2 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/11 18:00
著書
『ウィザードリィ外伝U 砂の王 1』(1994. 3、ログアウト冒険文庫)
『13』(1998. 2、幻冬舎 ・ 2002. 1、角川文庫)
『沈黙』(1999. 7、幻冬舎)
『アビシニアン』(2000. 6、幻冬舎)
『アラビアの夜の種族』(2001.12、角川書店)
1966年福島県生まれ。舞台演出家としてウィザードリィ誕生10周年記
念祭『WIZ'91』の総合演出を手掛ける。'91年、短編『アンダー・ウォー
ター』が第17回ハヤカワ・SFコンテストの最終候補作に残る。
(『砂の王 1』著者紹介)
7月11日生まれ。早稲田大学第一文学部中退。
2002年 5月、『アラビアの夜の種族』で第55回日本推理作家協会賞・長編及び連作短篇集部門を
山田正紀『ミステリ・オペラ 宿命城殺人事件』と同時受賞。
同年12月、同作で第23回日本SF大賞を牧野修『傀儡后』と同時受賞。
476 :名無しのオプ :02/11/16 12:24
>469
>しかしこれは、ミステリというよりもファンタジーだよな。
ズームルッドの語る「災厄の書」の内容は古川氏自身が以前、
途中まで独立して某誌に連載してたんだよ。
いろいろ異同点はあるものの、まず第二部から第三部の中途(517ページ)まで掲載。
いったん流れが切れ、まとまって文庫も出た(タイトルは『砂の王 1』)。
その後、連載では第一部のパートが始まり、水底の扉が開く場面(110ページ)で中絶。
ゲームのノベライズという体裁だったんだが、「アラビア」のようなギャグ要素は一切ない
シリアス一辺倒の筆致に編集部から注文がついたらしい。
スレ違い気味の内容スマソ。
91 :名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/09 22:30
http://www.asahi.com/culture/update/1209/001.html 古川日出男氏って折れの高校の先輩じゃんか
演劇部のころ部室で酒盛りやって停学くらったという(W
+ 激しく新スレおめ +
X
∠ ̄\∩
|/゚U゚|丿
-=( つ┯
-=≡/ / //
-=≡(_ )/ )
-= (◎) ̄))
6 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/12 21:01
7 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/12 22:34
SF大賞取ったんだって?
やるねえ!まぁ面白かったし、いいんでないかい。
「KAWADE夢ムック Jミステリー」(河出書房新社)に
短編「アリューシャン最西端」掲載。インタビューもあり。
「小説すばる」(集英社)2001年 6月号より、2〜4ページのショート・ショート
『かわいい壊れた神』を連載中。
同誌に断続的に掲載された連作、【サウンドトラック】は
書き下ろしを加え、来年刊行予定。
今月発売の「小説推理」(双葉社)2003年 2月号より
連載(タイトル不明)開始。
9 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/15 18:05
えらい静かやね……
10 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/15 20:52
「オチが無い」と思ったのは俺だけ?
11 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/17 00:56
>10
実は自分も・・・。
ここまで引っ張ってきてこれ?とちょと思いますた。
12 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/17 01:02
あら?びゃ〜ん
13 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/18 14:59
>>2の経歴に
「1985年、早稲田大学文学部に進学し、革マル派の主導する学費値上げ反対スト実行委に参加」を入れて。
本人は革マルじゃなかったけど。
>>2 >『ウィザードリィ外伝U 砂の王 1』
詳しい方、どういう内容(原作のゲーム&ノベライズ自体)か解説キボンヌ。
15 :
アビシニアン:02/12/19 23:24
新スレ!うれしいっすね。しかもSF板!
レビュアを気取った馬鹿の駄文ですが、読んでいただければ幸い。
ナポレオンによるカイロ進行の緊迫感と、狂気を呼ぶ物語が誕生していく
夜の語りの静謐感、そして語られた物語『災厄の書』の持つ幻惑感、これら
の重層的な織物が『アラビアの夜の種族』である。
まず冒頭わくわくさせるのは、読むものを狂気に導き歴史さえも覆す一冊
『災厄の書』の紹介のくだり。そしてその物語が今、作中作として語られる
のである。
ここで思い出したのが、川又千秋の『幻詩狩り』(中公文庫)。これも人
を狂気に導く「時の黄金」と題されたテキストをめぐる物語だった。しかし
テキスト自体の全貌は描かれていない。
古川日出男はその狂気の一冊をまるごと小説の中で描ききろうというので
ある。冒険的試み。読者に宣言した上で、小説家として挑戦を挑んだ覚悟は
凄いと思う。そしてその結果は、重層的な読後感とともに我々読者の前に現
出する。
16 :
アビシニアン:02/12/19 23:26
(長すぎたので、続きです)
幻想小説として一般的な剣と魔法と知恵の対決。この部分の描きこみ
も素晴らしいが、『アラビアの夜の種族』では書物の対決という魅惑的
なもうひとつの要素が重要な位置を占めている。小説家の挑戦、その当
然の帰結として。
まずいくつかの図書館が登場する。『13』(角川文庫)で、主人公橋本
響一の幼児期を図書館を舞台にして印象的に描き出した古川日出男は、
ここでも魅力的に図書館を描写している。
アーダムが赴いたゾハルの「書物の建築」、イスマイール・ベイが『
災厄の書』に耽溺するカイロの図書館、ファラーが訪れる地下迷宮の奇
人都市で本男が管理する図書館。
物語において魔術と同等にキーとなるのがこの図書館の書物である。地
下迷宮の対決の中で、「誤読」「著者」「筆致」という言葉がたんなる
メタフィクションのたわ言としてだけでなく有機的に物語を紡ぐ言葉と
なる瞬間。小説読みの醍醐味が味わえる幸福な一瞬がここにある。
そして語られる後日談。『災厄の書』を作り出したもう一人の主人公
アイユーブの真実。ここでも書物が登場する。
言葉にこだわる異能作家の挑戦の成果は、剣と魔法と知恵と書物の重
層的な幻想小説として我々の前に結実した。
17 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/20 00:17
最高!
SF大賞まんせー?
このミスしね!
大陸の東西を分かつ境界に位置し,東方世界との接点と呼ばれる城塞都市アルマール(Almarl).西方諸国
の出城として砂漠のオアシスに築かれたこの街は,しかしむしろ東方の商人が立ち寄る交易都市として発展
を遂げてきた.
アルマールを治める領主ウディーンが遺跡などに興味を抱いたのも,もとはと言えば長く続いた平和に飽
きたからであった.数年前の大嵐で砂中より姿を現した古代王朝の巨大遺跡――その発掘調査がしばらくは
退屈を癒やし,あわよくば古代の財宝ももたらしてくれるだろうと彼は考えた.
だが,そこは都市ではなかった.
ある日,大規模な落盤が起こった.作業中の数百人の人命を巻き添えに,遺跡はついに広大な地下迷宮へ
と通じる禍々しき顎を開いた.発見されたプレートには遅すぎた警告が記されていた.
“最後の皇帝にして,闇と結びし邪悪なる妖術師ハルギスここに冥る.墓所の封印に触れることなかれ”
呪いが始まった.埋葬された犠牲者の遺体が次々と起き上がり,腐臭を放ちながら地底へと入り込んでい
ったのだ.墓所からは瘴煙が立ち上り,活気溢れるアルマールは次第に絶望と無気力のはびこる無法の街へ
と荒廃していった.
呪いはさらに領主のひとり娘マナヤを襲った.光を失い,聴覚を失い,言葉までも奪われた愛娘の姿に,
ウディーンはようやく事態の重大さを悟った.
嘆く領主は布令を出した.ハルギスの迷える魂を封じ,マナヤの呪いを解いた者には破格の報酬を与える
と.
やがて命知らずの冒険者たちがアルマールに流れ込んできた.皇帝ハルギスの墓所を舞台に,名もなき冒
険者の死闘が始まる――.
↑ ゲームボーイ用ソフト「ウィザードリィ外伝U 古代皇帝の呪い」マニュアルより。
その後の流れはこんな具合。
地下迷宮最下層に埋葬されたハルギスを倒した後、その墓室の隠し扉からさらに下層へ。
東西南北の玄室に配された四霊獣(青龍・白虎・朱雀・玄武)を倒し、
各々の守護する彫像を五行陰陽説の相克に基づき中央の祭壇に用いて封印を解除。
現れた竪穴から黄泉界へ下り、召喚された六魔王を撃破した後、呪いの元凶たる龍族の女帝と対決。
>>14 『砂の王』については、また後日。
>>2に追加。
“椎茸栽培農家の次男坊”(by『砂の王』担当編集者)。
20 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/22 23:19
あまりの前評判の高さに読んだけどあんまり相性よくなかったです。
そのあと読んだ『13』とか『沈黙』はよかった。
21 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/23 00:22
『砂の王』連載時から追っかけてますが、一番好きなのは『13』。
出た当時、「何で評価されないの?」と不満だったので『アラビア』による知名度アップは歓迎。
22 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/24 09:17
でも13はものすごーく文章が読みづらかった
『13』はいいですよ。
文章も非常に端整、読みづらいとは思わない。
まあ相性もあるのかな。
24 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/27 01:44
アラビアも最初は読みづらかったな
だんだん慣れたが。
25 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/31 01:34
「小説推理」の新連載で、私生活について書いてますね。
劇作家時代とか、過去のことも少し。
26 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/01/05 06:21
*(Φ∀Φ)*呪まーす
27 :
アビシニアン:03/01/05 20:30
ずいぶん以前から、『砂の王』を古本屋で探していたのですが、
なかなかなくて諦めていました。オークションサイトで時々見か
けたのですが、2000円近くに高騰して手が出せなかったし、
、、。
ところが今日別の目的で行ったBOOK OFFで、どうせ駄目だろ
ーな、と思いつつ、ティーンズノベルのコーナーを覗いていたら
ありました!!350円なり。
今、山口雅也『奇偶』を読み始めてしまったので、その後に読
んでここでもレポートします!!
ありがとう、BOOK OFF 安城店!!
28 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/01/07 22:02
>>25 「小説推理」古川日出男の連載は『ボディアンドソウル』でしたっけ?
なにやら古川日出男撮影のポラロイド写真が載ってたのですが、そう
ですか、私生活を書いてんですか。
でもきっとただの私小説ではなく、フィクションしていくのでしょ
うね。楽しみ、楽しみ。
(^^)
30 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/01/18 02:36
今月発売の「小説すばる」2003年 2月号に、ショート・ショートシリーズ『かわいい壊れた神』の
最終回、「さよなら神様」が掲載(未見)。全15回(+番外編 1)。
↓ これまでのタイトル一覧
「ラブ1からラブ3」/「天才とは」/「夏が、空に、泳いで」/「光の速度で祈っている」/
「ぼくは音楽を聞きながら死ぬ」/「低い世界」/「ネイション・オブ・オダイバ」/
「ベイビー・バスト、ベイビー・ブーム」(番外編)/「生春巻占い」/「ちいさな光の場所」/
「鳥男の恐怖」/「デス・レター・ブルース」/「あたしはあたしの映像のなかにいる」/
「ショッパーズ」/「天使編」
31 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/01/22 19:57
今月発売の「小説現代」(講談社)2003年 2月号に、短編「メロウ」掲載。
(^^)
33 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/01/25 22:23
山崎必死だなw
「光の速度で祈っている」が好きだったよ
小説推理、どこの本屋でも置いてない…
36 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/01/31 06:42
「ボディ・アンド・ソウル」連載二回目。
>●あらすじ●作家フルカワヒデオが思索し、体感するこの世界と、
>彼に関わる人物たちは、はたしてリアルなのか、それともヴァー
>チャルなのか?
そんなん、ちっともあらすじでないやん!
>>36 ありがとう。でもストーリー全然わかんねっす(泣
主人公が「フルカワヒデオ」で、彼の日常を描いた幻覚的なエピソード、なのかな?
ああ、読んでみたい。
39 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/01/31 19:00
その他の登場人物等 <第一回から抜粋>
> 小池宏之とは一九九〇年の秋に出会った。その当時、彼はあるコンピュータ会社のゲー
>ム販売・宣伝部門にいて、僕はその会社がリリースしているRPGの誕生十周年記念イベン
>トをディレクションすることになった。縁あって。
(略)
> 年齢でいえば小池宏之は僕より五歳年長である。今年から離婚して独り身となった。そ
>して無職である。今年、二〇〇二年四月から失業者としての道を戦闘的に選んだ。(略)
> 佐藤洋一郎に依頼された書き下ろし作品、僕はそのタイトルを『低音世界あるいはアポ
>カリプスX』とした。実際には表紙に記される書名はもっと長い。(略)
> 今年、すなわち二〇〇二年の二月十二日に僕は文藝春秋の週刊誌の取材を受けた。(略)
>そこでぼくに取材したのが当時は週刊誌の編集部員だった佐藤洋一郎、その人であった。
(略)
> チエ?
> 僕はコップを置いて、酒臭い息を吐きながら、台所からでて階段をギシギシと踏む。な
>ぜか階段が暗い。どうして電気を消したんだろう? 二階。まるっきり暗い。寝室には人
>の気配がない。
> 最初から人の気配はない。
(略)
> 僕は妻の死を認めない。
> 僕は角川書店書籍事業部・郡司珠子と来年夏から書き下ろし作品『ドストエフスキー・
>リローデッド』にとりかかる予定があり、詳細はすでに佐藤洋一郎にばれているのであ
>る。これはディストピア小説である。
>(略)カナリヤの二人、カオリとリンダとのつきあいは古い。たぶん六、
>七年になる。このあいだ発売されたカナリヤのミニ・アルバム『カリカチュア』に僕はラ
>イナーノートを書いた。(略)
>>39,
>>40 転載お世話さまです。なんとなく古川氏の狙いがわかったような。わかんないけど。
しかし、これはリアルタイムで読まないといけない気がするなあ。
42 :
キャラハン神父:03/02/02 18:30
ミステリーチャンネルで、大久保寛たちが選ぶミステリーベスト1になりました。
44 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/02/02 18:49
で、オメーラ、カナリアの「カリカチュア」は買ったか?
47 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/02/09 00:39
何と、ローマ字表記だったのか……
canary(英語)、canaria(ラテン語)で検索しても埒が明かない訳だ。
ちなみに
>>30の「ちいさな光の場所」が古川作品デビュー(?)>カナリヤ
>>2の著者紹介で挙がってた“ウィザードリィ誕生10周年記念祭『WIZ'91』”関連
WIZ’91が終わった。
去る1月5日に、ウィザードリィ誕生10周年を記念して催されたイベントだ。
僕はこのイベントに、企画の段階から参加させてもらっていた。去年の秋からミー
ティングを行い、プログラムについての検討を繰り返した。
そうして決定したのが、第1部の演劇版ウィザードリィだった。
しかしながら、当初の僕は相当に不安だった。何しろまともに演劇を見たことのな
い人間がいきなりシナリオを書こうというのだ。
加えてミーティングにおいて、僕は無知故にとんでもない提案をしてしまっていた。
せっかくウィズを演劇にするのだから、劇中に観客の判断によってシナリオが分岐す
るポイントを設けてはどうか――つまり反応によっては、ストーリーの辿る道筋が変
わるインタラクティブ・ゲームドラマ(観客主導型舞台劇)にしよう、と。
現実には、それこそエンディングまで変化するような分岐は不可能だ。今回は2点
に押さえ、最終的には一定の終局に収束する形を採っている。
それでも役者はもちろん、分岐のせいで増大したスタッフの苦労は並ではなかった。
特に演出の古川日出男氏には、シナリオの手直しからとおとんお世話になった。年末
年始を返上するスタッフの熱意がなければ、とてもまとまらなかっただろう。
その甲斐あって、成功したように思う。またこんな機会があるといいなあ。
<「HiPPON SUPER!」(JICC出版局)1991年 3月号>
× とおとんお世話に
○ とことんお世話に
訂正。もうひとつ、芝居の情報。
こちらは脚本・演出が『WIZ91』の演出古川日出男。出演者に演出本人を始め、
「必殺! おじいちゃんの剣」の名台詞で人気を博したロードのユーティ役の上
田祐司や侍ミツルギの武藤育之、でっかいホビットことポーリン長内毅志も出る。
劇団名はソニック・ストア。タイトルは『モノクロームス』。
JR大塚駅北口のジェルスホールにて、7月5・6・7日の七夕公演。チケットぴ
あでも前売りが買えるとのこと。
「ウィズの劇ではないけど、ウィズフリークも楽しめる」と古川氏は語ってい
る。昔NHKの『YOU』にまで出たことのある男だから、嘘は言うまい。
<「HiPPON SUPER!」(JICC出版局)1991年 7月号>
52 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/02/12 01:44
ウィザードリィ、またやりたいな。
どこかだしてくれないかな〜。
「ボディ・アンド・ソウル」第二回から。
>(略)僕はある種の作品において、いわゆるプロットは作成せずに、まずは図面とし
>ての「目次」をさきに用意した。(略)
> それは僕に《これから書かれる》小説の構造を黙示すると同時に、読者に《これから読まれる》
>世界を啓示する。
>『ドストエフスキー・リローデッド』だ。ただ三行が「目次」にある。その第一部、空想
>的社会主義。その第二部、賭博熱。その第三部、神と不死。(略)
「小説すばる」2002年 2月号 【サウンドトラック】
「東京の遙か南、東京」
同2002年 6・ 7月号 【サウンドトラック 2】
「神々が笑いながら坂を昇り、降り、人差し指で巨樹を殺して(しかし彼らには四本の指しかない)、洞に消えた。そこに東京の臍が」
同2002年10・11月号 【サウンドトラック 3】
「多年草の西」
最終話の仮タイトルは、「パブリック・エネミー、歌う」。
引用部分の 《 》 内は傍点付き。
55 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/01 19:33
発表時期で判断するなら、「天使編」(「小説すばる」2003年 1月号)が順当。
今月発売の「ダ・ヴィンチ」2003年 4月号、
“5分で味わう○○ 作家が綴る旅のショートストーリー”第6回に古川氏登場。
○○は「(佐渡・)新潟」、タイトルは「ルート350」。
あとがきのエピソードに何か既読(?)感があるなあと思ったら、
数日前に読んだ『ボディ・アンド・ソウル』第三回に
事の顛末(固有名詞アリ)がそっくり書かれていたのだった。
狂乱西葛西日記
ttp://www.asahi-net.or.jp/~KX3M-AB/030307.html から抜粋。
>【3月7日(金)】
>
> 徳間文芸賞贈賞パーティ@東京會舘ローズルーム。600人がひしめく大盛況。一部で強く期待
>されていた古川日出男朗読パフォーマンスは見られなかったものの、古川さんの挨拶は78秒、
>続いて立った牧野さんのスピーチも78秒。オレのFinePixは80秒まで動画の撮影ができるんです
>が、おかげで両方ともフル収録できました。すばらしい。そのうちここで公開するかも。
(略)
> そういえば、史上初の両賞ダブル受賞!を謳う新しいオビがついてて、そのオマケに『闘うベス
>トテン第1位』の文字列も入っててちょっとうれしい。
> 大藪賞組が三次会へ流れたあと、人口密度の減った会場で古川さんもようやくくつろいだらし
>く、古川節が全開に。古川ファンの五條瑛氏と格闘技話で盛り上がっていたのが印象的でした。
>小説誌編集者各位はこのふたりの格闘技対談をアレンジすることをお薦めしたい。
> SFJapanの古川インタビューで、「本宮ひろ志と梶原一騎がカリスマだった」という部分を使わ
>なかったんですが(枚数の制約と、媒体の性格と、全体の流れからは唐突すぎるため)、その部
>分に絞って話を聞くのも面白いかも。
64 :
アビシニアン:03/03/12 21:25
SF JAPANに載ったSF大賞の受賞の言葉、名文です。
どっか屈折したSFへの思いが溢れ返って、文体が悪文だけど
詩的に昇華していて、、、。
やはりこの人、凄い言葉のテクニックを持っているとビンビン
感じまくってしまいました!!
いやー、本当におめでとう!
65 :
アビシニアン:03/03/12 21:36
「SF JAPAN」によれば、古川氏の今年の出版は、下記三冊。
1.小説すばるの『サウンドトラック』加筆修正1200枚
近未来の東京が舞台
2.小説推理の『ボディ・アンド・ソウル』
現代の東京が舞台
3.角川の書き下ろし
近過去の東京が舞台
東京三部作ということで、「今いる身近な場所を完全に書ききる」
とか。
わくわくします!
66 :
出会い系ビジネス他所とは違います:03/03/12 21:42
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67 :
アビシニアン:03/03/12 21:47
「SF JAPAN」ネタ 3連発!!
大盛りのぞみ氏の古川インタビューも盛りだくさんの内容で
楽しめます。
特にSFマガジンのコンテストに落とされて、その日、会社
をやめたくだり、ジャンルへ属さないことへの決意。ここらが
ポイントです。
古川ファンは買って損のない一冊。
SFジャンルへの応援の想いも込めて。
> 日本SF大賞の選考過程報告は川又千秋さん。「候補の6作はいずれもレベルが高く、
>どれが受賞しても選評を書くには困らないと思って審査に臨んだ。ただ、審査委員
>それぞれが別の作品を推して収集がつかないことを畏れたが、委員の1人の提案で
>ダブル受賞もありうるのではないかということで、喜んでそうさせてもらった。
>『アラビアの夜の種族』はメタフィクション的要素をもち、『傀儡后』は50年代ポルノの
>21世紀的書き直しという意味がある」といった内容でした。
> GジャンGパンにハンチングといういでたちの古川さんは「血を吐いて倒れるまで、
>これから2〜3年はやってゆきたい」と情熱を吐露。牧野さんはまろやかな関西弁で
>「作品の中で名前を使わせてくださった数名の方々に感謝」と、控えめな喜びの言葉でした。
ttp://plaza5.mbn.or.jp/~SF/K0303B.HTM から抜粋。
(^^)
「物語卵」、思わず “もの・かた・らん” って読んじまったよ。
71 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/13 17:37
「今年出す本」はこのスレではガイシュツだけど、
↓ は気になるなあ。
>古川 ひとつ内緒のプロジェクトがある
>んですよ。詳しくは言えないんですが、
>ちょっとでかいことをやりたいなあと思
>って。夏あたりに実現しそうです。
選考会の当日は午後三時から担当編集者と飲み出し、受賞決定
の報をいただいて記者会見等を経てからは緊張の度合いがむしろ
増して、それを消すかのように二次会(というのでしょうか)会
場でも飲みつづけ、推協賞をいただいたのか酔狂賞をいただいた
のかわからないような状態で失礼いたしました。夜が更けきって
も帰らず飲みつづけ、午前二時頃でしたか、選考委員のお一人で
いらっしゃる東野圭吾さんとほぼ対座状態で作品についてのサジ
ェスチョンを頂戴しまして、その場で「いかに『アラビア』はミ
ステリーであったか」をすらりッと説かれ、これがまた確かにミ
ステリーであると瞬時に作者(は多分僕ですが)が合点してしま
う卓見でありまして、おお、何たる推理力! と唸り、ようよう
三時過ぎに帰路に就きました。このような数多の炯眼なり、千里
眼なりに恵まれて、作品に新たな生命を吹き込む素晴らしい賞を
いただけました。本当に光栄です。ありがとうございます。
古川はやっぱ反戦派だろうな
74 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/28 09:52
米軍を物語りで、ってわけにはいかんかなw
>米軍を物語りで
いや、「アラビア」のあれは結局ブ(ry
77 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/12 17:19
78 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/13 10:34
>>77 つうか、煽りではあるにしろ、そこの
>>27は極めてまともなこと言ってるぞ
はっきりいって古ーい作品のトリヴィアばっかり語る奴多すぎ
それと、引用するならレス全体を引用しろよ そいつは後半で自分の感性も鈍いって
認めてるじゃん
「ななしSFおた」氏の言ってること自体はまともかも知れんが
その後のしょーもないレスの応酬(「ラ板逝け」、「粘着」等)
見る限り、板住人のレベルはどっこいどっこいと思われ。
(^^)
81 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/18 08:25
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
84 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/22 08:27
> ライターとしては、ゲームの攻略本の
>原稿とか、ウィザードリィ関係の仕事も
>してたし、ベニーとは友だち付き合いが
>続いてました。(略)
『SF Japan』のインタビューから抜粋。
↓ 傍証
----------
11 :イラストに騙された名無しさん :03/01/06 17:13
(株)スタジオベントスタッフ
ttp://bent.co.jp/index.htm ベニ松、手塚が取締役やってる編集プロダクション。
今日から「個人の部屋」が公開。各著作へのコメントあり。
『ウィザードリィ・外伝II イマジネーションズガイドブック』の
ベニ松コメントから。
> なお、各階マップ下の攻略手引きを、緊急ヘルプで古川日出男が書いてい
>る。そうした意味でも貴重な一冊ではなかろうか。
----------
●『ミステリー迷宮道案内(ナビゲート) 1999〜2003』(メディアファクトリー)
『アラビア』刊行時のインタビュー(
>>82、第96号)を再録。
付録の「近況FILE」から。
> 昨年、「小説すばる」(集英社)に不定期掲載され
>た連作中編を大幅に再構成・加筆修正及び書き下
>ろしを加えた新作『サウンドトラック』を今年9月
>刊行予定。1200枚に及ぶ、長編を目論む。また、
>現在『小説推理』(双葉社)にノンフィクションと
>フィクションの境目を探る東京放浪小説『ボディ・
>アンド・ソウル』を連載中。年末に単行本化を予
>定。なお『サウンドトラック』は東京の近未来を、
>『ボディ・アンド・ソウル』は東京の現在を描いて
>おり、これに東京の近過去を描く書き下ろしを角川
>書店から年末〜2004年初頭にかけて刊行予定
>(タイトルは特に秘す)。この作品を加えた〈東京ト
>リロジー〉をおよそ半年のスパンで一挙刊行予定。
先月発売号の『ボディ・アンド・ソウル』第五回、
羽喰涼子(集英社)、高橋典彦(講談社)の二編集者が新たに登場。
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
>>34 俺も。あと「ラブ1からラブ3」も良かった。
ファンタジーテイストなかわいらしい話なのに、
例えば小さな子供がぬいぐるみの首や手をもいでしまうような
無邪気な残酷さみたいなものが感じられる、不思議な味の作品になってた。
あとの方ではファンタジーな要素が減って、むしろドキュメンタリー的な
書き方に変わって、ストーリーも中・短編小説向きなものになってた気がする。
個人的には最初の五話くらいが好きだった。
ミス板の質問スレでこのスレッドを知りました。「SF」だったのね。
>>86 1200枚ってことは…
第1話が200枚で、ページ数から計算して、すばる掲載分が
730枚程度。400枚弱の書き下ろしが載るわけだ。
あのぶっ飛び具合から言って、まとめは相当大がかりな
ものになるはずだと思うから、じっくり書いてほしい。
期待してます。
92 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/28 01:02
>>86 特に注目すべき作家だと思うが。
まあ、この通りに刊行が進めばね。
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
○悪シリーズ
結局、<悪の鎧 〜 忍者>のラインを残したかっただけでしょ。
兜のみ未登場。どれも性能が中途半端で、正直要らね。
つーか、侍が悪の盾を装備できるのは何故?
「イマジネーションズガイドブック」で示した
刀は両手持ちのため、侍は盾装備不可って説明はどこ行ったの?
一方、「すべて」の「理想的な装備」のコーナーでは
ミスリルプレートと肩あてがお勧め品になっていて、
イラスト下のコメント
「悪の侍であれば、肩あての代わりに悪の盾でもいい」
が皮肉に思えるのは気のせい?
んで、肝心のイラストは本文とは無関係に
赤糸おどし+袖鎧(w だったりする。
誤爆スマソ
96 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/31 08:52
砂の王ゲットage
99 :
合本文庫化キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!:03/06/12 01:51
100 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/12 03:43
アタイこそが 100げとー
あらびや〜ん
>>71って『沈黙/アビシニアン』かと思ってたが
こっちの方がそれっぽいな。
7/18 古川日出男『中国行きのスロウ・ボートRMX』<村上春樹トリビュート小説集>
(メディアファクトリー) 四六判 850円
荒木スミシ、狗飼恭子、素樹文生の三氏と同時発売。
103 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/11 23:47
13これから読みます
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|::::.| . 山崎渉ニュース (^^) | .|_ ┃..と〜けたこおりのな〜かに〜♪ ┃
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__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
氏自身が発起人らしいし、
>>71は<村上春樹トリビュート小説集>で確定。
▲「週刊文春」2002年2/28号に掲載されたインタビュー(「著者と60分」)には
取材・構成者の記載無し。他の回でもあったり無かったりで、署名の基準は不明。
▲「ポール・オースター『スモーク&ブルー・イン・ザ・フェイス』」(「私の青春の一冊」)は
実際に「小説現代」2002年7月号に掲載。転載部分も原文ママ。
▲「小説現代」2003年5月号(「カノン」掲載号)の編集後記より。末尾の署名は(典)。
(略)
> 東京タワーに古川日出男氏と取材で訪れ、展望台に昇る。幼
> 児以来の体験。沈みゆく太陽が美しい……見つけた! 何を?
> 何だっけ?
今月発売の「小説現代」8月号に短編
「ストーリーライター、ストーリーダンサー、ストーリーファイター」掲載。
112 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/24 21:52
素晴らしい、ガンガレ
うわ。まだたくさんあるのですね。
追加せねば。
「東京ネバーエンディング散歩」 (グラビアスペシャル 机を離れて街へ、山へ!)
小説すばる2003年4月号
「肝に銘ずる」 (「酒中日記」)
小説現代2003年5月号
118 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/26 15:17
春樹より古川の方がいい小説書いてるのにこういうことするのか
売名行為か?
これくらいの売名は、やるべきなんじゃないかなあ。
ハルキズ・チルドレンとして語られるのは、なんか違和感あるけど。
121 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/28 12:43
春樹の小説嫌いだけど古川のためになんとかボート読んでみるわ
沈黙とアビシニアン
なぜ合本にしたのか?
あるエピソードでリンクしてるからでは?
前スレ33でも指摘済み>あるエピソードでリンク
続けて読めば普通気付くけどね。
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
127 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/03 16:47
「一言万象 小説すばる執筆陣にがつんと問います。」
執筆者10人(5人×2ページ)へのQ&A企画。
以下のコメント、一行目は掲載時倍角ゴシック。
(2002年2月号)
死ぬまでに、ココだけには行っておきたい!!
アリューシャン列島
。「始まりの、もう一つの場所」を見てみたい。
(2002年7月号)
いきなり一週間の休み、よしコレをしよう!!
完全犯罪
の計画を練り、とりあえず実行してみる。
(捕まったらネタにして集英社で本を出してもらう)
(2002年11月号)
食欲の秋ですね。お気に入りの秋の味覚を教えて下さい。
猪
。先月は上旬に両国の専門店で食して(これは鍋)、
下旬に奄美でいただいたのですが(これは塩焼き)、
やはり旬には早すぎた。冷凍ものは邪道。
猟が解禁になる11月15日を待って食べたいです。
128 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/06 00:09
>122
「本の旅人」8月号(角川が書店で配ってる小冊子)のインタビューより
>−−どうして二作の長編を一冊の文庫にしようと思われたのですか。
>古川「(前略)これは、僕ではなく編集者の発案だったんです。でも、
>聞いた途端に、「それは面白いな」とゲラゲラ笑えました。それから、
>家に帰って一晩寝て、朝起きて考えても、やっぱり面白いなと。
>どういう理由かというと、僕は、いつも窓口は変えて、同じことを
>ずっとやっている。それを世間的にいえば、ジャンルとか佇まいだと
>思うんですけど、本当は同じことをやってるんです。片方が濃密で
>激しく、片方が静かな作品を一冊にカップリングしたほうが、多面的で、
>しかも「どういう角度から見てもいいんですよ」といってるのがわかって
>もらえるんじゃないかなと思ったんです。
>(中略)僕はよく音楽のことを考えるんですけど、アルバムのベスト盤が
>羨ましかったんですね。今回の文庫は、編集者からのまさにそういう
>お話だったので、よけいにワクワクしました」
未読だったんだけど、アビシニアンの冒頭まで読み進めた。
演劇にしてほしいな、これ。
>>128 なるほど。
しかし、
>聞いた途端に、「それは面白いな」とゲラゲラ笑えました。
って。ゲラゲラ笑うほどのことなのか?
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
いよいよ『サウンドトラック』来月発売だが、外伝的な
「デス・レター・ブルース」はどうなるんだろう?
本書しか読んでいませんが、この方の安い翻訳ソフトのような文体と
区切り区切りで読者を興ざめさせる独りよがりな感嘆文は
これまでの著作にも共通する彼一流のレトリックなのでしょうか。
だとすれば、ファンタジーとしての質の高さと重厚な物語性を
充分に内在している原作が、カルト小説家に身をゆだねた結果、
日本で日の目を見たと同時に広汎な読者を失うという、
なんとも言い難い皮肉な様相を呈してしまったのでしょうか。
135 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/20 22:50
>本書しか読んでいませんが
の後に
>これまでの著作にも共通する
なんて言ってるし、ネタでしょ。
>>134 でも言ってることはわかる 13ツラかったから
「青春と読書」9月号入手。
「サウンドトラック動物図鑑」
> 謎の東京崩壊小説『サウンドトラック』にはさまざまな動物たちが登場します。本
>コラムでは、そんな脇役の皆様に、作品世界をそれぞれの視点から語っていただきま
>した。予告編としてお楽しみ下さい。
巻末の近刊広告(「編集者の声」あり)にも書影載ってたけど
サイズ小さすぎ&モノクロで詳細不明。
140 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/21 09:17
ていうか原作ってなによ
しかし134はどうやって「アラビア」の原書を読んだのかと小(ry
頭の中にあるんだよ、きっと
143 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/06 23:57
サウンドトラックage
明日サウンドトラック買いに行きます。
アラビアの夜〜って
スケー小説だよな!
きのう、紀伊国屋書店新宿南店(高島屋の向こうの方)に行ったら、
サウンドトラックのサイン本を発見しますた。都内在住の人、急げ!
まだあるかどうか保障しないけど。
一昨日に読了。「小説すばる」掲載分は、ほぼ時系列順に再構成。
全面的に修正が入っているとはいえ、加筆部分(●)に至るまでは長かった……
「東京の遙か南、東京」
→ 0 〜 7
「神々が笑いながら坂を昇り、降り、人差し指で巨樹を殺して(しかし彼らには四本の指しかない)、洞に消えた。そこに東京の臍が」
1 → 8
2・3 → 11
4 → 14
6 〜 11 → 16 ●
5・11 → 18 ●
「デス・レター・ブルース」
→ 9
「多年草の西」
1 → 10
2 → 12・13
3 → 15
4 → 17
151 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/03 16:08
まあ確かに中古女をファラーに押し付けられたサフィアーンはかわいそうだよ
153 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/09 18:08
春樹トリビュート読んだ
ムリヤリ春樹テイストを出してるためにいつもの洗練された文章じゃないのでつまらなかった
もともと春樹嫌いだから余計クソに感じた
リミックスなんか書いてる場合じゃないと思うが
155 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/15 06:48
『サウンドトラック』、読了。
うーん、なんだか、はちゃめちゃな小説でした。
冒頭の文体は、いつもの古川に近い。けど、もうその後は暴走しまくり。
この暴走文体は、今の/近未来の東京を描写するのに、古川が選択した
ものなのでしょうね。
にしても、古川氏、アラビアでの端正で重厚な文体に続く作品がこれとは。
(トリビュートは村上文体だしね。) 絶句しつつも、七色の文体を操る古川
作品にまずは拍手。
156 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/15 06:50
にしても、『サウンドトラック』の感想がほとんど書かれないこのスレって、いったい???
SF板だからかなーー、どっか他に『サウンドトラック』スレがないか、探してきまっ!
157 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/15 06:55
>156
自己レス。
一般書籍にもミステリーにも、『サウンドトラック』スレは、なかった。
2chに古川ファンって、ほとんどいないのかーーー、残念。
もしかして、5人くらいか??
サドガワセンセイのいろんな音楽のダビングテープは、もっと活躍するかと
思ったけれど、、、、、(メール欄)
なんだか、わざと読者の期待を裏切ることで、なんかの効果を狙っているの
か、、、、。カタルシスのない現代の喪失感? って、やつですか?
159 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/15 07:04
女子高生の暗躍??シーンで、舞城王太郎『阿修羅ガール』を想起したのは
僕だけでしょうか。
ただ現在を描くときのキーは、女子高生って、ことですかね。
160 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/15 07:05
>159
2chネタは、『阿修羅ガール』に先越されたからね。
161 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/15 11:41
ベイビーキッスがあったよ
かつみんか
2chのスレ/レス内容で量っても、あんまり意味無いような気が。
>>158 トウタのエピソードで役割は終わったと思ってたので
さらに出番を作ったことの方に感心した。
あまり関連はないが、最終章で聖ちゃんがどんな環境にいるのか疑問。
連載時、レニのパートは単行本283ページの“サウンドトラック・レス”の後は
断章を幾つか挟んでから唐突にトウタとの邂逅につながっていて
クロイとイヌの印象が極端に薄かった。
特に後者は大男とも描かれてないし、雑誌版だとまるで別人。
>頭髪は後退して、残った毛は坊主刈りに処理し、白髪も多い。鼈甲縁の眼鏡に
>チェックの半袖シャツ、その下には茶色のTシャツを着ているが本来は派手な薔薇色
>の布地が褪色したらしい。
村上トリビュート『中国行きのスロウ・ボート RMX』に続き、『サウンドトラック』を
読んだ。で、村上春樹と古川の文体について、考えていた。
『サウンドトラック』読了後、村上春樹全作品の『ねじまき鳥クロニクル』を読み始
めたのだけれど、その「解題」で村上が書いている。
「究極的なことを言えば、僕は世界の混沌をそのまますっぽりと呑みこんで、しか
もそこにひとつの明確な方向性を示唆するような、巨大な「総合小説」を書いてみ
たいのだ」
これは、『サウンドトラック』を表現するのに適した言葉と思った。
徹底してあの雰囲気を維持する村上の一定の文体(と僕には思える)に対して、作
品ごとに大きく変わる古川の文体。
古川の殻の破り方がとても心地いいと思う。
165 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/15 23:44
古川に関係ないけど春樹って「ひとつの明確な方向性を示唆するような」
こんなことやってるようには思えないな
春樹チルドレンを自認してる古川の方が親よりしっかりしてる子供だ
日刊ゲンダイにインタビュウ載ってるね
167 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/16 23:24
古川の中では、『アビシニアン』が春樹チルドレンな感じを一番受けた。
『中国行きのスロウ・ボート RMX』は当然に春樹チルドレンな感じだけ
ど、この二作以外に、春樹テイストは、かなり少ないと思うぞ。
168 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/16 23:25
>166
日刊ゲンダイにインタビュウの要旨を教えていただけると、
うれしいっす。
よろしくです。
>158
いしいひさいちの地底人だろ
わははは、えらそーな書き方するもんじゃねーな
>>168 「サウンドトラック」について。
「世の中に追いつめられるのが当たり前だとしたら、生き延びることを優先にすべきと、
誰かがもうハッキリ言った方がいいでしょう。だからテーマはサバイバル、そして主人公
はこれからいろんな意味で大いなる未来を迎えざるを得ないティーンエージャーたち、
なんです」
だって。
「サウンドトラック」読んだ。
後半三分の一くらいはちょっと書き飛ばしすぎというか
もっとトウタとヒツジコが東京を解体していく様をじっくり見て行きたかった気がする。
サウンドトラックっていうタイトルがよくない。
これじゃ売れない。
「世界の中心で、愛を叫ぶ」ぐらいのインパクトは欲しいね
それパクリじゃねーか。
177 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/24 22:39
>>167 うんうんうん>アビシニアン
読んでみて、「沈黙」と「アビシニアン」合本の理由がわかったような。
「アビシニアン」単独じゃ売れないから、じゃないのかw
別本で出せば650円+600円くらいにできるんだろうが、
二作品まとめて1000円で売ったほうがいい。
それに「アビシニアン」を読んでいるうちに、
これとくらべれば「沈黙」もなかなか面白かったのでは?と思うようになった。
まあ微妙にクロスした二作品だから、抱き合わせ販売としては納得の範囲。
179 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/22 23:53
サウンドトラックでまさかトウタとヒツジコがゲットバッカーズを結成するとはな
>>178 アグネス・チャンはベストセラー作家なのか?
「強敵と書いて『とも』と呼ぶ」タイプのルビ振りが少々くどいかな〜
「闘うベストテン2003」の国内ミステリ編で「サウンドトラック」が1位に
183 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/03 12:16
あそこ面子が古川びいきだからな(w
去年はアラビアが1位だし
小すばで連載だな
明日じっくり立ち読みだ
たしか、爆笑太田がこれは、面白かったと勧めてる1冊だったような。
186 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/20 12:43
このひとはずれ少ないから好きだ
太田 でもこのところ、SFはこれっていうのが思い浮かばなくて、「もしかしたら
俺はSF好きじゃないのかも」と思い始めてるんです。
児玉 どういう作家が好きでしたか?
太田 うちの事務所は「タイタン」というんですが、これはカート・ヴォネガットの
「タイタンの妖女」(ハヤカワ文庫)から取りました。あとはハインライン、アイザッ
ク・アシモフ、ラリイ・ニーヴン、シオドア・スタージョン……。
児玉 今度はこっちが知らない名前ばかりだ(笑)。ヴォネガットとアシモフしかわ
からない。
太田 最近のSFでは唯一、古川日出男さんの「アラビアの夜の種族」(角川書店)を
夢中になって読みましたね。あれがホント、久しぶりに面白かったSF。
サウンドトラックのことだけど、
どうしても、踊りを武器に闘うってゲームのスペースチャンネル5を思い出してしまうな。
あと、前半の展開は特にコインロッカーベイビーズを想起させられてしまう。
>>187 SF知らない同士のSF談義?
太田はついこの前もラジオで「おもしろい」っていってたが、なにがどうおもしろいか
説明せず/できず。「夢中に読んだ」以上の言葉はなかったな
「ボディ・アンド・ソウル」の消息が不明のまま年越しか
砂の王 GET。50円というのは、かなりラッキーだった。
年末年始の大移動中に読むにはうってつけでした。
あらびあ。さうんど。
「小説すばる」来月号の予告(
>>178)に名前あるが、隔月で行くのかな?>「ロックンロール」
195 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/18 18:38
キックの古川に爆笑してしまった
砂の王って中途で終わっていたけど、
当時の古川氏に物語を終わらせる力量はあったのでしょうか。
「アラビア〜」を私は未だ読んでいないので私には結論は出せませんが。
先程「沈黙(文庫版)」を読了したのですが、そこまで衝撃は受けなかったです。
初期の村上龍を想起させるっていう解説には賛同でした。
でも読んでいて、登場人物の書き分けがちょっと弱いかなと思いました。
あれだけ登場人物がいるなら仕方ないのかもしれないけれど
下宿のばあさんや丹古や藤原といった30/50展のくだりに出てきた人(主に会話)など
が私には希薄な印象しか受けなかった。
もうちょっと人物像をクッキリと描けるようになったら大化けしそうな作家だなと思いました。
スレ違いっぽい内容ですいません。。。
197 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/28 08:27
>>196 『砂の王』は当時のラノベに課せられた制限に嫌気がさしてみずから中絶したらしい。
漏れは『アビシニアン』を最初に読んでハマったんだけど、
世間的には『アラビア〜』でブレイクしたことになってる。
でもアラビアって面白いかね。
前評判が高すぎたのもあるけど、正直なとこ13のほうが……
199 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/28 13:52
そこは好みでしょ
個人的にはいきなりハリウッドだから「うーん」って感じ
部族の話と分けてもそれぞれひとつの小説できそうなくらいすごい密度高いけど
200 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/28 14:20
アタイこそが 200げとー
197さん、ありがとうございます。
とりあえず『アラビア〜』を読んでみれば分かりそうなので、ヤフオク(あるかな・・・)行って検索かけてみます。ドモありがとうございました。
202 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/29 20:47
あと、古川日出男の『アラビアの夜の種族』
こちらはいつか挑戦する!
203 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/29 20:53
アタイこそが 203高地げとー
あら、書き込むところ間違えちゃった
挫折スレに書くつもりだったのに。
ところでみなさん本当にこれ読めた?砂はすらすら読めたけど
こちらはきつい
アラビア、そんなに読みにくいかなあ?
>>199 00年の本人インタビューより。
############
『13』の場合は、第一部と第二部に分かれているんですが、
わけてあるということはヴォリューム(巻)が違う訳ですよね。
二冊で表裏一体という意識で書いていたんですが、
それがなかなか分かってもらえなかったのはかなり衝撃でした。
uradm200207
207 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/30 15:37
13はなんか悪い意味ではじけ過ぎてるんだよ
村上龍っぽいほとんど超能力というか超感覚というかそういうイメージを古川もよく使うけど
それが13ではリアル志向な展開、描写のせいで逆に浮いてるんだわ
んで沈黙、アビシニアンではイメージを優先させてるから文章力も加わって圧倒的な印象を残す
んでアラビア、サントラではそのイメージをいかに物語に浸透させるかということで
あの独特の古川世界が誕生したのではなかろうか
個人的には13は沈黙、アビシニアンとアラビア、サントラの中間だね
あとネットないし一部の書評家達に文学的側面からの評価みたいなことがいわれてるけど
サントラでなにか賞獲るかな?
>>207 アラビアの時の推協賞・SF大賞もジャンル小説の賞だからね。
可能性があるとしたら鏡花賞(10月発表)か
山本周五郎賞(4月に候補作発表)?
吉川英治文学新人賞(3月発表)ってのもあるか。
210 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/31 00:48
この人は、カッコつけるのをやめたら
もの凄くおもしろいもんが書けそうな気がする
三島賞かあ。
前回(阿修羅ガールが受賞したとき)の選評で、
若い女の小説をもてはやすことを高樹のぶ子と筒井康隆が批判してたようだね。
まさにその路線で芥川賞に話題をさらわれたから、次は大胆な選考に期待。
ま、綿矢と同時受賞とかだったら話題になっていいかもしれんが。
いや別に若い女の小説でもいいんだけど、
今の日本の若い女が今の日本の若い女の話を書いても面白くないのさ。
年よりでも男でもこれは同じ。
吉川英治新人賞はいけそうだと思う。
芥川賞は選考員のメンツ考えると頑張ってもノミネート止まりな気がする。
この前TV見ていて芥川少女とか言われてるのには笑った・・・苦く・・
まだ作品数が少ないのでこれからどう深化していくか楽しみ。
賞うんぬんとか抜きでね。
芥川賞や三島賞は作者が純文雑誌を通過してないと候補にもしないからな
そもそも芥川賞の選考対象が
「各新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品中
最も優秀なるものに呈する賞」
なわけで。
イマドキそんな固さを持ってることが嘆かわしいわけで
そんでもって近年芥川賞を受賞した作品が押並べてパッとしないわけで
受賞作家バンバン送り出して、数売らなきゃいけないっていう事情は分かるけど
後々の事考えると自分の首絞めてるだけという印象だな
町田康も賞取ってから丸くなっちゃったしなあ・・・
蛇足だけど「壊色」っていう町田康の作品結構オススメです
駄文スマソ
まあエンタメとか純文とかの狭い「世間」にとらわれることなく、
バンバン小説書いて欲しいよね。
ジャンルにとり込まれるんじゃなく、ジャンルを自らつくるっていうかさ。
次は?もっと読みたい!って思わせる作家だものね
なんで急に盛り上がってんだよ、乗り遅れたぜ
ところでおまいら他にどんな作家が好き?
日本の作家だったら椎名誠の水域(SFの範疇に入るかどうかは分からないけれども)が特に印象に残っているなぁ
223 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/01 21:01
日本の作家で凄いと言ったらまず石川淳。
スレ違いです
225 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/01 23:19
え、なんで?石川淳ったら日本幻想文学の最高峰だと思うけど?
そうなると泉鏡花もダメぽかな
砂の王(ウィザードリィ)つながりで
ログアウト冒険文庫から出ていた竹内誠の
「リルガミン冒険奇譚(3冊出てた)」が良かった
石川淳、好き。
海外ものだとスティーヴン・ミルハウザー
なんて古川とイメージが近いかも。
つはらやすみとまつうらひさき
230 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/05 23:36
あと残ってるのは山周賞と鏡花賞くらいかね?
232 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/11 18:31
吉川英治新人賞の候補と選評って無いのかよ
ちゅうか直木賞と山本賞以外って候補作発表されるのかね?
週明けにでも主宰団体に電話してみようか?
何かその辺の現状を大森望がどっかに書いてたな。
『文学賞メッタ斬り』に載るのかね?
サウンド、買ってあるのにまだ読んだない
結構一気に読めるよ>「サウンドトラック」
来月号には本当に載るよな?>小説すばる
239 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/22 15:33
そろそろ短編集キボン
240 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/24 01:20
メッタ斬りで古川のことなんか言ってた?
読んだ人いる?
超誉めてた。誉めすぎてて気持ち悪い。
242 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/04 00:39
正直アラビアとかサントラって大したことないよな
幻視してるイメージが既視感ありまくり
RPGを文学的にっていう手法とそれをやりきったことはすごいと思うけど
よく出来たノベライズって感じ
両方70点くらいだな
243 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/06 03:33
ボルヘスが千夜一夜について書いたことを読むと、
古川がアラビアでやりたかったことがなんとなくわかる。
徹底的にウソを塗り重ねて造る乾漆仏のようなお話を書きたかったんだな。
多階層の枠があるけれど、俺は外から二番目の枠、対フランス軍の枠が一番好きだ。
ただ、口碑文学である千夜一夜に忠実であろうとするあまり、
一番中の物語の印象(つまり語り口だ)がいちじるしくほかの枠とズレている。
沈黙では気にならなかった、くどい体言止めや白々しい改行にズレを感じる。
ズレはいつまでたっても消えず、靴ズレみたいに触れるたびに痛い。
痛いつーかイタイよ。
こんなことなら外側の枠も口碑文学的に処理すべきだった。
実際、千夜一夜は上品から下品まで様々な話り口のバリエーションを揃えつつ、
すべて語りという点では一致している。
吉川英治新人賞は候補にも入ってなかったよ
買ってあるけど、未だに読んでません。砂の王は昔に読んだけど、文体が良いんだよね
246 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/18 01:24
>>241 唯一、世界文学レベルだとか書いてあったな。
ほんとかよ?って感じだが。
いやおれは好きなんだが。それほどではないだろって感じ。
247 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/25 21:17
結局どっちやねん。
最初の行は大森の評で、あとの2行は
>>246の私見だろ
三島賞も候補にも入ってなかったよ
山本賞もな(w
251 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/05/18 00:23
鏡花賞はどうだろうな
あれは候補作は外部に漏らさないからな
誰かサウンドトラックの帯についてるサイトのパスワード教えてくだされ。
しかしナメてるとしかいいようが無いな。
帯捨てる書店だってあるのにさ。
253 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/30 15:24
tokyo
254 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/01 01:36
サントラが獲るはずだったトリプルはワイルドソウルが達成したな
255 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/02 08:04
賞なんてどうでもいいんだー!(獲れば獲ったでそれに越したことはないけど
もう一度言う。賞なんてどうでもいいんだー!
どんどん書いてくれ。面白けりゃなんでもかまわん。
256 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/04 09:51
つうかさっさとボディアンドソウル本にしようぜ
257 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/15 04:31
サウンド読もうと思って買ってあるのだが
なんかアラビアの再読がしたくなってきた。どうしよう。
258 :
bk1からメールキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!:04/07/17 03:29
>┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
>┃★┃古川日出男の最新刊!
>┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
>
> ━━━ 『ボディ・アンド・ソウル』 ━━━
>
>主人公フルカワヒデオが現存するカルチャーについて徹底的に思索し、
>言及することにより現在の「東京」と対話する作品。
>ノンフィクションの境界を破る、
>まったく新しいタイプの小説に仕上がっております!
>
>【著者】 古川日出男
>【税込価格[予定]】 \1,785 (本体: \1,700)
>【出版社】 双葉社
>【発売予定日】 2004年8月下旬
むむむ
そっちへ行ってしまうのか
260 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/18 03:19
池上のレキオス>>>>>>>>アラビア、サントラ
261 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/22 11:05
アラビア、サントラ>>>>>>>>池上のレキオスの間違えじゃないの?
池上スレにこもってろ
まあライトノベル的な強度を高めるという点ではクロスしてるけどな
レキオスは糞だろw
夏化粧>>>>>>>>>>>アラビア>>レキオス
どんな話なの?
上の要約だとエッセイの垂れ流しみたいに思えるんだが
小説として連載してたんでしょ?
堀江敏幸みたいな感じかね。
いや、松浦寿輝みたいな感じだろう。
270 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/11 15:40
堀江、松浦……
一瞬、津原泰水のスレかとオモタよw
#スレちがいすまん。
ちうか『ボディ』は連載中に全部読んだけど、漏れは古井由吉っぽいとオモタ。
『アラビア〜』であれだけ名をあげてなお、あんなの書いちゃう古川萌え。
作家名挙げられてもどんな内容なのかワカンねえんだよ(w
272 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/18 18:23
売ってた! あげ
『ボディ・アンド・ソウル』読了。
カンドー、じゃなくって、感動しました!
最近一部で話題のジーン・ウルフ『ケルベロス第五の首』をなんとなく思い出させる、
と言ったら、ネタばれでしょうか。
これ以上書くとネタばれになりそうなので、あとはメールラン。
『ボディ・アンド・ソウル』読了。
カンドー、じゃなくって、感動しました!
最近一部で話題のジーン・ウルフ『ケルベロス第五の首』をなんとなく思い出させる、
と言ったら、ネタばれでしょうか。
これ以上書くとネタばれになりそうなので、あとはメールラン。
スマソ、上のメール欄何故か、わけのわからない文が混入!?「聖ちゃん」って??
275 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/04 19:51
サウンドトラックいまイチだったん俺にも、ボディ・アンド・ソウル
は大丈夫ですかね。
『アラビアの夜の種族』を期待されているのであれば、読むとショックを受けると思います。
『サウンドトラック』のどこが駄目だったかによりますね。
277 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/08 00:12
『アビシニアン』派ならオッケー鴨。
雑誌からえらくリライトされてるね。
278 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/08 00:15
おれ13もアラビアも両方挫折した。
前置く長くねえ、この人?
279 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/08 00:28
〉278
普段どんな小説読んでんの?
長いね確かに・・
『かわいい壊れた神』(
>>30)が纏まるのかな?
今更だけど、最終回は「さよなら神さま」だった。
283 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/21 18:23:14
日記エッセイ私小説本格ミステリ「ボディアンドソウル」燃えた
カッコイイなあ
285 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/18 10:00:55
角川での近過去の東京モノってボツったのかしらん
一応最後まで読んだ。
結構面白かったけど、セリフの軽さが気に食わんのだが。
「だから死ね。おまえら皆、死ね。おれの魔力で、もだえ死ね。」
とか、狙ってやってるのか?
どうしても引いてしまう・・・。
「青春と読書」11月号で柴田元幸氏と対談。
288 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/24 17:27:50
「青春と読書」見つからないよ
青読って無料?
290 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/25 20:24:29
本屋でもらってきた。ただ。
なかなか刺激的。
金払って買っちゃったよorz
292 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/28 00:46:01
アラビアの文庫マダー?
このひとの血液型が禿しく知りたい
>>284 熱い書評だなぁ。
書評ってのは実際どうやって書いてんだろ
正直、柴田とか豊崎とか嫌いだからあんま関わって欲しくないんだけどね
唐突に思い出したんだけどさ、
村上春樹RMXって、どうなったの?
297 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/11/26 01:17:34
たぶん企画消え
違う作家で第二弾やるって聞いたけど
売れなかったんだろうな
古川のもこれかいてる暇あるんだったら以下ry
って感じだったし
ヤバイよ、また豊崎のバカが空気読めずにアホみたいな文章で古川プッシュしてるよ
このミスでギフトを1位にして完全に浮いてる
たしかにババァうざいな。
大体あのババァが褒める海外小説なんて
ろくなもんがないし。
ババァが褒めても、連れて来る読者より
敬遠するようになる読者のが多いんじゃね?
推すなら『gift』より『ボディ・アンド・ソウル』、
プッシュするなら『このミス』より『闘うベストテン』だと思う。
サウンドトラック読んだよ。ストリート系の題材選んだのは
失敗だったんじゃないか?
似合わないことやってるなあ、って印象だった。
ヤクザの罵りに「コンコンチキ」なんて死語使ってるしさw
テレジアの生徒が喋るギャル語もムリありすぎ。
ショボイ叩きだな
突っ込むところがそんな箇所かよ
>>301 近未来が舞台ですよ?
別にストリートwにたむろする人間の生態を
描写するのがテーマの小説でもねえやろ。
近く新刊出るみたい(今月売りの「小説現代」巻末コメント)。
「三年半ぶりの書き下ろし長編」との事。
306 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/01/22 00:58:12
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
307 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/01/24 09:10:35
ちょくちょく書いてる短編が
「ロックンロールシェケナベイベー」みたいなのばっかな印象だったので
ちょっと心配(w
でも実際読んではいないのでなんとも言えないんだけど
古川の短編をチェックしてる人の感想聞きたいな
308 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/01/25 18:34:06
今月の小説現代に載ってる短編の暴走ぶりはいい感じだったよ
以前インタビューで言ってた「近過去」モノ?
小説すばるはシェケナベイベーな感じだったが
310 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/01/28 17:49:14
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
「gift」、実際に雑誌のアンケートへ回答したものまで
短編として収録してるのにワロタ。
あのアンケートに物語形式で
答えるのがすごいと思った。
皆川博子、津原泰水もそうだったけど。
小すばに対談掲載されてるね。
「エスクァイヤ」にお勧め映画書いてたね。
リンチの「マルホランドドライブ」取り上げてた。
Silencio!ってか
ゴシック名訳集成暴夜幻想譚買ったけど、
サイプレス短いよ!サフィアーンとか出てくるのかと思ったのになあ・・・。
保守。
318 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/15(金) 16:54:37
単行本マダー
319 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/19(火) 09:20:16
新刊『ベルカ、吠えないのか?』
キタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━!!!!
>>319絡みで「オール讀物」5月号にインタビュー(“ブックトーク”)、
「本の話」5月号にエッセイ「二十世紀をまるごと書いた」掲載。
321 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/24(日) 00:57:44
「ベルカ、吠えないのか?」速攻で読了。
これまでのような超自然要素はほとんどなし。
いぬたちが人間語(カタカナ)で思考するのは評価が分かれるかも。
自分は犬を飼ってたので「みんな賢い犬だなーいいなー」と思って楽しく読んでました。
スプートニク2号に乗せられた犬の話もあり。
名前はライカで通してるけど「クドリャフカ」のほうが響きが好きだなあ。
今日本屋で平積みされてたの見て買いたいなあと思ったんだよな。
手持ちが無くて諦めたけど。
やっべ、すげえ面白そう。
俺も明日買って速攻読むよ。
323 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/27(水) 01:16:59
読了、相変わらずの傍若無人な語りで満たされる
歴史の隙間に犬を召喚するという離れ技は古川らしいな
サウンドトラックは世界から拒絶された主人公たちを描いたが
今回は世界の内部から主人公(犬達とその飼い主たち)が登場してるってことで
サントラと対になったような作品
新作でたってのに、なんか全然伸びないなぁ。
じみーだね
「ベルカ、吠えないのか?」の書評が中日新聞に出てた。
購入しようか思案中。
買いなさい
絶賛されてたね
「ベルカ」読んだ。
犬たちが痛々しい・・・としか思えなかった。
331 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/30(木) 23:24:56
直木賞候補がこんなにsageってちゃアカンだろ
332 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/02(土) 09:38:11
ノミネートされたの!?
俺はどうでもいいや
直木賞みたいな愚賞、古川日出男みたいな奴にとっちゃ邪魔なだけだろ
「ベルカ」よかったよ
どんどんいっちゃってくれ
334 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/02(土) 10:52:27
推協賞もSF大賞もものともしなかったんだから、
邪魔ってこたあない。
仮にどんな権威に祭り上げられたとしても
疾走し続けるさ。
砂の王がことごとくなかったことにされてるのはなんだかなぁ
336 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/07(木) 17:59:31
それはそうと直木賞ノミネートあげ
337 :
http://www.koiten.com/?n07:2005/07/07(木) 19:29:26
なんでこう直木賞は時機を逸したノミネートするのかねえ……
古川を候補にするならベルカよりアラビアの時だろうに。ベルカは確かに良作だけどさ。
340 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/10(日) 13:14:16
正直どうでもいいわ、賞なんて
でも知名度があがるのは一ファンとして嬉しい。
古川日出男はもっと読まれていい作家だと思うが。
>>340 いやまあ、おまいが受賞するわけじゃないし。
343 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/14(木) 19:58:57
残念だったな。
「花まんま」だってさ。直木賞。
まぁ直木賞な作家じゃないよ。
いい意味で。
fromメッタ斬り大森
>ま、『ベルカ、吠えないのか?』は、とりあえずミステリチャンネルのくろねこ賞
> (おととい受賞作が決定した今年上半期のベストミステリー賞)受賞作ってことで。
> 直木賞よりくろねこ賞。
そもそも今の直木賞に受賞する価値はあるまい。
アラビアの時点でノミネートされなかったんだしな。
郡山かよ! 兄貴9歳上かよ!
地元書店は小さくでいいから古川コーナー作ってくれないかな
あの半端な地方都市で如何にあの世界観や文体を育てていったのか凄い興味出てきた
それから、豊崎のNIKITA的比喩テラキモス
>>346 委員の誰かが「翻訳書なので評価にならない」とか本気で評した悪寒
…これから読もうとしている新参者ですが、書き込みしてよろしいですか?
本編の舞台となった十八世紀のエジプトに関する何か良い資料
(当時のコスチュームetcビジュアル的に解説してあるもの)が
あれば教えていただきたいのですが…どうかよろしくお願いいたします…。
>>349 レスいただけるとは…どうもありがとうございました。
行ってきます!
351 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/27(水) 20:43:20
「小説NON」の連載、詳細知ってる人いない?
慌ててバックナンバー(過去二ヶ月分しか無かった)取り寄せたら既に終了していて、
「書下ろしを加え九月上旬に刊行」だそうです。
去年の12月号から毎月連載していたようで、メインタイトルは無し。
各話は「ブルー/ブルース」(6月号)、「ワード/ワーズ」(7月号、最終回)
といったように単数形/複数形(?)で統一。
352 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/28(木) 01:32:12
連載なんてやってたのか
まあ、本が出るならうれしい
そろそろ書き散らしてる短編もまとめてほしいな
354 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/09(火) 19:49:05
ベルカ、評判がわりといいようなので読んでみようかと思うんですが
おすすめ度はどれぐらい?
アラビア、13、アビシニアンの3作は読んだことあります。
古川日出男ってどうやってデビューしたの?
新人賞なんて取ってなかったよね。
砂の王だな。最初から凄かった。
本やタウンより
LOVE 古川日出男著
祥伝社・09月02日・1,680円・ISBN:4396632533
誰も知らない東京のもうひとつの姿と、そこに生きるものたちを鮮やかに描く青春小説。
また直球なタイトルですな。
小説現代のコメントによればもう一冊出るらしい。
オール讀物で直木賞の講評読んだけど、良くも悪くも
頭一つ抜けた存在だった模様。
>>358 乙です。丁度今日ベルカ読了したので講評気になります
ベルカ面白かったです。だけど時々コミカルな描写でオヤジっぽさが滲むのがいまいち
(フルシチョフと毛沢東の応酬のあたり等)ポップで爽やか目なgiftと併読したので尚更
あと、giftについては、男性がぶっ飛んだ女子高生書くと
「あたし」連呼でクドくなるのがなあ(他に舞城とか) なので
>>357のはそれが心配。
ボディ・アンド・ソウル今読んでる。
中島らもの「頭の中がカユいんだ」みたいだ!
オール讀物の「ベルカ」評
◎ 五木(1番絶賛)・井上
○ 北方・津本・林
▲ 阿刀田
× 平岩(もう全然だめぽ)
SF・ミス殆どスルー 渡辺・宮城谷
立ち読みなので○と▲の境界が不確か鴨ですが・・・林が誉めてたのは意外。
◎・○の委員のうち何人かは「今後に期待」のとの声あり。
完全に新人扱いだった気が
364 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/24(水) 23:35:45
なーんか古川先生はタイトルと装丁で損してる気がするなあ。
「ベルカ、吠えないのか?」はすごく良かったのに、
次は「LOVE」か・・・
365 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/24(水) 23:57:50
ナベジュンはいつも×ばっかじゃん。
俺が北方だったら2〜3回投げ飛ばしてるぜ。
乱心した津本陽に斬殺されないかな?
366 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/25(木) 00:32:50
アラビアの文庫化はまだか。
うん古川日出男のタイトルセンスは、凄く味わい深いけど、魅力は皆無だ。
web本の雑誌・作家の読書道にインタビューが載ってるよ
ベルカって南米の小説みたいだなと思ってたら、
やっぱラテンアメリカ小説読んでたんだな。
おれもベルカ読んで『百年の孤独』連想したよ。
LOVE
372 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/05(月) 02:41:49
LOVE読了。
5時間程度でさらっと読めた。読みやすい。
登場人物がどう絡み合っていくのか、
パズルを解くようなカンジで最後まで楽しみながら読める。
人物描写は今までで一番魅力的だった気が。
「さすがにそんな奴はいねーだろ」っていうのが今回は少なかった。
最後はもう一盛り上がりを期待したけど、概ね満足です。
しかし。これのどこが「青春群像小説」なのか。
奥付のとこにあった「ベルカに対する猫的アンサー」という表現はあ
すごく納得させられたのだけど。
タイトルも「LOVE」じゃなくて終章の「キャッター/キャッターズ」
のほうがぴったりくるのではないかなあ。
やっぱり見せ方売り方で損してる気がするんだよね。好きなだけに。
373 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/06(火) 16:06:39
都市と猫を媒介にした青春群像小説でいいんだよ
語り部たちが主役と見せかけて実は猫と街が主役という
作品ごとに文章のベクトルが変化してるけど、
LOVEはそういう意味ではどうだったのかな。
375 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/06(火) 20:48:08
文章に関しては自分の表現力を誇示してるだけのような気がしないでもない
群像の10月号に古川日出男の評論あるね。
内容はクソだけどな
どうくそなの?
文学板の仲俣スレとかはてな行けば分かる
はてなは仲俣の本拠地でしょ。そこでも叩かれてんの?
381 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 08:13:16
つうか群像読んだら分かるし、そのほうが早い
仲俣っていう時点でカスなのは半ば決まってるだろ
物凄い腕利き作家なのにどうにもマイナーから脱しきれないのがなあ。
大好きなんだが。
むしろ腕利きだからマイナーから脱しきれない。
力を抜いて、「一般受け」することだけを考えたどこにでもあるような作品をいくつか出せばすぐにメジャーだ。
誰もそんなことは望まんが。
ビックマイナーと思って満足しようよ。
玄人好みってことは素人に優しくないってことだからな。
変な評論家だけに異様にマンセーされてるのがマズーな希ガス 何故こうなる?
スペックが過剰すぎるからね
例えるなら車に金かける人とただの移動手段の人がいるってことだ
>>386 愚にもつかない「毒舌」「辛口」な評論家様が褒めるのは百害あって一利なしだな。
豊崎とかな
>>386 サントラはそうだけど、アラビアとベルカは普通に評価が高いと思う
>>390 アラビアは面白いってた奴も、そのベルカとサントラはつまらないって言ってた。
その二つは、はてなまわってみても、何が面白いのか、どう評価すればいいか、
迷った感想が多かったから、普通の読者の評価は高くはないと思う。
そりゃ文体と物語追っかけるだけの自称本好きには理解できないよ
392みたいな通気取りが結果的に作家の評価を下げるんだろうな。
394 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/21(水) 21:41:26
んなわけねえw
13はよかったがアラビアが全く受けつけない。
あら、びゃ〜ん
ほしゅ
保守しなくても落ちないよwwww
イヌよ、イヌよ、お前たちはどこにいる?
次に出るのは「小説すばる」のロックンロール連作か?
奇を衒う必要はないけど、もう少しタイトルに気を使って欲しい。
モーサムのライブレポ書いたらしいね。
402 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/13(木) 01:04:49
ナンバガとかモーサムが好きという音楽の趣味が
タイトルの微妙さにも関連しているようなキガス
オイラも好きだけどね
向井もベルカ読んで絶賛してたなぁ。
「gift」、アルパカの話が好きだ。
「鳥男の恐怖」もいい。「アンケート」もいい。
『ロックンロール七部作』か……いっそ潔いな。
ストレートに「ロックンロール」で来るかとガクブルだったが
七部作と付いただけマシか。
またビミョーなタイトルだな
408 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/11/10(木) 12:40:03
「ベルカ」読んだけど、あの気障ったらしい文章が鬱陶しかった…。
プロット自体はまあまあ面白いのだが…。
ファンはあの文体が好きなんだろうけど、ダメだった。
この本はつまらんかった。
安っぽいファンタジーにナポレオンのエジプト遠征をくっ付けただけ。
>>408 気障ったらしい、というよりは饒舌な、というかんじじゃないかな。
饒舌な語り口も結構好き嫌いわかれるし。
「ロックンロール」のトークショー行く人おらんの?
サウンドトラックとボディアンドソウル読了。
ボディはとても良かった。サウンドはイマイチ。
特に後半グダグダに感じた。
413 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/11/13(日) 06:50:27
アラビアは今年は文庫にならない様子だ
414 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/11/13(日) 12:42:20
文庫化するとしたら2〜3冊になるかな。
京極みたいに1冊にしてもらうのも面白そう。
グリーンマイル式に細分して、五巻、二巻、四巻、一巻、とか
バラバラの順序で刊行するとかどうだろう。
LOVE図書館で借りて来た
でも読まずに返しちゃった
読まずに食べた
さっきの手紙のご用事なあに
418 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/11/15(火) 08:40:04
ベルカこのミスにランクインオメ
420 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/11/18(金) 16:33:18
ん?このミスってもう出たの?
7位らしいね
>>420 ミス板の「このミス」スレでリークされてた
この人、作品によって文体が違うね。
424 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/11(日) 19:18:42
そういやあ、村上春樹リミックスてどうなったの?
結局、合本てでた?出たら読もうとおもてそのままなんだが
「中国行きのスロウ・ボートRMX」ムチャクチャ面白かったよ。
古川日出男作品の中でも一番売れてないみたいだけど。
まだ増刷すらされてないぽいし。
でもこれ明らかに古川作品のなかでも傑出した出来だと思う。
426 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/12(月) 20:45:00
427 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/13(火) 07:06:38
>>426 おおっ?ほんとだ、じゃあ、他の3編は黒歴史か?
誰が書いてたか知らんが・・・
爆笑問題のススメで、「現在出演交渉中の作家」の中に名前があった。
もし出るとしたら1月ぐらいだろうから、戌年にちなんで「イヌのススメ」とかにされちまうんだろうか。
「ライカ犬のススメ」とかな
確かに犬はよく出るな、この人の作品。
…と思ったけどそうでもないか。
「犬の少年ウンベルト」が『ベルカ、吠えないのか?」のストレルカの原型だろうか。
古川日出男は人が人以外のものの象徴になるのが好きなのかな。
「沈黙」の「音楽」とか「絶対悪」とか。
今じゃベルカが代表作になってるのかな、世間的には。
代表作なら世間的にもやっぱアラビアじゃないかね
434 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/12(木) 07:45:12
スロウボート文庫化アゲ
アラビア文庫化早くしてチョ
>>434 タイトルちょっと違うけど、なんか違うのん?
>>433 そうか?ならなぜ近所の本屋に一冊も置いてないんだ?ベルカはあるのに
ベルカはこのミス7位じゃん。いまが売り時なんだから本屋にあるのは当たり前。
タイトル変えてるだけなので
800字くらいの自作解説を立ち読みすれば単行本持ってる人は買わなくていい
>>437 でもアラビアは賞取ったときも置いてなかったぞ。
440 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/13(金) 22:30:04
推理作家協会賞とかSF大賞じゃマイナーすぎて書店も敬遠したんだろ
だいたいお前の近所の本屋に置いてあるかどうかで代表作が決まるわけじゃない
SF大賞はともかく推理作家協会賞ってマイナーなの?
マイナーだろ。伊坂なんか受賞したのに帯にも書いてない。
宣伝にも使えないよーな賞なんだよ。
443 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/14(土) 17:24:53
gift読んだ。
かなりツボな作家だ。伊坂なんかよりよっぽど面白いと思う。
これから他の作品も読んでみます。
444 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/15(日) 00:35:35
スロウボート文庫、高いよ
枚数的には高いかもしれないけどたかが500円ですよ。
つい先月に旧版を定価で買っちゃったよ……
旧版買った。さらに文庫も買う。
加筆訂正してなくても買う。
>445むかしはアレくらいの厚さは300円くらいだった。
あんまり高くなったような意識はないな。
448 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/16(月) 06:22:21
元々は企画モノでしょ、できれば他の3作と合本にして欲しかった。
じゃないと他のを読む機会は永遠にないと思うので・・・
450 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/21(土) 02:36:00
他作家の村上春樹RMX
ダンス・ダンス・ダンスと回転木馬と何かだったと思う
よく知らない作家だった。
ところでスロウ・ボートどうだった?俺、個人的に全然駄目だった。
やっぱ、年齢か?村上のあの短編集は学生のころ繰り返し読んだんだけどな
451 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/29(日) 21:23:35
ベルカが文藝春秋のサイトから注文できないのは何故だ。
アラビアって文庫化してる?
453 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/30(月) 23:03:13
この人すごく頭いいんだと思う。だからスローボートみたいなことすると
あざとさが見えてひいちゃうんだろうね
アラビアは何故かまだ文庫になってない
454 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/07(火) 21:23:57
関東は17日かな
アラビア、7月に待望の文庫化予定だそうです。
「SFが詠みたい!2006」角川書店の刊行予定より
「今年は文庫をもっと出したい」(by小説現代)ってあったけど
サウンドトラック('03)はちょっと早いか?
あと短編集(同誌掲載分?)が春に出る予定だそうな。
458 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/12(日) 07:13:48
7月ってあなた・・・
アラビアは分冊になるのかな
ならなかったら人が殺せるな。厚さで。
爆笑問題のススメ 見た。
初めて動いてるとこ見たけど、
思ってたより気安い印象を受けた。
太田がベタ褒めしてたな。
反響少ないね。
関西(よみうりテレビ)は今日深夜。
465 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/21(火) 18:44:49
古川氏の血液型をご存知のかた、いらっしゃいましたら教えてくださいまし。
多分B型。
んがあ、録画したススメ見てたら「今週のあとがき」で切れてた。
最後、サイン本プレゼントのコーナーで何か喋ってた?
467 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/21(火) 19:14:36
しゃべってねーよ。
渋谷のブックファーストに直筆サインとコメントあったぞ。
なぜかロックンロールの。
血液型は誰も知らんのか。
三省堂本店にもあったな。
去年のことだけど。
469 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/22(水) 02:34:24
太田が興奮してしゃべくりすぎてゲスト古川の話が少なくなってたな。
「ぼくのことに詳しいですね」的な発言はチクリと聞こえた。
さすがに勝手に自分の意見を代弁されたら気分は良くないはず。
ましてや表現者なのに。Ryu'sBarとか、もいっかいやんねーかなー。
あー、おれは悪意から出てるようには聴こえなかったけど、
たしかに皮肉かもわからんねあれは。
471 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/22(水) 03:10:19
服のセンス結構すき
472 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/22(水) 07:05:04
麩饅頭しかないけど
473 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/23(木) 08:32:04
急須がもてなくて
○ 「すばる」3月号で柴田元幸氏と対談(「イッツ・オンリー・ロックンロール文学」)
○ 「青春と読書」3月号で桐野夏生『リアルワールド』評
○ 来月発売の「小説すばる」4月号から連作短編シリーズがスタート
SFマガジンのオールタイムベストでアラビア16位オメ
476 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/14(火) 03:15:36
雑談してはいけないの?もちろん古川氏の関連だけど。
477 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/14(火) 16:44:38
カズオイシグロ「私が孤児だったころ」文庫解説あげ
478 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/29(水) 02:45:11
講談社サイトより
「ルート350」 1,575 4/17
小説の地平を切り拓く、著者初の衝撃短編集
現実が贋物か。ルート上のストーリー世界が心を捉えて放さない。
いったいいくつの可能性が、この道に乗っかっているだろう。−−到達点へと疾走する物語8編を収録。
あー、『GIFT』も『LOVE』も『ロックンロール七部作』も、
古川日出男的には短編集じゃなかったんだ。
「衝撃短編集」が初なのかも…
今までのは普通の短編集だったと。
481 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/02(日) 16:42:56
まあちょと苦しいが
482 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/13(木) 01:28:21
文庫化はいつだ
483 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/14(金) 20:24:43
今年の6月頃だと言う話を聞いた。
484 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/15(土) 00:54:13
自作自演おつ
485 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/15(土) 14:22:07
えっ?あのアラビアが文庫本に?何か嫌やな〜
何でや?でる思てずっと待ってるのに
新刊の表紙ダサイな
488 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/18(火) 18:20:50
「SFが読みたい」2006年版の中の記事に、アラビア・・の文庫化が今年の7月って言う
角川の記事が載ってる。ほんとみたい。
489 :
名無しのオプ:2006/04/26(水) 21:18:59
三島由紀夫賞候補になりますた。
ラブとはまた中途半端なもんを候補にしたな。
ベルカを山本賞でよかったのに政治が透けて見える。
492 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/05(金) 21:53:25
ま、古川日出男ついに純文学へ、って感じで。
今まではやっぱりエンタメで見られていたわけだけど、
三島賞ノミネートによって純文学へ。
493 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/06(土) 06:49:02
ベルカを三島賞にブチこんでたら新潮社を見直したのに
山本賞にしたかったけど直木賞落ちだから外されて
でも旬の古川をなんとかしたいからラブで三島賞かよ、つまんねえな
494 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/06(土) 18:52:48
古川日出男 すばる6月号に新作。文藝夏季号にも中篇書いてたし、
いよいよ純文リーグ転向ですか?
まぁ、純文とエンタメでぞんぶんに活躍してほしいです。
「小説すばる」、「青春と読書」の連作と合わせて一冊に纏まるらしいので
「すばる」の奴は純文と毛色が違うかも。
496 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/07(日) 18:58:30
古川日出男って俺の中だと
エンタメでも純文でもない
単なる小説って捉えてるんだが
みんなはどうなの?
497 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/08(月) 12:42:04
なんとも言えん。 あまりこういう表現はしたくないんだけど、
それでも、古川日出男は、この作者だけの1ジャンルのような気がする。
おれの中では叙事詩的エンターテイメントって感じ。
499 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/11(木) 11:07:52
「古川日出男」、それがジャンル。
二流の文芸サークルみたいな会話だな
またいつかウィズの小説書いてください
502 :
名無しのオプ:2006/05/18(木) 19:52:25
LOVEで三島由紀夫賞受賞しますた。LOVE!!
503 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/18(木) 20:55:54
おおwwwすごいwww
でもなんで受賞したのかよくわかんないな
504 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/18(木) 21:03:15
ラブ!
506 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/18(木) 23:45:31
祝!三島由紀夫賞!
これで純文学リーグにも本格参戦ですね。「すばる」の
『狗塚らいてうによる「おばあちゃんの歴史」』も評判
いいようだし。野間文芸新人賞あたりも獲れるんじゃな
いですか?「文藝」に掲載された『ハル、ハル、ハル』
が芥川賞候補になったりして。いくらなんでもそれは
無理か。
まぁとにかく、本当におめでとうございます!
>>506 近況報告乙
三島賞受賞おめでとうです。
LOVEは忙しくて2頁しか読めぬまま返却日を迎えたのが悔やまれる。
508 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/19(金) 22:23:22
別冊文藝春秋にも書いてるね。連載で。
ものごっつい仕事してるなぁ。しかも文藝の一言メモによると
巨編を書いていると言っていたし。ああ楽しみだ。
509 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/19(金) 22:25:41
とあるブログで『狗塚らいてうによる「おばあちゃんの歴史」』が
古川版『百年の孤独』だ、と絶賛されいるのをハケーン。
すばらしいね。言うことなしです、はい。
「青春と読書」でも『聖兄弟』連載開始。
一連の企画は『ボディ・アンド・ソウル』にもあった
東北行が実を結んだのかな?
511 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/20(土) 16:00:08
いいね、同時多発・古川日出男。
三島賞は毎回良い作家を選んではいるんだけど、
受賞作自体はそれほどでもないものが多い気がする。
513 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/25(木) 20:15:08
7/25か。2ヵ月後じゃん!
上、中、下じゃないね。ひょっとして薄っ!高っ!字でかっ!な5分冊
なのか〜
「V」に、ここに完結!って書いてあるよ。
装丁はどんなかな
517 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/27(土) 00:14:33
だね。
カバー気になる。
518 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/01(木) 22:18:59
カズオイシグロ「わたしたちが孤児だったころ」の古川の解説読んだが、ちょっと尖りすぎ。
他人の本の解説であれやっちゃまずいと思うわ。
自分の本ではもうとことんまで尖っちゃってください。
ただしマイノリティたちに過剰に選民的な雰囲気をまとわせるやり方は最近鼻についてきた。
そこらへんは村上春樹にかなわない。
俺は村上春樹は緩すぎて嫌いだけど。
真似して春樹ジュニアとして完成しろというんではなくて、
古川っぽい硬質さを保持したままで、選民性を廃した語りの過剰を追求してくれたらと思う。
>>518 レポサンクス。その解説がどんな文体だか気になってた。
古川が自作以外でうねりゼロ・ごくシンプルに書いたらどうなるのか見てみたいな。
三島賞受賞翌日、読売「顔」欄に載ってたよ。発言かっ飛んでてワロタので締めの言葉だけを。
「でも、本当は、何も上に付かないただの『文学』だけがあると思う。
そこに最も近いにおいのするこの賞が欲しかった。
字面も格好いいし、三島さん、ありがとう!」
520 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/03(土) 16:00:29
なんかイタイな。
今日の朝日の「ひと」にも載ってたな。
522 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/04(日) 20:20:22
古川ちゃんエロイな。
読売夕刊にショートショートが
>>523読んで
本人もここまで過剰にギラギラしてる人だとは。飛ばし過ぎて驚いた。
作品にしばしば頭脳も身体能力もパーフェクトで精力絶倫なヤシが出てくるが
これが氏の目指す人物像なのかな。
526 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/13(火) 15:49:03
選評について一家言ある人〜。
>>525 昔「幻想文学」にインタビュー載っていたが、あれも相当なモンだったな
なんかイタいラッパーみたいだな。
>>527 この二人はちょっと似てるな
痛いけど面白い話がきけそう
池上はなんか、確信犯的なイタさを感じるのだけど。実際にはどうなんだろう?
天然なんだろうか?
両方早稲田か?
文庫版アラビアの表紙来てるね。
タイトルを挟んで上下に Lord Frederick Leighton の
作品を配置した構図で、それぞれ
Flaming June (単行本)
Mother and Child
Odalisque
Winding the Skein
Pavonia
Clytie
表紙どうなるか気になってたけどいい感じだ。
ただアラビアらしさっていうよりヨーロッパっぽい雰囲気の絵なのが気になる。
分量的にはきれいに一部ごとに分かれるだろうけど
タイトルの色はI(赤)とIII(水色)が逆じゃないかな。
どうでもいいが週刊ブックレビューに出演するぞ。
537 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/22(土) 22:03:46
明日の8:00〜、(再)24:00〜か。
『LOVE』中心だろうけど、アラビアにも触れるかな。
痛いよう
朗読は読むのにもっと良いところあったんじゃないのかなーと思ったが、
全体のトークはかなり良かったと思う。
いたたまれなくてチャンネルかえちゃった…
思ってたよりも熱い人だった。
俺はあのくらいノッててくれたほうが嬉しい。
本人もピエロを演じるようなつもりでやってるんだと思うよ。
543 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/24(月) 11:36:19
この人ののってアラビアとかベルカとか言う系列の物語や歴史に特化したのは
ほんとに面白いけど、リミックスとかとても読めたものじゃないやつの
差が激しい
544 :
現代コスメ文学:2006/07/25(火) 16:09:34
静まれ世界文学 疑似文豪
気付かれ 付け焼き刃のロジック
毒にも薬にもなれないマジックレアリスム
拙さで 謎めいた文章も泳ぐ
誰が作ったか?悪しき風習で
いたいけな少女が終電をなくす
ごきげんかい?
早すぎる開拓終了 放り出された感覚代行
生き生きとたわけ ぬかしな「アラビアノ夜ノ種族ト」
大胆不敵な無意味さがステキ
静まれ世界文学 疑似文豪
気付かれ 付け焼き刃のロジック
覚えたての技法ではきちがえたヌーヴォーロマン
中2の単語でつまずいたならカットアップ
誰に学んだか隠せない展開に
いたいけな少女もさすがにさめてく
ごきげんかい?
早すぎる開拓終了 放り出された感覚代行
生き生きとたわけ ぬかしな「アラビアノ夜ノ種族ト」
「六〇〇〇度ノ愛、子猫ガ読ム乱暴日記」
少女は呆れて目をそらす
不条理の世界 判別不能
前衛の戯れ言でコーティング
大胆不敵な無意味さがステキ
この人のスレが現在SF板にしか立っていない件
3年かけて500ちょっとの件
めっちゃ仕事して、賞も獲って、一応脂の乗っている作家なのに何故にここまで過疎るのか…
露出が増えて微妙にイタい人なことが判明したこと、
万人受けするとは思えない日本語感覚、
作品ごとに質に恐ろしくバラつきがあること等を含め、
煽り甲斐・擁護甲斐のありそうな作家なのに…。
546 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/26(水) 00:32:27
ついに、アラビアの文庫本出ましたね。
購入しようか考えてます。マジで。
547 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/26(水) 04:36:31
アラビアはSF大賞と、推理作家協会賞のW受賞なのな。
まあ、たしかに各作品のばらつきはかなりあるから、評価イイ作品だけ
文庫でな感じでおれはいい
549 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/28(金) 16:08:53
古川特集ホントに下らなかった。しょうもない評論家の文章ばっかりで。
じゃ買わね
古川特集と名を借りた評論家たちの自己アピールだった。
古川という素材を生かし切れていない
ただ、SF大賞とったのにSFマガジンから執筆来なかった
というのでくすっと笑ったのが収穫かな。
bk1からアラビア文庫版到着。予想通り一巻一部構成で
三巻の巻末に文庫版附記が付いた他は「サイプレス」併録も
解説もなし。Pavonia でなく Pavinia だった。
しかし、背表紙の巻数が帯で隠れちゃうってのはどうよ。
553 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/29(土) 03:16:21
サイプレスはもうよめないの?
555 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/29(土) 12:55:12
学研M文庫のゴシック名訳集の二巻(暴夜幻想譚だったかな?)に収録されてるよ>サイプレス
556 :
ミスター・ブレイナ ◆pdLeuPpTds :2006/07/29(土) 23:18:56
ユリイカはインタヴューの自作解説面白かったよ。
あれ読むだけでもお釣りがくる。
是非買うべし!
文庫版買って、2巻に突入したーよ。
作者の注釈が気に入った。
_ _ ∩
( ゚∀゚)彡 アーダム! アーダム!
⊂彡
559 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/04(金) 19:14:59
インタビューとか本人の写真見るとひくんだが、書いてる本はやっぱすごいな。
アラビア読んだ。なんだほんとにウィズなんだと思ったがこんな風に書ききる
豪胆さに驚く。好き嫌いは分かれると思うけど、イメージやなんかを文章におこす
体力に恐れ入りました。
Wizardryというゲーム
もちっと詳しくいうと
Wizardry外伝2のゲームシナリオというか
>>2の……。
あーゆうキャラだからあーゆう作品を書けるって気が
563 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/05(土) 01:09:29
うむうむ
もっともっと尖ってもいいぞ!
寡作っぽいけど実はそんなに寡作じゃないから、
著作全体で見れば各方向に突き抜けたすげーものを書いてくれるかも
564 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/05(土) 03:40:29
高橋源一郎が三崎亜紀のとなり町戦争とベルカ比べて、となり町はネタさえ
思いつけば、まあ書けるかなと思うが、古川日出男の書く小説はネタを用意
されても普通は書けない。知的体力が高いと評していた。
うんうん、なるほどなーとおもたよ
古川日出男そんなに当たり外れ多いか?
おれは十冊くらい読んでるけど、だいたい甲乙つけがたく面白いと思う。
566 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/05(土) 06:41:47
外枠にジャンル物をもって来る奴は好き。(アラビアやサウンドトラック)
直球文学されると全然ダメ(スロウボートとか)
昔「幻想文学」にインタビューが載っていたが、そこでも相当飛ばしていたなあ
568 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/05(土) 10:38:45
俺がローティーンだったころウィズにはまり、関連小説はだいたい読んだ。
『砂の王』が抜群に良かった。
というか、これだけラノベじゃなかった。
ラノベとしては『ウィザードリィ・サーガ』は面白かったが。
ひたすらシリアスなゲーム小説は『ファイナルファンタジーU』とかあったが、
その手の奴は暗くて話に起伏がなくてつまらないものばかり。
『アラビアの夜の種族』の作中劇に『砂の王』が再利用された際に、
アラビアンナイト風の語りになり、
ライトサイドの主人公が滑稽劇みたくなったのがちょっと勿体無い感じ。
『砂の王』は独自に完成させて欲しかったな。
なお原作ゲーム『ウィザードリィ外伝U 古代皇帝の呪い』も傑作です。
国産ウィズの中では一番バランスがいいと思う。
もっともこれが成功してしまったために、
結果的に外伝シリーズがぐだぐだになっていくのだが。
>>568 サーガは良かった。野間逸平って今何やってんだろう
570 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/06(日) 09:07:21
アラビア読了
外枠の仕掛けは以外にあっさりしてたな。もっとがっつり現実への侵食が
あるかと思った。まあそれでも軽くサプライズがあってうまく落としてたから
まあ、おkだろうな。
それにしても読んでる間はとにかくなんだかすこぶる楽しかった。
久々に読み終わっちゃうのが寂しい本だった。
この人の他のでお勧めって何?
アラビアが気に入ったならやっぱベルカかねえ
ベルカ→ロックンロール七部作の順がいいんじゃないかな
ベルカは面白いけどラストのいまいち消化不良気味な所
(直木賞選考で平岩弓枝も言及)が
ロックンロール読了してとってもスッキリした
LOVEも印象深くて好きだけど
>>543,
>>566に同意なので
東北舞台の作品完成が楽しみでならない
アビシニアン→13を薦めたい俺は少数派か。
13→沈黙→アビシニアンの順かなあ俺が薦めるなら。
ロックンロールは内容はともかく字詰めが読み辛いw
夏真っ盛りの今ならサントラがいいかも
アラビア、沈黙、アビシニアン、サウンドトラックは面白かったんだが
ベルカーの文体もストーリーもさほど面白くなかった。
ベルカー以降の作品って、アラビアとかとは雰囲気違うの?
夏休みに古川日出男全作読もうと思ってたけど、どうしようか迷ってる。
アラビア読了。
13、沈黙、アビシニアンが好きで、アラビアは出た頃の評判から
凄い期待してたんだが、期待値が高すぎたかも。
いや、面白かったんだけどさ。
>13、沈黙、アビシニアンが好きで
な人からすると、アラビアはちょっとふざけすぎかもな。
579 :
578:2006/08/06(日) 22:24:20
まあネタ元の千夜一夜がふざけてるんでしょうがないというのもあるけど
『ボディ・アンド・ソウル』読んで、
これでもし古川日出男が独身だったり奥さんピンピンしてたらやだなーと思った。
>千夜一夜
語りの枠としてのネタ元。
語り口調もガラン版の翻訳っぽくしてあるような。
583 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/09(水) 07:38:38
バートン版じゃないのか
ってどっちも読んだことない俺が言ってみる
訳注オオスwwwなところはバートン版ぽいな
サウンドトラックも上下巻で文庫化か
586 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/10(木) 15:44:18
バートン版はちくま文庫で全集でたしね。
最近読まないちくま文庫が本棚と会計を圧迫している
文庫2巻の途中まで行ったーーーーーー
砂の王、既読だけどここまで忠実とは思いませんでしたよ。
589 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/14(月) 21:24:26
価格よりも造本の問題で単行本版は買わず、ようやく「アラビアの夜の種族」を購入〜読了できた。
諸々の書評でとっくに言い尽くされていようが、これは「砂の王」を決着させる為のメタ小説かな。
「砂の王」に相当する部分(=「災厄の書」=「ゾハルの物語」)が作中作と成っている点や
「アラビアの〜」自体を作者不明の翻訳書としている点などは、
これが自身のまったくのオリジナル作ではない事への幾重ものエクスキューズで。
でも、「ゾハルの物語」パートは楽しく読めたし偽書が成立してゆくのもスリリングだった反面で、
ナポレオンがどうしたこうしたってのには“間に合わせの箱”の印象しか持てなかった。
これは「砂の王」を前提として読むから整合を感じられないだけで、先入観を無しに「アラビアの〜」
を読んだ人には“これはこういう物語”と読めたのだろうか?
或るいは、「ゾハルの物語」とその外界での出来事との巧みなシンクロニティやアナロジーの配置を
僕は読み落としているのか?
はたまた、歴史的or文化的な事実に上手く噛み合わせてあるのか?
どなたか、解題を願います。
うわー。
今までなるべく顔を見ないように避けて過ごしていたのについにユリイカを目撃してしまった。
堺雅人みたいな感じを勝手に想像していた自分よ、さらば。
意外と格好良いと思うがな。
背は低そうだが。
なんか下北沢うろついてそうだよな
決して表参道とかではなく
つうか浮浪者っぽい
そこはおまえ、放浪者といわんか
なんつーか、ギラギラしてんのね、結構。
ラヴとギフトが受けた(重版以上)
と本人。
ああいうのが売れるのかと変な意味で感心。
giftは贅沢。長編に出来そうなアイデアさえショートに使ってしまうんだから
>>597 逆に、狙った七部作がコケたことを悔しがってたね
ベルカ続編と思ってたら本人が明言してて嬉しかった
古川本人も言うように報われて欲しい作品だ
>>598 同感です
たぶん文学的(本人いうところのポップカルチャー)評価ってあんまり
ないと思うんだよね。基本は圧倒的密度の情報と文章で語られる神話の
再生的な物語ものがたりしたもの面白さがうけたんじゃないかと思う
要はおもしろくてなんぼ読んでたのしくてなんぼ
601 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/29(火) 03:20:33
アラビア、読みました。
なんか、ボルヘスとフーコーとバルトを読んでいるような感じ。
個人的には13や沈黙の方が面白い。
アラビア読了。
文体がツラカッタ…もちょっと格調高い感じかと思ってた。
格調高いのを求めると思い切りずっこけるなあれはw
最後の二章で報われると思うけど。
604 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/09(土) 21:55:10
文学板のスレストップされたね。文学じゃなくラノベってことかとwwwww
>>602 外枠でなくて内側の物語の文体だったら
下敷きにしている千夜一夜物語を意識して敢えて口語的なものにしたんだと思うけど
勘違いだったらすまん
文体が修飾ゴテゴテで耽美系なのに
会話文でちんぽこちんぽこ連発するギャップに笑った
607 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/20(水) 13:21:19
でた、サウンドトラックの表紙
もっと売りましょうというか、そっち系だと判断されたのか
評価の割にはうれてないんだろうけどね
608 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/20(水) 16:58:14
サウンドトラック文庫、新聞に載ってた写真みただけで現物はみてないんだけど、
なんですかあの表紙は?ハードカバーはあんなにかっこいいのに!
なんで〜あん〜な〜カバぁ〜イラストぉ〜なんだよ〜
読んでても、ただのアニメ漫画のノベライズ物にしか脳内変換できないじゃないか〜
かうのやめよTT;
俺はアニメ絵に抵抗ないが、それにしてもサントラ文庫の表紙はいただけない
10年以上前のセンスだ
611 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/21(木) 19:16:05
ハードカバーがかっこいいとは思わないけど文庫のアレはひどいな
どういった層をターゲットにしてるのかよくわからん
612 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/21(木) 22:28:46
あれ?カドカワだったけ?と思ったよ
614 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/22(金) 00:09:10
イケメンすぎる、ただの優男なトウタもどうかと思うが、何よりヒツジコが嫌だ。
なんだあれは。ハードカバー先に読んどいて良かった。
アニメ絵、漫画絵だろうと俺はOKだけど、トウタはこんなイケメンじゃないだろとw
ヒツジコもなにか違うし、ちゃんと読んだのかと疑いたくなる
以下チラシの裏
トウタは自分の中じゃボウケンジャーのレッドが少し若くなった感じ
打海の新作装丁よりまだましだぞ
617 :
カミール・マンコナ ◆o8QCNftdwU :2006/09/24(日) 09:19:26
佐藤亜紀の方が才能は上ですか。
618 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/24(日) 22:25:30
打海のやつはシリーズなんだからすくなくとも統一してほしいね
今回がらっとかわったからな
たぶん文庫で買いなおす気がするけど
表紙は福島聡に描いてもらいたかった
620 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/25(月) 19:01:07
13読み始めたけどすごくワクワクする
サウンドトラック2週間前に読了したがとりあえず文庫も買ってみた。
これはヒツジコじゃなくてヨーコだなと思いながら上巻からめくってみたら、
ヒツジコの手紙が手書きになってるんだけど。
連載時はどうだったの?
間違えたユーコか
結構はじめから乗って読んでいたんだが、
脳内物質が分泌されてきたのは地下迷宮に奇人が集まってきた頃かな。
読む速さが自分でもヤバイと思えたのは森が燃えた描写のあたり。
その直後にイスマーイール・ベイが自分とおんなじように速読しまくっているので思わずワロタ
カフワ
珈琲を飲みながら読んでいたのも同じ。
おそらく俺もイスマーイール・ベイのようにブツブツ言いながら読んでいたんではと心配だ。
624 :
糸杉:2006/10/13(金) 23:16:15
「アラビアの夜の種族」読んだ後 山田正紀「エイダ」お勧め 複数の物語の溶け合いが最高
ユリイカ8月号の特集読んだよ。
初めて公募したのがよりにもよってハヤカワSFコンテストだったんだって?
この今もっともワイドスクリーンバロックに近い現代日本語作家を逃すなんて
ハヤカワもつくづくもったいないことしたもんだね。
まあハヤカワに飼われてたらこれほど爆発できなかったろうし、
現代思想ヲタの支持を得る機会もなかったろうけど
626 :
625:2006/10/17(火) 16:35:59
公募してどうする
応募だ応募
ワイドスクリーンバロックってなに?
628 :
ミステリ板より宣伝:2006/10/18(水) 20:02:49
>>629 スレ教えてくれてありがとう
レンズマンとか虎よ、虎よみたいのやつかな
でも古川日出男がワイドスクリーンバロックとは思わなかったな
ロックンロール七部作は未読なんで、読んだら考えも変わるかもしれないけど
まあ古川作品はダサくない(村上春樹系とか猫系とか)のがあるからな。
WSBは一貫してダサい。
だがそのダサさこそがいい
まあそうなんだけど。
古川にはダサいのも書いてほしい。
書いてるか>ロックンロールとか
俺個人は猫的なの書いて欲しいけどな
アラビア,サントラはいいけど、ベルカ,ロックンロールは付いていけない感がある
このままダサい方面にいくのかな
いやあ犬と猫はバランス取ってくでしょ
ユリイカでそんなこと言ってた
こんちわ
ベルカ〜から入った新参です
アラビア〜とサウンドトラックも読んで来ました。
どれもなんか異常なまでの高密度の小説で「も、もったいね〜ネタ分ければこれだけで十年は戦えるのに・・」
って感じのゴージャスさに圧倒されました。けど、こうでなければあの読書体験の陶酔も無かったかも。
久しぶりに「読み終えたくない」という感覚を覚える没入感を味わえた諸作でしたよ。
638 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/29(水) 02:11:38
月刊プレイボーイでこの10年のベストミステリーに選ばれたよ
だから読むことにしたんだ
ただ選者は大森豊崎北上だけど…
多分豊崎がゴリ押ししたんだろうな
640 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/29(水) 07:49:09
大森も古川大好きじゃん
オールタイムベストの1位にアラビア選んでるし
豊崎にプッシュされるなんてマイナスにしかならん
こんなマイナー作家とっては、オデが取り上げるというだけで十分プラスだすわよ。
643 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/29(水) 22:48:50
シャングリ・ラの人もな
644 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/30(木) 13:10:22
豊バアの読書ってブランドもん着たがる女といっしょだろ
本のセレクトショップとかいう痛々しいフレーズを真面目に言うくらいだし
千野と一緒にドキュンな言動で楽しませてくれたらいい
また豊崎叩きか。荒れるからよそでやってくれ。
豊崎叩きは空気読めない時点で同類
ネタがないからな
過度のアンチは叩く対象に似てくるというからな
新刊出たけどどうなんでしょ?
650 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/07(木) 19:13:15
僕たちは歩かない
一気に読める。面白い。作風はLOVEの続きっぽい感じ。とにかく面白いのは確か。
LOVEみたいな作風か…
アラビアのねっとり加減が好きな自分としてはちょっと見送るかもわからんね
652 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/10(日) 23:15:12
■古川日出男作品の分類■
スタイリッシュ・フルカワ
『ベルカ、吠えないのか?』
『ロックンロール七部作』
『サウンドトラック』
『二〇〇二年のスロウ・ボート』
キュート・フルカワ
『gift』
『LOVE』
『僕たちは歩かない』
『ルート350』
『アビシニアン』
ディープ・フルカワ
『アラビアの夜の種族』
『13』
『沈黙』
『ボディ・アンド・ソウル』
リローデット・フルカワ
『ウィザードリィ外伝U 砂の王1』
全部好きだな、こういう作家も珍しい
肌に合わないという人はいても、ツマラナイと思う人はいないんじゃ無かろうか
アビシニアンはディープに入れて欲しい
655 :
652:2006/12/12(火) 11:28:47
■古川日出男作品の分類■ (改訂版)
スタイリッシュ・フルカワ
『ベルカ、吠えないのか?』
『ロックンロール七部作』
『サウンドトラック』
『二〇〇二年のスロウ・ボート』
キュート・フルカワ
『gift』
『LOVE』
『僕たちは歩かない』
『ルート350』
ディープ・フルカワ
『アラビアの夜の種族』
『13』
『沈黙』
『ボディ・アンド・ソウル』
『アビシニアン』(キュート・フルカワから移動追加)
リローデット・フルカワ
『ウィザードリィ外伝U 砂の王1』
ログ読まない&ググらずに発言。
アラビアが店頭で積まれてるのを見て気になってたんだけど、ジャンルは何なの?
ダークファンタジー、ホラー、ミステリが好きなんだけど、合わなさそう?
古川文学にハマると他の現代日本作家の作品の密度が薄く感じてしまって
買って損しちゃった気分になってしまうな
俺も俺も
基本的に海外作家で育ってきたから、
日本人の書いた小説のジットリ感やヘナヘナ感に耐えられない。
その理屈で行くと村上春樹は読めるはずだが、かっこつけすぎで「バカジャネーノ?」となって萎える。
古川日出男は読める。つーか大好き。
分類面白いな。
自分はディープ古川が好きらしい。
濃厚なエンタメ読みたいなー
662 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/20(水) 10:30:28
僕はスタイリッシュに分類されてるのが好きですね。
特にやっぱりベルカは最高。
バラけてる…
地味にプッシュされてる割には売れてないねぇ・・・
『歩かない』はいいお話だったとは思うけど、
ハードカバーまるごと一冊があれだけはちと・・・その、どうかと・・・
665 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/21(木) 22:12:01
分類に沿って言ったら、最近の古川はキュート系ばっかだな。
ギフトから始まったのか?LOVEにいって、ルート350に
僕たちは歩かないだろ。文芸誌に発表しているのもほとんど
キュート系。やっぱりディープ系かスタイリッシュ系の長篇が読みたいな。
文藝で言ってた「書下ろしの巨篇」とやらを待つしかないな。楽しみ。
>>664 読者に優しくないからなあ、売れないだろ。
無論解りやすく愛想の良い話も書けるだろうが、そんなつもりはないだろうし。
>>666 わかりやすさと売れ行きはあんま関係ない気がする。
古川は心を開かない作家だなとは思うけど。
ケータイ小説とか東野とかが売れる時代だぜ
バカでも読めるくらいのわかりやすさは必須だろ
東野も面白い作家だと思うけど
面白いとか以前に薄味すぎないか<東野
ところでベルカってロックンロールやサントラやスロウ・ボートと同じ括りなん?
ベルカよりアビシニアンやボディ・アンド・ソウルのほうが体感では軽かったんだが
ベルカとロックンロールは同系統じゃね
東野の超たぬき理論を薄味とのたまううつけがいるスレとはここか
673 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/24(日) 11:49:46
東野って誰のこと? 圭吾?
>>672 全然興味なかったから無理に貸された『白夜行』と『幻夜』しか読んでないけど
他は真面目に書いてるのか?
あの薄っぺらい女の造形はありえないだろう
まて、キャラの薄さを古川スレで論じると自爆しかねない
676 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/24(日) 18:38:28
>>674 おまいは根本的な勘違いをしている
本スレならバカ扱いされるぞ
678 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/24(日) 20:19:19
古川日出男本人は濃い
濃すぎる
680 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/24(日) 20:26:15
>>677 いやだから作品を理解出来てないんだよw
東野オタは怖いなーw
それとも痛いのか
683 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/25(月) 05:48:13
>>682 だから誤読に基づく批判なんだよ
オタとか無関係
ベルカでハマって、LOVE、「僕たちは歩かない」と読んできた。
けどアビシニアンとか13とかの文庫本に手を出してみようかと
本をパラ読みしても、どーもなんというか食指が動かないというか。
ベルカの時のあのドキドキ感が沸いてこない。
今まで出たこのセンセの本の中で、一番「ベルカ」に近い作品って何ですかね?
沈黙だと思うけどそれがダメとなると思いつかない
文体ならロックンロール七部作が一番近い
ベルカとは違うけど、ドキドキ感を味わいたければ絶対「アラビアの夜の種族」だよ。
ベルカってそんなに良いかなあ。
おれが読んだ古川では、一番「普通」で味の無い話だった気がする。
もう一回読んでみようかな。
アラ夜を長谷川哲也に漫画化してほしい
古川作品をそのまま漫画化したら、とんでもない長篇になっていつまでも完結でき無さそうだな。
かと言ってディティールを省略したら魅力なくなるし。漫画化、映画化には向いて無さそう。
漫画化するなら矢作俊彦と大友の「気分はもう戦争」のように漫画家とコラボレートして作るタイプの
オリジナル作品がいいな
五十嵐大介に『13』を漫画化してほしい。
>>692 五十嵐大介は近い感じがするな。石室の森の夢とかも描けそう。
古川のSFが読みたい。
彼が高校生の時
脚本、演出、主役をこなした
「天の火もがも」が忘れられない。
天才って本当にいるんだと感動して
握手を求めに行った。
696 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/17(水) 01:26:14
詳しく
697 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/21(日) 21:55:17
サウンドトラック今更読んだ。
アラビアがなんかダメだったオレにはこっちのが良かった。
でも13とか沈黙のが凄い良かったと思うのは記憶の美化だろうか。
サウンドトラックは渾沌としててハチャメチャSFギャグスペクタクルみたいだからな
13や沈黙もぶっとんでるが、完成度が高く素直に感動できる
700 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/24(水) 21:18:16
サウンドトラック 文庫版の装丁にガッカリ
あの装丁はどういうつもりだったんだろう ラノベ読者に取り入るためか?
でも普通のラノベ期待してサウンドトラック読んだ人は面食らうだろうな
ハードカバー買わせるためのような気がしてきた。
それでオマケ付けといたから装丁気に入らなくても文庫も買えよって魂胆か?
703 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/27(土) 15:16:05
田島がヒツジコをもっと美少女に書いてたら許せたけどな
ラノベ読者にあの手の絵柄が受けるとは思えんが
一昔前の「自分だけはそこらのヲタとは一味違うんだぜ」ヲタの好きそうな絵じゃね?
>>701 ロックンロール七部作とベルカがああいう絵だったら暴れる
というか、文庫にするときは装丁を変えないでほしい
ロックンロール七部作のカバーは最高
装丁を変えないでほしいは無茶だが(単行本と文庫とでは縛りが違うから)
イメージを変えないまたは変わっているがそこがいいにするのは編集サイドの腕の見せ所のはず
いや、マンガ表紙でもイイんだけどさ
あの中途半端な漫画家の人選が嫌なんだよね
近い時期に出た池上永一の文庫版「僕のキャノン」
の五十嵐大介の表紙はすごい良かったからさ
ひねりも工夫もなくキャラがつっ立ってるだけのイラストの何処に感心しろと
作品イメージが安っぽくなってるし、完全に漫画家選びの失敗だな
エンキ・ビラルとか大友とかにしてほしかった
「ぼくたちは歩かない」の装幀も、悪くはないんだろうが
個人的には少女趣味過ぎてダセーと思った
ああいう話だから、わざとあんな感じにしたのかなー
大友って「氷の海のガレオン」の表紙してたっけ。あれはよかった。
ガレオンは出版社変えた文庫復刊版でも
親本活かしてたな
スレ違いすまんです
上巻ヤギ
下巻カラス
希望
それだな
とりあえず、あのトウタとヒツジコはありえない
それはそうと、今年も結構新作が出るみたいだね
「サマーバケーションEP」とか「ハル、ハル、ハル」とか 他にも出す予定みたいなこと言ってたし
718 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/02/08(木) 00:58:52
これってミシェル・トゥルニエの「メテオール(気象)」のパクリだろ?
詳しく
パクリ議論にはまったく興味はないが、
スレが伸びるのは嬉しい
アビシニアン、薄いし期待しないで読んだら・・・
はまりますた。
なんという感性、設定の妙!!
721 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/02/13(火) 16:27:33
「アラビアの夜の種族」が、「SFが読みたい」の2000年上半期ベスト3位になてましておめでとうage
題名は「聖家族」か。単行本になるときは構成どうすんだろ。
短編集みたいにはならないだろうけど。
アビシニアン、語り手の男いらない
沈黙、路上詩人いらない
でも古川は好きだ
>>724 詩人はともかく、恋愛は一人ではできんことだぞ?
世の中には脳内恋愛というのがあってな
脳内ったって自分自身とじゃできねえよw
脳内に作り出された誰かだって恋愛対象でしかもああいう恋愛をするなら必然的に語り出すんじゃね?
路上詩人なんていたっけ。覚えてない。
日記に書いてあった「LOVE」の映像化の話しが気になるな
731 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/07(水) 15:36:40
かなり稚拙な文章じゃん?
舞城王太郎を挑発してるんだろう
新刊出てたね
帯からするとLOVE路線なのかな?
まあ、LOVEが一番近いかな。それか、「僕たちは歩かない」か。
悪くは無かったけど、最近の古川はこういうのが多いな。
アラビアやベルカやサウンドトラックみたいな濃いやつが読みたくなってくる。
新刊読む前にたまたま沈黙/アビシニアンを再読
結果としてこれは非常に良かった。
>>735 > アラビアやベルカやサウンドトラックみたいな濃いやつが読みたくなってくる。
同感。
たまにはちゃんとしたの出せよ→日出男
ネットで日記やってるのか。全然気づかなかった。
スレ読んでたら山崎がいて噴いた
2007-03-27 『新潮』
2007.4 読みきりなどしっかし新潮に古川日出男が載るとは思わにゃかった
だにゃー。
これは余程ヒマでないかぎり読まないので、そのつもりでお願いします。
なぜかというと、一年くらい前だったかな、古川日出男って名前よく目にす
るなあ、と思って図書館である歴史書を借りたついでに、古川の短編集を借
りたことがありまして。
で、滅茶苦茶ツマラなかった、と。
アリのつま先ほども面白い所などなかったぞ、と。
たとえば古処誠二みたいに、純文学というほどでもないけれど、それな
りに心理描写があって読める作家かもしれない、と思ったんだけれどね。
私が読んだ古川の短編集は題名も覚えてないが、ヘンにスタイリッシュでし
かし言葉遊び程度のものでしかなく、心理描写もつくりもの感が強く何も訴
えるものが無かった。(心理描写に関して、私このフレーズ使いすぎか?)
古川日出男って、本当にどこが面白いの?
ヘンにスタイリッシュなところが面白いんじゃないか
たまに露悪的だし
いつも思うが「俺にはさっぱり面白くなかった」と一々言う人はバカなんだろうか
古川は本質的に筒井康隆に似てると思う
人間を描くことができない
方法的な作家で純文学を誤解してそうだ
全然違うと思うが
>>742 なんで?
「俺には」という留保をつけているということは、「他の人にとっては面白いかもしれない」
といっているわけでしょ。
面白さが人にとって相対的であるということを前提にしているからいいのではないか。
短編集ってgiftか?
個人的な感想にすぎないとわかっているなら別に他人にいちいち報告する必要はないんじゃないかね
正の感情なら共有したいと思っても止めないが負の感情に関してはろくなことにならんし
多様なジャンルを描き、ギミックを使いながら一つの事を語る作家だから
普通の純文学orエンターテイメントのつもりで読むと
違和感を覚える人も多いだろうね
純文学にしては深い心理に踏み込んで無いエンターテイメントのしちゃ心踊らない
とか
749 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/29(木) 00:19:47
ラテンアメリカ文学チックだよな
本人も影響認めてるんだっけ?
百年の孤独をぱくろうとしてるのは有名
サウンド・トラックは「コインロッカー・ベイビーズ」のぱくり
というのも有名
751 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/29(木) 12:13:32
例えばまだ池上永一は小説家の技巧が感じられるが、古川の作品は読むに耐えない。
ただの思い付きを小説にしている感じがする。百年の孤独だのマジック・レアリズムだのと並べるのはどうかと思う。
一回英語に翻訳してみれば、綻びも見えてくるだろうとは思うが、日本語で書いてるから騙されてしまっているんだと思うね。
ちょっと頭の悪そうな幻想文学ブログ論客が、古川を幻想的文体と書いていたが、タルホや宮賢や山尾悠子は読むに耐える文章だが、古川の初めから日本語になっていない。
新潮掲載作の冒頭だけ見てもそれは明瞭。舞城といい、こんな下らないを持ち上げてるようじゃ日本文壇は終わりだ。
新潮に載ったやつは確かにいまいちかもね。
でも、日本文壇は終わり云々は言いすぎ。
文壇なんて元々終わってるし
毎日新聞川村湊「文芸時評」
筒井の最新作(べラスなんちゃら)の文壇批判は有効ではないのではないか
という文章を枕に「ゴッドスター」の批評
天皇とでてくるがこれは何の象徴?それとも意味のない記号に過ぎないの?
筒井の本の中の「おふざけもなんちゃらも全部文学なのです」みたいなせりふを
引用してこれはおふざけなのか?
前衛なのか?それとも前衛の失敗なのか?
歴史を語ってるのに言葉との結びつきがゆるく言葉がかるすぎる
言葉の軽さは思考の軽さを示してるのではないか?
みたいな批評
日本文学的なウェットさや自閉が無いだけだと思うが
既視感のある設定とかギミックなんかも意図的なものだと思うし
変な日本語やブツ切りの文体もある種の速度を表現してる
個人的には古川がメジャーになる世界の方が居心地良さそう
756 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/29(木) 14:17:48
日本文学=ウェットさや自閉と決め付ける姿勢もどうかと思うが。
世界文学(笑)とやらもそういった要素を併せ持っているものは多いだろう。もともと文学と言ったものがそういうものから生まれるものであるとすれば。
言い方が悪かったかな
日本文学においては主観的な情緒性が好まれると言いたかったのだ
古川は俯瞰的
758 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/29(木) 14:34:33
鏡花がいるだろ?足穂も。
ていうか、稲垣足穂とかと古川日出男を比較することになんの意味があるんだ?
古川日出男は古川日出男、それだけ。時に面白いもんかいてくれる。
それらの作家はフェティッシュな読まれ方してると思うが
藤枝静男とかも
多分古川も
フェティッシュ?古川のはマニアックなだけだろ。
文学ヲタが喜びそうな題材を取り上げてるだけで。はい、アラビアです。はい、南米です。はい、春樹です。はい、メタフィクションです。はい、文学です。
っていう風になw
そろそろ文学厨自重しろ。日本文学・文壇論議は文学板でやってくれよ。
>>758 鏡花は書いている題材を見ればかなりのキワモノ嗜好、グロ作家だからなあ。
古川は文学板でスレストされた前歴があります。
確かに日本のはウェットだな
ベストセラーも純文もしっとりぬちぬち
初期の作品を読んだときは日本版スティーヴ・エリクスンだと思ったなぁ。
本人も作風が似ているとどっかに書いてた記憶がある。
古川は、三島賞以降オシャレ臭さをより漂わせ
どこにでもいるような人になっちゃった。
泥臭いのを読みたい
サウンドトラックはけっこうエリクソン入ってると思う
作品は好きなんだけど朗読会とかやってるのはちょっとイタイと思う
769 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/30(金) 07:00:31
2007年03月17日これってコインロッカー・ベイビーズじゃん。
あまりに似すぎててどう評価しようかと思いながら満点つけました。古川
日出男『サウンドトラック』。どう見ても村上龍『コインロッカー・ベイ
ビーズ』です。
読んでる最中に評判調べたりは普通しないのですが、途中で気になってきた
ので「サウンドトラック コインロッカーベイビーズ」とかググったら皆似
てるって言ってる。安心感と残念な想いを両方抱えつつ本に戻って、読み終
わって(文庫の)解説見たらなんだ、解説者の柴田元幸もすでに言ってんじ
ゃん。
文庫になって読んでるようじゃもう遅いのね(何に?)。
『コインロッカー・ベイビーズ』は私のオールタイムベストテンでも5位に
は入る、村上龍の最高傑作。幼くして親から切り離された擬似兄弟(兄妹)
の破壊と再生の祈り。プロットが似てるってことがもちろんベースなんだ
けれども、この不愉快なアドレナリン量がおんなじ感触。
>>768 なんで?
むしろあんな変な文章目で追って満足してるほうが痛いじゃん。
古川の文章は音読すべきもんだよ。
> アラビアやベルカやサウンドトラックみたいな濃いやつが読みたくなってくる。
「聖家族」がそれになるっぽい。他作品より力入ってるもん
>>770 それと作者本人が朗読会やっちゃうのとは違う
>本人が朗読会
前近代では朗読会こそが作品を発表するメインスタイルだったし、
ポエトリーリーディングを始めとして欧米やイスラーム圏では今でも普通に行われてるよ。
ギブスンやルグィンもあちこちの集まりでさかんに自作品の朗読を行っているし、
amazonなんかでも文学作品の朗読CDが書籍と並んで流通してる。
古川もその意識の線上でやってるんだろう。
>>770 >むしろあんな変な文章目で追って満足してるほうが痛いじゃん。
なるほど、大多数の古川ファンは痛いということか
自慢じゃ無いが俺は痛いよ
>なるほど、大多数の古川ファンは痛いということか
理屈の流れに関係なく思わず納得してしまった。
たしかに古川ファンは痛いんじゃないかw
まあ痛いってのはつまり真摯であるってことだよ
確かに俺は痛いが古川のファンがみんな痛かったら古川がかわいそうだ
古川がイタイ人だからいいんじゃないか?
インタビュー記事とか凄いよ。
779 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/31(土) 01:13:55
リボルティング・コックス最高!「ビア!クイア!
」
んー
普通に面白いけどなぁ、じゃ駄目だの?
舞城じゃポップすぎ軽すぎで物足りないし
阿部和重あたりは初期は読み辛過ぎ・作品により質ばらけ過ぎで
古川さん辺りだと、ちょうどフィットする感じなんですが。
サウンドトラック読んでます。
読みごたえあるわ、これ・・・
アラビアと同じくらいイイ
食いついてみると、
舞城はなんか姿勢が下世話というか
「オレオレ!オレだよ!オレってポップでしょ?ねえそうでしょ?」
とすりよってくるようなあざとさがイヤだな。
古川はその点突き放してくるから気持いい。
読者に媚びた所がないのがいいな。
「お前らこういうのが好きなんだろ?」臭がしなくて好みだ。
うむ、たしかに。
アニメ化とかアイドル主演での映画化とか
不可能に近いっぽい。
というか、そういう金儲けの前提をまったく否定している。
だがアビシニアンあたりは個人制作のアニメになっていても違和感がなかったりする
話をぶった切って申し訳ないが、群像の2007年の1月号で石川忠司が古川日出男に言及していたらしいのだが、だれか読んだ人いる?
わざわざバックナンバーを注文するほどのものだった?
群像なら近所の図書館に入ってる確率高いんじゃないかな
図書館行くついでに見てくるよ
週末まで待てるならだけど
790 :
787:2007/05/09(水) 22:38:17
>>787 それって司馬遼太郎やユングの話題が出てくるやつのこと?
792 :
787:2007/05/12(土) 23:13:42
今日図書館いったんだけど、書籍の整理で閉まってた
次いつ行くかわらかないけど、覚えていたら見てくる
ごめんね
794 :
787:2007/05/14(月) 00:02:58
いや、ありがとうございます!
自分でも図書館、探してみます!
今度出る「文藝」は、古川日出男特集号なんかね?
796 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/24(木) 16:55:31
>>795 どうやら向井秀徳と対談するらしいとのことで訪れました
早稲田文学に古川登場
「13」読んだんだけど、第二部で13(ローミ)はどこにいったんだ?
古川日出男特集号なのはいいけどさ、対談の相手が爆笑問題なのはあんまり嬉しくない・・・
爆笑問題ってだけで読むのをやめた俺ダルシム
801 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/06/22(金) 15:48:16
文学板にスレ立ったとたんに叩かれたな
803 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/06/23(土) 22:53:29
古川日出男の書くものは、どれも何かしらのレプリカっぽい気がするな。今更言うことでもないだろうけど。
古川の良さが分からないなんて、この陰鬱な現代に心まで飲み込まれてしまった証明だぜ
>803
言うまでもないことをわざわざ言いに来るなよ
806 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/06/27(水) 04:07:56
そのレプリカっぽさがいいんじゃねぇの?
たぶん古川はわかってやってるじゃん。あれ。
古川の朗読会とか行ったことある人いる?
808 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/06/27(水) 20:37:51
あれはキモかった
あの映像は酷過ぎる
もうすぐ消えるのでは、たしか7月6日ぐらいまでじゃなかったっけな
面白いなと思うのは
サブカル的にデビューした阿部和重とかが今は何故かオタク的感性に支持される作家になって
オタク的市場からデビューした古川がサブカル的になってるという現状
810 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/06/29(金) 11:26:00
それは面白いな
たしかにそういやそうだ
阿部ってオタに受けてたっけ?
ロリコン小説書いただけだろ
東浩紀とタッグ組んでるな阿部
813 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/06/30(土) 23:33:20
814 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/01(日) 12:53:26
「聖家族」とか構想を見るかぎり、
ああ、こっちの方向に行くんだなって感じ。
阿部は良くも悪くも空気が読める、村上龍的。
古川は自分の作家像も含めて、意識的か無意識かは別に演出するハルキタイプ
815 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/07(土) 17:34:19
文藝で古川特集来たのに過疎ってるじゃねーか
爆笑問題との対談、思ってたより良かった
最近の古川は阿部と比較されることが多いな
新刊買った?帯の推薦文が爆笑問題の太田だったけど
それだけで買うのやめたおれw
太田がかかわっているだけで拒絶反応がどうしても出ちゃう
キャンペーンのストラップ欲しさに文庫『サウンドトラック』買った
さんざん前述だが、ホントこの表紙はひどいよな
しかも、好きなのを選べると思ってたストラップはくじ引きだった
見本みながらどれにしようか20分も迷ってたおれって…
「僕たちは歩かない」を読んだ
後半、サイレントヒルを連想した
12月7日発売の文芸誌「新潮」2008年新年号に
古川日出男さん選・朗読のCD『詩聖/詩声 −日本近現代名詩選−』
が付きます。八人の詩人、十五篇の詩。真実のポエジーに対する敬意を
古川さんがただ声だけで全力で表現する、初のフルCDです
823 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/24(水) 04:03:07
こっちにも書いてあったか
CDを文芸誌って
これどう捉えられるんだ、要注目なんだが
海外で翻訳されてんのかな?
日本より欧米圏で受けそう
「アラビアの夜の種族」なんかはどこの国でもウケそうな作品なんだがなぁ
散歩中の古川に会ったことのある人っているんかね
827 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/12/04(火) 18:17:52
ゴッドスター、おもしろかったよ。
828 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/12/14(金) 23:03:13
ゴッドスター、最初の方は面白かったけどちょっと尻すぼみな印象受けた
最近ハイペースだな
そろそろアラビアに匹敵する濃度のモノを本腰入れて書いて欲しいな
アラビア評判で買ったが期待に違わずよかった。
すごい濃度の作品だ。
それでサウンドトラックを買いに行ったんだがあの表紙はなんだ?
最近流行のライトノベルとかいうやつと見間違えるぞ。
普段はしないのだがカバーをしないと家族の前で読めない。
まだ上巻しか読んでいないが下巻に期待だ。
やっぱりギャグ要素はいらなかったよね。アラビア。
アレが無ければ、もっと壮絶な作品に仕上がっていただろうに。
ギャグも講談の芸のうちよ
>>830 サウンドトラックの表紙は評判悪いな
あれでラノベ読む層が手に取るとも思えないし
大人は手に取りづらくなるし
いいとこなしだ
>>830 それ逆に官能小説でも読んでるのかと思われ(ry
そういえばCD付きの新潮買ったけどまだ聞いてないな。聞くの怖え。
サウンドトラックの表紙は単行本買わせる為の罠じゃなかろうか
そろそろ何か映画化とかされてもいい頃だと思うが
映画化なぁ…
839 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/05/03(土) 00:22:27
半年前のレスにケンカ売るバカと買うバカと構うオレのいるスレですね。
わかります。
どうもバカです。でも腹立つものは腹立つ。
装丁よりも作品の内容について語ろうよ
装丁は大事だよ
サウンドトラックの文庫の漫画絵に釣られた客層には
あの内容は納得し難いものはあるだろう
どういう風に納得し難いのかご高説をお願いします!
なんか厨的オサレなの想像するだろ
それでも「なんかわかんないけどすごい」ってのは伝わるんじゃない?
物語をめぐるなにか、なんていうテーマが理解できなくても楽しめる小説だと思うよ、サウンドトラックは。
ベルカが文庫になったけど、表紙は単行本のまま。
「表紙が単行本と同じ」というのは初めてだよね。
ベルカ文庫版、犬の家系図ついてるね。
いいなー単行本にもつけてくれればよかったのに。
サマバケEPとアラビア×2とハルハルハルをそれぞれ105円で買ったよー。
全部2冊目だけど。
一般書籍板でスレ探しても無かったからショボーンしてたらSF板かww
と思ったら…すごく…過疎です
もう5年半も続いてるスレなのかw
>>851,852
SF板ではよくあること
むしろまだ勢いある方
空気読まずにカキコ
はじめまして。
ベルカ、文庫本が出ていたのでやっと入手して読んだ「本読まない人」です。
マンガのブラック・ラグーンを読んだ直後だったので
更に面白かったです。が、少し目が滑りました。
でもコインロッカーベイビーズは好きなので結構合ってるのかな?
他の作品も読んでみます。
>>855 とりあえず「アラビアの夜の種族」を読んどけ。
>>855 ベルカやブララグが良かったなら「ロックンロール七部作」だな
ST>AN>BB>13>S>A>R7>L>SV>HHHだな、とりあえず読んだ中では。
今更ベルカ読み終わった
1990年で狂うぞ宣言したじいさん→冒頭の話が始まる、でいいのかな
よくわかんね
861 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/06/19(木) 00:23:39
さんこうにしようにも、このひとにくわしくないひとには、まったくわからないれすだな
>>858のように>を使って小説の優劣を決める奴の評価は参考にならない
先月ベルカ買って読んだけど,スレようやく発見。
この人の作品はこれが初めて。
>454のTV番組で見たことはあった。手を挙げて滑り台を楽しんでたのが印象的。
864 :
858:2008/06/20(金) 09:56:19
>>860 すぐ、とか言われても。なんとなくです。
>>862 どれがどれより好きか、程度でしか不等号を使ってないのでそんなに突っ掛かられても。
ただ小説の質の差って確実に存在してるんじゃないですかね、万国共通の基準がなくとも。
もちろん高スペックでもつまらない物はあるししょーもなくても面白い物はありますが。
865 :
860:2008/06/20(金) 22:35:44
>>864 ここ数年、2ちゃんとか個人ブログとかで作品名(映画やCDのタイトル)をやたら略す傾向があるなと思ったもので。
俺が好きな「NEW ORDER」ってバンドに「THE PERFECT KISS」「TEMPTATION」って曲があるんだけど、
それぞれ「TPK」「TPT」って略してて、何だかなぁって思う。
分からない人には全く分からないよね。
逆に分かる人に分かれば良いってことなんだろうけど。
あくまでも個人的な意見なんで、気を悪くしたらごめんよ。
あと、スレに全く関係ない内容でごめん。
「風よ。龍に届いているか」の解説で知ってベルカ読んだんだが、
怪犬仮面パートのインパクトが強すぎて、奴と気さくな中ソ首脳会話以外殆どすっ飛んだ……
怪犬仮面のスピンオフまだ〜
別に私は今の小説がダメだとは言っていないし読んでもいるのだが、
これは佐々木なるお方が推奨する古川日出男とかを読まねばならんのだろうと
思って読み始めたが、三島賞受賞作は実につまらなかった。
この人は通俗作家らしいので、そっちの代表作らしいアラビアなんとかの
「大仰文体」に、またかとうんざりさせられた。
「大仰文体」は擬古典的なところもあるので、起源を探れば、
中世の軍記物語や浄瑠璃にまで遡るし、歴史小説や大河ドラマ、ファンタジーやSFにも
淵源するだろうが、私がはっきり最近の大仰文体の始祖と思えるのは、
富野喜幸(由悠季)で、1979年のノベライゼーション『機動戦士ガンダム』に始まるだろう。
富野の文章が大仰なのはよく知られているが、『イデオン』のノベライゼーションで
「癖(へき)なのである」などとあったのが、鮮烈に印象に残っている。
今年の夏もなんもなし
サマバケEPのラスト読んでちょっと泣くとするか
猫猫先生こと小谷野の書き殴り
あのお方はリアルキティなのでスルーがよろし
『聖家族』刊行記念カキコ
873 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/10/06(月) 21:26:22
聖家族どうよ
もう出てんのかよ
明日買ってくるわ
読みづらい
分厚すぎて物理的に読みづらい
文体が飛びすぎてて読みづらい
面白いかどうかはまだわかんね
876 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/10/08(水) 13:40:03
読んでてたのしい「おはなし」や「ものがたり」が好きな俺は
アラビアだけが好きでベルカもサウンドトラックも駄目だったんだよなあ
多分これもだめだろうなあ
聖家族は面白いって言うか凄まじい
聖家族、なんとなくディスコ探偵臭がするんだけど気のせいか?
聖家族半分まで
久々に古川に求めてたものが読めて現時点でかなり満足してる
ただ読むのに体力使うね
重たくて電車で読めない
タワレコで新刊記念の朗読ライブやるね。
作品はいいんだけど、作者は暑っ苦しくってなあ
ノーベル熱マタギ賞を授賞したいよ
作者が暑苦しいからあの濃い作品が出てくると思えば・・・
884 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/10/22(水) 09:02:33
ああ、おれもアラビアだけ好きだなあ
885 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/10/27(月) 21:08:24
アラビアの夜の種族全三巻を300円で買ってきました。
ウィーザドリーみたいな話なんだよね??? 違うか。
それでも楽しみですたい。
違わないよ
ウィザードリィであってるよ
>>882 古川のマタギ姿想像しちゃったじゃないかコラ、似合うぞww
アラビアはwiz系のRPG知っているとニヤニヤできる描写が沢山ある
知らない人でも支障なく面白く読めるけど
いま、ベルカ、吠えないのか?って文庫読んでるけど
このひとってカテゴリーとしてはSF作家なん?
カテゴライズされるような作家じゃないのさ
アラビアは、Wiz外伝IIのノベライズ版「砂の王」のリメイク的な部分も持ってるらしいね。
今一番面白い作家だな
ジャンル小説家はやっぱ箱庭的で駄目だ
砂の王手に入れたけど
ファンタジーすぎて読む気がおきない
だったらオレにくれ
>>894 友達だったら貸してやるのにな
内容はアラビアからアイユーブ側のエピソード全部抜いて
全体を語り口調じゃなくて三人称にして登場人物のコミカルな台詞を真面目にした感じ
アラビアのコミカル部分否定してた人はこっちのがあうかも
自分にはアラビアの方があってるわ
いいれす
わうすれ
聖家族読み終わった。
アラビアとベルカは読んでたけど、これはちと読み辛く感じた。
しかしラストで不覚にも泣いてしまった。
シゲ政の話でわんこ活躍!と思ったら…。
アラビア、ベルカ、聖家族とも戦争の話と思ったけどたまたま?
青森が舞台の部分でも郡山弁っぽいなと思ったら作者は郡山出身だったのか。
古川信者のトヨザキ社長はサウンドトラックが氏の最高傑作と
言ってるようだけど、これって世間認識と合っているの?
一般書評はあまりよろしくないようなんだけど。
ギフトが一番すき
長編ならアラビア
低脳なので聖家族よくわからんかった
つうか古川の一般書評とか全然わからん
賞とかはわりと受賞してるのにメディア化皆無だから周り全然しらんし
一番知名度があるのだったらアラビアかな
>>899 豊崎さんはベルカの方が上だって認識だったと思うが
「文壇御用達ライターどもが絶賛しているF氏やM氏なんか5000部しか出ていない。
それは単にそれだけレベルが低い作品というだけです」by宇野常寛atサイゾー
F氏=古川
M氏=舞城
古川はともかく舞城が5000部はないだろ。
あとまあ、ネトウヨ御用達のアホが何言っても……
蛇のジンニーアがえらいかわいい
萌えてしまったのは俺だけではないはず
今アラビア読んでる途中で、
>>905のいう蛇女が出てきたところ。
その章のさいごのセリフ「だから、死ね。おまえら皆、死ね。おれの魔力で、悶え死ね」でズッコケた。
文章…くどい。格調というか、重厚さを出そうしているのか、そもそもこれがこの人の文体なのか…
一緒に買ったベルカを先に読もうかな。
ベルカが一番好き。
>>906だけど、アラビアけっこう面白かった。
ガチガチの重厚な物語だと思って読み始めたから、最初はとまどったけど
自分のなかで、酒見賢一作品的なノリ(「後宮小説」や「語り手の事情」の語り口…違うか)で読めると気づいてからは楽しかった。
文章には馴染めなかったけど…。
オサレ作家にならないで欲しい
アラビアで文章がくどいと感じたら他のは読めないな
俺は長編は全部好きだけど中編短編は文体凝りすぎてて気持ち悪くて読めない
これって翻訳本じゃなかったのか
あとがきまできっちり読んで
海外ってすげーなと思いながらググったら
全部創作と知って吹いた思い出
いや、その検索結果こそが捏造
914 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/11/14(土) 11:50:05
直木賞候補がこんなにsageってちゃアカンだろ
蛇神ってめっさ気さくな奴だし殺すのはかわいそうだと思った。
寄代を使い捨てにする以外はそんなに非人道的なことはしてないよね?
なにやったかどうかの前に存在自体が宗教的にアウトだから
蛇姐さんは一応神様なのに人間に弱すぎ。
スレイマーン、アーダム、ファラー&サフィアーンと三連敗してとうとう氏んでしまった。
918 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2010/03/15(月) 05:00:24
ログアウトのバックナンバーを仕入れて、
砂の王の未刊行部分をゲットしたぜ!
と自慢しにきたけど、2chだと本当人気ないな。
まぁ、俺もアラビアまでしか読んでないけどw
砂の王・13・沈黙・アビシニアン・アラビア。
あと、予想以上にそのまんまだったw
つーか、砂の王プレミアつきすぎだなぁ。ブックオフ回ろ。
未収録ってどんぐらいあんの?
砂の王単行本は昔ヤフオクで200円ぐらいでゲットできたから
貸しっこしようず!
920 :
名無しは無慈悲な夜の女王:
>>919 砂の王は モーロックの首 で終りだよね?
アシュエルと5人の生者が黄泉にいって、ヴァルが黄泉にいく術はないと知って絶望するところで。
そっから、アラビアでいうところのアーダムの話になる。
もちろんこっちはハルギスだけどw
1994年3月号のラストではじまって、4・5・6月号まで続いて、(永遠に)連載中断。
儀式に参列をゆるされて、水面に黄泉を幻視するところで終わっている。
意外とまんまだよ。