心理学の初学者向けの本を紹介するスレは複数ありますので, ここでは心理学史上の古典と言える文献を紹介してください。 原著のタイトル,出版年に加えて, 内容の概略や心理学史上の意義についても書いていただけると 他分野の研究者にも役立つかと思います。
こういうスレは不要です。 みんなむかついているんですよ!!!
3 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/02/27 07:49
>>2 何をむかついているんですか?
みんなって誰ですか?
心理学やるのに哲学は必要ないとか,
心理学に思弁を持ち込むなとかほざいている化石厨房たちですか?
こういうスレこそ大切に育てていただきたいと思います。
専門分野以外の古典的文献なんて一生読むことはないかもしれないし,
自分の研究の肥やしにはならないかもしれないけれど,
心理学という知の営みの中での自らの位置を確認するためにも,
どのような研究が古典とされているのか知りたいです。
公務員試験や大学院入試の勉強をしている人にも役立つと思いますが。
4 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/02/27 08:29
このスレの趣旨は単行本の紹介なのだと思いますが,
心理学史上の古典的論文に関しては,
York大學のC.D.Green氏による
下記のサイトで原文ないし英語訳が読めます。
Classics in the History of Psychology
http://psychclassics.yorku.ca/
まずは化石行動主義のバイブルを紹介して欲しいぞ.
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/02/27 12:29
古典と言っても 本当に化石化してしまったものもあれば、 何十年経ってもインスピレーションを与えつづけてくれるものもある。 できれば後者のほうを紹介してくれ。
7 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/02/27 13:17
「この本だけは(読まなくてもいいけど)知っておけ!」ってヤツをお願い。
8 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/02/27 14:44
Bartlett,F.C.(1932) Remembering:A Study in Experimental and Social Psychology, Cambridge University Press. 記憶研究の古典にして認知心理学,文化心理学の源流とも呼べる著作。 Ebbinghausによる記憶研究とは対照的に, 有意味な記憶材料を用いて日常的な文脈の中で行なわれた研究が豊富に紹介されている。 その中にはフクロウの絵が黒ネコに変わっていく実験や 北米先住民の民話「幽霊たちの戦争」を材料にした実験など,有名なものも含まれている。 この書物は,認知心理学におけるスキーマ概念のひとつのルーツでもある。 また,この書物には数値データや統計学といったものはほとんど顔を見せない。 彼の研究姿勢は,Neisserの“Memory Observed”など, フィールド派の認知心理学研究に受け継がれている。 宇津木保訳『想起の心理学』というタイトルで 誠信書房から翻訳が出ていたが,現在は品切れの模様。 原著の方もしばらく絶版になっていたが, 1995年にKintschによる新しい序文をつけて Cambridge University Pressから再刊されている。
私は記憶が専門ではないので, 専門の方から見て不足している所や誤っている所があったら ぜひ書き込んでください。
11 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/02/27 18:09
ところで
>>2 はなんでこういうスレは不要と言ってるのか?
不要なスレなど他にたくさんあるだろうに。
>>3 の言うとおりの厨房なのか?
それとも他の理由があるのか?
真意が知りたい。
>>11 古典的条件づけの話題かと思って来てみたら,あらビクーリ!
期待を裏切られた化石厨房の捨てゼリフなんじゃないの(w
行動心理学????とかいう期待を裏切るスレもあったし。
13 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/02/28 02:43
オ、いつの間にやらこんなスレが。
みんなで自分の研究領域の古典を紹介し合ったらいいではないですか。
>>8 さんのスタイルに倣って。
でも、どのぐらい古いと古典と呼べるのかな。
刊行後15年じゃ新し過ぎる?
現状じゃあ、80年代前半は既に古典っぽく扱われてるなぁ。
15 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/02/28 02:58
刊行されて10年も経たずに古典的地位を占めている本もあるしね。 古典の基準は古さじゃないと思う。 だけど一般的には四半世紀ぐらい経たないと評価が定まらないのでは?
16 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/02/28 21:56
行動分析学派にとっての新約聖書はスキナーの著作群なのだろうが, その中から1冊を選ぶとすれば,どれだろう? また旧約聖書に当たるのはワトソンの“Behaviorism”だろうか? それともソーンダイクやパヴロフなのだろうか?
17 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/02 23:05
『行動心理学』の人たちよ。
>>16 の答えが知りたいぞ。
18 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/02 23:48
19 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/03 00:47
>>18 スキナーの1冊はどうよ?
行動分析の人たちは単行本より論文重視かな。
でも,スキナーの著作には論文集のようなものも多いよね。
20 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/03 02:14
Fukurai,T. (1931). Clairvoyance and Thoughtography その分野では評価の高い、古典だそうな。驚くことに現在でも入手可能。 アマゾンで23ドル95セント。 日本が世界に誇る心理学者だな。
21 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/03 02:22
22 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/03 02:35
>>22 をいをい,“o”が1つ抜けてないか?
そんなんじゃ,とてもIOND大学の院には受からんぞ。
なんだか「第二次世界大戦」スレと並ぶ ヲタクスレになりつつあるな。
25 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/03 04:21
Miller,G.A.,Galanter,E.,& Pribram,H.(1960) Plans and the structure of behavior. Henry Holt. 認知心理学の誕生を告げるマニフェスト。 歴史に残る1958年のランド研究所セミナーに参加して強いインパクトを受けたMillerが, その2年後,フォード行動科学高等研究所での1年間の研究生活のあいだに そこで出会ったGalanter,Pribramと共同で執筆した。 その中心的アイデアは, 中枢にTOTE,すなわちTest→Operate→Test→Endというフィードバックループを想定し, それにより行動のコントロールが行なわれるとするモデルである。 このときから心理学は, 確信犯的に「人間を機械と見なす」アプローチを採用することになる。 もっとも,彼らは自ら「主観的行動主義者」と名乗っており, 行動主義のすべてを否定しているわけではない。 この本も,十島雍蔵ほか訳『プランと行動の構造』というタイトルで 誠信書房から翻訳が出ていたが,現在は品切れ。 このような古典的名著を品切れのまま放置している誠信書房に 再刊要望の声を上げようではないか。
そーいえばさ、俺って心理学史とかには疎いから教えてほしんだけど、 ヴントの著作あるの? 読んだことないんだけど。 現代心理学にとっての価値があるかないかは別にして、古典といえばこれ以上の古典はないだろ。 何せ「心理学」という「学問」の父だ。
27 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/03 05:26
へー。うわ。
教えてくれて、さんきゅー。
>>27 時間がある時に読んでみるわ。
それにしても、19世紀か……。
29 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/03 05:40
>>28 ついでに,こういうのは知ってるかい?
29 名前: 心理学豆知識 投稿日: 2001/07/23(月) 00:48
★ヴント文庫★
東北大学附属図書館の地下書庫に大切に保管されている「ヴント文庫」。
1922年頃,当時の東北帝国大学法文学部心理学研究室の初代主任教授に内定していた千葉胤成が,
留学先のドイツで他界して間もないヴントの個人蔵書が競売にかけられることを知り,
苦労の末,落札に成功して持ち帰ったものである。
その内容は,製本済みの雑誌を含む単行書6762冊と小冊子(その大半は雑誌論文の抜刷)9098冊から成っており,
ヴントの全蔵書の約60%に及ぶ。
いやぁ、知らなんだ。 さすが東北大、奥が深ぇや……(;゚Д゚)。
31 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/03 12:49
このスレ勉強になるぅ。
それにしても
>>2 は、何むかついてんだろ?
なんか勘違いしてるのか。
32 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/03 13:32
33 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/03 13:37
>>32 上のスレの123に集計結果が載ってます。
コピペしときますね。
123 名前: 余計なお世話の名無しさん 投稿日: 2001/01/09(火) 02:35
誰もやらないようなので私が数えてみました。
20世紀終了の時点での集計結果を発表します。
投票者数42名,のべ投票数105(シャレも含む)。
1位(9票)スキナー,B.F.
2位(6票)フロイト,S.
3位(5票)ヘッブ,D.O.
4位(4票)ピアジェ,J.
5位(3票)村瀬嘉代子
5位(3票)パヴロフ,I.P.
5位(3票)ビネー,A.
8位(2票)ヴィゴツキー,L.S.
8位(2票)ハイダー,F.
8位(2票)ギブソン,J.J.
8位(2票)マー,D.
8位(2票)ラマチャンドラン
以上が上位12名です。
以下にはいずれも1票ずつ,36名の名前が挙がっています。
とりあえずご報告まで。
このスレ立てた贋心理学教授は 「この本だけは読んでおけ!」の贋心理学教授と 同一人物なんだろうか?
36 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/03 20:41
で,もう一度問うが, スキナーの主著と言えば何だろう? “Verbal Behavior”は チョムスキーによる痛烈な批判を招いたという皮肉な形ではあったが, 最も注目を浴び最も影響力を持った著作だと思うが, スキナリアンは納得しないかな。 小説家としてのスキナーの代表作なら, 当然“Walden Two”なんだろうが。
37 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/03 20:54
>>36 やっぱこれでしょ。
Enjoy Old Age: A Program of Self-Management
by B. F. Skinner & M. E. Vaughan (1983)
共著だけど。
38 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/03 21:22
>>37 すばやいレス,ありがとさん。
スキナリアンは皆,それに同意してくれるかしらん。
あと,その本,翻訳が出ていたそうだけど,
タイトルと出版社を御存知なら教えていただけませんか。
39 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/03 21:24
ダイヤモンド社 「楽しく見事に年齢をとる法:いまから準備する自己充実プログラム」って タイトルだけど、もう絶版だそうな。
楽しく見事に年齢をとる法。 これがスキナーの到達点だったか...
41 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/04 00:50
42 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/04 09:43
Skinnerの本1冊というなら,論文集的なものを抜かすと About Behaviorism か Beyond Freedom and Dignity かな。 あとは Walden Two,これは行動主義的ユートピアを描いた小説。 いずれもアメリカではまだごく普通に売っており,ペーパーバックが amazon などで簡単に買える。About Behaviorism と Walden Twoは 翻訳も出ていたがこれもまた絶版または品切れ。 Verval Behaviorはたしかに問題の書だが難解だし初心者向けではない。 本当に読んだ人がどれだけいるのか。俺も持ってるけど読んでないし, Chomskyも通読はしてないというのが定説。
>>42 このスレでは初心者向けでなくても全然構わないのです。
心理学史の観点から価値ある書物を紹介してください。
44 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/04 14:07
>>42 翻訳が絶版になってるのなら,なおさら
“About Behaviorism”と
“Beyond Freedom and Dignity”の概要を紹介していただきたく思います。
暇なときで結構ですから,お願いいたします。
>>44 どちらもスキナー自身は「一般人向け」に行動主義の
思想を説いているつもりの本。実際に一般の人にとって
そうかは疑問。
About Behaviorismは犬田充によって「行動工学とは何か」という
題で訳されている(裕学社,1975)。訳本の目次だけ示すと
行動の原因/皮膚の内側の世界/生得的行動/オペラント行動/
知覚/言語行動/思考/原因と理由/知ること/動機と情動の内的世界/
自己と他者/コントロールの問題/皮膚の内側にあるもの/要約すれば
といった内容。これ一冊読むと心的概念についての分析哲学的な考察も
わかるようになる。
Beyond Freedom...(1971).の方はもっと直接的に,行動主義の 人間観を論じている。というか一種の文明論。これは翻訳はない(と思う)。 目次を示すと A Technology of Behavior/Freedom/Dignity/Punishment/ Alternatives to Punishment/Values/The Evolution of a Culture/ The Design of a Culture/What IS Man といった内容。似たようなものに Science and Human Behavior という 本もある。これもAmazonなどでペーパーバックが買える。
ところで,心理学の古典といえば以下のようなものもあるよ。 心理学におけるパーソナリティの概念がいまのように混乱する 原因を作った本。 W. Mischel 1968 "Personality and Assessment" Wiley 原書のリプリント(LEA)は Amazonでも買える。 翻訳もあるが誠信はこれも品切れかな? W.ミッシェル,詫摩武俊監訳 「パーソナリティの理論〜状況主義的アプローチ」1992 誠信書房
ついでにこれも読んどけ。 Ross,L & Nisbett 1991 The Person and The Situation. Temple Univ. Press 対人認知の基本的帰属錯誤の提唱者。
あとはこれ Lewin, K 1935 Dynamic Theory of Personality. McGraw-Hill B=f(P,E)っていう有名な公式,最初に載ってたのはこれだよ。
50 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/04 18:06
>>46 “Beyond Freedom and Dignity”は翻訳されているようですよ。
スキナー 『自由への挑戦』 番町書房
私は読んでいないし,訳者もわかりませんが。
42さんは行動分析家と思いきや, 社会心理学にも詳しいようで。 ひょっとして,あのお方では...
>>50 これですな。
自由への挑戦 : 行動工学入門 / B.F.スキナー著 ; 波多野進,加藤秀俊訳<ジ
ユウ エノ チョウセン : コウドウ コウガク ニュウモン>. -- (BN03235800)
東京 : 番町書房, 1972
スキナーの翻訳って,昔はスキナリアン以外によるものが多いなあ,
って昔はスキナリアンがいなかったのか。
古典とは, 翻訳はされても絶版になっている本のことだったのか...
55 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/05 15:55
>>54 それ,シャレにならんほど事実。
教科書で使われたり,変な理由で売れてない限り
専門書は3〜4年で品切れ(事実上の絶版)がふつうになってきた。
だから自然と古典は品切れ絶版となる。これはアメリカでも同じ。
ギブソンでも最初の二冊は普通に本屋では買えないぞ。
でたらすぐ買え,古本屋では悩まず買え。
56 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/06 22:24
ためになるスレあげ。
57 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/09 00:07
Heider,F.(1958) The psychology of interpersonal relations. John Wiley & Sons. バランス理論と帰属理論の源泉となった対人認知研究の古典。 2者関係,3者関係といったミクロな社会状況のの素朴心理学的分析を通して, 「物」の認知の研究から導かれたゲシュタルト心理学の原理が 「人」の認知にも適用できることを示そうとしている。 バランス理論は認知的不協和理論と並んで認知的斉合性理論の代表格であるが, 不協和理論が熱い認知論(=動機論)であるのに対し, バランス理論は冷たい認知論(=知覚論)であることは銘記すべきである。 またHeiderにおける帰属の概念は,後の理論家とは異なり, 知覚論の枠組みの中で考察されていることも忘れてはならない。 Heiderの心理学にはKoffkaの影響が色濃く感じられ, 同じくKoffkaの影響を受けたGibsonと通底するものがある。 大橋正夫訳『対人関係の心理学』というタイトルで, これもまた,あの誠信書房から翻訳が出ている。 品切れでないことを祈る。
58 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/09 09:13
どなたか ピアジェの「発生的認識論序説」, ヴィゴツキーの「思考と言語」, ギブソンの「生態学的視覚論」あたりを紹介していただけませんか。
59 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/11 18:21
心理学徒の皆さんは ここに挙がっているような古典を 学部時代に読んでおられるのでしょうか?
60 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/11 23:30
専門分野の古典ならゼミなどで読む機会はあるでしょうが, 専門分野以外のものは名前だけ知っているという程度でしょう。
61 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/12 07:24
学部時代には読まないだろうな。 院生時代も,それどころか研究者になっても 読まずにすますことはできる。しかし, 古典をきちんと勉強した奴と,そうでない奴との 間には,やっぱりそれなりの差はあるYO。
62 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/13 02:56
新入りさんたちよ。 これが本当の心理学書というものだ。
63 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/16 17:10
春休みだから,文庫版で読める古典でも紹介しようか。 W.ジェームズ著 今田寛訳 『心理学』上・下 岩波文庫 ★★★ 大著Principles of psychology(1890)の短縮版である Psychology:Briefer Course(1892)の翻訳。 邦訳としては福来友吉(1902),今田恵(1927)に続く3度目のものである。 心理学独立以前の研究史の集大成のような内容で 現代の心理学教科書とはかなり趣きを異にするが, 今の時代にも通用する洞察もふんだんに盛り込まれている。 もっとも,多くの心理学徒にとってこの書物はすでに博物館の化石である。 文学研究者や思想史研究者にとっては意義ある研究対象なのかもしれないが。 そんなわけで心理学初学者にはお薦めしない。
64 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/16 21:55
入手が難しいらしいが、 I Do: How to Choose Your Mate and Have a Happy Marriage Hans J. Eysenck,Betty N. Kelly / Paperback / Ballantine Books, Inc. / June 1985 ていうのがある。アイゼンク大先生が、書いたセルフヘルプの本だ。心理学徒よ、 これを読んで、友を作り、幸せな結婚をするのだ。 それにしても、スキナーの「年のとり方」の本にしても、アイゼンクのこの本に しても、Behavioristは通俗本を書くのが好きなのかもね。
すまん、Choose Your Mate は、「友を作る」じゃなくて、「連れ合いを 選ぶ」だったな。
66 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/19 08:47
こちらは心理学中級者向け。
67 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/19 09:55
学部4回生から修士向けage
68 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/21 18:18
文庫で読む古典その2。 W.リップマン著 掛川トミ子訳 『世論』上・下 岩波文庫 ★★ Public Opinion(1922)の翻訳。 リップマンは20世紀最高のジャーナリストとも呼ばれる人で,心理学の研究者ではない。 本書は第1次大戦後における社会の混乱の原因究明を目的として書かれたものだが, 現実の環境と人間の行動の間には頭の中にある環境のイメージ=擬似環境が介在しており, 人間の行動はこの擬似環境に対する反応であるとの説が展開され, 「ステレオタイプ」という概念を提出したことで知られる。 良質のジャーナリズムはときに凡庸なアカデミズムを軽々と跳び越えて 人間についての深い洞察を与えてくれることの好例。
69 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/21 19:02
>>69 もちろん(w
★の数は「この本だけは読んでおけ!」スレに準じていて,
★=一般というか,素人さん向け
★★=学部生向け
★★★=院生以上の専門家向け
のつもりです。
それにしても,
岩波文庫が★の数で値段を表していたことを知ってるあなたは
結構なお歳でしょう(w
71 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/23 16:49
週末あげ。
72 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/26 12:53
もっと紹介してください。
73 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/30 00:06
文庫で読む古典・その3。 パヴロフ著 川村浩訳 『大脳半球の働きについて/条件反射学』上・下 岩波文庫 ★★★ 「この本だけは...」スレでガイシュツだったかもしれないが,改めて御紹介。 パヴロフがその後半生を賭けた四半世紀にわたる条件反射学研究の集大成。 1924年の春,軍医学校で医師と科学者たちを前に行なわれた連続講義の記録である。 同じく連続講義の記録であるフロイトの「精神分析入門」とスタイルの上では似ていなくもないが, パヴロフの場合は実験データの紹介に多くの時間を割いているため, 読み物としてはやや退屈なものになっている。 専門外の心理学徒として興味深いのは 生涯一生理学徒であったパヴロフの心理学観が披瀝される第1講か。 いつぞやクイズスレッドで出題されたヴント先生のエピソードも パヴロフ先生の講義が元ネタかと思われる。
74 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/30 18:29
週末&春休みあげ。
75 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/30 18:34
誰か「宗教的経験の諸相」のレビューをしてくり
76 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/04/01 15:09
新年度スタートあげ。
77 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/04/03 00:56
心理学を知ったつもりになるのは このスレで紹介されてる本を読んでからにしなさい。
78 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/04/04 15:52
今日は先生方がいらっしゃてるようなので,あげときます。 ぜひ御自身の専門領域の古典を紹介してください。
79 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/04/06 20:10
週末あげ。
80 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/04/09 22:27
もっと続けてくれ。 糞スレを駆逐するためにも。
81 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/04/18 02:33
もっと書き込んでくれ。 糞厨を駆逐するためにも。
82 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/04/25 00:03
忘れられた名スレあげ。
83 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/05/04 14:06
黄金週間後半あげ。
84 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/05/15 14:31
これは保全しとかなきゃ。
85 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/05/18 02:40
ニャロメだかみゃろめだか知らないが, 本気で心理学を批判しようというなら このスレで紹介されてる本ぐらいは読んでおけ。
86 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/06/02 01:56
こころある心理学徒よ。 向学心溢れる後輩のためにも, もっと古典を紹介してくれ。
87 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/06/15 23:29
保全あげ。
88 :
没個性化されたレス↓ :02/07/05 20:15
古典をわかりやすく編集しなおしたものってないものなのかな。 最近、フロイトの精神分析入門が出てたけれど、あれってどうなのかな。
>>88 日本評論社から
本明寛大先生!編「ブックガイド心理学」というのが出ている。
雑誌「こころの科学」の連載をまとめたもののようだが,
内容は「ブックガイド心理学史」かと言いたくなるような
もはや歴史的価値しかない「死んだ古典」が多いな。
執筆陣もすでに心理学史になっちゃてる人が多いし。
「生きている古典」が紹介されてるだけ,このスレの方がマシかも。
精神分析入門は講義録であり文字通り入門篇なのだから,
そのものの翻訳を読むべし。
ただし内容を鵜呑みにしないこと。
あたしは父親の本棚から抜き取って小学生のときから拾い読みしていたな。
90 :
没個性化されたレス↓ :02/08/01 02:34
夏太郎のためにあげとく。
91 :
没個性化されたレス↓ :02/08/23 20:19
保全あげ。
92 :
没個性化されたレス↓ :02/09/08 18:13
夏の終わりの保全あげ。
93 :
没個性化されたレス↓ :02/09/20 05:49
ついでにあげとけ!
94 :
没個性化されたレス↓ :02/10/11 00:53
こっちもあげとこう。
95 :
没個性化されたレス↓ :02/10/12 01:55
Gibson,J.J.(1979) The ecological approach to visual perception. Houghton Mifflin Company. (邦訳) J.J.ギブソン(著),古崎敬・古崎愛子・辻敬一郎・村瀬旻(訳) 生態学的視覚論/ヒトの知覚世界を探る サイエンス社 生涯一知覚研究者であったギブソンの遺作にして,今をときめくアフォーダンス理論の原典。 感覚入力に基礎を置く知覚理論の困難を乗り越えるものとして, 光束からの不変項抽出に基礎を置く「生態光学」が提案される。 言ってみれば「目で物を見る」という図式を覆す試みである。 D.ノーマンによる紹介以降,アフォーダンスの概念は心理学を越えて広い領域に普及したが, その過程でさまざまな誤解や拡大解釈が積み重ねられてきたことも否定できない。 いま改めてその原点を訪ねてみるのも意義深いことと思う。 アフォーダンスの概念がK.レヴィンの“Aufforderungs charakter(誘発特性ないし誘意性), およびK.コフカの“demand character(要求特性)”に起源を持つものであることも 記憶に留めておくべきであろう。
こういうふうに 心理学史スレと連動して紹介してくださるとありがたい。
97 :
没個性化されたレス↓ :02/10/12 03:09
99 :
没個性化されたレス↓ :02/10/12 03:20
100 :
没個性化されたレス↓ :02/10/12 03:21
PPPの諸理論
101 :
没個性化されたレス↓ :02/10/15 00:01
「発生的認識論序説」と「思考と言語」はまだかな? 「宗教経験の諸相」のリクエストもありましたな。
メルロ=ポンティ 「知覚の現象学」 なんちて
103 :
没個性化されたレス↓ :02/10/22 16:57
防波堤あげ。
104 :
没個性化されたレス↓ :02/10/26 07:39
なんだか紹介してくれてるのは同じ人ばかりのようだな。 みんな自分の専門領域の古典を紹介しれ。
105 :
没個性化されたレス↓ :02/11/01 20:51
ドナ先生、エリクソンの著作を紹介してくださいな。
ドナ先生、苦悩するドナの著作を紹介してくださいな。
>>108 んなもんねえよ.
辺境ドナ子牛に何期待してんだ?
じゃあ論文を紹介してください。紀要でもいいです。
おまえなあ、ドナ様に何を聞いている! 「ん?3桁あるけど全部書こか?」 とか言われたら、ワシ等がへこむだろ!!
3桁もあるかヴォケェ. だいたい,論文と呼べるようなしろものはねえよ. .........書いてて,情けなくなってきた.....ウツダシ(以下略
というか、論文が3桁ある人間って...はたして日本に何人いるだろう...
分野にもよるってことだろうなあ. 医療系の十数名連名の論文なんかを見てると, 3桁突入も夢ではないと思われ.
115 :
没個性化されたレス↓ :02/11/06 22:16
雑談するヒマがあるなら古典を紹介しる! もっと古典を!
116 :
没個性化されたレス↓ :02/11/14 07:59
誰か「思考と言語」を10行で紹介しる!
117 :
没個性化されたレス↓ :02/11/14 10:32
大山さんて100超えたんだよね?(年齢じゃなくて論文数)
118 :
没個性化されたレス↓ :02/11/14 10:33
しかしこれからは数じゃなくて質が大事になるから、数ばかり気にしても しょうがあんめ。話題になるような本当に面白い論文数本書けていれば イケてんじゃないの?
119 :
没個性化されたレス↓ :02/11/14 16:27
アイゼンクは4桁とかいう噂があるよな。
120 :
没個性化されたレス↓ :02/11/16 15:50
まだスキナーの verbal behavior は邦訳出てないんすか
science and human behaviorすら滞ったままなのに無理なこと言うなよ
スキナーの本を翻訳するためには見本として最低2章を訳して スキナー財団に送って審査を受けないと版権もらえないんだぞ。 そしてその審査がやたら時間がかかるのだ。もう1年以上経つよなあ。 しかし日本語の訳を誰が審査するのか。わかりきっていることなんだけどな。 まずは訳の出てる(もちろん絶版になってる)のを探して読めよ。 とくに「教育工学」は訳もわりといいし勉強になるぞ。
123 :
没個性化されたレス↓ :02/11/23 18:19
連休あげ。
124 :
没個性化されたレス↓ :02/12/07 02:49
心理学史スレと並行して続けて欲しい。
125 :
没個性化されたレス↓ :02/12/21 21:52
冬休みだから誰か書いてよ。
126 :
没個性化されたレス↓ :02/12/27 15:18
年末あげ
127 :
没個性化されたレス↓ :02/12/30 23:21
実験心理学提要 岩波書店刊 先週、古本屋で見た。 半世紀前の実験法が詳しくかかれている。
128 :
没個性化されたレス↓ :02/12/31 01:51
スキナーって財団を擁するほどなのか・・・・
129 :
没個性化されたレス↓ :02/12/31 02:17
130 :
没個性化されたレス↓ :02/12/31 13:55
日本における心理学の古典といえば元良勇次郎の一連の著作でしょう. 「心理学綱要」とか「心理学10回講義」とか. 後は,日本が世界に誇れる独創的な心理学者といえば,梅津八三先生では ないでしょうか.盲ろう二重障害児に,日本ではじめて言語行動を形成し, こうした実践を基盤に,障害児のみならずひろく生活体一般に通底する 言語行動の系譜を示しました.最近,梅津先生の著作が出版されています. 「重複障害児との相互輔生」東京大学出版会,「心理学 梅津八三の仕事」春風社 です.行動分析学の大家,佐藤氏も敬愛するという心理学者です.
行動療法だと、おなじ梅津でも、夜尿症治療で 梅津耕作先生を先に思い出してしまう。
132 :
没個性化されたレス↓ :02/12/31 19:15
梅津八三先生、1991年没。 ポピュラー心理学者だけど、 宮城音弥とか南博は、まだご存命なのぉか?
南博は新聞で訃報を見た。 一般の新聞に訃報の出る心理学者なんてそうはいないよなあ。
こないだも誰か出てたと思うけどなぁ。 誰だったかなぁ。
これ? 【心中か? 独協大教授が夫婦で飛び込み―JR常磐線土浦駅ホームで】 25日午前8時20分ごろ、茨城県土浦市のJR常磐線土浦駅で ホームにいた中年の男女2人が、到着した特急電車に相次いで 飛び込み、死亡した。 県警土浦署の調べでは、死亡した男女は所持品などから、同 市内に住む独協大教授の神尾昭雄さん(59)と妻の規子さん(58) と分かった。夫婦はホームにいたが、昭雄さんが飛び込み、直後に 規子さんが線路に降りたという。目撃者の話などから、同署は自殺 とみて調べている。 言語学が専門の神尾教授は昭和40年、慶応大学文学部心理学 科を卒業後、東北大学大学院で英語学、慶応大大学院で心理学を 専攻した。筑波大学助教授を経て、独協大学外国語学部教授となり、 著書に「情報のなわ張り理論」がある。 独協大(埼玉県草加市)では、「土浦署に職員を派遣するなどして 確認中ですが、最近、悩んでいたり、トラブルといった話もなくて、驚 いています」(総務部)と話している。 この事故で普通電車上下4本が運休し、約1万7000人に影響が 出た。2次試験が始まった筑波大では、事故の影響から、試験の開 始時刻を1時間遅らせた。
初心にかえって(かえり過ぎだぁ)、 諸学の祖 アリストテレス Aristoteles 「霊魂論」( De anima) 読んだことないけど! 古典だよなぁ。 ”心理学の過去は長い、だが、その歴史は短い”って誰の言だっけ?
137 :
没個性化されたレス↓ :03/01/01 21:17
エビングハウス
原文で知りたい!独語?英語?
139 :
bloom :03/01/02 22:10
(^^)
142 :
没個性化されたレス↓ :03/01/07 20:09
保全しておく。
143 :
没個性化されたレス↓ :03/01/30 21:03
∧_∧ age ∩´∀`∩) \ ) ( ( / ((_)
144 :
没個性化されたレス↓ :03/02/09 04:48
両梅津先生あげ
145 :
没個性化されたレス↓ :03/02/09 05:13
ユングって人気ないんだね。 なんで?
一般的にユングは大変人気があります。 ただ、学問的に心理学板・心理学徒に人気が無いだけです。
読み物としては大変独創的で面白いものだけど、学術的な観点から見ると電波でしかないという罠。 あれを文学としてなら心理学徒も評価するでしょう。
仮説ですらないんだよ。
え? そうなの?
ファンタジーに近いかな
なるほど、納得。
>145氏 君のような素直で快活な人は大歓迎だ。 まあ、何もない過疎板だが、ゆっくりしていきたまへ。
茶くらいだすか。 旦
湯気が立ってないぞ。
>>153 あ、どもども(^^)。
お茶いただきます。
あ、できればコーヒーなんかがあるとうれしいです(^^;)。
悪ぃが、あんたが飲んだ茶は無料じゃねぇんだ。 代金を貰う代わりに、この板で心理学を知ってから帰ってもらうぜ。
う……。代金払ったほうがまだいいかも……(^^;)。 ……わかりました。 少しでも心理学のことを知るように努力します。
感じのいい学生さん?ではないか。 どこぞの馬鹿猫とは大違い・・・ ちゃんとした議論のできる常連さんたちは最近はsageで書くようになっているので、 良いスレは下の方に沈んだまま続いている事が多いんだよ。 あるいは、「過去ログ倉庫」スレや「良スレを探そう」スレなども覗いてごらん。 「ユング」スレの的確な紹介も載っているよ。
160 :
没個性化されたレス↓ :03/02/11 06:03
これは良スレなのでアゲておこう。 上の方で書き込んでおられた諸先生方は今何処?
161 :
没個性化されたレス↓ :03/02/11 17:28
>144 両梅津先生とは,梅津八三先生と梅津耕作先生ということでよろしいですか?
163 :
没個性化されたレス↓ :03/02/11 22:04
進化心理学 と言ってみるテスト
(^^)
165 :
没個性化されたレス↓ :03/03/21 15:22
春休みのお勉強あげ。
166 :
没個性化されたレス↓ :03/03/21 17:59
G.W.オルポート著 星野命・原一雄訳『人格と社会との出会い』 誠信書房(絶版)
では私も紹介。 「精神の生態学」G・ベイトソン著 佐藤良明訳 新思索社 原著の出版年などは失念してしまった。失礼。改訂版は今でも余裕で手に入るはず。 言わずとしれたダブルバインド理論だけではなく、進化や知能・コミュニケーションなど 様々な分野における思索が含まれている。もちろんベイトソンは心理学者ではないが、 心理学全般に非常に大きな影響を与えた論文集ではないかと。
168 :
没個性化されたレス↓ :03/04/03 22:42
心理学の専門書というのは このようなものですね。
169 :
没個性化されたレス↓ :03/04/13 17:11
興味あげしときます
>>167 うーんベイトソンですか......うーむ
古典というより亜流のようにしか思えなかったのですが......
もううろ覚えなんですけれど、わたしの理解が浅薄だったのかなあ....
洋書で読んだほうがいい、優れた古典てありますか
いいのがあったら教えてください
お願いします
170 :
没個性化されたレス↓ :03/04/13 17:12
(^^)
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
173 :
没個性化されたレス↓ :03/04/24 03:48
えー,どなたか ジェイムズ 『宗教経験の諸相』 ヴィゴツキー 『思考と言語』 ピアジェ 『発生的認識論序説』 の紹介文をお願いします。
174 :
没個性化されたレス↓ :03/05/03 16:11
黄金週間お勉強あげ。
175 :
bloom :03/05/03 16:22
176 :
没個性化されたレス↓ :03/05/04 00:44
勉強になるぞ、あげ。
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉
179 :
没個性化されたレス↓ :03/07/06 16:22
梅雨の合間の保全あげ。
181 :
没個性化されたレス↓ :03/07/06 19:24
182 :
没個性化されたレス↓ :03/07/07 02:55
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
185 :
没個性化されたレス↓ :03/07/23 13:40
夏休みだからあげておく。
186 :
没個性化されたレス↓ :03/08/05 20:49
今すぐ会いたいの。ひろみはあなたなしじゃもうだめみたい。
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187 :
没個性化されたレス↓ :03/08/06 04:58
188 :
没個性化されたレス↓ :03/08/29 11:55
夏の終わりのお勉強あげ。
190 :
没個性化されたレス↓ :03/09/25 23:55
保全しておく。
191 :
没個性化されたレス↓ :03/10/02 21:21
『 科 学 と 人 間 行 動 』 B.F.スキナー著 二瓶社 「この本だけは・・・」スレに翻訳が出たとの告知がありました。 今日,書店で見かけて手にとったのですが, なぜか扉にも奥付にも訳者あとがきにも 原著の出版年や出版社といった基礎的な書誌情報が載っていませんでした。 そのあたりを含めて,どなたか概要を紹介していただけないでしょうか。
192 :
没個性化されたレス↓ :03/10/03 02:37
>>191 俺もあとがきだけざっと立ち読みしたけど、
著者の紹介や原著の歴史的意義の解説のようなものはなかったような。
行動分析が心理学徒のあいだでさえ誤解されていると感じたことが
翻訳を手がけたきっかけらしいが、
スキナリアンの唯我独尊ぶりは相変らずなのだなぁとオモたよ。
194 :
没個性化されたレス↓ :03/10/31 12:11
保全あげ。
195 :
没個性化されたレス↓ :03/11/28 23:55
今月も保全あげ。
196 :
没個性化されたレス↓ :04/03/04 13:59
だけど誰も書き込まないなあげ。
197 :
没個性化されたレス↓ :04/03/05 02:24
うん
198 :
没個性化されたレス↓ :04/03/05 09:11
>>191 >>193 激しく遅レスだが。
原著の出版年は1953年。ペーパーバックの表紙には「ウォールデン・ツーの作者による書」と
書かれているから、例の小説が当時のアメリカに与えた影響の大きさがうかがい知れる。
>>45 の解説と同じく、「一般人向け」に行動主義の思想を説いているつもりの本。
内容は、スキナーの科学観に関する簡単な紹介から、今日行動分析学で用いられている
基本的な原理の解説、その後のVerbal Behaviorの源流にもなる理論的考察、
社会と文化の分析とデザインの話、といったところか。
199 :
没個性化されたレス↓ :04/03/05 09:12
を。 親切なスキナリアン登場! 勉強させてもらいます。
201 :
没個性化されたレス↓ :04/03/05 11:10
>>199 偽スキナリアン発見!
本物のスキナリアンはJEABの名前を間違えたりしない。
Journal of Experimental Analysis of Behavior
ではなく
Journal of the Experimental Analysis of Behavior
だ。
theを付け忘れるやつは、行動分析学を真に理解していない。
そして本物のスキナリアンは、細かな間違いを鬼の首を取ったようにあげつらうと。
>theを付け忘れるやつは、行動分析学を真に理解していない。 なんてのはネタだろ。 まぁ,書誌情報は正確であるに越したことはないのだけど。
>>199 が自分でまちがいに気づいて
「期待されるスキナリアン」風にセルフツッコミ入れている,に
10000ウォールデン。
205 :
没個性化されたレス↓ :04/03/05 17:38
>>201 偽スキナリアン発見!
本物のスキナリアンは間違いを正すのに罰を用いたりしない。
罰ではなく、強化だ。
これを忘れるやつは、スキナーの思想を真に実践していない。
206 :
没個性化されたレス↓ :04/03/05 17:42
>>205 スキナーの「罰なき社会」をちゃんと読んだか?
207 :
没個性化されたレス↓ :04/03/05 17:43
>>203 theがつかないと「行動分析学」にはならない。
佐藤方哉「来し方行く末」を嫁。
ていうか、俺は自分がスキナリアンだとは一言も言ってないのだが。 まあ、自称スキナリアンがいかに品のない人種かはよくわかったよ。
>>208 禿同。
毒づくだけじゃなくて何か気の効いた補足解説でもすればいいものを。
特に(おそらく)専門外の人間に対する
>>207 のような対応は,
>>193 の言う唯我独尊ぶりをいみじくも体現しているな。
そりゃあ「行動分析が心理学徒のあいだでさえ誤解されている」のは必然だ罠。
210 :
没個性化されたレス↓ :04/03/08 17:24
まあまあ,こんなところで喧嘩しないで。 ところで HullやTolmanの著作の翻訳はあるのでしょうか? またそれは歴史的資料としての価値以外に 現代の心理学徒にとって読むべき価値があるものでしょうか?
>>210 翻訳出てるよ。
学習とか記憶とか専門なら読まなきゃいけないだろうけど、
専門でないなら歴史的資料にしかならないと思う。
213 :
没個性化されたレス↓ :04/03/09 14:01
>学習とか記憶とか専門なら読まなきゃいけないだろうけど おまえ専門外の知ったかだろ
214 :
没個性化されたレス↓ :04/03/12 18:00
春休みなのであげておく。
215 :
没個性化されたレス↓ :04/04/09 00:00
新年度なのであげておく。
216 :
没個性化されたレス↓ :04/04/20 07:59
新入生歓迎あげ。
217 :
没個性化されたレス↓ :04/04/21 19:20
現代臨床心理学―クリニックとコミュニティにおける介入の原理 S.J.・コーチン (著), 村瀬 孝雄 (翻訳)
>>217 君が古典だと思うのなら
内容と心理学史上の意義を簡単に紹介してくださいな。
219 :
没個性化されたレス↓ :04/04/22 09:58
根本が崩れ去った物に何かを積み上げようとする作業は 人は時間の浪費と呼んでいる
『本能と嗅覚の記憶の繰り返し』と自分流に呼んでいる
221 :
没個性化されたレス↓ :04/05/01 16:32
連休だからあげてみる。
222 :
没個性化されたレス↓ :04/05/02 11:58
山口組はたいしたことないダサイ名前さ
223 :
222:ゾロ目開運開き :04/05/02 12:10
実にうまいとこ突いてるだろう
224 :
没個性化されたレス↓ :04/05/05 17:17
コンビニエンスショップに並ぶヤクザ週刊誌も タイトルと内容変えたほうがいいな あれって芸能人みたいでダサイ表紙だぜ なんとか幼稚園の恐怖とかに(笑)タイトル変えたほうがよっぽどマシだろ?
そんなもん通用するわけないだろうがっ、 とか良く町で色んな人間と話してるものさ〜♪
226 :
225:日本人 :04/05/05 17:36
関東エリア日本最強!
古典みたいなもんだが、とっくに完全粉砕した。
228 :
没個性化されたレス↓ :04/05/05 20:16
日本人がやればもう少しましさ 日本人ではない故の 目に見えないところに最大の弱点が いくつもそいつには有ることが分かった その弱点はここには書かない(笑) 今のところ日本人同士の仲間内の利益にしておく!?かもな
このスレの趣旨を御理解いただけない方の 書き込みは御遠慮ください。
230 :
没個性化されたレス↓ :04/05/19 11:24
231 :
没個性化されたレス↓ :04/06/02 11:29
復刊キャンペーンあげ。
232 :
没個性化されたレス↓ :04/07/25 00:08
夏休みあげ。
233 :
没個性化されたレス↓ :04/08/08 02:55
とりあえずココマデ
234 :
没個性化されたレス↓ :04/09/19 13:48:50
p
235 :
没個性化されたレス↓ :04/11/29 17:33:44
ウィキペディア連動あげ。
236 :
没個性化されたレス↓ :04/12/08 11:59:17
カーネマンとトヴァスキーの プロスペクト理論に関する著作の翻訳は出ていないのでしょうか?
237 :
没個性化されたレス↓ :04/12/28 18:52:45
勘ちがい受験生撲滅キャンペーン!
238 :
没個性化されたレス↓ :05/01/06 14:08:06
おまいら 本当の心理学書とはこういうものです、
239 :
没個性化されたレス↓ :05/01/28 06:17:11
だれか ティボー&ケリーの『対人関係論』とか カートライト&ザンダーの『グループ・ダイナミックス』を紹介してくれ。
240 :
没個性化されたレス↓ :05/03/18 07:48:03
もう古典を語れる人はいないのか。
勘の心理学 ヤスパースとハイデッガーの書簡集(タイトル不明) 現存在分析 ビンスワンガーとかm・ボス
242 :
没個性化されたレス↓ :2005/05/05(木) 00:46:41
GW保全あげ。
243 :
没個性化されたレス↓ :2005/06/12(日) 02:06:46
誰も書かないけど保全あげ。
244 :
没個性化されたレス↓ :2005/06/13(月) 20:54:06
心理の本は耐用年数短いからな
>>244 過去ログ読んでから言ってるのか?
サルくん。
246 :
没個性化されたレス↓ :2005/06/15(水) 21:40:44
↑そんなモン読む暇人は貴殿以外にいません
サル好きクンは,心理板の隅から隅まで丁寧に読んでいる真面目な人なんです。
248 :
没個性化されたレス↓ :2005/06/15(水) 23:45:48
人 (__) うんこ (__)_ _,.-',ィ ァ ァ ニ≧ーヘ / ノ / //【サル】/,ィヽ r' ノ / /,//,ィ_ ///1ィノハ ノ////ィ´〃 /ノ' 彡' |ヾ ハ ノ // 川/ノ-‐‐く ,.-┴.! ハ 7 / 彡'_,r(=・=)TニF(=・=)L,リ ┤ 三ノ ヽ 二ノ ヾ二.ノ!ハj フ彡'ノ=' 〃-:、 ,:- 、 ! ノ アホども、過去ログ読め イ ヾ-、 { i-rrrrrrrァ} }ノ ノハ、ーヽ ヽヾ='='='/ /、 _} ノヘ\ \_ ,ィ'ノ ト-、
249 :
没個性化されたレス↓ :2005/06/16(木) 00:07:04
ノ __ / /⌒ ヽ / / ( )'゙ヽ. _/ . /iー-‐'"i ,; / i ! ( ヽ. ) ノ/ .:/ (\.゙ヽ_(_/,イ/ i ! (\\_,_)' ノ (\\_,_,)' i ! l ,i\ ヽ、 ! 過去ログ見ながらしごいているサル
250 :
没個性化されたレス↓ :2005/06/16(木) 00:14:12
≫3
251 :
245 :2005/06/16(木) 00:26:34
わざと変換違いを書くのは2CHの情動なのでは。 奈にも和歌ってねえサルはスッ米。
252 :
没個性化されたレス↓ :2005/06/16(木) 07:28:11
このシト・・・でつか
253 :
没個性化されたレス↓ :2005/06/16(木) 22:06:03
>>245 の本当の姿です
,,.r'' ゛~~` ''ッ,, ) )
、 ゛ ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,, ヾ. ,.、 / /
ミ ミ゛,へ.__, ,_ノヽ i. .| |l l ,´
ミ ミ, ( ・) {・フ 〉 ミ. _-、i::| |ニニii '
、,,,,ツi: ミ,`~´ ヽ~〈 .ミ /,‐ヽヽ`、||
、シ`` i: ,ゞ 'n.inヽ. .ミ ( .〉〉/
シ // ミ` l.l ヽ"、 / ノ
ミ/ シ 彡 ,=こ二=.{ ミ,, ,r'´ ,,、'゛
ミi. / / ' ! w、`~^' vwv '、 ミ 〃 .ミ
.ミ / i: / `^^ \ ." 〃 ミ
.ミ.:/ / / i: v ! ,, \ 、 〃 ミ
:i; .i: w !! ミ!: ミ \\( ⌒ヽ
:i; / i: !! .ミ キ , ⌒`、_ ) )
:il .i: ! w! ミ .:i. (_ ( _,ノ ) ,
:il ! i: ! ,〃゛ キ ゞ、 __, ノ ,
.:il ! /~~````` " '''' = ‐- 、ミ _,,,,_ミ, il ` ー ´
:il ´ ―  ̄ - ,,. -‐‐-、、 ヽ. ヾ、 ゞ、 ` 〃
ゝ、wx.mn.!!++ナ'~ ヾ~ヽ、 ヽ、 ,, ~^^}´
彡 〃 〃 }} /〉.〉〉〉i''" 〃
彡、 {{ 〃,__!////l | 〃
X,, 》. ≪.__`‐'.' '´,Uwwvw'、...,,,___
^^^^ !wニこ)こ)二)`) (_,,,..- 、...二⊃_).)
254 :
没個性化されたレス↓ :2005/07/06(水) 19:22:33
またサル
>>245 が出没しました。餌を与えないように
255 :
245 :2005/07/16(土) 22:43:14
俺はタバコを吸わないが。
256 :
没個性化されたレス↓ :2005/08/05(金) 01:46:59
257 :
245 :2005/08/05(金) 07:57:47
サルたる自覚は十分に持ちあわせているし 古典的と呼ばれて悪い気はしない。 このスレも俺が立てたものだしな。
古典的サルのほうが,自分がサルであることを認識している分,遥かにマシだと思うなあ。
ジエンサル
261 :
没個性化されたレス↓ :2005/12/07(水) 20:34:01
ドナ・ロボっていつも慈円のシトでしょ
262 :
没個性化されたレス↓ :2006/03/11(土) 08:15:19
保全あげ。 ヴィゴツキー『思考と言語』 ピアジェ『発生的認識論序説』 の紹介をキボンヌ。
サイコロの目のようにすぐにコロコロ変わるのがサイコロジーです 古典といっても、今では、アレはウソだった、というのがすべてです
「神聖なものを犬に与えてはならず、また、真珠を豚に投げてはならない。 それを足で踏みにじり、向き直ってあなたがたにかみついてくるだろう。」 マタイ 07:06
と、ドナが言っております
マタイも知らんのか
やはり宗教ですか、心理学における古典って
文脈も理解できないサルがお出ましのようで
269 :
没個性化されたレス↓ :2006/07/14(金) 20:07:34
>>262 ヴィゴツキーとピアジェで思い出したが,
人間と共生するロボットの開発を目指すこの人たちのプロジェクトは
ヴィゴツキー,ピアジェの発達理論と
バンデューラの社会的学習理論をバックボーンにしているらしい。
Infanoid Project
http://www2.nict.go.jp/jt/a134/infanoid/index.html クリエイティヴな研究者というものは
他分野の成果にも敬意を払い,批判的に検証しながら継承・発展させていくものだ。
かつての学習理論家が精神分析に対してとった態度のように。
こき下ろしコピペ君にも見習っていただきたいものである。
271 :
没個性化されたレス↓ :2006/09/16(土) 00:15:10
受験勉強アゲ
272 :
没個性化されたレス↓ :2006/10/22(日) 14:32:35
発生的認識論序説全3巻の復刊キボンヌ。 三省堂だっけ。
273 :
没個性化されたレス↓ :2006/12/06(水) 13:14:42
ここで取り上げられているような古典的文献については ウィキペディアに項目を立てるべきではないでしょうか。
274 :
没個性化されたレス↓ :2006/12/09(土) 14:40:44
276 :
没個性化されたレス↓ :2006/12/13(水) 12:33:09
必読スレの紹介、今日もご苦労さん。
277 :
没個性化されたレス↓ :2007/01/13(土) 15:27:04
ここで紹介されてるような本は ウィキペディアに項目を立てて記事を書くべきなんじゃないの。
自分や他人の気持ちが汲めないヤシが、もしかしたら分かるようになるかも、 と期待してやるのが心理ガクです。 他の人は分かっている様子なのに自分は何がなんだか分からない、 場で浮いてしまう、こんな人が心理ガクトになるんです。 よ〜く観察してみなさい。 心理ガクの教員って、他人の気持ちを理解していないでしょう。 相手の表情の変化が読めていないでしょう。 心理ガクの教員=心理の学生のうち、特に社会へ出る勇気が無かった 引きこもりの成れの果てなんですから。
279 :
没個性化されたレス↓ :2007/07/05(木) 16:05:29
280 :
没個性化されたレス↓ :2007/08/09(木) 07:17:17
ジェームズ 心理学
精神分析によって封印されていた過去の記憶を「ほりかえした」ように見えて、 実はありもしない記憶が「捏造」されただけであるケースが複数ある事が指摘 されている。たとえば、女性の患者が精神分析により父親からの性的虐待を「思い 出した」為父親を訴えたものの、実際には虐待の証拠は発見されず父親が勝訴 するという例が複数存在する。 精神科医にしてフェミニストのジュディス・L・ハーマンはこの種の記憶捏造の 原因になったとしてたびたび訴えられた。彼女は、患者自身が疾患の原因として 「仕事がつらい」、「妻とうまくいかない」などといったものを挙げていたとし ても、疾患の原因は幼児期に両親から性的虐待を受けた事であると断定した。 もちろん性的虐待の覚えなど無い患者はそれを否定するのだが、ハーマンらから 「それは記憶を封印しているだけ」、「思い出さねば治らない」といった言葉を聞 くうちに虐待の記憶を「思い出し」、両親を告発する事になる。結果的にこういっ た虚偽記憶に基づく訴訟が表に出た事でそういった治療が正しいのかと反発を受け、 回復記憶療法は2000年ごろまでに完全に停止された。この結果、フロイトの提唱した 抑圧された記憶の考えは、完全否定はされなかったものの非常に疑わしくなった。
精神分析で有名なジグムント・フロイトは、コカの「白い粉」に、うつ病や無気力を防ぐ「奇跡の物質」と いう勲章を与え、婚約者のマルタ・ベルナイスに宛てた手紙に「君は、コカインを服用した男がどれほど 大きくたくましいかをしるだろう」書き送り、コカインが性的能力を高め、快楽と興奮をもたらすと、 友人たちにもしきりにすすめた。また、モルヒネ中毒に有効と信じ、モルヒネ中毒だった友人フライシェル に常用させ、重度のコカイン中毒にさせた。
283 :
没個性化されたレス↓ :2007/11/21(水) 16:07:32
ハーマン批判の急先鋒は エリザベス・ロフタスをはじめとする認知心理学者だったわけだし, 「トラウマ学派」は精神分析一派からも評判が悪い。 ハーマンとフロイトを同一視してこき下ろそうなんてのは 素人だましでしかない。 いまさらフロイトをこき下ろしたところで 心理学の価値が毀損されるわけもなく。 勘違い厨房のオナニーコピペだな。
284 :
没個性化されたレス↓ :2008/02/26(火) 23:27:01
285 :
没個性化されたレス↓ :2008/02/26(火) 23:29:45
あ
286 :
没個性化されたレス↓ :2008/02/26(火) 23:32:01
あ
287 :
没個性化されたレス↓ :2008/07/20(日) 14:28:37
どなたか『類人猿の智慧試験』なんかを紹介しておくれやす。
288 :
没個性化されたレス↓ :2008/07/20(日) 15:41:15
フロイトの『性欲論』を最初に邦訳したのは矢部八重吉なのか、それとも安田徳太郎なのか? 安田徳太郎だとしたら、その出版社はどこなの?
289 :
没個性化されたレス↓ :2008/09/19(金) 22:31:22
>>287 その本、大好き。
とりあえず書籍の情報について。
いうまでもなく著者はヴォルフガング・ケーラー(Wolfgang Köhler)。
原題はIntelligenzprüfungen an Menschenaffen。
ベルリンのJulius Springerから1921年に刊行。
ただこれは、1917年のIntelligenzprüfungen an Anthropoidenのリプリントらしい。
勘違いだったらすまん。
こちらは書籍ではなくプロイセン科学アカデミー紀要のようだ。
Köhler (1917) と書かれていたり Köhler (1921) と書かれていたりするのはこのためだろう。
本は家に置いてあるので詳細は後で書きたいと思います。
宮孝一の訳(1962年、岩波書店)を見てみた。 Intelligenzprüfungen an Menschenaffen. Berlin: Springer, 1917. (2. Aufl. 1924) と書かれているが、俺は誤りだろうと思う。 ほかに、メルロ=ポンティの『行動の構造』(英訳と邦訳)を見てみた。 Koehler, W., Intelligenzprüfungen an Menschenaffen, 2nd ed., Berlin, 1921 とあるが、1917の紀要に掲載されたものを初版とみなしているのかもしれん。
ごめん。冒頭でケーラーが全部書いてた。 1917年に紀要で書いたのが絶版→1921年に書籍化。その際にちょっと補筆。 この本は、だいたいチンパンジーの道具使用行動と迂回行動についてのみ書かれている。 高校生物の教科書や参考書に載っている2つほどの動物の行動実験がこれに由来している。 柵の向こうに食べ物が吊り下げられていて、そこまで迂回して行かなければならない実験。 いくつか箱を積み上げることでしか、天井から吊り下げられた食べ物を獲得できない実験。 あと有名なのは、棒で天井から吊り下げられた食べ物を振り落とす実験か。 道具をつなげようとしているチンパンジーの写真も割りと有名かな。 ゲシュタルト心理学との関係で読むとおもしろい本だけど、 チンパンジーの知性研究として読むだけでも十分おもしろい。 その意味で比較認知の古典。 むしろ今では比較認知の古典としてしか引用されていなさそう。 メルロ=ポンティはゲシュタルト心理学として引用しているが。 1910〜1920年代は、やたらと霊長類に道具使用をさせている。 チンパンジー……ケーラー、ヤーキス夫妻、コーツ夫妻 オマキザル……ハーロウ、クリューヴァー、ビラン・ドゥ・アーン アカゲザル……シェパード、ネルマン & トレンデレンブルク ハーロウがオマキザルを使っていたのはunpublishedなんだけど、 みんな結核か何かで全滅したらしい。 このような一連の研究の嚆矢として、ケーラーの研究はやはり重要だろう。
そのため、全体として悪くない内容になってしまう。 動物の道具使用の比較認知研究はつい最近、80年代からのもので、 ケーラーのころと比べてもやっていることはそれほど変わっていない。 もちろん統計法が整備され、統制実験がおこなわれているというのは大進歩だけれども。 ということで、ゲシュタルト心理学の本として読むか、 動物の道具使用研究のアイディア集として読むかの2とおりで楽しめると思う。 それか、何も考えず読んでも、エソロジーの本を読むような楽しさがある。 --- 本書のを書き上げていた週には、鶏なぶりが圧倒的な流行であった。 その模様は、非常によくチンパンジーの特色を示すものであるから、ここに省略せずに書いてみる。 以下に記述する事実は、どれも繰り返し観察されたものであることを断っておく。 さて、チンパンジーが自分らのパンの分け前を食べていると、きまって隣の地所の鶏共が、柵のまわりに集ってくる。 多分パンのかけらが時折網目からこぼれ落ちるからで、鶏共はそれを啄ばむのである。 〔……〕 (3) 鶏はパンで柵までおびき寄せられる。だが、無心に啄ばもうとする瞬間に、あいている方の手で、 あるいはそばに蹲っている他のチンパンジーが、棒で突きを入れる。 もっとひどい場合は、丈夫な針金で無防備の鶏を突き刺す。 2匹のチンパンジーがこの遊びを分担してやる時、前もって取りきめておくということは無論ない。 その時の具合で、両者の働きが合致するように運ばれるのである。彼らはこれを了解していて、 成り行き任せにやるのである。 --- 何回読んでもこの箇所が好きだ。
293 :
贋心理学教授 :2009/09/14(月) 00:11:52
おいらが立てたスレッド,まだあったか。 通好みの書き込みが泣かせるぜ。 ほぼ1年ぶりにage。
294 :
没個性化されたレス↓ :2009/12/12(土) 05:22:03
>>291 に補足。
ハーロウの研究室といえばアカゲザルだが、
オマキザルの研究も、何件か出版されているようだ。
>>291 ではunpublishedと書いてしまったがウソだった。
ハーロウが著者に入っていないから気づきませんでした。
Kounin, J. S. (1938). Laterality in monkeys. Journal of Genetic Psychology, 52, 375-393.
W. C. Osman HillのPrimatesに引用されているのに気づかないとは不覚。
オマキザルが利き目テストを受けている写真が出ている。
7年たっても300もレスついてないのに落ちないとか、どんだけ 需要ないんだろ。
296 :
没個性化されたレス↓ :2010/02/20(土) 05:44:38
春休みなのであげとけ。
297 :
Ψ :2010/05/18(火) 11:12:12
久しぶりの来訪記念にあげておく。
298 :
没個性化されたレス↓ :2010/05/22(土) 19:05:37
>>291 迂回実験についてであるが、マックスプランクの人たちが昨年追試を出した。
Vlammings, P. H. J. M., Hare, B., & Call, J. (2010).
Reaching around barriers: The performance of the great apes and 3–5-year-old children.
http://dx.doi.org/10.1007/s10071-009-0265-5 出版年が今年になっているが、オンライン出版は昨年だった。
動物園の場合、チンパンジー、ボノボ、ゴリラができずに、オランウータンができたのが意外。
サンクチュアリ(野生動物の収容施設)のチンパンジー、ボノボ、オランウータンはできていた。
ケーラーの実験でチンパンジーが成功したのは、被験者が後者の状態に近い個体だったか、
実験環境が被験者にとって熟知しすぎたものだったか、いずれかだろう。
299 :
没個性化されたレス↓ :
2010/08/24(火) 12:31:04 真夏の虫干しあげ。