なぜ、心理学はこれほど否定されるのか?

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1名無しさん
今日、初めてこの心理学版に来てそう思いました。
心理学否定スレッドが乱立していますね。
それに対する答えもたくさんあってよくわかりません。
なんで心理学はこんなに嫌われるのでしょうか?
21:2000/05/04(木) 15:09
ちなみに私は全くのど素人で、
「心理学」に対しては、漠然としたイメージしか持ち合わせていませんが、
「精神分析学」と分類(?)されているような分野の入門書程度を
かじったことがあります。
3neuron:2000/05/04(木) 16:18
私も心理学については素人で、新書程度しか読んでません。
一見した感じでは『認知心理学』と『発達心理学』はしっかりした学問
だと思いますが、他は実証的側面があいまいだったり、
問題の掘り下げ方が間違っているように見えます。
例えば、「最近若者の凶悪犯罪が多い」とかいうと心理学者の方々が、
「現在の社会システム(価値観なども含む)がどうの・・・」とか
「最近の若者の価値観や思考はどうの・・・」と言いますが、
具体的にそのような価値観が脳の中にどうコードされて、
外からの情報とどう関わって、例えば「人を殺したい」というような
衝動をもたらすのか?ということについての理解を深めなければ意味が
ないと思います。環境要因それぞれについて統計的処理を下して、
あとの解釈はそれぞれの立場で・・・では根本を突き詰めれないと思います。

41:2000/05/04(木) 17:06
そうですね。もしかしたら「それぞれの立場で」とneuronさんが
おっしゃるときの、その立場というものが、実は非常に細分化されて
いるのかもしれません。一体「○○心理学」というのはいくつあるのでしょう。
そして、我々素人にとっては全てが「心理学」の名のもとに一括されているように見えて、
玉石混交というか味噌糞一緒というようなイメージしか持てないのかもしれません。

この板でも、「○○心理学」やら「精神医学」やらの名称が入り乱れて
いるようですが、一体どれが玉でどれが石なのでしょう。
起源にさかのぼるといいのでしょうか。その場合、フロイトでいいのでしょうか。
5ったくもう:2000/05/04(木) 17:18
精神分析は心理学じゃないんだってば。
6名無しさん:2000/05/04(木) 17:40
いずれにしろ心理学と名の付く営みすべてに対して
それらしいコメントができるのはなかなかいないよ。
学者の書く入門書だって、当の学者の理論的立場、
思想的立場から自由になっているわけではないし。

心理臨床や教育心理(この場合、教育方法の意)の場合は、
それが何を示すにせよ、とにかく「よくなること」を目標に
するから、現場に忠実であればあるほど、程度の差こそあれ、
その理論的整合性・一貫性などどうでもよいといえてしまう。
要するに、「よくなればよい」のである。

フロイトなんぞが科学的と称したって、あの「説明」が、
「物理学モデルを範とする自然科学的な因果法則」である
わけがない。患者がその説明を受け入れ、そのことにより
症状が寛解すればよいのだしね。それ以上でもそれ以下でもない。

まず、心理学は、臨床系と基礎系に分けられるんだろうけどね。
ああ、この分け方でもまた争いがおきるかな。
7名無しさん:2000/05/04(木) 17:42
ああ、5みたいな言い方もあるね。
精神分析の用語・概念・方法をすべて捨てろといわれたら
結構臨床のみなさんはこまるのでは?
81:2000/05/04(木) 17:46
>ったくもうさん
なるほど、心理学一般は精神分析学とは区別されるわけですね。
起源も違うんでしょうか。フロイトじゃないんですか?
すいません、フロイトくらいしか思い浮かばないものですから。
9ったくもう:2000/05/04(木) 17:47
>7
困るだろうねえ。
で、自分たちは一体何をやってきたのかって愕然とするわけだ。
10ったくもう:2000/05/04(木) 17:49
>8
ブント
ということになっているらしい。
11名無しさん:2000/05/04(木) 17:53
心理屋のコメントが胡散臭く聞こえるのは、聞いている方の人間が、
その説明を「自然科学的な因果法則」だと思うからではないかな。

「精神分析」的発想では、症状が出現して初めてその原因についての
何らかの説明がなりたつのであって、原因が症状の出現を予測できる
わけではないのだよ。俗に言われている「トラウマ」も同様で、
過去へ遡っての説明としては成り立つけれども、「このことはきっと
将来トラウマになるから、避けた方がいい」とかいう物言いは、
はっきりナンセンスだ。そんなことは誰にも言えないし、それは
本当に「占い」と変わりがない。・・・云々。
12名無しさん:2000/05/04(木) 17:54
ブレンターノ
131:2000/05/04(木) 18:01
>6さん
素人へのレス、ありがとうございます。
学の分類の方へ話を持っていったのは間違いだったのでしょうか。
私の最初の疑問は
「なぜこの心理学版にはいくつもの心理学否定のスレッドが立っているのか」
というものでした。
そして、この否定はおそらくは心理学のイメージに対するものであって、
実際の心理学には分類が多そうなので、いいものもあれば
わるいものもある、という程度に考えてどのような分類がなされるのか
と思いました。
しかし、そういう問題でもなさそうですね。
もっと違う視点が必要なのかもしれませんが、
ちょっと思いつきませんね、この否定的なイメージの原因は...
やっぱり単純に心理テストが垂れ流す悪影響でしょうか。
私は心理学という学問自身が内包する問題があるのでは
と思ったのですが(あまり確たる根拠はないのですが)。
14neuron:2000/05/04(木) 18:02
>ったくもうさん
素人な者で申し訳ありません。
精神分析とは脳の物質的基盤(例えばトランスミッターがどうなるというような)
に基づいた視点で解析しているのでしょうか?
教えていただければ幸いです。
>1
私はフロイトは新しい(もはや古いか)種類のオカルトの類だと思っています。
『発達心理学』のように脳の神経回路の生成過程と人間の発達を結びつけた
研究か、『認知心理学』のように人を相手に実験をして、それをfMRIやPETなど
で解析するという方が妥当な科学的探究方法だと思います。
151:2000/05/04(木) 18:15
>11さん
すると、「心理屋」(心理学者とは別人ですか?)自身は「因果法則」
ではないと思っているわけですね。
彼らは、「精神分析」学者的発想として、過去の説明を行っているのに、
我々素人はそれを現在の状態から未来を予測可能なものとして受け取り、
それが当たる確率がそれこそ「占い」程度なのである、ということでしょうか。
すると、疑問が二つわきます。
1.なぜ我々素人は「心理屋」の説明を未来のものと取り違えるのか。
2.なぜ「精神分析」的発想は過去に遡っての説明しか行えないのか。
161:2000/05/04(木) 18:27
>neuronさん
フロイト=オカルト説は、確かに、我々素人(すいません、一緒にして)
が「心理屋」の説明を未来のものと取り違える時には確かにそう思いたく
なる仮説だと思います。ただ、フロイト自身にはもう少し違った印象を
私は持っていて、心理学に対するほどの否定的なイメージはありません。

発達心理学や認知心理学は、多分フロイトやブントやブレンターノとは
全く別系統の学問なんでしょうね。難しそうですが。
17ったくもう:2000/05/04(木) 18:30
>14
精神分析は心理学はない。
当然、認知心理学ではないし、ましてや生理学でもない。
精神分析はオカルトというよりは、アナロジーの文学である。
と、思えばよい。
18名無しさん:2000/05/04(木) 18:33
>14
それが「人間」を研究しているかどうかが問題なんだろうよ。
研究者が対象化しているモノ・コトと、論じようとしているモノ・コトを
キッチリ重なり合っているかどうかが問題。結構おおきな問題。
心理学プロパーでそんなこと考えている人はそもそも認知モデルとか
作る気にもなれないだろうけど。
 
どんなに精巧なロボットを作っても人間にはなれない、
という主張があるのはそのせいだろう。
しかも、荒唐無稽の妄論だとは必ずしも思われていない。
19neuron:2000/05/04(木) 18:34
>11さん
私は『心』は『脳』の機能の一部だと考えています。
精神分析は「自然科学的な因果法則」を見つけようとはせず、
6さんがおっしゃるように「よくなればよい」と考えている
という事なんでしょうか?それは、社会的必要性は極めて高く
大事な物だとは思いますが、私が思う学問像とはかなり離れてます。
とりあえずの対処療法として、「精神分析」や「臨床心理」を現時点では
使うとして、いずれは、『脳科学』に基づいた『新しい心理学』
を作り上げるべきだと思います。


20名無しさん:2000/05/04(木) 18:40
>1.なぜ我々素人は「心理屋」の説明を未来のものと取り違えるのか。
>2.なぜ「精神分析」的発想は過去に遡っての説明しか行えないのか。

どちらも、事実としてそう観察できる、あるいは読める、としか言いよう無いなあ。
1の場合、心理屋さん自身がどう思っているのかは知らないが、
われわれの側で、何らかの教訓を読みとらずにはいられないのだね。

心理屋「あの子供がおかしくなったのは、過保護のせいだ・・・云々」
われわれ「そうか。じゃあおかしくならないように、厳しくしよう」
心理屋「でもこっちの子が犯罪者になったのは、親の冷たい仕打ちのせいだ・・・云々」
われわれ「なるほど。犯罪者にしないために、優しく接しよう」
・・・

2の問題は、ボクはそう思うけど、正規のフロイディアンがどう考えているのかは解らない。
21伍長:2000/05/04(木) 18:43
横レス失礼。

>14
精神分析はそんなことはしてないです。
なるほど、「アナロジーの文学」か(うまいね)。>17

また、発達心理学にも色々ありますから、脳神経生理を云々するのはごく一部でしょう。
むしろ、生理心理学が発達に興味を持ったってことかな。よく知らないけど。

それから、行動分析学もお忘れなく。

>15
というよりも、「自然科学的な因果関係」ということ自体に対する誤解や偏見があると思う。
この言葉は、心理学に素朴なイメージを持つ人々にとって、多分「悪」なのです。

>19
>『心』は『脳』の機能の一部だと考えています。
>いずれは、『脳科学』に基づいた『新しい心理学』
>を作り上げるべきだと思います。
そうでもない。
認知心理学ならそうなるべきかもしれないが。
とにかく、行動分析学をお忘れなく。
22名無しさん:2000/05/04(木) 18:49
「人間の行動」が、ある脳状態に還元しうるか、というのはそれだけで十分大きな論点だね。
つきつめると、生物学的方法に頼ることなく、人間は人間をつくれるか、ということだよね。

そういう流れは確かにあるよね。でもボクは、それが「心理学」なら心理学にはもう
興味はないよ。哲学者にでもなるよ(笑)
23名無しさん:2000/05/04(木) 18:51
そう! 行動分析だよ。岡山大学の時代だよ。
241:2000/05/04(木) 18:51
そういえばフロイトは「脳」の「物理的基盤」のようなものを
考えていたのを思い出しました。
たしか、「ニューロン・・・なんとか・・・草稿」みたいなタイトルです。
それこそ、neuronさん、ご存知ありませんか(笑)。
しかし何しろ19世紀末のことですから、それは草稿の段階で放棄されたようです。
放棄したからこそ「精神分析学」が誕生したというような話でした。
251:2000/05/04(木) 19:02
24の草稿のタイトル、全然違いました。
「科学的心理学草稿」
でした。このスレッドの流れからして、意味深なタイトルではあります。
中身にニューロンという言葉がとりあえずキーワードとして頻出してます。
26neuron:2000/05/04(木) 19:06
>ったくもうさん
ありがとうございます。なるほど、「精神分析はオカルトというよりは、
アナロジーの文学である。」という事ですね。という事なら私は興味ありません。
アナロジーを使うのは物理でもあるので(ex、スピングラス)悪くはない方法だと思います。
もう少し、科学的真実の匂いがする方法で研究する方が個人的に好きです。
>18
「それが「人間」を研究しているかどうかが問題なんだろうよ。」
確かにそうですが、いきなり複雑な人間のすべてを扱おうとするのは難しいと思います。
271:2000/05/04(木) 19:09
>伍長さん
「行動分析学」というのはどのような学問なのでしょうか。
心理学の下位区分でもなさそうですが。
28neuron:2000/05/04(木) 19:21
>伍長さん
なるほど、「行動分析学」はほとんど知りません。
検索でパラっと見た感じでは、条件刺激と無条件刺激の
いわゆる古典的条件学習付け(ex、パブロフの犬)
に関係がありそうなのですが関係ないのですか?
ただ、「行動分析学」では内面の葛藤のようなものについては
扱えるのでしょうか?また、人によって違う性格(ex、傷つき易い性格など)
を扱えないような気がするのですが?
29ったくもう:2000/05/04(木) 19:31
そうそう、フロイト自身は自分のやっていることを科学だと思っていたらしい。
少なくとも、ある種の機械論であると言えなくもない。

そうそう、認知心理学は結局のところ脳科学に吸収されていい。
でも、行動分析なら、脳と無関係に研究できる。と思う。
脳科学とは独立かつ相補的だろう。
でも何で行動分析が岡山大なんだよ。慶応はもう駄目なの?

行動分析っていうのは、
環境と行動との「独立-従属関係」を分析する心理学の一分野だな。
脳科学じゃ、環境変数の同定作業なんてロクにやらんだろう。
でもそれは絶対に必要なわけだ。
それから、古典的条件づけよりも、オペラント条件づけの研究が主だな。
また、
>ただ、「行動分析学」では内面の葛藤のようなものについては
>扱えるのでしょうか?また、人によって違う性格(ex、傷つき易い性格など)
>を扱えないような気がするのですが?
っていうのは昔からよくある批判だな。
スキナリアンは、そんなことねーよ、って言ってる。
この辺は、論理ではスキナリアンの勝ちだが、
心情的にはスキナリアンは理解されないな。多分永久に。
と思う。
30neuron:2000/05/04(木) 19:32
>1さん
フロイトの時代に脳のレベルで、人の心を扱うのは無理だったのだと思います。
もちろん今でもかなり難しいので、『認知』(ex、五感の他に記憶、学習)
の扱いやすい問題からアプローチをかけ、脳と心のギャップを埋めるべきだと思います。
話が大分それてしまって申し訳ありません・・・。私のように人の内面に興味があるくせに
心理学の方法論ではダメだと思っている人が心理学を否定するのでしょう。
311:2000/05/04(木) 19:50
スレッドの趣旨とはずれて行ってしまいますが、
精神分析学の入門書をかじったものとして、
少しだけ精神分析学(特にフロイトの)の擁護をしてみようと思います。

フロイトの精神分析学の優れた点は、その学問体系の中に、
その学問自体の存在の条件が書き込まれているという点にあります。
フロイトはそれをメタ心理学と呼び、また、これは思弁であり、科学ではないとさえ断っています。
ではそのメタ心理学はフロイトの体系の中でどのような位置を占めるのか。

たとえば数学には数学基礎論というあまりぱっとしない分野があるのですが、
この分野が数学についてかなり絶望的な証明を行っています。
それは、数学の公理体系は必ずその内部に矛盾を抱え込む(かなり不正確な説明です)というもので、
これを私は数学という最も「科学的(?)」な学問が内包する「トラウマ」だと考えています。
(つづく)
321:2000/05/04(木) 19:51
(つづき)
フロイトのメタ心理学はまさに心理学基礎論のようなもので、
それは、心理学の体系は必ずその内部に矛盾を抱え込む(かなり不正確な説明です)というもので、
具体的なキーワードとしては「死の欲動」がもっとも有名でしょうか。
もちろん、弟子達からさえも総スカンを食らったフロイトは、もうろくしたとか言われたようです。

哲学的には、体系自体の存在の条件を問う姿勢を「超越論的」といい、したがって、
哲学にもそのような基礎論があるといっていいでしょう(カント以降です)。

ところで、我々が心理学に求めるものの中には、我々自らのトラウマについての問いが必ずある
といっては言い過ぎでしょうか(フロイト寄り過ぎますかね)。
学の体系自体の中にそのような問いを持たない学、たとえば、「心理学一般」は、
私にはそう見えるのですが、そんな学問に自らのトラウマについての問いを立ててみたい気には
あまりなりません。まだ、哲学のほうがましのように思えます。

すいません、支離滅裂ですね。うまく説明するのが難しかったです。m(__)m

33neuron:2000/05/04(木) 20:02
あおるだけあおって申し訳ありませんが帰宅するので
残念ですが、今日はもう見れません。大変有意義でしたので、
明日古典的条件づけとオペラント条件づけの違いくらいは
理解してからまた加わりたいと思います。
>ったくもうさん
脳科学において「環境変数の同定作業」については、確かにまだほとんど
手がつけられてはいません。そもそも、情報のコードがどこにされているか?
と言った問題もまだ完全に決着がついていませんから
(一応多くの人はニューロンの発火だと思っている)。
でも、「環境変数の同定作業」は目や耳から入る様々な波が、
変換されニューラルネットの中でどのように処理され内部情報(記憶)
と相関しある内部状態になるのか?と言う全ての過程の中で
はじめて明らかにされるものだと思います。

34伍長:2000/05/04(木) 20:13
>27
『行動分析学入門』(産業図書)や、『メイザーの学習と行動』(二瓶社)など。

>28
29さんの説明で概ね宜しいと思います。
>>ただ、「行動分析学」では内面の葛藤のようなものについては
>>扱えるのでしょうか?また、人によって違う性格(ex、傷つき易い性格など)
>>を扱えないような気がするのですが?
>っていうのは昔からよくある批判だな。
>スキナリアンは、そんなことねーよ、って言ってる。
>この辺は、論理ではスキナリアンの勝ちだが、
>心情的にはスキナリアンは理解されないな。多分永久に。

えーと、
哲学板の「ウィトゲンシュタインがわからない」スレッドで、「心」の問題に入りかけていたのですが、脱線して以前の議論に戻ってしまった。
上記のような批判については、かなり面倒な考察が必要です。
ナイーブな人たちには、まったく無意味な考察と映るでしょうが、分析哲学の主要テーマでもありますので、コトは単純ではないのです。
35名無しさん:2000/05/04(木) 20:30
>確かにそうですが、いきなり複雑な人間のすべてを扱おうとするのは難しいと思います。

だから、人間を細かく分けて考える。これはもちろんマチガイではない。
ただ、まず、下のような素朴かつ素人的な疑問に答えられるか。

○「科学的心理学」が当面の研究対象としている「部分」の代数和を
 すなわち「人間」と思念してよいか。それはどうしてか。
 そもそも「部分」という要素に分ける以上、全体があるはず。人間の全体とは?


36e.g.:2000/05/04(木) 20:33
「見るというコト」はどういう要素で分析されるべき?
37名無しさん:2000/05/04(木) 20:44
あ、ところで、知覚ゲシュタルトと「脳」の関係って
どれくらいまで分かっているのだろうか。
381:2000/05/04(木) 22:22
「なぜ、心理学はこれほど否定されるのか?」
この題名からは遠いところへ来てしまったようです。

しかし、かなり予想に近い展開でもありました。
つまり、この題名はこの板では「抑圧」の対象に近い主題だったわけです。
似たような題名の他のスレッドもそうです。
結局、心理学者(?)の皆さんの無意識の「抵抗」に遭遇し、
主題はどんどんはぐらかされ、議論はズレていきました。
ズレた議論は、
当の「抑圧」の対象の周囲を巡り(一応は心理学の話なわけですから)、
しかし、決して当の対象には行き着かないというのも、
トラウマの周りを堂々巡りする被分析者の言説に似てますね。
このズレ自体が「抑圧」の対象の存在を証明しているとみるのが
フロイト派というところでしょうか。

すいません、素人が生意気言ってると思ってやってください。
39ったくもう:2000/05/04(木) 23:42
否定されがちなのは、
1:実験屋がやっていること全般。
2:認知屋のやっていること。
3:行動屋のやっていること。
4:テスト屋のやっていること。
5:統計屋のやっていること。
5:臨床屋のおかしな理論。
6:精神分析=心理学だという素朴なイメージ。

どんな分野でも否定するヤツはいる。
それだけの話でしょうに。
クソミソにしないで、対象をしぼりなさい。
40>31:2000/05/05(金) 02:49
>それは、数学の公理体系は必ずその内部に矛盾を抱え込む(かなり不正確な説明です)というもので、

知ってるつもり君、発見!
41名無しさん:2000/05/05(金) 03:38
31氏の数学講座きぼ〜ん。あ、私代数専攻です(マジ)。
42最近増えてる:2000/05/05(金) 08:14
げげげげえでる
43最近増えてる:2000/05/05(金) 08:19
>38
つーか、もうこのスレに答えはでてる。この議論からそう読めないなら、
アンタ自身答えを持ってるんだろうし、板住人を試すようなナマイキはせず
オレはこう思うがどうよ、とでも書いたらどうか。
44最近増えてる:2000/05/05(金) 08:21
>39
どれがミソでどれがクソだ? はは
45最近増えてる:2000/05/05(金) 08:41
要するに1氏は、自分のココロが知りたいんだろう。
それは普通われわれがいう「心理学」ではムリがあるよ。

そんなことと関係ない心理学が主流で、現状、成果をあげている。
しかしこの成果を理解するには、少し技術が必要だし、実際わかりにくい。
この成果をもってして人間の心的事象を全体として説明できるようになるかどうかはまだ?。

一方、人間理解を進めるための「心理学的言説」は世に溢れているけど、
まったく玉石混交で、現代の知識人の公共認識となるには程遠いもの
のほうが多い。これがよく言われる「心理学=占い」のタグイの批判の
もとではないか。

自分が自分を理解する、定義する、限定する、、、エトセトラのための
理屈に一般にそうと認められている公共認識を使用しなければいけない
理由はないだろう。科学的・論理的である必要さえない。

フロイトを読んで自己理解に使用しているのであれば、それだけのことで
1氏は何を言われる筋合いもないし、誰も困らない。で、なんで心理学が
どうのこうのという話をしたいんだ? おれにはわからん。
46最近増えてる:2000/05/05(金) 08:55
もちろん、Msg45の二つ目のパラグラフは公共認識、知識を論じているもの。
臨床も成果を上げているけど、この意味では?
471:2000/05/05(金) 09:38
>最近増えてるさん
おはようございます。ゴールデンウィーク、お互いひまですね(笑)。

さて、私がフロイトの入門書くらいしか読んでいないことは、
もうおわかりと思います。
しかし、それを個人的にどう利用しようという事とは別に、
この板での心理学批判のスレッドの立ち具合が目に付きました。

そこでそれは何故かということを、当の心理学者(?)さん達が
「心理学的に」どのように考えているのかが、
素人的には知りたかったわけです。
(私にはあまり専門的な話をされてもわかるわけありませんよ。)
ところが、当の心理学者(?)さん達は、心理学と皆さんが、
素人からどのようなイメージで見られているかということに関して、
何かこう、高みに立って無視というのとも少し違う、何か、
まともにそこには触れたくない事情でもあるのかと思いたくなるくらい、
素人への説明の言葉に欠けているような気がするわけです。
(研究費集めるにも、パフォーマンスは必要にならないんでしょうか?)
話はそらされ、細部にこだわられ、(もちろん匿名掲示板的にはOKでしょうが)
そして、当初の問いとは全く別の専門的な部分に突進していってしまう。

なぜでしょう。

たぶん、専門版で素人に説明するのは面倒だからという程度の理由でしょうか?
もっと端的に、素人は黙れ、ということかもしれません。
しかし、せっかく心理学版なので、ちょっと穿った見方を38ではやってみました。

もちろん、仮の答えさえ出なくても、私は困りませんよ。
しかし、「心理学者」ほど素人の他者とコミュニケートする必要のある
人達も他になかなかいないと思ったんですけどね。
これも素人の誤解だったようです。
481:2000/05/05(金) 09:43
しまった。
47で一行だけ切れてしまいましたので、書いときます。

>これも素人の誤解だったようです。
49最近増えてる:2000/05/05(金) 10:06
う〜ん。
>この板での心理学批判のスレッドの立ち具合が目に付きました。

>そこでそれは何故かということを、当の心理学者(?)さん達が
>「心理学的に」どのように考えているのかが、
>素人的には知りたかったわけです。

精神分析的発想からならお手元の書籍にかいてあることから「類推」すればよいし、
行動分析の立場からなら伍長さんから説明をしてもらおうよ。
そして制御する方法を教えてもらおう。(場合により、実際に有効だし)
認知どっぷりの人もいるようだし、結構面白いかも知れない。教育の人も呼んでこようか。

でもね、そういうこと(=心理板に心理学批判が多いこと)への回答出し(=説明)を
そもそも心理学の(当面の)仕事ではないと考える人たちもいる。
まあ視点の問題かな。ボクにはこれは答えられないし、あまり興味ないな。
それに、「亜心理学」について語る資格はボクにはないよ。
50最近増えてる:2000/05/05(金) 10:13
「テレビや雑誌に見られる亜心理学」への批判に加担するつもりはないし、
逆に、こちらが批判されているなんて全然思ってない(=小生は亜心理学とは無縁)。

心理学内部での真面目な是非論争をこんなところでやっても仕方ないし。
51最近増えてる:2000/05/05(金) 10:26
・・・と考える人が多いんだとおもうよ。

亜経済理論にマジメに反発してそれを排除しようとする経済学者はいないだろうし、
亜物理学だって、それを本にしてだしてはいけないなどと誰にも言えないだろうし、
亜医療だって、法に反しない限り、仕方ないことだろう。需要があるんだしね。

この現象は、社会学・歴史学などの社会科学から考えてもらうことにしよう。
521:2000/05/05(金) 10:28
>最近増えてるさん
詳細なレス、ありがとうございます。

なるほど、「亜心理学」ですか...
やっぱり分類が問題になるんですかね。
私としては、もう一度、今度は「心理学(?)入門」的な書籍から
当たってみようかという気になりました。
あまりにも自分の「心理学」に対する知識が無さ過ぎたと思っています。
では、またいつか...
53HS:2000/05/05(金) 11:12
>今度は「心理学(?)入門」的な書籍から
当たってみようかという気になりました。

問題は書籍にあるのではないでしょうか?
本屋の心理学のコーナーのところには
フロイト、ユングだらけで偏りすぎていますね。
学習理論、精神分析等を公平に記載している教科書ってないもんですかね。
あと、日本では行動療法の本が極端にすくなすぎる!
英語の教科書を読めっということですかね。
行動理論家は本を書くのが苦手?

いずれにせよ、心理学にはいろいろなパラダイムがあるので、
どの流派に対しての否定なのかを明確にすべきですね。
54名無しさん:2000/05/05(金) 17:19
答えがでました!
心理学は占いと同じ。
55名無しさん:2000/05/05(金) 22:13
まあ、ここで心理学通のカキコみてると、
まともな議論もできないようだし、
占いってことでいいか。
56名無しさん:2000/05/05(金) 22:25
    _____
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57うーん:2000/05/07(日) 17:09
確かに心理学は偏りがあったりしますよね。
僕は臨床系んおですが、臨床心理学って今でこそはやりっぽい
ですが、当時は心理学のお荷物だったようです。
ただ、異常心理学なんか知っておられる方はおわかりでしょうが
必要性に迫られて、臨床心理学が誕生したと僕は思うのです。
ですから、批判を謙虚に受け止めながらも、他領域の方々と
連携しながら、いまある問題を心理学的(ここでは臨床)にアプ
ローチすることが大切だと思うのです。
趣旨と違っていたら、ごめんなさい。
58>1の白痴くんへ:2000/05/07(日) 22:59
>たとえば数学には数学基礎論というあまりぱっとしない分野があるのですが、

数学やってる人たちなら一度はあこがれたことのある分野かと思いますが
そんな分野でもぱっとしないってどういうこと?

>数学の公理体系は必ずその内部に矛盾を抱え込む(かなり不正確な説明です)

数学は正確さを重んじる学問です。
このような嘘をついて人を惑わすようなことはあってはならないこと。
今後気を付けなさい。

http://www.2ch.net/test/read.cgi?bbs=math&key=934815640
59:2000/05/08(月) 21:12
認知心理学者達の無意識の「抵抗」に遭遇して、
心理学批判の議論は流産してしまった。
ああいった科学者達の盲目で獰猛な欲動もすごいね。
倫理的な次元が皆無だし。
60名無しさん:2000/05/09(火) 00:08
どこに認知心理学者がいたんだ?
61>60:2000/05/09(火) 00:50
たらちゃんでーしゅ。
62名無しさん:2000/05/09(火) 20:59
認知心理学者?
どこに?
63名無しさん:2000/05/09(火) 23:00
うるせえな。
たらちゃんが認知心理学者なんだよ。そういうことにしておけよ。
まともなヤツはこんなスレ見向きもしてねえよ。
こんなくだらねえ書き込み群にぐたぐた言うんじゃねえ。
641:2000/05/10(水) 00:40
>58
以後気をつけます。
しかし、58さんには、ここで手短に説明していただけたらとも思いますが...
(手短にというのは、あまり心理学から離れてもマズイという配慮からです)
ぱっとしないというのは、応用的な数学に比べて、一般的にぱっとしないという意味で、
数学の最もスリリングな部分であると私が思っているということは、
私の文章からもご理解いただけると思いますが、いかがでしょうか?

>59
おお、誰か「引用」しましたね。ご苦労様です(笑)。
どこで読んだか忘れましたが(確か小説の筋の概要だったかな)、
ある精神病院を視察に訪れたお偉方がいて、それなりにそれらしい精神病院なのだが、
どうも様子がおかしいと思ったら、実は患者達が氾濫を起こして病院を乗っ取り、
自分達は医者になりすまして本当の医者達を患者として拘束していた、
という話がありました(誰の小説でしたっけ?)。
この板もそんな感じで面白かったです...
651:2000/05/10(水) 01:19
ついでにもう一つだけ。
別に開き直る訳でもないのですが、私は最初から自分が素人であることを
表明してきました(数学についてはそうじゃありませんでしたね、すいませんでした)。
そのため、心理学者や数学者の皆さんに総攻撃あるいは総スカン(?)をくらっているわけですが...
しかし、世の中、こんな馬鹿な私程度の知識以下の連中が大部分じゃないでしょうか。
この程度以下が世の中の大多数だと思いますが、いかがでしょう(調べたわけじゃありませんが)。
そんな連中が持つ「誤まった」イメージに対して、しかし、
「玄人」の皆さんの対応も、この程度(失礼)なわけです。
ここでは素人は少数派ですからいいんでしょうけれども、実際は逆でしょう?
まあ、素人を納得させる言葉は必要ないんでしょうね。
いずれにせよ、素人が専門版に紛れ込み、大変失礼いたしました。

でも、やっぱり、どんな立場でも、多数派側にいたいんですよね、普通は。
66>1:2000/05/10(水) 05:07
お〜い1。議論屋か。俺も素人だが、いたいとこばっかりつっついてどうする。
俺なんか、ふむふむと感動してよんでるよ、面白い話が聞きたいなら、
楽しく遊べよ。しかし、君をウォッチするのも楽しいぞ。
67>63:2000/05/10(水) 08:04
アホは
おまえだ。
68>67:2000/05/10(水) 10:12
アホは
おれだ。
69>68:2000/05/10(水) 11:22
アホは
だれだ。
70>69:2000/05/10(水) 12:38
だから
おれだって。
71>70:2000/05/10(水) 12:59
いや、
おれかも。
72>71:2000/05/10(水) 13:56
なんのなんの
絶対おれ。
73>72:2000/05/10(水) 14:29
そりゃもう
完全におれだ
74>73:2000/05/10(水) 14:56
すまん。
おれだ。ゆるせ。
75>65:2000/05/11(木) 03:29
>そんな連中が持つ「誤まった」イメージに対して、しかし、
>「玄人」の皆さんの対応も、この程度(失礼)なわけです。

「誤ったイメージを持っていること」と「誤ったイメージをもとに
他人に何かを主張すること」の違いはわかりますか?
前者はどうでもいいですが、後者は通常批判の対象になります。
不完全性定理の言明を「数学の公理体系は必ずその内部に矛盾を
抱え込む」と解釈してしまう素人さんはたまにいるかもしれませんが、
自分の知識があやふやなのを承知で「たとえば数学には...」と
知ったかぶるような人は決して「世の中の大多数」ではありません。
76>75:2000/05/15(月) 23:27
>自分の知識があやふやなのを承知で「たとえば数学には...」と
>知ったかぶるような人は決して「世の中の大多数」ではありません。

統計とったわけでもないことを断言するのを、
知ったかぶるとは言わないのか?
77>64:2000/05/22(月) 03:03
>ぱっとしないというのは、応用的な数学に比べて、一般的にぱっとしないという意味で、
>数学の最もスリリングな部分であると私が思っているということは、
>私の文章からもご理解いただけると思いますが、いかがでしょうか?

ホント、懲りない人だね。
知ったかぶりするのが完全に身に染みついちゃってるんだね。
78>77:2000/05/22(月) 07:22
オレが悪かった。
すまん。
79>77
頼む。
もうつっこまないでくれ〜