【妄想】もしもキラがハマーン様と出会ったら

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1はにゃーん
最終決戦、ジュドーと交戦するハマーン カーン、
「帰ってきてよかったよ・・強い子に会えて・・」

閃光の中へと消えていくハマーン

そして・・・


つづく・・・のだな?
2通常の名無しさんの3倍:04/09/10 21:15:34 ID:???
また糞スレたてやがって
3はにゃーん:04/09/10 21:17:52 ID:???
関連スレです(パクリもと

ウッソとマリューが出会ったら
http://ex5.2ch.net/test/read.cgi/shar/1091952986/l50
種と羽が出会ったら
http://ex5.2ch.net/test/read.cgi/shar/1094359433/l50
ウッソとハマーンが出会ったら
http://choco.2ch.net/shar/kako/1015/10157/1015749028.html
4はにゃーん:04/09/10 21:21:49 ID:???
「う・・・・・・・・、ここは、何処だ?」
起き上がるハマーン カーン、どうやら気絶していたらしい
「・・・私は・・・?ジュド・・・?敗れた・・・」
思い出した、ジュドーとの決戦に敗れ・・・私は・・・ 死んだ はずだ
ならばここは天国か? いや、私が向かうべき先は地獄か

「大丈夫ですか?!」
誰かが私に話しかけてくる、若い・・・コイツも少年か
「ここ危険です!早くシェルターに行きましょう!」
「貴様は・・・?」

彼は私の手を取り、立たせようとする
この感触・・・どうやら私はまだ死んではいないらしい

「早く立って!早く非難しないと・・・!」
非難・・・?ここはどこなのだ?そういえば揺れている、どこかで爆発の音も聞こえる
だが、アクシズにこんな場所は無かったはずだ

「私は・・・」
「いいからこっちへ・・・早く!」
少年に手を取られ私は走らされた

「どこへ行くんだ?」
「この先に・・・シェルターが・・・」
『何で裏切ったの・・・お父様!!?』
傍にいた少女が叫ぶ
目の前にはMSが2機・・・いや、ガンダムが2機よこたわっていた
5はにゃーん:04/09/10 21:27:29 ID:???

━━━━━━━━!!
「伏せろ!」
反射的に少年と少女に指示をする、直後、銃声が聞こえた

「・・・シェルターへ向かうのだろ?早くしろ」
「は、はい」
行こう と少年が少女の手を取って走り出す、私も段々正気に戻ってきた
これはたしかに現実らしい ここはどこだかわからないが、それを知るためにもこんなところで果てるわけにはいかない

『3人?すまない!ここはもう一杯なんだ!』
「どうにかなりませんか、せめてひとりだけでも・・・」
『ひとりなら・・・』

少年がこちらに目で問いかけてくる、私も目で返事をした
「早く乗って!」
そういうと少年が少女をシェルターに押し込んだ
「お前なにを!わたしはいい!おえrtmc」
扉は閉じた

「ごめんなさい」
「何を謝る?お前の判断は正しい、私も了承したのだ、それよりも他を探すぞ」
「は、はい」

「貴方達!そこで何をしているの!?」
銃を持つ軍人らしき女が私たちに声をかける
「オーブの学生です!シェルターがこの先にあるので避難を!」
「もうあそこには扉しか残っていない!他をあたれ!」
直後、シェルターがあったとされる場所が爆音と共に吹き飛んだ
6通常の名無しさんの3倍:04/09/10 21:29:59 ID:???
ある意味、こういう旧作との同化っていう現象も、
種が時間を経てガンダムというものに溶け込んできたってことかな?
違うか。
7通常の名無しさんの3倍:04/09/10 21:31:24 ID:???
結局立てたのか、俺は応援してるぞ
まとめサイトがあったなら向こうでやっても差し支えなかったと思うんだけどね
8はにゃーん:04/09/10 21:32:33 ID:???
「ザフトめ、この機体は渡しはしない!」
再び銃撃戦が再開される

ザフト・・・?ここは連邦の基地か・・・?だが、あの赤と緑のノーマルスーツ、ネオジオンのものではない
━━━━━━━━━━!!!
「女、後ろだ!」
  ズダダダダダダッ!  ダンダンッ!
銃声と共に緑のスーツが崩れ落ちる
「あ、ありがとう・・・・助かったわ
 とりあえず貴方たちそこを降りたほうがいいわ、ここはもう危険よ!」
少年が周りを見渡す、降りる場所を探しているのだろう ん?
「捕まっててください」
「な・・・!」
そういうと少年は私を抱き上げた
「あぁ・・・おい!放せ・・・おい!あぁーゃー」
そして飛ぶ・・・!

どすっ

「はぁはぁはぁ」
「あの・・・」
「なんだ?」
「・・・痛いです」
あcf4えいんdもfg、!あ、ぁ、いや、お前が悪い、あんな高さからいきなり落とされれば誰だって恐怖を感じる
私だって例外ではない、たとえそれで強く抱きしめたとして、それは私の罪ではないはずだ
「離せ!」
まるで逆ギレのように怒鳴る、私らしくも無い
ズダダダダッダダダッ!
「とりあえず早くGの中に!」(まさか・・・人を抱いてあの高さから飛ぶなんて・・・彼は・・・)

その瞬間、赤いノーマルスーツの 敵 が接近する
「キラ・・・!?」「アスラン・・?!」
91 ◆zcc7XeIsO6 :04/09/10 21:33:10 ID:???
おそらくうちのとこなみに荒らされることはないと思うけど

がんばって
10はにゃーん:04/09/10 21:35:45 ID:???
知り合いのなのか?私は少年に 目で問いかけてみたが、軽く無視された、屈辱だ

「早く乗って!」
私と少年は女に促されてガンダムに乗り込む
まさかこの私が ガンダム に乗り込むことになるとはな
当然と言えば当然だが、コクピットはネオジオンの物とは全く違う

女がレバーを引き、ガンダムは立ち上がった
目の前にはもう一機の別のガンダムがいたがすぐに離脱していく
おそらく先ほどの赤スーツが奪って行ったのだろう ・・・赤いスーツ、無性に腹が立ってきた

「ラミアスさん!前!」
一機のMSがこちらへと接近してくる
あれは・・・?ザクV? いや、違う、やはりネオジオンではないようだ
そのMSのサーベルがガンダムに直撃する が、機体にダメージは無かった
もっとも狭いコクピット内でこの揺れは、大きなダメージではあるが

「こいつどうなってる!こいつの装甲は!」
MSはもう一度攻撃をかけて来る
「おい、何をしている?早く回避行動を取れ」
「簡単に言わないでよ!」
「生意気なんだよ!ナチュラルがMSなど!」
ドンッッ!
強い衝撃が走る、機体にダメージこそ無いが、ストレスは増加する
「ぼ、僕がやります!」
そういうと少年が女を退けてコクピットへと座る
まさか・・・、こいつもニュータイプなのか?
11はにゃーん:04/09/10 21:42:17 ID:???

「無茶だ!こんなOSでこんな機体を動かすなんて!」
「だって、まだ未完成なのよ!」

サイドヴィジョンに4人の少年達が映っていた、彼の知り合いか?
「なんとか・・・しなきゃ・・・!」
変わってやろうかとも思ったが、すこし様子を見ることにした

「キャリブレーション取りつつ、ゼロモーメントポンプおよびCPGを再設定……チッ!なら擬似皮質の分子イオンポンプに制御モジュール直結!
 ニューラルリンケージネットワーク再構築……。メタ運動野のパラメータ更新。フィードフォワード制御再起動。
 伝達関数! コリオリ偏差修正! 運動ルーチン接続。システムオンライン。ブートストラップ起動。」

早口だな、何かOSを操作している
「こんなところで! やめろォォォォォ!」

次の瞬間、見違えるような動きを見せるガンダム ほぅ、やるな
小型のナイフを取り出し、それを灰のMSに突き立てる

━━━━━━━━━ッ!!
「離れろ!自爆する気だ!」

間一髪、距離を取るガンダム、灰のMSは爆発した
ガンダムの装甲なら無事だろうが、これ以上揺れられては叶わんからな

「ご苦労」
「え・・・、はい』
いかん つい癖が
12はにゃーん:04/09/10 22:15:48 ID:???

私達はガンダムから降りた、あの狭い空間にいたからか、とても清々しく思えた
いまさらだがここはコロニーらしいな

「とりあえず自己紹介、私は地球連合宇宙軍第八艦隊所属マリューラミアス」
「え、えっと、僕たちはオーブの学生で・・・キラヤマトです」
「同じくサイ アーガイル、こっちはトール、むこうはミリィ」
「俺はカズィだぜ!」
「・・・・・」
「・・・貴方は?」
「・・・私か?」
「オーブの学生・・・には見えないけど」

名乗るのは不味いか?仮にもネオジオンの総帥だ、偽名でも使っておくべきか
「まて、その前にひとつ聞きたい」
「何?」
「さっき戦闘していた奴等は何者だ?」
「アレは、ザフト軍、コーディネーターよ」
僅かだが、その言葉にあの少年が動揺した
「コーディネーターとは?」
「そんなことも知らないの?」
・・・ザフト・・・聞いたことの無い軍だ、コーディネーター・・・?

ひとつ賭けに出てみるか
『『私はハマーン カーンだ!!』』
「えぇ?あぁ、そう」
驚いている・・・?イヤ、急に大声を出したせいか
「私が誰だか知っているか?」
「え?ハマーンさん・・・でしょ?」
やはり知らないのだな ここは・・・どこだ・・・?
13通常の名無しさんの3倍:04/09/10 22:19:17 ID:???
【実録】もしもキラがロランと出会ったら
キラ「気持ちだけで何が守れるって言うんだーー」
ロラン「そんなことあんたに言われるまでもない・・」

【実録】もしもキラがジュド-と出会ったら
キラ「やめてよね、本気でケンカして僕に適うわけないだろ・・」
ジュド−「ゴチャゴチャうるさいんだよ、あんたの存在そのものがうっとおしいんだよ」

【実録】もしもキラがシーブックと出会ったら
キラ「僕がどんな気持ちで戦っているか知らないくせにーーーー」
シーブック「お前が戦ったらアズマみたいになっちまうぞ・・」

【実録】もしもキラがアムロと出会ったら
キラ「フレー−−−−イ、何で君が」
アムロ「情けない奴」

【実録】もしもキラがカミ−ユと出会ったら
キラ「やめてよね、本気でケンカして僕に適うわけ・?あれ?」
カミ−ユ「お前のような奴はクズだ、生きていてはいけない人間なんだ。
     今度戦場で会ったら八つ裂きにしてやる・・。」

これらは
だいたい本編のセリフから拝借しますた。カミ−ユの八つ裂き云々は凄い
発言ですよね。



14通常の名無しさんの3倍:04/09/10 22:22:56 ID:???
>13
最後のカミーユがスカッとした。
15はにゃーん:04/09/10 22:24:24 ID:???

「通信は返答無しか・・・」
「パックは武器と一体になってるの そのまま装備して」
何か作業をしている、だが、私はそれどころではない

私の記憶がたしかなら 私はアクシズでジュドーに敗れ・・・そして 死んだ
あれは全部 夢だったのか? それともこちらが全部 夢なのか?

     ドンッッ!バンッ!ガン!ドシャンッ!

「敵モビルスーツ? 急いで装備を付けて早く!!」
白いMSとオレンジのMA・・・いや戦闘機が戦っている
「──!なんだこのプレッシャー!ムウではない、何かいるのか」

 ━━━━━━ シャア!? ・・・違うな
この感じ、たいしたレベルではないが奴もニュータイプか?
だがあの少年には荷が重いだろう 私が戦うべきか?

「ハマーンさん!離れていてください!」
「お前・・・戦うつもりなのか?」
「ハイ!ここは僕がなんとかします!だから・・・危険です!離れていてください!」
「・・・そうか、気をつけろよ」
「はい!」

・・・気をつけろよ か、不思議な気持ちだな
あの少年ならなんとかしてくれる、そんな気がした
16はにゃーん:04/09/10 22:33:34 ID:???

オレンジの戦闘機が白いMSに攻撃され、失速し、墜落していく
そして白いMSは反転し、キラが乗るガンダムへと接近して行った

作業は終わったようだ、ガンダムの形状が変わっている
手には大型のメガランチャーらしきものを持っている まて、あれをここで使う気か?
少年は文字通りメガランチャーを乱射した

ストライクの320ミリ超高インパルス砲『アグニ』がコロニーの外壁を貫いていく
「これほどまでの火力、MSに持たすとはな…」

外壁が裂けてエアが抜けていく 次の瞬間大地が割れた 今度は何だ?

アークエンジェル、それは300Mはあるであろう巨体が浮上して来た
「連合の新造艦か」
次の一撃 アグニの業火がシグーの右足を奪った
(ちぃっ!分が悪いか、ここは撤退すべきだな)

外壁にあいた穴から白いMSは離脱していく
(だが、あのプレッシャー、あのMSのパイロットではない・・・誰だ・・・)

「はぁはぁはぁ・・・やった・・・」
『ご苦労』
「は、はい・・・でも、コロニーに穴が・・・」
『貴様は素人なのだ 仕方あるまい 次から気をつければそれでいい』
「は、はい・・・ ありがとうございます」
『とりあえずキラ君!アークエンジェルに通信を!』
「はい」
17はにゃーん:04/09/10 22:42:38 ID:???

アークエンジェルは着陸し、ストライクを引き上げている そこへオレンジの戦闘機のパイロットが降りてきた
「なっ…なんですか…?」
「君、コーディネイターだろう?」
「… … … はい」

次の瞬間、まわりの人間が銃を構える
「・・・なんのつもりだ?」
「そうだ!キラはコーディネーターだけど敵じゃない!」
「そういうことだ、銃を降ろせ」
(何?この威圧感・・・)
「ここは中立のコロニーよ、民間のコーディネーターが居たって不思議じゃないわ
それにキラ君は私たちを助けてくれた、すくなくても銃を向ける理由は無いわ」

18はにゃーん:04/09/10 22:43:41 ID:???

「「 あのーこれどうします? 」」
遠くから声が掛かる
「Gとは別みたいなんですけど・・・何か聞いてます?」

そこにはどちらかと言えば、ガンダムよりジンに近い白いMSがあった
「聞いてないけど・・・ザフトが置いていったとか・・・?」
「キュベレイ・・・」
『え?』
「あれは私のMSだ」

少年へと向けられていたはずの銃口が今度は私に向けられた
「・・・なんのつもりだ?」
「貴方・・・コーディネーター?」
「違う」
「でも、アレは貴方のMSなんでしょう?MSに乗れるのはコーディネーターだけ」

「そもそもコーディネーターがなんなのか私はまだ聞いていないが」
「ん〜・・・ 貴方はザフト?」
「違う」
「じゃあ、あのMSはどこで手に入れたの?」

「どこで・・・、アクシズだ」
「アクシズ・・・?わかるように説明して」

そんなことを言われても、私にだってさっぱりわからない
19はにゃーん:04/09/10 22:46:10 ID:???
   続く・・・


と言うわけで、早寝主義なので今日はここまでで・・・
>>7さん
>>9さん
Thx!
20通常の名無しさんの3倍:04/09/10 23:04:49 ID:???
>>はにゃーん氏

 乙!
 おもしろいので続き待ってます。
21通常の名無しさんの3倍:04/09/10 23:06:15 ID:???
GJ!出だしはいい感じ
頑張ってください
22通常の名無しさんの3倍:04/09/10 23:18:21 ID:???
糞種をどう味付けしようが・・・

と思ったがなかなかおもしろいです。これから毎日覗きに来ます。
キュベレイが出てきてこれから楽しみです。
23通常の名無しさんの3倍:04/09/11 11:29:54 ID:???
dat落ち防止のためにハマーン様AA置いていきますね
                            _ ,,.... ....,, _
                         , '"       ` ' -.、
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                       , '  . : : : : : : : : : : : : : : : :.::::... ヽ
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                _,. '´: : ./: : : : ,:-:l: :.:/ヽヾ_Ni l |l', リi :.:::::::::::: : !
                ';:...: ://: : ./,: :i ('l: l l!. ヽァテミ 、 ' ノ-‐クレノ:ノ.:!
                ',::/:../ : : 〃: :.:ヾ|: l ll   `    r'tテァ/./::: ',
                 ヽ、!:::..: :i,'i: : :: ! i、! ',、         l  /.::::::::: ヽ
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24通常の名無しさんの3倍:04/09/11 11:31:29 ID:???
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 く ゝ` ‐´ノ,,ゝ < ファンネル!
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25通常の名無しさんの3倍:04/09/11 11:34:59 ID:???
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      `ー--、,,___     ∩∩r〈_/_,,,,,,,,,// i三ミ/ ̄!∩  ∩ ,r─┬┬──''''~-‐‐'''ノノ ヽ‐',、‐'´
                ̄`'''ヽ、「、/ニ フTTTTTTTヘ├ニミ/  |`´  `' / / / // ,r---、_r--─‐''"´
              「 ̄`ヽ、/ L| ̄ii┤| | | | | | |、T ̄`T7  L__/''''"\>''´   / |
              |"" "ヾ、\ \‐ヘ__TT┴┴┴ト==シ\|_     |ヽ ,,レ''´~´    / ノ
              |     ヾ`く `/ ヽj |   ン`! >--ト、_`ー=‐'"/"~´      / /
          _,、--┘フ    ヾ// ,、`┬‐='´  L__《___レ-、`ヽ、/''´        / /
        /     `     /、 / ュ  | ===  |    ||  \ |   _     //
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      />、_    /  /    ト、   |      / _// \_/|| `i `     ヽ
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26通常の名無しさんの3倍:04/09/11 11:38:02 ID:???
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27通常の名無しさんの3倍:04/09/11 11:52:40 ID:???
キュベレイがいたらザフト4馬鹿は瞬殺されそうだな
28通常の名無しさんの3倍:04/09/11 12:17:45 ID:???
それどころか、クルーゼもファンネル使えなくても瞬殺されそうだ
29はにゃーん:04/09/11 12:30:44 ID:???


私は拘束された、私の話は信じてもらえなかったらしい
当然か、私自身いまだに信じられないのだからな

ここは一体どこなんだ・・・、キュベレイがあった、夢でも幻でも無いのだな

私は軟禁されてる個室の小さな窓を眺めた
この世界でも宇宙は同じ色をしている 冷たい黒 今に始まったことではないが また私は一人か・・・

━━━ッ!!
この感じ・・・敵が来る
だが、私はそのことを誰かに知らせるすべは無い

間も無くザフトの攻撃が始まる
揺れる艦内、ガンダムが戦っている、3、4・・・5機? キラ一人に戦わせているのか?

ドドンッ!

大きい爆発、直撃したのか? 大丈夫なんだろうな
私は・・・こんなところで何もせずに死ぬのか? まぁ、いい どうせ一度は捨てた命なのだ
それに私が戦う理由など、もう何も無い

ドドンッ!ドドンッ!

ストライクとジンの戦闘が窓に映る
「後ろだ!」
届かぬ声を掛ける・・・、虚しい空気、こんなにも自分が無力だったとは
崩壊するコロニー 戦闘の終わり 私はまた助かってしまった
30はにゃーん:04/09/11 12:33:16 ID:???

「ご飯・・・持ってきました 入りますよ?」
「キラか・・・、入れ」
監禁されてるのにこの態度、日頃の習慣か
「すまない」
「いえ、それよりも・・・少しいいですか?」
「ん?何だ?」

「ハマーンさんは・・・ザフトなんですか・・・?」
「聞いていなかったのか?違うと答えたはずだが」
「ご、ごめんなさい」
「・・・私もひとつ聞いてもいいか?」
「は、はい」

「コーディネーターとは何なのだ?」
「・・・ほ、ホントに知らないんですか」
「・・・悪いか?」
「あ、あは・・・あははっははは」
「・・・おかしいか?」
「い、いえ!そうじゃなくて・・・ホントに知らないんだなって・・・」
フレイに罵倒された直後のキラにはなんだか嬉しく思えた

〜・・・ 

「つまり、遺伝子操作で作られ試験官から生まれた戦争の道具ということだな」
「そこまでは言ってないですけど・・・」
31はにゃーん:04/09/11 12:37:57 ID:???

「なるほどな、話はわかった それでお前はコーディネーターなのか?」
「は、はい、そうです」
「そうか・・・、だが何故、地球軍にいる?」
「地球軍ってわけじゃないです、オーブの・・・中立の国だったんです」
「そうか・・・、巻き込まれたということか」
「はい」
「だからそんな辛そうな顔をしているのだな」
「え」
「隠してもわかる」
「それにアスラン・・・と言ったか、あの赤いノーマルスーツのパイロット、知り合いなのだろ?」
「は、はい・・・」

「これからもこの艦で戦うつもりか?」
「は、はい・・・、この艦には他に戦える人はいなくて・・・、友達も乗ってるし・・・、僕がやるしか・・・」
「ざかしいな」
「ざかしい・・・ですか?」
「パイロットの言っていいセリフではない」
「大事なものを守るために戦ってるんです!何が悪いんですか!」
「仕方なく か?」
「それは・・・だって・・・」
「そんな理由で戦うからいつまでも戦争は終わらないのだ」
「・・・ ・・・ ・・・」
「だったら・・・どんな理由で戦えって言うんですか」
「知らん それはお前が決めることだ」
「勝手です」
「そう言うな 私はもう大人なのだ だが、お前ならきっと見つけられる」
32はにゃーん:04/09/11 12:43:00 ID:???
黙りこくる少年、悩んでいるのだろう、マジメなのだな
「・・・ ・・・ ・・・」
「わかった、なら、ヒントをやろう もっと強くなれ 」
「強く・・・?」
「ああそうだ、強くなろう という意思こそがヒトを変える力となる」
「・・・はい」
「期待しているよ」
「あ、ありがとうございます」

『キラ ヤマト キラ ヤマト 至急ドッグまで来てください』

「行ってきます」
「ああ、気を抜くなよ」



少年は再び戦場へとおもむいた
「ほう、やっとやる気になった…ってことか、その格好は」
「はい、この船を落とさせるわけにはいかないですから」
「ああ、そうだな!絶対まもる、いくぞ!」
「はい!」
出撃したストライク、だが、4機のG相手に苦戦を強いられる
しかし、フラガのゼロによる奇襲の成功によりなんとか難をのがれた

そして・・・アークエンジェルはアルテミスへと向かって行く
33はにゃーん:04/09/11 12:47:21 ID:???

相変わらず私は軟禁されていた ただただ真っ暗な宇宙を眺める
だが、こうした静かな時の流れは何時振りだろう?
思えば地球圏に戻ってきてからは気の休まる日なんて無かったな
いや、父上がお亡くなりになられたあの日から私が自由になる時間なんて無かった
いま思えばあの日々も遠く懐かしい

「ハマーンさん、夕食をお持ちしました」
「ああ、入れ」
ときどきキラと話す以外、とくにやることも無い

「もうすぐアルテミスに着きます」
「アルテミス?」
「地球軍の基地です、そこに行けば安全らしいです」
「そうか、だが、私は捕虜だからな」
「それは・・・、僕がちゃんと説明します」
「説明?私が別世界の人間だということをか?
 誰が信じる、そんな馬鹿げたこと 私ですら信じられない」
「僕は信じていますよ!」
「フフッ、世界中がお前くらい馬鹿ならば戦争なんて起きないのだろうな」
「ハマーンさんは・・・賢すぎるんですよ」
「私もそう思う」
いつも一人で考え、抱え込み、悩み、解決しようとする
仕方ないだろう? いつだって私はひとりだった それしか無かったのだ
34はにゃーん:04/09/11 12:55:12 ID:???

@@ハマーン様監禁中につき、ダイジェストでお送り致します

「フハハハッ!アルテミスの傘は無敵だ!」
「その子がパイロットよ!だってコーディネータだもん!」
「ブリッツ行きます」
「ニコルにはお似合いだな!」

「だが、君は裏切り者のコーディネイターだ」
「う…裏切り者?」
「どんな理由でかは知らないが、どうせ同胞を裏切ったんだろう?ならば色々と…」
「違うッ…!僕は!」
「地球軍側につくコーディネイターというのは貴重だよ。何、心配することはない。君は優遇されるさ、ユーラシアでもな」

「馬鹿な!アルテミスが!!」
「見つけた!」
「もう僕たちを放っておいてくれええ!」
「早くこの空域を離脱して!」

アルテミス陥落 AAは離脱 戦火は広がってゆく・・・
35はにゃーん:04/09/11 12:57:39 ID:???

「あら?こんにちわ」
「・・・?誰だ・・・?」
「すみません、迷ってしまって、私のお部屋はどこでしょうか?」
「・・・いや、知らないが・・・、私は誰だ と聞いてる」
「あら、ごめんなさい、ご紹介がまだでしたわね、私はラクス、ラクス=クラインです」
「そ、そうか、私はハマーン、ハマーン=カーンだ・・・そうではない、何のようだ?」
「ですから、道に迷って、、私のお部屋はどこに・・・?」
「い、いや、知らないが」
(どうも調子が狂うな)

「あ!ラクスさん!こんなところに・・・」
「あら、キラさま、こんにちわ」
私はキラに目で問いかける<誰だこの女?>

「あ、えっと、ラクスさんです・・・、ザフトの・・・脱出ポッドを回収して・・・」
「キラ!ここにいたのか!戦闘配備だ!」
「サイ・・・?どうかしたの?」
「先遣隊が襲われているらしい!早く・・・!」
「行ってきます」
「ああ、行って来い」
「がんばってください〜」
「・・・ ・・・ ・・・ 」
「あの、私のお部屋はどこに?」
「知らんと言っている!!」
36はにゃーん:04/09/11 13:04:28 ID:???

しばらくすると赤毛の女がやってきた
「ちょっと来なさいよ!」
「なんですか?」
無理やり連れて行く、なんとなく私に助けを求めていたような気がしたが軽く無視してやった さっきのお返しだ

「モシモシ?モシモシ?」
ん?あの女のペットロボット・・・ご主人が気になるのか?
「オマエモナー」「オマエモナー」
・・・ふふ、そうだな 私も気になる ドアは開けっ放し、行ってみるか


「この子を殺すわ!パパの船を撃ったら!この子を殺すって! あいつらに言って!」
穏やかじゃないな、味方と合流して安心です〜ってキラは言っていたのに ずいぶんと酷い旗色じゃないか

連邦の旗艦と思われる船が沈没する
「きゃああああああああああ・・・あああ・・・・・・・ああ・・・・」
赤毛の女が絶叫する、民間人か、無理もない

「ザフト軍に継ぐ!こちらは地球連合軍所属艦、アーク・エンジェル!当艦は現在、プラント最高評議会議長シーゲル・クラインの令嬢ラクス・クラインを保護している」
「偶発的に救命ポッドを発見し、人道的立場から保護したものであるが、以降、当艦へ攻撃が加えられた場合、それは貴艦のラクス・クライン嬢に対する責任放棄と判断し、
 当方は自由意志でこの件を処理するつもりであることをお伝えする!」
37はにゃーん:04/09/11 13:08:39 ID:???



「うそつき!」
「大丈夫って言ったじゃない!僕も行くから大丈夫だって!」
「あんた…自分もコーディネイターだからって、本気で戦ってないんでしょ!」




「大変だったようだな」


「はい・・・」


「行くのか?」
「はい、でも、すぐ戻ります」
38はにゃーん:04/09/11 13:12:26 ID:???

あの女を連れてドッグへやってきたキラに私は声を掛けた
「貴様は元々コーディネーターだ、友人だって向こうにいるのだろう? 戻ってくる必要は無い」
「この船にはみんなが・・・、ハマーンさんがいるから・・・!」
「またそうやって逃げるのだな」
「逃げる?違う!僕は!逃げたくないから・・・ここに・・・」
「お前はなんで戦っている?」
「・・・ここにはみんなが・・・守らないと・・・」
「私がやってやる」
「え?」
「この船は私が守ってやる、言っておくが私とキュベレイはお前の何倍も強いぞ」
「そんな・・・」
「これでお前がここにいる理由は無くなったな」
「だけど・・・ハマーンさんは捕虜ですし、誰もハマーンさんの話は信じませんよ!」
「目の前で敵の数機でも落としてやれば 尻尾を振って信じるさ
 開放どころか丁重に招いてくれるだろうよ 人間とはそういう生き物だ」
「・・・ ・・・ ・・・」
「さあ いけ!・・・ それとも人を呼ばれて捕まりたいか?」
「キラさま・・・」
39通常の名無しさんの3倍:04/09/11 13:17:01 ID:???
おぉぅ…ネオジオンのカリスマ総帥様!!
40通常の名無しさんの3倍:04/09/11 13:23:52 ID:???
やっぱりここはハマーン様を追ってネオジオン艦隊も…
41通常の名無しさんの3倍:04/09/11 13:24:39 ID:???
>40
やめとけ、荒れる元になる
42はにゃーん:04/09/11 13:57:20 ID:???

「これは・・・エアロックが開いています!」
「ストライク・・・!?何をやっている?」
「坊主がお姫様を連れ出したんだ!ちっ! エアロックが開けられちまってるぞ!」
「な・・・!キラ君!勝手に!」
「これは・・・白いMSも出ます!」
「まさか三人で裏切る気!?」
『案ずるな、私は逃げも隠れもせんよ』
「ハマーン カーン!!」
『戦力が必要だろう?私が戦ってやる』
「ふ、ふざけるな!」

「・・・わかった・・・信じるわ」
「艦長!!信じるんですか!?」
「信じるも何も もう出てしまったのよ 逃げるにしても攻撃するにしても向こうの自由」
「・・・くっ、なんでもっとちゃんと見張ってなかった!?」
「み、見張りはキラだったので・・・」
「どうしてコーディネーターにコーディネーターを見張らせたりするんだ・・・」


「アスラン・・・」
「キラ・・・お前も来い・・・!」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・ゴメン どうしても・・・それは出来ない」
「ならば仕方ない… 次に戦うときは、俺がお前を討つ!」
「僕もだ・・・!」

「・・・キラめ 戻ってくるのか?」
(こういう馬鹿な男もいる この世界も捨てた物ではないな・・ふふ。)
43はにゃーん:04/09/11 14:09:19 ID:???

「フハハハッ!わざわざラクス=クラインを返してくれるとはな
 もはや『足付き』は裸も同然だ… 一気に片を付けるぞ!」
━━━━━━ッ!
(な、なんだ・・・この感覚・・・このプレッシャー、、ヘリオポリスのときと同じ・・・あの白いMSからか!)
「隊長どうなされました?」
「な、なんでもない、いいから攻撃の準備を・・・!」

『 約束が違うな? 邪魔をしようと言うのか? ならばこの私がお相手しよう 』

(!!!?グッなんという圧力・・・あのMS・・・あの女・・・!何者・・・!?)

「クルーゼ隊長・・・!地球軍の戦艦への攻撃は止めてください!
 追悼慰霊団代表の私のいる場所をこれ以上、血で汚さないでください・・・!」
「・・・了解しました。」
(覚えて置けよ!足付き!・・・そして あの女!)


「・・・ふん。引くのか格好の悪い事だな」

「あ・・・、は、ハマーンさん・・・」

「おかえり キラ」




『・・・このままには、しないわ」
44はにゃーん:04/09/11 14:12:21 ID:???
   続く・・・

ということで、次回こそはキュベレイ活躍のはず・・・
>>20さん
>>21さん
>>22さん
Thx!
45通常の名無しさんの3倍:04/09/11 14:32:22 ID:???
面白かったけど>>42-43は展開が早過ぎるな
もう少し人物、心理描写を増やしてもいいんじゃないだろうか
考えの移り変わりがよくわからん
46はにゃーん:04/09/11 14:46:08 ID:???
そうですね、昼ドラテンポを理想にしていたんですが
無理やり早く進めればいってものでもないですよね

いままでハマーン様の視点でのみ描いてきましたが、たまには他の視点もいれてみます

ありがとうございました
47通常の名無しさんの3倍:04/09/11 17:20:36 ID:???
ハマーンとキュベレイをここまで引っ張ってなおかつ茶を濁す
展開で焦らすあたりは結構こういうものの書き方を心得ていて
いいと思う。
同人誌とかでエロ抜きでやってもいけそうなネタではある。
48はにゃーん:04/09/11 17:25:05 ID:???

なんで・・・私が・・・

『パパは… パパの艦はどれなの!?』

『パパ… パパ…』

『 いやぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!! 』

『フレイ…大丈夫だよ、僕もこれから行くから!』

嘘つき

『嘘… 嘘よね? こんなの嘘よね、サイ!?』

『なんでパパの艦を護ってくれなかったのよ!?』
『なんでアイツらをやっつけてくれなかったのよっ!!』

コーディネータのくせに

『病気でもないのに遺伝子とか操作した人間なんて… 自然の摂理に逆らった間違った存在よ!!』

『キラがいたわ… コーディネーターなんだもの… キラならパパを…』

『あんた…自分もコーディネーターだからって、本気で戦ってないんでしょ!』

許さない・・・

『パパ… パパを… パパを返してっ!』
『パパを… パパを返してぇぇぇぇぇぇぇぇええ!!』

・・・このままには、しないわ
49はにゃーん:04/09/11 17:45:46 ID:???

・・・〜

『ひとつ・・・ひとつ聞いてもよろしいですか?』
『構わん ただし 部屋の場所以外のこと ならな』
『はい』
『どうして・・・どうしてキラさまは戦うのでしょう?同じコーディネーターなのに』
『それをいうなら 同じ人間 だろう? ナチュラルも コーディネーターも』
『そう・・・ですね』
『では、どうして人は争うのでしょうか?』
『人はね 不安なのだよ』
『自分に似た 自分により近いものを守ろうとし』
『自分とは異質な 自分からより遠いものを失くそうとする』
『人はまだ一人では巣立つことは出来ない、だから誰かが導いて 安心させてやらねばならない』

『歌っても・・・よろしいですか?』
『別に構わんが?』
(いきなり何を言い出すんだこの女)

 〜〜〜〜♪  〜〜♪

(その歌で導こうというのか、無謀だが、私には無い発想だな・・・ふふ。)

『キラさまは優しいのですね』
『それは・・・僕もコーディネーターだから・・・』
『貴方が優しいのは 貴方だから でしょう』

人が人に優しくするのに、理由なんていりませんわ キラさま
50はにゃーん:04/09/11 18:04:13 ID:???

「ご気分は如何ですか?その… 人質にされたり色々ありましたから…」
「私は元気ですわ… キラさまがとても親切にしてくれましたし」
「そうですか…」
「キラは… 貴方とは戦いたくないとおっしゃっていましたわ」
「俺だってそうです!誰がアイツなんかと…」
「辛そうなお顔ばかりですわね、この頃の貴方は…」

「ニコニコ笑って戦争は出来ませんから」


『きっと、また会えるよ! だって 僕たち友達じゃないか!』

『…うん そうだね、必ずまた会おうね』

『キラ・・・!?』『アスラン・・?!』

『このままガモフへ連行する』
『ふざけるな!僕はザフトの船になんかには行かない!』
『お前はコーディネイターだ、僕たちの仲間なんだ』

『キラ!おまえも一緒に来い! おまえが地球軍にいる理由がどこにある?』
『僕だって君となんて戦いたくない… でも、あの船には友達が… 大切な人 がいるんだ!』

アイツは・・・戦争なんてできる奴じゃないんだ
アイツは・・・利用されてるだけなんだ・・・ 誰が・・・一体・・・ 大切な人・・・?
51はにゃーん:04/09/11 18:11:42 ID:???
フレイ・ラクス・アスラン視点も書いてみました
名前欄に はにゃーん@フレイ とかしておけばよかったかなと反省

書いてて思ったことは天使の輪氏とかと違って情景の描写が皆無・・・、ほとんどセリフのみ・・・
情景描写って難しいですね・・・、徐々に向上していきたいと思いますので・・・よろしくです
52通常の名無しさんの3倍:04/09/11 20:29:12 ID:???
キュベレイも
ミノ粉無くちゃファンネル使えないよね^^
53通常の名無しさんの3倍:04/09/11 20:32:39 ID:???
>>52
撒けばいいじゃん。
「ミノフスキー粒子散布」って。
MSも撒けるんじゃないの?
54通常の名無しさんの3倍:04/09/11 20:41:22 ID:???
主題通り、キラとハマーンの交流が押し出せてる点については
他のこれ系統よりよく出来てると思う。

55はにゃーん:04/09/11 22:05:13 ID:???
>>54
こっちは天使の輪氏とは逆に、人間関係(ハマーン様のメロドラマ!)主体です!!史実もたいして曲がってない・・・
ゆえに、戦闘シーンは手抜きです、別に書けないわけじゃなかとです、ほんとです

昼ドラチックにハマーン様の愛憎劇が・・・!!!・・・ダメでしょうか
56はにゃーん:04/09/11 22:10:18 ID:???

窓から見える星はいつでも輝き瞬いている
いつもと変わらないはずの光なのに 今宵はどうして綺麗にみえるのだろうか

なんだろうな この感じ 地球圏を制覇したときでさえ こんなことは無かった

私はまた拘束された、やはり無理してでも戦果をあげておくべきだったか?
まぁ、いい、この部屋も 今日だけは悪くない

アイツは・・・ また私を期待させて・・・ でも、アイツは戻ってきた・・・ 裏切らなかった・・・ 私を・・・

・・ふふふふ。

「夕食もってきました、入りますよ?」
ん?キラ・・・じゃない?
「誰だ?」
「サイです、サイ=アーガイル」
「そうか、すまない」
・・・キラはどうしたのだ?何故こない?
・・・わ、私が出て行けって言ったこと気にしているのか!?
あ、あれは本気ではなく、覚悟を試しただけだ・・・
き、嫌われたのか・・・?でも、アイツは戻ってきた・・・
別に私のためじゃないということか・・・?
キラ・・・アイツも・・・私を・・・

「キラは、謹慎中で・・・ 変わりに僕が持ってきました」
「は?」
「キラはホラ、ラクスさんを勝手に連れ出してザフトに引き渡したから」
「あ、ああ、そうだな、そうだった」
何動揺しているのだ、私は・・・ 少し考えればわかることではないか
57はにゃーん:04/09/11 22:13:45 ID:???

    『 いやぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!! 』

・・・フレイ、僕は・・・

「ひとつ聞いてもいいですか?」
「あ、ああ、なんだ?」
「ハマーンさんはコーディネーターじゃないんですよね・・・?」
「そうだが?」
「どうやってMS・・・キュベレイの操縦をしてるんですか?」
「どういう意味だ?」
「いや、MSの操作はナチュラルには複雑で難しいらしいので」
「だったら練習すればいいだけのことだろう?」
「練習・・・?」
「お前はMSに乗ったことはあるのか?」
「な、ないですよ」
「お前はMSに乗ろうとしたことがあるのか?」
「え、ないです」
「じゃ、お前はMSに乗るための努力を何かしたか?」
「い、いえ・・・」
「それじゃ乗れなくて当然だな、それで乗れたら化け物だ」
「そうですね・・・」(でも、キラは・・・)

ふふ・・・、これじゃまるでキラは化け物か?
「少なくてもキラはお前よりは努力している」
「僕にも・・・できるでしょうか?」
「努力次第だな お前は何も出来ないんじゃなくて 何もしないだけだ」
「・・・わかりました、ありがとうございます」

人生相談とは私も老けたものだな
58はにゃーん:04/09/11 22:19:25 ID:???

『キラ=ヤマトの行動は軍法第3条B項に違反、第10条F項に違反、第13条3項に抵触するものであり…』
『当法廷は同人を銃殺刑とします!』
『しかし、それは軍事法廷の場合においての事であり… 当法廷は民間人を裁く権限を持ちえません
 キラ=ヤマトには今後、熟慮した行動を求めるものとし、これにて本法廷を閉廷します』

というわけで僕も謹慎することになった、窓とベッドしかない、小さな小部屋
ハマーンさんもこんな部屋にいるんだよね・・・ しかもあの日からずっと・・・ 不便だろうな・・・

「キラ・・・!」
「ふ、フレイ?!」
「私パニックになって・・・凄く酷いこと言って・・・ごめんなさい」
「な、ちがう!謝らなくきゃいけないのは僕のほうだよ!」
「ううん、キラは一生懸命戦って、私たちを守ってくれたんだもん」
「フレイ・・・」
「ごめんね キラ」
「あ、ありがとう フレイ」





「戦争って嫌よね・・・?」
「・・・うん」



「早く終われば良いのに・・・ね」
59はにゃーん:04/09/11 22:23:00 ID:???

─ガモフ

「月基地に向かうと思っていたが…『足付き』をそのまま地球へ降ろすつもりとはな」
「目標はアラスカか…何とかこちらの庭にいる間に仕留めたいものだな」
「知将ハルバートンにはそろそろ退場願うとするか…」
「陣形を再編して進路を地球に向けろ!」


それは新たなる戦火の始まりだった


「君の両親はナチュラルだそうだな?」
彼は地球軍第八艦隊司令官ハルバートン将軍である、アークエンジェルは第八艦隊と合流を果たし
地球へと降りる準備をしていた
「ご両親はどんな夢を託して君をコーディネーターとしたのだろうな」
夢・・・?
「君と友人たちの安全は保障する…必ずオーブにまで送り届けよう」
「ありがとうございます・・・」
もう降りてもいいのか? もうここに戦う理由なんて無い・・・のか?
もうアスランと戦わずに済む・・・

ハマーンさんは・・・?ハマーンさんは・・・捕虜だ・・・多分解放はされない

『目の前で敵の数機でも落としてやれば 尻尾を振って信じるさ
 開放どころか丁重に招いてくれるだろうな 人間とはそういう生き物だ』

『この船は私が守ってやる、言っておくが私とキュベレイはお前の何倍も強いぞ』

ハマーンさんは・・・僕なんていなくても・・・

『 おかえり キラ』
60はにゃーん:04/09/11 22:27:04 ID:???

ハマーンさん・・・ 強がっているけれど・・・ホントは・・・

「あの… 僕は…」
「君が何を悩むのかは判る…確かに君の力は軍にとっては魅力的だ」
「だが、君がいれば勝てるというものでもない
 自惚れるな、少年!戦場はそんなに甘いものではないぞ!」
「・・・すいません」
「如何に君に力があっても…意思の無い者には何もやり抜く事は出来ぬのだからな
 ・・・君にその意思があれば話は別だがね」
意思・・・?

『強くなろう という人の意思こそがヒトを変える力となる』

『 期待しているよ 』

僕は・・・僕は・・・

 ドンッズガッドドンッ!!

「どうしたか?!」
「ザフトの艦隊が本艦隊に向かって接近中です!」
「そうか、もうすぐ戦闘が始まる、君は早くシャトルへ向かいなさい」

「僕は・・・戦います」
「・・・わかって言っているのかね?」
「わかりません!地球軍が正しいなんて思わないし、ザフトが正しいとも思わない」
「だけど、この船を破壊させちゃいけないことだけは わかります!」

「ふふ・・・いい、意思だ!健闘を祈るよ!」
「提督もご無事で・・・!」
61はにゃーん:04/09/11 22:30:36 ID:???

遠くで爆発が聞こえる・・・だんだんそれが近づいてくる 急がなきゃ
「いたーキラー!」
「トール!みんなー・・・」

「これ、除隊許可証、持ってけって」
「ごめん、僕 残ることにしたから」
「おまえもかよ!」
「おまえもかよって・・・?」
「それがさ、サイとフレイも残るってさ」
「フレイも・・・?」
「しゃぁねぇなぁ、じゃぁ俺たちも残るか」
「トール・・・」
「トールが残るなら私も・・・」
「ミリアリア・・・」
「俺は降りるぜ!」
「・・・・・・・・・・・」
「やだなぁ冗談だって・・・」
「・・・・・・・・早く!戦闘配備!」
「おう!そうだったな」
62はにゃーん:04/09/11 22:33:22 ID:???
戦況は圧倒的だった、数でこそ地球軍が勝るものの、機体の性能が違いすぎる、さらにはパイロットの腕までザフトが上なのだ
元は自分達が開発したXナンバーも 敵に回せば厄介なだけだった

「ハルバートンはどうあっても『足付き』とストライクを地球に降ろす気のようですな」
「あの白い奴は出てこんのか」

最後のXナンバーを除いては・・・


「…キラなの?貴方… 行っちゃったと思ってたのに…」
「フレイ・・・、大丈夫だから・・・もう絶対・・・大丈夫だから・・・」
「キラ・・・私・・・」
「行ってくるよ フレイの分まで僕が戦ってくるから・・・!」

「だったら・・・私の想いは貴方を守るわ」

「フレッ・・」

・・・ん!━━━━━━━!〜・・・ん
63はにゃーん:04/09/11 22:35:30 ID:???

━━━━━━━ッッ!! なんだこの感じは・・・
戦闘が始まるのか?大艦隊と合流したのでは無かったのか・・・?
キラは出るのか・・・?
あれから暫く立つがアイツ、一回も会いに来ない・・・
やはり嫌われたのか? それとももう忘れたのか?

・・・くっ

ドドンッドンッ!

・・・なんだか嫌な予感がする こんな扉のひとつくらい

ジジジ・・・・ジジジ・・・・カシャッ・・・ウィーン

ふん キラ・・じゃなくて ドッグはどこだ?
64はにゃーん:04/09/11 22:39:33 ID:???

『降りる!? この状況でか!?』

「俺に怒鳴ったってしゃあねえでしょう?ま、このまんまズルズルよりゃ良いんじゃねぇですか?」

「ザフト艦とジンは振り切れるかもしれませんが・・・ 問題はXナンバーですね」
「おまえ・・・」
「ストライクで待機しています・・・ まだ第一戦闘配備ですよね?」

『なにをしている? 敵がいるのだろう? 早く出撃しないか』

「は、ハマーンさん!」
「キラ、久しいな だが、話は後だ わかるな?」
「はい!」

「お、おい、いまから出ようってのか?!」
「まだ降下まで時間はあるだろう?
 私はここで少しでも戦火を上げておかないといい加減、独房も飽きたのでな」
65はにゃーん:04/09/11 22:45:05 ID:???

「艦長! ギリギリまで俺たちを出せ! あと何分残っている?」
『何をバカな…』
『・・・判りました 但し、5分、フェイズ・スリーまでには戻ってください』
『ナタル!?』
『ここで本艦が墜ちたら・・・ 第八艦隊の犠牲が無駄になるのですよ!?』

「5分か、十分だな」

『まて、貴様ハマーン カーン!貴様も出るのか!?』
「何か問題でも?」

『貴様は捕虜だ!勝手に・・・』
「ここで堕ちては困るのだろう? この艦は私が無事降ろしてやるさ
 私の力、その目に焼き付けておけ」
『くっ』

「は、ハマーンさん・・・」

「いくぞ?」

「はいっ!」
66はにゃーん:04/09/11 22:52:24 ID:???

─ガモフ
『あの白いMS・・・出てきたか・・・見せてもらおうか奴の力を』


「戦闘機は味方なのだな?」

「はいっ!敵は灰色のMSジンと、Xナンバーです」
「Xナンバー?」
「ああ、えっとデュエル・ブリッツ・バスター・・・」
「いい、なんとなく わかった」
「はい・・・」
「集中する、しばらく声を掛けるなよ」

1つ2つ3つ・・・捉えた・・・行け

ファンネルッ!!

ひゅんっ ドンッ! ひゅんっひゅんっ ドドンッ!

─ガモフ
『な、なんだ・・・!?とんがり帽子・・・?ガンバレル!?・・・』

ひゅんっ ひゅひゅんっ  ドンドドンッ!

オーレンジによるビーム攻撃に次々とジンが落とされていく

「す、凄い・・・」

「ふふ、言っただろう? 私とキュベレイはお前の何倍も強いと」
67はにゃーん:04/09/11 23:13:24 ID:???

目の前で次々と落とされる友軍機
「なんなんだ?どうなっている?!」
「敵の新型みたいです!」
「俺が突っ込む!援護しろディアッカ!」

「アレがXナンバーか」

ひゅんっひゅんっ

「ぐわっ!くそっ!後ろ?!」
ドドンッ!
「ディアッカ!無事か!」

「一体、どこから攻撃してきやがる!?」
「イザーク・・・下がれ・・・」

「ぐあっうあっ」

ファンネルのビーム兵器はフェイズシフト装甲には有効だったが、追加装甲を持つデュエルは堪えることが出来た
「くそっ!アサルトシュラウドをなめるなよ!!」
「突っ込んでくる気か、愚かな」

キュベレイはサーベルを抜き、華麗に斬撃をいれた

『ぐ、ぐあああああああああああああ、目、目があああああ』

「い、イザーク!!」
68はにゃーん:04/09/11 23:15:02 ID:???

「ふ、ふざけるな!この俺が・・・ナチュラルごときに・・・!」
「ええい!放せ!」
すがりつくデュエル キュベレイの足にしがみついて放さない
次第に大気圏へと引きこまれていく

「邪魔をするな 俗物が!」
ファンネルがデュエルに炸裂、離れた
だが、もう遅かった、キュベレイは地球の重力に取り込まれた

「はは・・・はははっは!貴様も道連れだ!ナチュラル!!」
「馬鹿な・・・ あなどった?! この私が・・・」
・・・・くっ、キラの前で張り切りすぎたか


揺れるコクピット

ググググッグググッ


ふふふ、やはり私は重力には勝てぬのだな・・・ 運命か・・・

「ハマーンさん!」

「来るな!もう5分経つ、お前は帰れ!おまえまで重力に取り込まれるぞ」
「僕は、僕は・・・」

コイツと出会えたのも運命なのか? だとしたら私は感謝するよ 短い延長だったが、とても楽しかった
「僕は諦めたりしません!!」
69はにゃーん:04/09/11 23:16:54 ID:???

「馬鹿か!帰れと言っている!聞けないのか!」
「カタログスペックではストライクは単体でも降下可能です!」
「単独なら・・・な、私から離れろ!」

「出来ません!」
「後ろに、捕まっててください!」

くっ・・・ホントに馬鹿だよ・・・お前は・・・
いつもそうやって・・・ お前は・・・

激しく揺れる両機
キュベレイをかばうように前面に出るストライク だが、キュベレイの羽を覆うにはあまりにシールドが小さかった

ダメだ、ゆれが止まらない、このままでは私もキラも・・・
これは私のミスだ、私が死ぬのはかまわん が、これでキラを失うわけにはいかない

そうか、羽が邪魔なのだな、すまん キュベレイ

ハマーンはファンネルで己のキュベレイの肩の翼を切り落とした
キュベレイは文字どうり自分の分身であり象徴である だが、キラには変えられない
「つ、つかまっててください!」
「ああ、わかった お前に任せるよ」
ストライクの腰に手を回すキュベレイ
力を貸してくれ キュベレイ・・・ 

地球の引力に飲み込まれていく両機の周りには 気のせいか不思議な力のオーラが見えた


   続く
70通常の名無しさんの3倍:04/09/11 23:21:09 ID:???
お疲れ、キャラとキャラのクロスがかなり面白いね。
でも一つだけ聞かせて頂きたい

ハ  マ  ー  ン  ×  キ  ラ  な  の  か

惹かれ合うのはいいが恋愛感情は無しにして欲しいだが
まぁ一つの意見なので作者さんに任せます。
71通常の名無しさんの3倍:04/09/11 23:34:29 ID:???
くっ付くくっ付かないは、はにゃーん氏の裁量権で・・・。

他スレでは恋愛展開がないことを考えるとハマ−ン×キラは非常に面白い
かもしれんよ。
72通常の名無しさんの3倍:04/09/11 23:57:54 ID:za64hiTx
ハマーン萌え!!
73通常の名無しさんの3倍:04/09/12 01:46:32 ID:???
ハマーン様を吉良ごときの糞キャラと比較するな
74通常の名無しさんの3倍:04/09/12 02:22:23 ID:???
恋愛よりも姉弟とか師弟みたいな関係でいてほしい。
接点のない原作付キャラクターを同士をカップリングにすると荒れる可能性大だし
75通常の名無しさんの3倍:04/09/12 02:25:56 ID:???
そういえば地球連合にとってはオーバースペックの塊であるキュベレイを
ハルバートンが放置するわけがない。
この話の流れだとストライク共々アラスカに持ってけってことかな。
そこらへん補完キボン
76通常の名無しさんの3倍:04/09/12 02:40:13 ID:???
ハマーンを無理矢理戦闘に参加させていないため
ある程度、話の整合性が保たれているところが好感持てる。
こういう話で戦闘メインだとキュベレイTUEE!な展開ばっかで
話が破綻しちゃうケースが多いから、戦闘に力入れないのも
なかなか良い選択だと思う。
77通常の名無しさんの3倍:04/09/12 02:54:03 ID:???
種Wはもうダメだなw

がんがれ
78通常の名無しさんの3倍:04/09/12 03:30:15 ID:???
かつてハマーンウッソスレとかそこらへんの「別世界介入モノ」小説の破綻する原因としては

1オリキャラ&メカを出す(読者の反感を買う)
2原作キャラ同士を勝手に恋愛関係にする(読者の反感を買う)
3原作キャラを別人と思えるどキャラを変える(読者の反感を買う)
4別世界からの介入者を追加出演させる(話の整合性がなくなる可能性大)
5無理矢理外伝や続編のキャラを主人公勢に加える(同上、ちゃんと話に整合性がとれれば問題ないが)
6原作から話が大きくはずれ完全なオリジナル展開になる(IFの面白みがなくなる)
7ギャグを多用する((読者の反感を買ったり、人それぞれだが、ガノタにはこういう小説のギャグを嫌う人のほうが多いっぽい)
8強さのインフレ(ジャンプ漫画のごとくストーリの進行に障害をきたす)
9読者からのアイディアや要望を取り入れすぎる。(有益になることもあるけど、話が破綻する原因にもなる)

結局のところ、話がつまらなくなることと、原作ファンの反感を買うこととを避けることに集約されるんだけどね。
3は場合による、ハマーンがただのキラキュンLOVEなショタンコン女になったら反感買い捲りだろうが、
キラが更生して原作よりまともなキャラになっても反感買わなそう。
二次創作の難しいところはそこらへんの我侭とも言える読者のニーズを理解することだろうね

特にシャア板住人はスパロボ叩きとかみれば分かるように、
かなり二次創作には厳しいからね。

とにかくこのスレにはかつての轍を踏まずにガンガッテ続いて欲しい

79通常の名無しさんの3倍:04/09/12 03:31:47 ID:???
かつてのハマーンウッソスレは中盤までは上手く進んでたけど

ティターンズ崩壊&ハマーン勢味方でまともな敵がいなくなり、話が完全にオリジナル展開にならざる得なくなる

カミーユとクワトロが無事なのに無理やりシャングリラチルドレンをアーガマ乗組員にする、そのため話に整合性が無くなる

しかもZZ的なギャグ展開になる

人気急落下終了
80通常の名無しさんの3倍:04/09/12 10:53:41 ID:???
>74
別にコアな種カプ厨やZZファンはこのスレ見てないから、
気にするのもまたおかしいとは思う
81コアな種カプ厨でZZファン:04/09/12 11:40:45 ID:???
>>80
荒らしてやろうか?



とまぁ冗談だが
ハマーンは好きなキャラだし、原作のキラはあんまり好きじゃない
俺みたいなヤツもいるんだからそういった発言が荒れのもとになるかと。
82はにゃーん:04/09/12 18:39:12 ID:???

『これ以上戦争を長引かせてはいかんのだ、ラミアス大尉…』
『判りました・・・ アークエンジェルとストライクは必ずジョシュアに届けてみせます』

『いい青年だったな キラ=ヤマト』
『子供が戦っているのだ 我々も大人の意地を見せねばならんな』
『はい』


『ガモフ、出すぎだぞ! 何をしている!出るなー!』
『ここまで追い詰め、退くことは・・・ もとはといえば、我ら・・・ 足付きを・・・!』

『刺し違えるつもりか!』
『向こうも必死か! だが! ここまで来て、あれに落とされて、たまるか!』

提督・・・

『ストライク!戻れ!』
『ハマーンさんが!』
『構うな!お前まで死ぬことになるぞ!』
『もう・・・誰も・・・死なせたりしません!』
『あんな捕虜など、放っておけ・・・!』

『フェイズ・スリー突入!』

『く・・・!』
『本艦とストライク 突入角に差異! このままでは降下地点が大きくズレます!』
『艦をストライクに寄せて! アークエンジェルのスラスターならまだ大丈夫のはずよ!』
『しかし、それでは艦の降下地点も・・・』
『ストライクを見失って、本艦だけがジョシュアに辿り着いても意味が無いわ!』

提督、お約束します、かならずアークエンジェルとストライクを・・・!
83はにゃーん:04/09/12 18:43:46 ID:???

『ザフト艦隊の狙いは本艦です! 本艦が離脱しなければ… 艦隊は全滅します!』
『アラスカは無理でもこの位置からなら我が軍の制空圏内に降りられますし、突入限界点まで持ち堪えればザフト艦隊の追撃を振り切ることも可能です!』

『…無茶を言う奴だな、君は 良いだろう、アークエンジェルは直ちに降下準備に入れ!
 突入限界点まではキッチリと送ってやる! 送り狼は一匹も通さんから心配するな!』

『メネラオスから各艦コントロールへ! 本艦隊はこれより大気圏突入限界点までのアークエンジェル援護防衛戦に移行する!
 厳しい戦闘であるとは思うが かの艦は明日の戦局の為にけして失ってはならない艦である!地球軍の底力をザフトの奴らに見せてやるのだ!』

「馬鹿な!アークエンジェルは味方を見捨てて自分だけ降下しようというのか!」

「アスラン!敵の新型にイザーク達が・・・!」
「向こうはイザークたちにまかせる!こっちは足付きを・・・!(この船さえなければキラは・・・!)」

「ミラージュコロイドを使います! 一気に足付きに接近してしまえば!」
「X207 ブリッツ、本艦に取り付きました!」
「クソッ! この位置では艦砲が届かん!」

「キラ! ブリッツに取り付かれたわ!お願い、戻って!!」

「ハマーンさん! くっ・・・アークエンジェルが・・・!?」

『『フレイ・・・、大丈夫だから・・・もう絶対・・・大丈夫だから・・・』』

「やらせない・・・・!」

「ぐあぁっ!」
「ニコル!?・・・キラ!!」
「アスラン!」
84はにゃーん:04/09/12 18:47:30 ID:???

「何故だ!?何故そうまでして戦う!そんなにこの船が大事か!?」
「約束したんだ・・・守るって決めたんだ・・・!!」
「くっ!お前はコーディネーターなんだぞ!」
「そんなこと 関係無いじゃないか! 僕は・・・僕たちは人間だよ・・・アスラン!」
「キラ・・・」

「ニコル・・・いい、深追いはするな・・・、重力に捕まるぞ・・・」
「イザークとディアッカが!」
「伊達に赤を着ているわけじゃないんだ!自分でなんとかするさ」
(キラ・・・)


『・・・戦火がどんどん広がっていきますわ 憎しみは憎しみを生むだけなのに』

『みんなわかっていますよ、憎しみと報復の連鎖がこの戦争を生み出していることを
 でもね、それでもね 大事な物が奪われたんです、大事なものを奪おうとするんです
 そんなこと誰も耐えられるはずがない』

『しかし、それではナチュラルとコーディネーターは互いに争い滅びるしか道は無いというのですか?』

『わかりません ですが、それが何度も人が繰り返してきた歴史です』

『『人はね 不安なのだよ』』
『『自分に似た 自分により近いものを守ろうとし』』
『『自分とは異質な 自分からより遠いものを失くそうとする』』
『『人はまだ一人では巣立つことは出来ない、だから誰かが導いて 安心させてやらねばならない』』

(誰かが、歴史を変えなければならない・・・ 誰かが歴史を導いてやらなければいけない・・・)
(そのために私が出来ることは・・・)
85はにゃーん:04/09/12 18:56:53 ID:???



少々、大気圏戦が不足だったと思うので、アスランとマリュー視点も加えてみました・・・
これで少しは物語が深くなったかな・・・?

>>79さん
ウッソハマーンスレの続きってどこか見られるところありますか?
ttp://choco.2ch.net/shar/kako/1020/10200/1020038706.html
ここは19で止まってて・・・

夜はいよいよ砂漠編です
86通常の名無しさんの3倍:04/09/12 20:32:57 ID:???
こんばんは〜。
【妄想】もしもウッソがハマーン様と出会ったら
http://www9.plala.or.jp/delpippo/hamanusso.html
ココですね。けど最後がめためたで・・・
誰かシロッコとの決戦あたりから引き継いで欲しいなぁ
87はにゃーん:04/09/12 21:21:59 ID:???
ありです!読んできます!
88通常の名無しさんの3倍:04/09/12 22:45:23 ID:???
そういえば∀種ってのもあったな。
89通常の名無しさんの3倍:04/09/13 16:02:14 ID:SrD7Ri9g
まーだー? チンチン
90マララー( ・∀・) ◆uAUwMARaRA :04/09/13 16:39:27 ID:???
弱いココロは急に迷路になって今僕の気持ち惑わすけど
91通常の名無しさんの3倍:04/09/13 19:33:50 ID:Ynki9FGC
面白いですね。文章うまいとおもいます。
無理にキュべレイを目立たせないところがいいですw
がんばってください。
92通常の名無しさんの3倍:04/09/13 19:54:27 ID:???
種と羽スレに比べるとこのスレが一番好感もてる。
93はにゃーん:04/09/13 20:05:27 ID:???

ここ… は…

「う・・・うぅ・・・」
「キラ!気が付いたのね!」

「フレイ・・・?ここは・・・?」
「貴方ずっと気を失っていたのよ!その間ずっと私が看病していたんだから」
「あ、ありがとう」
「い、いいのよ、どうせ私には艦の仕事は出来ないんだから・・・」

頬を赤くしている? かわいい・・・じゃなくて・・・
あれ・・・えっと、たしかハマーンさんと大気圏に突入して・・・あれ?
「は、ハマーンさんは!?」

「無事よ、あの人も気絶しているの 隣の部屋で寝ているわ」
「ハマーンさん・・・」
「でも、キラが目を覚ましたんだもの もうすぐ起きるわよ」
「僕は・・・特別だから・・・」
「あの人もコーディネーターでしょう?」
「いや・・・それは・・・」

うっ、痛みが走る、かなり揺れたから・・・
「ダメ!キラはまだ寝てて!いくらコーディネーターだからって無茶しちゃダメよ!」
「う、うん」
「喉乾いた・・・? 私、飲み物取って来るから」
「あ、ありがと・・・」
94はにゃーん:04/09/13 20:06:31 ID:???
不意に昨日のキスが蘇る
『だったら・・・私の想いは貴方を守るわ』
『フレッ・・』

フレイ・・・





『無理しちゃダメよ・・・キラ、貴方には 戦って 戦って 死んでもらわないと・・・ね』

95はにゃーん:04/09/13 20:20:16 ID:???

『何故だ?何故わからん!ハマーン!』

・・・シャア?

『その潔さを、なんでもっと上手に使えなかったんだ・・!』

ジュドー・・・?


夢を見ているのか・・・?


『ハマーンさん!』


・・・キラ?

私は・・・
「気がつきましたか!?」

「大丈夫ですか!?」

必死な 心配そうな声が聞こえる 幻聴ではない
その事実が少し嬉しかった
「・・・キラか、大丈夫だ」

夢じゃないのだな・・・
96はにゃーん:04/09/13 20:22:33 ID:???

「よかった・・・気が付いて・・・」
「・・・ふふふふ。」
「ど、どうしたんですか?」
「お前と初めて出会ったときのことを思い出したよ」

「初めて・・・?あ、そういえばあの時もハマーンさんが倒れてて・・・」
「お前が起こしてくれたな」
「いえ、僕は・・・」
「その後、私とお前はガンダムに乗り・・・またお前に助けられた」
「そうでした・・・ね」
「不思議なものだな」
「はい」
「お体、大丈夫ですか?」
「ああ、少し痛むが、問題は無い」

『キラー!キラー?』
女の声がする
「フレイ・・・?」
「いた!何してるのよ!寝てなきゃダメじゃない!」
こいつはいつかの赤毛か・・・
「ホラ、帰るわよ!」
「う、うん」

なんだ?と目で問いかけてみたが逸らされた、どういうことだ?
「は、ハマーンさん、また後で・・・」
「あ、ああ」
なんだこの気持ちは・・・
97はにゃーん:04/09/13 20:25:04 ID:???


もう夜・・・か、息苦しいな、体も大分 楽になった すこし外に出てみるか

地球・・・久しいな もう2度と降りるつもりは無かったのだが
私はテラスに出る
ここは・・・砂漠・・・?
この世界でも 地球は食い潰されて いるのだな ヒトは所詮どこまで行ってもヒトか
コロニーを落とした私の言えることではない が

「ハマーンさん」
ん? キラか・・・
「何をしている?こんなところで」
「それは僕のセリフですよ!・・・まだ寝てないと」
「私はもう大丈夫だ、貴様こそ あの赤毛が心配してるのではないか?」
「ふ、フレイは・・・いまは休んでます」(ずっと看病してて疲れてたから)

沈黙が流れる
98はにゃーん:04/09/13 20:27:22 ID:???

「な、何してたんですか?」
「星を眺めていた」
「星・・・ですか? 星なら宇宙でみたほうが綺麗ですよ」
「そんなことはない 汚れた大気にかすみながらも それでもなお輝いている お前は美しいとは思わんか?」
「そう ですね・・・、いままでそんなこと考えもしませんでした」
「・・・ふふ。」 
「地球は初めて・・・ですか?」
「いや違う、だが・・・、こんな風に静かに星を見上げたのは・・・始めてかも知れんな」
ハマーンさん・・・ いつもどこか寂しげな瞳をしている
このヒトは何を抱えているのだろうか? きっと気軽には聞いてはいけないことだとは・・・思う

「ひとつ、言い忘れてたことがあった」
「は、はい?」
「・・・ありがとう」
「え?」
「お前のおかげで助かったと言っているのだ 2度も言わせるな」
「は、はい!」
「それと・・・あの赤毛とどういう関係だ?」
「え!あ、えっと、それは・・・!」

・・・ふふふ、動揺しているのか?かわいらしいな
「冗談だ 昨日はお前に助けられた いまは聞かないでおいてやる」
「は、はい ありがとうございます・・・」

星が美しい
99はにゃーん:04/09/13 20:29:28 ID:???

━━━━━━━━ッ!
「ハマーンさん・・・?」

ハマーンさんの目つきが変わった 空気も凍る
「敵が来る、天体観測はお預けだ」
「は、はい!」
なんでそんなことわかるんだろう? 今日だけじゃない・・・やっぱりハマーンさんはただのナチュラルではない・・・?

『キュベレイは出られるか?』
「あ、アンタか、無理だよ、自分で肩のバーニア壊したんだろう?」
「ちぃっ」
「大丈夫です!僕が行ってきます!」
「ああ、すまんな」
少し悔しそうにしている表情がなんとも言えない
「何をじろじろとしている? 早く行け!」
「は、はい!」


状況が確認できるところへ行こう、ブリッジか?
100はにゃーん:04/09/13 20:32:53 ID:???

「貴様!なんでここにいる!」
「見学に来ただけだ、キュベレイはまだ出られんのでな」
「許可した覚えは無い!」
「そんなこと行ってる場合では無いだろう? 前を見ろ!」
「・・・くっ!」
「ナタル!彼女のことは後で・・・いまは戦闘に集中して!」
「わかっています!」


「なんだ?あれもモビルスーツか?」
獣に似たMAがアークエンジェルに攻撃をかけている
そしてストライクもまたそれに苦戦していた

ドドンッ!!

「くっ、キラは何をやっている!?」
「スレッジハマーを撃て!」
「ふざけるな!キラに当たるだろう!」
「部外者は黙っていてもらおう、いいから撃て!」
「でも・・・」
「フェイズシフトがある! あのままではどうにもならん!」
・・・くっ!キラ避けろよ
101はにゃーん:04/09/13 20:34:44 ID:???

ドドン!ドドンドン! ドドドドドンッ!

「うあああっあぁぁ」

 キラ しっかりしろ 落ち着くのだ

「は、ハマーンさん・・・」

 冷静になれ 相手をよく見ろ 何をすればいいか考えろ できるな?

「はい・・・」

・・・接地圧が逃げてるんだ・・・ 合わせればいい!
逃げる圧力を想定し、摩擦係数は砂の粒状性をー20に設定!

『動きが変わった?』

バクゥを跳ね飛ばし、砲撃で粉々にするストライク

『・・・この短時間に運動プログラムを砂地に対応させた… あれが本当にナチュラルか』

・・・ふふふ。上出来だ ドンドン成長していく お前を見ていると すごく楽しいよ
102はにゃーん:04/09/13 20:38:33 ID:???

ハァハァ・・・だけど・・・前半弾を貰いすぎた・・・もうエネルギーが・・・!

『おい! そこのパイロット!死にたくなければこちらの指示に従え!』
「だ・・・誰?」
『トラップを仕掛けてある! 死にたくなければバクゥをそこまで誘き寄せるんだ!』
「・・・トラップ・・・?やってみるしかないか・・・!

『バクゥから逃げられると思うなよ!!』

「食い付いたか・・・」
「エサが上等だからな」

ズドバゴッドカーンッ!!!!

─アークエンジェル
「地下の廃坑を使ったトラップか!」
「あれは味方か?」
「わからない・・・とにかく話してみるわ 上手く転べば色々助かるでしょうしね」



『…撤収だ この戦闘での目的は達した』
『ハッ!』
『アレが 噂の大天使様 か・・・』
103はにゃーん:04/09/13 20:41:36 ID:???


『フレイ、ミリアリア… 昨日からずっと付きっきりだろ? 少し休んだ方が・・・』
『みんなには艦の仕事があるでしょ? 私、他に何も出来ないから・・・』
『けど、それじゃあフレイが・・・』
『…付いていたいの』
(フレイ…)

『サイ 貴方との事はパパが決めたことだけど、そのパパももういないわ』
『え・・・?』
『まだお話だけだったんだし、私達の状況も;変わったんだから。昔のことに縛られる必要はないと思うの』
『どういう・・・』
『それじゃ、私は行くわ』
『フレイ… やっぱり君はキラの事・・・』



アハ・・・・ハハハ・・・・・・・・・ アッハッハッハッハッハ!
キラはちゃんと帰ってきてくれた! わたしは賭けに勝ったのよ!
優しいキラ!可哀想なキラ! わたしは傷ついたあなたを慰めてあげる、優しく包んであげる!
だから、わたしのために戦いなさい。コーディネイターを根絶やしにするまで・・・戦って! 戦って! 戦って!
死ぬまで戦いぬきなさい、キラ! もしも最期の時まで生き残っていたら・・・





『その時はわたしが殺してあげる』

104はにゃーん:04/09/13 20:47:32 ID:???
     続く


>>86さん
ホントありがとうございました、ハマーン様のお話がこんなにたくさん・・・
ハマーンシャアスレではハニャーンが!ハマーンウッソスレ、もおもしろかったです
カツが可哀想で可哀想で・・・、個人的にはZZ以降のギャグっぽい展開も好きでした
このスレは・・・ラブコメなんて書けないので、泥沼展開予定ですが・・・
何より悔しいのはリアルタイムでそれらのスレを見れなかったこと・・・悔やまれます・・・

不要な後書き失礼しました、それでは
1051 ◆zcc7XeIsO6 :04/09/13 21:29:25 ID:???
スレを潰されました。
悔しいです。
なのでここは僕が占領します。
106通常の名無しさんの3倍:04/09/13 21:52:11 ID:???
会話主体でも結構流れが分かるもんですな。
勿論戦闘も要所は捉えて。
107通常の名無しさんの3倍:04/09/14 06:44:56 ID:???
潰されたっていうより自滅だな
まぁ今後に活かしたってや
108はにゃーん:04/09/14 17:45:57 ID:???


「助けていただいてありがとう・・・と、お礼を言った方が良いのでしょうね
 地球連合軍第八艦隊所属、マリュー=ラミアス少佐です」

「礼なんざいらんさ・・・別にアンタ方を助けたんじゃない」
「俺たちはザフトの連中に尻尾を振っている裏切者を討とうとしているだけなんだからな」

「地球軍の新型特装艦アークエンジェルだろ?クルーゼ隊に追われて地球に逃げてきたって言うな」
「そして、あのモビルスーツが」
「X−105 ストライク 地球軍が極秘に開発していた5機のモビルスーツの内の1機だ」
(この子は… どこでそんな情報を?)
「話をするのにモビルスーツで脅されたまま というのは感心しねぇな」
「わかりました。ヤマト少尉、降りてきて」

「お、オマエは・・・!?」
「紹介が遅れました。彼がストライクのパイロット、キラ=ヤマトです」

金髪の少女が突然 キラに殴りかかる
「うわっ、危ないじゃないか」

「どうしてお前がそんな物に乗っているんだ!」
「君は… あの時モルゲンレーテにいた…」

「うるさい! あの後、私がどれだけ心配したと思っているんだ!」
「ご、ごめん」
「あやまるな!!」

あれは・・・いつかの小娘か
109はにゃーん:04/09/14 17:47:08 ID:???


「それで・・・だ」
「なに?」
「なんでお前がアンナモノに乗っているんだ?」
「それは・・・その・・・成り行きで・・・」
「オマケにいまは地球軍か?」
「・・・色々あったんだよ・・・色々と・・・」
「それじゃわからないだろ!?私はアレからずっと気になってたんだ!お前はどうしただろうと・・・」
「ゴメン・・・」
「だから謝るな!!」
「ごめん・・・あ」
「お前は・・・!!」

何よあのコ

「私はカガリだ」
「え?」
「馬鹿かお前は!名乗られたら名乗り返すのが礼儀だろ!」
「あ、ああ、えっと キラ、キラ ヤマト」

邪魔はさせない

110はにゃーん:04/09/14 17:48:27 ID:???

「なんであのコにキラが付いていくのよ!」
「護衛・・・だってさ」
「そんなのあの むさくるしいおじさん達の仕事でしょ!」
「うるさい!サイーブ達じゃ目立ちすぎるだろう!?」
「だったらサイでも連れて行けばいいじゃない!」
「あんなメガネが役に立つか!!」
「俺が行こうか?」←カズイ

「・・・・・・・・・・・」
「兎に角だ、いくぞ!キラ!」
「うん」
「ちょっとキラー!?」
「買出しは必要だし・・・、行ってくるよ、フレイ」
「じゃ、私も行く」
「なにー!?なんでお前まで!」
「何よ!私だって欲しいものくらいあるわ!買い物に行ったっていいでしょ!」
「フレイ・・・」
「キラ、ダメ?」
「え、いいんじゃないかな・・・、たまには気晴らしに」
「ありがと キラ」
「オマエな・・・」

『私も行こう』
「は、ハマーンさん」
「不服か・・・?」
「いえ、だけど、外は暑いですよ・・・?」
「だからだよ、宇宙には無い環境だ 私も普通に街を歩いてみたい」

(おい、なんだこの女)
(知らないわよ)
111はにゃーん:04/09/14 17:49:45 ID:???

「あっつい〜何よココ〜!」
「だから来るなと言ったんだ」
「五月蝿いわね! あ、キラ、あれ!あれ見て」
「どれ?」
「ホラ、コレ かわいい」
「オマエな!デートじゃないんだぞ! 買出しだって重要な任務で・・・」
「キラ!あっち!おいしそう!」
「おまえな・・・」

・・・ふふ、若いというのは羨ましいな
こんな荒れ果てた大地でも こんな戦火の中だというのにも ちゃんと人間は生きているのだな
強いな ヒトの命の力というものは・・・

「ところで、この食べ物ってなに?」
「ゲバブさ 良い香りがするだろう?食ってみろ!」
「私こういうの嫌いなんだけど・・・」
「お前に言ってない!ホラ食えキラ!ゲバブにはチリソースをな・・・」
「待て!」
「な、なんだよ・・・」
「なんにでも赤いものを掛ければいいという物ではない!こっちのヨーグルトソースにしておけ」
「い、いやでもな、ゲバブにはチリソースってのが常識で・・・」
「俗物が!もっと大きく物事を捉えて見せろ!」
「な、なんだよ・・・(わけわかんないけど凄いプレッシャー・・・)」

『僕もヨーグルトソースに一票かな〜?』
112はにゃーん:04/09/14 17:51:06 ID:???

「なんだお前は!?」
見知らぬ派手な男が声を掛けてきた
「ケバブにチリソースとは・・・料理への冒涜だ!やはりヨーグルトソースこそが王道!!」
「あぁ?」
「ホラ!少年!ヨーグルトソースを食ってみろ!!」
「やめろ! キラはチリソースを食べるんだ!!」
「あ、え・・・ちょっと・・・」

━━━━━━━━ッ!
「伏せろ!」
「何!?」
ドドドドドドッ!ダダンッ!

「死ね、コーディネータ―!」
「きゃぁぁぁぁぁっ!!わ、私は 普通 の人間よ!!」
「フレイ!くっ!」

その瞬間、後ろから何者かが『敵』を撃った
「ぐあ・・・」
「将軍、ご無事ですか?」
「ああ、それより早く排除しろ」
「ハッ」

「ブルーコスモスの襲撃・・・?アンタは・・・?」
「・・・アンドリュー バルトフェルド ・・・砂漠の虎だ」
113はにゃーん:04/09/14 17:53:30 ID:???

「さ、着いたぞ 遠慮なく上がってくれたまえ」

「だけど・・・」
「何を言う。命の恩人にそんな格好をさせて帰らせるわけにはいかないだろう?シャワーでも浴びて行きたまえ」
さっきのどさくさで金髪の小娘はソースを被ってしまっていた
「偉く豪華な屋敷なのだな」
「これでもアフリカ共同体の将軍だからな」

「待っていたわ、アンディ。そちらが連絡のあった子ね?」
「ああそうだ よろしく頼む アイシャ」
「さ、着替えも用意してあるわ お風呂も・・・ね」
「あら?貴方、怪我してるの?」
「ち、ちょっと擦り剥いただけよ!別に・・・これくらい」
「貴方も来なさい 汗もかいたでしょ」
「わ、私は・・・いいわよ」
「フレイ、行ってきたほうが良いよ、小さな傷でも化膿すると大変だし、ちゃんと手当てしたほうが」
「・・・わかったわよ、キラが言うなら・・・」
「貴方は・・・?」
「私か?私はいい この格好が気に入っているのでな」
「そう ふふ そんな感じね」
キラを一人にはできんだろう

「ただ待っているだけでは退屈だろう 特製のコーヒーでもいれてあげようじゃないか」
114はにゃーん:04/09/14 17:55:25 ID:???

「どうだ 美味いか?」
「・・・甘いな」
「これは手厳しい・・・、コーヒーの味がわかるのか」
「コーヒーは苦ければ苦いほどいい 甘いだけの飲み物なら他にいくらでもあるのだからな」

ハマーンさん・・・このコーヒーを甘く感じるの・・・?こんなにも苦いのに・・・

「これは・・・?」
「エビデンス01、くじら石さ」
「くじら石・・・?」
「ファーストコーディネーター、ジョージ グレンが木星探査の旅から帰った時に持ち返った地球外生命体の存在の証拠」
「ヒトはこんな物を発見してしまったからこそ、遺伝子を改良してまで宇宙へと進出したのだろうな」



もしかしたら宇宙には自分達と同じような種が他にも存在しているのでは
人間はそれまで宇宙へ抱いていた漠然とした夢を現実のものへと確信した
自分達は孤独な存在ではなかった

夢のかたち

憎しみを生み出すのは憎しみではない 憎しみを生み出すのは・・・いつだって人間の夢だ

この世界でも・・・ ヒトは所詮どこまで行ってもヒトか

『『ご両親はどんな夢を託して 君をコーディネーターとしたのだろうな』』


   続く
115通常の名無しさんの3倍:04/09/14 18:44:18 ID:???
微妙に誰のセリフだかわかんない場所があるな
116はにゃーん:04/09/14 19:17:55 ID:???
ずびばぜんTT結構 注意して、特徴を出させて書いたつもりでしたが・・・
もしかして最後の114でしょうか?日本語おかしいですよね・・・最後のは作者の言葉ということで・・・
117通常の名無しさんの3倍:04/09/14 20:11:22 ID:???
ごめん、やっぱりハマーン以外の心理描写やるときは、
ハンドル欄かメル欄にキャラ名出して。


118はにゃーん:04/09/14 20:45:35 ID:???


「アンディ、入るわよ?」
「ホラ、貴方達もこっちに来なさい」


「カガリ・・・なの?」
「ど、どういう意味だ!!」
「ちょ、ちょっとキラ!私は・・・?」
「あ、フレイ・・・綺麗だよ・・・」
「そ、そう?」
「なんでアイツには綺麗だよ で 私はカガリなの? なんだ!」
「えっと、カガリも綺麗だよ」
「う、うるさい!そういう問題じゃない!」
「何よ!キラ!私のほうが綺麗でしょ!?」
「え、あ、うん、でも、カガリが・・・意外で・・・意外に似合ってて」
「ふふん! 私の勝ちのようだな!」
「は? 何言ってんのよ! キラ!」

「ハッハッハ!持てる男は辛いな?キラ ヤマト君」

「さて、ではそろそろ私達は帰らせて頂きましょうか? 将軍殿」
「それは困る これからディナーだというのに」
「ご遠慮致します もう日も暮れますのでね?」
「心配することは無い ちゃんと君達は送っていくさ アークエンジェルまでね」

「オマエどうしてそれを知っている!?」
「ハッハッハッハッハ!正直すぎるのも考えものだな」
119はにゃーん:04/09/14 20:47:51 ID:???

砂漠の虎は私達に銃口を向けた
「君達は命の恩人だ、ディナーくらい食べていって欲しかったのだがな」
「く・・・!」
私が付いていながら・・・なんということだ・・・
「この戦争・・・どうしたら終わると思うかね、君は?」
「どうって・・・」
「戦争には制限時間も得点もない・・・ スポーツやゲームみたいにはね
 なら、どうやって勝ち負けを決める? どこで終わりにすれば良い?」

「導けば良い」
ハマーンさん・・・?
「誰も逆らえない、圧倒的な力を見せ付けてやれば良い 人に絶望を与えれば良い 人から夢を奪えば良い」
私はそう思っていた
「それでもう2度と戦争なんておきはしない」

「なるほど、な」
「そんなの・・・おかしいですよ!・・・それで戦争が無くなっても・・・それで何が残るっていうんですか」
「・・・ふふ、わかっている。宇宙を血で染めて、それで納めるなんて・・・愚かなことだ」
アイツが教えてくれたこと

「人は寂しいだけなのだ 不安なだけなのだ すべての人に夢を与える、すべての人間に安心を与える それで戦争は終わる」
「そんなことが出来るのか?」

「不可能だと思っていた だが、私は いままで何度も奇跡というやつを見てきた
 この世界に不可能なことなんて存在しないのかも知れんな」

「人の想いが奇跡を起すのだぞ こんなに美しいものは無いであろう」
きっと、私はそのためにここにいるのだ 私はそれを見てみたい

(なんていう重い言葉だ・・・ 不思議な女・・・)
120はにゃーん:04/09/14 20:48:52 ID:???


「茶番はここまでだ!」
そう言うと素早くイヤリングをかざす
「これには青酸ガスが詰まっている!少し強く押せば噴き出す この部屋にいる人間を殺すには充分すぎる量だ」

「何!?」
「ち、ちょっと・・・!」

「そんなものを使えば貴様達も死ぬぞ?」
「私達だけ が死ぬよりはマシだろう?」

(は、ハマーンさん!)
(案ずるな、心中する気など無い 銃を取れ 逃げるぞ?)
(は、はい)

「動くなよ? 扉を開いて貰おうか」
「好きにしろ」
「・・・ふふ、走れるな?いくぞ」
「あ、ちょっと待ってよ」
「お、おいっ!」


「いいの?追いかけなくて・・・?」
「構わん 決着は戦場でつけるさ」
121はにゃーん:04/09/14 20:50:17 ID:???

「逃げるたって、どこへいくんだよ!」
「格納庫だ MSを奪って逃げる」
「場所わかるのか!?」
「外から見なかったのか? なんとなくわかるだろう」

「ち、ちょっと!いつまでそんな物騒なもの持ってるのよ!」
「ん?コレか?」
「青酸ガス詰まってるんでしょ!?」
「・・・アレは冗談だ」
「は?」
「いくら私でもそんな物騒なもの 普段から身につけたりはしない」
「は、ハマーンさん・・・」
「名演技だっただろう? キラ」
「は、はい」
「とんだ役者だな・・・」

「あった!格納庫だ!」
「どうするの?」
「一番速そうな・・・ バクゥと言ったか?アレを・・・」
「僕が取ってきます!」
「ああ、任せる」
122はにゃーん:04/09/14 20:51:36 ID:???


「うわっ!なんだ!?」
「そこのバクゥ!誰が乗っている!?」

ドドドドッ!ドガンッ!

隔壁を壊し、外へ出る一機のバクゥ

「将軍!バクゥが暴れています!」
「いい、行かせてやれ」
「は?」




「追ってこないな・・・」
「バルトフェルドさん・・・」
「せ、狭い・・・」
「仕方あるまい 我慢しろ」




『君達と話せて楽しかったよ ・・・良かったかどうかは判らんがね』

――また戦場でな
123はにゃーん:04/09/14 20:54:36 ID:???
   続く

ということで・・・、会話や描写、もっと上手くなるよう精進します、見苦しくて申し訳ありません
特に戦闘!いくら会話主体とは言え、もう少しなんとかしないと・・・、次の決戦は一段と気合いれます

失礼しました
124はにゃーん:04/09/14 20:58:57 ID:???
追記・青酸ガスは無理やりすぎたかなとちょと反省
125通常の名無しさんの3倍:04/09/14 21:11:06 ID:???
あれ?このキラってフレイとヤったり
「止めてよね(ry」イベントやってない?
やってないならやってないで少しフォローが欲しいな
ハマーンやサイの存在が思いとどまらせてたとか
本編よりキラが成長してるor本編とは違うんだ!
って描写が欲しい
126通常の名無しさんの3倍:04/09/14 21:57:05 ID:???
ハマーンが介入したせいでエルが死んでないから
フレイにあそこまで付け入られなかったんだろ

そういえばバルトフェルドって「将軍」ってよばれてたっけ
ザフトには階級が無いから「将軍」って呼び方は不適切なような…
127通常の名無しさんの3倍:04/09/14 22:35:40 ID:???
段々アレンジの部分が強くなってますね。でもいいと思います。
戦闘の描写はバランスよく引き気味で書いてると思ってましたが
苦手だったんですね。でも今までぐらいでもいいと思います。僕
個人の意見ですが。また楽しみにしています。
128はにゃーん:04/09/14 22:57:20 ID:???
レスThxです
やはり将軍はおかしかったですか、隊長のほうがよかったですよね、次回から訂正しときます
サイとフレイは・・・大丈夫です 修羅場は後に作りますきっと キラの成長は・・・一応少しだけは描いたつもりでしたが
戦闘は細かい描写が難しくて・・・、どうしても説明文みたいになって・・・
そうですね、それは書ける人が書けばいいんだから無理に真似をすることは無いですよね、でも、憧れはあるので挑戦はしてみようかと

失礼しました
129はにゃーん:04/09/15 19:50:17 ID:???



『待て!ハマーンカーン!貴様には聞くことがある』
「話せることはもう全部話したつもりだが?」
「異世界から来たと言うのか?そんな話・・・!」
「キュベレイを見ればわかるだろう?ここのMSとは別物なはずだ」
「たしかにな 報告は受けている だが・・・、全くの異世界の物というにはデザインが似すぎている」

「それは私も不思議だ」
「ふざけるな!ちゃんと答えろ!」
「じゃあ、なんと答えれば貴様は満足するのだ?」

「私はザフトのスパイでございます、とでも言えばいいのか?」

「ふざけるな と言っている!」
「キュベレイがザフトの新型として、私がザフトのスパイだったとして・・・いつまでもこの艦にいる理由がどこにある?」
「それは・・・!」
「そうね ナタル 彼女にはこの艦から逃げるチャンスも、この船を落とすチャンスさえあったわ
 でも、彼女はここにいるし、前回は戦ってくれた」

「そうですが おかげで落下地点はずれ 私達はこんなところにいるのですよ!?」
「それは・・・ ハマーンさんの責任じゃないわ
 あそこでハマーンさんが出てなければアークエンジェルが落とされていたのかも知れないのよ」
「ですが・・・!」
130はにゃーん:04/09/15 19:51:35 ID:???
「私はお前たちとキラ=ヤマトに助けられた 借りは返す それだけだ」

「いまは少しでも戦力が必要よ 彼女にも力になってもらいましょう ナタル?」

「艦長がそうおっしゃるなら、私には反対する権限はありません
 ですが、この件に関しましては、アラスカに着きました折に、問題にさせていただきます」
「・・・わかったわ」
「失礼します」



「いい副官だな」
「え?」
「この艦の命の責任すべてを背負っているのだ あれくらいでちょうど良い」
甘いだけなら誰にでもできるのだからな・・・
131はにゃーん:04/09/15 19:53:46 ID:???


「サイーブ!どういう事だ こりゃ」

「・・・客人だ 艦を隠す作業を手伝ってやれ」
「こりゃ〜 たいしたもんだな だが、こんな所で暮らしているのか?」
「ここは前線基地だ 皆、家は街にある ・・・焼かれてなきゃな」

「なあ、大将? さっきの女の子は誰なんだ?」
「・・・俺たちの勝利の女神だ」
「勝利の女神? なんだそりゃ・・・ 名前は?名前くらい知っておかないと悪いだろ? 
「・・・カガリだ」




「あれ?フレイもキラについていったんだ」
「うん、そうみたい」
「ショックだろうな サイの奴」
「うん・・・」

「ねえ、トール 最近のフレイ、少しおかしくない? 以前はキラの事、嫌ってたのに・・・」
「コーディネーターって人種が嫌いなだけだろ?」
「そうかもしれないけど・・・」
「フレイってさ 学内でも何か目立ってたじゃん それで・・・ 前からキラ、フレイの事さ・・・」
「ヘンなふうになんなきゃ良いよね・・・」
「そうだな・・・」
132はにゃーん:04/09/15 19:56:24 ID:???


「さて、坊主達が買い出しに行ってる間に 本題を話し合っておくか アンタらはアラスカに行きてぇって事だな?」
「わかりました」
「まずはアフリカ大陸を出る算段だな 今のトコ、このアフリカ共同体はザフトの勢力圏内だからな」

「そんな中で頑張るねぇ、アンタらも」
「こんな砂ばかりの土地だがな この土地は俺たちが先祖代々受け継いできたものなんだ
 どうしてそれを余所者に渡せる?」
「なるほど・・・ そういう事なら話は早いようですね」

「頑張って紅海に抜けて、インド洋から太平洋に出るしかないな」
「太平洋・・・」

「そして紅海へ抜けるためには『砂漠の虎』の本拠地バナディーヤを突破するしかないってことだな」
「なんだか利用されてる気がするなぁ」
「そういうな アンタ達は安全に移動するため、俺達は自由のために レセップスを叩く必要があるわけだ」
「ま、他に手はないか 補給や援護を受けられるだけラッキーだな どのみち単独でも突破するしかないんだし」

「これだけは覚えておけ 俺達は相手がコーディネイターだから戦うんじゃない
 自分達の土地を侵略するならば、相手が地球連合に変わろうと方針は変わらん」

「支配はされない、そしてしない 俺たちが望むのはそれだけだ」
(たとえ支配されたほうが楽だったとしても・・・か)
133はにゃーん:04/09/15 19:59:30 ID:???
「はい」じゃおかしいなと「わかりました」に訂正したら最悪でした
「わかりました」→「そうです」に脳内変換よろしくです・・・orz
134はにゃーん:04/09/15 20:00:37 ID:???



『まぁ、無事でよかったじゃない』
特におとがめは無し 副長はカンカンだったが いつものことだ
決戦は明日・・・今宵は前祝だそうだ
ん?アレは・・・?


「そんなんじゃわかんないよ!もうちょっと、ちゃんと説明してくんなきゃさ!」
「うるさいわね もういい加減にしてちょうだい!」
「なんだよそれ ちょっと待てよ!」
「キラ!」
「キラ・・・」
「サイ・・・?フレイ・・・? なに?」
「・・・フレイに話があるんだ キラには関係ないよ」
「関係なくなんか・・・ないわよ 私、キラとキスだってしたんだから!」
「・・・・・・!?」
━━━━━ッ!? なんだと・・・?

「ど…どういうことだよ・・・ソレ? なぁキラ・・・? なんとか言ってくれよ・・・?」
「どうだっていいでしょ! サイには関係のないことなんだから!」
「・・・サイ」
「キ…キラ・・・!? 答えろ!おまえ・・・キラ!!フレイのこと・・・!」

「・・・」
「キラ! キラは私のこと・・・好きよね?」
「・・・・・・・・ ゴメン」
(どうしても気になるんだ あの寂しい瞳 あの重たい言葉 あのやさしい嘲笑)

135はにゃーん:04/09/15 20:02:44 ID:???
「僕は・・・フレイのこと、大切な友達だと思ってる」
「なによ・・・それ?」

「守ってくれるって・・・言ったじゃない」
「抱きしめて・・・くれたじゃない」
「キスだってしたじゃない!!」

「・・・・・・」

「嘘つき・・・、また私を裏切るのね・・・? 嘘つき──ッ!!!」

走り去るフレイ

「どういうことだよキラ!」
「・・・サイ」
「好きでもないのになんでキスなんかした─!?」
サイの拳がキラに炸裂する とても重く冷たい一撃

「……キラァァァァッ!!」なおもサイの拳はキラを襲う

バグシッドグシッ

サイの拳が止められる『もう・・・いいだろう?』

「・・・くっ」 走り去る サイ フレイを追いかけていくのだろう

「ハマーンさん・・・」
「・・・キライだな そういうメソメソしたのは」
「・・・はい」
─涙は止まった
136はにゃーん:04/09/15 20:04:07 ID:???


キラは守るって言ってくれた

でも 守れなかった


キラは帰ってきたじゃない

でも 裏切った


キラは私のこと好きじゃないって

ダメよ キラには戦ってもらわないと

戦って 戦って コーディネーターみーんな皆殺しにしてもらうんだから・・・ね


『ごめん』

なんで・・・?

困るのよ 私は失くしたのよ? 私は捨てたのよ
なんで 私が持ってないのに 貴方達が持っているのよ
おかしいじゃない なんでこの私がこんなに苦しいのに 貴方達が笑っているのよ

コーディネーターの癖に 

殺してやる キラがやらないっていうなら 私が殺してあげるわ
137はにゃーん:04/09/15 20:05:05 ID:???


「星が見えるか?」
「はい」
「どんな風に見える?」

「冷たく・・・悲しく・・・」
「不思議なものだ」

「昨日と同じはずの星なのに」


星はいつでも同じ輝きなのに
どうしてこんなにも見るたびに印象が違うのだろう

とても優しく愛おしく感じることもあれば
こんなにも苦しく寂しく感じることもある

この星の果てには何があるのだろうか

きっと、そこには誰かの夢がある

フレイ・・・君には何が見える・・・?

僕は、涙で星も見えないよ
138はにゃーん:04/09/15 20:06:06 ID:???



『目標はレセップス!旗艦を失えば もう追ってはこれないはずよ!なんとしてもレセップスを撃破して!』
「簡単に言ってくれるねぇ〜」
『艦の護衛はハマーンさんに フラガ大尉とヤマト少尉はレセップスを!』
「は、ハマーンさん!お願いします!」
「うむ 任せておけ」
「せっかく落としてきても 帰る場所が無いなんてのは勘弁しますよ!」
「善処しよう さあ、はやくいけ!」
「はい!」「・・・了解!」


『白いMSをあてにするな!弾幕を張れ! 敵機を近付けさせるな!』
・・・ふふ、言ってくれるな
『レーダーに敵機とおぼしき影!おそらくバクゥタイプ、数は5! 10時半の方向です!』

キュベレイは元々宇宙用のMSである
もっとも地上でもある程度 運用できるのだが 砂漠戦など想定しているはずもない

さらにはミノフスキークラフトが使えないこの世界の重力下では ファンネルを浮かすことさえままならない

手持ちの武器は、ビームガン兼用のビームサーベル2本のみ


「贅沢はいえんだろう キュベレイがあっただけでも幸いだ」

幸い、アークエンジェルのメカニックは有能らしい この間 壊した部分は完璧に修理されていた
139はにゃーん:04/09/15 20:07:09 ID:???



「いた!アークエンジェルだ!あれさえ落とせば俺達の勝ちだ!一気にいくぞ!」
「おう!」
「まって・・・!」
「どうした?」
「敵のMS・・・未確認の機体、新型がいます」
「ふん!たかが一機だろう!」
「ですが、クルーゼ隊の報告ではあのMSは7機のジンを一瞬にして・・」

「宇宙(そら)じゃどうかしらんがな 地上ではこのバクゥが王様だ!」


━━━ッ!来たか!

バクゥは450mm二連装レールガンを放つ、だが幾ら弾速が速かろうともキュベレイには当たりはしない
「かわした!?」
キュベレイはすぐさまビームガンを撃ち返す、だが、いかんせん威力が足りない
「やはり接近戦に持ち込むしかないか」
「ひるむな!攻撃を続けろ!」
先ほどとは装備が違う同型機が 13発のミサイルを放つ
ドン!ドドンッドンッ!!
回避しきれない
「ええい!こう足場が悪くては・・・!」
見えてはいる、だが動きが追いつかない スラスターは砂を巻き上げるばかりで自由には動いてくれない
140はにゃーん:04/09/15 20:08:14 ID:???

体勢を崩したキュベレイに レールガンが叩き込まれる

だが、間一髪 直撃だけは避けられた

ドンッドドドンッ!
「いかんな・・・」
四方からのバクゥの攻撃になすすべも無いキュベレイ
反撃のために接近しようとしても 向こうのほうが素早いのだ 取り付けるはずも無い

まさにバクゥは砂漠の王様だった

「落ちろぉぉっ!!」
ドンッドドンッ!

く・・・ 砂漠か・・・ こんな足場でキラは戦っていたのか
『しっかりしろ 落ち着くのだ 冷静になれ 相手をよく見ろ 何をすればいいか考えろ できるな?』

はは・・はっはっは! 私がキラに想ったセリフじゃないか・・・自分が忘れるとはな
キラがやったのだ 私もやらねばならん!

「動きが止まった? 諦めたか? ・・・トドメ!!!」
そういうと一機のバクゥはビームサーベルを口先に展開し突撃してきた

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「なに!?・・・体が・・・重い・・・なんだ・・・!?うごかな・・・」
キュベレイは華麗にビームサーベルを振りぬいた
141はにゃーん:04/09/15 20:09:46 ID:???

ドガーンッ!

「く!接近はするな!遠くから囲め!なぶり殺しにしろ!」

「まずひとつ・・・」
そういうとキュベレイはスラスター全快で飛び上がる 
だが、この砂地でスラスターを吹かしても ただただ砂を巻き上げるばかりだった

「馬鹿め!こんなところで無駄にバーニアの出力を上げても砂塵を巻き上げるだけ」

「それでいいのだ」

「あ?煙幕にして逃げる気か!?」

「言ったはずだよ・・・見くびって貰っては困る!」

「何!?」
一気に距離を詰め、そして切り裂いた

ドッカァッッーーンッ!

「馬鹿な・・・何が起こっている!?」
辺りは砂塵に覆われ、味方の断末魔と爆発音だけが支配する
「落ち着いてください・・・!」

「いかに素早いMAとて相手が見えねばどうにもなるまい 私の勝ちだ!」
「な・・・!うああああああああああああああああああ」
142はにゃーん:04/09/15 20:10:58 ID:???

ドッカァッーン!

「糞ッ!クソッ!クソッ!!クソックソックソッッ!!」
ミサイルを連射する、だがそこにキュベレイの姿は無い、むしろ砂塵を巻き上げる手伝いになっている
「落ち着いてください!!!」

ドンッドガンッドドンッ!!

「ひとつ忠告してやろう、こういう場合はむやみに撃たないほうが良い、自分の位置を晒すだけだからな」
「な・・・ああ・・・あああああああああああ」

ズドガーンッ!

「・・・ふふ。」
奇妙な笑い声とともに2期の大型のスラスターでなおも砂塵を巻き上げる

「落ち着け・・・落ち着け・・・ 相手の動きを・・・」

『もっとも・・・』『なんで・・・?』

「私には撃たなくとも 貴様等の位置が手にとるようにわかるがな!!」
「この砂塵の中こちらの位置がわかんだよぉぉぉぉおお!!!」

ズドッドッガーンッ!!


「知らなかったか?」
砂漠の王様はバクゥかも知れん だが 大地の女神はこのキュベレイだ
143はにゃーん:04/09/15 20:12:22 ID:???


ストライクがバクゥを次々と撃破していく 装備はエールストライカーだ

「なるほど・・・ いい腕ね」
「だろ? 今日は冷静に戦っているようだが、このあいだはもっと凄かった」
「ふふ なんで嬉しそうなの?」

ズドーンッ!ズドーンッ!

「何!?色違いのバクゥ?隊長機!? ・・・バルトフェルドさんか!!」

「殺し合いの相手に さん 付けか、甘いな キラ ヤマト!」

ズガーンッ!

「く・・・!フラガ少佐はレセップスを!」
「相手は虎だろ!?大丈夫なのか?」

『『フレイ・・・、大丈夫だから・・・もう絶対・・・大丈夫だから・・・』』

「・・・大丈夫です、一歩も通しません!少佐は旗艦の撃沈・・・頼みました!」
「はは!言うようになったな ここは任せる!」

「一騎打ちか・・・いいだろう少年!これで決着をつける」
「どうしても・・・戦うしかないんですか・・・!?」
「この 戦い は 戦争 だ どちらかが滅びるまで終わりはしない!」
「だけど・・・!」
「ならば あの女の言うとおり 
 私を絶望させてみろ!戦っても無駄だと思えるくらい圧倒的 力をみせつけてみろ!
 もしくは・・・ 戦おうとなど思わないくらい安心させてみろ! 世界の未来は明るいと 証明してみせろ!!」
144はにゃーん:04/09/15 20:13:55 ID:???

激しくぶつかり合う両機

「わがままを言うには大きな責任がかかる!その責任はとても苦々しいぞ!」

ドンッ!ズドンッ!

「弱い人間にはとてもそれを背負うことなど出来ない!強くなれキラヤマト!そのためのコーディネーターだ!」

ビームライフルがラゴゥの右足をかすめる

「私にお前の力を示せ! お前なら変えられるという 強い力を示してみせろ!!」

口部のビームサーベルを展開━━


━━━ッ! ━━━━━━━━ッッッ!!!

ジジ・・・ジ・・ジ・・ジ・・・

「ふふ、見事だ 少年」

「バルトフェルドさん─!!!」

「すまないな、アイシャ」
「アンディ・・・」


ドッガアアッン!!!

これじゃ・・・意味ないじゃないか・・・ 死んだら意味無いじゃないかああぁぁぁ・・
145はにゃーん:04/09/15 20:15:25 ID:???



「はぁはぁ・・」

ガシンッガシンッ!

「うう・・・バクゥ!? まだ残っていたのか・・・」

ガシンッガシンッ

もうエネルギーは残っていない、フェイズシフトも落ちた ビームサーベルも展開しない

ガシンッガシンッ

バルトフェルトさんの仇討ちかな・・・?はは・・・ 憎しみの・・・連鎖・・・

ガシンッガシンッ

『弱い人間にはとてもそれを背負うことなど出来ない!強くなれキラヤマト!そのためのコーディネーターなのだ!』
『私にお前の力を示せ! お前なら変えられるという 強い力を示してみせろ!!』
『ああそうだ、強くなろう という意思こそがヒトを変える力となる』 『期待しているよ』
死ねない・・・!

ガシンッガシンッ

『『フレイ・・・、大丈夫だから・・・もう絶対・・・大丈夫だから・・・』』

約束したんだ・・・ 死ねない! 守る! 断ち切ってみせる・・・!
146はにゃーん:04/09/15 20:16:37 ID:???

あのバクゥ動きが鈍い!?それなら・・・
ストライクはエールを脱ぎ捨て アーマーシュナイダーを引き抜き、構える そして一気に踏み込んだ!

武器ならある!攻撃さえ貰わなければフェイズシフトだって必要無い!
アーマーシュナイダーを振りかざし、バクゥへと突き立てる

『やめろ討つなああぁぁぁぁ!キラぁぁああぁ!!!』

サイ・・・?

『アンタがやらないっていうなら! 私を捨てるっていうのなら!
 アンタもコーディネーターも 私が 皆殺しにしてあげるわよ!!
 死になさい 私のために・・・ 責任とって死になさいよ!! キラぁぁぁあぁ!!』


振りかざしたキバはもう止まらない

スカイグラスパーから呼び止めたサイの声はあまりに遠く遅かった


突き刺さるアーマシュナイダー

そして・・・ 爆発する

フレイ・・・?フレイ・・・ フレイ──!!

あああ・・・あああ・・・あぁぁっっうっぅっあああ・・・



続く
147通常の名無しさんの3倍:04/09/15 20:22:04 ID:wq+GK8Kl
おお、何かすごい展開だ
ハマーン様は相変わらずカッコいいです
148通常の名無しさんの3倍:04/09/15 20:23:59 ID:???
本当にすげぇ・・・・・・。
ここでフレイが死ぬとは
149通常の名無しさんの3倍:04/09/15 20:38:46 ID:rX1f/m5e
すごすぎる・・・。
流石だw
150通常の名無しさんの3倍:04/09/15 20:46:32 ID:???
これぞifの面白さ
151通常の名無しさんの3倍:04/09/15 20:49:34 ID:???
はにゃーん氏
すげええええええええええええええええw
152通常の名無しさんの3倍:04/09/15 20:50:20 ID:zbqOzggE
浜ーんと吉良があったら、普通に吉良は強化マシュマー以下の外道になってたんじゃないか?
丁度、吉良好みのピンクの髪の女だし
153通常の名無しさんの3倍:04/09/15 21:03:35 ID:???
地上での爆死描写には疑念を持つようになっている自分w
その内虎さんもフレイも再登場の予感

154通常の名無しさんの3倍:04/09/15 21:08:10 ID:???
皆よく会話だけで理解できるね
155通常の名無しさんの3倍:04/09/15 21:09:34 ID:???
脳内補完さ
156はにゃ@追記:04/09/15 22:44:28 ID:???


「サイーブ!敵だ!攻めてきた!」

「何!?数は!」
「それがバクゥ一機!」
「くそっ!偵察か?それとも俺たちくらいバクゥ一機で十分ということか?! 明けの砂漠の底力みせてやれ!」
「おう!」

「俺たちも出よう」
「キラ君達は!?」
「まだ戻りません」
「援軍でも呼ばれたら厄介ね」



ドンッドドンッ!

「お、おい、撃ってきたぞ!」
「僕達バクゥに乗ってるから・・・」
「なんとかしろ!」
「なんとかって・・・」
「もういいわよキラ、撃っちゃえば?あんなジープ」
「ふざけるな!冗談じゃない!」
「こんな狭いところで大声ださないでよ!!」

若すぎるのも、問題だな
「通信を取れ」
「は、はい」


<お褒めの言葉もあるなか申し訳ない↑入れ忘れてました・・・ <133のところです
157はにゃ@後書き:04/09/15 22:47:31 ID:???

もうそんなに重要でもないし、特別おもしろくも無いのでなかったことにしようかとも思いましたがせっかくなので・・・


実は125さんの書き込み見てフレイ〜のくだり思いつき 書き上げてみました
ゆえに先に後半が出来て、前半部分は後付で適当に急いだため、少々雑になっています申し訳ない
ホントは今日はアスラン達の動向を適当に書くつもりでしたが、もう思いついた以上書き上げようと
会話ばっかりで・・・しかも多くの人や事象は省略されててごめんなさい
戦闘は、ハマーン様の最初はがんばってみたんですが、だんだん書けなくなってきたので
『砂漠の王様はバクゥかも知れん だが 大地の女神はこのキュベレイだ』これで誤魔化しました
ちなみに地上ではファンネル使えないほうがいいですよね・・・?プルは使ってたけど

虎さん戦は・・・テンポとリズムを崩さないために、もうむしろ演出としてセリフのみで・・・
本編の描写を思い浮かべてくれますように・・・と 

ディアッカ・イザークもテンポ崩れるのでいないことに・・・フラガ少佐なんていままでまともに戦い描かれたことも無い
会話だって今回始めてかも そういえばいままでどのストライカーパックかさえ書いてなかった事実

『『フレイ・・・、大丈夫だから・・・もう絶対・・・大丈夫だから・・・』』
このセリフ、こんなに多用するんだったらもっと、ちゃんと練っておけばよかった・・・約束するよと言わせておけば・・・

・・・申し訳ありません、帰ってきたらいままでで最大にレスが付いてたのでつい・・・
キラさんが重症なのでこれから少し暗めな展開になるやも知れませんが、最後はハッピーエンドを目指していきます

余計な後書き失礼しました それでは 
158はにゃ@追々記:04/09/15 22:59:18 ID:???
いま読み返して思いました
「私はお前たちとキラ=ヤマトに助けられた 借りは返す それだけだ」
より
恩は果たすよ のほうがハマーン様らしいかな
礼は尽くすよ かな?違う
借りは返す は違う気が・・・、やっぱり恩は果たすよ がいいような・・・
すみません何度も、フレイ様の死をぶち壊すような追記をzz
159通常の名無しさんの3倍:04/09/16 07:43:54 ID:???
えっフレイ死んでたんだ。
さっぱり分からなかった。
160通常の名無しさんの3倍:04/09/16 08:38:26 ID:???
このまま行くとキラはマシュマーになりそうだ。
161通常の名無しさんの3倍:04/09/16 10:42:47 ID:???
サイがキラに勝った!?
162通常の名無しさんの3倍:04/09/16 16:52:54 ID:3a5czkMr
ってか虎さん戦はもう少し丁寧に書いてほしかったかなw
すこしわかりにくい死に方だったので。
ともあれ、これからもがんばってください!!w
163通常の名無しさんの3倍:04/09/16 20:09:53 ID:???
ハマーンの戦い方がキラとは違うキャラの特性を生かしていて
非常に面白かった。これからも楽しみです。
でもキュベレイってホバークラフトみたくなんないの?
ドムとかだと砂漠関係ないし。
164通常の名無しさんの3倍:04/09/16 21:49:30 ID:???
>>161
むしろキラが本編よりも成長しているってことじゃ?
165はにゃーん:04/09/16 22:27:30 ID:???


僕がフレイを巻き込んだ

『貴方 キラ?キラなの? これザフトの艦なんでしょ・・・!?』

僕がフレイを守れなかった

『パパ・・・パパ・・・』

僕がフレイに助けられた

『ううん、キラは一生懸命戦って、私たちを守ってくれたんだもん』

僕がフレイを傷つけた

『キラ! 私のこと・・・好きよね?』

僕がフレイを裏切った

『守ってくれるって・・・言ったじゃない 抱きしめて・・・くれたじゃない キスしたじゃない!!嘘つきー!」

僕がフレイを壊してしまった

『殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる』



ああ・・ああ・・そして僕が殺した
166はにゃ@みす:04/09/16 22:28:15 ID:???
ageてしまたorz
167はにゃーん:04/09/16 22:29:41 ID:???


「戦禍が広がればそれだけ憎しみが増すだけなのだぞ!」
「だからこそ、早期にこの戦争を終結させようとしているではないか
 ・・・戦争は勝って終わらねば意味が無かろう?」
「どこまで行けば終わりになるのだ! すべてが滅びてからでは遅いのだぞ!」
「我々コーディネーターはもはや別の新しい種だ ・・・ナチュラルと共にある必要などない」

「早くも道に行き詰った我々のどこが新しい種なのだ!」
「その為に婚姻統制を敷いていよう」
「命は生まれ出ずるものだ! 創り出すものではない!」
「シーゲル 我らはもう 今持っている力を捨て 進化の道を旧人類へ戻る事など出来ぬのだよ」
「我々は進化したわけではないぞ パトリック・・・」


『アスラン アフリカ共同体軍が足付きに敗れた』
『アフリカ共同体軍・・・バルトフェルド将軍が?』
『そうだ ますます力を付けているようだな 足付きは』
『オペレーションスピットブレイクも近い、そこでだ 君達には地球に降りて 足付きを討って貰いたい』
『・・・了解しました』


『小さい頃からのお友達だったのでしょう? それなのにどうして・・・』
できることなら俺だって戦いたくない
だけど・・・アイツは俺たちじゃなくナチュラルと共にあることを選んだ
あいつは敵だ・・・ いや、違う・・・ 友達だ・・・ 友達なんだ・・・
キラは騙されてるんだ・・・ 利用されてるだけなんだ・・・ 足付きさえ・・・あんなものさえ無ければ・・・!
168はにゃーん:04/09/16 22:32:24 ID:???

少佐は無事、レセップスを撃沈 アークエンジェルはそのまま砂漠を抜ける
明けの砂漠の盛大な歓喜を見送りに 紅海へと向かった

だが、失った代償は大きい
フレイと言ったか、あの赤毛が死に、しかもキラの手で・・・ キラの悲しみ が流れ込んでくる



目の前には 海 が広がる

冷たい風が抜けていく 久しい感覚
蒼く青く どこまでも広く遠く まるで宇宙と同じ
時々、この広い世界には自分しかいないんじゃないかと不安になる
この地平の果て 何も無く 永久に迷うのではと錯覚する

誰か私を見つけてくれ 誰か私を助けてくれ 

そんな風に思っていた いまでもそれは変わらんのかも知れない

所詮 私は大人の成り損ないか

傷ついた少年ひとり支えることもできん
なんと声をかければいい?

私は多くの気持ちを理解してきたつもりだった だが、それは 過信に過ぎなかったのだな
169はにゃーん:04/09/16 22:34:02 ID:???

「おい!キラ!海だぞ!海が見えてきた!」
返事は無い
「いつまでも部屋に閉じこもってても仕方ないだろう?ホラ、海だ!」
「ごめん、カガリ、少し気分が悪くて・・・」
確かに気分の悪そうな返事が聞こえる
「だったら 医務室いくぞ!出て来い!」
「よせ」
「な、なんだよ」
「いまは一人にしておいてやれ・・・」
「・・・だけど!」
・・・頼む
「・・・わかった、キラ、また後でくるからな!」
「すまない」
「アンタが謝るなよ!」
「ああ、そうだな・・・」

私には何もできんのだ・・・、すまない
170はにゃーん:04/09/16 22:37:39 ID:???



『レーダーに敵機とおぼしき影!これは・・・AMF−101 ディンです!』
「くっ!洋上で攻めてきたか・・・!ストライクは?」
「キラ・・・じゃなくてヤマト少尉は・・・いまは・・・」
「そんなこと言ってる場合じゃないだろう!出させろ!フラガ少佐と・・・あの女もだ!」


技師が心配そうに言う
「な、なにー?あんたがスカイグラスパーで出るってのか?」
「ああ、そうだ キュベレイは空中戦も水中戦もできんのでな」

甲板で戦うにしても、キュベレイのビームガンでは役に立つまい
キラがあれでは・・ いまは少しでも火力がいる
「操縦できるんだろうな〜?」
「貴様は誰に物を言っている? ハマーン カーン! スカイグラスパー2号機 でるぞ」

「よし 俺もいくぜ ムウ ラ フラガ 1号機 出るぞ!」
171はにゃーん:04/09/16 22:39:26 ID:???


キュベレイとは勝手が違う・・・ 一応シュミレーターはやってみたが実戦のあてにならん
・・・来たか

ディンはミサイルを放ち 銃を撃ってきた だが 攻撃の瞬間 動きが止まっている

スカイグラスパーは急降下し、攻撃を避ける そして機体上面の砲塔式の大型キャノンをお見舞いした

一機撃墜 だが間髪いれず 別のディン が攻撃をしかけてくる

ギリギリ避けているが いつ当たってもおかしくない
戦闘機は航行速度こそMSの比ではないが、素早さという点ではMSには遥かに及ばない
MSと違い、自由自在、360度に動くことが出来ないのだ

後ろを取られた!?

ドガッッン!

少佐の1号機の放ったアグニが そのディンを撃ち落す
「MSとは勝手が違うんだ!無茶はしないでくださいよ!」
「・・・わかっている」

少佐はよくいままでこんな機体で・・・ 私とて負けられぬ
キラの分も私がやれねばならんのだ!
172はにゃーん:04/09/16 22:41:19 ID:???

『イーゲルシュテルン、弾幕を張れ!ヘルダートは、自動発射にセットしろ! ウォンバット、撃てっ!』
「ソナーに反応!」
「なんだと・・!?」
「ライブラリ照合・・・UMF−4A グーンと思われます!」
「くっ!水中用か・・・ヤマト少尉は!?」
「いま用意してます!」
「後方からもさらにディン接近! 数は4機です!」
「くっ!限りが無い!」

『キラ!出られる?』
「大丈夫だよ ミリアリア」
「・・・キラ 空の敵はハマーンさんとフラガ少佐が ・・・キラは水中のグーンをお願い!」
「水中・・・わかった」

戦わないと・・・ 戦わないと・・・
また死んじゃうから・・・ 戦わないと・・・
強くならないと・・・ また誰か死んじゃうから・・・ 僕が強くならないと・・・

敵を倒さないと・・・ 全部 敵を倒さないと・・・
173はにゃーん:04/09/16 22:43:47 ID:???

来た・・・ 敵・・・ どうして僕の邪魔をする? どうして僕に向かってくる

「水中でグーンにかなうと思うなよ!!」
「黙れ・・・!」

ドガンッ!!
一瞬でシュベルトゲーベルの錆になるグーン

なんで戦う? 何で争う? 何を求める?

「な、なんだ・・・この動きは・・・!?!ここは水中なんだぞ!!?」

言葉と共にまたもグーンは泡へと消える

お前らさえいなければ・・・ フレイは死なずに済んだんだ!全部お前等が!!

なんでヘリオポリスでモビルスーツを作った!?なんで戦争なんて始めた!?
なんでコーディネーターなんか生み出した!?
勝手だよ・・・ 勝手すぎる・・・ なんで貴様等の勝手に僕が巻き込まれなきゃいけない!?
なんで僕達が・・・ 僕が・・・ なんで・・・ そんなに戦いたきゃ自分達だけで殺しあえばいいだろ・・・!?
巻き込むな! 迷惑だ! ・・・クソックソクソクソッッ! うあああああああ・・・! 

・・・なんで

僕なんか・・・

生まれてきたんだよ・・・



続く
174通常の名無しさんの3倍:04/09/16 23:01:20 ID:???
キラ強い。
175通常の名無しさんの3倍:04/09/17 00:19:02 ID:???
面白いの一言
特に虎との会話から、砂漠での戦闘終結までは秀逸
176通常の名無しさんの3倍:04/09/17 03:31:04 ID:???
キラに主体性が出てきたな。
これからが楽しみ。

頑張ってください。
177通常の名無しさんの3倍:04/09/17 15:52:34 ID:???
保守
178通常の名無しさんの3倍:04/09/17 16:22:57 ID:???
原作と全然違って(特に強調)キラの人格の形成とか行動とかに説得
力がある。
1791 ◆zcc7XeIsO6 :04/09/17 17:39:35 ID:???
ここも自演じゃないのw
180通常の名無しさんの3倍:04/09/17 18:00:27 ID:???
>>179
種Wスレから出てくんなよ
181通常の名無しさんの3倍:04/09/17 18:20:31 ID:???
>>180
そのトリップは公開ものだから気にするな。
182通常の名無しさんの3倍:04/09/17 18:52:36 ID:???
いや、知ってるけどさ
荒らすならあそこだけにしてくれって話
183通常の名無しさんの3倍:04/09/17 21:02:06 ID:QZSMDGwr
うgほ
184通常の名無しさんの3倍:04/09/17 22:02:07 ID:???
もう少しハマーンにも活躍してほしいといってみるテスト

185はにゃーん:04/09/17 22:16:48 ID:???
ダダッダダダダッ

ドガァッン!!


「また敵の援軍?近くに母艦がいるのか・・・」
大分、戦闘機での戦闘も慣れてきた 油断は出来ないが

━━━━━━━━いた

「少佐、私は敵の母艦を沈めに行く ここは任せるよ」
「は?母艦だと?場所がわかるのか!?」

「・・・ふふ、私を誰だと思っている?」
「はいはい、だけど俺も・・・!」
「いまのキラを一人にはできぬ 艦と・・・キラを頼むよ 少佐」
「・・・〜わかった だけど無茶はしないって約束してくださいよ!」
「善処しよう」

2号機は空を駆けて行く 
186はにゃーん:04/09/17 22:18:26 ID:???

─見つけた

『何!?敵機!?たった一機だろ!?ディンを出せ!』
「やらせんっ!」

左右のビーム砲が、発艦行動中のディンを貫く そしてその爆発が潜水艦をも包み込んだ

「誘爆したか? ついているな」

ダダッダダダダダッ!

ドンッ!

「くっ!?被弾した!? 油断したか!」

先の爆発に紛れ、一機だけ無事に発艦できたディンが攻撃してくる

「消えろ! 目障りだ!!」

即座に体勢を立て直し反撃する その姿はさすがハマーン様としか比喩のしようがない

ドガッッーン!

「よし 敵の母艦は破壊できたな・・・帰投するか ・・・キラ、無事だろうな」
187はにゃーん:04/09/17 22:20:30 ID:???

━━━━━ッ!
まだ何かいるのか? 輸送艇・・・?

『地球軍の戦闘機だと!?なんでこんなとこに!』
『ぐあっ!攻撃してきたかっ!』

見逃すわけにはいかぬ・・・!戦力は削れる内に削る!落とさせて貰おう!

『くそっ!反撃しろ!!』
『大丈夫なんですか?!』
『君はMSのコクピットへ! いざとなったら機体はパージする!』
『しかし・・・』
『積み荷ごと落ちたら、俺たちの恥なんだよ! はやく!』
『・・・わかりました』

ダダダッダダダダッ!

くっ!思ったより抵抗する、動け!どうした・・・くっ さっき被弾したせいか!?

ドカンッ!   ッドガッン!

沈んだか・・・ く・・・だが、こちらも・・・
相打ちと言いたい所だろうが、私はここで落ちるわけにはいかんのだ・・・!
188はにゃーん:04/09/17 22:22:18 ID:???



『キラ! キラ!』
フレイ・・・僕は・・・ 僕は・・・
『キラ! キラ! 応答してキラ!』
ミリ・・・ア・・・リア・・?
『もう敵の反応は無いわ 帰投して・・・ ハマーンさんが・・・』
え・・・?



「2号機はまだ戻らんのか!」
「言わんこっちゃない 俺が探してくる!」
「少佐・・・お願い・・・」
「僕も探してきます!」
「キラ君・・・、少し休んだほうが・・・」
「日没も近いです・・・ ストライクで海中から探します!」
「・・・わかったわ でも 無理しないでね」
「・・・・・・」

ハマーンさん・・・!
189はにゃーん:04/09/17 22:23:43 ID:???



嫌だ・・・ ハマーンさんまで・・・
僕のせいだ・・・ 僕がしっかりしないから・・・ 僕が落ち込んでいたせいだ・・・
うう・・ああ・・うぁぁぁっううあああああ・・・・!

嫌だ ハマーンさんは死なせない!死なせたりするもんか!
守るって決めたんだ!守るって決めたんだぞ!
いなくならないで・・・ ちゃんと戦うから・・・ 敵を全部倒すから・・・ もう裏切ったりしなから
・・・僕の傍から 僕の前からいなくならないで・・・ うう・・・ああ・・・


なんで・・・ なんでだよ・・・ どうして僕から奪う・・・ もうやめてくれ
お願いだから もう僕の大事な人を奪わないで・・・ 戦うから・・・ちゃんと戦うから・・・ 

うあぁぁぁっうう・・・ああ・・ううっ
ああああああああああああうううあうあぁああぁあっぁ

190はにゃーん:04/09/17 22:25:07 ID:???



『こちらハマーンだ!アークエンジェル 応答しろ!」

・・・ダメか、ニュートロンジャマーと言ったか?この世界でも通信機器は使えんらしいな

小さい島だな 無人島か? どうする 救援が来るまで待つしかないか


━━━━━━━ッ!

何かいる? ・・・敵か? いや 十中八九 敵だろうな
銃はある・・・ 問題無い





アレは・・・地球軍のパイロットか? 女・・・!パイロットスーツもつけないで・・・
まだ気づいて無いようだな  どうする?このまま隠れてやり過ごすか・・・?

─何!?

ダンッダンッダンッ!

撃ってきた!?気づかれたか!?どうする・・・ やるしかないか
191はにゃーん:04/09/17 22:27:50 ID:???


「く・・・っ! 当たらんだと」
並みならぬ動きで 銃弾を回避する 赤服のザフト兵 
岩山を駆け上り その裏側へと隠れた

「これがコーディネーターか たしかに優れた運動力だな」





女か・・・ どうする こちらにはナイフしかない・・・
「女!貴様は地球軍か!?」
「違う と言えば信じてくれるのか?」

ダンッダンッ!

く・・・、だが、あの女・・・どこかで見た覚えが・・・
192はにゃーん:04/09/17 22:29:47 ID:???

撃って来ない・・・?奴は銃を持たんのか
「大人しく出て来い! 命まで取りはせん」

「いくら貴様がコーディネーターとは言え、丸腰ではどうにもなるまい」



丸腰・・・?そうか・・・
「わかった・・・ いま出て行く」


両手を挙げ、岩陰から赤服の少年が出てきた

少年・・・か、若いな・・・ どこかで見たような気が・・・?

━━━━ッ!
次の瞬間少年は懐からナイフを取り出し、振りかざしてきた

ドキュッーン!

「く・・・あっ・・・う・・・」
「小賢しい真似を・・・少年がするのか!」
右腕を撃った、もうナイフは握れまい
「もう、動くな、次は殺す 貴様とて死にたくはあるまい? ・・・アスラン」
「・・・何!? オマエ・・・ なんで俺の名を・・・!」
193はにゃーん:04/09/17 22:31:49 ID:???


「オマエはキラの友達なのだろう?」
「・・・オマエは・・・ そうか あのときモルゲンレーテにいた・・・!」
「撃ちたくは無い 大人しくして貰おうか」
「・・・わかった」




「傷、見せてみろ」
「いい、敵の施しなど・・・!」
「貴様が死ねば・・・ キラが悲しむであろう」
「・・・キラ?」

これ以上、傷つけるわけにはいかん・・・
194はにゃーん:04/09/17 22:33:29 ID:???


「・・・貴様は・・・何故 戦う?」
「・・・ザフトのためだ」
「・・・キラより大事か?」
(こいつラクスと同じことを・・・!)
「キラだって 俺より地球軍を選んだんだ!」
「それは違う」
「違わない・・・! アイツに殺された俺の仲間だっている!」
「・・・憎いか?」
「・・・いや、アイツは友達だ・・・ 悪いのはアイツを利用している地球軍だ」
「・・・私のことは 憎いか?」
「アンタは・・・キラと友達なのか・・・?」
「友達か・・・ そうだな・・・ 友達かも知れんな」
「・・・これ以上アイツを苦しめないでくれ・・・!」
「・・・わかっている」

「アイツは・・・優しい奴なんだよ!だから・・・それを利用されて・・・」
195はにゃーん:04/09/17 22:36:11 ID:???

「血のバレンタインを・・・ 知っているか?」
「なに・・・?」
「それが俺の・・・戦う理由だ」

たしか、地球軍の核攻撃でコロニーが破壊されたという事件・・・
「・・・復讐か?」
「そうだ!俺の母は・・・ ユニウスセブンにいた
 ただの農業プラントだったのに・・・殺されたんだ! 一瞬で 何万人もだぞ!」
「・・・・・・
私も・・・同じようなことをしたことがある 罪の無い人間を・・・ 何万人も殺した」
「何?」
「だから私を撃て それで終わりにしろ ・・・そして、キラの傍にいてやってくれ」
「ふ、ふざけるな! ・・・お前を撃ったって戦争は終わらない!」
「じゃあ、誰を撃てば戦争は終わる?
 アークエンジェルを沈めれば戦争は終わるか? キラを殺せば戦争は終わるのか!?」
「・・・・お前を撃てばキラは悲しむだろ!」
「・・・私には何もできんのだ・・・ キラを支えてはやれぬ・・・ 私はキラに救われたというのに」
「・・・・・・」


「・・・星が見えるか?」
「・・・何?」
「・・・貴様にはどんな風に見える?」
「・・・冷たく 悲しく」
貴様もか・・・
「キラもそう言っていた いまの私にも そう見えるよ・・・」
196はにゃーん:04/09/17 22:39:11 ID:???




─救難信号! スカイグラスパー! あの島にハマーンさんが・・・!

・・・ザフト?
・・・ハマーンさんに触れるな ハマーンさんに近づくな ハマーンさんから離れろおぉぉぉ!! 

ダダダッッダダッダダダッ!!

焚き木をする二人の前に突如 現われたMSは頭部のイーゲルシュテルンを連射する

くっ!キラ!?どうしたのだ!いきなり撃ってくるとは

「キラ!私だ!ハマーンだ!撃つな!」

(ストライク・・・?キラ・・・?)

ザフトがハマーンさんにちかづくなあああああああ!!

ダダダッダダダッダダダダダダッ!!

「ぐっあっ」
「アスラン ザラ!いまは離れていたほうがいい ・・・興奮してるようだ」
「・・・わかった だが、キラはいったいどうしたんだ!?なにを慌てて・・・」
「・・・私を心配してくれてるのだろう」
「・・・・・・」
197はにゃーん:04/09/17 22:40:56 ID:???


「私はここだ!止まれ!」

「は、ハマーンさん・・・ お怪我は・・・ よかった・・・ 無事で・・・ よかった・・・」
泣いている・・・?

「乗ってください・・・ザフトが近くにいます」
「ああ、あれは・・・アスランだ」
「あす・・・らん? あれ?ハマーンさん・・・血が」
「これは・・・違う、アスランを手当てしたとときについただけで・・・」
「アスラン・・・ハマーンさんに怪我をさせたの・・・?アスラン?」

やめてくれよ・・・ なんで君まで僕の邪魔をするんだ
僕からハマーンさんを奪うというのか・・・? ふざけるなあああ!



ダダダッダダダダダッ!!

「撃つな!撃つな キラ!どうしたのだ!」

「アレはアスランなのだぞ!」
「・・・わかっています でも、もう迷いません! ・・・アスランは敵です!」
「・・・違うであろう!アスランはお前の友達だろう!」
「でも敵です!アイツは・・・奪います 迷ったら死なせます もう嫌なんだ・・・! 嫌なんだあ!!!」

ダダダッダダッダダダダダッッッ!!
198はにゃーん:04/09/17 22:42:24 ID:???



「目を覚ませ!」

バシッ!

「ああ・・うう・・・だって・・・ だって・・・」

「私の眼前を血で汚す気か?」
「す、すみません・・・」
「いまは退く いいな?」
「・・・はい」
・・・すまない



飛び去るMSを見送る少年・・・
「キラ・・・ どうして・・・? お前はそんなに変わってしまったんだ・・・」
199はにゃーん:04/09/17 22:44:22 ID:???


私は操縦桿を握るキラの手をつかんだ

震えている こんなにも・・・ こんなにも 震えている
心が流れ込んでくる こんなにも・・・ こんなにも 震えている

冷たい冷たい 涙に濡れるその手のひらを 私はそっと抱きしめた

ああ、私が傷つけてしまったのだな

なんでこんなに優しい少年が、こんなにも冷たく冷たく 震えねばならんのだろうか

私に何ができるだろう? おびえている 私は安心させてやれねばならん

『大丈夫だよ キラ 私はどこへも行かないよ』

そんな言葉しか思いつかない ありふれた使い古された言葉
それでもキラは言ってくれるのだ

『ありがとうございます・・・』
震える声で・・・ こんなにも こんなにも暖かい涙を流しながら



続く
200通常の名無しさんの3倍:04/09/17 22:50:50 ID:???
面白かったよ、キラがいい感じに壊れてるな
このまま恋愛フラグが立ちそうで怖いけど
201通常の名無しさんの3倍:04/09/17 23:35:44 ID:???
面白いです。某負債よりも遥かにセンスを感じます。
なぜかこの話だとキラに腹が立たないのが不思議です。
202通常の名無しさんの3倍:04/09/17 23:37:40 ID:???
二次創作がオリジナルより優れてるとか言う気はないが
種はそのオリジナルがあれだからなぁ
203通常の名無しさんの3倍:04/09/18 00:56:24 ID:???
本編もこれくらい壊れてくれればよかったのに。
204通常の名無しさんの3倍:04/09/18 01:14:05 ID:???
>>202
つまり同人向き
205通常の名無しさんの3倍:04/09/18 15:13:25 ID:EsVvgkzW
でもおもしろいからいい。
206通常の名無しさんの3倍:04/09/18 16:07:49 ID:???
マンセーばっかであれだなw
207通常の名無しさんの3倍:04/09/18 16:18:06 ID:???
カガリの出番無い予感
208通常の名無しさんの3倍:04/09/18 17:06:23 ID:???
もしもキラとハマーンがくっついてしまったら
キラ・カーン
209通常の名無しさんの3倍:04/09/18 18:52:08 ID:???
キラー・カーンっていたな
210通常の名無しさんの3倍:04/09/18 19:04:15 ID:???
ハマーン・ヤマト 語呂悪っ!!!!!!
211通常の名無しさんの3倍:04/09/18 22:24:38 ID:???
>「小賢しい真似を・・・少年がするのか!」

なんかこのセリフ本当に言いそう
212はにゃーん:04/09/18 22:58:27 ID:???



夜が明ける

朝日は昇るのに

闇は消えない 光は・・・いまだ届かない




『こんな風にオーブに来るなんて思ってもみなかったな』
『うん・・・』
『こういう場合ってどうなるのかな? やっぱり・・・ 降りたりって出来ないのかな?』
『サイは・・・どうする?』

『俺は・・・



アークエンジェルはザフトの追撃を逃れ 平和の国 オーブへと入る
ここはキラの祖国 そして 中立の立場を取る国

ほんの 仮初の 一時凌ぎの 平和ではあるが、私には それがとてもありがたかった
今のキラを戦わせたくは無い ・・・少しは、休めるかも知れない
213はにゃーん:04/09/18 23:00:52 ID:???


「まさか一国のお姫様だったとはな」
「な、なんだよ!あんたまで 似合わない って馬鹿にするのか!?」
「・・ふふ そんなことは無い 感謝しているよ おかげで一時の休暇が取れたのだ」
「そ、それは・・・ 別に私のおかげってわけじゃない ・・・国と娘とを天秤に掛けられるわけないだろう?」
「・・・子を思わぬ親はいないよ」
「・・・・・・それは・・・そうだろうけどさ」


「・・・キラは?相変わらず・・・なのか?」
「ああ、落ち込んでいる」
「付いててやらなくていいのか?」
「私が傍にいると アイツは無理に明るく振舞おうとするのだ ・・・耐えられない」
「・・・そうか」
「どうすれば・・・いいのだろうな」
「・・・わ、私に聞くなよ アンタ大人だろ」
「・・・そうだったな」
214はにゃーん:04/09/18 23:03:35 ID:???

「ようこそモルゲンレーテへ」
「・・・・」

「さすがにダメージが溜まっているわね とても2ヶ月前にロールアウトしたばかりには見えないわ
 でも、安心して ここなら完璧なストライクの修理が出来るから」

「・・・・そうですか」
「・・・? 嬉しくなさそうね」

「当たり前でしょう ・・・そもそも貴方達がヘリオポリスでこんなもの作ったから」
「それは仕方なかったのよ 中立を保つためには力がいる・・・」

「だけど そのせいで僕達が巻き込まれました」
「それは・・・」

「オーブの中立が守られるためには僕達なんか どうなってもいいと?
 それでいて僕にOSの開発を手伝えと?・・・勝手すぎます」
「・・・そうね」


「それでも必要なのよ 貴方の力とストライクのデータ ・・・中立を保つためにね」
215はにゃーん:04/09/18 23:05:20 ID:???


私は小娘に連れられて工場区へと連れてこられた
「これは・・・?」
「オーブが開発した この国の矛であり盾であるモビルスーツ M1アストレイだ!」

M1アストレイ、そう言われた3機のMSが起動実験を行っている
・・・だが、あまりにお粗末だ

「大丈夫なのか? あんなものがこの国の矛と盾で・・・」
「う、うるさい もっとスムーズにか動けないのか!?」

『これでも大分練習したんですよー?』
「だけど、これじゃあっと言う間にやられるぞ」
「ただの的だな」

『あ ひっどーい!』
『人の苦労も知らないで・・・!』

「敵だって知っちゃくれないさ、そんなもん」
『乗れもしないくせに!』
「なんだと!?ちょっと私に貸してみろよ!」

・・・ホントに大丈夫なのか? この国は
216はにゃーん:04/09/18 23:07:20 ID:???


「アレは・・」
「意思を貫く力・・・ そしてオーブの護り」

ガシンッガシュン ・・・ガシャン

「・・・になるはずよ」
「・・・・・・」
「そこで貴方にあれのOSの改良をお願いしたいの・・・ ストライクのようにね」
「・・・・・・」


『よいか! MSの操縦の基本は 動くことだ 攻撃や相手の動きなど二の次だ
 とりあえず動いてさえいれば そうそう敵の攻撃など当たるものではない!』

は、ハマーンさん・・・?
217はにゃーん:04/09/18 23:09:08 ID:???


「何・・・やってるんですか・・・?」
「き、キラか? ・・・どうしたのだ こんなところで」
「僕は・・・ モルゲンレーテの人に連れられて・・・」
「そうか、私は小娘に頼まれてな・・・ MSの操縦を見てやって欲しいと」
「そうなんですか・・・」

「あんな動きでは役には立たぬだろうな・・ だが、奴等はそれでも戦う気らしい
 こんなアドバイスでも・・・少しは役に立つかも知れぬだろ? ・・・死んで欲しくは無い」
「・・・・・・」

『よいな? まずは慣れることだ 自由に自分の意思で動かせるようにしろ
 次は動くことを考えろ 立ち止まるな 的になるぞ 攻撃も動きながら行なわねばならん!』
「そんな無茶なー!」
「動くだけでもままならないのにー!」

『弱音を吐くなら降りろ! 足手まといになる! 貴様等はこの国の盾なのだろう!』
「・・・すみませんでした!」

・・・ハマーンさん
218はにゃーん:04/09/18 23:12:03 ID:???



「キラ!両親との面会だってさ!今日の午後から!」
「トール・・・ありがと・・・でも・・・僕は・・・」
「いかないつもりかよ!」

「・・・モルゲンレーテに頼まれた仕事もあるし」
「だけど・・・ お前、頑張りすぎなんだよ 少しは休んでも・・・」

「やりたいんだ 出来ることを・・・ やらないと・・・後悔するから」
「そっか・・・ わかった・・・ でも気が変わったら来いよ!」
「・・・うん」

なんと声を掛ければいいのだ・・・?
219はにゃーん:04/09/18 23:14:25 ID:???

「会いたくは・・・無いのか?」
「・・・はい」
「そうか・・・」

間が持たない 何がニュータイプだ 少年の心ひとつ わからぬではないか・・・

「私は・・・私は父上がお亡くなりになったときに・・・ 強くなろうと ・・・決めた」
「・・・・・・」
「もう泣かないと・・・ 誰よりも厳しくあろうと・・・
「・・・・・・」
「けれどな キラ」
「はい」
「お前には私と同じ道は歩んで欲しくはない」
「・・・・・はい」


お前には・・・笑っていて欲しい



・・・いつまでも優しいキラでいて欲しい




続く
220通常の名無しさんの3倍:04/09/18 23:53:53 ID:???
はにゃーんさん乙です!

ハマーン様がカガリにとってリーダーシップの見本になりそうなヨカーン。
221通常の名無しさんの3倍:04/09/19 00:31:51 ID:???
乙です
流れ自体はいい感じだと思うけど、だんだんハマーン様がきもくなってるような…

他人を手駒として扱うようなクールな面も見たいってのは贅沢でしょうか?
222通常の名無しさんの3倍:04/09/19 01:10:43 ID:???
キラ以外のキャラとの絡みも面白い
223通常の名無しさんの3倍:04/09/19 04:02:26 ID:4VW1IEnf
このスレ良いです。
224通常の名無しさんの3倍:04/09/19 07:36:55 ID:???
自演乙
225通常の名無しさんの3倍:04/09/19 12:02:05 ID:???
このような素晴らしい逸材が居るのに、
なぜ、某負債のような人達にオファーが来るのだろう。
226通常の名無しさんの3倍:04/09/19 14:38:04 ID:???
>>225
元のUCキャラの素材が良いのもあると思う。
227通常の名無しさんの3倍:04/09/19 15:48:09 ID:???
はにゃーんさんガンガレ。
良スレ
228通常の名無しさんの3倍:04/09/19 23:09:11 ID:???
>>221
ジュドーとの決戦の後だから、そいつは期待しない方がいい
229通常の名無しさんの3倍:04/09/20 00:38:22 ID:???
なんかナタルがムカつく…。
ハマーン様の威厳を…ネオ・ジオンの総帥としての威厳と貫禄を見せてやれ!!
かつて大軍を率い大勢の兵たちを従えたあのハマーン様の威厳を求む!!

なんてなぁ…。
230通常の名無しさんの3倍:04/09/20 00:47:26 ID:???
軍人としてマトモだが人情に欠けるナタル
逆に人情は厚いが軍人としては無能なマリュー

どっちもどっちだと思われ
231通常の名無しさんの3倍:04/09/20 12:32:40 ID:???
ハマーンがメンバーの中では一番Topとしての資質があるような
232通常の名無しさんの3倍:04/09/20 16:12:28 ID:???
>>231
TOPとしての資質って…あんたハマーンを一体誰だと…
233通常の名無しさんの3倍:04/09/20 17:32:11 ID:???
そりゃあ格違いですもん
234通常の名無しさんの3倍:04/09/20 18:10:37 ID:???
16で摂政やってた位だしな…
235通常の名無しさんの3倍:04/09/20 18:36:40 ID:???
カガリも16なのに如何してこうも格も威厳も全然違うんだろう…
236通常の名無しさんの3倍:04/09/20 19:27:52 ID:???
せっかくオーブにきたならロンド(姉)との対面もあったら面白いなあw
237はにゃーん:04/09/20 23:19:29 ID:???



「足付きはすでにオーブから離脱しました なんて本気で言ってんの?それで済むって?」
「仕方ないだろう、オーブがそう言う以上、攻撃は仕掛けられない」
「だから?ハイそーですかって帰るわけ?」

「明確な証拠が無い限りオーブ領域で攻撃はできない
「突破して行きゃ足付きがいるさ それでいいじゃない」
「ここで深追いすれば本国の政治問題になる!」
「ふん!先日まで行方不明になっておられたとは思えん発言だな?隊長殿?」
「イザーク言い過ぎです!」
「よせ コル ・・・とにかく・・・ いまは出てくるのを待つしかない」
「ふん!貴様、足付きを沈める気はあるんだろうな!?」
「当たり前だ!・・・あれは敵なんだ」
「その言葉・・・信じていいんだろうな!」
「・・・当然だ」
238はにゃーん:04/09/20 23:25:30 ID:???


通話チャンネルオフライン

エリカ シモンズ

私的ファイルインデックス2125 記録開始

レドニル キサカ一佐の報告によれば地球連合のMSは圧倒的の一語である
だが、そのポテンシャルを引き出すにはパイロットに依存することになる
コーディネーターのその操縦能力はナチュラルのそれを遥かに凌ぐのは明々白々の事実であり
つまりはナチュラルがコーディネーターと同等に戦うには、こーディネーターが使用するMSより遥かに高性能な機体でなければならない
そこにひとつ問題が、当たり前のことであるが兵器の開発能力もコーディネーターはナチュラルを凌いでいる

現にオーブでもその活躍する技術者の多くはコーディネーターなのだ
ナチュラルはコーディネーターと戦うために、コーディネーターの力に頼らねばならないのが現状なのである



はじめて戦場にMSを送りだした プラントの技術者達は宇宙での戦いを制する兵器こそが戦局を支配すると信じていた
それは、戦闘機よりも優れた機動性を発揮し、
戦艦に匹敵する火力を有し、
戦車よりも強靭な装甲で生き延びることの出来る兵器でなければならない

実際にモビルスーツがその概念を主張した者達の予想を超えたポテンシャルを秘めていたことは明白である
239はにゃーん:04/09/20 23:28:11 ID:???

ここにひとつのイレギュラーがある
AMX−04 キュベレイと呼ばれるモビルスーツだ
報告によればも異世界のモビルスーツらしい にわかにも信じがたい話だが調べれば調べるほどに私はそれを信じざるおえなくなった

基本コンセプトはこの世界のMSと同じであるが、すべてにおいて別物である
装甲は特殊に加工された金属で、軽く薄く硬い ストライクを遥かに上回る全高に対し重量は半分に過ぎない
さらにその金属はフェイズシフトと同等以上の防御力を誇る おそらくジンのライフル程度では傷もつかないであろう
材質は不明 チタニウムに似た高純度のレアメタルであると予想される

そしてファンネルと呼ばれる漏斗のような武器はサイココミュニケーターというヒトの脳波を機械に伝える装置を内臓しており
それにより電波を介さずに無線で脳波で遠隔操作を可能としている そのためNジャマー影響下でも使用が可能なようだ

そして、最大の特異点はその動力である 核融合炉なのだ
何故、Nジャマー影響下で核反応が起こるのか、それ以前に核融合炉をこのサイズのMSに搭載する技術とは

研究を進めていく中で私はとんでもないものを発見してしまった

静止質量がほとんどゼロで、正か負かいずれかの電化を持ち、不可視のフィールドを形成する素粒子である
この立方格子フィールドは、他の粒子や原子の動きを安定化させる作用があり ほとんどの電磁波を著しく減衰させる
つまりはこの粒子はNジャマーをも減衰させている
そして炉内での核融合反応時に発生するプラズマの安定化や放射線の遮断にこれを応用している
そのため超伝導磁場によるフィールド固定を必要としないのだ

とんでもないわね、仮りにコレをエリカ粒子とでも名付けようかしら


記録終わる
240はにゃ@泣言:04/09/20 23:31:09 ID:???


続く・・・


ずびばぜんTT 一日さぼったのに短くてTT
ずびばぜんTT アストレイ見たこと無いえせ種厨なんですTT
ずびばぜんTT 明日こそアスランとの決戦!そして後半へ!いよいよフリーダム登場か!?ですTT
ずびばぜんTT エリカさんの発言はかなりいい加減ですがご容赦くださいTT
ずびばぜんTT ちゃんとハマーン様の威厳の見せ場はいずれ用意しますのでTT
ずびばぜんTT 予告は現実と違う可能性もあります ご了承くださいTT
ずびばぜんばかりでずびばぜんTT

失礼致しました
241通常の名無しさんの3倍:04/09/20 23:42:40 ID:???
エリカ粒子ワロタ
242通常の名無しさんの3倍:04/09/20 23:46:49 ID:???
ハマーンがAAの指揮を執るようになったら、うっかりミノ粉を撒け!とか言いそうだな。
243通常の名無しさんの3倍:04/09/21 01:19:13 ID:???
粗製濫造は命取りになるから無理するな。
244通常の名無しさんの3倍:04/09/21 02:08:28 ID:???
あ〜・・、横レスですまなんだが、核融合はNジャマーの影響受けない。と聞いた記憶があるんだが気のせいかの?
核融合炉と核分裂炉は別物だった気ガス?
245天使の輪 ◆RIng9UrLF6 :04/09/21 03:08:33 ID:???
楽しみに読んでおります。頑張ってください。
246はにゃ@泣言:04/09/21 10:08:50 ID:???
Nジャマーはぐぐってみたのですが、原理がよくわからなかったので強行的に書いてしまいました
半端な知識で書いてしまって申し訳ありません<なら書くな

天使の輪さん、こちらこそ楽しみにしてます!ありがとうございました
247はにゃーん:04/09/21 22:02:05 ID:???



「キラー!!」
「カガリ? どうしたの・・・見送り・・・?」
「お前のご両親!!あそこに!!」

彼女が手を指す先に見えたのは・・・
父さん・・・ 母さん

「お前どうして会ってあげないんだよ!」

「・・・いまは ごめん って・・・伝えて・・・」
「おい!キラ?」
「いま会うとさ・・・なんで僕をコーディネーターなんかにしたの?って聞きそうだから・・・」
「・・・・・」

『ご両親はどんな夢を託して君をコーディネーターとしたのだろうな』
夢・・・?そんなの・・・

『強くなれキラヤマト!そのためのコーディネーターだ!』

僕の願いじゃない それは貴方達の願望だ
勝手に僕にそんなこと・・・ 押し付けるなよ・・・!

『期待しているよ』

僕は・・・
248はにゃーん:04/09/21 22:03:57 ID:???


・・・僕だって強くなりたい
きっと父さんは強くなって欲しいと 母さんは強い子に育って欲しいと・・・ それが僕に託された想い

守れなかったものだってたくさんある
この力のせいで失ったものだってたくさんある

それでも・・・、守れたものもあるじゃないか 得たものだって 嬉しかったことだってあったじゃないか

恐かったんだ、期待を裏切ることが それで傷つけてしまうことが・・・ 違う そんなの言い訳じゃないか
本当は嫌われることが恐かった 傷つくのが恐かった 一人になるのが恐かった

恐怖は消えない でも、逃げてはダメなんだ 結果はどうあれ努力する それが勇気なんだ

・・・僕は強くなりたい 僕は平和な世界を望む
誰でも無い 僕の願いじゃないか 僕の夢じゃないか
249はにゃーん:04/09/21 22:05:21 ID:???


「カガリ!」
「おまえな!せっかく会いに来てくださったのにだな・・・」
「ありがとうって伝えて・・・」
「え?」
「父さんと母さんに・・・よろしく頼むよ」
「・・・わかった」

アークエンジェルは出向する

「それと元気に!って、ああ、カガリも元気で!」
「私はついでかよ!」
「はは ・・・いろいろありがと」
「キラ! おまえ・・・死ぬなよな!」
「大丈夫、約束するよ!」

約束・・・するよ 
250はにゃーん:04/09/21 22:07:24 ID:???

「演習ですか?」
「スケジュールにはないな 北東に向かっている」
「・・・戦闘準備します、艦の識別を」


・・・キラ


「オーブ艦隊より離脱艦有り、艦特定・・・足付きです!」
「ビンゴ!」 「フフ かかったなぁ足付き!」
「出撃する!今日こそ足付きを落とすぞ!」




『レーダーに反応!数3・・・いや4 機種特定・・・ ブリッツ バスター イージス デュエル』

『潜んでいた?網を張られていたのか!』
『逃げ切れればそれでいいわ!厳しいと思うけど各員健闘を!』

『ECM最大強度!スモークディスチャージャー投射!両舷煙幕放出!』

アークエンジェルを白い煙の霧が包む そして戦闘は始まる
251はにゃーん:04/09/21 22:10:08 ID:???

「煙幕!?」
「ナチュラルめ!姑息な真似を・・・!」

霧を破り 高出力の熱源が迫ってくる 320ミリ超高インパルス砲だ

「各機 散開!」
「このおおおおおお!」


『バリアント!ヘルダート撃てー!グゥルを狙え!』
「ぐぅる?」
「あの足元にある飛行サポートだよ!」
『ヤマト少尉達にも伝えろ!』


高出力のビームが何度も何度も狙ってくる
「馬鹿め!そんなものがこの霧の中でそうそう当たるか!!」

ビーッ バジッッ ボーン!

「なんだと!? グゥルがやられた!?」
「アグニはおとりだよ そういう作戦だ」
予期せぬ角度からのビームによりグゥルが破壊される

「くっ・・・!?あの白いのか!!糞ッ!!」
支援機を破壊されたデュエルは海へと堕ちて行く
体勢を崩し墜落しながらも懸命にライフルを撃ってくるがそんなもの当たるはずが無い

まさに無駄な努力だ
252はにゃーん:04/09/21 22:11:49 ID:???


「キラ 大丈夫だな 後3機だ」
「ハイ・・・! やれます!」

私は前回の戦闘でスカイグラスパーを失ってしまった
キュベレイを洋上で使うのは無謀ではあるが、微力な援護でも無いよりはマシだろう


『フラガ機来ます!ストライク!エールへの換装スタンバイ!』

ガシンッ ガシャンッ



アークエンジェルは人口の霧を抜ける
253はにゃーん:04/09/21 22:13:21 ID:???

「アイツ!空中で換装を!?」
X207ブリッツはグレイプニールと呼ばれるショットクローを放つ
だが、今のキラにはそれを切り払うことなど造作無かった
「くそっ!くわっ!こいつ・・・!」
「ニコル!?」

片手を切り払われ海へと沈み行くブリッツ
さらにブリッツのグゥルを奪い ストライクは飛行能力を得た

「残り2機・・・!」
「キラ・・・・おまえ・・・・!!」

キラ・・・調子を戻したようだな 私の出る幕すらないではないか ふふふっ
254はにゃーん:04/09/21 22:15:15 ID:???


「貰ったー!」
「あたってたまるかっての・・・!」

フラガのビーム砲をギリギリで避けるバスター 即座にミサイルを打ち返すが
フラガもまた間一髪でそのミサイルを海面へと沈める

「くそっ!」
「キラが頑張ってるのにここで俺が落ちるわけにはいかないでしょうが!」
255はにゃーん:04/09/21 22:16:46 ID:???


ストライクのビームライフルがイージスのグゥルを破壊する
だが、アスランはそのグゥルをストライクのグゥルへとぶつけた

ドガーンッ!

さらに変形し舞い上がる


『直上よりイージス接近!』
『面舵!!』

ドガガガガッッーンッ!

回避は間に合わない 艦首こそ避けたが 高出力のビーム砲がアークエンジェルに直撃した
「は、ハマーンさん!」
「大丈夫だ 私には当たってない・・・だが」

『イーゲルシュテルン4番5番被弾!』
『ヘルダート発射管 隔壁閉鎖!』
『揚力が維持できません』
『姿勢制御を優先して!!』
256はにゃーん:04/09/21 22:20:02 ID:???
イージスの放った一撃はラミネート装甲を破り大打撃を与えた

アークエンジェルは近くの島へと煙を上げながら不時着していく
イージスは近くの小島へと降りる キラもまたその小島へと降りた

「キラ!終わりだ!足付きはもう落ちた!」
「まだ・・・ 飛べなくなったわけじゃない!!」

激しくサーベルをぶつけあう両機

「すぐに援軍が来る!もう逃げられない!諦めて投降しろ!」
「守るって決めたんだ! 強くなるって決めたんだ! 諦めるもんか!」

「もうやめろ!俺はこれ以上 戦いたくない!!」
「何をいまさら・・・!君だって僕を撃つって言ったじゃないか!!」

キラのビームサーベルがイージスのシールドを弾く

「くああ・・・!キラ・・・!」

『下がってアスランー!』
257はにゃーん:04/09/21 22:22:11 ID:???
『下がってアスランー!』



ジジジッ!!!




『何?』 『え?』 『ニコル!?』 『ハマーンさん?!』

「決闘に水を差すのは 男のやることじゃないな」

キュベレイのビームサーベルが透明な何かを貫いていた
徐々にその物体が現われていく X207 ブリッツである

『ニコォォォルルル!!』
『アスラン・・・にげ・・』


ドッガッッッッー!!

258はにゃーん:04/09/21 22:25:24 ID:???

『ニコル!?ニコル!!!・・・うう・・・』
『アスラン ザラか・・・』
『お前は・・・あの時の女・・・!』
『なんでニコルを殺した!ニコルは・・・いいヤツだったんだ・・・
 ピアノが好きで・・・プラントを守るためってまだ15なのに!』
『戦争とはそういうものであろう?』
『ああ、そうだ・・・そうだったな』


『『貴様が死ねば・・・ キラが悲しむであろう』』
お前が言ったんじゃないか・・・・  貴様が迷わせたんじゃないか
迷った俺がいけないのか? 俺が戸惑ったから
俺がキラを討つ事を・・・迷ったから・・・!

俺の弱さがニコルを殺した!俺の迷いがニコルを殺した!!俺の心がニコルを殺したぁぁぁっ!

「ああ、戦争だ 殺してやる もう迷ったりしない お前もキラもみんな殺してやるッッ!!」


手足の4つのビームサーベルを構え まさにイージスは必死の突撃をかける

259はにゃーん:04/09/21 22:27:44 ID:???


この威圧・・・!私が押されているのか・・・!
この悲しみの力は・・・ また私が少年を傷つけたというのか・・・!

「死ねええええエッェッッ!!!!」
「くっ・・・!」
サーベルがキュベレイを切り裂く ガンダリウム製のはずの装甲がいとも簡単に溶けていく

「ぐっ!!」
「フウウウゥゥッ!!」

やられる・・・?
「アスラアアアン!!」

間一髪、キュベレイへの攻撃をストライクが遮る

「キラァァッ!邪魔をするなぁぁっぁぁ!」
「ハマーンさん下がって!その傷では無理です!」
「だが・・・」

「艦の援護をお願いします! アスランとは・・・僕が決着を付けます!」
決着か・・・
「そうか 気をつけろよ」
「・・・・ハイッ!」
260はにゃーん:04/09/21 22:29:45 ID:???

ガガッジジッ!ガギッン!


「はぁはぁはぁ」
「ハァハァ・・・!」
「アイツか・・・あいつがお前の言っていた大切な人か!?アレがお前が戦っている理由か!?」
「そうだよ・・・ ハマーンさんが教えてくれた 僕に夢を与えてくれた!」

「あの女に俺はニコルを奪われた!」
「それでもハマーンさんには触れさせない!」

「そうか、あの女のせいか あれのせいでお前と俺は 敵同士
 キラ を奪われていたんだな・・・ あの女に・・・ あの女さえいなければ・・・!!」
「通さない!!」
「どけえっぇっえぇっ!」

イージスの飛び蹴りはストライクのシールドを弾き飛ばす
ストライクのサーベルはイージスの頭部 メインモニターを貫いた
イージスの脚部サーベルはコクピットへと炸裂 剥き出しになる
ストライクは拳をぶつけイージスを振り飛ばす

イージスは空へと舞い上がる そして可変 ストライクへと組む

ENERGY CRISIS ENERGY CRISIS

「エネルギー切れ!?・・・クソッ!」
261はにゃーん:04/09/21 22:31:47 ID:???


剥き出しになったコクピットからアスラン生身で飛んでいくのがわかる
「・・・!?」

「キラ、さよならだ」


ドガガガッガッガッーーンッ!

X303イージスは自爆した


━━━━━━━!?

・・・キラ?






続く
262通常の名無しさんの3倍:04/09/21 22:50:48 ID:???
毎度乙です。
263通常の名無しさんの3倍:04/09/21 23:34:35 ID:???
毎回レベルの高いお話で大変満足しております。
原作の無駄な話数をスッパリ切ってつなぎましたね。
あのキモ負債に見せてあげたいです。
264通常の名無しさんの3倍:04/09/22 12:45:43 ID:???
あえて苦言を。
どんなに良い作品でも誤字があると一気に萎えるからそこだけは気を付けてくれ。
期待はしているから。
265はにゃーん:04/09/22 22:45:48 ID:???




『きっと、また会えるよ! だって 僕たち友達じゃないか!』


『ならば仕方ない… 次に戦うときは、俺がお前を討つ!』



どうして・・・どうして・・・ あんなに一緒だったのに
離れて  出会って  戦って  そして  また別れる

いっそ出会わなければよかった

そんな情けない言葉しか浮かばない 腐っているな 俺の頭は

さよならだ  キラ  いっそ戦い続けるくらいなら そのほうがいい

情けないけれどそれが俺の答えなんだ 他に方法が無いんだ 許してくれよ



ガガガッッッッ!ドゴゴゴゴゴッッッーンッ!



さよなら キラ
266はにゃーん:04/09/22 22:54:16 ID:???

━━━━━━━!?


爆発音・・・? ・・・キラ? キラ ・・・ まさか・・・な・・・

『どうした? 今の爆発音はなんだ?』
『爆発音はわからないわ ただ・・・』
『ただ・・・?』
『現在、ストライクとの交信が途絶しています』

何? ・・・嘘であろう・・・? キラ

『バスター接近!』
『くっ!ヘルダート!弾幕を張れ!』
『ダメです!損傷が激しく使用できません!』
『なら撃てる火器全部使って迎撃しろ!落とされるぞ!』
『やってますよ!』
『くっ!白いMS!貴様はこの艦の護衛だろ!何をしている!迎撃をしろ!』
『・・・わかっている』
だが・・・キラを・・・

不時着し、羽を止めたアークエンジェルにX103 バスターが迫る
アークエンジェルは必死に対空砲火をかけるが 当たらない
『デュエルとは違うんだよ!なめるなあぁぁッ!』
『やらせてたまるかっ!』

間一髪、フラガ機が攻撃をかけ、ビームをそらさせる
『いつもいつも俺の邪魔ばかりしやがってっ!』
グゥルを破壊されるが 自力で空中へと飛び上がるバスター
そして放たれたレールガンはスカイグラスパーへと命中する
『クッ! 相打ちか!?!』
267はにゃーん:04/09/22 23:03:31 ID:???


・・・終わったか ・・・キラを探さないと・・・
『6時の方向 レーダーに機影ディンです!』
『迎撃用意して!』
『艦長 無茶です!現在半数以上の火器が使用不能です これではディン相手に5分と持ちません!』

『キラ!キラ!応答して・・・ ディンが・・・!』
『・・・もうやめろ』
『だけど・・・ キラがやられるなんて・・・そんなはずないんです!』

そうだ、キラが負けるわけない
『いい加減にしろ!ヤマト少尉はMIAだ』

MIA・・・? キラが死んだというのか・・・?
『諦めろ!割り切れなければ次に死ぬのは自分だぞ!』

馬鹿な、キラはこれくらいで死ぬやつではない ・・・約束したのだ 私はキラの傍にいると
268はにゃーん:04/09/22 23:05:38 ID:???
『キラを最後に確認した地点はどこだ?』
『南西の・・・ 小さな島です・・・』
『そうか』

『おい!何を考えている!勝手な行動はするな!』
『私の行動は 私が決める』

『ふざけるな!軍法会議ものだぞ!』
『もともと私は地球軍に入ったつもりなどない!』

『ならば反逆罪だ!ゴッドフリート!アイツに構えろ!』
『ナタル!!いい加減にして いまは味方で言い争ってる場合じゃないでしょ!』
『しかし・・・!』

『ハマーンさんもそのボロボロの機体でどうやってキラ君を探すって言うの!』
『・・・泳いででもいくさ』
『もうすぐここにはディンが来るのよ!?』
『・・・・・・・』

『最後に確認した地点と救助信号をオーブへ送って』
『オーブ? ですが艦長、あそこは・・・!』
『人命救助よ!オーブは受けてくれるわ!』
『しかし・・・』
『それじゃアークエンジェルで探しに戻る? 責任は私が取ります!オーブへ信号を』
『・・・わかりました』

『マードック曹長!被害状況は?』
『ノースブランケットの応急処置さえ済めば・・・なんとか飛べまさぁ!』
『そう・・・できるだけ急いで・・・』
269はにゃーん:04/09/22 23:20:49 ID:???



私はどうすればいい・・・? 船を飛び降りてキラを探しに行くべきか?
いや、ここはキラの帰る場所なのだ 
そんな安易な行動をして ここを失くすわけには行かない

無事だろうな 私はお前は無事だと信じる だから ・・・行くぞ
安心しろ お前が守ってきた この船は壊させはしない

大丈夫 オーブがあの小娘がすぐに救助に来る そしたらまた会える

キラ 生きているな  死んでなどいないだろうな

キラ・・・ 私はいつだってお前を忘れたりはしないよ
私はいつだって お前の傍に在る だから・・・少しだけ離れるが


・・・泣かないでくれ

270はにゃーん:04/09/22 23:22:42 ID:???

『パワー戻ります!』
『離礁する!推力最大!!』


船は飛び立つ 大切な物を失いながら それでも 大切な物を守るために


「アスランとニコルとディアッカはどうなっている!?」
「行方不明だ」
「ふざけるな!ちゃんと応えろ!」
「・・・まず、ブリッツの反応が消えた そしてしばらくして同じ位置でイージスの反応もロスト
 バスターも反応が途絶えている 帰還してこないってのはそういうことだろう」
「そういうことってなんだよ!伊達に赤着てるわけじゃないんだ!簡単にやられるか!」
「優秀だと言うなら この状況を冷静に判断したまえ、クルーゼ隊長からも帰還命令が出ている」
「くっそっ・・・!足付きは・・・落ちたんじゃないのか!?」
「いや、一度は落ちた が また飛び上がった」
「もう戦力は無いはずだ!追撃を・・・!」
「それはこちらのほうが深刻だろう? 追撃はオズマン隊がやっている」
「く・・・」
「引き上げだ」
「くそぉぉっっ!」
271はにゃーん:04/09/22 23:24:46 ID:???
う・・・あ・・・

「・・・気が付いたか?」

「ここは・・・ うう・・・」
「ここはオーブの飛行艇の中だ 我々は浜で倒れていたお前を発見し・・・収容した」
「オーブ・・・? なんで・・・」
「お前に聞きたいことがある ・・・ストライクをやったのはお前か?」
「・・・ああ」

「パイロットはどうした?オマエのように脱出したのか!?」
「・・・・・・・」
「見つからないんだよ・・・どうにか言えよ!」
「・・・アイツは俺が殺した」
「・・・な!」

「俺が殺した!俺がイージスで組み付いて自爆して・・・脱出できたとは思えない・・・」
「きさまあああああああ!」

金髪の少女が銃を構える

「キラは 優柔不断で・・・誰にでもやさしくて・・・人のために自分を犠牲にして・・・
 すごく傷ついて・・・ それでも立ち直って・・・ すごく・・・ すごくいい奴だったんだぞ!」

「知ってるよ 昔からそうだ アイツは・・・泣き虫で甘ったれで優秀なのにいい加減なやつだった」

「キラを・・・知ってるのか・・・!?」
272はにゃーん:04/09/22 23:26:32 ID:???
「知ってるよ 凄く小さい頃からの友達で・・・親友だった」

「それでなんでオマエがキラを殺すんだよ!!」
「わからないさ・・・俺にも! ・・・別れて・・・ 次に逢った時には 敵だったんだ」

涙が溢れる

「一緒に来いと何度も言った!アイツはコーディネーターなんだ!俺達の仲間なんだ!
 騙されているんだ! 地球軍にいるほうがおかしい!」

声が止まらない

「なのに・・・ アイツは聞かなくて・・・ 俺達と戦った 俺じゃなくてアークエンジェルを選んだんだ!アイツは・・・」
「・・・だから、キラを殺したのか・・・オマエが・・・」

「仕方ないだろ 戦い続けるよりマシだと思った いっそもう一度別れたほうが幸せだと思ったっ!」

「なのになんで俺は生きているんだよっ!!」
「そんなの私が知るか!」

「・・・俺は、脱出したのか・・・? ニコルを殺し キラを殺したのに・・・ 自分が死ぬのは恐かったのか?」
「おまえ・・・」

くそっ!なんて卑怯なんだ俺は!なんて弱いんだ俺は!・・・くそっ
情けないじゃないか・・・ これからどう生きろっていうんだ・・・ くそっ
あんな船さえなければ・・・ あの女さえいなければ・・・ くそっっ!!
273はにゃ@追記:04/09/22 23:31:32 ID:???

続く


>>262-264さん
THX!
誤字は大変そう思います、『アスラン生身で飛んでいくのがわかる』は自分でかなり衰えました・・・
これからは誤字零を目指します
誤字ではないですが『僕に夢を与えてくれた!』は『僕に夢を教えてくれた!』のほうがいいかなと思ったりもして
つまりはもっと読み返してから投稿するように気をつけます・・・

それでは また明日
274通常の名無しさんの3倍:04/09/22 23:47:32 ID:???
がんばれー
275通常の名無しさんの3倍:04/09/23 02:23:52 ID:???
中々面白いが…ハマーンが弱い存在に感じるな…
276通常の名無しさんの3倍:04/09/23 02:31:47 ID:???
元々可愛い女の子ですが何か?
277通常の名無しさんの3倍:04/09/23 05:17:07 ID:???
か弱いの間違い?可愛いというか凛とした雰囲気のある人って感じがする

作者さん乙です、あんまり細かいところを気にしすぎると疲れちゃうので
ほどほどでいいと思いますよ。がんがってください
278通常の名無しさんの3倍:04/09/23 22:08:14 ID:WnHK0cHN
おっと、上げておくか。
279はにゃーん:04/09/23 23:32:52 ID:???



「オーブからの連絡は?」
「まだ何も・・・」
「そう・・・」

一晩経つ アークエンジェルはひたすらジョシュアへと航行する


『守備隊・・・来ます!』

地球軍の戦闘機が頭上を駆けて行く ここはもうアラスカ防空圏

『ディン引いていきます!』
『・・・アラスカ ホントに・・・ついたんですね!』

『ええ・・・ そうね・・・ ホントに・・・』
『気を抜かないでください まだ第二戦闘配備でしょう?』
『ああ、ごめんなさい もう大丈夫よね・・・? これより、半舷休息とします』
みんな・・・ おつかれさま

280はにゃーん:04/09/23 23:34:01 ID:???

「統合作戦司令室より 第八艦隊所属艦 アークエンジェル へ通達 軍司令部ウィリアムサザーランド発」
『永木に渡る激戦の労をねぎらう 事情聴取せねばならぬ事態でもあるので
 貴艦乗員は別名あるまで現状のまま 艦内待機を命ずる』

「現状のまま・・・ですか?」
「そうだ それと報告にあった 素性不明のパイロットとMSはこちらに渡してもらう」
「素性不明・・・?」
「ハマーン カーンのことです 私が報告しておきました」
「ナタル!? 貴方なんてことを・・・!」
「ここは地球軍総司令部ですよ!? 素性のわからないものを入れるわけには行きません!」
「アナタ、まだ疑っているの?」
「規則です」
「・・そう」
「まぁ、そういわけだ 素性不明のパイロットの取調べはこちらで行う 君達は休んでくれ」
「・・・わかりました」
281はにゃーん:04/09/23 23:35:59 ID:???


「取調べ?」
「はい・・・ 本部からの命令らしいです・・・」

そうか そう言えば私は異世界の人間であったな
「わかった ・・・もしも キラの安否の確認が・・」
「ハマーンさんにもお伝えします! きっと!」
「そうか、助かる」
「すみません ・・・そんなことしかできなくて・・・」
「いや、感謝している この艦の暮らしも悪くは無かった」

「・・・お前は ・・・キラを 恨んではいないのか・・・?」
「え・・・ それは・・・ アイツは友達です」
「・・・そうか」
「アイツは必死に頑張って・・・ 必死に戦って・・・ 何も出来ない俺にアイツをせめる権利なんてないですよ」
「・・・じゃ、もしも 憎しむ権利 があったらキラを恨むのか?」
「・・・え? ・・・それは」
「行動は 義務や権利や資格で 行うものではない そんなものを言い訳にするな」
「・・・・・」
「行動は意思で行うものだ ・・・お前がそう決めたなら それがお前の意思であろう」
「・・・はい」

282はにゃーん:04/09/23 23:37:14 ID:???





「貴様っ!どのツラ下げて戻ってきやがった!」
「・・・ストライクは討ったさ」
「・・・・・・ふん」
「まぁまぁ、よくやったさ アスランは  俺達なんか足付きも仕留められずに撃墜されたんだし 言う資格無いってね」
「足付きは次会ったとき 俺が仕留める!」
「どうやって? 向こうはジョシュアだよ〜? 単独で突っ込む気〜?」
「・・・いずれジョシュア攻める機会もあるだろう!?」
「まぁ、そりゃそうだろうけど それまでお預けだなぁ?」
「・・・ふんっ」
「はは・・」
「アスラン・・・?何 笑ってんだよ!」
「いや、お前たちは変わってないんだなって思って・・・」
「なんだよそれ!馬鹿にしてんのぉ?」
「ふん!帰ってきた途端これだからな!隊長殿は!」
「はは・・・」
283はにゃーん:04/09/23 23:39:54 ID:???



「クルーゼだ 入るぞ」
「隊長!? ・・・申し訳ありません」
「いや、報告は聞いた 君はよくやってくれたよ」
「・・・いいえ」
「私こそ対応が遅れてすまなかったな
 たしかに犠牲も大きかったが それもやむをえんほどに強敵だったということだ  君の友人は」
「・・・・・」
「辛い戦いだったと思うが、ミゲル、ニコル、バルトフェルド隊長 他にも多くの兵が彼によって命を奪われた
 それを討った君の強さは本国でも高く評価されているよ 君にはネビラ勲章が授与されるそうだ」
「・・・・・・」
「私としては残念だが、本日付で国防委員会直属の特務隊へと転属の通達もきている
 トップガンだな! アスラン  君は最新鋭機のパイロットとなる」
「・・・・・・」
「その機体を受け取るためにも 即刻本国へ戻ってきて欲しいそうだ」
「・・・・ですが」
「お父上が評議会議長になったのはお聞きか?」
「・・・はい」
「ザラ議長は戦争の終結を切に願っている」
「・・・・・・・」
「早く終わって欲しいものだな  こんな戦争は・・・ そうだろう?アスラン」
「・・・はい」
284はにゃーん:04/09/23 23:42:44 ID:???



「アークエンジェルか・・・ よもや辿り着くとはな」
「ハルバートンの執念が守っているのでしょうかね・・・?」
「・・・ふふ 皮肉なものだな ハルバートンとコーディネーターの少年が運んできたのだ 我等のために」

「そのうえ 土壇場でストライクとそのパイロットは行方不明」
「天はどこまでも我等の味方をしているようだな?」
「当然であろう 我々が正しいのだ」

「GATシリーズはすでに完成している ・・・そして、もうすぐここで不幸な事故も起こる」
「そしてアレを利用すれば プラントすべてを沈められる」

「フハハッ!これでコーディネーターは終わりだ」
「下手に休戦などしては全滅できませんからね」
「膿みは出しておかないと」
「事故で膿みはすべて消し去りましょう そして 害は完全に消去すべきです」
「そう、『蒼き清浄なる世界』のために」




続く
285はにゃ@みす:04/09/23 23:47:37 ID:???


「永木」→「長き」
またやってしまいました・・・申し訳ない・・・
286通常の名無しさんの3倍:04/09/25 00:36:36 ID:???
保守
287通常の名無しさんの3倍:04/09/25 09:22:55 ID:vfJAqmzY
>285

かわいいもんだ。気にするな!
288通常の名無しさんの3倍:04/09/25 19:13:52 ID:UiHlyqpp
ハマーン様(*´Д`)ハァハァ
289通常の名無しさんの3倍:04/09/26 03:07:21 ID:???


お ま え ら  恥 ず か し く な い の ?
290通常の名無しさんの3倍:04/09/26 19:45:30 ID:???
>>289
夜中の3時にわざわざ乙
291通常の名無しさんの3倍:04/09/26 20:45:52 ID:???
>>290
馬鹿の相手をするお前も馬鹿
邪魔すぎる
292通常の名無しさんの3倍:04/09/27 00:02:51 ID:9heAPYdF
あげ
293通常の名無しさんの3倍:04/09/27 00:10:16 ID:???
>>291
お前の理屈で言えば、お前自身も馬鹿ということになるな。
邪魔なんですけど。
294通常の名無しさんの3倍:04/09/27 02:02:59 ID:???
待てマテ、藻前ら釣られるな。そこから荒れたら荒しや釣り厨の思う壺だぞ。
ここは一つ、扇りや釣りに対しては冷ややかにスルーで対処汁。
295通常の名無しさんの3倍:04/09/27 04:50:11 ID:???
才能に対する嫉妬というものは避けられないものだよ。
296通常の名無しさんの3倍:04/09/27 10:14:02 ID:???
こんな程度の才能ならイラネーよw
297通常の名無しさんの3倍:04/09/27 10:20:20 ID:???
ヒキの煽りに乗ると底無し沼
298通常の名無しさんの3倍:04/09/27 10:30:21 ID:???
>>297 ヒキ仲間発見
299通常の名無しさんの3倍:04/09/27 10:37:32 ID:q2OC3jNv
>>1もろともハマーン様に脳天打ち抜かれてキラ即死
300通常の名無しさんの3倍:04/09/27 10:45:17 ID:TOcnsEfo
もう辞めてくれませんか
301通常の名無しさんの3倍:04/09/27 18:31:15 ID:???
辞職?
302通常の名無しさんの3倍:04/09/28 07:22:42 ID:???
ほせ
303はにゃーん:04/09/28 10:31:53 ID:???
【妄想】もしもキラがハマーン様と出会ったら は都合により終了します。
今まで読んで頂いてありがとうございました。
304通常の名無しさんの3倍:04/09/28 10:42:48 ID:???
えええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!?????????????


    がっかり

orz orz orz orz orz

305通常の名無しさんの3倍:04/09/28 10:58:59 ID:D+ITJcwL
期待age
306はにゃーん:04/09/28 14:02:49 ID:???
ごめんなさい、種の9,10,11,12,13巻がどこ行っても貸し出し中でtt
デス種のせいかな、遥かなる暁のせいかな・・・


・・・明日にはなんとかしますゆえ、申し訳ありません
307通常の名無しさんの3倍:04/09/28 14:46:25 ID:???
もし続きをお書きいただけるなら、投下まで地道に保守させていただきますゆえ、
焦ることなく、創作して下さい。
308通常の名無しさんの3倍:04/09/28 22:39:08 ID:???
もっと気楽に創作しとけ
309通常の名無しさんの3倍:04/09/29 00:10:57 ID:???
ま、あせるな>作者
310通常の名無しさんの3倍:04/09/29 19:06:26 ID:???
いつまででも待ってるからまた良レスキボンヌ
311通常の名無しさんの3倍:04/09/30 11:50:26 ID:???
捕種
312通常の名無しさんの3倍:04/09/30 22:06:53 ID:???
husyu
313通常の名無しさんの3倍:04/09/30 22:32:44 ID:BQhbSWdJ
保守
314はにゃ@前書き:04/09/30 22:55:15 ID:???
保守は嬉しいのですが・・・あまり上げて頂くと・・・まるで自作自演のように・・・
タイミングが良すぎて・・・

それはともかくツタヤの会員になりました!さすが大手、種が3セットもおいてありました

・・・というわけで、再会いたします、すみませんでした






315はにゃーん:04/09/30 22:58:59 ID:???




「なんども言っておるだろう? 私は知らぬ」
「知らないだと?あのMSは貴様の世界のMSだろう?詳しい原理を・・・」
「ならば聞くが、お前はフェイズシフトの詳しい原理を説明できるのか?ラミネート装甲の原理を私に説いてみよ!」
「なに・・・!」
「私はただのパイロットだ 技術者ではない 詳しくは知らぬ」
「・・・っ!」



「たしかに 例の情報通り あのMSには未知の技術 そして 核が搭載されていますが・・・」
「原理の解明ができないと?」
「い、いえ、ただもう少し時間がかかるかと」
「そうですか 一刻も早く解明してくださいね 私はコーディネーターはもちろん無能なナチュラルも嫌いですからねぇ?」
「ハッ」
「ああ、それと ここはもうすぐ廃棄するから そのMSやデータはパナマに回しておいてください」
「は、廃棄ですか・・・?ジョシュアを・・・? パナマは近々ザフトの攻撃が・・・」
「何度も言わせないでください 私は無能なナチュラルも嫌いなんです 貴方は私の言うとおりに動けばいい」
「ハ、ハッ ・・・あの女はどうしましょうか・・・?」
「そうですね、ただのパイロットならば必要ないでしょう ここと一緒に消えてもらいますかね 適当に監禁しておいてください」
「は、ハッ!」
316はにゃーん:04/09/30 23:02:06 ID:???


「完成したようだな」
「ザラ議長閣下 こちらが核融合炉搭載の新型モビルスーツ X10AフリーダムとX09Aジャスティスです!」
「自由と正義か、フフフ 我々に相応しい名前だな」
「完成しましたか」
「ああ、これもすべて君のおかげだよ」
「いいえ、私は何もしておりません すべてはそちらの技術者達の力でしょう」
「いや、君とあのMSが無ければ いかに優秀な我々とて核融合炉など完成できなかったよ」
「私は、暗闇の宇宙から拾っていただいた恩を果たしただけですよ」
「ならば君もナチュラルの粛清に協力してくれるかね?」
「もちろんです 閣下  自分達のことしか考えぬ 重力に縛られた愚かな人間は 私も排除するべきだと思っておりました」
「重力か・・・そうだ 我々は巣立たねばならんのだ 古いナチュラルという殻を破り 新たなるコーディネーターたとして この宇宙(そら)に」



エビデンス01 それは人が発見してしまった夢のかたち ヒトはまだ先へと進めるのだという確たる証拠

コーディネーター それは人が 夢を叶えるため に持ってしまった ちから

戦争が人が意思を貫くための戦いと言うならば 戦いが人が生きるための手段だと言うならば
それを止めようということこそが 愚かなのかも知れない
だが、それもまた夢であり 意思であるのだから 決して愚かなことではないはずだ



「もうじきジェネシスも完成する・・・ ナチュラルもこれでお終いだ」
317はにゃーん:04/09/30 23:03:41 ID:???



キラ!どうして貴方は戦うの?

フレイ 僕は・・・君を守るため・・・

違うわ だって私は貴方に殺されたのよ?



キラ!どうしてお前は戦うんだ!

アスラン それは友達を守るために・・・

違うだろう! だって俺達は友達じゃないか!



キラ!どうしてお前は戦うんだよ!

カガリ だって・・・平和を作るためには・・・

違う! 戦って戦って殺しあって・・・ それで最後はホントに平和になるのかよ!



キラ君 どうして戦うの?

マリューさん それは貴方のせいで・・・

違うわね 貴方が自分の意思で選んだはずでしょう
318はにゃーん:04/09/30 23:05:04 ID:???

少年 君は何故戦うのだ?

ハルバートン提督 それは・・・いまでもわかりません

違うな 君は本当はわかっているはずだ



キラヤマト お前はどうして戦っているんだ?

バルトフェルドさん それは・・・死にたくないから・・・

違うだろう お前は生きたいから戦ってるはずだ!



キラ 何故 戦う?  どうして ラクスクラインを連れ出したとき 戻ってきたのだ?

それは・・・ 貴方がいたから

私のせいだと言うのか?

違います ホントは・・・



319はにゃーん:04/09/30 23:07:25 ID:???


ドシンッ!突然 何か体に大きな負荷が掛かる
「あら!ネイビーちゃん!ダメでしょう キラさまは怪我をなさってるのですから」
『オキロー!オキロー!』
「こら!悪い子はお髭を書きますよ?」
『ニゲロー!ニゲロー!』
ぽよん ぽよん と去っていく

「うう・・」
「あら?」
「・・・こ・・こ・・は・・・?」
「・・・お分かりになります?」
「ラクス・・・さん・・・?」
「あらぁ〜 覚えていてくださったのですね 嬉しいですわ」
・・・ここは・・・?
・・・僕は・・・?
「彼が目を覚ましたのですね?」
「ハイ、マルキオさま」
「驚かれたでしょう?このような場所で ラクス様がどうしてもベッドはこの場所に置くのだと聞かなくて」
「だって こちらのほうが気持ちいじゃありませんか ね?」

ここは見渡す限りの草原 その真ん中にベッドがある
たしかに不自然な光景ではあるか どこか心地よくもある

「僕は・・・」
「貴方は傷つき倒れていました 私の祈りの家で それでここへお連れしたのです」

マルキオと呼ばれた男が、ゆっくり優しい声で答える
320はにゃーん:04/09/30 23:09:53 ID:???



「・・・アスラン・・・は?」
「え・・・?」
「アスランは近くに倒れていませんでしたか!?僕は・・・アスランと戦って・・・」
「いえ、倒れていたのは貴方一人でしたよ」
「・・・そう・・・ですか」
「キラさま・・・」
「僕は・・・アスランと戦って・・・それで・・・」
声が震えている

「僕が・・・アスランの仲間を殺して・・・ アスランが僕の大切なひとを殺そうとして・・・」
「だから 貴方はアスランを殺そうとしたのですね? そして、アスランも貴方を・・・」
「・・・はい」

「でも、それは仕方の無いことではありませんか 戦争であれば・・・ お二人とも敵と戦われたのでしょう?」
「・・・てき・・・」
「違いますか?」
「・・・違います」
「・・・キラさま?」
「敵とか・・・戦争だからとか・・・ そんなことを理由にしてはいけないんです 
 それに・・・アスランは友人です」
「では、何故・・・?」
「僕の進む道と 彼の進む道・・・ それが違えたから・・・」
「・・・そうですか」

321はにゃーん:04/09/30 23:11:56 ID:???


一面の緑、静かな緑 まるで昔のヘリオポリスを思い出す そういつか失った平和な情景
どうして僕達はこんなところに来てしまったのだろうか?
違う 知らなかっただけだ 世界はいつだって荒れていて  それでいて いつだって穏やかなんだ

「何を見ていらっしゃいますの?」
「星を・・・」
「星・・・?ですか」
「宇宙で見る星は 手が届きそうに思えませんか?」
「そうですね」
「遠く遠く 手が届くはずなど無いのに それでもそう見えるから・・・ 求めて・・・」
「まるで夢のよう・・・ですね」
「ホントに大切な星は いつだって近くにあるのに・・・」
「・・・・キラさま」

322はにゃーん:04/09/30 23:14:56 ID:???

「何もこんなときにカルフォルニアで教官をやれ!は無いでしょうにねぇ・・・」
「少佐 貴方が教えれば前線でのルーキーの損害率も下がるわ」
「はぁ・・・」
「ホラ!遅れますわよ!」
「ああもう・・・くそっ」
「いままで・・ありがとうございました・・・」
「俺のほうこそ・・・な」


アークエンジェルはサザーランドの審議を終えた
ムウ ラ フラガ少佐 及び ナタル バジルール中尉には転属命令が
そして アークエンジェルには アラスカ守備軍への配属が決まった

「では・・・ 艦長」
「いままでありがとう バジルール中尉」
「・・・いえ」
「また・・・ 逢えるといいわね ・・・戦場ではないどこかで」
「終戦となれば 可能でしょう」
「・・・ふふ 貴方は・・・ホントに変わらないわね」
「当然です・・・ まだ戦争は終わっていないのですから」
「・・そうね 貴方ならきっと・・・ いい艦長になれるわ」
「・・・ありがとうございます」



・・・変わって無いのはあなたの方じゃないか・・・ いつまでも・・・そんなに甘くて・・・
323はにゃーん:04/09/30 23:20:08 ID:???


同日─08:00
『この作戦により! この戦争が! 早期終結に向かわんことを・・・切に願う!!
 真の自由と 真の正義が示されんことを! オペレーション スピットブレイク ・・・発動する!』

ウオオォォォォォ─!!


・・・いつだって戦争は平和のために  そしてまた始まる


「ジョシュアだと!?パナマじゃないのか!?」
「へぇ〜おもしろいじゃないか さすがザラ議長閣下だな〜」
「ジョシュアか・・・ それなら足付き・・・」
「それにナチュラルは目標をパナマだと信じて展開してるんだろ? チャンスだな!」
「ああ、そうだ これで終わらせてやる!足付きも!ナチュラルも!」
324はにゃーん:04/09/30 23:22:31 ID:???




「おや、キミは・・・キラ君か?」
「あ、はい」
「そうか、ラクスから話は聞いた 世話になったそうだな」
「いいえ!僕のほうこそ・・・」

「お父様、それより船のほうはいかがでしたか・・・?」
「やはりダメだな マルキオ導師のシャトルと言えども地球へ向かうものはすべて発進許可はだせないということだ」
「そうですか・・・」

びーーびーー!
『シーゲル様にアイリーン カナーバ様より通信です』
「どうした?」
『シーゲルか!我々はザラに欺かれたのだ!』
「カナーバ・・・?」
『発動されたスピットブレイクの目標はパナマではない!アラスカだ!』
「なんだと・・・?」
325はにゃーん:04/09/30 23:25:04 ID:???
アラスカ・・・?

「キラ・・・さま・・・?」
「その話・・・本当ですか!?」
「キラ君・・・?」
「アラスカには・・・たぶん友達が・・・ 大事な人がいるんです!」
「・・・そうか だが、いまも言ったがいまは地球へ向かう船は出せない」
「・・・それでも・・・ 行きます!行かなきゃならないんです!」
「・・・貴方お一人戻ったとしても 戦いは止められませんよ」
「そんなこと・・・わからないじゃないですか・・・」
「キラさま・・・?」
「出来ないことに挑戦してこその進歩でしょう!!僕は・・・ 行きます!」
「・・・キラ君 ・・・ああ、そうだ その通りだ 
 遺伝子を改良することが進歩なんかではない それにより不可能を可能にすることが進歩なのだ」
「・・・わかりました キラさま   お父様 アレを・・・よろしいですか?」
「・・ああ、彼ならば託すだけの価値があるだろう」
「・・・え?」
326はにゃーん:04/09/30 23:31:21 ID:???


彼女に連れらた場所は、彼女には不似合いの軍の工場区
そして僕はザフトの赤い軍服を着せられた

「ここは・・・?」

「さあ、どうぞ」

目の前にあるのは 始めて見る でも、どこか見覚えのあるモビルスーツ

「ガンダム・・・?」

「がんだむ・・?ですか?」
「ああ、えっと、ハマーンさんがそう呼んでいて・・・ なんでも世界を救ったMSの名前だそうです」
「そうでしたか、それではこの機体に相応しい名前ですね 本当はZGMF−X10Aフリーダムって言うんですけど」
327はにゃーん:04/09/30 23:33:17 ID:???

「なんでこれを・・・?」
「これは・・・貴方に乗ってもらいます」
「僕に・・・?」
「ハイ、そして世界を救って頂きます」
「ええっ!」
「ふふふ 大丈夫ですわ きっとキラさまなら・・・ それとも貴方の夢にはこれは不要ですか?」
「・・・いいえ」
「そうですか ならば私の夢とこのフリーダムを・・・ ガンダムを貴方に託します」
「・・・ハイ」
「ごめんなさい 私の勝手な想いばかり背負わせてしまって・・・」
「いいえ ときどきは・・・想いに応えられるか不安なときもありますけど・・・ でもやっぱり期待されると元気が出ます」
「そうですか それなら 頑張ってください キラさま」
「・・・はい ラクスさんも・・・気をつけて・・・」

フリーダムは飛び立った  自由のため?  正義のため?  夢のため?  きっとそんな理由は不要なのだ


「行ってらっしゃいキラさま・・・ 私も平和の歌をうたいますから」
私も、私の出来ることを・・・ いえ、出来なかったことを・・・出来るように・・・





続く
328通常の名無しさんの3倍:04/09/30 23:39:41 ID:???
おおーっと!!赤いあの御方ですか?????????
329通常の名無しさんの3倍:04/09/30 23:42:12 ID:???
赤いのに黒いよー!
330通常の名無しさんの3倍:04/09/30 23:49:38 ID:???
これはあの御方の登場を期待していいのカナ?いいのカナ?
331通常の名無しさんの3倍:04/09/30 23:54:29 ID:???
え、スイカバーで死んだ人?
332通常の名無しさんの3倍:04/10/01 00:01:05 ID:???
あッそうか、MS一機に色々詰め込むのはあいつの癖だった
333通常の名無しさんの3倍:04/10/01 00:35:56 ID:???
カトンボの人か、赤い人か
334通常の名無しさんの3倍:04/10/01 01:02:03 ID:???
3倍速でロリの人?
335通常の名無しさんの3倍:04/10/01 01:04:45 ID:???
シロいのに黒いよー!
336通常の名無しさんの3倍:04/10/01 01:04:50 ID:???
金色のMSかな?
337通常の名無しさんの3倍:04/10/01 01:43:52 ID:???
さて、だれがハマーンを助け出すか…
キラ?フラガ?それともナタル?

そういえばバスターはどうなった?
338通常の名無しさんの3倍:04/10/01 16:18:51 ID:???
そういや自由と正義って核「融合」炉でしたっけ?
339通常の名無しさんの3倍:04/10/01 16:28:51 ID:???
核「分離」炉
よくわからんが核融合炉と核分離路じゃ全然出力が違うらしい
340はにゃ@戯言:04/10/01 17:02:34 ID:???
ごめんなさい、言葉足り無すぎで・・・

この世界にはニュートロンジャマーキャンセラーが存在しません!!
とあるものの発見により開発の必要が無くなりました
・・・とはいえ、核融合だからと特別フリーダムとジャスティスが強くなってるわけではない・・・です・・・
だったら普通にNジャマーにしとけよと言われればそれまでですが・・・


トールは生きてます!バスターは無事ザフトに回収されました!ディアッカも捕虜になってません!

本当は、バスターはAAで回収して、アラスカ時に
「俺がバスターで出ます!」
「ケーニッヒ二等兵!?」
「トール無茶だってば・・・あれはコーディネーターじゃないと動かせないの!」
「甲板で弾幕 張るだけなら・・・俺にだって・・・出来るさ!」
「だけど・・・」
「フェイズシフトもある ・・・大丈夫だよ ミリィ」
「もう!・・・無茶しないでね」
「ありがとう 行ってくるよ!」
って展開も考えましたが・・・、、いま考えると悪くないかも・・・もう遅い・・・


341通常の名無しさんの3倍:04/10/01 17:09:43 ID:???
今からでも遅くないから廃棄予定のプロトタイプ・ダガーでも出しとけ
一応、今度出る種ゲーにチラッとアラスカと思われる所に色違いのダガーが居る
342通常の名無しさんの3倍:04/10/01 18:16:50 ID:???
種MSにU.Cと同じ土台に乗られるのは面白くなかったり
343通常の名無しさんの3倍:04/10/01 18:34:09 ID:???
俺ははにゃ〜ん氏に、自由に書いてもらいたい
344通常の名無しさんの3倍:04/10/01 20:58:29 ID:???
トール乗機はM1アストレイでいいと思う
345はにゃーん:04/10/01 22:58:56 ID:???




ウォーン ウォーン 

警報が艦内に鳴り響く

『統合作戦司令室より入電』
「サザーランド大佐!これは・・・!?」
「してやられたよ 奴等は直前で目標をこのジョシュアへと変えたのだ」

ドンッドドンッッ

「迎撃頼んだぞ マリューラミアス少佐!」
「・・・ハッ」

「総員第一戦闘配備!アークエンジェルは防衛任務のため発進します!」
「そんな・・・キラも少佐もいないのにどうやって・・・」

346はにゃーん:04/10/01 23:01:30 ID:???



ナタルとは別の艦に乗り基地を離れるフラガ
急に艦内が慌しくなる どうやらアラスカが攻撃されているようだ

「マジかよ!そのハナシ!」
「ああ、かなりヤバイ話なんだけどな・・・」
「それじゃぁ、アラスカに残った連中は・・・」
「敵とまとめてサイクロプスでどかーんさ」

・・・なに?
「おい!その話は本当なのか!!」
「ふ、フラガ少佐!?えっと・・・ たぶん・・・」
「多分じゃ困る!ホントなのか!?」
「は、はい!・・・最下層に 特大のサイクロプスが仕掛けてあって・・・」
「くそっ!なんてこと考えやがる・・お偉いさんは!」
「し、少佐〜?」


「おい!この艦に出られる機体はないのか!?」
「で、出る?そんなものありませんよ!」
「ちっ・・・・ ん・・・? あるじゃないか いいものが」
「だ、ダメですよ少佐! これはパナマに移送するようにと理事が・・・」
「緊急事態だ!借りていく!」
「そんな・・・!」
347はにゃーん:04/10/01 23:03:35 ID:???


「さってと・・・ 言ったはいいが、俺がこれに乗れるのかね〜?」
適当にコクピットを操作してみる
「一応あのひともナチュラルだとは言ってたが・・・」
とりあえずマニュアルを見てみる
「ん〜・・・ 飛んでくれよ!飛ぶだけでいい・・・ 伝えなきゃならない・・・ オマエのご主人様のためにも・・・!」

「何だ!?」
「ハッチを開けろ!開けなきゃ壊すぞ!」
「フラガ少佐!?エンディミオンの鷹といえど これは軍法会議ものですよ!」
「悪いな 勝手にしてくれ!」

「ムウ ラ フラガ 出るぞ!」
白いMSが海中から飛び立った

348はにゃーん:04/10/01 23:05:43 ID:???
ドドドッドドドドドッ

・・・揺れ? 戦闘か・・・ ここは地球軍本部ではなかったのか

ドドドッ

まさか落とされたりはせぬだろうな?

ドドドドドドドドドドドッ

そういえば奴等は特別無能だったな 落ちても不思議はないか

ドドドドドドッ

・・・ふふ まさか私はこんなところで死ぬのか? フハハッ なんという終わり方だ

・・・いつからだろうな こんなに死を恐れるようになったのは
いや、別に恐れているわけではない ・・・ただ死にたくない もっと生きてみたい この世界を見ていたい・・・ そう思うだけだ

ドドッドドッドドッ

わかっている もう簡単に諦めはしないよ
そして もう棄てたりもしない  やっとわかったのだ この尊さが

『こんな扉でこの私を縛れると思うな!!』

ドガオンッッ!!

文字通り 思いっきり扉を蹴飛ばした
349はにゃーん:04/10/01 23:07:56 ID:???



生贄はユーラシアの部隊と 足付き か いろいろとおもしろい構図だな 地球軍も
強固な守り手が立ちふさがるほど その奥の宝への期待も高まる
頑張ってもらいたいものだな 足付きにも

・・・アズラエルの情報はたしかなようだな


一機の白いディンが隠し通路からグランドフォール内部へと進んでいく
そして、MSを降り 基地内部へと進入する


「さて、姫君はどちらにおいでかな?」

━━━━━!
ほう 奴の言うとおりだな たしかに何かを感じる・・・ ムウとは違う何かを・・・

350はにゃーん:04/10/01 23:11:12 ID:???

看守もいないのか? ・・・無能にもほどがあるだろう
さて 脱出したはいいが、アークエンジェルは・・・どこにあるのか

バンッバンバンッ!

銃声が響く、もう脱走がバレたのか?

『ザフト兵だ!進入されているぞ!』

違うようだな だが・・・この感じは・・・?


「おやおや これはこれは」
「・・・貴様は」

目の前に仮面を被った怪しい、恐らくザフト兵が現われる

「始めまして になるのかな ハマーン カーン」
「・・・いや、宇宙(そら)で何度か逢っているはずだ 忘れたか?」
「いいえ 覚えていますよ ただこうして顔をあわせるのは初めてだと思いましたのでね」
「・・・ふん 仮面をつけた男がよく言う」

「それは失礼を ですが、あいにくこれを外すわけには参りません」
「別に構わん それより そこをどけ」

「おや どちらに向かわれる気ですかな?」
「貴様には関係の無いことだ」

「私は貴方を迎えに参りました」
351はにゃーん:04/10/01 23:13:21 ID:???


「・・・私は貴様などに迎えられる 言われはない」
「ですが、どこへ向かうつもりですか? 時期にここは崩壊します 死ぬつもりは無いのでしょう?」

「貴様などの助けはいらんと言っている 去らぬならば 撃つぞ」
「銃を持ってるようには見えませんが?」

「貴様が持っているだろう?それを奪えばいい」
「それは困りますね・・・ わかりました どうしてもと言うのならばここは引きましょう」

「・・・ふん」
通り過ぎるハマーン だが 彼女の背中にクルーゼは言葉を残す

「・・・赤い彗星」

とっさに振り返る
「・・・なに?」
「おや、気が変わられましたかな?」

「貴様・・・何故」
「興味があれば 私についてきて頂きたいのですが・・・」

「・・・ふん いいだろう 招かれてやる」
「・・・ありがとうございます ハマーン様」

352はにゃーん:04/10/01 23:15:26 ID:???

ドンッ ドッガーンッ!!

「この陣容じゃ対抗しきれませんよ!!」
「・・・う!」
「くそっ!まんまとやられたもんだぜ!司令部も」
「主力部隊はパナマなんですか!?」
「あぁ、そうゆうことだね」
「戻ってきてくれるんですよね!?」
「こっちが全滅するまえに来てくれりゃいいけどな・・・!」
「そんな・・・」
「ミサイル接近ー!」
「回避してー!」

ドガーーンッ!






『第四ゲートが突破されました 基地内部への侵入も始まりましたよ』
『いよいよか』
『メインゲートもまもなくでしょうな 最低でも8割は誘い込みたいものですな』
353はにゃーん:04/10/01 23:17:14 ID:???



『くっ!そっちじゃない!こっちだ!』
白いMSは右往左往している
『なんだよこれ!メインのスラスターが両肩についてるのか?』

『だったら・・・両方いっぺんにふかせば・・・!』
白いMSは一直線に飛んでいく
『やっふぅ〜! 飛べんじゃないか! このままいくぞ・・・!』





「バリアント一番二番沈黙!」
「艦部損傷率30%越えます!」
「イゲルマーク ヤルセマフ 轟沈!」
「司令部とのコンタクトは!?」
「取れません!」
「すでに指揮系統が分断されています! 艦長・・・このままでは・・・!」

ドドンッ!

「く・・・!パナマからの救援は!?」
「全然、何も見えませんよ!」
354はにゃーん:04/10/01 23:20:10 ID:???
『よっしゃー!まだ粘ってたな!』
ドドンッドッドドンッ!
『うおっ! ・・・くっ!いい装甲だ!まだ大丈夫だな!おちないでくれよ!』




「これは・・・キュベレイ!? 被弾している模様接近してきます!」
「キュベレイって白いMS・・・?ハマーンさんが脱出してきたのかしら・・・」
「着艦する気みたいです!」
「整備班!被弾したMSが一機着艦するわ!退避!」

白いMSが白い戦艦の内部へと滑り込む

ドンガラガッシャーン!

「うおおおああああ〜 ・・・むちゃ やってくれるなぁ〜」
「わるいわるい 飛ばすだけでやっとでね・・・」
「ふ、フラガ少佐・・・?」
355はにゃーん:04/10/01 23:22:47 ID:???
「艦長!」
「ふ、フラガ少佐!? あ、貴方一体何を!? 転属は!?」
「そんなことはどうだっていい! それよりすぐ撤退しろ!」
「は?」
「こいつは飛んだ作戦だぜ ザフトもろともアラスカを吹っ飛ばすつもりだ!」
「・・・は?」

「いいか?よく聞けよ! 本部の地下にサイクロプスが仕掛けられてたそうだ! 本部は施設の廃棄を兼ね 周辺一体焼き尽くすつもりだ!」
「・・・そんな」
「この戦力じゃ防衛は不可能だ パナマからの援軍は間に合わない やがて守備軍は全滅し ゲートは突破され 自爆する
 そして それでザフトの戦力の大半を奪う気なんだよ! お偉いさんの考えそうなシナリオだ!」
「・・・まさか そんな それは事実なんですか・・・?」

「見てみろよ!必要な物や人材はすでに艦で運び出してある それに主力はすでにパナマに移してあるしな
 残ってるのはアークエンジェルのような邪魔者と ユーラシアの部隊ばかりさ! 一緒に破棄する算段なんだよ!」 
「・・・くっ」
「軍は・・・ 俺達にココで死ねと・・?そういうことですか!?」
「ああ、そうだ 撤退したことを悟らせぬように奮戦してな」
「・・・くそっ!」
「こういうのが作戦なの・・・?戦争だから・・・? 私達軍人だから・・・? そう言われたらそうやって死ななきゃいけないの!?」
「・・・ミリィ」

『ザフト軍を誘い込むのがこの戦闘の目的というのなら・・・ 本艦はすでにその任を果たしたものと判断します
 なお これはアークエンジェル艦長、マリューラミアスの独断であり、乗員に一切 責任はありません!』

『本艦はこれより現戦闘海域を放棄 離脱します!』

『僚艦に打電! ワレニツヅケと! 取り舵! 湾部の左翼を突破します!!』

「よし 脱出もかなり厳しいが、あきらめるなよ! 俺もグラスパーで出る」
「・・・少佐」
356はにゃーん:04/10/01 23:25:22 ID:???




「隊長!」
「イザーク、ディアッカ 補給かね?」
「さきほどゲートを二つとおとしてきました!」
「今度は中で暴れてきますよ〜!」
「ふ〜む・・・ 足付きがいるせいかメインゲートがまだ破れずにいる・・・
 出来れば君たちにはそちらの応援を頼みたいが」
「足付き!?」
「ありがとうございます」



「若者とはいいものだな 殺すには惜しい ・・・さて」
「ついたのか?」
「ここはザフトの潜水艦の中だ、彼は宇宙(そら)にいる もうすこし待って頂けるかな?」
宇宙に・・・ いるのか・・ ホントに・・・ あいつが・・・

357はにゃーん:04/10/01 23:27:13 ID:???


『後方よりデュエル バスター 接近!』
『またあいつ等か・・・ なんの恨みがあるんだよ・・・!』


「くっ ゲートはくれてやったんだ!こっちは見逃せよ!」
「黙れ! 貴様達はニコルの仇だー!」
デュエルはスカイグラスパーのビーム砲を軽々とかわす 
スカイグラスパーもまたデュエルの攻撃をかわすが、アークエンジェルはそうはいかない
ただでさえ敵も多く すでにダメージも大きい


ドガンッドドンッ


『ドノフ轟沈!』 『10時の方向にMS群!』
『64~72ブロック隔壁閉鎖!』 『艦稼働率42%に低下!!』
『機関最大!振り切れぇぇえぇぇぇ!!』

「落ちろ!アークエンジェルッッ!」
バスターのエネルギーライフルが直撃する

ドドドドドドッ

『推力低下!!』 『艦の姿勢 維持出来ません!!』

「トドメだ・・・・!!」

バスターの巨大な砲身がブリッジを捉える
358はにゃーん:04/10/01 23:30:43 ID:???

目の前にある殺意   自分を殺すための兵器
死に直面した   目の前に銃を構えられた
いままで何度も見てきたけれど やはり実際 自分が死ぬとなると とても恐ろしい

誰もがみな諦めた  ああ、ここで死ぬのだなと



━━━━━━━━━━━━━━


一閃、光がよぎる
空高くから放たれたそれは 救いの光

目の前の 敵 を薙ぎ払う  眩い光


「なんだと!?」
「あのMSは!?」

『こちら キラ ヤマト! 援護します! いまのうちに退艦を・・・!』

聞き覚えのある声  失ったはずの彼
私達はまた この少年に救われたのだ

光を放ったのは 神でも悪魔でも無い ただ一人の優しい少年だった



続く
359通常の名無しさんの3倍:04/10/02 00:08:06 ID:???
面白い展開になってきたなぁ
やっぱり奴だったのか
360通常の名無しさんの3倍:04/10/02 00:16:30 ID:???
そう来たか、ふむ。
361通常の名無しさんの3倍:04/10/02 08:08:49 ID:???
以前やってた東京KITTYの作品より数十倍は面白いよ。
362通常の名無しさんの3倍:04/10/02 10:59:25 ID:???
はにゃーん
ありがとう

俺は続きを楽しみにしてる
ガンガレ
363はにゃーん:04/10/02 11:42:37 ID:???


次々とロックしてゆく そして 放つ
的確に正確に 敵 を撃ち落としていく だが その光は出来るだけコクピットを外し 頭部や腕部を破壊した

「キラ・・・?」 「キラ君・・・?」

『くそっ!なんだよ!あれは!』

「マリューさん!早く退艦を!」
「あ・・・ えっと・・・ ダメなのよ! 本部の地下に・・・サイクロプスがあって・・・知らなかったのよ!!
 だから・・・もっと基地から離れないと・・・ 退艦はできないわ・・・」
「・・・わかりました、それでは早く離脱してください」

『ザフト 連合 両軍に伝えます! アラスカ基地はまもなくサイクロプスを作動させ・・・ 自爆します!
 両軍ともただちに戦闘を停止し、撤退してください! 繰り返します・・・』

「何?」「なんだと?」「あいつ・・・」
全軍に動揺が走る


『下手な脅しを!よくもディアッカを!!!』
それでもなお デュエルは斬りつける

「くっ! やめろと言ったろ! 死にたいのか!」
だが、フリーダムにはかすりもしない 空中で回転し攻撃を避ける

そしてフリーダムのビームサーベルがデュエルをかすめる
コクピットではなく・・・ 脚部を断ち切った

「早く脱出しろ!もうやめるんだ!」
「・・・糞ッー!馬鹿にしてぇぇッー!」
364はにゃーん:04/10/02 11:44:34 ID:???



『そろそろですな よろしいですか?』
『うむ この犠牲により 戦争が早期終結に向かわんことを・・・ 切に願う』
『蒼き清浄なる・・・ 世界のために!』

ぐぉぉぉぉぉぉぉぉ じじじじじじっ


崩壊 破壊 破滅  すべての言葉が当てはまる その情景

「うああああああああああああああああ」
「ぐあああああああああああああ」

そんな言葉ばかりが 響く世界

サイクロプス そう名づけなれた化け物が 地を焼く波長を奏でる
 
ドドドドドドドドドッ  ドドドドドドドッ


この光景もまた 平和のために生み出されたと言うのだろうか?

365はにゃーん:04/10/02 11:46:17 ID:???

『アラスカ基地内に強烈なエネルギー波を確認!!』
『サイクロプス・・・ 起動したのね・・・ 機関全速ッ!退避ッ!!』

崩壊する世界、それは 未来への暗示




─プラント
「全滅!? 全滅とはどういうことだ!?そんな馬鹿な話はなかろう!」
「ユウキ隊長・・・?どうかなされたんですか?」
「アスラン ザラ!?どうしてこんなところに」
「それよりこの騒ぎは一体・・・?」
「スピットブレイクが失敗したらしい 詳しい報告はまだだが、全滅したとの噂もある」
「全滅・・・!?」
「それと・・・ 君にはもうひとつ悪い知らせがある」
男は周囲に聞こえぬように耳打ちをする
「極秘開発されていた最新鋭のMSが何者かに奪取された」
「え・・・?」
「それの手引きをしたのが ラクス クラインだということでいま国防委員会が大騒ぎなんだよ」
「・・・そんな まさか・・・ ラクスが・・・?」


そして、時はされど加速する
366はにゃーん:04/10/02 11:47:57 ID:???
「使用されたのはサイクロプスのようです」
「クルーゼは!?」
「まだコンタクトは取れていませんが、無事との報告は受けています」
「ならば彼をここに呼べ!すぐに詳細な報告をさせろ!」
「ハッ!」
「ともかく残存の部隊をカーペンタリアへ急がせるのだ!浮き足立つな!欲しいのは冷静かつ客観的な報告だ」
「ハッ」
「アイリーン カナーバ以下数名の議員が自体の説明を求めて議場に詰め掛けています
 おそらく臨時最高評議会の召集を要請するものと思われます・・・」
「ぬぅっ・・・ クラインらの行方は?」
「まだです、かなり周到にルートを作っていた模様で・・・思ったより時間がかかるかも知れません」
「くっ 司法局を動かせ! カナーバ等も拘束しろ! クラインと親しかった議員はすべてだ!」
「し、しかし・・・」
「スパイを手引きしたのだぞ ラクス クラインは! 共に行方をくらましたその父 漏洩していたスピットブレイク
 子供でもわかる図式だぞ!? クラインが裏切り者なのだ! なのに私を追及しようというのか!?
 カナーバ等がクラインを隠まっているのだ!そうとしか考えられん!」
「わ、わかりました」

「・・・父上」
「なんだ その態度は?」
「ハッ! 失礼しました ザラ議長閣下!」
「状況は確認したな?」
「ですが・・・ 信じられません ラクスがスパイの手引きをしたなんて・・・」
「見ろ」

そこに映し出されるは 監視カメラの映像  ラクス クラインと少年とMSが写っている
もっとも後姿で顔までは確認できないが

「公証の監視カメラの記録だ フリーダムの奪取はこの直後に行われた」
「そんな・・・」
「証拠が無ければ 誰が彼女などに嫌疑をかける!? オマエがなんと言おうがこれは事実なのだ!」
367はにゃーん:04/10/02 11:49:44 ID:???


「・・・キラ」
「キラ君・・・」
「間に合って・・・よかったです」

ここはアラスカより 少し離れた小島、なんとかサイクロプスより逃れたアークエンジェルは不時着していた
そして 少年と再会を果たす

「本当に・・・ キラ君なのね・・・?」
「・・・はい」
「おまえ・・・!幽霊じゃないんだな・・・!」
「サイ・・・」
「馬鹿野郎!だったらなんで連絡くらいしないんだよ!おまえは!」
「トール・・・」
「もう!トール ちゃんと戻ってきてくれたじゃない キラは」
「ミリィ・・・」
「よく生きてたな オマエ」
「・・・・」

「お話することがたくさんありますね・・・」
「ええ」
「僕もお聞きしたいことがたくさんあります」
「そうでしょうね・・・」
「ザフトにいたのか?」
「あ、この服・・・ でも、ザフトってわけじゃありません そしてもう 地球軍でも無いです」
「そう、わかったわ とりあえず話をしましょう」
「はい」

・・・・あれ?
368はにゃーん:04/10/02 11:52:04 ID:???


「そうだったんですか・・・」
「おそらくは・・・ そういう作戦だったのね・・・ 私達は知らなかったのよ・・・ おとりにされたの・・・」
「本部はザフトの攻撃目標がアラスカだって知ってたんだろうな それもかなり以前から
 でなきゃ 地下にサイクロプスなんて仕掛け 出来るわけがない」

「・・・それで これからアークエンジェルは・・・ マリューさん達はどうなされるんですか?」
「どうって・・・」
「自力で応急処置してパナマまで行くとか〜?」
「歓迎してくれんのかねー? いろいろ 知っちゃてる 俺たちをさ」
「命令無く戦列を離れた私達は・・・ 敵前逃亡艦 ということになるんでしょうね・・・
「原隊に復帰しても軍法会議か また罪状が追加されるわけねぇ〜」
「なんのために戦っているのかわからなくなるわね・・・」
「なんのために戦えばいいと マリューさんは思いますか?」
「え・・・?」
「軍のため?世界のため?生きるため? ・・・自分のためだと思えることなら・・・なんでもいいと思います
 僕は地球軍としてプラントと戦うことも ザフトとしてナチュラルと戦うことも・・・ 自分のためだなんて思えません
 だから・・・ 僕は・・・ 僕のために 僕の望む未来のために・・・ まだ、何をすればいいのかわからないけれど・・・
 だからって何もしないとか 誰かに流されるとか それが間違いだってことはわかります」
「キラくん・・・」

「直感とか・・・わがままとか・・・ その場の勢いとかでもいいと思うんです 心のままに・・・」
「心のままに・・・か」
「言いたいことはわかるが、それは理想論だろ?現実はそうはいかない」
「理想を叶える為の力です 力が足りないと言うのなら・・・ もっと強く」
「ははっ 羨ましいねぇ〜 若さって奴は」
「少佐もまだまだ若いでしょう?」
「はっはっ 嬉しいこといってくれんじゃないか」

人類は・・・ いまだ若い
369はにゃーん:04/10/02 11:54:35 ID:???
・・・あれ?   ・・・どうして・・・

・・・ハマーンさん〜?  どこですか・・・?


「・・・サイ ハマーンさん 知らない?」
「あ、えっと、ハマーンさんは・・・ アラスカ基地に拘留になってて・・・」
「え・・・?」
「だ、大丈夫だよ!あの人のことだ これくらいで死んだりはしないさ・・・」
「あらすか・・・?サイクロプスで・・・ え?」

何言ってるの?何言ってるの?何言ってるの?

「待てよ!」
「放してッ!!!」
「いまから戻っても仕方ないだろうッ!!」
「ハマーンさんがいるんだろ!行かなきゃ・・・!」
「馬鹿野郎ッ!! 大丈夫だって・・・ きっと脱出してるさ・・・」
「そんな証拠がどこにあるんだよッ!まだ基地にいるかも知れないだろッッ!埋もれてるかも・・・知れないじゃないか!」
「いや、大丈夫だ・・・ あのひとは・・・」
「・・・・・・。」
「あのひとだけは・・・さ  お前が生きてるって 信じてたよ 心配なんてしてなかった  帰ってくるまで待つってさ!
 だからお前も信じろよ! あのひとは簡単に死んだりはしないよ・・・! ここで・・・待ってやれ・・・
 いまアラスカに行って・・・ それでどうなる?そこにいると思うのか!? いたとしたら・・・死んでるってことなんだぞッ!」
「だけど・・・! 行って来るよ・・・ 僕も信じる・・・ でも、いないってことだけは・・・確かめなきゃ・・・」
「キラ・・・」
絶望するだけだぞ 瓦礫なんて見たら・・・ 信じられなくなるだけなんだぞ・・・ 
「すぐ戻るから・・・ ゴメン」
「いや、・・・気をつけてな・・・」
くそっくそっ・・・俺は・・・なんでこんなに何も出来ないんだよっ!!
370はにゃーん:04/10/02 11:57:56 ID:???



「すまんね 私は議長からお呼びが掛かっている もっとも対面の席に私は不要だろうがね」
「・・・この先にいるのか?」
「ああ、そうだ  彼は貴女に逢いたがっていたよ 早く行ってあげるといい」
「あいつが・・・か・・・?」



『入るぞ』

ウィーン

扉が開く

目の前には一人の男
こちらを振り向く

金髪の男性  よく考えれば、あまり素顔など見たこと無い だが、それでもすぐにわかった 本物だ

珍しくサングラスをしていない もちろん仮面なども被っていない 髪はオールバック 少し老けたか?
相変わらず 赤い服を着ているのだな だが、アスランの着ていたものとも少し違う 特注か? この男らしいな

「どうした?驚いているようだな・・・ ハマーン」




続く
371通常の名無しさんの3倍:04/10/02 12:10:06 ID:???
アズナブルキタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
372通常の名無しさんの3倍:04/10/02 13:46:30 ID:???
和解をするのか・・・喧嘩になるのか・・・
とりあえずキラは捨てられたな
373通常の名無しさんの3倍:04/10/02 14:46:39 ID:???
・・・・・・・・・白い奴はぁ〜??????????
374通常の名無しさんの3倍:04/10/02 15:52:57 ID:???
ア○ロまで来たら、キラの出番なんて完全になくなってしまうが。
どうも、赤い人は逆シャアの時のような臭いがするから
ア○ロvs赤い人になっちまうな
375通常の名無しさんの3倍:04/10/02 17:48:31 ID:???
いやな予感・・・・







フラガの親父が・・・・・・!!
376通常の名無しさんの3倍:04/10/03 02:08:56 ID:???
アクシズ落としのとき行方不明になったと思ったら
種世界にワープしてたのか
377通常の名無しさんの3倍:04/10/03 02:23:14 ID:???
昔あったリアルロボット列伝みたいだな
378通常の名無しさんの3倍:04/10/03 02:54:52 ID:???
アクシズでアムロと12人のプルズと生活してるって報告もありますよ
379はにゃーん:04/10/03 18:38:54 ID:???



「クルーゼ隊長!!」
「おや、アスラン どうしたのかね?」
「いまの女は・・・!」
「おや、知っているのかね?」
「アイツは・・・ キラを・・・ 」
「キラ?キラ ヤマトか・・・」
「・・・はい」
(ふふふ ハッハッハッ! それはまたいろいろとおもしろい構図だな)

「すまんね アスラン 私はこれより君のお父上に会わねばならない」
「はい」
「詳しいことは後であの隊長に聞くといい」
「あの隊長?」
「ああ、そうだ  彼は君の父上の新鋭隊隊長になった 話す機会もあるだろう」
「・・・はい」
380はにゃーん:04/10/03 18:40:33 ID:???


「いつまでそこで呆けているつもりだ? ハマーン」
「だ、黙れ・・・! き、貴様・・・ 本物か・・・? 本当に・・・ 」
「私の顔を忘れたか?」
「貴様が 素顔 を私に晒したことなどあったのか?」
「フハハッ お前は正真正銘のハマーンのようだな」
「・・・・。」
「久しぶりだな」
「生きて・・・いたのか・・・? いや、そうではない 何故 この世界にいるのだ・・・ お前が・・・」
「それは私にもわからん 気が付いたらここにいた お前は違うのか?」
「・・・私もそうだ」
「まさか 再会できるとは思わなかった」
「・・・そうだな」
「だが 再会したいとは思っていた」
「・・・わ、私は・・・」
「会えて嬉しい ハマーン」
「・・・・・・」

何を・・・この男は・・・ いまさら

「クルーゼ隊長からキュベレイの映像を見せてもらったときには驚いた まさかお前が・・・」
「・・・・何の用だ?」
「ん?」
「・・・・何か用があるから 私をここに招いたのであろう?」
「そうだな・・・ 謝りたかった」
「何?」
そう言いながらワインの入ったグラスを渡す  赤ワインだ
381はにゃーん:04/10/03 18:42:57 ID:???



「すまなかった ハマーン  ・・・私を許してくれ」
「・・・いまさら」
「お前の言う通りだった 愚民は決して変わることなど無い
 ヒトの魂は重力に縛られ そして地球を食いつぶす 無理やりにでも止めるべきだったのだ」
「・・・いまさらだな シャア  いまさらそんなことを言ってどうなる」

「ハマーン お前はこの世界へ来てからどれくらい経つ?」
「・・・半年と言ったところか」
「そうか 私より長いな・・・ ならば わかるはずだ
 この世界の人間もまた重力に魂を引かれ 私利私欲の限りを尽くしている!」
「だから・・・ お前が粛清しようと言うのか? この世界を」
「そうだ、そしてそのためにお前に力を貸して欲しい ハマーン」
「ここは別世界だ  私達にそんな権利は無いよ シャア」
「それは違うぞ ハマーン  ならば問うが、貴様は何故ここにいる?
 どうして死んだはずなのにこの世界にいるのだ!?」
「・・・・」
「私は・・・この世界を正すために、私はここへ導かれたのだと思っている お前も私と同じだ」
「・・・貴様が言ったのだろう 人の未来を信じると わざわざ手をくださなくても 人間は自分達で変わっていけると それを待つと」
「そうだ だが、それは誤りだった  お前のほうが正しかったのだ スマナイ」
「・・・・・・」
「お前がいなくなった後、私はネオジオンを再結成した そして地球の愚かな人間達を粛清しようとした」
「・・・失敗したのか?」
「ああ、その通りだ だが、ハマーン お前がいてくれれば今度こそ成し遂げられる」
「・・・・・・」
「私と共にニュータイプの世作りをしようではないか ハマーン!」
382はにゃーん:04/10/03 18:46:21 ID:???


「・・・断る」
「何故だ! お前はこの世界を救いたいとは思わんのか!?」
「覚えているか? お前はあの時こう言った」

『私が手を下さなくても、ニュータイプへの覚醒で人類は変わる その時を待つ』

「お前はヒトを信じると そう言って私を否定したのだ」
「・・・すまなかった ハマーン」
「違うよ シャア そういうことではない  私も信じて見たくなったのだ ヒトを な」
「・・・ハマーン」
「不思議なものだな 私はいまになって やっとあのときのお前の言葉がわかったのに
 今度は私がお前を否定するのだ 逆の立場として」
「・・・・・」
「誤解はするなよ 私はお前へのあてつけで言ってるわけではない それに・・・再会できたことは嬉しく思っている」
383はにゃーん:04/10/03 18:47:53 ID:???

「ハマーン! だが、人は簡単には変われん 誰かが示さねばならんのだ!」

「・・・もうやめないか? 何があってお前の考えが変わったのかは知らない
 だが、お前がグリプスで消えた後、そしてこの世界に来てから・・・私とていろいろあったのだ
 私はもう子供ではないんだよ シャア」
「ならば私は子供だと言うのか?ハマーン」
「・・・そうだよ」
「私はそんなに小さい男か?」
「お前は昔からそうだよ いつも仮面をかぶり、常に自分の心を他人に隠していた ただの臆病者だ」
「・・・・」
「私もそうだった だが、いまは昔ほど子供ではないつもりだ きっとわかりあうこともできよう」
「・・・そうか、お前もわかっていたのか 私の本心を・・・
 だが、ララァとは違う!ララァは・・・そんな私を・・・優しく包んでくれた・・・
 だがお前はどうだ? 私を蔑んでいた!私に哀れみをかけた!だから私はお前の目が嫌いだったのだ!」
「・・・シャア」

「お前なら・・・ 私の気持ちを理解してくれると思った」
「グリプスの時、私もそう思っていたよ」
「ヒトにはプライドというものもある 自分がちっぽけな臆病者などと認めるわけにはいかん」
「・・・その病んだ心が地球を食いつぶすのだぞ シャア」
「例えそうだとしても・・・ だからこそ私は世界を救わねばならん」
「・・・・お前は」
384はにゃーん:04/10/03 18:49:00 ID:???



降りしきる雨

小さな劇場

聞こえる歌 ピアノの音色

聞き覚えのある こんなときでさえ安らぎ感じる 優しい音色


「どういうことですか・・・? これは・・・」
「お聞きになったからここへいらしたのではないのですか?」

歌を奏でるのは桃色の髪の少女 名はラクス クライン
現在 国家反逆罪で逃亡中の身である

「では本当ですか!?スパイを手引きしたと言うのは!?何故そんなこと・・・」
「スパイの手引きなどしてはおりません」

少年の名はアスラン ザラ
プラント最高評議会議長 パトリック ザラの息子であり 彼女の元婚約者

「キラに託しただけですわ 私の夢を」
「き・・ら・・・?」

キラ ヤマト それは少年の親友の名前
そして少年が殺したはずの 敵の名前

「何を言ってるんです!キラは・・・あいつは・・・」
「貴方が殺しましたか?」
385はにゃーん:04/10/03 18:50:18 ID:???


「大丈夫です キラは生きています」

「う、嘘だ!アイツは・・・ 生きてるはず無い・・・ 俺が・・・」
「言葉は信じませんか? では、会いに行ってはどうでしょう?」
「・・・・!」
「キラは地球に行きました 世界を変えるために・・・」
「世界を・・・?そんなこと・・・」
「出来ませんか? 不可能ですか?」
「・・・・。」
「では、諦めますか?」
「・・・・・。」
「キラは諦めないと言いました だから、ガンダムを託しました キラに」
「がん・・だむ・・・?」

タッタッタタタタッ

取り囲む黒服達

「ご苦労様でした アスラン ザラ」
「何?」
「さすが婚約者ですな 助かりました さ、おどきください」

ハメられた 後をつけられていたか・・・
「国家反逆罪の逃亡者です やむをえないときは射殺との命令も出ているのです それをかばうおつもりですか?」
「そんな馬鹿な!」

ダンッダンダンッ


386はにゃーん:04/10/03 18:52:17 ID:???


鳴り響く銃声 だが、彼女の叫びは聞こえない 倒れこむのは黒服ばかり

「もうよろしいでしょうか ラクス様 我等もいかねば・・・」
「わかりました ・・・それではアスラン」
「ラクス・・・ 貴方は・・・ 」


立ち去る少女

立ち尽くす少年

彼等の道もまた違えることになるのだろうか?

密閉されたコロニーの中で、それでも 雨は降りしきる



わからない 何もわからない・・・

『X09Aジャスティスを受領し任務につくのだ 奪還が不可能な場合はフリーダムは完全に破壊しろ』
『言葉は信じませんか? では、会いに行ってはどうでしょう?』
『キラは地球に行きました 世界を変えるために・・・』

「アスラン ザラ! ジャスティス出る!」




続く
387通常の名無しさんの3倍:04/10/03 19:14:58 ID:???
GJ!!
388通常の名無しさんの3倍:04/10/03 19:29:06 ID:???
シャアが昔の女に未練タラタラな男に成り下がってるのが気になるが
かなり面白い、次が楽しみだ
389通常の名無しさんの3倍:04/10/03 19:35:20 ID:???
嫁に、はにゃーんの足の爪の垢でも煎じて呑ませてやれたら
本編があそこまでクソになる事も無かったろうに
390通常の名無しさんの3倍:04/10/03 19:36:51 ID:???
シャアは二十歳以上の女には興味は無いはずだが
391通常の名無しさんの3倍:04/10/03 19:41:48 ID:???
毎日楽しみにしてます〜。
頑張ってくださいね〜
392通常の名無しさんの3倍:04/10/03 20:00:04 ID:???
異世界に飛ばされたから若返ったんだよ
393通常の名無しさんの3倍:04/10/03 20:43:29 ID:???
ナナイはいくつ?
394通常の名無しさんの3倍:04/10/03 21:16:54 ID:???
>「お前は昔からそうだよ いつも仮面をかぶり、常に自分の心を他人に隠していた ただの臆病者だ」

Zでのシャアって、実際そんな感じに描かれてるよね。ファーストのときのような颯爽さはほとんどない。
シロッコやハマーンにあしらわれてて、でも好きだけど、クワトロw
395通常の名無しさんの3倍:04/10/03 22:49:44 ID:???
ぜんぜん関係ないけどハマーンさまの髪型って、シャアの持ってた
セイラさんの写真を見て「ああいう髪型の女がいいのか?」とか思って
真似したんじゃないのかな?
396通常の名無しさんの3倍:04/10/03 23:30:31 ID:???
やばい面白い
397通常の名無しさんの3倍:04/10/04 04:34:33 ID:???
キラとハマーンの話だと分かっているが、その他の人間達がどの様に変化して
成長していくのか楽しみだ。
本当に嫁にはにゃーんの爪の垢を(ry
398通常の名無しさんの3倍:04/10/04 10:49:04 ID:???
ハマーンがクワトロ化したか。
399通常の名無しさんの3倍:04/10/04 10:49:12 ID:???
シャアも、キラも、ハマーンも、みんな不器用でぶざまな面を持っている。
何度も間違いながら、自分の道をもがきながら探している。
人は、人の成長はそういうもんだってのがちゃんと伝わってくる。

薄っぺらい表面上の心理描写でお茶を濁した嫁は、結局ただのガキだったんだろうか








400通常の名無しさんの3倍:04/10/04 19:29:26 ID:???
>その他の人間達がどの様に変化して成長していくのか楽しみだ。
ラクスなんかあまり人間味なかったから、父親のシーゲルの死を見取るシーンとかあればよかった。
そういえばハマーン様の父マハラジャが死んでから、彼女の運命が悪い方向にいったような・・・。
401通常の名無しさんの3倍:04/10/04 20:03:24 ID:???
それはシャアのせいだろ
402通常の名無しさんの3倍:04/10/05 12:49:50 ID:???
保守
403通常の名無しさんの3倍:04/10/05 13:05:38 ID:qciQhcNX
保守
404はにゃーん:04/10/05 20:26:14 ID:???


「私共の身勝手なお願い 受け入れてくださってありがとうございます」
「ことがことゆえ、クルーの方々にはまたしばらく不自由を強いることになるが・・・ご了解頂きたい ともあれ、ゆっくりと休むことはできよう」
「ありがとうございます」

アークエンジェルはオーブへと入港した

「地球軍本部壊滅の報から 再び世界は大きく動こうとしている 一休みされたらそのあたりのこともお話しよう」








『守備隊は最後の一兵まで勇敢に戦った!我々はこのジョシュア崩壊の日を大いなる悲しみと共に歴史に刻まなければならない
 が、我等は決して屈しない 我々が生きる平和な大地を 安全な空を奪う権利が 一体コーディネーターのどこにあるというのか
 この犠牲は大きい が 我々はそれを乗り越え立ち向かわなければならない 地球の安全と平和 そして未来を守るために
 いまこそ力を結集させ 思い上がったコーディネーター達と戦うのだ!!』


『思い出して頂たい 自らが生み出したものでありながら 進化したその力を嫉んだナチュラル達が
 我等コーディネーターへ行って来た迫害の数々を! にも関わらず 我等の生み出した技術は強欲に欲し
 プラント理事国家から面々と突きつけられてきた 身勝手で 理不尽な要求の数々!
 それに半期を翻した我々に 答えとしてはなたれたユニウスセブンへの あの 一発の核ミサイルを!!
 この戦争を! 我等はなんとしても勝利せねばならないのです!!』
405はにゃーん:04/10/05 20:27:31 ID:???



「ハマーンさん・・・」

眼前に広がるのは瓦礫 ただただ瓦礫

そして、頭に浮かぶのは絶望

そこらじゅうを染める赤い血  崩れた建造物  破壊された兵器


この瓦礫の海の中に彼女はいるのだろうか?

いないと信じたい いや いない  サイの言うとおりだこれくらいで死ぬひとじゃない・・・
それに不思議だけれど なんとなく生きている気がする 
こんなところまで飛び出しておいてなんだけど そんなに不安じゃない きっと大丈夫・・・ですよね

出来ることは、祈るのみ

諦めるのなんて 嫌だから せめて祈ろう 無事でいてください




ブォォーッ!


風が裂ける  空から何か降りてくる
それは赤いガンダム  いつかどこかで見たMS
406はにゃーん:04/10/05 20:30:33 ID:???


「フリーダム・・・ まさか・・・ここにいたとは・・・」

スピットブレイクの惨状を見に来た それだけだった
なのにこんなにも早く再会するとは 運命 なのだろうか

「キラ・・・ キラなのか!」
「あすらん・・・?」
「・・・こちらザフト軍特務隊所属アスラン ザラ ・・・直ちに機体を降りて投降しろ・・・!」
「・・・それは出来ない」
「・・・キラ どうしてお前が生きてるんだ!!」
「・・・僕には、まだやることがある ・・・だからガンダムは渡せない そして死ぬわけにもいかない」
「・・・キラ お前はまた俺の敵になるのか・・・ あの女のせいか!?」
「ハマーンさんは・・・ 関係無い!感謝はしてるけど ハマーンさんのせいだなんて思ったこと無い!」
「キラ・・・ お前は騙されてるんだよ!」
「・・・アスラン」
「あの女はお前を利用しているだけだ!お前の優しさを利用しているんだ!」
「・・・」
「キラ!おまえはこれからどうするつもりなんだ!?世界を変える?そんなこと・・・一体どうするって言うんだ!?」
「・・・わからない」
「なら俺と来い!俺と一緒に・・・」
407はにゃーん:04/10/05 20:33:09 ID:???

「・・・アスランはこれからどうする気なの?」
「何?」
「アスランは・・・このままザフトにいて・・・ナチュラルを滅ぼすの?」
「違う! ただ・・・プラントを守るために戦うだけだ!」
「地球軍も同じだよ ただナチュラルを守るために戦っているんだ
 だから、僕はもうやめたんだ  守るために戦うとか 仕方ないから戦うとか・・・
 お互い守るために仕方なく、やられたらやりかえして・・・それじゃ結局どっちかが滅びるまで戦うしかないじゃないか!」
「じゃあ、お前は何のために戦う!?」
「・・・わからない」
「・・・キラ」

「でも、ハマーンさんが言ってたんだ 人は寂しいだけだと 不安なだけだと
 すべての人に夢を与え すべての人に安心を与えられたなら・・・ それで戦争は終わるって」

「そんなことできるわけがないだろう! そんな夢物語 本当に信じているのか!」

「ナチュラルはたしかにコーディネーターを妬むし コーディネーターはナチュラルを見下す
 それはそうしないと不安だから怖いから! ・・・みんな恐くて・・・失いたくなくて・・・それで戦って・・・争って」

「現実を見ろ!!目の前で母が殺されて安心なんてできるか 夢なんて見れるものか!
 お前の言ってることは何も知らない子供の絵空事だ!お前だって見てきただろう!この世界を!」
「見たよ・・・ たくさん見た・・・ そして出した答えなんだ アスラン」

「キラ・・・ 俺は・・・ プラントが大事だ  プラントを守るためにはナチュラルを滅ぼすしかないって言うなら
 喜んでナチュラルを滅ぼすさ! ・・・弱いか!?卑怯か!?情け無いか!? ・・・俺は悪人か!?」
「違うよ・・・ ただ道を違えただけだ 僕にはプラントよりナチュラルより大事な物が出来たんだ」
「・・・あの女か?」
「違う・・・ 僕には夢が出来た」
408はにゃーん:04/10/05 20:36:37 ID:???



「そうか・・・ お前は俺よりプラントより あの女とその夢を選ぶんだな・・・ ・・・だったら俺とお前は敵だ!」
「・・・アスラン」
「今度こそ・・・ 今度こそお前を討つ!!」

迫り来るジャスティス  ものすごい加速  キラがいままで戦ったどの相手よりも疾い
だが、それはアスランにとっても同じこと

ビィーンッ! ジジジッ!!  ババッババッ!


サーベルとサーベルが交わる 切り結ぶことは無い 刹那 刹那 光を走らせぶつけ お互いに空を舞う

すこし距離を取り ロックする ビームとレールガンを同時に放射する フルバーストである
アラスカでいくつものMSを一瞬で葬った攻撃が、まるで通じない

ようやく当ててもシールドに阻まれる

「キラァァァァッァァァァッァァ!!!」

2本のサーベルを繋げ 振りかざすジャスティス
とっさに上空へと回避するフリーダム  リフターのビームで追撃するがシールドがそれを阻む
お互いに  核融合炉 対ビームシールド フェイズシフト装甲を持つ   終わらない戦いに思えた
409はにゃーん:04/10/05 20:39:25 ID:???



フリーダムは上空からロックする 翼のビーム砲 そして腰のレールガンを斉射
だが、狙いはジャスティスではない 雪原だ

ダダッダダッドドドドドッ!!


舞い上がる粉雪  白い霧に包まれる


「僕と君はきっと違う道を歩む でも、それでも僕達は友達だ」

飛び去るフリーダム  物理的には追えても、彼には追うことは出来なかった


「・・・キラ  この瓦礫の海を見てみろよ・・・これがナチュラルのやりくちなんだぞ
 ・・・・プラントをこんな惨状にするわけにはいかないだろう 俺は間違ってるか!?・・・キラ」

もう届かない言葉を・・・ 小さく小さく呟いた  自分に言い聞かせるために 決意として
もう迷わないと・・・ そう決めたはずなのに  それでも震えは止まらない


少年は瓦礫の海に立ち尽くす   いまだ見ぬ答えを求めて・・・
410はにゃーん:04/10/05 20:42:02 ID:???
「キラ!」
抱きつく金髪の少女
「このばかぁぁぁっ!オマエ!・・・おまえ!」
少女は泣いている
「死んだと思っていたんだぞ!このやろう!」
「・・・ごめん」
「ほんとに・・・ 生きているんだな」
「うん ・・・生きているよ」


「めちゃくちゃ落ち込んでいたぞ アイツ」
「あいつ・・・?」
「オマエを殺したって泣いてた」
「アスラン・・・?」
「そうだよ アイツ、オマエがいなくなったって小島に倒れていたんだ それで私が保護してな」
「そうか・・・ ありがとうカガリ」
「い、いや・・・ オマエにお礼いわれてもな・・・」
「アスランは僕の友達だから・・・」
「小さい頃からの親友・・・だったらしいな」
「うん アスランは昔からすごくしっかりしててさ 僕はいつも助けてもらって・・・」
「・・・なんでオマエはそんな奴と戦ってまで地球軍の味方をしてたんだ・・・?」
「いままでは・・・ ながされてたんだ 仕方が無いとか 守るためとか そうやって言い訳して・・・
 でも、もう 地球軍の味方でも ザフトの味方でも アスランの敵でも無いつもりだ・・・」
「・・・キラ」
「これから僕は地球軍として じゃなく キラヤマトとして戦う 
 それでもどうしてもアスランと戦う理由があるときは・・・ 仕方なく じゃなくて 胸を張って 戦うよ」
「・・・変わったな オマエ」
「・・・そう?」
「・・・なんか 生意気になった」
「ええっ!」
・・・なんだ あのひといなくなったって言うからてっきり落ち込んでるかと思ったのに・・・ 強くなったじゃないか キラ
411はにゃーん:04/10/05 20:44:44 ID:???




『なんたるザマだこれは! たったアレだけの戦力にパナマを落とされただと!?』
『電磁パルス兵器を使われたのだ! コーディネーターめ・・・!』
『ジョシュアが成功してもパナマが落とされては何の意味も無いではないか!』
『パナマポートの補給路が絶たれれば早々に月基地は干上がるぞ 反抗作戦どころではない!』
『ヴィクトリア奪還作戦の立案も急がせてはいるが・・・ 無傷でマスドライバーを取り返すとなると・・・』
『オーブは? オーブはどうなっている?』
『再三 徴用要請はしておるが 頑固者のウズミナラアスハめ・・・ どうあっても首を縦には振らん!』

『仕方ありませんねぇ では 僕のほうでオーブとの交渉を引き受けますよ』
『アズラエル・・・理事!?』
『いまはマスドライバーが必要でしょう? どちらかか、あるいは両方 それも早急に
 みなさまにはヴィクトリアの作戦をお願いしましょう 分担したほうが効率いいですからねぇ』
『オーブは一筋縄ではいきませんよ?』
『な〜に これは戦争なんですよ? 我々はみな命をかけているんです 中立の方々にもかけてもらわないと ね』
『武力行使するおつもりか?』
『いえいえ、あくまで交渉が上手くいかなかったら・・・ですよ  新型のテストも兼ねて・・・ね』





続く
412通常の名無しさんの3倍:04/10/05 21:02:36 ID:???
ワク(・∀・)ワク
413通常の名無しさんの3倍:04/10/05 21:16:23 ID:???
自演乙
414通常の名無しさんの3倍:04/10/05 21:26:07 ID:???
ここでは凸はホモナノカー?
415はにゃーん:04/10/05 23:02:15 ID:???






アークエンジェルのクルーは招集された

『現在、このオーブへ向け地球連合軍艦隊が侵攻中です』
『地球軍に組し、共にプラントを撃つ道を取らぬと言うのならばザフト支援国とみなす それが理由です』

ざわめきと動揺が走る

『オーブ政府はあくまで中立の立場を貫くとし 現在も外交努力を継続中ですが
 残念ながら現状の地球軍の対応を見る限りおいて 戦闘回避の可能性は非常に低いものと言わざる負えません』

『オーブは全国民に対し、都市部 及び軍関係施設からの退去を命じ不足の事態に備えて防衛体制に入るとのことです
 我々もまた道を選ばねばなりません 現在アークエンジェルは脱走艦であり 我々自身の立場も定かでは無い状況にあります』

『オーブのこの事態に際し 我々はどうするべきなのか 命ずるものも無く また私もあなた方に対し、その権限をもちえません』

『回避不能となれば明後日09:00 戦闘は開始されます オーブを守るべくこれと戦うべきなのか そうではないのか』
『我々はみな自身で判断せねばなりません よってこれを機に艦を離れようと思うものは
 いまよりすみやかに退艦しオーブ政府の指示にしたがって非難してください』

『私のような頼りない艦長にここまでついてきてくれて ありがとう』
416はにゃーん:04/10/05 23:03:25 ID:???

「キラー!」
「カガリ・・・?」
「オーブが!オーブが・・・戦場に・・・!」
凄く慌てている
「でも、正しいと思うよ 僕は オーブの取った道、とても大変だとも思うけど」
「・・・キラ」
「だから・・・僕も戦うよ オーブを守る 君のお父さん達が守ろうとしている オーブって国をさ」
「キラぁぁっ!」

ぎゅっ




「・・・艦を離れてもいいって・・・さ」
「俺は・・・残るよ このまま降りるなんてさ、悔しいからな」
「サイ・・・」
「私も残るわ」
「ミリィまで・・・?だって女の子なのに!」
「女の子とか関係無いでしょう? オーブが攻撃されるって言うのに・・・降りられるわけないじゃない!」
「・・・ミリィ」
「まぁ、そうだよなぁ 俺も残るよ ・・・できればミリィには降りて欲しかったんだけどな」
「なんでよー?トールまで私が女だからとか言うの?」
「そうじゃないけどさ・・・ 心配だろ?」
「オーブに残れば絶対安全ってわけでも無いでしょ?トールがしっかりと守ってくれればいいのよ」
「はいはい、がんばりますよー」
「俺は・・・」
「じゃあな カズイ」
「元気でね」
「またなー!」
「え・・・ いや・・・その・・・」
417はにゃーん:04/10/05 23:05:43 ID:???


『フフフ・・・ 時間です』
その言葉ともに攻撃が開始された
無数のミサイルがオーブへ向けて放たれる

『地球軍とオーブ軍 交戦始まりました!』
『・・・そう、アークエンジェル 発進します』

圧倒的物量を誇る地球軍、それでもオーブは立ち向かった

『キラヤマト ガンダム行きます!』
『ムウ ラ フラガ ストライク出るぞ!!』

先日、孤島で破壊されたストライクは回収され復元しはフラガ少佐が乗っている

『M1アストレイ、アサギ コードウェル出撃します!』
『同じくマユラ出ます!』
『M1ジュリ機 発進します!』

オーブにはM1アストレイと呼ばれる量産型MSが配備されていた
ストライクのデータとキラの開発したOSを搭載した この国の矛であり盾である


『上空より空母接近!オノロゴにMSを投下しています!』
『地球軍のMSか・・・』

地球軍はすでに量産型MSストライクダガーを完成させていた
これもまたストライクのデータを元に作られている
418はにゃーん:04/10/05 23:08:08 ID:???
「このっこのぉっ!」

ドンッガンッッドドドッンッ!

「う、動きながら・・・ 撃つ・・・!」

ビューンッ! ドガッッーン!

「ジュリ!!」
ビッーンッドッガッーン!!
「アサギ・・・大丈夫!」


性能は五分、だが、数が違い過ぎる

ビーッ ビーンッ ビーッッッ 

    ダダンッ ダダダンッ ダダッッ

「・・・はぁはぁ」
「もう!どうすりゃいーのよ!?」
「ジュリ・・・ マユラ・・・」

━━━━━━━━━━━目の前を七色の光が包む
翼のビーム砲、腰部のレールガン、腕部のビームライフル 実際には3色 5本の光であるが
瞬く間に連射されるその光は虹の色を超えていた

ダダダッッ! ダダダダダダッー!

そしてすぐさま飛び去っていく まるで虹の五月雨

「・・・すごい」
419はにゃーん:04/10/05 23:10:59 ID:???


『敵MS・・・いえ、MA接近!?』
『地球軍の新型!?』

「あれやるぞ 白い戦艦」
「撃ッ滅ッ!」

青いMSが黒いMAに騎乗している そして、その両機からけたたましいビームが放たれる

『回避ッー!』
『間に合いませんッー!』

バジジジジッッ ヴィゥーッン!

破壊の光は白いMSに遮られた

「なんだありゃ?」
「てめええええええ邪魔しやがってえええ!」

黒いMAは青いMSを地へと降ろし、可変し、さらにはハンマーを投げてきた

「くっ!!」
シールドで受ける だが、後方から先ほどの青いMSが砲撃してくる
ギリギリで回避したその頭上 緑のMSが切りかかる
「ぐああああああっ!」

『キラが・・・!』
『キラ君を援護して・・・!!』
420はにゃーん:04/10/05 23:12:11 ID:???
青いMSはカラミティ、長距離用のビームを背中に二門 胸にはスキュラ 手にはプラズマバズーカを装備
黒いMSはレイダー、可変機能を持ち空を自在に舞う 鉄球ミョルニルを持つ
緑のMSはフォビドォン、エネルギー偏向装甲と巨大鎌を持つ 異形のMS。

それぞれ連合の開発した 新型GATシリーズである


「くっ!・・・そんな・・・!」
「ハハハ・・・ハッハッハッッ!!」
「滅殺ッ!」

ドンッ ビーンッ どがんっ!

「ぐあ・・・・!」
まさかガンダムが・・・いくら3対1でも・・・・!!

ドォォビッッッーッ!!

ブォーン

え・・・?そんな・・・ ビームが曲がる・・・?

「必殺ッー!」

「ぐああああああああっ」

ドッガッーンッ!!

黒いMSに後ろを取られた
ハンマーが直撃し、海面へと叩きつけられるフリーダム そのまま沈みゆく

フェイズシフト装甲により機体にそれほど大きいダメージは無いが、パイロットへの負荷は絶大である
421はにゃーん:04/10/05 23:15:24 ID:???


ドッガッッーンッ

『キラー・・・!』
『少佐がストライクで出てるなら・・・俺がスカイグラスパーで出ます!』
『トール!?』
『トール君・・・無茶よ』
『機体を遊ばせてる余裕なんてないでしょう!?』
『だけど!』
『援護に徹します どのみちキラがやられたら・・・アークエンジェルもオーブも守りきれません!』
『トール・・・』
『頑張るって言ったろ? ・・・心配すんな!オーブは俺達の国じゃないか 好きにはさせない!』
『・・・無茶しないでね・・・』


『・・・ゴッドフリート 照準! ・・・私達も援護します キラ君もトール君もオーブも・・・絶対にやらせない!』
『ハイ!』
『ウォンバット バリアント てっー!!』


ズガンッドガッンッ!!


『進路クリアー スカイグラスパー発進・・・ どうぞ・・・』
『トールケーニッヒ!スカイグラスパー1号出ます!』
『気をつけてね・・・』

ブァーン───ッ
422はにゃーん:04/10/05 23:18:28 ID:???
「くそっ!キラがやられただと!?」
「うっせーよ! オマエも落ちろ!」

ダガッーンッ ドガッッーンッ!

「くっ!なんて火力だよ ありゃ・・・」 
ビィーッ! パンッ

ストライクのビームライフルはカラミティのシールドに簡単に弾かれる
だが、カラミティの火力はとてもストライクのシールドだけでは覆い切れない

「少佐ー!私達も援護しますー!」
「来るな!こいつは俺がやる!」
「ですが・・・!」
「そんな腕でうろうろされても邪魔なんだよ! ダガーの相手をしてろ!」
「は、はい! すみませんでした!」
・・・悪いな 俺だってMS初めてなのに 偉そうに・・・

「うぜーよ!さっさっと死ねよー!」
ダガッダガッダガッーンッ!!

くう!バカバカ撃ちやがって・・・ アイツと射撃戦やりあうなんて馬鹿だよな?・・・それなら!

ストライクはエールを噴かせ一気にカラミティとの距離を詰める
「なに!?」
「貰った!」
サーベルを引き抜き振りかざす
「うぜえって言ってんだろ!!」
「・・・・!?」
カラミティの胸部スキュラが放たれた

ドガオッーン
423はにゃーん:04/10/05 23:21:02 ID:???


「ハァハァ・・・」
深い海へと沈みゆくフリーダム

「うう・・う・・・」
いくら核搭載とは言え あれほどのMS 3機を相手にして勝てるはずはない 諦めるには十分な理由だ


『ならば私の夢とこのフリーダムを・・・ ガンダムを貴方に託します』
ラクス・・・

『キラぁぁっ!』
カガリ・・・

『・・・キラ どうしてお前が生きてるんだ!!』
アスラン・・・

『そんなことできるわけがないだろう!』
・・・僕は諦めない  こんなとこで負けられない 

『期待しているよ』

強く・・・ もっと 負けない・・・・! 諦めないっ! 変えてみせるっ!

ブゥワッ!  ・・・・ブォッォッ!!

 少年の夢は 翼を広げ空へと羽ばたいていく

424はにゃーん:04/10/05 23:23:10 ID:???
「ハハハッ 向こうから寄って来るよ ばかぁ?」
『バリアント!イーゲルシュテルン!ゴッドフリート・・・斉射ッッ!!』

「そんな戦闘機でどうするつもりぃ〜?僕のレイダーの方が早いよぉ!」
「ちくしょッー!」


・・・ターゲットロック

ブワッッッ!!

「何!?」 「ん?」

激しい水しぶきを上げて 10枚の翼を広げたガンダムが舞い上がる

ダダッダダダダダッダダッ ババッババババババッバッ! ビビビビッビビビッ!!

虹の五月雨 フルバースト  レールガン ビームライフル ビームカノンを一斉に放つ

ドンッガンッドンッ
「う、うわっ!ちくしょっ ぐああああっ!」
レイダーのシールドで防ぎきれるはずも無く また不意を突く攻撃に回避も出来なかった

「ふん・・・!? え・・・!?」
ばんっどんっがんッ!
フォビドゥンに対しては正確にレールガンのみをぶつける!
しかし、トランスフェイズ装甲を持つフォビドゥンには実弾兵器も効果は薄い

「もらったっー!!」
後方からスカイグラスパーが、揺れるフォビドォンにアグニを放った

ドッガガガッーン!
425はにゃーん:04/10/05 23:26:03 ID:???

ジジジジジジジジジッッッ!ババッババッバッ!

「ぐあああっ!」
「はぁはぁ」

カラミティのスキュラに対しストライクはとっさにシールドをぶつけた
ビームコートのシールドがビームで焼け潰れていている だが、押し切った
カラミティから放たれたスキュラはカラミティを破壊した

「くそぉぉぉぉっ!!おぼえていろよ! クロトー!」
「はぁはぁ・・・ なんとかなったのかね・・・?」

「少佐ー!」
ビーッ ドガンッ!

「おっと・・・ 悪い・・・」
「ダガーの相手は私達がします!少佐は下がってください!」
「すまないな・・・ 後で夕食はおごってやるよ」
「おろ? ナンパですか?」
「ば、馬鹿野郎ッ!」
「あっはっは」







続く
426通常の名無しさんの3倍:04/10/05 23:32:11 ID:???
種が面白く見える!
何故だ!?
427通常の名無しさんの3倍:04/10/05 23:40:10 ID:???
まぁ、こういうことだ
天使の輪氏やはにゃーん氏>>>>>>>>>超えられない壁>>>>>>>>>両澤
428通常の名無しさんの3倍:04/10/06 01:42:32 ID:???
>>426
IFだからさ・・・
429通常の名無しさんの3倍:04/10/06 02:11:50 ID:???
何回も言われてるが種は素材はいい、負債ってシェフが糞すぎるだけで
自分ならこうするああするってIFが面白いのは当然だろう

まぁ技量のある作家じゃないとここまでは面白くできないだろうけどね
430通常の名無しさんの3倍:04/10/06 08:48:49 ID:???
同人作家として見た場合

天使の輪氏やはにゃーん氏>>>>>>>>>超えられない壁>>>>>>>>>両澤
431通常の名無しさんの3倍:04/10/06 09:44:02 ID:???
トールカコイイ
432通常の名無しさんの3倍:04/10/06 16:05:45 ID:???
文章はあんまうまくないけど、話の展開としては面白いね。
キラがまともに見える。
433通常の名無しさんの3倍:04/10/06 17:14:26 ID:???
文章下手って言うか、雑だよね 天使の輪氏とかと比べると
なんかあらすじって感じ
434通常の名無しさんの3倍:04/10/06 17:36:39 ID:???
そういう言い方は失礼だろ
435通常の名無しさんの3倍:04/10/06 18:30:11 ID:???
でも読めるんだよね。
436通常の名無しさんの3倍:04/10/06 18:39:02 ID:???
丁寧にしすぎて更新止まるよりはいい
展開も早いし
437通常の名無しさんの3倍:04/10/06 19:54:52 ID:???
アスラン合流するのかなー。しないで軍人貫いてほしいなー。
ヘリオ組は活躍があったりするのかなー。して欲しいなー。
兄貴はいい所で被弾して帰ってきてばかりじゃなさそうだなー。

その様に期待を持たせてくれる話だと思う。うん。
438通常の名無しさんの3倍:04/10/06 20:11:12 ID:???
トールは次回辺り死ぬに100種
439通常の名無しさんの3倍:04/10/06 20:54:27 ID:???
丁寧でもなく、脚本あげるのが早いわけでもなく、展開だけは早いと言うか支離滅裂だった嫁
440通常の名無しさんの3倍:04/10/06 23:54:20 ID:???
まぁ全然嫁よりは一万倍面白い訳で
441通常の名無しさんの3倍:04/10/07 00:41:15 ID:???
SEEDって勿体無いことしてるんだなーと再確認できる出来だ
442通常の名無しさんの3倍:04/10/07 09:10:05 ID:???
グダグダな脚本を仕上げるのにも8日掛かったって・・・
嫁って本当にプロなのか?
443通常の名無しさんの3倍:04/10/07 12:48:32 ID:???
>>442
ただの腐女子
444はにゃ@戯言:04/10/07 13:29:50 ID:???
参考のために種本編最近かなり見てるんですけど、なかなかおもしろいですよ
本編あっての2次創作ですし、実際 セリフとかも8割は本編の引用です・・・私のは
7,8巻は半分以上総集編でおいおいって感じでしたけど、それ以降は割りと・・・
見るたびにフォドォンとレイダーがかっこよく見えてくるから不思議 最初はゲテモノにしか見えなかったのに

DVD返してきました!そして最終巻までのビデオ借りてきました(DVDは全滅、デス種の影響かな)

いよいよクライマックス・・・か?というわけで今後ともよろしくお願いします
それでは 失礼しました
445通常の名無しさんの3倍:04/10/07 17:24:09 ID:???
映像にしてないのがいいんじゃないか?
種はバンクがおおすぎるし、動きもしょぼかったから。

相手艦を視認できる距離で「まだ遠い」とかいってたし。
446通常の名無しさんの3倍:04/10/07 17:35:12 ID:???
小説読む分には面白いって話だしなー
読んだことないけど
447通常の名無しさんの3倍:04/10/08 11:07:41 ID:???
人大杉になりやすくなっているけど
自分はブラウザ入れられないから見れなくなるのはツライ…。
はみゃーん氏は見書き出来るのかな…。
448通常の名無しさんの3倍:04/10/08 12:27:16 ID:???
はにゃーん氏だった…吊って来る…∧‖∧
449通常の名無しさんの3倍:04/10/08 14:21:11 ID:???
ワロタ
450はにゃーん:04/10/08 22:23:03 ID:???





「あ、あの戦闘機・・・よくも・・・ よくも・・・!」
「なにやってんだ!引くぞシャニ!」
「だけど・・・!」
「また苦しい思いしたいのかよぉ!?」
「くっ・・・・!」



「はぁはぁ・・・引いていく・・・?」
「やったな!キラ!」
「・・・トール」

『艦長!アスハ代表より打電です』
『どうしたの!?』
『アークエンジェルは直ちに戦線を離脱しカグヤへと降りろ と!』
『カグヤ・・・?』
『オーブのマスドライバー施設です!』

451はにゃーん:04/10/08 22:25:47 ID:???


「まだ軍本部の制圧できませんか〜? おかしいですねぇ?」
「ご自慢の新型、思うほど働いてくれてはおらぬようですが?」

『レイダー フォビドォン カラミティ 帰投します』

「ちぃっ 役立たずどもめ・・・」

「やめやめ、ちょっと休憩ですよ 艦長さん 一時撤退です」
「なんですと?」
「どうせストライクダガーだけじゃどうにもなりませんよ ・・・オーブの底力思っていた以上のようですねぇ」



「ぐぅぅぅぅぅぅ・・・」
「ああ・・あああ・・・ああ・・・」
「はぁぁぁっっっぅ くしょぉっぅ!」

『君達、やれやれ これだけ強化してあげてるのに 一体どういうことですかねぇ?』

「はぁはぁはぁ・・・・」
「うう・・・」

『もう苦しい思いなんてしたくないでしょう? 期待しているんです 貴方達には頑張って貰わないと ねぇ?』

「ホラ、薬だ 増量してある」
「ありがたいこって・・・」
「はぁはぁ・・・」
452はにゃーん:04/10/08 22:29:01 ID:???


「オーブを離脱? 我々に脱出せよと そうおっしゃるのですか!?ウズミ様」
「あなた方にも もうおわかりであろう? ・・・たしかに君達はよく戦ってくれている
 だが、オーブが失われるのも もはや時間の問題だ」
「お父様何を!?」
「人々は避難した 支援の手もある  ・・・後の攻めは我等が負う」

「お父様!!」 「ウズミさん・・・」

「だが、例えオーブを失っても、失ってはならぬものがある 地球軍の背後にはブルーコスモスの盟主 ムルタ アズラエルが
 そしてプラントもいまや コーディネーターこそが新たな種とするパトリック ザラの手の内だ」
「・・・・・。」

「このまま進めば世界はやがて 認めあわぬもの同士が 際限なく争うばかりのものとなる
 ・・・そんなものでよいのか? 君達の未来は」
「・・・・・・・・。」

「別の未来を望むのならば いまここにある小さな火を抱いて・・・ そこへ向かえ
 ・・・またも過酷な道ではあるが・・・ わかってもらえるな マリューラミアス殿」
「・・・はい」
「お父様!!」
「では、急ぎ準備を」
「・・・ハッ」
「お父様・・・!!」

453はにゃーん:04/10/08 22:33:50 ID:???


クサナギの予備ブースターをアークエンジェルに取り付ける
それで大気圏を超えるのだ  宇宙(そら)へと向けて


『さぁ、これで蹴りにしてくださいね? ・・・攻撃再会します』
『レイダー フォビドォン カラミティ 出撃しました』
『これは・・・オーブの残存部隊はカグヤへ集結してる模様です』
『カグヤですか・・・? 敵も必死なようですね』
『まさに背水の陣ですな・・・』
『アイツ等にマスドライバーを壊すなと伝えてください』



「お父様!脱出はみなで・・・!」
「お前はいつまでぐずぐずしておる!早くいかぬか!
 我等には我等の役目  お前にはお前の役目があるのだぞ!」
「でも・・・!」
「想いを継ぐもの無くばすべて終わりぞ! 何故それがわからん!」


『敵MS接近!』
「僕が迎撃に行きます!」
「キラ・・・!」
「少佐とトールはアークエンジェルに・・・!」
「だけど・・・!」
「大丈夫 僕もすぐにクサナギに乗るから」
「・・・わかったよ 気をつけてな」

少年は大天使から降下する
454はにゃーん:04/10/08 22:39:37 ID:???



『艦首上げ20! ローエングリーンスタンバイ!!』

『発射ッッ!!』

ドドドドドドッッババババッバッ!!

ローエングリーンが空を破る  そして大気とまじわり陽電子干渉を引き起す
虹のプラズマに包まれ 大天使は宇宙へと駆けてゆく



「なんだよぉ?逃げられちまったってか!?」
「いーや、もう一機いるよ」
「じゃ、あれ壊すよ」

バッーンッバッッーン!

「バカ!マスドライバーには当てるんなよ!」
「わってるよ!」
「・・・ん?」

太陽を逆光に何かが舞い降りてくる

ダダダダダッダダダダダダッ

「くそぉぉぉおお!」
「あの変なのか!」
「邪魔スンナよな・・・・!」
455はにゃーん:04/10/08 22:42:17 ID:???



『お父様っ!』
『いいから来るのだ!』

『急げ!キサカ! ・・・この馬鹿娘を頼むぞ!』
『・・・ハッ』
『おとうさまぁっ!』
『そんな顔をするな オーブの獅子の娘が・・・ 父とは別れるが、お前はひとりではない 兄弟もおる』
『おとう・・・さま・・・? これは!』
『そなたの父で・・・幸せであったよ 行けキサカ!頼んだぞ!』
『おとう───

扉は閉じる 想いを乗せて


456はにゃーん:04/10/08 22:46:12 ID:???




レールを走り出すクサナギ 空へと向けて

「おいおいおいおい!逃がすかよ!」



僕は・・・ この国を守れなかった・・・
僕は・・・ 結局 何も出来なかった・・・

だけど・・・! せめて・・・! クサナギは・・・! 想いまでは壊させないっ!!

━━━━━━━━━━━ッッ!


ダダッッババッバババッ!! ダダダダダダダッ!!

天から、まさに雨の如く降り注ぐ弾丸


「な、なんだとおー!ぐああっ」
「ぐおっ!クロト!この野郎!しっかり飛べよぉ!」

カラミティを背負っているレイダーにはとても回避できない  海面へとぶつかってゆく 



457はにゃーん:04/10/08 23:00:00 ID:???


ガンッガンンッ! ヴィィーンッ!

「効かないよ ・・・ん?!」

フォビドォンは左右の特殊装甲を盾に防御する ビームは曲がり実弾はトランスフェイズに阻まれる

 ダダダッ ダダダダッッ           ・・・・〜ドッシャッーン!!

白いMSは空からそのまま水中へと落下した  そして


─────バジッッ!!

「え・・・・・・?」

刹那 海中から飛び出しビームサーベルで切り裂く


   ジジジッ バゴッッ!
右の特殊装甲が切断された

すぐに鎌を構え 体勢を整えるがもう遅い  フリーダムはすでにフルバーストの構えだ

ボグッッビャヒュッッドガッッ!!

ギリギリ左の特殊装甲をで受けるが とても、止めきれない そのまま海中へと叩きつけられる

  ドシャッーンッ!

「はぁはぁ・・・ よし」
458はにゃーん:04/10/08 23:03:14 ID:???


クサナギはレールを走る 道を阻むものは何も無い  そして加速し空へと飛び立っていく

『種は飛んだ これで良い  オーブも世界も 奴等の好きになどさせん』



バカドカドカバガッドドガーン

ドドドドッッドドドドドドドッッッバババッババッバババッババ


ドガバガドガドンッ バガドガドガドンッッ



崩壊するオーブ




「おとおさまあッッッ!!!!




続く
459はにゃ@後書き:04/10/08 23:08:57 ID:???
>>447さん
thxです 2chブラウザいれました〜!


戦闘シーン難かすぎます、もう言葉のボキャブラリーが少なくて・・・ 特にフリーダムVSジャスティスの戦闘シーンは本編に無いんで構想が難しくて・・・
上のほうの短いワンシーンだけでかなり限界 もういっそアスランは味方に(嘘

さて、今回はなんだか特別IF的な要素が何も無い話で申し訳ありません、次回あたりからやっとハマーン様の出番が・・・!来ますように・・・zzz


それでは 失礼しました
460通常の名無しさんの3倍:04/10/09 17:58:44 ID:B6OKM8Tf
落ちないようにage
461通常の名無しさんの3倍:04/10/10 04:31:48 ID:???
保守
462通常の名無しさんの3倍:04/10/10 21:07:20 ID:IwZMq8F+
はにゃーん様降臨お願いします!!
あげ!
463通常の名無しさんの3倍:04/10/10 21:17:55 ID:???
むしろ出にくくなるって・・・
464通常の名無しさんの3倍:04/10/11 03:49:18 ID:???
はにゃーん氏のおかげで種が好きになりそうだ
でも最近ハマーン様が出てこないね、それにキラとの絡みもしばらく無さそう…
一応キラがハマーンと出会ったことで、種世界が変わったって内容だからこれで良いのか
ともかく、最後まで頑張ってください
465通常の名無しさんの3倍:04/10/11 08:09:55 ID:???
ハマーン様にとって吉良は雑魚。
466はにゃーん:04/10/11 10:11:01 ID:???



「ハマーン! ならば お前はこの戦争、どちらに正義があると言うのだ!」
「そんなものどちらにも無い そして誰にでもある」
「そういう事を言っているのではない! ナチュラルはコーディネーターのその力を妬み嫉妬し抑圧しているのだぞ」
「・・・人は弱いのだ 仕方あるまい」

「その弱さが世界を滅ぼす お前にはわかっていたはずだ!」
「それでは聞くが、コーディネーターはそんなに強い生き物なのか?」
「・・・少なくてもナチュラルよりは 優れている」
「その傲慢さもまた 人の弱さゆえであることに 私は気づいたんだよ シャア
 多少、身体能力が高くても、宇宙に住んでいようとも、地球を遠く離れようとも 所詮 ヒトはヒトだ
 ・・・弱い人間なんだよ 私もお前もな」
「・・・・ハマーン」
「素直になれ シャア  地球の重力に魂を引かれるというのは、人や地球を愛しているという証拠ではないか
 何も恥ずることなどないんだよ  私はひとりの子供にそれを教わった」 
「・・・愛してるからこそだ 愛する星を 人を 愚かな人間になどに任せてはおれん!」

「愚かなのは、ナチュラルもコーディネーターも 私もお前も同じだ お互いにそれを認めることが出来たなら わかりあうことだって出来よう」
「・・・人は自分が正しいと信じねば戦うことなど出来んよ  自分が今までやってきたことを愚かなどとは認められんさ」
「それが子供だと言うのだ! シャア」
「・・・ならば 私にどうしろと言うのだ! ハマーン」
「人類に粛清などという幻想はもう捨てるのだ シャア」
「・・・だが、私一人やめたところでこの戦争は終わらんよ これは総意なのだ
 それともお前はすべての人間の心を変えられるとでも言うのか?」
「・・・シャア」
「それにザラ議長には恩もある ここでやめるわけにはいかん!」

人類を粛清するためではないと言うならば、死んだはずの私が 何故この世界にいるのだ!
私はここで何をすればいいのだ!? この世界にはララァもいない 教えてくれ ハマーン・・・
467はにゃーん:04/10/11 10:14:50 ID:???


『クサナギのドッキング作業終わりました』

今後の話し合いのため、フラガとマリューはクサナギへと来ていた

「・・・カガリさんは・・・?」
「いろいろあってね・・・泣くな とは言えんよ いまは」
「そうですか・・・」
「お? アークエンジェルと似ているな〜」
「アークエンジェルが似ているのだ」
「親は同じモルゲンレーテですものねぇ〜」
「エリカ シモンズ主任?」
「お久しぶりね 少佐」
「宙域図を出して貰えますか? 主任」
「はい キサカ一佐」
「なんで主任がここに?」
「慣れない宇宙空間のM1運用ですもの 私がいなくちゃしょうがないでしょ?
 別に少佐を追いかけて来たわけじゃなくてよ?」
「ゴッホン」
「あっはっはは・・・」



「カガリ・・・ 大丈夫・・・?」
「ああ・・キラ・・・ うん・・・これ・・・」
「これ・・・? 写真・・・?」

双子の赤ちゃんと、その母らしき人が写っている
「・・・うら」
「ん・・・? キラ・・・? カガリ・・・? え・・・?」
468はにゃーん:04/10/11 10:17:41 ID:???
「クサナギが発進するとき ・・・お父様から渡されたんだ
 オマエは一人じゃないって・・・ 兄弟もいるって・・・」
「どういう・・・こと・・・?」
「わ、私にも・・・わかんないよ・・・」




「L4のコロニー群?」
「うむ クサナギもアークエンジェルも当面物資に不安は無いが・・・無限では無い 特に水はすぐに問題になる
 L4のコロニー群は開戦の頃より破損し、次々と放棄されていまでは無人だが 水場としては使える」
「なるほど ね」
「なんだか思い出しちゃうわね・・・」
「ユニウスセブンか・・・」





「いやいや、お見事でした サザーランド大佐」
「いえいえ、ストライクダガーは良い出来ですよ
 オーブでアズラエル様が苦戦なされたのは 報告された予期せぬ機体のせいでしょう」
「まだまだ課題も多くてねぇ しかしよもや あーまで手こずるとはねぇ・・・ 
 ホントとんでもない国だったよオーブは  何考えてたんだか・・・」
「うまく立ち回って甘い汁だけ吸おうと思っていたのでしょうなぁ 卑怯な国ですよ
 プラントの技術も相当入っていたようですしな・・・ いや、もしかしたらそのMSはザフトの物だったのかも知れない」
「それにしてもアイツ まさか3機がかりで落とせないとはなぁ・・・ 早くアレの解析を終われせないと・・・」
「アレ・・・?」
「そうアレです アレ    勝利の鍵って奴ですよ フフフ」
469はにゃーん:04/10/11 10:21:06 ID:???




「・・・シャア」
私はまた軟禁された   よく考えればこの世界へ来てからの大半の時間はこうして過ごしてきた・・・
私もつくづく運が無いな
せっかく再会できたシャア  今度こそわかりあえると思ったのに・・・

キラはどうしたかな・・・ まさか生きているだろうな・・・?
もうアークエンジェルに戻っただろうか・・・?
私のことを心配しているだろうか・・・?
泣いたりしてないだろうな・・・?

ふふ ひとりになると いつもこんなことばかりが頭に浮かぶ
・・・だが、意外にこういうのも悪くはない
・・・そういえばシャアと初めて逢った時、あの頃の私も・・・



はぁ、いかんな こんな部屋にずっと閉じ込められていると 頭がおかしくなる

・・・そろそろ助けに来てくれても良い頃ではないか?

大体 アラスカのとき貴様が来てくれると思ったのだ それなのにお前は来なくて・・・そのせいで私はこんなところにいるだぞ

・・・最後に話をしたのはいつだったかな・・・ もう随分と昔のような気がするな・・・
 ・・・私はここにいるよ


『ごきげんよう お姉さま♪』
・・・ん?
470はにゃーん:04/10/11 10:23:54 ID:???

「お姉さま〜!  こんなところで何をなさってるんですか?」
「・・・お姉さま・・・? お前は・・・ えっと」
「ラクス クラインです・・・  覚えていてくださらなかったのですね・・・」
「いや、覚えている ・・・アークエンジェルで会ったな」
「はい♪」

「・・・お前はこんなところで何をしている?」
「お散歩ですわ」
「・・・そうか」
「お姉さまは何を?」
「私か・・・? 私は・・・ 何をしているのだろうな・・・」

「キラさまは・・・ 行かれました 戦うそうです 世界を変えるために・・・」
「そうか・・・  ん キラに会ったのか?」
「先日までキラさまもプラントにおられましたの」
「・・・そうか」
無事ならよいのだ それで・・・

「お姉さまは・・・? これからどうなされるのですか?」
「・・・そうだな どうしようか・・・」
「・・・お姉さまでも迷うことがあるのですね」
「そう・・・だな・・・ 昔の私ならきっぱりと答えを出せただろうな」
「いまは・・・出せませんか?」
「・・・私はわかったんだよ 答えは・・・無理に出す必要は無い 私はいつも急ぎ過ぎていた
 不安で 何か確かなものが無いと落ち着かなかった」
「いまは 答えなど必要無いと・・?」
「いや、そうではない それに・・・ いまの私には やりたいこと がある」

やるべきこと ではない   やりたいこと が
471はにゃーん:04/10/11 10:26:29 ID:???


「それはちょうどよかったですわ」
「何?」
「私もこれから キラさまに会いに行こうと思っていたのです ご一緒しませんか?」
「だ、誰もキラに会いに行きたい などと言っておらぬだろ・・・!」
「違うのですか?」
「・・・いや・・・、それは・・・」
「私はキラさまに会いに行きたいです」
「・・・! お前・・・!」
「私の望む未来は・・・キラさまと同じですから」
「・・・? ・・・それは・・・どんな未来だ?」
「ナチュラルもコーディネーターも安心して笑っていられる・・・そんな世界です」
「・・・そうか 奇遇だな 私の望む未来とも似ている」
「それは・・・お姉さまが私に教えてくださったことですもの・・・」
「だが、それは容易なことではないぞ?」
「わかっています だからこそ私達は力をあわせられるのではありませんか」
「ふふ そうか そうだな」
「一緒に来て頂けますか?」
「ああ、ともに歩もう それも悪くない」

私はいままでずっとひとりで歩んできた
他人に頼らず私自身が強くならねばと思ってきた それは間違いじゃない 
だが、想いを紡ぐことで もっと強くなれるのならば それもまた間違いじゃない

私は歩んでみよう この者達と・・・ いままで知らなかった別の世界を
472はにゃーん:04/10/11 10:30:15 ID:???


「さぁ、こちらです」
「ん・・・?なんだこれは・・・ 戦艦・・・?」
「ハイ お姉さまにはこの船の艦長をして頂きます」
「は・・・?」
「そして私達の指揮を取って頂きます」
「私達・・・?」

周りをザフト兵が取り囲む

「ん・・・!?」
「大丈夫です、彼等は味方です」
「始めまして ハマーンさん 我々はクライン派です」
「クライン派・・・?」
「ハイ、ラクス様、そして貴女方と夢を同じにするものです」



『さてと・・・ あーあー 本艦はこれより最終準備に入る あーいいか?これより最終準備に入る 準備にかかれー!』


「だが、クライン派なのだろう? ならば指揮はお前が・・・」
「では、ハマーン派に変えますか?」
「そういう問題ではない」
「そうです 名前なんてどうでもよろしいじゃないですか 貴女にこの艦をお任せします」
「だが、私は・・・」
「大人の義務です お姉さまには先頭を歩いて頂きます」
「ふふ ・・・お前はきついことを言う」
「ごめんなさい でもどうしてもお姉さまにお願いしたいのです」
473はにゃーん:04/10/11 10:34:19 ID:???



「おまたせしました」
「いえいえ、ご無事でなにより〜!」
「お、お前は・・・」
「おやおや、さっそく本命の登場か〜」
「お姉さまにはこの艦の指揮をしてもらいます」
「そりゃ嬉しいねぇ〜 美人な艦長さんで だけど艦長なんていきなり出来るのか?」
「あら お姉さまはプロなんですのよ ね?」
「あ・・・ あぁ・・・何故わかるんだ?」
「目を見ればわかります」
「そういうものか・・・?」
「はい♪」
「そうか・・・ ところで貴様は・・・ 貴様は何故ここにいる?アンドリューバルトフェルド!」
「な〜に 簡単なことさ 僕の夢もあんたらと同じってこと たしかに戦争を終わらせるなんて不可能に近い
 だが、死んだはずのこの僕がこうして生きているんだよ? 賭けて見たくなるじゃないか 奇跡という奴に」
「奇跡か・・・ だが奇跡は待っていれば勝手に起きるものでは無いぞ?」
「わかっているさ だから僕等は精一杯戦う 奇跡を信じ 夢を叶える為に 君達と共にな」
「そうか・・・」
「アンタが力を貸してくれるって言うなら心強いんだがなぁ〜?」
「それはこちらのセリフだよ アンドリューバルトフェルド 貴様が副艦になるというなら心強い よろしく頼むよ」
「おーけい! それじゃさっそく出向といくかねぇ〜?艦長さん」
「この船の名は?」
「・・・エターナルです」
「よし、エターナル発進する!」
「・・・ハッ」

474はにゃーん:04/10/11 10:39:24 ID:???


続く




475通常の名無しさんの3倍:04/10/11 11:02:55 ID:???
スッゲエイイッ!!
476通常の名無しさんの3倍:04/10/11 11:11:15 ID:???
ラクスに洗脳されるのだけは勘弁な
477通常の名無しさんの3倍:04/10/11 11:52:51 ID:???
>>474
長っ!
478通常の名無しさんの3倍:04/10/11 15:11:30 ID:???
凄くおもしろいです。
479通常の名無しさんの3倍:04/10/11 23:35:15 ID:???
はにゅーんさん、おもしろいですわ。



でも お 姉 さ ま かよ
480通常の名無しさんの3倍:04/10/12 00:37:01 ID:???
× はにゅーん
○ はにゃーん

いやー、面白くなってきましたね。仕事の後にビール飲みながらここ、が最近のサイクル。
お疲れでしょうががんばってくださいね。
481通常の名無しさんの3倍:04/10/12 19:58:24 ID:SWI+vtcU
はにゃーんさん、シャアがパトリックに付く展開は、
ディュランダルを池田秀一さんが演じる事を計算して
そのようにされたのですか?
482481:04/10/12 20:03:19 ID:???
アゲてしまった・・・すいません・・・m(_ _)m
483はにゃ:04/10/12 23:09:52 ID:???
いろいろお言葉ありがとうございます
デュランダルさんは・・・偶然です! 言われて初めて気づきました〜 そういえばそうでした
お姉さまは・・・ハマーン様と呼ばせるのもどうかと思いまして・・・
シャアとハマーンのセリフもだけど、ラクスのセリフ考えるのも難しい
出来るだけ近づけてはいるつもりなんですが、原作と性格が若干違うかも知れませんがご了承ください

それでは、失礼しました
484通常の名無しさんの3倍:04/10/12 23:23:03 ID:???
(・∀・)イイ!です!
少し種を見直しました!(負債ではなく種を)
これから物語が盛り上がる所ですね。負債には肩透かし食らったんで
はにゃ〜ん様、お願いします!もちろんハマーン様とキュベレイもこれから大活躍ですね!?

485481:04/10/12 23:58:33 ID:???
はにゃ-んさん、寝ていた間に降臨してくれていたの
ですか!!
うれしい!ありがとうございます!!
頑張ってください!
486通常の名無しさんの3倍:04/10/14 23:03:25 ID:???





『おい!なにをしている!貴艦に発進命令など出ていないぞ!おい!どうしたのだ?バルトフェルド隊長?!』


「メインゲートの管制システム コード変更されました」
「あらあら 幸先わるいねぇ たっく」
「構わん 主砲斉射と同時に発進しろ」
「おうおう ぶっ壊して行くってんだな? ちょっと荒っぽいが返って縁起がいいかもな」

『主砲発射準備 照準メインゲート 発進と同時に斉射!!』

『何をするエターナル!艦を止めろ!』
「仕方ありませんね 私達は行かねばならないのですから」
『うてっー!』

ボッゴォォッッーンッ!

扉は開いた 彼等の船は籠から飛び出す

487通常の名無しさんの3倍:04/10/14 23:04:48 ID:???



「なんだと エターナルが奪取された? ラクスクラインとハマーンカーンか・・・ ふむ」
「追撃命令が出ていますが・・・?」
「このヴェサリウスでもいまから追ってあの速度に追いつくものか 間に合うまい ヤキンの防衛軍に任せるよりないだろう」
「ハッ・・・」


ブォォォーーッンッ


「なんですか今の赤いのは?」
「わかりません 友軍機のようですが」
「フフッ あんな速度 奴しかあるまい」
(フハハッ 女に逃げられたか 傑作だな 赤い彗星)

488通常の名無しさんの3倍:04/10/14 23:09:30 ID:???




「前方にMS部隊展開!」
「ヤキンの防衛隊か・・・」
「この艦にMSは無いのか?」
「あいにく出払っててね・・・ こいつはジャスティスとフリーダムの専用運用艦なんだ」
「ジャスティス?フリーダム?」

ドンッガンッドドンッ

「全回線に通信を開いてください」
「ん・・・?」
「了解〜」

『私はラクスクラインです 願う未来の違いから私達はザラ議長閣下とは敵対することになってしまいました
 ですが、私達はアナタ方との戦闘を望んではいません どうか船を行かせてください
 そしてみなさんももう一度私達が本当に戦わなければならないものがなんなのか 考えてみてください』

「まぁ、いきなりそんなこと言われても簡単にはいかないわなぁ」
「お前という奴は、本当に無茶ばかりを言う」
「いけないでしょうか?」
「いや素適だよ 無茶を通してこその我等なのであろう?」
「はい♪」


489通常の名無しさんの3倍:04/10/14 23:15:37 ID:???



『私はラクスクラインと夢を同じにするもの ハマーンカーンである
 たしかにコーディネーターとナチュラルは同種では無いかも知れない たしかにコーディネーターにはナチュラルには無い力がある
 だが、それは何のための力だ? 何を望まれ与えられた力なのか? 何故 お前らにはそんな力があるのだ? お前達はその力で何をしたいのだ?
 その答え 簡単に見つかるとは思わん  だが、その答えが 戦争をするため では無いということを私達は信じている
 そしてナチュラルとコーディネーターが融和し、共に平和の未来へと歩むことを願っている
 もし、我等と想いを同じくするものあらば そこを退け 我等に道を託せ かならず叶えると 約束しよう!!』

「お姉さま・・・♪」
「ふふ たまには な」
「・・・やれやれ なに考えてんだか 先が思いやれるよ アンタらには」
「敵MS接近してきます!」
「迎撃開始するぞ!」
「コクピットを狙わないでくださいね」
「んな 無茶な・・・」
「ふふ だが間違いではない 我々の敵はコーディネーターというわけではないのだ それにいつか味方になるということも考えられよう? 攻撃は最小でいい」
「簡単に言ってくれるねぇ」
「火線は弾幕と 道を開くことにだけ使え!ここを突破できればそれで良い!」

490はにゃーん:04/10/14 23:17:03 ID:???




ダダンッ ダダダダンッ
   ドドンッ    ダダンッ

「なんとか抜けらそうだなぁ〜 演説の効果かな〜?」
「そうだといいですわね」
「人はわかりあえるらしい からな」


「これは・・・急速にMS接近! 後方からです!」
「後方だと!?プラントから追いかけてきたのか!?このエターナルの速度をか!?」
「こ、これは・・・ゲイツの3倍以上の速度が出ています!」
「・・・奴か」

「・・・奴?」
「不味いな 機関最大!最大船速でこの空域を離脱しろ!」
「すでに120%でやってるさ」
「ならば150%出せ! 落とされるぞ 使える火線は後方に集中させろ」
「何言ってるんだ?まだ前方にはヤキンの防衛隊が残っているんだぞ!?」
「奴に比べれば可愛いものだ いいな・・・ 落とせるとは思わん!だが火線を集中させて少しでも時間を稼げ!」
「何者・・・なんですか・・・?」
「・・・赤い彗星だ」


491はにゃーん:04/10/14 23:21:51 ID:???

逃げ切れない・・・? ・・・諦めるなどという言葉は遠に棄てた!

「もっと速度をあげろ!」
「これ以上は無理だ!デフリに当たる!」
「時期にヤキンも抜けるのであろう?前門の主砲はデフリの排除に回せ!後ろに撃てる物は全部奴に回すのだ!」
「たっく無茶いいやがる」
「死ねというよりはましであろう!?」


 ズガッーッ ズガガッッーッ!

遠くから、本当に遠くからビームの波が押し寄せる

「うおっ 馬鹿なこの距離で攻撃を当ててきただと!?」
「くっ もう射程内か・・・ 取り付かれれば終りだ・・・速度をあげろ」
「なんなんだよあのMSは!?」

『逃がさんよ ハマーン!』

赤いMSは急速に追い抜く そして ふりかえり 腹部から拡散粒子砲を放った

ドガドガドガッッーンッ!!
492はにゃーん:04/10/14 23:25:09 ID:???



「ぐっ ・・・直面です・・・・!赤いMS!ライブラリ無し!」
「は、速い・・・ 来るぞ! 対空!ミサイル発射管開け! 」

『ハマーン!何故だ 何故逃げたりする!!』
シャア・・・

『私は逃げたりなどしてないよ シャア!』
『ええいっ! ならば何故 勝手に飛び出した!』

赤いMSは無数のミサイルを腹部のメガ粒子砲で薙ぎ払い   ひとつひとつ発射管を破壊していく

『お前が私をあんな所に閉じ込めるからであろう?』
『閉じ込めてなどいない! 私はもっとお前と話がしたかっただけだ!』
『そんな風に言えば また昔のよう私がお前の言いなりになるとでも思ったのか?』
『ハマーン!!』
『・・・私にはやりたいことがある 私はお前とは違う道を歩むと そう決めた』
『・・・ならば もう一度決めろ! ここで私に殺されるか! それとも私と共に来るか・・・ ハマーン!』
493はにゃーん:04/10/14 23:28:03 ID:???
赤いMSのライフルがブリッジを捉える


スマナイな・・・ だが、私はもうこの男の言いなりになるつもりはない

『ことわ・・・

『そんな決定権が貴方にあるんですかッ!!』

ドガッッーンッ!

━━━━━━━━━━━ッ!

何!?

七色の閃光が、ブリッジ直面を駆けていく


『なんだと!被弾した!? 油断したのか この私が・・・!?』

赤いMSの眼前に写るのは白いMS

『ガンダム・・・だと えぇいっ また私の邪魔をしようというのか!ガンダム!!』

『ハマーンさん!ご無事ですか!?』
『お・・・お前は・・・』
「あれはフリーダムです お姉さま  そしてパイロットは・・・」
『キラヤマトです!』

ふふふ   やはりいいものだな 奇跡という奴は
494はにゃーん:04/10/14 23:30:26 ID:???



『どうしてここが?』
『声が聞こえました』
『声・・・?』
『僕の想いもハマーンさんと同じですっ!』
そうか・・・ あの演説か



(・・・ハマーン)

『キラ! シャアが来る!気をつけろ!』
『は、はい!』

「仕掛けてこない・・・?」
「どうしたのでしょうか・・・?」
「思ったよりダメージがでかいのか・・・?それとも・・・」


(お前は・・・ そいつらと共に歩むと言うのか・・・ 私よりそいつらと・・・)

495はにゃーん:04/10/14 23:31:10 ID:???

━━━━━━・・・
シャア・・・?


『シャア!! こういう道も悪くは無いものだ 貴様とて知っているであろう? ・・・私と来い』
『・・・それは出来ん話だ  私にはやらねばならぬことがある』
『・・・ならば、私を撃つか!』
『・・・機会があれば・・・撃つさ   だが』


 ドガッュッーンッ ダダダダッダダッ


クサナギとアークエンジェル ストライクとアストレイ隊がやってくる
『キラ君無事!?』  『敵はあれか!?』


『いまはこちらの分が悪いようだな  ・・・さらばだ ハマーン』
赤いMSは飛び去る 通常の3倍の速度で
・・・シャア





続く
496通常の名無しさんの3倍:04/10/15 00:42:22 ID:???
ゲイツの3倍かよ!?っというツッコミは置いといてw
はにゃーんさん GJ!
497通常の名無しさんの3倍:04/10/15 01:09:15 ID:???
腹部のメガ粒子砲…サザビー来たか!?
498通常の名無しさんの3倍:04/10/15 09:54:08 ID:???
シャアとハマーンの掛け合いが熱いね
499通常の名無しさんの3倍:04/10/15 16:11:06 ID:???
話の展開上、キラごとフリーダムあぼーんは微妙だが、
せめてミーティアごときは、サザビーでボロクソに粉砕して下さいと
厨な願望と思いつつも、つい言ってみる





500通常の名無しさんの3倍:04/10/15 18:29:57 ID:???
とりあえず気になったことが一つ
性と名は区切ったほうが見やすいぞ
501通常の名無しさんの3倍:04/10/15 19:25:46 ID:???
マ クベ
502通常の名無しさんの3倍:04/10/15 19:32:00 ID:???
>>499
厨な願いと言うよりは、むしろ史実通りw
503通常の名無しさんの3倍:04/10/15 20:43:52 ID:???
原作と違って各々の主張にとても説得力があって納得できますね。
サザビーとプロビデェンスの競演楽しみです。
504通常の名無しさんの3倍:04/10/16 00:07:41 ID:???
ラクスはやっぱり扱いにくいんだなと伝わってきた
505通常の名無しさんの3倍:04/10/16 05:20:28 ID:???
謎かけばかりで結局何がしたかったのか分かんなかったキャラだからね
>ラクス

キラも 何と戦うべきかとか 偉そうな事言ってたけど 何と戦いたかったの?っと逆に聞きたくなったしw
もしかしたら デス種で補完されるかも知れないが
はにゃーんさんなりの解釈で 俺達のモヤモヤを吹き飛ばしちゃってください
がんがれ〜!!
506通常の名無しさんの3倍:04/10/17 14:01:43 ID:???
>『そんな決定権が貴方にあるんですかッ!!』

ここが最高w
507通常の名無しさんの3倍:04/10/17 16:22:25 ID:???
そろそろage時
508通常の名無しさんの3倍:04/10/18 21:53:25 ID:???




エターナルのブリッジで再会を果たす面々


「お久しぶり・・・です」
「ああ、久しいな・・・ ラミアス艦長」
「生きてらっしゃったんですね・・・」
「ああ、そちらも無事なようで何よりだ」

「始めましてっていうのも変かな? アンドリューバルトフェルド 砂漠の虎だ」
「しかし・・・驚きましたわ」
「そりゃお互い様さ な 少年〜?」
「は、はい・・・ だけど・・・僕はアイシャさんを・・・」
「戦争だったんだ いつまでも過去に縛られていても仕方ないだろう? ・・・それより」
「それより・・・?」
「いや・・・、なんでもない とにかくこれからよろしくな!少年〜!」
「は、はい」


「おばさーん!生きてたのかよ! 私はてっきり死んだとおもt
「・・・誰がおばさんだ? 誰がおばさんなのだ?」
「えっ あっ いやー ほら あれだよ なぁ 無事でよかったよっ!」
「ふん  ・・・貴様もよく生きてたな オーブは崩壊したのだろう?」
「ああ、まぁ、な・・・ でも、大丈夫だ お父様の意思は私が継ぐ」
「そうか・・・  でも それはとても大変なことだよ?」
「大変でもやるさ! 私も頑張らないとな・・・」
「ふふ 頼もしいな」
509はにゃーん:04/10/18 21:55:38 ID:???

「ところで彼女、いいのかよ〜? キラと親げに話しているぞ〜?」
「どういう意味だ?」
「どういうって・・・ キラ、あんたがいない間ずいぶん寂しそうにしてたぞ? 表には出さないようにしてたけどな」
「・・・そうか」
「いいのか? 話したいこととか いっぱいあるんじゃないのか?」
「・・・そうだな だが あせる必要などない  時間はいくらでもある」
「ふ〜ん、アンタって大人だなぁ」
「貴様が子供過ぎるのだ」
「な、なんだよ アンタがふけすぎなの」
━━━━━━━━━━━━━ッッッ
「なにか言ったか?」
「い、いや、何も・・・」
「そうか、なら良い」
「・・・うう 自分だって私に子供過ぎるって言ったくせに・・・」
「ん?」
「い、いや、こっちのこと!」




「すごいね〜ラクス こんな戦艦で飛び出してくるなんて・・・」
「ハイ 私も何かしなければと 思いまして ですが、ここまでこれたのはお姉さまのおかげです」
「お姉さまって・・・ハマーンさん?」
「はい そうです」
「ははっ ハマーンさん困った顔してたよ」
「あら お姉さまは恥ずかしがり屋さんでらっしゃりますから・・・ 本当は嬉しいのですよ」
「そんなことわかるの?」
「私にはわかります」
「へぇ〜 やっぱりすごいなぁ ラクスは」
510はにゃーん:04/10/18 21:57:39 ID:???
「アスランと・・・会ったよ」
「・・・そうですか」
「アスランは・・・プラントのために戦うって・・・」
「・・・そうですか」
「ごめんね ・・・アスランを説得できなくて・・・」
「キラさまが謝ることじゃありません」
「・・・だけど」
「それにまだわからないじゃないですか 人はわかりあえるのですから」
「・・・そうだね」
人の未来も君のことも諦めたりはしない アスラン




「にっしてもアンタよく生きてたなぁ〜虎さんよ」
「ハハハッ これでも悪運だけは強いらしくてね 後は優秀なプラントの医療技術の賜物さ」
「なるほどねぇ〜 さすがだよなコーディネーターは  体も頑丈なんだろうし」
「コーディネーターだから助かるというわけではないさ 現にアイシャは助からなかった・・・」
「・・・悪い」
「いや、それに・・・」
「それに・・・?」
「いや、なんでも無い」
511はにゃーん:04/10/18 22:00:32 ID:???



「シャア隊長の追跡データから割り出した、エターナルの予測進路です」
「L4コロニー群か・・・、報告では他に2隻いたそうだな?」
「ハッ」
「あの赤い彗星が敗れたとなると ナスカ級3隻だけでは少々きついかもしれんな 本国に救援を要請しておけ」
「ハッ」
「まぁ、向こうにフリーダムがあろうとも こちらにはジャスティスがある 頼むぞアスラン」
「ハッ」



「イザーク!」
「久しぶりだな アスラン!」
「ディアッカ 」
「お前の新型すごいらしいじゃないか まぁ 当然だけどな お前はザラ議長閣下の息子なわけだし」
「ラクスクラインはお前の婚約者だったのだろ? いいのか・・・!?」
「ああ、彼女はエターナルとフリーダムを持ち出した ・・・討つ理由は十分にある」
「・・・まぁまぁ、ブリッジやらなきゃなんとかなるんじゃないの?推進部だけ仕留めるとかさ」
「そんな考えで討ち取れるほど戦場は甘くないさ」
「・・・まぁ そうだろうけどさ」
「それより報告は聞いたか?足付きもいたらしい」
「ああ、そうだな 足付きにも借りを返そう・・・」
「フハハッ 久々に腕が鳴るぜ!」

512はにゃーん:04/10/18 22:02:44 ID:???


せっかく再会出来た ハマーンさん・・・
どうしてだろう、すごく寂しそうな表情をしている  いままでで一番 悲しい目


『シャア!! こういう道も悪くは無いものだ 貴様とて知っているであろう? ・・・私と来い』


・・・誰だろう、あの赤いヒト・・・ 知り合い・・・なのかな?
ということはハマーンさんと同じ異世界から来たってこと・・・?

何があったんだろう・・・ 聞いちゃいけないことなのかな・・・

ハマーンさん・・・

「・・・キラ」
「は、はい!」
「久しいな」
「はい」
「無事だったのだな」
「は、ハマーンさんも・・・お元気そうで・・・本当に良かったです」
「心配したか?」
「は、はい」
「・・・そうか、すまなかった」
「い、いえ・・・ 僕も・・・ その・・・ すみませんでした 急にいなくなって・・・」
「いや、無事ならそれで良いのだ」
「あ、ありがとうございます」
513はにゃーん:04/10/18 22:06:45 ID:???


今後の動向を決めるため みんなでエターナルのブリッジへと集まっていた


「こいつはたしか開戦前にバイオハザード起して破棄されたってコロニーだろう?」
「ああ、このメンデルの事故は俺も記憶にある 結構な騒ぎだったからな
 でも、ま そのおかげか一番損傷は少ないし 陣取るにはいいんじゃないの?」

「そんなことより! 集まったはいいが私達はこれからどうすればいいんだ〜?」
「カガリ、だからそれをいまから話し合うのだろう!」
「話すって言ってもさ〜・・・」
「当面の問題はやはり月でしょうか? 現在 地球軍は奪還したヴィクトリアから次々と部隊を送ってきていると聞いています」
「プラント総攻撃ってつもりかしらね」
「もともとそれがやりたくて仕方ない連中がいっぱいいるみたいだからなぁ 蒼き清浄なる世界のために?とかね」
「ブルーコスモスか・・・」
「当面の敵はブルーコスモスってことか?」
「あとそれと、現プラント最高評議会議長 パトリック ザラだな」
「・・・・・・。」

「でも、どっちもどうやって倒すんだよ? ザラ議長ってザフトのトップだろう?ブルーコスモスは・・・地球軍のバックについてるんだっけ?」
「カガリ!お前はウズミ様の話を聞いていなかったのか!」
「聞いていたさ!ムルタ アズラエルだろ!? だけど、そいつはどこにいるんだよ? どうやったら倒せる?」
「・・・・・・。」

「結局、地球軍とザフト両方を倒すしかないのか? 私達だけで? たった3隻だぞ私達は・・・」
「無謀なことくらい最初からわかりきっていたことさ」
「そうだろうけどさぁ・・・ なんかいい案無いのかよ? おねえさま!!」
514はにゃーん:04/10/18 22:09:30 ID:???


「・・・・そうだな  ラクス、コーディネーターのすべてが戦争を望んでいるわけでは無いのだな?」
「はい もちろんそうです」
「カガリ、ナチュラルのすべてが戦争を望んでるってわけではないな?」
「え?私に聞かれても困るが・・・ まぁ、そりゃそうだよ ブルーコスモスなんて極少数さ」
「そうか・・・ ならば 我々はたった3隻では無いな」

「それは・・・同志を募ると言うことでしょうか?」
「幸いこちらには二人の姫がいる」

「わたくしですか?」 「わたしか!?」

「ふふ そうだ ラクスにはプラントを カガリには地球をまとめてもらう」

「ば、馬鹿言え!大体私はオーブだぞ!?地球軍じゃない!」
「だが、オーブとて地球の一国であろう?」
「そ、それはそうだけど・・・」
「ラクス お前は出来るな?」
「・・・はい」
「ラクスは出来るそうだが?」
「わっわかったよ!私もやるよっ!」
「ふふっ それでいい  少しくらい大変でも 頑張ってもらわないとな」
「・・・はいはい  まぁ、それしか方法は無いみたいだしな」
515はにゃーん:04/10/18 22:11:00 ID:???
─ガモフ

「陽動ですか?」
「ああ、そうだ イザークとディアッカには隊を引き連れて正面から攻撃してもらう
 そして私とアスランでコロニーから潜入しMSを出し切ったところを後ろから叩く」
「・・・・・」
「卑怯 かね?」
「いえ・・・ ですが・・・」
「これは戦争なのだよ?」
「はい わかっています」
「向こうはこちらのフリーダムとエターナルを奪って逃げているのだ 確実に破壊せねばならん」
「はい」
「さて、それでは出撃するぞ」
「ハッ」
516はにゃーん:04/10/18 22:12:38 ID:???


『これは・・・ナスカ級が三隻急速に接近してきます』
『ここが気づかれたのね 総員第一種戦闘配備!』

『クサナギとエターナルは出られますか?』

『すまない エターナルはまだ時間が掛かる』
『こっちは出られるぞー!』


『敵機来ます!ライブラリ照合 X102バスター X103デュエル それとジン12機 シグーが2機です!』
『ナスカ級3隻とは豪勢だねぇ〜!』



『出てきたな!足付き!!』
『今日こそおとしてやるよ!!』



『キラヤマト ガンダム 出ます!』
『ムウ ラ フラガ ストライク出るぞ!』
『トールケーニッヒ! コスモグラスパー出ます』

517はにゃーん:04/10/18 22:14:31 ID:???

  ドンッドドンッ
「おい!ど、どうした!?」
「船体に何か絡まって・・・」
「なんとかしろよ・・・!引きちぎれ!」
「そう言われましても・・・」
「アサギ!聞こえるか!?船体に何か絡んだ 取ってくれ!」
「了解ー!」


『と言うわけだ、すまない・・・』
『となると 実質 戦えるのはアークエンジェルのみとなるな・・・』
『大丈夫です こちらにはキラ君達もいますから』
『そうだな・・・』

敵は3隻か・・・ ん?反対側の港口に何かいる・・・
「反対側の港口に何かいる 調べさせろ」
「反対側?んなこといきなり言われたって エターナルに艦載機は・・・」
「無いのか?」
「ああ、そう言えば、オーブの姫さんがアンタにって白いMSを運んでたな」
「何・・・? ふふ たまには役に立つではないかあの小娘も  私が出てくる」
「あ、おい アンタ艦長なんだぞ 持ち場を離れてどうする!」
「裏に伏兵がいるかも知れん 厄介であろう? 行って来る」
「あっ ちょっと・・・ やれやれ・・・まぁ、どのみちエターナルはしばらく出向出来ないが・・・」
「ふふふ それでは私が艦長代理と言うことで・・・ あちらはお姉さまにお任せしましょう」
「動けないんじゃ仕方ないか・・・」
518はにゃーん:04/10/18 22:17:15 ID:???

ズガッッッーン バッガッーンッ ドガッッッーン!

宇宙を閃光が駆け巡る


『お前はジョシュアにいた・・・!あの白いの!そしてストライク!足付き!』
『選り取り見取りだな!イザーク!』
『隊長!前へ出すぎです!無理はいけません!』

デュエルは肩部のミサイルを放ちつつ接近し、サーベルを抜く

  ジジジジジッ

だがフリーダムのシールドは破れない
「またデュエル・・・!」
すぐさま切り返す だが、イザークはとっさに回避する、グゥルで飛んでときとは違う

『コイツに実弾は効かない!お前達はアークエンジェルを狙え!』
『隊長!私のシグーならビーム兵器が・・・!』
『いいからアークエンジェルを叩けっ!こいつは俺がやる!』
『はっはい!』

『フリーダム!あの時 トドメを刺さなかったこと・・・後悔させてやるっ!!』
519はにゃーん:04/10/18 22:20:07 ID:???


『ジン接近!!』
『後部ミサイル発射管、コリントス装填!バリアント照準・・・てっー!』

ダダダダダッッ  ドドドドッドドドンッ ボガッッン!

『くっ・・・!』


「 」 「 」 「 」 「 」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ッッ!!
ドガッッ ドガ ドガ ドガッッンッ


七色の光が無数のジンを貫いていく

「な・・・!貴様ぁぁぁっっ!!」
「なんだよアレ 化け物か・・・!」
「あれが新型の力なの・・・? 比べ物になら無い・・・!」

520はにゃーん:04/10/18 22:23:46 ID:???

圧倒的力を見せ付けるフリーダムに対し、それでもなおデュエルは立ち向かう


「くっそっっっ!ふざけるなぁぁぁっっ!!!」
「隊長ッ!!」


─邪魔はさせない


ブォッンッ!  ザァッンッ ジィンッ!!   ジジジジジジッ


デュエルの腕が吹き飛んだ


「ま、まだだだああっ!まだ俺とデュエルは戦えるっッ!!」
「い、いけません! 隊長!もう作戦は達しました! 無茶をなさらないでください!」
「ちくしょうッッ!俺が援護してやるから お前は早くその馬鹿連れて戻れ!」
「りょ、了解しました!ここはお任せします!」
「放せ!ふざけるなっ!敵を前にして逃げられるかっ!」
「死にたいのかイザークっ! カタキを討つってのは無駄死にするってのとは違うだろう!?」
「くっ・・・クソォッ!!」




続く
521通常の名無しさんの3倍:04/10/18 22:43:08 ID:???
「最高です」と言いたい所なんだが、
誰が誰だか判らなくなってきた・・・・
522通常の名無しさんの3倍:04/10/18 23:03:27 ID:???
「ま、まだだだああっ!まだ俺とデュエルは戦えるっッ!!」
「い、いけません! 隊長!もう作戦は達しました! 無茶をなさらないでください!」
「ちくしょうッッ!俺が援護してやるから お前は早くその馬鹿連れて戻れ!」

               /巛 》ヽ
  /⌒'⌒ヽ / ⌒`⌒ヽヾノ"~^ヽ,^
  i ___M___i i |,_i_/|_| (´∀` リ
  || |゚ ヮ゚ノ|| L」 ゚ Д゚ 」 /  ⌒i
__ ノ(__つ____ (__つ/ ̄ ̄ ̄/__i |_
          \/___/  ヽ⊃

「あ、戦死フラグが立った」

 /巛 》ヽ,
 ヾノ"~^ヽ,^  
  リ;´Д`) <・・・・・・
523はにゃーん:04/10/19 08:01:40 ID:???
>>521さん
自分でもそう思います、、誰のセリフだか・・・
『そこに虎が口を挟む』とかをさりげなくいれるべきか・・・もういっそ フラガ『ストライク出るぞ!』みたいな感じに名札をつけるか・・・
というか、あせりすぎだと思います、自分でも
細かく書くのはどうも苦手で、思いついたまま書きなぐっています・・・
ちょっと小説とか読んでみようかな・・・



説明不足の蛇足〜!
Q,なんでL4だとわかったの?
A,L4方向からアークエンジェルが来たからです
Q,なんでエターナルの位置がわかったの?
A,全域に流した通信を奇跡的に拾ったそうです
Q,コスモグラスパーなんていつの間に?
A,実は本物のコスモグラスパーでは無いです、スカイグラスパーをそのまま改造しただけです
Q,ドミニオンは来ないの?
A,アズさんは本来、フリーダムのNJC確保のためにL4まで来ました、ですが、この世界ではすでにキュベレイのデータを持っているため 特別来たりはしません
Q,隊長!隊長!ってわめいてるのは誰ですか?
A,シホさんです
524通常の名無しさんの3倍:04/10/19 10:25:18 ID:???
富野御大は演劇の要素を取り入れて誰が誰に喋っているか判るように
しつこく名前を連呼してるよね
フルネームとまではいかずとも判りにくいセリフの端々に
呼び名を入れればかなり判りやすいかと
もともとセリフが判りにくいのは原作の欠点の一つだし
525通常の名無しさんの3倍:04/10/20 11:22:29 ID:???
衝撃事実!実はハマーンさんはシャアよりキラに歳が近い
526通常の名無しさんの3倍:04/10/21 19:04:01 ID:???
知ってるよ
527通常の名無しさんの3倍:04/10/21 21:30:12 ID:???
常識だよ
528通常の名無しさんの3倍:04/10/21 22:01:52 ID:???
メカドメインのフォーラム見てみたら、やっぱりアメ公がザフトとジオン軍交戦
したらどうなるとか熱くif議論しててワロタ

529はにゃーん:04/10/21 23:16:48 ID:???


この感じ・・・ シャアではない  クルーゼと言ったか  奴か





─コロニーメンデル

「ん・・・? アスラン お出迎えのようだぞ」
「隊長・・・? アレは・・・!!」

2機・・・、 ガンダムタイプと・・・ シグーと言ったか・・・?

「お、おまえは・・・ ハマーンカーン!」
「アスラン・・・ザラか」

「なんで・・・ お前が・・・なんで・・・ ここにいるんだ お前が!!」
「貴様こそ何故ここにいる?」
「俺はエターナルを追って・・・ お前は・・・このまえプラントにいて
 ・・・そうか・・・おまえか・・・ラクスを連れ出したのはおまえだな!?」
「何・・・?」
「おまえはキラだけじゃない ラクスまで騙して連れ出して・・・・!!おまえはああ!!」
「・・・・ッ!」
530はにゃーん:04/10/21 23:19:03 ID:???


強烈な威圧を放ち ジャスティスが切りかかる!
とっさにサーベルで受け止めるが、攻撃はやまない 狂ったようにサーベルを撃ち続ける

バイッッン! ジジジッ!! ヴィッッンッ!!

「ま、まて・・・ 何の話だ・・・!」
「おまえがあああ!!」
がむしゃらに必死に切りかかる、だが、ハマーンはその太刀をは華麗に捌く

「ニコルもキラもラクスも・・・お前に・・・!!お前なんかがいるから!どうして俺から大事な人を奪ってくんだ!!」
「・・・くっ!?」

私のせいか・・・
私のせいでこんなに怒っているのか? 私のせいでこんなに泣いているのか?


  ドガッジジッッ!

「くぅっ!」

次の瞬間、後方に衝撃が走った クルーゼである
ゲイツのビームクロウがキュベレイの背中を切り裂いた そして地へと落ちていく

「私がいることをお忘れかね? ハマーンカーン」
「ラウ ル クルーゼ・・・!」
531はにゃーん:04/10/21 23:20:58 ID:???


「隊長っ!」
「アスラン 我々の目的はあくまでエターナルとラクスクラインだ こんなところでいつまで遊んでるわけにはいかない」
「・・・はい」
「一気にけりをつけるぞ」
「・・・ハッ」


くっ・・・2機か・・・ ダメージは・・・まだ戦えるな?キュベレイ
ここを通せば無防備なエターナルがさらされる 負けるわけにはいかん


高速でサーベルを振りかざすジャスティス なんとかバーニアを噴かせ上昇し回避をするが
ゲイツはそこを正確に狙ってくる シールドの無いキュベレイには防御は出来ない


ドンッ! ガンッドガンッ!


「くっ!!」
「ハッハハッハッハ!終りだな!ハマーンカーン!!」


ズガガガガッッドガドガッッーンッ!!


赤い閃光が過ぎる 両機を遮る どこかで見た光 320o超高インパルス砲の業火だ
532はにゃーん:04/10/21 23:22:54 ID:???



「キラ! ・・・じゃない 少佐か・・・?」
「ああ、そうだよ! キラじゃなくて残念か?」
「だ、黙れ!!」
「ハハッ ・・・たっくなんで一人で無茶するかなアンタは・・・!」
「緊急事態だったのだ 仕方あるまい?」
「一声かけてからにしてくださいよ 誰かみたいに行方不明にでもなったら困るでしょう?」
「ふふ ・・・そうだな」

「ムウ ラ フラガ・・・  アスラン、 ストライクの相手はは私がしよう  君にはあの白いMSの破壊を任せる」
「・・・ハッ!」



「来るぞ! 結構 喰らってるみたいだけど戦えんのか?」
「ああ、なんとかなる 見た目ほどのダメージは無い」
・・・なんとかするさ

533はにゃーん:04/10/21 23:24:29 ID:???



「ここでこうして貴様と戦えるとはな! ムウ!」
「はいはい、俺も嬉しいよ? だけど これで最後にさせてもらう!!」


ダダダダダダダダッッ!!

ガンランチャーをものともせずゲイツは接近し そしてビームクロウで切りかかる
ストライクの装備はランチャー 接近戦には向かない


バジジジジッ!!


「貴様に討たれるのなら それもまたとも思ったがね  ・・・だがどうやらその器じゃないようだな!」
「くっ・・・!この装備では・・・!」
「フフフッ! 所詮 子は親には勝てんということかな!!」
「・・・・!!」


ブゥァッー! ジジジッッ!!


ゲイツのボディからショットクローが飛び出した!
534はにゃーん:04/10/21 23:26:49 ID:???



「ハマーンカーン・・・ お前は俺が討つっ!!」
「・・・私がお前を傷つけたのかも知れん ・・・だがそれでも私はここで討たれるわけにはいかぬのだ!!」


━━━━━━━━━ッ!

 ひゅんっ ひゅんっ

ドドンッ


「何!?」
「・・・行け! ファンネル!!」


キュベレイの後部から突然、何かが飛び出した
無数の小さな漏斗の武器がジャスティスを襲う


「小型機・・・!?」


前方 後方 斜め 左右 様々な角度からビームが襲う


ドンッ  ドドドンッ!!

「・・・・ぐうう!!」
535はにゃーん:04/10/21 23:31:40 ID:???



 ひゅんっ ひゅんっ
ドンッ ドドンッ

 ひゅんっ ひゅんっ
ドドドドンッ ドドンッッ




『貴様が死ねば・・・ キラが悲しむであろう』
『アスラン・・・にげ・・』
『そんなの私が知るか!』
『では、諦めますか?』
『違うよ・・・ ただ道を違えただけだ 僕にはプラントよりナチュラルより大事な物が出来たんだ』


・・・俺は・・・もう決めたんだ
もう迷わないと! もう負けないと! ・・・誓った!!


「うおらあああっっっ!!」
「なに・・・!?」


ファンネルで必死に迎撃を掛けるが ジャスティスは止まらない  ビームをものともせず 突撃してくる


バババッッッッッジジジジジジジッジジジジジジジジッ!!!!!!!!!!
536はにゃーん:04/10/21 23:34:15 ID:???


バッババッババッバババジジジジジジジジッ!!! ズガッッ!!

ボゴッッン!!


ジャスティスの連結ビームサーベルがキュベレイを切り裂いた!爆発こそしていないが文字通り大破である


「やったか・・・!?」
「はぁはぁ・・・、くぅ・・・」


「コクピット・・・いない!? 脱出したのか!?」


ぅぅ・・・ はぁはぁ・・・・ まだ死ぬわけにはいかぬ・・・ くぅ・・・
・・・参ったな・・・、ノーマルスーツくらい着てくるべきだったな・・・コロニー内で助かった・・・



BL4+ HUMANGENE
MA NIPULATION LAB


ここは・・・?




続く
537通常の名無しさんの3倍:04/10/22 19:40:50 ID:???
ワクワク
イイヨーイイヨー
538通常の名無しさんの3倍:04/10/22 22:45:24 ID:???
ハマーン弱いな……
539通常の名無しさんの3倍:04/10/23 00:57:58 ID:???
ミノ粉
540通常の名無しさんの3倍:04/10/23 12:58:14 ID:???
ハマーンってそういえばカミーユにもジュドーにも負けてたな、シャアには勝ったけど
541通常の名無しさんの3倍:04/10/23 20:05:26 ID:???
悲しいかな、ハマーンは敗者なんだよ・・・
過去の亡霊が勝者になってはならない
さて、このスレのハマーンの運命は・・・?
542通常の名無しさんの3倍:04/10/23 22:18:08 ID:???
>>541
ストライクルージュで再出撃の予感。
543はにゃーん:04/10/23 22:55:40 ID:???





ボオンッッドガガッッンッ!!

ゲイツから飛び出したクローがストライクを八つ裂く
ランチャーパックを脱ぎ捨てアーマーシュナイダーを引き抜くがとても間に合わない

ゲイツのライフルがストライクを襲う

ドンッガガンッッドオドドンッ!!

「ぐあっっうっっ!」
破損し動けないストライクに なおもトドメの攻撃を放つ
「ハッハッハッハッ!やはり運命は私の味方だッ!!」

━━━━━━━━━━━━━━ッッッ!!

バンッッ! ズババッッンッ!!

「ムウさん!!」
「何!! フリーダムだと!!?」

フリーダムは超高速でゲイツを斬った そして抵抗する暇も与えずに 斬り伏せた

「ちぃっ・・・!アスランは何をしている!!」

544はにゃーん:04/10/23 22:56:46 ID:???


「はぁはぁ・・・キラ・・・」
「ムウさん大丈夫ですか!?」
「おう・・・なんとか・・・な・・・」



「キミまで来てくれるとはね 私も嬉しいよ キラ ヤマト君!!」
バンッ バンバンッ!!

銃声がこだまする

「クルーゼ!」
「きょうこそつけるかね? 決着を  ならば来た前!引導を渡してやるよ! この私がッ!」
「あの野郎・・・」

半壊したゲイツを乗り捨て建物の中へと走っていくクルーゼ

「ムウさん!何してるんですか!?」
「アイツを追うっ!」
「追うって・・怪我してるじゃないですか!」
「こんなもんたいしたことないさ!」
545はにゃーん:04/10/23 22:57:53 ID:???




「 ここがなんだか知っているかね? 」


暗い建物の中に言葉が響く


「知るか!この野郎っ!」

バンッバンッ!


「くそ・・・」
「ムウさん!」
「キラ!?なんでお前まで来たんだよ」
「ムウさん一人にして帰れるわけないじゃないですか!」
「気持ち悪いこと言うなよ」

バンッバンバンッ!!

「 フフフッ! さぁ! 遠慮せず来た前! 始まりの場所へ!! 」


546はにゃーん:04/10/23 22:59:18 ID:???



「 知っているかね?キラ君、ここは君の生まれた場所だ! 」
「え・・・?」

バンバンッ!!


「引っかかるンじゃない!奴の言うことなんかいちいち気にするな!」
「は、はいっ!」


ヴィーン・・・ 鈍い音を立てて扉が開く
目に映るのは  怪しげな実験場  オカシイ光景が広がっている


「なんだ・・・ここは・・・?」

「 懐かしいかね? 君はココを知っているはずだよ キラヤマト 」

「僕が・・・?」
547はにゃーん:04/10/23 23:01:12 ID:???

バンッバンッ!

「ぐあっっ!」
「ムウさん!!」

暗闇の中クルーゼの放った弾丸が キラをかばったムウの右腕をかすめる

「だから余所見すんなって・・・!」



「 ハッハッハッ 殺しはしないさ! せっかくこんなところまで来てもらったのだ! 」

何かファイルが飛んでくる
   ドサッ

写真・・・?

「親父!?」

ムウさん・・・?

「 君も知りたいだろう!?」

シュカッシュカッシュカカッン

写真が飛んで来た 見覚えがある ・・・カガリに見せてもらった・・・あの写真


「 人の飽くなき欲望の果てに! 進化の名の下に! 狂気の夢を追った・・・ 愚か者達の話を! 」
548はにゃーん:04/10/23 23:03:45 ID:???
「 ここは禁断の聖域  神を気取った愚か者達の夢の跡 」

何を・・・言っているんだ・・・ この人は・・・

「君は知っているかね? 今の両親が君の本当の親ではないということを」

え・・・
「キラ!耳を貸すんじゃない!」

「フッハッハ!知らないか? だろうな 知っていればそんな風に育つはずが無い 何の影も持たず、そんな普通の子に・・・
 アスランから君の名を聞いたときは思いもしなかったよ 『君』が『彼』だとはねぇ てっきり死んだものだと思っていたよ」

何を・・・

「あの二人の子供、特にキミはね  その生みの親であるヒビキ博士と共に
 当時のブルーコスモスの最大の標的だったのだから だが、キミは生き延び成長しこの戦火の中なおも存在しつづけた 何故だ?」

「僕が・・・僕がなんだって言うんですか!?」

「よもやキミが生き残っているとは、それでは私も信じたくなるじゃないか 彼等の見た、狂気の夢 をね」

「狂気の・・・夢・・・?」
「そうさ! キミは人類の夢! 最高のコーディネーター!!!」
「・・・最高のコーディネーター・・・?」

「最大の不安定要素『母体』を取り除き ヒビキ博士の開発した人工子宮から生み出された 唯一の成功作品 数多の犠牲のなれの果て!」
「何を・・・貴方は何を・・・・」

バンッバンッッ!!

「しっかりしろ!馬鹿!奴の与太話に飲まれてどうする!!」
「ムウさん・・・」
549はにゃーん:04/10/23 23:06:26 ID:???

『『 僕は僕の秘密をいま明かそう 僕は人の自然そのままに ナチュラルに生まれたものではない
   受精卵の段階で人為的な遺伝子操作を受けて生まれたものだ 』』

「人類最初のコーディネーター ジョージ グレンの告白だ
 フハハッ 奴のもたらした混乱は その後どこまで闇を広げたと思う? アレからヒトが一体何を始めたか 知っているかね?」

「ヒトは夢を求めた! 子供のため ヒトのため 未来のためだと! 夢のためだと!
 高い金を出して夢を買った! 未来を買った! 希望を買った!
 だが、彼等が信じ求めたそのモノは本当に明るい希望だったのか?楽しい未来だったのか?思い描いた夢だったのか!?」

『人類の革新のために!』『蒼き清浄なる世界のために!』
『人類の革新のために!』『蒼き清浄なる世界のために!』
『人類の革新のために!』『蒼き清浄なる世界のために!』
『人類の革新のために!』『蒼き清浄なる世界のために!』

「おたがいヒトのためにと殺しあう! 何のための未来だ! 誰が望む希望だ! 何故 夢見た願いなのだ!」

「大切なことを忘れ 大事なことを見逃して 仕方がないと諦める!
 そのクセに どうでもいいことにばかりこだわり 執着し! 妬み! 争い! 命を弄ぶ!」

「そんな世界ならばいっそ滅びてしまえ!!キミだってそう思うだろう? キラヤマト!!」

「僕は・・・」

「 私は思わんな! 」

バンッバンッッ!!
550はにゃーん:04/10/23 23:11:17 ID:???


コツコツコツ・・・

銃声と足音が、狂った言葉を遮った

「 貴様の言うこともわかる  だが、貴様は知らぬであろう?
 大切なものを必死に探し 大事なものを必死に守り どんな時だって決して諦めない  そういう人間を 私は知っている」

バンッバンッ!

「ク・・・!ハマーンカーン・・・!」
「ハマーンさん・・・」

「私はその者の夢を見ていたい その者が望む世界を見てみたい  だから、もう世界に絶望などしない!!」

バンッバンッッ!!

カララッッァンッ!


ハマーンの銃弾がクルーゼの仮面を剥ぎ取った

「ぐはっっ! はぁはぁ・・・貴様等が何を思おうが関係無い!!もう誰にも止められはしないさ!この世界を覆う憎しみの渦は!
 世界は滅ぶのだよ! 狂った夢ばかり追いかけるこんな世界は・・・ 滅ぶべくして滅びるさッ!」

クルーゼは立ち去った
551はにゃーん:04/10/23 23:12:43 ID:???

バタッ

「は、ハマーンさん!! だ、大丈夫ですか!?」
「あぁ・・・大丈夫だ・・・」
「怪我してるじゃないですか!」
「情けないな 私はいつもお前に助けて貰ってばかりだ・・・」
「そんなことないです! さっき・・・凄く助かりました・・・ ハマーンさんがいてくれて・・・」
「そうか・・・ それは・・・よかった」
「よし・・キラ!ハマーンさんを背負えるな? 脱出するぞ!」
「わ、私は歩ける」
「だから無茶すんなって言ってんだろう? アンタは一応俺らのリーダーなんだからな」
「ハマーンさん!」
「・・・すまない」







「隊長!?どうしたのですか!?一体何が!?」
「アスラン !いい 引くぞ 一旦ヴェサリウスへと戻る」
「・・・・ハッ」
552はにゃーん:04/10/23 23:14:11 ID:???
「それにしても遅いな・・・」
「大丈夫ですわ、キラさまもフラガさまも行かれましたから・・・きっと」
「そりゃそうだろうけど・・・」
「バルドフェルド隊長!フリーダムです!」←ダコスタさん
「何!?通信開け!」

『キラさま!』
『ムウさんとハマーンさんが負傷しています、・・・手当てを・・・』
『負傷!? ・・・わかりました それでは、着艦なさってください』




─ヴェサリウス
「うう・・・・ぐぐぐぐっ!」

ドンッ!

「・・・ぐぐぐ・・・があああ・・g・あg・・あ・・あ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

薬を飲み必死に発作を抑える クルーゼ

『あ、アデス! 救援はどうした!?まだこんのか!?』
『隊長!どうなされたのですか!?』
『いいから救援はどうしたのだ!?』
『ハ・・・ハッ!直に到着するかと思われますが』
『よし!陽動はやめだ!正面から捻じ伏せる シグーを用意しろ!私も出る!』
『は・・・ハッ!』



続く
553通常の名無しさんの3倍:04/10/24 07:49:39 ID:???
ハマーン・カーンの運命やいかに
554通常の名無しさんの3倍:04/10/24 15:21:21 ID:???
>「ムウさん一人にして帰れるわけないじゃないですか!」
>「気持ち悪いこと言うなよ」

ワラタ!
555通常の名無しさんの3倍:04/10/24 19:42:08 ID:???
上手く出来てるけど、大きなIFは無いな
最後はやっぱり全然変わるのかな?それとも死種編に繋げるのかな?
556通常の名無しさんの3倍:04/10/24 20:50:26 ID:???
orz ←竜太くん
557通常の名無しさんの3倍:04/10/24 23:47:45 ID:???
アスランの扱いが最終的にどうなるのか気になる。
このifの物語で一番被害こうむってるのは間違いない。
558通常の名無しさんの3倍:04/10/25 01:00:36 ID:???
たしかに
もっとIF要素展開が欲しい
キチガイ化してたキラがいつの間にかマトモになってるし
ハマーンがキラを評価してるのはともかく
心情描写が少ないからキラは表面だけでペラペラに見える
この辺は原作見てるから滅多なことじゃキラを見直せないってこともある
559通常の名無しさんの3倍:04/10/25 01:23:34 ID:???
 /巛 》ヽ,
ヾノ"~^ヽ,^
 (´∀` リ   の扱いが最終的にどうなるのか気になる。
このifの物語で一番どうでもいい扱いなのは間違いない。
560通常の名無しさんの3倍:04/10/25 08:20:10 ID:???
>>559
バカ!バスターでジェネシス落としを阻止するんだよ!
561通常の名無しさんの3倍:04/10/25 09:16:31 ID:???
キラがマトモ化してるのは良い事だ
アスランがおいそれと寝返らないのも良い
562はにゃーん:04/10/25 22:29:53 ID:???





『よしっ!出遅れた分取り戻すぞ!キサカ!ローエングリーン発射準備!!』
『ローエングリーン展開!目標、敵ナスカ級左翼!』
『おっしゃぁっ!ファイアッ!!』


ズガガガガガガガガッッッンッ!!!


ボゴゴオゴゴゴゴゴゴンッ!!


『くそぅっ!ヘルダーリンがやられただとぉ!? ここまでか・・・』
『ディアッカ!何をしている!攻撃を続けろ!』
『隊長・・・!?撤退では無いのですか・・・?』
『直に援軍も来る!攻撃をかけろ!いい加減に足付きくらい落としてみせろ!』
『は・・ハッ!(なんだよ、そっちだって作戦失敗だったんじゃなかったのか・・・)』




『ミリィ!敵の残りは!?』
『ジンが4機とバスター!それにナスカ級が2隻!』
『それだけか!? M1隊も来てくれたし、キラと少佐がいなくてもなんとかなりそうだな!』
『無茶はしないでね』
『わかってる!』
563通常の名無しさんの3倍:04/10/25 22:32:03 ID:???



バーンッバーンッ! ドガッッンッ!


『よし・・・これでジンは残り3つ!』
『なんだよ!いまどき戦闘機とか馬鹿にしてんのかよッ!』


ダダダダッッッダダダダッッ!!


『うおっあぶねぇ〜!』
『トール君を援護して!ゴッドフリート斉射ッッ!!!』


ズガガガガッッ!!


『クソッ!足付きッ!!』


バギューンッ バギューンッ!!

ドンッガンッドンッ


M1の群れが次々とジンを落としていく そしてバスターも囲まれた

『クソッ 攻撃って言ったってどうしろって言うんだよォ!』
564通常の名無しさんの3倍:04/10/25 22:42:02 ID:???


ドンッガンッドガンッ!!

『バスターの弱点は接近戦が出来ないこと・・・ジュリ!マユラ!行くよっ!!』
『ジェットストリーム・・・』  『『 あたーくっ!!』』
『なに!?』

突撃してくるアストレイ、ライフルで迎撃・・・したはずだった
だが一機に見えていたアストレイが3つに別れ そして3方向から一斉に射撃 接近 斬り付ける!


ズババッバッッドガガガッッッンッ!!

『ぐあっ!』
『やった〜!』

一機目の攻撃は回避した、二機目の攻撃でライフルを失った、三機目の攻撃はボディに命中 バランスがいかれる もう回避もままならない


『キサカ!バスターはもう動けない!ゴッドフリート照準!!』
『よし・・・ゴッドフリート照準・・・  うてっーーー!!!』


『く・・・くそっ・・・・・!』


ボガガガガガガガガガッッッ!!!

565はにゃーん:04/10/25 22:45:54 ID:???

  ババッババッババババッババッ!!!!

しかし、紅い機体が光を遮る
『アスラン!!』
『ディアッカ無事か!?』


『ゴッドフリートを受け止めた・・・!? キサカ!ローエングリーンを!』


『やらせない・・・・!!』
『なに!?』


ボォォンッボォォンッドドンッ!!! ドガッン!!!

ジャスティスのライフルがクサナギを襲う

『クサナギはやらせない・・・!!』
『どけッッ!!』

ババッドドンッ!! ドカドカドカーッン!! ドドドンッ!!

フォルティス ケルフス フォルクリス 無数の火器がM1隊を破壊して行く


『アスラン・・・お前・・・!』
『ディアッカ!そのダメージじゃ無理だ!ここは俺に任せてお前は引け!』
『・・・ああ、わかった ・・・すごいなぁ お前』
『・・・俺の力じゃない、ジャスティスの力だ』
『でも、助かったぜ? さんきゅ〜アスラン!!』
566はにゃーん:04/10/25 22:49:24 ID:???

『これはナスカ級さらに3隻、この空域に接近してきますっ!!』
『敵の援軍!? ・・・クサナギの状況は!?』
『新型の攻撃を受け後退しています!』
『援護して!!』
『ナスカ級よりMS展開! ジン15! シグー3!!』


『フハッハッハ! 貴様等には何も出来まい!! さぁ滅べ!せめて私のこの手で貴様等を滅ぼしてやるっ!』



【BGM: Meteor】



『平和を叫びながらその手に銃を取る それもまた悪しき選択なのかもしれません』


『あれは・・・艦長!エターナルと・・・フリーダムです!』
『調整は終わったのね・・・』


『ですが、私達は決して、銃を手に取り、そして使うその理由 忘れたりはしません!』


『キラヤマト!あくまで足掻くと言うのか!!』
『キラ・・・ 俺は・・・ 』


『この果てない争いの連鎖を・・・断ち切る力を!  ミーティア リフトオフ!』
567はにゃーん:04/10/25 22:53:18 ID:???

『キラァァァァアアアッッッ!!』
『アスラン・・・・!』

   ブゥォォォォォォッンッッ!!!

ミーティアの最大加速でフリーダムはジャスティスを振り切る

すべてのミサイル発射管を開き、そして放つ   花火のように華やかに


ボガガッガガガガガッガガッッッドドドドンッガガガッ!!!!!
 ズガガガガッッッバガガガガッッッ!!! ドガガガガガガッッドドンッ!!


閃光がザフトの部隊を包んでいく  だが、撃墜ではない、致命傷だ


『アスラン!引いてくれ! これ以上の戦闘は無意味だ!』
『キラ・・・! 何故だ!俺達はお前の敵なんだろう!?だったら何故ちゃんと撃たない!トドメを刺さない!』
『僕達は君達のことを敵だなんて思っていない!』
『馬鹿にしているのか!』
『いつかわかりあえるかも知れない!だから撃たない!それだけだ!』
『キラ・・・!!わかりあえないから戦争が起きるんだろう!』
『だからこそ!僕等は戦っちゃいけない!戦争を止めるためにも わかりあわないといけない!』
『すべての人間がわかりあえるはずないだろう!?』
『不可能を変えてこその奇跡なんだ!成長なんだ!進歩なんだ! それがホントの革新なんだ!
 だから諦めない! やれるだけのことはすべてやる それでもダメなら・・・ そのときは・・・!』
『そのときは・・・?』
『もっと強くなる!』
『・・・キラ!』
568はにゃーん:04/10/25 22:56:51 ID:???


子供の我侭、夢みたいな理想  でも、どうせ見るならそんな夢を見てみたい
私はそのためにこの世界に来たのだと そう思ったのだ シャア





「馬鹿な・・・!アレだけの数が・・・  だが、これで終りだと思うなよ!キラ ヤマト!」

『アスラン!引き上げだ!』
『隊長!?』
『これ以上、私の部下を失うわけにはいかない(これ以上の失態はザラの信用を失う・・・アスランを殺すわけにはいかんな)』
『・・・ハッ』





キラ・・・俺はお前のように真っ直ぐには生きられない・・・ 俺は・・・

『『なんだと!?ユニウスセブンが!? レノアはどうした!?』』
『『母さん・・・?』』
569はにゃーん:04/10/25 22:58:47 ID:???


『ナスカ級!後退していきます!』
『引き上げた・・・? 各機回収して 私達もこの空域から離脱しましょう!クサナギとエターナルにも打電!』
『ハイ!』




『アスラン・・・』
『キラ君 聞こえる? こちらも撤収よ それとフリーダムはエターナルに着艦して』
『エターナルに?』
『キラさま エターナルはフリーダムとジャスティスの専用運用艦なんですの』
『フリーダムと・・・ジャスティスの・・・ わかりました、エターナルに戻ります』



・・・・・・きっと また あえるよね   だって 僕達は友達なんだから





続く
570通常の名無しさんの3倍:04/10/25 23:03:38 ID:???
乙です。リアルタイムはやっぱいいですなー。
ミーティアが脳内で流れてましたよ。
571通常の名無しさんの3倍:04/10/25 23:19:52 ID:???
正しいミーティアの登場を見せてもらった希ガス。正直燃え



 /巛 》ヽ,
 ヾノ"~^ヽ,^  
  リ;´Д`) <今日はホントに死ぬかと思ったぜ。非グゥレイトー
572はにゃーん:04/10/25 23:22:40 ID:???
>>570さん
ありがとうございます

ちょっとアスラン×キラがくどい上にアレっぽいですが、、次回で恐らくラストですので・・・ご了承ください
573通常の名無しさんの3倍:04/10/25 23:23:30 ID:???
それにしてもトール強いな。普通にジン落としてるのか。
574通常の名無しさんの3倍:04/10/25 23:25:00 ID:???
!?終わっちゃうんですか!?それともアスランの生存が次回までという事か・・・。
575はにゃ@戯言:04/10/25 23:33:06 ID:???
と、トールさんは・・・アークエンジェルが必死に毎回援護してます・・・ということで・・・
えっと、次回というのは、次のヤキン編ですべての決着がつきますので(きっと)、あと10回くらいかな、1000までいきたい・・・



それでは、おやすみなさい〜
576通常の名無しさんの3倍:04/10/25 23:50:34 ID:???
わははは!
ジェットストリームアタックで来たか!
577通常の名無しさんの3倍:04/10/26 00:43:41 ID:???
あれだ、ジェットストリームアタックはハマーンが教えたんだろ?
578通常の名無しさんの3倍:04/10/26 04:13:56 ID:???
無責任なリクエストに一々応じると物語が破たんする。
無事に最終回までたどり着いてください。
579通常の名無しさんの3倍:04/10/26 10:46:58 ID:???
アデス艦長きのこった━━━━(゜∀゜)━━━━!!!
580通常の名無しさんの3倍:04/10/26 21:13:01 ID:???
保守
581通常の名無しさんの3倍:04/10/26 21:41:47 ID:???
                 _,...:------.、_
              _,..-‐'"        \__
            _/               ゙ヽ、
          /           .___     ヽ.
         /           、゙ー-、_\     ゙i
        ./           i  ヾヽ、 ゙i. ヽ    ゙i
        i           , l . i i ))ノ .!     .i
       i"        ,. / ,/ ノ ,! !,リノ! .!    i l
       !       ////ノ_/"' ヽ. :.  :i l !
       l     _/`ーーー'"'"      \:、 リ リ
       .i!    ./ ̄ニニヽ-、_   _,..-=ニニ二゙リ,! ,!
        ヽ.  ,.-、!.ミ!"P0テ`     f"P0;)゙゙F !,.、. /
         \.トヽi ゙ヽニニ-'  ,.   ヽニニr'゙ /,: レ!    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ヾヽヾ、      .ハ       /レノ/    ./
           \゙ー:、     ``      /‐"/     | つづきやんの?
            Y! iヽ、    (  ̄.)   ./ ハl   _ノ
             )ィ  _i:::....._   ̄ _,..ィ〔 ! (_.>  
             "ヽ__ト‐i=ー==;=-≦'i.ト-‐'"       \__________
          ___,...-l.! :E ┌i l i'゙l ヨ.,!ヘ____
      _,..rニ'" 、__>-' -ミミ≧.ヽ川ノ_ノ",  ヽ<_>、,___
    _,.-'ー-ニ..><_,.-‐‐-、 二ニ十ニ---、┌' ̄`゙i7、__,.>、_
   / ,  i  、   、ヽ.__j l"   l.l.l    ! ゙ー--'/ i  、 .i ヾヽ
582通常の名無しさんの3倍:04/10/26 21:43:32 ID:???
もちろんでございます、ミネバ様
583通常の名無しさんの3倍:04/10/26 21:45:28 ID:???
いまっさらで悪いんだけど

 誰 が 言 っ て る の か わ か ら な い 
  セ リ フ も 多 々 あ る の で
 セ リ フ の 前 に キ ャ ラ 名 付 け て 欲 し い
584通常の名無しさんの3倍:04/10/26 21:48:40 ID:???
>>581
スーパー武闘伝のコンテニューか?
585通常の名無しさんの3倍:04/10/26 22:36:43 ID:???
正直あの地味で目立たないナデシコ三人娘みたいなやつらのジェットストリームアタックは寒かった。
586はにゃ@言い訳:04/10/26 23:06:00 ID:???
>>583さん
すみません、実はいまさらでは無く、結構前から指摘されてまして・・・
名前を呼ばせたりして出来るだけ表現してみたのですが・・・、、
名札をつけるのは見た目があまり好みではないのでごめんなさい
ですが、喋り方やセリフ以外の部分などで出来るだけ表現できるように努力します


ジェットストリームアタックは・・・夢だったのでッ!!



それでは、失礼しました
587通常の名無しさんの3倍:04/10/26 23:23:40 ID:???
良スレだな。
スレタイに惹かれて覗いてみたが、一気にここまで読み通してしまった。
種は途中で切っちゃったけどもう一度見直してみようかな。
588通常の名無しさんの3倍:04/10/27 01:01:37 ID:???
>>529以降は誰が喋ってるか結構わかりやすくなったと思ふ

JSAは577が言うようにハマーンが入れ知恵したと見たほうが自然だし、
何より三人娘自体が微妙に寒い位置付けなんで、悪くないとは思う

……M1アストレイ3機買って縦に並べようかな……
589通常の名無しさんの3倍:04/10/27 02:31:37 ID:???
死種ネタバレスレから来たんだけどすごく面白い。
まだ全部読み終わってないんで頑張って読みます。
ハマーン様カッコイイ・・・
590通常の名無しさんの3倍:04/10/27 05:19:38 ID:???
>>589
俺もだ・・・最後まで読んだがかなり面白いな。
アスランやキラ、ディアッカあたりがへタレ化してないのがいい
591通常の名無しさんの3倍:04/10/27 13:57:58 ID:???
期待age
592はにゃーん:04/10/27 23:01:28 ID:???



「ほう、アズラエル粒子?」
「そうです この不思議粒子を使えば 我々は再び核の力を取り戻せるのです」
「おおう、ならば深刻になっているエネルギー問題も一挙に解決できるな」
「何を言ってるのですか?  核を使うって言ったらアレしかないでしょう? ア レ しか」
「・・撃つというのか?」
「この戦争、撃たなきゃ勝てないでしょう? 敵は 化け物(コーディネーター)なんです、徹底的にやらねば」
「だがなぁ・・・」
「大体、核ならもう前に撃ったでしょう? それを何でいまさらためらうんですかねぇ」
「いや、あれは君達が・・・」
「核は持ってりゃ嬉しい ただのコレクションじゃぁない 強力な兵器なんです
 兵器は使わねば、敵を倒すために! 高い金を賭けて作ったのは使うためでしょう!?」
「・・・・・。」
「さぁ!さっさとやって・・・早く終わらせましょうよ?こんな戦争は・・・ね」
593はにゃーん:04/10/27 23:03:14 ID:???



「ふんっ!たく〜何で今だにあんな頭の固い奴がいるんだよ? アラスカで始末したんじゃなかったのか?」
「申し訳ありません、ですが、作戦に支障はありません」
「当然だ!まったく〜 これから人類の敵を討とうと言うのにさ? そこんとこわかってるのかねぇ〜」

「こちらへ、発進 準備整いました」
「さて、それでぇ〜、このヒトがこの船の艦長さん?」

「は・・・ハッ! ナタル バジルール少佐であります!」
「ふ〜ん  若くて美人な艦長さんで嬉しいねぇ〜 粋な計らいって奴かな?」
「ご心配なく、彼女は優秀ですよ 代々続く軍人家系の出でして」
「へぇ〜」
「それにここに配備になるまでは、あのアークエンジェルで副長の任についていましたから」
「ほぅ〜 それは頼もしいですねぇ〜   アークエンジェル級2番艦ドミニオン この船には大事な大事な役目がありますから」
「・・・ハッ」


594はにゃーん:04/10/27 23:05:07 ID:???



「地球群の侵攻が始まっただと!?くそぅ!ナチュラルどもめ!」
「ザラ議長閣下!」
「うろたえるな!月艦隊のボアズ侵攻など想定外のことではなかろう!詳細を報告しろ!」


─ザフト宇宙要塞ボアズ


『地球軍のMS隊!?』
『沈めぇぇぇぇえええ!空の化け物ォォッ!!』

ドンッ!ドガガガッッン!


「しかし、閣下」
「なんだ?クルーゼ」
「ボアズ突破が容易ではないことくらい 地球軍も承知のはず  何の勝算も無く進軍を開始するとは思えません」
「どうせ例の量産MS部隊あたりだろう?  こちらにはゲイツがある 我々の勝ちだ」
「それならよいのですが・・・」
595はにゃーん:04/10/27 23:06:23 ID:???


ドガドガドガッッンッ!!


「う〜ん、さすがに抵抗が厳しいね 出来ればプラントまで隠して置きたかったけれど
 ここを抜かさないとぉ プラントまでは辿り着けない」
「では、さっそく?」
「切り札は使ってこそ意味がある、奴等を呼び戻せ!道を開かせろ!」



ドンッ!ドガッガッン!

『はは・・はっはっは!ゲイツはいい出来だ! ボアズ守備軍を舐めるなよ!』
『思い上がったナチュラルどもめ! 抜けるものならこのボアズ!抜いてみろ!』


『なら、そうさせて貰うよ?』
『うあ・・・!』

ズババババッッッンッドガガッ!!!!

フォビドゥンの曲がるビームがゲイツを貫いていく
596はにゃーん:04/10/27 23:07:36 ID:???

『滅ッ殺ッー!!』
ズガバガガッッンッ!!!


『オラオラオラオラオラアアア!!!!!』
バババッドドドドドッッドガッッン!!!




『ワシントンのサザーランド大佐より入電!』
『道は開いたようですな ピースメイカー隊発進!』





『ゲ、ゲイツより性能がいいのか!?  ・・・ん? なんだあのMA隊・・・』
『だめだよ 君たちは僕の相手をしてくれなきゃ』


ドガガガッッンッ!!
597はにゃーん:04/10/27 23:09:17 ID:???

「ゴッドフリート照準・・・うてっっっーーーー!!」

ズガッドガガガッンッ!!

「ふふふ いい感じです しっかり守ってくださいよ? アレは大事な大事なピースメイカーなんですから」
「・・・・・・・ハッ」



『何が言いたいのだ? クルーゼ!』
『私達が 贈り物 から得たオーバーテクノロジー もしも、それと同じものが地球軍にもあったとしたら?』
『同じもの? そんなものが』
『私は地球軍に、サザビーに酷似した白いMSを発見しました』
『なんだと・・・!?』
『恐らくアレも 贈り物 と同じ技術のものだと考えられます』
『何を言っている!?大体それなら何故それをもっと早く言わなかったか!』
『私も先日まで 贈り物 のことは聞かされておりませんでしたので よもやアレがそんなものだとは
 もちろん それを聞いた後はシャア隊長にその映像の確認を頼んだのですが・・・ お聞きじゃなかったのですか?』
『どういうことだ!シャア!』
『・・・あの白いMSはたしかに私の世界のMSだ』
『なんだと!? 何故早く言わなかった!?』
『・・・申し訳ない』
『貴様・・・! くっ・・・ならば地球軍にも核が戻ったと・・・そう言うのか!クルーゼ!』
『あくまで可能性としては・・・ですが』

598はにゃーん:04/10/27 23:10:43 ID:???


『クタバレエエエッッ!!!バケモノォォッ!!!』
『蒼き清浄なる・・・世界のためにぃぃっ!!!』





ボガガガガガガガガガガガッガガガガガガガガガッッッ!!!!!!!!!!
ズガガガガガッッッガガガガガガガガッッッガガガガガガッ!!!!!!!!!!!!
ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!!!!!




『おっひょぉ〜!』 『すっげぇ〜!』 『まぶしぃ〜!』




ドガズガッバガッッドガッン
バガドガズガガッッドガッガガガッドガガッドガンッ!!

599はにゃーん:04/10/27 23:13:24 ID:???


「さっすがに速い速い、あっというまだねぇ 核の前ではいくらザフトご自慢の要塞と言えどもさ〜♪」
「アズラエル理事は・・・いくら敵軍に対してでも核を撃つ事をなんとも思われないのですか!?」
「おやおや、そりゃ軍人さんの口から出るとは思えないセリフだねぇ〜?
 勝ち目の無い戦に死んで来いって送り出す人たちよりも 僕のほうがよっぽど優しいと思うけど?」
「・・・・・・。」
「さっ! 次はいよいよ本国だ  ・・・これでやっと終わるよ こんな戦争もさ」




『ボアズが・・・全滅・・・!?』
『おのれ・・・・ナチュラルどもめ・・・・! 直ちに防衛線を張れ!』
『・・・ハッ!』
『シャア! 貴様にはプラントの防衛を任せる 今回の件、すべてがお前の責任だとは言わない
 だが、貴様が報告を怠ったのも確かだ! プラントの防衛、 核なんぞ一発も通すなよ!!』
『・・・・了解した』
『クルーゼ! ヤキンドゥーエへあがる! ジェネシスを使うぞ!』
『ハッ (フフッ 上手く行くものだな これでもうすぐ世界は終わる)』





続く
600通常の名無しさんの3倍:04/10/27 23:43:07 ID:???
アズラエル粒子・・・。ミノフスキー粒子を解析した物かな?
それにしてもなんつーネーミングセンスだwエリカと言い。
601通常の名無しさんの3倍:04/10/28 01:24:30 ID:???
オマイが解析・解明したんじゃないだろうと勇者王を小一時間ry
本家ばりのミノ粉散布戦術はハマーンかシャアが使うんだろうか
602通常の名無しさんの3倍:04/10/28 10:26:17 ID:???
ミノ粉ってレーダーとか通信機器が使えなくなるんだよね?Nジャマーと変わらないんじゃ
603通常の名無しさんの3倍:04/10/28 12:32:32 ID:???
Nジャマーって通信阻害してたっけ?覚えてない
以下はうろ覚えを書きなぐり

Nジャマー・・・核反応を阻害(備考:種世界は核融合に成功していない、らしい
NJC・・・Nジャマーを無効化(備考:原理不明

ミノ粉・・・電子機器全般への障害、電磁波の伝播の妨害
      ミノ粉を凝縮反応させたメガ粒子による武装(備考:重金属粒子と説を二分
      Iフィールド形成による核反応エネルギー・放射線の遮蔽、メガ粒子等の偏向
      高濃度状態のミノ粉を下方に散布し続けて浮力を得るMクラフト
      その他いろいろな不思議効果
604通常の名無しさんの3倍:04/10/28 17:57:18 ID:???
シャアもクルーゼの手の内で踊らされてる。一枚上手か
605通常の名無しさんの3倍:04/10/28 18:38:34 ID:???
とりあえずこの世界ではミノ粉がNジャマーの効果を更に
打ち消すってことでいいだろ。あんま細かいとこ突っ込んでも
仕方あるまい。で、今のフリーダム&ジャスティスはサザビーの
技術を解析したんでNJCいらず、と。プロヴィデンスは更に
ファンネルとドラグーンを合わせた様なパワーアップをしそうだ。
606はにゃーん:04/10/28 21:56:40 ID:???





「大丈夫ですか・・・?」
「ああ、たいしたことは無い ・・・大丈夫だ」


ここはエターナルの医務室、私はアスラン ザラとの戦闘で傷を負っていた


「アスランに・・・」
「・・・ああ、アイツは 泣いていた、私にお前とラクスを取られたと・・・」
「そんなこと・・・!」
「わかっている・・・ 私のせいだ などとは思っていないよ だけど まったく無関係だとも思っていない」
「・・・それは 僕もです」
「・・・そうだな」
「・・・・・・」
「・・・どうすれば・・・良いのだろうな」
「僕がもう一度・・・話してみます」
「・・ふふ お前は・・・本当に強くなった もう私なんかより・・・ずっと」
キラとて辛い事はあっただろうに・・・  メンデルであんな話を聞かされたのに・・・
「貴女がいてくれたから」
607はにゃーん:04/10/28 22:05:18 ID:???


「月艦隊がボアズへと侵攻だと!?」
「ラクス! それで戦況は!?」
「・・最悪な方向へと・・・ 進んでしまいました」
「最悪・・・?」
「こっちのルートから入った情報だとな・・・ ボアズはもう落ちたそうだ    地球軍の核攻撃でな」
「ええっ・・・?」
「まぁ、ジョシュアの後だしな・・・使っても不思議は無いか・・・」
「でも、Nジャマーがあるのにどうやって・・・!?」
「キュベレイ・・・ 奴等はアラスカでやけにキュベレイのことを私に聞いてきた」
「じゃぁ、キュベレイの技術を使って・・・?」
「そんなことが出来るのか? エリカ主任!」
「ええ、出来ますわよ? なんなら私達も作ってみます?」
「ば、馬鹿言うなッ!」
「冗談ですわよ カガリ様 ・・・笑えないことでしたわね」

「・・・すまない」
「べ、別にアンタが謝ることじゃないだろっ!」
「そうです、ハマーンさんのせいじゃないですよ!」
608はにゃーん:04/10/28 22:21:19 ID:???




「それで・・・月艦隊は・・・?」
「そのまま本国へと・・・向かっています  文字通りプラントを撃つつもりのようですわね」
「くそっ! なにが蒼き清浄なる世界のためにだ!!」
「・・・それでどうしましょうか、僕達は・・・」
「何言ってんだよ!キラ!止めに行くに決まっているだろう!」
「お姉さま・・・」
「無論だ  止めに行く 核など撃たせてはならん!」
「はいっ!」




戦場はプラントへ
609はにゃーん:04/10/28 22:22:31 ID:???




「くそっ!ナチュラルどもめ!核なんて使いやがって・・・!」
「ホントやってくれよねぇ〜、こっちは血のバレンタインの時でさえ報復に使わなかったのにさ」
「ただの一発も・・・プラントへは通さない!!」
「当然だ!ジュール隊出るぞ!」
「エルスマン隊発進!!」
「ザラ隊 ・・・出る!」



ドンッズガガガッッンッ!!



「おやまぁ、敵さんも必死なようですねぇ〜 ジョシュアとボアズであれだけ仕留めたと言うのに まだこんなに うようよと〜
 まぁ、あの砂時計さえ撃てばこちらの勝ちです  しっかり頼みますよぉ〜?艦長さん」
「・・・ハッ」


610はにゃーん:04/10/28 22:24:22 ID:???


「足付き!?違う・・・同型艦か!?」
「イザーク! あの後ろのアガメムノン級だ! アレに核が積まれているとボアズ守備隊の報告があった!」
「やらせるかあああァッッッ!!!!」


バッンッドガォッンッ!!

「なに!?」
「ダメだよ アレは綺麗なんだぜ?」
「貴様ああああああ!!」

デュエルは必死にライフルを放った だが、曲がる
そしてフォビドゥンはプラズマ砲を撃ち返す

ズババババババッッンッ!!!

「イザーク!」
「アスラン!俺に構うなッ!!それより核を!あのミサイルをッッ!!!」
「・・・わかった!死ぬなよ!」
「貴様こそ一発でも通したら許さんからなッ!!」


611はにゃーん:04/10/28 22:39:05 ID:???
「・・・ん? 逃がさないよ」
「それはこっちのセリフだああああッッ!!!」

バフッッッンッッ!!! ビームは曲がる

「効かないっていうのに」

ドババッッッッンッ!!!!ガッッン!!

「!?」
「グゥレイトォ!! 効いたみたいだけど?」
「ディアッカ!!」

バスターのレールガンがフォビドゥンに直撃する だが、本当はトランスフェイズによりダメージは無い
逆上したフォビドォンは鎌を振りかざしバスターを襲う

「なんだよオマエェッ! 効かないっていってんだよッ!!」
「くっ!」
「ディアッカ!!」
612はにゃーん:04/10/28 22:41:42 ID:???


ドガジッッンッ!

バスターは距離を詰められ攻撃を受けている

「ディアッカ!!」
「おいおいおいおい、余所見してる場合じゃないだろう? こっちだよ!!」

ドバッバッバッ!!!!ズガガガガッッンッ!!

カラミティの火戦がデュエルを狙う  シールドで覆いきれない、脚部、腕部、各所に損傷が出る


ババババッッ ズガガガッ


「クソォォッ!!!」
「隊長ッッー!!」
「来るなッ!シホッー!」
「はいはいはいはい、飛んで火に入る夏の虫ってねぇ〜? 死ねよ!!」

援護に来た青い機体に向け、カラミティは容赦なく焔を放った

ズバババッババッババッバババドガガガガッッンッ
613はにゃーん:04/10/28 22:44:55 ID:???
「撃ッ滅ッー!!」
「どけっ!!」

バギシッッンッ!!!


レイダーのハンマーをジャスティスはシールドで押し返す!

「なんなんだよ!!こののMS!」
「こんな奴に構ってる場合じゃない・・・ アガメムノン級・・・・!アレか!」
「邪魔スンナよぉ!!!必ッ殺ッー!!」

バード形態に可変したレイダーがクロウで後ろから襲う!

「くそっ!!」
『ゴッドフリート・・・ってっーーーー!!!!!!』

ズババババババッバババッ!!!

ドミニオンの主砲がジャスティスを襲う
「ぐあっっ! 黒い足付き・・・・!」
『イーゲルシュテルン起動!ミサイル発射管、全門スレッジハマー装填! 照準、敵モビルスーツ!うてっっーーー!!』

ズババババッドガドガガッッン!!

「ぐうっっ!!」
「あっはっはっはっは!隙だらけだよぉ? 炸ッ裂ッ!!」

ドガガッッンッ!!
614はにゃーん:04/10/28 22:48:02 ID:???


『バリアント!ゴッドフリート照準!!』

ドガガガガッガガガガッッ!!

「おやおや、さすがですねぇ〜 いい感じです アガメムノンには近づけさせないでください」
『ワシントンより入電!』
『アズラエル様、そろそろピースメイカー隊発進させます』
『ええ、お任せします、これで終りにしましょう 蒼き清浄なる世界のために・・・ね』
『アズラエル理事!? ・・・貴方は!!』





「くっ・・・ あのモビルアーマー隊!あれか・・・・!」
「いい加減落ちろよぉぉぉッ!!!このMS!!」

ズガガガガガッッンッ!!!



ピースメイカー、そう名付けられた兵器がプラントへと向かっていく
みな必死で抵抗した、止めようとした  でも、止まらない

615はにゃーん:04/10/28 22:52:02 ID:???
━━━━━━━━━━━━━━ッッ!!!!


ズバババッバババッババッババババッバババドガガガガガガガッッガガガガッ!!!!


ドドドドドドドンッ!!ドドドドドドドンッ!!


「なに!?」
「どうした!?」
「・・・キラ!!」


フリーダム、そう名付けられた兵器がプラントへの放火を断ち切った


ミーティアから無数の火線が放たれる  弾頭は次々と破壊されていく


ズドドドドドンッ!! ズドドドドンッ!!

「アレはオーブの時のモビルスーツ・・・、なんでこんなところにいるんでしょうかねぇ」
「アークエンジェル!? ・・・マリューラミアス・・・・!?」




続く
616通常の名無しさんの3倍:04/10/28 22:55:12 ID:???
シャアにギュネイ役を期待してたんだが残念。
でも、はにゃーんさんGJ!!!
617通常の名無しさんの3倍:04/10/29 00:38:48 ID:???
てか、ディアッカが隊長になってる事に驚きだ・・・。
ジャスティスのミーティアはずっと使われないまま?
それとも核を阻止する為にラクスが譲るとか?
618通常の名無しさんの3倍:04/10/29 03:43:59 ID:???
ラクスの見せ場    イラね
619通常の名無しさんの3倍:04/10/29 04:04:53 ID:???
やべぇ、本編より、【 Meteor】が合ってるw
つーか、本編よりガンダムらしいw

はにゃーん氏、あんた凄いよ!!
620はにゃーん:04/10/29 22:04:02 ID:???






『地球軍は直ちに攻撃を中止してください、アナタ方は一体何を撃とうとしているかわかっているのですか!?』


「キラ・・・ラクス・・・、」

『『しかし、それではナチュラルとコーディネーターは互いに争い滅びるしか道は無いというのですか?』』
『『・・・貴様は・・・何故 戦う?』』
『『僕達は君達のことを敵だなんて思っていない!』』







『ムウ ラ フラガ ストライク出る!』
『トール ケーニッヒ! コスモグラスパー出ます!』


『キラ 聞こえるな? 核を積んでる母艦がいるはずだそれを探せ!』
『わかりました!』
『エターナルをプラントの前面に固定!! この艦より後ろへは一歩たりとも通してやるわけにはいかん!』
『ハッ』
621はにゃーん:04/10/29 22:05:45 ID:???


『おまえオーブん時のかああああ 撃ッ滅ッー!!』
『やらせるかっ!』

ズバッボッオンッ!

ジャスティスがレイダーを叩き落す



「艦長!なにやってんだよ!早くアレをなんとかしろよぉ!」
「わかっています、面舵10!艦首下げ ピッチ角15!イーゲルシュテルン起動!
 バリアント照準!敵大型モビルアーマー!ミサイル発射艦1番から3番コリントス装填!うてっーーー!」
 
ズババッバババッンッドガッッン ガガガッッ!

フリーダムとミーティアはその巨体に似合わぬ高速で攻撃を避けていく

「何!?速い!?」
「何をしているんだ!当たって無いじゃないか!アイツ等はどうしたんだ!呼び戻せよ!」
「現在敵MSと交戦中の模様っ!」
「クソッ!どいつもこいつも役にも立たないッ!!」

ドバッズガッッバガガッッン!! ボガガガッッガガッガッッンッ!!

「クルック!!グラント!!轟沈!!」
「一瞬で二隻も!?」
「仕方ないねぇ〜、本当は使いたくなかったんだけど・・・ 最後の切り札 ここで切らなきゃぁ負けてしまう」
「切り札・・・?!」
622はにゃーん:04/10/29 22:08:23 ID:???



「なんだありゃ? ・・・戻れってぇ・・・? 仕方ないなぁ」

ガシンッ

フォビドゥンの足にバスターが縋り付く

『おい、ちょっと待てよぉ・・・ こっから先には行かせねえよ!!』
『どけよ雑魚!!』

ボガッ!


フォビドゥンはバスターを蹴り払う  そして・・・


━━━━━━!!

びゅんっびゅんっ! ドガッ! ズガッ! バガンッ!! 

「なん・・だ・・・!?どこから!?」


623はにゃーん:04/10/29 22:10:27 ID:???

カラミティの火線がシグーを狙う

「死ねよ青いのォッ!!!」
「シホッー!!!」
「隊長・・・」

ボオオオオオオオッッンッ!!!

━━━━━━━━━━━━━━━━ッッ!!

跡形も無く消え去った   のではない
赤い何かがシグーを連れ去った



「あ、貴方は・・・」
「なぁんだおまえは!」
「・・・そうだな よく赤い彗星と呼ばれている」
「赤い・・・彗星さん・・・?」
「フフッ、離れていたまえ」
「は、はいっ!」


「うっぜぇよ!おまえ!」
「ならば一瞬で終わらせてやろう!」
624はにゃーん:04/10/29 22:11:18 ID:???



バババッババッババッバッバッバッババッバ!!!


正確に確実に 何度も幾度も放たれる ビームのマシンガン
カラミティは必死でよける、とても撃ち返す暇など無い


「遅い!」
「なぁんだよ・・・おま・・・!」

ズババッッッッッ!!!!


一瞬で間合いを詰め、 サザビーのビームトマホークがカラミティを切り裂いた

「戦いは非情さ・・・ 手加減はせんよ!」


ボッゴッゴゴンッ!!!

625はにゃーん:04/10/29 22:16:14 ID:???



「オルガ・・・? やられたの・・・? コノッ!コノッ!」

ズババババッズバッバババッバッッバッ

赤いMSはひらりとかわす

「あたりはせんよっ!」
「コノッッコノッッ!!」

バババッババッババッバッバッバッババッバ!!!

   グィンッグィンッグィンッ!!!


サザビーのビームマシンガンでもフォビドゥンの前には曲がる 届かない

626はにゃーん:04/10/29 22:18:18 ID:???


サザビーのビームマシンガンでもフォビドゥンの前には曲がる 届かない   はずだった


びゅんっびゅんっ!  ドガンッ!ドガンッ!!

『ほぅ  ビームが曲がるのか おもしろい装備だな』
『なんで!?どこから!? 後ろ!? ・・・・・!?』

気を取られている間にフォビドゥンもまた一瞬で間合いを詰められた

ズバガッッドガガッッ!!!

特殊装甲を斬り壊された さらに後方からも攻撃飛んで来る

びゅんっびゅんっ
ドンッ!バンッバンッ!

『沈めっ!!』


バギビュッッッッガッガガガッンッドガガガッン!!!!!


至近距離からの拡散メガ粒子砲にフォビドゥンは蒸発した

627はにゃーん:04/10/29 22:20:39 ID:???



「アンタは・・・!」
「私は味方だよ  ジュール隊長 後は私に任せて 君達は一旦 戻ったほうがいい」
「まだ戦えますッ!」
「その機体で何が出来る この戦いが最後の戦争と言うわけではない、君達にはまだやるべきことがあるだろう?」
「ですが・・・!」
「シホ ハーネンフース そこの二人を連れて戻れるか?」
「は、はいっ!」
「では、よろしく頼む   心配はするな プラントへの核は一発も通さん!」
赤いMSは飛び去る 通常の3倍の速度で

「・・・クソォッ! ・・・なんで俺は・・・こんなに無力なんだ・・・!クソォッ!!」
「イザーク・・・」
「隊長・・・」





続く
628通常の名無しさんの3倍:04/10/29 22:26:02 ID:???
うぁぁぁぁぁ次回が楽しみだぁぁぁ!
はにゃーんさんGJです!

種が凄くオモロく感じるっす
629通常の名無しさんの3倍:04/10/29 22:31:58 ID:???
はにゃーん氏 乙です!

やっぱり3倍の速度なのですね!

続き楽しみにしてます。
630はにゃーん:04/10/29 22:32:24 ID:???
>>628さん
ああ〜、申し訳ない・・・若干抜けてました・・・コピペミス・・・一応置いておきます・・・


>>621の上です




「・・・あれは・・・アスラン? それとオーブを襲った新型MS・・・ それに黒いアークエンジェル!?」
『・・・キラ! ・・・黒い足付きの後ろのアガメムノン級・・・ アレが核搭載艦だ』
『・・・アスラン? わかった! ありがとうアスラン!』
「・・・それはこっちのセリフだよ・・・」





『おまえオーブん時のかああああ 撃ッ滅ッー!!』
『行かせるかっ!』
631通常の名無しさんの3倍:04/10/29 22:34:23 ID:???
どんまい乙。
632通常の名無しさんの3倍:04/10/29 23:10:37 ID:???
なんかイザークがいい感じかも
633通常の名無しさんの3倍:04/10/29 23:22:31 ID:???
切り札は?まさか白い奴か
634通常の名無しさんの3倍:04/10/29 23:29:13 ID:???
赤い人カコイイ!!
でも、フォビドゥン蒸発・・・シャニ、死んじゃったの?
オルガも?
635通常の名無しさんの3倍:04/10/29 23:31:44 ID:???
シホが死ななくて良かった・・・。ところでアスランとクロトはこの話だと
オーブで戦ってない筈では?それにしてもシャア強いな・・・。唯一の
見せ場を奪われたイザークが可哀想だけどw三馬鹿もう撃沈か。
636通常の名無しさんの3倍:04/10/29 23:33:04 ID:???
>>633
ここでシロッ(ry
637はにゃ@言い訳:04/10/30 08:49:32 ID:???
>>635さん
ごめんなさい、そのクロトのセリフは一応キラのフリーダムニ対するセリフです
フリーダムを攻撃に行くレイダーをジャスティスが止める描写だったのですが
元々説明不足なうえに>>630が抜けてさらにわかりにくくなっていますね・・・申し訳ない
638はにゃ@言い訳:04/10/30 08:51:37 ID:???
ああ、いらぬ追記ですが・・・、直に最終回と言う事で・・・キャラの死亡率が通常の3倍です・・・ご了承下さい・・・
639通常の名無しさんの3倍:04/10/30 12:16:36 ID:???
ヘタレじゃない赤い人もたまにはイイ!
640通常の名無しさんの3倍:04/10/30 13:59:02 ID:???
>>はにゃーん氏
乙です。頭の中で「シャアが来る」が延々とリピート・・・。
641通常の名無しさんの3倍:04/10/30 21:20:02 ID:???
原作で死んだキャラ

ラスティ、ミゲル、フレイパパ、ハルバートン提督、エル他難民
カガリと仲良かったゲリラ(名前忘れた)、アイシャ、ニコル、トール
クライン議長、アデス艦長、アスハ代表、三馬鹿、オーブ三人娘、
ナタル、フレイ、アズラエル、ザラ議長、フラガ、クルーゼ

とりあえず覚えてるだけでもこれだけ。ラスト限定だとしてもこれの三倍・・・!?
イザーク、ディアッカ、シホあたりはかなり危険信号だな。アスランもやばそう。
642通常の名無しさんの3倍:04/10/30 21:25:34 ID:???
>>641
アフメド
643はにゃーん:04/10/30 23:03:53 ID:???







バンッバンッ

ドッカーーーーーーーンッ!!!

「あんまり近づいて撃つなよ!巻き込まれるぞ!」
「わかってますって少佐!」




(アレか・・・熱源の高いミサイル・・・ 行け!ファンネル!!!)
━━━━━━━━━━ッッ!!
びゅんっびゅんっ!  ドガガッガガッン!  ドッカーーーーーンッ!!




「少佐!な、なんなんですか今の!?」
「あの赤いの・・・いつかエターナルを追ってきた奴か・・・!?」





「母艦を叩かねば切りが無いか・・・  ん?巨大MA? ・・・あれはハマーンといたガンダムか」
644はにゃーん:04/10/30 23:04:50 ID:???


ドガドガドッガッンッ!!


「アズラエル理事!どこへ行かれるのです!?」
「やっぱり最後に信じられるのは自分自身だけですからねぇ?」
「・・・どういう意味ですか?」
「あ、そうそう艦長さん カラミティ レイダー フォビドゥンの弱点はなんだと思いますか?」
「は? ・・・バッテリーとパイロット・・・でしょうか」
「ご名答、さすがです  そして弱点は克服せねば」
「何をおっしゃっているのですか?」
「わかりませんかねぇ〜? まぁ、見てればわかりますよ それよりも私が出撃するまでワシントンとドゥーリットルを死守してくださいねぇ」
「出撃!?」



『クソォォォーッ!!撃ッ滅ッ!!!!』

レイダーがハンマーを振り回す だが、落ち着きを取り戻したジャスティスは造作も無く避ける

『攻撃が荒すぎる!』
『ウルセーッッ!!』

ジャスティスは肩部のサーベルを引き抜き、ブーメランのように投げた!

ヒュッヒュッヒュッッ!!

『なんだよぉお!オマエのほうこそモーションが大きすぎるんだよッッ!あたってたまるかああっ!!』
645はにゃーん:04/10/30 23:08:54 ID:???

ヒュッヒュッヒュッッ!!   しかしソレは戻ってくる

ガジッッンッ!!

『な・・・!?』

ビームのブーメランがレイダーの脚部を切り裂いた


バッババッババジジジジッッ!

『トドメだ!』
『チクショォォォオォォッッ!!』


『『 いつかわかりあえるかも知れない!だから撃たない!それだけだ! 』』


『・・・・・。』

ズババッ!ドガッン!!


ジャスティスはレイダーを撃った、だが破壊は手足のみ、トドメは刺さなかった

『アン!?なんだよオマエェ!?』
『クソッ・・・ 失せろ! 俺にはやることがある!』

・・・あとは、アガメムノン級・・・!
646はにゃーん:04/10/30 23:11:20 ID:???



ドガドガドッガッンッ!!


『はぁはぁ!あと2艦!!』
『イーゲルシュテルン!バリアント! あの白いMSをアガメムノンに近づけるなッ!!』

バッバッバババッ!!!

くっ!だったら先に黒いアークエンジェルを・・・!!!


『こっちに向いてきた!?対空急げッ!』


ズガッボガッドガボッンッ!!!!

しかし、ミーティアより放たれるミサイルの群れがドミニオンの火力を奪っていく!


ドガドガドガドガッッンッ!


『このままではラミネート装甲でも持ちませんッ!!』
『持たせろッ! ・・・アガメムノンを死守しろとの・・・命令だ!』
647はにゃーん:04/10/30 23:15:30 ID:???


ミーティアの収束火線砲がドミニオンを狙う


ズバッバッバッババッバッババッバッバッドドドッドドドドドッッ!!!

ズガガッッバガガガッッンッ!!

ヴァィンッヴァィヴァィンッ!!!!

ドミニオンの右足が爆発する! だが、ミーティアの主砲が貫いたわけではない


『はぁ〜、艦長さん、貴方馬鹿ですか? そりゃたしかにアガメムノンを死守しろとは言いましたけどねぇ この艦が落ちたら意味ないでしょう?
 この僕が乗っているんですから〜  まぁ、ブリッジではなくカタパルトを狙う相手のほうがどうかしてますがね』

ボッゴォォッッンッ!!!


爆発と共にドミニオンの右足から何かが這いだしてきた

648はにゃーん:04/10/30 23:17:32 ID:???


『まぁ、おかげで発進しやすくなりました お礼をしなければ』
『なんだ・・・!?』



黒い、大きい、モビルスーツ・・・? とてつもなく 恐ろしい悪魔のような兵器が姿を見せた



『アズラエル理事!?それは・・・!?』
『ハッハッハッ!! 本当は使う気は無かったんですがねぇ? 一応、組み上げておいて正解でした
 カラミティのパワー!! レイダーのスピード!! フォビドゥンのディフェンス!!
 そしてそれらをまとめて使っても尽きることの無いエネルギー!! まさに 無敵ッ!!』


黒い兵器は 翼をひろげた


『 お礼を兼ねて名前くらいは教えて差し上げよう! レヴィアタン!!  そう呼んで頂きましょうか・・・ 私の切り札です 』





 
続く
649はにゃ@先手言い訳:04/10/30 23:20:08 ID:???
遂に厨すぎる俺ロボだしてしまいました・・・、、ご了承ください・・・、、
650通常の名無しさんの3倍:04/10/30 23:22:50 ID:???
サイコガンダムじゃないし・・・翼を持ってるとなるとデビルガンダムを
連想してしまうが。完全オリジナル?ハマーンやシャアの介入と何か
関係はあるんでしょうか・・・。あと、クロト以外の二人はもう落ちたよね?
651通常の名無しさんの3倍:04/10/30 23:30:46 ID:???
てか、ドミニオンの中にそんなもん搭載できるのか?
まあ最後だから作者の好きにしちゃっていいとは思うが。
652はにゃ@泣き言:04/10/30 23:38:08 ID:???



ふふふ 予測どおりの不評ですよね そうじゃないかと思いました


一応、単純に核動力を軸にレイダーフォビドォンカラミティを3つたした感じです・・・
早期に核を得たこと、が一応のIF要素ですが、それ以上にちょっとどうしても話の流れで必要でして・・・

出すか出さぬか迷ったんですが、・・・書き上げてみると割りといいかなっと思ったので
ええ、実は書きあがってます、と言う訳で読んでみて下さい・・・ それでもダメっぽかったらゴメンなさい


653はにゃーん:04/10/30 23:39:46 ID:???







『大きい・・・だけど!パワーならミーティアだって・・・!!』
『フハッハッハッハッ!!』



ズバッバッバッババッバッババッバッバッドドドッドドドドドッッ!!!

ヴァィンッヴァィヴァィンッ!!!!


大きさだけならミーティアのほうが上だった それでもミーティアの収束火線砲は 黒い翼の前に造作も無く曲がる

『無駄です!無敵と言ったでしょうっ! この8枚のビーム偏向装甲は全方位からの攻撃さえはじいてしまうぅっ!』

『それなら・・・!!!』

ミーティアはミサイルを開く そして放つ! 77のミサイルがレヴィアタンを襲う!!・・・だが

バッバッババッバアッババッババッババッバッバッババッ!!!ドガッガガッ!!

『そんな・・・これだけのミサイル・・・いくらフェイズシフトでも・・・』
『アハッハッハハッハハ!フェイズシフト?なめないでください!このレヴィアタンの装甲はハイパートランスフェイズ装甲なんですからねえ!!』
654はにゃーん:04/10/30 23:40:21 ID:???



『さて、それではこちらの反撃の番ですかねぇ〜! 行きましょうか!!』
ブォォォッンッ!!
『くっ・・・早い!!』

黒い翼をたなびかせ、その巨体でなおも高速で迫り来る
そしてその悪魔は刃先20Mを超えてる巨大な鎌を振りまわす

『くっ・・・・!』
『ハッハッハ!!』

ギリギリ回避するフリーダムだが、特大のハンマーが追撃してくる


ボッゴゴォォッン!!!


『ぐああっ!』

さらに全身の無数の火器を 放つ 放つ 放つ!!

ボゴゴッゴッッドッゴッゴゴゴッ!!!! ズガガガッンッ!!

ミーティアに被弾・・・いや、ミーティアを身代わりにすることでなんとか本体だけは逃げ延びた

『はぁはぁ・・はぁはぁ・・・!』
『はっはっは、貴方コーディネーターでしょう? どうしてこう頭が悪いのかなぁ? どうせ勝ち目は無いんだ 逃げなきゃ楽に死ねるものを』

655はにゃーん:04/10/30 23:40:55 ID:???



『僕は負けられないッ!!』
『そりゃぁそうでした! 負けたい人間などこの世に存在しなかったっ!!』


ズガッボゴドガッッガガッ!!!!


『無駄無駄無駄無駄無駄ッ!!!』


フリーダムの攻撃は命中している だが、効かない


ズバッバッババッバッババッババッバッバッババッババッバッバッバッババ!!!

『くぅっっ!!!』
『いつまで避け続けられますかねぇ〜ッ!!』

ドドンッドンッ!!!

『ん?なんですかねぇ?』
『キラー!』
『アスラン・・・!』
『おやおや、2機に増えれば勝てるとでも?おめでたいことで』
656はにゃーん:04/10/30 23:41:32 ID:???



『キラ!・・・これは・・・』
『わからない・・・だけど・・・』
『アッハッハッハ! 何遊んでるんです?ホラホラ、早く僕を倒してアガメムノンを沈めないと ・・・どんどんピースメイカー隊が発進しているんですけどねぇ?』

『キラ・・・ 俺はアイツを倒して・・・プラントを守らなければならない』
『僕もだ・・・』
『そうか・・・ 来るぞ!』

ブォッフンッ!!!

ドンッドガガガドンッ!!

『無駄無駄ッ!! 全方位から艦隊の集中砲火を受けても傷一つつかないように出来ているんです!! たった二機のMSにぃ!!』


ブォォォッンッ!!

レヴィアタンは特大のハンマーを振り回す・・・!

『でたらめな・・・ キラ!これは!』
『わかってる!パイロットは素人だ!』
『素人・・・?だと? なめるなあああああ この僕が貴様等 化け物(コーディネーター)に勝つためにぃ!
 一体どれほどの努力をしてきたと思っているんだッッ!!! 最初から力を持って生まれた貴様等にはわからないだろうけどなッ!!』

657はにゃーん:04/10/30 23:42:20 ID:???
『この機体は僕自身だ!僕が得た力だッ!アイツラの戦闘データだって積み込んであるッ!無敵なんだよぉぉぉっ!!!』


ボガオッガガッガッッッドガガガガッッガガッガガガッドガガガガオッガガ
オッガガッガッッッドガガッッッドガガガガッッガガ


狂ったように乱射するレヴィアタン 周り中の敵味方関係無く破壊していく


『くぅ・・・!!とても接近出来ない・・・!』
『アスラン!接近はダメだ!向こうのほうが・・・パワーが強い・・・』
『だが、遠距離から撃ったって奴の装甲は破れないぞ!』
『わかってる!』


『あ、アズラエル理事! 貴方は・・・味方にまで攻撃を!!』
─この声・・・?ナタルさん・・・・!?
『五月蝿い!黙れッ!オマエは僕の命令にただ従ってればいいんだよぉっ!!』

ズガガガガガッガッッッ!!!  レヴィアタンの火線がドミニオンを襲う

『アイツ・・・味方まで・・・ キラ?』


バジジジジジジジジッッ!!!!

『なに!?』
『ナタルさん!ナタルさんですかっ!?』
『その声、キラ・・・ヤマトか・・・?』
658はにゃーん:04/10/30 23:43:17 ID:???


『なんでコーディネーターが地球軍の艦をかばうんだよぉぉっ!!貴様はぁぁッ!!』

レヴィアタンは全火線をドミニオンに向ける、これはとてもフリーダムのシールドで受けきれる規模ではない

ボガガッン!

だが、ジャスティスが邪魔をする

『オマエもおおお!!コーディネーターがうろちょろスルナァアアアアアッ!!』

ズガガガッ バガガガガガッ ドガガガガガガガッ!!!

『ぐぅぅぅ!!!』

『アズラエル理事・・・!貴方は・・・何のために戦っているのですか!』
『決まっているだろう!コーディネーターを討つ為だッ!』
『貴方はいま!そのためにいくつの友軍機を落としたと思っているのですかッ!それでも地球軍のためだとそう言うのですかっ!!』
『何をいまさら、戦争に犠牲は付き物でしょう! こんなところまで来て戦っているんだ!みな死ぬ覚悟くらいあるはずだ!』
『だからって・・・どうして・・!どうして味方まで撃つ必要があるのですか!!』
『五月蝿いなぁ たっく、そうか 君はアラスカのこと知らないのか? あぁ、まいったね 君もあのときに処分するべきだった』
『・・・は?』
『君はジョシュアのことなんて聞いてる? 防衛隊は最後の一兵まで勇敢に戦って散ったとそう聞いた? 違うんだよ?あれはねぇ 
 僕がやったんだ 地下にサイクロプスを仕掛けてねぇ? 敵と無能な味方ごとまとめぶっとばしたんだよッ!! あぁ、君もあそこに残しておけばよかったな!』
『貴方は・・・・!』
『まぁ、どのみちここでいなくなって貰えばそれで済みます、さようなら 艦長さん♪』


659はにゃーん:04/10/30 23:44:34 ID:???


『ナタルさん!後退してください!』
『キラ・・・ヤマト・・・』
『ここは僕が食い止めますっ!』
『食い止める? おかしなことを・・・ 貴方とその人は敵同士でしょうに
 大体そんな暇あるんですかぁ〜〜? 早くしないとプラントがどっかーんなんですよ〜?』
『どのみちお前を倒さなければ道は無い!』
『アスラン・・・?』
『行くぞキラ・・・! 二人がかりならなんとかなるかも知れない!』
『・・・わかった!』

ブゥァッッ−!!

左右に別れて攻撃を掛けるジャスティスとフリーダム

ドガドガドガドガッッン!!

『はぁったくねぇ〜? 無駄ですよ無駄、無敵と言ったでしょう? 消えてくださいっ!!』

バッビッブォッッーンッ!!!!ズガガガッッッ!!!

レヴィアタンから無数の焔が放たれる  一発でも直撃すれば致命傷だ

『キラ!やっぱり接近しないとダメージは与えられない!』
『・・・わかった!じゃぁ同時に! それならどちらかだけでも・・・!』
『いくぞっ!』

660はにゃーん:04/10/30 23:45:12 ID:???


『ローエングリーン照準! ・・・目標、黒い巨大MS』
『艦長?! 狙うべきは白と紅のMSでしょう! あ、あれにはアズラエル理事が』
『あの少年達は私達を守るために戦っているのだぞ!お前はそれを撃てというのかっ!』
『ですがっ!』
『責任は私が取る、後で報告するなり好きにしろ!少なくても今は私がこの艦の艦長だ!!』
『・・・ハッ』
『ローエングリーン2番!スタンバイ・・・!はなてぇーーーっ!!!』


ズババッババドガガガガガガッッッガガガッ!!!

ヴァィィィンッ!!!

しかし、主天使の砲撃もレヴィアタンには届かない

『ローエングリーンでも効かないのかっ!』
『艦長さん 貴方ねぇ? 味方を撃つなんてどういう神経してるんです?』
『貴方が言えることか! 貴方は味方ではない 貴方は人類の敵だっ!!』
『言ってくれますねぇ 覚悟は出来てるんでしょうねぇ?』

『アスラン!!』
『いくぞ!!』

『邪魔ですっ!』
ブォォッッドガッッンッ!!

レヴィアタンは特大のハンマーを振り回す、とても近づけない
そしてそのままドミニオンへと迫って行く
661はにゃーん:04/10/30 23:46:35 ID:???


『アーハッハッハッハッ!』

しかし、悪魔へと一閃 光が差し込む

ズババッババドガガガガガガッッッガガガッ!!! 
ヴィィィィッッンッィッ!!

『あーもう!なんですかぁぁ!?』
『つづいてローエングリーン2番 発射ッー!!』


ズババッババドガガガガガガッッッガガガッ!!! 
ヴィィィィッッンッィッ!!

『無駄だと言っている!』
『ゴッドフリート!バリアント!照準!! ミサイル発射管全門スレッジハマー装填!!撃てっー!!』

ズバガドガッドガガッドガガガガガッッ!!!



『あれは・・・!』
『アークエンジェル・・・マリューラミアス・・・』
『キラ!いまだ!いましかない!』
『わかってるっ!!』

ジャスティスとフリーダムはビームサーベルを引き抜き全速で突撃をする
アークエンジェルの集中砲火はダメージこそ無いが レヴィアタンには十分に隙が生まれている

662はにゃーん:04/10/30 23:47:26 ID:???
━━━━━━━━━ッッ!!━━━━━━━━━ッッ!!
ジッジジジジジジジッッバッバババッババッ!

ジャスティスは左から、フリーダムは右から突き立てる

『なああああ貴様等ああああああ!』
レヴィアタンは巨体を大きく振る フリーダムとジャスティスは振りほどかれた!

『効いてない!?』
『いや、ダメージはあるはずだ!』
『お、おまえらあああ調子に乗るなよぉぉぉおおお!!』

ブォドドドドドッッドドドドドドッズガガガッッッガガガッ!!!

悪魔は狂った光を放つ

『くっ!』
『退避ー!』
『アンチビーム爆雷投射!』

ボガッドガガガッドガガガッガッ!!!


周囲の敵味方問わず 無数の命が散っていく

663はにゃーん:04/10/30 23:49:01 ID:???
ドガッッドゴゴゴゴゴゴゴッ!!

『あ〜らら、間違えてドゥーリットルまで落としてしまいましたか
 というよりも だ、僕がせっかく時間を稼いでいるのにまだプラント落とせてないンですかぁ?』
『あ、アズラエルさま・・・!!!』
『サザーランド大佐ぁ、情けない声ださないでくださいよ 貴方は連合の司令官なんですからねぇ?』
『あ、赤い彗星がぁぁぁっぁっ!!』


ドガガガッッッ ゴゴゴゴゴゴッッゴゴゴッ!

『ワシントン・・・? はぁ?』

『これでもう核は使えまい!』
『なんなんですかねぇ〜 今度はさぁ』
『シャア隊長・・・!』
『あのひとは・・!』

『ぞろぞろ ぞろぞろと・・・これだから弱い人間って奴は困ります
 ピースメイカー隊がやられてしまいましたか まぁ、いいでしょう 核はココにもあるんですからねぇ?』

ヴォォォッドガガガガガッッッ!!!!!!!


『さぁ!勝負してみますか! この僕がッあの砂時計を撃つのが先か!アナタ方がこの僕を討つのが先かぁっ!』
664はにゃーん:04/10/30 23:50:34 ID:???
ズバゴドガドガッッッンッ!!!!!!!

レヴィアタンは一斉射撃後、反転し超高速でプラントへと向かっていく

『な・・・!』
『ええいっ!』
『早い・・・!』

バヒュッッーッダヒュッッーン!!
後ろから必死に追撃を掛ける だが 曲がる

『アッハッハッハッ! 無駄無駄!通じないと言っている!』

『あの巨体でなんという早さ・・・!』





『ここは通さん!!』

しかし レヴィアタンの前方に一機のガンダムが立ちふさがる

『無駄と言っているのに それとも敵うとでも思っているのですかねぇ?』

『 ・・・ニコルが死んだとき  ・・・俺は何も出来なかった
 ディアッカとシホがやられそうだったのに・・・俺は見ていることしか出来なかった!!
 ふざけるなッ!!この俺がッ!ナチュラルにッ!貴様等にッ!!負けられるかぁぁぁっっっ!!』

そのガンダムは魔王へと向かっていく
665はにゃーん:04/10/30 23:52:32 ID:???



そのガンダムの名はX−102デュエル イザーク ジュールがヘリオポリスで強奪したガンダムだった


ドガドガッドガッッン!!


デュエルの肩部ミサイル・ライフルがレヴィアタンへと命中する、だがまったく効いてない


『あっはっは!やめてくださいよ  そんな脆弱なMSでこの僕に敵うと思っているのですか?
 本気で戦って・・・! そんなMSがこのレヴィアタンに・・・! かなうはずがぁ無いでしょうっっ!!!』

『それでもここは通さぁぁぁぁっん!! この先にあるのは俺の国だぁぁぁっぁっぁ!!』
『ならば死んでくださいッ! 弱い自分を呪ってねぇっ〜!!!』


ドガガガッドガガガドガガガッ!!!! ボゴォッッン!!!!


デュエルはアサルトシュラウドを爆散し、なんとか距離をゼロへと詰めた


『あさはかなんですよ!このレヴィアタンは例え接近戦だろうと無敵ッ!死角無しっ!!!』
『それはどうかな?』
『なに・・・?』


デュエルの右手に握られていたものは ビームサーベルでは無かった
─破損したメビウスから回収したミサイル
666はにゃーん:04/10/30 23:53:38 ID:???



『貴様の大好きな核ミサイルだ ・・・これでも喰らいやがれえぇぇぇっっ!!!』
『な・・・?!!』


『イザークッッ!!!』
『アスラン!・・・後のことは任せるからな・・・、プラントに傷でもつけてみろ 許さんからな』
『イザーク!!!!』
『隊長ッッー!!』
『ディアッカ! ・・・これなら文句無いだろう・・・?』



ズガガガガガガガガガガガガガガッッ
ボガガガガガガアガガガガガガガガガッガガガガガ!!!!!!

ドォッガガガガッガッッズガァッボガッドガガガッガガッガッガガガボガガガッガッッガガンッ!!!


ボゴォォッッンッ!




宇宙の夜明け、いつかだれかが比喩した その情景
667はにゃーん:04/10/30 23:55:10 ID:???
『イザーク・・・・・・』
『アスラン・・・』


『馬鹿野郎ッ! ・・・馬鹿野郎・・・!』
『隊長・・・ 隊長が・・・ 嘘ですよね・・・?』
『ああ、お前は立派に戦ったさ・・・無駄死になんかじゃぁねぇよ・・・ ・・・動け!動けよバスター!!
 地球軍・・・・!貴様等なんかがいるからあああっぁぁぁっ!!!!』
『隊長・・・ 隊長・・・ 隊長の・・・仇・・・ カタキッー!!』


両機は地球軍へと向かっていく


『ディアッカ・・・退け!その機体のダメージじゃ無理だ!』
『ふざけんな!アスラン!イザークがやられたんだぞ! こんなとこで退けますかってね!』
『・・・アークエンジェルに・・・!』
『キラ・・・』



『艦長!バスター・シグー急速に接近!』
『イーゲルシュテルン起動!迎撃! 艦を前に出して! ナタルの船には近づけさせないで!』
『はいっ!』
『・・・マリュー・・・艦長・・・』
668はにゃーん:04/10/30 23:56:42 ID:???
『ここは通すわけには行かないッ!』
『どけよ白いのおぉぉぉっっ!!!』


バグッッンッダダダダダッンッ!!!!

バジジジジジジジジッ!


フリーダムが放ったバスターへの攻撃をジャスティスが遮る


『アスラン・・・』
『ディアッカを・・・ディアッカを落とさせるわけにはいかない!!!』
『僕だって・・・アークエンジェルを落とさせるわけにはいかないっ!』




続く
669通常の名無しさんの3倍:04/10/30 23:59:06 ID:???
イザークがぁぁぁぁぁ!!(涙)てか、アズラエルあれで終わりですか?
で、アスランとの共闘も一時の物か・・・。あとハマーン様どこ行ったの?
クルーゼもさっぱり出てこないし・・・。エターナルとクサナギは?兄貴は?

と、質問ばっかですいません。でも色々な意味ではにゃーん氏、すげぇ。
670はにゃーん:04/10/31 00:03:52 ID:???
クルーゼやらハマーンやらシャアやらフラガやらはまだこの後で・・・最終回まではあと10回はありそうです

正直兄貴をどうしようか迷ってますhh クルーゼが親父のクローンってことも知らないんですよね・・・


なんだか逆ギレっぽく張りまくってゴメンナサイ、そしておやすみなさい・・・
671通常の名無しさんの3倍:04/10/31 00:05:15 ID:???
GJ。

しかし、ピースメーカーが作動しているというのにザラのジェネシスやクルーゼのプロヴィデンスが
まだ動かないのが気になる、なんて。いつ参戦するんだろう。
672通常の名無しさんの3倍:04/10/31 00:11:03 ID:???
これで連合はほぼ壊滅状態だよな。このままだとザフトの一人勝ち?
ジェネシスもプロヴィデンスも残ってるし・・・。

キラはミーティアを失ってるし、もう絶対的な戦力とは言えないな。
ジャスティス用の物を転用するのかもしれんが。キュベレイも大破してるし。
ジャスティス、サザビー、プロヴィデンス相手にキラ一人でどうするんだ?
673通常の名無しさんの3倍:04/10/31 00:12:35 ID:???
そこでアムロとνを・・・となるとますます収拾つかなくなる訳で。
674通常の名無しさんの3倍:04/10/31 00:15:06 ID:???
はにゃーん氏乙
675通常の名無しさんの3倍:04/10/31 00:24:12 ID:???
今更だが、>562の

『ミリィ!敵の残りは!?』
『ジンが4機とバスター!それにナスカ級が2隻!』
『それだけか!? M1隊も来てくれたし、キラと少佐がいなくてもなんとかなりそうだな!』

これってトールだよな?ディアッカ舐められまくりww
676通常の名無しさんの3倍:04/10/31 01:02:42 ID:???
そういえばまだジェネシス撃たれていないな?
という事はまだ数の上では連合が圧倒的でないの


ああそうか、ガルシア艦隊に式を取っているのか
677通常の名無しさんの3倍:04/10/31 08:59:06 ID:???
マジでアムロ出てこないと、キラ1人で残りのジャスティス、サザビー、プロヴィデンスは倒せない気がする
678通常の名無しさんの3倍:04/10/31 10:33:34 ID:???
何か文句が多いな。俺は黙って静観してるよ。はにゃーん氏は大抵期待を裏切らないからね。
679通常の名無しさんの3倍:04/10/31 11:00:48 ID:???
キュベレイは普通に修理終わってるんじゃない?
サザビーはキュベレイ
プロヴィデンスは兄貴??
ジャスティスはキラかな
ジェネシスの破壊もしなきゃいけない、エターナルでも特攻させるとか
680通常の名無しさんの3倍:04/10/31 12:18:08 ID:???
     ll     ll
     l| -‐‐- |l
    ,イ」_  |ヽ_| l、
   /└-.二| ヽ,ゝl
   l   ,.-ー\/. 、l
  |  /.__';_..ン、    ビ〜ィ〜ム かがーやーく♪
  / /<二>  <二>!゙、
 //--─'( _●_)`ーミヘ    フラッシュバックに〜ぃ♪
<-''彡、   |∪|  、` ̄ ̄ヽ
 / __  ヽノ   Y ̄)  |
 (___)       Y_ノ
      \      |
       |  /\ \
       | /    )  )
       ∪    (  \
             \_)
681通常の名無しさんの3倍:04/10/31 12:18:32 ID:???

         ll     ll
         l| -‐‐- |l
        ,イ」_  |ヽ_| l、
       /└-.二| ヽ,ゝl
       l   ,.-ー\/. 、l
      |  /.__';_..ン、  ヤツのかげーー♪
      / /<二>  <二>!゙、
     //--─'( _●_)`ーミヘ
    <-''彡、   |∪|  ミ __>
   (  (/     ヽノ_  |
    ヽ/     (___ノ
     |      /
   / /\  |
   (  (    ヽ |
  /  )    ∪
  (_/

682通常の名無しさんの3倍:04/10/31 12:18:58 ID:???
         _人人人人人人人人人人人人人人人_
           >  シャア♪  シャア♪  シャア♪  <
           ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
     ll     ll          ll     ll          ll     ll
     l| -‐‐- |l  __     l| -‐‐- |l  __     l| -‐‐- |l  __
    ,イ」_  |ヽ_| l、〈〈〈〈 ヽ  ,イ」_  |ヽ_| l、〈〈〈〈 ヽ  ,イ」_  |ヽ_| l、〈〈〈〈 ヽ
   /└-.二| ヽ,ゝl.〈⊃  } /└-.二| ヽ,ゝl.〈⊃  }./└-.二| ヽ,ゝl.〈⊃  }
   l   ,.-ー\/. 、l |   |. l   ,.-ー\/. 、l |   | l   ,.-ー\/. 、l |   |
  |  /.__';_..ン、!   ! |  /.__';_..ン、!   !|  /.__';_..ン、!   !
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 (___)   /     (___)   /     (___)   /
683通常の名無しさんの3倍:04/10/31 13:24:00 ID:???
マンセ−意見ばかりなのでちょっと辛口で

・擬音多すぎ
・心理描写が少ないのでキャラの動向や考えが分からない
・全体的にあっさりしすぎ
・上と合わせてもっとキャラを掘り下げて欲しかった


ウッソマリュースレみたいに閑話休題というか、
日常描写があればもっとキャラが掘り下げれてさらに良くなったかもしれない
展開などはそれを差し引いても面白いので、もっとがんばれ。
684通常の名無しさんの3倍:04/10/31 13:25:51 ID:???
× もっとキャラが掘り下げれてさらに良くなったかもしれない
○ もっとキャラを掘り下げれて、さらに良くなったかもしれない

ちょっと修正
685通常の名無しさんの3倍:04/10/31 14:14:55 ID:???
アズラエルはすごい描写できてると思う、スペシャルエディション見たなきっと
686通常の名無しさんの3倍:04/10/31 14:41:08 ID:???
アズラエルって自分こそ正義の化身だと思ってるタイプから、ここで使われた悪魔的機体名を使うとは
思えない。
むしろ、最後の審判を司る自分の名前から、JudgementとかDoomsday(いずれも「最後の審判」)という
類の名前を好むはず。機体色にしても黒より、純白とかもっと神々しい色を採用した方が、かえって
禍々しかったりと、外野の感想を一言。
687通常の名無しさんの3倍:04/10/31 14:44:19 ID:???
設定云々よりも話の展開が面白いから◎
688はにゃ@戯言:04/10/31 18:10:01 ID:???
>>686さん
そうですね、たしかに神々しい名前のほうが似合ってますね、ただ脳の容量が少なく神っぽい名前はゴッドしか思いつかなかったもので・・・
アズラエルの意味を検索して調べたんですけど、そこのサイトに天使とか悪魔の名前がたくさんあってそこから決めよう!と
『七つの大罪:嫉妬』 を見て、おぉ、アズラエルさまにぴったりだと・・・いや、なおさらそんな名前自分でつけませんよね・・・
アニメ化のさいにはジャッジメントに変えておきましょう! ・・・冗談です、申し訳ない

そもそも奴に関しては武装や見た目うんぬんの前に、全高すら作者にすら不明で・・・とてもメカデザインは出来ないのでイメージで・・・補完してください
レイダー カラミティ フォビドォンを合体させたようなゲテガンです・・・ 適当すぎて申し訳無い・・・


>>683さん
ごもっとも・・・! ・・・ふだんマンガしか読まないので心理描写や戦闘描写を字に直すのがとても無理なようで・・・ まるで絵の無い漫画みたいな文章で・・・申し訳ない
次回作『【妄想】もしもキラがハマーン様と出会ったらデスティニー!』では小説読みまくってハイクオリティでお届けします ・・・ごめんなさい嘘です

擬音で誤魔化し過ぎですよね・・・、日常描写はどうにも思いつかなくて・・・、個人的にはギャグっぽいネタをいれたかったんですが、全然、思いつかない
どうやらそっちの才能は皆無のようです、申し訳無い 


申し訳無いを言いすぎてごめんなさい・・・ さて、今日は日曜日と言う事で 本日も大量に投下します・・・
ええ、ホントは突っ込みを避けるために勢いよく押し流そうという算段です、申し訳無い


それと応援の言葉などとてもありがとうございます
689はにゃーん:04/10/31 18:12:21 ID:???






『ジェネシスはこれより最終段階へと入る 部隊を下がらせろ!』
『ジェネシス照準用ミラー展開! ミラージュコロイド開放! 核融合炉作動! フェイズシフト展開!』



『全システムオールグリーン! ニュークリアカートリッジを激発位置に設定!』
『思い知るがいい!ナチュラルども!!この一撃が我等コーディネーターの創生の一撃とならんことを!!』

ヴィィィィィィッィィィンッ ガガガガガガ・・・・

『ジェネシス照射ッッ!!!』


ズボゴドガボガアアアアアアアンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボボバボバボバアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



ドガドガッドガドガッッンッ!!
    ドガドガッドガドガッッンッ!!
         ドガドガッドガドガッッンッ!!


憎しみの光が宇宙を血で染めていく 赤く赤く真っ赤に赤く
690はにゃーん:04/10/31 18:18:16 ID:???
ドドドッドドドドドッ!

『なんだ!?いまのは・・・!?』
『これは・・・ヤキンドゥーエ後方に巨大な物体!』



『父上・・・!』
『アスラン・・・?!』


『ジェネシスは目標を撃破! 月面プテロマイオスクレーター地球軍基地 及び 敵艦隊の半数以上の破壊を確認』
『さすがですな ザラ議長閣下 ジェネシスの威力、これほどのものとは』
『フフフフッ クルーゼ 言っただろう?戦争は勝って終わらねば意味などない!』


『え、エリカ主任!いまのはなんだ!?』
『カガリさま、落ち着いてください ・・あれは恐らく巨大なガンマ線レーザー砲です』
『ガンマ線レーザー砲・・・?』
『・・・一撃で地球軍の月基地が消滅しました・・・
 もしもあれが地球へと向けられれば 強力なエネルギー輻射が地表を焼き払い あらゆる生物を一掃してしまうでしょう』
『なんだと・・・!?』
『あの位置からでも、十分に地球を狙うことが出来ます』
『そんなものを・・・!くそっ!』
『やっぱり私も出るぞ!』
『カガリ!何を!』
『放せキサカ!あれを壊さないとどうにもならないだろう!せっかくルージュを組み立てたんだ!出さなくてどうする!』
『お前一人出たところでアレを壊せるものか!』
『何もしないよりはマシだろう! 地球には・・・みんながいるんだぞ!それだけじゃない 撃たれれば本当に和解なんて出来なくなる!』
『まだ撃たれると決まったわけではないだろう!』
『撃つさ!地球軍は核を撃ったんだ!ザフトだってもう一発撃った! だけどこれ以上撃たせるわけにはいかない!そのために訓練だってしたんだ!』
691はにゃーん:04/10/31 18:21:10 ID:???


『あれを破壊すると言うのには賛成だ エターナルもジェネシスへと進路を向けよう』
『ホラ!キサカ!あのひとだって賛成だってさ!』
『だが、お前が出撃するのには賛成できんな? カガリ』
『なんだよ!アンタまで馬鹿にするのか!腕はアサギ達より上だぞっ!!』
『貴様はオーブの姫だ お前には背負っている多くの物があるであろう?』
『それは・・・だけど・・・!』
『ストライクルージュ・・・私に貸してくれないか?』
『なに言ってんだ! アンタにはキュベレイがあるだろう!』
『キュベレイ・・・あれはL4で・・・』
『は? ちゃんとアサギ達に回収させておいたぞ! 修理だってエリカ主任に頼んでおいたはずだ!』
『なに?』
『ええ、ばっちり修理しておきましたわよ? エターナルに返しておいたはずですけれど?』
『聞いていないが・・・』
『お姉さま、わたくしが隠していました』
『ラクス・・・』
『お姉さまは大事な人です、出撃なさって・・・それでお怪我をなされては困ります』
『ふふ 心配性だな ラクスは 大丈夫、無茶はしないよ 約束する』
『お姉さま・・・』
『よく言うよ!アンタ何回無茶やって撃墜されてると思ってんだ!』
『だ、だまれ!』
『アンタがキュベレイで出るって言うなら 私がルージュで出ても文句無いよな?
 自分だけ出てヒトには出るな!とか言えないよなぁ〜?』
『ふふ 貴様には敵わんな・・・ 好きにしろ』
『よっし〜!総帥さまから許可が下りたぞ!これでキサカも文句無いよな〜!』
『カガリ・・・ 無茶はするなよ・・・』
『無茶せずにあれを壊せってほうが無茶だよ!』
692はにゃーん:04/10/31 18:22:57 ID:???



「バルドフェルド隊長」
「なにかな?お別れの言葉とかは聞きたくないがな?」
「もしもの時はラクスと この艦のことを頼む」
「・・・なんで縁起悪いことを言うのかねぇ〜あんたは」
「大事なことだからだ」
「・・・そうだな わかった 約束する」
「お姉さま・・・」
「ラクス」
「はい」
「もしものときは この世界と キラのことお前に頼むよ・・・」
「・・・わかりました  でも、かならず戻ってきてくださいね」
「ああ、約束しよう きっとだ」
「絶対です」
「ふふ そうだな 絶対だ キラもカガリも 連れて帰るよ」
「はい」


「核攻撃は止まったのですね?」
「ああ、キラ達が上手くやったようだな」
「では、エターナル発進します! 目標、ジェネシス! アークエンジェルとクサナギにも打電」
「クサナギはOKだそうだが、アークエンジェルは現在 敵と交戦中で動けないらしい」
「そうですか、でしたら私達だけでも向かいましょう 絶対に止めなければなりません」
「・・・ハッ!」


『ジェネシスは連射が効かないことが唯一の救いです 恐らく一射毎にミラーの交換をしなければならないのでしょう』
『どれくらいかかる?』
『早くて2時間・・・あくまで憶測です、何の保障もありません』
『わかった 十分だ  ・・・ハマーンカーンだ キュベレイ出るっ!』
693通常の名無しさんの3倍:04/10/31 18:23:31 ID:???
>ズボゴドガボガアアアアアアアンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
>ボボバボバボバアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
正直こういうのは萎える

いっそのこと脚本風に
(SE:引き裂かれるように捻れながら爆発四散する戦艦)
みたいな表記のほうが……
694はにゃーん:04/10/31 18:25:22 ID:???



『よし!一気にジェネシスまで突き抜けるぞ!』


━━━━━━━━━━ッッ!


『待て・・・!』
『は?アンタ何やってんだよ!!』
『すまない、そちらはお前に任せるよ カガリ』
『ああぁ!?アンタな!』
『すぐに合流する・・・ 頼む』
『・・・わかったよ!だけど無茶はするなよな!』
『ふふ お前もな』





ブォォッンッ!!

シャア、やはり貴様との決着は私が着けねばなるまい・・・!

695はにゃーん:04/10/31 18:27:20 ID:???



『アスラン!!君達はあんなものを使って・・・それで本当に平和が来ると思っているのか!!』
『なるさ!! お前だって見ていただろう!!地球軍は核を撃ったンだぞ!プラントにだぞ! もう滅ぼすしかないだろうっ!』
『そんなこと・・・君の母さんが望むとは思えないっ!』
『お前に何がわかるっ!少なくても父の望みだっ!! 俺の望みだっ!!!』


ドガガガガガガガッッガガガガッ!!


『もう俺の目の前で・・・誰も殺させない 死んで欲しくないンだよッ!!死なせるくらいなら殺すほうがマシだろう!!』


バッババッババッバッバッ ドガッンッ!!


フリーダムは跳ね飛ばされた  ジャスティスはアークエンジェルの元へと飛ぶ バスターを援護するために


『アスラン・・・』

696はにゃーん:04/10/31 18:28:21 ID:???


『バジルール少佐・・・!これは・・?!??!』
『浮き足立つな! 残存部隊はどうなっている? 状況を確認しろ!』
『は・・ハッ!』
『ナタル!そっちは無事!?』
『こちらは・・・大丈夫です、 ・・・マリュー艦長
 生きていらしたのですね・・・ 私はアラスカで戦死なさったと聞いていて・・・』
『なんとか無事よ ・・・いろいろあって今は地球軍の敵となってしまったけれどね』
『・・・・。』
『ナタル 私達を撃たないの?』
『・・・この艦には現在戦闘を行えるだけの戦力はありません それだけです   貴方は・・・撃たないのですか?』
『撃つ理由なんて無いもの』
『地球軍は・・・サイクロプスで貴方達を殺そうとして・・・それなのには何故私達を助けるのですか』
『貴方のせいじゃないでしょう? 私はね 貴方達を敵だなんて思っていないの それだけよ』
『マリュー艦長・・・』


『バスター!シグー!接近ッ!』


『下がってナタル! ここは私達に任せて』
『・・・貴方は・・・なんでそんなに・・・私は罪の無いプラントの住民を核で撃とうとしたのですよ!?』
『この世界に罪のある人間なんていないのよ ナタル そして罪の無い人間もいない
 資格とか義務とか権利とか そんなものじゃなくて 私達は自分の意思と感情で行動しているだけ』
『・・・・・・・』
697はにゃーん:04/10/31 18:32:03 ID:???
迫るバスター コスモグスパーが迎撃に出る

『やらせるかよぉー!!』
『どけっ戦闘機ッ!!!』
ドガッン!
『ぐぅ・・・!!!』


『トール君下がって!バリアント!ゴッドフリート照準! てっーー!!』


ズガボゴガッッンッ!!!  光りが強く駆けて行く だが、バスターは回避した


『クソォッ!足付き!!  元はと言えば俺がいつまでもコイツを沈めれなかったからぁっ!』
『隊長のカタキッー!!!』

ズバッゴゴゴッゴゴゴゴゴッゴッンッ!!!  渾身の攻撃がアークエンジェルへと突き刺さっていく


『やらすわけにはいかないんだよッ!』

ズガッズガッーッ!!

『あっああー!』

フラガのストライクがシグーを撃つ  彼にも守りたいものがある

『隊長・・・ 隊長・・・』

ボッゴォォッンッ!!    悲しい音色、蒼いシグーは爆発した
698はにゃーん:04/10/31 18:35:09 ID:???
『シホーッッ!! クソォッ!!!!!!!!』
怒りに震えるバスター  友の死を背に隙を突き 銃口をアークエンジェルのブリッジへと向けた
『終りだァァッァァッッ!!!!!』
『ミリアリアァァァァッァ!!!!!!』
『クゥ!?』

ボッガガガガガッゴゴゴォッンッ!!!

コスモグラスパーが 文字の通りに  必死に特攻する
激しくバスターに衝突し、銃身の向きが変わった

ボガガガガッッゴッンッ!!!

『トォォルゥゥ!!!!!!!』

正面からぶつかったのだ コスモグラスパーのコクピットは潰れている

『ゴッドフリート照準・・・!!!!!!!』

「クソッ・・・ イザーク・・・ ニコル・・・ スマナイ・・・」

『うてっーーーーーっ!!!』

ズバゴガゴドガッッンッ!!!     再び 光りが強く駆けていく
699はにゃーん:04/10/31 18:36:08 ID:???
『ディアッカァァッッ!!!!』

ジャスティスが超速度でバスターの元へと向かう ゴッドフリートを受け止めるために  だが

『滅ッ殺ッ!!』

ドガガガガッガッガッッンッ!!!

『なに!?』

突如、ジャスティスに爆発が走る

『ぶぁぁぁぁぁかっ! あははは! あはっはっははははっは!!





『『トドメだ!』 』
『『チクショォォォオォォッッ!!』』

『『『 いつかわかりあえるかも知れない!だから撃たない!それだけだ! 』』』

『『・・・・・。』』
『『アン!?なんだよオマエェ!?』』
『『クソッ・・・ 失せろ! 俺にはやることがある!』』
700はにゃーん:04/10/31 18:38:01 ID:???


『オマエは・・・あのときの・・・!』
レイダーの手足はもがれていた  だが、口部のプラズマ砲だけは生きていた

『撃ッ滅ッ!!!』

ボガッズガッッ

そのとき前方に大きな光りがうねる


ドッガガガガガガガガガガッッンッ!!!


アークエンジェルから放たれた 光りの束がバスターを包み飲み込んでいく


『でぃあ・・・か・・・ ディアッカァァッ!!!!!!!!!』


『アッハッハッハッハ!アレ?ドウシチャッタノ?アハハ!撃滅ッ! 滅殺ッ! 瞬殺ッ!』

動きを止めたジャスティスに、なおもレイダーは攻撃を続ける

『もう迷わないと・・・決めたのに・・・俺は・・・ まただ・・また俺の迷いが・・・友を殺した
 わかりあえるものか・・・わかっていたはずじゃないか 俺の馬鹿な妄想が・・・また友を殺したぁぁっ!!!』
『アハッッアハッハッハハ!!!』
『黙れッ!!』

フォルティス ケルフス フォルクリス  ジャスティスすべての火線がレイダーのコクピットを貫いた
701はにゃーん:04/10/31 18:40:02 ID:???
ボッゴゴゴゴゴッォッンッ!!!

『アス・・ラン・・・』
『キラァァッァ!! 俺は・・・俺は・・・もう2度と迷わない お前もあの女もラクスも足付きも地球軍も!!みんな滅ぼすッ!!』
『・・・アスラン!』


バジジジジジッッジジジジッ  空を斬り結ぶ 数々の想い



道はどこまでも別れて行く






続く
702通常の名無しさんの3倍:04/10/31 18:41:34 ID:???
割込みスマソ
703はにゃ@戯言:04/10/31 18:42:45 ID:???
>>693さん
なるほど、がんばってみます、ありがとうございます
704通常の名無しさんの3倍:04/10/31 18:44:12 ID:???
シホ、トール、ディアッカ、クロト死亡か・・・。アスランもボロボロ。

フリーダム、ストライク(兄貴)、ルージュ、キュベレイ、アストレイ三人娘

プロヴィデンス、ボロボロのジャスティス、サザビー、ジェネシス

形成は大体落ち着いてきたか?
705はにゃーん:04/10/31 18:46:33 ID:???
>>702さん
いいえ〜、おかけでちょっとは良くなると想います、修正しながら投下していきます、しばしおトイレ・・・19時より再開・・・
706通常の名無しさんの3倍:04/10/31 18:49:06 ID:???
お待ちしておりますよ〜。でもシホは殺さないで欲しかった・・・(涙)。
で、意外にナタルが生き残りそうな感じになってますね。
707通常の名無しさんの3倍:04/10/31 18:55:39 ID:???
今こそ、ストライクに幻のガンバレルパックを!!・・・てのは無理かなあ。
無理なんだろうなあ。それなら兄貴がクルーゼに勝ててもおかしくなさそう。
708通常の名無しさんの3倍:04/10/31 18:57:47 ID:???
御大ばりに全滅エンドきぼん
709はにゃーん:04/10/31 19:01:52 ID:???






─宇宙を駆ける、正義と自由の光


負けられない  その想いは共に同じ


ズガッボガガガガッッドガガガッッンッ!!!


大切な物がある  その想いも同じ


ババババッババッババッババババッ!!


大事な人がいる  それもまた同じ


ズババッババババッババッバババッババババ!!!


それぞれに守りたい世界があった  それぞれに望む未来があった


ズガガガガガガガッッッッッガガガガッガガガッ!!
710はにゃーん:04/10/31 19:03:26 ID:???




友達だった  親友だった  敵だった  わかりあえた  それでも戦う理由があった


ズババッバッドドドドドッドドドドッ!!!!


少年達は戦う 胸を張って堂々と  願う夢のために 明日の平和のために 今日の敵と戦った



ババッババッッ ドガガガガッガガガガガガガッ!!!


悲しい空 絶望の闇  それでも少年達は 輝いて火花を散らす 宇宙を照らす


ドガガガガガガッッッガガッッ!!!!



『キラァァァッァァアッッアァ!!』
『アスラァァッッンッッッァッ!!!』


711はにゃーん:04/10/31 19:04:35 ID:???
フォルティス ケルフス フォルクリス バラエーナ クスィフィアス 無数の火器が宇宙を交差する


いままでとは違う、本気の攻撃、いや、いままでだって手を抜いていたわけではない  だが、詰まった想いが違う


宇宙の色を塗り替えていく 閃光と爆音   暗く静かなはずの宇宙が こんなにも輝いて賑やかに



ジャスティスは肩部のビームブーメランを引き抜く そして投げる さらにリフターを飛ばし本体はサーベルを引き抜く

3方向による同時攻撃ッ!

だが、キラも素早く回避し、シールドで受け止め、サーベルを斬り返す!

互いにギリギリの全力の戦い



もう言葉はいらなかった  気持ちをわかりあった上で戦っているのだから

  ズバババババッバッババッ!   想いが 切り結ぶ 
712はにゃーん:04/10/31 19:06:07 ID:???




『フフ・・・フハハッハッハッハッハッハハハ!!!!』


不気味な声がコダマする


『何!?』 『この声は!?』


動きを止めるジャスティスとフリーダム

『ハイパートランスフェイズ装甲なんだァッ!!そう簡単に落ちて溜まるかぁッ!あーはっはっは!』

『なんだと・・・クソォォッッアイツ!まだ生きていたのかぁぁっ!!』


翼はもげ、火花は散り、煙は噴き上げている だが、それでもその悪魔は動いていた
轟音と共に そして再びプラントへ向けて飛び立った
713はにゃーん:04/10/31 19:07:06 ID:???
ジェスティスは反転し、すぐさまレヴィアタンを追った



フリーダムまた追おうとした、だが、一機のゲイツが立ちふさがる


すぐに撃ち落として追いかけるべきなのだが、何故か引き金を引くのその指が動こうとしない

━━━━━━━━・・・ なんだ・・・ この感じ・・・ どこかで・・・

ドガッドガガガッッ!!!

あのゲイツ・・・すごく動きが鈍い・・・どこかで・・・まさか!


『ゴッドフリートってっーーーー!!!!』

強い光りが駆け抜ける キラを援護するためのその光り

だが、フリーダムがゲイツへのその攻撃を受け止めた

『キラ君!?』
『はぁはぁ・・・まさか・・・まさか・・・』
714はにゃーん:04/10/31 19:08:11 ID:???





オープン回線でゲイツに叫びかける


『 フレイ!!フレイなの!?フレイー!?』

『 ・・・キ・・・ラ? やっぱりキラなのね・・・?』

『 フレイ・・・そうだよ キラだよ!フレイなの!?本当に・・・』

『 キ・・・ラ・・・、うふふ 見つけたぁ ・・・やっぱりそれに乗っていたのね』

『 え・・・?』

ゲイツはビームクロウを展開し切掛かる!

『 フレイ!?』

715はにゃーん:04/10/31 19:09:12 ID:???
『ええ、そうよ 私はフレイよ キラ!』
『フレイ・・・生きて・・・いたんだね・・・』
『虎のおじさんと一緒にね 私もプラントへ連れてこられたのよ  さすがは優秀なコーディネーターよねぇ
 爆発でバラバラになったはずの私の命を ギリギリで取り留めてくれたわ』
『フレイ・・・ 本当に・・・ 良かった』


バッバッバッバッバッババッ!  ゲイツはライフルをフリーダムへと乱射する


『フレイ!?どうして・・・!』
さっきのクロウも間違いじゃなかった 確実に僕を狙って撃ってきている


『良かった・・・? 良くないわよっ! 誰がそんなこと頼んだのよッ!!』


ダダダッダダダッダダッ!!!  フレイの攻撃は続く


『フレイ・・・! 君はまだ・・僕のことを・・・!』
『ええそうよッ! 憎いわよッ! 私はアンタが憎いわよッッ!!』
『どうして・・・』
『どうして・・・? どうしてそんなこともわからないのッ!?全部アンタが悪いんじゃないッ!』
『フレイ・・・!』

フリーダムはただただその攻撃を避けるしか無かった
716はにゃーん:04/10/31 19:10:18 ID:???
『見なさいッ! 私を見なさいッ! キラァッ!!』


急に動きを止めるゲイツ さらにコクピットを開き 宇宙へと身を投げ出す少女


『フレイ!?』
とっさにキラもフリーダムのコクピットを開け フレイを迎え抱きしめる



『・・・フレイ!?』
『・・・そうよ 貴方のせいよ』

『あの爆発でね 本当に無事だったと思う? 確かに優秀なコーディネーター様の医療技術で私の命は助かったわ
 でもね・・・ こんな酷い姿で生きるくらいなら死んだほうがマシよッ!!これでも良かったなんて言える!?』
『フレイ・・・』
『私は死のうと思ったわ こんな酷い姿晒して生きるくらいなら・・・ ね
 でも、私は死ななかった 生きることにした ・・・何故だかわかる?』
『・・・・・・・。』
『アンタを殺すためよッ!!』

ドキュッーンッ!!


真空の宇宙に 響くはずの無い銃声が轟いた





続く
717はにゃ@戯言:04/10/31 19:11:14 ID:???
いきなり擬音連射スミマセン、飯行ってきます・・・あとで1回くらい投下します・・・
718通常の名無しさんの3倍:04/10/31 19:11:38 ID:???
カテジナさん・・・。
719通常の名無しさんの3倍:04/10/31 19:11:52 ID:???
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
720通常の名無しさんの3倍:04/10/31 19:13:08 ID:???
なんつーか・・・まるで富野が書いたようなガンダム種だ。
721通常の名無しさんの3倍:04/10/31 20:59:18 ID:???
真打登場来たか。
722はにゃーん:04/10/31 21:20:21 ID:???



『ん・・・? これは・・・プラントの方向へ何か巨大なMSが向かっているぞ!』
『・・・嫌な予感がします エターナルをプラントへ戻せますか?』
『おいっラクス!?』
『カガリさま、申し訳ありません、ジェネシスのほうはお願いします』
『はぁ!? ラクスまで何言ってんだよ!   ・・・・・・・プラントは・・・お前らの故郷だもんな・・・ ・・・あぁ、もう!わかったよ
 ジェネシスはなんとかクサナギで抑えるよ! でも、すぐに合流しろよなッ!』
『ありがとう カガリさま お約束します エターナル!全速でプラントへ!』
『了解、機関最大!!』




『はっは・・・あっはっはっは!見えてきたぞぉッ!!砂時計ッ!!』
『奴を止めろッ!ミサイル発射管開け! すべて撃ち込んでやれ!!』

ボガッボガボガガガッッ!!!

レヴィアタンは巨大なハンマーを振り回し、それを盾にする

『あは・・・あっはっはっはは!!!効くものかあああああ!!!』
『クソッ!』

レヴィアタンは内臓された火器を展開し、プラントへと向ける

『これでえええええ 平和の完成だああああ!!!!』
『くそう!なんだと!?』
『艦を前にだしてください!エターナルを盾に!!』

ズババッバババッドガドガガガガッッンッ!!
723はにゃーん:04/10/31 21:23:48 ID:???



『あわてるな!復旧作業急げ!』
『後退してはなりません! 私達の後ろにあるものは なんとしても守らねばなりません!!』
『わかっているとも!』


『邪魔邪魔邪魔邪魔ああああああどうしてどうして僕の前にはいつもいつも邪魔者ばかりが現われるんだああああ!』
『それは貴方が間違っているからでしょう?』
『五月蝿いいいいいいいいいい!!! 僕はただしいいいいいいいいんだよぉぉっっ!!!』

『第二射!来るぞ! 総員衝撃に備えろ!!』

悪魔は破壊の光りを放つ      ドガガガガガガガッッッガガガガガッッ!!!!  
ビームの波がエターナルを押しつぶしていく 爆炎をあげて それでも一歩も退かない


『いい加減落ちてくださいよおおおおおおおおおおおお!!!』
『それはお前だァァッッ!!!!!』


ドガッドガドガドンッ!!

ジャスティスのライフルがレヴィアタンを捉えた  しかし、レヴィアタンの羽が攻撃を曲げる
攻撃はいまだ届かない
724はにゃーん:04/10/31 21:25:35 ID:???
『クソォッ!まだあれだけの力が残っているのかッ!!』
『アスラン!』
『ラクス・・! 下がれ!それ以上は無理だ!!』
『それは出来ません たとえ命に代えてもここは退くわけには参りません』
『貴方は・・・ 変わってないな・・・ その頑固さは!』
『あら、アスランはお変わりになられたのですか?』
『俺は・・・!』


『どっけっけえええあええあえあえがえあえええああ!』

悪魔の右手から放火が放たれる 激しい殺意を繰り出す

ジャスティスは盾を構える プラントと、そしてエターナルを守るために

『アスラン、・・・使ってください』
『ラクス・・・?』
『私と、貴方の夢は、道は違えど きっと同じです だから、受け取ってください 私の・・・想いを』




─エターナルからミーティアが切り離される



『あああん!?なに企んでるのかしらないがあああ沈めえええええええ!!』
『エターナルを盾に!20秒!持たせてください!』
『おっしゃぁっ!やらせるな!アンチビーム爆雷投射!!ジャスティスにふれさせるなああ!!』
725はにゃーん:04/10/31 21:27:46 ID:???
容赦無いその攻撃を エターナルはすべてその身で受け止めた 


ブォォォォォッッンッ!!


炎に揺れるエターナル その背後から 剣が舞い出ずる



『ああああんッ!?またそのMAですかっ!無駄なことをおおこのレヴィアタンにはッ!!』

ミーティアの77のミサイルが放たれる

ドババババババッババッバッババッババッバババ!!
ドガッガガッンドガガッドガッ!!
すでに核爆発によりガタガタの装甲はとても耐え切れない 次々と削れて行く


『グオオオオオオォォッ!!!このぼくがああまけるわけがないでしょうがああああ!』


『『アスラン!・・・後のことは任せるからな・・・、プラントに傷でもつけてみろ 許さんからな』 』


・・・わかっているさ!イザークッ!

ジャスティスは巨大ビームサーベルを展開する そして一直線に魔王へと向かう

魔王は翼を前面に出し、曲げる、が、曲がりきれない
コクピットこそ避けたものの脚部は完全に破壊された   ボッガァッンッ!!
726はにゃーん:04/10/31 21:29:42 ID:???
『ハァハァ・・・クソオオオッォォッ!!ハァァァァァッ!!!』


『これで終りだッッ!!!』
『撃てるものなら撃ってみろおおおおおオオッ!!!』


レヴィアタンはエターナルへと取り付く エターナルの火器はすでにほとんどが死んでいた

『こんな至近距離の僕を撃てばァァッ!核爆発が起こるぞォォッ!! この船も一緒にドガガッッンだぁっ!!』


『クソッ・・・!』
『・・・アスラン、構いません、撃ってください』
『ラクス!!』


『アーハハッハッハハハ!動くなよッ!!動いたらブリッジをつぶすからなあああッ!!!』


レヴィアタンは無防備なジャスティスに攻撃を加える
ドガドガッッンッ!!

『アスランッ!! 撃ちなさいッ!!』
『出来ませんッ!・・・できるわけないでしょう! ・・・貴方を撃つなんて・・・』
『・・・貴方にしか頼めないことです』
『そんな・・・!!』
727はにゃーん:04/10/31 21:31:05 ID:???
ドガッドガガガッンッ!   ミーティアから煙があがる
レヴィアタンにも対した火器は残っていない、だが、このまま止まっていれば落ちるのは時間の問題だ



『ここで貴方が撃たなければ、私も貴方もプラントも・・・貴方は何のためにここまで来たのですかっ!』
『もう迷わないと・・・そう決めた・・・ 一度は貴方を討つ決心さえした!
 迷えば大事な人が消えていくと・・・わかっている  だが、それでも貴方を撃つことはできないッ!』
涙が止まらない 泣かないと・・・決めたはずなのに

『アーハッハハッハハハ!!!!』
ドガッドガガガッンッ!!
 
爆発に揺れるジャスティス、決意も揺らぐ



どうしろって言うんだ・・・どうすればいい!? 俺は・・・!キラ・・・


『『不可能を変えてこその奇跡なんだ!成長なんだ!進歩なんだ! それがホントの革新なんだ!
 だから諦めない! やれるだけのことはすべてやる それでもダメなら・・・ そのときは・・・!』』
『『そのときは・・・?』』
『『もっと強くなる!』』
728はにゃーん:04/10/31 21:32:49 ID:???
『はは・・・あはは・・・  キラ、俺は・・・またお前に教えられたな』
ジャスティスの眼つきが変わる 一点の曇りも無い


ジャスティスはミーティアを最大速度で噴かせてエターナルへと悪魔へと向かっていく


『アスラン・・・、ごめんなさい 辛い事をお願いしてしまって・・・』
『あああ!?僕を撃てばこの艦が沈むんだぞおおおおわかっているのかあああああ!!』
『わかっているさっ!!』


全速で接近するジャスティス!
レヴィアタンは全火線を持って迎撃する

ダダダダダダッッ!! バッババッババッバッババッバッバ ドガガガッガガッガッガガッンッ!!

━━━━━━━━━━!!

爆発した  ─ミーティアが

ボッゴゴゴゴゴッゴゴッン!!!

『なぁぁにぃっぃ!?』

爆炎の彼方、闇を越えてジャスティスがレヴィアタンへと取り付く そして掴み引き離す
729はにゃーん:04/10/31 21:35:07 ID:???
『放せえええええええ!!!』

レヴィアタンはその巨体を大きく揺らし振りほどこうとする だが、しっかりとつかんだジャスティスのその腕は決して放さない
そしてリフターを最大に噴かせ、エターナルから、プラントから遠ざかる


『アスランッッ!!』
『ラクス・・・ あとは・・・頼みましたよ キラのこと・・ 世界のこと・・』
『アスラァァァンッ!!!!』


ジャスティスは右手で腰のサーベルを引き抜いた  そしてしっかりと魔王のコクピットを貫いた

『ぐああああああああああああああぼくはあああああああああつよくなったんだああああああ』

ジジジジジジジジッッッ!!!! レヴィアタンの動力炉が暴走する
─そして


ズバゴドガドゴオオオオオオッッンッッ!!!!!
ズバゴドガドゴオオオオオオッッンッッ!!!!!   ─光りに ジャスティスが飲み込まれていく


『アスラン・・・・!アスラン・・・ アス・・ラン・・・』
少女の目に 愛しい涙があふれた





続く
730通常の名無しさんの3倍:04/10/31 21:36:23 ID:???
リアルタイムGJ!!
続きが楽しみです。
731通常の名無しさんの3倍:04/10/31 21:36:44 ID:???
キラとアスランまであぼーんとは・・・。

皆殺しのはにゃーんの予感・・・!!
732はにゃ@戯言:04/10/31 21:37:28 ID:???
やっとアズラエルさまホントに退場です・・・、ああ、恥ずかしかった

>>706さん
シホは個人的には殺したくなかったんですが・・・生き残る展開がどうしても思い浮かばなくて・・・ご冥福を(涙)
733通常の名無しさんの3倍:04/10/31 21:37:49 ID:???
いや、キラはまだ生死不明だろ。ウッソだってカテジナに
刺されたけど生きてたんだし。でもアスランついにあぼーんか。
734通常の名無しさんの3倍:04/10/31 21:41:53 ID:???
とりあえず、アスランが死ぬ見せ場を作る為にレヴィアタソと
暴走アズラエルは必要だった訳ですね。確かにプロヴィデンス
やサザビーにこれをやらせる訳にはいかないですしねえ。乙です。

フリーダム(キラ生死不明)、ストライク、ルージュ、キュベレイ、アストレイ三娘

プロヴィデンス、サザビー、ジェネシス、ゲイツ(フレイ)

絞られて来ましたな。君は生き延びる事ができるか!?
735通常の名無しさんの3倍:04/10/31 23:44:56 ID:???
>>734
アストレイ三娘はジャスティスにあぼーんされたのでは?
736通常の名無しさんの3倍:04/11/01 01:27:28 ID:???
737通常の名無しさんの3倍:04/11/01 10:07:38 ID:???
>>736
キュベレイカッコイイ
738通常の名無しさんの3倍:04/11/01 15:56:31 ID:???
739通常の名無しさんの3倍:04/11/01 18:33:39 ID:???
ハマーンカッコイイ
740通常の名無しさんの3倍:04/11/01 20:59:38 ID:???
>レイダー カラミティ フォビドォンを合体させたようなゲテガン

電ホでそのうち涼平が作るかもよ・・・?
741通常の名無しさんの3倍:04/11/01 21:33:47 ID:???
最後の最後でアスラクにもっていくとは。ジャスティスのミーティアもちゃんとジャスティスが使ったし
でも、もったいないのはアスランとラクスが前半あんまり絡んでないことかな、せっかくならもっと絡ませておけばもっと感動できたかも
742通常の名無しさんの3倍:04/11/01 21:47:41 ID:???
>>740
スーパーストライク並みに厨臭くなりそう、でも見てみたいw
743はにゃーん:04/11/01 22:24:10 ID:???





『遅かったな ハマーン』
『・・・シャア』


シャアは核艦隊の破壊とイザークの勇姿を見届けると戦場から少し離れたデフリ地帯へと移動し、待っていた
・・・決着を着ける為に



『・・・話し合いの余地が無いとするならば・・・ここが貴様の死に場所になるな シャア!』
『・・・それも悪くは無い』
『お前は・・・!』
『冗談だ ・・・だが、話すことなどもう無いだろう ハマーン』
『・・・あの兵器を使って ヒトを空へと追い出して ・・・お前はそれが革新になると思っているのか!』
『我々を生み、育んでくれたのは地球だ ならば、宇宙にも出ないで地球を汚している連中を追い出すのも義務だ
 ・・・お前には一番よくわかっていることだろう? ハマーン!』
『・・・シャア、そんな義務なんてどこにもない  いい加減目を覚ませ』
『変わったな ハマーン  私の知ってるハマーンなら力を貸してくれたはずだ!』
『そうだよ シャア  この私でさえ変われたんだよ 人類すべてが変わることも決して不可能なことじゃないだろう?』
『ハマーン・・・』


744はにゃーん:04/11/01 22:27:09 ID:???

赤い想いと 白い想いは またも宇宙で衝突する  


『ハマーン・・・ ならば貴様はこれからこの世界で何を成そうと言うのだ!』
『・・・ジェネシスを破壊する その後のことはそれから考えるさ』
『アレは抑止にもなる 使い方次第では貴様の望み通り戦争を止めることさえ出来るぞ!』
『あんな物でヒトの意思は止められないよ  ヒトは絶望などに屈せぬ 何があろうとも立ち向かうさ!』

キュベレイは強い威圧ともに向かっていく

『貴様は見てこなかったのか!? 人の戦いを!
 地球にしがみつく馬鹿どもを抹殺し、ヒトに道を示さねばと! 私はかつて世界に絶望を与えた! 圧倒的なはずだった!
 だがな それでも少年達は何度も何度も私の前に立ちはだかった ・・・そして最後には私は敗れたよ』

キュベレイからファンネルが飛び立つ   10機   フル作動である


『人が見る、夢の力だ! 人が持つ命の力だ! ・・・その力の前に私は無力だったよ』


全方位からのビームの雨   だが、サザビーは器用にかわしていく

745はにゃーん:04/11/01 22:28:49 ID:???



『そうか、だが、そのヒトの持つ夢こそが地球を破壊する原因ともなる! 遅かれ早かれ悲しみだけが広がって 地球を押しつぶすのだ!
 それならば人類は、自分の手で自分を裁いて、自然に対し、地球に対して贖罪しなければならん・・!!それがわかるのだよっ!!』


サザビーの腹部から拡散メガ粒子砲が放たれる その光りにいくつかのファンネルが飲まれていく


『うっとうしいな   ・・・シャア』
『なに?』
『ふふ 今ならわかる    子を愛さぬ 親はいないよ  地球はそんなこと願いはしない!』
『それは貴様の勝手なエゴだ!ハマーン!』
『それはお前も同じことであろう? 何故わからない! お前は自分だけは特別だとでも思っているのか!』


キュベレイは両手にサーベルを引き抜き、一気に突撃して行く


『地球をなめるな! シャア!』
『クッ!何!? 』
『貴様はヒトも地球もなめている 馬鹿にして 見下している   ヒトも地球もそんなに弱くはない  シャア
 ヒトと地球を信じてみろ! それが出来ぬから貴様は弱虫だと言うのだ!』
746はにゃーん:04/11/01 22:30:56 ID:???
『お前は 何をそんなに急いでいるのだ! シャア!そんなに不安か! 』


サザビーの動きが少しばかり鈍い、言葉が届いているのだろうか?
ドガドガドガッッンッ!!


『ヒトが地球を愛していると言うのなら  きっと地球だってヒトを愛してくれている! きっと信じてくれている!
 ヒトが自分達の力で巣立っていくことを! だから世界は貴様にそんなことを望んだりはしない!!』


ドンッドンッ!!!   無数のファンネルが、サザビーを攻撃していく いまのシャアにはかわすことも撃ち落すことも出来なかった


『この世界には ララァスンも アムロレイも ジオンも 連邦も無い  お前は自由だ シャア
 それなのに お前は何故 執拗に私を求める? それはな シャア  ヒトはまだ一人では飛べないって証拠だよ』

『ならば私にどうしろと言うのだ!!』

『私は・・・ 持てる力を 調和と協調のために使うと そう決めた  ・・・出来ればお前にも同じ道を選んで欲しい』

『・・・ハマーン』

『だがな シャア ・・・私は貴様を導くつもりも 貴様に従うつもりも無い』

『ヒトは生きる限り一人だよ 人類そのものもそうだ だからヒトは一人で歩んで行かなければならない
 でもな、向かう先が同じならば 道を共にすることだって出来る』

『だから、誰かを従える必要も 誰かを導く必要も無い  後でも先でも無く 共に歩みたい』
747はにゃーん:04/11/01 22:33:42 ID:???


『シャア! それが出来んと言うのならば せめて私の手でお前の業を払ってやる!』


ファンネルがサザビーを取り囲む


『選べ シャア!! ・・・これで終りにするか ・・・わたしと・・・来るか・・・』


『私にも意地というものがある  ファンネルがお前だけの物だと思うなよ ハマーン!!』

『なに・・・?!』

━━━━━━━━ッ!! びゅんっびゅんっ!!
突如、サザビーから飛び出した赤のファンネル   白のファンネルとキュベレイを破壊していく







続く
748通常の名無しさんの3倍:04/11/01 23:09:20 ID:???
富野名物、電波討論キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!
749通常の名無しさんの3倍:04/11/01 23:21:07 ID:???
乙!
シャア・・・せつないな

750通常の名無しさんの3倍:04/11/02 01:48:41 ID:???
富野≧はにゃーん氏>>>>>>(超えられない壁)>>>>>>両沢

言いすぎ?
751通常の名無しさんの3倍:04/11/02 02:08:49 ID:???
>>750
はにゃーん氏>>>>>>(超えられない壁)>>>>>>両沢
禿同。
752通常の名無しさんの3倍:04/11/02 03:27:29 ID:???
はにゃーん氏>>>>>>(超えられない壁)>>>>>>両沢≧福田

753通常の名無しさんの3倍:04/11/02 09:52:05 ID:???
>>742
つまりヤマモト・ヨーコですかな?ですかな?
754通常の名無しさんの3倍:04/11/02 09:59:30 ID:???
どっちがうまいかは別として
富野や、いくら駄目とはいえプロの負債と一SS書きを比べるのは
はにゃーん氏にとってもあまり好ましいことではないと思うがどうか
755通常の名無しさんの3倍:04/11/02 10:15:30 ID:???
まあ、そのへんの論議は完結した後でみんなですればいいじゃない
今から突っ込んだ話ばかりすると次スレに食い込んじゃうよ
756通常の名無しさんの3倍:04/11/02 10:38:23 ID:???
そうか

ハマーンも乗っていたのだな、白いモビルスーツに
757はにゃーん:04/11/02 22:16:32 ID:???





『見なさいッ! 私を見なさいッ! キラァッ!!』

急に動きを止めるゲイツ さらにコクピットを開き 宇宙へと身を投げ出す少女

『フレイ!?』
とっさにキラもフリーダムのコクピットを開け フレイを迎え抱きしめる


『・・・フレイ!?』
『・・・そうよ 貴方のせいよ』

『あの爆発でね 本当に無事だったと思う? 確かに優秀なコーディネーター様の医療技術で私の命は助かったわ
 でもね・・・ こんな酷い姿で生きるくらいなら死んだほうがマシよッ!!これでも良かったなんて言える!?』
『フレイ・・・』
『私は死のうと思ったわ こんな酷い姿晒して生きるくらいなら・・・ ね
 でも、私は死ななかった 生きることにした ・・・何故だかわかる?』
『・・・・・・・。』
『アンタを殺すためよッ!!』

ドキュッーンッ!!


真空の宇宙に響くはずの無い銃声が轟いた



758はにゃーん:04/11/02 22:17:51 ID:???






「・・・うう・・・・・・」
赤い赤い まるで運命のような赤い糸が 宇宙を漂っていく


それでもキラは抱きしめた 強く 優しく 暖かく

「フレイ・・・ ゴメンね・・・」
「・・・アンタが悪いのよ」

「・・・わかってる  僕がフレイを巻き込んだんだ」
『貴方 キラ?キラなの? これザフトの艦なんでしょ・・・!?』

「そして・・・僕が君を守れなかった」
『パパ・・・パパ・・・』

「それでも 君は僕を救ってくれた」
『ううん、キラは一生懸命戦って、私たちを守ってくれたんだもん』

「それなのに・・・僕は君を傷つけて・・・」
『キラ! 私のこと・・・好きよね?』

「・・・僕が君を裏切った」
『守ってくれるって・・・言ったじゃない 抱きしめて・・・くれたじゃない キスだってしたじゃない!!嘘つきー!』

「ずっと ずっと 謝りたかったんだ   ゴメンね・・・フレイ 本当にゴメン」
759はにゃーん:04/11/02 22:20:45 ID:???



「キ・・ラ・・・? なんで・・・? なんで泣いているのよ・・・?」
「ゴメン・・・ 本当に・・・ フレイ・・・!」

「貴方はいつだって必死だったじゃない! 全力で戦っていたじゃない! 謝ることなんて無いじゃない! ただの私の逆恨みじゃないッ!
 なんでそれなのに! ・・・貴方はなんでそんな涙が流せるのよ! 私は復讐に貴方を利用したのよ!? そして貴方に復讐を果たしたのよ!」

「なのに・・・ なのに・・・ なんでアンタが私のために泣くのよ! 謝ったりするのよッ!
 知らないって言えばいいじゃない!僕のせいじゃないって言えばいいじゃない!私のことなんて嫌いだって・・・言えばいいじゃない・・・」

「全部が僕のせいだなんて言わない・・・ でも、無関係なんかじゃない  それに僕はフレイのこと嫌いじゃないっ!」
「なんで・・・そんなこと・・・言うのよ・・・!」

「フレイだって今 泣いてるじゃないか!恨んでいた僕のために こんなに・・・ 暖かい涙 流してくれてるじゃないかっ!」
「・・・私は・・・違うわよ  そんなんじゃないわよ・・・!」

「ありがとう フレイ」
「何 言ってるのよッ!私は貴方を撃ったのよ?! なんでそんなこと言うのよッ!」
「もう一度会えたら・・・ 言いたかったんだ ゴメンばっかりじゃ 悲しすぎるから ・・・・・ありがと」
「バカ・・・ バカよアンタ・・・ 本当に・・・ バカよ・・・」


760はにゃーん:04/11/02 22:23:34 ID:???
やっとわかりあえた でも、それは少しだけ遅かったのかも知れない
抱き合い、涙を流しあう二人、その周りにはすでに赤い渦が出来ていた
キラの血液である 真空の世界に開けられた風穴は 手で塞いだくらいでどうにもなるはずもなく ただただ命を撒き散らす


「キラ・・・ゴメンね・・・ 一人にはしないから ね・・・」
「ダメだよ 生きなきゃ・・・」
「ううん いいの  私もやっとこれで自由になれるのよ ・・だから一緒に・・・ね キラ」
「・・・嫌だ」
「キラ・・・?」
「守るって決めたんだ・・・!フレイを死なせたりしない・・・ 僕の死をフレイに背負わせたりもしない!」
「キラ・・・」
「大丈夫だよ 今度こそ大丈夫だから 僕は死んだりしないから ・・・一緒に帰ろう・・・フレイ」
「だって・・・だって・・・もうこんなに血が・・・」
「大丈夫、僕はコーディネーターだよ? 丈夫に出来ているから・・・」
「嘘言わないで・・・、貴方だって普通の人間よ  銃で撃たれれば死ぬわ!」
「死なないよ 強くなるって決めたんだ だから死んだりしない」
「キラ・・・」
「帰ろう フレイ もう大丈夫だから・・・ね?」
「うん・・・」

意識はもうろうとしていた それでも倒れるわけにはいかない
いまここで倒れたなら この子をもう一度 裏切ることになる そんなことは出来ない
まだ倒れるな・・・ なんのためのコーディネーターだ 諦めるわけにはいかない
もうあんな涙見たくはないんだ 笑っていてほしいんだ フレイ





続く
761通常の名無しさんの3倍:04/11/02 22:34:39 ID:???
やばい。GJ!!!
762通常の名無しさんの3倍:04/11/02 22:37:39 ID:???
キラがキラとは思えない程にナイスガイだ。
763通常の名無しさんの3倍:04/11/02 22:58:38 ID:???
ヤバイ感動巨編だ
764通常の名無しさんの3倍:04/11/02 23:00:21 ID:???
感動しました。
頑張ってください。
765通常の名無しさんの3倍:04/11/02 23:04:52 ID:???
ちょっとこの異常なマンセー意見が苦手な俺
面白いとは思うけどね
766通常の名無しさんの3倍:04/11/02 23:11:55 ID:???
たしかに羽スレの真逆だな
767通常の名無しさんの3倍:04/11/03 00:59:34 ID:???
真空で血がでたら蒸発して死ぬんじゃないか?
768通常の名無しさんの3倍:04/11/03 01:24:36 ID:???
ガンダム世界では生身で宇宙空間に出ても大丈夫らしいから何とかなるんだろう。
769通常の名無しさんの3倍:04/11/03 03:06:25 ID:???
クェスと鉄仮面か!!
770通常の名無しさんの3倍:04/11/03 03:58:27 ID:???
種世界ではロウ
771通常の名無しさんの3倍:04/11/03 07:49:27 ID:???
アストレイは全部持ってるんだが、面白いよな
本編よりガンダムしてる、本編キラもカナードぐらい成長すればよかったのに
772東京kitty:04/11/03 09:48:39 ID:???
まあオレのssと互角といったところか。
多少は面白いから期待してやるかな。(@w荒
773通常の名無しさんの3倍:04/11/03 18:12:24 ID:???
本編のキラとは比べ物にならん
774はにゃーん:04/11/03 23:11:11 ID:???





フリーダムはアークエンジェルへと着艦した

─ここは医務室

「大丈夫?キラ・・・」
「うん・・・、ありがとう」

包帯、応急手当、なんとか命を取りとめた

『マリューさん!戦況は!?』

『いま、エターナルと合流したところよ 現在、クサナギがジェネシスへと先行しているわ』
『キラさま!』
『ラクス!』
『ご無事・・・だったのですね・・・良かった・・・』
『ラクス・・・?』
『アスランが・・・ アスランが・・・私をかばって・・・』
『ラクス・・・』
『でも、わかりあえました  少しだけ遅くなってしまいましたが・・・ちゃんと・・・私達は・・・』
『・・・ラクス』
『キラさま・・・!お姉さまが・・・』
『え・・・?』
『お姉さまがまだ戻りません、何か気になることがあると一人別に離れて・・・』
『ハマーンさんが・・・』
『嫌な予感がします、どうかお姉さまを・・・!』
『わかった ラクス  ・・・もう泣かないで』
『・・・はい』
775はにゃーん:04/11/03 23:13:03 ID:???



『キラ? 何してるのよ!』


新しいパイロットスーツに着替えるキラ


『・・行かなきゃ』
『何 言ってるのよ!キラ!』
『フレイ・・・ごめん、待ってて・・・ すぐ戻るから・・・』
『またそうやって謝る!  貴方 怪我してるじゃない! 貴方が戦うこと無いじゃないっ!
 いま出て行ったら死ぬわよ!?死なないって約束したでしょう!?』
『死なないよ ・・・大丈夫 ・・・・大丈夫だから』
『ダメ!行かせない! もっとちゃんと手当てしないと・・・!!』


バシッ!   鈍い音が鳴る


『ゴメン・・・ ありがと・・・ でも、行かないと・・・』
『・・き・・・ら・・・』
気を失い、宙を漂うフレイをそのまま優しく医務室のベッドへと寝かせる


『・・・行って来るよ』    笑顔で優しく語りかる

応急手当はした 大丈夫・・・ ハマーンさん連れて・・・ 僕もかならず戻るから・・・
776はにゃーん:04/11/03 23:14:36 ID:???



『ここまでだ!ハマーン!!』


びゅんっびゅんっ!っと 赤いファンネルがキュベレイを追い立てていく


デフリの奥へと逃げ込むキュベレイ ここならデフリが盾となりファンネルがあまり役に立たない
だが、それはキュベレイにも同じ条件、いや、ファンネルが主武装のキュベレイには余計に不利  それでも他に逃げ道など無かった


「・・・不味いな・・・、ファンネルも残り4基か・・・」


『それで隠れているつもりか!ハマーン!』


ズババッバババッバ!  サザビーのショットガンがデフリごとキュベレイを攻撃していく


いまの攻撃で左腕をやられてしまった 

『迂闊だな!ハマーン!』

『ふふ 嬉しそうだな! シャア! そんなに悔しかったのか? 私に敗れたことが!』

『ハマーン!!』

『シャア! 撃つなら撃てば良いだろう! いつまで遊んでいるつもりだ!!』
777はにゃーん:04/11/03 23:15:45 ID:???



キュベレイはサザビーの正面へと出た


『どうした?  撃てば良いであろう? シャア』
『ハマーン・・・』

━━━━━━━━ッ!!
サザビーは急反転し、後方にライフルを放つ  ・・・そこには白のファンネルが迫っていた

さらにキュベレイはその隙を突き、サーベルを引き抜き 斬る!

『ハマーン!!!』

キュベレイのサーベルはサザビーに命中 だが、間一髪 回避され致命傷にはならない
直後、赤のファンネルがキュベレイの各部を破壊していく 


『ふん ・・・少しは腕をあげたようだな シャア』
778はにゃーん:04/11/03 23:19:25 ID:???
『今度は私の勝ちだな ハマーン』
『・・・それはどうかな』
『どういう意味だ?』 
『お前は運命と言うものを信じるか? シャア』
『運命・・・?』
『そうだ 運命だ   ・・・私はな ずっとそれに抗っていた 自分の運命を呪って それを見返すために・・・な』
『・・・・。』
『もしも、もしもだよ シャア   変えられないものを運命と呼ぶのなら・・・
 私がアクシズに生まれたこと  お前と出会ったこと  あの子に逢えたこと  敗れ 果て 今ここにいること
 そして アイツと出会えたこと  それも全部が運命だと言うならば・・・


  私は信じるよ  私の運命は 私の未来は これから先も明るいと   』


『ハマーン・・・』
『 ハマーンさぁぁんっっ!!! 』

━━━━━━━━━━━━!!!  ズゴバゴドゴドガガガガッッ!!!
七色の流星が 暗い空を貫いていく


『ちぃっ・・・! またお前か!ガンダム!!』
『ホラ、な? シャア  信じてみたくなるだろう? 人の未来を』




続く
779通常の名無しさんの3倍:04/11/03 23:31:06 ID:???
ハマーン様かっこよすぎる。いいねー。
あとキラが真人間すぎて違和感がw
780通常の名無しさんの3倍:04/11/04 00:11:04 ID:???
今日このスレに気づいてたった今1からここまで読み終えた
なかなかいいよ
がんばってください
781通常の名無しさんの3倍:04/11/04 17:22:53 ID:???
原作で死亡するキャラをifで殺さないことは多々見かけるが、
逆に原作で死なないキャラを悉く抹殺してのけるとは・・・
下手をうつを大荒れするところだけど見事に纏めてる手腕は見事だね。
2ちゃんの妄想ストーリースレ職人としてはほんとうにはにゃーんさんはかなりのもんだと思う。



まぁ皆殺しの富野のガンダムだから皆殺しにしてもファンが引き難いという理由もあるだろうけどw
782通常の名無しさんの3倍:04/11/04 17:54:28 ID:???
やっべ、会社でうっかり読破しちまったよ。

これが本編だったら、今頃死種も見ていただろうに。
783通常の名無しさんの3倍:04/11/04 19:53:27 ID:???
摂理に乗ったクルーゼ倒すの誰なんだろう?
ガンバレルパック積んだストライクなら幾らかは対抗できるけど
784通常の名無しさんの3倍:04/11/04 21:11:09 ID:/COhRwB+
こんなキラだったら、あそこまでキモ悪がられなかっただろうに…
785通常の名無しさんの3倍:04/11/05 00:00:18 ID:???
  .__
 i゙、'゚'`ヽ、   鯖が
 ヽ`' 〉:::::ヽ,;i   飛んだ
  ヽ、'__ |、:::::ヾ、,、
    〉、 =7 、;:::::ヾ、   , i
    ヾ!ヽ.  `ヽ、;;;;ー、':/
      `'ー、:_;;-、、ー'、:ヽ
              ヽ!
  ばびゅーん  \ \ \
786通常の名無しさんの3倍:04/11/05 03:14:44 ID:???
夕べはお休みかぁ、残念。
787通常の名無しさんの3倍:04/11/05 12:51:01 ID:???
ここ初めて来たけど面白いな負債なんか
より遥かに。自由の海中のとこはEWの
ゼロカスタムのシーンが浮かんだ。
788通常の名無しさんの3倍:04/11/05 22:37:08 ID:???
そして、補完の道は
789通常の名無しさんの3倍:04/11/06 12:06:47 ID:???
きもいんだよてめー!クックル〜♪  
       )))              _ _     .'  ,∧_∧
     ( ゜∋゜)   _ .- ― .= ̄  ̄`:, .∴ '     (     )
    /     '' ̄      __――=', ・,‘ r⌒> _/ /
   / /\   / ̄\-―  ̄ ̄   ̄"'" .   ’ | y'⌒  ⌒i ←キラ
 _| ̄ ̄ \ /  ヽ \_              |  /  ノ |
 \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \__)              , ー'  /´ヾ_ノ
  ||\            \          / ,  ノ
  ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄          / / /
  ||  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||          / / ,'
  ||  ||           ||       /  /|  |
                       !、_/ /   〉
     ↑ハマーン
790通常の名無しさんの3倍:04/11/06 14:48:59 ID:???
sdaa
791通常の名無しさんの3倍:04/11/07 01:42:42 ID:???
地球突入の際のウィングふっとばしがZZのプルのシチュエーションなのがえらい郷愁を誘って泣けた。
792通常の名無しさんの3倍:04/11/07 02:35:02 ID:???
せっかくのクロスオーバーなのに、おんなじ陣営なのに、
シャアとクルーゼに接点がほとんどないのが惜しい、
敵視するのは間違いないだろうけど、双方相手を利用しようと陰険漫才繰り広げるだろうから、
その辺に期待したかったが、もう終盤か…
793通常の名無しさんの3倍:04/11/07 09:48:26 ID:???
794通常の名無しさんの3倍:04/11/07 11:43:57 ID:???
>>793
(*´д`*)ハァハァ
795通常の名無しさんの3倍:04/11/07 18:22:19 ID:???
ああ、こういうキラとフレイの和解を本編で見たかったよ
796通常の名無しさんの3倍:04/11/08 20:43:18 ID:???
フレディみたいなケロイド仕様のフレイ(←勝手に妄想)とキラが解かり合うのは(・∀・)イイな。
漏れもフレディみたいな顔してるから、優しい目をした誰かに合いたくなってきた…
797はにゃ@泣き言:04/11/08 23:02:03 ID:???
いきなり次回予告


「…君、誰?」
記憶喪失になってしまったハマーン。
キラは記憶を取り戻させようと、思い出の地、湘南海岸へと連れて行く。
しかしシャアの妨害にあい、ハマーンは自分を火星人だと思い込んでしまった。
次回最終回「シャアのためのバラード」。津波に注意。







嘘です、ごめんなさい、現在最終回へ向けて色々調整中 兼 キラ如きでどうやってシャアを倒そうか悩んだり色々で、次回まで、もうしばしお待ちください
798はにゃ@戯言:04/11/08 23:07:34 ID:???
ちなみに↑の嘘予告はこちらのサイトさまで作成してみました

ttp://ikinari.pinky.ne.jp/

『ハマーン』『キラ』『シャア』でいれてみたら面白そうな予告がたくさん・・・以外にハマッてたり・・・ 関係なくて申し訳無い・・・
799通常の名無しさんの3倍:04/11/09 00:19:34 ID:???
ああ、生きてた。よかった。
音沙汰がないからサ○○○ズにでも抹殺されたかとオモタ。
まあ、面白いネタが思いつくまでごゆっくりぞうぞ
とかいって保守ばかりしてると次スレまで食い込む罠。
いよいよゴールは目の前ですぞ。
800通常の名無しさんの3倍:04/11/09 00:46:48 ID:???
                      ,.‐:、_,:‐.、
                     /::::::::::::::::::ヽ
                     /:::::::::::::::::::::::ヽ
                      l―――――゙l
                ___,,,,,.....l_______l.....,,,,,,___
              <´:::::::::::::::::;::::;;;;;;;;;:::::::;;;;;;;;;:::::::::::::::`>
                `''ー‐--i ´ヽ / `゙   i--―‐''´
                    :==-===/'ヽ
                    !;;;;;;;/~ヾ;;;;;;;ノ .6 i     やれやれ種厨も情けないのう
                    `!、 !_.,ヽ.   / , ノ
         ___.          /~´ ´``'ヾノ`i      人としてわしゃ恥ずかしいわい
        γ´-.、゙ヽ        !  ,/''ヽ.   !  |
       .〉  ) ) i        ヽ,/   ヽ,,ノ  .|__
       .i  -' ノ           !  ノ_,,..-::''´::|
        ヽ  ; :/          _,,l,,.:::''::::::::::::::::::::`i
          | ; ::|         i''´::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
         | ;:|        l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
         | ; :|         l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
.        ,|   ト 、        /l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
        !  ̄´  ヽ______i;l_l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
        !`''    ´||::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
           !     .||::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
801通常の名無しさんの3倍:04/11/09 01:46:13 ID:???
クリスマスの晩…熱い夜を過ごしていたカガリとアスラン。
そんな二人の前に現れたのは、元体育教師キラだった。
『カガリ、お願いだ、もう一度、もう一度だけ君のブルマー姿が見たいんだ!!!』
次回『変態教師キラ〜どうするアスラン!?愛と欲情のブルマー〜』
最終回!!
↑こんなんできたw
はにゃーん様いつも楽しみに待ってます。いい作品ができるまでガンガレ!
802通常の名無しさんの3倍:04/11/09 06:44:54 ID:???
こういうのって一人やりだすと、
後から後から嬉しがって馬鹿がやるんだよな、
1回やりゃじゅうぶんだっつの。
803通常の名無しさんの3倍:04/11/09 14:13:01 ID:???
>>797
戦ってる最中に偶然サザビーは隕石にぶつかり大破



ってのは冗談で、機体もパイロットも数段上なんだから
無理に勝たそうと思わないで、数の暴力だの説得だのでもいいと思う
804通常の名無しさんの3倍:04/11/09 21:19:24 ID:???
>>803
よりによってオチがカツですか・・・(w
805通常の名無しさんの3倍:04/11/09 23:33:31 ID:???
     |                   ト,/!  r、 /j l
     ト,l       、 、           l ハV ノハ/l/ l
     、'、`      r! ``''‐-..,,       ′` ´ /   レァ
     |`       l      `''‐-、        _ノ  /
     '、       !          `ヽ、_,,,..-‐''"´/   /
      ヽ ,.‐、  r、l` ヽ、               l' /   ………!!
       Y ト,ヽ l    _≧-、             レ′   これは………っ!
.       l r!ヽ|   ヾ(う`ヾヽ、        __,,.イ     ぬるぽーーーーーーーーー!!!
        '、j { ′   `ー- ` `ー-_,.〉 rィう´゙フ/
        ヽヾ`                 ー''´ ,′
.        |ヽ`           ::::::. l     /
         ! !゙!          :::::::. !   /
      ,,.-‐l, / ヽ           _,.   ,ィ′
     / ヽハ/  \     ∠ニ=≡ァ ,.' ヽ
   /    `ヽ、   \   {   `Yl/ /   `r..,,_
ー-ハ        \   \ `==シ,.ヘ,.-――ゝ、_`''ー‐-..,,,_
    `''ー 、- 、   `ヽ  `ヽ、  ̄_ハ ヽ ヽ     ヽ     `''ー‐-
   ,.-‐''"´   `丶、   \   7´  >, ヽ ',      ヽ
ヽ_/          ヽ、  \ {  r''´ ヽヽ
806通常の名無しさんの3倍:04/11/10 14:11:32 ID:???
、 ヾ ,.ン                    ヽ
ヽ ,r'´             リヽ     ヽ
/ //      ,.   ,:ッ ,ィ/  ヽ     /
 /" /  レ  /,.r,./´/ /゙'ー、 ヽ    i′
. |! /ヘ .   ,ィ∠∠_ヽ       | i    ゙、
 _,_| ヘ  {l/ ヒ'^ド `ー '  ___リム   i、ト-
〃^|  ヾ、ト, `'' ゙"'       rrテ、 〉   ,lソ
l.{ ,|   `i゙        ヽヽ-'/  ,ィ/      、人_人_人_从_人_人ノし
ヾ |.    |          r .i彡" ′     _ノ  
 ヽ|    |      ,. ‐ァ=、  / i′       )  
  __|   |.      ` 、_У /' .|         -<  >805 がっ!
 /`|i   卜、      `" ,ィ' .!  |         )  
./  |i.   l、 ` 、.   / |   |         `ヽ 
′ l|   i| `ヽ   r',`''./  |   |          冫⌒Y⌒V⌒V⌒Y⌒ヽ
   l|.  |{  | //  i'  |   |
.   l|,  |゙、  |/ ム  l   |   |


807はにゃーん:04/11/10 22:14:45 ID:???






サザビーとキュベレイの戦いに フリーダムが割って入った




『ハマーンさぁぁっん!! ご無事ですか!!』
『ふふふ・・・ はっはっはは!』
『は、ハマーンさん・・・?』


・・・ボロボロのキュベレイ、なのにハマーンさんは爆笑していた


『ど、どうしたんですか・・・?』
『ああ、いや スマナイ  はは  ホントに来るとはな しかも二度目だぞ? おかしくもなる』
『ハマーンさん・・・?』
『ふふ どうしてここだとわかった?』
『ここにハマーンさんがいるような 気がして・・・』
『はは ホントにお前という奴は・・・ いつも私の期待を超えてくれるな』
808はにゃーん:04/11/10 22:16:50 ID:???


『ここは・・・下がってください! ハマーンさん!』


『それが貴様の信じるものか? ハマーン!』
『ああ、そうだ  私はこの子といると安心する 不思議なものだよ』
『ハマーンさん・・・!』
『そうだな シャアとは私の手で決着をつけたかったのだな・・・ お前に任せるよ』
『はいっ!』




フリーダムはサーベルを引き抜き、サザビーをこの場から引き離すように突撃する

『もう止めてください!貴方とハマーンさんは・・・同じ世界の人間でしょう!?』
『同じ世界の人間だからと仲がいいとは限らんよ!それはこの世界も同じなはずだ!』
『だけど・・・!貴方とハマーンさんは・・・!』
『君に何がわかる!!』
『わかりませんよ!わからないけど・・・! ハマーンさんがやさしいひと だってことはわかります!』


フリーダムとサザビーのサーベルが激しく交差する
809はにゃーん:04/11/10 22:19:06 ID:???


『ハマーンが やさしいひと か? 笑わせる!』
『何がおかしいんですか!』
『貴様は知らんから言える! あれは己の私欲を満たすためなら手段を選ばん女だ!!』
『それが何だっていうんだ!!』


フリーダムは左手で腰のもう一本のサーベルを抜き出し 切り払う
だが とっさにサザビーは回避し メガ粒子砲を放った


『ハマーンは無闇に戦火を広げ!何万という罪の無い人間を虐殺した!!』


ドガドガドガッッッンッ!!!    しかし フリーダムはシールドで受け止めた


『それが・・・事実だとしても・・・ それが今のハマーンさんを知る 一体何の目安になるって言うんですかっ!!』


フリーダムは止まらない  何の迷いも無く攻撃に移る


『貴様はハマーンを酷いとは思わんのか!?』
『思いません!!』

810はにゃーん:04/11/10 22:21:35 ID:???
『貴方の言うこともわかります! 僕がハマーンさんのすべてを知ってるなんて思わない!
 ・・・だけど! 僕だってこの目で見てきました! この心で感じてきました! ハマーンさんは優しい人だ! それだって事実だ!!』


ドンッドドドンッ!   バラエーナ  翼のビーム砲がサザビーを撃っていく 


『いつだって一番辛い事を自分だけで抱え込もうとして・・・ 辛いのに泣き言一つ言わないで・・・
 たしかに頑固で傲慢で高圧的だけど!  とても優しくて強くて・・・可憐な人だ!!』


ビームの連撃を受けてサザビーのシールドは吹き飛んだ!


『クッ・・・!』
『貴方はハマーンさんの傍にいて・・・それを感じなかったのかっ!!』
『何・・・!?』


「・・・そうか 感じなかった  当然だな」

突然サザビーの動きが停止した

「私はいつも仮面を被り、常に自分の心を他人に隠していたのだからな・・・」


━━━━━━━━━ッッ!!  びゅんっびゅんっっ!!

『あなたは・・・!!』
多角から急に飛び出した赤いファンネルが フリーダムを襲う

『たとえ わかりあえたといって それで手をとりあって生きれるとは限らんさ!!』
811はにゃーん:04/11/10 22:22:58 ID:???


サザビーのファンネルがフリーダムを撃っていく
フリーダムはデフリを盾にし、なんとか回避 奥へと逃げ込んでいく


「・・・はぁはぁ・・・ クッ・・・ あれは・・・ ファンネル・・・? ハマーンさんのと同じ・・・? クッ・・・・」



デフリはたしかにファンネルへの盾となる だが、同時に視界を奪う
目を奪われると言う事は キラにとって とても不利なことだった



サザビーはデフリの影から急に現われ ショットガンを放つ
だが、フリーダムにはサザビーの位置を特定出来ない


ドガドガッッンッ!


『ぐあぁっ ぁぁ・・・! ・・・はぁはぁ・・・ くぅ・・・』

『 落ち着くのだ キラ!! 』

『は、ハマーンさん!?』
812通常の名無しさんの3倍:04/11/10 22:23:21 ID:???
わー!まさにリアルで読んでしまった!!乙
813はにゃーん:04/11/10 22:24:27 ID:???




半壊したキュベレイがフリーダムへと寄って行く


『ダメです・・・離れて・・・!』
『いいから聞け! 目で追うな! 奴がわざわざ派手な色を好むのは目で追わせる為だ!』
『目・・・?』
『そうだ  どんなに目で追っても、引き金を引くときには奴の位置は ずれる そこを予測せねばならん!』
『予測・・・?』
『目で追うな 奴の意思を追え』
『意思・・・?』
『そうだ・・ お前になら出来るはずだよ』
814はにゃーん:04/11/10 22:26:10 ID:???
意思・・・ 意思・・・

『あせるな! おちつけと言っている!』
『はい!』


・・・おちつく ・・・おちつく


『『しっかりしろ 落ち着くのだ 冷静になれ 相手をよく見ろ 何をすればいいか考えろ できるな?』 』


・・・はい ・・・ちゃんと ・・・覚えています


『キラ お前はどうやって ここまで来たのだ?』
『・・・ここに ハマーンさんがいる気がして・・・』
『そうだ それだよ  私の意志を追ってきたのだろう? 感じたろう?』
『・・・はい』
『それと同じことだ  奴は あれほど派手な威圧を放っている すぐに捉えられる』
『・・・はい』
『それと私のことは気にするな 奴はそんな卑怯な真似をする男じゃない  ・・・しっかりと集中しろ』
『・・・わかりました』



━━━━━━━━━・・・ 意思を・・・ 意思・・・? それは・・・? どんな・・・?

ハマーンさん・・・ すごく暖かい感じがする この感覚・・・?
覚えている 最初に会った頃は ・・・どこか冷たくて・・・どこか悲しくて・・・
・・・似ている どこか冷たくて どこか悲しい感じ・・・ これが・・・あのひと・・・?
815はにゃーん:04/11/10 22:28:42 ID:???



「ガンダムの動きが変わった? ハマーンめ・・・ 何をした?」

『そこだっ!!』


ズババッバッバババッバッッ!!!  フリーダムの火線がデフリごとサザビーを攻撃していく


『ええいっ! やるな! しかし!!』

サザビーはビームトマホークの出力を最大に上げソード状に展開し、フリーダムへと斬り込んだ



━━━━━━━━━ッッッ!!!!!! ズババババッバババッバッ!!!!!



まるで読んでいたが如く フリーダムは反転し回避した  そしてサザビーの右手を切り裂く
サザビーは体勢を立て直し、ライフルを構えようとするが 一閃早く フリーダムのクスフィアスが叩き込まれた

ドガゴッンッ!!

『フフッ・・・ また私の負けか・・・』
816はにゃーん:04/11/10 22:32:36 ID:???


『確かに見せてもらったぞ ハマーン  それがヒトの可能性か この短時間でああまで変わるとはな』

『・・・脱出しろ!シャア!』

『それは出来ん話だ ハマーン  ・・・もう疲れた この世界のことはお前達に託すさ 私は今度こそララァに逢いに行く』

『・・・シャア! 何故お前はファンネルを使わなかった! いくらデフリがあろうとも使おうと思えば・・・!』

『・・・ハマーン  フフッ お前に嫌われたくは無かった』

『・・・シャア』

『・・・すまなかったな  ハマーン   お前の言うとおりだ 私は臆病だった』
『・・・・・・』
『お前は私を慕ってくれていた  だが、お前には私のようにはなって欲しくなかった  だから信じている振りをして逃げていた
 私がお前を信じることが出来ていれば 他の方法などいくらでもあった お前に未来を託せたはずだった


 私の弱さがすべての過ちだった』

817はにゃーん:04/11/10 22:33:38 ID:???
『・・・感謝しています  貴方に逢えたこと 私は後悔していません』

『許してくれるのか ハマーン』

『私は貴方を恨んだことなど一度も  ただ・・・、恋をしていただけです』

『フフッ そうか・・・  ならばこれからが大変だな キミは』

『ええっ・・・?』

『フフッ ・・・ありがとう ハマーン』



━━━━━━━━━・・・・  宇宙に赤い光が走った  そして光りは闇へととけていく 


・・・シャア、お前は・・・これでやっと・・・  






続く
818通常の名無しさんの3倍:04/11/10 22:36:02 ID:???
泣いちゃう・・・・・・赤い人に最敬礼!!
819通常の名無しさんの3倍:04/11/10 22:36:32 ID:???
あっさりしすぎ・・・・・てかキラNT覚醒したのか?
820通常の名無しさんの3倍:04/11/11 01:12:17 ID:???
キラが思いません!って言ったとこがちょっと・・・。流石に酷いでしょ。
821通常の名無しさんの3倍:04/11/11 04:21:20 ID:???
初めてキラに好感を持てた。
大団円まであと少し、頑張ってください。
822通常の名無しさんの3倍:04/11/11 05:22:01 ID:???
デフリじゃなくて、デブリじゃないの?
823通常の名無しさんの3倍:04/11/11 06:35:47 ID:???
キラが少しな……
やっぱハマーンは元の時代でそれなりに酷いことしてたワケで
罪を償うでもなく今のハマーンを全肯定するのはマズイと思う。

キラが何を言っても説得力に欠けるのは何故だろう……
824通常の名無しさんの3倍:04/11/11 07:28:15 ID:???
>>820・823
キラの立場からすれば当然の判断といえる

キラ視点のハマーンはかつての過ちをさらけ出し、償いきれない罪を償うように
自らの命をかけて人類の共存の為に助力している
逆にシャアは人類の多数派であるナチュラルを抹殺する立場のザフトに与している

まさにシャアの言い分は動揺を誘う詭弁そのものでしかない
その確信が『思いません!!』 の一言に集約されていると言えよう
825通常の名無しさんの3倍:04/11/11 18:31:53 ID:???
シャア必死だなというわけか
826通常の名無しさんの3倍:04/11/11 22:28:19 ID:???
赤い彗星が実は生きていて、デス種で・・・という展開を考えてしまった。
827通常の名無しさんの3倍:04/11/11 22:31:25 ID:???
生死不明はシャアのお家芸だからな!
828はにゃーん:04/11/11 22:54:04 ID:???
『艦長!グリーンアルファ!クサナギです!』

『お!アークエンジェルにエターナル! 無事だったんだな!ラクス!』
『・・・はい  カガリさま』
『あれ?キラとあのひとは?』
『・・・それが・・・まだ・・・』
『・・・そうか それじゃぁ、やっぱり私達だけでヤキンを突破するしかないな!』
『・・・はい』
『ラクス・・・? 結構、抵抗が厳しくてさ〜 正直、クサナギだけじゃ不安だったんだよ ラクスだけでも来てくれて助かったよ 私は』
『・・・ありがとう カガリさま』
『え・・・? ああ、うん がんばろう!あと少しだ!ここさえ突破出来れば!』
『では、わたくしが』
『ん・・・?』




『全ザフト軍に告ぎます 私はラクスクラインです  ただちに攻撃を停止してください

 たしかに地球軍がプラントへと核を撃ったことはとても許せる行為ではありません

 ですが、ジェネシスを地球へ撃つということは それと全く同じことではありませんか?

 やられたからと言ってそれをやり返す 私達の未来はそんな愚かなことを繰り返して行くのですか?

 みなさまにお願いがあります この世界を この世界の明日を望むなら ジェネシスとヤキンドゥーエを破棄してください

 ・・・プラントへと向けられた放火は 私の愛する人達が命と引き換えに止めてくださいました

 破棄が叶わぬというのなら 私もまた命を賭して この世界を守ろうと思います
  
 どうか道を開けて下さい 力を貸してください 私達の明日はあんなもので作り出すものではないはずです』
829はにゃーん:04/11/11 22:56:07 ID:???


Nジャマー、そんなものの遮断に屈しない、強い想い



だが、それでも 揺らぐことの無い 意思もある  変わらない想いもある



『君の歌は私も好きだったんだがね 困るんだよ いま邪魔されてはね?』



暗い影が迫る   深く強く悲しい 想い


━━━━━ッ!?

『来たかっ!クルーゼ!』
『ムウか! 貴様も懲りん男だ! 何度敗れれば気が済む?』

ストライクのライフルがプロヴィデンスを狙う!だが、まるで当たらない

『うるせえ!! 俺はお前と違ってな!簡単に諦めたり絶望したりはしないんだよー!』
『はっ! 不可能を可能にする か? だったら変えてもらおうか! この不可能を!』

バァーッと プロヴィデンス背後の突起が散開する   そして、それぞれの突起から強い光りが放たれた

ドガッドガッドガッッンッ!!
830はにゃーん:04/11/11 22:59:38 ID:???
その名はドラグーン  量子通信を用いた全周囲攻撃兵器である
全方位から次々と放たれるビームの波、とても回避しきれない  ストライクはライフルをやられた  

『はっはっはっは! どうした? ムウ! 所詮クチだけだよ!お前は!』
『だ、だまれ・・!』

『少佐ッー!』
『く、くるな!! お前達は艦の護衛を・・・!』
『だからこそですよ!』
『私達だって特訓したんですから!!』
『行くよ!アサギ!ジュリ!』

『ジェットストリーム・・・』 『アターックッ!!』

3機のアストレイが散開する そして3方向から同時に一斉にライフルを放つ

『ふっはっはっは! そんなもので! 本気で! 何かを守れると! 何かを変えられると! 甘いと言うのだよ! 貴様らの考えは!』

アストレイのそれを遥かに上回る、プロヴィデンスの多次元攻撃  ドラグーンの光りがM1を貫いた!

『ジュリーッ!!』
『アサギ!ダメ!集中してっ!』

味方の死に気を取られた  その隙を付き 容赦無くプロヴィデンスが大型ビームライフルで狙う  ・・・そして爆発

『コンノォォオ!!!!』

最後のM1は、必死に 接近しサーベルを抜く、だが プロヴィデンスのビームソードの前に いとも簡単に散った

『アサギ・・・ ジュリ・・・ マユラ・・・ クソッォッ! クルーゼェェッ!!』
『ハッハッハハ! 目の前で仲間が殺されて!エンデュミオンのことでも思い出したかな? ムウ!!』
831はにゃーん:04/11/11 23:03:44 ID:???
『貴様はぁぁっっっ!!』


ストライクはビームサーベルを引き抜き 駆けて行く


『フッハッハハ!貴様等がどんな想いで戦ってるのかなど知らん! だがな! 私とて私の想いがある!
 私がつちかってきた想いは! 貴様等の何倍も重い!! それがこの力の差だ!! 貴様は絶対に私には敵わんよ!!』


プロヴィデンスとストライクのサーベルが宇宙でぶつかる  だが、パワーが足りない ストライクは跳ね飛ばされた!


『貴様にはわからんさ!! さぞ楽しい人生だっただろうな! 何も知らず 何も悩まず 何の影も持たずに!!』

『くっっ!』

『私はな!ムウ! 貴様の父親! アル ダ フラガの出来損ないのクローンだよッ!!』

『なんだとっ!?』

『辛かったさっ! 悲しかったさっ! 怒り狂ったさっ! 絶望したさっ! 嘆いたさっ! 恨んださっ! だから私は誓った!!
 私はこの世界を憎んでいる! お前の父親も! お前も! この世界の人間すべてをだッ!! ずっとずっと生まれたときからだ!
 一度だって揺らいだことなど無い! だから貴様等のちっぽけな想いなどに!! この私の想いが! 負けるわけが無いッ!!』


ドラグーンが空を飛び交う  前後左右から放たれる光りの群れに ストライクの四肢は破壊されていく


『わけのわからんことを・・・!』
『私にはな! ムウ! この世界でただ一人だけ! この人類を裁く権利があるのだよ!!』
832はにゃーん:04/11/11 23:07:58 ID:???



続く













切りが悪いうえに、前回以上にあっさりしていて申し訳ありません、、
833通常の名無しさんの3倍:04/11/12 00:42:29 ID:???
乙です
どんどん死んで行きますなぁ
834通常の名無しさんの3倍:04/11/12 00:48:15 ID:???
クルーゼはどんな死に方するんだろう
また、わらって逝くのかな・・・
835通常の名無しさんの3倍:04/11/12 02:16:18 ID:???
今回はいくら何でも非道すぎないか?

キラのNT覚醒、シャアとムウの無惨な扱われ方、セリフリスペクト。
このまま最後ってなってもなぁ・・・。
836通常の名無しさんの3倍:04/11/12 12:38:56 ID:???
嫌になったんなら読むのやめればいいのに
837通常の名無しさんの3倍:04/11/12 17:04:28 ID:???
まぁ、また〜りと行きましょう
838通常の名無しさんの3倍:04/11/12 21:08:01 ID:???
批判があったら「読むの止めろ」か
どこぞの監督じゃあるまいし。
マンセー意見以外は駄目ってか

はにゃーん氏の実力は認めるが
妄信的な信者がいるのはいただけない。
839はにゃ@戯言:04/11/12 23:01:43 ID:???
クレームは神様だって誰かが言ってましたけど、まさにその通りで、ただ単につまらないってレスなら別ですが意見的なものはありがたいです
中身よりも文字数が長ければ長いほうがなんとなく嬉しいですね〜

『嫌になったんなら読むのやめればいいのに』 これは誰でも一度は思いますね、正しいとか悪いとかは別として個人的には『いいのに』って言い方が嫌味っぽくて不味いと思います
そして『いただけない』『なってもなぁ・・・。』も同じ感じかと思われます、ゆえに挑発的な言葉は、挑発したいとき以外は使わないようにするといいかも知れません<『かも知れません』も挑発的ですねぇ、言葉は難しい

え〜っと、何が言いたいかといいますと、きっとみなさん挑発する気や荒らす気で書き込みしてるわけじゃないと思うのでそんなにカリカリしないでまったり〜と行きましょう


さて、受けたクレームは出来る限り対応しますが、しかし、それがかならずしも対応できるとは限りません
もちろん出来るのにしない所もありますが(意見の不一致で)、ですが、力足りずに出来ない場面も多いです


・・・戦闘、長く書けないんです、申し訳ない  頭に言葉が少なくて もうずっとまえから騙し騙し進めて来ました
戦闘だけではなく、『描写』全般が・・・    頭にある日本語の数が少なくて・・・

極力全力で書いてます、申し訳ありません・・・

それと最近の内容はかなり主観が濃ゆいですよねぇ これは賛否分かれると思いました、、が、自己意見優先に書いています
それが、不快でしたら読むのをやめろ!とは言いません、批判というか意見をどうぞ、討論状になるのも楽しかったり・・・考え自体が変わるかもですし
いろんな考えが聞けるのは驚きです、実際予想もしない見解も・・・、書き手のほうがなるほどとか思ったり

あぁ、それと、もうすぐ1000ですが、残り回数は3回くらいです、多分30行かな?余裕をみて50くらい?
と言う訳で、全然使って構いませんよ〜たぶん

・・・最終回終わってからのほうがいいのかな  ・・・その最終回ですが・・・・
ずびばぜん!こんな長文書く暇あるならはよしろ!って話ですよね ・・・・現在鋭意製作中ということで・・・申し訳ない・・・orz
840通常の名無しさんの3倍:04/11/12 23:04:45 ID:???
やれやれ・・・あったかいココアでもどうでつか  つc■

マシュマロも入れます?
841通常の名無しさんの3倍:04/11/12 23:49:12 ID:???
>>840
そんな飲み方あるんか、今度試してみよっと。

批判する人は「読んだからつまらない」と言っているわけで、
読まなきゃ面白いかつまらないかもわからないのに、
「嫌になったんなら読むのやめればいいのに」とはこれ、小学生でも言わない希ガス。
842通常の名無しさんの3倍:04/11/12 23:51:00 ID:???
>>840
お前その話はおしまいだと言ってるのにしつこい奴だな。
843通常の名無しさんの3倍:04/11/12 23:51:33 ID:???
>>841へのレスだ。840スマソ。
844840:04/11/13 00:04:54 ID:???
>>842>>843
正直、ビビリましたw
845通常の名無しさんの3倍:04/11/13 08:47:12 ID:???
本編がどうしようもなく×だった種が、せめて○になればそれだけでも儲けもんだよ
◎になったら大儲けだ
とにかく、はにゃーん氏はがんばってるぜ

がんばれよ!




846通常の名無しさんの3倍:04/11/13 15:28:30 ID:???
ところでアスランもジャスティスもいないけど、どうやって
ジェネシスを食い止めるの?ザラ議長の説得なんざ無理
だろうし、あとはフリーダムを自爆させるくらいしか・・・。

あ、キュベレイも核積んでるんだよな。まさか・・・?
847通常の名無しさんの3倍:04/11/13 18:00:19 ID:???
>>846
融合炉は核爆発起こさなかったと思われ
848通常の名無しさんの3倍:04/11/13 18:23:49 ID:???
融合炉を覆うIフィールドを除去出来れば爆発するかも
もっともたいした威力になるとは思えんが
849通常の名無しさんの3倍:04/11/13 21:31:33 ID:???
エターナル特攻。これしかねっす。
850通常の名無しさんの3倍:04/11/13 22:05:44 ID:???
全滅エンドの予感が高まってまいりました!
851通常の名無しさんの3倍:04/11/13 22:54:28 ID:???
自爆スイッチ押される前に議長射殺で穏便に終戦とか
852通常の名無しさんの3倍:04/11/14 00:27:23 ID:???
いっそ放たれるとか
853通常の名無しさんの3倍:04/11/14 00:29:39 ID:???
種本編が×ではにゃーん氏をマンセーしてる信者多いな。
はにゃーん氏の話は面白いが2次小説は元があるから面白くなりやすい。
種のどこが嫌とかって2chで散々言われつくしてるから余計に書きやすい。
854通常の名無しさんの3倍:04/11/14 01:01:41 ID:???
いまさらそんな判りきったこと言われても・・・。てか何が言いたいのか。釣りか?
もともと種自体が2次小説みたいなの。
みんなが何で種を嫌いなのかって、面白くなりやすいはずの2次小説が
只のパクリと悪趣味な内輪ネタに終止して、なおかつそれがプロの仕事だってことだ。

面白ければ何でもいいんだよ、おもしろければ。
マンセーが多いのは、はにゃーん氏の書く話が読者に面白いと感じさせている。
それだけの話。
855通常の名無しさんの3倍:04/11/14 01:04:24 ID:???
荒削りで雑なところもあるけれど俺は楽しんで読んでる。
856通常の名無しさんの3倍:04/11/14 01:35:22 ID:???
俺も言いたいことは色々あるし
後数回なんだし終わってからにしようや
良かったところ悪かったところ含めての反省会でも
857通常の名無しさんの3倍:04/11/14 05:24:08 ID:???
>>855
>荒削りで雑なところもあるけれど

同意。
たまに、雑だとか描写が薄いとかいう意見が出てくるが、連載途中からこのスレの
存在に気づいて、一気に読破した俺としては、サクッと読めて、その上くどくなくて
かえって好感がもてた。
858通常の名無しさんの3倍:04/11/14 08:44:16 ID:???
>>857

禿同。
とりあえず、まったりといきましょう
859通常の名無しさんの3倍:04/11/14 20:26:14 ID:???
このままだと今スレだけで終わらせるのは無理っぽいな。
なるべく無駄な書き込みは控えるようにしましょうや。
はにゃーん氏の作品が来るまではよほどの事が無い限り。
860通常の名無しさんの3倍:04/11/15 18:51:13 ID:sfK5/oP6
何見てんだよクズ
861通常の名無しさんの3倍:04/11/16 03:34:38 ID:???
俺は種大嫌い、種アンチだ!
種を批判しないスレはどこでも荒らす。しかし、ここは荒らさないぞ。
ガンガレはにゃーん!
それだけ言いたかった。スレ汚しスマソ。
862通常の名無しさんの3倍:04/11/16 12:47:49 ID:???
863通常の名無しさんの3倍:04/11/16 17:17:35 ID:???
はにゃーん様最高かっこいい美しい
864通常の名無しさんの3倍:04/11/17 10:19:27 ID:???
>>854
> 面白ければ何でもいいんだよ、おもしろければ。
> マンセーが多いのは、はにゃーん氏の書く話が読者に面白いと感じさせている。
> それだけの話。

エエエエエエエエエエエ!!

会話だけで説明文も状況描写も殆ど無いのが痛い。
はにゃーん氏、これからも会話のみでやるつもりなん?
展開は面白いと思うけど、文自体は今までのガンダムパロの中でも下の下の方だな。
865はにゃ@戯言:04/11/17 11:04:29 ID:???
>>864さん

ホラ、他の良作が出来上がるまでの暇つぶしにでもなれば幸いということで
これからもというか、次回でラストです、最後くらいは!と思いましたが、どうにも不可能っぽいので自分流で・・・



個人的には種本編は好きですよ、デス種も毎週楽しみに見てます、キラは嫌いだけど
866通常の名無しさんの3倍:04/11/17 11:16:47 ID:???
>>864
よしんばあんたの書いてる通りだとしても、俺は展開が面白いほうが負債のより万倍も素敵だと思うがな。
867通常の名無しさんの3倍:04/11/17 11:53:33 ID:???
俺も負債は大嫌いだが、>>750-751のように比較するとカドが立つ
どこがどう面白いとか、ここは悪いんじゃないか、そんな意見はともかく
誰が書くより面白いとか言うのはできるだけ止めたほうがいい。
特にこのスレはそんな意見が多い。

後は>>864に大体同意だな。
下の下とは思わんが
会話がちょっと多すぎる、もう少し地の文を多くしてもいいと思う。
SSというより台本に近い。
868通常の名無しさんの3倍:04/11/17 12:06:53 ID:???
しかしプロの作家さんじゃないんだろうし、そこまで求めるのはな気が引けるよ。
それぞれ楽しみ方はいろいろあるだろうけど、俺は面白さを前面に出してる文章が気に入って読んでるよ。
構成とか大事だろうけど、気にならないぐらいには。
869通常の名無しさんの3倍:04/11/17 12:20:07 ID:???
プロの作家じゃないってわかってるならプロと比べるなよ……
俺だって本気で全部求めてるワケじゃない
少しでもいいSS書いて欲しいから、目に付いたところを言って
参考にしてくれたらうれしいと思ってるだけだ。
870通常の名無しさんの3倍:04/11/17 12:27:40 ID:???
下の下ってのは言いすぎだよ。お前こそ何様のつもりだと言いたい。
871通常の名無しさんの3倍:04/11/17 12:28:20 ID:???
>>869
俺は比べてないけど
872通常の名無しさんの3倍:04/11/17 12:33:02 ID:???
もうすぐ終りなんだろうし、作者さんには伸び伸びとらしく表現して欲しいね。
873通常の名無しさんの3倍:04/11/17 12:48:12 ID:???
ま、まったりと・・・
874通常の名無しさんの3倍:04/11/17 15:57:58 ID:???
残り少ないんだから、無駄にスレ消費すんのはよそうや
875はにゃ@前書き:04/11/17 22:46:42 ID:???
後3回と書きましたが、それは誤りで、つまりは今宵でラストとなります


長く、そして短い間でしたが、ご愛読ホントに感謝します、すこしだけ作家気分に浸れました


えぇ〜、最終回だと言うのにきっと書き足りないところやあっさりしすぎなところがあると思います
わかっているなら修正しろという話ですが、これが全快の限界の最大の全力の渾身です

だって穴だらけのほうが、、いろいろ妄想で補完できて楽しそうだし、・・・ええ、言い訳ですとも


それでは、本当にありがとうございました
876はにゃーん:04/11/17 22:48:10 ID:???
『貴様はぁぁっっっ!!』

ストライクはビームサーベルを引き抜き 駆けて行く

『フッハッハハ!貴様等がどんな想いで戦ってるのかなど知らん! だがな! 私とて私の想いがある!
 私がつちかってきた想いは! 貴様等の何倍も重い!! それがこの力の差だ!! 貴様は絶対に私には敵わんよ!!』

プロヴィデンスとストライクのサーベルが宇宙でぶつかる  だが、パワーが足りない ストライクは跳ね飛ばされた!


『貴様の人生はどうだった? 楽しかったか? さぞ楽しかっただろうな 何も知らず 何も悩まず 何の影も持たずに!!』

『くっっ!』

『私はな!ムウ! 貴様の父親! アル ダ フラガの出来損ないのクローンだよッ!!』

『なんだとっ!?』

『辛かったさっ! 悲しかったさっ! 怒り狂ったさっ! 絶望したさっ! 嘆いたさっ! 恨んださっ! だから私は誓った!
 私はこの世界を憎んでいる! お前の父親も! お前も! この世界の人間すべてをだッ!! ずっとずっと生まれたときからだ!
 一度だって揺らいだことなど無い! だから貴様等のちっぽけな想いなどに! この私の想いが負けるわけが無いッ!!』


ドラグーンが空を飛び交う 前後左右から放たれる光りの群れに ストライクは破壊されていく


『私にはな! この世界でただ一人だけ! この人類を裁く権利があるのだよ!!』
877はにゃーん:04/11/17 22:50:45 ID:???
飛び交うドラグーンの前に成すすべなくストライクは破壊されていく

『ハッハッハッハ!ムウ! 殺しはしないさ! 貴様には見届けて貰おう 終末の光りを! そして絶望を! 貴様にも!』
『く・・そ・・・』


大破したストライクを置き去り、プロヴィデンスはエターナルのもとへと向かっていった





『 撃てば癒されるのですか!? 同じような罪無き・・・

『ハハ! ラクス クライン!貴様はわかっていないようだな! ヒトにはな!それぞれ自分の信じる自分だけの正義がある!
 それを否定し、惑わせるッ! 貴様こそが悪なのだよっ!!』


無数のドラグーンがエターナルを狙う 飛び交う光りに 護衛のM1は次々と散っていく


『アンチビーム爆雷投射!!来るぞ・・・! 対空・・・!』


━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ズバババッババッババッ!!!

もはや、それが当たり前の如く、少年は現われた

『そんなこと! 貴方の勝手な解釈でしょう!?』
『また君か・・・ キラ ヤマト!!』
878はにゃーん:04/11/17 22:52:25 ID:???
『フッハッハハ! 赤い彗星に勝ったか! さすがは最高のコーディネーターだよ! 君は!』


ドラグーンを収納し、艦隊から少しだけ距離を取り、フリーダムを誘いだす
一度にすべての敵を相手にするのはプロヴィデンスでも不利だった


『僕がコーディネーターだからここまでこれたと言うのなら! 僕はコーディネーターで本当に良かった!!』

フリーダムはプロヴィデンスに追撃を駆ける、真っ直ぐに 一直線に

『言うじゃないか! あってはならぬ存在だと言うのに!!』
『何を!』

プロヴィデンスからドラグーンが放たれる

ドラグーンは大型のものが3つ、小型のものが8つ、あわせて11基、砲門は43
そんなものを全天位から撃たれれば 普通は 躱すことなど叶わない
だが、少年は普通を超えていた  押し寄せる光りの波を それでも避けていた


『知れば誰もが望むだろう! 君のようになりたいと! 君のようでありたいと!』
『何かを守るため! 何かを成す為! 強くなりたいって望むことは間違ってなんかいない!』
879はにゃーん:04/11/17 22:57:09 ID:???
フリーダムは曲芸のように避け、尚且つ、ライフルでプロヴィデンスを狙う
だが、クルーゼもまた普通を超えていた 無数のドラグーンを操作しながらでも本体の操作に隙は無い



『だが、その結果がコレだ! この戦争! 一体何が生み出したのか! そして一体何を生み出したのか! 君にだってわかるだろう!』
『わかっています! だから戦争をすることが悪なんじゃない! そして戦争を止めることが正義と言うわけでもない!
 どっちが正しいかなんてわからない!知らない! だけど! 僕を戦争を止めたい!それだけは確かだ!!』
『我侭だよ!それは!』


ユーディキウム  プロヴィデンスの手持ちの大型ビームライフルが フリーダムのシールドへと突き刺さる そう何度も耐えられる威力では無い


『人は変われる!強くなれる! 何のために!自分の我侭を叶える為に!! 強くなりたいと思うことは悪いことなんかじゃない!!』
『思うだけなら自由さ!誰でも出来る!! だが、そんな事!誰が好き好んで立ち向かう!人は逃げるさ!!
 思うだけで何もしない! 言葉だけで何も成さぬ!消して!忘れて!勝手な理想を創り上げ!また他人に押し付ける!結果だろう!この世界は!』
『貴方の目の前にあるものだけがすべてじゃない!!』
『すべてだよ! 私の目の前にあるものだけが私だけの確かな世界だ!それは君とて同じ!だから我等は争う! 君にはわからんさ!私のことは! 私が君の考えが理解できぬのと同じことだ!』

フリーダムはビームの波をシールドで押し切り、プロヴィデンスに距離を詰める 

『貴方に一体何があったのか!僕は知らない!なんでそんなにヒトを憎むのか!悲しい心をしているのか!僕にはわかりません!!
 だけど!僕にだって色々あった!世界を愛するだけの色々な出来事が!出会いが!だから!
 僕の気持ちをわかってくれとは言わない! 貴方の気持ちをわかるとも言わない! だから僕は僕の勝手で、貴方を倒す!!それが僕の自由だっ!!』
『ハッ!結局は同じではないか!力に物を言わせ!自分の勝手を貫く? 君のやってることはザラともアズラエルとも この私とさえ何にも変わらない!』

プロヴィデンスはシールド複合のサーベルを展開し、フリーダムのそれを受け止める
880はにゃーん:04/11/17 22:59:07 ID:???
『僕は 地球軍も ザフトも そして貴方も!  悪だなんて思っていない! 目指す形が違うだけ! ただ・・・道を違えただけ!僕は!僕の進むべき道を進むだけだ!』



─迷わない  


倒す以外の道があるならば迷うことなく それを選ぶ
そして倒すしか道が無いならば 迷い無くそれを選ぶ



━━━━━━━━━━ズバババッバババッババババッッ!!!



狙いはしっかりコクピット だが、クルーゼはとっさの回避でそれを避けた
それでも、片腕を失う致命傷には違いない
881はにゃーん:04/11/17 23:03:29 ID:???
『あんな小娘やナチュラルどもの船!さっさと叩き落とさんかっ!』

─ヤキンドゥーエ深部

『急げ!目標! 北陸大陸地区』
『議長・・!?』
『ほ、本当に撃たれるのですか・・・地球へ・・・』
『何をしている!急げ!!これですべて終わるのだぞっ!』
『議長!この戦闘、すでに我等の勝利です  撃てば地球上の生物の半数が死滅します』
『これ以上の犠牲は無意味です・・・  これは・・・虐殺です』
『黙れッ!』


『虐殺だと!?先に核を撃ったのは奴等だぞ! ユニウスを撃ったのだぞ! 撃たねば終わらぬだろう! 
 地球なんてものがあるから奴等は調子に乗るのだ! プラントへ核を撃つということの意味が! 奴等にはわからんのだろう!』
『ですが、クライン派の言うように報復では何の解決にも・・・』
『報復は当然の権利だ!受けた痛みは返す!そのための力だろう!どけ!お前達がやらぬなら!私が撃つ』
『議長!射線上にはまだ我が軍の部隊が・・・!』
『勝つために戦っているのだ!覚悟くらいしておろうっ!!』

バンッ!    銃声が響く

『かはっ・・・』

『力を持ったのは、報復のためでは無かったはずでしょう!! ・・・そんなこともお忘れですか』

『貴様・・・・! 何故ここに・・・ かはっ・・・ 忘れ・・たのか・・・? レノアの・・・こと・・を・・・!』
『覚えているからこそ  ・・・いえ、私も今の今まで忘れていました ・・・憎しみに捕らわれ大事なことを
 だけど! ・・・思い出しました そんなもの地球には撃ってはいけません! それでは憎しみが広がるだけです 御止めください!』
『うたねば・・・おわらんのだぞ・・・ う・・て・・・ あ・・す・・・ら・・・ 』
882はにゃーん:04/11/17 23:05:35 ID:???




─アークエンジェル
『これは・・・ヤキンドゥーエより打電ですっ!!』
『打電・・・!?』
『ヤキンを放棄すると・・・』
『ええ・・・?』
『それじゃ・・・、届いたの・・・? 言葉が・・・? ラクスさん!』
『はい!こちらにも連絡がありました』

『待ってください!!』
『サイ君・・・?』
『・・・ヤキンの放棄と ・・・ジェネシスの発射が ・・・連動されている ・・・とめられない・・・?』
『ええ・・・!?』

『どういうことだよ!?』
『遅かったようだな、発射がザフトでも止められないそうだ』
『クソォッ!!ここまで来て止まらないって言うのかよ!!』
『カガリ・・・落ち着け』
『落ち着いていられるか!こうなりゃ直接ジェネシスをぶっ壊してやる!』
『カガリ!!』

『ウズミさま、・・・きっとそれしか道はありません』
『フェイズシフトだって無限じゃない まぁ、やってみる価値はあるさ! せっかくここまで来たんだしね?』

『そうね・・・、やりましょう! 残った全火線を!』
883はにゃーん:04/11/17 23:07:55 ID:???



『ハハ・・・ハッハッハ! 例え私を討ったとて止まらんさ!!キラ君! ヤキンが自爆すればジェネシスは発射される!!キミ達の頑張りすぎだ!運命だよ!』
『くっ!』
『ハッハッハ! もはや止めるすべは無い! 地は焼かれ!涙と悲鳴は新たなる争いの火種となる!』
『まだだ・・・! フリーダムを内部で核爆発させれば・・・!』
『正気か?キミは?』
『狂っているのは貴方のほうでしょう!!』
『フッハッハッハ!それはそうだな! だが、キミが本気ならここを通すわけにはいかんな!!』





『この空域の地球軍及びザフト軍、すべての人々にお伝えします  ヤキンドゥーエは放棄されました

 しかし、ジェネシスの発射がヤキンドゥーエの放棄と連動されていて・・・ 止められません

 直ちに射線上、及び、ジェネシスより離脱してください ・・・そして出来うることならば お力を貸してください

 止める方法は唯一つ ジェネシスの物理破壊のみです ですが、ジェネシスには強固なフェイズシフト装甲があるため破壊がとても困難となります

 しかしそれも無限のものではありません! みなさま、力を貸してください お願いします 残った火器すべてをジェネシスへと向けてください

 ジェネシスが放たれれば 何億という命が失われます ナチュラルとコーディネーターの和解がホントに出来なくなってしまいます

 地球が人の住めない星になります 人の未来がそんなもので良いのですか! お願いしますこの空域にいるすべての方のお力が必要です』
884はにゃーん:04/11/17 23:09:47 ID:???


宇宙にどよめきが走る 逃げ出すもの 迷い無く進むもの それでも戦うもの そして迷うもの




『馬鹿野郎!おまえら!ケンカなんかしてる場合か!アレが撃たれれば地球が吹っ飛んじまうんだよ!
 ナチュラルもコーディネーター使える火器は全部ジェネシスへ回せよ!!』


地球軍とザフトの戦いに 割ってはいる ルージュ

『な、なんだよ お前!』
『私はカガリだ!!』



『オラァッ!おまえらも!全員行くんだよッ!ジェネシスに!!
 私達が生まれたあの星を!壊させてもいいのかよ! いまやるべきことは戦うことか!?違うだろ!協力することだろうが!
 間違ってるって言うなら 終わったあと私が相手になってやる!いいから早くジェネシスにいけよバカッ!』


『フハハハ』
『なんだよキサカ!!』
『お前らしいな・・・カガリ』
885はにゃーん:04/11/17 23:11:58 ID:???




『残存地球軍につぐ! 私は地球軍強襲機動特装艦ドミニオン艦長ナタルバジルール少佐だ!
 我々は先の攻撃で月基地と旗艦、そして多くの同志を失った! 今この場に我々に指示を出せるものは恐らく存在しない!
 それぞれの意思で判断しなければならない! 何をすべきか・・・  何と戦うべきか! 本当にコーディネーターは敵なのか!
 あの破壊の光りを地球へと撃たせるわけには行かない! それだけは確かだ! そして目の前には目的を同じにする 敵 がいる!
 地球を守るために必死に戦おうとしているザフト軍を! 想いを共にする同志を! たとえ命令があったとしても私は撃ちたくない! 撃つつもりはない!
 我等は何のために戦っている!?ザフトを滅ぼすためか!?コーディネーターを滅ぼすためか!? 違ったはずだ! 地球を!家族を!守るためだろう!
 だから!敵はジェネシスのみだ! ザフト機への攻撃は控えろ! ・・・これは命令じゃない ・・・だが、私はどんな命令より優先すべき使命だと思っている!』


『ナタル・・・』
『ナタルさん・・・!』

『キラァッッ!!』

『え・・・?』
『ふ、フレイ!?』

『キラは!?キラはどこ!?キラを出して!キラを呼び戻してぇっ!』
『フレイ!?なんでココに・・・!?どうして・・・!? 生きて・・・』
『サイ・・・! キラが・・・! お願い・・・』
『何が・・・あったの・・・?』
『私が銃で撃ったのよ! キラを! とてもモビルスーツに乗れるような状態じゃないのよ!キラは!!』
『フレイ・・・?』
『お願い!呼び戻してぇっ!キラがッ!キラが死んじゃうわぁぁっ!!』

886はにゃーん:04/11/17 23:14:02 ID:???


無数のザフト、そして地球軍のMSがジェネシスへと向かっていく、もちろんすべてでは無い
だが、着実に光りは増していく  希望の光り



『ラクス クライン・・・! 彼女も厄介な女だよ だが、ここまで来て邪魔はさせん・・・!』
『貴方はまだ!!』

プロヴィデンスはジェネシスへと向かう  そして無抵抗のダガー及びゲイツを次々と破壊していく
そしてそれはざわめきと混乱を呼ぶ  少しだけ両軍に紡がれた糸はとても簡単に断ち切られていく

『アッハッハハ! 今の今 協力することを覚えたというのに!もうおしまいだ!脆いな!ひとは!』
『なんてことを! 貴方は!!』

無数のドラグーンが、ジェネシスに攻撃をかけるMSを破壊していく
止められない、自分へのドラグーンを躱せても、他機への攻撃を止めることまでは叶わない
クスフィアス バラエーナを展開しプロヴィデンス本体を狙う、が当たらない サーベルの一撃で片手は失っているものの機動性は落ちていない


─集中・・・・ 集中・・・ 


フリーダムはドラグーンを狙う、だが小さく、早く、尚且つ、自分への攻撃を避けながらではとても当てられない

折角、集中してきた地球軍とザフト軍の火線は分断されていく そして互いに撃ちあう者までも出てきた
887はにゃーん:04/11/17 23:15:23 ID:???


『ハッハッハ! 私の勝ちだな! 運命だよ! いままで人類が紡いで来た運命の結末だ! どこから道を誤ったのかね? 人類は!』
『まだ終りじゃないッ!!』
『愚かだよ!! 君は! 何故そうも苦しもうとする?
 もしも貴様とハマーンカーンが出会わなければ、こんなことにはならなかった! そうは思わないのか?キラヤマト君!』
『なにを!』
『地球軍が撃った核、あれがどうやって作られたか知っているか!?』
『・・・・・・。』
『そしてあのジェネシス!どうやって作られたか知っているか!? いらぬ歴史の介入でどれほど犠牲が広がった!!』
『・・・・・だけど!』
『もしも貴様とあの女が出会うことさえなければ!君とアスランは敵対することなど無かったのかもしれない!!
 もしアークエンジェルがヘリオポリスで落ちていれば!こんな戦争などとっくに終わっていたのかもしれない!!
 もしもこの世に夢さえいなければ 世界が闇に飲まれることなど無かったかも知れない!違うか!!』
『・・・違う そんなことは理由なんかじゃない!!
 貴方は言い訳をしているだけだ! 僕は・・・自分の今の現実を・・・そんなことに逃げたりしない!』
『だが事実だ!』
『僕は変わった!嬉しかった!優しくいられた!少しだけ強くなった!
 失ったものもたくさんある 悲しかったことだってたくさんある もしかしたら別の未来があったのかもしれない!
 でも! それでも! 僕は ハマーンさんがいてくれて本当に嬉しかった!!』





888はにゃーん:04/11/17 23:16:26 ID:???






見守ることしか出来なかった  すでに機体は大破していたから
ジェネシスを攻撃することも フリーダムを援護することも出来ない


何をしているのだ 私は・・・ 何のために私はここにいるのだ
何も出来ないと言うのか・・・ 情けない この私が・・・ 

強くなったはずだった  だが、それはいつだって幻 いつだって大事なものは離れていく
何のために戦っていたのかさえ忘れて 何故 求めていたのかも思い出せない

・・・今度こそ、そんなのことを繰り返すわけにはいかないな  ヒトは成長してこそ 大人なのだから
・・・だが、どうする ・・・何が出来る ・・・そうそう現実は甘くない


いつだって現実は残酷だ  ・・・だが、現実はいつだって結果なのだ  自分が成してきたことの結果なのだ



「力を貸してくれのか・・・? 私に・・・?」

白いMSの周りに赤い漏斗が漂う  すでに自分の物は使いきり破壊されていた  だから本当に嬉しかった

「・・・行け! ファンネルッ!!」
889はにゃーん:04/11/17 23:17:41 ID:???


━━━━━━━━━ッッ!!

ドラグーンが突如爆発する

『なに!?』

ドラグーンに対し、次々と赤い物体が衝突していく

『サザビー!? ・・・違う・・・? あれは・・・ ハマーン カーンか!』
『ハマーンさん・・・!?  ・・・・!!』


クルーゼが動揺した隙を付き一気にフルバーストを叩き込む左手のシールドで防御こそしたものの直撃!致命傷である


『ぐうぅ!!』


赤いファンネルは全部で6基、ドラグーンは11基  数が足りない すべては潰しきれない

フリーダムは全速で加速し、トドメのサーベルを振り上げる!  だがすでに 残存のドラグーンがキュベレイを捉えていた

『ハハッ・・・ ハッハッハッハッ!! 見ろ!やはり運命だけは私の味方だよ!!』


フリーダムは攻撃を止めるしか無かった  止めなければ大事な人を失ってしまう
890はにゃーん:04/11/17 23:19:20 ID:???
『ハマーンさん!』
『・・・この私が足を引っ張ることになるとはな  私 に構うな  討て』

『動くなよ! !殺しはしないさ! 君達には見届けてもらう! この世界の行く末を!』

『キラ、わかるな? 私に恥をかかせるなよ』
『そんな・・・!』
『アレが地球に放たれれば、多くの犠牲を生む それだけじゃない、もう憎しみは止められない 世界は終わる それで良いのか?』


クルーゼの猛攻で、纏まりかけていた戦力は分断されていた きっとこのままではジェネシスを破壊できない
そして 放たれれば 地は焼かれ 涙と怒号が世界を支配し 人類は争い滅びの道を歩むだろう


それでも、それでも、そんなこと選べはしない


少年は天秤にかけようとしていた  世界と 我侭と

891はにゃーん:04/11/17 23:20:45 ID:???



・・・何をいまさら


答えなんてずっと前から知っていたじゃないか


どっちかなんて選べない


だったら両方だ


そんなのは我侭かな?


両方を選ぶことが不可能なら それを変えると そう決めたんだ


強くなると


だから・・・ 迷わない


━━━━━━━━━━━━ッッ!!


クスフィアス バラエーナ ルプスビームライフル 一瞬に5本の光りが5つのドラグーンすべてを貫いた 
892はにゃーん:04/11/17 23:23:38 ID:???

『なんだと!?』
『ふふ はははっは! キラ・・・ ホントに・・お前は』

あれだけ当たらなかったドラグーンに、5本一度に一瞬に当てた  


右腕の無いプロヴィデンスは左腕のビームソードを展開し、猛加速で直接キュベレイへと向かう
だが、刹那、フリーダムは駆けた  本当に本当に速い速度で駆け抜けて プロヴィデンスの左腕そして脚部を切り裂いた


『く・・・はっ・・・ はは・・・ さすがだよ・・・ 君は・・・勝者の権利だ・・・さぁ!トドメを刺せ・・!キラヤマト!』
『貴方にも 見届けてもらいます この世界の行く末を』
『は・・はは・・・はっ・・・ 止まらんさ! 言っただろう!私を討ったとて何も変わらん! ・・・はぁ・・・くっ・・・・ジェネシスも撃たれる 終りだ』
『・・・僕は諦めません』
『・・はぁ・・はぁ・・ フリーダムを・・・内部で自爆させるつもりか・・・・?』

『キラ・・・!何を考えている?』
『ハマーンさん・・・ 行って来ます』
『キラ!お前は!』
『世界を終わらせるわけにはいかないでしょう?』
『そんなこと・・・!』

『 ちょっとまった! 』
893はにゃーん:04/11/17 23:25:17 ID:???
紅いメビウスが急速に接近してくる
『 悪いなぁ〜 キラ! そしてハマーンさん! 一番おいしいとこは俺が頂くよ? 』

『ふ、フラガ少佐!?』
『ムウだと・・・?!』

『 大人の意地って奴だよ! 後は任せたからな! キラ! 』


ゼロはワイヤーアンカーを射出し、プロヴィデンスを絡めとる、そして最大に加速し、そのままジェネシスへと引っ張っていく


『なんのつもりだ!ムウ!』
『もしもさ、お前に人類を裁く権利があるとするならな  俺にはきっとお前を裁く権利があるよな? クルーゼ』
『なんだと?』
『付き合ってもらおうかな!地獄って奴までさ!!』


ゼロはジェネシスの内部へとプロヴィデンスを牽引した
プロヴィデンスの放った機関砲がゼロを破壊していく しかし、もうそんなダメージはどうでもよかった
一斉にプロヴィデンスへと ガンバレルが放たれる  大破したそのボディにフェイズシフトは意味を成さない


そして・・・




894はにゃーん:04/11/17 23:28:43 ID:???



宇宙が光り輝いた


それは勝利の光りだった


ザフト 地球 両軍は歓喜を上げた


すぐに戦闘は停止した  意外なほどあっさりと


あれだけ綺麗な輝きを見せ付けられれば当然でもあった


その光りはヒトが地球を守りぬいた誇りだったから



戦争は 一応の終結となる





【ED:Find the Way】
895はにゃーん:04/11/17 23:29:57 ID:???



『見えるか・・・? キラ  見えてきたぞ・・・アークエンジェルが』
『・・・はい』


破損してるキュベレイを支えるように寄り添いあって二人は帰路へとついていた


『嬉しいものだろう? アレはお前が今まで必死に守ってきたものだ
 それが向こうから 迎えに来てくれている  ふふ お前が今まで成してきたことの結果だよ』
『・・・はい』


『どうした? 大丈夫か? ・・・少佐のことか・・・?』

『・・・僕は  大丈夫ですよ  ・・・ハマーンさんは・・・くても大丈夫・・・ですよ・・・ね?』

『ああ、大丈夫だ これくらい』

『・・・よかった』


天使が少年を迎えに来る  まるでそんな情景
896はにゃーん:04/11/17 23:32:01 ID:???
『・・・暖かい ハマーンさん・・・』
『ふふ モビルスーツ越しでも感じるのか?』
『はい・・・ とても暖かいです』
『ふふふ そうか、私も・・・すごく暖かいよ』
『ハマーンさん・・・ 貴方に会えて・・・ 本当に・・・ 良かった・・・』
『私もだよ キラ ・・・お前には感謝しているよ』
『ありがとう・・・ ございます・・・ 僕は・・・ ずっとずっと・・・



神が優しいなどと誰が決めた?  目の前に広がる世界は きっと神なんかが創ったものじゃない
だから、神が優しいとも残酷だとも そんなことはわからないし嘆く理由にもならない

世界を作っていくのは僕達だ ならば僕達は 優しくあろう 暖かくあろう

どうせ生きるならそんな世界のほうが素適だと思うから

冷たい冷たい宇宙でも 確かに感じるこの暖かさを・・・  優しく優しく伝えていこう
ずっとずっと・・・ 貴方と共に──








Fin
897通常の名無しさんの3倍:04/11/18 00:58:40 ID:???
ttp://ranobe.com/up/updata/up12122.jpg
はにゃーんさん小説無事完結乙彼です。ハマーンさまのいい絵見つけたんで貼っておきますね。

最後のエピローグが一番いい感じに仕上がったのでは?と思います。あえてはっきり書かなかった所が好印象。
ムウとラウが戦いの幕を引くという展開も、原作よりも自然な感じがしました。
文章力よりなにより、種とハマーン様という素材でとことんいい小説を書こうという意気込みが、
きっと読者をひきつけたのだと思いますね。
ありがとうございました。
898通常の名無しさんの3倍:04/11/18 02:00:05 ID:???
完走オメデトウございます。お疲れ様でした。
最後のメビゼロ信じてましたよ、ええ。
他にも死ぬキャラ、生き残るキャラがまた意外な役どころを・・・
あ、そういえばアデス艦長はどちらへ・・・?
899通常の名無しさんの3倍:04/11/18 05:51:08 ID:???
完結おめでとう
感想を……というか良かったところと悪かったところを書きたい。

良かったところ
・良い意味で読者を裏切る展開
・各キャラの性格を保ちつつIFを最後まで持っていった
・2chで言われてる悪かったところを直し、良い方向へと描いた

悪かったところ
・よく言われてるが全体的に描写不足
・会話と擬音が多すぎる
・序盤が少し手を抜きすぎてる

戦闘描写、心理描写、日常描写等、色々あるが
「描写不足」これが印象に残ってる。
それでも最後まで楽しく読ませてもらった。
これからもSS書き続けるのかわからんが
もし続けるなら応援させてもうらよ。
900通常の名無しさんの3倍:04/11/18 07:21:10 ID:???
超乙!いままでありがとう
901通常の名無しさんの3倍:04/11/18 07:56:09 ID:???
お疲れ様。
毎回とても楽しみにしてました。
確かに描写不足はありますが
あまり気になりませんでした。
次回作を作るなら、僕は応援しますよ
902通常の名無しさんの3倍:04/11/18 08:12:19 ID:???
乙華麗。
面白かったよ
903通常の名無しさんの3倍:04/11/18 09:00:33 ID:???
今まで感動をありがとう、そしてお疲れ様でした。
904通常の名無しさんの3倍:04/11/18 09:55:26 ID:???
905通常の名無しさんの3倍:04/11/18 10:36:39 ID:???
糞だったね
906はにゃ:04/11/18 10:53:02 ID:???
ありがとうございます、キラは死んだのか!?とかつっこみくるかと思いましたが、一切無かったですねw
次回作は・・・、、この後の世界になんとネオジオン艦隊が攻めてきた!ってのを微妙に妄想したこともありますが、、まぁ、もっと腕を磨かねばということで・・・

907通常の名無しさんの3倍:04/11/18 11:12:46 ID:???
>>906
いや、つまならいから
908通常の名無しさんの3倍:04/11/18 11:32:45 ID:???
UC厨は死んだほうがいいよ
ハマーンなんて糞キャラ持ってくるんじゃねー
909通常の名無しさんの3倍:04/11/18 12:56:26 ID:???
種アンチだが面白かったよ。でもその次回作はやめたほうがいいぞ。
今回のはアズラエルの厨設定でちょっと…遊びすぎだろ。
910通常の名無しさんの3倍:04/11/18 13:55:06 ID:???
はにゃーん氏、長きに渡って完走乙でした。楽しませてもらいました。
911通常の名無しさんの3倍:04/11/18 14:11:55 ID:???
次回作ね。

SEED逆行物というのも一つの手だが
逆行者を誰にするかでかなり変わると思う

もう一つは アズラエルの野望か パトリックの野望



・・・どっちも破滅なのは気のせいか
912通常の名無しさんの3倍:04/11/18 16:09:39 ID:???
ここで綺麗に終わっておくのが華だろう・・・。いい仕事でした。
サザビーのファンネルがハマーンの手助けをするってのも、
論理的に可能かはおいておいてうまい演出でしたね。

しかしこの設定だと絶対デスティニーに繋がらないなw
913通常の名無しさんの3倍:04/11/18 16:16:20 ID:???
続編不要!!

今度ハマーン様を出すなら∀世界で
914通常の名無しさんの3倍:04/11/18 16:35:12 ID:???
無理だろ
あの世界にこそハマーンは必要ない
915通常の名無しさんの3倍:04/11/18 18:10:39 ID:???
つまらないな
916通常の名無しさんの3倍:04/11/18 19:59:23 ID:???
このままハマーンは種世界で暮らすのか。
まぁUCでやる事は何もないしな
917通常の名無しさんの3倍:04/11/18 20:01:07 ID:???
>912
在庫余りのキャラ達が一掃されたのでシンが目立てる
918通常の名無しさんの3倍:04/11/18 20:52:08 ID:???
ハマーン様が種キャラを次々に叩き潰す話だったら良かったのに。
919通常の名無しさんの3倍:04/11/18 21:02:25 ID:???
ハマーンが強すぎないか?
実際のハマーンは凸並だぞ
アムロは痔悪化と同等くらい
920通常の名無しさんの3倍:04/11/18 21:10:03 ID:???
ディステニーが終わったらまたここに来てスレ立てて書いてくれ
他の奴がどんなに叩こうが俺は見届ける。
とにかく完走乙。
921通常の名無しさんの3倍:04/11/18 21:17:44 ID:???
ハマキラ萌え〜
922通常の名無しさんの3倍:04/11/18 22:27:12 ID:???
アスラン生きとったのか?
923はにゃ:04/11/18 22:59:17 ID:???
>>922
は!やっと来ましたね その質問
・・・最初は名無しの人が議長を撃ったのですが、どうにもセリフがアスランっぽかったのでいっそアスランにしました
本当は『迷うことなど無いだろう?キラ』って感じで死んだアスランがキラに憑依する最悪展開考えてましたが、本当にやんなくて良かった
最初は、『変わったのは俺のほうだったんだな、キラ お前はそのまま、ずっと変わらないまま強くなってくれよ』と実は生きてたアスランがジェネシス特攻!
という展開を考えてましたが、これも危なげなので、本当にやんなくて良かった
それとアデス艦長とカズイも不明ですっ!


・・・ちなみに誰も質問してくれませんが、、キラの生死は不明ですっ!!!
924通常の名無しさんの3倍:04/11/18 23:01:50 ID:???
俺はパトがアスランの幻影を見たのかと思ったのだが。
925はにゃ:04/11/18 23:02:56 ID:???
>>924
は!それはいいですね〜 そうしましょう!<何
926通常の名無しさんの3倍:04/11/18 23:05:51 ID:???
【 html化されたこのスレを読んでいるお前へ 】

おい、お前。そう、お前だよ。
「このスレおもろいから見てみ」「2ちゃんの歴史に残る名スレだぜ」とか言われてホイホイと
このhtml化されたスレを見にきた、お前のことだ。
どうだ?このスレおもしれーだろ。
でもな、君はこのスレを読むだけで、参加することはできねーんだよ。
可愛そうにな、プププ。
俺は今、ライブでこのスレに参加してる。
すっげー貴重な経験したよ。この先いつまでも自慢できる。
まあ、君みたいな出遅れ君は、html化されたこのスレを指くわえて眺めてろってこった
927通常の名無しさんの3倍:04/11/18 23:32:20 ID:???
あの終わり方じゃ死なんでしょ。
「もう疲れたよ。なんだか眠くなってきちゃったよ、パトラッシュ・・・」
みたいな感じじゃないとw
928通常の名無しさんの3倍:04/11/18 23:32:23 ID:???
では参加しときますかね。
はにゃんさんお疲れ様です。楽しませてもらいました。
929通常の名無しさんの3倍:04/11/18 23:47:40 ID:???
概ね楽しめたな。
手放しでは褒めないけどな!
まあ、結局何が言いたいかって言うと乙ってことよ!
930通常の名無しさんの3倍:04/11/19 01:25:48 ID:???
クルーゼとフラガの結末にしびれた、すごく納得のいく展開でした。
ただ、セリフで「!」をやたらと使ってたのが妙に鼻についた。

931通常の名無しさんの3倍:04/11/19 01:41:52 ID:???
シャア登場辺りから萎えたんだが
全部読ませていただきました、乙。
932通常の名無しさんの3倍:04/11/19 04:28:17 ID:???
クロスカップルは受け付けないってのもあるが
キラとハマーンがお互い意識する理由が薄かったかな。
933通常の名無しさんの3倍:04/11/19 08:27:34 ID:???
カップルというよりは姉と弟に近い気がする。
934通常の名無しさんの3倍:04/11/19 08:38:22 ID:???
最後の最後に、フラガにくくられて連れて行かれちゃうクルーゼがなんとも・・・

あの切羽詰ったシーンで笑っちゃったのは俺だけか orz

楽しませていただきました!
はにゃーん氏、ありがとう!!
935通常の名無しさんの3倍:04/11/19 09:06:54 ID:???
面白かったです。毎回読むのがとても楽しみでした。
また機会があったら書いてください。乙彼様でした。
936通常の名無しさんの3倍:04/11/19 10:37:36 ID:???
はにゃーん氏乙!
カズィがMIA(Missing In Action)になってるのがワラタw
937通常の名無しさんの3倍:04/11/19 12:46:44 ID:???
特にフレイの使い方が絶妙でした!乙〜!
938通常の名無しさんの3倍:04/11/19 13:42:36 ID:???
お疲れ様でした。

テレビ本編も…こゆのが見たかった。
939通常の名無しさんの3倍:04/11/19 20:13:58 ID:???
台詞を誰が言ってるか分からないトコはきつかったがおもしろかった。だだ、もうちょいifでいってもいかった気はするけど…
カガリ、ラクスらへん最後微妙だね
940通常の名無しさんの3倍:04/11/19 21:20:28 ID:???
読んでないんだけど読んだ方がいいかな?
941通常の名無しさんの3倍:04/11/19 21:55:34 ID:???
>>940
暇ならば・・・
942通常の名無しさんの3倍:04/11/19 23:09:27 ID:???
乙です。毎回楽しみに読まさせてもらいました。
ありがとうございました。
943通常の名無しさんの3倍:04/11/20 03:18:48 ID:???
今日見つけて、3時間ほどかけて読破させていただきました。
非常に楽しませてもらいました。
Ifスレなのにあまり荒れてないので読みやすかったです(違

原作知ってれば会話のみでも脳内補完できるから問題ないんだが、やっぱり擬音が萎えました。
特に「ry)ッッンッッ!(ry」。ッの後にンとかおかしいだろ。発音できねーべ。
「ズゴバゴドゴドガガ(ry」とか。3流ギャグマンガかよ、みたいな。
状況描写だけで補えるかと。

展開や台詞回しはウマーなので、いつか次回作が読めるのを楽しみにしてまつ。
944通常の名無しさんの3倍:04/11/20 11:14:38 ID:???
作者乙。
そして、
カズイさまに・・・敬礼!!
945通常の名無しさんの3倍:04/11/20 11:29:59 ID:???
カズイの扱いが神だな。
946通常の名無しさんの3倍:04/11/20 12:16:48 ID:???
ここに来てる人ってどこから来てる?
俺は死種ネタバレスレにここのアドレスが張られたから興味持って来た。
947通常の名無しさんの3倍:04/11/21 00:20:36 ID:???
とりあえず、小津。
948通常の名無しさんの3倍:04/11/21 11:57:45 ID:???
つまらなかった馬鹿馬鹿しい
949通常の名無しさんの3倍:04/11/21 16:29:19 ID:???
>>946
だから急に変なレスが増えたのか。

はにゃーん氏乙。
950通常の名無しさんの3倍:04/11/21 22:31:12 ID:???
みててゾクゾクしました。GJ!はにゃーん氏!
お疲れさまでした!
951通常の名無しさんの3倍:04/11/22 01:26:17 ID:???
色々批判も書いたが、最後まで書き終えた事は賞賛に値する。
アンチ相手に無駄に構わなかったのが吉のひとつであったのは確かだろう。

不満な点も多々あるが、ifものとしては中々に楽しめたよ。
次回作があるのなら、地の文も加えて欲しいね。

乙!
952通常の名無しさんの3倍:04/11/23 21:06:48 ID:???
いまさらだが>>938

異世界でハマーン出して
しかも他のヤツとくっ付けて、新主人公にシャアを倒させる
これやってたら種本編どころの叩きじゃなかっただろ。

どうも二次創作だから許されるってことを忘れてる奴がいるな。
953通常の名無しさんの3倍:04/11/23 21:27:50 ID:???
>>952
938がいう「こういうの」とは別にクロスオーバーのことじゃないだろう

主にキャラ同士の掛け合いや行動で進展・変化するストーリーとか、
状況や伏線を巧みに利用した展開とか、
数々の経験を踏まえ成長を続けるキャラとか、

という内容の本質的なことを言いたいんじゃないかと
954通常の名無しさんの3倍:04/11/23 23:09:09 ID:???
>>953
そうなのか、でも

○ 主にキャラ同士の掛け合いや行動で進展・変化するストーリー
× 状況や伏線を巧みに利用した展開
△ 数々の経験を踏まえ成長を続けるキャラ

だと思うぞ
最後の△はがんばってるのはわかるが
結果が付いてこなかったって感じかな
955通常の名無しさんの3倍:04/11/26 23:04:45 ID:???
このスレこのまま終わり?なんか寂しいな。
でも1スレに収まったのはGJだと思う。
956通常の名無しさんの3倍:04/11/26 23:14:16 ID:???
つーかさ、後日談書いてくれよ。
せっかくのSSなんだからさ。
ハマーン様とフレイ様の修羅場が見られるぞ!(藁
957通常の名無しさんの3倍:04/11/27 13:06:43 ID:???
キラを取り合うハマーンは見たくない
958通常の名無しさんの3倍:04/11/27 17:54:45 ID:???
フレイ → キラ → ハマーン → シン
959通常の名無しさんの3倍:04/11/28 01:53:29 ID:???
この話でもシンの家族はアボンされたのか?
960通常の名無しさんの3倍:04/11/30 07:42:41 ID:???
乙彼
次回作があるなら応援しますよ
961通常の名無しさんの3倍:04/12/03 17:43:21 ID:???
ふと思って読み返してみた…











(゚Д゚)トリィは!?
962通常の名無しさんの3倍:04/12/03 18:07:30 ID:???
撃墜された
963はにゃーん:04/12/03 19:08:03 ID:???
トリィ!? ・・・さぁ、あははは・・・

お久しぶりです、こんにちわ 多数のレス本当にありがとうございました


えっと、後日談 ・・・なかなか難しくて・・・それで・・・書いてるうちに後日談というか・・・ 続きになりました・・・
まぁ、せっかく書いたので よろしければ 読んでやってください、それでは。
964はにゃーん:04/12/03 19:08:51 ID:???




『キラ!? キラッ!!?』

私の声がいつになく高く響く 突然のことだった 知らなかった まったくきずいていなかったのだ



私達はほどなくしてアークエンジェルへと着艦した、だが、いつまでもキラは降りてこない
私は声を掛けたが どうやら聞こえないらしい アレだけの戦闘の後だ マイクやモニターが壊れていても不思議は無い
いや、コクピットが壊れていて開かないのかもしれない

私はそっと床を蹴り、無重力を駆けあがる そして フリーダムのコクピットへと取り付いた
扉をノックし、声をかけてみる だが、反応が無い  傍にある開閉ボタンを押してみる

開いた

故障ではなかったのか、コクピットが前後に割れて開いていく
『キラ・・・? どうした・・・?』

私はゆっくりと声を掛けた  なんとなく嫌な予感がした いや、もっと早く気付くべきだった

もう言葉を遮る 壁は無い  だが、それでも言葉は届かない


キラのパイロットスーツが真っ赤に染まっていた  腹部から血が広がっている
キラは目を閉じている   いくら叫んでも届かない いや、答えられないだけで届いてるかも知れない
だから、私は呼び続けた 彼の名を いつまでも・・・
965はにゃーん:04/12/03 19:10:52 ID:???

すぐに人が駆けつけた  私以上に悲痛な声をあげて泣いてるものがいた
フレイ アルスター 生きていたのか  他の多くの船員達もキラの名を呼ぶ
キラは背負われ医務室へと連れて行かれる  ・・・私は見ていることしか出来なかった



すぐに手術と処置が行われた  私に医学のことはわからないが簡単に直せる状況ではなさそうだ
コーディネーターの身体  いや、ヒトの命の力を信じるしか今はなかった
大丈夫だ キラの命は誰より強い 私が一番知ってることじゃないか

必死で必死で落ち着こうとした  泣き喚くことが悪いとは言わない だが、私には似合わない
そうだろう? キラ  私は負けないよ 諦めたり絶望したりしない

だから・・・ キラ・・・ 



私も多少の怪我は負っている だが、痛みなど感じない それに少しでも治療はキラを優先してほしい
ただでさえ、この船には多くの怪我人がいるのだから
何がニュータイプだ こんなことなら魔法使いにでも生まれたほうが幸せだった
私に出来ることはひたすら祈るだけ  誰に祈っているのだ? 神か? そんなもの・・・
命を生み出すのは 神ではない 人間だ  世界も歴史も未来も
だから、私はヒトに願おう どうかキラを助けてくださいと・・・
966はにゃーん:04/12/03 19:12:39 ID:???







戦いは終わった  だが、平和は訪れたのか? そもそも平和とはなんなのだ?
戦いの無い世界が平和なら あの男が創り出そうとした未来こそ平和だったのかも知れない

ヒトの道は険しい、戦いの連続だ 明日のために今日を戦い 明後日のために明日を戦う

バカバカしいか? だが、それが生きるということだから 私達は逃げずに歩まなければならない


地球とプラントとの和平は ユニウスセブンでの条約締結にて一応の決着を見た 
だが、それはお互いに疲弊した軍備を整えるための中休みに過ぎないのかもしれない


私達の戦いはこれからだ  ラクスはプラントに残った 平和の象徴として
ザフト軍から軍事機密を持ち出す、戦犯ではあったが、戦争を止めた英雄、そしてプラントのアイドル
ザラ派が倒れたことと カナーバ議長のはからいもあり誰もが彼女を受け入れた
もっとも、良く思わない者もいたが、それはいつだって誰にだってあるものだから気にするほどではない



コズミック イラ 72年 世界に少しだけ 暖かい息吹が芽吹き始めていた

967はにゃーん:04/12/03 19:14:19 ID:???




風が優しく吹き遊ぶ  ここはコロニーの中だというのにどうしてこうも緑の匂いがするのだろうか


ただっぴろい草原の真ん中にぽつんとベッドがひとつ そんな特異な光景

そこらじゅうには奇妙な丸いロボットが踊っている 機械仕掛けの小鳥も飛んでいる

本当に本当に不思議な光景



そんな世界の真ん中に少年はいた



あのとき・・・ 少年は死んでしまった  長時間、そして過大な量の流血 彼の命は尽きていた
だけれど 彼は死ななかった 尽きたはずの命 止まったはずの鼓動 
それでもよっぽど思い残すことがあったのか 再び彼のハートが脈打った

まさに奇跡だったし 誰もが歓喜を上げた  ・・・ほんとうに良かったと

968はにゃーん:04/12/03 19:16:18 ID:???

「トリィトリィ〜!」

機械仕掛けの小鳥が翼を羽ばたかせ ゆらゆらと歩み寄る

「五月蝿い!ちょっと離れててよ!食べられないじゃない!」

「オマエモナーオマエモナー!」

「何よこの丸いの! ロボットの癖に私に喧嘩売る気!?」
「あらあら、お二人ともケンカはいけませんわ 仲良くしましょうね〜」

甲高い声を 優しい声がそっといさめる

「お二人ともって何よ! 馬鹿にしてんの!?」
「あらぁ、そんなことありませんわ フレイはとても賢い子ですよ」
「あんた絶対馬鹿にしてるでしょ! その言い方!!」
「あらあら・・・」

「はは・・・」
かすかな笑い声が二人のケンカを遮る  二人ともクチを休め、耳をすませた

「・・・?」
「キラ・・・?」

「あはは・・・ははは・・・」

「ん〜・・・ もう・・・ 何がおかしいのよぉ〜」
「キラさま・・・ ハイ、お昼ですよ」

969はにゃーん:04/12/03 19:19:27 ID:???


怪我は完治していた  だが、あのとき、長時間心停止していたため 記憶や思考の一部が欠落していた
まぁ、贅沢は言えまい 命あるだけでも奇跡なのだろう
それに キラの心はそんなに弱くは無い コーディネーターの英知と言う奴もある すぐに戻るさ きっと


・・・本当は 私もキラの傍にいてやりたかったのだがな 私にはやるべき・・・ いや、やりたいことがある

・・・キラに代わってな



「おい! 痛いって・・・!」
「貴方は一国の代表なのです、身なりくらいはキチンとして頂かないと」

どこかの国のどこかの一室  金髪の少女が白い制服に着替えさせられていた
まったく似合わないというわけではないが、まったく着慣れてない そんな服
黒服の女性が金髪の少女に着付けしていた

「だからぁそういう喋り方やめろって」
「貴方はオーブの代表、私は貴方の補佐官、何の問題もありません」
「だけどなぁ・・・」

黒服の女性がボソッと耳元で 小さくされど強くささやいた

「・・・いいから言うとおりにしろ」
「わっ・・・ ・・・わかったよ」
970はにゃーん:04/12/03 19:22:37 ID:???
ここはオーブ  宇宙と地球との架け橋に! そんな志でカガリはオーブの新しい首長としての道を歩みだす
だが、口で言うほど簡単でも無い オーブだって一枚岩では無いし、ウズミ ナラ アスハの後継者と言ってもたかが10代の小娘
文字通り前途多難である だが、それを補佐するための私だ


この小娘、いつまでたっても成長しない いや、精神的な意味では多少 強くはなった
だが、言動はまるで子供のままだ でも、私はこの子達の純粋さに惹かれたのだから 私が守っていかねばならない
しかし、言葉使いやマナーくらいは教えこまないとな もうただの小娘では無いのだから


「カガリ様、いつまでも子供のような言動では和平を望むことなど出来ませんよ?
 言葉とはとても重要な物でございます、それ失くして意思の疎通など叶いません
 本気で他人とわかりあおうと言うのならば もっと礼儀とマナーを学んで頂きませんとね」

「わかってるって! やらなきゃいけないときはちゃんとやるさ! でも・・・二人のときは別に普通でいいだろ!」

「日頃の習慣とはいつも一番大事な所で物を言うのですよ カガリ様  もっとオーブ代表としての自覚をしてもらわねば困ります」

「・・・わかったってば・・・ ちゃんとやるよ・・・ やります 致します!」

「よろしいですよ カガリ様  ・・・それとセラーナです 私のことはセラーナとお呼びくださいね カガリ様」

「はいはいはいっ! わかりました! セラーナさんっ!!」

相変わらずのこの態度、だが、ちゃんとわかってはいるのだろう 私の前でくらいは甘えさせてやるか

「・・・ふふ 似合っているよ」
カガリの正装を見て、ハマーンは一言だけ笑った
「うるさいっ!」
971はにゃーん:04/12/03 19:24:26 ID:???



C.E. 73.10.2



あれから・・・もう2年が経つ
世界は何も変わらない いや、変わったのかも知れない
方角はともかく、人類はいまだ歩みを止めはしない この先にあるものに ただひたすら望みを託して



「・・・それで、アンタはどう思う?」
「・・・何のことでございましょう?」
「・・・ザフトが最近、また軍備を拡張していることだよ」
「・・・・・。」
「ザフトだけじゃない 地球軍もだ ・・・やっと平和になったって言うのに」
「平和になった証拠でしょう 平和になればどうしても力が有り余る そして次へむけての蓄える」
「次ってなんだよ! また戦争が起こるって言うのか?」
「それを止めるのが私達の仕事でしょう?」
「・・・そう だったな そうだよな まだ始まったわけじゃないもんな・・」

(・・・だが、軍備を整えること それを止められなかった)

972はにゃーん:04/12/03 19:25:45 ID:???


L4プラント アーモリーワン
私達はプラントの新議長 ギルバート デュランダルとの会見のためにここへと赴いた
ここでは戦後初の新造戦艦の進水式が行われる 


「そろそろだな・・・」
「カガリ様 少しよろしいですか?」
「・・・ん?」


私はそっと耳打ちした

「いいな 女の政治は甘く見られてはダメだ 付け込まれるわけにはいかない 軽く見られたら終りだ
 凛と堂々と冷静に振舞え 決して熱くなるなよ  器の大きさをみせるのだ そのための演出はする」
「わかってるって 何度も言うな 私は本番には強いんだ」
「ふふ 上手くやれよ」



宇宙港から居住区へとエレベーターで降りていく
アーモリーワンはいわゆる砂時計型のスペースコロニーで中心部がスペースポート  下部及び上部に重力のある居住区がある

973はにゃーん:04/12/03 19:30:30 ID:???

「やあ、これは姫 遠路お越し頂き、申し訳ありません」


部屋へと通された 目の前にいるのはプラント最高評議会議長 ギルバート デュランダルである

「まったくですね   こちらの用事はご存知のはず それをこのような場所での会見とは」
「よせ セラーナ 議長もご多忙の所を こちらが無理にとお願いしたのだ お時間を頂き 私はありがたく思うぞ」

私を制すようにカガリが言う

「姫、お気遣いありがとうございます では、こちらへ」
「うむ」

「失礼ですが、議長閣下殿 こちらはオーブ連合首長国代表 カガリ ユラ アスハ様にあらせられます 姫という呼び方は改めていただきたい」
「これは失礼・・・」
「よいのだ セラーナ 別に議長殿は私を軽く見て姫と呼んでいるわけではない
 親しみをもって呼んでくださっているのだ 私は構わんよ な?議長」
「ええ、それはもちろん」
「そうでございましたか、これは失礼致しました」
「うむ ・・・すまないな 議長、私の補佐が無礼なことを言った」
「いえいえ、こちらこそ ですが、立ち話も難ですので 姫、いえ カガリ代表 どうぞこちらへ」

カガリがソファーへと促される  出だしはいい感じだな 
974はにゃーん:04/12/03 19:32:13 ID:???

「それで お話というのは一体どういった内容なのでしょうか? 代表」
「なぁに 簡単なことだ 我々の要望に対する答えを聞きに来た」
「ご要望?」
「何度も申し入れたつもりなのだがな、議長の耳にまで届いてはいないようだな? まぁ、いい
 もう一度ここで聞こう、ここで答えてくれ 我が国の技術と人的資源の軍事利用を即座に停止して頂きたい」
「・・・それは複雑な案件ですね」
「複雑か? イエスかノーの二択だろ?」
「彼のオーブ戦のおりに 難民となった オーブの同胞達、我々はそれを快く受け入れた
 その彼らがここで暮らしていくために その持てる技術を生かそうとするのは仕方の無いことなのではありませんか?」
「仕方無いことだから諦めろと言うのか?」
「そうではありませんが・・・」
「まぁ、だが、議長の言うことにも一理あるな プラントには恩もある 国民を守りきれなかったオーブの責任でもある
 それを平和になったからいまさら返してくれとは・・・ 確かに虫が良すぎるな」
「・・・・・・。」
「ならば もうひとつの要望の答えを聞きたい」
「もうひとつとは?」
「軍備の縮小、兵器開発の中止、そして今後のさらなる 地球 プラント 間の相互理解努力」
「それもまた難しいことで・・・」
「今度は難しいから諦めろと?」

「・・・いえ、そういうわけではありません ですが・・・
 貴方は先の戦闘でも 自らモビルスーツに乗って戦われた勇敢なお方だ ならば力の意味をご存知でしょう?」


私達は外へと連れられた
975はにゃーん:04/12/03 19:34:18 ID:???
─工場区 式典の準備で慌しい

「力無くば何も守れない 何も望めない それはそちらのほうがよくおわかりでしょうに
 だからこそオーブも、軍備は整えていらっしゃるはず」

「強すぎる力は争いを呼ぶ」 

「いいえ、姫  ヒトの弱さが争いを呼ぶのです ならば我々は強くならねば 貴方もそう思われませんか?」
「それは・・・」


低く鋭い声が会話に割ってはいる
「・・・愚問だな」


議長も代表も 突然言葉を放ったその黒服の補佐官に目を向けた

「ならば貴様に問うが、軍備を拡張することでコーディネーターが強くなったとそう言うのか?
 力を持つことで、コーディネーターが成長したと、進歩したと、お前はそう思うのか?」

「・・・これは手厳しい」
「お、おいっ」


議長がクチを開いた、カガリは小声で私に注意する しまった つい声にだしてしまった
私としたことが、・・・いかんな ・・・この男の言葉を聞いていると 何故か感に触る
976はにゃーん:04/12/03 19:35:24 ID:???
「・・・失礼致しました」
「いや、でも、セラーナの言うとおりだ それじゃ、昔のザフトと何も変わりはしない
 力に頼り 力を振りかざし  ひとつも強くなっていない  成長でも進歩でも無い」
「・・・ですが、地球軍が軍備を整えていることは代表もご存知でしょう? もしも 有事の時に力無くして我等にどうしろと?」
「それは・・・こちらも努力している もちろん地球軍にだって同じ要望を申し出ている」
「だが、それで止められましたか? それとも もしものときはプラントを 代表が守って頂けるのですか?」
「・・・・」
「オーブのように・・・ いや、これは失礼 ですが、もしもなどあってはならない 我々には力を持つ 必要 がある」
「・・・・だが、きっと地球軍も同じ理由で軍備を広げる・・・ そして、ザフトも軍備を広げて・・・ そしていつか・・・」


衝突するしか・・・無い



ナチュラルとコーディネーターの確執はいまだに縮まらない
当然だ 誰かがそう言ったようにもはや種が違う

ナチュラルにコーディネーターを羨むなというのは無理な話だし
コーディネーターにナチュラルを蔑むなと言うのも無理な話だ
共存など出来はしない 自分と違う存在など鬱陶しいだけだから

・・・だが、無理だと言って諦めるようじゃ何も変わらない
・・・だが、名案など簡単に浮かびはしない

苦しいな 私達の戦いは・・・
977はにゃーん:04/12/03 19:36:54 ID:???

ワァァッッーンッ!ワァァッッーンッ!

ドガドガドッガッッーンッ!!


突如、警報と爆音が鳴り響く


「カガリ 伏せろ!」
「け、警報!?」

どこか、そう遠くは無いどこかで爆発が起きる
とっさのことで私はカガリを呼び捨てにしてしまったが、いまはそれどころではない

『6番ハンガーの新型だ!! 何者かに強奪された!!』
『MSを出せ!! 取り押さえるんだ!!』

爆音 アラート 悲鳴に怒号 さまざまな音が歌い出す まるでお祭りだ
目の前には3機の色鮮やかなMSが楽しそうに暴れていた

「あれが・・・新型・・・?」
「姫をシェルターへ!」
「・・・あれは ・・・ガンダムか」





続く・・・?
978通常の名無しさんの3倍:04/12/03 19:40:24 ID:???
ワクワクしよーと
979通常の名無しさんの3倍:04/12/03 19:52:04 ID:???
続きキテタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
980通常の名無しさんの3倍:04/12/03 21:21:51 ID:???
せっかくだから新スレにしたほうがいいんじゃないか?
981通常の名無しさんの3倍:04/12/03 22:05:01 ID:???
デスに突入っすか(*´Д`)
でもあんま無料しないでね。
982981:04/12/03 22:06:53 ID:???
無料ってなんだよorz
はにゃーん氏、無理せずにね。続編あるんなら楽しみに待ってます。
983通常の名無しさんの3倍:04/12/04 01:50:56 ID:???
まだまだだけど
前々から言われてた描写関係が随分良くなってる
まだ書くのなら向上心を忘れずにがんばれ。
続くのなら応援させてもらいます。
984通常の名無しさんの3倍:04/12/04 02:53:55 ID:???
ナタルはどーなったんすか?そう言えば。プラントサイドのキャラは
カナーバのはからいで不問になったのはわかるけど、ナタルは・・・。
思いっきりブルーコスモスに牙剥いちゃったし、地球に戻ったら只じゃ
済まないのでは。それともマリュー達とどっかに逃げたか。

しかしまさかデス突入するとは。「もうちっとだけ続くんじゃ」パターンですか?
あと、議長の言葉にハマーンがいらついてるのはやはり声ネタか・・・。
とりあえずデス本編よりはカガリが少し成長してるようで何よりです。
985通常の名無しさんの3倍:04/12/04 03:42:50 ID:???
おー続き来てる。
デス編突入ですか。
次回作期待しとります
986はにゃーん:04/12/04 13:33:03 ID:???

ありがとうございます、一旦終わっておきながら続き書くのはアレかと思いましたが、、割りと受け入れて貰えて感謝です

それと、まだこんなに見ていたひとがいたとは・・・ありがとうございます



・・・というわけで・・・調子に乗って↓立てちゃいました
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/shar/1102134644/l50
987通常の名無しさんの3倍:04/12/04 13:40:24 ID:???
絶対に最後まで書き続けるなら、
どんとこい
988はにゃーん:04/12/04 14:04:10 ID:???
デス種をなぞっていくのでペースはまえより落ちますが、そのぶんクオリティをあげられれば・・・と
事故死でもしない限りは最後まで行きますとも!きっと!

989通常の名無しさんの3倍:04/12/04 15:15:43 ID:???
カガリ「新たな新連載、今度こそ私も活躍できるかな?」
シン 「活躍・・・活躍だと!?よくもそんな事が言えるな!このバカ!」
カガリ「お、おい、いくらなんでもスレ違いじゃないか?」
シン 「さすが奇麗事はアスハのお家芸だな
    いいか、俺はあんたが憎い!だからあんたのバカな発言の度に突っかかる!
    何が何でも突っかかりまくる!小一時間どころじゃないぞ!」
カガリ「予約かよ。だいたいこれはifなんだぞ。何が起こるかわかったもんじゃ・・・」
シン 「あんた何も解っちゃいない!!
    こんなおいしい展開はにゃーんさんがほっとくわけ無いだろ!
    それにあんたを守るアスランさんだっていない。代わりはあの変な女!
    さあ、絶望しろ!」
ハマ 「賢しいな、少年。他人を見下すならばそれなりの覚悟はあるのだろうな・・・」
シン 「なんだ、やるっての・・・・・・あqwせdrftgyふじこ・・・・・・orz」
990通常の名無しさんの3倍:04/12/04 19:34:10 ID:???
>>989
小津
991通常の名無しさんの3倍:04/12/04 21:07:45 ID:???
デス種でも「俗物が!」は聞けますか?
992通常の名無しさんの3倍
デス種でシロッコは出ますか?