静かに進む事を願う!
1乙
>>1乙!
ネカフェ!コンビニ!居酒屋!カラオケ!!
いや〜文明はいい……数日振りに里に下りて酒飲んでネッカフェに泊まるという現代文明に浸っております!
それにして…しばらく居ないうちに大変な事になってしまっていた……あれですかね、前スレは私が名前付きで立ててしまったせいですかね?
だから荒氏に狙われ、便乗で次々と標的に……懐かしい方々の復帰のタイミングも奪ってしまい…きっと私のせいですね、真に申し訳ない。orz
私が皆様へ出来るお詫びと言えばSSを書くことのみ。
結局地獄のお仕事期間中はノーパソを開く事も出来ませんでしたが、今から山へ帰るタイムリミットの明日の昼までには少しでも書いて投下したいと思います。
では明日の昼ごろに……よし、状況開始!!
乙っす。荒らしはただの愉快犯でしょー
気に病むことなんぞぜんぜんないっす。新作期待してます!
>1
乙であります!
>53氏
ネカフェがありましたか〜
よかったよかったw
お仕事お忙しい中ご苦労様です
ss楽しみにしておりますよ〜
「見えました、あれです!」
誰かが指差す方を見れば確かに上空から黒い点が移動している。
「よし、落下地点へ移動開始…ヤマト少尉に移動すると伝えろ。
上空のフラガ少佐からはその後の報告はあるか?」
「降下カプセルが見えた方向を伝えてきた後周囲を旋回して索敵を続けると連絡があった以後はありません」
偽装の為に私服――柄が悪く見えるようなボロボロの物をレジスタンスから借りた――を着たナタル以下2
0名近いAAの乗組員は、レジスタンスの仲介でタッシルの街で大型のトレーラーを数台レンタルし、それと
レジスタンスから借り受けたこの辺ではポピュラーでもあるハーフトラック数台に分譲して砂漠を疾走していた。
目的は降下カプセルからの物資回収、彼ら以外に護衛兼物資の積み込みを行うキラのエールストライクが数
キロ離れて並走し、上空をムゥのスカグラが索敵も兼ねて飛行していた。
ちなみにAA自体が移動するのは目立ち過ぎるので控え、陸戦ガンダムも機動力に問題があるのでAAの護衛に残してある。
……実はこの布陣はマリューの補給ぐらいは異邦人の手を借りたくないとの考えもあったのだがそれに気が付く者はいなかった。
黒点だった物は見る見る大きくなり円錐型の降下カプセルである事がはっきりしてきた…それは僅かな距離
を開けて2つ、地平線へ向けてぐんぐん落下して行く。
あのスピードではせっかくの補給物資が台無しになるかも…と誰もが思った時、下部からまばゆい光と共に
炎が噴出された…逆噴射だ。
あんなに炎を吹き出しては誰かに見つかるかも…特にコーディネイターはきっと目も良いに違いない。
だが周囲20kmには敵がいないことを確認した上の投下の筈であるし、上空でムゥも警戒している…それ
に真っ昼間の日の高い状況なら地面からの熱で蜃気楼が起きるように遠距離では見難く、音も暖かい空気によ
り上空へ屈折して遠くまでは届き難い…8小隊が遠距離でもザフトの部隊の移動音を捕らえられたと逆だ。
また万が一見つかったとしてもジャンク屋として誤魔化す事になっている…その為の私服である。
残り僅かな所で降下カプセルは下部を吹き飛ばして着地用のエアクッションを展開し、そのまま数度バウン
ドして地上に突き刺さった。
「落ちたぞ…近い方へ急げ、ヤマト少尉に連絡だ!」
疾走するハーフトラックの上で双眼鏡を覗き込んでいたナタルは、後方の荷台に通信機と共に座るチャンド
ラ軍曹に叫んだ。
「どうだ、チャンドラ軍曹?」
「はっ、現在衝撃緩和用のゲル状物質を中和中ですが…内部のコンテナの多くは原形を止めています。
持ち帰って開けてみないと判りませんが…精密機器は無い筈ですし、オイルや食料品なら大丈夫じゃないでしょうかね?」
落下地点に何とかたどり着いたナタル一行は内部を確認する…ハッチを開くと中からはゼリーのような物がこぼれ出す。
落下直前に降下カプセル内部は衝撃緩和用のゲル状物質を展開させており、そのままでは寒天質の中にある
カエルの卵を取り出すような事になりかねないので中和用の溶液を散布してゲル状物質を液体にして流してい
る…もう一方でも同じ作業が行われている筈だ。
「作業を急げよ…いつ敵が来てもおかしくは無い」
「了解しました! しかし作業用重機が…」
チャンドラがそう言いかけると遠方から滑空と着地を繰り返してエールストライクが飛んで来る。
『バジルール中尉、遅くなりました!』
側にまずシールドを、その上にビームライフルを置いたキラが降下ポットの開いたハッチへと近づく。
「少尉、ともかく手近かなコンテナから取り出してトレーラーに並べろ!
作業員は並べ終わったコンテナにホロをかける作業にかかれ!
急げ、一刻も早く作業を終えるんだ!」
『イェッサー!』
新人訓練を終えたヤマト少尉はいい…それは訓練を経て軍人的な反応を返すようになったとかより、素直に
なったというか行動がはきはきとして見ていて気持ちがいい。
そんな少年の姿勢は今後も誰からも信頼され頼られる存在となり、連合では唯一と言っていいMSパイロッ
トは今後もAAを護ってくれるだろう。
そんな少年の頼もしさ――将来的な話だろうが――にナタルは灰色の機体を見上げて目を細めた。
「バルトフェルド隊長、直に出撃の許可を!」
「…君もしつこいね、AAの位置が判らない以上出撃を許可しても無駄だろ。
それよりもコーヒーを飲みたまえ…大概の問題はコーヒー一杯飲む内に解決する物だよ」
ここはバナディーヤ、“砂漠の虎”が駐屯している街でありバルトフェルド隊はここにあった郊外の商人の
大きな屋敷を地元の豪商達の“好意”により譲られ本拠地としている。
その“好意”が名前の通りの物ではないとは判っているが、例え表面上でも友好に接しているのであれば
――例えどんな裏があろうとこちらが優位である間は――好意に甘える事にしたのだ。
部隊を体良く郊外に追いやられたような物ではあるが、郊外というのは大量の物資やMSそしてバルトフェ
ルド隊の旗艦である陸上戦艦レセップスを駐機させるには丁度良く、また兵器等のメンテナンス用や物資の保
管や兵舎代わりのドームを立てるのにスペースはあるに越した事は無い。
特にこのメンテナンス用のドームは多少の傷であれば再生するナノスキンでできていて空気で膨らませるの
で軽くて丈夫、しかもかなり大きな物を簡単に作る事ができる優れ物で、砂漠の炎天下に日陰を作り時々吹き
荒れる砂嵐の防風防塵に加え機械に悪影響を及ぼす砂の侵入を防いでくれる。
最近も新しい物を収納するのに立てたばかりだがたった数日で小山のようなドームが出来上がり、内部は空
調の効いた快適で埃の少ない解析や修理に理想的な環境を作る事ができた。
こうした表に出難い縁の下の力持ち的な物のおかげで部隊は戦力を消耗する事無く保持し続けられるのだ。
が、こうした目に見える戦力ではない物に対して目端の利く軍人は少なく、高い地位や階級にある程それら
を鑑みる事は無い…それはコーディネイターも例外ではなく、自らの能力の優秀さ故に途中経過をすっ飛ばし
て結果だけを性急に求める性質の強いコーディネイターは余計その傾向が強い……とはナチュラルの弁だ。
目の前の赤服の少年兵士を見ているとそんな戯言が真実なのではないかと思ってしまう。
なにせ目の前の赤服の少年―イザークは『大概の問題はコーヒー一杯飲む内に解決する』と話したとたん、
カップを持ち上げてぐいっとコーヒーを飲み干してしまったのだ。
「さぁ、行きましょう!」
「……だから、行き先が判らないって言ってるだろ?」
ようやく隣の同じく赤服を着た少年―ディアッカが口を開く。
『熱くなかったんだろうか?』と言う目線をディアッカに向けると『熱い奴だから平気なんでしょ?』と目
線で返される。
同じ隊にいるのでどういう人となりかは判っているようだ…ならばついでにきちんと躾けて欲しいと思うのであるが。
ディアッカの方はとりあえずコーヒーを楽しんでいたようだが感想を言う気は無いらしい。
「大気圏内のAAの最大速度が判らないのでどこまでが行動半径内かは判らないが、我々の制圧地域から出よ
うとすれば必ず網にひっかかかる。
…が、行方をくらまして一週間以上経つ……であれば未だどこかに潜伏していると考えるのが妥当だ。
今部下達が探してはいるのだがね、砂漠では隠れられる場所も限られる…もうすぐ見つかるだろう。
まぁもう少しゆっくり待つんだな」
「隊長、ここでしたか」
一部盛り上がって迷走する隊長室をクールダウンすべく…と言う訳ではないだろうが副官のダコスタ君が入ってくる。
「おぅダコスタ君、君もどうかね?」
「いえ、結構です。 それより隊長、タッシルに向かう聞き込み部隊の準備ができましたが…」
コーヒーを術無く断ると近寄ってお客に聞えないように、小声で囁く。
「…あの方も同行させてほしいと……」
「ああ、そういえばタッシルにいる長老だか大長老だかに話を聞きに行きたいと言っていたな。
…とは言えアイ……」
「アンディー…」
「おぉアイシャ、どうしたかね?」
「私もタッシルに行くワ……イイワネ?」
「おぃおぃ、既に決定事項じゃ俺に言う必要ないんじゃないか?」
「あら…私達の隊長はアンディーでショ? 曲がりなりにも許可ぐらい取らなイト」
「う〜ん……タッシルは今でこそ動きは悪いがレジスタンスの協力者が多い街だからなぁ…」
「今はこの街のブルーコスモス派の方が精力的に動いてるような物ですからね。
とは言え隊長、機動戦力は既に展開済みのと現在整備中ので手一杯で余裕はありません」
「俺の“ラゴゥ”はどうだ?」
「すぐにでも動かせますが……レセップスの直援に数えてますからダメですよ」
「そうか……ん?」
「「ん?」」
考えを巡らすようにソファーに座る赤服の少年兵達を何気なく見ると思わず目が合う…ああ、ここに余剰戦力があったな。
「……イザーク君、ディアッカ君、それでは出撃許可を出そう。
タッシルに向かう部隊に同行してこれの護衛をしてくれたまえ」
「俺達を用心棒代わりに使うつもりですか!?」
「まぁそういきり立つなイザーク君、本番を前に砂漠での機動訓練だと思ってくれ。
なぁに、君らは街の外にいて立っているだけでいい」
「……囮になれ…と?」
「…ディアッカ君、タッシルと言う街にはAAは潜めんよ。
だがもしレジスタンスとAAが協力体制にあった場合は…」
「…俺達のMSを見て、脚付きがおびき出される…と?」
「もしくは逃げ出す…どっちにしろこちらの網に引っかかる。 そうすれば一番近い場所にいる機動戦力は……」
「俺達と言う事ですか、了解しました! クルーゼ隊二名はタッシルに向けて出撃します!」
「……若いねぇ……」
赤服の少年兵2人を送り出して呟く…なにやらアイシャやダコスタ君がジト目でこちらを見ている。
「……なにかね?」
「隊長……うまい具合に焚き付けましたね」
「レジスタンスとAAが協力体制にあるなんテ…はっきりしてないんでショ?」
「ダコスタ君の見た新型MSが三機ならばまぁ、正規軍じゃないと運用はまず無理だろうね。
とは言え地元に詳しい協力者でも居ないとこれだけ潜伏は無理だろ」
「まぁそうですが……」
「いいワ、何かあれば私が護ってあげるかラ」
「確かに、アイシャが居れば大抵の事は大丈夫だろうな…どっちのお客様も頼むよ。
それにタッシルはレセップスの今日のパトロールコースにも近い…何かあっても“ラゴゥ”であればものの
十数分で行けるさ」
「頼りにしてるワ、アンディ……」
視界の隅でダコスタ君が後ろ手でドアを閉めるのが見え、俺達は遠慮なく抱き合う事にした。
こうしてバナディーヤから数両のジープとAPC(装甲兵員輸送車)に加え2台の大型トレーラーに積み込ま
れてシートを被せられたMS――言うまでも無くデュエルとバスター――が出発した。
数刻後問題なくタッシルの街に到着し、APCから武装した兵が降車していくつかの隊に別れ街の中でAA
を見た事は無いか、連合の兵士を見た事は無いかと聞き込みを始めた。
また、アイシャと他数名は街を治める長老の所へ向かい今回の事情を説明すると共に聞き込みを行う。
そして郊外の街を見渡せる砂丘の上では…。
「デュエル―アサルトシュラウド―起動する!」
「バスター、起動するぜ」
シートを外したトレーラーから2台のMSが立ち上がり、街を見下ろす状況になった……が。
「…なぁイザーク」
「くっ…なんだディアッカ!?」
「砂漠って言うのは…なかなか動き辛い物だな」
「キサマそれでもザフトの赤服か! これぐらい慣れろ! 脚付きやストライクが出て来た時どうする!」
「そりゃそーだけどね……」
砂丘の上と言う砂漠の中でも砂が流れて立ち難い場所のせいか足場が悪く…常に微調整しなければ立ったま
まではいられない程だ。
ここで無様に膝を付いては赤服の名折れ…見上げているトレーラーの作業員は元より、街の中から見ている
であろうナチュラルにそんな無様な所を見せる訳には行かない。
ディアッカは苦労してトレーラーに片膝を付いて期待を安定させてから、シートの側からキーボードを取り
出して接地面の調整を行う……まぁこれで無いよりはマシであろう。
地上の調整として砂漠用の足回りの設定のパラメーターはインストールされてはいるが…それはあくまでジ
ンやジン・オーカーの物であり、元々連合製のMSであるこの機体にどれだけ通用する物であるか……。
どうやらイザークも苦労しているようだが…見栄かプライドかディアッカのようにトレーラーに膝を付く事
無く直立している…ゆらゆらと少々動いているのは必死でバランスを取っているからだろう。
「やれやれ……」
見かねたディアッカは近距離通信を開き、イザークと交信を開始した。
「今こっちでパラメータを少々いじってみた…送信するからこいつを入れてみてくれ、多少はマシになる筈だ。
まぁ機体が違うから微調整はそっちでやってくれ」
「ああ…判った」
そうして調整していた為……彼ら2人は街ではない場所から彼らのMSを憎々しく見つめる視線に気が付かなかったのである。
そして……。
「バジルール中尉……あれは……」
「ああ、間違いない…デュエルとバスターだ……」
「何故こんな所に…我々の行動がバレたんでしょうか?」
「……いや、そうではあるまい……だとしたら既にこちらに敵が来ていてもおかしくない筈だ。
それが無いという事は……どちらにしろAAに連絡をしなければ…チャンドラ軍曹」
「……ダメです…NJのせいか…雑音が酷くて……」
「クッ…! どちらにしろ今は身を伏せて通り過ぎるのを待つしかないか……」
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『転移戦線』 第四話 「慟哭たる砂塵」 ―投下終了―
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投下終了。
スミマセン〜〜〜ここで時間切れ〜〜〜〜(泣)。
何か非常に中途半端ですが、ここまでです。
次回は……10日以後になります。
では急ぎますのでここで!
>53氏
GJです!
キラがちゃんと軍人してますね
精神的に強くなったキラの今後のMs戦での活躍に期待
イザークとディアッカ、砂漠用の微調整してますね
というより出撃前にするべき事をしていないのはなんともはや…w
これでTV本編でのあの無様な姿は見れなくなったのかな??
でも何かしら大ポカやらかしそう、特にイザークw
次は10日以降ですか
お仕事頑張ってください!
乙です
乙
虎のコーヒー飲みながら待ってろという地球に慣れたと思える発言と、
イザークがそれを聞いて一気に飲み干したのが対称的というか何というか。
転移戦線氏GJ!
…大概の問題はコーヒー一杯飲む内に解決する物だよ
ちょwこれテクスの代名詞ww
このセリフがここで見れるとは思わなかった、俺的にちょっとうれしい
続きを楽しみにしてるんで頑張ってください
乙でした。
虎とイザークの動かし方が上手だと思います。続きが楽しみです。
53氏
乙です
物陰からこっそりとですが、続きを楽しみにしてます
17 :
名無し上級大将 ◆k1lLLoV86w :2007/07/04(水) 06:25:14 ID:JudkOpes
うーん、やはり軍事板のSSに比べると粗が目立つ。
それらしくリアリティを付け加えているせいで作品が破綻しかけていますね。
>>17 53氏が社会経験の少ない人間だとよくわかりますよね。
こんなSS書いてないで、早く53氏は仕事を探せばいいのに。
>53
こんな話が読みたいんじゃねーよ。
全く話が進んでないだろ。
>>7-10 乙です。盛り上がってきましたね。
テクスの名台詞には私も思わず笑わせてもらいました。
そして相変わらず短兵急なイザーク。ホットコーヒー一気飲みて(苦笑
ちらちら虎の台詞に見え隠れする「客人」の存在も気になりますねぇ。
今後も期待しております。……が、とりあえずお仕事頑張ってください(つ_T)
一点だけ気になったことを。
スカイグラスパーを「スカグラ」と省略表記している箇所がありますが、
この手の作中で使うには正直見栄えがよろしくないと思います。
面倒でも「スカイグラスパー」と表記した方がよいかと。
うお、スレ覗いたら新しいの来てるし、転移戦線氏GJ!!
でも里に下りてきたとか文明とか、何かお仕事の方も凄いッスねw
頑張って下さい
53氏は軍事板の翡翠っていうコテハンと同一人物らしい
転移戦線氏GJです!
なんか藪蚊が飛んでいますがお気になさらずに
続きも楽しみに待ってます
噛み付く前に作者に対するGJを忘れてるぞ、みんな。
転移戦線氏GJ!!
さり気に今回は種キャラのみの登場ですな。
転移戦線氏GJ!です。
アイシャはTVバージョンですかw
>>24 すいひーと53氏のSSをよく読み比べてから書き込めよ
読み比べた挙げ句本気でそう思うなら、解るまでF自スレとこのスレをROMれ
>>7 大した事じゃないですが…
女性への返事はYes SirじゃなくYes Maamじゃ?
>>30 その辺は通りがいいからだろ
んなこと言ったらYes ma’amだってただの肯定じゃん
Aye ma’amがこの場合の正解だろ?
Ayeは海軍じゃ?
と思ったが宇宙軍みたいな物じゃどうするんだろう。
>>33 見るからに違うと思うんだが。
ちょっと聞くが、53氏と翡翠の共通点を挙げてくれ。
気に入らないなら来なければいいのに
軍オタって本当救いようがないな
>>37-38 お前らいつまで工作活動してんだよw
いい加減、家の手伝いか勉強くらいしろwww
その前にこのスレに軍オタなんて来た?
>>40 つそんな奴等なんて「いなかった」
だなwww!! おK、いなかったよな!!
つーか軍オタじゃない奴がこの板にいるのか?
……ガノタと腐と種厨と種アンチは腐るほどいるけど
軍オタは中々いないと思うんだ、そもそも軍オタ自体が少数派になっている傾向だし最近は
軍オタのふりをしてる「つもり」のやつならいそうだけどな
少数の軍オタが集うのがこのスレだけどな。
>>30-31 最近は一部フェミニストが煩いので女性の上官でもYes sirになってる場合が
多いけどな。
絶対Ma'amなのは英国女王とかくらいなものだ。
軍ヲタ登場www
軍オタは別に良いんだ
ただ単に、ガンダムを否定する軍オタはスレ違いどころか板違いだってワケで
前提を否定したいのなら、それこそそう言うスレ立ててやってくれよと
ああ、種蒔き氏のSSが懐かしいよ。
軍事知識や戦闘描写に乏しかったけれど、俺は種蒔き氏の日常描写が好きだったよ。
帰って来て欲しいよ。
>49
良くない。リアルの理論でフィクションである種世界を自慢げに語られても困るっつーか噴飯物だ。
SSのキャラに説教かます痛い奴もいたしwww
軍ヲタもROMってるだけなら良いんだがね。
>>50 よう、俺。
ガンダムは兵器だから、軍事知識は必要。
だが、あくまで物語の’らしさ’を盛り上げるためのスパイスに過ぎない。
このスレには料理全体よりもスパイスにこだわる食通が多いんだけどね。
料理の仕方によってはスパイスも必要ないって場合もあるよ。
つまり、軍ヲタは自重しよう。
別に
>>47程度ならどうでもいい気がするが
つーか、
>>30-31の疑問くらい時間があれば少しググれば出てくる気がする件について
てか、現実問題としてフィクションをフィクションとして読めない馬鹿は軍ヲタに限らずいるワケで
お脳が涌いてるヤツのせいで軍ヲタ全体が悪く言われるのを見ると、ガノタ兼軍ヲタ兼東方厨兼型月厨兼なのは厨の俺はどうすれば?!
24 :名無し三等兵 [sage] :2007/05/06(日) 23:50:13 ID:???
この作品はフィクションです。
作品に登場する人型兵器の性能は大幅に誇張されており、
可能性・可用性を含め、現実の兵器とは一切関係ありません。
カギっ子ニートン
自宅警備大冒険
>>52 ですよねー。
軍事板の住人って、変なリアリティにこだわるから気持ち悪いです。
萌え萌えなSSは大好きなのに、ちょっと描写や設定がおかしいと狂ったみたいに叩き始めるし。
ここの住人は馬鹿も多いけど、それ以上に良識ある職人がたくさんいて、そこそこのスレだと思います。
書けないくせに揚げ足取りしかしないのが軍オタ
一点からしか評価が出来ない人間が評論家を気取るな、とは思う
批評をするときのマナーも悪い
作品に対しては悪い点と良い点、両方が存在するのにこき下ろすことしかしない…
大体軍事板だってCCさくら板と仲良くしてるんだろ?
キモオタには変わりないよ。
CCさくら板の肝井とかいう基地外コテハンが軍板で活躍してるんだから。
軍板やCC板の事なんか知らん。
関係ない話題なら雑談スレに行け。
>>65 脳内ルール振り回すなよクズ。
そんなだから職人に逃げられるんだよ。
>>66 一瞬お前が正しいと思ったが
良く考えたら別に脳内ルールでもなんでもなくて、そのために雑談板は作られたんだし
軍板やCC板は普通に種板と関係ないと気付いてorz
>>66 毎度おなじみの脳内ルールといういいがかりか。そういうのは
>>1読んでから言え
てか、こんな雑談してないで次の投下がくるまでおとなしくスルーするなり保守するなりしとけよ……
こんな荒らしの手口に易々と乗るなんて本当に懲りない住人どもだな。
>>68 >>67みたいな奴が作品の世界観を壊し、スレの空気を悪くするんだよ。
マジで出て行ってほしいよな。
今更出て行った腰抜け職人は帰ってこない。
少しぐらい荒らされただけで消える輩なんて不要だけどな。
>>71 論破された軍事板の厨じゃないか?
出て行った職人の話はいらないと思うがね。
正直嫁と同レベルかそれ以下の種蒔きや高畑、RTBよりCCさくら板の浣腸SSの方が書き手の高いモチベーションや描写力がわかってレベル高いよ?
ここの住人は自惚れ過ぎ。
軍オタ批判とかwwなんだこのきもいスレwwww
75 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/06(金) 18:20:19 ID:sJ69kPiA
いや、軍板・軍オタ批判はどう考えても自演だろ
タイフーンとかも偽者だし
レスの内容も頭悪いし、あまり軍オタっぽいレスも見えない
明らかにあのage厨の自演工作
また板間戦争ごっこでもする気だろ
で、コジマ大隊まるごと転移のSSは結局止まったままかー…
残念だな、読みたかったのに。
そもそも、新シャア住人が同じ新シャア住人の踊らされて
勝手に軍事版に突っ込んで始まった事だろ
一般に頭が悪いとか馬鹿にされる新シャアだけど
一部頭が悪いのが外に出て活動してるだけだし
いかにも板同士の対立っぽいこと言う割に、すでに軍事版と住人は入り混じってる
>>77 釣られるな、もう自演工作であることは
>>75に書かれてる
これ以上エサをやるんじゃない
>>73 高畑さんの技量をイシュタムと震える街で判断するなよ?
氏の芸風の広さを知らんみたいだな。
種蒔きさんの真骨頂は雄弁な行間だぞ?嫁の沈黙の行間と一緒にすんな。
RTB氏も芸風結構広いな。
元々は第二次大戦もののオリジナル書いてて、他にもSFやら伝奇ものやらで
ガンダム初挑戦、だし。
それ以前にあの人本職理系でこういう文系趣味もってるんだよな。
本人乙www
でも、今でも話題になる職人さんは一人を除いてみんな外での活動に戻ったんだよな。
誰のせいかは自明だし、それ以前に2chで書く必然性もないんだけど。
>>80 の情報なんて本人のサイトみたら全部書いてあるがな。
妄想甚だしくて涙がw
あ、RTB氏のサイト、F5アタック効かなくなってるし、BBSもIP記録されてる。
年数の割にカウンタが少ないってのは、結構ひっそりやっていたいと思って
いるのかもな。
同人系サーチエンジンにも全然登録してないし、ページによってはロボットよけまで
してあるから。
>>82 頭でっかちな軍オタのせいだよね。
君が言わなくても、軍事板=悪っていう図式はこのスレの常識だし。
>>83 どうせ本人が自演で出しゃばる時期を探してるんでしょ。
さすが、SS職人は自尊心の塊だな。
>>85 あいつがつまらない話書いたせいで軍オタが粘着してきたんだろ
>>84 微妙に違うよ?
空気読めない軍ヲタ=悪。軍板が悪いわけじゃない。
そんな訳で種蒔きさん降臨期age。
軍事オタクは巣に帰れ。
それとも粘着しているのは軍事版さえ追い出されたクズでFAか。
違うというなら巣に帰るぐらいの知恵を示してみせろ。
はいはい上祐大将上祐大将。まーだ粘着してんのか。
そろそろ寄生とか粘着とかそういう人生やめろよ、スレにも親にも寄生するな。
>>89 お前エロゲもやってるのか上祐w
救いようの無い引き篭もりだなwww
・・・にしてもすごい量のレスしてるな
>>88 乙です。
やられたらやりかえす、これは戦いの基本ですね。
こっちは荒らされて職人を失ったんだから、対抗爆撃するのは当然です。
>>87 種蒔きさんは軍オタに論破されて書くのやめたよ
論破じゃなくて粘着に侮辱されまくったからだろ、スレ読んでないのが丸判りだぞ
そしていい加減スレ違いだ、雑談スレの方でゆっくり語ろうジャマイカ
>>97 本人でしょうね。
文体が句読点の位置が本人と酷似しています。
続きまだかなー…(。。;)
しきりなおし・・・・・・
しきりなおし・・・・・・
>>98 今度は同人痛の真似か? あの2行で鑑定できるってどこの世界の文章鑑定人だw
だいたいお前鑑定できる程SS読んでネーだろww
そしてあの行なら普通の人はだいたいあの位置に句読点つけ……ああ
三人目ならもっとぶつ切りに付けれたよなwww
まずおまいらに言いたいことは、
<軍板は新シャア板と根本的に求めるものが違う>
<軍板と新シャア板を比べれば、軍板に軍配が上がる>
新シャアのお猿さんが軍板のあちこちに浸透工作していることを翡翠は見抜いている☆
お互い傷つけ合わずに仲良くしよう・・・(・w・)
あー納得だわ。
翡翠が荒らしだったわけね。
104 :
翡翠(星砂) ◆kDA91DeqW. :2007/07/07(土) 11:14:18 ID:fKUeONWQ
翡翠は身の潔白を証明するため、IDを出そうか。
>>103 翡翠が荒らしたソースぷりーず☆
翡翠の中の人は荒らされても荒らし返したりはしない(= =)
何この流れ…
これはもう駄目かもわからんね
>>105 住人もほとんど残っていないし、職人は馬鹿な住人に呆れて消滅したよ。
携帯、PC、ノート、再接続。
で、IDがなんだって?
>>105 ダメと言う前に自分で話題を振るなり、SSを投下するなりするんだ!
……俺みたいないい話題も思いつかずもちろんSSも書けないダメ人間に代わって。rz
>>108 お前は仕事探せ。
週七日働いて社会に貢献しろよ。
パンが無いならウンコを焼いて食べればいいじゃない
111 :
翡翠(星砂) ◆kDA91DeqW. :2007/07/07(土) 11:53:52 ID:fKUeONWQ
>>106と
>>107は上祐さんとやらと翡翠は認定
>>105 ねばぎば!の精神をお忘れなく・・・
翡翠の常駐スレにはお猿さんも多く暮らしていますが、みんなネタを出し合っていますよ☆
>>108 つ 鏡
自演が通じなくて汗だくの御様子
>>112 ああ、◆FUs75gJ6A2の自演が露呈し始めたな。
追い込まれた職人って、惨めw
ちょwwwむしろ逆に興味湧くスレタイなんスけどwwwwww
乙です!
軍事板と新シャア板、どちらが優れているかは一目瞭然!
>>116 そうだね比較する事自体が小学生の
「○○と○○って、どっちが強い?」みたいにナンセンスだって事
それこそ小学生でもないかぎりわかる理屈だよねwww!
全くこのスレの住人と来たらこまったさんだな。
種蒔きは粘着を嫌って離脱したんだし、俺は痛い軍ヲタが嫌だから離脱したんだよ。
>>104 つーかあんたさん誰?本物か偽物かは知らんけど煙草でも吸ってのんびりしようや。
>>118 軍事板に対する宣戦布告か?
種厨風情が生意気なんだよ。
>>109 宣戦布告なんかしてないぞ?俺には軍板に対する何か含むものはねーし。
俺が嫌いなのはSSのキャラに説教かます痛い軍ヲタであって、軍板はなんとも思ってない。寧ろ知ったこっちゃない。
まあ、鼻息荒くしないで煙草でも吸って落ち着けや。
>>120 嘘付け。
文体から、軍事板への憎しみが伝わってくるぞ。
宇宙人スレや学園島スレを荒らしたのもお前だろ。
>>121 憎むならマユスレの連中を恨むね。
誘導しておいて用済みになったらポイ捨てされたんだから。
まあまあ、煙草でも吸って落ち着けや。メンソールは不可な。
シロー「あ〜君達ぃ」
三ダース「ん?」
カレン「あ?」
ミケル「はい?」
シロー「これだけは言っておく、絶対にマスドライバーとモルゲンレーテの工場だけは破壊するな!!
いくら戦闘中に英雄的行動をとっても作戦に失敗したら何にもならない。
小隊全員で作戦を成功させ共に勝利の喜びを分かち合うことを切望して止まない。」
カレン「他はいくらやってもいいんだろ?」
ミケル「ですよねぇ。」
三ダース「うっせーぞてめーら。」
>>122 そんな私情でスレを荒らした挙げ句、他板まで潰そうとしたのか。
お前本当に人間のクズだな。
こりゃしばらく粘着しないと軍事板を守りきれないな。
そんな事より皆でラクシズを叩こうぜ!!
そうしたらスレは平和になると思うんだ
>>124 いや、俺は荒らしてないし。
全く、お前さんはこまったさんのスパゲティみたいな男だな。
>>126 また論点ずらしかよ!
お前らにはまともな議論はできないのか?
ヒント:論議は論議専用スレがある
はいはい、工作乙工作乙
お前って本当にすることが無いんだな、引き篭もり
>>122 釣られ過ぎ
トリップ付けるくらいなら、age厨はスルー
ひでぇ…ここまであからさまな自演ができるのか
小学生で引き篭もりなんて人種は、まともな人間と見ない方がいいんだな、マジで…
>>135 お前みたいな荒らしが軍板住人というなら
すでにCC板や新シャアにも寄生していることだし
そっちの住人といっても過言でないことになるんだがw
というか、住人じゃなくてお前は「軍板産のage厨」だろ
よし、じゃあ一言だけ
age厨は回線切って死ね
なんだこの携P板より頭の悪い連中は?
取りあえず落ち着け
血のバレンタインにエイプリルフールクライシス。
今回はなんて呼ばれるのやら。七夕戦争?
おk把握した
でもね…実を言うとここ08の本スレじゃないんよ。
荒らし自演をわざとおびき寄せるためだけに存在する囮スレなのさ……
SSの投下があったからすっかりみんな騙されたみたいやけどね。
猫なで声で工作活動とな...
そんなの聞いてないぞ
学生がテスト休みに入ったらしく荒らし激増で大量規制に入るみたいだぞ。
yahoo、DION、Plala、OCN、Prin(AirH”ユーザーは長期間になる恐れがあるんで要注意。
てことは、上級大将の偽者こと、あのage厨も活性化するのか!!?
上祐大将は元々ニートでどんな時間帯でも無理なく対応ですから、、、、
いくら小学生で引き篭もりで、人格崩壊の多重人格知的障害者でも
親に注意されたりとか、叱られたりとかはするだろう
・・・親までもが救いようの無いくず人間ってこともあるか
つーかいつの間にか俺が荒らし認定されてるし。俺はしてないんだけど。
謝る必要が無いから謝らんぞ。
いつぞや語るスレで見掛けた34歳腐男子ハムエッグの方が話が通じたなぁ。
シプシーの戯言。
正直な所、軍事ネタの多いSSに食傷気味だ。決してつまらなくはないんだけど。
種蒔きさんのSSや他スレに投下されたイシュタム氏のSSみたいに趣きのあるSSが読みたいな。
俺は静かにLRCEの復帰を待つ。
>>152 荒らしにつられまくって、挙句ファビョってるお前は
粘着されて当然の馬鹿だと思うよ
>>152 つーか本物だったらこんな駄スレで遊んでないで新人スレに投下しようよ?
>>123はもうちょっと評価されていいと思うんだ。
たしかに軍事ネタオンパレードには飽きたな。
ほら、そういう流れになるから荒らされる
この流れを変えるのは作品投下しかないぜ!
ということでだれかよろ。
俺?俺が書いてもいいが08とSEED以外も出てくる作品になるんだぜ?
乙です!
突撃するならSSひっさげて行くのが高畑さんクオリティ。
現在、このスレッド全域にage厨警報が出されています
08本編ではシローとアイナのバカップル振りが見れたがクロスだとそういうのあんまり無いね。
ミケルあたりだと種キャラと絡ませられるかな?
>>166 絡みもあんまりないからねー
バカップル振りよりも違う方面強調されてる場合が多いようだし。
今からSSを書いて見ようかなと思っているんだけど、
皆さんはビフォアとアフターのどちらが読みたいですか?
事情があって種、種死本編の時間軸ではかけないのです。
良かったら教えて下さい。
>>168 アフター物キボンヌ。軍ネタてんこもりならイラネ
自分は軍事に詳しく無いので、軍ネタを入れる事が難しいです。
アフターにしろビフォアにしろ日常中心のSSになりそうです。
第一話 芽生えるもの
誰もいない公園。
アイナはブランコに座りぼんやりと空を眺めている。
行きつけのスーパーマーケットではそろそろタイムサービスが始まる時間だと云うのに、アイナは行く気になれなかった。
漏れてしまう吐息を白い薔薇に変える事が出来たなら部屋中に飾る事が出来るだろう。
――おめでたですよ。まだ二ヶ月ですが、確かに。
アイナは先程訪れた病院の医師の言葉を思い出しながら自分の腹に手を当てた。
思い当たる節はある。初めてシローと仲良しになった夜だろう。確かにあれ以来来なかったが、生理不順かと思っていた。
風がアイナの肌を撫でた。若干の湿り気を含んだ風が夜の気配を運ぶ。
シローに話せば喜ぶだろう。目尻を下げてアイナの腹に手や耳を当てるシローの姿がアイナには容易に想像できる。
だからこそアイナは数え切れない数の溜め息を吐くのだった。
「あの人には私の気持ちは判らないわね、きっと……」
アイナは不安なのだ。
本当に自分が母親になれるのだろうか?頼れる人がいない世界でどうやって出産、子育てをすれば良いのだろうか?
浮かんでは消えて行く悩み事を思い返しては眉間に皺が寄る。
アイナはそれらを拭い去る様にブランコを漕ぎ始めた。
「えいっ」
勢いが乗った瞬間、アイナは靴を飛ばした。靴は綺麗な放物線を描き表向きに地面に落ちた。
――明日は晴れかしら?
片足でぴょこぴょこと飛ばした靴の元へと向かった。
アイナはちょっぴり胸が軽くなったような気がした。
第一話 名も無き花咲く頃 1/2
あれから季節は幾つ巡っただろう。
彼がプラントへと旅立った時は肩に掛かる位だった私の髪は、気が付けば腰まで伸びていた。
私の周囲の環境も変わった。妹が産まれ、すぐ下の弟は戦場に散った。
私自身も飛び級でカレッジに入学し慌ただしい毎日を送っている。
少し前までは空を見上げる度に彼の事を思い出していた筈なのに、今では彼と過ごした日々は夢のように思えてしまう。
「大人になるってこういう事なのかしら?」
光陰矢の如し。過ぎて行く日々に置き去りにされている気がして、私は密かに溜め息を吐いてしまった。
「あら、急にそんな事を言うなんてどうしたの?」
昼下がりのカフェテラスで私は親友のミホと他愛の無いお喋りを楽しんでいる。
ミホは法学部で私は医学部。お互いの進む道は離れてしまったが、暇を見付けるとこうやって会っている。
「何となく言ってみただけよ。他意は無いわ。……それよりお茶を楽しみましょ。このスコーンはチョコチップじゃなくてチョコパフを使っているわ」
私は彼女に怪訝そうに見つめられうやむやに言葉を濁した。
口の中に放り込んだスコーンは優しい甘味だった。きっとオリゴ糖を使っているのだろう
「ガトーショコラは甘さが控え目ね。私にも食べやすいわよ」
ミホは甘いものが私ほど好きではない。私の嗜好品が甘いスイーツだとすると、ミホの場合はお酒だ。
とはいえ二人とも未成年なので大っぴらには出来なくて、二人でパジャマパーティーをする時に楽しむ程度だ。
私は余り強く無いのでシャンパンを舐める位だけれど、ミホは底無しだ。最近はテキーラがお気に入りらしい。
「私的にはティー・オレがメニューに無いのは不満だわ。その代わり中国茶が充実しているわね。今度来たら凍頂烏龍を注文しようかしらね」
私はメニューに目を通しつつ呟いた。ミホは私の言葉に頷いた。
私達は〆に店定めを始めた。
ミホは日常使いには最適で男の子とお茶をするには微妙と評した。
私はトータルで見たら比較的に安価で味も悪くない点から時間潰しに最適だとコメントした。
私はティーカップに視線を落とした。ゆらゆらと揺れる私が映っている。
――カズミ・アマダ。貴女は幸せ?
私は紅茶を飲み干し席を立った。
おー!
タマネギさんじゃなくてタネマキさんGJ!
2/2
「じゃ、私は行くわね。そろそろ行かないと次の講義に間に合わないわ」
ミホはまだ時間があるらしく読書をしていくそうだ。そういえば彼女の鞄の中から文庫本が覗いていた。
私は笑顔でミホに別れを告げた。
いつの時代も理系の女の子は重宝される。医学部となれば尚更だ。
私は医学の道を志す事を14歳の夏に決めた。
あの頃は色々あった。戦争があり、避難所生活を余儀なくされた。
連合占領下の教育政策で二番目の弟が登校拒否をし、私は弟を守るために大人社会に闘いを挑んだ。
戦争が終わった事もあり、結果はドロー。
そうそう、片想いの彼との別れがあった。
今では余り思い返す事もなくなったけれど、でも忘れられないでいる。
――矛盾しているわね、私。
考え事を止めて講義に集中する。
決めたんだから、あの時に。傷付いた人々を救う力が欲しいって。
教室には教授の声だけが響いていた。
ふと横を見ると、眼鏡を掛けた男の子が真剣にノートを取っている。
アーガイルさん。
彼は元々理工学系のカレッジの出なのだそうだけれど、思う所があって医学部に入り直したのだそうだ。
余り話す機会はないのだけれど、クラスの男の子達とは違って浮わついている所が無く真面目な雰囲気がある。
こっそり盗み見た彼の字は角張っていて律儀そうだった。
授業は終盤。私もよそ見を止めてノートを取り始めた。
種を蒔く人〜名も無き花咲く頃はテロップが投下なされているのでbeforeかafterしか投下出来ません。
どちらが良いでしょうか?宜しければご意見を聞かせて下さい。
では失礼致します。
なんだまたお前かよ…
期待して損した
>>176 上祐乙www
お前は犬の糞だなwww
種蒔きさんオカエリナサイ。自分はアフターがいいでつ。
種蒔き氏GODJOB!!
オカエリナサイ
あと、雑音がいくつかありますが、気にせず活動なさって下さい
やっぱり戦闘や濃厚な軍事描写が無いと、読んでいる方は退屈だなあ。
こんなオリキャラ同士の馴れ合いなんて誰も見たくないんだよ。
>>180 禿同。
軍事板の住人からすれば見るに耐えん。
仕方ないよ
ここはガンダム08小隊と種のクロスオーバースレで
軍事的にガンダムを語るスレじゃないんだから
お前等が忘れているかもしれませんが、
種だってテーマの一つなんですよ
っていうか、むしろ板的にもスレ的にも
ここはあのあらゆる意味でクソだった種って作品に、08のエッセンスを振りかけて見たら少しはマシになるんじゃないかってスレだからね
まあ、軍事はエッセンスであって中心じゃあないよ
まして軍事か否かに囚われすぎてるのはいかん
話がそこから先に進まんからね
>>183 ここの職人はどいつもこいつも嫁以下もしくは同レベルだろ。
軍事がエッセンスでしかないなら、似非用語や鼻につく設定もいらない。
種死本編そのままをやった方がよっぽどマシになる。
おおお、種を蒔く人氏、いい仕事してますね〜〜〜っ!
カズミとサイ(?)の出会いと言うのも気になりますが…
私的にはアイナの不安や葛藤、そしてそれを受け止めるであろうシローの物語であるbeforeが読んでみたいです!
戦闘シーンや軍事的知識は書ける人が書けばいい、種を蒔く人氏は種を蒔く人氏にしか書けない物があるのです!
周囲の雑音は無視力を駆使して頑張ってください!!
>>184 小手先だけのリアリティなんて創作には邪魔なだけだと職人にはなぜわからないんだろう。
種がクソなのは認めるが、果たしてここの住人や職人が声を大にして言えるのだろうか。
>>185 自分に都合の悪いレスは全て雑音扱いか…。
どこの北朝鮮だよ。
>>186 両手挙げての職人崇拝もおかしい。
批判すら言うことを許されないなんて…。
30分おきに書き込みですか。
ご苦労なことです。
>>187 諸手を上げての職人崇拝はスレ以外でやるとおかしいが
だからと言って、スレの内部でやるのはおかしかないし、スレ意義を破壊する叩きが正しいわけじゃあない
そもそも批判は叩きじゃあないし、好みが分かれるなら作品をスルーすれば良いだけの話
叩いて明らかにスレを荒らすのは批判以前の問題、ここをどこだと思ってるんだ
軍板住民きめえ。嫌ならスルーしろよ。
新シャアみたいな隔離板に来てまで軍事的な要素を求めるなよ。
巣に戻って思う存分軍事ネタについて語ってろ。
>>嫌ならスルーしろよ。
同じ言葉をそっくりそのままリボンでもつけて返してやる。
嫌ならスルーしろよw
>>190 どんな根拠があって認定してるの?
勝手な決めつけはお前の頭の悪さを露骨に表しているな。
スレが汚れるだけだからもう来るな。
>>191 仕切りたがりの厨房には困ったもんだよなぁ。
職人様が来れないじゃないか。
やっぱり軍事板の奴らにはしかるべき罰を与えるのが一番だな。
今夜も爆撃してくる。
>>193 「厨房の巣だから好き勝手荒らしても良い」って言ってるように見えるぞ?
それはおかしいだろ、例え住民が厨であっても自分が厨でないならそれこそスルーをするべき
わざわざ荒らすのなら厨房よりもタチが悪い荒らしだ
>>192 >どんな根拠があって
いや、それはおかしい
「ここで暴れてる自称軍事板の厨房(age厨・上祐大将)」は
ガンダムっつーファンタジーの板にまで来て、軍事を求める類の話がわからない人だから
自分の自称巣である軍事板に帰るべきだ」
この
>>190 に根拠がないって時点で
お前どんだけこのスレ見てないで脊髄反射で書き込んでいるのかと小一時間(ry
上祐大将の暴れっぷりと職人への迷惑のかけっぷりはガチだろ
自演するし、マルチするし、ブロントみたいに意味不明の理論展開するし
そしてお前、仕切りたがりの厨房も糞も「頭が悪い」なんて煽りした後で
「迷惑だよな仕切りたがりの厨房は」って明らかにスレを殺伐とさせる煽りする時点で
まるでお前が迷惑な仕切りたがりの厨房じゃないか
少しは自重汁
ん、みんな何で反応してるんだ?これタダの荒らしスクリプトだろ?
だいたい同じ時間帯で来てるとことかそっくりじゃん。
しまった、反応してしまった……orz
また…また僕達釣られちゃったよ……
>>198 とは言え軍事描写や戦争映画のようなやりとりを望んでいる住人がいるのは事実だろ。
ガンダムが戦争を題材にしている作品である以上、そういった突っ込みや批判が出るのは仕方のないことだと思うよ。
>>202 どうせろくな軍事の知識が無くて追い出された職人が名無しで自演しているだけだからスルーしろ。
嫌だねぇ、負け犬の悪あがきは。
>>202 望むか否かなら、俺も望むぜ!!
でも、職人さんへ俺が無理強いして職人さん書いてくれるかっていうと、100%ないぜ!!
だから自重するぜ!
それに、ガンダムは軍事的なスパイスこそあれあくまでも芯はロボットアニメだからね
種見れば悲しい事だがそれは良くわかる。
>>205 楽しいか?
ゴミみたいな書き込みを続けて。
>>206 何か見えるのか?
俺にはなにも見えないぜ、専ブラのお陰で
小学生の頃。
「みんな僕と同じ考えなら戦争なんて起こらないのに……」
そんな風に思っていた時期が俺にも(ry
それの発展系だろう。
「皆俺と同じセンスなら糞職人なんていなくなるのに……」
>>208 残念ながら「楽しい」と躊躇なくいう奴らのスレだここは
そんなスレに突撃荒らしするなんて、正気ですか?
前提が違いすぐるwwww
>>209 どう見てもデスティニープラン
軍板の厨房のようでいてこれは良い行動的種厨ですねwww
. / :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: . ::. :.::ヽ
/:: .::::: : :: : :::::::::::::::: :::::::::::::::::::. . :::. :.:::.::::::ヽ
/::.: ::::.: .: : : :. :::::::::::::::. :: :. ::::::::::. :.:::::::::::::、::ヾ',
l::::: :::::: ::: ::.:.:::::::l;:::::;:::::. : :: ::l;::lト;:.:::::::::::::::::';:::',`
l::::::l:::::::::::::::、:::::::lヽ::ヽ:::::::::::::ll::!‐l:;イ::::::::::::::l:::::',
l::::::l::::::::::::::、ヽ::::lニミ、lヽ:::::::::l,f!うlT!::::/:::l::::ト;::::',
';::(l|:::::::::::::::トlヘ!ソリ ヽ::::::l ''"´ l:;イ::::::l::::l ヽ::! や め て よ ね
';::ヾ!:::::::::::::ヽ´ ̄ `;、| ´l:::::::l;:::l ヾ 皆の夢が同じなら争いもきっと起こらないのに
';::::::';:::::::::::::;:'、 , /:::;l::ハ:! 軍事板のSSに劣る類の
ヾ;:::;:::l:::::::::',`` _...,,, ∠:::/ リ ′
`ヾl゙ヽ::::::', 、 ´ " ィrゝ'´`! そんなゴミみたいなSSをマンセーして争いの種を撒くなんて
丶 ヽ:::', `丶、 / !l i' 許 せ な い じ ゃ な い ?
ヽ `ゞ  ̄ !′ !
_,. -−> ! ___」 `'' .,_
_,. -''"´ <´ | ! `''−..,,_
´ \ ,! / `''−←
>>208 :.... .... ..:.... .... ..... .... .. .:.... .... .. ..... .... .. ..... ............. .. . ........ ......
:.... . ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ .... .... .. .:.... .... ..... .... .. .
... ..:( )ゝ ( )ゝ( )ゝ( )ゝ無茶しやがって… ..........
.... i⌒ / i⌒ / i⌒ / i⌒ / .. ..... ................... .. . ...
.. 三 | 三 | 三 | 三 | ... ............. ........... . .....
... ∪ ∪ ∪ ∪ ∪ ∪ ∪ ∪ ............. ............. .. ........ ...
三三 三三 三三 三三
三三 三三 三三 三三
軍事板の低レベルさがよくわかるな
>>195 能もない荒しや煽りは兎も角、職人に対する感想はお前宛てじゃないから。
>>214 感想が問題じゃない。問題はすべてのレスが荒らしに構ってる点。
荒らしをスルー出来ないことが結果スレを荒らすのに貢献している以上、全員が荒らしと同類と言わざるを得ない。
>>215 今…
何かとても酷い論理のすり替えがあったような……
構うからいつまでたっても規制されない件について
軍事ネタマンセーな軍事板住人は何故この板、このスレにいるだのろうか?
この板、このスレは新シャアの08小隊クロススレなんだが……
軍事板とは違うという事を考える事は出来ないのだろうか?
ヒント:
新板にゃ、規制する奴も削除人もいねぇよぉwwww
>>218 そりゃお前……種蒔きさんにティムポをしゃぶって貰いたいからだろ……。
あいつらは編隊だからな。いや、変態だ。
第一話 名も無き花咲く頃(2) 1/2
講義が終わった。
教室には西日が入り込んでいる。夜が近いのだろう。
いつもなら家路に着くのだが、私は今日は慰霊碑に行く事にしていた。
彼の家族の月命日。彼が行けない分、毎月花を供えに訪れているのだ。
男の子達から食事の誘いの声が掛かったが、私は丁重に断った。
男の子達の事は嫌いではないが、かといって好きな訳でもない。
他愛の無い話をするにはミホとする方が楽しいし、第一男の子達とは余り話が合わないのだ。
私は彼等の乗っている車や、彼等が愛用している高級ブランドには興味が無い。
彼等もお茶やスイーツや手作り石鹸や刺繍やコスメには興味が無いだろう。
私はまずは花屋へと急いだ。
先日に花は予約してある。マユちゃんが好きだったカサブランカと霞草のブーケだ。
私はこの花屋の常連で、ちょっぴり割引いて貰っている。
花屋のお姉さんと暫し雑談をした後、私は慰霊碑へと向かうバスに乗り込んだ。
車内は一人だけ乗客がいた。アーガイルさんだった。
どうしよう。余り喋った事は無いが、一応は顔見知りだ。
こういう時にはミホなら笑顔で挨拶しお喋りを楽しむだろうが、生憎私はそこまで社交的ではない。
結局私は会釈をし、アーガイルさんから離れた席に座った。
私はブーケを膝元に置いた。カサブランカの香りが鼻孔をくすぐる。それは何故か懐かしい気がした。
窓の景色はどんどんと変わる。街を抜けトンネルを抜けパパの道路を越えて海――慰霊碑へと着く頃には一番星がきらりと輝いていた。
彼は宙からあの星を眺めているのだろうか――彼はまだ空の彼方のプラントにいるのだろうか。
葡萄色に染まった空はやけに澄んでいて、私は何故か泣きたくなった。
2/2
降車ボタンを押そうと指を伸ばしたら、その前にチャイムがなった。
どうやらアーガイルさんも慰霊碑で降りるみたいだ。
バスが停車し、私とアーガイルさんは下車した。
「アーガイルさんも慰霊碑に行くんですか?」
私は沈黙を嫌うかのようにアーガイルさんに声を掛けた。だんまりを決め込むよりもよっぽどいい。
「あ、ああ。アマダさんもなんだ。」
アーガイルさんは私が声を掛けた事に戸惑いを感じたかの様に目を見開いていたが、すぐにはにかんだ笑みを浮かべた。
「今日は知り合いの月命日なんですよ。だからこうやって花を供えに来たんです」
私はアーガイルさんにブーケを見せた。アーガイルさんは私とブーケを交互に眺めて、そして歩き出した。
私もアーガイルさんに続けて歩き出した。街灯の光は少々心もとなかったが、アーガイルさんが近くにいるせいか心強い気がした。
慰霊碑は閑散としていた。時間帯を考えればこんなものだろう。
彼の家族の名が刻まれた位置は覚えている。私はその元に花を供え両手を合わせた。
戦争は私達に悲しみのみを残した。人々の命を一瞬で奪った光の筋を私はいつまでも忘れられないだろう――忘れたくない。
いなくなった人達の笑顔を時折思い出しては切ない感傷に浸る私は、もしかしたら彼と別れたあの日から成長していないのかも知れない。
ふと、アーガイルさんに目をやると、彼は真剣な眼差しで慰霊碑を見つめていた。
彼には彼の想いがあるのだろう。私には知る術は無いが、眼差しから何かが伝わって来るような気がした。
深い空の色。月は何を見ているのだろう。
種を蒔く人after 第一話 名も無き花咲く頃(2)を投下させて頂きました。
beforeに関してはアイナの回想と云う形でafterに組み込めたらなと思います。
では失礼致しました。
>>223 無駄な努力お疲れ様。
誰も読んでないのに、よく頑張れるなぁ
>>224 逆に考えるんだ
「俺が読んでいるから、無駄な努力じゃあない、作者さんお疲れさま」と
そう考えるんだ
そして職人乙
>>223 レスはしないけど、ずっとあなたの作品を読み続けている人間がここにいます ノシ
頑張ってください
おおっ種を蒔く人氏GJ!
カズミはやはり男子にも人気があるのか…しかし本命以外に容赦無いのは母方の血ですか?ww
宵の明星が輝く頃―父ちゃん道路を走るバスに―カサブランカと霞草のブーケを膝に乗せた少女が―慰霊碑参り
…なにかすごく絵になる…まるで一枚の風景画を見るような情景描写が素晴しい!
そして自分は成長していないなどと思うカズミの心理描写も、若さ故というかもどかしくてまた秀逸ですね
続きを楽しみにしております、がんばってください!
そして夕暮れの慰霊碑でつい“英雄の丘”を思い浮かべていた俺はもう大分おっさんwww
内容もさることながらこのスレで久しぶりにSSを見たことに涙がw
このスレ釣られ過ぎだYO!!
種蒔きさんGJ!スケッチするようなじょうけい描写は相変わらず凄い!
所で小ネタはあるの?解ったひといる?
種蒔きのSSは進展が遅いのでつまらん
久ぶりに来たけど懐かしい人が復活してるな。GJ!
小判鮫みたいな狂儲含めた荒らし無法地帯なのは相変わらずだが
種撒きさんの投下とスルー力に期待します。
>>230 無駄な会話や人間関係で話が進まないのは嫁そっくりだよな。
かといって燃える戦闘や興味のわく設定も無い。
多分
>>224が住人の思っている真意で、他は恐らく本人の自演だろう。
>>232 利用者が増えるに従って、頭のおかしな人もそれなりに出没するようになって来ています。
頭のおかしな人に関わるとなにかと面倒なことが起こる可能性があるので、注意しましょう。
頭のおかしな人の判定基準
・「みんなの意見」「他の人もそう思ってる」など、自分の意見なのに他人もそう思ってると力説する人
他人が自分とは違うという事実が受け入れられない人です。自分の意見が通らないとコピペや荒らしなど
無茶をし始めるので見かけたら放置してください。
・根拠もなく、他人を卑下したり、差別したりする人、自分で自分を褒める人
他人を卑下することで自分を慰めようとする人です。実生活で他人に褒めてもらう機会がないが
プライドだけは高いとか、匿名の掲示板しか話し相手のいない人です。可哀想なので放置してください。
・自分の感情だけ書く人
「〜〜がムカツク」とか自分の感情を掲示板に書くことに意味があると思っている人です。
何がどのようにムカツクのか論理的に書いてあれば、他人が読んでも意味のある文章になりますが、
そういった論理的思考の出来ない人です。もうちょっと賢くなるまでは放置してあげてください。
>>233 232は230の意見に同意した上で書いてるだろ
お前の方が頭おかしいってw
面白いと感じるだけの奴も居れば、ツマランと感じる奴もいるだろ
それを口にするかどうかは意見の分かれるとこだがな
種蒔きに嫉妬する駄作SS職人が荒らしてるようにも感じるな
お前らの仲間がまた軍事板を荒らし始めたぞ。
これ以上やったらまた、このスレを爆撃するからね。
>>237 どうせ上祐大将だろ?
いくら軍事板が荒れようと知りません。
ていうか荒らされろ。
エロゲの焼き写ししかできない連中はスルーしろよ
ガンダムみたいな既存の話をちゃんぽんにしたSSしか書けない奴らが良く言うよw
>>241 いちいち脊髄反射でレスつけるなよ
ほんと種厨は馬鹿ばっか
今時のゆとりは簡単に死ねとか言って怖いわね
>>244 これだから職人に愛想尽かされて逃げられる。
軍事板の方がよっぽどマシ。
種蒔きの今回のSS内容が酷いからスレが荒れてるなw
軍事的に考察できない糞SSは荒れる原因だよなぁ
上祐大将ったら名無しで自演するスキルを手に入れたからって張り切っちゃってますネ
自分のオリキャラ使われて愚痴ってたのが種蒔きだっけ?
ガンダムみたいな著作物を使ったSSを書いておきながら、他人には自分のオリキャラ使われたくないとか・・・
支離滅裂もいいとこだ。自分勝手に気付いてない奴ってのは怖いな
浅薄な内容で文法がめちゃめちゃなS投下したら批判されて火病って自演コントをしたあげく、
メビウス1スレでイシュタム氏に止めを刺されて病院送りになったのって三人目だっけ?
>>250 ジラシ効果でやきもきさせるのは心理学をやれば習うよなw
結局被害者ぶってスレ住人の同情を貰いたいとか、自分を見て欲しいっていう自己顕示
三人目の事は良くシラネ
種蒔き叩くとファビョって また自演始めるぞ
軍ヲタ必死だなwww
>>250 オリキャラ使われた、ってか、単に名前が被っただけ。
で、スズネさんは酒一斗呑んでも平気らしいからなw
紆余曲折あったとはいえキャラは立ってる。
>>256 250の言ってる事は一理あるだろ
上祐大将と違ってデッチあげて荒らしてるわけではない
上祐大将叩いてるのは種蒔きか?
自分が都合悪くなると矛先を変えたくなるのが人の佐賀
第一話 名も無き花咲く頃(3)1/2
バスが来るまで大分ある。
アーガイルさんと私は黙ったままバス停で立っていた。時折車が目の前を走って行くだけで、私達以外には誰もいなかった。
刺繍セットを持ってくれば良かった。始めたばかりでまだまだ下手だけれど、時間潰しにはなる。
朝顔の刺繍が蔦になってしまったりとハプニングだらけだけれど、少しずつ形になって行く様が楽しいのだ。
「――良かったら街に着いたら一緒に食事でもどうかな?」
化粧ポーチにどんな刺繍をしようかとあれこれ想像していたら、不意にアーガイルさんから声を掛けられた。
さも手慣れているかのような口調。こういう事になれているのだろう。
「すみません。遅くなると家族が心配しますので。そのお気持ちだけ受け取っておきますね」
また今度誘って下さいね、などと付け加えてアーガイルさんの誘いを丁重にお断りした。
アーガイルさんは察知したらしく、次の機会にでもと私から視線を外しつつ言った。
まだバスは来ない。私は再び刺繍の図案を思案し始めた。
ハートや星は子供っぽいから却下。大好きなすみれの花にしようか。
難しいけれど、上手く出来れば素敵かもと私は考えた。
――春すみれ咲き 春を告げる
古いオールディーズを口ずさむ。それは子供の頃に聞いた物だった。
そうこうしている内に私とアーガイルさんは眩いライトに照らされた。
港発慰霊碑経由市街地行きのバスは三分遅れでやって来た。
第一話 名も無き花咲く頃(3) 2/2
俺がオノゴロに着いた頃には既に日は落ちていた。
懐かしのオーブ。あの頃とは全てが同じままでは無かったけれど、それは俺も同じだ。
少しだけ大人になって、色々な経験をした。あの頃の俺に帰る事は出来ないのだ。
潮風が鼻をくすぐる。彼処では感じる事が出来なかった匂い。何となく嬉しくなってにやにやと笑ってしまった。
空には幾千もの星が瞬いている。星に導かれるように市街地行きのバス停に向かおうとしたその時だった。
「君は未成年ね。こんな時間にそんな大きな荷物を持って何処にいくの?」
妙齢の女性に声を掛けられた。腕には補導員の腕章がある。
「確かに俺は未成年です。ですが、俺は戦争から帰って来たんです。はい、身分証」
俺はIDカードを差し出す。補導員はIDカードを確認し納得したようで、俺に市街地行きのバスの出発が近い事を教えてくれた。
猛ダッシュしバス停に着いたその時に丁度バスが来た。
バスは慰霊碑を経由して市街地に向かう。時間帯のせいか乗客は俺一人だった。
ぼんやりと景色が流れて行くのを見つめていると、オーブを離れていた頃が夢の様に思えた。
二度とあのような経験はしないだろうし、してはいけない。
――それよりも。
考えなければならないのはこれからの事だ。
俺は彼処では不相応の好待遇を受けていたが、結局はまだまだ子供でしか無い。
今までの貯金を切り崩したりバイトしながらカレッジに通う事になるだろう。
何を学ぶかは決めてはいない。まずはそこからだ。
そんな事を考えているとバスが停車した。どうやら慰霊碑についたようだ。
眼鏡の男と髪の長い女が乗り込んできた。
男は俺の横を通り過ぎ、女は一番前の席に座ろうとした。
さらさらと揺れる漆黒。陶磁器のように滑らかな白い肌。
俺は覚えている。即座に立ち上がり叫んだ。
「――カズ!」
つまんないから消えろ
第一話 名も無き花咲く頃(3)を投下させて頂きました。
話を進めるのが遅いので申し訳ありません。
ゆっくり話を進めて行ければなと思っています。
では失礼致しました。
種蒔きさんマジGJ
また駄作か
描写の繊細さが良い感じだね
続きを期待します
このスレは荒れているみたいだからシロキラかナダシン再構成SSを投下しようかな。
明日辺りの投下を目指して執筆を頑張るね。
>>268 頑張れ期待してる
でもね、そんなレスをすると荒れるんだw
>>268 頑張って下さいね。ハードな奴を期待しています。
>>272 軍板とのリンク張られても困る。軍板なんて関係ないんだし。
痛い軍ヲタにはガンダムを軍事に直結させるという痛い考えを改めて欲しいよ。
軍板あらしてるのはここの連中か?
いい加減自重してくれ
私はいつもこのスレにきて作品を読んでますけど
個人の意見ですから スルーしてもらってもかまいません
どんなSSだろうと
軍事的要素がなかろうと
生活面しかなくても
面白かったり
ドキドキしたり
楽しめればそれでいいのです
良かろうと悪かろうと
楽しめれば十分
誹謗中傷なども言われても今まで投下していた職人さん。
挫けてssを投下をやめたりしないでください
そして投下を考えてるまだ見ぬ職人さん。
ぜひ投下してください
私のように何も書かないけれどわくわくして
楽しみに作品を待っている人を忘れないでください
>>275 軍板の連中はここを荒らしたし、ここの住人は軍板を報復爆撃したじゃないか。
>>279 それは上祐大将の自演だろ。こちらとしても迷惑な話だよ。
上祐大将は自分の立てたスレに引き込もっていて欲しいもんだ。
>>280 嘘付け。
事実の歪曲、在日みたいなことするなよ。
はぁ、こりゃまた軍事板を爆撃しなきゃいけないなぁ
まあ軍板住人なんて頭でっかちの集まりだし、俺たちの足元にも及ばないだろ。
>>280 ホントーだぁ!!
今まさに上祐大将が
>>281-283にてわかりやすい形で自演大進行中だァwww!
1.根拠なく事実の歪曲と決め付ける
2.頭のおかしい行動を、さも常識で当然のように書く
3.すかさずそれらを自演でフォローする事で問題を「正しい」ように見せかける
4.その際、対象を徹底的に卑下し周りを乗せるように煽る
これは実にわかりやすい自演ですねwwww
>>284 とりあえずそうやって反応しちゃうと、人とのコミュニケーションに飢えてる子にエサを与えてしまうので…
今日の荒らしとしてレス番だけさらして、何事も無く普通の話題を続けるのはどうだろう?
『今日の荒らし』(今日のわんこみたい)
>>277 >>279 >>281-283
>>285 お前みたいな低学歴がいちいち相手にするから、上祐大将みたいな荒らしが居着くんだ。
現実世界でコミュニケーションできないからって、ネットでまでみんなに迷惑をかけるな。
287 :
285:2007/07/12(木) 09:55:13 ID:???
>>286 ごめんね、仕事見つからなくてちょっとイライラしてた。
>>260 うおおおお、GJ!!!
読み終えて思わず
「私を…私を“カズ”と呼ぶお前は…お前は誰だ!?」
とか思ってしまったw
つーかまさかこれは、まさかの生還なんディスか!?
あqwせdrftgyふじこlp;オンドルルガギッタンディズカー!!!
これは、運命の再開再びか!?
うおお、まさかこんな展開が待ち受けていたとは…種を蒔く人氏に朝っぱらから驚かされました!
GJ!GJですぞ〜〜〜!!
SSを読んでいていいのはこういう思わぬ展開にぶち当たった時だよなぁ…読んでて良かった!!!
おおおお、続きを…続きをプリーズ!
そしてサイフラグをあっけなく踏み潰すフラグクラッシャーカズミに笑たw
作者本人自演乙
つーか軍板住人=上祐大将って決めつけやめろよ。
俺も軍板から来てるけど、正直うざい。
種蒔きさんGJ!
続き、期待して待ってます。
外野気にせず待ってる僕らの為に
めげずに頑張ってください。
雑音気にせずに頑張って下さい
職人が少ない場所で消えろだのなんだの言うのはどうかんがえてもスレ住人じゃないし
職人が投下して急に増える擁護レスとかw
何を「擁護」してるんだ?
ちゃんと日本語喋れよ。
ここ08小隊とのクロスオーバーだと思ったら、ただのドリーム小説スレ?
>>290 上祐大将=軍板住民ではないと思うけど痛い軍板住民はウザい。
これ定説。
>>290 あたりまえだが、匿名なこの板では軍板住民だから上祐大将呼ばわりされるんじゃない
この板とこのスレの流れ読まずに煽ると、上祐大将呼ばわりされるんだ
だから安心しろ! お前の意見がマトモなら上祐大将呼ばわりはされないから!!
種蒔きさん、お帰りなさい。待っておりました。
軍隊路線もいいですが、ほのぼの路線もイイ!!
帰ってきたシンくん・・・これからどんなラブコメが展開されるのか楽しみです。
>>297 自分の価値観だけでマトモとかそうじゃないとか決めるなよ屑野郎
>>299 本物か偽者かどうでもいいがあの荒らしがマトモに見えるような馬鹿は自殺しろ
最近のゆとりは怖いねぇ
他人に自殺しろと言いつつ自分は普通だと思ってる
>>301 ゆとりと言う言葉を使った時点で君の知能レベルが著しく低い事が明らかになった。
>>300-303 いい加減荒らすのやめてくれ。もしくは鳥つけろ
伸びてるからSS投下かと思ったら何だよこれw
>>303 ゆとりに知的水準を評価出来るとは思えないがな
そんなに ゆ と り って言葉が気に入らないのか?
まあ、お互い疑心暗鬼になった方が荒らされづらくて良いのでは?
荒らしに構う奴も荒らし、という2chの不文律があってな。
その不文律はある意味、2chだけに限らない件
>>307 荒らしはお前らだろ。
軍事板まで出てくるな。
上級大将が考案したEOLTについてよくも知らないくせに、BETAの劣化コピーだのエロゲのパクリだのうるさいんだよ。
悔しかったら自分で書いてみろ種厨。
バカか。EOLTだかEROSだか知らねえが妄想の産物必要以上に崇拝してるんじゃねえよ。
敬意と崇拝は全く違うんだぜ?
通勤中なのに笑わせんな。
>>310 はぁ?
お前らこそガンダムとかいう痛い妄想の狂信者だろ。
軍事板住人と新シャア板住人、どっちがレベル高いか考えろよ。
JOLTだかなんだか知らんけど、このスレと関係ない話題を出さんでくれるか?
それはさておき、種蒔きさんお帰りなさい。
相変わらず雑音は酷いですが、どうかお気になさらず頑張ってくださいな。
>>311 モビルスーツは現実世界でも最強の兵器ですが何か?
ラプターなんてザクの敵じゃない。
>>312 仕切りたがり厨は消えろよな。
軍事板の連中はガンダムがどれほどリアリティを持った作品かよく理解していないみたいだな。
転移戦線を転載してあげようかな?
>>313 >>314 土下座でもなんでもするからもう書き込まないでくれ。
お願いだ。
俺の負けだ。完全な敗北だ。だからもう書き込まないでくれ。頼む。
>>314 軍事板の連中ってかキチガイは1人=age厨だけだから。ウザかったら規制依頼でも出して。
>>316 軍事板から基地外が大挙して押し寄せてきてるのは常識なんだけど?
在日みたいなことするなよ。
>>317 土下座でもなんでもするからもう書き込まないでくれ。
お願いだ。
俺の負けだ。完全な敗北だ。だからもう書き込まないでくれ。頼む。
このスレから消えろとは言わない。
書き込まないだけで良いんだ。
もうこれ以上スレを壊さないでくれ。
>>311 ガンダムは妄想じゃなくて作品でファンタジー
それと現実を混同して語る時点で、貴方こそ正気ですか?
>>313-314 また上祐大将さんですかw
貴方はどんだけ論破されても、ガンダム厨に成りすます時は
1.ガンダムをリアルのものと誤認させるように語る
2.必ずリアルという言葉を入れ、軍事板と対立構造を作る為に姑息に否定して立ち回る
という論調で、それを基にして自演を展開しようとするから
ある意味すぐわかるよ、そのわかりやすさはブロント並みだねwww
3.しかし、そもそも軍板に興味が無い住民とガンダムは架空のものと理解してる住民に相手にされず
やむをえず両板のスレで自演とあおりを繰り返し、その結果として荒らしとして認定され自爆する
これを忘れてはいけませんぜwww
逆に言えば
1.ガンダムを架空のものと理解しないで現実の兵器と混同して語る奴
2.軍板に突撃するとか言い出す池沼行動の奴
3.上記のような形で煽りを繰り返す奴
4.自分の自演を否定された場合、「相手は厨房」だと決め付けてくる奴
これは間違いなく上祐大将
でも、上祐大将は軍事板の住人らしい。
おやつにバナナは含まない
荒らしは住人に含まない
うん、完璧。多分。
>>323 そういう身勝手な独占、決めつけが、職人に愛想を尽かされる原因だと思う。
うむ、順番が身勝手か。では
バナナはおやつに含まない
荒らしは住人に含まない
どうだ!普遍的かつ共有できる順番だ!
無駄なレス使うな
職人様が困るだろ
身勝手ってお前、
種板で荒らして煽ってる奴を自演擁護して正当化するような屁理屈こそが
それこそ身勝手な言論の独占で、なおかつ決め付けだろ
>>325 いや違うだろ!バナナがおやつに含むって言いたかったんだよ!
基本的に甘いものはおやつだ!
水筒に紅茶は許す。
>>329 だがもし仮に切り分けられて弁当箱の中に入っていた場合
それはおやつと言えるのか!!!
もし仮に丸のままだとしても弁当箱のランチシート内に一本入ってた場合
それはおやつだといえるのだろうか?
待て、その理屈を発展させると
「手作りのお菓子は基本的におやつに入らない」という理論になってしまうぞ!!
>>320 A.違うよ、そうじゃないよ。
そうなったら弁当箱に入ってりゃなんでもありだよ。
だから無駄な書き込みするな。
うるせー!
荒らしが来たら全部笑いに変えろ!
それができなきゃ無視しとけ!
マジレスなんぞ以ての外だ!
少しはスクリプト荒らしウィルスすら萌えキャラ化してしまう半2でも見習え!
かわいそうなのはお前だこのピザポテト!痩せた貴乃花!マークパンサー!
合わせて痩せたピザポテトマークパンサー!
あーあ、つまんないなー
軍事板への報復は予定通りやるから安心して、みんな
>>338 いつまで自作自演してるんだ?
エロゲはやめて、小学校くらいちゃんと行けよ
税金で行かせてもらってるんだぞ、クズ
tu-ka新シャアの最底辺の人間が軍事板に来るのがおこがましい
蛆虫どもは下水で馴れ合いしてろ
とりあえず荒らし報告スレには書き込んどきました
>>340 ウジ虫はお前らだ。種厨の分際で軍事板に刃向かうとはいい度胸だな。
>>341 では軍事板の学園島スレを潰した時と同じく、書き込みに大量のレスを付けることで削除人の目を欺くとしよう。
かつて学園島スレを率いたタイフーンは今や、軍事板の荒らしとして扱われている。
だから荒らしにを構う奴も荒らしと同類だという2chの不文律があってな………て、朝と同じこと言わせんな。
スルーしろスルーを。削除依頼できないだろうが
これは荒らしと言うより自然淘汰だよ
必要ないものは抹殺されるだけ
軍事板から来た厨がみんなのスレを荒らしてる!
種蒔きまだ氏ー!?
一体なんだってこんな事になったんだ。
>>347 軍事板から、荒らしが流入してきた。
馬鹿な住人と職人の一部が仕返しして泥沼化。
350 :
347:2007/07/13(金) 17:50:59 ID:???
>>349 納得。
俺、もうここに来るのやめるわ。
今まで楽しかったよノシ
どもっ!
文化ってのはいいですね…TVのチャンネルがたくさんある嬉しさよ、TV東京なんて10日ぶりに見ました!
これから飲みに繰り出すので…それまでに何とか書き溜めた分を投下します。
電話BOXのISDNだし直に時間なので全ては投下できないでしょうが、出来うる限り投下を行います。
では3分後から開始します!
>>351 このタイミングで登場とは…
自分が荒らしだと言っているようなものだな
「おいサイーブ、聞いたか!?」
「ああ…タッシルにザフトのMS二機と歩兵部隊が入り込んでいろいろ聞きまわってるそうだ」
「どうする?」
「どうするも無い、放っておけ」
「だが奴らが町を攻撃したら…」
「それは無い、確かに俺達レジスタンスにタッシル出身者も居るのは知っているだろう。
だが今町に居るのはレジスタンスじゃない、砂漠の虎もそれぐらいは判っているだろ」
「じゃぁ本当に…」
「何もするな、むしろここで手を出した方がタッシル攻撃の口実を与える事になる」
「そうか…みんなにそう伝えてくるよ」
「頼む、俺も後で行く。
……問題は今、カガリ達もタッシルに居るって事だ……」
「カガリ達が? 俺達の“勝利の女神”に危ない事が無きゃいいが」
「ああ、(カガリが)先走らなければいいが…」
サイーブと彼に報告に来た仲間の心配する所は180度違っていたのだが幸いにも彼がそれに気が付く事はなかった。
その後もいくつか指示を伝え仲間の去り際にサイーブは呼び止めた。
「……ああそうだ、MSがタッシルに現れた事をAAにも伝えておけ。
確か投下物資を回収して一度タッシルに寄る予定だった筈だ。
それにタッシルに現れたMSは人型のMSで…あんたのとこのMSに似てるってな」
有線通信により伝送されてきた画像のプリントアウトを見ながら、サイーブは仲間にそう伝えた。
「なに!? タッシルにMSだと!?」
「そうだアフメド、連合のほら、あれに似たMSが二機街外の砂丘の上で威圧して、奴らはその中で街をいろ
いろと嗅ぎ回っているらしい…」
若いレジスタンスが指差した方向にはストライクと陸戦G各1機が棒の様な物を――彼はそれを踏み切りの
遮断機の棹に違いないと思った…MSサイズの物があればだが――持ってAAから出てくる所であった。
「さては俺達に手を焼いて街に直接手を下てきやがったか……サイーブはなんと言ってる!?」
「“手を出すな”だとさ、今手を出した方が逆に虎にタッシルを攻撃される口実になるとか」
「ちっ…それじゃ俺達が弱虫みたいじゃないか。
あのMSに似てるって? それじゃたいした強くないんじゃないのか!?
あの時だって俺達のトラップが無きゃバクゥに勝てなかったんだし」
「そんなのは知らないよ…サイーブはむしろ、カガリ達がタッシルに居る事の方を心配してたぜ。
確かに我らが“勝利の女神さまっ”に何かあったら困るけどそんなに心配する程の事でも……」
「おい、カガリがタッシルに居るだって!?」
「うぉっ、落ち着け、落ち着いて手を離せよ!
……ふぅ、今朝からタッシルに行ってるぜ、キサカと一緒にな。
しかしお前がカガリの事知らないなんて珍しいな」
「昨晩の騒ぎで昼まで寝てた。
それにしても…………おい、若い連中に声を掛けて密かに集めろ」
「は? 何をする気だ?」
「いいから、男を上げるチャンスだって事だ…!」
鋭い眼光で憎々しく見上げた先には、キラの乗るストライクが陸戦Gと長い棒で打ち合いをしていた。
>>351 荒らしは消えろ!
他の職人を追い出しておいて何様のつもりだ。
>>354 軍事板では「歩兵部隊」なんて言いませんよ。
本当に知識と勉強が足りない方ですね。
「どうした、隙が多いぞ!」
「くっ…まだまだっ!」
「ビームサーベルや格闘武器は強力だが間合いが短い…ステップだけで避わす事も可能だ。
相手の挙動を良く見て切り込まないと逆に隙を生む事になる…こんな風に!」
キラが振り下ろした模擬刀――軽くて弾力性がある軽量の模擬訓練用の棒、丁度ビームサーベルぐらいの長
さがあり1m置きに赤白に塗られている為遮断機の棹と思われても仕方がない――にシローは右手に持つ模擬
刀で受けつつ陸戦Gの右足を引いて半身に避け、模擬刀の勢いを下へ流した。
「うわっ! ……くぅっ!!」
模擬刀を流されて体勢が前にのめったストライク…だがキラは即座に膝を弛ませて腰を前に入れ上半身の体
勢を垂直に戻し、来るであろうシローの反撃に備えて弛ませた膝を伸ばして後ろへジャンプした……が。
「いい反応だが…まだあまいっ!」
飛び引いたストライクに同調するように右足を引いた陸戦Gも、その脚で大地を蹴って前にジャンプしてス
トライクに追従し、模擬刀を前に突き出した。
突き出された模擬刀はそれでもキラの超人的な反射神経でストライクを僅かに捻ってコクピット部を避わす事
はできた物のそのすぐ右上側に突き刺さり、フェイズシフトしていないストライクとコクピットのキラを揺らした。
「うぐっ…っ!」
「あた〜り〜〜。
推定機体損傷度67%、損傷箇所上半身右側、バッテリー及びプロペラント破損、機体動作に著しい被害の
可能性78%、キラ、あんたの負け!」
模擬戦の判定をしていたキキがオペレーター席から模擬戦モードのストライクへからの推定ダメージをキラ
とシローに告げた。
ちなみに試作機として模擬戦も視野に入れて作られているストライクと違い陸戦Gにはそういったモードは無い。
故に3方向からカレンとサンダース軍曹とミケルが判定員としてストライクの攻撃が陸戦Gに当たったかど
うかを監視していた。
「ダメージを考えれば目標の機体を切り裂くように斬るのは確かに有効だが隙も大きくなる。
お前みたいに機体を素早く正確に操作できる場合は、突きを高速で繰り出した方がいい場合が多い」
「サー、イェッサー!
でもアマダ少尉……模擬刀ならまだしもビームサーベル同士では受けられないんですからこういう風に捌か
れても実戦では……」
「「「えっ!?」」」
「…えっ!?」
最初の複数の「えっ!?」はシロー達08小隊の…その後のしばし後の「えっ!?」はそれで何かを察した
キラの声であった。
訓練中にも関わらず、キラとシローはお互いのMSの通信の画面でお互いの驚きの表情を見つめながら恐る
恐る同時に声を出した。
「ヤマト少尉…ひょっとしてこの世界のビームサーベル同士って……打ち合えないのか!?」
「アマダ少尉…ひょっとするとそっちのビームサーベル同士って……反発するんですか!?」
「こっちの世界のビームサーベルは簡単に言うと…そうだな…。
先端から力場――Iフィールド――を棒状に形成して、その中にビームサーベルと同じようなメガ粒子だか
ミノフスキー粒子だかの高エネルギーを流して形成しているんだ。
この時の力場とかなにやらのおかげでビームサーベル同士や他の格闘武器――ヒートホークとかヒートサー
ベル――とも反発するので切り結ぶ時に受けたり流したりすることが可能なんだ」
「…こっちとしちゃぁ“だか”とか“なにやら”の辺りをはっきり聞きてぇんですが……」
「すみませんマードック班長、正直自分にも良く判りません」
急遽訓練を一時止めてまでマードックにも話に混じってもらってお互いの世界のビームサーベルの情報交換
を始めたのは、主にシローら08小隊の面々に対してこの世界の武器を説明する為である。
>>356 そんな非建設的なレスは屑以下だろ
なら何て言うか指摘してやれよ。脳内軍人さんよ
今の所はGAT5機ぐらいしかない装備であるがその内4機もが奪われている…敵の武器として登場する日
も遠からじと言った所であろう。
その時に自分達の常識で戦っては危険な為、キラがマードック班長を呼んでのビームサーベル講義とあいなったのだ
…キラ自身がOS等のソフトウェアには強かったがMS自体のハードウェアには余り詳しくなかったと言うのもあるが。
「その“力場”ってのは例の“M系技術”なんですかい?」
「そうです…ミケル、どんな感じだったっか?」
「はい、極簡単に説明しますと…M粒子は一定濃度に達すると粒子が立体格子状に整列する性質を持っており、
その状態で斥力(二つの物体が互いに反発し合う力)を生み、それで打ち合えるようになるんですよ。
ビームサーベルの原理としては発振部から棒状…というか円錐状になるようにM粒子を電磁的に誘導してそ
ういうフィールドを成型し、エネルギーCAPにより縮退寸前の状態のまま保持されたM粒子を流し込んで収縮
させた時に生じた量欠損の一部が運動エネルギーに変化してそれが光や熱や破壊力となります。
詳しくはもっといろいろあるんですが簡単にいうとまぁそんな感じです」
「……サンダース、判ったか?」
「まぁ…なんとなくは」
シローらはビームサーベルをどう使って戦うかやどう整備すればいいかぐらいしか知らず――パイロットと
してはそれで十分――その動作原理とかは良く知らなかった…そこで小隊内でも整備の腕が立つ(整備を押し
付けられていた)ミケルに話を振ったのだが…。
シローも良くは知らないがミケルは徴兵前は工学系大学の学生だったようで、入隊後もその手の知識を吸収
するのは苦ではなかったらしく自分も知らない事を話すミケルに声には出さない物の驚いていた。
ミケルの説明を聞いても良く判らないような顔をしているシローとサンダース軍曹らには構わず、キラと
マードックはなるほどと言う顔をしていた。
「なるほどねぇ…さすがに常温核融合が実用化されてる世界の技術だ、ビームサーベル一つ取ってもそこまで
高度な事をしてやしたか…確かにそれじゃァエネルギーの効率もいいし破壊力もある。
ホント“M系技術”ってのは魔法みたいなもんですナぁ!」
「そうですね…エネルギーCAPとかどんな仕組みなのか想像も付かないですが…ビームサーベルにまで縮退技
術って凄いですね…」
「あ〜……で、この世界のビームサーベルはどんな感じなんだ?」
「そうですね…こっちの世界のビームサーベルは電場(帯電体の間に作用する電気力の存在する場所またはそ
の作用、電界)によって棒状にビームを固定しているだけなんです」
「そーゆー訳です、イメージ的にはホースから出しっぱなしで棒状に伸びた水だと思ってくだせぇ。
だから電場でビームを固定しているとは言え斥力が働く程の物じゃありやせん、ホースの水剣を物に当てて
も水が飛び散って途切れるだけ…決して打ち合えはしやせん。
まぁビームサーベルならその時にダメージを与えますし、ビームは出しっ放しですから直に元の長さに戻りますがね」
「確かに……それじゃぁ打ち合えませんね…。
もし我々のビームサーベルと打ち合ったらどうなります?」
「多分力場を持つそちらのビームサーベルに当たった瞬間こちらのビームサーベルは飛び散るんじゃないでしょうか?
そして力場から抜けた所でまたビームの刀身を形成する…まさしく木の棒とホースの水剣を打ち合わせたように」
「って事は……我々が不利と?」
「そうとは言えないぞカレン…確かにビームサーベルはすり抜けるが、こっちのビームサーベルは元々存在し
続けるから相手を斬ることも出来る。
出来ないのは異世界同士のビームサーベルを打ち合わせる事であって、弱い強いじゃ…」
「いえ隊長、そうでは無くて……ビームサーベルや格闘武器をビームサーベルで受けられると言う常識を持っ
た我々が不利だという事です。
もし攻撃されてとっさに受けようとしても、相手のビームサーベルは素通りしてしまうんですからね」
「あ、そうか!
う〜ん、俺達は特に気をつけないといけないな…ビームサーベルに限っては避けるしかないのか…。
ヤマト少尉、この世界のビームサーベル…いや、格闘線での注意事項があれば教えてくれないか?」
>>359 自分で調べる、勉強するってことを知らないんですか?
これだから種厨はw
>>361 仕方ないよ、こいつらは53みたいな薄っぺらい作品がリアルだと感じる、可哀想な人たちなんだから
「はい…えと…確かにビームサーベルでは受けれませんが、シールドでならある程度は受けられます…」
「この前少尉に話したようにシールドにはビームコーティングされてやすからね!
それに部材そのものも特殊な共振現象を起こす固有振動数を持った鋼材同士の複合金属で作られてやして、
微細な振動をする事でビームを拡散させられます。
まぁ…ビームが長い時間そこにあり続けるビームサーベルの場合はそれでもダメージを喰らいやすから…」
「なるほど…そういえばヤマト少尉、PS装甲ではどうなんだ?」
「ええと…PS装甲にビームライフルは有効ですから効くと思います」
「思うって…はっきりしないなぁ」
「すみません……あまり斬られた事が無いので……」
「「「「…………」」」」
「おぃおぃ、そりゃ自慢って奴じゃないのか?」
「そういう訳では……」
沈黙した08小隊に変ってキキの冷やかしに慌てるキラ、その慌てっぷりに周囲は穏やかな笑いに包まれた……その時。
「みんな、居るわね?」
「これは艦長、丁度良かった…八小隊の方々に判るようにPS装甲について講義を…」
「そんな暇は無いわ、訓練を中止してブリーフィングルームに集まって!」
「何か起こったんですか、艦長?」
「そうよ…恐らくデュエルとバスターが現れたわ……バジルール中尉たちが居るタッシルに!」
――その頃、タッシルでは――
「おいキサカ、敵だ!!」
「……判っているカガリ。 では長老、我々がここにいてはまずいでしょうから今日はこれで」
「うむ…気を付けなされ」
「どうするキサカ、敵はMSまで出してきたぞ…どう戦う!?」
「落ち着いてください、貴方は今どんな状況か判っているんですか?」
「そんな事見れば判る! 奴らが街に兵隊とMSを送り込んで攻撃しようとしているんだ!」
「まるで違います…確かに兵士がタッシルに入りましたが、目的は占領や戦いではなく聞き込みのようです。
恐らくAAの行方を捜しているのでしょう、であればあのMSは兵士の護衛か…もしくは餌ですね」
「餌?」
「あのMSを見てAAが喰い付いてくるのを誘っているのでしょう…いいですか、自分の思い込みだけで動いてはいけません。
状況を判断するに必要な情報を収集してから状況を判断し、決断しなければ危険な場合もあります。
確かに即断が英知に勝る場合もありますが…貴方が将来解決しなければならない問題の多くは、熟考して判
断しなければならない物なのです」
「そんな事判っている! だが目の前にMSがいるんだぞ! 奴らが襲ってこないとは限らな……」
その瞬間、キサカはカガリの口を押さえて自分の方に抱き寄せたまま物陰に隠れた。
カガリが何か言って暴れようとしたが…キサカのただならぬ緊張感に沈黙するしかなく、口を押さえる手を
とんとんと叩いて静かにすると合図した後キサカの睨む方向を自分も見る。
そこには…先程2人が出てきた長老の家に入ろうとする2人の女性と数名のザフトの兵士が居た。
先頭に居た日差し避けのローブを外し長い美しい黒髪の一部にメッシュを入れた女性が……家の中に入る瞬
間2人が隠れている方向に目だけ動かし、赤い唇を微笑むように釣り上げた。
カガリはその目に射ぬかれたようにビクリとなったが…その女性がそれ以上は何もせずに中に入っていったので知
らずに力が入っていた全身の力を抜き……キサカの方を見ると自分以上に緊張し冷や汗を流している事に気が付いた。
「おいキサカ…」
「……見逃してもらえましたね…我々も移動しましょう」
「長老達は大丈夫かな?」
「兵士は付いていましたが…恐らく大丈夫でしょう……コーディネイターの中でも…バケモノだな……」
「あの女がか?」
「ええ……戦場で会いたくは無いですね」
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
『転移戦線』 第四話 「慟哭たる砂塵」 ―08〜11、投下終了―
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
すみません、時間です。
ではこれより久々の酒にありついてまいります!
まだ7レス分ぐらい残っていますので、続きは宴会が終わった後、ネッカフェに行ってUPします。
ではまた!
>>365 GJ! そしていってらっさい。
で、もうここでの投下は止めた方が良いかと。話になってないでしょ?
RTB氏も自分のところで話進めてて「おおっ!」ってな感じだし、観客は減るけど
雑音も減ると思うんだ...
ここに抗議に来ただけで誹謗中傷されるしなー
相変わらず酷い出来だな
>>368 知的水準が高くないと文学は理解出来ないからな
兵隊は低学歴でも出来るしお前は中東にでも志願兵で行ってこい
>>361 で、何て言うんだ?
自慢の知識を披露してみ。
>>370 アフォに取り合ってもしかたないかと
ハリーポッターにもリアリティー求める空気読めない馬鹿だしな
特別な注釈無しに使える単語=歩兵 で良いじゃないかw
>>軍事板では「歩兵部隊」なんて言いませんよ。
「現実」ではなく「軍事板」でなんだな?
ならどうでもいい。
ガンダムが出てきてる時点で現実なんてどうでも良いだろwww
>>365 GJ!頑張ってください!
こんな雑音ばかりの中でもいい作品を投下してくれて
本当にすごいと思います。
>>365 GJ!!
バカガリ暴走フラグかぁ……おなじみではあるんだけどやっぱブン殴りてぇw
台形の面積も計算できないくらいおバカならまだネタとして楽しめるんだが。
>>365 GJ!
>>356 嵐の脳内軍事板ではね
荒らしてんのはとにかくかわいそうな奴だから、
適度にいじめてやったら、あとはスルー推奨
つっても荒らしに対するマジレスすら自演するような奴だ。
それに対しての注意レスすら、いや、
もしかしたら自分の自演レスにすら射精に持っていけるような変態ピザにはどう対応したらいいんだ・・・
とりあえずどう考えても荒らしなのにマジレスする奴は全部上祐ってことでいいんじゃあね?
もともと耐性あるはずなんだよ、ここ。ただ変態には慣れてないから・・・
>>379 自治厨お疲れ様です頑張ってくださいね^^
荒らしと見せかけて対さるさる支援……
なんて見事なツンデレ!!オレはお前のことが大好きだぜ!
というわけでGJ!アフメド自重しろwww
その考えは無かった!!
なんと言うツンデレ……
うはwwwwwwwwGJwwwww
つ「嵐=自動保守機械」
ほっとけばぁw
そして、GJ
GJしか言えないのも能がないな
く、くやしいッ! でもGJしちゃう(ビクビクッ)!!
GJ!
確実に強くなっていくキラの描写と色々な立場の人間たちの思惑が絡み合っていくところがいいですな
虎はAAを釣るつもりが逆に食べられることになってしまうんでしょうかね?
第2話 旅立ちとすれ違い 1/2
メイリンは安定期に入ってつわりも大分良くなったらしい。
少し前まではメイクでも隠し切れない程やつれていたが、今では血色も良くマタニティドレス姿も板に付いている。若干メイクが濃いようにも見えるが。
私は久しぶりにメイリンを行き付けの喫茶店に呼び出した。
メイリンはお腹が空いているからとベーグルにワッフルにシフォンケーキに宇治金時を注文した。
私はアイスティーをオーダーし、二人っきりの姉妹の会話を楽しんでいる。
「何をいっているの?お姉ちゃんみたいな女が一人で生きて行ける訳無いじゃない」
メイリンは嘲笑を浮かべて私を見据えている。予想通りのメイリンの反応に私は思わず鼻白んでしまった。
「私には判る。お姉ちゃんはシン・アスカを追い掛けてオーブに行くんでしょ。自分を棄てた男に未練があるなんて、女としてのプライドは無いの?恥ずかしいったらありゃしないわ」
私が何も言えずにうつ向いていると、メイリンは追い討ちを掛けるかのようにまくしたてて来る。
「確かにお姉ちゃんは男にすがって生きていくしか能の無い女だわ。でもね、私、お姉ちゃんに幸せになって欲しいのよ。私の気持ち、判るわよね?」
判らないと言えたらどんなに楽だろう。
シンに未練が無いと言えば嘘になる。彼の感触は今でも残っている。
けれど、私がオーブ行きを決めた理由は違う所にある。
ラクス様だ。私はラクス様とメイリンの結婚式以来仲良くさせて頂いている。
お茶を楽しんだり、長電話でお喋りをしたりしている中で、私はラクス様の心を読み取れたような気がしたのだ。
議長に祭り上げられ窮屈な生活を余儀なくされ、恋人とは中々会えずに不安が続く日々。
ラクス様は笑顔で自分は幸せだと言っていたけれど、私にはどこか寂しそうに見えた。
勿論、メイリンも幸せだとは思えない。嫉妬や妬みではなく、本心からそう思うのだ。
第2話 旅立ちとすれ違い 2/2
メイリンは立派なお婿さんを貰って、母親になる日も近い。一見幸せそうに見える。
だがメイリンは周りから自分がどんな噂をされているかを知らない。
――男に媚を売る術だけをコーディネートされた女。
――計算高さが顔に滲み出ている女。
――婚前交渉を恥だと思わない女。
聞くに耐えない破廉恥な噂もある。私はそんな噂を聞いて密かに幸せを感じている。
「メイリン、私が何をしようとアンタには関係無いわ。もう決めた事よ。オーブでの生活に慣れてきたら連絡するわ」
「関係あるわよ。お姉ちゃんは自分から幸せを棄てているじゃない。私はお姉ちゃんが哀れで――可哀想でならないのよ」
私はメイリンの話をこれ以上聞きたく無かった。一刻も早くこの場を去りたかった。
「私が幸せかどうかは私が決める事よ。アンタには判らないだろうけれど。それに私はアンタと違って赤なのよ。それを肝に銘じておきなさい。じゃあね」
メイリンの声が聞こえたが、私は無視して歩き出した。
ふしだらだのあばずれだのおてもやんだのおかめちんこだのあっちょんぷりけだのと言われても、私には関係無い。
除隊の手続きは進めてある。後は書類を提出するだけだ。
オーブに向かうのに荷物は要らない。新しい生活を始めるのだから、全てを新しい土地で揃えたい。
それ位の蓄えならある。何せ私はザフトの赤服だったのだから。
ねえ、シン。アンタは今オーブで何をしているの?
アンタはあの女の弟を殺したのよ。あの女から拒絶されたアンタの姿が目に浮かぶわ。
アンタには私しかいないのよ。私だけがアンタを救えるの。
だから、大きな声で今すぐ私の名前を呼んで。
少なくとも08小隊の存在やヘリオ組の大特訓パワーアップなど知る由もない
遺作炒飯は一度は心身とも完膚なきまでにボコられそう。
第2話 旅立ちとすれ違い(1) を投下させて頂きました。
今は無き向上スレに書き下ろした習作とやっと繋げ合わせる事が出来ました。
では失礼致します。
GJです
あっちょんぷりけに笑った、いつの間にか母になろうとしているメイリンだが、中身は姉のスカートをはけなかった頃と変わらないのなww
そしてルナマリアの強情な所も非常に雰囲気がかもし出されている…文章から脳内にシーンが浮かび上がります
そんな情景を書き切る種蒔きさんの表現力に感服です!
今後もぜひがんばってください!!
…ただ、無き向上スレに書き下ろした物を全部読んでない残念なこの俺……orz
ぜひwikiとかにUPして下さるとうれしいのですが…
GJ!
足りない物をあえてひとつ
つ【ヒョウタンツギ】
転移戦線氏も種蒔き氏も、まさに嵐の中で輝いて……
GJというよりも、乙であります
お二方GJ!
種蒔きさんの今回の小ネタはマメシバ?
酒はいいねぇ…リリンの生んだ文化の極みだよ。
さっきネカフェに潜り込みました…完璧に朝帰り(笑)!
という訳で3分後に『転移戦線』第四話の続きを投下します!!
>種を蒔く人after氏
おお、復帰お疲れ様です、待っておりました!
自分のSS投下を急ぐあまりスレを読んでいなかったの気が付かなかったとは…一生の不覚!
久々に読ませていただきましたがいつもの…と言える程安定した情景やキャラの心理状態の描写力には兜を脱ぎます。
それでいて大きく展開を見せるストーリィ、素晴らしい限りです。
キャラクターそれぞれが動き出し、そして出会いと別れが始まる…構成もまた凄い!
自分も見習うべき点が多くて読んでて面白いだけではなく参考になります。
一読者として、続きを渇望してなりません!
いろいろな感情が渦巻いて一言では言い表せませんが、こうした時に使える言葉をスレの住人の皆様から私は教えてもらっていますので、それに変えさせていただきます。
GJです!!!
数分後、MSを格納して訓練中だったパイロット達と、艦長であるマリューとナタルが今AAに居ないので
ノイマンが集合していた。
集まった全員の顔を見回してマリューは口を開く…疲れたような顔をしているのは昨日の宴会のせいではなく、
副官であるナタルがいないときに起こった事に一人で対処しなければならない気苦労の方が大きいようだ。
「サイーブから連絡があったわ…数時間前からタッシルにMSと歩兵部隊が現れたって。
MSはこれ…写真のプリントを有線の画像転送で送ってきたらしいンで不鮮明だけど…」
「…デュエルとバスター…に見えるねこりゃ…やっこさん達も地球に降りていたのか」
「デュエルとバスターっていうと資料にあったストライクと同時に作られたって言う…」
「そう、私達が“ヘリオポリス”で盗まれた、ネ!」
粗末なOAペーパーに印刷されたその写真を集まった面子で回し、ムゥが肩をすくめながらデュエルとバス
ターだとほぼ断定してシローがその身元を確認するとマリューは苛立ちげに立ち上がって腕を組んだ。
「そこで集まってもらったのは……デュエルとバスターを奪還しようと思うの!」
「えぇっ!?」
「でえきるんですか、そんなこと?」
「大丈夫、私達には八小隊がいるじゃない! バクゥを鹵獲した腕を見込んでここは一つ……」
まるで自分の事のように胸を張って答えるマリューだったが…対照的にシローはすまなそうに手を上げながら答えた。
「……あの、多分無理です」
「どうして!? あなた方は異世界に転送して事情も判らない中で鹵獲したンじゃない!」
「あれは…幸運がいくつも重なりました。
第一に我々の存在を知られていなかった事、第二にその為に敵への行動が奇襲になった事、第三に目標が人
型MSじゃなかった事。
存在を知られていない奇襲だからこそ敵を網に入れることが出来たんです、用意周到に罠を張るのならまだしも
次にやれと言われてできる自身はありません…キャプテン・ジョーも同じ手が二度通じると思うなと言ってます。
それに動物型MS(?)だったおかげで人型MSより速度が速く、ネットガンを避わせなかったと言うのが一
番大きい…ヤマト少尉に奇襲とは言えネットガンを撃って捕獲できると思います?」
「……避わすか…絡まったとしても自分で外すかネットを切るワね……」
「そうなんです、我々もMA捕獲の為に持ち込んだのですから…」
「そう簡単に都合よく行かないってね……それによしんば捕獲できたとしてどうやって持って帰るつもりなの?」
「え?」
キャプテン・ジョーって誰?と思いつつシローの説明に肩を落とすマリューは、ムゥの質問に顔を上げた。
「バクゥの時はAAで行ったけど…目標はタッシルだぜ?
MSの他に歩兵部隊が居るって事は…まず間違いなくAAを探しているって事だろ。
まだAAは動かせない…確かそうだったよな」
「ええ、思いもよらず大気圏内の長旅をしなきゃいけないから…その準備にネ。
空気中から水を取り出す設備とか、野外の水や海水を真水にろ過するプラントとか、それに食糧の備蓄も足
りないしMSの消耗品や長旅に必要な装備等々…この一週間でようやくそれらを手に入れる目処が付いた所だ
から、今敵に目を付けられるのは…」
「でしょ、そこにデュエルとバスターを捕獲しても…敵の歩兵部隊の目の前で回収しに行っちゃバレバレ、
トレーラーとかで運んだとしても位置をたどられれば速バレ。
例え二機を取り返せても、その後俺達が危ないんじゃ元も子もないよね」
「そう…ね……」
マリューが更にガッカリと肩を落とす…マリューは元々艦長職では無くMS運用に携わる副官になる予定で
あり、そのMSが奪われた上に敵に運用されているのはそれだけでストレスの元なのだろう…さすがに気の毒
になったシローが声を掛ける。
「まぁお約束は出来ませんが…今回は無理としても、今後捕獲できそうであれば試してみますよ。
この世界のMSはバッテリー駆動ですから駆動時間は我々の陸戦Gの方が上回ります」
「……ありがと、そうね…又チャンスはあるワね……」
「で、タッシルの方はどーすんの?」
「バジルール中尉達は心配だけど…基本的には何もしないワ、理由はフラガ少佐…貴方が言った通り。
中尉ならヘマはしないから大丈夫と思うけど…じゃぁこれで会議は終了、みんな任務に……」
マリューとしてはどうやってデュエルとバスターを捕獲するかの会議であり、それができない以上タッシル
には何もしないと言うのが決定しているので解散を命じようとした…その時。
艦内通信機にコールがあり、マリューが出るとモニターにはブリッジにいるトノムラ軍曹が現れた。
『艦長、よろしいですか?』
「どうしたのトノムラ軍曹?」
『それが…レジスタンスのリーダーのサイーブ氏が艦長に至急お会いしたいと…』
「タッシルで何か動きが?」
『そのようです…どうします?』
「判った、至急ブリーフィングルームに連れて来て」
――その少し前、タッシル――
「おい、お前ら!」
「…は、何か?」
所変って同じタッシル、郊外にある倉庫街。
ナタルが指揮する降下カプセル回収部隊は事態の急変に関わらず、当初の予定通り倉庫に回収した荷物を収
める作業をしていた。
デュエルとバスターと共にザフトの兵士が数十人街に入ってきたが…その人数ではタッシルを占領するには
少な過ぎ、また自分らを捕らえに来るにしては人の集まる所などで聞き込みをしている――部下の中でも濃い
顔の男を行かせて調べさせた――ようで、どうやらAAの行方は探しているが自分達を直接探しに来ているの
ではないと判った。
それであればむしろ何もしないほうが怪しまれるのではないかと作業を進めていたのだが…そこに6名程の
武装したザフトの兵士が現れる。
「見たところ地元の者ではないな…人種が違うし、何より日に焼けてない…さては連合か!?」
「可能性は高いな…全員拘束だ、本体に連絡して人を寄こさせろ!」
「確かに我々はここの土地の物ではありませんが、怪しい者でもありません!
我々はただのジャンク屋で最近トルコ方面から流れて来て…」
「トルコから来てそんな白い肌のまま居れるって言うのか、貴様コーディネイトされてる訳でもあるまいし!
全員作業を止めて壁際に並べ、抵抗する奴は射殺する!」
「まっ、まってください!
我々は本当にジャンク屋なんです、それに…(ゴゴゴゴゴゴ)…女性であれば美白は必須スキルです!」
部下が後ろで『バジルール姉さん(中尉)も美白してるんだ…』的な突き刺さる呟きを聞きつつ、ナタルは何
とか誤魔化そうと必死で頭を回転させた。
その為かなり必死な表情になったのだが…コーディネイターの兵士には『美白は必須スキル』の辺りでナタ
ルが激怒しているように見えたらしく明らかに気圧されて居た…似たような事で過去の男女関係に問題があっ
たのかもしれない。
それに乗じるようにナタルは自分らがどういう状況でここに流れてきたのか…ヨーロッパ方面でそれなりの
規模のジャンク屋家業をしていたが戦闘に巻き込まれて全てを失い、戦火を避けつつトルコ方面に下ったが戦
闘が無い場所ではそもそもジャンクを回収する事が出来ないので借金の末逃亡…アフリカに渡ってビクトリア
港をザフトが陥落させたと聞いてそのジャンクを当て込んで物資輸送の仕事をしつつここまで来るに至ったと
の経緯をたたみ掛けるように話した。
この身の上話は昨晩マリューがジャンク屋に偽装するとなった時のバックボーンだと酒宴の席で語って聞か
せたのであるが、記憶力のいいナタルは酒で具合を悪くしながらもなんとか覚えていたらしい。
ヒステリックになった――半分は演技だが――女性の相手は例えコーディネイトされた身であっても嫌なの
であろう…他の兵士は他のナタルの部下を拘束する素振りをして密かにそこから距離を置いた。
ただ一人孤立無援でナタルの口撃を受けていたコーディネイターの兵士はもう逃げ出したかったものの、か
なり怪しげな集団に対し任務を遂行しない訳には行かない…どうした物かとナタルの話を聞き流しつつ、頭を
巡らせて一つの考えを実行する事にした。
「あぁ…判った判った、じゃぁあれだ、ジャンク屋と言うならジャンク屋手帳を見せてみろ」
「えっ!?」
「普通なら車や艦船にジャンク屋マークが付いているからジャンク屋と判るんだが…お前の話じゃレンタルなんだろ?
だったらジャンク屋と身分証明できる物を見せてもらわないと……それなら文句無かろう?」
ナタルの勢いが止まったのでニヤリとしながらコーディネイターの兵士は銃を構える…持ってないなら速拘束だとその銃口は物語っていた。
ちなみにもちろん“ジャンク屋手帳”などと言う物は存在しない――少なくともそんな物をコーディネイター
の兵士は知らない――ナタル達がジャンク屋ではないと睨んでカマをかけただけだ。
本物のジャンク屋ならそんな物はないと答えるだろうし、もし仮にそんな物があったとしたら提示する…言
い淀んだり、無いと断言できない場合は偽者なのだ…すなわち数秒以内に何かしらアクションが無い場合はこ
の戦い、ナタルの負けになるのだ。
ナタルの視線に丁度この場を離れていたチャンドラ軍曹が建物の影で背中からハンドガンを取り出すのが見
えたが…何もするなと素早くアイコンタクトで伝え、ナタルは大きく息を吸った。
「……ジャンク屋手帳は……」
「手帳は!?」
「これでいいか?」
突然両者の横から声が掛けられ、驚いた2人が同時にそちらを振り向くと…そこには何かパスポート程度の
大きさの手帳を開いているキサカと、その後ろに居て――キサカが後ろ手で押えているらしい――コーディネ
イターの兵士を鋭く睨んでいるカガリが居た。
「“ジャンク屋手帳”と言うのは一部の通称だ…実際はジャンク屋として経済活動を行った時の控えや身分証
明みたいな物で、手帳大のジャンク屋マークと顔写真と名前を貼り付けた物であれば時に規定は無い。
…ジャンク屋ギルド自体特に組織立った物ではないしな」
そんな物が存在するとは知らなかったコーディネイターの兵士はそれをじっくりと見るが…元々本物を知ら
ない以上偽者かも判る筈が無い。
「……まぁいいだろう。
しかしお前らの荷物は一応検分させてもらうぞ…お前らは関係なくても物が連合に流れる可能性は……」
その瞬間、遠くで何かが爆発するようなくぐもった音が連続して起こった。
その場に居た全員がその方向を振り返ると砂丘の上の方に居た筈の2機のMSがその場におらず、時々何か
の光と共に爆発音が聞えてきた。
「何が…」
「なに!? ……よし判った、急行する! お前ら、検分は後にするからここにいろ!」
ナタルが何事かとキサカを見るがキサカは首を振る…そしてコーディネイターの兵士達は装着していたレシーバー
から何か通信があったのか、全員駆け足で元来た方向に戻って行った…事情がさっぱり判らない彼らを残して。
「……とりあえず、助かりました……」
「…街に来るならこの程度の偽装はしておくんだな」
「あれは偽物なんですか!?」
「少なくとも俺はジャンク屋ではないからな」
ナタルはキサカに礼を言うが、キサカは恐らく戦闘が起こっているだろう方向を見たまま答える。
「キサカ…今のっ!」
砂丘の向こう側に恐らく戦闘が移動してしまって居るのだが…その砂丘の片隅をレジスタンスでよく使われるハーフトラックが疾走し、搭載されていたミサイルを発射していたのが見えた。
「…レジスタンスが攻撃しているようですね…」
「何か通信手段はないのですか?
こちらの無線機では出力が足りずノイズが酷くてAAと連絡が取れないのですが…」
「こっちに来い、AAは無理でもレジスタンスの本部となら通信できる」
「高出力の無線機があるんですか?」
「いや、レジスタンスの本部には電話が引いてある。 AAにはそこから言付けてもらえ」
ただ一人孤立無援でナタルの口撃を受けていたコーディネイターの兵士はもう逃げ出したかったものの、か
なり怪しげな集団に対し任務を遂行しない訳には行かない…どうした物かとナタルの話を聞き流しつつ、頭を
巡らせて一つの考えを実行する事にした。
「あぁ…判った判った、じゃぁあれだ、ジャンク屋と言うならジャンク屋手帳を見せてみろ」
「えっ!?」
「普通なら車や艦船にジャンク屋マークが付いているからジャンク屋と判るんだが…お前の話じゃレンタルなんだろ?
だったらジャンク屋と身分証明できる物を見せてもらわないと……それなら文句無かろう?」
ナタルの勢いが止まったのでニヤリとしながらコーディネイターの兵士は銃を構える…持ってないなら速拘束だとその銃口は物語っていた。
ちなみにもちろん“ジャンク屋手帳”などと言う物は存在しない――少なくともそんな物をコーディネイター
の兵士は知らない――ナタル達がジャンク屋ではないと睨んでカマをかけただけだ。
本物のジャンク屋ならそんな物はないと答えるだろうし、もし仮にそんな物があったとしたら提示する…言
い淀んだり、無いと断言できない場合は偽者なのだ…すなわち数秒以内に何かしらアクションが無い場合はこ
の戦い、ナタルの負けになるのだ。
ナタルの視線に丁度この場を離れていたチャンドラ軍曹が建物の影で背中からハンドガンを取り出すのが見
えたが…何もするなと素早くアイコンタクトで伝え、ナタルは大きく息を吸った。
「……ジャンク屋手帳は……」
「手帳は!?」
「これでいいか?」
突然両者の横から声が掛けられ、驚いた2人が同時にそちらを振り向くと…そこには何かパスポート程度の
大きさの手帳を開いているキサカと、その後ろに居て――キサカが後ろ手で押えているらしい――コーディネ
イターの兵士を鋭く睨んでいるカガリが居た。
「“ジャンク屋手帳”と言うのは一部の通称だ…実際はジャンク屋として経済活動を行った時の控えや身分証
明みたいな物で、手帳大のジャンク屋マークと顔写真と名前を貼り付けた物であれば時に規定は無い。
…ジャンク屋ギルド自体特に組織立った物ではないしな」
そんな物が存在するとは知らなかったコーディネイターの兵士はそれをじっくりと見るが…元々本物を知ら
ない以上偽者かも判る筈が無い。
「……まぁいいだろう。
しかしお前らの荷物は一応検分させてもらうぞ…お前らは関係なくても物が連合に流れる可能性は……」
その瞬間、遠くで何かが爆発するようなくぐもった音が連続して起こった。
その場に居た全員がその方向を振り返ると砂丘の上の方に居た筈の2機のMSがその場におらず、時々何か
の光と共に爆発音が聞えてきた。
「何が…」
「なに!? ……よし判った、急行する! お前ら、検分は後にするからここにいろ!」
ナタルが何事かとキサカを見るがキサカは首を振る…そしてコーディネイターの兵士達は装着していたレシーバー
から何か通信があったのか、全員駆け足で元来た方向に戻って行った…事情がさっぱり判らない彼らを残して。
「……とりあえず、助かりました……」
「…街に来るならこの程度の偽装はしておくんだな」
「あれは偽物なんですか!?」
「少なくとも俺はジャンク屋ではないからな」
ナタルはキサカに礼を言うが、キサカは恐らく戦闘が起こっているだろう方向を見たまま答える。
「キサカ…今のっ!」
砂丘の向こう側に恐らく戦闘が移動してしまって居るのだが…その砂丘の片隅をレジスタンスでよく使われるハーフトラックが疾走し、搭載されていたミサイルを発射していたのが見えた。
「…レジスタンスが攻撃しているようですね…」
「何か通信手段はないのですか?
こちらの無線機では出力が足りずノイズが酷くてAAと連絡が取れないのですが…」
「こっちに来い、AAは無理でもレジスタンスの本部となら通信できる」
「高出力の無線機があるんですか?」
「いや、レジスタンスの本部には電話が引いてある。 AAにはそこから言付けてもらえ」
「すまネェ、マリュー艦長!」
「どうしたって言うのサイーブ? とにかく座って、説明して」
兵科の一人に案内されてブリーフィングルーム入って来たサイーブは、入って来るなり頭を下げる。
AAの前に現れた時の唯我独尊で荒々しいイメージとはかけ離れた行為に一同は驚き…特に前日の酒宴で
すっかり意気投合したマリューが何事が起こったのかと慌てて話を進めた。
「実は…タッシルに今MSと歩兵が居るのは知ってるな」
「ええ、そちらからの情報よ…まさか何か起こったって言うの?」
「奴らが街を攻撃でも!?」
「そうじゃねぇ……うちの若い奴らが暴走しちまって…タッシルのMSを倒すって出撃したらしいんだ」
「え…じゃぁ…レジスタンスの一部がタッシルに…!?」
「そうだ、残ってる車両から数えれば十台前後…若いのを中心に三十人ぐらいが勝手に出ちまいやがった。
アフメドの奴め……一体どういうつもりで……!!」
「ハーフトラックに乗った歩兵携帯兵器でG兵器を……無茶だ!」
「今タッシルにいるMSはG兵器…ストライクと同系列のMSでPS装甲を持っている…デュエルとバスター
にも…通常の実弾兵器は通用しないのよ……」
ムゥが若いレジスタンスの無謀さを指摘し、マリューがその理由を説明する。
それは即ち…出撃したレジスタンスには全滅が待っていると言う事に他ならないのだ。
その上レジスタンスが攻撃したことでタッシルや彼らレジスタンスにどんな報復があるか判った物ではない
…それはしばし行方を眩ましたままにしておきたいAAにとっても面白い事ではない。
「詫びを入れて収まるもんじゃないって事は判っているが……すまない……」
サイーブは謝るしかしない…その先の言葉はさすがに言えないでいる。
マリューもムゥも暴走した若いレジスタンスを助けに行くとは、そのデメリットの多さを考えると言えない
で居た…彼らには暴走した30人近くの若いレジスタンスより優先すべき事があるのだ。
「助けに行きましょう!」
重く沈黙するブリーフィングルームで席から立ち上がって声を上げたのは…キラだった。
「三十人もの人達を見捨てる訳にはいかないじゃないですか!」
「ヤマト少尉、彼らを助けに行く事のデメリットは判っているのか?
レジスタンスとAAが協力状態にある事を敵に知らせ、タッシルやその他の街にも報復行動を引き起こす引
き金となりかねない上に、AAの位置を知られる危険性があるんだぞ?」
助けに行こうと声を上げるキラに、それまで黙っていたシローが静かに尋ねる。
「判っています…でも人の命には代えられませんよ!
それに…僕達がこれまで隠れ果せられた時点でレジスタンスと協力しているのは知られているでしょうし、
彼らが攻撃した時点でレジスタンスは報復行動を受ける可能性があるじゃないですか!
可能性が同じなら彼らを助けましょう!
昼間の降下カプセルの護衛の時にエールストライクの滑空プログラムを組んで見ました…今から出撃しても
タッシルへならエールストライクなら十数分で着けます!」
「…サイーブさん、彼らを率いて行ったのはアフメドと言いましたよね」
「ああ、そうだ……」
「ヤマト少尉…アフメドと言う若者は昨日、君を最初に殴った男だぞ」
「…え…?」
「それでも助けに行くと言うのか? 敵はデュエルとバスター…強敵なんだろ?」
キラの脳裏に昨晩フラフラになった所を殴ってきたアフメドが思い出される…コーディネイターの癖に何故
ここにいると殴りかかってきたアフメドを…。
キラは拳を握り締めて目を瞑り…そして自分の心に問いかける、自分をコーディネイターと罵って殴ってき
た相手を、味方を…自分を危険に合わせてまで助けるべきなのかと……答えは、すぐに出た。
「それでも…それでもです!
僕は兵士です…自分と、仲間と、戦友の為に戦うと決めました。
レジスタンスの人達にはいろいろお世話になってます…だったら仲間です、助けなきゃ!」
マリューはキラの変化に驚き、ムゥはも驚きとキラの言い切りの良さにピューっと口笛を吹いた。
カレンとミケルはまた馬鹿が増えたとばかりに呆れ…シローはニヤリと笑みを漏らした。
「ラミアス艦長、ヤマト少尉の言う通り若いレジスタンスが攻撃を始めてしまえば同じ事です…ここは人命を優先しましょう」
「……まぁ、それも仕方ないわネ。
ヤマト少尉がそういうのであればこっちも腹を括りましょう!」
「すまんマリュー艦長…そしてみなさん」
「こっちも隠れ家を提供してもらい食料や水を支援してもらってその上酒宴までやってもらってるからね…こ
れぐらいはサービスしなきゃネ!
さてそれじゃどうするか…こっちはストライクと陸戦G三機にスカイグラスパーが二機…」
「マリュー艦長、今回は陸戦Gは戦力として数えないでください」
「え、何故!?」
「ヤマト少尉のエールストライク滑空プログラムが本当なら…陸戦Gは付いて行けません。
そしてそれで行かなければもう時間が無いなら、陸戦Gは切り捨ててエールストライクとスカイグラスパー
二機で行くべきです」
「それじゃGAT二機に対抗するのは難しくない?」
「どっちにしろAAの直援に何機か残さなければならないんですし、ようは戦い方ですよ。
今回の目的を暴走した若いレジスタンスの救出に絞ればこの戦力で十分いけると思います」
「なるほど…ストライクとスカイグラスパーで牽制しつつデュエルとバスターをタッシルから引き離す。
その間にレジスタンスの若い連中を逃がすと……れれならなんとか行けそうだな……どう、艦長?」
「それしかないわね……サイーブ、タッシルに貴方の部下は居るの?
こちらの部隊が着くかその前にレジスタンスに引くように伝えるか、説得させないと…」
「むしろそっちの方が難しいでしょうね。
MSが居る戦場に入り込んで暴走した若者を撤退するように説得する…」
カレンの指摘にAAの連中は等しく顔をしかめる…キラを殴りつけた血の気の多いあのアフメドを戦闘中に
逃げろと説得するのだ、素直に聞くのであればレジスタンスは今回何もするなと伝えたサイーブを無視して攻
撃に出たりはしまい。
「大丈夫だ、そっちは宛がある……一緒になって戦ってなきゃの話だがな。
今タッシルにはキサカと…カガリが居る、カガリの言う事ならアフメドは聞くだろう」
「整備は済んでいる…頼みましたぜ、ヤマト少尉!」
「任せてくださいマードック班長!」
パイロットスーツに着替えたキラはストライクのコクピットに駆け込むと、OSを起動させつつチェック・リストを開始した。
いつものように“General Unilateral Neuro-Link Dispersive Autonomic Maneuver”の文字が流れる…キ
ラはこれの頭文字を繋げて“GUNDAM”と読んでいるが、アマダ少尉達の世界ではMSの名前自体が“GUNDAM”と呼ぶらしい。
異世界同士での奇妙な符合に少し笑みを漏らしつつ、それでもこの後来るであろう厳しい任務に向けてキラは顔を引き締めた。
「キラ、ストライク発進お願いします!」
「え…えぇっ、フレイ!? ミリィはどうしたの?」
「なによ、私だってオペレーターの訓練を受けてるんですからね! 出るの、出ないの!?」
「りっ…了解!」
「APU、起動!」
いつもの通信モニターに現れたのはミリアリアではなく、不機嫌げに眉に皺を寄せたフレイであった。
驚くキラを見て更に不機嫌になるフレイはそれでも訓練通りストライクを発艦させるシークエンスを進める。
メンテベッドに固定されたままストライクはMSデッキからリニアカタパルトへ移動し、カタパルトに両足を接続する。
「カタパルト、接続!」
メンテベッドの両肩のロックが外れ、メンテベッドはキャットウォークを開放して後方のMSデッキへと後
退して行く…ゆりかごに乗せた我が子を開放するように。
「ストライカーパックはエールを装着です!」
MSデッキにメンテベッドが戻り扉が閉じた所で天井からエールストライカーパックが降りてきて、軽い衝撃と共に接続された。
そしてストライクの右側のハッチが開いてビームライフルが、左側のハッチが開いてシールドが現れ、
ビームライフルはストライクが自動で右手に持ち、左手のラッチにシールドがマウントされた。
「…システム、オールグリーン!」
フレイが下のモニターにさっと目を通し、問題が無い事を確かめるとキラに叱り付けるように叫ぶ。
その度に何かビビるキラではあるが…フレイのキツイ態度は、フレイが始めてオペレーターの任務をこなす
為に緊張しているんだと気が付いて通信用モニタを見ながらふっと笑みを漏らす。
「……なによ」
「いや、別に」
「ふんだ!
進路クリア、ストライク発進しなさい!!
……無事に帰ってこないと承知しないんだから……っ」
フレイは大声で命令口調で発進しろと叫び、その後小声で小さく言葉を紡いだ。
「了解!!
キラ=ヤマト! ストライクガンダム、行きまーーす!」
AAのシグナルが
『ABORT:BRAKES』(赤文字:中断/黄文字:制動)
『ABORT:THROTTLE』(赤文字:中断/黄文字:スロットル)
『ABORT:CATAPULT』(赤文字:中断/黄文字:カタパルト)
から
『ABORT:CLEAR』(中断/白抜き:安全)
『ABORT:CLEAR』(中断/白抜き:安全)
『ABORT:CLEAR』(中断/白抜き:安全)
となり
『LAUNCH:CLEAR』(緑文字:発進/安全)
『LAUNCH:CLEAR』(緑文字:発進/安全)
『LAUNCH:CLEAR』(緑文字:発進/安全)
に変わった所で発艦の準備は整った。
キラはストライクを発進に備えて前傾姿勢にすると、カタパルトにロックされた足元から火花を散らしなが
らリニアカタパルトを加速をつけて前進し、一杯に伸びた電源ケーブルが切り離され足元の加速板から離れて
もなお両側のリニアレールで加速を付け、両側で鈍く光るオレンジ色のリニアレールが無くなった所でキラは
スロットを開け、エールストライクを大空に向けて加速させた。
「フラガ少佐、発進お願いします。
ミケルとキラを頼んだよ、少佐!」
同じく反対側ではスカイグラスパーが発艦しようとしていた…こっちのオペレーターはキキだ。
片側のカタパルトのオペレーターをフレイが勤めるので、もう片方をキキが勤めている…未だ初心者である
2人は半分づつがいいだろうと割り振られたのだ。
「あいよ、まかせといて!
ムゥ=ラ=フラガ、スカイグラスパー出るぜ!」
立てられた噴煙避けのバリアーを熱し、ムゥの乗るランチャー・スカイグラスパーも雲1つ無い砂漠の蒼空に飛び立った。
「気を付けて行けよ、ミケル」
「落ち着いていけ、お前なら出来る!」
「はいっ、任せてください!」
サンダース軍曹とカレンの励ましに多少緊張しているGスーツを着たミケルが答える。
「…そういえば隊長は?」
「さァ…ブリッジにでも居るんじゃ……」
「おーい、ミケル待ってくれ!」
「隊長……なんですその格好は?」
「もちろん、俺も出る」
「「「えぇっ!?」」」
「まだこいつに慣れてないミケルでは全ての武器を使いこなせないと聞いたからな。
スカイグラスパーは副座だからな、俺は後ろでガンナーをやる」
「隊長……大丈夫なんですか?」
「俺も航宙機の訓練は受けているし…ストライク以外の連合が開発したMSと言うのを見ておきたい」
「まぁ、別にいいんですけど…気を付けて下さいよ」
「ミケル、プレッシャーが増えたな。
お前がヘマしたら、隊長ごとおじゃんだ」
「ひぃ〜〜〜っ、脅かさないでくださいよ〜〜〜〜っ!!」
「大丈夫だ、俺はミケルの腕を信じる。
それに飛行に集中した方が大丈夫だろう」
「まぁそれはそうですが……」
「今回の作戦はレジスタンスを逃がすのが優先だ、牽制が主だから大丈夫だ。
それよりカレン、サンダース、後は任せたぞ」
「了解!」
「了解! 二人共ご無事で」
「ああ、俺達はこんな所で殺られる訳には行かないからな。
よし、行くぞミケル!」
「了解です、隊長!」
こうしてスカイグラスパー2号機もカタパルトデッキへ進む…ミケルのスカイグラスパーにはストライカー
パックは装備されていない。
初出撃であるミケルにはバランスや空力特性が変化するストライカーパックの装着は、残ったストライカー
パックがソードストライクしか無く使い所が難しいのもあり見送られた。
「ミケル、発進お願いします。
しっかりやれよ、ビビるんじゃないよ!」
「はいはい、任せておけって」
「大丈夫だ、俺も付いている」
「シロー!? あんたも出るのかい?」
「ああ、俺も敵のMSを見ておきたいからな…オペレーターしっかりやれよ」
「任しときなって!」
「ミケル=ニノリッチ」
「シロー=アマダ」
「「スカイグラスパー、出ます!」」
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
『転移戦線』 第四話 「慟哭たる砂塵」 ―12〜18、投下終了―
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投下終了です。
なんか14を2回UPしてしまいましたね…当方いまだ酔っているようですみません。
仕事の終わった後にチョコチョコと書き溜めれたのはここまででした。
ようやく戦闘が始まる…という所でなかなか始まりませんが、必要と思う部分を思うが侭に書きまくった結果ですので、どうぞご了承ください。
むしろ始まったら始まったで戦闘シーンが終わらない気も…(汗)。
ビームサーベルの辺りはお馴染み『私のSSではこういう設定で行く』と言う部分ですので、今後この『転移戦線』ではこの設定で話を進めさせていただきます。
あと“M系技術”の表記はLRCE◆cKGyg13DyQ様から“バルケンバーク大佐”と同じようにオマージュさせていただきました。
もし気に入らない点がありましたらwikiにて修正いたしますのでご連絡ください。
それと種を蒔く人after様、投下の時期が重なり真に申し訳ありません。
本来であれば投下は日を改めるべきなのですが…事情によりこのタイミングでしかUPできないので、真に申し訳ありませんがこのような状態となってしまいました。
どうぞお許しください。
それではまた昼過ぎには仕事場に戻ります……次も2週間後以上先になると思います、ではでは!
GJ!!!
上手い具合にに設定のすり合わせがなされているのでOKだと思います。
描写にニヤリと来ました!
面白かったッス、GJ
>>390 亀だが「おかめちんこ」に誰も突っ込まないのか
413 :
412:2007/07/14(土) 14:06:50 ID:???
すまん、盛大に誤爆したorz
>>390 むしろ女の業が出ていたと思ったが。
男の俺にはあの思考回路は書けない。薄ら寒くなってくる。
カズミはフラグクラッシャーと言うよりも森下みたいな撃墜王だと思ってしまった。
相変わらず魔乳の性格が最悪だぜ
まあ元々ロクな性格じゃないが
>>415 俺はかすみみたいなタイプだと思ってた……orz
第二話 旅立ちとすれ違い (2) 1/2
「ラクス様。私、必ず帰って来ます。その時には一緒にお茶を楽しみましょうね」
ルナマリアさんはそう言ってオーブへと旅立って行きました。
メイリンさんの結婚式以来、私は彼女と仲良くさせて頂きました。私の家でホームパーティーをしたり、コスメや靴やジュエリーの話をしつつハーブティーを楽しんだり。
ルナマリアさんは私を普通の女の子として扱ってくれる唯一の存在でした。
議長と云う慣れない職務に疲れた私を癒してくれるかけがえのない親友でした。
ふと時計を見やると、既に日付が変わっています。今夜もキラは午前様です。
寂しくなどありません。キラは私の為に頑張っているのです。弱音など吐いてしまったらキラに申し訳ありません。
例え寝室を別にしていたとしても、お互いの気持ちはいつも側にあると信じていたいのです。
人は誰しもそれなりの悩みを抱いて迷いが消える事はありません。だからこそ生きていくのでしょう。
私は用意しておいたキラの夜食をシンクにぶちまけました。いつもの事です。
食器を洗いながら、私はミーア・キャンベルさんの歌を口ずさみました。
私は彼女の事を嫌いにはなれません。彼女は私の可能性の一つだったと思うのです。
彼女の歌に想いを馳せ、私は大きな声で歌いました。
「―きっとこの空は夢の形――」
私の夢はキラが叶えてくれると約束してくれました。私はそれが間違いの始まりだとやっと気が付いたのです。
夢は自分で叶えるものであって、誰かに叶えて貰うものではなかったのです。
私はキラが帰って来るまで声を上げ続けました。
第二話 旅立ちとすれ違い (2) 2/2
帰宅すると、ラクスは真っ暗闇のダイニングで家中の食器を洗いながら歌を歌っていた。
その光景を見た時、僕にはラクスが何を考えているのか判らなくなった。
「――只今」
僕は一言告げて寝室へ向かおうとした。僕は今疲れている。体が休息を欲している。
「あら、キラ。帰ってたんですのね。私、全然気付きませんでしたわ」
ラクスは歌うのを止めて僕の方へと振り向いた。
目を細め笑顔を浮かべている。その表情に邪気が無い分、僕は恐怖を感じた。
「ラクス。今夜は疲れているからもう寝るよ」
「貴方の為に熱いお湯を沸かしてありますわ。汗を流した方が良いですわよ」
ラクスは泡だらけの手を洗い、僕に一歩ずつ近付いて来た。僕は動けずにいる。
「私、たまにはキラと……。疲れているのでしたら私が癒して差し上げますわ」
ラクスが僕の背中に手を回して来る。僕の胸に顔を埋めて来た。
「ラクス、僕はヘトヘトなんだ。君の夢の為に頑張っているんだ。それに今日は排卵日では無いだろう。」
僕はラクスの腕を振りきろうとしたが、ラクスは力を込めて僕から離れまいとふんばっていた。
「キラ。私は貴方の子供を作る為の道具ではありません。私はただもっとキラと触れ合いたいのです」
いつからだろう。ラクスがこんな風になってしまったのは。
以前の彼女はもっと清く正しく美しかった。僕は彼女の笑顔を守りたいと思っていた筈だった。
「僕は疲れているんだ!僕の事を思うならゆっくり寝させてくれ」 僕は彼女を振り払い寝室へと向かった。ドアの鍵を締めベッドに倒れ込む。
彼女は僕の気持を全く判ろうとしない。自分の感情だけを僕にぶつけて来る。
僕は唐突にフレイが懐かしく思えた。
第二話 旅立ちとすれ違い (2) を投下させて頂きました。
向上スレへ投下した一連の作品は手元に残っていないので
こちらへ投下をする事が出来ません。申し訳ありません。
では失礼致します。
ラクスはメンヘラーでキラは最低男かw
おお……あのお方が復活なされたのか。
これは素晴らしいヘイトですね。
軍板の低脳には理解出来ないくらいに素晴らしいヘイトですねwww
投下GJ!
>>425 あんまり軍板の奴らをいじめてくれるな。
あいつらだって生きてるんだよ。
イジメ、かっこ悪い。
>>427 ここの住人は頭が悪いから、また荒らされたいらしいな。
>>428 もはやパブロフの犬に匹敵する程の条件反射乙。生きてれば必ず良い事があるから頑張れ。
>>429 お前みたいな低脳にだって生きる価値はあるんだ。希望を捨てないで頑張れ。
>>430 上祐大将乙。悪いがこのスレは軍板の事なんて関係ないんだ。
板間の揉め事は全てはお前の妄想だよ。辛い現実から逃げ出すのはやめて、頑張って生きろ。
板間の揉め事を股間の秘め事とよんでしまってちんちんおっきしたorz
俺はカズミたんに萌えてちんちんおっきしたorz
引き篭もりの期待を裏切るべく、とりあえず軍板で乙してきたぜ
俺はシローとアイナの夜の営みを想像してちんちんおっきしたorz
アイナたんかーいーよーwwwwwwwwwwwwwwww
ひぐらし見てくる
削除依頼回避のためにレス付けますね
>>440 お疲れ様です。
軍事板はこのスレの宿敵ですからね。
荒らし依頼でまとめて申請すればすむことだよ
ガンガン爆撃してやるから覚悟してやるから覚悟しろよタイフーン
上祐大将=タイフーンだし
ここのことを言ったのに。
馬鹿だねえ。
また軍事板の奴らかよ
軍事板の奴なんていないだろ。
自演嵐と程度の低い住民モドキだけだ。
そうだね、プロテインだね。
最悪板と同格に扱われる新シャア住人に程度が低いとか言われたくないよwww
>>450 なんで職人が逃げ出したのか、こいつら全く学習してないwww
>>450 つまりお前は住人じゃないんだな。
とっとと出てけ。
うーん。いっそこの板無くした方が良いのか
それとも他の板に増殖する前に此処で押さえ込んだ方が良いのか
どっちにしろなんでかんけぇねぇ話題でこんなにレスが進むかねぇ
板もなにも暴れてるのはこのスレの中でだけだろ。
新シャアだから仕方ねーべ
スルー位覚えろよな
軍事板のせいで、また大荒れか…
強引に軍板の話題に持っていこうとするやつも
定期保守として役に立ってるから目くじら立てないほうがいいよ
哂ってスルーしてやろうぜ
>>443 どうも軍板の各スレ見てきたらた、元々居たタイフーンってコテハンSS書きを騙って荒らしまくってる通称「age厨」ってのがいて、そいつみたいだな。
トリップ変えても、すぐそれも偽装して荒らすから向こうでも真性キチガイ認定で完全放置だと。
>>458 きたらた?
日本語わからない奴は書き込み禁止
↓ 以下、SS投下以外age厨の自演となります ↓
要するに、軍板どうのこうのと口走ってるのって、全部age厨の自演だろ
もし本当に
>>456とか釣られてるのだとしたら、すごい馬鹿だな
今まで散々、荒らしの自演だと言ってるのに
軍板以上に、荒らしに対する耐性が無いんだろ、ここは
軍ヲタはSSのキャラに説教かますから痛い。
つーか何故軍ヲタがこのスレに群れをなしてるのか不思議。
まともな職人のほとんどは見切りつけてしまったからさ...
>>463 というか、このスレに軍オタなんかいるのか?
一部の連中が勝手に騒いでるだけだろ、age厨に荒らされたのに怒って
どっちにしろ、一人や二人の荒らしに踊らされるんだから、レベルは低いんだよな、ここ
・・・早く職人戻ってこんかな
もう無理だろ。
とっとと見切りつけてバカどもと縁を切るが吉。
>>466 レベルが低いとか馬鹿か。自分の程度を棚に上げて語るなよな
そうだね、プロテインだね。
>>465 軍板の自Fスレでage厨が「このスレッドを見ている人はこんなスレッドも見ています」って、ここのスレ含めた新シャア板の幾つかのスレタイ貼ったんだよ。
つまり、ここに入り浸っていたのはage厨の方で両方の板で自演やって煽って楽しんでるんだよ。
だから自分の気に入らないスレ潰すために
>>440みたいなことしてる。
ちなみにage厨は
>>440のスレは「自分の行為=自治の総意」とか言ってかなり前から荒らしてる真性のキチガイです。
ずっと前からいるけど、やっぱり本物の引き篭もりなんだよな、あの気違い
こうやって話題に出してやることで、ヒッキーニートが生きていく気力を与えてやってるわけだ
なんてすばらしいんだろう
>>470
死ねよ荒らし
図星w
>>422、種蒔きさん乙! 相変わらず荒しの中で輝いてますね!!
カズミの爽やかな青春ストーリィから一転して昼メロのようなキラとラクス怖っ! ((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル
そして食い物を粗末にするなと……!!!
一体この先どうなって行くのか――キラがいつラクスに刺されるのかw――果たしてカズミにも影響はあるのか非常に気になります、GJ!
爆撃乙です。
CCさくら板に、学園島スレの攻撃要請を出してきました。
イシュタム死んでるしwww
いい職人は、死んだ職人だけ
このスレも軍事板のせいで、随分寂しくなったよね…
>>482 こんなこと言う奴らだしな
55 名無し三等兵 age 2007/07/19(木) 21:55:20 ID:???
>>54 いいぞ、タイフーンを騙ってガンガン荒らしてこい。
削除人騙しのレスアンカーは忘れるなよ。
>>483 タイフーンも基地外だが、軍事板の名無しどもはもっと酷いみたいだな
>>484 しかし、荒らしてるのは追い出された職人な罠
要するに、軍板の名無しのフリをしている
>>482-483の自演というわけだ
いつまでやってんだろう、このage厨
>>486 何言ってるんだ?
何の根拠もなく決めつけるなんて、頭悪すぎw
>>487 はいはい。お利巧さんですから病院行きましょうね〜
ヘッタクソな自演乙wwwww
>>489 週七日働けない馬鹿はスルーすべきだよな。
何も問題はないから、学園島スレへの爆撃を続行しよう。
規制議論板見てる?自分の立ち位置理解した方が良いよ?
>>492 馬鹿の一つ覚えみたいに削除削除と喚くのは低学歴にありがちなことだな。
学園島スレへの爆撃は、運営による公認を受けている。
>>494 このスレが荒れて職人が寄り付かないのは、住人にスルー能力と学習能力が皆無だからだな。
荒らしに構う奴も荒らしだよな
馬鹿な住人のせいで投下できない職人かわいそう
職人荒らしてないでは早く投下しろよ
>>494が偽物なのはガチ。高畑さんはもっととぼけた感じのコメントの仕方。
つーか高畑とは自称してない。
お久しぶりです。別PCのためトリップが違う可能性がありますがご了承ください。
私事のため長期スレを空けて申し訳ありません。
スレを維持してくださっている名無しの皆様、そして転移戦線の作者氏には本当に申し訳ないのですが、
私はこの書き込みを持ちまして新シャア板より撤退します。
理由は一身上の都合ということで控えさせてください。
作品自体はタイトルを変更して自サイトの方で細々と続けていくつもりです。
誠に申し訳ありません。
それでは失礼します。
>>504 あなたの恨みは、我々が晴らします。
頑張って仕事を探しましょう。
>>504 お疲れ様でした。
...自サイトでの連載再開はRTB氏に続いて二人目ですか...orz
>>504 まともなSSも書けない負け犬は早く消えろよな
あーあ、また軍事板のせいで職人さんが減ったね。
それ以前に
>別PCのためトリップが違う可能性がありますがご了承ください。
ここを疑えよ
現在、自作自演荒らしが出現しています。
たびたび創作系スレを荒らしてきたタイプの荒らしで、
複数のスレを自演議論で荒らし、対立を煽っている様なので、
荒らしにのせられずスルーするように願います。
>>504はage厨。このキチガイの常套手段。
どこでも同じ手口なので非常に解りやすい。
これほど自作自演下手なのも珍しい。
そんなんだから荒らし鑑定に出されてずっとタグ付けられてるんだよw
>>507 勝手に来てスレを荒らすな。人が減るだろ。
しかし故人のコテを平気で騙るとはこの荒らし、バチあたりというかサイッテ―なバカというか……
信心が足りないですね
LRCE氏のサイトが何処にあるのかヒントだけでも教えてくれorz
遅くなったけど転移戦線氏GJ!
フレイがオペレーターやってたのはなんだか新鮮だったなー
これまで呼んできたSSでまともにオペレーターやってたのってあまり無かったし。
ここって、もう完全にage厨の拠点だな
まだだ!
まだ終わらんよ!
age厨ネタもうやめようぜ。お前らもそんなに興味ないだろ?
自分に興味あると思うからはしゃいでるんだよヤツは。
もうage厨とか軍板とかいってる奴等は全部自演でいいじゃん。
そんなん全部こんなに急速にスレ伸びるほど興味ねーよ。
自演と言い出すと厨房の自演
そういう風に種を巻いておいて、盛大に爆撃を敢行する
先に「お前age厨だろ!!」と指摘されにくい空気を作るという狡い手である
リアルでは主に小学生とかが攻撃相手をハメる時に使われる
これをやっておいて周りから攻め立て、最終的には先生に叱らせる
また認定厨か
もうウンザリ
お前age厨だろwww!1!!
ヘタレ嵐乙
高畑は仕事の見つからないストレスで自殺したらしいよw
イッパイアッテナは生きてるよ?
久しぶりに来たけど、相変わらずの荒れっぷりに吹いた。
やっぱ軍オタって粘着質なんだな。一生、ここでオナニーしててくださいねww
まあ粘着質ってのには同意。ただ、ここに書き込んでる全員の事な。
SS職人は除くね。
俺?俺はいいんだよばーか。
ここに書き込んでるSS職人と俺以外全員ばーか。
>>535 上祐大将乙
学園島スレにこのスレの神々のSSを無断転載してやろうか
んんんんんんんんんんん
種のビームサーベルってつばぜり合いできないのか…
劇中でつばぜり合いしてたような気がするんだけど気のせいかな…
にしても、水出しっぱなしとホースと木の棒で斬りあうっていう表現は結構わかりやすくていいな。
例えなかったらわからんかったぜ。
>>538 設定では出来ないはず・・・でもやってたな・・・
ここの住人は軍事的知識が余りにも足りないので、私のSSを読んで参考にしなさい。
灰色鳥が舞う日
プロローグ 二〇〇三年一月二十二日 学園島南部 オターキングラード戦域
「よぉおはよう。今日も冷えるな」
「いつものことだろ。いいニュースは?」
「空軍の輸送機がプレゼントをくれたぞ。肉入りのシチューだ」
「こいつはいい。ツイてるな」
泥に汚れた稲葉学園校防軍の兵士二人は、塹壕の中で、シチューを掬ったスプーンを口へと運ぶ。
「クリスマスには本校に帰れると思ってたんだがな・・・期待しただけ馬鹿だったか」
「言うなよ。ビスケット食うか?」
「ああ」
稲葉学園が東の白石学園に戦いを挑んで、もう二年になる。
一週間かそこらで終わると予想されていた戦いは長期化し、そして泥沼化していた。
「敵さんも今は冬休みなのかなぁ・・・」
「馬鹿。奴らは冬が一番元気なんだぜ?一昨年の冬を思い出せよ」
「俺は本校で補習やってましたよ。ハァ、擲弾兵なんかに志願するんじゃなかった」
年若い一等兵の愚痴に、無精髭を浮かべた伍長は苦笑を浮かべる。
「現実を受け止めてたのしくやろうぜ。それが一番だ」
「愚痴らなきゃやってられないよ」
「ん?こいつは・・・!」
伍長は乾いた音に気付いた。
嫌というほど聞き慣れた、ロケットの斉射音だ。
「オルガンが来たぞ!伏せろ!」
伍長は急いで一等兵を押し倒す。
間を置かず、陣地の周囲を爆発の波が襲った。
「畜生!畜生!」
「絶対に頭を上げるなよ!」
「死んでも上げるもんか!」
十五分ほどで砲撃は終わり、二人は塹壕から頭を上げた。
濃い煙の向こうからは、数え切れないほどの戦車のエンジン音と歩兵の唸り声が聞こえてくる。
「エラいことになったぞ・・・」
「どうする?」
「逃げるに決まってるだろ!走れ!」
1 二〇〇三年一月二十二日 稲葉学園南部本校 士官用宿舎
「ん・・・」
霧生舞虎は目を覚まして、うっすらと入り込む日の光を感じ取った。
切れ長の目が開かれ、縞模様のパジャマで包まれた上半身がベッドから起き上がる。
背は少し高く、髪はやや硬めの濃紺色で、顔立ちは十代半ばにしては気苦労を重ねたことを現すように、端正で凛々しい。
「元也、朝だぞ」
「あ、お姉ちゃん・・・」
舞虎がそう言うと、太股に抱きついていた少年が声を上げた。
双眸は大きく、舞虎との血縁を表してか、硬質な髪をしている。
名前は霧生元也―――舞虎の実弟だ。
「抱きつくのはやめろと言っただろ。いい年こいて」
「いいじゃないか・・・お姉ちゃんだって満更でも無いくせに」
「ヘヘッ」
舞虎は元也の頭を一撫でした後、僅かに下卑た笑いを浮かべてベッドから降り、シャワー室へと歩いていく。
一浴びして寝汗と眠気を払拭した後は、朝食が待っている。
「おっ。嬉しいな」
舞虎がリビングのソファーに腰掛けると、既に目玉焼きやトーストが用意してあった。
士官用―――それも上級士官のために用意された個室は、下手な一軒家よりもよっぽど住みやすい。
上の人間に媚びは売ってみるものだ、と舞虎はつくづく思う。
「はいお姉ちゃん。コーヒー」
「ああ。ミルクくれ」
舞虎が砂糖とミルクをドバドバとコーヒーに叩き込む横で、報道部の流すニュースが次々に切り替わる。
一人で戦車を十五台破壊した擲弾兵軍曹の活躍は特集が組まれ、悪化する東部戦線の模様は淡々とした報告とイメージ映像だけで済まされた。
他には島外戦線や本国のニュースといった内容が続く。
<<オターキングラード地区に対する北部からの増援が決定されました。派遣予定部隊は未発表ですが、少なくない数の師団が引き抜かれるとのことです。これに対しノルトランドの各校からは不満の声が・・・>>
もう泥沼だな、と舞虎は心の中で呟く。
去年の中頃に始まったこの大電気街を巡る戦いは理由を途中で失い、今では双方の意地とプライドだけが廃墟と化した町でぶつかり合っている。
正直舞虎は、何故稲葉がこの町を攻めることになったかよく覚えていなかった。
恐らく、他の内勤組や後方勤務の兵士たちも同じぐらいの情報しか持っていないはずだ。
「いつ終わるんだろう・・・もうしばらくになるよ」
舞虎はカップを口に運ぶ。
後方にいて嬉しいことの一つに、代用コーヒーではなく本物のコーヒーが飲めることがある。
「退こうに退けないんだ。稲葉はせっかく確保した町を捨てたくないし、白石はあと一歩のところまで追い込んだ第二軍を逃したくは無い。ところで、いい豆使ってるな、これ」
「前線のことはよくわからないや・・・ちなみにそれインスタント」
「そうか・・・。まあ、お前は戦争のことなんか気にするな。コーヒー、もう一杯くれ」
舞虎が元也にカップを差し出した時、部屋に備え付けてあった電話が鳴った。
さて、RTB氏の今日の更新も見てきたし、あとはLRCE氏のサイト捜すだけか。
ああ、俺は明らかにIP記録されているところではGJ!できない小心者さorz
元也が早足で近付き、電話を取る。
「はい。もしもし・・・ええ、わかりました」
元也は受話器を抑え、舞虎の方を見た。
「電話だよ。お姉ちゃんに」
「朝食ぐらい食べさせてくれよ・・・全く」
舞虎はパジャマの下に手を突っ込み、腹をボリボリと掻きながら電話を取った。
朝にプライベートを邪魔させるのはあまり気持ちのいい話ではない。
「もしもし?」
<<おはようございます大尉。緊急で一一〇〇時までに出頭をお願いします>>
「今日の仕事場はどこだ?」
<<今一番ホットな場所ですよ>>
「オターキングラードか・・・」
一瞬、舞虎は知らないフリをして電話を切ろうと思ったが、そうするわけにもいかないので続けた。
「わかった。車は出さなくていい。シャワーを浴びたらすぐ行く」
<<了解!朝食はこっちで用意します>>
「もう食べてるよ」
受話器を置き、舞虎は溜息を吐いた。
「ハァ・・・」
「またお仕事?」
「ああ。帰りはわからない」
また学園島スレを爆撃してほしいのか?
誰か、種蒔き氏のところのヒント教えてくれ。
名産品だけじゃ探し切れん。
舞虎はトーストを咥え、準備をするためリビングから自分の部屋へと向かおうとする。
「わかった。荷物用意するよ」
「すまないな。いつも」
「ううん。構わないよ。こんな暮らしができるの、お姉ちゃんのおかげだから」
舞虎と元也―――いや、稲葉に籍を置く多くの生徒には身寄りが無い者、あまり明るくない家庭の事情を持った者が多い。
もし両親が蒸発でもしなければ、舞虎と元也は今頃傭兵まがいのことをやってはいないだろう。
「帰って・・・きてね」
元也が悲しそうな顔をしたので、舞虎は悪戯めいた笑みを浮かべて元也の首を掴んだ。
「お姉ちゃんを馬鹿にするな!このこの!」
「わっ!ちょっと、お姉ちゃん!」
舞虎には一つの確信がある。
元也という存在がある限り、自分は負けることは無いと―――。
なんかレスがまばらになったけど?
とりあえず今日の制裁はここまでです。
学園島スレに、一切干渉しないでください。
これ以上爆撃を続けるなら、我々は更なる報復を用意しています。
随分至近レスに穴が空いてるな。
まぁ、予想はできるが。
帰れバッタもん。
ワンパターンだな
タイフーン氏乙
だがここは08小隊が種、種死に居たらスレなんですよ
はっきり言うと
お・か・ど・違・い
あんたのSSみたきゃ学園島スレ行くしここに投下すんな
まぁ見たくもないが
563 :
御告げ:2007/07/22(日) 19:31:30 ID:???
このスレは新シャアと軍板の恥。軍板勢を援護する訳じゃないけど、軍オタが居なくなったらまあ、爆撃して火種作るじゃ。その逆も然る。
つまり、お前らは共同体だよ。片方が欠けたら駄目な。
だからお前らがいがみ合うのも運命ってこった。
>>562 私は軍事板のスレを爆撃された報復を行ったのです。
お前らだって軍事板に高畑だの、RTBだの、糞みたいな職人が書いたSSを使って
爆撃したじゃないか。
いい加減にしろよ、嫁以下の話を読んで喜んでいるなら、軍事板に楯突くような
ことをするな。
>>563 よくわかっていますね。
軍事板が種厨によって荒らされ続ける限り、新シャア板への爆撃も終わらないでしょうw
この基地外野郎!
お前らさ…このタイフーンは偽物だとわかってるのか?
>>564 お前が軍事板に爆撃したんだろ自作自演厨w
お前よりイシュタム氏やRTB氏の方が上だ。
何より需要にあった供給をしてくれる。
一番の違いは両者とも自分のサイトでやってる方がメインだってことだ。
お前のように匿名の傘を来て糞垂れ流すのと、オフにも顔出して作品
発表するのと一緒にするな。
>>566 私は本物ですが何か?
軍事板で聞いても、私が本物だと答えられます。
ちなみにトリップは軍事板と新シャア板で使い分けています。
>>568 随分自尊心が強いんですねw
だから職人に愛想を尽かされた挙句、晒されるのが怖くてサイトに感想の一つも
書けない腰抜けじゃないですか。
可哀想ですよ、追い出された職人の皆さんが・・・。
なんで、このスレはこんなに荒れているのかな?かな?
>>572 なのはスレなんて、いくら荒らされようと新シャア板の癌だから仕方無いよ。
>>544 >泥に汚れた稲葉学園校防軍の兵士二人は、塹壕の中で、シチューを掬ったスプーンを口へと運ぶ。
ここの文章が凄く気になります。
「兵士二人は、塹壕の中で、」
ここの部分の読点の使い方が可笑しいです。
「シチューを掬ったスプーンを口へと運ぶ。」
描写すると云う事を意識しすぎているようでくどい気がします。
「シチューを食べた」で充分です。
描写をしたいならどんな味なのかとかを書いて見て下さい。
全般的に下手な描写が多すぎて字数稼ぎにしか見えません。
それとも軍事板ではこの程度のSSで好評価を得られるのでしょうか?
いいぞ、偽物のおかげで本物まで叩かれ始めたwwwwww
もう少し荒らすか
576 :
ヤクザ:2007/07/22(日) 20:32:16 ID:???
眼鏡猿の辻と不動明今すぐ死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
577 :
ヤクザ:2007/07/22(日) 20:35:31 ID:???
眼鏡猿の辻と不動明今すぐ死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
>>ちなみにトリップは軍事板と新シャア板で使い分けています。
軍板のトリップをここで出してみてくれッッ
す ぐ に だ ッ
579
相手にすんな。
>>551 種蒔きさんはサイトは持ってないよ。
edたんのサイトを間借りしてオリジナルをちょこちょこ書いてる。
初期種蒔きさんらしい初々しい感じのSSだったな。
種蒔きさんはここでは内館牧子路線を突っ走るのかね?
核融合炉だけそのままで
武装は全部種死のにすりゃ攻撃力は数倍に跳ね上がる
なんつーか、俺以上にスレ違いなSSだな。
もそっと表現や描写を考えればよくなるんじゃね?それは俺の嗜好の問題だけどな。
↑で誰がか突っ込んでるけど、食べる描写に凝るよりも味の描写を入れるべきだと思うね。
例えば美味いか不味いのかだけでも入れてみると結構違う。俺なら
『スープを一口含むと、いつも食べ慣れている物であったが今日に限っては苦い敗北の味がした。
ただ、温かかったのは良かった。敗北感が少しだけ紛れたような気がしたからだ。
これで冷たければ救われなかっただろう』
こんな感じにしてみる。お前さんなら頑張れば俺よかマシな文章書けるようになるだろ。軍板の職人だろうが何処の職人だろうが同じS2ちゃんのSS書きだ。お前さんの事を応援する。
ただ、次からはSSの内容と投下先を良く考えような。これは完全にスレ違いだ。
ジプシーのの戯言。
585 :
574:2007/07/22(日) 20:46:54 ID:???
>>578 ここに投下していいなら書いてみようかな。
age厨はキラ厨ブロンティストと闘ってりゃいいんじゃね?勝てる相手だし。
偽物タイフーンを勘違いした挙げ句にアドバイスまでするお前ら馬鹿だろwww
>>584 やなこったい。俺は変な誘導は嫌いなんだよ。
つーか何でわざわざ別の板まで行かなきゃならんのよ。詳しく説明してみ?
説明してくれたら考える。
>>568 転移戦線氏や種蒔き氏ではタイフーンに負けるって事?
転移戦線氏だって勝てるよ。種蒔き氏は戦闘描写が出来ないから微妙だけどさ。
正直どっちの主張も、つまらん。
つまらん物同士が争っても、やはりつまらん。
みんなタイフーン叩きに協力してくれて、本当にありがとう
もっとタイフーンを誹謗中傷しろよ
そうしないと粘着続けるぞ
間違えた。
584じゃなくて586な。
>>588 投下された奴は偽物が書いた奴じゃねーの?あれは本物が書いた奴をコピペしたものなんか?
例によって改変後?
向こうのスレ見たところ改変はなし
本物のタイフーンの今の酉と一致してるか?
本物が書いたやつなんか。やっぱり人の名を騙る奴は自分じゃ書けんね。
本物にアドバイスしても角が立ちそうだからやめとこ。
本物
タイフーン ◆sePHxJrzaM
74:肝井◆hC1yo3z59U
さくらと厳しいお仕置き(147)
「ふぅん、臓物を直接責められるのに弱いみたいだな、お前。」珠代は中指を第2関節まで
深淵に差し込んでから内壁の腹側を丹念に探る。
「はあぁッ!!」ある部分に触れた途端、苺鈴は大きく喘いだ。
「ビンゴ!みたいだな。フフ・・・ビックリする事が起きるぞ。」ニヤリと笑う珠代。
中指の先にその部分を捉えてゆっくりと前後に動かすと、苺鈴は小刻みに震えながら何かを
拒絶するように首を横に振る。しかし珠代は責めを止(や)めない。
少しテンポを上げて、その部分を擦(こす)るようにすると苺鈴は目を見開き、全身の筋肉を
痙攣させて低い声で呻きだした。耐えられないほど刺激が強いのだろうか。
苺鈴にとって1秒が無限の長さに感じられる数分の後(のち)、ついにそれは起きた。
深淵から激しく透明な液体が迸(ほとばし)り出たのだ。
その瞬間に苺鈴は意識が混濁してしまい、何が起きたのかを確認する事すら出来なかったが。
「どうだ!?これがGスポット刺激って奴だ。こちとら女の体のツボは百も承知なんだぜ。
ウチの嫁で実験済みだからなぁ。」
>ちなみにトリップは軍事板と新シャア板で使い分けています。
>ちなみにトリップは軍事板と新シャア板で使い分けています。
>ちなみにトリップは軍事板と新シャア板で使い分けています。
BA☆KA
見境無しに埋めだしたらage厨はキラ厨ブロンティストと同じレベルだなwwww
二度とさくら板に来るなよ糞厨ども
現在、自作自演荒らしが出現しています。
たびたび創作系スレを荒らしてきたタイプの荒らしで、
複数のスレを自演議論で荒らし、対立を煽っている様なので、
荒らしにのせられずスルーするように願います。
>>606 どこが荒れているんだ?
電波飛ばしてないで仕事しろ
もう終わりだ…
軍板に降伏しよう
規制依頼出てるからもう少し結果待ちしたら?
>>609 多分無理
age厨は学園島スレを一年以上荒らしてるが、今だに規制されてない。
IDが出るようには出来ないの?
幾分マシになるとは思うんだけど
変な奴は無視しようよ。それで無問題。
塚ね、
>>584は本物のイシュタム氏に思えた俺はマイノリティ。
sageるから居つくんだよ。常時ageにでもしとけば良い。ID表示しとけば排除しやすいだろ。
態々メル欄にageと記入してまでID隠してるヘタレがage厨だけなんだからさ。
それだとあぼ〜んしやすいだろ?
616 :
615:2007/07/22(日) 23:15:13 ID:???
ちなみに、今まで他板でこのような意見が出ると必ずage厨が多数を装ってまで必死に阻止してきました。
617 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/22(日) 23:16:11 ID:L31tXuKU
では上げてみる?
618 :
名無し三等兵:2007/07/22(日) 23:27:24 ID:xuRh1LvD
賛成します
つーかマジで外部移転考えね?
この惨状じゃ新規さんも来ないだろうし…
亀蜻蛉◆aDC37xH6dIというコテハンで軍事板を爆撃してきました。
また明日も朝からこのスレのため頑張ります。
>ちなみにトリップは軍事板と新シャア板で使い分けています。
>ちなみにトリップは軍事板と新シャア板で使い分けています。
>ちなみにトリップは軍事板と新シャア板で使い分けています。
何この言い訳は? もしかして小学生?
622 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 00:08:45 ID:wsk+2L6L
623 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 00:37:12 ID:MCSCgWla
これからID表示してない奴は完全無視。
624 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 00:40:43 ID:zmzPbZJZ
あげよう
625 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 01:04:54 ID:wsk+2L6L
この状態を維持しよう。
626 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 01:35:30 ID:6vy3FeDu
ID表示、なんと心地良い言葉か!
ageるデメリットより嵐を叩き出すほうが優先だな
628 :
627:2007/07/23(月) 01:38:05 ID:zmzPbZJZ
いけね出し忘れた
629 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 01:38:59 ID:E4DL77mC
荒氏対策に有効だったらほかの荒らされてるスレでも提案してみるか。
630 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 02:01:01 ID:zmzPbZJZ
強制表示になればわざわざこんなことしなくてもいいんだがな
ID表示されてまっとうな理由で困る香具師っているのか?
631 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 02:05:14 ID:MCSCgWla
632 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 02:11:23 ID:wsk+2L6L
>>631 それは真っ当な理由じゃないからじゃないかw
633 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 03:40:50 ID:g6eylF8G
つーかここに何人残ってるんだ?現時点で。
と言うことで点呼ー ノ
ID表示していないヤツは数に入れない方向で。
634 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 03:52:01 ID:zmzPbZJZ
ノシ
635 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 03:54:49 ID:nkJsG0+i
ノシ
636 :
Rommel ◆PeDAcWrcGo :2007/07/23(月) 04:56:23 ID:JghSTNB9
まだ、見てて書いてるんだけどかなり心が折れそうだorz
ドレが荒らしでドレがココの住人か解らなくなってるよ
637 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 06:15:49 ID:wAeBN1zL
ノシ
ノ
639 :
638:2007/07/23(月) 06:44:54 ID:???
阿呆だ俺orz
改めて
ノ
640 :
超阿呆638:2007/07/23(月) 06:45:56 ID:ISwHSMP4
ノ
ノ
642 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 07:00:38 ID:jXfJGkNx
ノ
ノ
ノ
ノ
ノ
ノ
ノ
ノ
ノ
651 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 09:18:52 ID:YtrZQ1tb
ノ
ノ
ノ
ノ
ノ
ノ
658 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 11:05:45 ID:nzaj3K0Y
ノ
これで少しは風通しがよくなるといいんだけど。
陸戦型ジムと陸戦型ガンダムって何機ぐらい作られたのかな
660 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 11:48:10 ID:fmKOWr7K
ノシ
662 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 17:30:48 ID:J/VnTEJ8
ID表示してない人は荒らし認定され完全無視されますのでsageないでください。
663 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 17:32:04 ID:1PBIPtUm
ノシ
一応書き込んでおきます
今回より上げ進行です。sageは荒らしと混同されますのでご注意下さい
664 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 18:07:47 ID:DRmV+UIb
ノ
メ欄空白進行ね了解
665 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 18:11:41 ID:4I+rFVEp
おもいっきり久々にきてみたらIDか、変なのが沸くよりは良いかな?
666 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 20:22:50 ID:zmzPbZJZ
667 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 20:38:15 ID:9IufkFRi
さっさと移転準備してほしぃわ。軍板と殺りあっている時に職人のSS見てもスッキリしないから、
職人が移転orスレ民が消えるがよいと思う。
ちなみに俺は後者。
668 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 20:46:45 ID:hFWzXg+9
669 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 20:47:31 ID:zmzPbZJZ
670 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 20:48:51 ID:aE3oZfdc
>>667 だったらお前が準備しろ。口だけのゆとりにも程がある。
671 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 20:59:28 ID:9IufkFRi
>>668 で?報復を最初した時点で、悪循環になってるじゃないか。
>>669 それは俺じゃなくてお前らだろ。俺はただ単にこのままならただの癌の増大に過ぎないから。やめろって事よ。
>>670 それは職人に言うセリフだぜ?
672 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 21:00:30 ID:g6eylF8G
>>671 そんなことを本気にしているのは君だけだと思うけど?
674 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 21:01:49 ID:9IufkFRi
>>672 あくまでもと思うだから。
てか言い出しっぺの法則に従うつもりも無い。
675 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 21:02:10 ID:g6eylF8G
ああなんだ、age厨が議論厨になって帰ってきただけか・・・
676 :
673:2007/07/23(月) 21:02:53 ID:hFWzXg+9
しまった、下げた orz
677 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 21:03:19 ID:EdkDaryN
>>675 決めつけやめろよな
移転するかしないか、重要な局面なんだから
678 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 21:04:32 ID:9IufkFRi
>>673 本気にしてないからいつでもやめられる事はさっさとやめろと。
第一、本気じゃなくて遊びMAXとか、ガチな人も居るけど。
>>675 ごめん、俺別人。
679 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 21:05:23 ID:aE3oZfdc
>>671職人が移転すると言ったのか?ああ、お前の妄想の中で言ったのかwww
ゆとりの上に妄想癖かwww
680 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 21:07:12 ID:9IufkFRi
>>679 言ってなく、悪循環が続いているからあくまでも理想20%予想80%で出したんだがな。決めつけはよくないよ。
>>680 こういう馬鹿なヤツらが職人のやる気を削ぐんだよな。
マジでスレから出て行ってほしい。
682 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 21:10:30 ID:g6eylF8G
>>678 ああ、言っていることわかんなかったか。
価値が同じって言いたかったんだよ。場を荒らそうとしてる奴に別人も同一もないってね。
さ、今度は手を変えてきたようだ。これからどう対処しようか、やっぱ無視か。
683 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 21:13:13 ID:hFWzXg+9
まずは無視だな。
684 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 21:13:47 ID:g6eylF8G
それはそうと14人か、結構いるもんだね。
685 :
Rommel ◆PeDAcWrcGo :2007/07/23(月) 21:15:32 ID:DlSQ92uv
そうねぇー、移転って今更言われてもと思うよorz
少なくとも此処つぶれたら新人スレかネタはボツるかな。私の場合は
新人スレも最近元気無いし、ほんと落ち着きたいんだがね。
686 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 21:26:00 ID:EdkDaryN
687 :
RTB ◆E4H.3ljCaE :2007/07/23(月) 21:31:49 ID:VThgyOeG
>>685 サイトで展開されては?
私のところは自分の技術検証兼ねたものをいくつか動かしていることもあるせいか
掲示板で感想頂くことはないですけど、メールで頂いたのはあったりしてますし。
688 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 21:48:26 ID:hFWzXg+9
689 :
53 ◆9898LdFFy2 :2007/07/23(月) 22:10:48 ID:IwExT4Ft
帰ってまいりました…地獄を見た上に腰痛がぶり返してますが…(泣)。
出張中は遠藤正明さんの“戦士よ立ち上がれ”が心のテーマ曲でした……“転移戦線”の挿入歌にしたいぐらいかっこいい!
……再発した腰痛の為に筆は遅いのですが……(号泣)。
と言う訳でこれからも私はここで書いて行きます。
ゆっくり読めないという方はwikiのまとめに上がる方を読んでいけばいいのでは?
少なくとも私はwikiには数日以内にUPするつもりですし…まぁありがたいことに大概皆様の誰かがUPしてくださるんですがね。
私はここで完結させると決めた以上、初心貫撤目指すは有言実行の心意気。
そんな訳で僅かながら続きを書いたのですが、議論中であればUPは待った方がいいですかね?
690 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 22:20:21 ID:EdkDaryN
>>689 今は荒れてますし、半年ほど投下を待たれては如何でしょう?
691 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 22:27:42 ID:EdkDaryN
692 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 22:27:54 ID:hFWzXg+9
693 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 22:31:44 ID:XMZZQYZD
694 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 22:32:55 ID:hFWzXg+9
695 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 22:33:32 ID:EdkDaryN
>>693 どういうこと?
爆撃はリアルタイムで行われてるんだけど…
696 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 22:57:16 ID:zmzPbZJZ
だからどうだっての。
697 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 23:00:09 ID:EdkDaryN
>>696 ここの住人の愚行を黙認し、更なる憎しみを招くつもりですか?
698 :
種を蒔く人after ◆FUs75gJ6A2 :2007/07/23(月) 23:02:00 ID:eRwwYgZ/
自分は外部移転の件については保留させて頂きます。
自分の筆力では定期的なSS投下が難しい事が理由です。
外部移転に賛成している方に質問があります。
外部移転するとしたらどなたがサイトを作るのでしょうか?
どなたが管理人をするのでしょうか?
宜しければ回答をお願いします。
699 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 23:02:14 ID:s1fXrVjL
age厨って、自分がバレてないと思ってるのかな
笑えるんだが
700 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 23:07:55 ID:EdkDaryN
>>698 一番てっとり早いのはブログレンタルですね
701 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 23:08:05 ID:sFPG2PlF
NGワードに[ID:EdkDaryN」と入力っと。
何でしたら、完全した作品をまとめwikiのうpロダに上げてもらえれば編集しますが、如何ですか?
703 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 23:09:48 ID:sFPG2PlF
>>702 ID表示しないと見えないから下げないで。
704 :
livedoorID持ち@携帯 ◆yb1J9t3X3g :2007/07/23(月) 23:14:45 ID:lEIxbljP
こんな荒れ果ててるスレageてもなぁ……と思いつつ再カキコ
何でしたら、完全した作品をまとめwikiのうpロダに上げてもらえれば編集しますが、如何ですか?
705 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 23:15:13 ID:EdkDaryN
>>701 自分たちの罪を棚に上げて言論統制なんて…狂ってるよ
706 :
種を蒔く人after ◆FUs75gJ6A2 :2007/07/23(月) 23:16:39 ID:eRwwYgZ/
>>700 ブログレンタルと云う事は職人が個別にブログでSSを執筆すると云う事ですか?
でしたら外部移転には反対です。
自分は色々な職人さんと切磋琢磨しながらSSを書いて行きたいと考えていますので。
どうしても外部移転をしなければならないのでしたら友人のサイトに合流しようと思います。
708 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 23:23:33 ID:EdkDaryN
>>706 申し訳ないけど、個人の意見は自重してほしいです。
709 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 23:25:19 ID:zmzPbZJZ
ID:EdkDaryNはage厨で確定。
NG推奨。
710 :
タイフーン ◆TZ4rJYsZg. :2007/07/23(月) 23:36:08 ID:Y6zSUf3y
このスレの連中がまた私のスレに干渉したようなので、制裁を加えます。
間違っても軍板を荒らすなんてことはしないように。
何度も言いますが、私はタイフーン本人です。
711 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 23:37:36 ID:XMZZQYZD
何だ、また偽者かwww
712 :
タイフーン ◆TZ4rJYsZg. :2007/07/23(月) 23:38:08 ID:Y6zSUf3y
2 二〇〇三年一月二十二日 学園島南部 オターキングラード戦域上空
<<こちら第四擲弾兵中隊!これ以上は無理です!>>
<<四方八方敵だらけだ!畜生!増援はまだか!?>>
悲鳴に似た敵の無線を聞きながらも、三枝ユウキは大して動揺もしなかった。
似たような、いやそれ以上の修羅場は幾つも潜ってきている。
<<青中隊、聞こえるか?>>
「こちらチェルミナートル1。良好です」
鹵獲品の携帯式無線機から送られた司令部の声に、ユウキは淡々と答えた。
チェルミナートル―――抹殺者の意味―――それが彼女のTACネームだ。
六枚の滑空翼で戦場の空を飛ぶ彼女の下では、稲葉軍と白石軍の激戦が繰り広げられている。
<<砲撃で敵は弱まっている。トドメを刺せ。適度にな>>
「了解。これより戦闘に入ります」
ユウキは一つ深呼吸した後、背中の滑空翼を翻して地上へと降下していく。
十七歳の年齢でありながら、その端麗な外見は大人びた印象を与える。
体は白と緋色を基調にしたローブ―――彼女たち魔法少女が体内に有するマナを変換させることで装着する強化外骨格―――には天使のそれに似た、六枚の翼が備えられている。
ローブを着用することによって、彼女たちは戦闘機の機動性と、戦車の火力と装甲を兼ね備えた兵器へと変わるのだ。
「先に戦車を潰す!」
ユウキは眼下を走る戦車に狙いを定めた。
長砲身の奴が一番危険だと、ユウキはこれまでの経験で知っている。
戦闘は物量で勝る白石軍が押しているが、練度と技術に勝る稲葉軍の戦車隊は、驚くべき制度でT34を葬っていく。
一台の四号戦車を撃破するのに、平均して三台から五台の白石軍戦車が失われていた。
713 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 23:38:07 ID:EdkDaryN
許してくれ!
もうみんなのスレを荒らさないで!
714 :
タイフーン ◆TZ4rJYsZg. :2007/07/23(月) 23:39:19 ID:Y6zSUf3y
「沈め・・・ッ!」
ユウキは腹部に装備した重魔道砲を四号戦車へ向けて放つ。
体内から直接放出されたマナが迸り、激しい光と共に光閃が広がった。
<<アムゼル3、弾薬に誘爆するぞ!脱出しろ!>>
<<アムゼル7、駄目だ!爆発する!>>
射線上にいた二両の戦車は、日光に晒されたチョコレートよろしく溶解する。
ユウキはそれを見て、気を引き締めた。
「気を抜いたら、自分もああなるわ・・・」
言い聞かせるようにして、ユウキは言葉を並べた。
<<敵の中にエースがいるぞ!対空戦闘!>>
<<もう高射砲なんて残っていないぞ!>>
<<フライパンでも何でも投げろ!>>
敵の無線と同時に、ユウキの周囲に対空砲の弾幕が展開される。
ユウキは無意識のうちに、周囲に結界を張って防御した。
稲葉の機甲部隊とやらはどれだけ叩き潰されても戦意を失わないらしく、これでもかと猛烈な砲火を打ち上げてきた。
「派手に歓迎してくれちゃって・・・」
八十八o高射砲の直撃でも食らわない限り結界は破られないが、それでも目の前で小さい爆発が連続して起きるのを見せられるのは気持ちのいいものではない。
大口径弾が近くで破裂するたび、ユウキはグラつく。
715 :
53 ◆9898LdFFy2 :2007/07/23(月) 23:40:02 ID:IwExT4Ft
SS作者としては
>>706の意見が全てと言う気がしますね。
一つのテーマに複数の作者が挑戦し、お互いに刺激し合い切磋琢磨しあうのが理想。
それを読んで意見し合ったり、議論出来たりする場であって欲しいですね。
それでもあまりに荒しが過ぎてまともに機能で着ない場合の外部移転の方法としては…。
複数スレッドを立てれる掲示版をレンタルして格作品ごとにスレをたててその作品とその感想等はそこで進行。
UPされた作品はwiki等にUPして行く。
という辺りが考えられますね……そうなったら私が管理人してもかまいませんし。
まぁ専用ブラウザーとNGワードで釣りや荒しを無視してここを使い続ける…が一番なんですが。
716 :
タイフーン ◆TZ4rJYsZg. :2007/07/23(月) 23:40:37 ID:Y6zSUf3y
「うわっ!」
ユウキは強烈な衝撃を受け、思わず姿勢を崩した。
すぐにマナの噴射で姿勢を制御し、眼下を見回した。
すると、白石軍から奪ったらしい対戦車ライフルを背負った稲葉軍の歩兵が数名、走り去っていくのが見えた。
「いや・・・やめとこ」
ユウキは彼らを殺すことはできたが、少し考えてやめた。
もしここで彼らを殺そうと殺すまいと、オターキングラードでの戦いは十中八九白石軍の勝利に終わるだろう。
戦力差は二倍から三倍―――"大砲鳥"でも来ない限りひっくり返されることは無い。
「甘さが抜けないわね、私も。あっ、エネルギーが・・・」
先ほど戦車に向けて放ったマナの量は些か多すぎたようだった。
ユウキは単体で空を飛び、戦車を破壊することも容易い。
ただ、長時間の戦闘ができないことが大きな弱点だった。
「マズいんだけど、ガス欠じゃあねぇ・・・」
ユウキは無線を切り、戦域から少し離れた土手の上に着地した。
敵の姿が見えないことを調べ、もしものために、そこら中に落ちている稲葉兵や白石兵のヘルメットを集める。
両手に抱えて土手に歩いていき、棒にヘルメットをかけた。
「これでよし、と」
ユウキは土手の上や、向こう側からはよく見えない位置にヘルメットを掛けた棒をを刺しておく。
こうしておけば、狙撃されて死ぬ可能性は幾分減る。
「こんな姿見られたら報道部が泣くわね」
ユウキはそう呟いて、チョコレートの欠片を口に放り込んだ。
717 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 23:42:18 ID:EdkDaryN
>>715 それは素晴らしいですね。
掲示板はしたらばがオススメです。
718 :
タイフーン ◆TZ4rJYsZg. :2007/07/23(月) 23:42:21 ID:Y6zSUf3y
3 二〇〇三年一月二十二日 学園島南部 オターキングラード戦域上空
<<こちらAWACSファルケシャンツェ。グラウフォーゲル1、聞こえるか?>>
ザラついた音声に、舞虎はインカムを調整し直す。
寒さのせいか何なのか、完全にノイズは消えなかった。
量産型魔道服を着用した舞虎は滑空翼の角度を微調整した後、空中管制機に通信を開く。
「少しノイズが入るが大丈夫だ。命令を再確認したい」
<<了解。現在、オターキングラード市街に包囲されていた第二軍が白石軍の総攻撃を受けている。市街からの撤退作業は中断されたが、依然一部の部隊が友軍戦線へ合流できずにいる。君たちは敵をできる限り叩き、奴らの行動を麻痺させてくれ>>
舞虎の周囲には、舞虎と同じく濃紺と黒で塗装された魔道服を着た空軍所属のSG―――魔道兵が編隊を組んで飛行している。
稲葉空軍第一〇八四戦術戦闘飛行隊第二中隊"グラウフォーゲル"隊の指揮を、舞虎は任されていた。
「簡単に言うじゃないか。アンヴァルト了解!」
<<こちらの戦力に余力は無い。頼んだぞ>>
稲葉の戦力は常に余力を欠いている。
ギリギリの戦線を支えるのは優秀な前線指揮官たちと、化け物じみた一部のエースたちだ。
それこそ稲葉には一人で戦車を二百台も三百台も撃破する奴や、一晩で五十人を射殺する狙撃兵がいる。
舞虎は彼らの活躍を聞く度に、事実は小説よりも奇なりだと痛感させられていた。
「給料を値上げしといてくれ。みんな、準備はいいな?」
「は、はい!」
「声が震えているぞ。一度深呼吸しておけ」
「はい!」
719 :
タイフーン ◆TZ4rJYsZg. :2007/07/23(月) 23:44:08 ID:Y6zSUf3y
SGたちは皆、まだ経験の浅い新米揃いだ。
無理も無い話で、稲葉全体でも魔道兵はまだ五十人もいない。
二〇〇一年の十二月に白石がWG―――魔法少女を戦線に投入して以来、稲葉はその対策に追われてきた。
過程の中では電動戦車や人型ロボットなど多種多様な兵器がWGへの対抗手段として開発されたが、最終的にWGは同じWGをもって制するべきだと結論が出た。
その陰で政治的、癒着や圧力の文字が見え隠れする形での結論だったが・・・。
「みんなよく聞いてくれ。交戦状態になったら、私についてこい」
「しかし、アカデミーでは個人の自由な裁量こそ勝利を導くと・・・」
新米の言葉に、英雄の存在というものは悪癖だなと舞虎は思う。
大砲鳥の異名を持ち、個人で戦局を覆すことを平気でやってのける華菱有紀は稲葉の超個人主義を傾ける最悪の逸材であり、事実稲葉では組織的な行動より、少人数や個人での戦闘が奨励されることが多い。
それは正解でも無ければ間違いでも無いのだが、舞虎個人は間違いだと思っていた。
「誰しも有紀大佐やノエル中佐のようになれるわけじゃない。いいな!」
「了解です!」
戦域に接近すると、白石のWGたちが舞虎らに気付いた。
相手にするに値しない残敵に飽き始めていたWGたちは、舞虎の編隊の姿に目を輝かせた。
<<敵の増援を確認!首と足があるぞ!>>
<<稲葉のWGか。警戒しろ>>
<<あんな付け焼刃。アタシ一人で!>>
<<待て!>>
馬鹿め、と舞虎は心の中で微笑む。
教科書通り―――いや、元也のやっているテレビゲームの敵の方が幾らかマシかもしれない。
「グラウフォーゲル1から各員へ、一人突出した。"網"の中へ誘い込め」
「了解!」
「了解!」
720 :
RTB ◆E4H.3ljCaE :2007/07/23(月) 23:45:10 ID:VThgyOeG
>>715 確かに理想はそうなりますが、精神的に未熟な、場を弁えられない輩が跋扈する現状では
如何ともし難いでしょうね。
軍ヲタらしいので、軍ヲタなら知っていないと恥ずかしい軍人勅諭の一文で誡めようかとも
思いましたが、それすら馬鹿らしくなってきましたよ……
721 :
タイフーン ◆TZ4rJYsZg. :2007/07/23(月) 23:45:39 ID:Y6zSUf3y
五人で編成された編隊は散開し、WGは指揮官の舞虎に向けて一直線に突進してきた。
舞虎はステッキの一撃を左手にマウントされたスコップで受け止め、鍔迫り合いをする。
<<へっ!捕まえた!>>
「どうかな。周りをよく見ろ」
既にSGたちは、狩りの準備を終えていた。
SGの左腕には、銛付きのワイヤーが装備されている。
「グラウフォーゲル2、アンカー準備良し!」
「3、準備できました!」
「こちらグラウフォーゲル1。やれ」
SGたちはショックアンカーを射出し、WGの手足に巻き付けていく。
WGが動くと、極細のワイヤーが皮膚に食い込んだ。
<<これは・・・何!?>>
「いいぞ。電流を流せ!」
舞虎の命令と同時に、WGに高圧電流が流された。
SG達はすぐに命令を実行した。
WGの体に高圧電流が流され、WGは苦悶する。
<<うわあああああああ!>>
舞虎は急いで距離を取り、矢継ぎ早に命令を下す。
「トドメを刺せ!」
「仕留めます!」
「くたばれ!」
SG隊はそれぞれ対戦車ライフルや試作型のフリーガーファウストをWGに向け、一斉に引き金を引いた。
SGの砲火はWGに吸い込まれ、WGは爆発に包まれる。
「やった!撃墜確認!」
舞虎は喜ぶ仲間を見ながら、自分の考えは間違っていないと確信を強めた。
―――集団戦法は、単独戦法を上回る。
後はLRCE氏とどっこい生きてたイシュタム氏のコメント待ち?
723 :
タイフーン ◆TZ4rJYsZg. :2007/07/23(月) 23:47:15 ID:Y6zSUf3y
今日の制裁はここまで。
もしあなた方が外部移転するのなら、我々はそれ以上の追撃を行いません。
軍事板のあちこちを荒らした罰は、2chから出て行くことで償ってください。
724 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 23:49:30 ID:EdkDaryN
>>723 犯罪予備軍は消えろよな
荒らしの分際で
725 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 23:49:42 ID:aE3oZfdc
ああ、職人を追い出した後に三人目が再降臨って感じにしたかったのか。なるほどなるほど。
レスするなよ、解ってると思うけど。
727 :
タイフーン ◆TZ4rJYsZg. :2007/07/23(月) 23:51:56 ID:Y6zSUf3y
>>725 変な言いがかりはやめてください。
私は三人目とも、高畑とも、RTBとも全く関係ありません。
728 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 23:52:44 ID:EdkDaryN
729 :
タイフーン ◆TZ4rJYsZg. :2007/07/23(月) 23:55:35 ID:Y6zSUf3y
ていうかほとんど機能してないでしょ、このスレ。
馬鹿な住人が荒らしに構った挙句、自滅しただけじゃないですか・・・(笑
730 :
RTB ◆E4H.3ljCaE :2007/07/23(月) 23:56:37 ID:VThgyOeG
>>727 ま、確かに私の周囲には人の名を騙って狼藉を働く慮外者はいませんから。
で、人の名を騙って他人の作品をCompleteCopyしたかのような振る舞いについて、
納得できるような弁解を聞かせていただきましょうか?
731 :
タイフーン ◆TZ4rJYsZg. :2007/07/23(月) 23:58:32 ID:Y6zSUf3y
>>730 騙る?何を言ってるんですか貴方は。
いきなり認定なんて、新シャア板の職人って随分人間レベルが低いんですね。
まあ、追い出された挙句に他板のスレ荒らすような奴だからしょうがないか・・・。
732 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 23:59:29 ID:EdkDaryN
>>730 スルー覚えられないの?
図星で悔しくても我慢しろや
733 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 00:03:54 ID:RZOWstKm
>>730 「馬鹿と気違いは除けて通せ」って諺があるだろ?
キチガイは小学生レベルなんだから構わずにNGワードに入れて見えなくすればいいだけ。
734 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 00:11:00 ID:9lP/bhT1
ID:Y6zSUf3y
ID:EdkDaryN
荒らし確定
NGあるいはスルー推奨
735 :
RTB ◆E4H.3ljCaE :2007/07/24(火) 00:11:35 ID:EXr8DOJf
>>733 確かに、
SELECT foo.a FROM foo,bar WHERE foo.a = bar.b
とやってfoo.aではなくbar.aが返ってくる輩だというのが判ってはいましたからねぇ。
NGワードに登録しておくとしますか。
それでは。また。潮が変わった時に来ることにしましょう。
736 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 00:13:12 ID:9lP/bhT1
ID変わる時間だな。
RTBはタイフーンに論破されて逃亡かよwwwwwww
738 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 00:19:00 ID:yIEHBIEX
E-mail に あげ って入力するとか
どんだけ〜wwww♪
ageてもID出てなきゃ意味ないよ
740 :
739:2007/07/24(火) 00:28:48 ID:9lP/bhT1
いけねえ
人のこといえねえorz
どもども。ペプシマンこと通称がイッパイアッテナなイシュタムor震える街の作者です。実は中の人は同じだったんだけど気付いた人いる?
新人スレで荒らしにウンザリしたので死亡した事にしたけどホントは生きてます。
つーか死ぬ訳ねーよ。
以前投下したのは自分のサイトで細々と続けてたり。暇になったらノリス物を投下しようとか企んでたり。
外部移転はお好きにどうぞ。移転するなら俺は自分とこでやる。
荒らしはスルーするのは基本。でも俺は優しいから人とのコミュニケーションに飢えてる荒らしの相手をしてやります。
偽タイフーン、いや、俺は三人目と認定してるけどさ、荒らすくらいなら自分でSS書こうぜ?
つーか、ぶっちゃけ軍板のなんて関係ないんだけどね。此処は新シャアだし、荒らしたのは三人目の自演だろうし。
どうでも軍板と争わせたいなら本人呼んで来たらどうだ?
まあ、勝ち負けなんて無いんだけど。俺と軍板の職人とは求めるものが違うから。
戦闘描写や軍事知識は負けるけど、その他の描写なら勝ってるし。つまりどっこいどっこい。
それではそのうち。
742 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 00:48:07 ID:RZOWstKm
>>741が消えてるけど、まだキチガイ居るのか?
ID表示しないとNGワードで見えないんだよね。
>>738見る限りキチガイはメル欄に[sage]ってしないとNGワードに引っ掛からないと思ってるみたいだけどさ(w
743 :
◆JOaW6wYxoc :2007/07/24(火) 00:54:52 ID:qbUOTarM
ID晒す事にしたなら早く言ってくれよ。恥をかいたじゃないか。
744 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 00:57:09 ID:9lP/bhT1
まったくだ。
死んだ人間が生き返るなんてキチガイにもほどがある。
745 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 00:58:04 ID:9lP/bhT1
ムネオの事かあァーーっ!!!!
747 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 01:35:16 ID:RvHF9xnH
対立煽ってる奴は何が楽しいのかな。
彼にも早く人生の目標が見つかると良いね。
748 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 02:37:02 ID:9FBbK3Ka
結局どうなったんだ?
現在、自作自演荒らしが出現しています。
たびたび創作系スレを荒らしてきたタイプの荒らしで、
複数のスレを自演議論で荒らし、対立を煽っている様なので、
荒らしにのせられずスルーするように願います。
750 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 07:23:26 ID:G9O1z6jP
ID出し忘れ
751 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 11:38:32 ID:IJuetYMO
馬鹿共のオナニー会場はここでつか?
たのしそうでつね
201 名前: 小官 ◆qG4oodN0QY [sage] 投稿日: 2005/12/14(水) 05:18:56 ID:???
それでは、口直しに…
小官の出身板の某色ボケ隊長恋愛ストーリーについて小官の中の人より一言。
…監督が亡くなって、別の人が引き継ぐ。そのせいで作品が『良くなった』と言う人が居ますが、
真実は逆です。ちっとも軍の事なんて解っちゃいない人間が作っちゃ駄目な世界観なのです、
あれ(○八)は。某隊長の名台詞、『それでも、仲間のためなら戦える! 』は現役隊員から見て
大いに頷ける台詞であります。何が有ろうが、訓練や生活を共にし、全てを知り、また知られて
いる仲間の存在は貴重です。そんな仲間を置いて、逃げ出せるワケが無い。そのような仲間を
次に得られる保障など何処にも有りません。仲間に自分を『真の仲間』と認識させるためにも…
引くわけには行かない! 決意を感じさせる巧い台詞だと思います。
しかし監督が代わり…『何が仲間のためなら戦えるだ、俺は怖いんだ』なんて吐かせてしまい
ました。それも同じキャラに! だが実はもう、上記の台詞を吐く段階では無いんです。ええ。
怖いのは当たり前です。逃げたい。楽したい。それを吹っ切る台詞が『それでも…』なのです。
それを解らないのは…『鈍いなぁ』の一言です。作品にとって不幸だったと残念に思う一事ですね。
中隊や小隊、営内班の仲間に『お前はそんな奴だったのか』と軽蔑される程、悔しく、また、哀しい
事は有りません。そう言われる事が無いよう、リアルの私は日々研鑽に務めます。だから、『一人で
努力もせず皆から浮いている人間』なんぞ自衛隊、陸上自衛隊では真っ先に排除される人間です。
中隊から追い出され、辞職に追い込まれる事必然です。私はそう言う人間が『制裁』される場面にも
リアルで遭遇していますし。中隊の皆から無視されて…点検があっても当人には知らされず…等…。
言って直らない人間は屑呼ばわりです。高射では。…インサイダーの方のここら辺での意見を求めます。
318 名前: 小官 ◆qG4oodN0QY [sage] 投稿日: 2005/12/24(土) 18:54:32 ID:???
「ん〜! 空気が旨いねえ! 」
「山の彼方の奥深く、幸い棲むと人は言う…思えば遠くへ来たもんだ、と」
陸上自衛官、男2人のバディの片方が装具を外し、小休止を始めた。半長靴の
靴紐まで解いて、彼は丈の短い草が密生する草原に寝転ぶ。…勿論、草原は
毒虫、毒草の調査(クリーニング)済みだ。片方はぼけっとしている様に見えるが、
周辺監視を欠かさない。視点を決めずに景色を見る。警備の専門用語で『八方目』
と言う。動く物が有れば、瞬時にそこに目が行く様に訓練されている。
「毛生え薬はどぉこにあるぅ〜、と」
「ハゲの夢だぜフサフサは、か? 」
彼等の所属する、F世界派遣部隊は『企業協賛』で維持されていた。不思議な物体
を発見次第持ち帰れ。至上命令だった。何が有用で何が無用かは、送った先で判断
する。一見無用に思えても実は、との例は研究開発分野では枚挙に暇が無いのだ。
「…この前騙して送った獣人、どうなったかな? …解剖されて無きゃあいいが」
「外務大臣のペットだとさ。萌え〜、とか本人言ってたそうだぜ? 毛とパーツの生え方
あんまりにも趣味的だったからな? あ、そいつから愛を込めて下手糞な字でお前宛。
読むか? …スマン…監視中だったな? 」
319 名前: 小官 ◆qG4oodN0QY [sage] 投稿日: 2005/12/24(土) 18:58:57 ID:???
数瞬の沈黙が2人の間に流れた。小鳥の囀り、風の起こす草のざわめきが、
彼等の周囲を支配し始めた時、監視中の方が一言、囁くように呟いた。
「幸せ、そうか?」
「ああ、読もうか? ちイにそうさん、おげんさです力・・・」
「…だったら、いい。大きな声出すな」
最近では民間人もこの分野に参入して来ている。彼等のアドヴァンテージはひとえに、
『先駆者』で有る事だ。これまでに文字通り『血と汗と涙』を流して蓄えた知識は、黄金の
盾となって彼等を業界の『ガリバー』として君臨させるに役立っている。
「…1600ミル方向、距離1000、何か揉めてるな? ウチの国の腐れ餓鬼ども5と…エルフ1」
「ピノ(ピノキュラー:双眼鏡)使わずによく見えるなぁ? 遠視か? どれどれ…」
監視していた方が、休憩していた方に囁く。休憩中の者が私物の、民生品の双眼鏡を
使う。エルフの少女が、最近売り出し中の『民間人ハンター』と言い争う場面が飛び込んできた。
「おい、あの貧乳の背後に有る、ありゃあ…」
「今回の目的のブツ、『アマランス(:永遠に咲く華)』だ。本当に有ったとは、な…」
陸自が蒐集した古文書の数は、石碑に描かれたものも含めれば…その体積は東京都都庁ビル
を軽く凌駕する。その中に描かれ、伝説とされて来たモノが彼ら陸上自衛官の駆け足の範囲内に
あるのだ。
「休憩終わり! 着装! 着装後に恩着せ作戦開始! 」
「了! 」
装具装着に1分。彼等は駆け出す。…価値の解らぬ者どもに踏み荒らされる前に横取りだ!
326 名前: 小官 ◆qG4oodN0QY [sage] 投稿日: 2005/12/24(土) 21:16:15 ID:???
「待て待て待てぃ! 先取特権我に有り! ニッポン政府『筋』御用達、陸自F派遣隊推参! 」
「ゲ…ここ、アンタ達の縄張りなのかよ! 違うだろ! 見つけたのは…」
理屈馬鹿には、すかさず小銃で胸をポイントしてやるのが議論を制するコツだった。暴力なら
権力側の専売特許だからだ。彼等、民間人には『危険区域不法侵入』の弱みが常に付きまとう。
「特別立法第794条違反で死体に為りたいか? 有害な感染症を持ち帰って、土葬死体を墓から
甦らせたのは貴様等アマチュアの責任の無さだ! 帰ってスリーダイアのエンブレム付けた雇い主
に言っとけ! 次に不良品や談合やらかしたらコマッちゃんや他の方へ発注チェンジするってなぁ! 」
嵩に掛かって言ってのけるお調子者の相棒のテッパチを、冷静な方が小突く。銃口は民間ハンターに
向いたままだ。勿論エルフ少女と『目的のブツ』を紳士的、ジェントリーに背後に庇うのを忘れては居ない。
「お前にそんな権限は無い。だが、我々の報告如何ではそうなる可能性も有る。企業間でも大変だが、
契約は我々に優先権が有る。大体において君達は、ここには『居ない』事にして処理されているんだろう? 」
「しかし俺達、餓鬼の遣いじゃ…」
彼等の足元に5.56oの穴が複数穿たれ、土煙と落葉の破片が舞い上がる。ここは日本の『外』なのだ。
「アタマの悪い奴等だな? 肥料にされたいのか、って相棒は言ってるんだよ! 解かれよ低脳が! 」
「お前にしては上出来だ。今までは問答無用で撃ってたからな? 丁度良い、射撃用意! 目標正面の…」
「ひ、ひぃぃぃぃぃ〜! 」
装備を置いて背を向け逃げ去る五人の足元に、小銃弾を無駄にご馳走するのもアフターケアの一環だ。
327 名前: 小官 ◆qG4oodN0QY [sage] 投稿日: 2005/12/24(土) 21:35:56 ID:???
「さあてお嬢ちゃん? いや、見た目通りの御歳でも無いからオバアチャンか? 痛ェ! 」
「お前は黙れ。我々は先程の奴等と目的を同じにする…スマン。違う。君の背後に用件が有るんだ」
地衣二曹が調子よく喋る相棒を制し、目的を同じにする、まで喋った途端、エルフ少女が両手で己の
体を抱きしめた。どうやら日本の若者は『まともな大人の女性』を相手に出来ない世代が本流と化した
らしいと地衣ニ曹は苦笑し、率直に喋る事にした。しかし少女の態度はますます硬化して行った。
「やっぱり、わたしに用があるんですね?! …来ないで! イヤァ! 」
「チイチイ、不思議世界の本流ルールだなこりゃ。この子、この華、『アマランス』の精だ」
「チイチイは止めろ! …我々は適切な条件で君の…」
「わたしはここが好きなの! ここから動きたく無いのっ! な、なにするんですか…それで…」
携帯円匙を少女にこれ見よがしにちらつかせる相棒のテッパチをまた小突く。地衣ニ曹は交渉を再開した。
「…君の身体の一部でも良い、我々に分けて呉れないか? それだけで良いんだ」
「オジサン達は蕾(ツボミ)が希望なのんw …っ! …さっきから痛いッスよ地衣2曹! 」
「…痛いのは…嫌です…」
含羞に頬を赤らめ、そっと呟くエルフ少女、アマランスの精の姿に地衣二曹は思わず生唾を飲み込んでいた。
15で陸自に入隊して、娘がいたらこのくらいには為っているだろう。地衣と相棒は未だ独身で営内生活者だった。
328 名前: 小官 ◆qG4oodN0QY [sage] 投稿日: 2005/12/24(土) 21:49:41 ID:???
「我々は君の身体を培養して、コピーを作れるかどうか検討する。君自身をどうこうしようとするのは
その結果如何だ。その間、我々が君を保護する。そう言う契約でどうかな? ええと…」
「おはなちゃんで花子ちゃんってのは…ブげラぁ! …植物が脊椎動物に逆らうたぁいい度胸だなぁ? 」
エルフ少女の裏拳が相棒の鼻に見事にヒットした。少女は地衣二曹に小さく、そっと頷いた。地衣二曹は
皮手袋を脱ぎ、少女の頭に優しく、そっと手を触れ、撫でた。『アマランス』を中心とするF世界で始めての
『陸自駐屯地』が建設される端緒となった、小さな小さな事件が、後に全F世界を巻き込む事になるのは…
その場で和やかに遊ぶ、地衣二曹とその相棒、華の精…は未だ、知らずに居た。 終
軍板では行数規制があって描写を短くしなきゃいけないんだよバーカw 幸せモンだなオメーら種者はw
758 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 14:23:44 ID:GAJFgqPC
また軍事板の基地外か…
タイフーン乙
759 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 14:37:02 ID:Tq/db9aD
またすっぱりスレ抜けしてるな。また阿呆がきてるのかw
>>758 荒らしてるのタイフーンの偽者(本物とトリップが違う)の通称・age厨(態々メル欄にageと入れて荒らすことから命名された)。
何か知らんが本物のタイフーンが気に入らないらしく数年に渡って関連スレ荒らしてるんだよ。
ここで荒らしてるのも、軍板の本物のタイフーンの居るスレを荒らして欲しいから。他の複数の板でも同じ事してる。
760 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 14:56:20 ID:yIEHBIEX
数年も粘着してるって、どんな暇人だよwww
数年を4年以上に数えたら、もはや小学生が高校生になれる年月だぞ<数年
761 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 15:29:41 ID:7fOmDD1P
本物のタイフーン氏は最近辟易してきて
前に比べると外部に行く事が多くなってる。
なんか前にラクシズ厨に粘着された
X運命氏と似たような感じで気の毒だ・・・
762 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 16:07:00 ID:C7/lZWJk
数年か。それだけ経ってるなら何か他にやることできるだろうに・・・
どうやら俺らの想像以上のキチガイに絡まれたって事なんだろうね、きっと。
763 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 16:11:01 ID:C7/lZWJk
けど何でここに来たんだろ。たまたまここってだけなんかね?
764 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 16:19:01 ID:0R7Xur3D
>>761が触れてるXの荒らしと同じ奴だとしたら、単に名物職人を狙っているんじゃないか?
あの時の新シャアの名物職人だったから>X運命。ラクシズ厨ってのも騙りで、単に
その時その時にスレ住人と対立させ易い立場を装っているだけかもしれんぞ。
765 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 16:20:47 ID:GAJFgqPC
それ、いつものage厨だしこのスレには関係ないことじゃね?
767 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 16:27:19 ID:GAJFgqPC
768 :
766:2007/07/24(火) 16:27:31 ID:???
失礼、ID出し忘れ
769 :
766:2007/07/24(火) 16:28:49 ID:yIEHBIEX
またやった俺wwwバカスwwww
後、そうピリピリするなよGAJFgqPCw
まさか本人じゃあるまいしwwwクールになろうぜwwwww
770 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 16:35:29 ID:C7/lZWJk
まあ
>>766はドジっこツンデレというジャンルを確立してしまったわけだが。
771 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 16:35:39 ID:Tq/db9aD
>このスレの住人に酷評されてたぞ
そいつがage厨だっての。見りゃ馬鹿でも解るだろ(w
種房の来訪にそなえよ!
1 :通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 16:19:11 ID:???
10月からの機動戦士ガンダムダブルオーOO放送開始後、
新シャア板ではOOスレ乱発が予想され、種〜種死粘着房
が新シャア板で駆逐される状況があらわれるであろう。
そうすると、一部の種房が旧シャア板に流入したり、
種〜種死スレは旧シャアでとの居座りというか、侵略が
警戒されます。
さあ、旧シャア住人のサイコウェーブで種房から守り
抜こうではないか!
2 :通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 16:24:48 ID:???
警戒と称してスレ立て
もう既に侵略は始まっている
3 :通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 16:31:51 ID:???
スレタイ読んで思ったことが先に書かれていた件について
4 :通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 16:35:44 ID:???
当初、旧シャア住人はたかおくくっていた。
人口比、年齢比、社会人比、経済力比
旧シャア住人がすべての部門で新シャア住人を上回っていたから
しょせんニートの新シャア住人になにが出来る!笑止!
しかし、ニートの機動力(PCで2ちゃんしている時間)は旧シャア
住人の予想をはるかに上回っていた。
社会人が多い旧シャア住人が板に向かう作戦行動時間は深夜のわずか
な時間。
それに大して新シャアニート住人はほぼ24時間であること。
この機動力により、旧シャア板の大半は種死ネタで埋め尽くされ、
旧シャア住人はその人口の大半を失うのである。
773 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 19:58:51 ID:9lP/bhT1
ID:GAJFgqPCはage厨確定
NGあるいはスルー推奨
774 :
53 ◆9898LdFFy2 :2007/07/24(火) 21:57:43 ID:hpPvgsDJ
>>748 SS作家の方々のほとんどが外部移転は今更とか反対もしくは保留という意見。
つまりはここでまだ続けて行くという事で。
では皆さん、NGワード登録やスルー技術を総動員して再び盛り上がってまいりましょう!
まだしばらくはID表示でage進行と言う事でよろしいですね?
ほにゃらば10分後には『転移戦線』第四話「慟哭たる砂塵」の続きを投下いたします。
また腰をやってしまっているのでしばらく続きが書けませんがね……ふふっ(泣)。
横になって腰に負担をかけないようにタイプするのはしんどい上に遅い…昨晩もタイプしているうちにすっかり遅レス気味になって何度書き直したり書き込みを断念した事か(泣)。
775 :
『転移戦線』第四話-20-:53 ◆9898LdFFy2 :2007/07/24(火) 22:14:46 ID:hpPvgsDJ
「いいか、まずミサイルトラックからミサイルを離れた所から撃ち込み…」
「おぃアフメド、それじゃコーディネイターの奴らには当たらないんじゃ」
「最後まで話を聞け!
ミサイルはあくまで囮だ、それに気を取られた隙に奴らの懐に入り込んでロケットランチャーを撃ち込む。
狙うのは装甲の薄い関節や空気の取り入れ口、モノアイ、そして武器だ。
連合のMSなんて必要ない事を証明してやれ!」
『おう!』
事前の打ち合わせはそのような簡素な物ではあったが、野望に燃える彼らにはそれで十分だった。
打ち合わせ通りアフメドらが乗るハーフトラックとハーフトラックに4発のミサイルポッドを積んだ通称ミ
サイルトラックはタッシルの直前で分かれ、砂丘に身を隠しながらタッシルを見下ろす2機のMSに近づいた。
タッシルを威圧するような始めてみる2機のMSを見た時、アフメドは頭に血が上る思い
――それは故郷を威圧するMSに腹が立ったのか連合のパイロットのMSに似たMSに対しての憎しみなのかは判らない――
だったが、事前に自分の立てた作戦を思い出して自重する事ができた。
やがて位置について仲間の乗る数台のハーフトラックと共にミサイルの攻撃を待ち…それが始まってからロ
ケットランチャーを構え2機のMSに文字通り踊りかかるようにハーフトラックを突撃させる…砂漠に暮らす
彼らはこの程度の砂は障害にはならない、見事なハンドル捌きでまるで平地を疾走するように車両を操って目
の前のMSに肉薄する。
対して2機のMSは突然の敵の襲撃に焦り、そしてまるで砂漠に慣れてないように砂に脚を取られて右往左
往している…ように見えた。
アフメドは自らの勝利と悔しがる連合のパイロットと自分を称えるカガリの姿を頭に浮かべ、勝利を確信し
ていた……この時点までは。
「えぇぃ、なんだこいつらは!!」
突然警告と共に飛来したミサイルにイザークは反射的にシールドで防ごうとしたのだが、それまでも何とか
バランスを保っていた所に急な動作を取った事で砂に脚を取られバランスを崩してミサイルを受けてしまった。
だがアサルトシュラウドの無い太腿や腹部に当たるがそこはPS装甲だったので無傷だが…イザークのプラ
イドを機体の振動と共に大きく揺さぶった。
『小さいのが反対側から来るぞ!』
砂丘の向こう側からミサイルを放ってくる相手を蹴散らすべくデュエルを跳躍させようとしたイザークの耳
に、ミサイルを全て避したが両側に長い銃身を持った武器を抱えていた為に振り回されてバランスを崩して膝
を付いたディアッカの警告する声が飛び込んでくる。
「陽動のつもりか!?」
『肉薄されると厄介だ、一時下がろう。
今タッシルに入った部隊を呼んだから…』
「そんな無様な真似が…できるかぁぁぁっ!」
気合と共にアサルトシュラウドの右肩上部にある115mmレールガン<シヴァ>が独特の金斬り音を立てながら
火花を砲口から撒き散らして放たれ、弾頭が周囲の空気を切り裂きミサイルトラックを撃ち抜かんと飛翔する。
…が、足場が悪く体勢にも少々無理があった為に<シヴァ>は砂丘に突き刺さり穴を掘っただけである。
これが榴弾等と呼ばれる弾であれば例え比較的柔らかい砂地であろうとも着弾と共に弾が炸裂し周囲のミサ
イルトラックは吹き飛ばされたであろうが、<シヴァ>には対艦・対甲目標用の装甲を貫く事を目的とした徹甲
弾が装填されていた為、砂漠に突き刺さった以上の効果は無い。
それでも向きになってイザークが数発打ち込んだ為、ミサイルトラックの1台が<シヴァ>が開けた穴に落ち
てひっくり返った。
『止めろイザーク、雑魚にその武器はもったいないぞ!
それより…小さいのが来たぞ!』
イザークが思った以上のスピードでアフメド達のハーフトラックは接近していた。
「喰らえっ、コーディネイター!」
776 :
『転移戦線』第四話-21-:53 ◆9898LdFFy2 :2007/07/24(火) 22:20:44 ID:hpPvgsDJ
アフメドが一発必中の気合で20mにまで接近して発射したロケットランチャーは一直線にデュエルに向かい、
彼に追従していた数台のハーフトラックから発射された物も合わせて6発がデュエルを襲う。
「!!!」
イザークはそれをサイドステップで回避し、ビームライフルをそのまま過ぎ去ろうとするハーフトラックに向けて撃つ…。
このロケットランチャーは成形炸薬弾(HEAT)で構造を簡単に言うと、円柱状の炸薬をじょうろ状に凹ませて
その内側にライナーと呼ばれる金属板を貼り、その後ろ側から爆発させると圧力が固体でも流体のようになる
ユゴニオ弾性限界を越える超高圧となりライナーが液化してじょうろ状の中心に底部から先端まで絞りだされ
るようにライナーの液体金属の超高速噴流(メタルジェット)が長く起こる。
これが接触した装甲表面では再びユゴニオ弾性限界を越える超高圧となるり、金属も液体のようになるので
装甲材自体の強度を無視して穴が開き内部にダメージを与えるのである。
よく高温のガスジェットやメタルジェットで装甲を溶かして穴を開けるというような表現が見られるがそれ
は誤りで、ライナー後部の炸薬が爆発する速度では爆発の熱が金属材料に伝わる時間が無いので金属が高温に
なることは無く、圧力で金属を液化して超高速でぶつけているのである。
…もっとも、穴が開いた部分から炸薬の爆発の熱や衝撃も入る込むのでまるで嘘でもない…しかし爆発が正
面に向かうのは炸薬の30%程で残りは周囲に広がり、成形炸薬弾のバズーガやロケットランチャーが着弾す
ると大きな爆発が起こるという表現も嘘ではないのである。
ライナーを銅としたモデルではメタルジェットが約7〜8km/sの速度となるので普通の徹甲弾より当然早く
、また下手をするとビームライフル以上の速度なのでPS装甲にも効果がある…と思われがちだが、
PS(フェイズシフト)とはすなわち相転移の事であり、装甲特性自体も変化しているのでメタルジェットの衝
突の圧力でもユゴニオ弾性限界を越えられないのでやはり他の実弾兵器と同じく効果が無いのである。
――ここでは是非そういう事にしておいてください――。
そして成形炸薬弾は通常のライフリングのある砲のように弾を高速回転させて弾道を安定させられない…高
速回転するとメタルジェットの収束が阻害される為だ。
しかし弾が高速回転しないと弾道が安定しないので弾に安定翼がつく滑空砲や、比較的低速な固形ロケット
――これがロケットランチャー――により目標まで飛翔させる。
しかも彼らが使うロケットランチャーはバックブラスト(発射時に後ろに上がる炎)を抑えるタイプで比較
すると弾道速度はさらに遅く、コーディネイターの中でも反射速度が速いイザークと機体の反応度も高いデュ
エルの組み合わせではらくらく避けられる……筈であった。
「なにっ!?」
だがステップする為に地面を蹴った筈のデュエルの右足は砂を抉っただけで思った以上に大地を捉える事が
できずにその反作用をデュエルには与えてくれなかった……デュエルは依然その場にバランスを崩したまま存
在したのだ。
幸いにもデュエルがバランスを崩していた為狙った膝の関節部に当たる事は無かったが、放たれたロケット
ラャンチャー全てを避わす事もできなかった。
「うぉぉぉぉっ!」
爆炎に包まれバランスを崩して膝を付くデュエル、怒りに任せて放たれるビームライフルは爆炎を切り裂く
が、元より狙って撃った物ではなく当たる筈が無い。
『イザーク、クールダウンしろ!
ビームライフルを無駄に使うな!!』
自分に飛んでくるロケットランチャーをヨタヨタと避わしつつディアッカはイザークに叫ぶ。
「行けるぞ、反転してもう一回お見舞いしてやれ!」
アフメドは崩れるデュエルにハーフトラックを向けさせると、次のロケットランチャーを取り出して再び一
発必中の距離まで疾走させた。
「終わりだ! 死ね!!」
膝を付いたままのデュエルにアフメドらの6発のロケットランチャーが放たれ、迫る…!
爆散するデュエルの姿を想像したアフメドは、突然ロケットランチャーが当たってもいないのにデュエルの
方から吹き付けられた熱い突風にハーフトラックの荷台に倒れこんだ。
777 :
『転移戦線』第四話-22-:53 ◆9898LdFFy2 :2007/07/24(火) 22:24:25 ID:hpPvgsDJ
「何が…!?」
「調子に乗るな、この雑魚共ーっ!!」
熱風が吹き荒れた後にデュエルはいない…ロケットランチャーも元々横風に弱かったりする武器であり、熱
風に煽られテンでばらばらな方向に向かって迷走していた。
イザークはクールダウンはしていない…逆に怒りを募らせその怒りをぶつけるべく行動を開始したのだ。
だが、例えどれだけ怒りが頂点に達しようとも人はプルトップを空けずに缶ジュースを飲む事は無く、扉を
開けずに扉を通ろうとするような事はしない。
……たまに居るかも知れないが…自分を見失うほどの怒りに身を任せようとも基本的な生活習慣を見失うよ
うな事は無いと言う事だ。
そしてイザークにとってMSの操縦とは、まさに見失う事の無い生活習慣の一部と言っていい。
安定しない砂地で立ち上がる事を放棄したイザークは無理やりに足を伸ばして大地を蹴り、崩れるバランス
はスラスターを下向きに全開にする事で垂直を保った…不安定な地面で脚で直立するより、空中でバランスを
取る方が彼にとっては容易かったのである。
その100tもの機体重量を浮かび上がらせる強力な推力でもって砂埃や爆発炎を突き破りデュエルの身長
よりも高く飛び上がったディアッカは、デュエルの頭部にある<イーゲルシュテルン>と呼ばれる2連装の75
mm対空自動バルカン砲塔システムを真下のハーフトラックに向かって発射した。
頭部に付いている小口径の砲と馬鹿に出来るものではない、何しろザフトの主力MSであるジンの76mm重
突撃機銃と1mmしか違わないのだ。
そんな物が2連装で、しかも連射されるのだ……側を通過しただけでも皮膚は裂けて衝撃で殴られたように
吹き飛ばされ、当たったのであれば爆発したようにその場所が飛び散り付き抜ける…例え手足に当たっても衝
撃と出血でショック死は確定だ。
車両に当たった場合もハーフトラックは装甲化されていないのだ…<イーゲルシュテルン>は複数の弾種が装
填されており、徹甲弾だった場合は周囲を凹ませながら車体表面どころかシャーシを貫いて貫通し、炸薬弾
だった場合は搭乗者を護る事無く紙屑のように車体を吹き飛ばす。
アフメドは先頭を走っていた為にデュエルの下を走り抜けて無事であったが、運の悪い2台が爆散し残りの
3台も搭乗員が少なからず被害を受けていた。
「やるナぁイザーク…さすが赤服!」
『…フン! こんな雑魚、クールダウンするまでも無い!
お前こそ大丈夫なのか!?』
「まぁね…俺だって……赤服だぜ!?」
ディアッカのバスターは砂漠に片膝をついたままである…否、片膝を付かせたままにしてあった。
「うおぉぉぉぉっ!」
ハーフトラックの上で立ち上がったレジスタンスが次々とロケットランチャーを打ち込んでくる、しかしディアッカは避けようとはしない。
PS装甲にロケットランチャーが聞かないと判っていれば、確かに当たれば衝撃はあるのだが覚悟していれ
ばそれほどでもない、硬い部分をそちらに向けてやるだけで実質的な被害は無いのだ。
「…そこっ!」
目の前を通ろうとしたハーフトラックをバスターは立ち上がってそのまま蹴りを繰り出した。
狙い通り蹴り上げられたハーフトラックは乗員を空中で撒き散らしながらその後ろを走っていたハーフ
トラックに当たり、2台はそのまま爆発して並走していたもう1台のハーフトラックが横転する。
「ナイスシュート! それ…と……」
立ち上がったバスターは前進する…イザークよりは対砂面の調整を長く行っていたディアッカは、普通に歩
く分にはほとんど問題は無い。
問題があるとするならば…バスターが次に足を下ろす場所には投げ出されたレジスタンスが砂面に叩きつけ
られた衝撃で痛みにのたうっている事だろう。
778 :
『転移戦線』第四話-23-:53 ◆9898LdFFy2 :2007/07/24(火) 22:27:41 ID:hpPvgsDJ
「う、うわぁぁぁぁぁっ!」
不意に日が陰った事に気がついたレジスタンスが顔を上げるとそこには鉄の塊があった。
ディアッカは口の端を上げてサブカメラでその光景を見ていて…バスターが通った後には砂に埋まリつつも
踏み潰されたレジスタンスが赤い血と肉を周囲に散らばされ絶命した。
「砂漠に赤いバラが咲く…ってか? メルヒェンだぜ」
心底楽しそうに笑みをこぼしながらそう呟くディアッカ。
バスターは元々アウトレンジからの支援攻撃を目的としている為にデュエルの<イーゲルシュテルン>のよう
な近接防御兵器は無い。
その為に近距離にまとわり付くハーフトラックにはこのような蹴る等の攻撃をするしか無いのだが…
ディアッカの行動はそれだけではない残忍さを楽しむようなものがあった。
次は砂丘を越えようと跳躍するのにスラスターを吹かしたが…足元に横倒しになったハーフトラックとそこ
から逃げ出そうとしたレジスタンスが数名居た事も確認済みだ。
直下に吐き出された炎はその数名を直撃し、レジスタンスの服と、髪と、皮膚を燃え上がらせる。
「今度はキャンドル…地上はファンタスティックだな!」
通信をOFFにしてあるコクピットの中で、ディアッカは楽しそうに笑い声を上げた。
仲間の悲惨な最期を見て怖気づいたのかハーフトラックの1台が戦場から遁走するのを見つけたディアッカは、
左腰アームに接続された94mm高エネルギー収束火線ライフルをそのイザーク曰く『キョシヌケ』に向けた。
「仲間を見捨てるのは良くないナぁ…同じ場所で一緒に死んでやらないと…!」
ディアッカがトリガーを引くと大気を切り裂いて高出力のビームの粒子が放たれた…が。
「…WHAT!?」
周囲をイオン化させて突き進んだエネルギーの放流は、しかしだんだんとブレる用に目標の上方向にズレ、
ハーフトラックの上方をダメージを与える事無く通り過ぎて大気に拡散してしまった。
「ちっ…空気のせいで照準がズレたかFCSに問題があったか……ビームライフルに焼かれた人間がどうなるか見てみたかったのにな」
助かったと一層速度を上げて遁走するハーフトラックであったが…興味を無くしたおもちゃを捨てるように
ディアッカは片側の220mm径6連装ミサイルポッドを1パレット制射し、着弾も見届けずに他の目標へ向か
うべく方向を変えたその後ろでハーフトラックは爆散した。
「……目を逸らさずご覧ください…あれは何も考えずに飛び出した貴方の姿です」
「……くっ!」
カガリとキサカは離れた砂丘の上のハーフトラックでその戦い…否、その虐殺を見ていた。
ナタルに本部へ電話をかけてやった所、サイーブがキサカとカガリに言って来たのは暴走したアフメド達を
引かせるように説得する事であった。
が、それは少し遅かったようだ…既にその半数は死んでいるだろうし数分で全滅は避けられないだろう。
AAから来たナタル達の所に居た兵士が引き上げた所を見ると、街に居た兵士も直に来るであろう…そう
なったら小回りを利かせて逃げ去る事も出来ない。
「貴方はMSとの戦いを知らずに跳び出そうとしました…それは彼らも同じ。
バクゥとは戦ったことはあってもあのMSと戦った事は無い…その結果がアレです。
何故サイーブが戦いの時地雷原やトラップを駆使しているとお思いですか?」
「その方が楽に勝てるからだろ」
「違います…まともにやり合っては勝てないからです。
彼らはその事も気が付かず、あるいは前の戦いで圧勝できた事に気を良くして無策で突っ込んで行った…その結果どうなるかを考えもしないで。
カガリ様、貴方は近い将来人の上に立つお方です、自分の部下や国民を彼らのようにしたくなければ…お考えを改めください」
「うぐっ……キサカ、彼らを助けられないのか!? このままじゃなぶり殺しだ…!」
「あそこは今魔女の婆さんの釜の中、貴方を危険な目にあわせるわけには行きません……。
それでも助けようとするなら…騎兵隊の到着を待ちましょう」
「騎兵隊?」
「ええ…来ました…!」
779 :
『転移戦線』第四話-23-:53 ◆9898LdFFy2 :2007/07/24(火) 22:30:48 ID:hpPvgsDJ
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
『転移戦線』 第四話 「慟哭たる砂塵」 ―20〜23、投下終了―
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
投下終了です。
とりあえずここまで、次からはMS戦だ!
……腰痛悪化の為にいつになるか判りませんがね(泣)。
ともかく書きたい用に書いてきたのです…苦悶にゃ馬耳東風、目指すは有言実行!
きっちり書き終るまでは腰痛にも、仕事にも、いろいろな物にも負けてはいられません…魂的に!!
では今回もお付き合いいただきありがとうございました、また次回のUPでお会いいたしましょう。
780 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 22:32:07 ID:6UYYeizp
GJ!!
何も言う事はないが
しいて言うなら、
/ ̄ ̄ ̄フ\ _ ノ^)
// ̄フ / \ .//\ ./ /
// ∠/ ___\___ __// \ / (___
// ̄ ̄ ̄フ /_ .//_ //_ / \./ (_(__)
// ̄フ / ̄//////////// | (_(__)
/∠_/./ ./∠///∠///∠// ∧ ∧ /) (_(__)
∠___,,,__/ .∠__/∠__/∠__/ (´ー` ( ( (_(___)
\ \ \/ ̄ ̄ ̄フ\ \ \_ \ _ /⌒ `´ 人___ソ
\ \ \フ / ̄\ \ .//\ //\ / 人 l 彡ノ \
\ _ \//___\/∠_ // < Y ヽ ヽ (. \
//\///_ //_ /// 人├'" ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
// //.////////∠/ ヽ-i ヽ__ ヽ
/∠_//./∠///∠// .\\ `リノ ヽ |\ ヽ
∠____/.∠__/∠__/∠フ\.\\ c;_,;....ノ ヾノヽ__ノ
782 :
781:2007/07/24(火) 22:35:26 ID:???
はい、またやりましたね俺
どうも本当に迂闊です、どうもありがとうございました
783 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 22:36:22 ID:L1pGa31e
GJ乙!
アフメド、死体も残らず?
784 :
781:2007/07/24(火) 22:36:35 ID:yIEHBIEX
またッ! また出ないッ!! IDが出ないッ!!!
これでどうだ!!!! これでもか、これでもかッ!!1!!!!!
785 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 22:39:42 ID:P8IXhrhB
GJなんだが、所々のおかしな文法がちょいと気になる。
腰痛きっちり治して集中力復活させてから書くといいお。
投下乙です
細かい弾頭の説明の後に、だがPS装甲なので利かないはちと笑ったw
赤服二人は個性出てるなー、頭に血が上っても戦える奴ときっちり残忍な奴がみれて良かった。
アフメドはカガリの教育の糧となって散った(かも知れない)ので黙祷。
787 :
786:2007/07/24(火) 23:09:16 ID:/J+5RJaZ
ごめん、うっかり下げ忘れ orz
狡猾で残忍なディアッカが!
789 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/25(水) 01:38:54 ID:AbU3xbX1
おお、転移戦線氏GJ!
>――ここでは是非そういう事にしておいてください――
ワロタ
キサカのキャラにあわないというより亜米利加軍人がガム喰いながら言う見たいな感じの台詞
↓
>魔女の婆さんの釜の中
おかしな言い回しがおおいのできっちり療養されたほうがヨロ
791 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/25(水) 02:53:53 ID:t++FTE2P
ディアッカが痔悪化じゃなくなったので浮いた悪化が転移戦線氏に取り付いて腰痛悪化
んで、そのついでに迂闊と残念も取り付いたので今回は少しおかしくなった
……うん、何書いてるんだろうね、俺。
792 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/25(水) 11:42:36 ID:VRnl9fVf
GJですよー。
>――ここでは是非そういう事にしておいてください――
は俺も笑った。
まあ細かい気になった点は他の人も言ってるんで、
ゆっくり療養してくださいな。
793 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/26(木) 00:34:59 ID:UAy8KoZ8
成型炸薬弾の説明がなんかくどかったけど、ここでは是非(ry というオチで笑ったんでOKだ
GJだぜ
どうでもいいけど、このディアッカはグレイトゥ言わないんだなぁ
794 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/26(木) 09:21:57 ID:giIwmoFR
ロケットランチャーはやっぱりオチの為に長々と書いたんだろうな
調子悪いのに小ネタの為にワザワザ…乙です!w
>魔女の婆さんの釜の中
小林源文語だろこれ、どっちにしろロシア人の台詞だからキサカっぽくは無いが
>所々のおかしな文法&おかしな言い回しがおおい
無能な俺は特に気が付かずに読んでしまったのだが…具体的に上げてやれば?
転移戦線氏は前も指摘された事を修正して筆力がUPした経歴がある
住人が職人を育てる事もある、ここは親切に指摘してやろうぜ
>転移戦線氏に迂闊と残念も取り付いた
ワラタ
って事は痔悪化が設定通りな描写をされて行くと本編がヘタレて行くのか!?
……ディアッカ、君はやはり迂闊で残念でいてくれ……
795 :
792:2007/07/26(木) 10:34:06 ID:dFW6Ff5N
>>794 それもそうですな。んじゃ、俺の気になったところを。
>「いいか、まずミサイルトラックからミサイルを離れた所から撃ち込み…」
「から」が重複してて、意味が取りづらい。
「いいか、まずミサイルトラックが離れた所から撃ち込み……」
「いいか、まずミサイルを離れた所から撃ち込み……」
かな。
>打ち合わせ通りアフメドらが乗るハーフトラックとハーフトラックに4発のミサイルポッドを積んだ
>通称ミサイルトラックはタッシルの直前で分かれ、
「ハーフトラック」が連続してて文意を取りにくい。
打ち合わせ通り、アフメドらが乗るハーフトラックとミサイルトラック(4発のミサイルポッドを積んだ
ハーフトラック)はタッシルの直前で分かれ、
かな。……どうでもいいけど、やっぱト○タのピックアップトラックなんかな、これ……。
>アフメドは頭に血が上る思い――それは故郷を
文の繋がり的に、それは→それが、の方がいいかと。
>だがアサルトシュラウドの無い太腿や腹部に当たるがそこはPS装甲だったので無傷だが
だが〜が〜だが〜、と音も意味もいっしょな接続詞の連続で鬱陶しい。
ミサイルはアサルトシュラウドのない、すなわちPS装甲[である|が剥き出しになっている|に覆われている]
太腿や腹部に当たったのでデュエルは無傷であった。しかし、
796 :
792:2007/07/26(木) 10:36:02 ID:dFW6Ff5N
>砂丘の向こう側からミサイルを放ってくる相手を蹴散らすべくデュエルを跳躍させようとしたイザークの耳
>に、ミサイルを全て避したが両側に長い銃身を持った武器を抱えていた為に振り回されてバランスを崩して膝
>を付いたディアッカの警告する声が飛び込んでくる。
文章のテンポが悪いかな?
砂丘の向こう側からミサイルを放ってくる相手を蹴散らすべくデュエルを跳躍させようとしたイザークの耳
に、ディアッカの警告する声が飛び込んでくる。ディアッカの乗るバスターはミサイルを全て避したが、
両側に長い銃身を持った武器を抱えていた為に振り回されてバランスを崩して膝を付いていた。
> このロケットランチャーは成形炸薬弾(HEAT)で構造を簡単に言うと、円柱状の炸薬をじょうろ状に凹ませて
>その内側にライナーと呼ばれる金属板を貼り、その後ろ側から爆発させると圧力が固体でも流体のようになる
>ユゴニオ弾性限界を越える超高圧となりライナーが液化してじょうろ状の中心に底部から先端まで絞りだされ
>るようにライナーの液体金属の超高速噴流(メタルジェット)が長く起こる。
文の接続状態が分かりにくい。あと、じょうろじゃなく漏斗(じょうご)だと思う。
このロケットランチャーは成形炸薬弾(HEAT)である。構造を簡単に言うと、円柱状の炸薬を漏斗状に凹ませて
その内側にライナーと呼ばれる金属板を貼り、その後ろ側から爆発させると圧力が固体でも流体のようになる圧力
(これをユゴニオ弾性限界と言う)を越える超高圧となり、ライナーが液化して漏斗状の中心から液体金属の
超高速噴流(メタルジェット)が発生する。この際、ライナーは底部から先端まで絞りだされるようにされるため、
液体金属の超高速噴流は長く起こる。
……ところで上の修正書くためにHEAT弾のこと調べたんだけど、モンロー効果ってコレか……。
ヤツは何を考えてG(黒い悪魔のこと)退治の装置にモンロー効果なんか使ったんだ……。
さておいて。俺が気になったのはこんなところです。
個人的には、なんで対戦車用のミサイルランチャーを使わなかったかだったりしますが。ろくな誘導装置がついてないぶんロケットランチャーの方がコスト安いけどね。
ヒント:NJは電波障害をおこします
これが無ければ地上のMSなんぞ、ただの的。
赤ペン先生も暇だな
800 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/26(木) 22:30:18 ID:AzIEdfSU
申し訳ないですが、上げ進行でお願いします
969 名前:通常の名無しさんの3倍 投稿日:2007/07/25(水) 16:19:07 ???
>>968 難癖を付ける
↓
(自演だけど)抵抗する人がでる
↓
(今度は住人が)文句を付ける
↓
(自演、ほくそ笑みながら)じゃあID出そうぜ?sageたヤツは荒らしな?
↓
住人納得
↓
荒れた状態でスレが急浮上。厨を呼び込む
↓
ROM組、ヲチ組以外誰もいなくなる
いつも通り、ただの焼き畑農業だ、気にするな
802 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/26(木) 23:14:33 ID:3Z2Qe9zP
でもID出した瞬間から意外と静まった不思議
803 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/26(木) 23:17:04 ID:0WeOtrrf
自演バレバレだから夏が涌いても住人が釣られなくなったからかと。
嘘キラ住人なんで潜伏中
805 :
53 ◆9898LdFFy2 :2007/07/27(金) 01:42:36 ID:7chvBcnb
>>795-796 おおお、ご指摘ありがとうゴザいます!
推敲が足りない内にUPしてしまったと猛反中…近い内に皆様のご指摘を参考に、wikiの方を修正しようと思います。
私の書く拙いSSに真摯になってご意見、ご感想、ご指摘、そしてwikiに纏めてくださった上に、いたわりの言葉までいただきマジ感謝。
まだまだ駈け出しの自分、住人の皆様に助け、育てられていると強く感じております。
このご恩は、より良いSSをUPする事で返えそうと日々努力して行きますので、今後もよろしくお願いします!
まずはしっかり腰を直して、書き上がった文章もより読みやすいように推敲しなければ…!
806 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/27(金) 01:43:10 ID:oRgx0w05
とりあえずマングースは無敵だ
807 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/27(金) 01:46:13 ID:oRgx0w05
以前どこかで読んだであろう小説の台詞のパクリもとい盗用はだめだ
それに状況に人物に似合っていないつかいかたはよくないマングース
以上
808 :
RX-75-4 ◆K04kHlV1JM :2007/07/27(金) 06:57:28 ID:1/FT8pBs
53氏GJです
これからもがんばってください
809 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/27(金) 11:34:23 ID:jMnwJxt0
あちこちの保守がメ欄空白のageになっててワロスw
810 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/27(金) 17:01:10 ID:D+AJhRrX
誤字指摘
>円柱状の炸薬をじょうろ状に凹ませて
この部分、じょうろじゃなくて漏斗(ろうと、じょうごともいう)じゃないかな?
811 :
810:2007/07/27(金) 17:32:48 ID:D+AJhRrX
812 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/28(土) 16:03:00 ID:fQ4CCBSV
捕手
LRCE◆cKGyg13DyQ氏マダー?
814 :
なのはさんモエモエ:2007/07/30(月) 23:16:49 ID:W1y1Zm5y
815 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/01(水) 01:06:33 ID:1uAOkPKM
保守しとこう
816 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/03(金) 06:33:38 ID:jxUGnDBR
保守
817 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/03(金) 19:13:50 ID:RTOqaE7N
一々ID出さないと池ねーのが面倒だな
まあペプシマンが投下してくれるのかどうか走らんが#運命の欠片
に鍛えられたから問題ないか、雲
818 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/03(金) 19:46:32 ID:y4qyMtqu
ID出さないと、夏場は一気に荒れるからなー
819 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/03(金) 22:58:00 ID:g0yTIEIw
最悪ID出る板に移転とかになるのかな?
820 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/04(土) 13:31:50 ID:jwa/35LI
唐突だが、ビームシールドってビーム同士が反発しないと意味ないよね。どうなってるの、種設定。
>>820 種世界のビームシールドは正確には「光波防御帯」、アルテムスの傘の小型版だったはず。
ビームサーベルとは別系統の技術ですので無問題。
でもストフリのビームサーベルでのビーム迎撃は絶対間違ってますけどね。
822 :
821:2007/08/04(土) 14:02:47 ID:???
アルテムスじゃなくてアルテミスだった(Σ(゚д゚|||)ガーン
ってIDが出てない(汗汗
申し訳ない。
823 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/04(土) 14:06:14 ID:Cc3t/WLN
ビームシールドはビームサーベルとは別のテクノロジーらしいというのは
>>821の通り
だが対ビームコーティングされた実体武装(アーマーシュナイダーとか)には防御フィールドを貫通されてしまうらしい諸刃の剣
さらに種死のセカンドシリーズからのビームサーベル「ヴァジュラ」は、コロイド技術を使った最初の方のビームサーベルとは原理が違うらしい
だからサーベルでビーム迎撃できるとか……但しどんな原理かは公表されてませんwww
824 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/05(日) 01:48:05 ID:QWa6uG9Z
公表されてないのかよww
825 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/05(日) 01:50:31 ID:2sLvpBV3
コロイド技術がユニウス条約で禁止された為に新開発したとの事だが、前より強いかどうかは不明
サーベルで鍔迫り合いができるようになった?
826 :
『転移戦線』第四話:53 ◆9898LdFFy2 :2007/08/05(日) 08:01:01 ID:zyWmmDeS
おはようございます。
一区切り付いた物を投下します…あまり溜め過ぎると一度にUPできなくなりますし。
827 :
『転移戦線』第四話-24-:53 ◆9898LdFFy2 :2007/08/05(日) 08:04:17 ID:zyWmmDeS
「キ…ヤマト少尉はそのまま前進、タッシルの西側から敵を攻撃。
スカイグラスパー隊はタッシルを迂回して東側から進入、挟み撃ちにしてMSをタッシルから引き離そう」
「「「了解!」」」
「ではこのまま前進します…皆さんお気をつけて!」
「ああ、お前も気をつけろよ!」
ストライクは地面に着地してはスピードを殺さないように走ってジャンプし、エールストライカーの推力と
空力で再び上空に飛翔し…の繰り返しで滑空移動を続ける。
まるで間隔の長い幅跳びのようだが単独で飛行できない以上まだマシと言えよう。
純粋な航空機であるスカイグラスパーとは速度が違う為に2機はストライクの上空を追い抜き過ぎないよう
に低速でジグザグに飛行していたが、2手に別れた事で航空機本来の速度を発揮する事ができた。
その分遠回りになるもののその分速度があるのでストライクの到着と同時ぐらいにはたどり着けるだろう。
ムゥは左側やや後方を飛ぶ僚機をちらりと見た後、通信機を近距離隊内用の周波数に合わせた。
「調子はどうだ、ミケル?」
「はい、順調でありますフラガ少佐!」
スカイグラスパーの訓練を共にしていたムゥはミケルの事を名前で呼んでいた…“ニノリッチ伍長”と呼び
難かった事もあるのだが。
そして2〜3の戦闘に関する注意点やフォーメーションに関する打ち合わせの後、言い淀んでいた事を吐き
出すように話し出した。
「……アマダ少尉、ヤマト…いや、キラの事助かったよ、ありがとう。
本当なら俺がそういう事をしなきゃならなかったのに、憎まれ役まで全部そっちに任せっぱなしで…」
「いえ、フラガ少佐もヤマト少尉の事以外に任務や責任がお有りでしょうから…自分はやるべき事をしたまでです」
「それでもさ…判っちゃ居たけどあえて気がつかないフリをしてた事をしてもらったんだ…礼の一つも言わないとな。
あのいじけてたり…ちょっと前は妙に躁状態だったキラがあんなに活発になったんだ、本当に助かった」
「自分達の為でもありますよ…我々が生き残る為にはヤマト少尉をあのままにはして置けませんでした。
それに…今のヤマト少尉の状態も本当はあまり良くありません」
「へ? 十分軍人として前向きに任務についてるし、人間関係もそう悪い状態には見えないけど…」
前回の反省から、ムゥは多少なりともキラの行動や言動には注目するようにしている。
あの感動的なゴールとレジスタンス達との殴り合いからキラは、年相応な活発さと軍務や人を守る事に積極
的になって、前のナイフみたいに尖っては触る者皆傷つけそうな危うい感じはなくなっているように見えた。
「いえ、今のヤマト少尉は……良き軍人、良きパイロットになろうと無理をしているような状態です。
……そうなるように、我々が極度に過酷な訓練でヤマト少尉の精神を無理やり洗脳したような物ですよ」
「そりゃまぁ、なんだ…前の時よりはよっぽどいいんじゃない?
前みたいだと精神的にも肉体的にもキツかっただろうし…何よりいつ戦死しても不思議じゃなかった」
「今はある意味洗脳が効いていますが…その内ゆっくりと自分の個性を取り戻して行きます。
その時にどの状態を選択するか…多分彼はこの先も沢山悩んで選択しなければならないでしょう。
彼にはまだ見守り助言を与える存在が必要です…そしてそれはフラガ少佐、貴方の役目ですよ」
「え、俺?」
「自分も求められれば助言とかはしますが…彼を真摯に導いていけるのは同じ世界の人だとは思いませんか?
一番適切な人物は兄貴分でありエースパイロットでも先輩の貴方です、自分は嫌われてますからね」
「いや、あれは嫌われてると言うよりライバル視じゃ…」
「フラガ少佐、隊長、煙や光が見えます……タッシルで戦闘は既に始まってるんじゃ…」
「そうか…アマダ少尉この話はまた後で。 今はともかく…」
「任務を果しましょう、そして何より生き残らないと」
「そーゆー事、んじゃそろそろ高度を下げますか…20m以下、MSより低く飛ぼう。
ミケル、俺に着いて来い!」
「了解!」
828 :
『転移戦線』第四話-25-:53 ◆9898LdFFy2 :2007/08/05(日) 08:08:56 ID:zyWmmDeS
「あれは!?」
カガリがキサカが見上げた方向を見上げると、砂丘の影から飛び上がって太陽を背に戦場に向かって放たれ
た矢のように突進する鮮やかなトリコロールの機体が目に入った。
――戦場で映える兵器ってどうよ?――と思いつつもその鮮やかさと鋭い機動に目を奪われるカガリ。
ストライクはそのまま銃口からエネルギーの奔流を青い機体…デュエルに向けて解き放った。
「ストライク……キラか!?」
「なにっ!? ストライクかっ!!」
イザークがまとわり付く車両を<イーゲルシュテルン>で追い払っていた時、デュエルの右側頭上をビームラ
イフルが拡散しつつ通り過ぎた。
PS装甲とは言えビームライフルにはダメージを受ける。
NJの影響下でレーダーの能力が低下している中、感知できない長距離だった為に攻撃されるまで気がつか
なかったイザークはハズレたとは言え頬を冷や汗が伝うのを感じていた。
「ハズレた!?」
距離の離れた砂丘裏側から飛び出して射程距離ギリギリから先制攻撃をかけたキラだったが、その初弾をハ
ズして絶好の機会を逃してしまった。
それでもすぐに狙いを付け直して放った2射目だったが、当たらないと見切られたのかロクに回避行動すら
取らないデュエルの頭上左側をビームライフルのエネルギーが空しく拡散して行く。
…実際には上空にジャンプして回避しようと砂を蹴ったデュエルが脚を取られて後ろ側にバランスを崩し、
ジャンプしようと噴射していたスラスターを使って倒れる事だけは回避したのだが距離が遠くキラは気が付かない。
もっとも、そのままジャンプしていれば当たっていただろう…この時も運命の女神はイザークに微笑んでいたのだ。
「狙いがズレている…そんな筈は……」
自分の手がけたOSに加えマードック班長の整備に全幅の信頼を寄せている中、ここまで狙いがズレる事は
キラにとって青天の霹靂であった…今までの戦いでこんな事は一度も無い。
3度目の正直と照準機を覗き、歩行ではなくスラスターでホバー移動するように機体を横滑りさせるデュエ
ルを睨んだ時、キラはそのデュエルの位置が微妙に震えるようにブレている事に気がついた。
「もしかして……!?」
キラは素早くコンソールを叩き正面モニターに別ウィンドウでデュエルのリアルタイム画像を表示させると、
その中のデュエルは蜃気楼のように揺らめいている。
「やっぱり…高温による上昇気流? いや…砂漠の熱対流か!」
ストライクに限らずMSのモニターは――UC、CEのMS含めて――実際の映像をリアルタイムで映し出
している訳ではない…実はメインやサブカメラから取り込んだ画像はコンピュータで処理されているのだ。
明る過ぎたり逆に暗かったり、宇宙空間のようにそれが激しく入れ替わったり、目に悪い直射光や武器のフ
ラッシュ等、実際の画像はパイロットにとって必ずしも見易い物ばかりではない。
また敵味方の識別もそれまでのIFF(=敵味方識別装置)が主に電波を利用していた為に電波障害の起こ
るM粒子やNJの影響下では使えない為、一度コンピュータにより形状認識をして敵味方の識別を行わなけれ
ばならない事情もある。
――その為にUCのジオンではMSの色や形状の違いで識別を困難にさせ敵を混乱させる為エースのカスタ
ムは受け入れられていたし、CEのミラージュコロイドが有効なのもこの為である――
MSのコクピットの内の画像は邪魔な要素を取り除き有用な情報を付加して、パイロットに現実により近い
画像をCGで提供しているのだ…パイロットはヴァーチャル画像を見ながら戦っていると言えよう。
このようにCGでMSや地形は描かれるが、この時に邪魔な要素はある程度取り除かれる…今回は熱気で揺
らめく機体をノイズと判断して情報から削除して表示しており、この為キラは砂漠の熱対流を射撃のパラメーター
に入れる事を思い付かなかったのだ。
この『砂漠の熱対流』が射撃にどのような影響を与えるのか…恐らく濃い大気や大気の揺らぎや密度の差に
よりビーム兵器が直進しなかったり射程が短くなる等の現象が起こると思われる。
ザフト地上部隊やビーム兵器を持つスカイグラスパーは特に問題にはなってない事から、宇宙から降下して
間もない赤服2人やAAのメンバー以外には常識なのであろう。
829 :
『転移戦線』第四話-26-:53 ◆9898LdFFy2 :2007/08/05(日) 08:12:29 ID:zyWmmDeS
そしてその原因さえ判れば、工業系カレッジ学生だったコーディネイターのキラにとって修正は難しい事では無かった。
「えーっと…対流におけるレィリー数の方程式は“Re=cgΔTd3/νκ”…だったっけ?
いや地表付近の大気は密度成層だから別の定義が必要になって……。
温度擾乱は地表をサーモセンサーで計測した温度と現在のストライクの位置と外気温から求めるとして…」
熱対流に気が付いたキラは着地したストライクを後方へ大きくジャンプさせ、十分な距離を取って砂丘の陰
に隠れてから素早くキーボードを引き出して射撃のパラメーターに変更を入れ始めた…が。
「なにを隠れているストライクーっ!」
ストライクを追ってジャンプをしたイザークは砂丘の陰にしゃがみこんでいた所を発見、即座にビームライ
フルを先程のキラのように上空から打ち下ろした。
「うわっ!」
同じように砂漠の熱対流に狙いはが逸れる…が、キラは即座にキーボードからコントロールスティックを握
り直して回避し、砂漠を蹴ってその勢いのまま右側に低空飛行をするとエールの推力で上空に飛び上がった。
「避けたか!」
実際には避けなくても当たらなかったのだが…ストライクが大きく回避を取ったのでその事に気が付かなかった
イザークは着地し、ストライクを追ってスラスターを吹かしジャンプした。
「イザーク、東側から航空機だ! 気を付けろ!!」
「!!!」
ディアッカからの警告の瞬間、超低空で発見される事無く接近した2機のスカイグラスパーから<アグニ>と
<回転砲塔式ビーム砲>がデュエルに向けて放たれた。
イザークは機体を捻ってシールドをその方向に向けつつスラスターを下に向ける…ただの回避では間に合わ
ないと判断してとっさに位置エネルギーや重力加速度も加速に利用したのだ。
<アグニ>はシールドの上端に当たってその部分のビームコーティングを剥いて拡散したが、ミケル機のビー
ムキャノンは回避に成功した……おかげでかなり派手に砂漠に激突して膝を付いてしまったのだがビーム兵器
の直撃を受けるよりはマシだ。
「キラ、なにやってんの!?」
「フラガ少佐! スミマセンがOSを書き換える時間を稼いでください!
熱対流のパラメータが無くてビームライフルが逸れるんです!」
「おいおい戦場で悠長な…まぁ当たらないんじゃ仕方ないか。
よし、そのままタッシルから離れるように移動しろ…十分離れたらこっちで足止めするからその間に書き換えちまえ!」
「ECMオン…ECCMオン…AAとのリンケージ……完了! フラガ少佐、AAとの通信及びデータ相互通信可能です!」
シローは電子戦パックの機能を動作させる。
スカイグラスパーの両端は増加ウェポンベイになっている…ムゥはランチャーパックを装備しているのでこ
こには何も装備していないが、パックを装備してないミケル機はここに電子戦パックを装備していた。
本来であれば電波等を使用する電子戦はNJ影響下では効力は低くなるものの、<アグニ>を使用できる程の
スカイグラスパーの発電能力がそれを可能にしたのだ。
さらにECMやECCMだけでは無く、ESM(電子支援手段:Electronic Support Measures)の一端とし
てミケル機が中継する事で母艦であるAAとのリアルタイムの通信やデータの送受信を可能としたのだ。
これによりキラとムゥらは情報と言う面でもイザークとディアッカの上を行ったのだ…キラ達は常に
――ミケル機の高度や状態によりリンクが切れる事もある――AAからの後方支援を受けられるのだ。
「キラ、あなたなに逃げ回っているのよ…戦いなさい!!」
……その後方支援の中にはキラを罵倒するフレイの声もあったのではあるが……。
「いやフレイこれは作戦で……」
「前線よりデーター受信…間違いありません、デュエルとバスターです!」
830 :
『転移戦線』第四話-27-:53 ◆9898LdFFy2 :2007/08/05(日) 08:19:37 ID:zyWmmDeS
「本当〜にG兵器ネぇ……まずは二機をタッシルから引き離して距離を取ったら相手のバッテリーを消耗させて!」
「了解! でもストライクもここに来るまでバッテリーを消費し…」
「戦闘しているあっちの方が消耗は激しい筈よ!
それにスカイグラスパーの方が戦闘時間は長いワ、フラガ少佐、スカイグラスパーでうまくやって!」
「こちら“明けの砂漠”キサカだ、若い連中の説得任務を受けたがタッシルからザフトのAPCが数両向かっている。
説得に行くには邪魔だ…始末してくれ」
「やれやれ、人気者は辛いな…どっちもりょ〜かい!」
ミリアリアが2機のMSを照合し、その対処法をマリューが前線に伝え、キサカの通信がムゥに伝えられる
…全ては電子戦パックのおかげであり、これを装備させたマードック班長の好判断である。
逆に通信を邪魔されているザフトのAPCはイザークやディアッカと連絡が取れず、状況がはっきりしない
中独自の判断で前線に向かうしかなかった。
デュエルが追って来たのを幸いにとタッシルから離れるキラは誘導していると悟られないようにと時々振り
返ってビームライフルを撃つ…ロクに狙っていないので当たる筈が無く、イザークは狙って撃っているのだが
熱対流のパラメータが欠如しているので中距離以上離れている今、当たる筈が無い。
ディアッカもそれを追っていたが、スラスターを使ってジャンプはせずに早足で2機を追っていた。
……それ以上の速度では砂漠に脚を取られるというのもあったが、ストライクの動きに何か不穏な物を感じ
イザークを先行させたのだ…何か言われてもこっちは中長距離支援用MS、これが適正な距離だと言えばいい。
『――まぁそろそろ警告ぐらいは出した方がいいだろうな――』
「ちょこまかと逃げやがって!」
「待てイザーク、ひょっとして奴に誘導されてるんじゃないか!?」
「よ〜しもういいだろう…ミケル機はAPCを攻撃、その後バスターを足止めしてくれ…俺はデュエルをやる!
キラ、今の内に書き換えちまえ!」
「「「了解!」」」
最初の攻撃以後は3機のMSを遠目に周囲を旋回していたスカイグラスパーは、それぞれの得物に向かって機種を巡らせ突入した。
「うぉりゃぁっ!」
ムゥはデュエル後ろ側から接近して長距離の時点で<アグニ>を放つが、ディアッカの警告で周囲を見回した
イザークにはその姿が見え、盾を構えつつムゥ機に振り返りつつサイドステップで――今度は脚を取られずに
移動できた――その超高速インパルス砲を避わす事ができた。
が、ムゥにとって初撃は牽制、サイドステップで足が止まったデュエルに機首の4門の機関銃と羽根の付根
にある大口径機関砲を連続して打ち込みまくった。
元より実弾であるこれらの攻撃がPS装甲を持つデュエルに効くとは思っていない、だが連続的に打ち込ま
れるこれらの兵器の衝撃と、適度に散った弾がデュエルの足元の砂を巻き上げる砂煙は格好の目眩らましとなる。
「うぐ…っ!」
ムゥの狙った通りイザークは断続的な衝撃と着弾時に弾が弾ける火花と覆いかぶさる砂煙にムゥ機を見失う…が。
「上かっ!」
ここは地上、相手はMA(イザークにとって航空機は大気圏内用MA)、このまま通り過ぎるよりは進路を変えて離脱を図るだろう。
そして大気圏内用MAはセオリーとして速度か高度を保持しておきたい物である…であれば一度通り過ぎる
ようにしてバックを取るように上昇するに違いない…だからこそのこの実弾の牽制攻撃だ!
イザークはそこまで考えた上で、スラスターで前方に小ジャンプしながら振り返りビームライフルを頭上に構える。
だがまだ撃たない…最初の射撃や今の行動を見るからにこれだけで終わるパイロットではないだろう。
振り返って急上昇するムゥ機を確認したイザークは確信した…ここからこのパイロットは更に攻撃をかけてくると!
奇襲的に背後を取る事ができたがその優位な状況は数秒しかない、攻撃するには今は天を向いている機首を
地へ向けるしかないが、大きくロールしていては時間が掛かり過ぎる…ではどうするか!?
垂直近くに機種を上げたMAが機首を巡らせ攻撃するには…ここは宇宙(ソラ)ではなくバーニャで方向を変
える事ができない以上、それが出来る機動はイザークの知る限りたった1つかしかない…それは……。
――失速反転(ストーリングロール)――
831 :
『転移戦線』第四話-28-:53 ◆9898LdFFy2 :2007/08/05(日) 08:24:39 ID:zyWmmDeS
これは機体を上昇させつつ失速(失速とは水平飛行できる最低限の速度を下回って墜落する事ではなく、
翼の表面を空気が滑らかに流れなくなり抵抗が増す事、またはその仰角を指す)させて素早く機体の向きを変
えるテクニックで、これを戦闘で使うには高度な技量が必要とされる。
イザークはこのMAのパイロットに心当りがあった…AAにいるクルーゼ隊長と幾度も交戦して生き残って
きた連合のエース“エンデュミオンの鷹”に違いない。
ならばこの局面でそれぐらいの芸当は難なくしてくるだろう…が、予想できたなら脅威ではない。
この失速反転は上昇から急に反転に転じる為その瞬間は限りなく速度が0になるのだ…この戦闘でビームラ
イフルはストライクには当たらなかったが、ほぼ停止した状態であれば目標を外すことは無いだろう。
クルーゼ隊長ですらてこずった連合のエースを撃墜する瞬間が来るのを待って狙いを定めるイザーク。
「なにっ!?」
だがその瞬間がおとずれる事は無く、勝利を確信し歪んでいた口元は驚愕に変った。
イザークがエリートであるならムゥはエースである…イザークが考えた事はムゥも当然考える…確かに
イザークが考えた事は正しかっただろう…しかしそれが普通の航空機であれば、であった。
機体を引き起こして垂直に移るGの中、普通なら失速反転に移る半分程度の時間でムゥはスカイグラスパー
の前方の可変ノズルを動作させ、強引に機首を巡らせたのである。
スカイグラスパーは垂直離陸機の能力も持っているのでこのような機動が可能であった。
「んご…っ!」
更なるGがムゥを襲い四肢をGスーツが締め付ける中、それに耐え抜いてスティックを更に握り込む。
イザークが予測したより早く、まるで何かの曲芸のようにくるりと反転したMAにイザークは反射的にビー
ムライフルを撃つがタイミングを外したビームライフルは当たらない。
更にイザークは220mm径5連装ミサイルポッドを繰り出すが、ムゥはそれを円筒の内部に沿っうように螺
旋状に回転しながら飛行するバレルロールと言う機動で回避。
強烈なGの中でも照準の中にデュエルを捕らえ、迫り来る砂漠とその表面にいるデュエルに向けて<アグニ>を放った。
「もらいっ!」
「うをぉぉぉっ!」
迫り来る<アグニ>にイザークはシールドをかざして機体への直撃を避けるが、ビームコーティングされた
シールドでも打ち下ろされた<アグニ>に耐え切る事は出来そうにない。
赤熱化したシールドをイザークが切り離して機体をバックステップさせた直後に<アグニ>の高エネルギーの
奔流は貫通し、地面に大穴を明けて周囲に砂塵を撒き散らした。
「フラガ少佐!」
砂丘から飛び上がったキラは、砂塵の中からムゥ機にビームライフルの狙いを付けるデュエルにビームライ
フルを放つ…この時既に熱対流のパラメータは入力し終わっている。
「ぐはぁっ!」
小癪なMAに狙いを付けていたイザークには、今度こそストライクの攻撃は奇襲となった。
キラの放ったビームライフルは砂塵のカーテンを打ち破ってデュエルのアサルトシュラウドの左肩のミサイルポッ
ドの部分に直撃し装甲を突き破って内部の残ったミサイルを誘爆させ、デュエルの左肩に大きな爆発を発生させる。
アサルトシュラウドを貫いた辺りでその威力のほとんどを失っていたビームライフルはミサイルを誘爆させ
たもののPS装甲を抜くことは出来なかった、故にミサイルの誘爆ではPS装甲は傷付かない。
だがその爆発の衝撃なではPS装甲では受け止めきれない…デュエルは機体表面で起こった220mm径のミ
サイル数発分の衝撃に吹き飛ばされ、砂漠の上を無様に滑る。
コーディネイターの体の頑丈さと、砂地で幾分地面に叩きつけられた衝撃が和らげられ無ければイザークは
脳震盪を起していただろう。
「くそぉぅっ!!」
地面に横たわったままでは危険だ…その本能が叩きつけられたダメージから回復するより先にスラスターを
全開にさせそのGが更にイザークを痛め付けるが、直後にビームライフルと<アグニ>がそれまで倒れていた場
所に突き刺さったのだ…死ぬよりはマシだった。
「ディアッカ、なにしてる、こっちを援護しろ!」
だがディアッカも、この時戦いを続けていたのである。
832 :
『転移戦線』第四話-28-:53 ◆9898LdFFy2 :2007/08/05(日) 08:28:07 ID:zyWmmDeS
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
『転移戦線』 第四話 「慟哭たる砂塵」 ―24〜28、投下終了―
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
投下終了です。
とりあえず今回はここまで…推敲したつもりですがおかしい場所があればご指摘ください。
途中でまたブレーカーが…(汗)、前回の反省から再起動しやすい環境にしておいて助かった(笑)。
書きたい事を書いていたらなかなか進みません(汗)。
現在の体調では大体10日間で推敲含めてこれぐらいが限度、しばらくは速くてこのペースになりそうです。
では今回もお付き合いいただきありがとうございました、ご意見ご感想がありましたら忌憚無くよろしくお願いいたします。
朝からGJ♪
ところで……
/巛 》ヽ,
ヾノ"~^ヽ,^
(´∀` リ
( つ旦O
と_)__)
を見かけたら全力で逃げてー!取り付かれるから!迂闊と残念と炒飯職人の道に行っちゃうから!
834 :
833:2007/08/05(日) 09:55:38 ID:53o54SPU
あう……ID……俺の携帯もあう……
835 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/05(日) 13:42:05 ID:bFNZaqEb
MAのGを感じられるような戦闘描写は久々に見た。GJ!
ディアッカ、残忍にはなれても迂闊なのは逃れられんのなw
836 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/05(日) 15:53:52 ID:KC+L6JVX
GJ!
赤服と言えど新兵では歴戦のエースには勝てんか。
837 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/06(月) 01:53:16 ID:9l2W8ez7
GJです。待っててよかった。
838 :
種を蒔く人after ◆HXZwhFeyIY :2007/08/08(水) 20:16:49 ID:h/QpEySC
再開したばかりでなのに申し訳ありませんが、このスレに投下するのを断念しようと思います。
理由は体調不良と、友人を愚弄されるのに耐えきれなくなったからです。
私の拙い作品を読んで下さった読者の方々、本当に申し訳ありません。
トリップを失念してしまったのでトリップが違いますが御容赦して下さい。
スレ汚し失礼しました。
840 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/08(水) 21:48:17 ID:+rDWRLGh
そうですか、それは仕方ありませんね、お大事にしてください
願わくば体調不良がなくなって、トリップいつものを思い出して書き込めるようになる日を待っています
841 :
種を蒔く人after ◆FUs75gJ6A2 :2007/08/08(水) 21:50:02 ID:eFimmo2D
>>838 嘘は良くないと思います。
嘘をつくと貴方のお母様も悲しみますよ。
貴方のご両親に同情を禁じえません。
自分は鳥を忘れてしまう程忘れっぽくもありませんよ。
のど自慢で言うと「鐘一つ」ですね。
と言う訳で種を蒔く人afterを中々投下出来なくて大変申し訳無く思っております。
今暫くお待ち頂けたら幸いです。
では失礼致します。
842 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/09(木) 00:35:02 ID:cghxlAu8
>>841 落ち着いてください。相手にしても調子に乗るだけだからスルーしましょう
作品楽しみに待ってます
843 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/09(木) 00:51:37 ID:gogFCWO+
荒らし常習者ってのは、ほとんどが世間から外れた完全基地外。
論破は当然不可能だし、荒らし行為に中毒してるので、ヤサ踏み込んでPC取り上げない限りは止めない。
また、「荒らしvs.構う住民を一人二役でやる」みたいな、
削除や規制を喰らいにくい荒らし方ってのが方法論としてはっきり存在するから、特効薬は無いのよ
ただ、多くの荒らしは相手にすると喜ぶ幼児性があるので、無視放置は一定有効だよ。
荒らしてやろうという闘志に冷水を浴びせる事になるからね。
あと、常習荒らしの狂いっぷり馬鹿っぷりをヲチして、少しばかり溜飲を下げるのも一興かもよ
難儀な荒らしの実体が社会の超底辺だとわかるだけで、少しは落ち着けるかと。
844 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/09(木) 02:55:31 ID:h8PrCRON
まぁともかく、どうぞご自分のペースでお進めください
投下していただいているのですからいくらでも待ちます…それだけの価値が種を蒔く人afterさんのSSにはあるのですから!
そんな訳で、投下を楽しみに待ってます
保守ならsageでいいよね、答えは聞かないけど
846 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/13(月) 18:31:33 ID:YbTsCV26
そういや、ここで夏の陣参加する職人さんはいるんだろうか?
ハラシマってるから投下がないとか?
847 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/14(火) 09:49:47 ID:6N9pfe3k
>>846 参加してそうなのはRTB氏かなあ。本人のサイトで聞けば答えてくれそうだけど見付からないorz
種蒔きさんは胎教の関係で参加しないらしい。edたんのサイトでそう言ってた。
転移戦線氏は判らない。
848 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/14(火) 22:00:24 ID:SiFWIQ4k
849 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/15(水) 20:22:19 ID:wrkBmxGi
>>847 RTB氏もサイトの活動予定に「現在予定なし」って書かれてたから、今回はパスっぽい。
というか、炒飯も書く人によってあんなにイメージ変わるもんだと再認識した。
サイトのヒントを・・・地方の名産って何ですか?
今年の大河ドラマにでてくる県の特産物らしいが全然見つからん
イングリッシュで検索したほうがいいのかねえ・・・
俺も。ここでの名前は本来のハンドル(or P.N.)と違うから、見つからないねぇorz
素直に種蒔きさんおめでとうカキコだけでもしたいんだけど。
うちの10年前に死んだじさまの出身地だけど特産物結構あるからねぇ
サナギはもう見たくねぇ……orz
第三話 嬉しい事 悲しい事 (1)
「パパ、煙草吸い過ぎよ。」
灰皿に築かれた吸い殻の山を目にし、アイナは溜め息混じりにシローに注意する。
建築業という仕事柄だからか、シローはこちらの世界に来てから煙草の味を覚えた。
アイナはシローの健康が気掛かりではあったが、とやかく言うつもりは無い。
妊娠している時は家で煙草を吸うのは控えてくれていたし、自分の小遣いの中でやりくりしているからだ。
だが、今日は違う。アイナの目にはシローが手持ちぶたさで煙草を口にしている様にしか見えないのだ。
「……ん、そんなに吸っているつもりは無いよ、母ちゃん」
口は悪びれずに言うものの、シローはテーブルの上にある煙草とライターをポケットにしまった。
アイナはシローのそういう性格が好きだ。シローは口であれやこれやと言っても結局は行動で示してくれる。
「そうだ、今日は塩豆大福があるのよ。お茶を煎れて来ますね」
アイナはキッチンへと向かった。煎れるのは熱いほうじ茶だ。塩豆大福は二つしかないので子供達には内緒だ。
時計の針は九時をとっくに回っている。サンタは部屋で勉強、ヨツバとイツカは今頃夢を見ているだろう。
――九時を過ぎてる?
アイナはシローの煙草の量の原因に思い当たった気がした。
カズミだ。カレッジに上がってからカズミの門限は十時に設定してあるが、カズミは大体は八時前には家に帰って来ている。
九時を過ぎる時には前もって家に電話をするし、朝の時点で解っていたら帰りが遅くなると告げる。カズミはそんな娘だ。
――門限は過ぎていないし、心配する程の事では無いと思うけれど。
アイナはお茶の支度を済ませリビングへと戻った。シローの傍らに座りシローにお茶を煎れる。
シローはと言うと一見テレビを見ているものの、貧乏ゆすりをしたりチラチラと時計に視線を走らせたりしてどことなく落ち着かない風だった。
「パパ、お茶が入りましたよ」
部屋の中に芳ばしい香りが拡がる。だが、シローはそれには気付かずに肩を落とし深々と溜め息を吐いた。
第三話 嬉しい事 悲しい事 (2)
「――なあ、母ちゃん。カズはどうしたんだ?」
シローは重い口を開いた。
カズミの事を信用して門限を十時にしたが、やっぱり駄目だ。
年頃の娘なんだから何が起きるか判らない。何かが起きてからでは遅いのだ。
「今日はジローの月命日だから慰霊碑と名も無き兵士達の墓へ行っているんでしょう」
アイナは何気なく答えて来たが、シローはアイナのその態度が信じられなかった。
「母ちゃんはカズが心配じゃないのか?年頃の娘がこんな時間まで帰って来ないなんておかしいだろう」
シローは居ても立ってもいられなくなり、目の前にある塩豆大福を口に入れた。――それがまずかった。
シローは胸が苦しくなった。大福を一口で食べようとした為喉に詰まらせたのだ。
湯飲みを掴みほうじ茶を一気飲みし大福を流し込もうとしたが、それも不味かった。
口の中が熱い。熱過ぎる。熱いほうじ茶を飲み干そうとしたのだから当たり前だ。
「母ちゃん、水だ。早く!」
アイナはクスクス笑いながらキッチンから水を持ってきた。シローはアイナから水を受けとるや凄まじい早さで飲み干した。
――死ぬかと思った。
シローは涙目になりながらコップを置くとアイナをじろりと睨んだ。
アイナはと言えばシローの姿が滑稽に見えたのか口に手を当てて笑い転げている。
「母ちゃん、笑ってばかりだと小皺が増えちまうぞ」
「年なんだから皺が増えるのは当たり前でしょう?」
アイナは目尻に溢れた涙を人差し指で拭いながら笑いを噛み殺そうとしている。
本当にけしからん。娘が娘なら母親は母親だ。旦那が苦しんでいる時に大笑いするなんて。
シローは頬を膨らませて時計を睨んだ。九時四十三分――門限まで後少し。
シローは我慢出来なくなりポケットから煙草を取り出そうとした。
「パパ、カズミはしっかりした娘です。何か理由があるんでしょう。帰って来たら頭ごなしに怒らずに話を聞いてあげましょうね。」
「それは解ってる。けれど、まだカズは子供だぞ!」
アイナの言葉にシローは大声で怒鳴り返した。カズミはまだミドルティーンだ。親が心配するのは当たり前だ。
カチカチと時計の針が時を刻む音がする。シローが煙草に火を付けようとしたその時はだった。
「ただいま。遅くなってごめんなさい」
第三話 嬉しい事 悲しい事 (3)
玄関の扉が開く音と共にカズミの声が聞こえた。
シローは居ても立ってもいられなくなり玄関へと向かった。
「カズ、遅いじゃないか。何をしていたんだ!」
「ごめんなさい、パパ。事情があって」
カズミは反省の素振りを見せずに玄関の扉の向こうへと視線をやった。
けしからん。本当にけしからん。げんこつだ。シローは拳を握り小刻に震わせた。
「パパ、ママを呼んで来て。客間に布団の準備をして欲しいの」
カズミの言葉と共に一人の少年が現れた。背が伸び表情も大人っぽくなっていていたが、面影はしっかり残っている。
懐かしい姿だった。
「シン坊……」
第三話 嬉しい事 悲しい事 を投下させて頂きました。
今日はsage進行のようでしたのでsageてあります。
投下が遅くなり大変申し訳ありませんでした。
では失礼致します。
そんなことないよ種蒔きさん、投下してくれて嬉しいっす
今回の話も楽しく読めました、GJっす
もうこのままsage進行でいいと思いますけどね
でもほんとにお体に気をつけて下さい、俺たちにとってもあなたはお母さん的な存在なんですから
投下乙でした、頑張ってください
種蒔きさんGJ!
シローがウチの親父みたいでふいたwww
種蒔きさんええ仕事です。ホントお体を大事になさってくださいな。
>>859 ええやん、マトモな親父で。大事にしたれよ。書いてない範囲で色々あるんなら別やけど。
うちの親父は支離滅裂で自分の都合の悪い事はリアルに(∩ ゚д゚)アーアーきこえなーいだぞ。
ガス台掃除せずに使い倒して破壊したりするし。
種蒔き氏、GJ!です。
娘を持つ父親、ですね。まさしく。
お体お大事に。元気なお子さんを産んで下さいね。
GJ、なごんだ
第三話 嬉しい事 悲しい事(4)
サンタの本棚の片隅に一冊の本がある。何度も読まれたのだろう、手垢で汚れていてボロボロだった。
サンタは落ち込んだ時にこの本を読む事にしている。サンタが生まれるよりも、父ちゃんや母ちゃんが生まれるよりも遥か昔に書かれた本――サンタに残されたジローの形見だ。
サンタは学習机に座ってノートに鉛筆を走らせていた。
書き出しには「ジロー兄ちゃんへ」と書かれている。サンタは日記を書く事を日課にしているのだが、ジローの出征以来アンネのようにジロー宛の形式で書いている。
今日はやっぱり平凡な一日だった。学校に行ってスイミングに行って――ただそれだけ。
でもちょっとした事がいくつも重なって退屈はしなかった。
朝の漢字の書き取りテストで満点が取れたのはとっても嬉しかった。いつもは90点ばかりだからね。
算数ではつるかめ算が難しい。今日も出来なかった。カズ姉に教えて貰おう。
そうそう、スイミング帰りにユウスケ君に会った。名も無き兵士達の墓に行くんだって言ってた。
家に帰るとヨツバはテレビの漫画を見ていた。忍者物で毎日やってる奴だ。
主人公の眼鏡と結婚したいらしいけど、お前はユウスケ君と結婚するんじゃなかったのか?
イツカは相変わらず泣いている。その度に僕が抱っこしているから、イツカは僕に一番懐いている。
イツカは父ちゃんに慣れてあげればいいのに。いないいないばあをしただけで泣き出すなんてあんまりだ。
とまあ、こんな感じ。
じゃ、お休みなさい。
日記を書き終えるとサンタは椅子の背もたれに寄りかかり大きく伸びをした。
今日も一杯勉強をした。学校の宿題をやって、算数と国語のドリルをやって、進研ゼミの課題をやって。
サンタが時計を見ると九時半を回っていた。隣の部屋からはヨツバの鼾が聞こえてくる。
学校の成績はあがったけれど、サンタが志望校に受かるにはまだ少し足りない。
特に算数。もう少し頑張ろうかと教科書を取り出そうとした時だった。
第三話 嬉しい事 悲しい事(5)
「サンタ、ちょっと降りてきて」
階下から母ちゃんの声が聞こえた。サンタは日記帳を閉じ欠伸を噛み殺してアイナの元へと向かった。
階段を降りた所でサンタはカズミとはちあわせた。
「お帰り、カズ姉。今日は遅かったね」
「サンタ。アンタもお説教?勘弁してよ。って言うか、門限は過ぎて無いわよ――じゃ無くて客間のに行ってパパを手伝って」
カズミの勢いに押され、サンタはいそいそと客間に向かった。 客間では父ちゃんが布団と悪戦苦闘していた。シーツに皺が寄っているし、なによりマットレスを敷いて無かった。
「父ちゃん、それじゃ駄目だよ」
サンタは押し入れからマットレスを取り出し布団を敷き直した。 父ちゃんと一緒にシーツをピッチリと敷き、枕を置いてから薄目の羽毛布団をセットした。
「こんな感じでいいかな。父ちゃんは布団を上手に敷く練習をした方が良いよ。」
「こう見えても父ちゃんは昔はシーツを整えるのは巧かったんだぞ」
父ちゃんはサンタの言葉を聞き後頭部に手を当てて無造作に掻き上げた。
サンタの訝しむ視線に気付いていないのか、父ちゃんはサンタの背中を勢い良く叩いてリビングへと促した。
父ちゃんは都合が悪くなると誤魔化して笑ったり、こう言う風に照れ隠しで背中やら頭を叩いて来る。
嫌だなとは思う事はあるけれど、サンタはそんな父ちゃんが好きなのだ。
サンタが私立のJr.ハイを受験しようとした時も頑張れといって頭を撫でてくれた。
「父ちゃん、こんな時間にお客さん?」
「――ん、まあそんな所だな。会ったらサンタもビックリするぞ」
父ちゃんはニヤニヤと笑うだけで誰が来たのかは教えてくれなかった。
――まあ、いいけどね。すぐに判る事だし。
サンタは勢い良くリビングのドアを開けた。
第三話 嬉しい事 悲しい事 (4)〜(5)を投下させて頂きました。
第三話は今までの種を蒔く人afterとは手法をを変えて
以前のように三人称登場人物の視点で物語を進めていますが
どちらが読みやすいでしょうか。
宜しければご意見を聞かせて頂けたらなあと思います。
では失礼します。
種を蒔きさん、すさまじくGJ!
シロー父ちゃんの焦りが目に映るような描写と、それによりアイナの余裕ある態度が書かれていないのに連想できてしまう!
ついにシンがアマダ家に上陸、うおお…今後がどうなるか楽しみだー!!
……と書いていたら続きが…っ!!!
サンタもお受験か…というイメージがあるな、サンタにはw
それにしても和む…自然と笑顔になるなぁ種を蒔きさんのSSは、こういう物を書ける人を『職人』と呼ぶんだなぁ…!
普段は戦闘シーンとかが好きな私も、アマダ一家の日常の描写には絶賛する事をやめられませんね、凄い!
視点の件ですが種蒔きさんの筆力であればどちらでも読み易いんで好みの問題だと思います
で、私は独白が入りスポットの当たる人物を身近に感じる『三人称登場人物の視点』が好きです
ネタも入れやすいようですしww
俺は保守る! 保守ってカズミタンと添い遂げる!
きもいきもすぎる・・・
「きもい、きもすぎる、08スレ名物、種を蒔く人」
三人目死ね。人間のくず。
>>871 三人目の金魚の糞が随分と偉そうな発言ですね。軍板に還って死ねばいいのに。
874 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/21(火) 02:48:35 ID:0ObGagqy
さぁ、またID表示だな。
875 :
腐った金魚:2007/08/21(火) 03:13:41 ID:???
ふっ俺たちの出番だな。
876 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/21(火) 11:11:45 ID:LjrPVeLT
総員、浮上よーい。
877 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/21(火) 22:54:42 ID:18LiGhEu
ID出せないやつは荒らし
878 :
例外は認めない:2007/08/22(水) 03:28:39 ID:o9LoDviD
そう、自作自演がバレるからIDを出せない三人目は作者を名乗る荒し
879 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/22(水) 13:08:34 ID:lnNlxzOW
また厨か?
ギコナビで書き込むとIDが???になってしまうのですが(汗
ちなみに今はIEでなんでIDは出てると思います。
881 :
880:2007/08/25(土) 02:25:14 ID:???
って出てない(汗)
なぜだぁ!?
882 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/25(土) 02:34:51 ID:UeGj+Wqw
いや、メール欄に文字入れたらID出ないから。
もうsageでいいよな、軍事・雑談スレでもそんな話題出てたし
転移戦線こと53はお盆を過ぎた辺りから腰痛を拗らせて入院していたようだ
……腰痛をどう拗らせたら手術になるか判らんが、ヘルニアじゃないとか
なんでも十数年前事故で尾てい骨の骨折をろくに治療されず放置されそこを
治すとか……ちなみにその時に入院した病院は潰れてもう無いらしいw
ここにSS書き出してから不幸が続くんじゃないかと言ってやったら
『書く前から不幸続き、これは生まれつきだ』
と笑ってやがったから元気なんだろうwww
今月末には退院できるとか言ってたが、奴の伝言を要約して書いておく
『スレの皆様には連絡もせずに長期に渡り放置すみません
一身上の都合でしばし休養せざるを得ませんが
復帰後はまた書いていこうと思いますのでなにとぞお許しください』
腰が動かせず仰向けもうつ伏せも背筋捻ることも出来ないので書けないとか
本当は伝言とか面倒なのでするは無かった
しかし奴が馴れない携帯でここ一週間ぐらいで1スレに足りるか足りないか
の誤字だらけの文章を受取り、不覚にも仏心が出てしまい伝言を伝えに来た
要望が多ければ校正してUPしてもいいが中途半端な状態だ
884 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/28(火) 17:39:55 ID:4hFpFC6a
騙り乙
885 :
53の知り合いが旧鳥で連絡 ◆bt2LDOm73g :2007/08/28(火) 18:02:10 ID:rYqFjvS+
>>884 おいおいあんた新顔だな、それとも荒し本人か?
俺が53が前に使っていた鳥で伝言を伝えるのは2度目だ、鳥確認せずに脊髄で荒し認定する素人は黙ってな
まぁageじゃないと信用しないと言うならID出しておくか、専ブラで
>>883読んでない人は読んどいてくれ
どっちでもいいんだが読んでもらわないと…53本人からの絶筆とかじゃなく、放置スマソメッセージだからな
それとも奴から預っている中途半端なSSUPらないと信用できないかい?
886 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/28(火) 18:37:49 ID:tF0x5VDA
酉バレが続発してるんで警戒態勢なんですわ。気にせんとってつかあさい。
887 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/28(火) 20:49:05 ID:EPt2Qw0l
>>885 53氏に住人はいつまでも待ってるって伝えておいてくれ。
情報お疲れ様。
889 :
53の知り合いが旧鳥で連絡 ◆bt2LDOm73g :2007/08/29(水) 10:06:20 ID:Pxj3Znkg
>>886-887 うむ、53に言われていたが荒しにあって神経質になってるスレに対して配慮が足りなかった、反省している
だが私は謝らない! ……面倒だから
>>888 53にはメッセージが住人の方々には正しく伝わった、待っててくれると伝える
ではこのスレが心穏やかに進行しますように ノシ
890 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/29(水) 10:43:47 ID:tlIEvMQV
ゆっくり静養してくださいとお伝えください。
気長にお待ちしております。
891 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/29(水) 11:38:51 ID:Eiieqypq
ただでさえ爆弾かかえてるスレを不必要に煽るレスはスルーするか……面倒だから
漫画版08、何か面白い糾弾システムが出てきたね
893 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/29(水) 17:52:15 ID:Mjn5xcT2
894 :
↑と3■目が抜かしております:2007/08/30(木) 00:23:07 ID:IQwfja1g
この人以前伝言に来た時もこんなんだったぞ。
53氏に言伝頼まれてから3週間後くらいに来てたw
895 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/30(木) 01:01:56 ID:MQPz7518
53氏も友人に恵まれていないな・・・
896 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/30(木) 14:03:17 ID:TGslYRcl
53氏と言えば転移戦線読み返して今更ながら気がついた
・スカグラ2号機にミケル乗ってる→カガリが乗らない→カガリ×アスランフラグ消滅
・スカグラ2号機にミケル乗ってる→トールが乗らない→トール死亡によるキラぶち切れでニコル死亡無し(?)
特に下のはニコル死亡によるアスランぶち切れでイージス自爆無し=ストライク破壊によるキラプラント拉致無し=フリーダムキラに渡らず(?)
という流れになるのだろうか……08小隊乱入で随分歴史が変るもんだ
この先一体どうなると思う?
俺は砂漠を抜けたらオーブガチ無視して一気にアラスカ行き、僕らの盟主王と手を取り合ってプラント攻撃と思ったが……面白み無いかな?
897 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/30(木) 15:17:00 ID:BdDcpUZm
>>896 当たってたら書きにくくなるだろ?
モチベーション下がって書かれることすらなくなるケースもありうるぞ?
大雑把な予想くらいはいいかもしれんが、細かく考察して書き込むなよ…
898 :
896:2007/08/30(木) 16:31:58 ID:TGslYRcl
>>897 この程度でモチが下がって書かなくなるなら今までの騒動で十分絶筆してると思うぞ
53氏も自分のSSでスレが盛り上がってくれる方が嬉しいんじゃないか?
つか、俺程度の浅はかな考え程度が細かい考証とは思えない
53氏のSSは普通に読んでもいいけど、伏線とかまるでミスリードさせようとしている部分もある
小ネタとか以外にも細かく考察する楽しみを含めた書き方をしていると思うんだが……どうかな?
まぁそれでもスレ住人の皆様がそういう楽しみ方はダメだと言うならもうしない、が……
職人のSSを楽しむのに感想やGJ以外の方法を教えてみないか?
スレを盛り上げる方法が他に無いかどうかを……投下が無いと動かないスレこそ職人が投下し難いと思うのだが
899 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/30(木) 20:22:00 ID:6V3yIjYL
自己弁護キモイ
900 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/30(木) 21:31:18 ID:C0gJEM02
>>898 お前の話題はつまらんから来ないでいいよ
音声認識ソフトを使うんだ
トリップ変更挨拶&良SSを見つけたので転載します。
「気をつけ!」
会議室に指揮官が入ると同時に、入り口横に立っていた幹部が叫ぶ。
だらけた感じで座っていた自衛官達が立ち上がり、敬礼をする。
答礼しつつ、指揮官は書類鞄から何枚か書類を出すと、演台に立った。
「楽にしてくれ・・・
さて、今回の任務だが、諸君らも既に知っているとは思うが、先日の日航ジャンボ機不時着事件の生存者救出だ」
その言葉に会議室内の空気が引き締まる。
どの顔を見ても、責任を果たさねばという決意と、国民を窮地から救出せねばという義務感が感じられる。
良い表情だと指揮官は思った。
国を護るべき軍人は、こういう表情をしていなければな。
「作戦を説明する。
場所は魔法都市ネリェントス。建物の場所はここだ」
スクリーンに市街地の航空写真が写る。
それは、都市のちょうど中心部に位置する建物だった。
「建物は二階建て。武装した兵士が数多く確認されている。
が、武装したところで所詮は剣だ。律儀に銃剣で相手をしなければ問題はなかろう」
905 :
53:2007/08/30(木) 23:25:20 ID:???
室内に笑みが広がる。
自衛隊初の大規模な市街戦に緊張していた面々であったが、よく考えてみれば所詮は中世レベルの技術力しかない連中である。
ソマリアに行った米軍とは状況が違うのだ。
「街路が狭すぎるために90式は同行できない、主に軽装甲機動車と96式装輪装甲車に分乗しての進撃となる」
中世レベルとはいえ、弓矢は十分すぎる脅威だ。
そのため、幌を使用している73式トラックは兵員輸送には適さない。
目的地に到着したはいいが、乗っていた兵士が全滅しているのでは話にならないからだ。
しかし、慢性的な予算不足に苦しむ自衛隊に、輸送車両全てを装甲化するなどといった妄想を実現する事など不可能だ。
結果として、幌の内側に機動隊の盾を満遍なく貼り付けた『73式中型トラック改』が走り回る事となる。
「現地に到着してからは、突入班と警戒班に分かれてもらう。
突入班に関しては、現在別室にて説明中だ。
さて、警戒班だが、動くものは全て撃て。捕虜を取るな、捕虜になるな。簡単だろ?」
「やべぇな」
指揮官の言葉に思わず声を漏らしてしまう若い陸曹。
このセオリーは自衛隊のROEとして定着しつつある、しかし、そうは言っても今回は草原での決戦ではない。
いつどこから弓矢やファイヤーボールが飛んでくるか分からない市街戦だ。
魔法使いは、数名いるだけでも普通科には十分脅威なのだ。
それなのに、今回の作戦地は『魔法都市』おまけに市街戦だ。
一体どれだけの損害が出るのだろうか・・・
「質問してもよろしいでしょうか?閣下」
906 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/30(木) 23:26:27 ID:s7sinxCb
支援
907 :
53:2007/08/30(木) 23:27:40 ID:???
いかにも叩き上げといった風格の二尉が手を挙げる。
「どうぞ」
「ヘリボーンは不可能なのでしょうか?」
その言葉に数名の自衛官が「そうか」とか「習志野の連中なら」と呟く。
陸上自衛隊最強を誇る習志野空挺団ならば、今回のミッションをこなしてくれるのではないか?
皆の脳裏にそんな希望が現れる。
どうしようもない状況だから出撃する事には本心から納得できるが、他に最善、もしくは次善の策があるのならば、そちらをやってもらいたいと言うのも彼らの偽りのない本音である。
「検討はされた、しかし、その案は却下された。
使えるヘリがほとんどないんだ。それに、装甲車両ならまだしもヘリコプターではファイヤーボールの直撃には耐え切れん。
それと、忘れているものが多いようだが、空挺団は現在再編成のために本土に帰還している」
指揮官の言葉に室内は静まり返る。
前線の部隊では、部品不足から禁忌とされた共食い整備までやっている状況で、まとまった数のヘリコプターなど用意できるはずがない。
実際、自分達が使用する車両だって用意できたのが奇跡なようなものなのだ。
そして、空挺団の帰国。
指揮官に言われ、やっと思い出した事実だが、彼らがなぜ再編成を行っているか?
士気が下がりすぎ、戦闘の継続が困難になってしまったからだ。
軍人が幽霊を怖がる理由は、鍛え上げられた肉体や、自動小銃では対処の仕様がないからだ。
という意見が出たのは国内最大級の某掲示板だが、実際にもそういった意見はある。
人間相手ならば鬼神のごとく暴れまわる彼らも、魔法や魔物といった化け物相手ではむしろ蹴散らされてしまう。
そのような状況で士気など維持できるはずもない。
そして、優秀だからという理由であちこちに派遣された空挺団は、大方の予想を裏切って再編成となってしまったのだ。
908 :
53:2007/08/30(木) 23:29:07 ID:???
「さ、さて、行き帰りのルートは最短のこれだ」
空気を変えるべく、指揮官は話題を変える。
士気が下がった状態での戦闘は避けなければならない。
しかし、会議が終わるまでの間、微妙な重い空気が消える事はなかった。
神基暦2129年 5月22日0529 魔法都市ネリュントス郊外
「陸将閣下、お時間です」
郊外に設けられた救出部隊本部に副官の声が響く。
無線の空電音こそ流れているものの、そこは自衛隊の指揮所として使われているとは思えないほどの静寂に包まれていた。
無理もない、自衛隊始まって以来の大規模な市街戦。おまけに相手は一人いるだけでも脅威と言われる魔法使いの大群が住む『魔法都市』だ。
そこへ行って300名を超える人質を助け出さねばならない。
多くの犠牲者がでるだろう。何が起こるのか皆目見当がつかないのだ。
誰もが不安になっていた。
「うん」
頷いた陸将は、覚悟を決めた者にのみできる表情を浮かべつつマイクを取った。
一点の曇りもない、とはお世辞にもいえない。
しかしその表情はただ不安に怯えているわけではないことを窺わせた。
「諸君、おはよう。救出部隊指揮官の斉藤だ」
909 :
53:2007/08/30(木) 23:30:35 ID:???
そこで言葉を切ると、斉藤は本部天幕の中を見回した。
誰もが真剣な表情で斉藤の事を見ている。
恐らくは無線で声を聞いている隊員達も同様だろう。
正直なところ、斉藤は怖かった。
自分がこれから下す命令で、多くの自衛隊員が倒れる事になる。
しかし。
宣誓を思い出す。
事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に努め、もつて国民の負託にこたえることを期するものとする。
今こそその時なのだろう。
今までの楽な戦闘とは違う、あの悪夢のソマリアが、もう間もなく再現されようとしているのだ。
だが、あそこには恐怖に震える日本国民たちが大勢残されているんだ。
俺達が、行かなければならないんだ。
「今こそ宣誓を果たすときが来た!
あの都市に捕らわれているであろう300名を超える人々が我々を待っている。
護るべき人々はあそこにいる!そして我々はここまできた!後はあの薄っぺらい壁をぶち破るだけだ!!
諸君!魔法使いとやらに我々の底力を見せてやれ!そして、絶望に打ち震える日本国民たちを一刻も早く救い出してくれ!!
エンジン始動!弾を込めろ!!初弾装填!!!自衛隊の恐ろしさを思い知らせてやれ!!!!
さあ、作戦開始時刻となった。速やかに状況を開始せよ。以上だ」
910 :
53:2007/08/30(木) 23:31:51 ID:???
「各部隊は所定の方針に従い、速やかに状況を開始せよ!!」「本土へ打電!我、状況ヲ開始セリ0530」
「第七師団の先遣隊はどこまで来ている!?」「各隊へ、5分毎定時報告を怠るな!」
一気に騒がしくなった指揮所内で、陸将の心は一人沈んでいた。
自分の演説で部下達の士気は確実に上がっただろう。
しかし、今日の日没までに一体そのどれだけが生き残れるのだろうか?
機密になっている内局の概算では、損耗率39%以上と出ていた。
冗談ではない。損耗率39%?壊滅的な打撃ではないか。
それでも送り出さねばならない。
あそこには民間人がいて、助けを求めている。
そして、それをできるのは俺達自衛隊しかいないんだ。
しかし、それでも・・・
彼の苦しみは、残念な事に始まったばかりであった。
911 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/30(木) 23:33:12 ID:/LbUOaJp
うわ三人目だ、総員浮上用意!
912 :
53:2007/08/30(木) 23:34:23 ID:???
今日はここまでです。
三人目とか学園島スレからの荒らしがいて大変ですけど、邪魔者は潰すつもりで頑張っていきましょう。
913 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/30(木) 23:35:49 ID:s7sinxCb
>>911 私が三人目だっていう証拠がどこにあるんですか!?
ちゃんと説明してくれないと、困ります!
>>914 53氏、最近の三人目はIDを出してageさせる傾向があります。
恐らく
>>911も三人目でしょう。
53氏、荒らしを流すため更なる投下を希望します。
>>914 それ以前にお前が三人目だとは誰も言ってないが?
>>912 よその作品だろう、それは。コピペやめろ
その時点でお前は負けてるよ。そのお二方に。
荒れてるから投下がない、投下がないから荒れるの無間地獄かよorz
>>921 誰に対して言っているのかな?
見えないもの見えてるだろ、お前w
>>921 こんなスレに何を期待してるんだか
職人はもう53氏しか残っていないんだぞ
926 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/30(木) 23:56:13 ID:s7sinxCb
>>925 脳内ルール振り回したあげくに職人に逃げられた過去を忘れたの?
まずはID出せよ
927 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/30(木) 23:57:44 ID:HsY/IIj9
>>926 そうそう。
>>925みたいに自分勝手な理論を推し進める奴は現実社会でも通用しないんだ。
多分、
>>925は現実社会で嫌なことがあったんだよ。
次スレ立てるのは止めとこうぜ・・・読むのは作者のサイトだけで十分だろ。
わざわざ嫌な思いしてまで読みたくないぞ。
なのはスレの二の舞は俺もごめんだな。
あえて立てずに三人目が飽きるまで待つのも手かと。
いいから早く新スレ立てろよ。
学園島スレから荒らしが来るんなら、逆に学園島スレを荒らし返せばいい話なんだから。
俺は飽きないと思うがな。
なにしろ、自己研鑽より人を妬む方向に向いてるから。
>>932 まぁ無いだろうな……
立ったとしても立てたの確実に三人目だからスルー確定だし
>>932 だって、種蒔きさんは普通の人として女としての幸せ満喫中、RTB氏は社会人の責務果たしつつ
ちゃんと対策取れるところで作品発表中だし。
で、あ奴は何?誰か知らない人の作品を無断転載して人を妬んでるだけ。
研鑽には努力が必要だけど、妬むのは楽。
『水は低きに流れやすきもの』ってね。
>>933 グダグダ続けるよりはキッパリ終わった方がいいと思うんだ
新規はもう望めないだろうな>職人
939 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/31(金) 00:30:21 ID:B54j3s6W
sageてる奴、全部一人でよくやるよな
荒らしを通り越して、もはや多重人格だなw
940 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/31(金) 00:37:24 ID:sHkjZ3FH
っつうかID非表示の奴は連続で一分の壁破ってから言えよとwww
941 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/31(金) 00:38:18 ID:B54j3s6W
三人目、連投規制くらったのかw
今ID変えております、少々お待ち下さい
クソスレage
944 :
↑と3■目が抜かしております:2007/08/31(金) 01:40:51 ID:Y98rH+ZH
ここはまだ職人が続ける意思を報告してくれるだけマシジャマイカ
ウッソスレなんざ……orz
945 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/31(金) 01:42:39 ID:Y98rH+ZH
名欄消し忘れた
946 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/31(金) 06:54:54 ID:TjIfugJf
でもまあ、ここの住人が他板を荒らしてるのは事実なんで
947 :
↑と三○目が抜かしております:2007/08/31(金) 09:59:26 ID:Y98rH+ZH
3■目は住人……もとい人間の部類には分類されませんので。
949 :
↑と三○目が抜かしております:2007/08/31(金) 10:32:36 ID:bCUllMu4
ああ、まったくだ…948みたいのが話題をそらそうと……
だいたい入院中の53氏を騙ってる時点でAHO丸出しwww
946=948だな、ID出してみろよID:TjIfugJfの3■目、まぁPCと携帯あるから2つはできるかwww
>>898のように(俺も賛成できないが)スレを活性化しようとする奴が居たので3■目が湧いたのか
騙ろうスレで話題が出たので思い出したように湧きやがったのか……
しかしageも考え物だな、今回の3■目は構わずsageて荒らしてるし、この
>906 通常の名無しさんの3倍 New! 2007/08/30(木) 23:26:27 ID:s7sinxCb
>支援
>913 通常の名無しさんの3倍 New! 2007/08/30(木) 23:35:49 ID:s7sinxCb
>リアルタイム報復爆撃中です
>926 通常の名無しさんの3倍 New! 2007/08/30(木) 23:56:13 ID:s7sinxCb
>
>>925 >脳内ルール振り回したあげくに職人に逃げられた過去を忘れたの?
>
>まずはID出せよ
ように明らかにID:s7sinxCb=3■目がageを言ってきている
もう3■目総スルーでsage進行した方がいいんじゃないか?
950 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/31(金) 11:29:59 ID:TjIfugJf
>>950 お前はsageで自演したいだけだろうが。
なあ、三人目さんよw
┌──────────
| また三人目か…
┌─────┐└─────‐v────
│こりないね |__________
└───‐v─┘//. | // / .|
| . | 三Λ∩ |
| ∧-∧ |`Д´) ∧-∧」
/ (,,´Д`) | 人/ ( ) \
// ( )二二二二二⊂ | \\
|||| )~ ) (⌒ _ノ . ||||
|||| ./  ̄ U U_____ し \ ||||
||||/ / .\ \||||
|||| ̄ ̄||||. |||| ̄ ̄||||
953 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/31(金) 11:39:22 ID:bCUllMu4
>>950 自己レス乙、sageで自演したいとは本音が出たな3◎目www
まぁ3◎目もここの住人だと主張すれば住人が他板を荒らしているのは事実だなwww
ふーん、じゃあ添い遂げ住人は学園島スレを荒らしたことを認めるんだな
いいよ、そう思ってくれて
957 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/31(金) 11:53:25 ID:bCUllMu4
『もし、第08MS小隊の人たちが種、種死世界に居たら』の住人は3人目を住人とは認めません
故に学園島スレを荒らしているのは住人ではありません
三人目の短い一生 まとめ
崩壊寸前のスレに投下。救世主扱い
↓
新スレにも投下するがだんだん本性(軍オタ)を表す
↓
叩かれだし、同時期に投下を始めた種蒔く氏が人気に
↓
軍ネタが薄い種蒔くマンセーが嫌なのか、はたまた嫉妬に狂ったのかタイフーンを名乗り荒らし始める
↓
自演でタイフーンを叩くが住民にバレバレ
(投下のタイミングや発言内容によって。そもそも軍板の荒らしがなぜ新シャアの添い遂げるにピンポイントで降臨したのか?
三人目の自演と考えれば驚くほどに辻褄が合う)
↓
なかば追い出されるように添い遂げるから撤退。
今はゲリラ的にネガキャン活動をやっていると思われ。
>>957 ちょっと違うぞ
2ちゃんねる住人は3■目を人間及びペット・野生動物とは認めません
よって、軍板・新シャア板を荒らしているのは住人以前に害虫以下のモノであって
2ちゃんねる住人では決してありません。
>>957 そうやってスレの空気悪くするのはやめなよ
962 :
↑と三○目が抜かしております:2007/08/31(金) 13:11:00 ID:bCUllMu4
ID出せない三■目涙目www
そろそろ新スレ立てるが、スレタイこんな感じにしてみたらどうかな?
-----------------------------------------------------------------
もし、第08MS小隊の人たちが種、種死世界に居たらどうなるかを語るスレです
SS作者氏には敬意を忘れずに、煽り荒らし叩きは厳禁&見てもスルー
他板への突撃は厳禁、荒らしは住人とみなしません
スレ違いの話は程々に、軍事ネタ・雑談板をご利用ください
ガンダムという「フィクション」前提のスレです
数多の惨劇・愚行を繰り返さないためにも皆が楽しみやすいスレ作りに協力しましょう
《前スレ》
もし、08MS小隊の人が種、種死世界に居たら7
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/shar/1183302605/ 《軍事ネタ・雑談板》
【軍事】08小隊in種・種死【雑談・考察】
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/shar/1172942525/ 《まとめサイト》
ガンダムクロスオーバーSS倉庫
http://wiki.livedoor.jp/arte5/d/FrontPage 《連載中SS一覧》
LRCE◆cKGyg13DyQ氏
・機動戦士ガンダムSEED ラスト・リゾートinC.E
CE70年初夏、ユウナがスカンジナビアの山奥での邂逅したのは破損したシローとアイナの乗ったEz-8だった…!
記念すべきSS職人の第一人者、ユウナの成長っプリとシローとアイナのMS開発への携わる部分が秀逸な作品
種を蒔く人◆FUs75gJ6A2氏
・種を蒔く人after
戦後しばらく、カズミ=アマダは戦死した家族の月命日に慰霊碑を訪れる……そこで再開した人物は……。
アマダ一家から戦争とその後の復興を見つめる、その読ませる表現力の高さには定評あり!
53◆9898LdFFy2氏
・転移戦線
ジオン射爆場で待ち伏せる08小隊が突然の砂嵐の後遭遇したのは、交戦中のアークエンジェルとザフトであった…!
シローら08小隊がキラらと関わり、彼らとそしてMSの行方は変って行く……歴史はどう変るか?
Rommel◆PeDAcWrcGo氏
・機動戦士ガンダムSEEDイグルー
トップ、アス、デルの3人は砂漠で迷っていた……そこで行われる人vs犬MSの戦い、トップの取った選択は…!?
ジオン軍人ここにあり! CE世界でも輝くジオン軍人の魂の煌きを見よ!!
963 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/31(金) 13:16:06 ID:TjIfugJf
次スレはいらないって言ってるだろ
スレ立てには反対です
軍板にスレ立てて来いよ
966 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/31(金) 14:01:40 ID:C82Vsqvl
age厨はどこまで痛いやつなのか・・・
967 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/31(金) 14:03:59 ID:GFXbzmQK
>>963-965 だから1分の壁を破ってから言えって言ってるだろwww
同一人物なのがバレバレだw
いらねえのは次スレじゃなくてお前だよ、age厨
次スレになっても軍事板はあなた方を許しませんよ
969 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/31(金) 16:12:07 ID:ylMYULU8
此処と女難スレを行ったり来たりで大変ですね、三■目wwww
970 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/31(金) 16:33:05 ID:GFXbzmQK
だからお前はいらないと言ってるだろ?
いらないんだよ、本当に
>>968 お前さんはどこの住人でもないんだから、勝手に板の名前を使わないようにしなさいね。
973 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/31(金) 16:43:44 ID:sHkjZ3FH
未だにID出さずに自演しようとするお前には負けると思う
っつか一分の壁破ってから出直して来い
あ、明日になったらもう粘着できないから最後の悪あがきですかwwww
>>973 馬鹿の一つ覚えみたいにID出して何をやってるの?
荒らしに目を付けられるだけだからやめてください。
975 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/31(金) 16:48:05 ID:ylMYULU8
また、女難スレと同じ時間帯に書き込んでるよwwwww
お前がSSスレに粘着するなら、こっちもヲチ粘着してやるから覚悟しておけよ。
>>973 一分の壁ってなんですか?
ちゃんとスレタイや
>>1を読んで、板全体の利益に繋がる活動をしましょうよ。
誰か避難所立てられね?
そうすりゃ少しはマシになるだろ。
【避難所派】
三■目が無い頭絞って必死に考えた蔑称・レッテル。
でも全然、蔑称になってないwwww
誰か避難所建てろよ。
建ててくれたら神扱いしてやるぜ。
982 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/31(金) 17:25:17 ID:GFXbzmQK
このスレは三人目と呼ばれる元職人の、卑劣で幼稚な荒し行為によって終焉を迎えました。
自発的に避難所も建てられない、怠惰な住人も責任の一端を担っていることを忘れてはいけません。
他のSS、ネタスレはこの愚劣なスレの醜悪な歴史を反面教師とし、素晴らしいスレとなることを願います。
新シャアに厄災をもたらした唾棄すべきスレ――「もし、08MS小隊の人が種、種死世界に居たら」通称、添い遂げスレ住人より。
984 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/31(金) 17:35:27 ID:bCUllMu4
>>989 用事で外していてテンプレ書いたくせに立てれなかった所を立ててくれてありがとう!
新スレは早速三■目が粘着してる
それにしても荒しって凄いね、どんだけ人生無駄にしてるんだろうwww
以下三■目をマンセーするスレになります
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
# ガロードノイマン運命
#アイナ様
さっさと避難所建てろよゴミ共
巣に帰れや、ボケがぁ
990 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/31(金) 18:25:11 ID:GFXbzmQK
だから一分の壁を破ってから来いw
それとID
埋め
埋め
避難所建てろよ埋め
994 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/31(金) 18:31:15 ID:5VwzBU1m
暇つぶしのためにここに来てるんだろうが。
本当につぶれている事も知らずに・・・
バカな奴らだ。
梅酒
ここはクソスレ
新シャアの最下層
血バレから何も学べていないスレ埋め
999 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/31(金) 18:37:46 ID:5VwzBU1m
1000なら3人目はまじめに働く。
1000なら避難所実装が第一目的に
1001 :
1001:
゚・ *:.。. * ゚
+゚
。 .:゚* + このスレッドは1000を超えました。
゚ 新しいスレッドを立ててくださいです。。。
゚ /ヾー、
r!: : `、ヽ
l:l::..: :.|i: 〉
ヾ;::::..:lシ′ 新シャア専用板@2ちゃんねる
`ー┘
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