【ディアナ】よしなに日記(仮?)【Present's】

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1ディアナ・ソレル
日記も3冊目に入って、
わたくしの他にも様々な方の日記がみられるようになっていました
ところが、日記たちは、今回の騒動でどこかに雲隠れしてしまったようです。
果たしてあの日記たちは、ナノマシーンたちによって修復されるのでしょうか?

というわけで、これからもsage進行でよしなにお願い致します。

〜今までの日記〜

ディアナ・ソレルのよしなに日記(1冊目)
http://ebi.2ch.net/shar/kako/973/973533577.html

ディアナ・ソレルのよしなに日記 in2002(2冊目)
http://choco.2ch.net/test/read.cgi/shar/1009810486/l50
2ディアナ・ソレル:02/05/02 09:07
復旧までの仮の庵であることを期待して、
ソシエさんたちも、同居していただいてかまいません。
よしなに。
3通常の名無しさんの3倍:02/05/02 09:17


            .., -ー-、.
           〈=◎=-,___> ヨシナニ
            |(゚ー゚*|-| `i,
         ⊂llこ,円(){.,!、ノ
            |== ∪、|^|
            〈_,〈__),ノ y'
             ∪ ∪
4通常の名無しさんの3倍:02/05/02 09:26
今がチャンス!とばかりに
ディアナさま毒殺計画を立てるソシエたん

『ソシエたん同居』
の知らせを聞いて『3P』を夢想するロランたん

そんな2人の心情も知らずに
のほほんと暮すディアナたま
5顔も名前も出さずに毎月100万円:02/05/02 09:33
Future-Web(フューチャーウェブ)登場
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6グエン・ラインフォード:02/05/02 09:34
なに?
ソシエ・ハイム嬢が同居だと?

クックック。
あの二人が諍いを起こしている間に、私がローラをいただくとしよう・・・
7通常の名無しさんの3倍:02/05/02 10:12
誰がなりきりスレだと言った!!
体育館裏でホモ男爵をボコボコにするディアナ様


つーかこのスレ速攻立ったね…。
信者さん偉い…。
8通常の名無しさんの3倍:02/05/02 11:29
ネタが消えちゃったのでここに貼り直していいですか?
やたらと長いけど…
>>8
よしなにっ!
もどってくると思うんだけどね、
過去ログ。
118:02/05/02 14:38
じゃあ、一応貼っておきます。
修正とかしたんで…
12御大将の逆襲:02/05/02 14:40
∀とターンXとの激闘の末にできたナノマシンの繭。今日もその中で御大将以下が騒いでいた。
ギャ「外は天気が悪いようだな。これは一雨来るぞ」
東「洗濯物は取り込んでおいた」
ギャ「それは結構。ところで御大将の姿が見えないが…」
東「ほら、嵐が来るとわくわくする奴っていたでしょ? 繭の天辺でなんか叫んでます」

ギ「ふはははは。地球の気候とはおもしろいなぁ。空気が湿っている。これは嵐が来るかもしれんのでR」
繭の天辺で刀を振り回し、騒ぐ御大将。その時、雨雲から発せられた高圧の電撃…いわゆる落雷がナノマシンの繭に直撃した。
否、正確に言うと御大将の振り回す刀に直撃した。
凄まじい衝撃と電撃が御大将を襲い、ギムはその場から地上へと投げ出された。
東「びっくりしたなぁ。直に落ちるとは…御大将!」
様子を見に来た、東方不敗が芳ばしい香りのギンガナムを繭の中へと運び込む。
ギャ「しっかりしろ! ギンさん! 死ぬんじゃない!」
東「大丈夫。心臓は動いている。目立った外傷も無いはずなんだが…」
二人がそんな事を話していると、ギムは何事も無かったかのように起き上がった。
ギャ「おお。大丈夫か?」
御大将「地球人が気安いなぁ。この月の武人である小生に…!」
ギムはそう言うと、鞘に納まった刀でギャバンの横っ面を叩いた。
東「な! 血迷ったか!」
御大将「血迷っただとぉ? むしろ頭はすっきりしているよ。小生は、武人である!!」
東「落雷でショック状態に…ならば少し眠ってもらう。シャイニング、フィンガー!」
東方不敗の手のひらが光に包まれる。それを掌低よろしくギムに向け繰り出した。
が、ギムは難なくそれを受け止めると、不適に笑った。
御大将「これが黒歴史に名高いシャイニングフィンガーとは、片腹痛い! シャイニングフィンガーとは!」
御大将の手が眩いばかり輝く。それを見て呆気にとられる東方不敗に対し、容赦なくそれを繰り出した。
御大将「こういうものだ!」
13御大将の逆襲:02/05/02 14:41
御大将「いよぉ。御曹司」
グ「ぎ、ギム・ギンガナム…!」
御大将「おうともさ! 相変わらずローラとやらに御執心と見えるなぁ」
グエンが応接間に入るとそこにはギムが横柄に座っていた。ソファーに深々と座り、漆喰の机に足を乗っけている。
グ「これは珍客だ。繭の中はもう飽きてしまわれましたか?」
御大将「ふん。いいやぁ。繭の中も中々楽しかったよ。だが、飽きたのかと聞かれれば…そうだな」
グエンがギムの向かいのソファーに座ると、ギムは机から足をのけ、座りなおした。
御大将「それで、グエン・サードの御曹司。MSの発掘は続けているのか?」
用意されていた紅茶をギムは口元に当てながらそういった。グエンの紅茶を飲む手が止まる。
御大将「そうか続けているか。この前の怨霊騒ぎで懲りたかと思えば、くっくっく」
グ「用件はなんなのです。御大将ともあろうお方が、戯れる為にここにきたとは…」
御大将「ディアナを討つ」
呆気にとられるグエン。それを見て御大将は呵呵大笑と笑った。
グ「ほ、本気なのですか?」
御大将「なにを不思議がるのか? 小生は最初からそうしてきた。生憎、ターンXは使えん。そこでだ、御曹司…」
グ「私に…機械人形を用意しろと?」
御大将「そう言う事だ! ディアナを討てば、ローラは貴様の物になろう! 利害一致だ。違うか?」
グエンはギムの眼をしばらく見据え、彼もまた不敵な笑みを浮かべた。
14御大将の逆襲:02/05/02 14:42
ロ「ディアナ様。今日はキノコのスープスパですよ。デザートにプリンもありますよ」
ロランはどうして毎日毎日私のツボにクリティカルヒットする料理を作ってくれるのでしょうか?
呼ばれた子犬のように私は一目散に食卓へと向かいます。
ロ「熱いですから、気をつけてください」
子ども扱いしないで下さい。これでも元女王です。熱いと言われたのでフーフーしてからパスタを口に運びます…美味しい。
ロラン、これとても美味しいですよ。
ロ「そう言っていただけて、嬉しい限りです」
そう言いながら、ロランも食事へとうつります。向かい合っての食事。ああ、幸せな時間です…。
これでロランがもう少し私の心に気がついてくれたらなぁ…

二口目のパスタを口に入れようとした、その時でした。轟音と共に家が多きく揺れたのです。
まるで地震のようでした。
ロ「ディアナ様!」
とっさに私を抱き寄せ、家の外へと走るロラン。ああ、鼻血が出そうです。
ロランの体は引き締まり、まるで若い馬のよう…なんて考えているうちに次なる轟音と衝撃。
お腹に響くような轟音と共に家が爆発で吹き飛びました。間一髪、外に間に合いましたが、ロランがいなかったら…
今頃、私は爆発の中で死んでいたでしょう。破片が降り注ぐ中、たまたま家から離れていた所に止めてあった車に乗り込みました。
ロ「危なかった…ディアナ様。お怪我は?」
だ、大丈夫です。ロランのお陰で助かりました。
ロ「だれがこんな事を…ひとまず、避難しましょう。(あれはMSの攻撃だ…一体誰が?)」
私とロランは一路、ハイム家を目指す事になりました。
15御大将の逆襲:02/05/02 14:42
グ「あれではやりすぎだよ。御大将。もう少しのところで…」
御大将「ローラローラローラ…まるで子供のようだなぁ。ええ? 御曹司」
グ「あなたの腕を疑っているわけではありませんよ。それよりどうです? この機械人形は?」
御大将「調子は良好! ターンXに比べ、劣る所は多々あるが…充分である」
16御大将の逆襲:02/05/02 14:43
ソ「お帰りロラン! と、女王陛下様」
む!? なんですか? 私は命からがら逃げ出してきたのです。もう少し気を使ってくれても、
ソ「ロラン大丈夫? そうだ、コーヒーいれるね」
聞けよ、おい! 全く…ロラン? どうしたのです?
ロ「いえ、あの、また戦争なんでしょうか?」
え?
ロ「さきの戦争で、あんな思いをしたのに、人はまだ戦争を続けるんですか?」
ロラン…
ロ「ディアナ様。僕はもう嫌ですよ! 人が死ぬのは…もう、嫌なんです…」
落ち着いてロラン。私は泣きそうになるロランを抱きしめました。
ロラン。あなたの平和を愛する心は、誰にも侵しがたい聖域です。
だから、あなたがその心を持つ限り、争いが生まれましょうか?
ロ「ディアナ様…ありがとうございます」
大丈夫ですよ。きっとすぐに解決します。
ソ「玄関でちんちんかもかもしてんじゃないわよ。まったく!」
ロ「ソシエお嬢様。す、すいません」
ソ「ひとまず、ロランはこの前まで使ってた部屋。ディアナさんはお姉様の部屋を使って」
よしなに。
17御大将の逆襲:02/05/02 14:44
メ「御曹司! これはどういう事だ!?」
グ「どうしたというんだ? メリーベル。大声を立てるんじゃない」
メ「どうしたもこうしたも! なんでここに…」
御大将「お馬鹿なメリーベル。まだ飼われていたか?」
喚くメリーベルを見下し、ギムは面白そうに言った。
メ「ギム! お前は繭の中で生きていればいいんだ!」
御大将「桃缶は感謝しているよ。メリーベル。小生の好物だったのでなぁ」
グ「御大将。あまりメリーベルを虐めないでいただきたい」
メ「だれがこんな奴に…!」
そういうとギムの足に蹴りを入れるメリーベル。御大将は大声で笑うと、メリーベルの胸元を掴み、持ち上げた。
ギムの筋骨隆々の体からすれば造作も無い事だった。
グ「御大将!」
御大将「殺しはしないさ。御曹司。ふふふ、相変わらず、かしましいなぁ、メリーベル!」
捕まれて足掻くメリーベル。しかし、ギムはびくともしない。
御大将「貴様が手伝わないと言うのならそれで結構。だが、黒歴史から生まれたお前…戦う以外に存在意義があるかなぁ?」
メリーベルの動きが止まった。
グ「ギンガナムの御大将! それはいけません! メリーベルは一生懸命やってくれています!」
それを聞くと御大将はメリーベルを放した。咳き込むメリーベルに駆け寄るグエン。
しかし、ギムはそれを制止し、メリーベルをなおも見下していた。メリーベルもギムを睨む。
その眼には殺意とも取れる感情が渦巻いていた。
御大将「ふん! 賢しい眼だ。グエン卿! 小生は次の作戦へ移る!」
グ「耐えてくれ、メリーベル…あとで償いはする」
18御大将の逆襲:02/05/02 14:45
夜更け。静かなはずのビシニティに、突如警報が鳴り響いたのです。
ソ「ディアナ様! 起きてらっしゃる? 大変です! 機械人形が!」
MS? MSが何故ここに攻撃を!? まさか、私を狙って…
ロ「お嬢さん、ディアナ様! 早く逃げてください! MSの狙いはここです!」
ロランがそういった瞬間、眩い光が屋敷をかすめ、屋敷の裏の森を焼き払いました。
ロ「ビーム砲? 街中なんだぞ!? くそ! とにかく早く!」
ソ「ハイム鉱山へ行きましょう! いくらなんでもあそこは攻撃してこないわ!」
何故そう言い切れるんです? 山はかえって危険かもしれません!
第二派が来ました。再び屋敷をかすめ、ビームは森を焼き払います。ああ、私の迂闊な移動が、戦火を広げてしまった。
ソ「機械人形がらみはグエンのホモの仕業! いくらなんでも、発展の要である鉱山を攻撃だなんて!」
ロ「僕も賛成です。さあ、早く車に!」
サムさんとジェシカさんに、ソシエさんのお母様は!? 
ソ「二人には暇を出してあります! お母様はお友達のところに」
ロ「しゃべらないで! 舌を噛みますよ!」
全員が車に乗り込み、ハイム家を脱出したとたん、計ったかのようにハイム家をビームがなぎ払いました。
ソシエさん。申し訳ございません。
ソ「いいんですよ。原因はグエンですから。あれより、もっと良い家を建てさせてやるわ」
19御大将の逆襲:02/05/02 14:47
御大将「奴らは予定通り、鉱山へ逃げたよ。これでいいのだな。グエン卿」
グ「ええ。あとは、彼を鉱山からおびき出せばよいだけです」
御大将「ふん。なぜこうも手間をかける? あそこで焼き払えば良かったものを…!」
グ「それではローラが…いえ、ロラン君も巻き添えになります。それに、狩りは焦らされると楽しいでしょう?」
御大将「んー。なるほどぉ。グエン卿の言う事も分かるよぉ。だがな。確実性に欠ける狩りもまた、楽しくは無い!」
グ「まあまあ。もうすぐですよ」
グエンは通信をきると、自分の迂闊さを呪った。案の定、ギムは暴走しだしていた。
戦時中の彼そのままに。いな、もっと性質が悪いかもしれない。しかし、グエンも馬鹿ではなかった。
こうなった時のカードを持っていたのだ。先日、山師シドが面白い事を言っていた。
「ハイム鉱山にもマウンテンサイクルに似た地質が、局部的にある」と…
ならば機械人形が埋まっている可能性だってある。しかし、これは危険なカードだった。何故なら…
ロランたちがその地質を、さらにその中からMSを持ち出す事など万が一の可能性しかないからだ。
グ「賽は投げられたか…」
グエンは天を仰いだ。
20御大将の逆襲:02/05/02 14:48
鉱山の中は思ったより広く、静かでした。いつもなら活気ある声が響いているはずの坑道も、
ただただ闇を称えているだけでした。
ソ「そういえば。シド爺さんが、ここにも機械人形が埋まっているかもって言ってたわ」
ロ「シド爺さんが?」
ソ「ええ。局部的にだけど、ロストマウンテンがあるって。でね、見つけたのよ」
こんな所にもMSが…?
ソ「ええ。そうなんです。地表近くの所に、一個だけ。不自然に山になっているところがあって」
そこに、埋まっていたと? MSが?
「ええ。けど、グエンのホモが興味持つといけないから秘密にしてるし、そのままなんです」
ロ「そこに、そこに案内してもらえませんか?」
ロラン! 何をするつもりなのです?
ソ「まさか、そのMSで戦おうと言うの? 無茶よ! 動くかどうかも分からないのよ!」
ロ「けど!」
その時でした。重低音と共に、山が大きく振動しました。まさか、ここにもの攻撃を!
ソ「そんな! ここは鉱山なのよ! 分かってんのグエンは!」
21御大将の逆襲:02/05/02 14:49
メ「おい。御曹司。ギムの奴。鉱山を攻撃したよ…!」
グ「やはりな。だがまさか本気でするとは、通信を繋げ!」
通信モニター一杯にギムの顔が映し出される。
御大将「何のようだ? グエン卿?」
グ「何のようだではない! どういうつもりだ! あそこはアメリアの工業の要だぞ!
 (こいつ! 戯れている!)」
御大将「ふうん、興味は無いな。小生の興味は、ディアナ・ソレル! そしてぇ! ローラ・ローラだ!」
グ「な! どういうことです! 話が、」
御大将「ぬははははは。あー…だから甘ちゃんだと言うんだよ、グエンのぼうや」
グ「貴様はぁ…企んだな!」
御大将「小生を猿並みの頭しかないと考える男の言えた事かよ!」
そういって通信は切れた。
グ「ば、馬鹿な!」
グエンはその場に立ち尽くし、メリーベルはそれを見ている事しか出来なかった。
22御大将の逆襲:02/05/02 14:50
ロ「はやく! 僕はMSのもとへ!」
ロラン! あなたが戦っては…
ロ「ディアナ様。このままだと、皆がやられてしまうんです。だから…」
衝撃。そして地震。鉱山が崩れ始めました。
ソ「わかったわ。こっちよ」
ソシエさんの案内で、崩れる鉱山の中を走ります。ああ、これも、この戦いも私の罪なのですか…
ソ「ここです! 揺れと振動で、だいぶ露出してる…これって…」
ロ「ホワイトドール!?」
これは、黒歴史の最初に出てきたMS…
そのMSはまるで玉座に座る偉大な王のように、佇んでいました。
ソ「髭が無い。額に髭が?」
ロ「違いますよ。あれ。アンテナか何かだと思います。きっと…」
ロランは岩伝いにコックピットへと登ると、何か操作をして、コックピットを空けました。
ソ「動くの?」
ロ「はい! よいしょっと。ボルジャーノンに似てるけど、パワーは段違いだ…!」
ロランがコックピットでなにかスイッチを押したようです。MSのメインカメラが光り、周りを覆っていた岩や土、埃が落ちてゆきます。
間違いありません…これは…
ロ「RX-78-2か…多分、レプリカか何かだと思いますけど、すごいパワーです。ホワイトドールほどではないですが…」
ソ「ロラン! 行くの?」
ロ「ええ。行きます。幸い、地表近くだから、ほら。穴が開いてここから出れます」
ロラン…行っては駄目。あなたは戦場へ行く人ではない。
ロ「ディアナ様」
ロラン!
ロ「きっと、僕は帰ってきます」
23御大将の逆襲:02/05/02 14:52
ロランはそのMSの足元にあった武器を掴むと、地上に開いた穴から飛び立った。
御大将「来たかい!」
ロ「あれが!? 見た事無い機体だ。あれもマウンテンサイクルからの出土品か?」
ギムの乗っている機体は、ジオングと言うらしかった。もともとは宇宙用の機体だったが、
黒歴史を経て、地上でも十二分に活動できるように改良してあった。
紫に光る機体に、不気味な一つ目が睨みをきかせていた。
ギムの前に着地したロランの乗る白いMS。なにか運命を感じさせる対峙だった。
ロ「そのMS。誰が乗っているんです?」
御大将「その声、間違いない! 聞こえるかぁローラ! 小生は月の侍! ギム・ギンガナムである!」
ロ「ギム・ギンガナム! なんでここに?」
御大将「さあなぁ。今はそんな事を話している暇は無いと思うぞ。ローラ!」
ギムの乗るジオングがロラのMSに向かって突進した。足が全てバーニアなので、その加速とスピードは凄まじかった。
ロランはとっさの反応で、腕についていたシールドで防御した。
が、その質量とスピードから繰り出される衝撃は、白いMSを容易に突き飛ばした。
ロ「このっ!」
御大将「足は飾りとよく言ったもの! このMS…天晴れである!!」
なんとか転ばずにすんだが、そこへ追い討ちの手刀が放たれる。それもロランの天性のテクニックようやく防御できた。
ロ「なんで!? こんな事をしたら、またディアナ様が悲しむんですよ!」
御大将「だからどうした! ディアナの感情を労わる前に!」
更に一撃、手刀が襲う。シールドが軋んだ。
御大将「自分の身を案じろよ! ローラ・ローラ!!」
ロ「僕はロランだぁ!」
手刀を払いのけ、ジオングに向かって蹴りを繰り出す。だが相手は既に後退し、MSの蹴りは僅かに相手の体を掠っただけだった。
旧スレ復帰、こちらは廃棄されたし。
25御大将の逆襲:02/05/02 14:53
ソ「ディアナ様! どこへ行こうと言うの!?」
ロランを戦わせるわけには参りません。止めに行きます。
ソ「まさか! 戦闘の中へ行く気じゃ…」
そうでもしないと、彼らを止める事は出来ないでしょうね。行かせて下さい。
ソ「いけません。ディアナ様。死ぬ気なんですか?」
いいえ。けれども、死という感覚は何度も味わいました。だから、なにも怖くは無いんです。
ソ「めちゃめちゃですよ! ディアナ様。いえ、お姉さま!」
ありがとう…ごめんなさい。
私はソシエさんを振り切って鉱山の入り口へと向かいました。ロラン。ロラン。無事でいて! 
崩れていく鉱山の中へ私は飛び込みました。

ソ「……頂点に立つ人って、どうしてこんなにも死にたがるの?」
26御大将の逆襲:02/05/02 14:55
満月の夜に、激しい金属音が響いている。まるで巨人達が踊っているような光景が、月光に映し出されている。

御大将「ローラよ! 再びホワイトドールとやらに合い見えるなど、運命を感じるなぁ!」
ロ「ふざけた事を!」
ロランは掴んで持ってきた兵器、ビームライフルを放った。ギムはそれをギリギリの所で回避した。
バーニアで宙を自由に動き回るジオングは、まるで悪魔の様に見えた。
御大将「ふはははは! ビームかぁ。そうだなぁ。戦いとは白兵戦だけではないものなぁ」
ギムのジオングが手をかざすと、その指の先が一瞬光り、そこからビームが放たれた。ビームはロランのMSの足元に着弾し、大きな砂煙を上げた。
御大将「(やはり、整備が万全ではないな。照準がぶれている。それに、五本出るはずのビームが三本しか出ない。
    やはり、急ぎすぎたか…)なに!?」
ギムが僅かな隙を狙って、砂煙に乗じて空高く舞い上がった白いMS。月光が反射し美しく見えた。
ロ「そこ!」
一陣の光り。次の瞬間。ジオングの左肩が吹き飛んだ。衝撃がギムを襲う。
御大将「ええい!」
ジオングの両脇腹の辺りから、ビームが発射された。これはギムも期せずして出した攻撃だった。
ロ「こいつ、どれだけ武器を持っているんだ!?」
ジオングのビームはロランのシールドを吹き飛ばし、爆煙をあげた。
ロ「シールド! うわっ!」
御大将「このMSすごいよ! さすが神々の遺産!」
落下する白のMSに体当たりをかますジオング。ロランのMSは空中で突き飛ばされた。
ロ「体当たりくらいで…!」
ブーストで体勢を立て直すロラン。
御大将(こいつには驚かされるな。ふふふ。小僧に勝てるかも知れん)
27御大将の逆襲:02/05/02 14:56
私はウィル・ゲイムの事を思い出していました。あの時もそうだった。私の考えとは裏腹に、みんな私から離れていく。
すこし気持ちが食い違ったままで…
私はつまずいたり、こけたりしながらもなんとか出口に停めてあった車へとたどり着いたのです。
28御大将の逆襲:02/05/02 14:57
ジオングのビームを回避しつつ、ロランは懸命に戦っていた。
ロ「なぜまたこんな事を!」
ギムが放つビームを回避し、こちらからも攻撃を仕掛けた。それを避けるギム。
御大将「小僧! 私は何者だと思う!?」
ロ「何者?どういう事です?)」
ロランに接近し、手刀を繰り出すギム。それを開いているほうの手で受け止めるロラン。
御大将「小生は武人である! 生とは戦いと考え生きてきたんだ。それがだ!」
ロランが期せずして頭部のバルカンを使った。距離をとるギム。
御大将「貴様のような、運河人の小僧に負けたとあっては! 立つ瀬が無いと言うんだよ!
(あのような武器。∀には無かったが…違うタイプか?)」
ロ「それだけで!? こんな争いごとを! どこまで身勝手なんだ。貴方は!!」
御大将「私は人間だ! 負けて終わるほど、朽ちてはおらぬ!!」
その時、ギムのジオングの腕が外れた。様に見えた。しかし、それは有線式ビームの発動に他ならなかった。
ロ「な、なんだ!?」
御大将「(仕留める!)終わりだ! ロォーラァ!!!」
本体から離れた腕は、ロランの後方に回り、ビームを放った。ビームライフルを持っていた腕を吹き飛ぶ。
ロ「当たったけど、はずれた!」
御大将「くそ! 照準ズレか!」
ギムの隙を突いて一気に間合いを詰めるロラン。残ったほうの腕で背中のビームサーベルを抜いた。
御大将(馬鹿な。一度ならず二度までも…!)
ロ「うわああぁぁぁぁああぁぁぁあ!!!」
白いMSのビームサーベルはジオングの肩から逆の脇腹へと駆け抜けた。
御大将「おのおぉぅれええぇぇえいい!!」
ジオングの頭部が、まるでターンXのように離脱した。
29御大将の逆襲:02/05/02 14:57
眼前で広げられる巨人達の戦闘。それは私の葛藤の表れかもしれません。
車を懸命に走らせ、悪路でなんども天井に頭をぶつけながらも、私は目的地から眼を離しませんでした。
ロラン。まだ間に合うんです。貴方は…もう殺してはいけないのです。
30御大将の逆襲:02/05/02 14:58
ロ「離脱した!?」
呆気にとられるロランの隙をギムはこの期に及んでも見逃さなかった。離脱した頭部から放たれたビーム。
その先には白いMSの頭部があった。爆音と共にロランを衝撃が襲った。
ロ「前が見えない。頭がやられた!? 動くのか? まだ敵は生きてるんだよ!」
コックピットを開け、肉眼で敵を探すロラン。上空に浮くジオングの頭部を見つけた。
御大将「こうなれば、もはや特攻しかないな…」
ギムはレバーをいれ、ロラン目掛けて突っ込んでいく。
御大将「共に死ねや!! ローラァァ!!!!」
ロ「この!」
その時、二人の視界に一台の車が映った。
ディアナ「おやめなさい! やめるのです!」
ロ「(ディアナ様!)うわ!」
御大将「(ディアナ・ソレルだとぉ!)ぬう!」
ロランは迎撃の拍子を外され、ディアナを避けるように転倒し、ギムは反射的に右に避け、そのまま地面に激突した。
31御大将の逆襲:02/05/02 14:59
ロラン! 
わたくしは急いでロランの元へと駆け寄りました。大丈夫ですか? 怪我は?
ロ「僕は大丈夫です。それより、ディアナさ」
ロランが言い終わらないうちに、私はロランの頬を打ちました。
呆けているロランの胸に抱きつくと、堰を切ったように言葉があふれ出しました。
ロ「すいませんディアナ様。ごめんなさい」
涙で視界が濁っています。その奥でロランも泣いているのが分かりました。私たちは共に泣いていたのです。
ロ「そうだ。ギンガナムさんが」
え? あれに乗っていたのはギンガナムなのですか?
ロ「ええ、そうなんです。大丈夫かな?」
墜落したコックピットを除くと、額から血を流したギムがいました。
ギム! 起きなさい。死んではなりません。大丈夫ですか?
ギ「は、初めての…労いの言葉だ…ふふふ」
そう言って彼は眼を閉じてしまいした。
相変わらず、私はロランの美味しい料理を食べる事が出来ます。湖の近くのあの家で。
今回の事件の黒幕の一人であるグエン卿に全額負担させました。ソシエさんのうちは二倍ほどの広さになっていましたっけ。

結局、ギムはただ脳震盪で気絶しただけで、起きると繭の中にいた人畜無害な御大将に戻っていました。
何故ギムがああいう風になってしまったのかは、最後までわかりませんでしたが、
孤独で性格が丸くなってきたところに、同居人が出来、孤独が癒され。雷で完全に元に戻ったと言うのが有力な説ですね。
しかし、ケジメはケジメ一ヶ月間繭の中で監禁生活を送る事に。外へは一切出られません。
メリーベルさんからの桃缶も期待できませんね。
そうそう、あのMSですが、戦闘での損傷が激しすぎて両機とも修復不可能。これでいいのかもしれませんね。

ロ「ディアナ様。今日はミートソーススパですよ。好物でらっしゃいましたよね?」
ええ。もちろん。ロラン…
ロ「な、なんでしょう?」
明日もよしなにね?
ロ「は、はい! ディアナ様」
うふふ。
33通常の名無しさんの3倍:02/05/02 23:51
age
スレ移動してきたのでよしなに

【ディアナ】よしなに日記【Present's】
http://ex.2ch.net/test/read.cgi/shar/1018718314/
35通常の名無しさんの3倍:02/05/04 03:27
前スレが落ちていたんで心配しました。
こちらは繭化ということでよしなに
狼と羊でもいいかも、と夢想してみる、朝
はてさて
どうしたものかね
3冊目ではゲーム作成の話になってるんで、
こっちでも軽い提案を。

ディアナ様お洗濯ゲーム。(落ちゲー系)
画面上から洗濯物が流れてくる。
洗濯物は色によって「普通洗い」「要つけ置き」「ふんわり仕上げ」などの
種類があり、それぞれ洗い方が異なる。
ディアナ様はそれを見極めて、適時コマンド入力。
一定量以上洗濯物を洗えればゲームクリア。
ロランのご褒美がもらえる。
ミスが続くとゲームオーバー。
41通常の名無しさんの3倍:02/05/10 00:26
つうかビーマニみたいにしたら?
∀の曲を弾きながら選択(w
「ターンAターン」を聞きながら洗濯するのか?
「MOON」の方が洗濯がはかどります。とディアナ様
つ〜きの〜たまよ〜!

歌いながらお洗濯なさるディアナ様
45通常の名無しさんの3倍:02/05/11 23:53
DJブースでガシガシ皿をまわすディアナ様
ディアナ様主演のタイピングソフトというのはどうか。

でもディアナ様は人差し指でぽちぽち打ち込む方が可愛い罠。
ディアナ様、スペースチャンネル5パート3に出演決定。
さっそくダンスの練習をなさるディアナ様。
「アンジェリーク」にハマるディアナ様



……は激しくイヤだ
49ディアナ・ソレル:02/05/16 22:46
>>48
やっぱりロランが一番と改めて気づくディアナ様。
でもいつもどおり素っ気無いロランたんに鬱るディアナ様。
いまさらDQ5にはまるディアナ様
結婚イベントで迷いに迷い、
「幼なじみとお嬢さん、ロランならどちらを選びます?」
とロランに相談するディアナ様
   .., -ー-、.
  <___.-=◎=〉  / ̄ ̄ ̄ ̄
 // |-|*゚ー゚)|< age
 川⊂llこ円こll⊃\____
 ( つ == |
 | y(__〉,_〉
 | ∪ ∪ 
 (__)_)
∀キャラでカードゲームなら作れるんじゃないか、と言ってみるテスト。
ディアナ様カード:場に出ている味方カードの士気が高まる。
味方カードの攻撃力に+1
54通常の名無しさんの3倍:02/05/21 04:41
age
>52
ガンダムウォーじゃだめなんですか
5652:02/05/21 23:52
>55
もうあったのね。知らなんだ。すまん。
5755:02/05/22 05:15
いや、まぁ万人向けじゃないのは確かだし>GW
気にしなさんな。

ディアナ様カードは三種類あるけどなかなかそれっぽいので一度は見てやってくだせぇ
5852:02/05/23 00:14
公式サイト見てきたけど、カードの画像がなくて鬱。ディアナ様のお姿が見られるかと思ったのに。
ageよしなにーず!

 ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄       age
  .., -ー-、..   ..,-ー- 、.. age
. 〈=◎=-,___>  <___.-=◎=〉    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  |(゚ー゚*|-| `i, i’ |-|*゚ー゚)|  < ネタもないのに
⊂llこ,円(){.,!、ノヽ,!、.}()円、こll⊃|ageてよしなに。
.  |== ∪、|^|  |^|,U ==|    \_____
  〈_,〈__),ノ y'  y'ヽ(__〉,_〉 age   
.  ∪ ∪      ∪ ∪     age
60ここは(仮?):02/05/24 00:56
よしなに日記の本スレはこっち↓
http://ex.2ch.net/test/read.cgi/shar/1018718314/l50
61(^^)エヘヘ:02/05/29 12:41
age
62(^^)エヘヘ:02/06/01 23:48
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63グエン:02/06/05 07:52
手厚く葬らなければ、な
フフフッ
64(^^)エヘヘ:02/06/05 10:47
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65(^^)エヘヘ:02/06/09 16:49 ID:???
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66(^^)エヘヘ:02/06/10 00:30 ID:???
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67通常の名無しさんの3倍:02/06/10 00:31 ID:???
エヘヘのお気に入りスレ認定。
68(^^)エヘヘ
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