デモンベイン>>>>>>>種シリーズループ7週目

このエントリーをはてなブックマークに追加
1通常の名無しさんの3倍
このスレはデモンベインのエキスを種シリーズにブチ込んだ混沌の箱庭です。
このスレに参加する諸兄には、旧神に連なる者として恥ずかしくない言動を望む。

以下は注意事項

・荒し、煽り、騙り、は原則で禁止。
・上記を破った者はインスマスの海にて『深きものども』と一生戯れて貰う。
・爆破作業はシュリュズベリィ教授に許可を得てから。
・ドリルは西博士と無数の漢達の夢であり浪漫だからして、これを止める事は無理であり不可能かつインポッシブルなのであ〜る。
・九郎ちゃんの パイルバンカーの露骨な使用は禁止。エロスは程々に。ネタとしては全然OK。
・ニャルさまが見てる。
・議長は根暗なオタ・・・・・・オカルト趣味
・うつけ!何を埋められておるかっ!そんな事では我が主は務まらんぞ!
・SAN値に注意しながらまったりやりましょう。

前スレ
デモンベイン>>>>>>>種シリーズループ6週目
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/shar/1183219896/
デモンベイン>>>>>>>種シリーズループ5週目
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/shar/1173516725/
デモンベイン>>>>>>>種シリーズループ4週目
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/shar/1165308646/
デモンベイン>>>>>>>種シリーズループ3週目
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1160223218/
デモンベイン>>>>>>>種シリーズループ2週目
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1155649090/

大十字九朗とシン・アスカの事件簿
デモンベイン>>>>>>>>>>種シリーズ
ttp://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1146806109/

まとめサイト (ガンダムクロスオーバーSS倉庫)
ttp://wiki.livedoor.jp/arte5/d/FrontPage
2通常の名無しさんの3倍:2007/09/12(水) 10:20:15 ID:???
ああ、>1乙。
>1乙だとも。
>1乙だろうさ。
3通常の名無しさんの3倍:2007/09/12(水) 12:11:59 ID:???
フングルイィ!ひぃはははは! ムグルウナフゥ!げはははは! >>1乙!
4通常の名無しさんの3倍:2007/09/12(水) 13:23:49 ID:???
>>1乙よ〜ん
5通常の名無しさんの3倍:2007/09/12(水) 14:02:26 ID:???
渇かず>>1乙無に還れぇ!
6通常の名無しさんの3倍:2007/09/12(水) 16:40:10 ID:???
>>1乙インパクトォ!!!
7通常の名無しさんの3倍:2007/09/12(水) 17:48:30 ID:???
「風は虚ろな空を征く」
「声は絶えよ 歌は消えよ!」

「涙は!!」
「流れぬままに枯れ果てよ!」


「此処が最果ての空……」
「>>1乙の夢を抱いて眠れえぇい!!」
8通常の名無しさんの3倍:2007/09/12(水) 18:25:41 ID:???
ヴーアの無敵の印において、
>>1乙せよ。
>>1乙せよ。
>>1乙せよ。
9通常の名無しさんの3倍:2007/09/12(水) 18:30:28 ID:???
それでも、>>1乙したい世界があるんだー!!
10通常の名無しさんの3倍:2007/09/12(水) 18:31:06 ID:???
>>1乙もだ!であ〜る!」
>>1乙も付けるぜロボ〜!」
11通常の名無しさんの3倍:2007/09/12(水) 23:48:47 ID:???
>>1
お前に乙を見せてやる…………!
12通常の名無しさんの3倍:2007/09/13(木) 07:09:02 ID:???
13通常の名無しさんの3倍:2007/09/13(木) 23:57:27 ID:???
1000 :通常の名無しさんの3倍:2007/09/13(木) 23:54:00 ID:???
や ら な い か

1000なら阿部



出て来い! 前スレ>>1000出て来て責任取れ性的な意味でェ!!
14通常の名無しさんの3倍:2007/09/13(木) 23:58:22 ID:???
>>13
噴いたwww
15通常の名無しさんの3倍:2007/09/14(金) 00:01:40 ID:???
にゃる様が見てる。
16通常の名無しさんの3倍:2007/09/14(金) 00:47:08 ID:???
993 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2007/09/13(木) 23:42:56 ID:???
時の歯車

994 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2007/09/13(木) 23:43:58 ID:???
断罪の刃

995 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2007/09/13(木) 23:46:23 ID:???
久遠の果てより来たる虚無

996 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2007/09/13(木) 23:47:23 ID:???
永劫(アイオーン)!

997 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2007/09/13(木) 23:48:25 ID:???
汝より逃れ得るものはなく

998 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2007/09/13(木) 23:52:06 ID:???
汝が触れしものは死すらも死せん!!

999 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2007/09/13(木) 23:53:54 ID:???
―――鬼械神アイオーン

で1000が>>13だから大爆笑しちまったよwww
17通常の名無しさんの3倍:2007/09/14(金) 14:55:02 ID:???
つまりアズラットが阿部さんとウホッて二人でアイオーンと?
18通常の名無しさんの3倍:2007/09/14(金) 15:26:58 ID:???
アズラッド・阿部さん・アイオーンの「あ」で始まる三位一体ですね!
わかります!(><)
19通常の名無しさんの3倍:2007/09/14(金) 16:49:12 ID:???
つまりこういいたい訳ですか
アズラッドの魔導書はアルアジフでは無くアベ・アジフだと
20通常の名無しさんの3倍:2007/09/14(金) 18:16:37 ID:???
そして>>17>>19は三つに分かれたバルザイの偃月刀の餌食となった。
21通常の名無しさんの3倍:2007/09/14(金) 19:10:02 ID:???
阿部さんが魔道書の精……

タイトルは『クソミソテクニック』Dethか?
22通常の名無しさんの3倍:2007/09/14(金) 21:47:18 ID:???
ヴーアの無敵の印において──

やらないかやらないかやらないか

こうですか!?分かりません!
23通常の名無しさんの3倍:2007/09/14(金) 22:28:56 ID:???
おぉっと流石にこの展開はなしだ

キリキリキ「や ら な い か」何ィッ!?
24通常の名無しさんの3倍:2007/09/14(金) 22:47:27 ID:???
ナイアさん逃げてええええ、超逃げてええええええ
25通常の名無しさんの3倍:2007/09/14(金) 23:12:12 ID:???
アッーーーーーー!?
26通常の名無しさんの3倍:2007/09/14(金) 23:32:08 ID:???
大丈夫!
ナイアさんなら大丈夫!
ナイ神父ならアッー!
27通常の名無しさんの3倍:2007/09/14(金) 23:44:22 ID:???
ニコニコのmugenの動画を見たが、阿部さんはメスもいけるぞw
28通常の名無しさんの3倍:2007/09/14(金) 23:47:26 ID:???
旧神阿部さん「このままじゃおさまりがつかないんだYo!」
29通常の名無しさんの3倍:2007/09/15(土) 00:07:58 ID:???
>>28
そいつは旧神なんかじゃなく、
もっとすば、じゃない、おぞましい何かだアッー!
30通常の名無しさんの3倍:2007/09/15(土) 01:32:53 ID:???
阿部ネタうざい
31人誅:2007/09/15(土) 17:00:36 ID:???
失せろ
目障りだ
32通常の名無しさんの3倍:2007/09/15(土) 18:33:56 ID:???
性癖が特殊にだけの自動車修理工だろ?
特別視し過ぎ
33通常の名無しさんの3倍:2007/09/15(土) 19:40:51 ID:???
っと阿部さんの魅力に嫉妬した
不細工が申しております
34通常の名無しさんの3倍:2007/09/15(土) 19:59:59 ID:???
人誅(笑)
剣心(笑)
35通常の名無しさんの3倍:2007/09/15(土) 20:33:06 ID:???
この流れなら言える。
エレンは俺の嫁
36通常の名無しさんの3倍:2007/09/15(土) 20:37:45 ID:???
>>33
じゃさっそくケツを出せ。
なぁに、心配するな、俺はハッテンのプロだぜ!
37通常の名無しさんの3倍:2007/09/16(日) 11:05:13 ID:???
まああんまりとやかく言わないけどほどほどにな
理解のある人も居れば、ノーマルだから寄るなって人も居るし
生態系に逆らってんじゃねーよ氏ねって人も居るんだから
宇宙、過ぎ行く時は人に異界領域へと足を踏み入れる術を与えた。
何も零れぬ虚無の空間、何も掬う事のできぬ絶無の空間。
踏み入れた人はそこにあるものを知らない。
無知は幸福である、その無知ゆえに恐れを知らぬために。
無知は不幸である、その無知ゆえにその恐怖を垣間見る。
それは宇宙的悪意、沸騰する混沌、揺り籠の玉座にて眠りにつくモノ。
それは遥か太古より宇宙(ソラ)より君臨したるもの。
現象であり存在である。
闇黒に潜むソレは人の知覚では許容できぬ発狂存在。
ソレへの認識はつまり破滅的精神崩壊との直結を意味する。
それこそが『外なる神(アウター・ゴッド)』であり、旧支配者である。
しかしそれは『あの世界(モノガタリ)』の物語(セカイ)が繋がる
場所においての存在。
そう、かつて双子の窮極を螺旋の中で育んだ無貌でさえも、物語の力
なしではそのセカイを描くことができなかった。
記述すらない物語は存在することは出来ない。
世界(モノガタリ)は物語(セカイ)である。
それ故に、この世界にはその物語は存在することはないのだ。
図書館の蔵書に存在しないものは閲覧する事が出来ないのと同じように、
彼らもまたその物語を知る事はないのだ。
しかし、そうなのか。
それは本当に正しいのか。
思わないだろうか、考えないだろうか、想像しないだろうか。
無限の蔵書を誇る捻れた直線を持つ曲線と四角と錘と円柱を
内包した平面で囲まれた世界という図書館。
その世界に、無限の蔵書にすらない蔵書が混じらないか、と。


******

「いったいこれはどういう事なのだ、ユウナ」
リムジンに取り付けられたモニタ、ウナトが息子の独断専行を
問い詰めていた。
オーブ軍基地から無断で発進したデモンベイン、それの許可を
与えたのが息子であるユウナだというのだからその怒りは
当然である。
「ユウナ、お前には勝手にここまでして良い権限は与えていないのだぞ!」
「分かっていますよ父上。僕は貴方の側で政務の手伝いをするだけ
 の人間ですからね」
「では、どうしてアレを動かした?」
怒りを抑えるようにウナトの目が細まる。
アレとは言うまでも無くデモンベインのことである。
「あれがここから飛び立った事はすぐにでも連合……いやロゴスの
 奴らに知れる」
「でしょうね。表立っては接触はしてきませんでしたがデモンベインは
 ここに来た時から既に彼らに知られていますしね」
あっけらかんと言ってのけるユウナ。
それはさっきまでの紅朔と同じような気の持ちようだ。
「では何故勝手なことをしたのだユウナ!?ユニウスセブンの事で、
 間違いなく奴らは戦争を始める口実を得た!!
 そのための手段としてあれを我らの兵器として取られてみろ、
 あれは格好の同盟締結の材料になるぞ!!」
「ええ、それは分かっていますよ。ですから、彼らを使うんです」
父の言葉を押し留めようとユウナの脳内で情報が疾走する。
表面は平然としてはいるが内側はかなり切羽詰っていた。
「オーブが保有する戦力では彼らに対抗する力はありません。
 もし、彼らとの同盟を白紙にする事があれば再びオーブは戦乱に
 巻き込まれることになる」
「それがどうした?何を当たり前のことを――」
「彼等はユニウスセブンを破壊できると言っているんです」
「何を言ってるのだユウナ!それは絶対的にあり得ん!!そのような戯言……
 まさか、信じたのではないんだろうな!?」
気でも狂ったか、そう言いたげにウナトの顔が歪む。
「まさか、そうではないですよ。ですが、彼等は大気圏をですよ?
 ブースターのみで、しかもマスドライバーなしで突破したんです」
ユウナとしては信じた自分を恥じる気はないが、ここでそれを
言うのは愚である。
故に、その言葉は胸だけに留め表面を真逆の感情で取り繕い利用できる事実
を述べる。
モニタに表示されるデモンベインの発進時の映像、それは羽根状のブースター
から輝きを迸らせ基地から真直ぐに空へと消え去っていくときのもの。
「それは……確かだが。それと同盟白紙と同関係が?」
「それを説明しようとしたところですよ父上。
 とにかく信じるにしろ信じないにしろ、彼らの機体の能力、それは充分に
 彼らのやることに価値を見出せるといってるんです。
 これはつまり賭けですよ父上。
 仮に成功すれば我々は単機でユニウスセブンを破壊するほどの兵器を
 持つことになり核に匹敵するカードとなりえる。
 失敗しても、単機で大気圏突破レベルのことが出来る機体の保有が
 彼らの侵攻の手を抑止する材料となる」
途中ウナトが口を挟もうとしたが、それを遮るように淀みなく
一気に言い切った。
これは戦略、相手に反論の余地を与えず自分の意見を述べる。
多少おかしなところがあったとしても強い調子で言う事で相手の意見を封じるのだ。
「しかし……」
「父上」
声色にひるみが現われる、それを見過ごさぬようにユウナは調子を
更に強め圧迫(プレッシャー)を加える。
「父上、僕達は政治家なんです。奴ら連合を裏から支えるロゴスのような商人の
 援助は確かに重要です、いや、不可欠です。
 しかし、これからの戦争を見据えるとしたならば彼らの言う事を
 聞くだけの策だけでは無理だ」
「………どういうことだ」
40通常の名無しさんの3倍:2007/09/16(日) 12:38:49 ID:???
支援

「彼らの都合だけを聞いて同盟を結ぶだけならば、この国の理念に共感する
 人間達の反感を買うのは必至なんですよ。
 たとえそれが、国家の、ひいては国民の利益に繋がるとしても彼等は
 理想を信じることに盲目になっている。
 それが後々にテロへと繋がる事もありえますし、あの『孤児院』の
 連中がほうっておくわけがない」
「………フリーダム」
モニタ越しに会話する二人、それの脳裏に浮かぶのはあの幾重の
羽根を背負った化物。
「そう。だからこそ、我々はデモンベインを利用する。
 破砕の如何によっては我々は同盟を白紙に戻す事ができ、国民の信頼を
 大きく得る事が出来る。
 戦争はプラントと連合だけでやってくれるはずですよ?
 失敗、もしくはそこまでの結果を生み出せずとも、行動の結果を脚色する事で
 同盟を仕方なしとする論調を生み出せる。
 もちろん、僕らで解明できないデモンベインのブラックボックスを
 彼らが解明できるわけがない。
 故に、接収されてもこちらには何の痛手もないしすぐにこちらへ
 返却されるというわけですよ」
そこまで言ってユウナはウナトと視線を合わせる。
「いかがですか、父上?」
思案するウナト、沈黙は約数分に及ぶ。
そして、
「とんでもない大博打だ」
ウナトに不敵な笑みが浮かぶ。
「ええ、国の命運を左右する大博打です」
ユウナにも。
「だが、彼らの出所はどうする?」
「それは、まあ、おいおい彼らと相談しますよ。強すぎる力というものを
 カガリがどう言うかも、ね」
「はは、詰めが甘いな」
ウナトから笑みが零れる。
それは久々に見る父としての優しい笑顔であり、ユウナはそれに
驚きの念を隠せない。
ウナトとしては息子の成長が喜ばしかった事が理由にあるのだが
息子である彼は知るまい。
「言わないでくださいよ、緊急だったんですから」
「ふん、緊急事態に出す案にはもっと精密さがいるのだ。
 そこまで見切れていないお前のミスだ」
「胸に留めておきます」
「良し分かればよい、ではこっちに戻ってきたらまた話そう」
「はい、父上」
そしてモニタは切れる。
「さて、こっちで打てる手は打ったよ二人とも。後は君達しだいだ、
 よろしく頼んだよ……」
工廠の一画に止められたリムジン、彼は夜空を見上げる。
42機神双刃デモンベイン=デスティニー:2007/09/16(日) 12:40:59 ID:???
眼前超弩級構造体に迫る。
デモンベインが微生物に見えるほどの巨大がそこに在る。
仁王立つ。
この破壊鎚を瓦解せしめ、消滅せしめる手段を講じる。
疾走する脳内情報、あらゆる外道の知識が、全ての段階を凌駕して
必滅手段を構築する。
「ナアカル・キーは」
「無理ね。クイーンの認証式はこの前使い切ったわ」
「レムリア・インパクトは不可、か」
「そうね。でも、手段がないわけじゃないわよね」
不敵に笑む。
宇宙の論理を書き換え、世界の裏へと思考を伸張させる。
何も必滅の手段は1つだけではない。
紅朔の指が音楽を奏でるようにパネルを走る。
九朔の拳が存在の実在を認識し虚空を掴む。
双者の思考がたどり着く解は同時にして同意。
脳内に奔るそのイメージ―――それは銃。
口訣、脳内に術式を構築する。
「ふんぐるい・むぐるうなふ・いあ・くとぅぐあ――――!」
紅朔が謳う。
「ふぉまるはうと・んぐあぐあ・なふるたぐん――!」
九朔が謳う。
「「いあ・いあ――――!!」」
壱の呪文、しかしそれは弐の意を同時に持つ。
それは北落師門(フォマルハウト)より来たる神性への呼びかけ。
それは星々の間に吹き荒ぶ風に乗りて気たる神性への呼びかけ。
それは彼等の記述の中の最強火力にして最強冷力。
旧支配者であるが旧支配者に在らず。
それはデモンベインが神の模造品で在るが故に神の模倣である。
しかし、それは威力である。
デモンベインの両の腕、双極の威力が顕現した。

左腕、極寒の威力。
精錬された銀、耽美なる銀、研ぎ澄まされた刃の如く美麗。
六ある弾倉の最下部より死を吐き出す殺意の象徴。
回転式魔銃―――

「イタクァ!」

右腕、劫火の威力。
装飾を施されながらも無骨、何より兇暴。
前面下方に設置された弾倉に闘志を装填する破壊の象徴。
自動式魔銃――

「クトゥグア!」
43機神双刃デモンベイン=デスティニー:2007/09/16(日) 12:43:47 ID:???
それは二挺拳銃である。
既存MSには到底理解できないそのスタイル、そのデザイン。
旧時代の武具を纏いデモンベインは相対する。
デモンベインに刻まれた魔術紋様が激しく鳴動した。
唸る刃金が虚無の空間、宇宙空間を揺るがす。
宇宙の理を凌駕する魔術師の意識が星気領域へと到達、世界の式を書き換え、
論理(ロゴス)を打ち砕く情熱(パトス)を打ち出す。
揺らぎ、デモンベインの周囲が顕現する存在の神気に歪む。
だがそれは決して根源悪意の外なる神がもたらす邪悪ではない。
明日へと続く希望を護る祈り、正しき怒りを撃ち出す昇滅の輝き。
「征くぞ、紅朔!!」
「もちろんよ、九朔!!」
構築された術式が唸った。
二挺が今まさに堕ちる墓標にその銃口を構えた。
双極の輝きが銃身に宿る、それは神威にて昇滅の儀式。
引鉄が絞られる。
そこから吐き出されるのは神性が織り成す破壊の一撃。
圧倒的暴虐が織り成すその名は――

「「イタクァ・クトゥグア―――神・獣・形・態!!!!」」

宣誓、打ちされた弾丸が七色の極寒と滅却の劫火を纏った。
弾丸は魔弾、極寒は翼持つ氷龍に顕現し星間宇宙を飛翔する。
極低温が宇宙空間に煌めくを生む。
弾丸は魔弾、劫火は焔纏う魔獣に顕現し星間宇宙を疾駆する。
超熱量が宇宙空間を嘗める陽炎になる。
氷龍と魔獣は星間宇宙を舞い、螺旋を描き、魔力の咆哮を轟かせる。
虚空に浮かぶ墓標への絶対無比の破滅の宣言、無音空間に響いた魔力の咆哮を
その場にいた者全てが聞く。
轟く咆哮は滅火と極低温、双極の破壊がユニウスセブンに絡みつく。
劫火は大地を嘗めた。
燃え盛る躯、超熱量に触れ全てが物質の楔から解き放たれ蒸発する。
極低温は大地を疾走った。
凍える双翼、虚無に咲いた煌めきは全ての物質を氷結させ塵にする。
吹雪と劫火は瞬く間にユニウスセブンを呑んだ。

――そして静寂と咆哮の内にユニウスセブンは昇華した

44機神双刃デモンベイン=デスティニー:2007/09/16(日) 12:46:56 ID:???
ミネルバ艦橋、その場にいた全ての人間はその圧倒的光景を目の当たりにした。
それは人智を超え、あらゆる常識を超越した、壮絶なまでに苛烈な輝き。
宇宙空間を吹雪が舞い劫火が嘗める、物理的・科学的・常識的に決して
在り得ぬ光景は彼等の眼前で繰り広げられ、そして終息した。
「ユニウスセブン………消失(ロスト)を……確認」
淡々と、圧倒されたその驚愕に感情を失い、メイリンはその事実だけを
口にする。
「そう……」
タリアもまた同じく。
「…………」
「…………」
デュランダル、カガリもまた同じく。
沈黙、誰も声をあげることができない、理解が未だ及ばない。
目の前の現実を脳が処理し切れていない。
だが、それもすぐ。
壮絶なそれに流された感情は引いた波の如く、揺り返し、津波となる。
果たして、それまで沈黙だった空間に誰かの小さな呻き。
それが切欠、決壊した感情に彼等は歓声を上げた。
「お、おおおおお!! おおおおおおおおお!!!!!」
それは喜び、だった。
絶望の闇黒を打ち祓われた彼等は手に手を取り合い抱き合った。
男も女も関係ない。
ブリッジにいた者もそれは変わらなかった。
オペレータ達は隣にいた者と手を取り合い、メイリンはアーサーと抱き合った。
カガリは顔を押さえて嗚咽していた。
しかし、違う者もいる。
「いったい……あれは………」
タリアはユニウスセブンの存在していた場所を見ていた。
余りにも圧倒的過ぎたその力、その力を持つあの機体に感謝と同時に
畏怖を抱いた。
あの巨大なMS、あれはいったい何なのだ?
拳銃のようなあれから射出されたあのエネルギーは何だったのだ?
単機でユニウスセブンを消滅させる非常識、ご都合主義にも程がある。
「タリア」
そんな彼女の肩にデュランダルは手を置いた。
「議長……」
「私たちはもしかすると、今、歴史の一幕を見ているのかもしれないね」
そんな彼の瞳は少年の輝きを秘めていた。
そういえば、昔の彼はこんな顔をいつもしていた。
それを変えてしまった自分自身、タリアにその瞳は酷く懐かしかった。
「久しく、こんな気持ちになったことはなかったが……うむ、良いな」
口元に微笑を浮かべ、デュランダルは黒の機体を見た。
雄々しく聳えるそれは要塞のように堅牢、しかしそれが放つものは
優しく暖かい。
だが、今はそれだけに固執するわけにもいくまい。
その瞳を為政者のそれにし、彼はかつての恋人へ向かいなおす。
「艦長、あの機体への通信は可能かね?」
「お、恐らくは」
45通常の名無しさんの3倍:2007/09/16(日) 12:49:33 ID:???
?支援
46機神双刃デモンベイン=デスティニー:2007/09/16(日) 12:51:58 ID:???
「では、出来うる限り早く頼む」
是、とタリアは首を縦に頷く。
「メイリン、あの機体との通信を繋いで」
「あ、はい! 分かりました!」
喜びもようやく波を退いたのかメイリンはすぐにディスプレイの前に
座り作業を開始した。
歓喜が満ちるその場、しかし、それは突然に終わりを告げる。
「か、艦長!!」
通信を試みていたメイリンが悲鳴のような叫び声によって。
それこそが真の物語の始まり、全ての終わり。
さあ、宇宙狂想曲の始まりが始まる。
「熱源反応多数………何かが、現れました!!」
47機神双刃デモンベイン=デスティニー:2007/09/16(日) 12:53:34 ID:???
その瞬間、九朔/紅朔は感じるはずのない『ソレ』を感じ取った。
それは決してあるはずのない、存在してはいけないものであった。
昇滅したユニウスセブン、虚空の空間にそれは顕現する。
そこに現れるのは魔方陣、忌むべき邪神たちの紋章。
そこに在らざる可能性が在る物として構築される。
それは六の方陣を描き、六の存在を顕現させる儀式。
それは次元の壁を突き破り、宇宙を突き破りそこに在るのだ。
その存在を認識した時、紅朔/九朔から表情が消えた。
そして、戦慄した。
それは正しく、違いて、そこに生まれ堕ちた。
「何故だ……何故、お前がそこにいる!?」
「どうして……どうして、なんで!? なんでお前がそこにいるの!?」
それは黒い怪鳥であった。
それは鋼鉄の神であった。
それは神の模造品であった。
それは共に戦った者であった。
それは己の一部であった。
それは復讐者の剣であった。
それは在り得ざる者の刃だった。
それは母の一部であった。

「「なぜ、お前がここにいる――――永劫(アイオーン)!!」」


―――それは六の永劫(アイオーン)だった
48機神双刃デモンベイン=デスティニー:2007/09/16(日) 12:54:46 ID:???
投下終了。
とにかく今言えることは一つ。



や っ ち ま っ た





ああ、入れる穴があるなら入りたい
49通常の名無しさんの3倍:2007/09/16(日) 12:57:58 ID:???
リアルタイムで見てました。もうなんと言うかHAHAHAHAHAHA

ユニウスセブン昇華されるはアイオーンは6体現れるは、確かに
色々凄まじい事に…こうなったらいけるとこまで突き抜けて欲しいですな。
50通常の名無しさんの3倍:2007/09/16(日) 13:03:38 ID:???
違うだろ?
男ならこういうんだ――


 『 入 れ る 穴 が あ っ た ら 入 れ た い 』

詩的でGJなんだぜ
51通常の名無しさんの3倍:2007/09/16(日) 14:53:02 ID:???
おっと、この流れはアリだ

なんというか、その……乙でした
52通常の名無しさんの3倍:2007/09/16(日) 14:55:51 ID:???
えっと、いつ記憶を失うのでしょう
53通常の名無しさんの3倍:2007/09/16(日) 15:16:02 ID:???
(・∀・)ニヤニヤが止まらない〜
いろんな意味でGJです
54通常の名無しさんの3倍:2007/09/16(日) 15:24:42 ID:???
GJです、タイトルでいきなり吹いてしまいましたww

ところで来週の某アニメで新たな旧神がガチで生まれそうなんだが・・・・
55通常の名無しさんの3倍:2007/09/16(日) 16:32:16 ID:???
向こうのほうも見てたよ
まとめてGJ!!どっちもいつも楽しみにしてますw

>某アニメ
グラサンが見ようによってはエルダーサインのアレな
うん旧神の資格十分w
56通常の名無しさんの3倍:2007/09/16(日) 16:56:39 ID:???
ドリルにゲッター化、
これで旧神化しなかったら逆におかしい
57通常の名無しさんの3倍:2007/09/16(日) 17:05:09 ID:???
>>48
そっちの話も読んでるぞw
…しかし、レムリアインパクトが使えないのか、
で、母の永遠に失われた断片、最強のデウスマキナに登場か、
これは期待せざるえない。

全裸で。
58通常の名無しさんの3倍:2007/09/16(日) 17:16:46 ID:???
今時は便利な時代になりましたなぁ
何のことか分からなくても鳥でググるだけですぐに解決したわ
59通常の名無しさんの3倍:2007/09/16(日) 18:49:01 ID:???
|/|-|\
| 0M0) ニヤニヤ
|⊂ /
|  /
60通常の名無しさんの3倍:2007/09/16(日) 20:12:07 ID:???
あっちのもあなたが書いてたんですなあ
どうりで鋼屋節ビンビンだったワケで
61通常の名無しさんの3倍:2007/09/16(日) 20:34:38 ID:???
みんな巡回するスレは一緒なんだな〜w

そしてダディ自重
62通常の名無しさんの3倍:2007/09/16(日) 20:44:32 ID:???
常にデモンベインクロス作品を探し求めてるからw
しかし、ここの再現度はトップクラスと思う。
63通常の名無しさんの3倍:2007/09/16(日) 23:37:57 ID:???
一瞬新作スタート!? とかオモタw
ともあれ、GJだ!
64通常の名無しさんの3倍:2007/09/17(月) 03:16:55 ID:???
Σ(0W0)ナズェミテルンディスカ!
65通常の名無しさんの3倍:2007/09/17(月) 05:33:30 ID:???
>>64
(;0w0)<ダリナンダアンタイッタイ
66通常の名無しさんの3倍:2007/09/17(月) 22:33:32 ID:???
(0w0;)<ウェーイ
67通常の名無しさんの3倍:2007/09/18(火) 18:51:45 ID:???
王子自重w

ここは気まぐれで迷いこんだんだが神作が多いね。
68通常の名無しさんの3倍:2007/09/18(火) 23:36:09 ID:???
このスレを見ている人はこんなスレも見ています。(ver 0.20)
あの作品のキャラがルイズに召喚されました part57 [アニキャラ総合]
あの作品のキャラがルイズに召喚されました part58 [アニキャラ総合]
HELLSINGのキャラがルイズに召喚されました part2 [漫画サロン]
あの作品のキャラがルイズに召喚されました part59 [アニキャラ総合]
もしルイズが召喚したのがトレーズ様だったら [旧シャア専用]

うん、まあ……ドンマイ&GJ
69通常の名無しさんの3倍:2007/09/19(水) 14:00:34 ID:???
とりあえず軽めのネタをば

■■■さん「想定外の事態が発生した為、ス○ールデ○ズ最終回『失格野郎大勝利! 希望の未来へレディーゴー!』は用意されておりません
        『納得いかない!』とお怒りのお客様につきましては、次の中からお好みの展開をご自由にお選びください。

1.恋愛(たたかい)はこれから
空鍋「ふふふ、世界さんも中々頑張ったじゃない。でも、彼女は私たちヤンデレ1024傑の中で最も格下!」

2.へんたいかめん
仮面「コレが人の夢! 人の望み! 人の業! 競い! 妬み! 憎んで! その身を喰い合う!
    既に遅いさtvk、私は原作プレイ済だよ。だから知る! 誠は自ら育てた闇に食われて滅ぶとな!」

3.フルメタルスクールデイズ
ガウルン「愛してるぜぇ〜、まぁ〜こぉ〜とぉ〜!」

4.野性の勘
さあ、せんけつのけつまつだ 
なに、まことがいない!?

97.はーれむえんど
――俺は見るのだ。宇宙の、姿を
(中略)
カーテンを勢いよく開くと、極彩色の空が滴り落ちていた。
風が甘い腐臭を運ぶ。心地よい春の匂いだった。今日も良い天気だ。

食卓についた。
■■■「お兄ちゃん、おはよう」
エセル「お兄ちゃん、おはよう」
照夫「お兄ちゃん、おはよう」
クルーゼ「お兄ちゃん、おはよう」
デュランダル「お兄ちゃん、おはよう」
狐さん「ふん、「お兄ちゃん、おはよう」か。そんなことは言っても言わなくてもどうでもいいことだ」
ガウルン「お兄ちゃん、愛してるぜぇ〜」
阿部さん「お兄ちゃん、やらないか」
ダイ・バザール「お兄ちゃん、ギブアップせい!」
ランサー「お兄ちゃん、その心臓貰い受ける!」
グ=ランドン「お兄ちゃん、絶望せよおぉおおおおおぉぉぉ!!!!!」
ストレイト=クーガー「お兄ちゃん、この世の理はすなわち速さだと(略」
素晴らしきヒィッツカラルド「お兄ちゃん、真っ二つだぞ?」
ズェピア「キ、キキ、キキキキキキキキキ・・・・・・!! ツマらないツマラナイ、お兄チャンナンテツマラナイ!」
オレンジ「お兄ちゃん、おはようございました」

皆揃っていた。

(略)

エンネア「......orz」
70通常の名無しさんの3倍:2007/09/19(水) 15:00:59 ID:???
その最後のエンドちょっと待てw
71通常の名無しさんの3倍:2007/09/19(水) 15:04:57 ID:???
照夫さんが薄く感じるほどの濃いメンツ…こいつぁひでぇw
72通常の名無しさんの3倍:2007/09/19(水) 22:27:41 ID:nZ7JxgzF
ちょWWWWW
今吹いた飲むヨーグルト返せWWWW
73通常の名無しさんの3倍:2007/09/22(土) 13:51:53 ID:???
マスターテリオンの必殺技

レベル:69
必殺技1:奥技・水帝ラ・虚死断 - 攻撃力→6
必殺技2:スクリューボイス - 攻撃力→171
必殺技3:フライングビクトリー - 攻撃力→80

大十字九郎の必殺技

レベル:66
必殺技1:真・空烈メディカル刀陣砲 - 攻撃力→13
必殺技2:オートサマーソルト - 攻撃力→251
必殺技3:ランスバルカン - 攻撃力→249

http://seibun.nosv.org/waza/
74通常の名無しさんの3倍:2007/09/22(土) 16:27:47 ID:???
シン・アスカの必殺技

レベル:95
必殺技1:クロスハンド - 攻撃力→170
必殺技2:奥技・群雲殺 - 攻撃力→244
必殺技3:バルチャースプラッシュ - 攻撃力→175


キラ・ヤマトの必殺技

レベル:62
必殺技1:砂地獄 - 攻撃力→5
必殺技2:臥眼ナイトメアパンツァー - 攻撃力→67
必殺技3:翼月練光斬 - 攻撃力→79


アスラン・ザラの必殺技

レベル:75
必殺技1:黒連蓮凰剣 - 攻撃力→237
必殺技2:仙冥夢飛脚 - 攻撃力→2
必殺技3:突刀閃霊波 - 攻撃力→206


ラクス・クラインの必殺技

レベル:15
必殺技1:信紫破 - 攻撃力→216
必殺技2:幻夢嵐大掌 - 攻撃力→119
必殺技3:瞬王閃 - 攻撃力→155
75通常の名無しさんの3倍:2007/09/22(土) 16:57:17 ID:???
>>74
シンだけLv高いw
あれか、アーカムシティでもまれたり紅朔に扱かれた結果かw
76種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/09/23(日) 05:40:38 ID:???
「もう知らねえ! ウェスパシアヌスの頼みなんざ知るか! 原型留めなくなるまでズタズタにブッ殺す!」
「待てクラウディウス! あの力は予想外ダ、ここは一旦引いテ……」
「アアッ!? アタマ沸いてんじゃねえのか脳味噌筋肉が! ここまでコケにされて引くだぁ!?」
 怒りを露にして喚き散らすクラウディウスとそれを宥めようとするカリグラ。
二人をキラは冷ややかな──いや、冷たさすら感じない、光の消えた無感情の瞳で見つめていた。
 ──殺しはしない。だが何としても身柄を押さえ、何故自分やラクスを狙ったのかを聞き出し、
みんなを傷つけたことを償わせる──自分でも驚くほどスムーズに、そして淡々と思考を加速させていく。
 目的が定まり、それを行動に移そうと拳銃を持つ手を強く握った、その瞬間。
「……っ!?」
 突然の轟音と強い振動に、飛び出そうとしたキラは体勢を崩しつんのめりかける。なんとか体勢を立て直し、
また連中の仕業かと前方の二人に目を向けるが、当の二人もこの事態に困惑していた。
「なんなんだよ今のはよ!? カリグラ、テメェか!?」
「チ、チガウ俺ではなイ! こ、これハ……?」
 轟音と振動は不規則ではあるが絶える事無く、シェルターが激しく揺さぶられる。揺れの正体、
それに真っ先に気付いたのはバルトフェルドだった。
「これは……まずいぞキラ! これはシェルターの外からの攻撃、おそらくMSだ! そう長くは保たん!」
「ンだとぉ!?」
 バルトフェルドの叫びに、真っ先に声を上げたのはクラウディウスだ。
「まさか……さっきのクソコーディ共! まだ仲間が居やがったか!」
「まずイ、やはりここハ引くぞクラウディウス! 連中だけナら構わんガ、騒ぎが大キくなると
 オーブ軍まで現れルやもしれン!」
「……ドチクショウがっ! ズラかるぞカリグラ!」
 クラウディウスの足元から風が巻き上がり、それが渦となりクラウディウスとカリグラを包む。
渦は徐々に強さを増していき、遂には台風かと思えるほどの凄まじい暴風がシェルター内に吹き荒ぶ。
 風に遮られたキラの視界の向こうから、風の音に紛れて捨て台詞が響く。
『覚えてろよキラ・ヤマト……テメェはボクがこの手でズタボロにしてやる! クソ虫みてぇに地べた
 這いずって、ションベン垂れながら命乞いするまで弄ってやんよ!』
『次こそは必ズ、なんトしてでも捕えル……覚悟していロ!』
 暴風は徐々に勢いを失くし、完全に消えた時には既に二人の姿はなかった。
 だが、胸を撫で下ろす暇はない。未だシェルターは外からの攻撃に晒されているのだ。
 一難去ってまた一難もとい、もう一難来て一難去った現状で真っ先に動いたのは、やはり彼だった。
「ラクス、『鍵』を渡して」
「っ! キラ、それは……っ!」
 駆け寄ったキラにラクスが拒否の声を上げかけるが、キラの顔を見てその口が止まる。
77種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/09/23(日) 05:43:39 ID:???
 キラはその時無表情を崩し、ラクスに優しさを湛えた静かな微笑を向けていた。目にもゆっくりと光が
戻っていく。異常加速していた思考と、過敏すぎるほどに研ぎ澄まされていた知覚が落ち着いていくのを
感じながら、キラは眼前のラクスへ言葉を紡ぐ。
「大丈夫、守ってみせるよ。ラクスもみんなも、僕が生きて守り抜いてみせる……
 それが、今の僕がやらなくちゃいけないことだと思うから」
 そう告げたキラに、ラクスは一度開きかけた口を噤み俯いてしまう。だがすぐに顔を上げると、
キラに笑顔を返す──精一杯の、泣き笑いにしか見えない笑みを。
 懐から取り出したハロ、更にその中から一枚のカードキーを取り出す。この小さなカード一枚が、
『自由』を再び解き放つ為の鍵。
「ありがとう……行って来るよ」
「キラ……お気をつけて」
 送り出してくれるラクスにもう一度笑いかけ、キラはシェルターの奥へと歩き出す。
 ──再び、この手に剣を取る為に。



「かくして英雄は舞台に戻り、再びその手に剣を持ってその力揮わん……ってね」
 海岸沿いの小高い丘の上から、黒い女がMS同士の戦闘……否、一方的な蹂躙を楽しそうに眺めていた。
 シェルターから空高く飛び立つは八枚の翼と核の心臓を持つ機械天使、フリーダム。二年前に造られた
機体とは思えぬ圧倒的な機動力と火力を持ってして、シェルターを破壊しようとしていたザフトの
最新鋭水陸両用MS『アッシュ』を返り討ちにしていく。
 頭部と胴体が一体化したボディから生えた手足をライフルで撃ち抜き、レール砲で砕き、ビームキャノンで
消し飛ばす。しかし正確無比な射撃は決してボディやコクピットを掠める事はない。圧倒的な力の差を
見せ付けるフリーダムの姿は、見ようによっては敵にすら慈悲を与える天使にも見えるが──同時に、
格下の相手を甚振って楽しむ悪魔の姿にも見えた。
「これでようやく、舞台に主役全員が揃ったね。けど全てはここから、前回までの公演はまるでダメだった。
 役者の質が良くても、舞台も脚本も設定も演出も全てが半端。そんな書割を続けて、遂には役者自体まで
 半端になってしまう始末……どんな結末だとしても、ホントにつまらない駄作で終わった……これまでは」
 まあ半分近くは『ボク』が悪いんだけどね、と言いながらも女は全く悪びれた素振りえお見せず
クスクスと笑う。その時丁度フリーダムが、最後のアッシュをライフルの連射で四肢を貫く。文字通りの
ダルマと化した六機のアッシュが、フリーダムの周囲に転がっている。フリーダムは当然のように、無傷。
「けど今回は一味違うよ。役者を大量追加し、大道具も小道具も充実。そして今回の特別ゲスト演出はボクだ。
 ああ、どうしても期待してしまう! 今まで同様中途半端で終わるか、新人達のアドリブで話が
 大きく変わっていくか、トンデモ演出が超展開を生み出すのか……ま、ボクはどうなっても楽しければ
 かまわないけどね。失敗は成功の素、何度でも繰り返せばいいのさ」
 けど、と言葉を区切りフリーダムを見る女。無力化されたアッシュが全て自爆し、燃え立つ炎と煙の中心に
フリーダムが立っている。朝焼けの中、朝日と炎に照らされるフリーダムの姿は歴戦の勇士か、
はたまた血塗れの虐殺者か。
「失敗してもいいといっても、演出が盛り上げる努力を怠っちゃいけないよねえ……とりあえず、
 小道具の準備と役者の出番くらいしっかり調整しないと……そう思うだろう、マルキオ?」
 純粋に邪な笑みを浮かべた女の体が闇に包まれる。その言葉の最後は艶かしい女の声ではなく、
渋さ滲み出る男の声で紡がれた。
78種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/09/23(日) 05:46:43 ID:???
「殆ど寝てない中叩き起こされたかと思ったら、とんでもない報告をしてくれるね。どうせなら寝る前に
 間に合わせてくれれば良かったのにさ」
『お疲れのところ、大変申し訳ありません』
 執務室の机をトントンと指で何度も叩きながら、ユウナは不機嫌を隠そうともせずモニターの向こうの
人物に言い放った。その人物、トダカ一佐もまた顔に苦渋を浮かべユウナに謝罪していた。
 今現在、オーブは物凄く微妙な立ち位置と時期にいた。連合と組みプラントと闘うか、プラントと組み
連合と闘うか──目の前に突きつけられた選択はその二つ。もはや中立を貫くという選択肢は何処にもない。
 だがどちらをとるにしても問題はある。今現在オーブはユニウスセブン破壊に大きく貢献した
ザフトの戦艦ミネルバを停泊させている。同盟を締結したらまずミネルバを連合に引き渡さなければ
ならないが、そんな事した日にはプラントから激しく敵対視されるのは勿論、ミネルバの活躍を知るオーブや
他国の民から白眼視されるのは必須だ。かといって連合との同盟を拒めばかつてのようにオーブが焼かれるのは
目に見えている。どちらを取るにしても危険はあるのだ。
 だが中立の維持は無理でも、最悪オーブ本国に、民に危険が及ぶのだけは避けなければならない──
そう考えるユウナはその実現の為に宇宙にアスランを上げ、自分は地上で駆けずり回った。目下の理想は
連合と極力優位な内容で同盟を結びつつ、プラントとも裏で繋がりを持つ事。
 だがそれももはやタイムリミットが近い。アスランは未だプラントから戻らず、連合からの同盟への催促は
条件を厳しくしながら続いている。
 もはや猶予はない。膨れ上がる国民の不満を少しでも和らげる為、そしてユウナ自身が同盟を引き伸ばせる
ギリギリの日時に定めた『一大イベント』は、明後日だ。よりにもよってそんな時に……っ!
「沿岸警備の部隊をロストした直後、アスハ別邸にテロリスト襲撃? しかもその間数時間合ったにも関わらず
 軍内部で警備強化どころか情報伝達すら出来ていなかった!? しかも行政府に連絡が来たのが
 事件発生から3時間後とか、どんだけ平和ボケしてんのよオーブ軍はっ!?」
 報告を聞いた時、ユウナは本気でキレそうになった。ハッキリ言ってこれは軍の怠慢である。アスハ派の
軍人からセイランである自分は嫌われているとユウナは自覚していたが、その嫌がらせにしてもこれは
ちょっと酷すぎだろうと思う。
『弁解の余地も御座いません……!』
 まあ流石に今回のは嫌がらせじゃないか、とユウナはトダカを見て考えを改める。トダカもまたアスハ派では
あるが、軍人の分を弁えた立派な男だ。相手が誰だろうと命令に私情を行動に挟む事はない。明後日の
『悪巧み』も彼に少なからず協力してもらっている。
 そんな彼今自分に頭を下げ続けている。彼が本当に今回の不祥事にショックを受け、それを悔い恥じている
というのはユウナにも十分に分かった。この会合の後、今回失敗した人間は彼の前に引きずり出され、
怒号を叩きつけられるのだろう……それを思えば、ユウナの不機嫌も少しは落ち着いた。
79種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/09/23(日) 05:48:39 ID:???
「ハァ、まあ過ぎた事ぐだぐだ言ってもしょうがないか。君に責任がないとも言わないけど、
 君に当たるのは流石に筋違いだし。で、結局今分かってるのは?」
『……ハッ、アスハ別邸を襲ったと思わしきMSですが、損傷が酷く機種まではまだ特定出来ていません。
 しかしシェルターに残された遺体は全員コーディネーターでした。私見ですがこれはやはり……
 ザフトではないかと』
 うわメンドクセェ、とユウナは頭を抱えたくなった。本当によりにもよってこんな時に、と
顔も知らないザフト兵や命令した奴を呪いたくなる
(ミネルバと何とか話をつけた途端にこれか……ボクって運が悪いのかなあ)
『現在保護したマルキオ氏や家政婦の女性から詳しい話を聞いていますが、どうにも要領を得ず……それと
 子供達が魔術師だの魔法だのと意味不明な事を言っているのですが、まあ混乱しているだけでしょう』
「魔術師、ねえ……もう一度確認しておくけど、保護したのはマルキオ導師と家政婦、
 それに子供達だけなんだね?」
『はい……それが何か?』
「いや、なんでもないよ。それじゃとりあえずもういいよ、引き続き調査は頼むけど……明後日の艦隊の配置と
 ミネルバの件、宜しくね」
『ハッ!』
 トダカが敬礼をし、モニターから光が消える。ユウナは椅子の背もたれにドッと身を任せ、
疲れ果てたように大きな溜息を付いた。
「なんだかなあ……これはカガリに言うわけにはいかないよな」
 トダカの報告の中で一番に懸念される点──それは保護された人物にラクス・クラインとキラ・ヤマトが
いなかったということだ。殆ど知られていないが、極一部の人間はオーブにラクスが保護されている事を
知っている。動機は分からないが、今回のテロも恐らくはラクス狙いだろうとユウナは思っていた。
 そしてもう一点気になるのは、襲撃者が一人残らず、MSすらも壊滅させられていた点だ。数機のMSを
返り討ちにするだけの力を持つMS、そしてその場にキラ・ヤマトがいたとすると、連想されるのは
かつて彼が駆っていたという、フリーダム。
「……なんだかんだ言って、カガリもやってくれるよ。弟君だけじゃなくフリーダムまで確保してるなんてね」
 タダでさえ多い問題が、またしても増えた。プラントの姫君と非公式ながらオーブ国家元首の弟、二人は
何処に消えたのか? そして最低でもフリーダムという戦力を持つ彼等は、何をする気なのか? ユウナには
その答えを見出せないが、下手に回りに、特にカガリになんて話す訳にはいかない。
 もし、仮に話せる人物が居るとするなら──
「ああ〜もう! アスランさっさと戻ってきてくれないかな〜!」
 ユウナはほんの一週間ちょっとまでほとんど親交を持たず、自分が色々押し付けて宇宙に送った恋敵に、
聞こえるわけのない助けを求める声を上げた。
 ──その恋敵からほぼ強制的に奪ってしまった花嫁との結婚式まで、あと二日。
80種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/09/23(日) 05:52:42 ID:???
「全員集まったわね」
 ブリーフィングルームに集められたシン達ミネルバクルー一同に、正面に立っていたタリアが真剣な
顔を向ける。突然召集をかけられたクルー達は、今から何が行われるのか少々不安気だ。
「既にオーブに降りたことのあるクルーは噂で耳にしているかもしれないけど、明後日オーブ首長国連邦の
 代表首長であらせられるカガリ・ユラ・アスハ氏が、同じくオーブの政治家であるユウナ・ロマ・セイラン氏
 と結婚なさいます」
 ざわりと、クルーにざわめきが走る。多少なりとも噂はあったが、事が明確になりクルーは何気なく祝いの
言葉を上げる、こんな時期に不謹慎なと非難のする、何故この時期にそんな事になったかを冷静に考察する、
特に反応する事無くスルーするなど様々な反応を見せる。
 シンの感情は当然憤り……もあったが、一番心を占めていたのは、困惑だった。よくもまあ世界中が大変な
時期に結婚なんて出来るなというカガリを馬鹿にした気持ちも強いが、それよりも引っかかったのは、
アスランの事だ。
 あの時ミネルバの甲板で見たアスランとカガリは、どう見ても恋人同士にしか見えなかった。なのに
実際カガリの結婚相手に上げられたのは全く別の人間。どういう事なのだろうとシンは首を傾げる。
 だがそんなささやかな疑問は、次のタリアの一言であっと言う間に憤怒によって塗り潰された。
「そしてここからが重要よ。その結婚と同時にオーブは連合との同盟を締結することになるのだけれど……
 ミネルバは結婚式の最中にオーブを出航、カーペンタリアへと向かいます」
 ざわめきが先ほどとは比べ物にならないほどの大きさで広がる。つまりオーブは……プラントの敵となる。
留まっているのはマズイから、拘束される前に逃げ出すという事なのだろうか……?
 静粛に、とタリアの横に立つアーサーが手を叩いて静まるよう促すが、殆どのクルーは聞く耳を
持っておらず……シンに至っては聞こえてすらいなかった。
 もはや困惑もクソもない。シンの中でアスハへの、オーブへの怒りが燃え上がる。
(保身の為に連合と手を組んで、俺達を売ろうってか……アスハの恥知らずは!)
 あの時と、家族を失った時と変わらない。結局アスハは自分達の都合すらよければいい、だからその為なら
誰だって犠牲に出来る、守ってくれる訳がない。またしてもアスハは、俺の気持ちを裏切るのか!
「……落ち着きなさいっ! まず話を最後まで聞きなさいっ!」
 一喝にシンを含む一同、それらを静めようとしていたアーサーの動きまでもが止まる。仁王立ちしたタリアが
据わった眼で一同を見渡す……青筋すら浮かぶその顔を向けられ、一同は身を震わせながらも姿勢を整える。
「コホン、ではアーサー、説明をお願い」
「ハッ、ハヒッ!」
 話を振られたアーサーが一瞬ビクつくがすぐに表情を正すと、ブリーフィングルーム正面のモニターに
オーブの地図を表示させて説明を始めた。
81種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/09/23(日) 05:55:00 ID:???
「え〜と作戦だが、正直そう難しい事はない。既にオーブ政府や軍上層部との打ち合わせは済んでいる。
 オーブ軍が結婚式警備の為の艦隊を展開する中、我々はその中で意図的に穴が開けられている南西方向から
 領海を離脱する手筈となっている。カーペンタリアまでは少々遠回りになるが、これは短距離の進路上に
 連合が待ち伏せている可能性を考慮してのものだ。なお今回のオーブ脱出は、一般には『オーブと連合の
 同盟を察知したミネルバは危険から逃れる為、独自の判断でオーブから離脱した』と発表される事になる。
 それと……」
「え、ちょ、ちょっと待ってください!」
 艦隊の配置等のデータをマップに表示しながら説明を続けるアーサー。その内容に疑問を持ったシンが、
堪らずその説明に割り込んだ。それに呼応するようにクルー達のざわめきが再び響きだし始める。
ちょっとシン!と傍らのルナマリアが止めようとするが、もう遅い。
「どういう事ですか、オーブともう話が付いてるって!」
「そ、そりゃ言葉通りの意味だよ。今回の作戦はオーブからの協力を得て行うんだ」
「そういう事よシン、オーブは連合と同盟を結ぶけど、私達を連合に引き渡す気はないわ。私達を
 無事逃がしてくれる事を、件のユウナ・ロマ氏は確約してくださった……とはいえ連合と組む以上
 協力を表沙汰には出来ないのだけれど」
「……なんですか……なんなんですかそれ!? 訳が分かりませんよ!」
 タリアが呆れ気味に言った言葉に、シンは艦長やクルーの前だと言うことも忘れて激昂する。
身を乗り出す彼をルナだけでなくレイも押さえつけるが、彼はそれにすら気付いていない。
 ──マジで訳分からない。連合と組んでおいて俺達を逃がす? 何の為に? 俺達を裏切ったんじゃない?
違う、そうじゃない。あの国は裏切ったんだ、プラントを、ミネルバを、俺達を、俺を……
 俺を、俺を俺を俺を俺を俺を俺を俺を俺を俺を俺を俺をを俺を俺を俺を俺を俺を俺を俺を俺をっ!
 父さんを! 母さんをっ! マユをっっ! 俺達家族をっっっ! オーブは裏切ったんじゃないかっっっ!
「連中は連合と同盟を結ぶんでしょう!? 俺達を助けてどうするんです!? 確約? そんなのどうせ
 口先だけでしょう!? あんな……あんな国信用なんて出来ませんよ!? どうせまた罠か何かじゃ
 ないんですか!?」
「……シン、貴方の境遇は知っているけど落ち着きなさい。この作戦において、オーブは信頼できるわ」
「なんでそんな事が言えるんです!?」
「口約束ではなく、ミネルバの安全はオーブ、プラント上層部間で交わされた密約だからよ」
 敢然と言い放たれたタリアの一言に、シンは勿論タリアとアーサーを除くクルー全員が目を丸くする。
全員の脳にその言葉の意味が浸透するのを待たず、タリアは畳み掛けるように続けた。
82種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/09/23(日) 05:57:17 ID:???
「詳しい話は機密に触れるので話せないわ。けどユウナ氏とデュランダル議長の間には繋がりがあり、
 それを保つ為にオーブはミネルバの安全を守らないといけない……こちらとオーブの利害は一致していると
 いう事よ。言えるのはそれだけ、作戦に対して何か質問は?」
 誰からも声も挙手も上がらない。大半のクルーが未だ状況を正式に把握していないのだから当然だろう。
実際の所、タリア自身もユウナの方から大まかな話を聞いただけで正確な話を知っているわけではない。しかし
オーブが連合と同盟を結ぶなら早急にオーブを離れればならないのは確か、その為に話に乗らざるを
得なかったのだ。だが流石にそれをクルーに伝えるわけにはいかない。 ともかく、ようやく沈静化した一同に
タリアが溜息を付いて説明に戻ろうとするが、
「……オーブは、連合と同盟するんじゃないんですか?」
 それをまたしてもシンが止めた。タリアは一瞬諌めようとしたが、その声色が激昂していない
静かなものであることに気付き、あえて黙らせる事をしなかった。
「そう、オーブは連合と同盟を結ぶ。これは確実よ」
「じゃあなんで……なんでそれでプラントとも繋がりを持とうなんてしてるんです? オーブは……
 本当に一体何考えてるんですか?」
「……私には分からないし、分かったとしても私が言えることではないわ。貴方が自分で考え、
 自分で結論を出しなさい」
 シンの反応がもう返ってこないのを確認し、タリアは説明に戻る。シンは説明など全く頭に入る事無く、
オーブの事だけを考えていた。
 ──アスハが、オーブが憎かった。父さんと母さんを、マユを見殺しにした国が、俺を裏切った国が。
自分の事しか考えず国民を巻き添えにしたアスハが、何も知らないアスハが憎かった。アスハが奇麗事ばかりの
ふざけた奴で、オーブもまたふざけた理念を妄信する国だと、自分は知っていた──知っていた、筈なのに。
 オーブが何をしたいのか分からない──それはシンに、シン自身も自覚していなかった歪みをわずかに、
ほんのわずかに突きつけた。

 ──俺は本当に、オーブが憎いのか?──
83種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/09/23(日) 06:00:47 ID:???
「キラ君……本当にいいの?」
「はい。僕はもう逃げない、闘うって決めたんです。あんな結婚式、カガリが望んでる筈がない」
「そうですわ、今の連合と同盟を結ぶなどオーブの未来の芽を摘むだけです。カガリさんにそんな事を
 させるわけには参りません」
「どうなんだろうねえ……まあ、僕はラクスと君に付き合うよ。ザフトもどうにも信用できないしね」
 島国であるオーブを構成する小島の一つ、その地下深くに造られた秘密ドッグでキラとラクス、マリューと
バルトフェルドが今後の行動に話し合っていた。
 ラクスの信奉者であるクライン派で構成された、『ターミナル』『ファクトリー』なる組織により
造られたこのドッグの存在は殆どの人間には知られていない。知っているのは組織の人間か、
かつて戦争を止めた三隻の戦艦に乗っていた者達、その中の更にほんの一握りだけだ。
 そしてその秘密のドッグに隠されているものこそ──
「……分かったわ。旧クルー、二日で集められるだけ集めてみる」
「お願いしますマリューさん。僕は先に他の方々とプログラムチェックだけは済ませておきます」
「あらあら、私もまた色々と勉強しておかないといけませんわね」
「ハハッ、そうだね……さて、これから忙しくなるぞ」
 四人は揃って、ドッグに鎮座する巨大な船に目を向ける。
 そこにあるのは前大戦で数々の戦火を潜り抜け、畏敬の念を込めて不沈艦の字を賜った白亜の宇宙戦艦、
アークエンジェル級一番艦『アークエンジェル』の雄姿であった。二年前の物とは思えぬほど丁寧に
整備されており、今もドッグに所属するファクトリーの技術者達によって外装のチェックが行われている。
 それぞれのやる事をするため、マリューとバルトフェルドがその場を離れていく。そんな中キラは
アークエンジェルを見上げながら、ボーっとその瞳を虚空へと彷徨わせていた。その様子を見たラクスが
心配げにキラに声をかける。
「キラ? どうかなさったんですか?」
「……ねえラクス、SEEDって結局なんなのかな?」
「……まだ気にしているのですか?」
 あの襲撃の後、傷を負ったマルキオと子供達の応急処置を済ませたキラ達はカリダに後を任せ
ドッグへと移動した。その間キラとラクスは、マルキオに自分達を襲った魔術師や魔術、そして
狙われた理由であるSEEDについて問いただそうとしたのだが──
84種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/09/23(日) 06:02:40 ID:???
『申し訳ありません、今はまだ何も話せないのです……ですが二人ともよくお聞きなさい。その力は魔を払い、
 この世界を導く為に授けられた力なのです。その力を、どうか正しい方向へと導いてください……
 決して、あの魔術師達のような邪悪な輩に渡してはなりません』

 ──結局、それらについては何一つ分かりはしなかった。
「キラ、今はそれを考えるのはやめておきましょう……今はカガリさんを救う事を考えなければ」
「……そうだね、ラクスの言う通りだ。今一番大事なのは、カガリを助ける事だよね」
 あの襲撃のおかげで、決心が付いた。再び剣を取る事を、混迷する世界に再び平和を取り戻す事を。
それにラクスも、みんなも賛成してくれた。だから自分も期待に答えないといけない。
 今度こそ世界に平和を取り戻してみせる、その為の答えを見つけてみせる──ラクスと、みんなと一緒に。
「それじゃ、ちょっとブリッジで手伝ってくるよ」
「はい、行ってらっしゃいませ」
 互いに笑いかけた後、キラはアークエンジェルへと駆けていく。それを見送るラクスの笑み、その瞳が
ほんの一瞬虚ろな色を浮かべたが、それにキラとラクスが気付く事はなかった──



「……おいティベリウス、本当に半殺しにしても構わねえんだな?」
『エエそうよ〜ん☆ ウェスパシアヌスは生きてさえいれば問題ない、ですって』
「ヒャッハハハ! それじゃボコボコのズタズタにして持って帰ってやんよ」
「……調子に乗っテ、足元をすくわれルな」
「ウッセえんだよウド! 今度は絶対にナメたマネさせねえ……フリーダムだろうがなんだろうが、
 コイツの勝てるワケねえ! ま、どっかの誰かさんはボッコボコにされたみたいだけどなぁ?」
『あらヒッドイわね〜、あれは相手もMMモドキだったからよ〜ん♪ それにザコに余計な魔力使ってなきゃ
 楽勝だったわ〜』
「無駄口はそこまでダ、行くぞ」
『せっかちねぇ〜。まあいいわ、それじゃ現地で合流シマショ☆』
「テメエが来た時にはもう終わってるかもなあ? んじゃ行くゼ! イア、イア、ハスタアァァァァ!
 『セラエノ断章』っ!」
「……行くゾ、『水神クタアト』ッ!」



 オーブ首長国連合の記念日となる筈の、代表首長の結婚式。
 それが魔と血と死の匂いが充満する地獄絵図と化す事を、今はまだ誰一人として知らない──



to be continued──
85種死逆十字書き ◆oN23gQHrEc :2007/09/23(日) 06:03:56 ID:???
もうすぐ魔導合金来るかなこんばんわ。
小説書かなきゃと思いつつ某エースとかに時間取られてますスイマセンorz

今回は凸凹コンビ逃げ帰る&結婚直前の皆様の巻。久しぶりにそれなりの分量になったかな?
カリグラがエライ冷静だけど、あいつ確かブチ切れる前は比較的まともな思考してた……筈^^;
アンチクロスは現在のレベルでは、大体生身でMS9、10機前後が同時に闘える限界ということにしてます。
その程度じゃないと逃げるどころかティトゥスもキラも瞬殺されそうだし(汗)
まあ闘い方次第でどうとでもなりそうですが。

次回はとうとう来てしまった、オーブオワタの巻(マテ)
ようやく主要キャスト勢揃い……になればいいな
86通常の名無しさんの3倍:2007/09/23(日) 07:00:58 ID:???
種死逆十字書きさんキテルー、早起きして良かった
下手したら三つ巴以上の乱戦になりそうだな・・・オーブ駄目かも
次回はお侍が活躍しますように。
今回もGJでござった。
 

87通常の名無しさんの3倍:2007/09/23(日) 08:56:53 ID:???
逆十字氏GJ!!!
そして新しき旧神の誕生に乾杯!!
88通常の名無しさんの3倍:2007/09/23(日) 10:31:23 ID:???
GJ!
そして/(^o^)\ナンテコッタイ
確かにこの流れはオーブが二年前以上の焦土となる展開ぐらいしか予想できない……
89通常の名無しさんの3倍:2007/09/23(日) 12:04:26 ID:???
間違いなく、「天を突く無限の螺旋/ドリル」の誕生
90通常の名無しさんの3倍:2007/09/24(月) 14:25:42 ID:???
GJです!
オーブテラヤバスwww
シンも成長フラグ来たっぽいし今後が気になる〜
91通常の名無しさんの3倍:2007/09/24(月) 18:26:44 ID:???
うん、カリグラは腕飛んだり、追い詰められたり、クラウディウスの挑発でも
来ない限りはかなり冷静な方だよなあ。案外一番描写し辛いアンチクロスかもね。

しかしオーブの抱えたであろう爆弾の量が凄まじすぎてバロス
92通常の名無しさんの3倍:2007/09/24(月) 19:44:11 ID:???
冷静というか、ただの無口では?w
93通常の名無しさんの3倍:2007/09/24(月) 23:58:13 ID:???
いやカリグラは普段はよーく考えて戦ってるぞ
敵を分析する余裕もある
ただちょっぴりキレたら周囲が大惨事なだけで
94通常の名無しさんの3倍:2007/09/25(火) 00:24:22 ID:???
>>93
魔術を使うと脳の許容量を超えてしまいキレるとか
95通常の名無しさんの3倍:2007/09/25(火) 00:26:36 ID:???
結構いい線いってるんじゃね?その予想。
戦闘中どんどん冷静さがなくなってく理由としてはいいと思う。
でも、どっちかっていうと物語初期の主人公みたいな理由づけだな
96通常の名無しさんの3倍:2007/09/25(火) 01:28:27 ID:???
キレて暴れるって主人公が最初に倒すのにちょうどいい性格だよな。
肥やしになるようナイアさんが造ったんだろうね。
97通常の名無しさんの3倍:2007/09/25(火) 09:04:35 ID:???
つまり無限螺旋の最初の方では知的で冷静なカリグラとか気弱でおどおどしてる
クラウディウスがいたと言うことか
98通常の名無しさんの3倍:2007/09/25(火) 14:02:01 ID:???
俺の印象はあれだな、キレると見境が無くなることを本人も自覚してるから、
普段はそれを押さえるのに努めて冷静さを保とうとしてる感じ
99通常の名無しさんの3倍:2007/09/25(火) 18:54:07 ID:???
グリニデ閣下みたいなもんか
100通常の名無しさんの3倍:2007/09/25(火) 20:27:26 ID:???
グリニデ閣下には黙って受け止めてくれる嫁がいたけどカリグラにはいないからな。
クラディウスは挑発するだけだし…
101通常の名無しさんの3倍:2007/09/25(火) 20:48:55 ID:???
カリグラはエロゲーのヒロインが非処女だとブチ切れるタイプ
102通常の名無しさんの3倍:2007/09/25(火) 21:49:30 ID:???
クラディウスは名前を変えてエロゲーに出演するタイプ
103通常の名無しさんの3倍:2007/09/25(火) 21:52:25 ID:???
(あれ? もともとデモベってエロゲーじゃ?)
104通常の名無しさんの3倍:2007/09/25(火) 21:56:50 ID:???
ナイア「おっとこの流れは(ry」

きりり
105通常の名無しさんの3倍:2007/09/25(火) 22:55:54 ID:???
>>104
混沌乙
106通常の名無しさんの3倍:2007/09/25(火) 23:12:50 ID:???
大十字さんは下が立派
107通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 00:30:59 ID:???
アルたんは上が■■


検閲されました
108通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 00:34:14 ID:???
エセルたんは上っ!!


大導師に殺られました
109通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 00:35:44 ID:???
エッ!!


暴君に存在を消去されました
110通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 00:40:42 ID:???
瑠璃は?
111通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 00:45:50 ID:???
>>110
パイズリできる奴に用は無い
112通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 07:04:43 ID:???
このぺドフィリア共めwwwww
113通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 07:41:16 ID:???
>>112
ぺドで何が悪い!
114通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 07:42:23 ID:???
>>112
ぺドは邪神の陰謀すら打ち破り宇宙を救う!
115通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 08:07:19 ID:???
ノーマルでは神は滅ぼせない。ノーマルでは神の摂理を覆せない。
116通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 12:39:40 ID:???
正気では大業ならず。ロリベ道はシグルイなり。
117通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 13:02:23 ID:???
ぬふぅ
118通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 13:02:44 ID:???
魔術とはペドる魂を精錬する術。
119通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 13:36:22 ID:???
>>111は執事さんの新技の実験台にw
120通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 14:14:15 ID:???
じゃあライカさんは?
121通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 14:33:52 ID:???
それはそれで!!
122通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 14:50:15 ID:???
九朗と瑠璃の娘がアルと契約して…という話を妄想した事があるw
123通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 16:59:49 ID:???
ある意味、擬似近親相姦www
124通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 19:03:20 ID:???
>>104
「おとこの流れは(ry」と読んでしまったが、
この流れはありでしょうか?
125通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 19:26:48 ID:???
>>124
あり以外の何だというのだ!
これこそ、邪神すら打ち破る生命賛歌だぞ!
126通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 20:06:46 ID:???
そうか。ナイアさんがムチムチの美人だから
本当に倒す事ができるのは抵抗の無い流線型ボディだけということなんだな!!

だったら俺、邪神倒せなくていいや。
127通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 20:37:40 ID:???
馬鹿野郎ッ!邪神を打ち倒すには迸る情熱(パトス)が必要なんだよ!!

つまりだ、デカパイだろうが獣娘だろうがお姉様だろうがロリペドだろうがロボ娘だろうがショタだろうがホモだろうが
LOVEがありゃとにかくよし!!
128通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 21:35:09 ID:???
それはつまりっっ!!!!!!カリグラとクラウディウスに倒された混沌もいる、
という意味だと解釈してもかまいませんねっ!!!!!!!!
129通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 21:38:15 ID:???
いるんじゃない。あの無限螺旋を無限回繰り返してるのだからそういう螺旋のひとつやふたつあるだろう
130通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 21:41:00 ID:???
流石、無限螺旋このままグレンラガンが出てきても驚かないぞw
131通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 21:44:02 ID:???
しかし顔は破壊ロボ
132通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 21:48:16 ID:???
これは運命に風穴を開ける漢の物語
133通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 23:36:25 ID:???
お前のドリルは天を突くドリルだっ!!
134通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 23:40:04 ID:???
その可能性を想像した時点でその世界は生まれてるみたいな事も
ロージェノムヘッド言ってたしな
135通常の名無しさんの3倍:2007/09/27(木) 00:11:27 ID:???
Dr.ウェストが乗るデモンペインとラブラブレムリアインパクトを放つデモンベインが居た
136通常の名無しさんの3倍:2007/09/27(木) 00:13:32 ID:???
>>135
ナイア「おっと残念この流れは意地でも無しにしてやるよ」

きりりりり ばきっ ナイア「あっ」
137通常の名無しさんの3倍:2007/09/27(木) 01:57:31 ID:???
最近時計壊す事多くないですかナイアさん。疲れてません?
138通常の名無しさんの3倍:2007/09/27(木) 06:19:43 ID:???
あまりにも自分の予想を超えた展開が多すぎて使い過ぎたのでは?
139通常の名無しさんの3倍:2007/09/27(木) 08:17:31 ID:???
神様にも消せない物語があるんだよ
140通常の名無しさんの3倍:2007/09/27(木) 09:25:44 ID:???
>>137
予備の時計があと947284174600821911645287個しかないんだから気をつけてほしいよな
141通常の名無しさんの3倍:2007/09/27(木) 19:37:59 ID:???
(本来の意味で)無限に存在した時計を、人類にすら認識できる桁の数にまで減らすとは・・・・・・・
これがキチガ○のちからか……
142通常の名無しさんの3倍:2007/09/27(木) 23:27:52 ID:???
ウェストだったら時計を作れそうな気が・・・
143通常の名無しさんの3倍:2007/09/27(木) 23:29:33 ID:???
その頃ウェストは…

地球の大空でYF21相手にくだらない喧嘩をしていた
144通常の名無しさんの3倍:2007/09/27(木) 23:44:39 ID:???
キ○ガイ「食堂のランチ! 我輩が2回おごってくれてやった恩を忘れたのであるか!?」
九郎「俺は13回……おごらされたっ!」
キ○ガイ「し……しっかり数えてんじゃないのであ〜る!」
145通常の名無しさんの3倍:2007/09/27(木) 23:45:55 ID:???
執事「お嬢様、絶好調であ〜る…です」
146通常の名無しさんの3倍:2007/09/27(木) 23:50:45 ID:???
執事「うひょ〜!・・・・ゲフンゲフン」
147通常の名無しさんの3倍:2007/09/27(木) 23:52:04 ID:???
執事「何してるんですか鼻たれディスト」
ティベ「うっさいわねジェイド!!」
148通常の名無しさんの3倍:2007/09/28(金) 00:03:01 ID:???
ディベ「瑠璃お嬢様〜ン、無茶苦茶にしたいワ〜」

瑠璃「触手…昔こういうアニメに出てましたぁ〜」
149通常の名無しさんの3倍:2007/09/28(金) 00:04:58 ID:???
キ○ガイ「天国なんてあるのかな・・・である」
エルザ「ハカセ、そんな色男キャラハカセのキャラじゃないロボ」
キ○ガイ「エェェェェルザァァァァ(泣)」
150通常の名無しさんの3倍:2007/09/28(金) 00:25:06 ID:???
九朗「正義のヒーロー! あ ここに参上!」
151通常の名無しさんの3倍:2007/09/28(金) 00:35:39 ID:???
>>140-142
結局減らないと・・・


しかしウェスト産の時計には重大な欠陥(ナ■アからみて)があったり
152通常の名無しさんの3倍:2007/09/28(金) 00:51:43 ID:???
西博士は螺旋力高そうだな
今度の最終回で、大グレン団に混じって戦ってても俺は驚かない
153通常の名無しさんの3倍:2007/09/28(金) 01:05:23 ID:???
これは邪神様のシナリオに想定外の風穴を開ける漢の物語
154通常の名無しさんの3倍:2007/09/28(金) 01:20:04 ID:???
キ○ガイ「大十字九郎は死んだ! もういないのであ〜る!
      だぁがしかし! 我輩の広くたくましい背中に! このキュートでちっちゃな胸に! 一つになって生き続けるのであぁる!

      穴を掘るなら天を衝けばよいのであってそれがたとえ我輩の墓穴になったとしても
      そのまま掘り進めちゃって入りましたああ次はションベンだなにィ次はウ○コだぁ!?
      なんてな事になったとしても突き抜けて十週打ち切りになってしまえば我輩のやり逃げ成立であり
      我輩を誰と心得ていれば左様に無礼なる上様の偽者など切捨て御免の想定外の事態であり
      別段大十字九郎の代わりがどうとかそういう話には興味は無いのであってそれはすなわち
      それこそ我輩が我輩たる所以であるところの超! 天! 才! な
      ドォクタァァァ! ウェェェェストッ! なのであ〜る!」
155通常の名無しさんの3倍:2007/09/28(金) 01:29:04 ID:???
>>154
勝手に殺すな、
と後ろから蹴りを入れるクロウちゃんが浮かびました。
156通常の名無しさんの3倍:2007/09/28(金) 01:43:26 ID:???
「親父殿!この流れでは我の立場が!」
157通常の名無しさんの3倍:2007/09/28(金) 02:04:48 ID:???
ちょっと見ない間にこのスレに螺旋の力が渦巻いてて吹いたwww

スレチ…なのか? いやしかし誕生の瞬間をリアルタイムで見ちゃった以上、アレを旧神と認めないわけにはいかないし…
しかたない、今回だけは見逃してあげるよ
158通常の名無しさんの3倍:2007/09/28(金) 02:26:24 ID:???
>>154
十週打ち切りをやり逃げ成功と言い切るあたり、
ウェスト節が効いてるぜGJ
159通常の名無しさんの3倍:2007/09/28(金) 03:44:35 ID:???
螺旋力はドリルだ
螺旋力はゲッターだ
ゲッターにはドリルだ
ドリルにはゲッターだ
ドリルは男のロマンだ
西博士はドリルだ
つまりここで話しても何も問題はないのだよ大十字君
160通常の名無しさんの3倍:2007/09/28(金) 04:20:40 ID:???
まあ、相性は抜群な気がするよなぁ、この二作品
色々な意味で
161通常の名無しさんの3倍:2007/09/28(金) 07:47:22 ID:???
誰か飛翔の必滅奥義にギガドリルブレイクの声をあてたMADとか作ってくれないかなw
162通常の名無しさんの3倍:2007/09/29(土) 16:10:33 ID:???
スケールのデカイ敵と戦う(半分くらい伊達と酔狂とお人好し思考で)熱い野郎というのが共通点か?

とりあえず、デモンベインを信じた方が良いと思うんですが…
あれは、人間の為のデウスマキナですよ…たぶん
あっ、余計な事いってごめんなさい。
163通常の名無しさんの3倍:2007/09/29(土) 16:20:16 ID:???
声も、名前もアンチスパイラルに変えて、旧神がやって来ない世界にやってきたのに、ドリルで貫かれたニャル様がいた
164通常の名無しさんの3倍:2007/09/29(土) 16:46:36 ID:???
つまり「ニャル様、ヨダレ垂れてますよ」ってことか
165通常の名無しさんの3倍:2007/09/29(土) 23:49:25 ID:???
>>163
ニャル様「今度はこの世界で色々しようと思ってたんだけどね。
     ……世界を幾ら弄ってもグラサンの人が消えないんだorz」


こうですk(ry
166通常の名無しさんの3倍:2007/09/30(日) 01:10:29 ID:???
まぁ明日最終回のドリルアニメネタはこちらの方が良いのでは?

【機神】デモンベイン総合スレッド16【飛翔】
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1184248652/
167通常の名無しさんの3倍:2007/09/30(日) 09:11:39 ID:???
何で俺……最終回だけ見てたんだろう。
168通常の名無しさんの3倍:2007/09/30(日) 09:13:16 ID:???
流石ガイナ、最後の最後でテンション下げてくれる。
やはりこの程度か
169通常の名無しさんの3倍:2007/09/30(日) 10:17:52 ID:???
え?あれで下がったの?
やって欲しいことは全部やってくれた気がするんだが
170通常の名無しさんの3倍:2007/09/30(日) 10:47:36 ID:???
>>169
ヒント:アンチは最終回後に一番活発になる。

それは六の永劫(アイオーン)、邪悪を断つ刃であったもの。
だが、今、眼前に在るそれは、違う。
邪悪だ、忌むべき、世界を喰らう、憎むべき、邪悪だ。

―――気高き刃は汚され、魔道に堕ちた

六の永劫から滲み出る汚怪なる悪意は宿敵であり仇敵であったそれ。
耐え難い怒りは身を突く。
それは哀しみをも哀しみともさせぬほどの怒り、全てを無に帰す劫火である。
『デモンベインを信じろ―――――あれは、人のためのデウスマキナだ』
かつての復讐者、彼の言葉が脳を灼く。
消え逝くその身体、光となって逝くその身体。
微笑を浮かべ彼はデモンベインと紅朔/九朔を見ていた。
邪神の機構(システム)に呑まれた時、彼の言葉が己を救う鍵になった。
彼の言葉がなければ、恐らく今の自分たちはなかった。
それは父の言葉と同じ大切な記憶。
決して消える事のない大事な記憶。
だが、今、眼前にある『あれ』は、それを汚した。
彼の思い出を――否、彼だけではない。

邪悪と闘ってきた者達全てを『あれ』は愚弄したのだ!
母と共に戦ってきた剣持つ者達の魂を侮辱したのだ!

六の永劫は虚空に佇んでいる。
微かに一つの首が持ち上がり、紅の瞳がデモンベインを見た。
それが嘲笑を浮かべたように見えた。
いや、嘲笑した。
デモンベインを、アイオーンを嘲った。
真っ赤に燃え上がったそれが九朔の理性を掻き消す。
「騎士殿!?」
目の前が、思考が、白に塗りつぶされていく。
「「唖亞アア唖アア亜アァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」」
精神を凌駕した領域で式を編み出し、デモンベインは虚空を疾走(はし)る。
鋼鉄の翼は唸りをあげ宇宙空間を裂く。
「仕方ない……わね! シャンタク、フルバーニアン!!」
物理領域の限界に達したデモンベインは光に成る。
神速は六の邪悪へと突き進む。
右にクトゥグアを、左にイタクァを。
神威を撃ち出す魔銃を再召喚、ユニウスセブンを昇滅させた術式を
顕現させる。

撃ち出せ、砕け、穿て、貫け、滅しろ、燃やし尽くせ、凍らせ尽くせ!

脳内に煮えたぎった怒りが敵を狙う。
昂ぶった魂が凍り尽きる程の冷静さを持って引鉄を引く。
「「イタクァ、クトゥグア―――神獣形態ッッッッ!!」」
術式は神銃であり、神獣。
神性召喚→敵対象認識・捕捉。
飛翔。
疾駆。
神速。
瞬撃。
星間宇宙を駆ける怪鳥と魔獣は双極の破滅を持って六に迫る。
「「牙アアアアァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」」
咆哮は宇宙空間を裂く。
咆哮は星気領域に轟く。
咆哮は世界の式を書き換える。
神獣の軌道が宇宙空間を異質な世界へと変貌させる。
そこは血闘場であり、処刑場。
戦友を語る忌むべき邪悪を刈るために創り上げる必滅の箱庭。
六は抵抗する間もなくそこに捕らえられる。
クトゥグアとイタクァは六へと距離を零にする。
許してはならぬ悪意をここに処刑する。
勝利を確信する、必滅を確信する。
零が滅意を持って暴虐に唸る。

―――轟

破滅の閃光は昇滅した墓地に再度咲いた。
閃光はユニウスセブンを呑み込んだよりも更に大きな光球に成る。
この威力では鬼械神すらも塵すら残らない。
一瞬のことではあったが、敵は反抗する間もなく滅んだ。
光球は消え、虚空に闇黒が戻る。
これで全てが終わった、そう思った。
だが、
「馬鹿な……………!」
「嘘でしょ?!」
消えた閃光、だが六の永劫はいまだ『そこに』在った。
傷一つなく、あの神威を受けて尚、平然とそこに存在していた。
そして、
「「――――――ッッッッッ!!!!!!!!」」
おぞましいまでの鬼気が九朔を襲う。
魔術師の、零の零零零零零以下の無限にも等しい刹那を知覚する意識。
その次の瞬間が過ぎると同時、永劫がデモンベインを囲んでいた。
六芒星(ヘキサ)に展開し、その中心にデモンベインが在る。
通信回線が自動に開く。
こちらからは触っていないのに強制的に、無理矢理こじ開けられる。
デモンベインのコクピットに響く声に九朔/紅朔は再び戦慄する。
『お久しぶりだな、デモンベイン』
『ありがとう。いやはや、本当にありがとうと言っておこうではないか』

――それは、

『よもや、お主等と出会うことになろうとはな』
『本当ねぇん。ほんっと運命ってやつかしら、これって☆』

――忘れようにも忘れえぬ

『ヒャハハハハハハ!! でもよォ、これで、いきなりさよならなんだぜ?』
『調子ニノるナ。コイツらハ大十字九郎トアル・アジフノ血ヲ継イデイルノダゾ』

――父母の、彼等の、敵!!

「アンチ…………クロス!!」
九朔の声に五の声が笑いをあげた。
『いかにも! 我等はアンチクロスだ騎士殿、そして我等が姫!』
アウグストゥスが哂う。
理解不可の、存在不可である存在が眼前にある。
そしてそれが永劫を操っている、その真実が認められない。
邪悪が魔を断つ剣を持つ事は出来ないはずなのだ。
なのに、なぜ?
「何故だ、何故貴様等が生きている、アイオーンに乗っている! 答えろ!」
殺意の闘志が九朔を急き立てる。
『なに、ちょっとした偶然だよ、偶然なのだ』
ウェスパシアヌスが穏やかな好々爺の声で哂う。
「偶然………? それってどういう――!?」
『ハハッ! そんなの今から死ぬお前等が知る必要ねえっての!』
『ソウダ……殺ス……殺ス……今度コソ絶対ニィィィィィァァァァァアアア!!!』
クラウディウスが侮蔑に哂う。
カリグラが狂ったように哂う。
その中で一人哂わぬティトゥスが静かにアイオーンの剣を抜いた。
それをモニタにて九朔/紅朔は視認し更なる驚愕に震える。
「そんな………馬鹿な!! こんな……こんなことがッッ!!」
「どうして………どうしてなのよ!? こんなの………嘘よ!!!」
それはバルザイの偃月刀、アンチクロスが持つはずのない死霊秘法の力。
それに続くように残り五のアイオーンが武器を抜いた。
それはクトゥグア、それはイタクァ、それはロイガーとツァール。
それは対霊狙撃砲(アンチ・スピリチュアル・ライフル)。
全て、アイオーンが持つ武装であり、デモンベインの武装であった。
『これが我等の答えだ、書にして人なる者よ………!」』
ティトゥスの声がコクピットに静かに染んだ。
それが、合図。
六の暴虐がデモンベインを襲った。
「ぐああああぁぁぁぁ!!!」
「きゃああぁぁぁ!!!」
イタクァが四肢を貫いた。
クトゥグアが脚部シールドを抉った。
対霊狙撃砲は肩を打ち抜いた。
回避しようと動いた瞬間アトラック=ナチャが捕縛した。
ニトクリスの鏡の破片が降り注ぎ装甲を切り裂いた。
ロイガーとツァールはデモンベインを十字に裂いた。
爆焔と氷霧と斬撃がデモンベインを蹂躙する。
噛み砕かれ、穿ち貫かれ、内部機構まで大きな損害を受ける。

一瞬にしてデモンベインは満身創痍と成る

コクピット内、モニタを荒れ狂うようにエラーが流れる。
紫電は迸り、紅朔と九朔の身体を容赦なく焼く。
破片は弾け、九朔と紅朔の身体を容赦なく裂く。
肉のこげる匂いが立ちこめ、黒煙が舞い上がる。
血は零れ、コクピットを紅に染め上げる。
「ガァ………ガハッ! う………ぐぅ!」
「あ………カハッ…………くぅ………!」
九朔と紅朔は歯を食いしばり、痛みに耐え、立ち上がり、デモンベインを
蘇らせ、疾走させる。
六芒星から外れ、虚空空間を六の永劫と壱の刃金が螺旋に飛ぶ。
逆十字の銃撃と斬撃は刃金を削り穿つ。
返礼とデモンベインはイタクァとクトゥグアを放つ。
しかし、
『温いな……』
それも六の防御結界に阻まれる。
大十字九郎と戦い敗れ、自分たちと戦い破れたアンチクロス。
彼等の力量は最早比べようもなく三下であったはず。
だが、今の彼等は違う。
三位一体のデモンベインにも劣らぬ力を彼らは持っている!!
「どういうことだ!? 此奴等にいったい……なにが!?」
「分からない……!! でも、このままじゃジリ貧よ、騎士殿……!!」
四方八方から迫り来る呪法兵装は一撃必滅の威力。
避けるだけでも既に脳波灼き切れる一歩手前、肉体が悲鳴を上げている。
『ヒャハハハハ! 見ろよ、まるでざまあねえッッ!!』
『弱イ弱イ弱イ弱イ、弱イゾデモンベイン!!』
二体のアイオーンが眼前に立ちはだかった。
拳が鎚のように振り下ろされデモンベインの肩口に抉りこまれる。
同時、対霊狙撃砲の銃弾がデモンベインの装甲を削った。
「グアァァ!!」
まったく手が出せない。
デモンベインと匹敵するほどの威力は確実に九朔達の体力を奪っていた。
再度カリグラとクラウディウスはデモンベインへとその牙を向ける。
だが、
『チィッ!?』
『ヌッ!』
ビームライフルの閃光が永劫と刃金の間を抜けた。
「大丈夫か、アンタ達!!」
その先、一機のMSが永劫へとその銃口を向けていた。
ただの人でありながら異界へと踏み込んだ哀れなる子羊がそこにいた。
「こちらミネルバ所属のシン=アスカ、援護する!!」
シンは許せなかった。
目の前で今まさに奪われようとする命を見捨てては置けなかった。
彼等は自分たちの出来なかったユニウスセブンの破壊を行なった。
だとすれば仲間だ。
軍人にあるまじき思考だとは思う、しかし難しい事を考えるだけの
頭がないことも自分には分かっている。
見捨てる事なんてできない、誰かが命を失う姿は見たくない。
誰かが命を奪うことは許せない、二度と失ってたまるものか。
それは愚かで、真っ直ぐな、怒り。
シンは震える脚を抑えこみ、目の前で敵対する2倍以上ある巨体へと向かう。
「うおおおおおおぉぉぉぉ!!!」
ビームライフルを乱射しかく乱、その隙にインパルスを相手へと接近させる。
『止めろ!! 汝では勝てぬ、退け!!』
あの機体からか、悲鳴のような怒号が届く。
しかし、構っている暇なんてない。
爆風に巻き込まれる巨大MS、いやMAというべきなのか。
呑まれ、それが一瞬揺らいだ。
これ幸いと一気に加速、シンはビームサーベルを抜き距離を詰める。
しかし、
「なんだって!?」
肉薄する壱刹那、相手は目の前から消えた。
恐るべき機動力、いやそんなものでは断じてない。
脳内で何かが警報を鳴らす。
弐の刹那、背から襲い来る鬼気(プレッシャー)、粟立つ悪寒に戦慄する。
インパルスを一気に加速させて離脱する暇もない。
振り返れば其処には今まで目の前にあった黒の機体。
馬鹿げてしまうほどに巨大な狙撃銃がインパルスを狙い定めている。
『うぜえ、虫ケラ以下のカスが。邪魔者はお呼びじゃねぇんだよ、死ねや』
自分より年下と思える少年の声がコクピットに響く。
怖気が走るほどに凄惨な声色だった。
まるで人を人とも思わない、おぞましい声色だった。
『ヒャハッ!』
インパルスと二倍以上ある体躯の指が引き金を引く。
コンマ1秒にも満たない参刹那に死を予感する。
あっけなさすぎる結末にシンは瞳をつぶる。
『防御結界!!』
だが死は訪れない、再び眼を開けば守ろうとしたMSがそこにある。
そして、自分とその機体を守るように展開した謎の五芒星の紋様。
『愚か者が! 貴様、己の命を何だと思っているのだ!!』
自分とあまり変わりない年頃の少年の怒声。
『これじゃただの足手まといね、まったく!!』
今度は少女の声。
あれは複座式の機体なのか? 場違いな思考がシンの頭を過ぎる。
それにあの五芒星模様は何だろうか、見た目はビームを展開させた
何かに見えなくもないが。
『惚けるなド阿呆! 貴様如きでは此奴等は相手にならぬわ、疾く去ね!!』
余りにも余りすぎるその怒声、一瞬気を取られていたシンも
その意味を認識すると顔をこわばらせた。
「何だとぉ!? せっかく助けに来たのにそれはないだろ!!」
通信回線越しにシンは悪態をつく。
『白痴(たわけ)が! 事実を言ったまでのことだ!!』
返す様に少年の声もまた怒鳴る。
罵りあいになるかと思われたが、しかし相手がそれを待つはずがない。
再び目の前の黒い機体は、今度は二機同時にビームライフル状の武器を
こちらに向ける。
否、それだけでなかった。
何時の間にいたというのか、そろった六の機体は今までにないほどの
巨大な杖を構えていた。
集まる光はまるでDNAの二重螺旋をを描くようにその砲身へと収束していく。
とても綺麗でとても恐ろしい何かだと直感した。
『まさか………!! 散れ、今すぐに!! この場から離れ―――っ!!』
戦慄の怒号、しかし、もう遅い。


―――呪文螺旋【スペル=ヘリクス】


脳に一つの言葉が走る。
それは音声ではなく一つの意として刻まれる。
そして同時、シンは極口径の閃光が宇宙空間に咲くのを目視した。
「―――――!!」
途方もない衝撃、インパルスが吹き飛ばされる。
再度現れた五芒星と衝突した閃光は衝撃の波となってシンを襲う。
凄まじいGがシンの肉体を苛む。
眩く七色の光は虚空を染め上げ、周囲に極小の超新星爆発を起こした。
その場にある全てが呑まれていく。
それはインパルスだけでなくミネルバを、ボギーワンを、ボルテーノを
全ての者達を呑み込む破壊の光だった。
その輝きの中、シンは理解する。
これは人の行なう次元の戦いでは決してない、と。
噛み合わなくなった歯車は全ての動きを止める。
機構はその意をなすことはなく、停止する。
何かが崩れる音がした。
それは世界という機巧、今まで信じてきた世界が崩れ落ちる音。
おぞましくも凄まじい何かの存在を矮小たる人の身で知る。
それは、踏み込んではいけない領域だった。
それは、人が人としてあるべき領域ではなかった。
物理法則の支配する世界では到底理解することのできぬ因果地平の存在を
シンは魂の内に感じ取ってしまった。
衝撃に意識を断絶するその間際、シンはどこかで誰かの鳴らすフルート
の音色を聞いていた。

*****

地球より来たる者がある。
それは、白き光を纏いて宇宙(ソラ)を駆ける巨人。
白き翼に覆われ、それは一直線に其処へと向かう。
彼の瞳は其れを見る。

――魔を断つ刃、六の永劫

暴虐の螺旋は今まさに魔を断つ刃を呑まんとする。
『呪文螺旋【スペル=ヘリクス】』、アイオーンの持つ最強の攻性術式。
対霊狙撃砲を魔杖展開することにより放つ暴虐の一撃必滅。
その威、神銃形態とも負けるとも劣らずの神滅を秘める。
零距離までの時間は刹那。
だが、その刹那を食い破り白き翼は疾走する。
世界の論理を書き換え、宇宙の式を編み出す魔術が行なう必然奇跡。
速く、速く、速く、速く、更に疾く!
もっと、もっと、もっと、もっと、もっと疾く!
願えば、想えば、祈れば、思考すれば、それは更に確実に完全に。
熱さえも及ばぬ速度が大気圏を突き破る。
その速度はもはや人外領域。
誰もそれが接近するのに気づいてはいない。
否、それを捕らえることなど人には不可。
決してそれが来るのを見ることなどできない。
気づく間もない人外速度で白き翼は目的地点へと到達。
そして展開する魔術。
それは花開くようにデモンベインを包み込み、その場にいた人間達を
包んだ。
書き込まれた術式はその意を解き放つ。
強制転送、異界存在の出現により失われたこの世の論理を書き換え、
ありえざる確率を在り得る確率へと変換する。
転移(シフト)、転送(イクスポート)。
暴虐螺旋がそれら全てに到達する前に全ては消えた。
消える閃光、六はその顕現を認識→捕捉。
在り得ざる事象が起きたことに六の永劫はその身を震わせた。
驚愕、機械の眸がその白の翼を捉える。
だが驚愕はすぐに消失、眼前に突如現れた巨人を更にしかと見据える。
そして、それが何者かを識る。
『ふはっ……!』
六のそれぞれが笑みを浮かべた。
ああ、何と懐かしい。
ああ、何と愚かしい。
ああ、何と弱々しい。
彼等はそれをよく識っていた。
彼等はそれを己の魂に刻んでいた。
血に濡れし、全ての悪たりた、邪神の息子たる彼を。
それはかつての主、裏切り殺した主、七頭壱拾角の獣の王、聖書の獣。
金色の髪をたなびかせる、人外めいた、正真正銘の人外。
それはあの無限螺旋において、正しく窮極の悪であった少年。

――■■■■■■■■

もはや失われた名である。
そして、彼らはその名を口にする事はない。
その名を呼ぶ事は忌むべき事であり、いまや存在せぬ者の意を蘇らせる事である。
言葉は魔術である、それを言霊に紡ぐ事は恐るべき事である。
永劫の周囲に再び魔方陣が疾走った。
そして、その中へと身を沈める。
宇宙に波紋が浮かび、中心に在る鬼械神たちはその中へと呑まれていく。
一体、また一体と黯黒の中へと消えて征く。
もはや用は果たしたとでも言いたげにそれらは消えて征く。

壱、弐、参、死、期――

そして最後に、永劫の一体が、ウェスパシアヌスが彼を見た。
かつての無限螺旋で己を謀ったその愛しく憎き獣へ視線を送った。
『いつか、ああいつか………また、また会おうぞ、獣よ』


ペルデュラボーは彼等を見送る。
六の永劫(アイオーン)、死霊秘法の力が持つ最強の術式。
その力はデモンベインにも、彼の乗るリベル・レギスにも劣らない。
かつての彼等より数段の力を秘めている。
だが、あれは完全ではない。
そう、まだ、今は。
「マスター………これで、本当に良かったのでしょうか」
「言っただろう?」
彼は隣にいる少女の頭を撫でた。
それに少女は微かに悶え、俯く。
「これで良いんだ」
ペルデュラボーは振り返り、地球を見た。
外した伊達眼鏡をかけ直してその硝子の向こうにそれを見る。
それは青く輝く美しき星だ。
いのちに溢れる美しき星だ。
そして、その傍らにある存在を見る。
デモンベイン、そして新たな物語を紡ぐ者たち。
「物語の幕はここに開き、狂想曲は再び奏でられる」
ペルデュラボーは世界の裏を見る。
現れた逆十字、存在しえぬ魔術の行使。
ありえざるべき存在により掛け違えられた世界の歯車は致命的な歪みを
生みつつある。
その先に待ち受ける物語の存在を彼は識る。
しかしそれは未だ語られるざる物語。
故に語る事は許されない。
結末もまた誰も知る事は出来ない。
在らざるモノを語る術は誰も持ちはしないのだから。



―――どこかで、劇の幕を開ける鐘の音が鳴り響いた







第一幕『Show Time』―――end

はい、これで第3次デモンベイン大戦第1幕終了です。

しかし、今日は色々書くよりもグレンラガンに感動したとだけしか言えない。
いや、本当に良かったよ、グレンラガン。
あの瞬間最も新しい旧き神の誕生を見たっす。
ありがとうグレンラガン、ありがとうガイナックス。
久々に真ゲッターみたくなったぜぃ
181通常の名無しさんの3倍:2007/09/30(日) 11:31:41 ID:???
>>169
まあ、あれだけの力をもってしても
小さな幸せを作ることすら出来なかったというのは、
なんか理不尽な感じがする。

あれだ、俺の望むセカイはこうだ。
「救われたお姫様は、勇者様と末長く幸せに暮らしましたとさ」
陳腐かもしれんが、よっぱりこういうお話の方が良かったよ。
182通常の名無しさんの3倍:2007/09/30(日) 11:36:58 ID:???
王道王道言ってるけど不通に後味悪い終わり方だったような・・・
まぁ流石ガイナだとは思ったけどね
183通常の名無しさんの3倍:2007/09/30(日) 11:44:41 ID:???
>>179
GJ!
照男さん、本当にそれでいいのかw
でも、クザクとシンって相性悪そうだよな、性格的に

>>182
やっぱりガイナはガイナだったという事かな。
最終回の印象は上川さん、結構上手いやん。
(少なくとも宮崎アニメ宣伝用出演俳優より高レベル)
184通常の名無しさんの3倍:2007/09/30(日) 11:59:55 ID:???
>>第3次
これはつまりアストラナガンデモンベインフラグ?
185通常の名無しさんの3倍:2007/09/30(日) 12:00:58 ID:???
スパロボはちょっと・・・
186通常の名無しさんの3倍:2007/09/30(日) 12:06:53 ID:???
グリリバボイスで赤から白になった機体……
機神黒掌使えそうだなw
187通常の名無しさんの3倍:2007/09/30(日) 12:13:27 ID:???
>>186
本人に忘れられてますた
188通常の名無しさんの3倍:2007/09/30(日) 12:16:24 ID:???
なにそのグリリバが出演を覚えていなかった作品
189通常の名無しさんの3倍:2007/09/30(日) 13:07:10 ID:???
味方キャラになると白色になる機体・・・
ニルヴァージュtypeZEROを思い出した。
190通常の名無しさんの3倍:2007/09/30(日) 13:57:18 ID:???
というか白い機体でグリーンリバーならアカシックをバスターするアレじゃないか。

とりあえず乙。
191189:2007/09/30(日) 14:23:35 ID:???
typetheENDの間違いだった。
192通常の名無しさんの3倍:2007/09/30(日) 14:42:54 ID:???
白いリベル・レギス・・・



ウェスト製作のリペルレギスだったりして
193通常の名無しさんの3倍:2007/09/30(日) 19:27:54 ID:???
リペル・レギス……真面目にすごく見てみたい。
194通常の名無しさんの3倍:2007/10/01(月) 00:44:31 ID:???
デモベ特有の意匠(眼、髪、盾)を持ったリベル・レギスなんだろうな


ペルはノリノリだろうがエセルは嫌々乗ってそうだ




エセルが嫌でも外なる神とガチで闘うのなら此れ以外の選択肢はなさそうだし
195通常の名無しさんの3倍:2007/10/01(月) 00:50:52 ID:???
しかも何故かアルとおそろいのネコミミヘッドギアが!!
196通常の名無しさんの3倍:2007/10/01(月) 00:53:52 ID:???
残魔大聖のビジュアルブックに白いリベル・レギスがあるとマジレスしてみるテスト
197通常の名無しさんの3倍:2007/10/01(月) 01:03:19 ID:???
>ネコミミヘッドギア

イヌミミヘッドギアだろうwwwww
198通常の名無しさんの3倍:2007/10/01(月) 01:15:11 ID:???
イヌなのにネコミミを被せるのは良いのか?
199通常の名無しさんの3倍:2007/10/01(月) 01:51:02 ID:???
ゼノギアスなリベルレギス、略してゼノレギスとか?
200通常の名無しさんの3倍:2007/10/01(月) 07:40:34 ID:???
>>196
いや、あれは確かに白なんだがどちらかというとピンクだ。
とさらにマジレスさせてもらう。
201通常の名無しさんの3倍:2007/10/01(月) 08:49:52 ID:???
>>198
バカ野郎!!
「三角獣耳=ネコミミ」という、認識そのものが間違っている!!
現実を見てみろ、柴犬の耳は?秋田犬は?紀州犬は?シェパードは?コーギーは?

確かに、世間では、「ネコミミ」と言われているだろう、周りに合わせるのは、悪い事ではない、
だが、「ネコミミ」と断言するには、欠けている物がある、それが何か、わかるか?

断言するのに欠けている物、それは「尻尾」だ(以下、どうでも良い事なので検閲で削除されました)
202通常の名無しさんの3倍:2007/10/01(月) 14:44:48 ID:???
>>200
そしてコンセプトワークスの方の原案の中には、リアル系っぽいリベルが
載ってたり、クルーゼの仮面みたいなのを着けた照夫がいたりするぜ。
203通常の名無しさんの3倍:2007/10/01(月) 15:33:00 ID:???
デモベの原案といえばバルザイの円月刀の擬人化があったな。
クールビューティーな性格でイタクァとかぶったからでてこなかったらしいが。
204通常の名無しさんの3倍:2007/10/01(月) 19:26:35 ID:???
へえ。あんまりそこらへんの話には詳しくないのでそれは初耳。
まあもしバルザイの擬人化を擬人化したら擬人化キャラの統一感が薄れるような気もするからそれで正解かも。
205通常の名無しさんの3倍:2007/10/02(火) 00:28:39 ID:???
みんな、何を言っているんだ!
エセルドレーダはウサ耳が公式だろ!
206通常の名無しさんの3倍:2007/10/02(火) 01:32:51 ID:???
側頭部から下向きに生えているというのならその通りだ>ウサミミ
207204:2007/10/02(火) 01:54:47 ID:???
自分の書き込みに意味不明な点があったので訂正。

バルザイの擬人化を擬人化したら→バルザイの偃月刀を擬人化したら
208通常の名無しさんの3倍:2007/10/04(木) 14:16:20 ID:???
最近、旧神の方々の降臨がありませんな〜

と、保守を兼ねて嘆いてみる
209通常の名無しさんの3倍:2007/10/04(木) 15:58:09 ID:???
今までにも投下が途切れることはあった訳だし、取りあえず保守しとけば
いずれ再臨されるんじゃね?とおもっている。
210通常の名無しさんの3倍:2007/10/04(木) 15:59:07 ID:???
きっとニトロロワイヤルやってるんだよ
やっぱり水銀燈ネタ多いなん〜アナブラ
211通常の名無しさんの3倍:2007/10/04(木) 18:12:24 ID:???
スパム漬けにしてやるぅ〜
212通常の名無しさんの3倍:2007/10/04(木) 18:20:01 ID:???
逆十字の人と九朔の人は定期的に更新してるから良いじゃない
213通常の名無しさんの3倍:2007/10/04(木) 18:22:17 ID:???
あらお母様、ビフィズス菌摂ってるぅ〜?
214通常の名無しさんの3倍:2007/10/04(木) 20:20:15 ID:???
宝具は手榴弾じゃないの……だっけ?
ニコニコで見ただけだからよく覚えてない。

まあやっぱりアニメ版をネタにした漫才には吹いたが。
215通常の名無しさんの3倍:2007/10/04(木) 23:00:08 ID:???
アルと石馬戒厳やりすぎで大爆笑したwww
北都さんすげえよ。マブラブの声とか使い分けできすぎ
216通常の名無しさんの3倍:2007/10/04(木) 23:40:14 ID:???
俺は曲芸ツインテールに吹いたぜ
217通常の名無しさんの3倍:2007/10/05(金) 07:43:37 ID:???
アンナルートもアイドルマスターとアナブラの『ジャンクにしてあげるわぁ』発言が楽しかったぜ
218通常の名無しさんの3倍:2007/10/07(日) 10:06:13 ID:???
ニトロワはおもしろすぎ
219通常の名無しさんの3倍:2007/10/07(日) 13:40:48 ID:???
リリカルなツインテールはいませんか、そうですか。
220通常の名無しさんの3倍:2007/10/07(日) 15:20:01 ID:???
>>219
声優ネタということ理解してないだろ
221通常の名無しさんの3倍:2007/10/07(日) 15:35:48 ID:???
222通常の名無しさんの3倍:2007/10/07(日) 16:00:53 ID:???
そういや当時はそれだったな
けど今は違うだろ
223通常の名無しさんの3倍:2007/10/07(日) 16:50:32 ID:???
なつかしいな。あのころは可愛い「なのはちゃん」だったのに
今じゃ白い悪魔「なのはさん(様でも可)」になってしまって・・・
224通常の名無しさんの3倍:2007/10/07(日) 17:04:16 ID:???
スレ違だけど、今は魔王なんだぜ。

ニトロワはセイバーもいい味だしてたな。
型月や曲芸とは仲良いんだろうか。
225通常の名無しさんの3倍:2007/10/07(日) 18:12:40 ID:???
型月はFateZEROのこともあるしね。
それ以前から虚淵さんと菌糸類が仲良かったそうだし。
曲芸はネタのために許可もらっただけだと思うけどどうなんだろ?

ニコニコで飛翔トゥルーのやつ見たんだけど
ゲッターのパクリとしかいえないやつばっかでがっかりした。
しかも厨二病とまで言うやつまでいるし。
226通常の名無しさんの3倍:2007/10/07(日) 18:21:18 ID:???
ニコニコの コメント ごときに
まじになって どうすんの
227通常の名無しさんの3倍:2007/10/07(日) 18:58:40 ID:???
>>219
何故かマリみてのツインドリルを思い出したんだぜ
デレ瞳子かわいいよデレ瞳子
228種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/10/07(日) 23:24:06 ID:???
 運命の日の朝。カガリは手の平の上にある指輪を見つめていた。それを両手で優しく包み込むように
握り、指輪の贈り主との思い出を反芻する。
 愛していた──いや、今でも愛していると断言できる。でもそれ以上に、自分達は自分達の役目を
果たさなければならない。
 そして今この日、この場所に彼は居ない。だからこそ──
(せめて、せめてこの結婚式が終わるまで……私に、勇気をくれ)
 俯いていた顔を上げて顔を引き締め、ポケットの中に指輪を入れる。部屋の扉がノックされたのは、
ほぼ同時だった。
「鍵なら開いてる」
「カガリ、準備はいいかい? そろそろ準備をしないとね」
 予想通り、入ってきたのは自分の婿殿だ。ユウナ・ロマ・セイラン──彼のことはよく知っている。
幼少からの幼馴染だから。意見はよくぶつかるが悪い人間ではない、むしろちゃんとオーブの事を考えている
人間だとはよく分かっているつもりだ、嫌いではない……でも、だからといって愛しているかと問われれば
当然NOだ。
 しかし自分が結婚するのは、目の前の彼。
「分かった、すぐ行く」
「……ちょっと予想外かな」
「何がだ?」
 自分を見て目を丸くするユウナにカガリが怪訝な顔を返すと、ユウナはどこか芝居じみた素振りで
肩をすくめて見せた。
「いやね、花婿が言う台詞じゃないけど……正直もっと目を赤くでもしているかと思ってたんだけど、
 随分とこざっぱりしてたからさ」
「私を誰だと思ってるんだ? この期に及んで女々しく泣いたりはしない。それに……」
 皮肉なのか褒めているのか分からない言葉を聞き流しながら、カガリはユウナの横を通り抜け扉へと向かう。
扉を通り抜ける時、カガリはユウナの言葉に自分もちょっとした皮肉を返した。
「流す涙なんて、3日前にはもう枯れ果てたよ」
 そう呟いて、部屋にユウナを残したまま外へと踏み出すカガリ。だから、部屋に残ったユウナの呟きは
聞こえなかった。
「……分かっちゃいたけど、キツイよなぁ……愛のない結婚、っていうのはさ」



第九話『THE AWAKENING LION』


229種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/10/07(日) 23:26:17 ID:???
「ハァ、なんかスッキリしないわねー。おめでたい日にコソコソ逃げ出すなんて」
『気が抜けすぎだルナマリア、警戒を緩めるな』
「けど少し気を張りすぎじゃない? オーブ軍は何もしてこないんだし」
 カガリとユウナのの結婚式と時を同じくして、ミネルバはオーブから出航していた。その格納庫では
万一に備えパイロット達が機体に乗り待機していた。
「ねえシン、シンもそう思うでしょ……シン?」
『…………』
 反応のないシンにルナは溜息を付く。二日前のブリーフィングからずっとこんな調子だ。強く声をかけて
意識を呼び戻しても、すぐにまた自分の世界に篭ってしまう。この状態では何を言っても無駄だと
思い知っているルナは、仕方なくコアスプレンダーとの通信回線を閉じた。
「レイ、あんたシンと同室でしょ? アレどうにかできないの?」
『無理だな。それに俺は気にしていない』
 あ〜そうですか、と冷めた態度に呆れながら、ルナはシンについて考える。
 最近のシンはどうもおかしい。普段のワガママじみてはいるが勢いのある活気はナリを潜め、暗い顔で
沈んでいることが多くなった。周りにもそのネガティブな空気が伝播して、重苦しい雰囲気が出来てしまう。
アーモリーワンの事件からちょくちょくそんな風になっていたが、この二日に至ってはほぼずっとだ。
流石にここまでなるとなんとかしたい。
「とはいっても、原因はやっぱりオーブの事よね……無理もないのよね、これが」
 シンがああなるのも仕方ない、とは思う。かつての戦争の折、為政者であるアスハの政策により連合に
国を焼かれ、家族を失った。それだけでもオーブには憤怒を抱いているのに、今度はオーブを焼いた
張本人である連合と同盟を結ぶという始末。だが怒り心頭というところで、オーブは自分達を害する気も、
プラントと敵対する気もないという冷や水をかけられた。
 確かにオーブの動向はルナにもよく分からないところがある。オーブに生まれ、オーブに並々ならぬ
感情を持つシンは、もっと複雑なのだろう。
「……って、あれ? なんか変じゃない?」
 色々と考えている中、ルナはシンの怒りに奇妙な点があることに気付いた。
 かつてオーブは頑なに中立を主張し、そのせいで連合に国を焼かれ、民を守れなかった。そしてミネルバで
出逢ったアスハ代表もその考えを変えていないように見えた。その点に特にシンは怒りを感じている、
とルナは思っていたのだが……
「それじゃ今回の同盟、普通ならシン少しは評価する筈じゃないの? そりゃ、ザフトに敵対するかも
 しれないとか、オーブを焼いた連合となんかっていう気持ちはあるのかもしれないけど、国民の
 安全は守られるわけだし……」
『理屈ではそうだろうな。だが人はそう簡単に割り切れるものじゃない』
「うわわっ! ってレイ! あんた聞いてたの!?」
『……通信回線を切ってなかったのにそれはないだろう』
230通常の名無しさんの3倍:2007/10/07(日) 23:29:52 ID:???
>>225
確かにデモべはゲッターに似てるっちゃぁ似てるな。
人類以外の存在を人類の力でもって叩き潰すとか常軌を逸したマッドサイエンティストとか。
というか原作者の石川賢が結構クトゥルフっぽいノリの作品を書いてる。
人類を常に観察してる不定形の怪物ドグラとかまんま邪神だし。
厨二病はまぁその何だ・・・
中学生の頃に書いたオレロボ小説にブラックホールナックルとか書いた人間もいるんだ。
231種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/10/07(日) 23:34:30 ID:???
 すっかり存在を忘れていたレイにルナは本気でビックリし、更に少し拗ねたようなレイの声色に
冷や汗を流す。しかし彼の言葉がひっかかり、謝りながらもその続きを聞こうとする。
「あはは、ゴメンゴメン……ところでレイ、それどういうこと?」
『……一度憎いと思ってしまえば、それを早々正す事は出来ないということだ』
 少し間を置いてから、レイはルナに自分の考えを語り始めた。
『シンの憎しみの根幹は家族を失った事だ。そして攻められる原因を作ったオーブがシンにとっての
 憎しみの対象の一つとなった。それまで愛していた祖国を憎まねばならないほどシンの怒りと悲しみは
 大きかったという事だろうが……その強すぎる憎しみのせいで、シンはもう憎しみの対象のみが
 明確化されて、原因は二の次になってしまっている』
「それって……」
『オーブは家族を守ってくれなかった国、と言うのがシンにとってのオーブ全てなんだ。
 今更オーブが良い方向に変わっても、シンの中のオーブ像が変わらなければ許せはしない。
 どういう結果に転ぼうと在る事無い事理由付けし、非難する。今回は連合との同盟という点が
 それに当たる。連合もシンの憎しみの対象の一つだからな……流石にザフトとも手を組んでいるという
 点には混乱したようだが』
「ちょっ、それじゃほとんど八つ当たりじゃないの!?」
『人の感情とはそんなものだ。少しケースは違うが例え話をしよう。例えばルナマリア、お前の家族……
 メイリンが何者かに殺されたとする。その犯人は罪を償い、改心してこう言う。《悪い事をしてしまった、
 もう二度と同じ事は起こさない》……お前は許せるか?』
 レイに指摘され、ルナの表情が凍りつく。自分はシンのように家族を失った経験は無い。でももし家族が、
妹が他人との関わりにより死んでしまうことがあれば、自分はその相手を許せるのだろうか……多分、無理だ。
家族を失うなんて想像すらしたくないのに、本当に失ってしまったら……
「で、でもそれじゃあ……それじゃあ何時になれば、シンはオーブを憎むのをやめられるのよ!?
 何時までシンは、憎しみなんてくだらないものの為に悩んで、苦しまなきゃいけないのよ!?」
『さてな……シン自身が憎しみを乗り越え、オーブを許せるほどに強くなるのが理想なのだろうが……
 そうでなければオーブ、ひいては憎しみの対象全てが消え去らなければ無理だろうな』
「そんなのって……」
 悲しすぎる。祖国に延々と、ただ憎しみを吐き出す事しか出来ないなんて。それが祖国が消えるまで
終わる事がないだなんて。
 けれど、憎むのをやめろなんて口が裂けても言えはしない。自分は彼の憎しみを想像程度は出来ても、
理解する事は出来ないのだから。
『そう、人はそう簡単に強くなど、進歩するなど出来はしない……だから俺達は、ギルは……』
「……レイ?」
 独白のような、どこか儚げなレイの呟き。ルナは何の事かと聞こうとして……その声をアラームが遮った。
232種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/10/07(日) 23:37:36 ID:???
『コンディション・レッド発令! 8時の方向、海中に大型の熱源反応有り! 各員、戦闘配置!』
 管制官が少しは板に付いてきたメイリンの声に、ルナマリアは即座に意識を切り替える。
「ったくこんな時に……ホントに何が起こるか分かったもんじゃないわね!」
『MS隊、聞こえて?』
「『『はいっ!』』」
 通信機からのタリアの声にMS隊全員が返事を返す。シンもこのようにいざという時には勢いを
取り戻すようで、ルナは少し安心した。
『先ほど伝えたように、近くの海中に熱源を確認したわ。識別信号はなし、何処の所属かは不明。
 どういう状況になるかは分からないけど、万一に備えMS隊は戦闘配備で出てちょうだい。
 ザクは飛べないから甲板に、インパルスはフォースシルエットで。言っておくけれど
 我々の目的はあくまでオーブの脱出、不用意な戦闘行為は避けなさい。いいわね?』
「『『了解!』』」
 中央カタパルトからコアスプレンダーが飛び出し、続けてフライヤーとシルエットが射出されていく中
ルナとレイのザクは左右のカタパルトから自力で甲板へと出て行く。
「一体何者かしら?」
『知るかよ! やっぱりアスハ達オーブの奴等が裏でコソコソ何かやったんじゃないのか!?』
『現状ではなんとも言えん。あまり熱くなるなよ、シン』
『……ああ、分かってる』
「シン、あんた……」
 ルナは悲哀と同情綯い交ぜの視線を上空で合体するインパルスに向ける。何かとオーブに悪感情を
発露させるシンに、レイの言う『人は憎しみを簡単に割り切れるものじゃない』という言葉を実感させられる。
『……え!? か、艦長! 熱紋ライブラリに概等艦有り! で、ですがこれは……あっ! 目標、
 浮上開始! 海上に出ます!』
『落ち着きなさいバート! 順を追って……!?』
 慌てふためく索敵担当を諌めようとしたタリアがその口を開いたまま止める。タリアだけでなく、
現れたそれを見た者全員が唖然とせざるを得ない。
「浮沈艦……アークエンジェル……!」
 突然現れた前大戦の伝説的な船の雄姿に、呆然と呟くしかないルナ。驚愕がミネルバの全員を支配する中、
更なる驚愕が彼らを襲う。
 アークエンジェルから飛び出す、一機のMS。青い翼を背負ったそれはアークエンジェルト同等、いや
それ以上に名の知れた存在だった。
『フリーダム、だと!?』
 レイの彼らしからぬ感情の篭った声に違和感を感じながらも、ルナは宙に浮くフリーダムを眺め……
とんでもなくマズイ事を思い出した。
(ちょっと、フリーダムって、ヤバ──!)
 フリーダムは一瞬ミネルバを一瞥したが、すぐに踵を返しオーブ本島へと飛んでいく。アークエンジェルも
それを追う様にミネルバから離れていく。
 ──ルナの視線の先で、インパルスはフリーダムの飛んでいった方向を注視していた。
233種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/10/07(日) 23:41:47 ID:???
 一方、展開していたオーブ艦隊にもアークエンジェルの動向が伝わっていた。
「アークエンジェルとフリーダムだと!? 何故そんなモノが!?」
「フリーダムは軍本部から出撃したムラサメからの警告を無視し、一直線に本島に向かっているとのことです!」
 空母タケミカヅチのブリッジでトダカは苦虫を噛み潰したような顔で報告を聞いていた。よりにもよって
伝説的な艦とMSが、しかも警備を薄くしてミネルバを脱出させた方角から向かってこようとは。
「ユウナ・ロマが懸念していたのはこの事だったのか……ミネルバがどうなったかは分かるか?」
「分かりません、ミネルバからの通信は此方にも本部にもありませんし……アークエンジェルがオーブに
 向かってきている以上、接触していないかもしくは離脱したはずだとは思いますが……」
 オーブから脱出させる手筈であったミネルバ。トダカにとって、いや多くのオーブ軍兵士にとって
ミネルバは地球を救おうとした恩人であり、その無事を祈らずにはいられない。
「一佐、このままここで待機していても仕方ありますまい。せめて半分は本島へ向かわせるべきでは?」
「そうだなアマギ。オオウベとイズハラを中心に、あとは……」
「ろ、六時方向、レーダーに感あり! 反応、二!……そんな!? 片方との接触予測時間、約15秒後!」
「馬鹿な!?」
 切羽詰ったレーダー観測員の言葉に、トダカが怒鳴り声を上げた。
「早過ぎるだろう! どうしてそれほど近寄られて気付かなかった!?」
「違うんです、向こうが速過ぎるんですよ! レーダーいっぱいの位置から補足して、
 もうそこまで近寄られ……き、来ます!」
 ブリッジ全員の視線が反応の迫る方向に向いた直後、一迅の風が彼らの目の前を通り過ぎた。
 その風は駆け抜ける最中、進行方向のムラサメを砕き、艦を折り、海を切り裂く。一秒と経たず風は
艦隊のど真ん中を通り過ぎ……遅れてきた突風と轟音と高波が、オーブ艦隊を襲った。
 備える間も無かった艦の多くが風に揺さぶられ転覆するか、高波に呑まれ沈没していく。
それらを免れても甲板のクルーや装備、MSが海の藻屑と消えていく。
 たった一迅の凶風によってr、オーブ艦隊は甚大なる被害を被っていた。
「くっ……被害状況の確認急げ! 他の艦の状況も確認しろ!」
「ハ、ハッ!被害状況知らせぇ!」
「甲板はどうなっている!? 整備員達は無事か!?」
「ヒノアシ、ヨクセミ応答せよ!」
 荒波でメチャクチャになり、今もまだ揺れるタケミカヅチのブリッジで、トダカはなんとか
体制を立て直す為必死に声を上げ指揮を取る。クルー達もそれに応えようと動き出すが……
「……っ?」
 ゾクリ、とトダカの身を寒気が襲った。赤道直下のオーブで寒さを感じる事は稀で、風邪でも引いたかと
訝しんだ直後、
「うおっ!?」
 揺れていた艦が今度は突然急停止し、慣性に従いブリッジクルーの面々が再び倒れ伏す。
「こ、今度は一体何が……!?」
 立ち上がったトダカ達は、己の目を疑った。そこには先ほどまで見ていた一面の青い海とは
全く違う……常軌を逸した光景が広がっていた。
 ──海が、凍っている。艦隊を包むように周囲の海面が凍結し、艦隊も海に触れていた艦は勿論、
高波に濡れた甲板やMSまでが凍り付いている。
 凍結した海面の裏にかろうじて海の揺らめきが確認出来る事から、そこまで厚く凍っているわけでは
ないのだろう。とはいえこの状況から脱するには、相当の時間がかかる。
「なんということだ……カガリ様……!」
 己の仕える主の危機に何も出来ぬ不甲斐無さに、トダカは唇を噛んでその場にうなだれる。
 そして氷の下で、先刻レーダーに捉えれていたもう一つの影が艦隊を素通りし、
オーブへと向かって行った……
234通常の名無しさんの3倍:2007/10/07(日) 23:43:52 ID:???
支援?
235種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/10/07(日) 23:44:11 ID:???
 外の混乱を知る事もなく、カガリとユウナの結婚式は山場を迎えていた。内心はどうであれ
結婚を祝う人々に囲まれる中、二人の式は誓いの言葉を交わす段階まで進んでいく。
「今、改めて問う。互いに誓いし心に偽りは無いか?」
「はい」
 司祭の言葉に迷い無く答えるユウナ。カガリは僅かな間沈黙を守ったが、すぐに俯いた顔を上げる。
(全てはオーブの為に……アスラン、ごめん……!)
 目に涙を潤ませながら、誓いをその唇で紡ごうとした刹那。
「代表ーっ! ユウナ様ーっ! 急いで避難して……うおっと来たぁーー!?」
 オーブ兵の叫びと爆音が、全ての音を掻き消した。
「な、なんなんだ!?」
 人ごみでごった返していた結婚式場が阿鼻叫喚に包まれる。爆音のした方向を向いたカガリが目にしたのは、、
次々に腕と武器を撃ち抜かれていく配置されたM1アストレイ達の姿だった。
 そして空中からM1の戦闘能力を奪いつつこちらに向かってくるMSを見つけた時、カガリの思考を
驚愕が塗り潰す。
「フリーダム……キラ!?」
「カガリ下がって!」
 立ちすくむカガリの前に出て、彼女を守るように立つユウナ。
 MSを排除し悠然とその場に降り立ったフリーダムが、その手をカガリにへと伸ばす。MSの巨大な掌が
迫ってくる光景は実に威圧的で、実戦経験のあるカガリすら恐れを感じてしまう。だがユウナはその恐怖に
屈せず、カガリを背に庇いながら敢然とフリーダムに向かい合う。
「何がしたいのか知らないが、カガリに手を出させはしない!」
「各員、フリーダムを迎撃! 代表とユウナ様を守れーーーーっ!」
 ユウナに呼応するように、周囲のオーブ兵がフリーダムに攻撃をかける。しかし歩兵の火器ではPS装甲に
傷一つ付けられない。全く抵抗できぬまま、フリーダムの掌がカガリに迫る。
 そして遂にフリーダムの掌がユウナごとカガリを掴もうとしたその瞬間、フリーダムの鼻先を
一条のビームが通り過ぎた。オーブ軍の増援が来たと思ったカガリがそちらを振り向くと、
そこに居たのはなんと……
「イ、インパルス!?」
236種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/10/07(日) 23:45:39 ID:???
「見つけた……」
 インパルスのコクピットでシンは──哂っていた。目を血走らせ、額に青筋を浮かべ、操縦桿をへし折らん
ばかりに力を込めながらも、その表情は本当に、本当に晴れやかな笑顔を浮かべ……その表情が一瞬で、
悪鬼に変わった。
「フリーダム……フリィィィィィダムゥゥゥゥゥゥゥッッッ!」
 ガムシャラにトリガーを引き、ライフルを目標に乱射する。フリーダムが上昇してそれを避けると、
それを追ってインパルスも上昇する。
「お前が、お前が殺したぁ! 父さんを、母さんを……マユをーーっっ!」
 ライフルを更に立て続けに撃つが、シールドに阻まれる。何故かフリーダムはインパルスに攻撃を
仕掛けてこないが、そんなことは知った事か。
「お前が悪いんだ……お前が全部……お前が皆を殺したせいで……俺は、俺は、オレはーーーー!」
 シンはここ数日オーブの行動を理解できず、故にオーブの憎しみを持て余していた。それはストレスとして
シンの身体と心を蝕んでいたが、そうでなくてもアーモリーワンやユニウスセブンなど短い間に激務を重ね、
ティトゥスを失うなど精神的負担がかかっていたのだ。積み重なりすぎたストレスは、気付かぬ間に
シンの心に黒い感情となって沈殿し、シンの心を圧迫していった。
 そんな時に、よりにもよってフリーダムの登場である。元々家族を手にかけたフリーダムに対しての
憎悪はオーブや連合の比ではない。それを目にした瞬間、シンの心の中で感情の『枷』の一つが弾け飛んだ。
 枷が外れたのは、やはり憎悪。フリーダムへの激しい憎悪は勿論、くだらない事への極小さなストレスから
本来オーブや連合に向けられる筈だった、全てのドス黒い感情……己の中のありとあらゆる憎悪に
完全に呑まれ、フリーダムにその全てをぶつけようとするシンは今、完全に暴走状態だった。
 ──そう、必要以上にオーブに関わる事を懸念する艦長や、必死に止める同僚達……そして
連れ攫われようとしていたアスハの存在すら認識できぬほどに。
「全部お前のせいだ! 家族が死んだのも、オーブがあんなになったのも、俺が苦しいのもっ!
 全部、全部、全部お前がぁぁぁぁぁぁ!」
 一気にトドメを刺そうと、サーベルを構え突撃する。ようやくフリーダムがビーム砲を展開し
撃ってくるが、シールドで受け止め突き進む。シールドの耐久値が一気に限界ギリギリに達するが、
知ったことか。
「だから死ねっ! 俺がお前を殺してやる! 死んであの世で、マユに詫びろーーーっっっ!」
 後数メートルという位置まで来て、サーベルを振りかぶる。フリーダムもまたライフルとレールガンを
構えるが、それがどうした。

 俺は、お前を、刺し違えてでもブッ殺してやる──!

 その瞬間、シンの頭の中に突然、何かの『種』のようなイメージが浮かんだ。思考が妙にクリアになり
イメージの中の紅い『種』が弾ける──
「ガハッッ!?」
 ──寸前、隕石と正面衝突したようなとてつもない衝撃がシンを襲い、クリアになった思考は
そのまま真っ白な世界へと旅立った。
237通常の名無しさんの3倍:2007/10/07(日) 23:48:11 ID:???
支援
238種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/10/07(日) 23:49:00 ID:???
「どうしてザフトのMSが同盟締結を守ろうとするの!?」
 キラはインパルスの行動に困惑していた。アークエンジェルとミネルバが鉢合わせするのは予想外だったが、
ミネルバがオーブを出る航路を取っていた事、そしてミネルバを地球を守ろうとしてくれた艦と認識している
事からキラ達はミネルバを放置した。しかし何故かインパルスはフリーダムを追い続け、更には攻撃まで
仕掛けてくる。
「やっぱり、ザフトは僕やラクスを狙ってるのか?」
 コーディネーターに襲撃され、ザフトに不信感を持つキラはそんな仮説を立てる。しかしそうであるなら
ミネルバがアークエンジェルにすぐ攻撃を仕掛けなかったり、インパルスがアークエンジェルに目も
くれなかったのはおかしいのだが、そのときのキラはそこまで思い至らなかった。何故なら……
「この相手、強い……!」
 悠長に他の事を考えて闘えるほど、インパルスは生易しい敵ではなかった。荒々しい動きだが故に
予測が難しく、おまけに思い切りがいいというか……攻撃に躊躇が無い。一瞬油断しただけで、一気に
攻め込んでこられそうな危機感を感じる。
「けど僕は負けられないんだ……ラクスを守るために、世界を守るために! その為にカガリを
 助けなきゃならないんだ! だから!」
 立ち止まっている暇はない。意を決して、キラはインパルスへビーム砲を放つ。インパルスは
サーベルを抜き、ビームを盾で受け止めながら一気にこちらへと突っ込んで来る……その姿はまるで、
血に飢えた獣だ。
「けど機体性能はこっちが上……それにいくらなんでも、真正面から向かってくるだけじゃ!」
 インパルスがサーベルを振りかぶったところで、レールガンを展開しライフルを構える。交差の瞬間に
レールガンを叩き込み、動きを止めてライフルで戦闘力を奪う──それがキラのシナリオだった。

『……見つけたぜ、キラクンよ』

「……えっ!?」
 だがその交差の寸前、突然の激突音と共にインパルスが視界から消えた。何が起こったのか分からない
キラを、今度は突風が襲う。
「うわっ!? くっ……」
 まるで台風のような激しい風。スラスターを限界近くまで噴かしフリーダムのバランスを取りながら、
風が止んでキラはまずインパルスを探した。そして見つけたインパルスの状態は……余りにも面妖かつ
滑稽なものだった。
「な、何をどうやったらこんな状態になるのさ!?」
 インパルスは、遥か眼下の大地に叩きつけられていた。VPS装甲はダウンしでおり、その灰色の身体は
土の中に深くめりこんでいる。
239種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/10/07(日) 23:50:57 ID:???
『ウヒャハハハハッ! マジでコーディってのはマヌケだよな。ジャマだったからついハネちまったが、
 見ろよあれ。ザマーねえよな、ヒャッハァ!』
「っ!? この声……!?」
 嘲笑と共に側面から飛んで来たビームが、フリーダムに迫る。間一髪でかわしビームが飛んで来た方向を
見れば、変わった形状の機体が一機、フリーダムへと向かってくる。
「……戦闘機?」
 戦闘機だとしても、その姿は奇怪だった。緑で染められた、全体的に曲線的で生物的なフォルム。
突き出た先端は機首にしては短く、鳥のような両翼は大きく横に広がっている。メイン推進器と思われる
二基のスラスターから激しい光を放ち、高速でフリーダムに迫る。
「向かってくるのなら!」
 レールガンを戦闘機の翼目掛け連射するフリーダム。その弾道の合間を縫うように、戦闘機は常識では
考えられない複雑かつ鋭角的な軌道を見せてフリーダムに迫る。その動きに目を見張るキラに、
戦闘機の下部にマウントされたライフルらしき武器からビームを放つ戦闘機。咄嗟にフリーダムが
シールドでビームを防いだ瞬間、戦闘機が更に加速する。回避行動を取る間もなく、戦闘機はフリーダムの
側面スレスレを一気に駆け抜けて行き、遅れて届いたソニックブームがフリーダムを襲う。最初インパルスと
共に受けた時ほどの勢いは無かったが、それが逆に操作を謝らせフリーダムのバランスが崩れる。空で数回転
しつつも体勢を立て直したキラの背に、ゾクリと悪寒が走った。
 咄嗟にシールドを構えると同時に、風とは質の違う暴力的な圧力がフリーダムを襲う。シールドに亀裂が
入れ、フリーダムを吹き飛ばした『それ』の正体を見たキラは一瞬、唖然とする。
「こ、氷!?」
『ようやく来やがったか、オセェんだよメタボ野郎』
 フリーダムに叩きつけられたのは、大きく固まった氷の槍だった。砕けて散った氷の破片は太陽光を弾いて
光のカーテンを作る。その向こう側、沿岸方向から氷を放った機体が道中の全てを踏み壊しつつ、
ゆっくりとこちらに向かってくる。
 平面を重ねたような無骨なフォルム。灰色と薄い赤で彩られた、重厚かつ堅牢な装甲。重量感溢れる
それが一歩踏み出すだけで、大地は揺れ地響きが唸る。胸に開いた砲門と背負った二つの大型ポッドのような
装備が、より威圧感を引き立てる。
『フン、仕留めそこなっタか』
「やっぱり……貴方達はあの時の!」
 二体の異形が纏う雰囲気、そして聞こえてくる声にキラは敵の正体を確信する。そしてそれを
嘲笑うように、戦闘機からけたたましい罵りが響いた。
『気付くのがオセェんだよタコ! でもまあいいや、今度はあんときみてぇにいくと思うなよクソ虫!』
 戦闘機が一直線に真上へと飛び、その形状を大きく変化させ始める。スラスター部分が脚部となり、
翼の中程から手首が生えて腕部となる。機首と本体を形作っていた部位が胸部と腰部を形作り、
その小さな胸部から更に小さく鋭角的な頭部が飛び出す。
『ボクのMM、レイダー・ビヤーキーだ! 今度こそズッタズタにしてやんよ!』
『……そして我ガMM、カラミティ・クラーケン。今度ハ、逃さン』
 上空でライフルを構えるクラウディウスのレイダー・ビヤーキーと、地上で両拳を打ち付けるカリグラの
カラミティ・クラーケン。
 二機のモビル・マキナとフリーダム、オーブ本島で激突す。
240通常の名無しさんの3倍:2007/10/07(日) 23:52:27 ID:???
支援
241種死逆十字書き ◆oN23gQHrEc :2007/10/07(日) 23:53:04 ID:???
今回はマジでしんどかったこんばんわ
とりあえず一言、イデのオオバカヤローーーー!(爆)

それはさておき色々勢力がぶつかりつつオーブボロクソの巻。色々暴走しております。
シンがもろ噛ませですが彼は大器晩成です、なんせ主役です。かならず化けますよ、いつか( ̄  ̄;)
実は今回RビヤとCクラの設定も載せようと思ったんだけど、一晩ぶっ続けで書いてたら
まさかのイデ発ど、もといパソの電源あぼーんしてしまってorz 次回まで待っていただきたい。

次回はオーブオワタPart2。今回ブシドー他全員集合できなかったけど、
九話が終わるまでにはなんとかするつもりなのでご勘弁を。
そういやダブルオー見たけどイナクトがビヤーキーに見えた俺は相当ヤバくなってるらしい( ̄  ̄;)
242通常の名無しさんの3倍:2007/10/07(日) 23:56:37 ID:???
リアルタイムGJ!
いろいろオーブがとんでもないことにw死人が出そうですな
イデ発動はどまい・・・しかし一晩で書き上げた根性は旧神にふさわしい!
次回にwktkしてます
243通常の名無しさんの3倍:2007/10/08(月) 00:00:52 ID:???
おお、これはもうひたすらGJ!
イデの発動にもめげずに降臨なさった偉大なる旧神に惜しみない拍手と人間賛歌を。

シンがキレて噛ませにされてそして二機のバケモノMS、次回はどうなる事やら。
しかしシン……もしかしてチミ邪神に操られていませんか?
244通常の名無しさんの3倍:2007/10/08(月) 07:38:38 ID:???
黒い髪、紅い眼、白い肌という共通点
シンがコーディネイトされる段階でナイアさんが絡んでるんだよ
245通常の名無しさんの3倍:2007/10/08(月) 10:04:28 ID:???
つまり、時代は妹だよとマユ=ナイアさん?
246通常の名無しさんの3倍:2007/10/08(月) 11:17:06 ID:???
ナイアさんが干渉するにはいい素材だ>シン
マユの姿でシンにささやけばいちころだ
247通常の名無しさんの3倍:2007/10/08(月) 14:09:00 ID:???
スレ違いの質問おk?
アルって胎動でデモンベインのこと知ったんだよな?
でも斬魔とか咆哮じゃそういう仕草がなかったのはそのときのことを忘れたってこと?伏線?制作時期があれだから別に理由はない?
248通常の名無しさんの3倍:2007/10/08(月) 14:16:46 ID:???
違うループのお話でしたってことだろう。胎動のループでは九郎がトラペゾに至らずリセットされたと思われる
まあ、デモベの矛盾点はこれで全部うっちゃってしまう事が出来る。古橋が小説で相当無茶な事が出来たのも
これのおかげによる所が大きい
249通常の名無しさんの3倍:2007/10/08(月) 14:17:35 ID:???
胎動の後ルートで九郎敗北→アリゾナへ→本編、あるいはもっと以前の
アズラッドと鋼造が出会わなかったループへ。
こんなかんじで、胎動を始めとする外伝は直接は本編と繫がってない。
250通常の名無しさんの3倍:2007/10/08(月) 14:50:20 ID:???
そうだな、アズラットと会った後のアル・アジフなら
拳銃の魔導具を自前であっさり創るのをみてるはずだし。
251通常の名無しさんの3倍:2007/10/08(月) 17:52:09 ID:???
ということは、機神咆哮のOPムービーでアイオーンがぶっ放していた銃はなんだったんだろ?
アンチスピリチュアルライフルにはみえんし弾丸じゃなく魔道レーザー兵器っぽいし。

銃のしくみが簡単ならアズラットみたいに偃月刀の応用で作れそうだから
少なくともクトゥグア・イタクァと同レベルの魔道兵装のはず。
252通常の名無しさんの3倍:2007/10/08(月) 18:43:48 ID:???
実はアレがクトゥグアなんじゃね? 使役者なしで機神召喚なんて無茶したから
武装にまで力が行き渡らず、なんとか弾を撃てるくらいのしか出せなかったとか
253通常の名無しさんの3倍:2007/10/08(月) 18:58:18 ID:???
>>251
たしかクトゥグアのエネルギーを制御するための装置だったとか。
対ダゴン戦でクトゥグア解放してデモンベインまで傷ついてただろ。
アルがアイオーンの時はそれ使って制御してたとか話してなかったか?

機神飛翔でアズラッドは生前はアンチエセリアルライフルは使えなかったとあったような。
単に二人とも銃という概念を知らなかったとか?
形状が違うのは術者によって形状が変わるからで説明が付くし。
254通常の名無しさんの3倍:2007/10/08(月) 20:38:44 ID:???
>>225
まあホームページに僕の考えたスタンド
『テンパード・スチール(鍛え上げられた鋼鉄、能力:鉄を操る)』
ってのを書いたお方もいたんだし気にするな
255通常の名無しさんの3倍:2007/10/08(月) 20:46:39 ID:???
>>252
ビームの色的にクトゥグアじゃなくイタクァぽいと思うんだが。
対精霊銃はクトゥグア専用でイタクァは別の魔道兵装、つまりOPで使ったやつで
制御してんじゃないかな?
256通常の名無しさんの3倍:2007/10/08(月) 21:54:55 ID:???
>>253
あくまでアズラッドが使えなかっただけで記述自体はあったろ。
胎動のあれは大砲が使えないゆえの小技としての魔銃錬金だし。
アルも火縄銃の時代は経験してるだろうから、彼女が鉄砲知らないわけが無い。
あれはエドガーでも使ったら気絶するくらいの大技なんだし、
アズラッドなんかに使わせたら血を吐くくらいじゃすまん。
あとムービーとの形状の違いは、上にあるとおり力が足りなくて小さくなったのか、
はたまたムービーのは実はアズラッド魔銃で、クトゥグアとはまったく関係ない銃とか
プレイヤーにミスリードを誘っているのかもしれない。おもいっきり後付だが。
257通常の名無しさんの3倍:2007/10/08(月) 22:45:21 ID:???
アズラッドの魔銃は実弾でOPのアイオーンの銃はビーム出してるから別物だろう。
イタクァ戦で覇道財閥がクトゥグア制御用に作った銃が拳銃だったから
OPの銃はクトゥグア制御用だと思ったんだが。
あとアンチエセリアルライフルの記述があるとは限らない。
あれはバルザイの偃月刀とクトゥグアを応用したものの可能性もある。
というかそのまま記述があった場合はアズラッドが使わない理由がないというか、
遠距離攻撃出来ないというのが嘘になってしまう。
飛翔のアズラッドが本来より強化されてるとも思えんし。
258通常の名無しさんの3倍:2007/10/08(月) 23:01:49 ID:???
夢幻心母に突入の際にアンチエセリアルライフルを撃つ時に本来は使えないが
御伽噺の助けがあるから使えるとアズラッド自身が言ってるぞ
259通常の名無しさんの3倍:2007/10/08(月) 23:07:21 ID:???
>>257
アンチスピリチュアルライフルの記述はあるはずだぜ。
公式の小説で一度使われていた。
確か、ダンウィッチ弟殺すのに。
260通常の名無しさんの3倍:2007/10/08(月) 23:12:33 ID:???
アンチエセリアルライフル自体は胎動が出版される前か同時期くらいに公式ページの
ミニ小説で存在が明記されてたしな。記述自体は存在するんだろ。
ただし術者にかかる負荷はとんでもなく、そのミニ小説のマスターオブネクロノミコンは
撃ったら死んでいた。
261通常の名無しさんの3倍:2007/10/09(火) 07:17:18 ID:???
「アイオーン! げぼぉ」
というかんじで力尽きた主もいるのでしょうか。
262通常の名無しさんの3倍:2007/10/09(火) 07:32:10 ID:???
>>259
いや、あのときのアイオーンが倒したのは沙耶だ。
操縦者は涼子センセ。
263通常の名無しさんの3倍:2007/10/09(火) 07:47:45 ID:???
沙耶の歌エンドだとトラペゾ使わなきゃ無理な気がするな。
264通常の名無しさんの3倍:2007/10/09(火) 13:40:00 ID:???
ぶるぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁ!!!!!
265通常の名無しさんの3倍:2007/10/09(火) 18:31:55 ID:???
 〃∩ ∧_∧
 ⊂⌒( ・ω・)  はいはい地球皇帝地球皇帝
  `ヽ_っ⌒/⌒c
     ⌒ ⌒
266通常の名無しさんの3倍:2007/10/09(火) 20:19:06 ID:???
ぶるぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁ!!!!!
267通常の名無しさんの3倍:2007/10/09(火) 20:24:56 ID:???
>>266
撃て、九郎(もちろん棒読みで)。
268sage:2007/10/09(火) 20:25:31 ID:MozoL+Ms
>>262
>>259が言ってるのはスニーカー文庫のことじゃない?
269通常の名無しさんの3倍:2007/10/09(火) 20:26:08 ID:???
ちくしょう、ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!
270262:2007/10/09(火) 20:30:22 ID:???
いや、公式っていうからさ……
俺にとって涼風の文庫は黒歴史あつかいなんでつい鋼屋版のほうに意識が。
>>259、どっちなのかおせーて。
271通常の名無しさんの3倍:2007/10/09(火) 20:35:55 ID:???
>>268
Nitro+の公式サイトでのお話
無限螺旋の中途、“咲いた”沙耶を撃ち滅ぼすアル・アジフとアル中女医の一挿話w
272通常の名無しさんの3倍:2007/10/09(火) 21:05:17 ID:???
>>271
あれって沙耶なのか?
273通常の名無しさんの3倍:2007/10/09(火) 21:15:27 ID:???
>>272
同族つうか、株分けしたモノか
デモベ世界の平行存在
274通常の名無しさんの3倍:2007/10/09(火) 21:19:19 ID:???
つまり並行世界のいどまじんもふしゅるふしゅる〜♪されたってわけか
275通常の名無しさんの3倍:2007/10/09(火) 21:21:58 ID:???
>>274
そして、友人と一緒に沙耶の技の一部になってるカト。
276通常の名無しさんの3倍:2007/10/09(火) 21:28:02 ID:???
もしくは新しく買った冷蔵庫の上段に鎮座しておられるのかも
277通常の名無しさんの3倍:2007/10/09(火) 21:33:29 ID:???
しかし……本当にどうでも良い事だが
見る人が見るとあの戦いはジャイアント沙耶が緑の花園で巨大ロボットと戦ってるよーに見えるのだろうか?
278通常の名無しさんの3倍:2007/10/09(火) 21:48:14 ID:???
>ジャイアント沙耶が緑の花園で巨大ロボットと戦ってる
想像して吹いてしまったじゃないか、どうしてくれるんだ!!

【既に永続狂気だったと言う】
279通常の名無しさんの3倍:2007/10/09(火) 22:30:50 ID:???
それニトロ公式のどこにあるんだ?
280通常の名無しさんの3倍:2007/10/09(火) 22:41:08 ID:???
PS2機神咆吼デモンベインの特設ページのメニューからスペシャルを選択して
その中からサイドストーリーを選択すれば見られる。

ttp://www.demonbane.com/special2/side01.html
281260:2007/10/09(火) 22:47:18 ID:???
>>280
俺が見たのこれだ。あれが沙耶だったのか、知らなかった…。
282通常の名無しさんの3倍:2007/10/09(火) 22:58:13 ID:???
>>280
おおTHX
283通常の名無しさんの3倍:2007/10/09(火) 23:03:01 ID:???
沙耶の歌の主人公がみれば沙耶がみるもおぞましき化け物に無残にバラバラにされて燃やされる光景に見えるだろうな
284通常の名無しさんの3倍:2007/10/09(火) 23:54:28 ID:???
おのれ鋼屋
俺の沙耶に何てことを
285通常の名無しさんの3倍:2007/10/10(水) 00:01:38 ID:???
まあ可愛く見えても本性はティベリウスばりの肉塊怪物なんだから。
それにニトロワではデモンベインに文句言ってるし。
「人間しか救わないくせに〜」って。
286通常の名無しさんの3倍:2007/10/10(水) 00:05:23 ID:???
>>285
少し違うぞ、本性が可愛い少女の腐肉怪物だ、けなげで頑張り屋な良い子なんです。
沙耶の唄の主人公(名前なぞ覚えてやるものか)とは末永く居て欲しかったものである。
287通常の名無しさんの3倍:2007/10/10(水) 00:36:06 ID:???
人食いで世界を滅ぼす可憐な少女だからな。主人公と沙耶にとっては楽園ができる。
アルとあの女医とデモンベインにとっては地獄だけどな。
288通常の名無しさんの3倍:2007/10/10(水) 00:46:40 ID:???
ある意味あれは生存闘争だったんだろな。
289通常の名無しさんの3倍:2007/10/10(水) 00:59:22 ID:???
沙耶は侵略者であり収奪者の人類どころか生命体全てを書き換えて乗っ取れるバケモノだからなー
そんな腐肉の塊の内面に宿したのが可憐な少女で、思い人を得られたのはとても美しいんだろうな善悪は置いておいて。

まあそれに、完全に乗っ取られてしまえば、某ルートの女医さんのようにそれに嫌悪感や恐怖すら感じれなくなしナー
290通常の名無しさんの3倍:2007/10/10(水) 01:04:43 ID:???
滅ぼすっていうか人類が肉塊になるだけだろ?
意外と平和になるかもw
291通常の名無しさんの3倍:2007/10/10(水) 01:07:17 ID:???
生命体すべてが書き換えられてしまえばそこに住む生き物にとってはいいところになるしな。

まあデモベループの中ではそうなってしまうとナイアさんの究極の目標が達成できなくなるから
アルを使うか、テリオン使うか、それでもどうしようもないなら滅多にないことだが自分が
直接介入して沙耶殺すんだろう、宇宙を滅ぼすため地球を守る邪神という皮肉だ
292通常の名無しさんの3倍:2007/10/10(水) 01:08:19 ID:???
>>287
人食い出したのはフミノリのためだろ
フミノリが「人ウマス」って言い出す前はホルマリン漬けや猫食ってたみたいじゃん
293通常の名無しさんの3倍:2007/10/10(水) 01:23:09 ID:???
>>291
アレ? 人類でなくなるとトラペトヘドロンて使えなくなるのかな?
腐肉の塊(本人達にその意識無し)なテリオンや九朗とかもちとNWみたいガ
294通常の名無しさんの3倍:2007/10/10(水) 01:32:27 ID:???
>>293
邪神とその下僕はトラペゾに触れん
295通常の名無しさんの3倍:2007/10/10(水) 02:55:42 ID:???
でもあれって沙耶自身じゃなく同属じゃなかったっけか
人間臭い乙女な自我を持つ沙耶は種族内でもイレギュラーだったらしいし
あの小説のは本当にただの本能的な侵略者なんじゃないか
296通常の名無しさんの3倍:2007/10/10(水) 20:58:07 ID:???
フミノリと沙耶がお花畑でキャキャウフフしてたところに乱入して沙耶を撲殺したアイオーンマジ外道というお話だな

沙耶語
やめてお願い許して、せめてこの子達は殺さないで

人類語
 叫びではない聲が響く。常人が聞けばたまらず発狂するだろう異常な音波。低く、高く、魂にまで届く唄。勝利の凱歌のつもりか。

異種族コミュニュケーションは難しいね
297通常の名無しさんの3倍:2007/10/10(水) 21:10:12 ID:???
まったくダ、まあ、会話が出来て、少女の姿に見えたとしても討たねばならない立場なので
意思疎通が出来ないのは有る意味(アルにとって)救いだろうなー
298通常の名無しさんの3倍:2007/10/10(水) 21:23:40 ID:???
美少女が減ってアル的には有利
299通常の名無しさんの3倍:2007/10/10(水) 22:32:31 ID:???
きっと胸に嫉妬したんだろな〜
300通常の名無しさんの3倍:2007/10/10(水) 22:33:40 ID:???
井戸魔神が
301sage:2007/10/10(水) 22:39:51 ID:1LqlHooP
>>294
ヨグソトースの息子のテリオンが使えるんだから大丈夫
302通常の名無しさんの3倍:2007/10/10(水) 22:53:26 ID:???
あれは一応人とのハーフであったことと
「悪の極限」という役割上、特例で使えたと考える。
303通常の名無しさんの3倍:2007/10/10(水) 22:53:59 ID:???
しまったメール欄だ
304通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 00:07:05 ID:???
中には沙耶をも救うことのできる旧神もいるに違いない
てけり・り的な感じで
305通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 01:34:01 ID:???
>>292
病院で新生児が行方不明になってたぞ
306通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 01:57:45 ID:???
>>305
そんなこと書かれてたっけ?
人間は巻き込まれてなかったからラジオで怪談話程度で話されてたと思うんだが
307通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 02:01:25 ID:???
青海は?
そもそも沙耶が食ってたのをあいつも食って美味いって言ったからだったはず
308通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 02:05:33 ID:???
青海の時、沙耶はやらなきゃ自分がやられるという心境だったと虚の人が言ってた
フミノリがアレを勝手に食ってみたときは沙耶はびっくりしてた
309通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 02:10:12 ID:???
まぁ不法侵入した青海にも責任はあるしなw
310通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 02:15:30 ID:???
なるほど。
結局人食になった原因はフミノリが大きいんだな
311通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 07:43:42 ID:???
・病院に住み着いてた猫が消える
・サンプルに保存してた臓器が消える
・新生児が行方不明
って怪談話と
沙耶自身の(成人の人間は)滅多に食べられない大物発言を考えると
沙耶は人食自体は以前からやってた

フミノリに隠さなくなったのは
人食ってるのがバレたら確実に引かれれると思ったけど
フミノリ自身が謎の果実(人肉)うめぇwって言ったから
……だったはず
312通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 08:43:53 ID:???
デモベスレから沙耶スレになってるww
313通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 08:52:27 ID:???
ところでお前等の各文字が物凄く文字化けして何書いてるか全然わかんねぇんだけど?
314通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 09:37:09 ID:???
>>304
あのテケリ君は九朗とか旧神いなくても元からダンディー(紳士的)すぎるだろ。
315通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 10:15:45 ID:???
でも奉伺種族たるショゴスと
邪神の配下では存在そのものがワンランク違う気が………
まあ何はともあれニトロワで
アルvs沙耶は設定的に燃える物がある
さら制限時間30秒、一本勝負、トドメはレムリアインパクトで縛るとなお雰囲気が出る
316通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 10:33:58 ID:???
>>313
君の所に大十字&アルを送っておいた
317通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 11:02:40 ID:???
>>315
ショゴスは奉仕種族として造られながらも、知性を得て
自由を求め己が創造主に反逆し、最終的に勝利したトリズナーだぞ?


まあ、堕落してクトゥルーとかを信仰する連中もいるが
318通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 12:23:19 ID:???
>>314
つまり言いたいことは沙耶がダンセイニ並のマイフェアレディになると
319通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 12:54:10 ID:???
>>318
彼女は昔から淑女ですヨ?

しかし、沙耶の唄をやりなおしてて思ったのだけど、認識を壊す←→戻すが出来て
人間→沙耶の同族化が出来るなら……実は沙耶→人間に沙耶って改造出来るのか?
まず、自分がどう見られてるかと言うのをしっかり認識した上で練習がかなり必要だと思うが。
320通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 13:21:39 ID:???
>>318
飛翔の
「不浄の一族の末裔である筈の『彼』と、大切な人(九朗達)との聖約にも似た友情」
で、幼き九朔を守り通したってのに俺は結構感動したんだぜ?

・・・あれ?
ふと疑問に思ったが、テケリの羊膜に守られた九朔が乗ってたデモベは、
グラフィック見る分にはあの時には既にニャー様仕様だよな?
途中で適当に本物と入れ替わったんだろうけど、
ダンセイニがコクピットで九朔を変わらず守り通してたって事は、
邪神相手に一歩も引かなかったって事なのか?

すげーよダンセイニ
321通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 15:09:29 ID:dW9UexfA
伊達や酔狂でロードダンセイニの名前ついてるわけじゃないんだな
322通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 15:16:46 ID:???
>>319
他者の改造は慣れたけど、
自分を改造することは難しすぎる。
とか言ってなかったっけ?
323通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 15:50:50 ID:???
324通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 16:01:54 ID:???
>>323
種なんざデモンベインにはるかに劣る

鋼屋の文章を受け入れられないからって駄作扱いするやつは死んで欲しいね、まったく。
内容に目を向けようとしないというのはひどい。

あと九郎やアルたちなら種のボケどもを
教育しなおすことができると思うのは俺だけじゃないよな?
325通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 17:06:54 ID:???
ボケというか狂人レベルだから
狂人は教育しても直らないから
326通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 18:47:21 ID:???
てけり・り
327通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 19:07:27 ID:???
嫁の化身たるラクス以外はまだ大丈夫だとおもう。ラクスにかかわるとキラも含めて
みなおかしくなってる
328通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 19:29:58 ID:???
そういやミ=ゴってトラペゾに触れるんだっけ?
329通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 20:09:39 ID:???
トラペゾって元々Made in Yuggothのニャル様召喚する物だったよな
別に俺はロリコンで旧神な忌まわしい雪男がいてもいいと思う
330通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 20:45:32 ID:???
ミ=ゴ繋がりでアゴが異常に長くて台詞が形容詞過多な旧神がいてもいいはずだ
331通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 21:47:22 ID:???
ミ=ゴ ミ=ゴ ナース
332通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 21:55:11 ID:???
ちょっとスレチなんだが一つ、
トラペゾの刃が欠けただけでなんでアザトースが開放されかけたんだろ?
あれって柄の部分にあるクリスタルが本体で刃の部分とかはトラペゾの箱が
変形したもののはずなんだが。
333通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 21:56:25 ID:???
トラベゾそのものが本体だったはず
334通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 22:34:25 ID:???
幾重にも宇宙をかさねることによって
ナイア的に正しい宇宙を封印している
335通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 22:38:25 ID:???
その中でもCE宇宙はかなり内側(アザトースに近いところ)だろうなw
宇宙丸ごと瘴気に侵されてそう。
336通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 23:30:26 ID:???
塵骸魔響(漢字合ってるかわかんね)のイグニス生存ENDって最後のエンディングでヨグソトースの門が開いたの?
337通常の名無しさんの3倍:2007/10/12(金) 00:15:19 ID:???
338通常の名無しさんの3倍:2007/10/12(金) 01:40:14 ID:???
アザトースが目覚めると旧神がなにをしても宇宙は消し飛ぶんだよな?宇宙はアザトースの見る夢だし。
じゃあさ、アザトースが目覚める以前の世界って何なんだ?目覚めるからには寝る(封印される)前までは起きてたんだろうし。

あとナイアは旧神のこと知ってたんだよな?なのになんで九郎たちが旧神だって気付けなかったんだ?
339通常の名無しさんの3倍:2007/10/12(金) 01:52:34 ID:???
>>338
アザトースが封印されて夢を見始めた=科学者の言うビッグバン、宇宙開闢
こう考えればよろし。ビッグバン以前なんて誰にも分からんのだから。

九郎たちが旧神だってのがいつの話か分からんが
斬魔(機神咆吼)の特定のエンディングで初めて二人は旧神になったわけで
それ以前はただの人間と魔導書でしかない。
340通常の名無しさんの3倍:2007/10/12(金) 02:07:35 ID:???
>>339
ども。そりゃそうか。納得。
341通常の名無しさんの3倍:2007/10/12(金) 02:22:37 ID:???
あまり邪神関連の事柄を深く考えると頭破裂しちゃいますよ皆さま
342通常の名無しさんの3倍:2007/10/12(金) 07:35:18 ID:???
ミ=ゴ ミ=ゴナースと聞いて某葱クロスSSが更新していないのに泣いた
343通常の名無しさんの3倍:2007/10/12(金) 10:24:12 ID:???
九郎=旧神を見抜けなかった事に関しては、そもそもナイアさんが外見で人間を
認識してないんじゃないかって説もあったな。
確かに何億年単位で活動してる邪神から見れば、ほんの六、七十年程度で赤ん坊から
よぼよぼの爺さんにまで変化する「人間の外見」は判別の材料にならないかも
知れない。
344通常の名無しさんの3倍:2007/10/12(金) 18:21:55 ID:???
九郎が旧神だったことを見抜けなかったんじゃなくて、九郎が旧神に達することを見抜けなかったんじゃないのか?
そもそも、最初から旧神なんだったら、無限にも近い回数を繰り返す必要が無いわけだし。
345通常の名無しさんの3倍:2007/10/12(金) 18:56:47 ID:???
ナイアさんには見抜けなくても、にゃるさま本体にはお見通しだったかもよ?
失敗や敗北、撤退に見えても実はそれは遠大な罠の伏線でした
とか普通にありそうで困る
346通常の名無しさんの3倍:2007/10/12(金) 19:25:18 ID:???
つかニャルに本体なんかあるのか?
「全にして一、一にして全」な存在とちゃうの?
347通常の名無しさんの3倍:2007/10/12(金) 19:32:58 ID:???
本体っぽい、黒幕にゃる様とか?
倒したところで何も解決はしなさそうなw
348通常の名無しさんの3倍:2007/10/12(金) 19:44:12 ID:???
0では無いもの全てがニャルさまです。
0? それは嘲笑すべき相手ですもの。
349通常の名無しさんの3倍:2007/10/12(金) 19:52:19 ID:???
人間は神を知ることなどできないのさ。全て正しくて全て間違いだ
350通常の名無しさんの3倍:2007/10/12(金) 19:58:08 ID:???
アインとアイン・ソフとアイン・ソフ・アウル [Ain Soph Aur]
アインは無と訳され、0で表される。
アイン・ソフは無限と訳され、00で表される。
アイン・ソフ・アウルは無限光と訳され、000で表される。アイン・ソフ・オウルと表記されることもある。
アインからアイン・ソフが生じ、アイン・ソフからアイン・ソフ・アウルが生じた。

機動戦士ガンダム00(無限)
351通常の名無しさんの3倍:2007/10/12(金) 19:58:40 ID:???
>>350
帰れ
352通常の名無しさんの3倍:2007/10/12(金) 20:04:43 ID:???
>>350
レムリアインパクト零零零式食らわすぞ
353通常の名無しさんの3倍:2007/10/12(金) 20:14:44 ID:???
>>350
腐女子ガンダムは帰れ
354通常の名無しさんの3倍:2007/10/12(金) 20:16:26 ID:???
>>350
出来が嫁並になるとニャルさまが行くと思うのでその時はよろしく。
355通常の名無しさんの3倍:2007/10/12(金) 20:57:42 ID:???
>>354
もう既に暗躍してるかもしれんぞ
356通常の名無しさんの3倍:2007/10/12(金) 21:54:28 ID:???
      / ̄ ̄>、 ∩
      |/ ̄ ̄\ | |っm  
      ト-、ー- | | | ̄|
      モテ| ,モテヽ || | |   
      | 'L    卩 | | 
      |  =   | / /  ここまで総てないあるらとほてぷの自演でお送りしました
       、    // /   
       | ー-'/ ̄
       ;V▼V
        ;▲
357通常の名無しさんの3倍:2007/10/13(土) 01:10:58 ID:???
[ー。ー]つ<<< ´w`) ナイアさん帰りますよ
358通常の名無しさんの3倍:2007/10/13(土) 10:30:41 ID:???
んもう、つれないなぁ。憎悪と愛で満ちた世界を作りたいだけなのにさ
359通常の名無しさんの3倍:2007/10/13(土) 18:54:45 ID:???
>324
不可能だ
まあキ○○イに弟子入りすれば夜神、アデランスズラそしてコブラなら矯正可能かな?
360通常の名無しさんの3倍:2007/10/14(日) 10:34:01 ID:???
方向性の違うキ○○イになりそうだwww
361通常の名無しさんの3倍:2007/10/14(日) 11:49:47 ID:???
――Dr.ウエストを信じろ。
彼は人類のためのキ○ガ○だ。
362通常の名無しさんの3倍:2007/10/14(日) 12:10:48 ID:???

by砂漠の虎ってかwww
363人誅:2007/10/14(日) 12:42:13 ID:???
失せろ
目障りだ
364通常の名無しさんの3倍:2007/10/14(日) 13:34:11 ID:???
まあおちつけ     ζ
コーヒーでも飲め  [ ̄]
365通常の名無しさんの3倍:2007/10/14(日) 19:04:00 ID:???
      _..  - ―‐ - ._
        , '"          \
      /"レ'/  /\_. へ、 ∧lヽ
     / /´ {/ノノ ,ィ爪Yハ`′  ',
   /  / // ノ´    ヽ ', l
   |  /   //   :    ', l |
   | l| l  /     .::     ,,l !l |       >>363 君だっけ?
   |l |l |  ド==、、::  ,r='"-| ! |        怒ってばかりいるのも何だから
  ノ|| |l l  |t‐t・ッテ,  ィrt・ッラ|l  |         ここ座んなよ
≦ノノll│ |  |. ´¨~〃 .,,_ ヾ~´ .|l lト、
_./ノ|l | |  l:.   ゙:. ′゙    ,'|l l|ヽヾニ=‐       お茶でも飲んで
‐''"ノ| | |  ト、     `''"__  /:l  l\ー-`ニ=-       話でもしようや・・・
:::´ノ,l li l  | ヽ、 '‐ニ-'' ,イ:::l  lヾミヽ::l
:::‐"/ / ハ l  | ヽ ヽ、._"_/ l:::! l`ヽ、`二>‐
:::::/ノ/ } i l― -、ヾ三/ __ll l::::::::::::::`>― ---- 、
::::"´:::::::;.' ノ、 ', ⊂) 〈フフ  _,l l::::::::::::r'´ /¨>'"  )
:::::::::::::://::| ヽ ⊂⊃ノ7 '"´l _l. ― 、`='-、/( _,∠ヽ
:::::::::/´:::(cl=  ⊂二ノ   ,r'‐、  ‐= }   `ヽ |   }
:::::::::::::::::::::::`l   ⊆¨l  ハ __ノ} <l ,' ⊂) 〈フフ\-‐'´}
::::::⊂) 〈フフ:::l    ⊂ 」  { `¨´ l_> / ⊂⊃ノ7  ヽ/}
::::⊂⊃ノ7:(cl"´┌i 00 V ム Δ /   ⊂二ノ    l/}
::::⊂二ノ:::::::::l`⊂ ⊃   {` ー''"     ⊆¨l   l/
:::::::::::⊆¨l::::::::l (フl」<)=、‐-∨⌒ヽ     ⊂ 」   /
 ̄ ̄⊂ 」 ̄ ̄ ̄r'rブノ   `  ',   ┌i 00 // ̄ ̄
  ┌i 00'" ̄ ̄} }} ̄ ¨''‐、____ノ_  ⊂ ⊃ //
  ⊂ ⊃ |`` ========''"r==、ヽ-(フl.」<)‐'´
  (フl」<) ',          ノ   } }
366通常の名無しさんの3倍:2007/10/14(日) 19:16:40 ID:???
ちょwwww
アバ茶wwwwwwww
367通常の名無しさんの3倍:2007/10/14(日) 19:17:16 ID:???
待て!これはニャル様の罠だ!
368通常の名無しさんの3倍:2007/10/14(日) 19:48:36 ID:???
くそっ。それの材料はナイアさんかナイ神父か。どっちだ>>365!?
369通常の名無しさんの3倍:2007/10/14(日) 19:55:29 ID:???
>>368
ご想像にお任せする
ただ、人外ロリに関係がある、とだけ言っておこう
370通常の名無しさんの3倍:2007/10/14(日) 20:19:35 ID:???
ナイアさんは宇宙が始まってから終わるまでを1日とした場合10歳くらいですから充分人外ロリですよね
371通常の名無しさんの3倍:2007/10/14(日) 20:24:42 ID:???
苦労ちゃんがババァといってますから違います
372通常の名無しさんの3倍:2007/10/14(日) 22:46:22 ID:???
あんな真性ペドの言う事が当てになるか!
373通常の名無しさんの3倍:2007/10/14(日) 23:32:05 ID:???
宇宙的視点では小さな命の為に、
旧支配者と血みどろの闘争を続ける
九朗ちゃんになんて事を言うんだw
374通常の名無しさんの3倍:2007/10/15(月) 00:06:50 ID:???
>>373
>宇宙的視点では小さな命の為に

さすが、小さい物好きは旧神のお家芸だな!
375通常の名無しさんの3倍:2007/10/15(月) 07:25:06 ID:???
九郎「あんたなんか薄汚くて抱く気にもなれねぇんだよ、ババァ!!」
幼女ナイア「これでいいのかい?」
九郎「すまねえ、すまねえみんな。俺は、俺はもう――戦えない……!」

BADEND
376通常の名無しさんの3倍:2007/10/15(月) 07:54:51 ID:???
九郎「あんたなんか薄汚くて抱く気にもなれねぇんだよ、ババァ!!」
幼女ナイア「これでいいのかい?」
九郎「すまねえ、すまねえナイアさん。俺、幼女より飯が好きなんだ。性欲より食欲なんだ」
食べ物ナイア「これでいいのかい?」
九郎「計画通り」

むしゃむしゃがつがつぐしゃぐしゃごっくん

GOODEND
377通常の名無しさんの3倍:2007/10/15(月) 08:40:36 ID:???
なんだその落語で聞いたことのあるようなネタは。
つーかそんなものを食べたら腹を壊す程度じゃ済まないぞ、きっと。
378通常の名無しさんの3倍:2007/10/15(月) 09:03:43 ID:???
つーかこれは落語が元ネタだろwww

噺は忘れたけどwww
379通常の名無しさんの3倍:2007/10/15(月) 09:16:48 ID:???
落語ってか昔話じゃないの。
妖怪だかなんだかをうまいこと言い包めて豆に化けさせて餅に挟んで食っちまうってのを読んだことあるが。
380通常の名無しさんの3倍:2007/10/15(月) 11:00:12 ID:???
ドラゴンボールの悟飯吸収ブウvsスーパーベジット(飴玉)を思い出した
381通常の名無しさんの3倍:2007/10/15(月) 11:08:45 ID:???
>>379
俺の知っているのは、「鬼」が相手の昔話だった
382通常の名無しさんの3倍:2007/10/15(月) 13:08:50 ID:???
>>376
なんか排便の時に新しい邪神が生まれそうだな。
よし、その邪神をエ○ンガーと呼ぶことにしよう。
383通常の名無しさんの3倍:2007/10/15(月) 15:33:18 ID:???
>>382
何そのかわや(携帯じゃ変換できんかったorz)の中で浣腸してくる過神(ヌグイソムカミ)
384通常の名無しさんの3倍:2007/10/15(月) 16:43:00 ID:???
つか「長靴をはいた猫」っぽい。
385通常の名無しさんの3倍:2007/10/15(月) 16:46:35 ID:???
>>382の後ろにフォークを片手に
目がかなり血走っている獣耳のお姉さんが……
386通常の名無しさんの3倍:2007/10/15(月) 17:26:23 ID:???
目が血走ってると書いて
オッドアイと読む俺はどうかしてるのかしらん
387通常の名無しさんの3倍:2007/10/15(月) 18:13:40 ID:???
ドラマCDかw
388通常の名無しさんの3倍:2007/10/15(月) 22:21:54 ID:???
>>376
こうして九朗ちゃんは人を超え、人を棄て、
神の領域に辿り着きましたとさ

めでたしめでたし
389通常の名無しさんの3倍:2007/10/15(月) 22:32:38 ID:???
***********************************************************      
                    終  了
***********************************************************

390通常の名無しさんの3倍:2007/10/15(月) 22:34:12 ID:???
***********************************************************
                  即  再  開
***********************************************************
391通常の名無しさんの3倍:2007/10/15(月) 23:36:11 ID:???
〜〜〜ここまで邪神のシナリオ通り〜〜〜











〜〜〜と見せかけて邪神の行動含め全て孔明の策の内〜〜〜
392通常の名無しさんの3倍:2007/10/16(火) 00:19:12 ID:???
「はわわ〜 ご主人様、敵が来ちゃいました〜」のほうか?
393通常の名無しさんの3倍:2007/10/16(火) 01:07:15 ID:???
でも孔明の普遍的無意識の悪の部分はニャルなので結局邪神のシナリオ通り
394通常の名無しさんの3倍:2007/10/16(火) 09:45:00 ID:???
>>379
三枚のお札だったかな。
小坊主を追ってきた鬼を和尚が言いくるめて、
小さくなったところを焼いた餅の中に入れて食べた、だったはず。
395通常の名無しさんの3倍:2007/10/16(火) 11:32:29 ID:5Uak9Q5X
>>389

 おいおい、ニャルちゃんは悪なんかじゃないぜ?
 人間から見れば悪っぽく見得るだけで、アレはもっとどす闇い何かなんだ。
 ああ見えてもニャルはなぁ、ドリームランドに、キリスト教の台頭で行き場をなくした地球の神々を保護してたりもするんだぜ?
 何の為にやってるのかは、我々人間にはさっぱりなんだが……。
396通常の名無しさんの3倍:2007/10/16(火) 11:51:18 ID:???
>>395
実は某人類最悪の狐さんばりに何も考えてない、に一票。
397通常の名無しさんの3倍:2007/10/16(火) 12:30:59 ID:???
ナイア「恥ずかしい告白大会しようか。一番、這いよる混沌。実は僕、何も考えて無いんだよ」
九郎「それは知ってる」
アル「我も嫌というほど知っている」
398通常の名無しさんの3倍:2007/10/16(火) 16:46:01 ID:???
「<<奇人集団十三階段、ただし全員同一人物>>みたいなっ!」
399通常の名無しさんの3倍:2007/10/16(火) 18:08:10 ID:???
             ___
           /     \    
          /   / \ \  
         |    (゚) (゚)  | 
         |     )●(  |
         \     ▽   ノ
           \__∪_/
唯一神・大人気アンパンマン様が華麗に>>399get! 皆のもの俺にひれ伏せよおめーら!!
アンパンマンは偉い! アンパンマンは神! ANPANMAN is GREAD! ANPANMAN is GOD!
>クラウディウス 影薄いくせに風攻撃かよ(プッ
>カリグラ おめーだけ全然活躍してねーぞ(ププッ
>ティトゥス 毎回簡単にやられてちゃ話になんねーな(プゲラッチョ
>ティベリウス おめーキチガイか?(プゲラチョプス
>エンネア 誰もおめーみてーな奴は助けねーよ。(藁
>ウェスパシアヌス お前のなんかより俺の方が数億倍頭いいから(ゲラゲラ
>アウグストゥス あれは絶対お子様でも引くよな(w
>アーミティッジ 老いぼれはとっととくたばっちまいな(ファファファ
>ショゴス 野良は保健所で処分されちまえ(プゲラ
>ハヅキ 教授とはどういう関係?えんじょこうさい?(プゲラッチョp
大十字九郎さまアル=アジフさま九朔さま紅朔さまペルデュラポーさまエセルドレーダさまシュリュズベリィさま
ナイアルラトホテップさま覇道瑠璃さまウィンフィールドさまドクターウェストはどうでもいいネロさま
すみません調子こいてました許してお願い
400通常の名無しさんの3倍:2007/10/16(火) 22:26:33 ID:???
まて、エンネアには強気でネロには様付けかよww
401通常の名無しさんの3倍:2007/10/17(水) 02:12:49 ID:???
そういや某ロボットカーニバルなゲームに出てきたペルフェクティオ(効果・本体が出てきたら宇宙発狂)って奴はヨグ=ソトースなんだろうか?
402通常の名無しさんの3倍:2007/10/17(水) 02:24:42 ID:???
完璧父さんならヨグたんよりトゲ付きハンマァな金髪怪女の方が近いと思われ

アレなんか後ろで風の唸るおtくぇqrくぉいてrくぉgじょあjgぁkhぽっじあメギャグチャブチュ
403通常の名無しさんの3倍:2007/10/17(水) 08:10:55 ID:???
>>402
虚無にして混沌たる全てのものの母か
404人誅:2007/10/17(水) 08:11:02 ID:???
異形めが
戯れるな
405通常の名無しさんの3倍:2007/10/17(水) 21:31:12 ID:???
>>401
アザトースじゃね?
406通常の名無しさんの3倍:2007/10/17(水) 21:35:56 ID:???
>>401
完璧親父は出てきたら世界を滅ぼすってだけ
発狂とかじゃないよ。
407通常の名無しさんの3倍:2007/10/17(水) 23:04:51 ID:???
世界発狂と世界滅亡ってどっちがヤバいんだろ
スケールでかすぎてワケ分からなくなるな
408通常の名無しさんの3倍:2007/10/18(木) 00:15:30 ID:???
アゾトースが目覚めたら旧神も外なる神も旧支配者もみんな泡沫の夢と消えちゃうんだよなぁ……
409通常の名無しさんの3倍:2007/10/18(木) 02:09:44 ID:???
アザトーイスープはロリペドヘドロンの解放で目覚めるんだっけ?
てことはロリペドヘドロン奪われたナイアさんはまた永劫に永劫を積み重ねなきゃならんのか……
410通常の名無しさんの3倍:2007/10/19(金) 22:01:05 ID:???
ナイア「大導師的に言うならそれもまた一興!、ってことさ」

411通常の名無しさんの3倍:2007/10/20(土) 06:04:56 ID:???
デモベの神様ってさクトゥルフ神話の中で最弱じゃない?
人間に気合で負けるとかさ
412通常の名無しさんの3倍:2007/10/20(土) 07:36:08 ID:???
>>411
つ「人間に毒殺されるヨグ」
つ「人間に料理されるクトゥルー」
つ「ラストステージで量産されて人間に狩られまくるシュブ」
つ「愛に生きる自分の化身に負けた人間の心を忘れられないニャル」
413通常の名無しさんの3倍:2007/10/20(土) 08:01:02 ID:???
>>411
同じように人間に負けたペルソナ2のニャル様の事、時々でいいから思いだして下さい
414通常の名無しさんの3倍:2007/10/20(土) 10:21:37 ID:???
妖神グルメの料理人はニャルだぜ。
415通常の名無しさんの3倍:2007/10/20(土) 11:03:15 ID:???
ほら、僕って千の無貌だろう?
だからこういこともできるわけでさ…………


「「「集え、僕!!」」」


「九郎ちゃんが大好きなのさナイアルラトホテップゼブラ!!」
「無限螺旋を壊されちゃったナイアルラトホテップソルジャー!!」
「書くのがめんどくさいのさナイアルラトホテップフェニックス!!!」



………ふふ、圧・巻♪
416通常の名無しさんの3倍:2007/10/20(土) 14:11:06 ID:???
究ゥ極ゥゥゥ亡霊蹴りナイアルラトホテップ
方向音痴の使い魔ナイアルラトホテップ
砂漠の王子ナイアルラトホテップ
鈴の音が聞こえるナイアルラトホテップ
ケンダマ使いハーフエルフナイアルラトホテップ
元宇宙海賊ナイアルラトホテップ
ナイア!
ナイア!!
ナイアルラトホテップ!!!
ナイアルラトホテップナイアルラトホテップナイアルラトホテップナイアルラトホテップナイアルラトホテップナイアルラトホテップナイアルラトホテップ
ナイアルラトホテップナイアルラトホテップナイアルラトホテップナイアルラトホテップナイアルラトホテップナイアルラトホテップナイアルラトホテップ
ナイアルラトホテップナイアルラトホテップナイアルラトホテップナイアルラトホテップナイアルラトホテップナイアルラトホテップナイアルラトホテップ
ナイアルラトホテップナイアルラトホテップナイアルラトホテップナイアルラトホテップナイアルラトホテップナイアルラトホテップナイアルラトホテップ
無貌の神はここに集う
新たなる無限螺旋のためにここに集う
最早回廊は完成した
未来永劫醜くあり続けるだろう

アレ? 飛翔で零零零やられた時これやってれば勝てたんじゃね?
417通常の名無しさんの3倍:2007/10/20(土) 14:24:14 ID:???
誰が僕なんかのためにそんなことしないといけないんだい?
418通常の名無しさんの3倍:2007/10/20(土) 14:33:58 ID:???
ケンダマ使いがわからん……それ以外はわかるんだが

ナイアは別に負けてもまた遊べると思ってるからそんなことしなかったんじゃないかな?
419通常の名無しさんの3倍:2007/10/20(土) 19:04:48 ID:???
ケンダマ使いは「君と響きあうRPG」の主人公のダチだな。
鈴の音と元宇宙海賊がわからねえ・・・誰か教えてくださ〜い。
420通常の名無しさんの3倍:2007/10/20(土) 19:30:09 ID:???
鈴の音はVガンダムのファラ
元宇宙海賊は天地無用の魎呼だな
421通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 04:11:29 ID:???
元気爆発ナイアルラトホテップも仲間に入れてあげてください
422種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/10/21(日) 04:26:15 ID:???
『ヒャハハハハ! そら逃げろや逃げろぉ!』
 レイダー・ビヤーキーがフリーダムにライフルを向ける。二又状に開いたライフルの先端から、
緑色をした無数のビーム弾が連続して放たれる。フリーダムは立て続けに飛んで来るビームを回避しながら、
お返しにレールガンをR・ビヤーキーに連射する。だがR・ビヤーキーは飛来する高速の弾丸を時には
機体をクルクルと回転させながら、時には弾の合間をジグザグにすりぬけるようにしてかわしていく。
R・ビヤーキーの異常な運動性を見せ付けるその動きは、どこかフリーダムをおちょくっているようにも
感じられる。
「この機体、なんて動きだ!」
『危ねー危ねー、けど上ばっか見てっとそっちもアブナイぜ?』
『……ヌオアアアァァァァァァァ!』
「何!?」
 突然の咆哮にキラが地上のカラミティ・クラーケンへと視線を向けた瞬間、C・クラーケンの右腕が
『飛んで来た』。ロケットのように高速で迫る腕に驚愕しつつもフリーダムのスラスターを噴かせて回避する。
通り過ぎていく腕を見て、キラはそのカラクリに初めて気付く。
「……伸びてる!?」
 そう、C・クラーケンの腕は飛んできたのではなく文字通り『伸びて』いた。上腕と前腕の間の
関節から新たな関節が生まれ、そこからまた次々と新たな関節が造られて今もなお伸び続けている。
 まるで大蛇のようにうねる関節は自由自在に軌道を変え、進行方向が逆転した上腕部が
フリーダムの背中を捉える。
「──ーーッッ!」
 至近距離で爆弾が弾け飛んだような衝撃に、キラは声すら発せなかった。胃の中のモノが逆流してくる感覚を
激しく揺れる頭で必死に耐える中、目に映るのはピンボケで回転する世界と損害を知らせる
警告メッセージ。
 たった一撃、伸びて来た腕に殴り付けられただけの原始的な攻撃。PS装甲こそ傷付かなかったものの、
ただそれだけでフリーダムの内部とキラは大きなダメージを受けていた。
(何発も喰らったら、フリーダムより先に僕が保たない……!)
 朦朧とする意識をなんとか引き戻し、墜落寸前だったフリーダムをフルブーストで急停止させる。だが
間を置かず、上空から降ってくるビームの雨。
『おらおらおらおらおらぁ! ボケッとしてんじゃねえっつうの!』
 降り注ぐR・ビヤーキーの砲撃から逃れようとするフリーダム。しかしキラの反応とフリーダムの機動を
持ってしても完全には回避しきれず、ビーム弾が右肩アーマーを消し飛ばす。
423種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/10/21(日) 04:27:54 ID:???
「っ! くっそぉぉぉ!」
『どこヲ見ていル!?』
 C・クラーケンの大蛇のような腕──『アナコンダ・アーム』が再びフリーダムへと迫る。今度は両腕だ。
「邪魔しないでくれ!」
 アームを避け、サーベルを抜いて伸び続ける関節に斬り付ける。ビーム刃に触れた関節は火花を
散らしてわずかに歪むが、切り裂くまでには至らない。ならばと機体を加速させ、腕を伸ばして
棒立ちのC・クラーケン本体に向かう。後ろからアームが追ってくるが、フリーダムのほうが少し速い。
「これなら!」
 ビーム砲を展開、C・クラーケン目掛けて連射する。C・クラーケンは真正面からビームの直撃を受け……
何事も無かったかのようにその場に立っていた。
「そんな!?」
『そノ程度カ、ムズ痒いゾ!』
 C・クラーケンの胸部中央に光が集まり、そこから高出力のビームが放たれる。咄嗟にシールドで
受け止めるフリーダムだったが、ラミネート装甲製でビームに強い耐性を持つはずのシールドは
徐々にその形を歪めていく。何とか大破こそしなかったが、ビームに耐え切ったシールドの表面は
ひび割れ、今にも崩れ落ちそうなほど劣化していた。
「防御力も攻撃力も桁違い……もう一機は逆に速い……どっちもムチャクチャだ!」
『フハハハハハ! どうシた、動きガ鈍いゾ!』
『ソッコーでキめちゃつまんねえ……トコトンまで甚振ってやんよ! ヒャハハハハ!』
 上空からは無数のビームが降り注ぎ、地上からは二本のアームが何処までも追ってくる。徐々に
勢いの付いてくる攻撃をもはやフリーダムは避けるのが精一杯、反撃する間すら掴めない。
「このままじゃ……」
 フリーダムを上下左右に飛び回らせながら、キラは状況を打開する術を模索していた。
424種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/10/21(日) 04:29:40 ID:???
「う、う〜ん……あれ、俺どうなったんだ……?」
 電源全てがダウンしたインパルスのコクピットで、シンが意識を取り戻す。
「確か俺……そうだ、フリーダム! あのヤロウ!」
 意識が戻った直後の頭へと即座に血が昇る。乱暴にインパルスの基本システムを起動しようとした瞬間、
シンを迎えたのはやかましいほどの警告アラームとインパルスの問題を示すデータだった。
「うわっウルセェッ! 何なんだよこれ……ッ!? ウソだろ、なんでこんな事になってるんだ!?」
 インパルスのダメージはかなり深刻だった。機体は何故か背中から地面にめり込み、その際に
フォースシルエットは大きく損傷してしまったらしい。しかも装甲表面はまだしも関節や内部機器には大きな
ダメージを受けており、特に左腕の駆動部にガタが来てしまっている。
 そして現状特に問題なのは……バッテリー残量が殆ど残っていない点だ。
「そんな、まだまだ余裕だった筈だろ……?」
 困惑にほんの少し頭の冷えたシンは意識を失うまでの経緯を思い出す。完全に暴走していた自分が
フリーダム相手にバカスカとライフルを撃ちまくっていたのは覚えている。しかしその時は確かにエネルギーに
余裕はあった……筈だ。
 そして一気にケリを付けようとビームサーベルで切りかかった瞬間、突然大きな衝撃を受け
自分は意識を失った。あれはそう、インパルスに何かがぶつかったかのような感覚だった。
それにインパルスは吹き飛ばされ、今の地面にめり込んだ状態になっているということか。
「それじゃ……たった一撃でこんなにバッテリーを持ってかれたってことかよ!?」
 信じられない。確かにフェイズシフト装甲は物理攻撃にほぼ無敵を誇る代わりにダメージを受ける度
エネルギーを喰うが、インパルスのバッテリーなら対MSミサイル百数発を喰らいでもしない限りここまで
減る事は無い。たった一撃でここまで減らせるなんて、どれだけの破壊力なのだ。
「……ってそれよりも、あの後フリーダムはどうなったんだ!?」
 今更ながらシステムを完全に起動し外部モニターをつけると、飛び込んできたのはフリーダム含む
三機のMSが暴れまわっている姿だった。どうやらフリーダムが他の二機に攻撃を受けているらしいが……

 ──その光景を見た瞬間、一時的にシンの意識から全てが……フリーダムへの怒りや憎悪を含む、
 全ての感情が消し飛んだ。

「あ、ああ……アアアアアアアアアアアアア……」
 空と地上で繰り広げられる戦闘。降り注ぐ流れ弾。燃える大地。逃げ惑う人々。
 そして転がっている、先ほどまで生きていた筈の、肉の塊。

 ──その光景はシンが家族を失った時と……連合のオーブ侵略と瓜二つの状況だった。

「また、また繰り返すのかよ……アンタ達はああァァァァァァァァァッッッ!」
 咆哮と共に、シンの頭の中に浮かんだ真紅の『種』が、弾けた。真っ白だった意識は再び憎悪に塗り潰され、
目的達成の為だけの理論を一から組み立て直そうと思考が一気に加速を始める。
425種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/10/21(日) 04:31:56 ID:???
 まずインパルスの両腕を地面から抜いて、ライフルとシールドを捨て地に手を付き、身体を押し上げる。
深く埋まった身体を少しでも早く立ち上げる為にフォースシルエットをパージ。残りカス程度のエネルギーは
既に本体のバッテリーに移してある。軽くなった身体を起こし、立ち上がる。エネルギー残量はほんの僅か、
武器は勿論の事VPS装甲に回す余裕すら無い。
「なら……エネルギーを使わなきゃいいんだろうが!」
 腰に内蔵された対装甲ナイフ『フォールディングレイザー』を右手で引き抜き、駆ける。
 悔しいが、空を飛ぶフリーダムやもう一機に攻撃する術は今のインパルスにはない。ならば狙うべきは、
地上で腕を伸ばしているあのデカブツ……力無き人々を巻き込み、犠牲にする者はフリーダムを含め、
全てがシンにとって、憎むべき敵なのだから。
「うおおおおおおおおっ!」
『アアン?』
『ムッ!?』
 C・クラーケンへと、メタリックグレーの装甲を鈍く輝かせながらインパルスが一直線に駆ける。
愚かにしか見えないその姿をクラウディウスが嘲笑う。
『ヒャハハハ! おいカリグラ、自殺願望者がそっちに行ったぞ!』
『ふん、馬鹿メが!』
 フリーダムを追い掛けていた腕の一本が目標を変え、インパルスの頭上から迫る。輝きが消え虚ろになった
シンの瞳はそれを捉えていない……だが自分でも不可解に思えるほどに広がった知覚の片隅で、迫ってくる
腕の存在はしっかりと『感じて』いた。
 アナコンダ・アームがインパルスを捉えようと爪を広げると同時に、インパルスが跳ぶ。アームは大地に
深々と突き刺さり、激しい砂煙を上げる。大地から足を離したインパルスは、慣性に従いながらなお前進する。
『何だト!?』
 無防備のC・クラーケンに、ナイフを逆手に持ち振りかぶるインパルス。狙うは、
C・クラーケンの胸に装備された砲口。
「くたばれェェェェェェッッッ!」
 ナイフの切っ先が、砲口へと触れると思われた刹那。
『調子ニ、乗るナァ!』
 眼前に広がった壁にぶつかったナイフが、折れた。淡い光に形作られた魔術の障壁は更に激しく輝き、
発生した衝撃波がインパルスを吹き飛ばす。体勢を崩してよろめくインパルス、その足元から何かが飛び出し
インパルスの右腕を掴む。
426種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/10/21(日) 04:35:01 ID:???
 右腕を掴んだのは、先ほど地面へと潜って行ったC・クラーケンの腕。ディアクティブモードの右腕を
容易く握り潰した腕は大地を割きながらその関節を露にし、インパルスを空高く持ち上げて振り回す。
四方八方から襲い掛かるG、更にトドメとばかりに地面へと叩きつけられ、インパルスとシンの体は
悲鳴を上げる。
『消シ飛べぇェ!』
 C・クラーケンの胸部から激しいビームの光りが放たれる。視界が揺れ意識が朦朧とする中、シンは
それを呆然と見つめていた。
 もはやインパルスに攻撃手段も、エネルギーも無い。そして目の前の攻撃を避ける術も、無い。
(けどこんな所で死ねるか……死んでたまるかよ!)
 頭では現実を淡々と理解しながらも、シンの意思は未だ生への執着を捨ててはいなかった。
しかしそれを嘲笑うように、光の奔流は倒れたインパルスへと迫る。
 ビームがインパルスを貫くと誰もが確信した、その瞬間。赤い影がビームとインパルスの間に割って入った。
 それは一機のMSだった。インパルスの前に仁王立ちしたそのMSは盾でビームを受け止める。最新鋭の
対ビームコーティングシールドはかなりの損傷を受けながらもビームに耐え、持ち主とインパルスを守り抜く。
そして赤いMSの背に搭載された一対のパーツが脇腹部へと展開し、長い砲身を持った火器となる。砲の
先端から高出力のプラズマ収束ビーム砲が放たれ、中程に備えられた小型の銃口からビーム砲が連射される。
計四門のビーム攻撃を受け、C・クラーケンがほんの少し、僅かによろめく。
『シン、シン! しっかりしろ!』
「……アスラン、さん?」
 インパルスを支える赤いMS、その接触回線から聞こえる声にシンは我を取り戻す。何時の間にか、
先ほどまでの思考がクリアになったような感覚は消えていた。
『聞きたい事が山ほどある。コイツラは何者だ? 何故フリーダムがここに居る? ……何よりも、
 カガリはどうなった!?』
427種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/10/21(日) 04:37:59 ID:???
「また新型? 何がどうなってるんだ一体!?」
 逃げ遅れた来賓や彼らを守ろうとするオーブ兵達が駆け回りメチャクチャになった結婚式場で、
ユウナは五機のMSを見据えていた。
 フリーダムがカガリを攫おうとしたかと思ったらインパルスそれを阻止し、今度は謎のMS二機が現れ
インパルスを一蹴、そしてその二機が信じられない事にフリーダムを押していた。そしたら今度はインパルスが
命知らずにも特攻を仕掛け、見事に玉砕と言うところで新たなMSの登場ときた。
 もはや最悪の斜め上など遥かに通り過ぎた、ユウナの想定外にも程がある事態だった。
「けどアレの登場で、ようやく流れ弾やらなんやらが収まった……カガリ、今のうちに急いで避難を……
 カガリ?」
 カガリの手を引きシェルターへ向かおうとするユウナだったが、何故かカガリに全く動こうとする気配が
ない。怪訝に思って振り向いたユウナの目に入ったのは、ガタガタと震えながらMS達を悲嘆の表情で
凝視するカガリの姿だった。
「そんな……オーブが、お父様の残してくれた国が……国民達が暮らしていた町が……また……」
 カガリが見ているものは、正確にはMS達の闘いによるオーブの惨状だった。
 空中から放たれるビームに焼かれた建物。うねり狂うアームに穿たれた大地。フリーダムの攻撃も、決して
大地を焼かなかったわけではない。
 立ち上る炎と煙。響き渡る阿鼻叫喚の声。見渡せばそこらに逃げ惑い、怪我を負い──事切れている民の姿。

 ──その光景がカガリに、今満身創痍のインパルスに乗っている筈の少年の言葉を思い出させていた。

(俺の家族はあんた等のせいで死んだんだ!アスハの人間のせいで戦争に巻き込まれて、挙句暴れまわってた
 フリーダムに殺された!)

「〜〜〜ッッッ! キラ、もうやめてくれっ! オーブがっ! オーブの皆がまた!」
「カ、カガリ何をしてるんだ!? 誰か、カガリを止めろ!」
 周囲の人間を押し退け、フリーダムの居る方向へと駆け出そうとするカガリを、ユウナの声を受けた
オーブ兵の一人が抑える。
「離せ! 離してくれ! ユウナ、私はアイツらを、キラを止めなきゃ!」
「今の君がどうやって彼を止める!? それに彼一人が戦闘を止めたからって、他の連中も止まらなきゃ何も
 変わりはしない!」
 彼女の叫びは、ユウナに認められるはずも無い。カガリはもがくが、屈強なオーブ兵の手から逃れる事は
出来ない。
「今はとにかく、君の身の安全の確保が先決だ! 今でさえ訳の分からない事が起こりすぎてる。
 これ以上もっと酷い事態が起こらないとも限らな──」
「アララ、ザンネンでした♪ 悪いんだけど、もう遅いわ〜ん☆」
 場違いに明るい声と、グシャリと何かがひしゃげたような音が響く。ユウナの眼前で、カガリを抑えていた
オーブ兵の頭が鈍く輝く鉤爪に潰され血と脳漿を撒き散らした。
 誰かの悲鳴が響く。飛び散った血と肉を顔に受けながら、現実をまだ理解しきれないままカガリは
ゆっくりと後ろを振り返る。
 そこには道化師のような格好で、ニヤリと笑っている仮面を付けた大男がいた。
「主賓の事を忘れて遊んでるなんて、あの二人もダメダメね〜。まあいいわ、おかげでパーティに
 間に合ったわけだし♪ 会いたかったわよ〜ん、カ・ガ・リ・ちゅわ〜ん☆」
428種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/10/21(日) 04:41:13 ID:???
『カリグラ!? チッ、また新手かよ!』
 突然の登場に不意を疲れたとはいえ、C・クラーケンの攻撃を受け止めただけでなく一矢報いる程の敵の
登場に、クラウディウスの意識がフリーダムから一瞬逸れた。
 一瞬とはいえR・ビヤーキーに隙が生まれる。アナコンダ・アームもカリグラの意識がインパルス達に
傾き、その動きが止まっている。
「っ! 動きが止まった……今だ!」
 キラの頭の中でSEEDが弾ける。マルチロックオンシステムを起動、フリーダムの全火器をR・ビヤーキーに
ロックする。
 大きく翼を広げると共に全ての火器を展開する、ハイマット・フルバーストモード。高機動と高火力を
両立した、フリーダムの切り札。
『っ!? チィィィィィ!』
 クラウディウスが気付くが、遅い。一門のライフルとニ門のビーム砲、レールガンが連射され、
その全てがR・ビヤーキーに殺到する。銃弾とビームの嵐を、R・ビヤーキーは普通なら機体も人体も
耐えられないような、殺人的な機動をもってしてかわし続ける。だが一撃、一条のビームがR・ビヤーキーの
腕をかすめ、装甲表面を焼いた。
「かすった!? このまま一気に……!」
『調子にのってんじゃねえぞクソッタレがぁぁぁぁぁ!』
 R・ビヤーキーがフルバーストをかいくぐり大きく上昇、再び戦闘機形態に変形する。機首をフリーダムへと
向けたR・ビヤーキーが、その身に瘴気の風を絡ませ始める。
『テメェも跳ね飛ばしてやらぁ!スクリーミング──』
「はーいそ〜こま〜でで〜す! こ〜れ見〜てく〜ださ〜い☆」
「『っ!?』」
 突然周囲に響き渡る大音量の声に、フリーダムもR・ビヤーキーも動きを止める。
「こっちよこっち、もっと下! そうそう、こっちでOKよ〜ん♪」
「……──ッッッ!?」
 声の出所、地上の結婚式場にフリーダムを向け画面をズームさせたキラの表情から、一気に血の気が引いた。
『あのヤロウ、もう来てやがったのかよ』
 どこか不満そうなクラウディウスの声も、キラには聞こえていなかった。
 キラの視界に映る、おぞましい光景──それは引き裂かれた無数の死体と、その中心に立つ道化師風の
男の姿。そして──
「カ、カガリ……」
 金髪とウェディングドレスを赤く染め、グロテスクな触手に絡み取られた、たった一人の姉の姿だった──
429種死逆十字書き ◆oN23gQHrEc :2007/10/21(日) 04:45:00 ID:???
オリジナル機体設定3


レイダー・ビヤーキー
クラウディウス主導で開発された、『GAT-X370レイダーガンダム』を素体としたMM。
組み込まれた術式は『セラエノ断章』の鬼械神『ロードビヤーキー』。
この機体は空戦能力に異常なほど特化しており、その為の徹底的な軽量化が図られている。最大限まで
装甲をそぎ落とされた本機に、もはやレイダーの名残はほとんど残っていない。
魔力炉からの高出力、軽いボディと魔導書の記述から構成されたブースターによる機動力、運動性能は
既存のMSを遥かに凌駕するものとなっている。ある程度の真空波や竜巻を操る事も可能で、
攻撃力も決して悪くは無い。

人型形態でも恐るべき速度で飛行できるが、戦闘機形態に変形することで更に加速力を高める事が可能。
その運動エネルギーはとてつもなく、最高速度で敵に特攻する必殺技『スクリーミングバード』は
交差するありとあらゆる物を破壊する。その威力は例えPS装甲を装備した機体相手にも内部機構や
パイロットへ大きなダメージを与え、相手のエネルギー残量によっては一撃でフェイズシフトダウンを
誘発させるほど凄まじい。

弱点は軽量化に由縁する、並のMS以下の装甲の脆さ。防御陣や風の壁も作れるが決して厚い訳ではない。
また推進器を除いて本体にはあまり記述が組み込まれておらず、その為再生能力も低い。
とはいえこれらの欠点は攻撃が当たらない事が前提の機体である故でそこまで問題視はされていない。

全高 16.83m
本体重量 60.93t

武装
スペル・ビームライフル×1

イメージは手足はロードビヤーキーそのもの、体と頭を少し小さ目にして形はスゴク尖らせた感じに
したレイダー。
変形はかなり違う……というかぶっちゃけギャプラン(爆)。翼状の手は広げさせて
下部にライフルマウントした感じ。
デザイン的には最も鬼械神寄りで、最も原型MSの名残残してないw
MS形態では化け物運動性、MA形態で+カミカゼ特攻バンザイな機体。けど装甲は紙。
実はハンマーの変わりにヨーヨーカッターでも持たせようかと思ってたのだけど、
あんまり活用出来なさそうなのでやめといた。
430種死逆十字書き ◆oN23gQHrEc :2007/10/21(日) 04:47:24 ID:???
カラミティ・クラーケン
カリグラ主導で開発された、『GAT-X133カラミティガンダム』を素体としたMM。
組み込まれた術式は『水神クタアト』の鬼械神『クラーケン』。
この機体は本来砲戦型の陸戦機であるカラミティを重装甲、パワータイプの水陸両用機に改造するという
思い切ったアレンジが施されている。レイダー・ビヤーキーとは真逆に徹底的に増設され、魔導書の記述を
組み込んだ装甲は実弾、ビーム問わず高い剛性を誇る。更にわずかではあるが再生能力を有し、
強固な防御陣も展開可能なこの機体を破壊するのは困難を極める。

だが何より脅威なのは攻撃力。魔力炉の出力の大半を振り分けたパワーは圧倒的で、
殴りつけるだけでもありとあらゆるモノを砕く威力を誇る。更にその豪腕は魔術による伸縮が
可能であり、距離を取った相手をもその爪で捉えることが可能。
また『水神クタアト』の力でその場で水や氷の塊を精製し、相手に叩きつける等も出来る。
必殺技と呼べるものは存在しないが、攻撃の多くが文字通り一撃必達の威力を持つため決して
侮れる相手ではない。

弱点はそのパワーと防御力に反して、歩行や動作速度が極端に遅い事。一応背面や脚部に装備された
スラスターによりホバー移動程度は可能だが、やはり遅い。故に長距離移動は輸送機や
レイダー・ビヤーキーにサポートしてもらうのが常である。
ただ例外として、水陸両用機である本機は水中では普段とは逆にかなり滑らかな動きが可能となる。
普通に考えれば、水圧に対する剛性は十分とはいえ重量的にも形状的にもそこまで水中戦には適さないのが
道理なのだが、水を操る『水神クタアト』の恩恵によりほとんどゴリ押しの形で水中での
高い能力を獲得している。

全高 22.98m
本体重量 160.65t

武装
有線アーム「アナコンダアーム」×2
580mm高効率複列位相エネルギー砲「スキュラ改」×1

イメージは全体的に、特に手足が大型になってゴツい装甲になったカラミティ。武装は胸部の砲以外全部無し、
シュラークがあった部分にクラーケンの背中(両肩?)のバックパックを大きめにしたのが付いてる。
パッと見はMSの名残がかなり残ってる感じ。けど上半身はともかく下半身、特に足はほとんど
クラーケンそのまんまでいいかもw
真正面からの殴り合いには滅法強いが動き回られるとデクの坊な機体。
実は最初スキュラの代わりに水鉄砲もとい水大砲付けるつもりだったが、
わざわざそれ専用のウォータータンク積むのはどうだろうとか性能が微妙だったりだったので
結局却下担った経緯があったり。
431種死逆十字書き ◆oN23gQHrEc :2007/10/21(日) 04:49:48 ID:???
今回もティトゥスに出番無かったよこんばんわ。
正に桜木花道状態(マテ)。いや次こそ、次こそ出番はありますのでご勘弁をorz

さてシン初種割り&アスランの帰還&ティベ再登場の巻。色々詰め込んだ割に分量少なめ;
しかしカリグラとかクラウディウスの台詞回しは苦労するけど、何故かティベリウスの台詞は連中より
書きやすいのは何故だろう……突き抜けた悪役だから制限少なくていいのか、俺の頭がやばいのか( ̄  ̄;)
実は本編以上にMMの設定で苦労してたり。書いてる途中で本編の表現が微妙なので機体設定変更、
もしくは逆が起こって設定が二転三転……最初の機体設定が無茶過ぎた

次回、オーブ地獄編完結。今度こそ皆出すぞー!
432通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 10:26:10 ID:???
すげー! 珍しくアスランがカッコイイ(笑)
オーブも再びキラに焼かれてシンのボルテージもクライマックスw
それとまさかユウナ・・・ティベに殺されたのか・・・
433通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 11:01:07 ID:???
お疲れ様です
434通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 14:37:25 ID:???
>>415->>416
ナイアさん素でマゾだから、
九郎ちゃんにいじめてもらえないのは寂しいんじゃね?

つかその面子、若本バージョンで集めたらアザトースでも倒せそうな希ガスw
435通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 14:39:34 ID:???
これはアスランの種割れフラグかもな。

しかしMMは幾らなんでも強すぎwwwwwwwww
これでデウスマキナ出てきたらどうすんのさ。
436通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 14:41:08 ID:???
既に当初の目的からすり替っていて
九郎ちゃんに虐めて貰うのが目的かと
437通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 14:52:47 ID:???
>>435
馬鹿、悪役は最初は強くて主役を圧倒して後半逆転するものだぞ。
デモンベイン本編だってそうだろう。
最初からTUEEEで最後までTUEEEで惨めな弱い敵虐殺してもつまらんと
種死本編で理解しなかったのか
438通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 15:00:00 ID:???
>>436
他の外なる神々旧支配者よりも、
九朗ちゃんに首ったけって感じだな。

他の同僚からは
「前のせいで最悪の敵が誕生しちまったじゃね〜か!」
と言われてハブられてるのかもしれんw
439通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 15:19:06 ID:???
>>437
いや、MMって本物より弱いじゃん。なのにあの強さ……
それに対抗できるような物をCEで作れるとは……

って、西博士いたなそういや。存在忘れてたわ。
440通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 15:47:32 ID:???
そりゃ世界観が違うんだから仕方有るまい
鬼械神に勝てるのなんて、それこそMFかターンA持ってきても怪しいわ
だからこそ釣り合いが取れるように、逆十字の面々は本来より弱体化してるわけだし
441通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 15:50:38 ID:???
模造品とは言え神様だからな。
模造品にも劣るジャンクな第一話状態のデモンベインでも、
キチ○イだが世界最高クラスの科学者が開発した兵器の攻撃を受けて、
ビクともしなかったんだし。
442通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 17:53:37 ID:???
そして、そんな弱体化してない鬼械神を圧倒するスーパーバイクを開発する同博士の異次元頭脳
443通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 18:05:49 ID:???
管制人格(エセル)が死んでいたり、断片だけの状態の魔道書をコアにして
デモベクラスの魔道兵器を作り上げるキ○ガイだからな。
次はインパルスを魔改造するに違いない。
444通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 18:14:47 ID:???
そもそもあの博士はアルの断片と自前の技術のみで性能自体はオリジナルと同等のデモンペインを作るぐらいだ。
きっとネクロノミコンの写本あたりををどっかからパクッてきてインパルスをベースに、「スーパーウェスト無敵ロボ28號DX改インパクト(〜カブト虫でも堕天使でもありませーん〜)」とかいうのを作るに違いない。
445通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 18:30:39 ID:???
>>437
>種死本編で理解しなかったのか

種死本編の悪役はキラとラスクだろ
悪役が最後までずっと強くて勝って終わっただろ
446通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 18:34:28 ID:???
シュルズベリィ教授に会ったあと、大人しくアーカムに行ってたら歴史が変わったな……
447通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 18:42:48 ID:???
>>442
あ〜、何故だろう
何故かインパルス用のハンティングホラーを作っちまう西博士を幻視した

憑かれてるんだろうか…(主に脳が
448通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 18:44:42 ID:???
いやいやいや!西博士の事だ。
オーガアストレイ用に人力車型のハンティングホラーを(以下略
449通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 18:49:08 ID:???
>>448
馬鹿ヤロウ! 馬型に決まってるだろうが!

そして人馬一(以下略
450通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 19:10:26 ID:???
どれも実現してしまうそうなのが怖ろしい
451通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 19:19:09 ID:???
>そして人馬一(以下略
オーガアストレイの剣も一本になって巨大化して我に断てぬm(ry
452通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 20:33:55 ID:???
ファイナルグランドアルティメットガンダム
最強の称号を持つFUGに最強最後最大の改造を施した全く新しいMS
FUGの倍の予算を懸けロゴス、ブルーコスモス、オーブ、ザフト、地球連合が
全勢力をかけて極秘裏に共同開発した究極のガンダム
全長1580m
体重600t
・FUGの出力に耐えられなくなったPCが突然変異を起こし
一時完全に機能停止したのだが、その3ヵ月後凄まじい閃光と爆音
(証言者によると何かの巨大な獣が咆哮してるようにも聞こえたらしい・・・)
と共に凄まじいエネルギー反応が確認された。これを科学者達が徹底的に研究した所
PCが自己防衛本能により融合進化したGPC2(グランドパーフェクトクリスタル2)と判明した。
ちなみにFGUGのグランドはこのGPC2から来ている。
従来のPCの軽く4倍のエネルギー供給が可能となり、
このGPC2があれば地球の電力が50年持つ
速度も光という概念すら超越したスピードで時間を超えることも過去に戻ることも無い
・さらにBHSMR(バーストハイスピードマルチロックオン)により一度に数1000機の
ロックオンが可能となった。厳密に言うと0・001秒に100機ずつ攻撃破壊していくのだが
FGUGが早すぎて相手が全く補足できないから、一度という共通解釈になった
・そしてOSにはSEEDが弾けた本気のキラを登録しているため動きに無駄が無く
戦術、戦闘レベルを考察しても事実上無敵となった。
つまりFGUGの相手はブチギレたキラとFGUGのパイロット(キラ並みに強い)
を同時に相手にするという事実上危険極まりない状況となるのだ。
アムロのデータは別に普通だからいらなくなった。
ヘルバーンデスメテオシステムに進化したデスメテオシステムは
従来のデスメテオとちがい独自の意思を持ち、パイロットと会話をする事ができるようになった。
そして意思を持つことにより自分より強いと認識したMSに対しては
本来のFGUGの20倍の戦闘力にあげることも可能となった。
武装は軽量化をするためにシンプルに纏められた
最大出力で撃つとジェネシスの5倍の威力になる(チャージにかかる時間はたった4秒)
メガギガスキュラ×1
・ミラージュコロイドを搭載した上に一つのビームがアグニ並みに威力のある
サイクロンアルティメットドラグーン×200(常にミラージュコロイドが展開してるため見えない)
・亜高速核×20
・スーパーダークガンバレル×4
ガンバレルなのにサイズが200mあるという相手の創造の裏をかく上に
精度はダークガンバレルとほぼ同等で0.0001秒に2000発撃てる。
・神極憐月舞踏狂剣 全長1000mにもなるビームサーベル
で最大出力なら東京を一撃で両断することも可能
FUGの後継機はこれだけ、ほかのFUGには無条件でHBDMが発動して
木っ端微塵どころの騒ぎじゃなくなる。


これ作ったニャル様、ちょっと出て来いww
453通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 20:55:20 ID:???
にゃ〜様的に、その流れは無しだ。
454通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 20:58:13 ID:???
>>452
お前が考えたんじゃないのか?
どっから持ってきた?

気のせいだと思うが、俺がよく行ってるサイト(デモベとかあまり関係ない。管理人もデモベは知らないといってる)
の荒らしがよく書く文章に似てる……
そこのサイトのssのロボットの設定考えてくれってやつでそんな感じの馬鹿設定書いてきやがった奴なんだが……
455通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 21:05:05 ID:???
>>452
制御コンピュータに人格が宿り、半ば壊れたゴスロリ風に喋り出したりしそうだ
456通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 21:43:40 ID:???
>>454
シャア板でかつて一世を風靡したあの男を知らんのか!?
2ch内で時代の変遷を見るとは、幸運僥倖宿命ッ!
457通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:09:02 ID:???
>>454
FAGシリーズぢゃん、ソレ
458通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:09:13 ID:???
>>442
アル・アジフ級の触媒が必要とはいえ、
凄い才能だな西博士w
人類が邪神に対抗する為には絶対キープしなきゃならん人材だ。
459通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:12:21 ID:???
>>452
あれだ、たぶんネームレスワンには勝てないw
460通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:16:03 ID:???
>>452
トラペゾを出させるためこんな敵だしたループもあるんだろうな。
461通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:17:34 ID:???
>>458
エルザシナリオがあればデモンベイン建造のお話があったんだろうな。ところで最初の
デモンベインはドラムカンだったと思うんだがどう思う?
462通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:19:59 ID:???
>>461
西博士「人類を守る要塞線のトーチカをイメージしました」

とか?
沈痛な面持ちの覇道のみなさんが頭に浮かびますw
463通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:21:18 ID:???
>>458
切れっ端の一章でも、必滅術式なしで魔道書本体が載ってるデモンベイン級。
力失ってく擬人化も出来なくても、一冊揃ってる高位魔道書ならバイクサイズで鬼械神圧倒とかもう…
アンチクロスも各々の魔道書搭載型のメカ造ってもらったほうが戦力面じゃ強いんじゃね?としかw
464通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:23:40 ID:???
>>458
少年時代のウェストには教授も無茶苦茶驚いてたからなあ。珍しく。
大学に勧誘してたし。
465通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:24:52 ID:???
>>463
一冊揃ってる高位魔道書というものが、
恐ろしく入手困難という問題があるし。
バイクが強かったのもナコト写本のおかげだったんだろう。
んで、流石に大導師殿のデウスマキナに比べればバイクじゃ…

という事でバランスをとってるんじゃないの?
466通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:27:50 ID:???
技術力はデモンベイン建造当時の覇道<西博士なのか……?
467通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:30:24 ID:???
しかも純粋なデウスマキナと違いウエスト印のメカは邪神の干渉を受けないからな。
もしデモンペイン級のメカが量産できればクトゥルーや
クロックワークファントムでも危ないかもしれん。
468通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:33:17 ID:???
>>466
覇道の技術力もかなり高いんだろうけど…
まあ、デモンベインは三位一体になってこその
「無敵の魔を断つ剣」
なワケで…
469通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:34:32 ID:???
そう見ても間違いないと思うが。
なんてったって彼はマスターテリオンすら楽しませる稀代の「人間のためのキ○ガイ」だ。
470通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:35:35 ID:???
>>465
もちろん新規入手は海水浴イベント経由しなきゃ行けない程度には困難だけど、
実際にやるやらないは別として、理屈の上ではアンチクロス自身に乗ってもらえばいいし。
鬼械神でも巨大ロボでもないのに、魔道書が鬼械神圧倒出来するだけの力を
発揮できる筐体があのサイズって、十分ど凄いと思うぞ?
いくらエセルだって、そこらのガラクタに取り憑いても結果は一緒とか無理だろ?
471通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:36:56 ID:???
>>467
機体は量産可能でも邪神の宇宙的狂気に打ち勝つ人材は量産出来ない。
無人機はニャル様の餌状態だろうし。
472通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:37:29 ID:???
>>467
適当な高位魔道書バラしてデモンペインを大量生産か……断鎖術式は使えるんだよなアレ。
……もしや複数の断章があれば『アトランティス・ストライク・ヴォーテックス』も使えたりするのか?凶悪過ぎるww
473通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:39:24 ID:???
>>470
だれも凄くないとは言って無いやん。

>>471
それ以前に西博士は無人機がお嫌いみたいだしね。
474通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:42:05 ID:???
デウスマキナは一応、神様の模造品だからな。
ドクターをそこまで大きく見るのは流石に萎える。
好きなキャラだけに。
475通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:42:28 ID:???
>>471
ニ、三体掛かりならダゴンも倒せるだろうから、最終決戦がそれなりに明るくなりそうな気も。

……その場合アンチクロスの噛ませと化すか。
476通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:45:15 ID:???
>>472
分割魔道書搭載ロボ同士で、ドリルと並ぶ男の浪漫『合体』を実現する西博士が見えた。
477通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:46:40 ID:???
量産型ダゴンの強さってどんなもんなんだろう?
無敵状態入ってるデモンベインにフルボッコされたり、
サンダルフォンにやられたり…
テーブル・トークRPGに登場する「人間でもなんとか勝てるレベル」かな?
478通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:50:09 ID:???
>>471
いやわからんぞ。我らがキ○ガイならある程度ブロックするフィルターつけそうだし
Gガンみたいに各国に一台、技術と資金を集結させた機体と
ウィンフィールドのような戦士を用意してデモンペイン連合を組めばアンチクロスには負けん。
479通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:52:43 ID:???
>>477
その何とか勝てるかも知れないレベルの人間ってのは、
50M級の鋼の巨神や黒い勇者王の隣で戦えるのかね?
480通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:54:36 ID:???
>>476
アートレータアエテルヌムに混じってそうだなwww
481通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:55:13 ID:???
>>476
それって合体したらデモンベインになるってことじゃないか?
482通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:55:39 ID:???
>>479
確か既存の銃火器でした。
まあ、SANチェックに成功したらの話だけど
483通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:56:40 ID:???
>>478
なんだよそのフィルターってw
484通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 22:59:55 ID:???
魔術的な防護が施されているであろうデモンベインの中にいても、
クトゥルーの咆哮は九朗ちゃんを苦しめていたし、
そんな都合の良いもんは西博士でも容易につくれんだろう。
485通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 23:00:34 ID:???
>>483
昔ライカさんがかけられた対邪神用の精神防壁じゃね?
あっちは呪法と催眠術によるものみたいだが
ウェストなら機械的にそれを作るんだろう。
486通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 23:04:52 ID:???
西博士のデウス・エクス・マキーナぶりを甘く見てはいけない。
487通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 23:05:23 ID:???
やり過ぎは萎えるだけかと
488通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 23:07:34 ID:???
一瞬で修理されるデモベとか?
489通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 23:08:08 ID:???
みんな忘れてないか? 西博士の作品は

  致 命 的 な 時 に ポ カ を か ま す こ と を
490通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 23:08:12 ID:???
西博士は狂言回し的な存在だから、
偶に混沌の思惑を超越したりするのが許されるが、
その枠を逸脱するのは勘弁して欲しいなぁ
491通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 23:10:26 ID:???
>>489
だからデウス・エクス・マキーナも許されるとw
西博士はあくまでも西博士なのであって、
ドクターメフィスト化しちゃ彼の魅力も半減する。
492通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 23:14:19 ID:???
実際の所、そういった事ができるかどうかの話だけで、実行するとかさせるとかとイコールじゃないから。
よく考えると無闇に凄いのに、あの性格だから…ってのは皆承知で話してると思うぞ?
493通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 23:15:31 ID:???
一部、そうとは思えん書き込みもあるような…
494通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 23:15:38 ID:???
ちょうどいい所に13冊一組の魔導書『金枝編』があるけんについて
495通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 23:17:15 ID:???
実は12体のビット鬼械神を操れます
496通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 23:18:15 ID:???
一瞬12ビットの鬼械神に見えたw
497通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 23:20:15 ID:???
サライトキャノンを構えるデモンペインを想像して吹いたwww
498通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 23:24:47 ID:???
デモンペインって、鬼械神もどきであるデモンベインの更にバッタもんなんだよなあ。
つまり、
「自己修復機能……!? デウス・マキナの模造品の模造品が何故ッ!?」
……微妙に語呂悪くなるわけだが。

>>489
量産型デモンペイン(合体機構付き)は、合体させようとした途端に故障するんだなww

>>494
フレイザー砲の断章を組み込んだレガシー・オブ・コールドは巨大な長砲に変形するだろう、勇者王的に。
……十二体合体だと軍神デモベ並の巨体になるな。
499通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 23:30:37 ID:???
>>498
窮極重力ロボ並にムチャな合体をしてくれるさw
500通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 23:30:41 ID:???
西博士製量産型デモンベインはどうみてもとどめだ、レムリアインパクト!!ここで爆発するな
501通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 23:34:15 ID:???
ところで破壊ロボ(いつものやつ)の出力がデモンベインと同等な点について
502通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 23:34:26 ID:???
男のロマン的に、これ見よがしに付いている赤いボタンをついポチっとやってしまう展開も捨てがたい。
503通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 23:34:34 ID:???
つまり、真空管で宇宙船が飛ぶSF世界製の鬼械神と申すか?
504通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 23:35:43 ID:???
あれ?
それって雰囲気合ってるw
505通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 23:41:52 ID:???
軍神の冒頭のデモンベインじゃね、それ。大砲で打ち上げてるし
506通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 23:48:25 ID:???
>>500
「レムリア・インパクト―――昇、ってあれ? 出力低下?」
「近接粉砕呪法、連続起動……こっちの脚部シールドが吹っ飛んだぞ!?」
「バルザイのえ……何故ドリルが出る!?」

西博士の手に掛かればデスティニーも某プランA以上の魔改造機体と化すに違いないwww
507通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 23:52:11 ID:???
>>506
バルザイの円錐塊とかになってるんだな。
508通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 23:53:47 ID:???
>>503
覇道基地も真空管だらけな訳だが
509通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 23:59:37 ID:???
バルザイの円錐塊ワラタ
510通常の名無しさんの3倍:2007/10/22(月) 00:09:46 ID:???
まあ術者次第でデウスマキナも形変わるから、
バルザイが剣型→扇型から一回転して進化して扇型→螺旋のドリル型になってもおかしくはない
擬人化するよりはメカニカルで道理にかなった変身だと思うよ
511通常の名無しさんの3倍:2007/10/22(月) 00:20:22 ID:???
>>506
「おい、設計ミスしやがったなこの××××」
「人類史上最高の超天才たる我輩にそんなことなどあるわけないのであーる、ところで
エルザ、5−3は3であるな」
「2ロボ、こんな簡単な計算も間違えるなんてアルツハイマーの始まりロボ」
「うむむ、我輩が間違うわけないのであるから数学が間違ってるのであるからして
設計はやはり正しいのであるが今日負けても明日勝つために再設計するのはやぶさかではないのである」
「もう手遅れだと思うロボ」

こうだな
512通常の名無しさんの3倍:2007/10/22(月) 01:36:29 ID:???
しかしだ、間違いが元で発見されたモノも数多くある訳で・・・
513通常の名無しさんの3倍:2007/10/22(月) 01:39:41 ID:???
アオカビからペニシリンなんていい例だな
514通常の名無しさんの3倍:2007/10/22(月) 01:43:15 ID:???
タルトタタンもそうだな
515通常の名無しさんの3倍:2007/10/22(月) 01:47:41 ID:???
田中さんもそうだったよね。
516通常の名無しさんの3倍:2007/10/22(月) 20:36:11 ID:???
西博士はノーベル賞をとれると申すかw
517通常の名無しさんの3倍:2007/10/22(月) 20:42:25 ID:???
エルザだけでノーベル賞ものだよ。デモベ世界でもな
518通常の名無しさんの3倍:2007/10/22(月) 23:14:16 ID:???
だが、人格が災いしてイグノーベル賞止まり
519通常の名無しさんの3倍:2007/10/22(月) 23:25:22 ID:???
十分にありえる。

あと突然「天才とは世間には理解されてはいけないものなのであーる」とか言って受賞を辞退したり。
520通常の名無しさんの3倍:2007/10/22(月) 23:39:36 ID:???
「自分は世紀の大天才であるからして、このような凡俗どもと一緒にされるのは耐え難いのであーる」
「「「「こっちの台詞だ、このキチ■イ!」」」」

……エジソンとテスラは似たようなこと言って辞退したけどな。
521通常の名無しさんの3倍:2007/10/22(月) 23:47:31 ID:???
真面目に大学やら、ノーベル賞やら目指しても、
>>518のいうとおり、Dr.ワイリーみたいに次席とりまくりそう。
522通常の名無しさんの3倍:2007/10/22(月) 23:49:51 ID:???
イグノーベルは次席じゃなくてだな……ノーベル賞の逆だ。
『最も下らない研究をしたで賞』なんだ。
523通常の名無しさんの3倍:2007/10/23(火) 00:19:01 ID:???
ウンコからバニラの香りだっけか、今年有名なのは。
524通常の名無しさんの3倍:2007/10/23(火) 00:49:02 ID:???
>>522

どうでもいいことに尽力した相手に送られる賞だよ。

核実験実行した大統領とか犬の感情が判る機械の制作とか。
525通常の名無しさんの3倍:2007/10/23(火) 06:04:36 ID:???
「へー」ボタン連打したくなる研究が多いよな
526通常の名無しさんの3倍:2007/10/23(火) 07:51:03 ID:???
フィクションにおけるあらゆるマッド・サイエンティストの祖と言われる男、それがニコラ・テスラ
そんな彼の発明一覧

「殺人光線」
「無限エネルギー装置」
「粒子破壊兵器」
「物体の固有振動数に合わせた共振を送ることで地球を真っ二つにできる機械」
527通常の名無しさんの3倍:2007/10/23(火) 08:01:57 ID:???
west魂を感じた
528通常の名無しさんの3倍:2007/10/23(火) 10:54:05 ID:???
ここ何のスレだよw
529通常の名無しさんの3倍:2007/10/23(火) 11:03:42 ID:???
はて?ニャル様の落書き帳の住人とは思えん発言だが?
530通常の名無しさんの3倍:2007/10/23(火) 11:18:36 ID:???
ニャル様がクロックワークファントムの攻撃のとき
「ニコラ・テスラの怒りよ」
て言ってたの思い出した
531通常の名無しさんの3倍:2007/10/23(火) 11:34:40 ID:???
532通常の名無しさんの3倍:2007/10/23(火) 13:18:13 ID:???
素人には何が謎なのかよくわからんが
現物あるのに原理わからんてのなら凄そうだ
533通常の名無しさんの3倍:2007/10/23(火) 19:01:55 ID:???
ニコラ・テスラが半ば狂人状態で数々の発明をしたのはニャル様が干渉したから。
ウエストは干渉しすぎてニャル様ですら予想不可能なキチ○イになった。
534通常の名無しさんの3倍:2007/10/23(火) 19:55:58 ID:???
ウエストはニャル様の産物とは思えんのだが……
ニャル様の影響を受けたにしちゃあ言動がマトモすぎる。
535通常の名無しさんの3倍:2007/10/23(火) 20:31:49 ID:???
リューガ君みたいな静かなる狂気なのではあるまいか? あの人、子供たち相手に
まともな応対できてたよね? 表向き。
で、西博士は狂気がぐるりと一周どころか二周三周して結果的に元の位置に戻ったように見えてるとか。
536535:2007/10/23(火) 20:37:40 ID:???
ごめん、元の位置って部分は「天元突破なキチガイへ昇華された」に脳内修正しといてくれ。



……ちょっくらン・カイの森逝って来る
537通常の名無しさんの3倍:2007/10/23(火) 21:43:31 ID:???
なるほど

西ー>にゃるさまー>ドリームランドー>漢の夢ー>ロマンー>ドリールランドー>天元突破ー>西博士誕生

と?
538通常の名無しさんの3倍:2007/10/23(火) 21:57:33 ID:???
超銀河西博士
539通常の名無しさんの3倍:2007/10/23(火) 22:32:54 ID:???
>>536
ニャルラとテップの住処なのか引きこもりトトロの住処なのかはっきりしろ
540通常の名無しさんの3倍:2007/10/23(火) 23:00:58 ID:???
ぬぞぷり
541通常の名無しさんの3倍:2007/10/23(火) 23:14:58 ID:???
>>539
あ、森のほうは濁点ついてたっけ?
542通常の名無しさんの3倍:2007/10/23(火) 23:56:14 ID:???
>>541
その通りで御座います
543通常の名無しさんの3倍:2007/10/24(水) 10:43:19 ID:???
クロスオーバー倉庫がまた荒らされてる
トップページから各作品へのリンクがウィルス仕込んであるページに飛ばされるようになってる
544通常の名無しさんの3倍:2007/10/24(水) 13:00:33 ID:???
しかしニャル様が巻き戻してくれた
545通常の名無しさんの3倍:2007/10/24(水) 13:11:49 ID:???
さすが巻き戻しはニャル様のお家芸だな
546通常の名無しさんの3倍:2007/10/24(水) 13:41:06 ID:???
>>543
氏ね
547通常の名無しさんの3倍:2007/10/24(水) 17:45:07 ID:???
風のウホッガキ乙
548通常の名無しさんの3倍:2007/10/24(水) 21:21:01 ID:???
風のガキは女の子だからウホッじゃない
549通常の名無しさんの3倍:2007/10/24(水) 22:14:03 ID:???
人外ロリのくせに某焔にニトロワの出番を奪われたイタクァ似のボクっ娘なぞ知りません
550通常の名無しさんの3倍:2007/10/24(水) 22:52:51 ID:???
某焔が出なかったらニトロワは全員ロリキャラになるからだろ。
単純に人気が上だったのかもしれんが。
551通常の名無しさんの3倍:2007/10/24(水) 22:55:03 ID:???
石魔戒厳…
552通常の名無しさんの3倍:2007/10/24(水) 22:55:23 ID:???
そんな事よりオレのファンタスティカは出ないのか!?
【SAN値減少につき錯乱中】
553通常の名無しさんの3倍:2007/10/24(水) 22:56:05 ID:???
おい無限の臣を忘れてるぞ
554通常の名無しさんの3倍:2007/10/24(水) 22:56:18 ID:???
>>550
アンナさんと殺し屋とハロワの女は〜?
555通常の名無しさんの3倍:2007/10/25(木) 01:39:29 ID:???
>>534
そりゃ照夫さんのお気に入りだもん、ニャル様にあのままでお願いしますと進言したのであろう
556通常の名無しさんの3倍:2007/10/25(木) 07:02:04 ID:???
ニャル様をもってしても、西博士をどうにか出来ると思えないが・・・


照夫が気に入っている最大の理由だったりして
557通常の名無しさんの3倍:2007/10/25(木) 07:04:49 ID:???
ありえる
558通常の名無しさんの3倍:2007/10/25(木) 13:00:45 ID:???
実は旧神の分身で、言動がアレなのは、ニャル様に悟られないように装っていると考えれば無問題
559通常の名無しさんの3倍:2007/10/25(木) 15:31:22 ID:???
あえて実は旧神の一人であれで素
ちなみに旧神の中で一番まともだったり
560通常の名無しさんの3倍:2007/10/25(木) 20:15:37 ID:???
      ,.ィ , - 、._     、
.      ,イ/ l/       ̄ ̄`ヽ!__
     ト/ |' {              `ヽ.            ,ヘ
    N│ ヽ. `                 ヽ         /ヽ /  ∨
   N.ヽ.ヽ、            ,        }    l\/  `′
.  ヽヽ.\         ,.ィイハ       |   _|  つまり
   ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、   |  \   
.      ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ   >    ノ ー デ ン ス = ド ク タ ー ウ ェ ス ト
.       l    ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./ ∠__  
       ゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ   トr‐'    /    だったんだよ!
       l   `___,.、     u ./│    /_ 
.        ヽ.  }z‐r--|     /  ト,        |  ,、
           >、`ー-- '  ./  / |ヽ     l/ ヽ   ,ヘ
      _,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´   ./  \、       \/ ヽ/
-‐ '''"  ̄ /  :|   ,ゝ=<      /    | `'''‐- 、.._
     /   !./l;';';';';';';\    ./    │   _
      _,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\  ./|._ , --、 | i´!⌒!l  r:,=i   
.     |     |:.l. /';';';';';|=  ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」 ))
      l.    |:.:.l./';';';';';';'!    /:.:.| i´|.ー‐' | / |    |. !   l
.     l.   |:.:.:.!';';';';';';';'|  /:.:.:.:!.|"'|.   l'  │-==:|. ! ==l   ,. -‐;
     l   |:.:.:.:l;';';';';';';';| /:.:.:.:.:| i=!ー=;: l   |    l. |   | /   //
       l  |:.:.:.:.:l;';';';';';';'|/:.:.:.:.:.:.!│ l    l、 :|    | } _|,.{::  7 ))
        l  |:.:.:.:.:.:l;';';';';'/:.:.:.:.:.:.:.:| |__,.ヽ、__,. ヽ._」 ー=:::レ'  ::::::|;   7
.      l |:.:.:.:.:.:.l;';';'/:.:.:.:.:.:.:.:.:.|. \:::::\::::: ヽ  ::::::!′ :::|   .:/
.       l |:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!   /ヽ::: `:::    ::::  ....::..../ 
561通常の名無しさんの3倍:2007/10/25(木) 23:24:08 ID:???
>>559
たしかに萌本(魔道書)を孕ませるのに比べれば
人造人間の創造なんかはマトモだな
562通常の名無しさんの3倍:2007/10/26(金) 03:19:17 ID:???
エロ本にぶっかけちゃうヤンチャ坊主や
ゴミ箱を妊娠させそうなオナニストですら
実現し得なかった領域だからな>萌本孕ませ
563通常の名無しさんの3倍:2007/10/26(金) 16:13:57 ID:???
定時age
564通常の名無しさんの3倍:2007/10/26(金) 21:16:37 ID:???
                       __ , -‐- 、
                 _ _   ,. ´,. -‐-`<´ ̄ ` < `ヽ
.                /  ヾ7/..:::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::\ }
               /     「ノ´ .::::::::/::::::::::::::::::::::::::\::::::丶
               !    〈,' ::::::::::/::::::i:::::::::::::::::::::ヽ::::::ヽ:::::::ヽ
               !    {| ::::::::::;'::::::::';::::::::::::::::::::::::',::::::::',::::::::ハ
               ' ,   <| ::::::::::|::::::::::ヘ:::::\::::::::::::}_;;」:::::::::/
                ゝ._,ノ>!:::::::::::!_|_:」_\_ヾ_;トヾ ,'ヽ::::/
                 `^ ヘ::::::::::!,.ィてミヾ,    弋;ノ, |)::∨|
                     (ヽ::::::ヽ弋:::ノ    ( "  !ヘ:::::::!
                    ゝ\::::ゝ`"       .'   l  ';:::リ
                      ノ\:::`>  __ ,.   , '  ∨
                      /:::ヘ i ̄ 、    /
                      ヽ/ lヽ_`> ィ´〉
.                     〈:丿 }: : :  ̄`Y´!::〉
                    〈:丿 丿ヽ: : : : l|! |;:〉_ __
                     〈::ム_/: : : : : __ :l|L :r-、: ヽ`ヽ
                     ,. " ̄ ヾ.、,-、ゝ_メ: : :`X´: : : ', !
                  /     li:ゝ .) :/ : : : : : :\'´):∨
                  /        l|: : :∨: : : : : : : : : :゙丶!
                 ,'       li: : /: : : : : : : : : : : : : : `丶.
                 ノ     / /': :/ : : : : : : : :ヽ::´: : : : : : : ヘ
                (ヘ    /ノ´: /: : : : : : : : : : : ',: : : : : :.::::::. ',
                ノ  ゝ., __/_;/ : : : : :.::::::::::::.. : :!:::::::::::::::::::::::;!
            .   /  ヽ ∧ ̄!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::/
              /    /  ', !::::::':,:::::::::::::::::::::::::::人:::::::::::::::;/
              /    /   V::::::::::::ゝ:::::_:::_::::::::"::::::::: : !"´
            . /    ., '    丶::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
            /    ., '     ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
            {     ヽ     丶::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
            ヽ     \     }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
              \     \   ,ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
                \     ン:":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
                 ヽ、 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
                   >"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
               .   /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
                 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
                 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
565通常の名無しさんの3倍:2007/10/26(金) 21:22:53 ID:???
デモベ世界というかニトロワールドでは人外ロリこそ正義、巨乳は最下層の奴隷だ、だからカエレ
566通常の名無しさんの3倍:2007/10/26(金) 21:26:25 ID:???
我らがシスターに比べれば>>564などほんの小物にすぎぬわ!
567通常の名無しさんの3倍:2007/10/26(金) 21:27:22 ID:???
巨乳は敵だ

イグニスさんたちはおk。
568通常の名無しさんの3倍:2007/10/26(金) 23:40:25 ID:???
貧乳はステータスと申したか
569通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 00:01:23 ID:???
>>565
ヒント:魔乳は世界
570通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 01:07:05 ID:???
ぼくはナイアさんをふった九郎おにいさんをすごいひとだとおもいました
おとなになったら、九郎」おにいさんみたいにはならないでおこうとおもいます 。
571通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 04:27:02 ID:???
何か理不尽な天運で貧乏になるからな
572通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 07:06:55 ID:???
ナイアさんのおっぱいの中には、人間では決して形容できないおぞましい何かがつまってるんだぜ
573通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 07:38:02 ID:???
つまり、萌えと浪漫が詰まっている訳か
574通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 07:47:49 ID:???
最後はテリオンに惨殺されるけど超大金持ちになる九郎ちゃんとナイアさんを
打ち破るけど一生極貧の九郎ちゃんとどっちがましだろう?
575通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 08:13:26 ID:???
                       __ , -‐- 、
                 _ _   ,. ´,. -‐-`<´ ̄ ` < `ヽ
.                /  ヾ7/..:::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::\ }
               /     「ノ´ .::::::::/::::::::::::::::::::::::::\::::::丶
               !    〈,' ::::::::::/::::::i:::::::::::::::::::::ヽ::::::ヽ:::::::ヽ
               !    {| ::::::::::;'::::::::';::::::::::::::::::::::::',::::::::',::::::::ハ
               ' ,   <| ::::::::::|::::::::::ヘ:::::\::::::::::::}_;;」:::::::::/
                ゝ._,ノ>!:::::::::::!_|_:」_\_ヾ_;トヾ ,'ヽ::::/
                 `^ ヘ::::::::::!,.ィてミヾ,    弋;ノ, |)::∨|
                     (ヽ::::::ヽ弋:::ノ    ( "  !ヘ:::::::!
                    ゝ\::::ゝ`"       .'   l  ';:::リ
                      ノ\:::`>  __ ,.   , '  ∨
                      /:::ヘ i ̄ 、    /
                      ヽ/ lヽ_`> ィ´〉
.                     〈:丿 }: : :  ̄`Y´!::〉
                    〈:丿 丿ヽ: : : : l|! |;:〉_ __
                     〈::ム_/: : : : : __ :l|L :r-、: ヽ`ヽ
                     ,. " ̄ ヾ.、,-、ゝ_メ: : :`X´: : : ', !
                  /     li:ゝ .) :/ : : : : : :\'´):∨
                  /        l|: : :∨: : : : : : : : : :゙丶!
                 ,'       li: : /: : : : : : : : : : : : : : `丶.
                 ノ     / /': :/ : : : : : : : :ヽ::´: : : : : : : ヘ
                (ヘ    /ノ´: /: : : : : : : : : : : ',: : : : : :.::::::. ',
                ノ  ゝ., __/_;/ : : : : :.::::::::::::.. : :!:::::::::::::::::::::::;!
            .   /  ヽ ∧ ̄!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::/
              /    /  ', !::::::':,:::::::::::::::::::::::::::人:::::::::::::::;/
              /    /   V::::::::::::ゝ:::::_:::_::::::::"::::::::: : !"´
            . /    ., '    丶::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
            /    ., '     ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
            {     ヽ     丶::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
            ヽ     \     }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
              \     \   ,ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
                \     ン:":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
                 ヽ、 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
                   >"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
               .   /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
                 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
                 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
576通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 08:14:28 ID:???
                       __ , -‐- 、
                 _ _   ,. ´,. -‐-`<´ ̄ ` < `ヽ
.                /  ヾ7/..:::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::\ }
               /     「ノ´ .::::::::/::::::::::::::::::::::::::\::::::丶
               !    〈,' ::::::::::/::::::i:::::::::::::::::::::ヽ::::::ヽ:::::::ヽ
               !    {| ::::::::::;'::::::::';::::::::::::::::::::::::',::::::::',::::::::ハ
               ' ,   <| ::::::::::|::::::::::ヘ:::::\::::::::::::}_;;」:::::::::/
                ゝ._,ノ>!:::::::::::!_|_:」_\_ヾ_;トヾ ,'ヽ::::/
                 `^ ヘ::::::::::!,.ィてミヾ,    弋;ノ, |)::∨|
                     (ヽ::::::ヽ弋:::ノ    ( "  !ヘ:::::::!
                    ゝ\::::ゝ`"       .'   l  ';:::リ
                      ノ\:::`>  __ ,.   , '  ∨
                      /:::ヘ i ̄ 、    /
                      ヽ/ lヽ_`> ィ´〉
.                     〈:丿 }: : :  ̄`Y´!::〉
                    〈:丿 丿ヽ: : : : l|! |;:〉_ __
                     〈::ム_/: : : : : __ :l|L :r-、: ヽ`ヽ
                     ,. " ̄ ヾ.、,-、ゝ_メ: : :`X´: : : ', !
                  /     li:ゝ .) :/ : : : : : :\'´):∨
                  /        l|: : :∨: : : : : : : : : :゙丶!
                 ,'       li: : /: : : : : : : : : : : : : : `丶.
                 ノ     / /': :/ : : : : : : : :ヽ::´: : : : : : : ヘ
                (ヘ    /ノ´: /: : : : : : : : : : : ',: : : : : :.::::::. ',
                ノ  ゝ., __/_;/ : : : : :.::::::::::::.. : :!:::::::::::::::::::::::;!
            .   /  ヽ ∧ ̄!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::/
              /    /  ', !::::::':,:::::::::::::::::::::::::::人:::::::::::::::;/
              /    /   V::::::::::::ゝ:::::_:::_::::::::"::::::::: : !"´
            . /    ., '    丶::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
            /    ., '     ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
            {     ヽ     丶::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
            ヽ     \     }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
              \     \   ,ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
                \     ン:":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
                 ヽ、 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
                   >"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
               .   /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
                 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
                 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
577通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 08:15:31 ID:???
                       __ , -‐- 、
                 _ _   ,. ´,. -‐-`<´ ̄ ` < `ヽ
.                /  ヾ7/..:::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::\ }
               /     「ノ´ .::::::::/::::::::::::::::::::::::::\::::::丶
               !    〈,' ::::::::::/::::::i:::::::::::::::::::::ヽ::::::ヽ:::::::ヽ
               !    {| ::::::::::;'::::::::';::::::::::::::::::::::::',::::::::',::::::::ハ
               ' ,   <| ::::::::::|::::::::::ヘ:::::\::::::::::::}_;;」:::::::::/
                ゝ._,ノ>!:::::::::::!_|_:」_\_ヾ_;トヾ ,'ヽ::::/
                 `^ ヘ::::::::::!,.ィてミヾ,    弋;ノ, |)::∨|
                     (ヽ::::::ヽ弋:::ノ    ( "  !ヘ:::::::!
                    ゝ\::::ゝ`"       .'   l  ';:::リ
                      ノ\:::`>  __ ,.   , '  ∨
                      /:::ヘ i ̄ 、    /
                      ヽ/ lヽ_`> ィ´〉
.                     〈:丿 }: : :  ̄`Y´!::〉
                    〈:丿 丿ヽ: : : : l|! |;:〉_ __
                     〈::ム_/: : : : : __ :l|L :r-、: ヽ`ヽ
                     ,. " ̄ ヾ.、,-、ゝ_メ: : :`X´: : : ', !
                  /     li:ゝ .) :/ : : : : : :\'´):∨
                  /        l|: : :∨: : : : : : : : : :゙丶!
                 ,'       li: : /: : : : : : : : : : : : : : `丶.
                 ノ     / /': :/ : : : : : : : :ヽ::´: : : : : : : ヘ
                (ヘ    /ノ´: /: : : : : : : : : : : ',: : : : : :.::::::. ',
                ノ  ゝ., __/_;/ : : : : :.::::::::::::.. : :!:::::::::::::::::::::::;!
            .   /  ヽ ∧ ̄!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::/
              /    /  ', !::::::':,:::::::::::::::::::::::::::人:::::::::::::::;/
              /    /   V::::::::::::ゝ:::::_:::_::::::::"::::::::: : !"´
            . /    ., '    丶::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
            /    ., '     ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
            {     ヽ     丶::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
            ヽ     \     }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
              \     \   ,ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
                \     ン:":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
                 ヽ、 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
                   >"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
               .   /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
                 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
                 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
578通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 10:18:29 ID:???
575−577

貼るならなるべくスレタイに沿ったAAと
出来ればネタもお願いする。
579通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 17:48:28 ID:???
>>565
ライカさんのこと忘れるな
580通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 18:26:08 ID:???
ライカ? ああ、草履に専用ルート取られたヤツね
581通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 23:00:24 ID:???
ライカさんはキモいから
582通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 23:33:06 ID:???
>>581
今お前ん家にシスコン堕天王がかっ飛んでったぞ
583通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 00:35:18 ID:???
じゃあ俺がライカさんを頂いていっても構いませんね
584通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 03:33:39 ID:???
ライカさんは「ヒロイン」としては正直アル、瑠璃ほどパッとしなかったけど。
他シナリオも交えて「正義のヒーロー」としてはかなり好きだったなぁ。

仮面ライダーの二番煎じ? そんな事ぁ無い。
585通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 04:08:45 ID:IFsJ+Wp2
じゃあ僕がりゅーがきゅんを頂いていっても構いませんね☆
586通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 04:24:28 ID:???
ライダーのパチモンはペドゴニアがいるじゃまいか
587通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 04:32:22 ID:???
>仮面ライダーの二番煎じ?

ブレードの・・・
588通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 07:25:19 ID:???
>>584
ヒーローって、サンダル王だろ?
589通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 07:43:12 ID:???
つか「ライダーのようなヒーロー」は最早パクりではなくジャンル
590通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 10:39:42 ID:???
全ては過ぎ去り
全ては終わる
なればこそ
我が骸を葬送の火にくべよ
宴の席に人影はなく
灯火もまた消ゆる
禁呪指定666号
函の中の宇宙
591通常の名無しさんの3倍:2007/10/29(月) 17:07:11 ID:???
そーいや飛翔の漫画版始まったのに全く話題に出ないのな?
俺は評価保留……って事にしとく
592通常の名無しさんの3倍:2007/10/29(月) 18:40:29 ID:???
読んでないからなんとも言えんが…
作者って前作の漫画描いた人?
593通常の名無しさんの3倍:2007/10/29(月) 18:53:00 ID:???
まだ読んでないが、確か事前のアナウンスでは違ったような記憶が
594通常の名無しさんの3倍:2007/10/29(月) 19:07:58 ID:???
読んだが結構期待できそうだった。線のタッチはいささか雑だがそれを充分に補う熱さがある。
今から結論出すのはせっかちかもしれんが、個人的には少なくとも咆哮より良作だと思う。
595通常の名無しさんの3倍:2007/10/29(月) 19:15:49 ID:???
いや咆哮の人は絵はダメダメだったけど基本はしっかり抑えてたよ。
終盤グダってたけど
596通常の名無しさんの3倍:2007/10/29(月) 19:54:52 ID:???
>>593
飛翔は確かヤブレスって人だ
597通常の名無しさんの3倍:2007/10/29(月) 20:00:24 ID:???
>>596
d
598通常の名無しさんの3倍:2007/10/29(月) 20:44:43 ID:???
まあ正直、漫画版よりもノベル版を出して欲しいんですがね
鬼械神同士の戦闘完全書き下ろしの凄い奴
599通常の名無しさんの3倍:2007/10/29(月) 20:53:03 ID:???
アンプロシウス対破壊ロボとかリベルレギス対破壊(ryとかクロックワークファントム対(ry
600通常の名無しさんの3倍:2007/10/29(月) 20:54:22 ID:???
過渡期破壊ロボ&メタトロンVS破壊ロボ群の激闘をですね。
601通常の名無しさんの3倍:2007/10/29(月) 21:20:43 ID:???
古橋がそのうち書いてくれるんじゃねえの。
602通常の名無しさんの3倍:2007/10/29(月) 21:33:21 ID:???
炸裂呪弾、圧唱圧唱圧唱!
603通常の名無しさんの3倍:2007/10/29(月) 22:10:06 ID:???
>>594
そうか?オナニー臭いオリジナルとか萎えた
604通常の名無しさんの3倍:2007/10/29(月) 22:12:06 ID:???
>>603
間違えた>>595
605通常の名無しさんの3倍:2007/10/29(月) 22:19:12 ID:???
>>601
古橋で思い出したが、
・エドガー版アイオーン
・軍神デモベ
・軍神レギス
・三面六臂デモベ
これらの3D化はまだで(ry
……エドガーの永劫はマジ気になる。
606通常の名無しさんの3倍:2007/10/29(月) 22:31:39 ID:???
少々遅くなったが飛翔の感想。
咆哮よりも絵が雑だな、というのがやけに印象に残った。
あとは今後の展開待ちかな。
607通常の名無しさんの3倍:2007/11/01(木) 21:41:13 ID:???
今後のデモンベインか・・・
とりあえず飛翔のPS2&ノベライズ化はほぼ確実だろう。
アニメが黒歴史認定喰らったからOVAか劇場版としてでる可能性もあるだろう。
ただ飛翔のさらなるアフターはもう無理かなぁ。
608通常の名無しさんの3倍:2007/11/01(木) 22:01:37 ID:???
>とりあえず飛翔のPS2&ノベライズ化はほぼ確実だろう。
え?ネタじゃなくてマジで?
609通常の名無しさんの3倍:2007/11/01(木) 22:13:28 ID:???
アフターはネタが鋼屋のあれにあったけどなぁ
何であれ削除したんだろ?単純に2年も経って古いからかなぁ

PS2はともかくノベルは出るんじゃないかそのうち
610通常の名無しさんの3倍:2007/11/01(木) 22:33:32 ID:???

妄想主もデモベ以外の新しいエロゲ書かなきゃだめだろうしな
611通常の名無しさんの3倍:2007/11/02(金) 00:13:59 ID:???
いつまでも同じネタで食っていくのは難しいからね
鋼屋にはもっと頑張って欲しいし

だがドグラQ発売後にデモベ2発表をちょっぴり期待しよう
612通常の名無しさんの3倍:2007/11/02(金) 00:43:10 ID:???
ニトロ繋がりだがジャンゴってどうだったの?
全く話を聞かないんだが
613通常の名無しさんの3倍:2007/11/02(金) 01:06:02 ID:???
>>612
スレ違い
ちゃんとスレがあるから検索しろ
614通常の名無しさんの3倍:2007/11/02(金) 01:16:57 ID:???
移植はないだろ、それが面倒だからフルボイス全年齢で出したって公言してたし
正直飛翔の移植してる暇あったら他のゲームや2作ってほしいしな

俺もまずはドグラQとあるかもしれない2発表に期待しとく
615通常の名無しさんの3倍:2007/11/02(金) 01:46:17 ID:???
とりあえず、機神胎動をOVAシリーズで・・・
製作は、タツノコで・・・
616通常の名無しさんの3倍:2007/11/02(金) 03:28:07 ID:???
胎動をOVAか。
タツノコは……アニメのクオリティはどうなの?
617通常の名無しさんの3倍:2007/11/02(金) 06:08:40 ID:???
ニトロにそんな金ないって。リーフみたいに金あればアニメだってまともなもの
作れるところに依頼できたんだしな
618通常の名無しさんの3倍:2007/11/02(金) 07:06:42 ID:???
ageみたく社宅担保にして一億くらい借りればいいのに
619通常の名無しさんの3倍:2007/11/02(金) 07:12:37 ID:???
咆哮のズッコケぷりを目の当たりにしているんだから流石にやらんだろ。
620通常の名無しさんの3倍:2007/11/02(金) 07:13:19 ID:???
>>614
他のゲームや2作より飛翔移植を望む俺参上

ありえねぇけど
アンチは自作自演を止めろ、恐ろしいことになるぞ
アンチは自作自演を止めろ、恐ろしいことになるぞ
622通常の名無しさんの3倍:2007/11/02(金) 14:06:49 ID:???
なんの病気だ?
623通常の名無しさんの3倍:2007/11/02(金) 23:41:38 ID:???
板が板だけに誤爆かマルチコピペじゃないの。
624通常の名無しさんの3倍:2007/11/03(土) 20:12:24 ID:???
次スレからは00も入れるべきか



ロリと中佐の組み合わせが・・・
625通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 07:40:17 ID:???
あれは父親と娘みたいにみえたけどな。
教授とハヅキが近いか?
626通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 13:09:51 ID:???
>>625
同意。
今後の展開に期待したいな。
627通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 13:40:15 ID:???
なんか中佐がロリをかばって死ぬイメージが見える・・・
628種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/11/04(日) 20:28:10 ID:???
「うあ、あ、うわあああああああああ!」
「あらあらや〜ね、そんなに怖がらないでよぉ〜ん。アタシ繊細だから傷付いちゃうわ〜ん」
 血と肉をその身に受けて数秒、ようやく現状を理解したカガリは腰を抜かしその場に尻餅をつく。
半ばパニックを起こしながらもズルズルと身体を後ろに引きずり逃げようとするカガリを、
眼前の道化師──ティベリウスは止めるでもなくケタケタとニヤケ顔の仮面を揺らしながら眺める。
その鉤爪で掴んでいた死骸を、ポイとゴミのように投げ捨てた。
「……はっ! カ、カガリ!」
「い、いかん! カガリ様をお守りしろ!」
 我に返ったユウナの声に呼応するように、オーブ兵達がその手に持った銃器を道化師へと一斉に撃ち込む。
無数の銃弾が道化師のローブごとその肉を引き裂く。だがズタボロにされていくティベリウスは鼻歌交じりの
声を上げ、全くダメージを受けている素振りを見せない。
「アア〜ンイタイじゃな〜い♪ けどそれじゃ役不足よ、ジャマしないで頂戴!」
 ティベリウスの腹が割け、腐敗した内臓で形作られた無数の触手が溢れ出した。あるものはオーブ兵の身を
貫き、あるものは首を絡め取り窒息させる。兵達が次々と倒れる中、ユウナにも幾つかの触手が迫った。
「あっ!?」
「ユウナ様! ガハァ!」
 咄嗟に傍にいた兵士がユウナを押し、その心臓を触手に貫かれ犠牲となる。だが彼の犠牲も空しく、
別の触手がユウナの肩と足を貫いた。
「ギャアアアアアアアア!」
「ユウナ!」
 倒れ伏し絶叫するユウナ。涙を流しのた打ち回る彼の姿を目にし、彼を助けなければとカガリは
ユウナの元へ近付こうとする。
 ──しかし今の彼女にはユウナの身を案じる余裕どころか、己の身を守る術さえ存在しなかった。
「ダメよカガリちゃ〜ん、目の前にこんなイイオトコが居るのに他のオトコのトコなんか行っちゃ」
 ティベリウスの触手が今度はカガリの身を絡め取り拘束する。こびり付いた兵士達の血がカガリのドレスに
染み込み、その身を紅く染め上げていく。嫌悪しか感じない腐肉の感触と、血の臭いと腐臭が混じり合った
耐え難い悪臭がカガリに纏わり付く。
「うわぁ! なんだこれ!? 気色悪いっ!」
 足掻こうとするが触手はカガリの全身をきつく縛り上げまるで動かない。怯えるカガリを見て満足気に笑う
ティベリウスが舌なめずりし、その音を聞いたカガリの心が更に恐怖に染まっていく。
「さて、お楽しみタイムの前に……クラウディウスもカリグラもだらしないったらもーありゃしない。
 はーいそ〜こま〜でで〜す! こ〜れ見〜てく〜ださ〜い☆」
 ティベリウスが闘っているMS達へと声を上げると、此方に気付いた彼等はそのカメラアイを自分達に向ける。
醜悪な触手に捕らわれた自分の姿、そしてそれを他人に見られるという事実に屈辱と羞恥を噛み締めながら、
カガリは何故か新たに現れた赤いMSが気になった。
629種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/11/04(日) 20:29:23 ID:???
「カッ……カガリ……!?」
 赤いMS──セイバーの中でアスランはカガリの姿に呆然とする。ウェディングドレスを血に染め、
汚らしい汚物に捕らわれた愛しき人。その光景はアスランにショックを与えるには十分であり……大きな
隙が生まれるにも十分だった。
『ガァアアアアアアア!』
 カラミティ・クラーケンの右腕が伸び、大きく横薙ぎに振るわれる。棒立ちのセイバーと背後のインパルスが
弾き飛ばされる。
「アンタたちあんまりナメられないでよね〜。アタシが来なかったら結構やばかったんじゃないの?」
『ケッ、テメェの助けなんていらねぇよ』
「まあそう言わないでよ〜ん☆ ともかく、アタシもちょっと楽しみたいからもうち少し遊んでて頂戴な。
 アンタ達もキラちゃんに用事があるんデショ?」
『言われるまでもねぇんだよ!』
『ドイツもコイツも、纏めて潰ゥゥゥゥスッッ!』
 C・クラーケンの左腕がセイバーへと向い、拳が胴体へ叩き込まれる。衝撃にアスランの呼吸が一瞬止まった
直後、その背後からもう一撃。先ほど飛んで来た右腕が戻ってきてセイバーの背を打ち付け、地面へと
叩き付けた。
『アスランさ、うわああああ!』
 アナコンダアームが今度はインパルスへと迫り、インパルスは抵抗も出来ぬまま両肩を鷲掴みにされる。
爪を突き立てられ、中央へ押さえ込むように力を込められた装甲はひしゃげ、亀裂が上半身全体へと
広がっていく。
 突然ガクンとインパルスが膝を付き……直後限界に達したインパルスの上半身が潰れ、爆発した。
「シィィンッ!」
 絶叫するアスランの眼前でインパルスの残った下半身は倒れ、無傷のアナコンダアームが
スクラップと化した上半身の残骸をポイと投げ捨てた。
630種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/11/04(日) 20:31:06 ID:???

 隙が生まれたのはキラも同様で。レイダー・ビヤーキーのライフルが動きを止めたフリーダムに
直撃し、その右足と左のレール砲が抉られた。
「クソッ、カガリが……!」
 何とか意識を戦闘に集中させようとするが、実の姉のあんな姿を見て頭を切り替えれるキラではない。
散漫な動きでR・ビヤーキーの攻撃を回避していたが、クラウディウスの一言にその動きが再び止まった。
『あんま調子こいてっと、ティベリウスがテメェの姉貴にヘンなことヤりだすかもなぁ?』
「〜〜っ! 君達はどこまでっ──!?」
 フリーダムの残っていた左足に、ガクンと下から引っ張る力がかかる。見ればC・クラーケンの片腕が
しっかりと足を掴み取っている。そして更に下方から迫るのは、もう片方のアナコンダアーム。
「しまっ……」
『ゲハハハハハ! 捕まエたゾ!』
 コクピットに拳が直撃する。キラの意識は吹き飛びかけるが、新たな衝撃に皮肉にも意識が引き戻された。
『寝る暇なんてやらねぇよ……姉貴になんかされたくなきゃせいぜい気張れやサンドバッグ!』
 人型に戻ったR・ビヤーキーの翼を模した腕に風が纏わり、その先端を槍の様に何度も突き出し
フリーダムにぶつけて来る。腕に纏わり付く暴風は振動となり、PS装甲越しにキラを激しく揺らす。
『ま、何もしなくてもティベリウスの奴が黙ってるわけがねぇんだけどなあ? ヒャハハハハ!』
「何っ──!?」
 その言葉の意味を問いただす暇もなく、フリーダムは足を掴むアームに引き摺られ強制的に落下し、
地面で押さえ付けられる。倒れたフリーダムにC・クラーケンがマウントポジションを取り、その腕を
何度もフリーダムへと叩きつける。
『グァハハハハハ! もガケ! 苦シメ! タコ殴りダぁぁぁぁ!』
 恐らく意図的にだろう、C・クラーケンの拳はコレまでと比べればずっと軽いが、それでもキラの身体に
かかる痛みは鈍く、重い。甚振って楽しんでいるのが分かりきった攻撃だった。
(カガリ……!)
 脳震盪を起こし朦朧とする頭でクラウディウスとカリグラの嘲笑を聞きながら、キラは姉の無事を祈った。
631種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/11/04(日) 20:32:49 ID:???
「それじゃ〜皆さんお待ちかね♪ 楽しい楽しい、オーブのお姫様触手レイプショーの始まりよ〜ん☆」
 ティベリウスの言葉に、カガリの表情が凍りついた。身体を拘束していた触手が動き出し、ドレスの中へと
侵入してくる。今まで以上の嫌悪感がカガリの全身を駆け巡る。
「イヤだ! 離れろ、離れろぉ! 気持ち悪、ヒッ、やだ、ヤダァ!」
 血と腐汁まみれの触手が肌に触れる度ピチャピチャと卑猥な音を立て、感触はまるで大きな芋虫に
這いずり回られているよう。おぞましさに吐き気すら感じるカガリ、その耳に更なる絶望を煽る音が聞こえる。
 ビリ、と何かが破れたような音が響く。それを皮切りに同じような音が何度も鳴り始める。
「え……嘘……そんな、やめ、やめて……」
 カガリがその意味に気付き、首をフルフルと振りながら血の気を失った直後──布の裂ける音と共に、
ウェディングドレスが触手に内側から引き千切られた。
「〜〜〜〜っっ! いやああああああああああっっっ!」
 ただの布切れとなったドレスが舞う中、下着のみの姿になったカガリの絶叫がオーブに響き渡る。
「イイわイイわ〜ん☆ やっぱり若いっていいわね〜ホント綺麗なオ・ハ・ダ♪
 男のアタシでも妬けちゃうわー。ん〜今すぐにも食べちゃいたい!」
「イヤだ、イヤだぁ! 離して、離してぇぇ!」
 手は露になった太腿を撫で回し、仮面の口元から腐り切って変色した長い舌が伸び柔肌をベロリと舐め上げる。
最悪の辱めを受け必死で逃げようとするカガリ、だが身をよじろうとも叫ぼうとも、触手の拘束は解けはしない。
「イヤ、イヤ、イヤイヤイヤイヤーーーーーッッッ!」
 恥も外聞もなく泣き叫ぶカガリの顔にはもはや生来の勝気な少女の貌も、気丈に振舞うオーブ元首の貌も
無かった。
(誰か、誰かっ……助けて、助けて!)
 助けて欲しい、傍に居て欲しい……彼女の脳裏に浮かぶ一人の人物、それは彼女が真に愛していた男性──
「助けて……アスランッッ!」
『カガリィィィィィィィィッッッ!』
632種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/11/04(日) 20:34:35 ID:???
 その声を聞いたカガリは最初、それが現実だと信じられなかった。
『キッサマァァァァァ! カガリを、カガリから離れろぉーーッッ!』
 その声はこちらに向かってくる、あの突然現れた赤いMSから響く。普段なら何故そんなMSに
乗っているのか疑問に思うところだろうが、救いを求めていた彼女はそんな事お構い無しで
愛する人の名前を呼ぶ。
「アスラン、アスラン!」
「アスラン? ああーアスラン・ザラ! そーそ忘れるトコだったわ、アンタもいたのよねー」
『カガリを解放しろ! 出なければ貴様を……殺すっ!』
 着地し、ティベリウスへと人間に向けるには余りにも大きすぎるライフルを向けるセイバー。
しかしティベリウスは動じない。
「アツくなってるとこ悪いけど、いいのかしらねー? そんなデカブツでアタシを撃っちゃ、
 カガリちゃんまで巻き添えかもよ?」
『……俺はそんなマヌケじゃない……もう一度言うぞ、カガリを今すぐ解放しろ! でなければ……』
「……ムリね、アンタには」
『何だとっ!?きさっ──グァァァァァァァァ!?』
 突然、セイバーの全身に紫電が奔った。ガクガクと揺れるセイバーのVPS装甲が明滅し、
そのカメラアイから光が消える。セイバーはドスンと結婚式場を揺らしながら後ろに倒れ……もう一度
強い電流が流れると同時に、VPS装甲が完全にダウンした。
「バッド・トリップ・ワイン。甘いのよ、そんなヘッタクソで見え透いた脅しでどうにかなると
 本気で思ってるなんて。ま、アンタも目標だから殺しはしないけど、しばらくそこでオネンネ
 しときなさいな……さてと、お楽しみを再開しましょうか、カガリちゃん☆」
「あ、あああ……」
 ──そんな馬鹿な。アスランが、あのアスランがこんなに容易くやられるなんて。嘘だ、こんなの嘘だ。
 儚く抱いた希望は一瞬で砕け散り、再び近寄ってくる絶望の顕現。もはや繊細な心を勝気さや首長の仮面で
隠していたカガリは耐え切れず──
「感謝してよねぇ〜ん♪ 好きな男の目の前で寝取られ触手プレイなんて、一生に一度有るか無いかよ?
 オ〜ホッホッホッホッホ!」
 ──遂に、その心は折れた。
633通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 20:37:01 ID:???
634種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/11/04(日) 20:37:05 ID:???
「ヒグッ、ヒッ……痛い、痛いよ……」
 地面に這い蹲り、ユウナは涙と鼻水を垂れ流す。何とか致命傷を受けず生を拾っていた彼であったが、
その身も心も、既にズタボロだった。
 痛い、苦しい、冷たい。何でボクがこんな目にという思いが駆け巡る。
 目線の先には人知を超えたバケモノと、触手に弄ばれる虚ろな眼のカガリの姿。その光景が更にユウナの
絶望を煽る。元々温室育ちのお坊ちゃん、肉体は勿論精神も決して強くはない。フリーダムを目の前にしても
崩さなかった虚勢の維持は出来ず、まるで子供のように泣きじゃくりながら誰かの助けを求めていた。
(誰か助けて……ボクとカガリを助けてよ……!)
「そこまでだ!」
 その願いに答えるように、低い一喝と共に機関銃を構える音が一斉に響く。
「物の怪め……よくも息子とオーブの地をここまで痛めつけてくれたな!」
「ち……父上ぇ!」
 ユウナの顔がパァッと笑みに変わる。避難していた筈の父ウナト、彼が武装したセイラン子飼いの
オーブ兵十数名を引きつれ、自分達を助けに来てくれたのだ。
「父上、ってことはアンタがウナト・エマ・セイランね。ホント今日のアタシはツイてるみたいね、
 こうもアタシに都合よく物事が進んでくれるんだから☆」
 意味の分からない事を呟くティベリウスを尻目に、オーブ兵達が手榴弾やロケットランチャーを構える。
それを見たユウナは目を丸くし、ティベリウスもまた意外そうな声を上げる。
「あらあら、そんなモノ使ってダイジョ〜ブ? さっきのアスランちゃんも相当ヤバかったけど、
 そんなモノ使ったら確実にカガリちゃんも巻き込んじゃうわよ?」
「……致し方あるまい」
 ウナトの言葉に、ユウナは己の耳を疑った。
「我等が守るべきはこのオーブという国そのもの。侵略者の横暴を許すなど断じて許してはならんのだ。
 不本意ではあるが、もはや代表の命を配慮する余裕は無い。代表もそのように望むだろう」
 ──何言ってるのさ父上? カガリが、カガリがそんな事望む筈無いじゃないか!
 父の言葉に困惑しながら、ユウナはカガリを見る。触手に縛られたカガリはまるで反応しない。
その様はまるで壊れた人形、まるで全てを諦めたような──
「ち、父上ダメだ……父上ぇ……!」
 止めようとするユウナの呻き声にウナトは僅かに表情を曇らせるが、即座に気持ちを切り替え顔を引き締める。
「……撃て!」
「やめろーーーー!」
635種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/11/04(日) 20:38:46 ID:???
 ユウナの叫び空しく、重火器が一斉にティベリウスとカガリ目掛け放たれた。連続で起きる爆発が
二人を呑み込んで行く。ウナトは爆発を見つめながら一瞬だけ目を伏せると、一人倒れる息子を救助しようと
周りの兵士へと指示を出そうとして……
「……そうよねぇ、アンタならそうするわよねぇ? だって……」
 爆風の向こうから響く声に、その場の全員が表情を凍らせた。
「アンタは一度、この娘とアスランを売ったんですものねぇ?」
 爆風が晴れた先に平然と立っているティベリウスと、触手に縛られたカガリ……そして何もない筈の
空間から突き出され、二人を爆発から守った巨大な腕。
「バ、馬鹿な……何故貴様がそれを知って……」
「ウェスパシアヌスから伝言よ。『御協力真に有難う御座いました。そしてさようなら』ですって」
「なっ……」
 突き出た腕の奥、何も無い筈の空間が歪み、その中で人型が形作られる。ステルスを解きその全容を
露にしたフォビドゥン・ベルゼビュート。その両肩のレールガンが火を噴き──結婚式場に
新たな血と肉の華を咲かせた。
「父上ェェェェェェェェ! アアァ、アァァァァァァァァァァ……」
「オ〜ホッホッホッホ! 息子がヘタレなら父も父! ホント無様な家系だこと!」
 父の哀れな最期を目にして慟哭するユウナを一瞥し高笑いを始めるティベリウス。
コイツが自分を殺さないのは殺す価値も無いクズだとでも思われてるのだろう──
そういう考えを頭の片隅で思っても、ユウナは怒りを感じる事が出来なかった。
 何故なら、それは事実だから。アスランのように戦い敗れたわけでもなく、ただ一方的に攻撃を受け
情けなく地面に這い蹲る。挙句カガリどころか父親すら守る事が出来ない、この体たらく。
(ボクは、無力だ──)

 ──なら、このままでいいのか?

 不意に、自分の声が聞こえた。
「さーこれで今度こそヤボ用はオ・ワ・リ☆ 楽しみましょ〜ねカガリちゃん♪」
 ニヤニヤと耳障りな笑い声を上げカガリににじり寄る道化師……あんなヤツに、カガリが穢される。

 ──このままでいいのか?

「いい訳が……ないだろうが……!」
 歯を食いしばり、涙を流しながら充血した目を上げる。立ち上がろうとするが貫かれた肩と足に力が入らず、
少し体が浮いても血に足を取られ再び地面にキスをする。ハタから見れば酷く滑稽に見えるのだろうが、
それがどうした。
(ボクは……ボクだって……ボクだって、カガリが……!)
 ジタバタと体の動く部位全てを使って立ち上がろうと足掻くユウナ。その手に、硬い何かが当たった。
636通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 20:41:06 ID:???
637種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/11/04(日) 20:41:41 ID:???
「さあどの穴からズッコンバッコンツッコンで欲しい? 前? 後ろ? それともお口かしらねぇ?
 アアンもう具合を想像するだけでイっちゃいそうよ〜ん☆」
 卑猥な台詞を並べ立てるティベリウスに、カガリはもう一切の反応を返そうとはしない。へし折れた心は
自己防衛の為、あらゆる感情の発露を抑制していた。光の消えたその眼は焦点の定まらぬまま、呆然と
前を向いているだけ。
「けど拍子抜けだわ、コレが噂に聞くオーブの獅子の娘? なんてこたぁない、単なる小娘じゃない。
 威厳も何もない、ロンド・ミナの足元にも及ばないわ。そりゃ身内に売られて当然ねぇ?」
 カガリは何の反応も返さない……が、その耳と頭に言葉はちゃんと届いていた。
 だから今目の前の道化師に馬鹿にされているのは勿論、先ほどウナトが自分を殺そうとしていた事も、
しっかりと理解していた。
(ロンド・ミナか……私にも彼女くらい力があれば……)
 ──今のこの状況は、変わっていたんだろうか?
 戦争が終わって、オーブに戻って来てからの日々を思い出す。思えば自分は、少しでもマトモに政治を
した事があっただろうか?
 随分勉強もした、努力もした。けどいざ思い返してみればやってきた事はオーブ内部や諸外国の問題を
非難し、何とかするべきだと叫ぶだけ。具体的な対策や代替案などほとんど考えてなかった。
実際の政務は殆どウナトやユウナが行い、自分は国民のご機嫌取りと主張だけ。

 ──ほんの少しでも、この国の為に何かを成したことがあっただろうか?

「ほら、見てみなさいな」
 カガリを縛る触手が伸び、カガリの体が地面からかなり大きく離れる。視界に広がる光景は、
文字通りの地獄絵図だ。
 火の手は今だ収まらず、悲鳴は絶えない。更に数を増やしたように見える死体。リンチを受け続ける
フリーダムに、上半身を失い倒れたインパルスの亡骸。
 足元を見る。血に染まった結婚式場。触手に命を奪われた死体に、先ほどまでウナトやオーブ兵だった肉片。
血の海で慟哭するユウナ。そして、倒れ伏して動く気配のないセイバー。
「これは全て、アンタのせいよカガリちゃん。アンタなんかが代表になったせいでオーブはこのザマ。
 アンタはそんな器じゃなかった。所詮はただの神輿、そんなアンタが国を引っ張ろうなんて……
 身の程知らずも甚だしかったのよ」
 そうなのかもしれない。結局自分はいつも誰かに迷惑をかけてばかり。何も知らないで、知ろうともしないで。
勝手に暴走して、勝手に被害者面して、最後には泣いてそれで終わり。今までどうにかなって来たのは、
単に運が良かっただけ。
638種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/11/04(日) 20:43:28 ID:???
 シンに憎しみをぶつけられて、自分が憎しみをぶつけられる存在だと気がついた。ユニウスセブンの
テロリスト達の主張を聞いて、父の理想が絶対ではないことに気がついた。アスランの思いを通じ合わせて、
自分はユウナと結婚してもまだ頑張れる、頑張ると決心した……それなのに!
「アンタは『オーブの獅子』の娘なんかじゃない。この国にとってもアタシ達にとっても、単なる
 『利用価値のある道具』……それ以上の何者でもないわ」
 そう、自分に父の、ウズミ・ナラ・アスハの血は流れていない。自分がお父様以上の事をしようなんて、
出来るはずが無かったんだ──今までやってきた事は、全てムダだったんだ──
 無表情のカガリの貌、その虚ろな瞳から一筋、涙が流れた。
「……ノリが悪いわね。もうちょっと泣き叫ぶなりなんなりしてくれないと反応が薄くて少しつまんないわー。
 ま、ブチ込めば少しはいい声上げてリアクションしてくれるでしょ。さあ、ヒィヒィ喘いでアタシを
 楽しませて頂戴」
 触手が、カガリの肉の内へ入り込もうと一斉に蠢き──
「カガリから……離れろバケモノォ!」
 ──一発の銃声がその動きを止め、カランと何かが転がる音がした。
「……ウザッタイわねぇ」
 低い、不快感を滲ませたティベリウスの声。仮面を吹き飛ばされたその顔は、腐肉のこびり付いたガイコツ。
「何のつもりかしら……ユウナ・ロマ・セイラン!」
 その眼球のない眼を真正面から見据え、倒れたままオーブ兵の死体から拳銃を取り発砲したユウナは、
ぎこちなく笑った。
「何のつもり、って言われてもねえ……婚約者を守るのは、花婿として当然だろう?」
 ハッ! とティベリウスがせせら笑う。銃弾に弾かれた仮面を拾いながら、倒れたままのユウナを罵る。
「なぁ〜にが花婿よ、笑わせんじゃないわ! 知ってんのよ、この結婚は所謂政略結婚。アンタは
 親のコネと家の権力で、アンタを好きでもなんでもないカガリちゃんを無理矢理奪ったんでしょうが!」
「好きでもない、か……ハハ、そうだろうね。カガリはボクの事、なんとも思っちゃいないんだろうさ」
(……ユウナ……?)
「でも、これは本当。ボクは……カガリを愛してる」
639通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 20:44:34 ID:???
支援
640種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/11/04(日) 20:45:00 ID:???
 心を閉じたカガリの完全に凍りついた感情。その氷に僅かな、ほんの小さな亀裂が入った。
「あらあら、思い切った告白してくれるじゃないの〜☆ つまりその愛とやらのために自分を犠牲に
 してカガリちゃんを守ろうって? イヤ〜ン感動的ねぇ〜ん☆」
 感動というよりおちょくっているという口調で喋りながら、顔に戻った仮面をケタケタ揺らすティベリウス。
「まあそれもあるけどね……それに、カガリを今失うわけにはいかない。カガリはオーブに必要な人間だ」
「え……?」
 ティベリウスも聞き取れないようなか細い声で、カガリが呟く。氷の亀裂がゆっくりと、しかし確実に
広がっていく。
「ギャハハハハハハ! オーブに必要! こんなちょっと叩いただけで逃避するような世間知らずの
 小娘が必要なほどオーブは人材不足なワケ!? 中々面白いジョークじゃないの!」
「……確かに、今のカガリは勉強不足で政治家としてはまだまだだよ。それは認めなくちゃいけない」
 苦笑するユウナ。けど、と前置きしてユウナは続ける。
「僕は知ってる。カガリがどれだけ純粋で、どれだけ頑張って、この国を愛しているのかを。確かに
 今は力不足で、奇麗事ばかり言ってるだけなのかもしれない……けどね、ボクは信じてる。彼女は
 父親のウズミ様と同じ、いやウズミ様を超える代表首長になれるって、信じているんだ」
「ユウナ……お前……」
 カガリの眼に僅かに光が戻る。ユウナもティベリウスも、まだそれに気付かない。
「それにね、僕を含めて……オーブの民は一般人も軍人も、結構な割合でカガリのことが大好きなのさ。
 単にアスハだからってだけじゃない、その明るさと真っ直ぐさに皆惹かれ、カガリがオーブを守り、
 発展させてくれると信じてる。その思いにカガリが応えてくれるなら、その時こそカガリはオーブを
 より良い方向に導く存在になれる……だからその時まで、カガリを守らなきゃいけない!」
「あ、ああ……」
 知らなかった。ユウナが自分をそこまで信じてくれているなんて、思ってくれているなんて知らなかった。
我侭ばかりのどうしようもない代表だったのに。そのせいでいらない負担を幾つも背負ったのだろうに。
 ──ユウナはずっと私を、カガリ・ユラ・アスハを信じてくれていた──
 カガリの心の氷、その亀裂は大きく広がり、外側から音を立てて崩れ始めた。
641種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/11/04(日) 20:46:50 ID:???
「……御高説痛み入るわ。けどね、アタシはそういうお涙頂戴のノリが死ぬほど嫌いなのよ!
 そんなモンは……噛んで潰してゾンビの餌よ!」
 ティベリウスの手に何処からともなく蛆の沸いた書物が現れ、奇妙な呪文を唱え始める。ユウナは
意図は分からないがその行為に危険を感じ、止めようと拳銃を構えるが……その手を横から誰かが掴んだ。
「えっ…………うわ! あああああああああっ!?」
 ユウナを掴んだのは、死んで倒れていた筈のオーブ兵……否、『間違いなく死んでいる』オーブ兵だった。
触手に貫かれた胸は空洞で、白目を剥き開いた口から唾を垂らす様は間違いなく映画で見るような
ゾンビそのものの姿だった。
 ふと周りを見れば、かろうじて原型を留めている死体が次々と立ち上がっていく──ウナトの死体が
原型を留めていなかったのは、この時のユウナにとって幸運だったのかもしれない。
「くっそ……!」
 筋力の限界まで力を発揮するゾンビの腕を、満身創痍のユウナは振りほどけない。更に別のゾンビたちもまた
ユウナへと群がっていく。
「オ〜ホホホホホホ! さあ、惨めたらしくゾンビに食われて、アンタも醜いゾンビの仲間になりなさい!」
「……っ! ユウナァッ!」
 眼から再び涙を流し、カガリが叫びを上げた──その瞬間。
「うおおぉぉぉ!滅私奉公ォォォ!」
「でぇーい! なんで君に付き合うとこう貧乏くじを引くかなぁぁぁ!?」
 筋肉隆々のゴツイ男と深く帽子を被った男を筆頭に、マシンガンを携えたオーブ兵数人が結婚式場へ
飛び出した。連射される弾丸がゾンビを蹴散らし、一気に駆け寄った帽子の男がナイフを抜いて息のある
ゾンビにトドメを差しつつ、ユウナを救出する。
「大丈夫ですかい、セイランの御曹司?」
「き、君はたしか……」
「遅れて申し訳ありませんユウナ様! ネス三佐ならびにストーン一尉以下6名、カガリ様とユウナ様の
 安否の確認及び保護を遂行すべく参上いたしました!」
「ようやく民間人の避難や救助活動がまともに回るようになり始めましてね、余った俺達が様子を
 見に来たんですが……良くも悪くもビンゴだったみたいですなぁ」
 ユウナを支えるネスの周りを、ストーン他が円陣を組むように囲む。
「あ〜ストーン君、間違ってもカガリ様に当てるんじゃないよ」
「当たり前であります! カガリ様はこのオーブの希望! 傷一つ付けはしませんよ!」
「そうとも! カガリ様、今お助けします!」
「カガリ様お気を確かに!」
「カガリ様!」
642通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 20:53:09 ID:???
643通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 21:02:22 ID:???
さる、か……
644通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 21:04:02 ID:???
支援回数関係あるんだっけか>さる解除
645通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 21:06:41 ID:???
回数が一定を越えると●か、場合によっては24時間経たないとダメ>さる
646通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 21:08:28 ID:???
ここで止まったら蛇の生殺しだよ支援
647通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 21:09:46 ID:???
めっちゃ次の展開が気になる支援
648通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 21:11:12 ID:???
支援
649種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/11/04(日) 21:12:33 ID:???
 口々にカガリの名を呼ぶオーブの兵。全員が純粋にカガリを心配しているのが分かる。
「みんな……みんな私を……こんな私なんかを……」
「ええ〜いウザイウザイウザイ! F・ベルゼビュート!」
 佇んでいたMMが動き出し、レールガンの銃口をユウナ達に向ける。状況にそぐわぬ緊張感のない声で、
ネスがぽつりと言った。
「あ、これはヤベーわ」
「そ、総員退避ーーーー!」
「逃がすわけないでしょ、アンタ達全員ミンチにしてやるわ!」
『……させない!』
 ニ門のレールガンを、光の剣が切り裂く。まだVPS装甲を明滅させながらもセイバーが飛び出し、
そのままF・ベルゼビュートに体当たりをかます。
「あんですって!? ……真逆、自力でプログラムをリカバリィしたとでもいうの!?
 チィィ、時間を掛けすぎた!」
『このMSは俺が! ユウナ、カガリを頼む!』
「今だ、カガリ様を救えー!」
 セイバーがF・ベルゼビュートを押さえ込み、その間にカガリを巻き込まない位置に移動したストーン達が
ティベリウスにマシンガンを乱射する。ティベリウスの体が銃弾の雨に晒されるが、ティベリウスの身体は
即座に再生していく。
『カガリ、自分をしっかり持つんだ! ユウナも……俺もいる! 必ず君を助け出してみせる!』
「アス、ラン……」
 闘ってくれている。誰よりも自分の我侭に付き合い、そんな自分を愛していると言ってくれた人。
彼はまだ、私のために戦ってくれている。
「舐めんじゃないわよ! F・ベルゼビュート、押し返しなさい!」
『クッ! なんてパワーだ!』
 ティベリウスの声に呼応し、F・ベルゼビュートがセイバーを押し返し始める。そのままセイバーを
弾き飛ばさんとしたF・ベルゼビュートの背に、上空から機関砲が放たれる。低火力ながらも
その攻撃にF・ベルゼビュートがよろめき、再びセイバーとの力が拮抗する。
 その攻撃を行ったのは……
650種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/11/04(日) 21:14:12 ID:???
『コアスプレンダー!? シン、無事だったのか!?』
「潰される直前、ギリギリでチェストフライヤーを分離したんです! 連中がインパルスの構造を知らなくて
 助かりましたよ! けどそれより今は……」
 コアスプレンダーを旋回させ、再びF・ベルゼビュートに攻撃をかけるシン。コアスプレンダーの武装は
20mm機関砲ニ門のみ……しかしそれでも牽制程度にはなる筈と、攻撃と離脱を繰り返す。
 そんな中シンの目が捉えているのは、触手に囚われ呆然としている、裸同然の女……シンにとっての、
憎しみの対象の一つ。
「アスハの奴を助けるなんて、シャクだけど……!」
 アスハは憎い、それはそう簡単に変わりはしない。だけどそれより、あの連中を野放しにしてはおけない。
 連合が攻めてきた時と同じ痛みと悲しみを、奴等はオーブに持ち込んできた。アスハ以上に、今は
あの連中が憎い。その結果アスハを守る事になってしまうのは複雑だったが、シンはそこまでその事に
嫌悪感は抱かなかった。
 いくらアスハとはいえ女の身であそこまで辱められているのを見て流石に同情しているのか、それとも
アスハを助けようと足掻いている人々の姿に感化されたからなのか……シンは自分でもよく分からない。
ただ胸の中にはがゆい、奇妙な引っかかりを感じてはいた。
「くそっ……貸しにしとくからな、アスハ!」
 シンは気付いていない。シンの中にある憎しみの対象と、守りたいモノの中間──本来憎むべき対象で
あるはずのアスハが、今この瞬間は守るべき弱者に限りなく近付いているということに。
651通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 21:16:03 ID:???
支援
652種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/11/04(日) 21:16:06 ID:???
「アスラン……ユウナ……みんな……シン……ッ!」
 その戦いを見つめるカガリの目からは、ボロボロと大粒の涙が流れていた。
 みんなが、私を助けようとしてくれている。愛してくれる人、信じてくれている人、憎んでいる人……
それぞれに色々な理由があるのだろうが、今自分を助けようとしてくれている事は、まごうことない事実。
 ──こんな何も出来ない、オーブを守ることが出来なかった私のために。
(……なのに、私は今何をやっている!?)
 みんな闘っているのに、自分はただ逃げているだけ。現実を見ず、これまでの人生全てを否定し、
心の奥底に引き篭もりただ助けを待っている自分。
 なんという愚かさ! なんという卑しさ! なんという浅ましさ!
(……ダメだ)
 このままじゃ、ダメだ。
 自分を裏切りるだけでなく、自分を愛し、信じてくれる全ての人を裏切る……そんな事許されない、
許されていいはずがない!

 ──ならば、どうする?

(そんなの、決まってる)

 逃げるんじゃない。どんなに傷付けられても、どんなに辱められても、どんな恐怖と向き合おうとも──

(逃げるなんて事、私には許されない)

 ──闘わなきゃいけない!

「何故なら、私は──」
653種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/11/04(日) 21:18:41 ID:???
「あぁああああああっっ! 次から次へと、どいつもこいつもぉぉぉぉぉ!」
 とうとう堪忍袋の緒が切れたティベリウスが雄叫びを上げる。仮面は真っ赤な憤怒の表情に変わり、
体から魔力が視認出来るほどに沸き立つ。
「げぁばらあああぁぁぁぁぁっっ!」
 ティベリウスが手をかざした瞬間、倒されたゾンビ達の血肉が渦となり、肉の触手として再構築された。
「うぐっ!?」
「ユウナ様、くっ!」
 触手は瞬く間にユウナやオーブ兵達を絡め取り、動きを封じる。首に絡まった触手が彼等を窒息させようと
力を込める。
『ユウナ!』
「アンタもいい加減離しなさい! ベルゼビュート、バッド・トリップ・ワイン!」
 アスランの意識が逸れた瞬間、F・ベルゼビュートのナックルガードがセイバーに叩きつけられる。
電流と瘴気に汚染さえ、再び機能不全に落ち込んだセイバーをヤクザキックで弾き飛ばした。
『アスランさん!』
「そこの戦闘機、舐めた真似すんじゃないわよ! どうせ殺すけど、これ以上余計な
 手間かけさせるならアンタから殺すわ!」
『チッ……!』
 コアスプレンダー単体ではもはや何も出来ない。変な動きをすればいつでもF・ベルゼビュートで
落とす事が出来る──そう判断したティベリウスはシンを捨て置き、ユウナやオーブ兵たちに向き直った。
「散々余計な手間かけさせてくれたわね……もう我慢ならねぇ、貴様等全員先にブッ殺す!
 苦しみ抜いて死に腐れ、ゴミ共が!」
「かっ……!」
 ユウナ達の首に巻き付いた触手が、更に力を強めた。首をへし折らんばかりの圧力に空気の供給が
完全に止まり、目を血走らせて顔を歪める。
「やめろ! 彼等に手を出すな!」
 その時、ハッキリとした意思を持つ凛とした声がティベリウスの腐った耳を打った。
「……アラアラ、随分と元気を取り戻したみたいじゃな〜い。カ・ガ・リ・ちゃん☆」
 ティベリウスは声の主を振り返る。その先に居るのは触手に縛られながらも、その瞳に光を取り戻し
ティベリウスを睨みつけるカガリだった。
654通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 21:21:10 ID:???
お、復活支援
655通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 21:21:38 ID:???
再支援
656種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/11/04(日) 21:22:17 ID:???
「もうお前に、誰一人殺させはしない。もしこれ以上一人でも誰か殺してみろ……舌を噛んで死んでやる。
 お前達は私の身柄を確保したいんだろう?」
「──!?」
『な……カ……リ!?』
 爆弾発現に声を出せないユウナ達は勿論、セイバーの中のアスランまでもノイズ交じりの声を上げる。
逆にティベリウスは声を上げて笑った。
「あらあら〜? 残念だけどそんな見え透いた脅しは通じないわよ、アンタにそんな度胸あるわけが」
「試してみるか?」
「……オーケーオーケー、落ち着きましょうか。分かったから早まらないでちょ〜だい」
 カガリの目に鬼気迫るものを感じ、不審に思ったティベリウスはユウナ達の拘束を緩めた。呼吸を再開した
彼等にカガリがほっと一息ついたの見届け、ティベリウスは元々の目的を実行しようとする。
「それじゃ〜カガリちゃん、随分と遠回りしたけど、ようやくパーティタイムの始まりよぉん☆
 覚悟は出来てるのかしらぁん?」
「……ああ、好きにしろ」
「ちょ、カガリ何考えてるのさ!?」
『やめる…だカガ………クッ…こ…エラーさえ……』
「もういい、やめてくれ! もう何もしなくていい!」
「カガリ!?」
 足掻こうとするユウナやアスランを、カガリが止めた。カガリの意図が理解出来ず困惑する彼等に、カガリは
声のトーンを抑えて語りかける。
「ありがとう、みんな……でももういいんだ。もうこれ以上、誰にも死んで欲しくない……
 死なせるわけにはいかない」
 そういってカガリはユウナとセイバー──アスランに笑いかける。二人は絶句し、もはや言葉すら発せない。
(なによもう、単に諦めて捨て鉢になっただけじゃないの。ビビって損しちゃったわ)
 そう判断したティベリウスはカガリへと近寄り、その腹から新たに何本もの触手を生やした。
それを見つめるカガリの目に僅かな怯えが生まれ、体が小刻みにカタカタと震え始める。それが
ティベリウスの加虐心を刺激した。
「さあ、みんなの前でシッポリタップリ、ベッタベタのグッチョグチョになるまで犯してア・ゲ・ル☆
 国民の皆様全員にだらしないイキ面晒しちゃいなさ〜い♪」
 先端から粘液を垂らし、触手がカガリへと殺到した。その光景を見るある者は目を背け、ある者はやめろと
絶叫する。触手が体のありとあらゆる穴を貫こうと迫ってくる様を、カガリは真正面から睨みつけ──
657種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/11/04(日) 21:24:18 ID:???
「──面白くないわね」
 穴を貫こうとした触手が止まる。真っ直ぐ眼前のティベリウスから目を逸らさないカガリに、
ティベリウスは心底不快気な声を上げた。
「アンタ、ついさっき黙りこくる前は随分とビビって泣き叫んでたじゃない? 何よそのツラ?」
 カガリの目元は潤んではいるが、涙を流してはいない。身体は震えてはいるが、逃げようとはしていない。
その瞳は怯えを映しているが、まだ絶望してはいない。その口は一文字に結ばれているが──
それが薄い笑みへと変わった。
「何だぁそのツラァ!? もっと怯えなさい! 泣き喚きなさいっ! 絶望しなさいっっ!
 アタシを、楽しませろっっっ!」
 触手の一本がカガリの口腔に強制的に侵入した。いきなり口の大きさを軽く超えるモノをねじ込まれた上、
口の中に広がる腐肉の味と臭いにカガリの顔は苦しげに歪む。
「そうその表情よ! もっと、もっと苦しみなさい! 泣き叫び、絶望し、アタシに許しを懇願なさい!
 そうすれば天国にイクよりもっとスゴイコトしてあげるベrんjZ#!WX$EC%RV&(NU!?」
 ティベリウスが声にならない叫びを上げると同時に、カガリの口から形容しがたい色の粘液が
大量にあふれ出した。同時に触手がカガリの口から飛び出す。先端から大量の粘液を噴出するそれには……
『先端が無かった』
「……ウェッペ! ウエェッ! オエッ! ウゲ! ゲホッゲホッ! ケホッ……不味い、臭い、キモイ!」
「「「「うっ!?」」」」
『ひえっ……アスハのヤロウ、エグいことしやがる……』
 粘液や胃液を嘔吐すると同時に、カガリは口からゴロリと大きなモノを吐き出す……それこそ正に、
噛み切られた触手の先端。その光景に男共は寒気を禁じえず、シンですら恐ろしさに股間を押さえずには
いられなかった。
「アーーーーーーーーーーッ!? こ、こんのクソアマァァァァァァァァッッ!」
「ケホッケホッ……舐めるなよ、バケモノ」
 流石に浮かべてしまった涙を拭い、仮面を赤くしたティベリウスに吐き捨てる。
 正直、怖い。今すぐにでも殺されるんじゃないかと気が気じゃない。心臓の鼓動はとっくに限界を超えている。
 けど、支えてくれる人達が自分にはいる。彼等のおかげで自分は立っていられる。自分を信じてくれる人達、
自分を愛してくれる人達──彼等の力を貰って、私は今、立っている。
 けど、それでもやっぱり、怖い。
658種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/11/04(日) 21:26:38 ID:???

 ──しかし、逃げるわけにはいかない。

 コイツは敵だ。国土を焼き、町を破壊し、財産を奪い……私を支えてくれる、私が守るべき人々を傷付け、
命を奪った。
 逃げるわけにはいかない。許すわけにはいかない……負けるわけには、いかない。
 何故なら、私は──

「私は──オーブ首長国連邦代表首長、カガリ・ユラ・アスハだ!
 貴様のような汚らわしい、文字通りの腐れ外道の思い通りになどなるものか!
 例えこの身体の隅から隅まで汚し尽くされようとも、心は、誇りは決して汚されはしない!
 ──絶対に!」

 宣誓する。国民に、友に、部下に、敵に──この世界の全てに、迷い無く声を張る。

 下着一枚で、触手にその身を縛られ、体中は腐汁と粘液まみれ──それでも、その姿は誰よりも気高い。


 『種』は、芽吹いた。


 この時初めて、オーブ首長国連邦代表首長『カガリ・ユラ・アスハ』は真に世界へと生まれたのだ。


「フフ……フフフフ……オーーーホッホッホッホッホッホッホ!」
 誰もがカガリの宣誓に硬直する中、最初に動き出したのはティベリウスだ。仮面がクルクルと回転し、
色と表情を百面相させている。
「よくもまあほざいたわね……いいわ、試してアゲル。その誇りとやら、正気を失うまで
 グチャグチャのタップンタップンに汚しきってやるわ……どこまでガマン出来るかしらねえ?
 ……国民に喜んでマタ開くほどパーになるまで、トコトン犯しまくってやらぁ、クソガキィィッッ!」
659通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 21:26:39 ID:???
支援
660種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/11/04(日) 21:28:35 ID:???
「ハッ……カ、カガリ……」
 キラは姉の宣誓を聞いた。それなりに距離が離れているにもかかわらず、その声はハッキリと聞こえていた。
『チッ、あの馬鹿調子に乗りやがって……オイ、そろそろヤベェんじゃねえか?』
『ウゥム……もう時間ガない。我々だけデも目標を確保して撤退するベきダろう』
 二体のMMに弄られ、キラもフリーダムも満身創痍だった。フリーダムのPS装甲と核動力は
猛攻に耐えこそしたが、内部機器のダメージが酷い。飛べない事はないが、戦闘はかなり
厳しいだろう。
 そしてキラの身体も既に限界に近い。ダイレクトに伝わる衝撃は骨を軋ませ、筋肉を痛めつける。
操縦桿を動かすだけで全身に激しい痛みが走る。
(何とか、この拘束から脱出さえ出来れば……)
『まっ、十分痛めつけてやったし十分だろ……最後にもう1発、な』
『堪え性のナいヤツだ……間違っテコクピットを壊すナよ』
『テメェが言うんじゃねえよ、単細胞!』
 C・クラーケンがフリーダムの肩を掴み持ち上げ、R・ビヤーキーがライフルをフリーダムのコクピットから
僅かにずらして向ける。
『出力は調整してやっから爆発で死にはしねえさ。けど腕の一本くらいなくなっても不可抗力、ってなあ?』
「クッ!」
 スラスターを噴かすが、C・クラーケンの腕から逃れられない。ライフルからビームが放たれるその直前、
『……彼奴等が怯んだら、隙を見て飛べ』
『『「……!?」』』
 キィンという甲高い音と共にライフルの銃口がぶれ、ビームはフリーダムではなくC・クラーケンに当たった。
『ナッ、何をしてオるかァクラウディウス!』
『し、知るか! いきなり銃口が……?』
 ライフルの先端を見たクラウディウスの言葉が止まる。ライフルの先端にはMS用のコンバットナイフ
『アーマーシュナイダー』が突き刺さっていた。
『……相変わらず、爪が甘い』
 二体のMMがナイフが飛んで来た方向を向く。視界の先数百メートルに、一機のMSを彼等は見つけ──
そのMSは、歩行しながら背のスラスターを噴かして一気に距離を詰めてきた。
『『なっ……』』
 現れたMS──鉄の鎧武者は両腰の刀を抜き、その二刀を振るった。
『な、な、な……』
『あが、ががが……』
 R・ビヤーキーは素早く飛び上がったが右腕の翼先端部を斬り落とされ、C・クラーケンは足の付け根──
腰と腿の間の僅かな境に、刀を突き立てられた。
『往け』
「は、はいっ!」
 フリーダムがフルブーストで飛ぶ。同様にC・クラーケンの拘束は弱まっており、今度は難なく脱出できた。
「さっきの機体は……」
 その場から離脱しつつ、キラは黒い機体の動向を伺う。刀を素早く納めたあの機体は、スラスターを
使いながら大きくジャンプ。その着地予想地点は──結婚式場。
661種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/11/04(日) 21:31:10 ID:???
「……へ?」
 ありったけの触手をカガリに放とうとしたティベリウスは、突如地面にかかった影にポカンと空を眺めた。
 そこに居たのは黒鉄を纏った鎧武者。二本の刀を腰に下げ、二本の大剣を背負った、機械の剣士──
 ──モビル・マキナ、オーガアストレイ。
 そしてその胸部のハッチが開き、そこから人影が飛び出す。
「うええええ!?」
 『彼』の正体を知らないユウナが、その行動に驚嘆する。
『え……?』
『彼は!?』
「あいつ……!」
 『彼』が死んだと思っていたシン、アスラン、カガリは己の目を疑った。
「ミ、ミスタアァァァァァァ!」
「随分遅いお帰りじゃないか……ミスターブシドー!」
 『彼』の過去を知るストーンとネスは、心強い味方の登場に沸く。

「──斬」

 数十メートル上空から難なく地面に降り立ち、同時に引き抜かれたレアメタル製の二刀が幾重もの
閃光となって煌く。カガリやユウナ、オーブ兵を拘束していた触手が、瞬く間に輪切りにされた。
「ティ、ティトゥゥゥゥゥゥゥゥス!」
 『彼』のかつての同胞であり、今は相容れぬ敵となった道化師の怨嗟の声が響き渡る。
「……然り」
 刀を上下段に構えたティトゥスがカガリを庇うようにティベリウスへ向く。その数十メートル後方に、
少し遅れてオーガアストレイが着地した。
「アスハ代表、私用にて遅れてしまい申し訳ない……契約終了の旨はまだ承っておらぬ、改めて護衛の任、
 継続させて頂く」
「え、あ、えーと……うん、よろしく頼、む……?」
 余りに想定外過ぎるこの状況に、流石に混乱するカガリであった。
662通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 21:33:06 ID:???
支援
663通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 21:33:12 ID:???
登場支援
664種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/11/04(日) 21:33:23 ID:???
「ホ……オーホッホッホッホッホ! いきなり出てきてやってくれるじゃないティトゥスちゃん!
 けどMMを降りたのは失敗だったわね!」
 ティベリウスの足元に魔術陣が浮かび、その姿が掻き消える。同時にF・ベルゼビュートが一歩を踏み出し、
ティベリウスの声が機体から響き渡った。
『さあどうするのかしら? MMに乗る暇は与えないわよ? それとも生身で闘ってみる?』
「……愚かだな、ティベリウス。遠方と背後に敵がいるのにも気付かぬか」
 もう一歩を踏み出そうとしたF・ベルゼビュートの足が、突然止まった。ギシギシと装甲が軋む音と共に、
F・ベルゼビュートの巨体が宙に浮く。
『どれほど高性能であろうと、操縦者無き傀儡に我の天〔アマツ〕の姿、掴めはせん』
 MSの姿を隠していたミラージュコロイドが拡散し、F・ベルゼビュートを締め上げている機体の全貌が
露になる。
 漆黒の装甲に全身を覆われているが、装甲の合間から金色のメインフレームが輝きを放っている。
右手には大型の盾、左手には三本の鉤爪。そして爪にも見える巨大な翼が、F・ベルゼビュートを掴み
持ち上げている。
 この機体こそロンド・ミナ・サハクの愛機『アストレイゴールドフレーム天』である。
『ふむ、やはりエネルギー形式が違いすぎて吸収は無理か……ティトゥス、早くオーガに。急がねば
 振りほどかれる』
『ぐぅ、ロンド・ミナ……ええいどいつもこいつもジャマしくさってぇ!』
 ゴールドフレームがF・ベルゼビュートを抑えている間にカガリ達は避難を開始し、ティトゥスは
素早くオーガアストレイに乗り込む。だがオーガアストレイの起動より早く、F・ベルゼビュートが
拘束を抜け出しオーガアストレイに迫る。
『ブッ潰れなさるびぁ!?』
 ナックルガードを振り上げたF・ベルゼビュートの胴体に、何処からともなく放たれたビームが
直撃した。
『そ、狙撃ですって!? 何処から!?』
 ティベリウスが狙撃手の位置を探ろうとするが、もはやそんな余裕はない。

 【──Please order , my lord──】
 
 屍食教典儀とのリンクが完了し、オーガアストレイが起動した。
『っ! しまっ』
「裂」
 神速の斬撃が、敵を正確に捉える。バッド・トリップ・ワインをバチバチと放電させながら、
F・ベルゼビュートの左腕が地に落ちた。
665種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/11/04(日) 21:35:13 ID:???
 結婚式場から1キロ弱ほど離れた山の上、そこに先ほどF・ベルゼビュートを捉えたスナイパーの姿があった。
「エルザ、目標を狙い撃ったロボ!」
 術式魔砲『我、埋葬にあたわず』を構えるエルザと。
「見事、見事であるエェルザァ! 流石、さっすが我輩の最高傑作! エルザの緻密極まる精密射撃と
 『我、埋葬にあたわず』の収束モードが組み合わせれば狙撃命中率120%もなぁんのその!
 ホーミング機能を使う事で発射後に僅かながらも軌道修正も可能とは、正に魔技! ああ、自分の才能が
 空恐ろしい……」
 我等が■■■■ドクターウェスト……ちなみに彼は何時ものように何もしてません。
「うぬう! 何か猛烈に馬鹿にされた気分である! ならば我輩、狙撃手エルザを応援する為
 歌を歌う! ま〜てんろ〜、ねおんをま〜とい〜♪(ガスッ!)アン!」
「ウッセーロボ、あんまりうるさいと次は博士を狙い撃ちロボ」
「ほ、砲身はキツイのである……貧乏くじはゴッツンコ〜!」
 ──閑話休題。



『……さあどうする逆十字の罪人よ。今すぐオーブを去ると言うなら見逃してやらぬでも無い』
 左腕を落とされたF・ベルゼビュートに、オーガアストレイとゴールドフレームが向かい合う。
『巫山戯てんじゃないわよ! アンチクロスがここまでコケにされて引き下がれるもんですか!』
『おいティベリウス……ってお前何やられてんだよ!? ヤベェじゃねえか!』
 空中からR・ビヤーキーが飛来し、地上からC・クラーケンがホバー移動で向かってくる。
『ええいお黙り! アンタ達こそキラ・ヤマトどうしたのよ!?』
『……チッ、そこのチョンマゲ野郎のせいで逃がしちまったよ! おいティトゥステメェ! 
 久方ぶりに会って早々ナメた真似してくれんじゃねえかよ、ええ? 裏切りモンが!』
「これは滑稽、元々仲間意識など皆無だった者が裏切りを叫ぶか」
 オーガアストレイが二刀を構え間合いを図る。MM三機も武器を構えるが……C・クラーケンと
R・ビヤーキーの動きがどこか、逃げ腰だ。
 そんな中、唯一武器を構えず立っていたゴールドフレームからミナの声が響き渡った。
『……もう一度言おう罪人共よ。今すぐオーブから手を引け……さもなくば、今この場で消す』
『……随分と余裕じゃないミナちゃん。アンタ達二人、狙撃手を入れて三人かしら? たったそれだけで
 アタシ達に勝てるとでも? ……舐めんじゃないわよ!』
『3人で、などと言った覚えはないな……』
 ゴールドフレームが顔を海岸線の方に向け、左腕の指を立ててそちらに向ける。
そこから此方に向かってくる、無数の影──
『貴様等の敵は我々と──彼等だ』
666通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 21:35:33 ID:???
667通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 21:36:10 ID:???
668通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 21:37:47 ID:???
ここまでかな?
669通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 21:37:58 ID:???
もひとつ
670通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 21:39:31 ID:???
あと一押し
671通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 21:40:25 ID:???
どすこーい
672種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/11/04(日) 21:42:33 ID:???
 それは一隻の戦艦と、その周囲に展開する無数のMSの群れ。
『あれは……まさか!?』
『ミネルバだ!』
 アスランとシンの言うとおり、その艦影はミネルバのものだ。更にその周囲には飛行ユニット『シュライク』
装備のM1アストレイに、可変新型MSムラサメ。そして地上にも多くのM1が行進して歩いてくる。
『……おいおいちょっと待てや話が違うだろうが! ヘタレのオーブ軍は主力艦隊さえ足止めしときゃ
 烏合の衆っつってたよなあの爺ィ!』
『耳が痛いがその通り。主力艦隊が氷付けになったと聞いた時は肝を冷やしたが……残存兵力を纏めるのに
 苦労したぞ』
『っ! テメェの仕業か婆ァ!』
『ああ、サハクの名と……少しアスハの名を使わせてもらってな。そしてミネルバから協力の打診が
 あったのは嬉しい誤算だった』
 さて、と前置きし、ゴールドフレームが腰の小型実体剣『トツカノツルギ』を抜き、三機のMMに向ける。
『これが最後だ……引くなら良し、引かぬならオーブの全兵力と協力者の力全てを持ってして貴様等を
 冥府へと送りつけよう……だが忘れるな。オーブを蹂躙したその罪決して消えはせぬ。何時の日か必ず、
 サハクの名に懸けて貴様等に引導を渡してくれる……!』
 ミナのその言葉は、恐ろしいほどに冷たかった。ハッタリでもなんでもなく、絶対にそれを成す……
そんな凄みが感じられる。
『チッ、冗談じゃねえ。そもそも時間切れなんだ、これ以上付き合ってられっか! ボクは帰るぞ!』
『ま、待テクラウディウス! オ、俺モ退くゾ!』
『……ケッ! 途中までなら運んでやんよ! オラ掴まるんならさっさと手ぇ伸ばしやがれデブ!』
『えええい! ティトゥス、ロンド・ミナ、カガリ・ユラ・アスハ……どいつもこいつも、
 これで終わったなんて思うんじゃないわよ!』
 R・ビヤーキーが戦闘機形態に変形し、その下部をC・クラーケンがアームを伸ばし掴む。アームの長さを
元に戻したC・クラーケンをぶら下げながら、R・ビヤーキーは飛び立つ。それを追う様に、
F・ベルゼビュートも飛び立っていく。
「……追わずとも良いのか?」
『良い、今はオーブの民を救うのが先決だ……それに、まだ全て終わってはいな……』
 ミナの言葉が途切れる。オーガアストレイとゴールドフレームの視界を、何かが高速で駆け抜けていった。
『来たか、フリーダム』
673通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 21:44:08 ID:???
支援
674種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/11/04(日) 21:44:17 ID:???
 フリーダムの中で、キラは結婚式場に佇むカガリを真っ直ぐに見つめていた。
 当初の目的である、カガリの保護。それだけは何としても果たさなければならない。
「カガリは、こんな事をしてちゃいけないんだ……!」
 一気に結婚式場へ降り立ち、カガリへと手を伸ばす。カガリは驚いたようだが
そんな事には構っていられない。少し荒っぽいがそのままフリーダムは手を伸ばすが、
『止めるんだキラ!』
 横から飛び出したセイバーのタックルを受け、フリーダムが後退する。
「い、今の声は……」
 フリーダムを殴ろうとするセイバー、その動きはやけにゆっくりで、キラは振り下ろされたセイバーの腕を
簡単に掴まえた。
『クソッ、さっきのエラーの影響がまだ……』
「やっぱり……アスラン! 何で君がMSに!?」
『これは預かり物だ! キラ、お前こそなんでこんな馬鹿なことを!?』
 フリーダムがセイバーを押し飛ばす。吹っ飛ばされたセイバーが結婚式場へと落ちる。
「馬鹿なことをしてるのはカガリじゃないか! 連合と同盟を結んで、君以外の人と結婚するなんて!
 そんな事誰も望んでいないのに!」
 セイバーに掴みかかるフリーダムに、今度はセイバーが蹴りを入れる。だがフリーダムはそれに耐え、
セイバーを押さえ込む。
『誰が望んでないなんて言った!? じゃあ聞くが連合と同盟を結ばないならオーブはどうすればいい!?
 お前はそれ以外にオーブを守る方法があるって言うのか!?』
「けど、だけど……だからって……」
「キラ!」
 キラの耳を打つ、カガリの声。取っ組み合う二機に怯える事無く近付いたカガリは、ハッキリと
自分の意思をキラに伝える。
「キラ、お前の考えてることはなんとなく分かるよ。お前が私を心配してくれてるのも……
 けど、私はお前と一緒には行けない」
 その言葉に、キラは大きく目を見開いてカガリを見つめる。
「私の今一番守りたいものは、ここにある……私はここを離れるわけにはいかないんだ、だから!」
「カガリ、僕は……分からない!」
 フリーダムの手を伸ばす。この際仕方ない、無理矢理でも連れて変える。
『キラ、お前!』
「カガリが悪いんだ、我侭ばかり言うから! 僕は、僕は……!」
675通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 21:45:05 ID:???
支援
676通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 21:45:33 ID:???
支援仕る
677通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 21:45:56 ID:???
678種死逆十字 ◆oN23gQHrEc :2007/11/04(日) 21:46:22 ID:???
『ウオオオオオオオ!』
 今にもカガリを掴もうとしたフリーダムを、援護に出たコアスプレンダーの機関砲が襲う。
『シン下がれ、コアスプレンダーじゃ無理だ!』
『けど、こいつは!』
「邪魔をしないでくれ、アスラン!」
『巫山戯るな! カガリのあの決意を聞いただろうに……お前は自分の姉を信じることが出来ないのか!?』
 アスラン相手には穏便に行きたかったが仕方ない。ビームサーベルを抜き、セイバーを斬るしかない。
殺しはしない、手足を切り裂くだけだ。セイバーへ向けてサーベルを振り下ろそうとしたその直後、
衝撃が連続してフリーダムを襲った。
『……気に入らんな、連れの男を痛め付けてでも婦女子を連れ出そうとするような男は』
 溜まらずその場を離れると、何時の間にか眼前に金と黒で彩られたMSが立っている。
その右手に装備された盾から、実体の槍を何発かぶつけられたらしい。
『これ以上カガリに言い寄るなら、まずは我がお話を承る……どうする?』
「くっ……」
 隙が全くない。万全ならまだしも、今のフリーダムで勝てるのか……思案するキラの耳に、
アークエンジェルからの通信が入る。
『キラ、もう戻ってください。これ以上時間が経つとアークエンジェルがオーブ軍に囲まれます!』
「ラクス、でも!」
『仕方ありませんわキラ、カガリさんにはカガリさんの考えがあるのでしょう……ですから、今は』
「……分かったよ、ラクス」
 カガリやセイバーから背を向け、最大加速で離脱する。コンソールに腕を叩きつけるが、苛立ちは消えない。
「どうしてさカガリ、どうして僕達の……ラクスの考えを聞いてくれないんだ……」
 


 その日、オーブ本島を襲撃したフリーダムと謎の三機のMSの争いによって、オーブ本島の
総人口の内一割が死亡が行方不明、三割が重軽傷を負うという未曾有の大事件が起きた。

 そしてこの事件が『ユニウスの魔人』に次ぐ、世界に人知を超えた現象や怪異の存在を示唆する
第二の事例となる──



to be continued──


679種死逆十字書き ◆oN23gQHrEc :2007/11/04(日) 21:47:36 ID:???
あ、アホみたいに長くなったコンバンワ……
マジでこれまでで一番の長さじゃないかと。下手に次で終わらせるとか言うもんじゃない(マテ)。
多すぎて読み辛いって方いたらスイマセン。

更に久しぶりですっかり忘れてたサルに二度も引っかかる有様orz
支援してくれた皆様本当に有難うございます。

オーブ編完結、カガリ発芽&ティトゥス復活の巻。オーブは何とか無事。
キャラが多いと大変だってのがよく分かりました。シンを立てればキラが立たず、
キラを立てればシンが立たず、カガリとアスランを立てればどちらも立たず( ̄  ̄;)
まあこれだけ一気に書くのもいい経験になりました。
次回からはちゃんとできる限りペース配分考えよう……

次回はオーブとプラントの裏取引に、カガリとシンの話かな
680通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 21:50:01 ID:???
お疲れ様でしたー!
皆に支えられてる事に気付いて目覚めたカガリはGJ!
一方吉良はいつまでも脳味噌デッドマンで困りものだw
681通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 21:50:14 ID:???
GJ!!お疲れっしたー!
にしてもやっぱり逆十字の凸はまともだよな…こんなに凸を心の中で応援した日は無いぜマジで。
682通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 21:51:28 ID:???
乙鰈っすー
カガリがイヤボーンするのかと思ってたら屍肉噛み千切るとはw
キラクスが相変わらずバーカバーカですが表層だけで中身は違うと思うと人形ぽく見えますなー

後任せた↓
683通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 21:54:42 ID:???
GJ!
量・質ともに濃厚でパソコンの前から離れるのが億劫にさせられるほどでした。
カガリが屍肉噛み千切るシーンは無印種での明けの砂漠時代を思い起こしましたね。
あー、上手く思い通りに書けないのでもう一回読み直してきます!
684通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 21:56:57 ID:???
キラクスを一から育て直すには圧倒的な力と論理とその他諸々が必要ですからねぇ
アスランカガリを立てて正解だったと思いますよ。GJしたー。
685通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 22:04:26 ID:???
すげー・・・X運命以来久しぶりにかっこいいアスランとユウナを見ましたよ。
シンも徐々にオーブへのわだかまりも消えているようでいい感じです。
どん底からの逆転というデモベ節もおみごと! GJっす。
686通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 22:05:29 ID:???
GJ!!!!
うわー、キラ完全に洗脳されてる……。
こうやって見ると本編での痛さがよくわかる……。
687通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 22:16:21 ID:???
言葉にならん。言える事なんてもうGJしか無い。
688通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 22:21:57 ID:???
GJ!

>フリーダムの手を伸ばす。この際仕方ない、無理矢理でも 『連れて変える。 』
誤字だと思うけど、本来の史実を考えると誤字には思えない。
689通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 22:25:34 ID:???
>>688
ヤバイ、さりげなくホラーだw
690通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 22:29:59 ID:???
変換ミスでしょうが、これはこのままのほうが合ってる。
691通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 22:36:28 ID:???
作者氏、GJでした!
いつ見てもハイレベルだ…。
ネスとストーンもいい味出してるしw
この二人、このまま行くと物語を最初から最後まで見守る狂言回しになるかもですね。
次回も楽しみにしてます!
692通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 22:38:14 ID:???
セイバー大破、インパルス力不足、キ○ガイ来襲ということは



セイバー&インパルス魔改造フラグだなw。
もちろん初陣では一回システム停止する素敵仕様www
693通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 22:47:00 ID:???
バロスwww

しかしウエストは何だってやる人類のためのキ○ガイだ。やってもおかしくは無い。







で、漢度満点のドリルをそれぞれ何基搭載してくれるんだい?
694通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 22:50:04 ID:???
>>688
沙耶の唄思い出しちまったじゃねえかwww
695通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 22:58:40 ID:???
キ○ガイを信じろ!あれは…(ry
696通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 23:10:33 ID:???
ムラサメの生産ラインをちょこちょこっと改造して
ドリル装備のムラサメの完成。MA形態で先っちょにドリルがでますw
697通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 23:11:24 ID:???
マイトガイン思い出した
698通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 23:15:06 ID:???
秘匿されてる暁も餌食に
699通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 23:16:31 ID:???
オレ強力(ゴーリキ)思い出したぜ。西博士なら
あのありえないミラクルアームを再現してくれそう。
700通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 23:19:58 ID:???
そして戦場に舞う、いつもの無敵ロボ


匠の技でMSを修理してます
701通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 23:21:34 ID:???
すれ違っただけで閃光のように修復されますか
702通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 23:23:42 ID:???
言うべき事はただこれだけである。

GJ!!

やべぇ、本編をもう一度やりたくなったw
703通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 23:23:46 ID:???
ただし直ったと思ったらあら不思議。
破壊ロボになっています。
704通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 23:24:42 ID:???
最強の支援ユニットwww
しかも並の攻撃では歯が立たない上に近づいたらドリルで粉砕w
705通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 23:31:05 ID:???
>>ムラサメの生産ラインをちょこちょこっと改造してドリル装備のムラサメの完成。MA形態で先っちょにドリルがでますw
素晴らしすぎる!!
706通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 23:33:28 ID:???
……ムラサメが変形した時の『先端』ってつまり左手の楯なんだよな。

普通にアリじゃないかw
707通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 23:47:03 ID:???
そして「だからドリルは外せと言ったのだーーー!!」につながる訳か。
708通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 23:55:12 ID:???
投下お疲れ様でした

おお、何という事か
いつのまにかティベリウスに共感している自分を認識する
あの汚穢なる触手が一点の染みもない清らかな肌を這いずり回る光景に、
私の脳髄は掻き乱され更なる汚染を期待していた!

ああ、まさか日に一度は巡回するこの場所に、
斯くもおぞましく魅力的な狂気に満ちた誘惑が待ち構えていようとは


∩( ・ω・)∩ばんじゃーい GJ!
709通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 23:56:06 ID:???
>>707
それだと照男が乗ることにw
710通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 23:59:41 ID:???
イカン、最強ユニットが誕生してしまうw
711通常の名無しさんの3倍:2007/11/05(月) 00:04:46 ID:???
>>697
だからドリルは止めろといったのだ。
712通常の名無しさんの3倍:2007/11/05(月) 00:12:13 ID:???
ドリルはオレの魂だ! 
713通常の名無しさんの3倍:2007/11/05(月) 00:33:07 ID:???
今過去スレ見てて気付いた事

赤い翼のデモベ第二話で

>ナイアルラトホルテトラップ

まとめでも修正されてないんだが、どうしたものか……
714通常の名無しさんの3倍:2007/11/05(月) 00:42:21 ID:???
>>713
別にいいんじゃまいか?
そもそも邪神の名前は俺達に表記することは出来ないぜ!
715通常の名無しさんの3倍:2007/11/05(月) 00:46:29 ID:???
つまり

ナイヤンイヤンルラトカワイイヨカオガホテップ

でもイインデスネワカリマシタ!
716通常の名無しさんの3倍:2007/11/05(月) 00:50:38 ID:???
それでもおk。人類の言葉では正しく表記できないのでどれも等しく間違いだからな。
717通常の名無しさんの3倍:2007/11/05(月) 02:46:41 ID:???
>>715
誰が上手い事wwwwと言うか吹いたwwwww
718通常の名無しさんの3倍:2007/11/05(月) 06:01:08 ID:???
>エルザ、目標を狙い撃ったロボ!

やべえ、既にガンダム史上最強の狙撃手の呼び声高い兄貴が憑衣しちまってるわ
そのうち地上から宇宙の一点を目がけての狙撃も実現しそうw
719通常の名無しさんの3倍:2007/11/05(月) 10:30:21 ID:???
クラーケンがロードビヤーキーにつかまりながら仲良く退散するところ見たいなw
720通常の名無しさんの3倍:2007/11/05(月) 17:51:49 ID:???
>>718
地球上からレクイエムやネオジェネシスを撃ち抜くとかやりかねんwww
721通常の名無しさんの3倍:2007/11/05(月) 21:50:37 ID:???
黄金のアカツキ=ゴールデン・ドーン(黄金の夜明け団、黄金の暁会)
722通常の名無しさんの3倍:2007/11/05(月) 21:56:24 ID:???
なんかあながち間違っちゃいねえのが怖い。
ドクター、至急アカツキをドラム缶色に塗りなおせ。

あとageね。
723通常の名無しさんの3倍:2007/11/06(火) 00:18:38 ID:???
邪神の名前なんて人間に発音できる訳がないけどさ、
こう何度も試行錯誤して発声練習していくたびに、
徐々に声が出せるようになっていって、何故か親しみを覚えいくんだよ……

いア! イあ! ナイ■る■ト■■っプ!!
724通常の名無しさんの3倍:2007/11/06(火) 01:09:48 ID:???
じゃあ俺は黄金の蜂蜜酒飲みながら いあ いあ はすたぁ!!
725通常の名無しさんの3倍:2007/11/06(火) 02:10:15 ID:???
あ、>>724に間違えて鬱金の蜂蜜酒渡しちまった……
726通常の名無しさんの3倍:2007/11/06(火) 21:29:07 ID:???
>>724はハスターの力に耐え切れず、命を落としたそうな・・・
727通常の名無しさんの3倍:2007/11/07(水) 00:03:58 ID:???
アッーーーーナザーブラット
728通常の名無しさんの3倍:2007/11/07(水) 00:09:48 ID:???
ウェスパシ アヌス
729通常の名無しさんの3倍:2007/11/09(金) 00:42:31 ID:???
角度から無限に現れる阿部さん
730通常の名無しさんの3倍:2007/11/09(金) 03:47:24 ID:???
さしずめ「ティンダロスの阿部」か、
後方にある曲がり角に注意しないと尻がアッー!
731通常の名無しさんの3倍:2007/11/09(金) 08:15:42 ID:???
>730

角は「かど」と読むべきか、「つの」と読むべきか。
732通常の名無しさんの3倍:2007/11/09(金) 18:54:30 ID:???
七つの頭と十本の「角」を持った阿部さん
733通常の名無しさんの3倍:2007/11/10(土) 01:44:41 ID:???
七つの「亀頭」とな
734通常の名無しさんの3倍:2007/11/10(土) 17:26:57 ID:???
エロゲー界屈指の大きさを誇る九朗ちゃん
735通常の名無しさんの3倍:2007/11/10(土) 17:29:13 ID:???
ビッグ・マグナムと言う名のアルターがあって棚(ry
736通常の名無しさんの3倍:2007/11/10(土) 20:05:10 ID:???
あれはでかいリボルバーだろ。ちなみに同名のエロゲーは実在する。
737通常の名無しさんの3倍:2007/11/10(土) 20:07:30 ID:???
つまり九郎ちゃんのは装着一体型アルター
738通常の名無しさんの3倍:2007/11/10(土) 20:20:59 ID:???
あれは九朗の最凶武器だ。クトゥグア・イタクァ・ニャルといった面々を
倒したじゃないかw
739通常の名無しさんの3倍:2007/11/10(土) 21:12:58 ID:???
>>738
誰が上手いことを(ry
740通常の名無しさんの3倍:2007/11/10(土) 23:39:04 ID:???
でもアトラック・ナチャには敗北一歩手前でしたがね
741通常の名無しさんの3倍:2007/11/10(土) 23:51:58 ID:???
きっとそれを悔いて鍛え上げたんだよw
742通常の名無しさんの3倍:2007/11/11(日) 07:39:14 ID:???
それなら万や億なんて桁すら超越し時の間、エセルとかナイアさんとかと
にゃんにゃんし続けたマスターはどうなんだ
743通常の名無しさんの3倍:2007/11/11(日) 08:34:33 ID:???
あまりにやりすぎてたたなくなりました。
744通常の名無しさんの3倍:2007/11/11(日) 09:18:25 ID:???
ルーチンワークになったので向上する余地なし



もちろん九朗に敗れた後はその限りではないが
745通常の名無しさんの3倍:2007/11/11(日) 13:30:51 ID:???
それはもう二人っきりだから、やることと言えばエッチかしりとりぐらいなもの
746通常の名無しさんの3倍:2007/11/11(日) 13:42:31 ID:???
照夫とエセルがしりとりとかシュール過ぎるwww
747通常の名無しさんの3倍:2007/11/11(日) 13:51:43 ID:???
まぁそれに飽きたから九朔にちょっかいかけに行ったんだがな。
しかしあの2人のしりとり…見たいような見たくないような……
748通常の名無しさんの3倍:2007/11/11(日) 14:22:33 ID:???
>>742
一説によると九朗ちゃんが照夫に勝てたのはエセルとにゃんにゃんし続けて
照夫が魔力(精力)抜かれたせいであると言われている。
749通常の名無しさんの3倍:2007/11/11(日) 14:25:51 ID:???
一説によると瑠璃のミニスカ司令コスは覇道鋼造の趣味
750通常の名無しさんの3倍:2007/11/11(日) 15:13:04 ID:???
一説によると司令服は代々受け継がれているものでありつまり鋼造もアレを(検閲されました
751通常の名無しさんの3倍:2007/11/11(日) 15:25:22 ID:???
>>750
ちょwwwwおまっwwww
それはタブーだぞww
752通常の名無しさんの3倍:2007/11/11(日) 15:46:52 ID:???
若い頃はミニスカも似合っただろう、インスマウスの影で九朗ちゃんは女装似合ってたし
753通常の名無しさんの3倍:2007/11/11(日) 15:55:58 ID:???
そういや、九朗ちゃんはイケメンなんだよなぁ
754通常の名無しさんの3倍:2007/11/11(日) 17:59:05 ID:???
ドラマCDの内容思い出したら、ナイアやエセルだけじゃなくて
九朗にまで手を出してそうだなマスターは

余と貴公が奏でる禁断の音の世界、ヘヴン!
755通常の名無しさんの3倍:2007/11/11(日) 20:20:17 ID:???
そういうループもあるだろうよ、俺らが知ろうとすればSAN値が減少するけど
756通常の名無しさんの3倍:2007/11/12(月) 04:38:38 ID:???
鋼造さんと瑠璃の体格差考えると
鋼造用の指令服をアレンジリメイクしたのが瑠璃の指令服なんじゃね?
757通常の名無しさんの3倍:2007/11/12(月) 15:26:59 ID:???
ちび瑠璃「おじーちゃんのお古が着たい!」
ウィン「ではスカートに仕立て直しましょう」

数年後「なんだかミニになってしまいましたわね…」「よくお似合いです、お嬢様」

こういう事ですか
758通常の名無しさんの3倍:2007/11/12(月) 15:34:15 ID:???
更に十余年後
「流石にこの歳でミニは無理がありますわよね!?」「何をお言いになりますか。良くお似合いですよw」

こういう事ですね
759通常の名無しさんの3倍:2007/11/12(月) 15:37:52 ID:???
なんという邪神の策略
760通常の名無しさんの3倍:2007/11/12(月) 16:26:18 ID:???
「さあお嬢様に司令服を!」
「この年でそれはいやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
761通常の名無しさんの3倍:2007/11/12(月) 16:57:00 ID:???
762通常の名無しさんの3倍:2007/11/12(月) 22:09:49 ID:???
>>760
あのブログかw
763通常の名無しさんの3倍:2007/11/12(月) 22:40:53 ID:???
飛翔のフルコン後のおまけCGにそんなクイーンの勇姿がw
あれのぐるぐるメガネな大導師とメガネっ子なエセルもなかなか良いw
764通常の名無しさんの3倍:2007/11/12(月) 22:53:44 ID:???
ブログでどういうネタか知っていたものの、
パッと見の印象が「成長したコリン」だったのは俺だけかもしれない
765通常の名無しさんの3倍:2007/11/13(火) 11:51:48 ID:???
>>764
いや結構誰もが通る道な気がするぞw
766通常の名無しさんの3倍:2007/11/13(火) 18:49:02 ID:???
エセルが引っ付いてたからテリオンだと分かった。
767通常の名無しさんの3倍:2007/11/13(火) 19:27:55 ID:???
イケメンだから、ぐるぐるメガネでカモフラージュ
768通常の名無しさんの3倍:2007/11/13(火) 20:11:47 ID:???
けどやっぱりイケメンで女がよってくるから
エセルがジェラシーw
769通常の名無しさんの3倍:2007/11/13(火) 20:56:53 ID:???
飛翔のEDといえば、あの最後に出てる赤いメタトロンみたいな女は誰?
770通常の名無しさんの3倍:2007/11/13(火) 20:58:15 ID:???
>>769
アリスン
771通常の名無しさんの3倍:2007/11/13(火) 20:58:30 ID:???
>>769
メタトロン2号
772通常の名無しさんの3倍:2007/11/13(火) 21:29:07 ID:???
あのアリスンが惜しげもなくオシリを曝け出すキャラになるとは


いったい何が?
773通常の名無しさんの3倍:2007/11/13(火) 21:35:23 ID:???
ライカさんの教育の賜物です
774通常の名無しさんの3倍:2007/11/14(水) 10:10:15 ID:???
まったくカメラさんは脳味噌が邪神風味で困ったもんだ。
775通常の名無しさんの3倍:2007/11/14(水) 10:21:45 ID:???
>>768
たとえ女がよってこなくても、そもそも九朔に対して(ry>エセル嫉妬フラグ
776通常の名無しさんの3倍:2007/11/14(水) 11:08:53 ID:???
紅朔は分かっててペルに絡みそうだな
んでエセルの嫉妬の炎はめらめらと燃え上がり
怒りの矛先はお約束のごとく九朔に向けられるわけで

なにこの学園ラブコメ
777通常の名無しさんの3倍:2007/11/14(水) 11:50:57 ID:???
>>776
で、それを「あらあら」とか言いながら
暖かく見守っているアリスン先生か
778通常の名無しさんの3倍:2007/11/14(水) 15:19:14 ID:???
>>777
アリスン先生はオロオロしていて
生暖かく見守っているのがおっぱい似非シスターじゃね。
779通常の名無しさんの3倍:2007/11/14(水) 17:01:39 ID:???
どうでもいいがシスターは40一歩手前。
780通常の名無しさんの3倍:2007/11/14(水) 18:52:38 ID:???
だが、それがいい
781通常の名無しさんの3倍:2007/11/14(水) 18:56:43 ID:???
姫さんは熟女になったら人気上がりそうな気がするが
ライカさんが熟女になってもまったく人気上がりそうにないんだぜ
782通常の名無しさんの3倍:2007/11/14(水) 19:11:08 ID:???
高貴な人間は、積み重ねた年月の数だけ気品が増すんだ。
そして、ライカさんのようなヒーロー気質な人は、超えた死線の数だけ迫力が増すんだ。
783通常の名無しさんの3倍:2007/11/14(水) 19:58:56 ID:???
姫さんは熟女になって胸がかなりデカくなったらしい。(鋼屋のブログより)
ライカさんは歳喰ってだんだんと胸がタr(ry
784通常の名無しさんの3倍:2007/11/14(水) 20:08:07 ID:???
>>777
何?そのネオ・ヴェネチアの三大妖精
785通常の名無しさんの3倍:2007/11/14(水) 22:25:12 ID:???
>ライカさんは歳喰って

飛翔の舞台の方は兎も角、九朔の育った方は改造してる筈だから・・・


見た目が変わらない可能性も
786通常の名無しさんの3倍:2007/11/14(水) 22:41:15 ID:???
ブラックロッジから逃げた時で推定16〜18
原作開始時で推定20〜22くらいの年齢。
おそらく成長はしていると思われる。18であの胸はいくらなんでもないw
787通常の名無しさんの3倍:2007/11/14(水) 23:58:31 ID:???
その時代のウェスト見てみたいなぁ
788通常の名無しさんの3倍:2007/11/14(水) 23:59:17 ID:???
10年前でも100年後でも古生代でも、ウェストはいつも変わらぬ姿でしか想像できない。
789通常の名無しさんの3倍:2007/11/15(木) 00:42:47 ID:???
西博士は、旧神だからなw
790通常の名無しさんの3倍:2007/11/15(木) 01:08:00 ID:???
外伝小説ド・マリニーだと青年時代が出てたけどな
791通常の名無しさんの3倍:2007/11/15(木) 01:30:32 ID:???
>>790
ストーンに唄で負けたり、核爆発から普通に生き残ったりした奴ですねw
792通常の名無しさんの3倍:2007/11/15(木) 01:35:41 ID:???
なんという超人伝承
793通常の名無しさんの3倍:2007/11/15(木) 03:41:02 ID:???
幼年時代→少年時代→青年時代→青年時代→青年時代→青年時代→→→→→→→年をとることがなくなりました
794通常の名無しさんの3倍:2007/11/15(木) 13:08:54 ID:???
そういや、あの外伝が公式だとするとスーパーウェスト無敵ロボって
元々は移動式コンサートステージってことになるな。
違和感全然無いけど。
795通常の名無しさんの3倍:2007/11/15(木) 13:14:24 ID:???
元々は移動式コンサートステージってのはすべてをおつくりになった妄想主さえ
しらなかったからな。
796通常の名無しさんの3倍:2007/11/15(木) 13:35:42 ID:???
むしろ博士のギターが飾りじゃないってのも知らなかったじゃないか
797通常の名無しさんの3倍:2007/11/15(木) 17:34:09 ID:???
逆十字の外伝が読んでみたい
798通常の名無しさんの3倍:2007/11/15(木) 17:36:16 ID:???
ローマ皇帝の名は本名ですか、それともペンネームならぬマギウスネームですか?

みたいな謎が解けるわけだな
799通常の名無しさんの3倍:2007/11/15(木) 17:51:22 ID:???
クラウディウスの本命は「太郎」
800通常の名無しさんの3倍:2007/11/15(木) 18:18:59 ID:???
結局クラウディウスはどっから教授の目をちょろまかして
ハヅキ(セラエノ断章)の内容をコピーしたんだ?
やつが自力でセラエノまで行ったとは思えんし・・・
801通常の名無しさんの3倍:2007/11/15(木) 18:23:37 ID:???
セラエノは三冊ぐらいオリジナルがあったような気がしたが
802通常の名無しさんの3倍:2007/11/15(木) 18:26:21 ID:???
いや、オリジナルは一冊
後はミスカトニック大学に保管されているコピー

クラウディウスが持っているのは別世界の教授の物だからね
飛翔に出ている教授とは別人なんだろう
外伝で昔から髭はやしていた教授のように
803通常の名無しさんの3倍:2007/11/15(木) 18:30:43 ID:???
あー、そういうことか。
804通常の名無しさんの3倍:2007/11/15(木) 18:32:15 ID:???
>>795
……ようするに種にデモベ要素が混入すると破壊ロボに乗ってライブに現れるミーアが居る訳だ。
805通常の名無しさんの3倍:2007/11/15(木) 18:41:04 ID:???
そしてピンクの地にハロ柄で塗られた破壊ロボ……やべえ、何か見たくなってきた。
806通常の名無しさんの3倍:2007/11/15(木) 18:52:09 ID:???
>>804
ラクスザーさんのライブが始まるぜ
807通常の名無しさんの3倍:2007/11/15(木) 18:57:27 ID:???
DOKUSAIせよ! DOKUSAIせよ!
808通常の名無しさんの3倍:2007/11/15(木) 19:17:18 ID:???
>>806ー807
DMCが映画になるから(実写)
その手のMADも出来るかもなw
809通常の名無しさんの3倍:2007/11/15(木) 19:28:54 ID:???
>>808
ちょっとまて、マジかそれ!
ついにクラウザーさんが世界支配に乗り出したか
810通常の名無しさんの3倍:2007/11/15(木) 20:10:20 ID:???
>>809
さすがにスレ違いだから
本スレか、芸スポを見てくれ
811通常の名無しさんの3倍:2007/11/15(木) 21:47:07 ID:???
>>805
そりゃ連合もライブを核ミサイル連発で襲うわ
812通常の名無しさんの3倍:2007/11/16(金) 10:33:18 ID:???
>>811
大丈夫、ジェノサイド・ラクス(偽)ファイアで全弾撃墜した!
813通常の名無しさんの3倍
>>791
ありゃ核爆を電磁シールドだかなんだかで防いだだけだよ
それだけでも凄いって?気にすんな。