1 :
名無しは無慈悲な夜の女王:
について語ろう!
進化した猿たちはSFじゃないし、あと何あったっけ
3 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/25(金) 11:10
>>2 夢魔の標的
声の網
ブランコの向こうで
火星航路
etc
あと進化した猿たちも、部分的にSFだよ
4 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/25(金) 14:20
「火星航路」
最初期の作品。このころの星作品は、後にかなり改訂されて原型をとどめていないが、
この作品は当時の文体のままで読める。そのため、いわゆる星文体とはまったく違う
文体にえらく違和感を覚えるが、内容的にはとてつもない古くささが逆に新鮮。
取っつきにくさはあるが、結構楽しめた。
5 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/25(金) 15:11
気まぐれ指数
今で言う経済ミステリーっていう分野なんだろうけど、名作だよ。
凡百の日本のミステリー作家には絶対書けない作品だね。
この作品が確か初長編、それも新聞小説だったから、この作品で
星新一の評価ってかなり上がったはずだね。直木賞にもノミネート
されたし(でも受賞できないのが、日本の文壇のSFに対する見方
をよく物語ってる。)
6 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/25(金) 15:57
エッセイ「東京に原爆を」は衝撃的だった。
来るべき次の関東大震災にそなえ、今ある建物がどれだけ振動に耐えられるかを試す
ため、東京の地下で原爆を爆発させよう、という内容。
石原さん、ぜひお願いします。
7 :
無名草子さん:2001/05/25(金) 16:30
声の網
あの時期に、ネットワーク社会ものを書いたのは
すごいと思う
8 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/05/25(金) 16:48
>>7 内容が内容だけに、最近になって急に再評価されてる作品。
でも絶版のまんま。ハルキ文庫当たりから出そうなもんだが…
9 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/25(金) 19:55
「ブランコの向こうで」の本に入ってた惑星が植物に征服された
話ってなんだったっけ?
10 :
無名草子さん:2001/05/25(金) 20:39
「ほら男爵現代の冒険」ってのもあったね。
あと、父親の半生を書いた「人民は弱し官吏は強し」ってのも。
11 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/26(土) 00:31
12 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/26(土) 01:04
「人民は弱し官吏は強し」泣けたなぁ。
でもSFでは無いかな。
続編も有ったよね。(あれ?前編だったっけ?)
13 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/26(土) 12:02
>>12 前編(明治・父・アメリカ)あとになってから書いた。
「祖父・小金井良精の記」は今ひとつ。
14 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/26(土) 19:08
「城のなかの人」
豊臣秀頼の一人称小説って他にないとおもうけどどうだろう。
15 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/26(土) 21:50
>>13 今ひとつ名のは「明治・父・アメリカ」の方だろう。いかにも
テンションが低い。
「祖父・小金井良精の記」はとんでもなくすごい小説だと思うぞ。
16 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/26(土) 21:52
「生命のふしぎ」は、読むと結構面白い
後半にSF作家っぽいところも出てくるし
17 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/27(日) 09:28
エッセイで元号について書いたのがあったよね。
西暦2000年まで昭和を続けて、2001年1月1日から元号を
「弐扇」でも「爾専」でも、何でもいいからニセンにするっていうアイディア。
西暦と元号を一致させるこのアイディア好きだったな。2001年は来て
しまったのでぜひ3000年までに政府は法案を通して欲しい。
18 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/27(日) 20:34
>>16 『生命のふしぎ』ってどんな内容ですか? 大いに興味あります
19 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/27(日) 21:03
少年少女向け科学解説書
20 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/28(月) 10:34
「アシモフ雑学コレクション」角川文庫
アシモフの本から一行知識を集めて一冊の本にしたもの。だから、著書でなく編書になりますが。
これが面白いんだ!残念ながら絶版のはず。
21 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/28(月) 10:40
珍しい、星さんの訳書。
「海竜目ざめる」ジョン・ウインダム 早川の銀背
(ちなみに岩崎書店の子どもむけSF「深海の宇宙怪物」の原作)
訳文が平易ですごく読みやすい。あるいはウインダムの重厚な文体とは
ミスマッチなのかも知れないけど、面白かったのでOK。
しかし、なぜ、ブラウンでもブラッドベリでもなくウインダムなんだろ?
22 :
無名草子さん:2001/05/28(月) 11:59
サンリオのブラウン傑作集の翻訳は、星風味とブラウン風味が水と油であまり
面白くなかったよ。
>>22 あ、それ同意。
どっちも好きなんだけど、コレはダメだった。
早川の異色作家短編集「さあ、気ちがいになりなさい」に収録されてるのと
内容が一部重複してるけど、改稿とかはしたのかな。
サンリオのあとがき読んでも、いまひとつわからなかった。
今、扶桑社文庫だったかで出てる「肩の上の死神」ってタイトルを見るたびに
星さんのアレを思い出すよ…。
24 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/29(火) 14:01
「竹取物語」
日本最古の小説を、独自の解釈で現代語訳した作品。
結構大胆に内容を変えていたのはびっくりしたが、そのまま訳したのより数段おもしろくなっていると思う
25 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/06/01(金) 08:39
age
26 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/06(水) 14:52
未文庫化作品(既出除く)
「手当の航跡」
「気まぐれ読書メモ」
「私とおまえの深い関係」
それぞれ、どんな内容なのでしょう? ご存じの方教えて下さい
27 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/07(木) 00:49
「人民は弱し官吏は強し」はSFじゃないんだけど、好きだ。星製薬を
経営した星氏の父の話なのだが、荒俣宏氏によってもっと詳細に彼の父の
事が描かれている作品がある。それが「大東亞科学綺譚」この本は星氏の
父親以外の事も書いているが、「人民は…」と一緒に読むと星氏の描いた
部分と描かなかった部分が見えてきてとても面白い。
28 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/06/07(木) 01:15
激しく動悸、でなく同意。
ぜひ三十年後と選挙大学を復刻してほしいもんだ。
29 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/07(木) 08:46
30 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/07(木) 18:14
星新一と星一の文体って、似てるんだろうか?
でも、森鴎外と星新一って全然似てないよなあ。
31 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/08(金) 02:01
「手当の航跡」 お医者さんとの対談。専門書です。
「気まぐれ読書メモ」 書評集。これは文庫にすべきだ。
「私とおまえの深い関係」これは「野性時代」で連載して
いたテーマエッセイをまとめたアンソロジー。いろんな人
がタイトルどおりのお題で書いたエッセイが入っていて、
星さん一人の著書という訳ではない。
>珍しい、星さんの訳書。
>「海竜目ざめる」ジョン・ウインダム 早川の銀背
海竜は、南山宏さんの下訳をほとんどそのまま使っている
ので、星さんの訳書というよりは名義貸し本です。
>『生命のふしぎ』ってどんな内容ですか? 大いに興味あります
超稀覯本だったけど、今は新潮社の電子ブックで買えるはず。
HPに行ってみれ。
>「祖父・小金井良精の記」はとんでもなくすごい小説だと思うぞ。
同感、同感。最初は寝そべって読んでたけど、途中から
正座したぞ。祖父に対する愛情が、星さんの知性と教養
でコーティングされ、見事な伝記小説に仕上がっている。
凄い本だよ。文庫化されなかったことに憤りすら感じる。
(
32 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/08(金) 04:02
>海竜は、南山宏さんの下訳をほとんどそのまま使っている
ので、星さんの訳書というよりは名義貸し本です。
そうなの?なぜそんな内部事情をご存知なんですか?
33 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/08(金) 12:10
>そうなの?なぜそんな内部事情をご存知なんですか?
以前、全然別の件でインタビューする機会が
あった時、南山さんから直接聞いたダス。
当時の早川書房編集部内では、割と下訳原稿
がそのまま本になるケースが多かったみたい。
異色作家短篇集の『キス・キス』(開高健訳)
が、「ミステリ・マガジン」にいた小泉太郎
(=生島治郎)の訳というのは、有名な話。
つーか、生島さんがエッセイで書いちゃって
る(w
あと、講談社のSFシリーズで出た『裸の太
陽』も伊藤照夫(=都筑道夫)名義になって
いたけど、実際には常盤新平の訳。後でハヤ
カワの銀背に入った時に常盤名義になったけ
ど、文章まったく同じ。
下訳者をたてて楽しよう、とかいうことでは
なくて、薄給(って、洒落にならんな…)の
早川編集部の友人に仕事を回してあげた、と
いうのが実状のように思われます。
34 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/08(金) 17:57
32
>>33 お返事どうもです。そうか、そういう事情があったんですか。
星さんの訳書だと思って、実は南山氏訳の本を読んでたわけか。
星ファンだから、大枚はたいて購入したんだけどなあ。
正直、ちょっと残念。騙された、とまでは思わないけど。
訳者あとがきで「訳文は読みやすいように心がけた」とか「単位は、あえてメートル法
でやってみた」とか書いてあるのも、実は・・・なわけですね。
翻訳業界にはよくあることなのかも知れないけど、うーん・・・複雑な気分だ。
35 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/08(金) 22:47
星一の「三十年後」は、昔ファンクラブ周辺でコピー本が頒布された
ことがあったはず。借りて読んだけど、大正期(だっけ?)の本だから
文体が全然違うので息子とは比較しようがなかった。
星一の口述筆記を、硯友社の某作家が手を入れて文章を整理したもの
だそうだ。前書きに件の作家への謝辞が書いてある
36 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/08(金) 22:50
星一は著作が多い。他にも「哲学 日本哲学」「支那の歴史」とか、
おかあさんの作った日本史とか何とかいう題名の本もあったはず。
あと、官吏学も忘れちゃいかんな。
37 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/09(土) 00:41
星新一の「作品」
2人の娘とか。
2回やったらしい(w
38 :
26:2001/06/09(土) 18:13
>>31 感謝。
「生命の不思議」が入手可能だとはビックリ!
2ちゃんねんるに来たかいがありました。
是非とも読んでみます。
39 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/17(日) 02:14
40 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/19(木) 09:07
「生命のふしぎ」、少年向けというから大した内容を期待してなかったのだが、
読んでさすが! と思った。ちゃんとしっかりした、大人の鑑賞に堪えるないようだし、
随所にちりばめられたSFマインドに感激。
まあさすがに今の科学水準と比べると古いことは否めないが、ファンなら一読の価値あり。
41 :
城のなかの人:2001/07/21(土) 10:47
この本の「紙の城」という話が秀逸。
内容も面白いし、何よりタイトルのつけ方がうまい。
時代小説としては異色だけどなかなか楽しめる。
42 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 00:14
43 :
39:2001/07/23(月) 16:00
>>42 ごめんなさい。そのとおりです。
でも、票数のびないなあ…
無限艦隊サイクル
46 :
:2001/08/05(日) 12:02
星の原作で、映画かアニメになったものがありますか?
星製薬というのは、戦前は麻薬を精製して大陸に輸出していた会社なんですって?
47 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/21(火) 14:54
>>46 単に麻薬と書くと誤解されるだろ…
麻薬と言っても、作ってたのは医療用のモルヒネとキニーネ。別にヤバイものを作ってたわけではない。
>46
映画「マタンゴ」の原案を福島正美とやった事くらいしか思い出せない。
テレビドラマなら「女難の季節」。「世にも奇妙な物語」では、「ミドンさん」
が田原俊彦主演で、「ネチラタ事件」が細川俊之主演でドラマ化されたのを
みた。
49 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/10 21:23
まったりとした感じが良いのであげます。
50 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/18 21:17
50
51 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/10 02:02
気まぐれメモだったかなんだかで
幼児期に宇宙人にさらわれて、青年期に地球を攻めるも、改心?し、
地球の味方になるって話を考えてたって
書いてあった。
ただ、子供向きでも大人向きでもないので没になったとさ。
52 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/10 02:13
できそこない博物館だろ
53 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/21 18:43
星新一と池辺良って似てない?
54 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/12/23 13:16
ちょっと話がずれるけど、「真鍋博のプラネタリウム」というのがあって、
これはいつも星さんの本でイラストを担当している真鍋さんを前面に出し、
星さんが脇役に廻っているという異色の本。
他の作家では見掛けないパターンだよね。
55 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/23 22:04
age
…こ、このスレまだ生きてたのか。
数ヶ月に渡るプロキシ規制が解除され、久々に来てみてびっくらどっぴゅん!
57 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/27 17:58
>57
ただいま。
>54の本に題名&イラストだけ出てくる「三つの劇的なカプセル」って作品が気になる。
「星新一ショートショート1001」にも、「気まぐれスターダスト」にも未収録。
はたして実在する作品なのか、それとも題名考えただけてボツになった作品なのか?
実在するとしたら、なぜ未収録のままなのか? なんかヤバい表現とかあるのかな?
60 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/02/03 22:11
32 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2000/10/20(金) 04:53
真鍋さんの挿絵集の文庫の中に「劇的な3つのカプセル」(うろ覚え)
といったような作品の挿絵が載っていたのですが、
どの作品集にも載っていません。
この作品についてどなたかご存知ないですか?
33 名前:>32 投稿日:2000/10/20(金) 23:07
どの作品集に載っているかはわかりませんが、
「三つの劇的なカプセル」は
名前通りカプセルが出てくる三つの作品をまとめた名称です。
早川SF文庫版の目次で見た記憶があります。
たしか三つとも新潮文庫に収録されているはずです。
それぞれのタイトルは失念、内容もうろ覚えですが
未来世界の吸血鬼の話。
不老不死の技術を持ち帰る宇宙船の話。
あと「最後の事業」がふくまれていたはずです。
35 名前:>33 投稿日:2000/10/22(日) 12:08
「妖精配給会社」収録の
「沈滞の時代」「ある戦い」「おみやげを持って」
http://lightnovel-2ch.hoops.ne.jp/sflog_mentai/969637526.html
61 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/02/04 09:55
>60
なんだ、そういうことだったのねん。THX。
62 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/02 16:23
ついであげ。
63 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/06 10:39
星一の「三十年後」が出るなら、「星マリナのサーフィン日記」は?
星さんの娘さんが、大学時代にサーフィンに熱中したものをまとめたもの。
文庫本になってたよね。
文体はなんとなく星さんのエッセイに似ていた。
娘さんの写真も載っているんだけど、星さんにどことなく似た顔にハイレグ水着。
高校のときドキドキしちゃった。
64 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/06 14:18
「声の網」って題名といい、内容といい、すごくインターネットぽいよなあ。
軽軽しく「未来を予見した作品」などというつもりはないが、傑作。
65 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/04/07 14:14
「声の綱」は今、絶版らしいですね。もったいない。
66 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/04/28 01:14
声の綱読んでみたいな。どんな話なんだろう。
星さんの短編以外って言うか、小説以外で小松さんか、筒井さんでも
星新一アフォリズム全集みたいなの出版してくんないかな
「我人類を愛し、平和を愛す。されど胃はなんともない」
これ最近新聞やらテレビやら見るたびに思い出す
68 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/02 21:42
繁栄の花ってタイトルの短編知ってる人いませんか。
小学校の教科書に載っていたような記憶があるんだが、
記憶があいまいでホントに載ってたのか定かでない。
そんな話知らない?
星新一の本はこれがきっかけで読み始めてるはずなんだが・・・
星さんの長編は夢魔の標的くらいしか読んだことがないなあ。
声の網は面白そうなのでどこかで確保したいところです。
>>68 とても素晴らしい花。
どんどん増やしたくなる花。
だから世界が花であふれる。
その結果世界は…?
確かにそういう話はありました。
70 :
(;´Д`)ハァハァ:02/05/04 01:47
>>68 新潮文庫「宇宙のあいさつ」にそのままの題名で収録されているレス。
71 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/05 13:18
こじつけだけど、「繁栄の花」も現代社会そのものですね。
便利なものが出現し、どんどん普及する(インターネット、コンピューター)
↓
弊害が生まれる(ウイルス、クラッカーの出現や2000年問題など)
↓
弊害をなくすために以前は必要なかったものが必要となる(ワクチンソフト、ファイアーウォールなどセキュリティ関連)
↓
それを得るために金が流出する。
72 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/25 00:02
今日でこのスレ、ちょうど一周年ですね。
73 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/06/12 06:36
夢魔の標的は最高だった。声の網は其程でも無い。
74 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/06/12 21:29
星新一 大正15.9.6(1926ー)東京生まれ。東大農学部卒。昭和32年、
短編「セキストラ」を、雑誌宝石に発表、作家生活にはいる。36年短編集「人造美人」
を発表、その意表を突く構成と、ファンタスティックな味わいで多くの読者の注目を引き
日本で初めてショートショート形式の短編を定着させた。(小泉太郎)
そーだなあ・・僕個人は、昔、よく読んだ。個人的には、恐竜の日、白い服の男などが好きですね。
(核戦争が起こる前に人類が、恐竜の幻を見る。戦争の残りの記憶を、むちでたたく。)
75 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/16 16:05
76 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/03 19:00
短編作家としては超一流というのは誰もが認めるところだけど、
長編作家としてはどうだったの?
77 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/16 08:24
はて?どうだったのでしょう?
78 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/19 11:34
長編はおもしろいけど、やっぱり書き慣れていないせいか、構成力が弱い。
>>74 >そーだなあ・・僕個人は、昔、よく読んだ。個人的には、恐竜の日、白い服の男などが好きですね。
>(核戦争が起こる前に人類が、恐竜の幻を見る。戦争の残りの記憶を、むちでたたく。)
「午後の恐竜」?
80 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/24 23:19
「にぎやかな部屋」
やっぱり戯曲形式で書いたほうが良かったと思う。
81 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/08/06 22:23
星新一の長編なんてあったんだ!
82 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/08/06 23:12
進化した猿たちがすきでした
83 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/08/31 07:37
プラネタリウムいいです。でも星さんの作品とはいえないか。
84 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/16 00:58
星新一の場合、短編以外の作品だけで語り継ぐのは無理があるね。
85 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/25 04:05
「夢魔の標的」は日本のSF長編でベスト10に入れて良い作品だと思うんだけど…
86 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/15 07:37
87 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/31 13:50
あげてみます
88 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/11/02 03:29
全集でないのかな? CD-ROMに収録して欲しい。青空文庫になるまで待てない。
89 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/11/20 20:52
90 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/11 13:51
短編以外の作品と言うことは、
エッセイも含むの?
星新一の長編は、『夢魔の標的』しか持ってない。
俺の中では、かなりのお気に入りです。
ドラクエの主人公に『クルコ』って名前をつけてるし。
92 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/29 18:53
星新一が年譜に書いてた、いずれ小説化する予定になっていた「会社を引き継
いでから、会社を清算し作家になるまでの時期」ってのは、結局作品化された
のかな?
(^^)
94 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/01/19 07:18
虫プロでは、具体的に何をしていたのか問いたい。
95 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/01/20 00:27
気まぐれ指数大好き。あんま人気ない?
(^^)
明治父アメリカは感動。
人民は弱し官吏は強しは悔しい。
この2冊を読むとなんかやる気になれる。
98 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/02/17 00:36
政治家はつくづくやることが汚いなと思うね。
99 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/02/18 15:39
『人民は弱しされど官吏は強し』ヤンジャンで連載して『栄光なき天才たち』
にて取り上げて欲しかったっす。
100 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/02/18 23:16
アタイこそが 100げとー
101 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/18 16:14
短編以外の作品なんて知らない。
ないんじゃないの?
>101
・・・・・・・おひ。
なんとなく食指が動かなかったから、ショートショート以外は読んでなかったんだが。
私事ながら、失業してね。傷心の旅先でなんとなく読み始めた「明治・父・アメリカ」に
非常なる感銘を受けたなあ。旅行先は富士山麓。雄大なる山と、雄大なる人物に、というわけ。
苦しかったが再就職もでき、今当時を思い返しても、あの一冊が大きな位置を占めてます。
>>103 スレ違いだが、失業して富士山に近づくのは余計な憶測を呼ぶのでヤメレ
>>104 あンた面白いな。今後、考慮させていただきますよ(w
今度のGWあたり、星の長編SF三昧というのもいいんでないか?
(^^)
108 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/17 20:43
「星の長編」ってなんですか?
星(新一さん)の長編SF三昧という意味でしょう。
あちゃあしまった。先週声の網とブランコのむこうでを読了したばかり。
夢魔の標的はGW用にとっとこうかなあ。
その前に休みがあるかが問題w
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
だあれもいないけど、ま、いいでしょ。
夢魔の標的、今朝読了。15年くらいぶりの再読でした。やー。面白かった。
謎の機械、近隣の者が見た同一の夢、記憶の消去やひと一人の死亡など、
異次元あるいはそれに類する不可解な黒幕は感じさせるんだけど、
全部「彼」の妄想・精神衰弱で説明がつくかもしれない。再読してみようかなとも思う。
怪奇現象と精神病のせめぎあいを縦糸に、夢のように素敵な恋を横糸に。
星さんならではの傑作だなあ、と思いましたよ。余韻がきわめてすがすがしい。
残念なのは、石田健夫なる人物の解説。まるで読み込んでいない上に、
ゴシップ方面への興味ばかりが旺盛で、読後の余韻に水をさすことこの上ない。
偏見かもしれないが、新聞記者の文章にはある種の下品な画一さを感じるよ。
112 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/18 03:02
>>111 >偏見かもしれないが、新聞記者の文章にはある種の下品な画一さを感じるよ。
なんとなくわかります。善かれ悪しかれ、世俗への関心が強いんですよね。
俗臭紛々たる人が多い。星新一の解説には向きませんよね。
さて、109さんではありませんが、じつは25年ぶりくらいで『気まぐれ指数』を読み返しました。
近所の古本屋で手に入れた昭和38年刊の初版本ですが、表紙は新潮文庫版とよく似ています
(文庫化にあたって同じ人が描き直したらしい)。
読了後の感想ですが、なんといいますか、予想した以上に古びていない、しかも、四半世紀前の
初読の時の印象がほぼそのままあてはまる、という非常に珍しいケースになりました。
複雑精妙なプロットを組み立てていく才能にはあらためて感心しましたが、あまりにも帳尻が合いすぎて、
結末の印象がやや弱く作り物めいた印象を受けるのですけれども、まあ、もともとそういう作風の人ですし、
飄々とした会話の端々に鋭い批評眼が光っているあたりは相変わらずの星節を堪能できました。
また、必ずしも意図していたわけではないのでしょうが、高度成長期当時の世相を感じさせる描写が随所にあり、
風俗小説としても楽しめます。やれ名作だ、傑作だと、鉦と太鼓で宣伝する気にはなれませんが、
何気なく読んで楽しんでもらいたい作品ではあります。
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
「声の網」買ってきた。1970年の初刊本。ブクオフで\100だった。
これから読んでみる。ワクワク
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
116 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/29 08:59
>>114 「声の綱」は絶版で、なかなか手に入らないと聞く。しかも初刊本。
100円以下で売り払った人はどういう人なのだろう。
118 :
動画直リン:03/05/31 13:25
119 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/31 21:26
「夢魔の標的」
厨房の時、よく読んでたなあ。星新一の中でもすごく気に入って
いたんだが内容を忘れてるよわたし・・・
また読み返します。
>>117 その二つの文章、読んでみた。
確かに、自分も氏の本を束ねて押入に入れたままになっていることに気づき、
ああ、同じ事をやっているのかな、という気分になった(売るかしまい込むかの違い)。
でも何かの拍子に無性に読みたくなることもあるから、私だったら売ることはしないだろうと思う。
古本屋で「夜明けあと」という作品のを見つけたのですが、
アレはもうボケたからああなってしまったのでしょうか?
とても気の毒で買って読む気がしなかったのですが、
でもひょっとすると晩年の大傑作だという可能性も万に一つは・・・
>>121 アシモフの雑学コレクションなんてのもありましたな。
知的好奇心を刺激する、不思議な形態の作品だと私は思いますぞ。
明治の雑踏を表現するのに、こんな方法もあるのかと感心しました。
>>122 なるほど。どうもありがとう。
そういえば、史実の断片を列挙して時代の雰囲気を構成する
という手法は、明治ものの大家山田風太郎がやってましたね。
>>121 読んでから判断しようぜ
個人的には明治の雰囲気がよく伝わってくると言う印象
125 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/23 08:04
>>124 読むべきか否かの判断も読んでからするのか?
>>126 迷うくらいなら読んじゃった方がいいでしょう
>>127 判断に迷うケースなどざらにあるのだから、いちいち読んどられんよ。
いやまあ、確かにあんな小さなセンテンスが散りばめられていたら、
「この作品の意図はナヘンニアランヤ?」
と思いますわな。あたしゃアホだから「読みやすーい」つって喜んでたけど。
あのセンテンスの短さは、星さんならではの技なのかもしれないなあ。
下手な人が書くと、整合性や物語性に色気がでて、ゴテゴテしちゃいそうだもの。
やっぱりすごいな、星さんは。
130 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/12 12:35
小金井良精の記って、どんな感じの筆致で描かれているんでしょう?
あの独特のちょっと皮肉っぽい感じなんでしょうか?
いえ、かなり面白いと言われましたのでいつか読んでみたいと思いまして。
131 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/14 20:21
ぜんぜん話が出てこないけど「現代のほら男爵の冒険」は、
かなりの傑作だと思う。特に三話目の地下を旅行する中篇は
個人的には星新一のベスト。kkkに入団したがる黒人が出
てきた時には、あの星新一がここまでやるかと爆笑してしまった。
おもろ放談なんかを読んでいると、この作品が一番普段の星新一
の会話に近いのかなあと思う。でも、今本屋に売っているのかな?
132 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/14 22:06
「ほら男爵 現代の冒険」じゃなかったでしょうか。
この本って絶版になってしまったような気が。
今度本屋さんで調べてみます。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
135 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/15 21:52
age
136 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/17 00:50
よしよし、ほら男爵は読み継がれているのだな。
でも、どうせみんなすぐ卒業しちゃうんだろうねぇ・・・
「明治の人物誌」いいね。
しかしお父さんの星一の交友関係の広いこと広いこと…。
「人民は弱し 官吏は強し」で少しナーバスになった人はこれを読むとスカッとすると思う。
138 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/19 12:28
「星新一ショートショート1001」に「殿様の日」と「城の中の人」が収録されているのが
納得できない。
あの2冊のどこがショートショートなのか?
141 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/19 18:27
>>138 星新一にとっては長編だが、
他の作家から比べればこれでもまだまだ短編だよ。
基準としては、本一冊の中に、全く内容が異なる小説が2編以上あれば、
短編ということになるんじゃないのかな。
143 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/19 20:19
ショートショートの定義は、400字詰原稿用紙で10枚以下とか、
見たような見なかったような。
144 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/19 21:07
アタイこそが 144げとー
>>143 その定義からすると「殿様の日」や「城の中の人」を
ショートショートに分類してはいけないことになるね。
傑作なのは間違いないと思うけど・・・
146 :
お気に入り集 ☆http://beauty.h.fc2.com/:03/07/20 00:44
147 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/20 00:47
初歩的な質問で申し訳ないんだけど、
星新一本人は「ショートショートの神様」って
呼ばれることに対してどう思っていたんだろう?
内心では忸怩たる想いがあったんだろうか?
星新一ってどうも世捨て人みたいでその辺
何考えているのかよくわからんのだが・・・
148 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/20 00:50
明らかに自負を持っていたと思うよ。
エッセイなんか読んでもそんな感じ。
この人はたぶん、世捨て人じゃないだろう。
世を捨てるなんて、ハンパなわかりやすいニヒリズムじゃなく、
もっとブチ抜けた所に居るんじゃないか。
>>149 ショートショート以外の表現の仕方を模索していた
という印象もあるのですけど、その辺どうなんでしょうか?
時代小説が結局あまり評価されずに、せいぜい
オヤジの伝記ものしか評価されなかったのは、
結構くやしかったらしい。たしか、新潮社の
元担当編集者がそんなことを書いていたような
気がする。
それでも、ショートショートに関しての自負は
それはそれであったんじゃないの。
>>152 >たしか、新潮社の元担当編集者がそんなことを書いていた
ような気がする。
ぜひ出典を教えてください。読んでみたいです。
154 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/20 02:24
何かの短編集の解説だったか。
その解説の筆者と星さんが飲んだ時に、
「そのうち、星さん以上にショートショートの名人と呼ばれる人が出るかもしれないですね」
という意味のことを言ったら、星新一は、苦笑して、
「そんなことになるぐらいなら死んだ方がましですよ」
と言ったそうだ。
そう言いつつも、後進育成のために「ショートショートの広場」の審査員を
長年続けていた人でもあるが。
155 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/20 02:28
星さんの創作姿勢については「できそこない博物館」を読めば、
かなりわかるんじゃない?
自分の目標は「現代における寓話の復権」とも言ってたはず。
>>154 >「そんなことになるぐらいなら死んだ方がましですよ」
後世恐るべしってことがありますけどね。
星さん以上の名人が以後出現しなくなる状況というのは、
ショートショートが書き続けられなくなった状況でしょう?
後進の育成に意を砕いてらした星さんらしくないお言葉ですね。
×意を砕く
○意を注ぐ
かな?
作家というより人間として、どこかアンビヴァレントな
側面があったほうが自然といえば自然なんですが・・・
さらに間違えてる。
×後世
○後生
鬱だ、死なう・・・
死なう団の逆襲
>153
思い出したんだが、本じゃなくて、TVだった。
「知ってるつもり」で星新一を取り上げたとき、
インタビューに答えていた。
時代小説は、本人としては相当意欲的な
チャレンジのつもりだったのに、評価して
もらえなかったと。
>>161 わかりました。どうもありがとう。
TV番組ではもう観るチャンスはなさそうですね。
あきらめます。
時代小説とはどの作品のことを指してるのですか?
人民〜や明治の人物誌かな。
殿さまの日
城の中の人
あたりでしょう。明治ものは時代小説とは言わんわな。
165 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/22 05:41
たぶん、そのテレビは「知ってるつもり」じゃなくて「驚き桃の木20世紀」。
(「知ってるつもり」では、星さんを取り上げたことはないので)
「驚き……」では「魂の千夜一夜」というサブタイで星さんを紹介してた。
ゲストは筒井康隆。ほかに小松左京、石川喬司、眉村卓、星さんの担当編集者、
星さんの奥さんらもコメント。
ただ、その番組の中では、「時代小説や明治のノンフィクションが評価されなくて
悔しい思いをした」という話題は出ていない。(録画したのを見直して確認した。
そもそも、時代小説を書いた、という話が全く出てなかった)
「人民は弱し、官吏は強し」が売れなかったという話は出たが、編集の人によれば、
星さんは最初から「こういう本は売れないかも知れないな」と言っていたそうな。
何故そう思ったのかすっかり忘れてしまったのだが(w
「驚き桃の木20世紀」に腹を立てた記憶がある。確か三宅裕二が知りもしないくせに
薄っぺらいことを言ったせいだと思ったが。
名作「鍵」も大分改竄さんして紹介していたような・・・
>>164 どうもありがとうございます。
殿さまの日や城の中の人ですか。所謂ショートショート以外は
熱心なファン以外には読まれなかったのでしょうかね。
170 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/25 01:00
>>169 どれ読んでも力作なのにね。ほんとに星さんにしてみれば
意気阻喪したでしょうねぇ。作風のしからしむるところと
言ってしまえば身もふたもないですが・・・
171 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/25 17:27
俺は星新一の歴史物好きだけどな。異分野のものを書いても、全て星新一テイスト
になってしまうあたりは才能を感じる。
正雪の乱なんか作者名を伏せて読ませても、一発で星新一が書いたってわかりそう。
172 :
GET! DVD:03/07/25 17:34
時代小説には、言うなれば「泣きの要素」ともいえるしめっぽさが身上というようなところがある。
昔のひとはどうだったか、今の時代とくらべ、どう違っていたか、というのが知りたい読者にとって、
時代の差はシステムの差、人の本質はみな同じであり作者はあくまでドライに作中人物を描くという、
独自のスタンスを誇る星時代劇は、しばしば現代人を驚かせ、あわてさせるちからがあった。
あるいはそれを「毒」と言ってもいい。予定調和の破壊をおそれ、近寄らぬ読者は多いのではないか。
そういう攻撃性も含めての「意欲作」であったのだとわたしは思っています。
>>92 多分作品化されてないな、なってたら俺も読みたい!
「夢魔の標的」は厨房の時読んだが"わたしは***だ"のくだりを読んだ時怖くて眠れんかった・・・今遠い思い出。
177 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/05 23:38
超亀レスですが、
>7 :無名草子さん 、>8さん:声の網
あの時期に、ネットワーク社会ものを書いたのは
すごいと思う
私も全く同感です(^−^)
>内容が内容だけに、最近になって急に再評価されてる作品。
でも絶版のまんま。ハルキ文庫当たりから出そうなもんだが…
そこで、私の提案。『復刊ドットコム』という、絶版本を復刊して欲しい!!という要望を受け付ける
HPがございます。『声の網』の復刊希望の方、投票なさると良いですよ!!(^−^)
http://www.fukkan.com/
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
180 :
驚きモモの木20世紀:03/08/22 10:24
181 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/22 10:41
俺は星進一達のせいで日本の若者が書くSFがすごく陳腐になってしまったと思う。
もっと外国の長編SFを輸入するべきだった。
>>165 そもそも「知ってるつもり」はほとんど
放 送 当 時 に 死 ん で い る
奴しか放送してなかったから・・・・
マザーテレサ位しか生きた人間放送してなかったような・・・
>>181 それは違う。星新一はSSをエスエフとしてはあまり書いていない。
その上、最初期のSFマガジンなんかを読みこなしていればわかると思うが、
海外の長編エスエフは(まだアメリカでも盛り上がらなかったころから)
最上級のものが導入されていた。
…でも日本にはそれを読み、継いだ人は一人もいなかった。だから日本の
エスエフは「劣化コピー」レベルのものになったと自分も思う。
>>183 読み違えかもしれないが、ある時期をもってして、わが国のSF小説は、
ばっさり断絶されているというふうに思った。それなら同意。
星さんや広瀬さん、小松さんや筒井さんの作品が誰かの劣化コピーだとはゆめ思わないが、
あきらかにアニメから入ってきた作風だと思える作家がいまのSFには多いように思う。
叱られるのを承知で言えば、おそらく「ダーティペア」あたりが犯人のような気がする。
185 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/23 20:56
もうね、SFというジャンルすら危ういよね
186 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/23 21:02
SFとSMの区別すら付かない連中が多い者だから、
趣味はSFです、などと軽々しく言えない。
どこどこの息子は今、SMに夢中だそうな、
などと噂になったら、町を出ていくしかない。
しかしまあ、日本のSFの衰退の原因を、ベテラン作家たちの
せいにしかできないという、時代感覚のなさには、いささか
うんざりするな。
うさんくさい「ポストモダン」なんて言葉は使いたくないが、
SFというコンセプトの抱え込んでいる時代性というものを
もう少し考えてほしいもんだ。
>184
そう、そんな感じ。「最初期の小松御大や筒井氏、手塚氏あたりの同期は
明らかにSFの系譜を継いでいるんだが…」というところです。
最近は特に安きに流れたネタになっている感に堪えないです。
189 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/27 01:33
「きまぐれ読書メモ」読んでまつ。
この本出した有楽出版社って聞いたことないです。
文庫になってないみたいだけどなぜなんでしょうか?
190 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/27 11:46
くだらないから
191 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/28 00:14
星新一はあまり読者には恵まれなかったみたいね・・・
読者よりも文学的評価に恵まれなかった
193 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/30 01:13
そういう意味じゃないんだけど・・・
194 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/31 12:48
星新一が亡くなってから5年たつが、「星新一全集」の話しを聞かない。
星新一作品の大部分は、文庫本で読むことができるので、
全集の需要はないだろうという出版社の判断なんでしょうか?
>>192 おおいに同意。
非常に形而下的な問題ではあるのだが、初期SF作家に直木賞を与えられなかった、
いわゆる文壇の閉鎖性こそが、問題だったとおれも思うよ。
作品のよしあしは別にして「パラサイト・イブ」がミステリーの範疇に入れられて刊行された、
という事実に、なにか図書業界、文壇のややこしい営業問題を感じたものです。
純文学=私小説、エンターテインメント=ミステリーという画一的なレッテル添付がうすら寒い。
「処刑」は、娯楽作品としても純文学としても第一級の短編であると主張するのは過激ですかね。
196 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/02 01:58
>>194 全ショートショート集はあるが、中長編やエッセイなどの文庫版が今では手に入りにくいので、非SSの全集も欲しいな。
星新一の作品集・第二期キボン
198 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/02 14:22
売れねえっつーの!
ダーク・アスピリングループの工作員が居るようですね。
200 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/02 19:37
アタイこそが 200げとー
アシモフの雑学コレクションがどこにも売ってない…
トリビアブームで再版してくれませんかね
>201
大型書店では、並べて売ってるところもあるよ。
先々週、仙台のジュンク堂では見た。
自分は三省堂でみた。
204 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/03 03:09
既出かもしれませんが、長編・『夢魔の標的』を小6の時に読んだ時の恐怖感や、読み終わるに当っての感動、今でも忘れられません。
でも、この本(新潮文庫から出てます)、世ほど品ぞろえの良い書店でないと、見つからないのが不便。まだ読んでいらっしゃらない方、品切れにならないうちにうちに超大型書店に行ったり、書店で注文したりなさる事をお勧めいたします。
205 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/03 21:34
「明治父アメリカ」と「できそこない博物館」文庫版で復刊して欲しいのは
俺だけでしょうか。他は文庫でほとんど持ってるのですが・・・。
>他は文庫でほとんど持ってるのですが・・・。
この部分が他人には共有できないので、「あなただけです」としかw
207 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/05 20:11
>205の方
復刊して欲しいとお思いなら、絶版本の復刊の要望を受け付けてくれて、要望の投票が一定数に達したら出版社と交渉してくれるHP――『復刊ドットコム』に投票なさってはいかがでしょうか?
↓
http://www.fukkan.com/
復刊ドットコムで復刊される可能性なんてゼロに限りなく近いような・・・
確かにあまり意味のないサイトではある。
210 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/06 00:33
それなりに復刊されてはいるけどね・・・
ドットコム以外の力ですよね・・・
212 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/06 01:32
>208さん,209さん
いいえ。『復刊ドットコム』は、復刊要望に応えてくれる、結構有力なHPですよ(^−^)
現に私は『声の網』に1票入れましたが、現在では、15票集まってます。
100票に達したら、復刊するよう、出版者と交渉してくれますから。あと85票です。
早く、100票に達するよう、願って止みません。
……というわけで、205の方、手に入らないとぼやいてばかりいないで(失礼な表現でスミマセン)、『復刊ドットコム』に復刻希望の投稿をなさってはいかがでしょうか。
>210さん
そうなのですよ。現に、かなりの数の著書が、復刊にこぎつけてますからね(^−^)
213 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/06 02:40
マンガ以外の本(文芸書など)も復刊されるようになるといいなぁ・・・
復刊ドットコムは100票集まっても一年以上
交渉してないブツもあったりするんだが。
サイトは有名になってもスタッフはほとんど増えてないからね、追いついてないんだよ。
復刊ドットコムで100票集まるぐらいなら、出版元にもかなりの要望があるはず。
だから復刊させようという気になる。別に復刊ドットコムの功績が大というわけではない。
自分もかなりの数に票を入れているが、一つも復刊されず、正直、嫌気がさしている。
その一方で2、3票しかはいってないものでも復刊されたらいかに自分のたちのおかげと言わんばかりに騒ぐのよね
ということでこのはなし、スレ違いの板違いなんでこれにて終了。
218 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/06 13:35
既出だったらスミマセン。中編・『ブランコのむこうで』、中1の時に初めて読みましたが、当時はものすごく感動しました。一人の少年が、人の夢の世界をさまよう話なのですが、その夢の世界一つ一つが、鮮明にイメージできたのです。
しかし、30過ぎて読み前してみても、字面を追ってるだけで、肝心のイマジネーションが少ししか沸かなく、「ああ、俺も年を取ったのだなあ」と嘆きました(T−T)
星氏の小説には、うんと若い頃に触れてないと、その良さがわからないのかもしれませんね(^^;
ん? 30過ぎて初めて読んだけど、星氏のファンになった――という方、いらっしゃいますか?
219 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/07 00:28
>>218 可能性はあるけど、2ちゃんねらにいるかどうかはわからない。
いてもSF板には来ないしねぇ・・・・・・
220 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/14 00:51
星新一を論じたまともな(読むに耐える)評論って何があるかな?
ご存知の方おられましたらぜひおしえて下さい。
222 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/15 00:40
追跡
1966. . 第3回草月アニメーション・フェスティバル
1巻 2分 カラー
--------------------------------------------------------------------------------
製作 ................ 真鍋博
演出 ................ 真鍋博
原案 ................ 星新一
撮影 ................ 宮坂恵夫
音響 ................ 大野松雄
写真 ................ 浅野明
動画 ................ 関園子
これだな。
>>221 >二冊にまとめられている一連の時代物がそれに相当するのでは?
気づけよ>>武蔵野次郎@解説
すみません。意味が良くわかりませんのでご説明願えませんか??
>>223 いずれも当時の体験を下敷きにした作品だと思われるのに、文庫版の解説ではまったくそのことに触れられていない、ということです。
あまりにもつらい体験だったのと、当時の関係者がご健在だったのとで、そのような形にしたのではないかと思われます。
226 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/15 01:55
どこだったかで、筒井康隆さんが「できそこない博物館」をほめてました。
「星さんにとって無用のアイデアは、われわれにとって宝の山」だなんて、
カンチューハイ二本で言ってしまっていいのというような賛辞でした。
どの本だったかな。失念してしまいました。あっ忘れてしまいました。
サラダ記念日じゃないの?(w
>>224 どうもありがとうございます。
さっそく図書館で探してみます。
>>225 なるほど。わかりました。
「すずしい夏」にはそういう意味合いがあったのですか。
城のなかの人もたいへんですね。
231 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/24 13:33
>>227 「着想の技術」収録の「着想‐わが『できそこない博物館』」ですね。
>>184 >おそらく「ダーティペア」あたりが犯人のような気がする
猫柳ヨウレじゃねーのか?
星鶴
について語ろう!
234 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/14 01:55
アタイこそが 234げとー
ホシツル↓
?J___
⊂・_ ?J⊃
?JUU?JUU
236 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/20 17:25
《お知らせ・星新一先生時代のウルトラマン》
毎週日曜日、夜7時30分から8時00分まで、東京放送(TBSラジオ)、954kHzにて、
「ウルトラQ倶楽部」が放送されています。
「ウルトラQ」はウルトラマン・シリーズの第1作目に当たる作品で、かつては東京放送
(TBSテレビ)系列で、昭和40年から昭和42年にかけて放映されました。
当初は、星新一先生や半村良先生も脚本に加わって、今の「世にも奇妙な物語」みたい
な感じのテレビ・ドラマだったらしいです。
後年になると、カネゴンやガラモンなどの怪獣が登場し、さらにウルトラマンまでもが
加わるのですけど(ウルトラマンは脇役だったのだ)、「ウルトラQ倶楽部」は、「星新
一先生時代のウルトラマン」の雰囲気を、ラジオ・ドラマにて復活させようという企画な
のです。
ショートショート執筆の参考にもなりますので、ぜひ聴いてみましょう。
237 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/20 17:26
238 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/23 14:50
引越しして新しい本棚をかった。入りきらない本がたくさんあって、
まあ、2度と読み返さないだろうと思われる星さんのショート・ショートは
みんなブクオフに行ってしまった。
文庫ならべるより「1001」のが収納スペースとらないよ
ウルトラQにはウルトラマンはでてこない。
255 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/02 01:00
アシモフの雑学コレクションが帯付きで平積みになってた。おそるべしトリビアブーム。
256 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/02 01:24
アタイこそが 256げとー
お〜い でてこ〜い
258 :
名無し物書き@推敲中?:03/12/15 18:28
《告 知》
【あの名場面が9月10日(工藤の日)に引き続き12月24日に降臨する】
吉野家。「大盛りねぎだくギョク」。2月22日(2chの日)に全国の『吉野家』
で繰り広げられたあの奇跡が、今回は、2ちゃんねる創作文芸板の神様、工藤伸一
バージョンで降臨する。(2ちゃんねる版・ホシヅルの日)
【ルール】
@ 馴れ合い禁止。(一人で来る事)
A 「大盛りねぎだくギョク」を頼むこと。
B 工藤伸一氏が敬愛する、星新一氏 or 阿刀田高氏の著作を持参すること。
(氏の愛読誌、「小説現代」 or 「群像」(いずれも講談社)でも可)
C 会場に指定時間厳守で現地集合。
【日 時】
平成15年(2003年)12月24日(水) 09:10 or 19:10 or 21:10
【会 場】
「吉野家 相模大野店」 神奈川県相模原市豊16−6
2ちゃんねる創作文芸板の神様、工藤伸一氏ゆかりの吉野家。
駐車場がないので交通機関を利用すること。
(てめえの近くの吉野家でも可だよ、ばかやろう)
【交 通】
小田急線相模大野駅下車。北口商店街に出、伊勢丹百貨店前の県道を西に。
BOOK・OFF前、消防署前を経て、「南文化センター前」バス停近く。
【関連レポート(2chの日)】
http://ime.nu/www2.mnx.jp/carvancle/yoshigyu/
263 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/04 20:47
自ら病気になってワクチンとなる人を国中さがしまわって云々という作品ってどの文庫に収録されてます?
264 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/04 22:12
「あの男この病気」のことかな?
265 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/05 10:21
そうでしょう。鬼ごっこ&かくれんぼなんですね。
新潮文庫「おのぞみの結末」だったと思います。
266 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/17 12:54
276 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/16 23:57
短編を読みあさったあとは、
長編も読んでみたくなるね。
>>276 それはどうかな。
「きっとそうよ」
とクルコちゃんは笑うけれど。
278 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/29 09:12
星先生の批判をSF板でするのは気が引けるけど、この人のエッセイには
結構とんでもない事が、さらっと書いてある。
「永久機関が不可能なのは知ってるが、では電子が原子核の周囲を回り続けているのは
なぜなんだ」(この人、これで東大出だぜ)とか
「(日本軍が)中国で行った残虐行為を行った事実を否定する気はないが、だれが
ゲリラで、誰が一般市民なのかなんて、区別付かないから、多少殺し過ぎても仕方
ない。米軍のソンミ虐殺とかも同じだろう。」とか
あ、ちなみに映画「マタンゴ」に関しては名前を貸しただけで、何もやっていない
そうです。
279 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/29 14:09
たしかにエッセイは突っ込み所多いね。
でも作品は面白い。
280 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/01 13:55
古本屋で手に入れた「声の網」持ってるけど、そのあとがき(?)で
星さんの修論タイトルが紹介されてるね。
農芸学会誌かなんかに掲載されてるらしいから、こんど図書室で
調べてみようかな(当方農学部)。
東大つーても農学部やんか。量子力学なんか基礎教養でもやってるかどうか
アヤシイぜ。
282 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/01 17:24
> 「永久機関が不可能なのは知ってるが、では電子が原子核の周囲を回り続けているのは
> なぜなんだ」
これ、俺も理屈がよくわからない。
教えてエロイ人
285 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/01 18:02
池袋西口のマクドナルドの伝田さん、かわいい。
永久機関とちょっと違うけど、
永久磁石の磁力も永久なのかな?
アレを利用して、永久機関を作れないものかと、
日頃思っているのだが。
そういえば、引力も永久だし。
>非278
dクス。
とりあえず、わかったような気になったような気がする。
と、ことほどかように様様な考えを惹起させてくれる星随筆であるわけだが。
290 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/02 10:32
電子が原子核の周りのグルグル回るだと…
291 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/02 16:58
そんな無道は許さーーーーん!!
永久機関にするためには絶対零度にするとか?
中途半端な知識だけど、そんなこと聞いたことがある。
逆に短編スレってどこですか?
296 :
名無し物書き@推敲中?:04/03/08 17:56
☆☆☆ 緊急企画 ☆☆☆
【ちゃねらーは吉野家を救う(2ちゃんねる版・ホシヅルの日)】
吉野家。「大盛りねぎだくギョク」。2月22日(2chの日)に全国の『吉野家』
で繰り広げられたあの奇跡が、今回は2ちゃんねる創作文芸板の神様、工藤伸一バ
ージョンで、「吉野家新メニュー」とともに降臨する。
【ルール】
@ 馴れ合い禁止。(一人で来る事)
A ☆☆ 吉野家新メニュー ☆☆を頼むこと。
B 工藤伸一氏が敬愛する、星新一氏 or 阿刀田高氏の著作を持参すること。
(氏の愛読誌、「小説現代」 or 「群像」(いずれも講談社)でも可)
C 会場に指定時間厳守で現地集合。
【日 時】
平成16年(2004年)4月1日(木) 09:10 or 19:10 or 21:10
【会 場】
「吉野家 相模大野店」 神奈川県相模原市豊16−6
2ちゃんねる創作文芸板の神様、工藤伸一氏ゆかりの吉野家。
駐車場がないので交通機関を利用すること。
(てめえの近くの吉野家でも可だよ、ばかやろう)
【交 通】
小田急線相模大野駅下車。北口商店街に出、伊勢丹百貨店前の県道を西に。
BOOK・OFF前、消防署前を経て、「南文化センター前」バス停近く。
【関連レポート(2chの日)】
http://www2.mnx.jp/carvancle/yoshigyu/
297 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/10 19:31
行かない
「明治・父・アメリカ」と「人民は弱し官吏は強し」そして
最近になって「明治の人物誌」読んだけど、SS同様割とサラっと読めますね。
星一という一本の柱を軸に、同じ時代の出来事が色々な視点で繰り返し
描かれていて、少しづつ繋がっていくのがなかなか面白いです。
299 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/23 17:13
オートコアフュルヴォーグの小笠原緑さん、かわいい。
結局のところ、なぜまわるんでつか?(・∀・)
久しぶりに声の網を読み返した。
「ノアの子孫たち」でnao神の事を思った。
302 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/05 18:13
星一にまつわる著書は、現代の若い企業家に通ずるものがある。
303 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/11 00:55
「殿さまの日」収録の中ではあまり面白いとは思わなかったくせに
ストーリーだけはやけに覚えている
「ああ吉良家の忠臣」
いかにも星新一らしい発想から出発した作品なわけだが。
地球の磁力を利用して、誘導電流とか発生させらんないかな?
ポーランド人が回してるのさ!
真面目な話をすると,エネルギーや熱が出ていかないから永遠に回っている.
>304 みたいなことをして発電しようとすると地球の自転か公転が遅くなって
とんでもないことがおきるのだ.
306 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/05/12 06:31
河出書房新社 河出文庫
祖父・小金井良精の記(上下) 星 新一 各998円
とうとうキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!
>>306 地味な内容の本だから再び売られることはないだろうと思ってただけにうれしいね
新潮文庫の明治・父・アメリカ
も復刊しないかな
>306
高ッ! これ面白い?
最近の文庫本は高いねぇ。
今度買ってくる本は1300円くらいだし。
>308
人民は弱し官吏は強し
明治・父・アメリカ
これ読んで面白かった人ならぜひ
祖父の話だけでなく星一や星新一自身のことも書いてあるよ
>311
ノシ
しかし、星さんが上下巻の本を書いたということが不思議w
313 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/05/13 23:09
そういえば星新一氏の父、星一氏が起こした「星製薬」は倒産したって聞いていたけど、今でもちゃんと残ってるのですね。
星新一氏の本ではないが、「一心」(大谷米太郎著)を読んでみるのもいいかも知れないです。
星新一氏は父親からつぶれかけの製薬会社を引き継いだあと、完全に潰した(本人談)、ということで、
このあたりのことは後で本にする、といいつつ、結局、出版せずに逝ってしまわれたわけで、
一体どうなったのかな、と思っていましたが、まさにそのあたりのことが書かれています。
父、星一氏は、いわゆるワンマン経営のため、会社の状況を一切家族には話さなかった。
だから星新一氏が受け継いだとき、まさかこれほどひどい状況になっていたとは夢にも思わなかったようで、
本人は自殺も考えたようです。そこへ手を差しのべたのが、この本の著者、大谷米太郎氏で、
いわば、その後星新一氏が一流の作家として作品を世に送り出し続けることが出来たのも、
この人のお陰と言っても過言ではないほどです。
>>312 もともと分厚い一冊の単行本として出たよ
祖父・小金井良精の記(上下)買って来ました。
まだ読んでないけど取り敢えず感想としては高い(w
320 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/12 22:43
age
321 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/14 12:54
「三十年後」が読みたいよぅ。
とりあえず、小金井良精上下を注文。(`・ω・´)
>大谷米太郎
ホテルニューオータニのオータニさんですよね。
この頃の人たちのつながりはすごいなあ
test
326 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/13 17:21
伝記なのでちょい読みづらいかな、と思っていたのだが、
いつものエッセイのような文体なので割とすらすら読めるな。
といっても、最近夏ばて気味で、まだ上巻の半分くらいなんだけど。
しかし、値段を見ずにカードで買ったんだが、そんなに高い本だったのか…
test
>>326 終わり部分、だんだん元気なくなっていくのが…
人間はああして死んでいくのかと。
>313
ttp://tanizoko2.hp.infoseek.co.jp/hoshiseiyakunobaai.html ここ(一心の星製薬に関する記述)を見る限り、大谷氏は星新一氏に手を差し伸べているようには見えないなぁ。
その当時の農林大臣から、星製薬がつぶれそうなので買い取れって事がきっかけで、大谷氏が星製薬に関与したわけだし、
大谷氏は社長である星さんには会わず副社長としか連絡してないし、
大谷氏が社長になるまでの10ヶ月間、おそらく星さんは会社を再建するため必死になってたはずなんだけど、そのことも一切かかれてない。
おまけに、死んだ星一氏のために2000万円払ってくれということも拒絶してる。
後日星さんは、星製薬は国に上げたような物だって言っていたのが、星さんと大谷氏の関係をよく表しているんじゃないかな。
じゃあこれだけは言っとくよ。
星 新 一 は お 星 様
346 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/06 18:53
☆☆☆ 恒例企画 ☆☆☆
【ちゃねらーは吉野家を救う(2ちゃんねる版・ホシヅルの日)】
吉野家。「大盛りねぎだくギョク」。2月22日(2chの日)に全国の『吉野家』
で繰り広げられたあの奇跡が、今度は2ちゃんねる創作文芸板の神様、工藤伸一バ
ージョンで、「吉野家新メニュー」とともに降臨する。
【ルール】
@ 馴れ合い禁止。(一人で来る事)
A ☆☆ 吉野家新メニュー ☆☆ を頼むこと。
B 工藤伸一氏が敬愛する、星新一氏 or 阿刀田高氏の著作を持参すること。
(氏の愛読誌、「小説現代」 or 「群像」(いずれも講談社)でも可)
C 会場に指定時間厳守で現地集合。
【日 時】
平成16年(2004年)9月10日(金) 09:10 or 19:10 or 21:10
【会 場】
「吉野家 相模大野店」 神奈川県相模原市豊16−6
2ちゃんねる創作文芸板の神様、工藤伸一氏ゆかりの吉野家。
駐車場がないので交通機関を利用すること。
(てめえの近くの吉野家でも可だよ、ばかやろう)
【交 通】
小田急線相模大野駅下車。北口商店街に出、伊勢丹百貨店前の県道を西に。
BOOK・OFF前、消防署前を経て、「南文化センター前」バス停近く。
【関連レポート(2chの日)】
http://www2.mnx.jp/carvancle/yoshigyu/
347 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/11 18:18
「祖父・小金井良精の記 上、下」を読んだ方、どうでしたか?
高いんで、買うのを躊躇しています。
感想・評価をお聞かせ下さい。
俺は図書館で上下巻じゃないのを借りて読んだが、
あくまでも祖父・小金井良精の日記を星さんが解説しているだけ
のものと言えない事も無いので、星さんらしい話を期待しているなら
明治の人物誌とか人民は弱しとか、そっちの方を読んだ方が良いと思う。
正直いつもの読みやすい文章ではないし。(明治時代の文体だから仕方ないんだけど)
ただ、星新一のルーツや明治の人たちの生き様とかに興味があるなら、
非常に勉強になると思う。
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ハート♡ハート
バツ✘バツ
温泉♨温泉
4∜ 4
4 ∜4
4∜4
四∜四
テストはよそでやってよ!このスレはまだ死んどらん。
374 :
甲斐みなと:04/08/26 18:47
「(゜д゜)ようこそ地球さん・・・星新一の夢世界』主催
ホ シ ヅ ル の 日 (9月5日(日)実施)
今年も「ホシヅルの日」がやって来ました。
ほかのSFサークルなんかに負けないで、インターネット掲示板「(゜д゜)
ようこそ地球さん・・・星新一の夢世界」においても、下記の要項で「ホシヅ
ルの日」(星新一先生のお墓参り)を実施します。
記
日 時:平成16年9月5日(日) 13時から14時ぐらい(雨天実施)
(別の日でも可。時間も目安であり、限定しません)
場 所:東京都港区南青山2丁目35番地 東京都立青山霊園
「1種イ9号4側9、10番」区画
(霊園中央、交通信号のある交差点に立ち、南西の区画です)
交 通:東京地下鉄(メトロ)・銀座線・外苑前駅下車
(管理事務所に立ち寄る場合は、この駅が便利です)
東京地下鉄(メトロ)・千代田線・乃木坂駅下車
(お墓に一番近いのは、この駅となります)
関連スレッド:
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/sf/1075630672/
375 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/26 18:48
〈訪問の手引き1〉
この日は、各種SFサークル主催の「ホシヅルの日」が合わせて開催されま
す。「宇宙塵」の柴野拓美先生など、偉い先生の訪問と重なることも予想され
ます。せっかくの機会だからと、先生方と親交を深めながら一緒に手を合わせ
るのも自由、立ち去るまで陰で待ち、その後に手を合わせるのも自由です。
この季節は蚊が多いそうですので、必要な人は、スプレーなど手当の用意も
してください。
〈訪問の手引き2〉
掲示板住人との出会いも予想されます。「合言葉」はここには書きません。
「馴れ合い拒否」も自由ですし、気の合った者どうしで親交を深めるのも自由
です。仲間で大騒ぎも自由ですが、場所をわきまえて、必ず場所を移してから
にすること。外苑東通りに出れば、「デニーズ」(南青山1丁目12番地)があ
るそうです。
〈訪問の手引き3〉
お供えは、煙草のセブンスターがいいらしい(「七の星」という意味らし
い)のですが、場所を汚してしまうから、要は心であるからと、何も供えない
のも自由です。管理事務所経由ですと、近くにお花屋さんもあるようです。自
作ショートショートの冊子なんかも、いいかもしれません。
「名刺受け」が用意されていますので、必要な人は、たとえば、雑誌掲載経験
者でしたら、その旨を記し、用意してください。
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<FONT face="symbol" color="#00FF00">ゥ</FONT>
<FONT face="symbol" color="#0000FF">ゥ</FONT>
<FONT face="symbol" color="#ff33ff">ゥ</FONT><BR>
<FONT color="#888888">♥</FONT>
<FONT color="#FF0000">♥</FONT>
<FONT color="#00FF00">♥</FONT>
<FONT color="#0000FF">♥</FONT>
<FONT color="#ff33ff">♥</FONT>
378 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/01 17:30
空の門ってどれかの文庫本に収録されてますか?
379 :
参 加 御 礼:04/09/09 18:16
保守
381 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/21 03:08:57
文字数的に長編とは言えないのですが、印象深い作品でしたので…
ある男が砂だらけの惑星へ流刑となり、いつ爆発するか分からない丸い機械を持たされる。
そしてある日、丸い機械と過酷な環境に自身の折り合いをつけた。
これを初めて読んでから20年、今やっと理解出来ました。
当時は、世の中ってそんなものなんだなあと思いながらも、主人公には同情の念しか湧かず、所詮は負け犬の遠吠えと自己完結。
もう一度、文庫を読み返してみようと思います。
382 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/11/28 23:35:27
今さらだけど、星新一氏の御尊父、星一氏の無念さがちょっとだけ理解出来るようになってきた。
ある政治家に肩入れしてしまったために、ある仕事を閉め出し喰らってしまった・・・
まさか自分が政争に巻き込まれるなんてな・・・
全く政治家というのは。
>>381 素晴らしかったですよね。
最後の場面は、SF小説の忘れられない傑作シーン・ベスト10に
入ります。読んで財産になるタイプの小説。まだの方はぜひぜひ。
ブランコのむこうでが平積みになってる
星さんだから買ったけど一度読んだきりほったらかし
「ブランコのむこうで」&「宇宙の声」
こういうSFって、大抵はアイロニーのメタファーなのですか?
小学生のとき、ただただストーリーだけを読み
面白いなぁと思ってたのですが
最近、自我の目覚めというか、なんというか
色々考えることができるようになり
星さんを読み直そうかと思っているのですが
そういう皮肉や隠喩を読み取るコツってあるんでしょうか?教えて欲しいっす。
387 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/01/07 00:25:53
この混迷な時代のせいか、星一氏と交流があった後藤新平氏に纏わる本が出版されていた。
孫に当たる鶴見和子・俊輔氏も寄稿しているらしい。星さんの親族も書かれていないものか?
>>386 面白い話を面白い話として受け取らずに、風刺などととらえてこねくり回すのは大人の悪い癖。
389 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/01/25 23:07:01
ショートショートは、子供から大人まで楽しく読めるとして人気が高いが、
案外、星氏のエッセイや人物誌などは大人向けだったり、
ビジネスマンが読むと人生の指針となるものも多い。
ショートショート作家としか世の中では見られていないが、
星氏の知られざる別の一面といえるだろうね。
390 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/02/25 23:53:06
あげてみるか
「声の網」が絶版のままなのは惜しいですね
今の時代にこそ読まれるべき作品なのに
スカイネットとなってターミネーターになりました。
393 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/03/28(月) 16:57:06
保守あげ
今日 朝日でぶらんこのむこうで が紹介されてたよ。
そうかリブロでみた販促ポップはこれですか
395 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/20(水) 21:56:53
SFならともかくミステリーはちょっとナンバー1にするには抵抗あるなぁ
397 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/10(火) 22:10:54
あげてみるか
>>391 どんな話ですかそれ。どこで読めるんですか?
399 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 22:09:11
質問するならあげないと。
400 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/11(月) 22:28:22
>>400 亀レスだが、巨大なコンピュータが世界中をネットワークで囲んで人類を支配しようとする話。
昔は遠い未来の夢物語と思って読んだが、今読み返すと現代に合いすぎていて背筋が寒くなる。
月末に、新潮文庫から「天国からの道」「ふしぎな夢」という2冊が出るらしい。
それ以上の情報は不明だが、題名から見て「気まぐれスターダスト」を2冊に分けて
文庫化か?
401 :
400:2005/07/11(月) 22:29:26
訂正
× 月末
○ 8月末
400
知ってる。声の網だろ。
多分な。
ターミネーターにも少し繋がるな。
404 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/27(土) 11:59:41
エッセイだけど
8月の戦争について書いてる奴あったよね
405 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/29(月) 02:09:27
『声の網』を今読み終えました…星新一ってスゲェな
早川書房で復刊のようです
10月上旬
異色作家短篇集7『さあ、気ちがいになりなさい』
フレドリック・ブラウン/星 新一訳
>>406 うわー、星氏もブラウンも好きなので嬉しい…
サンクス>406
409 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 19:29:29
前読んだけど、あまり良い訳じゃなかった。まあ、出ればまた買ってしまうと思うが。
最相葉月の
あのころの未来 星新一の預言
って本読んだ?最相葉月字体の文章がわかりにくくて2度と読むか!と思っていたんだけど、
つい買ってしまった。しかし、「預言」でいいのかね?「予言」じゃないのだろうか。
411 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/08(土) 02:41:27
hosyu
星ゅ
保守新一
415 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/11/28(月) 22:55:09
保守するならageないと
ageなくても保守はできるよと一応言いつつ保守
保守新一
保守新二
保守親一
420 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/03(土) 07:12:05
それにしても、無名草子さんたちとは、さぞやすごい作家先生の匿名書き込みなんでしょうね。
作家なんて才能が全てだから、津井ついみたいに、いくら努力したって駄目なものは駄目ですよ。
私なんか、早々に見切りをつけて趣味の世界で細々ですから。
小説現代ショートショートコンテスト優秀賞受賞 阿部敦良
保守新三
そんなに頻繁に保守しなくても大丈夫だってば
大丈夫 その慢心が 命取り
保守新四
保守新五
426 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/13(火) 18:56:54
星野仙一
427 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/14(水) 07:54:28
阿刀田先生の家系には本当にナポレオンの研究者がいるらしい。
東北大学の先生だったらしい。
先生が知ったのは、作品集「ナポレオン狂」で直木賞を受賞した、ずっと後の事。
実際のモデルは、ゲーテ研究家で、その話は「夜の旅人」に記されている。
星先生の家系に、「舞姫」の作者、森欧外がいるのは有名。
余談だけど、星先生の家は売りに出され、現在は、欧外のライバル、元祖引き籠もりの、「坊っちゃん」作者の孫が住んでいる。
耳目の家系には芥川賞作家がいるらしい。
どこかの掲示板で自慢してるのを見た。
429 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/15(木) 07:39:19
東京・ニッポン放送のオールナイト・ニッポン。
笑福亭鶴光師匠が、
「小話その一・・・・」
などとやって中学生女子の胸をドキドキさせていた時代とは大きく変わって、今聴くと、神奈川県・箱根彫刻の森美術館の副館長だったという亡霊みたいなパーソナリティが、ボソボソとお話していました。
随分と枯れた味わいで、NHK第一放送のラジオ深夜便と何ら変わらない。
あるいは、そのノウハウ取り入れたのかもしれぬ。
ジャズを延々20分間流す事なんかもあるそうです。
鶴光時代のオールナイトを、星先生が愛聴していた事は有名。
430 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/18(日) 03:28:18
ついに「声の網」が復刊されます。
角川文庫から1月発売。
保守新六
保守新七
保守新八
保守新九
保守新十
保守新十一
保守新十二
保守新十三
……
保守新一阿僧祇
保守新十
「城のなかの人」に出てきた豊臣秀頼はオタクの走りのような気がする。
438 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/13(金) 21:34:17
つか、引きこもりの元祖ね。
でもあれは仕方ない。
太閤秀吉から、「15歳になるまでは決して大坂城を出ないように」
と遺言されていたから。
>>438 そうですね。ただ大奥のお局様とか、吉原の女郎の中には
たぶん、一生涯、自分の住んでる建物から出たことのない人とかいたと思うんですが
(フィクションなら「ノートルダムのせむし男」のカジモドなんかがそうですね)
そういう人に対して
ああいう書き方をするのが星さんらしいなあ・・・と思いました、では<(_ _)>
保守新十一
441 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/29(日) 18:00:14
『声の網』文庫版出ましたよ!最高でした。
あと『にぎやかな部屋』もお勧めです。
5年も続いてるのか、このスレ。
×五年続いている
○五年保守している
保守新十二
保守新十三
保守新十四
保守新十五
保守新十六
SF板って こんなに頻繁に保守しないと落ちちゃうの?
>>449 マジレスすれば、半年ほっといても余裕。
保守厨はほぼ荒らしだと思っている。
嵐だと思ってるならなんか話せや
453 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/12(水) 18:39:51
この話の原典を教えて下さい。
(赤い風船になって雲の上に行った女の子の話)
(一日を24時間ではなく20時間に区切る女の子の話)
(大阪でヌルヌルした服が売り出された話)
(花壇の肥料にするために父親を生きたまま埋める母娘の話)
(自衛隊が寝ぼけた話)
(電動ひげ剃り機と見合いする若者の話)
(ニュース番組のために巨大カボチャを栽培する農家の話)
(ブラウントゥリー行きの列車に乗る話)
(ペンギンに家の塗装を依頼する話)
(星新一と文通する話)
うはwwなにこのマルチwwww死ねよ
455 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/15(土) 18:53:25
先頃、ウルトラマンの新シリーズが始まりました。
はるか昔、第1作目に「ウルトラQ」というシリーズがあったのですが、この作品のブレーンが星新一先生だった事は、あまり知られていないようです。
先生の自筆年譜でも触れられていません。
第1作目ですので、今とはずいぶん趣が違っていて、「主役」である筈のウルトラマンや怪獣が登場しない回まであります。
そんな回は、ちょうど、星先生の「ようこそ地球さん」に収められた作品の雰囲気に似ているように思います。
「処刑」や「殉教」の世界を味わいたい方にお勧めです。
456 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/15(土) 21:26:53
声の網読んだら感動したのでage
457 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/15(土) 21:51:24
ウルトラマン脚本家時代の星新一先生の挿話は、
上原正三「ウルトラマン島唄」
ヤマダ・マサミ「ウルトラQ大全」
に詳しいです。
直接の脚本ではありませんが、カネゴンなんか、星先生の影響が強い怪獣だと思います。
今でもウルトラマンのシンボル的怪獣ですね。
星先生のショートショートにも、恐竜ではなく怪獣が出てくる作品が1編だけあったりします。
ウルトラマンで使わなかったアイデアだったりして。
脚本には、直木賞作家の半村良先生、3年B組金八先生の小山内美江子先生なんかも名を連ねていたそうです。
>>456 たしか昭和45年の作品。よく、そんなむかしにあんな話がつくれたなあって思う。すごい。
459 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/17(月) 15:25:29
声の網は途中まで凄くイイのに、最後の方がなんかヤダ
460 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/17(月) 21:51:33
今、「NHKみんなのうた」の時間に、「地球を七回半回れ」という歌が、レトロ・フューチャーな流線型のスポーツ・カーの映像とともに流れているけれども、星先生の作品は、そんな時代に書かれたものです。
461 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/18(火) 17:36:33
462 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/01(月) 17:51:29
でも「声」の支配を逃れるって結末はなんかありきたりな気がする。
あの最後はあれでいいと思う。
三人だかの若者が立ち向かう所が良かった。
あと夢魔の標的が斬新で好き
ホシヅルの日・星新一オフ
(2ちゃんねる掲示板・星新一スレッド・住人親睦墓参会)
日 付:2006年9月3日(日)
時 間:12:00 〜
場 所:青山墓地
交 通:東京メトロ千代田線・乃木坂駅
備 考:
465 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/17(木) 00:36:04
乙
466 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/28(月) 13:38:49
「Wikipedia : 星 新一」 執筆者大募集!!
>459
自分は、あーゆー終わり方が星新一っぽくてイイと思った。
468 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/01(日) 13:45:58
『声の網』の冒頭、
文章が気に入って中学のとき暗誦しようと頑張った記憶がある
でも、もはや全然覚えてない
どんなんだっけっかなー(実家にあるので確認できない)
誰か知りません?
「ノックの音がした。」
それは違いますw
一枚のガラスを境にして、冬と夏がとなりあっていた。
>472
あー、なんかそんな感じだった!
ありがと
読み返したいなぁ
おーい でてこーい
そして誰もいなくなった
…は他の作家の作品だった
,. -一……ー- 、
/::::{:/::::‐-:、:::丶:\
/:::::/´ ̄ ̄__\、::::l,. -―、
/::::// /:: ̄、:\::::ヽヽ≦、ス=、、
/::::/::|,.イ:l::丶::::::::\:X:::',:::ヽ、 ヽハ ',ヽ
f´ ̄!:::::l:_|_|\::\--/,r=ミ|::::::lヾく:l::', | |
ヒア_|:l::::|::N,≧ミ、トゝ ハ心}!::::::K:ヾニ二ヽ ただの人間には興味ありません。
,r=ヽレ|:|::::l::|{ ト心 `'" !::::::|::!',::|ハ::! ` この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら
// |:|:::::ハ!、::ヾゝゞ'′ _'_,.ヘ /::::/:::|_!:l リ あたしのところに来なさい。以上
// !ハ//|:|::ヽ::::丶、__丶 _ノ/|:::/イ::ハヘ!ヽ_
L! /ヘ |:|ミニ='⌒ (⌒ヽ´ _ !イノl/ |:! ! !L_
〈_{ ヾ.,!/ , ´ \ ∨,.‐、| l:| |ノ !
__!\ / __ム V⌒! !:! ! ハ
/__レ-〈 / f´ ヽ. '. __! //./-‐ '´ /
ヽ! |r' \l__ V/ /-‐ /
「 ! { `\_f_ノ∠ミヽ! /
/ ヽ`ヽ.二ニァ'V∠二ハ }},!-'
/ ヽ---/´/レ!ト--'/‐'
/ / ̄ヽ二ノ´l:ヽノ_
r‐! / l:/ `ヾ==、ー-- 、
/ ̄| ヽ./ 〃 /人 `ト、::::\
', / ,!\ |l \ / \:〈
| ′ / | ` |:! / `
L.__ / ! !:ヽ / !
` iー---一'Tー-∨-r‐''´ |
/ / / ヽ/~ ̄ \\ \ \
/ / / / / ∧/ヽ  ̄ヽ \ \
┌──────────┐ / / / / / / ,'"´`"ヘ ', l , ヽ
| | // / l l ∧ ハ | | l | | ',
| 正 月 限 定 ..| ,'/ / / | |从 | l l | | | l | lト、 l
| | |ハ l ,′ | |十弋 トミ| | | | l| l| ', |
| お み く じ | | }|ハ. ! ! ヾ〉 ヾ 廾ト|、 //| l| l. |
| ※名前欄に | l |/ | | |z==ミ __ 〃|/|∨/ ,' l| | ,'
| !omikuji .| |从 | ヽ | ==ミ、!// / / リ |/
| と し だ ま ..| ヾ川ヽ \ ハ/ .ハ/ }
| ※名前欄に | ハ〉\ ヽ r ′、 厶ヘ / } /
| !dama ....| ヾ \ ', ヽ__ノ /| /| / ,'/
| 両 方 な ら ..| \_ト、 , ィ ´l/!/ !/
| ※名前欄に | __ /ノ  ̄ ト〈
| !omikuji !dama ..| /  ̄ / / | >-ー──- 、
| . . . ∧\\ !. / / /__. | | ',
| 今 年 こ そ fヽ\ヽ \ 〈\ / / `ヽ , -| | ,' l
| ま り あ と ', \\\ Y ヽ / / | | / l
|呼ばれませんように { ', / / | | ヽ / l
└────────ーヽ } | | | | Y l
フロル星人達の乗った一台の宇宙船は、星々の旅を続ける途中、ちょっと地球へも立ち寄った
479 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/16(火) 04:14:37
>478
「おみやげ」だ
あの洗練された話には美しささえ感じる
480 :
幕ノ内:2007/01/16(火) 13:42:31
>宮本さん
いい加減にしてください。
もう消えてください。
このすとーかーーーーーーー!!!!!(激怒)
481 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/14(水) 01:04:44
★元祖マトリックス 「声の網」 星新一
昭和48年発表の作品だが、ショートショートではなく長編作品である
内容的にはマトリックスまんまの設定で「攻殻」よりもマトリックスらしい作品
昭和48年と言えば、カセット式の録音テープがやっと出回り始めた頃で
テレビも白黒が主流で、まだラジカセもなかった時代
ネットはもちろんのこと、パソコンもビデオも家庭にはなかった
そんな時代に、映画「マトリックス」と同じ世界観を作り上げていた星新一
これは驚くべきことであり
星新一がいかに天才的な作家であったかを思い知らされる作品である
何しろ、インターネットという言葉はもちろん、概念すらなかった時代に
------------------------------
電話を介して、コンピューターが人間を支配し、休みなく人間を監視、
反乱を起こそうと考えた人間が生まれたら、「病原菌」として、早期に目を摘み、
こっそりと処分してしまうことで、コンピューターが構築している人間世界の
平穏を維持する そして、人間を支配しているコンピューターは神と化す
------------------------------
という、マトリックスそのまんまの設定の作品をマトリックスができる
はるか昔に、作り上げていたのだ。
しかも、人間の心がコンピューター網を支配するソフトの改良を生み出す、
という設定もなされており、ここまでマトリックスと同じなのかと愕然とさせられるほどだ。
講談社文庫から出版された「声の網」は久しく絶版になっていたが最近、角川文庫で復活した。
http://www.amazon.co.jp/%E5%A3%B0%E3%81%AE%E7%B6%B2-%E6%98%9F-%E6%96%B0%E4%B8%80/dp/4041303192 星新一さんは、世界一のショートショート作家として世界的にも有名だが
「声の網」がマトリックスに先んじていた事は意外なほどに知られていないのは
なんとも残念な話である。
何にしろ、最初から最期までマトリックスの名シーンとうりふたつのエピソード
の連続であるのには恐れ入るばかりである。
英語のできる人がいたら、是非ともこの事実をネットを通して、外国にも伝えて頂けたらと思う。
なんか全然違うじゃん。
>>481 同意。似てるわな。細かいところまでよーーーく似てる。
485 :
481:2007/03/14(水) 15:36:43
『マトリックス』の元ネタっぽいものといえば、
『声の網』よりむしろ『百億の昼と千億の夜(1965〜1966年SFマガジン連載』に出てくる、
ゼンゼン・シティかなぁ
コンピュータに管理されるユートピア(夢の世界)って意味では
ただ、確かに『声の網』も大枠や手段においては似てるね
>>481 割りとよくあるネタのような気がするけど、声の網が一番早かったのかな。
「コンピュータによる世界征服(管理)」という話なら、
国内なら『百億〜』のゼンゼンシティのほうが早い
ただ、これは人が望んだ結果だったはずだから、その意味では『声の網』とは違うか
でも、海外SF作品には『声の網』以前に何本もあったと思うよ
コンピュータ支配うんぬんじゃなくて、
インターネットの予見という点が評価されてるんじゃないの?声の網は。
この点も先行作はいくらでもあんのかな?
インターネットの予見というか予測というか、
それに類したものは古典SFでもあるよ
『声の網』が評価されている点は、
ネットの予見とかコンピュータによる支配といったアイデアそのものではなく、
(どちらも古典SFでは既出だし)
小説の構成力、演出力じゃないか?
491 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/24(土) 16:34:01
>>489 > インターネットの予見という点が評価されてるんじゃないの?声の網は。
アメリカで大学院生や高校生たちがいうことを聞かないインターネットと格闘して
いる時期に日本でSF作家が小説でそれを書き、40年近く経ってから、その小説を
「インターネットの予見」とかほめ上げるのって、どれほど情けない惨めな行為な
んだよ(泣)
> この点も先行作はいくらでもあんのかな?
H.G.ウェルズが書いているそうだ。
アーキテクチャーがインターネットそのまんまなので人々をぞっとさせたのは、
ラインスターの「ジョーという名のロジック」(1949)だな。
まあ冷静になって良く考えると、当時の技術観から見ると自然な発想ではあるの
だけどね。
492 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/24(土) 16:36:21
>>488 > 「コンピュータによる世界征服(管理)」という話なら、
> 国内なら『百億〜』のゼンゼンシティのほうが早い
> ただ、これは人が望んだ結果だったはずだから、その意味では『声の網』とは違うか
>
> でも、海外SF作品には『声の網』以前に何本もあったと思うよ
1900年代に出現し、1920年代から1930年代に大流行したらしい。
つ〜か、『声の網』って、クラークの短篇をベースにして膨らませたものだろ。
494 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/25(日) 00:17:38
マトリックスの元ネタはウィリアム・ギブソンのニューロマンサーだろ
>>493 > つ〜か、『声の網』って、クラークの短篇をベースにして膨らませたものだろ。
詳しく
どの作品?
496 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/26(月) 00:54:42
>>489 同意
他に似てるとかいう作品は、ちょっとカスってるくらいの似方だし
支配しているのがコンピュータじゃなかったり
コンピュータが意志をもっていても人間を支配していなかったり
どりもこれも似方が中途半端
その点、『声の網』は、細かいところまで似てる希ガス
>>496 コンピュータに支配されているなんて気がつかなかったよ。
ぼくは気がついてたよ。
お前たちを支配しているコンピュータですがなにか?
まぁなんにしても声の網は面白いよね。
501 :
481:2007/03/26(月) 19:48:40
>>500 今回の件で言及できなくなってしまったのは残念だな。
声の網は大日本帝国の憲兵や東ドイツなどの秘密警察を思い出したわ。
506 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/04/15(日) 15:40:36
>>503 私が読んだ時、直接思い出したのは、映画『存在の耐えられない軽さ』だったかな?
あれは社会主義諸国で行なわれているとして広く知られていた、脅迫や暗示やほのめ
かしによる支配をそっくり使ったものだよね。
ある意味、社会主義の理想が、理想的な支配者を得ることで実現される過程を
描いているというか。
507 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/04/15(日) 19:26:04
初期のショートショートとまではいかないSF短編(謎の星座とか)のハッピーエンドさには爽やかさすら感じた
ここの皆は最相葉月の本は読んだ?
長編というと、「気まぐれ指数」「ブランコのむこうで」だな
「官吏は強し」は読まなかった
「ブランコのむこうで」の
彫刻家のおじいさんが、竜とか絶世の美女とか掘っていって
最後のところでいつも失敗して、彫る石がどんどん小さくなっていって
最後は子供がつまづいて怪我しないように
石畳の道の穴を埋めるために穴の形を掘ってる、というくだりが
好きだなあ。
しかし、それさえも失敗したらどうするのだろう?wwwww
510 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/04/22(日) 12:17:47
松田優作の息子が1001話読破したって本当?
訳書だけど、昨日初めて竹取物語よんだ
512 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/04/24(火) 08:01:01
星先生、銀座の酒場の客のみならず、オーナーだったなんて、やっぱ一味違うな。
でも失業時代で自殺も考えていた時代というから、良く分からない。
513 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/04/26(木) 19:22:01
>>510 しらねーよ。
読破してても大したことじゃないだろ。
515 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/04(金) 13:18:40
都会の月は赤かった。
516 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/04(金) 23:07:54
星新一先生の伝記の中で、「狐のためいき」成立の事情は 133ページに出ていた。
ほとんど同時期に、幻の作品もあるらしい。
星先生、奥さんに内緒で、こんな事していたのね、悪い人。
「セキストラ」以前の、「小さな十字架」について触れている所があれば、教えてくれ。
517 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/05(土) 00:44:33
星先生、「ショートショート1001編」で直木賞推薦まで行ったものの、逃したのがかなり応えたみたい。
前後して、
「いかなる文学賞も貰わぬ」
なんて言っていては、担当者は、候補にしたくてもできないじゃん。
星雲賞だって断ったっていうし。
筒井康隆先生みたいに、
「欲しい、欲しい」
と駄々こねなくてはね。
仮に与えるとしても、新人賞の性格が強い直木賞ではなく、功労賞の菊池寛賞か、吉川英治文学賞ではないのかな。
有名な話では、横溝正史先生の「蝶々殺人事件」も直木賞推薦作になったらしい。
筒井康隆は「欲しい、欲しい」なんて言ってないだろ
519 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/05(土) 09:18:28
言ってた
ギャグだろ。しかも言ってても貰えてないし。
521 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/05(土) 19:59:43
谷崎賞
谷崎賞が欲しいなんて言ってたっけ?
523 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/06(日) 00:10:20
言ってた
何かの選考委員になった時、文学賞を持ってない作家に選ばれるのは気の毒だとか言ってた
>>523 ゆとり教育世代?
欲しいって言ってないじゃん
526 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/06(日) 08:54:36
星先生の伝記で、筒井先生だけが小学館の文学全集に誘って貰え、星先生は無視されて、僻んで、パーティの席で喧嘩する場面があるじゃん。
筒井先生の日記では、どの辺りに出て来るか教えてくれ。
527 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/06(日) 09:57:53
「佐賀のがばいばあちゃん」みたいな泣かせて笑わせる話が書けなくては直木賞は取れんよ
お前何言ってんの?
スレ違いだよ
529 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/06(日) 14:54:13
筒井康隆「悪と異端者」(中公文庫)、 166ページに、
「やっぱり欲しい欲しい」
と、ありましたなあ。
530 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/06(日) 14:57:39
スレ違いじゃないよ。
伝記にもあったように、どうして星先生が直木賞取れなかったかという話なのだから。
SFだから。
>>529 で?
そう言ったから獲れたわけじゃないだろ。
>>530 筒井康隆まったく関係ないじゃん
>>529 >筒井康隆「悪と異端者」(中公文庫)、 166ページ
どの話?
持ってるのがハードカバーなんでページが違うわ。
535 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/06(日) 17:50:39
谷崎賞の話は、三島賞選考委員就任の弁みたいな話の中にあった。
俺も、今、捜している。
筒井先生も、星先生にからまれ、山形・水撒き女に追跡され、あの時期は大変だったみたいだね。
筒井先生だって、星先生を川端賞に推薦するぐらいの事、できただろうに。
もういいよ。星新一関係ないし。
537 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/06(日) 20:28:47
関係大あり
筒井が直木賞をとってるなら、比較するのもありかもしれないけど
とってないんだし、星新一が直木賞云々とはまったく関係ない。
>>548 おい、お前アホなのか?
それとも無知なのか?
544 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/17(木) 23:55:21
それにしても、無名草子さんたちとは、さぞやすごい作家先生の匿名書き込みなんでしょうね。
作家なんて才能が全てだから、津井ついみたいに、いくら努力したって駄目なものは駄目ですよ。
私なんか、早々に見切りをつけて趣味の世界で細々ですから。
小説現代ショートショート・コンテスト優秀賞受賞 阿部敦良
545 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/28(月) 05:13:41
このスレの人は最相葉月の評伝はどういう評価?
俺は「絶対音感」とか「あのころの未来 星新一の預言」とか読んだんだけど、
なんか妙なケレン味を出そうとして言うというか、変に感傷的になっちゃうのが
あわなくて、今回のは敬遠しちゃってるんだけど・・・。
評価があまりない、というのが物語っているんじゃないかと…<最相葉月の評伝の評価
星さんに関して初めて知った事は色々あって、その点は感謝するけど
最相葉月の文体はあんまりだなあ…。
547 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/28(月) 13:28:48
星先生の作品になかったっけ。
評判のロボットを買ったら、とんでもないシロモノで、そんな時、ロボットを買うべきか迷っている知人から相談される。
えー、なにそれー
わかんなーい
(ボケ方が古いとか突っ込まないで)
>>545 感傷的か、なるほどね。
感傷的ではあるんだけど、他人に語りたくなるほど濃いエピソードや情念が乏しい感じ。
個人的に、星さんは最後までおぼっちゃんだったんだな…と思った。
星製薬をつぶず過程で人間不信になったんだろうけど、それはおぼっちゃんの人間不信で、
会社が人生だった人に報いたことはあったんだろうか、と思った。
星製薬で星新一を支えた番頭が、星新一を見放して裁判で訴える側に回っていた、という
エピソードは慄然とした。
それだけ、一人で商売できる作家が向いてたんだろうけど。
>>548 まあまあ頑張ったようだな。誉めてつかわす
551 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/31(木) 07:50:54
私自身は買って、買って良かったと思ってる。
まだ「新一時代」しか読んでいないけど、目茶んこ面白い。
昨日見たら、大して大きな書店でないのに置いていて、高価な本なのに、もう4刷になっていた。
河出文庫の、星先生自身が書いた本より売れてるみたい。
このぐらい売れまくると、1年もしたらBOOK・OFFに出て来るし、105円でも手に入るから、それまで待ってもいいんじゃない。
数年で文庫にも入るだろうし。
読点つけすぎのキモイ人が自作自演しまくってますね。
>>545 よく調べてはあるんだけれど、なんか星新一その人のすごさとか
おもしろさとかが伝わってこないんだよなぁ。
熱が感じられないというか・・
結局、この著者がSFファンでないというのが大きいのかなあとかも思ったりも
するのだが、本当の原因はいったい何だろう・・・
それはさておき、読んでみて、面白かったエピソードを一つ紹介。
「『鉄腕アトム』のアニメ用の原作を考えてほしいと虫プロの担当者が
(星新一のところに)やってきたときなど、新一の第一声にみな驚いて、
のけぞった。
『アトムとウランちゃんの近親相姦ビデオを作ったらどうかな。
合わせて20万馬力だ』」(同書310ページ)
星先生、すごすぎますww
これから星新一というと、最相葉月がしゃしゃり出てくるのかと思うとウンザリする
同意。書いて欲しくない人に
一番評伝が欲しかった人の評伝を書かれると萎えるよ…もう。
556 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/06/02(土) 02:42:59
>>555 誰が良かった?>星新一の評伝
小松左京とか筒井ハスタカとかも唾付けようと狙っている奴いるんだろうなあ。
星新一って竹下元総理に似てるよね
え、そうか?
サイズがあまりに違うんで考えたこともなかったなあ(1.5倍くらい?)
>>555-556 かといって、他に書こうとする人が出てきたとも思えない。
SFMで大森望も残念がってるけど、実際のところ、SF関係者にとって第1世代SF作家は
身近すぎたりあがめたてまつりすぎて、書こうとする発想も出てこないと思うんだよな。
>>555-556だって期待はするけど自分が書こうとは思わないタイプでしょ。
SF関係者は全員同じように他人が書いてくれないかなとうかがっている状態だと思う。
あるいは、高橋良平の日本SF史みたいに、いくら調べても満足できなくて、永久に出せなくなる。
不完全だとしてもモノを出してくれた分、最相葉月はちゃんと仕事をしたと思う。
最相葉月を越えるものを出せなければ、不平を言うのは自由だけど、黙ってるしかないね。
560 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/06/02(土) 09:54:31
この世には、存在するだけで、存在しない方がマシなほどの害をなすものが多い。
561 :
559:2007/06/02(土) 09:55:45
補足。
最相葉月は、星新一への思い入れが少ないからこそ、評伝を出せたのかもしれないと思うんだ。
漏れも作家研究をやったことがあるけど、調べて詳しいことがわかってくるにつれて、
その作家が好きすぎるほど「これも調べてからでないと書けない」という欲が出てきて、
まとまらなくなってくる。
対象への関心が薄くて客観的になれる人の方が、ものを完成させやすいと思う。
>>560 そこまで言うほどのものかね。
すねてる子供かよ、まったく。
SFファンはこれだからガキなんだ。
>
>>555-556だって期待はするけど自分が書こうとは思わないタイプでしょ。
そりゃあノンフィクションライターでもなんでもないからね
>不平を言うのは自由だけど、黙ってるしかないね。
どっち?
>>556 筒井康隆は八橋一郎が全集刊行あたりまでの評伝を書いてたな
>>560 人が一生懸命書いた本にそこまで言うかね。
失礼にもほどがある。
自分が言われたらどういう気持ちになるか考えろ。
>>559 >最相葉月を越えるものを出せなければ、不平を言うのは自由だけど、黙ってるしかないね。
これはおかしいだろ
小説が書けなければ、小説がつまらないという資格がない
スポーツ選手を批判するならそれ以上のプレーをしてみろと言うようなもの
小説やスポーツとは違う。
人間は普通文章は書けるんだし、評伝は調べれば書けるものなんだからさ。
論文みたいなもんだ。
調べたり書いたりしないのなら、そこまでするほど対象への興味がないってことだ。
それにも関わらず読みたいというのは、ファンとしての興味をとっぱらってしまえば、
扇情的なマスコミ記事を批判しつつ読むのと同じ。
わけわからん奴が「星さんの伝記を書きたいんですが」と言って関係者に取材してもろくな結果にはならんぞ
職についてる人なら調べたり書いたりする時間が無いという人も多いだろうし
最相葉月が出版したものを読んだ人が褒めようと貶そうとその人の勝手
「モノを出してくれた分、最相葉月はちゃんと仕事をした」という評価は甘すぎる
出せばいいというものでもない
そんなにひどいかな、あれ。よく調べてまとめてくれただけでもありがたいと思ったけど。
妙な思い入れが鼻につくとか、日本SF史の理解が一夜漬けくさくてもどかしいとか、不満な部分はあるけども、「出ただけで害になる」ってのは意味がわからんです。
570 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/06/02(土) 13:34:16
星新一って、評伝を書くほどの作家かね?
最相葉月が書かなければ永遠に書かれなかったじゃないかな?
星新一は内心どう思っていたんだろうか?
書いてほしかったんだろうか?
571 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/06/02(土) 22:22:05
>>561 > 最相葉月は、星新一への思い入れが少ないからこそ、評伝を出せたのかもしれないと思うんだ。
これはあるだろうね。
ヘタにSFに詳しかったりすると、特に御三家は恐れ多くて評伝なんか書けない。
2ちゃんで叩かれるのは当たり前で気にしてちゃいけないだろうけど、普通にキツい
批評されるだろうし。
あとまあこういうこというと気分を害する人いるかもしれないけど、星新一っていろんな
人がさまざまな視点から批評するタイプの作家ではないと思う。そうやっても面白く
ない感じで。筒井康隆とか小松左京はそうでもない気がするけど(非SFのフィール
ドの人による評伝がいろいろ出そう)。
やれそうでやれない星新一についてあれだけ調べたんだから、そこは評価すべきで
は。気に入る、気に入らないを別として、しばらくは星の評伝の代表として読まれ続ける
んじゃないかな。
>>570 会社経営で挫折を味わっているから、書かれたくなかったかもしれない。
でも、是非にと乞われれば、断らなかったんじゃないかな。
父親や祖父の評伝を書いておいて、自分は嫌だとは言えないだろう。
ただ、星新一の存命中に評伝が書かれたかどうか…
残酷だけど
>星新一って、評伝を書くほどの作家かね?
の通りだと思う。
晩年は持ち味のショートショートでも呼ばれなくなって、ほとんど消えた作家だろう。
亡くなって、最相葉月が先行するノンフィクションで星新一を再発見したから、
評伝を書くきっかけができた。
文中にファンクラブ「エヌ氏の会」が出てるけど、星新一は彼らに対しても線を引いてた
みたいだから、おもしろい話を聞いてても、評伝は無理だったろうね。
どんなに語ったって最相葉月がクソなのは変わらないけどな。
マジで出すなよこんなの。
574 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/06/03(日) 06:31:15
>>573 どのあたりがクソだった?
評価の部分?
素材(取材部分)は面白かったな。
575 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/06/03(日) 08:34:33
星新一が文芸評論家に無視されていたというのは分かるな。
星のショートショート集は玉石混交の作品が網羅的に載っているので、
インパクトが全然ないからな。
>572
存命中は確かに数ある人気娯楽小説家の一人だったかもしれないが、死後も作品が売れ続けて、
若い読者を獲得し続けてるのはかなり珍しいことだと思うけどね。
ジャンル小説家なら死後もそのジャンルのマニアに読まれ続ける人は多いけど、そうでない、広い
範囲の読者を対象にした人って、新刊出さなくなると速攻で忘れられる人が多い。
更に星新一の場合は、SFというジャンルの創設にも深く関わってるから、日本SF史の語ることにも
なるし。
>>576 作品が売れ続けるのは珍しいけど、作者の人となりを知ることによって作品が奥深くなるって
タイプの作家じゃないからな、星は。少なくともショートショートからはそう見えないんじゃないか。
評伝に出ていた「ボッコちゃん」や「おーいででこーい」の成り立ちはおもしろかったけれども。
古きを訪ねて新しきを知るは重要だけど、日本SF史なんて懐古趣味のSFオタクくらいでしょ
興味を持つのは。日本SF自体が今は壊滅してるし。拡散と消失だっけ?
578 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/06/03(日) 10:22:29
皆さんに質問です?
この最相著の評伝は「星新一」にはプラスになりましたか?
(1)星家の親族には?
(2)星親一には?
(3)作家星新一には?
(4)星新一のファンには?
長篇は青春アドベンチャーあたりでラジオドラマ化してほしい。
「声の網」は固定電話あっての作品かな?
携帯でもモバイルネット端末に置き換えても出来そうだが。
「夢魔の標的」も多少の設定変更で対応可能か?
-----でも「青春--」てあまりいい脚本家が付かないからなぁ・・・却下?
580 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/06/03(日) 13:29:48
Wikipediaで削除された部分、今回改めて伝記のかたちで出てきたわけだな。
毎日新聞の書評でもでてたな
>577
奥深くはならなくても、ただ単純に「どういう人生だったのかな?」ってのを知りたいってだけでも
書く(読む)価値あるかと思うけど。
逆に、書く価値がないなら、なんで伝記がこんなに売れて、SF畑以外の人にも褒められているの?
>逆に、書く価値がないなら、なんで伝記がこんなに売れて、SF畑以外の人にも褒められているの?
それだけ、星新一を愛読したことのある読者が一杯いたんだろうね。
作者を知らなければこういう評伝に興味わかないのが普通だから。
そういえば、この本って「ホシヅル」の説明がすごくあっさりしてるよな
SFファンからすると、ホシヅルってけっこう大きな話だったりするのではないだろうか
まあ、そういうあたりにも著者とSFとの距離感がはっきり出てるよね
585 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/06/05(火) 00:42:56
ほしつる、と濁らないのが正しいのではないだろうか?
関西人?
>>584
584ではないが、ホシヅルで合ってると思う
昔エヌ氏の会が「SFアドベンチャー」に載せてたエッセイも「ホシヅル学入門」だったし
587 :
585:2007/06/05(火) 01:23:27
そうなんですか。済みませんでした。
おもてに出せないトンデモないエピソードいっぱいらしい。
初めて司馬遼太郎氏訪ねた時、とか。
589 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/06/06(水) 08:29:31
対人関係での星新一の凄さっていうのは、仲間のSF作家連が伝えようとしていたが、おそらく実際に星新一と会ってみなければ
その凄さは理解できないんだと思う。文章だけではなんとなく雰囲気は伝わるが、一番大事なその場の空気感ってのが見えてこない。
俺が思うに、星製薬のトラウマが星新一という人物を、決定付けたんだと思う、良くも悪くも。
全集の一番最後にある自筆年表で、誕生から大学卒業当たりまでは、普通に第三者的な書き方だっのが、唐突に
星製薬のところで「この時期のことは作品化の予定があるので詳細は省く」みたいな感じで筆者が飛び出してくる。
そして年譜の最後の欄には、作品集が発行すなわち本書である。と、また唐突にこんな文章が入って終わる。
どこまでいっても、星新一流を貫くことで、自分のキャラを守り抜いた作家だと思う
590 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/06/06(水) 15:49:47
ひところのSF作家の内輪での誉めあいに似て、実態以上に持ち上げる(ってのも
変な言い方だが)傾向もあったんじゃないかと思う。一種の神話作り。
一般書籍とかにもあるけど、星のSSで何が印象に残っているか、という話になる
と大抵初期か中期で、後期のはほとんど出てこないよね。円熟した、といえば聞
こえはいいかもしれないけど、変化も進歩もせず、だんだんパワーダウンしてい
っただけな気もする。
例えば筒井康隆とかだと、出ている作品全部読もうか、という気になるけど、今
から読んでないSSを全部読もうか、みたいな欲求て起きなくない?
>>590 俺は逆だな。
星新一ならゆっくり一つづつ読み直すのもいいかと思うけど、
筒井康隆は若い頃の俺じゃないとよめない気がする。最低でも、今の俺は全部を読めない。
>>590>>591 なぜ二人とも誰かを褒めるため、あるいは誰かを貶すために別の作家を引き合いに出すのかがわからない
593 :
591:2007/06/06(水) 16:36:17
>>592 わかりやすいからだろ。
それに、どっちが良いとか悪いとか一切書いてないけど?
なんか不満?
筒井康隆と比べて何がわかりやすいのかがわからん。
同時代のSF作家といっても、タイプが全然違うし。
あと「今の俺は全部を読めない」ってのは悪い意味じゃないの?
595 :
591:2007/06/06(水) 17:24:12
>>594 君いくつ?
タイプが違うから比べられるんだろ。
それに、人間ある程度生きてると、その年代の学校・仕事・恋愛その他の状況で
読んで面白い本そうじゃない本ってのは、変るもの。
俺は、中学生の頃に星新一、高校生の頃に筒井康隆をほとんど読んだ上で、
今の自分にとってどちらが合うかって事を述べてるだけ。
だから、あえて「今の自分」って書いたんだけど?
高校生の頃の俺は、筒井康隆のほうが好きだったんだから。
読み直すという行為において、
>>590と違う嗜好があるって事を書いただけで、
「貶める」とか言われるのは心外だね。
ああ、そういうことね。
自分はタイプの違う作家比べても意味がないと思ってるんで、まあ意見が違うとしか。
鮨屋と鮨屋比べるならまだしも、鮨屋と中華料理店比べても仕方ないんじゃないかと。
それと「君いくつ?」と聞く意味がわからないんですが。
597 :
591:2007/06/06(水) 18:18:33
作家を比べるといってもいろんな次元があるだろ。
読み直す時期の話してるんだから、同じ作風の作家出しても仕方ないだろ。
同じ作風の作家AとBがいて、Aが読みたくない時期にBが読みたいか?
ラーメンは食いたくねえって言ってるのに、次に別のラーメン屋紹介する奴はいないだろ。
普通は鮨屋でもすすめるだろ。
歳の話は、年代による好みの変化を理解も実感もできていないみたいだったから聞いただけ。
スレ違いも激しいんで俺はこれで終る。
>>590は読み直すかどうかなんて言ってないような
599 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/06/06(水) 18:37:48
役所の広報担当、地域タウン紙記者、社内報編集者のような仕事に携わりながら、小説現代新人賞、ショートショートの広場、コバルトに応募して、たまに載ったりする生活が理想だと思う。
>>597 ラーメンが食べたくないという意味で言ってたのか。
このラーメン屋(筒井康隆)は喰いたくないという意味かと思ってた。
年代による好みの変化は理解も実感もしてるよ。ご心配なく。
貴方もそれなりに歳食ってるんなら、もう少し落ち着いた方がいいと思うよ。
592がピントはずれな絡み方をしているようにしか思えないけど。
590を読んで、勝ち負け(比較して貶す)としか読めない時点で×。
>鮨屋と鮨屋比べるならまだしも、鮨屋と中華料理店比べても仕方ないんじゃないかと。
こーゆーのも手垢つきすぎ、恥ずかしすぎ。
まあ精一杯賢いこと書いたつもりなんだろうなあ。
年寄りの割には、オツムは成長しなかったか・・・。
>>601 こんなくだらないやり取りをスルーできずに批評してしまうお前も痛いぞw
さあ、早くミドンさんをさがす作業にもどるんだ
604 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/06/07(木) 15:38:26
最相の『星新一 一〇〇一話をつくった人 』はいい本だと思うよ
丁寧に取材してつくったんだろう
熱烈なSF派や星ファンではなかったことも幸いしていると思う
気になる点も少々あるけれど、星ファンなら資料として持っていてもいい
そういえば、
この星新一伝を読んで、
今まで敬遠していた星の「人民は〜」や「わが祖父〜」を読んでみる気になった
いくら最相を持ち上げようと工作したってこのスレスト状態が
あの評伝のこのスレ的評価を物語ってるよな。
高度に発達した粘着は釣りと区別がつかない
609 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/06/15(金) 12:45:47
どうでもいいけど。
>>606 > 今まで敬遠していた星の「人民は〜」や「わが祖父〜」を読んでみる気になった
こんな奴に、
> 気になる点も少々あるけれど、星ファンなら資料として持っていてもいい
こんな評価はしてほしくない。
610 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/06/17(日) 11:28:24
星新一ショートショート・コンテスト出身、藤井青銅氏が自伝小説「ラジオな日々」(小学館)で、星先生について語っている。
冒頭は星先生にショートショートが認められ、同じコンテスト出身の吉沢景介氏、佐々木清隆氏とともに、ニッポン放送の放送作家となる場面から始まる。
ショートショートの案の発想法、Wikipediaでもお馴染みの「星語録」もある。
終盤はニッポン放送を切られ、途方に暮れている所で、佐々木氏から、
「文化放送に行こう」
と誘われ、名実ともにフリーの放送作家になる場面で終わる。
612 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/06/29(金) 22:08:38
1001話を作った人読了
星が名づけ親になるところ、自分の名前から字を持ってきちゃうストレート
な命名が、その人との距離を考えるとそこはかとなく怖い感じがした。
孫とかなら分かるが・・・。
613 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/01(日) 23:38:15
ひとにぎりの未来とごたごた気流に収まっている話を教えてください。
615 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/03(火) 02:58:31
>>616 誘導どうもです。
スレちがいすみませんでした。
618 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/15(日) 20:52:08
すいません。
「きまぐれ星のメモ」みたいな
星新一のエッセイ本みたいな本のタイトルを教えて欲しいのですが。
620 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/16(月) 02:33:29
きまぐれ博物誌
きまぐれ博物誌・続
きまぐれ暦
きまぐれ学問所
きまぐれエトセトラ
気づけば絶版が増えたもんだ。
623 :
619:2007/07/20(金) 22:06:54
>>621 ありがとうございます!
・・・でも全部絶版なんですか?(+_+;)
>>619 あれこれ好奇心
きまぐれ遊歩道
きまぐれ体験紀行
できそこない博物館
きまぐれフレンドシップPart1
きまぐれフレンドシップPart2
625 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/24(火) 13:48:48
今はBOOK・OFFがあるからね
627 :
619:2007/07/25(水) 22:18:37
>>624 ありがとうございます。
まだこんなにあったんですね。
お勧めってありますか?
「できそこない博物館」はおすすめ。
書きためたアイデアメモのうち、小説にしなかったボツネタを、自身の解説付きで紹介しているのだが、
一体どこが悪いのかわからんほどレベルの高いものが多い。
629 :
619:2007/07/29(日) 17:53:45
>628
面白そうなので、買ってみることにします。
しかし、どれも1000円前後はしますね;
逆にあまり面白くなかったのってありますか?
何冊か一緒に買おうと思っているので。
ブックオフに何回か行けば手に入ると思うので千円も出す必要はないかと
古本屋に行く時間がないのなら別だが
>>629 きまぐれフレンドシップは、人によって好き嫌いが分かれると思う。
速攻で絶版になったから全然売れなかったんだろうな。
星新一が、他人の書いた小説についての解説を集めたものなので、元の作品を知らないと読んでいてピンとこない。
もちろん、それを参考に色々な読書をしてみたいという人にはおすすめ。
もし買うなら、一番収録作品数が多い新潮文庫版をさがすべし。
誤記すまん
×他人の書いた小説についての解説集めたもの
中途半端な所で書き込んで、重ね重ねすまん。
×星新一が、他人の書いた小説についての解説を集めたもの
○星新一が、他人の小説の巻末に書いた解説文を集めたもの
>>630 ネットの「日本の古本屋」で探すというテもある
ブックオフは地方には少ないし
これは意外と良スレかも
星新一はかなり読んだけど内容覚えてないのも多い
このスレ参考にしてまた読み返してみよ
636 :
619:2007/08/02(木) 03:08:15
>>631 巻末の解説文ですか。
たしかに読んでないとわからないので、それは機会があれば買うことにしたいと思います。
ありがとうございます。
>>634 そこで探したらだいたい1000円以上するんですよね。できそこない博物館とか。
近くのブックオフはちょこちょこ行ってるんですが、
>>624>>621の本は置いてないんですよ。
置いてるのは普通のショートショートだったり。数も少ないし。
>>636 まあ「安いもの」を追求するなら、
ブックオフにこまめに足を運ぶのがいいだろうな
(途中で送信してしまった)
古い星の本は、
ブックオフなんかじゃ二束三文だろうから売ってたらまず100円だろう
しかし(ショートショートはもちろん)短編はすっかり廃れ
出版界が長編至上主義みたいになってるのは何でだろう?
面白い短編を創り出すのは難しいからな
評伝にも書いてたが、司馬遼太郎も「40歳をすぎたら短編なんて書くもんじゃない」
と言ったらしいし。スレ違いかもしれんが、阿刀田高も直木賞を受賞したころ、結城昌治に
「君こんなのばっか書いてたら死んじゃうよ」と言われたらしい。良質の短編を書きつづける
のは大変なんでしょう。それに、日本の出版界はあまり短編小説に好意的とは思えないし。
労がおおくて実がすくないだから、長編作品がおおくなるのも仕方ないのかもしれんね。
せっかく評伝もでて星新一再評価の気運もたかまっているんだから、出版社は星新一賞でも
もうけてくれないもんかねえ。
642 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/11(火) 00:23:54
ほしゅ
643 :
帝國臣民:2007/09/12(水) 18:13:49
星新一は左翼小説家である。
『人民は弱し、官吏は強し』なぞといふ
戰前を否定する書物を書いている。
戰前の日本は乳と蜜流るる地上の楽園であつたといふのに。
このやうな売國作家が尊ばれている日本の背景には
やはり日教組による反日教育が根底にあるのだらう。
大和民族万歳!
大日本帝國万歳!
>>641 星新一賞はどこが主催するかでもめたとかそうでないとか
夢魔の標的が最高ー!
短編はあえて作風を絞ってったふうだけど、エッセイや長編やジュブナイル読んでると本当引き出しの多彩な人だったんだと思うよ。
647 :
幕ノ内:2007/11/14(水) 17:49:17
>宮本晃宏さん
いい加減にしてください。
もう消えてください。
このすとーかーーーーーーー!!!!!(激怒)
保守。
しかしこのスレ、
>>1が6年前とか半端ないな・・・
訳書も含めた星新一のコンプリと思われるリスト作りたいんだが、もしかして既にネット上に存在する?
>>646 エッセイは文庫化してないのも結構あるよね
650 :
長編よりも短編のほうが難しいのは当たり前だが↓:2007/11/28(水) 20:13:55
『ナイン・インタビューズ』の柴田元幸先生が翻訳された、『ケイタイ・ストーリーズ』を読みました。これは、新潮社の「ケイタイ文庫」で
配信されていた、バリー・ユアグローの超短篇をまとめたもの。
それにしても、ユアグローの妄想はとどまるところを知らないですね。
よくまあ、奇想天外な話を次から次へと思いつくもんだ。文字を目で追っている
最中に別の関係のないことをいろいろと考えてしまうのは、
私の精神が「まとも」であるゆえか、それとも、おもしろがる精神の欠如のゆえか。それとも、別の白昼夢が私をおかしているからか……。
柴田先生いわく「(前略)愉快な奇談珍談が満載だが、そうしたアイデア以上に
見事なのは、凝縮された文章から漂ってくる雰囲気である」。本書の魅力はこの
言葉で言い尽くされている気がします。
長くて2ページ、短いものは1ページにも満たない、そんな少ない文字量で、
ユアグローは独自の奇妙な世界を見事に描いています(それも78本も!)。
両者ともイソップ寓話集のぱくりです
>>643 スルーがお約束の所を答えると、星が批判したのは官僚制。
そもそも、裸一貫から自らの努力と才覚により、大会社の社長にまで
が駆け上がれたのも、この時代の恩恵(今日でこそ当たり前になって
いるけどね)。また、今日でも読まれているのは、この属性は
基本的には変わっていないからね。
自由な企業家精神の発露と(人権を唱えながらも、結局は
経済や社会の国家統制を目的とする)左翼思想とは遇い入れない。
スルーがお約束とか言っといて荒らしに構ってんじゃねえよボケ
ageてる時点で荒らし確定
655 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/12/15(土) 18:49:15
656 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/01/04(金) 13:21:26
今年初のage
なんとなし保守
658 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/01/13(日) 20:01:28
☆ゅ
659 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/01/16(水) 16:15:31
>>64 とりあえず、おまえが『人民は弱し 官吏は強し』を読んでいないことは分かった。
661 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/01/16(水) 19:22:07
662 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/01/21(月) 05:10:01
うんぽこ
663 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/02/05(火) 13:31:28
☆新一
664 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/02/07(木) 17:57:51
kl
665 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/02/09(土) 18:55:34
「ショートショートの広場15」掲載、『論理的な幽霊』の作者、ネット・ストーカー(=宮本晃宏)さん。
宮本さんの、創作文芸板スレッドでのたび重なる連続投稿について、複数のスレッド住人から繰り返し質問が出ているようです。
煽りではなさそうですし、スルーはしないで宮本さんなりの考えを述べておいた方が吉だと思うのですが、いかがなものでしょうか?
666 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/04/03(木) 03:13:46
先日の総合でのショートショートの内容教えて下さい。
BS2をみるんだ!ってまにあわなかったかあ。
金曜 午後3時45分〜3時55分に再放送があるよ。
668 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/04/13(日) 23:06:45
669 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/07/21(月) 11:37:37
age
あのメロンマンションの事件集が
声の網だったけ?
あれ 何度読み返してもすごいな
絶句する
【社会】「ここは私の領土である。入りたければ1000万円払え。」…公園を占拠していた42歳男、逮捕2
島根県平他市の「甘い祈り公園」を不法に占拠していたとして26日、住所不定無職の山田伝卓容疑者(42)を逮捕した。
調べによると、山田容疑者は2008年の7月15日から公園に住み着き、ホームレスの様な生活をしていた。
公園に入ろうとすると「ここは私の領土だ!」と言い、「どうしても入りたいなら1000万円払え!便所を使うなら1億円を払え!」と怒鳴り散らしていたという。
地元の自治会らから何度も注意されたが聞く耳を持たず、そればかりか公園に大量のダンボールを持ち込み「家」を建設していった。
そのダンボールも他人の家の前などに置いてあった物を「勝手に持ち去った」物であったという。
これに困った自治会は地元警察に通報し、そして26日「不法占拠」と「窃盗」の罪で逮捕された。
山田容疑者は現在警察の取り調べを受けており、
「アパートを追い出されて住むところがなかった、金をくれ。」や「強盗とかしなかっただけマシだろう。」
などと言っており反省していない模様。
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news7/1212845155/
673 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/09/19(金) 22:12:58
映画「イキガミ」原作が星新一作品に酷似と指摘 作者側は反論
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080919-00000919-san-ent 【映画】星新一の次女マリナさん、映画「イキガミ」原作が星新一作品「生活維持省」に似ているとして小学館に抗議[09/19]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1221792259/ 生活維持省
舞台となる国には、国民の命をランダムに奪うことによって人口を抑制し、それに
よって国民の生活水準を高め平和を保つという法律がある。その法律を施行する
生活維持省に勤める、若くて独身の男性公務員が主人公である。彼は、上司で
ある課長から、その日の死亡予定者の情報が書かれたカードを数枚受け取る。
同僚と車に乗って死亡予定者の家へ向かいチャイムを押すと、母親が玄関へ
出てくる。公務員が、その家の娘が国家によってランダムに選ばれた死亡
予定者であると告げると母親が動揺する。母親は、公務員の説明を聞き、苦しみ
ながらも娘の死を受け入れる。公務員は、この家の娘を殺害しなければならない。
イキガミ エピソード1
舞台となる国には、若い国民の命をランダムに奪うことによって国民に命の尊さを
教え、それにより国家の繁栄を保つという国家繁栄維持法という法律がある。その
法律を施行するのは、厚生保健省である。「イキガミ」の主要登場人物は、区役所
に勤める、若くて独身の男性公務員である。彼は、上司である課長から、その月の
死亡予定者の情報が書かれたカードを数枚受け取る。車(タクシー)に乗って死亡
予定者の家へ向かいチャイムを押すと、母親が玄関へ出てくる。公務員が、その
家の息子が国家によってランダムに選ばれた死亡予定者であると告げると母親が
動揺する。母親は、公務員の説明を聞き、苦しみながらも息子の死を受け入れる。
この家の息子は、公務員の告知24時間後に事前に体内に埋め込まれたカプセル
が破裂して死亡する。
>>673 昔作者は星作品へのオマージュとか言ってなかったか?
生活維持省とは -- はてなキーワード: ロバート・シルヴァーバーグ 「生と死の支配者」 (文庫)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4150103321 > 2232年、地球人口が70億人に達したのを受け、国連組織『人口平均化施行局』が開設。 そして弱者に対する安楽死の執行を開始する
(1957) Master of Life and Death, by Robert Silverberg 「Bureau of Population Equalization」 =「人口平均化省」「人口維持省」
●→ (1960) 星新一「生活維持省」
主人公 Walton は省の職員。 省の指令に従い(弱者などをランダムに選び)安楽死を忠実に実行する。
●→ 星新一「生活維持省」も同じ。
Walton is confronted by a great poet who begs for the life of his young son.
主人公(省の職員)に「自分の息子は見逃してくれ」と子供の親が懇願する。
●→ 星新一「生活維持省」も同じ。
上の3点 【 ●→ 】 で要約したように、星新一「生活維持省」の設定・ストーリ展開が全て Silverberg 作品に見出される。 (最後の数行のオチだけ星新一オリジナル?)
Silverberg「人口維持省」職員に「自分の子供は見逃してくれ」と親が懇願する場面と、
星新一「生活維持省」職員に「自分の子供は見逃してくれ」と親が懇願する場面も非常に似ています。
(星新一短編では、この場面 (および、そこに至る準備) が、その短編の大半を占めている)
コンピュータが、毎日はじき出すターゲットの名前を、忠実に処理する「人口維持省」職員 Walton に親が懇願する。
焦燥しきったその親が言うには、子供が Happysleep該当者に選ばれたという。
● (p.13) "The boy's perfectly sound, Mr. Walton. Couldn't you ---" 「元気に育っているんです。 お願いですから…」
星新一 短編: 「あれまで育ってきた、かわいいアリサを」 「せめて、あたしをかわりに。お願いです」
● (p.13) "I can't make exceptions, [...] you understand our program." 「例外は認められません。 この方針については、よくご存知のはずではありませんか。」
星新一 短編: 「それを聞きいれていたら、きりがありません。」 (「方針」について)「よくご存知のはずではありませんか。」
まあ、客観的に見れば、「イキガミ」は「生活維持省」とは別の作品だし、盗作が問題に
なることはないだろう。しかし、「維持省」からインスパイヤしていることは漫画版との比
較で言っても明らかで、それを否定して「星の作品など見たこともない」「似ていない」
などと言えば叩かれても仕方がない
SF作家もみんなウェルズの「タイムマシン」をパクっている、という言い方がされるが、
聞かれればウェルズから引用したことを認めるだろうし、それを「ウェルズなんか知らな
い」「自分だけで考えた」と言い出せば、叩かれるだろう
大人の事情で仕方なくそう言っているのもかもしれないが、「バトルロワイヤル」は「死の
ロングウォーク」の影響を認めていたし、「セカチュー」は「エヴァ」からパクったことを認め
ていたが、別に問題になったわけでもないし、評価が下がったわけでもないのだから、
素直に認めればよかったと言うだけの話だろう
>「イキガミ」は「生活維持省」とは別の作品だし、盗作が問題に なることはないだろう
別の作品だから問題ないなんてあるわけないだろ。
別の作品で似たようなことをやるからこそ問題になるわけで。
「Bureau of Population Equalization」 =「人口平均化省」は、長編小説の一行目から出てくるので、ある意味で副題のようなもの。
それを「人口維持省」としては、(省の目的・活動がすぐに判ってネタバレ)説明的すぎるので、それを避けている。
星新一(翻案)短編では、「生活維持省」として、それを避けている。
どちらも、同じような理由から「人口維持省」を避けてるのが面白いと思った。
__ __ _
. _ , '"´ ,. _ ___`丶、
/ ` / /´-‐ァー-ヽ \
. / /下7 ..///.:.::/ .:.:ト、 ヽ ただの人間には興味ありません。
/ └イ_j/ .://;へ、/!.:.::/:.}ヽ ',
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, '〈/f`| l ::l`' ゞゾ '´ rャjノ::.l:. | この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら
| l:l :!:{、| l ::| マソハ: |:: | 私のところに来なさい。
| l:l::i个| l ::l! l⌒ヽ′} .:}:.l:: l
| lハ:l::{::', ::::{、 ヽ.ノ /.:/::.l:: l
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4ヶ月以上レスがつかなくても落ちないってすごいな
スレたてが丁度8年前ですよ。
8年目で「人民は弱し、官吏は強し」は何回目のレスだろう?
>>683 『人民は』でスレ内検索してみたw
あなたで15回目かな
>>10,12,27,97,99,137,165,298,311,348,606,609,643,659,683
八年も落ちないスレ・・・
>>493 > つ〜か、『声の網』って、クラークの短篇をベースにして膨らませたものだろ。
これ、『太陽からの風』を読んだら見つけた。
「Fはフランケンシュタインの番号」だな。
>>687 GJ!
どうせ新編なら『殿さまの日』と『城の中の人』を底本にするだけじゃなく
「呪いの刀」や「町人たち」みたいな時代ショートショートも拾い入れてほしいね。
689 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/27(木) 20:10:50
「あの怪獣はあいつらのペットで、ハチ公という名に違いない!」
毎年恒例「ホシヅルの日」星新一先生のお墓参り。
9月6日日曜日、13時00分集合。
690 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/30(日) 21:50:28
星新一賞、大昔にあったような気がする。高校生のころ、それめざして原稿用紙に向かった記憶がある。誰か同じような記憶もった人いませんか。
691 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/30(日) 21:52:35
星新一賞、大昔にあったような気がする。高校生のころ、それめざして原稿用紙に向かった記憶がある。誰か同じような記憶もった人いませんか。
692 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/08/30(日) 21:53:30
星新一賞、大昔にあったような気がする。高校生のころ、それめざして原稿用紙に向かった記憶がある。誰か同じような記憶もった人いませんか。
693 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/09/01(火) 09:58:46
「夢魔の標的」「気まぐれ指数」みたいな長篇はいまいちかなあ…
短篇連作みたいな構成になりがち
でも「ほら男爵 現代の冒険」は好き
直木賞候補にもなってたんだね
意外なとこでは ブラウンの短篇集の翻訳がすばらしい
「竹取物語」の現代語訳もさすがだと思います
夢魔つまらんかった。
>>688 「呪いの刀」って、なんですか?
ショート・ショート、長編、エッセイ…
そんなタイトルの作品は見当たらないのですが…
たぶん「一本の刀」のことかと
>>696 「一本の刀」みたいですね。
文庫未収録のレアな作品かと思ってしまった。
698 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/10/02(金) 21:33:48
進化したサル・・・は中学生時代、何度も読み返した。
どんな話だっけ?
「進化した猿たち」ね
701 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/10/07(水) 12:14:54
エッセイ集に入る?>「進化した・・」
あれでアメリカンジョークにはまったw
福音館書房の星新一訳「海竜めざめる」を読んだが文章の癖って翻訳でも出るね。
どうしても主人公がエヌ氏であるような印象を持った。
そこがイラストとマッチしていいんだけど
>>702 サンリオで出た、星さん訳の「フレドリック・ブラウン短編集」は微妙だと
思ったなあ
なんかこう、文章としてのソリが合わない、みたいな感じがした
文章の調子とか登場人物の立ち位置みたいなのが、星さんと
ブラウンとではかなり違うんだな、ってのを痛感したよ
作家としてはどっちも大好きなんだけどね、もちろん
704 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/10/17(土) 16:10:20
1983年頃に執筆された『判断』って作品分かりますか?
多分、お酒に関するエッセイだと思うのですが、文庫化されたエッセイ集には見当たりません。
タイトルが改題されてるかも知れません。
二三日前、水道工事屋さんの倉庫というのか物置というのか、
いらないものは、とりあえずココにみたいなスペースで、
シホはりすく
社會式株藥製星
の看板見た。(文字使い、多少違ってるかもしれない)
うれしかった。
星製薬って倒産したの?
名前を継いだだけで元の法人が存続してるわけじゃない
709 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2010/08/10(火) 13:28:56
age
710 :
名無しは無慈悲な夜の女王:
『きまぐれ体験紀行』、『きまぐれ遊歩道』ブコフにて入手。
まだ読んでないけど、断食日記が楽しみだw