには普通の少女だからこその優しさと、そして責任感の強さが書き記されている。

ミーア本人が語る事は無いが、専門家が見ればミーアは全てを享受する心構えがあると
判断していた。

そして同時に毎日のようにミーアを助けて欲しいという手紙が送られてくる。
その手紙もまた、デュランダル前議長がどのように行動していたのか伺える内容も
書いてある。

ミーアには大勢の怪我の無い兵士の前では「プラントの為に頑張って戦って欲しい」と
伝えるように指示を出していたらしいが、一方怪我人の前では彼女自身の言葉で多くの
失敗と共に兵士に語りかけていたらしい。

最初は病室に入れなかった事。
怪我人を前にして失礼な事を言って看護士に怒られた事。
次の日には反省して謝ってくれた事。

怪我人の顔を正視出来なかった事。
傷口を見て口を押さえて病室を飛び出した事。
それでも一人一人の体に触れ、「無理をしないで」と、語った事。

最初の頃は何と愚かな女だろうと思っていた評議会の面々だったが、彼女の失敗談を
語る当時の兵士達は彼女の失敗を楽しい思い出とばかりに語るのだ。

「当時は腹が立ったが、彼女は次の日には必ず自分なりの答えを見つけて応えてくれた。
次の日が無理なら、別れのその瞬間まで悩んでくれた。彼女を怒った人間から、
彼女は一度として逃げなかった。彼女が自分を見放さなかったからこそ、自分は、
自分を捨てなかった」


そして、「内緒よ」と、小さく囁いたのだ。


88戦後 シン×ミーア 10:2008/04/15(火) 00:11:34 ID:???
「もう、貴方達は戦わなくていいから、良かった。今は傷付いてしまったけど、
でもだからこそ、もう誰も傷つけなくて済むから、本当に良かった」


貴方によって傷付く人が減って良かった。
貴方もこれ以上傷付かず、生きていられるから良かった。



今度はプラントで会いましょう。
あたしの歌を聴きに来て。

戦争に出てしまったら、そこでもし命を落としてしまったら、あたしのファンが
減るじゃない!
そんなの勿体無い!

鎮魂歌よりも恋歌が好きだもの。


あたしの歌を聴きに来て、小さくてもいいから、あたしに花を持ってきて。


あたしの歌を好きになって。
あたしも、皆の為に一生懸命歌うから!


ラクス・クラインになりきれない少女は、感極まるといつもの口調に戻っていたらしい。
(傷付いた兵士達は当時はラクス・クラインは大衆の前でのみ畏まった口調になって
いたのだろうと勝手に思っていたらしい)
そこにもミーアの浅はかさを感じられたが、イザーク達にしてみると、それを許して
いたデュランダルの隠れた笑顔が見えそうだった。
ミーアの純朴で、一途で、懸命で真面目な性格を逆手に取り、ミーアが彼女なりに
人心を集めるのを楽しんでいるようにも伺えた。
当時、ラクス・クラインが表舞台に戻ってくるとは思って居なかった為の余裕だったの
だろう。

しかし、デュランダルが彼女を自由にさせていたからこそ、今彼女は、言葉を掛けた
兵士達に逆に助けられる形になっている。
89戦後 シン×ミーア 10:2008/04/15(火) 00:14:11 ID:???
その力は少しずつ集まり、大きな力となり、今では戦場で彼女がどのように兵士達に語
りかけていたのかを大衆に知らせるまでになっていた。

ラクスの言葉には従うだけだったプラントの市民が、ミーアの為には自ら動き出して
いるのだ。
この力をイザークは無視できないと考えていた。
勿論、ディアッカ同様「いっそラクス・クラインもミーア・キャンベルも居なければ
いい」という気持ちが無いでもない。

しかし、力がある人間を放置、ましてや敵対する可能性のある国に渡す行為は愚か
としか思えなかった。


「もし、ミーア・キャンベルがオーブに逃がして、それを何かのきっかけでばらされたら?
オーブはまだミーア・キャンベルの利用価値に気付いていないが、気付いた時に
ラクス・クラインと彼女を並べてプラントに宣戦布告でもしてきたらどうする?
プラント市民の士気が低下するのは目に見えている。それを易々と渡して堪るか!」
「だから、そこはアスランもオーブには利用させないって言ってただろ?」
「馬鹿か貴様!オーブに居るアスランにそこまでの力があると思っているのか!?」


今やオーブに飼われるだけになったアスランには何の力も無い。
この二年の間もアスランはただその名を隠し、姿を誤魔化してオーブの姫の護衛に
なっていただけだ。
今回、オーブではアスランは大した地位に着いたらしいが、それもオーブの政治体制が
崩れた事に乗じてカガリ・ユラ・アスハが勝手にその地位に引き上げてやっただけだ。
そんな男にオーブの兵士が協力し、指示し、そして付いて行くとは思えない。
そこまでナチュラルも馬鹿ではないと思うのだ。
イザークは、アスランの今回の引渡し計画が、オーブによって仕組まれているのでは
ないかとすら疑っているのだ。

「それなら、お前はどうして今回アスランの計画をあの子に伝えるのを許可したんだ?
それに、俺の意見を伝えてもいいなんて・・」
90戦後 シン×ミーア 10:2008/04/15(火) 00:16:01 ID:???
アスランから連絡が来た時、最初に激怒していたのが、次第に冷静さを取り戻して最後
には「必ず彼女に伝えよう」と笑顔付きで約束をしたのはイザークだ。
ディアッカは食い下がるアスランと全く話を聞こうとしないイザークの仲介に時々入り
ながら展開を見守っていただけだ。

イザークはシンとミーアが仲良く写った写真を見ながら椅子を窓の外に向ける。

「このまま病院に閉じ込めていても宝の持ち腐れだ。それにだらだらと決定を先延ばし
にする評議会のやり方も面倒だ。そこにアスランが面白い餌を持ってきた。だったら
利用するのもいいだろう。逃げないのならそのまま飼い続ければいい。逃げるなら・・・・・・」







始末すればいい。









ディアッカは何も言わずに後ろを振り返った。

しかし、イザークの体は大きな椅子に包まれてその横顔すら見る事は出来なかった。


ただ、イザークの声は、楽しげにディアッカの耳に届いた。







91戦後 シン×ミーア 10:2008/04/15(火) 00:18:10 ID:???
シンは、デスティニーをアプリリウスの格納庫に収め、その動きを止めた時、
どっと噴出した汗に暫く動けなかった。
グリップを握る手に力が入り過ぎていたのか、手が全く動かない。
親指から少しずつ引き剥がし、時間を掛けて全ての指をグリップから外すと、
軽く手を振ってから外に出た。
ヘルメットを外した時、頭の先までじっとりと汗を掻いていたのだと思い知らされて、
じっとりとへばりついた髪を頭を左右に振る事で引き剥がし、手で乱暴に掻き毟った。
駆け寄って来たヴィーノの人懐っこい笑顔を久し振りだと思いながら、彼が丁寧に整備
をしてくれていた事を軽く感謝してパイロットスーツのジッパーを腰の辺りまで一気に
下ろした。

「どうしたの?シン。そんなに汗掻いて」
「いや、久し振りだったから色々手間取った」
「大体1ヶ月振りだもんなぁ。ま、それでもアレだけ操縦できれば大したもんだって。
大分作業も進んだからさ、こっちも助かったよ」
「だといいけど」


あちー。
上も脱ぎてぇ。


腕で額の汗を拭い、汗でピッタリと肌にくっついたインナーを摘む。
服と肌の間に風が通り、気持ち良くあり、同時に背中に張り付いたままのインナーが
気持ち悪かった。

「一応格納庫内は危険区域だからロッカーまで我慢しろよ」
「分かってるよ」

ヨウランの忠告に顔を顰めながらシンはヘルメットを担いでロッカーに向かう。

格納庫を出た所で怒られる事も無いとインナーを脱ぐと、顔を上げた。


「シン・・・・?」
「・・・・メイリン・・・・・」


92戦後 シン×ミーア 10:2008/04/15(火) 00:19:24 ID:???
突然現れたように見えた事に驚いてシンの足が止まる。

シンは大して気にするつもりは無かったが、メイリンの頬が恥ずかしそうに染まって
いるのを見ると、何となく居た堪れなくてインナーを胸に当てて隠す。


「ちょっと・・・話があるんだけど、いい?」
「時間が掛かるなら着替えたいんだけど」
「え、あ!うん!それは勿論!」


ロッカー室に入ろうとして、シンは何となく胸騒ぎを感じて足を止めてメイリンを振り
返る。

「・・・・・・用件は?」

メイリンはシンの姿を見ないように視線を逸らしていたが、声を掛けられてちらりと
視線を向ける。


「・・・・・・・・シンが、護衛している人の、事で・・・・・」
「・・・・・・分かった」




嫌な予感がして、仕方なかった。




<続>
93戦後 シン×ミーア 10:2008/04/15(火) 00:29:58 ID:???
いつもGJありがとうございます。

ミーアのプラントでの評価に付いて中々語る機会が無かったのですが、
ミーアの評価はプラントでは高い方向で。
普通の女の子が出来る精一杯でミーアは頑張っていたと。

萌え小説の影も形もなくなって来ました。
次回はメイリンとシンの話になって、やはり萌えがなさそうです。
いや、少しでもシンとミーアを絡ませられればと思います。
94戦後 シン×ミーア 10:2008/04/15(火) 01:00:33 ID:???
恥ずかしい間違い発見

>>85
 ×ビデオ監修
 ○ビデオ監査
95通常の名無しさんの3倍:2008/04/15(火) 02:12:16 ID:???
連夜の投下GJです!
こういう真面目な話も普通に大好物なんで応援してます
96通常の名無しさんの3倍:2008/04/15(火) 02:20:06 ID:???
押し倒すに期待。
どっちが押し倒すのやら。
97通常の名無しさんの3倍:2008/04/15(火) 07:04:19 ID:???
上げ
98通常の名無しさんの3倍:2008/04/15(火) 17:50:33 ID:???
うおっ、もう投下来てる、作者様GJ
なんか不穏な空気になってきたなぁ、二人共頑張れ
99戦後 シン×ミーア 11:2008/04/16(水) 01:06:00 ID:???
シンは軽くシャワーを浴びて直ぐにロッカー室を出た。
メイリンを待たせているので髪は殆ど乾かして居らず、時々滴る水滴が冷たくて気持ち
悪かった。

「もうちょっと待つから髪、乾かしてきたら?」
「・・・昔は待たせたら怒った癖に」
「今回は別よ。あたしが急に声を掛けたんだもん。風邪引かせたら大変だし」

いや、タオルで時々拭えば問題ない。

メイリンが声を掛けた理由が気になって志方が無かった為、大き目のタオルを肩に掛け、
シンとメイリンは並んで歩き出した。

どこか人目に付かない場所に向かうのかと思えば、逆に人が多く居る食堂のテラスで
食事を取りながら・・・という事になった。
空の色は赤く映し出されている。
雲も無いのに雲の映像までプラントの空に張り付かせているのが、昔は変だと
思っていた物だが、慣れてしまえばこれが当然だと思うようになっていた。


メイリンは戦争が終わって直ぐにプラントに戻って来た。


最初は脱走兵として扱われた彼女だったが、それをアスランが庇ったのだ。
そもそもアスランにZAFTへの叛意有りというという理由で捕らえようとされた為、
アスランは逃げたのだ。
では、その叛意があるという証拠は何処にあるのか。

差し出されたのは一枚の写真。

オーブのカガリ・ユラ・アスハと、キラ・ヤマトというフリーダムのパイロットという
少年と会ったというだけだ。
そこで交わされた会話に付いて、ルナマリア・ホークが情報の取得に成功していたが、
その会話の内容は破棄されていた。
しかし、ルナマリアは会話の内容を告げた。

アスランはオーブに情報を売っていたという訳ではない事。
逆に決別の瞬間の写真であった事。

100戦後 シン×ミーア 11:2008/04/16(水) 01:07:47 ID:???
彼女が証言したのは勿論妹を助ける為である。
それは最高評議会も考えたが、結局は証拠不十分でアスランの叛意については保留とされた。
その為、メイリンに対しても処分の下しようが無く、メイリンはプラントに戻って来た。


食事の間、二人は昔話に花を咲かせ、そして食事が終わった頃、メイリンはまるで時間
潰しのようにゆっくりとデザートを食べていた。


何も言わず、微かな緊張感を持っている。
シンもそれを感じ取ってメイリンを急かすような事は言えなかった。

メイリンはブラウニーを小さく小さくとりながら口元に運び、再びフォークでケーキを
崩そうとした時に、口を開いた。


「アスランさんが・・・・。シンに協力して欲しいって」
「・・・・・・アスラン・・・・・」


突然出て来た名前は、時々ミーアの口から出ていた名前だったが、メイリンから彼の
名前を聴くと少し違和感を感じた。
この緊張感のせいかもしれなかったが、今それを分析しようというつもりはない。
アスランとミーアにシンには分からない繋がりがある事は、前から分かっていた。
先を進める様にシンはメイリンの言葉の続きを待つと、メイリンはちらりとシンを上目
遣いに見てから続きを口にした。


「あの人を・・・連れ戻したいって」
「はぁ!?」


アスランが何を言ったと?

それを、シンに協力して欲しいと?

101戦後 シン×ミーア 11:2008/04/16(水) 01:09:27 ID:???
シンが何かをしたいと思った時、いつも眼前に立ち塞がってきた彼をシンは思い出して
眉を吊り上げた。

以前はオーブへの反抗心。
今回は、ミーア。

「何を・・・今更!」
「アスランさんは本当に心配してるの。彼女の事。あの人には後ろ盾とか、そういうの
全くないもの。だから、守って上げなきゃって」
「今、この状況であの人はそんな事言ってるのか!?自分だって・・・・!」

プラントに戻れず、他に行く場所もなくオーブに居るくせに!

そう、シンは叫びたかったが、場所が場所である。
テーブルの上に置いた手を硬く握り締める事で最後まで叫ぶのを堪える。

「でも、最高評議会は彼女に対しての処置をまだ発表してない。戻って来た事だって
誰も知らないのよ?勿論、戻ってきている事を疑ってるパパラッチは居るけど、でも、
誰もまだ証拠は見つけられてない」

断定的に語ったメイリンに、シンは訝しげに眉を寄せ、彼女を見た。
何を持ってメイリンが断言できているのかシンには分からなかったのだ。

「何で、そんな事が分かるんだ?」
「調べたから」

どうやって?

と、その場で聞けない雰囲気だった。
それ以上は聞かないで欲しいとメイリンの瞳が語っていた。
だから今は尋ねる事を控え、シンはもう一度不機嫌にテーブルの上を睨みつける。


「出来ない。アスランには・・・・渡せない」
「シンは守れるの?守るつもりなの?・・・・・それとも、彼女を見殺しにしてもいい
と思ってるの?」


102戦後 シン×ミーア 11:2008/04/16(水) 01:11:02 ID:???
メイリンの声は淡々としていた。
そこに何の感情もないからこそ、彼女が冷静である事、アスランが本気である事、
そしてシンを本気で説得しようというつもりがあるのだと思い知らされる。


「守る。俺が、守ってみせる。殺させるつもりはない」
「どうやって?何をしたらシンは彼女を守れるの?今何を守ってるの?これからあの人
をどうするつもりなの?シンはずっとあの人を守り続けるつもりなの?」


畳み掛けるようにメイリンが静かに尋ねる。
今はブラウニーを崩す手も止め、シンをじっと見つめていた。

淀みのない純粋な疑問。

ただミーアと一緒に居た時間が心地良くて何の危機感も持ってなかったシンは、
メイリンの言葉に返す言葉が見つからない。
最高評議会がミーアを動かすとしたら、もっと時間が掛かるだろうと勝手に思っていた
のだ。
そういう意味ではアスランの対応の方が正しいのかもしれない。

一刻も早く彼女の安全を。

今のシンにはミーアの安全を確保する術がない。
せいぜい逸早く最高評議会の決定を伝えられる位か。

いや、結局それでは後手になってしまうのだと、今になって気付く。




「嫌だ・・・・・・!ミーアは・・・・・・・俺が・・・・・・」
「あたしもオーブに居た方が安全だと思う。プラントが第二のラクス様を育てる事に
なるかもしれない。それを評議会が黙って許すとは思えない」

ミーアの人気はメイリンだって分かっている。
しかし、人気だけでミーアの命が救われるとはメイリンには思えないのだ。

103戦後 シン×ミーア 11:2008/04/16(水) 01:12:48 ID:???
時間は流れる。

そして時間と共に記憶は薄れる物だ。

ミーアの喪失を嘆いたとしても、プラントは動く。

それくらいシンだって分かるだろうとメイリンは言外に伝える。
当然シンとてメイリンの言葉を理解していたが、反論する言葉も見つからない。
シンではミーアを守れないのだと、認めたくなかった。

「でも・・・ミーアがオーブに行く訳・・・・」
「・・・・・・今日、別ルートであの人にはアスランさんの意志が伝えられるように
なってるの」

瞬間、シンの脳裏に一人の人物の顔が浮かんだ。



ディアッカ・エルスマン!!



反射的にテーブルを激しく叩いて立ち上がり、シンはメイリンを鬼の形相で睨み付けた。

「メイリン!」
「・・・・・・・アスランさんは、シンにもオーブに戻って来いって。シンの故郷だから」
「俺は!絶対にあの国には戻らない!!!」


あの国にはもう、何も無いのだから。


シンはこれ以上メイリンと話す必要はないとその身を翻して自分のバイクが置いてある
駐輪場まで駆け出した。

メイリンはその背を暫くは目で追い駆けていたが、手元のフォークを動かした事を
きっかけにしてケーキの乗った皿に視線を落とした。


ブラウニーはいつの間にかぐちゃぐちゃになっていた。


104戦後 シン×ミーア 11:2008/04/16(水) 01:14:52 ID:???
シンが病院に着いた時には、もう病院の面会時間が終了していたが、シンはFAITH
であるため、特別に中に入る事を許可された。
病院側が勝手に察してくれたと言っていい。
ミーアの話を聞けば、いつもシンが帰った後もテレビを見て時間を潰しているらしいが、
今日は直ぐに眠ったのかもしれない。
扉から光が全く漏れていなかった。

扉を勝手に開け、中に入る。

ベッドまで近付くと、彼女は眠っているようだった。

すぅすぅという静かな寝息にシンは安堵と同時に言葉に仕切れない不安に駆られてシン
にしては大胆にもミーアの頬に触れた。
ただ手を当てるだけでは物足りなく感じて頬を撫でる。
ミーアは突然の感触に夢の中でも違和感を感じたのだろう。
気だるく手をシーツから出すとシンの手を払おうとしたが、シンがそれに従わなかった
ため、結局はシンの手に手を重ねてゆっくりと目覚めた。

「シン・・・・・・・・・?」

夢でも見ているつもりなのか、ぼんやりとした声にシンは切なくなってミーアに覆い被
さるように抱き締めた。

これにはミーアも驚き、意識が完全に覚醒した。

「シ。・・・・シン・・・?」

背に腕を通し、持ち上げるように抱き締めると、ミーアは胸が圧迫されて苦しげにシン
の肩や背を叩いたが、彼女が解放される事はなかった。

頬を触れ合わせ、耳に唇を寄せると、シンの呼気に反応してミーアの背がひくひくと
震えた。
何かを堪えるようにシンの腕に爪を立てるように強く握り締めて来た理由が分からなかったが、
そのままシンは囁いた。


「アスランには渡さない。ミーアは・・・・・・俺が守る」


これまでずっと胸に秘めていた想いを、初めて口にした。



<続>
105戦後 シン×ミーア 11:2008/04/16(水) 01:20:38 ID:???
前回もGJ感謝です。

こんなピッチで書いているのも今回でひと段落です。
メイリンは可愛く書きたかったのですが、今回の役目が役目だけあって無理でした。

設定の甘さが露見されまくっている回になってしまいました。
それについては大目に見て下さったら嬉しいです。

106通常の名無しさんの3倍:2008/04/16(水) 07:36:42 ID:???
今回もGJ!!
107通常の名無しさんの3倍:2008/04/16(水) 07:40:33 ID:???
GJ!
政治に振り回されそうな二人だが切り抜けて欲しい。
しかしこれは……朝チュン?
108通常の名無しさんの3倍:2008/04/16(水) 09:15:48 ID:???
かなりのハイペースでの投下GJです!
109通常の名無しさんの3倍:2008/04/16(水) 10:02:39 ID:???
シンのヤンデレ化ktkr
(違います)
110通常の名無しさんの3倍:2008/04/16(水) 10:13:09 ID:???
連日の投下乙です
アスランの真意が読めんなぁ、ただのお節介とも思えんし…
111通常の名無しさんの3倍:2008/04/16(水) 12:48:04 ID:???
>>104
>何かを堪えるようにシンの腕に爪を立てるように強く握り締めて来た

嫌で抵抗しているのではなくその逆なのかな?ジュルリ
112通常の名無しさんの3倍:2008/04/16(水) 21:15:35 ID:???
良スレ∩゚∀゚∩age
113戦後 シン×ミーア 12:2008/04/17(木) 01:24:46 ID:???
ミーアは突然の展開に訳が分からなくなっていた。
昼間は昼間でディアッカがアスランが自分を迎えに来ようとしていると知らされ、何も
知らない筈のシンが突然暗闇の中ミーアの体を強く抱き締めて、まるで事情を知ってい
るような事を言う。

胸から腰の辺りが宙に浮き、足はまだ力が上手く入らないため、体を支える事が出来な
いミーアは不安にしっかりとシンにしがみ付く。


「あ、あのっ!」


昼間にディアッカにシンの事を尋ねられたミーアとしては、この展開に心臓がどくどく
と強く高鳴る。
しっかりと抱き締め合っている為、この脈動はシンに伝わっているのだろうと思うと
更に恥ずかしくなる。

「シン・・・あの、怖い・・・」

とりあえずこの状況をどうにかしなければとミーアがシンに伝えるが、シンは暫くその
ままずっとミーアを抱き締めていた。
ミーアの言葉から暫くして漸く気が済んだのか、シンがミーアの体をベッドに戻すが、
頬を重ね合わせたまま口を開いた。

「静かに。この距離だったら誰にも聴かれない」

頬以外の体が離れ、ミーアは背に回していた手を肩まで移動させると、次の言葉を待つ。

「・・・・・・・アスランが、迎えに来るって・・・・・?」
「・・・・どう・・・して?」


ミーアもまた息を潜めて小さく応えると、シンは事実なのだとぎゅっと瞳を閉じると
しっかりとミーアの肩を抱く。

「行かせない」
「ちょ、ちょ、ちょっと待って!!」

114戦後 シン×ミーア 12:2008/04/17(木) 01:55:35 ID:???
熱く囁かれた言葉に、耳に触れる吐息。
心をくすぐるその熱さにミーアは一気に恥ずかしくなってシンの胸を押しながら悲鳴の
ような声を上げた。


まるで愛の告白のようで。


「・・・・ミーア?」

不思議そうなシンの様子に、恥ずかしく思っているのは自分だけなのだろうかとミーア
は火照った頬を両手で隠す。
昼間ディアッカに言われた言葉を思い出す。



シンが・・・・・・好き?



一気に体中の熱が高まり、じんわりと汗を掻く。
戸惑いがちに見下ろすシンの真っ直ぐな瞳がミーアの心を大きく揺さぶる。

何かを言わなければ間が持たず、ミーアは動揺にうろうろと視線を彷徨わせてから、
笑いながら口を開いた。

「や、やだっ!シンってば・・・・!告白みたい!」

直球過ぎた。

パニックを誤魔化そうとすると、かえって正直に言ってしまった事にミーアは後悔して
いると、シンがきょとんとした表情から眉根を寄せた恥ずかしそうな表情に変わり、
ミーアはその変化に自分が期待している事を感じ取っていた。
115戦後 シン×ミーア 12:2008/04/17(木) 01:56:50 ID:???
次に、シンは僅かに頬を膨らませた。




「・・・・・・・・悪いか」




時が止まった気がした。

反応に困った。

いや、嬉しいと思うのだ。
嬉しいが、今ひとつ自分の気持ちが定まっていなくて、何を口にすればいいのかも分か
らなかった。

ただ、恥ずかしい。
そして、不安で。

「何で泣くんだよ」
「ごめんね!・・・・わかんない!恥ずかしい!嬉しい!」

手で涙を拭おうとすると、シンが手探りで取り出したタオルを差し出してきたので
ミーアはそれを借りて顔全体を覆う。

「俺、あんたの歌、地球で聴いた事がある。皆の前じゃなくて、金網の向こうに向かって
唄ってる、歌」

皆に媚を売ったような歌じゃなくて、優しく語り掛ける歌。

「護衛が居たから遠くからだったけど、アンタは金網の向こうからアンタを見てる
ナチュラルに唄ってた。その歌が、いいなと思った」

「そ、それ以上言わないで!」
「何で?」
「だって、あれは!」

116戦後 シン×ミーア 12:2008/04/17(木) 01:58:06 ID:???
ミーアにとっては深い意味などない行為だったのだ。
ただ、小さな子供が自分に向かってキラキラとした瞳で見つめていたから。

ラクスの格好をしたミーアがお姫様のように子供達に映ったのだろう。

それが、嬉しくて。
自分が昔ラクスに向けていた視線と同じモノを向けられている。
子供は周りに兵士がいるのにも恐れず、金網から腕を伸ばして小さな花を差し出して
くれていた。

それを受け取る事は護衛から止められたから、お詫びと、そして自分だったら此処で
唄って欲しいと思うだろうからという軽い気持ちで少しだけ、唄ったのだ。

「・・・・・・だから、今回の護衛の仕事を請けた。ミーアに会ったら・・・好きになった」

淡々とした告白に、ミーアはタオルの隙間からシンの様子を見ると、シンはじっと
ミーアを見つめたまま、少し憮然とした表情で語っていた。

その表情が少し怖くて、ミーアはシンに手を伸ばす。
指先を触れ合わせ、最初は爪の先を撫でていたのだが、シンが全く反応を示さないので
ミーアの方から指を絡め、軽く握る。

「・・・・・なに?」
「うぅん・・・。あ、あの。・・・・・・・あたし」

昼間ディアッカに色んな事を言われて。
そして今、シンに突然告白されて。

何かに操られているような気もして。


ミーアはそれ以上を口に出来なかった。

117戦後 シン×ミーア 12:2008/04/17(木) 01:59:15 ID:???
口にするにはまだこの気持ちは育って居なくて。
更には、自分は幸せになってはいけないのだと思うから。
でも、確かにシンに対する気持ちがあるから。


言葉にしない代わりにシンと絡めた指を振って揺らし、きつく指を絡めて、最後には
しっかりと握り合った。




あたし、すぐに死んじゃうかもしれないんだよ・・・・・・・・?

シンを裏切っちゃうかもしれないんだよ・・・・・・・?





胸の奥にある言葉を口にする事は出来ない。
何も無かった日常から、突然色んな事が起こり過ぎて何から考えればいいのか分からない。

でも、今の気持ちは伝えたい。

体を起こそうとシンと触れ合っていない方の肘を立てると、シンが察してミーアの上体
を起こしてくれた。
絡め合った指を引き、シンにベッドに腰掛けるように促すと、言葉にしなくともシンは
ミーアの気持ちに応えてベッドに腰掛けた。

いつもよりシンが腰掛けた位置が近くて、呼吸のタイミングさえ分かりそうだった。

ミーアはシンと絡めていた指を放し、彼の肘を捕まえて引き寄せると頬に口付けた。



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんだよそれ」
「え?」


118戦後 シン×ミーア 12:2008/04/17(木) 02:00:55 ID:???
離れない内に逆にシンに腕を取られて引き寄せられる。

ぶつかり合った唇の向こうの歯にも当たって、軽い振動で痛かった。

押し潰されそうな、キス。

ただ、触れ合わせた、キス。


深く口付けるには二人の経験が浅くて、どうしたらいいのかも分からなくて。


いつ、離れればいいのかも、いつ息をすればいいのかもわからない、キス。

息苦しさにミーアの方からシンの胸を押して離れると、二人ともその瞬間に深く息を
吐き出した。
気まずくて互いに上目遣いに見つめ合うと、どちらからともなく、もう一度指を絡め
あって握り合うと、シンがミーアの体を気遣い、覆い被さるように口付けた。



死ぬ覚悟を決めたなら、こんな事しちゃいけないのに・・・・・・・。




しかし、愛される事がこんなにも幸せに感じるのだと知ってしまったばかりの少女に、
自制心など利く筈がなかった。

それだけ彼女は普通の女の子だった。



「絶対に、アスランには。・・・・オーブには渡さない」




二度目のキスの後に小さく、そして凄味を持って呟いたシンの言葉に、ミーアは罪悪感
のような物を感じていた。



ミーアは、迷っていた。



<続>
119戦後 シン×ミーア 12:2008/04/17(木) 02:08:47 ID:???
いつもGJありがとうございます。

今日は書くつもりがなかったのですが、GJの有り難さに書いてしまいました。
今度こそ次回はちょっと時間を置きます。

大してラブくもなく。
甘くもなく。

自分に書けるのはこの程度のようです。
朝チュンはこの流れでは無理そうです。
120通常の名無しさんの3倍:2008/04/17(木) 03:40:03 ID:???
GJ!!!!!

次回の投下楽しみにマターリ待ってます。
121通常の名無しさんの3倍:2008/04/17(木) 21:04:16 ID:???
この投下ペースはまさしく神。
今回もGJです。続き楽しみにしてますw
122通常の名無しさんの3倍:2008/04/17(木) 23:04:46 ID:???
GJ!
123通常の名無しさんの3倍:2008/04/17(木) 23:37:35 ID:???
GJです!!

だんだんスレが活気づいてきて嬉しいです
124通常の名無しさんの3倍:2008/04/18(金) 07:17:36 ID:???
GJ!!
125戦後 シン×ミーア 13:2008/04/19(土) 00:16:59 ID:???
最高評議会議員室


「イザーク、これ見ろ」

疲れた様子でやって来たディアッカがうんざりとした様子でやって来た。
着替えてこれからZAFTに戻ろうとしていたイザークは、突然のディアッカの来訪に
眉間に皺を寄せた。

今日のディアッカの仕事は週に一度提出されるビデオの監査だ。
昨日シンからチップを渡され、今日の夜にかけて数人のスタッフで内容を確認され、
その結果が最高評議会に報告される。

その時間を割いてディアッカがイザークを訪問してきたという事はそれだけ重要な事件
が起きたのだろうかと、イザークは着替えの手を止め、ディアッカに向き直った。
イザークの無言の問い掛けには答えず、ディアッカはチップを議員室に設置されている
テレビに差込み、電源を入れるとチップの中の映像を流す。

とにかく観ろという事らしいと、イザークは己の執務机に腰掛け、映像を観る。

いつもは報告された内容と、重要な部分のみを抜粋した映像のみを観ている為、画面に
彼女が居る病室を映し出されても特に何も反応はしなかった。
が、適当に編集されている映像をイザークはじっと見つめている内に頬を染め、時には
顔の半分を手で覆い、腰を撫でて、居心地悪そうに足を組みかえる。

最初はシンがミーアに告白した時だ。

薄暗くてよく分からなかったが、それでも、二人がキスをしているのは分かる。
シンのぎこちない告白に、恥ずかしそうにしているミーアの様子は分かる。
それから二人の間に何があったのか分からないが、子供過ぎるキス。

当事者にしか分からない空気があったのだろうが、イザークにはそれが理解出来なかった。

「見た時は一瞬イザークが狙ってた通りになったかと思ったけど、ミーア嬢の方がシン
には返事しないまま、暫くキスと抱擁のみで朝3時くらいまで。それからシンは帰宅」

これが別れ際の様子。

126戦後 シン×ミーア 13:2008/04/19(土) 00:18:51 ID:???
次に流れた映像は、シンがミーアに何かを問い掛けていたようだった。
抱き締め合ったままシンが何かを言ったのだろう。
ミーアは目を大きく見開き、考え込むように目を伏せ、抱き寄せていた手を離れる為の
動きに変え、俯いた。

「何かを言っているな」
「悪い。拾えてないんだ」

シンはミーアを抱き寄せた手を緩めはしたが、完全に放す事はなくミーアの言葉を待っ
ているようだった。
ミーアは顔を上げ、更に何かを発した。

その音声もまた拾えては居なかったが、イザークは目を凝らしてその唇を読み取った。

「・・・・・・・・・アスランに会いたいだと?」
「微妙だろ?会いたいだけなのか、オーブに行きたいのか」

続いてシンがミーアをきつく抱き締める。
この行動を見る限り、シンはシンでミーアにアスランが接触してきた事を知っていると
いう事なのだろう。
これがミーアの真意を読み取っての行動なのか、ディアッカにもイザークにも分からな
かった。

「何にせよ初々しいだろ?この映像を見たスタッフの一人は喧嘩中の恋人と寄りを戻し
たぞ。『昔を思い出しました』ってな」
「知るか!」

更に映像は流れ翌日になると、シンは赤い薔薇の小さなブーケを持って病室を訪れた。
そろそろ花の替え時なのだろうが、それにしてもシンは今まで一度も赤い薔薇など買っ
て来はしなかった。
花言葉を知らないシンでも、赤い薔薇が愛の告白に用いられる花である事は知っている
のだろう。

その何気ないところでのシンの告白にミーアも気付いて恥ずかしそうにしていたり、
視線が合うと暫く時が止まったようにじっと見つめ合い、どちらからともなく身を寄せ
合ってキスをする。

127戦後 シン×ミーア 13:2008/04/19(土) 00:20:52 ID:???
ひたすらむず痒い恋愛映画を見せられている気分のイザークは居心地が悪くて仕方がない。
本当であれば今すぐにでも映像を切ってZAFTに戻りたかったが、辛抱強く映像を見
ていた。

気になる点があったのだ。

ミーア・キャンベルの護衛に関してはZAFTに、そしてイザークとディアッカに任さ
れていた。
最終的な結論は最高評議会議長代理のアイリーンにあったが、彼女がイザークとディアッカを
信じたのだ。
その為、イザークとディアッカはまずFAITHのメンバーを調べた。
ミーアの過去を調べ上げた資料を基にすると、彼女の学校での成績は中より少し上
だったが、歴史、政治経済についての成績がかなり低かった。
政治に対する基礎知識が殆ど皆無だったが、それでもFAITHのメンバーの中でも政
治経済の疎い人間を選んだ。
彼女が今回の件をきっかけに政治に対する興味が湧かないとも限らなかったからだ。
シンはオーブでの政治経済の成績は悪くなかったが、プラントの情勢に付いてはオーブ
に中々情報が降りなかった事もあり、今も然程詳しくなかった。
そして彼女に関して動く可能性のある人物の特定は、彼女の人気の広さから特定が難し
かったため、接近戦、MS戦、射撃の腕がFAITHの中でも平均以上の能力を有して
いる事。
地球に関して余り良い感情を持っていない事。
年齢が近い事を条件にシンを選んだのだ。

イザークにも、ディアッカにも予感があった。

シンがミーアに惹かれる予感が。

いや、正確には年齢が近い人物を条件に加えた時点である程度の期待をしていたのだ。

シンに身寄りがない事。
ミーアにも身寄りがない事。
戦争が終わり、虚無感がある事。
これからの人生に迷いがある事。
128戦後 シン×ミーア 13:2008/04/19(土) 00:22:47 ID:???
戦士が戦いの場に出る時、心の拠り所というのが必要だ。
そして、戦いの場から戻った時にも、その心の拠り所は必要なのだ。

今の彼にそれが無い、もしくは不透明である時点で、ミーアの人を惹き付ける力に吸い
寄せられるだろうと考えたのだ。
ミーアもまた、その優しい心からシンを放っておけないだろうと。

ディアッカはこの実験的な人選に興味をもって了承した。そこまで上手く行く筈がない
というのが彼の考えだった。
イザークは大いに期待していた。自らも戦場に向かう時、そして戦場から帰る時、母が
生きているという事が何より大事であったから。

結果として本当であればもう少し時間が掛かるだろうと思っていたが、予想以上に短期
間で二人の気持ちが近付いた。
それに関してはディアッカもイザークも問題ないと思っていた。

ミーアがプラントに居る。
その時点でパパラッチが動くか、隠れたデュランダル議長の支持派が動くか、市民が動くか。

必ずミーアにアクセスしてくる人間は居るだろうと思って居たが、それがまさかアスラン
だとは思わなかった。
もう少し言えば、堂々と自分たちにそれを告げてくると思わなかった。
アスランの考えは思慮深いように思えて一方で思いつきや、天然な思い込みだったりす
る事もある。
戦略を考えるのは得意でも、それ以外の通常の考え方はぼんやりとしていて明確ではな
いというのがアスラン・ザラという人間で、だからこそ面倒で油断がならない。

その彼がミーアをオーブに連れて行きたいと言った。

ディアッカもイザークも、アスランであれば余計な親切心からそんな事を言う可能性は
十分に感じられた。
しかし、アスランが一人でそんな計画を実行出来る訳がないとイザークは考える。
キラが協力する可能性は考えられたが、おおっぴらに戦場に立ち向かうばかりの彼に、
潜入活動が出来るとは思えなかった。(そんな事が出来ていれば、もう少し前回の戦争
でも彼の行動範囲は広がっていただろうと思う)
アスランはミーアを連れて帰りたいのだと告げてきたが、明確な計画は明かさなかった。
ミーアの返事によってその計画を伝えると言うのだ。
129戦後 シン×ミーア 13:2008/04/19(土) 00:24:31 ID:???
イザークがこの話に乗ったのは、彼の後ろに誰かが居ると踏んだからだ。
アスランとは何度も競い合った仲で、アカデミーやヴェサリウスでは戦略に付いて喧嘩
をしながら何度も意見をぶつけ合った事がある。
その為、アスランの考えそうな事は大体読めるのだが、今回ばかりはアスランらしくな
いと感じ取ったのだ。

アスランであれば、正々堂々真正面から予告無しでミーアを迎えに行く。

己の思い込みが正しいのだと信じて、取り敢えず彼女を攫う事から計画し、肝心の彼女
の意志を無視するような男だ。
ミーアの意志を確認し、そしてそれから行動するなど、スピード感のない計画はアスラン
の物ではない。

では、誰が。

ラクスではない。
彼女であれば、自分の名前を出す事だろう。
カガリでもない。
戦後処理で駆け回っている彼女が、少女一人助ける計画を立てていたとしたらそれこそ
愚かでしかない。

「最近のオーブは閉鎖的になってきたからなぁ。戦後の復興に関して積極的に活動して
いるように見せちゃぁいるが、国内の事はさっぱりだ。まるでカガリ・ユラ・アスハが
全ての指揮を執っているように伝えているが・・・・。悪いが彼女にそこまでの決断力
と力があるとは思えない」
「同感だな」
「でも、ラクス・クラインを利用しようとはしていない。どっちかっていうと、ラクス・
クラインが居る事を隠そうとしている。だから俺は彼女がオーブに行ったとしても危
険はないと思うんだが」
「・・・・・」

イザークはそれに関してはコメントを避けた。
130戦後 シン×ミーア 13:2008/04/19(土) 00:26:04 ID:???
そしてらしくない行動をしている人物をじっと見つめていた。


シンだ。


ミーアはシンに「アスランに会いたい」と告げてからリハビリの時間を増やしている。
リハビリ室の利用時間が過ぎれば、病室内でシンの手を借りて懸命に歩く練習をしていた。
シンはそんなミーアに協力的で、必要があれば手を差し伸べ、そしてじっと見守っていた。
そしてミーアに対して告白の返事も強要せず、頬に触れ、抱き寄せ、触れるだけのキス
を何度も繰り返す。

告白までして、ミーアがアスランに会いたいと言う。
これまでビデオで確認してきた彼の性格から考えると、もっと拒否して、絶対にミーア
のオーブ行きを反対するかと思ったが、そんな事はしていない。


「ディアッカ」
「あぁ?」
「シンは、ミーアと共にオーブに行くと思うか?」
「それは・・・・」


シンのオーブに対する嫌悪感は本物だ。
しかし、故郷を完全に憎む事が出来る人間が居るだろうか。


「・・・・・・・俺は、フェブラリウスを忘れる事なんて出来ないな。親父にはZAFT
に入るのは反対されてたし、喧嘩なんてしょっちゅうでいい思い出なんて無いって思った
時期はあっても・・・・・やっぱり嫌いにはなれないさ」
「そうか。・・・・・・・そうだな」



人の心を予測する事は難しい。




イザークは、シンの行動が分からなかった。
しかし、彼は彼なりに考えている事があるのではないかと、ミーアを見つめる真剣な
視線を観ていると、そう感じずには居られなかった。



<続>
131戦後 シン×ミーア 13:2008/04/19(土) 00:33:28 ID:???
GJ感謝です!

今回、ただ単にシンとミーアのやり取りを見た他人の反応と言うのが書きたかった
だけなのですが、また難しい話になってしまいました。

シンも少し考えているところがあるため、シンの思惑は当分隠したまま話は展開しそうです。
132通常の名無しさんの3倍:2008/04/19(土) 02:39:19 ID:???
GJ!
展開が気になるなぁ
133戦後 シン×ミーア 14:2008/04/19(土) 10:44:23 ID:???
好きな人と一緒に居られるという幸福を知りました。

彼女は強がりで。
彼女は明るくて。
彼女は優しくて。
彼女は淋しがりで。

何より、俺に、愛しさを思い出させてくれた。

父さん。
きっと、あんまり歌を聴かなかった父さんだって、ミーアの歌が好きになるよ。

母さん。
母さんだったら・・・・早く両想いになってきなさいって言うかな。
俺の恋人と買い物に行って、俺や父さんの悪口をこっそり言いながらカフェに行ってみ
たいって言ってたから。

マユ。
お前だったら、俺より先にミーアの気持ちを聞きだそうとするんだろうな。
俺だって我慢してるんだから、そんな余計な事はしなくていいんだからな。
ミーアとだったらマユは仲良くなれるだろうから俺より仲良くなるかもしれない。
それは、・・・・・・・・複雑だ。

久し振りに、皆に報告したいと思った。
語りかける事なんて早々無いと思ってたけど。

父さん。
母さん。
マユ。

ごめん。
今、少し、生きている事が幸せで。
今、少し、死ぬ事が怖くなって。

今は、そっちに行きたくないって思ってる。
戦ってた時には、いつ死んでもいいやって思ってたのに。
死ねば、皆に会えるって思ってたのに。

ミーアが傍に居ると生きる事に執着してしまう。
彼女もまた死を覚悟している事が悲しくて仕方がない。
一緒にいたい。
両思いじゃなくていいから。
両思いだったら最高だけど。

ミーアが生きる為に懸命に歩く練習をしているのを見ると、嬉しくて。愛しくて。
傍で応援したくなる。
134戦後 シン×ミーア 14:2008/04/19(土) 10:45:38 ID:???
ガターン!!

「ミーア!?」

端末に保存する事無く無意識に打っていた家族への手紙を消去し、シンは歩行練習中の
ミーアに駆け寄る。

派手にこけたらしく、打った膝を押さえて今にも倒れそうだったのでその体を支える。

「シンが悪いんだから」
「は?」

自分で歩く練習をするって、必要以上に俺の手は借りないって言ったのミーアだろ?

という反論の声を押さえてシンが戸惑っていると、ミーアが頬を染めてシンを見上げた。

「・・・凄く、優しい顔してた」
「え?」
「今。凄く優しい顔して仕事してたから、驚いたんだから!」

体勢を整えながら膝を擦り、シンもミーアが体勢を整えるのを手伝って、今は仕事じゃ
なかったんだけど・・・・と、それを伝えようか悩む。

伝えるには、少し、恥ずかしい。

既に消去した文章を思い出して、頬を染めたシンに、ミーアは不思議そうに見上げる。

「どうしたの?」
「え・・・・・あ・・・・・」

誤魔化すようにキスをすると、ミーアもまたシンの赤面が移ったかのように頬を染める。

「シンってば、キス魔?」
「いやっ。それは・・・・・」

戸惑っていると、ミーアがシンの胸に凭れ掛かる。

「シンが優しい顔してると、あたしも嬉しい。シンは、優しい顔の方が、可愛いもん」
「それは・・・あんまり嬉しくない・・・・」
135戦後 シン×ミーア 14:2008/04/19(土) 10:46:52 ID:???
ミーアの方が一つだけ年上だが、そのミーアが好きなタイプが、アスランだったとした
ら可愛いタイプと言うよりも真面目で格好いい方がいいだろう。
それに、年上風を吹かされているように思うのも。

いや、それはそれで可愛くていいと思うが、少しは主導権を握れるような立場に居たい。

「練習続けるのか?」
「もう少しこうしてていい?」

シンに抱き締められていると、温かくて、気持ちいいから。

そううっとりと目を閉じて言うミーアの表情にどきりとする。
少しミーアを抱き締めるには辛い体勢を、どっかりと床に尻を着けて暫く抱き締めたま
までも辛くない体勢に変える。

「少しは立てるようになったでしょ?」
「うん」

「頑張って歩けるようになるの。歩けるようになったら、走れるように頑張って。走れ
るようになったら踊れるように頑張るの」
「あぁ」

それを、見て貰いたい人が居るから。

「シンも、見ててね?」
「勿論」

じゃあと、立ち上がろうとするミーアを少しだけ助けて後は彼女が自力で立てるように
見守る。
腕の力はかなり戻ってきているため、腕の力を頼りにミーアは棒に捕まると自分の体を

引き上げた。
シンはその懸命な様子を座ったまま見守ると、完全に立つ事が出来たミーアを見上げて
一先ず安堵すると、自身も端末の元に戻る。
136戦後 シン×ミーア 14:2008/04/19(土) 10:48:11 ID:???
ミーアが一歩前に踏み出す。

「急いだら駄目だ」
「うん」

踏み出した足に体重をきちんとかけなければ後ろの足を前に出せない。
ゆっくりでいいからそれを体に覚えさせなければならないのだとシンが声を掛けると
ミーアは楽しそうに頷く。

暫くシンはミーアの様子を見守っていたが、大丈夫だと判断すると、端末に視線を落とす。

先程までの切なくて、そして楽しい報告はもう、ない。


後ろに隠しておいた画面を表示させ、シンは流れる情報を上から下へと次々と流し観て
いく。

メイリン程のハッキング能力はシンにはない。
それでも、シンにはFAITHという立場を利用して、ある程度己のIDで深い情報を
見る事は出来る。
そこから少しだけ裏情報が見れる場所まで辿り着ければ、シンにも情報を手に入れる事
が出来る。

シンは流れる情報を見つめながら獲物が訪れるのを息を潜めてじっと待つ獣のように険しい表情をしていた。



<続>
137戦後 シン×ミーア 14:2008/04/19(土) 10:50:59 ID:???
そんなに長くないのですが、一区切りで投下。

シンのデレ期到来。
しかし、笑顔の裏ではブラックな一面が潜んでいます。
138通常の名無しさんの3倍:2008/04/19(土) 12:13:49 ID:???
なんという投下ラッシュ
超GJ!
139通常の名無しさんの3倍:2008/04/19(土) 12:24:58 ID:???
GJ!
幸せそうなシンに何故か涙が出ました。
ブラックな面とな?wktkwktk
140通常の名無しさんの3倍:2008/04/19(土) 22:56:32 ID:???
>ブラックな面とな?wktkwktk
合法的かつ効果的に凸に夢見てんじゃねーよと追い返す算段だろうか
141通常の名無しさんの3倍:2008/04/19(土) 23:17:29 ID:???
ブラックとはヤンデレぢゃないの?
142戦後 シン×ミーア 15:2008/04/20(日) 00:22:36 ID:???
ミーアが病室内で歩行練習をする事で増えた事がある。

それは。


「やだっ。そこ、くすぐったいっ」
「我慢してください」
「んっ。やっ・・・・!」


シンの護衛時間中の入浴である。
いつもはシンが帰った後に入浴の時間があったのだが、歩行練習でかなり汗をかくため、
入浴時間を早くしたのだ。
そして緊急時に何かあった時の為に、浴室の扉が開かれている。

当然、シンがよく使用しているソファから扉までは見ることが出来るが、その先が見え
る訳が無く。
ただ、漏れ聴こえるシャワーの音と、看護師に手伝われて体を洗うミーアの声が聴こえる。

勿論看護師は女性である為、楽しげな、そして華やいだ声なのでシンは何も心配はして
いないのだが、一瞬嬌声とも間違えそうなミーアの声が色々と心臓に悪い。

仕事をしながら不意に聴こえてきた声が日頃の彼女から発せられるとは思えないような
声だったときには、仕事の手が止まってしまう。

反射的に顔まで上がってしまい、扉の方向に目が行ってしまうのだが、勿論中が見える
訳ではないので直ぐに仕事に戻ろうと思うのだが、続けざまに「そこは駄目っ。自分で
洗うわ!」という悲鳴に近い声が聴こえると心配になってくる。

最初は本気でミーアが苦しんでいるのではないかと浴室の手前まで移動して看護師に
確認したものだ。

「ミーア、苦しんでないですか?」
143戦後 シン×ミーア 15:2008/04/20(日) 00:24:22 ID:???
と、大真面目に尋ねたシンに対して看護師は恥ずかしげに笑い、「大丈夫ですよ」と、
応えたが、「やっ。・・・んっ」と、切羽詰った声が聴こえてくると、実は浴室で痛い
目に合っているのではないかと思ってしまう。

そわそわとまるで出産中の妻を心配する夫のように浴室の扉の前をうろうろしていると、
ミーアはけろっとした顔で出てくる。

「・・・・・痛くなかった・・・のか?」
「?何が?気持ちよかったよ?お風呂」

あんな声・・・・出してて?
苦しそうだったのに?

さっぱり分からないと不思議に思っていると、後日その時のビデオを観たディアッカが
呆れたようにシンに一本のビデオを渡した。

「お前、アレ聴いて心配するのはナシだろ。観てる俺が恥ずかしい」
「はい?」

いつの話をしているのか分からなかったが、「絶対に自宅で観ろよ」という忠告に従って
ZAFTの寮でぼんやりと眺めていると、途中から雰囲気が変わり、突然裸の女性が
悲鳴を上げている映像に切り替わった時には大声を出してしまった。

「うわぁぁぁあぁぁあぁあぁあぁ!」

反射的にテレビの電源を切ってしまったが、それが何であるのか分からない訳ではなかった。

所謂大人向けのビデオだ。

年齢的には十分成人しているシンが観ても問題ではない。
最初は突然の時にテレビの電源を落としてしまったが、気にならない訳ではないので
結局は最後まで観た訳だが。
(その時自分しか部屋には居ないのに音量を落としていた辺り、小心者だなと思った)

そこで初めてディアッカがシンに呆れていた理由を知った。
と、同時に看護師が恥ずかしそうに言葉を濁していた理由も分かって恥ずかしくなる。
彼女はシンがZAFTのエリートである事を知っているのだ。

俺にそういう経験がない事ばれた。

144戦後 シン×ミーア 15:2008/04/20(日) 00:26:07 ID:???
少なからずショックだったが、あの時は本当に知らなかったのだから仕方ない。
そして知ってしまえばミーアが浴室で出している声もまた苦しい物ではなく、心配をし
なければならない物でもないのだと、気付く。
同時に、別の意味で心臓に悪いのだという事にも気付き、ミーアの入浴の時間はシンに
とって耐えねばならない試練のように感じられた。

熱くなる頬を押さえて懸命に堪えると、端末に流れる情報に集中しようと心がける。

こんな事に気を取られている場合じゃないのに。

プラントに入ってくるオーブの情報など限られている。
なるべく地球の情報を集めているが、目に入るのはシンにとって嫌悪の対象である
カガリ・ユラ・アスハの情報ばかりだ。
一度はそのカガリの護衛をしていたアスランだ。
今もまだ彼女の護衛としてこっそりSPの中に紛れているかもしれないという考えも
あってアスランの姿を探したが、見つける事は出来ず。
オーブ軍所属であれば、軍の式典関係の映像、写真を確認したが、そこにもアスランの
姿はない。
キラの姿もそこには無かったので、オーブはアスランとキラの事を公にするつもりが
無いのかもしれない。
戦争が終わって軍を離れているのかもしれない。
メイリンに尋ねればそこの辺りの情報が入ってくるだろうが、彼女に尋ねれば当然
アスランにも情報が渡ってしまうだろう。

メイリンがどうやってアスランと連絡を取っているのかというのも気になったが、
メイリンはあどけない笑顔を見せながら、その能力の高さはかなりのものだ。
上手く聴き出せたとしても、同じ事が出来るとは思えない。

それでも絶対、アスランの現在の情報を手に入れたい。

何か少しでも情報が手に入れば、そこから推測出来る事があるかもしれない。

「きゃぁっ・・・ぃあっ・・・!」

145戦後 シン×ミーア 15:2008/04/20(日) 00:27:22 ID:???
真剣に画面を睨みつけていたシンは、この声を聞いた瞬間、顔を覆って俯いた。
がっくりと肩を落とす。



集中出来る環境じゃない。




「ミーア!煩い!」




ミーアの声に惑わされている暇なんて無い。


怒鳴り声を上げてから余裕の無さにハッと気付いて僅かに立ち上がりかけると直ぐに
謝罪の声を上げる。


「ごめん!考え事してて・・・!」


ミーアからの返事は無く、シンは深く溜息を吐いて深くソファに腰掛けた。
天井を見上げて後悔の溜息を吐く。

ミーアが悪い訳ではないのに。

それもこれもアスランが悪いのだ。

シンはアスランが目の前に居るかのように天井を睨みつける。
暫くすると、看護師に呼ばれて端末を閉じて浴室に向かう。
体を拭いて乾かした髪を上に纏め、体には大きなタオルを一枚巻いたミーアを抱き
かかえてベッドに運ぶ。
この時間に入浴する前は女性二人で着替えさせてから車椅子でベッドに移動していた
らしいが、ミーアが少しの間立てるようになり、シンが居る今はベッドの上に着替えを
広げ、湯上りのミーアをそのままシンが運んでいる。
後はベッド周りのカーテンを閉めて看護師がミーアを着替えさせる。
146戦後 シン×ミーア 15:2008/04/20(日) 00:28:49 ID:???
この間までこの行為も少しの気恥ずかしさはあっても割と平気であったのに。

あんなビデオ観てしまうから。

・・・・・あいつ(ディアッカ)のせいだ。

ミーアは細くて折れそうで。
柔らかくていい香りがして。
湯上りの温かいミーアの体の感触を忘れるのに時間が掛かってしまう。


カーテンが開けられ、すっかり着替えて肩までシーツを被っているミーアに近付く。

「・・・・ごめん」
「・・・・大丈夫?」

最近シンが苛立っているようにミーアにも見えるらしい。
ミーアに心配をさせるようでは駄目だなとシンは苦笑して誤魔化す。

「だいじょうぶ」

ぎこちなくなってしまった返事に、これ以上ミーアを見つめていられなくて仕事に
戻るように見せてベッドを離れようとした時、手首にミーアの指先が触れた。

シンを引き止める指の動きに逆らえずにシンは振り返ると、ミーアが困惑に眉根を寄せ
てシンを見上げていた。

「ミー・・・」
「あたしの方こそごめんね。・・・・今じゃないけど、ちゃんと、言うから」


何をなんて、シンには分かりきっている。
返されていない告白への言葉。


まるでそれがシンの苛立ちの原因なのだと思い込んでいるミーアに、シンは何も言えな
かった。
否定してしまって、真の理由を尋ねられても困る。


147戦後 シン×ミーア 15:2008/04/20(日) 00:30:39 ID:???
「・・・・・・ありがとう」


愛しさも加わって苦しげな笑顔になってしまい、それを見たミーアも悲しげな表情を
見せた。

手首を引き寄せられる。

それがキスの合図だとシンにも気付いていた。

いつもであれば己からミーアに口付けるのを、今日は頬を差し出して彼女からのキスを
強請る。
触れた唇は、羽根のように軽く、そして遠慮がちで申し訳なさが含まれていた。


「運動してさっぱりしたら眠くなっただろ?俺も仕事あるから」
「うん」


口付けたい衝動を堪えて頭を撫でるとくすぐったそうな表情を見せられる。
後ろ髪が引かれる思いだったが、シンは目を閉じてその想いを隠すと、ソファに戻り、
端末を開いた。




ディアッカは信用ならない。
アスランも何を考えているのか分からない。




世論を待っては居られない。

今、ミーアを守れるのは自分しか居ないのだ。


「絶対に、守る。今度こそ・・・・・!」


守れなかった過去を忘れて。

今度だけは絶対に失敗する事は出来ない。



<続>
148戦後 シン×ミーア 15:2008/04/20(日) 00:35:39 ID:???
GJありがとうございます。

本当はちょっとえっちで甘い話を此処で入れようと思ったのに、
最後また真面目になってしまいました。

そしてブラック発言にこんなに反応があると思っておらず、
正直大した事ではないので、期待はされないよう願います。
あまり難しい話は考えられないので。
149通常の名無しさんの3倍:2008/04/20(日) 04:37:59 ID:???
GJ!この投下スピード、これは間違いなく神
デレシンとミーアの絡みにニヤニヤしっ放しなんですがwww
150通常の名無しさんの3倍:2008/04/20(日) 09:52:42 ID:???
GODJOB!!
これはイイ!!(・∀・)ニヤニヤSSですね
151通常の名無しさんの3倍:2008/04/21(月) 00:28:17 ID:???
今日もGJ!
初々しい二人にニヤニヤした
毎日読めて嬉しいけど無理はしないで下さいね
152通常の名無しさんの3倍:2008/04/21(月) 07:40:25 ID:???
GJ!!
153通常の名無しさんの3倍:2008/04/22(火) 01:00:04 ID:???
∩゚∀゚∩age
154通常の名無しさんの3倍:2008/04/22(火) 07:13:38 ID:???
GJ!!
155通常の名無しさんの3倍:2008/04/22(火) 18:35:39 ID:???
http://www.gundamseed.info/oekaki2/data/IMG_018685.png
アスランの周りに居てえーそれでいてえーちょおっと目立つうーまともでえー容姿も
まあまあの子にいー手を出してえー既成事実まで作ってえー見せ付ければあー
アスランもおー嫉妬してえー振り向いてくれるとおー思ったのにいー!
http://homepage3.nifty.com/btswat/bt123-3.jpg
まさかあーこおんな結果になるなんてえー!チッ!失敗しましたわあー!
156通常の名無しさんの3倍:2008/04/23(水) 07:16:20 ID:???
157通常の名無しさんの3倍:2008/04/24(木) 01:55:04 ID:???
ほし
158通常の名無しさんの3倍:2008/04/25(金) 07:19:21 ID:???
159通常の名無しさんの3倍:2008/04/26(土) 01:18:46 ID:???
  〃.⌒ ☆ 〃⌒`⌒ヽ キシャマァッ!糞の分際でよくもラクス嬢を騙ったな!
。` (((!´゙リ)) |,_i_/|__|  |
・. ・リp゚(と 三 L(゚Д゚# L.」
 ' (,,つ つ =   と,,>
   、,, _.,つ Y  人
    し'  (_) `J
    ぶほぉ
  〃.⌒ ☆ 〃⌒`⌒ヽ 万死に値するぞキョシヌケエェエッ!!
。`(((!´゙リ)) |,_i_/|__| |
. 'ノ lil゚q:;。リ L(`Д´# L.」
  て(,, つ三    `)
  '  、,,,.,.つ< <ヽ ヽ
     ヽ)  (_)(_)

 がふっ! 〃⌒`⌒ヽ
 〃.⌒ ☆ |,_i_/|__| | 触れるのも汚らわしい!しかし己が手で
。゚(((!´゙リOL(`A´# L.」 罰せねば気が済まん!!
ノリlil゙ ※三,,     ノ
と;:;:;:U:;:;:J と,,_)
ぶ、ぎゃべでぐだざい、モウ…シマセn…

         〃⌒`⌒ヽ
      |li  |,_i_/|__|  | 黙れ!糞詐欺師風情が!
 。 〃.⌒ ☆とL(゚Д゚# L.」
,.,,. ゚(((!´゙リ))  (  と,,)
と;:;:Uノlil。;;;。リ  (_)(_)
 ゲヴォォォォォォ!!? 

      〃.⌒ ☆       〃⌒`⌒ヽ
     Σ(((!´゙リ))_==     |,_i_/|__| | ラクス嬢の皮を被った悪魔め!
    '|ヽリ#)゙;;0゚リ∴,'.≡ニ  L(`Д´# L.」 人の心を弄んだ罪は重いぞ!!
   〜(;ヽ);゙;━‘;━━━━━⊂_,  §
     `J`ヽ)三≡≡ニ=   ( (、 ヽ
                   (_)`J
       '" ´ ~ `,ヽ
      i  |,_i_/|__|
      L.」 #゚Д゚)i  こ の 世 か ら 消 え て 無 く な れ !
     と    ノ≡、从〃.⌒ ☆
      ( 彡_二⌒;;.,)(((!´゙リ))
      ノ ノ 彡´彡;||#メ;;)0゙リ  グギョアアア
      し´    ⊂' ;,;'/
            と( ゙ ,ノ
             (/
160通常の名無しさんの3倍:2008/04/26(土) 01:44:05 ID:???
∩゚∀゚∩age
161通常の名無しさんの3倍:2008/04/27(日) 08:35:20 ID:???
162通常の名無しさんの3倍:2008/04/28(月) 07:12:43 ID:???
保守
163通常の名無しさんの3倍:2008/04/29(火) 06:18:00 ID:???
保守
164通常の名無しさんの3倍:2008/04/30(水) 01:01:09 ID:???
まだかなまだかなー
165通常の名無しさんの3倍:2008/04/30(水) 07:18:40 ID:???
アゲ
166通常の名無しさんの3倍:2008/04/30(水) 12:32:04 ID:???
婚約者のくせにいーアスランたらあー何よーお!
http://img203.auctions.yahoo.co.jp/users/3/2/8/3/wanwanfifteen-img432x384-12093803212.jpg
セクシー衣装でえー迫ってもおー手近に居た超テキトーな子をおー引っ掛けてえー
嫉妬心を煽ってもおーちーっとも振り向いてくれないんだからあー!
http://img311.auctions.yahoo.co.jp/users/7/2/4/4/styletire-img600x535-1209352461p1010069-1.jpg
まあーそおいうストイックでえーつれない所もおース、テ、キ!なんだけどーお!
http://img239.auctions.yahoo.co.jp/users/7/2/4/4/styletire-img588x576-1203906657p1010001-1.jpg
こんなことになるならあーベッドに忍び込むだけじゃなくてえー
既成事実までえー作っとくんだったわあー!
シンとかいうお子ちゃまのおー子守りはあーもお飽きましたわーあ!
http://aoijun.sakura.ne.jp/2006.3.27.2.jpg
167通常の名無しさんの3倍:2008/05/02(金) 00:51:37 ID:???
なんか話題ないかねぇ
168通常の名無しさんの3倍:2008/05/03(土) 07:33:33 ID:???
アゲ
169通常の名無しさんの3倍:2008/05/03(土) 13:37:49 ID:???
先日保管庫大量更新してたから気になって読んでみた。これは面白い。
アフター物のシンは虚無感とトラウマがよく似合う……
170通常の名無しさんの3倍:2008/05/04(日) 08:17:45 ID:???
保守
171戦後 シン×ミーア 16:2008/05/04(日) 17:48:21 ID:???
ディアッカが前回ミーアの部屋を訪れてから一週間が経ち、ミーアに予告していた通り、
彼はまたやって来た。
ミーアはシンに一週間後にディアッカが来る事を知らせていなかった為、再び病室の扉
がノックされた時、一瞬警戒で身を固めてしまった。

ディアッカの様子が前回と同じだった事、そしてミーアもディアッカの登場を驚いてい
なかった事にシンは、これは予定されていた事なのだと知る。

何故ミーアは教えてくれなかったのか、と、ミーアを振り返ったが、彼女はシンを見な
かった。
緊張しているのか、表情が硬い。

「シン。お前はまた宇宙に行って来い。これ、辞令書」
「・・・はい」

素直に頷いたシンだったが、視線は鋭くディアッカを睨みつけていた。
余りの眼光にディアッカは皮肉を唇の端に乗せて苦笑し、早く行けとばかりに手を振った。

しかし、シンにも全く用意が無かった訳ではない。

病室に持ち込んでいた端末を開かれないようにロックを掛け、何気ない所作でカード
スロットに以前から差し込んでいた機械のスイッチを入れる。

一瞬だけ小さなランプが点灯したが、直ぐにその灯かりも消える。
指を添えてランプの点灯を目立たなくしたつもりだが、ディアッカに気付かれていない
だろうかと、シンは内心の胸の高鳴りを深い溜息で誤魔化しつつ出発の準備を整える。

「・・・行って来る」
「うん、気をつけて!」

ぎこちないが、なるべく明るく見送ろうとするミーアの声音にシンは苦笑して片手を上げた。
そしてディアッカに対しては敬礼をしてから退室する。

「なんか物分りがいいな、アイツ」
172戦後 シン×ミーア 16:2008/05/04(日) 17:49:28 ID:???
何か仕掛けがあるのかとディアッカは病室内を見渡し、最後にシンが触った端末を開く。
ロックが掛かっていて中を開く事は出来ない。
ディアッカは適当にパスワードを入力したが、当然中に入れない。

シンも何か考えて行動をしているのだろう。

ZAFTとしてはディアッカにはシンの行動を制限する事はできず、最高評議会議員
タッド・エルスマンの息子ではあるが、あくまで代理である彼には何の権限も無い。
しつこく調べるつもりも無いのか、ディアッカは端末を閉じると、ミーアに向き直る。

「ま、いきなり取って食ったりしないから。一日宜しく」

人当たりの良さそうな笑顔を見せたが、ミーアの緊張の色が解ける事は無かった。




シンは宇宙に出て先週よりも意欲的に働いた。
あれ程宇宙に出たくないと思っていたというのに、目的が出来ればその目的に必要な技
能は全て以前と同じように戻したいと思う。

即ち、戦う為の、力。

先週のように宇宙に対する畏怖の気持ちがすっかり消えていて、グリップを握る手が強
張るという事も無くなった。
逆に、なるべく危険地帯での作業にも積極的に参加し、デスティニーを以前のように自
由に動かせるようになりたいと思う。

これが必要な能力なのかは勿論分からない。
しかし、軍人として訓練を積んで来たシンにとって、まずこの能力を基盤として出来る
限りの事をしたいと考えた。
昼休みも昼食を摂った後は直ぐに射撃場に向かい、射撃場で銃の訓練をした。
以前よりも若干命中率が下がった事に、シンは最近端末の画面しか見ていなかった事を
反省し、これからミーアの護衛が終わった後は、少しの時間でも昔の感覚を取り戻す必
要があると考える。
173戦後 シン×ミーア 16:2008/05/04(日) 17:50:36 ID:???
「どうしたんだよ?シン。そんなに頑張って」

補給で戻れば、心配そうにヴィーノが尋ねてくる。
宇宙でシンがどのような作業を行っているのか、彼は知らない。
しかし、デスティニーが補給で戻ってくる時間の間隔、そして部品の磨耗具合、次々に
出されるシンからの設定変更依頼を見ると、大体どのような動きをデスティニーが行っ
たのか、予想はつく。
そしてシンの状態に合わせて機械を整備するのもヴィーノの役目だ。

「・・・別に」
「シン・・・。まるでミネルバに居た時みたいだ」
「・・・」
「戦争はこのまま起きないかも知れないよ・・・?」

政治がしっかりしていれば。
戦争を行わない道をナチュラルとコーディネイターの間で見つけ出す事が出来れば。

夢物語のようだが、ヴィーノはそう言わずには居られなかった。
シンの眼光が戦時中のように鋭くなっている事が、まるでシンの時間が止まってしまっ
ているように感じられるのだ。

ヴィーノの感覚は正確には当たっていなかったが、シンが現在危機感を抱いているとい
う事は間違いなく勘付いているらしい。
シンは深く息を吐いてからヴィーノの肩に手を置く。

「ヴィーノが心配してるような事にはなってないから、大丈夫」
「本当か?」
「ホント。心配しすぎ。・・・・だけど、気になる事がある。俺が此処に来れる事なん
て滅多に無いから、今日出した指示は完璧にして欲しい」

シンが言葉を濁している。
更にはヴィーノを見る事無く、周囲に気を配りながら喋っているシンを見て、つられる
様にヴィーノも辺りに視線を配る。
しかし、特に警戒するような事もなさそうに思えて横目でシンの様子を伺う。

「シン?何かあるのか?」
「いや・・・・。なんでもない。また急に使うときが来るかもしれないから」
「何かやってるの?」

心配そうに尋ねるヴィーノにシンは笑顔を見せた。
174戦後 シン×ミーア 16:2008/05/04(日) 17:51:38 ID:???
「違うよ。ヴィーノは知らないだろうケド、俺が此処に来る時って、朝突然書類渡され
て『行って来い』って言われてるから、本当に急なんだよ」
「なるほど。FAITHも自由にならないことがあるんだな」
「当然だろ」
「だな」

くすくすと控えめに笑うヴィーノにシンも笑い返した。
シンの言葉を疑わないヴィーノの様子に、シンは少しだけ胸が痛んだ。

ヴィーノを信用していないという訳ではない。
しかし、秘密を守りたいならまず明かさない事だ。
味方を用意する段階にまだ来ていないのなら、秘密は自分の中に閉じ込めておく必要が
ある。

「さ、午後も頑張るか」
「機体に変な感じが出たら直ぐに戻って来いよ。今日のシンは無謀な事ばっかりしてる
から」
「了解」



笑って見せた。
腹の中で何を考えようと、今この時は笑わなければならないと、思ったから。






175戦後 シン×ミーア 16:2008/05/04(日) 17:52:45 ID:???
「さぁて、アスランがそれで了承するかは知らないからな?」
「・・・・うん。分かってる」

空が夕日の映像に変わる頃、ミーアが外の景色に目を細めながら答えた。
ディアッカもミーアの視線の先を確かめるように窓の外を見る。

暫くはそのまま無言のまま外を見ていたのだが、ある事を思い出してディアッカがミーア
を振り返った。

「そういえば、シンの事好きなんじゃないのか?両想いならさっさとくっつけばいいのに」

ベッドシーンはお断りだけど、とは流石に女性の前では言わないが、心の中でそっと付
け足す。
途端に驚いた様子を見せたミーアが朝の緊張感が嘘のように乾いた笑いを見せ、気まず
そうにディアッカに視線を向けた。


「・・・・この事が終わったら、返事するから」
「なるほど。中途半端は嫌いってわけか」
「そうです」


でも男にしてみれば生殺しだろうと思うが、シンが待てるというのなら、ミーアにはそ
れだけの価値があると彼が判断しているのだろう。
何てラブラブな事だろうとディアッカはふっと表情を和らげると、ミーアは悪戯っぽく
微笑んだ。

「貴方、ツンツンしてなくてそうやって笑っていた方がきっと女の子にモテると思うわ」
「失礼な。俺はこのままでもモテてるよ」
「じゃあもっとモテる筈よ」

生意気な。

ディアッカは照れたのか、それとも呆れたのか分からない笑みでミーアに笑った。



176戦後 シン×ミーア 16:2008/05/04(日) 17:54:04 ID:???
「でも、男って案外『待つ』なんて苦手な生き物だ。さっさと返事しないと逃げちまうぞ」
「う・・・・。まぁ、もうちょっとで返事、出来ると思うし。そんなに待たせるつもり
もないし・・・」
「アスランか?」



アスランにとってミーアがどういう存在であるのか分からないように、ミーアにとって
アスランという存在もよく分からない。

ラクスになりたいと思ったのだから、それなりに好意はあるのだろう。
しかしアスランの性格から考えてミーアを受け入れるとは思えない。
そのミーアをアスランは危険を冒して手に入れようとしている。
そしてミーアの中にもアスランに対する何かしらの感情がある。

ミーアにとって、アスランに対する執着が何か、それだけでも分かればと尋ねると、
ミーアは困ったような表情を見せる。


「アスランは・・・・多分、あたしの事家族だって思ってくれてると思う。道端で拾っ
た捨て猫を可愛がってくれてるような、そんな感じ。あたしもそう。なんにもなくなっ
ちゃったあたしにアスランは『生きていて欲しい』と、願ってくれたから、あたし、そ
う言ってくれるのが嬉しくて、おこがましいけど、目覚めた時のあたしはアスランの為
に生きたいと思ったの。それからあたしとアスランは父と娘で、兄と妹なのよ」
「うわー。そういうの反吐が出るな」
「・・・言うと思った。いいもん。アスランはわかってくれてるから」


年頃の男と女の間で、それも血の繋がりも無いのに恋愛でない繋がりを求めようとする
のは単なるおままごとだ。
しかし、夢見がちで自己陶酔型のアスランとミーアにはその関係が成立してしまったら
しい。


馬鹿馬鹿しい。
177戦後 シン×ミーア 16:2008/05/04(日) 17:54:33 ID:???
ディアッカは正直そう思ったが、しかしそれなら少しは納得する。
イザークは納得しないだろうなと心の中で付け加えて時計を見た。

「そろそろ時間だな。俺は帰るから大人しく寝ろよ」
「はーい」

窓のカーテンを閉めてディアッカは病室を出た。
出る時に鍵を掛けるのも忘れない。

ミーアはしっかりとロックが掛かった音を聴いてから目を閉じた。


「シン・・・・・・・・」



一日が長い。

シンが居る一日は短いのに。


早く明日になって欲しいと、ミーアは目を閉じた。



<続>
178戦後 シン×ミーア 16:2008/05/04(日) 17:56:39 ID:???
お久し振りです。

案外遅い投下になってしまいました。
シンも勝手に動き出そうとしているので微調整が大変です。
179通常の名無しさんの3倍:2008/05/04(日) 19:44:30 ID:???
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓   /|_
┃兄貴専用おしり                               ┃  /  /
┃  /    y       |                         ┃ /ノ⌒~´
┃  {    |   o     |                    C<ニン
┃   {    {          |                       ┃
┃   .\  人    ノ  |        ここまで歪みなく叩いた┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓   /|_
┃兄貴専用おしり                               ┃  /  /
┃  /    y       |                         ┃ /ノ⌒~´
┃  {    |   o     |                    C<ニン
┃   {    {          |                       ┃
┃   .\  人    ノ  |        ここまで歪みなく叩いた┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓   /|_
┃兄貴専用おしり                               ┃  /  /
┃  /    y       |                         ┃ /ノ⌒~´
┃  {    |   o     |                    C<ニン
┃   {    {          |                       ┃
┃   .\  人    ノ  |        ここまで歪みなく叩いた┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓   /|_
┃兄貴専用おしり                               ┃  /  /
┃  /    y       |                         ┃ /ノ⌒~´
┃  {    |   o     |                    C<ニン
┃   {    {          |                       ┃
┃   .\  人    ノ  |        ここまで歪みなく叩いた┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
180通常の名無しさんの3倍:2008/05/04(日) 19:44:56 ID:???
このスレでミーア投下するか
181通常の名無しさんの3倍:2008/05/04(日) 19:58:46 ID:???
>>178
GJ!
このスレはレベル高い人多いな
182通常の名無しさんの3倍:2008/05/04(日) 20:09:26 ID:???
>>181
合衆国みっぱいミーアのスレとなるから以後よろしく
183通常の名無しさんの3倍:2008/05/04(日) 21:03:51 ID:???
>>178
GJです!投下待ってました。
ディアッカが割りといいキャラしてるかもw
これからも期待してます
184通常の名無しさんの3倍:2008/05/04(日) 22:12:32 ID:???
>>178
GJです。せつない感じのミーアがいいです。
これからもがんばってください。
185通常の名無しさんの3倍:2008/05/05(月) 00:07:55 ID:???
GJでした。なんだかシンが色々台無しにしそうだ。
ミーア頑張って
186戦後 シン×ミーア 17:2008/05/05(月) 06:13:22 ID:???
ディアッカは護衛を終えるとその足でアプリリウスのイザークのマンションに移動した。
昔彼の母のエザリアがアプリリウスに滞在する時に使用していたマンションを今は
イザークが使用しているのだ。

19時過ぎと言えば、いつもであればディアッカもイザークも仕事をしているのだが、
今日はアスランに返事をする約束をしている。
前回は直接ZAFTに連絡をしてきて驚かされたが、今回はきちんと日時を指定して
イザークのマンションで通話をするようにしているのだ。

いくら可能とはいえ、易々とZAFTのセキュリティを突破されては困るのだ。

「戻ったぜ」
「あぁ。どうだった?」
「まぁ・・・・・面白い事になるんじゃないのか?」

言葉とは裏腹に晴れない表情のディアッカに、イザークは顔を顰める。

「要するに、俺が想像した通りに進みそうに無いという事か」
「まぁ、そうとも言うな」

何でもかんでも想像通りに進んだらどれだけ楽だよと、ディアッカが苦笑すると、
イザークもそれは分かっているとばかりに乱暴に椅子に腰掛けた。


「何か飲んでもいいだろ?」
「お前、仕事は?」
「今日はこれで終わり」


勝手にしろと吐き捨てるように言われても気にせず、簡易ワインセラーからワインと
グラスを取って封を開ける。
イザークの前にもグラスを置いてディアッカはワインを先に注ぐと、自分の手元にも注ぐ。
187戦後 シン×ミーア 17:2008/05/05(月) 06:14:39 ID:???
イザークは軽くテイスティングをしてそれ以上は飲むつもりがないのか、テーブルに戻す。

「そろそろ時間だな」

ディアッカは一気にグラスを空けてから通信を繋げる。


アスランが時間に遅れる事はない。
繋げてから時間が経たずにアスランから応答がある。
オーブとプラントでは時差があるため、プラントの方がまだ明るいように思うが、
そこが何処なのかは直ぐには分からなかった。

『一週間ぶり』
「あぁ」
『そっちは・・・』
「面倒な挨拶はいい。さっさと用件だ。俺は貴様と違って多忙でな」

「貴様と違って」を強調して言うと、ディアッカは苦笑しながら杯を空け、アスランは
呆れたように笑った。

『では、ミーアは?』
「ディアッカ」
「アスランと話がしたいってさ」
「で?」

更に続きを促されたが、ディアッカは肩を軽く竦めてワイングラスを水平に回した。

「それだけ。会ってアスランから直接話を聞いてから決めるってさ」

面倒そうな返答だと、イザークは呆れて頬杖を着く。
アスランもまた反応に困ったように視線を彷徨わせたのを見て、イザークが口を開く。

「貴様らしくないな」
『え・・・?』
「彼女がどちらか直ぐに決められないと知ると、対応に困るような貴様か?」
『・・・・・』

沈黙が続く。

イザークはアスランからの返答を待っていたが、思ったような反応が帰って来ず更に言
い募ろうとした時、アスランがそれを遮るように口を開いた。

188戦後 シン×ミーア 17:2008/05/05(月) 06:16:05 ID:???
『分かった』

明らかに言葉を制した返事にイザークは目を細める。

「アスラン。そこに誰か居るのか?」
『いや・・・』

返事に困っているように見える。

しかし、誰かがいるようにも思えない返答に、カメラでも仕込んでいるのだろうかと
イザークとディアッカは推測する。
このまま追求しても良さそうだが、それでは更に厄介な事になりそうでイザークが
ディアッカに視線を向けたが、ディアッカはそれに気付かない振りをして口を開いた。

「なぁ、アスラン。お前にとって彼女は何だ?彼女はお前の事家族だって言ってたぞ」
「何だそれは」
「あぁ、ままごとみたいなもんだろ?彼女はそれを信じてる。アスラン、お前も彼女の
ままごとを理解してるって信じてる」

ワインを飲みながらアスランに視線を向ける訳ではない。
ただ酔いに任せて口を開いているように見える様子に、アスランはただ視線を彷徨わせた。

『・・・どうやら、本当にミーアの言葉のようだな』
「疑っていたのか」
『少しは』
「そうか・・・・・なるほど。貴様はシンとも接触をしたようだったな。シンはお前に
いい返事をしなかったようだな。だから疑った」


イザークが暫し思案顔を見せた後、納得して口を開くと、アスランは沈黙で返す。
それだけでイザークの言葉を肯定していたため、イザークもそれ以上追及はしなかった。

「折角だから伝えておいてやるよ、あのお嬢さんに。お前にとって彼女は何だ?」

イザークの追求が無かったようにディアッカはマイペースに尋ねる。
まるで飴と鞭のようなイザークとディアッカの追求にアスランは本来の調子を崩した
ように動揺を見せ、更に沈黙の後口を開いた。

189戦後 シン×ミーア 17:2008/05/05(月) 06:17:31 ID:???
『ミーアと同じ気持ちだと伝えておいてくれないか。俺は彼女ときちんと話せもせず
別れ別れになってしまった。だから・・・・・会いたいと』
「・・・・・了解」
「・・・・・。では、決まりだ。対面の場を持とう。日時は?」

睨みつけるようにアスランの一挙手一投足を見つめていたイザークが静かに告げると、
アスランは一瞬だけ視線を逸らしてから応えた。

『三日後に追って連絡する』
「随分段取りが悪いな?アスラン」
『・・・この返事はお前だって予想していなかったんだろう?イザーク』
「そうだな。では三日後の同じ時間に。新ためて連絡を待つ」

そして通信が切られ、イザークは温くなったワインを一気に呷った。

「変だったな」
「イレギュラーは確かに俺にとって面倒だったが、アスランにとっても面倒な事だった
ようだな」

終始一貫して落ち着きの無かったアスランの対応は、それが彼の言葉ではない事を示し
ている。

「しかし、彼女を家族だと思っていると言った言葉に淀みはなかった。俺には到底理解
出来ないが、あいつは家族を皆亡くした身だ。ままごとでも縋りたくなる気持ちは想像
出来ない訳じゃない」

シンだってミーアに縋っているところがある。
確かにシンはミーアを一人の女性として好意を寄せているのだろう。
しかし、その心に家族を亡くした喪失感による他人への欲求が全く無いとは言い切れない。
シンがミーアに直ぐに告白の返答を求めないのも、ミーアとの繋がりを一番に考えてい
るからに違いないだろう。

「彼女はそれだけ魅力的か?」
「まぁ、密室で3日も二人きりで居ればイザークなら惚れそうな相手ではあるな」

シンのような猛獣を手懐けられた人物だ。
190戦後 シン×ミーア 17:2008/05/05(月) 06:19:16 ID:???
タイプは違うが同じ猛獣であるイザークでもミーアなら手懐けられそうだとディアッカ
は冗談めかして言う。
その軽い口調にイザークは嫌悪を感じたのか、眉を顰めて立ち上がり、机の引き出しか
ら書類を取り出してディアッカに渡す。

「これは?」
「読め」

まだ気に障っているらしい。
だったら本当に密室で3日二人きりで居て、それでも惚れなければその時怒ればいいも
ののと、到底実現不可能な事を思いながらディアッカは書類に目を通す。
酒がいい具合に全身を巡っていて小さな文字を追うのが面倒だったディアッカは、目に
付いた部分だけ読んでから最後のページの写真を見る。

と、そこで動きが止まった。

「これ・・・」
「シホからの報告だ。恐らくそいつがアスランと、そしてカガリ・ユラ・アスハを動か
している」
「よくさっきの会話でアスランを問い詰めなかったな」
「その写真にアスランは映っていないからな。決定的な証拠にもならない。それに今回
の事でこいつが直々に動く事は無いだろう。こんな事に手を貸しても大した利益になら
ないからな」
「しかし、こいつがアスランに手を貸しても何のメリットも無いだろう?」
「当然あるに決まっている。この間言ったな?もしラクス嬢と、ミーア嬢、二人が
プラントに宣戦布告をして来たら?」
「まさか」
「いや。宣戦布告など必要ない。最高評議会議員が知っていればいい。ラクス・クラインと
ミーア・キャンベルが揃ってオーブに存在する。それだけで俺達は常にオーブを警戒して
いなければならない」

ディアッカの手からワインボトルを奪い、テーブルに戻ってから己のグラスにワインを
注ぎ一気に呷る。
191戦後 シン×ミーア 17:2008/05/05(月) 06:22:12 ID:???
「仕事があるんじゃないのかよ」とディアッカが小さく呟いたが、その呟きはイザーク
の耳には届かないようだった。

「どうする?此処まで来たら俺達だけの手に負える問題じゃないだろ」
「勿論、この書類は明日にでもカナーバ議長代行に渡す」
「で?アスランと彼女を会わせるのはいいが、俺達はどうする?」

ミーアがアスランと共にオーブに向かうと言えば、明日にでも毒殺するつもりだった。
ミーアがオーブに行かないというのであれば、それはそれで何もなかったようにこれま
でと同じ毎日を送ればいいだけだった。
予定に無かった展開に、イザークは面倒臭そうに目を細め、再びワインを注ぎ、呷る。

暫く考えた後、イザークは乱暴に髪を掻き毟ってディアッカに背を向けた。

「俺が立ち会う。シンは現場から遠ざける」




そして、ミーアがアスランに説得されるようなら。







「いざという時には・・・・・・俺が、始末する」






この事が終わったらシンに返事をするのだと、ミーアは言った。
その言葉をそのまま信じるなら、ミーアはオーブには行かないだろう。

しかし、ミーアとアスランの繋がりも考えると、彼女がその場の雰囲気に流されて
オーブに帰る可能性もある。
192戦後 シン×ミーア 17:2008/05/05(月) 06:28:20 ID:???
その後の返事は手紙でだって伝えられるのだから。


ディアッカは、夕陽に向かって微笑みかけていたミーアの顔を思い出した。


イザークが懐柔される前に、俺が先に懐柔されたかな。




イザークの決断を、ディアッカは悲しく思っている。
まだ彼女と2日しか会っていないのに。



やはり、彼女の影響力はとても大きいのだと、その身をもって知る。



ディアッカは淋しい想いを感じながら、誤魔化すようにグラスに残ったワインを呷った。




<続>
193戦後 シン×ミーア 17:2008/05/05(月) 06:33:54 ID:???
いつもGJありがとうございます!

今回「カナーバ議長代理」を「カナーバ議長代行」と書いてみました。
「代行」という響きの方が格好良く感じたからです。それだけです。
本当はこの後にシンとミーアを出すつもりだったのですが、二人は翌日に会う
予定になっている為、次回に回す事にしました。

難しい話の後はラブラブを書きたいです(希望)

今回台詞ばかりで申し訳なかったです。
194通常の名無しさんの3倍:2008/05/05(月) 07:42:24 ID:???
GJ!!
続きを待ってました
195通常の名無しさんの3倍:2008/05/05(月) 09:34:12 ID:???
まずはGJ!
やっぱり凸他は策略の道具か。本人は完全に善意で自発的にやってるつもりなんだろーなとかアンチ的な目線。
196通常の名無しさんの3倍:2008/05/05(月) 14:09:35 ID:???
みっぱい 後残す攻略はキラだけ・・・・
キラ みっぱい・・・
みっぱい 主役はメインステージに居てくれよ
キラ いや、みんな楽しんでいるみたいだから

キラ  それに話したい事があってさ

みっぱい なんだい?
キラ  僕はねラクシズ・オブ・1になるつもりだ

みっぱい おいおいそれは帝国最高の騎士
キラ   ラクシズ・オブ・1の特権に好きなエリアを一つ貰えるというのがある
キラ  僕はこのエリアをコペルニクスミアシズの名前に決めて貰うつもりだ
キラ 僕は大切なトールと掛け替えのない大切なフレイを失った
キラ これ以上誰も失わない為にも自由と力を手に入れる
キラ だからもうミーアにゼロは必要ないんだ
みっぱい ふぅ〜ん・・・間接統治か保護領を目指して?

キラ 答えはこの人に・・・
みっぱい えっ?
キラ 来週赴任されるミアシズの新総督だ
みっぱい ただの学生が総督と?

キラ キラです、はい今眼の前にはい、
みっぱい 困るんだけどな〜そんな偉い方なんかと

ミーア もしもし?みっぱい様?
みっぱい うぐわぁっ
ミーア みっぱい様なのでしょう?私ですミーアです、ミーア・キャンベルです総督としてそちらに
ミーア あの聞えていますか?みっぱい様?ミーアです!
みっぱい ・・・馬鹿な(ミーアは殺された筈では)

みっぱい キラがミーアを罠として!ミーアを蘇らせ!ミーアの国を
みっぱい ちぃ!どれだけ偽善者の顔をしていようと!お前の本性は!
みっぱい 俺をラクスに売り払った認否人だ!!
みっぱい お前がミーアの傍にいることは許さん!!!!!



197通常の名無しさんの3倍:2008/05/05(月) 14:10:24 ID:???
C.E.80 クラインと名付けられた植民地コペルニクスを解放するべく
仮面の男ゼロは世界制覇を目指す神聖ラクシズ帝国に独立戦争を仕掛けた

何人も逆らえない絶対重視の力ジャンクと武装組織ミアシズの騎士団
二つの力を駆使して帝国への反逆を挑む天才戦略家ゼロ
その正体こそラクシズ帝国の捨てられた皇子みっぱい・クラインである

コニール ミアシズの騎士団万歳!!

ザイーブ 万歳!!!

翠星石 ゼロを助けたナイトメアは何処に行ったですぅ?
水銀燈 真紅のルートで外に出したわよ
みっぱい   真紅?

翠星石 さっき話したローゼン連邦の人ですぅ
みっぱい  そうか・・・なら私も使わせて貰うとしよう

翠星石 んで、そのパイロットはメサイア攻防戦の時の

みっぱい   アウルの件もあるからな・・・
みっぱい   名前などは伏せるが我々の賛同者と考えていい

水銀燈 相手にジャンクを使ったの?
みっぱい   当面は必要なくなった

みっぱい それより水銀燈、女皇に
翠星石 ちょっと待ったですぅ!私にもパイロットの事は秘密ですぅか?

みっぱい  いいだろう?秘め事ぐらい持ちたい時もある
翠星石   それはゼロとして?みっぱいとして

みっぱい 翠星石との関係もオープンにはしていないだろう?
翠星石  ちょ・ちょっと!変な言い方やめろですぅ!

水銀燈 ゼロの正体は知っているのは組織内で私達だけとなったが
ゼロ  それもセーフ

198通常の名無しさんの3倍:2008/05/05(月) 14:11:09 ID:???
翠星石 みっぱい!私は今までどうりゼロの親衛隊隊長でいいんですぅか?
ゼロ   あぁ
翠星石 解りましたですぅ了解ですぅ!
ゼロ  よろしく頼む
水銀燈 ジャンクの事は後で話すわ・・・それより今は
ゼロ   あぁ解っている

ワタル おぉー!懐かしの隊員服!
泰介  よっしゃー!
ワタル よくこんなの用意してたよなぁ〜
上杉錬 翠星石隊長とアウルさんが準備していて
コニール へぇ〜
ディーノ そうか・・・アウルは立派に逝ったか
翠星石 はいですぅ・・・
獄寺   告白しちゃえばいいのによぉー
ラルミルチ   な・何を告白しろと!

兵士1 ゼロだ!
誠    ゼロ?
山本  ゼロ?

ラルミルチ  待て待て!
ラルミルチ  助けて貰ったことには感謝する
ラルミルチ  だがお前の裏切りがなければ私達は捕まっていない
獄寺      一言あってもいいじゃねぇかー!
誠       ゼロ何があったんだ!

ゼロ     全てはラクシズに勝つ為だ!
泰介     あぁ!それで?
ゼロ     それだけだ

199通常の名無しさんの3倍:2008/05/05(月) 14:11:53 ID:???
獄寺     他にないのか!言い訳とか謝罪とかはよぉー!
ディーノ   辞めろ!!
ディーノ  ゼロ!勝つ為の手を打とうとしたんだな?

ゼロ   私は常に結果を目指す
ディーノ 解った
ラル   えぇ・・・

ディーノ 作戦内容は伏せねばならぬ時もある!
ディーノ 今!彼の力が必要だ!!
ディーノ 私は彼以上の才覚を他に知らない!!
誠     俺もそうだ!皆!ゼロを信じよう
山本   でもゼロはお前を駒扱いして・・・

誠  彼以外の誰にこんな事が出来る!!
誠  ラクシズと戦争するだなんてローゼン連邦でも無理だ!!
誠  ロゴスもアスラン皇子に負け続けてるらしいじゃないか!
誠 俺たちは全てのラクシズに支配された植民地エリアの希望なんだ
誠 独立戦争に勝つためにも!俺たちのリーダーはゼロしかいない!!
泰介 そうだー!ゼロー!ゼロー!ゼロー!ゼロ!!!!!!!
一同 ゼロー!ゼロー!ゼロー!ゼロ!!!!!!!
200通常の名無しさんの3倍:2008/05/05(月) 14:12:18 ID:???

Aパート

キラ  本日付を持ちまして、このラクシズ学園に復学することになりましたキラ・ヤマトです!よろしくお願いします
生徒  キラ・ヤマトって!ゼロを捕まえた自由の騎士が学校に!
生徒B あれがラクシズの将軍様
生徒C でも人工的に作られたコーディネイターらしいよ
生徒D 関係ないって皇女殿下直属よ
マリュー はーい静かにする
マリュー キラ将軍はクライン配属に伴い復学する事となった
マリュー 席は取り合えずみっぱいの隣に
キラ    はい
みっぱい キラ・・・お前は俺の初めての友達だった・・・
キラ    でも、ヤキン・ドゥーエ事件の戦争が僕たちを引き裂いた

みっぱい 第二次ヤキン・ドゥーエ戦争・・・ラクシズによるコペルニクス制圧
キラ    敗戦国コペルニクスはラクシズの植民エリアとなった

みっぱい 愛するミーアを奪われた俺・・・
キラ    フレイを捨てられさせた僕

みっぱい 再開した時は敵と味方
キラ    僕はオーブの人間でありながらラクシズの軍人
みっぱい 俺はゼロ!互いに正体を隠し
キラ    僕たちは戦った・・・
みっぱい だが・・・それは真実の記憶
キラ    皇女殿下が書き換えた記憶は3つ

みっぱい ミーアのこと・・・
キラ    ゼロに関する記憶
みっぱい そして俺がラクシズの皇子だったと言うこと
みっぱい&キラ つまり・・・
みっぱい 今の俺たちは
キラ    今の僕たちは

みっぱい 久しぶりだなキラ
キラ    懐かしいよみっぱい
201通常の名無しさんの3倍:2008/05/05(月) 23:59:59 ID:???
スレ違いだぞ、>>200
202通常の名無しさんの3倍:2008/05/06(火) 00:07:55 ID:???
>>196以降は無視して、GJでした。
やっぱりアスランの背後にいるのは、ラクスたちかな。
たぶん本人たちは善意のつもりで動いてるんだろうけど。
203通常の名無しさんの3倍:2008/05/06(火) 01:18:56 ID:???
ミーア厨イメージソング(ドラゴンボールZ「チャラヘッチャラ」替え歌)

醜い容姿のミーア厨 哀れ
カラダ中に広がる悪臭
無職ヒッキー 趣味は オナニー
両親を号泣させる

童貞で 友達いない
社会にも出れず ネットしか居場所がないね〜

ファビョ〜ン ファビョビョ〜ン
ネットで偉そうにしてても ハゲデブヒッキー
ファビョ〜ン ファビョビョ〜ン
論破されると必ず荒らす〜 必死だなw
ファビョ〜ン ファビョビョ〜ン
あたまカラッポのくせに やたらと吠える〜
ファビョ〜ン ファビョビョ〜ン
電波ウルトラZで 今日もアイタタタタタタタ〜

facking!!!
204シン:2008/05/06(火) 01:35:44 ID:???
ネタスレにまで介入して・・・
あんた達はいったいなんなんだ!
205通常の名無しさんの3倍:2008/05/06(火) 04:49:53 ID:???
>>204
文句ならあちこち荒らし回ってるお仲間に言いなww
206戦後 シン×ミーア 18:2008/05/06(火) 05:57:38 ID:???
朝露に濡れた花弁に唇で触れたような感触。
ふわふわとした意識。
目の前が目覚めの前の真っ白な世界に包まれて。


ゆっくりと目を開けると、目の前にシンの顔があった。



キス、されてる?



瞬きをして。
押し返すように自分からシンに唇を押し当てると漸く気付いてシンが目を開けた。

「・・・・・!?」
「・・・・えっと、多分それってあたしが取るべき反応じゃないのかな・・・・」

かなりの至近距離で目が合って。
慌ててシンが顔を離し、顔は見事に真っ赤になって動揺でぱくぱく口を開閉している。
恐らく直ぐに言い訳の言葉が見つからないのだろう。
ミーア自身の顔も赤くなっている自覚は有るが、なんだかシンの反応の方が可愛らしく
感じられて少し悔しい気持ちになる。

「も、もう8時になるのに起きないから!」
「え・・・!?そんな時間!?」

慌てて時計に視線を向けると確かに8時を過ぎている。
いつもであれば6時半には目覚めて7時前にやってくるシンを迎えているというのに、
今日は寝坊をしてしまった。

「昨日朝まで眠れなかったもんなぁ・・・・」
「そうなのか?」
「うん・・・色々考えちゃって」

何気ない一言にシンは目を細めたが、聞かなかった振りをして直ぐにミーアの体を起こ
させる。

「顔、洗いに行くか?」
「今日は洗面台まで歩いていくわ」
207戦後 シン×ミーア 18:2008/05/06(火) 05:58:49 ID:???
「今起きたばかりだろ?」
「いいの、気分がいいから」

時間が掛かるけどごめんね?

ミーアが照れて笑うと、シンは特に気にしていないと小首を傾げて斜に構える。

「別に。それだけミーアの食事の時間が遅れるだけだし」

今日はミーアの好きなオムレツがあったけど。

シンの意地悪な言葉にミーアは蓋が被せられた朝食の皿に手を伸ばそうとしてシンに止
められる。

「意地汚い。先に顔洗うんだろ」
「えー。でも、ちょっと見たい!シンに騙されてないか確かめたい!」
「何で俺がそんな事で騙すんだよ・・・」

ミーアがベッドの中で裾を整えると、シーツを捲る。
シンがミーアの足を床に下ろすと、手をしっかりと取って腰を抱いて立ち上がらせる。
そして両足にきちんと体重が乗った事を確認してシンは後ろ向きにゆっくり歩きだす。

毎日練習をしていればシンも距離感を掴んでくる。
余り後ろを振り返らず洗面所まで連れて行くと、洗面所の前に用意した椅子に腰掛ける。
椅子が少し高めである為、洗面台との高さは丁度良く、ミーアは普通どおりに洗顔を始
める。
しっかりと洗顔料を泡立たせている最中にお腹の音が鳴るのを聞いて、思わずシンが
ミーアを見下ろすと、ミーアも頬を染めてシンを見上げる。

「聞いた?」
「聴こえた」

聞こうとして聞いた訳じゃないと告げると、ミーアは「だってお腹空いたんだもん」と
言い訳をしてから顔を洗う。
すすぎ終えてミーアが目を閉じたまま手を伸ばしてタオルを探す。
その手にタオルを持たせて顔を拭うと、「ぷは」と、声を上げてタオル掛けに戻す。

「さて、帰りますか」
「よし」

208戦後 シン×ミーア 18:2008/05/06(火) 06:00:04 ID:???
再びミーアを立たせてゆっくりと歩く。
やはり疲れるのか、行きよりも少し遅い歩みで、足を上げる事はまだ出来ず、摺り足で
の歩行だが、随分な進歩だ。
コペルニクスでも一時練習をしていただけあって以前と比べれば随分と歩けてきている。

「最初だけしっかり立てれば結構いけるな」
「それが難しいんだけどね」

シンがミーアを支える手を少しずつ緩めていく。
ミーアは一瞬それに縋ろうとしたが直ぐにシンの意図に気付いてミーアもまた少しずつ
シンの手になるべく頼らないように力を抜いていく。

そして2歩、3歩と進んだところでミーアが立ち止まった。

「ミーア?」
「ちょっと、怖くなってきちゃった。少し、歩けてるから、あたし」

少しふらふらしているが、確かに立てている。
ほんの少しの支えが要るが、それでも大体自分の力で歩けている。
その事実がミーアには信じられなくて頬が紅潮して来ていた。
かなり興奮しているのだろう。

「じゃあ、もう一歩」
「・・・うん」

スリッパを摺りながらゆっくりと前足を出す。
そして少しだけ上体を前に向け、前足に体重を掛ける。
上手く体重を前に乗せられたと分かると少し左右にぶれながらも後ろ足をゆっくりと前
に出す。

「シン、あたし、凄くドキドキしてる」
「俺も」

もう一歩。

と、欲張ろうとした所で太ももが震え、膝の力を無くして落ちそうになるのをシンが
支え、崩れ落ちそうになった膝裏に腕を通して抱き上げる。

209戦後 シン×ミーア 18:2008/05/06(火) 06:01:44 ID:???
「やった」
「やったな」

でも疲れた!
お腹空いた!

ミーアが大声で本音を叫ぶと、シンはなんだか無性に可笑しくなって声を上げて笑った。

シンが声を上げて笑う事など珍しい。
その珍しい物を見てしまったミーアは、大きく目を見開いた後、シンにしがみ付いて笑った。

「あ、今日オムレツならちゃんと写真に撮ってね!」
「はいはい」



楽しく笑う。

美味しくご飯を食べる。



いつもの日常が、また暫くはやって来ると思っていたが。

それが近付きつつある足音によって妨害される事になるとは、まだ、気付く事は出来な
かった。



<続>
210戦後 シン×ミーア 18:2008/05/06(火) 06:14:40 ID:???
いつもGJありがとうございます。

意味深な終わりの癖に、次の流れを余り考えていないのは内緒です。

そして足音の主を女にするか、男にするかで悩んでいます。
いっそ二人ともという選択肢も無いではないですが。

オーブ側の描写は一切無しで進んでいます。
造ればアスランを動かしている人物の正体も分かりますが・・・正直正体が分からなくても
いいかなという思いもあります。
今回の件が終われば恐らくもう出番は・・・・。
211通常の名無しさんの3倍:2008/05/06(火) 14:02:42 ID:???
>>210
GJ!先の展開が気になる終わり方ですね。
足音の主がまだ未定というのも興味をひかれます。
これからもがんばってください。
212通常の名無しさんの3倍:2008/05/06(火) 22:38:50 ID:???
ホ種
213通常の名無しさんの3倍:2008/05/06(火) 23:08:10 ID:???
GJ!&∩゚∀゚∩age
214通常の名無しさんの3倍:2008/05/07(水) 00:37:47 ID:???
GJ!
この二人、ホント微笑ましいわwww
215ミーア:2008/05/07(水) 18:38:31 ID:???
ちょっとなんなのよーこのスレはー
http://img183.auctions.yahoo.co.jp/users/5/6/7/4/koganemoti02-img478x600-12100662825_04m.jpg
あたしにはちゃんと、アスランという恋人がー
http://img239.auctions.yahoo.co.jp/users/5/6/7/4/yakigyouza0141-img460x600-1204028510mi-a2.jpg
いるんだからーこんなスレ勝手にたてないでよねー
216通常の名無しさんの3倍:2008/05/08(木) 09:38:52 ID:???
217通常の名無しさんの3倍:2008/05/08(木) 15:40:00 ID:???
あらあら〜スレが進むのおそいわね〜〜〜〜www
http://homepage3.nifty.com/510nya/image/yahoo0796_04.JPG
みーあわぁこんなガキにかまってる暇なんてないのよ〜〜
http://img159.auctions.yahoo.co.jp/users/8/7/6/4/hawkhawk05-img600x555-1209655996mia512.jpg
じゃぁあミーアはぁアスランの所へ行ってくるわねぇ
http://img159.auctions.yahoo.co.jp/users/8/7/6/4/hawkhawk05-img564x600-1209656011mia513.jpg
218通常の名無しさんの3倍:2008/05/09(金) 07:22:37 ID:???
保守
219通常の名無しさんの3倍:2008/05/10(土) 06:42:31 ID:???
保守
220通常の名無しさんの3倍:2008/05/10(土) 22:01:33 ID:???
ゴミッパイ兵は来るな。
221通常の名無しさんの3倍:2008/05/10(土) 22:59:56 ID:???
>>220
http://img233.auctions.yahoo.co.jp/users/7/6/8/9/nekopunch1966-img500x600-1210092505meer001.jpg
ミーアは来るなですってえー?
http://homepage3.nifty.com/510nya/image/yahoo0796_05.JPG
あたしをおー勝手にガキ臭あーいお子ちゃまとくっ付けてえー
モーソー文書いてえーアヒャッてるくせにい!生意気なのよお!
http://img319.auctions.yahoo.co.jp/users/9/1/3/8/bun0312ya-img585x263-120792954300tt.jpg
222通常の名無しさんの3倍:2008/05/11(日) 13:18:59 ID:???
>>221
死ねニート
223通常の名無しさんの3倍:2008/05/11(日) 16:16:20 ID:???
つかミーアにとっての凸って、自分がラクスを演じる為の単なる付属物程度の扱いだろ?
224通常の名無しさんの3倍:2008/05/11(日) 16:57:11 ID:???
http://img239.auctions.yahoo.co.jp/users/5/6/7/4/yakigyouza0141-img460x600-1204028510mi-a2.jpg
あっれー?貴方本編みたぁー?ミーアとぉアスランはぁラブラブだったはずよぉ。
もしかして変な妄想文ばっかり見てておバカさんになっちゃった〜?
225通常の名無しさんの3倍:2008/05/12(月) 09:30:48 ID:???
226通常の名無しさんの3倍:2008/05/12(月) 21:57:13 ID:???
>>224
ごみっぱい発見、即刻駆除に移る

         .〃.⌒☆
.         !(((!´゙リ)) <ヒッ!!ハナシテ!!マダシニタクナイ!!!!
        ノ リ;: ゚A゚:ノリ 
  l二二と] [    ] [つ二二l
.      ノ '(:i:)  ヽ
       (_ノ| |ヽ_)
        ;.,| | ;:
          . :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ
      ;; 从人从.,;;    
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从

227通常の名無しさんの3倍:2008/05/12(月) 22:05:14 ID:???
このスレは関係ない…
228通常の名無しさんの3倍:2008/05/12(月) 22:53:04 ID:???
ちょっちょっちょっちょっとまて、ここはシンミアすれだぞ…
229通常の名無しさんの3倍:2008/05/12(月) 23:36:51 ID:???
自演か嵐だろ。無視無視
230通常の名無しさんの3倍:2008/05/13(火) 07:21:29 ID:???
231通常の名無しさんの3倍:2008/05/13(火) 16:29:03 ID:???

        ___
       /ゴミーア\
       |__イ言者_|__
       /     \
      /   \ , , /\
    /    (●)  (●) \
     |       (__人__)   |    ラクスなんて可愛くない!! 
      \      ` ⌒ ´  ,/   我々の女神ミーア・キャンベル様が一番なのだ。
.      /⌒〜" ̄, ̄ ̄〆⌒,ニつ  ラクス信者の連投だ!工作だ!自演だ!死ねぇーっ!   
      |  ,___゙___、rヾイソ⊃
     |            `l ̄
.      |          |


こうしてゴミーア信者は新シャア板の規約を無視し、
数々の無駄なスレを立て他の女性キャラを罵倒しつつグロ画像を張りつつ活動を行った。

その結果

                    ___
        / ̄ ̄\      /ゴミーア\
      /       \     |__イ言者_|__   新シャア板SEEDDESTINYキャラ人気投票
      |::::::        |   /      \    
     . |:::::::::::     |  / ⌒   ⌒  \   4月22日現在
       |::::::::::::::    |/  (●) (●)   \ ラクス……5位(530票
     .  |::::::::::::::    } |    (__人__)     | ミーア……15位(79票)
     .  ヽ::::::::::::::    } \   ` ⌒´     _/ 
        ヽ::::::::::  ノ   |           \  
        /:::::::::::: く    | |         |  |  <いやいや可愛ければ良いんだって。
-―――――|:::::::::::::::: \-―┴┴―――――┴┴――
おまえあんだけ大口叩いといてそれかよ
232通常の名無しさんの3倍:2008/05/13(火) 16:34:46 ID:???
キラ・ヤマト 3位
受賞のことば
監督>福田己津央
制作が終わって随分になる作品ですが、こうして皆さんがキラを忘れずにいてくれるのは
本当にありがたい事だと思っています。
キラもまた、皆さんに会える日を楽しみにしていると思いますので、これからも宜しく。

ラクス・クライン 3位
受賞のことば
シリーズ構成>両澤千晶
ラクスは本当に皆さんに愛されているキャラクターなんだなと改めて感じます。
本当にありがとうございました。
私達も彼女の事を大切に、またこれからも頑張りますので、どうか宜しくお願いします。



残念だけどこれが現実。
233シンミーアなど許さん!:2008/05/14(水) 01:45:09 ID:???
ゼロ作戦司令室

みっぱい シンなどという汚らわしい小僧に俺のミーアを渡すものか!
水銀燈 桜田門での物資受け渡しは上手くいったらしいわよ
みっぱい そうか・・・
水銀燈 しかし、この総領事館に戻る方法がないわよ?
みっぱい だろうな・・・
水銀燈 新しい総督がミーア・・・戦えるのぉ?
水銀燈 元ザフトのアイドル歌姫で整形のミーアに?
みっぱい 戦う?ミーアと・・・それは何の冗談だw
水銀燈 では放って置くのぉ?
みっぱい 論外だなw
みっぱい このままでは!昔のようにミーアがまた誰かを庇って致命傷を負う道具に
水銀燈 歩けず眼も不自由な少女、駒として奴隷として使い棄てるつもりなのぉ?
みっぱい そうさせない為に俺は!!行動を起こした!!その為のゼロ(みっぱい皇子の騎士団だ!!)
みっぱい ミーアの為のゼロ(みっぱい兵)なんだ!
水銀燈 それが貴方の生きる理由なのは知っているわよ
水銀燈 しかしねぇ〜
みっぱい 俺はミーアが幸せに過ごせる世界を作る!!
みっぱい その為にもラクシズは破壊する!!
みっぱい 両澤と言う奴はラクシズの本国に居るのか!!
水銀燈 そこまでは判らないわ
234みっぱいカケラ:2008/05/14(水) 01:52:15 ID:???
ミーアの画像ひとつひとつ収集して貼り付けてゆく
あなたがくれたフィギュアも同人も
こんなはずじゃないそうおもって三年
2chすればいつもの変わらない空回り
意味もなく繰り返す
ミーアの画像鮮やかに映す過去も嘘も過ちも
消してしまいとおもうほど恥ずかしいレス
振り返ればそこにあるミーアスレまた乱立
もう一度画像拾い集めてみよう
ミーアの画像ひとつひとつ収集して貼り付けてゆく
あなたがくれたフィギュアも同人も
みっぱい 3年前ミーアが殺されてからミーアの遺体と棺桶がラクシズに捨てられてから

みっぱい 俺にとってはミーアを生き返らせる事が全てだった

みっぱい その願いも遂に叶えミーアの為に部屋を用意し食事を作り何もかも・・・

みっぱい だがしかし!俺は愚かだ・・・ミーアにもアイドルの夢がある

みっぱい ミーアにもラクスを選ぶ道はある

みっぱい とても当たり前で・・・とても簡単なことなんだよな・・・

みっぱい あぁ・・・俺は・・・・ミーアを独り占めにしたい!

みっぱい ミーアの画像を集め続けミアシズ建国を俺の手で管理運営し成し遂げる!

みっぱい その野望の為ならばラクシズをぶっ壊す!!

ミーア あぁぁー!
ゼロ 逃げるぞ!!俺と!!!
236みっぱいかけら完全Ver:2008/05/14(水) 02:28:54 ID:???
ミーアの画像ひとつひとつ収集して貼り付けてゆく
あなたがくれたフィギュアも同人も
こんなはずじゃないそうおもって三年
2chすればいつもの変わらない空回り
意味もなくスレ荒らす
ミーアの画像拾い集めたてた直リンも恐れずに
歪なソレが美しくみえたんだ
強がりながら、ルール破りながら選び抜いた道の上で
剥がれ落ちてく、見破られた自演
それぞれの趣味を敷き詰めた新シャア

誰にも譲れないスレがあるはずなのに
イロモノだと自覚ない
スレのすきま勝手な妄想を信じて流し込んで
決して溶け合うことのない電波

現実世界が底辺だからレスは逆に強気でいい
なんとなく復活を叫んでないではやく就職をみつけてくれ

ミーアの画像鮮やかに映す過去も嘘も過ちも
消してしまいとおもうほど恥ずかしいレス
振り返ればそこにあるミーアスレまた乱立削除されちゃいない
もう一度画像拾い集めてみよう
ミーアの画像ひとつひとつ収集して貼り付けてゆく
あなたがくれたフィギュアも同人も
237通常の名無しさんの3倍:2008/05/14(水) 16:22:03 ID:???
留美タソハァハァまで読んだ。
238237:2008/05/14(水) 21:04:30 ID:???
ああ、>>235に向けてね。
239通常の名無しさんの3倍:2008/05/14(水) 21:10:38 ID:???
ミーアにはあーもおアスランっていうーう婚約者が居るのお!
http://img233.auctions.yahoo.co.jp/users/7/6/8/9/nekopunch1966-img500x600-1210092505meer001.jpg
黒チューリップ悪趣味メットやあー小便臭あーいお子ちゃまなんかにいー用は無いのよお!
http://www.geocities.jp/saibanetic/meea.jpg
240通常の名無しさんの3倍:2008/05/14(水) 22:15:55 ID:???
アスランはミーアなんて興味ないよ、逆に引いてたよ。
本編見た?それとも同人誌の見すぎでごっちゃになっちゃったの?
241通常の名無しさんの3倍:2008/05/15(木) 07:16:59 ID:???
保守
242通常の名無しさんの3倍:2008/05/15(木) 16:29:14 ID:???
シンとミーアがくっつくとかwwww
ミーアたん最高だお
ムニュっとしたおっぱいみっぱいみっぱい!!
http://img281.auctions.yahoo.co.jp/users/7/9/2/5/mikaru14-img436x600-1210493685080511_mia.jpg
ミーアタンミーアたん
http://zensyui.sakura.ne.jp/image/hutami.jpg
永遠のさんじゅうなないミーアママンはぁはぁ
三十路ミーアも悪くない
勃起ティクビンエロス
フタナリで突かれたい
http://file.asuka226.blog.shinobi.jp/be8ac73bpng
ツンデレミーアたん(*´д`*)ハァハァ
怒った顔もかわいい
http://img291.auctions.yahoo.co.jp/users/7/4/7/4/gaki_aya-img534x600-1210643352sikisi410b.jpg
糞ラクス氏ね!!!!!!!!
244通常の名無しさんの3倍:2008/05/16(金) 17:04:50 ID:???
ついにこのスレも狙撃されたかwww
245早くしろ!:2008/05/17(土) 00:21:07 ID:???
246通常の名無しさんの3倍:2008/05/17(土) 01:55:30 ID:???
定期的に保守が来てると思えば良いんだなコイツらは
全く、お疲れ様だぜ
247通常の名無しさんの3倍:2008/05/17(土) 06:16:16 ID:???
ただ、職人さんのモチベーションが心配だな。
248通常の名無しさんの3倍:2008/05/17(土) 16:42:28 ID:???
職人さん。住人は応援してますのでがんばってください。
249通常の名無しさんの3倍:2008/05/17(土) 17:05:12 ID:???
なに自己満足の小説書いてるんだよwww
シンとミーアなんて何の接点もないだろwww
250通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 01:47:22 ID:???
>>249
そうよそうよーお!ミーアのお相手はあーフツーならあー
ttp://img239.auctions.yahoo.co.jp/users/7/2/4/4/styletire-img600x533-1208147330p1010087-1.jpg
ttp://img239.auctions.yahoo.co.jp/users/7/2/4/4/styletire-img600x552-1208147696p1010122-1.jpg
ガーガー噛み付いてばっかのおーお子ちゃまなんかよりいー
大人でえーカーッコイイいーアスランでしょおー?
ttp://img203.auctions.yahoo.co.jp/users/3/2/8/3/wanwanfifteen-img432x384-12093803212.jpg
ttp://img203.auctions.yahoo.co.jp/users/3/2/8/3/wanwanfifteen-img432x384-12093803151.jpg
全んー然!分かってないんだからあーもおー!
251通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 03:48:44 ID:???
自動保守装置が正常に稼動しているのを確認。
252通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 06:24:31 ID:???
http://homepage3.nifty.com/510nya/image/yahoo0796_05.JPG
誰があー自動保守装置ですってえー?
フンーだ!反抗期でえー噛み付き魔のおーお子ちゃまなんかあーこうしてやるわあ!

ギエ゙ェェ!!アヂイアヂイ!!ヤメ゙ロ゙オォ!!
    ((_
 〃´   `ヽ
 i .( (( ))ノ    W;:;`Д';ノ  
   l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
.      ノ 'ω ;;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;;:_)
        ;.,| | ;:
   ジリジリ. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; ,パチパチ
      ;; 从人从.,;;    
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从
253通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 06:35:20 ID:???
ttp://homepage3.nifty.com/510nya/image/yahoo0796_05.JPG
いっけなあーい!ミーアったらあ!テヘ!
ズレをおー直してあげるう!

ギエ゙ェェ!!アヂイアヂイ!!ヤメ゙ロ゙オォ!!
    ((_
 〃´   `ヽ
 i .( (( ))ノ
  W;:;`Д';ノ

  l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
.      ノ  'ω ;;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;;:_)
        ;.,| | ;:
   ジュウゥー.:| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; ,メラメラ
      ;; 从人从.,;;    
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从
254通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 06:44:40 ID:???
ギエ゙ェェ!!アヂイアヂイ!!ヤメ゙ロ゙オォ!!
       ((_
     〃´   `ヽ
     i .( (( ))ノ
      W;:;`Д';ノ
  l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
.      ノ  'ω ;;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;;:_)
    ;.,| | ;:
   ジュウゥー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; ,メラメラ
      ;; 从人从.,;;    
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从

これでえー良いかしらあ?絵を描くってえー難しいわねえー!
255通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 07:01:06 ID:???
ギエ゙ェェ!!アヂイアヂイ!!ヤメ゙ロ゙オォ!!
               ((_
          〃´   `ヽ
          i .( (( )))ノ
            W;:;`Д';ノ
  l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
      ノ  'ω ;;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;;:_)
          ;.,| | ;:
   ジュウゥー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; ,メラメラ
      ;; 从人从.,;;    
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从
:


完成いー!フフン!今度こそおー上手くいったわあー!
256通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 07:11:58 ID:???
ギョエ゙ェエェ!!アヂイアヂイ!!ヤメ゙ロ゙オォ!!
          ((_
          〃´   `ヽ
          i .( (( )))ノ
        W;:;`Д';ノ
   l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
      ノ  'ω ;;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;;:_)
            ;.,| | ;:
   ジュウゥー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; ,メラメラパチパチ
      ;; 从人从.,;;    
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从

あん!よおーやくう!完成かしらあー?ふううー長かったわあー!
257通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 07:19:38 ID:???
ギョエ゙ェエェ!!アヂイアヂイ!!ヤメ゙ロ゙オォ!!
          ((_
         〃´   `ヽ
         i .( (( )))ノ
          W;:;`Д';ノ
    l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
      ノ  'ω ;;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;;:_)
         ;.,| | ;:
   ジュウゥー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; ,メラメラパチパチ
      ;; 从人从.,;;    
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从

ついにいー完成ねーえ!疲れたけどおー楽しいわあー!
258通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 07:28:02 ID:???
ギョエ゙ェエ゙ェ!!アヂイィアヂイ!!ヤメ゙ロ゙オ゙ォ!!
          ((_
         〃´   `ヽ
         i .( (( )))ノ
        W;:;`Д';ノ
    l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
      ノ  'ω ;;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;;:_)
      ;.,| | ;:
   ジュウゥー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; ,メラメラパチパチ
      ;; 从人从.,;;    ボオーボオー
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从

きゃっ!出来たーあ!アハハーア!生意気小僧の丸焼き完成いー!
なあーんちゃってえ!
259通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 07:34:45 ID:???
ギョエ゙ェエ゙ェ!!アヂイィアヂイ!!ヤメ゙ロ゙オ゙ォ!!
          ((_
         〃´   `ヽ
         i .( (( )))ノ
         W;:;`Д';ノ
    l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
      ノ  'ω ;;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;;:_)
    ;.,| | ;:
   ジュウゥー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; ,メラメラパチパチ
      ;; 从人从.,;;   ボオーボオー
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从
260通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 07:41:32 ID:???
ギョエ゙ェエ゙ェ!!アヂイィアヂイ!!ヤメ゙ロ゙オ゙ォ!!
          ((_
         〃´   `ヽ
         i .( (( )))ノ
         W;:;`Д';ノ
    l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
      ノ  'ω ;;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;;:_)
        ;.,| | ;:
   ジュウゥー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; ,メラメラパチパチ
      ;; 从人从.,;; ボオーボオー
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从
アハハハハッ!楽しいわあーお絵描きってえー!ついでにいーもう一枚いー描いちゃおー!
261通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 07:48:12 ID:???
ギョエ゙ェエ゙ェェ!!アヂイィアヂイ!!ヤメ゙ロ゙オ゙ォォ!!
          ((_
         〃´   `ヽ
         i .( (( )))ノ
         W;:;`Д';ノ
    l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
      ノ  'ω ;;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;;:_)
           ;.,| | ;:
   ジュウゥー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; ,メラメラパチパチ
      ;; 从人从.,;;ゴオォオゴオォー
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从
完成いーい!反抗期小僧のおー丸焼きのおー出、来、上、が、りい!キャハッ!
262通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 07:58:52 ID:???
ttp://img187.auctions.yahoo.co.jp/users/2/1/2/1/mittomitan-img475x600-1208777237s-2008-4-21.jpg
よおーし!ついでにいー活造りにもおーチャレンジよおー!

          ((_
         〃´   `ヽ
         i .( (( )))ノ
         W;:;。A';ノ  ,;;::';;:,.;:,.';:,  _                         
  "'';,';・∴.: ・ ,;;:',;';'    ';,/. /
     '・ , ,;' ,;;'      / ./
     `:ヾ;,./,; ’' ∧∧ X/ ソチンタンショウミットモネエー!!ププックス!!
      `;,..i!;!,;' (`(゚∀゚,,/)
      @'ωつ  ヽ  r'
      (@;;,.';ノ    |  )〜
       し      U"\)
263通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 08:09:53 ID:???
   ((_
  〃´   `ヽ
  i .( (( )))ノ
  W;:;。A';ノ  ,;;::';;:,.;:,.';:,  _                         
  "'';,';・∴.: ・ ,;;:',;';'    ';,/. /
     '・ , ,;' ,;;'      / ./
     `:ヾ;,./,; ’' ∧∧ X/ ソチンノウエタンショウカヨ!!ミットモネエー!!ププッ!!
      `;,..i!;!,;' (`(゚∀゚,,/)
      @';,:つ  ヽ  r'
      (@;;,.';ノ    |  )〜
       し      U"\)
あーははっ!楽しかったーあ!
どおー?ミーアをおー怒らせたらあーこうなるんだからねえー?解ったあー?
ttp://img281.auctions.yahoo.co.jp/users/7/1/3/3/a100510130-img474x600-1209692183ganndamu1.jpg
じゃあねーえ!フフッアハハハハハ!
264通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 08:18:21 ID:???
ttp://img281.auctions.yahoo.co.jp/users/7/1/3/3/a100510130-img474x600-1209692183ganndamu1.jpg
面倒だけどおーついでだからあーズレをおー直してってあげるうー!

((_
〃´   `ヽ
i .( (( )))ノ
W;:;。A゚;ノ  ,;;::';;:,.;:,.';:,:,  _                         
  "'';,';・∴.: ・ ,;;:',;';'    ';,/. /
     '・ , ,;' ,;;'      / ./
     `:ヾ;,./,; ’' ∧∧ X/ ソチンノウエタンショウカヨ!!ミットモネエー!!ププッ!!
      `;,..i!;!,;' (`(゚∀゚,,/)
      @';,:つ  ヽ  r'
      (@;;,.';ノ    |  )〜
       し      U"\)


ミーアってばあー優しーい!
今度こそおーじゃあねーえ!
ttp://img187.auctions.yahoo.co.jp/users/2/1/2/1/mittomitan-img475x600-1208777237s-2008-4-21.jpg
265通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 09:18:49 ID:???
何が彼をそこまで駆り立てるのだろうか……
嫉妬か?
266通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 12:30:14 ID:???
      ,.ィ , - 、._     、
.      ,イ/ l/       ̄ ̄`ヽ!__
     ト/ |' {              `ヽ.            ,ヘ
    N│ ヽ. `                 ヽ         /ヽ /  ∨
   N.ヽ.ヽ、            ,        }    l\/  `′
.  ヽヽ.\         ,.ィイハ       |   _|
   ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、   |  \   全ては
.      ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ   >   ゴミーアおじさんの
.       l    ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./ ∠__   自演だったんだよ!!
       ゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ   トr‐'    /    
       l   `___,.、     u ./│    /_ 
.        ヽ.  }z‐r--|     /  ト,        |  ,、
           >、`ー-- '  ./  / |ヽ     l/ ヽ   ,ヘ
      _,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´   ./  \、       \/ ヽ/
-‐ '''"  ̄ /  :|   ,ゝ=<      /    | `'''‐- 、.._
     /   !./l;';';';';';';\    ./    │   _
      _,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\  ./|._ , --、 | i´!⌒!l  r:,=i   
.     |     |:.l. /';';';';';|=  ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」 ))
      l.    |:.:.l./';';';';';';'!    /:.:.| i´|.ー‐' | / |    |. !   l
.     l.   |:.:.:.!';';';';';';';'|  /:.:.:.:!.|"'|.   l'  │-==:|. ! ==l   ,. -‐;
     l   |:.:.:.:l;';';';';';';';| /:.:.:.:.:| i=!ー=;: l   |    l. |   | /   //
       l  |:.:.:.:.:l;';';';';';';'|/:.:.:.:.:.:.!│ l    l、 :|    | } _|,.{::  7 ))
        l  |:.:.:.:.:.:l;';';';';'/:.:.:.:.:.:.:.:| |__,.ヽ、__,. ヽ._」 ー=:::レ'  ::::::|;   7
.      l |:.:.:.:.:.:.l;';';'/:.:.:.:.:.:.:.:.:.|. \:::::\::::: ヽ  ::::::!′ :::|   .:/
.       l |:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!   /ヽ::: `:::    ::::  ....::..../ 
267通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 12:37:37 ID:???
  〃.⌒ ☆ 〃⌒`⌒ヽ キシャマァッ!糞の分際でよくもラクス嬢を騙ったな!
。` (((!´゙リ)) |,_i_/|__|  |
・. ・リp゚(と 三 L(゚Д゚# L.」
 ' (,,つ つ =   と,,>
   、,, _.,つ Y  人
    し'  (_) `J
    ぶほぉ
  〃.⌒ ☆ 〃⌒`⌒ヽ 万死に値するぞキョシヌケエェエッ!!
。`(((!´゙リ)) |,_i_/|__| |
. 'ノ lil゚q:;。リ L(`Д´# L.」
  て(,, つ三    `)
  '  、,,,.,.つ< <ヽ ヽ
     ヽ)  (_)(_)

 がふっ! 〃⌒`⌒ヽ
 〃.⌒ ☆ |,_i_/|__| | 触れるのも汚らわしい!しかし己が手で
。゚(((!´゙リOL(`A´# L.」 罰せねば気が済まん!!
ノリlil゙ ※三,,     ノ
と;:;:;:U:;:;:J と,,_)
ぶ、ぎゃべでぐだざい、モウ…シマセn…

         〃⌒`⌒ヽ
      |li  |,_i_/|__|  | 黙れ!糞詐欺師風情が!
 。 〃.⌒ ☆とL(゚Д゚# L.」
,.,,. ゚(((!´゙リ))  (  と,,)
と;:;:Uノlil。;;;。リ  (_)(_)
 ゲヴォォォォォォ!!? 

      〃.⌒ ☆       〃⌒`⌒ヽ
     Σ(((!´゙リ))_==     |,_i_/|__| | ラクス嬢の皮を被った悪魔め!
    '|ヽリ#)゙;;0゚リ∴,'.≡ニ  L(`Д´# L.」 人の心を弄んだ罪は重いぞ!!
   〜(;ヽ);゙;━‘;━━━━━⊂_,  §
     `J`ヽ)三≡≡ニ=   ( (、 ヽ
                   (_)`J
       '" ´ ~ `,ヽ
      i  |,_i_/|__|
      L.」 #゚Д゚)i  こ の 世 か ら 消 え て 無 く な れ !
     と    ノ≡、从〃.⌒ ☆
      ( 彡_二⌒;;.,)(((!´゙リ))
      ノ ノ 彡´彡;||#メ;;)0゙リ  グギョアアア
      し´    ⊂' ;,;'/
            と( ゙ ,ノ
             (/

このイザークの顔をシンにしたら楽しいだろうなwww
268通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 14:05:40 ID:???
ただしシンが殺すのは本物のラクスだがな
269通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 15:16:19 ID:???
なんの接点もない糞ミーアよりはまだましだよ。
270通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 15:23:42 ID:???
>>265
気にせず俺達は職人さんの投下があったらGJしようぜ。
271通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 16:01:53 ID:???
>>268
あらあーそおなのおー!
ttp://img281.auctions.yahoo.co.jp/users/7/1/3/3/a100510130-img474x600-1209692183ganndamu1.jpg
じゃあーこれ置いてってあげるう!さし絵にでもおーしてねえー?
         .〃.⌒ ノノ
.        ! (((!´゙リ))<アヂイィ!!ハナシテヨ!!シニタグナイイ゙!!
       ノ リ:;。Д゚;ノリ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
.      ノ '(:i:) :;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)
        ;.,| | ;:
   ジュジュー.:| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ
      ;; 从人从.,;;    
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从

272通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 16:20:18 ID:???
ttp://img187.auctions.yahoo.co.jp/users/2/1/2/1/mittomitan-img475x600-1208777237s-2008-4-21.jpg
はあーい!もお一枚いー!キャッ!ミーアてばあー優しいーい!じゃあーまたねーえ!

   .〃.⌒ノノ
  !(((!´゙リ))
 ノ リ:。Д゚ノリ   ,;;::';;:,.;:,.';:,   _                         
  "'';,';・∴.: ・ ,;;:',;';'    ';,/. /
     '・ , ,;' ,;;'      / ./ ((_
 〃´`ヽ:ヾ;,./,; ((( ))) iX/ シネ!!キチガイデンパキョウソ!!俺ノミーアヲ!!ヨクモオーー!!
      ;,..i!;!,;:(`(`∀';W/)
      @', ;:つ  ヽ  r'
      (@;;,.';ノ    |  )〜
       し      U"\)
273通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 16:50:53 ID:???
削除依頼してみようかな……
274通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 17:03:54 ID:???
やん!ずれちゃってるうー!こういう時はあー直してからあー
渡すのがあー礼儀よねえー!

         .〃.⌒ ノノ
.        ! (((!´゙リ))<アヂイィ!!ハナシテヨ!!シニタグナイイ゙!!
       ノ リ:;。Д゚;ノリ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
.      ノ '(:i:) :;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)
        ;.,| | ;:
   ジュジュー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ
      ;; 从人从.,;;  パチパチ  
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从



   .〃.⌒ノノ
  !(((!´゙リ))
 ノ リ:。Д゚ノリ   ,;;::';;:,.;:,.';:,  _                         
  "'';,';・∴.: ・ ,;;:',;';' ((_  ';, /. /
     '・ , ,;' ,;;' 〃´ `ヽ / ./
        :ヾ;,(( ( )) ) /,;X シネ!!キチガイデンパキョウソ!!俺ノミーアヲ!!ヨクモオーー!!
      ;,..i!;!,;: (`(`∀´W/)
      @', ;:つ  ヽ  r'
      (@;;,.';ノ    |  )
       し      U"\)

じゃあー今度こそおーまたねーえ!
275通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 19:25:56 ID:???
  〃.⌒ ☆ 〃⌒`⌒ヽ キシャマァッ!糞の分際でよくもラクス嬢を騙ったな!
。` (((!´゙リ)) |,_i_/|__|  |
・. ・リp゚(と 三 L(゚Д゚# L.」
 ' (,,つ つ =   と,,>
   、,, _.,つ Y  人
    し'  (_) `J
    ぶほぉ
  〃.⌒ ☆ 〃⌒`⌒ヽ 万死に値するぞキョシヌケエェエッ!!
。`(((!´゙リ)) |,_i_/|__| |
. 'ノ lil゚q:;。リ L(`Д´# L.」
  て(,, つ三    `)
  '  、,,,.,.つ< <ヽ ヽ
     ヽ)  (_)(_)

 がふっ! 〃⌒`⌒ヽ
 〃.⌒ ☆ |,_i_/|__| | 触れるのも汚らわしい!しかし己が手で
。゚(((!´゙リOL(`A´# L.」 罰せねば気が済まん!!
ノリlil゙ ※三,,     ノ
と;:;:;:U:;:;:J と,,_)
ぶ、ぎゃべでぐだざい、モウ…シマセn…

         〃⌒`⌒ヽ
      |li  |,_i_/|__|  | 黙れ!糞詐欺師風情が!
 。 〃.⌒ ☆とL(゚Д゚# L.」
,.,,. ゚(((!´゙リ))  (  と,,)
と;:;:Uノlil。;;;。リ  (_)(_)
 ゲヴォォォォォォ!!? 

      〃.⌒ ☆       〃⌒`⌒ヽ
     Σ(((!´゙リ))_==     |,_i_/|__| | ラクス嬢の皮を被った悪魔め!
    '|ヽリ#)゙;;0゚リ∴,'.≡ニ  L(`Д´# L.」 人の心を弄んだ罪は重いぞ!!
   〜(;ヽ);゙;━‘;━━━━━⊂_,  §
     `J`ヽ)三≡≡ニ=   ( (、 ヽ
                   (_)`J
       '" ´ ~ `,ヽ
      i  |,_i_/|__|
      L.」 #゚Д゚)i  こ の 世 か ら 消 え て 無 く な れ !
     と    ノ≡、从〃.⌒ ☆
      ( 彡_二⌒;;.,)(((!´゙リ))
      ノ ノ 彡´彡;||#メ;;)0゙リ  グギョアアア
      し´    ⊂' ;,;'/
            と( ゙ ,ノ
             (/

このイザークの顔をシンにしたら楽しいだろうなwww
276戦後 シン×ミーア 19:2008/05/18(日) 20:31:51 ID:???
ミーアの食事が丁度終わった時だった。
食後の紅茶をシンに願い、シンは上手いとも下手とも言えない手つきでミーアの為に紅
茶を淹れた。

ティーバッグだから誰が淹れても一緒だと思うんだけど。

と、心の中では思うのだが、ミーアが自分に我侭を言ってくれている。その一点がシン
を幸せにしていた。
それを彼女に伝える事はないが。

軽いノックが二回、聴こえた。

何だ?と、ティーポットを置いて振り返ると、外側からロックが解除され、病室のドア
が開いた。

鍵はシンが持っている筈である。
スペアは病院が管理している物があるが、昼間は金庫に保管されておりシンの鍵しか使
えない筈だった。
だからこそディアッカでさえ外側から声を掛けてシンの開錠を待っていた。

シンは反射的にミーアの体を押し、シーツを引き上げて頭まで覆うとベッド周りのカー
テンも荒く閉じて背に差した銃を抜き取り素早く安全装置を外した。


「シ・・・!?」
「黙って、じっとしてろ・・・・!」


声を低くして素早く伝えると、ミーアが息を呑んだのが分かった。

ドアが開いたと同時にシンは銃を構えた。

直ぐに人が入ってくるかと思えば少し時間を置いてから人影が差す。
開錠した人間と人影は違う人物なのかもしれない。

かつん。

踵の音がした時点でシンは先走って発砲するという事は考えなかったが、それでも警戒
態勢は解かない。

「・・・随分物騒な出迎えだな」
277戦後 シン×ミーア 19:2008/05/18(日) 20:33:20 ID:???
くいっと頤を逸らせて銀髪が揺れた。
シンは一瞬それが誰か分からず、銃のグリップを強く握り締めた。
しかし、後ろから覗かせた見知った顔に、直ぐに銃を降ろした。

そして見知った彼女の前に立つ人物を改めて見つめ直し、それが誰であるか分かった時、
ばつが悪そうにシンは顔を歪め、銃の安全装置を戻して背中に差すと敬礼をした。

「失礼致しました。ジュール・・・・議員」
「肩書きが幾つかあると、こういう時面倒だな」

まぁいい。

一度軽く斜に構えると、直ぐに戻して入室すると、イザークに付いて入室した女性・・・
シホが直ぐに鍵を掛け、イザークに鍵を渡した。

最高評議会で用意された病室だ。
マティウスシティの市長代理であるイザークが鍵を用意する事は出来る。
シンはいつもディアッカか、または別の担当者とやり取りをしていた為、イザークとの
直接の対面は今回が初めてだ。
そして議員服でもなければ白服でもない私服のイザークを直ぐに判断しろと言われても
無理だった。

「・・・・・・こんなに出入りが多くていいんですか?疑われますよ」

皮肉を篭めて言うが、イザークは「貴様の矜持に付き合う暇は無い」と、直ぐに切り捨
ててシンの脇を通り過ぎ、乱暴にカーテンを開けた。

そこにあるシーツの塊に目を細め、「顔を出せ。ミーア・キャンベル」と、短く伝える。

鋭く空気を切り裂くような声にミーアは体を震わせたが、此処で蹲っていても何もなら
ない。
シンとの会話を聴く限り関係者なのだろうと顔を出すと、鋭い眼力のイザークの視線と
ぶつかった。

敵意はその視線にあるかと言われたらそれはなさそうで、ミーアは覚悟を決め、身を捩
り、腕の力を使って何とか体を起こした。
278戦後 シン×ミーア 19:2008/05/18(日) 20:34:30 ID:???
イザークの背後にシンが立ち、ミーアを安心させる為、じっと彼女を見つめていた事に
少し助けられる。

「イザーク・ジュール・・・・・評議会議員代理」
「シン」

真っ直ぐにミーアがイザークを見つめ返し、その視線を受けたイザークは目を細めて
背後のシンを呼んだ。

「・・・はい」
「シホ。シンの相手をしろ。隣で待機だ」
「はい」

シンはミーアの視界に入る事を承知で僅かに唇を噛んだ。
意識は背後の端末にある。

昨日のように端末に差したカード型盗聴器の電源を入れるのは難しいだろう。
今日盗聴器を回収し、自宅ででも確認しようとしていた為、盗聴器自体は端末の中にま
だあるが、電源は落としてしまっていた。

ディアッカが来たのであれば昨日と同じように誤魔化せる。
しかし、今回はシンの背後にシホが居り、隙を突いて電源を入れるのは難しそうだ。

それでも諦めきれずに背後を振り返る。

シホはしっかりとシンを見つめていた。
その一挙一動を見逃さないように。

シンは眉間の皺を深くしてイザークに視線を戻してから敬礼をすると、その場を離れた。
シンが鍵を開け、先に扉を出てからシホが続き、外からシンが鍵を掛けた。

「・・・何で、最高評議会議員代理が来るんですか?」
「私にも分かりません。伺っておりませんから」
「・・・・そう、ですか」

シホとは何度か対面しているが、彼女は典型的な優等生タイプで、そして軍人としての
素行の良さが伺える人物で、シンとは対照的と言えた。
噂でしか知らないが、パイロットとしても優秀らしい。

279戦後 シン×ミーア 19:2008/05/18(日) 20:35:51 ID:???
そしてシンは隣の部屋に入る。
背中で扉が閉まる音を聴くと、シンはゆっくりとシホを振り返った。

「で、二人で来たって事は俺にも用事があるって事ですよね?」
「・・・・・・・」

シホは表情を崩さずシンを見つめ返し、直ぐに「そうです」と、答えた。
シホの表情を見ただけでそれが良い用事ではないのだろうとシンにも分かる。

「何ですか?用事って」
「これから暫くの間、私が彼女の護衛に就きます」

余りにもさらりと告げられたのでシンは直ぐに返事が出来なかった。
しかし、その言葉はしっかりとシンには届けられていた為、頭の中で何度か繰り返した
後、シンはカッと頭に血が上って声を荒げた。

「何故!?」
「命令です。その理由についてまで、貴方に伝える必要がありますか?」
「あるだろう!普通!」

「普通」と、シンが口にした途端、シホは片眉を吊り上げた。
シンの言わんとしている事が理解出来ないとばかりに。

「これまで貴方に下された命令全てに、理由を言い添えられた事など無い筈です。それ
でも貴方は従ってきた。そうでしょう?」
「・・・・・」

シンはシホの真っ直ぐな視線に反論出来ない。
確かに、これまで自分が受けて来た命令で、理由が添えられる物もあれば、危険な物、
極秘な物に関しては一切の説明が無い事もあった。

此処まで係わり合いがあって・・・・と、口に出したかったが、それはシン個人の感覚だ。
最高評議会にとってシンの個人的な感情は関係ない。

軍人である限り「普通」ではない事など、沢山あるのだ。
常識で考えてはならないのだとシンは唇を噛み、シホを睨みつける。

「・・・・書類は・・・・」
「貴方の休暇届けなら、此処に」


ダンッ!!

280戦後 シン×ミーア 19:2008/05/18(日) 20:36:59 ID:???
直ぐ傍の壁を殴りつけた。

「あの、イザーク・ジュールか・・・!」
「・・・」

イザークを呼び捨てにした事に対して、シホは一瞬顔を顰めたが、それによりシンを咎
める事はしなかった。
此処はZAFT用の部屋であり、盗聴器もカメラも無い。
シホが一人黙って入ればそれで済む話だと判断したのだろう。

「最高評議会の決定ではなく、俺の自主的な行動として処理をしようとしている時点で、
イザーク・ジュール個人の計画なんだろう・・・!?」
「その問いに対する回答を私は持ち合わせていません」
「だったら今すぐ問い質してやる!」

シホの後ろにある扉に向かおうとして、彼女はシンの進路を妨害するように立った。

「隊長は現在彼女と大切なお話の最中です。邪魔する事は出来ません」
「何を考えている、あいつは!」
「お言葉ですが。貴方は最高評議会によって選ばれた単なる護衛です。全ての決定は最
高評議会にあります」
「だけどっ!俺に休暇届を出させようとしている時点でこれは最高評議会の決定じゃな
いだろう!」

更に外に出ようと前に足を踏み出すと、それに反応してシホもシンの前に立つ。

「貴方は何も知らないからそんな行動に出るんです!」

初めてシホが苛々とした表情を見せた。
しかし、シンも相手が激昂すればそれに直ぐに反応してしまうタイプだ。
シホの言葉をよく加味せず反論する。

「あいつは・・・!ミーアをオーブに引き渡そうとしているんだろう!だから俺に休暇

届を出させて、その間にミーアを・・・・・!」
「黙りなさい!」

カン!!!!

踵をその場に打ち鳴らし、シホは背筋を伸ばしてシンを一喝した。
281戦後 シン×ミーア 19:2008/05/18(日) 20:38:11 ID:???
「上官への根拠の無い邪推は控えなさい!シン・アスカ!」

立場としてシンの方がシホにとって上官である筈で、この場合、彼女もまたシンに対し
て声を荒げてよい立場ではないのだが、シンの聞き分けの悪さにシホの苛立ちも最高潮
に達したようだ。
そしてシンもまたこの状況で一喝された事にぐっと歯を食いしばっただけで、二人の立
場に付いては反論しなかった。

己が勝手な推測を並び立てた自覚があるからだ。

「・・・・・・・・納得出来ない」
「では、そのように隊長に報告させて頂きます」
「・・・・・は?」
「私は隊長に命じられたままを貴方に伝えただけです。これ以上の判断は私の一存では
決めかねます。隊長にも私では止められない時には、話を差し戻して良いと伝えられて
おります」

喧嘩をする相手は自分ではないのだと、シホが示した事でシンはすこしバツが悪く感じる。
確かにシホにシンに対しての命令権は無い。
彼女は彼女の仕事をしたのだと分かると、シンは唇を噛んだ。
よく考えたら、彼女が命令を伝えた後、自分がどう思ったのかなんて口にしなかった。

「ごめん」と、シホに対して言わなければならないと思う心がある。
しかし、先程までそんな事も忘れて怒鳴りつけていた手前、それも気まずくてシンはシ
ホから顔を逸らした。

「どれ位・・・待ってなきゃならないんだ?」
「私は伺っていません」

そうだよな・・・・・。と、それ以上の会話に困っていると、シホがハンドバックから
トランプを取り出した。

「ポーカーでもしますか?」
「・・・・何を賭けるつもりだ?」

282戦後 シン×ミーア 19:2008/05/18(日) 20:38:46 ID:???
「命」

「・・・・・・・は?」
「冗談に決まっているでしょう?」

え?本当に冗談だったの?

抑揚の無い声で淡々と告げられ、シンが驚いてシホを見ると、彼女は憮然とした表情で
大真面目に答えた。


冗談に聴こえないんだけど。


そう言いたかったが、シホの表情を見ていると反論も出来なかった。
こういう時ミーアと比べたら悪いのだろうが、それでもミーアならもっと笑顔がある所
だろうなと思うと、隣が気になって仕方なかった。

それでもこの部屋でする事は何も無い。

シンはシホの手元にあるトランプに視線を遣った。


<続>
283戦後 シン×ミーア 19:2008/05/18(日) 20:45:15 ID:???
お久し振りです。
なんだか最近すごい事になっていますね。

もしかすると次回から避難所に暫く行くかもしれないです。

男女共に出しました。
ディアッカにしようかとも思ったのですが、ディアッカが2日連続で病院に
行くのは無用心な為、イザーク登場。

自分の書くシホは可愛げが無いのが申し訳ない所です。
284通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 20:53:29 ID:???
>>283
GJです!心から投下乙と言わせてもらいます。
こういうシホもとてもいいと思います。どぎまぎしてるシンの反応もいい。
これからも投下をがんばってください。応援しています。
285みっぱいみっぱい!!:2008/05/18(日) 21:37:06 ID:???
>>276〜283
妄想キモ小説書くな腐女子!
我らがミーア様とゼロの文を書かぬか!
286通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 21:40:38 ID:???
来てくれてよかったー。ほんとありがとう作者さん。
二人ともド真面目で冗談挟むタイプじゃないから対立するとすごいピリピリするね。
果たしてこの二人でどんなトランプをやるというのか。福本節になりそうだ。

その判断もアリかも知らんね>避難所
287通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 22:31:31 ID:???
         .〃.⌒ ノノ
.        ! (((!´゙リ))アヂィ!!ハナシテクダサイ!!シニタグナイデス!!
       ノ リ:;。Д';ノリ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
.      ノ '(:i:) :;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)
        ;.,| | ;:
   ジュウゥー . :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ
      ;; 从人从.,;;  パチパチ  
ゴオォオ    .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从
288通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 22:35:48 ID:???
   .〃.⌒ノノ
  !(((!´゙リ))
 ノ リ:。Д゚ノリ   ,;;::';;:,.;:,.';:,  _                         
  "'';,';・∴.: ・ ,;;:',;';' ((_  ';, /. /
     '・ , ,;' ,;;' 〃´ `ヽ / ./
        :ヾ;,(( ( )) ) /,;X キチガイデンパキョウソメ!!シネ!!ヨクモ俺ノミーアオォーー!!
      ;,..i!;!,;: (`(`Д´W/)
      @', ;:つ  ヽ  r'
      し      U"\)
289通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 22:40:17 ID:???
   .〃.⌒ノノ
  !(((!´゙リ))
 ノリ:;`A'ノリ   ,;;::';;:,.;:,.';:,  _                         
  "'';,';・∴.: ・ ,;;:',;';' ((_  ';, /. /
     '・ , ,;' ,;;' 〃´ `ヽ / ./
        :ヾ;,(( ( )) ) /,;X キチガイデンパキョウソメ!!シネ!!ヨクモ俺ノミーアオォーー!!
      ;,..i!;!,;: (`(`Д´W/)
      @', ;:つ  ヽ  r'
  し      U"\)
290通常の名無しさんの3倍:2008/05/18(日) 22:48:18 ID:???
   .〃.⌒ノノ
  !(((!´゙リ))
 ノリ:;`A';ノリ   ,;;::';;:,.;:,.';:,  _                         
  "'';,';・∴.: ・ ,;;:',;';' ((_  ';, /. /
     '・ , ,;' ,;;' 〃´ `ヽ / ./
        :ヾ;,(( ( )) ) /,;X ヤッタ!!ヤッタヨ!!ミーア!!俺、君ノカタキヲ…ハハハハハ!!
      ;,..i!;!,;: (`(;゚∀゚:;W/)
      @', ;:つ  ヽ  r'
  し      U"\)
291通常の名無しさんの3倍:2008/05/19(月) 01:18:27 ID:???
         .〃.⌒ ノノ
.        ! (((!´゙リ))
       ノ リ:;。A`;ノリ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
.      ノ '(:i:) :;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)
        ;.,| | ;:
   ジュジュー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ
      ;; 从人从.,;;  パチパチ  
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从

  _))
〃´ `ヽ
i ((( ))))
W Ф∀Фノ アハハハハハハ!!
俺のミーアの仇!ケシズミになるまで生け贄として燃やし尽くしてやる!
292通常の名無しさんの3倍:2008/05/19(月) 01:24:09 ID:???
         .〃.⌒ ノノ
.        ! (((!´゙リ))
       ノ リ:;。A`;ノリ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
.      ノ '(:i:) :;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)
        ;.,| | ;:
   ジュジュー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ
      ;; 从人从.,;;  パチパチ  
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从

  _))
〃´ `ヽ
i ((( ))))
W ゚∀゚ノ アハハハハハハ!!
俺のミーアの仇!ケシズミになるまで生け贄として燃やし尽くしてやる!
293通常の名無しさんの3倍:2008/05/19(月) 09:47:52 ID:???
こうだろwww


       .〃.⌒ ノ☆
.        ! (((!´゙リ))
       ノ リ:;。A`;ノリ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
.      ノ '(:i:) :;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)
        ;.,| | ;:
   ジュジュー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ
      ;; 从人从.,;;  パチパチ  
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从

  _))
〃´ `ヽ
i ((( ))))
W ゚∀゚ノ アハハハハハハ!!
お前のせいで訳のわからない小説書かれてるんだよ!さっさと死ね整形ブス低脳女ミーア!
294通常の名無しさんの3倍:2008/05/20(火) 00:52:34 ID:???
こりゃ避難所に退避かなぁ。
SS職人さんいつもGJです^^
295通常の名無しさんの3倍:2008/05/20(火) 05:13:52 ID:???
         .〃.⌒ ノノ
.        ! (((!´゙リ))
       ノ リ:;。A`;ノリ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
.      ノ '(:i:) :;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)
        ;.,| | ;:
   ジュジュー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ
      ;; 从人从.,;;  パチパチ  
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从

  _))
〃´ `ヽ
i ((( ))))
W ゚∀゚ノ アハハハハハハ!!
俺のミーアの仇!ケシズミになるまで生け贄として燃やし尽くしてやる!
296通常の名無しさんの3倍:2008/05/20(火) 05:17:19 ID:???
         .〃.⌒ ノノ
.        ! (((!´゙リ))
       ノ リ:;。Д゚;ノリ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
.      ノ '(:i:) :;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)
        ;.,| | ;:
    ジュウゥー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ
      ;; 从人从.,;;  バチバチ  
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从

  _))
〃´ `ヽ
i ((( ))))
W `∀'ノ ハハハハハハ!!
ミーアの痛み!思い知れえ!ケシズミになるまで燃やし尽くしてやる!
297通常の名無しさんの3倍:2008/05/20(火) 05:22:06 ID:???
         .〃.⌒ ノノ
.        ! (((!´゙リ))
       ノ リ:;。A゚;ノリ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
.      ノ '(:i:) :;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)
        ;.,| | ;:
   ジュジュー.:| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ
      ;; 从人从.,;;  ゴオォオ  
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从

  _))
〃´ `ヽ
i ((( ))))
W `Д'ノ 死ネエェェ!!
ラクソ!お前のせいで俺のミーアが…!その罪!命をもって償えぇ!
298通常の名無しさんの3倍:2008/05/20(火) 05:31:47 ID:???
         .〃.⌒ ノノ
.        ! (((!´゙リ))
       ノ リ:;。A゚;ノリ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
.      ノ '(:i:) :;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)
        ;.,| | ;:
   ジュウゥー . :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ
      ;; 从人从.,;;  パチパチ  
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从

  _))
〃´ `ヽ
i ((( ))))
W ゚∀゚ノ アッハハハハハハ!!
ミーア!君の仇は取った!さて、この世界の汚物、ラ糞
ブサインは灰になるまで焼却処理しないとなぁ!
299通常の名無しさんの3倍:2008/05/20(火) 15:52:25 ID:???
       .〃.⌒ ノ☆
.        ! (((!´゙リ))
       ノ リ:;。A`;ノリ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
.      ノ '(:i:) :;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)
        ;.,| | ;:
   ジュジュー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ
      ;; 从人从.,;;  パチパチ  
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从

  _))
〃´ `ヽ
i ((( ))))
W ゚∀゚ノ アハハハハハハ!!
お前ごときがラクス様のふりしてんじゃねぇよボケ!
300通常の名無しさんの3倍:2008/05/22(木) 03:54:37 ID:???
>>299


  _))
〃´ `ヽ
i ((( ))))
W ゚∀゚ノ アハハハハハハ!!
お前ごときがラクス様のふりしてんじゃねぇよボケ!
||\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
||\\.          \      ∧_∧
||. .\\          \   ( ;´Д`) (オイ、池沼がいるぞ)
.    \\          \ /    ヽ.
.      \\         / .|   | |
.        \ ∧_∧   (⌒\|__./ ./
         ( ´,_・・`)目合わせるなって  ∧_∧
.         _/   ヽ          \  (     ) うわー、なんか言ってるよ
301通常の名無しさんの3倍:2008/05/22(木) 16:08:59 ID:???
こうだろwww
ミーア!君の仇は取った!さて、この世界の汚物、ラ糞
ブサインは灰になるまで焼却処理しないとなぁ!
  _))
〃´ `ヽ
i ((( ))))
W ゚∀゚ノ アハハハハハハ!!
||\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
||\\.          \      ∧_∧
||. .\\          \   ( ;´Д`) (オイ、池沼がいるぞ)
.    \\          \ /    ヽ.
.      \\         / .|   | |
.        \ ∧_∧   (⌒\|__./ ./
         ( ´,_・・`)目合わせるなって  ∧_∧
.         _/   ヽ          \  (     ) うわー、なんか言ってるよ
302通常の名無しさんの3倍:2008/05/22(木) 21:15:33 ID:???
一応確認しておくが、頭に星印付けてるのがミーア
ノノを付けてるのがラクスだ、ちなみにこれは髪飾りで、アホ毛ではない
ミーアはブス顔を整形してラクスになりすました別人なので
そこの所をよく覚えておくように
303通常の名無しさんの3倍:2008/05/22(木) 21:18:54 ID:???
>>302
ブス顔とかお前の好みで語るなよ。
地味顔と言え、地味顔と!!
304通常の名無しさんの3倍:2008/05/22(木) 21:25:56 ID:???
だってミーアブスじゃんwww
305通常の名無しさんの3倍:2008/05/22(木) 21:34:29 ID:???
>>304
その発言は
地味顔好きの全ての人間に対する
宣戦布告とみなす。
306通常の名無しさんの3倍:2008/05/23(金) 01:29:48 ID:???
>>304
あの独裁者よりは
遙かにかわいげがあるだろw
307通常の名無しさんの3倍:2008/05/23(金) 07:57:37 ID:???
生まれる前に遺伝子弄ってデザインされるのと、生まれた後に整形するのに、どれほどの差がある
308通常の名無しさんの3倍:2008/05/23(金) 08:33:08 ID:???
>>307
煩い煩い煩い黙れ!キサマにミーアたんの何が分かると言うのだ!
   .〃.⌒ノノ
  !(((!´゙リ))
 ノリ:;。p';ノリ   ,;;::';;:,.;:,.';:,  _                         
  "'';,';・∴.: ・ ,;;:',;';' ((_  ';, /. /
     '・ , ,;' ,;;' 〃´ `ヽ / ./
        :ヾ;,(( ( )) ) /,;X ヤッタ!!ヤッタヨ!!ミーア!!俺、君ノカタキヲ…ハハハハハ!!
      ;,..i!;!,;: (`(;゚∀゚:;W/)
      @', ;:つ  ヽ  r'
  し      U"\)
309通常の名無しさんの3倍:2008/05/23(金) 08:38:24 ID:???
         .〃.⌒ ノノ
.        ! (((!´゙リ))
       ノ リ:;。A`;ノリ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
.      ノ '(:i:) :;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)ジリジリ
        ;.,| | ;:
   ジュジュー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; , ボォオォ
      ;; 从人从.,;;  パチパチ  
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从

  _))
〃´ `ヽ
i ((( ))))
W ゚∀゚ノ アッハハハハハハ!!
ミーア!君の仇は取った!さて、この世界の汚物、ラ糞
ブサインは灰になるまで焼却処理しないとなぁ!
310通常の名無しさんの3倍:2008/05/23(金) 10:35:35 ID:???
自演で煽ってるだけだぞぅ
311通常の名無しさんの3倍:2008/05/23(金) 14:35:56 ID:???
整形前のミーア?ソバカスメイクした女装カズィだろw
髪の毛は超高性能ウィッグww
312通常の名無しさんの3倍:2008/05/23(金) 16:14:29 ID:???
ミーアブスすぎワロタwww
313通常の名無しさんの3倍:2008/05/23(金) 21:49:07 ID:???
129 名前: 最低人類0号 [sage] 投稿日: 2008/05/23(金) 00:39:32 ID:VXHPxGcy0
みっぱいは仕事を最近クビになって田中理恵本スレで暴れてる

これ本当?w
314通常の名無しさんの3倍:2008/05/26(月) 05:37:37 ID:???
>>313
あーっははははーあ!自、業、自、得、と言うヤツかしらあー?
ttp://img171.auctions.yahoo.co.jp/users/7/7/0/7/miyako_no_kiri-img434x600-1211534744qyteon68176.jpg
ふっふ!全くうー見苦しーいったらあーありませんわねえー?
ttp://img209.auctions.yahoo.co.jp/users/2/0/2/1/pinkpoint77-img425x600-1207864534seed2.jpg
こおんなところで暴れるよりもおーすべき事があーあるでしょうにいー!ククッフフフフ
315通常の名無しさんの3倍:2008/05/26(月) 22:14:52 ID:???
>>314
■■■■ミーアのナリキリしてる奴=みっぱい兵■■■■


毎度毎度バレバレの自演で皆を笑わせてくれてありがとうねwww
316通常の名無しさんの3倍:2008/05/27(火) 00:58:29 ID:???
   .〃.⌒ノノ
  !(((!´゙リ))
 ノリ:;。Д゚;ノリ   ,;;::';;:,.;:,.';:,  _                         
  "'';,';・∴.: ・ ,;;:',;';' ((_  ';, /. /
     '・ , ,;' ,;;' 〃´ `ヽ / ./
        :ヾ;,(( ( )) ) /,;X ヤッタ!!ヤッタヨ!!ミーア!!俺、君ノカタキヲ…ハハハハハ!!
      ;,..i!;!,;: (`(;゚∀゚:;W/)
      @', ;:つ  ヽ  r'
  し      U"\)
317通常の名無しさんの3倍:2008/05/27(火) 03:01:25 ID:???
> >1>3>5>7>9>11>13>15>17>19>21 .┌───────────┐a.jp hb.jp c.jp
> >2>4>6>8>10>12>14>16>18>20>22 │ 2ch新名所「orzタワー」 .│d.jp he.jp https://■■■■■
> >2>3>5>7>11>13>17>19>23>29>31.├───────────┘a.jp ttps:// ttps://■■■■■
> >1>2>4>8>16>32>64>128>256>512 \●  目指せ容量落ち!!https:// ttps:// ttps:// ttps://
> >1>4>9>16>25>36>49>64>81>100   ■) ミーア好きのヒッキーを追い出せーb.jp ttps:// ttps:// ttps:// ttps:// ttps://■■■■■■■■■■
> >1>8>27>64>125>216>343>512    < \https:// ttps:// ttps:// ttps:// ttps:// ttps://■■■■■■■■■■
> ttps:// ttps:// ttps:// ttps:// ttps:// ○| ̄|_c.jp ttps:// ttps:// ttps:// ttps:// ttps://■■■■■
> ttps:// ttps:// ttps:// ttps://    ●| ̄|_●| ̄|_https:// ttps:// ttps:// ttps:// ttps:// ttps://
> ttps:// ttps:// ttps:// ttps://   ○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_d.jp■■■■■■■■■■■■■■■
> ttps:// ttps:// ttps:// ttps://  ●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_>>1https://■■■■■■■■■■■■
> ttps:// ttps:// ttps:// ttps:// ○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_e.jp■■■■■■■■■■■■
> ttps:// ttps:// ttps:// ttps://●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_>>2https://■■■■■■■■■■
> ttps:// ttps:// ttps://    ○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_f.jp■■■■■■■■■■
> ttps:// ttps:// ttps://   ●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_>>3https://■■■■■■■■■■
> ttps:// ttps:// ttps://  ○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_g.jp■■■■■■■■■■
> ttps:// ttps:// ttps:// ●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_>>4https://■■■■■■■■■■
> ttps:// ttps:// ttps://○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_h.jp■■■■■■■■■■
> ttps:// ttps://    ●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_>>5https://■■■■■■■■■■
> ttps:// ttps://   ○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_i.jp■■■■■■■■■■
> ttps:// ttps://  ●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_>>6https://■■■■■■■■■■
> ttps:// ttps:// ○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_j.jp■■■■■■■■■■
> ttps:// ttps:// ●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_>>7https://■■■■■■■■■■
> ttps://     ○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_k.jp■■■■■■■■■■
> ttps://    ●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_>>8https://■■■■■■■■■■
> ttps://   ○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_l.jp■■■
> ttps:// ●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_>>9https://
>     ○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_m.jp
318通常の名無しさんの3倍:2008/05/28(水) 00:01:11 ID:???

     ry)ニYニヽ           -彡   `ヽ
     (ィ(从V从)          彳从VノV |  みっぱいは
   | ̄ノ l | ゚ ヮ゚ノリ  ̄|         .从´<_`bリ  なぜこうも
   |\⌒⌒⌒⌒⌒⌒\         ⊂  つ   ゆがんでしまう?
   |  \           \        し∪
   \  |⌒⌒⌒⌒⌒⌒|
     \ |_______|
319通常の名無しさんの3倍:2008/05/29(木) 15:16:55 ID:???

         .〃.⌒ //
.        ! (((!´゙リ))
       ノ リ:;。A`;ノリ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
.      ノ '(:i:) :;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)
        ;.,| | ;:
   ジュジュー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ
      ;; 从人从.,;;  パチパチ  
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从

  _))
〃´ `ヽ
i ((( ))))
W ゚∀゚ノ アハハハハハハ!!
俺のミーアの仇!ケシズミになるまで生け贄として燃やし尽くしてやる!
320通常の名無しさんの3倍:2008/05/29(木) 20:56:25 ID:???
          _))
         .,´ ' 、
.        ! ((( )))ア゙ギィ!!ソレハシンミア厨ガカッテニ!!グァエェ!!
        .W:;。Д゚;ノ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
.      ノ ''ω'' :;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)ジワジワポタポタ
        ;.,| | ;:
   ジュジュー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ
バチッパチパチ ;; 从人从.,;;  ゴオォオ  
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从

    人
ヽ( ○ )/ 我が妻ミーア姫を拉致した賊め!焼き殺してくれるわ!ハハハハハハ!!
321通常の名無しさんの3倍:2008/05/29(木) 21:06:15 ID:???
クッ!私としたことが!
まあ良い、逆賊シンに再度地獄を味あわせてやるのみだ!

           _))
         ., ´ ' 、
.        ! ((( )))ア゙ギィ!!ソレハシンミア厨ガカッテニ!!グァエェ!!
       .W:;。Д゚;ノ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
.      ノ ''ω'':;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)ジワジワポタポタ
        ;.,| | ;:
   ジュジュー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ バチッパチパチ ;; 从人从.,;;  ゴオォオ  
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从


   人
ヽ( ○ )/ 我が妻ミーア姫を拉致した賊め!焼き殺してくれるわ!ハハハハハハ!!
322通常の名無しさんの3倍:2008/05/29(木) 21:12:39 ID:???
これでよし!フハハハハハハハハハハハハ!!

           _))
         ., ´ ' 、
.       !  ((( )))ア゙ギィ!!ソレハシンミア厨ガカッテニ!!グァエェ!!
        .W:;`Д';ノ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
.      ノ ''ω'':;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)ジワジワポタポタ
        ;.,| | ;:
   ジュジュー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ バチッパチパチ
;; 从人从.,;; ゴオォオ  
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,.          .,:. 从

   人
ヽ( ○ )/ 我が妻ミーア姫を拉致した賊め!焼き殺してくれるわ!ハハハハハハ!!
323通常の名無しさんの3倍:2008/05/29(木) 21:19:41 ID:???
ふ!これで良い!!奴も懲りただろう
二度と我が妻に触れるな!ハハハハハハ!ハーハハハハハハ!!

          _))
         ., ´ ' 、
.       !  ((( )))ア゙ギィ!!ソレハシンミア厨ガカッテニ!!グァエェ!!
         .W:;。Д';ノ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l .      ノ ''ω'':;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)ジワジワポタポタ
        ;.,| | ;:
   ジュジュー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ バチッパチパチ
;; 从人从.,;; ゴオォオ  
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,.          .,:. 从

   人
ヽ( ○ )/ 我が妻ミーア姫を拉致した賊め!焼き殺してくれるわ!ハハハハハハ!!
324通常の名無しさんの3倍:2008/05/29(木) 21:24:30 ID:???
これでよし!フハハハハハハハハハハハハ!!

           _))
         ., ´ ' 、
.       !  (((( )))ア゙ギィ!!ソレハシンミア厨ガカッテニ!!グァエェ!!
        .W:;。Д';ノ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
.      ノ ''ω'':;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)ジワジワポタポタ
        ;.,| | ;:
   ジュジュー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ バチッパチパチ
;; 从人从.,;; ゴオォオ  
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,.          .,:. 从

   人
ヽ( ○ )/ 我が妻ミーア姫を拉致した賊め!焼き殺してくれるわ!ハハハハハハ!!
325AAとは面倒なものだ:2008/05/29(木) 21:44:47 ID:???
これでよし!フハハハハハハ!!ハハハハハハハ!!

             _))
         ., ´  ' 、
.       !  ((( )))ア゙ギィ!!ソレハシンミア厨ガカッテニ!!グァエェ!!
         .W:;`Д';ノ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
.      ノ ''ω'':;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)ジワジワポタポタ
        ;.,| | ;:
   ジュジュー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ バチッパチパチ
;; 从人从.,;; ゴオォオ
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,.. ,:. 从

   人
ヽ( ○ )/ 我が妻ミーア姫を拉致した賊め!焼き殺してくれるわ!ハハハハハハ!!
これでよかろう!フハハハハハハ!!ハーハハハハハハハ!!

             _))
          ., ´  ' 、
.        !  ((( )))ア゙ギィ!!ソレハシンミア厨ガカッテニ!!グァエェ!!
          .W:;`Д';ノ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ 二二l
.      ノ ''ω'':;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)ジワジワポタポタ
        ;.,| | ;:
   ジュジュー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ バチッパチパチ
         ;; 从人从.,;; ゴオォオ
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,.. ,:. 从

   人
ヽ( ○ )/ 我が妻ミーア姫を拉致した賊め!焼き殺してくれるわ!ハハハハハハ!!
327ズレ直し:2008/05/30(金) 02:26:08 ID:???
これでよかろう!フハハハハハハ!!ハーハハハハハハハ!!

             _))
          ., ´  ' 、
.        !  ((( )))ア゙ギィ!!ソレハシンミア厨ガカッテニ!!グァエェ!!
          .W:;`Д';ノ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ 二二l
.      ノ ''ω'':;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)ジワジワポタポタ
        ;.,| | ;:
   ジュジュー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ バチッパチパチ
      ;; 从人从.,;; ゴオォオ
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,.. ,:. 从

   人
ヽ( ○ )/ 我が妻ミーア姫を拉致した賊め!焼き殺してくれるわ!ハハハハハハ!!
328通常の名無しさんの3倍:2008/05/30(金) 02:32:35 ID:???
これでよかろう!フハハハハハハ!!ハーハハハハハハハ!!

             _))
          ., ´  ' 、
.        !  ((( )))ア゙ギィ!!ソレハシンミア厨ガカッテニ!!グァエェ!!
          .W:;`Д';ノ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ 二二l
.      ノ ''ω'':;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)ジワジワポタポタ
        ;.,| | ;:
   ジュジュー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
        , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ バチッパチパチ
        ;; 从人从.,;; ゴオォオ
        .;.从;,  .,;从.;     
  .      从 ;. ,.. ,:. 从

   人
ヽ( ○ )/ 我が妻ミーア姫を拉致した賊め!焼き殺してくれるわ!ハハハハハハ!!
329通常の名無しさんの3倍:2008/05/31(土) 07:31:36 ID:???
さて、そろそろほどよく焼けた頃か、ククククク
             _))
          ., ´  ' 、
.        !  ((( )))
          .W:;。A`;ノ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ 二二l
.      ノ ''ω'':;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)ジュウゥウウージリジリ
        ;.,| | ;:
   ジュワァー . :| |.:
.       ,:.;l |; ,
        , ;,.;;. i,;:;l ;.; , パチパチ パチッ
        ;; 从人从.,;; ジワジワ
        .;.从;,  .,;从.;     
  .      从 ;. ,.. ,:. 从

   人
ヽ( ○ )/ シン、貴様はこのまま晒し物にしてやろう!
醜く腐れ落ちながらドブ鼠の餌となるがいい!ハハハハハハハ!
330通常の名無しさんの3倍:2008/05/31(土) 16:45:30 ID:???
331通常の名無しさんの3倍:2008/05/31(土) 18:26:13 ID:???
332通常の名無しさんの3倍:2008/05/31(土) 18:26:24 ID:???
333通常の名無しさんの3倍:2008/05/31(土) 18:26:35 ID:???
334通常の名無しさんの3倍:2008/05/31(土) 19:20:00 ID:???

          , -ェェェiiェェェ-、
          .l f^''' ー - ‐ ''' ^l i
          l ,'    ‐-‐    ','!
          | l へ、‐-‐,.へ l |     バカが・・・・!
          Ll -‐。=, '=。‐,-.L|     関係ないネタスレまで荒らしてしまうようなその考え・・・・!
          ,.{ヒ| ` ´| |` ´ .|ヒ}、     言語道断・・・・! あさましいとは思わないのかッ・・・・・!
     _ ,. -‐|.`-l /_〈_〉_'、 !-’|ー- 、 _      (つーかそれじゃあおじさんやM兵となんもかわらんぞ)
 , -‐ ´ _ , -‐|.  l. l‘-―‐-’! |  |ー- _ ` ー- 、
i |-‐ ´    |  |`ー- ニ - ‐' !  |     ` ー-|ヽ
! |       |  .|   ><   |   |        |  l
335通常の名無しさんの3倍:2008/05/31(土) 19:30:14 ID:???
336通常の名無しさんの3倍:2008/06/01(日) 01:29:10 ID:???
             _))
          ., ´  ' 、
.        !  ((( )))ア゙ギィ!!ソレハシンミア厨ガカッテニ!!グァエェ!!
          .W:;`Д';ノ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ 二二l
.      ノ ''ω'':;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)ジワジワポタポタ
        ;.,| | ;:
   ジュジュー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
         , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ バチッパチパチ
        ;;从人从.,;; ゴオォオ
        .;.从;,  .,;从.;     
  .      从;. ,.. ,:. 从

   人
ヽ( ○ )/ 我が妻ミーア姫を拉致した賊め!焼き殺してくれるわ!ハハハハハハ!!
337通常の名無しさんの3倍:2008/06/01(日) 02:52:15 ID:???

新スレです
新シャア板じゃないけど遊びにきてね
ミーア・キャンベル萌えスレpart1
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1212208319/
338通常の名無しさんの3倍:2008/06/02(月) 05:12:26 ID:???
落とす気があるのかないのかわからん
339通常の名無しさんの3倍:2008/06/08(日) 02:44:29 ID:???
340通常の名無しさんの3倍:2008/06/08(日) 04:09:18 ID:hJa/gRX9
fgじぇggm背fmsvhbd義江d(・_・o)ン? (o・_・)ン? (o・_・o)ン?vsdvdvこつtjhddvsjsヴぉそじょsksfkd
341通常の名無しさんの3倍:2008/06/08(日) 13:05:56 ID:???
         .〃.⌒ ☆
.        ! (((!´゙リ))
       ノ リ:;。A`;ノリ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
.      ノ '(:i:) :;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)
        ;.,| | ;:
   ジュジュー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ
      ;; 从人从.,;;  パチパチ  
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从

  _))
〃´ `ヽ
i ((( ))))
W ゚∀゚ノ アハハハハハハ!!
お前のせいで訳のわからない小説書かれてるんだよ!さっさと死ね整形ブス低脳女ミーア!
342通常の名無しさんの3倍:2008/06/12(木) 01:56:38 ID:???
保守
343通常の名無しさんの3倍:2008/06/17(火) 19:49:20 ID:???
保守
344戦後 シン×ミーア 21:2008/06/21(土) 11:47:25 ID:AUI4jLie
イザークが隣の部屋のドアを開けた時、シホが静かに、しかししっかりとした声で宣言
していた。

「フラッシュ」
「有り得ないだろ!」

シンが椅子を蹴って立ち上がった音が煩くて思わず顔を顰める。
一方シホはイザークが戻って来た事に気付いてカードをテーブルに置くとイザークを振
り返って敬礼した。

シンはシホが置いたカードに手を伸ばそうとしたが、イザークに気付いて慌てて敬礼する。

「シホ、どうだ?」
「休暇届は受け取って貰えませんでした」
「そうか。ではカナーバ議長代理に連絡をしてシンの解任をお願いしよう」
「は!?」

突然の展開にシンは大きな声を上げるしかなかったが、イザークが面倒臭そうに携帯端
末を取り出した途端、ざっと顔色を変えてイザークに噛み付く勢いで声を上げる。

「横暴です!」
「何処がだ?命令に従えない者は作戦遂行に必要ない。これはZAFTに所属する者な
ら誰もがわかる事だ」
「作戦って・・・何かあるんですか?」
「貴様に関係ない事だ」
「アスランがミーアを迎えに来るかもしれないんでしょう!?」

やはりそれは知っていたか。

と、イザークが目を細めてシンを見下ろす。
高圧的な視線にシンは反抗心でにらみ返す。
これがシンの欠点であるのだが、今はそれを制する人間が居ない為、シンは更に一歩イ
ザークに近付き、一層睨みつける視線を強くした。

しかし、見上げる視線に恐れるようなイザークでもない。
眉一つ動かさず、更に目を細めてシンを睨みつけた。

「一端の騎士を気取るのは結構だ。しかし己の分も立場も分からない騎士に守られるの
では姫の方が迷惑だろうな」
「意味が分かんないんですけど。そういう遠回しな言い方しか出来ないんですか?」

イザークの言葉が嫌味である事はニュアンスで受け止められたが、何が言いたいのかよ
く分からなかった。
それをイザークは片眉を僅かに顰めるだけでシンを睨み返し、徐にテーブルに近付くと
、シホとシンのカードを見た。
シンの手元にあるカードを表に開く。

ノーペア。

そしてシホのカードはフラッシュ。

カードを見、そして先程のシンの叫び声でイザークは更に嫌味たっぷりに笑った。

「どうやら一度も勝てて居ないようだな。シホの「手」に気付けないとは。どれだけシ
ホはお前に同じ事を繰り返したんだろうな?」


カードを見つめたままの言葉に、シンはそこで漸くざっと顔色を変えた。


「・・・・・イカサマ?」
「さぁ。自分で考えるんだな。分かっている事は、お前は俺が居ない間に差し出された
休暇届を俺の命令だという言葉でそのまま鵜呑みにし、これだけの長時間お前はシホに
騙され続け、それをお前は信じ続けてきた、という事だ。見るからに硬そうな女が突然
時間つぶしにカードゲームを提案し、特に害も無いからとお前は緊張感もなく騙され続
けていたというわけだ」



カードゲームで命がなくなる訳では無いからな。



次第にイザークの言いたい事が読めてきた。

「何故お前はシホを此処まで信じた?俺と一緒に訪れていたからか?俺とシホがどれだ
けの付き合いなのかお前は知っているのか?お前はこのカードゲームをしている間にど
んな会話をしていたか、全て覚えているか?彼女が突きつけた休暇届を疑おうとは思わ
なかったのか?どうしてお前に休暇届けが突きつけられたか分かっているのか?」




それは、今のお前の態度が全てを物語っている。




346戦後 シン×ミーア 21:2008/06/21(土) 11:51:03 ID:???
再びシホがシンの目の前に休暇届を差し出した。
今度はシンはその休暇届を跳ね返す事は出来なかった。

跳ね返せばイザークが取り出した端末によってアイリーン・カナーバに連絡され、解任
が言い渡される。
休暇届を受け取れば、期間はあってもミーアと再び会えるだろう。
・・・たとえ、彼女の一大事に傍に居れなかったとしても。

しかし、だからといって素直に休暇届を受け取る訳にも行かない。
これがイザークの更なる策の可能性だってあるのだ。

ぎりぎりとイザークの体を射抜く強さで睨みつけていると、イザークは次第に付き合い
きれなくなってきたのか、腕時計を確認して顎で書類を示す。

「悪いようにはしない。それに署名するんだな」
「・・・・・簡単に人を信じるなと今言ったばかりで、どうして信じられますか?」

口調は丁寧に話しているが、声が怒りを含んでいる。
権力という力に逆らえない「組織」という空間に居て、そしてその「組織の力」によっ
て出会う事が出来たシンとミーアは、この「組織」が存在しなければ会う事もままなら
ない。
それでも良いのだと思っていたが、この「組織の力」を振りかざし、シンの行動を制限
しようとする力がまた別に存在する事に憤りを感じずには居られなかった。

一気に用心深くなったシンに、イザークは溜息を吐いた。
もう一度時間を気にして視線を落として再び口を開こうとした時、シホが遮るように口
を開いた。

「シン・アスカ。隊長は信じていい。ジュール隊全隊員の名誉に掛けて言う。隊長が悪
いようにしないと仰るのなら、私たちは皆それを信じる。命令だからという理由ではな
い。隊長が私たちに掛ける言葉に偽りが無いからだ」
「おい」

余りの過大な信頼に思わず声を出したのはイザークだった。
少し間が抜けて聴こえるのはきっとイザークが照れているからだろう。
シホを咎めようと思わず声を上げたイザークだったが、視線を向けるとシホがイザーク
を見上げる視線にぶつかり、困ったように眉根を寄せてそのままシンに声を掛けた。

「休暇はZAFTへの出入りを禁じる物じゃない。好きに過ごせ」

347戦後 シン×ミーア 21:2008/06/21(土) 11:52:36 ID:???
この言葉で何が言いたいのか察したシンが更に一歩前に出てイザークに詰め寄った。

「では、どうしてミーアの護衛からは外すんですか」



「貴様、オーブに戻るように言われただろう」



間も空けず返って来た言葉にシンは反応して肩を震わせた。
それだけで返答になるとイザークは僅かに肩を竦ませた。

「休暇届、署名します」

シホの手から休暇届を受け取ると、シンはテーブルの上に置いてあったボールペンで素
早くサインをした。


期間は無期限。
次回の召集があるまで。



「休暇中、宇宙の復興作業に参加したいんですが」
「さっきも言った。好きに過ごせ」
「参加するにあたり、市長代理の名前を使ってもいいですか?」



シンが休暇届を差し出す様子を、イザークは探るように見ていた。

シンは相変わらず睨むようにイザークを見ていた。
イザークは暫く考える仕草を見せ、斜に構えて顎をしゃくった。

「勝手にしろ」

この返事にシンが安心した表情を見せたのをイザークは見逃さなかった。


こいつなりに何か考えているということか。


348戦後 シン×ミーア 21:2008/06/21(土) 11:53:29 ID:???
どんな策か僅かに興味があったが、シン一人で出来る事などたかが知れている。


「最後の挨拶くらいは認める。・・では、シホ、後は任せた。俺は戻る」
「はい。行ってらっしゃいませ」


急いでいたのか、直ぐにイザークは踵を返して退室した。

残されたシンとシホがイザークを見送った後、シンは徐にシホに声を掛けた。


「どうしてあんな高圧的な人を信じられるんですか?」
「隊長は私たちに一度も戦いで散れとは仰いません。生きて戻れと。厳しいのは私たち
の命を思ってです。その割に用心深くて時に私たちに対しても過保護になるのが困り者
ですが、私たちは隊長程プラントを愛している軍人を他に知りません」


軍人と政治家を同時に務めようなど、並大抵の苦労では無い筈です。


心酔と言い換えてもいい程の信頼を寄せているシホに、シンはイマイチ付いて行けず「はぁ」とだけ返した。




<続>
349戦後 シン×ミーア 21:2008/06/21(土) 11:58:40 ID:???
上げるつもりはなく、ひっそりと更新をするつもりだったのに・・・・(がっくり)
失態です。

いつもGJありがとうございます。
今回も短いですが、一区切りで載せてみました。

シン、休暇届けにサインをしました。
これにより、ミーアの傍から暫く離れますが、全く諦めているというわけではない様子。
ここからシンを思い切り動かしたいと考えていますが、猪突猛進型のシンが上手い具合に
動いてくれるのかが心配なところです。
350通常の名無しさんの3倍:2008/06/21(土) 17:58:11 ID:???
まさかまだこっちに投下していただけるとは……感謝の言葉もございません。

ちょっと背景忘れてて策謀の意図が読めないんでもう一回読み返してくることにします。
しかしシン融通きかねぇなァ。若い若い。
351通常の名無しさんの3倍:2008/06/22(日) 21:09:03 ID:???
         .〃.⌒ //
.        ! (((!´゙リ))
       ノ リ:;。A`;ノリ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
.      ノ '(:i:) :;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)
        ;.,| | ;:
   ジュジュー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ
      ;; 从人从.,;;  パチパチ  
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从

  _))
〃´ `ヽ
i ((( ))))
W ゚∀゚ノ アハハハハハハ!!
俺のミーアの仇!ケシズミになるまで生け贄として燃やし尽くしてやる!
352通常の名無しさんの3倍:2008/06/22(日) 21:13:04 ID:???
           _))
         ., ´ ` 、
.       !  ((( )))ア゙ギィ!!ソレハシンミア厨ガカッテニ!!グァエェ!!
         .W:;`Д';ノ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ 二二l
.      ノ ''ω'':;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)ジワジワポタポタ
        ;.,| | ;:
   ジュジュー. :| |.:
.    ,:.;l |; ,
       , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ バチッパチパチ
       ;; 从人从.,;; ゴオォオ
       .;.从;,  .,;从.;     
  .     从 ;. ,.. ,:. 从

   人
ヽ( ○ )/ 我が妻ミーア姫を拉致した賊め!焼き殺してくれるわ!ハハハハハハ!!
353通常の名無しさんの3倍:2008/06/22(日) 21:15:12 ID:???
さて、そろそろほどよく焼けた頃か、ククククク
           _))
          ., ´ ` 、
.        !  ((( )))
          .W:;。Д`;ノ  
   l二二と] [ ;;::  ] [つ 二二l
.       ノ ''ω'':;ヽ
        (::;_ノ| |ヽ;:;_)ジュウゥウウージリジリ
         ;.,| | ;:
    ジュワァー . :| |.:
.        ,:.;l |; ,
        , ;,.;;. i,;:;l ;.; , パチパチ パチッ
        ;; 从人从.,;; ジワジワ
        .;.从;,  .,;从.;     
  .      从 ;. ,.. ,:. 从

   人
ヽ( ○ )/ シン、貴様はこのまま晒し物にしてやろう!
醜く腐れ落ちながらドブ鼠の餌となるがいい!ハハハハハハハ!
354通常の名無しさんの3倍:2008/06/22(日) 21:15:44 ID:???
         .〃.⌒ ☆
.        ! (((!´゙リ))
       ノ リ:;。A`;ノリ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
.      ノ '(:i:) :;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)
        ;.,| | ;:
   ジュジュー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ
      ;; 从人从.,;;  パチパチ  
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从

  _))
〃´ `ヽ
i ((( ))))
W ゚∀゚ノ アハハハハハハ!!
お前のせいで訳のわからない小説書かれてるんだよ!さっさと死ね整形ブス低脳女ミーア!
355通常の名無しさんの3倍:2008/06/22(日) 21:15:57 ID:???
         .〃.⌒ ☆
.        ! (((!´゙リ))
       ノ リ:;。A`;ノリ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
.      ノ '(:i:) :;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)
        ;.,| | ;:
   ジュジュー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ
      ;; 从人从.,;;  パチパチ  
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从

  _))
〃´ `ヽ
i ((( ))))
W ゚∀゚ノ アハハハハハハ!!
お前のせいで訳のわからない小説書かれてるんだよ!さっさと死ね整形ブス低脳女ミーア!
356通常の名無しさんの3倍:2008/06/22(日) 21:16:14 ID:???
         .〃.⌒ ☆
.        ! (((!´゙リ))
       ノ リ:;。A`;ノリ  
  l二二と] [ ;;::  ] [つ二二l
.      ノ '(:i:) :;ヽ
       (::;_ノ| |ヽ;:;_)
        ;.,| | ;:
   ジュジュー. :| |.:
.       ,:.;l |; ,
      , ;,.;;. i,;:;l ;.; , メラメラ
      ;; 从人从.,;;  パチパチ  
      .;.从;,  .,;从.;     
.      从 ;. ,. .,:. 从

  _))
〃´ `ヽ
i ((( ))))
W ゚∀゚ノ アハハハハハハ!!
お前のせいで訳のわからない小説書かれてるんだよ!さっさと死ね整形ブス低脳女ミーア!
357通常の名無しさんの3倍:2008/06/22(日) 21:42:43 ID:???
GJでした!
荒らしは気にせず自分のペースでがんばってくださいw
シンは相変わらず若いですねw
358通常の名無しさんの3倍
職人さん乙。
しかしそろそろ三ヵ月経つなぁ。