1 :
人間七七四年:
人間五十年 下天のうちをくらぶれば 夢幻のごとくなり 織田信長
人に尋ねて出た知恵は本当の知恵ではない 豊臣秀吉
大黒天が常に上を見ないのは、一朝事ある時にその頭巾を脱いで上を見るためであり、
そこに大黒天の極意がある。頭巾ばかり注意して、それを脱ぐ時のことを知らないのでは駄目である 徳川家康
2 :
人間七七四年:2007/11/15(木) 15:43:16 ID:o18InFz/
曇りなき 心の月を 先だてて 浮世の闇を 照らしてぞゆく 伊達政宗
五月雨は 露か涙か 不如帰 我が名をあげよ 雲の上まで 足利義輝
3 :
中山幸盛 ◆c1ZKiGzz62 :2007/11/15(木) 16:34:13 ID:KXSeKT3Y
「天神の祈りのつよき三星をなりはすまひぞ家ちかに居れ」
天神山城主浦上宗景麾下の三星城主後藤勝元家臣額田与右衛門が敵陣(三村)に放つ。
5 :
人間七七四年:2007/11/15(木) 18:20:24 ID:KB4+SjsA
6 :
人間七七四年:2007/11/15(木) 21:52:15 ID:mL9EBkFW
「願わくば、我に七難八苦を与えたまえ」の話が巨人の星に出てきたな。
7 :
人間七七四年:2007/11/16(金) 16:26:19 ID:bDWAD+xz
>>1 信長のは敦盛の一節であって信長は言ってない
8 :
人間七七四年:2007/11/16(金) 17:18:09 ID:DCg5oaf1
言ったことは言ったろ。
ただ創作ではなかっただけで。
9 :
島津ヲタ:2007/11/16(金) 20:39:09 ID:8juLfZ1t
夏の夜の
夢路はかなき
あとの名を
雲井にあげよ
山ほととぎす
柴田勝家の辞世の句
10 :
人間七七四年:2007/11/18(日) 17:43:04 ID:+cvCrK8I
不勢とて敵を侮ることなかれ 多勢を見ても恐るべからず
道にただ身をば捨てんと思ひとれ かならず天のたすけあるべし 島津忠良(日新斎)
日学(日新斎の学流)の精神をあらわした「いろは歌」四十七首からの二首。
11 :
1:2007/11/19(月) 17:53:11 ID:AX++vkEa
さらぬだに打ちぬる程も夏の夜の 別れをさそふ郭公かな お市の方
殺仏殺祖遊戯神通末期一句猛虎舞空 徹岫宗九
ちりぬべき時知りてこそ世の中の 花も花なれ人も人なれ 細川ガラシャ(明智玉)
スレタイは、武士の〜としましたが、戦国時代の姫様、僧、茶人、その他の人々の言葉もありということで。
12 :
人間七七四年:2007/11/20(火) 17:04:08 ID:9SeBfmjD
諸卒の中に敵方に対する悪口を言う者がいたならば深くこれを戒めるべきである。
敵方に刺激を与えることは敵の奮起を促すようなものである。という意味の言葉もある。 武田信繁
13 :
人間七七四年:2007/11/22(木) 06:04:18 ID:uytqN4Tv
下の情をしる事はこれ虚無僧たりし故なり 水野勝成
14 :
人間七七四年:2007/11/24(土) 19:34:54 ID:oME5tPEE
安禅必ずしも山水を用いず、心頭滅却すれば火も自ら涼し 快川紹喜
川や 浜の真砂は 尽きるとも 世に盗人の 種は尽きまじ 石川五右衛門
日本で一番有名な辞世といえばこれ。
15 :
人間七七四年:2007/11/25(日) 20:06:49 ID:n7FNs3uW
加藤清正
自分は一生の間、人物の判断に心を尽くし、人相まで勉強したが、結局よくは
分からなかった。ただいえるのは、誠実な人間に真の勇者が多いということだ。
16 :
人間七七四年:2007/11/25(日) 20:20:16 ID:vo2x3k53
べらぼうめい 遠山の金さん
17 :
人間七七四年:2007/11/25(日) 21:32:35 ID:dbOxmnzn
>>15 加藤清正の言葉とは珍しいね。
東軍の武闘派らしい飾り気のない言葉に感動した。
「我は兵にて戦いを決する。塩にて敵を屈せしめることはしない」 上杉謙信
18 :
人間七七四年:2007/11/25(日) 22:45:26 ID:zEJ0vRdf
「馳走とは旬の品をさり気なく出し、主人自ら調理して、もてなす事である」伊達政宗
19 :
人間七七四年:2007/11/26(月) 10:32:15 ID:1X8VJudU
討つものも 討たれるものも からわけよ 砕けて後は 元のつちくれ
20 :
人間七七四年:2007/11/26(月) 11:07:05 ID:Ejp8yQ9g
>>15 律義者だったのに豊臣家をないがしろにし始めた家康と
彼に反抗した三成のことを言ってるのかな?とか妄想したら面白いな。
21 :
人間七七四年:2007/11/28(水) 00:55:24 ID:5Ch2jRnP
宇喜多秀家だったかな
「豊臣からならたとえ一万石でもありがたく受け取るが
徳川からはたとえ十万石でも受け取らない」みたいなこと
言ったの
22 :
人間七七四年:2007/12/02(日) 03:32:40 ID:1c0rzoIF
23 :
人間七七四年:2007/12/02(日) 19:45:07 ID:+Cvm6D9f
「第一に神仏を信じ奉るべきこと」 北条早雲
24 :
人間七七四年:2007/12/05(水) 23:14:06 ID:c0Lsr7pJ
「敵は本能寺にあり」は創作?
25 :
人間七七四年:2007/12/14(金) 13:42:28 ID:PzlA3RZr
古の道を聞きても唱えても我が行にせずばかひなし 島津日新斎(いろは歌より)
26 :
人間七七四年:2007/12/16(日) 12:36:16 ID:XHoSdCcR
27 :
人間七七四年:2007/12/26(水) 15:49:42 ID:y/rFcegN
異方に 心引くなよ 豊国の 鉄の弓末に 世はなりぬとも 立花道雪
28 :
人間七七四年:2007/12/26(水) 15:51:06 ID:y/rFcegN
武者は犬ともいへ畜生ともいへ勝つことが本にて候 朝倉宗滴
29 :
人間七七四年:2007/12/26(水) 16:07:14 ID:4MOrg+Bd
どっちが
30 :
人間七七四年:2007/12/26(水) 16:43:24 ID:UjRFpa27
仏の嘘は説法
武士の嘘は武略
百姓の嘘は可愛きものなり
この言葉から従来の温和で文化人な光秀のイメージとは真逆な実像を感じさせる
31 :
人間七七四年:2007/12/26(水) 17:22:50 ID:pQuVSNh+
「曇りなき心の月をかざして浮きよの闇を照らして行くぞ」伊達政宗時世の句
確かこんな感じ?
「花ぞ散る 思へば風の 科ならず 時至りぬる 春の夕暮」
少弐政資辞世の句
33 :
人間七七四年:2007/12/26(水) 20:34:30 ID:f4DEbL28
>>31 既に
>>2にある。晩年に詠んだ漢詩も似た様な内容だと思った。
34 :
人間七七四年:2007/12/26(水) 21:28:32 ID:BjYDekXJ
今はただ 恨みもあらじ もろひとの 命に替はる 我が身と思へば
別所長治の辞世の句。たしかこれでよかったっけ?
初めて聞いたとき幼心に強く印象に残ったな、これ
35 :
人間七七四年:2007/12/26(水) 23:27:54 ID:y/rFcegN
浮き世をば 今こそ渡れ もののふの 名を高松の 苔に残して 清水宗治
36 :
人間七七四年:2007/12/29(土) 05:04:07 ID:ZdH6rRlL
よき夢を見するがな(´・ω・`)
37 :
狂歌:2007/12/29(土) 06:51:52 ID:PIjZ/KgK
三成に過ぎたる物が二つあり
島の左近に佐和山の城
家康に過ぎたる物は二つあり
唐のかしらに本多平八
38 :
人間七七四年:2007/12/30(日) 14:55:23 ID:KcIvm7PK
乱世の奸臣
治世の能臣
39 :
人間七七四年:2008/01/02(水) 14:45:38 ID:Oz64rnXp
文武弓馬の事については、武士たる以上、つねの道であるから、とくに書き記すまでもない次第である。
文を左にし武を右にするのは、古から伝わっている武士の道であって、文武はともに兼ねそなえなくてはならぬものである。 北条早雲
40 :
人間七七四年:2008/01/03(木) 15:32:25 ID:NV7nbCwX
政宗の手紙
思いもよらぬ細やかなお手紙を、また起請文までいただきました。
本当に恥ずかしい次第で、何を言っても愚かなことのように思えます。
さてさて、先日の夜は酒の上に何をしたか、何を言ってしまったか、
大弱りしております。
そこから貴方を疑う気持ちがあったなら、そのことを手紙に書くか、
でなくば伝蔵か横目の者どもから申し伝えて、貴方のことをあきらめもしましょうが、
あなたをあきらめることなどできません。それで、とくに何も申しませんでしたが、
私は酒の上に何を言ったのでしょう。夢にも覚えていないのです。
昔私のところへ出仕されてないとき、貴方にかの者が惚れているとのことを、
ある乞食坊主が落とした文の中に書いてあったのです。
その坊主は行方知れずになってしまったので、とても詮議はなりません。
そんなことはない、と自分に言い聞かせましたが、あまりに貴方のことをよく知っていたので、
どうにも気持ちを抑えきれず、貴方のお心を確かにしたくて確かにしたくて、
酒に酔った勢いで言ってしまったのだと思います。
酒の上とはいえ、私の言ったことをお聞きになって、恨みに思われたのでしょう。
このように仰るのはよほどのことと思います。
承れば、腕を傷つけてこのように血判を押されたとか。なんてことを、と心苦しくてなりません。
私がその場にいたならば、御脇差にすがってでも止めたものを――。
せめて私も指など切るか、そうでなければ股か腕を傷つけるのでなければ、貴方のお心に応えられるものではありません。
けれども、私もはや、孫や子どもを持つ年頃になってしまいました。
人は口さがないものですし、行水のときなどに小姓どもにそれをみられて、
「いい年をして似合わぬことを」
と言われましては、子どもにも恥になると思い、気持ちばかり逸って暮らしております。
ご存知のとおり、若い頃は酒の肴にも腕を裂き、股を突き、衆道の証をごく当たり前にしていたものですが、
今は世の笑い事になってはと、差し控えております。
日本の神々に誓って、腕・股を突くことを嫌だと思って差し控えているのではありません。
私の腕や股をご存知でしょう。傷のないところの方が少ないのです。
このように昔は衆道の証をたてるのを誇った私ですが、時代の流れは是非もありません。
これではあまりにあまりに心元なく思われるでしょうから、伝蔵の見ているところで起請文を書き、
血判を押して進上いたします。
どうかこれにてお許しください。今日よりはいままでにもまして心を通わせ、
お情けに預かることができれば、海よりも山よりも忝く思います。
なお、伝蔵にも私の気持ちを伝えるよう、言ってあります。
恐々謹言。
正月9日 政宗(花押)
41 :
人間七七四年:2008/01/03(木) 15:32:52 ID:NV7nbCwX
返す返すも恥ずかしくてなりません。
どうか私の気持ちをわかってくださいますよう――。
解説
「伊達政宗の手紙」で有名になった、政宗の恋文。 伊達政宗文書2865号。
ともかく恋々とした長文に、訳してても 「もう勝手にやってて!」 な気分。
自分の身体を傷つけて気持ちの証をたてる風習が、既に見られるのが面白いですね。
「我ら腕・股を御覧候え。あまり空き間もなき様に、昔はさようの事好き候てつかまつった」との一文が中にありますが、つまり作十郎は、政宗の「腕」や「股」をよく知っているわけです。
無数の傷は政宗がそれだけ恋多き男だったことを物語ります。作十郎は今、確かに政宗の寵を受けていますが、平行して実姉の多田氏が政宗の側室となっています。
上司である小姓頭青木掃部丞もかつて政宗の寵を受けていましたし、それぞれがどんな思いで政宗の傷跡を見ていたか、は想像がとても及びません。
それでもなお、自分の腕を傷つけて自らの証をたてた作十郎なのです
42 :
人間七七四年:2008/01/03(木) 20:16:46 ID:HdM5V2mO
どうらんの下に涙の喜劇人
43 :
人間七七四年:2008/01/05(土) 20:00:12 ID:mnbJuTU+
「各自の得意とするところをよく知り、それぞれの能力、分際にふさわしくそれを使えば、役に立たない人間はいない」 中江藤樹
44 :
人間七七四年:2008/01/09(水) 08:16:18 ID:23PjuWWG
※世界の偉人達の格言
「独身者とは妻を見つけないことに成功した男である」(アンドレ・プレヴォー)
「裕福な独身者には重税が課されるべきであろう。ある人間が他人よりも幸福であると
いうのは不公平だ」 (オスカー・ワイルド)
「女を腕の中に抱くと、やがて腕にぶらさがられ、そのうち背負うことになる」(サシャ・ギトリー)
「女たちは私には象と同じように思える。眺めるのは好きだが家に欲しいとは思わない」
(W・C・フィールズ)
「私は男でなくて幸せだ。もし男だったら、女と結婚しなければならないだろうから」
(スタール夫人)
「結婚した人々の唯一の楽しみは、他人の結婚に立ち会うことである……悪魔的な楽しみだ」
(ラモン・ゴメス・ド・ラ・セルナ)
「離婚の動機ですって? ありますとも、弁護士さん、私が結婚しているということです」
(エミール・ポラック弁護士)
「人は判断力の欠如によって結婚し、忍耐力の欠如によって離婚し、記憶力の欠如によって再婚する」
(アルマン・サラクルー)
「頭のいい男は良い夫ではありえない、なぜなら彼らは結婚しないから」
(アンリ・ド・モンテルラン)
「女たちを知れば知るほど、私は自分の手の方をいとおしく思う」 (ショロン)
「男はみんな賭博師だ。でなきゃ結婚なんてしやしない」 (フレデリック・リット)
「結婚をしばしば宝くじにたとえるが、それは誤りだ。宝くじなら当たることもあるのだから」
「夫が妻にとって大事なのは、ただ夫が留守の時だけである」 (ドストエフスキー)
「一人でいるとき、女たちがどんなふうに時間をつぶすものか。もしそれを男たちが
知ったら、男たちは決して結婚なんてしないだろう」 (O・ヘンリー)
「三週間互いに研究しあい、三ヶ月間愛し合い、三年間喧嘩をし、三十年間我慢しあう。そして
子供達が同じことをまた始める」 (テーヌ)
「恋は人を盲目にするが、結婚は視力を戻してくれる」 (リヒテンベルグ)
「ウェディングケーキはこの世で最も危険な食べ物である」 (アメリカの諺)
45 :
人間七七四年:2008/01/09(水) 08:45:01 ID:Kno3iUBl
>>44 徒然草第百九十段も入れてくれよw
(要約)
「男は妻を持つべきじゃない」(吉田兼好)
46 :
人間七七四年:2008/01/10(木) 13:44:51 ID:paArfq5i
>>44 日本人が結婚して子孫を残すのが嫌なのですか?
それとも貴方がモテないから腹いせですか?
早い話がスレチガイ
47 :
人間七七四年:2008/01/21(月) 17:51:27 ID:rO4y14rR
昔より主を討つ身の野間なれば 報いを待てや羽柴筑前 織田信孝
48 :
人間七七四年:2008/01/25(金) 22:27:25 ID:pCeyuhX/
一筆啓上火の用心、おせん泣かすな、馬肥やせ(本多重次)
「簡潔」の見本のような手紙。
ちなみにおせんとは長男の仙千代の事。
49 :
人間七七四年:2008/01/31(木) 07:40:28 ID:haIJcDF7
遊びも度重なれば楽しみならず 珍膳も毎日食らえばうまからず 楠木正成
50 :
人間七七四年:2008/01/31(木) 23:44:31 ID:haIJcDF7
心しらぬ人は何とも言はばいへ 身をも惜まじ名をも惜まじ 明智光秀
51 :
人間七七四年:2008/02/08(金) 22:27:09 ID:UK1LY2tz
今はただ恨みもあらじ諸人の いのちに代はるわが身と思へば 別所長治
52 :
人間七七四年:2008/02/08(金) 22:34:00 ID:UK1LY2tz
武夫の取り伝へたる梓弓 かへるやもとの栖なるらん 吉川経家
53 :
人間七七四年:2008/02/09(土) 00:39:35 ID:MtVdyjly
吹きとふく風な恨みそ花の春 紅葉の残る秋あらばこそ 北条氏政
54 :
人間七七四年:2008/03/10(月) 21:10:50 ID:1ZYFeGJu
屍をば岩屋の苔に埋みてぞ雲居の空に名をとどむべき 高橋紹雲
55 :
人間七七四年:2008/03/16(日) 10:57:19 ID:N0eUS30V
56 :
人間七七四年:2008/03/21(金) 08:08:10 ID:6wK/ndLZ
大ていは地に任せて肌骨好し 紅粉を塗らず自ら風流
57 :
人間七七四年:2008/05/03(土) 03:16:53 ID:beymCl+Z
諌(いさ)めてくれる部下は、一番槍をする勇士より価値がある 徳川家康
58 :
人間七七四年:2008/05/14(水) 07:52:45 ID:NID5xvjZ
>>57 家康は家臣が生意気な事を言っても、それが理に適っているなら認め採用しそうだ。
こういうところはさすが征夷大将軍。
59 :
人間七七四年:2008/05/16(金) 10:44:25 ID:9LyQ7ZZR
60 :
人間七七四年:2008/05/16(金) 12:32:49 ID:4JGDIZ+c
一芸に熟達せよ
多芸を欲する者は巧みならず
長曾我部元親
61 :
人間七七四年:2008/05/17(土) 19:24:13 ID:Z8ZbIL9a
★
62 :
人間七七四年:2008/05/17(土) 19:47:58 ID:EnSE1/ji
鳴かぬなら毒殺しよう不如帰 浮田直家
63 :
人間七七四年:2008/05/17(土) 20:02:24 ID:W31Knuyk
「鳴かぬなら 養育するぜ 時鳥」宇喜多秀家
64 :
人間七七四年:2008/05/17(土) 21:55:04 ID:tfbEs52D
「鳴かぬなら 泳いでみせん 時鳥」宇喜多秀家
65 :
人間七七四年:2008/05/17(土) 23:28:16 ID:Nzn7WsgS
「人は生涯、己にあった舞を舞う。それでよいのじゃ。殿、おさらばでござる」島左近
66 :
人間七七四年@全板トナメ開催中:2008/06/04(水) 16:43:34 ID:r70UKiGY
武田信玄の影に隠れがちだけど、弟の武田信繁はかなりの武将だったみたい。
上下二巻からなる「信玄家法」の下巻は信繁が子供である武田信豊に示した家訓なんだけど凄くためになる。
>>34 いい辞世ですね。
苦しい篭城戦の末のこの辞世、どのような境地でしょうか・・・
68 :
人間七七四年@全板トナメ開催中:2008/06/05(木) 17:10:21 ID:badWgBMS
春雁我に似たり 我雁に似たり
洛陽城裏花に背いて帰る 直江兼続
詩は駄目ですか?
良いよ
70 :
人間七七四年@全板トナメ開催中:2008/06/05(木) 18:11:01 ID:VRyMobq2
為せば成る 為さねば成らぬ 成る業を 成らぬと捨つる 人の儚き
武田信玄
71 :
人間七七四年:2008/06/09(月) 06:20:39 ID:RbWVUWJd
「パンツの中に入ってたんだよ」
勝新太郎
72 :
人間七七四年:2008/06/09(月) 06:45:23 ID:F6eS57C4
「負けたことのない人間は、どこかよろしくない」
徳川家康
73 :
人間七七四年:2008/06/09(月) 20:44:16 ID:3AZIthvy
「春風に梅も桜も散り果てて
名にぞ残れる箕輪の郷かな」
長野業盛(1566年没)
「老いの身はいづくの土と成るとても
君が箕輪に心留まる」
安藤九郎左衛門(1566年没)
74 :
人間七七四年:2008/06/11(水) 15:21:15 ID:xRwNHtS3
戦場においては研ぎ澄まされた刀を用いるがよく、けして鈍刀を所持し使用してはならぬ。
なまくら刀は骨まで切れぬ。とも言われている。 武田信繁
75 :
人間七七四年:2008/06/12(木) 14:42:56 ID:ogzvB5/t
「死にともな嗚呼死にともな死にともな 深き御恩の君を思えば」
本多忠勝
76 :
人間七七四年:2008/06/24(火) 10:15:29 ID:l+Oi/Mf2
罰を薄くして賞を厚くせよ。 島津義久
77 :
人間七七四年:2008/06/24(火) 12:50:54 ID:yweGIeJ6
よき夢を見するがな
秀吉
78 :
人間七七四年:2008/08/01(金) 03:34:26 ID:JthAYtvv
末の露もとの雫や世の中の おくれさきたつならひなるらん 高橋鑑種
79 :
人間七七四年:2008/08/02(土) 00:59:38 ID:uaELvL1/
一筆啓上ホモ用心、おせん犯すな、馬犯せ(本多重次)
80 :
人間七七四年:2008/08/02(土) 01:03:09 ID:8pYxIbDr
>>79 こういう、小学生以下の書き込みをして、キャッキャと喜ぶ精神について。
81 :
人間七七四年:2008/08/02(土) 01:39:44 ID:h7kUcGwI
笑いの根源を理解しない
>>80の精神って・・・
日本人が最も笑ったギャグがうんこちんちんであることと
人間が最初に笑う言葉がうんこであることを理解すれば
ズレているのは
>>80のほう
82 :
人間七七四年:2008/08/02(土) 02:27:28 ID:YizExq/F
長野業政最期の言葉、
「ああ苦しい(ああ苦しや)」
こういうの見ると、当たり前だけど戦国武将も普通の人間だよな、と思うので。
83 :
人間七七四年:2008/08/02(土) 14:26:15 ID:8+4he+Ff
秀吉、聚楽第の門の落書き
「奢れるもの、久しからず」を見てすぐそこに付け足した。
「奢らぬものも久しからず」
84 :
人間七七四年:2008/08/02(土) 14:33:46 ID:8+4he+Ff
若き日の信長が家臣の村井七郎左衛門に言った迷言。
「王(天皇)とはいかなるものか?
厨子などに入れて持ち運ぶものか、それとも人であろうか?」
85 :
人間七七四年:2008/08/02(土) 14:47:08 ID:8pYxIbDr
細川忠興の臨終の言葉
『みな共が忠義、戦場が恋しきぞ!いづれも稀な者どもぞ!』
86 :
人間七七四年:2008/08/04(月) 14:46:07 ID:WvCC6Y05
長宗我部盛親
捕らえられ、蜂須賀家の者に
「命惜しさに生け捕りになるとは、地下の親父様も安眠できまい」といわれて
「おお!命は惜しい。命と右手が使えたら、家康をこのままにしておくものか!」
斬首の直前に
『我未だ木鶏たりえず』
※木鶏:強さを表に出さない最強の闘鶏
87 :
人間七七四年:2008/08/12(火) 02:03:12 ID:bOtxLHb7
そんな双葉山みたいなこと言ったんかい。
いや、順番から言えば盛親のほうが先だけどよ。
88 :
人間七七四年:2008/08/21(木) 11:21:56 ID:aRwHZSu1
わたしは弓矢取りの家に生まれて、朝廷にお仕え申す身分であるから、
天道に応じ、正直の理をもって家の名をあげ、
朝恩に浴して身を立てることは、三宝のお許しなされるところである。
この上は、私の名聞や利欲のために義を忘れ、恥を顧みず、当世にへつらっているような、
穢い武士の心から、すっかり離れたいものである。 菊池武茂
89 :
桜月夜 ◆sakUrApw8Y :2008/08/21(木) 19:41:35 ID:aAcyu2ES
大東亞戦争前は、全日本国民共通の思想として、
日本哲学会などによって活発に研究されていた武士道。
しかし、戦後GHQの検閲と政策により、日本人の心から武士道は抹殺されてしまった。
武士道を研究するスレを極東板あたりに立てようと思ってるんだけど、協力してくれる人っていますか?
武士道に詳しい人、興味がある人、もっと知りたい人、情報提供できる人などいたらお願いします。
私はこのスレチェックしてますので、いたらお願いします。
90 :
1:2008/08/22(金) 00:07:07 ID:axPS6TJo
>>89 このスレを立てた者です。はじめまして。
協力するのは全然OKですが、なにをすればいいですかね?
91 :
人間七七四年:2008/08/22(金) 14:47:53 ID:uS8lL7iR
確かに辞世は当時の武士の思想、死生観を反映してるから、いい資料になる。
武士道=江戸時代にできたもの、とか朝倉宗滴を引き合いに出して斜に構えてるやつが多いけど、
そんな単純なもんじゃない。
92 :
人間七七四年:2008/08/22(金) 14:57:07 ID:EGvCcQs2
なぜに極東板に?
93 :
人間七七四年:2008/08/22(金) 22:47:17 ID:ReTBSiUe
>>91 自分も前は戦国武士道と江戸以降の道徳武士道を分けて考えていた。
たしかに歴史学としては別物として扱うべきなのかもしれないが、武士の道として考えれば、
戦時の武士道と戦のない時代の武士道では、時代の要請で表面は変わっていくのは当たり前だからね。
ただ根底に聖賢豪傑たる志がないといけないのだろう。
平和な時代だからと言って気迫のない軟弱武士になったり、戦時だからと荒々しいだけの武士では駄目なのだろう。
94 :
桜月夜 ◆sakUrApw8Y :2008/08/24(日) 18:56:07 ID:dRedGDNT
>>90 返事が遅れました。
>>1さんは格言がお好きなようなので、
よろしければ戦国時代の武士と呼べる人の格言を、
出典付きで教えてもらえたら嬉しいかもです。
すでに知られていて、有名な格言が何から出典なのかを調べるのも面白いかもしれません。
出典がないとちょっと厳しいかもですねぇ。
>>91 むしろ、大戦前の哲学者は、
武士道の源流は日本の建国時からあるって言ってたくらいですからねw
>>92 武士道を通して日本を良くするというのが最終目標なので、
日本を良くするといえば極東です。
95 :
1:2008/08/24(日) 21:16:54 ID:Igglwx1l
>>94 わかりました。
スレを立てたら教えてください。
たいした知識もないですが協力させてもらいます。
96 :
人間七七四年:2008/08/30(土) 20:45:28 ID:KQBaA4Du
独行道
一、世々の道にそむく事なし
一、身にたのしみをたくまず
一、よろづに依怙の心なし
一、身をあさく思、世をふかく思ふ
一、一生の間、欲心思はず
一、我事において後悔をせず
一、善悪に他をねたむ心なし
一、いづれの道にも、わかれをかなしまず
一、自他共にうらみかこつ心なし
一、恋慕の道思ひよるこころなし
一、物毎にすきこのむ事なし
一、私宅においてのぞむ心なし
一、身ひとつに美食をこのまず
一、末々代物なる古き道具所持せず
一、わが身にいたり物いみする事なし
一、兵具は格別、余の道具たしなまず
一、道においては、死をいとはず思ふ
一、老身に財宝所領もちゆる心なし
一、仏神は貴し、仏神をたのまず
一、身を捨ても名利はすてず
一、常に兵法の道をはなれず
正保元年五月十二日 新免武蔵(宮本武蔵)
97 :
人間七七四年:2008/08/30(土) 21:11:29 ID:V0ObfWf3
時は今雨の下しる 五月かな 明智光秀
敵は何処にありや?→敵は本能寺にあり 明智光秀
98 :
人間七七四年:2008/08/31(日) 01:13:40 ID:AkpVdDD0
>>97 × 敵は何処にありや?→敵は本能寺にあり 明智光秀
○ 頼山陽
99 :
人間七七四年:2008/08/31(日) 11:56:38 ID:wzLCUOhp
明智光秀の
>>50の辞世の句は本人によるものなのでしょうか?
それとも後世の創作なのでしょうか?
知っている人がいましたら教えてください。
100 :
人間七七四年:2008/09/01(月) 01:33:36 ID:ridcVTZ3
大内義隆の辞世の句に痺れる
101 :
人間七七四年:2008/09/02(火) 17:41:25 ID:i8ERwp/E
名の為に棄つる命も惜しからじ終いに止まらぬ浮き世と思えば
↓
契りあらば六の巷に待てしばし遅れ先立つことはあるとも
102 :
人間七七四年:2008/09/13(土) 14:17:41 ID:v5smFC+6
散るをいとふ世にも人にもさきがけて散るこそ花と吹く小夜嵐
益荒男がたばさむ太刀の鞘鳴りに幾とせ耐へて今日の初霜
三島由紀夫
辞世の句
103 :
人間七七四年:2008/09/14(日) 09:18:12 ID:QipVLdVX
ところで時世の句って誰がどうやって記録してたんだろうね。
その辺りがはっきりしてないと今一つ……
別に捏造だとかいって冷やかしたり貶したりするつもりはこれっぽっちも無いんだけど。
104 :
人間七七四年:2008/09/14(日) 09:51:15 ID:USj89qhZ
辞世は遺言書と同じで死ぬ時に作るんじゃなくて普段から用意しておくものだから
配下や親族がそれを伝えたり寺なんかに預けたりする
だが、当然残らない場合も多々ある
軍記物や講談本なんかにのみ記載されてて胡散臭いものもあるし
本物にしても余人に依頼して書いてもらったんじゃないかと言うものもある
105 :
人間七七四年:2008/09/15(月) 12:28:37 ID:vCixnqMw
二十五年前に私が憎んだものは、多少形を変えはしたが、今もあいかわらずしぶとく生き永らえている。
生き永らえているどころか、おどろくべき繁殖力で日本中に完全に浸透してしまった。
それは戦後民主主義とそこから生ずる偽善というおそるべきパチルスである。
こんな偽善と詐術は、アメリカの占領と共に終わるだろう、と考えていた私はずいぶん甘かった。
おどろくべきことには、日本人は自ら進んで、それを自分の体質とすることを選んだのである。
政治も、経済も、社会も、文化ですら。
三島由紀夫
「果てし得ていない約束――私の中の二十五年」より
106 :
人間七七四年:2008/09/15(月) 12:30:03 ID:vCixnqMw
私は昭和二十年から三十二年ごろまで、大人しい芸術至上主義者だと思われていた。
私はただ冷笑していたのだ。或る種のひよわな青年は、抵抗の方法として冷笑しか知らないのである。
そのうちに私は、自分の冷笑・自分のシニシズムに対してこそ戦わなければならない、と感じるようになった。
(中略)
この二十五年間、思想的節操を保ったという自負は多少あるけれども、そのこと自体は大して自慢にならない。
(中略)
それよりも気にかかるのは、私が果たして「約束」を果たして来たか、ということである。
否定により、批判により、私は何事かを約束して来た筈だ。
政治家ではないから実際的利益を与えて約束を果たすわけではないが、政治家の与えうるよりも、もっともっと大きな、もっともっと重要な約束を、私はまだ果たしていないという思いに日夜責められるのである。
三島由紀夫
「果てし得ていない約束――私の中の二十五年」より
107 :
人間七七四年:2008/09/15(月) 12:31:52 ID:vCixnqMw
個人的な問題に戻ると、この二十五年間、私のやってきたことは、ずいぶん奇矯な企てであった。まだそれはほとんど十分に理解されていない。
もともと理解を求めてはじめたことではないから、それはそれでいいが、私は何とか、私の肉体と精神を等価のものとすることによって、
その実践によって、文学に対する近代主義的盲信を根底から破壊してやろうと思って来たのである。
三島由紀夫
「果てし得ていない約束――私の中の二十五年」より
108 :
人間七七四年:2008/09/15(月) 12:39:51 ID:M1nJot/K
「ああいう行為じゃ、何の解決にも
ならんのだよ。自己満足でしかないんだ」
「自殺しちゃいかんよ、ギブアップだよ」
「ああいう死に方は、一見、男らしく見えるだろ。
でも違うんだ、生きて戦ってこそ男じゃないか」
鶴田浩二。三島の切腹に対して。
109 :
人間七七四年:2008/09/15(月) 13:14:35 ID:vCixnqMw
>>108 三島先生が亡くなった時、僕はやむにやまれぬ気持ちで日本刀を抜いて、号泣した。
鶴田浩二
村松英子「三島由紀夫・追想のうた」より
110 :
人間七七四年:2008/09/15(月) 13:19:51 ID:vCixnqMw
鶴田浩二「昭和維新ですね、今は。」
三島由紀夫「うん、昭和維新。いざというときは、オレはやるよ。」
鶴田「三島さん、そのときは電話一本かけてくださいよ。軍刀もって、ぼくもかけつけるから。」
「週刊プレイボーイ昭和44年7月8日号」(三島由紀夫映画論集成・所蔵)より
111 :
人間七七四年:2008/09/15(月) 13:22:34 ID:vCixnqMw
私はこれからの日本に大して希望をつなぐことができない。
このまま行ったら「日本」はなくなってしまうのではないかという感を日ましに深くする。
日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、或る経済的大国が極東の一角に残るのであろう。
それでもいいと思っている人たちと、私は口をきく気にもなれなくなっているのである。
三島由紀夫
「果てし得ていない約束――私の中の二十五年」より
112 :
人間七七四年:2008/09/15(月) 14:06:18 ID:63dk7GqH
惜しいかな後世
真田を云いて毛利を云わず
水戸黄門様
113 :
人間七七四年:2008/09/15(月) 17:36:35 ID:lK2l1YUZ
三島由紀夫がいつから武士になったのやら
114 :
人間七七四年:2008/09/22(月) 18:44:27 ID:ZHvfBCcD
三島由紀夫は武士道を求めた人だから良いと思うのですが、戦国時代板なので難しいところですが、
前にも楠木正成など戦国時代以前の人物も出ているので、よしとしてもいいかと。
115 :
人間七七四年:2008/09/27(土) 13:37:37 ID:2rV+hiuN
楠木は戦国時代じゃないだけで武士だからスレタイに合致していると思うが
三島なんて時代は愚か、武士ですらない
武士に憧れた虚弱体質ぼっちゃんの厨二病
スレチなんだから黙っとけ
116 :
人間七七四年:2008/09/28(日) 18:38:40 ID:KEkmlCZZ
板違い同士の喧嘩は他所でやってくれ
117 :
人間七七四年:2008/10/07(火) 15:12:17 ID:2tMmvjfz
われわれは天皇ということをいうときには、むしろ国民が天皇を根拠にすることが反時代的であるというような時代思潮を知りつつ、まさにその時代思潮の故に天皇を支持するのである。
なぜなら、われわれの考える天皇とは、いかなる政治権力の象徴でもなく、それは一つの鏡のように、日本の文化の全体性と、連続性を映し出すものであり、
このような全体性と連続性を映し出す天皇制を、終局的には破壊するような勢力に対しては、われわれの日本の文化伝統を賭けて闘わなければならないと信じているからである。
三島由紀夫
「反革命宣言」より
118 :
人間七七四年:2008/10/07(火) 15:13:05 ID:2tMmvjfz
われわれは、自民党を守るために闘うのでもなければ、民主主義社会を守るために闘うのでもない。
もちろん、われわれの考える文化的天皇の政治的基礎としては、複数政党制による民主主義の政治形態が最適であると信ずるから、
形としてはこのような民主主義政体を守るために行動するという形をとるだろうが、終局目標は天皇の護持であり、その天皇を終局的に否定するような政治勢力を、粉砕し、撃破し去ることでなければならない。
三島由紀夫
「反革命宣言」より
119 :
人間七七四年:2008/10/07(火) 15:29:04 ID:B6zY4Kwj
ウヨうざ
120 :
人間七七四年:2008/10/07(火) 17:32:03 ID:1rtg6CZ5
つらかりし 人こそあらめ 祈るとて 神にもすがる 我が心かな 上杉謙信
こういうの見ると女性説もありかなとか思えてくる
121 :
人間七七四年:2008/10/07(火) 19:42:57 ID:tZwNYzj5
すがるじゃなくてつくすじゃなかった?
122 :
人間七七四年:2008/10/07(火) 20:56:06 ID:1rtg6CZ5
「つくす」だ。すまん。
123 :
人間七七四年:2008/10/09(木) 09:29:26 ID:KQRCgJqC
124 :
人間七七四年:2008/10/09(木) 10:36:47 ID:9NTbIS9K
明智光秀
御大将に物申す。武田攻めでの御折檻、徳川様接待不首尾での御叱り、また、近江坂本・丹波領地を召し上げ、出雲石見を切り取れとの冷たき御沙汰、
さらに丹波で、足の不自由な母を、見殺しにした仕打ち!など!語り尽くせぬ怨みあれども!此度の戦、決して、私心にあらず!
125 :
人間七七四年:2008/10/09(木) 13:00:54 ID:bt+e2GiN
>>123 基督教を信仰した武士の言葉ならスレ違いではなかったのに・・・とゆうことで
雲か雲かとばかり見せて山風の色に咲きたつ春の夕暮 蒲生氏郷
126 :
人間七七四年:2008/10/09(木) 17:31:47 ID:gWvnP3Hi
年金をブチ壊した公務員労働組合の「自治労」
教育をブチ壊した教職員労働組合の「日教組」
捏造した歴史を振りかざして反日三昧の「韓国民団」
人権利権で国民の血税を食い荒らす「部落解放同盟」
日本の敵または日本のガンばかりだが、すべて民主党の支持組織である。
127 :
人間七七四年:2008/10/12(日) 00:11:08 ID:D/p/3SUF
山名豊国とかのマイナー武将は残ってたりするんかな
教養関係強そうだけど
128 :
人間七七四年:2008/10/18(土) 04:19:19 ID:L/m+ulsG
敷島の大和心を人問はば 朝日に匂ふ 山桜花(本居宣長)
かくすればかくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂(吉田松陰)
身はたとひ 武蔵の野辺に朽ちぬとも 留め置かまし大和魂(吉田松陰)
剣道は 神の教への道なれば 大和心をみがくこの技(高野佐三郎)
129 :
人間七七四年:2008/11/03(月) 00:12:27 ID:DTKZy1ZO
強者が自ら譲歩することなどあり得ない。
戦わない者は支配されることに甘んじなければならない。 田母神俊雄
130 :
人間七七四年:2008/11/05(水) 20:56:46 ID:AclVVZM8
現代のサムライ降臨!!
131 :
人間七七四年:2008/11/10(月) 01:13:17 ID:j/jeFzYE
神仏を礼拝することは、身の行ないというものである。
神仏に対して拝む気持ちがあるならば、ただひたすらに心を正しく穏やかに持ち、
正直一途に暮らし、上なる人を敬い、下なる者を憐れみ、つつみかくしなく、
有るをば有るとし、無きをば無いとして、ありのままの心持ちで生活することが、天意にも仏意にも適うというものである。
このような心持ちでいるならば、たとえ祈らなくとも神明の御加護はあるものであり、
たとえ祈ったとしても、心が曲がっていたならば天道からも見放されるものであることを、
肝に銘じて、深く慎まなくてはならないのである 北条早雲
132 :
人間七七四年:2008/11/13(木) 14:54:37 ID:OIKxVC/U
一休禅師が本願寺蓮如上人との親交を詠んだ詩。
わけのぼる ふもとの道はおおけれど おなじ高嶺の月をこそ見れ
133 :
人間七七四年:2008/11/15(土) 07:36:48 ID:Na4GsteN
>>100 討つひとも 討たるるひとも 諸共に 如露躍如電 応作如是観
たしかに渋。
134 :
人間七七四年:2008/11/15(土) 08:16:56 ID:Na4GsteN
ほととぎす 血に啼くこえは 有明の 月よりほかに 知る人ぞなき (久坂玄瑞)
135 :
人間七七四年:2008/11/15(土) 08:32:33 ID:Na4GsteN
戦ひに 疲れて眠る 兵士らの 蒼醒めし顔を おろがみて通る
大東亜戦争万葉集
136 :
人間七七四年:2008/11/28(金) 00:34:04 ID:oOdyQTzC
「真心の あるかなきかは 屠り出す 腹の血潮の 色にこそすれ」 林忠崇
この辞世を見るたび戦国から300年たって武士道ってのができたんだなぁってきがする
これは戊辰戦争の時に詠んだもの
彼はこのあと70年ほど昭和16年まで生きアパートの一室で息を引き取る際
「なにか辞世はありますか?」と問われたことに「明治元年にやった。今はない」と答えてなくなった
最後の大名です
137 :
人間七七四年:2008/11/28(金) 00:36:06 ID:oOdyQTzC
×すれ
○知れ
orz
138 :
人間七七四年:2008/12/01(月) 22:11:47 ID:DwyHUoAF
流れての末の世遠く埋もれぬ 名をや岩屋の苔の下水 高橋紹雲
139 :
人間七七四年:2008/12/01(月) 22:33:19 ID:DwyHUoAF
>>136 >この辞世を見るたび戦国から300年たって武士道ができたんだなぁってきがする
武士道とは武士の道ですから鎌倉武士にも戦国武士にも武士道はあったはずです。
それとも哲学的に研究されて文献として著された武士道という意味でしょうか?
140 :
人間七七四年:2008/12/01(月) 23:40:06 ID:7L4XUBD5
今一般にイメージされてる武士道の事でしょ
141 :
人間七七四年:2008/12/15(月) 12:10:31 ID:zRTW7u1h
豊臣秀吉いわく
信長公は勇将であったが、良将ではなかった。
剛が柔に勝つことは知っていても、柔が剛を制することを知らなかった。
一度敵となった者を許すということがなく、
ことごとくその根を絶ち葉を枯らすようなことをした。
降伏した者を殺し、他国からの攻撃が絶えることがなかった。
これは器量が小さいからである。
人から恐れられはするが、愛されることはなく、
喩えるなら猛獣のようなもので、
噛み付かれるのを恐れるけれども、
見るものはこれを殺して害をのがれようとする。
明智光秀の反逆もこのためである
142 :
人間七七四年:2008/12/15(月) 12:12:05 ID:UJoWGjBx
>>141 この話の真贋はともかく、秀吉って信長生前から明らかに、信長をなめてた感じがする
143 :
人間七七四年:2008/12/15(月) 12:37:08 ID:zRTW7u1h
>>142 どうだろう。
心の中はわからないが、なめていると信長に気付かれたらオシマイだからね。
今に伝わる言行、逸話を見ると秀吉はかなりビッグマウスなのは確か。
源頼朝、義経や謙信、信玄への評価もなかなかおもしろい。
144 :
人間七七四年:2008/12/15(月) 12:41:28 ID:UJoWGjBx
>>143 越中戦線からの無断撤退なんて、「何?俺がいなくて中国戦線維持できると思ってんの?」
って意識がなきゃできないよ。
145 :
人間七七四年:2008/12/15(月) 13:36:04 ID:8wgh6XDa
ちんちんや ぽこぽこ出して びんびんか
珍宝田 竿二郎 棒龍
146 :
人間七七四年:2008/12/25(木) 15:40:49 ID:JQ/IGxB0
軍の礼法として侍が心得ねばならぬのは、
いらないところに儀礼を好んではならぬことである。 加藤清正
147 :
人間七七四年:2008/12/26(金) 16:38:37 ID:yEvkXYMi
限りあれば 吹かねど花は 散るものを 心短き 春の山風(蒲生氏郷)
古も 今もかはらぬ世の中に 心のたねを 残す言の葉(細川幽斎)
148 :
人間七七四年:2009/01/03(土) 00:13:14 ID:awG12NDW
My castle is in the hearts of my people
149 :
人間七七四年:2009/01/03(土) 01:38:38 ID:XlWqmUWx
仁に過ぎれば弱くなる、
義に過れば固くなるよし 伊達政宗
150 :
人間七七四年:2009/01/03(土) 08:36:49 ID:8/hktfpe
楼の上も埴生の小屋も住む人の
心にこそは高き賎しき
島津日新斎
151 :
人間七七四年:2009/01/03(土) 09:33:47 ID:FxBdRKYa
旗立てし昔を松も知るらめや
風に靡かぬ草も木もなき
北条氏康
152 :
人間七七四年:2009/01/03(土) 21:58:19 ID:/+BsIif6
士とは己を知る者の為に死ぬ 預譲(漢字違うかも)
これ、武士道の根本思想だと思うんだがね。
こんなこと言ったら良く叩かれるんだが、武士道の源流は
古代中国の春秋戦国時代から始まるんじゃないかと思うんだ。
そう思う逸話が多くて多くて。鳴かず飛ばずの逸話や、楽毅の話とかさ。
史記とか呂氏春秋とかの書物は平安時代に日本に伝わり、
当時の武士達も読んでただろうしさ。
オマエは親中なだけだろ反日売国野郎が、とか罵らないでくれよ。
そんなんじゃないから
153 :
人間七七四年:2009/01/03(土) 22:18:32 ID:ypzxJLMV
一筆啓上
お仙犯すな
馬犯せ
154 :
人間七七四年:2009/01/03(土) 22:54:51 ID:CPNcAxCs
火の用心が抜けてるよ
155 :
人間七七四年:2009/01/04(日) 22:17:41 ID:Dp+aTpsn
これより
我ら修羅に入る!!
仏と会えば仏を斬り!!
鬼と会えば鬼を斬る!!
情を捨てよ!!
ただ一駆けに敵城へ攻め入れ!!
前田 慶次
156 :
渡部忠雄:2009/01/04(日) 22:38:26 ID:lrapp6wH
お前らまとめて相手にしてやるからかかって来い!
157 :
人間七七四年:2009/01/05(月) 01:09:44 ID:1ELlCCk1
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158 :
人間七七四年:2009/01/05(月) 19:00:27 ID:t1PvEZaK
よくみのほどをしれ
小畠虎盛
159 :
人間七七四年:2009/01/07(水) 17:41:57 ID:KQDqESk6
細川忠興さんだったかな、狂歌だけど
代々に召し出されて先手して 犬に劣りて死ぬる無念さ
秀吉に対する恨み言だったのかな。なかなか壮絶だなあと思った
160 :
人間七七四年:2009/01/07(水) 18:40:17 ID:xcSgHjEc
じゃあ明智につけばよかったのに……というのは無しか?
161 :
人間七七四年:2009/01/13(火) 12:10:11 ID:/qTkela7
「我が国旗」
徳川時代の末、波静かなる瀬戸内海、或は江戸の隅田川など、あらゆる船の帆には白地に朱の円がゑがかれて居た。
朝日を背にすれば、いよよ美しく、夕日に照りはえ尊く見えた。
それは鹿児島の大大名、天下に聞えた島津斉彬が外国の国旗と間違へぬ様にと案出したもので、是が我が国旗、日の丸の始まりである。
模様は至極簡単であるが、非常な威厳と尊さがひらめいて居る。
之ぞ日出づる国の国旗にふさはしいではないか。
それから時代は変り、将軍は大政奉くわんして、明治の御代となつた。
明治三年、天皇は、この旗を国旗とお定めになつた。そして人々は、これを日の丸と呼んで居る。
からりと晴れた大空に、高くのぼつた太陽。それが日の丸である。
平岡公威(三島由紀夫)11歳の作文
162 :
人間七七四年:2009/01/13(火) 13:10:45 ID:GGIoNwvt
↑そうなの?
秀吉の朝鮮出兵で、日本軍が掲げたナショナル・フラッグは
どんなデザインだったのかな?
163 :
人間七七四年:2009/01/13(火) 13:28:01 ID:h1YHRuep
>>162 日の丸
白地以外にもいろいろあったが。
164 :
人間七七四年:2009/01/13(火) 21:50:19 ID:wzCw8W+u
テレビドラマネタでなんだけど、昔観た幕末物の錦旗は紫地に金の日の丸だったなあ。
165 :
人間七七四年:2009/01/15(木) 03:54:57 ID:4JyAiATj
>>152 戦国武士が中国古典から学ぶことが多かったのは、今に残る文献を見れば一目瞭然です。
中国古典を取り上げただけで反日的だと言う人はこのスレにはいないと思います。
近代の愛国者、三島由紀夫も儒学の一派である陽明学を学んでいたと言いますしね。
166 :
人間七七四年:2009/01/15(木) 20:27:44 ID:sVYLIcAL
>>164それは貴方の見間違えか、そのテレビドラマの製作陣が余程無知かのどちらかだよ。いわゆる「錦の御旗」は菊の御紋だと…
戦艦大和の艦首や三八銃にも刻まれていたね。
日の丸まことに以て、美しさといい、威厳といい、図案といい日本の国旗たるにふさわしいが、もしこれを替えるとしたら、紫地か猖々緋地に、光り輝く金色の菊花しかないだろう。
なんとなればこの旗を先立てて日本は、近代の夜明けを越えたのだ!
祖国よ!!永遠なれ!!
167 :
人間七七四年:2009/01/27(火) 14:31:09 ID:LrMN3SCz
石原ニ中よ☆永遠に
168 :
人間七七四年:2009/02/09(月) 17:48:46 ID:8o6kT5Ps
春秋の花も紅葉もとどまらず 人も空しき関路なりけり 島津義弘
169 :
人間七七四年:2009/02/10(火) 11:16:31 ID:37xIYn4Y
茶の湯とは ただ湯を沸かし 茶を点てて 呑むばかりなり 本を知るべし 千利休
170 :
人間七七四年:2009/02/10(火) 11:18:19 ID:esH+wXpP
>>169 文字通り受け取っちゃうと阿呆呼ばわりされる句だなw
171 :
人間七七四年:2009/02/10(火) 22:39:56 ID:PcxptIMU
>>168 島津義弘って根っからの武士のイメージ強いけど、なんか格調高い歌とか
文章かくよね。奥さんにあてたなおなお今夜もそなたを夢に見参らせ候て…とか。
172 :
人間七七四年:2009/02/10(火) 22:49:01 ID:37xIYn4Y
173 :
人間七七四年:2009/02/15(日) 08:13:59 ID:YkHuu2WL
みよやたつ雲も煙も中空にさそひし風のすえも残らず 冷泉隆豊
174 :
人間七七四年:2009/03/03(火) 10:16:07 ID:E+8cJszT
もののふが かなしき命つみかさね つみかさね護る 大和島根を 特攻隊勇士
175 :
仙台藩百姓:2009/03/03(火) 10:28:53 ID:Ys7mUMqW
死にとうない 仙崖
176 :
人間七七四年:2009/03/08(日) 23:38:14 ID:5gQUKpGc
わが恋は三島の浦のうつせ貝
むなしくなりて名をぞわつ゛らふ 鶴姫?
政宗のは死ぬ1年前位ので
咲きしより今日散る花の名残りまで
千々に心のくだけぬるかな
こっちの方が好きだ(辞世の句より)
自業自得だけど可哀想と思ったのが
山の端の 月は昔にかわらねど
我が身のほどは面影もなし 宇喜田秀家 八丈島で
177 :
人間七七四年:2009/03/11(水) 16:45:58 ID:azWa1Yjx
今、四海必ずしも波穏やかならねど、日の本のやまとの国は 鼓腹撃壌(こふくげきじよう)の世をば現じ
御仁徳の下、平和は世にみちみち 人ら泰平のゆるき微笑みに顔見交はし 利害は錯綜し、敵味方も相結び、外国(とつくに)の金銭は人らを走らせ
もはや戦ひを欲せざる者は卑怯をも愛し、邪なる戦(いくさ)のみ陰にはびこり
夫婦朋友も信ずる能はず いつはりの人間主義をたつきの糧となし
偽善の団欒は世をおほひ 力は貶(へん)せられ、肉は蔑(なみ)され、
若人らは咽喉元(のどもと)をしめつけられつつ 怠惰と麻薬と闘争に
かつまた望みなき小志の道へ 羊のごとく歩みを揃へ
快楽もその実を失ひ、信義もその力を喪ひ、魂は悉く腐蝕せられ
年老ひたる者は卑しき自己肯定と保全をば、道徳の名の下に天下にひろげ
真実はおおひかくされ、真情は病み、道ゆく人の足は希望に躍ることかつてなく
なべてに痴呆の笑ひは浸潤し 魂の死は行人の顔に透かし見られ よろこびも悲しみも須臾(しゆゆ)にして去り
三島由紀夫
「英霊の聲」より
178 :
人間七七四年:2009/03/11(水) 16:46:43 ID:azWa1Yjx
清純は商(あきな)はれ、淫蕩は衰へ、ただ金(かね)よ金よと思ひめぐらせば 人の値打は金よりも卑しくなりゆき、
世に背く者は背く者の流派に、生(なま)かしこげの安住の宿りを営み、
世に時めく者は自己満足の いぎたなき鼻孔をふくらませ、
ふたたび衰えたる美は天下を風靡し 陋劣(ろうれつ)なる真実のみ真実と呼ばれ、
車は繁殖し、愚かしき速度は魂を寸断し、大ビルは建てども大義は崩壊し
その窓々は欲球不満の螢光燈に輝き渡り、朝な朝な昇る日はスモッグに曇り
感情は鈍磨し、鋭角は摩滅し、烈しきもの、雄々しき魂は地を払ふ。
血潮はことごとく汚れて平和に澱み ほとばしる清き血潮は涸れ果てぬ。
天翔けるものは翼を折られ 不朽の栄光をば白蟻どもは嘲笑(あざわら)う。
かかる日に などてすめろぎは人間(ひと)となりたまひし
三島由紀夫
「英霊の聲」より
179 :
人間七七四年:2009/03/11(水) 18:40:41 ID:9RvT/LLZ
上を学ぶ下と云ひ大将少し気を抜けば下々は大いに油断するものなり
加藤清正
上に立つ者はどんな時も気を引き締めておけよ!ってこと
180 :
人間七七四年:2009/03/25(水) 23:12:31 ID:dDm/9v2I
怠らず行かば千里の果ても見ん 牛の歩みのよしおそくとも 徳川家康公
181 :
人間七七四年:2009/03/26(木) 00:15:23 ID:5/OOK28O
(都会の流行が流行り始めた自国に対して)
今の様ならば薩州は変じて弱国となるべし。
田舎者は田舎者の如くなるを可とす。
島津義弘
182 :
人間七七四年:2009/03/26(木) 16:48:46 ID:TsSiB3xA
>>181 さすが武骨だね〜
島津家の強さはこういう心構えにあるんだろう。
183 :
人間七七四年:2009/03/26(木) 22:06:34 ID:AEEaYp3F
能も芸も慰めも道たても本路たても、何もかもいらず候。
ひとえにひとえに武略・計略・調略かたの事までに候々。
はかりごと多きは勝ち、少なきは敗け候と申す。
毛利元就
184 :
人間七七四年:2009/03/27(金) 18:51:29 ID:3qPXS6ba
>>10 >道にただ身をば捨てんと思ひとれ かならず天のたすけあるべし 島津忠良(日新斎)
我が身を省みて涙が出ました。ありがとうございます。
185 :
人間七七四年:2009/03/27(金) 19:22:43 ID:bMkpILdv
>>184 その歌は、私も、島津日新斎の「いろは歌」四十七首の中でも好きな歌のひとつです。
我が身を省みることの出来る心が素晴らしいと思います
186 :
人間七七四年:2009/03/27(金) 21:22:19 ID:WaKPzTmw
秀吉の九州征伐の締めくくりにて
豊臣秀吉「汝はなお、我に敵対し得ると思うか」
新納忠元「主君義久公が決意されるならば、今直ぐにでも敵対し仕る」
間髪入れず、速攻で答えているところが素敵過ぎる。
187 :
人間七七四年:2009/03/27(金) 23:01:21 ID:8EA09yqm
>>186 その後に新納忠元の気概に感心した秀吉が忠元を呼び戻して、
槍の穂先を自分に向けて、忠元にその槍を与えた。
これには、秀吉と接見する前に仲間内に、もし話がこじれたなら秀吉を斬ることも辞さないと話していた忠元も、
秀吉の器量に感心したというような話を読んだことがある。
士は士を知るってやつだね
188 :
人間七七四年:2009/03/28(土) 18:48:10 ID:ZptsVdly
189 :
人間七七四年:2009/04/01(水) 21:48:37 ID:qnTCPMCf
おもひおく 言の葉なくて つひに行く 道は迷わじ なるにまかせて 黒田如水
190 :
人間七七四年:2009/04/08(水) 11:04:53 ID:KspvpiEK
武士道は死狂いなり 山本常朝
191 :
人間七七四年:2009/04/09(木) 10:44:35 ID:RqR0W666
旗本の侍たちは、たとえどれほど家柄がよく賢くても、
武道に心がけのない者と、親不孝者は役に立たない。
また、乱世に武道だてするのは、鼠が人を噛むようなものである。
治世に武道を嗜む者こそ本当の武道の達人である。 徳川家康公
192 :
人間七七四年:2009/04/10(金) 12:46:21 ID:4fwzdyX9
>>1の織田信長に補足
人間五十年 下天のうちをくらぶれば 夢幻のごとくなり
一度生を得て 滅せぬものの あるべきか
193 :
人間七七四年:2009/04/10(金) 13:28:56 ID:oX1rm0Eg
194 :
人間七七四年:2009/04/10(金) 18:55:12 ID:GjjKr7gM
当たらなければ どうという事はない
佐久間盛政の辞世
(処刑の前、檻車で京都の市中を引き回された)
「世の中を廻りも果てぬ小車は火宅の門を出づるなりけり」
196 :
人間七七四年:2009/04/13(月) 22:50:52 ID:7LwmE+7+
我 人に媚びず 富貴を望まず 黒田如水
197 :
人間七七四年:2009/04/14(火) 22:07:13 ID:Q90ZBZ9R
我、身短小にして 勇功あり。背の高きをもって尊しとせず。
池田輝政
チビでもいいよね
198 :
人間七七四年:2009/04/18(土) 20:55:14 ID:glqt+fMG
>>140 そんな貴方に
>>91,93の過去スレッドを読む事を強くお勧めします。
>>30 けどだからって光秀がそんな悪者という訳では無いだろうに……
199 :
人間七七四年:2009/04/26(日) 16:01:56 ID:2TIsYD46
上げ潮じゃ
秀吉
200 :
人間七七四年:2009/05/11(月) 22:03:21 ID:OZkc0j7i
古へを慕うも門司の夢の月 いざ入りてまし 阿弥陀寺の月 木付統直
201 :
人間七七四年:2009/05/13(水) 00:40:46 ID:87g1tUQr
「鍛錬の末得た武勇は、
持って生まれた武勇に勝る。」
BY 信長
天才信長らしくない一言だが・・・。
ええこと言うのう。
202 :
人間七七四年:2009/05/13(水) 07:06:30 ID:qH5pfUIP
203 :
人間七七四年:2009/05/13(水) 16:19:00 ID:Uo1VxwWH
「よくみのほどをしれ」 小幡虎盛
204 :
人間七七四年:2009/05/23(土) 19:58:53 ID:GDkQZNB+
君に引く荒木ぞ弓の筈ちがひ 射るに射られぬ有岡の城 細川幽斎
205 :
人間七七四年:2009/05/23(土) 20:58:20 ID:B4FREGkM
この辺りで
>>30の発言について討論しても良いと思うのですが……
とりあえず俺はその発言を以て光秀と本能寺の変をどうこう言うのは
妥当では無いと思うのです。
ついでに戦国時代とはチト違うが
安倍頼時
「人倫世に在るは、皆妻子のためなり。貞任愚かといえども、父子の愛、棄忘すること能はず」
安倍貞任
「わが国の梅の花とは見たれども 大宮人は何というらん」
206 :
人間七七四年:2009/05/24(日) 00:25:26 ID:+uxRpF++
鷹は空を飛びて能あり。鵜は水に入りて能あり。
面々の得る者あれば、一人に何事も備わらん事を求むべからず。 家康
>>205 一昨年の年末についてかいな。仰せごもっとも、ということでよかろ。
208 :
人間七七四年:2009/05/24(日) 14:36:10 ID:48sMojcN
いくとせもちぎりかわらぬ七夕の けふまちへたるあふせなるらん 本願寺顕如
いくとせのかはらぬ物を七夕の けふめづらしきあうせなるらん 如春尼(顕如の妻)
209 :
人間七七四年:2009/05/25(月) 18:16:50 ID:h6bLH/ia
七転八倒 四十年中 無他無自 四大本空 朝倉義景
210 :
人間七七四年:2009/06/07(日) 08:56:44 ID:Y7ss74og
月花を心のままに見つくしぬ なにか浮き世に思ひ残さむ 豊臣秀次
211 :
人間七七四年:2009/06/18(木) 09:50:33 ID:CSJo13wJ
>>101 平塚為広→大谷吉継ですね、創作かもしれませんが素晴らしいです。
212 :
人間七七四年:2009/06/18(木) 17:35:39 ID:EdMeGq2p
戦場に駆け入りて討死するは、いとやすき業にて、いかなる無下の者にてもな
しえらるべし。生くべき時は生き、死すべき時にのみ死するを、真の勇とはい
うなり。 水戸黄門こと徳川光圀
213 :
人間七七四年:2009/06/20(土) 00:06:34 ID:cEaPT9Ud
>>212 黄門様の時代でも死を恐れない猪武者が数多くいたからこそ、蛮勇を戒めた言葉なんだろう。
逆に現代の日本人は科学技術は発達したけど、死すべきときに死すという気持ちが減っているんじゃないかと思う。
残虐な犯罪やイジメなどが毎日のように報道されるのは、
究極のところ、死の覚悟というものが日本人から減ってしまったからのように思う。
214 :
人間七七四年:2009/06/20(土) 02:35:43 ID:svQv/dUr
215 :
人間七七四年:2009/06/20(土) 02:48:36 ID:cEaPT9Ud
>>214 死の覚悟とまではいかなくても、
皆が保身や自分一人の安全を考えるから、
残虐な行為がまかり通るのは事実。
さほどトンチンカンだとは思わない。
216 :
人間七七四年:2009/06/20(土) 02:59:32 ID:svQv/dUr
>>215 戦国や江戸初期がどれだけ殺伐としてたか勉強してみな?
217 :
人間七七四年:2009/06/20(土) 03:21:10 ID:cEaPT9Ud
>>216 ディベートのような議論をする気はない。
どれだけ殺伐としていたか勉強すればアナタの意見に私が同意すると思うのなら、
それはアナタの思い上がりか、ただの片意地だよ。
自分の意見や、私の意見の間違いだとする部分の明示や説明もなく、
ただ単に勉強不足と言ってのける態度はどうかと思う。
218 :
人間七七四年:2009/06/20(土) 03:27:05 ID:svQv/dUr
>>217 キミの言う「死の覚悟」のある連中がワラワラしてた時代は、今よりずっと殺伐として残虐な
事件も多く、人の命も動物の命も実に軽く扱われていた。
現実に楽しみとして人を殺していた連中がいた時代だ。
そんな事も知らずに、「死の覚悟を持っていれば残虐な犯罪やいじめは〜」、なんていっているんだから、
勉強不足だと指摘する意外にどうすればいいのか?
知った上でそんな事言っているのならよりたちが悪いわけだが?
219 :
人間七七四年:2009/06/20(土) 03:27:55 ID:cEaPT9Ud
>>216 武田信繁の残した九十九の教えの一つに、
説明しないで人を責めるのは酷だということが書いてある。
賢いアナタから見ると、私は馬鹿なのかもしれないが、
私も私なりに戦国時代や江戸時代の書物は読んだ上で考えをレスしたんだよ。
そこは理解してほしいです。
連投失礼
それではおやすみなさい。
220 :
人間七七四年:2009/06/20(土) 03:42:56 ID:cEaPT9Ud
>>218 動物の命は今のほうが軽く扱われている側面もあるよ。
戦国時代、江戸時代は基本的に四つ足の動物は食べていない。
現代の養殖して殺される家畜や使い捨てにされるペットの数は戦国時代に食されたり狩られた動物よりも多いことも事実だ。
一概にどちらが残酷などとは言いきれないはずなのに、
言い切ってしまうアナタこそ勉強不足や一定の思想に凝り固まっているように感じる。
221 :
人間七七四年:2009/06/20(土) 04:56:37 ID:rLvvzkbP
>212
勉強になりますた
222 :
人間七七四年:2009/06/20(土) 12:23:16 ID:dBejoIKF
>>220 まさか対動物に関してのみ反論し、
>>213でした
> 残虐な犯罪やイジメなどが毎日のように報道されるのは、
> 究極のところ、死の覚悟というものが日本人から減ってしまったからのように思う。
という対人の方は無視なのか?
レスを読む限り、まず結論ありきで、それを
>>212に当てはめただけなんだと思える。
あくまで本人の信念、心情的なレスであって、
何らかの論拠があるわけじゃないのかもしれない。
それなら反論するのも野暮だなと。
223 :
人間七七四年:2009/06/20(土) 18:28:50 ID:p7pyi/vF
212です。213〜222さん、レスありがとうございます。
討論は、これくらいで・・・
先人達が残してくださった御言葉をお聞かせください。
↓ では、どうぞ ↓
224 :
213:2009/06/20(土) 22:59:38 ID:cEaPT9Ud
私もトンチンカンの一言で片付けられてカチンときましたのでつい・・・・
あくまでも私個人の考えと受け止めてもらえればよかったのですが。
私と214どちらが正しい意見だとかないと思います。
225 :
212:2009/06/21(日) 17:58:50 ID:lQfWDFhT
>>224 瞬時に死を覚悟することを余儀無くされた先人達と、私も含めて、日夜マスター
ベイションに専念する現代人とでは、思惟方法も異なるものです。
未熟者である私も、諸先輩方の言葉に接する度、自問自答を繰り返しています。
226 :
人間七七四年:2009/06/22(月) 16:09:30 ID:zKFLdiFe
227 :
212:2009/06/22(月) 18:00:59 ID:2QRWCSfS
心こそ 心まよはす 心なれ 心に 心 心ゆるすな 沢庵
228 :
人間七七四年:2009/06/25(木) 22:51:26 ID:FwEYC9tD
Q――士道とは何か。
三島由紀夫:…ぼくは、魂の問題といふことで「士道」といふ言葉を使つた。
内面的なモラルといつてもいい。
内面的なモラルといふものは、自分が決めて自分がしばるものだ。
それがなければ、精神なんてグニャグニャになつちやふ。
今日では、自分で自分をしばるといつたストイックな精神的態度を、だれも要求しなくなつた。
ストイックなのは損だと、だれもが考へてゐる。
三島由紀夫
「精神的ダンディズムですよ」より
229 :
人間七七四年:2009/06/25(木) 22:52:11 ID:FwEYC9tD
抵抗に死に身になれ。抵抗はやれ。ただし遊び半分にやるな、といふことだ。
たとへば抵抗は楽しいものであるといふベ平連などの考へですね。あれが一番きらひなんです。
ベ平連式の“抵抗”は、大衆にアピールする。抵抗とは楽しい、抵抗とは手をつないで
フランス・デモをやることだ、フォーク・ダンスをやることだ、これが非常にいやなんです。
抵抗はナマやさしいもんぢやない。血みどろで、死に身にならなきやできないのが本当である。
内部批判をする連中が、手柄顔で歩いてゐる。石原君のことぢやなく、世間一般ですよ。
…自分の属してゐるものの内部批判した男が英雄視される。こんな間違つたことはない。
抵抗をもう少し暗いものにしなきやいかん。
三島由紀夫
「精神的ダンディズムですよ」より
230 :
人間七七四年:2009/06/25(木) 22:53:09 ID:FwEYC9tD
Q――「士道」の復活は、現代において可能ですか。
三島由紀夫:ぼくはさういふふうに問題を考へてゐない。
「士道」といふ言葉をいふのは、その言葉が、まるで一滴のしづくのやうにその人の心にしたたつたら、
自分で考へてごらんなさい――といふだけなんです。
「士道」といふものは、マスコミを通じて広まるやうな性質のものではない。
われわれの心の中を探つてみると、心のなかに持つてゐる自己規律に照らして、どこかやましいものがあるはずだ。
やましいものがあれば、士道に反してゐるのだと考へるべきだ。それが日本人だと思ふんです。
なぜやましさを感じるか。それは士道にもとつてるからなんです。士道つてそんなものではないか。
一言でいへば、「士道」とは男の道ですよ。
三島由紀夫
「精神的ダンディズムですよ」より
231 :
人間七七四年:2009/06/25(木) 23:20:32 ID:dh19mHef
戦国武士の発想と三島由紀夫の発想をくらべてみるのも勉強になるかもしれないね。
戦国武士だけを尊重したり、三島由紀夫や新右翼の思想だけを尊重するなら、
それは中庸を欠く自己満足でしかないだろう。
232 :
仙台藩百姓:2009/06/25(木) 23:46:05 ID:qNKnL0Fj
自己満足を否定する事に意味があるとは思えぬお( ^ω^)
233 :
人間七七四年:2009/06/26(金) 01:14:23 ID:bzmYW2IM
仙台藩百姓の考え方には興味がない
234 :
人間七七四年:2009/06/26(金) 01:35:54 ID:JqK3ghaK
まあまあ皆だ色々考えるべきでしょう。
235 :
人間七七四年:2009/06/26(金) 01:37:08 ID:JqK3ghaK
での間違いでした。
訂正しお詫びします。
236 :
人間七七四年:2009/06/28(日) 17:22:48 ID:MrEcnwxJ
日本における唯一の革命の原理は天皇にしかない。
三島由紀夫
237 :
人間七七四年:2009/06/30(火) 15:30:52 ID:Rqu9mcqR
新右翼の一部にはなぜか武家嫌いがいる。
それはなぜでしょう?
238 :
人間七七四年:2009/06/30(火) 19:35:16 ID:re4TgVPe
「草莽」的な尊王思想じゃないの
幕末で言えば清川八郎とか武市半平太とか
239 :
人間七七四年:2009/07/07(火) 10:40:18 ID:j9y70Mqj
他人の過失について、かれこれと批判しないほうがよい。
「自分が好むところを他人に与えよ」という言葉もあり、
自分の嫌なことは他人もまた嫌なものである。 武田信繁
240 :
人間七七四年:2009/07/15(水) 23:09:39 ID:1iI3Hp4o
忠義とは、私には、自分の手が火傷をするほど熱い飯を握つて、ただ陛下に差し上げたい一心で
握り飯を作つて、御前に捧げることだと思ひます。
その結果、もし陛下が御空腹でなく、すげなくお返しになつたり、あるひは、
『こんな不味いものを喰えるか』と仰言つて、こちらの顔へ握り飯をぶつけられるやうなことが
あつた場合も、顔に飯粒をつけたまま退下して、ありがたくただちに腹を切らねばなりません。
又もし、陛下が御空腹であつて、よろこんでその握り飯を召し上つても、直ちに退つて、
ありがたく腹を切らねばなりません。
何故なら、草莽の手を以て直に握つた飯を、大御食として奉つた罪は万死に値ひするからです。
では、握り飯を作つて献上せずに、そのまま自分の手もとに置いたらどうなりませうか。
飯はやがて腐るに決まつてゐます。
これも忠義ではありませうが、私はこれを勇なき忠義と呼びます。
勇気ある忠義とは、死をかへりみず、その一心に作つた握り飯を献上することであります。
三島由紀夫
「奔馬」より
241 :
人間七七四年:2009/08/13(木) 17:30:41 ID:XurQsoHW
上杉謙信
・ドンとこい超常現象
・なぜベストを尽くさないのか
242 :
人間七七四年:2009/08/17(月) 12:42:19 ID:6H9dlakN
男と女。どちらが強いといえば女じゃ。
男は刺されたり突かれたり、慣れてないからのぅ〜
243 :
人間七七四年:2009/08/31(月) 01:13:47 ID:HJiGvI1d
隠し立てしないと恥ずかしいようなことは、してはならぬ。
人の目は天にかかっているものである。 島津義久
244 :
人間七七四年:2009/08/31(月) 07:44:49 ID:qptruC2R
おもしろき こともなき世を おもしろく
高杉晋作
245 :
人間七七四年:2009/08/31(月) 09:12:36 ID:HJiGvI1d
すみなすものは心なりけり 野村望東尼
246 :
人間七七四年:2009/08/31(月) 18:14:17 ID:kjYWvnQc
247 :
人間七七四年:2009/08/31(月) 19:27:56 ID:HK4aalzW
248 :
人間七七四年:2009/09/01(火) 09:01:43 ID:isqN3W/E
>>247 司馬遼太郎は「おもしろき〜」についてなんて言ってるの?
知らないので教えてください。
249 :
人間七七四年:2009/09/01(火) 11:40:26 ID:cbypmkbk
司馬遼の小説は好きだが、司馬遼という人物には興味はない。
武田鉄也にでも聞いてください。
250 :
人間七七四年:2009/09/01(火) 17:38:25 ID:ahsTVM9l
>>248 確か野村の付け足しによって妙に説教臭くなって、高杉の上の句の
よさが失われた、みたいな感じだった記憶が。
どの作品だっけ?十一番目の志士だっけ?
251 :
248:2009/09/01(火) 22:51:59 ID:isqN3W/E
>>250 そうなんですか。
ありがとう!
個人的には「すみなすものは心なりけり」好きなんだけどなぁ
252 :
人間七七四年:2009/09/01(火) 23:50:00 ID:Rb3Rt2Kn
つーか、晋作が自分を東行と名乗るほどあこがれた、西行法師の詩風からみれば
「すみなすものは〜」で正解だわな。
253 :
人間七七四年:2009/09/03(木) 10:45:44 ID:oQJJ/ryR
左翼はいつも、より良き未来世界といふものを模索してゐる。
いつもより良き未来社会へ向かつて我々は進歩してゆくと考へてゐるのです。
…ところがソビエトはご承知のやうな状態になつた。
これは完全な官僚社会のみならず、その常套語を使へば、帝国主義なのです。
そして、かつて日本人が未来社会と思つたのが帝国主義になつてしまつた。
もうスターリン批判以来、日本人のソビエトに対する夢も崩れた。
では、中共はどうか。中共はどうも日本人の西洋崇拝から言ふと少し外れる処があつたんだけど、
文化大革命といふことがあつたので、ますます日本人の理想から遠くなつてしまつた。
…そこで未来社会の展望を失つたところに彼らの焦燥と彼らの一種の絶望感があることは確かなのです。
それで、より良き彼らの本当の未来社会とは何であるか。
皆さんは、「自由からの逃走」といふエーリッヒ・フロムの本などをお読みになつたことがあるだらうと思ひますが、
…いはゆる、ヒューマニテリアン・ソシャリズムですが、完全な言論自由化の社会主義といふやうな、誰が考へても
実現不可能のやうな、より良き未来に向かつて進んで行かうと、それがまあ大体の左翼型のラディカルな革命の
行動の先にある未来国であると考へて良いと思ひます。
…何も私は共産主義に対抗して生きてゐるわけではありません。
…ですけれども彼らの考へにうつかり動かされ、蝕まれていつたならば、どういふ結果になるか目に見えてゐる。
三島由紀夫
「日本の歴史と文化と伝統に立つて」より
254 :
人間七七四年:2009/09/03(木) 10:46:36 ID:oQJJ/ryR
私は未来といふものはないといふ考へなのです。未来などといふことを考へるからいけない。
…我々はアメーバが触手を伸ばすやうに、闇の中を手探りで少し先の未来までは予測ができる。
或ひは来年くらゐまでは予測できるかもしれない。
しかし、人間が予測されない闇の中を進んでゆくためには、その闇の彼方にあるものを信ずるか、或ひはその闇といふものに
対決して本当に自分の現在に生きるかといふことの二つの選択を迫られてゐるといふのが私の考へ方の基本であります。
“未来に夢を賭ける”といふことは弱者のすることである。
そして、自分をプロセスとしか感じられない人間のすることであります。
…このやうな思考の中からは人間の円熟といふことも出て来なければ、人間の成熟といふ思考も絶対に出て来ない。
実は、人間は未来に向かつて成熟してゆくものではないんです。
それが人間といふ生き物の矛盾に充ちた不思議なところです。
人間といふものは“日々に生き、日々に死ぬ”以外に成熟の方法を知らないんです。
そこで、何も未来を信じない時、人間の根拠は何かといふことを考へますと、次のやうになります。
未来を信じないといふことは今日に生きることですが、刹那主義の今日に生きるのではないのであつて、
今日の私、現在の私、今日の貴方、現在の貴方といふものには、背後に過去の無限の蓄積がある。
そして、長い文化と歴史と伝統が自分のところで止まつてゐるのであるから、自分が滅びる時は全て滅びる。
つまり、自分が支へてきた文化も伝統も歴史もみんな滅びるけれども、しかし老いてゆくのではないのです。
今、私が四十歳であつても、二十歳の人間も同じ様に考へてくれば、その人間が生きてゐる限り、
その人間のところで文化は完結してゐる。
その様にして終りと終りを繋げれば、そこに初めて未来が始まるのであります。
三島由紀夫
「日本の歴史と文化と伝統に立つて」より
255 :
人間七七四年:2009/09/03(木) 10:50:03 ID:oQJJ/ryR
われわれは自分が遠い遠い祖先から受け継いできた文化の集積の最後の成果であり、
これこそ自分であるといふ気持で以つて、全身に自分の歴史と伝統が籠つてゐるといふ気持を持たなければ、
今日の仕事に完全な成熟といふものを信じられないのではなからうか。
或ひは、自分一個の現実性も信じられないのではなからうか。自分は過程ではないのだ。道具ではないのだ。
自分の背中に日本を背負ひ、日本の歴史と伝統と文化の全てを背負つてゐるのだといふ気持に一人一人がなることが、
それが即ち今日の行動の本になる。
…「俺一人を見ろ!」とこれがニーチェの「この人を見よ」といふ思想の一つの核心でもありませう。
けれども、私は中学時代に「この人を見よ」といふのは「誰を見よ」といふのかと思つて先輩に聞きましたところ、
「ニーチェを見よ」といふことだと教へて貰ひ、私は世の中にこんなに自惚れの強い人間がゐるのかと驚いたことがあるのです。
しかし、今になつて考へてみると、それは自惚れではないのであります。
自分の中にすべての集積があり、それを大切にし、その魂の成熟を自分の大事な仕事にしてゆく。
しかし、そのかはり何時でも身を投げ出す覚悟で、それを毀さうとするものに対して戦ふ。
…ここにこそ現在があり、歴史があり、伝統がある。彼らの貧相な、観念的な、非現実的な未来ではないものがある。
そこに自分の行動と日々のクリエーションの根拠を持つといふことが必要です。
これは又、人間の行動の強さの源泉にもなると思ふ。といふのは人間といふものは、それは果無い生命であります。
しかし、明日死ぬと思へば今日何かできる。そして、明日がないのだと思ふからこそ、今日何かができるといふのは、
人間の全力的表現であり、さうしなければ、私は人間として生きる価値がないのだと思ひます。
三島由紀夫
「日本の歴史と文化と伝統に立つて」より
256 :
人間七七四年:2009/09/03(木) 10:50:54 ID:oQJJ/ryR
本日ただ今の、これは禅にも通じますが、現在の一瞬間に全力表現を尽すことのできる民族が、その国民精神が
結果的には、本当に立派な未来を築いてゆくのだと思ひます。
しかし、その未来は何も自分の一瞬には関係ないのである。
これは、日本国民全体がそれぞれの自分の文化と伝統と歴史の自信を持つて今日を築きゆくところに、
生命を賭けてゆくところにあるのです。
特攻隊の遺書にありますやうに、私が“後世を信ずる”といふのは“未来を信ずる”といふことではないと思ふのです。
ですから、“未来を信じない”といふことは、“後世を信じない”といふこととは違ふのであります。
私は未来は信じないけれども後世は信ずる。
特攻隊の立派な気持には万分の一にも及びませんが、私ばかりでなく、若い皆さんの一人一人がさういふ気持で後輩を、
又、自分の仕事ないし日々の行動の本を律してゆかれたならば、その力たるや恐るべきものがあると思ひます。
三島由紀夫
「日本の歴史と文化と伝統に立つて」より
257 :
人間七七四年:2009/09/03(木) 19:34:18 ID:lYxPToKg
是非もなし 織田信長
258 :
人間七七四年:2009/09/14(月) 18:44:18 ID:lmGUfOcK
振りかざす太刀の下こそ地獄なれ 一足進め先は極楽 宮本武蔵
259 :
人間七七四年:2009/09/14(月) 19:04:11 ID:E1PI9+xA
味噌を熱湯にとかして飲むとおいしい 石田三成
260 :
人間七七四年:2009/10/02(金) 11:54:37 ID:Y9WEoKAf
…ひとたび叛心を抱いた者の胸を吹き抜ける風のものさびしさは、千三百年後の今日のわれわれの胸にも直ちに通ふのだ。
この凄涼たる風がひとたび胸中に起つた以上、人は最終的実行を以てしか、つひにこれを癒やす術を知らぬ。
三島由紀夫
「日本文学小史 第四章 懐風藻」より
261 :
人間七七四年:2009/10/02(金) 11:56:34 ID:Y9WEoKAf
人を相手にせず、天を相手にせよ。
天を相手にして、己れを尽して人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし。
西郷南州(西郷隆盛)
「遺訓」より
262 :
人間七七四年:2009/10/02(金) 12:04:32 ID:Y9WEoKAf
幾たびか辛酸を歴て 志始めて堅し
丈夫は玉砕するも甎全を愧づ
一家の遺事 人知るや否や
児孫の為に美田を買はず
(一個の男子たる者、玉として砕け散ることはあつても瓦のやうなつまらぬ生涯をまつたうすることを愧づかしく思ふ…)
西郷南州(西郷隆盛)
「遺訓」より
263 :
人間七七四年:2009/10/03(土) 15:43:27 ID:jH3CKW0R
益荒男の たばさむ太刀の鞘鳴りに 幾歳耐えて けふの初霜 三島由紀夫
264 :
人間七七四年:2009/10/04(日) 10:26:39 ID:ZXVuIc/q
>>263 既出
三島由紀夫を連投しているのは同一人物か?
武士道を重視していた人だから別にいいのだが、
基本は戦国時代板なのだから、そこらへんも考えてくれ。
265 :
人間七七四年:2009/10/04(日) 18:37:57 ID:aWjElfZn
生を必するものは死し、死を必するものは生く 上杉謙信
266 :
人間七七四年:2009/10/04(日) 21:28:24 ID:aWjElfZn
たとえ身は 蝦夷の島根に朽ちるとも 魂は東の君やまもらむ 土方歳三
267 :
人間七七四年:2009/10/25(日) 10:31:28 ID:VRy9L8G7
質問です春日局の詩についてなんですが
「西に入る 月を誘い 法をへて 今日ぞ火宅を逃れけるかな」とありますが
音読する際は「にしにいる つきをいざなひ ほうをえて けふぞかたくを
のがれけるかな」でいいのですか?とくに法が「のり」だったらどうしようか
悩んでいます
文献によってよみかたまちまちですよね
上のしだと
たとひみは 蝦夷のしまねに朽ちるとも たまはあずのきみやまもらむ
あと人前で音読する最赤っ恥を書かないコツとかありますか?
毛利元就の
「をさまれし よにこそしけれ」とかは音読し「おさまれし」のほうが適切
なんですか?
268 :
人間七七四年:2009/10/25(日) 10:53:20 ID:VN12G8VX
269 :
人間七七四年:2009/10/25(日) 17:35:32 ID:VRy9L8G7
そうっすか、やっぱ海苔でしたか、回答ありあとうございます
270 :
人間七七四年:2009/11/09(月) 00:48:16 ID:5N41ZiYl
治世に文を用い、乱世に武を用いるのは、当然のことであるが、
治世に武を忘れず、乱世に文を捨てないのが、最も肝要である。
黒田如水公の言葉です。
271 :
人間七七四年:2009/11/10(火) 10:10:36 ID:IJpYhlys
世の中を見ると君臣朋友の間は、みなワガママから不和となっている。
自分が好むことを人が好まない場合だってあるのだ。
家来とても同じように嫌がることが多い。
将たる者は、ここに気をつけ、自分に好み性格がよく似ている士を選んで、
ひそかに自分の目付に頼んでおき、時々意見をきき、自分の善悪をきいて、
万事に心をつけることが、将たる者の第一の大切な務めである。
この心得がなければ、自分の過失がわからずに、それが次第に大きくなって、
人々にうとまれ、家を滅ぼし、身を失うものである。 豊臣秀吉
272 :
人間七七四年:2009/11/20(金) 21:24:43 ID:JAe7/w0E
まてしばし我ぞ渉りて三瀬川 浅み深みも君に知らせん 蒲生大膳
273 :
人間七七四年:2009/11/27(金) 02:35:53 ID:uFbqChna
我が人生に一片の悔いなし!!! ○オウ
274 :
人間七七四年:2009/11/29(日) 08:38:27 ID:OaOo7a/r
反省と改善の出来ない武将は生き残れなかったのが戦国時代。
ラオウは平和ボケの甘ちゃん
275 :
人間七七四年:2009/11/29(日) 16:31:15 ID:aLtjL5tA
>>269 ここでは ほう と読むんじゃないか?
法は仏法を指すんだろう?
法をのりと読むと、人の決めた決まりごと・法律 になるんじゃないかな?
276 :
人間七七四年:2009/12/01(火) 22:16:30 ID:/3sTzJSK
死はもとより覚悟の上なり
277 :
人間七七四年:2009/12/04(金) 03:43:51 ID:kaSyJovg
俺が死んだら何人泣くべ 特攻隊勇士
278 :
人間七七四年:2009/12/04(金) 03:44:57 ID:kaSyJovg
もののふが かなしき命 つみかさね つみかさね護る 大和島根を 特攻隊勇士
279 :
人間七七四年:2009/12/04(金) 16:03:20 ID:R2G2yeLx
真夜中に
何度も起きて
オシッコへ
280 :
人間七七四年:2009/12/04(金) 17:35:21 ID:QrB+TY86
辞世じゃないけど・・・
初陣に松一本手植えして負ければ墓地のしるしとやせむ 柴田勝家
13歳のときの句だそうです。初々しいなあ権六。
281 :
人間七七四年:2009/12/10(木) 23:37:07 ID:Ku0Sj9F/
どちらも敬意を持って読むべき先人の歌なんだけれど、
戦国武士と特攻隊の歌を比べてみると、
特攻隊の歌の悲壮感に比べて、戦国武士の歌には落ち着きというか静寂を感じる。
これは徴兵された者と、子供のころから当たり前に武士として育った者の違いだろうね
282 :
人間七七四年:2009/12/11(金) 00:53:49 ID:++Vi4reD
孤軍援(たす)け絶えて俘囚となり
君恩を顧念して 涙 更(また)流る
一片の丹衷(たんちゅう) よく節に殉じ
雎陽(すいよう)は千古 これわが儔(ともがら)
他に靡(なび)きて今日また何をか言はむ
義を取り生を捨つるは わが尊ぶところ
快く受く 電光三尺の剣
ただ まさに一死をもって君恩に報いむ
283 :
人間七七四年:2009/12/11(金) 03:24:22 ID:AJOLe9cA
>>281 特攻隊は死を権力に強要されたからだろ
無能な上層部の命令で、しかも米軍の艦船は対空装備が整っているから近づく前に落とされてろくに戦果もあげられない
まさに無駄死にだから理不尽なもんだ
284 :
人間七七四年:2009/12/11(金) 03:54:56 ID:obxFdZpH
主君の失政から負け戦をしなければならない状況は戦国時代にもあったわけだから権力がどうだのって話じゃなく、
徴兵制度で緊急的に作られた兵士と、生まれながら武士になることが決まっていた人間の鍛え方と覚悟の違いの話でしょ。
285 :
人間七七四年:2009/12/12(土) 19:20:28 ID:is8Y53yS
内戦と外戦の違いもあるだろうなあ。
同じとは言い切れないが、かなり近い価値観を持った者同士の戦いとそうじゃない者同士の戦い。
戦国の世でも女子供の命は保障されていたようなものだから安心して死ねたけど、
無差別爆撃で明らかなようにアメリカ軍は女子供を殺しにきていたわけだし。
286 :
人間七七四年:2009/12/14(月) 23:20:12 ID:x5A/b3FL
嫉妬をすることがないように誰彼によく申しつけるがよい。
「堅固な防備をゆるめるのは、盗賊の横行を許す端緒ともなり、
顔に厚化粧をするのは、心を乱す端緒ともなる」
のであって、どこまでも高雅な気持ちを維持していなくてはならぬ。 武田信繁
287 :
人間七七四年:2009/12/14(月) 23:29:12 ID:UvSgEk8W
極楽の道はひとすじ君ともに 阿弥陀をそえて四十八人 大石内蔵助良雄
288 :
人間七七四年:2009/12/18(金) 17:25:13 ID:/OdNh/iW
日本はみかけの安定の下に、一日一日魂のとりかへしのつかぬ癌症状をあらはしてゐるのに、
手をこまぬいてゐなければならなかつた。
もつともわれわれの行動が必要なときに、状況はわれわれに味方しなかつたのである。
(中略)
日本が堕落の淵に沈んでも、諸君こそは、武士の魂を学び、武士の錬成を受けた、最後の日本の若者である。
諸君が理想を放棄するとき、日本は滅びるのだ。
私は諸君に、男子たるの自負を教へようと、それのみ考へてきた。
一度楯の会に属したものは、日本男児といふ言葉が何を意味するか、終生忘れないでほしい、と念願した。
青春に於て得たものこそ終生の宝である。決してこれを放棄してはならない。
三島由紀夫
遺言「楯の会会員たりし諸君へ」より
289 :
人間七七四年:2009/12/23(水) 04:32:37 ID:JJs0D557
時世の句によく不如帰って出てくるけど、あの時代不如帰って特別な意味のある鳥だったの?
290 :
人間七七四年:2009/12/23(水) 20:13:08 ID:2n2U9Saj
夜に(も)啼くので、この世とあの世を行き来する鳥と思われていたらしい。
北欧神話のヴァルキリー的な魂の案内者とでも言えばいいのだろうか?
291 :
人間七七四年:2010/01/08(金) 01:50:00 ID:+GrbHMFM
「我に七難八苦を与えたまえ」 山中鹿之助
292 :
人間七七四年:2010/01/08(金) 21:47:56 ID:+GrbHMFM
都渡劃断す千差の道 南北東西本郷に達す 尼子勝久
293 :
人間七七四年:2010/02/04(木) 20:01:28 ID:Rmuehx4F
あら楽し思いは晴るる身は捨つる 浮世の月にかかる雲なし 大石内蔵助良雄
294 :
人間七七四年:2010/02/07(日) 02:03:38 ID:jmYFbo1p
七転八倒 四十年中 無他無自 四大本空 朝倉義景
295 :
人間七七四年:2010/02/07(日) 02:07:39 ID:jmYFbo1p
み菩薩の種を植えけんこの寺へ みどりの松の一あらぬ限りは 宇喜多秀家
296 :
人間七七四年:2010/02/10(水) 19:50:32 ID:2Ru4ZCY2
うきた氏とは珍しい…
297 :
人間七七四年:2010/02/13(土) 00:25:09 ID:Z2FWqFm1
>>296 この句は信仰心の覚悟が出ていてカッコイイと思います。
298 :
人間七七四年:2010/02/15(月) 22:07:34 ID:UO6pe5mO
君主たろうとする者は、その心を寛大にして、些細なことにかかわるべきではない 徳川家康公
299 :
人間七七四年:2010/02/18(木) 02:19:07 ID:wrSu2qVK
咲く花を散らさじと思ふ御吉野は 心あるべき春の山風 徳川家康
春、花、風というキーワードが含まれているだけになかなか興味深い
300 :
人間七七四年:2010/02/20(土) 21:42:49 ID:EHXZsl+r
【武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり】
山本常朝『葉隠(武士としての心得について見解を「武士道」という用語で説明した記録)』より
301 :
人間七七四年:2010/02/20(土) 23:29:32 ID:diBG9UYQ
>>300 これだね
一、武士道に於いておくれ取り申すまじき事。
一、主君の御用に立つべき事。
一、親に孝行仕るべき事。
一、大慈悲を起し人の為になるべき事。
此の四誓願を、毎朝、仏神に念じ候へば、二人力になりて、後ろへはしざらぬものなり。
尺取虫の様に、少しづゝ先へ、にじり申すものに候。仏神も、先ず誓願を起こし給ふなり。
302 :
月孔雀:2010/02/25(木) 17:10:23 ID:oj/IbesT
名言、格言、辞世の句
残しただけで、おかしいよ。
本当の人間は、そんなもの残さないって。
303 :
人間七七四年:2010/02/25(木) 21:00:09 ID:TEMiHpou
本当の人間ってなんだろか
304 :
人間七七四年:2010/03/06(土) 23:46:46 ID:hmLjJq4Z
ageてまで言う事かのう
305 :
人間七七四年:2010/03/08(月) 00:14:40 ID:byQE7KUk
>>300 「葉隠」良いですよね
イメージでけで喰わず嫌いして読んでいない人には是非読んでもらいたい書です。
306 :
人間七七四年:2010/03/08(月) 02:02:06 ID:/tfszSfm
>>149 政宗公遺訓ですね。
「仁に過ぐれば弱くなる。
義に過ぐれば固くなる。
禮(礼)に過ぐれば諂(へつらい)となる。
智に過ぐれば嘘をつく。
信に過ぐれば損をする。
氣長く心穏かにして、萬に儉約を用て金銭を備ふべし。
儉約の仕方は不自由を忍ぶにあり。
此の世に客に來たと思へば何の苦もなし。
朝夕の食事うまからずともほめて食ふべし。
元來客の身なれば好嫌は申されまじ。
今日の行をおくり、子孫兄弟によく挨拶をして、娑婆の御暇申すがよし。」
307 :
人間七七四年:2010/03/08(月) 02:23:56 ID:AFFxdz0n
楠公の
武運を心でうらやみし
俺も今日より扶遙の一機ぞ
神風特攻隊員辞世
308 :
人間七七四年:2010/03/10(水) 21:16:21 ID:7GFjLOki
>>302 そんなことない
言葉(文字)は人間だからこそ使えるもの
人間は言葉(文字)が使える唯一の動物なんだよ
309 :
人間七七四年:2010/03/11(木) 00:36:48 ID:mzAKd4nY
言葉は以心伝心よりかはワンクッションおくけれど、
>>308の言うとおり人間が創造した素晴らしいものだよ。
310 :
人間七七四年:2010/03/11(木) 11:05:55 ID:NXa+jeQB
____ ________ ________
|書き込む| 名前:| | E-mail(省略可): |sage |
 ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧__ / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/(*゚−゚)つ./\<. ここに「sage」(半角)と
/| ̄∪ ̄ ̄|\/. .| 入れるとスレがあがらないの。
|____|/ | そうするとマターリできるの。
,,,,∪∪,,, ,,
311 :
人間七七四年:2010/03/11(木) 17:02:20 ID:PY1c/+4S
私は進歩主義者ではないから、次のやうに考へてゐる。
精神をきたへることも、肉体をきたへることも、人間の古い伝統の中の神へ近づくことであり、失はれた完全な
理想的な人間を目ざすことであり、それをうながすものは、人間の心の中にある「古代の完全性」への郷愁である、と。
精神的にも高く、肉体的にも美しかつた、古典期の調和的人間像から、われわれはあまりにもかけはなれてしまひ、
社会にはめこまれた、小さな卑しい、バラバラの歯車になつてしまつた。
ここから人間を取りもどすには、ただはふつておいて、心に念じてゐるだけでできるものではない。
三島由紀夫
「きたへる――その意義」より
312 :
人間七七四年:2010/03/11(木) 17:02:48 ID:PY1c/+4S
苦しい思ひをしなければならぬ。
人間の精神も肉体も、ただ、温泉につかつて、ぼんやりしてゐるやうにはできてゐない。
鉄砲でも、刀でも、しよつちゆう手入れをしてゐなければ、さびて使ひものにならなくなる。
精神も肉体も、たえず練磨して、たえずみがき上げてゐなければならぬ。
これは当り前のことなのだが、この当り前のことが忘れられてゐる。
若いうちに、つらいことに耐へた経験を持つことほど、人生にとつて宝はないと思ふ。
軍隊のやうな強制のない現在、一人一人の自発的な意志が、一人一人の未来を決定するにちがひない。
三島由紀夫
「きたへる――その意義」より
313 :
人間七七四年:2010/03/11(木) 19:34:02 ID:8DDhffQ0
三島由紀夫を崇拝してる人たまにいるけどどこに共感するんだ?
314 :
人間七七四年:2010/03/11(木) 20:34:27 ID:mzAKd4nY
>>313 そりゃ共感する人もいるでしょ、普通に。
ただ毎度のことながらスレ違いなんだよねw
315 :
人間七七四年:2010/03/12(金) 01:54:48 ID:KaJ7EOgh
どんな人間だって全力で何かをして生きればそれに心を打たれる人は独りくらいいるだろ
まあ特攻隊やら三島を「現代の武士」みたいなノリでここに書いてるんだろうけど
少なくとも戦国を扱った板の範疇ではないわな
316 :
人間七七四年:2010/03/16(火) 15:38:42 ID:+Qs3lmUK
317 :
人間七七四年:2010/03/17(水) 00:58:55 ID:LPLOvdRv
文武は車の両輪の如くどちらか一つ欠けても駄目である 黒田如水公
318 :
人間七七四年:2010/03/23(火) 20:14:39 ID:ZxtBvOnN
319 :
人間七七四年:2010/03/23(火) 20:21:34 ID:qIvtgn3o
真田丸での敗北後に総攻撃を主張した秀忠に対する家康の返答
敵を侮るな、戦わずに勝つ事を考えろ
320 :
人間七七四年:2010/04/09(金) 00:31:55 ID:XUet17Db
>>318 文武を鳥の両翼や車の両輪に例える武士は多いですね
321 :
人間七七四年:2010/04/12(月) 00:21:40 ID:UbVIhXU/
流れての末の世遠く埋もれぬ 名をや岩屋の苔の下水
屍をば岩屋の苔に埋みてぞ 雲居の空に名をとどむべき 高橋紹運公辞世の句
322 :
人間七七四年:2010/05/28(金) 16:24:24 ID:sViI5ga7
家康辞世の句ですが、
嬉しやと 再び覚めて 一眠り 浮世の夢は 暁の空
1.再び覚めて=幕府成立だとして、
一眠りは駿府への引退?それとも死?
死だとすると、死たる眠りとそれ以前にあたる浮世の夢で、夢眠りが連続してて若干違和感
2.浮世の夢=人生=暁の空だとして、
人の一生は暁の空のように一瞬のもの
現世は夜明けで、これから涅槃でうはうはするぜヒャッハー
なんでしょうか?
イマイチ解釈がわかんないです。戦国の知識が乏しく和歌解釈にも不慣れですみません
ググると、結構辞世の句として評判なので、どのあたりが高評価なのかなぁと不思議に思い
323 :
人間七七四年:2010/06/02(水) 22:39:24 ID:YzkGKmSy
辞世の句と言えば忠臣蔵!
大石内蔵助の辞世の句は、
・あら楽し 思ひは晴るる 身は捨つる 浮世の月に かかる雲なし
・極楽の 道はひとすぢ 君ともに 阿弥陀をそへて 四十八人
生き様が伝わる名句です!
324 :
人間七七四年:2010/06/02(水) 22:59:32 ID:i2+eCPro
何を惜しみ何を恨みん 元よりも この有様に 定まれる身に 陶晴賢
325 :
人間七七四年:2010/08/04(水) 04:31:53 ID:GlAoRc1T
人として名をかるばかり四十二年 消えてぞ帰るもとの如くに 宗像氏貞
326 :
戸田(ゆ):2010/08/04(水) 16:02:12 ID:6jxPKG7H
おれは、Fラン中退、30代精神分裂症
327 :
人間七七四年:2010/08/05(木) 14:28:32 ID:tgkeS5BT
人といふ名をかる程や末の露 消えてぞ帰る本の雫に 三村元親
328 :
人間七七四年:2010/09/13(月) 04:30:38 ID:W1nF5BK0
>>323 >あら楽し 思ひは晴るる 身は捨つる 浮世の月に かかる雲なし
大石内蔵助といえども討ち入りまでは苦悩や迷いがあったんだろうな。
吉良上野介を討って武士の本懐を果たして切腹することになって、
すべて終わるときが来たら不思議と心が晴れ晴れしていたんだろう。
いま自分が迷い抱えてるから、この辞世が胸に響く。
329 :
人間七七四年:2010/09/29(水) 22:43:43 ID:09idYCJm
我が君の命にかわる玉の緒を 何に厭ひけん武士の道 鳥居強右衛門
330 :
人間七七四年:2010/11/28(日) 21:18:01 ID:xpDCb4XP
不来不去 無死無生 今日雲晴れて 峰頭月明らかなり 天野隆良
331 :
人間七七四年:2010/11/29(月) 02:32:46 ID:OEVQNE8B
さぞな春つれなき老とおもうらん ことしも花のあとに残れば 新納忠元
332 :
人間七七四年:2010/12/02(木) 14:13:06 ID:wgh/QWMl
散りぬべき 時を知りてこそ世の中の 花も花なれ 人も人なれ
曹丕
333 :
人間七七四年:2010/12/02(木) 23:30:06 ID:k1KuZ3bn
334 :
人間七七四年:2010/12/03(金) 22:04:54 ID:Fwa5WGUF
今はただ 恨みもあらじ 諸人の 命に替はる 我が身と思へば
張任
335 :
人間七七四年:2010/12/05(日) 22:57:21 ID:iIuQT1hw
336 :
人間七七四年:2010/12/06(月) 01:04:44 ID:gc/2yqXO
なかなかに世をも人をも恨むまじ 時にあはぬを身の科にして 今川氏真
337 :
人間七七四年:2010/12/06(月) 01:38:26 ID:TODvi70Q
おもひおく 言の葉なくて つひに行く 道は迷わじ なるにまかせて
孫策
338 :
人間七七四年:2010/12/06(月) 02:14:26 ID:oAff0odx
339 :
人間七七四年:2010/12/06(月) 13:52:20 ID:TODvi70Q
昔より主を討つ身の野間なれば 報いを待てや島田紳助
北野武
340 :
人間七七四年:2010/12/06(月) 14:15:49 ID:IjIeaOGi
やってはならぬ やらねばならぬ
ならぬことは ならぬものです (会津什の掟)
四十九年一睡の夢一期の栄華一盃の酒 (上杉謙信)
辞世の句ってさその場で思いつくものかな、前もって作ってるのかな
341 :
人間七七四年:2010/12/06(月) 17:26:50 ID:JrOPvN56
誰かが、適当に作ってるのかも
342 :
人間七七四年:2010/12/06(月) 18:03:11 ID:YnnP99NV
>>322 なんか蒼天航路のラストそのまんまなんだけど
343 :
人間七七四年:2010/12/08(水) 07:33:37 ID:k71xTd3K
辞世って前もって作っておくものでしょ
344 :
人間七七四年:2010/12/08(水) 12:03:12 ID:iEynUsa9
>>340>>343 基本的には前もって作っておくもの。
用意せず死んだ場合には、生前最後に書いたものを辞世の句とすることもあるみたい。
345 :
人間七七四年:2010/12/11(土) 07:47:32 ID:6x0jf7xE
なかなかに世をも人をも恨むまじ 時にあはぬを身の科にして
今川氏真
346 :
月孔雀:2010/12/12(日) 05:51:53 ID:CrDGZmX0
自分の死ぬときの辞世の句を考えないか?
347 :
人間七七四年:2010/12/12(日) 22:46:34 ID:YHNiIDwc
>>346 では、月孔雀さんの辞世を書き込んでくだされ
348 :
月孔雀:2010/12/13(月) 04:36:31 ID:0maK9ntO
もうすぐ、死ぬとすると。
「夢を見た、学者や歌手を、目指してた。行き着く先は、放蕩息子」
かっこ悪いな・・・
349 :
人間七七四年:2010/12/14(火) 02:47:02 ID:3m8ymkJ3
350 :
人間七七四年:2010/12/27(月) 20:42:24 ID:t4RM80L4
名のためにすつる命は惜しからじ つひにとまらぬうき世と思へば 平塚為広
351 :
人間七七四年:2010/12/28(火) 22:06:08 ID:itfFW9I3
思いきや千年をかけし山松の 朽ちぬるときを君に見んとは 伊香賀隆正
352 :
人間七七四年:2010/12/30(木) 20:19:40 ID:mmcAw9aP
思へば此世は常の住処にあらず
草葉に置く白露、水に宿る月より猶あやし
金谷に花を詠じ栄花は先立て無常の風に誘はるる
南楼の月をもてあそぶ輩も、月に先立つて有為の雲に隠れり
人間五十年、化天の内を比ぶれば夢幻のごとくなり
一度生を受け滅せぬ物のあるべきか
一度生を受け滅せぬ物のあるべきか
353 :
人間七七四年:2010/12/31(金) 10:38:39 ID:/Bz9p9fn
鍋島直茂
「侍たる者、平素の油断が禁物だ。思わぬことに出会うものだからである。
油断をしていると必ず失敗してしまう。
もし、他人が自分の悪口を言っていても、他人の悪口を言うものではない。
仕事では人を誘い、遊びには人に誘われるのが望ましい。
自分が知らないことを人が話しているとき、知ったかぶりをするのはよくない。
自分が知っていることを尋ねられたとき、教えないのもよくないことだ。」 葉隠より
354 :
人間七七四年:2011/01/01(土) 03:39:28 ID:mTC5PiA7
「下の情をしる事はこれ虚無僧たりし故なり」水野勝成
355 :
人間七七四年:2011/01/03(月) 10:07:49 ID:+PiLs8ci
めいとには能わか衆のありけれは おもひ立ぬる旅衣かな
薬師寺元一
356 :
人間七七四年:2011/01/25(火) 11:28:41 ID:+3nNqy0O
仮初めの雲隠れとは思へども 惜しむ習ひそ存明の月 大嶋照屋
357 :
人間七七四年:2011/01/27(木) 10:55:19 ID:Q9lZeOBv
約束の念仏は 申して候よ やろうやらじは弥陀のはからい
熊谷直実
358 :
人間七七四年:2011/02/04(金) 14:14:29 ID:BrlVxj5C
いにしえの鎧にまさる紙衣
風のいる矢も通らざりけり
熊谷直実
359 :
人間七七四年:2011/02/07(月) 10:05:39 ID:SLgBBlyg
人はただ身の程を知れ草の葉の
露も重きは落つるものかな
徳川家康公
360 :
人間七七四年:2011/02/10(木) 00:12:39 ID:ybt5UPes
400:日本@名無史さん :2011/01/26(水) 14:15:35 [sage]
八幡太郎義家の教えに、「武家の五つの道」というものがあった。
一には、究途(道を極めること)を知る
二には、卑賤をわきまえよ
三には、道理を先立てよ
四には、国土を知れ
五には、掟を違えず
以上五つを武家の守るべき道である、としていたと言う
361 :
人間七七四年:2011/02/10(木) 22:20:45 ID:bnXKQtBz
島津義久の辞世の句の意味がわかりません。
教えてください。
362 :
人間七七四年:2011/02/11(金) 02:08:39 ID:DK9nwR9j
世の中の米と水とをくみ尽くし つくしてのちは天つ大空
島津義久
363 :
人間七七四年:2011/02/12(土) 13:50:00 ID:VxOdHuEy
「鎌倉武士のなんともいえぬ潔き気風の真髄となっているものもやはり平安時代の「あわれ知ること」である。
平安士女の生活と鎌倉武士の生活が相異なるから、その現れた事相はもちろん違う。
彼にあっては花鳥風月恋愛等に顕れたものが、これにあっては、軍陣の関係、忠孝の事蹟などに顕れたが、
その外相をおいて、その真生命について見るときには、同じ情韻が溢れているのである。
自分の詠歌を勅撰集に加えたいばかりで、死を決して落ち行く旅の路から戻ってきて、夜、和歌の師の門を叩いた平忠度もある。
足柄山の月の夜に笙の秘伝を伝えた新羅三郎もある。
落花に対して風を恨んだ源義家もある。
梅の花を箙に插して敵陣に突進した梶原景季もある。
熊谷直実が平敦盛を逃がそうとしたなども、みな鮮明に鎌倉武士の風尚を示すものである。
これらはむしろあまり鮮明すぎて、鎌倉武士の風尚を浅くするかと思わるる事例に過ぎぬ。
実に鎌倉武士は武健であった。(1/2)
364 :
人間七七四年:2011/02/12(土) 13:51:01 ID:VxOdHuEy
忠君の情が厚かった。
そしてその武勇や忠義に一種の気韻を与えて、花よりも美しからしめるものは、
この「あわれ知る」という気風であったのである。
武士道は決して文字の上の解釈で知られるものでもなく、理屈や教条で組立てられるものでもない。
理屈や条規は、ただその形体である。その真体、精神はただ身証体得するほかには、これを捉える術はないのである。
鎌倉武士のあいだに禅学の流行したのも、その原因はこの辺にあるのである。
このことについては、武士はいつ死ぬか分からぬから宗教によったのだろうとか、
在来の仏教が腐敗したから禅宗が流行ったとか、いろいろの解釈をする人があるけれども、
我は禅の直覚的悟道と武士道の真髄なる物のあわれ、物の心を知るということと同じ趣があると思う。」(堀維孝)『国民道徳に関する講和』稿本。大正二年(2/2)
365 :
人間七七四年:2011/02/12(土) 15:16:56 ID:VxOdHuEy
浄土にも剛の者とや 沙汰すらん
西にむかいて うしろみせねば
熊谷直実
366 :
人間七七四年:2011/02/14(月) 20:14:24 ID:6/+txjmT
何事をするにしても、退屈の心で怠ってはいけない。
孟子にも、聖天子舜の御代の人々は、努めて怠らず、よく栄えたとある。
武田信繁
367 :
人間七七四年:2011/02/26(土) 05:44:02.36 ID:Sq51FbAX
盛衰で人の善悪は判断されないものである。
盛衰は時の運である。
善悪は人の道である。
しかし、教訓のために盛衰を言うのである。
葉隠より
368 :
人間七七四年:2011/03/03(木) 16:59:05.10 ID:6gyWTf+a
武士道は死狂い也 鍋島直茂
369 :
人間七七四年:2011/03/05(土) 16:09:11.75 ID:ifpH+gqH
370 :
人間七七四年:2011/03/06(日) 01:20:24.68 ID:Zn6zzKtv
牙を持たぬ人のため 地下百尺の捨石とならん!
この一念 この年齢まで 言い聞かせたるこの身ならば 首の落ちたるとて 死ぬ筈はなし!
371 :
人間七七四年:2011/03/06(日) 11:33:08.44 ID:urmGjCVY
図にはずれて死にたらば犬死にキチガイなり。
恥にはならず、恥にはならず
葉隠より
372 :
人間七七四年:2011/03/12(土) 04:22:36.84 ID:9XzKdg57
食べ物がどこからか送られて来た時には、
家臣たちに対して分配するようにしなければならぬ。
『三略』に、「古に良い将がいて兵士と苦楽をともにし、
陣中に酒や食べ物が送られて来た際には、
これらの品々を川に流し入れて、
将も兵士ともにその流れを飲んで楽しみをわかち合った」
という話が伝えられている。
武田信繁
373 :
人間七七四年:2011/03/12(土) 17:22:44.39 ID:9XzKdg57
南無八幡大菩薩
源義家
374 :
人間七七四年:2011/03/18(金) 21:24:39.31 ID:Iya6X2rs
風流ということも大切であるが、それを快楽を貪ることと誤解してはならぬ。
『史記』に「酒を飲み過ぎれば心が乱れ、
快楽を貪るなら悲衰がやってくる。」とあり、
『左伝』には、「酒色に溺れ快楽を貪るのは、毒を食べるに等しく、
ついにわが身を失う原因となるから、気をつけなさい」とある。
『論語』にも、「善を好むことが酒や色を好むほどならば誠がある。」と記されている。
武田信繁
375 :
人間七七四年:2011/03/19(土) 11:50:31.94 ID:cnFAN2zE
自分の気に入らないことが、本当に自分のためになることだ
鍋島直茂
376 :
人間七七四年:2011/05/29(日) 12:29:22.23 ID:WL8CR/s4
義理ほど深いものはない。
従兄弟などが死んでも涙の流れないこともあるが、
縁もゆかりも見たこともない昔の人の話を聞いて、
義理ということについては涙がこぼれる
鍋島直茂
377 :
人間七七四年:2011/07/14(木) 22:19:09.29 ID:PYxpvjOh
忠も孝もいらず、武士道においては死狂いなり。
このうちに忠孝は自ずからこもるべし
葉隠
378 :
人間七七四年:2011/10/29(土) 02:26:31.32 ID:TzIDya/O
379 :
人間七七四年:2011/11/11(金) 19:42:47.82 ID:54sbBQip
武士としての嗜み以外の事に余分の手出しをせぬように。
古い言葉に、
「好み事が多いと、ついには本道を忘れ、
天分の業以外に真の好み事はありえない」
とあり、また、
「過ぎたるは及ばざるが如し」
という言葉もある
武田信繁
380 :
人間七七四年:2011/11/22(火) 23:11:38.07 ID:SktivnTp
381 :
人間七七四年:2012/01/14(土) 19:36:00.60 ID:3dsIZlwH
立ちよりて影もうつさじ流れては
浮世を出でる谷川の水
赤松義村
382 :
人間七七四年:2012/01/15(日) 23:57:53.31 ID:LHzCTex8
筑摩江や芦間に灯すかがり火と
ともに消えゆくわが身なりけり
石田三成
383 :
人間七七四年:2012/01/17(火) 08:40:34.99 ID:/VbGbRnc
澄む月の暫し雲には隠るとも
己が光は照らさざらめや
大嶋澄月
384 :
人間七七四年:2012/01/31(火) 21:20:30.00 ID:qD+hlzkP
よわりける 心の闇に迷わねば
いで物みせん 後の世にこそ
波多野秀治
385 :
人間七七四年:2012/01/31(火) 23:09:47.26 ID:5cSyUSkx
何事も 移ればかわる 世の中を
夢なりけりと 思いざりけり
真田信幸
386 :
人間七七四年:2012/02/01(水) 00:48:52.55 ID:UMDfEFTS
おもしろきこともなき世におもしろく
高杉晋作
387 :
人間七七四年:2012/02/01(水) 01:06:00.81 ID:LmMPJ/ij
すみなすものは心なりけり
野村望東尼
388 :
人間七七四年:2012/02/01(水) 03:22:49.07 ID:UMDfEFTS
後の世もまた後の世もめぐり会え
染む紫の雲の上まで
源義経
389 :
人間七七四年:2012/02/05(日) 13:13:25.57 ID:pYhoxd1P
今はただ恨みもあらじ諸人の命に代わるわが身と思へば
別所長治
390 :
人間七七四年:2012/02/29(水) 20:27:23.78 ID:aJq0z3PQ
善しやただ みだせる人の とがにあらじ
時至れると 思ひけるかな
少弐政資
391 :
人間七七四年:2012/03/02(金) 19:03:56.45 ID:ootu+lfy
古の 鎧に勝る 紙衣
風の射る矢も 通らざりけり
熊谷直実
392 :
人間七七四年:2012/03/05(月) 07:32:16.39 ID:XIGdWbkq
幸せな時は、自慢と奢りで身を滅ぼす危険がある。
充実した時ほど、日頃の倍も謙虚な気持ちでいないと失敗してしまう。
幸せな時に調子に乗る者は、
調子が悪くなるとすぐにへこたれる
葉隠より
393 :
人間七七四年:2012/03/08(木) 20:37:53.35 ID:+T5QKzlO
命をも 惜しまざりけり 梓弓
すえの世までも 名の残れとて
別所友之
394 :
人間七七四年:2012/03/10(土) 08:55:26.74 ID:RcFpd5v3
天地の清き中より生まれきて
もとのすみかにかえるべらなり
北条氏照
395 :
人間七七四年:2012/03/11(日) 14:47:35.49 ID:H362vKAD
よく理解している事柄であっても、
大切な事は、然るべき人に相談して行うようにしたい。
古い言葉に、知っている事柄でも、
工夫して行っていくことを礼という、とある
北条重時
396 :
人間七七四年:2012/03/15(木) 15:37:22.99 ID:eqlmUNOV
閑なる時世に花もおくれじと
先づ咲きそむる山桜かな
伊東義益
397 :
人間七七四年:2012/03/20(火) 17:28:49.69 ID:OCUMoQCi
惜しまるる とき散りてこそ 世のなかの
花も花なれ 人も人なれ
中野杢之助
398 :
人間七七四年:2012/03/26(月) 19:26:05.38 ID:7nAfP8Wx
正面で向かい合う戦闘は軍勢の多寡によってきまる
木曽義仲(平家物語より)
399 :
人間七七四年:2012/03/27(火) 19:40:37.66 ID:OtM0B8WY
さむき夜に裸になりて寝たならば
明くる朝はこごえ死ぬべし
鍋島光茂
400 :
人間七七四年:2012/03/28(水) 20:25:41.45 ID:SJeZikAM
さざなみや志賀の都はあれにしを
昔ながらの山桜かな
平忠度
401 :
人間七七四年:2012/03/29(木) 06:04:13.19 ID:MPCa93Ih
返らじと かねて思えば 梓弓
なき数に入る 名をぞとどむる
楠木正行
402 :
人間七七四年:2012/03/29(木) 06:25:00.84 ID:MPCa93Ih
何事も 移ればかわる 世の中を
夢なりけりと 思いざりけり
真田信之
403 :
人間七七四年:2012/03/29(木) 06:27:10.36 ID:MPCa93Ih
あふ時は かたりつくすと おもへども
わかれとなれば のこる言の葉
大石主税
404 :
人間七七四年:2012/04/01(日) 13:28:56.46 ID:WVnUks5a
月影のいたらぬ里はなけれども
眺むる人の心にぞすむ
法然
405 :
人間七七四年:2012/04/01(日) 13:36:42.09 ID:WVnUks5a
世の中をよそに見つつも埋れ木の
埋れておらむ心なき身は
井伊直弼
406 :
人間七七四年:2012/04/01(日) 21:11:34.79 ID:u+zE7J70
莫煩悩
無学祖元
407 :
人間七七四年:2012/04/01(日) 21:20:29.24 ID:u+zE7J70
莫妄想
無学祖元
408 :
人間七七四年:2012/04/03(火) 19:59:15.78 ID:D6cXZcAl
侍の一言は金鉄よりも堅うござります。
自分がこうと決めたからには神仏もそれ以上には出ますまい
諸岡彦右衛門
409 :
人間七七四年:2012/04/03(火) 23:43:30.98 ID:KAPHNPUP
『武士は食わねど高楊枝』 山本神右衛門
410 :
人間七七四年:2012/04/03(火) 23:45:25.95 ID:KAPHNPUP
『芸は身を滅ぼす』 葉隠より
411 :
人間七七四年:2012/04/04(水) 11:34:52.58 ID:WQPLweec
けふまでもあればあるかの我が身かは
夢の中にも夢をみるかな
平教盛
412 :
人間七七四年:2012/04/05(木) 09:01:39.10 ID:z4lY7gpP
晴るる夜の星か川辺の蛍かも
わがすむかたの海人のたく火か
雪は野原を埋めども
老いたる馬ぞ道は知る
『平家物語』より
413 :
驀直心進:2012/04/05(木) 14:35:30.26 ID:iKWP7RFD
大将に威厳がなければ、人を従えて行くことは出来ない。
しかし、わざと自分から威厳を演出して、
下の者たちを押さえつけようとするなら、
かえって大害となってしまう。
それは、下の者に恐れられるのが威厳と勘違いして、
家老に会っても、威猛だけに、ちょっとしたことに目をいからせ、
言葉も押しつけるように言いっぱなして、
我が儘を振る舞うのならば、
家老も諌言しなくなり、自ら身を引くようになるものだ。
家老でさえ引くのだから、まして、侍以下に到っては、
恐れるばかりで、忠義の気持ちもなくなり、
ただただ身構えばかりして、真心からの奉公は勤めなくなる。
こんな風に高慢で、人をないがしろにするから、
臣下領民も主人を嫌がるようになり、
その結果、必ず家を失い、国も亡びるのだから、
よくよく心得ねばならぬ。
真の威厳というのは、まず自分自身の行儀を正しくして、
理非賞罰を明らかにすべきである。
そうすれば、強いて人を叱りおどさなくても、
臣下領民は敬いおそれて、上を侮って法を軽く考える者もなく、
自然と威厳が備わるものである
黒田如水
414 :
人間七七四年:2012/04/05(木) 19:55:39.32 ID:z4lY7gpP
神様はケガレを嫌われるということであるが、
拙者は心に決めたことがあり、毎日の遥拝を怠らなかった。
それは、戦場で返り血を浴びながら、
屍を乗り越え踏み越えてゆくときに、
武運を祈るためにこそ、常々に信心をしているのである。
そのときに、血のケガレがあるからと言って、
背を向けてしまわれる神様ならば無益なことだと、
はっきりと思い定め、ケガレがあると否とを問わず拝んでいる
葉隠より
415 :
人間七七四年:2012/04/06(金) 10:24:42.62 ID:sxaHMa6R
もののふのとりつたへたる梓弓
ひいては人のかへるものかは
梶原景高
416 :
人間七七四年:2012/04/06(金) 11:48:39.91 ID:sxaHMa6R
武士は進むも退くも、その場の機会を見るものなり
梶原景時
417 :
人間七七四年:2012/04/06(金) 14:31:57.10 ID:sxaHMa6R
腰抜けと言うた伯父めくそくらへ
死んだる跡で思ひしるべし
野村源左衛門
418 :
人間七七四年:2012/04/07(土) 08:45:04.19 ID:BVDk+bhJ
莫煩悩【煩い悩むなかれ】
無学祖元
419 :
人間七七四年:2012/04/07(土) 11:50:15.86 ID:iyDlEsXi
渡辺了は何度も仕える相手を替えている。こういう輩にロクな奴はいない
藤堂高虎
たぶん創作だろうけど司馬遼太郎の小説で高虎がこういうセリフ言っててワロタ
420 :
人間七七四年:2012/04/07(土) 14:49:38.28 ID:5MMvL0rf
国主に力なくば国滅びまする 武田信玄
421 :
人間七七四年:2012/04/08(日) 14:06:49.96 ID:kWY+cYGX
行きくれて木の下陰を宿とせば
花や今宵のあるじならまし
平忠度
422 :
人間七七四年:2012/04/09(月) 12:05:20.89 ID:gLthjQOJ
人より頭を踏まれ、グズグズとして一生果すは口惜しき事也
『人は立ち上がる気持ちがなければものにならない。
人から頭を踏まれ、グズグズと一生を終えるなら口惜しいだけの人生になる。
人の一生などというものは、誠に夢のような儚いものだ。
だからこそ、自分をハッキリとしてから死にたいものだ。
しかし、この点に目をつける者はなかなかいない。
俗人にしても出家にしても、誰々が家老や年寄役としてお役に立ち、
あの和尚やかの和尚が一派を立てているのを見て、
「彼も人だ。鬼神ではないのだから、自分が劣るいわれは少しもない。
もし誰かを乗り越えられなければ、腹をかき切って死のう」
と心に決めて立ち上がれば、たちまち目当ての人より上に立つことが出来るのだ。
このように決意し、立ち上がっても、障害を破ることが出来ず、
志はあっても、何やかやがつきまとい目的が達せられないこともあるだろう。
そんなときは、
「手に吹毛の剣を握って、触着する所殲却せずということ無し」
という句などを力にして踏張ればよい』
山本常朝
423 :
人間七七四年:2012/04/17(火) 09:23:09.76 ID:2KdAljOj
一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ
本多 重次
424 :
人間七七四年:2012/04/18(水) 11:52:55.17 ID:RHA8pAZi
「武士道は死狂いなり。
死狂いになっている武士一人は、
数十人がよってたかってもこれを殺すことが難しい」
と直茂公が言っておられる。
正気では大きな仕事はできない。死狂いで立ち働くまでだ。
そしてまた武士の道において、思慮をめぐらすのならば、
すでにそれは人に遅れをとっているのである。
忠、孝について考える必要はない。
武士の道においては死狂いあるのみ。
この中にこそ忠も孝も自然にふくまれると思えばよい
山本常朝 葉隠より
425 :
人間七七四年:2012/04/18(水) 20:56:06.48 ID:CELyd6eG
ささず共誰かは越ん逢坂の
関の戸埋む夜半の白雪
伊達政宗
426 :
人間七七四年:2012/04/21(土) 15:05:27.67 ID:WldibdNf
あだに見よ誰も嵐の桜花
咲き散る程は春の夜の夢
武田信勝
427 :
人間七七四年:2012/04/21(土) 18:17:00.49 ID:GqapNZLz
埋木の花さくこともなかりしに
身のなるはてぞかなしかりける
源頼政
428 :
人間七七四年:2012/05/04(金) 21:44:25.14 ID:Cfk/CK3Z
神仏を尊びて、神仏を頼まず
宮本武蔵
429 :
人間七七四年:2012/05/05(土) 13:27:09.76 ID:+5REv7sK
梅の花 一輪咲いても 梅は梅
土方歳三
430 :
人間七七四年:2012/06/04(月) 18:47:42.45 ID:blJiXVKF
子供が生まれたら犬を飼いなさい。
子供が赤ん坊の時、子供の良き守り手となるでしょう。
子供が幼年期の時、子供の良き遊び相手となるでしょう。
子供が少年期の時、子供の良き理解者となるでしょう。
そして子供が大きくなった時、自らの死をもって子供に命の尊さを教えるでしょう。-
太田資正
431 :
人間七七四年:2012/06/05(火) 08:28:15.79 ID:US6U6OYJ
432 :
人間七七四年:2012/06/05(火) 20:02:43.71 ID:SyC2r3so
>>430 これゴルゴ13か何か漫画で見たのが初めてだけど
元は何処由来だろ
433 :
人間七七四年:2012/06/06(水) 22:19:06.80 ID:LaB7SpUR
技芸にすぐれると評判される人間は、だいたいが馬鹿者だろう。
これはただ、この道一つにしがみついている愚かさがあり、
他を省みないから上手になるのだ。
人のため世のための役には立たない人間だ
葉隠より
434 :
人間七七四年:2012/06/07(木) 12:14:55.96 ID:INkJUpRT
435 :
人間七七四年:2012/06/07(木) 12:45:47.35 ID:fJVfoHq2
君が代も我が世もともに長浜の
真砂の数の尽きやらぬまで
竹中半兵衛
436 :
人間七七四年:2012/06/07(木) 12:54:23.99 ID:fJVfoHq2
「我が世」ではなく「我が代」だった。
誤字失礼
437 :
人間七七四年:2012/06/07(木) 15:24:49.65 ID:c6uusgeQ
誘ふとてなにか恨みん時きては
嵐のほかに花もこそ散れ
大内義長
438 :
人間七七四年:2012/06/07(木) 15:37:52.57 ID:c6uusgeQ
三芳野の花は数にはあらね共
散るにはもれぬ山桜かな
三好康俊
439 :
人間七七四年:2012/06/07(木) 15:50:15.35 ID:fJVfoHq2
深く心を知り合った人と一緒にいるときでも、他人の前で雑談や妄語を口にしてはならぬ。
「三度考えた上で一つの言葉を発し、九つの事柄について熟慮した上で一事を行う」
このような慎重な態度をとることが必要である
武田信繁
440 :
人間七七四年:2012/06/17(日) 21:28:51.40 ID:/WaaTE0C
散らさじと森辺の里に埋めばや
影は昔のままの江の月
本願寺教如
441 :
人間七七四年:2012/06/18(月) 21:47:42.11 ID:HWG04bz/
心に愛がなければスーパーヒーローじゃないのさ
キン肉マン
( ;∀;) イイハナシダナー
443 :
人間七七四年:2012/06/19(火) 15:30:41.79 ID:GCGO6CI6
若きころの秀吉公の話
友達が集まりそれぞれの志を述べあった。
大国の主となりたい者や、天下人となりたいという者もいた。
そのとき秀吉公は、
「私は苦労してわずか300石だ。今願うことはもう300石をいただくことだ」
と言ったので、その場にいた者たちは、その小さな望みを笑った。
それに対し秀吉公は、
「みんなはしょせん達成できない望みを言っている。
私は今の時点で出来ることを口にする。
だから600石になろうと、日夜寝食を忘れて奉公一途に心掛けている。
私のこの望みは実現するだろう」
と言った
444 :
人間七七四年:2012/06/19(火) 16:51:53.15 ID:GCGO6CI6
不来不去無死無生
今日雲晴れて峰頭月明らかなり
天野隆良
445 :
人間七七四年:2012/06/20(水) 17:29:17.27 ID:eOHVsVQ+
限りある身にぞあづさの弓張りて
とどけまいらす前の山々
前野長康
446 :
人間七七四年:2012/06/20(水) 17:45:59.31 ID:eOHVsVQ+
憂きことのなほこの上に積もれかし
限りある身の力試さん
山中幸盛(熊沢蕃山の作説もあり)
447 :
人間七七四年:2012/06/26(火) 17:58:19.46 ID:Vbq5sSgW
嘆けとて月やは物を思はする
かこち顔なるわが涙かな
西行法師
448 :
人間七七四年:2012/06/27(水) 18:28:13.83 ID:3mbelIJx
夜は寒くなりまさるなり唐衣
うつに心の急がるるかな
太田黒伴雄
449 :
人間七七四年:2012/06/27(水) 18:30:09.09 ID:3mbelIJx
君がため鎮台兵をきり殺し
大江村にて腹切りにけり
児玉忠次
450 :
人間七七四年:2012/06/28(木) 14:37:26.35 ID:F1QoftM/
晴れてよし曇りてもよし富士の山
もとの姿は変わらざりけり
山岡鉄舟
451 :
人間七七四年:2012/06/28(木) 17:47:09.55 ID:F1QoftM/
うき世にはとどめおかじと春風の
散らすは花を惜しむなりけり
西行法師
452 :
人間七七四年:2012/06/30(土) 11:17:06.36 ID:fidblnoh
上杉謙信家訓 十六箇条
1.心に物なき時は心広く体泰なり
2.心に我儘なき時は愛敬失はず
3.心に欲なき時は義理を行ふ
4.心に私なき時は疑ふことなし
5.心に驕りなき時は人を敬ふ
6.心に誤りなき時は人を畏れず
7.心に邪見なき時は人を育つる
8.心に貪りなき時は人に諂うことなし
9.心に怒りなき時は言葉和らかなり
10. 心に堪忍ある時は事を調う
11. 心に曇りなき時は心静かなり
12. 心に勇みある時は悔やむことなし
13. 心賤しからざる時は願い好まず
14. 心に孝行ある時は忠節厚し
15. 心に自慢なき時は人の善を知り
16. 心に迷いなき時は人を咎めず
453 :
人間七七四年:2012/07/01(日) 04:47:42.65 ID:hcC8H0Ai
すりこぎと火吹き竹とをとりちがえ
ふくも吹かれずするもすられず
細川幽斎
454 :
人間七七四年:2012/07/03(火) 18:56:13.72 ID:AeWNDGHL
さみだれの かぎり有りとは しりながら 照る日をいのる こころせはしき
橋本左内
455 :
人間七七四年:2012/07/03(火) 19:44:34.17 ID:Mo9SyXmX
寝てすます起きては猶もすまぬ世は
死より外の道なかりけり
加藤吉太夫
456 :
人間七七四年:2012/07/14(土) 16:27:03.01 ID:JW9kSSsF
わが庵は松原つづき海近く
富士の高根を軒端にぞ見る
太田道灌
457 :
人間七七四年:2012/07/15(日) 05:05:43.01 ID:HL7mypb+
武士の節を尽くして厭くまでも
貫く竹の心一筋
永倉新八
458 :
人間七七四年:2012/07/16(月) 15:33:44.79 ID:/z881tdx
変わる時代に逆らって 燃えてみようぜ二人して
愛よ恋よも良いけれど 命のやりとり 男じゃないか
近藤 土方 さむらいよ
粋な羽織をなびかせて 男男と風をきる
廓雀がさわぎます
誠の御旗が夜風に揺れりゃ 正義と正義の血の刄
武士だ誠だ近藤は 燃える男だ土方は
月も惚れますさむらいに 時代の流れはわかっちゃいるが
徳川守るは男意地 徳川守るは男意地
459 :
人間七七四年:2012/07/22(日) 15:49:08.52 ID:8WIJwihP
吉事や凶事に主君から御言葉を賜わったとき、
ただ黙って引き下がるのは、いかにも困惑したように見えてしまう。
その場その場で適切なご挨拶を申し上げるべきだろう。
そうするには前もって考えておくことが大切なのだ。
460 :
人間七七四年:2012/07/22(日) 15:57:36.21 ID:8WIJwihP
また、役目などを仰せ付けられたときに、
心の中でうれしく思い、自慢する気持ちがあると、それはそのまま顔に出てしまうものだ。
そういう人間を何人か見てきた。そのような人は他人からは見苦しく見えるものだ。
「自分などはあまり役に立つ人間でもないのに、このような役目を仰せ付けられ、
はたしてお役に立てるだろうか、さてさて困ったことになった、心配だ」
と、自分の欠点を心得ている人は、言葉にせずとも、
それが自然と顔にあらわれ、いかにも謙遜に見えるのである。
ウキウキと調子に乗るものは道理からもはずれ、たいていは失敗するものである
461 :
人間七七四年:2012/07/22(日) 23:32:51.02 ID:rCvgNEGC
悪戯に産まれにけるる我が身にも修羅の庭地は面白きなり
俺
( ;∀;) イイハナシダナー
463 :
人間七七四年:2012/07/24(火) 13:11:15.85 ID:KOgVWPZI
三千世界の鴉を殺し 主と添寝がしてみたい
高杉晋作
464 :
人間七七四年:2012/07/24(火) 21:43:59.59 ID:KOgVWPZI
なげけとて月やはものを思はする
かこち顔なるわが涙かな
西行
465 :
人間七七四年:2012/07/24(火) 22:16:52.68 ID:KOgVWPZI
西へ行く人を慕いて東行く
わが心をば神や知るらむ
高杉晋作
466 :
人間七七四年:2012/07/25(水) 12:17:55.02 ID:dsY+zEn4
いまさらに春を忘るる花もあらじ
やすく待ちつつ今日も暮らさん
西行
467 :
人間七七四年:2012/07/30(月) 11:54:29.78 ID:e4Y/JHGG
君が代は千代に八千代もよしやただ
うつつのうちの夢のたはぶれ
三浦義意
468 :
人間七七四年:2012/08/01(水) 10:52:41.13 ID:dj1Fvg5z
攻敵欲疾 攻敵疾 則備不及設
敵を攻めるには迅速であれ。
敵を攻めるのが迅速であれば、敵は防御態勢を築けない
三略より抜粋
469 :
人間七七四年:2012/08/02(木) 15:21:54.29 ID:koA4vBKR
ある者は喧嘩の仕返しをしなかったので、人々から武士の恥辱だと軽蔑された。
仕返しをするには、ただまっしぐらに飛び込んで斬り殺されるまでである。
こうすれば恥辱にはならない。
それを相手に勝たなければと思うから間に合わない。
そして相手が多勢だからなどと言い訳を作り、いたずらに時間を延ばし、
最後にはやめようではないかという相談や結論となる。
相手が何千人でも関係ない、片っ端から撫で斬りにしてやるという意気込みで向きゆくならば、
それだけで仕返しの意図は果たしたというものだ。
この気迫があればたいがい成功する
山本常朝
470 :
人間七七四年:2012/08/07(火) 00:07:29.65 ID:IObjAl/L
人の話を聞き、書を読むのも、そのときの覚悟を決めるためである。
とくに武士の道は、いつなにが起こるか分からないと覚悟を決めて、
朝に晩に箇条を立てて考えを練っておいたほうがよい。
勝負は時の運で決まるものだから、恥とは別問題である。
死ぬ決心があればそれでよいのだ。
たとえそこでは負けたとしとも、すぐに仕返しをすることである。
それを実行するのに知恵もわざも必要ではない。
剛の者ならば勝ち負けなど考えないで、
なりふりかまわずただひたすら死に向かい突き進むのだ。
そこから本当の自分が甦ってくる
山本常朝
471 :
人間七七四年:2012/08/09(木) 17:08:16.85 ID:g2ezj/r4
雪霜に色よく花の魁て
散りても後に匂ふ梅が香
芹沢鴨
472 :
人間七七四年:2012/08/29(水) 13:42:03.49 ID:QKBFgf2G
武士とヤクザの共通点
暴力で縄張り争い、他者を喰い物にしたがる。
上にぺこぺこ、下や部外者に横柄。
自分のメンツに執着。○○道と自分らを美化。
473 :
人間七七四年:2012/08/29(水) 14:23:20.60 ID:5SoZvD8+
討つ者も討たるる者も土器よ
砕けて後はもとの塊
三浦義同
474 :
人間七七四年:2012/08/29(水) 14:25:26.94 ID:YZN4+wQs
俺、佐藤裕也(`ェ´)ピャー
475 :
人間七七四年:2012/08/29(水) 14:39:21.18 ID:5SoZvD8+
なんで静かに進行してるスレなのに荒らされるんだろ…
嫌なので荒らしはやめてもらえませんか?
476 :
人間七七四年:2012/09/01(土) 12:38:45.50 ID:zYpw0eEr
大将は人に言葉をよくかけて
目を配りつつかけひきをせよ
『義経百首軍歌』収録
477 :
人間七七四年:2012/09/05(水) 19:02:16.86 ID:CRaeouZK
誘ふとてなにか恨みん時きては
嵐のほかに花もこそ散れ
大内義長
478 :
人間七七四年:2012/09/05(水) 19:57:02.79 ID:CRaeouZK
何事も夢まぼろしと思ひ知る
身にはうれひも悦びもなし
足利義政
479 :
人間七七四年:2012/09/05(水) 20:08:13.80 ID:CRaeouZK
かかる時さこそ命の惜しからめ
かねて亡き身と思い知らずば
刺客が問いかけ(上の句)、太田道灌が返答(下の句)
480 :
人間七七四年:2012/09/06(木) 21:39:21.76 ID:dzyq8cpQ
昨日の我に今日は勝つべし
柳生石舟斎
481 :
人間七七四年:2012/09/07(金) 15:45:44.86 ID:ItfAY9+o
何か人から質問された時には、
知らないというほうが無難な場合が多いといえる。
「余分の好き事は、持たないにこしたことはない」
という言葉もあり、知らなくていい事も、
世の中にはたくさんあるものである
武田信繁
482 :
人間七七四年:2012/09/08(土) 13:48:28.60 ID:GZefwcwh
花の色はうつりにけりないたづらに
わが身世にふるながめせしまに
小野小町
あらざらむこの世の外の思ひ出に
今ひとたびの逢ふこともがな
和泉式部
めぐり合ひて見しやそれともわかぬ間に
雲がくれにし夜半の月かな
紫式部
483 :
人間七七四年:2012/09/09(日) 14:17:20.03 ID:9TP2VF3z
大海の磯もとどろによする波
われて砕けて裂けて散るかも
源実朝
484 :
人間七七四年:2012/09/10(月) 20:25:30.13 ID:r9jGWneM
旅の空埴生の小屋のいぶせさに
ふるさといかに恋しかるらん
熊野の娘、侍従
485 :
人間七七四年:2012/09/10(月) 20:26:58.59 ID:r9jGWneM
故郷も恋しくもなし旅の空
都も終のすみかならねば
平重衝
486 :
人間七七四年:2012/09/12(水) 16:52:29.71 ID:Uzgmo/Ad
剃るまではうらみしかども梓弓
まことの道にいるぞうれしき
滝口入道
剃るとても何かうらみん梓弓
ひきとどむべき心ならねば
横笛
487 :
人間七七四年:2012/09/17(月) 15:43:51.65 ID:nS6PXOzf
思いきやともに消ゆべき露の身の
世にあり顔に見えむものとは
犬童頼安
488 :
人間七七四年:2012/09/18(火) 16:46:52.24 ID:9Zu4uguq
489 :
人間七七四年:2012/09/18(火) 17:23:27.42 ID:Um4w4ZLW
君すめばこれも雲井の月なれど
なほ悲しきは都なりけり
平行盛
490 :
人間七七四年:2012/09/29(土) 14:44:21.25 ID:EJ9Oa0LX
急がずばぬれざらましを旅人の
あとより晴るる野路の村雨
太田道灌
491 :
人間七七四年:2012/10/27(土) 17:53:14.51 ID:pB/LZll6
生まれてはつひに死ぬてふ事のみぞ
定めなき世に定めありける
平維盛
492 :
人間七七四年:2012/10/30(火) 01:08:04.91 ID:KUkIzF+n
493 :
人間七七四年:2012/10/30(火) 04:39:59.49 ID:5yKyYGl+
「鳴かぬならそれでいいじゃんホトトギス」
by織田信成
494 :
人間七七四年:2012/11/10(土) 18:17:37.60 ID:ghAmbUb8
武士はその場での一言が大切である。
ただの一言で武勇が人に知られるもの。
平和な時代に勇気をあらわすのは言葉一つだ。
乱世にも一言で剛の者か腰抜けかを見分けることができるだろう。
この一言が心に咲く花。
口では説明しがたい【葉隠】
495 :
人間七七四年:2012/11/28(水) 22:11:53.87 ID:vZJ3EBrF
幾とせも峰つむ雪に逢いてなお
いろさへかえぬ唐さきの松
石井勇次郎
496 :
人間七七四年:2012/11/30(金) 17:56:52.96 ID:pUBJW8Va
あたの世にしばしが程に旅衣
きて帰るこそ元の道なれ
伊丹道甫
497 :
人間七七四年:2012/11/30(金) 17:59:38.81 ID:pUBJW8Va
天地の清き中より生まれ来て
もとのすみかにかえるべらなり
北条氏照
498 :
人間七七四年:2012/12/03(月) 01:03:06.83 ID:zmeod9AN
「氏真くんは人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことができる人だ。
それがいちばん人間にとってだいじなことなんだからね。
彼なら、まちがいなくきみをしあわせにしてくれるとぼくは信じているよ」
北条氏康
499 :
人間七七四年:2012/12/03(月) 21:14:42.31 ID:upDmbh9c
500 :
人間七七四年:2012/12/14(金) 21:40:02.77 ID:+r/iV0Ox
極楽を断りなしに通らばや
弥陀諸共に四十八人
村松高直
501 :
人間七七四年:2013/01/03(木) 17:07:04.01 ID:VJKmQj+O
やすく行道こそ道よ是やこの
これそまことのみちに入けり
松井康之
502 :
人間七七四年:2013/02/15(金) 19:53:40.66 ID:42PZr6Us
歌道について少しの嗜みもない者は、
賤しい者といっても仕方のない連中である。
それゆえ、歌道は大いに心がけて学ぶべきである。
また言葉についてもつねに慎む気持ちを保つべきである。
一言を聞かれるだけでも、その心は他人に知られるものだ。
よくよく注意されたし
北条早雲
503 :
人間七七四年:2013/02/15(金) 20:31:13.10 ID:42PZr6Us
年を経し糸の乱れの苦しさに
衣のたてはほころびにけり
前の句 安倍貞任 後の句 源義家
504 :
人間七七四年:2013/02/17(日) 22:59:43.84 ID:mefTFFcW
弔むらわる人に入るべき身なりしに
弔むらう人となるぞ恥ずかし
高杉晋作
505 :
人間七七四年:2013/03/18(月) 22:04:30.60 ID:Htknl8QO
たちそふる千代の緑の色ふかき
松の齢を君もへぬべし
井伊直政
506 :
人間七七四年:2013/03/21(木) 21:02:29.54 ID:Vqoo2WvQ
かきすつる藻屑なりともこの度は
かへらでとまれ和歌の浦波
足利尊氏
507 :
人間七七四年:2013/03/21(木) 21:08:46.55 ID:Vqoo2WvQ
これのみや身の思ひ出となりぬらん
名をかけそめし和歌の浦波
足利尊氏
508 :
人間七七四年:2013/03/21(木) 21:20:30.09 ID:Vqoo2WvQ
蛇足かもだけど
>>507は尊氏公27歳のときの和歌。
訳すと
「和歌の道で多少名を知られたことだけが、
私のこの世の思い出となるだろう」
この後、室町幕府は足利将軍家の祖になるとは、
本人もまるで予感していない
509 :
人間七七四年:2013/03/22(金) 16:03:35.77 ID:uqSvGDak
世の中は常にもがもな渚こぐ
海士の小舟の綱手かなしも
源実朝
世の中が渚の海士(あま)が綱を引くのどかな風景のまま、
いつまでも変わらないであってほしい
510 :
人間七七四年:2013/03/22(金) 17:37:55.80 ID:8+E+vcQZ
戦いは兵が多いか少ないかで決まるのでなく、
一つにまとまっているかどうかである。
人数が多いからといって勝利できるものではない。 立花宗茂
武士に弱い者はいない。
もし弱い者がいれば、その人が悪いのではなく、
大将が励まさない罪による。
他家の者でも来て仕えるがよい。
優れものにしてやろう。 立花道雪
511 :
人間七七四年:2013/03/22(金) 17:51:18.05 ID:8+E+vcQZ
ここに小便をたれるとも、
軍物語をしている大事な席を立ってはならぬ。 竹中半兵衛
半兵衛さんあんた・・・
512 :
人間七七四年:2013/03/23(土) 18:02:57.64 ID:90sbCDzh
とても世に永らふべくもあらぬ身の
かりの契りをいかで結ばん
楠木正行
513 :
人間七七四年:2013/03/25(月) 17:54:36.22 ID:5lCQ6SGm
『両刃鋒を交えて避くることを須いず
好手は還って火裏の蓮の如し
宛然として自ずから衝天の気あり』
滴水禅師が山岡鉄舟に渡した公案
鉄舟が剣禅一如の自らの悟りをひらいた言葉
514 :
人間七七四年:2013/03/27(水) 00:27:28.88 ID:gkOGJfgT
78 人間七七四年 sage 2013/03/26(火) 20:53:37.33 ID:Q4knNv9Q
平家落人伝説のある祖谷に八幡大菩薩と書かれた旗が残ってるし、
平家物語の『一門の都落ち』では落ちる平家が、
男山八幡に、再び都に帰れるようにと参拝している話もある。
武家全般に信仰される神仏とみてよいだろう
515 :
人間七七四年:2013/04/04(木) 15:44:02.68 ID:hdkpUQQd
普段の友達付き合いは一人くらいにしておくほうがよい。
客に出す食事は玄米飯がよい。
ただし武術を練習する場合には多人数でやるがよい
加藤清正
516 :
人間七七四年:2013/04/14(日) 10:09:58.53 ID:P+2tXbzQ
武士の覚悟は一日ごとに仕切るように。
毎朝身心を静めてから、
弓、鉄砲、槍、刀でズタズタにされ、
大浪に巻き込まれ、大火の中へと飛び込み、
大地震にゆり動かされ、崖道から転げ落ち、
病死、頓死、と多様な死に様の心を想いながら、
毎朝家を出る前に、一度死んでおくとよい。
歴戦の老武者が、
「家を出れば死人なり、中門を出れば敵が待つ」
と言い残している通りだ。
神経質に用心せよというのではない。
その前に一度死んでおけという意味である 【葉隠】
( ;∀;) イイハナシダナー
518 :
人間七七四年:2013/04/19(金) 10:15:37.36 ID:6rZbRRr7
世の中をおもへばなべて散る花の
我が身をさてもいづちかもせん
西行法師
519 :
人間七七四年:2013/04/19(金) 20:14:43.33 ID:6rZbRRr7
ある人がこう言った。
「仕返しなどというものは、
みんなで相談をして埒のあくものではない。
1人で向かい、斬り殺されるまでだと、
覚悟を定めなければならぬ。
口先で仕返し仕返しと言う者の中には、
覚悟なく言っている者もある。
悪知恵を使う者は、口先だけで、
後の外聞のよさを考える。
剛の者とは、何も言わずそっと抜け出し、
死に向かっていく者のことを言う。
相手に勝つ必要はない。
仕返しに出向き、斬り殺されるのが剛の者なのだ。
このような心掛けの者こそが、相手に勝つ事が出来る」
葉隠
520 :
人間七七四年:2013/04/20(土) 05:36:27.05 ID:fl5qVSfv
おのづから枯れ果てにけり草の葉の
主あらばこそ又も結ばめ
諏訪頼重
521 :
人間七七四年:2013/04/20(土) 13:24:49.37 ID:fl5qVSfv
仁に過ぎれば弱くなる
義に過ぎれば固くなる
礼に過ぎれば媚びとなる
智に過ぎれば嘘をつく
信に過ぎれば損をする
南光坊天海
522 :
人間七七四年:2013/04/21(日) 00:52:47.56 ID:0fEREdcl
弓矢とる身の常として義理を忘れてはなりませぬ。
武士の道は心と技を車の両輪のように考えるべきだ。
誠の義を知る者というのは、
身は滅び、家を失う事態にあっても、
義を曲げず、強敵に脅されても屈せず、
常に真心で事にあたる者である。
武士として、武のみに走ることなく、
道ということも思わなくては、
強敵を迎え討つことも叶わない。
だからこそ、車の両輪のように修養をするべきである。
古い言葉に、人は死して名をとどめ、
虎は死して皮をとどむ、とある。
生ある者には必ず死があり、
生きる身の衰えるのも疑いない事実だ。
身命を惜しむことなく、見事な最後を遂げようと心掛けるべきだ。
願っていればこそ物事も叶うのである。
願わずして叶うためしはないと知っておきなさい
北条重時
523 :
人間七七四年:2013/04/21(日) 19:45:43.68 ID:s/n8Vf1v
>>521 それは伊達政宗五常訓と呼ばれるものですよ。
仁に過ぎれば弱くなる。=人間への愛ばかり重んじれば自分が弱くなる
義に過ぎれば固くなる。=義理ばかり重んずれば固くなる
礼に過ぎれば諂へつらいとなる。=礼儀ばかり重んずれば逆におべっか遣いになる
智に過ぎれば嘘をつく。=頭がよすぎると嘘をつく
信に過ぎれば損をする。=人を信じすぎれば損をする
気ながく心穏やかにして、よろずに倹約を用い金を備うべし。
倹約の仕方は不自由を忍ぶにあり、この世に客に来たと思えば何の苦もなし。
朝夕の食事は、うまからずとも誉ほめて食うべし、元来、客の身なれば好き嫌いは申されまい。
今日の行くを送り、子孫兄弟によく挨拶あいさつして、娑婆しやばの御暇申するがよし。
524 :
人間七七四年:2013/04/22(月) 20:47:28.10 ID:GPYPLawr
>>523 そのようですね。
訂正ありがとうございます
525 :
人間七七四年:2013/04/22(月) 20:51:03.42 ID:GPYPLawr
気は長くつとめはかたく色うすく
食ほそうしてこころひろかれ
南光坊天海
526 :
人間七七四年:2013/04/25(木) 09:17:41.81 ID:drPZNWoB
雲水に心はまかせ澄む月の
法の鏡と世をやわたらむ
佐川官兵衛
527 :
人間七七四年:2013/04/25(木) 19:20:47.03 ID:drPZNWoB
明日ありと思う心の仇桜
夜半に嵐の吹かぬものかは
親鸞
528 :
人間七七四年:2013/04/25(木) 19:31:12.38 ID:drPZNWoB
進者往生極楽 退者無間地獄
529 :
人間七七四年:2013/04/26(金) 11:06:00.93 ID:v60xwyJd
死のうは一定 忍び草にはなにをしようぞ 一定語り興すよの
織田信長の好んだ小唄
530 :
人間七七四年:2013/04/29(月) 18:04:41.10 ID:EsoPmPfN
悪い友人と交わってはならぬ
島津義久
531 :
人間七七四年:2013/04/29(月) 18:11:32.21 ID:EsoPmPfN
女に対する節度が大切だ。
人妻を盗んだり、怪しい振舞いの者がいたなら、
よく調べ、確かな事実確認をした後、
地頭の力で処罰してほしい
島津義弘
532 :
人間七七四年:2013/04/30(火) 13:19:27.50 ID://dvgk4Y
兵法を人を殺すだけのものと思うのは間違いだ。
人を殺すのではなく、悪を斬る道である。
一人の悪を斬って、万人を活かす、是、武士の道なり
柳生宗矩
533 :
人間七七四年:2013/05/22(水) 16:18:03.98 ID:KplHBou6
城攻めの一番乗りは他力にて
槍あわするは自力なりけり
竹中半兵衛
534 :
人間七七四年:2013/05/24(金) 19:52:27.16 ID:+qovmhjL
年へてもかはらぬ庭の松の葉に
契かけおくゆくへたがふな
丹羽長重
535 :
人間七七四年:2013/05/25(土) 14:43:35.76 ID:hdzSO1lj
捨ててだにこの世のほかはなき物を
いづくかつひのすみかなりけむ
斎藤道山
536 :
人間七七四年:2013/05/25(土) 14:50:10.71 ID:hdzSO1lj
根はかれし筒井の水の清ければ
心の杉の葉はうかぶとも
筒井順慶
世の人のくちはに懸る露の身の
消えては何の咎もあらじな
筒井定慶
537 :
人間七七四年:2013/05/28(火) 20:31:31.45 ID:TlJeSdSw
ともなひしその面影もまぼろしも
問えど答えぬ浅芽生のもと
伊東義賢
538 :
人間七七四年:2013/05/30(木) 14:16:00.27 ID:CulmnOIK
不義を嫌い、正義を通すことは難しい。
しかし、正義を通すことをこそ最上と思って、
ただただ、正義だ正義だと行動するならば、
かえって誤りが多くなるものだ。
正義のさらに奥底には道というものがある。
この根本の道を見つけて、行うことがなかなかに難しい。
それが出来るなら非常に優れた叡知の者であろう。
根本の道から考えるならば、
正義といえども、まだまだ小さな問題である。
これは自分自身で悟らなければ分からないことだ。
しかし、自分自身で悟ることが出来なくても、
根本の道に到達する方法がないこともない。
それは、人と話し合うことだ。
たとえ道を究めていない人でも、
第三者の立場で見る場合には他人のことはよく分かるものだ。
碁の岡目八目という言葉はそのことである。
「熟慮して己が非を知る」
と言うが、話し合いに優るものはない。
様々な話を聞き覚え、書物を読むというのも、
自分一人の考えを捨て、古人の優れた考えをとりいれるためだ 【葉隠】
539 :
人間七七四年:2013/06/09(日) 17:39:58.45 ID:DsHe6Cd7
危うきを見捨てぬ道の今ここに
ありてふみゆく身こそ安けれ
坂英力
540 :
人間七七四年:2013/06/09(日) 18:02:42.53 ID:DsHe6Cd7
火もて焼き水もて消せど変わらぬは
我敷島の大和魂
河上彦斎
541 :
人間七七四年:2013/06/13(木) 16:27:45.45 ID:WRfY7l51
結びして解くる姿はかはれども
氷のほかの水はあらめや
北条氏直
542 :
人間七七四年:2013/08/03(土) NY:AN:NY.AN ID:W0/kCD2l
有りと聞き無しと思うも迷いなり
迷いなければ悟りさえなき
山崎隆方
543 :
人間七七四年:2013/08/20(火) NY:AN:NY.AN ID:wJLnw1t3
男なら決して横にそれず、ただ前進あるのみ
天野八郎
544 :
人間七七四年:2013/08/29(木) NY:AN:NY.AN ID:no9dZXZN
何を惜しみ 何を恨まん 元よりも
この有様に 定まれる身に
陶晴賢
545 :
人間七七四年:2013/08/30(金) NY:AN:NY.AN ID:7khWWPA3
武辺をば今日ぜず明日と思ひなば
人に遅れて恥の鼻あき
豊臣秀吉公
546 :
人間七七四年:2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN ID:n/q8auEU
お使いをうつすみがねは番匠渕
惟定むるは深き忠臣
佐伯惟定
547 :
人間七七四年:2013/09/01(日) 15:11:47.12 ID:bckXvE5k
もうなんか死んでいいな
じゃあな
548 :
人間七七四年:2013/09/05(木) 14:04:46.32 ID:sAVXeuYq
行いはオレのもの、批判は他人のもの。
オレの知ったことじゃない
勝海舟
549 :
人間七七四年:2013/09/13(金) 17:33:40.28 ID:QONbD1MY
枯るる木にまた花の木を植えそえて
もとの都になしてこそみめ
北条早雲
550 :
人間七七四年:2013/09/19(木) 19:45:02.11 ID:OsAmU75O
鉾とりて月見るごとに思うかな
明日は屍の上に照るかと
土方歳三
551 :
人間七七四年:2013/09/19(木) 20:09:28.60 ID:OsAmU75O
あつさ弓いたやこしするかりは哉
前田慶次
552 :
人間七七四年:2013/09/19(木) 21:25:32.53 ID:OsAmU75O
思ひあれば袖に蛍をつつみても
言はばや物を問ふ人はなし
正親町天皇
553 :
人間七七四年:2013/09/20(金) 02:31:09.76 ID:jIuHd1CW
554 :
人間七七四年:2013/09/20(金) 10:54:34.21 ID:pwag+Yl7
平日の稽古に自分より下手な者と行う事はよくない。
とにかく自分より上手な者を選んで修行せよ
千葉周作
555 :
人間七七四年:2013/09/21(土) 20:13:43.12 ID:XPIvG35a
討つ人も討たるる人も諸共に
如露亦如電応作如是観
大内義隆
如露亦如電応作如是観
(にょろやくにょでんおうさにょぜかん)
露の如く、また雷電の如く、まさにかくの如き観をなすべし
556 :
人間七七四年:2013/09/22(日) 02:13:30.71 ID:HaytvJp9
立ちよりて影もうつさじ流れては
浮世を出る谷川の水
赤松義村
557 :
人間七七四年:2013/09/23(月) 00:54:33.24 ID:7Ej7w4Ff
清風払名月 名月払清風
安国寺恵瓊
558 :
人間七七四年:2013/09/23(月) 00:58:06.47 ID:7Ej7w4Ff
悔しともうらやまし共思はねど
我が世にかはる世の姿かな
今川氏真
559 :
人間七七四年:2013/09/23(月) 01:07:51.12 ID:7Ej7w4Ff
雨雲の覆へる月も胸の霧も
払ひにけりな秋の冬風
北条氏政
560 :
人間七七四年:2013/09/23(月) 13:19:12.90 ID:7Ej7w4Ff
白露の消えゆく秋の名残とや
しばしは残る末の松風
岡部隆豊
561 :
人間七七四年:2013/09/23(月) 13:36:12.45 ID:7Ej7w4Ff
夢の世に幻の身の生まれ来て
露に宿かる宵の雷
三村勝法師丸
562 :
人間七七四年:2013/10/13(日) 20:51:28.62 ID:KBnaMG4J
・武家ならば弓馬、槍、兵法を朝暮の掟と心掛けよ。
しかし、武道を上手にやろうとする必要はない
・今の武士はおごり、その本分を忘れている者が多い。
武具や馬具を大切にせず、戦場での立ち回りも学ばず、
うわべの都合のよい理屈ばかりを好んで、
ことに近年は茶の湯などということに金銀を浪費しているが、
蒲生家の者たちはまずそんなことは慎んだほうがよい。
・主君に忠、親には孝を忘れぬように。
下の者へのあわれみを忘れぬように。
主となるも家来となるも天道である
・仲間が落ちぶれたなら我が知行の十分之一をもち養うように
・身の程を知れ。
それぞれの身の程に合った立場を保つことが大切である
蒲生源左衛門郷成(蒲生家系図由緒書)
563 :
人間七七四年:2013/10/30(水) 02:56:40.85 ID:CJm5zmFQ
極楽も地獄も先はありあけの
月の心にかかるくもなし
上杉謙信
564 :
人間七七四年:2013/11/01(金) 17:50:46.70 ID:iNd6u84R
酒は呑め呑め 呑むならば 日の本一のこの鎗を
呑みとるほどに 呑むならば
これぞ真の黒田武士
565 :
人間七七四年:2013/11/01(金) 17:55:51.23 ID:JgfytSx4
もののふ()らしいな
566 :
人間七七四年:2013/11/03(日) 17:58:20.65 ID:3fNqhaBn
秋風の至り至らぬ山陰に
残る紅葉も散らずやはある
太田隆通
567 :
人間七七四年:2013/11/11(月) 12:24:30.00 ID:Qevdgqic
身の上を思へばくやし罪科の
ひとつふたつにあらぬ悲しさ
藤堂高虎
568 :
人間七七四年:2013/11/11(月) 12:27:16.26 ID:Qevdgqic
帰るさの道に迷わぬ燈し火も
浮世の闇をてらすばかりに
藤堂高虎
569 :
人間七七四年:2013/11/12(火) 15:34:30.26 ID:PZzLQtyX
高価な名刀などというものはとくに欲しがるべきではない。
その理由は、たとえ万両で買った天下に名高い名刀を持っていても、
百両の槍を百丁買い求め、百人の侍に持たせるならば、
戦場にて役立てることが出来るからである
朝倉敏景
570 :
人間七七四年:2013/12/09(月) 20:14:07.62 ID:OdvJoz8o
川上忠堅「如何なるかこれ剣刃の上」
龍造寺隆信「紅炉上、一点の雪」
571 :
人間七七四年:2013/12/10(火) 23:54:24.93 ID:ENeSIXZh
西に入る月を誘い法を得て
今日ぞ火宅をのがれけるかな
春日局
572 :
人間七七四年:2013/12/12(木) 02:24:11.09 ID:yj/PFCmc
なよ竹の風にまかする身ながらも
たわまぬ節はありとこそ聞け
西郷千重子
573 :
人間七七四年:2013/12/13(金) 17:28:19.55 ID:7xRi08ZC
明日は誰が草むす屍照らすらん
石垣原の今日の月影
吉弘統幸
574 :
人間七七四年:2013/12/13(金) 17:35:19.78 ID:7xRi08ZC
梅が香を袖にうつしてとどめおき
春は過ぐともかたみならまし
森長定(蘭丸)
575 :
人間七七四年:2013/12/14(土) 00:15:33.48 ID:cP/j8n0+
此ほどは浮世の旅に迷ひきて
今こそ帰れあんらくの空
黒田長政
576 :
人間七七四年:2013/12/14(土) 00:29:45.25 ID:uAuLXYDs
・花さけば梅は隣の枯れ木かな
・行雲に糸投げてより鏡月
下の句要らず
立花宗茂
577 :
人間七七四年:2013/12/14(土) 15:58:41.19 ID:cP/j8n0+
源義家や平忠度が歌う桜は日本在来の山桜
明治以降、桜というとソメイヨシノだがこれは園芸品種
なお武士の歌には梅がよく出てくることが多いのは、
まだ寒い季節にどの花よりも早く咲く「百花の魁」と呼ばれることから、
梅の花が先駆けの一番槍を誉れとする昔の侍の心情に合ったから
578 :
人間七七四年:2013/12/15(日) 22:36:05.56 ID:OdXdJEct
かくばかり遠き吾妻の不二がねを
今ぞみやこの雪の曙
大内義興
579 :
人間七七四年:2013/12/17(火) 23:35:57.52 ID:RzZHExhQ
あはれとも問ふひとならで問ふべきか
嵯峨野ふみわけておくの古寺
熊谷直之
580 :
人間七七四年:2013/12/19(木) 00:07:48.47 ID:PiemEt8y
大内を出にし雲の身なれども
出雲の浦の藻屑とぞなる
大内晴持
581 :
人間七七四年:2013/12/23(月) 02:29:17.53 ID:YxQ6dUZc
絵にうつし石を作りし海山を
のちの世までも目かれずや見ん
細川高国
582 :
人間七七四年:2013/12/30(月) 01:28:24.08 ID:QI+1J/49
朧なる月も仄かに雲霞み
晴れて行くへの西の山の端
武田勝頼
黒髪の乱れたる世ぞ果てし無き
思いに消ゆる露の玉の緒
北条夫人(武田勝頼室)
583 :
人間七七四年:2013/12/31(火) 17:53:31.57 ID:GJRzXjkv
我身いま消とやいかにおもふべき
空よりきたりくうに帰れば
北条氏政
584 :
人間七七四年:2014/01/01(水) 10:25:57.70 ID:6qnt/20+
極楽も地獄もともに有明の
月ぞ心にかかる月かな
上杉謙信
585 :
人間七七四年:2014/01/01(水) 10:52:34.90 ID:6qnt/20+
照らせなを光をそへて君が代に
行く末とをく契る月かけ
正親町天皇
586 :
人間七七四年:2014/01/05(日) 10:34:00.50 ID:9tdrz5VR
三好野の梢の雪と散る花を
長治とやは人のいふらむ
三好長治
587 :
人間七七四年:2014/01/05(日) 10:34:42.99 ID:9tdrz5VR
588 :
人間七七四年:2014/01/07(火) 11:12:32.87 ID:s0RstDdO
さしむかふ心は清き水かがみ
土方歳三
589 :
人間七七四年:2014/01/11(土) 17:11:52.04 ID:11NUCyDg
磯かげの松の嵐や友ちどり
いきてなくねのすみにしの浦
豊臣秀次
590 :
人間七七四年:2014/01/22(水) 13:57:46.47 ID:DEnjE4X/
わが恋は三島の浦のうつせ貝
むなしくなりて名をぞわづらふ
鶴姫
591 :
人間七七四年:2014/02/05(水) 04:03:28.64 ID:UpQnfakH
忠臣蔵の四十七士が切腹をしたということについても、やはり、
これも今は立派な働きを結束してやったが、
あの人たちが許されて世間に出て来ると、またどんな失敗をするかわからぬ。
長い月日のうちにはどういうことになるかわからぬから、
その後を全うさせるためには、今死んだ方がよかろうというようなことから、
切腹したというような話をきくこともある。
いかにもこんな考えにも一応の理屈はあるように思われる。
けれどもそれじゃ、一時華やかであったら、後は皆死んでしまったらいいという訳ではないが、
一例をお話したにすぎないのである。(鈴木大拙 禅とはなにか 角川文庫より抜粋)
592 :
人間七七四年:2014/02/05(水) 17:51:26.23 ID:UpQnfakH
名を惜しむ命やかへん世の中に
ながらへはつる習ひありとも
石谷某(美濃斎藤家家臣)
593 :
人間七七四年:2014/02/07(金) 11:03:52.41 ID:Bu0aLCvs
息子に自分の志を継げよと無理は言わない。
持って生まれた天分ならば、例え息子が乞食になったとて悲しまぬ。
金持ちになったとて喜びもしない
伊藤博文
594 :
人間七七四年:2014/02/13(木) 17:12:32.33 ID:YMnV2C5N
古い言葉に、わずかばかりの善悪であっても必ず応報の道理がある、というものがある。
よくよく心得、悪心に禍いされぬようにしたいものである
北条重時
595 :
人間七七四年:2014/02/21(金) 21:24:09.15 ID:l2Tpa5dM
はかなくも悟りいずこと求めけん
誠の道は我に具はる
中江藤樹
596 :
人間七七四年:2014/04/01(火) 12:30:31.92 ID:pGFTncfV
時有りて自ら至り時有りて又還る
清風水を度り明月天に有り
岡谷隆秀
597 :
人間七七四年:2014/04/02(水) 18:39:49.24 ID:9nvI97Xu
恩を受けた人、親しい人、味方の者などには、たとえ悪事があったとしても、
人目に晒さずこっそりと注意を与え、世間にはうまく取りなして悪評を庇ってやり、
逆に誉め立て、二人とない友人か、一人で千人にもあたる味方になって、
秘かによく道理を納得するように諭すなら、欠点も直り、よい人間となるものである。
誉め立てると、人の心も変わってきて、自然と悪い考えも起こらなくなるものだ。
何もかも慈悲の心に包みこんで、よくしていこうとする一念が大切である【葉隠】
598 :
人間七七四年:2014/04/05(土) 09:57:25.90 ID:YSDBEeXL
罪をきる弥陀の剣もかかる身の
なにか五つのさわりあるべき
駒姫
599 :
人間七七四年:2014/04/08(火) 10:19:40.29 ID:tsRqZisp
冬来ぬとはや山里は霜寒み
沓に音ある庭の通ひ路
最上義光
600 :
人間七七四年:2014/05/13(火) 21:15:40.66 ID:UERL8Aer
夢亦是夢 空猶是空 不来不去 端的の中に在り
黒川隆像(宗像氏男)
601 :
人間七七四年:2014/05/14(水) 12:22:23.38 ID:iF8hCTBm
歴史から学べば、最大の敵は外からは来ない。不平分子が家を滅ぼす
伊達政宗
602 :
人間七七四年:2014/05/14(水) 17:48:36.40 ID:XqGxOt8F
念仏三昧は重罪なお滅す。いかにいわんや軽罪をや
法然
603 :
人間七七四年:2014/05/15(木) 10:57:51.71 ID:0N9ciUbJ
さかならぬきみのうき名を留めをき
世にうらめしき春のうら波
大内義隆
604 :
人間七七四年:2014/05/16(金) 16:10:57.37 ID:9V/HvJvw
宝剣を呑却して名弓を放下す 只斯の景のみ有り一陣の清風
小幡義実
605 :
人間七七四年:2014/05/19(月) 09:09:22.06 ID:9RWEH9yg
勝敗の迹を論ずること莫かれ 人我暫時の情一物不生の地 山寒うして海水清し
垣並房清
606 :
人間七七四年:2014/05/22(木) 18:18:29.49 ID:wnheaUMx
平常心をもって一切のことをなす人、これを達人というなり
柳生宗矩
607 :
人間七七四年:2014/05/25(日) 19:22:13.24 ID:nKAm3xvq
人知れず大内山の山守は
木隠れてのみ月をみるかな
源頼政
608 :
人間七七四年:2014/05/25(日) 19:28:48.66 ID:nKAm3xvq
昇るべき頼りなき身は木のもとに
椎をひろひて世を渡るかな
源頼政
609 :
人間七七四年:2014/06/05(木) 22:06:12.61 ID:8lLDvrMJ
敵と立ちあはぬ先に、下作におもひつめて念を入れ、心に油断なくして、
立ちあふてから、ふためかぬ様に心がくる事、簡要也。
心に下作なくして、ふと立ちあふては、習の手も何も出ぬ事也
柳生宗矩
610 :
人間七七四年:2014/06/08(日) 20:27:29.22 ID:P+TLGIMm
戦いは一日早ければ一日の利益がある。
まず飛びだすことだ。思案はそれからでいい
高杉晋作
611 :
人間七七四年:2014/06/10(火) 16:31:33.10 ID:jbvYe/ee
討死の覚悟は真田紋で知れ
幸村は生きる気でない紋どころ
川柳(出展不明)
612 :
人間七七四年:2014/06/11(水) 13:12:44.97 ID:s/ryn2Oj
いかばかり善き人にても、いか程の徳ありても、
人として此の斡旋の才なきものは世の用に立つことなく、無用物なり
真木和泉
613 :
人間七七四年:2014/06/15(日) 08:22:49.71 ID:7JvTsUuV
おほけなき空の恵みも尽きしかど
いかで忘れん仇し人をば
波多野秀尚
614 :
人間七七四年:2014/06/16(月) 11:55:11.45 ID:wYtSwstr
世の人は我を何とも言わば言え 我が成す事は我のみぞ知る
坂本龍馬
615 :
人間七七四年:2014/06/17(火) 09:05:27.59 ID:I7ESIrrA
いやしくも天下に一事一物を成し遂げようとすれば、命懸けのことは始終ある。
依頼心を起こしてはならぬ。自力でやれ
伊藤博文
616 :
人間七七四年:2014/06/18(水) 21:09:19.95 ID:4tSyJg6S
たとえ完全勝利を得たとしても国を戦場にするは上策に非ず。
自然とわが国を恐れ、つけいる気をおこさせないのが最上の策である
佐久間象山
617 :
人間七七四年:2014/06/20(金) 10:10:50.93 ID:fKHl+xfN
人にはすべて能不能あり。一概に人を棄て、あるいは笑うべからず
山岡鉄舟
618 :
人間七七四年:2014/07/18(金) 20:18:59.63 ID:ueiawtV1
けふばかりくもれあふみのかがみ山
たびのやつれの影のみゆるに
足利義尚
619 :
人間七七四年:2014/07/19(土) 16:30:13.25 ID:MawrUh1b
契あれや涼しき道に伴いて
後の世までも仕へ仕へむ
中村文荷斎
620 :
人間七七四年:2014/07/20(日) 16:54:26.52 ID:B8eAQU5k
三十餘歳 守護人天 刹那一句 佛祖不傳
斎藤義龍
621 :
人間七七四年:2014/07/20(日) 17:04:09.93 ID:B8eAQU5k
ながらへてかはらぬ月を見るよりも
死して払はん世々の浮雲
田中河内介
622 :
人間七七四年:2014/07/20(日) 22:09:16.50 ID:+EBBe5HM
見かけの賢く見える者は、優れたことをしても目立たず、
人並みのことをしていても、皆に不足と思われる。
見かけのおとなしい者が、少しよいことをすると、皆が褒めるものである
葉隠より
623 :
人間七七四年:2014/07/21(月) 00:26:13.22 ID:RjyjQDXi
六道の道のちまたに待てよ君
遅れ先立つ習いありとも
武蔵坊弁慶
624 :
人間七七四年:2014/07/21(月) 00:32:23.58 ID:RjyjQDXi
中川も今は三途の川ぞかし
同じ淵瀬に身をば沈めむ
中川清秀
625 :
人間七七四年:2014/07/21(月) 15:04:44.37 ID:KHJ1VzOC
約を変じ強きにつくは男子の道に非ず
金子元宅
626 :
人間七七四年:2014/07/21(月) 15:56:33.35 ID:RjyjQDXi
定めなき浮世にて候へば一日先は知らざる事に候
真田幸村(信繁)
627 :
人間七七四年:2014/07/21(月) 16:02:49.21 ID:RjyjQDXi
刀剣短くば一歩を進めて長くすべし
柳生宗矩
628 :
人間七七四年:2014/07/21(月) 16:28:10.72 ID:RjyjQDXi
君が名を仇になさじと思ふゆえ
末の世までと残しおくかな
吉川経家
629 :
人間七七四年:2014/07/22(火) 13:31:34.05 ID:HRaQkDQc
人生七十 力囲希咄 吾這寳剣 祖佛共殺
堤る我得具足の一太刀 今此時ぞ天に抛
千利休
(じんせいしちじゅう りきいきとつ
わがこのほうけん そぶつともにころす
ひっさぐる わがえぐそくのひとたち
いまこのときぞ てんになげうつ)
630 :
人間七七四年:2014/07/22(火) 15:32:35.34 ID:HRaQkDQc
五行をばその品々に返すなり
心問わるる山の端の月
山手殿(真田昌幸の正室)
631 :
人間七七四年:2014/07/23(水) 01:02:26.98 ID:Vs4CS+VL
こしの身はいづくの土となるとても
君がみのわに心留まる
安藤九郎左衛門
632 :
人間七七四年:2014/07/23(水) 01:25:29.03 ID:Vs4CS+VL
後の世のかぎりぞ遠き弓取りの
いまはのきはに残す言の葉
大道寺政繁
633 :
人間七七四年:2014/08/27(水) 00:44:37.12 ID:AkR8YmKg
宗鑑はいづくへと人の問うならば
ちとようありてあの世へといへ
山崎宗鑑
634 :
人間七七四年:2014/08/27(水) 00:47:54.70 ID:AkR8YmKg
だし抜けに首を打ち落とされても、ひとはたらきは十分に出来る。
新田義貞の最期が証拠だ。
心で負けているから、反撃も出来ずに倒れてしまうのだ。
近頃の例では大野道賢の目覚ましい働きを見るがよい。
これは反撃をしてやろうと一途に思い込むことである。
武士の意地のためならば、怨霊にも悪鬼にもなってやるぞと、
人並み外れの勇猛心を持てば、首が落ちてもただでは死なない
葉隠より
635 :
人間七七四年:2014/08/27(水) 00:49:46.45 ID:AkR8YmKg
文武両道は車輪のごとし
一輪欠ければ人をわたさず
しかれども戦場に文者は功なき者なり
足利尊氏
636 :
人間七七四年:2014/08/28(木) 00:27:57.37 ID:D2wQYWgi
武士は常に自分をいたらぬ者と思うことが肝心である
加藤嘉明
637 :
人間七七四年:2014/08/28(木) 00:30:43.21 ID:D2wQYWgi
さとりなば坊主になるなさかなくへ
地獄へ行って鬼に負けるな
蛭川新右ヱ門
638 :
人間七七四年:2014/08/28(木) 00:31:50.64 ID:D2wQYWgi
鬼という恐ろしきものはどこにある
邪見の人の胸にすむなり
一休
639 :
人間七七四年:2014/08/28(木) 00:36:49.10 ID:D2wQYWgi
極楽も地獄も我れにあるなれば
悪念起こる心制せよ
一休
640 :
人間七七四年:2014/08/28(木) 20:10:30.81 ID:M2U3yd7v
641 :
人間七七四年:2014/08/30(土) 20:51:29.35 ID:sf+sluQK
死んでから仏になるはいらぬもの
生きたるうちによき人になれ
蜷川新右衛門
642 :
人間七七四年:2014/08/30(土) 20:52:58.86 ID:sf+sluQK
ほとけにもなりかたまるはいらぬこと
石仏らを見るにつけても
一休
643 :
人間七七四年:2014/09/01(月) 19:01:20.95 ID:63M2xVxg
仕返しをするには、ただまっしぐらに飛び込んで斬り殺されるまでである
葉隠
644 :
人間七七四年:2014/09/03(水) 20:44:13.76 ID:Ld2NlI/9
ひとり来てひとり帰るも我なるに
道をしえんといふぞおかしき
蜷川新右衛門
645 :
人間七七四年:2014/09/03(水) 20:45:29.81 ID:Ld2NlI/9
ひとり来てひとり帰るも迷いなり
来たらず去らぬ道を教えん
一休
646 :
人間七七四年:2014/09/03(水) 20:53:10.37 ID:49kjg9rn
最上義光
「梅咲きて匂ひ外なる四方もなし(梅の清々しい匂いが溢れている)」
氏家守棟
「幾重霞のかこふ垣内(ここは霞のかかった屋敷内)」
647 :
人間七七四年:2014/09/05(金) 18:06:46.36 ID:+6sy/bN0
曇りなき月の光りに誘はれて
浮世の雲も晴てこそ行け
種田勘九郎
648 :
人間七七四年:2014/09/07(日) 16:19:37.09 ID:oB3ZsFPj
年越しはめいどの旅の問屋場か
月日の飛脚あしをとどめず
蜷川新右衛門
649 :
人間七七四年:2014/09/07(日) 16:21:10.08 ID:oB3ZsFPj
門松は冥途の旅の一里塚
馬かごもなくとまりやもなし
一休
650 :
人間七七四年:2014/09/13(土) 09:37:01.30 ID:O05ThHlu
秋風や真葛原に吹き荒れて
恨みぞ残る雲の上まで
二条良豊
651 :
人間七七四年:2014/09/13(土) 15:44:14.36 ID:O05ThHlu
風荒み跡なき露の草の原
散り残る花もいくほどの世ぞ
祢宜右信
652 :
人間七七四年:2014/09/14(日) 07:22:03.95 ID:xLS1O6/R
生死を断じ去って 寂寞として声なし 法海風潔く 真如月明らかなり
野上房忠
653 :
人間七七四年:2014/09/19(金) 15:53:36.73 ID:M/lRuwAb
君なくば憂き身の命何かせむ
残りて甲斐の有る世なりとも
別所治忠
654 :
人間七七四年:2014/09/27(土) 14:45:41.23 ID:rfrj/Cny
なしといひありと又いふことの葉や
法のまことの心なるらん
細川高国
655 :
人間七七四年:2014/09/30(火) 13:15:58.50 ID:qZv52p5S
末の露本の雫に知るやいかに
つひに遅れぬ世の習ひとは
右田隆次
656 :
人間七七四年:2014/10/01(水) 19:39:00.53 ID:qEYHy33K
朝霜やまだ解けやらぬ縄手道
詠み人知らず
657 :
人間七七四年:2014/10/02(木) 09:32:33.45 ID:rV4CfoK9
うつ太刀のかねのひびきは久かたの
天津空にも聞えあぐべき
三原紹心
658 :
人間七七四年:2014/10/05(日) 14:28:52.39 ID:wZl9BXp3
鳥啼きて今ぞおもむく死出の山
関ありとてもわれな咎めそ
小野木重勝の正室(妻)
659 :
人間七七四年:2014/10/07(火) 14:21:03.80 ID:kcznsl61
露とちり雫と消える世の中に
何とのこれる心なるらん
豊臣秀吉
660 :
人間七七四年:2014/11/05(水) 13:48:58.05 ID:T8ihsOzK
友を得て猶ぞうれしき桜花
昨日にかはるけふの色香は
毛利元就
661 :
人間七七四年:2014/11/05(水) 14:25:59.07 ID:T8ihsOzK
急ぐなよ又とどまるな吾が心
定まる風の吹かぬかぎりは
島津日新斎
662 :
人間七七四年:2014/11/06(木) 10:11:26.21 ID:gE5ID6qy
丸くとも一かどあれや人心
あまりまろきはころびやすきぞ
坂本龍馬
663 :
人間七七四年:2014/11/06(木) 13:22:58.72 ID:gE5ID6qy
死生は度外に置くべし
世人がどう是非を論じようと迷う必要は無い
吉田松陰
664 :
人間七七四年:2014/11/06(木) 13:24:32.61 ID:gE5ID6qy
組織上に階級の差はあれど、その教育に対するに至りては同じく共に責任を負ふものなり。
同じ釜の飯を食ふものなり
榎本武揚
665 :
人間七七四年:2014/11/07(金) 11:50:12.16 ID:1ae+4Yk/
順逆無二門 (順逆二門に無し)
大道徹心源 (大道心源に徹す)
五十五年夢 (五十五年の夢)
覚来帰一元 (覚め来れば一元に帰す)
心しらぬ人は何とも言はばいへ
身をも惜まじ名をも惜まじ
明智光秀
666 :
人間七七四年:2014/11/07(金) 12:10:49.83 ID:1ae+4Yk/
草枯らす霜又今朝の日に消えて
報のほどは終にのがれず
三好実休
667 :
人間七七四年:2014/11/07(金) 20:13:36.73 ID:1ae+4Yk/
われ数度の合戦に勝利をえること武力のいたす所にあらず
全て天運をまっとうして神明仏陀による故なり
北条氏康
668 :
人間七七四年:2014/11/08(土) 19:44:15.85 ID:Ajdeizt6
かはるなよ下も志村も諸ともに
思ふ心はみな一つ括り
一栗高春
669 :
人間七七四年:2014/11/08(土) 19:46:05.10 ID:Ajdeizt6
うれしやな今を賽碁の盤の上に
一つ栗こそ二つ勝ちけれ
一栗高春
670 :
人間七七四年:2014/11/09(日) 22:39:14.47 ID:nUCMw/vn
恋しさは秋ぞまされる千とせ山の
あこやの松に木隠れの月
伊達政宗
671 :
人間七七四年:2014/12/18(木) 19:46:32.30 ID:qaeJZDo+
老いぬともさらぬ入りめのありといへば
いよいよ見まくほしき銭かな
吉島五郎左衛門
672 :
人間七七四年:2014/12/28(日) 10:36:18.29 ID:OJk46psJ
あかあかやあかあかあかやあかあかや
あかあかあかやあかあかや月
明恵上人
673 :
人間七七四年:2014/12/28(日) 10:45:10.80 ID:OJk46psJ
主君のお子様が遅くお生まれになるのもよいことだろう。
お子様が歳のゆくまでお部屋住みでおいでになると、ご不満をおいだきになることもある
葉隠
674 :
人間七七四年:2015/01/06(火) 20:59:05.03 ID:zGGSeJqB
露の身の消えても心残り行く
なにとかならむみどり子の末
池田和泉守
675 :
人間七七四年:2015/01/08(木) 12:53:22.23 ID:yNJTNtTv
君がためごようといへばあげにけり
幾世経ぬらん此庭のまつ
山伏の般若坊
676 :
人間七七四年:2015/01/08(木) 12:54:29.25 ID:yNJTNtTv
心経の摩訶の下なる般若坊
一切公役無役なりけり
伊達政宗
677 :
人間七七四年:2015/01/08(木) 13:08:05.65 ID:yNJTNtTv
梶原と般若坊とが二度のかけ
それは高名是は名号
山伏の般若坊
678 :
人間七七四年:2015/01/08(木) 13:10:10.97 ID:yNJTNtTv
般若坊武道は知らず歌道には
何梶原に劣りやはせん
伊達政宗
679 :
人間七七四年:2015/01/09(金) 11:07:09.08 ID:e8dL125g
幾たびかいくさに花をさけのべが
なき跡までも名をば残せり
最上義光
680 :
人間七七四年:2015/01/09(金) 13:24:36.45 ID:e8dL125g
心にや懸しいくさの鮭登を
若者どもの手本にもせよ
最上義光
681 :
人間七七四年:2015/01/11(日) 18:40:25.84 ID:n2cWKbZF
うつつとも夢とも知らぬ世の中に
すまでぞかへる白川の水
駒姫
682 :
人間七七四年:2015/01/14(水) 22:47:36.26 ID:uTubJOYB
梓弓おして誓ひをたがへずば
祈る三島の神もうくらむ
北条早雲
683 :
人間七七四年:
いそがずばぬれざらましを旅人の
あとより晴るる野路の村雨
大田道灌