1 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :
02/02/25 01:34 これについて検証してみませんか? 題材としてとても面白いと思うんですが・・・。
2 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/02/25 01:39
ゼノギアスに「カレルレン」ってキャラ登場してた(W
3 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/02/25 01:41
4 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/02/25 01:51
SFの最高傑作って期待して読んだけど、イマイチだったなあ。 未来社会が不自然なのと、オカルトっぽい所が。
6 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/02/25 01:58
しかし、最も真実に近そうなSFじゃないかと思うんだ。
7 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/02/25 02:00
>>6 真実…それは人類に残された最後の開拓地…
真実の定義から述べてくれ。 それから電波君かどうか判断するから。
8 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/02/25 02:08
>>7 今ある真実と未来における真実っていうのは必ずしも同じじゃないと思うんだなぁ。
ところで、貴方は霊体、つまり精神生命体の存在を信じますか?
9 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/02/25 02:30
AA大辞典より転載 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | 電波を感知しました。 | |__________| / / / _ ビビビ /||__|∧ / 。.|.(O´∀`) / |≡( )) ))つ `ー| | | (__)_) 電波調査員モナー【でんぱちょうさいんもなー】 スレに怪しいレスがつけられると何処からともなくあらわれる。 この時点ではまだ軌道修正が可能であると思われる。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ↑ここに注意。
>>8 いけませぬ。
上策は「ブラヴァッキーとSFの関連は?」とされることです。
中策は「精神生命ってアリ?」と。
このまま、進行されるは下策と思し召せ。
11 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/02/25 03:22
12 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/02/25 04:56
某人類補完計画っぽい話しとか東京破壊しちゃった超能力少年話の元祖?
13 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/02/25 05:08
クラークって、少年を何人もレイプしてた事がバレて ナイトの称号を剥奪されたんじゃなかったっけ?
14 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/02/25 05:10
「少年犯ってオワリ」
>>13-14 それ関係の話って、全然ネットに流れてないけど、ホント?
少年と寝たこと自体も疑惑レベルだし。
ソースキボンヌ。
16 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/02/25 09:45
>>13-15 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 少 年 レ プ
| 強い毒電波を感知しました。 | 精 神 イ
|_____________| 体
霊 犯
真 媒
/ / 実
/
_ ゴゴゴゴゴゴゴ
/||__|∧ /
。.|.(O´∀`; /
|≡( )) ))つ コ、コワイ モナ
`ー| | |
(__)_))))
このスレの修復はほぼ不可能です。
17 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/01 17:21
「思う存分お楽しみください−お支払いは後ほど」というジョークを とほうもなくスケールアップしたブラック・ユーモア小説の傑作だと 読了後感じたんですが…ヘンですかね?
18 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/01 22:26
>>17 ブラッドミュージックも同じだったが、
「人類の最終的な進化形態」を、幸せと感じられるか、抵抗を持つかで、
読後感も変わってくるだろうな。
俺は・・・・抵抗を感じた。
なんか、共産主義の理想くさく感じられてね。(w
全裸の少年少女っていう文にハァハァしかけた俺は(以下略
20 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/02 01:02
>>18 その共産主義を過激に徹底した思想にロシアの
コスミズムがあるね。粗方こんな理念だったかな
科学技術による不死の達成
→遺伝コードから祖先たちの復活
→復活した死者を含む全人類の意識・肉体を統合し、
人工進化:人類規模での「三身一体」の具現
→宇宙の征服と統御を実現
「幼年期の終わり」を彷彿とさせるポストヒューマニズムだと思った。
21 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/02 12:51
<17 あるいは「宇宙(森羅万象)が無料(タダ)で在ると思ったら大間違い」とかね。 いや−やっぱりSFベストに名を連ねるだけのことはある傑作ですわ。
22 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/02 20:16
まだ読んでないけど、有名SFシリーズ翻訳家で大学講師に聞いたら 「宇宙人がやってきてな、人類に「勉強しろ!」って叱る話だよ」 といってましたがどこまで本当なんでしょうか。
23 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/02 20:47
>>22 宇宙人がやってくるとこまで、本当。
しかったりはしないよ
24 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/02 20:51
25 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/02 21:00
単純にエンターティンメント作品として、面白いと思ったけどなー。
結局、今の人類は滅んでしまうわけで、読んで楽しくなかったぞ。 そんなSFマインドの無い俺は「太陽系最期の日」のがいいです、
27 :
ハイーライズ :02/03/03 21:08
プラトンの『国家』読み終わった後でこれ読み直したら ニューアテネの描写がモロだったんで面白かったな。 ところで`xx年代の『幼年期の終わり』って表現が使われてたことが あったよね。 `70年代が『蛇使い座ホットライン』。`80年代が『ブラッド・ミュージック』。 `60年代分はなんだったっけ?`90年代は無かったのかな?
29 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/03 22:28
モーセの十戒
30 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/03 23:50
>>28 > 『蛇使い座ホットライン』
これは未読だな。
どんな話?
>>30 蛇使い座の方向からでんぱで送られてくる情報を使ってた人類。
発信源にたまたま行った人間がそれを放送してる異星人に会うと
受信料を請求されたよ。って話。
スレ違いに尽きsage。
33 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/04 09:39
ヴァーリィさんのお勧めというとなんでしょう? 「バービーはなぜ殺される」とかミステリとしても面白そうなんですけど。 クラークさんのスレッドだというのに…すいません。
34 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/04 10:32
最後に残った人類の男が、地球の最後を看取るというのは理屈抜きに泣けた。
ヴァーリィは長篇は後回しにして、短編集から読んでいくのがよいですぞ。
36 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/04 18:52
関係ないけど、いま出ているハヤカワ文庫版の表紙って、小説のラストと 違っているような気がしませんか?(「2001年−」のカバーというならともかく。) おまけにネタバレもいいところだし。 以前のほう(黒人の男の子が彼方を見上げているやつ)がもっと内容に即していた 気がするのですが。どうして変更したんだろう?
37 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/05 00:34
例の黒人差別云々じゃねえの? ああ言うので抗議する奴って、 黒人の存在自体が許せないんじゃねえか?って気になって腹立たしいが。
>>37 は
>黒人の存在自体が許せないんじゃねえか?って気になって腹立たしいが。
という、自分自身の偏見には無自覚なあたりが可愛いのぉ(藁
そもそも憶測だしな。
39 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/07 10:51
オーバーロードが、族に言う悪魔の格好って言うのにまず衝撃を受けた、 親がいるから子が生まれるんじゃなくて、子がいるから親も存在する(ちょい記憶が曖昧です・・) とかそんな感じの考え方も衝撃だった、もちろんラストも・・良い作品です・・・ ところで、カレルレン の英語の正確な表記ってわかる方います?
>>39 オイ。
もろ具体的にネタバレすんじゃねーよ。
ミステリー小説読む直前に犯人教えられたのといっしょだよ。
チッ。
これから読もうと買ってきた所だったのに・・・。
41 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/07 19:35
大丈夫、
>>49 オーバーロードの正体なんて大した問題ではないぞ。
短編のほうなら致命的だが
無神経と言えば遥かにオレのほうが勝ってるように思われ。ホントだぞ。
44 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/08 00:10
気を取り直して、「幼年期の終わり」派と「地球幼年期の終わり」派(って言ってもどっち読んだかかな) みなさんどっちよ?
高尾右京かとオモター 地球が付いてない方がわけわからなくていいんじゃないですかね。原題に近いし。
46 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/08 09:44
オーバーロードの正体なんて「SFハンドブック」(旧版)/「総解説シリーズ」 (自由国民社)でも割っていましたよ。 …まぁ、白紙の状態で「おすすめ」や「おしえて」以外のスレッドには 近づかない方がいいんじゃないか…と。
47 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/16 03:19
つーか、何でクラークの代表作が「幼年期の終わり」なのかが、納得いかないぞ。 日本SF村だけだろ、「楽園の泉」あたりより昔の作品の方を高く評価してるの。 哲学だぁなんだより、近未来の緻密な描写と技術の圧倒的スケールを描く作品群 の方がクラークらしいと思うんだけどなぁ…俺は「楽園の泉」読んでエンジニアへの 道を選択したしな。
>>47 なにを仰る。クラークは、最初期が一番美味しいのじゃ。
初期のクラークには、テクニカル+αがあったと思うのさ。
それは、人により哲学だったり、叙情だったりする訳だけど。
私には、それが心地よく思えるだけどな。
石原藤夫の「SF キーパーソン&キーブック」 読んだせいで ほとんどのハードSFはネタバレ知ってしまい まったく読んでません。読んでもタネのわかったミステリを読んでる感じ。 しかしそこまで都市と星ってすごいかなあ。 クラークはキャラ萌えできないのでちょっとなあ。 まだイライジャベイリのほうが魅力的
50 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/20 18:53
>>49 クラークは、情景萌えできるから良いです。
>>44 私は「地球幼年期の終わり」派。
カレレンで上主で主上心だ。
52 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/20 21:01
ライトノベルから入って最近古めのハードSF読み始めた学生ですけど、 幼年期の終わりは凄く面白かったですよ。 最近の銃所持問題を扱ったトリガーもなかなか良かった。
53 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/20 21:32
カレルレンの演説には「ふざけんなこのペテン師野郎」とか思ったが、やっぱ ラストには感動したなー。不覚にもオーバーロードに感情移入しちまったよ。
54 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/21 00:17
>>47 楽園の泉何処の本屋にもなかったっぽい。
某市内最大級の某コウチャ(略)にも在庫無し。
なけりゃ無いで見たくなる。
取り寄せやネットで買ってもいいけど、直接本屋で買いたいし・・・
>>54 某コウチャ?
♪ 紅茶のおいしい、喫茶店〜?
はともかく、そうか…ないんか? 東京の紀伊国屋にはあるから、版元品切れ
ということは無いと思うが…。
>>48 初期のクラークはまだテクニカルが甘かった。なんというか精錬されて
いないというかね。1960年代あたりから、不純物が取り除かれて、さらに
精密さを増し、非常にスマートになったと思う。 「幼年期の終わり」あたり
はまだ「わたしの哲学を語ろう」という意識が透けて見えるので、やはり
発展途上の作品という印象を受けるな。
これは宝石の原石が好きな人もいれば、カットされた宝石が好きな人も
いるということではないかな?
ついでに クラークスレでワタシが書いたクラーク作品のおおまかな分類に
ついて…
http://natto.2ch.net/test/read.cgi/sf/997171516/122
56 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/21 22:20
>47 私なんかだと、クラークはオカルティズムに片足突っ込んでる部分が一番面白い、と思ったりするんだけどね。 もし彼の作品歴が『宇宙への序曲』『渇きの海』『海底牧場』といった現実的テクノロジーを中心に据えたものばかりだったり、 あるいは、たとえば『楽園の泉』がモーガンが夜明けを見るシーンで終わっていてその後のエピローグがなかったとしたら、 私にとっての魅力はかなり小さくなってしまうと思う。 まぁ、仮にそうだったとしても、それでも世界トップクラスのSF作家という位置は揺るがないとは思うけど。 ステープルドンやC・S・ルイスに連なる〈幻視者〉としてクラークを評価しているのは、本当に日本だけの話なのかな。 そのあたり、事情通の報告を希望。
>56 「オカルティズム」なのか?ちょいと、違うと思うぞ。 まるでクラークが、黒猫を従え、黒いローブと三角帽をまとい、 念仏を唱えつつ護摩焚きの火で黒山羊の佃煮を作ってるみたいじゃねぇか。
2chネラーだけで精神生命体を構成したら・・・ (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
59 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/04/30 17:09
>>56 私も「哲学」テーマ派です。
緻密に構築された作品ももちろんアリだと思うけど、
多少の整合性を犠牲にしても視野(認識)の拡大を描く方が
好きなので。
だからニーヴンやフォワードとかにも燃えない。
壮大なビジョンとはいっても、精神的にはちっとも
飛躍していないと思うのね。
でも超能力や心霊を扱うのは確かに危うさがあるなあ。
どこかでクラーク自身にも葛藤があるとか聞いた様な
気がする。
60 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/04/30 17:28
哲学派か技巧派か議論を楽しんでいるようですが、 技巧派としては、クラークスレ129にも書かれた「メイルシュトローム2」をあげときたい。 飛行機の中で読んでて、興奮してしまい、飛行機内をうろうろ歩き回ってしまったある。
61 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/04/30 21:27
闘牛禁止になったよね。 小説には描かれてないけど、ロリ禁止も当然なってるよね。
>59 あなたのレスを見て、なんで自分がニーブンにすっきりしないのかが、 納得できたような気がするよ。
63 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/06 04:40
イギリス伝統の神秘主義(ステープルトンとか)系統と
ドイルなどの妖精・降霊術などのオカルティズムとは割と近いと思う
>>57
64 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/06 14:29
クラークが進化の最終段階ではどういう生命になるかと考えて出した答えが、肉体の無い、純粋生命だったからこういうのが多い 自分も読む前に勝手に考えて出した答えがこれだったから割とすんなり移行できた 宇宙の旅シリーズも同じ 自分は、哲学的なのもありだけど、こういうのも好き というかどちらも違った趣向の作品として楽しめる とはいえ、全種ではないけど
65 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/06 14:31
66 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/09 01:09
67 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/09 01:39
つづりは Karellen だね。カレレンでもカレルレンでもどっちでもよさそう。 俺としてはカレルレンの格好でどひゃと思ったが最後の方の描写は2001年に 通じるものがあって映画化にうってつけだなと昔思ったがいまだに映画になって いないね。最初の方はイメージ的にはインデペンデス・デイだが。
これって正確には『地球幼年期の終わり』では?
>>68 『 地球幼年期の終わり 』
Childfood's End(1953)
訳者 沼沢 洽治
創元SF文庫611-02
『 幼年期の終わり 』
Childfood's End(1953)
訳者 福島 正美
ハヤカワ文庫SF341
出版社と約が違うんですわこれが…
どちらを読んだかで、年齢がわかるという罠(w
70 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/09 19:59
早川の表紙が(・∀・)イイよね、 黒人の奴じゃなくて地球の中に胎児がいる奴ね。
学校の図書室にでっかいクラークの愛蔵版ぽいのあったなぁ・・・・
なるほど!(笑)>69、歳ばれたか。
73 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/15 09:59
紀伊国屋の洋書コーナーでペーパーバックの原書を見つけたので ちょっとパラパラとみたんだけど、 なんか今出てる版はプロローグが変わってた。 米ソの宇宙開発競争という背景が時代に合わなくなった、 とかって理由みたい。
はあ!?あのSF史に残るくらいの名プロローグを?
75 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/16 04:53
今日やっと読み終わったヨー
結局本買ったので自分で新プロローグを訳してupすることにした。 覚書 ・新版のコピーライトは1990年 ・プロローグはクラークによるまえがき ・旧プロローグに相当する部分は第1部の冒頭の章として組み込まれている ・献辞が消えている ・トーシロのヘボ訳なんでそこは勘弁して
発射場へ飛ぶ前にはいつも、ヘレナ・ライアコフ(Helena Lyakhov)は同じ 儀式を行った。それを行う宇宙飛行士(cosmonaut)は彼女が唯一ではなかった。 もっともそのことについて話す者はほとんどいなかったが。 行政府ビル(the Administration Building)をあとにし、松の木を歩き過ぎて 有名な像の所に来るまでにはすでに暗くなっていた。空は水晶のように澄み渡り、 輝く満月がちょうど昇ったところだった。無意識のうちにヘレナの目は゛雨の海゛ (マーレ・インブリウム)に焦点をあわせ、彼女の心はアームストロング基地 ―いまでは゛リトル・マーズ゛という呼び方のほうがよく知られているが― での何週間もの訓練の日々に戻っていた。
「私が生まれる前にあなたは死んだのね、ユーリ。冷戦の時代、私たちの国が まだスターリンの影の下にあった昔に。あなたはどう思うのかしら?もし今日の スター・ヴィレッジ(Star Village)であらゆる外国語のアクセントが話される のを耳にしたら。私はあなたがとても幸せに感じると思うわ・・・ 「私には゛わかる゛の。もし今の私たちを見たら、あなたは幸せに感じるだろう って。だってその時、あなたは老人ではあるけれども、でもまだ生きてるって ことなんだから。なんて悲劇なんでしょう、あなたが―初めて宇宙に出て行った、 まさにその人であるあなたが―人間が月の上を歩くのを生きて見ることがなかった なんて!だけどあなたもきっと火星を夢見てたんでしょうね・・・
「そして今、私たちはそこに行こうとしている。百年前にKonstantin Tailolkovsky が夢見た゛新時代゛を開こうとしている。次に会う時にはあなたに話すことが たくさんあると思うわ」 遅れてきた観光客で一杯のバスが急停車したときには、彼女はすでに自分の オフィスに戻る途中だった。ドアが開き、乗客が溢れ出てきて、カメラが構え られた。火星探検副指揮官(the Deputy Commander of the Mars Expedition) にできることは、どうにか公用スマイルをこしらえあげること以外になかった。 その時、一枚の写真も撮られないうちに、皆が叫びながら月を指差し始めた。 ヘレナが振り返ると、空を滑りよぎる巨大な影の後ろに月が消えるのを見るのに ちょうど間に合ったところだった―そして、彼女は生まれてはじめて神への畏れ を感じたのである。
ミッション指揮官モハン・カリーア(Mission Commander Mohan Kaleer)は クレーターの縁に立って、固まった溶岩の海を経ながらカルデラの遥か遠くの 縁まで見渡した。その光景の規模を把握すること、または彼の前に広がる砦と 台地を形成しながら、満ち引きする溶岩の潮としてこの場所で荒れ狂った力を 想像することは困難だった。しかし彼が見ている全てのものは、今から一年も 経ずに彼が目の当たりにすることになるはずの途方もない火山の中にすっぽり 収まってしまう程度のものなのだ。所詮キラウエアはオリンパス山の単なる 縮小モデルにすぎず、どんな訓練をしても彼らはその現実に対しては絶望的に 準備不足のままかもしれないのだ。
彼は、2001年の大統領就任式の日に合衆国大統領が、今世紀は「太陽系の世紀」 になる、と宣言したのに従ってケネディの40年前の約束、「我々は月に行かな ければならない!」を何度も繰り返した様を思い出した。彼の自信満々の予言 によれば、2100年が明ける前に人類は太陽の周りを公転する主要な天体の全て を訪れており、そしてその中の少なくとも一つに永住しているだろう、という ことだった。 昇ったばかりの太陽の光線が溶岩の割れ目から立ち昇る蒸気の筋々に当たって いるのを見て、カリーア博士は゛夜の迷宮゛に集まる朝靄のことを思い出した。 そうだ、もう火星の上にいるのだと思い込むのは簡単だ、半ダースの国々から 来た仲間たちと共に。今回はどこの国も単独では行かない―というより実際 単独では行けない―のだ。
82 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/16 14:02
何かの予感、何かの動きが目の隅の外にちらりと見えて足を止めたとき、 彼はヘリコプターに戻りかけているところだった。あまりに困惑して、 彼はクレーターの中をちらっと振り返ったが、それは空を見ることを思いつく までのほんの束の間だった。 そしてモハン・カリーアは知ったのだ―ちょうど同じ瞬間にヘレナ・ライアコフ が知ったと同じように、人類の知る歴史が終わりに来たことを。彼が推測した よりも何マイルも高い頭上で雲の上を浮動しているきらめく怪物たちは、ラグ ランジュにある宇宙船の小さな群れをまるで丸木舟のように原始的なものに思 わせた。永遠に続くかと思われた一瞬の間、モハンが見守り、そして全世界が 見守るうちに、その巨大な船の群れは圧倒的な威厳をもって降下してきた。 生涯を賭けた仕事が一瞬のうちに潰え去って行くのを見ながらも、彼は悲し みを感じなかった。(以下、ラインホールドの名がモハンに変わった以外同じ)
乱暴な書き方しか出来なくて申し訳ないが、幼年期の終わりはSFの形は とっているが、あれは支配者が原住民を教育しなおしてやると実に傲慢 な意味が隠されているのだ。今それにぴったり当てはまるのがこの日本 なのだ。つまり、圧倒的な力で他国を押さえつけ、伝統文化を根こそぎ 奪い去って根無し草のようにしてしまう。今の日本にぴったりではないか? と何時の頃からか思うようになった。何か?と言ってもクラークの作品 は3冊しか読んでない。
>>83 アメリカの方が比喩には適当だと思うが…?
絵描きでさぁ、まぁ、ああいった名前でさ、初めて見た時ゃ笑ったね(藁藁
86 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/23 14:28
無感動な筈のカレルレンがラストに見せた哀愁に萌え。 あれこそ彼らが欲しがっていた人間性じゃないのか。
87 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/23 15:54
>>83 日本に似てるとはとうてい思えないね。
いまの日本は自国の伝統文化を自分自身で破壊してるじゃないか。
まあ、あえて言えば(あえてだが)、帝国主義時代のイギリス、
いまのアメリカ、じゃないのか?
88 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/23 19:07
ああ、カレルレンっていうと、ファイブスター物語の方を 思い出す俺って・・・・・。 (アマテラス・メル・グランド・フォーチュン・エイダス・フィフス)
カレルレンを検索したらホモサイトが出てきた罠 ゼノギアス……(;´Д`)
また映画化されるらしいが、どう思うよおまいら? キャメロンじゃなあ・・・
91 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/18 06:39
>>83 なんでこの板には、すぐ「日本」と絡めたがる人がいるんだろう。
キチガイばっかり。
アメリカに支配された日本、って意味でしょ?
93 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/08/18 10:02
>>91 そうやって日本はまだまだ注目されてるんだと癒されたい奴が多いのさ。
あるSFがジャパネスクSFってだけで喜んで話題にしたがる奴が多いのを見てもわかる。
よほど日本以外に関心がないんだろうな。
>>85 クラークはえげレス人だし、アメかぶれだし、長いことアジアに住んで
原住民を見下してるし、当たり前。
96 :
カレルレン音頭 :02/10/26 10:24
カレルレンのカの字は カッカッカ〜 カレルレンのレの字は レレレのレ〜 カレルレンのルの字は ルンルンルン あああ〜ああ〜あ レンレン 人類仕切るよ カレルレン そしたら差別も 無くなるが なんだか毎日 退屈だ あああ〜ああ〜あ 暇人
97 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/26 19:43
>96 その脱力っぷりがいいです
98 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/26 20:33
>83 ワラタ。こいつには、作品の意味の1割もわからんらしい。
>>83 ネタ、釣りにしては文章が冗長でヘタ。センスが悪い。
本気だとしたら、
小説の読解力、現実社会への認識能力、ともに著しく幼い。
100 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/26 21:25
101 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/26 21:41
ハヤカワ文庫版と創元文庫版のどっちの翻訳がお勧めですか? といっても両方読んでる人なんてあんまいないか 映画化ってマジ? いつごろ完成、封切りなんだろ?
海に落ちた、一粒の雨のように、 あなたは、あなたでありながらも、かつ、全体でもある。
103 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/26 22:14
>>101 クラークならではの詩的情緒を楽しみたいならハヤカワ版。
独特のドタバタ感のある味わい深い文体が良いなら創元版。
創元版には根強いファンがいるが、若い人が初めて読むならハヤカワ版だろう。
手に入りやすいし。
105 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/26 23:25
映画版ではオーバーロードは全員女で、悪魔ならぬ天女の姿をしているそうです。 ある地球人の彼女イナイ青年のもとにいきなりあらわれて、願いをひとつだけかな(以下略)
ネタかよ! 原作の重要なファクター変わるやんケと思うたやんケ。
107 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/27 01:03
>105-106 激しくワロタ
108 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/27 02:31
霊>物質って世界観が古い。ていうかぜんぜん哲学的じゃないよ。 存在論的に言えば、物質は霊と同じくらい神秘だよ。変革の契機が 霊にあるっていうスピリチュアリズムはダメダメだね。
109 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/27 05:02
>>105 ちょっといじれば、おしかけ女房ものにできる話かもね原作。
110 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/27 06:02
ラッシャーヴェラクというエロ漫画家は本当にいるぞ。
友人の部屋に行ったら積み上げられたエロ漫画の中にどうも既視感があったんだ。
家に帰って確認したら、途中で登場したオーヴァーロードで、カレルレン総督の部下の一人が見事ラッシャーヴェラクだ。
のけぞったね。
>>105 そのまま蝙蝠羽に刺尻尾の悪魔っ娘モノでもいいんじゃないかな(藁
>霊>物質って世界観が古い。ていうかぜんぜん哲学的じゃないよ。
いや、実際古い作品なんだし。1953年だよ。
宇宙開発がはじまる以前の宇宙開発SFから、いきなり精神系や超未来史に行くところが当時は衝撃的なまでに斬新だったんだろうと思う。
111 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/27 09:49
>>108 スピリチュアリズムの古さを批判するのは良いとしても、
その論拠が「存在論的に言えば」
などというヘタレ文系的キーワードでは脱力であるな。
112 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/27 10:51
中学生の頃、この作品と小松左京の「継ぐのは誰か?」に描かれた 未来世界が人類の理想だと思って感動に打ち震えた覚えがある・・・。
113 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/27 17:11
>そのまま蝙蝠羽に刺尻尾の悪魔っ娘モノでもいいんじゃないかな(藁 それこそ遊人のマンガやんか。
114 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/10/27 18:17
創元版の訳者あとがきは、もろネタバレでいかんね。
ラシャヴェラクの名前出しても「エロ漫画家?」としか言われないんだもん。
さやかちゃん物語は何年待てばいいのか
118 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/08 17:25
最近読んだひとの感想聞きたい。
119 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/24 21:09
この物語は「人の進化の方法」のひとつを示した話だと思った。 そんな記述はなかったっけ? 「サルが人を理解できないように、あなたはあなたの子達を理解できない・・・」 みたいな説明があったと思うのだけど。 クラークの示す「人の進化」は、楽観的で希望に溢れていて好きだ。 この本や「2001年」のスターチャイルドなど、こうなったら良いなぁ。 と、心底思ったのを覚えている(もう15年も前に思った) このスレでは最後を「進化」と捕らえているのかな? それとも只の思い込みでしょうか?意見ほしいなぁ。
120 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/24 21:43
SF三大巨匠の悪口をあえていえば、 ハインラインは変態おやじ アジモフは元祖おたく クラークは似非預言者 もちろん、三人とも大好きだけど。
121 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/24 22:56
インターネットの発達が、予言の的中とイコールだと考える人はいません? 肉体のない精神生命体と非常に近いと思うけど
>>121 たしか、クラークの短編で、衛星電話回線が意識を持つ話があったよね。
もし、これが自分に対するものなら、答えは「それは進化なのかな?」
精神生命体なのかと考えると・・・。どうかな?
「生命体」の定義が無いので議論は無駄だけど、
今のインターネットが生命体なら、国会図書館も生命体かな?
「精神生命体」ってデータがあるだけじゃないよね?たぶん。
けど人間の精神も、データの積み重ねでしか無いって話、聞いたことあるし・・・・
回答不能。
>「精神生命体」ってデータがあるだけじゃないよね?たぶん。 >けど人間の精神も、データの積み重ねでしか無いって話、聞いたことあるし・・・・ ここで悩むと、オーバーマインドの存在を無視できなくなるのかも知れぬ。
「集合した有機物はどこから生命体になるのか」みたいに、 「蓄積したデータはどこから精神となるのか」って言う研究ないのかな? 情報キボンヌ。 この二つを分けて考えるのもナンセンスかもしれぬが。 前者はノーベル田中さんが関係あるらしいぞ。 連投すまん。
>>118 読んだのは最近かな。
有るのは知ってたけど手を出してなかった。
きっかけはFSSのカレンの元ネタの調査。
意味的つながりがあるのかどうなのか?と読んでみたが
その点に関してはFSS自体が無茶苦茶なので無駄だった。
オーバーロードの形態の必然性がわかりませんでした。
>>119 月は無慈悲な夜の女王の中で、
単体のコンピュータに自我が芽生えるのと比べると
インターネットの方が進化や生命に近い感じがします。個人的にですけど。
地球全体を覆う神経網とサーバに蓄積されたデータ群は
どでかい脳を連想して、生命のイメージを持ってしまう。
情報を自動的に獲得して、整理、統合する機能が生命なのかな?
定義がないからわからないけど、そのレベルのことなら
プログラムやデジカメ、マイクなどでクリア出来そうな気がする。
外部から人間が干渉している間は、生命とは呼べないか……。
スレ汚しスマヌ
最近読んだ。少しSFに関して考えが変わったよ。 昔から宇宙人の胡散臭さにはゲンナリしていて,僅か数千年(下手すると数百年)の人類と数十億年の宇宙時間の偶然現在出会った宇宙人と意思疎通なんか出来るかぁ? 嘘臭すぎると思っていたので…高校生のころに読んでいたら,良かったな。 ちなみに個人的には,終わり近くに地球の裏側に廻って俯瞰するシーンが印象的だった。 歴史小説しか受け付けなかったが,このところ食事をしながら読むのが楽しみだった。うむうむ。
128 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/26 01:53
>>オーバーロードの形態の必然性がわかりませんでした。 オーバーロードの外見については、昔からその形態に恐怖を抱いて いた事が、人類が未来を予知していた証でもある。 みたいなこと書いてあったけど、どう考えてもあのイメージは 欧州オリジナルで、人類全体に普遍的ではナイよね? そんな意味で少し変だよ。
>>128 もともと、オーバーロードの形態のネタは、
アイデアストーリー的短編のオチだから。
新潮文庫<太陽系オデッセイ>に収録されている
『守護天使』という作品を読むといい。
「人類に正義をもたらしてくれた善い宇宙人が、実は……」
という感じの星新一っぽい軽いネタだったんだよ。
この軽い短編が膨らんで壮大な哲学的長編になったのは妙だね。
130 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/26 12:03
ラストではむしろオーバーロード達が 人間性を引き継ぐものとして描かれる。 この構図はやはり見事だと思う。 いま思いついたんだが「ライトスタッフ」の 宇宙飛行士達とイェガーの対比に似てるかも。
131 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/26 15:17
132 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/27 02:20
>>126 もしも…
ある瞬間に人類が突然消滅したら、残されたネットワークは
今接続されているライブカメラやセンサーからの情報を蓄積し始めて、
さらにメモリーが一杯になると自動的に他に転送するシステムが働いて、
最後にはネットワークが情報を蓄積する生命体へと・・・・
その前に発電所が止まるだろうけどね<一人オチ
短編ぐらいは書けそう。
133 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/12/27 13:52
>>128 >オーバーロードのイメージは
>欧州オリジナルで、人類全体に普遍的ではナイよね?
見る人によってイメージが異なる設定ならおもしろいんだけどな。
その人が一番恐怖を抱いている形態に見えてしまう。
自分なら・・・巨大ゴキか(涙
最近ハヤカワのクラークが続々品切れ
>>128 ある宗教では、悪魔の姿。
ある宗教では、神の姿。
むしろ、面白いじゃん。
>>132 清水義範氏の短編で、死の灰が雪のように降り積もる中
テレビが刻々とライブ映像を流すというのは読んだことがあります。
定義の話に戻るけど
生物の特徴が、代謝と自己複製にあるとしたら。
代謝の点では
生物が炭水化物やタンパク質などを摂取するより、
位置エネルギーや太陽エネルギーを電力化して
コンピューターが動きつづける方が簡単な気がする。
惑星探査衛星なんてその形で動いているでしょうし。
複製については
故障に対しての修復機能と、ソフトの複製機能などはクリアできそうだ。
しかし、ハードの方が複製できそうもない。
工場などをコントロールして、しかるべき場所に配送、
セットアップまでを行うことが出来れば、コンピュータも疑似生命になれるのかな?
そんなことを想像。
138 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/02 20:18
10:00〜NHKにでるみたい。
139 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/09 23:15
NHK見たよ。クラーク年とったね。 アニメ面白く無かったよ。
140 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/09 23:18
>>132 主観の違いだと思うけど、その機能を進歩させると
生命に近づくのかな?少し疑問。
クラークは自ら機械化して生き続けて貰うんだからまだまだ長生きしないとな
(^^)
143 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/01/16 23:48
これって、コンタクトと芸風似てない?
人の想像力を凌駕する展開をめざすあまり、 のっぺりとした説明調の話になってしまってる。 かといってたいした展開でもない。 駄作です。
(^^)
147 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/17 02:15
久しぶりに読み返した。 ラストのカレルレンの背中に演歌が似合うと 思ってしまった漏れは逝ってヨシですか。 幼い魂採り上げ続け〜 今日も宇宙を西から東ィ 義理が重たい奉公務め やっぱり上司にゃ逆らえぬ 進化はできないこの身だけれど あぁ〜明日こそは明日こそは〜 (以下1億回くり返し)
148 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/17 05:55
オーバーロードまではついていケルンだけどオーバーマインド以後がさっぱりー 結局「人間以上」の宇宙版?
149 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/18 00:31
オーバーロードがおったら今の不穏な世界情勢も収拾つけてくれるだろうに。 とか再読して思った。 ドラえもんを読んだ後の感想みたいだが・・・
オーバーロードの外見を想像しようとすると どうしてもキン肉マンの悪魔将軍が思い浮かんでしまう。
今はSF宇宙生物図鑑のアレやFSSのソレが頭にこびりついてるからな。 初読みの時はどんなの想像してたっけ……
152 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/02/22 21:28
ストリー展開が面白く、一気に読んだ記憶がある。 特に人間描写が少ないので、変な感情移入がなく湿っていないのも良い。 ところで三島由紀夫がこの作品を評して「不快な傑作」と言った のは有名だけど、正確なところ、どういう意味でそう言ったのか 誰か教えて貰えませんか。できれば初出もお願いします。
解説の必要あるのか。そのまんまじゃないの。
>152 正直シランカッタ
155 :
既出かな? :03/02/24 21:31
>>155 都市と星のアルビンは性器レスの中性男性だし、第一彼の小説には女性との絡みが殆ど無い。
幼年期の終わり もそうだけど、主人公は常に孤独で一人で死ぬ。デビット=ボーマンしかり。
って事から見るとゲイって言うより別の病気じゃないですか?
立たないだけか、半陰陽かGIDだと思ううんですけど。
>155 彼の小説には興味はあるが、性的嗜好には別に興味ない。 米英の人間はSEXに児童、と来るとヒステリックになりすぎ。 こないだのマイケル・ジャクソンのTVもひどかった。 別にファンじゃないけどジャクソン氏には同情した。
作者の植民地支配についての認識がすごいと思った。 香港返還の時のイギリス人へのインタビューで、借りたものを返すのは当たり前 ってコメントしてた奴がいたけど、 麻薬買え!って戦争ふっかけたことについては何とも思ってないんだろうな。
それでもジャクソンは異常だと思った。
ジャクソンはどうでもいいよ
(^^)
すいません。質問です。 クラークの「ラーマ」シリーズなんですけど、 私、全作読みまして、面白かったのですが、 どうしても、ラーマの描写で、想像が追いつかない箇所があります。 五年ほど前にプレステでゲーム化される予定があったので楽しみにしていたところ、 延期延期を繰り返し、中止になった模様・・・。 でも、どうやら、そのゲームは、パソコンゲームらしく、 私、どうしてもやってみたいのですが、情報を求めます。 後、映画化もされるみたいですね?
163 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/03/31 02:24
>>129 そういや、スタトレのバルカン人も悪魔に似た姿の教養高い非肉食宇宙人
でしたね。
質問いいですか? オーバーロードがはじめて姿をあらわすところで、日本語版は 早川では:「すべてがそこにあった」 創元では:「紛れもない悪魔の姿であった」 だったと思うのですが(うろ覚え)、 これはどっちが原書(英語版)に近いんですか? オリジナルの文章はどうなっているんでしょう? いや、全体の雰囲気として、どっちが直訳っぽくて、どっちが意訳っぽいのかな、 とおもいまして‥。
166 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/04/03 08:53
今手元に日本語訳は無いんだけど、講談社のルビ訳版を見ると There was no mistake. The leathery wings, the little horns, the barbed tail - all were there. となってますね。 「それは紛れもない悪魔の姿であった。革の翼、 小さな角、逆とげのある尾、すべて揃っている。」 ・・て感じでしょうか。 ちなみにこのくだりでは devil という単語は 一語も出てきません。 私は最初に繰り返し創元版で読んでるので早川版は 今でもちょっと違和感があります。文章が硬いというか。 クラークの文体の格調高さには早川が合ってるのかも しれないけど、創元版のちょっと湿っぽい訳もなかなか 良いです。
>>166 ありがとうございます。参考になりした。
(^^)
169 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/04/17 19:37
最近買って今日読み終わったんだけど、 いや…鳥肌がたちましたわ…読んでてガクガクくる話しだった。 ところでオーバーマインドって魁種みたいなもんですか?
170 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/04/17 20:56
この作品で第一の興味はオーバーロードはなぜ姿を見せないのか? どんな容姿をしているのか?ということだよね。 芋虫説、猿説などいろいろ出たけどまさか悪魔の姿だったとは。 そりゃ、人間も絶対拒否反応起こすよなー 後半は壮大すぎというか詩的すぎな気がする
171 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/04/18 12:00
でも前半だけじゃ落語っていうかアイディアストーリーだよ。 悪魔のイメージは普遍的じゃないから、あれだけじゃ西洋人らしい 発想だなっで終わり。でも後半の展開でぐっと面白くなったと思う。
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
173 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/04/25 20:16
やっぱり同じ超存在でも、テレパシーという得体の知れない力で超存在と化したオーバーマインドより、 肉→機械という過程を経て、最後には自力で「凍りついた光の格子に思考を閉じ込め〜〜物質の圧制を逃れ、 純粋な放射線生物〜」という境地にたどり着いた、2001年のモノリスの創造者の方が ハァハァできるんだよな。というわけで幼年期の終わり、時代性とクラークのヴィジョンを考えると 偉大な作品といわざるを得ないが、漏れは嫌いだ。 確かに終末的な幼年期の終わりも美しいが、詩的情緒なら「都市と星」の希望と宇宙の神秘を たたえたラストがいいYO!幼年期の終わりは手に入れ易いのに、都市と星は絶版状態。 ハヤカワショボウハシャザイシル!!
174 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/04/26 08:31
謝罪しなくていいからとっとと重版シルと。 私も同じところでハァハァです。
この小説って、ラヴクラフトの電波小説のノリで書かれている気がするのは俺だけ?
うん
177 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/05/13 18:35
>>175 デムパ言うなYO!
それに御大の手にかかれば、オーバーロードが円錐形の触手(ry
>悪魔のイメージは普遍的じゃないから えーと。イメージじゃなくて一回来たけど失敗してたというんじゃあ・・・読み違い?
>>178 作品内世界での設定の話じゃなくて
クラーク個人の認識の話では?
ついでに言うとあの世界では オーバーロードは過去に地球を訪れていないし 失敗もしていない
じゃなんで種族的恐怖心が残ってたの?
>>181 ネタばれになるけど大丈夫? 読み終わってる?
地球人にはオーバーロードと違って
オーバーマインドとなりうる超能力が備わっていた。
太古の地球人は、その超能力で未来を予知した。
で、子供を奪い人類を滅ぼす存在=オーバーロードを感じ取った。
その「未来の記憶」が種族的恐怖心となり、
オーバーロードの姿を悪魔として地球人に認識させるに至った。
あー。えーとね。 俺がそう思ったのはストルムグレンがカレルレンの後姿を垣間見たときのセリフがあったからなのね。 「カレルレンはかつてこう言った。『われわれにも失敗はあった』。 そうだカレルレン、あれは本当だった。 そして、人類の歴史の夜明け前に一度やりかけて失敗した。 あれはあなただったのか!? あれはたしかに失敗にちがいない。 なぜならその影響が幾世代もの年月を越えていまだに尾を引いているからだ。 それが、未だに全人類の幼年時代いつきまとっているからだ。 僅か50年であなたは世界中の神話や伝説の力に打ち勝つことができるのか?」 これはストルムグレンの勘違い? そしてカレルレンの『われわれにも失敗はあった』とは?
>>184 勘違い、そしてクラークの引っ掛け。
失敗がイコール地球での失敗じゃないし。
あてずっぽうでいわれてもねぇ
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
まあ結局はニューエイジ的な発想のSFですよ。古い古い。
カレノレレン
携帯ゲーム機"プレイステーションポータブル(PSP) このPSPは、新規格UMD(ユニバーサルメディアディスク)というディスクを利用しており、そのサイズは直径6cmととても小さい(CDの半分程度)。 容量は1.8GBとなっている。 画面は4.5インチのTFT液晶で、480px x 272px(16:9)。MPEG4の再生やポリゴンも表示可能。外部端子として、USB2.0とメモリースティックコネクタが用意されているという。 この際、スク・エニもGBAからPSPに乗り換えたらどうでしょう。スク・エニの場合、PSPの方が実力を出しやすいような気がするんですが。 任天堂が携帯ゲーム機で圧倒的なシェアをもってるなら、スク・エニがそれを崩してみるのもおもしろいですし。かつて、PS人気の引き金となったFF7のように。
192 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/05/31 15:50
>>122 「Fはフランケンシュタインの番号」ですね。
>>184 それはあくまでストルムグレンの憶測。
ラストの方で、カレルレンが、なぜ悪魔の記憶が残ることに
なったのか、真相を種明かししてる。
今読み返すと、松本零士の時の輪みたいなネタだけど。
超常能力を信奉してる点でニューエイジSFだってのは同感。
クラーク自身もそれは認めてたね。
>>193 悪魔の記憶の種明かしに関してはなんだか納得いかなかった覚えがある。
カレルレンは最初の外見の記述を見たときに、
悪魔というよりまんま「デビルマン」(アニメのカラーリングまで含めて)を想像してしまい
以後そのイメージが離れず、SF板で名前が出るたびに浮かんでしまう。
195 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/06/10 16:44
ま、日本人だけはオーバーロードの姿を見ても、デビルマンかサリーちゃんのパパとしか思わないんだろうなぁ
「だけ」ではないだろう。
197 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/06/11 04:44
『ああっ女神さまっ』のあいつらの正体はオーバーロード。
先日、何年かぶりに読みかえした。 読みかえしてみて感じたモノは、 バーナード・ショウの著作(『人と超人』や『メトセラへかえれ』)の影響の顕わさだった。 これは、1つのSFでありながらも、おのずとイギリス文学の1つでもある。 この作品の英文は、工房・厨房でも読み通せるとおもう。(消防では?…微妙?) ので、邦訳を既に読んでるなら(いや、未だ読んでなくても)、 原文のスタイルを味わってみるコトを勧める。
いや・・・どうかんがえても消防には無理でしょ、英語・・・。
厨房・攻防も原語で英文学に触れるよりまず 自分の祖語の練習が先だな。
202 :
通りすがりの人 :03/06/13 06:42
トマス・M・デッシュという人の『人類皆殺し』って小説を読んだ人いる?? あれも宇宙人ネタだけど、あれこそ悪魔だよね。 カレルレンは、やさしくてよかったね。 どこかに、『人類皆殺し』のスレッドはないのかな?? 覗いてみたい。
203 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/06/13 11:57
アタイこそが 203高地げとー
短編の方が好きでし。
今思えば、この本がメを悪くするきっかけであった・・・ その後、立て続けにクラークの文庫本読みまくったからなあ。 あの頃は、自分がメガネかけるとは、思っても見なかった・・・
俺は厨房の時に読んだ幼年期のせいでSFヲタになったよぅ クラーク先生責任とって下さい
つまり君にとっての幼年期の終わりでもあったと。
最近またSFを読み始めていて、これは読んでなかったのでとりあえず買って読んでみた。 序盤の展開とか面白かったけど、やっぱハッピーエンド(?)がいいなぁ。まあ、最後の 達観した姿も良かったとは思うけど。
創元でも重版されてますね。 『地球幼年期の終わり』
>>208 いい様に使われて、
一番不幸なのはオーバーロードだよ。
沼沢訳『地球幼年期の終わり』pp.18-19 [1978年18版] 《……総長は補佐官のピーターが窓辺にやって来るのを待ってから、初めて、もう馴れっこの、 しかしいつ見ても人の心をひきつける眼下の情景から目をふりほどいた。 「遅うございますね、ご連中は」と〔ピーター〕が言う。「ウェインライトはもう五分の遅刻です」 「いや、たった今警察から連絡があってね。お供の行列が大変なので、交通渋滞が起きちまっているとか。 もう着くころだよ」 ピーターは黙っていたが、ふいにつけ加えた。「ウェインライトに会うのが良いことだと、総長はまだ 確信をお持ちなのですか?」……》 福島訳『幼年期の終わり』pp.21-22 [2000年27刷] 《……ストルムグレンは補佐官が窓のそばまでやってくるのを待ち、それからようやく、見慣れているくせに つねに魅力的な下界のパノラマから眼を離した。 「遅れているようだな」と〔彼〕はいった。「ウェインライトはもう五分も前に到着していなくてはならんはずだ」 「そのことでたったいま警察から連絡がはいりました。彼はちょっとした行列を引き連れているらしい。 それが交通を妨害しているのだそうです。おっつけやってくるでしょう」 ファン・ライバーグはちょっと言葉を切った。それから唐突につけくわえた。「事務総長は、今でも 彼に会うことがいい考えだと思っておいでですか?」……》
“CHILDHOOD'S END”p.8 <Del Rey Impact edition 《.....Stormgren waited until his assistant joined him at the window, then tore his gaze away from the familiar yet always fascinating panorama below. “They're late,”[he]said.“Wainwright should have been here five minutes ago.” “I've just heard from the police. He's got quite a procession with him, and it's snarled up the traffic. He should be here any moment now.” Van Ryberg paused, then added abruptly, “Are you still sure it's a good idea to see him?”......》 テクストに照らして、福島訳が正しい。 沼沢訳では“They're late,”の発言者(=Stormgren)と “I've just heared from ...”の発言者(=Van Ryberg)とが、とりちがえられている。 こんなウカツともいえるとりちがえを、なぜできたのか、ふしぎだ。 とはいえ、沼沢訳の手もちの版はやや古い。新しい版では、ちゃんと直されてあるかもしれない。
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
214 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/18 14:10
国連事務総長ストレムグレンの母語のフィンランド語(だったはず) の名詞は13も格変化するって本当ですか?
ほんとじゃよ
216 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/18 22:35
>>215 そのフィンランド語をカレルレンはよどみなく話しちゃうんですよね。
さすがオーバーロード!
217 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/19 05:46
小生がはじめに読んだ「地球幼年期の終わり」では、 Over Lordは「上主」 MasterMindは「主上心」だったと思う。 「主上心」て日本語あるのかしら? ガイシュツだったら 失礼。
>>217 MasterMind じゃなくて Overmind。
主上心は訳者解説に説明があったと思うよ。
主上って日本語はある。昔、天皇をさしてた。
上主との語呂合わせになってるし、漢字なのでそれなりにイメージが
浮かぶし、はじめて読んだ子供の時は印象的な名前だった。
219 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/19 09:23
オーバーマインドは宇宙の旅にでてくるファーストボーンみたいなものかい?
220 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/19 16:07
クラークが南アメリカ共和国の黒人の白人差別主義者を 描写して黒人差別しているというのは本当ですか? たしか上主が日食を起こして黒人を威嚇するんですよね?
221 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/19 17:33
223 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/19 19:28
>>222 >逆じゃ?
いや何度も創元社の「地球幼年期の終わり」の
該当箇所を読み返しましたがそうとしか読めません。
誤訳の可能性が無きにしも非ずですが、私の読み違
いでしたら、御容赦下さい。
>>223 あーじゃあそうなのかもね。自分はそこまで読み込んでないので。
しかしクラークが黒人差別主義者だとは考えにくい。
だって、短編で、「実は白い肌はビョーキで、黒い肌こそが美しい正常な肌」ってのを描いたことがあるし。
225 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/20 08:38
>>224 そうなんですよ。それで悩んでいるんですよ。あまりのことに
原書まで購入して検討してみたのですけど読解力無いので
挫折しました。情けなや〜。
手元のペーパーバック見てみたけど別に誤訳じゃないですな。 この世界での南アフリカは黒人が少数派の白人を迫害してることになってるね。 単に現在の状況と反対の状況を描写をすることで、 人種差別なんてものがどんなに馬鹿げたものかを皮肉ってるだけでしょ。 実際に南アフリカで人種差別してる白人への嫌味。 これでクラークが黒人差別してるとか言われたら浮かばれねぇなぁ。
オーバーロードが唯一行った直接制裁に 人種差別の問題を取り上げてることだけでも クラークがそいうことをいかに嫌ってるかよくわかると思うが
228 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/21 19:59
>>226 全くもって納得致しました。ありがとうございます。
229 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/21 20:21
上主は婉曲的な方法でスペインの闘牛を止めさせますね。
230 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/21 22:40
上主統治の二十一世紀で全ての人が英語を話すというのは英語帝国主義かしら?
>これでクラークが黒人差別してるとか言われたら浮かばれねぇなぁ。 死んでないっちゅーねん。
白色英語が世界言語になっているというのは他の作品でも見かけるね。 あと、食料がぜんぶ合成食品になっていて、人々は肉食に嫌悪感を覚えるようになっている というのは「幼年期〜」でも出てきたっけ?
233 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/22 07:50
3001年〜の旅ではそうですね。料理を家庭でする習慣は廃れているようです。
「地球帝国」でも、牧場で食べるステーキは本物ではなかったと思う
クラークは人種差別主義者かどうか知らんが、大英帝国による植民地支配は問題 なかった主義者だな。 サンザルテレスコにそういう意味のことを言わせているし。
236 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/23 00:54
ここ読んでると「幼年期の終り」読み直したくなりました。さ〜てどこあったかなー
237 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/23 05:21
小生は実家に置いていた1974年刷りの地球幼年期の終わりを取って来ました。ボロボロですが感慨深いですね。
238 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/30 02:00
オーバーロードとオーバーマインドの関係だけど、単なる自然現象を誤って 擬人化してオーバーマインドとか呼んでる可能性って無いのかな。 ソラリスが知的生物か自然現象かってのと同じような問題だと思うんだけど。
239 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/30 10:46
>>238 こっくりさんが進化したのがオーバーマインドでしょうか?
240 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/30 10:48
意中の人に告白することは、とても大変なことです。
もし、断られたらどうしょう。
最初から高嶺の花だったんだ。
そんな苦悩の言葉が心で飛び交っているかもしれません。
でも、諦めては駄目!!
ここでは、異性に効果を発揮する香水、合法ドラッグなどがおかれています。
小売価格一万円以上の品が、半額以下の値段で取引されています。
是非ここでゲットして、貴方の気持ちを打ち明けて下さい。
相手の方も、きっとそれを待っていますよ。
↓のURLの頭にhを付けて、コピー、ペーストして下さい。
ttp://www.adultshoping.com/index.cgi?id=1057809839
>>238 ソラリスと人間は互いに非交渉ですが、オーバーマインドはオーバーロードに
命令して地球やあちこちの惑星に行かせる強制力を持ってるっぽいですからねぇ・・・
人類の子供たちのオーバーマインドへの合流のような現象を何度も観察して
いるので、オーバーマインドの存在は疑っていないでしょう。
オーバーロードも、自然現象の可能性は疑って研究していたと思われます。
その結果、オーバーマインドの支配力を示すような何か破滅的な出来事が
起こって、オーバーロードは観念してオーバーマインドの意思と思われる
ものに従うことにしたのではないでしょうか。
「3001年」のさそり座の新星のように。
242 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/30 16:59
>>241 知的生命体のすむ恒星系が破壊されていくというクラークの
短編があったような? 詳細情報求む!
243 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/30 17:05
>>242 「十字軍」Crusade (1968)
『3001年 終局への旅』 (1997)
「危険な隣人」 Improving the Neighbourhood (1999)
あたりですかねぇ。このテーマもクラークの心を捕らえているようです。
(『3001年』のさそり座の新星は「十字軍」以来のネタ)
245 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/07/31 11:51
>>244 >「十字軍」Crusade (1968)
ありがとうございます。多分、これですね。「太陽からの風」
収録ではなかったでしょうか?
クラークの法則「高度に進歩した科学は魔法と区別がつかない」 アシモフはロボット三原則 ハインラインは「無料の朝食は無い」 ハインラインのはせこいな。
∧_∧ ∧_∧ ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕 = ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
ネタばれになったら困るけど「神々の糧」に出てくる合成食品て 至高の味や究極の味よりおいしいのだろうか?(苦笑)
249 :
ネタバレあり :03/08/04 16:38
子供たちが自分たちとは別の存在になってしまって、人類の未来に希望がなくなったからって そんなに多くの人が自殺してしまうものだろうか? 豊かな世界で残りの人生(まだ若い人も多いんだし)を送るのも悪くないと思うけどな。 それに、11歳以上の子供はそのままなんだから、 家族や身近な人を失なわなかった人も多いと思うんだけど…。
「絶望は死に至る病である」 by 切る毛ゴールァ
作品が発表された時代(1953)を考える必要があるでしょう。 第二次世界大戦後の復興も終わり、経済成長がはじまっていた時代です。 宇宙開発もはじまり、英米国民は、一人一人が西側世界の未来や社会の建設に 参加しているという気概(共産圏とは別の意味で)を持っていたと思われます。 そういう人たちが『幼年期の終り』のような未来を迎えることになったらという シミュレーションとしては、自殺は、普通の感覚だったかもしれません。 多くの人々が自分や子供によりよい暮らしをさせることに希望を持っていましたからね。 今のように、社会への参加が求められもせず許される豊かな世界の読者なら、 249さんのような感想になるのでしょう。時代が変わったのだと思います。
>>251 ふむ、なるほど。
設定上ではあの世界は、今のこの時代よりはるかに豊かで安楽なんだけど
書かれた当時の経済成長の時代にいた、現実の人間たちの精神を反映してもいたわけですな。
特にアテネの住人たちは将来への希望が大きかったから分からなくもないですが。
…しかし心理的な理由だけでぷっつりとその後の出生が途絶えてしまうというのは如何に?
どっちみち地球は長くはもたなかったことを考えても、
カレルレンが「人類はここで終わり」と宣言した理由がどうもわからない。
あの後に子供が生まれても、みんな新人類になってしまうということでしょうか?
>>252 生んでもみんな新人類になってしまうと思ったから、生む動機がなくなったのでは?
メインキャラの夫婦の最後の赤ん坊は、赤ん坊でもう新人類になってましたし。
出生の低下は今の日本や先進諸国でも起こってることですね。
日本の場合は、子育て以外に熱中できる娯楽が一杯ある、国や社会が子育てを
支援する体制になっておらず子育てに相当な自己犠牲を強いられるので、
子供を持つための動機づけができていない、という分析があるそうですが・・・
「幼年期の終わり」の人類の無為状態に通じるかもしれないと思いませんか。
故人の星新一先生の子どもが夫婦に1人しか生まれなくなった 世界のショートショートでの滅亡過程とは対照的ですね。
255 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/08/07 00:33
人口が増えすぎたので、地球自体がが調節している気がします。
256 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/08/07 19:07
アタイこそが 256げとー
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
258 :
ミステリ板住人 :03/08/15 22:09
この作品をくさすヤシは、俺が相手になる。
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
ファウンデーションの何巻(ガイア編?)かの解説で ガイエがファウンデーションとともに幼年期の終わりを 批判していたような気がするんだけど… これって俺の勘違い?夢? 超うろ覚えなので間違ってたらごめんなさい。
261 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/09/18 02:31
6
262 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/11/11 20:36
>>260 ファウンデーションはつまらんので第一巻で読むのを
止めた。「鋼鉄都市」とかロボットもののほうが興味深い。
ガイエって何?
265 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/11/23 15:43
「幼年期の終わり」ってコックリさんやったり、子どもたちが 主上心になったりするオカルトものなのかな? まだしも「都市と星」の方がSFといえるような気がする。
>>262 ファウンデーションは4巻以降を読むべし!おもしろいよ。
宇宙に浮かぶ地球をバックにした黒人の赤ちゃんが表紙だったけれど、 大勢生んで大勢死んで平均年齢40歳未満のアフリカを連想させて、 少子化の先進国への皮肉だと思った。
268 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/11/28 00:39
原書読んだ人いる?
>>268 買ってはいたがちょびっとしか読んでない。
南アフリカの白人差別のところだけ。
>>268 俺は原書ぺーパーバックも買って斜め読みはしたよ。
出だしは新しく差し替えられてるけど、
まぁ、それ以外は別に原書だからどうのってのもなかったように記憶してるが。
271 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/12/10 05:52
藤子Fの「老年期の終わり」読んでタイトル元が気になったもんで最近読みました。 新人類はグローバルブレインというのを思い出した。 ある固体が組織的な状態で10の7だか8乗あつまると全体で一つとなるレベルの高い組織を作るって話。 分子の集合体が細胞を産んで、細胞の集合体が脳という組織を作る。 だから脳同士を結ぶネットワーク社会の集合体はグローバルな意識を生むだろうって話。 クラークの話は肉体を捨てたけど、こっちの思想は人間は今まで通りで、 脳細胞が脳全体を理解してないのと同様、人はネットで情報交換をしてても、 それを全体像で見たときの意識の様な「何か」を理解は出来ないけど…って話。長文スマソ
実際インターネットはシナプスそのものだしね
273 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/12/10 13:22
クラスタリング クラスタリング ヤッホーヤッホー
274 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/12/10 19:30
>>211 じゃあ「2ちゃんねる」は統合失調症だなw
275 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/12/11 04:02
>>220 DEL RAYの最近のペーパーバックでは、前文の前に
"The opinions expressed in this book are not those of the author."
と逃げはうってありますた。
276 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :03/12/11 22:02
神に見捨てられる人間、ラストシーンを見ても、 結局のところ主題はこの一事に尽きると思う。 レス200以上を費やしても、この点に言及出来ないSFヲタの現状こそ 問題にされるべきかと思う。
>276 ちがうよ。 人間→超人だよw
さしかえ前の原書ってもう読めないのか?
279 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/12/12 01:10
板の空気を読みきれてないと言われそうだが、「過ぎ去りし日々の光」は幼年期の終り のまずい部分を全て改めた傑作だと思うが、あれはクラーク物としてはどう?
>>279 ボブ=ショウの「去りにし日々の光」のパチモン。
281 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/12/12 21:38
>>279 あまり「幼年期」とは関係ないと思うんだけど、
なんで君がそう思ったのか教えて?
>>279 大体、「幼年期の終わり」のまずい点て何よ?
詳細を希望します。
>>283 クラークは共著者と言うだけで何もしなくても
銭が貰えるのか。ええご身分じゃのう、ナイトは。
貴族とはそういうものだ
286 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/01/31 01:10
少しネタバレ。 人類が個体性を失い集合意識になるという エヴァンゲリオンの「人類補完計画」の原点はこの作品にあるわけだな。 しかしエヴァの補完計画には憧れのようなものを感じたが、 この作品に出てくる進化した人類は、不気味で悲しい存在にしか感じなかった。
>>286 幼年期の終わりも、テイヤール・ド・シャルダン、ユング、その他元ネタがありまっせ。
ついでにエヴァンゲリオソは、ブラッドミュージック説もあり。
>>279 >1から>100までバクスター。しかもバクスターにしてはこじんまりしてておもろくない。
やっぱバクスターはタイムシップやね。
エヴァンゲリオンの元ネタは諸星大二郎の「生物都市」じゃないのか?
今日の読売新聞夕刊、子供向けの本紹介の記事で 「幼年期の終わり」が紹介されていた。 その文章を読むとなんだか非常に夢のあるジュブナイルに見えるんだけど ホントに適切だったのだろうか?(w
まあ、子供には、夏への扉ばっかり安直に勧める香具師が多いからな。 それ余暇ましだ。
292 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/01/31 22:28
翻訳するとき題名をそのまま書くパターン、例として「ファウンデーション」「ニューロマンサー」日本語に訳すパターン例として「幼年期の終わり」など。 幼年期の終わりと言う邦題は非常にいいと思う!「childhood end」だったっけ?「子供時代の終わり」じゃなくてよかったよ。
293 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/01/31 22:39
終わり方がいい。 クラークの場合、いつもなんだが。
>>292 創元じゃ『地球幼年期の終わり』だったよ。
295 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/02/02 19:19
>294 なんか「幼年期」と言う言葉自体がかもしだす、雰囲気というかなんというか。 生物で「幼生期」と言う言葉があるけど、それも俺の頭で相まって「いったいどういう話なんだろう?」っていう期待感を持って読めましたよ。 「地球幼年期」だとなんとなく話が見えちゃうみたいな感じなんで「幼年期の終わり」がいいです!
296 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/03/11 23:36
Yahoooトピックス3/11より→ 巨額の火星探査予算に疑問の声「もっと地球に目を向けよう」 50年前に書いてたクラークさんすごい
297 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/03/28 00:49
幼年期が終わったらどうなるんだ? 反抗期に入るのか?
かなしい時には 街の外れで電信柱の明かり見てた 七つのときには 不思議だった 涙うかべて 見上げたら 虹のかけらが きらきらひかる〜
倦怠期は終わらない。
最近読んだ若輩者です。 オーバーロードのイメージが サウスパークに出てくるサタンになっちゃったよ… おかげで最後まで緊張感がなかった。
俺の場合はキン肉マンの悪魔将軍=オーバーロードだった。
幼年期が終わると、思春期の始まり..
俺はデビルマンだった。
ラストについて質問なんですが カレルレンの宇宙船のエンジンが止まったような描写があったけどなんで?
>304 慣性飛行に移ったんじゃないの?
306 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/04/25 15:22
訳者あとがきで、「全は個か」「個は全か」と言う禅問答のような文を読んだのですが これは、・・・?全体主義のこと?
307 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/04/25 16:49
そういやどの作品だったかの後書に、 2001年の舞台になった土星の衛星(名前忘れちったよゴメン)に、 小説同様の明るい斑点と、その中心に黒い物体が写っているのが ボイジャーの写真に写ってたとか書いてあったけど、 あの話の真相はどうなったんかな? 作品ずれてるがシチュエーションに共通するものを感じるのでカキコ。
>>306 作中にあったカレルレン最後の演説での例え話
「海が無くなると島々は地続きになる」
・・てのが結局一番解りやすいんじゃ。
人間の精神や自意識の問題は21世紀もSFの重要な
テーマとして生き残りそう。
最近ではイーガンあたりが得意な分野かな。
クラークはオカルトと一緒にされるのを
恐れてたけど。
>>300 今更ながら…、
おれはフジリューの封神演義の
張天君だったな。
313 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/05/04 00:40
スレ違いだが、都市と星って結局何が言いたいの? 前半は面白いんだけど、7つの太陽とか出てくると話が抽象的になって いまいちよく分からない。再び、冒険に繰り出そうってことかな?
繰り出させられるのさ。
本を読んで作者が何を言いたいのか考えさせるのが戦後教育の最も悪い所だな。
本を読んで考えること自体はとても大事だが、 作者の言いたいことを考える必要は無いな。
ああ、ここにも戦後教育の弊害による犠牲者が一人…
319 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/05/09 04:18
じゃぁ都市と★のテーマはなに?または、モチーフ?
320 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/05/09 12:09
>319 「モチーフ」の意味わかってるか?
321 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/05/09 13:57
作者が小説をとうしてうったえんとしていることでしょ。
322 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/05/09 14:07
作家が作品を通して何を訴えようと勝手だが、 読者がそれを読み取ってやる必要はない。 もちろん読み取る事を目的に本を読むのも 自由だけど。
>>322 みたいな自由についての認識こそ戦後教育の弊害だと思う。
>323 釣り? そうでなかったらもっと具体的に。
勉強になった
327 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/05/09 21:04
小説をどう読もうと本人の勝手だが、作者にも訴えたいことは あると思う。
「作者が何が言いたいか考えさせる問題」に対する考え方自体 このスレは間違えてるな、あれは作者が何かじゃなくて 問題製作者が何をいいたいかを答えさせる問題だからな。 作者が自分の小説で作られた問題を 答えたら間違えてたなんてこともあるんだし。
330 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/05/09 21:36
331 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/05/11 11:27
作者の為に本読んでるんじゃねー。自分の為に読んでるんだよ。
332 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/05/11 21:00
本当か? 誰かに巧みに誘導されて読んでいるのかも……
たとえば正体不明のドイツ人グループとか
334 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/05/11 22:27
>313 かつて、複数の恒星を地球から見えるスケールで移動・配置 させてしまえるほどの文明があった訳だろ 小さな都市だけが全宇宙だった少年と、読者としての自分とが同時に それを知ったときの鳥肌が立つような驚き それだけじゃ駄目なのか? そんなのを楽しむ小説なんじゃないのか?
335 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/05/12 17:17
これといった答えがあるようなものではないと思うけど 小説の主題みたいなものはあると思って。
>>335 作者が書いたときの関心と、君の関心があわないんだろう。
君に作者の視野が想像できず、関心ももてないのであれば、無理に理解しようと
してもしかたない。
イギリスでは、ウェルズやステープルドンの昔から、膨大な時の流れと宇宙の
広がりの果てに、人類や宇宙はどうなるのか想像したがる伝統がある。
例:『タイムマシン』『スターメイカー』
これもその伝統の上に書かれたものなので、読者もそういう想像をできる能力が
あって読んでいると決めてかかっているところがある。
自分の想像で補わないで何もかも回答を欲しがる読者だと、ついていきにくいかも。
337 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/05/13 22:11
そういわれてしまえば一言もない。(T_T)
漏れも都市と星は前半のほうがおもしろいとオモタよ 超文明なんかより不滅の都市ダイアスパーのほうがインパクトあるんだよね
339 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/05/15 05:26
都市と星サイコーage
小説にはすべからくなんらかの思想的背景があるっ! ってわけじゃないからな。
341 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/05/18 19:44
いや、やっぱりあると思うよ。あるから時代を超えられるのだと思う。
>341 科学を突き詰めていって、思想のついてこれない極北へ辿り着く事が目的だと思うけど。 ハード系SF、しかもクラークなんかは特に。
343 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/05/18 21:50
「思想」なんてものを振りかざしてるようなSFは3流。
どうでもいいが、すべからくは「すべし」であって「すべて」じゃないから。
345 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/05/20 16:11
クラークはやはり共産主義者か?ダイアスパーは、理想社会を 描いているのであろうか? そんな気がする。
> イギリスの作家アーサー・C・クラークは、
> 「共産主義と、資本主義は同時に崩壊する」と語っていますが
こんなのハケーン
つまり
>>342 のいうとおりってこった
347 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/05/21 12:44
>345 だったらなんでダイアスパー批判のような事まで書いてんだ?
きっちり統制が取れてて理性的な都市ってのは やっぱりクラークもSF的に萌えるんだろう。
原書の難易度はどれくらいですか?
簡単だよ。英語だし。 和訳を読むといつも思う。 日本語(っていうか翻訳文体)ってお洒落&カッコつけ& ムズカシぶりっ子だな、と。
>350 まぁ確かにそういう所もあるけどさ、翻訳というのは意味が通じれば いいという訳じゃなくて「作品」になってないといけないから。
地球光が一番好きかもしれん。全体的にまとまりがあって映画的だった印象を受ける。
あんま科学っぽくないのにSFというジャンルの代表作とまで言われるのは オーバーマインドのもたらす不可避の変化が科学の進歩に対する憧憬と寂寥感に重なるからなんだろうな むしろオカルトチックなところが時代を選ばないということでプラスに作用したと思われ
なんというかグノーシス主義に関して全く触れられていないのは、なぜ? これこそがクラークの主題なんだが
355 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/07/11 06:09
黙祷。
復活。
ニーチェじゃないの。超人思想 俺はそう理解したぜ!
358 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/07/21 02:17
俺はレースクイーンやハイレグ水着の女の子のともだちがたくさんいるので お前らのようなバカどもと議論する暇はない。
ごめん、そいつら俺の女。
最近SFマガジンでグノーシスとかルサンチマンとかやってるな。
361 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/09/01 00:33
わたしくは・・・。 誰もわかんねぇかな。
362 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/09/05 21:20
150Pくらい読んだがイマイチだぞ!科学的な説明が皆無。タイムラインの方が上か!?
364 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/09/08 00:18
これ誰か映画化しないかなあ 版権とか難しいのかなあ・・・ 最後の場面とか見てみたい世ねえ
むかし映画化権をどっかが買い取っていった、とか クラークの自伝かなにかで読んだ希ガス
366 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/09/08 01:17
>>363 だったら手塚治虫の旧約聖書物語を造った手塚プロが適役かな。
>365 それで「インディペンデンス・デイ」ですよ 冒頭のシーンだけだけど(w
368 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/09/10 12:06
昨日『幼年期の終り』を読み終えました。 結論は「上には上が居た」でOKw?
369 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/09/10 22:42:16
>368 それで正解
370 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/09/10 23:04:54
藤原カムイにこれのマンガ描いて欲しいな ま、あまり重くならず、ときおりシュールな笑い入れて。
371 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/09/11 07:47:06
これ映画化すればヒットするだろうか?
月の軌道や地球自転がどーのこーのって 平井の「幻魔大戦」の元ネタ?
>371 小説の出来と映画がヒットするかどうかには 何の因果関係もないのでわからん。
374 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/10/03 21:04:17
「幼年期の終わり」の続き、 もしくはそれに類する作品って ありますか?
ない。 ストーリー的には人類滅亡で、クラークはオーバーロードみたいな異星人の物語を 描くことに興味少ないし、テーマ的にはクラークがずっと追及しているテーマで 「幼年期の終わり」が初出ではないから。
チョンが書いた日本語訳文みたいだな。
378 :
オーバーマインド :04/10/04 21:27:58
>>376 現代版「幼年期の終わり」と書かれた「ブラッド・ミュージック」読んでぽかんとしてしまった。
やっぱり「幼年期の終わり」が最高だな。
徐々に目覚めつつある子供の夢の話でいろんな惑星の特徴的な事書いてるのに興味津々。
ついでに保全age
379 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/10/04 22:10:30
映画化の話は鶴本部屋版スターログに記事が載っていたと思う。 アメコミの帝王ニール・アダムスのイメージ画と一緒に。
>>286 全く同感、というより『幼年期の終わり』で描かれる『進化した人類』が、
確かに『進化』である事がエヴァンゲリオンで納得できた。
当初読後に思ったのは、
【進化した人類って、ある意味騙されてバターになったトラに似てるな】
だったはず。
「光る目」と、どっちが先なんでしょうね?
ジョン・ウィンダム
383 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/10/09 11:46:15
>>381 「光る目」は「幼年期の終わり」知らないで見ていて、あとから「幼年期の終わり」みたらこんな感じに子供達は進化するのかと思ったね。
と言うか実は「光る目」が「幼年期の終わり」を映画化したときの名前だったりして。
385 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/10/11 14:12:49
381 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日: 04/10/04 22:35:38 「光る目」と、どっちが先なんでしょうね?
387 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/10/11 20:42:32
388 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/12/05 22:40:36
カレレンが地球人に向かって最後の演説をするときに 20世紀前半になって若干の科学者が超自然現象の研究を始めた それが危険だったと仰ってますが、これって何のことでしょうか? ヒトラー政権時代のドイツががオカルト帝国だったとか ソ連がテレパシーの軍事利用を研究してたとか そーいったようなMMR的なこと?
389 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/12/05 22:59:52
ラストがどうなるのか気になって最後まで読んだけど、 結局面白くはなかったなあ。 哲学的考察を好む人向け?
>>388 ナチスやソ連が何もないところから研究をはじめたとお思いか?
19世紀以前から、神智学といったオカルティズムによる超人思想があったのです。
それだけならいわば文系のタワゴトですんだところを、科学の時代の20世紀になって
本職の科学者が研究しはじめたことを指して言っているのだと思います。
例えばエジソンは、科学者でなくエンジニアだがSFや死後の世界にも関心を抱いていて、
霊界通信機を作ろうとした。
「幼年期の終わり」が書かれた時には、これらはMMRではなく、将来解明されるかも
しれないホットな話題だった。
>>390 ちなみに、そういった科学者の多くは、成果を得られなかったり
ペテン師にひっかかったりして破滅していったわけですが…
>>390 お答えありがとうございます。
科学者がオカルト研究にはまるなんてのは20世紀に入る以前から
やってそうだったので引っかかってた次第です。
しかし、これ話の引っ張りかたがうまいですね
一気に読んじゃいました。
カレルレンやラッシャーヴェラク、検索すると結構変なのが引っかかるな。 最低はエロマンガ家のペンネーム。盗作みたいなペンネームで恥ずかしく無いのかなと思う。
某有名ヲタゲームのラスボス的人物にもパロって使われてるからそっちのパクリかもな
395 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/12/17 23:31:14
最近SFと称したファンタジー作品多過ぎ。
396 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :04/12/18 00:05:46
最近の若いもんはSFの何たる科が分かってないね、
>396 若いもんに限らないんじゃないか。 SF小説を読んだことの無い人にとっての「SF」とは、 「他愛のない、荒唐無稽な、子供向けの悪ふざけで、基本的にB級」 って認識だよ。 というか、マスコミがそういう方向に導いた。 漫画「仮面ライダー」はSFだけど、映画、TVの仮面ライダーとか 仮面ライダーショーとか仮面ライダースナックとかは、 どう考えてもSFと関係ない。 でも、そっちのほうが有名だから
むしろ 「SFとは宇宙人が出てくるものである」 と定義している人が多い。
確かに。一般的にはSF=宇宙物かも。
定義論は他所いってやってくれ。
「イルカの島」を読んだ人に、「何でこれがSFなんだ?」と言われたことがある。
「オマージュ」って奴じゃないか
アメリカの空母に、「イオージマ」ってのがあるけど、それはどうなんだろう
>>306 >>308 8ヶ月前のにわざわざレスしてみる
そのくだり、大昔の坊主兼詩人ジョン・ダンが書いた有名な詩を
下敷きにしていると個人的には思った。俺が知ってる文章は
なんぴとも一島嶼にてはあらず (※いっとうしょ)
みずからにして全きは無し
人は皆、大陸の一塊・・・ (※くがのひとくれ)
故に問うなかれ、たが為に鐘は鳴る也と
そは汝が為に鳴るなれば
ヘミングウェイの「誰が為に鐘は鳴る」で引用されたことから
多くの人が知ることとなった一節。ググってみたら現代語風に
なっていたり、俺が知ってるのより欠落が少ないのもある模様。
ttp://mojiko.com/UOZUMI/mpost/bora.htm
408 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :05/01/01 19:14:47
幼年期の終わりを読んで退屈だったので 遥かなる地球の歌を読んだらこれまた退屈な上 イマイチ文章が読みにくくて途中で挫折。以来クラークには手をだしてない。 あんまり新しくSFに入った世代には受けないのかな。
>>408 SFの中にもいろいろな嗜好があるから。
キャラ萌えには縁がない文章だけど、描写などが論理的な文章だから、
そういう文章の方が読んで理解しやすいという読者もいるでしょう。
クラーク至上みたいな変なマニアもいるけど、読めなくてもいいと思うよ。
宇宙のランデヴーがお勧めです。
過去の関連スレで誰かが書いていたけれど 広い空間、雄大な風景、巨大な構造物を描写するときだけは ピカイチのセンスを発揮する、という。もちろん俺も同意
413 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :05/01/02 01:04:40
でも幼年期〜はラストだけはグッときたんですけどね。 遥かなる〜は後半どうなるんですか?
414 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :05/01/02 01:18:09
>408 とにかく早川ハードSF小説なにから読み始めればいいのか見当がつかなかった頃 は、ひとまずクラークの短編集かヒューゴ・ネビュラ両賞受賞物とかを目安にしたけどな。
>>414 ハードSFそのものについていけない読者もいるから。
ヒューゴー・ネビュラ両賞受賞物ってハードSFはあまりないんじゃない。
「火星の砂」はクラーク入門向き
>416 ちょっと考証が古すぎて、ヒいてしまうかも。 ぼくはやはり、「宇宙のランデブー」をオススメしたい。 ただし続編は無視。
ところで、御大はTNAMIは平気だったのかな?
>418
駄作スレよりコピペ
888 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:04/12/28 00:56:29
>887
クラークスレより。
ttp://www.clarkefoundation.org/ 本人から生存確認のお知らせ。
だが、所有してるdiving stationやholiday bungalow が被害を受けたそうで
ヘタすると巻き込まれていた可能性もあるな。運がよかった
変貌した人類の描写をみて何故かピクミンが頭に浮かんだ。
421 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :05/01/29 10:06:01
幼年期の終わり→イデオン
仙人etc.人間世界に介入できるが普段はあまり表立って介入してないような漫画内存在は みんなオーバーロードにしちゃえるな
『幼年期の終り』 読んで震えた すごかった なんかもう日常の些細なことなんてどうでもよくなっちゃったし このあと読んだ戦争モノとかスパイモノとかがスケールの小さな話に思えてしまった SFって素敵だな
>>425 次のお勧めは、「都市と星」だと思うな。これを素敵と言える人なら分かるんじゃないかな?
ちなみにそれは、数十億年未来の地球と宇宙が舞台になっています。
>>424 女神さまはいちおうSFだしぃ
(違うという声もあるだろうが)
429 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :05/03/09 03:14:21
幼年期の終わりのラストがメチャクチャ好きなんですが、 ああいうSFって他にありますか?クラーク以外でもいいです
エヴァンゲリオン ブラッドミュージック
>>429 順列都市(イーガン)
過ぎ去りし過去の光(クラーク&バクスター)
432 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :05/03/18 07:16:19
ずぃ ん る い は もぅ は やぁ こ どぉ く で わぁ ぬぁ い の どぅ あ
433 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :05/03/19 19:10:06
孤独なら宇宙がまるごと資源なので、その方が好都合 と言ってみる
434 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/03/26(土) 14:14:26
>>425 俺も読んでふるえた。
すごい!本物だと思ったね。
カレルレンとラシャヴェラクの英語のスペル分かる人いる? 教えてくれると助かる。
カレルレンは自己解決しました Karellenでした
ラシャヴェラクも自己解決しました Rashaverakでした
ttp://www.jma.go.jp/JMA_HP/jp/quake/index.html 地震情報(震源・震度に関する情報)
平成17年3月29日1時39分 気象庁地震火山部発表
きょう29日01時10分ころ地震がありました。
震源地は、インド洋(北緯2.3度、東経97.1度)で、震源の深さは約
30km、地震の規模(マグニチュード)は8.5と推定されます。
この地震による日本への津波の影響はありません。
震源は太平洋津波警報センター(PTWC)による。
震源の位置はスマトラ島付近です。
インド洋の広域に津波発生の可能性があります。
情報第2号
大丈夫かクラーク…
クラークばかり心配するお前らは人でなしだな。 あんなブルジョアどうにでもなるわ。
440 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/03/30(水) 01:08:16
今ごろ、間一髪で難を逃れた少年が 自転車パーにしたことを残念がってるかも しれないな。
441 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/04/13(水) 12:37:29
「ブラッドミュージック」って糞だと思う 「ダーウィンのラジオ」も糞だったし。
442 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/04/13(水) 20:28:10
ブラッドミュージックは短編で読んだときのが面白かったな。 短くて、ドキッとした途端に話が終わって、格好良かった。
443 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/04/14(木) 02:36:21
オーバーロードの外観、 「私たちの姿を見ると君たち(地球人)は必ず拒否反応を起こす、必ずだ」 どんな外観なのかあれこれ考えた おれは絶対サルなんだと思ってた。だってどんなに文明すごくても見た目サルに 支配されるなんて我慢できないだろ でも○○○だったとは!なっとくでした
444 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/04/15(金) 19:50:36
「ブラッドミュージック」は現代版「幼年期の終わり」と言う割にはおもしろくなかった。 ラストも覚えていない。
445 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/04/16(土) 07:09:51
「ブラッドミュージック」は面白かったけどな、でも「幼年期の終わり」とは別物だよね。 まあ同じなのは空想人類進化の一形態を示した点くらいかも。 「ブラッドミュージック」を現代版「幼年期の終わり」としたのは営業目的でしょ。 そういう風に宣伝したのって日本だけなんじゃない? 遠藤浩輝作 EDEN が「ブラッドミュージック」系の展開になってきてるのでちょっと楽しみ。
>>443 俺はしっぽがチラ見えした時点で「恐竜」を連想してしまいました…
447 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/04/23(土) 00:13:34
ひさびさ都市と星読んだ。 やっぱ後半尻すぼみだな・・。
高校生の頃、ニュートンに連載されていたコラムが好きだった。 そのコラムは科学的で、まさに彼の作風そのままで、読んでいるだけで2001年宇宙の旅だった。 残念ながら途中で亡くなり、連載は終了してしまったけど、 俺の中では今でも永遠にハルを乗せた木星探査船は飛び続けている。 あの連載が無ければ今の自分は無かった。ありがとう、クラーク。
ええ話やなぁ・・・・・・・ちょっとまて。
英語の教科書にクラークが書いてる。 うれしい
わっはっは・・ わろた・・・
そういえばそれ、また映画化するんだよな
クラークはすでに超人類。たぶん死なない。
俺がSFに本格的に興味を持ち始めた頃、すでに爺さんだったからなぁ…
>>453 是非買いましょう。
ちゃんと中身(訳)も読みやすくなって良いですよ。
458 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/06/11(土) 00:45:43
先日、普段本なんて読まない妹に、幼年期〜読ませてSFの世界にハマらせた まぁ、もっぱら文庫買うのは俺なんだが・・・
ヒドイ兄者だな。 クラークにかかれば、たちまちド近眼のメガネっ娘になるぞ (;´Д`)ハァハァ
トウの立ちすぎたゲイシャガールになるかも知らん。
いや、801の好きな腐女子になる。
オーバーロード×人類
いや、むしろオーバーマインド×人類。 オーバーロードは2人の関係に嫉妬。
カレルレン×ストルムグレン
「幼年期の終わり」はすでによんでまして 最近「地球幼年期の終わり」を手に入れ、読み終わりました。 違うストーリーを読むみたいに楽しめるかなーと思っていましたが、 頭に浮かぶ情景、キャラクター像などはほとんど一緒でした。 時間もったいなかった('A`)
466 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/06/24(金) 13:02:15
>>465 違ってたらむしろ、訳者の腕を疑わないといけないだろ…。
>>464 獣姦じゃん
ていうかマジレスすればオーバーロードは生殖しないので、
人類で言うところの性欲の概念も無いと思われ
>>443 ピカチューみたいに点滅する宇宙人かと思った。
470 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/07/12(火) 01:05:34
ストルムグレンと会話するカレルレンは妙にフランクな感じだったな
471 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/07/12(火) 01:09:43
ストルムグレンをさらったテロリストの皆さんが楽しそうにカードをするのが印象的だった。
一番おいしい目をみたのは事務総長だと思います。 待つのはたった20年ってどの口が言うかコノヤロウ。 マブダチの科学者もかわした挙句、 総督の墓参りキボンヌ… こういう人を「攻め」と言うのではないでしょうか。 詳しくないんでよく判りませんが。
>>465 地球幼年期の終わりってプニ絵のふたなりエロマンガでしたっけ。
474 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/08/19(金) 21:09:19
なぜこの名作がこんなに沈んでレスが少ないんだ?
有名すぎるからこそ
>>470 キリスト教圏じゃないから、悪魔の姿ってのがネタとして機能しない。
猿と毛が三本違うくらいに思ってるから、進化論に抵抗が無く、結果的に進化に定向性が
無いと正しく理解され、定向進化SFに白ける。
ネタばらされたずら〜 って俺も言ってみるテスト
居直ると思うぞ
480 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/09/05(月) 01:46:37
これで欧米にもこっくりさんに相当する降霊遊びが存在することを知った
こっくりさんの自体がそもそも欧州由来だし
そしてフーディーニに暴かれる
ウィジャ板が出てきたときは「あれ?SFなのにこんな展開でいいのかよ」って思ったんだが、 ちゃんと話がつながってて驚いた。
484 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/09/14(水) 14:03:32
第一部のラストでストルムグレンが「オーバーロード」「カレルレン」って言葉に 思いっきり嫌悪感を抱いてるのに最後墓参りに来て欲しいと願ってるのは何故? 「これだけの年月がたった後でも、いまだに彼は、その言葉を、 カレルレンとともに嫌悪していたのだった。」
カレルレンという言葉を嫌悪?
「これだけ時がたっても、カレレンが上主という言葉を嫌う気持に 同情しているのであった。」 創元のほうがわかりやすい
漏れは484じゃないが 今の今まで誤読してた。目からウロコだ。 どの口が言うかこのイギリス人て感じもしますが。
文脈読めば解りそうな気がするけど…
489 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/09/28(水) 19:03:09
再読始めたら冒頭から引き込まれて一気読み。で感想書こうと思って枠一杯に書き込んだら、エラーになっちゃったよ。 なんで一言でいうとやっぱ名作。
今読み終わった。 正直良く分からんかったが、何か凄い、と言う事だけは感じられた。 もう一度読み直してみる。
491 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/10/17(月) 20:18:20
読了。 この話を五十年前に考えてたとは驚きだな。 務めを果たした人類が脆くも崩れてしまうのは悲しいけど、実際にああなるのかなぁ?
目欄にしびれた。 他はあんまり。 この系譜のSFはここから始まったんだと言うが、 後発のその手の作品が結構あるので、衝撃はあまりないよね。
何度読んでも解らないんだよな 結局夢と現実の境目が無くなるって事なんだろうけど
オーバーロードが493の監視を続けているようです
495 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/12/03(土) 16:49:42
唐揚げ君
496 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/12/17(土) 00:42:12
原書読みがいるようなんで質問。 俺も原書持ってて、つまみ読みしかしてないんだけど、 パーティーのシーンでサリヴァンが自分の研究の話をしてる部分が、 ハヤカワ版ではぽっくり抜け落ちている(創元のほうは未確認。 のちの鯨の剥製の伏線なんだと思うんだが)。 これくらいなのかな手落ちがあるとすれば。福島正実訳なんで信頼してたんだけど・・・
原書読みはわざわざ翻訳読まないよ。
あのクジラのハリボテはバレバレつーことで いいんだよね? いや、煽りとか釣りとか読解力云々な池沼てのは カンベンな。
ハヤカワ文庫、p.129。 ・・・・・・ほかのところではまたいつもの分裂がはじまっていて、人々はみなすっかり自然に振舞っていた。Sullivan, for example, was describing his latest submarine research to an interested audience. “We're not sure, yet,” he said, “just how big they grow. There's a canyon not far from our base where a real giant lives. I've caught a glimpse of it once, and I'd say that its tentacle-spread is the best part of thirty metres. I'm going in after it next week. Anyone like something really novel in the way of pets?” There was a squeal of horror from one of women. “Ugh! It gives me the creeps just to think about it! You must be terribly brave.” Sullivan looked quite surprised. “I'd never thought about that,” he said. “Of course, I take suitable precautions, but I've never been in any *real* danger. The squids know that they can't eat me, and as long as I don't go too close they never take the slightest notice. Most sea-creatures leave you alone unless you interfere with them.” “But surely,” someone asked, “sooner or later you're bound to run up against one that thinks you're edible?” “Oh,” replied Sullivan airily, “that happens now and then. I try not to hurt them, because after all I'm anxious to make friends. So I just turn the jets full on and it usually takes only a minute or two to pull free. If I'm too busy to stop and play, I may tickle them up with a couple of hundred volts. *That* settles the matter and they never bother me again.” You certainly met some interesting people at Rupert's parties, thought George as he moved on to the next group. Rupert's literary tastes might be specialized, but his friendships were wide-ranging. 見まわすまでもなく、 ジョージはここに種々雑多な人物が集まっているのがわかった。・・・・・・ (*〜* イタリック。)
↑欠落部分ね。 ほんともう、改行や行長の規制がやかましくて・・・
ほとんど知られてないだろうけど、マンガで、佐々木淳子の「那由他」が 「幼年期」の影響をもろに受けていると思う。 とゆーか、「那由他」を先に読んでたので、「幼年期」の後半になって展開が 那由他みたいだと思った記憶がある。 ラストのセリフも、「それは明日かも知れないし、あるいは何世紀かのちかも知れない」 (ハヤカワ、312)とおなじような言い回しだったし。 あと、同作者の「ブレーメン5」の第1話も、行き止まりのある「壁」がある世界で、 主人公以外は外に出たがらないという設定も、まんまダイアスパー。 当時の少女漫画家で、この手の古めのSFの影響をかぶっているのって珍しい気がした。 連投スマン。
初めて読んだときは、終末のあまりの神々しさに涙したもんだ。
ほほ〜。 こうなるとなぜ省略したのかが気になるな。それと他の福島訳が本当に信頼おけるのかも。
>>501 欠落部分をただ書き写されてもなあ…。
それより、自分の読んでる原書がどの出版社からでているものかとか
そういった情報は?
古い作品だから、最初に出版されたものを改訂した部分があるとか
そういう可能性もある。
本の最初の部分にcopyrightに関する記述があるので、その辺とか。
>>505 >>506 申し訳ない。底本違いの可能性が考えからすっかり抜け落ちてた。
First published 1954 by Sidgwick & Jackson Ltd
This edition published 1956 by Pan Books Ltd,
Cavaye Place, London sw10 9pg
16th printing 1982
All rights reserved
ISBN 0 330 10573 6
Printed and bound in Great Britain by
Richard Clay (The Chauser Press) Ltd, Bungay, Suffolk
念のために画像で(+表紙)。流れたら悪しからず。
http://vista.x0.com/img/vi15144.jpg テキスト部p.5〜189のp.73、
第7章、ルーパート・ボイスのパーティに招かれたジョージとジーンのカップルが、
図書室で出くわしたラシャヴェラクと一緒にパーティ会場に戻った時に起きた、
招待客たちに広がったちょっとした動揺が収まったあとの描写になります。
翻訳ミスじゃないとしたら(例えば下訳した人が抜かしたとか考えてた)、
そういった書誌学的な話になっちゃうのかな・・・。
508 :
500 :2005/12/21(水) 05:24:43
もう一度当該部分を読み直したけれど、自分のもっているヤツには
ちょうど
>>500 で英語で引用されてる部分だけが欠けている。
This edition published 1956 by Pan Books Ltd,
とあることからも、あとから加筆された部分なんだろう。
そして翻訳されたのは、加筆される前のバージョンということになりそう。
509 :
506 :2005/12/21(水) 05:26:12
あ、名前欄間違った。 500じゃなく、506です。
>>508 参照dX。
なるほど、加筆ってことになると、やっぱり他にもありそうな予感。
あるいは、初版が米で、このバージョンが英のようだから、刈り込まれた部分を本国で復活させたとか・・・
いちいち翻訳と照らし合わせながら読まなきゃならないだろうけど、
もしまた何か見つけたら報告に来ます。
どっちにしろ、疑ったりして正直おれが悪かったよ正実。
でも面白かった。
512 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/03/07(火) 10:09:23
洋便器のおしり・・・by 朝〜暗〜く!
513 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/03/23(木) 22:30:39
山田君、座布団全部もってきなさい。
514 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/03/29(水) 23:11:46
SFっつよりラブクラフトみたいなコズミック・ホラーだと思う。
515 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/03/30(木) 04:04:09
↑ 何が? 「用便器のお尻」?
516 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/04/26(水) 00:11:25
たまたま天空の劫火読んだ後に幼年期の終わりを読んでしまった。 幼年期の終わりから精神世界的な物を取っ払うと 天空の劫火みたくなるのかもねぇ。
で、聞きたいんだけど 「幼年期の終り」って映像化できるの? 色んなとこが挑戦して、今まで何度も「撮影中」聞くけど、実物は見たこと無い。 いっそ日本のどっかのアニメスタジオが損得抜きで(やれるもんならお願い) やった方が実現性がある。 あ、クラーク他作品とアシモフとディック、星野之宣もお願いします。 生きてるうちに観れたら…いいなぁ〜
>>517 クラークもアシモフもディックも星野之宣も映像化作品あるじゃん?
#アシモフは微妙だけど。
そんなに観たいかなあ。
「2001夜物語」の映像化作品みたら、俺はがっくりきたんだけど。
519 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/05/09(火) 01:10:08
キリスト教徒ばかりじゃないっつーの。
>>517 着ぐるみ、メイク、CGなカレルレンを想像して萎え。
521 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/05/16(火) 20:55:45
宮崎駿がやってくれんだろうか。
ストルムグレンが幼女になりそうだ
523 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/05/16(火) 23:36:08
少年が外の世界を知る、ってのは 宮崎駿も共感しそうなモチーフなんだけどなぁ。
524 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/05/18(木) 11:06:04
でも宮崎みたいな日本タッチではみたくないなー。 宮崎ってメカとか景色はすごくきっちり描いてあるのに、 人物になると、急に顔とか一筆がきになっちゃうんだもん・・・。 なんで〜?
525 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/05/18(木) 11:08:24
一筆がきのノッペリなカレルレンはイヤだ〜〜!
526 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/05/19(金) 06:05:45
用便器のお尻、age
最近読んだんだが上帝の姿をいまいちイメージできなかった 映像化されてると思ってたんですがまだないようですね
俺のオーバーロードのイメージはロト紋の最終巻のイマジン
自分的にはWIZのグレーターデーモンの色を赤くしたような感じ。
自然現象を思い浮かべるかな。最大級のハリケーンとか台風とかの目。
ぶっちゃけさ。 上帝も人類も、騙されてる可能性もあるよな。 あいつらはもしかしたら、発展途上の知的生物を、 未通娘をだまくらかして食っちまうような感じで侵略するものなのかも知れない。 でも世間知らずな人類はそれに気が付かないままなすすべも無く侵略されるだけ。 とか思ったんだが。
>>533 「食う」から連想したんだが、階層を一段下げて
オーバマインド=生物
上帝=酵素
人間=栄養素
って考えれば結構良い比喩かも。
まあ上の比喩を用いれば人間は生物ですら無い。
「騙す」とか「侵略」という概念を達観した視点が
「幼年期〜」真骨頂だと思う。
>>534 「階層」から連想したんだが、初めて読んだ時に
人間の上にオーバーロド
オーバーロードの上にオーバーマインド
オーバーマインドの上にオーバー何とか
オーバー何とかの上にオーバーかんとか
(ry
と想像して、クラッと来たの思い出した
ラーマみたいに続編期待したのに・・・orz
>>534 それもいい。というかそういうのの方がしっくりするだろう。
しかし、そういう超越した存在ではなくて、
子供のような純粋な悪意とか、利己主義の果てにあらゆる存在を奴隷にしようとしているとか、
もっと邪悪な存在である、ってのも萌えない?
萌えっていいかたはおかしいか知れんが。
537 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/06/03(土) 01:13:32
>>535 人間の上に上主
上主の上に上主心
上主心の上に上主なんとか...
創元版の漏れって変?
>>536 はあの密航した男タイプだな。
カレルレンが苦労した訳がよくわかる。
それってどっちかって言うと「百億の昼と千億の夜」じゃね?
539 :
534 :2006/06/03(土) 05:07:34
>>536 「銀河帝国の崩壊」の[メール欄]がそんな感じだね。
オーバーロードの解釈に人間性を持ち込むと
テーマが薄くなっちゃうから俺はダメだなぁ。
「宇宙は人間(上帝も含む)向きで無い」
何つーか、あの選択が、
オーバーマインドにとっては正しいんだけど、
結局のところ人間にとっては本当に正しかったのかどうか、ってのは明らかにされないよね。
穿った見方だが、
上帝はまだまだ進化の余地があったのかも知れないし、
オーバーマインドとは別の進化の形もあるかも知れない。
でも結局、人間の前に与えられたのは、一方的に進化させられて、
故郷の星も弁当にされてオーバーマインドに連れて行かれるだけ。
読んだあと、そういう無常観を感じた。人間って無力だなあっていう。
>>538 んーどっちかっていうと旧支配者かな。
真っ先にあれが思い浮かんだ。
541 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/06/03(土) 14:52:26
>529 キリスト教の悪魔みたいな姿だろ。 映画ULTRAMANの敵の最終変身が結構それっぽいゾナ。
542 :
534 :2006/06/03(土) 16:26:22
スマン誤植った
>>539 ×:オーバーロードの解釈に人間性を持ち込むと
○:オーバーマインドの解釈に人間性を持ち込むと
まあクラークもバクテリアと人間の関係から
至極単純にオーバーマインドを演繹してる
だけだと思うけど。
そういう冷徹な視点から描かれる人類の終末が
なんとも美しく叙情的で感動的なのが不思議だ。
こんなのあったのか、知らなかった スーツまで製作開始されてるじゃん
545 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/06/10(土) 05:30:23
魔女狩りで数百万人殺されたってクラークの小説で読んだんだが、 最近の説だと最大でも40000人らしい。 tp://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%94%E5%A5%B3%E7%8B%A9%E3%82%8A
まぁ、あの時代で数百万人も殺したらヨーロッパ壊滅するからな
『銀河帝国の崩壊』と『都市と星』、二つの作品を最近になって 再読を開始した。「銀河・・・」を読み終えたが、とにかく時間 のスパンが数十億年だったりするので、数千年くらい瞬きのよう だった。恒星をも動かす技術力を持つ最高種族などスケールが 大きい。 『都市と星』を早く読み直したいという気持ちでいっぱいです。
548 :
547 :2006/06/23(金) 20:03:51
547です。 スレッドを間違えました。真に申し訳ありません。
549 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/06/24(土) 23:52:14
幼年期読み終わった オカルトは嫌いだけどうまく料理してあって気にならなかったな 原書で読んでみたい
原書で読むの賛成! きっと違った印象を受けるはずですよ。
ほとんどの人間が英語を話す、というくだりは英語帝国主義みたいで 嫌もん。
知的精神生命というのは『銀河帝国の崩壊』に出てくるように クラークの根本精神的なものだと思う。 「狂った精神」というのが悪魔で、それを閉じ込めたところが「黒い??」 それで、 失敗に懲りずにまたもや人類が中心になって作り出したのが「バナモ???」 という純粋で人の受けがいい精神生命体 結局、神と悪魔を人類が作ったというのが中心思想だと思うよ。
>>549 南アフリカ共和国の人種差別のところもしっかり読んで報告
希望します。
たかが50年で人間がオーバ0ロードの姿になれるなんて 信じられないね。
永井豪の絵で読んでみたいぞ幼年期の終わり
で、デビルマンか? とお約束の質問。
悪魔だからな
いや、デビルマンは悪魔の力を身につけた人間ですよ。
559 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/07/15(土) 05:08:56
>558 それは漫画版だろ。アニメは人の社会的アイデンティーを奪った悪魔だ。 「2001年」の映画版と小説版みたいな関係だからどっちもオリジンだ。
>>559 わるいけど2001とは事情が違う
それからアニメのほうのデビやんは
悪役から正義に転向したという触れ込みのプロレスラー
俺はこれ好きだなぁ。「人類の進化」が単に自然現象扱いなのがいい。 起きることはいつかは起きる、ってだけだからなぁ。
まさにそこが好みのハッキリ分かれる所だね
進化ってほんとうは進歩とか階級という概念とは別モノなんだけどサ
アメリカじゃ理科の授業で進化論を教えると訴えられる州もあるらしいぞ。
オーバーロードはチキンジョージで想像して読んだ
俺のファーストコンタクトは草原だったからオーバーロードと言われてもピンと来ないお
567 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/07/17(月) 06:48:56
「オーバーロード」と言われると、「過負荷」を連想してしまう俺
上主に主上心て訳すと返って違和感がある。 オーバーロードとオーバーマインドの方が SFっぽいきがする。
時代の流れとはそういうもんだ
571 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/07/17(月) 15:19:53
クラークいちの名作だね。
ゼノギアスのカレルレンは 最終的には高次元の存在と融合して新たな地平に旅立ったようだが それって幼年期の終わりにおけるカレルレン、いやオーバーロードの願望を 実現したようなものではないか? (エヴァブーム真っ盛りの頃のパクリてんこ盛りのゲームだから、本当は深く考えても無駄なんだが)
>>568 「すげー、ダブルミーニングなのか!」と思ってた俺
(「進化の限界」というのと「過負荷」をかけてるのかと)
「大君主」「頭上にいる君主」「過負荷の生物」というトリプルミーニングかもとも思う
スレ違い どーでもいい スルー
労奴
>576 ほんなら何でトリプルかもと思うんだ?
発音ちゃいますやん
「ろぅど」と「ろーぁど」みたいな発音なのね
カレルレンって何語?
宇宙語
>582 カレルルンとは地球へ飛来してきたオーバーロードと呼ばれる宇宙人のことです
ルンルンしている
>>584 に嫉妬
えと、調子に乗るのはおいといて、
>>582 造語だと思う。英語の中で、類似語を探すと、
Karelia(カレリア、ロシアの地名)なんていうのがある。
(カレルレンのスペルは、Karellen)
英語をしゃべる人間にとって、なんとなく異国っぽい
ニュアンスがあるんじゃまいか?
ロシアの地名から人名をでっちあげるというと、
コードウェイナー・スミスの「スズタル中佐の栄光と犯罪」
なんつーのもあったよね。全然関係は無いけど。
逆もあるよレニングラードがサンクトペトロブルグ、スターリングラードがボルゴグラードへ トロツカヤ市が名前不明に、いろいろあってあちらも大変なんです。
>>152 三島由紀夫がこの作品を評して「不快な傑作」と言った
それって有名な話なの?
検索したが「楢山節考」への評価しか見つけられなかった・・・
>>587 へたれの俺もどこかで読んだことがあるくらいだから(ベストSF100みたいなムックだと思う)、
それなりに知られているんじゃないかと(ソースは全部一緒かもなw)。
でも、三島由紀夫はあちこちで「不快な傑作」みたいなこと言ってるっぽいぞ。
エラリー・クイーンとかにも。
三島フィルター お耽美あり傑作 → 傑作 お耽美なし傑作 → 不快な傑作
今読み返せばオーバーロードの方が生命体として謎だよな…と私は思う。 超能力だとか物質を超越してるとかそういう視点で見れば、 確かにオーバーマインドは想像を絶してるかもしれない。 けど我々のよく知っている物理法則(エントロピー増大の原理)から そう離れていはいないように見える。 ウパニシャッドだっけ、いかなる動物もその死に際しては精神は精神世界に戻り…は。 地球人類がオーバーマインドと合流したのはブレークスルーから約80年後、 子供たちの肉体年齢が限界に達していたからとも、とれなくもない。 (5年後の映像から察するにちゃんと年とってるようだしね>子供たち) 多分作者の意図するのと違う解釈だとは思うけど。 いつまでも進化せず(変化せず)死なない種族の方が風変わりな部類に入ると思う。 我々が“原理”だと思っている物理法則に照らせば。 ところでオーバーロードはこの種族だけ? と言うのは、彼らの惑星に他の種族のオーバーロードが見られなかったのと、 カレルレン・ラシャベラクの会話/独白ではっきり言及されなかったから。 他の種族のオーバーロードと接触していれば研究熱心な彼らのこと、 情報交換くらいするだろうって単純な推測。 オーバーマインドが接触を禁じている?なら何故? それとも時期を見て彼らが幼年期を脱したら他のオーバーロードと合流させるつもり? (オーバーマインドの上にオーバー何とか、って前に出ましたな) 以下妄想だけど オーバーロードって実は生命体じゃないんじゃなかろうか。 ロボットor人形が、自分は生きてるって錯覚してるみたいな。
ちんぽ○知事 → ゲス野郎
592 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/07/23(日) 14:34:45
神の夢ヲチでOK
オバロドの最大の謎は 性別がない(らしい)ことです 無性生殖では種が長持ちしないときいている
オバロド? 聞いたことないが、ラバのことを言うのかな?
>595 これはこれはご親切に
>>590 確か小説中ではオーバーロードに相当する種族?が複数存在
することをカレルレンが語ってる。選ばれたのは人類と
共通点が多いのが理由。
オーバーロードの生態については確かに謎の部分が多いね。
>593 間違えて申し訳ありません。
599 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/07/26(水) 20:17:49
あったと思ふ
601 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/07/27(木) 22:34:41
進化しない種族って、亀や鮫みたいに完成度が高いから、進化する必用が無い ってことだ。進化しないと生き残れないオーバーマインドより、よっぽど上等
進化って完成度とは違う概念なんよ 仮に地球環境がかわって それに適応するべく 人間の足が消えてひれのようになったとしても それはそれで進化なのだ
603 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/07/28(金) 19:58:09
オーバーロードとは進化のある段階で人為的進化を模索して DNAを弄くったかしていった果ての産物ではないかと思う。 性別が?なのも彼らが一種のクローンによる単性生殖だからではないのかい? そういった科学技術による物理的な生物の能力アップを行なって 通常のままでは無理な星々へと到達できた代償に それ以上に変化する可能性を失った。 自分の技術で自分の種の身体を物理的に改良するのが限界なのでは? 逆にオーバーマインドとは自然のままの生物がある段階、つまり 生物的限界か危機(って記述あったよな)に際して オーバーロードと違い、あくまで内省的精神的な分野に探求を深め 集団知性見たいなのになっていった連中の深化していった姿 で推測なのだが おそらくオーバーロードとオーバーマインド(の一部)は同じ種なのではないか? と思う。 ちょうど地球でいえば 欧米のように物理科学的に身体を改良し宇宙に乗り出そうというテクノエリート層 に相当した連中の末裔がオーバーロードで 最終的にアジア的な精神文化やニューサイエンス的なテレパスやエンパスといった 方向を重視する日本や中国やらに相当する連中の末裔がオーバーマインド
難しいこというね。 脳みそで物を考える=男≒オーバーロード マムコで物を感じる=女=オーバーマインド くらいにしとけば? なんでもシステマティックに考えて、骨折り損のくたびれもうけな男どもの悲哀を カレルレンの背中に感じた。
605 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/07/28(金) 22:59:32
>>603 上帝が、人為的に自分らをいじくって、云々は全然違うと思う。
地球生物でも進化の袋小路というのがあるではないか。
特定方向へ進化を重ねていったため、後戻りできなくなり、
滅ぶ種が。すぐに例えは分からないが、角を大きくしていく方向へ進化していったおおつのしか。
こいつは、進化が進むと角の重みに耐えられなくなって種が全滅してしまう。
上帝もそう言う進化の袋小路に入ってしまっていると考えればいいだろう。
全滅はないとしても、ある進化の過程で人類は右へ行き、上帝は左へ行った。
そう言う事じゃないの。
右へ行った人類はオーバーマインドの可能性を残しつつ進化し、左へ行った上帝は可能性がなくなった。
606 :
506 :2006/07/29(土) 07:25:23
>>605 > 滅ぶ種が。すぐに例えは分からないが、角を大きくしていく方向へ進化していったおおつのしか。
> こいつは、進化が進むと角の重みに耐えられなくなって種が全滅してしまう。
いや、それ俗説だから。
>606 定向進化というやつもありますよ。
マンモスの牙が伸びすぎて目に刺さって絶滅したって話は読んだことあるんだぜ キン肉マンで読んだから間違いないんだぜ
俺が生殖行為をする相手が居ないのも チンポコの皮が伸びすぎた結果の自然摂理か。。。成る程。
>609 無視 無視
>難しいこというね いや、難しいことをついつい考えさせてしまう作品じゃマイカ。 > 幼年期
>それこそ二重思考ですよ。
615 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/09/03(日) 13:00:00
クラークが嫌がりそうな話 tp://psychology.jugem.cc/?eid=24 人間は不純で動物は純粋」という神話 海の人気者・イルカさん〜趣味はリンチとイジメです
ついさっき読み終わったばかりなんだが、私はオーバーロードの外見を「龍」だと思ってしまいました。 後半では悪魔形を指してるのかと思いはしましたけど。 龍なら古今東西の原初の恐怖になりうると思うし。
龍は畏怖ではあっても、やっぱ西洋でしか絶対恐怖になんないと思う あれこれ含めて、切支丹なら純粋に楽しめるのかな?
>>617 東洋じゃ天を駆ける、偉大さの象徴だが。
それより何より、ちゃんと描写を読め。どう読んでも爬虫類系ではない。
インドあたりに悪魔の原型がありそうだけどな 鈎尾つきの
621 :
617 :2006/09/06(水) 08:37:46
角、尻尾、翼。 ハッキリ悪魔形とは書かれていないわけで。 この描写で悪魔形とは思えない、のは私が西洋人じゃないからかな? で、悪魔形も東洋では意味を持たないわけで、私には龍に思えた。 創元版ではハッキリ書かれてるようですね。
人間よりちょっと大きいくらいの龍ってあんまりカッコ良くないなぁと思った
創元版しか読んでないけど、何の疑いもなく上主=悪魔って思ってるから ハッキリ書いてあったのかな?
624 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/09/06(水) 23:50:49
おれは幼稚園の年長組の時、親にルビをふってもらって読んだが、感動した。
あのときはハーレクイン読ませてスマンカッタ
626 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/09/07(木) 14:04:16
地球を滅ぼす恐怖の象徴なら悪魔しかいません。 超能力が時代を超えて予測した、人類に終末を運んでくるおぞましい物が予言されて姿が描写されたものです。 悪魔の姿になると解釈するのが妥当です。 神話の関連性を自覚していたから、姿を見せなかったのでしょう。 地球の人類のように別の存在に進化することが無い生命体として、これからも奉仕するだけの存在が哀れ。
627 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/09/08(金) 20:21:38
殆ど本を読まない人種ですがさっき読みおえました 人類の精神融合化や物理文明の限界ってのはこれが原点・・・ じゃなくて、ネタとしては殆ど定型パターンみたいなもんなんだろうなぁ、と思った。 クライマックスも面白かったけど、第1部の男とカレルレンが一番面白かったな。 ここで終わってもいいような
クラーク氏が好きそうな話。 ディスカバリーHDチャンネルで、芸をする鮫が出てました。 鮫も海豚みたいに賢い動物だったと言う事で。 きっと海洋生物が好きなクラーク氏、興奮確実。
サメのことはボロクソに言ってたけどな イルカの島とかで。
所詮魚。」
631 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/09/12(火) 01:46:32
632 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/09/13(水) 01:19:04
>627 その手の原点ってアートマンとかブラフマンとかインド宗教哲学じゃないの。 クラークが無神論者って言っても、キリスト教圏の無神論。 となりの芝生は青いってヤツだ。
出だしの一発目は神さまがいてもいい、みたいな話ですか? ゲイシャガールが3001年でいろいろ言ってますが、 どうもピンと来ないので もう一度読んでみます。
>>632 ウケる話ってのは
「元は古くてありふれているけど、ネタい使う人がほとんどいない」
ものらしいね。
「神と合一するのだ」と言っても「ふーん」で終わるところを、情景が
見えるように描写してしかもウス汚いかっこでウロウロ歩き回る連中
だったりするのがインパクトあったんだよ。
御大も、そろそろ89歳のお誕生日か。 …感覚的にはもう90台後半ぐらいに思ってたが、意外と若いな。 シドニー・シェルダンと同い年だと知るとさらに若く思える。
636 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/10/12(木) 22:33:33
また僕ですが、この作品は幼稚園の時、読みました。 内容はまあまあだと思いましたが、詰めが甘いとそのとき感じました。
霊体宇宙人つーネタはクラークが最初、なんだろうか
つ「スカイラーク」
639 :
ミノタウロスの皿 :2006/11/15(水) 01:29:31
人生のエリートコースを歩んだうえ、宇宙人にまで会えた幸福な少女の話
>>639 すみません。内容がよくわかりません。詳細をお願いします。
>>641 で、コンタクトの主人公がクラークとどう関係があるのでしょうか?
保守
しかしクラークって水戸黄門だな。
>>627 自分は最後あたりも好きだな。上主と一体化する「人類」と、永遠に一体化できないが
自らの判断で生きることが出来る「上主心」。さてどっちがいい? ってな感じでの
問いを投げかけられている気がする。
精神融合はその選択肢を盛り上げるギミックじゃないかと。
>>645 その部分で切ないのが、両者が対等でないところ。
2つの人類のうち、読者の我々のいる側のほうの人類が
ストーリー上は完全な負け犬なんだよな。
人と悪魔が並んで、神の勝利を見つめる・・・
という図式が最高。
しかも人は我が子を永遠に奪われ、一方の悪魔は石女…。
648 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/02/15(木) 11:27:41
この作品って、神のようなオーバーマインドと一体化できるのは人類の子供だけで、 その他の動物植物等の生命は地球とともに滅亡するわけで、 このあたりにキリスト教徒としての作者の限界が現れていると思う。 日本仏教の思想ではでは、山川草木一切衆生悉有仏性すなわちすべてのものが 仏になれる資質を持っているわけだから。
>>648 一切衆生はともかく、
山川草木に仏性があるって思想、仏教にあったっけ??
山川草木に神が宿る神道とごっちゃに成った日本仏教ならありえるのか?
オーバーマインド=弥勒菩薩
652 :
648 :2007/02/15(木) 18:45:43
例えだよ。 日本に限らず、そもそも仏教では神のような存在と一体化することを 人間(一切衆生)の進むべき目的とはしていないから。あくまで個の完成が目的。 神との一体化という思想はインドバラモン教・ヒンズー教の梵我一如という考え方。
それでクラークはキリスト教徒だからその限界が現れてるんだ、ってのはムリありすぎ
>>654 呼ばれて出てくる、人類保管機構とコードウェーナー=スミス
657 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/02/22(木) 00:59:07
仏教と神道を自分勝手に都合良く解釈してる ようにしか見えない それに人間の子供のみが云々って意見は流し読みでの感想? 何故人間だったのか、何故子供だけだったのか割と納得の行く説明だと思うがな
>>650 山川はともかく、草木は輪廻の六道の一つであると考えられるから、
そこから解脱することで仏になれるという意味で
仏性があると考えられないかな…?
659 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/02/23(金) 13:47:36
>>649 その先はなんだっけ?
問答自体に動物の仏性否定の意味はなかったような
660 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/02/24(土) 10:06:07
世界中を英語で統一したのはどう考えても安直すぎる
>>660 しかし、ほぼ実現してしまった。
さびしいことだ。
子供のみっていうのは結果的なものなんじゃないの? ある時期を境にしてそれ以降に生まれた者に対してオーバーマインドとしての要素があると考えるべきなんでは? で、そいつらが全員大人になる前にオーバーマインドとして覚醒したって事で。 もっと覚醒が遅かったならば大人の段階までなる奴もいただろうしさ
「幼年期の終り」の現代版とも言われたG・ベア「ブラッドミュージック」でも、 人間以外の生物がどうなるのかは全く描かれていなかったね。
>>660 英語以外の国連の公用語やEUの公用語の立場が・・・・
幼年期って結局誰のいつのこと?
今のお前
うん 間違ってない
人類の、オーバーマインドに統合される前の時期ってこと?
普通にそうだろう それで何か不満かい?
確認して安心したかっただけ この物語とても面白かった
>>664 国際連合の公用語:英語、フランス語、スペイン語、ロシア語、アラビア語、中国語
EUは加盟国すべての言語が公用語。(現在25カ国)
この作品は、人間が高次の段階へと進化した、というめでたい話じゃなく、 人類滅亡・地球滅亡の悲劇なんだよね。 三島由紀夫だったかがこの作品を読んで、こんなに救いのない話もない、 という感想を言ったそうだけど。
>>672 救いはオーバーロードにあるかもしれない。
>>672 だから、オトナになるって事はそういう事なんだよ!
三島的には最後にジャンがカレルレンの宇宙船から 滅びゆく地球を見ながら切腹でもさせれば大満足だったんだろう。
んー、ていうか『ミシマ≡切腹≡自殺志向』というのとは、違うような気が。 追求すべき目標として「日本民族の発展・繁栄」みたいのがあって、 その「目標(だの大義だの)の為に命を投げ出す漏れ、カコイイ!!」みたいな自己陶酔が、 彼の真骨頂だと思うんだけど。 三島的には、次段階へと覚醒した人類が、先行文明に伍して益々繁栄・発展を遂げ、 なおかつ宇宙で大活躍する、みたいな、三文スペースオペラみたいな展開だったら、 満足したような気がするよ。
そんな真面目にレスせんでも
三島の自殺?ありゃただ切腹マニアが究極の自慰行為を実践しただけだよ。
>>678 大日本愛国党的には「愛国烈士」だが・・・。
そりゃ奴らにしてみりゃそうだろ。 ずっと三島の真似に憧れてたところ、医者に余命宣告されてようやく踏ん切りがつき、 かといって腹かっさばく勇気など微塵もないまま無関係な新聞社までのこのこ出かけてって、 拳銃の力を頼って応接室を血で汚しただけの行為を「差し違え」と自己讃美した阿呆ですら 彼らにとっては「愛国烈士」なんだからw
三島のUFOネタのSF的作品「美しい星」でも読んでみたら。 三島は実際UFOを信じていて「観測会」にも参加したことがあるらしいよ。
>>681 が、blogpetの自動生成エントリみたいに見えた
683 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/04/04(水) 00:28:25
どの時期の三島?家畜人ヤプーを面白がってたころ?イケイケの軍国主義の ころ?自衛官に失望して自殺する直前?
ミシマといえばアベコーボーと並んで海外では有名だが。 宇宙戦艦『憂国』w
あの時点でジャン君は、軽くイッている。 切腹なんてもったいないよ。
自衛隊に見切りを付けて 「愛国戦隊大日本」を創立すればよかったのにw
頼むから『幼年期の終わり』とクラークの話をしようじゃないか? 73
冒頭の、あの長々だらだらの「地球の各州の状況紹介」はどうか。 切れがなさすぎ。
>>689 闘牛やめさしたり南アフリカの日食のところですか?
最近、初めて読んだが、面白かったぞ。 テーマは古いとか言われてるみたいだが、 SF初心者のおれとしてはとても楽しく読めた。いい小説だー。
>>692 ハラショー、最近はSFを純粋に楽しんでくれる人が
減っているようです。
692さん、ありがとう!
うん、名作だけどぶっちゃけ古臭いからね。 今更読んで面白い言う人がいるのは嬉しい。
>>692 「都市と星」「楽園の泉」もお勧めですよ。692様
=少しネタバレ 注意= つい昨日読了したものです。 非常に楽しく読めました。名作だと思います。 が、人類がブレイクスルーするその原理を科学的に説明付けて欲しかったです。 なんだか「いつかそう進化する」とだけでは話が唐突でした。
>>696 それをやるのは、人類の次の世代たるキミの仕事だ!
>696 ブラッドミュージック読むのもよろしいかと
>>696 アレはね・・・語らないことで、読んだ人が優しくなれるんだよ。
所かまわず座り込み、「ヤベー」「ビミョー」ほか2、3語しか語らず
たいていは手元を覗きながらウロウロと汚い格好で歩く若者だって
ヘンなニオイをさせながら一箇所に集合しながらもほとんど無言で
ときどき妙な笑いを浮かべる、ほとんど身なりを気にしない若者だって
実はそれこそが進化なのかも知れないっしょ?
>>699 後は彼らが超常現象を起こしたらマジで怖いな
696ですが、今の小説ならばDNAとか、脳のこの部分はこういう機能だったとかで 説明を付けると思うのですが、そういうのがなかったです。 しかしながら、この小説は偉大だと思います。 あの時代で人種差別のない未来をはっきりと書いているのことに尊敬します。 ホモかも知れませんが…
ペドではなかったでしょうか?
ショタです
オーバーロードが悪魔と言うより プテラノドンの翼と尾が付いた人型の昆虫のイメージが強いのは自分だけ? 外骨格だし、スタトレの生命体8472みたいなイメージ。
俺も昆虫っぽいイメージだよ 肌の質感は甲虫みたいなものを想像してるし
FSSのサタン(S.A.T.A.N.life watching overlord)がおいらのイメージさ!
最近の仮面ライダーの怪人デザインの人か、 ギーガー先生にデザインしてもらいたい。 永野護は悪魔の固定概念が少々強い。
幼年期の終り=新たなる始り
俺はそのまんま、中世ヨーロッパの絵画に出てくるような「悪魔」。 でないと「それは過去の人類の未来の幻視だった」っていう衝撃がない。
>>493 |
|
{ ! _,, -ェェュ、 |
ィ彡三ミヽ `ヽ ,ィハミミミミミミミミミヽ、|
彡'⌒ヾミヽ `ー /ililハilミilミliliミliliミliliミ|
ヾ、 /iiiiイ!ヾヾミ、ミニ=ー-ミ|
_ `ー―' i!ハ:.:.\\_::::::::::::::/:.|
>>493 は
彡三ミミヽ i! ヽ:.:.:.:冫': : :::/,,∠|
彡' ヾ、 _ノ i!::: ̄二ー:: : ::::ソ ・ ,| オーバーロードに
`ー ' {ヘラ' ・_>シ;テツ"''''"|
,ィ彡三ニミヽ __ノ ヽヘ`" 彡' 〈 | 監視されて
彡' ` ̄ `\ ー-=ェっ |
_ __ ノ {ミ;ヽ、 ⌒ | います
,ィ彡'  ̄ ヾミミミミト-- ' |
ミ三彡' /⌒ / ̄ ̄ | : ::::::::::|
ィニニ=- ' / i `ー-(二つ
,ィ彡' { ミi (二⊃
// / l ミii ト、二)
彡' __,ノ | ミソ :..`ト-'
/ | ミ{ :.:.:..:|
ノ / ヾ\i、 :.:.:.:.:|
ィニ=-- '" / ヾヾiiヽ、 :.:.:.:.::::|
/ / `/ ̄ ̄7ハヾヾ : .:.:.|
ノ _/ / / |:. :.:.:.:.:.:.:|
この小説から、いわゆるセカイ系みたいなのが始まったのか?
セカイ系なるものとは全然違うと思うが… でも、この小説が出てからというもの、新興宗教に 「大いなる宇宙意識」だの「高次の地球外知的生命体」とかいう崇拝対象が出るようになったのは事実。
713 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/10/31(水) 23:45:44
この作品は幼稚園児の頃読んだが、まだまだ詰めが甘いと思ったね。
・・・上帝でもオーバーロードでもなくなっちまうのか・・・
オーヴァーロードて
これのどこが世界系・・・?
718 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/11/03(土) 21:08:51
オーバーロードのイメージは ドラゴンボールのアックマンでした。
719 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/11/04(日) 17:21:44
光文社古典新訳文庫から、11/08、池田真紀子訳が出るそうな。
ここ2日でブラッドミュージックも合わせて読みました。泣き過ぎて今日は目がはれています。 すごく切なくて、、、カレルレン大丈夫? きっとオーバーマインドもオーバーマインドと一緒にいるブレイクスルーもずっとカレルレンを見守っているよ。 なんでオーバーロードうまくいかないんだろうって思っちゃうよね。 カレルレンと過ごした時間は短いけど時間じゃなくて中身なんだと思う。 そんな地球人に出会えたコトを宝物にしてね。
幼年期の終わりっていうタイトルが意味わからない。 幼年期というか現世人類の終了でしょ? 自分の子供が自分の幼年期の終わりとはふつういわないから。 自分の子供はただ自分の子供なわけで。 現世人類の後継者は現世人類とは違う種だと思う。 どういう意図でクラクさんはこのタイトルに選択したのだろうか。 つまり精神生命体の成長ということかしらね。 現世人類にも精神生命体はいる。ジャンはそれ。 ジャンが成長するとそれが新しい子供たちに受け継がれる。 ジャンが精神的に成長すること=幼年期の終わり。 こういう解釈もあるのかもしれない。 いずれにせよクラクのこの作品は、われわれ科学時代の子供にとって、 ある意味で時代遅れというか、科学的というより科学をスプリングボード に幻想へとジャンプしたのがこの作品なのかなと。 そういう意味では、ニューエイジ的というか、不適切だけどオウムなどの 擬似科学的新興宗教的に近いと思われる。 人間の進化ということならば、安部公房の第四間氷期のほうがまだしも 科学的に外挿されているような(たまたまいっしょに再読したのですけど) どう?
一、二行目だけ読んで書き込むが 幼虫の生活が全てと思ってたら蝶になっちまって これこそが人生!と思い知らされたみたいな感じじゃね?
>>722 人間が本当はもっと偉大だってのは新興に限らず宗教では
みんな言ってるモノ。だから「幼年期の終わり」を読んでから
似てるの何のというのは逆。読む前に常識として持っている
ことを前提としているわけだ。
その偉大さを、クラークは身も蓋も無い情景として描写して見せた。
薄汚い裸のガキどもがウロウロしてたと思ったら地球までブッ壊して
しまってどっかに行く。天使のラッパに飾られてるようなモンじゃなくて
現行の人間にはそもそも理解不能・・・いや、本当に偉大ってのは
そういうモンなのかも知れないなあ・・・てな印象を狙ってるんだよ。
あとキリスト教では神>悪魔なわけだが、悪魔を現行の人類より上に
持ってきておいて、未来人類を悪魔のあこがれるようなレベルに設定
している。ああやっぱり、どんなに汚くても理解不能でも、子孫の
ヤツらは悪魔より上で神に近い連中なんだなと読者に納得させる仕組だ。
725 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/11/05(月) 10:44:58
世界のうめざわ そう思う
新訳の文庫版読んだけど、冒頭はオリジナルの方がよかったなぁ。 今現在読むと、現実の方がフィクションをはるかに追い越してると言う、 あの感じが良かったのに・・・。 ところで、結局オーバーロードの外見ってどんななんだろ。 自分は最初に読んだ時から永井豪の「デビルマン」を連想してたんだけど、 作中の描写からすると、あそこまで人間型ではないみたいだし・・・。 絵はどこかにないんだろうか。
>>585 カレリアはフィンランドだ!
ソ・フィン戦争の結果ソビエトに賠償として引き渡された土地。
でも、ストルムグレンはフィンランド人と言う設定だから、こっから
名前考えた可能性は高いと思う。
この作品の主人公はカレルレンでfa?
>>709 どうでもいいけど有名なソロモン72柱は
鷹だったり牛だったり天使だったりと悪魔の姿が安定してないんだよね。
730 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/11/13(火) 02:08:57
新訳の解説よむかぎりでは、 三島が「不快な傑作」などどいう悪意のある発言をしてる風には思えないな。
新訳出たのしらんかった。買ってみよ。
732 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/11/13(火) 22:01:25
新訳は禿げが自ら加筆してる。どの部分が加えられたのか、君たちにわかるか? おれは幼稚園のときに読んで、あの部分が甘いと思った。 そこをやっとあの禿げ、加筆してくれたよ。
新訳見あたらねぇ。
>>730 「不快な傑作」は悪意のある発言とは思えないが?
それだけ衝撃を受けたんだろ。
他の例で言うとゴヤの「わが子を喰らうサトゥルヌス」は「不快な傑作」。
三島の美学からすると、クラーク流の静謐な滅びは相容れないものがあるんだろ。 月光の下で特殊潜航艇から這い出た日本兵が白刃を煌かせたかと思うと機銃掃射で死ぬ、 なんてのに感動するヤツだから。 しかしそれでも完成度が高すぎるので傑作と言わざるを得ない。そんな複雑な感情が伝わってくる。
735 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/11/15(木) 20:29:11
この小説、進化のためなら地球の自然もその他の動物も最終的には一切を滅ぼしても 問題ないと考える進化の方向性に衝撃を受けました。 いままでは人類が進化しても、地球の自然とか動物とかは守るべき対象って考え方 がおおかったからさー
つか人類の進化に目を向けた作品ってこれ以前はあんまなかったよね? ウェルズの「タイムマシン」は別格として
三島のSF、美しい星は不快な駄作だったな
ああ、あれねえw 切腹騒ぎもそうだったけど、右に転んでも左に転んでも 徹頭徹尾、自分視点で自分だけの理想しか追わない人なんだなぁと思った。
自分は他人と違っている、というだけがアイデンティティだったんでは 自作中でキャラに言わせているように
740 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2007/11/17(土) 03:09:07
今日読み終わった。当時の流行り事を織り混ぜつつ、丁寧に仕上げたなぁと思う。
通勤文庫にしてる。 他に読むものがないというか、探しもしていないが、とりあえず6回は読んだ。 これが書かれた年代を考えるととても衝撃的だ。 今で考えると類似品がいっぱい出てるから薄味に感じるかもしれないが。
読んで良かった
>>741 おれも他に読むものがなくなったとき、これを読む
で、新訳はどうだった? 前のやつとどっちがよかったか聞きたい
新訳しか読んでないので比較できない ディーヴァーの時にも思ったが、この人の訳は読みやすい
オーバーマインドVSヌーサイトのガチバトルが見たい
そこにチーラが飛び入り
>>736 のは、
>>736 のクラークの贔屓のひきたおしだがや
ウェルズが有るって
>>736 自身で言ってるじゃんか
イギリスでは結構伝統的テーマだよ、
736 :名無しは無慈悲な夜の女王:2007/11/15(木) 21:01:16
つか人類の進化に目を向けた作品ってこれ以前はあんまなかったよね?
ウェルズの「タイムマシン」は別格として
ステープルドンとか? ぶっちゃけた話ちゃんとダーウィン的進化を踏まえたSFってのはあまりないよね。 ドゥーガル・ディクソンをSF作家と言っていいなら、アフターマンやフューチャー・イズ・ワイルドがあるし、 一部で「クラークの後継者」とか言われてたらしいベンフォードも一応やってるけど。
今読み終えた。 初めから最後まで最高に面白かった。 コックリさんの説明がロクになされてないところも、 唐突でスケールのでかすぎる展開も最高。 とにかくツボにはいりまくり。 オレは批判力のないバカでかまいません。 クラークさんありがとうございました。
>>751 >コックリさんの説明がロクになされてないところ
光文社新訳文庫版だと、その辺りは多少解りやすくなってると
思う。俺もバカだけど、読んでて漠然と納得できた。彼女は星の位置を
超時間的に知っていた‥お腹の中の子供が‥時間上の記憶を基に示した。
何にせよ本作、評論家の評価が過剰に(SFの金字塔とかSFを越えた
哲学小説だとか)喧伝されている分、物凄く期待して読んだ人の半数ぐらいは
「それほどでもないじゃん」てなガックリ気分になってしまう模様。個人的には
そういう輩の意見は実にどうでもいいと思う。
今年は新訳版も出たことだし、それを再読して改めてSFの重要性を感じたことだし、
クラークさんありがとうございました。
753 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/01/02(水) 20:43:18
【Project Orion: A Re-Imagining】
http://www.youtube.com/watch?v=V1vKMTYa40A 現代の科学技術で充分に実現可能な初歩的なインパルスエンジンは「核パルスロケット」でしょう。
「核パルスロケット」を用いれば(地球環境に多大な悪影響を与えるとはいえ)自力での大気圏離脱が可能になります。
映像では補助ロケットブースターを用いていますが無くても大気圏離脱は可能です。
754 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/01/03(木) 16:10:54
>>752 >個人的には
>そういう輩の意見は実にどうでもいいと思う。
くわしく。
>754 「降伏の儀式」に出てきた地球側戦艦って、これだったよね。 緊急時だったから放射能汚染は無視して打ち上げ。
757 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/01/04(金) 01:50:31
米なら元々核実験で自国(+他国)を汚染してるわけだから、期待される 戦果しだいじゃ実践投入もありってだけだろ。
758 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/01/05(土) 19:17:54
昔はそんなに核の汚染とか深刻に捉えられてなかったからな。
カレランってなんかやだ… カレルレンのほうがかっこ良い…
ならば、間を取ってカルレルンで
いや、ここはひとつカッレルンルン、で
カレルルンのウルルン滞在記
ハヤカワで「カレルレン」、創元で「カレレン」、光文社古典で「カレラン」 異星人って感じでいいじゃないか 地球上の名前ではないから、どう発音してもいいみたいな で、実際、英語圏ではどういう発音なのだろうか?
多分カタカナで表現し辛い発音なんだろね>Karellen 3番目の "R" と7番目の "E" で表記違いが生じとる。 ‥なんか急にカールが食いたくなってきた‥
いや、3番目の R じゃなくて、 LL が問題か。
>>763 確かに、カレルレンの地球ウルルン滞在期かもしれんw
曖昧母音の表記は慣用的にアなのかエなのか。 エのほうが多そうだから、カレレンが一番おとなしそう。
たとえカレレン表記だったとしてルも、ルは心の中でつぶやくもんだルぜ…
カレゥレンでどうだ
こうなると作者自身がどう発音してるか?で最終決定になるわな。 クラークがどっかのインタビューで Karellen のことを語ってる映像ってないかな。
オーバーロードに支配されてる人類がすげえ楽しそうで困る 子どもがオーバーマインド化したからって全人類が絶望する感覚が、 どうせ結婚できない童貞のサイレントテロリストな俺にはわからないぜ? 子孫残さないひとも少なくないだろうに
人類全体として子孫を残せないってのは想像しにくいな。 そうなるとそれまで次代のことを考えもしないかった奴も絶望しちゃうんじゃないか? それに「残さない」と「残せない」って感覚違うし。 そういえば人類が戦争ゲームしてたって場面なかったっけ?
ヴァーリィ8世界の人類なんかもっと楽しそうだがな。 まぁ、彼らは自分たちが先のない袋小路にいる事を知らないからだろうが。
イーガンの「繭」とかも、ある意味近い話だよな。 近いことは起こりそうでちょっと怖かった。 それを拡大した感覚なんだろうか。
オーバーマインドの最終的な目的がよく分からなかった。 結局、いろんな星の知的生物をオーバーマインド化させて宇宙の支配者になることか?
目的! そういうのも要るのか! 通勤途中の駅でクソ垂れてるリーマンに 同じことを訊いてみるといいと思うよ。
ある意味、宇宙の戦士のズイムを思い起こさせる面もあるな、 苦労して目的を達成すると、教育した相手が自分の上司になってしまう。
778 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/01/21(月) 14:51:30
そっちが先か フツー愛と青春の旅立ちが先にこないか(笑)
779 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/01/22(火) 13:48:16
>>775 子供→大人=社会の歯車の一員となる
ように
知的生命→オーバーマインド=森羅万象(とその源たる宇宙)
を運営する(動かす)存在の一員になるんだと私は解釈しましたが。
>778 そこはホレ、ここ一応SF板だからw
オーバーマインドは一見高等なように見えて ようするに自我の拡大っていう、生物としてきわめて原始的な欲求に従ってるだけなように見えるのもミソだね
俺は本能に駆り立てられてるだけだと思ってた。
>781 ウンウン それが面白くてさw なんか目的ってことで言うと、藤子不二雄の「天地創造」って短編を思いだすんだよね。 ある日突然宇宙からの使者が来て「この宇宙が偶然にできるはずは無い。あなた(主人公の男)の強い意志で宇宙を創りだしてください。」 みたいな話なんだけど、主人公が天地創造(UFOみたいな模型をひたすらこするだけ)をサボると、この世が消えそうになる。 ラストは熱心に天地創造に励み、宇宙が安定してよかったね見たいな話なんだが。つまりパラドックスなんだよね。 コレ(幼年期)読んでても、なんか時間軸はあまり意味が無いというか、そんな気がした。
すまん。天地創造じゃなかった「創世日記」でした。
ゴジラファイナルウォーズで敵の宇宙人が 「我々の名前は地球人では正確に発音できない、だから仮にX星人と名乗っておこう」 と言う台詞がクトゥルフのオマージュでは?と思考してるサイトがあったんだが 個人的には幼年期の終わりのオーバーロードでは?と思った
788 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/02/19(火) 06:49:59
われわれは〜ミステリアンだ〜 わたしたちのかがくは、あなたがたよりぃ何千年もすすんでいます〜 むだな争いはやめようではありませんかぁ〜・・・ ・・・というわけで、あなたがたの女をくださいねっ!
ていうか、悪魔が出たとき笑っちゃったよ、あまりに陳腐で。 クラークみたいな人でも西洋中心の考えからは 脱却出来なかったんだな。
過去に限定的接触した結果の伝承が悪魔の姿となった 陳腐なら神にするだろ
そりゃ厳かにモノリスが出てきたら、失笑だし
でも、テトリスが出てきたら感動してしまうかもな
「でも、テトリスが出てきたら感動してしまうかもな」 ―その言葉を最後に、このスレは幼年期を終えるのでありました― 次どうぞ
上の方で既出だけど、自分も竜の形だと思ってた 東西問わない力やら畏怖やらの象徴ってことで
795 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/03/19(水) 09:07:55
Science fiction writer Arthur C Clarke - creator of 2001: A Space Odyssey - dies aged 90 Last updated at 22:50pm on 18th March 2008
796 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/03/19(水) 09:13:18
しばらく立ち直れそうに無い
798 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/03/19(水) 10:14:01
ttp://jp.reuters.com/article/entertainmentNews/idJPJAPAN-30898920080318 「2001年宇宙の旅」作者、スリランカで死去
2008年 03月 19日 08:33 JST
[コロンボ 19日 ロイター] 小説「2001年宇宙の旅」で知られる英国人サイエンスフィクション(SF)作家
アーサー・C・クラークさんが、スリランカで死去した。90歳だった。クラークさんの秘書が19日明らかにした。
秘書によると、死因は心肺機能の不全。
1917年に英国で生まれたクラークさんは、70年近くにわたる
キャリアの中で80冊以上の著作と多くの短編小説や記事を執筆。
1940年代には、2000年までに人類が月に到達すると予想していた。
クラークさんは昨年12月、90歳の誕生日に友人向けの別れのメッセージを録音。
その中で、生きているうちに地球外生命体が存在する証拠を見たかったと述べていた。
799 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/03/19(水) 13:06:03
近年の技術の発達で、どうしようも無い閉塞感と人間そろそろいらねーな思考にとり付かれていたけど この本読んだら少し軽くなった感じがするよ。
亡くなられましたね
彼の幼年期が終わっただけかも。
きっとオーバーマインドの世界へ逝ったんだよ 合掌
昨日読み終わったけどカレルレンがリアルバイキンマンとしか思えなかった アンパンマンサーガのせいだ
804 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/03/31(月) 11:11:47
君にはアンパンマンが丁度いいのさ
805 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/04/02(水) 19:33:23
最初のほうはダルかったけど ジェフが夢を見始めるあたりからどんどん怖くなってきて 最後まで一気に読みました。おもしろかった。オーバーロードセツナス
どうやら本スレに指名された模様
この本、子供に寝る前の読み聞かせとして読んであげたことある。 私もそのとき初めて読んだから、親の私のほうが内容にショック受けたわ。
そのセレクションに至った経緯の方に興味があるなw
>>808 そろそろSF物を読んであげようと思って、自宅の本棚を探したら
ちょうどその文庫本が目にとまった。
タイトルが「幼年期の終わり」。これはピッタリ!wだと思った。
ていうか大人向けの文庫本を子供に読み聞かせるって一晩で済むのか稲
50年かけて読んであげたんだろ
812 :
809 :2008/04/11(金) 07:20:09
さすがに50年はかからなかったけどw、子供が眠る前の少しの時間、読むだけだから ちょっとづつ進んだ。子供としてはよくわかんない話で子守唄代わりだったかも。 でも、お話の中に子供が登場すると興味を持ち出した。 そこからの展開が衝撃だったわけだけど。
>自宅の本棚を探したらちょうどその文庫本が目にとまった 元々は誰が買った本だったのよ?
子供に読んだというのもウソ 本棚にたままみつかったっていうのもうそケロロかよ
子供が出てくるシーンっていったら黄金時代になってからだろ。 まぁ何晩にも分けたんだろうけど
816 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/04/11(金) 20:21:36
子守歌代わりならガラガラの方がいいだろ?
>>813 たぶん夫、もしくは若き日の自分(衝動買いして読んでない本多数あり)
これは実話だよ〜ん。
まぁ、ウソとは言わんがもう少しふさわしい本を選んでやれよ 子供がかわいそう
>816 「あれに触ろうとなさらなかったのは賢明でした」 ゴールデンレトリバーちゃんが切ねえな。 イヌは要らんということか。英国人のクセに。
ケロロならモアちゃんがかわいいな
モアちゃんは地球を滅ぼすノストラダムスの大魔王だからな カレルレンみたいなもんだ
今更だけど本作品を読んだ。(早川版) 前半はやたらSFっぽくないと思ったのは ストルムグレンの職のせいか。 やはり衝撃を受けたのは結末。 いわゆる宇宙開拓物みたいな話だろうと タイトルから勝手に憶測していたからで じゃあこの「幼年期の終わり」ってどういう意味だろう、 と疑問に思ったところで、タイトルから受けた印象 「人類がその幼年期を終え、いよいよ宇宙へ旅立つ」 と言うのを思い返してみて ああ、なんだ、それなら間違ってないのか。 と半ば無理矢理納得‥‥しないよなあ。 「めでたしめでたし」で締めくくられなかったからか。 小説として文句の付け所はないが もはや古典と言っても良いくらいのこの作品を もっと早く読まなかった自分に文句が言いたい。
824 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/05/29(木) 18:07:30
今、『火星の砂』を読んでる途中。
826 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/06/10(火) 11:25:55
映画化したらオーバーロードはデビルマン?
そんなチャチなモンじゃねえ。
建設中のビルの骨組みに座り込んで夕陽を眺めるカレルレソ…
満員電車の中央線のなか天井の低さにすっかり参るラシャヴェラク…
映画化したら オーバーロードは森三中 なんでこんな醜悪なのが人間の支配者なんだ!!って言う原作の第一章のオチ のテイストを実現できる人間は森三中をおいてほかにない
831 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/06/16(月) 07:46:50
地震の山見たら、この小説思い出した。一瞬に禿山に変わるところ
>>831 瞑想の邪魔になるから、とかだっけ?
>>823 俺も、地球は最後ああなるのに何故「人類幼年期の終わり」じゃなくて
「地球幼年期の終わり」なんだろって思った。
地球の存在自体が無視された結果だからだろ? 人類がいなければ、そのまま平穏無事に太陽がお隠れになるまで続いたんだろ。
「地球」と「人類」はしばしば混同して使用されるからな。 「地球」それ自体にとっては痛くも痒くもない環境問題なのに「地球を守れ!」とか言っちゃうのと一緒。 そりゃ、「人類が健康に生存できる環境を守れ」だろ、と。 「地球」を守るなんて間違いなく人類ごときにはおこがましい。
835 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/06/18(水) 22:01:33
まあ地球の役目はスターシードが旅立つまでなんだよ・・・
「地球幼年期の終わり」なんだろって思った。
糞訳家か出版社(創元)が勝手にそう訳したんだろ???
下手糞な糞訳の典型例だな
原題はThe end of childhood
早川での訳は幼年期の終わり
>>832 >>833 >>834 は
糞訳ばっか読んでるから問題がずれてるな。こういうのを糞害という。
837 :
832 :2008/06/18(水) 23:16:21
>>836 原題は「CHILDHOOD'S END」
まぁ糞訳って言えば糞訳だな
>>833 「幼年期の終わり」って言葉に「青年期の始まり」と言う
含みを感じたからなんだけどね。
懐かしい、今度は早川版読んでみよう。
>>836 夜食のカップヌードル吹いた。
しかし、どうやったら原題を間違えられるんだ?
是非とも知りたい、くわしく、余す所なく、徹底的に知りたい。
>>837 エキサイトのテキスト翻訳に「CHILDHOOD'S END」を入れてみた。
CとEが大文字だと「大人への躍動」と出たよ。
両方とも小文字だと「幼年期の終わり」だった。
なぜか「childhood's End」だと「幼年期のEnd」になる。
翻訳とは真に難しすな。
パッと見てSFと分かり易いようにわざわざ「地球」を入れたのかもしれんよ 昔はそんなもん
地球光 地球帝国 地球幼年期の終わり で、地球三部作になっていたのだ
( ̄□ ̄;) その発想は(マジで)なかった!
842 :
CHILDHOOD'S END :2008/06/19(木) 11:30:14
ピンクフロイドが題名だけいただいてる駄曲がある。
>>843 んなこたぁどうでもいいから、さっさと言えよ。
どうやったら原題を間違えられるのか。
是非とも、くわしく、余す所なく、徹底的に話せ。
>>839 どうせなら
「SF巨大地球幼年期の終わり」
にすればもっと分かりやすいヨ!
結局、糞訳家が居座ったようだね
「幼年期の終わり/ または私は如何にして進化するのを止めてカレルレンについて行く気になったか」ですね、わかります。
>>814 のあたり
モアちゃんかわいい
タママもかわいい
>>846 だから、どうやったら原題を間違えられるのか、さっさと言えよ。
是非とも、くわしく、余す所なく、徹底的に話せ。
>>851 って自分に不利な書き込みは
全部一人が書いてるって思い込むタイプだね
クラークのはなしって、 すぐオカルトで解決しちゃってなんにもおもしろくないんですけど、 なにがおもしろいのですか?
たらちねの母みたいなもんだろう。 人類に掛かる枕言葉です。 地球人類幼年期の終わり、ではいかにも生硬なので いつしか「人類」が抜け落ちて、こう落ち着きました。
高度に発達したSFはオカルトと見分けがつかない
>>854 あ翻訳 なだけだって
>>855 クラークのは中身無い話をオカルトで単に勿体つけてるだけじゃろ
857 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/06/22(日) 00:08:37
>>853 オカルトてのが意味が判らないんだけどw
具体的にな
>>852 さっさと、どうやったら原題を間違えられるのか、
是非とも、くわしく、余す所なく、徹底的に話せ。
幼年期の終わりってのがSFで人気が有るって言うから読んだのに ロボットも出ないし美少女も出ないし 全然面白くないぞ!
幼年期の終わりってのがSMで人気が有るって言うから読んだのに 三角木馬も出ないしエロい女も出ないし 全然面白くないぞ!
フランス書院「幼年期の終わり」ありそうだ
ていうかおまいは「変態の方程式」読めと
2001年子宮の旅
>>863 なるほど、HALとボーマンという機械生命と人間の象徴が
どっちが先に子宮にたどりつくか競争する話か・・・・
あながちハズレでもないから困り者だな
モノリスの中でいちゃついてるけど。
結局精子同士で融合しちゃいました、テヘッ♪
>>867 「まじめなゲイね、それならいいわ」 by Moto Hagio
クラークってスリランカにいたけど日本は来たことあるの??
ググったらすぐに40年前くらいのSF大会で来日したというのが出てきたが ググらないの? ばかなの?
>>870 失礼します、ばかです。
ググるさいに使用する適切なキーワードを教えてたもれ(^^;
「クラーク 来日」では関係ないのが沢山でてきたので、 「クラーク 来日 作家」で絞れるね
>>872 教えてもらった通りググッみましたが「グラハム・クラーク」と言う人の
記事がトップに出てきました。
やはり、ぼくが「馬鹿」だからでしょうか?
>>872 後先になりましたが、アドバイスありがとうございました。
>>873 応用力のない世代なのな
馬鹿とはいわんが
>>873 グーグルで「クラーク 来日 作家」で検索すると
5件めに出てくるよ
>>875 引用開始
もう40年ほども前になりますが、日本でSF作家会議なるイベントが開催され、
来日していたクラーク氏にサインを求めたときの事。
引用終わり
お馬鹿さんの私ですが、クラーク氏が来日していたとの記事を読めました。
おっしゃる通り、5件目に出てきました。どうもありがとうございました。
クラークも宇宙に出たかっただろうな〜
2010年の中で日本のドミノ倒し大会に触れていたのに驚いた。よく知ってるなと。
つーか、クラークが来日しようがしまいが、どっちでもいーってこったろ クラークってじみぃーーーぃーで おもろ−ない
>>880 クラークの作品で地味で面白くないのを挙げてみると言うのはどうかな。
882 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/07/27(日) 09:03:37
マンガの封神演義の方が(・∀・)イイ!
オカルト入ってるのは幼年期と2001年くらいだろ 短編にはほかにもあったかな
キリスト誕生を告げた星が、高度な文明を持った異星人の母星の新星化したものだったと言う話があった。
885 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/07/27(日) 21:05:00
なんだか哲学的だな・・・
>>884 メル欄だっけ?
あと星新一にもそんな話あったような
>>885 で、神父の資格を持つ宇宙飛行士が
「神よ・・・・なぜこんなことをなさったのですか」
と煩悶すると言うお話だったよ。
短編集での翻訳タイトルはもろに「星」じゃなかったか。
たしか「星」だった。何か賞をもらってたはず。 というか、この作品が入ってた短編集(「天の向こう側」だっけ?)は確かに地味だった気がする。 読み物としては面白いんだけど、とりたてて記憶に残らないというか。
おまえら、もう少し調べてから書けよ。
>>891 は、すぐ人に頼る、悪い癖だよ、坊主。
今年の夏休みの宿題は自分でしろ、な。
893 :
891 :2008/07/31(木) 06:16:28
バター不足だからなぁ
896 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/07/31(木) 20:20:05
>>894 俺も思った。ラーマの縮小版じゃないかって。
実際のところ工業用タンクなんだろうけどな。
あと2回流れてくるかも・・・。
どうしてラーマは三つ揃いが好きなんですか?
地味なりに、 地味ぃーーーーーぃに オカルトっぽくもったいつけてんだよ
>>900 なるほど。
ご教示、ありがとうございます。
3本足だからだろ。
世界のなべあつ のパクリなんだよ
クラークはえんえんもったいつけてひっぱるだけで 何十冊続編が出ても答えはないよ。
おっと、浦沢批判はそこまでだ
昨日の朝のニュースも白い円筒やってたな 今日もやるかな
ラーマのニュースさっきNHKでやってたな 中国のどっかの工場が船に乗せてて落としたらしい
909 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/09(土) 00:44:39
あかつかふじお が死んだので、また評論家が群がりそうだな。 クラークのときもそうだったが
まあ正直今赤塚漫画読んでもさして面白くないんだよな クラークはどうかといえば
911 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/09(土) 19:17:48
912 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/10(日) 03:32:19
913 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/10(日) 03:33:11
>>909 バカボンの再放送見たらそれなりにおもしろいぞ
914 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/11(月) 10:34:53
>>911 数多の本の森の中からあえて「人類は衰退しました」を若い人に読んで欲しい本として推薦する人間がまともな本読みとは思えないね
本を読まない若い人よりもこいつが本読み気取りなことのほうが心配になるわ
915 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/11(月) 13:32:09
意識というものが肉体とは別に存在するってのが なんか前時代的だよね
クラークがどう考えていたかはともかく 意識っていう内面は、ソコから超出すべく在るんじゃないの
そんなわけあるか
いわゆるゴーストか
919 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/13(水) 06:32:55
920 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/13(水) 12:35:41
「まとも」を定義せえ 「本読み」を定義せえ 話はそれからだ
922 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/13(水) 14:16:00
答えられないと人格攻撃ってすげーな
まとも=正規分布で中央75%に入っている状態 本読み=5冊/週 以上
なんの正規分布なんだw
まともの正規分布に決まっておろーが
928 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/15(金) 02:34:42
929 :
CHILDHOOD'S END :2008/08/16(土) 11:05:32
幼年期に終わりなし
930 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/16(土) 11:07:46
黄金期に一回は突入してみたい
931 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/27(水) 00:50:43
クラークが売れた理由ってなんで? 地味ぃ 超生命体とか持ち出すのは夢オチと変わらんぞ オカルトっぽい 恋愛も冒険も無し なにがオモロイの
派手ではなく 超生命体とか持ち出しても夢オチではなく オカルトっぽくても 恋愛も冒険も無くても 面白いから
さすがに超生命体と夢オチは同列じゃねーわ
934 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/27(水) 03:14:17
>>932 は屁理屈 屁がプー だな
相手の反対のことを言うだけで
なぜ面白いのかを説明できてない
口先だけだな
口先で屁をプーとするタイプだな 臭いぞ!
935 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/27(水) 09:14:28
もうすぐ夏休み終わるね。
ここで「面白くない」と言い張っても現実は非情 今日もこれからもクラークは金字塔として輝き続ける 面白くない、と思うならそれでいいんじゃないかな 他の人は「この人の感性は私達と違うな」と思うだけだから
938 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/28(木) 10:55:48
>>937 を含む一部のキモブサがそう思っているだけで
世間ではクラークって誰それ?状態だよ。
2001年の映画ですら、恋空の映画の何十分の一くらいの知名度
で、クラークのどこがおもしろいの?文章力が無いから書けないのかな?
>ここで
2chのスレで番長?ぷぷp
お前ら釣られるなよ! 絶対に釣られるなよ!
クラークて短編の人ではなく長編が得意な人だよな・・・ まあ編集者もやり手だったけどな。
近未来の世界を説得力ある形で提示したからでしょ さらにその先を望見しつつ、人類の理性的な成長を願った だから当時、辺境のようなスリランカで自適に暮らしたんだろうと思いますね
こないだ初めて読みましたが、 ジェイムズ・P・ ホーガンの「星を継ぐもの」 と比べると科学的好奇心があまり刺激されませんでした でもお話としては面白かったです
943 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/29(金) 01:22:56
944 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/29(金) 01:23:43
945 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/29(金) 01:25:19
>>941 月の砂が海になってるとか?
木星や土星に宇宙人が居るとか宇宙人の遺跡があるとか?
超生命体が居るとか??
全部外れじゃん
どこが説得力有んだよ!
946 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/29(金) 01:27:18
っていうか、クラーク の作品は、 近未来物 と遠未来物 があるでしょ? 科学的好奇心だったら、近未来物の短編とか読めば、いっぱいあるよ。 遠未来物は科学的っていうより、哲学的。 Childhood's End とか、 The city and the stars とか。
947 :
CHILDHOOD'S END :2008/08/29(金) 03:52:40
手がかりをたどっていくと次の手がかりがみつかるだけで 決してお宝にたどりつけない撹乱商法だな 3001年で見限った、ID4ではねぇ。
948 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/29(金) 09:18:22
3001はほんと、失望だった。 初めのほうは、とてもカクイーのに、読み進めば、進むほど、尻すぼみ。 で、あのオチだもんなー・・・。 すごいハンサム君にナンパされて、デートしだしたら、 男のくせに軽自動車に乗ってて、 だんだんショボいことが分かってきて、 家へ、ついてったら、やっぱり、安アパートで、 最後のオチが、パンツ下げたら、チンポが子供並だったー! ・・・って感じぃ〜〜〜〜。
まあ、引退宣言以降は、物語を書くことに興味がなくなっちゃった感じ。 思いついたアイデアを羅列するばかりと言うか。 もともと、そういう傾向だけど。
>>942 > ジェイムズ・P・ ホーガンの「星を継ぐもの」
これは探偵小説だしなぁ。
951 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/29(金) 12:14:46
>>946 にとって哲学的というのは超生命体オチかよ!
超生命体オチなんて夢オチぐらい馬鹿らしいぞ
>>946 は哲学的とかエラソーに言ってるけど
SF小説で低レベルな小説とかしかよんだことないんだろうな
クラークの法則「馬鹿読者にとっては超生命体オチが哲学的」
952 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/29(金) 12:16:15
クラークの法則「馬鹿読者は『オチを書かないでえんえんだらだら何冊も引っ張れば』哲学的と思ってくれる」
953 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/29(金) 14:37:37
クラークの法則 馬鹿読者は『木星に宇宙人の遺跡が有ったり月の砂が海みたいになったりイルカと人間が会話したりすると』 科学的だなぁと感心する
954 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/29(金) 16:56:16
オシッコ噴いた・・・
955 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/29(金) 21:45:48
「幼年期の終わり」 の続編が 「少年よ大志を抱け」 だろ?
957 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/30(土) 18:08:46
山本弘のHP↑みたけど、ワロタ これまで相手にしてきたトンデモさんたち(五島勉ら)と比べて、 とか書いてるけど 五島勉の方は山本を相手にしてねーだろ 山本の悪口を言ってきた奴と 山本が悪口を言っていた相手を同列にしたらあかんぞ あまりにも小者であり、相手をする価値もない とか書いてるけど 自分のHPで大量書き込んで相手してるじゃん
本人乙って言えばいいのか? こういうとき
960 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/30(土) 21:33:10
>>959 オーバーマインドだっけ?の正体をもったいぶって誤魔化したじゃん
ああいう誤魔化しばっかし点だよな
>>957 小者は山本弘だろ
961 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/30(土) 21:39:20
山本弘って小者は相手にしないとか言いながら 自費出版で2,3冊しか出してないようなおっさんの本で 馬鹿な内容の本を見つけ出しては馬鹿にして喜んでたんじゃなかった? そういう無名の人を小馬鹿にして笑いものにして本書いたり集会したりしてんじゃなかったっけ?? 小者を相手にしまくりのような気がするが???
962 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/30(土) 21:45:43
>>959 の人生は終わってるじゃん
って言ってるのかと思ったわよ
>>932 無くても、というか、無いから面白いんだと思った。
>>931 は自分の好みの問題を一般化してしまってる。
964 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/31(日) 10:05:09
>>960 正体もクソも、あれはああいう存在というだけのことだろ?
形而下の論理で完全に理解できる存在以外は出すなってことか?
965 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/31(日) 13:14:06
白人が遅れた有色人種を教育するっていう寓話だろう 日本もある意味そんな国、民族の一つだろう結果的に。
966 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/31(日) 13:33:46
白人も含めた人類自身が「遅れた文明」として描かれてる場合これは寓話になるのか?
967 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/31(日) 14:38:21
日本の話なんかしてねぇ
そうそうジャップの事なんてどうでもよろし
969 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/31(日) 19:14:26
970 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/31(日) 19:33:52
レムのソラリスの陽のもとになど1行も楽しめないんだろうな
971 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/31(日) 21:02:57
972 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/08/31(日) 21:06:15
レムは深いので良い クラークは不快なのでダメ
973 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/09/01(月) 03:09:43
実際レムは クラーク達アメリカSF作家はディック以外は屑って 言ってるもんな
ダウト
勝手にアメリカ人にするなよ。
976 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/09/01(月) 09:58:12
話は変わるけど、「都市と星」のテーマって今ひとつ分からん。
977 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/09/01(月) 10:29:43
978 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/09/01(月) 10:42:57
アメリカSF作家と言った場合はクラークは含まれるぜ アメリカ人と言う意味ではないわな
979 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/09/01(月) 12:32:21
レムとクラークを同列と思う
>>970 は、感受性が乏しい
981 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/09/01(月) 15:22:43
この話、地球そのものをぶっ壊しがら人類がオーバーマインドに吸収される。 ほかの生物は皆巻き添えで滅亡、というのがいかにも西洋人的発想で気に入らない。 人類だけがひっそりと出て行くという風にリライトしてもらいたい。
吸収されるんじゃなくて 人類がオーバーマインドに進化するんじゃないの?
983 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/09/02(火) 02:29:08
そのくらい、彼の短編の「The Road to the Sea (海に至る道)」 にくらべたらカワイイもんでは? 昔、恒星間・確率航法を人類が発明して、 冒険心のある人が全員地球脱出しちゃったのはいいんだけど、 そのナンタラ航法の実験の余波が 何百年後に地球にめぐって来て、 地球が破壊されるので、ギリギリになって、 地球の美術品とかをサルヴェージに来た人類が、 ついでに地球に残って生活してた罪もない残りの 宇宙旅行なんて興味もない人も、美術品のついでに 救助したげようかな?・・・っていう能天気で無責任な 話だったような・・・。 自分で破壊の種作っといて、ケロッとして 戻ってきて、荷物の「ついでに」 「助けてあげよう」・・・ってとこが、 モロ、ジョージ・ブッシュ・・・。 ああ!神様!今回は民主党政権になりますように・・・☆ミ 共和党になったら、今度こそ人類は滅亡・・・。
民主党が政権を握ると戦争になる、っていうジンクスもありますぜ、旦那。
人類史上核戦争は一回しかないわけだが 超古代文明に民主党政権による核戦争があって滅びたのかな
何様のつもりか。
共和党とブッシュをバッシングする人って
聞いてみると言うほどアメリカの歴史や政治的傾向に詳しくないんだよな
てなわけでバカは死んどけ
>>983
米民主党政権の時は日米関係が悪化するという被害妄想だろう。 第二次大戦の時たまたま民主党だったという皮相的事実を根拠に。 その手の与太は聞き飽きた。
989 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/09/04(木) 03:35:50
ブッシュ政権とイラク戦争の詳細について知りたい人は、 BS でやってる、「Bush's War」を見よう。
ツキディデスの外交の三要素で論じられてなきゃ見る価値ないな その番組 どーせ「利益」の面しかクローズアップしてないんだろw
992 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/09/06(土) 01:50:07
いや、そういう一般論じゃなくて、 もっと生々しい、いつ、だれが、だれに、こういうウソをいって、 だれそれを、出し抜いた・・・、って言う類の Bush 政権内部のドロドロした権力闘争のドキュメンタリー。 でも、政権内部の力関係の変遷がよ〜くわかって、興味深かった。 トップがアホーだったから、内部抗争はエゲツなかったので、 政権内部の力の変遷を理解しないと、 この、不思議な戦争は理解できない・・・ということが良くわかる。 ・・・という意味で、製作者の根性の座った、すぐれたドキュメンタリーだと思う。 もっと深い「なぜ」の部分にはもちろん触れてない。 だれだって命は惜しいもんね。 だから、Halliburton社と Cheney の繋がりなどには触れてない。
クラークのいわゆる外装法、エクストラポートにはうんざりした。 地球の熱水鉱床をイオに持ってくだけ。 ネットワークを銀河に伸ばすだけ。 意外とイマジネーション貧困なんだよな。
クラークの専門って建築・土木なんでしょ 科学者でなく技術者
995 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2008/09/07(日) 13:04:10
えっ?ラジオ技師かなんかじゃなかったっけ?
>>995 レーザー・通信技術者じゃないでしょうか?
それでもって全地球通信衛星網を提案してる
んじゃなかったでしょうか?
それでインデペンデンスデイと同じオチ思いついたんだね
全地球通信衛星網はちと大げさだけど、通信衛星のアイデアはクラークらしいね もっとも、最初というわけではないけど あと間違いなく土木技術者 それはここでは誰も読んだ事のない作品「渇きの海」を読めばわかる
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