B Kahnたちは、RBP4の量を増加させるとインスリン抵抗性が生じるが、減少させると逆の効果 があることを見いだした。また、インスリン感受性を高める薬剤がこのタンパク質を減少させるこ ともわかった。Kahnたちは、RBP4量を減らすことが2型糖尿病の実行可能な治療法となるかも しれないと考えている。
「この発見は、糖尿病研究で長らく残っていた矛盾点を解決するものになるかもしれない」と、 D MuoioとC NewgardがNews and Viewsで述べている。
医学:血清レチノール結合タンパク4は、肥満や2型糖尿病におけるインスリン抵抗性の原因となる Qin Yang, Timothy E. Graham, Nimesh Mody, Frederic Preitner, Odile D. Peroni, Janice M. Zabolotny, Ko Kotani, Loredana Quadroand Barbara B. Kahn Nature 436, 356-362 (21 July 2005) | doi: 10.1038/nature03711 http://www.nature.com/nature/journal/v436/n7049/abs/nature03711.html