1 :
ドロザンド :
2001/04/29(日) 18:35 腰が抜けるほどの衝撃を受けました。 これが本当に1905年の作品とは信じられない思いです。 元祖「人工の神話」と考えてよいのでしょうか。 トールキンやラブクラフトが影響を受けたのもうなづけます。 予言者を執拗に付け狙う殺人マッシーンのムング萌え。 あとマアナ=ユウド=スウシャイのコスプレをしてみたいです。 誰か私の斜め前で太鼓を叩いてくれる人募集。
2 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/04/29(日) 19:20
目が覚めると世界が終わる奴でしたっけ?
3 :
専守防衛さん :2001/04/29(日) 19:26
これ、読みたいけど手に入らない。
4 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/04/29(日) 22:41
図書館で借りて読みました。 貸し出し中のままになっていたので諦めていたら、 図書館から電話がかかってきて借りることができました。 確かにすごいけれど、面白い話とは思いませんでした。
5 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/04/29(日) 23:05
「ペガーナ」よりもちくまの「妖精族のむすめ」のほうがお勧めかな、ダンセイニは。
6 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/04/29(日) 23:48
>ラブクラフトが影響を受けたのもうなづけます。 「予言者ヨグ」とか「アルヒレト=ホテップ」とかモロだよね。
7 :
無名草子さん :2001/05/01(火) 17:17
>>5 けど、どっちも入手が難しいんだよな…
ネット古本屋でもなかなか売ってないし。
けど、世の中には複数(洋書も)持っている人もいるから
頑張って探すしかないのか。
8 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/05/12(土) 11:29
9 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/05/12(土) 15:17
ゴメソ。 『ペガーナの神々』三冊持ってる(笑)
10 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/05/12(土) 18:11
おいらもダンセイニ読んでから他のファンタジーが
読めなくなったよ。そんくらい衝撃大きかった。
筑摩と早川で出ている他にもいろいろ作品あるんだね
URL THX!!
>>8
11 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/05/13(日) 01:27
ヤフオクに出ていた1921年刊の『ダンセニイ戯曲全集』がなくなってるね。 誰が落札したんだろ? あれはカバーないのに。
>>11 そう?ウォッチリストではまだあるみたいだけど…大正時代の本だよね?
最近何故か検索出来ない事が増えているような気がする >ヤフオク
一応sageておきます(ageるような話でもないので)
13 :
11 :2001/05/13(日) 17:29
>>12 あれ?
昨日は無かったのに〜。
困ったもんだね。
魔法使いの弟子も三冊出てるけど、
こんなの誰が買うんだ?
ちくまのを買う方が早いよね。
14 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/05/13(日) 19:37
昔の物を買いたいと思う人もいるのでしょう
15 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/05/18(金) 00:52
ダンセイニはアーサー・C・クラークと文通していました。
16 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/05/25(金) 14:58
倉田卓次「裁判官の書斎」とかいう本で、 荒俣の誤訳を指摘していた。 この人、こんなマニアックな本を読んでるんだな、と感心した。
17 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/05/25(金) 14:59
「妖精族のむすめ」って最初の邦題は 「妖精のやからに近きもの」だった。こっちの題の方が好きだ。
>>17 それって、ラヴクラフトの邦訳にありそうな題名(藁
19 :
軍国SF少年 :2001/06/23(土) 13:07
>>16 倉田卓次先生は沼正三の正体といわれるお方ですから。
(本人は否定していますが)ちなみに沼正三にも「ペガーナ
の神々」に関する言及あり。
20 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/06/26(火) 13:38
21 :
軍国SF少年 :2001/06/26(火) 15:39
ちょっとガセかな…「ある夢想家の手帳から」潮出版社版の SF問答にシドニー・H・シームの「ペガーナの神々」さし絵 が掲載されてました。
22 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/29(日) 07:37
23 :
無名募集中。。。 :2001/07/29(日) 14:49
24 :
4 :2001/08/05(日) 02:43
面白い話じゃないってのは分かるなぁ。波乱万丈のストーリー展開とか、そういう 語りの面白さ楽しさで読ませる楽しさではないもの。なんだがご神託めいてすら 思えてきますものね。
25 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/08/05(日) 10:36
>>5 「もらってください、きれいな魂です」
大好きだったな。あの小説。
26 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/09/01 18:28 ID:kforoVcw
「魔法使いの弟子」しかまだ読んだことないけど 影の描写があまりにも美しくて感動しました。 早速探して読んでみます。
27 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/09/02 01:44 ID:1aQYys.c
早川FTからダンセイニ作品が沢山出ていた時代もあったのにな。 自分はそれで「ペガーナ」を読んだし 神々を創る人たるダンセイニ卿を知った。 そして慌ててダンセイニ卿の作を買い漁ったっけ。 月刊ペン社の妖精文庫から出ていたものを全部読んだが なかでも「エルフランドの王女」が圧巻だったなぁ。 作者は確かに異界につながる眼を持っていると思った。 「影の谷年代記」みたいにシニカルかつコミカルで ほのかにロマンチックな話も面白かったし。 早川から出てたなかでは「魔法使いの弟子」が好きかな。 すべてのモチーフがぴったりと収まった美しい構造の佳き物語だ。 ダンセイニ卿みたいな作者は空前絶後の存在かもしれないが 21世紀にも一人くらいはあんな話を書ける人が出てくれ。
28 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/09/03 16:47 ID:UrBoDsuY
著作権はまだ切れていないの? 切れてるんなら勝手に翻訳してネット上で発表したい。
29 :
28 :01/09/03 17:04 ID:UrBoDsuY
スマソ。グーグルで調べたらわかった。1957没だからまだ切れてない。
30 :
28再び :01/09/03 17:30 ID:UrBoDsuY
なんかよくわからないが、著作権はほとんどクリアできているって。
31 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/09/03 19:39 ID:Coiwuwj2
>28 私も、未訳の作品を翻訳してみようと思ってるクチです。 (どの作品かは書くと誰かバレるので勘弁) 一応、未訳の物なら翻訳して公開しても問題ないはず。 既訳がある物は避けておいた方がいいと思う。先人への礼儀上でもね。 戯曲は松村みね子訳の著作権がまだ生きてます。 あと「時と神々」や戦争小説集は翻訳を進めている方がいるので、 これらも避けておいた方がいいと思われ。 未訳のがどんどん翻訳されると嬉しいです、はい。
32 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/09/03 20:46 ID:ZZbGMzhs
戦争小説集の翻訳、もう夏コミで出ていたよ。 「England」って短編が秀逸だった。 2ページなのでここに書いてしまいたいくらい。
33 :
31 :01/09/03 21:17 ID:rIxLRN4U
>32 私もその本持ってます。 知らない人もいると思うけど…本をここで紹介しても大丈夫かな? どこが出したのかは一応、過去ログを見れば場所はわかると思いますが。
「そうだソーセージを食べた」軍曹が言った。 「それにマッシュポテトもですか?」一等兵が答えた。 「そう、それにビールだ。そして我々は家路に向かう。素晴らしい夕べだった。 我々は薔薇の咲き誇る小径を通って帰った。そして家々の前も通った。 狭いながらどの家にも庭があった」軍曹が言う。 「庭ですか、素晴らしいですね」一等兵が言う。 「そうだ、どの家にも前庭がある。庭は道路に面していて、木の柵で囲まれている。 鉄条網なんてあるわけがない」 「私も鉄条網は好きではありません。そんなもの必要ありませんよね」下士官は続けた。
「道路に面した庭はとても素晴らしかった。 ビル・ウィークス老人は、そこで身の丈程の青い花を育てていた」軍曹は続けた。 「タチアオイですか?」 「いや、タチアオイではなかったな。 いつも夕べになるとその花を眺めに行ったものだ。花が大きくなるのが楽しみだった。 庭の中央には煉瓦敷の小径があった。その背の高い青い花は小径の両側で咲き誇っていた。 まったく素晴らしい光景だったな。近所には二十程の庭があっただろう。 しかし青い花の咲いたウィークス老人の庭は群を抜いていた。 左手の少し離れたところに古い風車があった。 アマツバメが頭の上を飛び交い、甲高い声で啼いていた。 ちょうど屋根ぐらいの高さを飛んでいた。神よ、その素晴らしさと言ったら!
道端に二人の青年が佇んでいた。彼らはこれといって何をしている風でもない。 ひとりはジム・ブッカーだった。彼はフルートを小脇に抱えている。 何と素晴らしい時間だったのだろう。蝙蝠がひらひらと舞っている。 空には一番星が煌く。そしてすぐに星々が輝き始める。 煙突から立ち昇る煙が黒みを増す。 少し肌寒い風が蝙蝠のようにゆらゆらとあたりを漂っている。 すべての物から色彩が消え始める。森がその不思議さを増す。 そして小川からは霧が昇り始める。 それはまったく不思議な時刻だ。その光景に出会えるのはちょうどその時間、 長い夏の夕方、星が一つ二つ瞬き始める頃だ。私は女友達と家路に向かっていた。 君も昔の話をするかい?」 「いえ、軍曹、どうぞ先を進めて下さい」
「そうか、私は彼女を家まで送って行った。彼女の父親は森の守衛をしていたんだ。 彼女の家は森の中にあった。古い瓦でできたとても素晴らしい家だった。 彼女の犬はみな人なつっこかった。僕は犬の名前は全部覚えていた。 犬も僕を覚えてくれていた。森に沿って家路につく頃、梟の声があたりに響いていた。 何か白くて大きいものが森の中を漂っているようだった」 「はい、軍曹。私にも覚えがあります」 「一度、目と鼻の先で狐に出会ったことがあったな。 ベルベットを纏っているようだった。森から一瞬抜け出して来たんだろう」 「狡猾な奴ですよね」
「何かが活き活きと動き始める時刻、そう夏の夜の十時だ」軍曹は先を続けた。 「あたりが騒々しくなる。ある不思議なものが眠りから目覚める そしてその凄い奴が森の静寂の中をこちらにやって来るのだ。 それは誰にも止めることはできない。犬の遠吠え、ホーホーという梟の鳴き声、 荷車の軋む音、そしてあたりに何とも喩えようもない不思議な音色が漂い始める。 あのブッカー青年がフルートを吹いているのだ。 あの夜に響いた音、あんな調べは誰も耳にしたことがないだろう。 あんな音色はこの世に二つと存在しない」 「ええっ、解ります」一等兵が答えた。
「そうか、今までは人を信用出来なかったのでそれ以上話したことはなかった。 でももういいだろ。それから先の話をしよう。 家に帰ると暗い窓に私を誘うように小さな光が灯っていた。 庭に出て花々のすぐ側まで近づく。夜の庭は素晴らしかった。 白くて不思議な花々が夜の庭に咲いていたんだ」 「僕も昔の素晴らしかったことを思い出します」 「人生とは素晴らしいものだな」軍曹は言った。 「はい、軍曹。もう思い残すことはありません」 五日間、雨のような集中砲火が続いた。彼らはまったく孤立してしまい、 救援の道は絶たれてしまった。食料も尽き果てていた。 彼らは、もう自分たちが何処にいるかさえ解らなくなっていた。
40 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/09/03 23:29 ID:sAJU4FZA
ロード・ダンセイニ「戦争小説集」より
41 :
未谷おと :01/09/04 01:42 ID:7NrNJRrM
42 :
未谷おと :01/09/04 01:58 ID:7NrNJRrM
>>28 ダンセイニの翻訳権はベルヌ条約の旧法によって日本では切れております。
ドイツなどでは、本に著作権表示の(c)があるので、まだ翻訳権が
切れていなようです。
翻訳された暁には、ぜひ私にお知らせ下さい。こちらからリンクを張らせて
頂きたく思います。
投稿して頂くのも嬉しいです。
原著のテキストがご入り用でしたら、ご相談頂ければ、ある程度までは
なんとか出来るかと思います。
>>32 お買いあげありがとうございます。
感想などがございましたら、ぜひ掲示板なり、メールなりでお知らせ下さい。
もし、誤植を発見したら……こっそり教えて下さい。
>>33 本の紹介ありがとうざいます。
私のサイト、バブルクンドの神々は2chからでも(荒し目的でなければ)
リンクフリーです。どうぞ直リンしてやって下さい(笑)
ごめんごめん。削除に異存はないです。
44 :
通りすがりのもんだ :01/09/10 01:12
45 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/09/10 01:54
>>34 -39
41さんには申し訳ないけど無茶苦茶感動した。
傑作やんこれ。
>>34 -39
ところで軍曹の一人称が「私→僕→私」なのは
やっぱりわざとなのかな?
あと軍曹の科白に同じ比喩の繰り返しが多いのは(ダンセイニが)
田舎者の表現としてやったのかな?
>44 いい加減な説明に注釈をありがとうございます。 >45 >ところで軍曹の一人称が「私→僕→私」なのは >やっぱりわざとなのかな? 校訂ミスです(汗 次の更新時に修正しておきます。 ご指摘ありがとうございます。 >あと軍曹の科白に同じ比喩の繰り返しが多いのは(ダンセイニが) >田舎者の表現としてやったのかな? 欽定英訳聖書の影響とか、ヘブライ的表現を意識したかと思われます。 その辺は荒俣大兄がどこかで指摘していたような気もしますが、 ちゃんと覚えていないので割愛させて下さい。
>あと軍曹の科白に同じ比喩の繰り返しが多いのは(ダンセイニが) >田舎者の表現としてやったのかな? 原文はどうなっているんですか、ここ>未谷氏 聖書の影響というと、あの朗々と歌い上げるような文章と大胆な比喩を 用いるあたりですね。同じ比喩の繰り返し多いのは、訳者の方針もある んじゃないかな? 平板な文章になるのを避けるために訳し分けるのか、 それとも原文忠実ザエモンでやっか。 ダンセイニの文体については、たしか『影の谷物語』(ちくま文庫)あと がきの風間賢二解説でくわしく説明されていたはず。
48 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/09/11 02:10
つーか私が本物の45なのですが 何故47氏は騙りますか?
解説していただいたことは嬉しいのですが。
>46 あ、校訂ミスでしたか。 つい犬のところだけ(軍曹が)童心に戻ったのかな、と思いました。 比喩表現はなにかと難しそうですね。
51 :
48さんゴメン :01/09/11 02:18
>つーか私が本物の45なのですが >何故47氏は騙りますか? あぁゴメンゴメン、そういう意味になっちゃうの? 知らなくて。 疎いもんだから。「45さんへ」の意味で書いたんだけど、どう やら「おれは45」ということになっちゃうんすね。 覚えておきます。
そういうことでしたか。了解しました。どういたしまして。 そういう場合は名前欄には >45 で結構ですよ。
53 :
ペガーナ・ロスト :01/09/11 03:08
>>47 原文ですか?
まあ、著作権に触れない程度に引用しますね。
以下、原著の1ページ目です。
ENGLAND
"And then we used to have sausages," A said the Sergeant.
"And mashed?" said the Private. "Yes," said the Sergeant, "and beer.
Arid then we used to go home. It was grand in the evenings. We used
to go along a lane that was full of them wild roses. And then we came
to the road where the houses were. They all had their bit of a garden,
every house."
"Nice, I calls it, a garden," the Private said.
"Yes," said the Sergeant; "they all h4d their garden. It came right
down to the road. Wooden palings; none of that there wire."
"I hates wire," said the Private.
"They didn't have none of it," the N.C.O. went on. "The gardens came
right down to the road, looking lovery.
>>47 >平板な文章になるのを避けるために訳し分けるのか、
>それとも原文忠実ザエモンでやっか。
個人的には、原文に忠実でありながら、平板にならない訳文が理想ですね。
原文に忠実っていうのは、逐語訳ではなくて、ちゃんと読みとるという意味です。
>>53 お買いあげありがとうございます。
実際にはあれからもうちょっと売れてます。
この調子なら再版が……かかればいいですね(笑)
復刊ドットコムも思ったより定期的に投票されているので、
運が良ければ一年ぐらいで100票に行くかも知れません。
「大兄」は男性同士で使う敬称で、同輩かやや年上のひとに使います。
私のサイトの掲示板でよく使われていたので、マネしていたら癖に
なってしまいました。他にも、「翁」とか「大老」なんて敬称も
使いますね。
56 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/09/11 03:48
>>55 アリャマタコリャマタがなんかの本で予告してた、あっ「妖精族のむすめ」か、
「ペガーナの神々」完全版ってどうなってるの?もう10年以上たってるよね。
>>54 >Arid then we used to go home. It was grand in the evenings. We used
誤植発見しました(汗
And then...が正しいです。
OCR特有の間違え方ですね。
>>56 『ペガーナの神々』完全版は望み薄です。
荒俣大兄はある雑誌のインタビューに答えて、
プロ野球の観客動員数にも満たない部数しか売れない
幻想文学に愛想を尽かしたそうで。
前述のペガーナロストに『時と神々』が三編ほど訳されているので、
よかったらご購入下さい(宣伝失礼します)
>>57 誤植見つけたのを sageるのはセコいな(藁
>未谷おとさん 削除依頼のことですけど、放置されてるみたいですよ。 レス削除はageて依頼したほうがいいです。
61 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/09/15 05:08
62 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/09/18 02:04
だれか「牧神の祝福」読んだ人いませんか?感想聞かせてください。
63 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/09/18 06:03
>62 話の筋とかは「エルフランドの王女」に似てるけど、その実 「エルフランドの王女」と対極にある作品。 ダンセイニ作品の中でもかなり暗い内容だと思う。 あらすじとかはどっかで書いてあると思うので、探してみたら?
64 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/09/18 08:52
66 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/09/27 02:45
67 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/09/27 18:12
>>66 「牧神」はオンライン古本屋で結構出てきたと思う。今は知らないけど。
でもこれ、ダンセイニの翻訳でも一番マイナーなんじゃない?
って、これしか翻訳でてなきゃ当然か。
68 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/09/28 16:30
「牧神の祝福」を訳すぐらいなら、The Curse of the Wise Womanを 出してほしかった……。
69 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/09/29 04:26
>>68 "魔女の呪い" というと確かダンセイニ自伝でしたよね? こんなタイトルよくつけるなぁ(超苦笑)
さすが人を食ってる。
「牧神」訳すくらいならっていうけどさ、これはしょうがなかったんじゃない? 妖精文庫の頃って
いったら国刊の世界幻想文学大系のちょっと前くらい、ハヤカワFT のずうっと前じゃん。ほとんど
孤軍奮闘でモダン・ファンタジーのきわめつけを訳していたわけでさ。なんか話が逸れたな。
だいたい作家たるものが、主要な作品が読めないのに自伝が出てどーすんだってもんだろう(笑)
「牧神」は読んだ? けっこう読ませるよあれは。
数少ないチャンスをまず作品優先した荒俣は正しいと思う。
# それに自伝は某氏が "俺が訳す" って宣言したらしーし
>>69 いや、自伝じゃなくて、自伝的長編。
アイルランドの田舎で少年が魔女に出会って、うんぬんする話。
海外では「牧神の祝福」より評価されているらしい。
シェイマス・ヒーニーが描写を誉めてた。
「牧神の祝福」が訳されたのは実際ありがたいとは思ってるよ。
たぶん、あの機会の逃せば二度と商業出版されてないだろうね。
本国でも、70年ほどずっと絶版だし。
自伝は3冊出てるはず。
Patches of Sunlight
While the Sirens Slept
Sirens Wake
ミステリ板ネタですけど、「二壜のソース」系の奇妙な味の犯罪小説が一冊にまとまって出るんだってね。東京創○社のことだからいつ出るか知らないけど(藁
72 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/02 23:06
ダンセイニかー。 昔、本当に好きだった。ラブクラフトの気持ちはわかるな。
73 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/04 19:02
>>42 ,44
亀レスになりますが……。
いわゆる「10年留保」は、あくまでも「翻訳出版権」に関わるものなので
ネット上で公開する(=「出版」ではない)場合に適用できるかどうかは、
やや疑問ですね。
個人的には、ネットで公開する場合には、完全に著作権そのものが切れて
いるものに限定したほうがいいように思います。
>>71 あの本にはファンタジーや SF短篇も入るらしーんでここで取り上げても問題ないでしょ。
「新しい主人」という作品が面白かった。
75 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/12 05:02
>>73 法律のことはよく分からんのだけど、「1970年以前の作品は、著作権者の承諾無しに
早い者勝ちで翻訳・発表してよい」という法理ではないのかな? 媒体は紙でもWebでも
あんまり関係ないのでは。あるとしてWebだと複製が容易という点かなあ。青空文庫あ
たりはどう判断してるんだろう?
しかし乱暴な特例だね。やっぱ無くなるでしょこれは。そのうち。
それはそうと、ダンセイニの新訳が載るらしいね。来月発売予定の「幻想文学」に載る
んだってさ。再録じゃなくて初訳は 2年ぶりとか。
76 :
軍国SF少年 :01/10/13 12:02
ダンセイニにかぎりませんが、幻想文学大事典の邦訳リストは くわしくていいっすね。
幻想文学大事典は邦訳リストもそれはそれで重宝するけれども、解説自体が 読み応えあり、あそこが真価。 ぼくはダンセイニの作風を人に説明するときによく同書から引用しています。 このへん。 「ダンセイニの小説や戯曲には、他の作家なら恐怖ものにしてしまい かねない身の毛のよだつような設定とイメージや章句が溢れている (中略) 身の毛がよだつかどうかはともかく、少なくとも気味の悪いことは 議論の余地がない」 「ダンセイニは厳密には恐怖小説の範疇には入らないが、同質の精神 性を備えていたといえよう」 「ラヴクラフトはダンセイニの宇宙観、人類が暮らしているのは混沌 とした広大無辺の宇宙の只中に浮かぶ秩序あるちっぽけな島の上で あるという感覚を、絶賛していた。この概念はラヴクラフト自身の、 またその他多くの作家たちの恐怖小説になくてはならないものであっ た」(ダレル・シュワイツァー, 好野理恵訳) 別にこのへんも使います。こっちは安いし、必読必携。 「(ダンセイニの)短篇小説には、軽妙な語り口で非常な異世界的戦慄 をおぼえしめるものがある。「オットフォードの郵便夫」などはこ の類だ。また「幽霊」や「テーブルの十三人」のような古典的怪談 もあるが、しかし、それよりも面白いのは戯曲だ (以下「山の神々」 「宿の一夜」を紹介)」 −南條竹則『恐怖の黄金時代−怪奇小説の巨匠たち』集英社新書
78 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/18 02:26
79 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/18 03:05
図書館にあったよ。今日見かけたから間違いない。さっそく明日借りてみるか。
>>75 まあ色々と解釈はあるでしょうが、昔の移行措置でしかない
「十年留保」を、周辺権利であるウェブ上の公開にまで適用
するのはちょっと強引ではないか、と常々思っているので。
たとえば、同じ周辺権利である映画化権やドラマ化権の場合は、
十年留保はないんじゃないかな(ある海外作品が70年以前に
日本で映画化されていないからといって、承諾なしに自由に
映画化していいことにはならない)。
ネット上での公開もそれと同じことなのでは?
82 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/18 16:44
>77 あんた勇者や、まじで。 てゆうか、このスレがそれなりに進んでることがすごい。
83 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/19 00:18
図書館にあったのは……、 「妖精族のむすめ」 「魔法使いの弟子」 「影の谷物語」 ……の3点でした。どの順番で読むべきでしょうか? 当方、ダンセイニは初めて読みます。
84 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/19 06:23
>>83 短篇集である「妖精族のむすめ」から読んで、
次に「影の谷」→「魔法使い」がいいかと。
後者は一応つながってる(ほぉぉぉんのちょっと、って感じだけど)
からこの順の方がいいかも。
出た順番も「影の谷」→「魔法使い」だし。
85 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/21 07:20
>>83 まずは短篇集から読み始めるのがいいと思うけど、「影の谷」は僕にはあんまり面白くなかったなぁ。
「魔法使い」を先に読むのをすすめたいです。
あっ、あと国書刊行会から出ている「ヤン川の舟歌」という作品集はぜったいのおすすめです。版元在庫もありますし、古書で探しても千円前後で容易に見つかります。殊に表題作のどこかけだるく、それでいて優美な雰囲気は、ぜひぜひ。
>>85 いや、「魔法使い」を先に読んでしまうと「影の谷」を
読むのが辛かったんで、俺は。
元々「影の谷」は習作みたいなものだそうだから仕方ないけど。
そういうこともあって「影の谷」を読ませてから「魔法使い」と
進んだ方がいいんじゃないかと思ったんだが。
それから「ヤン川」は私もお薦めですね。
注文して買うつもりがあるなら、「エルフランドの王女」(沖積社)も
お薦めです。
>>86 >いや、「魔法使い」を先に読んでしまうと「影の谷」を
>読むのが辛かったんで、俺は。
>元々「影の谷」は習作みたいなものだそうだから仕方ないけど。
なるほど。
「美味しいものは後に取っておけ」なワケですね(笑)
んーでもごめんなさい、僕は美味しいのからパクつく方なんです〜(爆笑)
『ヤン川』と『エルフランドの王女』はマジでおすすめです。
こんなスレあったんだ…… >86 「エルフランドの王女」(沖積社) これって月刊ペン社の妖精文庫版と違うの?
89 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/23 06:09
>>88 妖精文庫版と沖積社版の違い?翻訳は同じ人だから
それ以外では、本の作りと、あと妖精文庫版はカバーの
表見返しにシームの絵の一部(独自に彩色された物)が
載っているぐらいかな。
手に入りやすい方をとればいいかと。
>89 ありがとう。 妖精文庫版は持ってるんで訳者が違うなら買おうかと思いまして。 でもやっぱり実物を見てからどうするか決めます。
91 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/24 04:16
>>88 沖積「舎」復刻版は表紙がマンガ家の…… だれだっけ? ど忘れした(笑)
わりとコアなファンの多い人だ。たしか国書の「探偵クラブ」装画もやった人。
逆に元版のウリは月報かな、あれはけっこう読ませる。
それはそうと「バブルクンドの神々」、翻訳を削除しましたね。迅速な、とはいいかねるけども、まぁ真面目な対応したのでないかい?
>>91 あ、「舎」だったか。すまん。
表紙絵は山田章博ですね。
93 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/10/31 02:42
読書遍歴のゆえか、いわゆるヒロイック・ファンタジーというやつには血が燃えない。 「ペガーナの神々」のような寓意と象徴が横溢する神話群、いうなればカフカ的あるいはノヴァーリス的世界に異様な魅力を感じます。
94 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/11/02 02:17
age
95 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/11/03 03:02
ageだけでは寂しいので(笑) 『稲垣足穂全集』第 1巻を読んでいたら、ダンセイニのことを「山師」と言い放っているところ見つけた。有名? 「英吉利文学に就いて」というエッセイ。 おもしろい。
>>95 それは筑摩書房の?それとも昔出ていた物?
関心あり。
97 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/11/04 02:13
ペガーナの神々再刊しないんですかね。 これほどのものが気軽に入手できないのはつらい。 「すごいよ! マサルさん」のうすた京介あたりに ビジュアルを担当してもらうというのはどうでしょうか。
98 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/11/04 11:10
>>97 >>78 で復刊運動やってるから、投票してよ。
運が良ければなんとかなるっしょ。
99 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/11/04 21:46
>>96 先ごろめでたく全巻完結した筑摩版です。このエッセイのことはアリャマタコリャマタも触れています(幻想文学千一夜、だったかな)
>>98 復刊運動なにとぞご協力を。ただいま『ペガーナの神々』42票、『妖精族のむすめ』27票でございます。
うすた京介氏のことはまったく存じ上げませんが、どのような絵をお描きになる方なのでしょうか。
荒俣宏『空想文学千一夜』(工作舎)でした。言及のエッセイはたしか「ぼくらは足穂全集を読んでからこの世に生まれてくる」でしたか。 「……かつて創土社から拙訳でダンセイニをまとめたとき、京都の足穂さんに推薦文をお願いした…… "男性的" という言葉は、感覚的には理解できたのだけれども、どういう意味かは理屈では図りかねた。 それが今回「英吉利文学に就て」を読んで理会できた。そうか、かつての未来派のスローガンだったのか」 本がちょっと出てこなくて記憶で書いているんだけれども、大意こんな感じ。 せっかくのキリ番をこんな訂正で取ってあいすみませぬ。
>>99 ,100
ああ、その本持ってるので後で見てみます。ありがとう。
ついでにうすた京介は今少年ジャンプの巻末に載ってるので
それを見てみては?独特の絵であるのは確か。
#個人的には竹本泉にも描いて欲し・・・いや何でもない。
102 :
名無しは無慈悲な女王 :01/11/08 03:10
ラヴクラフトが師表したもう一人の作家、といえばマッケンですが、彼は伝記やいろんな評論を 読むとどうやら「もう一つの超自然の世界」の実在をかなりマジに信じていたようですね。今で いうビリーバーというやつですか。ふつうこういう人が書いたものってのは99%読むにたえない シロモノというのが相場なんですが、まがりなりにも後世に残る文学に昇華しえたのだから偉と するに足ります。 さてそこで我らがダンセイニ卿ですが− こちらは超自然などまったく信じちゃいないと思うの ですがいかがでしょうか? 卿がファンタジーを扱ったのはただ一つ、美的至福を味わうために 最適な素材だったからで、本人は筋金入りのリアリスト (第一、軍人なんだし) というのが私見 であります。 また、軍人にして文人でもあるというあたりが、タルホがあれだけ惚れ込んだ一因でもあるのか なぁと思うのですがどうでしょう。鴎外といっしょなわけですよ、軍人かつ文人。タルホも明治 の男だから堪らなかったんでしょうね。
103 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/11/12 23:57
>>95 ありました。ちょっと引用しておきます。
「「我等は男性的にして非感傷的な英吉利文学を期待する」こんな文句
が、未来派の人々の宣言の一つにあったことを覚えている (中略)
ダンセイニに就ては、私はこの人物の山師のような所、それでいて彼
は貴族であって又サハラで大そう苦労した軍人であって……そんな所
が好きである。そして人々に知られている神様や船員の出て来るドラ
マに就ては、斬新なビラ絵のような美を感じているが (中略)
彼の芝居に出て来る軍人も、どこへ行っていたかと友人に訊ねられた
時に答えた「世界の果へネクタイを取換えに−」しかもこんなしゃれ
には、すでに客間の紙の蝶ではなく遠い海のうねりとそして砂にてる
荒々しい日光とが感じられるのではないか」
面白いよね。
104 :
名無しの陽のもとに :01/11/16 03:07
そろそろかな〜〜、ダンセイニの新訳が載った「幻想文学」の新刊。
こんなスレが。 ああ、俺にとって今でもダンセイニ卿はファンタジーのバイブルです。 「妖精」とかの短編の一つ一つがきれーでなー。 ぱっとは出てこないが、「サクノスを除いては破るにあたわぬ堅砦」だったかな? とか、なんかいちいちインパクトがあったな。
106 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/11/16 21:31
「幻想文学」出てました。店や地域にもよるけど、都市圏では
そろそろ出てるようで。
・・・スミザーズ物は(ボソ
.
>>105 「サクノスを除いては破るあたわぬ堅砦」ですね。一字余計なだけです。
短編、本当に綺麗なんだよねぇ。
107 :
名無しの陽のもとに :01/11/18 21:28
>>105 おお同志! おいらも「サクノス」大好きさぁ。あれはラストの数行がとくにすばらしいね。
あれが余韻すごくいいんだよなぁ。他にも「潮の満ちる場所で」とか「ヤン川の舟歌」とか
いちいちどれも一読すばらしい余韻を残すんだ。
また筆致がどことなく古典的じゃないですか? いや、あれは古雅というのかな。
どこか古く新たである。詩はつねに新しく古くあれ。ダンセイニの短編を散文詩と呼んだ
人がいるというけど、解かるねえ。
108 :
名無しの陽のもとに :01/11/24 20:47
109 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/11/24 21:03
画集ってもそれこそ100年前の人だよね。 前には何時出たんだろ。 おいらもシームの絵は好き。 ペガーナ出しなおすなら全部カラーで見たい。 表紙のマアナユウドスウシャイの分厚い唇が素敵。
>>109 あのー、元の絵から白黒なのですが・・・シーム(サイム)の絵は。
ハヤカワ文庫版の表紙の事を言ってるのかな?
だとしたら、あれは日本で独自に彩色した物のはずですよ。
(どこだったか、「彩色:○○(名前忘れた)」って書いてある)
わかってて書いてる(グレースケールで見たい)のならすまん。
111 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/11/24 21:40
ああ、そうだったんだ。知らなかったよ。 じゃなくて気づかなかったよ。呵々。
>>110 カバーの表見返しに「着色/秋山道男」と書いてありました。
113 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/11/25 07:05
シームの画集は70年代に3-4冊出てるね。
114 :
名無しの陽のもとに :01/11/29 02:23
>>109 いいよねぇ、あのちょっとアクのあるところなんか。ビアズリーの影響なんかもちょっと感じられて。
本や雑誌の挿絵画家さんだったそうで、モノクロ画がもっぱらだと聞いたことがありますよ。カラーは…… ないこともない、んでしょうか? 識者の方教えてください。
>>110 グレースケール、いいよねぇ。見たいぞ、私は。いいかげんな印刷だと泣きたくなる。
>>113 それは洋書ですか? えーと英語はすっげえ大嫌いなんで、できたら日本語の詳しい解説付きの本がほしいな、と、まさかの秋山巒画集を堪能しつつ夢想しているところ。
115 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/11/29 04:58
>>114 カラーも一応描いていたみたいです。
ダンセイニの挿絵ではありませんが。
私が持ってる画集にはカラー絵は載ってないし、
詳しくは知りませんが。
113が書いてるのは洋書・・・なんだろうな。
117 :
名無し@イーガン者 :01/11/29 20:06
荒俣センセの著作(ムック等)に、シームの絵が紹介されてることがありますね。
118 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/11/30 09:35
そういえばここ一年ほど、荒俣蔵書がずいぶん放出されていますね。 シーム画集やダンセイニ初版本なんかも安くでないもんかなあ。
119 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/06 09:16
ダンセイニ版「ほらふき男爵」ものといえばいいのかな、『魔法の国の旅人』読了。火星へのトリップ奇談なんか印象に残った。これも二冊目出ないかなあ。
120 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/06 18:17
>>119 おや、奇遇ですね。私もこないだ読了したばっかです。
私は「ビリヤード・クラブの戦略討議」が印象に残ったなぁ。
121 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/07 15:08
ジョークンズの未訳って大量にあるんだよなあ……。 誰かなんとかしてくれ!
122 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/08 01:10
はじめまして、ペガーナの神々は今でも読み返しているのですが、こんな板があるとは感激です。 ムングの使うデスがどういう剣かビジュアル的に見てみたいです。
124 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/13 01:29
「許してください、私には妻も子もいるのです。だがムングは彼の印を結んだ。それを見た男は、すべての責任から解き放たれて一人遠く旅立っていった」 こんなだったかな? ムングの印。印というのが東洋的だ。 どんな印なんだろうな。
125 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/13 21:11
「しるし」は「印形」と書かれてますね >荒俣訳
126 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/13 22:22
>>118 荒俣蔵書ってどこに放出されてるんですか???
教えてください! ぜひぜひ!
127 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/14 00:58
>>126 あっちゃこっちゃ。
って、これじゃ回答になってないか(w
数年前から何回かに分けて捌かれているようです。昔は著書 (『ブックライフ自由自在』or『希書自慢 紙の極楽』)の中で「本はぜったい売らない」と言っていた同氏ですが、
加齢とともに考えもかわってきたのか。
洋書は自由が丘のお店で報告があがっています (たぶん荒俣……と慎重だけど)
10月27日付
http://www.asahi-net.or.jp/~gg9k-skri/east/east0110.html あと、もう終了しているだろうけれど、「彷書月刊(ほうしょげっかん)」という雑誌の先月号で、紙上オークションをやっていました。荒俣旧蔵のホラー・アンソロジーも出品されていた。
日本語の本だと、先々月ごろだったかな。大田区の日月堂という古本屋さんの、えらいこと力の入った目録にたくさん載っていました。市場で一山纏め買い (さすが荒俣蔵書は量もすごい)
したみたいですね。目録眺めているだけで「たしかになるほどこりゃアリャマタ」と楽しくなります。
128 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/20 20:25
某ネット古書店に『ヤン川の舟歌』が \9,800(誤タイプにあらず) つけてるのがすっげえ気になっててさ。 定価三千円足らずのばりばり現役本なのに。ふつー古本なら千円前後だよ? 笑えるからいっちょボーナス出たし買ってやろうかな(w 相場動かしちゃえ、もし俺が買ったら、このあとこの本だけなぜか異様な高値がつくようになったりして(w
129 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/25 08:24
>ペガーナの神々一行要約 >これは全部夢オチなのです。 ワラタ
130 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/25 14:23
>>129 それはどこの書き込み?
一行要約、他の作品で出来るかな・・・
.
エルフランドの王女
女に逃げられた腑抜けが最後まで活躍・・・しません
二壜のソース 味の決め手はソースです。
132 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/27 00:25
魔法使いの弟子 メイドさん萌えっ!!
133 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/27 04:12
>>132 エロゲー視点でダンセイニを読み解くなんて楽しいかもな。
「妖精族のむすめ」 → エルフ萌え〜
「エルフランドの王女」 → リラゼルたんハァハァ
134 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/27 05:46
>>133 ダンセイニとエロスって最も遠いものだと思うけど?
135 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/27 17:56
>>134 タナトス全開だしな。
混沌としたエロスより、秩序だったタナトスを指向するところは作家ダンセイニ
のテーマのひとつか。
136 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/29 00:51
影の谷物語 ベーコンうまそうハァハァ
しかし、平均年齢高そうなスレだな。
138 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/29 05:22
139 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/29 05:31
>>135 どの作品のどういうところなのか、「タナトス全開」とやらの具体例を挙げてください。
またそもそもタナトスとはなんなのでしょう(辞書の丸写しだったらいらない)
140 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/29 13:32
人工の神話の元祖は、ウィリアム・モリスだと思われ。 モリスがつき、ダンセイニがこねし人工神話餅。座って食うのはトールキン。 俺も食べたし。
明日の冬コミでこのコスプレ(
>>1 )おもろいからやろう! と言ったら「だったら俺帰る」って相方に言われたYo!
142 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/30 02:52
>>140 それはリン・カーターもバランタイン(略)シリーズの序文で言ってますな。
異世界での冒険という伝統を生みだしたのはウィリアム・モリスだとかなんとか。
143 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/01/01 14:59
牧神の祝福 なぁアンタ、もう楽になりなよ。
144 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/01/01 19:19
「影の谷物語」のベーコン、思い出したら確かにうまそうだった。
ダンセイニの作品でも食べ物がうまそうなのって、他にどういう
のがあったっけ?「二壜のソース」はパスで。
.
>>143 激しく笑った。
実際そーゆー話だもんな。
145 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/01/05 19:46
ジョークンズ物のモルトウイスキーはあんまり美味そうじゃなかったな。
って、これはおれが下戸だからか。
>>144 光栄の極み
146 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/01/08 07:34
宿の一夜(『ヤン川の舟歌』収録) 天罰てきめん。
147 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/01/08 16:15
>>146 山の神々(「ダンセイニ戯曲集」)でも使えるような・・・
148 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/01/10 05:45
誰かcurse of the wise woman読んだ奴はいないの? 欧米でダンセイニ関係の記述を見ると大抵出てくるんだけど。
149 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/01/12 00:07
おしくも一時休止が決まった月刊SF情報専門オンライン雑誌「SFオンライン」が、第58号で海外ファンタジーを特集。
http://www.so-net.ne.jp/SF-Online/ 注目は「海外ファンタジーを読む」大鼎談、井辻朱美/中村融/三村美衣の三人で読み応えあり。
http://www.so-net.ne.jp/SF-Online/no58_20011225/special1.html トールキンはもとよりロード・ダンセイニもちょくちょく名前が出てきます。
ええい、おいしいとこ取りしちゃえ。
>『指輪物語』みたいなものはウィリアム・モリス以来ダンセイニのものとか先行作品は
>ある。でも、それらがなぜヒットしなかったかっていうと………
>だから、トールキンの源流であるウィリアム・モリスなんかが復活しても、ほとんどの
>読者は見向きもしなかったんだよ。
>「悪いこともあるけれど悪は最後には倒される」という思想がウケた。
>ダンセイニなどはそうじゃなかった。だから、ごく一部のファンタジー・マニアには
>喜ばれたけど、大衆にヒットはしなかった。その代わりにヒットしたのが……
>ダンセイニの作品は様式が小説じゃないんです。
>それがそれまでのファンタジーを、ある意味殺してある意味合理化しつつ
>(中略)
>小説にしたことで、ファンタジーを殺してしまったところがある、というのは
>どういうところですか?
>(中略)
>その議論の行き着くところは、ル・グインのエッセイに出てくる話(『夜の言葉』
>所収の「エルフランドからポキープシへ」)になってしまいませんか。
>モリスが初めて両者をいっしょにした。今でいうトールキン型のファンタジーは
>そこで誕生したんだけど、それがダンセイニやE・R・エディスンに受け継がれ
>トールキン以降は必ずしもそうではないんですが、それ以前のファンタジーと
>いうのは、非常にユートピア的というか、アルカディア志向と言うのか、そう
>いう楽園的な神話的時間を求めたいというものがありましたね
>あなた、ダンセイニ嫌いでしょ。
150 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/01/12 00:52
omoroi
151 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/01/12 02:33
>>150 賛同してくれてどうもありがとう。ねっ、面白いでしょ? 読んでみてくださいな。
152 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/01/14 02:29
>>147 「神々の笑い」でも通用するだろう、ってーか。こういうの多いな。
153 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/01/15 01:08
154 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/01/16 01:41
>>152 うむ、「お筆先」だから仕方がない。あれは本人が書いているんじゃなくてご神託が降りてくるのを書きとめているだけ。きっとそうだ。そうなんだ。反論不要に願いたい(w
155 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/01/17 05:17
>>154 評論家が家に遊びにきたとき、その評論家が帰るまでに短い戯曲を一作仕上げて、
その場で原稿を手渡した、なんて逸話が残っている。
「評論家=神託」という読み方でいいか?(ぉ
156 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/01/21 21:39
今日八○洲ブックセンターに行ったら「国書刊行会フェア」なるものを やっていて、「ヤン川の舟歌」があったので早速購入しました。 通常の「童話・神話」の棚にも「エルフランドの王女」が入っていたし、 このところの○重洲BCの品揃えはなかなかです。
157 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/01/23 23:22
『ヤン川の舟歌』は序文が味わい深く的確な文章で良ろし。序文の見本。 は、ともかくとして、「アイルランドに生まれロンドンで没した」のくだりは「逆じゃねーか?」と言ってみる練習。
158 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/01/30 04:19
この人、なんか読みにくくない?
159 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/01/30 07:31
>>157 「アイルランド(の名家の一族として)で生まれ、ロンドン(の病院)で没した」
こういう感じでボルヘスが略した部分があるに違いない(w
この序文が書かれた当時、ダンセイニは省みられてなかったから、
関連書籍の入手が難しかったんだろうね。
>>158 幻想文学の古典の中では読みやすい方だと思うよ?
荒俣訳は名訳とは言い難いが、癖がなくていいしさ。
160 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/02/04 00:10
「ヤン川の舟歌」読みました。感動。 でもって、こんないい本を2ちゃんで知った自分に苦笑。 古本屋巡礼の旅に出ます…
161 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/02/04 05:11
>>160 がんばれ。
俺は半年かけて戦後の翻訳本をほぼ全部揃えたけど、
本当に大変だった。
あと「エルフランドの王女」「ダンセイニ戯曲集」など一部の
(含むアンソロジー)本はまだ出版社に在庫があるので、
注文するのが古本よりも早く手に入ります。
雑誌「幻想文学62:魔都物語」に「マリントンムーアの都」が
載っているので、これも早めに手に入れておくといいですよ。
162 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/02/04 23:25
>>159 >「アイルランド(の名家の一族として)で生まれ、ロンドン(の病院)で没した」
>こういう感じでボルヘスが略した部分があるに違いない(w
く、苦しい(w
ま、冗談はさておいて、原文を確認したいね(何語?)。翻訳がアレな可能性もあるわけで。
しくしく、『ドン・イシドロ・パロディ』改訳してくれ〜〜
163 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/02/05 01:28
>>162 原文はたぶんイタリア語?
ミラノで出版したのが初版だから、これが原文だと思う。
このシリーズはイタリア語、スペイン語、ドイツ語、日本語で出てるよ。
序文だけウプしようか?
読めるなら読んでくれ(w
イタリア語、スペイン語、日本語訳のはすべて同一装丁。
ドイツ語訳のみハードカバー。
アルゼンチンの公用語ってなんだったっけ? スペイン語だったかな?
>>161 ありがとう!現在手に入る本4冊と、幻想文学は行きつけの本屋に全部ありました!
あと古本サイトで「影の谷物語」をゲット。
神田で「エルフランド〜」妖精文庫を見かけましたが、
…妖精文庫って「文庫」じゃないんですね…(w
>>164 アルゼンチンの公用語はスペイン語だそうです。英語・イタリア語も
使えるらしいですが。
166 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/02/15 06:28
>>165 そういやそうでしたね>妖精文庫って「文庫」とちゃうやん。
「叢書」という意味で文庫と打っているんでしょう。幻想文学紹介に燃えていたころの
アリャマタコリャマタの一本筋の通ったセレクションで必読のシリーズ。
クラシックだから、ちと読み難いけどね。そこは我慢。
古典と旧字旧かなは、一冊なんとか読みとおせば慣れます。いやホント。
とっつきの手始めには、そうですねえ…… 「エルフランドの王女」お勧め(爆)
ダンセイニが好きだと公言しているやつが身近にいるんだが「牧神の祝福」を読んでいなかったりする。どうなっておるのだ。
東京創元社で出る予定だという短篇集みたいな本は 実際に出るまでに数年待つ覚悟が必要かな・・・?
168 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/02/27 17:55
早く出して欲しいですよねえ。>東京創元社 といいつつ、まだダンセイニ読み始めて間もないので、既刊を鋭意収集中なり。 「妖精族のむすめ」読み中あげ。
169 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/02/28 16:50
なんとかハリポタや指輪のおこぼれにあずかれないもんかね。 「ロード・オブ・ザ・リングの元祖!」とか言って。 映像化してくんねえかなあ。
>>169 頼む。映像化はヤメテくれ。お願いだぁ…。
171 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/08 03:53
「SFが読みたい! 2002年版」(早川書房)のファンタジィ小特集、ブックガイドで ダンセイニが二冊取り上げられていた。中野善夫先生の紹介文がとってもよかった のでおすすめ。
172 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/15 00:11
>171 遅くなりましたが本屋で見てきました。 「魔法使いの弟子」表紙画像がハヤカワ文庫版でしたね(笑
173 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/16 10:09
やっぱ。いいものはいいです。 ヤン川の舟歌とか最高だもん。 論文なんて野暮なものかいてはいけない作家なのかもしれない。 こんなことをかくと身元がばれるかな。(−−
174 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/20 23:47
おれは見たいぞ>「ペガーナの神々」映画 ムングの死のしるしに萌えだ。 どうか陶酔させてくれんことを。
指輪の影響で、行き着けの書店が築摩版『魔法使いの弟子』を平積みしてました。いい傾向……かな?
>173 >論文なんて野暮なものかいてはいけない作家なのかもしれない。 論文って、対象となる作家または作品をカテゴライズするだけのものでは なくて、書き手がどのように対象を読み解いたかが要となるものだと思います。 だから、実は対象となる作品ではなくて、論文の書き手自身の真価が問われる ものなんだな、と最近思いました。個人的な見解ですが(笑) てことで、語りたいモノは、語り倒したら良いのでは? >175 いい傾向でしょう! 実は今、初めて「魔法使いの弟子」を読んでるんですが…今まで読むのを 敬遠していた理由が、この「日本語タイトル」なんですよね〜。 「妖精族のむすめ」しかり、「エルフランドの王女」しかり。 これまた個人的見解ですが、タイトルで損をしているかもしれない…と 思ったりしました。
177 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/27 01:27
>>176 ふむふむ、ファンタジーといえば何となく甘ったるくフワフワした感じで似非中世ヨーロッパ
風な舞台で書いといて、あとはドラゴンやら魔法やらのガジェットを適当にちりばめて、それ
から「王子様に守られるだけのキャーキャーかしましいお姫様」だの出して童貞市場も目配り
効かせときゃオッケー、みたいなノリがお嫌いですかね?邪推ならばごめんなさい。
「妖精族のむすめ」「エルフランドの王女」「魔法使いの弟子」、なるほど、ちと手垢のついた
というか、アマアマな作品を思いうかべるひともいるかもしれませんね。
『妖精のやからに近き者』(妖精族の娘)と云うタイトルは、確かにカッコイイですね。売れるかは分かりませんが。
179 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/31 03:14
「ペガーナの神々」読んだ。なんだか観念的というか、これってエンターテイメントかなあ。 まあ独自の世界を築いている、とは思う。
180 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/31 19:19
神話ですから
>177 爆笑。当たらずといえども遠からず、ってとこですか。 >178 そう、「妖精のやから〜」だったら、出た当初に必ず手に取っていたと思います。 んで、今日「牧神の祝福」読了。 すんごく面白かったです。 こういう本が絶版になってる現実は、やっぱり嘆かわしい。 集めた著作を一気に読んじゃうのは勿体無い気がしてちびちび読んでいたの ですが、「牧神〜」があまりに良かったので、その勢いでペガーナに入りました。 ようやく>1さんの書いていたコスプレの意味が分かってまたまた爆笑。 見てみたい〜!
182 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/04/06 22:48
>>181 「牧神の祝福」は一箇所キズがある、とつねづね感じています。あれさえなければ
もっと評価高いのですが。
183 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/04/07 16:52
>>182 どのあたりのことでしょう>キズ
思い当たるところがない…
184 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/04/07 17:22
173はどっかのダンセイニで論文書いてる奴だろ
185 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/04/10 23:48
age。 天才に解説はいらぬ。
186 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/04/14 07:57
>>183 もうちょい待ってくださいね、書きますから。すみません。
>>184 あー、いましたね。「エルフランドの王女」で卒論書いたお姉ちゃん。自分のサイト
であげてなかったっけ。
>>185 お気楽ですね。
そうは思いませんな。ダンセイニは古典たりえる、かもしれません。しかしそのた
めには、つねに読み返され解釈し直される必要があります。そうしたプロセスを経
て、いや、経ることができてこそ、歴史の指標としての或いは感性を磨く砥石とし
ての古典作品として、はじめて時代をこえて次代へ伝わるのです。
今のままでは、果たして、今いる読者が老眼になって本を読めなくなったあたりで、
ダンセイニも終わり、その名は歴史の闇に消えますね。
文芸作品のじつに 99.99%はそうした道をたどるものでしょう。同時代かそのすぐ後
くらいにはずいぶん持て囃されたけれども今じゃ誰も見向きもしない、そんなの、
ちょっと調べてみりゃあ、いくらでも例がありますよ。たとえば荒俣宏『世界幻想
作家事典』(国書刊行会)を紐解いてごらんなさいな。モリス〜ダンセイニ〜トール
キンの間だけでもどれだけのファンタジー的なものを書いた作家がいたか。
もし復刊コムに存在価値があるとすれば、この一点、つまり、新しい世代の読者へ
本を届けられるかもしれない、そこにしかありません。新たに紹介され、読み直さ
れなければなりません。ヤキのまわったロートル連中は古書店で探せばいいんです
よ『ペガーナの神々』なんざ。すぐ見つかりますよ、あんなもの幾らでもゴロゴロ
してます。
私が復刊コムの宣伝屋をあえて買ってでるのを、一年ほど前に "自称" ダンセイニ・
ファンの知り合いは、さもさも汚らしいものでも見るような目をして「こんなもん
宣伝やないけ」と蔑みました。一生忘れません。こいつ、底が知れたなと思いまし
たね。心当たりのコテハン古本店員某君は反論書くように。
『ペガーナの神々』(現在79票)
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=4245 『妖精族のむすめ』(現在49票)
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=3357
>186 私は一年前にダンセイニを探し始めましたが、もう殆ど見かけないです。苦労の末見つけた時は、感動さえしました(w
188 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/04/15 00:52
>187 私は今年に入ってから探し始めましたが、2ヶ月くらいで見つけられました。 運やタイミングもあるかと思いますが。 その前後にも2冊くらい見かけましたし、地道〜に張ってるとゲットできます。 う〜ん、でも単純に綺麗な本が欲しいから、復刊ドットコムにも投票したですよ(笑)
189 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/04/16 22:31
>186 その話、復刊どっとこむは初めて聞いた。 たぶん、その古本屋店員某君は、自分の知りあいと思われ。 厳しいね。 だからこそ、がんばらないといけないと強く心におもふ、今日このころ です。
190 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/04/18 00:48
>>187 一年かかりましたかぁ(溜息)
うーん、コツみたいなものはいろいろあるんですけども、古本って詰まるところ巡り合わせってとこありますからねえ。
ほんと、見つからない本ってほんとうに見つからない。
でも古本探しって「装丁その他を目で覚える」ってのが効きますから。ざざっと棚をサーチしたときに目当ての本でぴたと止まるどうか。
だんだん止まるようになりますから。たぶん、この次からはもうちょっと楽に見つかるようになるんじゃないかと。
つい先週も埼玉の古書店で『ペガーナの神々』みつけました、\1,000。僕はもう持ってるので「いい人に買われるんだよ」とそっと棚に戻しました。
もう売れていることでしょうが……
まだしも国書の『ヤン川の舟歌』が現役だから救われているかな、あれが切れたらほんとダンセイニに触れる機会、がた減りだね。
一人の作家が忘却されるパターンっていうのは、供給が途切れちゃうというのが一つあると思うんですよ。
つまり、仮に一冊品切れになったとしても、別の作品がどこか違う版元から出て、その肌合いに触れることができる。
そしてその本も切れる頃に、また別の本が出る。さてさてそれも見なくなりだすと、またまた再編集本か再版が……と。
ダンセイニは比較的このサイクルが、今までうまく回っていたと思うんですよ。
'80年前代くらいまでは創土社〜月刊ペン社〜ハヤカワ文庫〜ちくま文庫と、ほとんど荒俣さんの孤軍奮闘。
その後は沖積舎からの復刊 (まだ版元在庫残っているというのが嬉しい) や新編短編集『ヤン川の舟歌』 (表題作が絶品) 等々。
でも、今この点が危うくなってるんじゃないかなって。
ところで、イーガン者なんですか。『祈りの海』だけしか読んでおりませんが、あれは面白かったです。
あの、私もその古本屋店員某君には心当たりがありますが、たぶんですね。
企業への広告だの宣伝だのに激しくアレルギー示すタイプがいるのですよ。
自分たちは無償で同人活動しているんだという事に、妙なプライドを持ってしまうタイプ。
たとえば同人誌の価格を書くとき「定価」という言葉を使いたがらず「頒価」という。
定価だと「利潤を載せて売る」という意味になるから。お分かりいただけます?
利益を求めるってことくらい汚らしくて嫌らしいことってないんですよ、彼らには。
ぼくらは利益抜きでやってる、本当に好きだから出来るんだ、だからこそ純粋なんだという論理。
某君は間違いなくそーゆータイプ、そう思っていいでしょう。
>>186 さんは「ダンセイニのファンを増やすためならば、目的が合致してるわけだし」と復刊コムを評価する。
某君にはそれ、無理。
かれの論理はこうなんです。
「だって復刊コムは企業だもの。
お金もうけでやっているもの。
お金もうけは不潔じゃないか。
僕はお金もうけなんて考えてない。
だからピュアで偉いんだ。」
そういう論理なんですよ。
だから「復刊コム? おまえ企業の宣伝やるんかい、あほか氏ね」となるんですよ。
かれもダンセイニの復刊に反対しているわけじゃないんです。復刊されればそりゃ嬉しいでしょう。
だけどそのためにいろいろ泥臭いこともやらなきゃ、ってのはかれには受け入れられない。自分一人だけ
超然と高みに立って気楽に「ハヤカワもすぐ版切れにしちゃって、根性ないね」「ちくまもアホだねえ」「世の中駄目だよ」と言いたい放題言いたいだけなんです。
これって、何の苦労もなしに一番手っ取り早く「偉いワタシ」になれる方法じゃない?
斜めに構えて人をけなしてりゃ格好いいしアナキストだし簡単だし、そう思ってる奴っているでしょ?
そりゃ子供の手本になるような人格じゃないかもしれないけど、よくいるタイプだしそんな非難されるほどとも思わない。
そーゆーワケだから、
>>186 さんも一年前のことをいちいち蒸し返しなさんなって(w
>190 失礼しました。“一年前”は探した時期で、二・三ヵ月ほどで大抵揃えました。後は在庫のある戯曲集のみです。 やはり、妖精“文庫”がネックでしたね……(w
「ヤン川の舟唄」3冊目購入(苦笑) ・・・いや、2冊目を友人に貸しっ放しなので 「いい加減買い取ってくれ」と言って3冊目を 買ったのだが。
194 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/04/24 00:04
>193 素朴な疑問。一冊目は…?(笑)
>>194 TVのそば。普段はこっちを見る。
もう1冊は本棚に入れる為(苦笑)
196 :
182=186 :02/04/25 04:04
>>183 書く、書くといっていたお返事がずいぶんと遅くなってしまいました。
申しわけないことをしてしまいました。あんまり待たされすぎてもう
どうでもよくなったといわれてしまいそうですが、書くことで自分の
意見を整理しておきたい気持ちもありますし、すこし綴ってみること
にします。
ダンセイニ『牧神の祝福』(1981.1.15, 月刊ペン社) を読んで感じた
"傷" 、それは物語の終章にあらわれた次の一行でした。それまで手
に汗をにぎる興奮でページをめくっていたというのに、ここですっと
熱が褪めてしまったのを、今も覚えています。
つまり、現代社会、現代文明に背を向けたのである。
(P.216 17〜8行目)
"つまり" とはひどい。この一行は無い方がぜったいによかった。
せっかくの傑作小説が、ここで単なる説明に成り下がってしまって、
それでどうしようというのだ、とダンセイニを叱り飛ばしたい気持ち
でした。ほんとうに、この傷だけは悔やまれる。
"つまり" だなんて書いちゃいけないと思うのです。それをやると説
明になってしまう。たしかにこの小説はダンセイニの文明批判, 形骸
化したキリスト教的道徳への批判 ――もし同テーマを日本人が書けば
さしずめ儒教批判になるのかな―― を、「司祭の心の苦しい動揺その
ものを伝えてくれるめんめんたる独白体」 (訳者解説より) を採用する
ことで効果的に描き出した傑作です。しかし、小説とは、説明ではなく、
読者の想像力に訴えてこそのものではありますまいか。世界を構築し
人物を配置し喋らせ動かし、情景描写や暗喩をうんとちりばめて、あ
りとあらゆるモチーフを動員しトゲトゲしいイデオロギー (正義体系)
は巧みに糖衣でくるみ、あの手この手で己れが言わんとするところを
読者に想像させよ。そうして読者の感情をゆさぶることができたとき、
はじめて小説は成功し、読者はおののき、興奮し、または笑いあるい
は涙するのではありますまいか。 "ああ、あの恐ろしいオークたちよ!"
と一言書いたところで、なにが恐いものですか。怖がっているのは登
場人物たちだけで読み手はしらけるばかりです。 "哀しい" と書いた
ところで泣いたりするもんですか。
重ねていいますが、『牧神の祝福』は "現代文明に背を向けた" 物語
です。そのこと自体は正しい。しかし、"つまり、背を向けた" などと、
作者が本文中で説明を書いてどうするのだ。まったく私は褪めてしま
いました (もっとも、ここから続けて数ページは五十一話集を想起さ
せる透明で夢想的な自然描写に仕上がっており、私は "これだよ、こ
れこそダンセイニだよ!" とすっかり嬉しくなってしまいました)。
めんめんたる告白体を選択している点は多少読みづらいかもしれませ
んが非常に効果的であり、これは欠点とすべきではないでしょう。あ
の一行だけが惜しまれます。
197 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/04/28 03:33
196さんはもう少し接続詞と形容詞と副詞を減らして文章書いていただきたい。 復刊コム、なんか知らんが爆発してるね。「ペガーナの神々」もう93じゃん。 よし、おれ100ゲット狙ったろ(w
>196 20世紀初頭に書かれた書籍と、現代人とのギャップですね。ボルヘスなら、大仰なネタ振りをするでしょう(w “近代的自我”が発見されたのは19世紀のことです。物語るトーンを変えたのは、強調としての効果が必要だったのかもしれません。その当時においては。
199 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/04/28 08:30
団精二萌え
200 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/04/28 15:56
200ゲットの誘惑に耐え切れなかった。
>196さん ありがとうございました! 言われてみれば、確かに私も「つまり、〜」には違和感を覚えました。 読み流してしまいましたが(苦笑) でも、ふと思ったのですが…この「つまり」、原文ではなんと書かれているのでしょう? ひょっとしたらそれはダンセイニ卿の文章の問題ではなくて、訳文のせいなのでは ないでしょうか?
202 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/04/29 00:09
「エルフランドの王女」を読んで、どっぷりつかりました。 僕の人生をいい意味で狂わせた作家です。
203 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/01 00:56
鯖移転せり。 ペガーナ再発なるや?
205 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/05 02:53
ラブクラフトを知る上で欠かせない作家なのに、向こうでの言及はほとんど無いね。詩的に過ぎるのかしら?
206 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/05 23:26
age ラブクラフトとの関わりはでも初期だよね。
207 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/13 01:55
>>198 近代的自我と小説、ル=グィンが評論集『夜の言葉』(岩波同時代ライブラリー)のなかでヴァージニア・ウルフの "ミセス・ブラウン" を引き合いに論じていましたね。
以前、
>>149 で紹介されていた鼎談での発言を思い出します。
http://www.so-net.ne.jp/SF-Online/no58_20011225/special1.html > (井辻) ダンセイニの作品は様式が小説じゃないんです。
ここのところ、
「ダンセイニ」を、
=「マクドナルドからモリス, ダンセイニまでのクラシックなファンタジー一般」
と、十羽ひとからげにしてもそう誤差はないだろう。今日いまいち取っ付きの悪さ (私自身は好きなのだけど) であまり読まれていない感じの作家たち。
んで、後段の「小説」という様式については、この発言に注目したい。
>わかった。わたしは近代的小説観に毒されすぎてる。人間というものは
>善も悪も全部一人の中にないとおかしいと思っているから、いまいち
>『ハリポタ』が楽しめないんだ。
どうでしょ? 通底するところないですかねえ?
個々には同調できかねるところもあるのだけども (ハワードのコナンものについての言及など) 平易で且つ汲むところの多い鼎談だと思う。
>>207 がそう言うのを聞いて、マアナ=ユウド=スウシャイはそっと微笑んだ。
210 :
名無し@イーガン者 :02/05/14 14:40
>207 そうですね、私の意見も近い所にあります。 逆の例ですが、バルザックの作品は形式的に現代小説との差異が少なく、前述の様な不具合を感じることなく読めます。 が、現代小説として書かれながらバルザック作品は現実と幻想の境目が曖昧で、日常的に彼岸の描写が挿入される事が多々あります。 これは技巧としての効果よりも、当時の感性の自然な発露だと思います。馴れ親しんだ現代小説の文脈に、作為のない幻想風景という違和感。(バルザックに限らず見られますが、)これはこれで面白いかと。
211 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/15 01:09
>207 >210 ダンセイニ卿の作品は、まさしく過渡期にあったのかなと思います。 そろそろダンセイニの話を続けませんか、と言いたいですが、元々人が少ないんでしたね(泣)。
スレが立って丸一年で200レスだからなあ。
>>211 人が少ないのもあるけど、翻訳がここんとこあまり出ない
からなぁ・・・。海外じゃ復活が多いんだが。
214 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/15 19:29
人、いませんよねぇ… 初心者の私としては、諸先輩方の濃ゆいお話しを端から聞いて いたいんですけど…。 今日ようやく「エルフランドの王女」読み始めました〜
>>208 やーらーれーたー :-)
>>211 >そろそろダンセイニの話を続けませんか、と言いたいですが、
えっ、自分じゃおもくそ (もう一つの掲示板お留守にして) ダンセイニの話をしていたつもりでしたが……
たしかに言われてみれば、この作品のここそこのくだりがどうこうとか具体的な言及がなく、抽象的になってた、かな?
ちなみにバブルクンドの守護神である邪悪な犬神が好みです、わたし。
216 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/20 00:27
やっぱ太鼓のスカアルでしょう。ひたむきに太鼓を打ちつづけるんですよ。 だけれども、いつか永遠に打つ手を止めるときがやってくる。 そのときマアナ=ユウド=スウシャイは覚醒し小さき神がみも世界も瞬滅する。 そしてスカアルは太鼓を背負って虚無へと歩み去る。 いや、もしかしたらマアナ=ユウド=スウシャイのほかに仕えるべき大きな神がいるのかもしれない。 いずれにしてもスカアルにはそういったくさぐさはどうでもいいことで、だって、役目が終わる日はもうすぐそこまで近づいているもの――
217 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/20 19:49
俺は「神でも獣でもないもの」トログウルだなぁ。 世界の涯に座して、白と黒、白と黒の書を繰り続ける。 最後にMAI DOON IZAHN−「永遠なる終末」と書かれた頁が 繰られたそのとき、書もこの世もあらゆるものは存在する ことをやめるのだ、という・・・
218 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/21 02:11
キブはさいこうである。信じよ! この「信じよ!」には後頭部をぶんなぐられたよーなショックをうけました(w
>218 聞け、ゾンビー。俺を信じろ。
すみません、わかりません(涙
>220 ジェイムズ・ティプトリーJr.という作家の短編『接続された女』の冒頭部です。何となく似てたので……
223 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/25 15:55
>>213 雑誌「幻想文学」の 62号に新訳が載ってますよ。声を大にしてお勧めしたい。
224 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/25 18:32
>>223 それもう見てます(苦笑)
翻訳での新作がたーまーにしか出ないのが
ちょっとネックだなって事ね、213で書いたのは。
(東京創元社・・・ボソッ)
海外ではどんどん復活されてきてるので、それがちょっと
うらやましいです。
特にフランス語版「ペガーナの神々」は(本としても)美しいし。
225 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/31 08:23
>>224 そりゃ自分でやるっきゃないでしょう!
「ペガーナ・ロスト」では原稿をいつでも募集中
226 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/02 08:56
>>222 >「お前らはすでにシャッグスだ」っての無かったっけ?
うーん、わかりません。おぼえがないですねえ。訳されたものはほぼ全部目を通していますが。
227 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/04 00:09
これ突っこむべきなのかな… 224と225はお友達ではないですか?といって見るテスト。
228 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/04 04:03
ロード・ダンセイニのスレがあったのか。 足穂とかがとっくにがいしゅつなのが (・∀・)イイ ね。 澁澤龍彦と三島由紀夫の対談にもダンセイニ卿の名前出てこなかったっけ? ソースが示せないので記憶違いかもしれないが。 しかし『影の谷物語』のモラーノのベーコンが異様にうまそうなのもがいしゅつ…。むむ。 あのフライパン持って付き従う従者ってイメージが良いよね。 あと漏れは『妖精族のむすめ』が好き。 JSバッハの『ファンタジーとフーガハ短調』BWV562(特にファンタジー部)を聴くと、 この表題作そのまんまを曲に書いたもののような気がしてならない。 …なんでだか分からんが漏れのなかではそう。
>>227 ほぼ100%の確率で当たってる・・・と思う(苦笑)
ともあれ海外がうらやましい・・・
>>228 >澁澤龍彦と三島由紀夫の対談
へぇ。ちょっと興味があるなぁ。どういう文脈でダンセイニが出たんだろう。
>>229 この二者+ダンセイニ卿でぐぐると非常にたくさん結果が出てくる(笑
のだけれど該当する記述は見つけられず。漏れの気合が足りないかも。
澁澤の『三島由紀夫おぼえ書き』のなかの一節だったと思ったのだけど…、
件の本も手元にないし記憶も定かならず。
文脈としては、稲垣足穂について語ってく脇道で出てきたような…。
うーん、あまり憶測で書いて一層馬脚が現れてきたのでやめとく。
ラヴクラフトかポオと混同してるかも知れんし。
現時点では漏れの脳内澁澤と脳内三島の対話だな…。鬱。
231 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/04 22:19
>>228 創土社の「ダンセイニ幻想小説集」を友達に貸したところ、なかなか戻ってこない。
しかたないのでちくまの「妖精族のむすめ」で欲求を満たすことにした。
って、おい。
これの挿絵、なんか良くないか?
"Romance comes down from out of hilly woodlands"なんてもう最高。
あの娘に貸しときゃよかったな...
>>230 ありがとう。後で探してみます。
そうか、タルホつながりっぽいのなら出てくるのも納得。
233 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/06 00:09
>>227 このスレ見ている奴の数 → 10人
そのうち顔見知り同士 → 5人
SF板でいちばんの過疎スレと認定。
234 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/06 00:30
>>231 そうだよね、挿絵繊細で良い。
>「妖精族のむすめ」で欲求を満たす
ってなんかえちいです...
>>233 なのに割と上がってるんだよね。
SF板来てる奴の数 → 20人
とかだったりして。
...あながち洒落になってなくて嫌かも。
235 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/06 10:02
スレが立って一年ちょいで倉庫落ちせずにレスが200弱。 まあまあではないでしょうか。 レス間隔が長いのでモールス信号のような会話運びだけど。 ただスレ住人の顔見知り率は間違い無くSF板イチと思われ。
236 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/06 15:56
まぁ顔見知り率というか、そもそも扱ってるネタが
出てくる所が限られているというか・・・
ファンサイト(専門サイト)と呼べるのあそこぐらいだし。
>>230 ぐぐるで検索してみたけど、確かにそれらしい記述は見あたらないなぁ。
「三島由紀夫おぼえ書き」を今度図書館で探してみようかな?
237 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/08 21:56
三島と澁澤の対談は河出書房の「作家アルバムシリーズ 稲垣足穂」に再録されているものがある。 ダンセイニの名前は出てないすね。 もっともこの対談自体はめちゃ良い。三島の「足穂は男性の秘密をあばいてしまった」はおれの足穂観を決めてしまった。
238 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/09 01:09
対談 日本の文学になかったかな? それか、「幻想の画廊から」に言及があったかも。
239 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/09 01:53
タルホとダンセイニの共通点。 どちらも、嬉々として、軽やかに、<星と泥棒>の話をそれこそ星くずを撒くようにして書き飛ばしていった作家たち。 タルホとダンセイニの隣りには野尻抱影や種村季弘こそふさわしい。
240 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/11 23:46
>>239 面白いですね。
野尻抱影は野尻抱介の間違いではなくて?
241 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/15 20:16
澁澤にダンセーニを論じた或いは触れたものは無いはず。 文学板に澁澤スレがあるから質問してみては? 須永朝彦にはあったね、評論集『望幻鏡』に収められている足穂論の中でちらっと 触れている。 手元に本がないので正確に引用できないのだけど、たしか、元になったというダン セーニ「バブルクンドの崩壊」は極度にアレゴリカルというかハッキリいって空疎 なところがあり、よほど「黄漠奇聞」の方が物語として結構も整っていて出来が宜 しい、とかなんとか。
242 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/18 01:04
243 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/18 16:46
バブルクンドの神々が閉鎖だって。 なんかあったのか?
244 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/18 16:59
>243 大ショック。 ダンセイニをもっと読み込んだら、掲示板デビューしようと ひそかに野望を燃やしていたのに(T-T) どうして…
245 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/18 17:04
>>243 滅びの風がバブルクンドを砂漠から運び去ったんじゃないのか?w
246 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/18 17:10
掲示板も閑古鳥だったし、管理人もやる気なくしてたように見えたし、 別にいいんじゃない? 閉鎖したきゃすれば。
247 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/18 19:31
しかしこれで情報が探しにくくなった面も・・・ こっそりと短編一編だけ入ってるのとかが特に。 (こういうの、今までBBSで紹介されたからねぇ) 資料だけでもサルベージしたかったなぁ。 今後出る物に関してはどう探したものかな・・・
248 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/18 21:24
恐らく関係者も見てると思うので… 今回の閉鎖の経緯を教えてください。
249 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/18 22:04
「ぺガーナロスト」八号に、芥川とダンセイニの比較論を書いたものです。 いきなりの閉鎖で驚いています。 もう一人の編集人が、管理人に確認をするとのことです。
250 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/18 22:06
ただ、「ぺガーナロスト」の休刊および廃刊ということには ならないと思いますが・・・・。
251 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/18 22:11
なんでいきなり閉鎖? トラブルがあったとも思えないし。 閉鎖するならするで、事前に知らせてほしかった。
252 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/19 00:50
これまでサイト「バブルクンドの神々」をご愛顧いただいた皆様へ。
「もう一人の編集人」こと、金光寛峯です。
昨日、とうとう私は腹を決めました。
かれに絶縁状を渡しました。
かれも簡潔かつ痛烈なそれを返してきました。
人の付き合いに、いずれ終わりは来る。そういうことでしかないのでしょう。
「滅びの風がバブルクンドを砂漠から運び去った」云々、きれい事にする気
など毛頭ありません。どうせ結末は罵倒のどぶどろ。醜いものです。お互い。
潮時だったのです。すでに私のなかでは諦めになりました。
「バブルクンドの神々」はその役割を終えました。もう再開することもあり
ますまい。長年のご厚情に深く感謝する所存です。
かれとの付き合いはおおよそ 1年半、今は亡き「バブルクンドの神々」
掲示板に書き込みをしたのがはじまりでした。昨年夏に刊行した機関誌
「PEGANA LOST」第 7号から (初めてのオフセット誌でした) 私は編集に
参加しました。二人で一生懸命ダンセイニ邦訳目録を編んだのはいい思
い出です。 2回ほど酒も酌み交わしました。
続いて冬の第 8号、印刷トラブルが発生し、
「こんなみっともないものが売れるか! 全部刷り直しだ!」
「珠瑕にも当たらない、約束通り出すことが一番大事だ!」
と、ケンカになったことも。
思えば、雑誌の共同編集をするようになってからは罵倒の仕合でした。
これはどうも仕方のないことでしょう。
殊に、ここ数ヶ月はいよいよ互いの意見の相違は覆えないものになって
きました。掲示板運営やもろもろの姿勢について、などです。
そして昨日、とうとう私は腹を決めたのです。
かれに絶縁状を渡しました。
かれも簡潔かつ痛烈なそれを返してきました。
好きなことをやりたい。そもそもそれが同人活動というものでしょう。
はじめは一致していたそれが、少しずつズレてきた。もし私が間違って
いたとすれば、もっと早く、互いに激興することなく、データやサイト、
雑誌等の引継ぎを話し合うべきだったということでしょう。
されど、それはもはや手遅れなのです。このことを悔いている暇はあり
ません。「PEGANA LOST」 ――いや、この誌名はもはや使えないでしょ
う、今年冬に出す予定のダンセイニ研究誌の編集は待ったなしなのです。
必ず続けます。まだまだこれからなのですから。ようやく認知されてき
たところでしかありませんし、紹介を待つ作品は無数にあります。いず
れ公式サイトも作ります。
これまでご愛顧、ご愛読をいただいてきた皆様にはまことにご迷惑を
おかけいたしますが、まだまだ私は倦み疲れておりません。
今はただ、かれに「長年ご苦労さま」とだけ言っておきます。
かれがどう受け取るかは勝手です。かれにも言い分があるはずですから。
しかし、かれがたった一人で「PEGANA LOST」や「バブルクンドの神々」
を始めたことが、そもそもすべての始まりだったのです。
そのことだけは私は忘れませんし、その労苦を多とします。
金光 拝
2002.6.19
[email protected] 言うまでもございませんが、転載自由です。
いきなり閉鎖してごめんなさい。
何人かが指摘しておりますとおり、私はすっかりやる気をなくしておりました。
閉鎖は前々から考えていたことです。
突然の閉鎖になったのは、個人的な事情によるもので、
ほぼ完全に私のワガママです。
ごめんなさい。
資料に関しては、未谷おと名義で作ったものの転載をフリーにします。
これは半永久的なものです。
これまでに未谷おとが書いたダンセイニ関連のすべての文書を含みます。
他に共著者がいる場合はそちらに許可を貰って下さい。
文書の内容を改変した場合は、一言付け加えておいて下さい。
自分のサイトに設置するなり、MXで配るなり、あれを元にして完全版を作るなり、なんとでもどうぞ。
連絡は不要です。
証明の署名代わりに、トリップを付けて発言しております。
2chでの発言なんぞに責任を見いだせないって方は、直接メールで確認してください。
また、該当の資料がない場合は、googleのキャッシュからサルベージするか、
直接私に請求のメールを送って下さい。
返事にいくぶんかの時間を貰いますが、かならず返事します。
数少ない翻訳ものは、ネットで公開するには著作権で問題のあるのが多いです。
また、誤訳もけっこうあります。特にリン・カーターのヤツが。
ごめんなさい。
未谷おと@バブルクンドの神々元管理人
[email protected]
254 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/19 02:31
二人それぞれに考えがあって、けっこう緊迫した状態での 編集作業が続いていたのは、聞いていたので、今回の件は、 なんとなく分かります。 とりあえず、未谷さん、おつかれさまです。 初めてのオフ会で片山広子さんの墓参りにいったのは、 いい思い出です。あなたが一人ではじめてここまできたのです。 その先駆者としての仕事は充分評価されていいと思います。 ただ、閉鎖するにしても急に思われます。そこは納得できません。 ああいうサイトは、ある意味、あなた一人だけのものではなかった ということを考えてほしかった。 少なくとも、復刊ドットコムの「ぺガーナの神々」に投票した 人はみなみていたのではないでしょうか。 たとえ放置状態でも存在することに意味があったと僕は思います。 金光さん。 こうなってしまった以上は、いいものをつくっていくしかないでしょう。 およばずながら協力します。 さ、がんばろう。
255 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/19 16:44
「バブルクンドの神々」に時々来ていたうしとらです。
「バブルクンドの神々」にあったコンテンツのうち、
「ダンセイニ初期短編目録」を修正し終わったので、
ウチに入れておきました。(修正はHTML的なものが中心)
http://www1.odn.ne.jp/~usitora/book/shortlist.htm (直リンクだけど、自分のトコだから構わないや)
「ダンセイニ邦訳目録第二版」の方は元々量がえらく多いから
時間かかりそうですが・・・っつーか逃げたい(苦笑)
誤字もあったと思うけど、どこだっけ・・・?
今はちょっと忙しい(とらハとかプレデターとかで←コラ)のですが、
「バブルクンドの神々」に置かれていたコンテンツで保存して欲しい
物ってあります? >「バブルクンドの神々」に来ておられた方々
・・・あ、「全部」ってのはナシね。仁義っつーかそういうのもありますし。
あと、未谷さん今までお疲れさまでした。本当に頭が下がる思いです。
掲示板常連勢ぞろいですかあ。 後は久留氏だけか。
>In the Land of Time "時間と戰った王の話" (「女學世界」[20.2], 博文館, 1921, [0035]) 原題が間違い。 The Land of Timeでよい。
とりあえず、現在保存・公開が決定してるのは ・ダンセイニ著作目録 ・ダンセイニ初期短編目録 の2点。ダンセイニ邦訳目録第二版は許可降りれば、ですね。 >257 修正しときました。感謝。 今後の間違いの指摘について。 他のファイルも公開した後は、出来ればどの目録の間違いか も付記してくれるとありがたいです >ALL
260 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/21 05:02
>ただ、閉鎖するにしても急に思われます。そこは納得できません。 >ああいうサイトは、ある意味、あなた一人だけのものではなかった >ということを考えてほしかった。 との、おっしゃりよう。まことに正論です。ただ頭をさげるのみ。 すべてがわずらわしくなったのです。今まで培ってきた人間関係も 好意も、なにもかも投げ出し切り捨てたのです。そこにパブリック も糞もなかった。 「転載・公開にあたって一応許可を」などといったメールをいくつか頂戴 いたしました。作った側からすれば歯痒さやアラだらけの腑抜けたしろも のにもお声がかかるものかと、申し訳ないやらありがたいやら複雑な心持 ちがいたします。 いかようにもお使いください。事前事後のご報告など煩わしいこともどう かお忘れくださいませ。そもそも、投げ出したのは誰なのか? もう捨てた のは誰なのか? 「バブルクンドの神々」なる矢鱈に気取った愚劣なサイトがあったことなど、 どうか皆さんもうお忘れになってください。 なるほど、いろいろ可能性もあったでしょうし、もっと大きなこともそこで 成し得たのかもしれません。でも、全部捨てて逃げたのです。
web は現在の判例では「放送」に類するものと位置付けられています。 従って、紙媒体にのみ特例として許されているヴェルヌ条約の翻訳特権は web には適用されません。現に、図書では原作者の許諾無しに出版してもよいこと になっている作品であっても、TVドラマ化等の放送に使う場合は許諾を取って います。 つまり、ダンセイニ作品を翻訳して勝手に web で公開することは、原作者の 著作権の侵害にあたります。我ながら何だかイマイチ腑に落ちないことを書い ているような気がするのは絶対に気のせいではないでしょうが、とにかく今の 日本の法律・判例はそうなっているということで (そう遠くない将来に紙媒体 での特例も無くなるでしょう) もし web で公開したい場合は、必ず著作権継承者に許諾を取ってください。 やったことがないので実際どうやったらいいのか知りませんが、メールでで も尋ねてみりゃいいんじゃないんでしょうか。
うしとらです。 あー、ウチの掲示板は「一応」出来る、程度に思ってください。 そんなに濃い話は全然出てこないから(苦笑) ・・・・・・(BBSの)過去ログ読めばわかると思うんですが(苦笑) あーゆートコですから(どういう意味だ?) #あと「本棚」の最下段とか・・・ #まぁ「何でもあり」ではあるんだが ま、話が出たらそれには応えますんでー。
復刊ドットコムの書き込みを見て、急遽飛んで参りました。 私はここを見つけなかったら、復刊ドットコムに書き込むこともしなかったでしょう。 ダンセイニ卿への興味、愛情を持った方がこれほどまでにいたのを、 知ることができた所でした。 私は喪失をただ哀しみ、お二人のご決断を尊重します。 いつか復刊の本達が出版されたら、共に祝い喜びましょう。 それが近い将来であることを切に祈ります。 雨の降る深夜にて・・、 さわべ おぶ
「ダンセイニ邦訳目録第二版」訂正と追補編入り
http://www1.odn.ne.jp/~usitora/book/dunsanylist2.htm 大体出来たかな。HTMLの整形は・・・とりあえず後回し、な(汗)
とりあえず、今の時点では以下の変更(修正)をしています。
神(旧字)
→*神*
「ペガーナの神々」創土社のとハヤカワの2ヶ所両方
はじまり -
→はじまり "Preface"
「ダンセイニ幻想小説集」にちょっと追加
「ペガーナの神々」の内容について説明。
知らないと紛らわしいと思うので(苦笑)
あとはサイム関連の記事か・・・
片山ひろ子などの記事はひきとる人はいないのかなぁ。
267 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/23 00:02
うしとらさん、どうもありがとう。細かい訂正等は追ってメールさせていただきます。 本当にお手間をおかけします。 一点だけ。末尾の、 >本文は、自分でコピー・改変・修正する分には構いませんが、Webなどで配布・転載したい場合は、 >共同編者である金光寛峯氏に承諾を取ってください。 この一行は無用です。削除を願います。 ダンセイニ「オトフォードの郵便夫」論、予想通り難航中。うがあ。 短篇「トマス・シャップ氏の戴冠」翻訳、いわずものがな。うがあうがあ。
>ダンセイニ「オトフォードの郵便夫」 オットフォードでなくて?
269 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/23 05:36
「ダンセイニ邦訳目録第二版」の更新です。
謝辞一覧より「金光寛峯」を削除
(共編なのに謝辞に入れてどーする、だそうで)
未見書目より「0074◆「児童文学」削除
最後の方の文章を修正(これで完全にフリーに!)
巻頭序とかを別ページにしたらって話もあるけど、今は
「保存」が目的なのでとりあえずまとめて一緒にしちゃってます。
ある程度修正(訂正)進んでから、別ページにしておくつもりです。
(特に書式・凡例のトコは別ウィンドゥで確認出来る方が良さそうだし)
>>267 「オトフォード」って、どの本での邦題ですか?
>何と多くの先達の営為に支えられていたことかと改めて思いを深くする。 >これら諸賢の蓄積や厚情がなかったならば、我々に何ができただろう。 >いや、何もできはしなかった。記して深甚なる感謝の意を表したい。 泣けるね。
一時期バブルクンドの神々で公開していた翻訳は目録に載せないの? CD-ROMが入ってるんなら、これも似たようなもんでしょうに。
273 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/23 13:15
>267 がんばー。おれも「ヤン川の舟歌」論、後半戦にはいったけど、 昨日は、4行追加しただけ。しかも本文引用。 結論がー。うがー。
>>272 Webで一時公開していた翻訳のタイトルが目録に入ってないって意味?
あれは同人誌「PEGANA LOST」で公開した後にWebでも公開したって
だけのはずだから特に書いてない。
Webでしか公開してないって物があったなら話は別だけど、そういう
タイトルってありましたっけ?
邦訳目録に機種依存文字(○の中に数字)見逃してた・・・ 修正しときました。 274に補足だけど。「いつから公開してたっけ?」とか そういう問題もあるな >Webで公開していた翻訳 コミケの少し後だったとは思うんだけど・・・ まぁどっちにしても公開していた時期も短めだし、 目録に入れる意味があまりないんじゃないかと思う。
>>272 >一時期バブルクンドの神々で公開していた翻訳は目録に載せないの?
>CD-ROMが入ってるんなら、これも似たようなもんでしょうに。
うっ、するどいところを。いつか誰かにツッコまれるとは思っていました。
たしかに同じ電子媒体ではあるのですが、考慮のうえで未掲載としており
ました。
ただし、それは、
>Webで一時公開していた翻訳のタイトルが目録に入ってないって意味?
>あれは同人誌「PEGANA LOST」で公開した後にWebでも公開したって
>だけのはずだから特に書いてない。
なんていう理由からではないです。誰だよ変なデマ書くなよなー、ったく。
再録・再掲載は載せないなんてルールなど、作っていませんよ。
むしろまったく逆で、雑誌掲載の後に単行本収録されたものから挙句
は (ほとんどの目録で割愛されている) 文芸雑誌の復刻まで、なにか
らなにまでともかくダンセイニ入っていたら、断簡零墨あまさず入れ
ていたもの。
あんなヘンな目録って無いですよ。
Web は「なかったこと」にしていた理由はと申しますと、
1) 「いつ公開されたのか」が明確ではない
これは 275さんもご指摘の通り。公開期間の長い短いはどうでも
いいんですが。映画「俺は用心棒」の例もありますし (調査の結
果、やはりフィルムは現存しておりません)
2) 残らない
CD-ROM による文芸雑誌復刻は、マイクロフィッシュに変わる手段
として今後増えていくことと思われます。これらは図書館等に保存
されて、少なくとも今後何十年かは、参照・確認することができ
ます。つまり「物」として形が与えてあれば保存されるのです。
しかし、 Web は所詮は消え物です。将来は分かりませんが現状で
は管理人がやる気なくしゃ一発で消失するのは、ごらんの通り。
3) 著作権侵害だった
ヴェルヌ条約について不勉強な頃に見切りでやったんですね、Web
での公開は。
その後こちらのスレの
>>73 で疑義を呈されたのがきっかけで調べ
直したら、なるほどコレはいかんと青くなった次第。
以上の理由により、紙媒体以外のマイクロおよび CD-ROMまでは目録に
掲載しておりましたが、Webは含めておりません。
ただし、マイクロ, CD-ROM等、つまり文芸雑誌復刻版まで「ダンセイニ
の著作」と見なし得るのか? というのは要検討事項ではあります。
おそらく、第三版作成時には復刻誌のデータは「参考」という形で本文
からは抜いて、別にまとめることになるでしょう。
やってみられると分かりますが、復刻誌の書誌的データ (刊行年月日,
巻立て, 附録, 装丁, 定価etc...) を調査するのはかなりホネが折れ
ます。この調査困難は何を物語っているのでしょうか?
ちと話題が狭くなったので sageます。
追伸: ひとつ思考実験を。将来ダンセイニの著作権が消失したときに、
青空文庫等でだれかが翻訳をしたとします。それは書誌にはどのように
掲載すればベストでしょうか? また、現在青空文庫のデータは定期的に
雑誌「ASCII」付録 CD-ROMに収められています。他にも収録されている
ことでしょう。これらの扱いはどうしましょう?
いっそ「紙媒体のみ扱う」と限定するのも手ですね。しかし電子ブック
が一般的になったら書誌はいったいどうなるのでしょう?
ひとりごと。 いやホント、自分でやる前は、 「どうして書誌編纂するひとは誰もかれも復刻雑誌のことを無視するんだろう」 と不思議でした。てめえでやってみてよーーーーく分かった。 死ぬわこれは。死ぬわりに、意義はいまいち認めがたいし。 私事になりますが、今秋刊行予定の江戸川乱歩書誌の調査を、ほんとにほんの ちょっとだけお手伝いしたんですよ。それで、乱歩が書いた雑誌の復刻版はどの くらい出ているのだろう? と当たってみたんです。なんと、30ちかく。しかも、 紙媒体での復刻に限ってこれだけあり、マイクロや CD-ROM を含めると、もう。 全タイトルが国会図書館で揃うってわけではないので、あちこちの大学図書館 等へも足を運ぶ必要もあり、これら一件一件について書誌事項を調査するとな ると。 しかもそこまでやって、どれだけ意義が? はたしてこれらが乱歩の著作物とい いえるものかどうか。ダンセイニ目録はまだしも「ダンセイニと名のつくもの ならば何でも欲しい、そんなアナタのためのバイヤーズ・ガイド」的な性格も あったのですが (そうだったよねえ、未谷?) 復刻は割愛と相成りました。 電子出版時代における書誌・目録のあるべき姿とは? なんて考え出すと、 うわぁ深い。
ものすごく残念で、悲しいです。少しでいいから見ている人たちの気持ちを考えてほしかったです。
>>277 ごめん、俺(うしとら)です。 >書いたの
ちゃんと確認とってから書けば良かった。
(でも元々修正の時点でWebのを入れる気がしなかったのも事実)
で、電子ブックなどに関しては・・・難しいねぇ。
まぁ今の第二版はとりあえずあのままのスタイルで、
第三版で分けるという感じになるかな?
(追加があれば、の話だけど・・・)
>>280 あーこれはすみません、てっきり
>>274 は未谷が書いたもんだと思って
頭にきたので。失礼しました。
日曜はさるダンセイニ・ファンの方を訪ねて上野まで行ってきました。
サッカーにみる日韓文化の相違から足穂の限界まで、たっぷり 2時間半
話してきましたが、そのうち 1時間はサッカーの話だったという罠。
282 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/24 20:12
こんばんは。りきです。<○>
一応、暫定的ではありますが、ダンセイニの話題用の掲示板をつくりました。
T−CUPですけど。
http://8624.teacup.com/onozuka/bbs 自分のHPからもアクセスできるようにしておきますので。
なお、「PEGANA・LOST」9号の話題も随時こちらから発信できれば
と思います。
以上
こんなときにアレですが、積年の疑問なのですが、 某板の某コテハンって未谷さんなんですか?
ここをきっかけにダンセイニを知り(苦笑)、「バブルクンドの神々」へ 飛んで「PEGANA LOST」を求めて会社帰りに田○書店へ駆け込み、おそらく 最後の7号を買ったりしました。 もちろん一緒に8号も買いました。 あれはまだ今年になってからのことなのですが。 サイトが無くなってしまったのはショックでしたしとても残念ですが、 それでも閉鎖前に知ることができたのは私にとっては僥倖だったな、と 思っています。 え〜、年に2回のオタク大祭にも出入りしている身ですので、 9号は是非直接買いに行きますね。
>>283 あー、なんというか、某板の某は私です。
コテはいくつか使ってるんで、どれを指摘されてるのか判らないけど。
286 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/06/27 21:52
なんともいえず。やっと、論文二十枚か。
もひとつしつもーん。 未谷さんって女性? 男性?
>>287 もしも、私個人に興味があるなら、メール交換でもしましょう(w
[email protected] までどうぞ。
ここはダンセイニについて語るスレです。
これ以降の個人的なレスについては無視しますので、
よろしくお願いします。
新掲示板にも旧掲示板の常連しか書きこんでないってのがなんだかね。
来る人が他にいないんだから・・・
291 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/03 00:47
>>289 >>290 ひとつお気軽に書き込みよろしく!
ちなみにダンセイニ以外でもファンタジーや SFの話題一般もちろん歓迎ですし、
雑誌への要望やこういう資料出してくれとか大歓迎。
管理人氏はマーヴィン・ピーク, C・A・スミス, ラヴクラフト, 中井英夫, 椿實, 中島敦,
芥川龍之介, 今日泊亜蘭, 秋山端人あたりの話題を振ってあげると喜びます。
他にもノヴァーリス, トールキン, 山尾悠子, 荒俣宏 (ただし『別世界通信』まで。『理科
系の文学誌』以降は認めない、例外は『大博物学事典』別巻絶滅動物集), 平井呈一, 上総
秀郎らもOK。
漫画家・美術家ならば、たむらしげる, 岡崎二郎, ジョジョ (第二部まで), 小林健二らを
熱く語れるアナタを募集中。
人形作家ならば何といってもムットーニ! 天野可淡, 四谷シモンもうれしい。だれかぼくら
に恋月姫の良さを教えてください。上野銀月ビルの人形佐吉展に行かれた方、語り合いましょ
う。
http://ime.nu/8624.teacup.com/onozuka/bbs
>>291 >荒俣宏 (ただし『別世界通信』まで。『理科系の文学誌』以降は認めない
激しく同意。
294 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/03 01:24
>>292 へへい、タルホコスモスもマキノカーニヴァルも!
本篇なんか要らない。それよりも予告篇を書こう。
とびっきり素晴らしい、期待もあやな目も眩むような予告を!
星屑を撒き散らすように!かくて『一千一秒物語』は生まれた。
>>293 うーん。ノーコメント(汗
すいません俺第三部が好きなんですが。 ・・・などと言ってみるテスト
四部が最高に決まってる。
岡崎二郎くらいならいけるかなあ。(苦藁 あとは広く?浅く?なんで話題をふってもそのあとのフォローができそうもなかったり。(涙
298 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/04 21:10
>291 そうやって、人の偏り具合を暴露するぅ。(−−) ま、いいんだけどさ。 よろしければ、どんどん書きこんでくださいまし。 予想通り、旧常連のみの書きこですが。 9号は、期待できると思います。 初期の未翻訳短編そしてなにより、戦争小説集の完訳という 僥倖を得ました。Iさん、感謝しています。 さ、論文だ。僕は。(TT) もう泥沼。
小林健二ねぇ…「ぼくらの鉱石ラジオ」ですか。
300 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/05 15:55
>299 そうです。その小林健二さんです。 澁澤にささげられたサイラジオに惹かれました。 作品いつか欲しいです。 でも、ムットーニで貯金がなくなりました。 (TT) >297 「アフター0」は復刊します。7月末から2冊ずつ。 全8冊。未収録含。 買いでしょう。 「ヤン川の舟歌」論、作品分析まで完了。 さ、まとめにはいらんとな。 その前に2冊読まないと先かけない・・・・。
301 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/05 22:43
あげてみる
302 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/08 00:15
未谷の性別ですか…… 「胸毛が生えていなけりゃ戦争ができないってわけじゃないだろう」 (『ドラゴンランス戦記』第5巻より) まあ性別やら血液型から誕生日だの本名の画数なんぞ知りたくてたまんないと いう御方は「未谷おとってどうよ?」スレでも立てていただき(笑) この「おと」という紛らわしいペンネームの由来は同人の間でも諸説あり、 某ライノベ作家の未谷ナントカから拝借したものだなんて言われてました。 有力な説は、中国の古書『方言』の一節に、動物のトラのことを、 "陳・衛・ 宋・楚では李父、江淮南楚では李耳、あるいは於莵《おと》、関の東西では 伯都とよぶ" と見られるところから典型的な大阪のトラキチ (気合の入った 阪神タイガースファン) のかれは採ったのではないかと囁かれております。 わてはトラや、ってわけですね。未谷とら、じゃあちょっと音が悪いし。 トラといえば思い出しましたが中島敦の短篇「山月記」。皆さん教科書等でお読 みになられて、だいたいの筋はご存知かとおもわれます。 "性、狷介、自ら恃む所頗る厚く、賤史に甘んずるを潔しとしなかった" 主人公 李徴が、家族も己れも顧みず高踏な詩作に心血そそぐうちに人間の心を忘れ、さ らには肉体までも変化してトラと化してしまいます。ある時にかつての友と出会っ た李徴が己れの身に振りかかった運命について語るくだり、 "己は次第に世を離 れ、人と遠ざかり、憤悶と慙恚とによって益益己の内なる臆病な自尊心を飼いふ とらせる結果になった (中略) 己の場合、この尊大な羞恥心が猛獣だった。虎だっ たのだ" というところなんかドキリとしますね。 さて、このくだりは "之が己を損い、妻子を苦しめ、友人を傷つけ、果ては、己 の外形を斯くの如く、内心にふさわしいものに変えて了ったのだ" と続くのです が、よくよく考えてみるとちょっと納得しがたいところもあります。 人の心は猛獣だというレトリックはいいでしょう。しかし、そこから跳んで、ど うしてまた人が虎に変身するのかというのが腑に落ちないのではありませんか。 いってしまえば、なにも虎じゃなくったって熊だろうが狼だろうがプロット上な んら差し支えがないのだし。むろん、この作品の種本は中国唐代の伝奇「人虎伝」 でありますから、中島敦にしてみれば人が虎になった理由なぞ唐代の伝奇作家に 聞いてくれよと業腹なことでしょうが、当の「人虎伝」に惹かれた中島という人 を詮索してみるのも、それほど筋違いでもない。 思うに、作家中島の関心のありようです。「虎文」という単語もあるとおり、ト ラのあの特徴的な縞模様から、あの黒と黄色の文様から「文字」を読み取ること はけして特殊な風俗でも文化でもなかったようであります。中島には、文字の霊 に祟り殺されるというそのものずばり「文字禍」という作品もあるように、言葉 や文字に対する強い嗜好が見受けられます。そういうかれが作品に登場させた 「虎」とは、すなわち「文字の化け物」と読むのは、これは私の独り合点でしょ うか。李徴はただのケモノに変化したのではありません。文字に (なかでもひと きわタチのわるい「詩」に) 魅了され、文字を並べてはいじくりまわすことばか りやっていて己れを喪失してしまった男の末路は、やはり「文字」そのものに行 かねば座りも悪いというものでしょう。こうしたメタファーの使い方のうまさ・ おもしろさに、この作品ひいては中島敦の魅力はこもっているのではなかろうか。
303 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/08 00:16
(つづき) 中島敦といえば、もう一つ忘れられない作品があります。というか、忘れられな い一節があるといったほうが正確なのですが。 「悟浄出世」に出てくるくだりです―― "文字の発明は疾くに人間界から伝わって、彼等の世界にも知られて おったが、総じて彼等の間には文字を軽蔑する習慣があった。生き ておる智慧が、そんな文字などという死物で書き留められる訳がな い。 (絵になら、まだしも画けようが。) それは、煙をその形のままに手で執らえようとするにも似た愚かさ であると、一般には信じられておった" なるほど、言葉でもって何かを執らえようなどとは不遜にして愚かな試みである のでしょう。さだめし作家とは不可能を知悉したうえでなおかつ挑み続ける一人 のシシュポスなのかもしれません。 しかしながら、極くまれにですが、煙をその形のままに手でとらえるかのごとき 奇跡を現出している作品も世の中にはあるのではないか。 私にとってダンセイニ作品は――むろん全てがそうだとはいいませんが――かく のごとき神品であり続けています。強いて挙げれば「海を望む峰ポルターニイズ」 ・「バブルクンドの崩壊」・「サクノスを除けば破るあたわぬ堅砦」など、「ヤ ン川の舟歌」・「オトフォードの郵便夫」を入れてもよいでしょう。 でも、なぜダンセイニはかくのごとき奇跡を成し遂げえたのでしょうか? 未谷おと氏は、ダンセイニは比較的恵まれた境遇だったから (貧乏なほうとはい えど立派な貴族サマだ) 創作に専念できたので、だから傑作を書けたのだと主張 します。しかし、同じくらい好遇の作家はごまんといました。そのうち果たして 幾人が令名を遺しているのでしょうか (また、ダンセイニの文業を仔細にみてい くと、地位 ――貴族にして軍人―― があったがゆえに極められなかったところ がどこかある、という仮説も立てられそうです) かれと同じようなテーマ・モチーフを持った作家も幾人とおります。しかし、ダ ンセイニはひとりです。「天才だから」「不出世の幻視家だから」と言ってしま うのは簡単です。 しかしそれは奉り上げるだけの思考停止でしょう。 いや、本当は思考停止がいちばん真っ当なのかもしれない。あれこれと評論書い たり腑分け解体するなぞ、いんちきな読み方なのかもしれない。
304 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/08 00:16
(おしまい) しかし、あえて私は詮索したい。なぜなのだろうと。ダンセイニ作品の核はいっ たいなんなのか。そして同様のモチーフを有する凡百の作品とは異なって、どう してダンセイニは読者の想像力を喚起することに成功しているのか。その秘密は どこにあるのか。どうすればあんなものが書けるのか。かれの手品のタネはいっ たい何なのか? それを知りたい。 もしも自分なりに説明することができれば、ダンセイニの魅力を他人に伝えるこ ともできるようになるのではないか。「今なぜにダンセイニか」「もう古いので はないか」という問いにも答えうることでしょう。私はダンセイニの邦訳はもっ と出てもいいと信じていますが、本を出すということは、かくのごとき問いへの 解答に他なりません (ただ漫然とでは本は出ませんし、仮に出たところで紙資源 の無駄です)。 同人誌「PEGANA LOST」を続ける意義は、まず少しでも多くの人にダンセイニの ことを知ってもらうことが第一で、次にほそぼそとでも翻訳や資料を提供し続け ること。そして何より思索の場であるということであります。 ………と、そういうことができたらいいなぁ。
クレームがつきましたので、さらに訂正。
>>291 の「上総秀郎」は正しくは「上総英郎」です。
1931(昭和 6)年生まれ。文芸評論家、二松学舎大学文学部国文学科教授。国文学・
フランス文学を専攻、おもに遠藤周作ら戦後のカトリック作家の文芸評論を手掛け、
また一方で歌舞伎評論でも活躍した。主著に『虚空のうちなる本性 メタフィジック
作家論』(1979, 教文館)、『内なる軌跡 ― 七人の作家達』(1990, 朝文社)など。
訳書に「モーリヤック著作集」(1982〜3, 春秋社) など。
昨年 7月没。
2ちゃんに名前が出るのはこれが最初で最後だろう……
唐突ですが、ハードSF のアーサー・C・クラークとダンセイニの往復書簡集は訳して
みたいですねえ。10号か 11号あたりにあるでしょうけど、載るとしても。
部数 300部として、翻訳料 300ドルくらい出せば許可とれるかなあ。
308 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/08 03:13
荒俣の『別世界通信』改訂増補版はもうすぐだね。イーストプレスより。
309 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/09 22:13
上総英郎先生は、僕の恩師です。 一応、訂正をお願いしました。 さて、東雅夫編「芥川龍之介妖怪文学館」解説に、 ダンセイニのことが、すこし触れられています。 アイルランド文学と芥川文学との関わり、多少なりとも 補強されればと思います。 この視点での論究を、誰かやってくれ〜。 おれはもう人生の残り時間が足らん・・・・。
310 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/10 05:57
311 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/10 18:39
都内で沖積舎の本置いてある書店知りませんか?
312 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/10 20:58
>311 神田近辺なら、東京堂、三省堂。 新宿なら、紀伊国屋。 渋谷なら大盛堂。パルコ地下1Fのブックセンター。 池袋ならジュンク堂 改装前の東京堂なら固いが。 むしろ、オンラインの書店のほうがあるかも。 ノヴァーリス全集は、結局、オンラインでしかみなかった。 (TT)
間違えた…
>>312 さん。ありがとうございました。
>>311 「エルフランドの王女」探してるのなら、ちょっと注意。
紀伊国屋書店タイムズスクエア店にはないようです。
(俺の探し方が足りないのかもしれないが)
本店の方も扱ってるかどうかちょっとわからん・・・
312も書いてますけど、改装前の東京堂なら2Fに置いてあります。
(英文学の棚とアイルランドの棚の辺り)
ま、店になかったら店員に聞いてみてから注文するのがいいけど。
エルフランドの王女ぐらいなら探しやすいでしょ。 きっとダンセイニ戯曲集を探しているものと思われ(w
>>316 そうなんです、「ダンセイニ戯曲集」と「かなしき女王」を探してます。
先日新宿の紀伊国屋に行ってみたんですが、置いてありませんでした。
まあ素直に書店に注文すればいいんでしょうけど…
>>316 そういえば戯曲もあったんだったね・・・失念してた。
戯曲といえばシングのも探しにくかったっけ。
>>317 あー、戯曲の方だと東京堂にはあったはず(「かなしき女王」は
あったどうか覚えてない)だが・・・最近神田行ってないので
まだあるかわからないけど、多分まだあると思う。
戯曲集の方はほとんど見かけないから、注文した方が早いんじゃない? かなしき女王も以下同様。
320 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/13 02:30
フィオナ・マクラウド著、松村みね子訳『かなしき女王』 手摺り版画一葉付き特装本 (3万円くらい) が、まだ在庫あると思う。 ファンならば昼飯を二ヶ月抜いてでも買う価値あり。信じよ!
神田まで行くんだったら直に版元まで行って買えば…… とか言ってみるテスト。 沖積舎、看板がかかっているから場所はすぐ分かるんだけど、たいてい の人は向かって左隣のビルがそうだと思っちゃうんだよね。 違うんだな。ぼろっちい (失礼) 民家そのまんまの右側の方が沖積舎。 1階と急傾斜の階段が在庫置き場で、 2階が編集部。 この夏、聖地巡礼 (笑) をしたい皆さんはご注意を。今は亡き青林堂 をほうふつとさせてくれるたたずまいが目印です (分かんねぇって)
>>321 ・・・沖積舎って神田のどの辺にあるの?
版元でも本買えるんだ。始めて知った。
>>320 「かなしき女王」の大正時代に出た原本見たことがあるけど、
復刻版のほうは、最初の短編の「海豹」が原本から2ページ分抜け落ちてる
個所があるのであんまり買う気になれない。
3万もあったら第一書房版がほしい。死ぬほど欲しいーーー。
>>323 三万も出せば買えるんじゃないかな。
函無しorカバーなしで7000円ぐらいだった。
皆さん情報ありがとうございます。 時間ができたら神田に行ってきます。
326 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/13 23:44
>>322 版元でも買えるよ。
沖積舎の住所は分かるよね? 地図を片手に歩きまわって探してごらんなさいな。
そういうのって楽しいよ。楽しみ奪いたくないので詳しい場所は教えたげない(w
>>324 いや、\7,000は楽勝出せるとしてもさぁ、本そのものがあんまり出てこないじゃない。
月に 10冊も 20冊も古書目録の届くようなヤキの入ったマニアならともかく(w
そういうことをいってるんじゃないの?
それによしんば目録で出たとしても、競争率高いだろうなあ。
(一度だけ、どうしても欲しい本があったときのこと、友人や親戚中に頼み
まくって名前を借り、20枚くらい注文ハガキ出した事がありました。ぶじ入手)
しかし欠落があるのは初耳でした。どうもありがとうございます。どうして抜けたんだろ?
単純ミスなのか何らかの判断があってなのか、それが気になる。
>>324 さんはヤキの入ったマニア?
その7000円の本は買ったの? 函ナシじゃヤだからスルー?
んで、その時以降『かなしき女王』元本って見かけました?
ぼく、一回だって見たこともない。
328 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/14 00:28
324じゃないけど……
『かなしき女王』元本、私は目録で一回見かけたことがあるきり。
即刻お店に駆けつけたけどとっくに売却済みだった。2万円弱だったっけ。
ちなみに書影は松本寧示『越し人慕情 発見芥川龍之介』(勉誠出版) という
本で見ることができます。ごりごりの文学研究の本だからちょっと敷居が高
いかもね。でも他に載っている本は知らないなあ。関東圏にお住まいの方な
ら、一日避暑のつもりで横浜の港の見える公園にある神奈川近代文学館まで
行かれるのもええかもね。2階(?)の喫茶店のコーヒーはまじオススメ。
http://www.kanabun.or.jp/index1.htm
329 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/14 07:07
>328 ×松本寧示『越し人慕情 発見芥川龍之介』(勉誠出版) ○松本寧至(まつもとやすし)『越し人慕情 発見芥川龍之介』(勉誠出版) です。直接のお師匠さまなので、訂正させていただきます。 先日、退官されました。退官記念論文集に寄稿させていただきました。私。 どんなに感謝しても頭があがらんです。 松本寧至先生と上総英郎先生があってこその自分です。はい。 最新の芥川龍之介事典の片山広子の項目は、松本先生が書かれているはずです。
330 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/14 09:24
ある意味この手の本って相場あって無きがごとしだから。探偵小説だともっと凄いよ。 欲しい人は相場度外視でなにがなんでも手にいれたがるし。探しまわる手間暇も惜しいし。
そういえば「ヤン川の舟唄」の無茶な値段のは・・・まだあるのかよ! でも少し前(といっても1年ぐらいだが)はまだ安く買える 事が多かったな、俺。 高かった物でも3000円ぐらいだし。
334 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/14 15:45
まだ、揃えやすかった。ほんと。 幻想小説集も定価で買えたしな。
「かなしき女王」の欠落部分ここに書き込んで大丈夫かな? やっぱり著作権上まずいか…
336 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/14 20:50
>>335 どの辺りが欠落なのか、だけにした方がいいんじゃない?
337 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/14 21:31
338 :
とりあえず :02/07/14 21:35
ええと、沖積舎版の方の冒頭11ページ、 12行目から13行目の間が欠落してます。 第一書房版だと12ページから13ページのところ。 ちょうど見開きになっていて単純に見落としたんでしょう。 特装本を買った人はご愁傷様です。
339 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/14 23:33
現物を自分の目で確認し、また、再版以降では修正されているのかどうかも調べた うえで、なお欠落しているようであれば「PEGANA LOST」にて復元してみようと思 います。 読みやすさを考慮すれば「海豹」一篇をそっくり再録したいところですが、紙幅や 資金などの制約もありますのでおそらく欠落部のみを提示することになるかと存じ ます。 ご教示まことにありがとうございます。愛読者のひとりとして御礼申し上げます。 金光 拝 (ただ、誤植や手抜かりの無い本なんてそれこそ無いわけですよ。たしかにミス はミスですが、さんざんやっつけ仕事をやらかしている身としては天に唾する がごとしで、あんまり難じる気にはなれない)
次の再版からは修正するって言ってたよ。>沖積舎
341 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/15 01:08
>>335 欠落部分だけならば構わないんじゃないかな。「引用」の範疇に収まると思うけど。
342 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/15 06:02
再販からは修正するって旨も書いておく、とか。 でも「かなしき女王」っていつ発行だっけ?
343 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/15 07:53
次の再販って10年後ぐらい?
ここに書き込めば?
345 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/15 18:20
>>343 「ペガーナの神々」誤字の修正されてる版ってあるのか?と
探し回ってやっと見つけた第二版の表示年が、初版から10年
も経過した後なのを見つけたのを思い出した(苦笑)
誤字について質問される前に書いておくね。
「リン=パンタンのことば」文中の「ペガーナ」が「ペガナー」になっているのです。
あとこの誤字はハヤカワ文庫FT版での話。
ついでに、苦労して見つけた第二版にも誤字はそのまま 残っていた罠。 この時点で誤字のない版があるかどうかを探すのは 諦めました・・・力尽きたわ。
347 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/15 18:43
>次の再版からは修正するって言ってたよ。>沖積舎 で、その「次の再版」っていつなんでしょう・・・。 いや、ちょっと興味を引かれて買ってみようかと思っていた 矢先なもので(笑)
彼は疲れたやうに言つた。 それから彼はひとりで海の方に下りて行つた。 近頃になつて高僧コラムはたいそう物やさしくなつて来た。彼が神の子らの最も小さき 者なる魚ども蠅どもにまで祝福を興へて以来、そのたましひはより清い焔にかがやいた。 その灰色の眼には深いあはれみが宿つて見えた。夜なかに彼は目がさめた、神がそこにお いでなされた。 コラムは老いて真白な頭をひくく下げて言つた。「おおキリストよ、このよろこび、この よろこび、今こそわたくしの時が来た」 しかし神は仰せられた「いやコラムよ、今も私を十字架にかけてゐるコラムよ、まだお 前の時は来ない、私が栄光に連れていかうとする霊は、ムツタツクだ、むかし育てドルイ ドであつたムルタツクだ」 その時コラムは懼れ悲しみつつ立ち上つた。部屋には灯がなかつた。深い暗黒のなかに
彼の霊がうなだれた。しかし、心のうつくしさが彼の身のまはりに和らかい光を興へた、 その徳のかがやきの中に彼は立ち上つてムルタツクの寝てゐるところまで行つた。 老僧ムルタツクはまことに眠つてゐた。うつくしい息をついて――今わかく美しくなつ た彼は天の林檎の木の下で平和に笑つてゐるのであつた。 コラムは叫んだ「おおムルタツクよ、曾てお前がドルイドであつた為、また、お前の異 教の同族[みより]が悔い改めないで殺されるのをお前が見るのをいやがつてゐた為に、私はお前を わが兄弟たちの中の最劣等者と見てゐた。しかし、まことに、私はこの年になつて何も知 らないで教へられる少年のやうになつた。神よ、私の生涯からたかぶりの罪をあらひ清め たまへ」 さういふと和らかい白い光が翼ある美しいものの姿で、死者の側に立つた。 「あなたはムルタツクか」コラムは深く畏れて囁いた。 「いや、ムルタツクではない」消えてゆく歌のやうな息がした。
>>348 第一書房版12ページ
>前の時は来ない、私が栄光に連れていかうとする霊は、ムツタツクだ、むかし育てドルイ
↓
>前の時は来ない、私が栄光[さかえ]に連れていかうとする霊は、ムツタツクだ、むかし育てドルイ
>>349 第一書房版13ページ
352 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/16 03:29
>>348-350 どなたか存じませんがありがとうございました。
てっきり
>>323 さんかと思いましたが、違ったのですね。「それじゃ」と直ぐ
に大正時代の第一書房版を引用できるかたが複数おられるとは、 2chも捨てた
ものじゃありません(w
>「興」は「與」だろ。「与」の旧字。
そうですね。
旧字を新字に改めるのは (まぁ慣れなんですけども) やっかいです。自分も青空文庫
での入力だとか復刻なんかで校訂少しやるんですが、気が抜けません。ついでに書く
と、送り仮名の扱いをどうするのかも悩まされますねえ。
>>347 再版かかるくらい売れるのを祈りましょう。いやほんとに。とりあえず私は
給料出たら一冊買うことにします。落丁がなんぼのもんじゃい ← オイ
あっ、買うのは普及本にしておきます、 2万 5千円の特装本も拝んでみたい
もんだけども。
追加。
>>348 、7行目「言つた。「おおキリストよ」→「言つた「おおキリストよ」
>>349 、4行目「林檎の木の下で」→「林檎の樹の下で」
356 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/16 21:28
以下、引用。 以下引用。 一応、SFファンジン大賞事務局からの連絡で知り得た情報だけ書いておくと、 今回の第21回SFファンジン大賞は、 ●SFファンジン大賞(ベストファンジン) 古沢嘉通『REVIEW IKA』(個人誌) ●SFファンジン大賞部門賞 【翻訳・紹介】(同時受賞) 「特集 キース・ロバーツ」(古沢嘉通『REVIEW IKA』1号掲載) 「21世紀最初のダンセイニ戯曲特集」(西方猫耳教会『PEGANA LOST』8号掲 載) なんだそうですわ。ほかの各部門賞は、知りません。柴野賞受賞者も知らない。 受賞おめでとう。
おおー。おめでとう。
358 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/17 00:58
>>356 で引用されているのは、翻訳家・評論家の古沢嘉通氏の掲示板「TrashCanExtra」
7月15日午前 1時書き込み "公式発表サイトもない(と思う)ので" 投稿者:古沢(よ)
です。為念。
http://6102.teacup.com/furu/bbs 古沢嘉通さんは個人誌「REVIEW IKA」特集キーツ・ロバーツで、ファンジン大賞二冠
(ベストファンジン賞, 翻訳・紹介部門賞) を授与されました。「PEGANA LOST」は
部門賞を同時受賞いたしました。
評論賞もいけるかと思ったのですが、甘かった。
ともあれ、このたびの栄誉もそもそもは皆さまのご支援・ご鞭撻のおかげであり、
また松村みね子・西條八十らの麗訳のすばらしさが眼鏡にかなったからであり、
(さらにいえば再録を快く承諾してくださいましたご遺族の皆様のご厚意に)
なによりシドニー・シームのイラストやダンセイニ作品そのもののすばらしさに
こそ与えられてしかるべきものであります。私 (金光) はなにもしていません。
ほんとうにありがとうございました。はなはだ簡単ながら、心よりの感謝の気持ち
をこめて、ご挨拶とさせていただきます。
これからもよろしくお願い申し上げます。
さわべさま、
>>284 さま。個別にお返事をいたしかねておりました皆様。
ほんとうに感謝いたしております。
金光寛峯
[email protected]
ファンジン大賞どうもです。 今までペガーナロストを買ってくださった方々に感謝です。 もうちょっと数が売れて欲しいとはコミケに参加するたびに思ってたけど(w ダンセイニに関する道楽はこれで一段落ついた感じです。 PCを新調したいから、ダンセイニ関係アイテムをヤフオクに出そうとか計画中です。 めんどくさがりなんで、いつ出品するのかわかんないけど、 そのときはよろしくお願いします(宣伝ウザッ 話題が偏ってるなあ……。 『影の谷年代記』の独逸語訳をこの間入手したんですが、 挿絵が異教スペインって感じで面白いです。 絶版ですけど、ヨーロッパ系のオンライン古書店探せば出てくるので、 興味のある方はぜひ。
このたび栄えあるSFファンジン大賞【翻訳・紹介】部門賞を授与されました
「PEGANA LOST」第 8号。まだ 80冊ほど在庫いたしております。
受賞記念といたしまして、当分の間は送料無料とさせていただきます。
これを機会になにとぞお買い上げのほどよろしくお願い申し上げます。
私宛に購入希望の旨メールにてお知らせいただけますれば、郵便振替
用紙同封にてお送りいたします。到着確認後に同封用紙にて代金 \1,000
をお振込みください。
金光 拝
[email protected]
>>359 >異教スペイン
どういう意味なんでしょうか。スペインの事よく知らないんで。
異教時代(=イスラム時代)のスペイン(を彷彿とさせる) ってことでは〜
>>363 あー、そういう事・・・
そういえばイスラムもあったんだっけ。あの辺り。
366 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/19 22:19
>365 はげしく同意。
無責任とは言わないけど、せめてコミケまで もたせて欲しかったが・・・ 契約の関係だったら仕方ないけど。
完全消滅は契約が切れたからで、無責任とか言われても困るよ……。 サイトを止めたことをそういうなら、反論はしないけど。
なるほろね。
370 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/23 00:05
話題が出たついでに質問です。 ネット書店で「かなしき女王」を検索したら、 89年発行と99年発行のものがヒットしました。 どちらも発行は沖積舎。 何が違うんでしょうか? 分かる方いらっしゃったら教えてください。
>>370 おそらく99年発行が再版。
「ダンセイニ戯曲集」の場合も、再版のときになぜかISBNが替わっていて、別の本扱いになってる。
>371 速攻レスありがとうございます。 つまり、基本的には同じということですね。 む〜、なまじ選択肢があると、どちらを注文するか悩むなあ(笑)
373 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/23 01:13
で、再版では問題の落丁は直ってるんかねえ? > かなしき女王
つーか再版するほど売れたって嘘でしょ(w
>>373 見たけど直ってないね。
しかしISBNを変えて別の本扱いって普通するか?
版元としての良心を疑う。いくら売れないからってねえ…
図書館なんかで2重に入ってるのを良く見かける。
「次の再版」を待ってたらいつまでたっても 買えないだろうから、あきらめて注文します・・・。 欠落部分に関しては、ここで補完していただきましたし。 ありがとうございました〜!
思ったけど、消費税の関係って訳ではないよね?
創土社版「ペガーナの神々」がついた。 うん。いい本だ。
379 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/24 09:52
あんまり大きな声じゃ言えないが (でも sageない) 編集者に尋ねると沖積舎 ちょっと評判わるし。うーん。校訂がヌルい、印刷が汚い、すぐゾッキに出す、 など。古本屋店員的にはどうなんだろう? 個人的にはセレクションはすごく趣味合うので応援したいのだが。ダンセイニ も出してくれたのだし (山田章博萌え〜)
操作ミス。途中で切れた。 すぐにゾッキで出されたりとかすると、古本屋的には面倒くさいんじゃないかなと。
この前、グレゴリイ・ベンフォード“EATER(未訳)”序文にダンセイニの 引用を、ヴィンジ『マイクロチップの魔術師』解説に作品が例出されているのを 発見しますた。 あちらでは、今も広くダンセイニが読まれているのだな、と実感。
382 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/26 00:11
以前いっていた、ダンセイニスターターセットの件、 僕も協力します。金光さん再出発記念だ〜。 とりあえず、早川版「ペガーナの神々」「魔法の国の旅人」「妖精族のむすめ」 は出せます。僕は。(2冊ずつもってる)(^^;; タイミングみてやろーか。>金光さん
383 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/26 01:45
>ダンセイニスターターセット お師匠さん、それはどういうもんなんですかい?
384 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/26 01:48
スターターセット 気になるなあ。。。。。
>383、384 かなり以前からあった、ダンセイニの本を読んだことが ない人に、基本的な著作を提供しようとした計画。 どのような形になるかは、相談のうえで決めます。 実現させますので。こうご期待。
>ダンセイニスターターセット 382から推測するに、ダブりの古本を希望者に安価で譲ろうという計画?
譲ったらそこまでなので宅急便か何かで次々と廻し読みさせる巡回ダンセイニ文庫とか。
388 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/26 16:07
回し読みは絶対誰かが止める 地元の図書館にペガーナないみたい 別の図書館で探してコピー取ろ
389 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/26 20:40
「ぺガーナの神々」 復刊ドットコムに期待age
390 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/27 00:28
スターターセット計画。
計画なんていうと大げさなんですが、ダンセイニを読みたいけれど本の探し方も分から
ないし、手に入らないという方にむけて『ペガーナの神々』『妖精族のむすめ』などを
ごく安価にお譲りしようと、そんなことを「バブルクンドの神々」時代に提案したこと
があったのです。ぼくらはマニア向けの古書店とか知ってますから、入手は苦労しない。
今でもやろうという気持ちは大いにあります。
ただ、すこしやり方を工夫してみようと考えておりまして……
具体的には、復刊コムの掲示板で募集をかけてみてはと思案しています。
あそこで希望者にごく安価で (転売目的は回避できる程度で) お譲りする。
そしてこれが目的なんですが、安くした代わりとして「読んだ感想を聞かせてください」
と条件をつける。
すなわち復刻にあたってプロの編集の方がいちばん気にかかるのは、
「今ほんとうにダンセイニを復刻する価値があるのか?」
「マニアだけ読んでりゃいいんじゃないのか? はたして今のごくふつうの読者が
楽しんでくれるのか」
「読んでどのような感想を持たれたか」
「装丁・レーベルや宣伝媒体などを含め、どのような売り方をするのがベストか」
といった点だと思われるのです (これらは私自身とても興味があるところで、私が未だ
に「PEGANA LOST」にこだわっているのは、一つにこのへんにあったりします)
ちゃんとした編集の方は一般読者の声をすごく重視しています。読者カードなどは必ず
目を通していますし。
ぼくらのような放っておいたってどうにかしてしまう偏愛の連中ではなくて、そうですねえ、
いわゆるファンタジーと呼ばれるジャンルがどちらかといえば好きで興味もあるけれどそう
いうのばかり読んでいるわけじゃない、というような方々。そういう人たちがダンセイニを
読まれてどのような感想を持たれるか、これは復刊交渉の際にはとても貴重な資料になるは
ずです。
交渉の席で「実際に本を読まれた方の感想です」といって掲示板に寄せられた "声" を提示
できれば、出版社のほうでもがぜん話が具体的になるはずです。
やりますか。
(参考)
ペガーナの神々 (127票、未交渉)
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=4245 妖精族のむすめ ( 67票)
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=3357 魔法の国の旅人 ( 16票)
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=9636
391 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/27 00:50
>>390 わたしは、ファンタジー関連の本が好きで、ダンセイニ卿の
著作もいくつか読みました。しかし、最も興味がある『ぺガーナ
の神々』を未だに読んだことがありません。
地方在住なので古書店で見かけることも少なく、スターター
セット計画が実行されたらありがたいです。
もちろん、復刊されたら新しいのも買うつもりです。
というわけでよろしくお願いします。
>>390 >あそこで希望者にごく安価で (転売目的は回避できる程度で) お譲りする。
ネックはそこだよなあ。
別に転売されたって、誰かの手にわたるわけだからいいと言えばいいんだが、
どうも嫌な気分になるから・・・
>>377 それ、あるかも。
たしかカドカワが消費税改定によるISBNとか変わったのがあったはず。
394 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/27 16:36
「別世界通信」表紙が、着色されたシームの絵。 もうそれだけで、レジへGO!! ダンセイニへの言及もそれなりにありそうです。 楽しみです。
>391 うちは大学の図書館にペガーナの神々だけ置いてあった。 理工学部のキャンパスなのに、書庫の奥にひっそりと。 正直ラッキーだったと思っている。でももう読めない罠
396 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/28 09:46
僕の手持ちの3冊は、昨日、 渡しました。 あとは、彼次第です。 作戦成功を祈ります。 荒俣さんの本、膨大な量のダンセイニに関する 言及が追加。 やっぱ、凄い。荒俣さん。 勉強になりました。
397 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/30 01:02
>>391 応援ありがとうございます。文章というのは不思議なもので、長いかどうか・格調高いか否かなど
といった評価軸では計れないところがあるようです。ごく短い簡単なものでも、面白いもので、
ちゃんと「熱さ」のようなものが伝わってきます。こういう声がもっと聞けたら (すぐにではない
としても) いつか前向きな結果につながるのだと信じています。
>>392 転売される又は散逸することに意味があるのではないでしょうか?
398 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/30 01:23
Amazon.com とかで検索したら、今年になってダンセイニがペーパーバックで出ているようだ。
>>398 さん、はい、ありがとうございました。拍手!
それでは次の方どうぞ〜〜
400番行ってみましょう、盛大にどうぞ!
>>398 ペーパーバックは2000年辺りからぼちぼち出てきてるね。
今年出てるいくつかのペーパーバック(同じ出版社の物)は
表紙があまり綺麗じゃないし高めなのでお薦めしませんが。
>>399 あ、400なのか・・・ここまで長かったねぇ。
401 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/30 23:11
わ、401か。 「別世界通信」読破。 荒俣さんにしてやられたわ。ダンセイニ大幅に言及 増えてる。。。。。 シームの表紙もねらったのかなー。
402 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/31 00:48
403 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/31 02:12
age
404 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/31 02:15
404 Not Found
405 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/31 22:46
某古書店目録から。 ダンセイニ卿・荒俣宏訳 『魔法の国の遊人』 エロマンガかよ!
406 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/07/31 22:53
今日創土社の「ダンセイニ幻想小説集」古本屋さんでゲットしました これから貪るように読むのです
407 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/01 00:58
>>323 >>『かなしき女王』沖積舎より復刊版
>>手摺り版画一葉付き特装本 (3万円くらい) が、まだ在庫あると思う。
>>ファンならば昼飯を二ヶ月抜いてでも買う価値あり。信じよ!
>3万もあったら第一書房版がほしい。死ぬほど欲しいーーー。
で、その――
フィオナ・マクラウド著, 松村みね子訳『かなしき女王』元版ですが。
目録に出ていました。函付。
さすがに経年劣化があるようですが、時代が時代ですし。
くそう、おれが金あったら他人に教えたりしないで手前で買うのに(w
>>323 さん、ひとつどーんと買っちゃって、おいらの未練断ってやって。
↓から「松村みね子」様で検索してください。
http://nakano.fms.co.jp/Result.asp
408 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/01 01:07
131500 かなしき女王 フィオナ・マクラオド短篇集 松村みね子訳 初版 函背ヤケ・傷ミ有 第一書房 大14 1冊 \38,000 ひ、ひえ〜〜 大正時代の四万円もする本なんておそろしくて買えないよ。 祖父が生まれるよりも前だ。 創土社版『ペガーナの神々』を買うのだって清水の舞台から飛び降りる覚悟がいりました。 高かったよう。
初版でこれなら高くないだろ。
値段はともかく、大正時代のってのがネックだと思うが。 保存が・・・(汗)
411 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/02 02:34
まだ売れてないね。 価格は妥当なとこだとおもう。前に出た七千円のやつなんてまず手に入らないよ、そりゃあ注文多数で抽選さ。
昔、どうしても欲しい本が目録に出ていたときに「おたくのつけた売り値の倍額を出してもいい。頼むから譲ってくれ」と直談判したことがある。 そこまでおっしゃるのなら、といって、もとの売り値でゆずってくれたのは嬉しかった。 ただ、店によっては「そりゃゴリ押し・横紙破りじゃござんせんか」といって嫌がるところもあったりするみたい。 ぜったいに抽選にこだわる店もあれば、じつは早いもの勝ちで一番最初に注文した人に決めてしまったりしたり。 梱包するのがめんどくさいので直接引き取りにくる人にしか売らないという横着な店もある。
413 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/03 13:36
荒俣さん、もう別の本みたいにしてしまった。>別世界通信 ダンセイニが爆発している。。。。。
414 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/04 11:22
>>323 >>338 >>339 >>340 話題の(オイ 『かなしき女王』再版が届く。 Amazonで注文したら一週間ちょっとで着いた。
なるほど、直ってないねー。
ln12 僧房の入り口で彼は振りむいて、兄弟たちに内に入れと命じた「平和なんぢらと共にあれ」
欠落部→
ln13 「あなたは誰か」
なるほど一見つながっている。気がつかなかったはずだ。
>>414 うわ、そりゃわからないよ・・・
うまい具合に切れてるもんだねぇ。珍しい。
>>407 あー、それ知ってました。
さすがに3万8000円は厳しいです…
はぁ…。
417 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/05 00:50
沖積舎はなぜ、再版に際してこの欠落を訂正しなかったのだろう。 @ど忘れしていた ←そりゃあんまりな。 A直したかったけれど、 2頁も足すとなるとかなり組み直しが出て、お金かかる よって、涙を飲んで見送り ←金の無い苦しさは分かるが(汗 せめて訂正表を挟み込むぐらいは。 B完全版欲しい人は \38,000の本を買え! という罠 ←中○書店の廻しもんかよ!!
Cじつは自社の特装本だけはちゃんと直している、という罠 ←そこまで勘ぐる必要もない。
5 指摘が全然なかったため自分でも気付かなかった ←けっこうありそう。 ところで○の中に数字ってのは機種依存だから 普通の数字の方がいいんでは。
420 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/05 23:05
>>419 拙雀は 340さんのことを信じているなり、きっと沖積舎に指摘してあげたナリ。
ここで出てる「次の再版」ってじつは第三刷 (2009年かっ!) だったりして。
1999年ならもう 3年前 (月日の流れるのは早いなあ)、ありうる。
ところできょうび丸文字の見られない端末ってあるのかナリ。
ダンセイニの話も出すなり、某氏の日記で『 2ちゃんねる年鑑2002』
見たなり。 SF板の名物コテハンになんと「未谷おと」登場ナリ! (146頁)
デビュウおめでとうナリ。
>>420 >ところできょうび丸文字の見られない端末ってあるのかナリ。
丸付き数字は機種依存文字なのでMacだと文字化けします。
特定の機種でしか使えない文字は使わないようにしましょう。
たとえwindowsが主流であってもです。
たしかダンセイニ著作目録にも機種依存文字が結構使われてたなあ…
>>421 サルベージ版では修正したと思うけど、残ってたら指摘頼む。
>>420 今回のような使い方の場合、数字は単なる数字の方が
望ましいと思うよ。それ以外の、「トンj」とかそういうのなら
気にしないけど・・・
>>422 残ってました。丸付き数字とローマ数字。
修正よろしく。
>>423 あの、出来れば残ってる場所を・・・(汗)
場所がわからないとまた見逃す可能性あり。
一応こっちもチェックし直してみるけど。
425 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/06 23:23
作った人間として回答しておくべきですね。 >たしかダンセイニ著作目録にも機種依存文字が結構使われてたなあ… めいっぱい使いました。パソコン上での表示などこれっぽちも考えておりません。 それに紙に印刷することを主眼としていたのでした。 修正に気を配ってくださったうしとらさんには感謝いたしますが、目録はまずなに を措いても原典を正確に記録を残すことを目指さねばなりません。ましてや機種依存 文字など、あのときの私にとって考慮するにも値しない些事でした。 一例を挙げれば『怪奇幻想の文学』 (新人物往来社) 函入版月報は、号数を表すのに 丸付き数字をつかっています。とうぜん、こちらも丸付き数字で掲載しました。 いうまでもなく、当たり前すぎるほど当たり前のことです。 とはいえ、旧字の扱いなどで原則を曲げてあやふやな対応してしまったところも 実はあったりします。 このあたりは邦訳目録第三版を編纂する際に整理せねばなりません。 ご意見・ご要望等ございましたらぜひお聞かせください。
>>423 とりあえず今見て0122と0125の丸文字、ローマ数字は修正したけど
他に間違い残ってるかチェックしてないので、更新は明日。
「残ってる」の指摘には感謝。
ま、今置いてる邦訳目録HTML版はあくまで第三版までのつなぎとゆーことで。 (本音:コレの修正、結構めんどくせーよ >特に情報の追加) とりあえず後々まで修正して使えそうなのは初期短編目録とか それぐらいじゃないかな、ウチで保存してるのは。 実際、ある程度揃った情報が元々あまりないから保存しておいた方が いいなと思って保存、公開してますって感じ。
428 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/06 23:30
>>423 ありがとうございます。
第三版目録を作るときはまた一から現物に当たって校訂しなおしますので、
ですから今は私などに委細かまわず手を入れてください。
あんな粗末なものに貴重なお時間と労力を割いていただき、私がどれだけ
うれしく思っているか解っていただけますでしょうか。ほんとうにありが
たいことです。
429 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/06 23:43
>>427 >(本音:コレの修正、結構めんどくせーよ >特に情報の追加)
痛いところを突かれてしまいました。
あの目録の至らぬところはそりゃあ片手に余るほとございますが、まずもって
最大の問題は、じつにあのフォーマットのお粗末さ・解りにくさでしょう。
いささか言い訳がましいことを書きます。
第二版邦訳目録の編纂作業に本格的に着手したのは、昨年 2001年の初頭の
ことでした。期間としては同じ年の夏コミで出した第 7号に掲載するという
いうことで、およそ半年間。ちょっと日程に余裕がなかった。
そこでひとまず上梓することを最優先に、フォーマットは "あの" 第一版
のをほとんど手を加えずに強行してしまいました。
今思い出しても面倒でした。
工程のあとの方では「目録専門掲示板」なるものまで設けなければならな
かったくらい、まったく訂正・修正が毎日のように出てきて往生させられま
した。げんに作った私でさえ「今すぐこことここを直し、あれを追加しろ」
などと言われると一瞬考え込んでしまいます。
第三版ではフォーマットは一から作り直します。あの、書名から外見・価格
までだらだら長く、しかも手入力で書くやり方。頭悪すぎ。
そういう内輪話は sage進行でやってくれないかな。マナーだよ?
>>420 > SF板の名物コテハンになんと「未谷おと」登場ナリ! (146頁)
> デビュウおめでとうナリ。
つーか、ご愁傷様つーか...
432 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/07 02:10
つーかおまえらどうしてこれ書かないんでしょうか。
http://ushigome.bird.to/bbs/gensou0040.html#gensou20020805191414 > 中村融 ヒロイック・ファンタシーのアンソロジーを出します 2002年08月05日(月)19時14分14秒
>
> 初めまして。
> ファンタシーやSFの翻訳・紹介を行っている中村融と申します。
> おめでたい話題がつづくなか、宣伝で恐縮ですが、
> こんど河出文庫でヒロイック・ファンタシーのアンソロジーを編むことになりました。
> 発売は来年2月頭予定です。
>
> ラインナップはつぎの通り――
>
> 「サクノスを除いては破るあたわぬ堅砦」ロード・ダンセイニ
> 「不死鳥の剣」ロバート・E・ハワード(コナン第一作)
> 「サファイアの女神」ニッツィン・ダイアリス
> 「ヘルズガルド城」C・L・ムーア(ジョイリーのジレル)
> The Citadel of Darkness ヘンリー・カットナー(レイノア王子)
> 「凄涼の岸」フリッツ・ライバー(ファファード&グレイマウザー)
> The Overworld ジャック・ヴァンス(キューゲル)
> he Jade Man's Eyes マイクル・ムアコック(エルリック)
>
> 原題のものは本邦初訳。既訳がある作品も、ライバー以外は新訳を起こします。
> 「指輪」の便乗企画ですが、この本が売れれば路線を継続できますので、ご声援をお願いします。
カヴァー絵は末弥純氏の予定! 萌え〜〜
>>420 嬉しいような、嬉しくないような……。
まあ、2ちゃんねらーなのは間違いないけど。
ところで、ファンジン賞の副賞と賞状届きますた。
感謝感謝。
>>433 おお、届いたですか。
賞状に書かれてる名前って、「PEGANA LOST」?「西方〜」?
>>432 後でコピペしようと思ってて忘れてました(をい)
・・・知ったのは別のトコで、だけど。
残ってたローマ数字と丸付き数字修正しました。 コミケにはダンセイニのペーパーバックでも持っていくか・・・
436 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/07 21:39
某スレじゃハワード、ライバーがねたになってたけどさ、ダンセイニも未訳作品いっぱいあるのに・・・
>>434 「西方猫耳教会」でした。
>>436 未訳で、なおかつ代表作的な長編が『Curse of Wise Woman』。
フランスに続いて日本でも訳してくれないもんですかねえ。
ヒーニー先生もちょっとは誉めてくれてるのに。
>>438 未谷おと様。
事情はいろいろあったのでしょうがそうやって書き込みする元気があるくらいだったら、バブルクンドの神々つぶしてほしくなかった。
あれは虚しかったです。ショックだった。
ああ、謝ってもらう必要はありませんよ。謝罪の言葉だけならいくらでもいえますよね。そんなの聞きたくありません。
440 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/08 02:34
>>439 止めたことは言い訳しないけどさ。でも、いつまで言われ続けなければならないの?
何にでも終わりはあるじゃないか。
>>438-440 まあまあ、おちついていこうよ。
まーこうなったら、バブルクンドの神々と引き換えに 2ちゃんねるでの活躍
を取ったってことで
SF板名物コテハン "未谷おと"
それは SF板の伝説 "未谷おと"
クラッシャー "未谷おと"
として令名を高くしてほしいね :-)
(しかし、キャメロンの何とかさんという名前は知らなかったなあ)
実際、しこしこ本作っているよりもそういう遊びのほうが似合ってるのかな君は……?
一事とずっと続けててウツになってくる、そういうはあると思う。体労われ。
そのうち機会があれば副賞・表彰状も見せてくれよ。
>>439 いやあ、そこまで思って貰えてるのはありがたいですな。
しかし思うんですが、誰か自分からダンセイニサイト作ろうというもんはいないのでしょうか。
バブルクンド始めた理由としてはいろいろあるわけだけど、
”欲しいものがないなら自分で作ろう”というのもあるんですよ。
せっかくバブルクンド潰れたことだし、ひとついかがですか?
>>440 はいはい、騙りは止めましょうね。
>>441 名物で伝説でクラッシャーかよっ(w
未谷より金光の方が悪いと思っていたり。
>443
もうこれ関連の話は止めれ。きりがねーし。
>>442 ダンセイニファンサイト・・・一瞬作ろうかとは思ったが、
サイトやってる人にはわかると思うけど、新しいネタが
あまり出ないような素材がテーマのサイトって結構
維持するのが辛いんだわ。
かといって「バブルクンド」そのままのようなのも嫌っしょ、
いろんな意味で。
だもんで俺はパス。代わりに別の手段で扱ってるけどね。
445 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/10 02:31
話題 (?) の『別世界痛心』買った。 ダンセイニやトールキンに関する記述に既視感が。。。
446 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/10 02:41
447 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/10 03:28
449 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/12 02:13
有明の祭りに行ってまいりました。既出だと思いますけど「ロード・オブ・ザ・リング」ヤオイ本には衝撃。 サム×フロドってあなた(汗 そこのあなた! ダンセイニ版なんか考えるんじゃないぞ!
米国のスラッシュ・ノベルと日本のやおいは神をも畏れぬ......
>>449 有明祭は何でもありだからねー(w
ダンセイニ版・・・思いもつかんけど。
・・・ペガーナの神々のやおいとか?
801恐るべし。
455 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/12 22:08
「妖精族のむすめ」「エルフランドの王女」をエロゲーにしたいなどとぬかす たわけ者が約一名いたぞ。なあ? そこの M谷くん。 しかーし。 801という驚愕を知った後では、エロゲーはインパクト弱し。ヌルし。 ヌルすぎる。あの M谷にしてはパンチに欠けるね! 再考を期す。 # たまにはこういう遊びもいいでしょう
>455 なれあいウザい。 相手方も迷惑でしょ。
457 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/13 23:48
>>456 なるほどたしかに調子に乗りすぎた、このスレの雰囲気にはこういうのは
そぐわない。お詫びする。
強引に話をつなげると、ダンセイニが書いた失恋ものといえばジョークンズ
シリーズ『魔法の国の旅人』 (ハヤカワ文庫FT)。どうも縁の薄いジョークン
ズ氏ではあるが、読んでいてあんまり同情する気にならないね。
458 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/15 22:21
459 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/16 01:58
>>458 宣伝うざ! でも探していた本が見つかったので、荒らすのは簡便しといてやる(w
461 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/17 00:40
ヤフオクに「ダンセイニ幻想小説集」と画集が出てますね。 後者は元々古洋書なので高めですが。 同じ出品者なので、「ダンセイニ幻想小説集」を探せば すぐ出てきます。 俺は両方とも持ってるのでパス。
サイム画集はちょっと高いんじゃないかなあ。 海外の古書サイト探す手間考えたらこんなものかとも思わなくもないけど。
なんか「幻想小説集」がわらわら出てきてますね。 欲しいけど今は買ってる余裕が無い・・・(涙)
465 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/22 00:32
出てくるときってそんなもの。創土社版『ペガーナの神々』だって、 みんな「無い、無い、あれは無い」って言ってて、げんにおれもほとんど 見たことなかったけど、今年に入ってからもう3回は見たぞ。 ありがたく1冊買ったけど、さあ来年のいまごろどうなってるかな? 教訓「古書は一期一会、見つけたときに買え」
>465 そうなんですよねぇ…自分の中では 「色石と古書は見つけた時に買え」 は、肝に銘じているんですけど。 でも、先立つ時に無いものは無いんです〜(無) とりあえず文庫は頑張って制覇したので、それを読み返すことにします・・・
467 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/24 01:16
みんな、sage進行は病めよ薔薇。違った。止めようぜ。 ところで 466さん、「色石」ってなんですか?
468 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/24 01:57
469 :
あなたの隣りの教えて君 :02/08/24 02:01
宝石収集しているなんて
>>466 たんってお金持ち
でもなぜにダイヤだけ仲間外れ?
470 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/24 02:08
>>469 > でもなぜにダイヤだけ仲間外れ?
そりゃあ、単純に考えればダイヤは無色透明だからじゃないの?
あっ、じゃあ水晶とかはどうなるんだろ?
ダンセイニ「エメラルドの袋」もえ〜 最も好きな作品のひとつ。
472 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/27 00:28
ときどき考えるのだけれど。 「エメラルドの袋」 (荒俣宏訳, 『妖精族のむすめ』所収, ちくま文庫) に出てくる あのエメラルドは何を表しているのか。何を象徴しているのか。
>469 お金持ちなんかじゃないです、幻想小説集が買えないんですから(笑 友達が海外旅行やブランド品にかけるお金を、そっくり石買いにあててる だけです。 更に宝飾品でもティファニーだのブルガリだのには興味が無く、 あくまで「石」本位で買っているので、OLのお小遣いでも何とかなったり するんですよ。 >470 ダイヤにもカラーダイヤってのがあるんですけどね。 天然モノは本当に綺麗ですよ。 水晶は・・・色付のものだったら「色石」になるんでしょうねぇ。 >472 関係ない話ですが、エメラルドには 「舌の下にふくむと、予言の力が備わる」 という言い伝えもあるそうです。 でも、はしばみの実(=ヘーゼルナッツ?)大の石を舌の下に 入れてたら、かなり間抜けな(というか、うさんくさい)話し方に なりはしないでしょうか…。
474 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/31 17:14
ところで、新サイト作成の件はどうなっておりますでしょうか?
>>474 誰に聞いておるのかの?
今までそのような話出てなかったと思うが・・・
476 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/31 18:48
「俺達、盗人じゃないってばよ」と郵便夫の息子がいった。
>>475 金光さんにです。
>>252 で
>必ず続けます。まだまだこれからなのですから。ようやく認知されてき
>たところでしかありませんし、紹介を待つ作品は無数にあります。いず
>れ公式サイトも作ります。
と発言されておられるので。
やはりまだそういう段階ではないのでしょうか?
>>477 ああ、そういう発言がありましたか。すまん。
でもサイト立ち上げって結構時間かかるから気長に
待てば?
・・・東京創元社ほどは待たないだろうし(ボソ)
479 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/02 11:33
来年やるって言ってたぞ>サイト ネットは優先順位低いらしい
480 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/07 00:55
>>473 言い伝えといえば、目立たない寓話だけど「小さなケシの花」もいいな。
ケシって「忘却、なぐさめ」の暗喩なんだって。とくに、ギリシャ時代
から「戦死者への悼み」を象徴するもので、英国には現在も "Poppy Day"
という戦没者追悼の日があるくらいで。
ある時、わたしは夢のなかで昔懐かしい丘陵へ登った。しかしそこは
風光見る果てもなくやつ枯れ失せ、ただ一本の巨大なケシの花が風に
ゆれているだけだった。帰還者ダンセイニの痛みが象徴的に描かれて
いるように思えました。
片山廣子著作目録か、翻訳目録の『愛蘭戯曲集 第壹巻』で一部原題書いてなかったんで、ここに書き残します。 ダンセイニには関係ないけど、お許しあれ。 シング 谷のかげ The Shadow of The Glen アーヴイン ェ大な戀人 The Magnanimous Lover ピアス 詩人 The Singer マアレイ モーリス・ハアト Maurice Harte マクラオド ウスナの家 The House of Usna グレゴリイ 滿月 The Full Moon イヱーツ 欲求の國 The Land of Heart's Desire
482 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/10 22:29
松村みね子の訳でこの名前。 目次だけで素敵だ >481
483 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/10 22:43
「夢と戦」と、彼女はいった。
484 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/12 16:03
ぺガーナの神々、復刊交渉を開始したようです。
485 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/12 19:17
>484 うちにもメール来たよ。 交渉内容は秘密…ってきになるYO!
486 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/12 22:31
早川文庫の魔法使いの弟子入手あげ
本日、三冊目の「ペガーナの神々」を入手。 復刊しなくてもかまいませんw
>>487 こういう人ってまだ手に入れてない人のことを考えないんだろうな。
どうでもいいけど。
489 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/17 00:47
>>488 イタタタタタ
うちも早いとこ例の企画やらなきゃ。とりあえず3冊は確保。ブツは揃って一安心なのだが…
果たして応募は来るか!
490 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/19 00:49
491 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/19 02:51
早く復刊してくれ!!
「牧神の祝福」が好きだった。 (というか、短編以外のダンセイニは今のところこれしか読んだことがない) おそらくダンセイニマニアからはそんなに評価の高くない作品だと 思うが、小学生の時にケネス・グレアムの「たのしい川辺」を読んで 牧神にとりつかれた自分としては、タイトルに惹かれてとにかく読んでみた。 今ちょっとだけ「インスマウスの影」はこれに似てるかも、と思うようになった。 (色彩は全然違うけれど) ペガーナは近所の図書館にあるようなので近い内に読むつもりです。
493 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/23 00:43
ダンセイニの持っていた苦しみというのは、言い換えればそれこそが作品を生み出す初期衝動なわけだけど、 それって何だったんだろうね。ひとつに、つねに或る「葛藤」を内に抱え込んでいたというのはあると思う。 ロンドンの魅力も (その裏返しである) 昏さも両方知り尽くしていた。また、夢想することの愉悦も空しさ も分かりすぎるくらい分かっていた。 どちらか一方に浸り尽くすことができればいっそ幸福だったろうけど、そうするには理知的・穏当な貴族的 性格が身に付き過ぎていた。ダンセイニはその作家としてのスタート時から、<葛藤の定位化>を行っていた。 すると「牧神の祝福」は非常に興味深い。或る意味「いってしまう」物語だから。 「ペガーナ」「妖精族のむすめ」「エルフランドの王女」と読み進んだ人にこそぜひ読んで欲しい物語。 上記三冊を読んでまだ手を出しかねている人は、あまりにもったいなさすぎる。
494 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/23 01:13
>>493 > すると「牧神の祝福」は非常に興味深い。或る意味「いってしまう」物語だから。
ほほう、するとこう仰りたい? 「牧神の祝福」でダンセイニは<いってしまう>。
つまり葛藤を振り切って、参入してしまう。
そして創作のための切実な衝動を、喪失してしまった−
だから以後の作品は見るべきものもなく、せいぜい「二壜のソース」のような筆力
まかせの読ませることは読ませるけれども読者の胸にせまるものは無い、といった
ミステリだとかが多く、翻訳もあまりないのもそのためだと (翻訳する価値がない
と判断された)。まあもっとも巧いので読ませますが。
495 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/25 22:25
待った、ちょっとその言い方は意義ありだぞ (笑) 名作「二壜のソース」を含むミステリ短篇集 "スミザーズのささやかな冒険" はダンセイニ後期を 代表する本とみなしていいんじゃないかな。 それも、馴れだけで書いたような軽い本じゃないぜ? 海外でも識者から高い評価受けているんだよ。 まずハワード・ヘイクラフトとエラリー・クイーンが選んだ「一読者のえらんだ探偵小説『路標 (コーナーストーン)』リスト」最終増補版 (1956年) にも取り上げられて、ミステリ史を辿る のならば逸してはならない書物と認定されている。刊行当時は "ここ数年でもっともすぐれた 短篇集だ" という書評もあった。 クイーン自身もかの有名な「クイーンの定員」にこの本は入れているし、江戸川乱歩の有名な 「奇妙な味」論では、「二壜のソース」はこの分野の名作としてロバート・バー作品などと共 に挙げられている。 ドロシー・セイヤーズやクイーン編纂のものは言うに及ばず、アンソロジーに採られたことも おびただしい。どうだい?
496 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/29 12:10
因縁浅からぬ、ということで記念リンク。なかよくマターリいきましょ。
アーサー・マッケン好きなやついるか?
http://book.2ch.net/test/read.cgi/sf/1032374378/ 晩年困窮する老マッケンを助けようと、義捐金を募る呼びかけが行われたことがあった。
発起人の中に当時の作家たち、デ・ラ・メアやブラックウッド、ショーらと並んで、
ダンセイニも名を連ねている。
これがあくまで老作家への敬愛ゆえか、それともいわゆるノブレス・オブリージュで、
名義を貸しただけなのかは判断しにくいところではあるが。
>>497 それがダンセイニと何の関係があるとでも?
>>496 「幻想文学」のマッケン特集の記事にあるよね?この話。
デ・ラ・メアらが関わったのは知っていたけど、ダンセイニの名は
見逃していたなぁ。後で読み直そう。
499 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/04 12:05
>>498 まぁまぁ。単なる誤爆でしょ。
じつは論理のアクロバットとセンス・オブ・ワンダーの成せる技で、関係あったりとかなんかしたら俺は嬉しいが(w
500 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/05 04:46
つまらんことにレス返すな。<オレモナー
501 :
人がいねぇスレオフ会幹事 :02/10/05 06:34
502 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/09 23:20
そろそろちくま文庫の長篇ファンタジー『魔法使いの弟子』は品切れ重版未定かなー。 今のうちに買っておくが吉。
503 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/11 22:35
それじゃ品切れになったらまた復刊コムに挙げよっか>「魔法使いの弟子」 え? その前にたとえ一冊でも買い支えてやったらどうだ? 出版社も慈善事業じゃないぞ? ごもっとも...
504 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/17 21:19
「エルフランドの王女」「魔法使いの弟子」 ふたつそろって キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!! これから読みます。わくわく。
505 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/20 11:39
506 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/22 11:12
ちくま文庫、C・S・ルイス『別世界物語』三部作を再刊したよ。少し前に原書房で復刊されたハードカバー版の立場は... ルイスは根強い支持があるんだなあ。
>505 「魔法使い〜」やっと読了しました。なかなか手をつけられなかったけど 読み始めたらあっという間。ダンセイニは短編しか読んだことなかったから 少し不安だったけど、まったくの杞憂でした。 なんていうか… ああ〜。 あああ〜。 溜息しか出てこない。なんでこの人こんな文章書けるんだろう。 感想になってないのでsage。すみませぬ。
509 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/27 03:03
きっと伝わるさ! ageてけ!
510 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/31 20:55
その筋 (どの筋だ?) じゃ知られた話だが、その昔、ダンセイニ戯曲をパクッった、もとい、参考にして 劇を書いた作家がいた。ところがこれが俗な筋で、かえって元のダンセイニのある意味「崇高さ」 「透明さ」みたいなのが際立つくらい。 508さんが感じたのもそういう、なまじ人間を寄せ付けぬ峻険のごとき、透き通りすぎて見つめていると空恐ろしくさえなってくる清明さ、みたいなものかしら。
>510 そうなんでしょうね、きっと。 それがきっとダンセイニの「魔法」なんですね。 スペインの夕暮れの、古い階段の下の闇の、 夏の真昼の眠たい空気の、影を落とす草原の、 マントの裾の風の、潅木の茂みの下の、 朝の牧草地の、山脈の果ての、 宇宙の外の身も凍る寒さの、言い尽くせないなにか。 ひそやかで、神秘的で…駄目だ、これ以上書こうとすると台無しにしそう。 壊したくないものが胸にしまわれてしまったので 溜息しか出なかった、のかも。そんな次第です。 やっぱり感想になってないけど、恐る恐るage(w あ〜、これは原文で読んでみたいなあ〜。 早く「エルフランド〜」にも着手しよう。
ペガーナ交渉始まったんですか。メアド変更届け出しとこ
513 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/11/01 13:48
514 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/11/07 14:45
このスレをご覧の皆さま。『ぺガーナの神々』はもうお読みでしょうか? 今ならたったの \200です。
*
かねてから温めてきた企画がやっと動きました。
ダンセイニの本をみんなが気楽に手にとって読めるようにしたい。でもそのために何ができるだろう? 素人のわれわれにできる事はなにか
ないだろうか?
そこで、ある企画に挑戦してみる事にしました。名づけて、
"あなたの声が必要です、ダンセイニを読んでみませんか"
です。興味はあるけど本が手に入らないという方はおられませんか? ぜひこの機会にご応募下さい。『ぺガーナの神々』『魔法の国の旅人』『妖精族のむすめ』いずれも破格値 \200 (送料込) でお譲りします!
\2,000じゃありません、\200です。こんな機会はめったにないと自負しています。ふるってのご応募をお待ちしております。
趣旨と応募要項は下記の各掲示板に書かせていただいたので、ちょっと長いですがご参照下さい (ついでにまだ復刊リクエストをしていないという方がいらっしゃいましたらぜひついでに投票してくださいな)
ペガーナの神々 (147票、交渉二回実施、どうなる!?)
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=4245 妖精族のむすめ ( 77票)
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=3357 魔法の国の旅人 ( 23票)
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=9636 ご応募とご感想は必ず上記の *復刊コム掲示板にて* お願いします。
直接私にメールで送られてもちょっと困りますし、他の掲示板等に感想を書かれてもやはり集計等がいろいろと面倒なので、どうかご理解をお願いします。
515 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/11/07 14:48
要するに、安く譲るんでその代わりに読んだ感想を聞かせてね。
そういう "読者の声" が復刊交渉のための何よりの "力" になるから、ということです。
よろしくお願いします。
金光寛峯
http://8624.teacup.com/onozuka/bbs なお私は復刊ドットコムとは何ら資本的にも人的にも係わりはございません。
本企画は私が勝手に思いついて勝手にやっているだけであり、一切の責任は私にあります。
516 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/11/07 15:00
それから
>>514 ,
>>515 は転載・リンク大歓迎です。
あんまりネットでファンタジーや読書が好きだっていう方々集まる場所知らないんです。
ここというところがあったらぜひお願いします。
517 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/11/08 23:19
age
518 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/11/14 03:43
>518 怪しいもん。なんで2ちゃんで告知するんだか。 しかるべきスペース借りてHP立ち上げたりすればいいのに。 2ちゃんを当てにするなら自分のページにリンクするくらいが 一番有効だと思うんだけど。
520 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/11/19 22:57
金光さんて何者なんですか?
521 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/11/20 01:36
>>519 ご指摘ありがとうございます。怪しい奴だと警戒されて応募が来ないというのは気をつけていたつもりでしたが、ちょっと考えが足りなかったようです。告知し
て皆さんに知ってもらわないと始まらないと思っていたのですが、 2ちゃんねるに書くというのは良くなかったでしょうか? 失敗だったかなぁ。
いちおう復刊コムの掲示板が舞台のつもりだったのですが、少し分かり難かったかもしれませんね。こういうことをやる場合はやっぱり専用のページなり何なり
作るべきでしょうかねぇ。ともかく、ご意見ありがとうございました。
一時はほとんど反応がなくてどうなることかと思いましたが一応『ペガーナの神々』については四名様からご応募をいただき胸を撫で下ろしています。
今回こういう事を始めた趣旨は、入手しにくくなってきているダンセイニの本をなんとか復刊できないだろうか? それのみです。
とはいえ、自分はただの一ファンで何か能力やコネがあるわけでなし、翻訳とかできるわけでもありません。自腹でプライベート・プレスを作って翻訳家を雇い
道楽出版でダンセイニ全集を出す、というのが一番いいのでしょうがそこまでリスク背負うほどの度胸もないし。そういう今の自分が現実的に何か出来ることは
ないかと考え、とにかくやってみようとおっ始めたのがあのキャンペーンです。まずは『ペガーナの神々』や『妖精族のむすめ』が手に入らないようではお話に
なりません。
よく勘違いされるのですが私は復刊コムの関係者でも何でもないし、特に同社に肩入れしたいわけでもありません。
ただ、ダンセイニの本を復刊させるという目標に適うのであれば応援したいという、本当にそれだけなのです。このごろちょっと票も伸び悩み気味で停滞していますし。
ペガーナの神々 (148票)
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=4245 妖精族のむすめ ( 78票)
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=3357 魔法の国の旅人 ( 24票)
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=9636 >>520 様、これで回答になりましたでしょうか。
金光 拝
[email protected]
522 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/11/20 01:59
>>521 それは織れも思ったな > 復刊コムの廻し者
復刊のまわし者に見えるってのはよくわかんないな どういう利益が?
524 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/11/22 16:10
>>522 >>523 まあまあ言い合いは止めて、マターリ『ペガーナの神々』の感想待ちませう。
なにげに 149票。ファンタジー小説部門ではトールキン『妖精物語の世界』に次ぐ票集めてるんだけどなあ。
旧訳の復刊よりも新訳の登場を切に望む。 いつまでも荒俣訳をありがたがる人間の気が知れん。
526 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/11/25 04:27
>>525 要は「可能性がまだあって実現が比較的容易な次善策」としての、復刊コムでは?
ご主張の前半は同感。あたしも切に望む。
後半も分からんではないが、ま、復刊コムのあれは「次善の策」ってことでしょ?
荒俣さんの訳そんなに悪くないと思ってるし。
527 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/11/25 08:03
ヤフオクに大物が。
再落つけるアフォからは買いたくない。
最低落札価格がいくらか知らないけど、私が某所で買ったときは3万ぐらいしたよ。 4万だったような気はするけど。
>>529 俺が○年前に買った時は5万ぐらいしました。
まぁがんばってな >入札する人
531 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/11/26 01:19
神保町のT村書店の二階には「影の谷年代記」初版本があった。値段も 529の人くらいだった。 大判クォート? A3大くらいの大きさでシームの扉絵がおそろしく鮮明繊細でマジ息を飲んだ。 もうちょっとお金があったらたぶん買ってた。まだあるだろうから興味ある人は行ってみたら? ところでヤフオク、なにげにハヤカワ文庫の方の「ペガーナの神々」も出てる?
532 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/11/26 01:36
>>531 でてる。何気にお買い得価格で。
ハヤカワ文庫版持ってない人はいい機会じゃない。
533 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/11/26 01:41
534 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/11/28 03:21
あと三年経ったら、ダンセイニ作家デビュー百周年か。
535 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/11/30 02:08
ラッシュたん萌え〜〜
536 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/06 02:11
>>535 誰それ? と書こうと思っていたらたったいま「妖精族のむすめ」のヒロインだったか!
と気が付いた。
537 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/06 06:48
前に書いた通り、ぺガーナの創土社版を図書館で借りてきました。 とりえず50ページほど読んだけど、思ったより読み易い内容ですね。 各話の短さもそうだし、文体が平易で(シルマリルみたいな)偽古的には なってないせいでしょうか。
539 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/08 02:47
いつもメールで目録送ってくる神保町の○頭狗肉書房で『ペガーナの神々』出てたよ。\1,300-
540 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/08 03:32
羊○はとっくに売れてるよ
>>538 ほう、創土社版がある図書館ですか。いいなぁ。
>>540 早すぎ・・・(1時間の間で・・・)
「このミステリーがすごい!2003年度版」 ・・・去年も聞いたようなコメントが(苦笑)
543 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/17 14:08
学研M文庫の『伝奇の匣4 村山槐多耽美怪奇全集』の解説、ダンセイニの名前が出ていた。
544 :
12.107.84.104 :02/12/17 14:14
test
545 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/17 14:23
↑ 会社の PC から書き込みできるかどうかのテストでつか (w
いや、まんが喫茶から書き込みできるかのテストだろう
547 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/20 15:38
不定期掲載 ダンセイニを探せ
マニアの味方 (?) 年末の新宿伊勢丹古書市で『ペガーナの神々』箱帯 \6,000。
>>541 氏も羨む創土社版。本棚にそっと置いておきたい一冊。
『ダンセイニ幻想小説集』も出てます。
12/26 10:00 から。がんばれ。
コナンも出てたっけ。
548 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/20 21:16
549 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/24 16:01
>>538 あれは文章がごく普通だからいいと思いますね。この場合の「普通」ってのは擬古文とか凝ったことしてないってことくらいの意味で。
なんていうんだろう、古めかしいような表現使ってないけど、荘重な雰囲気がちゃんとあるよね。
550 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/28 06:44
>>549 荒俣に擬古文訳など出来なかった、というのはあるかも。
擬古文訳「ペガーナ」見てみたい気も。
551 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/28 10:54
すごい!こんなスレがあったとは!なんか嬉しい〜みんな詳しいなあ。 すげえなあ〜。クソー俺も早川の文庫あげたりしなきゃ良かった。くー。 読みてえなあ!創土社のって今いくらすんだ?緑オビのだっけ? ああ・・・6000円で市に出てたか。ふーん。ってかあそこの本て どれも箱と帯がボロいんだよなー。保存用って感じ。 シームの絵いい。「妖精族の娘」は古本屋で300円とかであるでしょ。
>>551 ここは霧の朝だけ妖精が書き込む秘密の場所です
553 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/31 01:36
>>552 それは美しすぎて溜息が出そうです………
つーか2ちゃんじゃないよね (w
554 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/31 03:10
>>552 と言いつつ、自分は夜に書き込んでんじゃん(W。
現在「エルフランドの王女」を読んでいます。 今、オリオンが狩猟に目覚めるところらへんです。 なかなか進まない...。
556 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/03 16:08
妖精族のむすめは四刷までいったから二〜三万部程度は出てる。今まだ安いよね。 ダンセイニといえば「黄昏」のイメージだから「霧の朝だけ」は意表をつかれて興味深い。
そういえばPEGANA LOSTのほうはどうなってるんだろう?
(^^)
そういえば、ダンセイニ作品で自然の形を持った「もの」って 「南風」の他にあったっけ?トログウルは別として。
560 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/22 20:38
561 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/22 21:09
>>ニイセンダより、ましだけど(W こりゃ検索で引っかからんわ
(^^)
3/7「不死鳥の剣」に「サクノス」が収録されるみたいだね。 それと「ペガーナの神々」復刊コムの方でデジタル版を 希望するかどうかってのをやってるみたい。
564 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/21 16:42
ありあやとMARBLES74はどちらが勝つのだろうか。あと五時間。
これぞサクノス うひゃー(逃
10年くらい前に購入し、大事に大事に(読まずに)しまいこんでどこかへ失せた... そのうち出てくるだろ(w
「不死鳥の剣」買った人いる?
568 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/03/09 16:11
つーわけでサクノス新訳あげ。 これで始めてダンセイニを読んだ人の感想が聞きたいもんだ。
新『サクノス』読了。 同じ作品を異なる訳で読めるのは、どことなく幸せなきぶん(w 『二本の調味料壜』の読み比べもおもしろかったな。
570 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/03/10 00:49
ううむ、新訳は微妙な匙加減だな。 他のも試訳して、いけそうならペガーナもやってほしいぜ。
サクノスはやはりラストの一文がいいねー HF系の作品ではヴェレランの剣って作品もあってあれもよかった。
おまいら逃げんなよw
(^^)
575 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/03/26 06:39
サクノス読了あげ。 更なる新訳期待。
PEGANA LOSTはもう出ることは無いんだろうなあ・・・
注文してる「The Gods of Pegana」ペーパーバック版、 まだ届かない・・・ もう1ヶ月経過してる。アメリカに注文してんのに。 売る気があるのかないのか・・・?
>>577 Wildside Pressだから仕方ないんじゃないかな……。
579 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/04/05 12:06
某簡単走査のダンセイニ欄がごっそり減っているのに驚いた。
580 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/04/05 20:18
やっと届きました >ペーパーバック版
>>578 やっぱ他でも評判悪い・・・? >Wildside Press
582 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/04/16 20:49
「サクノス」の新旧訳を綿密に比べはじめてみて驚いた。 荒俣訳は誤訳のかたまり。 たとえば、昼の意味の day を「一日」と勘違いして、一日の朝昼晩に 起きたことが、三日にわたって起きたことなってたりする。 いままでのところで、こういう初歩的な誤訳を24箇所見つけた。 締めの文章にしても、半分以上は荒俣の創作だ。 嘘だと思ったら、中村訳とつきあわせてみるといい。
(^^)
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
585 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/04/26 08:24
保守age
586 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/04/26 08:50
荒俣のダンセイニ訳が信用できないことは『裁判官の書斎』(倉田卓次)にも 書いてあった。 水産会社のプログラマとして激務をこなしながらの翻訳だからなー、結構ケアレス もあるのかも知れぬ。
587 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/04/26 12:49
>>586 今だったらプログラマは年中激務だけど、当時はのどかなことも
あったんじゃないの?
本人の文章で、仕事中に原書を読んでたってのがあった。
588 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/04/26 16:00
そうかもな。まあ荒俣の語学力は大したことなさそうだが、それなのにあれだけ本読むんだからスゲーよな。
589 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/04/26 18:10
やはり師匠(平井呈一)の影響でしょうな。 「原文で読め!原文で!」と言われていたというし。
590 :
動画直リン :03/04/26 18:13
591 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/04/29 03:06
『妖精族のむすめ』あとがき 「(初刊本は) 若さゆえの勢いだけの仕事だったが、今は抜け殻と成り果てた筆者には拙いながらも目映い (略) 気づいた誤植や誤訳を訂正した以外は、あえて文章に手を入れず再刊することにした」 いちおう本人も直していたらしい
「妖精族のむすめ」あと8人か…
593 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/05/18 21:42
「妖精族のむすめ」500円でかっただヨ!
負けた! 俺は地元の古本屋で六百円だった。
595 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/05/19 09:28
失礼。5月16日、17日の日記でした。
597 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/05/19 12:41
うれしーなー しかもおいしいどこどりではないということだし。 もしペガーナだったら薄い本だろうから原文もつけてほしい。
Time and the Godsの未訳短編をなんとかしてほしいが。 あと、ヤン河三部作の二部と三部も。 戦争小説集もPEGANA LOSTにだけ載ってても仕方ないから、何篇か。 ラヴクラフト先生も褒めている戯曲アレクサンダーもひとつお願いしたいところ。
「不死鳥の剣」ではじめてダンセイニをよみますた。 単なるムアコック信者であった漏れとしては、ただひたすら サクノス(・∀・)善イ! 柄頭で目ェきょろきょろして可愛いし、道も教えてくれるし。 すすり泣いたりしないし裏切ったりしないし。 この信頼感、ストームブリンガーに毒された身には涙が(つд`) ツカ、コウイウノガゲンケイナンダヨナ
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
601 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/05/23 21:02
短編集楽しみです!
602 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/05/25 13:31
朝日新聞に「魔法使いの弟子」の紹介記事が載ってたage
603 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/05/25 18:35
え、魔法使いの弟子って今新刊書店で買えるんだっけ?
604 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/05/25 21:27
買えます。アマゾンにも在庫あり。
605 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/05/25 21:30
>>603 ちなみにハヤカワFT文庫じゃなくてちくま文庫だからね。
これはまだ普通に売ってるよん。
606 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/05/25 22:24
でも妖精族の娘は絶版なんだよなー。こっちの方が傑作なのだが。
∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉
608 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/06/14 13:01
あげ
609 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/06/20 18:09
「妖精族のむすめ」読んでまつ。レイストリン萌のドラゴンランス者ですが、なるほどファンタジーの古典だなって思いまつ。というかほんとに古典読んでるみたいで(汗 文章難しい………
微妙にスレ違いだが月曜社から『片山広子集成』が出るらしい。信じられんなあ・・・楽しみ
妖精族のむすめを読んだ。 野生のものがピクミンに思えた。 ほのぼのした。
614 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/06/28 20:36
>>612 ピグミンって教育TV とかで出てくるアレ?
たしかにピグミンなんてのもいたな。 ピクミンはこれ↓ 引っこ抜かれて、あなただけについて行く 今日も運ぶ、戦う、増える、そして食べられる ほったかされて、また会って、投げられて でも私たちあなたに従い尽くします そろそろ遊んじゃおうかな そっと出かけてみようかなーんて 嗚呼 嗚呼 あの空に 恋とか、しながら いろんな生命が生きているこの☆で 今日も運ぶ、戦う、増える、そして食べられる 引っこ抜かれて、集まって、飛ばされて でも私たち愛してくれとは言わないよ そろそろ遊んじゃおうかな そっと出かけてみようかなーんて 嗚呼 嗚呼 あの空に 恋とか、しながら 力合わせて、戦って、食べられて でも私たちあなたに従い尽くします 立ち向かってって、黙って、ついてって でも私たち愛してくれとは言わないよ
あと一人です >「妖精族のむすめ」 長かったねぇ。そしてこの先も長いのだろうけど。
617 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/10 01:58
618 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/10 02:02
陥れられたダンセイニ先生かわいそう (つ_T)
>>619 「スーパージャンプ」の「ゼロ」じゃないかと(苦笑)
ま、デモベのを見た時よりは(ry
「妖精族のむすめ」100人到達おめ
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
>>620 デモベもイタタだけどさ、あれもキツかったなあ。ほら、タイトルど忘れしたけど『超クソゲー』でも取り上げられていたPSのタイトル。
「クーデルカ」だったかな。少林寺木人拳かよっ! (古いな)みたいなCGに泣けた…
>>623 「クーデルカ」ですな。
あっちは「ダンセイニ」と直接は出てないみたいだけど。
625 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/20 13:11
ほう、二分冊。 ほう、万事順調に行けば、来年初夏……来年中に出るとラッキー
ソースソース
627 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/20 14:07
第1巻: THE BOOK OF WONDER(1912) TALES OF WONDER (THE LAST BOOK OF WONDER)(1916) 第2巻: THE SWORD OF WELLERAN(1908) A DREAMER'S TALE(1910) となるとか。
628 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/20 14:10
一気に四冊分の新訳ってことですか。素晴らしい。出たら買います。 うーん。版元や訳者なども知りたいけど。問題にならない程度でよろしく。
630 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/20 14:25
631 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/20 16:47
N野Y夫が日記で言及していたのもこれなのかな?
妖精族のむすめと収録作品が被るのかな?
633 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/21 03:31
>>632 収録はかぶるだろうけど、「妖精族のむすめ」にはこの四冊分の半分も訳されてないし。
634 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/21 04:54
まあ「五十一話集」(1915)を飛ばしているようだからどちらにしろ 『ダンセイニ幻想小説集』か『妖精族のむすめ』は要るけどな。 つーか文庫で出るってのがすげーね。大丈夫なのか。 実際ハヤカワとちくまでは大丈夫じゃなかったわけで。 少々高くてもハードカバーの方が採算取れると思うんだけど。
635 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/21 06:18
636 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/21 12:32
復刊ドットコムに登録されたハヤカワFTででは一番の集票力を誇るダンセイニを信じたまえ!
信じられん。
>>636 でも復刊ドットコムの集票なんてせいぜい数百だろ。
そのくらい売れたって屁のつっぱりにもならんのよ。
639 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/25 03:09
>>639 それは知らなかったな。
ところで、今後は出来ればsageで書いてくれまいか。
最近妙な広告多いから。
>>639 芥川はそんなにダンセイニを意識したことはなかったっぽいから、
意識したわけではないだろうね……。
そういうことしそうなのは菊地か久米かな。
ところでPEGANALOSTはもう出ないの? Kは出すとか言ってただろう。
出すわけ無い罠。今の状況じゃ KのでしゃばりでPEGANALOST発行不能って理解していいのかね
河出の文庫の翻訳で忙しいんでわ
>>641 おう、どうりて最近sage推奨のスレが多いと思ったらそういう理由だったのか。
しかし、たまにはageておかないと新規の方に観てもらえないのではないのかな?
sageてばっかじゃ気が付き難いように思われ。
>>646 あまり書き込みがないスレの場合、ageたら次々と広告が
連続で貼られ続ける事が多いからやっぱりsageた方がいいと
思われ。
広告は浮上したスレに自動的に貼られるようになってるから。
∧_∧ ∧_∧ ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕 = ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
649 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/08/10 20:17
「魔法の国の旅人」には票入らないよな。 ダンセイニはファンタジーだけあればOK?
650 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/08/11 04:27
651 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/08/11 05:20
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>>649 こうなるからsageてくれ(涙)
それはともかく、票が入らないのはマイナーだとか、
そもそも人を呼ぶのが難しい内容だからだとか、
いろいろ理由はあると思うよ。
ペガーナはあちこちで評判が出てるのに現物が
手に入らないから票が入るわけで。
655 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/08/11 14:38
>>645 Kって金光?
金光、こんどのダンセイニの翻訳するの?
・・・激しく不安・・・
>>655 臆測というか妄想を真に受けないように。
翻訳するのは、公表されている中村融と中野善夫のほかは
AとYという翻訳者だ。
Aはすでに中堅の域にはいった人。
Yは雑誌「幻想文学」にも登場したことのある新人とだけいっておく。
くれぐれも誤解を広めないように。
>>654 おっしゃりたいことはよーく分かったが、しかし
たまにはageておかないとスレの存在が見つけて
もらえぬ罠。うざい広告は脳内スルーということで。
>>657 2ちゃんブラウザ入れような。
そして広告URLをNGワード登録。
スレが見つかりにくいっても、ブラウザで
検索すれば出せるんだし。
>>658 それを言うならこっちの方が…
「ネタをネタと見抜けないと(ry」
んじゃあれか。 金光がぺガーナロスと出さないのは単に怠けてるだけか。
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
初期短篇が今度まとめて出る?らしーし、これでダンセイニのめぼしい作品は全部読めるのかなあ(古本探しはたいへんだけど) あとは戦争小説集の残りだけ読ませてくれ>ペガーナロスト 他は期待しないから
「ペガーナの神々」復刊キボンという人は 今月号もしくは前号の「SFマガジン」に付いてる アンケートハガキに書いて送るといいかも。 来年の「ハヤカワ復刊フェア」はアンケートで決める そうなので。
そうだ「ペガーナの神々」で未訳になっているやつはいつ読めるんだ?
666 :
名無しは無愛想な夜の女王 :03/08/27 19:05
「魔法の国の旅人」が10月に復刊されるそうです。
>>666 え?マジで?
一番「復刊」という言葉から遠そうなのに?
ensemble.indexより
ttp://ensemble-sf.org:8080/modules/news/ >今年10月にハヤカワ文庫FTで品切れになっていた以下の4作品が特別重版される。
>・ロード・ダンセイニ『魔法の国の旅人』(荒俣宏訳)
>・イアン・マクドナルド『黎明の王 白昼の女王』(古沢嘉通訳)
>・ピーター・S・ビーグル『最後のユニコーン』(鏡明訳)
>・レイモンド・E・フィースト『フェアリー・テール(上・下)』(猪俣美江子訳)
ファンタジーフェアでもやるのかな?
670 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/08/27 23:25
>>669 情報サンクス!
つーか、
> また、来年2月の文庫FT創刊25周年を記念し、本年12月より現在主体となっているシリーズもの
のところに「あー年取ったなおれも」って思うよ。もう25年か。。。
671 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/08/27 23:35
『不死鳥の剣』読了カキコ
ぐはぁ、そういや、ずっと前に発売されてすぐに買ったまま、ずっと積読になってるの忘れてた>不死鳥 マジに忘れてたよ。あんな楽しみにしてたくせに
ところで『かなしき女王』(沖積舎版)って、去年三刷が出てるらしい。 以前ここのスレで取り上げられた「まるまる二頁脱落」は修正されたのか? 誰か確認よろしく〜
どこにも売ってないよ…
己も見つからない。 つーか、ソース出せよ>674
あの沖積舎がそんなすばやい対応するわけないってのは偏見か。
678 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/09/25 23:18
重版時期が近づいたage
>>669 の4本のうちでお勧めはありますか?
あ、最後のユニコーンだけ持ってた!
>678 イアン・マクドナルド『黎明の王 白昼の女王』(古沢嘉通訳)は面白かった。 第2部までまっとうなFTなのに、第3部から菊池秀行の世界に・・・ ねーちゃんがヤク飲んで剣もつて化け物とチャンバラするという・・めちゃくちゃ。
>>679 ドーピングはダメですかそうですか。
じゃあエルリックもだめですか。えっ、今どきエルリックって喩えも古いですかそうですか。
681 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/09/26 23:37
>>634 五十一話集飛ばしてんのか・・
あれだけ昔の岩波みたいな薄い本で出せばオサレな感じだが。
そんで春樹とかに適当に解説つけさせて増量、450円で売る。
682 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/09/28 03:13
>>679 どうもありがとう。現物みて、決めます。
683 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/09/28 14:37
しっかし荒俣も絶版になるようなもんばっか訳してくれるな。 まあ好きだけどさ。
>>680 その「〜ですかそうですか」って誰が言い始めたの?
前から気になってるんだけど。
キミは2chに向いていないと思われ。
「魔法の国の旅人」重版が並ぶのっていつ辺りなのかな?
>>684 今更だがマジレスしとく。吉本新喜劇ネタだ。三代目博多淡海 (木村進)の持ちネタ。
関西人なら皆知ってる。
なんじゃこりゃー
>>688 は朝っぱらから人を笑わせないように
キミは2chに向いていないと思われ。
>>689 一人でも笑ってもらって良かった。
本当はムングは「われこそはムングである!」なんだけど、
語感の為わざと「われこそはムング!」にしてます。
「これぞサクノスなり」 「あれぞサクノスなり」 サクノスを恐れる者の悲鳴が、澄みきった青空にこだまする。 ガズナク様のお城に集う従僕たちが、今日も地獄の淵を見た者のような怯えた 表情で、背の高い門をくぐり抜けていく。 ガズナクの夢によってむすばれた心身を包むのは、深い色の衣装。ガズナク様の夢を乱さないように、 白い通路は汚さないように、ゆっくり歩くのがここでのたしなみ。 もちろん、甲高い悲鳴を挙げつつ走り去るなどといった、はしたない従僕など存在していようはずもない。 サクノスを除いては破るあたわざる堅砦。 ガズナクが建立したこの堅砦は、もとはガズナクが人の心を糧にするためにつくられたという、 伝統ある堅砦である。 オーラスリオン。遠いむかしの面影を未だに残している木々の多いこの国で、歴史に見守られ、 古の代から今日まで様々な説が残る伝説の邑。 時代が移り変わり、遠い昔の物語が伝説となった今日でさえ、 十八年この国で生活すれば、伝説がうそであるかまことであるか議論する者が生まれる、 という仕組みが未だに残っている貴重な伝説である。 かなりいまいちだな…特に後半。 良ければ改訂よろ。
694 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/10/15 20:53
面白過ぎるので上げ
695 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/10/17 22:08
復刊ドットコムです。
いつもご利用ありがとうございます。
■妖精族のむすめ
下記の通り交渉情報を追加いたしましたのでご連絡します。
状態【交渉中】 最終調査日【2003/10/中旬】
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交渉方法:訪問
交渉相手:出版社
出版社にて復刊の検討を開始しました。
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http://www.fukkan.com/vote.php3?no=3357 --------------------------------------------
復刊ドットコム <
http://www.fukkan.com/ >
お問い合わせ先 <
[email protected] >
ハヤカワの重版マダー?
>>697 某所へのタレコミより
10/31だそうです。
ダンセイニの書いた手紙を眺めていたら、TELEPHONE: OTFORD 9.って書いてあって、 オットフォードの郵便夫はここからとったんだって思った。 ちなみに、住所はダンセイニ城じゃなくて、ケント州のお屋敷の方になってる。
「魔法の国の旅人」キター! 早く入荷してる所もあるみたいです。 普通の本屋はまだ入荷・品並べはしてないと思うけど。
JOseph-JOrkensの奇妙な冒険、うちの地元もキター。 装丁が黒表紙に変わってるね。あやうく見落とすところだった。
シックでいいけど、指紋付けたくないよな(w
「魔法の国の旅人」読み終わったんで保守ついでにカキコ。 ところで、Dunsanyをダンセイニと読むということはセのところにアクセントがくるんですかね。 誰か知っている人います?
アクセントについては荒俣かカーターかラヴクラフトがどこかで書いていたはず。
ダンセイニアン諸君、知恵を貸してくれ。 「An Investigation into the Cause and Origin of War」で 登場するドイツ皇帝って、誰がモデルだろう? Tales of Warの刊行時期からすると第一次世界大戦の話だから ヴィルヘルムU世でいいのかな。 特徴的な髭とかしてたんだろうか……
708 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/11/17 23:22
魔法の国の旅人買ってきた。 あとがきは何とかしてほしかったな。
709 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/11/19 22:19
Pleasures of a Futuroscope購入。 amazon.co.jpに注文したら、一週間で届いたぞ。 単行本未収録短編集だと思ってたんだけど、未刊行の長編だったんだな。 死後の新刊ってところがPKディックっぽい感じ。 誰か読んだひといる? ヨシ先生にはこの調子で未刊行戯曲集をやってほしいもんだ。 Murderersとか題名だけしか判らないのとかあるし。
>>709 買ったけど序文しか読んでません。
長編ってのは私もびっくりした。
711 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/11/28 18:02
早川文庫復刊アンケート 「ぺガーナの神々」9位入りおめage まだ決定ではないけれど、 復刊の可能性は高い?
>>712 今月のSFMないしミスマガに
結果発表出てるよ。
SFMとミスマガ見てきますた ちょっとだけ嬉しいが、あの中のいくつがSFで、 いくつがFTで、いくつがミステリなのかと思ってしまった。
717 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/12/21 18:08
楽天でペガーナ出てますな。 でも入札者が出ないのはハヤカワからの復刻を予想しているからなのか。
800円でも出るもんなんだなあ>ペガーナ
売り切れたみたいだけど。 >ペガーナ しかし800円って久しぶりに安い値段を見たなぁ。
720 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/12/21 22:40
ハヤカワさん。 もしペガーン復刻するなら河出文庫からは外されてしまった 五十一話集をつけてやってくださいな。前のままだと薄いし。
ヤフオク、回転寿司状態…… 俺はタブってしまうし冬祭り前だから買わないけど。
妖精族のむすめは追加の保存用に買ってもいいかなw
723 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/12/31 14:30
理由あって、中村融さんの訳と荒俣さんの訳も「サクノス〜」を読みくらべた。 荒俣さんの訳は、雰囲気はあるけど、誤訳もある。かなり。 邪龍退治する際の杖のもとになった樹を、 荒俣:ハリモミ 中村:榛 にしているが、ハリモミは日本固有種です。(−−# 真面目に文章書くときの底本には、荒俣さんのはつかえないよー。 ラストも創作が多いしさー。 前にここで誰かがいった通りだー。 追伸: PEGANALOST復刊準備号8.8刊行中。 ご希望の方は、未谷さんに連絡を!! (ですぺらにおいてありますが、もうないでしょう) 中村:
洋書のジョーキンズはまだかのう…
726 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/02/06 00:02
復刊めでたし!
727 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/02/06 09:02
バンザイ! アリガトウ!
おお、朗報ですな。 表紙がどうなるか気になりますが、まずはめでたい。
表紙は魔法の国の旅人の例もあるから、そのまんまだろうなあ。 フランス語訳ぺガーナの神々ぐらいシックな装丁がうれしいんだけどw
730 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/02/07 10:02
あ、land of timeは収録作品がほとんど持ってるから購入から外してたけど、 この表紙なら欲しいかも。 ラスト・レヴォリューションはダンセイニ唯一のSF長編だけど、たいしたことはないとか聞いたけど。
732 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/02/07 13:10
In the Land of Time: And Other Fantasy Talesって最近出た本なんですか? どんなのが収録されているのでござろうか。
英版(というかLS、WP社)のは表紙はともかく、中の印刷があまり綺麗じゃない
からあまり好きじゃない。ちと高いし……
>>732 まだ出てない。4月予定だったと思う。
収録は「ペガーナの神々」「時と神々」など各種の短編集から
いくつかと、ジョーキンズ、「二壜のソース」などいろいろ
入るようです。
私は2冊予約しました(w
>>732 発行元はペンギン。
ダンセイニもペンギンの編集者からは古典として認められたみたいね。
ごめん、間違った。正しくは2/5の日記。
あとはジョーキンズ(洋書)と、スミザーズか…… 前者はさすがに今年のうちには出るだろうけど。
「ペガーナの神々」ハヤカワFT文庫版、復刊おめ! あとシームの画集欲しいなぁ
「バブルクンドの没落」を探すことに比べたら、サイムの画集なんて簡単だよ……。
>>738 シームの画集は739も書いてるように入手は簡単な方です。
カードがあればもっと簡単だけど(要英語力)。
>>739 図書館で置いてる所もあんまりないからなぁ。
洋書の発売日ってどこを信用しろと言うのだ…… 4月と書かれていた物が2月に手に入って、 去年に出る予定と書かれていた物が未だに 手に入らない不思議。
「The Collected Jorkens」 amazon.comで24時間以内に発送になってるね。
「The Collected Jorkens」去年amazon.co.jpに注文したのがキャンセルされて、金曜日 に再度注文したらもう届いた。どうなってるんだ?
>>743 ……俺も一度キャンセルしてみるか……?
amazonの洋書通販って、時々こういう事があるから
困るんだけど。co.jpもcomも。
前にやられたのは「The Gods of Pegana」友人の分を 注文して、数ヶ月後「流通出来ませんでした」とキャンセル された。その数日後、「24時間以内に発送」になってるので 試しに注文したらすぐに届いた事がある。 その前には3ヶ月経過して「注文出来ない事がわかりました」 でもすぐに再注文したら1週間後に来た。いずれもco.jp。
746 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/03/04 22:00
注文していた「ぺガーナの神々」到着。 背表紙がクリーム色になった他はすべて以前と同じ。 復刊万歳!
747 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/03/04 22:26
>>746 「ペガーナ」(章の題の方)の中の誤字は修正されてる?
こっちはまだ届かないよ……_| ̄|○
じゃあもう書店にも並んでるかな? フェアしてるような主要書店って電車で出かけなきゃないんだよな。
ふーむ、注文は結構イタイ状態の本が来たりするんで ちょっとかなぁ・・・ フェアはもう始まってるのかな。平積み狙いと逝こう。
町田にはまだ入ってないみたい。
通販で届いたけど。
>>747 のフォロー
「リンパン=タンのことば」の間違い。
誤字は直ってなかったです。
紀伊国屋書店福岡本店いってみた。 検索してもないみたいなので「早川のアンコールフェアいつからですか?」と 店員さんに尋ねてみたらパラパラ書類めくって、「ないですねー」とのお答え。 今更ながら早川の営業力が心配でならない。
752 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/03/05 18:48
「スミザース氏のささやかな物語」が出ない・・・
>>751 並ぶのは来週辺りからじゃないかなーと思うけどね……
地元には100%入らないしなぁ。
神田とかでなきゃちょっと厳しいのは勘弁して欲しいんだが。
>>752 いつものこ(ry
10年経ってやっと出た本がザラにあるし、あそこ。
amazonがまだ再版前の値段で載ってるので試しに注文してみたw
りきさんの所にも書いたけど… 秋葉原の書泉ブックタワーにはアンコールフェアの本が結構置いて ありました(もちろん「ペガーナの神々」も)。 新宿の紀伊国屋はまだ入ってないようです。 早いトコは今日辺りから、遅い所は来週からなのかなぁ。 (そもそも「入らない」トコもあるけど……地元とか地元とか地元とか) >754 きっちり新しい値段で請求されるか、「間違いでしたのでキャンセルさせて いただきます」のどっちかだと思う >amazon しかしデータいい加減直せ……
ペガーナ復刊されたんですか…。以前千円以上出して古本買ったのを思い出しました。(ノД`)・゚・ でもひょっとして、最後のユニコーンみたいに、大きい文字で組み直されてるとか? 大きい文字は最近の流行だけど、なにか1行が短すぎてリズムが悪い気がして、ちょっと苦手。
>>756 少し前までは2000円ぐらいならまだ良くて、凄い店では
8000円とか1万とか付けてたからまだマシじゃないかと(苦藁)
あと活字も含めて「そのまま」の復刊です。
だから誤字もそのまま_| ̄|○
せめて、誤字だけは直して欲しかった……
web紀伊国屋で検索したら福岡本店、昨日の段階で入ってるじゃないか! 早川のアンコールフェアの実施自体を否定した店員ちょっとこい。
うちの地元も復刊ペガーナ(゚∀゚)キテター しかしこの薄さで\600円ではダンセイニアンしか買うまいのう。 裾野は広がらなそうだ。
760 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/03/08 00:15
>>759 買いたくなったときに買えるという状況はいいことだよ。
オンライン古書サイトみてわまって3000円で買うしかなかった時代はもう終わりだ。
>>760 ……「わまって」?(w
普通に買いやすくなっただけいいと思うけどね。俺も。
3000円でも買えるだけまだマシ、って時もあったから。
1万は極端だと思うけど。
762 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/03/08 16:10
もう復刊出てるの?
>>762 もう出てる。
早川の本を積極的に入れる本屋ならもう並んでるけど、
新刊しか入れない本屋にはまず並ばないので注意。
通販で買うという手もあるよ。
中国地方の三本の矢な県の香具師なんだが こっちじゃフェアは来週かららしい。ダンセイニ以外にも 欲しいのが結構あったりする罠。
発送可能時期が4〜6週間だったのが10〜12日になっている。 売り上げランキングがじりじり上がっている(現在788位)。 それでも価格表示は240円。えーかげんだなぁ、amazon。
やっと購入。 でも早川の棚になかったので店員さんにわざわざ出してもらったよ。 ついでに南條氏の『恐怖の黄金時代』いまさらながら買いました。
767 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/03/11 21:20
>>765 アマゾンに頼んだはいいが、帰りに本屋で見付けてしまい
買おうかどうか悩んでしまった…
うちのような中都市でもフェアーやってるなんて思わなかったのに
本屋で平積み本全部調べたんだが、どれもが微妙に薄い折れ目が カバーの同じ箇所についてるな・・・・
印刷所のローラーの圧力が微妙に強いんだろうな。 そして薄めの本だから微妙に折れ目がつく、と。
漏れペガーナ100円で買ったんだけど、そんなに貴重だったのか(;´д`)
amazonまだ連絡してこねえ。 >770 俺なんか十年前に90円で買ったぜ! もうカバーなんかボロボロだぜ!
>754,755 たぶんオーダーした時の価格(旧価格)で買えるよ。 前に同じことしたからわかるw
773 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/03/18 12:12
今日、アマゾンから返事がきた。 772の言う通りです。 「ペガーナの神々」 旧価格・定価240円+(税)で買えるそうです。 すげえ!
amazonで注文してたけど書店で見つけてつい買っちゃったもんで キャンセルしちゃった。まぁ別に後悔はないや。
775 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/03/19 02:57
ペガーナをはじめて読んだ人の感想をききたいものだが ひょっとしてみんな二冊目なのか?
なんか殺伐としたつーか、灰色? 無常な世界だな。
777 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/03/19 14:19
ムングこそが777げとー
薄くて小粋な本が出たと思いましょう。 値段は措いとけ。 万人が買って楽しめるような本ではないしな (いわゆるコマーシャル・ファンタジーを貶める気はさらさら無いよ。念の為)
>>775 「ペガーナの神々」でググってみればいくつか新規の人の
感想は見つかるけどね。ちと探しにくいけど。
>>779 すまん、「コマーシャル・ファンタジー」ってどういう意味(物)?
781 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/03/20 17:23
新宿紀ノ国屋でゲット!他の復刊作品と一緒に並べられてました。 ペガーナの神々は初読なので楽しみ。
>>780 779じゃないけど、剣と魔法の娯楽作品じゃないかと。コナンとか。
あと昔、軽ファンタジーと呼ばれていたようなラノベっぽいのとか。
『妖精族のむすめ』の方が好き。チャンバラあるし。 『ペガーナ』だけだと解りにくいだろうな。綺麗だけどね。
知らなかったぞ!!>ペガーナ復刊 今から本屋に一っ走りして来ます!! ちくま文庫の影の谷も復刊してくれ。
785 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/03/21 16:14
ペガーナゲット
>>785 一口食べれば君も「過ぎ去りしもの」の仲間入り!
うまそうだな(w ……って、食べたら「過ぎ去りしもの」の仲間になるのかよ! 余談。「ムング豆」という物もあると前に知人に教えられました。
788 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/03/22 15:21
読んだけど別にどうって事ないな、これ。
>>788 初読時の年齢が25を超えてるならペガーナの神々は面白くないかも。
あれの幻視は若年層の混沌とした想像力にもっとも衝撃があるから。
もしも君が三十路を超えてるなら、「エルフランドの王女」を読みなされ。
790 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/03/24 02:35
When the worlds and All began the gods were stern and old and They saw the Beginning from under eyebrows hoar with years, all but Inzana, Their child, who played with the golden ball. Inzana was the child of all the gods. And the law before the Beginning and thereafter was that all should obey the gods, yet hither and thither went all Pegana's gods to obey the Dawnchild because she loved to be obeyed.
「黎明を創る」ですな
トールキンのシリマリルは倫理的、キリスト教的な印象強いけど ペガーナはそういう要素は希薄な感じ。 ちょっとインド神話っぽいかもしれない。 今回の復刊で初めて読んだ感想でつ。
>>789 > 若年層の混沌とした想像力にもっとも衝撃があるから
どの作品が、なぜにどのようにして、作品相互のどのようなハーモニーにより
そうした効果を読者に与えるのか。
そこをもう少し具体的に、わかりやすく順を追って解説していただけませんか?
でないと、悪いけど
>>789 さんのレスはしょせんスノッブきどりで終わりなん
ですよ。
ぶっちゃけ (長篇が一・二作未訳なのはあるけれど) 今のぼくたちにとって
真に読む価値のあるダンセイニ重要作はほぼ紹介しつくされていると思う。
だから。
どういう視点で読むと面白いのか、を
>>788 さんのような方に噛み砕いて
語れなければ、早晩また暗黒の90年代 (軒並み品切) の繰り返しになる。
「若年層の混沌とした想像力」なんて、書いてる本人だって理解してるか
怪しい知ったかぶりの言葉じゃなくて、さ。
だいたい乱歩作品じゃあるまいし。
翻訳紹介のシーズンは終わった。評価の時代を幕を開けろ。
長文スマソ。
縦読みではないぞ。いや、読んでもいいけど(w
>>793 > ぶっちゃけ (長篇が一・二作未訳なのはあるけれど) 今のぼくたちにとって
> 真に読む価値のあるダンセイニ重要作はほぼ紹介しつくされていると思う。
翻訳・復刻しないほうが却ってよかった、逆に評価下げたってことあるもんな(w
ラヴクラフトとか。
なんでもかんでも集めなきゃ気がすまない全集ってしょせんは「俺はよく知ってるんだぜ」って優越感に浸りたいマニアのツール。
最良の部分だけ慎重に選んだ傑作集のほうが作家にとっても読者にとってもベストだと思う。
「買いました」報告が一巡したら静かだな・・・
ミステリ板の東京創元社スレを流し読んだんだけど、ダンセイニのミステリ物もう無理くさくね?
>>792 >トールキンのシリマリルは倫理的、キリスト教的な印象強いけど
>ペガーナはそういう要素は希薄な感じ。
相対化されてはいるけど、絶対者(マアナのことね)の存在はキリスト教の影響なんじゃないかな。
希薄というよりは、根底にありつつも否定されるものとしてありそう。
「神官たちの讃歌」における神官たちの欺瞞ぶりはキリスト教会への批判だと思うし。
>>798 宗教者の欺瞞への批判なら、別にキリスト教に限らなくとも仏教でもイスラム教でも、汎宗教的に成立しちゃうので、其の点ちと「読み」としちゃヌルい。
ちょっとステレオタイプな読みなんだな。
前半はいいと思うので、もう少しがんばれ。
>>799 おまえががんばれ。
批評の批評はイラン。
河出書房新社のホームページにダンセイニ短編集の情報が載ってました。 タイトル「世界の涯の物語」 訳=中野善夫・中村融・安野玲・吉村満美子 5月8日発売 850円 短編集2冊分で850円は安いと思う。
5/8ですか。やっとだなぁ。
『ぺガーナの神々』は実に特異な短篇集であって、まるで本物の神話のようだ。 物語風の脚色もなく説明もなく、内面描写もない。会話もごく少なくてさくさく読み進むわけにもいかない。 ああしてこうして、殺した、滅ぼされた。そんな話が淡々と綴られていくから、今どきのコマーシャル・ ファンタジーに慣れた読者にはある種退屈でどこが面白いのか分からない本に思えるだろう。 登場人物たちの行動もだいたい理解しがたいし、ヤマ・オチの起伏に欠ける。 さはさりながら、でも、神話というものにはそこに不思議な論理を秘めている。 それは無数の読み方を提供し、無数のバリエーションを生み出し送り出す「原型」となりうる。
創元も短編集出すというし、緩やかながらラッシュだね。
>>805 804ではないけど、ずいぶん前のダ・ヴィンチ。
スミザーズもの一式、らしい。
>>806 それは確か1、2年より前の話じゃないのか。
>>807 しかもダ・ヴィンチに出てた編集M氏、創元辞めちゃったらしーぞ
ソース? ミス板の創元スレですが何か?
オークションでダンセイニの書簡に入札したら、一方的にキャンセルされた……。
ダンセイニアンの被害を増やさないためにも晒してください。
>>811 ひょっとしなくてもeBay。
ダンセイニの書簡やら原稿やらジョークンズのレコードが出品されるのはここぐらいのものだねー。
>>810 待て待て、一方の言い分だけで「晒す」「晒さない」など言っていいもんか。
「ダンセイニアン」だなんて気持ちの悪い、あやふやな公益云い出されても。
それよりもダンセイニとA・C・クラークの書簡集、どっかで訳してくれんもんかのう。抜粋でいいから。
>>813 このスレでダンセイニアンなんて、ただの枕詞だろ。頭悪いレスすんな。
>>809 けっ、キャンセルならまだいいじゃねーか。俺なんか持ち逃げされたことあるぞ(泣)
まーなにかとトラブルあるのがオークションってもんだ。違うか?
「俺はオークションでこんなひどい目にあった!」勝負なら負けんぞ、いつでも来いや!
………すみません、ちょこっと鬱になってきました。
>>815 それはお気の毒でしたね。
書簡といえば今でも「惜しかったな」と思うのは、一昨年の七夕会に出品された片山廣子書簡。
わずかの差で持ってかれた。落としたのが業者ならいずれ手に入る可能性もあるけれど、個人だったらもう出てこないだろうな。
ググっただけじゃねーか
>>798 マアナの絶対者としての性格は、ユダヤ・キリスト教の神よりも
インドのヴィシュヌやブラフマーに似てる気がする。
でもインドの絶対神は盛んに人間世界に干渉するよねぇ。
マアナみたいなほとんど世界に干渉しない絶対神ってどんなのがあるのかな?
「世界の涯の物語」早売りないかな?と言ってみるテスト
822 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/05/02 17:59
「世界の涯の物語」売ってたよ。 嬉しくて2冊買ってしまった。
今日ブックオフの100円コーナーでペガーナ発見。初版かー。 2ヶ月前なら狂喜乱舞したところだがすでに復刊で購入済みだからなあ、 とは思いつつ状態もよかったし、イエイツの『ケルトの薄明』共々ゲッツ。
「世界の涯の物語」bk1に10冊ほど注文した。
町田で買った。 中身の拘りようが嬉しいね。
これで当分盛り上がる機会はないぞ、おまいら書き込め (w
そんなら、自分も今日買ったんで記念カキコ 嬉しいなあ
いや、次は8月だ! ……あと3ヶ月?
おいらも買った。 解説で、版切れとかをやたら悲憤慷慨したり、創作神話ものをへんに「他とは違う」と持ち上げてるヤシ (このスレには多そうですね(笑))に対して、やんわり異議申し立てしてるね
あとがき読んで初めて 荒俣宏=団精二 であることを知りました。 ちょっとびっくり。そして感動。
しかし荒俣は昔の荒俣ならずだからな… >820 グノーシス教義なんかは「善」「悪」の背景に「光明」なんかがあるときがあるけどな アイルランドの知識人ならブディズムやグノーシス、シャーマニズムの知識があっておかしくない
荒俣の別世界通信の新版を読んだんだが、旧版からある部分と追加部分でクォリティが 露骨に違う気がする(w (旧版を読んでないから正確なところは分からないけど)
833 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/05/14 00:37
「役不足」は勘弁してくれ。<「世界の涯の物語」118ページ
sage忘れた。スマソ。
>>831 ま、好き嫌いは煎じ詰めれば個人の嗜好ですから批評不可能ですね。
俺は河出版好きですよ。ま、荒俣版のちょっと熱にうかされたようなところもよかったけど(笑)
>>アイルランドの知識人ならブディズムやグノーシス、シャーマニズムの知識があっておかしくない
どーだかな〜〜〜〜
その手のもの言いってあやういよ。P・K・ディックの易教についての理解はどれだけのものだったろうね?
「日本の知識人なら○○ (適当に埋めよ) についての知識があってもおかしくない」。それで?
チャイナローズでもコロニアル様式でも何でもいいや。
京極夏彦だってコミュニズムのこと、新聞で見聞きしたり何十年か生きてきて聞いているだろう。
「知っていてもおかしくない」。でも、それが氏の作品に影響を与えているかもしれないってこととは
ぜんぜん話がべつじゃない?
グノーシスとかそれらしい単語振り回して何か一丁前のこと
言った気になっているようで何の論証にも評論にもなっていませんね。
>>833 見たけど、そう不自然にもいいかげんな訳にも見えませんね。原文に当たったわけじゃないが。
>835 おまえ痛いよ。
835は河出版の翻訳スタッフ……だったら嫌だなあ。 あと、×易教 ○易経 ね。
世界の涯の物語をやっと読み終わった。 幻視家ダンセイニというより、短編の名手として知られたダンセイニ、という感じ。 気に入ったのは、チュー・ブとシーミッシュ、放浪者クラブ、三つの悪魔のジョーク。 あと、牛乳屋の話がよかった。 世界への距離感の取り方が好きだな。 ラヴクラフトが最初に読んだダンセイニはたしか驚異の書か最後の驚異の書だった かと思うんだけど、ファンタジー作家としてのダンセイニをこそ彼は評価したんだろうか。
ラヴクラフトが最初に読んだのは「時と神々」じゃなかった? どっかのラヴクラフト本にそういう記述があったように思う。 ついでに、ル=グインが最初に出会ったのは「夢想家の物語」だそうな。
「ラヴクラフト全集 6」の解説によれば…… デイ・キャンプの「ラヴクラフト伝」の中の記述に 1919/9に「時と神々」に出会った、とあるとのことです。 それが最初の出会いみたい。 他のラヴクラフト本も当たってみるけど、他に記述あったかなぁ。
世界の涯の物語が重版決定!
>>838 ダンセイニアン(プ にとって「役不足」=「役目に対して能力が充分でない」
ということで決定。
Tales of War完訳出るらしいね。
845 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/05/31 01:04
ソースきぼん ソースきぼん ソースきぼん わーい。ゲリラも出ないかなー。
過去ログから関連すると思われる人のWebサイトを 見つけだして、そこの掲示板を参照。 つまり同人なので入手はお早めに、ってこった。 (販売は6/6からの予定)
あの頃、カラーで描いても印刷できないだろうしなぁ。 ビアズリー好きじゃなかったっけ。だからモノクロなんだろうと思ってた。
肉筆回覧誌イヤーン。
>>849 昔の「カラー」は実際に手塗りのもあるが…
もっとも、ダンセイニ本よりももっと昔の本の話だけど。
訳者の日記にも話が出ていた「週刊朝日」の記事読んだ。 けっこう良い記事だったよ。
3、4冊目の内容キター やっと「ペガーナ神話」が全部出る……
854 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/06/19 19:04
あんな翻訳じゃ、出ない方がマシだぜ。
せめて固有名詞ぐらいは統一して欲しいものだ。 『世界の涯の物語』では海賊船長の名前が訳者によって違ってたし。
>>855 シャード船長だったら二つの短編で同じ名前ですが。
地名はそれぞれ「ボンバシャーナ」と「ボムハーシャーナ」と
違うけど…(こっちと間違えてない?)
こういう指摘をするなら、「どこがどのように」ぐらいは書いてくれ。
後者は「ボムバーシャーナ」だった、すまん。
中野氏の日記によると、初版で指摘されたミスは再版で訂正してるそうだよ。 明らかな誤訳とかあったら河出にメールなりなんなりで訂正を求めれば 応じてくれるかも。
訂正。「指摘された」じゃなくて、「判明した」ミスだそうで。
>初版で判明したミスは再版で訂正してる そういう問題じゃないので。 あの、ゼミの学生が持ち回りで翻訳に挑戦してみましたーみたいな ヘタレ翻訳文が感覚的に厭なだけだから。
それほどへたれてたかなあ? 煽りとかでなしに、860の理想的な翻訳文ってどんなのだろう。
>861 あんた、すみにえさんのとこでも同じようなこと書いて、 軽くかわされてただろう。 訳者のだれかに個人的な恨みでもあるんじゃないのか。 と勘ぐりたくなるワナ。
書き忘れたが、荒俣訳だって相当にへたれだ。 とにかく、高校生レベルの英語力(訳したときは大学生)なので、誤訳大杉。 嘘だと思ったら、原文とつきくらべてみれ。
864 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/06/22 08:24
ずれてるずれてる
河出版は訳者達の力量にばらつきがあるんだよな。 読んでて微妙にちぐはぐ感があるのはそのせいじゃないか。
>>862 すまんが人違いだと思う。
ダンセイニがらみで掲示板に発言したのはここだけだから。
……って、もしかして
>>860 とアンカー間違ってる?
>>866 864で「ずれてるずれてる」って出てるから
多分860に言ったつもりだったんだろ。
863もアンカーずれてるし。
一応すみにえさんの所を見てみたけど、そこの内容的に、
860に対する発言と思う >862は
PEGANA LOSTだって如何にも「ゼミの学生が持ち回りで翻訳に挑戦してみましたーみたいな」アレだが(引き合いに出したが関係者許されよ)、 出来は措いといてとりあえず縦書きで読めるように!ってところに意気込みを買ったわけだが。 うん、コピー誌と商業出版比べるのはナンセンスだが。 おれも860氏の理想が知りたい。先日出た学研M文庫「ゴシック名著名訳集成」が理想とか?
>>865 だとしたら四人の共訳者のうち、誰がマズーなのかをさっさと語ったほうが
良さそうな気がする。
かの平井呈一訳みたいなのを、ってんじゃないだろうなと思った。俺は。 平井訳は、名文と言えば名文だけど、誤訳や意訳もあるから、「原文に 即してなきゃダメだ」って人には合わないんじゃないかと。 (平井氏がダンセイニを訳してた訳じゃなくて、例えなんで念のため) とりあえず、同人誌にしても、商業出版にしても、翻訳が出る、そして それを原文と比べられるだけまだ恵まれてると思うんだが俺は。 荒俣本しかなかった頃はそれこそ、原書を入手する事自体大変 だったんだろ?
原文に即してようがいまいが、日本語としてへたれじゃダメかと 商品なんだから品質管理と向上に努めろよとw
873 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/06/23 20:06
戸田奈津子訳『ペガーナの神々』 「チャンスを?」 「フェイトかもだ」
もう言うだけクンはほっとこうや。
>>856 うわ、思いっきり人名と地名を勘違いしてたよ。指摘thx。
記憶だけを頼りにして書き込むもんじゃないな。OTL
うわ、眠くて頭がぼけてるときに書いたので、 思いっきりアンカー間違えた。 861様、誠に失礼しました。当該発言は860に向けたものです。 みなさま、お騒がせしました。
>>873 なっち訳ならむしろ
「運命かもだ」(ルビ:フェイト)
「チャンスなど!」
ムングが来るかもだ。気をつけにゃ。
ああ、コンプリートペガーナがバラバラに……。 あれは90年代の再版本の中では、出版社が潰れて入手不可能になったクラークとの往復書簡 に次ぐレア本なのになあ。電子化されたテキストが欲しいなら、ミレニアムブックス版 「時と神々」という選択肢はなかったものか。
待て、潰れてたのか!? >クラーク書簡集出したトコ
>>839-841 ラヴクラフトの書簡集を調べて、やっとラヴクラフトが最初に
読んだダンセイニ本の事が書いてある場所に行き当たりました。
「定本ラヴクラフト全集 9」の94(351)番、C・A・スミス宛の物に
『私が読んだのは1919年の秋(中略)「海を望む峰ポルターニイズ」を
読み始めたのです』
と書いてあるので、「A Dreamer's Tales」が最初、その後に
他のダンセイニ本にも手を出したと見るのが妥当じゃないかと思います。
これ以降の書簡はこれから読む所なので、これ以降の書簡に
最初に読んだダンセイニの作品の記述があったら改めて書いておきます。
>>880 こんな本出していればそりゃ潰れますってw
>>838 スレ違いだが――
トリビアの泉に出したの?<役不足
>>879 読めればいいんですよ、本なんて。
レアとか何とか、触れるのも控えて拝め奉るなんて愚の骨頂。
何?工芸品としての本の美しさを語れ、と?
知ったこっちゃねえよ………
と、言いたいところだが、なら綴じ直しに出す楽しみがあるだろう。
革装でも三方金でも浮かし印でも好みのままにやりたい放題。
函に納めて専門の書家に題字を書いてもらうのも豪奢でいいね。
東京なら新宿の雄松堂、八重洲の金井書店。大阪ならかっぱ
横丁の古書りーち。
………と、これくらい言わなくちゃ駄目ですよ。
>>884 戦前の第一書房版近代劇全集って見た目だけで装丁粗悪だから、
一回通読しただけですぐ背割れする。最悪剥がれる。
俺も金井書店で装丁し直してもらったよ。
近代劇全集の別巻で舞台写真集があって、ダンセイニ劇の写真
も二様ほど入ってて、そいつも一緒に綴じ込んでもらった。
装丁家さんとあれこれ相談するのが楽しかったね。
>>885 俺も持ってるけど、背割れしやすいのか……
(持ってるのは美品。1回しか読んでないからかも)
装丁し直しって、いくらぐらいかかるんでしょうか?
>>888 割とピンキリですね。状態にもよるから、相談してみたら?
なんなら洗濯糊でくっつけちゃう手も(笑)
あの全集は革自体良くないので粉吹き状態になりやすく(レッドロットといわれる状態)
廻りの本まで汚すことがあるのですが、そっちの修復も可能です
あっ、なにがあってもセロテープで補修するのは厳禁です。
化学ノリもパス。まだヤマト糊とかの方がいいです。
「本の修復」とか「古書の補修」とかでぐぐってみられては?
>>888 スレが1つずれてる(w
今は状態も悪くないし、読むつもりもない(他に読む必要の
ある本が積んである)ので、そのうちにします >装丁し直し
レッドロットってのは知らなかった。ありがとう。
レッドロットなら革製品用の栄養クリームを塗り込んでおけば十分。 靴屋で売ってるような千円以下のやつでいい。ソフトレザー用の乳化剤タイプならなお可。 装丁が割れようが剥がれようがそんなのはちっとも本質的じゃないんだよ。 マニアを自称するような連中でもそこを勘違いしている場合が多いから困る。 最大の問題は本文用紙なんだよ。酸性劣化が………
なんか奥が深いんですね。文庫の古本で喜んでるのとはレベルが違う
もうそろそろスレ違いネタも打ち止めにせねば………
>>889 > スレが1つずれてる(w
ははは、無限ループだ (w
>>890 > 装丁が割れようが剥がれようがそんなのはちっとも本質的じゃないんだよ。
> マニアを自称するような連中でもそこを勘違いしている場合が多いから困る。
まったく同感なんですが、本の修復についての手軽なポータルサイトがないのも原因の一つではないかと。
誰か作ってくれないものでしょうか。
酸性紙の劣化はたしかに悩ましいですね。
脱酸スプレーを使わせてもらったこともありますが、入手がちょっと難しいみたいですし。
>>891 文庫でもサンリオSF文庫なんかは劣化きてますねえ (ダンセイニは入ってないけど、この手の怪奇幻想系好きには逸せないラインナップ)
結論はやっぱ最初の「背割れしてでも取り込むのだ!」でFA?
>>892 >まったく同感なんですが、本の修復についての手軽なポータルサイトがないのも原因の一つではないかと。
それはあるかもね。特に洋古書については知識が必要な割に
意外とそういう知識を入手し辛いのが…
需要が限定されてる(図書館とか)から、ってのもあるだろうけど。
文庫の発売予定表が出るのはいつ辺りなんだっけ。
来月の発売予定を知りたいんだが…
>>893 たしかにそういう情報が集まるポータルあれば便利だけど、難しいよ。
奥が深い。
「世界の涯の物語」第二版入手。
>>833 や
>>856 、他に余所で指摘されていた間違いなども修正されて
ました。詳しくは某所で書くと思いますが、ひとまず報告までに。
896 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/07/10 12:15
戦争の物語出ましたね〜 神保町@ワンダーにありました。 全編完訳だってさ。
>895 交換してくれるんならその情報も嬉しいけど、二版をまた買う気にはなれないんだが…
ニ刷買うと12冊目……。
899 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/07/22 19:53
age
900 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/07/22 20:05
アタイこそが 900げとー
901 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/07/22 23:54
ああ、やっぱりアタイだったか。
アタイは、ペガーナの神々の一人だろうか、千の地神の一人だろうか。
903 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/07/29 23:19
「ぺガーナロスト」9号でるぞな。 初売りは夏コミ、「土曜日西地区う18b 西方猫耳教会」になります。 「戦争の物語」と「ペガーナロスト」の8.8号も持っていきます。 予価1000円になります。 内容は……。 ・「陽光の煌めきと影:ロード・ダンセイニ自伝」(抄訳)稲垣博訳 荒俣大兄やカーター老、はたまたヨシ先生のダンセイニ紹介のネタ本ついに翻訳。 ダンセイニが語るファンタジーの秘密とは? ・「黄昏の作家 ロード・ダンセイニ――ダンセイニ「ペガーナの神々」論」りき 新進気鋭の芥川研究者の語るダンセイニ、黄昏の想像力とはいったい何だったのか。 復刻直後の『ペガーナの神々』を通してダンセイニの本質に迫ります。 ・「時と神々二編」小太刀右京訳 時と神々の残りの未訳三篇のうちの二篇を翻訳しました。 ・ゲームの国のダンセイニ(仮タイトル) うしとら 時折ちらりとゲームのなかに現われるダンセイニを徹底追跡。 モンスターにされたり、冷酷な現実主義者にされたり、もう大変です。 他。
904 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/07/30 00:09
なんか立ってるけど放置の方向で行きたいなあ。 ここまだ使えるでしょ。
実況板ですら900越えてすぐに次はないわな。 まして・・・・・・・
ペガーナロスト出るなら、買わないとなあ 未谷氏、乙
908 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/07/31 01:27
たしかに。買わないとな。 しかし、2年ぶりか。 ところで、「戦争の物語」読んだ人いる? どんなんかいな?
>>908 隔月刊ならぬ隔年刊か(藁
ちょっと抽象度があまくて、まぁダンセイニ作品の中じゃ二流にぞくすると思うけど、まぁそこそこいいんじゃないの>戦争物語集
>>909 昔なつかし季刊NW-SFみてえだな(藁
ぜんぜん季刊じゃなかった(最後は年刊ですらなかった)という伝説の雑誌。
ところで片山広子集成とレムコレは本当に出るのかな?
「夢見る人の物語」早売りはまだかな?
フランスでは新訳の初期短編出まくってるけど、 ドイツではもう訳されないのかなあ。
913 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/08/03 20:24
ドイツだとダンセイニの探偵小説が結構出ているね。
914 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/08/05 17:32
『夢見る人の書』、もう出てるはずなんだが、 いったいなぜにおいらは見たこと無いのだろうか・・・。 あの、本当にもう出てますよね、河出のIさん?
915 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/08/05 20:26
発売、10日じゃなかったっけ?
>>914 買ったよ。
帯によると来年春予定で続刊も決定。
『時と神々の物語』(『ぺガーナの神々』、『時と神々』、『三半球物語』、他収録)、
『最後の夢の物語』(『不死鳥を喰べた男』、『五十一話集』完全版、他収録)。
bk1は発送済みらしい。
919 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/08/05 22:15
ペガーナは新訳かな?
新刊キター! まだ読んでる途中。
新訳なのか。二版出るまで待った方が安全かな?
1冊は買ってやった方がいいと思う。 ある程度は売れないと、そもそも重版かからないし…
924 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/08/07 19:35
>>922 日本でダンセイニ読んでるやつが何人いると思ってるんだ。
>>924 実売部数の倍というのが近い数字じゃないかな?
自腹で新刊買うほどじゃないけど、人からとか図書館とかで借りたりブクオフ系で安く買えれば読む人など。
実売部数は………
一万部くらいじゃないかな。
五〜六千部+増刷かかって二千部+希望的観測(笑)=一万?
河出文庫やちくま文庫あたりの最低部数は五〜六千部と昔聞いたような。
一昔前まで文庫といえば最低一万部からが常識だったけどな。
最低部数を売り切らないと赤字。
「世界の涯の物語」は初版の訳が微妙だったから 続刊でも同じ目にあうんじゃないかと思うと気が萎える。 でも >五〜六千部+増刷かかって二千部+希望的観測(笑)=一万? この内の2冊は買う事にする。初版分はお布施だとでも思うさ。
927 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/08/12 21:57
お布施上等
928 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/08/15 22:01
ぺガーナロスト最新刊でたね。 自伝面白かった。
929 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/08/17 22:21
age
『夢見る人の物語』読んでてすごく幸せなんだけど、「黄昏の光のなかで」では 蝶を「匹」で数えているのだが、これは「頭」で数えるところではないのかな? それとも今は「匹」で無問題なのか。 一通り読んだら『妖精族のむすめ』とも比べてみたいものだ。
蝶は「頭」と数えるのを知らない人も結構いるから。 この場合も訳者が知らなかっただけだと思う。 検索してみたら元は英語での表現が「one head, two head...」 なのをそのまま訳したから「頭」という事らしい、という説明があった。
>>930 > 慣用的・専門的にチョウを数える以外は、昆虫の一種として「匹」で
> 数えるのが一般的。(『数え方の辞典』より)
ふつうの感覚でも「匹」でしょう。
来年までネタないのかな…
春 てふてふが一頭韃靼海峡を渡つて行つた
早いって。 また落ちるぞ。
>>935 こっちを使い切ってからスレ立てれ。
ただでさえ進みが鈍いスレなんだから。
970超えたらスレタイ議論 980踏んだ人間が次スレ立てるってことでいいんじゃね?
939 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/08/31 13:12
アマゾン最低
なんで?
>>939 わかりやすく「アマゾンのレビュー最低」と言った方がいいぞ
>>940 アマゾンに載った書評の1つが根拠をろくに示さないで
ケチをつける内容だから。
942 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/09/01 20:39
ちなみにこんなんだ。 物語を楽しむ以前の問題である。 このヘタクソな訳は、いったいなんなのか。 まったく内容が頭のなかに入ってこない。 いたるところで誤訳があり、人物の名前も役者によって全然違う。 もうちょっとまともな翻訳をしてください。でないと読めません。
943 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/09/01 21:40
だめだ。こりゃ。 単なるやくざのいいがかりだよ。これじゃ。
944 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/09/02 20:46
age
945 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/09/02 21:26
件のマゾノン書評者、ダンセイニを語り論じ読む資格なし。
946 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/09/03 09:46
>942 なんだよー、以前、俺もけなし書評送ったのに採用されなかったってのに。 荒俣版の引用をしたからかな? ともかく訳文の指摘が載ってよかった、賛否両論が健全だからな。
>>946 だれの訳文に問題があるのかちゃんといってあげたら?
全員だめってわけじゃないだろう。
>>946 「どこの訳文に問題があるのか」をきっちり書いてくれないかな?
ただ「誤訳があるんだよなー」とだけ言われてもどこを探せと。
誤訳を指摘するなら、誤訳の箇所を抜き出して説明して欲しい。
原文も一緒に出せ、とは言わないからさ。こっちで探すし。
>>948 誤訳っつーか、たんにへたくそといってるみたいだけどね。
いずれにせよ、けなすんだったら具体例はほしいなあ。
おれにはよくわからないので。
>942は団清二
951 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/09/03 21:13
求む。具体例。 証拠なしは単なるいいがかり。
952 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/09/08 22:12
具体例をおしえてよ
つか、具体例出さないようなネタは今後スルーの方向で。
アマゾンのヤシは訳文が日本語としてヘタレだと言いたいんだろ 例証あげろは意味ないと思われ
「誤訳もあるし」とも書いてあんだろ。 そっちの方に言ってるんだよ >具体例挙げろ
956 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/09/09 23:11
誤訳の例を知りたい。 荒俣訳ほど致命的なのか?本当に。 でも荒俣訳には勢いというすばらしい武器もある。
957 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/09/10 08:15
こっち放置して向こうに移っては如何?
誤訳とか言って具体的な例証を提示できない香具師は放置しる。 初版でいくつかの誤りがあったらしいが、再版以降は訂正されているらしいし。 翻訳した人のサイトに具体例があったような希ガス。 自分は直前に『妖精族のむすめ』読んでたけど、若干ちがうくらいの印象で、 内容が明確に変わった作品はなかったと思うけど。
>>959 「サクノス」を読み比べてみたら?
日数が違うから。あまり目立たないけどね。
961 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/09/11 21:47:46
日数? ナニソレ?
963 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/09/12 17:48:59
>>957 向こうは何かダンセイニと関係ない話題やってるから、向こうの方を放置しようぜ。
マアナ=ユウド=スウシャイってブラフマンに似てるなあ
始原の巨人神というネタだったら他の神話にもいろいろあるかと。
保守
スリッドって地神?ペガーナの神?何かどっちともとれる書き方されてるけど
一応ペガーナの神じゃないかなぁ。 リンパン=タンなどと同じように行動してるし。 「時と神々」を見るともっと曖昧になってしまうけど… (こっちだと「新しい神」って事になってるんだよね)
一つの世界征服して力を示したので 下界生れの新参者だけどペガーナの神々もペガーナに住む事を認めた、とか
「時と神々」って、「ペガーナの神々」の途中にあたる話なのかなぁ。 それとも…
「ペガーナの神々」は主に神の視点 「時と神々」は主に人間の視点と言ってみる
973 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/11/29 21:34:20
最近読んで、はまりました
自分も最近、妖精族のむすめ読んでハマりました (古本屋で250円で売ってた。思わず飛び跳ねました) 先日、エルフランドの王女もわりと格安でゲト。何か縁を感じるので ベガーナ〜もまた絶版にならないうちに買っとくかな。。。
976 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/12/12 05:05:36
976は無視よろ
978 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :05/01/03 22:44:05
おしらせです。 「ぺガーナロスト」10号でました。9号に続きダンセイニの自伝の翻訳が 掲載されています。 現在、赤坂のバー「ですぺら」に委託しています。 一部1000円。「戦争の物語」も委託しています。
979 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :05/01/17 08:15:10
そろそろ、ここ埋めても良いのではないかと
無理に埋めるのも嵐と同じなので止めておけ。
981 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :05/01/17 19:55:03 ,
ダンセイニスレが2つあるってのもなぁ…
この板には980超えて放置しとくと落ちるとかないの?
2つあるってもな…元々進みが遅いスレだから、 もう少し伸びてから次スレ立てても間に合うのに 変に早く立ててしまったヤツがいるから…
それも1回落ちてんだよね。 懲りずにまた立てて。
985 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :05/01/18 00:15:51
まあまあ
実は人いたのか
全部ひとり言に違いない。
普段はROMってる、そんだけ。 ただでさえ話題になるような話題もないしな…
989 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :05/01/18 19:33:00
点呼でも取れば簡単に埋まったのかもしれんね
991
992 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :05/01/19 08:06:49
それそれ、埋まるまでもう一息
ダダーン