1 :
名無しは無慈悲な夜の女王:
怖そうだけど好奇心には勝てず・・・・・
最後まで読んでしまい、↑になった経験はありませんか?
私は、
「接触汚染」 (キャサリン・マクレイン 『冷たい方程式』 所収)
が、強烈にショッキングでイヤ〜な記憶に残っています。
こんな怖ろしい作品を書いたのが女性というのも驚き。
2 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/02 22:30
3
3 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/02 22:31
2
1
5 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/02 22:51
0
6 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/02 22:52
7 :
グランドクロス【桐】 ◆XXXAXAQILI :04/07/03 21:45
ラッキー7ゲッチュー
「宇宙消失」イーガン
試験前にハマッてしまい、必修の電磁気で赤点とったのがトラウマ。
しかも内容を理解するために量子論の一般向けの解説書まで揃えた。
なのに古典的な静電界も理解できてなかった俺って・・・
家畜人ヤプー...
頭痛い
「大いなる復活のとき」サラ・ゼッテル
誰も憶えてないか……
バリントン・ベイリーの「シティ5からの脱出」
収録作はどれも鬱SF・・・
でも読んでよかったとは思ってるだろ。シティ5。鬱だけど。
天使墜落・・・エス…エフ…かぁ?
14 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/05 10:01
トラウマSFと言えば、やはり後家時化だけは外せないだろ。
15 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/05 13:18
買わなきゃよかった、というのはある。
エレンカシュナーの『剣のロンド』とか、
ニコラ・グリフィスの『スロー・リバー』とか。
小松左京の「汚れた月」……
勘弁してよぉ…_| ̄|○
森岡浩之「スパイス」
今でも時々思い出しては吐き気を催す。
あの男の欲望も、あの世界の人々の好奇心も
現実の俺と、無縁ではないからだ。
知ってしまった。
「フェッセンデンの宇宙」
主人公(語り手)がトラウマになっています・・・・・・
20 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 09:58
「幼年期の終わり」 A・C・クラーク
あのラストは・・・鬱だ・・・
21 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/11 22:47
リチャード・マシスン 「縮みゆく人間」
救いのない話。大昔に映画化もされているらしいが。
22 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/12 20:00
子供の頃に読んだウィリアム・ヒョーツバーグの『堕ちる天使』
と
映画『エンゼル・ハート』
かなり悪夢にうなされた。
23 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/12 22:04
「悪魔の飽食」
正にファンタジー&ホラーだよ。
厨房の時、ノンフィクションだと思って読んだんだー。
24 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/12 22:27
「未来世界から来た男」 フレドリック・ブラウン
期待を抱かせるタイトルに惹かれたわけだが・・・
見事に裏切られた表題作(ラストの保安官の一言には悪寒)、
悪夢のような収録作:
『ばあさまの誕生日』
『人形』
などがショックで・・・あ〜イヤだイヤだ。
他のブラウン作品は大好きなんだが。
25 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/12 22:39
26 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/13 01:16
27 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/13 15:23
「渚にて」かな。
何年も前に1度読んで鬱になったな。
だいたい破滅ものが好きじゃないから。
確か、アシモフもこの作品は鬱になると言ってたような。
>27
パンジャンドラムなんか作ってた奴が
あんな作品書いても説得力が無いよなあ。
29 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/13 21:31
>>28 え??
両方とも同一人物の手になるものなの!?
なんて恐ろしい……
恐ろしい世紀ですよ20世紀というのは。
>>26 途中までの翻訳なら前からあったし、アメリカでも人気があった。
33 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/15 19:37
「イッヒッヒ作戦」 小松左京
生理的にイヤ〜な話。 ギャグ・コメディ路線だが。
34 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/18 00:07
映画だけど、 “CUBE”
グロテスクと思いながらも、謎解きにひかれて最後まで観たが。
あんな結末では・・・
「強いものだけが生き残る」ジョン・ウインダム
「事業」安部公房
「人獣細工」小林泰三
「佇むひと」筒井康隆
「定年退食」藤子・F・不二雄
あと、牛女とかが出てくる、女の子の語り形式の短編。何とかのにいさまへ、とか
いう題名だったと思う。
柾悟郎の短編だな。
「いちばん上のお兄さん」だったかな?
『もう猫のためになんか泣かない』に入ってる。
37 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/19 00:24
「かゆみの限界」筒井康隆だったかなあ。史上最低最悪最凶の逆恨み復讐。
筒井先生のウンコネタ全部。
>>38 「腸はどこへいった」 なんてのがあったなあ。
・シャーリイ・ジャクスン「くじ」
定番だけどヤな読後感…。
・オクテイヴィア・バトラー「血をわけた子供」(『80年代SF傑作選』)
これにかぎらず男の漏れとしてはフェミものは読後がつらいっす…。
41 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/24 19:48
「ハイ−ライズ」 バラード
忘れてしまいたいのだが・・・
「異形家の食卓」
マジで吐いてしまって学校休みました。
43 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/24 22:13
「人類皆殺し」
ラストの4行が・・・・・・立ち直れない・・・・・・
>>36 さんくすこ。
オチも考えれば考えるほど怖い話だったよ。
J.G.バラード:
「12インチLP」
「九十九階の男」
良くできたミステリー&サスペンスとして面白い作品ではありますが。
イヤな気分。
「ドウエル教授の首」なんざ買うんじゃなかった。
怖くて再読出来ない。
誰か欲しい人譲ります。
いや、流石に2冊もいらない。
>>42 北の人間なんだが
初めてGに恐怖を覚えた。
49 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/09 00:26
フィリップ・K・ディック 「まだ人間じゃない」
こんな小説があっていいのか!?
50 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/12 18:42
age
51 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/12 23:18
梅田地下オデッセイ。中学生の頃読んだが今だに恐い。地下街キライ。
トマス・ピンチョン「重力の虹」
トラウマっていうか・・・とにかく疲れたw
53 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/13 13:44
小松左京「コップ一杯の戦争」
直接的にガツンとくる訳じゃないけど、
破滅的な事態が余りに何気なく進行し終る所に、読後しばし戦慄。
54 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/13 18:45
スコット・グリュンマルク 「鋼の神」
超能力の美少女が鍵になる話なのに大人向け小説なのは
良かったんだけど、美少女が××する展開は・・・泣
55 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/13 19:08
>>54 すみません。××の部分は何が入るんです?
たぶん削除されちゃうのでかけません。
>>55 別に削除はされないけど、ネタばれはしたくないので・・・
下品な下ネタが入るわけではありません。
性転換?
>>58 ずーっと美少女に萌えながら読んでてそんな展開になったらイヤだなぁ。
いや、萌えてるやつらの悲鳴が聞こえてきそうで
笑える。
実は〜〜だった、で一番衝撃的fだった話ってなんかありますか
61 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/14 16:39
>>60 古いけど、初代スタートレックの「タロス星の幻怪人」。
カーク船長の前任の人と恋仲になった美女の正体は・・・・・・
>>61 その話はどの本に入っているんでしょうか?
読みたいのでご教示くださいませ。
>>62 小説ではなく、TVシリーズのエピソードです。
スレ違いの書き込みになってしまいスミマセン。
ブリッシュがノベライズしてたりしないのかな?
>>60 マジレスすればフィリップ・ホセ・ファーマーの「恋人たち」がいいんじゃね?
(今読んで楽しめるかどうか知らんけど…)。
衝撃的f
って何?
68 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/24 22:55
ディッシュ 「人類皆殺し」
「虚像のエコー」でもあったが、この作者は人肉食の描写が好きみたいだ。
しかし、宇宙の植物も緑色なんだな。
あれが毒々しい色でないのがせめてもの救いか・・・
> 実は〜〜だった、で一番衝撃的fだった話ってなんかありますか
SFじゃないけど、ビアスの「ふくろうの河」
映画にもなったよ。
70 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/25 19:21
>>60 衝撃的結末では:
TV「アウターリミッツ」 オリジナル版、1963〜64年製作
『悪夢』
『ガラスの手を持つ男』
のエピソードがイイ!
>>60 漫画だけど藤子・F不二夫先生の)短編『ミノタウロスの皿』。
ころころコミックの「ドラえもん」のイメージしかなかったから、腰が抜けた。
72 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/25 19:51
>>60 J・G・バラード 「アルファ・ケンタウリへの十三人」
「黴」
「あなたの魂に安らぎあれ」
栗本薫当たり外れ激し過ぎ…。
あとこれはSFじゃないけど、安東能明「幻の少女」。
読んだ後吐いた。
筒井康隆の「最高級有機質肥料」
勘弁してくれ…_| ̄|○
え〜と、スレ違いかも知れないけど…
「エスコート・エンジェル」
…アレで早川への期待を一切なくしました…
76 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/25 23:59
>>68 トーマス・M・ディッシュの作品は本当に気分が悪くなる。
読者がイヤな思いをするのを楽しんでいるのか?
こんな奴は死んだら間違いなく地獄へ堕ちるだろう。
>>74 うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・思い出してしまったじゃないか_| ̄|○
後で筒井氏の随筆(アレを描写するためにした事)を読んで、危く吐きかけたよ。
激しく遅レス。
>>73 >栗本薫当たり外れ激し過ぎ…。
個人的感想ですが、
温帯化以前はすべて当たり。以降は全て外れ、だと思う。
「レダ」とかよかったよなあ…
最高級有機肥料、きついけど耐えられんほどではない、と思った
筒井康隆で一番きたのは、「傷ついたのは誰の心」(タイトルうろおぼえ)
目潰しが苦手なモンで
オレは「乗り越し駅の刑罰」だったな。猫鍋は勘弁してくれ。
81 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/13 18:14:47
「冷たい方程式」
不朽の名作と言われるだけあって、読み応えのある
すばらしい作品ではありますが。
あまりに不憫で・・・読まなきゃよかったかも・・・
82 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/13 19:18:22
筒井康隆の「取敵」。小学生の時、読んだんじゃなくて某宗教提供のラジオドラマで
聴いてしまった。もう、怖くて怖くて、、、。
その後、TVでスピルバーグの「激突」見たけど、、相撲取に比べりゃ、、、
やっぱり、民族固有の恐怖対象ってあるんだなあ、、、、
ところで、アレはどっちがパクリ?(普通にかんがえりゃツツイか、、)
83 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/17 21:42:43
>>81 >「冷たい方程式」
ここに出てくる “緊急発進艇” のパイロットたちは皆、
発進前に計器をチェックしないのだろうか?
84 :
スマン、TVネタだ:04/09/18 08:30:36
トラウマといえば、
「悪魔くん」の「首人形」が。
しばらく一人でトイレいけなくなって、
デパートのマネキンに近寄れなかった幼稚園時代。
「立った一つの冴えたやり方」
なぜあんなところで主人公が死ぬのか理解できない
すげーネタバレ。w
>>85 俺もいい話とかすすめられて読んだが、結局死ぬんじゃないかってことで鬱になった。
88 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/26 10:10:40
板違いかもしれんけど、夢野久作「死後の恋」…
なぜダメなのかは自分でも具体的にはわからんけど、ダメ。
うっかりsage忘れてしまった…すみません。
>>87 娘をフリーズドライにして、お湯かけて戻せばよかったのにね
タイトルだけじゃわからんよ
だいたいのあらすじも添えてほしい
おちは言わんでいいから
>>90 俺ならとりあえず重量オーバーだから
少女に真っ裸になれと言う。
俺も協力するからといって脱ぐ。
タイ━━━━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━━━━ホ!!
家畜人ヤプーがいやだった、気持ち悪くて投げ出してしまった。
でもデビッド・リンチが映画化するかもと聞いたときは激しく気になったし
本も完全版買ってしまっている・・・。
それって、すごくハマってるかもw
96 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/28 12:45:52
筒井康隆は中学生の時に全巻読んだ。
同級生の首切った女の子がバトロア読んだ影響じゃなんて言ってるけど
筒井の方が人生に絶望する位グロいよな・・・
中でも女の子を解剖するのは心底読まなきゃよかったと思う。
でも筒井康隆を子供の頃から読んでおくとグロ耐性と同時に想像力や知性も鍛えられるから
かえってネバダやサカキバラやコンクリみたいなことはやらかさなくなるような気がするよ。
とはいえ、グロいのもそうだけど、主人公をこれでもかと徹底的に追い詰める展開を
書かせたら、ドタバタでもシリアスでも、筒井康隆は本当に容赦ない。うまくて怖い。
「乗り越し駅の刑罰」とか「七瀬ふたたび」の最後とか、本当トラウマ。勘弁してほしい。
でもやめられないのよね〜
J・ティプトリー・Jrなら、「接続された女」のほうがよっぽど鬱だった…
ドアがちぎれるように開き、怪物は立ちあがる。
「ポールあたしのポール!」愛の声がしわがれたさけびをあげ、愛の腕がさしのべられる。
そしてポールは――
orz
>>97 追いつられる展開かあ
読んでないんだけど、「走る取的」もそんな感じ?
>>98 そうそう。
走る取的はスピルバーグの「激突!」の相撲取りバージョン。
だけどこっちの方が救いがなくて怖いかも
100
101 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/01 10:40:35
>98
そうだよね同感。
時をかける少女がきっかけでズルズル読んでしまった中学時代。
「七瀬ふたたび」はドラマもあったよね?もちろん生きながら火葬する話は無しで。
「乗り越し駅の刑罰」は○サールの文化祭で劇にしているのをパンフで見たけど
(20年くらい前ね)怖くて見に行かなかった。
トリビアの泉に害無さそうに座ってる筒井を見ると心中複雑。
>>101 生きながら火葬は「家族八景」だよ。七瀬三部作の第一作。でもあれも怖いなあ。
「七瀬ふたたび」の最後は組織に追い詰められた超能力者仲間が殺される瞬間まで
実況中継みたく七瀬にテレパシー送ってきてもうどうすりゃいいのって感じで(;´Д⊂)
筒井さんばかりだとあれなんでティプトリーの「煙は永遠に立ち昇って」だっけ?
あれも駄目。人生のうまくいかなかった辛い場面だけがひたすらプレイバックプレイバック
筒井のかく「いやな奴」はマジ「いやな奴」で本当巧いなぁとおもう。
小説とわかっていて気分が悪くなる・・・「くたばれPTA」とか
>>102 まさに地獄の責め苦だな。
たまにリアルで経験するだけに身につまされる。
あああ、なんであんな事をしてしまったんだぁという経験をふと思い起こしてしまった時な。
>>102 私の心の中なんて年がら年中その状態ですが
>人生のうまくいかなかった辛い場面だけがひたすらプレイバックプレイバック
ティプトリーの「ラセンウジバエ解決法」すごすぎ。
笑うに笑えないラスト一行が_ト ̄|○
>>105 でもあなた、いつか必ず死ねますから!
あの小説の登場人物はタイトルどおり、永遠のループですから!
残念!「チカチカ点滅する腐敗性流産」斬り!
菊池秀行の「インベーダー・サマー」はここでいいのかな
でも、ティプトリーに限らず西洋人の書く容赦ない「鬱もの」と比べると、菊池氏の、あるいは日本人の作は情的だなあ
いや、どっちがすぐれてるとかじゃなしに
いやいや、文化論はどうでもいいや
「インベーダー・サマー」、暗く、悲しく、異様に美しい物語だったよ
グイン・サーガを書いている栗源薫の同人誌
本人が正史だとのたまうのですが・・・
ホモだらけの世界だということが発覚
鬱筒井なら「さなぎ」が一番イヤだったな。
86年頃ラジオドラマ化された時も父親のDQN振りと息子の怨念ぎゅんぎゅん加減が
イヤな按配に増幅されて死にそうになるほど鬱になった。
>>110 げぇ。あれドラマ化されたのか。いやぁ死んでも聞きたくないわ、自分はw
113 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/05 21:10:29
走る取的のラジオドラマは怖かったけど、
経理課長の放送のラジオドラマはメチャたのしかった〜。
ジャック・ケッチャム「隣の家の少女」
これには敵うまい・・・
>>114 そりゃそうなんだけど一応SF板だからそれは…でもホラーには入るのかな
116 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/07 01:25:21
「家に棲むもの」小林泰三
「湯殿山麓呪い村」山村正夫:本は絶版。子供の頃TVでみて頭痛がした。
(湯殿ってミステリーだったのかな〜?生きながら燻製にされるとか
あった気がするんだけど…)
117 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/08 23:40:26
マンガだが、あさりよしとおのワッハマン。
はじめはしょーもないギャグなのに最後にすべてが伏線に。
かなり鬱なラスト。
「2999年のゲームキッズたちへ」
ま、短編集ですが。
漫画だけれど諸星大二郎の「子供の王国」。
落ちは弱いが読んでてつらかった…_| ̄|○
>>117 しかしシメでは伏線までギャグにしてしまう。
俺は大好き。
ラノベだけど日本SF大賞に入った作品なのでカキコしてみる
「イリヤの空、UFOの夏」(秋山瑞人)
惚れた相手が軍のモルモットとしてガンガンに衰弱していく話。
主人公が過剰なまでに無力に書かれててせつない。
ストーリーはありきたりだけど描写が凄くて不愉快になることうけあい。
漏れは読後一週間ほど鬱入りますた。
イリヤの空、UFOの夏ねえ・・・
まあ、アレは読者の好き嫌いが分かれる作品だろ。
小学生の時、父の本棚で見つけた筒井康隆を何冊か読み、
どれも面白かったのだが
「生きている脳」を読んだ直後は
叫び出したくなって、読んだのを後悔した。
あの閉塞感に、当時は耐えられんと思ったのだなー
ジサマの絶叫大会?
ラノベで、1巻から3巻はノリノリなのに4巻ラストでガンと落とす妖精作戦を思い出した。
しかも宇宙人についてはほったらかしで終わるのもキツかった。
128 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/11/07 00:11:50
マンガで申し訳ないが、楳図かずおの恐怖マンガ短編
「サンタクロースがやってくる」
慄然とするラスト!
夜中に思い出したら震えが止まらなくなる!!
(((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
中尾明「色盲の街」
主人公が赤緑色盲から全色盲になるくだりがやたらグロテスクに描かれていた。
「味噌汁は、黒ずんだどぶ川の色だ。そこに灰色のサヤエンドウが、死んだ虫のようにういていた。」
この小説を読んでから15年ぐらいになるが、「ある日突然世界が白黒になってしまうんじゃないか?
赤と緑の信号が区別できなくなったりしないか?」という妄想から未だに逃れられない。
しかしこれ、色覚異常者の団体から抗議とか受けなかったのかな?
マンガだが、坂口尚の「生き人形」
手足のもげてしまう奇病にかかってしまった少年。
唯一の保護者の姉も交通事故で身元不明のまま死んでしまう。
たったひとり、部屋の中で芋虫のようにはいずり、
ゴキブリなどを食って生き延びようとする少年だが、ついに力尽きて終了。
小さい頃読んで強烈にキますた(´・ω・`)
>>129 読みたい…しかし検索してもこのスレしか引っかからねえ
>131
岩崎書店SF少年文庫17「日本のSF短編集 異世界への旅」(編・福島正実)1972年8月15日発行…に収録されています。
運が良ければ古書店か図書館で見つかるかもね。
さて、タイトルも作者も覚えてないけどトラウマ度の高いヤツをもうひとつ。
相次いで変死事件が起きるが、被害者に外傷は全く見あたらない。
しかも遺体には本来あるべき脳味噌がない……
何故か?
彼らは平賀源内によって作られた「お菓子人間(全身が食べられる素材でできている)」の末裔であり、耳から蟻を入れられて砂糖製の脳味噌を食い荒らされたのだ!!
20〜30年ぐらい前の少年雑誌にSFジュブナイル(?)という触れ込みで載ったものだが、いったいどのへんがSFだというのか。
これ読んでからしばらくは、耳に虫が入ってくることを過剰に恐れるようになりましたね。幸い蟻が入ってきたことはないけど。
133 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/08 21:54:08
リチャード・マシスンは読後感が悪い作品が多くてイヤだ。
「死の宇宙船」
「縮みゆく人間」
「終わりの日」
「長距離電話」
・・・・・・
「ある日どこかで」もハッピーエンドとはいいがたいぽ…_| ̄|○
135 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/08 23:06:03
136 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/08 23:19:36
イーガンの「ぼくになるために」は最近読んだ中では最悪だな。
窒息しそう。
>>133 「終わりの日」はマザコン男にとっては夢のような話だけどねw
>>134 ていうか原作の方は…オチまで読むと鬱どころか怖くなってきた覚えがある。
正直、小説としてはイマイチな気もするんだけど、
ジャック・フィニィ風と思わせてずーんと落とすマシスンの健全な悪意に痺れますた。
「生きている首」(ドウエル教授)って、怖いか? そんな怖いか?
ただの、意識があるけど体が動かない寝たきり。
しかも若い娘が、かいがいしく介護してくれる。
つーか、作者の実生活で、実生活ではさらに、寝たきりから回復、その若い娘
と結婚し、子どもまでつくっとる。
と、こう思えばほらもう怖くない。
ただのノロケ話だ。
>つーか、作者の実生活で、実生活ではさらに、寝たきりから回復、その若い娘
>と結婚し、子どもまでつくっとる。
ある意味男の夢ですな。寝たきりになりたいとはおもわんまでも、羨ましい。
なんか、ぜんぜん別の話になってしまうな
それがSFの与えてくれる自由度というてものではありませんかw
意味がわからん
エセ関西弁が混じってるな
『Sinker―沈むもの』平山夢明
読後感最悪だった
「霊長類、南へ」
なんつーか……「時をかける少女」から入った感受性の強い少年(当時)にはき
つかった……。
>145
そらきついわな
147 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/24 22:30:54
「アジアの岸辺」 編者あとがき:
読まなきゃよかったというか、 “知らなきゃよかった”。
トマス・M・ディッシュ が 「ゲイ」 だったなんて!!!
なんか信じていたものが音を立てて崩れ去っていく気分・・・・・・
来年はディッシュ×ディレーニィ本が出回る悪寒
149 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/30 09:45:13
アーサー・C・クラーク
「憎悪」
「寄生虫」
こんなダークな作品も書いていたとは思わなかった。
本当に鬱だ・・・
150 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/01/29 14:37:47
「人類皆殺し」 ディッシュ
滅亡テーマを読みあさっていた頃、タイトルに惹かれて読んだ。
想像していた以上に悲惨かつ救いようのないストーリーで・・・
作者はなんでこんな作品を書いたのかなあ。
人類を皆殺しにしたかったから。
「エンデュミオン」 シモンズ
妖精作戦、イリヤと同じ系列。とてもハイになれた。殺意で。
153 :
名無し物書き@推敲中?::05/02/03 00:54:35
gre
とりあえず、筒井でトラウマ背負いたくなければ
「ウィークエンド・シャッフル」と「宇宙衛星博覧会」
には手を出さんほうが賢明というのが一応の結論ということで
じゃあ読んでみよう
乗り越し駅にも気をつけろ
村井長安にもな
158 :
名無し物書き@推敲中?::05/02/10 14:01:32
きつい
筒井と言えばやっぱりアレかな、痰壺にストロー突っ込んで
ちゅるちゅるってすするやつ。
少年の右手に光る、あの使い慣れた水色のストロー (違
シオドア・スタージョン「きみの血を」
もしかしたらミステリに入るかも。ごめん。
でもものすっごく気持ち悪かったんです。当方女性。
思い出すだけでも吐き気がするネタ。読んだ記憶を抹消したい。
部屋に置いておくのすら嫌だったので、知り合いに譲りました。
162 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/02/13 21:03:43
163 :
名無し物書き@推敲中?::05/02/19 12:19:18
87f
164 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/02/20 00:01:17
勤務態度が気に入らん、と手錠かえ20日間婦女暴行
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_02/t2005021910.html 大阪府警茨木署は18日、勤務態度が気に入らない社員を会社ぐるみで婦女暴行、
監禁したとして傷害と逮捕監禁の疑いで大阪府茨木市、害虫駆除会社経営の男(32)
と同社元社員2人の計3人を逮捕した。
調べによると、男らは昨年3月3日夜、同社の倉庫で、来客へのコーヒーに誤って塩を入れる、
コピーの枚数を間違えるなど勤務態度が気に入らなかった当時社員の無職女性(22)を暴行したほか、
翌日から約20日間、女性に手錠をかけて同社や車などに監禁した疑い。
男は「部下がやった」などと否認している。
女性は暴行監禁のショックなどから心因性健忘症となった。
害虫は駆除しろ。
「ゲイトウェイ」を読み終えた時
やたらと無駄な時間を消費してしまった様な気がしたのは
俺だけだろうか
「マンプラス」を読み終え(ry
>>166 ゲイトウェイは海を見る人を読めばいいよ。
短いし
ま、社長もおひとつ。
170 :
吾輩は名無しである:05/03/04 12:16:22
h
>>160 亀レス過ぎてなんだが、
馬鹿野郎!笑いすぎて気管にジュースが入って激しくむせたじゃないか!!
172 :
吾輩は名無しである:05/03/18 12:25:38
0
173 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/03/25(金) 00:32:55
小学生の時に読んだ子供向けの「宇宙船ビーグル号の冒険」に収録されていた、
「人間怪獣ボルグ」
あまりにもショッキングで、悲惨すぎて、イヤ〜な気分に・・・
これもA・E・ヴァン・ヴォークトの作品なのかな?
原題がわからないけど。
わくわくしながら楽しめたビークル号の後だけに、よけいにショック。
>>173 間違いなくヴァン・ヴォークトの作品「野獣の地下牢」です、
原題は「Vault of the Beast」
なるほど。翻訳作品集成を見てもよくわからなかったのでありがたい。
それにしても翻訳作品集成は素晴らしいサイトだなあ。
176 :
173:2005/03/26(土) 21:36:00
>>174 ありがとうございます。疑問が解けてスッキリしました。
上のように書いたけど、古書か原書で再挑戦してみようかな。
子供向けの抄訳ではわからなかったものが見えてくるかも・・・
177 :
名無しは無慈悲な夜の女王:皇紀2665/04/01(金) 20:35:54
7つの怖い扉だっけ?結構怖かった。特に「のなみアサ」の
「夕がすみ」の後味が悪かった。
178 :
名無しは無慈悲な夜の女王:皇紀2665/04/02(土) 01:44:58
SFじゃないけれどスタンリイ・エリン「倅の質問」。
これは凄いぞ。身も蓋もない人間性のお話。
あとはマンガ「不安の立像」諸星大二郎。電車に乗れなくなります。
179 :
名無しは無慈悲な夜の女王:皇紀2665/04/02(土) 02:10:09
「ジェミニー・クリケット事件」クリスチアナ・ブランド。
ミステリなのにこの緊張感。全編に狂気を感じます。
あと、ディヴィッド・イーリイ「ヨット・クラブ」も
頭のいい人の冷酷さが随所に仕掛けてあって、
なさけ容赦を忘れた星新一のように恐ろしかった。
シャーリイ・ジャクスン「ある晴れた日に」「魔性の恋人」も
イヤすぎる。
福澤徹三「壊れるもの」 これくらい暗い気分になれる小説はめったない。
超オススメ
181 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/04(月) 20:17:42
昨夜読了したが、『レッドシフトランデブー』の中の設定、
【レッドウォール】と【ザナハラ】には眠れない無いほど
嫌な気持ちにされた。当初の設定生かしたハードSFにすれ
ば良かったのに...
>>181 何が嫌だったのか、中身を記述して欲しい。
ただ「嫌な気持ちにされた」だけじゃ、他人には何のことか
分からんからね。
184 :
181:2005/04/05(火) 18:58:29
主人公の性格構築に関わるネタバレになるので...
幼児虐待や西洋風SMや宗教裁判などを想像して頂ければ
とだけカキコしておきます。
185 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/05(火) 22:14:40
「食べる」ルーシャス・シェパード。
具体的に気持ち悪さを書きます。
ジャングルの奥地に食通の日本人がやってきて、
ジャングルの変なものばかり食い続けるという
お話。マジックリアリズムのシェパードが書くだけに
食べ物ともなんともつかない物の描写が気持ち悪い。
そして変なものを食べ過ぎて色んなものに寄生されちゃう
日本人の描写も気色悪い。昔SFマガジンに載っただけ
の短編ですが、変な食べ物の短編と言うと
「最高級有機質肥料」と一緒に思い出しちゃう作品です。
186 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/09(土) 21:52:49
>>179 >シャーリイ・ジャクスン「ある晴れた日に」
定年後とか現役引退した人の道楽かな・・・?
187 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/09(土) 22:40:19
シェパードは戦場で薬打ちすぎてラリホー状態で仲間皆殺しにする
兵士の話とかも後味悪い。戦争批判だから仕方ないけど・・・。
188 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/10(日) 01:25:55
>>186 ご指摘の通りです。
ほんと、趣味の悪すぎる道楽です。
よく考えると「ヨットクラブ」と「ある晴れた日に」は
同傾向の作品ですね。
例えば、安部公房「友達」とウォルポールの「銀仮面」も
似てますよ。赤の他人がやってきて
主人公の権利をどんどん奪っていくお話。
小説ではないがラース・フォン・トリアー監督の映画「ドッグヴィル」
も「銀仮面」パターンですね。どれもイヤーな話ですよ。
イヤ話といえばコニー・ウィリス「我が愛しき娘たちよ」は
かなりイヤ度が高いですが、皆さんはどうでした?
「我が愛しき娘たちよ」はなんにも感じなかった(普通に読んでた)ので、
俺って問題意識とかそういうのが無いんだなと思った。
190 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/10(日) 22:24:05
小林泰三「人獣細工」
救いが無い!
191 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/10(日) 23:23:30
>>188 >「わが愛しき娘たちよ」
異常性愛の極み、嘔吐しそうな本当にイヤ〜な作品。
「航路」、「犬は勘定に入れません」で彼女のファンになった方々は、
こんな邪悪な作品があったことは知らないほうがいいかも・・・
192 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/11(月) 00:31:32
江戸川乱歩の「盲獣」
風呂場でバラバラに遺体を解体、血まみれの床にごろごろころがって
「いもむしごーろごろ」だとさ。
もれは小学生の時読んだので、気がくるうたぞ。
なんとする!
193 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/11(月) 00:44:11
いまの人たちは知ることもないが、
コニー・ウィリスの日本初紹介が「わが愛しき娘たちよ」
だったはず。現代フェミニズム作家として
紹介されてました。「航路」での男性陣の比較的軽い
(主人公の学生時代の先生は別格として)扱われ方を見ると、
ふと、この名作「わが愛しき娘たちよ」を思い出します。
それにしても、女性作家の作品って怖いのが多い気がします。
キャサリン・マクリーン「雪だるま効果」とか
ムーア「美女ありき」とか。ティプトリーの
「そして目覚めると、私は肌寒い丘にいた」は
キーツの「つれなき美女」とあわせて読むと怖さが増します。
この詩をベースに、よくぞこんな人類レベルの恐怖を
描けるるもんだよなあ、などと。
194 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/11(月) 01:22:04
そういや「わが愛しき娘たちよ」を読んでオースン・スコット・カードが
激怒したとか。分かる気がする。
195 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/11(月) 19:20:00
「斎藤家の核弾頭」
途中で何度も文庫を壁にぶつけたくなったことを憶えている。
これSFか?僕はハッピーエンドが好きなんだ。
「人類皆殺し」も後味悪かったけど、途中で癇癪は起こさなかった。
あきらめの境地に淡々といざなう本だった。まあこんなこともありそだと思った。
この二冊だな。
196 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/11(月) 20:39:18
>>178 >スタンリイ・エリン「倅の質問」
近年の凶悪犯罪の爆発的発生、かつ犯人達へのあまりにも軽すぎる刑罰
に義憤を覚えている私としては、「父親」の理念に大いに賛同するものである。
198 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/12(火) 20:02:36
>>40 >シャーリイ・ジャクスン 「くじ」
これは、後味悪い作品の定番ですね。
199 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/12(火) 23:24:55
SFではないが、乾くるみ「イニシエーション・ラブ」は
かなり後味の悪い作品だと思う。ラストには驚くけどね。
200 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/12(火) 23:28:02
ありました、後悔した作品。
梅原克文「カムナビ」文章下手すぎ。
ある人物の描写で、ほとんど同じ文章が
続いたり、言い回しが陳腐すぎたり。
世の中の作家さんたちのための、反面教科書でしょう。
201 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/13(水) 00:32:32
「だいじょうぶマイフレンド」ハードカバーの本を
強力でちぎってすてたよ!
非道すぎるしょうせつ!
203 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/13(水) 13:40:17
アタイこそが 203高地へとー
SFじゃないけど、天童荒太の「永遠の仔」。
読後、あまりの救いのなさにはげしく落ち込んじまった。
筒井作品も精神攻撃力高いけど嫌悪中枢への刺激のみだから
読後落ち込むことはなかったな。
読んで嫌な気分と言えば、貴志祐介の「黒い家」かなぁ。
ってゆーか、キングとかも「怖い」というより「嫌な感じ」だな。
読まなきゃよかったとは思わんけどね。
小説ではないんだけど、
映画トワイライト・ゾーンの撮影中に起こった
ビック・モロー事故死のニュース映像。
ガキの頃コンバットを見て育った世代としては
サンダース軍曹の本当の戦死シーンはショックすぎた。
今でも見ると陰鬱とした気分になる。
207 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/14(木) 23:16:30
オレも見た。
墜落したヘリコプターの下敷きになったという報道だったけど、
映像で想像される状況は、斜め下に傾いたヘリコプターのローターに
切り刻まれているように見えた・・・!
あと、サンダース軍曹の上官ヘンリー少尉役のリック・ジェイスンは
2年ほど前に銃で自殺。癌だったらしい。
これは「コンバットマガジン」誌で知った。
なんとも悲しい限りです。合掌。
>>188-189 >>191 >>193 >コニー・ウィリス 「わが愛しき娘たちよ」
小説として「邪悪な作品」とまでは思わないが。しかし、
昔のヨーロッパでもあった他に、アフリカではこのようなことは
今でも普通に行われているらしい。
読了後(mail欄)のチンコを切断してやりたい憤激の念にかられた。
209 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/16(土) 01:53:01
人類滅亡テーマ作品の全て。
読後感最悪。
210 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/16(土) 02:40:42
>>207 衝撃映像番組で放送されているのは、
たいてい「瞬間」の映像がカットされ前後をつないだものだ。
ヘリ横転〜ロータがせまる〜(カット)〜ロータがしぶきを上げ人影が消えている
ところが、これがノーカットで放送されたことがある。
上半身にロータが当たり、両脇に抱えた子供ごと一瞬にして・・・
苦しまずにすんだであろうことが唯一の救い。
よくあんなの放送したよ・・・カット版と間違えたとしか思えないが・・・
211 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/17(日) 11:17:27
式貴士「カンタン刑」。ゴキブリを腹いっぱい食わされたりする。
変になりそうだ。
>211
ここを読んで一番に思いついた>カンタン刑
Uターン病も、若年性アルツの現実を見ると、怖い。
1度読んだだけで忘れられないんだから、名作の一つかも、と思ったり。
213 :
吾輩は名無しである:2005/05/01(日) 11:52:11
i
214 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/03(火) 00:54:46
>>179 >>186 >>188 >「ある晴れた日に」
「SFベスト・オブ・ザ・ベスト(下)」 収録作品ですね。
確かにイヤな読後感ですが・・・
思い出したらピーナッツが食べたくなってきたw
215 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/16(月) 22:22:13
テッド・チャン 「地獄とは神の不在なり」
最悪の読後感。
連続強姦殺人犯が天国へ行き、善人が視力を失ったり地獄へ堕ちたり・・・
不愉快なことこの上ない。
>>215 おれは、最後に日和らない素直な神さまの話と思いました。
あと、信仰について理解したような気がします。
テッド・チャンって深そうな話を書くけど、法螺話系の作家だと思う。
217 :
顔のない男:2005/05/16(月) 23:19:11
テッド・チャン「地獄とは神の不在なり」
聖書における神の違和感はまさにこの小説の通りだと思う。
世の不条理を体現するのが神ってことでしょうか?
>>215 オレも同感。
キリスト教的世界の「神」は、人の運命をもてあそんで悦に入る
邪悪な者なのか?
だとしたら悪魔とは本当は悪者ではないのかも。
ふと、アーサー・C・クラークのあまりにも有名な作品(MAIL欄)が
脳裏に浮かんだ。
「家畜人ヤプー」
>>215-218 ようはヨブ記の翻案というかてっちゃんなりの解釈でしょう。
『不愉快』をさらにつっこんで、追求して、『善・悪』をこえたところに神はいるのかな?
俺にはよくわかんね。
とりあえず聖書の神や預言者って、ギャグかと思うほど無駄に残虐で笑えます。
>シャーリイ・ジャクスン 「くじ」
これさ、読んだんだけどオチの意味がわからなかったんだよね
教えて下さいorn
俺は「七たび戒めん、人を殺めるなかれと」のオチの意味がわからなかった。
おなじく誰か教えてちょ。
ふむ、あれはね・・・
え、なになに?
ドーいう話だったのかしら。
マーティンだっけ。 グロかったのは覚えている
226 :
吾輩は名無しである:2005/06/01(水) 12:17:04
o
筒井作品が多く挙がってるけど、「俗物図鑑」の芥山虫右衛門はまだ出てないな。
おれ「俗物図鑑」は大好きな小説なんだが、あの部分だけは読み返す気になれない。
皮膚病だけならまだしも、嫁を犯すなよ……。
現実には、娘を犯す奴やら赤子を犯す奴やらがうようよいるのだぞ。
嫁程度でいちいちトラウマになっていては世の中渡っていけないよ。
229 :
227:2005/06/04(土) 21:31:25
>>228 そうじゃなく、ありとあらゆる皮膚病にまみれた体で女を犯すという描写がトラウマに
なったということなんだが。
230 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/17(金) 00:27:28
シオドア・スタージョン
「輝く断片」
たった今読了。
高く評価されているので期待していたのだが、こんな話だったなんて。
悪い夢にうなされそう・・・
231 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/17(金) 11:30:06
>>229 似たような話、純文学になかった?
裸体の群像、だっけ?
232 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/17(金) 12:19:31
逆は結構あるね。
病気持ちの女が世の野郎どもに復讐する話。
>>231 本宮ひろしが少年ジャンプでやってなかった?
ゴルゴ13でも性病&皮膚病持ちの池沼に強姦させるという拷問が出てくるぞ
故ねこじるの旦那のマンガにそんなのがあったな。
236 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/02(土) 20:58:50
何度か挙げられている 「ドウエル教授の首」は、国内でTVドラマ化されて
いますね。2時間枠の作品で、タイトルは、
「江利教授の怪奇な情熱」
“ドウエル教授”(この作品ではもちろん日本人名)に件の処置を施す
天才医学者・江利教授役がなんと、中尾彬!!!
既出だけど筒井作品全般。救われない。最初は衝撃だったなあ。
だが今はそれがいい。
238 :
吾輩は名無しである:2005/07/22(金) 11:46:58
-
239 :
思いっきり後悔してる人:2005/07/26(火) 14:19:34
最近になって発売された、山本 弘先生のサーラの冒険シリーズ
第5巻・・・。「幸せをつかみたい」ですが。今までもダークだったけど、今回は輪をかけて更に
ダーク。買わなきゃよかったよママン。買って読んで鬱になりますた。
これから買う人は十分に覚悟して買うべし。こういう展開になると
わかっていたら、このシリーズ買いませんでした・・・。
シャーリィ・ジャクスンなら「くじ」より「山荘綺談」の方がイヤだった
小林泰三の名が出ているのに同著者の「Ω」がでていないとは…あれこそ吐き気をもよおすよ(;´д`)
あれはギャグじゃん
筒井康隆の短編。
異次元空間に飲み込まれた妻子を助ける主人公。
なんとか空間の境目から妻子を引きずり出すものの、
焦りすぎたらしく、妻子の首から上は異空間に残されたままだった
という話で途中まではそんなに怖くなかったのにヲチが…
>>243 「母子像」だね
何ともやりきれない読後感が残った
乾くるみの「リピート」
ある日 主人公は過去に戻らないかと持ちかけられる。
といっても、十月から一月に戻るというだけ。
主人公含めた十人は、ヘリで謎の黒いオーロラを通りぬけ
十ヶ月前の世界に精神を戻す。
主人公は競馬で儲けたり、
酷い別れ方をした元カノを早めに振ったりし、
同じくリピーターの子と付き合ったりとそこそこ幸せな日々。
しかし十人いたリピーターが次々と変死していく。
文体は穏やかな感じなのにどんどん切羽詰った状況になって
ラストがメル欄だからもう立ち直れねー
ここで挙げられている作品が読みたくなってきた。
漫画だけど藤子・F・不二雄の「どことなく なんとなく」。
ラストのコマで、自分が同じ状況に置かれたところを
想像してしまい、反射的に頭を押さえてしまった、中三の春。
でも、その後F氏のSF短篇の虜になった。
くだんのはは
インフェルノンの作り方
>>245 ラストよりも自分本意な主人公が欝だった
なんであんな奴がモテて俺h(ry
250 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/29(月) 22:21:57
>>221 >シャーリイ・ジャクスン 「くじ」
>これさ、読んだんだけどオチの意味がわからなかったんだよね
>教えて下さいorn
収録書「くじ」のあとがきには、「目的」は明示されていないとある。
作中の会話からすると、豊作を祈願するための儀式では。
251 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/06(火) 21:57:56
映画だけど、
「未知への飛行」 FAIL SAFE (1964年)
深夜TVで観た後、ショッキングな結末に2時間以上寝付けず
うなされていました・・・
252 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/21(水) 13:50:52
確かに寝る前に観る映画じゃないわな・・・
近所のレンタル屋にDVDがあったので今度観てみるよ。ワクワク
254 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/22(木) 22:41:34
ウェルズ「タイムマシン」
冒険と希望にあふれた映画のイメージが強かったが、原作を読んで
暗さに驚いた。
比較的軽い物だが新井素子の「今はもういないあたしへ」の静かで救いの無い
ラストが来た奴っていないの?
256 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/23(金) 15:49:05 BE:51471124-##
乙一の「sevens room」
なんていうか、読後感が悪い。
このスレ
258 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/24(土) 22:04:12
問題外科 ギニーピック
誰か忘れたけど
・ドグラ・マグロ(←ドグラマグラじゃないよ、ただただキモかった思い出が・・・
貴志祐介
・天使の囀り(←虫が・・・むしがぁぁぁぁっ!ラストも救いがあるのかないのか分からん
>ドグラ・マグロ
梶尾真治だな。
>>258 > 問題外科
筒井だったね。読んでて本を持つ手の力が抜けそうになったのを覚えてるw
262 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/25(日) 01:09:43
椎名誠の中国の鳥人。読んだ人いる?嫌な気分だったよ。
筒井さんもいいけど椎名さんもヘイトフィーリング満開のSF書いてますよ。
ドグマ・マグロ
265 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/25(日) 20:09:55
>>261 オレも問題外科は駄目だ。
読んでいて気持ちが悪くなった。
266 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/25(日) 20:10:44
で、似た様な話なのだが間接話法はツボにハマったんだよな。
筒井の登場頻度が高いな
ハーラン・エリスンは?
「おれには口がない、それでもおれは叫ぶ」は、かなり嫌ーな気分になる。
SFではないが(つーかマンガだが)デビルマンも結構キたよ。
270 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/27(火) 20:57:20 0
>>268 >ハーラン・エリスン
同意。
「世界の中心で愛を叫んだけもの」
収録作に残虐な殺人の描写が多くて気分が悪くなった。
鈍器類で頭を砕いて殺す、強姦するなど・・・『少年と犬』だったかな。
あ〜イヤだイヤだ。
小学生の頃に読んだのですが、
人間の脳だけを培養器で生かしておいてなんちゃらかんちゃらで、
うぅ、重い打線けど後味悪かった覚えがあります。 orz
> 271
『ドウエル教授の首』もしくはジュブナイル版『生きている首』では?
273 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/29(木) 00:21:46
>>269 永井豪の根幹には人間不信があるからねえ。
ススム君危機一髪も結構イヤな作品だった。
274 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/29(木) 00:24:37
内田春菊「ファザー・ファッカー」
栗本薫「鬼」
下田治美「愛を乞う人」
虐待ものばかりですが・・・
現在育児中なので、
なんとも言えない気持ちになります・・・
>>266 ぜんぜん違うじゃん>間接話法
似たような話といえば顔面崩壊…外科は嫌いだがこっちは好きだ。
>>276 じゃあたぶん
牧野修「スイートリトルベイビー」(角川ホラー文庫)
も、そのリストの候補ですね。
牛の首
……とにかく怖かった
「ちょっと怖すぎて俺には言えねえ・・・」みたいなレスを期待してましたごめんなさい
285 :
無名草子さん:2005/10/19(水) 13:08:32
t
287 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/19(水) 22:39:43
映画だけど、
「宇宙からの脱出」 1969年・米
船長が自ら犠牲となるシーンがショッキングで・・・
矢野徹「地球0年」
人間の醜さ丸出し、みたいな。
○○○○丸出し
森岡浩之 夢の樹が接げたなら
評価が高いかた買ってみたけれど、どれも鬱ものばかり。
やたらと暗くすればいいってものじゃないだろうと思った。
妖精作戦
宇宙人に連れて行かれた彼女の事も、考えると切ないと言うより胸が痛い。
しかしそれ以上に、片思いしていた女の子の救いのなさが辛かった。
おさまりのつかなくなった小説を、謎の宇宙人やら謎の組織やら出して無理矢理終わらせるのって、
デウスエクスマキナだな。
そんなのに逃げるなよ。
小説書いてること自体が逃避
292 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/11/10(木) 00:14:26
既出だが、田中啓文の「異形家の食卓」
本屋で少し立ち読みしてたんだが、本気で吐きそうになった
表現の仕方・・・というか擬音語がとにかく気持ち悪い
キモグロおkな香具師じゃなきゃこの本は読めないな
sage忘れた・・・すまんorz
>>292 田中ファソの俺にはあれがタマランw
そうです。小説はキモグロマンセーなヤツです。
オンラインノベルだが、
「絶望の世界」
にはマジで鬱にさせられた。読んでて発狂しかけたもの。うん。テラヤバッシュ
どうせエロゲっぽい話だろ。よく知らんが。
宇宙船ぺぺぺぺらん
俺が神経症になった一因は、ディックの「ヴァリス」。
乙一『神の言葉』
主人公がこれから暮らしていく世界を考えると…
>>299 ほんと救いようのない話だな。
閉所恐怖症になっちゃうよ。
303 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/01(木) 15:26:30
304 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/02(金) 01:03:30
筒井といえば村井長庵もキッツー
問題外科はギャグとして笑いましたが。
母子像は凄すぎ。
イチゴの日
筒井多いね。
306 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/04(日) 12:55:14
小松先生が無い?
凶暴な口 黄色い泉 夜が明けたら
307 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/04(日) 22:35:01
>>306 小松左京だったら
「静寂の通路」
「牙の時代」
など滅亡テーマが怖かったなあ。あと、異常極まりない作品
「石」
これは読了後何年たってもトラウマになっています。
小松左京なら
「少女を憎む」
がキツかった・・・。
SFじゃないけど。
309 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/05(月) 01:25:32
「石」はたしかになぁ……
ゾッとする
夜が明けたら。
絶望した。
311 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/06(火) 23:11:36
>>310 寒い夜中に地震にあったら、思い出しそう・・・
あれは印象的な話でしたな
SFではないしファンタジーというのも語弊があるが、
アン・ライスの「魔女の刻」のシリーズはひどかった。
途中はすごく面白くて引き込まれたんだが、オチが最悪。
>>271 わかった!
キャプテンフューチャーのサイモン教授だ!
>>287 俺も「アルマゲドン」はショッキングだったよ、
え?違うの?
316 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/08(木) 00:30:57
「少キン」で読んだ『巨人獣』
『ガリバー・パニック』なんて糞だぜ。
>>315 教授違いだな。
ジェイムスン教授に決まっている!
318 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/09(金) 02:01:25
>>314 おまえのその強気の意味がわからんwwww
こわいじゃないかアレ
>>313 オチってなんだっけ?
ヒロインの魔女が生んだ息子がタルトスとかいう超人類で、近親相姦になってるところまで読んだおぼえがある
ぐぐったら、三部作の2巻までしか訳されてないのか・・・
320 :
313:2005/12/28(水) 00:16:02
>>319 すまん。
313が言うのはおそらく続編の「ラシャー」の方ではないかと思うが、そっちは読んでない。
俺が読んだのは
魔女の刻(とき)
メイフェア家の魔女たち
魔性の棲む家
悪魔の花嫁
の四冊だけ。悪魔の花嫁の結末を読んでから読むのを止めた。
「ラシャー(上下)」が一応第二部ということになるんだろうが……
どうせまた盛り上げて凹まされると思うと読む気になれなかった。
ちなみに第三部「タルトス」が翻訳されないのは版権が高いのと日本での売れ行きが悪いせいだとどこかに書いてあった。
売れ行きが悪いのは中身がつまらないからだってことは内緒にしておこう。
上のほうに出てるけど貴志祐介「天使の囀り」
描写もグロいが、自分の一番恐れていることに逆に快感を感じるようになるという設定が怖かった
先端恐怖症だった人が自分の目を錐で刺したくてたまらなくなるとか
遠藤徹は?
『桃色遊戯』はしばらく立ち直れなかった。
ピンク色のダニが異常繁殖して生物という生物が死に絶える話。
あとは柳美里の『水辺のゆりかご』の途中まで。
自分よりも不幸な人生を歩んでいる人がいると知ったw
324 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/21(土) 22:29:37
「エヴァが目覚めるとき」美少女inチンパンジー。
チンパンの発情期で複雑な思いの母親。読んでた子供の頃の
自分も複雑な心境でした。
>>322 あれは登場人物のヲタが悲惨だったなー。最後に呟く女性の名前とか。
なぜヲタになったかの理由も含めて感情移入してしもうた。
>>325 ヲタなんかウジに食われちまえ!というメッセージなのかも知れん。
327 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/29(日) 00:03:20
半月館のひみつって誰か知ってる?
変態の方程式
>328
あれは半分以上はイラストレーター(吾妻ひでお氏)の力だよな。
330 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/11(土) 11:48:20
シャドー81
合成神経細胞群塊
女王天使
333 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/21(火) 10:14:05
>>129 その話の載っていた作品集を昔転校先の古い学校の図書館で読んだ事がある
「色盲の町」は確か光化学スモッグが原因で症状が悪化する話だったと思う
宇宙移民の話、学校に降り立ったエイリアンを学生達が目撃する「ぼくたちは見た!」
結局読まなかった「無抵抗人間」、
極め付けに「サイボーグ」…
宇宙開発に携わっていたある老人の物語がカタカナ表記で綴られていく
サイボーグの主な存在目的は宇宙開発と欠損した身体の補完だが
改造を受けたものたちの多くは醜い外見を蔑まれ、心を病んでいく
老人が若かった頃の事、彼は月面で作業中に出会った宇宙服姿の男に誘われ
男の仲間たちがひっそりと暮らす場所へ案内される
最初老人は彼らが宇宙服を着ていて気が付かなかったのだが、
彼らは老人を取り囲んだ後で本性を表わす
「おまえの腸がほしい」などと言って襲い掛かってきた男たちは皆、
事故や宇宙開発の都合で肉体を失ったサイボーグであった
彼は命からがらサイボーグの隠れ家から逃げ出すが
それ以来、身体を改造された人間に対して憐れみを抱くようになった
と、ここまで読んで普通のオチが待っているかと思いきや
最後の文章で……
「デモ オジイサンハ コウツウジコニアッテ ムネカラ シタ ハ キカイ ナンダヨ」
マーク・トウェインの「不思議な少年」は中学の頃読んで嫌だったな。
333だが…短編「サイボーグ」の作者を調べてみたところ
なんとハーバードやハインラインの翻訳でも知られる故・矢野徹氏の短編だった…!
(思い入れがあって熟読していたスタージョンの「人間以上」も訳している)
知らず知らずのうちに凄い人の作品を読んでいた事がわかって衝撃が蘇ったような気分だ
サイボーグたちの陰惨な描写を成せたのも戦争経験者ゆえか
336 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/22(水) 12:54:39
玩具修理者
酔歩する男
本
ωΩ
おお、「色盲の町」
覚えている人がいたとは!
私も小学校の図書館で読んで、今でも、味噌汁を見ると思い出すことあります。
そこで堺三保ですよ
339 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/05(日) 00:25:47
昨日図書館で20世紀SF1〜6借りて6から読んでますが。
5の最後の「征たれざる国」ジェフ・ライマンが著しく気分悪い。
ジェフ・ライマンは夢の文学館シリーズで出てた
「夢の終わりに・・・」も結構鬱になる話。
「オズの魔法使い」には実在のモデルがいたって話なんだけどドロシー悲惨すぎ。
341 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/05(日) 22:59:29
藤子・F・不二雄というと「カンビュセスのくじ」も・・・
でもたしかに鬱エンドなんだけど、それでも奇妙な救いのような
ものも感じられる気がするんだけど。
ついでに「走る取的」ですが、元横綱をはじめとして何人かの
元相撲取りがバーリ・トゥードで見るも無残な負け方をしてくれた
おかげで、あまり鬱には感じなくなりました。
ありがとうバーリ・トゥーダー。
342 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/09(木) 18:36:44
小学時代に読んだ「宇宙に消えた第二の地球」
3年ないし4年の科学に収録されていた3部構成の読みきりSF短編
宇宙船の事故か何かで、救命ポッドに乗って脱出した
少年コマ・カイラと少女アツコ・マルロ、
ふたりは漂流中に未知のエイリアンが作った巨大建造物に収容される
建造物の中には人の気配が無く、人工知能が施設の管理を行っていた
どういう方法か忘れたが、救助した二人と接触した人工知能は
自らの生い立ちと本来の目的を彼らに語りだす……
建造物は、既に滅亡したゾアと呼ばれる惑星の宇宙船だった
人工知能の生みの親であるゾア星人は
進化の果てに脳を極度に肥大させ、高い知能を誇っていたが
彼らは結局その持てる力を戦争に使うことに専念し、ついに惑星は破壊されてしまう
生き残ったゾア星人たちは他の惑星に移住すべく宇宙船を建造し、長い眠りに付いたのだった
しかしなぜコマとアツコはここに収容されたのか?
彼らの到着を待っていたかのように、培養液の中で恐ろしい姿をしたゾア星人が成長していく…
児童誌なので当然挿絵はつきものだが、
2話目・3話目の最後に描かれたゾア星人の挿絵というのが実に怖い
(濃い色の肌に、無毛で三白眼の異常に大きな頭を持った3頭身程度の巨人)
他の記事を読みたいと思っても、そのページをめくるのを恐れて目印をつけたくらいだ
おお、リバルド・コレッロ!
344 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/26(日) 15:53:57
「生きている首」は、小学校のとき二つ上のお姉さんから
「感動もの」と進められて読んだ。実際感動したんだけど。
345 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/26(日) 19:12:22
俺が「生きている首」というか「合成人間ビルケ」読んだのは、ゴセシケからの合成つながり
だったなぁ。
両方とも語感が変わってるおかげで記憶に残ってる。
347 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/28(火) 21:24:04
「蠅」 ジョルジュ・ランジュラン
『異色作家短篇集』復刊版にて。
映画 「蠅男の恐怖」 を観ていたので予想はしていたが・・・
やっぱり、“読まなきゃよかった”・・・
最近読んだのでは、「銀河戦記エヴァージェンス」
こんなオチなら読まなきゃよかったっつうパターン
それは微妙にスレ違い
350 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/04(火) 10:14:33
ティプトリーの「ネズミに残酷なことのできない心理学者」
たまらん鬱になる。
>>350 あれたまらんよなー
急に明るく処分しはじめるもんなー
あ
原田宗典の「十九、二十」
主人公がダメ親父に振り回されっぱなしで
彼女もいいとこのボンボンに取られて
その他にも微妙に不幸続き
読み終わった後「こいつこんなに苦労しなくたっていいのに」と妙にしんみりしてしまった。
その上何が悲しいってこの話が作者の実体験を元に書かれているってことが……
そんな程度でトラウマになっていたら「金色夜叉」すら読めない。
というか君、新聞読まないの?
>>354 ちょうどこの年齢のときに読んじゃったものだから、
余計ハマリこんじゃったのよ。
人生をうまい方向に持っていけない主人公が自分と重なってねえ……
太宰とか漱石あたりの鬱っぽい純文学は平気なんだけどなあ。
斜陽大好きだし。
そういや新聞はとってないやー。
最近の読まなきゃよかったは新堂冬樹の「殺人鬼」。
微に入り細を穿つようなグロ描写なんぞどうでもよくて(むしろ好き)、
「こんなんでいいのかよぉー!」って終わり方がイヤン。
宮部みゆきの「魔術はささやく」まではいかないまでも、かなりのがっくしでした。
356 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/30(日) 08:48:46
やっぱ太宰治全部
特に人間失格
357 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/30(日) 08:53:51
毒蟲VS溝鼠
読んだことある人いない?
358 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/30(日) 11:34:38
アシモフの短編「緑の斑点」
なにか言い知れぬ怖さが(´;ω;`)ウッ…
360 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/03(水) 19:21:29
島田雅彦
361 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/09(火) 17:54:15
終わらない夏休みはどこで読めますか?
瓶詰めの地獄
363 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/13(土) 20:39:20
山田風太郎の「誰にも出来る殺人」
364 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/29(月) 14:44:13
上の方であがってるな「ゴセシケ」。
小学生の時に何気なく読んだのだが、ほぼ同時期に読んだマ
ンガ「寄生獣」のミギーと相まって、今でもはっきり覚えている。
こんなの読んだの俺だけだろうと思っていたのに、ググったら結
構出てきた。「トラウマSF」だってさw
365 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/29(月) 18:45:48
とりあえずここに挙がってる本
片っ端から読んでみるわノシ
366 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/31(水) 00:10:27
小学生のとき読んだ「エディプスの恋人」
「家族八景」「七瀬ふたたび」まではドキドキしながら読めたんだけど…
これは自分の立ってる世界が信じられないくらい怖くなってしまった。
子供には読ませたくない。
「渚にて」
ゴセシケは内容より絵の印象が強い感じ
安部公房の短編「闖入者」は、高校生頃に読んで嫌な気分になったな。
半村良の「妖星伝」は読み始めた頃は、すごく嫌な作品だったけど、
作者の思想を理解するにつれて面白く読めるようになった。
こういうパターンの作品はいいな。
ま、最後の方はよくわかんなくなったけど。
370 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/10(月) 23:01:51
ゴセシケ、ヤプーと初出では有り得ない作品をふたつばかりあげて、
お茶を濁させていただきます。
久坂部羊の「廃用身」
要介護老人のQOL向上という理想の実現に取り組む
若き医師が考案した「Aケア」とは・・・
麻痺した手足をAmputation=切断することだった
動かない手足を切除することによって体重が大幅に軽くなり、
結果として介護者の負担が減る。
あるいは寝たきりだった老人が杖をついて動けるようになる。
読み進むうちに残酷なはずの処置が画期的な治療法に思えてきて、
「老人虐待」と非難するマスコミや世間の方が狂っているように感じるのが怖かった。
Aケアの実態が明るみに出た後、追い詰められていく医師一家の描写も相まって
とにかく後味の悪い小説だった。
医療・介護関係の仕事をしていたり、身内に長いこと寝たきりの老人がいたりすると
フィクションとは思えないほど真に迫った描写(著者は現役の医師らしい)が鬱になる。
373 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/11(火) 01:09:56
ウォーレスの「大いなる祖先」。
高校生の時に読んだのですが、人類をそこまで卑しい存在にするのかと、読んだ当時はかなりショックでしたね。
ほのぼのSF漫画かと思って読んだなるたるで鬱のずんどこに
まぁ、ほのぼのラブコメだと思ってSchoolDays見てもすごいけどなw
ああ、そうですよ。あれはSFじゃありませんよ。
ホラーだからいいっしょ?
ハミルトンの「反対進化」は凄いね。
内容のあまりのインパクトにウッ!とくるのは結構あるけど、読まなきゃよかったって
後悔することはそんなにないなぁ
378 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/14(金) 00:10:43
>>373 アンソロジー 『冷たい方程式』 収録作ですね。
生物学で「ほ乳類の祖先」と考えられている動物からすると、
案外、真実なのかも・・・
379 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/15(土) 03:33:57
星殺し
短編なんだが展開が鬱
380 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/15(土) 04:08:11
谷なら、星の墓標も。
イーガンの愛撫
猫の地球儀は嫌だった
どうにも必然性のない惨いエピソードを
感動的と思っていそうな所が
>>298 遅レス
「宇宙船ぺぺぺぺらん」を知っているなんて....
童話なのに、まじで鬱になる。
「ぎらぎらひかるほしのなか
よわむしロンはきがふれた」
谷川俊太郎なんだね
ぬぉー、見事にスルーされて寂しかったんじゃよー
童話ゆえに、子供の頃読む可能性が高く、実際私は子供の頃読んだのですが
あれ、童話で良いの?
386 :
383:2006/08/01(火) 00:21:54
>>385 童話というより童謡でしたね。
童謡のシリーズ本に入ってた。
今日は Hiroshima atomic bomb の日だね。
私も小学生のころ「はだしのゲン」を読んでトラウマになった一人です。
・・・なに、SFじゃないって? あれは、りっぱなホラーじゃないですか。
388 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/07(月) 07:40:11
「ほとんど無害」
はだしのげんは、フィクションだけど本質はノンフィクション
あんまりホラとか評価して欲しくないかもだ
出たなボケじいさんw
異星の客
読んで気持ち悪くなって、当時持ってたハインラインの文庫とか五十冊ほど処分しちゃった。
今では後悔してる。
>>389 「あんちゃ〜ん熱いよ〜熱いよ〜」
その辺のホラー以上の恐怖じゃないかw
小松左京の骨
途中でオチが読めるが、ラストはくる。
394 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/23(水) 02:34:47
スタンリイ・エリン 「特別料理」
世界のどこかで現実に行われているのかも・・・
>>391 最初に読んだのは高校生の時でいかにも60’な感じが面白いと思った。
20年以上経ってすっかり読んだ事も忘れてたんだけど戦後日本も
こりゃ妙な本だって思う所まで来たんですかね。
上でも出てるが「不思議な少年」読んで鬱になった
397 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/26(木) 20:15:23
「冷たい方程式」
「未知への飛行」(1964年 米映画)
どう考えても、“他に方法がない”。
こんな事態にならないための予防策を確立するしかないな・・・
インスマウスの影とはだしのゲン
正気度がマイナスを記録した
インスマウスの影はともかく、はだしのゲンは作者の実体験に基づくものである事に思い至ると
正気度がマイナスどころか虚数領域へ突入する。
ゴセシケは健気だなあと思った小学生の頃。
トラウマ度数が高かったのは同時期に読んだ「超人の島」(多分)
虚ろな目のマジックペンみたいなタッチの挿絵とともに心に刻まれました。
主人公とその中間達の運命が子供心に納得行かなかった。
すでにあがってるようだけど
筒井先生の「村井長庵」
妊娠中毒症で死んだ女から生まれた赤子を犯す展開はきつすぎる。
402 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/27(月) 16:52:30
筒井康隆→虚構船団、村井長庵、串刺し教授、七瀬シリーズ・・・
半村良→妖星伝、太陽の世界(の後半)、闇の女王・・・
両親共にこういうの大好きなんだ
だから何の気なしに消防が手をつけてしまうんだ
うおぇっ
403 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/28(火) 03:14:10
このスレで挙げられている「テッド・チャン/地獄とは神の不在なり」を読了。
コレは傑作じゃないか?
アメリカの狂った宗教熱に対する、強烈な皮肉だと思う。
真の信仰心とは、ただ愛することでしょ?
人生って、残酷ですよ。
それでも神を愛し、信じ続けるのが真の信仰だ
と訴えている小説じゃないのかね?
アメリカで横行しているお陰信仰に対する強烈な皮肉では?
グロでもないしエロでもないし、傑作だとおもた
404 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/28(火) 03:15:30
Dブリッジテープ
本屋で立ち読みしてたら吐きそうになった…
>>403 あなたが皮肉だと思うことで幸せになれるなら、それでいいんじゃないかな。
あなたが、マスコミなどで伝えられる以上のアメリカの宗教の状況を知ってるとは思えないのだけど。
チャンは、SFならではのスペキュレーションを極限までつきつめた作品を書くけど、
それが風刺などの明確な意図につながることはないように思う。
同系統の作品(アメリカの宗教への皮肉)には、ダン・シモンズ「ヴァンニ・フッチは今日も元気で
地獄にいる」などがあるね。
406 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/29(水) 01:35:38
テッドチャンは、寓話的な話が多いね
それが風刺なのか、単なる表現なのかは受け取り手に委ねられているのでわ
ヴァンニ・フッチ最高だよな。
ふぃーかぁあああああああああああああああああああああああ
408 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/25(月) 00:40:40
宇宙船ぺぺぺぺラン、私もトラウマになった。
レコードと絵本のシリーズだった。
409 :
sage:2007/01/16(火) 00:58:07
「この人を見よ」
ゼラズニィだったかな?
410 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/17(水) 21:31:17
中上健次とか
江戸川乱歩の芋虫
性別が逆だったら床に叩きつけはするがこんなに気持ち悪くならないだろう
なぜか
>>409 ムアコック
イエスイエスイエス...クックックッ...
「黒の放射線」って誰か知らないかい?
414 :
softbank221031083129.bbtec.net:2007/01/29(月) 18:04:40
恋愛で死神
漫画だけど、伊藤淳二の「うずまき」
ヒトマイマイ食べるとことかオエー。全篇に渡ってオエーな展開はある意味神。
>>412 ムアコックは、エルリックサーガも鬱展開だったな。
福沢諭吉の学問すすめ
俺は、マスサスの「人口論」を読んでから、
幸せな世界が幻想でしか存在しえないことに気づいた。
というか、気づいていたんだろうけど、確認させられた。
物語じゃねえな。
>>416 エターナルチャンピオンものではエルリックよりコルムの方が来たなー
厨房の頃読んで、冒頭、人間に蹂躙されるコルムに泣いた。本読んでマジ泣きしたのはなぜかあれだけ。
それだけならエモーショナルな物語で済んだんだけど、後半はうってかわって陰鬱な雰囲気が続き
ラストのかち割りで俺の心も割れた。
>>413 「黒の放射線」
昔のジュブナイルSFで、人間がぶちになっちゃうやつかな?
>>420 そうです。筋はうろ覚えなのですが子供心には怖かった。
スレの上のほうで出てた色盲の話とこんがらがってたもんで。
あれも同じレーベルだったような気がするんだけど……
あ、あとジュブナイルSFといえば「月は地獄だ!」も当時は怖かった。
「暗黒神ダゴン」が鬱だったなあ。
主人公がどんどん壊れていく(壊されていくか?)過程に
劇的なところがあまり無い分、読んでてどんどんつらくなった。
423 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/18(日) 12:43:18
メデューサ鏡をごらん。
嫌な話だった。
長野で中堅の推理作家が自殺をする。
棺おけ様の箱にコンクリートを流し込み
その中に沈みこんでから上半身を持ち上げたまま
固まった死体が発見される。
その脇には、メデューサを見たと書かれた一枚の紙切れが。
面白そうでしょう?
で、読んじゃった。
424 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/04/11(水) 20:38:57
>>411 性別を逆にしたバージョンの話も誰かが書いていたよ。
内容はうってかわってコミカルで、そうとうエロになってたが。
隣の家の少女読んだ
何あの女子高生コンクリ殺人犯の手記
426 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/27(日) 17:19:39
「心中天浦島」。
ウラシマ効果がもたらした悲劇。
ラスト、真実を知った主人公の絶望の描写が強烈だった。
あれは映像では無理だ。文章でしか為し得ない技だな、と思った。
後年読み返してみて、作者が栗本 薫だったと知って納得。
『性的に』歪んだ結末は、さすが温帯ならではだ。
乙一「死にぞこないの青」
小学生の男の子が先生にイジメられるお話。
イジメは次第にエスカレート…ついにはクラス全体から迫害されてしまう…。
物凄く不愉快な作品でした。フィクションだと分かっていながらも、私はクラス全員を皆殺しにしたい気持ちになりましたね。
学校でどんなに迫害されても家では明るく振る舞う主人公の写生が痛々しいです。
図書館で「背の眼」と「メドゥサ、鏡をごらん」を借りてきたので今から読んでみるよ
>>427 昔それ読んだことあるけどそんなには気にならなかったなぁ
「夜に虚就く」堀骨砕三
これマジでグロいわ
特に気持ち悪かったのは「下し屋」と「便所虫」
「下し屋」は虫を腹の中で育てる話。寄生された子は副作用でチンコが馬鹿でかくなる(身長の半分くらいの大きさ)
それだけではなく時が経つにつれて股から異形のチンコが何本も生え、太くて長い乳首が胸から腹にかけて何本も…
最終的にチンコは身の丈を優に上回るでかさに…
「便所虫」まだ幼い女の子が毒虫に刺され異形の生物へと姿を変えていく話
女の子の体中に広がっていくかぶれ、その見た目はウンコ其の物
食物も糞しか受け付けなくなりウンコの様なかぶれはやがて全身を多い尽くし…
↑みたいな感じ、ただの悪趣味なマンガ
430 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/10(火) 21:09:43
いま、NHKのBSで
見ると必ず鬱になる
ファンタスティック・プラネット
やってんど!見れ、見れ。
431 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/11(水) 14:49:15
学校の怪談
貴志祐介の天使の囀り。
エロゲヲタの信一の死に方が、悲惨過ぎてもう…_| ̄|○
架空の人物に心から同情してしまったわ。
>>430 テヘラン児童映画祭大賞受賞作らしいけど
子供の時見たら絶対トラウマになる!
大人になった今でも結構怖かった。。。
篠田節子のトキが人を攻撃するって話。タイトルは失念。
その攻撃の激しさが主人公が追いかける画家の作品の中に
だまし絵みたいになってるって設定で描写されてるシーンがトラウマ。
それから外で得体のしれない鳥の鳴き声がしたらさっさと逃げている。
>>435 そうそれ!
ありがとー
これトラウマになる人多いみたい
誰か「最後の巨人」って本知らない?
図書館で見かけて読んだんだが、めちゃ欝になった。
フランソワ・プラスの絵本?
悲しい話ではあった。
小学3年生か4年生に掲載されていた短編
「おとなはイモむし」だったっけ
街中の16歳以上?の人間がイモムシのように地面に這いつくばるようになり
やがて動かなくなり(サナギになった)
背中に羽が生えた状態で殻から出て一斉にどこかに飛んでいってしまう、という話
状況の具体的な説明がなく
目の前で親が変貌していく様を子どもたちは眺めているだけ
当時は自分の親がもし・・・と考えたら無性に怖かった
440 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/11(火) 22:28:59
いもむしといえば江戸川乱歩の芋虫…
怖すぎる…
ユ ル ス
442 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/07(日) 20:21:13
筒井康孝の「むしり合い」
人質の子どもとそのお母さんの指切り落としていく話
まじうなされたわ。
あと、西村寿行もダメだった
むか〜し少年マガジンにのってた
「ちっちゃくなあれ」
とか言うマンガ。
なんかすげートラウマになった。
クラークの「幼年期の終り」
あと、漫画なら「地球へ・・・」
みんな死んだあはははははははっははははっはあはh
445 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/11/12(月) 05:33:27
キャサリン・マクレイン 「種の起源」
生理的にいやな感じ。“新種の起源” というべきか。
446 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/11/18(日) 19:10:34
女の作家は全員嫌い
この女共の欲望を考えると気持ち悪い
この世の女は全員嫌い
447 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/11/18(日) 19:59:28
男女厨は男女板に帰れよ。
448 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/11/21(水) 11:58:40
上げ
449 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/11/21(水) 13:06:50
>>367で上がってましたが「渚にて」
子どもの頃は特になんとも思わなかったけど、
大人になって読み返すと激しく欝。
ティプトリーの「ヒューストン、ヒューストン、聞こえるか?」
嫌いじゃないし、作品の質的にも佳作に入ると思うんだけど、
男であることをここまで徹底的に否定されるときついわ。
>>450 イスラム文化圏では焚書になりそうだな。
キリスト教右派(保守派)にとっても。
蛭子能収の「特急列車」
子ども向け季刊詩に載ってた
あれ子どもに読ませていいんか・・・
ある意味トラウマでおとなしく育つかもしれないけどw
453 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/01/05(土) 01:59:45
安部公房 「第四間氷期」
あまりにも有名な作品ですが…
水棲動物、水棲人間とか、その前段階で造られた生物とか…。
生理的に耐えられない。
“裁くのは未来” と言われても絶対に受け入れられないなあ。
>>453 そしたらマンアフターマンもダメだね。
確かにあれも、見てるとちょっと鬱になる。
筒井康孝いっぱい出てるから読んでみたいんだけど、どれが強烈?
とりあえず家族八景はアマゾンカートにいれますた。
家族八景で鬱にはならんけどな
>>450 その人の本買おうと思ってたんだけど、女のくせに男を否定してる本書いてるのか?
そういう利己的な人の本は読みたくないな・・・馬鹿なフェミニストみたいで・・・
何言ってんだかさっぱりわからん。
>>457 ご心配なく。ティプトリーがバカだったら世の中頭の良い人なんていませんよ。
それに、もっとヒドイのも書いてますから。
でも、ぬるま湯みたいの読みたかったら、「われらなりに、テラよ、奉じるは君だけ」なんかどうですか。
460 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/01/06(日) 16:25:59
エヴァージェンスシリーズは痛かった・・・
461 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/02/11(月) 00:42:43 BE:835086847-PLT(13131)
ho <ニャー
堀骨が一瞬深堀骨に見えた
464 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/04/05(土) 18:29:01
やっぱ、太宰の人間失格。
筒井先生の「にん(木偏に人)の木」はどうか。
ちょびっと鬱になった。
>>465 「佇(たたず)む人」だな
確かにあれはやり切れない読後感になる
467 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/04/07(月) 19:19:10
>>466 失礼しますた。
これまたうろ覚えのタイトルだが、「殺戮に至る病」だったか。
これもエグかった。
タイトル覚えてないが小松左京の短編で、世代間戦争の話
30代を20代が、20代を10代がというふうに自分達より上の世代を襲撃する
最後は10代をヒトケタ世代が襲撃してたような
読んだのは10代だったからなんかウツになった
子供の頃に新書版の児童書で読んだ
「お父さんがいっぱい」はヤバかった・・・
現実が崩壊する、というより自分を疎外するものに
理由なく変わって行ってしまう恐怖はかなり大人の味だったわ
マキャモンの短編で家族皆殺しの少年の頭を突き破って化け物達が出現、看守達を虐殺しまくるってのがあった
友成並だった
471 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/06/09(月) 21:01:46
age
そう云えば小松さんの短編で
公害で次の世代が生まれなくなって
やっと生まれた畸形の子供たちが、
幼生生殖をするっていう話が有ったと思ったけれど
どこに入っていたかな? なんて題だったっけ。
『SFファンタジア』に載ってたあらすじ(結末までネタバレ)だけで
じゅうぶんトラウマになった「ドクター・ラット」(未訳なんで未読)。
「E.T.」のノヴェライズが、映画と全然違って
なんか胸くそ悪いような感じだったんだけど、
書いたのが「ドクター・ラット」のコツウィンクルだったわ。納得。
>>467 我孫子武丸のミステリー?
自分も小学生の時に読んで気分がわるくなった
>>474 小坊が読んじゃイカンだろw
工房の時に電車の中で綾辻の「殺人鬼」読んで、吐きそうになった俺
当方男
孤虫症読んで気持ち悪くなった
ほりほねさいぞうは、ペンネームが漢字になってから
作風がグロだけになったんだよね。その前は可愛らしいペド漫画だった。
だがヤプーと掘骨はエロ目的の作品なので、一般のSF作品とはちと違うんじゃまいか。
小松左京の「汚れた月」もSF要素ないし…。
これは「はよう糞まみれに」云々のホモコピペを思い出す。
15歳の頃から筒井を読みまくってグロ耐性がある自分は
筒井の「イチゴの日」「くさり」あたりが二度と読みたくない。
あとタイトル忘れたけど、「おれに関する噂」に入ってる
海水浴のやつと、「ベトナム観光公社」に入ってる
さえない女の話がそれ以上にものすごくイヤだった。
筒井はヒステリックな人間の描写よりも、茶化さずに真剣に
人間のダメっぽさを描いたものが精神的にかなり来る。
>>468は「せまりくる足音」
>>472は「静寂の通路」
かな。「10代をヒトケタ世代が襲撃」ってのはなかったと思うが。
後者はハルキ文庫の「物体O」に入ってた。
キリンヤガ
「空にふれた少女」の少女・・・
漂流教室かなぁ…ゴミ捨てただけであんな過酷な未来が来るなんて…
481 :
480:2008/08/02(土) 01:15:15
捨てただけ、は自分で言っといてひどいですね ごめんなさい
漫画だけど「闇金ウシジマ君」がダントツだな。
あれを越える鬱にはそうそうお目にかかれないと思う。
483 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/08/17(日) 00:40:47
リチャード・マシスン 「13のショック」 (異色作家短篇集)
人間の心に潜む、計り知れない暗黒面や狂気を描いた収録作:
『種子まく男』、 『顔』、 『ノアの子孫』、 『陰謀者の群れ』
もう、めまいや吐き気がしそうなほど気分が悪くなった…
小松左京「凶暴な口」はもうでた?
読んだ後はしばらく肉が食べられなくなったよ
鬱になったわけじゃないけど、中学時代に「トリフィドの日」を読んでから
夜空の星を見上げることがなくなった。
流星群は片目を閉じて見るようにしている。
『星を継ぐ者』
謎解きが秀逸なSFとして有名ですが、自分は思春期にこれを読み
「ホモ・サピエンスって地球の癌じゃん・・・」と鬱になりますた
まあその通りだし
まあその認識をどう乗り越えるか葛藤するというのも青少年の特権じゃろうな、ゴホゴホ。
ジュラシックパークの原作もんなこと呟いて終わるっけなー
島空爆しつつ
492 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/09/06(土) 10:32:12
蝿の王は読まなきゃよかった…
493 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/09/06(土) 11:21:49
>>450 家族八景の、汚い大家族とマザコン息子の母親が死んで…ていう話がトラウトいやトラウマ。
ほほほ、しゅ
皆、真っ先に友成あげてくるかと思ったけど、意外といないね。
496 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/09/26(金) 13:29:54
グロいだけだから
>>424 今更もいいところだが、『猟奇刑事マルサイ』?
498 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/10/17(金) 15:37:11
しまった、なにもおもいつかん
499 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/10/18(土) 01:56:41
平山夢明の『東京伝説/ゆがんだ街の怖い話』に入ってる
『夢の島保老園』
『叉焼握り』
『顔を割るか足を絞るか』
特に最後のは拷問が延々と続く地獄話。
たいていのグロは平気なのに、これはダメだった。
一応、実話ってことになってるけど…厭な話
今邑彩の短編の『茉莉花』と宮部みゆきの『ブレイブストーリー』。
どっちも父親の勝手な言い分にむかついた。
社会的な制裁を受けてほしかったよ。
宮部みゆきの本で、これだけは未だに読み返せない。
501 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/10/24(金) 13:07:15
今、地球の長い午後を読んでいるんだが
全く面白さを感じない。
これがヒューゴー賞受賞作…?
牧野修の短編集「ファントム・ケーブル」
牧野好きなんだがこれだけは何故か駄目だった。
星新一「女難の季節」。
兄の交際時期と重なってたので、余計に鬱。
兄は結局その時の彼女とは別れました
定番の定番 ベタベタだけど問題外科 筒井康隆氏
タイタンの妖女 一回読んだけど 意味がわからず 二回読んだけど意味がわからず
3回読んだけど 意味がわからず そのうち あたまがぐるぐるしてきた
何度も上がってるけど 家畜人ヤプー
ここ数日思い出しては気持ち悪くなってる
507 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/11/09(日) 18:19:22
家畜人やぷーって何だろうと調べてみたら確かにすさまじい内容だな。ストーリー概略読んでるだけで吐き気がしてきたよ。
何度もガイシュツだけど、「村井長庵」。
小学生のとき、筒井氏の子供向けSF解説本を読んで、じゃあ、筒井氏本人の
著書を読もうと思って買ったのが、角川文庫「農協 月へ行く」。
どれも小学生にはキツイ内容で、2度と筒井なんか読むかと思ったが、
中学生になって友人に無理やり読まされてからは、むしろはまってしまい、
当時の筒井氏著の文庫本は、ほとんど読んでしまったw
>>507 作者が楽しんで書いてる感じで、内容はグロいかもしれないけど
読んでてそんなに気持ち悪くなる感じじゃない。
>>508 中学生で筒井を読めるなんて恵まれてるなーw
俺は18になるまで読書の魅力を知らなくて、20過ぎてようやく筒井作品に手を出し始めた(何となく権威が苦手だった)。
もう6、7年筒井と出会うのが早かったら人生変わったわ。自分の心のはけ口のようなものがきちんとあったなら、もう少しましに生きれた。
511 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/11/17(月) 18:45:46
「虎よ、虎よ!」
時間の浪費だった。
全体的に描写が浅いと思う。
登場人物同士の会話を読んでいるとうんざりする。
同じ内容を別の作家が書けば面白いのかも。
Amazonのレビューをつけるとしたら★1つ
星新一の暗闇の中の話みたいなのが怖かった・・・
最後に子供の顔が見えるシーンで・・・・
グインサーガ
何度も出てるけどはだしのゲンのアニメ版
小学校の時授業で見せられ、その後トラウマでしばらく寝付けなくなった
原爆で溶けた人間や家族が生きたまま焼かれるシーンが夢に出た
あれは子供に見せちゃダメだと思う
筒井多いなw
でも「蟹甲癬」がでてないな。
俺はこれで蟹味噌食えなくなったのに。
516 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/01/15(木) 14:42:28
”世界で一番残酷な物語”っていう題だったと思うんだけど、
少年が少女の肌に桜貝を何枚も食い込ませて、血だらけに
なっちゃうのとか、マンドラゴラの事とか書いてある本。
挿絵はかなり有名な人が書いてたんだけど、どなたか詳しく
知りませんか?
>516
作者は竹内健という学者。
「世界でいちばん残酷な話」というのが正しいタイトルみたい。
60年代後半から70年代にかけての新書館フォアレディースという
シリーズの1冊で、宇野亜喜良が装丁を担当してる。
名前と”新書館”で検索すると出てくるよ。
他に同シリーズで
「世界で一番孤独な話」
「世界で一番コワイ話」
「世界で一番奇妙な話」
という同じテイストの短編集もある。
同じくトラウマになっていて、長年探していた過去の持ち主より。
メイドインジャパンて横書きの変な本。
519 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/01/16(金) 08:49:28
〉517さん、誠にありがとうございます!
私は、40代ですが、中学生の時にシュ−ルな友人にすすめられて
その本を読みましたが、それ以来ず-っと心の隅にひっかかっていた作品
です。皆さんにも是非読んで頂き、ご感想など聞かせて貰えたら幸いです!
>>519 「読まなきゃよかった物語」を、わざわざ読みたくない
521 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/01/29(木) 08:27:28
竹内健は典型的な帰化朝鮮人の名前
だれがそんなもん読むか
>521 ば か
523 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/02/04(水) 01:17:15
がっかりの意味で栗本薫の『指』
524 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/02/04(水) 01:37:25
日野日出士の漫画だけは読みたくない…
525 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/02/04(水) 02:19:35
那須正幹の「約束」
六年ぶりに幼稚園のクラス会で集まった仲間たちが昔死んだ同級生の話をしていたら…という話
最後の主人公の台詞にゾッとさせられた
「ズッコケ」のイメージが強かったからそのギャップもショックだった
しんおんは たえてひさしく なりぬれど
ちこそながれて てあしひくひく
>525
那須正幹氏は、「屋根裏の遠い旅」(1975年)というパラレルワールドものも書いてるし。
(WW2を生き残り、1970年代まで大日本帝国の国体が存続した世界)
あの人の本質はシリアスだと思う。
528 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/02/27(金) 12:59:39
>>525 「約束」じゃなくて、「六年目のクラス会」じゃない?
529 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/02/28(土) 01:32:42
>>514 自分なんか実写版「はだしのゲン」を小学一年生で見せられたぞ。
その次の年は実際のドキュメンタリー映像だった。
なまじ被爆地が近いと、子供の頃から戦争=恐怖を洗脳されるんだ。
思考停止なんかするもんか、日本だけが武器を捨てれば平和が来ると
思ってる偽善者どもは日本から出ていけ!これが結論だ!
>>526 はらのわた こきいだしみれば たべかたに
みんながまよう だいしょうべんなり
しかし筒井の短篇が「トラウマ」になってる奴が多のに驚いた。
俺(39歳)が中高生の頃は「カラッと明るく笑えるブラックユーモア」
的な扱いだったけどなあ(『サウスパーク』にも通じるノリで)。
最近の奴はナイーブになってるのか?
いちいち年齢を晒さなくても、ここは同じような歳の連中ばっかだぜ
みんな意外と若いんだなあ。
王領寺静 「黄金拍車」
何冊目か忘れたけど、登場人物(女)が海賊に捕まり、船中の男にレイプされる。
抵抗すると殴られるか、陰部に海水を塗られひなたに放置される
だいたいこんな内容だった
当時子供だったので、つくづく鬱になった。
ここで良いのか分からないけど、赤川次郎の吸血鬼シリーズで
前科一犯(暴行)と苛められてる女の子がいて、その理由が
死んだ母親の知り合いに売春を強要され、ホテルで怖くて抵抗したら
相手が大物政治家で、スキャンダルをもみ消すために女の子が
一方的に危害を加えたことにされた、というものだった。
女の子は無気力になり売春する日々。最終的に死んだ母親が
化けて出て知り合いを殺すんだけど、もっと早く殺してやれよ
カーチャン……と鬱になった。
赤川次郎って娘もいるのにライトにあんな残酷な話書くんだと思うと
一切受け付けなくなった。
>535
別の意味でトラウマになった。
打ち切り。続きマダー?
538 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/03/12(木) 15:41:24
>>536 吸血鬼シリーズとか十年ぶりぐらいに聞いた
まだやってたのか
539 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/03/13(金) 00:59:36
エリカだっけ
540 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/03/15(日) 21:48:35
『独白するユニバーサル横メルカトル』って短編集に、
「オペラントの肖像」っていう『華氏451』系のSFが入ってるんだけど、
作中のある描写がマジでトラウマになった。収容所と言えば読んだ人にはわかると思う。
>>534 自分は30歳だが、ここでの主流は40前後
しかも年々上がっていくと認識してる。
542 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/03/21(土) 11:35:53
「月は地獄だ」
栄養失調になって腹が陥没するあたり。
小学校の図書室にこんなの置いとくなよと当時思った。
霊長類南へ
ギャグっぽい戦争開始なのに、
車の渋滞の最中、嫁さんが産気づいて発狂する旦那とか、
銃で撃たれた少年強盗が糞尿まき散らしながら死ぬとか、
読み進めるたびに暗くなっていくのがたまらんかった
<丶`∀´>543 巨大な乳房がまろび出た、あたりしか覚えてないニダ
545 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/05/11(月) 08:43:00
すみません、質問なんですが、"赤い月”という物語をご存知の方は
いらっしゃいますか? 何年か前に映画になったものではなく、
竹内健さんの書くような30年以上前のホラ−だったと思うんですが、
何しろ古い話なので・・・。ご存知の方、どうか詳しく内容を
教えて下さい!!お願いします!!
546 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/05/11(月) 09:24:58
548 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/06/19(金) 21:03:29
楳図かずおの神の左手悪魔の右手の錆びたはさみと黒いの絵本トラウマになった
549 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/06/19(金) 21:05:05
うつ
550 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/06/20(土) 09:48:23
まんがだけど井上三太のぶんぷくちゃがま大魔王、トーキョー・トライブだな救いようのないストーリーにもうとことん欝になるorz
551 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/06/20(土) 09:50:30
もののけ姫のたたり神キモかった
552 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/06/20(土) 15:22:20
AGE
553 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/06/20(土) 17:07:42
伊藤潤二の関連本全部
>545
NHK 少年ドラマシリーズ
555 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/06/22(月) 12:43:01
>554
ありがとうございました。しかし、私の探している【赤い月】では
ないようです。もっと陰湿でエロティックでそれでいて純粋な感じであった
ような気がします。しかしながら、お教え下さった『NHK少年ドラマシリ−ズ』
しばらく見入ってしまいました!!懐かしい限りです。感謝しております。
処刑列車
557 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/09/02(水) 23:12:54
手塚治虫「ドオベルマン」
トーキョートライブは一冊でうまくまとめられてて好きなんだが、2がひどい
中身のない若者が中身のない抗争をひたすらしてるのが辛かった
ずっとお城で暮らしてる
ハヤカワ文庫で再版されたのでひょいと
買って読んだら…
「くじ」とおなじ人なのだな。
あれ、創元じゃなかった?
561 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/09/12(土) 14:19:55
平山夢明さんのやつ
読まなきゃよかった
>>561 俺は『独白するユニバーサル横メルカトル』1冊しか読んでないが、
収録作では『Ωの聖餐』が一番神経にキた。
読後オムレツ食べられなくなった人もいるのでは?
「独白する〜」は思ったよりパンチがなかった
多島斗志之の「少年たちのおだやかな日々」の方が強烈
でも究極は島尾敏雄の「死の棘」だね
たしか創元からも出てたはずだが、
なぜかサンリオ文庫に入ってた
「殉教者ペテロの会」を中学生の時読んで
陰鬱な気分になったっけか。
欝小説な上にSFじゃねぇ…w orz
>>132 学研の「学習」雑誌の夏休み企画にあったような・・・自分もトラウマッス
>>271「人工頭脳の怪かも」。生身の脳を蘇生させてるのになのに何故か人工・・・
早川書房の世界SF全集に収録されてたソ連の作家で「自己との決闘」
脳神経を培養して人工知能を作るつもりが目的もいつのまにかうやむやで研究者自身も心身ズタボロ。創造物達も悲惨な破滅へまっしぐら。
SFじゃないが山岸涼子の漫画「私の人形はよい人形」
人形の描写が恐すぎて・・・・・・・夜中襲ってくる描写は思い出すだけで夜も眠れぬ。
川島誠の「電話がなっている」これで児童文学なの?
道義的な意味で年齢制限つけたほうがいいくらいの小説だった
でもこれを読んでからこの作者の本がもっと読みたくなったのも事実だが…
ケッチャムとティプトリー
トラトラ♪ウマウマっ♪
570 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/10/10(土) 13:18:44
とらうま!
最近は猫も杓子もトラウマトラウマと五月蠅い
トラウマとPTSDの区別もつかないくせに
572 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/10/10(土) 14:19:22
誰得
冷たい方程式って黙って放り出しちゃえば一瞬苦しむだけで済むのに
あんなに死の恐怖を味あわせるなんてひどいよね。
一瞬か?
575 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/10/10(土) 14:56:24
二瞬ならいいの?
俺だったら「わかったよ連れてってやるよー」って言って安心して寝入った隙にフタ開けるけどなあ。
は?
一応スレ頭から見て来たがここまで「昆虫大戦争」とか「吸血鬼ゴケミドロ」とか
出てないのが不思議な感じ、東宝系の人は「ブルークリスマス」とか
579 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/10/10(土) 23:42:42
映画だけど、テキサス・チェーンソー・ビギニング。マジでトラウマ。
エエスクレメントオー と叫んで、彼女がローラー車でつぶされる奴。
人体模型の夜の「はなびえ」
あてつけ自殺した女性を放っておいたが
風呂の日を落としていなかったので煮えてしまい
ラーメンスープのような臭いが…の辺りで吐き気がこみ上げ
>>580 「おれの血は他人の血」だな、あれは別に鬱じゃないだろ、むしろ痛快ドタバタスプラッタだろ
>>581 単身赴任してたおっさんが入浴中に心臓発作を起こしそのまま丸煮になった事件って実際にあったんだよ
イオン系SC松阪マームでも受水槽に死体をつけて出汁を出してたしな。
「おれの血は他人の血」は読んだらむしろ元気になった記憶があるんだが
ケッチャムの「隣の家の少女」
途中で耐えられなくなってゴミ箱に放り込んだ
>>586 読了を後悔した、読まなければよかったと今でも思う。
「蝿の王」と「蛍の墓」
「蛍の墓」は一緒に文庫版に入っていた「アメリカひじき」は良かった。
こちらを繰り返し読んで「蛍の墓」の内容を忘れようとしたのを覚えてます。
ケッチャムの「隣の家の少女」は鬱になる感じではなく、
何というかけったくそ悪かった。
風が吹くとき
こわい 悲しい
ケッチャムの小説って救いがどこにもないよな
あれはまともに生きていけない人がそれでもまともに生きていくために何かのはけ口として読むものだと思う
591 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/11/17(火) 01:31:47
「蝿の王」途中で読むのやめてよかった
>591
映画版だと現代の米国人になってるんだっけ?
最後に来るのが海兵隊だったような。
>>290 ナカーマ
クローンの話がどうしても駄目だった
ケッチャム「隣の家の少女」
本屋で平積みになってキングの賞賛オビがかかってたので
手に取った
悲惨な事実があったとして、それをエンタメの形に仕立てることにどんな意義があるのか
さっぱりですた。
美少女への執拗かつ克明な虐待描写にハァハァしてる読者もいるんだろうなと思うと更にキショい
銀河英雄伝説で老婦人がDQNな若い貴族に
婆さん相手でも役に立つかという賭けの為だけにレイプされる→
指輪を取り上げられそうになって飲み込むも喉を切り裂かれ殺されるエピソード
たかだか4〜5行なのに酷く胸くそが悪くなった
微妙にスレチだけど、最近あるネット上のSSで
>怖そうだけど好奇心には勝てず・・・・・
>最後まで読んでしまい
な経験をしてしまい、ショックから抜け出せません。
皆さんはそういう時どのようにして鬱な気分から抜け出しますか?
部屋から出ろよ。
とりあえずそのURLを貼って、同じ気分に陥る同士を増やす
>>597 アダルト動画サイトで一発抜く。これでOK…!
W.H.ホジスンの「異次元を覗く家」
学生の頃読んで怖かった。
大人になった今、さすがに大丈夫だろうと再挑戦。
やっぱり怖くてトイレ行けなくなった。
読むのをやめりゃいいんだろうけど、最後まで読まなきゃ
怖すぎてどうにもならんかった。
Ares(BLADECOMICS 瀬都 ナルミ)
2巻までは良かったのに、3巻でいきなり主人公がヘタレ&糞化
そのせいで敵にヒロインを殺されるという最悪のバッドエンド
打ち切りと言う背景があるにしろ、これよりマシな終わらせ方はいくらでもあったはず
603 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2010/03/21(日) 17:58:34
著者スティーブン・キングかシドニ−・シェルダンだったかなぁ
タイトルも忘れたけど、おばあさんの修道女が教会に押し入ってきた男達にレイプされちゃうの
その後おばあさんが男達を殺しちゃう。
グロもホラーもオカルトも大好きだし大丈夫だけど、これだけはマジでトラウマ・・・
>597
同じくショックを受けた人の感想を見たりして安心したりする
「隣の家の少女」の時も他の人のショックを確認すると同時に
実際の事件では起こらなかったことを作中に書いてることを
指摘した読者の文で作者のささやかな事件に対しての憤りを感じてホッとした
>601
中学の時に図書委員で古くなった本を整理していて発見
読んだのはいいが全く解釈が出来ず、頭の中が異次元になった
最近になって丁寧にあらすじ書いてたサイトを見つけてなんとなく把握
あらすじ書いてた人も混乱していてほほえましかった
時間と宇宙怖い
606 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2010/04/01(木) 21:55:05
肉食屋敷
607 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2010/04/11(日) 11:16:30
アガサ・クリスティー
壁の中のアフリカ←うろ覚え
608 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2010/04/12(月) 16:41:47
>>605 そうだ、時間の砂だ。教えてくれてありがとう!
最後まで読めなかったんだよね。大人になった今ならトラウマにならないで読みきれるだろうか・・・
綾辻行人の『殺人鬼』
グロテスク小説と作者が言うだけの非道な殺人鬼っぷりだったんだが
中でも生きてるまま内臓を引きずり出されて
これを食べたら見逃してやると目の前に突き出されるくだりがたまらん
死を前にして正常な思考が出来ず内臓を食べようとするも
ぬめりと弾力で歯がたたなくてそれでも・・・
ホルモン食えなくなった
キリンヤガ
まったく予備知識無しに読んで鬱
>>479 ナカーマ発見
611 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2010/05/17(月) 11:24:53
>>514 ほんとにそう思う
あれを観せる教師は屑だ
何年か飛行機の音がしただけでガクガクしてた
>>611 俺の所はよりによって小一ん時に見せられてたから皆よく分かって無かったぽいな。
ただすげーすげー言ってた。高学年になったら原作の漫画奪い合いで読んでたし、
結構単純だったのかもな。いいんだか悪いんだか・・・
でも図書室でタイトルだけ見て面白そうと手に取った二秒後絶叫、十年先までトラウマ作りやがった
「死の国からのバトン」、てめーはダメだ。今だってタイトル打つのも必死なくらいなんだから。
怖くてもう見ていないが、あの表紙は怖すぎ。
つか、読んでないのは無し?その場で棚深く突っ込んで帰ってきたもんで。
今ぐぐってきた
表紙絵こええええええええええええええええ
児童文学なんだな…そう言われると図書館にでも行って読みたくなる
児童書というか、絵本だけど「しりっぽおばけ」
化物のしっぽを切り取ってうっかり食べてしまったおじいさんのうちに
夜な夜な「しりっぽかえせー」という声が聞こえてくる
愛犬が八つ裂きにされた次の夜、おじいさんも八つ裂きにされ
おばけはおじいさんのおなかからしりっぽを取り戻しましたとさ
小学1、2年で読んで、それから数年は暗闇がこわかったな
>>613 そうか、見てしまったか・・・
実はあの後、実際に読んだ先輩がいることを知って聞いてみたんだが
「え、そんなに怖い?別に内容はホラーとかじゃなかったよ」と言われたんで
怖がってるのは俺だけなのかと心配になっていたんだ
ちなみに今弟がその学校通ってるんで借り来やしないかといつもドッキドキだったりする。
調べる度胸のないやつはぴちょん君の何千倍も凶悪なのを想像すれば大体合ってる(筈。)
ちいちゃんのかげおくりもトラウマ
ラストシーンはホラーだろ
児童書以外だと、エンダーのシリーズはほとんどがトラウマ
必要のあるグロだとは思うが、あそこまでグロくする必要はないよな…
ケッチャム全般
P・C・ヤシルド『洪水のあと』
冷戦期に書かれたスウェーデンの長編。核戦争後の北欧が舞台。
ひたすら欝でひたすら汚くひたすら絶望感に満ちた作品。
読んで何年も経つ今でも、思い出すと寒気がする。