もしもシンではなくルナマリアが主役だったら2

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1通常の名無しさんの3倍
その名の通り、ルナマリアが主人公の種死を考えるスレ。

前スレ
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1126446510/
2通常の名無しさんの3倍:2006/05/20(土) 21:44:00 ID:???
3通常の名無しさんの3倍:2006/05/20(土) 21:45:05 ID:???
3get

>>1乙乙
4通常の名無しさんの3倍:2006/05/20(土) 21:54:36 ID:???
>>1
5通常の名無しさんの3倍:2006/05/20(土) 22:07:47 ID:???
>>1
乙。
…職人さん、来れるかなあ…

でも保守。
6782:2006/05/20(土) 22:29:20 ID:???
発見してますから大丈夫ですよ。
ただ実生活が来週はきついので、投下は少々遅れそうです。
7通常の名無しさんの3倍:2006/05/20(土) 22:33:57 ID:???
>>6
乙です。

再来週以降の投下に期待です。
8通常の名無しさんの3倍:2006/05/21(日) 17:26:18 ID:???
それまでにこのスレが持つかな…。
スレ保持のために保守。
9通常の名無しさんの3倍:2006/05/22(月) 08:55:27 ID:???
ほしゅ
10通常の名無しさんの3倍:2006/05/22(月) 17:43:39 ID:???
ガンバレーーー!!このスレ、応援してます。保守!!!
11通常の名無しさんの3倍:2006/05/23(火) 18:36:23 ID:???
保守
12通常の名無しさんの3倍:2006/05/24(水) 01:47:19 ID:???
保守
13通常の名無しさんの3倍:2006/05/24(水) 22:19:55 ID:???
>>6さんの作品の続き期待保守
14通常の名無しさんの3倍:2006/05/25(木) 20:40:36 ID:???
保守
15通常の名無しさんの3倍:2006/05/26(金) 00:52:33 ID:???
定期保守
16通常の名無しさんの3倍:2006/05/26(金) 13:51:40 ID:NrjAuSgV
書きたいのですが…
17通常の名無しさんの3倍:2006/05/26(金) 14:26:00 ID:C2yHlvRL
COME'N
18通常の名無しさんの3倍:2006/05/26(金) 15:04:57 ID:NrjAuSgV
>>17
ありがとうございます。しばしお待ちを
19通常の名無しさんの3倍:2006/05/27(土) 22:31:49 ID:???
期待保守
20通常の名無しさんの3倍:2006/05/28(日) 00:45:46 ID:???
ほす
21通常の名無しさんの3倍:2006/05/28(日) 21:41:09 ID:???
hosyu
22782:2006/05/28(日) 23:39:55 ID:???
やっと……やっと投下。
筆がいい調子で走ったのはいいんですが……長すぎ!
ともかく投下。

ついでに、ザムザザーとザムザ・ザー、どっちが正しいんですかね?
>>18
頑張ってください。
他の人の作品を見ると、自分の駄目なところとか劣っているところが分かりますから、ぜひ投下お願いします。
23通常の名無しさんの3倍:2006/05/28(日) 23:41:07 ID:???
 ミネルバの周囲を、スカイグラスパーとモビルスーツ隊が飛び交っている。
一見ミネルバが圧されているように見えるし、実際苦戦しているのだが、連合としても状況は思わしいものではなかった。

「フィニアスの艦はどうした!?」
「現在急行中、あと一分はかかるかと!」
「ううむ……」

 連合軍の旗艦のブリッジ内。そこでは、指揮官とおぼしき中年の男が唸っていた。
理由はたた一つ、これだけの大規模戦力がその力を発揮できていないことに尽きる。
ミネルバの出航が予想以上に早かったこと、そしてミネルバの船足が速いことで、未だに全ての戦力が戦闘に参加できていない。
だがそこに、朗報――ミネルバにとっては逆だが――が入る。

「ザムザザー、発進準備完了しました!」
「よし……出撃後はあの艦の行き先を塞ぐことを優先させろ!」
「はっ!」

 安堵のため息を吐いた男は椅子に沈み込んだ。まるで、もう勝ちが決まったかのような態度だ。
そのままリラックスした様子で、軽く笑みを浮かべながら脇の副官に話しかけた。

「身贔屓かもしれんがね、私はこれからの主力はああいった新型のモビルアーマーだと思っている。
 ザフトの真似をして作った蚊トンボのようなモビルスーツよりもな」

 それに副官が答えるより早く、新型モビルアーマー――ザムザザーが艦を揺らした。


 ミネルバのブリッジがそれに反応したのは、数十秒が経過してからだった。

「アンノウン接近……これは?」
「光学映像出ます!」

 バークとメイリンの操作で、そのアンノウンがモニターに映し出される。
そこには、誰も予想していなかった異形がいた。
映っていたのは人型からは程遠い、しかし艦にしては小さく戦闘機にしては大きすぎる謎の機体。

「な、なんだこれは!?」
「モビルアーマー……対艦用の新型?」

 慌てふためくアーサーとは対照的に、冷静に敵を分析するシン。
シンの方が副長に向いているのではないかと場違いなことを思いつつも、タリアはすぐに指示を出した。

「あんなのに取り付かれたら終わりだわ。アーサー、タンホイザー起動。あれと共に右前方の艦隊を薙ぎ払う!」
「は、はいぃ! タンホイザー起動! 射線軸コントロール移行! 照準、敵モビルアーマー!」

 相変わらず慌てながらも、しっかりとアーサーは指示を出していく。
それに合わせタンホイザーが動くのはいつもの事で、当たり前の事だ。しかし……

「あの姿勢は……?」
24通常の名無しさんの3倍:2006/05/28(日) 23:41:56 ID:???
 シンが言ったのは、ザムザザーの不可解な姿勢のことだ。
機体上面を全て前面に向けるほどの極端な前傾姿勢は、まるで陽電子に自ら当たりに行くような……

「……まさか!」
「ってぇぇぇー!」

 思わずシンが声を上げる。そう、彼は敵の意図に気づいたのだ。
しかしその時には既にアーサーの号令が響き、陽電子砲が発射されていた。
陽電子の奔流が海水を巻き上げ、蒸発させながらザムザザーに突進する。
本来なら、その奔流はザムザザーを飲み込み、その後ろにいる艦まで破壊するはずだった。
だが陽電子の奔流はザムザザーにぶつかると同時に、単なる爆発とは違う衝撃が海水を吹き飛ばす。
そして、その衝撃が収まった後……海水の雨を浴びながら、まるで何事も無かったかのように、それは再び目を光らせた。

「タンホイザーを……跳ね返した?」
「……くっ」

 ミネルバクルーのほとんどが思わず息を呑んだ。
当然だろう。陽電子砲は艦砲としては最大の火力を誇る、言わば切り札である。
それを……こうもあっさり防がれるとは。
しかし、いつまでも呆けている暇は無い。こうしている間にも、ザムザザーは艦へと迫っている。
険しい表情になりながらも、タリアは命令を下した。

「取り舵20、機関最大、トリスタン照準、左舷敵戦艦!」
「でも艦長、どうするんです? あれ……」
「貴方も考えなさい! マリク、回避任せる。メイリンはインパルスに通信、呼び戻して!」
「は、はい!」

 普段冷静なタリアも、苛立ちを隠せずにアーサーを叱り付けた。
そのまま矢継ぎ早に操舵士、通信士と順に命令を出していく。最後に向き直ったのは、シンだ。

「シン、あなたは敵を解析して!」
「か、解析……ですか?」
「ええ。インパルスがどんな戦い方をすればあれを落とせるか考えて。
 どんな思いつきでもいいから、閃いたら言いなさい、いいわね!」
「は、はい!」
25通常の名無しさんの3倍:2006/05/28(日) 23:42:47 ID:???
 通信がルナマリアに入ったのは、その後すぐだ。
もっとも、陽電子砲が止められたのは彼女もはっきりと見ていた。

「どうやって落とせっていうのよ、あんなの!」

 自棄気味に叫びながらも、ケルベロスを放つ。
斜線上にいたダガーLは素早く左に回避運動を取ったが、それでも右腕を焼ききるのに十分な威力をケルベロスは有していた。
損傷したダガーLが後退していくのを援護する形で、残りの三機がバックパックのミサイルを放つ。
ルナマリアはブラストインパルスを急停止させてそれを回避した。

「これ以上相手してる余裕は無い、か……」

 ルナマリアは、思わず唇を噛んだ。
ここでこのまま戦っていたら、ザムザザーを見逃すことになってしまう。
だが……あれと戦いに行くためには、今戦っている相手に背を向ける必要がある。
要するに、そのままミネルバまで行かせるということだ。

「ショーン、聞こえてる? 悪いけど……」
『また追加かよ!? ったく、勘弁してくれ!』

 ショーンの口調は焦りと疲れに満ちていた。
艦の上というろくな足場も無い状態で、多数の敵と戦っているのだから無理も無い話だ。
ルナマリアは謝りつつも、ザムザザーの進路上へ向かう。
敵も追うよりは艦に向かった方がよいと判断したのだろう、攻撃をする様子は無い。

「早く落とさないと、ミネルバが……」

 インパルスを移動させながら、ルナマリアは呟いた。
そう、ただ落とすだけでは駄目なのだ。
ミネルバが包囲されるまでに、あの新型を落とす。それが具体的にいつまでかは分からない。
ただ、もう残り時間が少ないというのだけは確実だ。
歯噛みしながらもモニターを見つめる。画面の中では、ザムザザーが少しずつその姿を大きくしていた。
ルナマリアは迷わなかった。すばやくロック、そしてレール砲を放つ。 
だがやはり、その弾丸は前傾姿勢になったザムザザーにあっさりと弾かれた。
それどころかお返しとばかりに、ケルベロスと同等以上のビームを放ってくる。
なんとか寸前で回避したものの、脇で起こる小さな水蒸気爆発に一瞬バランスを崩しかけた。

「なんて火力とパワーなのよ、こいつはっ!?」
26通常の名無しさんの3倍:2006/05/28(日) 23:45:03 ID:???
 そう呟くルナマリアの額には汗が滲んでいる。
多数の戦闘機やモビルスーツとの戦闘で、彼女の体力はかなり消費されていた。
そして、それはインパルスも同様だ。既にエネルギーは残り30%を切っている。
他のシルエットと比べエネルギー消費が大きいブラストでは、そうそう持つとは思えない。
短期決戦を挑むのがベストだが、墜とす方法が分からなければ挑みようが無い。
かと言って、方法を考える余裕も敵は与えてくれなかった。前腕部のクローを展開し、海面スレスレを飛びながら突っ込んでくる。
左に跳んで避けたが、ザムザザーは通り抜けざまに後腕部の砲を発射していた。
咄嗟にシールドをかざしたものの、強烈なビームの奔流に耐え切れずシールドが融解する。
幸いインパルス自体は装甲の表面が溶けただけだが、もう後が無い。

「いちか……ばちかっ!」

 ルナマリアは呟くと同時にキーを叩く。
緑色だったブラストインパルスの色が抜けていき、グレー一色に染まる。
要するに、フェイズシフト装甲を切ったのだ。

「機動と火器だけに、電力を回せば!」

 もちろん、これではどんな攻撃でも致命傷となってしまう。
しかし、グズグズしている暇は無く、エネルギーも無い以上、これしか彼女には思いつかない。
27通常の名無しさんの3倍:2006/05/28(日) 23:45:54 ID:???
 そして、後が無いのはミネルバも同じだった。
ザムザザーのいる方向に突っ込むわけにもいかず、かといって足を止めれば追いつかれるだけ。
結果として、ミネルバは少しずつオーブ領海に近づきつつあった。

「ザクが被弾! 武装がビーム突撃銃しか残っていません!」
「CIWS、30%が破壊されました!」
「各員、怯むな! 生きている火器はランチャー装備のスカイグラスパーに集中、足を止めないで!」

 悪い報告ばかりが続々と入ってくる。それでもタリアは命令を出すのを止めない。
彼女が艦長である以上、最後まで諦めるわけにはいかない。
しかし、そのブリッジに更に状況を悪化させる声が入った。

「ザフト軍艦ミネルバに告ぐ……」

 静かな男の声に、一瞬ミネルバのブリッジが静まり返る。
発信源は公海と領海の境界線ギリギリで待機していた、オーブ軍の艦。

「貴艦はオーブ連合首長国の領域に接近中である。我が国は貴艦の領域への侵入を認めない。速やかに転進されたし」

 あくまで機械的な調子で、その声は続く。
静まりかえったブリッジで、すぐさまタリアは指示を出した。

「マリク、足を止めないで! 針路そのまま、ギリギリまで逃げなさい!」
「し、しかし艦長!?」
「今転進したら確実に沈むわ!」
「は、はい!」

 一瞬動きを止めかけたミネルバだったが、すぐにまた今までと同じ方向に動き出す。
その報告を受けたオーブ海軍一佐・トダカは、乗艦のブリッジでため息を吐きながら呟いた。

「以前国を灼いた軍に味方し、懸命に地球を救おうとしてくれた艦を討て、か。
 こういうのを恩知らずって言うんじゃないかと思うんだがね、俺は。
 ま、政治の世界にはない言葉かもしれんが……」
「は、はぁ……」

 どう答えるか脇で困っている副官をよそに、トダカは続けて命令を発した。

「砲はミネルバの艦首前方に向けろ。絶対に当てるなよ!」
「司令! それでは命令に……」
「知るか。俺は政治家じゃないんだ」

 副官の意見を、トダカはあっさりと切り捨てた。
多少躊躇いながらも、副官は言われたとおりの指示を出していく。
果たしてオーブ艦隊から主砲が発射されたが、それは全て海面に着弾した。
しかしミネルバにとっては、脅しとして理解するには十分すぎる砲撃だ。
28通常の名無しさんの3倍:2006/05/28(日) 23:47:37 ID:???

「オーブが、本気で……!」

 そう呟くシンの表情は苦々しい。
これ以上進む事は不可能だ。タリアも思わず唇をかみ締めていた。
最早万事休すか――そんな重苦しい雰囲気がブリッジを包み込む。
だがそこで、突如シンが大声を上げた。

「艦長、ルナに通信を繋いで下さい! それと、タンホイザーの準備を!」
「シン!?」
「一つだけ、策があります!」

 そう言って、シンはその「策」を話し出す。
「策」にいきなり反対したのは、やはりアーサーだ。

「ちょっと待て! 少しでもタイミングや軸がずれたら、やられるのはインパルスだぞ!?
 だいたいもう一回タンホイザーを撃ったら、間違いなく壊れる!」

 もともと、タンホイザーは連射が効くようには作られていない。アーサーの言う通り、今もう一度撃てばそれが限界だ。
だが、シンは迷い無くそれに答えた。

「副長、あの新型を落とせなかったら間違いなく沈みます!
 それに……ルナならきっとできる!」
「だが……」
「いいわ、シン」

 まだ反論しようとするアーサーを、タリアは話を打ち切らせることで黙らせた。
それは、シンの「策」を実行するという意志表示でもあった。
29通常の名無しさんの3倍:2006/05/28(日) 23:48:25 ID:???
 海面が、爆ぜる。
既に何回目になったか、ザムザザーのビームがインパルスを掠めた。

「まだ……まだっ!」
「ちょろちょろと、既に勝機もあるまいに! 砲撃手、よく狙え!」

 ザムザザーの機長が思わず唸りながら命令をとばす。
ザムザザーの操縦は複雑化されており、動かすためには三人のパイロットを必要とするのだ。
もっとも苛立ってはいても、ルナマリアのような焦りは彼らには無い。
たとえ墜とせなくても、時間さえ稼げば彼らの勝ち。だからこそ、無理に突っ込んではこない。
ルナマリアは、フェイズシフト無しのインパルスで攻勢に出るという無茶を強いられていた。
右腕にライフル、左腕にラケルタ・ビームジャベリンを構えたブラストインパルスが再び跳ぼうとする――
メイリンからの通信が入ったのはその瞬間だった。

『お姉ちゃん、聞こえてる!?』
「メイ? どうしたの?」
『あのね、シンが「策」を考えたの。だから、よく聞いて』

 続けて、メイリンはシンが言った「策」を伝えた。
その口調は不安に包まれていたし……事実、その「策」は不安になって当然のもの。
妹を少しでも元気づけるように、ルナマリアはいつも通りの様子で言った。

「分かったわ。うまく位置取りが出来次第、そっちから撃って」
『お姉ちゃん……大丈夫だよね? 味方に撃たれて死んじゃうなんて、やだよ』
「大丈夫よ。大丈夫になるように努力するから!」

 そうはっきりと言い切って、再びインパルスを駆る。
ミサイルランチャーとレール砲を時間差で放ちながら、目指す位置――地球軍の艦隊のいる方向へ動く。
今までのような闇雲な攻撃でなく、敵を「策」に嵌めるための動き。
もっとも、敵も間抜けではない。すぐに動きが変わったことに気づいた。

「ふん、コーディネイターめ。何か策でも弄すつもりか」
「機長、どうします?」
「乗ってやれ。大方こちらの弱点でも見つけた気なのだろうが、それが間違いだということを思い知らせてやれ!」
「はっ!」

 指示と同時に、ザムザザーがインパルスを追う。ミネルバのいる方向とは反対側へ――
その様子を見て、ルナマリアは小さく息を吐いた。

「まずは、第一段階クリアね」

 だが、まだ安心はできない。むしろ困難なのはこれから――
未だに降り注がれるビームの雨をかいくぐりながら、ルナマリアは再びフェイズシフト装甲を起動させた。
途端に残りのエネルギー残量を示すランプが少なくなっていく。
バーニアなどを全開で使い続けている現状では、一分もすればエネルギーが切れるだろう。
しかし、これが「策」への準備であり、合図でもあった。
ザムザザーのパイロット達もまた、異変に勘付いた。
30通常の名無しさんの3倍:2006/05/28(日) 23:49:14 ID:???
「機長! 敵艦、再び陽電子砲の準備を開始しました!」
「なるほど、そういうことか……」

 そう、シンの考えた「策」とは単純明快だ。
陽電子砲を防ぐためには、陽電子リフレクターをその方向に向けなくてはならない。
したがって、防いでいる最中や前後には、弱点である機体底部ががら開きになってしまう。
そこで陽電子砲を防がせることで、その弱点を晒し出させてそこをつく。
もちろん、その弱点をつく役割であるインパルスが陽電子砲に巻き込まれてしまっては話にならない。
そのためには陽電子を防ぐことができるザムザザーの背後――ミネルバとザムザザーを結ぶ直線の延長線上にいる必要がある。
そして陽電子が生み出す高熱や水蒸気爆発に耐えるためには、フェイズシフト装甲は不可欠だ。
最後に、避けられないようにするためには、更にその延長線上に地球軍艦隊がいなくてはならない。
わざわざ敵の誘いに乗り、おびき出されたのは明らかに失策――
それを理解してもなお、機長と呼ばれる男は動じなかった。

「愚かな……陽電子リフレクター展開準備。敵艦に向けリフレクション姿勢。
 主砲を可動させて下に向けろ!」
「はっ!」

 再びザムザザーはミネルバに向き直り、前傾姿勢を取り始める。
それを確認したインパルスは、ザムザザーに向き直る。
今すぐ撃つわけにはいかない。そんな事をすれば陽電子砲に巻き込まれて終わりだ。
ミネルバのタンホイザーが発射され、ザムザザーは再びそれを防いでいく。
大量の海水が熱せられ、局地的な嵐とも言うべき状況が巻き起こる。
サウナさえ比較にならない量の湯気が巻き起こり、視界がほとんど奪われる。
ルナマリアは、その中で必死に姿勢を制御した。
狙うのは、タンホイザーの撃ち終わり、敵がまだ姿勢を回復できていない時。
その時に撃てる姿勢を取っていなくては目も当てられない――!
そして、波が、赤い光が弱まっていく。湯気が少しずつ消えていく。
――チャンスは今しかない!
ルナマリアが、ケルベロスを構えさせようとしたその刹那。
31通常の名無しさんの3倍:2006/05/28(日) 23:50:07 ID:???
「え……!?」

 ザムザザーの四肢といえる、砲。ずっと前だけを向いており、可動しないと思っていた部分。
それが全て下を、こちらを向いている――!

「まさか!?」

 設計段階でザムザザーの製作者は弱点、陽電子リフレクターがない底部の脆さに気づいていた。
その弱点を補うにはどうすべきか?出した答えは単純だ。
そう――下に回られても、四つの主砲全てを放ち、すぐに殲滅すればよい。

「ロック完了!」
「てぇー!」

 機長の号令と共に、ザムザザーの主砲、副砲が全て放たれる。
手に持って構えるという動作が必要なケルベロスとは違い、ザムザザーの砲は動かすだけでよい。
よって、撃つのはザムザザーの方が断然早い――!
それはルナマリアも気づいていた。だから砲がこちらを向いている時点で、構えずに回避へ動いた。
だが、左右や後ろに逃げては、広く範囲を取って撃ってきた射撃を避けきれない。
何よりせっかく晒した弱点を見逃すわけにはいかない。シンが訓練の際に言っていた言葉の一つだ。

『恐怖に支配されて逃げたり立ち止まったら、そこで負けだ。戦場での迷いは自分を殺す。
 もちろん無謀と勇敢は違うけどさ……チャンスは絶対に見逃さない、っていうのが俺の基本方針だ』

ならば――避ける方向は、前!
バーニアのペダルを限界まで踏みながら、咄嗟にブラストシルエットを切り離す。
その衝撃でインパルスは前傾姿勢となり、更にホバーが消えたことでいくらか海面に沈む。
ブラストシルエットはビームの奔流に撃ちぬかれ、爆発するも――インパルス自体は、避けきっていた。
そしてその手には、ビームライフルとジャベリンがある。

「これで……墜ちなさいっ!」

 言うと同時にフェイズシフト装甲を再び切り、全ての電力をビームの発射へ回す。
もう一度撃とうとしていたのか、再び光りだした砲をインパルスは素早くライフルで撃ち抜いた。
爆発が起こり、ザムザザーの姿勢が揺らぐ。
その隙にインパルスはザムザザーに取り付き、その腹をジャベリンで薙ぐ。
結局一つの判断ミスがそのまま命取りとなり、ザムザザーは爆散した。
32通常の名無しさんの3倍:2006/05/28(日) 23:50:56 ID:???
「ふぅ……ミネルバは……!?」

 もはやエネルギーも、彼女の体力も限界だ。
いったん帰艦しようとしてミネルバをモニターに映す。だが、ミネルバはそれ以上に限界だった。
タンホイザーは再射により完全に故障したらしく、煙が上がっている。
ザクは既に大破。副砲であるトリスタンやイゾルデも無事には見えない。
いかにミネルバとはいえ、あれでは通常の艦にも落とされるだろう。
ルナマリアは覚悟を決めた。

「メイリン! ミネルバの足はちゃんと生きてる!?」
『う、うん。スラスター周りはまだ大丈夫だよ』
「分かった、デュートリオンビームを照射して! それからソードシルエットを射出準備!
 前方にいる艦を排除して退路を作るわ!」
『お姉ちゃん!? やれるの!?』
「やるしかないでしょ! 早く!」
『う、うん!』

 通信が終わるや否や、インパルスを高く跳ばせてミネルバに向ける。
当たり前のことだが、ルナマリアはデュートリオンビームに関する訓練は全くしていない。
ただ「額にある受信装置でデュートリオンビームを受けることで、エネルギーを回復できる」ということを資料で知っているだけだ。
正真正銘のぶっつけ本番――メイリンが躊躇ったのもそれが原因だ。
それでも、ルナマリアは迷わなかった。

「今まで何回も、ぶっつけ本番でやってきたのよ! これくらい!」

 通信を受け取ったミネルバから、デュートリオンビームが飛ぶ。
すばやく軸を合わせて、額で受ける。赤一色だったエネルギー残量のランプが、途端に増加する。
そのまま一気にバーニアを合わせ、ソードシルエットに先行する形で敵艦へと飛んでいく。
フォース装備と比べるとスピードが遅いことは否めないが、それでも飛距離は十分だ。
前方の艦、三。それだけ潰せば、退路は確保できる。
33通常の名無しさんの3倍:2006/05/28(日) 23:51:43 ID:???
もう慣れたシルエットとの合体を素早く完了させ、敵艦のうち一つへと落下していく。
敵艦も黙っているわけではない。CIWSやミサイルを発射し防ごうとするが、ルナマリアはそれを無視して突っ込んだ。
ヴァリアブルフェイズシフト装甲に最も多く電力を割いているソードインパルスには、多少の実弾では何の意味も無い。
落下の速度をそのまま活かし、艦橋にエクスのカリバー・レーザー対艦刀を衝きたてた。
艦橋が爆発すると同時にエクスカリバーを連結させて、次の目標へと跳ぶ。
ビーム砲とおぼしき主砲がこちらに向いたが、それが撃たれるより先にフラッシュエッジ・ビームブーメランがその砲を切り裂いていた。
そのまま艦に着地し、連結させたエクスカリバーを回転させ、一瞬にして艦橋や砲台を斬りおとした。
そんなインパルスの姿に恐怖を感じたか、残り一つの艦が退却していく。
ビームブーメランを投擲、命中したものの、撃沈までは至らなかった。

「まぁ、これで退路は開けたからいいわね。それに……ちょっと疲れたわ……」

 ルナマリアは緊張が解けた様子でヘルメットを外し、汗をぬぐった。
もう周囲に敵影は無い。後は、ミネルバが足自慢を活かして逃げ切るだけだ。


 こうして、戦いは終わった。
残っていた連合軍はその後ミネルバを追ったものの、追いつくことができなかった。
ミネルバは相当な損傷を負ったものの、辛くも包囲を脱出。
カーペンタリアへ向け、進路を取る。
――しかし、カーペンタリアへ進路を取っていたのは彼らだけではなかった。
砂漠の虎の情報。その情報が真実であったことを、そこで彼らは知る。
34782:2006/05/28(日) 23:55:56 ID:???
投下終了。

種割れルナ大暴れっていうのも考えたのですが、らしくないのでこんな形に。
これを一人でやって、おまけに撃墜数が倍以上の本編シンは凄かったんだなぁと今更ながら認識しました。

次回ではやっと増援登場。
これで少しは楽になるかな?
35通常の名無しさんの3倍:2006/05/28(日) 23:56:15 ID:???
>>33でいったん終了かな?

>>22-33
乙です!
マジアドレナリン出た!
ルナ、やれば出来る娘だったんですね!
36通常の名無しさんの3倍:2006/05/29(月) 21:03:31 ID:???
GJGJGJ!!!
最高っすよ!
37通常の名無しさんの3倍:2006/05/30(火) 15:30:28 ID:???
良スレ発見&ホッシュ
38通常の名無しさんの3倍:2006/05/31(水) 15:13:49 ID:???
宮本いらないけど保守
39通常の名無しさんの3倍:2006/06/01(木) 20:10:40 ID:???
hosyu
40通常の名無しさんの3倍:2006/06/02(金) 20:55:27 ID:???
保守しとこ
41通常の名無しさんの3倍:2006/06/03(土) 19:34:07 ID:???
ホス
42782:2006/06/03(土) 23:02:49 ID:???
どう見てもオリジナル展開です、本当に(ry
いや、戦闘大好きなんでこのままただカーペンタリアに着くのもなんだかなぁ、と。
43通常の名無しさんの3倍:2006/06/03(土) 23:03:48 ID:???
 あの戦闘から数日が経った。
戦闘が終わった時こそ、クルーは一様に浮かれていた。
いきなりの強奪事件、ユニウスセブンの落下、オーブでの拘束、艦隊との激戦。
そういった状況から開放され、後はカーペンタリアに帰るのみ。
オーブとカーペンタリアは近く、間にいるのは赤道連合だけ。誰もが安心しきり、気が抜けるのも当然だ。
……しかし、現実は甘くなかった。

「さっさと離れてっ!」

 ルナマリアが今乗っている機体――ガナーザクウォーリアのオルトロスが、敵艦の間際に着弾する。
さすがにそれに怯んだのか、敵艦はやや後退を始めた。
一度そうなれば、後は簡単。せめて最後に一撃加えてこようと来る艦載機を撃ち抜いて、ミネルバは足の速さで逃げ切る。
敵艦はたった一隻。逃げるだけなら簡単だ。
――もっとも、オーブ近海の戦いで多大な損傷を受けたミネルバでは、一隻さえ墜とすことができないのだが。

「これで最後だといいんだけどね……」

 ため息を吐きながら、ザクを格納庫に戻す。ハッチの上に乗って戦っていたので、大した手間ではない。
格納庫で待っていた整備士達にはあまり歓迎する様子は無い。原因は恐らく、激務続きなのに更に仕事を増えたからだろう。

「ヴィーノ、盾がちょっと壊れたから、換えといて」
「換えはないんだよ、残念だけど。ぶっ壊れたザクの装甲材の余りを回して修理すればなんとかなるけどさ」
「インパルスは? 使えないの?」
「馬鹿いうな。ビームライフルはないし、シルエットの残りもソードだけだぜ? 飛ぶ相手をどうやって撃ち落とすんだよ?」
「……ごもっとも」

 ため息を吐きながら、ルナマリアはヘルメットを片付けた。 
44通常の名無しさんの3倍:2006/06/03(土) 23:04:51 ID:???
 現状は、最悪だった。
あちこちに大西洋連邦やユーラシア連邦の艦が存在し、ミネルバはそれらから逃げ回りながら航海していた。
艦隊でまとまって動いているのではなく、それぞれバラバラに動いており、逃げるのは容易だ。
だがそのかわりに遭遇戦が繰り返し起こり、ミネルバはそのたびに逃げ回っていた。
火器がほとんど破壊され、タンホイザーも故障したミネルバが頼りにできるのはモビルスーツの砲のみ。
相手もそれを分かっているらしく、ほとんどの戦力がモビルスーツ狙いだ。
ショーンは緒戦で戦死し、ミネルバの戦力は飛び道具の無いインパルス、そしてオーブで予備機として修理してあったもう一機のザクだけ。
しかもパイロットは残り一名しかいない。

「……アーサー。整備班はどう言って?」
「はい、やはりインパルスにザクの装備を付けるのは無理だと。
 確かにインパルスの整備性は極めて高く、不可能ではないかもしれないですが、時間と資材が足りないとか」
「……そう」

 彼女の言った事とはインパルスにガナーウィザードを付けられないか、という考えだ。
インパルスの性能はザクに勝る。同じ装備が使えるなら、インパルスが使ったほうがよいのだが……
頼みの綱が一つ切れ、タリアがため息を吐いた矢先。

「艦長! カーペンタリアから暗号通信です!」

 メイリンが大きな声を上げた。その顔は期待に満ちている。
当然だろう。今まではユニウスセブン落下の影響か、全く通信が繋がらなかったのだ。
死んでいく仲間、尽きようとする物資、見捨てられたかとさえ思える孤立状態。
それらが生み出す絶望からの救いをその通信に求めるのは、無理の無いことだ。
事実、その声を聞いたブリッジ要員は全員がメイリンを注視している。一刻も早く聞きたいのだ。
それはタリアも例外ではない。

「解読して!」
「はい! えっと……これは……!?」

 解読を進めるにつれ、メイリンの顔が驚愕に満ちる。
タリアの頭に、一瞬嫌な予感が走った。
45通常の名無しさんの3倍:2006/06/03(土) 23:06:48 ID:???
「どうしたの! 内容は!?」
「は、はい! まず……地球軍は宣戦布告後、地球上にあるザフトの各基地への攻撃を開始したそうです。
 それはカーペンタリアも例外ではなく、基地を包囲するために各地から戦力を集めている模様。
 ミネルバは包囲が完了する前に、指定されたルートを通ってカーペンタリアへ逃げ込めとのこと!」

 同時にパネルにルートが表示される。
無数に存在する赤い点は地球軍の艦の現在位置だろう。

「なるほど。さっきからよく遭遇戦をすると思ったら、
 地球軍もカーペンタリアを目指して集まってる最中だったというわけね……
 あの情報、ここまで当たっていたのね」

 冷静に首を振るタリアに、アーサーは慌てた声を出した。

「艦長ぉ、そんな事言ってる場合じゃないですよ!
 ルートの最後のすぐそばに、赤い点が三つ固まってるんですよ!?」

 それを聞いても、タリアは動揺しない。落ち着いたままあっさりと返答した。

「それくらい突破してこい、というわけよ。
 それに見る限りだと、違うルートを通ればもっと多くの敵を相手にしないといけない様ね……。
 その三つ以外とは戦わずに済むだけましでしょう。メイリン、増援はある?」
「現在、地球衛星軌道上にカーペンタリア支援用の部隊を集結させているそうです。
 大気圏突入の指揮を取るジュール隊の一部と、既に到着した部隊を先に突入させて支援する、と」
「……分かったわ。マリク、指定されたルートに舵を取って。
 アーサー、整備班にインパルスの整備急がせて。それ以外のクルーは休息を取りなさい。
 ……ざっと二時間後、ってとこかしら。次の戦いが、私達の命運を分けるわ」
46782:2006/06/03(土) 23:08:14 ID:???
今日はこれだけです。
ちょっと展開で迷ってることがあるので……それを決めてから書くことにします。
47通常の名無しさんの3倍:2006/06/04(日) 01:25:04 ID:???
乙おつ!

なんかどんどん生存困難にwww
というか、最後はミネルバ落ちて終わりそうだよw
48通常の名無しさんの3倍:2006/06/04(日) 10:32:19 ID:???
そこで二番艦登場ですよ!
49通常の名無しさんの3倍:2006/06/05(月) 14:40:37 ID:???
GJ
50通常の名無しさんの3倍:2006/06/05(月) 17:00:31 ID:???
>既に到着した部隊
に、誰がいるのかwktk
51通常の名無しさんの3倍:2006/06/07(水) 00:37:26 ID:???
期待保守
52通常の名無しさんの3倍:2006/06/08(木) 00:36:26 ID:???
募集
53通常の名無しさんの3倍:2006/06/08(木) 16:04:10 ID:???
続きキボン保守
54782:2006/06/09(金) 20:27:55 ID:???
投下です。
……やっぱ忙しいと短くなるなぁ。
55通常の名無しさんの3倍:2006/06/09(金) 20:28:55 ID:???
 警報が鳴り出し、放送が響きだす。自室のベッドで仮眠をとっていたルナマリアは、あくびをしながら起き上がった。

「……もうこんな時間? ろくに疲れもとれてないのに……」

 疲れているからといって戦いから逃げることはできない。
不平を言いながらも栄養ドリンクを飲み干し、格納庫へ走る。
作戦は事前に決めてある。今回、ルナマリアが乗るのはインパルス。
今回の作戦が「突破」である以上、ガナーザクウォーリアによる砲撃という消極的な手段では難しいとタリアは判断したためだ。
ミネルバの足の速さを活かし、一気に接近。そのままソードインパルスで敵艦を潰す……それが作戦。

「ずいぶん大雑把な作戦よね、ホント!」

 思わず、そう愚痴っていた。もっとも、それしか手段が無いからこんな作戦になったのだが。
格納庫では、整備士に混じってシンがいろいろと整備に参加している。
ルナマリアは肩を竦めながらも、コアスプレンダーへ走った。
シンが自分の体の状況を無視してまでできることを探すのは、彼女にはもう慣れっこだからだ。

――後に彼女は、シンがどれほど自分の体を無視しているか、見誤ったことを知る。


「レーダーに反応! 敵艦です!」

 報告を聞いたタリアは頷いて指示を出す。前々から決めていた指示だ。

「全ミサイル発射管起動。同時にインパルスを発進! そのまま足を止めずに突っ込むわよ!」
「か、艦長……本気でやるんですか?」
「アーサー!」
「は、はいぃ!」

 情けない声を出しながらも、アーサーはきっちりと仕事をこなしていった。なんだかんだ言っても、彼も有能なのだ。
だが、そこで最悪の通信が入った。

「艦長! カーペンタリアから通信!」
「……もう、こんな時に! 今更何を!?」
「そ、それが……軌道上で突入の準備をしていた部隊が連合軍に急襲され、
 支援を送る数を減らさざるを得ないとのこと! 突入のタイミングも遅れるそうです!」
「なっ!?」
「か、艦長ぉ!?」

 ここに来て入った最悪のニュースに、タリアもアーサーも愕然となる。
肘掛を叩きながら、タリアは指示を出した。

「ここまで来て退いたら、囲まれて終わりよ! 作戦はこのまま続行するわ!」
「し、しかし!?」
「文句なら連合軍かカーペンタリアの司令部に言ってちょうだい!」

 怒りを隠さずにタリアは言った。
当然だろう。よりにもよって、ここで味方に裏切られるような結果になったのだから。
56通常の名無しさんの3倍:2006/06/09(金) 20:30:15 ID:???
 この通信内容は、当然ルナマリアにも伝わった。もちろん、こんな通信に泰然としていられる様な精神を彼女は持ち合わせていない。

「ちょっと、冗談でしょう!?」
『本当みたい……私達みんな、やられちゃうのかな……』

 メイリンの表情は暗い。もっとも、最後の望みを絶たれたこの状況下で明るい人間はそうはいないが。
半ば自棄気味にルナマリアは叫んだ。

「ああ、もう……要するに、私が三つすぐに沈めればいいんでしょう!」
『で、でも、使える時間は五分も無いよ……』
「ヤキンのフリーダムは一分も使ってないわよ! 出るからさっさと射出して!」
『う、うん!』

 しばらくしてコアスプレンダーが射出される。
ただし、すぐに合体はしない。敵艦にできるだけ接近するためだ。
ミサイルの後を追う形でコアスプレンダー、更にその後をフライヤーとシルエットが追う。
――実際、勝算は無い。
ミネルバは足の速さだけでなく、レーダーの索敵範囲も優秀だ。
そのため、その機能をフルに使って急襲すれば成功する確率は高いだろう。
だがそれは、万全な状態での話だ。
今のところは驚いているのか、敵艦からモビルスーツの発進はない。
しかし時間をかければかけるほど、こちらの唯一の勝機――心理的優位は薄れていく。
実際は、五分でも勝てるかどうか怪しい。

「……もう、いつから私はこんなエース級の仕事を要求されるようになったのよ!」

 叫びながらインパルスを合体させる。
先頭の艦は目の前。モビルスーツが発進しようとしているが、そんな事をさせたら負けは確定だ。
艦砲を避けながら、そのモビルスーツの上に着地。頭部を踏み潰して海へ蹴り落す。
更に残りの機体ごとハッチをエクスカリバーで斬り、格納庫を潰す。そのまま艦橋の前へ跳び、一刀両断に斬り捨てた。

「ひとつ……!」

 ルナマリアは小さく息を吐いた。とりあえずはこれで三分の一。
だが、これは前座だ。モビルスーツが発進してくるここからが本番。
ザムザザーに頼りすぎた結果、艦の守りが薄くなっていたオーブ近海の時のようにはいかない。
レーダーで次の敵艦の位置、そしてモビルスーツの数を確認する。
57通常の名無しさんの3倍:2006/06/09(金) 20:31:53 ID:???
「八機……そんなに弾は撃てないって言うのに!」

 ソードインパルスが(正確にはチェストフライヤーが)今回持ってきたのはザクの突撃銃。
これは外付けのエネルギーカートリッジを使用するため、どんな機体でも使用が可能だ。
反面、他の機体ではザクの様に予備カートリッジを持ってくる事ができないため、弾数は大きく制限を受ける。

「だからって、一々狙いを付けて撃つ余裕なんて無いのよ!」

 エクスカリバーを背部に収納し、突撃銃を護衛のモビルスーツへ乱射しながら次の艦へ跳ぶ。
しかし、相手は墜ちるどころか手早く反撃を返してきた。慌てて軌道修正したソードインパルスは、元の艦へ戻ることを強いられてしまう。
ホバーも飛行もできないソードインパルスが海に落ちれば、確実に海面から上がる時にやられてしまうからだ。
インパルスは何とか艦に着地し、ルナマリアはもう一度態勢を立て直そうとした……しかし。

「こいつら……っ!」

 もう一度跳ぼうとするインパルスの周り、つまり艦の周りにウィンダムやダガーLが群がっている。
撃ってくる気配は無いが、それは単にまだ艦に残っているだろう友軍を思いやっているからだ。ルナマリアに気遣っているからではない。
確実に、インパルスが跳んだ瞬間にまた撃ってくるだろう。
更に最悪なことに、包囲網に八機全てが参加しているわけではない。
今いるのは五機……つまり。

「このままじゃミネルバが……! ええい、もうっ!」

 なんとか包囲を突破するため、ビームブーメランを投げながら突撃銃を撃つ。
包囲部隊はあっさりと下がった。インパルスが跳ぶまでは回避に専念する気なのだろう。
この調子では、そう簡単には当たってくれそうには無かった。
58通常の名無しさんの3倍:2006/06/09(金) 20:32:42 ID:???
「ヴィーノ! ぼさっとせずにさっさと運べ!」
「は、はい!」

 整備主任マッド=エイブスにせかされ、慌ててヴィーノは走り出した。
今整備班は大忙しだ。撃った端からミサイルやCIWSの弾を補充しているため、人手が足りないなどというものではない。
それなのにヴィーノがぼんやりとしていた理由は……

「明らかにシンのだよな……これ」

 彼が気になっていたのは、ゴミ箱にしててあった包帯と添え木。
なんでこんな所に捨ててあるのか……むしろ、なぜ捨ててあるのか。

「まさかね……いくらあいつでもんな無茶するわけないか」

 肩を竦めながら、ザクを見やる。
先の戦いから放置したままで、ガナーウィザードも付いたままだ。
……それが、歩き出した。

「ってオイ、待てコラ! 内線はどこだ、内線……」

 格納庫が俄かに騒然となるなか、なんとか事態を把握できたヴィーノは慌てながら受話器を取った。
会話相手はもちろん……

「シン! おまえ何やってんだよ!?」
『ヴィーノ。出るからハッチ開けろ、今すぐに!』
「ちょっと待てオイ、右腕の怪我治ってないだろうが!」
『黙って死ぬなんてごめんだ! そっちがやらないならオルトロスで吹き飛ばしてでも出るぞ!』

 そう言っている間にもザクはオルトロスを構えている。
――こいつ、マジかよ!?
愕然となったヴィーノは、半ば自棄になって脇のキーを押した。ハッチが開いていく。

「責任取れよお前! 俺は何も知らねーからな!」
『ああ、そうでいいさ!』

 それを最後に、シンは通信を閉じた。
その額には、滝のような汗が浮かんでいる。コンソールを叩く右腕の動きも、左腕と比べると格段に悪い。
……それでもザクを歩かせることができる時点で、じゅうぶん凄いのだが。

「ここまで来て……黙って見ていてそのまま死ぬなんて御免だ!
 シン・アスカ! ガナーザクウォーリア、行きます!」
59通常の名無しさんの3倍:2006/06/09(金) 20:34:38 ID:???
投下終了。

いよいよシン出撃。一生サブパイロットでもよかったんですけどね。
ただ、いろいろと後半に備えてやっておく必要があるので、そのために出撃してもらいました。
60通常の名無しさんの3倍:2006/06/09(金) 22:48:47 ID:???
乙です!これから頂きます!
61通常の名無しさんの3倍:2006/06/09(金) 22:53:41 ID:???
GJ!このままシンが戦死してしまう気がする。。
62通常の名無しさんの3倍:2006/06/10(土) 00:01:17 ID:???
>>61
俺も同じ。それくらい、今の必死なシンが怖い。
どうするかは書き手の意思とはいえ、生き残って欲しいとは思う。
ともあれ、そういうのも含めてGJ!
ミネルバ隊の、死に物狂いな生き残りへの執念が、読んでるこちらにも伝わってきます。
63通常の名無しさんの3倍:2006/06/10(土) 01:18:48 ID:???
乙!
だが死亡フラブっぽいものが・・・・シンが死んでしまうorz
64通常の名無しさんの3倍:2006/06/10(土) 01:19:55 ID:???
フラグだったorz
65通常の名無しさんの3倍:2006/06/10(土) 01:31:27 ID:???
>ヤキンのフリーダムは一分も使ってないわよ! 出るからさっさと射出して!

ルナマジで男前!!
惚れる!!
66通常の名無しさんの3倍:2006/06/10(土) 10:44:27 ID:???
>そこで二番艦登場ですよ

ギル:タリア、こんなこともあろうかと用意しておいたのさ!

一同:だったら初めからソレを使えってアンタ。
6766:2006/06/10(土) 10:47:02 ID:???
ついでに声は青野武で
68通常の名無しさんの3倍:2006/06/11(日) 01:47:19 ID:???
保守
しかし戦闘が緊迫してるな
69通常の名無しさんの3倍:2006/06/11(日) 23:37:41 ID:???
保守上げ
70通常の名無しさんの3倍:2006/06/12(月) 19:38:17 ID:???
保守保守〜
71通常の名無しさんの3倍:2006/06/13(火) 19:38:52 ID:???
定期保守
さあどうやってこの地獄を抜けるのやらw
72通常の名無しさんの3倍:2006/06/14(水) 18:17:17 ID:???
ラーメン食べながら保守
73782:2006/06/14(水) 23:05:22 ID:???
まさか規制くらうとは・・・
そんな訳で当分投下はできません。なんでこんなとこでなるのさ。
74通常の名無しさんの3倍:2006/06/15(木) 06:42:38 ID:???
パソ規制で携帯から?
なんかしたん?
75通常の名無しさんの3倍:2006/06/15(木) 11:55:56 ID:???
本人が何もしてなくても規制に巻き込まれるということは多多ある。
76通常の名無しさんの3倍:2006/06/15(木) 15:36:13 ID:???
あちゃ〜、気を落とさずがんばって下さい、>>782さん。気長に待ってますから。
その間ちゃんと保守しますよ。
77通常の名無しさんの3倍:2006/06/15(木) 20:29:28 ID:???
バイダ巻き込まれ型か…
俺も一回喰らったなあ…
78通常の名無しさんの3倍:2006/06/16(金) 18:33:25 ID:???
オランダを応援しつつ保守
79通常の名無しさんの3倍:2006/06/17(土) 12:12:15 ID:???
ほす
80通常の名無しさんの3倍:2006/06/18(日) 09:52:07 ID:???
hosyu
81通常の名無しさんの3倍:2006/06/19(月) 20:12:38 ID:???
規制解除待ち保守
82通常の名無しさんの3倍:2006/06/20(火) 19:13:29 ID:???
保守
83通常の名無しさんの3倍:2006/06/21(水) 20:45:19 ID:???
今日も保守
84通常の名無しさんの3倍:2006/06/22(木) 17:43:58 ID:???
保守
85通常の名無しさんの3倍:2006/06/23(金) 17:24:27 ID:???
29chで前スレ見れない・・・・。
保管庫かまとめサイト、キボン
86通常の名無しさんの3倍:2006/06/23(金) 18:16:45 ID:???
hosyu
87通常の名無しさんの3倍:2006/06/23(金) 18:21:53 ID:???
個人的にそっちの方が良かったかもな
女主人公のガンダムってあったけ?∀ガンダムだけじゃないっけ?
初期はザクで中盤からインパルスで最終的にアスランの機体系に乗ってさ
88通常の名無しさんの3倍:2006/06/23(金) 18:30:33 ID:???
色々ツッコミたいが、
とりあえず、ロランは男の子だ。
89通常の名無しさんの3倍:2006/06/23(金) 20:53:04 ID:bysY1sAd
ルナのパンツ見えた。
90782:2006/06/24(土) 00:05:16 ID:???
まだ投下出来ないので、代わりにこんな物を。
ttp://www.uploda.org/uporg4245791.txt
ザムザ戦までまとめて収録したものです。
91782:2006/06/24(土) 00:11:09 ID:???
絶望した!貼り間違えた自分に絶望した!
ttp://www.uploda.org/uporg424579.txt.html
92通常の名無しさんの3倍:2006/06/24(土) 18:47:34 ID:???
>>88
見たこと無いんだが金髪の女二人が主人公だと思ってたw
93通常の名無しさんの3倍:2006/06/25(日) 09:28:35 ID:???
>>90-91
乙です。
一気に読むのも結構イイっすね。
94通常の名無しさんの3倍:2006/06/26(月) 14:01:29 ID:???
まとめ投下乙です。

>>92
そのふたりはヒロインだよ。
主人公は銀髪の少年だよ。
95通常の名無しさんの3倍:2006/06/27(火) 00:28:54 ID:een3cPLA
96通常の名無しさんの3倍:2006/06/27(火) 06:06:52 ID:???
>>87
ポケ戦のクリスティー・マッケンジー
え、主人公はアルだから不可ですか??(´Д`;
97通常の名無しさんの3倍:2006/06/27(火) 06:08:04 ID:???
クリスティーナだよ(つд`)ナゼ脱字
98通常の名無しさんの3倍:2006/06/28(水) 15:16:13 ID:???
キャッチャー
99通常の名無しさんの3倍:2006/06/29(木) 21:46:16 ID:???
ほす
100通常の名無しさんの3倍:2006/06/30(金) 11:58:13 ID:???
ピッチャー
101通常の名無しさんの3倍:2006/07/01(土) 11:02:11 ID:???
保守。
102782:2006/07/01(土) 20:02:17 ID:???
やっと規制が解けた、投下です。
あ〜、ホント長かった……
103通常の名無しさんの3倍:2006/07/01(土) 20:03:14 ID:???
 ……遅い。
それが出撃したシンが、最初に思ったことだった。
かつては滑るように動いた手が、今はまるで電源から切り離された人形のように遅い。

「……くそっ!」

 何とかロックオンし、オルトロスを撃つ。しかし、当たらない。
――かつての万全な自分だったら、あの程度の敵なんか10秒で墜とすのに……!

『なにやってるの、シン! 早く艦に戻って!』

 情報がブリッジまで伝わったのだろう、タリアから通信が来た。
だが――意地でも聞けない。

『今のあなたは、ルナマリアより……』

 シンは、最後まで聞かずに通信を切った。
自分が役に立たない……それは、今のシンには絶対に認められないことだった。

「あいつは……ルナは、俺の力になるっていったんだ……」

 脳からの命令を無視して痙攣する右腕を押さえ込む。
そして、次の通信は……

『やめてよシン! そんな状態で戦ったら……』
「黙れっ!」

 ルナマリアの声を、シンは大声で否定した。
ルナマリアが息を呑む……その間に、シンは続ける。

「お前は俺を守るって誓って……それをやってる。
 ……なら、俺もお前の力にならなきゃ……俺はただ女に守られるだけの甲斐性なしだろ!」
『な……!? そんなこと気にしなくても……』
「気にすんだよ……俺は、ザフトのトップガンなんだからな!」

 それだけ言って、シンは通信を切った。
そして目を閉じて、精神を集中する。

――きっと、あれなら。あの力を使えば……!
104通常の名無しさんの3倍:2006/07/01(土) 20:03:59 ID:???
「もう、シンの馬鹿ぁ!」

 ルナマリアは思わず拳を握り締めていた。
だが――今思えば、当然だったのかもしれない。
ルナマリアはオーブで、「二人で戦おう」と言った。
あの時のルナマリアにとっては、「シンは知識を与えて欲しい、私が手足となるから」という意味だった。
でも……シンにとっては……。

「とことんまで、自分の体を気遣わない奴よねっ!」

 シンの無謀っぷりに腹を立てながら、再びビームブーメランを投げる。
ただし今回投げたのは二つ。どちらも、一機のダガーLへ突っ込んでいく……と思わせて目前で方向転換。
それぞれ違う方向へ飛んでいき、見事に敵を仕留めた。だが……

「……駄目だわ、コースに無理がありすぎた」

 ビームブーメランはソードインパルスの所まで戻ることなく、海面に落ちる。
二機墜とした代償としては高いのか、安いのか。
 再びビーム突撃銃を構える……しかし。

「弾が……!」

 何度トリガーを引いても、ビームが発射される様子は無い。
ここに来て最悪の事態――飛び道具の喪失。
更にそれを見越したか、残った三機のうち一機がミネルバへと向きを変えた。
剣しかなく、飛行能力もない相手を抑えるなら二機でじゅうぶんというわけだろう。 

「なんとかしないと……シンが!」

 せめて動きを止めようと、弾切れになった突撃銃を投げる。
だが、それさえあっさりと避けた。どこまでも、念には念を入れている。
完全に、八方塞がりだった。
105通常の名無しさんの3倍:2006/07/01(土) 20:04:45 ID:???
 アラームが鳴る。更に敵が接近しているのだ。
だが、シンは反応もせずに目を閉じたまま、自分の内面に意識を向けていた。

――集中しろ。
――万全だった時の自分の動きを思い浮かべて。

『SEED、という言葉を知っているかね? かつて学会で一度だけ現れた言葉だ』

ウィンダムが迫る。動かなくなった相手に、躊躇いを見せる様子は無い。

――できないはずはない。
――怪我をしている?そんな事は関係ない。
――議長の言葉を思い出せ。

『コーディネイターさえ上回る新たな才能――未来を創る力。
 それがSEEDを持つ者にある。そう私は考えているよ……』

 水面に『種』が落ち、そして割れる―― 
同時に、ザクはまるで芸術のような動きを見せた。
左腕で取り出したビームトマホークで、ウィンダムが放ったビームを切り払う。
亜光速で飛ぶビームを切り払う……本来なら有り得るはずのない動き。
その動きに戸惑った隙を、今のシンは見逃さない。一瞬のうちにオルトロスを構え、撃ち抜く。
慌てて残りのダガーL二機が散開するが、今のシンには止まっているように見える。
冷たい目で何の感傷も無く、突撃銃を放って動きを制限させながらオルトロスを再び発射した。
一機のダガーLが海面へ落下する。

「……ちっ」

 シンは思わず舌打ちしていた。
今の射撃では、一気に二機墜とすつもりだったが、できたのは一機だけ。
もうこんなミスはしない。

「お前は、ここで墜ちろ!」

 急に変わったザクの動きに怯えているのか、残ったダガーLの動きは消極的だ。
もっとも、逃げに入ったところで避けられるような生半可な攻撃をするつもりはないし、していない。
突撃銃を放って動きを止めるのは同じ。しかし今度は突撃銃を放つ前にビームトマホークを投げる。
ビームの雨に誘導され、ダガーLは否応無くトマホークの軌道上へ移動し、コックピットを貫かれる……はずだった。

「……な?」

 ……ダガーLは健在だった。左腕を切り落とされながら、なんとか飛んでいる。
――なら、もう一度撃つまで。
そうして、画面を見て気付いた。画が歪んでいる。道理でずれた訳だ。
照準を合わせ直そうとして……キーも同様に歪んでいた。
いや、それだけではない……歪んでいるのは全ての物。つまり、歪んでいるのはシンの視界の方――
106通常の名無しさんの3倍:2006/07/01(土) 20:05:30 ID:???

「認められるかっ、そんなモノっ!」

 痺れだしつつある指を動かし、照準を操作する。
歪みを考慮して本来の設定から多少ずらし、もう一度砲を向けた。
――ちょっとぐらい体調が悪いからって、俺がやれないはずがないんだ!
エースとしてのプライドが、自身が戦えないという事実を否定する。
だが……ダガーLという現実は、そこに存在したままだった。
それでもひたすらオルトロスの発射を続け、墜とせたのは三射め。
一般的な感性で言えば、三回目で墜とせばだいたい及第点に違いない。
しかしシンにとっては、自身の能力の下落を認識させる決定的要因だった。
そして、今の自分の体の異変も。

「く……そ。なんで……」

 視界の歪みは更に悪化し、体も重くなり出している。
『SEED』を発現してクリアになった頭も、霞がかかったようになってきた。
今すぐ……ここに倒れこみたい。

「そんなコト、できる……か!」

 まだもう一機が近づいてくるのに、ここで寝るわけにはいかない。
オルトロスの射程を活かし、敵の射程距離の外で照準を付けようとした。
……しかし、それが限界だった。
シンの体の動きは止まり、意識は世界から遮断される。
主からの命令を失ったザクに最早できることは、
ただライフルを構えて近づいてくるウィンダムを棒立ちで見つめることのみで――



「シン! 聞こえる!? 返事して!」

 ザクが動かなくなってから、ルナマリアはひたすら通信を送っていた。
だが、それに返事が来ることは無く、そしてミネルバへ向かうウィンダムは悠然と飛行している。

「このままじゃみんなやられるだけだわ……迷ってる暇なんて無い!」

 ルナマリアは覚悟を決めて、自分の前を塞いでいるダガーLを見つめた。
インパルスの右手にエクスカリバーを一振り持たせ、左腕でフォールティングレイザーを持たせる。
そしてそのまますぐに――意図に気づかれる前に二つとも投げ、更にインパルスを跳ばす。
この攻撃は墜とすのが目的ではない、あくまで牽制だ。
投げると同時に跳び、怯んでいる間に敵艦に取り付き、もう一振りのエクスカリバーで潰す。
敵艦を一つ墜とせば、あのウィンダムは慌てて護衛に戻ってくるかもしれない――!
予測というよりは期待に近い考えからの行動。だが、現実はそう上手くいかなかった。
107通常の名無しさんの3倍:2006/07/01(土) 20:06:24 ID:???
 二機ともルナマリアの予想以上に早く立ち直り、ビームライフルを乱射する。
二方向からの攻撃を全てシールドでカバーすることは至難の業。
また、ソードインパルスの空戦能力の低さゆえに回避も困難。
結果、インパルスは切り札・エクスカリバーを撃ち抜かれてしまう。
何とか敵艦に着地できたが、もはや艦を潰せるだけの武器が無い。
何より、もう一つの艦に飛び移る案も時間も無い。

「シン! 動いて! お願いっ!」

 完全に万策尽きたルナマリアは、一縷の望みを込めてシンへ叫ぶ。
だがそれに答えは無く、ミネルバへ向かうウィンダムはライフルを向け――!

    唐突に、光が走った。

 オルトロスの赤い強烈なビームの奔流がウィンダムを撃ち抜いた。
それに前後してレーダーに反応が現れる。OSの判断は大気圏外からの突入ポッド。
その中には、三機のザクがいる。
見たことのない装備の、オレンジのザクらしき機体。
ガナーウィザードを装備した、黒いザクファントム。
ブレイズウィザードを装備した、白いザクファントム。

『やれやれ、ギッリギリだったみたいだな。ま、間に合ったんだから勘弁してくれよ?』
「あなたは確か……ユニウスセブンでジュール隊にいた!」
『覚えてたみたいだな。とりあえず、挨拶は後だ』

 黒いガナーザクファントムを操るディアッカから、陽気な声で通信が入る。
その脇では、白いザクファントムとオレンジのザクらしき機体がバーニアを吹かして急降下し始めた。
慌てたのは敵艦とダガーLだ。艦砲やミサイルでなんとか墜とそうとするも、当たらない。
ビームやミサイル、砲弾の嵐を潜り抜けた二機のザクは、射程に入った所で二つのルートに分かれた。
白いザクはインパルスがいるのとは別の敵艦に向かい、ファイア・ビー誘導ミサイルを全弾発射。
ミサイルはイーゲルシュテルンの雨をかいくぐってブリッジを潰し、一瞬で艦を無力化した。
そしてその一方で、オレンジのザクもどきはモビルスーツへ突撃する。
インパルスはCIWSを撃って支援しようしたが、そこでザクもどきのパイロット――ハイネ・ヴェステンフルスから通信が入った。

『どうやら無事みたいだな。
 インパルスは少し下がってろ、援護はいい。コイツの特性は接近戦だからな、下手に手を出されても困っちまう』
「は、はい! じゃあ、あなたのザクに任せます」
『……ザク?』

 ルナマリアの言葉は危機的状況から抜け出させてくれた三機への高い評価から来たものだ。
そこに悪意はないのだが、ハイネにはひっかかる言葉があった。

『勘違いしちゃ困るな、お嬢さん』
「え?」
『コイツはザクじゃない。名前はZGMF-X2000グフ・イグナイテッド……そして性能の面でも』

 そう言いながら、ハイネはグフに装備されている鞭……スレイヤーウィップを構えさせた。
取り出すと同時にスレイヤーウィップは高周波パルスを発生し、赤く発光する。
108通常の名無しさんの3倍:2006/07/01(土) 20:07:19 ID:???
『ザクとは違うんだよ、ザクとは!』 

 ハイネが叫ぶと同時に、グフはスレイヤーウィップを振る。
ダガーLはとっさに盾で防いだが、完全に無駄な行動だ。
スレイヤーウィップから発生する高周波パルスは盾ごと機体にダメージを与え、ダガーLは煙を上げながら海面に落下した。
さすがに接近戦は危険だと思ったか、最後のダガーLはライフルを乱射しながら後退する。
だが、逃げ腰で撃った弾などに当たるハイネではない。
盾で防御しながら、右手のドラウプニル・4連装ビームガンを連射する。
完膚なきまで蜂の巣にされたダガーLは、海面に落ちることもなくその場で爆散した。
そしてその右手で素早くテンペスト・ビームソードを握り、最後の艦へと猛進、ブリッジを一刀両断に切り捨てた。
最初のダガーLを落としてからここまで、僅か三十秒程度しかかからなかった。
見事なまでに洗練された動き。機体をよく知り、性能を限界まで引き出さなければできない技だ。
 
「凄い……」

 戦闘が終わったこともあり、思わずルナマリアは感心と安心から呆けてしまった。
だが、ミネルバを見て慌てて声を上げた。

「そうだ……シンは!?」

 既にザクの姿は無い。といっても撃墜されたわけではないはずだ、帰還したか回収されたか……

「あのバカ……無茶するんじゃないわよ……。
 自分の体も少しは考えてよね……」

 思わず、震えた声でルナマリアはそんなことを言っていた。
その顔にあるのは正真正銘、心配する表情。
もっとも――

(……やれやれ、好きな男を心配するのはいいが。
 通信は閉じてやってほしいぜ……こっちが恥ずかしい)

 実は通信が開きっぱなしの、ハイネに丸見え丸聞こえだったりするのだが。
頭を振りながらもハイネは黙って知らないふりをし、こっそり通信を切った。
彼はそのまま覗き見するほど野暮な男ではない。
もっとも一方で、少々助言してやる必要があるかもな、などと考えていたりするのだが。


 こうして、ミネルバはカーペンタリアへ入港を果たす。
だが、戦いはまだ終わったわけではない。依然カーペンタリアを包囲する連合軍に、ザフトは反撃を試みる。
そこでルナマリアに与えられるのは、新たな仲間と新たな力、そして不協和音――。
109782:2006/07/01(土) 20:10:02 ID:???
投下終了。
シンの種割れとハイネのセリフ、この二つを書きたいがためにこんなオリジナル話を書いたといっても過言ではありません。
……白いザクがあるのにレイのセリフがないって突っ込みは勘弁してください。

次回からはカーペンタリア防衛戦編です。もう少しオリジナル展開が続きます。
110通常の名無しさんの3倍:2006/07/01(土) 21:49:31 ID:???
乙です!

増援キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ハイネ台詞キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
遺作痔白黒ザクキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
111通常の名無しさんの3倍:2006/07/02(日) 15:09:44 ID:???
グレイト乙
112通常の名無しさんの3倍:2006/07/02(日) 22:27:24 ID:???
>新たな仲間と新たな力、そして不協和音

        ヾミ:::::::::::::::::::::::::::::::|
     ト=彳::::::::::::::::::::::::::::::::|
     {:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
      ィソ::::::::::::::r''"~´´´ `| >俺の事を好きにならない奴は邪魔なんだよ
    乂:::::::::::::/         | >よくないなぁ、そういうのは
     彡jj::::::/       | >○○って解釈で……いいのかな?
      ミj::::l ヾ=、,,,_    | >オルフェノクになった人間は、心まで腐っていくんだ
      1|:::|   ヾ,UTミヽ | >ルナマリアは俺の母親になってくれるかもしれない人なんだ
       ハl,     ̄`   |
       ″ !      , '   |
            ト   {、  |
     _.. -‐イ {ハ ! ^ヽ、.___|
,r─''´ __rイ|  | ヽ.  ヽニニ|
___rイ   !  ヽ ヽ     |
    |   |     ヽ ` ー--|

こうですかわかりません
113通常の名無しさんの3倍:2006/07/02(日) 22:44:05 ID:JkxDgRM3
>>112

        |:/! :.:::| ::::ハ :
::∧::::八. .:::::i\..::::::l \::::\::::l  :::::::::l::::::::::: ! |
        |{│.:.::::| ::::::ハ ::l ヽl  ', :::::| 
ヽ::::l  _\{-ヽ|  :::::::::|:::::::::::: i::l
       ! ! :. ;小、.:::::{ 代ート、 ヽ ..::l   >七´__,ィ=-、.」  :::::::::j::::::::;:::
l:,'
        ', :::: l:: \::ムx≠于=ミ、\ヽ x=≠旡丁 `ドレ!  ::::::::;イヽ ::i:::::リ  
          ヽ:::::lヽ::::\<ヾハ{.::::ヽヽ _ {    V、::::::.}├|  :::::∧ l:::,' .::/
         \l ∨::{!ハ  Vzイ} {!⌒ヘ}    r'zィリ / l .:::/ } ,ノ/l:::/
           `  ',:::ゝム   ー' /   ヽ、   ̄ノ' | ::/ フ´::/ ル′
              ヽ::::`ヘー ‐ '´ '      ̄      |.::/´;::〃/  来た
              ヽ::::{\      ャ‐、         jl:/::/:/ ″
               \:ヘ ヽ 、    ̄        //イ::/V
114通常の名無しさんの3倍:2006/07/02(日) 22:52:32 ID:???
ルナつながりで別スレッドに

「ルナの声は坂本真綾より
冬馬由美か松井菜生子の方が合ってたんじゃないか?」

ってニュアンスの意見が。そういうのはどうなんだろうね?
115通常の名無しさんの3倍:2006/07/03(月) 00:00:45 ID:???
だめだな。もうルナは坂本さんしか考えられない。50話近くもやってるんだ。

上記の二人だと声がしっかりしすぎちゃうし
116通常の名無しさんの3倍:2006/07/03(月) 21:51:56 ID:???
hosyu
117114:2006/07/04(火) 19:39:29 ID:???
>>115
だって一部では真綾の評判がなあ……どうしてああまで言われんとならんのかね、と。
あとは丹下桜とか山崎和佳奈とか岩井由起子とか桑島法子とか久川綾とかの代案が……やっぱ駄目かね。
118通常の名無しさんの3倍:2006/07/04(火) 20:48:20 ID:???
>>117
諦めろ、種に出た声優の宿命みたいなもんだ
桑島だってフレイやった時腐女子から
アンチレターめちゃめちゃもらったらしいし

…と、言いつつ、俺は、
雪乃五月(犬夜叉:かごめ、フルメタ:かなめ)
前田愛(冒険王ビィト:ポアラ)
小清水亜美(エウレカセブン:アネモネ)
を挙げておこう
119通常の名無しさんの3倍:2006/07/04(火) 20:56:21 ID:???
まーやはステラのほうが似合いそう
ああいう綾波系のぽーっとした
現実感のない女の子は真綾の声に合ってるし
120通常の名無しさんの3倍:2006/07/04(火) 21:19:15 ID:???
>>117
俺は皆口裕子のほうがよかったなぁ
真綾と同じちまこれ出身で先輩だから
真綾より演技上手いし、声の質も似てるし
柔たんとDBZのビーデルがよかった
121通常の名無しさんの3倍:2006/07/05(水) 08:15:39 ID:???
>>120
でも、皆口さんの声だと、貫禄というか雰囲気あり過ぎない?
(レイはともかく、ぜってーシンは押されるというかキャラで負けるwww)

寧ろ、指導者とか上の立場が合うような。皆口さん声のカガリやラクス・・・少なくとも
本編みたいなアフォには成り得ないなwww

俺は川澄綾子さんを挙げとく。アクティブな女の子なら得意だし、何よりサンライズ繋がり
があって現実的か?(PS2版サイバー:結城レナ)
122通常の名無しさんの3倍:2006/07/06(木) 14:20:23 ID:???
123通常の名無しさんの3倍:2006/07/07(金) 19:22:49 ID:???
しゅ
124通常の名無しさんの3倍:2006/07/08(土) 17:29:49 ID:???
職人さんガンガレ
125通常の名無しさんの3倍:2006/07/09(日) 09:06:47 ID:???
ほしゅ
126通常の名無しさんの3倍:2006/07/09(日) 22:03:00 ID:???
127不人気豚マリアバロスwww:2006/07/10(月) 17:39:53 ID:???
532:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/10(月) 16:07:22 ID:jwYOIkA1 [sage]
8位 127票 ミルロ@ふしぎ星の☆ふたご姫シリーズ
9位 126票 カガリ・ユラ・アスハ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY
10位 124票 来栖柚子@ぱにぽにだっしゅ!
10位 124票 ルナマリア・ホーク@機動戦士ガンダムSEED DESTINY
↑負け犬9(^Д^)プギャーーーッ
128通常の名無しさんの3倍:2006/07/10(月) 18:13:56 ID:???
770:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/10(月) 17:42:30 ID:??? [sage]
1位 418票 真紅@ローゼンメイデン トロイメント
2位 225票 塚本天満@スクールランブルシリーズ
3位 224票 ナツキ・クルーガー@舞-乙HiME
4位 194票 市川まゆら@極上生徒会
5位 184票 メディア@ぱにぽにだっしゅ!
6位 157票 レヴィ@BLACK LAGOON
7位 156票 カミュ@うたわれるもの
8位 127票 ミルロ@ふしぎ星の☆ふたご姫シリーズ
9位 126票 カガリ・ユラ・アスハ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY
10位 124票 来栖柚子@ぱにぽにだっしゅ!
10位 124票 ルナマリア・ホーク@機動戦士ガンダムSEED DESTINY
12位 119票 秋山乙女@ぱにぽにだっしゅ!
13位 99票 大空寺あゆ@アカネマニアックス
14位 95票 天枷美春@D.C.S.S.〜ダ・カーポ セカンドシーズン〜
15位 90票 ちくタン@びんちょうタン
15位 90票 ベルダンディー@ああっ女神さまっ それぞれの翼
17位 84票 榎本美夕紀(ボーカル)@涼宮ハルヒの憂鬱
18位 82票 ヒメ・M・グランチェスタ(ヒメ社長)@ARIAシリーズ
19位 76票 ユキノ・クリサント@舞-乙HiME
20位 69票 レイラ・ハミルトン@カレイドスター Legend of phoenix 〜レイラ・ハミルトン物語〜
21位 68票 鳳天音@ストロベリー・パニック
22位 65票 せんだん@いぬかみっ!
23位 64票 真壁ぬりえ@ぺとぺとさん
24位 58票 麻弓=タイム@SHUFFLE!
25位 57票 マリアンヌ@灼眼のシャナ
26位 55票 カルメン99@ガン×ソード
27位 50票 胡ノ宮環@D.C.S.S.〜ダ・カーポ セカンドシーズン〜
28位 48票 フグ田サザエ@サザエさん
28位 48票 いぐさ@いぬかみっ!
30位 46票 猫@ケロロ軍曹
30位 46票 黒城舞夏@うた∽かた
32位 42票 常盤恭子@フルメタル・パニック!The Second Raid
32位 42票 トゥスクル@うたわれるもの
34位 40票 ぬい@蟲師
35位 36票 レティ・ロウラン@魔法少女リリカルなのはA's
36位 35票 蛍火@バジリスク 甲賀忍法帖
37位 34票 深水さんご@タクティカルロア
38位 32票 お幻@バジリスク 甲賀忍法帖
39位 30票 ハルカ@ポケットモンスター アドバンスジェネレーション
40位 26票 鷺ノ宮藍@Canvas2〜虹色のスケッチ〜
40位 26票 羽柴美紀@涼風

アニメ最萌トーナメント2006 投票スレRound14
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1152467035/
129通常の名無しさんの3倍:2006/07/11(火) 10:44:51 ID:???
>>127
お前は今、10位以下のキャラのファンを敵に回した。
10〜40位まででも1876人いる。

さあ、どうする?
130通常の名無しさんの3倍:2006/07/11(火) 21:35:40 ID:???
728 (子) ◆U07733UhFQ sage New! 2006/07/10(月) 23:05:26 ID:/ASXj+nE
有効コードがある票の順位
1位 774票 真紅@ローゼンメイデン トロイメント
2位 452票 ナツキ・クルーガー@舞-乙HiME
3位 418票 塚本天満@スクールランブルシリーズ
4位 393票 市川まゆら@極上生徒会
5位 354票 メディア@ぱにぽにだっしゅ!
6位 313票 カミュ@うたわれるもの
7位 290票 ミルロ@ふしぎ星の☆ふたご姫シリーズ
8位 284票 レヴィ@BLACK LAGOON
==本戦進出ライン==
9位 270票 ルナマリア・ホーク@機動戦士ガンダムSEED DESTINY
10位 254票 カガリ・ユラ・アスハ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY
11位 246票 来栖柚子@ぱにぽにだっしゅ!
11位 246票 秋山乙女@ぱにぽにだっしゅ!
13位 199票 天枷美春@D.C.S.S.〜ダ・カーポ セカンドシーズン〜
14位 175票 ユキノ・クリサント@舞-乙HiME
15位 172票 ベルダンディー@ああっ女神さまっ それぞれの翼
16位 169票 ちくタン@びんちょうタン
17位 167票 大空寺あゆ@アカネマニアックス
18位 162票 榎本美夕紀(ボーカル)@涼宮ハルヒの憂鬱
19位 146票 ヒメ・M・グランチェスタ(ヒメ社長)@ARIAシリーズ
20位 139票 鳳天音@ストロベリー・パニック
131通常の名無しさんの3倍:2006/07/12(水) 18:09:35 ID:???
>>130
半分以上知らね
132通常の名無しさんの3倍:2006/07/13(木) 03:42:36 ID:???
ランキング厨はっきり言ってウザイけど、28位にサザエさんが入ってるのにはワロタ
133通常の名無しさんの3倍:2006/07/13(木) 13:08:57 ID:???
728 (子) ◆U07733UhFQ sage New! 2006/07/10(月) 23:05:26 ID:/ASXj+nE
有効コードがある票の順位
1位 774票 真紅@ローゼンメイデン トロイメント
2位 452票 ナツキ・クルーガー@舞-乙HiME
3位 418票 塚本天満@スクールランブルシリーズ
4位 393票 市川まゆら@極上生徒会
5位 354票 メディア@ぱにぽにだっしゅ!
6位 313票 カミュ@うたわれるもの
7位 290票 ミルロ@ふしぎ星の☆ふたご姫シリーズ
8位 284票 レヴィ@BLACK LAGOON
==本戦進出ライン==
9位 270票 ルナマリア・ホーク@機動戦士ガンダムSEED DESTINY

.     /::::}/:::::::::::::::::::    ...... :::::::::::::::::::::::::::::`丶、
  ,   /:::::/::::::::::::::.... ::::::::::::;;;:::::::::::::::::::::::::::::\ー―--\
 j{  ,':::::::::::::.. . :::::::::::::::::::ヽ`丶、:::::::::、:::::::::::::`ヽ、
 l:', {::::::::::......::::::::::::::::、::ヽ、::::ヽ  `ヽ::::ヽ::::::::::::ヾ、`
 l::ヽ.'、:: . ::::::::::::::::::::::ヾヽl \::ヽ "´\:ヽ:::::ト、::::`ヽ、
 ヽ::::``:. :::.::::::::::\‐-、::ヽ ̄`ヽ:ヽ  =彡、i、:::\``ー-`-
  `゙ゝ:::::::::::::::ヽ、__\'`ヽi ,ィ  ヽ:',` 、   ヽ、:::ヽ        
.   }::::::::::::::::::::::::`ヽ、=='´   ``  !     } ``‐ヽ  すごいじゃん、ルナ!流石だよ!
.   ';:::::::::::::::::::::::::::、_二=-      _..'‐  ハ        もう少しで本戦行きだったね!
.    ';::::::::::::::::::::::::::::ヽ、      '´ -‐ ∧::'、   
.    ';::::::::::{ヽ:::::::::::::::::丶、           {、:l`゙`
      l::;i:::::;ヽ_';、:::::::::::::ヽ、ヽ、   _ .... ヘ{゙`      
     }八:::{ヽ::i!::::::::::::::::、_`< ̄     {     建前

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        /::::: .:: .: . ..::::: ::::::: ::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ::: : :
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     /::::::::::::::::::::::::::: ::::: : ..: .::::::::::::: .:::::::::::::::::: .::::::::::::::::: :::::::::::: ::.
    ノィ::::::::::::::::::::l:::::. ::::: .::: ::::::::::::: .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
    ''´//l:::::::::::::::::l:::::::.:::::: .:::::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
    〃. !::::::::::::::;;l::::::::::::::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: (ぷっ、本戦進出できねーでやんのw
    /'  l:::::::::::::/_l::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::l::::::;イ::::::::,イ::::::::;::::::::::::::::::::::::         さすがヘタレクイーンだぜw)
        l::;イ::;i::{ /l;イ:::::::::;::::::::::;i::::l、:::::::/l::::/ l::::::/|:::/l::;イ::/::::::::::::::
        i/ l/ l::'、/(|::::::::::::;:::::::ハ:lrl::::/ミl::/`l::::/  l::::l_l/_lイ:::::::;イ::::::
          l::::/;、!;l:::::::::::;::/! リ-l:/―i/ ,'::/  /i::/ ' /:::::;:/ |::::/
         i:/ !l;`l:::::::::::リ::',   ′ l' /:/   '、l/  /::::::/リ l:/
          ´ r'',1:';::::::::::::::::'、     /'´   / /:::;i::∧  '′
         // lハ::::::::i;::::ト;',    、__.._'´, 1::::::/l/',イ
           / /    ';:::::ハ::l`ヽ、   `‐ ニ '∠_ ヽ/'/./
        / r'     rハ/  ヾ   `ヽ、  /l ヽヽ// ∧
     _,,..-ヘ ヽ    l {          ̄   /'//{. / `゙'''ー-   本音
134通常の名無しさんの3倍:2006/07/14(金) 02:36:36 ID:???
ランキング厨Uzeeeee
ここはSSスレであってキャラ萌えなんてどうでも良いんだよ。
むしろ燃えキボン
135通常の名無しさんの3倍:2006/07/14(金) 20:01:34 ID:???
まあ、自動保守装置とでも思っておこう…
136通常の名無しさんの3倍:2006/07/15(土) 11:19:28 ID:???
ほしゅ
137通常の名無しさんの3倍:2006/07/16(日) 01:39:19 ID:QiaZRRcN
かれこれ二週間かぁ。。。職人さん光臨期待あげ
138通常の名無しさんの3倍:2006/07/16(日) 08:24:49 ID:???
ゲーセンのやり始めたから種死みたけど、こいつシャアザク乗ってんのにヘタレ杉で面白いね
139通常の名無しさんの3倍:2006/07/16(日) 13:54:44 ID:???
愛知のキチガイ脳糞古川は神だと思っている。

半年ほど前の正月休みに両親と愛知のキチガイ脳糞古川の実家(もんじゃ焼き屋)に 食べに行った時の話。
両親と3人で鉄板を囲んで食事をしているといきなり脳糞古川が玄関から入ってきた。
もんじゃ焼き屋に似合わない勝負服ないでたちで。

脳糞古川が「私いつもの〜」と言って二階へ上がろうとすると、
店内にいた高校生集団が「脳糞古川さん!」「脳糞古川さんかわいいー!」などと騒ぎ出し、
脳糞古川が戻ってきてくれて即席サイン会になった。
店内に13、4人ほど居合わせた客全員に店内にあった色紙を使い サインをしてくれた。
高校生達が脳糞古川の母校愛知のキチガイ高校トラウマ部だとわかった脳糞古川は いい笑顔で会話を交わしていた。
そして脳糞古川は「またね〜」と二階に上がっていき、店内は静かになった。

私と両親は脳糞古川の気さくさとかわいさに興奮しつつ食事を終え、会計を済ませようとレジに向かうと、
店員さんが階段の上を指差しながら 「今日のお客さんの分は出してくれましたから。また来てくださいね」と。

あれには本当にびっくりした。
140通常の名無しさんの3倍:2006/07/16(日) 18:57:28 ID:???
>>138
それを前面に出してかつ成長させている職人さんは凄いよな。。。
下手なエンターティナーよりずっと楽しませてくれる
141通常の名無しさんの3倍:2006/07/16(日) 19:59:09 ID:???
しかし職人さん来ないねここ。
個人的には「鬼ジュール」さん辺りに書いてもらいたいな。
駄目かな?

>>140
<下手なエンターティナー>
負債のことかー!
142通常の名無しさんの3倍:2006/07/17(月) 16:23:54 ID:???
>>141
その人が来ると確実にスレは荒れるから勘弁してほしい
つーかもっと過疎のスレじゃ一ヵ月ペース投下なんてデフォだから我慢しようよ
143通常の名無しさんの3倍:2006/07/18(火) 20:22:16 ID:???
>>142
いや、俺はあの方のSSが好きだからさ。
ってかどうして「確実にスレは荒れるから」と断定できるんだ?
144通常の名無しさんの3倍:2006/07/18(火) 22:40:23 ID:???
142が荒らすんだろ
145通常の名無しさんの3倍:2006/07/19(水) 19:48:55 ID:???
ほしゅ。
脇役の活躍にも期待しつつ。
146通常の名無しさんの3倍:2006/07/20(木) 19:16:20 ID:???
今日も保守
147通常の名無しさんの3倍:2006/07/20(木) 19:26:43 ID:???
フレイとルナマリアってさ
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1153388366/

生き恥晒すシンとルナ
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1153354231/
148通常の名無しさんの3倍:2006/07/21(金) 01:42:59 ID:???
150:通常の名無しさんの3倍 :2006/07/21(金) 00:42:04 ID:??? [sage]
605 (子) ◆U07733UhFQ sage New! 2006/07/20(木) 23:04:41 ID:NhdpbOVp
速報
有効コードがある票の順位
1位 556票 シズル・ヴィオーラ@舞-乙HiME
2位 544票 古手梨花@ひぐらしのなく頃に
3位 485票 鴇羽舞衣@舞-乙HiME
4位 414票 アリサ・バニングス@魔法少女リリカルなのはA's
5位 382票 日向夏美@ケロロ軍曹
6位 354票 メイリン・ホーク@機動戦士ガンダムSEED DESTINY
7位 327票 裏葉@AIR IN SUMMER
8位 322票 天羽梨穂子@ウィッチブレイド
==本戦進出ライン==
9位 313票 守凪了子@ZEGAPAIN
10位 305票 ハマーン・カーン@機動戦士Zガンダム A NEW TRANSLATION
11位 304票 アネモネ@交響詩篇エウレカセブン
12位 295票 ファイン@ふしぎ星の☆ふたご姫シリーズ
13位 284票 月島きらり@きらりん☆レボリューション
14位 230票 リニス@魔法少女リリカルなのはA's
15位 220票 ちせ@最終兵器彼女 Another love song
16位 198票 メリッサ・マオ@フルメタル・パニック!The Second Raid
17位 193票 イリーナ・ウッズ@舞-乙HiME
18位 187票 姫百合珊瑚@ToHeart2
19位 178票 香田あかり@女子高生 GIRL'S-HIGH
20位 173票 ソフィー@ふしぎ星の☆ふたご姫シリーズ

健気で優しくて美しく頼りになるメイリン様>>>>>>>>>>>尻軽豚マリア池沼ブステラ電波ラクソ無能カゴリ

確定
149通常の名無しさんの3倍:2006/07/21(金) 21:29:13 ID:???
ま゛んまー
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/mental/1153307625/
ここの荒らしに比べればお前のような荒らしなど屁だ糞だ!
150通常の名無しさんの3倍:2006/07/22(土) 15:43:32 ID:???
職人さん来訪まで根気に保守
151通常の名無しさんの3倍:2006/07/24(月) 00:11:08 ID:???
ほしゅ
152通常の名無しさんの3倍:2006/07/24(月) 01:33:35 ID:???
2次予選5組 7月30日(日)
<<エマ・シーン@機動戦士Zガンダム A NEW TRANSLATION>>

<<ステラ・ルーシェ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY>>
<<カガリ・ユラ・アスハ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY>>
<<ルナマリア・ホーク@機動戦士ガンダムSEED DESTINY>>
153通常の名無しさんの3倍:2006/07/25(火) 19:14:56 ID:???
もうこないのかなぁ。。。
154782:2006/07/25(火) 20:02:10 ID:???
すみません、多忙につきこんなに遅れました……
投下です。
155通常の名無しさんの3倍:2006/07/25(火) 20:02:58 ID:???
 ミネルバは地球軍の包囲を何とか振り切って、カーペンタリアへ入港した。
そんななかで各所が慌しくなるのは当然だ。大量の雑務が待ち構えている。例えば、新しく来たモビルスーツの整理とか、怪我人の治療とか。

「インパルスは右! グフは左で!」
「エルスマンさん、真ん中に頼みます!」

 ヴィーノやヨウランが声を張り上げながら指示を出す。
先ほどからずっと働きづめな彼らだが、その表情は暗くはない。
理由は簡単、やっと地獄を脱したのだから。そして、そういった空気はミネルバ全体にあった。
ただ一人……その地獄から脱出させた立役者を除いて。
ルナマリアは無言で、担架で運ばれていくシンを追っていく。そんな様子を見て、新たに来た三人はそれぞれの対応を見せた。

「なるほどね。ありゃ重症だ」
「やはり落ちこぼれだな。帰還したパイロットがすべき仕事を全て無視している」
「趣がなさすぎだぜ、レイ。ああいうのはロマンチックってとったほうが人生楽しくなるってもんさ」

 軽い素振りの中にも真面目な物が混じっているオレンジの妙な髪型の男が、ハイネ・ヴェステンフルス。
真面目な素振りでにべもなく言った金色の長髪を持つ男が、レイ・ザ・バレル。
そして最も軍人として似つかわしくない軽口を叩いた色黒男が、ディアッカ・エルスマン。
彼らの発言は、見事なまでに彼らの性格を表していた。
ディアッカの発言に別に感銘を受けた様子もなく、レイは歩き出した。
見咎めたディアッカが声をかける。

「おい、どこ行くんだ?」
「ブリッジへです、エルスマンさん。着任の手続きをせねば」
「まぁ待て、まだ着いたばかりだろう。入港手続きとかもあるだろうし、そういった事務が一段落するまで待て」
「……分かりました、ハイネ隊長。では、その旨をタリア艦長に伝えてきます」

 ハイネの言葉にも耳を貸さず、レイは歩き出していく。
ディアッカとハイネはお互いを見やった後、やれやれとばかりに肩をすくめた。

「で、どうする? ハイネ」
「そうだな。ま、レイが艦長に行くならこっちはパイロットに行こうか」
156通常の名無しさんの3倍:2006/07/25(火) 20:04:24 ID:???
 医務室。そこでは、軍医が眉間にしわを寄せていた。
脇で呼吸器を取り付けられて眠るシンを見ながらルナマリアは問う。

「……知ってたんですね?」
「ああ。シンがインパルスに乗ることが決まった際に、議長から『SEED』についてはだいたい聞かされていた。
 今の彼がこの力を使えば、命に関わるだろうこともね。だから私は出撃を止めたんだが」

 どことなくシンを責める口調の軍医を見て、ルナマリアは厳しい表情になった。なったものの、軍医を責めることはない。
例えどれだけシンが心配でも、軍医を責めるのはお門違い。それぐらいは分かる。
その代わりに、彼女は言われた言葉を頭の中で反復した。

 SEED――Superior Evolutionary Element Destined-factorとは、一度だけ言われて学会に波紋を生み出した言葉だ。
コーディネイターさえ上回る「優れた種への進化の要素であることを運命付けられた因子」。それがSEED。
有り得ないわけではない。コーディネイターでさえ、未だに脳の全てを使えているわけではない。
デュランダル議長によればSEEDを持つ者は「脳の未使用部分を使うことができる」とのことだ。
通常以上の反応速度。通常以上の複雑な思考の可能。脳と言うソフトをより深く使えるがために、このような事象が起きる。
だが――デュランダル議長によれば、これだけでは種の進化は導けないらしい。
例え脳と言うソフトが発達しても、体というハードが付いてこれなければ駄目だというのだ。
考えてみれば当たり前のこと。脳を深く使って体が付いてこれるなら、人類はとっくの昔に脳を使いこなしているはず。
付いてこれないからこそ、脳を使いこなせないようセーフティがかかっている。
実際、SEEDを持つ者もいざという時にしかその力を使わない。なぜなら、ずっとSEEDを発現して生きるのは不可能だからだ。
シンもその辺りを理解しているはずなのだが……

「シンの場合、体っていうハードが少し損傷していたから耐え切れずこうなった、ことですか」
「そうなるな。つまり彼が今倒れているのは極度の疲労が原因ともいえる。
 もっとも内出血や肉離れとかも相当あるから、普通の疲労みたく寝てれば治るってものでもない」
「……」
「まぁ安心してくれ。
 今回はちゃんと途中で気絶してくれたから、そんなに重症ってわけでもない。
 リハビリをすれば回復する。まぁ当分は寝てると思うが」

 そう、とルナマリアは息を吐いた。
少なくとも、シンは死なない。後遺症もない。それだけ聞けばよかった。
あの時の、連合の襲撃の様に、自分のせいで彼を傷つけるのは……もう耐えられない。
――そんな風に自分の考えに沈んでいた彼女が、闖入者に気付けなかったのは当然のこと。

「そろそろ、こっちからも話していいかい?」
「!!?」

 現実に引き戻された彼女が慌てて後ろ、つまり扉がある方向を見れば、そこにはハイネがいた。
様子を見る限りでは、軍医はとっくの昔に気付いていたらしい。何の驚きもない。
落ち着いた様子でハイネに話しかける。

「何の用です?」
「なに、新任である以上ちょっと調べておきたかったもんで。
 一応議長からは「SEED」についてるが、百聞は一見にしかずって言葉がどっかにあったしな。
 ところで……ちょっとそこのお嬢さんと話したいんだが」
157通常の名無しさんの3倍:2006/07/25(火) 20:05:24 ID:???
 メイリンは頭に手をあてながら、申し訳なさそうに聞いた。

「私にはちょっと分かんないですね……」
「う〜ん、そうか。レイからお前ら仲いいって聞いてたんだけどなぁ……」

 そう肩をすくめながら残念にそうに言ったのはディアッカだ。
ここは自動販売機などが置いてあるレジャー室。仕事が一段落し、ここで休憩していたメイリンにディアッカはある質問を持ち出したのだ。

「でも、なんで聞くんですか? シンがあんなことした理由なんて……」
「ああ、それは簡単だな。ハイネは結構フレンドリーかつ部下想いな隊長でね、もしシンが何か悩みとかトラウマを持ってるなら解消したいってさ。
 お節介と思われるかもしれないが、俺はいい隊長だと思うぜ?」

 ディアッカはにやりと笑みを浮かべながらそう言った。
もっとも、まだハイネについて何も知らないメイリンは「は、はぁ……」としか言えなかったが。
彼女がよく知っているのは次のことだ。

「やっぱ君のお姉さんにも、レイのことじゃなくてこっちを聞く方がいいか……」
「……それは、無意味だと思いますよ」
「ん?」

 どことなく声色を変えて言ったメイリンに、ディアッカは声を漏らした。

「お姉ちゃんも、物凄くお馬鹿さんですから。多分知ってても、絶対に喋りません。
 理由は知りませんけど……たった一人でシンの力になろうとしてますし」
158通常の名無しさんの3倍:2006/07/25(火) 20:06:26 ID:???
 医務室の外。呼び出されたルナマリアは、戸惑いながら声をかけた。

「えっと……ヴェステンフルス、さん? それとも、隊長ですか?」
「ハイネでいい」
「え、えええええ!?」

 いきなり上下関係を盛大に無視する発言をしたハイネに、ルナマリアは驚くしかない。
もっとも、驚かせた当人は不思議そうな顔だったが。

「やれやれ。どうしてみんなこう驚くんだか。
 今のところハイネって呼んでくれるのはディアッカだけだし……と、それはどうでもいいか」

 そう呟いた後、ハイネは本題を切り出した。

「レイ・ザ・バレルについてなんだが……」
「え!? あいつが来てるんですか!」
「……気付いて無かったのか?」
「え、あ、はい」

 そこまで周りが見えなくなるほど重病か、とハイネは心の中で呟いた。
もっともこれに関する事は今聞くことではない。これから付き合っていく中で自然に話してもらい、解決することだ。

「率直に言って、あいつをどう思ってる?」
「えっと、それはどういう……」
「ま、言いにくいのも分かる。だけど、アカデミー時代の君とレイに関する話を聞くと、ちょっとな」
「……う」

 思わず言いよどむルナマリア。理由は単純、アカデミーではレイは真面目かつ優秀な、絵に描いたような模範生だったのだ。
お世辞にも優秀とは言えないルナマリアにとっては、天敵とも言える存在だった。
もっとも、レイにとっては素行不良かつ成績トップのシンが天敵だったのだが、それは別の話だ。
できるだけ穏便に聞こえるように配慮しつつ、こっそりとルナマリアは言った。

「ちょっと……苦手です」
「ちょっとじゃ無さそうだが、まあいい。
 あらかじめ言っとくが、レイはどうもインパルスのパイロットをこれからもルナマリアがやることになったのに不満らしい」
「はぁ……って、これからも?」
「そ。インパルスの新シルエットがカーペンタリアに届いてるんだが、議長曰くルナマリアへの贈り物だそうだ」
「ほ、本当ですか!?」

 思わずルナマリアは歓喜の声を上げた。シンの力になるのには、インパルスに乗り続けられるのは大切なことだ。
だが本来の話題と自分とハイネの立場の差を思い出して、慌ててその表情を引っ込めた。
しかしハイネはそれを咎めず、笑顔で続ける。
159通常の名無しさんの3倍:2006/07/25(火) 20:07:12 ID:???
「とりあえずレイはあまり変なこと言わないように言っておいたが、ルナマリアも喧嘩売られても買わないように。
 まだ全員揃ってないんだからな、いきまり問題起こされても困るぜ?」
「は、はい。ハイネさん」
「ハ、イ、ネ」

 指をふりながら冗談めかして言った後、ハイネは歩いていった。
隊長としては色々と破天荒なハイネに、ルナマリアは呆然とするしかない。大切な言葉を聞き逃し、やっと気付いた時にはもうハイネはいなかった。

「まだ全員揃ってないって……他に誰か来るってこと?」
160782:2006/07/25(火) 20:08:49 ID:???
投下終了。
ミネルバ新メンバーについては前スレの意見を参考にさせてもらいました。
SEEDについては適当です、というか自分の作品に都合のいいように勝手に作りました。

当分まだまだ忙しいので投下は遅れると思いますが、それでもきっちり書いていきますので。では。
161通常の名無しさんの3倍:2006/07/25(火) 20:20:04 ID:???
ひさびさに投下キタコレ(・∀・)

GJ!! 次回も楽しみにしてます。
162通常の名無しさんの3倍:2006/07/25(火) 20:24:00 ID:???
うひょー!
久々乙です!

保守したかいがあったよ。
163通常の名無しさんの3倍:2006/07/25(火) 20:42:02 ID:???
ありがとうございます!書き込んでくれてうれしーっす!
164通常の名無しさんの3倍:2006/07/26(水) 01:15:23 ID:???
作者氏乙!

新シルエット…もしやあれが来る?
165通常の名無しさんの3倍:2006/07/26(水) 11:00:10 ID:???
乙!
SEEDについては・・・本編がアレだからいいんじゃね
166通常の名無しさんの3倍:2006/07/26(水) 23:08:21 ID:Nh0h/qXw
僕の名はage、地球は狙われている。
167通常の名無しさんの3倍:2006/07/27(木) 20:43:06 ID:???
保守。
…なんかレイが小姑みたいになりそうだなあw
168通常の名無しさんの3倍:2006/07/28(金) 23:50:05 ID:???
保守
169通常の名無しさんの3倍:2006/07/29(土) 01:58:06 ID:???
アニメ最萌トーナメント2006公式サイト
http://saimoe2006.hp.infoseek.co.jp/
アニメ最萌トーナメント2006投票コード発行所
http://banana236.maido3.com/~bs5114/a06/

投票リスト
http://saimoe2006.hp.infoseek.co.jp/2-4.txt
アニメ最萌トーナメント2006 投票スレRound65
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1154082050/


2次予選5組 7月30日(日)
投票時間は01:00:00〜23:00:59です。
<<エマ・シーン@機動戦士Zガンダム A NEW TRANSLATION>>

<<ステラ・ルーシェ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY>>
<<カガリ・ユラ・アスハ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY>>
<<ルナマリア・ホーク@機動戦士ガンダムSEED DESTINY>>
170通常の名無しさんの3倍:2006/07/30(日) 01:10:43 ID:???
ほしゅ。
171通常の名無しさんの3倍:2006/07/30(日) 22:26:16 ID:???
保守
172通常の名無しさんの3倍:2006/07/31(月) 10:42:13 ID:???
別スレにこんなのあった。
種続編オープニング案

あの戦い(種死)よりX年、メサイア墜落付近にて
次期量産MSゲルググプライド最終試験を行っていた。
かつての主力、ザクウォーリアー三機を物ともせず、
余裕であしらうゲルググ。
なすすべもなく、やられていくザク小隊。
その内、一機のザクがゲルググについていけず、離脱。
それを見ていたテストパイロット隊長ルナマリア・ホークは
離脱機に指示を出した後、訓練の続行を命じたのであった・・・。

ちなみにBGMは、主題歌の英語Verをキボンヌ
(タイトルはReturn To Paradiseならディモールト・グッド)

その日の試験が終了した後、ルナマリアは基地司令より来客を紹介されたのであった。
それは、かつて宇宙海賊討伐戦で一緒に戦ったシホ・ハーネンフースであった。
(あの戦いの後、ルナマリアはプラントに戻り、その際にシホ・ハーネンフースと出会い、
そのまま、ハーネンフースMS隊隊長となり、宇宙海賊討伐戦で功績をあげている)


173通常の名無しさんの3倍:2006/07/31(月) 11:03:25 ID:???
>>172

・・・それって、種版ダーティーペアを目指しているのか?
174通常の名無しさんの3倍:2006/08/01(火) 03:57:14 ID:???
>>169

速報
有効コードがある票の順位
1位 266票 プリムラ@SHUFFLE!
1位 266票 ルナマリア・ホーク@機動戦士ガンダムSEED DESTINY
3位 264票 灰原哀@名探偵コナン
4位 252票 ファイン@ふしぎ星の☆ふたご姫シリーズ
5位 240票 鳳仙エリス@Canvas2〜虹色のスケッチ〜
6位 228票 カガリ・ユラ・アスハ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY
7位 211票 上原都@ぱにぽにだっしゅ!
7位 211票 ロベルタ@BLACK LAGOON
9位 208票 白壇籠女@ストロベリー・パニック
10位 202票 柏木優奈@ぱにぽにだっしゅ!

あとこれおまけ

ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_052631.jpg  シャワーシーン
ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_052633.jpg  怒ルナ
ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_052634.jpg  アカデミー卒業(センター(σ´Д`)σゲッツ!! )
ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_052635.gif  最終回の微笑みシーン
ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_052619.jpg 私だって赤なのよ
ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_052620.jpg 吃驚のcap
上乳
ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_052689.jpg
私服
ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_052690.jpg
私服2
ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_052691.jpg
ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_052600.jpg
ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_052601.jpg
ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_052602.jpg 仲良し姉妹
ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_052730.jpg(ルナ1)
ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_052731.jpg(ルナ2)
ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_052732.jpg(むぅ〜(・ε・)なルナ1)
ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_052733.jpg(むぅ〜(・ε・)なルナ2)

ちなみに本戦は8月16日です
175通常の名無しさんの3倍:2006/08/02(水) 07:26:30 ID:???
保守
176ルナ冷遇no:2006/08/02(水) 20:10:10 ID:dBLEra07
289 :通常の名無しさんの3倍 [sage] :2006/08/02(水) 06:48:51 ID:???
>>288
しかしどうしてああいう描写にしたんだろうね福田と両澤も。
まさか萌えのためとか……そんなことされても萎えなだけだって事がわからんのかね?

いや俺はシンルナ嫌いじゃないけどさ。ただ多くの人が何と取るかがさ。
現にやれホーク姉妹は役立たずだのやれ豚マリアだのとボロクソに言われてるし。

あの平成ライダーだってちゃんとキャラ描写できてんだけどねえ。

死んだ子の年を数えるが
せめてもうちと活躍を……駄目なのかあのメンツに期待したって

296 :通常の名無しさんの3倍 [sage] :2006/08/02(水) 13:52:00 ID:???
>>289
ルナが冷遇されていたのは嫁がルナ嫌いなのと、田中が真綾嫌いというか、対抗意識持っていたから?

298 :通常の名無しさんの3倍 [sage] :2006/08/02(水) 14:25:49 ID:???
>>296
スペエディで迎えにくるシーンがアスランからルナに変わっても
台詞そのままだったのは嫁の不満の表れだと感じた
大好きなアスランの出番が減らされて大嫌いなルナの出番が増えたから
それを福田に抗議する意味でわざとそのまんまの台詞使ったとか

300 :通常の名無しさんの3倍 [sage] :2006/08/02(水) 14:27:54 ID:???
>>296
田中、ラジオでルナとカガリの悪口言いまくってたらいね
不思議なことに、種死では後半カガリも出番減らされてたし

302 :通常の名無しさんの3倍 [sage] :2006/08/02(水) 14:33:16 ID:???
>>297
嫁みたいな腐女子にはルナみたいな自己主張が強くて活発な女の子が苦手なんだろうなぁ…
DBZのブルマとかフルメタのかなめとかも腐女子から嫌われてたし
後半のルナが変になよなよした性格になったのは
そっちのほうが書きやすいからって遺作や痔の時みたいに
嫁が改変したんだろうか…?
177176:2006/08/02(水) 20:11:30 ID:???
すまんageちゃって。正しくは「ルナ冷遇の理由についての考察」です。
178通常の名無しさんの3倍:2006/08/03(木) 11:04:23 ID:???
>177
それをこのスレでやる必要はありません。
179通常の名無しさんの3倍:2006/08/04(金) 07:44:29 ID:???
保守
180通常の名無しさんの3倍:2006/08/04(金) 11:48:43 ID:???
>>178
同意
ここはルナマリアが主役だったらどんな話になってるかを考えるスレだしな

そんな訳で>>177よ、それがやりたいのならここでじゃなくて
自分でスレでも立ててそこでやれ
181通常の名無しさんの3倍:2006/08/04(金) 23:24:47 ID:???
>スペエディで迎えにくるシーンが
>アスランからルナに変わっても台詞そのままだった

ということで、みなさんでルナに適切な台詞でも考えましょうか?
182通常の名無しさんの3倍:2006/08/05(土) 23:00:37 ID:???
保守
183782:2006/08/06(日) 00:42:20 ID:???
投下行きます。
捏造シルエットが一つありますが気にしないで頂けるとありがたいです。
あとレイのキャラも。
184通常の名無しさんの3倍:2006/08/06(日) 00:43:53 ID:???
「へ〜、これが新シルエットかぁ……」

 ハイネと別れたルナマリアは、とりあえず会話の中で出た新シルエットを確認するために格納庫にいた。
ブリッジ要員はハイネ達の着任の手続きを始めているため、他に暇の潰しようがないのだ。
どうやらもう積み込みが始まっているらしく、見たことのないパーツや武器が運び込まれている。
のんびりと観察していたルナに、突然声をかけたのはヨウランだ。

「おう、ルナ。OSも起動したままシンを追っかけといて、今更整備の観察か? いいご身分だよな〜」
「う……わ、悪かったわよ、それは」

 思わず、ルナマリマは口ごもった。正直、ヨウランの言うとおりだからだ。
モビルスーツは精密機械であり、その活動には常日頃からのメンテナンスが欠かせない。ちょっとしたミスや怠慢が機能停止に繋がる危険もある。
もっともルナマリアの返事に満足したのか、ヨウランは悪戯を思いついた子供のような表情で続けた。

「そうだよな、悪いよな。そう思ってるなら手伝ってくれてもいいよな〜?」
「……はいはい、分かりました!」

 そうルナマリアが返事をすると同時に、ヨウランは一枚の紙とディスクを渡した。紙には仕事内容が書いてある。
要約すると、各シルエットの管理プログラムの一部をディスクから各端末へコピー、もしくは打ち込んでおくこと。
パイロットでもできる程度の作業だが……問題は、単純な作業の割にその内容が結構多いことだ。

「……暇つぶしにはなるわよね」

 半分自己暗示、半分ヤケ気味に呟きつつ、ルナマリアは仕事を開始した。
185通常の名無しさんの3倍:2006/08/06(日) 00:44:43 ID:???
 始めてから約30分後。あまりにもつまらない作業に、ルナマリアは飽きつつあった。

(同じこと何回もやってたら、そりゃ飽きるわよ……少しは収穫あったけどさ)

 もう何回も繰り返したパスワード入力を行いつつ、一人ごちる。
収穫とは新シルエットの特徴だ。管理プログラムを見たおかげで、だいたい概要が掴めた。

(新しい装備は三つ。アビスインパルスにガイアインパルス、そしてセイバーインパルスか……)

 新たに知った知識を頭の中で反芻する。
この三つのインパルスは、シルエットだけでなくチェクト・レッグ両フレイヤーの換装も必要とする代わりに、
原型となったモビルスーツに近い性能を持つことに成功したインパルスだ。

「……といっても、ガイアとアビスはともかくセイバーはよく知らないのよね、私」

 彼女が式典で当初乗る予定だったのは式典用のジン。製造が遅れ、式典に参加できなかったセイバーのことは知りようが無い。
そんな彼女の独り言に、ご丁寧にも答えを返した人物がいた。

「セイバーは大気圏内戦を得意とする機体だ。コンセプトは高機動・高火力、フリーダムに近い」
「うわ!?」

 脇からいきなり言ってきたのはよりにもよってレイだった。その表情は「そんな事も知らないのか」と口より雄弁に語っている。
多少唇を引きつらせながらも、ハイネの言葉を思い出して穏便に答えた。

「なんであんた、ここにいるわけ?」

 これでも彼女の感性では穏便である。もっとも、レイはいつもの平然とした表情を崩す様子は欠片もない。

「なぜミネルバに来たのか、という意味なら軍本部からの指令だからだ。
 ……個人的には、インパルスの代替パイロットとして呼ばれたと思っていたが」
「……っ、そうじゃなくて」
「それとも、なぜ格納庫にいるかという意味だったか?
 それなら機体のチェックだ。出撃した機体のチェックはこまめにしておくものだからな。
 帰還した後のチェックを整備士に任せて男を追っかけたりはしない」
「……あんたねぇ」
186通常の名無しさんの3倍:2006/08/06(日) 00:45:29 ID:???
 
 レイのこれ以上ない嫌味っぷりに、ルナマリアはハイネの助言をあっさり忘却の彼方へ放り投げた。
オーブでの「お願い」の件も示すように、彼女は気が長くない。むしろ短い。
レイを睨みつけながらはっきりと言った。

「喧嘩売ってるわけ?」
「肯定だ。この際だからはっきりと言っておく。
 俺はお前をインパルスに乗るに値するパイロットだとは評価していない」
「なっ……だけどミネルバをここまで守ったのは!」
「それはインパルスの力だ。お前の力ではない」
「!!!」

 こうまではっきりと言われたことにルナマリアが怒るより先に呆然としたのに対し、言った当人であるレイの顔は相変わらず涼しい顔だ。
その表情は天気の話をしていると言っても通用するだろう。

「もともとここに来たのも、インパルスの性能などの確認をするためだ。もっとも、これを言うためでもあるが。
 忘れるなよ。今は指令通りザクのパイロットでいるが……お前がミスをすれば、俺は迷わず艦長に要請する。
 インパルスのパイロット交換の要請をな」
「……何よそれ。宣戦布告ってわけ?」

 ルナマリアが驚きから冷めて怒りを込めた表情で言い返しても、やはりレイの表情は変わりなかった。

「そう考えて貰っても問題は無いな」
「……!」

 レイの言葉に、ルナマリアは思わず握りこぶしを作っていた。だが、やはりレイに動じた様子は無い。
くるりと後ろを向いて立ち去っていく。それも、「殴られるのが嫌だから逃げる」という態度ではなく、「要件は済んだから話は終わりだ」という堂々とした態度で。 
187782:2006/08/06(日) 00:48:34 ID:???
投下終了。まだやることがあるので、短かったのはご勘弁。
セイバーインパルスじゃなくてカオスインパルスでもよかったんですが……大気圏内ではやはりカオスじゃ弱いよな、と。
そしてレイのキャラは前スレの意見を参考にしました。しすぎました。
こちらも本編中盤で空気だったレイにキャラ立ちさせるにはこれしか思い浮かびませんでしたし。
188通常の名無しさんの3倍:2006/08/06(日) 08:32:32 ID:???
乙&GJ!
久々キター

…ガイアインパルスって、やっぱゾイド状態になるんだろうかw
189通常の名無しさんの3倍:2006/08/08(火) 09:59:46 ID:???
・・・・・・・ほう、レイがなかなかいい感じですな。
続きをwktkして待ちますぜ
190通常の名無しさんの3倍:2006/08/08(火) 23:12:19 ID:???
ほしゅ
191通常の名無しさんの3倍:2006/08/09(水) 21:38:53 ID:???
保守。
レイが舅化してるなあ。
192通常の名無しさんの3倍:2006/08/11(金) 21:17:51 ID:???
hosyu
193通常の名無しさんの3倍:2006/08/12(土) 13:29:55 ID:l39L+S5q
ほしゅ
194通常の名無しさんの3倍:2006/08/12(土) 19:54:16 ID:???
さて、オーブでそろそろ、ひと騒動が勃発する頃だな!。
195通常の名無しさんの3倍:2006/08/13(日) 22:33:09 ID:???
保守
196通常の名無しさんの3倍:2006/08/14(月) 00:04:28 ID:35xdooEh
ほしゅ
197通常の名無しさんの3倍:2006/08/15(火) 13:27:38 ID:???
キラルナ保守
198通常の名無しさんの3倍:2006/08/15(火) 21:57:45 ID:???
アニメ最萌トーナメント2006投票コード発行所
http://banana236.maido3.com/~bs5114/a06/

アニメ最萌トーナメント2006 投票スレRound95
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/vote/1155217604/

Cブロック 8月16日(水) 第1試合
投票時間は01:00:00〜23:00:59です。

<<ルナマリア・ホーク@機動戦士ガンダムSEED DESTINY>>
199通常の名無しさんの3倍:2006/08/17(木) 21:01:00 ID:???
保守
200通常の名無しさんの3倍:2006/08/18(金) 00:26:45 ID:???
○プロフィール
ttp://etc4.2ch.net/test/read.cgi/vote/1155649693/75

○MAD
ttp://etc4.2ch.net/test/read.cgi/vote/1155649693/188
ttp://etc4.2ch.net/test/read.cgi/vote/1155649693/312

ttp://up2.viploader.net/mini/src/viploader60839.wmv
ttp://zawameki.or.tp/up/download/1155660665626102.x1asW8 ある日のケンカ、ルナの恋模様.wmv
(Pass:saimoe wmv/15M)

○支援画像
ttp://etc4.2ch.net/test/read.cgi/vote/1155649693/90 姉妹画像 
 ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_054379.jpg セリフ付き
 ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_054381.jpg 妹を寝かす姉のルナマリア
 ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_054380.jpg 姉にとびつくメイリン
 http://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_054382.jpg 美女姉妹2ショット

ttp://etc4.2ch.net/test/read.cgi/vote/1155649693/321 ネタ画像
 ttp://zcwprd.chez-alice.fr/up2/file/b1_003743.gif ルナの種割れ
 ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_054400.jpg スクランの作者が描いたルナ

ttp://etc4.2ch.net/test/read.cgi/vote/1155649693/80 その他

○アニメキャプ     
ttp://etc4.2ch.net/test/read.cgi/vote/1155649693/258
 ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_054395.jpg 発進シーン
 ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_054396.jpg 盗聴は得意です
 ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_054397.jpg 射撃は苦手です
 ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_054398.jpg シャワーシーン

ttp://etc4.2ch.net/test/read.cgi/vote/1155649693/794
 ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_054435.jpg コクピットからこんにちわ
 ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_054436.jpg 笑顔のルナ
 ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_054437.jpg 怒るルナ
ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_054438.jpg 最終回の微笑むルナ

ちなみにこのGIF動画↓
ttp://mig380.chez-alice.fr/up1/file/a1_054439.gif
201通常の名無しさんの3倍:2006/08/18(金) 19:34:39 ID:???
hosyu
202通常の名無しさんの3倍:2006/08/18(金) 22:03:07 ID:???
キラメイ保守
203キラホーク姉妹保守:2006/08/19(土) 11:30:01 ID:???
続きで『舞い降りる剣』の再現期待保守。
204通常の名無しさんの3倍:2006/08/19(土) 13:08:30 ID:???
一応ルナマリアが主役だったらって考えたけど











無理!あの出来損ないの豚が主人公?はッ
冗談は休み休み言えよ
シンのアホの二番煎じになるだけだろ
制作費の無駄 ブタマリアは池沼に堕ちて死ぬ運命
205通常の名無しさんの3倍:2006/08/19(土) 14:21:17 ID:4e/lfjly
まじに書き込むなって
お前みたいな奴が居るから荒らしがなくならないんだよ
出て行った方がいいんじゃないのか
お前
206通常の名無しさんの3倍:2006/08/20(日) 00:39:55 ID:???
>>205

358:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/19(土) 13:44:03 ID:4e/lfjly


364:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/19(土) 14:04:32 ID:4e/lfjly
もうやめようぜ
楽しいか?
こんなの書いて


シンルナ…( ゚Д゚)ハア?vol.22
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1148136598/

ID:4e/lfjly
207通常の名無しさんの3倍:2006/08/20(日) 00:49:19 ID:???

         r"`⌒)ヽ
         (  人ノ') )
        .从┃゚ー゚ノ
     ../ ̄ ゝ⊃)) ̄∪  ̄\   キュッキュッ
        / ̄ ̄ ̄ ̄ヽ.


         r"`⌒)ヽ
         (  人ノ') )
         从(*゚∀゚ノ <ウェーイ
        | ̄∪ ̄ ̄∪ ̄ ̄|  トン
        |ステラが主人公の.|   
       |話が見たいの. |
    ../ ̄|          | ̄\
208通常の名無しさんの3倍:2006/08/20(日) 01:51:48 ID:???

             ___,,,,,..... -一ァ
         / ̄;;;´;;、;;;ヾ;;;, -──--、,!
.        /'´|;;;;,、;;;;;;;;;;/      ,!
.         /:.:.:.レ´:.ヾ;;;;;;i   断  だ ,!
       /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ;i  る  が ,!
.      /:.;.イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..ヽ       ,!
.       /レ' ;|:.:.:.:.:.:.:,:ィ:.:.:.:〉 __,.,!
     /-、ヽ,:|:.:.:,/ /:.:.://.:,:ィ:.:.:.,!
      /'ヽ、ヾi ゙´.:   /__;:;:-'"´ ,;|:.:.:.,!
.    /ゝ-`';:/ .:〈ニ=-=ニ二 ̄ヽレ',!
   /::::;;;;;/  ' ,, ニ`ー-,、__\〉ィ,!
.   /;:::::/ ::.    ::.,,\_ゞ;'> 〈;,!
  /i!:::::iヾ-'、::..       '';~ ,;:'/,!
. /;;;i!fi´l_、,.`        .: ,;:'  ,!
/;;;;;i' ('ー、ヽ      ..: ,;:''   ,!
ヽ、jゝ、`ヾ:、゙、   ,..:'.:'"    .: ,!
   ``ヽ.、_ ¨`  ,:'      (_r:,!
       ``ヽ.、..    ノr;ソ~,!
             ``ヾ、 / 7,!
                 ``ヽ,!

209通常の名無しさんの3倍:2006/08/20(日) 02:52:25 ID:fOwD2Kyt
オナ禁しましょ
210キラメイ保守:2006/08/20(日) 04:18:29 ID:???
キラカガリラクスメイリンの恋の鞘当て合戦を希望。
211通常の名無しさんの3倍:2006/08/20(日) 13:40:41 ID:???
ほかの人もSS執筆してくれないんでしょうかね。
212782:2006/08/20(日) 19:38:18 ID:???
投下行きます。
それと意外に知られていないようなので、今後登場するであろうMSVメカについて簡略にまとめてみました。
・アビスインパルス 
レッグ・シルエットの換装によりこの形態をとる。機体色は青一色。
水中用MA形態に変形でき、武装もアビスとほぼ同一。アビスにできることはほぼ全てできるらしい。
・ガイアインパルス 
レッグ・シルエット(チェストも?)の換装によりこの形態をとる。機体色は濃紺+白。
変形方法は複雑で、レッグが二つに分かれて四つ足に→シルエット展開→上半身が180°反転という流れらしい。
変形するとゾイドの背中(というより尻?)にインパルスの上半身がくっついた、ケンタウルスのような姿になる。
そのため変形しても腕が使える。また変形後にシルエットを追加装備可能。武装はエクスカリバーやビームライフルなど。
・セイバーインパルス
捏造インパルス。チェスト・シルエットの換装によりこの形態をとる。機体色はソードインパルスに類似。
変形機構などの複雑さの影響でセイバーを完全に再現しきれず、ビームサーベルがなくVPSも赤一色になっていない。
ただし機動力や火力はほぼ同等。
・ノクティルーカザクファントム(レイorディアッカ機)
強襲揚陸型のザクファントム。ウィザードだけでなく肩や頭部も換装する。もちろんウォーリアでもこの装備は可能。
水上をスキーで滑る。深くは潜れないが水上ならばゾノやグーンより遙かに速い。追加武器は魚雷など。
・ディープ・フォビドゥン
連合の水中量産機。ゲシュマイディッヒ・パンツァー(ビームを曲げるあれ)を利用して潜っている。
ダガー頭だがTP装甲。
213通常の名無しさんの3倍:2006/08/20(日) 19:39:04 ID:???
「やれやれ。宇宙でしくじったのがここまで響くとはねぇ……ザムザザーまでやられたか」

 ミネルバが入港してから一日後。
ネオは仮面を付けたまま、朝日の中で地球軍艦J・Pジョーンズの甲板で首を振っていた。
彼が言っているのはミネルバとインパルス。一度は彼自身がエクザスに乗って出撃しながら討ちそこねた艦だ。

「別に問題はねえだろ、ネオ。俺達が討てばいいだけなんだからな」
「おいおいスティング、あくまで俺達の目的は包囲。大洋州連合の威圧が任務だぞ?」

 スティングの言葉にネオは訂正を入れた。
そう、地球軍艦隊が着々とカーペンタリアへと向かっていたのはカーペンタリア「攻撃」ではなく「包囲」が狙いである。
地球軍艦隊の姿をはっきりと見せることで力と態度を示威し、大洋州連合へ圧力をかけ連合の傘下へ下らせる。
一部がオーブへ向かったのも解答を遅らせていた事へ圧力を見せておくことが主眼であり、ミネルバ討伐はおまけに過ぎない。
……もっとも。

「少なくとも、ザフトは黙ってみているわけはねえ。大方自分から出てくるだろうし、結局戦うことになる」
「……ま、そりゃそうだがね」

 スティングの答えにふん、とネオは気に食わなさそうに息を吐いた。

(ブーステッドマンよりは大人しくなったって聞いてるがね……生意気言っちゃって)

 とはいえ、そういった感情を表に出すほどネオは愚かではない。素早く話題を変えた。

「ところでアウルはどうしてる? 新入りどもの世話か?」
「ああ。ステラの方が絶対向いてるとか愚痴ってたぜ」

 ちなみに、ステラはこの艦にはいない。理由は単純、ガイアは海上戦で役に立たないからだ。
彼女は後方の基地で新型モビルスーツ・デストロイのテストを行っているらしい。
適当に返事でもして切り上げるかと思ったネオに、突如下士官が走ってきた。
表情から内容を読みとったネオは、笑みを浮かべてスティングに言った。

「どうやらお待ちかねの時間らしいぞ、スティング?」
214通常の名無しさんの3倍:2006/08/20(日) 19:40:34 ID:???
 そしてその頃、カーペンタリア基地は慌ただしくなっていた。ディンや、グゥルに乗ったモビルスーツが飛び上がり、
アッシュ、ゾノ、グーンといったモビルスーツ隊が次々に海へ飛び込んでいく。その中には青一色に統一されたツインアイの機体――アビスインパルスもいた。
ルナマリアは、そのコックピットの中で今回の作戦内容を反覆していた。


 一時間前。ミネルバの主立ったクルーはブリーディングルームに集められていた。
言うまでもなく、カーペンタリアを包囲している連合軍を撃破するためだ。
部屋のライトが消され、スクリーンが一層明るくなった。

「さて、全員揃ってるな? 現在、この基地は連合に包囲されている。
 軍上層部からはミネルバもこの基地にいる他の隊と共にそれを撃破するよう命令が来た」

 アーサーは喋りながら、スクリーンをポインターで指し示す。
そこにはカーペンタリア基地とその周辺の地図、そして地球軍艦隊の配置が映し出されている。
その数の多さに、かなりのクルーが少なからず反応を見せていた。

「とはいえ、ミネルバはまだ修理中で出撃できない。
 だからミネルバ自体がやるのは基地内からのインパルスのパーツの射出と、デュートリオンビームの照射だけだ。
 あとの説明は、ハイネ」

 後を引き継ぐ形で、ハイネがポインターを受け取った。同時に四つの点が映し出される。

「今回はモビルスーツ隊がメインだ。
 俺とディアッカ、レイは空を担当し、遊撃隊として動く。ザクはグゥルが既に用意してある。
 そして空を担当する奴は、戦いながら少しずつ退く手はずになってる。
 当然、相手は追撃しようと追ってくるはずだ。そこを……」

 点を追ってきた地球軍の後ろに、新たな点が現れた。

「宇宙から大気圏に突入してきた増援が後ろから攻撃して、挟み撃ちにするっていう作戦だ」
「あの……私は何を?」

 まだ呼ばれていなかったルナマリアからの質問に、ハイネはさらりと答えた。

「ルナマリアはアビスインパルスで海を担当。現地の水中用モビルスーツ隊に合流して戦ってもらう。
 海には宇宙からの援軍が来ない……つーより来れないから、最初っから一気に押し込んでいっていい」


 ハイネはそう言ったものの、その裏の意味は明らかだ。

『援軍が来られない以上、独力で押し込まなくてはいけない』

 実際、ザフト軍には宇宙でも水中でも問題なく活動できるのはアビスインパルスぐらいしか存在しない。
なら、宇宙からの援軍に頼れないのは当然のことと言える。

「……今回は絶対にミスれないしね」

 ルナマリアの頭の中でリフレインしたのは、レイの言葉。なめられたままで終われるほど、彼女はおしとやかな性格をしていない。
215通常の名無しさんの3倍:2006/08/20(日) 19:41:29 ID:???
 一方、ハイネ達を含む空戦用モビルスーツ部隊は一足先に戦闘に入っていた。
圧倒的なまでの数で飛来するダガーL部隊へ、バビやグゥルに搭乗したガナーザクが一斉に射撃を開始。怯んだところへディンや他のザクが突撃していく。
その中でもっとも気を吐いているのはハイネのグフだ。スレイヤーウィップを一振りするだけで次々にダガーLが墜ちていく。
しかし、ハイネの表情は思わしくない。

「……やっぱ、ザクに飛行用ウィザードがないのは痛いか」

 周りでは、グゥルを破壊されたザクやゲイツRが次々に海中に墜ちていく。
グゥルは前大戦から存在した兵器であり、連合は既に対策――下に回ってグゥルを撃ち抜く――を立ててあった。
しかし、ザフトは敵のジェットストライカーへの対策を立てられていない。
単独飛行可能なディンでも、ダガーLに勝つのは無理だ。装甲や火力が弱すぎる。
グフやバビはダガーLを遙かに上回る性能を持つが、バビはまだ先行配備の段階だしグフに至ってはハイネの一機しか実践投入されていない。
しかも、明らかにダガーLの数はこちらのモビルスーツ数を上回っていた。

「ったく、増産を陳情する必要がありそうだぜ!」

 グフは接近したダガーLをビームサーベルで両断すると同時に、ライフルを向けているウィンダムへビームガンを発射、右腕を破壊。
それでもウィンダムはシールドに内蔵されたミサイルを発射しようと足掻くが、ディアッカのガナーザクファントムからの砲撃を受け墜ちていった。
同時にレイのブレイズザクファントムが誘導ミサイルを乱射し、一気にダガーLを墜としていく。

『ハイネ、予定以上に押されちまってる! これじゃ増援が来る前に基地が落ちるぜ!』
「分かってる、高度を下げてグゥルを狙われないようにアルフ隊に通達してやれ!
 ガナーザクが全滅したら終わりだ!」
『隊長、高度を下げれば海中から攻撃される恐れがあります』
「水中のヨップ隊とインパルスを信用しろ!」

 ディアッカやレイからの通信にハイネが答えている間も、グフはその動きを休めず次々に敵を墜としていく。
だが突然現れた赤いビームの奔流が機体を掠め、一瞬グフの動きが止まった。

『隊長、敵の増援のようです』
『おいおい、マジかよ……』

 レイもディアッカも、そしてハイネもそれを撃った機体を確認する。
紫色のウィンダムと共に飛来してきたのは、間違いなく……

「カオスかよ……ったく、ずいぶんとまぁ来るもんだ……」
216通常の名無しさんの3倍:2006/08/20(日) 19:42:39 ID:???
 水中でのザフト軍は、空とは逆の情勢――すなわち、数と作戦により連合を押し込んでいた。
グーン隊のライフルダーツが一斉にディープ・フォビドゥン一機へ向けて放たれ、命中する。
ディープ・フォビドゥンのトランスフェイズ装甲に傷が付いた様子はない。ないが……あまりの衝撃に動きが止まる。
その瞬間に、アビスインパルスのフォノンメーザーライフルがコックピットを撃ち抜いていた。

「正規の武装じゃないにしては使えるわね。これなら!」

 もともと、アビスインパルスはフォノンメーザー砲を持っていない。これはアビスも同様だ。
しかしTP装甲を持つディープ・フォビドゥンを相手にするには、それに有効打を与えられるフォノンメーザーがあるのとないのとでは全く違う。
そのため、グーンなどのフォノンメーザー砲の整備部品をライフルに組み込んで急遽作られたのがこのフォノンメーザーライフルである。
魚雷やライフルダーツなどで動きを止め、そこへフォノンメーザーを撃ち込む。これが前大戦でディープ・フォビドゥンに完敗したザフトが考え出した対策だった。
せめて連携を取ろうとディープ・フォビドゥンが集まり出す。だがそれさえ無駄。
集まったところへアッシュやゾノなど、ザフト水中機がありったけの火力を集中した。蒼い海中が違う色に埋め尽くされるほどに。
上手くやればこのまま押し切れるか――ザフト軍がそう判断した瞬間、突如側面にいたジン・ワスプ隊が撃ち抜かれ、沈んだ。
そこにいたのは……

「バァーカ、調子乗ってるんじゃねーよ!」

 連合の新型モビルスーツ、フォビドゥン・ヴォーテクスとアビスの姿だった。
奇しくも連合の海中部隊は「ある程度まで引きつけて別働隊で押し込む」という、ザフト空戦部隊と同じ作戦を立てていたのだ。
だがザフトに慌てた様子はない。なぜならヴォーテクスの数はたった三機……この程度では戦況を覆すのは不可能だと判断したからだ。
例え新型とアビスといえ、今までと同じ作戦で行けば問題はない――しかし、その予想が間違いだったことがすぐに証明された。
九機のゾノが魚雷を一斉に放つ。先ほどと同じように、動きを止めるのが狙い。更にヴォーテクスやアビスの機動を予想し、ある程度広く撃たれていた。
それにも関わらず――ヴォーテクスもアビスも簡単に避けきってみせた。

「よし、各機散開、後はあいつらの中に突っ込んで攪乱しな!」

 アウルの指揮――もっとも、ネオに言われていた内容をそのまま言っただけ――と共にヴォーテクスが散開する。
エクステンデッドで若く、とても隊長らしくないアウルの指示にヴォーテクスのパイロットが従う理由は単純。
彼らもまた、エクステンデッドだからだ。そしてそれは、パイロットの圧倒的能力も意味する。
もちろん、コーディネイターもナチュラルに比べれば能力は高い。アビスに接近されたゾノは素早く手を向けた。
もともとゾノは対MS戦を想定したMS。更に、掌にはフォノンメーザー砲がある。クローで一撃を加えた後、ゼロ距離で撃ち込もうとしたのだろう。
だが腕が届くより先にヴォーテクスは急浮上。ゾノのクローはアビスの下の海水を虚しく掴み、ゾノ自体はランスに貫かれて沈んでいった。
ここに至って、ザフト軍は状況の危うさを思い知った。少しの部隊を差し向ける程度では、アビスもヴォーテクスも止められはしない。
だが、あまりに大量の部隊を差し向ければ陣形が崩れ、作戦が崩壊する。そうなれば後はディープ・フォビドゥン隊に蹂躙されるだけだ。
小隊長から基地司令官まで、指揮官は頭を悩まさざるを得ない。しかも、迷っている時間も無い。
それはルナマリアのアビスインパルスを預かったヨップ・フォン・アラファス隊長も例外ではない。
どれくらいの人員を向かわせ、残すべきか。下手に動けば、作戦が崩れる原因となりかねない。
そこに、通信が入った。
217通常の名無しさんの3倍:2006/08/20(日) 19:43:29 ID:???

「ヨップ隊長! 聞こえていますか!?」
「ん……ルナマリアか?」

 急に入った通信に、思わずヨップはまた敵が増えでもしたのかと身を強ばらせた。
しかし、内容はまったく違うもの。

「アビスは私のインパルスで抑えます! ヨップ隊長は陣形を崩さずにそのままで!」
「え、ええ!?」

 ヨップは思わず素っ頓狂な声を上げていた。確かに性能の点で言えば、インパルスをアビスにぶつけるのは自然ではある。
それにアビスをインパルス一機で抑えられれば、ヴォーテクスはなんとかなる可能性もないではない。だが……

「アビスのパイロットの技量が分からないのか? 君単独で抑えられるものではない!」

 そう、ヨップもまたレイ同様、インパルスの力こそ評価してもルナマリアの技量は評価していないのだ。
もっともこれは偶然ではない。ザフト軍兵士の多くは、オーブ近海での成果はインパルスの性能あってこそだろうと見なしている。
ルナマリアも、ヨップの自分への評価をすぐに理解した。

「抑えて見せます。早く敵本隊への攻撃を再開して下さい、それでは!」
「な、待て……!」

 通信を切るやいなや、アビスインパルスやアビスへ突進していった。
止めようとしたヨップだったが、彼の隊は既にディープ・フォビドゥンに距離を詰められつつあった。
そんな状況では、陣形を守るためにもそちらへの対策を優先せざるを得ない。
218通常の名無しさんの3倍:2006/08/20(日) 19:44:22 ID:???

 空中で、二つの光剣がぶつかり合う。片方の剣の持ち主はオレンジ、もう片方は紫だ。 

「ちぃ、グフ相手に接近戦でここまで持ちこたえるとは!」

 押しているのはハイネのグフ。しかし、ネオのウィンダムが墜ちる気配も未だ無い。
ネオは巧みに距離をコントロールし、ハイネにスレイヤーウィップやビームガンを撃たせないでいた。
何よりハイネ自身、あまり距離を自由にできる状態ではない。周りには他の地球軍のモビルスーツがいるからだ。

「少しでも離れちまえばやっぱ撃ってくるよな、みなさんが!」

 思わずハイネから声が漏れる。自分が集中砲火を浴びないのは、敵の指揮官機と接近戦を繰り広げられているからに過ぎない。
こういう場合、普通の指揮官なら一端離れて射撃させる隙を生み出しそうなものだが、
わざわざ接近戦を続けるあたりよほど自信があるのだろう。実力も伴っているから質が悪い。
しかも、指揮官同士で一対一をやっている以上、お互いの部下同士が戦うことになる。
そして、その部下の数は圧倒的に違った。

「ったく、数だけは多いぜ!」

 ディアッカ機のオルトロスが火を噴く。見事な狙いで三機一気に撃ち抜いていた。
しかし、それに連合の部隊が怯む様子は全くない。そのまま群がるかのように一斉射撃を加えていく。
そして、それはレイにも言えた。彼の場合、相手こそディアッカより少ないが、それでもディアッカ以上の苦戦を強いられていた。
突撃銃を目標へ向かって連射する白いザクファントム。だが、それは何もない空を飛んでいく。

「下駄履きのモビルスーツとカオスじゃ違うんだよ!」
「ちぃっ!」

 カオスの機動性の前に、グゥルで移動するレイのザクはついていけない。
更に、周囲のダガーLが連続して射撃を加えてくる。精度はカオスより劣るが、邪魔には変わりない。
苛立ちながらもレイはタイマーを見た。

「増援が来るまであと一分、このままでは保たないか……勝負に出る!」

 レイは回避しながらも、周囲を探索する。ちょうどよい軌道に目的の物が来た。
確認すると同時にレイはザクが左腕で素早くハンドグレネードを取り外し、投げさせる。
だがその飛距離からスティングは素早くそれが本命でないことに気付いていた。このままのコースで行けばカオスには当たらない。
おそらく右腕の突撃銃から目を逸らさせるためだ……そう判断し、スティングは無視した。 スタングレネード
しかしその瞬間……ハンドグレネードが何も無かったはずの中空で爆発する。しかも、それは閃光手榴弾!

「うお!? ま、まぶしっ……」

 カオスのメインカメラが焼き付き、スティングの目が眩む。だが、彼もただのパイロットではない。
しっかりとグゥルが突っ込んでくるのを確認していた。素早くビームサーベルを抜き、両断する。
しかしその瞬間、彼を悪寒が襲った。とっさに機体をずらす……その瞬間、背中で爆発。
カオス本体は無事だが、背中の武器が残らず消し飛んでいた。
219通常の名無しさんの3倍:2006/08/20(日) 19:45:25 ID:???

「残念だったな。グゥルは囮だ。
 機体をずらしたのは見事だ。だが、カオスは背中のポッドが無くては飛べない」

 白いブレイズザクファントムは、しっかりと空に浮いていた。そう、レイはグゥルを囮に使ったのだ。
ブレイズ装備ならある程度は空に「浮ける」。ハンドグレネードが勝手に爆発したのは、ダガーLが撃ってきたロケットにぶつけさせただけ。
そしてレイの言葉を実証するかのように、カオスは高度を下げながら後退する。
しかし……それはレイもしなくてはならないことだ。あくまでブレイズは「浮ける」だけ、それも時間制限付き。まともな戦闘はもうできない。実質的には相打ちだ。
それでもカオスが戦線離脱したことで、自分が抜けても増援が来るまでの時間はハイネやディアッカが稼げるとレイは判断した。
そして、後はその増援次第だ。

「せいぜい実力を見せて貰おう、アスラン・ザラ」


「墜ちろってんだよ、パチモン!」
「余所のモビルスーツで好き勝手やってんじゃないわよ、このドロボー!」

 アビスとアビスインパルスが、お互いのランスをぶつけ合う。
ヴォーテクスとアビスの乱入の混乱も解けつつあり、海中は膠着状態へともつれ込みつつあった。
だが、それが少しでも崩れれば一瞬で戦況が傾く。そして、アビスとインパルスの勝負はその鍵を持っている戦いの一つ。

「そぉらっ!」

 アビスが一気に攻勢に入った。一気に連続して突きを繰り出す。しかも、その全てがVPSの弱点……関節狙い。
受けきれなくなったインパルスは素早く距離を外した。それに、遠距離ならインパルスの唯一の優位を活かせる。
追おうとしたアビスだったが、フォノンメーザーライフルを向けられて回避運動を強制される。
素早く魚雷を撃ち返すアビス。見事に命中したが、それでもインパルスは沈まない。

「あーもう……イライラすんなぁ!」

 アウルは思わず膝を叩いていた。アビスにはフォノンメーザーが無く、水中でのVPS装甲に対する有効な手段に欠けている。
しかしインパルスにはフォノンメーザーライフルがある。機体性能こそアビスが僅かに上回っているが、武装の面では遥かに劣っているのだ。
だからこそアウルは接近戦を狙っているのだが……

「そうそう近づかせなんかしないわよ!」

 ルナマリアだって、相手の狙いぐらいは分かっている。
アビスインパルスのレールキャノンを発射、足止めしながらも退く。
最初こそアビスを自分に引きつけないといけないといった考えもあったが、もうそんな余裕はない。ただ何とか射撃戦に持ち込もうとするだけだ。
接近されればフォノンメーザーライフルによるアドバンテージはない。何より――認めたくないけど――腕が違いすぎる!

「こいつさえ当てればっ!」

 高速で動くアビスに必死にフォノンメーザーライフルの照準を合わせる。
しかし急造物だからか、狙いを付けるポインターが光るのに少し時間が掛かった。戦闘の最初はこんなことは無かったのだが。
遅れたのはほんのコンマ数秒――その遅れが命運を分けた。
アビスが魚雷を撃つ。その先には――インパルスの右手、つまりフォノンメーザーライフル!
220通常の名無しさんの3倍:2006/08/20(日) 19:46:58 ID:???

「っ! ……まずい!」

 慌ててライフルをかばった。当然、付けた狙いも外れてしまう。
その間に、アビスは一気に接近していた。ランスをしっかりと携えて、狙いを絞る!

「はっ、だから間抜けってんだよ!」 

 アビスのランスはインパルスの右肘、つまり装甲が脆い関関節部に深く突き刺さった。更にアウルは内部でビームを発振させる。
水中ではビームは使用できないが……相手に直接突き立てていて、水にあまり発振器が接していない状態なら別だ。
インパルスの右腕が本体から切断される。ライフルを持ったままで。

「しまっ……!」
「お前は、ここで死ねよ!」

 返す刀――いや槍でアビスは頭部のメインカメラを狙う。だがその寸前、アビスインパルスはMA形態に変型、アビスに体当たりを敢行した。
強い衝撃が伝わり、ランスが手からこぼれる。エクステンデッドであるアウルはその衝撃で意識を飛ばされることはなかったが、それでも一瞬視界が歪んだ。
その隙に、インパルスはそのままアビスを押していく。その先には、海面。
アウルも素早く狙いを読みとった。そう、自機ごとアビスを空中へ飛び出させるつもりだ。
一瞬何とか離れようとしたが、止めた。水中は戦闘開始から大して変わらない場所で戦っているが、
空中は連合が押しっぱなしで戦闘場所が基地の近くへ動いている。
このまま空中に出れば、連合の支援部隊などとぶつかり合うはずが多いはず。つまり、空中に出た方が都合がいい。
そうアウルは判断したのだ。念のため、レーダーを確認して――それが誤りだと知った。
空にいたのは、ザフト。連合の支援部隊はもう壊滅していた。

――なんで、ザフトが連合を挟み撃ちにしてやがるんだよ!?

 慌ててアビスをインパルスから外そうとするも、もう遅い。最初からレーダーを確認していれば間に合っただろうが。
インパルスと共に海面上へ飛び出るアビス。ギリギリで気付いたのが功を奏したか、空中に出てすぐに機体は外れ、姿勢制御できた。
これならインパルスより先に海面へ潜れるが、高度的には周囲に飛んでいるザフトの部隊から一発喰らうかどうかギリギリ……但し、それはすぐに攻撃に転じてきた場合。
ほとんどのザフト軍はいきなり海中から二機のモビルスーツが出てきた驚きで一瞬怯んでいるはず。
あらかじめインパルスが通信で伝えていることはあり得ない。なぜなら、それをしているなら接触通信によりアビスにも聞こえていたはずだから。
したがってこの場合注意すべき――そして先に排除すべきなのは、そんな驚きがあり得ないインパルス!

「吹っ飛びなっ!」

 アビスが肩のバインダーを展開し、内部の砲を向ける。狙っている相手は言うまでもない。
ここに来て、ギリギリで作戦が失敗したのをルナマリアは悟った。
いきなりの状況の変化で相手の驚きを誘い、その隙にこちらが先に撃つはずだった。しかし、相手の反応が予想以上に――!
歯を噛みしめながら防御姿勢に入る。ここまでやっても倒せないなんて――

その瞬間……赤いツインアイの機体――セイバーのアムフォルタス・プラズマ収束ビーム砲が、アビスのバインダーを綺麗に吹き飛ばした。
221通常の名無しさんの3倍:2006/08/20(日) 19:47:49 ID:???

「なっ……!?」
「は、早い!?」

 驚きの声はアウルとルナマリアから。当然だ。
姿勢制御によるタイムラグがあったとはいえ、アビスよりも早くセイバーは射撃した。
それはつまり、いきなり現れた相手に驚きも見せず一瞬で狙いを――それも正確な狙いを付けて撃ったということだ。普通ではあり得ない反応速度。
そんな驚きも、セイバーのパイロット――アスラン・ザラには関係ない。今度はビームライフルを向ける。
なんとか立ち直ったアウルは回避運動を取らせた。それでも、左腰を光が掠める。あと数秒遅ければ、コックピットが綺麗に撃ち抜かれていた。

「ぐっ……、ち、ちくしょう!」

 アウルは呻きながらも撤退に入る。だが、同様に立ち直ったルナマリアがアビスインパルスのカリドゥスを発射していた。
アビスのカリドゥスよりほんの少しだけ劣る火力。そして、急いで撃ったことで外れた狙い。
それでも、アビスの左腕を吹き飛ばすには十分すぎた。機体のバランスが崩れ、その瞬間にアスランはスーパーフォルティス・ビーム砲の照準を付けていた。
しかしそれはネオのウィンダムによる射撃に阻まれ、アビスは海中への逃走を完了した。
もっとも、ネオの行動は自身の撤退のついでに行った行動に過ぎない。事実、紫色のウィンダムの背後ではグフと黒いザクが周囲のダガーLを一掃している。

「ったく、ここまでとんでもない量と質の増援をよこしてくるか……ま、いいさ。
 死んだのは俺に関係ない連中だからな」

 不敵な笑みを浮かべつつ、ネオはウィンダムをザフト軍の間を縫って飛ばせていった。
222通常の名無しさんの3倍:2006/08/20(日) 19:48:44 ID:???
 戦闘は終わった。カーペンタリアを包囲していた連合軍は撤退を強いられ、そしてミネルバはこれ以上ない仲間を手に入れた。

「すっげぇな、おい! 見たかよヴィーノ!」
「ああ、セイバーのパイロットがあのアスランで、しかもこの艦に来るって、信じられないよなー!」

 ミネルバクルーはその話で持ちきりだ。
増援部隊を率い、連合の空戦部隊を一瞬で壊滅させ、アビスさえ軽く撃退した前大戦の英雄アスラン。
それが自分たちと一緒に戦ってくれると言うのだから、それが話題になるのは当然だ。
格納庫でミネルバクルーに囲われて苦労しつつ逃げ出した彼は、今はアスランは廊下でミネルバクルーに囲まれている。その輪の外で、メイリンは周りを見渡していた。

「よ、どうした通信士の可愛い子ちゃん?」
「でぃ、ディアッカさん、その呼び方は止めて下さい!」

 彼女にふざけた声を掛けたのはディアッカ。慌てて首を振りながらも彼女は聞いた。

「えっと、格納庫からずっとアスランさんと一緒にいました?」
「まあね。一応同期生だからいろいろ話したいこともあるし、宇宙に残ったイザークの様子も聞きたかったが……あれじゃあねぇ」

 ディアッカはやれやれと言わんばかりにアスランの取り巻きに指を差した。
しかし、メイリンがそれを気にする様子はない。彼女の目的は別にある。

「お姉ちゃん見ませんでした?」
「インパルスから降りてしばらくアスランの方見た後、格納庫から歩いてったな。なんでだ?」
「いえ、伝えておきたいことがあるんです。お姉ちゃんはアスランさんと面識あるんで、会いに行ってるかなと……」
「面識がある、ねぇ。……複雑な感じなのか?」
「はい?」

 突如ディアッカが言った言葉に、メイリンは戸惑いを隠せなかった。

「いや、どうも表情が複雑だったからさ」
「別にそんなわけはないと思いますけど……」

 少なくとも、彼女の知る限りではオーブにいたとき話し相手になった、それだけ。
それを言うときのルナマリアに、複雑なものは無かった、はず。

(アスランさんがここに来て、何かあったのかな……?)

 メイリンには、それくらいしか思い浮かばなかった。
223通常の名無しさんの3倍:2006/08/20(日) 19:49:30 ID:???
 そして、当の本人は展望ブリッジにいた。綺麗な夕日の中、一人所在なさげに立っている。

「いちおう、上手くなったつもり……だったんだけどな」

 風が吹く。前髪を吹き上げて、寂しげな表情が露わになった。
レイはカオスを撃退したのに、自分の戦術はことごとくアビスに破られた。
もちろん結果的にアビスは後退したけど、それはアスランのおかげ。みんなそう評価しているし、実際そうだ。
増援に助けられたのは、これで二度目。一度目は完全に追いつめられていたから、感謝こそすれ嫉妬はしなかった。
だけど、今回は――

――私が頑張れたのはやっぱり……インパルスの力、なのかな……?

 そんな考えがよぎる。
自分を圧倒したアビス。それさえ上回る見事なまでのセイバーの動き。
彼女には、それが羨ましかった。
224通常の名無しさんの3倍:2006/08/20(日) 19:52:00 ID:???
投下終了。この戦闘はインド洋の代わりなので、次はこのままガルナハンです……多分。
ところで、アビスの背中キャノンってビームでいいんでしょうか。ウィキやゲームだとそうなってますが。
でもアビスインパルスはレールキャノンなのにアビスはビームっておかしいような……
225通常の名無しさんの3倍:2006/08/20(日) 20:32:15 ID:???
キタキタキター!!!
226通常の名無しさんの3倍:2006/08/20(日) 20:36:56 ID:???
あるスレから


シン「俺のデスティニーの例え大型MAだろうと一撃で切り裂く対艦刀”アロンダイト”と――」
レイ「レジェンドのオールレンジ攻撃を可能とする”ドラグーン”が合わされば」

「「無敵!」」

ルナマリア「あとは私のインパルスの超必殺技”ビームライフル”が加われば、天下無双!」
シン「ビームライフルかよ必殺技!」
レイ「地味だぞッ」
227通常の名無しさんの3倍:2006/08/20(日) 21:25:11 ID:???
こうなるとラクス暗殺未遂事件とシンステの絡みは無くなるな!。
MSVバージョンとAA=ターミナルの絡みがどうなるかだな。
228通常の名無しさんの3倍:2006/08/20(日) 21:26:12 ID:???
こうなるとラクス暗殺未遂事件とシンステの絡みは無くなるな!。
MSVバージョンとAA=ターミナルの絡みがどうなるかだな。
229通常の名無しさんの3倍:2006/08/20(日) 21:28:52 ID:???
主役が一騎当千な活躍してないし、実力もまだまだだが
それでも周囲の情勢は待ってくれない。そして苦悩する主人公。
いいなあ、こういうシチュ。
230通常の名無しさんの3倍:2006/08/20(日) 23:36:30 ID:???
>>212-224
GJGJGJGJGJGJGJ!!!!
231通常の名無しさんの3倍:2006/08/21(月) 02:24:42 ID:???

  ((_       
〃´   `ヽ  __)  よし、ステラ!一緒に豚狩りだ!
i .( (( ))ノr´  `ヽ
W ´∀`ノリ ノノ人,,)   
  ⊂彡☆))゚Д。ノリ:.,∴

      
,r"`⌒)ヽ  __)  うぇーい!
(  人ノ') )r´  `ヽ
从(゚∀゚ノ〈リ ノノ人,,)   
  ⊂彡☆))゚Д。ノリ:.,∴

IDにBUTAが出るまで豚マリアを殴るスレ
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1156093031/
232通常の名無しさんの3倍:2006/08/21(月) 03:39:15 ID:???
>>226
なんだよ、そのメイリン乙女力upで髭生えそうな三人組は
233通常の名無しさんの3倍:2006/08/21(月) 04:03:46 ID:tfmk2QRb

  ((_       
〃´   `ヽ  __)  豚厨は新シャアから追放だーっ!
i .( (( ))ノr´  `ヽ
W ´∀`ノリ ノノ人,,)   
  ⊂彡☆))゚Д。ノリ:.,∴

      
,r"`⌒)ヽ  __) キモオタ豚厨はステラを崇めよ!ステラうぇーい!
(  人ノ') )r´  `ヽ
从(゚∀゚ノ〈リ ノノ人,,)   
  ⊂彡☆))゚Д。ノリ:.,∴
234通常の名無しさんの3倍:2006/08/21(月) 07:29:02 ID:tfmk2QRb
624:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/21(月) 06:44:06 ID:??? [sage]
レイ「…………スペシャルエディション3の中身が流れた時も、アスラン・ザラ&カガリ・ユラ・アスハやキラ・ヤマト&ラクス・クラインで歓声が上がったのとは対照的に、お前&ルナマリアでは歓声一つあがらなかったな」

625:通常の名無しさんの3倍 :2006/08/21(月) 07:20:09 ID:??? [age]
>>624


  ((_       
〃´   `ヽ  __)  なんでステラじゃなくてお前なんだよ!お前のせいで俺の株ガタ落ちだ死ね!
i .( (( ))ノr´  `ヽ
W ´∀`ノリ ノノ人,,)   
  ⊂彡☆))゚Д。ノリ:.,∴

      
,r"`⌒)ヽ  __) 豚のせいでシン嫌われた!ステラと一緒のままならシン人気者だったのに!うぇーい!
(  人ノ') )r´  `ヽ
从(゚∀゚ノ〈リ ノノ人,,)   
  ⊂彡☆))゚Д。ノリ:.,∴
235通常の名無しさんの3倍:2006/08/21(月) 13:17:25 ID:???
>>227あたりから面白くなくなってきた
236通常の名無しさんの3倍:2006/08/21(月) 14:26:27 ID:???
>>235
専ブラ導入

ID指定であぼーん・NGワード活用

ちょっと快適

マジオススメ
237通常の名無しさんの3倍:2006/08/22(火) 00:24:39 ID:???
保守
238通常の名無しさんの3倍:2006/08/23(水) 15:12:13 ID:???
保守
239通常の名無しさんの3倍:2006/08/24(木) 00:19:07 ID:???
良スレ保守
240通常の名無しさんの3倍:2006/08/24(木) 01:32:46 ID:???
キラメイ保守!。
241通常の名無しさんの3倍:2006/08/25(金) 19:15:47 ID:???
hosyu
242782:2006/08/26(土) 15:07:43 ID:???
保守代わりに、にくちゃんねるにあった前スレログ貼っておきます。
ttp://makimo.to/cgi-bin/dat2html/dat2html.cgi?anime/2/shar/1126446510/
243通常の名無しさんの3倍:2006/08/27(日) 10:34:14 ID:???
hosyu
244通常の名無しさんの3倍:2006/08/27(日) 13:08:06 ID:???
>こうなるとシンステの絡みは無くなるな!。

いや、俺シンルナハアハアだけどシンステ絡みはあっても良いなと思うよ。
できることなら ルナ&ステ×シン がいいな……職人さん方どうでしょうか?
245通常の名無しさんの3倍:2006/08/27(日) 13:14:09 ID:???
↑取り敢えず過去ログ嫁
246通常の名無しさんの3倍:2006/08/28(月) 19:31:19 ID:???
ほしゅ
247通常の名無しさんの3倍:2006/08/29(火) 18:52:05 ID:???
キラがメイリンをたらしこむ。
キラがルナに人身御供を要求しルナなくなくしたがう。
248通常の名無しさんの3倍:2006/08/31(木) 10:58:02 ID:???
保守
249通常の名無しさんの3倍:2006/09/01(金) 22:28:40 ID:???
ほしゅ
250782:2006/09/01(金) 23:28:05 ID:???
投下いきます。
……嘘吐いてました、ガルナハンにまだ行きません。
251通常の名無しさんの3倍:2006/09/01(金) 23:28:51 ID:???
 あの戦闘から、数日後。ミネルバはカーペンタリアを出航していた。
整備や補給の類は全て完了してある――シンの治療を除いて。
彼はまだ意識を取り戻さず、基地に残って治療を受けることになった。
周囲に敵は見あたらず、航海は順調そのもの。だから、仕事が集中する場所であるブリッジにも無駄話をできる余裕がある。

「艦長、ディオキアまで行けというのはどういう事でしょう?」
「……さぁね」

 アーサーの問いに、タリアは首を振る。
カーペンタリアとディオキアはほぼ地球の裏側にあるとさえ言えるほどの距離だ。
そこまで遠く離れた場所に、宇宙で真価を発揮する艦であるミネルバを行かせる理由は思い当たりようが無い。
だが、彼女にはそれ以上に不可解なことがあった。

「それよりアーサー……宇宙で議長がシンについて言ったこと、覚えてる?」
「は? なんでしたっけ」
「……覚えてないならいいわ」

 急に話題が変えられたからか、アーサーは呆けた声を出した。
タリアは息を吐きながらも、再び考えに沈む。

『シンはもうモビルスーツパイロットとして働くのは不可能だそうだ』

 あのとき、デュランダルは確かにそう言ったはずだ。
それにも関わらず、一瞬ながら圧倒的な力を見せたシン。そして……

(ああ言ったにも関わらず、軍上層部から『カーペンタリアで治療を施したのちに、
 専用のモビルスーツと共にシンをミネルバに合流させる』という伝達が来た……)

 まるで、シンにはまるで使いでがあるというように。……再起不能だと判断を下したにも関わらず。
そこまで考えて、思わず首を振ってしまっていた。

――あの狸は、何を考えているの? 
252通常の名無しさんの3倍:2006/09/01(金) 23:29:50 ID:???
「……ふう」

 アスランは自室のデスクでため息を吐いていた。目の前には書類やディスクの束がある。
内容は着任手続きやセイバーの予備部品の調達などなど。
本当なら着任早々に全部片づける予定だったが、いろいろと話題になったせいでここまで遅れてしまったのだ。
それでも、普通ならこれほど多くの書類を書かなくてはいけないことは無いのだが。

「議長特権で無理に復隊して新型機を受領、おまけにジュール隊経由でミネルバ行きだからな……」

 複雑な行程にも程がある。手続きで色々苦労をすることになるのも仕方ないと言えるだろう。
……もっとももう一つ、気がかりなことがあって作業が遅れたというのもあるけれども。
それを思い出して再びため息を吐きながら最後の書類にサインを入たのとほぼ同時だった。

「アスラン、ちょっといいか?」
「ヴェステンフルスさんですか? 開いてますよ」
「……だからその呼び方はやめろって。あと敬語も。どっちも立場は同じだろうが」

 肩をすくめながら入ってきたのはハイネだった。
もっとも、デスクに積み上がっている書類を見るや否や冗談を飛ばしてきたが。

「さっそく勤務か? 小隊長は辛いねぇ」
「いや、もう終わってますし……それにハイネだって小隊長じゃないですか」

 正確に言うと、ハイネがレイとディアッカの指揮を、アスランがルナマリアとシン(今はいないが)の指揮を執るという形だ。
しかしハイネが反応したのはそこではなかった。

「お、やっとハイネって呼んでくれたか!」
「……あのですね」
「とまあ、前置きはともかくだ。とりあえす椅子借りるぞ」

 多少ハイネの態度に呆れつつあったアスランだったが、その表情が座った途端に急に引き締まったのを見てすぐに理解した。
本当に前置きは終わりのようだ、と。

「さて、オーブの例の事件。お前は何か知っていることがあるか?」

 ああ、やはりそのことか。
アスランはずっと気がかりだったそのことについて、思いを巡らせた。
オーブの例の事件について、セイランが発表した内容を要約するとこうなる。
「大西洋連合との同盟に反対する親コーディネイター派が、同盟を妨害するためアークエンジェルを使用してカガリ・ユラ・アスハを誘拐した」
……嘘っぱちもいいところだ、と思う。ラクス達がそんなことをするはずがない。するなら何らかの目的があるはずだ。
妨害するならもっと上手い手段でやるだろう……もっとも、そんな手段はアスランには思いつかなかったが。
一息ついてから、ハイネに顔を向けた。

「そうですね、とりあえず……ザフトはどこまで掴んでいるんですか?」
「残念ながら、セイランが発表した以上のことは掴んでいないな。歌姫がオーブの国家元首を誘拐した、ぐらいか」
253通常の名無しさんの3倍:2006/09/01(金) 23:31:22 ID:???
 どうやら、ハイネの特技はとんでもないことをさらりと言うことらしい。
この言葉はつまり、ラクス達の動向をプラントが知っていたということを意味する。
……もっとも、そこまで知っているのならアスランも逆に話しやすい。

「はっきり言えば、俺もよく分からないんですよ。
 少なくとも最後に話した時、ラクス達にカガリを誘拐するなんて様子は欠片も無かった。
 サーペントテールを呼ぶみたいなことは言ってましたけど……」
「サーペントテールって、あの傭兵部隊か? なんでだ?」
「そうですね……確かセイランがカガリの命を狙っているって言う噂があるとか何とか……後は何も」
「……ふーん」

 そこまでアスランが言ったところで、ハイネは自分の額に指を当てて考え始めた。
アスランも話を一端止め、数秒の間だが沈黙が流れる。

「なぁ、危機が迫って守りきれなさそうだから一緒に国外に逃亡した……
 それをセイランが情報操作してるっていうのはあると思うか?」

 しばらくしてハイネが言ったのは、そんな言葉。
考えもしなかったことにアスランは多少意表を突かれたが、それでもすぐに答えを返す。

「あり得ない訳じゃないとは思います。
 ただ、そんな事をするよりまずセイランの尻尾を掴んで公表するとか、そういった手段を取るはずです」
「ということは、何らかの事情でそれが出来なくなれば」
「……逃げるかもしれませんね。やむを得ないながらも」

 大きくため息を吐くハイネ。大方の目星は付きかけてきたが、しかし……

「その何らかの事情って、思いつく節ある……訳無いよなぁ」
「……すみません」
「いや、責めてる訳じゃない。ここまで目星が付けば情報部も調べようがあるだろ。
 もっとも、セイランはそうそう尻尾を出してくれる相手じゃ無さそうだけどな」

 そう言って、ハイネは立ち上がった。一応の結論は出た、ということだろう。

「とりあえずディアッカの所にも行ってくる。お前以上に知ってることはないだろうけどな」
「あ、俺も行きましょうか?」
「いや、いい。それよりルナマリアの所にでも行ったらどうだ? まだろくに話してないんだろ」
「ええ、まあ色々忙しくて……」

 もっとも会おうとしたものの、毎回すれ違いで会えずに終わっているのだが。
それを知っているのかいないのか、ハイネはそのまま話を続けていく。

「とりあえずこれから指揮する相手なんだ、ちゃんと連携についてとか話しといた方がいい。
 敵が来てから決める訳にもいかないだろ? こっちとしても合わせる必要があるしな」
「そうですね。探してみます」
「オッケー、よろしく頼む。邪魔したな」
254通常の名無しさんの3倍:2006/09/01(金) 23:33:59 ID:???
投下終了。
これは本編のフリーダム復活の話の代わりです。
本当はこの後のルナとアスランの話まで投下する予定でしたが、忙しくて断念。まだ夏休みなんですけどね。
ガルナハンは次の次からです。
255通常の名無しさんの3倍:2006/09/01(金) 23:37:42 ID:???
>>250-254
乙カレチャーン
…インターミッションな感じですね。
こっちのザフト情報部は凄いなあw
256通常の名無しさんの3倍:2006/09/03(日) 15:44:54 ID:???
乙。なんか、アニメや映画みたいだ。本編もこれ位のクォリティでやれば叩かれなかったんだろうなぁ。
257通常の名無しさんの3倍:2006/09/03(日) 20:15:25 ID:???
ほしゅ
258通常の名無しさんの3倍:2006/09/04(月) 12:05:13 ID:???
おいらはさカガリ出奔の理由をね、ある程度納得のできるものにしたのっていいと思うの
テレビのなんて周りの電波にやられたのが理由じゃん
こっちはさ、予想するに暗殺されそうって言う命の危機があって対応策ができる前に
相手に先手うたれてやむなくって感じだし。

あっあと前スレであってビックリした事!
キラがオーブ軍の軍服を最初から着ててニートじゃなかったの!あれは驚いた
259通常の名無しさんの3倍:2006/09/05(火) 02:53:28 ID:???
ハイネは最終的にはどうゆう扱いになるんだ?。
260通常の名無しさんの3倍:2006/09/05(火) 14:24:24 ID:???
遺作扱い
261782:2006/09/05(火) 21:01:33 ID:???
投下行きます。
262通常の名無しさんの3倍:2006/09/05(火) 21:02:21 ID:???
 ……ハイネにはそう言われたし、言ったものの。

「どこにいるんだ、彼女は?」

 自室にはいない……というか、今までも数回訪れたが全く会えなかった。そして、今回も。
もっとも、だからといって今まで他の場所を精力的に探してきたかというと、そうだとはとても言えない。
忙しかったのもあるが、何よりクルーに見かけられる度になんやかんやと騒がれてしまい、結果自室にこもって仕事をすることが多くなった。
それでも立場上ブリッジや格納庫へ行く機会はよくあったので、一回くらいは会えそうなものなのだが。

「そもそもあの戦闘の後で、通信か格納庫で話をしてもおかしくないはずだよな……」

 同じパイロットである以上、こうも会わないとさすがにおかしいと思う。実際ディアッカやレイとはもう挨拶を済ませたし、ハイネは言うまでもない。
行動パターン自体が違うのかも知れない、となると自分から積極的に探し回らなければ駄目かもな――
人一人捜すことくらいでそう生真面目に推測して、アスランは歩き出した。
とは言ってもあてもなく探すわけではなく、まず真っ先に向かったのはブリッジ。
タリア艦長に書類などを提出する必要があるし、そこにちょうど居ればそれで終わりだ。例え居なくても。

「え、お姉ちゃんの居場所ですか?」
「ああ、知ってるか?」

 聞けばいい。
ブリッジには通信士でかつ探す対象の妹という、聞くにはこれ以上なく好条件を持った人物がいる。
案の定、あっさり答えが出た。

「格納庫か、シュミレーションルームか、射撃場、後はトレーニングルーム……。
 そういった感じのとこで見かけたことあります。でもなんでですか?」
「いや、フォーメーションとかは早めに決めておいたほうがいいって言われてね。
 自室に行ってもいないときが多いし……」
「そう言えば私も最近顔合わせてないですね。そんなに訓練ばっかりするような性格だったかな……?
 あ、そうだ。飲みかけですけどこれお姉ちゃんに渡しといて下さい、差し入れってことで」

 そう言ってメイリンは脇に置いていたボトルを差し出したが、少しアスランは躊躇した。
別に使いっ走りのような事をさせられるのが嫌な訳ではなく、

「いいのか? オペレーターって結構喉が乾くって聞いたが?」
「別に大したことありませんよ、もう少しで休憩ですから。
 それに、昨日見た限りじゃ何か無理してるような感じなんですよね」
「うーん、連戦してるからじゃないのか?」
「まぁ無理はここのところずっとですけど……昨日は特に。
 もしかすると私より喉乾かしてるかもしれませんよ?」
「ああ、分かった。渡しておく」

 どこか心配げなメイリンの言葉。しかし冗談めかした口調もあって、アスランは追求しようとはしなかった。
ボトルを受け取って、言われた場所へ順番へ歩いていく。
ルナマリアが見つかったのは二番目に行った場所、シュミレーションルーム。
シュミレーターのシートに座っていたが、訓練をしているようには見えない。画面はついていないし、本人もぼんやりとしている。
263通常の名無しさんの3倍:2006/09/05(火) 21:03:16 ID:???

「ルナマリア、いいか?」
「アスランさん? 訓練ですか?」
「いや、ちょっと挨拶に来た。今度から君の指揮を俺が執ることになったから。
 君の自室に行ってもなかなか会えなかったから、君の妹に場所を教えてもらったんだ」
「あ、すみません。最近よくこういう所にいて、自室空けてますから」
「……そんなに訓練ばかりして大丈夫なのか?」
「いえ、さっきみたいにぼんやりしてばかりですから……これじゃ意味無いですよね」

 冗談めかして喋るルナマリア。しかし、そこでアスランは気付いた。
ルナマリアの笑顔には、疲労が染みついている。どうやらメイリンは姉を本当によく見ていたらしい。
ぼんやりしてたんじゃなくて、途中で集中力が切れてしまうほど疲れてるんじゃないか……?
アスランはそう思わずにはいられない。もっとも、倒れていないだけましと言えるのだが。

「……とりあえず、無茶はよくないな。ほら、君の妹からの差し入れだ」
「もらっておきますけど……別に無理なんてしてませんよ?」
「傍目から見るとよく分かるさ」

 ボトルを受け取るルナマリアの表情には、嘘を吐いている様子は無い。少し機嫌を悪くした様子はあるが。
自覚無し、か。多少頭を悩ませながらも、アスランは口を開いた。着任早々で部下を過労死させるわけにはいかない。

「当分は控えた方がいい。ただでさえ君は宇宙から激戦続きなんだからな」
「そうですけど、みんなの足を引っ張ると悪いですし。
 私にはレイみたいな才能は有りませんし、ハイネさんやエルスマンさん、アスランさんみたいに戦い慣れてる訳でも……」
「まだ昔の評判を気にしてるのか? 今の君は相当上手くなってると思うぞ。
 アビスともほとんど互角だったじゃないか」
「互角じゃないですよ。とどめを刺したのは……」
「だが、そこまで追い込んだのは君だ。アビス一機と新型数機にかなりの数の機体が翻弄されたんだろ? それを君は止めた。
 今まで散々言ってきた連中を軽くあしらえるぐらいの腕はついたんじゃないか?
 少なくとも、君の活躍はインパルスの機体性能のおかげだ、なんて俺は言うつもりはないぞ」

 アスランのこの言葉は、ルナマリアは未だに昔の評判を気にしているからこうまで熱中するのだろうという考えからだ。
実際、本国やジュール隊で会った兵士の一部には「英雄があんな落ちこぼれと組むなんて」などと言う者も未だにいた。
もちろん、アスランは相手にしなかったが(もっとも、ジュール隊の兵士の場合はイザークに修正されていた)。
……しかし、ルナマリアはきっぱりと言い返した。

「そう言って頂けるのはありがたいですけど……私はもっと上達したいんです。
 もちろん、周りを見返したいって言うのはありますし、それに……」

 そこで、ルナマリアは言葉を切った。その先にある言葉を噛みしめるように。

――シンが無茶しなくても、怪我をしなくても済むように……私が上手くならないと。シンの代わりをできるくらいに。

「……それに?」
「な、なんでもないですよ。個人的なことです!」

 そう言うルナマリアの顔は赤い。ハイネやメイリンあたりだったらその先の言葉を一瞬で見抜いたに違いないが、
そういったことに鈍いアスランが気付く様子は無かった。もっとも、ルナマリア本人が自分の感情に気付いているかどうかも怪しいが。
264通常の名無しさんの3倍:2006/09/05(火) 21:04:10 ID:???

「分かった。だが、他人の評判なんてそんな気にしなくていいと思うんだがな。議長は君の事認めていたし……」
「それでも、です。だいたい、英雄と呼ばれているアスランさんが言っても説得力ありませんよ」

 このままだと話は平行線だ。仕方ない。アスランはとっておきの手段を使うことにした。

「分かった。だったら、俺が君の訓練相手になる、っていうのはどうだ?
 その代わり、休憩とかもちゃんと取ってもらう。訓練するときはして、休むときは休む。こうした方が効率がいいだろう」

 そんなに訓練したいのなら、自分が相手をしてやればいい。幸い、仕事は一段落付いたのだから。そうすれば上手く理由を付けて休ませてやることもできる。
彼女にとっても拒否する理由はないはず――しかし、ルナマリアはアスランが予想していなかった言葉を出した。

「それはありがたいんですけど……シンから色々メニューとか教えて貰ってますから、それもやらせてもらえませんか?」
「……シンに指定されて訓練やってるのか?」
「教えてもらったのはやり方だけです。一緒に訓練してたので。
 シンが倒れちゃったので、今は自分でスケジュールを決めてるんですけど」
「メモとかしてるか? 見たいんだが」
「あ、はい。見ながらやってるので……まぁ、シンがアカデミー時代に書いたものらしいんですけど」

 そういってルナマリアが渡したのは、メモ――いや、ファイル。
アスランが開いてみると、確かにそこには様々な訓練に置ける留意事項などが書いてある。
その内容はアスランでさえ感嘆せざるを得ないもので、アスランも気付いていなかった点さえあった。
このような訓練を自主的にアカデミー時代から続けているのなら、シンがインパルスのパイロットに選ばれるのも当然だ。しかし……

(こんな訓練をちゃんとしたスケジュールも組まずに続けたら、間違いなく倒れるぞ……)

 かなり密度の高い訓練だが、それゆえに疲れもかなり蓄積するのだ。
少なくとも、アスランはちゃんとした休憩無しで行う気にはなれないし、意味がないと思う。
――まったく、下手をするとシンにも言って聞かせる必要があるな。今まではそれでよくても、今は怪我をしているんだし。
着任早々部下二人が過労死しかけていたかもしれないことに頭を痛めながらも、アスランはファイルを閉じた。

「分かった。これを元に君用の訓練メニューを作ってやるから、今日は休め。命令だ」
「それはありがたい、んですけど……」
「守れないなら、訓練の相手はしないぞ」
「……分かりました」

 どこか納得していない様子でルナマリアはシュミレーションルームを出ていく。
その背中に、アスランは一言追加した。

「あと、部屋での自主訓練も今日は禁止だ」

 それだけ言って、アスランは再びファイルに目を移した。
正直、この本の内容を実行しながらもルナマリアが納得できる量のトレーニングを行う、というのはかなり難しいだろう。
彼女がオーバーワークの危険性に気付くのが一番いいのだが……
フォーメーションより先に考えなくてはいけないことができてしまった。
265通常の名無しさんの3倍:2006/09/05(火) 21:05:00 ID:???

「……まったく。周囲を見返したいだけで何でここまでやるんだ?
 ミネルバクルーの殆どは評価を改めてると思うんだけどな……」

 アスランがもう一つの理由に気付くことは、当分無さそうである。
266通常の名無しさんの3倍:2006/09/05(火) 21:06:15 ID:???
投下終了。
……アスランの扱いが難しい。何というか、微妙なさじ加減が難しいです。
シンの立場でもハイネの立場でも無いというのがなんともはや……
267通常の名無しさんの3倍:2006/09/05(火) 21:08:23 ID:???
乙。
GJです。

>もっとも、ジュール隊の兵士の場合はイザークに修正されていた

鉄拳制裁ktkr
268通常の名無しさんの3倍:2006/09/06(水) 06:48:32 ID:???
なかなかいい感じですな

>アスランの扱い
シンが戦場に立っていれば、天才児が初めて出逢う壁たりえたんだけど
病身のままではね。確かにむずい…
あんまし頑張るとハイネとかぶるとか、女難とか、ステラとか、この先いろいろ悩ましいけど
続き期待してます
269通常の名無しさんの3倍:2006/09/06(水) 20:51:30 ID:???
そういえば女難はどうするんだろう…
この期に及んでアスランにアタックかけるルナマリアってのは矛盾の塊だわなw
270通常の名無しさんの3倍:2006/09/07(木) 20:53:19 ID:???
ほすほす
271通常の名無しさんの3倍:2006/09/07(木) 22:17:24 ID:szfrEwKr
ガノタのルナ求む
272通常の名無しさんの3倍:2006/09/08(金) 11:38:43 ID:???
凸女難はもともと本編でも無用のものだった事を考えるとないデショ
273782:2006/09/08(金) 23:08:24 ID:???
投下行きます。
274通常の名無しさんの3倍:2006/09/08(金) 23:10:00 ID:???
 カーペンタリアを出航したミネルバは何の障害もなく、中継地点であるマハムール基地に近づいていた。
オーストラリアからサウジアラビア――ほぼ地球半周に近い距離を、何の戦闘も無く突破。
今までの連戦、そして現在連合とザフトが開戦しているという事を考えれば嘘の様な静けさである。

「まぁ、楽なことに越したことは無いわね……」
「ええ、案外このまま何事も無くディオキアまで行けるかもしれませんね〜」

 この発言の当人であるアーサーは、本当に何事もなく行けると思っているような表情をしている。
言うまでもなく、タリアはそんな楽観的な見方をする気にはとてもなれなかったが。

「それよりメイリン。一時間後に入港するから、ハイネとアスランを呼んで頂戴。入港手続きもあるから」
「それなんですが。アスランさんが来るのは少し遅れると思います」
「え、なんで?」
「あー、あれか!」

 タリアとは対照的に、思い当たる節があると言わんばかりの声を出すアーサー。
当然、タリアが取る行動は決まっている。

「アーサー、どういうこと?」
「ほら、あれですよ。アスランならルナマリアと空中で模擬戦をやっています」
「……45分前からやっていたわよね、それ。まだ終わっていなかったの?」
「はい。映しますか?」
「そうね。区切りのいいところを見計らって通信を入れて終わらせましょう。メイリン?」
「了解」

 タリアの声と共に、メイリンの腕が滑らかに動く。
ブリッジのスクリーンに、二つの機体が映し出された。


 青と赤。フォースインパルスとセイバーの模擬刀が火花を散らす。
鍔迫り合いもつかの間、セイバーは素早く距離を取って変形。下をくぐり抜けて背後を取った。
インパルスが振り返るのと、その盾にペイント弾が当たるのはほぼ同時。

「飛んでいるんだ、下にも目を配れ! 狙撃される可能性もある!」

 こんな機動をしながら更に注意までできる辺り、化け物じみていると言うしかない。
ルナマリアは答えない。そんな事より意識を集中して、セイバーの姿を追う。
ただ追うだけではなく、その先の動きも読んで……

「そこぉ!」

 撃つ。しかし、盾で防がれた。それでも同時にセイバーが撃ってきたペイント弾の回避は全て成功した。
圧倒的な機動を見せつけるセイバー。必死に食らいついていくフォースインパルス。
どちらの射撃もお互いの寸前を飛び交い、寸前で当たらない。
互いに決め手がない――しかし戦いはあっさり終わった。
このままでは終わりそうにないと判断したタリアから、通信が来たためだ。
275通常の名無しさんの3倍:2006/09/08(金) 23:10:58 ID:???
 マハムール基地に入港を終え、ミネルバクルーのほとんどは休息になった。
カーペンタリアまでは重労働の極地だった整備士達も、羽根を伸ばしている。
ルナマリアも、軍敷地内の店で買い物をすることにした。

「にしても、上手くなったねお姉ちゃん。あのアスランさんと互角だなんて」

 そんな事を脇で言っているのはメイリンである。
しかし、ルナマリアは嬉しそうではない。憮然としながらスポーツドリンクを棚から取った。

「まさか。隊長、手を抜いているわよ」
「えー? あんなに速く動いてたのに?」

 そう言うメイリンは棚から手当たり次第化粧品を取っている。それを見たルナマリアは少し顔をしかめた。

「ずっと一緒に訓練してるから分かるのよ、あの人はまだ本気じゃない。
 ……それより、あんた買いすぎじゃないの?」
「お姉ちゃんが身だしなみに気を遣わなさすぎなんじゃない?
 ほら、うっすらとだけど目の下にクマがあるよ」
「それはここのところ少し寝不足だから。隊長の訓練って、講義形式でやるのもあって復習が大変なのよ……」
「講義って……アカデミーみたいに?」
「そう」

 講義形式の訓練は、ルナマリアの過労を防ぎながら訓練を行うためにアスランが考えたもの。
シンのメニューでは相当な身体的負担がかかるため、その一部を無くして代わりに脳を使わせようという訳だ。
……もっとも、ルナマリアが講義途中で眠るようなことがあれば問答無用で叩き起こしているのだが。
生真面目で、やる以上はきっちり全てやらせる性格。アスランも結構鬼教官の素質があったりする。

「あ、そうだ、思い出した。ダガーLに関するレポート提出しないと!」
「……ダガーL? なんで?」
「敵を知り己を知ればなんとやら、だって」
「アスランさんは今艦長とここの司令部にいってるから、後にしたら? それに、ここの所寝てないんでしょ」
「そうね、後にしたほうがいいかな。レポートの見直しも必要だし」

 少しは仮眠取って休めばいいじゃん、とメイリンがこの後つっこんだのは言うまでもない。
 一方で、司令部に案内されたタリア達は、基地司令官であるヨアヒム・ラドルのもてなしを受けていた。

「遠路ご苦労様です。まずはコーヒーでもいかがです? ご覧の通りの場所ですが、豆だけはいいものが手に入りますんでね」
「ええ、ありがとうございます」

 タリアが口を付けると同時に、アーサー達もそれに習う。
もっとも、アーサー以外の三人はこのもてなしは裏があると確信していたが。
しばらくして、ラドルが口を開いた。

「さて、この辺りの情勢についてはどれほど?」
「いえ、あまり詳しくはありませんわ」
「では、説明させて頂いてもよろしいですかな? ディオキアに行くそちらの都合にも関係ありますので」

 来たな、とタリアは確信した。大方、相当な難題が吹っかけられるのだろう。もちろん表には出さない。

「ええ、お願いしますわ」
「分かりました。では、この地図を」

 そう言って、ラドルは地図を広げた。この周辺一体の基地や勢力についても詳しく記された地図だ。
マハムール基地周辺はザフト……しかし、そこから北に行けばすぐにユーラシア連邦の勢力圏内だ。
もちろん、西にはザフトの一大基地であるジブラルタル、そして北には開戦後にザフトの勢力圏内に入ったディオキアなどの都市もある。
だがそれより近くに連合の一大基地であるスエズがあり、ザフトの勢力圏は見事に分断されている状態だ。
しばらくしてから出されたタリアの言葉が少し悲観的な物になるのも当然といえる。

「状況はだいぶ厳しそうですわね、こちらの」
「ええ。流石にスエズの戦力には迂闊に手が出せません。
 どうしても落としたければ前の大戦の時のように、軌道上から大降下作戦を行うのが一番なんですが。
 地球軍も対策を見付けつつあるらしい。確か聞く話によると、降下しようとする部隊の元へ宇宙軍を急行させ、タイミングをずらさせるとか……」
「ああ、確かにそれはやられましたね。おかげでミネルバの救援に行くタイミングが遅れて大変な事になった」

 ラドルの言葉に肯いたのはハイネ。彼が言っているのは、シンが倒れる原因になった戦いのことである。

「なるほど、確かにそれは上手い手だ。議会がこの手の作戦をカーペンタリア以降通さないのも当たり前か……
 だが、こちらが大人しいことをいいことにやりたい放題もまた困る」
「と言うと? 何かあると言うこと? スエズの他に」
「地球軍は本来ならばこのスエズを拠点に一気にこのマハムールと地中海の先、我等のジブラルタル基地を叩きたいはずです。
 だが今はそれが思うように出来ない。何故か。理由はここです」

 そう言って、ラドルは一点を指し示した。そこは……

「ユーラシア西側地域?」

 アーサーの言葉に、ラドルは肯定の意を目で示した。
277通常の名無しさんの3倍:2006/09/08(金) 23:13:35 ID:???
「インド洋、そしてジブラルタルがほぼこちらの勢力圏である現在、この大陸からスエズまで地域の安定は地球軍にとっては絶対です。
 でなきゃ孤立しますからね、スエズ。なので連中はこの山間、ガルナハンの火力プラントを中心にかなり強引に一大橋頭堡を築き、
 ユーラシアの抵抗運動にも睨みを利かせて、かろうじてこのスエズまでのラインの確保を図っています。
 まあおかげでこの辺りの抵抗勢力軍は、ユーラシア中央からの攻撃に曝され南下もままならずと、かなり悲惨な状況になりつつもありましてね」
「しかし逆を言えば、そこさえ落とせばスエズへのラインは分断でき、
 抵抗勢力軍の支援にもなって間接的にでも地球軍に打撃を与えることが出来ると、そういうことですね」

 ラドルの言葉を引き継ぐ形で、アスランは言った。アーサーが納得したような声を漏らす一方、ラドルは笑みを浮かべて本題に入った。

「解っていただけたなら話は早い。だが向こうだってそれは解っている以上、そう簡単にはやらせてはくれません。
 こちらからアプローチできるのは唯一この渓谷だが、当然向こうもそれを見越していてね。
 ここに陽電子砲を設置し、周りにそのリフレクターを装備した化け物のようなモビルアーマーまで配置している。前にも突破を試みたが結果は散々でした。
 だが、ミネルバの戦力が加わればあるいは」
「なるほどね。そこを突破しない限り私たちはすんなりジブラルタルへも行けはしない……
 だからここの突破を頼みたいと。そういうことね?」

 やはり何事もなくディオキアまで行くのは不可能だったか――
そんなことを考えながら、タリアはラドルの言いたいであろう言葉を自分で出した。

「ま、そういうことです」
「ふぅ……いいわ、こっちもそれが仕事といえば仕事ですから」

――私達にそんな道作りをさせようだなんて、一体どこの狸が考えた作戦かしらね。 
そんな考えを浮かべながらも、タリアは承諾した。ため息と共に。

「では、作戦日時等はまた後ほどご相談しましょう。こちらも準備がありますし。
 我々もミネルバと共に今度こそ道を開きたいですよ」

 笑顔のまま、ラドルは立ち上がる。会議は終わり、ということなのだろう。
それは、その代わりに新たな戦闘が迫ってくるということも意味していたが。
278通常の名無しさんの3倍:2006/09/08(金) 23:15:01 ID:???
投下終了。
本編で言うと17話に相当。つまり三分の一。
説明口調が多かったのはご勘弁。
279通常の名無しさんの3倍:2006/09/08(金) 23:25:14 ID:???
乙。
前半の山場の一つ、ローエングリンゲート突破作戦か!

原作と同じ手は使わないだろうし、どうやるのかなあワクワク
280通常の名無しさんの3倍:2006/09/09(土) 17:58:38 ID:Xcl1sZTj
おつかれです。
次回も期待。
281通常の名無しさんの3倍:2006/09/10(日) 23:21:30 ID:???
保守。

…ゲルズゲーを倒す役は誰だろうか。
ルナはまだそこまでの腕じゃない、にするか
そろそろ戦果をあげるか…

いずれにせよ血沸く戦闘になりそう!
282通常の名無しさんの3倍:2006/09/12(火) 18:36:08 ID:???
保守
283通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 01:14:42 ID:???
保守
284通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 01:22:38 ID:???
         r"`⌒)ヽ
         (  人ノ') )
        .从┃゚ー゚ノ
     ../ ̄ ゝ⊃)) ̄∪  ̄\   キュッキュッ
        / ̄ ̄ ̄ ̄ヽ.


         r"`⌒)ヽ
         (  人ノ') )
         从(*゚∀゚ノ <ウェーイ
        | ̄∪ ̄ ̄∪ ̄ ̄ ̄|  トン
        |ステラが主人公の. |   
       |話が見たいの.   |
    ../ ̄|          | ̄\
285通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 06:48:23 ID:???
つか真面目にステラと連合組どーすんだろ?この展開で
286通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 18:53:58 ID:???
>>284
それは出来ない!断るッ!
287通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 23:45:51 ID:???
>>284
悪いがそれはここではできない
スレ違いになるからな
どうしても見たいのなら自分でスレを立てるとかしてくれ
288通常の名無しさんの3倍:2006/09/15(金) 00:54:28 ID:???
>>284
別スレにあるんじゃね?
289通常の名無しさんの3倍:2006/09/15(金) 00:58:36 ID:???
290通常の名無しさんの3倍:2006/09/16(土) 13:04:02 ID:???
hosyu
291通常の名無しさんの3倍:2006/09/17(日) 21:27:44 ID:6ZE4QPp9
保守
292通常の名無しさんの3倍:2006/09/17(日) 22:57:10 ID:???
保守
293通常の名無しさんの3倍:2006/09/19(火) 18:02:37 ID:???
保守
294通常の名無しさんの3倍:2006/09/20(水) 02:02:29 ID:???
保守
295782:2006/09/21(木) 19:19:58 ID:???
投下開始。
誰か時間を下さい。
296通常の名無しさんの3倍:2006/09/21(木) 19:20:49 ID:???
 ミネルバは,峡谷の中を進む。周りに緑は全くない。まるで砂漠のようだ。
目的地は連合の設置したローエングリンゲート。その途中、一台のジープと一人の少女を回収していた。
回収された少女の名前はコニール・アルメダ。連合に制圧されたガルナハンの街出身だ。
彼女はザフトに協力するために、ここに来た。

「…………」

 カーゴハッチにジープごと回収された彼女は、しばらく格納庫を見渡していた。
多数並んでいるモビルスーツ。……彼女の街には存在しない「力」。

「……あー、そろそろいいかな?」
「?」

 言われた方向を見ると、蒼い髪の青年が立っていた。どうやら、見渡している間に来たらしい。

「わざわざミネルバまで出向いてくれて感謝する。俺はアスラン。君は?」
「……コニール」
「そうか。じゃ、ミス・コニール、ついてきてくれ。データを渡す相手の部屋まで連れていくから」
 
 そう言って、アスランは歩いていく。それを追いながら、コニールは思わず声をかけていた。

「なぁ、赤服を着てるってことはお前、偉いのか? 偉そうには見えないけど」
「一応小隊長やってるが……どうしたんだ、いきなり」
「隊長のお前がやらないってことは、データ渡す奴はお前より本当に上手いのか?」
「え?」
 質問の意図を図りかね、思わず足を止めて振り返ったアスランの視界に入ったのは、コニールの不安げな表情だった。
そして、アスランもすぐに理解した。今回の作戦には、現地住民にとってかなりの決断があっただろうということに。
もともと、ユーラシア連邦はその広大さゆえにあまりまとまっていない。ガルナハンのような中央から離れている地域は半独立状態にあったと言っていい。
そんな地域に重要拠点を無理矢理作成し設置すれば、当然現地住民の反発を受ける。聞く限りでは、連合はその反発を力ずくで押しのけたようだ。
この作戦が失敗に終われば、ザフトに協力した住民は更に厳しい弾圧を受けるだろう。不安げなのも当然だ。
……なら、アスランは言うべきなのはただ一つの言葉。

「安心していい。この役割に適任なパイロットは、他にいない」
297通常の名無しさんの3倍:2006/09/21(木) 19:21:45 ID:???
 艦内では、ローエングリンゲート攻略に備えて様々な準備が進んでいた。
パイロットはブリーディングも終え、それぞれの準備に入っている。そんな中で、ルナマリアは自室でブリーディングの内容を反芻していた。

「私にしかできない、か……」

 今回の作戦は、前回のカーペンタリアの作戦と似ている。
敵の強力な「盾」であるモビルアーマーを引き付け、その隙に側面からインパルスが突入、ローエングリン砲台を潰す。
違うのは、彼女が一機で側面を突くこと。そして、そこまでの行程が楽な物ではないこと。
インパルスは、分離した状態で連合が知らない、現地住民だけが知っている坑道を通るのだ。それ故に、奇襲として成り立つ。
もっとも、当然のことながらモビルスーツが通れるような坑道なら連合もマークしているだろう。
その坑道は、分離したインパルスでギリギリ通れるような狭さだ。視界も最悪で、データを頼りにして飛ぶことぐらいしかできないとはアスランの言葉だ。
だから、「インパルスしか出来ない」。けれど……

「おい、ルナマリア。いるか?」
「あれ。隊長?」

 突然、扉の向こうからアスランの声がした。もっとも、予想はついていたが。
ブリーディングの際に、後で現地住民からデータを貰うという説明があったのだ。

「鍵は開いてますよ。データ、来たんですか?」
「ああ。ミス・コニール、君も入ってくれ」
「…………」

 扉を開けたアスランの脇にいたのは、現地住民の少女――コニール。
そのままアスランに従う形で部屋に入ったものの、彼女が口を開く様子はない。
ルナマリアとアスランが何か言った方がいいのかと思った始めた瞬間。彼女はとんでもないことを言い放った。

「なぁ、あんまり強そうに見えないぞ」
「……は?」
「ミス・コニール、何を!?」
「だって明らかに未成年だし、女じゃないか!」

 呆れ顔のルナマリアとアスランを無視して、続ける。
先に立ち直って言い返したのは、やはりルナマリアだった。

「いきなり言われても訳分からないし……だいたい、あなたは私よりもっと小さくて、女の子じゃない」

 ルナマリアの指摘は全くもってその通りだ。コニールは明らかにルナマリアより若い……いや、むしろ幼いと表現すべきかもしれない。
しかし、コニールは間髪おかずにこう切り返した。悲しい顔で。

「街の中で、上手く連合の監視をかいくぐって来れそうだったのは私だったんだ。
 ほとんどの大人は監視されてるか、連合にやられて動かないか、それに……
 街にはもう余裕はないんだ、私みたいのが来なきゃいけないくらい! まさかザフトにも、余裕がないっていうのかよ!」
「……え?」

 コニールの語気は強い。思わずルナマリアは言いよどんだが、それでもまだ彼女はいきなりあんな事を言われた理由が分からない。
それに、言われている内容も断片的だ。しかし、最初からある程度聞いていたアスランが理解するには充分な言葉だった。
298通常の名無しさんの3倍:2006/09/21(木) 19:22:57 ID:???
「つまり、ミス・コニール。君はこう言いたい訳か?
 自分のように若い女性に重要な役割を任せるほど、ザフトには余裕もしくはやる気がないのか、と」
「……そうだ」
「…………」

 アスランの言葉に肯くコニール。ルナマリアもやっと理解できたが、だからといって気持ちがいいものではない。
街に既に余裕が無いという言葉からすると、コニールはただちゃんとしたパイロットにやってほしいという想いから言っているのだろうが……。

(とは言っても、言い返せないっていうのがね……)

 自分がアカデミーを出たてであること。何より、周りの自分への評価。
実を言うと、ルナマリアもあまり自信はないのだ。確かに「インパルスにしかできない」けれど、「ルナマリアにしかできない」と言い切れない。
だから、言い返す言葉もなく黙り込むしかない。……ルナマリアは。

「信じてくれ、とは言わないさ。俺達が若くて、外見がエースっぽくないのは事実だからな」

 しかし、アスランは口を開いた。はっきりした口調で。

「それでも、彼女ならきっとやれるさ。エースだからな。俺が保証する」
「…………!」
「…………」

 アスランの言葉に、ルナマリアとコニールは言葉を詰まらせた。
ルナマリアは内容に驚いて、コニールはその口調に滲む自信に圧されて。
アスランは何も言わない。この短い言葉だけで十分だ、とその顔が告げている。
しばらくして、コニールが口を開いた。

「前にザフトが砲台を攻めた後、街は大変だったんだ。それと同時に街でも抵抗運動を起こしたから」

 ぽつりと、呟くような言葉。その表情は暗い。

「地球軍に逆らった人達は滅茶苦茶酷い目に遭わされた。殺された人だって沢山いる。
 今度だって失敗すればどんなことになるか判らない。だから……頼んだぞ!」

 その言葉と同時に、コニールはディスクを押しつけるようにルナマリアへ渡していた。
なんとかルナマリアが受け取ったのと同時に、コニールは後ろを向いて部屋を出ていく。
慌てたのは艦内案内役をしていたアスランだ。

「ああもう……とりあえず、ちゃんとデータを確認しておいてくれ。
 下手に歩き回られて機密を見られると後で始末書書かないといけないし」
「あ、あの!」

 コニールを追う形で部屋を出ようとするアスランを、思わずルナマリアは止めていた。
アスランは振り向かない。ルナマリアが止めた理由を見抜いて、その答えだけを残していった。

「嘘は吐いてないさ。少なくとも、俺はそう評価してる。君がエースだ。任せたぞ」
299通常の名無しさんの3倍:2006/09/21(木) 19:23:48 ID:???
 山の中の坑道後を流用、改造されて作られた連合基地、通称ローエングリン・ゲート。
そこから何機ものダガーLが飛び立っていく。ある程度ランチャー装備のダガーLが基地周辺で待機しているが、ほとんどはジェットストライカー装備だ。
それに対し、ザフト軍はバクゥやラゴゥ、バクゥハウンドと言った機体で地上を中心に展開していく。空中での戦闘を主にする機体は少数だ。ただし……

「ふん、空にいるのはあの噂の新型艦か? 自分等も陽電子砲で上空と地上から揺さ振ろうという腹か。
 ま、狙いは悪くないがな。だが貴様には盾がない。しかし……」

 ローエングリン・ゲート司令部で、司令官が唸る。彼は決して、自分の基地の能力に依存するだけの無能ではない。
基地の能力を最大限に発揮できるような指示を出す、有能な人物である。だからこそ、すぐに気付いた。

「例の新型……インパルスだったか。あれはどうした?」
「はっ。レーダーには未だ確認されておりません」
「ふむ……」

 この基地周辺の地形は完璧だ。奇襲できるような地形はないはず。
周辺の坑道跡も、今までのレジスタンスとの戦いから全て判明、塞いでいるはずだ。
――しかし。

「通信兵。格納庫に繋げ。今まで隠して置いた『予備の切り札』の発信準備をさせておけ。
 万が一ということもあるからな」


 一方、そのインパルスは、分離状態で坑道へ突入していた。
だが突入早々、コアスプレンダー内でルナマリアは悲鳴を上げる羽目になった。

「ちょっと、完全に真っ暗じゃない! 本当にデータだけが頼りってこと!?」

 コアスプレンダーの翼が岩壁とこすれあい、甲高い金属音を上げる。
チェスト・レッグも幅はぎりぎりだ。少しミスをすれば即墜落だろう。

「……くっ!」

 コアスプレンダーのコンソールを、ルナマリアの指が滑っていく。
見えないながらも、そこに存在していた天然の急な曲がり角。その岩壁にぶつかる寸前で、コアスプレンダーは左へ急旋回して曲がりきった。
もっとも、これで終わりではない。このような障害はまだまだ大量にあるだろう。

「あそこまで言われて失敗なんかできないわ。やってやるわよ!」

 怯えのない表情で、彼女は言い切った。
300通常の名無しさんの3倍:2006/09/21(木) 19:24:34 ID:???
 ミネルバのタンホイザーから光が放たれる。普通ならば、それは圧倒的な破壊を生み出すだろう。
しかしそれは蜘蛛型の巨大モビルアーマー・ゲルズゲーによって防がれ、ただ土煙を巻き上げるだけだ。
だがその土煙を縫い、セイバーとグフが進撃する。
 
「行くぞ、アスラン。
 セイバーとグフであの蜘蛛を引きずり出す!」
「ああ、分かった!」

 元々グフとセイバーは空戦用に作られた機体だ。大気圏内戦闘ならジェットストライカー付きのモビルスーツを上回っている。
加えて、この土煙の中なら一気に接近できるだろう。上手く行けばゲルズゲーをおびき寄せるどころか、ザムザザーの時のように撃墜することも可能だ。
しかし、敵もそうさせるつもりは最初から無いらしい。レーダーに反応。突如、前方に熱源が現れていた。いや、むしろ。

「ハイネ、前だ!」
「これだけの熱を生むのは……ちぃっ、ミネルバ!」

 熱は「現れた」のではなく、「生み出されていた」。
当然、ミネルバもそれをすぐに察知している。その正体も。

「敵砲台、本艦に照準!」
「機関最大、降下!」

 タリアの号令に数秒遅れて、ミネルバが急降下する。そしてそのすぐ上を、陽電子の光が通り過ぎていった。
しかし、当たらなくとも今の一撃は連合にとってかなり有益なものだ。
ミネルバは急降下の勢いを殺しきれずに地面に不時着してしまい、さきほど起こった土煙は完全に晴れている。
動きが止まったミネルバの姿も、煙に紛れてゲルズゲーへ接近していた二機の姿も丸見えだ。
ハイネは舌打ちをして指示を出した。

「レイ、ディアッカ! 俺達の支援は中止しろ、ミネルバの護衛へ回れ!」
『了解です』
『オッケイ。ったく、洒落なってねぇな』

 同時に、ガナーウィザードを装備した二機のザクが下がっていく。
最初の作戦では、進軍するグフとセイバーを地上から援護させる予定だったし、土煙が上がるまではそういったスタイルで進軍していた。
しかし、攻撃に集中する余りミネルバの守りが疎かになり、そのまま墜ちてはどうしようもない。
かといって、姿が明らかになっている状態で援護無しに行くのは無謀だろう。現に、ダガーLはセイバーとグフの包囲を開始している。ならば……
アスランが口を開くより先に、ハイネが口を開いた。

「アスラン、俺が残って支援する。お前はなんとかして蜘蛛を引きずりだせ」
「待ってくれ。火器の量からすれば、支援するにはセイバーの方が」
「悔しいが、グフじゃあの蜘蛛に追いつく頃にはあいつは砲台の目の前だ。今だって蜘蛛は下がってるんだからな」

 グフが機動性が無いわけではないし、ゲルズゲーが速いわけでもない。
ただ単純に、あまりゲルズゲーが前に出てきていないのだ。セイバーのような規格外の機動性でも無ければ、完全に下がる前に追いつくのは不可能だろう。
何より、時間がない。インパルスが出てくる前に砲台へ戻らせるわけにはいかないし、ローエングリンの二射目を撃たせる訳にもいかない。
なら、早く追いつける速い機体の方がいいのは確かだ。

「……分かった、任せる!」
「ああ、後ろは心配するな。雑魚の相手はちゃんとやっといてやる!」
301通常の名無しさんの3倍:2006/09/21(木) 19:25:20 ID:???

 セイバーが変形して突っ込んでいくのと、グフが周囲に弾幕をばらまいたのはほぼ同時。
一見すると、自棄気味の特攻にも見えたかもしれない。しかし、その印象が数秒で崩れたのは間違いないだろう。
なぜなら、後ろからの追撃は全てグフに阻まれるかセイバーが華麗に回避していったのだから。
そのまま突っ込んでいきながら、セイバーはアムフォルタス・プラズマ収束ビーム砲をゲルズゲーへ向けて放った。
倒すつもりの攻撃ではない。射程距離を見せつけるための攻撃。
陽電子リフレクターで軽々と防いだゲルズゲーだが、セイバーを脅威と感じたのだろう、前進してくる。
セイバーのプラズマ収束ビーム砲の威力・射程距離はフリーダムのそれと比較しても申し分ない。
ゲルズゲーのパイロットは自然、こう警戒する。中途半端に下がった状態で相手をすれば、自分を無視して砲台を狙い撃ちされかねないと。
実際、アスランはそのまま下がるならそうするつもりだった。完全に下がられてしまえばどうしようもないが、中途半端な位置ならやりようもある。
後は、何とか墜ちないよう努力するだけだ。

「それもかなりハードそうだけどな。ルナマリアだって頑張ってるはずだ、無駄にするわけにはいかないっ!」

 ――そう。彼女に自信を付けさせて、過去の評価から決別させるためにも、ここでやられるわけにはいかない!
水面に『種』が落ち、そして割れる―― 
地上からのランチャーダガーLの砲撃、まだ周辺にいるジェットダガーLの攻撃、ゲルズゲーの攻撃。
下から、前から、横から、上から、それらが織りなす圧倒的な暴力の嵐を、セイバーはいとも易々と回避していく。
その動きに怯んだか、それとも次弾への準備か。攻撃が一瞬止んだ隙に、セイバーは変形した。
同時にアスランはマルチロックオンシステムを起動する。フリーダムと同じものだ。
高エネルギービームライフル、アムフォルタス・プラズマ収束ビーム砲、スーパーフォルティス・ビーム砲。
それらの砲口が、周囲のダガーL四機を一気に撃ち抜く。一つはゲルズゲーに防がれたものの、それでもプレッシャーを与えるには十分すぎる成果だ。
他の機体を庇おうとしているのか、ゲルズゲーが前進する。ジェットダガーLも同様だ。こちらは近接戦闘なら勝ち目があると思ったのかもしれない。

……それが、罠だ。

 突如、山の一画が爆破される。ミサイルによる内部の爆破。そこから出てきたのは言うまでもない。
周辺にいたモビルスーツはほとんどがセイバーに意識を向けていたため、合体する間さえ見る余裕は無かった。

「みんな抑えてくれてる……悪いけど、決めさせてもらうわよ!」

 近くにいたランチャーダガーLをアグニを構える暇も与えずにライフルで撃ち抜く。
周囲にいるのはランチャーダガーLがあと一機だけ。シルエットは装着していないが十分やれる!
勝利を確信してインパルスを一気に走らせ……それは突然現れた。
山の一画が開く。恐らく、何もないように偽装された格納庫の一つだったのだろう。そこにいたのは、『予備の切り札』。

「馬鹿な!?」
「う……嘘でしょ!?」

 アスランでさえ、思わず息を呑んでいた。
もう一機のゲルズゲー。正真正銘の切り札が、そこにいた。 

302通常の名無しさんの3倍:2006/09/21(木) 19:26:07 ID:???
 ゲルズゲーのビームがインパルスのシールドに爆ぜる。
状況はここに来て最悪だった。当然だろう。まさか今までずっとあれが二機あり、一機を使わずに隠し通してきた、なんて誰が予想できるだろうか。
だがタリアは納得もしていた。切り札とは、いざという時のためにとっておく物だ。
もっとも、感心している時間も余裕もない。必死に頭を巡らして策を考える。せめてシルエットさえ装着していれば、何とかできるかもしれない。
しかしシルエットフライヤーはどれも坑道を通れそうに無かったし、今シルエットを送っても途中で撃墜されるのがオチだ。
とっさに浮かんだのは一つの案。それができるか確認するため、すぐに火器管制に声をかけた。

「タンホイザーはもう一回撃てる!?」
「はい、あと30秒待てば冷却が済みますが……」
「なら、タンホイザーを撃ってシルエットを射出するルートを確保する……これは!?」
「それでは、タンホイザーを防いだ蜘蛛にぶつかります!」
「いえ、シルエットはタンホイザーの軌道の上を飛ばすのよ。陽電子砲を防いだ後はある程度動きが止まるはず。
 タンホイザーとの軌道のズレによる危険はモビルスーツでカバーするわ。防いだモビルアーマー自身は土煙でシルエットを見失うはずよ」

 とっさに浮かんだ案でここまで練り込んである辺りは、さすが新型艦の艦長というべきだろう。
フォースシルエットかセイバーシルエットなら、フライヤーとシルエットの飛行能力の相乗効果ですぐに到着できる。
幸いゲルズゲーの火力はザムザザーより弱い。シルエットの装着時間の隙もインパルスのシールドで凌ぎきれるはずだ。
しかし、アーサーが異議を唱えた。

「しかし艦長、基地周辺のモビルスーツにシルエットが撃ち抜かれる可能性が……」

 そう、現在インパルスは敵中に一機で孤立している状態だ。そしてゲルズゲーは二機いる。
アスランが相手をしているゲルズゲーがタンホイザーを防げば、当然土煙はその周辺から起きるし、ルナマリアの相手をしているゲルズゲーの動きは止まらない。
つまり、自由に動ける相手が目の前にいるということ。これでは装着する前に確実に撃ち抜かれる。だが、他に案は思いつかない。
それに、こうして考えている間にも時間は過ぎていく。長引けば危険なのはインパルスだけではない。
タンホイザーがすぐ使用可能になるということは、同じくもうすぐローエングリンが使用になるということ。
いちかばちかに賭けるしかないのか――タリアがそう考えた瞬間、アーサーがぽつりと漏らした。

「せめて囮になるものでもあればなんとかなるんですが……」
「!!! それよ、アーサー!」
「え、ええ!?」

 理解できない顔をしているアーサーを余所に、タリアは指示を出していく。
ブリッジクルーの全て、そしてメイリンから通信を受けたパイロット達もすぐに理解した。
これしか手はないこと、この作戦はまさにいちかばちかであること。

『お姉ちゃん、やれる?』
「やれるんじゃなくて、やるのよ! それしか無いんだから!」
『安心しろ、ルナマリア。フライヤーはきっちり君のところまで届かせる』
「隊長、頼みます!」

 ルナマリアが強い言葉を発すると同時に、残っていたランチャーダガーLへ攻撃を集中した。
もともとランチャーストライカーはモビルスーツ戦闘に向かない。ましてや残り一機では、そう保たない。
頭部を撃ち抜かれ、ダガーLはゲルズゲーに任せる形で退いていく。そして、タリアがそれを確認すると同時にタンホイザーが発射された。
軌道上にいたダガーLはすべて散開し、セイバーのそばにいたゲルズゲーがそれを防ぐ。
だが、それで舞い上がった土煙の中を、フライヤーが飛んでいく。ゲルズゲーは気付かない。気づけない。
途中で気付いたダガーLも、ある者はガナーザクファントムに撃ち抜かれ、ある者はグフに両断され、ある者はセイバーに撃墜される。
もちろん、もう一機のゲルズゲーはしっかりと気付いていたし、気づける。しかし、気付いた瞬間に、思わず動きを止めていた。理由は単純、迷いからだ。
303通常の名無しさんの3倍:2006/09/21(木) 19:27:06 ID:???
飛んできたシルエットは四つ。フォースシルエット、セイバーシルエットそれぞれ二つ。

 どれを優先して撃ち抜くなどと迷っている暇はないと踏んだのだろう、ゲルズゲーは片っ端から撃ち抜いていく。だが、とても間に合わない。
地上をその足で歩いていたため、下半身に設置されている武器をほとんど空に向けられず、まともに狙い撃てたのはビームライフルだけというのが災いした。
もし、ランチャーダガーLが残っていれば結果は違っただろう。だから、あらかじめ狙っておいたのだが。
インパルスは無事に残ったフォースシルエットを装着し、空へ舞い上がる。
もともと、セイバーインパルスに変形するためにはチェストも換装する必要があった。つまり、最初からセイバーシルエットは囮だったのだ。
そのまま砲台へ向け、飛ぶ。ゲルズゲーもインパルスを追う形で飛行してきたが、残りが自分一機だけとあって相当焦っているのだろう、隙だらけだ。
近接用の武装もないのに、ビームライフルを乱射しながら突っ込んでくるだけ。しかも……

「動きが重いのよっ!」

 無装備ならともかく、フォースインパルスはそうそう機動で負けはしない。
急停止しながら後ろに盾をかざし、ビームライフルを防ぐ。同時に、インパルスの左足が旋回した。そして、ゲルズゲーはその重さのため急には止まれない。
フェイズシフト装甲で覆われたフォースインパルスの足。急停止したことによる反作用を使った急旋回。ゲルズゲーのスピード。
それらを活かした後ろ回し蹴りが陽電子リフレクターを突き抜け、ゲルズゲーの頭部にカウンターで炸裂していた。
代償として左足は焼き焦げたが、相手のメインカメラを潰せれば充分。すぐに砲台へ向けて飛ぶ。
ローエングリンは既にチャージを開始していた。まだビームライフルの射程ギリギリだが、接近している暇はない。
ルナマリアは機械に頼らず、ビームライフルの照準を手動で合わせていく。この距離では、少しの照準のズレで大きく外れるからだ。

『大気圏内では、熱対流などで照準がぶれる。例えば湿度が少なく温度が高い地形では……』

 頭に浮かぶのは、アスランの講義。あのときはシュミレーションルームでやっていた。
ルナマリアの操作で、少しずつインパルスの腕が動いていく。照準のズレさえ読みとって。

『この角度だ!』
「行っけぇ!」

 インパルスのライフルから、光が走る。
その光は寸分違わず砲台を撃ち抜き、発射寸前だった陽電子を逆流させる。
そして逆流した陽電子は、基地そのものを破壊していった。
304通常の名無しさんの3倍:2006/09/21(木) 19:27:52 ID:???
 戦いは終わった。それはつまり、ガルナハンが解放されたことを意味する。
コニールの要請で街に立ち寄ったルナマリアとアスランは、人々に囲まれ手厚い歓迎を受けていた。
ルナマリアには、こんな経験はあるはずもない。人々にもみくちゃにされるがままだ。
アスランもそんな微笑ましい光景を見て、思わずからかっていた。

「どうした? ぼーっとして。もっと喜んでいいんじゃないか?」
「あ、隊長! 見ました、見ました!? ちゃんと出来ましたよ私!」
「ああ、言ったろ? 君はエースだってさ。それが君の力だ」
「ふふ……何か、照れます」

 そう言うルナマリアは喜色満面だ。思わず、アスランも笑ってしまう。
それでふと、ルナマリアが横を見た。アスランもつられてそこを見る。
そこには、ミネルバでは見せなかった本当の笑顔で子供達と喜び合っているコニールの姿。

「……できたんですね。私が」
「ああ。俺達は任務を完全にやり遂げたんだ。
 戻ろう。みんなが待ってる」
「ええ!」

 再びインパルスとセイバーに乗り込み、二人は街から離れていく。
それでも、ルナマリアはモニターから街を見続けていた。この笑顔を刻むために。
それはきっと、自分がなし得た事の証明だから。
305通常の名無しさんの3倍:2006/09/21(木) 19:29:38 ID:???
投下終了。
次回からしばらくは恋愛描写メインの話になります。
……頭痛くなりそうだ。
306通常の名無しさんの3倍:2006/09/21(木) 20:09:15 ID:???
ア、アーサーが案を出してる…
凄えw

「切り札」GJ!
マジでドキドキしたよ!
307通常の名無しさんの3倍:2006/09/22(金) 04:22:55 ID:???
ダミーのシルエットはいい案だった。それも4機!
補給担当の苦笑いが浮かんでくるようだwww)
308通常の名無しさんの3倍:2006/09/22(金) 08:54:43 ID:???
本編と違ってアスランと部下(ここではルナね)の信頼関係が築けてきている所、GJ!
信頼が恋愛感情に変わっていくのだろうか・・・・wktk
309通常の名無しさんの3倍:2006/09/22(金) 17:57:03 ID:???
GJです。
まさかあれが、もう一機あったとは・・・そういう考え方もあるのですね。
本編では苦戦したとはいえ、「楯」を倒せばあとは楽だったから。

ルナがパイロットとして成長していく姿もよかったです。
310通常の名無しさんの3倍:2006/09/23(土) 17:14:55 ID:???
保守
311通常の名無しさんの3倍:2006/09/23(土) 17:56:33 ID:???
ルナマリアは弱すぎるな。
312通常の名無しさんの3倍:2006/09/24(日) 05:02:09 ID:???
シンとルナマリアからまねーな。
つーかシンの出番がない…
もう少しだしてやってください。
313通常の名無しさんの3倍:2006/09/24(日) 21:57:10 ID:???
いや、主役じゃないからw
314通常の名無しさんの3倍:2006/09/25(月) 19:17:35 ID:???
今日も保守。
315通常の名無しさんの3倍:2006/09/26(火) 18:36:26 ID:???
保守
316通常の名無しさんの3倍:2006/09/27(水) 17:02:49 ID:???
保守
317通常の名無しさんの3倍:2006/09/28(木) 23:05:56 ID:???
今日も保守
318通常の名無しさんの3倍:2006/09/29(金) 16:48:22 ID:???
キラルナ保守。
「あらあら、いけませんわうふふふ」
319通常の名無しさんの3倍:2006/09/29(金) 17:19:04 ID:???

どこぞの四馬鹿+シンスレの親玉参上!?ガクブル
320通常の名無しさんの3倍:2006/09/29(金) 17:32:03 ID:???
最近停滞気味だから
なにか盛り上げたい気がするな
321 ◆8cO0Hp7YNc :2006/09/29(金) 23:15:43 ID:???
ほしゅ
322通常の名無しさんの3倍:2006/09/30(土) 15:45:43 ID:???
盛り上げたいが、俺には文才も無ければ発想力も甲斐性も無いから>>330にロングパス
323通常の名無しさんの3倍:2006/10/01(日) 08:30:53 ID:???
同じく文才も発想もないため保守することしかできない。
324通常の名無しさんの3倍:2006/10/02(月) 00:15:51 ID:???
キラのルナのお持ち帰りでラクスから妖しいオーラーが全快で保守。
325通常の名無しさんの3倍:2006/10/02(月) 22:10:18 ID:???
盛り上げるために
とりあえず原点回帰ということで
ルナが主役やることで種死はどう変わるかについて考えてみるか・・・

主役が赤いザク(まがい物だが)なのは良いことなのだろうか?
782氏の作品では乗ってるのは衝撃だけど
326通常の名無しさんの3倍:2006/10/02(月) 23:27:05 ID:???
保守
327通常の名無しさんの3倍:2006/10/02(月) 23:29:10 ID:???
>>325
いっそ、MS06ザクに乗ってもらうのはどうだろうか?
ガノタマリアでw

…そういえば、ガノタマリアの職人さん、懐かしいなあ…
328通常の名無しさんの3倍:2006/10/03(火) 15:29:34 ID:???
>>327
ダムAの増刊号でガノタ女の漫画があったんだが、それ読んでいてこのスレを思い出したのは俺だけじゃないよな?
329通常の名無しさんの3倍:2006/10/03(火) 18:04:39 ID:???
>>328
その漫画は知らないが、このスレではあのガノタマリアが好きだった。
330通常の名無しさんの3倍:2006/10/03(火) 21:03:10 ID:???
アウルのゾック見たかった。
331通常の名無しさんの3倍:2006/10/04(水) 16:43:21 ID:???
私はガノタマリアの職人さんの再来を求めます。
332通常の名無しさんの3倍:2006/10/05(木) 01:13:05 ID:???
>>331
その文章を英文にしてみろ。
333通常の名無しさんの3倍:2006/10/06(金) 01:02:21 ID:???
俺にはムリだあげ
334通常の名無しさんの3倍:2006/10/06(金) 17:36:04 ID:???
ルナ厨としてこのスレには頑張っていただきたい。
335通常の名無しさんの3倍:2006/10/08(日) 09:22:10 ID:???
ほっ
336通常の名無しさんの3倍:2006/10/09(月) 10:20:32 ID:???
保守ですー
337通常の名無しさんの3倍:2006/10/10(火) 18:36:51 ID:???
保守
338通常の名無しさんの3倍:2006/10/11(水) 20:46:08 ID:???
ほす
339通常の名無しさんの3倍:2006/10/12(木) 19:04:51 ID:???
hosyu
340通常の名無しさんの3倍:2006/10/13(金) 16:01:52 ID:AQLhvCnO
保守
341通常の名無しさんの3倍:2006/10/14(土) 20:46:14 ID:???
保守
342通常の名無しさんの3倍:2006/10/15(日) 10:22:17 ID:???
>>331
>>332

I request the workman's of the "GANOTAMARIA" reappearance.

「望みます」じゃねぇからなぁ…。 ちょっと失礼なやつめ
343通常の名無しさんの3倍:2006/10/15(日) 14:11:58 ID:???
>>332
IWhen I say in Japanese, I want to say, "watasiha ganotamariano syokuninnsannno sairaiwo motomemasu".
344通常の名無しさんの3倍:2006/10/15(日) 19:49:39 ID:???
やっぱり過疎化が進んでるのか・・・
345通常の名無しさんの3倍:2006/10/15(日) 23:07:05 ID:???
ガノタマリアもいいが、このスレで投下している>>296-305さんのような職人さんへのエールも忘れるなよ。
そんなわけで>>296-305さん、続き楽しみに待ってます。
346通常の名無しさんの3倍:2006/10/16(月) 17:40:58 ID:???
そうですな。
ああいう職人さんが居てくれてこそこのスレは成り立ってるからな。
文章かけない自分のような人間が出来ることは応援だけだから。
347通常の名無しさんの3倍:2006/10/17(火) 23:41:23 ID:???
ですね。
前に良作を書いていた職人さん
今良作を書いている職人さん
どちらも尊ぶべきですよね。
348通常の名無しさんの3倍:2006/10/18(水) 04:52:35 ID:???
前スレの読みたいんだけど、誰かまとめてうpしてくれい
349通常の名無しさんの3倍:2006/10/19(木) 01:07:01 ID:???
ほしゅ
350通常の名無しさんの3倍:2006/10/19(木) 15:01:27 ID:???
>>348
にくちゃんねるで見れる
351通常の名無しさんの3倍:2006/10/21(土) 00:33:08 ID:???
保守します。
352通常の名無しさんの3倍:2006/10/21(土) 18:58:02 ID:???
ここで作品書いてくれる職人さんのために保守
353通常の名無しさんの3倍:2006/10/22(日) 13:36:01 ID:???
ひたすら保守・・・・・・・・・・・・ガンガレ職人さん、ガンガレ俺&読者
354通常の名無しさんの3倍:2006/10/23(月) 23:11:26 ID:???
定期保守
355通常の名無しさんの3倍:2006/10/24(火) 02:15:10 ID:???
新規の職人さんも随時募集しとりますのでよろしくお願いします
356通常の名無しさんの3倍:2006/10/24(火) 20:26:12 ID:???
前に餓ルナ伝書いたけど今度はちゃんとまじめなやつ書いてみたいなーと思ってるが11月に試験があるから
それ過ぎたら書くかも
357通常の名無しさんの3倍:2006/10/24(火) 20:43:24 ID:???
>>356
期待して待っておくよ。
358通常の名無しさんの3倍:2006/10/24(火) 21:17:00 ID:???
じゃ、俺は期待して保守しとく
359通常の名無しさんの3倍:2006/10/25(水) 22:17:53 ID:???
イジでも保守
360通常の名無しさんの3倍:2006/10/25(水) 23:51:27 ID:???
新職人光臨の予感?ってな訳で保守
モチ、現役の職人さんのも期待してるよ
ガンガレ!
361通常の名無しさんの3倍:2006/10/26(木) 11:25:30 ID:???
362通常の名無しさんの3倍:2006/10/26(木) 11:46:11 ID:???
>>361
俺も見れなかった。2は過去ログっぽい所で引っかかるんだが1は引っかからないね
363通常の名無しさんの3倍:2006/10/26(木) 15:15:16 ID:???
361ってにくちゃんねるで見れなかったの?
それとも無料で溜め込んでるサイトには無かったって事?
364通常の名無しさんの3倍:2006/10/26(木) 17:48:30 ID:???
>>361>>362
あらら本当に検索引っかからないや
ブックマークからは見れるのに
http://makimo.to/cgi-bin/dat2html/dat2html.cgi?anime/2/shar/1126446510/
365通常の名無しさんの3倍:2006/10/26(木) 20:59:00 ID:???
>>364
おまいは不可能を可能にする男か?
366通常の名無しさんの3倍:2006/10/27(金) 23:36:29 ID:???
ほしゅ
367通常の名無しさんの3倍:2006/10/28(土) 17:34:38 ID:???
>>364
見れないのですが・・・私だけですかね?
368通常の名無しさんの3倍:2006/10/28(土) 17:54:14 ID:???
俺も見れん・・・残ってると思って半分しか保存してないや
既存の職人さんは元より、新規の職人さんを呼び込む為にもウィキ登録早く済ませたほうがいいね
と言うことで再うpきぼん

369通常の名無しさんの3倍:2006/10/28(土) 18:06:05 ID:???
でもよく考えたらあそこは「もしも」シリーズのまとめであっても、あくまで「クロスワールド」のまとめwikiという罠。

登録するには「登録してイイですか?」と許可取ってくる必要あるね。
370通常の名無しさんの3倍:2006/10/28(土) 18:08:58 ID:???
いいんじゃないの?とか言いつつ気にはなっているがw
CCA見る限りでは住人が登録しようって話になって登録されてたし大丈夫だと思うが
371364:2006/10/29(日) 11:26:31 ID:???
あ、やっぱキャッシュで残ってただけかw
今出先だから家帰ったらhtmlか何かでうpしてみる
372通常の名無しさんの3倍:2006/10/29(日) 19:32:59 ID:???
我々は勇者さまを信じて待つだけです
373364:2006/10/29(日) 23:30:09 ID:???
遅くなってすまん
とりあえずhtmlでうpしてみた
ttp://2sen.dip.jp:81/cgi-bin/up/source/up2743.htm
374通常の名無しさんの3倍:2006/10/30(月) 20:25:11 ID:???
今日も保守
なにがなんでも保守

落ちこぼれルナの笑顔を見るまでは!
375通常の名無しさんの3倍:2006/10/30(月) 22:17:35 ID:???
髪よ…勇者があらわれた
376通常の名無しさんの3倍:2006/10/30(月) 23:13:49 ID:pgRVwy85
保守
377通常の名無しさんの3倍:2006/10/31(火) 16:13:13 ID:???
職人の方々がんばってください

保守
378通常の名無しさんの3倍:2006/11/01(水) 17:59:31 ID:???
保守し続けてみせる
379通常の名無しさんの3倍:2006/11/01(水) 19:01:49 ID:???
最近また保守ばっかりですね・・・
我々を助けてくれる職人さん来てください!!
380通常の名無しさんの3倍:2006/11/01(水) 19:35:06 ID:???
http://cos-memo.com/cos-contents/uploader2/src/up0085.zip.html

スレ1の本文部分を書き出してうぷしてみた。
wikiへの登録は他の人にまかすぞ
381通常の名無しさんの3倍:2006/11/01(水) 22:37:48 ID:???
おう!
382通常の名無しさんの3倍:2006/11/01(水) 22:38:43 ID:???
中身入ってないんだが気のせいか?
383通常の名無しさんの3倍:2006/11/01(水) 22:47:16 ID:???
中身はあったけど拡張子なしの謎のファイル
384380:2006/11/02(木) 02:12:42 ID:???
>383
中身は作者別のフォルダになってるですよ。

一応もう一度UPしておきます。
http://www8.axfc.net/uploader/16/so/N16_5313.zip.html
キーワードは[luna]
385通常の名無しさんの3倍:2006/11/03(金) 16:55:31 ID:???
保守
386通常の名無しさんの3倍:2006/11/05(日) 00:15:02 ID:???
保守が・・・・したいです・・・・
387通常の名無しさんの3倍:2006/11/05(日) 07:40:55 ID:???
異世界何々頼も、既存のキャラを生かした作品の方が面白い。生きるか死ぬかは別として。
388通常の名無しさんの3倍:2006/11/06(月) 17:02:00 ID:???
異世界から保守
389通常の名無しさんの3倍:2006/11/07(火) 20:13:43 ID:???
腱鞘炎の腕でほsy
390通常の名無しさんの3倍:2006/11/09(木) 00:47:57 ID:???
保守
391通常の名無しさんの3倍:2006/11/09(木) 09:21:04 ID:???
キラがヤキン戦の後に、デュランダルに拾われ記憶操作されてザフトに入隊した設定で行きますか。
392通常の名無しさんの3倍:2006/11/09(木) 18:22:59 ID:???
是非ともよろしく!>>391
393通常の名無しさんの3倍:2006/11/09(木) 19:52:57 ID:???
>>391
思い切った設定だが、おれは応援するぞ
394通常の名無しさんの3倍:2006/11/09(木) 20:00:22 ID:???
そうなると必然的にディアッカも一枚噛む事になるな
イザークはキラと顔合わせてないはず
395通常の名無しさんの3倍:2006/11/09(木) 20:20:21 ID:???
>>391
期待してます!
396391です:2006/11/09(木) 23:58:59 ID:???
@アスカガ
1クール出しません。

@銀金コンビ
キラの顔を知っている為に議長采配でカーペンタリア基地に配属。

@シン
軍事バランスを取る為にファントムペイン。機体名:X-150サジタリウス(連合版フリーダム)

@シホ
ジュール隊事ハイネ隊に吸収合併。

@レイ
本編と立場変わらず。

@ルナ
スバル・ヒビキ〔=キラ・ヤマト〕とラブ×2。

@ラクス
どうしようか…。

@ハイネ
1クールから出っ放し。

@メイリン
議長派スパイ

@AA組
余り出したくない。


とりあえずはこんな形。
397通常の名無しさんの3倍:2006/11/10(金) 09:49:45 ID:???
本編ファントムペイン連中はネオ含め変わらずになるの?
398通常の名無しさんの3倍:2006/11/10(金) 13:05:45 ID:???
〈ピ ピピ ピピ〉
メディカル室にCICの電子音がなる中、白衣を来た数人が話しをしながらモニター画面を見詰める。

『彼の情況はどうなっている』
モニター室にいる長髪の男がマイクを通じて確認を求める。
「デュランダル所長、彼の身体、心拍、脳波は共に以上なしです」
『では要ったって、健康体なんだな』
「はい、全くの問題もありません。記憶処理・記憶移植も順調です」
デュランダルはジェネシスの後遺症を心配したが、この分だと心配はいらないと思い安堵した。


「ギル、彼が、キラ・ヤマトですね」
デュランダルの隣に立つ長い金髪の少年がCICで眠る人物の正体を問い質す。
「そうだレイ」
「………」
デュランダルをギルと呼んだ男はキラを握りしめながら複雑な顔で見る。
「レイ、彼が憎いか」
「…………はい」
レイは俯きながら問いを肯定した。
「レイ、気持ちはわかる。だが、彼が必要なのだよ。だから、今は、生きて貰わなくてはならない」
「わかっています」
だからギル、複雑な思いなのです。とレイの顔に出ていた。そして、デュランダルはレイの気持ちは察していた。
「レイ、君の役目は彼の監視と協力の両面だ」
「はい」
レイは自分の役目を十分に心得ていた。だが、一抹の不安も隠せなかった。
「果たして、上手く行くでしょうか」
「上手く行かせるよ」
自信と穏やかな笑顔でレイを見るデュランダル。
「幸いな事に、恰好の餌もある事だしね」
「餌?」
「そうだ」
デュランダルは手持ちの資料からある数枚の写真をレイに見せる。
「…ギル、これは?」
「ホーク姉妹だよ。ザフトに入隊を希望している。中々、可愛い二人だろ」
悪戯顔でレイを見るが、レイはやや呆れた。
「この姉妹で彼を釣るのですか」
「釣るのではない。何故なら、婚姻統制の検査システムで調べた結果、この姉妹がリストアップされた」
「つまり、この姉妹が彼の結婚相手ですか。ギル」
デュランダルは御名答の表情だ。
「まあ、我ながら詰まらない小細工だが、効果的なのも確かだ」
効果的と言えば効果的なのだろうが……。
「大丈夫だレイ。必ず、上手く行くさ」
「はい」


『デュランダル所長、情況は95%クリア。後、五日で全ての作業を完了します』「ご苦労」
デュランダルは、キラを見ながらこれから自分が造る歴史に想いをはせた。
399作者です:2006/11/10(金) 15:14:59 ID:???
もう少し、時間を下さい。ようやっと基本構想が纏まって来ました。
400通常の名無しさんの3倍:2006/11/10(金) 21:03:15 ID:???
両手に花キタコレw
401通常の名無しさんの3倍:2006/11/11(土) 09:33:21 ID:???
アカデミー時代のショートストーリーを思いついたんだけど、本編でないと
ダメ?
402通常の名無しさんの3倍:2006/11/11(土) 10:15:33 ID:???
>>401
全然おk
大歓迎
403通常の名無しさんの3倍:2006/11/11(土) 15:16:48 ID:???
>>399
ルナがいきなり陰謀に巻き込まれてる!
とりあえず続きを期待して待ってる
404通常の名無しさんの3倍:2006/11/11(土) 15:49:30 ID:???
☆スバル・ヒビキ
「ルナ、愛しているよ」
☆ルナマリア・ホーク
「スバル、貴方は私が守るわ」
「なんで貴方は、私のスバルのままでいてくれなかったのよー」
「ラクス・クライン、貴女が憎い、貴女が存在しなければスバルは」
☆レイ・バレル
「我々は、地球圏にしか生きていけないのだぞ」
「ギルを裏切るなんて許しませんよ」
☆メイリン・ホーク
「なんでスバルはお姉ちゃんばかり」
「スバル、私もお姉ちゃんと同じ様に抱いて」
☆シン・アスカ
「妹のステラは自分が守ります」
「セイバー、スバル・ヒビキーい、貴様だけは、よくも妹のステラを」
☆ステラ
「シンお兄ちゃん」
☆ネオ・ロアノーク
「我ながら、度し難いものだな」
「お前が内心、羨ましいよ私のクローン、ムウ・ラ・フラガ」
405通常の名無しさんの3倍:2006/11/11(土) 19:34:22 ID:???
「議長、もう少し大西洋連邦に強気な姿勢で望み、大西洋連邦にブルーコスモスの非合法化とユニウス条約の強化をすべきです」
「タカオ国防委員長、ブルーコスモスは主義者の集まりで組織ではありません。例え、ブルーコスモスを非合法化とユニウス条約の強化を行ってもテロは残念ながらなくなりません」
プラント最高評議会は、ザフト・サンディエゴ基地で起きた、ブルーコスモスの爆弾テロを巡り強硬派と穏健派が対立し激論を交わしていた。
「では議長はどうしろとおっしゃるのですかな」
「今は、地球各地のザフト基地には警戒体制を取らせ基地へのテロを防ぐ処置しかないでしょう」
タカオはデュランダルの発言に反発し声を荒げて反論した。
「そんな消極的な方法で、テロを防げると議長はおおもいか、今すぐにでもブルーコスモスへの報復も真剣に考えるべきだ」
タカオの過激な発言に今度は、デュランダルが表情を険しくしタカオに穏やかながらも反論した。
「完全に防げるとは私も思っていません。ですが、必要以上の強硬措置を取り報復行動に出れば、無関係な人達を多数巻き添えにしてしまうでしょう。何故なら、ブルーコスモスは普通の市民の中に存在しているからです」
タカオはデュランダルの本質を点いた反論に沈黙を余儀なくされ、他の議員も苦渋の表情を浮かべる。
「ブルーコスモスは本来ならば、環境保護団体として存在していました。そのブルーコスモスが何故、ここまで過激で巨大な集団に為った原因は、私共、コーディネイターが存在していたからです。
全くを持って逆説的な言い方になりますが、私達が存在しなければ、ブルーコスモスがこれほどの巨大集団になる事はなかったと言っていいでしょう。
私達の中には、自らの力に慢心し驕り他者を思いやる心を忘れて、遣りたい放題やって来た者も多数存在します。その結果、多くのナチュラルの反感と敵意を買い続け、ブルーコスモスの肥大化を我々は赦してしまったのです」
406通常の名無しさんの3倍:2006/11/11(土) 20:22:59 ID:???
デュランダルは言葉を一旦、切り周囲の反応と様子を伺った。沈黙していた議員の中から穏健派の外交委員会のノイ・カザエフスキーが口を開いた。
「議長がおっしゃられる事は、正論ですが、このまま放置する訳にもいきませんが」
「このまま放置するつもりはありませんが、今、私共がしなけるばならないのは相手に、自分達が敵ではないのを解って貰う事なのではありませんか」
ノイはデュランダルの言葉は正論だが、余りにも理想的なのではないのかの危惧を抱く。
〈ピピー、ピピー〉
そこへ、デュランダルの席のテレビ電話のコール音が鳴り響き、デュランダルは受話器を取る。
「私だ」
『デュランダル議長、アーモリーワンへの出発時間になりました』
「もうそんな時間か」
『はい』
デュランダルは腕時計を見て時間を確認し、どうした物かと思案顔になる。そこに、ノイと同じ外交委員会のジョージ・アダマンが助け船を出す。
「デュランダル議長、この続きはアーモリー・ワンから帰って来てからにしましょう。当面の処置としましては、大西洋連邦政府にブルーコスモスへの監視と、事件の再発防止を要求する事にしましょう」
デュランダルはタカオの顔を見遣り、タカオの反応を伺う。
「そうですな。この続きは後日にしましょう」
会議室には安堵の息が盛れ響いた。


〈プシュー〉
3機のMSのコクピット装甲が開くと赤いパイロットスーツの男女3人が出て来た。軽いステップで無重力の格納庫を跳ね上がる。
「ご苦労さん」「お疲れ様」の浪を労う幾つの声に礼を言いながら、パイロットデッキに着く。
パイロットデッキに到着した三人は、ヘルメットを外した。
「ルナも大分、インパルスに乗り慣れて来た感じじゃないか」
「ありがとうスバル。でも、スバルとレイには今日も負けたわ」
「焦る必要性はない。一つ一つ性格にだ」
「ありがとうレイ」
「レイの言う通りだよ」
スバルはそう言いながらルナマリアの腰に右手を添えて引き寄せ、優しい紫色の瞳で婚約者のルナマリア・ホークを見詰めるスバル・ヒビキ。
「うん、スバル」
レイは二人の甘い空気を察したのか、先にロッカールームに向かう。そして、残った二人は熱い抱擁をまじ交わす。
407通常の名無しさんの3倍:2006/11/11(土) 21:37:44 ID:???
スバル・ヒビキ=キラ・ヤマト
でおk?
408通常の名無しさんの3倍:2006/11/12(日) 09:56:41 ID:???
久しぶりに職人さんが!!
頑張ってください。応援してますぜ。
409782:2006/11/12(日) 15:58:18 ID:???
投下開始。
……色々忙しかったんです。まあ恋愛描写が書けないというのもありますが。
410通常の名無しさんの3倍:2006/11/12(日) 15:59:10 ID:???
 地中海沿岸の都市、ディオキア。
ザフトによって解放された都市であり、軍事的にはスエズに対する重要拠点。
そして、観光的には海が近いリゾート地だ。年頃の女の子であるメイリンに、今重要なのは後者の価値観だ。

(せっかくこんな所に来たんだし、羽を伸ばして遊ばなきゃね)

 軍服はとっくに洗濯機の中、今彼女が着ている服は外出用のおしゃれな服だ。更に手に持っているポーチは水着入り。
彼女が軍人だと思う人間は多分いない。そして、今回は姉の心配をする必要もない。

(一足先にシンに会いにいってるんだもんねー。問題が起こりようがないよ)

 シンとルナマリアの感情はただならぬ物ではない、ということは一部で有名だ。
通信士であるメイリンもその一部。なぜなら、戦闘中の二人の会話は彼女に筒抜けだから。
……あんな会話を聞いて二人の気持ちに気づかない方がどうかしている。
そして、それにまったく気づいている様子がない当人はどうかしている。

(ま、いいか。いくら二人が鈍感でも気づくんじゃないかな、今回で)

 そう、ともかく問題はない。
後は誰か誘ってバカンスとしゃれ込むだけ、なのだが。
ここで、扉が開いた。

「あ、メイリン……」
「あれ、お姉ちゃん?」

 暗い顔で入ってくる姉を見て、彼女は確信した。バカンスに行くのは確実に遅れる。
確実に相談相手を引き受けさせられることになる、と。


 時は少し前に遡る。
一人の青年が飛行場の展望テラスで風景を眺めていた。
ただ立っているのではなく、まるでその存在を確かめるかのように右腕をゆっくりと屈伸させている。

(……前よりは調子は悪くないか。まだ完全じゃないけど)

 そんな考えを持ちながらも青年――シンは右手を握り締めた。
痛みは無い。無いが、何か違和感が残っている。永遠に消えない、傷の代償。

――それでも、命を削れば数分だけでも消せる。皆が、あいつが危なくなった時は。

 守る。そう決めた。
それは、彼の行動原理。いかなる理由でも、それは絶対に反故にしない。
彼は再び、その誓いを胸に刻んで……

「シンってば!」
「え……うわあ!」

 そこでシンはようやく、脇にルナマリアがいた事に気付いた。
411通常の名無しさんの3倍:2006/11/12(日) 15:59:59 ID:???
「もう、ちゃんと返事してよ! まだ調子悪いのかなって思っちゃったじゃない」
「ああ……ぼうっとしてただけだ。ごめん」

 とりあえず謝ってはみるものの、ルナマリアはまだ納得していない表情だ。
返事をしなかったのが原因かな……シンはそう考え、次に言うべき言葉を考えた矢先、ルナマリアは言った。

「……本当に大丈夫なの?」
「?」
「何か新型に乗るらしいけど……ほら、前みたいに、倒れたりしない?」

 シンはそこでやっと気付いた。ルナマリアが見ているのは、シンの右腕。
要するに、彼女が納得していないのは『彼が戦線に復帰する』こと。
ぼうっとしていて反応が遅れただけなのに、それを本当に心配している。
……ルナマリアにとって、それは当然のことなのだけれど。

「馬鹿にすんなよ。これぐらい平気さ」
「そうだけど……」
「だいたい、寝てるだけじゃ意味ないじゃないか」

 二人の会話はどこかずれている。 
そして二人はお互い、自分達の会話のズレの原因に気付かない。
理由は簡単だ。お互いに、自分が相手を守り、相手は自分に守られるのが当たり前だと思っている、それだけ。
シンはもうまともに動けるようになったのだから、ルナマリアをちゃんと守ると決めて。
ルナマリアはまだシンは病み上がりだから、今までのようにちゃんとカバーしていくと決めている。
会話が続けばいつか気付いたのかもしれないが、会話は違う方向へ動いた。

「あー、ルナマリア。そろそろ俺も挨拶していいか?」

 そんな事を言ったのは気を遣って後ろで目立たないようにしていたアスランである。
平行線になりそうな状況を防いでおこうと声をかけたのだが、空気を読めているかどうかは判断し難いところだ。
実際、シンの反応は冷え切った物だった。

「……なんであんたがここにいるんですか」
「ああ、復隊したんだ。上から話は行ってなかったのか?」

 そうじゃなくて、という言葉が出掛かるもののシンはなんとかそれを飲み込んだ。
シンにとってアスランは破砕作業で自分が無力さを味わっている最中に大活躍を見せつけ、
挙句に助けるはずが助けられてしまった相手だ。
なんであんたがルナマリアと二人でいるんだ、と言うのはシンのプライドが許さない。
もっとも、アスランがルナマリアと一緒に自分を迎えに来たのも許せないのだが。
……要するに、シンは嫉妬しているのである。

「もう、シンったら。隊長はいい人よ、私の訓練を手伝ってくれてるんだから」
「……訓練?」
「ああ、君のメニューだといくらなんでも体を壊してしまうから、俺がちょっと変更して
 二人で訓練しているんだが……」

 そして、シンの嫉妬の炎にルナマリアとアスランは油……それも、ガソリン級の燃料を注いだ。
412通常の名無しさんの3倍:2006/11/12(日) 16:00:45 ID:???
「それで、シンが怒り出して……私、どうすればいいのかな……」
「………………」

 暗い顔の姉を見て、メイリンは思った。
駄目だこいつら、と。
ルナマリアもそうだがシンやアスランも恋愛スキルがないにも程がある。

「うーん、まあ原因は簡単だよ、お姉ちゃん」
「え、本当!?」
「アスランさんを連れていったのが悪いね」
「なんで?」

 気付きなさいよ、とメイリンは心の中で突っ込んだ。
もっとも、突っ込んだ相手にはアスランも含んでいるが。気付いていれば一緒に行ったりはしない。絶対に。
こういう際にははっきり言うのがベターだろう。

「シンはお姉ちゃんが好きなんだよ」
「あ、あえええええ!?」
「………………」

 ……ベターだけど、ベストな手段では無かったかな。
顔を真っ赤にして固まった姉を見て、メイリンはそう思った。
そのまま待つこと二十秒。

「す、好きって……」
「先に言っておくけど、likeじゃなくてloveだよ」
「ら、らぶ……」

 復帰した姉に問答無用の切り返しを決めるメイリン。
傍から見ればどっちが姉だか分かったもんじゃない。

「シンは結構独占欲が強いタイプなんだね。
 それに、シンってオーブの首長さんに突っかかってたから、アスランさんも気に食わないだろうし」
「……う、で、でもさぁ」
「証拠ならあるよ?
 シンがインパルスやザクの中で喋った小恥ずかしい言葉が山ほど」
「…………」

 メイリンの言葉に、文字通りルナマリアは反論さえさせてもらえない。
なんせ、言葉を発する前に相手に反論されるのだから。作業ポッドとジンが戦うより無残な戦いである。
413通常の名無しさんの3倍:2006/11/12(日) 16:01:31 ID:???
「か、仮にシンが私のこと好きだとしてもさ。
 じゃあどうやってシンの機嫌直せばいいのよ?」
「お姉ちゃんがシンのこと好きって言えばいいんじゃない?」
「あええええええ!?」

 即答。

「そ、それはちょっと……」
「じゃあキスがいいの?」

 即答。というか尋問。

「だ、だから……」
「じゃあ抱け」

 即答。というかもはや命令。

「そ、そういうことじゃなくて!
 ほら、なんというかその、ね! まだ私の気持ちがさ、確かにシンは大切な仲間だけど、
 その……す、好きとかそういうのじゃ……」

 ルナマリアのこの言葉は文字通り最後の抵抗だ。
例えるならメビウスがやっとジンをロックオンし、レールガンを発射しようとした状態。
しかし。

「ふ〜ん、じゃあ私がシンと付き合ったりキスしたり抱き合ったりしてもいいんだ〜」
「そ、それはダメぇ! ……はっ!?」

 あっさりメビウスは重斬刀によって切り裂かれた。しかも、すごく古典的な手で。
ルナマリアが後悔した時には、既にメイリンが小悪魔のような笑みを浮かべている。

「やっぱりお姉ちゃん、シンのこと好きなんじゃない〜」
「う……」
「ほら、情けない顔しない! ちゃ〜んと告白のお手伝いしてあげるから!
 とりあえず色々準備とかあるから、部屋に戻ってていいよ〜」

 渋々出て行くルナマリアの背中は、まさに敗残兵のそれ。
――というか、明らかに楽しんでるわよね、あの子。
混乱している頭で、ルナマリアはそう思った。
414通常の名無しさんの3倍:2006/11/12(日) 16:02:39 ID:???
投下終了。
……こんなのがもう少し続きます。
415通常の名無しさんの3倍:2006/11/12(日) 16:43:26 ID:???
次のタイトル名が決まりました。
シンプルに、
PHASE-1
「強奪」
以上です。
416通常の名無しさんの3倍:2006/11/12(日) 19:13:37 ID:???
>>409-414
乙です。
意外に早くカプっちゃうんですねw

>>415
Fight!
あと、コテか酉付けた方が良いかも。
417通常の名無しさんの3倍:2006/11/13(月) 12:39:05 ID:???
>>409-414
GJ!
ルナがちゃんとヒロインしてる!

>.415
誰お前
(・∀・)カエレ!

>>416
つステラ
418通常の名無しさんの3倍:2006/11/13(月) 17:34:34 ID:???
あ・・・・・・・・萌えた・・・・・・・ルナいいwGJ!
>>417
まぁ、そう言うなよ。これからが期待だろうから。
>>415ガンガレ
419通常の名無しさんの3倍:2006/11/14(火) 17:33:14 ID:???
GJです。
いやぁルナが良い。うん、ルナが良いですよ。
あと後半のメビウスVSジンのたとえも良かったですね〜。
420通常の名無しさんの3倍:2006/11/16(木) 17:00:54 ID:???
保守
421通常の名無しさんの3倍:2006/11/16(木) 19:36:29 ID:???
過疎化したなぁ。。。。。。。。。。
422通常の名無しさんの3倍:2006/11/16(木) 20:05:20 ID:???
何かと、文句を垂れる奴がいるからね。
423通常の名無しさんの3倍:2006/11/17(金) 00:00:04 ID:???
過疎というよりいつもこんなもんじゃないか?まったりいこうぜ
424通常の名無しさんの3倍:2006/11/17(金) 18:14:33 ID:???
少数精鋭という言葉もありますよ〜。
425通常の名無しさんの3倍:2006/11/17(金) 20:37:35 ID:???
PHASE-1
『強奪』
「シン、ここにいましたか」
「うん、ラクス」
打ち寄せる波際に紅い瞳をした一人の少年が佇み、ピンクのワンピースを着た少女が話しをかける。
「星を見ながら、何を考えていました」
「何故、俺は生きていたのだろうと」
シンは先の大戦で、家族を亡くし本人も意識不明の重傷を負った。その後に、オーブ軍に救助された彼は、身寄りが無かった事から、マルキオ導師に引き取られラクスとであった。


一機のヘリコプターが着陸し、出迎えのザフト軍人達の敬礼を受けながら、黒い長髪長身の男が、紫の随行人達と一緒に降り立つ。
「彼の、言いたい事はわかるがね。ブルーコスモスは組織よりも主義者の集まりだろ。テロを防ぐのは難しいよ」
そう話しながら基地司令部に入って行こうとする先頭の男に報せが入った。
「デュランダル議長、オーブの姫がご到着です」
「ヤレヤレ、忙しい事だ」報せに呟きながら基地司令部へと入っていた。
426通常の名無しさんの3倍:2006/11/17(金) 21:09:29 ID:???
「よし、いくぞ」
第6ハンガーを制圧した侵入者ら4人は、スティングの合図で散らばり、それぞれの目的の機体MSに乗り移る。
4機のMSにコクピットに乗り込んだ彼等は、キーボードを素早く叩きOSの調整を行いながら、MSを起動させる。
『三人共、どうだ』
『OK、情報通り』
『いいよ』
『スティング、いける』
エンジン音が低くクローラーを震わせ、横たわった巨人の目に灯が入る。4機のMSはクローラーごと起き上がり、その巨大な手足が力を得てゆるなかに動き出し、そして、ロックが外れ、電源ケーブルが弾け、強奪されたMS4機が立ち上がる。
そして、重傷を負いながらも、生き延びた整備兵が警報ボタンを押し、けたたましいサイレンが基地中に鳴り響く。


「姫が、おっしゃりたい事は判りますが。現状では止める訳にはいきませぬ」
「だが、このまま両陣営が兵器開発を続けては、強すぎる力が生まれ新たな争いの火種になる」
「いいえ姫。争いが失くならないからこそ力が必要なのです」
カガリがザフトの兵器工廠たるプラント型コロニー・アーモリーワンに来ていたのは、戦後に、連合の占領下のオーブからプラントに移住した、コーディネイターがザフトの兵器開発に関与している抗議が、大西洋連邦からあった事が原因であった。
だが、両者の話し合いは並行線を辿っていた。そこに警報が鳴り響いた。
「なんだ?、どうした。何事が起こった」
デュランダルは会議室の席から立ち上がり、内線電話で司令部に確認した。
『議長、大変です。第6ハンガーが何者かに襲撃されました』
「なんだとー!」
デュランダルは司令部からの報告に驚き、それと同時に基地全体を震わす爆発と振動が立て続けに、発生した。
427通常の名無しさんの3倍:2006/11/17(金) 22:21:26 ID:???
GJだが終了コメントがないといつ終わったのかわからんですよ
428通常の名無しさんの3倍:2006/11/17(金) 23:58:20 ID:???
429通常の名無しさんの3倍:2006/11/18(土) 01:28:32 ID:???
あげ
430通常の名無しさんの3倍:2006/11/18(土) 14:02:27 ID:???
>>425-426
半年ROMってろ
431通常の名無しさんの3倍:2006/11/18(土) 15:31:34 ID:???
半年ドムットリア
432通常の名無しさんの3倍:2006/11/19(日) 21:19:12 ID:???
保守
433通常の名無しさんの3倍:2006/11/20(月) 13:05:59 ID:???
俺は保守においても頂点に立つ男だ
434通常の名無しさんの3倍:2006/11/20(月) 18:04:18 ID:???
保守が無くても成り立つスレにしたい。
435通常の名無しさんの3倍:2006/11/22(水) 00:30:44 ID:???
おばあちゃんが言っていた。一日一回は保守しろって
436通常の名無しさんの3倍:2006/11/22(水) 16:51:54 ID:???
>>435
もしかしてじいやも言ってたのか?
437通常の名無しさんの3倍:2006/11/23(木) 03:34:54 ID:???
じいやが言っていた。
過疎スレにとって保守に勝る財産はない。一生の宝にしろって
438通常の名無しさんの3倍:2006/11/24(金) 16:44:41 ID:???
終わらせたくないが、こうも職人さんを逃していると・・・・もうだめぽorz
439通常の名無しさんの3倍:2006/11/24(金) 17:58:17 ID:???
hosyu
440通常の名無しさんの3倍:2006/11/25(土) 10:20:37 ID:???
今日も保守
大丈夫、見捨てられてないよ、多分。
441通常の名無しさんの3倍:2006/11/25(土) 14:20:08 ID:???
活気づかせるために、何故ルナが主人公なのかとか語ってみようか。
442782:2006/11/25(土) 22:18:13 ID:???
投下開始。
443通常の名無しさんの3倍:2006/11/25(土) 22:19:08 ID:???
「…………」

 ぶすっとした表情で街を歩く、赤毛でアホ毛の少女が一人。言うまでも無くルナマリア
である。
 手に持った紙に書かれているのは明倫書房著「シンに効果的そうなプレゼントリスト」。
最初、メイリンは一緒に行く気満々だったのだが、広告や本などで色々なプレゼントを見
るたびに「かぁいいなぁこれ……おもちかえり〜」とか妄言抜かしていたため、悪寒を感
じたルナマリアは生き残りを賭けて反抗、なんとか単独で買い物へ出撃することに成功した。
 ……とはいえ、一人だとどうも足が鈍るのも事実だ。そもそも、告白は彼女の意思で決
めたことではないのだから。
 反論する材料は無かったが、心は未だ揺れている。これ以上シンに嫌われたりしないか、
とか、そんなネガティブな考えばかりだ。

――そうぼうっとしていた以上、人とぶつかってしまうのは自然な成り行きだった。

「あ……」
「きゃっ!?」

 誰かにぶつかって、そのまま相手と一緒に地面に倒れるルナマリア。
 ぼうっとしていたのは事実だ、とりあえず謝ろうとした瞬間。

「……あれ? あなたって」
「……あ」

 ルナマリアは気付いた。いつか見た、金髪のボブヘアーの少女――ステラ・ルーシェ。
 ……もっとも、その程度の認識しかないが。ルナマリアには、彼女がガイアのパイロッ
トだなんて知りようもない。

「あなたって、確か式典に来てた子よね?」
「うん!」
「残念だったわね、式典あんなことになっちゃって……」
「ううん……ガイア速くてよかった」
「……まあ、速かったけどね」

 言うまでも無いことだが、見事な速さを見せ付けたのがステラ、それに翻弄されたのが
ルナマリアだ。
 この会話もどことなくズレているのだが、本人達が気付く様子は欠片も無い。

「えっと、私はルナマリアって言うんだけど、あなたは?」
「ステラ。ステラ・ルーシェ」
「ステラか……
 ところで、あなたってこの辺に住んでるの?それともプラントに住んでる?」
「住むところ……? あっち」

 そういって、彼方を指差すステラ。……抽象的とか、そういう問題ではない。
 とりあえずルナマリアは溜め息を吐きながらも。
444通常の名無しさんの3倍:2006/11/25(土) 22:20:08 ID:???
「ねぇ、あなた、暇?」
「?」

 メイリンより邪心がなさそうなこの子に、少し相談してみることに決めた。


 とりあえず見かけたところにあった喫茶店に入った二人は、紅茶を飲みながらのんびり
と話し合っていた。
 話題は「リストの中にある物の中でどれが一番可愛いか」である(ご丁寧にメイリンは
リストに写真を付属させていた)。

「これ……かわいいと思う……」
「あ、確かにいいかもね」
  
 無口だけど無邪気なステラは、理由を聞くこともなく楽しそうに自分の相談に乗ってく
れた。
 陰鬱としていたルナマリアの気持ちもいくらかマシになっている。明らかに裏で探って
そうなメイリンと違い、ステラは真正直だから思い切って話せるためだ。

「メイリンもこんな風に素直だったらなぁ……いや、いっそステラを妹にして……」
「?」
「あ、こっちの話」

 適当にごまかしながら、ステラと相談して決めた物がどこで売っているか確認する。
あとは……買ってきて、大きな山を越えるだけ、なのだが……

「う……不安だなぁ……」

 ルナマリアにとって、その山はエレベスト並みに高かった。
 明らかに口ごもっているのを見かねたのか、ステラが瞳をまっすぐに見つめて声をかけてくる。

「……どうしたの?」
「あ、いや別に……」
「ルナ、顔色悪い……」
「う……」

 ステラは真正直である。それは、ストレートに物を言うということでもある。
 おまけに邪念も無い。メイリンとは逆の意味で厄介だ。適当にごまかすとしても、ステラ相手にそれを行なうのは騙してるみたいで気が引けてしまう。ステラはルナマリアをちゃんと気遣っているのだから。
 ……結果的に、ルナマリアはステラの純粋な瞳に敗北した。

「あ、あのさ、これって実はす、す、好きな人へのプレゼントなんだけど……
 その、さ、なんか自信なくて……」
「……なんで?」
「ほ、ほらだって……断られたりとかしたら、嫌じゃない、ね!?」
445通常の名無しさんの3倍:2006/11/25(土) 22:21:07 ID:???
 ルナマリアの顔はびっくりするほど真っ赤になっている。おまけに顔の前で誤魔化すよ
うに手を振っていたりと、挙動不審っぷりも凄まじい状態だ。
 もっとも、自分から言えただけマシになっているのかもしれないが。

「……よくわかんない」
「……へ?」

 しかし、ステラは全く気にした様子を見せなかった。ルナマリアの状態にも、話の内容
にも。

「……好きって伝えること、何か困るの?」
「こ、困るのって、ええええ!?」

 いきなりな発言に更にパニクるルナマリア。思考はもはやとんでもない状態になりつつある。
 もしかしてこの子無茶苦茶進んでるのか、それともこれくらいがスタンダードなのか、
もしや世の中の女の子みんなメイリンが基本なのかなどど混乱して沸騰する彼女の思考回
路。
 ……しかし、それは次の言葉で急速にクールダウンした。

「……だって私、ルナのこと好きって平気で言える。
 ネオもスティングもアウルも大好き」
「え……ああ、そういうこと」

 ……要するに、ステラはloveを知らない子と言うわけだ。
 ルナマリアは溜め息を吐いて落ち着いて紅茶を飲んで。のんびり考え直してみれば……
なんだか馬鹿らしくなってきた。

「……そうよね。ま、好きってだけ言うのに、大げさ過ぎたのかもね」

 そう、ルナマリアは馬鹿らしくなった。いつまでもうじうじしていた自分に。
 シンがどう思っているのかは知らない、けれど、自分がシンが好きなのは確かみたいだ。
なら、迷う必要なんてないんだろう。よくわかんないけど。

「……ルナ、元気になった?」
「ええ、そりゃもう」

 すっきりした笑みで席を立つ。もう、彼女に迷いなんてない。ステラはまだよく分かっ
ていないだろうが、それでも、彼女の言葉で決心が付いたのは確か。
 メイリンもこんな風に相談に乗ってくれればよかったのに、などと考えながら。

「ありがと、ステラ。またいつか機会があったら、会いましょ」
「うん!」

 大切な友達に、別れを告げた。
――じき、戦場で会うとは思いも寄らず。
446通常の名無しさんの3倍:2006/11/25(土) 22:22:24 ID:???
投下終了。

……いや、ね?次の回の内容があれなわけです、あれ。皆さんの予想が付く通り。
苦手分野なんです、それに最近多忙なんです、短いけど勘弁してください。
見捨ててませんから。
447通常の名無しさんの3倍:2006/11/25(土) 23:33:49 ID:???
>>446
いえいえGJです!
448通常の名無しさんの3倍:2006/11/25(土) 23:35:27 ID:???
>明倫書房

吹いたwwwwww
…やはり怪しげな薀蓄が書いてあるのだろうか?
449通常の名無しさんの3倍:2006/11/26(日) 09:36:30 ID:???
ああもうステラは可愛いなあ
450通常の名無しさんの3倍:2006/11/26(日) 10:33:24 ID:???
GJです。
「赤毛でアホ毛」ってそれだけでルナのすべてが説明できそうな言葉ですなw

次の投下まで保守し続けます!
451通常の名無しさんの3倍:2006/11/26(日) 19:13:36 ID:???
感動した!
いや、今回の話の内容じゃなくて(笑)782氏が見捨てた訳じゃない事に。
戦闘シーン等シリアスな場面とうって変わってのライトノベルっぷり、苦手と仰ってますが、
充分楽しませて頂いていますよ!GJ!
452通常の名無しさんの3倍:2006/11/28(火) 18:42:12 ID:???
保守
453通常の名無しさんの3倍:2006/11/30(木) 20:24:13 ID:???
hosyu
454通常の名無しさんの3倍:2006/12/01(金) 22:38:57 ID:???
私たち善良小市民なホークhosyuシスターズ!
ネタの乏しいこのスレをhosyuしてあげるわ!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
             (__   hosyu
 〃Y "⌒`Y"ヽ  ,r´  `ヽ  hosyu
 (  (( (`´))) ) (,,人ヽヽ!リ  hosyu
  )从゚ ヮ゚∩(( ∩リ ゚ ヮ゚ノ从 hosyu
  (つ_^=) 丿  ヽ( (!^=⊂)
   く/L_ゝ      く/L_ゝ
    し(_)     (_)J
455通常の名無しさんの3倍:2006/12/02(土) 20:35:01 ID:???
職人さん・・・・・・・・・・・がんがれ
催促していつ訳じゃないの・・・我慢するもん
456通常の名無しさんの3倍:2006/12/03(日) 16:43:06 ID:???
保守
457通常の名無しさんの3倍:2006/12/03(日) 19:57:29 ID:???
                _,.−-、
             _,.-''"´::::::::::::::::`ー--..、
          ,.-'"´::::::::::::::::::::::::::;;;;;:::::::::::::::ヽ
            /:::::::::::::::::::::::::::::::::::i;;;;;;;;;;;;:::::::::::::',
        /:::::::::::::::::::::{:::::::::::::::|'´ `ヽ;:::::::::::ヽ
        /:::::::::::::::i::::l:::i:::::::::::::::!     !:::::::::::::ヽ
       {::::::::::::::::;::';:::';::l;::::::::::i;:!    l::::::::::::::::ヽ
         ';::::::::::::::l:::ト;:::';:ト、::::::lヽ     !:::::/:::::::/
          }:::::::::::i/  `ヾヾヽ',     l:::/:::::; '  
         ノ;ィ:::::::::i::i ――    ――/:/:::;ィ:::|  
       /''´ l::::;:::::ヽヽ         /;イ/::::::|    凸のセイバーとルナマリアのザクを交換するお。
          l::;::\::::ヾ`  (__人_丿 ´ 7:::::::::::/    議長権限で許可するお。
        {::::ヽ;:::::‐::;:ニ=-     _-'':::::::::::::.'、__,   
         `ヽ:}::::::::::/⌒⌒i   /⌒ヽ::::::::::::フ
          '、:::::::/    |   |   \:::::::(
          /::::::::             :::::::ヽ

458通常の名無しさんの3倍:2006/12/03(日) 20:16:00 ID:???
>>457
うちのルナはインパ乗りですよ議長w
459通常の名無しさんの3倍:2006/12/05(火) 21:39:34 ID:???
保守
460通常の名無しさんの3倍:2006/12/06(水) 15:18:12 ID:???
ルナのために保守
461通常の名無しさんの3倍:2006/12/09(土) 14:36:29 ID:???
ついに保守も途切れてきたか・・・
462通常の名無しさんの3倍:2006/12/09(土) 19:53:46 ID:???
…そういえば。
463通常の名無しさんの3倍:2006/12/10(日) 00:02:52 ID:???
「ルナマリア、君は何故軍人になろうと思ったのかね」
議長が聞いてきた
「はい、私は小さい頃からこの世界はまだ真の平和に向かっていない
だから私の力でがその平和に少しでも協力できればと」

「ほぅ なるほど」








「というのは建前で軍人になればシャア少佐に会えると思ったからです」
464通常の名無しさんの3倍:2006/12/10(日) 07:50:39 ID:???
>>463
ギル「なるほど、では【もう】会っているね、君は」
465通常の名無しさんの3倍:2006/12/10(日) 10:08:22 ID:???
>>464
ルナ「……え!?」
466通常の名無しさんの3倍:2006/12/10(日) 12:00:14 ID:???
「私はかつて、シャア・アズナブルと呼ばれていた男だよ。
 宿敵に敗れ、理想は潰え、夢は破れ……気付けばこの世界に迷い込んでいた……」
467通常の名無しさんの3倍:2006/12/10(日) 12:16:42 ID:???
封印していたマスクを被ろう!
ルナマリア、君のために!
             ,イ    │
          //      |:!
            //,. -/r‐- 、| !
         /,/ ./ |  _」 ト、
       /.\`/  |二...-┘ ヽ
.        i   ,.>、;/ー- 、    l
       ! ∠.._;'____\   |
      ,!イ く二>,.、 <二>`\.、ヽ.
     /'´レ--‐'ノ. `ー---- 、 |\ ヽ、
    \  `l  (!"      Jfヽ!  `''-;ゝ
      `‐、jヽ ヾニニ>   ゙イ" }_,,. ‐''´ 
         `´\  ー   / ,ィ_}
.          |_ `ー ''´ _」'
        _,.| ~||「  ̄ 人|、._
  ,r==;"´  ヽ ミ|||彡   / ` ー`==、-、
. ///,イ  ___ ヽ|||_,,. ‐''´___  | | | |ヽ
468通常の名無しさんの3倍:2006/12/10(日) 14:32:29 ID:???
噂の種の映画版では仮面を被ったルナが
種版ゲルググにでも乗って出てくるのか?
469通常の名無しさんの3倍:2006/12/10(日) 20:18:52 ID:???
   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)
. |     (__人__)  ザクの次はズゴックだろ・・・
  |     ` ⌒´ノ   常識的に考えて……
.  |         }
.  ヽ        }
   ヽ     ノ        \
   /   く  \        \
   |     \   \         \
    |    |ヽ、二⌒)、          \

470通常の名無しさんの3倍:2006/12/10(日) 21:37:38 ID:???
>>469
劇場版だけにサザビーですw
あるいは、女らしく「ナイチンゲール」か。
471通常の名無しさんの3倍:2006/12/11(月) 01:12:19 ID:???
敢えて言おう、シャア専用「ザクレロ」
472通常の名無しさんの3倍:2006/12/11(月) 13:56:35 ID:???
ルナにズゴックは似合わなさそうだと思ってゲルググにしたが
やっぱズゴックがよかったかな。
473通常の名無しさんの3倍:2006/12/11(月) 16:15:43 ID:???
ルナなんかシャア専用サクでいいよ
474通常の名無しさんの3倍:2006/12/11(月) 17:43:47 ID:???
ルナ専用ジサク
ルナが材料の吟味から組み立てまで心をこめた一品です。
475通常の名無しさんの3倍:2006/12/11(月) 17:49:17 ID:???
プラナリア・ポーク
476通常の名無しさんの3倍:2006/12/11(月) 17:58:09 ID:???
ゲゼはどうだ?
477通常の名無しさんの3倍:2006/12/12(火) 00:38:03 ID:???
ここのルナマリアにはザクV辺りの高機動モデルを与えたい
478通常の名無しさんの3倍:2006/12/12(火) 18:20:26 ID:???
「みんな貴方の噂をしていますよ、アスランさん」

「やめてく……」
バコーン
「馬鹿ー!そこは『私はアレックスだ、それ以上でもそれ以下でも無い』でしょーが!!」


「(なんかよくわからんが)わかった、やってみよう」

「みんな貴方の噂をしてますよ、アスランさん」
「私はアレックスだ、それ以上でもそれ以下でも無い」
「歯をくいしばれー」
バキッ
「(結局殴るのか!なんて理不尽なやつ)」
479通常の名無しさんの3倍:2006/12/12(火) 22:21:54 ID:???
>>478
ガノタルナですねえw
多分部屋はDVDとガンプラで埋まってるんだろうなあw
480通常の名無しさんの3倍:2006/12/13(水) 15:19:35 ID:???
メイリン「お姉ちゃん、部屋の壁まで赤くするのはやめて・・・」
481通常の名無しさんの3倍:2006/12/13(水) 17:56:04 ID:???
私たち善良小市民なホークhosyuシスターズ!
ネタの乏しいこのスレをhosyuしてあげるわ!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
             (__   hosyu
 〃Y "⌒`Y"ヽ  ,r´  `ヽ  hosyu
 (  (( (`´))) ) (,,人ヽヽ!リ  hosyu
  )从゚ ヮ゚∩(( ∩リ ゚ ヮ゚ノ从 hosyu
  (つ_^=) 丿  ヽ( (!^=⊂)
   く/L_ゝ      く/L_ゝ
    し(_)     (_)J
482通常の名無しさんの3倍:2006/12/13(水) 20:01:01 ID:???
ルナがシャアの真似して「私の射撃は正確なはずだが!」とか言ったら笑うな。
483通常の名無しさんの3倍:2006/12/14(木) 21:21:58 ID:???
正確にはずしてるよw
484通常の名無しさんの3倍:2006/12/15(金) 09:34:34 ID:???
>>482
シン・レイ(それはひょっとしてギャグで言っているのか?!)
485通常の名無しさんの3倍:2006/12/16(土) 23:06:00 ID:???
私たち善良小市民なhosyuシスターズ!
ネタの乏しいこのスレをhosyuしてあげるわ!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
             (__   hosyu
 〃Y "⌒`Y"ヽ  ,r´  `ヽ  hosyu
 (  (( (`´))) ) (,,人ヽヽ!リ  hosyu
  )从゚ ヮ゚∩(( ∩リ ゚ ヮ゚ノ从 hosyu
  (つ_^=) 丿  ヽ( (!^=⊂)
   く/L_ゝ      く/L_ゝ
    し(_)     (_)J
486通常の名無しさんの3倍:2006/12/16(土) 23:49:58 ID:???
>>482
連ザ2のルナマリアの台詞
「狙いは完璧よ!」のあとシンに誤爆して
「こっちは味方だ!」には吹いたw
まあ実際にルナマリアの狙いは完璧なんてその程度かも
487通常の名無しさんの3倍:2006/12/18(月) 17:47:04 ID:???
劇場版種は仮面つけたルナが赤いザクで戦う内容なら見に行く。
488通常の名無しさんの3倍:2006/12/21(木) 00:36:14 ID:???
保守です。
489通常の名無しさんの3倍:2006/12/22(金) 23:16:53 ID:???
ルナーダムに乗るよ。
で、種割れる。
490通常の名無しさんの3倍:2006/12/24(日) 02:51:27 ID:???
保守。
年末、大丈夫かな…
491通常の名無しさんの3倍:2006/12/24(日) 10:50:09 ID:T2ApcdMa
シントルナの関係良好を願ってあげ
492通常の名無しさんの3倍:2006/12/24(日) 11:33:31 ID:???
保守
493通常の名無しさんの3倍:2006/12/25(月) 22:27:18 ID:???
保守
494通常の名無しさんの3倍:2006/12/27(水) 19:04:34 ID:???
保守
495通常の名無しさんの3倍:2006/12/27(水) 19:37:56 ID:???
hosyu
496通常の名無しさんの3倍:2006/12/30(土) 13:55:05 ID:???
hosyu
497通常の名無しさんの3倍:2006/12/31(日) 20:42:05 ID:???
今年最後の保守
498通常の名無しさんの3倍:2007/01/01(月) 09:02:51 ID:???
今年最初の保守
499通常の名無しさんの3倍:2007/01/01(月) 22:15:43 ID:9cU+eJKb
保守
500通常の名無しさんの3倍:2007/01/02(火) 14:33:38 ID:???
500ゲット保守
501通常の名無しさんの3倍:2007/01/02(火) 21:39:27 ID:???
保守ばかりしてないで何かSSとかを考えようとしたが
挫折
502通常の名無しさんの3倍:2007/01/02(火) 22:15:57 ID:???
意欲は持ってるけどどんな話にしようかまとまらない
503通常の名無しさんの3倍:2007/01/03(水) 09:06:34 ID:???
とりあえず保守
504通常の名無しさんの3倍:2007/01/04(木) 11:43:58 ID:???
hosyu
505通常の名無しさんの3倍:2007/01/05(金) 15:49:27 ID:???
保守
506通常の名無しさんの3倍:2007/01/06(土) 11:14:18 ID:???
いじでも保守
507通常の名無しさんの3倍:2007/01/08(月) 01:16:07 ID:???
保守
508通常の名無しさんの3倍:2007/01/08(月) 14:43:43 ID:???
昨日のスペシャルエディションクソやった、新規カット少なすぎ、
なんでルナが最後ズボンなんだ、あのスカート最高やったのに、
ルナの総集編だけで、よかったのに。
509通常の名無しさんの3倍:2007/01/09(火) 04:32:19 ID:???
>>508
ルナはシンの子を妊娠中だろ。

510通常の名無しさんの3倍:2007/01/10(水) 02:01:46 ID:???
>>509
だったら余計、ルーズなワンピースとかにしとかないといけないじゃないか!
511通常の名無しさんの3倍:2007/01/11(木) 11:01:18 ID:???
>>510
何でシン口調w
512通常の名無しさんの3倍:2007/01/12(金) 18:01:14 ID:???
凸口調じゃない?
513通常の名無しさんの3倍:2007/01/12(金) 18:56:45 ID:???
つーか、嫁口調ってことだな
514通常の名無しさんの3倍:2007/01/13(土) 18:18:50 ID:???
結局スペシャル〜では最後はどうなったの?>ルナ
515通常の名無しさんの3倍:2007/01/13(土) 19:57:00 ID:???
生きている
516通常の名無しさんの3倍:2007/01/13(土) 20:02:14 ID:???
ルナから絶対領域奪ってどうしようというんだ
517通常の名無しさんの3倍:2007/01/14(日) 14:54:17 ID:???
age
518通常の名無しさんの3倍:2007/01/15(月) 01:50:33 ID:???
シンルナ破局の前振れでしょう。
519通常の名無しさんの3倍:2007/01/15(月) 01:52:09 ID:???
シンルナ破瓜と読めた俺はもう駄目かも試練
520通常の名無しさんの3倍:2007/01/15(月) 05:57:22 ID:???
機動戦士ガンダムSEED
劇場版【ルナマリア女神転生】


小説【魔界都市新宿】の要素を含ませる。

ルナマリアは、破滅思想のカルト宗教組織に誘拐され、魔獣【ヤマタノオロチ】の復活のいけにえに選ばれる。

これでどうだ。

521通常の名無しさんの3倍:2007/01/15(月) 17:31:24 ID:???
それでいいからSSにして下さい。
522通常の名無しさんの3倍:2007/01/16(火) 21:57:33 ID:???
保守
523通常の名無しさんの3倍:2007/01/18(木) 20:49:04 ID:???
保守
524通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 05:33:38 ID:???
それでも保守
525通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 23:34:38 ID:???
もちろん保守
526通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 23:42:54 ID:???
ルナは続編でサングラスをしてアカツキみたいな金色のMSにのったり、ネオザフトの総統になってアーモリーワンを地球に落とそうとするのだね?
527通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 22:06:08 ID:???
職人さんこなくなって久しいけど、それでも保守
528通常の名無しさんの3倍:2007/01/24(水) 00:18:22 ID:???
新職人さんが来ないか淡い期待を抱きながら保守
529通常の名無しさんの3倍:2007/01/24(水) 16:43:27 ID:???
職人さんは来ないけど保守要員はいくらでもいるな〜
530通常の名無しさんの3倍:2007/01/25(木) 10:55:07 ID:???
hosyu
531通常の名無しさんの3倍:2007/01/25(木) 20:50:46 ID:???
1:キラ→ザフト
2:シン→ラクシズ
3:アスラン→オーブ軍
532通常の名無しさんの3倍:2007/01/25(木) 23:23:54 ID:???
機動戦士ガンダムSEED
劇場版『逆襲のシン』
【ルナマリア・チルドレン】

「ガイアの修理は、まだ終わらないの」
「無理を言わないで下さい。こっちだって、手一杯なんです」
エターナルの格納個で、ルナマリアの焦燥感は募るばかりであった。
「うわあ」
「きゃあああ」
艦が回避運動を行い、格納個が激しく揺れる。そして、ルナマリアは身体をガイアにぶつけてしまう。
「ぐ、うう、うく……。止めなければシンを、早く……」
激しい嘔吐に襲われるが、ルナマリアはシンを何が何でも止める決意を固める。



〜仕事の間に書き込みました〜。
533通常の名無しさんの3倍:2007/01/29(月) 17:42:46 ID:???
保守
534通常の名無しさんの3倍:2007/01/29(月) 20:19:02 ID:???
もう、いいよ・・・・・・・・・ o.....   rt
535通常の名無しさんの3倍:2007/01/30(火) 17:22:19 ID:???
ルナァァ!
保守!
536通常の名無しさんの3倍:2007/01/30(火) 22:32:13 ID:???
あえて言おう、カソであると!!!
537通常の名無しさんの3倍:2007/02/02(金) 20:51:47 ID:???
保守
538通常の名無しさんの3倍:2007/02/03(土) 23:20:28 ID:???
hosyu
539通常の名無しさんの3倍:2007/02/05(月) 17:43:19 ID:???
保守
540通常の名無しさんの3倍:2007/02/06(火) 22:11:45 ID:???
捕手
541通常の名無しさんの3倍:2007/02/06(火) 23:48:29 ID:???
私たち善良小市民なhosyuシスターズ!
ネタの乏しいこのスレをhosyuしてあげるわ!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
             (__   hosyu
 〃Y "⌒`Y"ヽ  ,r´  `ヽ  hosyu
 (  (( (`´))) ) (,,人ヽヽ!リ  hosyu
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   く/L_ゝ      く/L_ゝ
    し(_)     (_)J
542通常の名無しさんの3倍:2007/02/08(木) 11:09:22 ID:???
緊急浮上
543通常の名無しさんの3倍:2007/02/08(木) 14:23:20 ID:OScAwCAY
オルファンが浮上だと…っ!?
544通常の名無しさんの3倍:2007/02/09(金) 13:05:31 ID:???
保守
545通常の名無しさんの3倍:2007/02/10(土) 21:53:58 ID:???
今日もほす
546通常の名無しさんの3倍:2007/02/12(月) 12:02:30 ID:???
私たち善良小市民なhosyuシスターズ!
ネタの乏しいこのスレをhosyuしてあげるわ!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
             (__   hosyu
 〃Y "⌒`Y"ヽ  ,r´  `ヽ  hosyu
 (  (( (`´))) ) (,,人ヽヽ!リ  hosyu
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   く/L_ゝ      く/L_ゝ
    し(_)     (_)J
547通常の名無しさんの3倍:2007/02/13(火) 21:53:21 ID:???
投下なくなって2ヶ月突破
でも保守はやめねーぜ
548通常の名無しさんの3倍:2007/02/14(水) 03:56:00 ID:???
もしコディ同士が自然に妊娠して生んだらその子はコディ?
549通常の名無しさんの3倍:2007/02/14(水) 04:00:53 ID:???
俺もそれ疑問に思った事がある。
コーディの能力もったナチュラルなんだろうか?
それとも、便宜上はコーディネーターって事になるのだろうか?
550通常の名無しさんの3倍:2007/02/14(水) 18:41:25 ID:???
ルナマリア・ホーク
設定
母親が彼女を妊娠した時、赤い月を幻視した。
実は異世界グローランサの赤い月の女神ルナーの化身である。
彼女が神格を得て、「中空」に自らの位置を築いてからは、彼女は異世界の不死なる者どもの営みにかかりきりとなり、
ジェナーテラの歴史の登場人物としては事実上姿を消すこととなったが今再びCE世界に実体を持って顕現する。
しかし赤の女神としての記憶を失っており神力を奮えるのも無意識の状態でしかできない。
551通常の名無しさんの3倍:2007/02/15(木) 20:10:34 ID:???
ほしゅ
552通常の名無しさんの3倍:2007/02/16(金) 02:05:52 ID:???
>>550
オーランスの民は侵略者に屈したりせん!
553通常の名無しさんの3倍:2007/02/17(土) 19:09:45 ID:M+9ncPqM
時代とか設定いじっていい?
554通常の名無しさんの3倍:2007/02/17(土) 19:11:31 ID:???
>>553
お任せします。
555通常の名無しさんの3倍:2007/02/17(土) 21:58:07 ID:???
>>553
職人には必要と思われることをやっちゃって良い権利と、限度を超えないように気をつける義務がある――なんてね。

がんばってやっちゃってくれ。
556通常の名無しさんの3倍:2007/02/17(土) 22:00:06 ID:???
>>553
保守してきたかいがあった。楽しみにして待ってるよ。
557ルナマリアinC.E71:2007/02/18(日) 00:04:47 ID:???
そこは、白い部屋だった。ドアも窓も家具もなく。天井も壁も床も、ううん、そんな物の区別すらないような、
一面の暖かな白色に包まれた空間。
光源になる物は何もないにもかかわらず、部屋の中を満たしている不思議な淡い白の光。
いつからここにいるんだろう。どうしてここにいるんだろう。そんなことを考えながら、あたしは部屋の真ん中にひざまづいていた。
あたしは、なにかを待っていた。いつからだろう。まだ一分も経っていないような、それとももうずいぶん、ひょっとしたら生まれた時
から待っているかのような、不思議な時の感覚。
ふいに、気配がしてあたしは顔を上げた。正面に、女神が立っていた。なんで女神だとわかったのか。あたしはその顔もわからない
のに、なぜか女神だとわかった。
女神は、つい、と右手を上げて前方を指し示した。
いつのまにか、それとも彼女が指を指したから?前方には道ができていた。柔らかな緑の木立に囲まれた、まっすぐな道。

「お行きなさい」

あたしの視線は、道から離せなくなる。視界の片隅で、女神が揺らぎ、消えていく気配。

「お行きなさい」

道の行方から、光が広がってくる。もう目を開けていられないほどの明るさ。
そして、夢は終わった。
558ルナマリアinC.E71:2007/02/18(日) 00:05:24 ID:???
「お姉ちゃん、お姉ちゃん。ちょっとぉいつまで寝てるのよ」

誰かが枕元であたしを呼んでる。
「お姉ちゃんてば。起きて」

あたしの意識は、かなり暴力的に現実世界へ引き戻されつつあった。目をあける。うー、かったるい。

「おはよ、メイリン」
「お父さんもお母さんも、もう会社行っちゃったわよ。ご飯できてる」
「メイリンが作ったの?」
「うん」

この娘、絶対いいお嫁さんになるわ。そう思いながらあたしは服を着替え始めた。

あたしの名前はルナマリア・ホーク。メイリンはあたしの妹。あたしたちの一家は、地球連合とプラントの戦争がはじまり、コーディネーターへの差別が激しくなったユーラシア連邦からオーブに亡命してきた。
優先的に亡命できたのが両親がコーディネーターとして身に着けた優れた能力を持っていたからだったのは、ある意味皮肉だと思う。

「はい、紅茶。トーストはバターとブルーベリージャムね。卵は半熟になってると思う」
「ありがと。メイリンはコーヒーだけ?」
「うん、朝はお腹がすかなくて」

メイリンはそう言いながら自分用に黒豆コーヒーを入れる。

「あ、お姉ちゃん、そんなにジャム付けて。太るわよー」
「いいのよ。まだ美容体重より痩せてるんだから」
「ウエストだけ太っても知らないから」

あ、この間あたしのスカート穿けなかったのまだ気にしてるー。これ以上この話題には触れない方がいいな。
そそくさと朝食を食べ終えると、あたしたちは何時ものように通っているカレッジのゼミに向かった。
559ルナマリアinC.E71:2007/02/18(日) 00:06:21 ID:???
「おはよう!ルナ、メイリン」
「おはよう!キラ」
「おはようございまーす!」

東屋に座ってノートパソコンをいじりながらあたしたちに声をかけてきたのはキラ・ヤマト。
カレッジの同級生で同じゼミだ。メイリンもプログラミングの腕いいけど、キラはカレッジ一じゃないかと思ってる。
おとなしくて優しい、なんとなく、ほっとけなく感じる弟みたいな奴だ。
キラのノートパソコンから、ナレーターが緊迫した様子でしゃべっている声が聞こえてくる。

「なーに?なにか新しいニュース?」
「うん、カオシュンが落ちそうだ」
「う〜、先週でこれじゃあ今頃はもう落ちちゃってるかもね、カオシュン」
「うん…」
「お姉ちゃん、カオシュンなんてオーブ本土からけっこう近いじゃない。大丈夫かなほんと」
「うーん。心配ないんじゃないかな。近いと言ってもオーブは中立だよ。オーブが戦場になるなんてことはまずないって」
「そうよ、メイリン。それにここはただの居住コロニーだし」

「キラー!こんなとこに居たのかよ、カトー教授がお前のこと探してたぜ」

振り向くと、トールとミリアリアがいた。二人とも同級生だ。いつも仲がいいなぁ。

「えー!?またー!?」
「見かけたらすぐ引っ張ってこいって。また何か手伝わされてるの?」
「ったく〜。昨日渡されたのだってまだ終わってないのに。しょうがないな」

キラはしぶしぶノートパソコンを閉じると立ち上がった。

「じゃあ、行こうか」
「うん」
560ルナマリアinC.E71:2007/02/18(日) 00:07:18 ID:???
「だからー、そういうんじゃないんだってばー」
「えー、うっそー!」
「もう、白状しちゃいなさいよー」

カトー教授のラボに向かっていると、前から明るい声が聞こえてきた。
後輩のフレイとその友達が話してる。
フレイは、同性のあたしから見ても明るい栗色の髪を長く伸ばして、女の子していてきれいだな、と思う。
あたしも伸ばそうと思ったことが何度かあるけど手入れが面倒になって挫折した…

「うふふっ。あら?ミリアリア」
「はーい、フレイ」
「あ、ねぇ、ミリアリアなら知ってるんじゃな〜い?」

フレイの友達がミリアリアに話しかけた。なんだろう?

「な〜に?」
「やめてよってばもうー!」
「この子ったら、サイ・アーガイルに手紙貰ったのー!なのに何でもないって話してくれないのよ。ねー?」
「え!?」「えー!?」

キラも驚いてる。なんかキラってフレイに憧れてるみたいなのよね。でも、そのショック受けた顔、驚きすぎじゃない?ちょっと悔しい。

「あんた達っ!もういい加減にっ!」
「ん、んん」

咳払いが聞こえた。見たら、男を二人引き連れて、サングラスをかけた女の人が立っていた。

「乗らないのなら先によろしい?」
「あっあーすいません。どうぞ」

気が付けばあたしたちでエレカー乗り場の場所を塞いじゃってた。失敗失敗。
その女の人たちはあたしたちがどくと、さっとエレカーに乗り込んで去っていった。

「っもう!知らないから!行くわよ!」
「ああん、待ってよフレイー」

フレイたちもエレカーに乗り込んで去っていった。

「意外だなぁ、フレイ・アルスターとは。けど強敵だよーこれは。キラ・ヤマト君ー」
「僕は別にっ」

561ルナマリアinC.E71:2007/02/18(日) 00:08:11 ID:???
キラをからかいながら、エレカーに乗り込み、しばらくしてカトーゼミに着くと、ひょいとゼミの先輩のサイが顔を出した。

「あ、キラやっと来たか」
「うん。ん?」

キラの視線の先を見ると、金髪の帽子を被った少年がいた。

「だーれ?あの子」
「あ、教授のお客さん。ここで待ってろって言われたんだって」

小声でゼミの仲間のカズィに聞くと、そう教えてくれた。
向こうではキラがサイから何か受け取ってる。うへーとか言ってるから、教授からの新しい頼まれごとだろう。
教授にも困ったもんだ。
そういえば!あたしはキラに近づいて小声で話しかけた。

「ねぇねぇ、そんなことより手紙のこと聞いちゃえば?」
「うわぁ」
「手紙?」

あ、サイに聞こえちゃった。てへ。

「なんでもない!なんでもないったら!」
「なんでもなくないよなー」

トールもにやにやしてからかいに混じる。
そんなこんなであたしたちはゼミのいつもの活動を始めた。
メイリンはキラの手伝いをしてる。あたしの仕事はパワードスーツ(着るロボットみたいなものね)を動かすことだ。
父がこの系統の技術者で、作業用ロボットなんかよく操縦させてもらってるから、ゼミの中では一番操縦がうまいと思う。うん!

グラグラ!

「キャー!」

いきなり地面が揺れた。地震!?いや、ここはコロニーだ。そんなものある訳ない!じゃあ、なに!?事故!?
照明も消えた中、みんなで非常口を目指した。
部屋を出ると、職員の人たちもぞくぞくと階段を上がって避難していた

「いったい、どうしたんです!?」
「知らんよ」
「ザフトに攻撃されてるんだ!コロニーにモビルスーツが入ってきてるんだよ!」
「「「「え!?」」」
「君達も早く!」
562ルナマリアinC.E71:2007/02/18(日) 00:08:56 ID:???
なんで!?なんで中立のコロニーが!?そんな、攻撃なんて…
混乱するあたしたちをサイが叱咤した。

「僕たちも行こう!早く!行くぞ!」
「うん!」
「あ、君!」

え?金髪の子、教授のお客さんが、非常口とは別の方に走り出した。
キラはその子を追いかけ始めた。

「キラ!」
「すぐに戻るよ!」

しょうがないな。ほっとけなく感じてあたしも後を追いかけた。


「何してるんだよ!そっち行ったって…」
「何で付いてくる?そっちこそ早く逃げろ!」
「お姉ちゃん!」

え?メイリンまで着いてきちゃったの?

「きゃー!」

その時近くで爆発が起こって金髪の子の帽子が吹き飛ばされた。

「あ…女…の子?」

キラが呆けた声でつぶやく。あたしも呆けてその娘を見つめてた。いやー。女の子だとは思わなかったわ。

「なんだと思ってたんだ!今まで」
「いや、その、ごめん」
「あー、ごめんねー」

なんか、あたしまで釣られて何も言ってないのに謝ってしまった。

「いいから行け!私には確かめねばならぬことがある!」
「行けったってどこへ?もう戻れないよ!」
「・・・」

どうしたのか、金髪の娘はうつむいて何かつぶやいていた。だいじょうぶかな?
キラが、金髪の娘の手を握って走り出した。

「みんな、着いてきて!大丈夫だって。助かるから!工場区に行けばまだ避難シェルターがある!」

走って走って。大きな空間に出た時、下に大きなロボットが横たわっていた。
え!?あれってまさかMS!?なんでここに!?
563ルナマリアinC.E71:2007/02/18(日) 00:10:32 ID:???
「こ、これって…」
「はぁ…やっぱり…地球軍の新型機動兵器…うっ…お父様の裏切り者ー!」

チーン!
ラッタルが甲高い金属音を立てた。
金髪の娘の叫び声に気づいて、下から兵士が撃ってきた!

「やばいよキラ!逃げよう!」
「ああ!」

あたしたちは再び安全な場所を探して走り出した。

「はぁはぁ…やっと見つけたー」
「ほら、ここに避難してる人が居る」

「まだ誰か居るのか?」

中の人が声をかけてきた。

「はい。僕と友達が3人です。お願いできますか?」
「四人!?」
「はい!」
「もうここはいっぱいなんだ!左ブロックに37シェルターがあるからそこまでは行けんか?」
「なら3人だけでもお願いできませんか!?女の子なんです!」
「…すまん、なんとか後二人が限界だ!」
「…わかりました。メイリンとあなた、入って!」
「お姉ちゃん!」
「あたしとキラは向こうへ行くから!大丈夫だから、早く!」

あたしはメイリンと金髪の娘をシェルターに押し込んだ。
キラと目を合わせると、再びあたしたちは走り出した。


さっき銃撃された所を通らなきゃいけない。嫌だなー。

「あ!?危ない後ろ!」

オレンジの作業着の女性が撃たれそうになってたけど、キラが声をかけたので難を逃れたようだ。
その女性があたしたちに声をかけてきた。

「来い!」
「左ブロックのシェルターに行きます!お構いなく!」
「あそこはもうドアしかない!」
「え!?うわぁ!」

564ルナマリアinC.E71:2007/02/18(日) 00:11:23 ID:???
また爆発が起こった!

「こっちへ!」
「しょうがないみたいね」
「ああ」

爆発をやりすごして、キラとうなづきあうと、MS目指してラッタルから飛び降りた!

あ、あの人が撃たれた!
あわてて駆け寄ると、ザフトの兵士がナイフを持ってこっちに来るのが見えた。怖い!あたしこんなところで死にたくない!

「アス、ラン!?」
「っ!?キラ!?」

え、知り合いなの?
作業着の女性が銃を向けると、その人は後ろに下がっていった。
その人はいきなりあたしたちをMSのコクピットに落とすと、MSを起動させた。

「シートの後ろに!この機体だけでも。私にだって動かすくらい」
「…ガン、ダム?」

表示される画面に表示される文字が縦読みでそう見えた。
そして、スクリーンにパッと周囲の光景が映し出され、このMSは立ち上がったのだ。
565通常の名無しさんの3倍:2007/02/18(日) 00:12:47 ID:???
投下終了ー。ルナを種に出してみました。
566通常の名無しさんの3倍:2007/02/18(日) 00:27:45 ID:???
乙。いきなり新井素子で驚いた。
567通常の名無しさんの3倍:2007/02/18(日) 02:26:03 ID:???
GJ

何かストライクのコクピットがキツそうだ
568通常の名無しさんの3倍:2007/02/18(日) 07:02:18 ID:???
新職人様!?
嬉しいッス!
569通常の名無しさんの3倍:2007/02/19(月) 17:49:16 ID:???
>>557-564
これ>>550の設定使ったSSだよな?
ルナが赤い月の女神・・・・・・んじゃ、オーランスはクルーゼ?w
570通常の名無しさんの3倍:2007/02/19(月) 19:38:37 ID:???
うぁ、>>550は単発だじゃれネタでございます。
571通常の名無しさんの3倍:2007/02/20(火) 21:23:39 ID:???
マルキオはマルキオンか
572ルナマリアinC.E71:2007/02/20(火) 22:57:22 ID:???
ガシャン!ガシャン!
…MSは動いてる。歩いてるよ。だけど、すごくぎこちない。まるであたしが初めて作業用ロボット操縦した時みたいだ。

「私はマリュー・ラミアス。地球連合軍の大尉よ。あなたたち、巻き込んですまなかったわね」

そう言いながら、あたしたちをMSに押し込んだ女性…マリューさんは、あちこちいじってスクリーンを切り替えたりしてた。

「あ!サイ!トール!カズイ!」
「みんな!」

スクリーンのある部分がアップになると、みんなが写ってた。まだ避難し終わってなかったんだ!

ガガガガ!

「うわぁ!」
「下がってなさい!死にたいの!?」

突然ザフトのMSから銃撃を受けた!ユーラシアでコーディネーターだからって追われてた時の事が頭をよぎる。
このままじゃ…何か武器とかないの!?このMS!?

ザフトのMSは剣を抜くと切りつけてきた!やられるかも!?あ、マリューさんが何かボタンを押した!

ガシィーン!

衝撃はあったけど、このMSはやられていなかった!

「すごいのね!このMSの装甲!」

…安心したのは早かった。ザフトのMSは何度も剣を叩きつけてきて、とうとうこのMSは倒れてしまったのだ!
573ルナマリアinC.E71:2007/02/20(火) 22:58:31 ID:???
剣の先が迫ってくる!
あたしは思わず体が動いて、MSを動かしてた!
なんとかMSを剣先から逸らして相手を弾き飛ばす事に成功した。ふー。

「ちょっとあなた!?」
「ここにはまだ人が居るんです!こんなものに乗ってるんだったら何とかして下さい!」
「無茶苦茶だ!こんなOSでこれだけの機体を動かそうなんて!」

キラはキラで、勝手にこのMSのOSをチェックしはじめていた。

「まだ全て終わってないのよ。仕方ないでしょ!」

あたしは覚悟を決めた。

「どいてください!キラはOSを直せるなら直して!」
「わかった!」
「ちょ、ちょっとなにをあうぇsrdftgyふじこ」

マリューさんを力づくで持ち上げてシートの後ろに押しやると、あたしはシートに座った。
キーボードを取り出すとキラに渡した。キラはぶつぶつ言いながらすごい勢いでタイピングを始めた。


「いい感じよ!キラ!武器とかはないの?」

あたしは秒単位で良くなるMSの動きで、相手の動きを邪魔し続けることに成功していた。でも、このままじゃ埒があかない。

「武器…アーマーシュナイダー…?これだけか?頭についてる銃とナイフみたいなもんしかない!今左右の腰から出す!」

二つのナイフ…なら!目潰しは護身術の基本よね!あたしは立ち上がりかけた相手の頭目掛けて力をこめてナイフを投擲した。

ザシュー!

ナイフは見事に相手のカメラ・アイに突き立った。

「うあああああーーーー!」

あたしは一気に相手に組み付き、頭上に持ち上げて地面に思い切り叩き付けた!そして残ったナイフを腕の付け根に突き刺した………?相手がまったく動かない。もしかして、倒した、のかな?

「マリューさん、相手のMS、外側からのハッチの開け方わかります?」
「…あ、ええ、たぶん…」
「キラ、お願い!見てきて」
「わかった!」

…相手のパイロットは気絶していた。あたしたちは彼を武装解除し厳重に縛り上げた。
あたしたちはとりあえず生き残ることに成功したのだ。
…気が付いたら、マリューさんも気絶していたけど。
574通常の名無しさんの3倍:2007/02/20(火) 22:59:09 ID:???
投下終了
575通常の名無しさんの3倍:2007/02/21(水) 17:42:52 ID:???
ごっちゃんです!
相手のパイロットは誰だろ・・・?ミゲルじゃなさそうだし、アスランは連合MS(多分イージスだろうな)だし。
フラグになりそうなのは・・・
576通常の名無しさんの3倍:2007/02/21(水) 21:46:30 ID:???
GJ!頑張ってラストまで行って下さいね
577通常の名無しさんの3倍:2007/02/21(水) 22:14:22 ID:???
>>575
遺作か痔、は無いよなあ…
578通常の名無しさんの3倍:2007/02/21(水) 22:46:25 ID:???
この時ストライクと戦ってたのミゲルだったと思ったけど違ったかな
579通常の名無しさんの3倍:2007/02/22(木) 17:11:11 ID:???
いや捕獲されたっぽいし、ミゲルじゃ生き残っても話を膨らませられるかどうか妖しい位キャラ確立してないから
580通常の名無しさんの3倍:2007/02/23(金) 23:55:15 ID:???
「ううっ!」
「気が付きました?ルナー!マリューさん気が付いたよ!」

あ、マリューさん気が付いたんだ!

「うぐっ!」
「あー、まだ動かない方がいいですよ。すみませんでした。なんか、無茶苦茶やちゃって。お水、要ります?」
「ありがと」

水筒から水を飲んでたマリューさんだけど、カズイたちがあたしたちが乗ってたMSを覗いたりしているのを見る
と、いきなり形相が変わって拳銃を撃った!?
キラがあわてて駆けつけて来た。

「何をするんです!止めて下さい!彼らなんですよ!気絶してる貴方を降ろしてくれたのは!」
「その機体から離れなさい!助けてもらったことは感謝します。でもあれは軍の重要機密よ。民間人が無闇に触
れていいものではないわ」
「なんだよ。さっき操縦してたのはルナじゃんか」

マリューさんはなおさら怖い顔をしてトールに銃を突きつけ、みんなを並ばせて名前を言わせた。
なんなのこの人!恩知らず!

「申し訳ないけど、あなた達をこのまま解散させるわけにはいかなくなりました。事情はどうあれ軍の重要機密
を見てしまったあなた方は、然るべき所と連絡が取れ処置が決定するまで、私と行動を共にしていただかざるを
得ません」
「そんな! 冗談じゃねぇよ!なんだよそりゃ!」
「僕たちはヘリオポリスの民間人ですよ?中立です!軍とかなんとかそんなの、なんの関係もないんです!」
「そうだよ!大体なんて地球軍がヘリオポリスに居る訳さ!そっからしておかしいじゃねぇかよ!」
「そうだよ!だからこんなことになったんだろ!?」

バキューン!

騒ぎ出したあたしたちを恫喝するように、マリューさんはまた拳銃をぶっ放してヒステリックにわめき続けた。

「黙りなさい!何も知らない子供が!中立だと関係ないと言ってさえいれば、今でもまだ無関係でいられる。ま
さか本当にそう思っている訳じゃないでしょう?ここに地球軍の重要機密があり、あなた達はそれを見た。それ
が今のあなた達の現実です」
「…そんな乱暴な」
「乱暴でもなんでも、戦争をしているんです!プラントと地球、コーディネイターとナチュラル、あなた方の外
の世界はね!」

またか…この女の言うことを聞いている内に心が冷えて行くのがわかる。コーディネイターコーディネイターっ
てユーラシアの奴らみたいに。しょせん地球連合か。なんでほって置いてくれないの!
あたしは目を閉じながらふらっと地面に倒れこんだ…
581通常の名無しさんの3倍:2007/02/23(金) 23:57:16 ID:???

「ナンバー5のトレーラー……あれでいいんですよね?」
「ええそう…ありがとう」
「それで?この後は僕たちはどうすればいいんです? 」
「ストライカーパックを…そしたら…キラ君もう一回通信をやってみて!」
「…はい」

あの後みんな、あの女の指示に従って色々やってる。もちろん嫌々だけど。
あたしだけは、さっきの戦闘で疲れが出たんだろうと言う事でベンチに寝かされている。でもね、隙を伺ってた
のよ。
あの女の拳銃がホルスターに収まってるのを確認すると、一気に後ろから羽交い絞めにして左手で拳銃を奪い取
った!

「うぐぅ」

傷を締め付けられてか、うめき声をあげるけどそんなの知らない。

「ルナ!」
「形勢逆転ってね!さっきは好き放題言ってくれたわね!中立なんか知ったこっちゃないって?国際法ってどこ
に行ったのかしらね?
戦争をしているのがプラントと地球?笑わせないでよ!プラントと地球連合が戦争してるだけで中立国いっぱい
あるじゃない!
コーディネイターとナチュラルが戦争をしている?どこが?プラントにもナチュラルいるじゃない!地球にもコ
ーディネイターいるじゃない!人種間戦争にでもしたいの!?
そうそう、あたし、コーディネイターなのよね。あなたはナチュラルでしょ?敵だと言われたも同然よね?
敵ならこの拳銃撃っちゃってもいいかしら?人に銃向けるなら、撃たれる覚悟はできてるよね!?」
582通常の名無しさんの3倍:2007/02/23(金) 23:58:31 ID:???


「おーい!ルナちゃん!マリュー大尉!」

緊迫した雰囲気の中、男の人がこちらへ向かってきた。
あれは…確かお父さんやお母さんと同じ会社のアスカさん!

「アスカさんですよね!?父や母は無事ですか!?」
「ああ、もう避難しているはずだ。にしても、えらく物騒な光景じゃないか?」

あたしは、警戒を解かずにマリュー大尉に拳銃を突きつけたまま、これまでの事を話した。

「マリュー大尉、ルナちゃんが言ったことは本当かい?」
「え、ええ、確かに銃で脅迫しましたし、彼女が言ったことに類することは言いました。でも…!」

アスカさんは厳しい顔になると

「それは受け入れられない発言だな。そもそも我々がここで秘密裏にMSを開発していたのは中立コロニーと言う
利点を考えての事だろう。私もコーディネイターなんだが、そんな目で君に見られていたとは悲しいよ」

そう言って、悲しそうな表情を浮かべた。

583通常の名無しさんの3倍:2007/02/23(金) 23:58:53 ID:???
「すみません!もちろんアスカ主任をそんな目でなんか見ていません!機密の保持に気が行き過ぎて、その、言
葉の使い方を間違えました…」
「ああ。さあ、学生諸君にきちんと謝りなさい。ルナちゃんも、もうそんな危ない物はしまっておきなさい。」

あたしが銃を突きつけるのをやめると、マリュー大尉はぺこぺことあたしたちに謝ってまわった。

「…でもアスカ主任、このままではせっかくここまで完成させたMSが。ザフトがまたこれを狙って攻撃してくる
のはまず間違いないと思われます!」
「うーん、私としてもそれは研究の成果を無駄にするのは防ぎたい」
「あのー、私たち、避難しちゃっていいですか」
「ああ、えーと…」
「ミリアリアです。ミリアリア・ハウ」

それをきっかけに、サイたちはあらためてアスカさんに自己紹介をした。

「私はノブザネ・アスカ、モルゲンレーテのMS開発主任だよ。さて、シェルターだが、ここら近辺のは満杯か、壊れていたよ」
「そんな!」
「連合軍の戦艦−アークエンジェルと連絡取ろうとしていたんだろう?ここで待って、戦艦に乗せてもらった方
が却って安全かも知れないよ」
「…どうする?サイ、ルナ?」

みんなサイとあたしの顔を心配そうに見てくる。

「しょうがないかな。アスカさんといれば変なことにはならないと思うし」
「よし、そうしよう。アスカさん、何かできる事ありますか?」
「ああ、ありがとう。じゃあアークエンジェルとの通信を試し続けてくれ。それからストライクにランチャーパ
ックを付けてくれ。私はルナちゃんと違って格闘術は苦手だからな。はは…それからマリュー大尉、ちょっと話
が…」

あたしたちはアスカさんの指示通りに動き始めた。シェルター…メイリンのシェルターは大丈夫かな…
アークエンジェルと通信が繋がった後しばらくして、コロニー内に爆音が響いた。
584通常の名無しさんの3倍:2007/02/23(金) 23:59:50 ID:???
投下終わり
585通常の名無しさんの3倍:2007/02/24(土) 04:22:02 ID:???


魔乳を瞬殺するルナツヨスwwwwwww
というか、ルナがいる状況じゃあこうなるよなw
魔乳さん、立場をわきまえましょうw
586通常の名無しさんの3倍:2007/02/24(土) 07:34:20 ID:???
アスカ主任登場!シンがどうなるかいまから楽しみだ。
GJです。
587通常の名無しさんの3倍:2007/02/24(土) 14:09:33 ID:???
>ノブザネ・アスカ

なんですかノブザネって名前は
588通常の名無しさんの3倍:2007/02/24(土) 14:27:34 ID:???
>>587
シンとマユを漢字に直して合成しましたー
信・真由で信真。マユちゃんの由の字は奥さんから来てます。
589通常の名無しさんの3倍:2007/02/24(土) 20:36:47 ID:???
なんで今川氏真は天下を取れたのか
http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1169568056/
590赤髪のディアナ:2007/02/25(日) 11:23:07 ID:???

「アークエンジェルよ!」

マリュー大尉が嬉しそうに声をあげる。
爆炎から現れたのは一隻の戦艦だった。
見上げると鮮やかに赤と白に塗られた戦艦が飛んでいる。まるでペガサスのようだ、と思った。


着陸してきたアークエンジェルから黒髪のショートの髪型の女性が降りて、駆け寄ってきた。

「ラミアス大尉!それにアスカ主任も!御無事で何よりでありました!」
「あなた達こそ、よくアークエンジェルを……おかげで助かったわ」
「……艦長以下、艦の主立った士官は皆、戦死されました。無事だったのは艦にいた下士官と、十数名のみです。
私はシャフトの中で運良く難を逃れました」
「艦長が……そんな……」
「よって今は、ラミアス大尉が最上級者であります。ご命令を、お願いします」
「……わかりました。奪われなかったこのストライク、なんとしても本部へ届けましょう!」
「ところで、この子供たちは?」
「ああ……ヘリオポリス工科大学の学生よ。彼らのおかげでそこにあるジンを捕獲できたわ」
「ジンを捕獲した!?それはお手柄です!さすがラミアス大尉!」
「いえ、その、この子達がOS改良してくれたり操縦してくれたのよ」
「この子供たちがですか!?」
「ここはオーブのコロニーだよ。コーディネイターの子もいるんだ」

アスカさんが口を挟んだ。

「コーディネイター!?」

それを聞いた兵士たちがいきなり銃を構えた!

「やめなさい!」

マリュー大尉がするどい声で制止した。

「私たちが戦っているのはザフトです!コーディネイターが皆敵ではありません!」

兵士たちは銃をおろして緊張が解かれた。マリュー大尉はアスカさんを見て苦笑した。アスカさんも苦笑した。
591赤髪のディアナ:2007/02/25(日) 11:23:43 ID:???

「しかし、この人数にMS一機でとなると、ザフトの攻撃を撃退するには……」
「それなんだがね、ほら、マリュー大尉」
「ええ、あなたたち、モルゲンレーテのこの場所へ行って……」

しばらくマリュー大尉たちと話しこんでいたアスカさんがこちらへやって来た。

「なぁ、キラ君、ルナちゃん、頼みがある」
「なんですか?」
「もし、再びザフトが攻撃してきたら、またMSに乗ってくれないか?」

「え!?」

驚くあたしたちに、アスカさんは頭を下げた。

「すまん、ほかに操縦できる奴がいないんだ。いや、戦う必要はない。自分が攻撃を受けないことを最優先にし
てうろちょろしていてくれれば、それでいいんだ。それだけで、こちらは助かる」
「でもMSってあれ一機しかないんじゃ?」
「実は、オーブでも秘密にアストレイってMSを試作していてね。ほら、あれだ」

少し、誇らしげに言うアスカさん。
ちょうど遠くに連合の兵士たちがMSをここに運んでくるのが見えた。
赤色と青色の二機のMS。バッテリーが切れて灰色のストライクとは違った、鮮やかな印象のMSだった。


「お断りします!僕達をもうこれ以上、戦争になんか巻き込まないで下さい!」
「キラ!?」
「僕は戦争が嫌で、戦いが嫌で中立のここを選んだんだ!それを……」
「いいわよ。なら、キラは乗らなくて」
「え!?じゃあ、ルナマリアは乗るって言うの!?」
「うん。アスカさんも、逃げ回ってるだけでいいって言ったじゃない?それにザフトがまた攻めてくるのは確実
だろうし。艦の中で自分の運命他人任せにして震えてるのって、趣味じゃないの」
「そんな……」
「その代り、あの赤と青のMS、ちゃんと乗れるようにOS直すの手伝ってね」
「う、うん」
592赤髪のディアナ:2007/02/25(日) 11:24:22 ID:???
その後、カレッジのみんなに手伝ってもらって赤と青のモビルスーツ(アスカさんたちはレッドフレーム、ブル
ーフレームと呼んでいるそうだ)からデータの吸出しと、OSの改良をした。データの吸出しは、アスカさんに言
われて連合の人たちには内緒だ。
赤にはナチュラル用の基礎的なOS、青にはオプションパーツの設計図などが入っていた。こういう情報は、使い
方によっては国と国との取引に使えるような物もあるそうだ。
OSの改良も、順調に進んだ。何のことはない。あたしたちがカトウラボでまかされてた作業の成果がかなり使われていたのだ。

「なぁ、ルナ。もしザフトが攻めてきたらこいつに乗るんだろ?大丈夫か?」

サイが心配そうに声をかけてきた。サイは最年長らしく、結構みんなを見ていないようで見ていてフォローして
くれて頼もしい。と言ってもあたしとたった2ヶ月しか違わないわけで、ともすれば妹しか気をつけてないあた
しとしては見習わらなきゃと思ったりする。

「うん、攻撃しろなんて言われたらあれだけど。このオーブのMSってあっちの灰色のより大分軽いのよ。機動性
は高いし逃げ回るだけならなんとかなりそう」
「そうか。くれぐれも、無理はするなよ。あー、もういっそこの艦ザフトに降伏してくれた方が安全かもな」
「だめよ!」

やばっ思わず大声を出してしまった。

「ごめん、大声出しちゃって。でも、ザフトは血のバレンタインの復讐だって言って地球に連合国も中立国もか
まわずNJ打ち込むような奴らなのよ。オーブもなんか連合と共同でMS開発してたんだし、捕まったら何されるか
わかったもんじゃないわ。……あたしのお爺ちゃんとお婆ちゃん、エイプリルフール・クライシスで死んでる
んだ」
「そうか。悪い事言ったな」
「いいのよ」

「……僕、僕も乗るよ。やっぱり」

突然、黙々とOSをいじっていたキラが言った。

「いや。最初は腹が立ったけどさ。このヘリオポリスは大きく感じたけど、外にはもっと大きな世界が広がって
て、無関係じゃいられないんだなって思い知らされて。それに、女の子だけ危険な目に遭わせる訳にはいかない
じゃない?」
「……ありがと。キラ」
「がんばれよ、キラ」
593赤髪のディアナ:2007/02/25(日) 11:25:14 ID:???
なんて話してると、爆音が響いた!あれは!シャフトが!?
赤い色の連合軍の戦闘機と、ジンとは違うMS――後で聞いたらシグーと言うらしい――がコロニーの中へ飛び込
んできた!

「敵だ!君たちも早く乗り込め!」

アスカさんがそう言うとストライクに乗り込む!あたしはレッドフレーム、キラはブルーフレームに乗り込んだ。
アークエンジェルからミサイルが放たれ始めた。敵のMSはそれをかわし……ミサイルはシャフトに当たってい
る!このままじゃコロニーが!
ああ!スクリーンでは、連合軍の戦闘機がやられたところだった。
敵のMSはこちらに向かい……なんか動きが、鈍った?

「そこだあぁぁーー!」
『待って!アスカ主任!それは!』

アスカ主任が超高速インパルス砲――アグニを撃つ!それは敵のMSの片腕片足を吹き飛ばし……コロニーに、大穴を空けてしまった。なんて言う威力!マリューさんが止めたのはこういう訳か。
それでも。アグニに撃破された敵MSは、ふらふらとその穴から出て行った。ふー。

連合軍の戦闘機――メビウスもふらふらとこちらにやってくる!コントロールは失っていないようで、なんとか
アークエンジェルに着艦したようだ。
近くに行って降りてみると、メビウスのパイロットも降りて来て挨拶していた。

「地球軍、第7機動艦隊所属、ムウ・ラ・フラガ大尉だ。よろしく」
「第2宙域、第5特務師団所属、マリュー・ラミアス大尉です」
「同じく、ナタル・バジルール少尉であります」
「俺の乗ってきた船が落とされちまってねー。乗艦許可を貰いたいんだが、この艦の責任者は?」
「……艦長以下、艦の主立った士官は皆戦死されました。今は私がその任にあります」」
「やれやれ、なんてこった。あーともかく許可をくれよ、ラミアス大尉」
「わかりました。乗船を許可します」

その時、ストライクからもアスカさんが降りてきた。ちょっとしょんぼりしていた。

「すまない。マリュー大尉。アグニは思ったより威力が大きすぎた」
「危急の際でしたから、シャフトに当たったら一大事でしたが、しょうがないでしょう。無事敵MSを撃退できた
のですから。それよりこちらのミサイルがシャフトに当たってしまって。オーブの皆さんには申し訳ありませ
ん」
「いやいや」
「あー、マリュー大尉、彼は?」
「あ、モルゲンレーテのMS開発部主任のノブザネ・アスカさんです」
「ふーん。よろしく。……あんた、コーディネイターかい?」
「……ああ」
「フラガ大尉、ここはオーブのコロニーで、現在艦に協力してくれる者の中にもコーディネイターがいます。ト
ラブルの元になるような言動は厳に慎んでください」

ナタル少尉がこちらに目をやりかすかに苦笑した。前にもあったなぁ。こんな事。堅苦しそうなナタル少尉だけ
ど、慣れれば仲良くなれるかもしれない。
594赤髪のディアナ:2007/02/25(日) 11:26:05 ID:???
「すまん。他意はない。俺はただ聞きたかっただけなんだよね。なにしろ、ここに来るまでの道中、これのパイ
ロットになるはずだった連中の、シミュレーションをけっこう見てきたが、奴等、ノロくさ動かすにも四苦八苦
してたもんでね。そういや、奪われなかったのは1機だけかい?あの2機は?俺の知ってるデータにはない機体
だが?」
「ああ、なんと言うか、オーブの作っていた秘密兵器さ」
「秘密兵器!そりゃなんとも頼もしそうな響きだねぇ。ところで、外に居るのはクルーゼ隊だ。あいつはしつこ
いぞ〜。こんなところでのんびりしているより、早く出航した方がいいと思うがね」

あたしたちが出航したのは、それからまもなくだった。そして、フラガ大尉の言葉が悪く当たった。まだコロニ
ーから出ないうちに、敵のMSが今度は3数も襲来!アスカさんとあたしとキラも早速発進した。
ストライクはさっきの反省からエールパックだ。

「落ち着いて逃げ回れよ、ルナちゃん、キラ君」
「「はい!」」
「ん?あれはイージスか!?奪ったMSを投入してくるとは。ザフトも辛いのかな……いいか!あの赤いのはフェイズシフト装甲だ。実体弾は効かん!イーゲルシュテルンを無駄撃ちするな!」
「はい!……キラ?」
「あれは……は、はい!」

進入してきたジンは、拠点攻撃用の重爆撃装備だった。コロニーの事なんかこれっぽっちも考えてないんだ!
逃げ回るだけのつもりだったけど……守らなきゃ!
ジンは次々にミサイルをアークエンジェルに向けて放っている!イーゲルシュテルンとビームライフルで邪魔をする!当たらなくてもいい!邪魔さえできれば!
!一機、あたしの攻撃を避けようとしたところをアークエンジェルの砲火で撃沈された!やった!
もう一機もアークエンジェルの砲火に絡め取られた!……でも、そいつの放った最後のミサイルは、もうぼろぼ
ろになっていたシャフトを直撃した――
595通常の名無しさんの3倍:2007/02/25(日) 11:26:18 ID:???
投下終了
596通常の名無しさんの3倍:2007/02/25(日) 16:37:30 ID:???
GJ
赤髪のディアナ様色んな意味でツヨス
597通常の名無しさんの3倍:2007/02/26(月) 20:27:52 ID:???
GJ!レッドにブルーか・・・そこら辺の補完を期待する
598通常の名無しさんの3倍:2007/02/28(水) 19:31:03 ID:???
捕手
599赤髪のディアナ:2007/02/28(水) 19:45:05 ID:???
『……応…答…』

ヘリオポリスは、あたしの目の前であっけなく崩壊した。
父さん、母さん、メイリン……無事だよね?

『応答…し…ろ!ルナマリア・ホーク!』

ナタルさんだ!あたしは通信に気づいた。

「はい!レッドフレーム、ルナマリアです」
『無事か?』
「はい。キラやアスカさんは無事ですか?」
『アスカ主任は無事だ。もう帰投している。キラは今確認中だ。こちらの位置は分かるか?』
「はい」
『ならば帰投しろ。…戻れるな?』
「はい」

キラ、無事だと良いけど。



帰投すると、キラ帰ってた!救命ポッドを収容していた。エンジンが壊れていたそうだ。
コクピットのハッチを開けると、ポッドの人たちが外に出てきていた。
あれ?あの金髪の子は……

「…お前…お前がなぜあんなものに乗っている!?」

あの子がこっちに向かってきたけど、その後ろ!メイリン!

「メイリン!無事だったのね!よかった〜!」
「お姉ちゃん!怖かった〜」

ほんと、無事でよかった。二人で泣きながら抱き合った。
金髪の子は、あーとかうーとか言ってたけど、キラを見つけてそっちの方に飛んでいった。

とりあえず、疲れたから食堂に行こう。
歩きながら、メイリンにこれまでのことを話した。さすがに驚かれ、心配された。
でもね、お姉ちゃん、メイリンを守るためにも、安全なところに着くまで、頑張るから。
600赤髪のディアナ:2007/02/28(水) 19:46:11 ID:???

「あーメイリン!」
「無事だったんだな!よかった!」

食堂には、みんなもいた。みんな、メイリンの無事を喜んでくれた。これでカトウゼミ無事全員集合ね!

ちょっと離れた席に、金髪のあの子が座って緑茶をすすっていた。そう言えば、どんな子なんだろう。

「ねぇ、キラ……」
「やぁ、ここにいたのか。ルナちゃん、キラ君、お疲れ様!みんなも、メイリンちゃんも無事でよかった!」

キラに金髪の子の事を聞こうとした時、アスカさんが現れた。

「アスカさんこそお疲れ様でした!そう言えば、もう一機いた、奪われたイージスですか、赤いMSはどうなりま
したか?」
「ああ。やっぱり奪ったばかりじゃうまく扱えなかったらしくてね。なんとか片足を撃ちぬいたら撤退してくれ
たよ」

そばでため息が聞こえた。キラが、ほっとしたような複雑な表情をしていた。
アスカさんはそんなキラを妙にまじめな顔で見つめていた。

「なぁ、キラ君、ちょっと向こうで……え!?」

え?なに?アスカさんの視線をたどると、金髪のあの子がいた。

「もしかしてあなたは……」
「ちょっと待ったーーー!!!」

あの子はいきなり飛び上がると、アスカさんを食堂の外に引きずっていった。
いったいなんだろ?あの子?キラに聞いても、カガリ・ユラと言う名前以外はまだあまり話もしてないらしかっ
た。
601赤髪のディアナ:2007/02/28(水) 19:47:02 ID:???
結局、またアスカさんに会えたのは食事を終えて、MSの整備をしていた時だった。

「あ、アスカさん」
「やあ、整備お疲れ様。私もストライクの整備に来たよ」
「そう言えば、食堂にいた金髪の子お知り合いですか?」
「あ、ああ。オーブ本土で、ちょっと知ってたんだ。まぁ、仲良くしてやってくれ」
「はーい!そういえば、今あたしたちってどこに向かってるんですか?」
「ああ、ここから地球連合の基地で一番近いのは、ユーラシアのアルテミス要塞だ。そこへ向かう案もあったんだが」
「え!?ユーラシア!?絶対嫌です!あたしたち!」
「まぁまぁ。そう言う案もあったんだが、私が強硬に反対して別の案になったよ。私だって、ユーラシアの奴らにオーブの機密を奪われる危険は冒したくないからね」

アスカさんは、最後の方は小声でささやいた。とりあえず一安心だ。

「じゃあ、どこへ向かってるんですか?」
「デブリ帯さ」
「そんなとこに?。」
「武器弾薬はそれなりに積み込めたが、避難民を収容したからね。水と食料に余裕がなくなったんだ」
「そうですか。いい案だと思いますよ。死んでる人間より生きてる人間の方が怖いから。ザフトの裏をかけてればいいですね」
「そうだな。じゃあ、整備頑張ろうか」

◇◇◇
整備を一段落して、一休みしようと食堂に向かってた時、向こうからみんなが歩いてきた。あれ?服が?

「キラー」
「あ!トール、みんな」
「や、ルナも」
「お姉ちゃん、お疲れ様!」
「サイ…何?どうしたの?その格好?」
「僕達も艦の仕事を手伝おうかと思って。人手不足なんだろ?」
「ブリッジに入るなら軍服着ろってさ」
「軍服はザフトの方が格好いいよなぁ。階級章もねぇからなんか間抜け」
「ルナやキラにばっか戦わせて、守ってもらってばっかじゃな」
「こういう状況なんだもの、私たちだって、出来ることをして…」
「おーら行け!ひよっこども!」
「はーい、チャンドラさん。じゃあな」
「後でね。ルナ、キラ」
「あー、お前らもまた出撃するんなら、今度はパイロットスーツを着ろよ!宇宙だからな!」
「はーい!」

みんなの気持ちが嬉しかった。

その夜、事件は起こった。
602赤髪のディアナ:2007/02/28(水) 19:48:49 ID:???
新造艦アークエンジェルの独房は、早くも使われている。あたしがヘリオポリスで捕縛した捕虜のためだ。
彼――ミゲル・アイマンと言うらしい――にも食事を与えないといけない。しかしなにしろザフトの兵士だ。
危険なのでナチュラルが食事を運ぶよりは――とあたしに役が回ってきた。

「食事よ」
「あー俺どうなるんだ?銃殺か?別にかまわないぜ。さっさとするならしろよ。そんな怖い顔してんなよ。コーディネイターは珍しいか?」
「食事、食べたら?」
「ちぇ、手を繋がれてると食い難いな。ったく。まずい飯だぜ」
「まずい?プラントじゃさぞかしおいしい物食べられるんでしょうね」
「ああ、最近流行ってたのは海鮮ジョンゴル鍋だったかな。ナチュラルのくせに食べたことないのかよ」
「あたしはコーディネイターだけど?」
「!コーディネイター?じゃあなんでプラントを裏切ったんだよ!プラントの恩を忘れたのか?」
「裏切り?残念ね。あたしは地球生まれよ。プラントには恩も義理もない!」

だめだ。感情が高ぶって行くのが止められない。

「……むしろ、恨み、ね。……食べられれば、なんでもよかったわよ」
「え?なんだって?」
「あたしのお爺ちゃんとお婆ちゃんね、エイプリールフール・クライシスのおかげで、餓死したわ。」
「え!?」
「それだけじゃない。アニーやヤンカ、リンもハンナも……餓死したり、凍死したり!」
「……」
「それもこれも、あんたたちザフトが地球に無差別にNJ打ち込んだからよ!そのおかげで、あたしたちはコーデ
ィネイターだからって故郷を追われたのよ!それを、何?海鮮ジョンゴル鍋!?なんでみんなが死んであんたみ
たいなのが生きてるのよ!?ザフトなんか死んじゃえばいいんだ!!!」
「うわ、やめろ!ナイフなんか!誰か!助けてくれー!」

気が付くと、あたしはアスカさん、キラやトールに取り押さえられていた。
あたしは、アスカさんからきつく説教され、捕虜のいる独房に入ることを禁止された……
603赤髪のディアナ:2007/02/28(水) 19:49:04 ID:???
投下終わりです。
604通常の名無しさんの3倍:2007/02/28(水) 19:52:28 ID:???
ミゲルキターw

投下乙です〜
605通常の名無しさんの3倍:2007/03/01(木) 20:25:37 ID:???
お〜GJ!
話のテンポが早くて読みやすいっす!
このシーンであ〜なり、あのシーンがここに来たりと、このままのペースで停戦まで行ってしまって下さい!
ルナのセリフ部分を読んでいる時、脳内がまーや声になってるw
上手くルナの性格が拾えていますね
606通常の名無しさんの3倍:2007/03/02(金) 16:25:12 ID:???
投下乙

ルナマリアは小説版で言ってたブルーコスモスみたいなもんか
それとも・・・
まあ今後の展開に期待する
607赤髪のディアナ:2007/03/02(金) 17:48:45 ID:???
やっちゃったなー。ちょっと落ち込みながらあたしも夕食にするために、食堂に向かった。

「ルナ、気持ちはわかるけどやりすぎだったよ」
「…ハァ…わかってるわよ、キラ。アスカさんにもきっちり絞られたし」


「お!MSの整備、完了か?」

トールが何もなかったように声をかけてくる。その気遣いが嬉しい。ミリィは幸せ者だ。

「はは、うん。まぁ。でも、パーツ洗浄機もあまり使えないから、まいっちゃう。手間ばっかりかかっちゃっ
て」
「そうなんだよなー給水制限で辛いよ。思いっきり水が飲みたいよ」
「もうちょっとの我慢よ。トール。デブリ帯で補給するみたいだし」
「そうか!そいつは助かる!」
「ちょっと待てよ!デブリ帯ってまさか…」

サイってほんと頭がまわるわー

「まぁ。残骸から勝手に補給させてもらうってのが正確かな」
「「ぇぇー…」」
「いいじゃない、補給できれば。……みんな、ほんとに飢えたりしたことないよね」
「いきなりどうしたんだ、メイリン」
「ユーラシアでエイプリール・クライシスの後の話だけど。きつかった時期があったの。飢えるとね、すべての
考えがそっち行っちゃうの。食べ物や水の事ばかりだった。だから、みんなはまだ大丈夫よ」

そう言うとメイリンはクスリと笑った。

「そういやメイリンたちってユーラシアからオーブに逃げてきたんだよな……」

あ、みんな黙っちゃった。うう、気まずい。

「うう……お前たち苦労したんだな。私は、私は……」

もうすっかりみんなの仲間になってるカガリが泣き始めちゃった。

「ほ、ほら、あたしたち家族ってちょっとしたサバイバーだから。考えがたくましくなるのよね。あは」
「そうだな。贅沢言ってられないな」

あたしたちは支給されたお水を大切に飲みながら食事を終えた。
608赤髪のディアナ:2007/03/02(金) 17:49:08 ID:???
デブリ帯に着くと、あたしたちはポッドでの船外活動を頼まれた。
時々出会う死体に驚いたりしながら、あたしたちは順調に物資を集めていった。
でも、どうしても水が足りない。


「あそこの水を!?」
「ユニウスセブンには、一億トン近い水が凍り付いているんだ。」
「…でも!…ナタルさんだって見たでしょ?あのプラントは何十万人もの人が亡くなった場所で…それを…」
「キラってば!」
「水は、あれしか見つかっていないの。」
「誰も、大喜びしてる訳じゃない。水が見つかった!ってよ…」
「あたしは喜んでるわよ」
「メイリンってば!まぁ、みんなはあそこに踏み込みたくはないだろけどさ。しょうがないじゃん。あたしたち
は生きてるんだし。死んだ人に遠慮して渇き死になんて莫迦らしいよ」
「そうだな。しょうがないよな」
「だな」

みんな、ユニウスセブンからの補給に納得した。そしてミリィの提案で慰霊のために折り紙で鶴を折ることにな
った。
あたしは折る気にならなくて、MSの整備を言い訳にコクピットに篭っていた。あたしが失くしてしまった物を持
っているミリィが羨ましかった。

「お姉ちゃん」
「あ、メイリン。どうしたの?」
「ん、差し入れ。紅茶とお菓子持ってきた。一緒に食べよ」
「ありがと」

特に作業もしてないあたしを見ても何も言わず、メイリンはあたしの横に座ると紅茶とお菓子を差し出してきた。
あたしたちはなにも会話しないまま、ゆっくりと紅茶を飲み、お菓子を食べた。
なにも会話しないけど、メイリンはあたしの思ってる事がわかってくれてる気がする。
メイリンがたまらなく愛おしかった。
メイリン、あなただけは何があっても、お姉ちゃんが守るからね……
609赤髪のディアナ:2007/03/02(金) 17:49:36 ID:???
再び、水の補給のために作業ポッドに乗り込むみんな。今回は、あたしがみんなの護衛だ。アスカさんはいざと
言う時のためにアークエンジェルに残ってる。今回も何も無いと良いけど。

順調に大きな氷塊をポッドに括り付け、アークエンジェルに帰艦しようとした時だった。

あれは、民間船?
まだ真新しいような、残骸になって間もないようなデブリが流れてきた。
!あれは!強行偵察型のジン!なんでこんなところに!
みんなが見つかりませんように……

その願いもむなしく、ジンは作業ポッドを見つけると発砲してきた!
守らなきゃ!守らなきゃ!落ち着いて!落ち着いて……
心を沈め、狙いを定め、ジンを狙撃――ジンは爆発した。MS越しとはいえ、人を殺す感覚はやっぱり嫌な物だっ
た。

オーブに亡命して、追っ手と撃ったり撃たれたりする生活とはさよならだと思ったのに、なぁ……


『ブー・ブー・ブー・ブー……』

ちょっと鬱に入ったあたしの耳に耳障りな音が入ってきた。

なに?これは、救難信号?
機体を動かしてあちこち見てみると、救難ポッドがあった。
610赤髪のディアナ:2007/03/02(金) 17:50:11 ID:???
「つくづくこの艦は、落し物拾いに縁があるようだな」

救命ポッドをアークエンジェルに持ち帰ると、ナタルさんがため息混じりで言う。
えへへ。でも、ヘリオポリスの時とは違ってあたしが持ち帰らなきゃ誰も見つけなかったかもしれない。しょう
がないよね。

「開けますぜ?」

マードックさんが用心深くハッチを開く。

「ハロ、ハロー!ハロ、ラクス、ハロー!」
「ありがとう。御苦労様です」
「はあぁ!?」

あたしたちは、飛び出してきた妙な物体と、この場に似つかわしくないごてごて装飾の着いた服装の女の子に絶
句した。
611赤髪のディアナ:2007/03/02(金) 17:50:42 ID:???
マリューさんたちがその子を尋問した。みんなで立ち聞きしていたら、見つかって追い払われてしまった。
でも、あの子がラクス・クライン――エイプリール・クライシスを引き起こしたシーゲル・クラインの娘であること。ユニウスセブンの慰霊に来ていたらしいことはわかった。

「……クラインか」

ぽむ。肩に手を置かれた。振り向くと、トールが心配そうにこっちを見ていた。

「あはは、大丈夫よ。もうあんなことしないって!」
「そうならいいけど。まぁ何か言いたくなったら聞き役ぐらいはできるから」
「ありがと」

あたしたちは、氷塊をアークエンジェルに運び込む作業に移った。
どんどん氷が運び込まれる!これで給水制限生活しなくてすむ!うふ♪


作業が終わって、食事時間になった時、ちょっとした問題?が起こった。誰がラクス・クラインに食事を持っていくかと言うことだった。
うーん、キラにはもう捕虜への食事持ってってもらってるし、あたしかメイリンになる。
ラクス・クラインはアイドルだそうだし、危険はそうないだろう。でも、あたしはメイリンが時々見せるエイプリール・クライシスへの鋭い恨みみたいな物を感じている。あたしも人の事いえないけどさ。

「……あたしが行くわ」

あたしがそう言った時だった。

「あらあら、みなさんここにいらしたんですのね」

当のラクス・クライン本人が、なぜかここに現れた。
612赤髪のディアナ:2007/03/02(金) 17:51:15 ID:???
「わぁー…驚かせてしまったのならすみません。私、喉が渇いて……それに笑わないで下さいね、大分お腹も空
いてしまいましたの。こちらは食堂ですか?なにか頂けると嬉しいのですけど…」
「っで、ってちょっと待って! 鍵とかってしてなかったわけ…?」
「やだ!なんでザフトの子が勝手に歩き回ってんの?」
「メイリン!落ち着いて!食事は、これから持って行こうとしてたところです。部屋の鍵はかかってなかったんですか?ラクス・クラインさん」
「あら?勝手にではありませんわ。私、ちゃんとお部屋で聞きましたのよ。出かけても良いですかー?って。そ
れも3度も。この子はお散歩が好きで…というか、鍵がかかってると、必ず開けて出てしまいますの」
「それを勝手と言うんです!いいですか!鍵は勝手に出歩かれたくないから掛けてあるんです!……どうせ食事持ってくところだったし、案内しますから、部屋に戻ってください。キラ、この機械保管しておいて」
「あらあら、その子はピンクちゃんって言いますのよ」
「アラ?テヤンデイ!アソボ、アソボー。ミトメタクナイ!ミトメタクナイ!」


……ラクス・クラインは、わきゃわきゃ言ってたけどようやく部屋に戻ってもらった。

「またここに居なくてはいけませんの?」
「ええ、そうですよ。はい、食事です。ごゆっくりどうぞ」
「ありがとうございます。おいしそうですわ。……でも詰まりませんわ。ずーっと一人で。私も向こうで皆さん
とお話しながら頂きたいのに……」
「もう、勝手に出歩かないでください。これは地球軍の船ですから。ここにはあなたの父親が引き起こしたエイ
プリールフール・クライシスで家族を失くしてプラントに恨みを持ってる者もいるんですから。刺激する様な事
は控えてください」
「……そうですか。悲しいことですわね」
「……」
「でも!貴方は優しいんですのね!ありがとう」
「?あたしが?はは」

このお嬢さんにはあたしも苦笑するしかなかった。
613赤髪のディアナ:2007/03/02(金) 17:52:05 ID:???

食事を終わらせて、廊下に出るとサイがいた。

「ルナ、お疲れ様」
「ありがと、サイ。ああいうの天然って言うのかな?ちょっと疲れちゃった。あはは」

部屋の中から歌声が小さく流れてきた。手持ち無沙汰で歌ってるのだろう。

「この歌あの子が歌ってるのか?綺麗な声だなー」
「……そうね。歌手やってるだけあるわ」
「でもやっぱ、それも遺伝子弄って、そうなったもんなのかな?」
「さぁ?それよりも、あたしには何考えてピンクの髪にしたのかが理解できないわ」
「たしかに。さ、行こうぜ!俺達も飯食わなきゃな」



食堂に戻ったあたしたちに朗報が待っていた。
第8艦隊先遣隊と連絡が取れたというのだ!ああー安心した。宇宙の中たった一艦で漂っているのは予想以上に
あたしの心を心細がらせてたみたいだ。
避難民の人たちも、ほっとしてるようだ。

みんな、ハイキングの前日みたいにうきうきしてた。
……でも、そんな気持ちを吹き飛ばす通信が入ってきた!

『総員、第一戦闘配備!繰り返す!総員、第一戦闘配備!』

あたしは走りながらアスカさんに聞いた。

「先遣隊が襲われてるって!?」
「ああ!ナスカ級が一隻らしい」
「ナスカ級一隻?それ、ヘリオポリス襲った奴かな!?」
「わからん、でも、そうかも知れん!」
「ここまで来たんだもの、守らなきゃね!キラ!」
「うん!」

あたしたちがMSに乗り込んだ時、もっと詳しい状況が知らされた。

『相手はジン4機よ!いつも通り無理をせず、各艦の対空砲火と協力しなさい!』
「はい!」
「ルナマリア・ホーク、レッドフレーム行きます!」
614赤髪のディアナ:2007/03/02(金) 17:52:19 ID:???
投下終わり
615通常の名無しさんの3倍:2007/03/02(金) 20:26:58 ID:???
投下乙!
>「さぁ?それよりも、あたしには何考えてピンクの髪にしたのかが理解できないわ」

この気楽な反応に救われるなあw
616通常の名無しさんの3倍:2007/03/03(土) 06:43:13 ID:???
GJ

ホーク姉妹タフだな
617通常の名無しさんの3倍:2007/03/04(日) 01:45:27 ID:???
保守
618赤髪のディアナ:2007/03/04(日) 02:48:43 ID:???
あたしたちが戦場に出ると、すでに先遣隊の一艦――バーナードが撃破されていたようだった。
あたしは心の中で手を合わせた。

「さあ、行くわよ!」

手近な敵目掛けて、ジンの突撃機銃をばらまく。どうせ敵はジンだし、引き付ければいいだけだという事で、ヘ
リオポリスやデブリ帯で確保したものが渡されている。アストレイのビームライフルだと威力は高いけど、エネ
ルギーが切れると本体も動けなくなるのが難点だ。奪われた機体――Xナンバーが出て来るまであまり使わない
方が良いだろう。

?あれはオレンジに塗られたジン?あいつが指揮官!?こっちに来る!

『お前はキラ、キラ・ヤマトか!?』

え?いきなり呼びかけられた。

「違うわよ!でもキラは友達よ!あなたひょっとしてキラの知り合いなの?キラは別のに乗っているわ。」
『……そうか、お前たちナチュラルがキラを誑かしているんだな!』

ひーん!敵を引き付けるなんてもんじゃない。あたしには2機ものジンが攻撃してきた。
この野郎!こんな事なら『キラか』と聞いてきたときにビームライフルでもぶち込んでやればよかった!
もう攻撃してるひまなんてない!
適当に敵の邪魔をするように弾をばら撒き、攻撃をかわす。その繰り返しがどれくらい続いたんだろう。
もう一時間も経っているような。まさか。ほかの人たちは無事なんだろうか?そんな事を考える暇すら相手は与
えてくれない。さすがに焦れて攻撃もしたくなるけど、ここが我慢のしどころだ。あたしは、目的通り、敵の攻撃を避けることに成功し続けている。へたに動きを変える方が、あぶない。

……でも、とうとうジンの突撃機銃の弾が尽きた。とっさに相手に投げつけるとビームライフルに切り替えた。
もうあといつまで持つだろう。
死も覚悟したそんな混戦状態の中、いきなり全周波帯でメイリンの声が響き渡った!


『これを見なさい!こっちはプラント最高評議会議長、シーゲル・クラインの娘のラクス・クラインを保護して
いるわ!この艦を落とせば、この子も一緒に死ぬわよ!ザフトは戦闘をやめなさい!』
619赤髪のディアナ:2007/03/04(日) 02:49:17 ID:???
一瞬の後、戦闘が止まった。
だが、すぐさまザフトからの皮肉めいた口調の通信が入ったのだ。

『人質を取るとは恐れ入ったものだ!ならこちらも言わせてもらおう!こちらは大西洋連邦外務次官、ジョージ・アルスターの令嬢フレイ・アルスターを保護している!地球連合軍は戦闘を止めよ!』


「救助した民間人を人質に取るのかお前たちは!この卑怯者め!」

オレンジのジンから罵声が浴びせられた。

「ふざけないでよ!ヘリオポリスの避難民がいっぱい乗ってるアークエンジェルしつこく攻撃してるくせに!こ
の人でなし!」

お互いに怒鳴りあいながら距離を取った。


結局、この場での戦闘はこれで終わった。アスカさん、フラガさんもキラも無事だった。よかった。
今回は先遣隊の皆さんがジン一機、フラガさんが一機落としただけであとはお互い自分の事に手一杯で敵機の撃
墜はなかった。

「お嬢ちゃんが敵を引き付けてくれてたおかげで助かったぜ!ありがとよ」

嬉しい。2機もの敵から逃げ続けた苦労が報われた気がする。
そしてなにより先遣隊にもあれ以上の損害は無かった!モントゴメリ、ローは無事だった。
あたしたちはなんとか役目をやり遂げた。


戦闘の方は、マリューさんたちと敵のお偉いさんが交渉して、ひとまず停戦、人質交換と言うことになったらしい。

汗だくになった髪を拭きながら、廊下を歩いてると、あの捕虜――ミゲル・アイマンに出会った。
そっか。あなたも釈放されるんだ。よかったね。
今のあたしは妙に何もかも祝福したい気持ちになっていた。

「あのさあ。あんた、ルナマリア・ホークってんだってな」

いきなり、ミゲル・アイマンが立ち止まり、声を掛けてきた。

「……俺の家は貧乏でさ、弟が病気で、俺は治療費稼ぐためにザフトに入ったんだ。海鮮鍋みたいなご馳走食べ
たことなんて、入隊祝いの時が初めてさ。俺の家の周りはそんな家ばかりだったぜ。プラントが、贅沢三昧して
るなんて思ってくれるなよな。頼む」
「……そう。……元気で。あの時はごめん」

あたしがそう言うと、彼は連れられていった。
620赤髪のディアナ:2007/03/04(日) 02:49:39 ID:???
でも、彼が生きて捕まってたことなんてよくわかったなぁ。
あとでアスカさんに聞いたら、ヘリオポリスを崩壊させた攻撃の生き証人として宣伝に使われることを防ぐため、
ザフトも念のため言ってみただけと言う感じらしかった。

捕虜交換も終わり、アークエンジェルに若干の補充要員が送られてきた。個艦防御力が高いということでジョー
ジさんとフレイさんも乗り込んできた。

アスカさんの情報だと、ジョージさんは反コーディネイター運動を行うブルーコスモスだという事だけど、ジョ
ージさんもフレイさんも特にあたしやキラやアスカさんがコーディネイターだと知っても特に反応しなかった。
ブルーコスモスにも穏健派から、過激派まで色々あるということだけど穏健派、と言うことだろうか。

メイリンは勝手な事をして、マリューさんたちにだいぶ怒られたみたいだ。

「でも、でも、お姉ちゃんがやられそうだったから見てられなくて……」
「うん、ありがとう。メイリンのおかげで無事だったよ」

あたしはメイリンをぎゅっと抱きしめた。

「フレイ、大丈夫だったか?ザフトの奴らにひどいことされなかったか」
「うん、ありがとう、サイ」

フレイの言う事では、フレイと一緒の救命ポッドにいたヘリオポリスの人たちは別のところへ送られ、クルーゼ
隊長――アークエンジェルを追っている敵の親玉らしい――の独断で残されていたそうだ。
心細かったろうな、と思う。

「別に、ひどいこともされなかったわよ。結構お客様扱いだったわ。あたしに付けられた護衛の男の子――ニコルって子なんて、よくピアノを弾いてくれたりして、気晴らしになるように気を使ってくれたし……」

よかった。本当によかった。ザフトも結構紳士なとこあるんだ。それともフレイがお嬢様だったからかな?
それよりもびっくりしたのは、なんとサイとフレイが婚約者だという事だった。
まぁプラントじゃ13で成人だそうだけど……いくらなんでも早くない?それに、あたしは聞いてしまったのだ。
フレイが窓からザフト艦の方を見て

「無事でいて……ニコル……」

と辛そうな顔でつぶやくのを。
621赤髪のディアナ:2007/03/04(日) 02:50:15 ID:???
投下終了
622通常の名無しさんの3倍:2007/03/04(日) 09:31:13 ID:???
>>618-621
乙乙〜
深夜投下好きですね〜w
623赤髪のディアナ:2007/03/04(日) 11:16:48 ID:???
今回は興が乗って真夜中過ぎまで書いちゃいました。母に怒られたorz
624通常の名無しさんの3倍:2007/03/04(日) 14:29:35 ID:???
うぇーい、ぐっじょぶ

ニコルとフレイの悲恋フラグ?
そしてサイ・・・当て馬?
625通常の名無しさんの3倍:2007/03/04(日) 21:50:00 ID:???
私たち善良小市民なhosyuシスターズ!
最近投下の活発なこのスレをhosyuしてあげるわ!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
             (__   hosyu
 〃Y "⌒`Y"ヽ  ,r´  `ヽ  hosyu
 (  (( (`´))) ) (,,人ヽヽ!リ  hosyu
  )从゚ ヮ゚∩(( ∩リ ゚ ヮ゚ノ从 hosyu
  (つ_^=) 丿  ヽ( (!^=⊂)
   く/L_ゝ      く/L_ゝ
    し(_)     (_)J
626通常の名無しさんの3倍:2007/03/05(月) 11:00:24 ID:???
GJ
今回はフレイが印象深い
627赤髪のディアナ:2007/03/05(月) 17:21:13 ID:???
それからしばらくの航海で、とうとうアークエンジェルは第8艦隊に合流した!
うわぁ!窓から見ると船がいっぱい!
でも、ここでみんなとお別れかな、と思うと寂しくもあった。
実は、アスカさんからもう少し、モルゲンレーテ所属のMS開発協力員としてアストレイのパイロットを続けてく
れと頼み込まれていたのだ。キラは断った
けど、あたしは色々考えて受け入れた。メイリンともよく話しあって、結局メイリンもモルゲンレーテ所属とし
て残る事に決めた。まだみんなには秘密だけど。
この艦と連合軍の新型MS、があるから敵がしつこく追ってくるのはわかってる。けど、今のあたしには、それか
ら離れて無防備なシャトルに乗るのが怖い。自分で武器を手にしている方が安心できてしまう。
それに……考えてしまうのだ。オーブに帰って、本当に終わりになるのか、平和になるのかと。中立とは言えオ
ーブの外はやっぱり依然として戦争のままで。もしかしたら巻き込まれるかもしれない。ううん、もうとっくに
巻き込まれているんだ。なら、あたしの力があたしたち家族を受け入れてくれたオーブのためになるなら、役に
立ちたい――

旗艦のメネラオスからハルバートン准将がやってきた。お髭の素敵なおじ様だ。
みんなで整列してお迎えした。
准将は、マリューさんやアスカさんたちと挨拶をするとこちらにやってきた。

「……ああ、マリュー大尉。彼らが……」
「はい。ヘリオポリスの学生たちです。彼らがいなければ、この艦はとてもここまでたどりつけなかったでしょ
う」
「君達の御家族の消息も確認してきたぞ。皆さん、御無事だ!」
「あー!よかったぁ」
「よかったねー!」
「とんでもない状況の中、よく頑張ってくれたなぁ。私からも心から礼を言う」

そしてあたしとメイリンの前に来ると頭を下げられてしまった!

「君たちには、これからも苦労をかけるという。よろしく、頼む」
「は、はい!」
「閣下、お時間があまり……」
「わかった、ホフマン。後でまた君達ともゆっくりと話がしたいものだなぁ」

そう言って准将は去っていった。
去ったとたん、あたしはみんなから質問攻めにされた。
「おい、ルナ!お前この艦に残るって言うのか!?」
「そうだよ。せっかく解放されるのに……」
「メイリンは?残るのか」
「うん。あたしがお姉ちゃん置いてくわけないでしょお?」
「ルナ、ちゃんとした理由聞かせてもらえるんでしょうね?」

しょうがない。あたしは正直な気持ちを話した。でも、みんなを悩ませてしまったようだった。
カガリはあたしの肩をがしっとつかんで……また、泣かれてしまった。
628赤髪のディアナ:2007/03/05(月) 17:21:44 ID:???
ジョージ・アルスターさんが飛び込んできた。なんでも、低軌道衛星経由で地球と奇跡的にレーザー通信が繋が
ったらしい。
アスカさん、あたしやキラに、会いたがっている人がいるそうだ。
誰だろう?あたしはちょっとドキドキして通信機に向かった。時々ノイズが混じる画面には、金髪のちょっとにやけた感じの男の人が写っていた。彼は、こちらを見ると驚いたようにつぶやいた。

『エリス――』

『……いや、失礼しました。』

すぐ彼は気を取り直したように続けた。

『僕は、国防産業連合理事のムルタ・アズラエルです。あなた方が、連合軍に協力していただいているオーブの
コーディネイターの方々ですか。僕からもお礼を言いますよ。同じ地球に生きる者同士、これを機会にオーブと
も、もっと密接に協力し合いたいものですね』
「ありがとうございます。自分としては何を言える立場でもありませんが、お互いによりよき未来を築けたらよ
いと思っております。」

アスカさんが答えた。

『あと、知っているかもしれませんが僕は反コーディネイターの政治団体「ブルーコスモス」の盟主でもありま
す。その立場から言いますが、僕はコーディネイターが生まれるのを止めるつもりです。ただ、今存在している
コーディネイターをどうこうしようとは思っていません。まぁ、空の悪魔に対してはナチュラル・コーディネイ
ターと言った問題とは別の次元からから厳しく対処するつもりですがね。もし、コーディネイターが無くなるま
での世界を、コーディネイターに住みよいものにしたければ、頑張って活躍してくださいね。宣伝はしっかりし
てあげますから』

興味深い話だった。もっと聞いていたかったけど、残念ながら通信が途切れてしまった。
ジョージさんは、盟主がわざわざコーディネイターに会いたがるなんてめったに無いことだ、と言っていた。
その後ジョージさんはフレイとランチへ移動して行った。

フレイは別れ際

「……戦争って嫌よね……早く終わればいいのに……」

と言った。
うん、早く終わればいいね。終わらせたい。
気をつけて!と手を振った。フレイも手を振ってランチの中へ入っていった。
629赤髪のディアナ:2007/03/05(月) 17:22:21 ID:???
『総員!第一戦闘配備!総員!第一戦闘配備!』

突然警報がなった。もう!地球降下直前なのに!
あたしは格納庫に向かって走った。そこで、思いがけない人にあった。

「キラ!?艦をおりたんじゃなかったの」
「ルナの言ったこと、自分でも色々考えた結論だよ。それに、前にフラガ大尉から言われたんだ。出来るだけの
力を持っているなら、出来ることをやれって!これが今の僕の出来ることだ!」
「OK!頑張ろうね!」

コクピットで何もせずにいるのは安心であると同時に怖い。
今回相手は3隻の軍艦に、MSが確認されているのが13機、その内3機は今まで相手にしたことが無いXナンバ
ー――バスター、ブリッツ、デュエルと、これまでで最大の数だ。
……怖い。
もう外では艦隊戦が始まってる。

そばのメビウスではフラガ少佐(昇進した!)から艦隊のMA隊に命令、と言うかアドバイスの声が飛んでいる。

「いいか、一撃離脱に徹しろ!一撃したら逃げ回れ!速度と数じゃこっちが勝ってる!相手を疲れさせるんだ!
相手があきらめて別の奴を狙いだしたらまた攻撃しろ!絶対密集するなよ!」

一機、また一機、弾んだ声で撃墜報告が入ってくる。
それでも敵のMSは着実に艦隊に近づき、メビウス隊が発進を始める。出来るだけ多く敵のMSが撃墜されますよ
うに!
630赤髪のディアナ:2007/03/05(月) 17:22:44 ID:???
幸い敵のジンの多くはこちらのメビウス隊に拘束されているようだ。撃墜報告も続いている。でも、それを抜け
てこようととしているのが、奪われたXナンバー3機!

『総員、大気圏突入準備作業を開始せよ』
「え、この状態で降りるの?って言うかこの声、カズイ!?」
『ああ、色々考えてみんな残った!ばっちりバックアップしてやるからな!』

そんな……でも、嬉しい。

「艦長!ギリギリまで俺達を出せ!何分ある?」

フラガ少佐が要請する!

「このままじゃぁ、格納庫に座ったままやられる!艦長!」

アスカさんも叫ぶ!

「分かった!ただし、フェイズスリーまでに戻れ!高度とタイムは常に注意しろ!」

ナタルさんだ!
アスカさんからあたしたちに注意が飛ぶ!

「いいか、いざとなったらXナンバーは単独で大気圏突入が可能だ!お前らは惑わされずフェイズスリーまでに
戻れ!」


防いでみせる!

「ルナマリア・ホーク、レッドフレーム行きます!」
631赤髪のディアナ:2007/03/05(月) 17:23:56 ID:???
……くそ!重力が重い!
Xナンバーよりも軽いアストレイでもこうなのだ。Xナンバーはなおさら動きが鈍くなってる。なら!

あたしは、一番相性が良さそうな相手を選んだ。バスターだ。
バスターは右手にリニアレールガン、左手に大型ビームライフルと高出力の砲を撃ってくる!
でもあたしの身軽なレッドフレームはそんなものに当たらない!後数分!ビームライフルも遠慮なく撃てる!
とうとう何射目かでバスターの右肩のレールガンを破壊した!やった!
今まで電力の消耗が激しくて使わなかったけど……使うなら今!
あたしはビームサーベルを抜き放ち、大型ビームライフルをかわしながら上からバスターに切り付けた!盾を持
たないバスターはそれを防げず、あたしはバスターの左腕を見事切り落とした!
バスターはそのまま重力に引かれ墜ちて行った

他には!?
敵の艦――ガモフ級が!メビウスにやられながらもメネラオスに向けて突進している!
准将が!やらせない!あ、フラガ少佐がエンジンを打ち抜いた!あと一息!ええい!
対空砲火をくぐって艦橋にビームサーベルを突き刺すと重力のまま下に落ちながら切り裂いた!
キラも、こっちに飛んできた!反対側にビームサーベルを突き刺して切り裂いたみたい!
ガモフ級は崩れ落ちた!
メネラオスは徐々に上昇していった。
ふー、なんとか!

次!あぁ、そろそろ高度が限界だ。あたしとキラ、フラガ少佐はアークエンジェルに着艦した。
アスカさんは!?
あ、あれは!ストライクとデュエルの間になんでメネラオスのシャトルが!?
デュエルはそっちにビームライフルを向ける!!なんでシャトルを狙うのよ!?あれにはフレイが!
重力がもどかしい。無理な体勢から撃ってもデュエルにはあたらない。
だめえぇぇー!
その時、信じられないことが目の前で起きた。

「だめです!イザーク!!シャトルにはフレイさんが!!」

上空からすごい速度で降りてきたブリッツが、シャトルをかばうかのようにシャトルとデュエルの間に入り、デュエルのビームライフルに、撃たれた――
632赤髪のディアナ:2007/03/05(月) 17:24:14 ID:???
投下終わり
633通常の名無しさんの3倍:2007/03/05(月) 19:13:39 ID:???
…あぁ、なんかいい意味で予想をどんどん裏切ってくれる職人さんだ。展開が読めない…


GJ!!
634通常の名無しさんの3倍:2007/03/05(月) 19:48:39 ID:???
うわああああああああああああ

しかし、職人さん乙です。
そしてルナ、何気にGJ。
メネラウスが残ったよw
635通常の名無しさんの3倍:2007/03/06(火) 00:21:53 ID:???
GJ

ルナ大活躍

ニコルがいきなり死んだ
ハルバートンが生き残った

色んな意味で面白いですw
636通常の名無しさんの3倍:2007/03/06(火) 06:01:10 ID:???


初登場Xナンバー三機の内、バスターあっさり撃破。まだ名前の出てないディアッカさん(たぶん)ご苦労様。
そんな感じでルナマリア大活躍してますねぇ

出てきたばかりのニコルがいきなり散った!?
命中箇所が重要部分以外で生きていたとしてもフレイのトラウマになりそうだ。
637通常の名無しさんの3倍:2007/03/06(火) 18:51:23 ID:???
まだだ!ニコルはまだ死んでない!ニコル死なないでー(ノД`)
638赤髪のディアナ:2007/03/06(火) 19:52:43 ID:???
「うあ゛あぁ…うぅぅ…」
「ニコル!大丈夫?ニコル……汗びっしょりだわ……どうしようルナ、ニコルったら火傷も怪我もしてるのよ」
「フレイも少し休みなよ。大丈夫よ、きっと。お医者さんも、火傷や怪我は致命的なものはなさそうだって言っ
てたじゃない」
「でも、でも、全然熱が下がらないし……苦しそうで!」
「大丈夫よ。コーディネイターの身体って結構タフだから」

フレイが、泣きじゃくっている。
あたしは、大気圏突入の時の事を思い出していた。
ブリッツのすぐ後を、シャトルをかばう為にすごい速度で降下したにストライクは、すでに自力ではアークエン
ジェルに戻れなかった。そう判断すると、マリューさんは降下地点がずれるのを承知で、艦を寄せたのだ。それ
を見ると、アスカさんはブリッツも抱え無事着艦した。

フレイがここにいる理由は……結局シャトルもアークエンジェルの近くに降りて来てしまったからだ。せっかくシャトルに移ったのに、またアークエンジェルに戻る事になってがっかりしている避難民の皆さんを見るのは
心苦しい。こうなったら、なんとしてもオーブまで無事にたどり着かなきゃ!


「うぐあ……フレイ?」
「ニコル?ニコル!気が付いたの?」
「フレイさん……無事で……あの時シャトルの窓に……あなたが見えたんです。だから、無我夢中で、うぐ」
「ニコル、無理しないで!……ありがとう。この命、あなたに助けられたわ」

よかった。ニコルさん、気が付いたみたい。フレイ、今度はきれいなうれし涙だね。あたしも一休みしようっと。
639赤髪のディアナ:2007/03/06(火) 19:52:52 ID:???
「え!ニコルさん、気が付いたの?」
「へぇ、あいつ、気が付いたんだ」
「うん、ちょうどさっきね。もう部屋に戻ってる。食事はフレイが持って来てたけど……」
「あ、フレイ…!」
「あ、みんなも休憩?」
「どう?ニコルさん」
「ありがとう。もうほんと大丈夫みたいよ。食事もしたし、昨夜の騒ぎが嘘みたい。先生には怪我が治るまでは
寝てろって言われてたけど……やっぱり違うのね、体の出来が」
「……そっか……。でも、よかったじゃない、元気になって」
「フレイも疲れたろ。昨夜はずっと、ニコルさんに付いてたもんな。少し休んだ方が……」
「私は大丈夫よ。食事もニコルと一緒にしたし、みんなみたいに、艦の仕事があるわけではないんだから」
「フレイ……」
「ニコルには早く良くなってもらわなくちゃ……」
「!」
「まだ心配だから、行ってるわね」
「フレイ……けどさぁ……」
「何よ!サイ」
「あぁ……いや……何って……」
「サイ……そのうちちゃんと話そうと思ってたけど。貴方とのことは……パパの決めたことだけど……私、一旦全てから自由になって考えたいの。ナチュラルの事、コーディネイターの事、考えなきゃいけないと思う事がいっぱいあるの。貴方との事も……白紙に戻してください」
「……!」
「まだお話だけだったんだし……何もそれに縛られることないと思うの」

そう言うと、フレイは去って行った。強くなったな。彼女。いい感じ。
残されたのは、嘆く男一人。

「あぁ……フレイ!……ぁぁ……」
「サイ、気持ちはわかるけど。お互い若いんだしさぁ。あきらめきれないんだったら自分を磨きなおしてアタックし直すなりしなよ」
「ううぅ……」

まったく!
640赤髪のディアナ:2007/03/06(火) 19:53:27 ID:???
投下終了ー
サイには泣いてもらいました(;´▽`A``
641通常の名無しさんの3倍:2007/03/06(火) 19:58:05 ID:???
投下乙
結局サイは振られるのかwwwwwww

まあ、「サイ」だけに振られるのは仕方ないか。
642通常の名無しさんの3倍:2007/03/06(火) 20:00:09 ID:???
あ、ニコール生きてた^^;
あ、サーイ氏んだwwww
なんかライトノベルぽい感じが、読みやすくてGJ!だね。乙です
643通常の名無しさんの3倍:2007/03/06(火) 20:27:14 ID:???
フレイが本当に純粋にナチュコディのこと考えたくて
ナチュコディ関係なくニコルのこと心配するってのはある意味新鮮です

GJ
644通常の名無しさんの3倍:2007/03/06(火) 20:29:01 ID:???
急展開だねー
というか、この段階でザフトの名有りがドンドンいなくなってるw
645通常の名無しさんの3倍:2007/03/06(火) 21:50:48 ID:???
GJ

サイ悲惨w

ニコルにデレデレのフレイにワロス

ここのフレイはDQNじゃないのが新鮮でいいです。
コーディへの偏見を持っていないフレイと
コーディマンセーじゃないルナはいい友達になれそうだ。
646通常の名無しさんの3倍:2007/03/06(火) 21:53:01 ID:???
ぐっじょ。
むしろ妙にこじれてない分
これからのサイに期待する俺
647赤髪のディアナ:2007/03/07(水) 17:34:25 ID:???
あー、早く重力になれないとなぁ。アークエンジェルにいたほんの少しの間に、結構重力の感覚を忘れてしまっ
ていた。人間ってのは適応能力がすごいと言うことなのか。

フラガ少佐はスカイグラスパーと言う戦闘機を付きっ切りで調整している。あの戦闘機はストライク用のストラ
イカーパックを装備できるのだと言う。あたしのレッドフレームにもストライカーパック欲しいなぁ。特にソー
ドはいらないけどエールパックやランチャーパックは羨ましい。

「これ、盾になって、ビームライフルで、ビームソード付いてて姿も隠せるんだろ?おもしろいよな」
「おもしろいよー。ま、姿を隠せる機能は、腕だけ隠せても役に立つかわかんないけどね」

調整してるあたしをカガリが覗き込む。
……そう!レッドフレームにも新しい武装が加わった!と言うか今、その調整を、地上用への調整と併せてやっ
てる。破損したブリッツの右腕を使って攻盾システム「トリケロス」を付けたのだ!
胴体部にビームを受けたブリッツはアークエンジェルじゃ直せそうも無いって事で試しに付けたらば。
盾にPS装甲の腕、ちょっと威力は低いけどジンの突撃銃より威力が高く、普通のビームライフルより消耗が少な
いビームライフルはあたしの好みで役に立ちそうなのだ。
ブルーフレームはブリッツの左腕のピアサーロック「グレイプニール」を試しに付けている。
カガリは今度はキラの方に行ってる。忙しい子だ。
彼女だけはなぜかあたしやキラと同じモルゲンレーテ所属としてこの艦に残っているのだ。

そんなわけでカガリはよくアストレイを覗きにやってくる。操縦もしてみたがってる。……実は、モルゲンレー
テ所属の仲間だけで、メイリンとカガリを中心に、例のレッドフレームに載っていたナチュラル用のOSの改良
も秘密に進めている。いつかカガリがアストレイを操縦できる日も来るかもしれない。

きっと艦橋でも、状況把握や地上での運用に向けて、色々やってるだろうな。
アフリカの最初の夜はこうして更けていった。
648赤髪のディアナ:2007/03/07(水) 17:34:57 ID:???
『第二戦闘配備発令!繰り返す!第二戦争配備発令!』

砂漠に降りて二日目、ようやく調整を終えて寝ようとしていたら、警報が鳴り響いた。

「あー!せっかく眠りかけたのに!」

待機していたアスカさんたちも来て、MSに乗り込む。

「敵は!?どこですか?」

アークエンジェルにミサイル攻撃をかけてきたのは、ザフトの戦闘ヘリらしかった。
戦車って空中攻撃に弱かったよね。MSは戦車じゃないけど。
頭上から攻撃を受けるのは不安がよぎる。
だが、艦は小回りが利かない。スカイグラスパーはまだ出れない。MS隊に出撃依頼が下りた。

「いいか、初めての地上、それも砂漠だ!各自援護しあいながら最終調整をしろ!」
「「はい!」」

出撃したがやはり。砂に若干足を取られる感じがする。
一番プログラミングが早いのはキラだ。キラから順番に戦闘ヘリを牽制しながら最終調整をする。
よし、できた!

!なんだあれ!砂丘の向こうからいきなり四足のMSが2機襲ってきた!
体当たりされるが、とっさに飛びのいた!そこにミサイル攻撃!衝撃が襲う!
相手の機動性はかなりのものだ。なら!いつもの手!こっちもこきざみに、ジグザグに動いたりしながら、重突
撃銃の弾を相手の進路へ満遍なくばら撒き相手の動きの邪魔をする!

ストライクは飛び上がって上空から敵のMS――バクゥを重突撃銃で襲う!あ!ミサイルランチャーに当たって
一機が爆発した!

もう一機!あたしたち3機の弾幕に包まれ動きを止める。

アスカさんとキラが弾幕を張ってくれる中、あたしはレッドフレームの右腕の姿を消す。
ふふ、一度やってみたかったのよね。さぁ、敵さん射線が読めるかしら?心を静めてビームライムルを撃つ――
バクゥを見事貫いた!

今度はキラが合図を送っている!よし!援護射撃開始!キラはグレイプニールを打ち出し、鎖にバクゥを引っ掛
けた!すぐにそいつに射撃が集中して止めを刺す。いい感じ!

あたしが不安に思っていた空中からの攻撃、逆にあたしたちが使って、バクゥを立体攻撃で追い詰めていく!
649赤髪のディアナ:2007/03/07(水) 17:35:23 ID:???
ズーン!ズズーン!!

っ光の線が天に描かれたと思うとアークエンジェルがどこからか攻撃されてる!
フラガさんが発艦し、攻撃元へ向かっていく。

また第二撃が!あたしたちは、アークエンジェルを守るため空に弾幕を張らざるを得なかった。その隙を突いて、
残りのバクゥは撤退して行った。
地上での初めての戦闘は、なかなかうまくいった。

っと、あたしたちのMSに向かってバギーが走ってくる。敵意はなさそうだけど。

「さすが連合軍だな!感心したぜ!」

それが地元のレジスタンス組織「明けの砂漠」の第一声だった。

「明けの砂漠」が夜明けに登場なんてできすぎよね。でも砂漠ってすぐ明るくなるのね。


「初めまして。地球軍第8艦隊、マリュー・ラミアスです」
「あー第8艦隊って言えばこないだザフトに辛勝したらしいな。おめでとさん」
「……」
「俺達は明けの砂漠だ。俺はサイーブ・アシュマン。分かってんだろ?別にあんた方を助けに来た訳じゃない」
「……」
「はん!こっちもこっちの敵を追って来たまででねぇ!」
「砂漠の虎相手に、ずっとこんなことを?」
「あんたの顔はどっかで見たことあるなぁ」
「ムウ・ラ・フラガだ。この辺に、知り合いは居ないがね」
「エンディミオンの鷹とこんなところで会えるとはよぉ」

下の方でマリューさんたちがレジスタンスと話してる。
退屈だなぁ。サイーブって人、髭は髭でもハルバートン少将(ザフトに勝って昇進したらしい!)と大違いだ。

結局協力することになったらしい。アークエンジェルはレジスタンスの案内で隠れ場所に向かった。
650赤髪のディアナ:2007/03/07(水) 17:35:59 ID:???
「や、みんなここにいたんだ」
「やあルナ。はぁ、レジスタンスの基地に居るなんて……なんか、話がどんどん変な方向へ行ってる気がする」「はぁ……。砂漠だなんてさ……あ〜ぁこんなことならあん時、残るなんて言うんじゃなかったよ」
「でも、あそこでシャトル乗ってても、結局いっしょだぜ?」
「これから……どうなるんだろうね……私達……」
「なるようになるって!じゃ、あたしMSの調整があるから」
「ルナは元気だなぁ」

あたしも元気はつらつって訳じゃないけどね。やっぱり、宇宙の調整された環境からいきなり砂漠じゃ、ね。

「おー、お穣ちゃん、また何やってんだ?」
「昨夜の戦闘の時、また接地圧とか弄ったんで、その微調整とかですよ」
「ほぉー、なるほどねー。便利なパイロットだよなぁ、お前って。なんか俄然やる気じゃねぇかよ!」
「マードックさんこそ。防塵とか防砂とか整備大変でしょう」
「はっはっはっはっは。そこはベテランの腕って奴にまかしとけ!」

整備の人たちは、環境が変わっても頑張ってくれてる。あたしも頑張らなきゃ!

調整も終わってメイリンやカガリ、キラと、レジスタンスの人たちと焚き火を囲んでいた。
マリューさんやアスカさんはあっちでサイードさんと同じように焚き火にあたっている。
砂漠の夜って結構寒くなるのよね。こうやって温かいコーヒー持ってるとキャンプみたいで和むなぁ。

「じゃあ、お前たち、連合軍の兵士ってわけじゃないのか?」

仲良くなったアフメドって子が話しかけてくる。

「ああ、そうだ」
「うん、MSのパイロットと、メイリンとカガリはオーブのモルゲンレーテの社員なんだ。まあ、パイロットは士
官待遇だったりするけどさ。」
「兵士でもないのによく戦ってるなぁ」
「それはお前も同じだろ。レジスタンスなんてそう簡単に出来ることじゃないだろ」
「私は直接戦うわけじゃないし」
「まぁ、あたしたちはザフトにヘリオポリスぶっ壊されてなりゆきで、が大きいかな」
「俺らは、自分の地元をザフトでも連合でも他人の勝手にされたくないって誇りかな……どうした!」
「どうしたんだアフメド」

いきなり警笛が鳴り響いた。

「タッシルの方角が……燃えてる!」
651赤髪のディアナ:2007/03/07(水) 17:36:20 ID:???
投下終了ー
652通常の名無しさんの3倍:2007/03/07(水) 20:54:59 ID:???
GJ

今日もルナは絶好調
653通常の名無しさんの3倍:2007/03/07(水) 21:23:07 ID:???
投下乙ですー

>特にソードはいらないけどエールパックやランチャーパックは羨ましい。

ルナ、悪い事は言わない。
使うならソード使っとけw
間違ってもランチャーには触れるなw
654通常の名無しさんの3倍:2007/03/07(水) 21:30:24 ID:???
GJ

やっぱ、ポジティブ系の娘が一人増えると
艦の雰囲気が違うね。
明るい。
655赤髪のディアナ:2007/03/08(木) 17:47:13 ID:???
レジスタンスの人たちがタッシルへ向かう。

「アフメド!気をつけて!」
「ああ!」

「落ち着け!半数はここに残れ!別働隊があるかも知れん!」

サイーブさんが命令している。
こちらからもフラガさんがスカイグラスパーで様子を見に行くことになった。
タッシルの人たち、無事だといいけど。

「総員!直ちに帰投!警戒態勢を取る!」

マリューさんもみんなに呼びかける。

あたしたちは急いでアークエンジェルに戻った。

格納庫に向かう時、走ってくるフレイに出会った。

「ちょっと、フレイ、今外に出るとあぶないって!」
「先生――お医者さんのお供をするのよ。私、お医者さんになろうと思うの。一番直接人の命を助けられるでし
ょう?じゃ、急ぐから!」

いい笑顔してた。フレイは、自分の道を見つけたみたいだ。
656赤髪のディアナ:2007/03/08(木) 17:47:45 ID:???
……結局タッシルのひとたちは無事だった。アンドリュー・バルトフェルド砂漠の虎――ここらへんのザフトの
指揮官は、警告してから攻撃したらしい。
兵糧攻めかな?趣味で読んでる歴史書にそんな攻め方があった。民衆も城に追い込んで、食料を早くに消耗させ
てしまうのだ。でなくても、家族が残っていればそっちを生かすことに力が注がれる。砂漠の虎は、頭がいい。

続いてフラガさんから報告が入ってくる。少なくない人たちがバクゥを倒すためにバギーで出撃したと言うの
だ!そんな莫迦なことを!

「アスカ主任、ルナマリアさん、行ってもらえるかしら?キラ君は残って!」
「はい!」

ストライクはエール装備で軽々と飛んでいく。いいなぁ。
あたしはまずタッシルに向かった。そこで、アフメドが出撃したことを知ったのだった。無謀なことを!間に合って!あたしは急いでバギーの後を追った。


あたしが追いついた時、ストライクは3機のバクゥを相手に苦戦していた。空中に飛び上がろうとしてもその度に邪魔され、翻弄されていた。

「アスカさん」
「ルナちゃんか!助かる!」

あたしは右腕にはミラージュコロイドを発生させた。この間以外に使えたからだ。左腕には重突撃銃を持って撃
ちまくって突っ込む!
案の定、あたしの右側に回り込んで飛び掛ってくるバクゥがいた!残念ね。引き付けて、ビームライフルを放つ。

ストライクがハイ・ジャンプして空中から一機に射撃を集中する。あたしも両腕の重突撃銃とビームライフルでそいつに弾幕を張る。やった!倒した!

残りの一機は、自らミサイルランチャーを切り離して身軽になると素早く撤退して行った。

戦いの後、あたしはアフメドが亡くなったのを知った……
657赤髪のディアナ:2007/03/08(木) 17:48:14 ID:???
「じゃあ、4時間後に。みんな、頼んだぞ。気をつけろ」

そう言ってナタルさんはバギーで去って行った。

ここはバナディーヤの町だ。あたしとメイリン、カガリとキラの四人はみんなから頼まれた物の買出しに来た。
どうやらあたしたちMSパイロットの気晴らしをさせようと言うつもりもあるらしい。そう言う風にちゃんと気を
使ってくれるのが嬉しい。

「砂漠の虎の本拠地って言うけど、結構平和でにぎやかだね、お姉ちゃん」
「うん。結構市長とかになっても成功するんじゃないかな、砂漠の虎って」

でも。美しい町並みの裏にあたしは戦闘の痕を見つけてしまった。そして、その向こうに城砦のようにそびえ立つ陸上戦艦レセップスを。
やっぱり、戦争してるんだよね……


「あぁ……重い。なんで僕だけこんなに持たなきゃいけないんだ」
「ふふふ。荷物持ちは男のお約束よ。キラさん」
「これでだいたい揃ったがぁ、フレイの注文は無茶だぞ。エリザリオの乳液だの化粧水だの、こ〜んなところに
あるもんか」
「お待たせねー」

あ、ボーイさんが料理持ってきた。

「何、これ?」
「ドネルケバブさ!あー、疲れたし腹も減った。ほら、お前も食えよ。このチリソースを掛けてぇ……」
658赤髪のディアナ:2007/03/08(木) 17:48:44 ID:???
「あーいや待ったぁ!ちょっと待ったぁ!ケバブにチリソースなんて何を言ってるんだ!このヨーグルトソースを掛けるのが常識だろうがぁ」

突然サングラスをかけた妙な男の人が声をかけてきた。

「ああ?」
「いや、常識というよりも…もっとこう…んー……そう!ヨーグルトソースを掛けないなんて、この料理に対す
る冒涜だよ!」
「なんなんだお前は!」

かまわずカガリはチリソースをかけた。

「あぁ……!なんてことを!」
「見ず知らずの男に、私の食べ方にとやかく言われる筋合いはない!ハグッ……」
「あーーーなんという……」
「っんまーーーーいーーー!ほぅらお前らも!ケバブにはチリソースが当たり前だ!」
「あ、ごめん。あたし、カプサイシンって苦手なんだ」
「私も苦手。ヨーグルトソースにしてみる」

もぐもぐ……

「おいしーーー!」
「おいしいねーお姉ちゃん!」
「ほーら見たまえ!」
「キラ、キラはチリソースかけるよな!?」
「ぼ、僕は……」」
「だぁぁ待ちたまえ!彼まで邪道に堕とす気か!?」
「何をするんだ!引っ込んでろ!」
「君こそ何をする!ええい!この!」
「ぬぅぅぅ!」
「あぁぁ…」

カガリとサングラス男が争ったせいで、キラのドネルケバブには、チリソースとヨーグルトソースがどっぶりと
かかってしまった

「いや〜悪かったねぇ〜」
「……ええ…まぁ…ミックスもなかなか…」

汗を浮かべながら、こっそり下から余分なソースをしぼり落としながらキラは食べてる。

「しかし凄い買い物だねぇ。パーティーでもやるの?」
「五月蠅いなぁ、余計なお世話だ!大体お前は何なんだ?勝手に座り込んであーだこーだと……」
「!伏せろ!」
「うわぁ」

いきなりここら辺が銃撃を受けた!あたしたちは倒れたテーブルの陰に隠れた。

「無事か君達!」
「な…なんなんだ一体……」
659赤髪のディアナ:2007/03/08(木) 17:49:15 ID:???
「死ね!コーディネイター!宇宙の化け物め!」
「青き清浄なる世界の為に!」

そう言いながら自動小銃を乱射して男たちが襲ってきた!

「ブルーコスモスか!」

「うわぁぁ!!」

あ、サングラス男にブルーコスモスの人が撃たれた!

「構わん!全て排除しろ!」

サングラス男が命令してる。見ると、あたしたちの周りで、同じように倒したテーブルを盾にして男の人たちがブルーコスモスらしき人たちと戦ってる!
こっちの方に拳銃が転がってきた。あ、建物の陰から男が現れこっちを攻撃しようとしてる!
あたしはとっさに拳銃を拾うと、しっかり両手で構え、そいつに向かって撃った!

「うっっ!」

そいつが持ってた自動小銃に当たってそいつは銃を取り落とす!続けざまにもう3発放つと、そいつは地面に倒れこんだ。

「よし、終わったか?」

一緒に防戦してた横の男の人が、確認して襲ってきた男たちに止めを刺している。

「お前……さすがに銃の腕すごいな。大丈夫か」
「うん、ありがとう、カガリ」

「隊長ぉ!御無事で!」

緑の軍服みたいなものを着た男が走ってきた。

「ああ!私は平気だ。彼女のおかげでな」

そう言うと、彼は帽子をサングラスを取った。

「いいえ、こちらも自分の身を守っただけですし」

……?なんか、彼、がっかりしたような顔をしている。

「あの、この町の警備隊の隊長さんかなにかですか」
「まだ自己紹介してなかったな。僕の名前はアンドリュー・バルトフェルドだ」
「え?ひょっとして、砂漠の…虎……?」
「いやぁ〜助かったよ。ありがとう。ふふ。名乗ってもわかってくれなかったら落ち込んでたよ」

彼はにんまり笑った。
660赤髪のディアナ:2007/03/08(木) 17:49:29 ID:???
投下終わりー
661通常の名無しさんの3倍:2007/03/08(木) 18:44:37 ID:???
GJ

ホーク姉妹のカプサイシン拒否にワラタ

キラがただのピエロに見えるな

それにしてもアスカ主任ツヨス
662通常の名無しさんの3倍:2007/03/08(木) 19:33:45 ID:???
投下早いな〜
GJ!
663通常の名無しさんの3倍:2007/03/08(木) 19:55:48 ID:???
投下乙!

>砂漠の虎は、頭がいい
いいなあ。「性格がいい」じゃなくて「頭がいい」ってところが
うーん、狡猾で残忍っぽいなあ、虎w

>どうやらあたしたちMSパイロットの気晴らしをさせようと言うつもりもあるらしい。そう言う風にちゃんと気を
>使ってくれるのが嬉しい。
ナタルさん良い人だ〜


…この世界のルナって、射撃上手いのねw
664通常の名無しさんの3倍:2007/03/08(木) 19:58:59 ID:???
軍で訓練を受けたわけじゃないから
まだ格闘も射撃もどっこいどっこいなんじゃね?

然るべき過程を経た後では
「狙いは完璧よ!」「こっちは味方だ!」のルナになってくれるはずさ
665通常の名無しさんの3倍:2007/03/08(木) 20:02:20 ID:???
連日の投下乙です。


>>661
まあ主役がルナだしw

>>664
訓練を積むことによって変な癖が付くのかw
666赤髪のディアナ:2007/03/09(金) 17:31:09 ID:???
「さ、どうぞ〜」
「うわ〜!」

なんだかよくわからないうちに、バルトフェルドさんにまるで宮殿のような建物に案内されてた。

「いえ…僕達はほんとにもう……」
「いやいや〜、お茶を台無しにした上に助けてもらって、彼女なんか服グチャグチャじゃないの。それをそのまま帰すわけにはいかないでしょう。ね?僕としては」

確かにカガリはチリソースとヨーグルトソースを頭からかぶって悲惨な状態だ。
でも油断しちゃいけない。拾ったまま、こっそり腰に挟んで隠してある銃。これが頼りだ。
それを見透かすようにバルトフェルドさんは

「ふ」

と笑った。


「こっちだ」

警備兵に促されて建物の中に入る。そこには長い黒髪の、レオタードみたいな服を着た女の人がいた。

「この子ですの?アンディ」
「ああアイシャ、彼女をどうにかしてやってくれ。チリソースとヨーグルトソースとお茶を被っちまったんだ」
「あらあら〜、ケバブねー」
「ぁ…ぅーん……」
「さ、いらっしゃい?」
「カガリ……」
「大丈夫よ、すぐ済むわ。アンディと一緒に待ってて」
「おーい!君らはこっちだ」

あたしたちは広い応接間に通された。
667赤髪のディアナ:2007/03/09(金) 17:31:45 ID:???
「僕ぁコーヒーには、いささか自信があってねぇ」
「はぁ…」
「まぁ掛けたまえよ。くつろいでくれ」
「……」
しかたないからみんな腰を下ろした。
ん?暖炉の上に化石みたいなものが飾ってある。

「ん?それはエヴィデンスゼロワン。レプリカだけどね。実物を見たことは?」
「プラントに飾ってあるんでしょう?プラントは行った事ないから……」
「そうか。戦争になる前は、あちこちに移動展示もしたもんだが。見てないとは残念だ。しかし、何でこれを鯨
石と言うのかねぇ。これ、鯨に見える?」
「そうですねぇ。羽を取れば鯨の化石に見えないことも無いかな……」
「だろう。どう見ても羽根じゃない?普通鯨には羽根はないだろう」
「え…まぁ……あでも、それは外宇宙から来た、地球外生物の存在証拠ってことですから……」
「僕が言いたいのは、何でこれが鯨なんだってことだよ」
「……じゃあ、何ならいいんですか?」
「ん〜〜…、何ならと言われても困るが…、ところで、どう?コーヒーの方は」
「おいしいです。そんなに苦くなくて酸味があって。キリマンジャロですか?」
「私はもっと焙煎して苦味出して酸味押さえたほうがいいかなぁ」
「おおぅ!君らはなかなか通だねぇ!」

あたしは紅茶に結構こだわる方けど、メイリンは確かにコーヒーにはかなりこだわる。

「君はどうだい?」
「え……あ、えーと」
「あ、君にはまだ分からんかなぁ、大人の味は」
「ふふ、キラさんは手っ取り早くインスタントコーヒー飲んでたから」
「メイリンは我慢できなくてラボにコーヒーメーカー持ち込んだくらいよね」

砂漠の虎っていえば一応敵のはずだけどなぜか楽しく話が弾んだ。
そのうちまた話題が鯨石になった。

「ま、楽しくも厄介な存在だよねぇ、これも」
「……厄介、ですか?」
「そりゃぁそうでしょう。こんなもの見つけちゃったから、希望って言うか、可能性が出てきちゃった訳だし」
「え?」
「人はまだもっと先まで行ける、ってさ。この戦争の一番の根っ子だ」
「んん……よくわかんないです。こんなもの無くても、確かな証拠なんかなくても、人はいつか宇宙に旅立って
くと思うんです。もっと遠くへ、知らない所へって」
「ふうむ」

バルトフェルドさんはあたしの顔を覗き込んだ。

「君は非常にユニークだ」
「なんですかそれー。バルトフェルドさんも十分ユニークですよ」

そこに、アイシャさんがカガリを連れてやってきた。
668赤髪のディアナ:2007/03/09(金) 17:32:08 ID:???
「アンディー」
「おやおや!」
「へー!似合うじゃないカガリ!」
「あーほら。もう」

恥ずかしそうにアイシャさんの後ろに隠れているドレス姿のカガリが前に出される。

「あー…女…の子…?」
「くっ…キラてめぇ!」
「あいやぁ…だったんだよねって言おうとしただけだよ」
「同じだろうがぁそれじゃぁ!」
「くっはっはっは……」
「失礼よぉ、女の子に」
「ふふふ……」

カガリも座り、コーヒーが出される。でも、本当に似合ってる。

「ドレスもよく似合うねぇ。と言うか、そういう姿も実に板に付いてる感じだ。
「勝手に言ってろ!」
「しゃべらなきゃ完璧」
「そう言うお前こそ、ほんとに砂漠の虎か?何で人にこんなドレスを着せたりする?これも毎度のお遊びの一つか!」
「カガリ!やめな!」

せっかくの和んでるこの雰囲気が壊れるのが嫌だった。そして怖かった。

「ドレスを選んだのはアイシャだし、毎度のお遊びとは?」
「変装してヘラヘラ街で遊んでみたり、住民は逃がして街だけ焼いてみたり。ってことさ」
「いい目だねぇ。真っ直ぐで、実にいい目だ」
「くっ!ふざけるな!」
「君も死んだ方がマシなクチかね?」

バルトフェルドさんの顔がきびしくなった。

「ルナマリア君、君はどう思ってんの?」
「え?」
「どうなったらこの戦争は終わると思う?モビルスーツのパイロットとしては」

やっぱり、知ってたか。

「お前どうしてそれを!」
「はっはっはっは。あまり真っ直ぐすぎるのも問題だぞぉ」

キラがカガリの手を引いて立ち上がる。でも、バルトフェルドさんのすぐ隣に座ってるあたしと、メイリンの顔を見て焦ってる。
669赤髪のディアナ:2007/03/09(金) 17:32:33 ID:???
「キラ、落ち着いて!」
「戦争には制限時間も得点もない。スポーツの試合のようなねぇ。ならどうやって勝ち負けを決める?どこで終
わりにすればいい?」
「あたしたち、ヘリオポリスが崩壊する前は大学の研究室にいたんです。色々研究したかったけど、全部はでき
なくて。その原因の一番は資金でした」
「つまり、これ以上やれば損をすると判断した時点で、理性が働き戦争が止まると?」
「本当にそうでなくても、そう思わせるだけでもいいんじゃないですか?」
「しかし、お互い意地もあるぞ。遮二無二続けようとする奴がいれば、どうするかね?」
「無理に続ければ、無理が出ますよ。結局お互いどうしようもなくなっての、しかたなくの妥協」
「……本当に、君はユニークだ。君のような者こそプラントにいて欲しかったがねぇ。君が何故同胞と敵対する
道を選んだかは知らんが……しかし、あのモビルスーツのパイロットである以上、私と君は、敵同士だと言うこ
とだな?」
「コーディネイターであるだけで同胞と言ってくれるの?なら、なぜザフトは無差別に地球にNJを打ち込んだん
です!あたしたちは地球で生まれたコーディネイターです。エイプリールフール・クライシスで、家族も、知り
合いも死にました。ナチュラルもコーディネイターも関係なく!」
「む……」
「あたしは歴史が好きなんです。史実には、敵味方の部下同士が馴れ合って戦争を終わらせた例もありますよ。
よかったらそうします?」
「くっはっはっはっ。本当に、君がプラント人じゃないのが惜しいよ。ま、今日の君は命の恩人だし、ここは戦
場ではない。帰りたまえ。話せて楽しかったよ。よかったかどうかは分からんがねぇ」

アイシャさんがドアを開ける。

「カガリ君、そのドレスはあげるよ。ルナマリア君とメイリン君にも見繕ってあげたいが時間が無い。で、だ」

バルトフェルドさんはポン、とあたしとメイリンの手に袋を載せる。

「たぶん、それぞれの好みにあったブレンドのコーヒーだ。試してくれ。じゃ、また戦場でな」


あたしたちは宮殿を後にした。
あたしは複雑だった。人間として好意を抱ける人を敵にしなきゃいけないことに。本当に馴れ合えないかなぁ。
はぁ。
670赤髪のディアナ:2007/03/09(金) 17:33:22 ID:???
数日後。あたしたちはとうとうここを突破するためにタルパディア工場区跡地へ向かうことになった。
補給もバナディーヤで充実したみたい。でも、よくザフトの正規品なんか手に入ったなぁ。
いよいよ砂漠の虎と全面衝突か〜。ふぅ。

「なんだ遅いなぁ。早く食えよ。ほら、これも」
「え!あ…あの……」
「ん〜。やっぱ、現地調達のもんは旨いねぇ」

昼食はドネルケバブだった。あの日を思い出すなぁ。

「フラガさん…まだ食べるんですか?腹撃たれたら腹膜炎起こしますよ」
「俺達はこれから戦いに行くんだぜ?食っとかなきゃ、力でないでしょ。拳銃で撃ち合うんじゃないんだ。戦闘機やられるような弾ぶち込まれたら終わりさ。ほら、ソースはヨーグルトのが旨いぞぉ」
「あー同じだ」
「ん?」
「いえ……バルトフェルドさんもそう言ってたんですよ。ヨーグルトのが旨いって」
「ぁ…んー!味の分かる男だな。ハムゥ。けど、敵のことなんか知らない方がいいんだ。早く忘れちまえ。これ
から、命のやり取りをしようって相手のことなんか、知ってたってやりにくいだけだろ」
「馴れ合えないもんですかねぇ」
「面白い事言うな、お穣ちゃん。お!」
「あ!」

爆音が響いた。
どうしたの?攻撃を受けたようじゃないみたいだけど。
後でわかったけど、レジスタンスの作った地雷原が一度に爆破された音だった。
砂漠の虎も、一気に勝負をかけてきたのだ。

あたしたちは格納庫へ駆けた。


『スカイグラスパー1号、フラガ機、発進位置へ。進路クリアー、フラガ機、どうぞ!APU起動。カタパルト、接
続。ストライカーパックはエールを装備します。エールストライカー、スタンバイ』

レジスタンスは当てにならない。アークエンジェルも全戦力を出す。
あたしの番だ!

「ルナマリアホーク、レッドフレーム行きます!」
671赤髪のディアナ:2007/03/09(金) 17:35:39 ID:???
投下終了ー
ルナとメイリンはブルコス過激派などに銃で撃ちつ撃たれつ追われた経験があるので腕前はそれなりです。
672通常の名無しさんの3倍:2007/03/09(金) 20:39:33 ID:???
投下乙ー

>>671
説明有難うございます。
納得。
673通常の名無しさんの3倍:2007/03/09(金) 22:22:53 ID:???
乙ー。
ちょうどこないだのTBSの再放送と重なったあたりだな。

しかしルナとムウって組み合わせは何か不思議だ
674通常の名無しさんの3倍:2007/03/09(金) 22:54:58 ID:???
GJ
地球育ちのコーディにはプラントを憎む理由はあるんだよね。

ルナの発言はエイプリルフールクライシスに対するいい皮肉で面白かった。
675赤髪のディアナ:2007/03/10(土) 03:25:00 ID:???
発進すると、いきなり目の前に戦闘ヘリが!とっさに盾でかばい、イーゲルシュテルンで反撃する!
……イーゲルシュテルンで破壊できる敵なんて初めてじゃないかしら。いてくれてありがとう!
そのままあたしたちは対空援護をし戦闘ヘリを落とす。

……!本命のバクゥだ!何機?5機か!

「バクゥが出てきたぞ!対空援護は十分だ!私たちはバクゥに当たる!いつも通りやれば大丈夫だ!」
「「はい!」」

補給のおかげで銃突撃銃の弾幕も遠慮なく張れる。今回のバクゥは口にビームサーベルのようなものがある。
あまり近づけたくない。
あたしたちが牽制の弾幕を張ると、ストライクが上からビームサーベルをバクゥに突き刺す!新しい攻撃方法も考えたようだ。
あ、向こうでフラガさんがレセップスにアグニを撃ってる。
……しまった弾幕を抜けて来た!相手の頭をトリケロスではたくと同時にビームライフル!また一機やった!
ストライクに向かおうとしたバクゥが高くジャンプする。そこ!下腹を打ち抜く!MSでの射撃の腕が上がるとビ
ームライフル好きになれそう!
気が付いたらバクゥは全滅していた。

え!?アークエンジェルが思ってもいない方向から攻撃を受けた。伏兵?あたしたちがそれに気を取られた時、
バクゥとは違う、獣のようなMSがあたしたちの横に駆け抜けて来た!
とっさに飛び退く!

「みんな、あれはたぶん砂漠の虎よ!」
「そうか。危険はあるが、アークエンジェルの方は艦の力を信じてみるか」
「ええ!バクゥを全部倒してます。余裕はあります。虎狩の!」
「お願いね!彼は戦争を終わらせるのに必要な人だと思うの!」

ストライクが飛んだ!虎のようなMSも飛ぶ!

「行くわよ!キラ」
「ああ!ルナ!」

あたしたちも左右から追いかけて飛び、ストライクが攻撃を受け止めている間に、下からビームサーベルで虎MSの翼を切り落とす!4機のMSがぶつかり嫌な音を立てる。

翼とスラスターを失った虎MSは機動力を大きく減じた。
あたしは地上から牽制する!ストライクが空中から頭を切り落とす!そこにブレーフレームがグレイプニールを
放つ!見事に虎MSの足に絡まり、虎MSは横倒しになった!空中からストライクが虎MSの足を切り裂く!
勝負は付いた。
676赤髪のディアナ:2007/03/10(土) 03:25:29 ID:???
あたしは虎MSの近くまで行くとMSを降り、虎MSのハッチを開けた。

「大丈夫ですか?バルトフェルドさん、アイシャさん」
「う…見事だ、ルナマリア君。だが、降伏などはせん!止めを刺せ!」
「降伏しろ、なんて言いませんよ」

同じように降りて来たアスカさんが言った。

「まぁ私たち、まともな軍人じゃありませんし」
「なんだって!?」
「申し遅れました。私はルナマリア君の上司、本来の身分はモルゲンレーテ社のMS開発部主任のノブザネ・アス
カです」
「……ようするに、会社員か」
「ええ。ただの単身赴任のサラリーマンですよ」
「くっははは!こいつは愉快だ!俺たちは正規の軍人でないものにしてやられたわけだ」
「同じ人間ですからね。軍人だろうがなんだろうが銃弾が当たれば死ぬし、ナイフで刺されれば血が出ます。血
が出るなら殺せる……と、話がそれましたね。実はルナマリア君がバナディーヤから帰った後相談を受けまして
ね。貴方が使える人材だと判断したんですよ」
「ほう。俺をなんに使う気かね」
「オーブは、貿易立国でしてね。貿易立国には戦争とは悪夢なんですよ。たとえ自国が戦争をしていなくても。
で、あなたがプラント側から戦争を止める役に立つと判断しました」
「……しかし、連合側はどうなんだ?つい先日もルナマリア君もいたがブルーコスモスの連中に襲われた。そん
な連中が牛耳っている連合はどうする」
「あたしたち、ブルーコスモスの盟主と話したことがあるの」
「なんだって!?」
「彼は、コーディネイターが作られるのを止めたいとは言ってたけど、今生きているコーディネイターをどうこ
うしようとは思っていないと言ってたわ。世界をコーディネイターに住みよいものにしたければ、頑張って活躍
しろ。宣伝はしてやるとも」
「……ふーむ。全面的に信じられる話じゃないが。まあ俺にどう動いて欲しいんだ」
「この場は隠れて逃げてください。そして出世してください。力を持ってください。なんならクーデターを成功
できるくらいの。そして戦争を止める方向にプラントを誘導してくれればありがたいですな」
「……いいだろう!話に乗ってやる!」

あたしたちは虎MS(ラゴゥと言うらしい)の頭を持ってそこを後にした。アークエンジェルは見事にあたしたち
の期待に答えて陸上戦艦と駆逐艦を撃退していた。

次にバルトフェルドさんたちと会う時は、敵味方じゃなく会いたいな。そして、コーヒー談義でもしよう。
677赤髪のディアナ:2007/03/10(土) 03:26:57 ID:???
「へー、これが海かー?」

紅海に出たアークエンジェル。交代でデッキに出ていい事になった!

「 あーーー!気持ちいいぃ!」
「地球の海ぃ!すんげー久しぶりー!」
「でもやっぱ、なんか変な感じ」
「うん、なんかすごいねー!吸い込まれそう」
「そっか、カズイは海初めてか」
「うん」
「ヘリオポリス生まれだったもんなぁ」
「あれ?ルナは?」
「あたしも、内陸生まれだったし、オーブ本土にはあまりいなくてすぐヘリオポリス上がっちゃったから。なん
か海って怖いなぁ」
「だよなぁ?砂漠にも驚いたけどさぁ、何かこっちのが怖いなぁ。深いとこは凄く深いんだろ?」
「ああ」
「怪獣が居るかもよぉ?」
「ええ!」
「何言ってんだよ、ミリィ」
「「あっはっはっは」」


海にはザフトはいないと言うことでのんびりした日々だった。
そんなあたしたちに更なる朗報がやってきた!砂漠の虎が敗れてザフトの圧力が少なくなったため、アラビア島
で補給が受けられると言うのだ!あたしたちは紅海を横切り、再び砂の梅へと向かった。

そうそう、ナタルさんとお茶する仲になったのだ。二人とも紅茶好きなのがきっかけだった。ナタルさんはあた
しの入れる紅茶をおししいと言ってくれる。伊達にはまってた訳じゃない!ふふん。

ナタルさんとお茶してる時に思いついたことがあった。

「そう言えば……せっかく補給受けたのにスカイグラスパー一機空いてるんですよね。もったいなくないです
か?」
「それもそうだなぁ。では希望者で適正をテストしてみるか。ああ、ルナマリア、お前も受けておいた方がいい
ぞ。どんな時に役立つかわからんからな」

シミュレーションでテストしたら、あたしたちパイロットはもちろんだけど、次くらいに適正があったのはカガ
リにサイとトールだった。三人とも喜んでた。あたしは、愛読書の「大空のサムライ」シリーズを貸してあげた。
678赤髪のディアナ:2007/03/10(土) 03:28:54 ID:???
補給隊と待ち合わせたのはあるオアシスだった。
久しぶりに見る大量の真水!泳いでもいいよと言われたのでみんなで川に入って泳いだ。シャワーと違って気持
ちいい!避難民の人たちも泳ぐ人もいたり、オアシスを散歩してる人もいる。いい気晴らしになってるようだ。
向こうでカガリとメイリンがエルちゃんって子と遊んでる。避難してた時に仲良くなったらしい。二人はそう言
うことであたしと違って避難民の人たちと結構親しく話したりしてる。あたしも混ぜてもらおうっと。


「補給隊隊長、マチルダ・アジャン中尉です」
「アークエンジェル艦長、マリュー・ラミアスです。今回の補給は本当にありがたいわ」

へぇ。補給隊の隊長さん、きりっとしていてナタルさんに似てて美人だなぁ。カズリがあんな人が彼女ならいい
よなぁなんて言ってる。

きゃー!こっちにきた!

「素敵な恋人探してね」

あ、カズイさらっとかわされた。

「あなたたちがオーブのMSのパイロットね。喜んで。モルゲンレーテからあなたたちのMSにも追加装備が来てる
わよ」
「わぁ!ほんとですか?ありがとうございます」

どんなのだろう。わくわく。

それから、ひとつ意外な補給もあった。てっきり物資の補給だけだと思ってたのだけど、人員の補給もあったの
だ。整備員と、なんとMSのパイロットが!

「私はジャン・キャリー少尉だ。よろしく!」
679赤髪のディアナ:2007/03/10(土) 03:30:24 ID:???
キャリー少尉はあたしたちと同じく地球出身のコーディネイターだそうだ。S型インフルエンザ流行の時ナチュ
ナルのご両親を失って一時プラントに移住していたらしい。
なんか共感感じるなぁ。
その後プラントが戦争に突き進む中、それに反対してプラントを離れ、地球連合軍に参加し、あたしたちがMSに
乗るまでは連合軍唯一のMSパイロットとして「煌めく凶星『J』」なんて異名も持ってるそうだ。すごい!

「あぁ、ここはいいなぁ」
「何がですか?」
「雰囲気がさ。コーディネイターとナチュラルが自然に協力し合っている。前にいた部隊の上官なんてコーディ
ネイターへの偏見がすごくてね。閉口した」
「まぁ、ここも最初はトラブルとかあったんですけどね」
「何事も最初からうまくは行かないからね。そうそう、ブルーコスモスの盟主に会ってずいぶん発破を掛けられたよ」
「ふふ、あたしたちもですよ」
「思っていたより、穏健な考えの男だったな。テロなんか起こす連中は末端の過激派か、それとも無関係のもの
がブルーコスモスと名乗っているのか……彼も苦労するな」

アズラエルさんは、本当に、あたしたちの活躍を宣伝してくれていた。補給と同時に持ち込まれた電子雑誌や新
聞に、「頼もしき地球の仲間、地球を愛するコーディネイター」なんてアークエンジェルとあたしたちの事が書
かれていた。コーディネイターを積極的に軍に登用するようにもなっているようだ。

「ちょっと恥ずかしいなぁ。こんなに持ち上げられて」
「ん?ふふ、ルナマリアも恥ずかしいか。まぁビクトリアが陥落したからな。軍も英雄を必要とするのだろう。
ほら、フラガ少佐がいい例だ」

ナタルさんも苦笑しながら読んでいる。

アークエンジェルはアズラエルさんに贔屓されている、と思われているようで、実際今回の補給も彼の強い意向
らしかった。キャリーさんなんか、アークエンジェルに来るに当たって、パーソナルカラーの白に塗られたスト
ライクの正式量産型の通称105ダガーを与えられていた。まだアラスカに実物は渡してないけど、第8艦隊と合
流時に渡したデータを元に、ハルバートン少将がかなり強力にMS開発を推進しているらしい。でもやっぱりナチ
ュラル用OSの開発に手間取っているようだ。

「もしオーブ政府から許可が降りれば力になれるのに」

カガリが残念そうに言った。あたしたちのナチュナルOSの改良はかなりのところまで進んでいるのだ。

モルゲンレーテから来た装備には待望のフライト・ユニットがあった!それからジン用の物をアストレイに付け
られるようにした実弾兵器――バズーカやミサイルポッドをいっぱい、水中戦用のスケイルシステム。細かいと
ころではストライクと同じようなアーマーシュナイダー、強化型バッテリーユニットもあった。
期待されていることがわかる。ありがたいなぁ。


名残惜しいけど、補給も終わってアークエンジェルはオアシスを出発した。アラビア海に出てインド洋を経てオ
ーブに向かうのだ。だけど、中立を守っているオーブがアークエンジェルを入れてくれるだろうか?不安だけど、
カガリは妙に自信を持って考えがあるから大丈夫!と言う。信じてみよう!
680赤髪のディアナ:2007/03/10(土) 03:31:03 ID:???
投下終わりー
681通常の名無しさんの3倍:2007/03/10(土) 04:11:17 ID:???
ちょっ

>愛読書の「大空のサムライ」シリーズ

ってなに?



といきなり突っ込みから入らせていただきましたが
毎度毎度GJっす!!
682通常の名無しさんの3倍:2007/03/10(土) 11:08:30 ID:???


マチルダさーん!

このルナは坂井三郎の大空のサムライが愛読書なのか……
そこでフライトユニットの補給。
これは、グラスパー共々ディンとの空中戦に期待して良いのか!?
683通常の名無しさんの3倍:2007/03/10(土) 11:28:32 ID:???
GJ
ルナとアスカ主任が虎を口説いたwww

ルナの愛読書に噴いたwww

レッドフレームにフライトパックが付いて
ファルゲン・マッフのような活躍を見せてくれそう。
684通常の名無しさんの3倍:2007/03/10(土) 12:28:32 ID:???
投下乙!

>大空のサムライ

ちょwwwwwwwwおまwwwwwww
坂井三郎キタコレwwwwwwwwwwwwwww
685通常の名無しさんの3倍:2007/03/10(土) 12:30:39 ID:???
>「補給隊隊長、マチルダ・アジャン中尉です」

  /'           !   ━━┓┃┃
-‐'―ニ二二二二ニ>ヽ、    ┃   ━━━━━━━━
ァ   /,,ィ=-;;,,, , ,,_ ト-、 )    ┃               ┃┃┃
'   Y  ー==j 〈,,二,゙ !  )    。                  ┛
ゝ.  {、  - ,. ヾ "^ }  } ゚ 。
   )  ,. ‘-,,'   ≦ 三
ゞ, ∧ヾ  ゝ'゚       ≦ 三 ゚。 ゚
'=-/ ヽ゚ 。≧         三 ==-
/ |ヽ  \-ァ,          ≧=- 。
  ! \  イレ,、         >三  。゚ ・ ゚
  |   >≦`Vヾ        ヾ ≧
  〉 ,く 。゚ /。・イハ 、、     `ミ 。 ゚ 。 ・

凄え大物がw
686通常の名無しさんの3倍:2007/03/10(土) 12:35:46 ID:???
おつー。

しかしもともとのレッドフレームからどんどん離れていくなw
687通常の名無しさんの3倍:2007/03/10(土) 12:37:44 ID:???
>>686
パーフェクトガンダムみたいになっていったりしてなw
688通常の名無しさんの3倍:2007/03/10(土) 14:55:16 ID:???
105ダガーね・・・てっきりロングダガーかと思ったんだがな
兎に角乙
689通常の名無しさんの3倍:2007/03/11(日) 11:18:26 ID:???
>>686-687
アマツと同じことしてるだけだろ
ガーベラ持ってないレッドフレームは違和感感じまくりなのは俺だけか?
本編重視だとフライトユニット装備はビームサーベル使えないな
690赤髪のディアナ:2007/03/11(日) 11:53:35 ID:???
インド洋に出て、穏やかな日が続く。新しい装備を試したり、スカイグラスパーの訓練を哨戒をかねて交代でしたり。


『総員、第一戦闘配備!繰り返す!第一戦闘配備!』

いきなりそんな穏やかな日々は破られた。ザフトの空中戦用MSディンが襲ってきたのだ!
こんな海の真ん中で!?
フラガさんのスカイグラスパーが発進した。サイも発進するの?

「気をつけて!」

サイは親指を上げてこちらに見せながら飛び立っていった。

あたしもフライトユニットを付けて発進!キラはスケイル・システムを付けてお留守番だ。こんな海の真ん中に
MSが進出してくるって事は母艦も近くにいる可能性があるからだ。

あたしは海上を這うように全速で飛ぶ!敵は海にぶつかる事を恐れてか、高い高度から撃って来るだけだ。そん
な弾当たらない!そこをスカイグラスパーが襲う!

アークエンジェルが離水する!?敵のイカみたいな水中MSは艦の下からミサイルを撃ってくる!キラが海に飛び
込んだ!
あたしは気持ちを切り替えると、一旦アークエンジェルに向かいデッキを蹴ってハイジャンプ!一機を弾幕で包む。やった!撃墜!
降下するレッドフレームと、ハイジャンプする白の105ダガーがすれ違う!キャリーさんは見事に敵の片腕を切り落とした!
ディンは撤退して行った。

アークエンジェルに降りると、キラも海から上がってきた。サイとフラガさんも着艦してくる。

「サイ!大丈夫だった!?」
「ああ!俺は貸してもらった本みたいに、敵が自分に攻撃してこないかひたすらまわり見まわしてただけさ。おかげで首が痛いよ」

そう言ってサイはウインクした。
691赤髪のディアナ:2007/03/11(日) 11:56:44 ID:???
食堂で健闘を称えあっていたところだった。

『総員、第一戦闘配備!繰り返す!第一戦闘配備!』

そのアナウンスと同時に、離水する感覚。ミサイルがぶつかったのか衝撃音がする。

「またぁ?」
「よーし次は俺の番だな!」
「トール、気をつけてね」
「わかってるって!ちゃんとミリィのところに帰ってくるさ」
「お熱いこって!」

あたしとキラとトールは格納庫に走る。あ、アスカ主任だ。

「ルナちゃん、キラ君、海中は君たちに任せるしかない。よろしく頼むぞ。トール君、無理するなよ」
「「はい!」」

カタパルトから飛び出して下をみると、敵MS――グーンががちょこちょこ海から顔を出したり引っ込めたりしな
がらアークエンジェルにミサイルを撃っている。嫌なやつ!

海中にもぐる。海中戦は初めてだ。あれは……敵の新型機?動きが早い!ぶつかられて押し付けられる!飛び退
くと魚雷を撃ってくる。この人、腕がいい!
キラから合図が来る。こいつから先にやるのね!うん、アークエンジェルはミサイルの一発や二発でどうにかな
る艦じゃない!

……?グーンの反応が消えた?
敵の新型機がまた体当たりしてくる!アーマーシュナイダーを取り出すと突き刺した!後ろからキラも来た!後
ろからアーマーシュナイダーを突き刺すと横に回り込んで思い切り蹴り出した!離れると2機で魚雷を放った。
見事命中!今回もなんとかなった……

海から上がると、フラガさんが敵の潜水母艦らしきものをやっつけたそうだ。

トールも無事だった!

その日の晩はサイとトールの初陣を祝ってちょっとした宴会になった。
692赤髪のディアナ:2007/03/11(日) 11:58:12 ID:???
……くそう!オーブを目の前にして!
あたしたちは、奪われたXナンバー3機の襲撃を受けていた。相手はグゥルと言う物に乗って空中から自在に攻
撃してくる。前に撃破したバスターも直っている。ちっ。
アスカさん、キャリー少尉ははエールパックを装備して、敵がアークエンジェルの横・下には来ない様に気をつ
けてアークエンジェルを飛び回っている。下部はアークエンジェルの弱点だからだ。

「グゥルを狙え!あれなら実体弾でも落とせる!」
「「はい!」」

フル・ウェポン装備と名づけた、ジンの実体弾兵器満載のこの装備!一気に解き放つ!
あはは!爽快!バスターとデュエルのグゥルはこの飽和攻撃に耐えれず見事爆散!バスター海に落ちる!
……!デュエル、艦に取り付く気!?

「やらせはせん!」

キャリー少尉が飛び上がり、見事にデュエルの右腕を切り落とすと海に蹴り飛ばした。

残ったイージスはこちらを攻撃しながらブルーフレーム――キラになにか呼びかけているようだ。

『キラ、キラ・ヤマトだろう!?いいかげんにナチュナルに誑かされてるって事に気づけ!』
「ふざけるなー!アスカさんやルナから聞いてたけど!君が本当にそんな事言う奴に成り下がってるなんて思い
たく無かったよ!僕の両親を莫迦にするのか!?ニコルみたいな奴もいるのに!昔の君はどこに行った!」

ブルーフレームが残った兵器をイージスに向ける!あたしたちも攻撃をイージスに集中する!グゥルは破壊され
イージスは見事に海に落ちた!。ふぅ、一安心かな。これでオーブに入れる!

ふとまわりに目をやると、オーブの艦隊がこっちに進んでくる!

『接近中の地球軍艦艇、及び、ザフト軍に通告する。貴官等はオーブ連合首長国の領域に接近中である。速やか
に進路を変更されたい。我が国は武装した船舶、及び、航空機、モビルスーツ等の、事前協議なき領域への侵入
を一切認めない。速やかに転進せよ!』

どうなるんだろう?心配するあたしにカガリの声が響いてきた。

「こちらは地球軍艦艇ではない!ヘリオポリス崩壊時に多数のオーブ民間人が機密保持を理由に不当に拘束され
ていたところを、反乱を起こしてオーブの物として接収したものである!暫定的に艦長はカガリ・ユラ・アスハ
が勤めている!道を開けろ!」
693赤髪のディアナ:2007/03/11(日) 12:05:13 ID:???
投下終了ー
感想色々ありがとうございますo(^-^)o
キャリーさんにも飛んで欲しかったのでロングダガーじゃなく105ダガーにしました(;´▽`A``
作中じゃ使ってないけどレッドフレームは、フライトユニットつけている時もトリケロスのビームサーベルを使えるという裏技が!
あとの装備は史実のブルーフレームが装備した物を参考にしました。
ガーベラ、欲しいですねぇ。でもグレイブヤードによっている暇はなさそうです(>_<)
694通常の名無しさんの3倍:2007/03/11(日) 13:38:03 ID:???
GJ

サイの爽やかさと
アスランの馴れ合いをキッパリ拒絶するキラがヨカタ
695通常の名無しさんの3倍:2007/03/11(日) 13:49:42 ID:???
GJ

正直サイが死ぬんじゃないかとドキドキだ
後腐れがない分、余計に思う
696通常の名無しさんの3倍:2007/03/11(日) 13:54:07 ID:???
GJ!!

そうだよな、キラの両親(って言っても養父母だけど)ナチュだもんな。

あと、カガリの機転も良かった。
上手くいくいかないはともかく、ただ文句を言って喚いているだけじゃない。

ガーベラは・・・できれば男性に持ってもらいたい・・・
”刀は男のロマン”ってあるスレで言ってた
697通常の名無しさんの3倍:2007/03/11(日) 15:12:16 ID:???
つーかあの時代はエール飛べないはずだが
ここのルナはブルーコスモス確定か?
「時間軸のねじれ」って物と今後の展開に期待する
698通常の名無しさんの3倍:2007/03/11(日) 20:17:22 ID:???
毎日投下きてますねー
乙です。

この展開、なにかストレスが溜まらなくていいですねえ。
699赤髪のディアナ:2007/03/12(月) 18:36:06 ID:???
色々やり取りがあり、オーブ艦から人が確認に来たりして、結局アークエンジェルはオーブに入れる事になった。
やった!

『指示に従い、船をドックに入れよ』
「オノゴロは、軍とモルゲンレーテの島だ。衛星からでも、ここを伺うことは出来ない、安心しろ」
「しっかし、カガリがお姫様だったなんてねー」
「お、お姫様なんて、そんな呼び方やめろ!カガリでいいんだカガリで!」
「しかし、こんなふうにオーブに来るなんてなぁ」
「ね、サイ。こういう場合どうなんの?やっぱ降りたり、って出来ないのかな?」
「降りるって……」
「いや、作戦行動中は除隊できないってのは知ってるよ。けどさぁ、休暇とか……ね、ノイマンさん?」
「可能性ゼロ。とは言わないがね。どのみち、船を修理する時間も必要だし」
「ですよねぇ」
「でもまぁ、ここは難しい国でねぇ。こうして入国させてくれただけでも、けっこう驚きものだからな。オーブ
側次第ってところさ」
「父さんや母さん…すぐ近くに居るのに……」
「会いたいか?」
「そりゃもちろん会いたいですよ」
「ん……」
「まかせろ!なんたってオーブの艦って名目で入ったんだ!お父様に直談判してやる!」
「会えるといいな」


しばらくたって、避難民は最優先で降ろされることになった。よかった。無事に運べて。あ、エルちゃんが来る。

「ルナお姉ちゃん、今までありがとう、はいこれ」

差し出されたのは、折り紙で作った花だった。

「ありがとう!大切にするね!」

フレイもお父さんと艦を降りて行った。

「ルナたちだけ残していくのは心苦しいけど……早く降りられるように祈ってるわ。ニコルの事、お願いね」
「ありがとう。フレイも頑張って!」

フレイは本土の医科大学に進むそうだ。

避難民の皆さんが降りると、いきなり寂しくなっちゃった。

「マーイスウィートチルドレン!アンド マーイスウィートハニー!ただいま帰ったよーーー!」
「お帰りなさい!あなた!」
「いいかげんにそれやめろよ親父!」

え?振り向くと、アスカさんが女の人と男の子と女の子の三人連れのところに駆けて行く。
紹介された。アスカさんのご家族だそうだ。奥さんのユーコさんに、シン君とマユちゃん。
仲良さそうなご家族だ。あたしも早くお父さんお母さんに会いたいな。
顔に出たのか、君たちも必ずご家族に会えるようにする、とアスカさんは確約してくれた。
700赤髪のディアナ:2007/03/12(月) 18:36:30 ID:???
結局、MSの戦闘データ、あたしたちMSパイロットのモルゲンレーテ社への技術協力を引き換えに、アークエンジェルは修理や補給をされる事になった。
そして今までアスカさんの一任でモルゲンレーテ所属とされてたメンバーも、正式にそれが認められ、遡ってお
給料が出る事になったのだ!ちょっとしたお金持ち!えへ。それにボーナスも!
あたしたちが改良していたナチュナル用のMSOS、それは今まで開発されていたものを一気に引き離し、ナチュラ
ルでもかなりスムーズにMSを扱える物になっていたのだ。主任設計技師のエリカ・シモンズさんは狂喜乱舞して
いた。

「シモンズ主任。みなさんをご案内致しました」
「ありがとう。主任!よくご無事で!」
「いや、ルナちゃんやキラ君にずいぶん助けられたよ。それに我が国の量産MSもずいぶん進んでいるそうじゃな
いか。君の力だよ」
「ここって……?」
「ここならアストレイの完璧な修理・調整が出来るわよ。いわば、お母さんの実家みたいなもんだから」
「こっち!みんなに見て貰いたいのは」
「あっ!これ……アストレイ?」
「そう驚くこともないでしょ?貴方もヘリオポリスでストライクを見たんだから」
「これが中立国オーブという国の本当の姿だ」
「カガリ!」
「これはM1アストレイ。モルゲンレーテ社製のオーブ軍の機体よ」
「これを、オーブはどうするつもりなんですか?」
「どうって?」
「これはオーブの守りだ。お前も知っているだろ?オーブは他国を侵略しない。他国の侵略を許さない。そして、他国の争いに介入しない。その意志を貫く為の力さ」
「ぁぁ……」
「もう、それだけではいけないと、私は思っているがな」
「え?」

『起動電圧正常。システム………』

「アサギ、ジュリ、マユラ!」
「「「はーい!」」」
「あ!カガリ様?」
「あら、ほんと」
「なーに、帰ってきたの?」
「悪かったなぁ」
「訓練始めて!みんな!」

……。

「ずいぶんスムーズに動くようになったな」
「これも、主任が改良して持ち帰ってくれたOSのおかげです。キラ君、あなたには、そのサポートOSの完成をお
願いしたいの。ルナマリアさん、あなたは実戦から得た経験でM1アストレイに直すべき点や取り入れてもらいた
い事があればアドバイスしてちょうだい。短期にできる事ならすぐアストレイにもフィードバックするわ」
「アスカさんには聞かないんですか?」
「主任は、アストレイには乗ってなかったから。それに主任は主任でストライクのデータをフィードバックする
作業があるのよ。今までの開発経過も聞いてもらって指揮してもらわなくちゃ。大忙し」
701赤髪のディアナ:2007/03/12(月) 18:36:53 ID:???
翌日、マリューさんが言った

「家族に会えるの?」
「ええ。状況が状況だから、家にも帰してあげられないし、短い時間だけど、明日午後、軍本部での面会が許可
されました」
「あーー」
「わーいやったー!」
「やった!よかった!」
「トール、どうしよう!」
「どうしようってミリィ、今から泣くなよ」
「だって嬉しくって…会えるのよ?」
「元気かなぁ?」
「細かい予定は明日通達……ちょっと、聞きなさい!」

「お姉ちゃん、どうする?あたしは単なるモルゲンレーテの社員だから、家に行ってこれるよ」
「家って言ってもねー。新しい家でしょう?今まで持ってたものはヘリオポリスでぱーになっちゃったし。メイ
リン、艦を降りる気はないの?」
「お姉ちゃん残して降りるわけないじゃん。じゃあ、お姉ちゃんに好みの紅茶でも買って来るよ」
「ありがとう……」
「ちょっと、お姉ちゃん、なに泣いてるのよ」
「だって、心細かったんだもん。メイリンいなくなるかもって思ってて」
「もう、お姉ちゃんったら」

ぎゅ メイリンがあたしを抱きしめる。それはとても心地よかった。


「母さん!父さん!」
「ルナ!よく無事で」

翌日、軍本部で両親と面会した。みんなもまわりでご両親に会って泣いたり騒いだりしてる。

「本当に……MSの一機は主任が乗ってたそうじゃないか。父さんも替わってやりたいぞ」
「新しい家はいいところをもらえたのよ。早く一緒に住みたいわ」

あたしは、思っていた事を話した。オーブの役に立ちたいと。

「……立派になったなぁ」
「この子ったらまだ子供なのに」
「何か、MSでして欲しい事があったら遠慮なく言いなさい。無理押ししてでもかなえてやる」
「メイリンに、ルナの好物とか色々持たせるから。身体に気をつけるのよ」

短い時間だったけど、充実した時間だった。戦争が終わったら、きっと帰ってこよう。ここへ。
702赤髪のディアナ:2007/03/12(月) 18:37:31 ID:???
さあ、あたしの仕事も終わらせなくちゃ!
みんなで話し合ってアストレイの改修案を出したのだけど、その時、長い黒髪の人を紹介された。ロンド・ギ
ナ・サハク様だって!ギナ様には、ゴールドフレームの右腕をよく持って帰ってきてくれたな、と背中をばしば
し叩かれた。

みんなで考え合って、アストレイにはフィン・スラスターを肩に装着し、脚部の強化、腰部の追加バッテリーバ
ック、またキャリーさんの105ダガーと同じようにラミネート装甲が張られる事になった。アーマーシュナイダ
ーに対ビームコーティングを施される。なんとビームサーベルも受け止められるらしい。
あたしは経験から、ディンと同じように空中を自在に飛びまわれるようにしたかったのだけど、それは技術の発
展待ちになりそうだ。残念。
そうそう。乗せてたけど何にも使わなかったミゲルの乗ってたジンを降ろし、予備に、ストライクの技術や話し
合いの結果を取り入れ改良するM1アストレイを積む事になる。これから突貫作業で改修するそうだ。頭が下が
る。ブリッツは、ギナ様が参考にしたいと言って持って行った。

あーあ、いい加減疲れた。
ジュースでも飲もうと自動販売機のところ行ったらキラがいた。あ、カガリも来た。……自然にキラと腕組むんだなー。

「や、おふたりさん」
「やあ、ルナ。OSの方は大体終わったし適当にのんびりしてるんだ。ルナの方はまだ?」
「ルナ…あ……違うんだこれは!」

あーあ、腕振りほどいちゃった。

「えー、カガリ、何が違うの〜?」
「とにかく違うんだ!」

顔を真っ赤にしてカガリったら走って行っちゃった。かわいー!

「急にどうしたんだろ、カガリ?」

キラの鈍感!
703赤髪のディアナ:2007/03/12(月) 18:40:55 ID:???
投下終わりー

そうなんですよね。残念ながらエールパックはディンほど飛べません。
「〜ハイジャンプや短時間の滑空を可能としている。」と言うことなのでファーストガンダムの
「ガンダムが空中戦をやっています」的な戦いで戦ってもらいます。
704通常の名無しさんの3倍:2007/03/12(月) 20:24:33 ID:???
投下乙!
シンパパ、思いっきりファンキーな人でワロスw

そして…これは…キラカガ!
悪くないね、この展開。

…あと、ザフトの捕虜の方々はどうなったんだろう?
705通常の名無しさんの3倍:2007/03/12(月) 20:25:40 ID:???
つーかオーブと連合が手を組んでザフトをぶっ倒すってのがこのSSのラストなのか?
アストレイってM1?それともブルー?ブリッツはどうなったんだ?レッドは?ストライクは?シンは?
あとギナよりミナ様のほうが良かったと思う
あれはギナのキャラに合わないような・・・
兎に角続きを楽しみにしている
706通常の名無しさんの3倍:2007/03/13(火) 00:48:15 ID:???
投下乙です!

ガーベラ、確かに刀には男の浪漫を感じますがルナが持って出撃してもおかしくないんじゃ?
だって愛読書が『大空のサムライ』だもんなぁ・・・
ゼロ戦パイロットが刀(軍刀?)持ってたの知ってるだろうし、ガーベラみたいのがあるとルナが知ったら
絶対使いたがるだろうな〜w
707通常の名無しさんの3倍:2007/03/13(火) 01:00:22 ID:rl5uaVfJ
保守
708通常の名無しさんの3倍:2007/03/13(火) 17:26:25 ID:???
待てお前ら

グ ラ ン ド ス ラ ム が あ る じ ゃ な い か
709赤髪のディアナ:2007/03/13(火) 18:07:51 ID:???
……なんとも驚いたことに。アークエンジェルは本当にオーブの物になりそうだ!
その代わりにナチュラル用OSとかが連合に渡ったらしい。連合軍にとってはアークエンジェル一隻よりもその方
が助かるみたい。今まで生産だけはしてきたMSがいきなり使い物になったと、ビデオレターでハルバートン少将
がお礼を行って来た。カガリの護衛の人――キサカさんに聞いたら、これもハルバートン少将始めアークエンジ
ェルクルーがあたしたちと親密な関係を築いたからだ、と言うことで結構権力も上がっているみたいだ。

アークエンジェルは改装を施された。弱点の下部にもゴットフリートが一基追加された。Xナンバーと戦った戦
訓から、ビーム機銃が全体で26基増設された。イーゲルシュテルンも12基に増設されている。
そして、アークエンジェルは義勇兵としてアラスカへ向かう事になる。氏族長会議ではかなり議論が紛糾したと
も聞く。
マリューさんやサイたちは連合軍からアークエンゲルへ派遣と言う形だ。何も変わらない様だけど、建前って奴
だそうだ。
アスカさんも付いて来てくれる事になった!

「でも、いいんですか?MS開発の責任者でしょ?」
「君たちを巻き込んでしまった責任があるからね。もう一人くらい、私の代わりになるようなパイロットが派遣
されるまで、最低アラスカまではご一緒させてもらうよ」

本当に心強い!

出航間もないある日フレイがジョージさんと訪ねて来た。

「どうしたの?フレイ」
「うふふ、嬉しいことがあるのよ。あ、私にとってだけど。あ、ニコル!」
「フレイさん!」

もうすっかり怪我も治ったニコルさんが連れられてきていた。

「喜んで!パパが連合軍に働きかけてくれたのよ!オーブを離れない限り、戦争が終わるまで自由にしてていい
んですって!」
「ふふ。権力と言うのはね、君、普段きちんと振舞っておけば、多少のわがままは許されるのだよ。君の戦争は
これで終わりだ。まことにおめでとう!」
「い、いいんでしょうか?捕虜の身でこんな……」
「ニコルさん、おめでとう!昔の話だけど、オーブのルーツの日本と言う国は、捕虜をひとつの街を自由に歩か
せたり、コンサートを開くことも許していたそうよ!オーブはいいところだからゆっくり羽を伸ばしてね」
「ありがとう、ありがとう、みなさん。本当に……」

ニコルさんはフレイと一緒に退艦して行った。
この戦争も、ただ破壊するだけじゃない。対立する陣営であっても人と人の心を結びつけたりするんだ。あたしは嬉しかった。
710赤髪のディアナ:2007/03/13(火) 18:08:32 ID:???
出航の時、カガリが第二種軍装でアークエンジェルに現れた。

「みんな。この艦にいた時には世話になったな」
「こっちこそ。カガリが艦からいなくなるなんて寂しいわ」
「うん、ごめん。私も付いて行きたい気持ちは山々だ……」

カガリもあたしも、目が潤んでる。話は尽きないけど。

「カガリ、絶対帰ってくるからね」
「ああ、帰ってこないと承知しないぞ!」

もう、カガリも退艦しないといけない時間だ。

「キラーー!!」

カガリがぎゅっとキラに抱きついた。

「カガリも元気で。その……いろいろありがと」
「ぁぁ……キラぁ、お前……死ぬなよ?」
「ん……大丈夫。大丈夫だから」

カガリはぐいっと袖で涙を拭くと、タラップを駆けて艦を降りた。
カガリ……いつかその気持ちキラに届きますように。

アークエンジェルが動き出す。

『帽振れ〜!』

手すきのものは皆デッキへ出て帽子を振って別れを告げた。
向こうでカガリも手を振っている。
きっと、またオーブに帰ってくる。あたしは決意を新たにした。
711赤髪のディアナ:2007/03/13(火) 18:09:07 ID:???
オーブ領海を過ぎ、エスコートしてくれてた艦も戻っていった。
さあ、一気にアラスカを目指さなきゃ!


『総員、第一戦闘配備!繰り返す!第一戦闘配備!対潜、対モビルスーツ戦闘用意!』

網を張られていた?

Xナンバーの3機がグゥルに乗ってやってきた!バスターの腕、また直ってる。しつこい!

アークエンジェルは煙幕を張る!
フラガさんとサイがスカイグラスパーで出る!

「サイ!上空支援だけしてりゃいいからな」
「はい!フラガ少佐!」

キラはスケイルシステム付けて待機している。デッキに出ているのはアスカさん、キャリー少佐、そしてフルウ
ェポンのあたしだ。

「相手は密集している、今だルナちゃん!」
「こちらサイ、相手の座標と射撃データを送る」
「はい!」

ミサイルポッドを全て発射する!ちっ相手も学習したようだ。みな素早く移動し、グゥルを破壊されて下に墜ち
ていったのはバスターだけだった。

「はあああぁぁぁ!」

エール装備のキャリーさんがハイ・ジャンプする!デュエルに飛び蹴りを食らわす!さすが!デュエルも下へ墜
ちて行った!

残るはイージス!あたしはバズーカを打ちつくしたけど、墜ちない。
キャリーさんがデュエルのグゥルを奪ってイージスと撃ち合ってる!
あたしとアスカさんはイージスに向けて弾幕を張って支援する!やった!グゥルを貫いた!
イージスは近くの島へ墜ちていった。

アークエンジェルはすかさずその島へミサイルを打ち込んだ。爆煙が晴れた時には、彼らの姿は無かった。
712赤髪のディアナ:2007/03/13(火) 18:09:39 ID:???
「いやーもう最初はビビったよ。発進してすぐ一発目のビームが来た時は。けど、ああいうのもシミュレーションやってたからさ。もう咄嗟にスティック引いて、こう……」
「あっはっは」
「いやぁでも凄かったよ。あれはほんと。いつの間にあんなことできるようになったんだか。一回目はただ飛ん
でるだけだったからなぁ」
「サイ、大分やってたもんねぇ。シミュレーション」
「トールだって大分シミュレーションやってるだろ。ミリィだってオペレータ凄い出来るようになったし。カズ
イだって」」
「まぁな」
「あは」
「俺達だってもうお客さんじゃないんだから」
「流石に慣れたわよねぇ。でもサイは調子に乗りすぎ!」
「えぇ?」
「そうよ。最初の内はなんでも、緊張してるから事故少ないんだって。ちょっと慣れた頃が一番危ないのよ。気を引き締めなさいよ。サイもトールも」
「了解、ルナ」

次の日の夜明け頃だった。

『総員、第一戦闘配備!繰り返す!第一戦闘配備!対潜、対モビルスーツ戦闘用意!』

あー、せっかく非番で寝てたのに!
キャリーさんはもう出撃して、デュエルを叩き落していた。あたしも負けない!

「バスター!いいかげんに墜ちろー!」

相手の射撃をかいくぐり、近距離からミサイルポッドを放つ!バスターは下に墜ちていく。それを追ってビームライフルを乱射する!新バッテリー+追加バッテリーがあるこそできる技!バスターは足を撃ち抜かれ、地上に転がった。あたしは華麗にアークエンジェルに着地!

「直上にイージス!ルナちゃん!」
「はい!」

アークエンジェル、ストライクとレッドフレームで弾幕に包み込む!
…!MA形態に!

「避けろー!」

イージスが放ったスキュラがアークエンジェルに当たってしまった!艦が大きく揺れる!
……?色を失ったイージスから誰か脱出した?
あたしのまん前に落ちてきたイージス。白い光が広がって……
713赤髪のディアナ:2007/03/13(火) 18:16:21 ID:???
投下終了ー

モルデンレーテで改修したのは赤枠青枠です。ブルーフレームGの一歩手前+ラミネート装甲って感じです。
予備機のM1アストレイはラミネート装甲、フィンスラスターにバッテリー強化がされてますがフライトシステムは
つけられません。
現在のパイロットは以下のとおりです^^
ストライク:アスカ主任
赤枠:ルナマリア
青枠:キラ
105ダガー:ジャン・キャリー
714通常の名無しさんの3倍:2007/03/13(火) 18:24:42 ID:???
ブルーフレームセカンド・・・足にアーマーシュナイダー内臓か?
アスランとルナ、今後の展開
さあ、続きがどうなるのかが楽しみだな
715通常の名無しさんの3倍:2007/03/13(火) 19:32:31 ID:???
投下乙ですー。
アスルナで無人島かー

ルナ「その火を飛び越えて来い」

とかあったら笑うなあw
716通常の名無しさんの3倍:2007/03/13(火) 19:57:16 ID:???
>>715待て待てこれは自爆じゃないか?
717通常の名無しさんの3倍:2007/03/13(火) 20:03:17 ID:???
凸はパラシュートあたりで脱出してて、島のどこかに着地した、とかw
で、機体大破したルナと邂逅する…
という展開希望だったり。
718赤髪のディアナ:2007/03/14(水) 17:41:21 ID:???
「知らない天井だ……」
「お姉ちゃん!気が付いたのね!」
「あ、メイリン……あたし、どうしたの?」

気が付いたら、病室だった。
あちこちに包帯が巻かれている。痛み止めでも打たれているのか、感覚が鈍い。

「お姉ちゃん、イージスの自爆に巻き込まれたのよ」
「ぁ……ごめん、思い出せない……他の人は、無事だったの?」
「アスカさんや乗組員に何人かが軽傷負ったけど、大丈夫よ」
「そう……よかった」
「もう、アラスカの防空圏に入ったし、安心してのんびりしてね」
「安心なのね……ありがとう」

あたしはまた眠りに付いた。


次に目を覚ました時、そばにはフラガさんがいた。

「ぁ……」
「よう、お穣ちゃん」
「あれから、何か変わったことは?」
「うん、無事にアラスカのドッグに入ったよ」
「レッドフレームは、どうなったんですか?」
「……自爆の衝撃浴びて、PS装甲でもなかったからね。またオーブに行かなきゃ直らんらしい」
「……連れて行って」
「え?」
「格納庫に、連れて行って」

フラガさんの肩を借り格納庫に着くと、見慣れない整備員たちがいた。アラスカ基地の人たちだそうだ。
彼らは、ストライクと、捕獲されたと言うバスターに取り付いていた。

レッドフレームは、格納庫の片隅に置かれていた。
ぼろぼろになった装甲が痛ましい。

「ありがとう……あたしを守ってくれて」
719赤髪のディアナ:2007/03/14(水) 17:41:40 ID:???
「大丈夫か?ルナ?もうちょっと寝ててもいいんじゃないか?」
「大丈夫よトール。もう起きられるようになったし。そうしたら寝ているとね、却って治りが遅くなるんだっ
て」
「それでも最初だからな、入り口まで持って行ってやるよ」
「ふふ、じゃあお言葉に甘えて」
「今度の捕虜、イージスのパイロット?」
「いや、奴は島の奥にうまく逃げ込まれちまった。のんびりしてる捜索してる時間もなかったしそれっきりさ。
捕虜はルナが倒したバスターのパイロットでディアッカ・エルスマンと言うそうだ。

ふーん。最初は最悪だったけど、あたしのプラントに持っていた印象を変えてくれたミゲル。ナチュラル、コー
ディネイターに関り無く優しかったニコル。そう言えばアラスカで補給された雑誌に、ニコルがオーブでコンサ
ートを開いた事がちょっとした好意的な記事になっていた。元気でやってるようで嬉しい。今度の捕虜はどんな
人だろう。

「食事です」
「あぁ、ひょっとしてルナマリア様でありますか!わざわざありがとうございます!」
「え?」
「手ずから運んでくださるなど、このディアッカ、恐縮の極み!」

なんなの?この変な人?

訳は帰り道にトールが教えてくれた。
キラがディアッカに、ミゲルにあたしがした事を詳しく教えたんだそうだ。

「じゃあ、あれ、怯えてた訳?失礼ね!もうしませんよ!」
「あはは」
「うふふ」
720赤髪のディアナ:2007/03/14(水) 17:42:45 ID:???
あたしが起きれるようになるのを待っていたかの様に、いや、待っていたんだろう。アスカさん、キラにあたし
はアラスカの訓練教官や技術士官に呼び出された。

「やあ諸君、掛け給え」
「は!」
「我々は、民間人であった君たちがここまで戦い抜いた事に深い関心を寄せている。教えてくれ給え。どうやっ
て戦い抜いたのかを」
「では、レディーファーストでルナマリア君から」
「は、はい。最初のヘリオポリスの戦いの時は、無我夢中で。護身術習ってたからアーマーシュナイダーで目潰
しかけて、投げ落としたら、相手は気絶してました。それからしばらくは、ビームライフルはバッテリー切れが
怖いのでジンの突撃銃を使って牽制しながら逃げ回ってました。ビームサーベルもバッテリーの消費が大きいの
と、刀を使った経験がなかったのでめったに使いませんでした。相手を倒す時は基本的に何機かで弾幕張って倒
して……」

あたしたちが解放されたのは数時間後だった。
でも、皆真剣にあたしたちの話を聞いてくれた。話し甲斐があった!

アークエンジェルに戻ると、色付き眼鏡をかけた黒人青年がみんなとなごやかに話していた。

「あ、みんな。シャムス・コーザ少尉よ。アークエンジェルに配属されてきたの。ルナと同い年だって!シャム
スさん、うちのMSパイロットたちです」

ミリィが紹介してくれた。あたしたちは自己紹介をした。

「俺は新しく配属されたデュエル・ダガーのパイロットのシャムス・コーザだ。よろしく」

……急に態度がそっけない。顔も険しい。なんだろう?

「……気にしないでくれ。これまでコーディネイター憎しで育ってきたもんでね。あんたたちが空の化け物ども
と違うって事は教えられてるし、頭じゃ理解してる。……だが、時間がかかる」

そう言うと、彼は向こうへ行ってしまった。
そうだよねぇ。そういう人もいるんだよね。

「やだ、ルナ、泣かないでよ」

いつの間にか涙が出ていた。

「あ……ちょっと、アークエンジェルに慣れすぎたみたい。……でも、シャムスさん、時間はかかるけどって、
言ってくれたんだよね?」
「うん、そうだよ!ルナ!時間をかければって言ってくれたんだよ」

いつか、シャムスさんとも笑顔で話せる。そんな日が来ることをあたしは信じる。
721赤髪のディアナ:2007/03/14(水) 17:44:15 ID:???
投下終了ー

スウェンの夢に出てきたシャムスの笑顔に惚れました。
722通常の名無しさんの3倍:2007/03/14(水) 18:07:14 ID:???
シャムスか・・・デュエルダガーよりバスターダガーのほうがよかったんじゃないか?
サーベル装備してるんだし
ロカクされたバスターがどうなるのかも気になるな
このままエミリオやダナも参戦しそうだ
まあ頑張ってくれ
723通常の名無しさんの3倍:2007/03/14(水) 19:01:35 ID:???
やべえシャムスktkr!
物凄いテンション上がったわー。
PPの洗脳がないからきっと分かり合えるはずだな。
724通常の名無しさんの3倍:2007/03/15(木) 10:26:35 ID:???
GJ

ルナはしばらくMSに乗れなさそう?
725赤髪のディアナ:2007/03/15(木) 19:08:25 ID:???
『総員、第一戦闘配備!繰り返す!第一戦闘配備!』

いきなり警報が鳴った!いつもより反応が鈍かったのは否めない。怪我のせいもあるけど、アラスカでまさか、
と思ったのだ。

「キャリーさん!ザフトが攻めて来たってほんとですか!」
「ああ!……もしかしたら、軍上層部は知っていたのかも知れん!『次はパナマ』の噂が立っていた割にはMSの
配備が多すぎる!」

後ろからシャムスさんも走ってくる。あたしは予備機体だったM1アストレイで出る。く、怪我がうずく。
M1アストレイはPS装甲で損傷が少なかった右腕――トリケロスだけは修理して取り付けたけど、レッドフレーム
ほど空中を飛べない。地上で戦うしかない。

「シャムスさん、背中、預けます!」
「……わかった!」

不機嫌な声だけど、シャムスさんははっきり答えてくれた。

アークエンジェル隊は遊撃任務だ。守りの薄い所へ行って、守る。

スカイグラスパー、そしてブルーフレーム、ストライク、105ダガーが出撃して行く。地上の安全を確かめて、
あたしたちも出撃する!
長く戦えるようにあたしはフル・ウェポンだ。

……!救援要請が入った!

「ただちにそちらへ向かう!行きましょう、シャムスさん!」
「了解!」

そこでは、ストライクダガーの一団が数機のバクゥに翻弄され、噛み破られようとしていた。

「救援到着!落ち着いて!複数で一機ずつ着実にしとめるのよ!」

見本を示すように敵一機に弾幕を張る。シャムスさんが併せてレールガンで止めを刺す。シャムスさん、射
撃うまい!
落ち着きを取り戻した部隊は、バクゥを駆逐していく。

バクゥの後方からジン部隊がバクゥを支援しようと突撃銃を放ってくる!こちらも!ミサイルを放ち面で制圧す
る!シャムスさんも合わせてミサイルを放ってくれる。ジン部隊は混乱する!

「今よみんな!」

牽制にあたしはジン部隊全体に銃弾をばら撒き続ける。ストライクダガーとバスターダガーが着実に相手を仕留
めて行く――
726赤髪のディアナ:2007/03/15(木) 19:09:26 ID:???
また救援要請だ。もう何度目だろう。

ザウートと水中MSの集団が上陸している!数が多い!こちらの戦車も善戦してるけど押されてる!
ザウートの火力は結構充実している。旧式とは言え数が多いし長距離砲戦じゃ不利か?

「あたしたちが突っ込んでかき回す!戦車隊のみなさんは援護射撃お願い!」

飛び上がって空中からミサイルと突撃銃で牽制しながら突っ込む!ザウートの射撃をかいくぐり、ビームサーベ
ルで切り裂く!シャムスさんもザウートに切り込んでいく。混乱したザウートの群れにこちらのリニアガンタン
ク部隊が止めを刺していく。グーン……水中じゃ翻弄されたけど、地上じゃ!鴨よ!ゾノ、近づくとクローで攻
撃してくる。少しは強いわね。でもやっぱり地上じゃ!あたしはクローの攻撃をトリケロスで防ぐと同時に胴体
にビームライフルをぶち込む!


また救援……
そこの対空砲陣地はディンに襲われていた。くっ、数が多すぎる!突撃銃はもう弾切れ。ビームライフルに切り
替える。もう、一旦アークエンジェルに戻らないと!
その時空を飛んできたMSが巨大な球をディンに向かって擲つ!数機が撃破される。機体識別……レイダー。見た
こと無い機体だけど味方の機体!助かった!ディン部隊を壊滅するのを確認してアークエンジェルへ戻る。アー
クエンジェルには他のMS隊も補給に訪れていてマードックさんに声をかける暇も無い。手早く整備・補給を終え
るとまた出撃していく。


もう何度帰艦、出撃を繰り返したのか。日暮れ近くになり、急に、潮が引くように、ザフトは撤退して行った。
やった!あたしたちは、アラスカ防衛に成功したのだ。
アークエンジェルに帰艦したあたしは、コクピットから降りた後、格納庫の壁に寄りかかって座り込み、しばら
く立てなかった。それほど疲れていた。見るとほかのパイロットも座り込んでいた。
シャムスさんが親指を立ててこちらに見せる!あたしも笑顔で親指を立てた。


被害は大きかった。せっかく配備したストライクダガーを始めとするMS隊の40%が撃破されていた。航空隊も
同じくらいの損害だ。対空陣地・トーチカ等も半分以上がやられたらしい。

アークエンジェルにも被害が出た。あちこち壊れて、半数以上の火器が使用不能、乗員にも死亡者が出た。アス
カさん、キャリーさん、トールも怪我をした。
アスカさんは大腿部骨折で当分MSに乗れないと言う。トールも、スカイグラスパーが被弾して、墜落ぎりぎりの
ところでアークエンジェルに着艦した。
それでも、あたしたちは勝ったのだ。
727赤髪のディアナ:2007/03/15(木) 19:09:46 ID:???
「ルナ君、愚痴を聞いてくれないか?」

デッキで星空を見ながらぼーっとしてたらキャリーさんに話しかけられた。キャリーさん包帯姿が痛ましい。

「なんでしょう?あたしでよければ」
「……私は、殺して殺される、憎しみの連鎖を広げたくないのだ。相手を殺さず行動不能にする。そんな戦い方
を旨として来た。だが、連合はそれを許してくれんのだ。私が行動不能にした先から、止めを刺していく。私は
どうすればいいんだ……」

キャリーさんは本当に苦しそうに見えた。

「キャリーさんは、今までずっと地上だったんですよね。地上ならそう言う戦い方もできるのかも知れない。で
も、宇宙では……あたし、ヘリオポリスが崩壊してアークエンジェルに連絡が取れるまでとても不安でした。も
し宇宙で行動不能にされたら、空気が無くなっていく恐怖を感じながら漂ってなきゃいけない。味方が勝って、
捜索してくれればいいけど、負ければそんな事望めません。いっそ一思いに殺してもらった方がましです。海上
の戦いもそうだと思います。沈んで行く機体がいつか圧壊する恐怖感じながら沈んで行くんですよ?空中の敵な
ら、地上に叩き付けられた衝撃で死んじゃうかも知れません。
それに、行動不能にしたと思った相手にやられたらどうするんですか?割り切らなきゃ、だめですよ!割り切ら
なきゃ、いつかキャリーさん死んじゃいますよ……」
「ル、ルナ君、泣かないでくれたまえ」
「あ……ごめんなさい。最近なんか涙腺弱くて。でも、あたしキャリーさんに死んで欲しくないんです。ううん、
他の仲間の誰にも。あたし、仲間を助けるためなら、顔の見えない敵なんかいくらでも殺せる。……キャリーさ
んから見たらひどい人間ですね、きっと」
「いや、それが普通の人間なんだろう。私はプラントにも居住していたから、理想を追いすぎていたんだろうな、
きっと……ありがとう。気持ちを吐き出したら楽になったよ」
「……ほんとですか?」
「ほんとさ」

ぽむ。キャリーさんは、あたしの頭に手を置いて微笑むと、中に入って行った。
あたしは、本当にキャリーさんの役に立てたんだろうか?キャリーさんは戦い方を変えるだろうか?不殺を貫く
だろうか?わからない。ただ、これからもキャリーさんが無事であることをあたしは祈った。
728赤髪のディアナ:2007/03/15(木) 19:10:45 ID:???
投下終了ー

シャムスさんの乗機をバスターダガーに変更しました。
729通常の名無しさんの3倍:2007/03/15(木) 19:40:01 ID:???
一応行っておくが不殺ってのは描写次第だからな
今のルナマリアはラゴゥ戦のキラみたいな感じか?
中国の武将に曹彬ってのがいるから創竜伝の12巻でも見たほうがいいぞ
それにルナマリアの視点しかないから他のキャラが何を考えてるのか分からない
それがこの話の基本スタイルだとは思うが・・・
730通常の名無しさんの3倍:2007/03/15(木) 20:00:32 ID:???
投下乙です!

ルナなりのキラ流不殺戦法批判ですね。
いいなあ、こういうのって。
731通常の名無しさんの3倍:2007/03/15(木) 20:27:27 ID:???
>>729
将軍と前線の兵士を一緒に扱うな。
732通常の名無しさんの3倍:2007/03/15(木) 20:30:17 ID:???
乙ー。

しかしこの調子で行くと
自由はイザークの搭乗機になるんだろうか。
733通常の名無しさんの3倍:2007/03/15(木) 20:32:58 ID:???
>>732
自爆したイージスのパイロットが、本編キラのように
どこかで療養してるかもしれない…
無いと思うが。
734通常の名無しさんの3倍:2007/03/15(木) 21:19:50 ID:???
>>730-731
種世界ではモビルスーツの性能が戦力の決定的な差なんだよ
後は負債補正だな
ストフリのキラはもはや将軍
ストフリの性能を発揮してるんだから前線の兵士なんてレベルじゃない
キラの不殺はアッシュ・グレイみたいな
殺人狂に比べればまだ道徳的なもんだぜ
735通常の名無しさんの3倍:2007/03/15(木) 22:22:20 ID:???
GJ
ルナを主役にして物語を再構成する事自体が
原作に対するアンチテーゼだから別に無問題
736通常の名無しさんの3倍:2007/03/15(木) 23:06:53 ID:???
>>734
×:種世界モビルスーツの性能が戦力の決定的な差なんだよ
○:“負債の”描く種では、モビルスーツの性能差“でしか”戦力の決定的な差を“負債が描写できない”
737通常の名無しさんの3倍:2007/03/16(金) 17:48:35 ID:???
別に不殺自体は問題じゃないと思うな
戦争なんて勝てばいいだけであって無意味な殲滅戦やる必要ないわけだし
ここのSSが本編見たいにはならんだろ、多分
738通常の名無しさんの3倍:2007/03/16(金) 18:16:04 ID:???
不殺で戦闘不能にして捕虜
ならいいんだが無印アストレイ見ると武器持った腕壊しただけであとは見逃してやる見たいなふいんき
これはいかんと思うな。
739通常の名無しさんの3倍:2007/03/16(金) 18:41:03 ID:???
>>738
ロウはジャンク屋だから人は殺したくないって言ってるんだが
ジェスにしてもジャーナリストだから戦闘はあまりしたがらないんだし
それとふいんきじゃなくて「ふんいき」分かってるかもしれないけど
てかここは不殺を議論するスレじゃないんだから他所でやってくれよ

ついでに作者さんは不殺について自分の考え言わないほうが良いぞ
08スレの三人目みたいになっちまうから
740赤髪のディアナ:2007/03/17(土) 11:03:49 ID:???
「なんだこりゃあ?」

格納庫でMSの整備をしていた時だった。地球軍からの補給物資にそれは混ざっていた。

「オーブのアスカさんは当分MSに乗れないらしいですね。地球軍としてはこのさいフラガ少佐にストライクを操
縦してもらいたいと考えています。そのための、ちょっとした贈り物ですよ」
「MSへの機種転換か。アーマー乗りとしちゃ複雑だが、やってみるか!しかし、これ宇宙用だろ?」
「地球軍だっていつまでも地球で戦っちゃいませんよ!反撃に宇宙に上がった時に役立ててください!」

それは、フラガさんにしか扱えない、ビームガンバレルストライカーだった。


応急修理を終えると、捕虜を降ろしてアークエンジェルはオーブに向かう。心配していたものの、行きと違って
帰りは何もなく。きっとザフトもアラスカ攻防戦で大きな傷を受けたのだろう。

アークエンジェルは静かにオノゴロ島へ入港した。
アスカさんはここで退艦する事になる。MSの操縦なんてとんでもない物に巻き込んでくれた人だけど、もしアス
カさんがいなければ、あたしは今まで生きていないかも知れなかった。

「アスカさん、本当にお世話になりました」
「こんな身体じゃ操縦もできないからね。君たちを残していくのは心苦しいが……それは、よりよいMSを作る事
で勘弁してもらおう。いい物ができたら、最優先で君たちにまわすよ」
「ふふ。期待してます。アスカ主任ならできますよ。早く怪我治してくださいね」

壊れていたレッドフレームも修理のためにモルゲンレーテに入る。とりあえずあたしが怪我を負った戦訓からコ
クピット周りに二重装甲としてフェイズシフト装甲が組み込まれるそうだ。直るのが待ち遠しい。

マリューさんたち艦の幹部と、あたしたちオーブの乗組員に、招待状が届いた。カガリの誕生日パーティだっ
て!

「あー、パーティだって!アスハ主催だぞ!盛大だろうなぁ。どんなの着てきゃいいんだ、ミリィ」
「男は楽でいいわよ。きちんとしたスーツでも着ていけば。女は大変なのよ」
「そうよね。とりあえずお給料ももらった事だし半舷上陸の時に選びにいかない?」
「ふーん、僕と同じ誕生日」
「へぇ、キラと同じなの!?縁があるね。キラから何か些細な物でもプレゼントしたら喜ぶよ、きっと」
「そうかなぁ。どんな物がいいんだろう」
「身に着けるものとか、いいかもしれないね」
「しかし、女性の身に着けるものなんてわからないしなぁ。ルナ、選ぶのに付き合ってくれない?」
「いいわよ。ミリィ、一緒に服も選んじゃいましょうよ」
「いいわね。そうしましょ」
741赤髪のディアナ:2007/03/17(土) 11:04:07 ID:???
半舷上陸してのショッピングの前に、あたしたちはせっかくだからそれぞれの家へ行って来た。まだ家族が住ん
で間もないけれど、そこは確かに家族の匂い、みたいなものが漂い始めていた。あたしは、行って来ます、と言
って新しい家を出た。行って、来る。うん、また帰ってくる。

「お待たせー」
「この間みたいに家族に会うだけじゃなくてさ、自分の家って落ち着くよな」
「うん、俺なんか自分の部屋になった部屋ででごろごろ転がりまくったよ」
「やだぁ、トール。犬の臭い付けみたい。ふふ」
「でも、そうね。まだあたしたちは住んだ事もないのに不思議ね」

……。

「まだかよー。いいかげん付き合うの疲れる……」
「いったい何軒まわるのさ……」
「情けないわねー。別に荷物持ちもさせてないでしょう?」
「そうよ。アスハ家のパーティなのよ?そんじょそこらのパーティじゃないの!いい加減な物で妥協したら一生
後悔する!」
「へいへい」

買い物は、結局あたしはタイトな感じの斜めの裾にフリルのついた赤いロングドレス、カガリがバルトフェルド
さんにもらったようなデザインのだ。あたしはあれを見た時すっかりデザインが気に入っていた。メイリンは同
じようなピンクのドレス、ミリィは白と青のストライプでスカートが内側が青、外側がフリルの付いた白で海の
波を思わせるようなドレスを選んでいた。
キラからカガリへのプレゼントは、指のサイズがわからなかったから無難にミャンマー産のきれいな半透明エメ
ラルドグリーンのヒスイの勾玉にした。
742赤髪のディアナ:2007/03/17(土) 11:04:27 ID:???
パーティは豪勢だった。

「さすがね。アスハ家の娘の誕生日パーティだけあるわ」
「うん、ちょっと気後れしそう」

そんなあたしたちをカガリが救ってくれた。

「お前たち!よく来てくれたな!」

カガリは腰から下にフリルが何段もついた緑のロングドレスだった。

「私もこんな服着たくないんだけどな。マーナ――侍女がうるさくて」
「似合ってる。見違えるわよ」
「ええ。こんな姿も板についてる」
「からかうなよぉ」
「ふふ、からかってなんかいないわよ。そうだ、ほら、キラ」
「う、うん。誕生日おめでとう!これ……僕から。つまらないものだけど」
「わ、私にか?」

カガリは箱を開けた。

「……ありがとう、きれいな勾玉だな」

カガリ、ちょっと頬が赤くなって、ほんとに嬉しそうだ。

「あ、ちょっと待ってろ!」

そう言うと、カガリは部屋を出て行って、しばらくして戻ってきた。
カガリは、キラにひものついた赤い石を渡した。

「これ、ハウメアの守り石だ。お前、あぶなっかしいからな。守ってもらえ」
「ぼ、僕に?」
「そうだ!」
「ありがとう、嬉しいよ」

キラもにっこり笑った。

その後はみんなでダンス踊ったり、久しぶりにフレイにも会えたりして、気楽に楽しく過ごせた。


パーティが済んで一週間もたった頃だった。あたしたちに驚くべき知らせが入った。地球軍が保障占領している
パナマのマスドライバーがザフトによって破壊されたというのだった……
743赤髪のディアナ:2007/03/17(土) 11:04:51 ID:???
パナマのマスドライバーが破壊されたと言う知らせは、あたしたちオーブ国民を震撼させた。連合は、オーブに
更に協力を求めてくるだろう。連合への加入も促されているかもしれない。連合には、もう、オーブのマスドラ
イバーを使うかビクトリアを奪還、あるいは苦労して新たなマスドライバーを作るしか道は無いのだ。国民は不
安に思っている。アークエンジェルの乗員はもちろんだ。

氏族長会議も紛糾しているみたいだ。あたしたちは、意見を求められるかもしれないと言うことで、隣の部屋に
詰めている。

扉の向こうから、会議の様子が洩れ聞こえてくる。

「……これ以上、オーブ国民に不安を強いるのは常識にも外れるのではないか。オーブ国民は不安に耐えかねて
いるのだ」
「『他国に侵略せず、他国の侵略を許さず、他国の争いに介入せず』これは我国の理念だ。それを理解しようと
しない事なかれ主義者に迎合する必要はない。そもそも犠牲なくして大事業が達成された例があるか!」
「その犠牲が大きすぎるのではないか、と国民は気づき始めたのだ、ウズミ」
「どれほど犠牲が大きくとも、たとえオーブ国民が死に絶えたとしても、守るべき理念がある!」
「そ、それは政治家の論理ではない!」
「我々には崇高な理念があるのだ。オーブ国民のみの利益にこだわって、その大義を忘れはてるのが、はたして
大道を歩む態度と言えるのか!」

──ウズミ・ナラ・アスハは40代後半の、堂々たる髭を持つ男性で、その声には魅力的な響きがあった。
それだけに、あたしが感じた危険は一段と大きかった。
彼こそ、安っぽい英雄願望に足首をつかまれているのではないか――

中立厳守は、一時的に戦争にまきこまれずにすむことはできても、それによって人々を、少なくとも連合国民の
過半数を納得させる事は出来ないだろう。

納得できないということ。まさしく、それが問題なのだ。

仮に中立を厳守し、オーブが連合に対して助力をしなくなった時、何がオーブに残されるのか。
連合との関係がゼロに戻るだけ?表面的にはまさしくそうだが、その底流には憎悪と怨恨が残る。

それは火山脈のように、岩盤の圧力で呻吟しながら、ほどからず爆発して、地上を溶岩で焼き尽くすだろう。
岩盤の圧力が大きいほど、噴火の惨禍もまた大きいはずである。

そのような結果を生じてはならず、そのためには中立厳守の見直しを進めなくてはならない。

あたしの考えは強硬に過ぎるのだろうか。
そうかもしれない。 だが、ウズミ流の甘さを受容しようとは、あたしは思わなかった。

「もう我慢ならん!」

カガリが、扉を開け放ち、会議室へ入って行った。

「お父様!それは間違っている!」
744赤髪のディアナ:2007/03/17(土) 11:05:11 ID:???
投下終わりー
745通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 11:13:08 ID:???
GJ
ホーク家はエイプリルフールクライシスで苦境に陥ったコーディなんだから
ウズミと意見が相違しても無理はない話だな
746通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 11:48:09 ID:???
うーんカガリ、親父に言いくるめられそう・・・
でも、周りから助け舟が出るか
とにかく頑張れ

しっかしこの親父、命を軽視する発言は政治家とかじゃなくて人としてどうかだよな・・・
747通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 12:15:36 ID:???
tu-kaオーブにはコーディだっているわけで下手に連合に加盟したってまずいだろ
そうそうにオーブだってザフトの戦火にさらされるさ
そもそもこの戦争の発端はいわれなき差別と迫害を受けたコーディがプラントにいかざるを得なかったわけで
頭に来て独立を宣言したから始まったんじゃねーか
よーするにプラントの独立を認めていればこの戦争は始まらなかっただろうが
ギガフロートが連合のものになっていればオーブのマスドライバーだせとは言わなかったかもしれないんだし
レッドとブルーを出すんだったらギガフロートも出せよっての
748通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 12:28:21 ID:???
乙ー!

ウズミはこの状況でそれを言うのか……
勝ち組に荷担するのが国を導く物としての道だろう。


>>747
つ言い出しっぺの法則。
君のコーディ至上主義ルナ主人公SSに期待してるよ。
749通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 13:12:11 ID:???
こっちの連合とオーブはアニメよりも仲がいい(オーブはAA所有権と引き換えに義勇兵として派遣したし、連合もサイクロプスみたいな暴走をしなかった)のに、いきなり連合vsオーブっぽい雰囲気になったのは少し意外だったな。
パナマ陥落はあるとしても、次の戦場はビクトリア攻めだと思ってた。

・・・ルナとカガリが抑えてくれるとは信じているが。
750通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 13:43:48 ID:???
ルナインパの人はどうしたんだろう

>>748
コーディ至上もへったくれもねーっての
疑問を口にするのがおかしいのかよ
751通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 13:47:19 ID:???
作者が連合派だからザフトを敵役にしただけだろ<750
露骨過ぎる感は否めないがな
752通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 13:53:56 ID:???
>>750

>>747
>レッドとブルーを出すんだったらギガフロートも出せよっての
自分で書け。
753通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 13:54:49 ID:???
>>750-751
こんな過疎スレでひどい自演を見た

盟主王とルナ達AAに乗るコーディのやり取りの話をちゃんと読んでないだろ
754通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 16:43:07 ID:???
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755通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 16:43:54 ID:???
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756通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 16:44:40 ID:???
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757通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 16:45:26 ID:???
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758通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 16:46:12 ID:???
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759通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 16:46:58 ID:???
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760通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 16:47:45 ID:???
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761通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 16:48:31 ID:???
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762通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 16:49:17 ID:???
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763通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 16:50:03 ID:???
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764通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 16:50:48 ID:???
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765通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 16:51:35 ID:???
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766通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 16:52:22 ID:???
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767通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 16:56:48 ID:???
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768通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 16:57:39 ID:???
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769通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 16:58:25 ID:???
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770通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 16:59:11 ID:???
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771通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 16:59:56 ID:???
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772通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 17:01:16 ID:???
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773通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 17:02:54 ID:???
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774通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 17:03:41 ID:???
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775通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 17:04:28 ID:???
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776通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 17:05:14 ID:???
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777通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 17:06:00 ID:???
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778通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 17:07:01 ID:???
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779通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 17:08:38 ID:???
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780通常の名無しさんの3倍:2007/03/17(土) 17:09:27 ID:???
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781通常の名無しさんの3倍
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