1 :
雨 :
2005/09/05(月) 19:41:56 ID:o92ax53P
(快∀楽)<GJ!
3 :
名前はいらない :2005/09/05(月) 20:02:59 ID:eLOAbD7o
4 :
リーフレイン :2005/09/05(月) 20:06:08 ID:bdq/COXI
>>1 スレ立て、お疲れ様です。
6 :
キキキ(名前消えてた) :2005/09/05(月) 21:26:37 ID:z4Z7prXg
7 :
江坂竹蔵(↑) ◆UshiupYG22 :2005/09/06(火) 15:19:18 ID:B+wBWnfq
まだこっちには誰も来ていませんね。
8 :
北 ◆FUCKcjokcg :2005/09/06(火) 15:20:17 ID:9ELaJDfj
北さん1000オメ♪
19氏、評価おつかれさまです。そしてありがとう(^−^) 次のテーマは「肉」でお願いします。
11 :
名前はいらない :2005/09/06(火) 16:10:31 ID:1omaR68C
「牛尽くし」 概念や象徴や観念が 血の滴るステーキを追わせる 「ちゃんと焼いてくれよ」 柔らかいのか 旨味はあるのか シェフは真剣な表情の中 時折、白い歯を晒し笑む 「中まで火を通してくれよ」 この牛にも人生めいたものがあり 牛だろ?人生じゃないだろ? 牛生だろハハハハ 『うしなま』に見えるハハハハハ ユッケか?ハハハハハ どうでもいい 生でも結構旨いな 食えよ俺
12 :
雨 :2005/09/06(火) 16:21:41 ID:HRQmi/yq
彡 ブワッ 只今台風接近中… へヘ./ゝ、 彡 彡 ノ\ | / ,' ' 972【猫】書きましたー。 ソ \|/ ∧_∧ 審査お疲れ様です。  ̄ ̄ ̄ \(´・ω・`) 彡 彡 彡 0⊂ ヽo 優勝おめでとうブラザー!! 彡 ヽU Uゝ
13 :
名前はいらない :2005/09/06(火) 17:03:10 ID:duMkOmV2
生肉に赤く滴る血 食うには適当だ 白い肉に透明の汁 入れるには適当だ 自分と言う名の肉の塊 死ぬには適当だ
968:『月櫛』を書きました 竹輪ぽぇーむですm(☆_”_)m★_”_)mペコ 19さん 審査お疲れさまです 重ねて丁寧な評価有難うございます >990: 19さん >多元的なものがありますね Yes 所謂感覚キャッチ 魚 が題材ということで楽しんで投稿画面直ぽえしました このお題がなければ書けなかった 私の中から出なかったものと思う 有 難 う 〜〜〜 ID:WXdFVXANさんの「魚群探知機」 >音なく忍びよる木魚の輪< 私はこの詩の淡々とした時の流れに 体温が溶けた 羊水 の匂いを嗅いだ気がした 生死 温度 言葉が作る映像の空間 いいなと思った >997: リーフレインさん >魚とか海の匂いて性器とどっかつながってるもんね< 猫 魚 SEX この実像を言葉にしないで 重ね合わせるように一つの詩に溶かし込むのは難しいなと痛感しました リーフレインさんの解釈は参考になります 有難う m★_”_)m
15 :
ak :2005/09/06(火) 20:28:21 ID:4mzOZuTB
[ 樹 ] 伐れて滲む血 かさぶたになる樹液の下 盛り上がる肉 先生 生きているんですよ 僅かに枝が上下する 風が揺らすのと同じです 反射です 思考なんかないのですから 樹です おそらくは樹です 生死に関わらりなく樹なのです 先生 光合成はいつ止みますか 呼吸はまだ 止まりませんか こうなったことですし もう 肉 とお呼びください 食べられたものではないでしょう が
19さん、ありがとう。 作者の無意識をきれいにすくいとってくれるので19さんの批評には発見があります。
「現実逃避」 果実と肉は 腐りかけがうまいという 波間で聞いたたわごとを 風の音のせいにして 聞こえなかったフリをした その瞬間だけ 腐ってゆく肉は 朽る感覚を喜びに錯覚した まだ腐っていないと 帰る背中を見送りながら 投げつけた枕は 閉じたばかりの扉に 激しいキスをした
『無花果の絨毯』 今にも別れを云いだしそうなテーブルクロスは緑 にたりとも動かぬ唇 前菜の酸味で赤く腫れ上がり 何でも食べるその口が好きで好きで 口を眺めているだけでも飽きなかったのに 抉じ開けブラックペッパーたっぷり振った ラム肉ブチ込んでやりたいと思ったのが始まりと回想しつつ 待つ 目前 食器が邪魔で憎らしいと睨み付け ちらちら腫れた唇を盗み見て心の充足を謀る ラムミディアム骨付 シルバーを皿に並べる合図 敏速に運ばれてこなそな 無言のディナー おもむろに立ち上がり テーブルクロスを闘牛師気分で引き上げる 光景打ち壊すのも夢に終わりそうな緑 キャンドルライト 仄か絨毯に落ちている 今にも消えそうな 無花果模様ちらちらり ラム肉ブチ込んでやりたい無理矢理 今にも別れを云いだしそうなテーブルクロスは緑 白目剥き 味わい無花果模様 睫毛で拾い上げ綺麗って呟いて
19 :
名前はいらない :2005/09/06(火) 21:30:35 ID:+45aoQPA
前回、今回と面白いのが多いなぁ。お代が分かりやすいからかな。
20 :
返事はいらない :2005/09/06(火) 22:13:19 ID:/AC3tnx5
前スレの973書きました。 語り手は魚群探知機という一種の無機物に託したつもりでしたが、もちろん重層的に読解できるよう説明を限りなく少なくしてみました。 19さんの読み方も竹輪ぽぇーむさんの読み方も、作者としてはすべて嬉しく思います。 過激な言葉とは裏腹の静かなイメージが狙いでしたが、もうひとつ、この「詩板」における私の活動を込めさせていただいたことも暴露しておきます。 丁寧な審査、お疲れ様でした。
「君の膝小僧」 擦り剥けてしまった膝小僧 痛そうに泣く君を尻目に僕の視線は その赤い肉がむき出しになった箇所に 暫らくの間釘付けになった 細くてスラリと伸びた 健康的に日焼けした 理想的な脚線美の中で一点 異彩を放つその赤は むしゃぶりつきたいほどエロティック! すうっと滴る一筋の赤 舌ですくい上げたくなるほどエロティック! ポケットの中から取り出そうとしていた絆創膏から 僕はそっと手を離した 眩暈がするほどエロティック! このまま時間を止めてしまいたい 君の膝を舐め尽したい 君の膝小僧を僕は 不思議そうに見上げた君に 曖昧な笑顔で返す 今はもうその傷口の赤の虜なのさ僕は やがてその傷が塞がってしまっても この手で瘡蓋を剥がすその日まで 君を大切にしようと思う僕さ 僕なのさ
22 :
ak :2005/09/06(火) 22:43:01 ID:4mzOZuTB
いまならまだ言える! (´・ω・`)誤字スマソ
23 :
名前はいらない :2005/09/06(火) 23:09:22 ID:+NpIygU2
「まあまあよ」 今晩も魚がやってくる 「調子はどう?」 無表情に問いかけてくる 魚を無視して 夜空を見上げる フクロウ男が飛んでいる 夜空をつかんで進んでいく フクロウ男に恋をしている ただの片思い 夜空の星は見えないけれど フクロウ男を見れたから 「まあまあよ」と 魚には答えてみた
24 :
名前はいらない :2005/09/06(火) 23:36:04 ID:sirmj8D7
ケツの周りの肉は臭い 食った事有るやつのセリフ他 しかし食った事あるやつにしかわからぬセリフだ ケツの周りの肉は臭い
25 :
『憎々しい』 :2005/09/06(火) 23:40:31 ID:/AC3tnx5
筋肉の陰影と血管の浮き立つ太腕が 今まさに俺の鳩尾にめり込む0.3秒前 腹直筋を怒らせて楯と化すべきか 上腕三頭筋を振り上げ奴のどてっ腹に鉾を刺すか 大胸筋に隠された毛むくじゃらの大動脈弓が 大腿二頭筋からの緊迫のパルスに支えられ パブロフの犬のような咆哮と共に 選択したのは肉を斬らせ骨を断つ古ぼけた格言 眼輪筋と口輪筋がカッと瞼を見開いたのは 内蔵が剥き出しのまま捻れた鈍痛よりも 三角筋を伸ばし切った爽快感に打ち震えたからだ 外腹斜筋の装甲を難なく貫く手応えに 一瞬だけ虎穴に体重を乗せたヒラメ筋が垂直に勃起する コヨーテの雄叫びは前頭筋の電圧と共鳴し 広背筋は風呂敷を拡げて感触の余韻を包み込む ピサの斜塔は修復工事の失敗を告げ 貿易センタービルの廃墟と転じて砂塵が舞う ガルバーニの蛙の如くピクピク跳ねる奴の肉塊 俺の大腿四頭筋は金属の瞳で見下ろしている 突如襲いかかるホルスタインの反芻 胸鎖乳突筋が痺れるまで勝利の美酒を吐き続け 奴の後頭筋を褐色の土石流で労わる嗚咽 憎々しい 憎々しい 憎悪するのはリングに展示された肉のオブジェ そして自らの鍛え上げた大殿筋が無様に天井を眺め 折り重なることで完成されたインスタレーション
26 :
名前はいらない :2005/09/06(火) 23:47:40 ID:O43XVSH4
ポエ大、勢いあるなー。
27 :
名前はいらない :2005/09/06(火) 23:54:26 ID:Lj2FLmox
23です テーマ間違ってます。スマソ。
28 :
名前はいらない :2005/09/06(火) 23:55:48 ID:qKaQXp/R
私は俊足で鈍足な豪雨 人間は素敵 柔らかくて 温かいんだもの あの塊が少しずつ36℃を失ってゆく ああ 許して ばら色だった頬の柔らかを後方に流され ああ でも美しい 露出されたあの豊かな腕に足に胸元に 私と爆風が絡み合って 刺さる ああ ごめんなさい 柔らかくて温かい 憧れなの 私とは正反対で 憧れなの だから だから「 」 ああ 人間の肉
29 :
名前はいらない :2005/09/06(火) 23:58:59 ID:/2+FqSIB
「にく」 熱いアスファルトの上に寝そべった牛ロース肉 半乾きの表面からじんわりと流れ逃げる紅く生臭い汁 どこからか辿り着いた蟻の二三匹が這う 夏を過ぎ秋に近づいた少し橙色掛かった陽光の下に、肉が在る。
30 :
名前はいらない :2005/09/07(水) 00:07:23 ID:y5OTxJkf
| …揃ったよ。
| ('A`)ノ
/ ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄
>>11 :「牛尽くし」
>>13 :無題
>>15 :[ 樹 ]
>>17 :「現実逃避」
>>18 :『無花果の絨毯』
>>21 :「君の膝小僧」
(>23:「まあまあよ」は辞退)
>>24 :無題
>>25 :『憎々しい』
>>28 :無題
>>29 :「にく」
::::::::::::::::: ::::::::::::::::
:::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::: ::::::::審査開始…。
:::::::::::::: _...('A`).._ :::::::::::::
:::::::::::::.' ノ( ヘヘ `.::::::::::::
::::::::::::::::::.... ....:::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
31 :
名前はいらない :2005/09/07(水) 00:08:03 ID:/n81/THI
>>28 です
題名は「羨望 故に」でお願いします
>>28 であり、
前回「魚」の
>>962 でもあります。
批評が頂けて、とても嬉しかったです。
学生の身なので、オフラインの生活の中では
発表できないような18禁15禁の香りを含んだ詩でも、
ここのみなさんに見ていただけるので心強く思っています。
魚は、2つの意味を含ませて書いたのですが、
それを汲み取っていただけたので嬉しかったです。
批評を与えてくださった皆さん、ありがとうございました。
>>11 つい忘れがちになるよね。牛だってこと。ステーキってやつは。
私達はかつてステーキが生き物だったなんて考えもせず食べています。
シェフの仕業としか言いようが無い。白い歯見せやがってっ!
たまには「あー、これ、ダイレクトに牛から削られてきたなぁ」って誰にでも解かるような
生肉を食べながら牛の人生を想像してみるのも良いかもなぁと、この詩を読んで思いました。
>>13 2段落目はおまんこですね。
シンプルに3大欲求が描かれているなぁと思いました。
やっぱ俺は3段落目の睡眠欲が好き。
>>15 不思議な印象を受けました。樹と肉、対照的で面白いですね。
肉は・・・動いているうちは駄目だと思う。
動かされているのだという意識が何十年にもわたって植付けられ、卑屈になってしまうからだ。
動きたい時に風を呼ぶ樹とは動きに対する姿勢が根本的に違うのです。
止まり方もはっきり言ってなってない。肉は。
完全に停止して初めてその真価が問われるべきものだと思っとります。
>>17 大人の女性の詩だと思いました。
失礼な男ですねー、プレイボーイ気取りかっ!
腐りかけってどんなだろう?
俺はフレッシュウイメンしか食ったことないです。
でもSEXに耐えられるのなら肉の一生からすればまだまだ若いと思いますよ。
>>18 緊張したディナーのもようが伝わってきました。
緑のテーブルクロス、キャンドルライト、無花果模様・・・風景を想像したら綺麗だった。
マチャアキみたいにいったら昔の二人に戻れたのかな・・・切ないですよね。
そういえば俺も昔の女の口の動きばかりよく思い出してしまうな。
>>21 歌詞みたいでイイ感じだと思いました。でもその気持ち解かりません。
俺は血を見ると全身の力が抜けて気分が悪くなるからです。(骨折を見るのは好きなんですが)
よく患部を自慢気に見せてくる人がいるけど、俺は絶対見ない。
>>24 プラス、ケツの周りの肉って厚みがありますよね。
かつ俺の場合かゆみがある。
>>25 全行カッコイイ!こういうの好きだ。テクノな感じで。
かなりの筋肉通とお見受けしましたゾ。
肉は憎まれて当然ですよ。脆すぎる。
まわりはみんな鉄なのになんで俺だけ肉なのかっ?って思うよ。
>>28 こっちこそごめん。
そんな雨の気持ち今まで考えたことなかった・・・
だから濡れた女ってセクシーなのか。
大丈夫。俺は一緒に抱くから。
36℃を失ってゆくって(・∀・)イイ!!!
>>29 ボンネットの上で目玉焼きしたことあるけど
アスファルトで肉焼いたことはなかったな・・・
美味そうだね。今度試してみよっと。
>>18 :『無花果の絨毯』と
>>25 :『憎々しい』で迷いましたが
>>18 :『無花果の絨毯』 の竹輪ぽぇーむさんを優勝者に選びます。
みなさん、どうもありがとうございました。
>>34 BLUE HAWAIIさん審査お疲れさまです
さらりと評文中にリズムがあって読みやすい
「バーベキュー」にも何気なく不思議な余韻があった
リズムだったんだなぁと再確認して楽しんでいます
m(★_”_)mありがとうございます
お題は
『 黄色い薔薇 』でお願いします
36 :
名前はいらない :2005/09/07(水) 13:11:51 ID:jS2YWGHe
「結婚式」 どうして貴方は私を呼んだのかしら 貴方の隣にいる幸せなあの娘を見せつける為? 私はあなたが思うほど大人ではないのに シュガーのウェディングベルでも歌いたい気分 バッグに忍ばせたナイフの出番はなかったけれど せめてもの贈り物を受け取ってちょうだい あなたの隣の花嫁さんに 贈るのは黄色い薔薇 花言葉は・・・ 「嫉妬」
37 :
ak :2005/09/07(水) 13:32:23 ID:m4cu0U1d
>>32 ん、まぁ樹も肉も比喩だしね。
ともかく評価さんくす。
38 :
名前はいらない :2005/09/07(水) 15:55:42 ID:QFoYn6sW
>>34 その二つずば抜けてたよね
ハワイさんの評価も素的で(・∀・)イイ!
39 :
名前はいらない :2005/09/07(水) 16:01:55 ID:/n81/THI
「きいろいばらの ひ」 おばさん おばさん きいろいばらを にじゅっぽん くださいな かわいい むすめに きいろいばらを かいに いかせたの きいろいばら じゅうななほんの とげは ぜんぶ ぬいて きれいな ところだけ べっどるーむに おいてきた のこった とげは みっつに わけて にぶい ぎんいろの あなたの かいしゃ ぴんくが ひかる らぶ・ほてる みどりいろの たくしー に ばらまいて あるよ もちろん とげには えりざべーとの いしずえ うつくしい いきかたじゃなきゃ じんせいじゃ ないよね ばらは さんぼん のこってる ぱぱ きょうは ちちのひ いつも おそくまで おそくまで おつかれさま ああん あなたの かおは きょうも すてきね
40 :
名前はいらない :2005/09/07(水) 16:03:56 ID:/n81/THI
>>28 です
評価ありがとうございます(・∀・)
36℃は私が人間を表すときよく使う手法です
イイ!がいただけてうれしかったです
41 :
名前はいらない :2005/09/07(水) 16:24:47 ID:Zj/ReCly
ミル値アップ!
42 :
通行人 :2005/09/07(水) 16:56:34 ID:Mn+DPU/J
『 黄色い薔薇 』 はちきれんばかりに膨張したオレの気持ち、こっちへおいで オレいま裸だけどもしかしてマリア様とか見てるかもしれない なんかドキドキしてきたし、お前のことが好きになってきた そんなナイーブで純なオレだって、たまには性的なことも考える そりゃそうだって、オレだって一応男だし、女にもモテたい お前がどんなに辛いこと言っても平気ってわけじゃないぜ 傷つきやすいんだよ、だから慰めてほしい 温かいスープをください、ブルゴーニュ産の赤ワインだけで育った生後2才未満の子牛の肉をください それ以上に欲しいのはお前の愛だって、言えないオレ その薔薇が夕陽を浴びてミカン色になったら、オレの住んでる街まで来ておくれ オレは待ってるはずさ、お前をずっと、待ってるはずさ
BLUE HAWAII さん審査おつかれさまです。 批評、楽しく読ませていただきました。 考えが牛だらけになっていただけましたか? 私なりの牛尽くしコースをお召し上がりくださりありがとうございました。 竹輪さん優勝おめでとうございます。
44 :
雨 :2005/09/07(水) 18:10:19 ID:/vZ1/6H4
 ̄ ̄| ̄ ̄| ̄| 審査ありがとブラザー!
 ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|ヽ_∧ 29書きましたー。
 ̄ ̄| ̄ ̄| ̄|´・ω・`) …食べちゃ駄目だよ(笑)
 ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| /U
 ̄ ̄| ̄ ̄| ̄| | ξ 個人的には
>>25 大好き。
 ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ∪ 肉
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
ハワイさん批評ありがとうございました。 私も>18がいちばんこのみでした。美味しそう。 自分のは、、、エート、 書いてて恥ずかしくなりました。 「腐りかけ」は40台の女性が 一番性的に充実しててイイらしいと言う話を 聞いたからそのようになりました 世界平均を見ると一番セックスしているのは 40代の女性だそうです。 日本のおばさん、がんばれ!がんばれ!
46 :
名前はいらない :2005/09/07(水) 18:20:20 ID:lkvMhAJS
【壁紙】 優しく温かい光りがふうわり その中に気位の高さを覗かせて 略して気高さ 蜂蜜のような甘い風ふうわり その中に淑女のような 凛とした香り 花びらばかりの丘 春でもなく夏でもなく 優しく温かい光りがふうわり 秋でもなく冬でもなく 蜂蜜のような甘い風ふうわり ただ、美しく優しいだけの節 ただ、かぐわしくふうわりとした景 その様な壁紙に抱かれて 眠りのように 安らぎのように
47 :
北 ◆FUCKcjokcg :2005/09/07(水) 18:46:40 ID:szisA+Nj
「棺桶情景モダン焼き」 耳鳴りみたいな夜は、 尻尾がクネクネする。 窓越しから月明かり零れ、 敷き詰められる、花びら。 焦げ臭い教会の煙突の上では、 母がフルートを吹いている。 僕は夢想する、 永遠の庭園に、 ああ、お月様、蒼ざめた 僕の顔を覗き込まないで!!
48 :
ユリゴン ◆KL50G.YURI :2005/09/07(水) 18:47:32 ID:8C8BbPm4
『憧れの黄色い薔薇』 私のえくぼはピンクの薔薇 ありきたりの甘ったるさなんて 他人が勝手に計るだけだと いたずらっぽく笑うあなたは 左の肩に黄色の薔薇を咲かせている 露さえ置かずに慈しまれた薔薇の花 それはなぜ黄色だったのだろう 色を混めたガラスのビー玉 ドロップスのように弾けて飛んで 泡粒となって空に拡散溶けていく 私のキッスはピンクの薔薇 瑞々しい柔らかな花弁で誘惑 ちらりと一瞥それっきりだなんて 追いかけるのはいつも私だから 黄色の薔薇が憎たらしいとさえ ざわざわと湧き上がる悪戯心 いっそ硝子細工の置物になって その場所から動かずにいたのなら あなたは思ってくれるかしら ほんの少しでも愛しいなどと ドロップス、ドロップス 咲かなくてもいいから 黄色い薔薇になりたいと願う
49 :
名前はいらない :2005/09/07(水) 19:18:49 ID:B6w2T8/7
「吝嗇」 口惜しかろう、 門に彩られた色とりどりの薔薇。 侮蔑の目をした女主人は、 花を求める心も知らず、 翡翠の指輪でひどく殴った。 泥棒、泥棒、とつんざく声から 逃れて走る、庭の向こうへ。 垂水が流れるほとりへと。 泉は奇跡の山から流れる、 煌めく銀のたまる場所。 ふと、仰ぎ見れば大きな月・・・・・! 金の大輪はゆらゆらと、 銀の泉に咲いている。 気高く何にも奪われまいと、 誰も見ずとも咲き誇っている。 口惜しかろう、 門に彩られた様々な薔薇。 頭を振り振りゆっくりと、 大輪の花に口寄せた。 回る、回る、輝く夢よ。 手にできるのは多くの望み。 誰のものにもならない限り。
「病気の薔薇」 太陽の色を 確かに背負って 背に対してくるくると 笑うあなたに 憧れて嫉妬する 湿っぽい季節抱く 花に嫉妬をする 黄色のつぼみにキス 棘が刺さって流れた 真紅にも染まらない 生きてるあなたに 憧れて嫉妬する
51 :
名前はいらない :2005/09/07(水) 22:39:06 ID:ARKSjCXq
『薔薇刑〜横尾忠則に捧ぐ』 最期を見届けてくれ 黄色い猿のやり場のない激情を 長大な蔓でぐるぐる巻きの 無数の棘で蜂の巣だらけの 黄色い猿の行き場のない劇場に 風呂屋の富士の書割に似た 低俗で高貴な原色の春画 薔薇の卒塔婆に磔られた 黄色い猿の死に様を焼き付けろ 印度に行くのはそれからでいい 油絵を描くのはそれからでいい
52 :
名前はいらない :2005/09/07(水) 22:50:03 ID:n0u2E3Mx
! ! ! ! !
! ! ___。__ ! !
! / / l ヽ\ !!
! '⌒Y⌒Y⌒Y⌒゙ !!
!! ('A`)| <只今9作品だよ…
! ! ( )Ф ! !
! ! || ! !
>>36 :「結婚式」
>>39 :「きいろいばらの ひ」
>>42 :『 黄色い薔薇 』
>>46 :【壁紙】
>>47 :「棺桶情景モダン焼き」
>>48 :『憧れの黄色い薔薇』
>>49 :「吝嗇」
>>50 :「病気の薔薇」
>>51 :『薔薇刑〜横尾忠則に捧ぐ』
| …「薔薇」って書ける?
| ('A`)ノシ
/ ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄
53 :
返事はいらない :2005/09/07(水) 22:52:23 ID:ARKSjCXq
>>33 あ、
>>25 書きました。
筋肉通ではなくて昨日卓球やり過ぎて筋肉痛。
テクノというよりはレイブパーティーでトランスした感じです。
ありがとうございました。
54 :
名前はいらない :2005/09/07(水) 22:58:10 ID:35+MZw+1
「地獄の沙汰もカオしだい」 ヒマワリ見つけて薔薇と言う 綺麗な薔薇だと微笑み見せる ブスだったらバカだろう そんな事を思いつつ 君の笑顔に見とれます。
55 :
名前はいらない :2005/09/07(水) 23:15:47 ID:n0u2E3Mx
! ! ! ! !
! ! ___。__ ! !
! / / l ヽ\ !!
! '⌒Y⌒Y⌒Y⌒゙ !!
!! ('A`)| <はい、審査開始ですよぅ。
! ! ( )Ф ! !
! ! || ! !
>>36 :「結婚式」
>>39 :「きいろいばらの ひ」
>>42 :『 黄色い薔薇 』
>>46 :【壁紙】
>>47 :「棺桶情景モダン焼き」
>>48 :『憧れの黄色い薔薇』
>>49 :「吝嗇」
>>50 :「病気の薔薇」
>>51 :『薔薇刑〜横尾忠則に捧ぐ』
>>54 :「地獄の沙汰もカオしだい」
|
○
('A`)<流れ速過ぎて参加出来なかったYo…。
トコ... ノ ノ)
[ ̄] く
56 :
名前はいらない :2005/09/07(水) 23:39:05 ID:1TCftD83
何か最近、即興詩大会みたいになってない?
57 :
名前はいらない :2005/09/07(水) 23:49:15 ID:5PgkuIEX
全然追いつかない…瞬発力のある人がウラヤマシ〜
>>33 感想どうもありがとうございます。
リズム感だけに重きを置いて書いたので私にも
この詩の主人公の気持ちはサッパリわかりませんw
書いているときはまだよかったけど、
今そう言われて冷静に想像してみるともう(;´Д`)
流れが速いですね。仕事行って帰ってきたらもう一回分終わってる…。
59 :
名前はいらない :2005/09/08(木) 03:09:48 ID:DDatX7fC
このスレ、イイ詩多くて好きだ。みんながんがれ。
深夜アップしようと思ってたら転寝した挙げ句 書き込み消してしまいましたがめげずに書きます ぐんもーにん 審査をしなくてはと思いつつ『絵画鑑賞』するかの如く それぞれ心の産物にじーっとのめり込んでしまったのです 途中気持ち良く転寝しました 私はポエム〔文章 文法 技法等〕としての観点からは審査しません 出来ないと告げた方が正しいんですが 純粋なる文章としての評価付けは意味が見いだせないというのが本音だけど 表現ってジャンルだろーし 自由古今東西宇宙共通 作品が持つバイブレーションをキャッチ出来る人 発信する人この出会いだから んでは どえらいことはぬかせません 私がキャッチした感覚を文章にしてみます 不明瞭意味不明箇所も出てくるかと思いますが モノクロ板にばっと色付きハイレベル作品群を前に はしゃいでいるだめぽ竹輪のこったからと事前御了承願いますm★_”_)m Art pointとOriginality/Senseは私竹輪が作品を味わい 『ああこの絵を描いてみたい!』 と思うボルテージレベルを10段階〔勝手〕で表しています 書きながらアップするのでダラダラかも
61 :
竹輪ぽぇーむ ◆o0rnnbHBHo :2005/09/08(木) 05:44:05 ID:x5lVnSEC
>>36 :「結婚式」
Art point:6(リアリティー
Originality/Sense:4+
心労からか新郎の姿が有りながら詳しく描かれていない所に作意を感じた
シンプルでシリアス
またナイフと薔薇の対比が色だけではなく隠した物〔肉体的凶器〕と薔薇〔心理的凶器〕となっている
花嫁に薔薇を渡した時 女性が最も魅力的に見える瞬間であったはずだ
グサッと新郎の胸に隠したナイフは刺さってるよぁぁ
というあくまでも男性的観点でリアリティーがあったです はい ズキ ズキ
シンプルなのに連想性有り
>>39 :「きいろいばらの ひ」
Art point:5+(言葉の解放とイマジネーション
Originality/Sense:7
満腹時も空腹時でも飽きない 意表をついた場所でポップアートと出会ったような気分がした
刺に含ませた意志 薔薇の本数と『ひ』 全仮名遣いの一見やわらかさ
漂う時間の推移が曲線
この作品の中に年輪が存在するならば
年輪一筋一筋がポップカラーに違いない
チャーミングさは私が語らずしても解説さえ不要 与えるパワーを持ってる『ひ』
62 :
竹輪ぽぇーむ ◆o0rnnbHBHo :2005/09/08(木) 05:53:22 ID:x5lVnSEC
>>42 :『 黄色い薔薇 』Art point:6(人間の『雄』
Originality/Sense:8+
野蛮に狩猟していても 人間の雄の習性なんだろうか
ある一瞬時を超越した滑稽さで『薔薇の花を贈ったりしてしまう』
縦長の板にペインティングが似合う構図It's裸de全開丸出し
薔薇で隠しているのかと思いきや 女に贈り付けている 黄色い薔薇
女は贈り主である男の思いなどわからず
目の前にある優美な花に心奪われて 出掛ける支度さえしないのか あー
立ち姿が眩しい 妄想欲求擬似的な感情求めいけいけ! 人間の雄!激しく素敵と思う 思い当たる経験有り
>>46 :【壁紙】
Art point:7(上品と不動と誘導
Originality/Sense:6
空気というか現実として形状を持たないものが
ゆっくりと天から降りて舞い散っている光景の中に迷い込んでフワフワ出来た
羽のような花びらのような光のようなふうわり い い 気 持 ち
一行毎に時が行ったり来たりしている 不思議な空間に出会った 上品な誘惑
言葉の並びにセンスがあるふうわり ※気持ち良くてマジ転寝してしまいました
>>47 :「棺桶情景モダン焼き」
Art point:7+(キタリアリズム
Originality/Sense:6+
始まりの目線からシュール 反発要素と不協和音を調和させる技が巧み 目線の上昇と色の対比加減で空間が作られている
月の黄色と顔色の蒼 過敏で繊細さが浮き彫りになっているのにもかかわらず
瞬間を切り取るような文体でノスタルジア加減が少年のままの思いになっている
一つの完成された風景画の上にまた違った投影を試みる手法
構成が絵画に近い 言葉で絵を描いているきらめきを感じた
63 :
竹輪ぽぇーむ ◆o0rnnbHBHo :2005/09/08(木) 05:55:15 ID:x5lVnSEC
>>42 :『 黄色い薔薇 』
Art point:6+(人間の『雄』
Originality/Sense:8+
野蛮に狩猟していても 人間の雄の習性なんだろうか
ある一瞬時を超越した滑稽さで『薔薇の花を贈ったりしてしまう』
縦長の板にペインティングが似合う構図It's裸de全開丸出し
薔薇で隠しているのかと思いきや 女に贈り付けている 黄色い薔薇
女は贈り主である男の思いなどわからず
目の前にある優美な花に心奪われて 出掛ける支度さえしないのか あー
立ち姿が眩しい 妄想欲求擬似的な感情求めいけいけ! 人間の雄!激しく素敵と思う 思い当たる経験有り
>>46 :【壁紙】
Art point:7(上品と不動と誘導
Originality/Sense:6
空気というか現実として形状を持たないものが
ゆっくりと天から降りて舞い散っている光景の中に迷い込んでフワフワ出来た
羽のような花びらのような光のようなふうわり い い 気 持 ち
一行毎に時が行ったり来たりしている 不思議な空間に出会った 上品な誘惑
言葉の並びにセンスがあるふうわり
※気持ち良くてマジ転寝してしまいました
64 :
竹輪ぽぇーむ ◆o0rnnbHBHo :2005/09/08(木) 06:28:20 ID:x5lVnSEC
>>48 :『憧れの黄色い薔薇』
Art point:4(まんまピンク☆イエロー
Originality/Sense:5
えくぼと薔薇の大きさを想像し 微笑ましい乙女心がそこにある
弾けたり砕けたりしているあやふやな『心』がそのまま言葉に乗った感が
混じりっ気ない『ピンクとイエロー』を分離させているようだ
混ざるとオレンジ色
混ざりたくないピンクなえくぼな薔薇のままで
黄色い薔薇に憧れる姿は希望へとつながる
嫉妬さえも魅力にするような意志を感じる 嫉妬って希望なんだね
>>49 :「吝嗇」
Art point:7+
Originality/Sense:8+
リ ン シ ョ ク シ ョ ッ ク
女性の感性で思い切り描き切っているこの世界観
私はこっそりと覗き見 恍惚
魂ひっこぬかれそうだ!
ああ気が付けば銀の泉に飛び込んで手に入れられないはずの薔薇に触れようとしていた 金色
想像がびゅんびゅん広がり私は今溺れている真っ最中
描かれている空間と文章の流れが不動の美を揺るぎないものにしている
無駄を極力省いたことによって緊密
景色と最後の2行が響いていて相反するが安堵と緊張が同時に起こる んん感動
>>50 :「病気の薔薇」
Art point:4
Originality/Sense:5
病気の薔薇も薔薇であった
何気ない動作の表現に色が滲み霞んだ中
病気の言葉を色に例えれば赤+青
私は紫色〔薔薇の色じゃなく心が何に抽象されるのか その色はという意味で〕がどの辺にあるのかを探りながら目を閉じてみる
思いの心の基本が青い 良くも悪くも純粋なのか
とかとか 探って何度も夢中になって探した
日常の細やかな不安で生き生きとしていないのだろうか?『私は』という形の想いががひっそりと紫色になり
黄色い薔薇の持つ特有の雰囲気に重なったのだろうか
いっそのこともっと吐き出してしまったらいい
可憐な動きに少しづつ色を乗せながらと思ったまま書いてみました
自分に嘘を吐けない純粋さ真面目さが何気なく出でいるって思う
色鉛筆スケッチが似合うな
66 :
竹輪ぽぇーむ ◆o0rnnbHBHo :2005/09/08(木) 07:44:15 ID:x5lVnSEC
>>51 :『薔薇刑〜横尾忠則に捧ぐ』
Art point:4+(アーティストを文章表現にて模写及び+α
Originality/Sense:6
横尾忠則 それはそれは私も好きな画家であり表現者でもあります
発想を文章で表現するの洒落ている
実際もっとセンスポイントが高くても良いのに『6』であるのは
サイケデリックハレハレテイストぶっちぎり色彩感覚コラージュ赤赤青いきなりCGああ何が巻き起こったかわからないようなアート横尾忠則ってエッセンスは
はっきりいって読めない文章でも私の場合OKだった 意
味もな
く改行してみた
りブラン
クあちこちにちりば めてみ た り赤紫КёばフジヤマпЁ反発カラーγとか
Φそのままの文章でもなんじゃこりゃって魅せ
るならば強力だったでもいいたい事はなんとなくわかるようでモチーフ選びはハイ扇子日の
丸横尾忠則カッコイイ
雰囲気はすごく伝わる
>>54 :「地獄の沙汰もカオしだい」
Art point:4+(同色形状の心理的作為〜
Originality/Sense:4
マイナス感情をセンターに使い
色彩から形状をモーフィングし薔薇にする思考の展開から始まった向日葵と薔薇
カオ ミテクレ に何を求めるか地獄の沙汰
他人と違うのが価値でもある
散る瞬間が一番美しいんだとほんのり思った 浮かんだ
非常に悩みました トータルで見てもハイセンス揃いで
>>49 :「吝嗇」
>>42 :『 黄色い薔薇 』
対局の素晴らしさどちらも甲乙付けがたく
好みよりもアカラサマな共感を選ばせていただきます
>>42 :『 黄色い薔薇 』
優 勝
68 :
北 ◆FUCKcjokcg :2005/09/08(木) 09:39:11 ID:VjCv8NFg
>>64 >>49 「吝嗇」を書いた者です、そんなに読んで下さって感謝感謝です。
色々な意味で「リアルじゃない」「古臭い」「素で出てこない単語使ってる」
「昔はこういうの書いた」・・・・「とどのつまりはレトロ」な詩です。
真面目に言いますと、黄色い薔薇の、ぱきっとし過ぎる人工色は
とても古臭く感じられて哀しい部分とか、そういうものが
入ったような入らなかったような・・・
・・・しかし自分、これが詩を書く人間の文章ですか。反省します。ということで
通行人さんおめでとう!何ていうのか、こういう男性的感性は
マネできないですなあ。はいはいお次ガンガンとどうぞ!ではまた。
書き忘れました、吝嗇は、薔薇という字は吝嗇に似ているなあという 連想から、タイトルがまず浮かび書き上げました。いつもわたしは即興ですゴメンナサイm(_ _)m
>65 ありがとうございました。 評が綺麗な作品になってますね。 悔しいです。 黄色い薔薇って病気っぽい 嫉妬も病気みたいだなぁと思ってかいたんですが 病気の色は紫か、そうか、主観で書いてしまって 読み手に黄色い薔薇=病気を伝える部分が何もなかったなぁと 反省しきりです。ちょっと暴走してたなぁ。 私、今回は >49が一番好みでした。
72 :
返事はいらない :2005/09/08(木) 18:41:49 ID:oHHBA4/s
>>66 どうもありがとうございます。
>>51 書きました。
ハイ扇子な評価、恐縮です。
しかしこの詩は横尾忠則のことを書いたのではありません。
三島由紀夫が横尾忠則に捧げている友人宛て遺書の想像図です。
そのあたりを読み取っていただけたら
Art point:8
Originality:0
Sense:9
くらいは貰える書き殴りだと自負しております。
冗談です。ありがとうございました。
73 :
江坂竹蔵(↑) ◆UshiupYG22 :2005/09/08(木) 18:50:36 ID:3neRGQ72
>>63 >>46 を描きました。
竹輪ぽぇーむさん審査お疲れ様です。
どの様な評点よりも、どの様な表文よりも。
「※気持ち良くてマジ転寝してしまいました」
この一言が、何よりも嬉しかったです。
私の中で、優勝以上の価値をいただきました。
ありがとうございました。
74 :
通行人 :2005/09/08(木) 19:55:44 ID:0X+RigLN
ありがとうございます。 次のお題は『鮫に喰われた幼女と漁師』でおねがいします。
75 :
名前はいらない :2005/09/08(木) 20:09:52 ID:1c9RzfWz
>>74 「鮫に食われた幼女&漁師」なのか
「鮫に食われた幼女、それと漁師」なのか分からないのですが…
あとイメージが限定されすぎてる気が…
76 :
名前はいらない :2005/09/08(木) 20:46:43 ID:tA8sov9V
「鮫に喰われた幼女と漁師」 鮫は失恋したと言った もう泳ぐのはいやだよ 死んだって構わないよ いやきっともう死ぬよ 胸のここが変な感じだ 幼女は肉壁を闊歩した 痛いのはこっちかしら それともそっちかしら 鮫さんの「変な感じ」 探り当てて取り出そう 漁師はただ網を繕った 時化で舟は出なかった 妻は日銭を愚痴りだす 今日の味噌は明日使う 冷めた麦飯を頬張った
77 :
北 ◆FUCKcjokcg :2005/09/08(木) 20:52:37 ID:KRUJ5U/q
『鮫に喰われた幼女と漁師』 1位 公衆便所 2位 体育館の倉庫にある競技用マット 3位 公園の角 4位 映画館とスポーツ店の間の路地 5位 友人の母 -解体した鮫の胃袋から出てきた物 トップ10- 漁師は、鮫を取り囲んだ生物学者達の中へ突進してきた、 そして太平洋のど真ん中でこう叫ぶのであったっ! 「俺、俺、俺のっ、俺のクミコーーーーーーーーーーっ!!」 そして漁師は山のように崩れ、海のもくずとなりました。 これはノーベル賞もんである!
78 :
名前はいらない :2005/09/08(木) 21:01:58 ID:0IWl4HET
水死体があがると 若衆が急いでやってくる なまあったかい死体 なまあったかい女の死体 なまあったかい幼女の肢体 おいちゃん? じょうちゃん、海んなかは冷たかろう はよあったまろうかの
79 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/09/08(木) 21:06:46 ID:2i88NXq+
腹の中
「夢の邂逅」 鮫の胃袋なんてところでも ただ独りで無かったことが嬉しくて 無邪気な少女は 思わず漁師に抱きついた 人を拒んで生きてきた漁師が 少しだけ頬を染めたあと 不器用に少女の頭を撫でた 出られそうもないが希望はあった 腹の中で一体、二人して何を語っただろう 歳も離れて性格も違うが 人という、ただそれだけで 交わした会話が温もりになってゆく やがて心地よさの中で 二人して寄り添って眠っていた 目を覚ました二人は 若い夫婦になっていた 「君と出逢った夢を見た」 男が眠そうな声でささやくと 妻は「私も」と微笑んだ また温もりを分け合いながら 目を閉じたまま寄り添って 夢の名残を惜しんでた
「魔術師」 鮫に食われた幼女と猟師 どうすりゃ出れるか相談したよ 時間はたっぷり有るからさ 鮫の弱点みつけましょう 鮫の特徴一つ見つけた こいつは寒いとこ苦手 いつも南国泳いでる 幼女は一つ言い放つ 「鮫さん私に何のようじょ?」 鮫の動きが鈍くなる 周りの海水凍りだす 猟師のおっさん 「猟師の両親は良心的さ」 鮫の動きが止まりだす 周りの海水凍りつく やったぜやったぜ鮫を倒した 喜んだのもつかの間で 二人はあっさり凍死した。
82 :
名前はいらない :2005/09/08(木) 21:42:07 ID:Z+s3o+HX
むかーしむかし 青ずきんと呼ばれる女の子がいました ===中略=== 漁師がサメの腹を裂くと 何とそこからは 玉のような男の赤ん坊がでてきました 彼はサメから生まれたサメ太郎と名付けられました ===中略=== サメ太郎は無事に鬼を倒し おじいさんとおばあさんのところに帰ってきました 彼は自分が実は女の子であることを告白すると 迎えにやってきた宇宙船で月に還っていったとさ。
83 :
名前はいらない :2005/09/08(木) 21:44:00 ID:euX83Qtw
『ピノキオ!』 漁師は過食気味だ ここ連日大漁でネオンテトラばかりよく採れる 舳先に置いた深皿の中に我先に飛び込んで来るんだ 秋には筒昆布が生まれた海へ戻る 昆布の卵は熱帯魚の主食だ プラスチックの足は欠けた奥歯の味がする 人間になるということは食べ物になられる ということだ 鱶鮫は地底火山の火口に住んでる そうでなければどこの島からか 白い桃が流れてきた事に気付いたろうに 火山は金属製の魚で出来ている 溶岩は錫の赤血球で構成されている
84 :
名前はいらない :2005/09/08(木) 21:57:28 ID:q00NuHlv
85 :
名前はいらない :2005/09/08(木) 21:59:37 ID:MgfuPEkH
「かわいい」 鮫が噛み付く擬音が『カプっ』 だったらかわいいよね で、幼女や漁師に『カプっ』 猟師が鮫にかまれたら 無限に広がる空想と妄想 その中で ぬいぐるみのような熊さんが 『カプっ』 『カプっ』 『カプっ』 鮫さんが 『カプっ』 『カプっ』 『カプっ』 そこで声をだす 『あいたたたっ』
「みそ汁」 幼女と漁師が鮫に食われたという そういうスポーツ新聞の記事を読み、 私は朝食をつくっている途中だった妻を犯した。 濡れてもいない女性に挿入したので これは 犯した としかいいようがない。 小学二年生の娘が起きてくるのをおそれたのだろう、 ばか、なにすんのよ という 妻の非難する声は低く抑えられている。 私も娘のことを考えていた。 娘が 私とは正反対の 硬い腕と腹をもつ漁師の 黒い肌をもつ肉体に 私が妻に与えられるものとは質的に違う、言うなれば真の、快感 というもの 小学二年生の私の娘が ほんものの 肉体 というものから 生み出される よろこび に 波間に ちぎれて ただよっている。 妻も そういう肉の在り処を 知っているようだ。 知ってはいるが、現実的な処理 七人でやる綱引きのような 生活 私という入手可能な安定 みそ汁はたまねぎが溶けてしまった。 娘が起きてきたら 今日の朝食はみなで近所のファミレスに行こう。
87 :
名前はいらない :2005/09/08(木) 22:22:14 ID:nCbjtyiF
>>84 >……最近流れはやくない?
ここは、瞬発力で投稿するスレとなりまつた
偶然に出来たおもしろくてセンスのいい作品が、一人の独断と馴れ合いによってチャンプに選ばれる大会でつ
あまり気にしないように
まにあわなくても、次がすぐはじまるよ、、、
88 :
名前はいらない :2005/09/08(木) 22:33:36 ID:WZWbuKJi
こういうスレの登場を待ってたんだよ!投稿して良し、ROMって良し。ポエ大さいこう!面白すぎw
89 :
名前はいらない :2005/09/08(木) 22:41:51 ID:oHHBA4/s
『放蕩息子』 かぶりつきで見上げるステージ お肌のお手入れ怠らず 死ぬまで現役肩書き付き 突然冷めた稚魚の放流 抗って抗って 守備範囲はすでに外野スタンド上段まで 届け投げ縄ハイホー銀色
90 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 01:04:21 ID:2fF5uC4F
「 山の手の老人 」2/1 老人は時間通りにやって来る 山の手の住宅街の昼下がり 古民家を移築した蕎麦や 手打ちがのぞめるいつもの席で ぬる燗を二合半 つまみを少々、せいろが慣わし 入れ歯の具合がよいのだろう 今日は鴨をあてに呑んでいる
91 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 01:04:53 ID:2fF5uC4F
「 山の手の老人 」2/2 うすねずの古唐津の皿に 厚く切られた板わさが 白磁のようにのっている 傍らの山葵をつまみ そのしろい肌身にちょんとのせ てらてらと そこだけ紅い口元へ運ぶ ほっ 西日に白髪がほんのり染まる お嬢ちゃん… そうかい ちゃんは板のうえかい 老人は幼女を ゆっくり 嚥下した
92 :
90−91 :2005/09/09(金) 01:28:22 ID:2fF5uC4F
「山の手の老人」を書いたものですが すでに10作品揃った後でしたね… ちゃんとロムらず誤爆しました! 「古唐津の皿」も「古備前の皿」の タイプミスです 申し訳ありません スルーして下さい
93 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 01:42:14 ID:/dhkcyqt
>>89 は題に沿っているのか?
何度も読み返してみたが分からない
94 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 01:59:26 ID:Ac+5Oo1G
先に漁師をパクリ ゴリゴリゴクン 変な味 次に幼女をパクリ グニャグニョゴクン あぁウマイ アイタタタ 漁師で腹がくだったよ ピーゴロロ アイタタタ
95 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 04:00:25 ID:zGCv+pjS
ポ大は昔から瞬発力の高い大会でしたやん 批評者は一人やし 偏った評になるのは仕方ないやん
96 :
通行人 :2005/09/09(金) 05:02:24 ID:QUGDSFvY
97 :
通行人 :2005/09/09(金) 05:36:28 ID:fGaicGeF
>76 恋愛に対して変な先入観のある、極度のロリコン二葉亭四迷ですね。 幼女と肉欲と平凡な日常を曖昧とした意識が逝ったり来たりしています。 行の文字数を揃えたのも、作者が強迫神経症だからで特に意味はありません。 >77 top10と言っておきながら5位までしか発表していないところに、作者の抱える現代社会とオリコンチャートに対する漠然とした不安が感じられます。 詩の内容がトップ10を境にまっぷたつに割れていることからも、作者の肉体と精神のバランスが崩壊していることが読み取れます。 >78 変態です。 私たちの住んでいる日本は、というかあなたの周りの男たちのほとんどがロリコンかマザコン、もしくはその両方を合わせ持っていると思って間違いありません。 つまり今日の日本社会は、未成熟の屈折した性的嗜好を持つ男社会というわけです。 かくいう私も幼女変態の母親殺し(寺山風)ですが、だからといって童貞というわけではありませんし、同年代の女子にモテなくもありません。 巨乳でロリ顔、甘え上手の妹タイプを募集します。 >79 これももちろん詩とみなします。 簡潔かつ明瞭、一点の曇りのない「腹の中」。 まるでフォンタナの絵画を見ているように、自己の意識は現実という巨大な3次元空間から引き剥がされ、2次元の広がりry.... が、たぶん私の勘違いです。 >80 気狂いです。間違いありません。 鮫に喰われた幼女と漁師が鮫の腹の中で夫婦になり、夢から覚めてなお夫婦としての関係築いている。 平均的な日本男子がこのような発想をする場合、幼少期に父親と母親の関係が険悪だったか、もしくは近所のお姉さん(出戻り)に性的虐待を受けた可能性があります。 作者は、夫婦愛や異性に対し過った幻想を抱いている可能性があります。
98 :
通行人 :2005/09/09(金) 05:55:52 ID:fGaicGeF
>81 前頭葉が癌に侵されています。 もしくは吉本新喜劇の見過ぎです。 この場合鮫も幼女も漁師も関係ありません。 鮫がヤンキースタジアム、幼女が松井、漁師が星一徹であったとしても内容は変わらないでしょう。 >82 巨人症です。 アントニオ猪木のことを猪木、ジャンボ鶴田のことを鶴田、と呼ぶのは当たり前です。 しかしここで、あえてジャイアント馬場のことを、馬場さんではなく、ジャイアントさんと呼んでみてはどうでしょう? 威厳も風格もなくなり、葉巻きもショートホープに、16文キックも8文ビンタくらいになってしまいました。 馬場さんのことをジャイアントさんと呼ぶのは間違いであることに気付きました。 >83 台風のせいか今日(昨日)東京は摂氏35度ありました。 すごく暑くて、くたびれてしまいました。 でも海底火山から流れ出る溶岩の近くよりは涼しいので、私は我慢できました。 ネオンテトラが気になりますが、特に興味はありません。 >85 幼児回帰願望があるようです。 幼いころ保母さんに毎日おしりをつねられ、それがいつしか快感になってしまった私のようです。 つい先日まで、私は映画「チャイルドプレイ」をいやらしい映画だと勘違いしていました。
99 :
通行人 :2005/09/09(金) 06:06:11 ID:fGaicGeF
>86 文字と文字の間に設けられた空間に、この詩の意味があります。 それは作用と反作用の間で、タツノオトシゴのように揺れ動く、敬虔なクリスチャンと中央アフリカの黒人奴隷の肌ようなコントラストなのです。 自分で書いていて、意味がさっぱりわからないので、とりあえず、面白いね、とだけ言っておこうと思います。 以下の作品は審査対象外ですが、私の集計ミスで評価予定に加えてしまったので、評価だけさせて頂きます。 >89 11作品目(審査対象外作品) 肉です。 一言で言えばブルゴーニュ産の赤ワインだけを飲ませ続け生育した生後2才未満の子牛の肉です。 ・・・・・・?、あ、すいません、どっかの大会と間違えました。 以上10作品。
100 :
通行人 :2005/09/09(金) 06:30:00 ID:DIfKLdSm
さてそれでは優勝作品の発表です!
エントリーナンバー
>>86 番、「みそ汁」 / ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY に決定です!!! おめでとうございまーす!!!!
=総括=
みなさんお疲れ様です。
今回はね、極端にお題に縛られた中で書いてもらおうと思ったんですね。
お題のテーマが限定されすぎているという指摘がありましたけど、わざとです。
極端にお題に縛られるという枠組みの中で、どれだけ自分を出せるか、つまり自分の言葉を書けるか、みたいなものが見たかったんですよね。
それでけっこうみなさんお題を自分流に書いてくれました。
でもやっぱりつまらない作品が多かったですね。
いい意味で期待を裏切った作品は2作品くらいですね。
殆どの人が、発想が飛躍していかない、良くも悪くも真面目にお題を守った作品を書いていました。
これでは面白いものなんて書けるはずないですね。
そういった意味で、優勝作品はすごくいいと思います。
お題を守るのではなく、お題を自分流に解釈し、自身の言葉で再構築しています。
これがテーマを与えられた中で書くというスタンスに立たされた場合の、優れた、というか当たり前のアプローチだと思います。
そうしなければ、与えられたテーマを忠実に守るだけの、何のオリジナリティーもない作品しか書けない。
オリジナリティーというのは、作品にあるのではなく、作品に対するスタンスにあるのだと思います。
また面白い作品が読めることを期待して、それではみなさん、ありがとうございました。
曾村益廊=通行人
101 :
返事はいらない :2005/09/09(金) 07:00:42 ID:xYlE18zb
>>99 ありゃ、11作品目でしたか。勘違いしてました。
でも読んでくれたみたいで、感謝します。
>>93 自作解説。
「鮫」という魚から「がぶっ」という擬音を思いつき、「かぶりつき」という言葉が浮かんだ。
「鮫」と言えば「鮫肌」を思い出したので二行目に繋げた。
そんなことばっかやってるとただの連想ゲームなので「内容らしきもの」を漂わせるためにテーマは「エロ」でいこうと思って三行目を書いた。
これによって一行目、二行目がストリップ小屋に通うエロオヤジと踊り子の描写に見えてくる。
「現役」とは「あっちの方」のことであり「肩書き付き」については後で書こうと思った。
「突然冷めた」の「冷め」が「鮫」との駄洒落。「稚魚の放流」は文字通り「射精」をイメージ、つまり「冷めた」と合わせて射精のあとの虚無感を表したつもり。
そーゆー「虚無感」にあらがってあらがって「エロ」の「守備範囲」を広げてきたオヤジの人生を六行目で書いたつもり。
「肩書き付き」の意味もここで明かされる。「幼女趣味」もあるのよーん、って感じ。
「届け投げ縄」は最初、「投網」について書こうと思った。なぜなら「漁師」がまだ出てきてないからだ。
しかしあと1作品だと焦っていたので「届け」と書いちゃったからデリートしたくないし「投網」じゃ語呂が悪かんべと思って「投げ縄」にした。
「投げ縄」と言えばカウボーイなので「ハイホー!シルバー!」という有名な西部劇の台詞を思い出すのは俺としては自然なこと。
でも「シルバー」を「銀色」と訳すことで「鮫」の色を想起させるだろう、ああ、これでいいや、と完成。
タイトルもエロにしとこうと思って「放蕩息子」。「息子」はもちろんオヤジの陰茎である。
そんな感じで1分で書いた。深い意味なんてあるはずがない。でも「お題」には忠実。そんだけ。
102 :
リーフレイン :2005/09/09(金) 08:47:04 ID:6G3iV3IS
>>97 評価ありがとうございます。。通行人さんに ”変態です”と断言されっちゃった。。
ウレシイような複雑な気分であります。。(
>>78 書きました)
>>97 >>80 です。評価ありがとうございます。
正直テーマを無視して「幼女」でなく「少女」としていたのですが、
やっぱり自分は気狂いだったみたいで(笑)
一応、いいわけ的な解説を。
現実は「若い夫婦」の方であって、前半部はあくまで夢のつもりで書いてました。
この部分では2人に恋愛感情や愛情というものはなく
ただ「人として惹かれていた」…ように見せたかったんですが力量不足で。
最大の問題は若い夫婦に「なっていた」という表現ですかね…
「戻っていた」が適切だったかも。
「運命」「縁」みたいなものを書きたかったんですが
力量不足を実感するだけの結果になってしまいました。
精進して出直してきます。
(追記:変な言い訳)両親は仲が良いし、近所にお姉さんなんていませんでしたよ。
というかド田舎に住んでたせいで「近所」という概念が未だにわかってないです。
今回ひどいな 辛口批評通り越して作者を批判してるだけ しかも詩の内容にはほとんど触れてないし
>>99 感想、ありがとうございます。
でも、「とりあえず、面白いね、とだけ言っておこう」というのはちょっと微妙な言い回しですよね、通行人さんにしては。
やっぱ、好みではないんだろうなあ、と思いつつも、
>>100 ありがとうございまーす! 優勝しちゃいましたあ。
優等生の面目躍如でございます。宿題が出るとつよいなあ、我ながら。
あっはっは。
106 :
北 ◆FUCKcjokcg :2005/09/09(金) 13:55:31 ID:Kfjqh/fM
ということで、次のお題は 「タイトルが『ホナニー』という詩」を書いてください。 文字通り、タイトルには「ホナニー」とだけつけてください。 タイトルがこれ以外あるいはついてない作品はカウントしません。 ご了承ください。 ちなみにぐぐるとオナニーのことみたいな感じで出てきますけど、 もっと自由にホナニーしてください。 では、よろしくお願いします。
108 :
☆キキ+キ゚Д゚♪ ◆8JINgFqdIE :2005/09/09(金) 14:59:40 ID:ip8Q9QnT
通行人って、結構オモシロイ≧(´▽`)≦アハハハ
109 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 16:48:19 ID:/WcsYeep
『ホナニー』 それはネス湖のような物で それにユを付ければユネス湖になって どこかで聞いたことはあるけれど それは、湖ではない 俺はホナニーを吹きながら ホナニーのステップを踏む 懐かしいな あの日、俺はここに居た気がする あいつも居た お前も居ただろ? 俺はホナニーを吹きながら ホナニーのツイストを踏む 火葬場の煙突 それを隠すような青々とした木々 あの煙は あの人の煙なんだね? ホナニーこのアイデンティティや ホナニーこのノスタルジックや あれもこれも
>>104 評価人が曾村系統でつづいてるからね
北、19、ハワイ、竹輪、曾村とエスカレートしてる
いかに自分が人と違うということを競争してる
ツマンネ('A`)
ホナニー
108 名前:☆キキ+キ゚Д゚♪ ◆8JINgFqdIE 投稿日:2005/09/09(金) 14:59:40 ID:ip8Q9QnT
「ホナニー」
通行人って、結構オモシロイ≧(´▽`)≦アハハハ
109 名前:名前はいらない 投稿日:2005/09/09(金) 16:48:19 ID:/WcsYeep
『ホナニー』
それはネス湖のような物で以下略
110 名前:名前はいらない 投稿日:2005/09/09(金) 17:10:45 ID:GOTcOjEf
>>104 評価人が曾村系統でつづいてるからね
北、19、ハワイ、竹輪、曾村とエスカレートしてる
いかに自分が人と違うということを競争してる
ツマンネ('A`)
【ホナニー】
これも一つの詩の形
112 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 17:33:47 ID:GOTcOjEf
「ホナニー」 ばかじゃねえの?
114 :
☆キキ+キ゚Д゚♪ ◆8JINgFqdIE :2005/09/09(金) 17:36:15 ID:ip8Q9QnT
オナニーで良いじゃないか≧(´▽`)≦アハハハ
「ホナニー」 頭のおかしい奴らが 集まって何かほざいてらぁ 人と違うことを アピールしたいんだろ 変わってる奴らは センスがあるかないかで 大違いだってことを 自分では気づいてないから 北野武が撮った映画なら センスあるねと言われても 同じ映画を新人が撮れば 駄作だと罵られるだろう 変わり者であるだけなら 誰にでもできる 変わり者でありたいなら 幡随院長兵衛のように 命をかけてやってみろ ================================ 連投すまん。 だけどこんな糞みたいなテーマ、早く終わらせたいからね
116 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 17:40:20 ID:GOTcOjEf
「ホナニ」 あ やべ 横棒抜けたから 審査対象外 残念
117 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 17:46:44 ID:GOTcOjEf
「ホナニー」 ※10作品という限られた枠ですので、一人一作品が望ましいです。 望ましいだけで禁止とは書いてない。 ということは連投してもいいわけだ。 なんたってホナニーだし。
118 :
117の弟です :2005/09/09(金) 17:49:07 ID:GOTcOjEf
「ホナニー」 ホはオにひとつ足したように見えるから。 きっとテレフォンセックスのことだ。
119 :
117の妹です :2005/09/09(金) 17:50:05 ID:GOTcOjEf
「ホナニー」 ほなさいなら兄ちゃん。
120 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 17:53:40 ID:h1bkzh4y
「ホナニー」 今家族で2ch見てます。 ホナニーの題で家族団らんです。 ありがとう。
121 :
120のロリ妹 :2005/09/09(金) 17:55:27 ID:h1bkzh4y
「ホナニー」 お兄ちゃんやめて! ホナニーだけは堪忍してや!
122 :
121のギャル系姉貴 :2005/09/09(金) 17:57:51 ID:h1bkzh4y
「ホナニー」 チョムカだからホナニーしてー(ry
123 :
122の父親 :2005/09/09(金) 17:59:35 ID:h1bkzh4y
「ホナニー」 うちの上の娘がホナニーにハマって、とうとう、警察に捕まりました。 どうしたらよいでしょうか。
124 :
123の妻 :2005/09/09(金) 18:00:30 ID:h1bkzh4y
「ホナニー」 あなただって毎晩わたしにホナニー求めるくせに。
125 :
124の不倫相手 :2005/09/09(金) 18:02:21 ID:11u77NMH
「ホナニー」 奥さん、ご主人より私のホナニーの方が(ry
126 :
125の妻 :2005/09/09(金) 18:03:29 ID:11u77NMH
「ホナニー」 このホナニー猫!
「ホナニー」 2005年09月06日 ”靖国問題”を調べた。 集めた記事の中に、旧日本軍兵士の投稿記事があって、何度生まれかわっても、お詫びにはたらないという主旨があった。 日本軍が進駐する中で、虐殺、強姦、捕虜虐待赤子殺し、etcを行ってきたこと。 帰ってきた生き残りの兵士はみなそれに口をつぐんだこと。 さらには、戦争被害で中国人民の被害総数が1000万人以上 であったことなどがあった。 恥ずかしながら、日中戦争における対戦国の被害を把握したことがなくて、あらためてどうなんだろうかと、 南京開城の100日という本を読む。読み続けるのが辛いほどの悲惨な記述がえんえんと続いている。 もしこの本を過去に読んでいたら、当時の大人を色眼鏡で見ずにはいられなかったとのではなかろうか。 正直、この記述を信じていいのだろうかとも思うし、そう思うのはやはりどこかで日本人をひいきしているからなのだろうかとも思う。 なによりまして知らなくてはいけないのだと思う。 当事者が殆ど死んでしまってからようやく事実を明るみに出そうという動きがでてきたということがすなわち事実の醜悪さの度合いを示しているのかもしれない。 これに比較すればアウシュビッツはまだましと思う自分が どこかにいたりする。 2005年09月07日 鬼畜米英という言葉があって、沖縄戦なんかではこの言葉が先走って、逃げ惑い自害する場面も多かったりする。 あの鬼畜米英という言葉を本気で信じたのは裏返してみれば鬼畜日本であった事実があったのかもしれない。。 泣いた赤鬼という童話を思い出した。 鬼の子はやはり鬼だろうから、人が鬼を受け入れるにはその鬼がただ優しいだけではだめで、 鬼が自分ら(人)のために戦うという場面がないとだめなのかもしれない。 2005年09月08日 人間はアンビバレンツな存在である。 2005年09月09日 裁く権利は持ち合わせていない。 ある種の犯罪者は、単純に人間じゃないと思ってきたのだけど、その人間ではないものが自分の系譜にあると感じるのが 気持ち悪かったのだろうか。随分傲慢な話である。
128 :
126の娘 :2005/09/09(金) 18:05:16 ID:11u77NMH
「ホナニー」 どっちもどっちよ。 うちの両親なんて。 わたしもグレてホナニー吸ってまーす。
129 :
128の本心 :2005/09/09(金) 18:06:31 ID:11u77NMH
130 :
129の結末 :2005/09/09(金) 18:08:01 ID:11u77NMH
「ホナニー」 もうホナニーなんてあきちゃった。 今時古いわよね。 これからはロナニーの時代よ。
>>128 いやだって、、、、お題に罪はないのだ。。案外いい題だと思うy。。
132 :
支持者 :2005/09/09(金) 18:12:14 ID:xFArTRci
評価人は>116はともかく >117から>130までをひとつの作品として読め。 分割投稿も過去にたくさんあったはず。 無視したら問題にするよ。
あ、途中で割り込んでゴメ。。(空気嫁てなかったorz)
134 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 18:19:49 ID:xFArTRci
>>127 あんたいくら「詩」だからって「2005年09月06日」の部分みたいな読者をミスリードするトンデモ記事紹介するなよ。
アウシュビッツよりマシって・・・信じる厨房が出たらどう責任とるんだよ。
でも「オチ」はいいよ。やりたいことはわかる。でもあまりにも「2005年09月06日」の記述がひどすぎる。
だから横レスした。
135 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 18:20:48 ID:CkKg5+nR
136 :
ユリゴン ◆KL50G.YURI :2005/09/09(金) 18:23:28 ID:03lWz4CK
「ホナニー」 ちょっとだけ疲れてる ほんの少しだけ気怠くて 眠くてたまらないのに眠れない 求めてないのに欲してるけど 誰も煩わせたくないし だからひとりにしておいて いつもの習慣だから ナイトキャップみたいなものなの 安心するためのね
137 :
134 :2005/09/09(金) 18:26:22 ID:xFArTRci
138 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 18:29:12 ID:CkKg5+nR
139 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 18:32:09 ID:xFArTRci
>>133 おい逃げてねーで謝罪しろ、謝罪。日本国民に向かって!死んでいった罪なき英霊たちに向かって!
お前が過去のポエ大でもサヨク自虐史観丸出しで「日韓問題」かなんかの評価垂れ流してたことこっちは知ってんだよ!
政治も歴史もわかんねーポエム女がこういう無知書くことの責任て重い。果てしなく重い。
謝罪しなけりゃオレはこの板ごとぶっ壊すからな。てめえのサイトも当然標的にする。
以上。
140 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 18:32:31 ID:CkKg5+nR
あんなレベルの低いものよく連続で投稿できるよな… 恥ずかしくないんかね?
141 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 18:38:37 ID:xFArTRci
「ホナニー」 だから何度もいっているとおり シナ兵は、便衣兵となって軍民の区別なく 日本軍に襲い掛かってきたから 全ての原因は、シナにある 日本は謝らなくてもいい うちのじいちゃんも中国行ってたけど チャンコロって死ぬまで言ってたよ www 中国国民党は 民間人の足に鎖をつけて 最前線で戦わしたんだって 八路(共産党)軍は、督戦隊を組織して逃げる民兵を後ろから撃ち殺していた 中国ってそんな国 日本こそ西欧列強を追い出した中国の真の解放者 当時の南京は首都であり、欧米の新聞支社員、大使館員が数百人単位で存在した。 だが当時の米英仏等の海外の新聞や雑誌でも、昭和12年以後20年に至るまで南京大 虐殺を非難する記事は全く見ない。(日本の教科書の多くに当時「厳しい国際的非難を浴びた」と 書いてあるが、これは全くの嘘である。)日本のみならず海外 でも誰もこの事件を知らなかった。 (当たり前である。最初から大虐殺など無かったのだから。)昭和20年以前の非難記事があれば見せて欲しい。 世界中がこの事件を知ったのは、東京裁判中に突然思い出したように中国が言い出したからなのだ。 もし、大虐殺が本当に起っていたなら、当然、その直後から、世界から轟々たる非難を浴びる事は言うまでもないが、 昭和21年の東京裁判以前は、世界からの轟々たる非難など何も無い。この事実自体が「南京大虐殺など無かったし、 東京裁判ででっち上げられた」という何よりの証拠である。
142 :
141とは別人だよID見てね :2005/09/09(金) 18:45:21 ID:VGbcxYpL
「ホナニー」 南京虐殺を殺人事件と考えればわかりやすいと思う。 犠牲者の死体がどういう状況か・誰が殺されたか・何人か・動機は・目撃者はいるか・物証はあるか などを刑事事件に即して地道に検証していく必要がある。 じゃあ南京虐殺で死体(骨)日本に送って科学的に検証された物はあるか・・・・ない(中国は見せる気も無い) 誰が殺されたか・・・・・・・・・・戸籍制度があるにもかかわらず性別・氏名・年齢・住所も一人も解らない 何人殺されたか・・・・・安全区委員会報告書49人以下から共産党報告34万人まであり、裏づけもなく収拾が付かない 動機は・・・・・・そもそも南京攻略の目的が中国人虐殺にない。便衣兵や逃げる兵隊への攻撃は合法。 目撃者は・・・・・自称虐殺を見た、虐殺がまったく無かったのを見た、これも収拾が付かない 物証は・・・・・・裏付けのない写真(中国兵の偽装説すらある)はあるが証拠能力は無い。 以上から解る事は、もはや審議に値しない。被害者が誰か、死体(骨)すらない時点で裁判には耐えれない、 事実東京裁判でも弁護側の反対尋問すら許してもらえず、尋問を受けたら中国側は答えに窮して審議の続行は 不可能だった。 判決 「主文 日本軍の民間人大量虐殺は立証できず無罪。むしろ中国側の政治的策謀の要素が強く、偽証まで行い 被告人をおとしめ世界中の信用を失墜させた事は重大。よって中国を偽証罪で告発する」
>>133 とりあえず、議論を続けるスレに移動頼むは、、、
ソースは中日新聞。 (すまん日付までは。。)中日新聞の記事の信憑性については検証してない。
読んだホンは、今話題になってる笹原氏の「南京難民区の百日」(岩波現代文庫)
この本の信頼性についても今話題になっている最中のため、架空の名前にしておいた。
はっきり言って、何が真実であったのかまったくわかんないのが実情。。(この年寄りにして)
もし真実を知っているなら是非教えて欲しいと思う。。
世論として、大手新聞社が過去を否定する方向にリードしているのは、彼らの意図も大きく働いていると思うよ。
そもそも、何故この題で書いたかっていう点に、注目して欲しいんだけどなあ。。
144 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 18:47:34 ID:VGbcxYpL
ちょっと俺、ハングル板と東アジア板にリーフレインの詩のリンク貼ってくるわ。 じゃな、兄弟!
145 :
ユリゴン ◆KL50G.YURI :2005/09/09(金) 18:49:40 ID:03lWz4CK
「ホナニー」 思わず想像しちゃった あの人の瞳がきらりと光る ちょっとちょっと そんなに近寄らないでよ ここに線引いていあるでしょ そっちがあなた こっちは私の場所だからね くすぐったいのは体じゃなくて心 ぼわっと頭に血がのぼって真っ赤になったよ そんな妖しげな眼でみつめないで 動けなくなってしまう 大の字になって寝転んで 星のシャワーを浴びたい気分 だってホナニーだもん 2度目の投稿だけど、場違い?
146 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 18:50:10 ID:VGbcxYpL
爆笑。
>>143 は「岩波」「中日」がどのような組織かもしらないで「詩」なんか書いてんの???
あんたもう終わりだよ。一般常識ゼロ。背伸びして政治に首突っ込むと恥かくという典型例。
147 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 18:53:28 ID:VGbcxYpL
>>143 >世論として、大手新聞社が過去を否定する方向にリードしているのは、彼らの意図も大きく働いていると思うよ。
朝日・毎日という二大大手新聞社は一切否定してませんよね?
筑紫も古館もしてませんよね?
あんた頭大丈夫か(藁
148 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 18:57:42 ID:VGbcxYpL
>>143 何が別スレで移動だ、白痴女。
この「スレッド」に著しく我々の先祖を傷つける記述を「詩」の一部とはいえ書いたのはお前だろ?
だったらここで話さなきゃお前の駄文読んだ厨房が洗脳される危険があるから俺はこの板で謝罪しろ、と言ってる。
逃げてんじゃねぇぞ、こら!
149 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 19:03:52 ID:VGbcxYpL
150 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 19:05:51 ID:VGbcxYpL
>今話題になってる笹原氏の「南京難民区の百日」 あのー、どこで話題になってるんですか≧(´▽`)≦アハハハ
151 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 19:06:46 ID:VGbcxYpL
オラ、上のソースも出せや、素人。
>>148 オッケイ、了解した。
>>127 の詩にて、検証されていない記述をもとに、真実についてミスリードをしかねない詩を書いたことをお詫びします。
何が真実かについては、私自身もよくわかっていないです。
読者はそれについて個々人での判断をすることを願います。
153 :
一般社会人 :2005/09/09(金) 19:21:52 ID:8gkfHRah
154 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 19:27:10 ID:ioGDK0sy
>>152 「オッケイ、了解した。」ってその口の聞き方はなめとんのかゴルァ!
なにが「オッケイ」だ、半角で小馬鹿にしたあと謝罪文書いたって空々しいわ、ボケ。
心こもってないってひと目でわかる。そんなもんしか書けんで詩人気取るとは片腹痛いわ!
死ね。
さらに追加、、問題になるのは、1000万人の被害者と書いた記述と 南京事件が併記されてしまったため、南京事件で1000万人の犠牲者という誤解を生みやすいと思う。 南京事件だけに限ってみれば、笹原氏本人の記述で 犠牲者数についての資料状況と本書で叙述してきた南京事件の全体状況とを総合すれば、 南京事件において十数万以上、それも二○万人近いかあるいはそれ以上の中国軍民が犠牲になったことが推測される。 日本側の資料の発掘・公開がさらに進み、中国側において近郊農村部の犠牲者数の記録調査がもっと進展すれば、 より実数に迫る数字を推定することが可能となろう。 (岩波新書「南京事件」 P223〜P228) 笠原十九司氏 2002年 中国人の国民的・民族的ファンタジーとしての「三○万人虐殺」という言い方を聞いたならば、中国人は不快になり 、あるいは怒るかもしれない。「笠原という、日本の南京大虐殺研究者は中国人の感情の記憶を理解していない」 という非難がおそらく起こるであろう。国民的・民族的ファンタジーとは日本語にすると国民的民族的幻想ということになるが、 私は三○万人虐殺説はまだ歴史学的には証明できず、幻想に近いと思っている。 (「南京事件と日本人」P214 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー) という発表がある。著者本人もまた、不明であることを認めている。(ちなみに、笹原教授は南京事件を扱うについて最左翼とされる研究家です。)
156 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 19:29:29 ID:ioGDK0sy
157 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 19:32:13 ID:ioGDK0sy
プ
>>155 本性表してきたな、中核派。
では聞こう。
笠原十九司氏の学会での位置づけはどうなってますか?
検索してもいいから調べてごらんなさい。
>>154 私には真実がどこにあるのかわかりません。
あなたはわかりますか?
真実であるような詩を書いたのはとても申し訳なく思います。
>all
スレを乱してしまってごめんなさい。
159 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 19:40:16 ID:ioGDK0sy
詩板のみなさ〜ん♪♪♪ リーフレインという選集作ったりしてる世話焼き女、ご存知ですよね? この方、特定の、というかカルトな、というか犯罪的な、政治組織のシンパであることが今判明しつつあります。 詩板には実に似つかわしくない人種ですし、知らず知らずにオルグされる危険も多々あります。 選集作成の折、寄付金集めてましたが、このような人物は必ず着服します。 そして特殊で危険性のある反日団体に金は流れていきます。サヨクさんの行動パターンを知ってる方から見れば常識ですね。 さて、この女、どうしてやりましょうか。腕が鳴ります。
160 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 19:44:23 ID:ioGDK0sy
>>158 「真実」など誰にもわからない。そんなことは常識だ。
しかしそれでは犯罪者を裁くことはできない。
だからこそ通常の裁判ではバイアスのかかった「目撃証言」などは無視して「物的証拠」などの「一次資料」をできるだけ多くかき集めて判決を下す。
日中戦争の「一次資料」を提出してみてください。
話はそれからです。
161 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 19:46:15 ID:ioGDK0sy
荒らしは放置しなよ。 by さぃきょぅ@携帯
163 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 19:49:02 ID:ioGDK0sy
>>162 お前、今の状態のどこが「荒らし」なんだ?
明確に的確に説明してもらおうか。
164 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 19:52:43 ID:ioGDK0sy
おら、リーフレイン ◆LeafL/oiO.、心のこもった謝罪しろよな。 お前の大好きな中国や韓国は日本がいくら謝っても許さないよ。 彼らに見習ったらどうだい?
ここで犯罪者を裁いたりしたいなら チャンピオンになってお題出したらええじゃ みんなでポエムしませう?
166 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 19:57:46 ID:ioGDK0sy
あの・・・・私、そのようなことは申しておりません。 「犯罪者」として確たる証拠もなしに「裁いた」のはリーフレイン ◆LeafL/oiO.様なのです。 いじめられているのは私たちのおじいちゃんやひいおじいちゃんたちなのです。
167 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 19:58:38 ID:zGCv+pjS
真実として書いたんでなく 詩として作品として書いたなら 過剰反応してる人は 嘘と真実を見抜けない人ですよ ドラえもんに「タケコプターの原理を説明しろ」 などゆうてるもんじゃないか? まぁいいや 以上で終了 続けたい人はほかへどうぞ
169 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 20:04:29 ID:ioGDK0sy
我々の祖父たちの名誉が傷つけられている最中に「ポエム」などを謳っている場合ですか。 与謝野晶子も高村光太郎もみんな「戦争に勝つことを祈願する詩」を書いていましたよ。 それは書かされたのではありません。当時の日本人ならほぼ100%が同じ気持ちを共有していました。 反対していたのは共産党員だけですが、彼らは平和主義ではなく「革命」を起こしてロシア連邦のひとつになることを画策していたただの売国奴です。 ロシアの当時の状況、そしてその後の状態を知れば彼らも戦争を望んでいた。敵が外国か自国かの違いにすぎません。 このへんの詩人たちの戦争中の心理は詳しく学問的に整理されているのでぜひご自分でお確かめください。
170 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 20:07:20 ID:CkKg5+nR
詩と個人の見解を一緒にする馬鹿がみれて楽しかったねーみんなー
171 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 20:08:42 ID:zGCv+pjS
日本のイイところは 言論の自由 嘘や紛らわしい発言をしても それは個人の自由 朝日新聞も自由に書いてるのに そっちには抗議したの?愛国者様?
172 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 20:10:23 ID:ioGDK0sy
>>167 あなたは「詩」の中に歴史的事実に関する嘘があっても問題にはしないのですか。
タケコプターなどという空想上の話とは根本的に違う問題ですよ。
逆の意味で戦後、左翼によって戦時中に戦争賛美詩を書いた才能ある詩人たちが軒並み「詩人の戦争責任」を追及され、文学界から追放されていったことはご存知ですか。
詩ならば何を書いてもいい、というのは詭弁にすぎません。
実際、詩は人の心を動かす可能性を秘めている。その社会的影響などを考えたことがありますか。
時代は変わって「一次資料」が揃ってきた現在ではリーフレイン ◆LeafL/oiO.のような詩人こそが糾弾されるのは必然なのです。
もう少し歴史を勉強してください。
173 :
☆キキ+キ゚Д゚♪ ◆8JINgFqdIE :2005/09/09(金) 20:11:11 ID:ip8Q9QnT
おい、九時半から柔道が始まるぞヽ(゚∀゚)ノ フジテレビだヽ(゚∀゚)ノ 今日は、81キロ級と90キロ級だ。 力強さとスピード感、両方備わっているので、 素人が見てもオモシロイぞ≧(´▽`)≦アハハハ ちなみに、81キロ級は、僕の階級なので、 いずれ出るから注目してくれ≧(´▽`)≦アハハハ
174 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 20:12:12 ID:ioGDK0sy
>>171 はい。言論の自由に乗っ取って私も書いております。
ただの荒らしで終わらないよう、議論に持ち込もうとしております。
逃げているリーフレイン ◆LeafL/oiO.を責めてはいかがですか。
175 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 20:13:16 ID:zGCv+pjS
だからな 別のところでやろうや
176 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 20:13:21 ID:CkKg5+nR
だからあんなレベルの低い詩しか書けないんだよ。馬鹿だから。
177 :
☆キキ+キ゚Д゚♪ ◆8JINgFqdIE :2005/09/09(金) 20:13:35 ID:ip8Q9QnT
その言論の自由が、 自分を追い込む事から逃げている、 とは、頭の悪い奴は考えてもいないんだろうな≧(´▽`)≦アハハハ
>>170 考えさせられることはあるよね
馬鹿という人が馬鹿なんだよって、死んだばあちゃんが教えてくれた
詩なのか個人の見解なのか何が真実なのか
真実または事実ってひとつではないと思います
179 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 20:15:11 ID:ioGDK0sy
>>177 素晴らしいお言葉。
自分の発言に責任を持つ、当たり前のことです。
私は逃げませんよ。
180 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 20:15:52 ID:CkKg5+nR
>>174 あんな下手な詩しか書けねーのに議論なんてできるの?
181 :
☆キキ+キ゚Д゚♪ ◆8JINgFqdIE :2005/09/09(金) 20:16:04 ID:ip8Q9QnT
≧(´▽`)≦アハハハ 責任感、大事だよ≧(´▽`)≦アハハハ 責任感は、優しさに繋がるからね≧(´▽`)≦アハハハ
182 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 20:17:00 ID:ioGDK0sy
>>176 私は詩の連続投稿は行っておりません。
誰かとお間違えになっているようですね。
183 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 20:19:16 ID:ioGDK0sy
>>180 私のコテ名当ててみてください。
そして議論で勝負しましょうか?
184 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 20:19:52 ID:CkKg5+nR
>>182 よくあんな下手な詩曝せるよなーおまえ。
185 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 20:21:49 ID:ioGDK0sy
>>182 だから俺は詩、書いてねーって。馬鹿か、お前。IDとか見れないおばかちゃんなの?
186 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 20:22:52 ID:CkKg5+nR
>>183 あんな下手な詩書いた馬鹿が議論なんてできるわけねーだろが!!低能!!
187 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 20:23:08 ID:ioGDK0sy
188 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 20:23:11 ID:zGCv+pjS
議論は善いことやとおもうし 基本的に過去に於いては思うところとかあるんやけど この場所でやるには 大会運営的に見たら荒らしと同じじゃね? 正しい事を発言するなら 荒らし紛いの行為で発言するのは もったいないことやと思うで
189 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 20:24:06 ID:ioGDK0sy
>>186 どの詩を俺が書いたのか論理的に説明してもらいましょう。( ´ー`)y-~~~
190 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 20:26:08 ID:zGCv+pjS
これは ポ大も雑談議論スレが必要かな?
191 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 20:26:16 ID:CkKg5+nR
>>185 下手すぎなんだよおまえの詩。頭悪い証拠。
192 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 20:27:41 ID:ioGDK0sy
>>188 確かに当初議論が始った時に乱入した時は熱くなっておりました。反省してます。真面目にです。
なぜなら最初から冷静であれば説得力が増したと思われる。つくづく悔やんでおるわけです。
しかし私の見解では「大会中に突発したハプニング」はぜひともこの場で解決しておきたい。
ですから私を煽る人間、そして逃げているリーフレイン ◆LeafL/oiO.も責められるべきでありましょう。
193 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 20:28:16 ID:QZiXjTEm
僕の彼女と缶コーヒー 君がそうやって笑うからさ 僕も嬉しくなって 寒いのも忘れちゃってさぁ 一緒にはしゃいでた 無邪気な君の笑顔が白い雪に隠れて 消えてしまう前に 少しだけ肩を寄せる 缶コーヒーで暖めた 僕の左手が君の右手と 繋げたらつれてくよ とっておきの場所に行くよ 君がたまに黙って 少し涙目になる 聞きたくないから 今は聞かないでおこう 君は最近元気が無いみたい なんだか少しつらい 笑えたら 一緒に笑えるはずなのに 君の顔はなんでそんなに凍ったままなの? 春が来て 少し暖かい風が吹くこの駅で 君が全部打ち明けてくれた 「もう会えないんだ」 どうしてなの? 早く言ってくれれば 「とっておきの場所に 連れて行けたのに・・・」 ルララ 唄を唄おう 寂しいはずなのに 涙は乾いてしまう 微かな冷たさが今でも 手に残ってる 君は居ない この手を繋ぐ先は・・・どこに行った? 大丈夫 大丈夫 また会えるはずだから
194 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 20:29:16 ID:CkKg5+nR
>>189 あんなレベルの低い詩書いといて論理的だ?
おまえ意味わかってる?
195 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 20:38:24 ID:zGCv+pjS
まぁ ちょっと煽って悪かったよ でもこの場で簡単に解決するほど 簡単な問題じゃないだろ? ここで長々やっても得はないと思う 議論スレで リーフ氏が待ってるよ?
197 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 20:42:32 ID:CkKg5+nR
あんな下手な詩書いた低能とどうやって議論するんだろう… コテ持ちってのも嘘でしょ? あんなレベルでコテ持てるわけない。
198 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 20:43:06 ID:ioGDK0sy
申し訳ありませんがそれでは意味がないのですよ。 このスレに投下された詩を他で批判しても誰が読んでくれるというのです? 「お題」があって「詩」が投稿され「その内容」を批判しているわけですから、この一連の流れの中で決着をつけたいのです。 説得すべきはリーフレイン ◆LeafL/oiO.の方だと考えます。
えっと、実は時間切れでして、続きは議論を続けるスレ に書いていただけますか?
>>150 >>155 の質問については既にレス内にて解答済みです。
一次資料について、物的証拠は殆ど入手できないとみるべきです。
証言はまだ存在しますが、あなたが求めているのは、証言の一次資料ではないですね?
従って、物的証拠がない事件についてどう判断するかという問題に入ります。
それについて、判断することは私には不可能なんですよ。
判断不可能な事象について、真実であるかのように書いてしまった点を深くお詫びします。
問題になっている事件についてROMっている人への誤解は多分もう払底できたのではないかと思います。
ですから、後の議論は、南京事件をどう判断するかという私と貴方の個人的見解の相違を話し合う
事であろうかと思います。どうか移動お願いします。
200 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 20:54:08 ID:ioGDK0sy
>>200 申し訳ありませんがその手には乗りませんよ。
「真実がない」ということを最初から前提にしていたのならなぜあなたはあのような偏った歴史観だけを抽出してお書きになったのですか。
これは個人的見解の相違ではないのです。
あなたの奥底にある大衆を情報操作しようという魂胆を私が見破ったからこそ、道義的責任の追及の場に立たせてもらっているわけです。
この質問にすみやかにお答えください。
まさか日中戦争、及び大東亜戦争についてまったく関心ない立場からあの詩を創作したのではありますまい。
証拠は過去のポエム大会のあなたの審査が如実に物語っているはずです。
201 :
☆キキ+キ゚Д゚♪ ◆8JINgFqdIE :2005/09/09(金) 20:54:47 ID:ip8Q9QnT
おい、九時半から柔道が始まるぞヽ(゚∀゚)ノ フジテレビだヽ(゚∀゚)ノ 今日は、81キロ級と90キロ級だ。 力強さとスピード感、両方備わっているので、 素人が見てもオモシロイぞ≧(´▽`)≦アハハハ ちなみに、81キロ級は、僕の階級なので、 いずれ出るから注目してくれ≧(´▽`)≦アハハハ
どうして君はそんなに一人で立とうとするの? もうこんなにも服が汚れてるのに 血と涙が混ざり合って流れてるのに ため息をつくと 人は言う 「幸せが逃げてくよ」と でもね 本当はため息を吐くと「肩の荷がひとつ落ちる」んだって 君は誰かのために 犠牲をしてでも助けようとする 痛いほどにもらった 君の優しさ 僕は 今 そんな君をどれだけ癒せるのだろう その微笑みに裂けそうな傷がついてる もう本当は限界なんだよね 気付いてるのに守れなくてゴメン 無力なのに側にいるだけでゴメン 君の存在は僕の全てなのに 僕の存在はあまりにも価値がない ねぇ君は何を望む?君のためなら愛を壊してでも救いたい 思いばかりが先走るけど この言葉に嘘はない 真実しかない 一人で抱え込むより二人で半分こしようよ 苦しい痛みを声に変えて 出して 全部吐き出して 鏡は割って そこに映るのは本当の君じゃないから ねぇ 笑顔が虚しい 波のように歪んでる もういいよ 自然に零れるまでは笑わなくていいから 僕は君が大好きだよ いつもの君も明日の君も
203 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 20:57:27 ID:ioGDK0sy
>>199 今確かめましたが「議論つづけるスレ2」にて回答はなされてないようですね。
おちょくらないでくださいよ。
204 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 21:01:29 ID:ioGDK0sy
>>199 証言に一次資料なんて最初からありゃしません。
俺があなたに殴られた、と警察で証言したらあなた逮捕されるんですか?
205 :
☆キキ+キ゚Д゚♪ ◆8JINgFqdIE :2005/09/09(金) 21:01:53 ID:ip8Q9QnT
おい、九時半から柔道が始まるぞヽ(゚∀゚)ノ フジテレビだヽ(゚∀゚)ノ 今日は、81キロ級と90キロ級だ。 力強さとスピード感、両方備わっているので、 素人が見てもオモシロイぞ≧(´▽`)≦アハハハ ちなみに、81キロ級は、僕の階級なので、 いずれ出るから注目してくれ≧(´▽`)≦アハハハ
206 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 21:10:22 ID:ioGDK0sy
南京虐殺が突然登場する「東京裁判」、この裁判で中国側が南京虐殺の証拠を提出した。。 東京裁判に提出された「南京地方法院検察処敵人罪行調査報告[六]」によればこう書いてある、 第二次大戦後、日本の「戦争犯罪」を裁くため連合国が開廷した「東京裁判」に備え、中国国民 政府は一九四五年十一月七日「南京敵人罪行調査委員会」を設置し、中国人に南京における日本軍の犯罪を申告するよう呼びかけ必死で 目撃者を探した。重要なのはこの続き・・・ ところが、日本軍の残虐行為を申告する者が「甚だ少なき」ばかりか、聞き取り調査を行うと唖然として「口を噤みて語らざる者」 や虐殺を「虐殺を否認する者」までいたという。やむなく中国政府は暫定的な報告を一九四六年一月二十日、東京裁判に提出したが、 「日本軍による大量虐殺」の証拠は埋葬記録を除けば、魯甦という人物の「目撃証言」ただ一件であった。 ??おかしいだろ、何で南京の市民は数十万人が殺害されているのに誰も殺害を申告しないの?ましてや「虐殺を否認する者」 までいたってどういうことだよ?しかもやっと見つけた証言者がだだ1人って。 肯定派の方、どう説明する。
207 :
北 ◇FUCKcjokcg :2005/09/09(金) 21:12:50 ID:UID0jVsP
>>206 他所でやれ!!
嫌がらせか?いくら正論でも嫌がらせなら豚の鳴き声と同じ。
208 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 21:14:24 ID:ioGDK0sy
あえて「証言の一次資料」というものを探せば
>>206 の通りです。
東京裁判で初めていきなり出てきた「南京事件」。
聞き取り調査の結果、証言一人。裁判記録ですよ。
209 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 21:16:56 ID:ioGDK0sy
>>207 この国を憂う者として引き下がれない私の激情をお許しください。
嫌がらせではありません。このスレッドは好きです。
好きなスレッドで目にした卑劣な文章だったからこそ私は覚悟を決めているのです。
210 :
北 ◆FUCKcjokcg :2005/09/09(金) 21:17:41 ID:UID0jVsP
>>208 だからー、豚の糞より不潔なんだよ。どっかイケ! しっしっしっし!
211 :
北 ◆FUCKcjokcg :2005/09/09(金) 21:18:53 ID:UID0jVsP
>>209 ここでやる必要ないだろ!
迷惑迷惑、議論スレいけ!
212 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 21:18:53 ID:ioGDK0sy
>>210 上げていただきありがとうございます。
多くの人の目に触れて欲しいと願っています。
213 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 21:21:12 ID:ioGDK0sy
>>211 その議論スレに誘導したリーフレインが逃げたのです。覗いてみてください。
214 :
北 ◆FUCKcjokcg :2005/09/09(金) 21:21:48 ID:UID0jVsP
わかった。しんぱいすんな。飽きるまで一生やってろ。 たまにあげてやる。
215 :
北 ◆FUCKcjokcg :2005/09/09(金) 21:23:09 ID:UID0jVsP
>>213 これからは議論スレにで返答してくれ。じゃ
>>209 その気持ちをポエムってくだされ
あなたのポエムを読んでみたいじゃ
待ってるじゃよ
217 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 21:42:56 ID:ioGDK0sy
>>216 ありがとうございます。いずれ書きたいものですが、何分今はクールダウンの真っ最中です。
ただし心の奥底の熱い炎は消すつもりなど御座いません。
>109 :名前はいらない :2005/09/09(金) 16:48:19 ID:/WcsYeep 『ホナニー』 >111 :名前が必要 ◆BVEpBWBhZ6 :2005/09/09(金) 17:30:24 ID:Iesq1uW5 ホナニー >113 :名前はいらない :2005/09/09(金) 17:34:35 ID:7+pLHFbJ 「ホナニー」 >115 :名前はいらない :2005/09/09(金) 17:38:47 ID:7+pLHFbJ 「ホナニー」 >117-119 :名前はいらない :2005/09/09(金) 17:46:44 ID:GOTcOjEf 「ホナニー」 >120-124 :名前はいらない :2005/09/09(金) 17:53:40 ID:h1bkzh4y 「ホナニー」 >125-126, 128-130 :124の不倫相手 :2005/09/09(金) 18:02:21 ID:11u77NMH 「ホナニー」 >127 :名前はいらない :2005/09/09(金) 18:04:45 ID:6G3iV3IS 「ホナニー」 >136 :ユリゴン ◆KL50G.YURI :2005/09/09(金) 18:23:28 ID:03lWz4CK 「ホナニー」 >141 :名前はいらない :2005/09/09(金) 18:38:37 ID:xFArTRci 「ホナニー」 >142 :141とは別人だよID見てね :2005/09/09(金) 18:45:21 ID:VGbcxYpL 「ホナニー」 >145 :ユリゴン ◆KL50G.YURI :2005/09/09(金) 18:49:40 ID:03lWz4CK 「ホナニー」
>218 えーと、参加作品はこれでいいでしょうか。 ID:7+pLHFbJさんは113と115のどちらを評価対象にしましょうか。 このふたつをひとつの作品にまとめるのはもったいないので、どちらかにした方がいいです。 ユリゴンさんも同じく。136と145のどちらがいいですか? あと、私には見分けがつかないんですが、もしかして、まとめたなかに たまたまIDがいっしょだけど別人という方がいらっしゃったら、おっしゃってください。 審査できるのはこれから12時間ほど後になります。じゃ、行ってきます。
220 :
名前はいらない :2005/09/09(金) 22:01:50 ID:ioGDK0sy
>219 ふたつの投稿ごめんなさい 145でお願いします
>>218 同じ文字列が、並びすぎて受注表のように見えます。
223 :
zekken :2005/09/09(金) 23:06:09 ID:O2QdtiL4
>222 Bingo! Soudesyou? Kitto, it looks fun, dato omottesa-. ESAKA-san, thank you for your mention.
>>223 せっかくの、レスですが。
私、英語が全くの苦手分野でして。
何をおっしゃっているのやら、さっぱりわかりません(泣)
225 :
☆キキ+キ゚Д゚♪ ◆8JINgFqdIE :2005/09/09(金) 23:35:50 ID:ip8Q9QnT
>>224 >>223 あたり!そうでしょう?きっと。「見ると面白い」だと思ってさ〜
江坂さん、ありがと あなたはマンション
・・・って言ってるな、きっと。。。
ああ、一部英語だな、、、というより上で訳してるな、、、。 マンションはオチだろうな、、。
つうか、早く勝者でてきて、判定はもはやどーでもいーから、 次のテーマとっとと決めてくださいませんか。 このままじゃわかりずらいし、面倒くさい 荒らされてるともいーますがw
231 :
90−91 :2005/09/10(土) 00:54:38 ID:o5nUc0qG
>>99 曾村益廊=通行人 様
スレがはやく、流れぶった切るようなレス申し訳ありません。
投下するのは吐き出す爽快さを伴いますが、評するのは大変ですね。
選定〜評論 当然ながら選考外からも漏れましたがこれからもスレ楽しみにしております。
いい腐り具合になるよう赤ワイン(\1000-イナイ)を空ける努力は惜しみません!!
どうもお疲れ様でした〜♪
詩に書かれた内容が正しいか間違っているかの議論は無しの方向でいきましょうや。 俺もいつも正しい内容の詩を目指してはいるのですが、なかなか難しいよ。
233 :
141 :2005/09/10(土) 08:06:38 ID:zFIyUBg4
つまりこういうことだよ。
>>127 の日記で
2005年09月09日
裁く権利は持ち合わせていない。〜随分傲慢な話である。
とのオチで作者は「真実はわからない」と書いているわけではない。
なぜなら「ある種の犯罪者は、単純に人間じゃないと思ってきたのだけど、その人間ではないものが自分の系譜にあると感じるのが
気持ち悪かったのだろうか」との述懐が挿入されている。ここ重要。
あきらかに
2005年09月06日
”靖国問題”を調べた〜
2005年09月07日
鬼畜米英という言葉があって〜
上のふたつで著しく偏った歴史観や思想を他者に読ませようとしている。
まともな「靖国問題」など端から調べちゃいない。そしてオチではそれらの「偏ったもの」に対して
2005年09月08日
人間はアンビバレンツな存在である。
と語っているのではなく、「偏ったもの」を真実とした上でその「真実」と向き合った時の自分の「アンビバレンツ」について書いているだけだ。
そもそも「南京開城の100日」などという本がオウム真理教並みのトンデモ本であることは普通に論壇誌読んでるくらいの人間でも知ってる常識。
それをあたかも「真実」であるようにミスリードさせる意図があったことも明白。
よってこれ書いた作者の罪は重い。
>>143 でも更に「世論として、大手新聞社が過去を否定する方向にリード」などと唖然とするような特定政党的発言を上塗りしている。
詩でもフィクションでもなくただのプロパガンダ。 ID:ioGDK0syが熱くなっても仕方が無い。少し熱くなりすぎだけどw
234 :
名前はいらない :2005/09/10(土) 09:37:39 ID:NdvXyVda
>232 ハゲどう。 さくさく進もうや
235 :
141 :2005/09/10(土) 09:41:47 ID:zFIyUBg4
おいおい、、サクサク進まなくした張本人を免責するようなレスはやめとけ。 またムチャクチャになるぞw
236 :
名前はいらない :2005/09/10(土) 09:51:59 ID:9zGcUOsD
【ビックリ】リーフレインは以前から岩波文化人(藁)的反日工作を行っていた!【キモ】
263 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2005/04/26(火) 11:29:51 ID:uFaaYQQU
武田泰淳という作家が「滅亡について」という評論を書いているんですが、
(今、岩波文庫で復刻してますね)おぼろげに思い出しながら題を出しました。
彼は中国研究にいそしんでいた学生でありながら、一兵卒として中国本土への
戦争に参加したわけですが、こよなく愛した中国を 書物を、文化を街を人を
自らの手で殺戮していくのを経験した作家でもあります。
「私はもう中国を語らない」という対話集があったんですが、
「ぼくはね、ぼくに罰が与えられていると思うんです。それで、僕に罰を下すのはね、
日本政府じゃなくて、中国人民だと思います。そのことだけは明らかで、もう
どうしてもしょうがないんだな。だから僕の地獄であるわけで、地獄行きにせよ
極楽往きにせよ、最後の瞬間は中国の方角からやってくると思うんだ」
というかなり有名な言葉があります。
私自身は戦後の生まれで、大東亜戦争、第2時大戦、朝鮮戦争 という言葉は
文字でしかないです。多分ほとんどの人がもうそうじゃないかと思います。だから、
「いつまで非難を受けないといけないんだ」
という実感も判る。で一方では「反省が足りない」という主張もあるだろうと思うんですよ。
「戦争は悲惨なんだから仕方ないじゃないか」
という一言で無思考に陥ってはいけないんだと思ったりします。
少なくとも、何がなされたかについては知っているべきであるし、泰淳が終生感じていた
罪悪感を理解していたほうがいいのだと思います。。
>>239 わにさん 「ひのまる」
からゆきさん という言葉があるんですが、従軍慰安婦のみならず、
まあ娼婦として唐(から)に連れていかれた女性の別称です。
一時期は、きちんとした教育を受けたような娘さんもお国のためという言葉に
釣られて混じっていたそうです。戦線が拡大するにつれ現地調達という形に
なっていったという話もあります。漫画家の石坂さんもこの主題で短編書いてましたね。
日本人が被害者の立場に立って書いたという事ではなくて、
引き裂かれた女性の立場にたって同じ女性が共感を起こしたのだと思って読みました。
237 :
名前はいらない :2005/09/10(土) 09:58:30 ID:9zGcUOsD
>>246 ティンさん 無題
いやまあ、微妙かなあ。。。
中国よ今を恥じれ
韓国よ今を恥じれ
というフレーズはかなりかちんときました。←注目
日本人がこれ書くと彼らは怒るかもしらんよ。
268 名前:リーフレイン[sageゴメンゴメンゴメンナサイ] 投稿日:2005/04/26(火) 21:20:39 ID:wFXU7qKs
>>248 「フロウ、ロアー、ペリッシュ (Flow, Roar, Perish)」
(流れ出し、叫び、死滅す。)
民族の血に潜む怒り、記憶、怨念と にもかかわらず 子供が生まれていく。。
”血”の流れを主題にとてもドラマチックな仕上げになっています。
>(わたしの子らはかの子らを呪う わたしの子らはかの子らを呪う )
という言葉がずきずききます。←注目
最終的に、滞る血ではなく、流れていく部分をクローズアップし、
流転、邂逅する運命に詩がおちつきました。諸行無常に通じるかもしれないなと思います。
>>250 softさん 「知らぬが仏」
実はこれちょと良く解からなかった。
最初の 大きな左手が指差す 右手でて
という部分が、要するに右手で人を押している。で、左手はその右手を指差しているのかな?
視覚イメージでいえば、左手に向かって右手が人を寄せている感じかなあああ???
それは別にして 煽動 と無思考での流れへの迎合の危険性が指摘されているんだと思います。
どんなメッセージ(反日も含めて)であれ、反対者はいるだろうし、刺激的な論理であればあるほど
実際には少数派の意見でしかないことが多いですね。←注目
>>252 「鬼」
これはストレートに映像を詩に落としましたね。
破壊というのは快感を伴うものだと思います。カタルシスがありますね。
一説には、国内の収入格差(町と田舎の)が拡大しすぎてしまって、その軋轢を
反日運動へ昇華させたという話がありました。眉唾かもですが。。←注目
238 :
名前はいらない :2005/09/10(土) 10:06:27 ID:9zGcUOsD
脳内妄想ピックアップのコーナー! >からゆきさん という言葉があるんですが、従軍慰安婦のみならず、まあ娼婦として唐(から)に連れていかれた女性の別称です。 今時「従軍慰安婦」などという存在を信じている天然記念物ハケーン! >戦線が拡大するにつれ現地調達という形になっていったという話もあります。漫画家の石坂さんもこの主題で短編書いてましたね。 「という話もあります」 どこにあるんでしょうかぁ???! 「漫画家の石坂」 笑いが止まりませんっ!!! >一兵卒として中国本土への戦争に参加したわけですが、こよなく愛した中国を 書物を、文化を街を人を自らの手で殺戮していくのを経験した作家でもあります。 はぁ? 武田泰淳をそのように捉えているのは岩波朝日くらいでしょ(プ
また変なのが沸いているのか…。 今時、あの捏造証言ばかりの従軍慰安婦や虐殺を信じている人間がいるとは。 だいたい中国に展開していた日本兵の総数を知っているのだろうか? わずかな日本兵で1000万人も殺した? 携帯型の核兵器でも持っていたのか?
240 :
名前はいらない :2005/09/10(土) 10:51:10 ID:MyLOHEkw
241 :
名前はいらない :2005/09/10(土) 10:55:36 ID:VkrZLaFY
おまいら!日本人は愚かで残虐で嘘つきに決まってるだろう! 科学的常識がないから虚構を見破れず 国難に殉じた父祖らを足蹴にするほど残虐で 日頃の人権云々は忘れて一方の主張しか聞かない二枚舌 日本人よ!日本人の被害者である日本人に謝罪せよ!特に>127 あ〜自分で書いててあほらしい・・・
242 :
名前はいらない :2005/09/10(土) 10:59:37 ID:MyLOHEkw
243 :
名前はいらない :2005/09/10(土) 11:08:45 ID:zfzb7VKi
まあポエムなんか書いてる女ってこの程度でしょ まともに勉強してたらこんな過疎板に粘着しないだろうしな、、、、、 リーフはここくらいでしか自分の知識(?)披露できねえのよ 他板で同じこと書いてみりゃいいよ、、、、、
244 :
名前はいらない :2005/09/10(土) 11:13:12 ID:VkrZLaFY
からゆきさんで思い出したが 日露戦争でバルチック艦隊の来航に震えていたときの頃だ マダガスカルやらジャワの奥地あたりから 日本に1円、2円の小額ながら戦費の寄付が届いたそうだ しかし名前が書かれてない こういうのは売られていったからゆきさんが 体を売って稼いだ金であったそうだ ようするに100年前の娼婦のほうが国を思う気高さがあったちゅーことだ
245 :
名前はいらない :2005/09/10(土) 11:13:35 ID:zfzb7VKi
自分好みの詩選んで本作って 30部くらい売れた、てだけで(全部身内だけど)、 えらくなったと勘違いしちゃったんだね 見てて哀れだけど身から出たサビ
246 :
名前はいらない :2005/09/10(土) 11:15:57 ID:zfzb7VKi
>>244 その手の話、知ってるよ。
「からゆきさん」という美しい言葉で呼ばれてた意味も知らないんだろうね。
人身売買かなんかと勘違いしてる椰子多すぎ
247 :
名前はいらない :2005/09/10(土) 11:25:48 ID:WClnaMxW
てかリーフレインが引用してる書物が全部岩波wwwwwwww
248 :
放狼者 :2005/09/10(土) 11:30:04 ID:gAefs3An
Lv 4 神(仮) 放狼者。 ココが奴の逝っていた詩板か。
249 :
名前はいらない :2005/09/10(土) 11:32:22 ID:T9uDkPsj
政治ネタは恐いね マジに勉強してないと自分の首絞める オレも気をつけよ
250 :
名前はいらない :2005/09/10(土) 11:33:44 ID:T9uDkPsj
Lv 4で神かよ!
251 :
名前はいらない :2005/09/10(土) 11:49:04 ID:uUD04u4B
↓ここで皇軍最強コピペ
ミ::::;/  ゙̄`ー-.、 u ;,,; j ヾk'! ' l / 'レ ^ヽヘ\ ,r゙ゞ゙-"、ノ / l! !ヽ 、、 | ミ/ J ゙`ー、 " ;, ;;; ,;; ゙ u ヾi ,,./ , ,、ヾヾ | '-- 、..,,ヽ j ! | Nヾ| '" _,,.. -─ゝ.、 ;, " ;; _,,..._ゞイ__//〃 i.! ilヾゞヽ | 、 .r. ヾ-、;;ノ,.:-一'"i j / ,.- 、 ヾヽ、 ;; ;; _,-< //_,,\' "' !| :l ゙i !_,,ヽ.l `ー─-- エィ' (. 7 / : ' ・丿  ̄≠Ξイ´,-、 ヽ /イ´ r. `ー-'メ ,.-´、 i u ヾ``ー' イ____ \_ _,,......:: ´゙i、 `¨ / i ヽ.__,,... ' u ゙l´.i・j.冫,イ゙l / ``-、..- ノ :u l ,− ,−\ / ̄ ̄ ̄ ̄\ u  ̄ ̄ 彡" 、ヾ ̄``ミ::.l u j i、`ー' .i / /、._ `'y /, | ・|・ | ヽ_____ヽ u `ヽ ゙:l ,.::- 、,, ,. ノ ゙ u ! /_  ̄ ー/ u / `−●-' \ヽ , ─ 、 , ─ | _,,..,,_ ,.ィ、 / | /__ ``- 、_ l l ``ーt、_ / / ── | ──ヽ| ・|・ | ゙ u ,./´ " ``- 、_J r'´ u 丿 .l,... `ー一''/ ノ ト 、,,_____ ゙/ /.. ── | ── .|`─ 'っ - ´| ./__ ー7 /、 l '゙ ヽ/ ,. '" \`ー--- ",.::く、 | ── | ── |.____) / /;;;''"  ̄ ̄ ───/ ゙ ,::' \ヾニ==='"/ `- 、 ゙ー┬ '´ / \.____|__) / ___/ 、 .i:⌒`─-、_,.... l / `ー┬一' ヽ :l / , ' `ソヽ /l \/\| \ ヾヽ l ` `ヽ、 l ./ ヽ l ) ,; / ,' '^i━(t)━━l | |
ヲチ板から記念カキコ なんですか? このスイス民間防衛に出てくる敵のような阿呆は?
政治にからんだ詩、おおいに結構じゃありませんか。
化学反応のような必死な文章も読ましてもらいましたよ。あいかわらず。
日本国の劣化のために、日々ご苦労様です。
>>238 ま、ひとつ聞いておくけど、同時代の定期刊行誌の現物を何か持ってるのかい?
さて、板違いにレスしたついでに。
国家公務員一種合格した人たちは、まあ賢いと思うけど、
欠落してるなあなんて感じるときも多そうですね。個人的な身近にも。
日本国の土地は、古代の畿内のように移民の方々に統治していただいたほうが、
もっと賢いんじゃないかな。
くらい言える人はいないのかな。
255 :
名前はいらない :2005/09/10(土) 12:59:44 ID:NdvXyVda
興味ない分野だから 長々議論されても 読んでないよ さっさと次のお題に参加したいよ ってのが大半だと思うが? なんてのを 変なところに誤爆した
256 :
名前はいらない :2005/09/10(土) 13:03:41 ID:BTljP8fQ
名無しこそ、2チャンネルの王であり、正統である!今こそ、荒らしに身をやつそうとも、中卒でアホな北をはじめとする古株コテを叩いて叩いて叩きまくるべく、名無しは結集すべきである! 名無しバンザイ!
つまり、次のお題は何?
258 :
名前はいらない :2005/09/10(土) 13:33:51 ID:onm3arzH
VIPから来ました ホロン部がいるのはここですか?
ウヨサヨ論争はν速とか東亜N+でやれ。 俺だってチョソ大嫌いのネット右翼だけど詩は詩として見るぞ。
260 :
名前はいらない :2005/09/10(土) 14:25:26 ID:NdvXyVda
詩はフィクションだからね あくまでも
>109 まず、とても書き慣れていらっしゃる方かと思います。 すてきな波長が出てます。ホナニーってこういう波長のもの。 ただ、ネス湖からの入り方は、最後まで読んでもういっかい全体を見てみると、 ここはもたつき感がありました。2行目3行目がいらないのかな。 それはネス湖のような物で それは、湖ではない 俺はホナニーを吹きながら ホナニーのステップを踏む 以下略 >111 そのとおりなんですよ。理解してもらってます。今回の狙いはみんなで詩を創ろうです。 だから、>218はけっこうすてきな作品になるんじゃないかと思ったんですよ。 それぞれの色づけのホナニーを並べたら詩になるんじゃないかと思ったんですけどね。 でも、なんかね、多くの方が、オナニーと勘違いされたようでね、 あんまり、色とりどりというふうには行きませんでしたね。 まあ、しょうがないですね、私のこの企みがしょせんオナニーだったんでしょうね。 愚痴聞いて貰ってありがとうございます。 >113、115 複雑な人です。早くテーマを終わらせたいだけなら、IDも変えずに「連投すまん」なんていちいち断る必要あったんでしょうか。 ばれるじゃん。 で、作品の方ですが、113は言葉の出会いがしらの衝突がよいと思います。 115は作者さんがせいいっぱいかっこつけて優位に立とうとするさまがコンプレックス多めの青春を醸しだしています。
>120-124 これって、上の人と同じ人なのかなあ。形式に便乗した別の方でしょうか。よく分かんないです。 内容は、オナニーから離陸できませんでした。 >125-126, 128-130 だんだんとホナニーがオナニーの呪縛から解放されて自由になっていくさまがおもしろかったです。 猫だったり吸ってみたり、最後はロナニーに進化するしね。 ただ、これが117からの同一人による連作ならすてきだったんですが、IDも変わってるし、分かりません。 別人だったら、他人の作品にただ乗りしてますからね。困った。 >127 これもオナニーの引力に負けてしまったかなあ。ホナニーなんだけどなあ。 >136 こちらは参考作品ということで。「求めてないのに欲してるけど」 すごい! よくぞこの言い回しを発掘なさりました。「ナイトキャップみたいなものなの」 これもいい。 テーマがオナニーだったらこれはいいですね。 >141 活字でオナニーされるタイプの方でしょうか。 あのね、謝りたくなきゃ、謝らなきゃいいと思うのね。 それをシナだのじいちゃんだの世界だの、とね、 ちっとも面白くないんです、作者さん自身の意地が見えなくてさ。 それとも、この幼稚さがこの作品の面白いところなのかなあ。
>142
うーん、相手は10億人という人口を抱えたまま覇権国家を目指そうという古今未曾有の帝国ですからねえ、
証拠がないから嘘だという程度のすなおな純情さでは力ずくのごり押しには負けそうですね。
>145
最終行が安易だったかなあ。そこまではかわいいんですけど。
「星のシャワーを浴びたい気分」、恥ずかしげもなくこういうこと言えるのも
ホナニーならではだと思うんですけどね。。
109か145なんですよねー、甲乙つけがたいというか、一長一短というか。
今回は静けさがある109の方に。
>>109 ID:/WcsYeep さん、次のお題よろしくお願いします。
あら、忘れ物。 >117-119 118の弟編が抜群なんです。なにゆえ、オナニーにひとつ足したらテレフォンセックスなのか。 ちょっと頭の悪そうな弟が夜中に「おれ、発見したよ!」と騒いでる絵が浮かびます。 オナニーを覚えたカツオが言いそうです。
265 :
☆キキ+キ゚Д゚♪ ◆8JINgFqdIE :2005/09/10(土) 16:48:31 ID:jkRJc148
今日の柔道は、ヤリマン宮本と処女横澤が出るよ≧(´▽`)≦アハハハ 女子柔道、注目だね≧(´▽`)≦アハハハ
266 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/10(土) 17:19:59 ID:Q6Xsfs/Q
>>263 証拠がないから嘘、とこっちが言ってるんじゃなくて
証拠もないのに「30万人」とか「1000万人」とか中華人民共和国が言ってくるんです。
日本に言うだけでなく世界に発信して何やら企んでる。
だから国際司法裁判所に訴えれば一発なんだけど、それを妨害してるとみるのが妥当でしょう。
純情で負けるのなら厨国みたいに身を落とせとでも?
267 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/10(土) 17:33:04 ID:Q6Xsfs/Q
>>259 詩じゃなくて岩波本の宣伝だからみんな怒ってんだろ
268 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/10(土) 17:38:17 ID:Q6Xsfs/Q
>>260 フィクションだから何書いてもいいというなら
あなたの実名を詩の中に書かれて
はっきりあなたと特定できるように描写されて
その中で嘘の誹謗中傷書かれて
それで「はい、詩でござい」と世間にばらまかれても
あなたは怒らないの?
問題だとは思わないの?
リーフレインという厨がやったのはそれと同じ事だよ。
269 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/10(土) 18:04:49 ID:ZjW9Kup+
禁忌ID:Q6Xsfs/Q
271 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/10(土) 18:09:09 ID:ZjW9Kup+
サリドマイド君、オレが相手してやろうか?
272 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/10(土) 18:17:29 ID:ZjW9Kup+
骨のない奴だね〜ID:mUtwWE9x
273 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/09/10(土) 18:43:13 ID:u0Z6xYVK
ふざけすぎだよ
274 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/09/10(土) 18:50:59 ID:u0Z6xYVK
リーフレイン氏の詩読んだけど 事実と断定するような箇所は見えないよ 記述を辿ることで生じたモノを語ってるだけにしか見えない いつまでもその調子で甘えかかってるとマゾになるよ
もう終わったことだ。放置が基本でしょ。煽ってどうする。
276 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/10(土) 18:54:36 ID:ZjW9Kup+
>>274 もちろん事実なんてリーフレイン氏にわかるわけがない。
偏った本ばかり読んで事実と思い込んでるだけ。
それについての「自分の気持ち」を書いただけ。
ただね、
>>268 さんの意見に反論できるかい?
277 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/09/10(土) 18:57:29 ID:u0Z6xYVK
擁護とかする相手としてはすげー微妙だし
あからさまに気持悪い人に真っ向反論するのもあんまり賢くないんだけどさ
>>266 とか電波そのものじゃん
「世界に発信して何か企んでる」
酷すぎるよ
278 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/10(土) 19:00:01 ID:ZjW9Kup+
あとこの議論で一番的確に読めてるのは
>>233 の141氏の論考だな
そんじゃ確かに「終わったこと」なので ノシ
279 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/09/10(土) 19:03:40 ID:u0Z6xYVK
>>275 この人釣りじゃなくてマジなんです
彼が首吊るまで終わらないよ
>>276 いくらでも出来るよ
誹謗は叙事詩にはならないし
叙事詩なら悪人さえ高みに居られる
詠うのとただ怒ってるのとじゃ全然違う
してみると君は、やっぱり下手くそだな
280 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/09/10(土) 19:05:32 ID:u0Z6xYVK
自演臭がすげえなお前 相変わらず馬鹿だし 脳足りないし
281 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/10(土) 19:06:23 ID:ZjW9Kup+
あ、すまんな。レスもらったのでもう少しスレ汚し。
>>277 「世界に発信して何か企んでる」ってのは確かにポエティックすぎるわな。
ただ意味するところはわかるね、オレには。
「レイプオブナンキン」とか中国政府が在米中国人使って書かせたのは有名な話。
作者のアイリス・チャンは捏造写真バレて自殺しましたね。
日本の安全保障理事会入りを阻止しようとか、ゆすりたかりで日本からODAもらう口実を絶やさないためとか。
「企み」があること自体は明白ですな。電波じゃない。
それが国際政治というものでしょう。
なんつーか、どっちもどっち。 左翼的視点を無思慮に持ち込んだリーフも、 民族主義を盲信してる抗議者も。 安易にひとつの思想を他人に押し付けるなよ、ってね。 飽きた。他でやってくれ。
283 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/09/10(土) 19:13:35 ID:u0Z6xYVK
違うね 例えば俺の曹祖父がわ若かりし頃のあんたの大叔母を腕力と権力で私用便器にしたということを あんたが今みたいにチョン裸足のしつこさで一所懸命運動して それを知った俺が呆然とする過程 そういうもの読んだよ俺は
284 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/10(土) 19:13:40 ID:ZjW9Kup+
>>279 意味わからんのやけど(苦笑
わかり易く聞こか。
19さんの実名や経歴が誰かの詩の中にハッキリ出てきて
それが作者としてはただの誹謗中傷を意図してなくても
読む人、特に19さん本人にはとても不愉快な内容だったとしよう。
不愉快なんだから怒るだろ?
リーフレイン氏の詩に出てくる日本の兵隊さんは架空の人たちじゃないわけだ。
生きてる人もいるが死んでしまった人が今ではほとんどだろう。
だったら誰かが弔いがてらに抗議するというのはアリだろ。
その気持ち、オレにはわかるけどね〜。
285 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/09/10(土) 19:15:09 ID:u0Z6xYVK
事件としてのその話は 全く今に生きてこないよ
粘着質だなぁ
287 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/09/10(土) 19:17:50 ID:u0Z6xYVK
先祖の話じゃなく 子孫の話なんだけどね
288 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/10(土) 19:18:41 ID:ZjW9Kup+
>>285 なるほどね。時効だし自分とカンケーないってことか。
ま、自分の親を悪く書かれた詩なども想像してみるといいよ。
じゃほんとにこれにて ノシ
289 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/09/10(土) 19:20:38 ID:u0Z6xYVK
君だろ 先祖の憤りを自分の支えにしたりして 気持悪いんだよ 何かこういうコテいつか見たな 柔和を装うのが下手くそで無礼な奴
290 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/09/10(土) 19:21:52 ID:u0Z6xYVK
慇懃無礼とは良く言ったもの。
293 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/09/10(土) 19:29:01 ID:u0Z6xYVK
先祖だから関係ないのかとか言って俺を薄情に見せてるけど 自分がレイプ殺人者よばわりされてそれをネタに日本ゆすられたりする可能性ってのは 空想さえしないんだよねこういう奴 こんな馬鹿でも生きて行けるって凄いことだよ むかつくね俺は
294 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/09/10(土) 19:32:46 ID:u0Z6xYVK
>>292 馬鹿だよね彼
彼をオクムラ二号と名付けよう
醜さ愚かさ将来性のなさ卑怯さが
彼等二人は異様に似てる
295 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/10(土) 19:36:47 ID:Vc+JmuF7
漏れは中立だけど19の文章相変わらず意味不明 19とキキキはNGワード推奨
>>294 ここ、ポエム大会のスレッド。わかる?
自己主張は他の場所で。でなきゃ貴方も荒らしの一人。
298 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/10(土) 19:46:09 ID:Txv89iz8
19は鬱と対人恐怖で大学辞めたキチガイらしいけどさ、
>>283 は上手く書けてるよ
リーフの詩もそれに過剰反応する奴らもどっちもボロクソに言ってるwww
じゃあ19はどんだけ偉いのかというツッコミは入るわけだが
299 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/10(土) 19:50:42 ID:+RBioR4z
与党の憲法草案では「自衛隊」が「自衛軍」と明記され 国外での戦闘もできるようにする方向に決まっている。 このままでいいのか? 初対面の人間をヌッ殺す覚悟がオマエラにあるのか? 「自分の身の危険を顧みず家族のために戦う」 そうやって酔うのは簡単だが、人殺しになる覚悟が日本にあるのか。
はいはい、優勝者も決まったし次行こう。
>>109 ID:/WcsYeep さん、次のお題よろしくお願いします。
301 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/10(土) 19:57:43 ID:lp9DKpcJ
>>299 あのぅ、日本は徴兵制じゃないんですけどぉ。
それより民主党の人権擁護法案と外国人参政権の問題の方が恐いでつね
お前らは在日朝鮮人にこの国を乗っ取られる覚悟があるのか!
スレ違いだってば!!
303 :
北 ◆FUCKcjokcg :2005/09/10(土) 20:28:46 ID:jr1sBqLu
304 :
☆キキ+キ゚Д゚♪ ◆8JINgFqdIE :2005/09/10(土) 21:19:18 ID:jkRJc148
そんな事より、今日の柔道はヤリマン宮本と処女横澤だぞ≧(´▽`)≦アハハハ 九時半からだ≧(´▽`)≦アハハハ ヤリマンの動きに注目≧(´▽`)≦アハハハ
>>299 つーか日本を守るためなら当然殺しますが。
306 :
☆キキ+キ゚Д゚♪ ◆8JINgFqdIE :2005/09/10(土) 22:55:33 ID:jkRJc148
>>305 嘘つくな≧(´▽`)≦アハハハ
日本を守る、ではなく、自分を守る。 だろ?≧(´▽`)≦アハハハ
>>305 心意気がどーであれ 変わらぬ事実は お前には俺は殺せない って事<`∀´>ウヒャヒャヒャ
シコりすぎの欠陥品のクセに寝ぼけんなよ カッコイイねぇ<`∀´>ウヒャヒャヒャ
>>263 ゼッケンさんありがとうございました。
>>109 を描きました。
そこの部分は、私自身もどうかとは思っていましたが。
やはり、書かなかった方が良かったのかもしれません。
ご評価おつかれさまでした。
次のお題は「田畑」でお願いします。
「田畑とか」 田畑と言うと田舎臭い 田原と言うと名前臭い 田代と言えば神様です たった一文字いじっただけで くるくる変わる言葉の不思議 たった一文字いじっただけで 狂狂変わる言葉の不思議 田畑のままなら田舎のお話 ご近所みんな顔見知り 葬式起こると正直ウザイ みんなが家に乗り込むよ 仕切り屋ばーさんご飯を炊いて 常識じーさん香典語る 香典お礼は3倍返し それが常識、じーさん語る ちょっと事実を加えるだけで 狂狂変わるイメージ不思議
人だかりができてると思ったら こういうことかと納得 これだけ集まってるし きっとおいしいに違いない マンションにしたら儲かるんだろうな くらいに思ってたよ なんか失礼だったね へえ 一本だといくらになるんだ えっと えっと ああ60円 こりゃ安い・・安いのかな? 安いんだよねこれって 「お安いですよ 直売だから輸送費もかかりませんし ウチは家族でやってるから 新鮮 生でもいけますよ 食べてみてください」
差し出されちゃった ありがとうって言っちゃった かじりつかなきゃいけないの? そんな自然派生活してないんだけど おいしいね! 言っちゃったし 買わないといけない空気だし でも売り切れそうな勢いだし 乗り遅れたら損かもだし 五本買ってしまった 得したような乗せられたような 得したんだよ300円だし 買い物のおばさんの薀蓄も聞けたし 「ひげは漢方茶になるんよ」 親切そうなおばさんだったな でも なんか訛ってたな どこから来た人なんだろ? 聞いとけばよかったかな とうもろこしの食べ方。
『田 HOTEL 畑』 橙色食べた烏のホバリング 蓮華草 天空の虫食い穴めがけ 花弁基軸従わず飛ぶ 見送る少年 ポケットに純露 ぐらり溶けた飴狙う迷子 黒いコラージュ桑畑 道行く人影 踏み付け合い帰路に忙しない頭上 橙色食べた烏のホバリング 支柱取り巻くザリガニ 土壌鬱積泥はみ種の保存 火薬種 鉄筋コンクリートの水溜まりに棲む 鰌の瞳はエメラルド 忘 の れ 夫 形 農 へ 紛 見 中 れ ビ 地 作 裏 ル ら の か 基 礎 夕暮れ蓮華草に口笛 映し出すのは用途不明なビルの窓 灯る温もり 草食動物の純露 橙色食べた烏のホバリング 見慣れた三丁目の角 信号機青に変わる
>263 ゼッケン ◆ZKKEnLZjOYさん温かな言葉をありがとうございました。 お題の「ホナニー」勝手に2度も楽しんですみませんでした。 新参者ですが、楽しくポエムしたいと思っています。
『道々』 ピーヒャララ〜 ぽぺー テンツクテンテン ぷーぷー ピョロロロロ〜 ぺぷぅ 遠くの神社から聞こえる祭り囃子 まじわれない音は 私の草笛 ふてくされ 小石蹴飛ばし 蹴飛ばし わざと草ぼうぼうのあぜ道を歩く 足下に転がる鈴の音は星の数 空に突き刺した猫じゃらしに 赤とんぼ ぺーぷぅ〜 ぽぷー ぷー 赤から黒に変わる前に さぁ 家にかえろう
「トマト」前編 おじいちゃんは地主さま たとえどんなに狭くても 斜めに傾いた畑でも ご先祖様から受け継いだ 大事な大事な土地なんだ 天の恵み地の恩恵 あるがままに手を加え 慈しみ間引き囲い肥を与え 朝に笑い夕に感謝する おじいちゃんは地主さまなんだ 僕に食べさせたくてトマトを植えた 丹精込めた瑞々しいトマト 真っ赤なのに青臭いトマト 蔓から外して井戸で冷やし 僕が来るのを待っていた
「トマト」後編 おじいちゃんは地主さま それなのにごめんね 夏休みに行けなくなったんだ おじいちゃんは湯を掛けた トマトの根っこに湯を掛けた 僕が食べないんならいらないと 頑固者のおじいちゃん おじいちゃんは地主さんだった もう誰も手入れしない田畑 草に覆われて畑ではなくなった トマトを見ると思い出す あの時のトマトは 赤い実をつけたまま枯れたのだろうか
317 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/11(日) 20:54:54 ID:pMOKptbZ
おまえら、なに詩なんか書いてんだ?
_,,,,,_
;'::::::::::゙ー:::-::-,、__,.:-:‐:::<フア
;' ;ク:::;::::::;::::::;: rー:、.:.::::.::::ミ<、___
_ノ''´ ,:: ,::::;:::::;::::;: ,ゞ;イノ.:::: ::: ,ミ,,,,__`)
(__,;::-'''''"'ー--、::;:::::;"'彡≡` xノ
`ヽ:;:::;' `ヾ"´ 途中経過ー。
`ヽ、 、、)
゙ー'′
>>309 :「田畑とか」
>>310-311 :とうもろこし五本で300円
>>312 :『田 HOTEL 畑』
>>314 :『道々』
>>315-316 :「トマト」
☆
┃∧∧
∩・∀・) <あと5作品!
ヽ ソ
し^J
「ディーゼルカー」1/2 一番近いホームセンターまでバスで30分 山道に揺られて さらにそこから最寄の駅まで20分 田んぼの中に佇む無人駅 踏切は25分に一回だけ鳴ります 二両編成のディーゼルカー 継ぎ目のやたらに多い線路を走ります その音と不規則なゆらぎに 私はいつも心地良い眠りに落ちます そういえば毎日この列車で中学校に通っていた頃 私の向かいにはいつも同じ人が座っていました その人は糊の利いた黒いスーツに身を包んでいました ピンと張った背筋と 首から肩にかけての線が とても綺麗な人でした 湿り気を帯びて黒くなった木の窓枠は額縁 窓の外に広がる退屈な風景は背景 緑と黒のコントラストの中であの人は静かに そう、まるで肖像画のような姿で 雨の朝も晴れの日の朝も 私の向かい側に座っていました
「ディーゼルカー」2/2 その人を見る私と同じように その人も私を見ていました それは気のせいではなかったと今も思っています ほとんど毎日、数え切れないくらい目が合いました ごく稀に、視線が一度も合わなかった朝は それだけで憂鬱な気分になりました しかし、全く以って当たり前のことですが こちらから話しかけることもなく あちらから話しかけられることもなく ただただ毎日、同じ時間同じ車両で 向き合って私とその人は座っているだけでした 3年間で一度たりとも途切れなかったそんな日常は 私が遠くの高校に通うようになって失われました 今の私が乗っている列車の中は 中学時代のそれよりも空いています 向かいの席には誰もいません その窓から朝焼けの田園風景だけが寝ぼけた瞳に映ります そして私は、何度も浅い眠りに落ちるのです 今日も昔と同じ席に座るであろう あの人にとっての日常は 変わったのでしょうか 瞳に映る風景が 変わったと気付いているのでしょうか 私には知る由もありません
321 :
名前はいらない :2005/09/12(月) 02:19:17 ID:Q29+0cH5
「俺は317」 おい、おまえら、なに詩なんか読んでんだ? 尼寺へ行け、尼寺へ そこには嘘偽りのない女の嘆きが聞こえて来るさ 田畑へ行け、田畑へ そこには嘘偽りのないカエルの恋歌が聞こえて来るさ 星空を見ろ、星空を そこには嘘偽りのない光の遥けさが聞こえて来るさ 暗闇を見ろ、暗闇を そこには 姿を消した すべての想いが 泡立っているのさ 名前に騙される詩人ども、死ね! ☆ ┃∧∧ ∩・∀・) <あと4作品! ヽ ソ し^J はいはい、ケロケロ、グエグエ、 ゲーロ、ゲロ♪ おっと、俺がチャンプか、 次のお題は「これで終了、北とか、死ね!」 でお願いします ・・・・・・・・・以上 この以上までが作品です、以上
>>322 確かにな。ポエ大史上の最高傑作かも。
でも江坂は選ばないだろうけどな、温厚だし、すでに馴れ合ってるからw
324 :
1/2 :2005/09/12(月) 22:19:24 ID:EHnDy0gI
「農夫」 田畑が点々と 田舎の道に寄り添うように佇んでいた そこにいた無愛想な農夫に声を掛けてみた 耕せば救われるのかい、と そう私はからかってみたが 農夫は何の感情も見せずに ただ土を掘りかえしていた その妻らしき小柄な女性が けして急がず だが遅くもなく 胸に昼食の包みを抱えて近づいてきた しかし休憩にはまだ早いようで やがて歩を止め土手に腰を下ろした 農夫は日差しに少しだけ顔を歪めたが それきり顔は下を向き作業は続いてゆく 顔のそこここから流れ出る汗もそのままに 一心に大地と格闘している
325 :
2/2 :2005/09/12(月) 22:21:22 ID:EHnDy0gI
私は背筋に寒気さえ感じたが 離れることもなぜか出来はしなかった やがて農夫の手が止まるころ 混ぜ返された柔らかな土が 畑一面を覆っていた 仕事を終えた男はその場にへたり込む 心配になり手を貸そうかと思ったが 横から伸びた小さな手が農夫の汗を拭った 農夫の子供のようだった ――そこでやっと農夫は笑顔を見せた―― 私も思わず微笑み 会釈をしてその場を後にした 何もない時間だったが それで構わなかった 私は“農夫”を見たのだ その すべてを
飢えを凌ぐ為に作られた人工の土地 まるで自然であるかのように見られていても 人が作り出した、人の為の人工物であることに変わりは無い 米を作る、主食 野菜や果物を作る、栄養補給 タバコやコーヒーまでも作る為に 自然に見せかけて増えていった 牛や豚などを家畜として認め 田畑すら認め 鯨を食べる事は認めない きっとタバコ畑もそのうち批判の対象になるのだろう そうやって強者の身勝手はいつまでも進化していく イラクに大量殺戮兵器があったかどうかは関係無い そこに強者の理論があればよい 田畑に作物は無くてもいい 強者の理論があればよい 農薬だらけの作物も 強者の理論があればいい 気づいていますか? 田畑は自然でもなければ きれいなものでも無いことを
「10年後の帰り道 最初で最後の夏」 窓を開けたら風が涼しく 過ぎ去っていく音が悲しく 蝉の鳴き声ももう聞けないだろう たった一度だけの夏は消えてった あのあぜ道を覚えてますか? 髪とともに稲がなびいて 木陰に駆け込んで 涼めば木漏れ日が はっきりと線を描いて消えたね あの田んぼもいまはビルの下 町は街へ少しずつ姿を変えて 原色が街から消え去ってしまった この夏は二度と来ない 風景も変わるから 君と歩いた夏は もうやってこない だから秋が来る前に一緒に歩こうよ この夏を忘れないために
328 :
てるてるぼうず :2005/09/13(火) 15:46:44 ID:NFty8HU+
☆ ┃∧∧ ∩・∀・) <あとラスト1作品ですよー! ヽ ソ し^J
>>309 :「田畑とか」
>>310-311 :とうもろこし五本で300円
>>312 :『田 HOTEL 畑』
>>314 :『道々』
>>315-316 :「トマト」
>>319-320 :「ディーゼルカー」
>>321 :「俺は317」
>>324-325 :「農夫」
>>326 :無題
>>327 :「10年後の帰り道 最初で最後の夏」
_,,,,,_
;'::::::::::゙ー:::-::-,、__,.:-:‐:::<フア
;' ;ク:::;::::::;::::::;: rー:、.:.::::.::::ミ<、___
_ノ''´ ,:: ,::::;:::::;::::;: ,ゞ;イノ.:::: ::: ,ミ,,,,__`)
(__,;::-'''''"'ー--、::;:::::;"'彡≡` xノ
`ヽ:;:::;' `ヾ"´ 10作品揃ってるよ?
`ヽ、 、、)
゙ー'′
330 :
名前はいらない :2005/09/13(火) 16:34:56 ID:gr2Z91/M
>>329 ほんとだ。
雨さんが集計ツッコミ入れるなんて、成長したんだね。
では、江坂さん、審査お願いします。
>>330 済まんが雨さんじゃないよ。ファンだがな。
332 :
名前はいらない :2005/09/13(火) 17:06:04 ID:gr2Z91/M
そうか、雨さんは集計苦手だからなw
>>725 いや君のほうが恥ずかしいけど(笑)
論理的か説明も無くただただ、偏った持論というのは
独断論であって、大きな言説に乗って理解されるものでもないわけ。
つまりは、君は他者と話すというレベルにもたっしていないわけ(笑)
誤爆した
335 :
名前はいらない :2005/09/13(火) 18:52:40 ID:wVezyW+M
336 :
名前はいらない :2005/09/13(火) 18:53:39 ID:wVezyW+M
>>333 つまりは、君は他者と話すというレベルにもたっしていないわけ(笑)
こんばんは。
食中毒と、疲れで読みが甘くなってしまうかもしれませんが。
どうか、ご了承ください。
>>309 「田畑とか」名前が必要 ◆BVEpBWBhZ6 さん
文節に潜むリズム感がよく。坦々としたリズムが詩全体に一体感を持たせてくれます。
ただし、文字一つ一つに目をやると。そこには違和感が多く。
読みのリズムを止めてしまう感があります。
このリズムを意識を廃したところで、お出ししていただければ。楽しくなると思います。
>>310 〜
>>311 「ともろこし五本で300円」名無しさん
詩という物は不思議と、長くなれば長くなるほど説明じみて。
読み手にとって圧迫感を与えてしまいます。
しかしながら、やろうとしていること、言わんとしていることには、センスを感じさせられます。
ですので、多く言葉を使おうとしている所を。見直して、短く豊かな言葉を選んでいけば。
自然と上質な物へと変ってくると思います。
>>312 「田 HOTEL 畑」竹輪ぽぇーむ ◆o0rnnbHBHo さん
言葉、文字の使い方も面白く拝見させていただきました。
漢字の多用にもかかわらず、その硬さを見せず。連の間に柔らかさを感じます。
色々な感覚を併せ持ちそのタイトルを保つ技術には敬服いたします。
気分が悪いのでこの続きを後日行う事にさせていただきます。 申し訳ございません。
339 :
雨 :2005/09/13(火) 23:23:08 ID:1i6sdfK7
…食中毒!大丈夫ですか? とにかく、ゆっくりと休んで下さいね。
おだいじに よく考えよう 体は大事だよ
341 :
うるる。(*・ω・) ◆2EXSEURURU :2005/09/14(水) 23:23:33 ID:kiJgKG3F
演じる事は簡単で。 僕は物心ついたときから、素を見せなかった。 見せることができなかった。 望み通りの、寧ろ、望み以上の人間になろうと決めた。 そのためには自分自身を捨てなきゃいけなかった。 僕にその作業はあっていて、何時でも何処でも、 それぞれのキャラを演じわけることができた。 キャラを作り上げている事に気付いた人間は、 今まで生きていた中で、片手で数えられるほどしか居なくて、 僕は非常に楽なはずだった。 あれから何年経っただろう・・・。 僕がぴえろになってから、どれだけの月日が流れたんだろう・・・。 僕はいつからか、苦しくなってた。 その場、若しくは、相手によって、どのようなキャラを作ればいいのか、 僕は無意識のうちに、判断して、そして作り上げていった。 愛されキャラ、嫌われキャラ、どれでもできる。 その時に応じて変えていく。 相手は求めるんだ、キャラつくりした僕を。 でもね、僕にも限界があるよ・・・。
342 :
うるる。(*・ω・) ◆2EXSEURURU :2005/09/14(水) 23:24:25 ID:kiJgKG3F
綺麗な人は、羽根も綺麗だ。 遠くまで、どこまでも飛んでいく。 僕みたいな、穢れた人間は、羽根も同様だ。 だから僕は飛ぼうとしても、ただ足掻くだけ。 僕も飛んでみたかった。 でも、それをできなくさせたのは僕自身だったね。 だから僕は飛ばずに生きなければならないんだ。 飛ぶ必要が無いような人生を、残された人生を、 つまらない想いを、虚しい想いを、悔しい想いを抱きながら、 過ごしていかなければならないんだ。 これは僕に課された罰なんでしょ? 僕、知ってるよ。
343 :
うるる。(*・ω・) ◆2EXSEURURU :2005/09/14(水) 23:25:11 ID:kiJgKG3F
絶対。 この言葉、大嫌い。 存在しないから。 容易にこの言葉を使う人、大嫌い。 そーゆー人ほど、裏切るんでしょ? あたし、知ってるんだから。 もし、「絶対」というものがあるとするならば、 ある人の脳細胞が狂って起こった妄想の世界の中でしか存在しないでしょう。 妄想なんか抱いちゃって、幻想なんか抱いちゃって、バカみたい。 あたし、そんなの大嫌い。 だからあたしは「絶対」という言葉は使わないの。 「多分」って言うの。 あたしは「多分」生きるの。 あたしは「多分」逝くの。
↑こらこら、
>>1 をよく読みなさい。
空気も読みなさい。
345 :
名前はいらない :2005/09/15(木) 12:54:41 ID:uwYSdi/u
age
こんばんは。どうにか治まってきましたので。
審査を再開させていただきます。
その前に、大幅に遅れてしまったことを心より、お詫び申し上げます。
そして、心配をしてくださった方々、真に感謝申し上げます。
>>314 『道々』名無しさん@そうだ選挙に行こう
こちらの作品の文章と、雰囲気を出そうとされている事は
大変、面白いと思います。
ただし、この際の擬音に難点がございまして。
お祭りの時に耳に入る音を、意識なされたと思いますが。
この擬音を使う際に、音頭がない事がただの雑音へと変ってしまいます。
間の連に太鼓の音等で、リズムをとりますと。この詩はガラリと変ってくると思います。
>>315 〜
>>316 「トマト」ユリゴン ◆KL50G.YURI さん
この様に柔らかい作品を読んでみたく。お題を提案していたので。
非常に、心地よく読ませていただきました。
ただし、いくつか間引く必要のある連が見受けられます。
畑の大切さを語る上で、その部分の強調が読み手に違和感を与えさせてしまいます。
>>319 >>320 「ディーゼルカー」ねむい ◆yYGM98H44I さん
読み応えのある作品でした。
長い詩にもかかわらず、話題の転換がタイミングよく。
滞在時間は短いにもかかわらず。長い時間の空間を造り。
これも、詩で表現する上での楽しみだと感じました。
語り掛けの際には、語尾の同音に注意なされますと。
詩の体型が、より美しくなると思います。
>>321 「俺は317」名無しさん
云わんとしている事は、理解できますが。
詩としては、評価致しかねます。
まるで、乱雑な切り絵のようです。
>>324 >>325 「農夫」名無しさん
下から四連の際の区切りの棒線が、チープに感じてしまいます。
農夫に対しての描写がよく。動作等が想像しやすく。よかったと思いました。
ただ、私自身の描写が点々とした感じで。流れが断ち切れてしまっています。
>>326 「無題」名無しさん
さめた目線での田畑の描写は面白いですね。
これを、独語でなく作品としてのクオリティーにまで仕上げられたのでしたら。
優勝作品として、挙げていたのかも知れません。
>>327 「10年後の帰り道 最初で最後の夏」新月てるあき ◆aglqL.ViKQ さん
この作品にではないですが。
皆さん田畑を壊したがりますね。恨みでもあるのでしょうか?(笑)
流れもよく、読みやすく。風景描写も問題なく。
全体を通して美しい詩だと思います。
体調のよい時だと、違うのかもしれませんが。
問いかけを一つ入れて、もう一人の存在を作り出せていますので。
君の存在を描く事で、同じ服の重ね着の様で。
最後の6連が必要ないのかもしれません。
今回の優勝者は
>>319-320 「ディーゼルカー」ねむい ◆yYGM98H44I さんに
決定させていただきます。
>>312 さんと悩みましたが。複合物のような感じの田畑と。
背景としての田畑の違いを決定材料にさせていただきました。
好きな作品も多く楽しめました。
みなさん、今回は大変ご迷惑をおかけしました。
江坂さんお疲れ様です。 下痢にはポカリスエットで水分補給ですよ (もう大丈夫そうですが)
350 :
江坂竹蔵(↑) ◆UshiupYG22 :2005/09/15(木) 23:44:20 ID:RlKGuwEx
>>349 ありがとうございます。
梅昆布茶がおいしく。効果もありました。
スポーツドリンクは、アクエリアスの方でした。
無事、元気になりました。
優勝者発表しましたので。上げておきます。
>>346 江坂竹蔵(↑)さん、体調を崩しながらも評価をありがとうございました
>ただし、いくつか間引く必要のある連が見受けられます。
畑の大切さを語る上で、その部分の強調が読み手に違和感を与えさせてしまいます。
自分ではわからないぶぶんです、大変勉強になりました。
もっとさりげなく普通にポエム書きたいと思っています。
またチャレンジします。
どうぞ、お大事になさってください。
352 :
314です :2005/09/16(金) 00:06:16 ID:Z9WnMRlK
>>346 具合が悪いのに 丁寧にアドバイスしていただき ありがとうございます
今回の江坂さんにとって 私の調子っぱずれな擬音は
痛い音 だったかもしれませんね (・Θ・;)アセアセ…
食中毒はあなどれませんゆえ どうぞお大事に〜
>>319-320 ねむい ◆yYGM98H44I さん
優勝おめでとう!
>>319-320 「ディーゼルカー」ねむい ◆yYGM98H44I さん
優勝おめでとうございます
あなたからのお題を楽しみに待っています
(o^∇^o)ノ
>>347 「俺は317」を書いてやった。
絶大なる評価あんがとん。ククク・・・
355 :
ねむい ◆yYGM98H44I :2005/09/16(金) 02:12:42 ID:tULimM16
>江坂さん 体調の悪い中評をつけていただきありがとうございました。 実は私も最初は「TX」(つくばエクスプレス)という題で田畑を壊そうと?しておりました(笑) まあ、結果的にディーゼルカーに落ち着いたわけですが…。 優勝者に選んでいただき本当にありがとうございます。 次のお題は「強さ」でお願いします。色々な“強さ”を見せてください。
>>338 江坂さん 体調を崩されたとの書き込みがあったので
ひょこひょことポエ体のレスカウントが上がる度覗いておりました
>無事、元気になった<
よかった
そのような状況の中 丁寧な評ありがとうございます
ねむいさんの「ディーゼルカー」
行間に時間が流れていて素敵な作品と思いました
ねもいさんおめでとうございます
「強さ」 信じていた それが強いと 解ってしまった 強がりだと だけど今更生き方は変えられない 何を否定するわけでもなく 何を肯定するわけでもない ただ、解ってしまったのだ 背を向けることが強いと 諦めることがかっこいいと 斜に構えて生きていた 今、許されるのは何だろうか? 死を選ぶのは弱さだろうか? 背中に弱者を隠して銃弾に倒れる兵士は 果たして弱いと言えるだろうか? 詭弁を弄して死を選ぶことは簡単だ それをやめた今 強さを手に入れる事ができたのだろうか?
「野分け後」 まなざしは優しくて 秋の陽の柔らかな残照 吹き抜けた風(轟々と) 知らぬ顔でそよぐ しなやかな葦の君
359 :
一 :2005/09/16(金) 13:08:31 ID:gMSqKJ1y
「コバルトの炎」 憂鬱な闇に カオスは降りる キリのない悪夢が 君を襲う 目覚めた朝 君は笑う だけど夜が 君に素喰う 今こそ示せ秘められた力 君を惑わすものを焼き尽くせ コバルトの炎で 君の足を 誰か掴む 慰めの世界へ 君を引っ張る 心地よい風に 君は揺れる だけど君は 風を止める 今こそ示せ秘められた力 君を惑わすものを焼き尽くせ コバルトの炎で 君よ踊れ 世界に踊れ 決して夢には 踊るなかれ 暗闇の中 光を降ろせ そうだ それが君の生き方 さあ今示せ 目を背けるな
360 :
二 :2005/09/16(金) 13:09:13 ID:gMSqKJ1y
君を惑わすものを 闇にうごめくそれを焼き尽くす コバルトの炎 そして君はマンガを読んだ。多くの良識と豊富な社会経験のある大人たちが現実と差 別してマンガだと軽視しそうないかにもなマンガだ。そこでは炎の魔術を使う英雄が、 税金など払ってもいなさそうな線で引かれた綺麗な顔の主人公が、希望に充ち溢れ、決 して心折れず、強大な敵に立ち向かっていた。君には何もできない。もうその部屋から 出ることもできない。外はすべて憂鬱な闇だ。大人たちはいうだろう、君は夢に逃げて いるのだと。現実に生きていないのだと。しかし彼らが勝ち誇ったように掲げる現実と は何を指すのか。彼らが盲従する現実とはどこにあるのか。夜になるたび君にはわから なかった。私は君にひとつだけ告げよう。ほんとうの事実を君に告げよう。君が読んで いるそれはマンガではなく、コバルト文庫の小説であることを。それだけ告げて、語る ことも歌うこともしばしやめて、生まれたばかりの我が子のために金を稼ぐことに一意 専心するとしよう。君が笑ってくれれば幸いだ。その笑いが炎でありますように。君と いう存在を電灯の消えた部屋に照らしだす炎でありますように。
「行進」 公園で一日、蟻の行列を一匹ずつ 潰していたよ、夏の日 僕の他には誰もが そんなこと していなかった そんなわけないのに なにを我慢しているのだろう、皆 こんなに秩序正しくて 自分らのためだけに獰猛な秩序 凶暴な沈黙 機能する顎 それは 脅迫 じゃないか、だろ? どこの公園にもひとりは 蟻の行列を一匹ずつ潰している僕がいるはずだ 見上げれば まっかな爪で でかい指が 空から 僕を ひねり潰す のだ。
362 :
名前はいらない :2005/09/16(金) 13:28:24 ID:U2Te+TeH
うんこっこ うんこっこ なぜチミはそんなに臭いのかい うんこっこ
363 :
名前はいらない :2005/09/16(金) 18:37:39 ID:00knN/Nf
「●」 雄々しく馬にまたがり矛を振るう 幾千の戦を越え覇を唱える事を 弓は天を翔け行く全ての 誉れと 鳥を し 世 一 先 射 を つ 抜 世 指 き 駆 界 ● 学 け 燃 明 問 や に る し 覚 っ至 尽 才 世 く はて 矢 界 を放 の つその姿はまるで 王足るべく振る舞いを 千夜両日、日中夜半繰り返す 天に何があろうとも 知る事無くただ奪われるが如く
「バカには見えない」 . . . . 同じ問題だと認識されるのは 昔の人ががんばったから 答えもかなり決まっているのも どっかの誰かががんばったから
おじいさん おじいさん あなたをよべど あなたのひとや あしはらなかつ なかつひとやの ひとりかもねむ ねむるひとよに あなたになつく いとまなく ふゆふきすさび よみのひとやに よのいろどりも よものけしきも よもふくかぜも あなたははるか こちはわたしに あきつしまより ふいてあなたに まぶたにとおく おじいさん おじいさん いつかあなたと ひのしたのこと
「秋」 沈む太陽を見送りながら 次第に濃くなる闇にひとり佇む 虫の音に耳を傾ければ 痛いほど鼓膜に響き 溺れてしまいそうなほど強い 草叢から木の枝から葉の陰から 凛々と溢れて押し寄せる虫の声 それは音色などではない 命あるものの奏でる声なのだ 浪々と豊かに歌い上げる虫達 命繋ぐために精一杯の主張を 響け届けと力の限り 草が朝露に濡れるまで歌え
367 :
名前はいらない :2005/09/16(金) 21:40:12 ID:U2Te+TeH
子供のころの話。 たあいのない話。 雨のあとの水たまり。 傘の先で遊んだっけ。 水たまりの中で、舞い上がる泥。 ゆっくり 透明な世界は、真っ黒に濁った。 ゆっくり 僕の、こころみたいだね。 今朝の下痢うんこを見ていたら、思い出した。 子供のころの話。 便器の水たまりの中で、ゆるいうんこが舞い上がる。 ゆっくり まるであの日の、泥のように。 僕の体の中の泥は、まだ、消えない
>>362 を含めるのかわかりませんが。
10作揃っていますね。
369 :
「勝った者の”運”と負けた者が運を引き受ける”時”はイコール」 :2005/09/16(金) 22:08:50 ID:MIypwOol
1 人間とは対立しているもののすべてである 1.1 人間は関係の全体であり、生物としての全体ではない。 1.11 人間は関係によって、そしてそれらが関係のすべてであることによって規定されている。 1.12 なぜならば、関係の全体はなにが対立しているかを規定し、そしてまた、なにが対立していないかをも規定するからである。 1.13 論理的空間の中にある関係、それが人間である。 1.2 人間は関係へ分解される。 1.21 その他すべては変わらずに、ひとつひとつが対立することもできるし、対立しないこともできる。 2 対立していること、すなわち関係とは、諸事態の対立である。 3 関係の非論理的な像が肉体的思考、すなわち喧嘩である。 4 喧嘩とは有意義な命題である。 4.1 命題は要素命題の真理関数である。(要素命題は自分自身の真理関数である) 4.2 真理関数の一般形式は [p, ξ, N (ξ)] である。これは命題の一般的形式である。 4.21 論理学の命題はトートロジーである。 4.22 殴り合いは論理的手法である。殴り合いの命題は等式であり、それゆえに擬似命題である。 4.23 強さの探求とは、すべての勝ち負けの探索を意味する。そして論理の外では、すべてが偶然である。 4.24 すべての命題は等価である。 4.25 言い表わせない強さに対しては、弱さもまた言い表わすことができない。謎は存在しない。強さが定義づけられるのならば、弱さに定義を与えることもまた可能である。 5 語りえぬことについては,ジャンケンで決めるしかない。
370 :
369 :2005/09/16(金) 22:10:38 ID:MIypwOol
あらら。遅れた。審査対象外でいいです。
>>370 あー、いや。ID:U2Te+TeHの人が重複投稿してるみたいだ。
>357・「強さ」
>358・「野分け後」
>359-360・「コバルトの炎」
>361・「行進」
>363・「●」
>364・「バカには見えない」
>365・かぜつよきひに
>366・「秋」
>367・無題(or>362・無題)
>369・「勝った者の”運”と負けた者が運を引き受ける”時”はイコール」
これで良いんちゃう?
372 :
369 :2005/09/16(金) 22:27:05 ID:MIypwOol
>>371 どっちでもいいよー。
でもありがとー。
373 :
367 :2005/09/16(金) 22:33:09 ID:U2Te+TeH
あ、すいませんつい。
>>362 は梨でいいです。
うんこが大好きなんで、362はついついで作ってしまったものなんで。
>>369 感心しながら読みました。
審査対象外になってしまうなら場所譲りたいと思いました。
じゃんけん弱い私ですが、じゃんけんの勝敗確立教えてください。
375 :
369 :2005/09/16(金) 22:50:01 ID:MIypwOol
>>374 数学的には五分五分ですが
それは何万回もやってみたらという確率論の話なので
実践ではその人のその日の運が左右します
相手のクセを読むなどの技術が左右する場合もあります
つまりマージャンのようなものです
そして運の強い人と技術に長けた人が勝負すれば
その時こそいい勝負になります
運が強い上に技術も使うという場合は
たぶん10回やっても9回はその人が勝ちます
早めに降りることをオススメします
>>375 運が強い上に技術に長けている人っていると思う。
気合いれたら勝てるというものではなさそうですね。
ありがとうございました。
もう集まったのですか(汗)今仕事から帰りましたねむいです(苦笑) ちなみにじゃんけんは弱めです。 睡眠時間が厳しいことになっているので、明日の夜まで待ってくださいお願いします(涙)
378 :
名前はいらない :2005/09/17(土) 09:53:49 ID:dcDjqTae
age
お待たせして申し訳ございません。一気に。
>>357 「強さ」
内省。言わんとしているわかりますが、抽象的で作品の主の姿が想像できませんでした。
最後まで葛藤し、問い続けども答えは出ず、
自己矛盾に陥る弱さこそ、人間の強さですね。多分。
読み手のことを意識して、もう少し具体的に掘り下げてもよかったと思います。
>>358 「野分け後」
こういう季節感漂う詩はそれだけで荒んだ心が癒されますね。
無駄なく、生え抜かれた言葉の並びは短いからこそ鮮明に、
情景を浮かび上がらせてくれます。
自分が憧れる強さ、その少なくとも一欠片をもつ君の姿。
まぶしいなあ。
>>359 「コバルトの炎」
クサいくらいに前向きで迷いの無い詞ではじまり、
後半、現実を表した文章の羅列によって前部が埋め立てられて終わる。
格好いいですね。前半も後半も。
私は少女漫画は読みますが、コバルト文庫には手をつけたことがありません(笑)
青いんでしょうねぇ。そりゃあもう、青いんでしょうねえ。
はぁ…。
内容云々よりも(もちろんそれもですが)文体に力強さがありますね。硬質です。
>>361 「行進」
片言なことと、文章の途中に頻繁にスペースを空けていることも、
詩の方向性や、どう読んで欲しいかが見えるので良い手だと思います。
淡々とした流れで、心に残るものはあまりありませんでしたが…。
一方に対する絶対的な優位性を顕示するというのは、
特に子供心にはとても気持ちの良いものなのでしょう。純粋な強さ、ですね。
そうして知らぬうちに理解するのでしょう、いつか同じように
自分に対して絶対的優位に立つ何かによって、自分が蹂躙される日が来ることを。
昔、蟻を潰すのはもちろんのこと、足をちぎったり触覚を抜いたり
「蟻地獄〜」なんつって砂場で蟻を苦しめて遊んでいたことのあるねむいでした。
コドモって、残酷ですね…私だけ?(汗
>>363 「●」
すげえな…。というのが第一印象。
視覚的に魅せるというのはやはり非常に効果的です。言葉のセンスも良いですし。
「言葉とは学べるようでいて、ない者には永遠に身に付かぬのだ」
とは蒼天航路(漫画)の曹操さん(笑)
それを持っている人は本当に羨ましいです。
>>364 「バカには見えない」
いい事言いますね(笑)当たり前のようでいて皆が気付かないようなことを言える(書ける)
というのは一種の才能ですよね。その一言で片付けるのも何なのですが。
>>365 かぜつよきひに
全て平仮名。風化していきそうなくらい繰り返された願い?
時の流れと、それでも続く強い情念を感じました。
文章の流れも良く、音読したくなるような詩ですね。
>>366 「秋」
最近は帰り道もイヤホンで音楽を聴いていて、あまり聞かない虫の音。
それでも今も、耳を澄ませば聞こえてきます。パソコンのファンの音に紛れて…。
秋の虫の音色には夏のセミとはまた違った強さを感じますね。
おっと、音色ではなく声でした。
私は最近主張をしていません。私の声は、ただ発せられた音色に過ぎないのかもしれません。
命あるものとして、それでいいのかと考えさせられました。ありがとうございました。
…あれ?これって評じゃないな。
>>367 無題
心の闇(この上なく陳腐な言い回しですが)に目を向けるきっかけが下痢うんこですかw
でも意外と世の中そんなもんです。汚いですけど、それも動物である限り当たり前のこと。
好きなら好きでこのままうんこを突き進めて行って下さい。そんな作品を見てみたい…かも。
>>369 「勝った者の”運”と負けた者が運を引き受ける”時”はイコール」
大学時代を思い出すなぁ…。つっても勉強はサボりまくりだったのですが。
こういう思考回路、欲しいです。
サラリとこういうこと考えられるのって格好いいよなぁ(笑)
勉強しよう、論理的思考。自分のために。そんな気にさせてくれる詩でした(笑)
382 :
ねむい ◆yYGM98H44I :2005/09/18(日) 03:01:58 ID:tkgMoYtC
自分が出したお題に苦しめられるのはいつものことですが、
今回も相当首を絞められました。拙い感想で申し訳ございません。
そして迷うのもいつものことですが、その中で気に入った作品を…ということで
優勝は
>>363 「●」
とさせていただきます。
文体に惚れました。それでは「●」の作者様、宜しくお願いいたします〜
というわけでage
>>380 ねむいさん、ありがとう。
ねむいさんの睡眠時間を削ったからには
ますます精進していきたいものでございます。
小手先でごまかしていてはそのうち
舌を抜かれたり、頭骨をえぐられたりしそうです。
363はかっこよかったです。
364も好きです。
ねむいさん、ありがとうございました。
>>369 を書きました。別にカッコよくはないと思いますが(笑)楽しんで書きました。
ウィドゲンという人に読ませようというのが動機です。
おい、ウィトゲン、どこ行ったあ?
>>381 ねむいさん、おはようございます。
>>366 「秋」を書いたユリゴンです。
ポエ板に来てまだ日が浅く、2chのルールなども理解できていません。
いくつかの大会に投稿して感じたことは、投稿なさる方もさることながら
評価してくださるチャンピオンの懐の大きさや温かさ、表現の豊かさや力量の深さなどです。
ねむいさんも深夜に帰宅してお疲れながら、参加者のために審査をありがとうございました。
386 :
うんこ :2005/09/18(日) 08:36:21 ID:0YlIomw5
ねむいさんありがとう。このままうんこ道を進むことにしました!
387 :
名前はいらない :2005/09/18(日) 11:41:12 ID:47cI9y0g
>>380 ねむいさん評価ありがとうございました。
審査お疲れ様です。
>>363 の「●」を描きました。
●は既成の強い概念を崩す何か。とゆう意味で描きました。
前回の大会の竹輪さんの技を見て、自分なりの違った形を
作ろうとして、視覚的なものを作り。
文体は崩されていく、強い概念そのもののため。
あの様な文体に至った次第です。
ありがとうございました。
次のお題ですが「旅」でお願いします。
コーヒー缶ののロゴ それを手にするわたしは いつもそうではないにせよ 心が翼を張ってゆく ブルースの哀調に アメリカのふるさとを聞き コーカサスの長老の目に ヨーロッパのふるさとを見る 肌の色も蒙古班も 心の翼には防壁たりえず 百寿のことほぎに はらからの破顔さえ思う まだみぬ土に父祖たちの 追放された桃源をなぞる ジーンズのにあう響き 蓬莱のくにから 条支のくにへ コーヒー缶ののロゴ 心が翼を張ってゆく その憧憬に会いたくなって いま自販機の前にいる
待ち合わせは早朝の駅前 顔も知らぬあなたを待っていた 幾人かが私を見ては通り過ぎ その度に高鳴る鼓動 見目良く映りたいと願う私 現れたのは人懐っこい笑顔のあなた 記念すべき朝食はホテルで 誘われるままに着いていきながら その値段を見てもっと気軽な場所へと あなたの手をとり踵を返す私 呆気にとられてくすっと笑うあなた ポケットサイズの地図を出し 片手には針が揺れる小さな磁石 時間も距離も思いのままに 絡めたのは指先だけ 名残惜しくも約束はできず 出勤前の僅かな時間に 手帳に記されることもなく 埋もれるふたりの秘め事
391 :
残像 :2005/09/18(日) 21:19:05 ID:TOMjPeNi
もっとたくさん話したかった もっと一緒にいたかった もっと笑顔を見たかった もっと仲良くなりたかった もっと一緒に通いたかった 急に君がいなくなって 僕は後悔するばかり 今では遅いとわかっていても 君を忘れることができない 一緒に歩いた道に咲く 彼岸花に笑顔を与える いつものように
392 :
リーフレイン :2005/09/18(日) 21:23:34 ID:47d4KtmA
>ねむいさん、ありがとうございました。。「野分け後」書きました。 なんとなく短詩によりかかりつつあるのは、どうも長文を書く気力がなくなって きたせいかもしれません。 >江坂さんおめでとうございます。遅くなっちゃってすみません。
393 :
名前はいらない :2005/09/18(日) 23:12:08 ID:ke/xolX0
394 :
なしかえり :2005/09/18(日) 23:20:18 ID:NTtkMemb
旅に行く道はどこの道ですか 歩いてきた道はどこの道でしたか 私は今ここにいて 今 もうここにはいない まだ旅の途中 通過してゆく景色も ひとも 私の中では旅の途中 まだ旅の途中 夢のつづき 私のたびはどこにあったの・・・・
395 :
名前はいらない :2005/09/18(日) 23:26:40 ID:F4RafJVz
396 :
チャゲ :2005/09/19(月) 21:57:45 ID:dqm7iLDB
いったい何をしてたのだろう そんな事を考えながら 歩き続けるいつもの私 いったい何時からなんだろう 目的もなく彷徨う私 君が隣にいた頃は 君が隣にいない事を 不安に思っていたはずだけど 君が隣にいなくなって そんな思いは贅沢なんだと 初めて気付く愚かな私
397 :
名前はいらない :2005/09/20(火) 15:39:43 ID:Y8MvPleX
「戻らないブーメラン」 おやじといわれても 二度とは戻れない そんな日が来ることを避けて 箱根ターンパイクでは今日も死亡事故 いってきますと叫び 空へ放り投げられた俺は タイトコーナーへ運任せで突っ込み 謝る間もない燕との接触事故 頑なに赤いダンプカー 黒い帽子をひっかけた 気づかなければ 燕の小さな痛みに気づかなければ まだ空を飛べたんかな 自分の羽根生やしたつもりで 回転するたび 身体の時間早まって 戻らなければ空中で老衰してまう あのやわくてあたたかい手の中に戻りたいのに 戻らないブーメランは 母を失くした旅人だ
一歩進んで考えて 二歩進んで諦めて 三歩進んで後悔する ぐるっと周りを見渡して 進行方向変えてみる 目的地まではまだ遠い 十歩くらいじゃ届かない 一歩進んで考えて 二歩進んでためらって 三歩進んでやめてみる なんで旅に出たんだろ? まだまだ先は遠いけど 進む理由が見つからない 目的地まではまだ遠い 十歩くらいじゃ届かない 一歩進んで考えて 二歩進んで思い出し 三歩進んで引き返す やめる訳には行かないけれど 進む理由は見つからない 僕らの旅は始まったばかり いつまでたっても 始まったばかり
399 :
名前はいらない :2005/09/20(火) 20:58:44 ID:8kNaL2Uo
| ̄ ̄ ̄|
| 只今 |
|___|_, ー 、__
|| .ワ/ハト、ヽフ
. GーN,゚д゚,レリ
||`ー〈.ギコ.〉>
|| .く/l_ト_lゞュ)
'' ゙-' ゙-'
>>389 :GEORGIA
>>390 :無題
>>391 :残像
>>394 :なしかえり
>>396 :無題
>>397 :「戻らないブーメラン」
>>398 :無題
以上7作。あと3作品!
400 :
リーフレイン :2005/09/20(火) 21:36:17 ID:HqBEIkzD
「銀色の許可証」 裏通りにちっぽけな教会があった。 蛇がのろのろ歩く道で、腐ったアドアの匂いがしている。 教会の中に入ると、白髪の牧師さんが独り座っていた。 「ようこそ、神の家へ」 「こんにちは、恋人を愛する免許が欲しいんですが。」 「恋人を持つ免許はもう探しもとめられましたか?」 「はい」 「ああ、それは良かった、よくここまでおいでましたね。」 ーこの免許によって、あなたは恋人を殺すことができますー 白髪の牧師さんはそう彫り込まれた銀色のプレートを出してきた。 「牧師様、これ・・・・・・」 「いや、いいんですよ、これで。」 半信半疑のまま教会を出た。 裏を返してみると、 ”このカードは、通称銀色のカードと呼ばれています。あなたはこのカードを 手にしたことで、金色のカードと呼ばれる、結婚許可を得る資格を持つことになりました。 尚、このカードを許可されている人以外の他人に見せると、自動的に 抹消されてしまうので、注意をしてください。許可されている人とは、銀色のカード 読み取り許可証を持った人です。(銀縁のカード)” と書かれていた。 僕の父も母も、この許可証を手している。 隣の太ったおばさんも、持っているのだろう。 そして、金のカードを探す旅を通り抜けたわけだ。 じんわりと汗ばんできた額を袖でぬぐった。 やっぱり蛇はのろのろ歩いているし、腐ったアドアの匂いは消えていない。 じりじりした夏の光が突然吹いてきた突風で吹き飛ばされていった。
「新たな出会い」 ペットが一匹死にました もう充分生きたので 悲しいけど悲しくない 生まれ変わりが家に来た 友達一人死にました 血の池プールで泳いでました 剃刀を使ったらしい 覚えているのはこれだけです 私は友達たくさんいるし 恋人一人死にました 昨日までは元気な顔が 今日は赤で見えません だから誰か分かりません 赤の他人は知らない人だ 新たな恋を探します
402 :
名前はいらない :2005/09/20(火) 23:53:44 ID:AW4LKeX7
「Drive」 巨大な平面に立ち昇る熱い陽炎 垂直に突き立てられた金属の棒に翻る旗 ここはアメリカ 日本じゃない 広大な球面のキリトリ線に走る稲妻 枯れ草のロールケーキに覆いかぶさる暗雲 ここはアメリカ 日本じゃない 無人のターンパイクに50¢の小銭 一瞬で100マイルを超えたフロントガラスに潰される小虫たち ヴァニシングポイントが遠ざかる束の間の無限 ラジオから溢れ出る乾いた音圧の飛沫を浴びて 目的地など最初から無かったことに今更のように気づく中古車のブレーキランプ バカでかい荒野の避雷針がゲームセットの声の落下を待っている バカでかい銀色の石油タンクが一匹の甲虫を静かに見下ろしている ここはアメリカ 日本じゃない さびれたショッピングモールの片隅で ほったらかしにされたゲーム機を見つけた コガネムシがロケットのように飛ぶ絵のスコアボード 色褪せていても遠い昔の音楽雑誌の小さな記事と符合する 待っていてくれたのかい それとも君のほうから会いに来てくれたのかい ここはアメリカ 日本から来たんだ スロットに25¢を入れて長いドライブは終わる
403 :
雨 :2005/09/21(水) 00:02:57 ID:q83B6dfH
皆さんもうしわけありません。 忙しすぎて、審査に入れずにいます。 もう少し、お待ちください。
405 :
佐藤数夫 :2005/09/24(土) 14:28:59 ID:qnEcZCL6
もう待てん。 私はうんこだ。 永遠にうんこだ。 さようなら。
406 :
江坂竹蔵(↑) ◆UshiupYG22 :2005/09/24(土) 17:57:36 ID:djszG/7d
忙しすぎて、これからも書き込めそうに無いので。 簡単な評価でお許し願えますか?
407 :
江坂竹蔵(↑) ◆UshiupYG22 :2005/09/24(土) 18:12:14 ID:djszG/7d
>>389 個人の持つイメージ色が強く入り込めない面もございますが。
言葉つなぎのセンスが感じられ、楽しかったです。
>>390 片手に揺れる小さな磁石で、旅と言うよりも。
遭難のような気がしました。
しかしながら、ささやかな暖かみを持つ作品ですね。
>>391 回想から入り、旅に収まる素敵な作品だと思いました。
>>394 途中に自分の答えを出しているにもかかわらず。
後半に疑問を蒸し返すところが素敵でした。
>>396 切なさがいい余韻となって、浮遊感を持ち。
心地の良い作品でした。
>>397 最後の連に違和感を覚えてしまいます。
しかし、タイトルの枠に収めるには必要な連でもあります。
最後の連は、最後に持ってこないほうが良かったかもしれません。
408 :
江坂竹蔵(↑) ◆UshiupYG22 :2005/09/24(土) 18:25:19 ID:djszG/7d
>>398 一歩、二歩、三歩の連は。一つ削った方が、すっきりとした
読み心地になったかもしれません。
>>400 言葉調子や、文の流れには問題は無いのですが。
銀色の許可書の否定から、詩や芸術は生まれてくるのかもしれない。
見たいな事を考えてしまいました。
>>401 このこと自身は、旅かもしれません。
しかし、詩としてはもう少し言葉を選んだ方がよろしいかと思います。
>>402 全体の雰囲気が好ましく、私が詠みたい感じに近いものと思います。
しかし、「ここはアメリカ 日本じゃない」この言葉を。
別の言葉に代えたほうが、もっとより遠く、心地よい旅になっていたと思います。
優勝は、
>>402 さんの「Drive」に決めさせていただきたいと思います。
皆さんご迷惑おかけしました。
私は、忙しさから抜けるまで今しばらくかかりますので。
それまで、休憩させていただきます。
皆さんありがとうございました。
>>407 江坂竹蔵(↑)さん、忙しい中審査をありがとうございました。
>>390 片手に揺れる小さな磁石で、旅と言うよりも。
遭難のような気がしました。
しかしながら、ささやかな暖かみを持つ作品ですね。
非日常的な体験を共有した二人は恋に陥りやすい
しかし約束はできなかった、という気持ちを書いてみました。
評価をありがとうございました。
江坂竹蔵(↑)さん、忙しくて大変でしょうが
どうぞご自愛くださいますように。
うん、漏れもユリゴンちゃんを想像してご自愛するよ
412 :
返事はいらない :2005/09/25(日) 21:25:12 ID:5q+E/939
>>409 お忙しい中、審査お疲れ様でした。
>>402 を書きました。
好ましく思っていただいて感謝しておりますが、少しだけ自作解説をお許しください。
「ここはアメリカ 日本じゃない」という台詞は私がアメリカ滞在中に何度も呪文のように呟いていた実際の言葉です。
ですからそこだけは代えるわけにはいきませんです。
そして「心地よい旅」をお望みだったのかもしれませんが、この台詞に象徴されるように私の長い旅は「覆いかぶさる暗雲」垂れ込める苦い経験でした。
ただしすべてが真っ暗なわけではなかったことに焦点を当てて最後のエピローグを作りました。
このエピソードも事実です。「ジャーニー」というバンドをモデルにしたテレビゲームに出会った時の喜びは今でもしっかり覚えております。
当時は「ジャーニー」のような王道さわやかアメリカンロックからオルタナティブロックというアメリカのダークサイドが一気に浮上して、私の中での「古き良きアメリカ」が急速に色褪せていた時期に相当します。
そんな世相と心境を混ぜておりますので、シリアスになってしまったのも仕方がないと思っております。
ともあれ、ありがとうございました。
それで次のお題なんですけど。
@「クワモト先生」という題からイメージを膨らませて詩やお話をでっちあげてください。
A「クワモト先生」の文字をタイトルに必ず含めてください。入ってないと審査しません。
A「クワモト先生」は女性です。男性とかオカマについて書いた人の作品は審査しません。
B「クワモト先生」を褒め称えてください。けなしたりしてたら審査しません。特に下ネタは厳禁とさせてもらいます。
C「クワモト先生」が仮に存在するとして、当人が読んで喜ぶような内容に限定します。
以上が私の指定するルールです。
ルールに外れていると私が判断した作品は読まないどころかカウントもしませんのでご注意ください。
あと、短すぎる作品も審査員特権で除外します。その分量の規定はしませんがすべて私の判断で行います。
それでは詩板のストーリーテラーの諸君!
しっかり「でっちあげて」あなたの中の「クワモト先生」に送る賛歌を俺に聴かせてくれ!
413 :
にいちぇ ◆UQRl.WeFEk :2005/09/25(日) 21:32:08 ID:5q+E/939
あ、それから審査はこのにーちぇ名義でやるからね。よろしく。
414 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/09/25(日) 22:23:29 ID:5q+E/939
番号間違えたから訂正。 @「クワモト先生」という題からイメージを膨らませて詩やお話をでっちあげてください。 A「クワモト先生」の文字をタイトルに必ず含めてください。入ってないと審査しません。 B「クワモト先生」は女性です。男性とかオカマについて書いた人の作品は審査しません。 C「クワモト先生」を褒め称えてください。けなしたりしてたら審査しません。特に下ネタは厳禁とさせてもらいます。 D「クワモト先生」が仮に存在するとして、当人が読んで喜ぶような内容に限定します。 以上が私の指定するルールです。 ルールに外れていると私が判断した作品は読まないどころかカウントもしませんのでご注意ください。 あと、短すぎる作品も審査員特権で除外します。その分量の規定はしませんがすべて私の判断で行います。
「詩の構築」の試験か。 どーでもいいが、上から物を言う口調は反感買うぞ。
416 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/09/25(日) 22:53:00 ID:5q+E/939
>>415 だって俺今回の審査員だよ。
審査員が上から見ないでどーすんだよ。
あとね、俺は反感買いたくてしょうがないの。
そろそろ本性表してやるから期待しときなさい。
>>416 はいはい、そーいう事は公言しない。
反感以前に黙殺されてオシマイだよ?
418 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/09/25(日) 23:14:18 ID:5q+E/939
>>417 黙殺されたら仕事が減ってこっちとしては楽なんだよ。(爆)
俺の評価は一日仕事だからな。
>>418 そうですか(爆)
がんばってください^^(爆爆爆爆)
421 :
名前はいらない :2005/09/26(月) 21:45:02 ID:GS+5kbEr
「クワモト先生の おんがく」 開演時間二分前 小学生たちが急に静まる 赤いハイヒール色のベースギター 登場すればみんな総立ち 男子も立て 女子も立て 立てといわれる前からみんな立ってる 好きに踊ること教えてくれる ぼくの好きな先生 わたしの好きなおばさん スージー! スージー! スージーって呼ぶな糞ガキども! あたしはあんたらに何も教えない セックスのよさをただ叫ぶよ あたしはあんたらに何も与えない 勇気とか元気とかじゃないロックンロール投げつけるよ どーでもいいこといっぱいするよ コムズカシ教授の世良が笑った 飼い犬少女の二見が踊った バカにされっ子の飯塚はサラリーマンになった クラス一モテモテだった美少女持田はありふれた主婦になって 今でもやっぱりCDを買うのが好きなのだった
422 :
(↑からの続き) :2005/09/26(月) 21:46:20 ID:GS+5kbEr
ありがとう スージー・クワモト先生 あなたは私の人生でどーでもいい人だったけど 中学受験の何の役にも立たなかったけど あなたのシャウトが消えない ただロケンローと繰り返し 繰り返し ねえまた歌ってよ 記憶から飛び出してきて 教壇踏む片足に獣色のブーツ ぼくの好きな先生 わたしの好きなおばさん スージー! スージー!
「ぼくは学生の頃、ヨモタ教授のゼミで助手のクワモト先生と恋におちた」 あなたがわたしの手を離すことはけしてないと思う あなたにはわたしはすこしもったいないぐらいだと思う あなたにはわたしはすこし重荷かもしれないと思う でも あなたはわたしの手をけして離すことはないと思う だって、あなたは知っているじゃない わたし、堕ちることだってできる、どこまででも そこからでもわたしはあなたを置いて昇るつもり 抜群の記憶力と外さない視線と惹きつける唇があるから わたしはひとりでも自由自在 あなたは? あなたにはわたしの手を握ったあなたの手しかないじゃない? わたしに手を差し出させた あなたの大きな手しかないじゃない
「愛のクワモト先生」 どこからでも昇れる梯子 日本語とForeign Languageとのあいだにあるもの すべてを許された世界 が私から後ろ向きに襲いかかり 永遠に前へと跳躍することで現れる空白の太平洋が私を否定しても 蝋燭の指先が私を許す 上へと続く道は私の指に重たくのしかかる線路だ どこまで昇っても空はなく トンネルが私を呑みに落ちてくる 頬だけが老人の若い女性が寝床で泣いている 煎餅布団を抜けた足は世界へと垂らされている 私が行き着く場所はあの足先なのだろうか そのひとの震える指先は骸骨の光を浮かべていたけれど 上も下も消失した私が漂う闇夜のスピード あなたがいるから気持ちは昇っている 今にも力失ったあなたが私の上に落ちてきそうだから叫ぶ 先生と あいだにある名前をもつあなたに 骨を打ち与え 愛であなたを閉じ込めるのだ 加速を早めクサくなって行くこの詩のように 私の肉も許され姿を現し 私の言葉も陳腐さを取り戻して行く 好きですよ 好きですよと
425 :
練り物ハンター ◆CNzCJKVCcA :2005/09/30(金) 00:14:42 ID:oIIc5SBd
[クワモト先生、竹輪がお好きでしたよね?] せんせ〜いお久しぶりです竹輪、好きでしたよね? フグの竹輪を下関から取り寄せてきましたよ〜 ほら〜、普通の竹輪より白いでしょ? カナトフグなんて使っていませんよ トラフグですよ〜トラフグ〜 弾力も違うでしょ〜 せんせ〜い 竹輪 竹輪 美味しいでしょ? トラフグは違うでしょ〜 クワモト先生の竹輪好きは 僕は忘れてはいませんでしたよ〜 先生の竹輪を食べる姿はお美しいです。 私はその姿を見たいがためだけに下関まで 新幹線に乗ってたった今日帰りで帰ってきたんですよ クワモト先生
426 :
ユリゴン ◆KL50G.YURI :2005/09/30(金) 00:31:26 ID:wk5ohf9d
「クワモト先生の授業」 古文の授業中に 職場検診のレントゲンやりますと放送 授業は中断されて自習になるかと思ったけど クワモト先生のお腹には赤ちゃんがいたんだ 赤ちゃんがいる人はレントゲンを浴びちゃだめ 男子はぶーぶー言ってたけど 先生はちょっと困った顔をして黙って立ってたね そして歌ったんだよね 「夏は来ぬ」 私はその歌をはじめて聴いて 未だに忘れずおぼえているの 焼栗を食べようとしたら 口の中で爆ぜて火傷したって そんなお話もなぜか忘れられない クワモト先生 きっと素敵なお母さんになっているんだろうな
427 :
名前はいらない :2005/09/30(金) 02:26:01 ID:b17mGARr
彡 ミ
´∧∧ ミ
/ ( =゚ω゚)( ∧∧
// ノ つと⌒`( =゚ω゚) ヾヽ
〜( ノ ``ヽ)∩ヽ)ノ
し'J ノノ ( ∧∧ ))) <途中経過だよぅ。
((( /)∧∧ /( =゚ω゚)
⌒)` | ( =゚ω゚) し''(ノ //
'.⌒))、 ヽ ( ∧∧_/)^)
' ⌒; `)`ヾ `ヽ_つと⌒ ノノ ノノ
⌒);:) '  ̄
>>421-422 :「クワモト先生の おんがく」
>>423 :「ぼくは学生の頃、ヨモタ教授のゼミで助手のクワモト先生と恋におちた」
>>424 :「愛のクワモト先生」
>>425 :[クワモト先生、竹輪がお好きでしたよね?]
>>426 :「クワモト先生の授業」
あと5作品募集中だよぅ。
428 :
ななし。 :2005/09/30(金) 09:27:10 ID:1b1QDpEv
「クワモト先生のこと」 朝、僕が一番に教室に着いたら クワモト先生は花瓶の花を取り替えていた。 「おはようございます先生。」と言ったら 「おはよう!」と先生は僕より大きくて元気な声で言った。 先生はニコニコしながら花の束を僕に見せ 「どう?綺麗でしょう?コスモスっていうのよ。 先生がお家の庭で育ててるのを持ってきたのよ。」と言った。 コスモスの花を花瓶にさしていく クワモト先生の手つきはとっても優しくて いつも僕らを怒るとき軽くげんこつする手や カッカッと音を立てて黒板にチョークで書く手とは違って見えて 僕は、なんだかお母さんの手みたいだなぁと思った。 僕が照れくさくなってしまってモジモジしていたら クワモト先生は コスモスの束を包んでいた新聞紙をワッシワッシと両手で丸め 「さて、今日も頑張るぞう!」と叫びながらゴミ箱へ投げた。
429 :
名前はいらない :2005/10/01(土) 14:47:44 ID:p8vM/RPv
「僕みたいなダメ男を助けるためにクヮモト先生は死んだ」 ベトナム人だった 新聞記事の写真は違う 太めの土臭そうな女の人は違う 長い黒髪はエナメルの艶だった 叫んだ唇は濡れたビニールの震動だった 誰も好きにならないと決めていた 僕の他は救いようがないと人類に唾を吐いていた 一番ダメな自分をトップに持ち上げるために 呆れ返るような革命を自分の世界の中だけで起こしていた 僕みたいなダメ人間を助けるために彼女は死んだ 電車に轢かれて生きたまま挽き肉になった かけがえのなさで比べて僕と彼女のどっちが あの時死ぬに値したんだろう 少なくともこれだけはいえる 僕を助けて死ぬことで彼女の人生はかけがえのないものになり 助けられて生き残ったことで僕の人生は激しい恋患いに苛まれることとなった 彼女は工場労働者だったが 僕はクヮモト先生と呼ぶようになった 出会った瞬間僕なんか手も届かないところへ行ってしまったから 今も夕空に観音スマイルを浮かべて僕を見守っているから 僕はあなたをクヮモト先生と呼び続けよう あなたのお身体を抱きしめることができないからには 先生のお名前を呼び続けて 新興宗教クヮモト教を大きくして行くのだ
430 :
1 :2005/10/01(土) 23:42:32 ID:EXpa/PKK
「巨大怪獣 VS クワモト先生」 このたび衆院選に立候補いたしました クワモト クワモト で ございます 名前がカタカナなのは攻撃性のしるし 郵政民営化を食い止めるために あの若いギター・ヒロインは 政治家になるつもりだ 我らがスーパー・ガール クワモト先生 我らがスーパー・ガール クワモト先生 政治をもっと痛快に おもしろく 我らがスーパー・ガール クワモト先生 HAHAHA小娘が 先生と呼ばれるほどの馬鹿もなし 黄色い尻振ってスケベ票を集めても 国会に出たら身の程知るさ ちょっとだけ足りないお姉さん 今俺さ昼寝してたんだよね そのガイセン活動とやら やめてくれたら一票入れるよ 何が「ギターを置いたギター・ヒロイン」だ ギターを置いたらただの姉ちゃんだろうが 大体ロック・ギタリストなんてプロレスラーと同じ インチキ臭いパフォーマンスで怪獣とでも戦ってろ
431 :
2 :2005/10/01(土) 23:43:29 ID:EXpa/PKK
その時東京湾沖より巨大怪獣ゲモラ登場 小泉首相の臭いにつられてやって来たのだ このままでは靖国神社を踏み潰すぞ このままでは郵政民営化を推し進めるぞ 我らがスーパー・ガール クワモト先生 我らがスーパー・ガール クワモト先生 ここが出番だ エイエイオー 我らがスーパー・ガール クワモト先生 クワモトでございます クワモトでございます ギターを抱えると変身いたします スーパー・ロック・ギター・ヒロイン・クワモト・センセーション ゲモラが火を吐いたら(クワモトはGコードを弾くぞ) ゲモラが尻尾を振り回したら(クワモトはスゥイープをキメるぞ) ゲモラがアンギャーと鳴いたら(クワモトは必殺のタッピング) ゲモラが組みにかかったら(クワモトは距離を置いてフル・ピッキングで超絶速弾きだ) HAHAHA小娘が 貴様が負けたら日本は終わりだ 負けやがったらただじゃ済まさん お願いだから勝ってくれぇ ちょっとだけかっこいいお姉さん 俺さ今昼寝中なんだよね そのビーム出す時の大音量での速弾き やめてくれたら応援するよ
432 :
3 :2005/10/01(土) 23:44:01 ID:EXpa/PKK
何が「怪獣と戦えるスーパー・ギター・ヒロイン」だ インチキ臭くて笑えもせん あんな大怪獣なんてCGに決まっとるわ もういいからさっさと真面目に選挙戦を戦わんか わかってますよクワモト先生 選挙に出るにはお金がかかる 賄賂脱税する代わりのパフォーマンス あなたは本当によくやった 我らがスーパー・ガール クワモト先生 我らがスーパー・ガール クワモト先生 政治をもっと痛快に おもしろく 我らがスーパー・ガール クワモト先生
あと二作品募集中 414 :にいちぇ◆UQRl.WeFEk :2005/09/25(日) 22:23:29 ID:5q+E/939 @「クワモト先生」という題からイメージを膨らませて詩やお話をでっちあげてください。 A「クワモト先生」の文字をタイトルに必ず含めてください。入ってないと審査しません。 B「クワモト先生」は女性です。男性とかオカマについて書いた人の作品は審査しません。 C「クワモト先生」を褒め称えてください。けなしたりしてたら審査しません。特に下ネタは厳禁とさせてもらいます。 D「クワモト先生」が仮に存在するとして、当人が読んで喜ぶような内容に限定します。 以上が私の指定するルールです。 ルールに外れていると私が判断した作品は読まないどころかカウントもしませんのでご注意ください。 あと、短すぎる作品も審査員特権で除外します。その分量の規定はしませんがすべて私の判断で行います
「クヮモト先生との別れ」 動脈の破裂(ラプチャー) カラダの中心が破壊される 呼吸ができそうにない ドクター・クヮモトの細い両手が 蘇生のために心臓を押し 力強く息を吹き込む 生き返れ 生き返れ こっちへ戻ってきてと 遥か彼方の地上から 暖かいミス・クヮモト 優しいアナタの声がする 足の付け根の動脈に針を刺し 血管のなくなった腕に針に糸を通すみたいに 慎重に点滴を刺す 心臓マッサージの振動でベッドが軋む ドクター・クヮモトが馬乗りになって 繰り返しベッドを揺らす 心電図モニターは自分の心臓の動きではなく ドクター・クヮモトに揉まれている動きしか感知せず 手を休めたらフラットになる 瞳孔は光を当てても縮めることができない もう帰れない世界 さようなら ドクター・クヮモト。 泣いているアナタへ さようなら さようなら
「クワモト先生へ」 いつもの校庭 いつもの教室 いつもの席 今日もいつもと変わらず 見慣れた朝の風景 でも さすがにみんなは いつもと様子が違う 今日の日のために練習した 挨拶と行進 体育館に響く 僕たちの声 いつもより軽く掃除をして いつもより長いホームルームをした きびしかった先生が 今日は少しやさしかった 僕も少し悲しかった 夕暮れに 最後の鐘を聞いた 最後のランドセルを いつもよりしっかり背負って さようならを言った 「きっと 大人になっても 僕は忘れない あの時のように 僕を待ってる 変わらない校庭 変わらない教室 僕の席は もうないけど いつまでも変わらない きびしくて やさしい クワモト先生」
【前略、クワモト先生】 (1/3) 「 『先生、あのね…』という題で 先生にお手紙みたいに書いてごらんなさいと、僕に教えてくれた先生 小学校の生活に慣れなくて 手を上げて発言するのが恥かしくって クラスのみんなと 1時間の授業すら一緒にいるのもつらくって 2時間目には お腹が痛くなりはじめ 3時間目には 汗ガ流れ出し 4時間目には 保健室で寝ていた僕の たった一人の味方だった人 担任の先生が怖かったわけじゃない クラスのみんなが嫌いだったわけじゃない 学校がイヤだったわけでもない ただ僕がみんなより 慣れることが下手だったから ただ僕がみんなより うまく人と話すことができなかったから だから保健室登校児になった僕 毎日保健室通いをして クワモト先生と話せるようになると 作文を書くことを勧めてくれた、担任の先生宛の 「 『先生、あのね』って簡単でいいのよ 今の気持ち、昨日のこと、今日の朝のこと なんでもいいの お母さん、あのね…って言うみたいに書いてみるだけでいいの 長くなくてもいい 少しだけ思ったことでいいから」 そう言って毎日毎日 懲りずに何度でも 僕に作文用紙を差し出してくれた
保健室で寝たり起きたり 話したりしながら 毎日作文を書くようになった僕 『先生、あのね…』 クワモト先生に話すように 窓の外の校庭で 体育の授業の生徒たちを少しだけ羨ましがりながら 『先生、あのね…』 を繰り返した 半年後には保健室で寝ている時間が減っていた 担任の先生にも 作文を自分で手渡せるようになっていた みんなに「おはよう」、も「ばいばい」も、「またね」、も言えるようにまでなっていた 秋の遠足の時には クワモト先生に引率してもらいながら みんなについて行くこともできるようになっていたっけ 体育の授業に出られる頃には 笑い声さえあげていたよ そうして僕は 色々なことに慣れていくことができたけれど 放課後には保健室を訪ね 作文を書くことだけは その後も何年続いたでしょう 先生、あのね、 先生、あのね、 先生、あのね…… 僕は自分の周りの小さなことを 目に映ったままに書きました 僕は自分が思った小さなことを 知ってた少しの言葉だけで書きました 少しずつ いっしょうけんめい 書いてみました なぜ そうすることが必要なのかなど考えもせず
前略 クワモト先生 お変わりありませんか 私は相変わらず、元気にしています 体格も一人前になり、子供たちからはオトナのヒトと 呼ばれるようにもなりました 可笑しいでしょう? 自分でも照れ臭くて苦笑いしています 家庭教師をしている子供たちに 国語の勉強の手助けをしています 算数が苦手な子には、まず問題文をよく読んでみようよ などと教えたりもしています、可笑しいでしょう? 可笑しいものです 作文が苦手な子には クワモト先生が作ってくれた 僕だけの文集を見せては 笑われています 『先生 あのね…』 ってヤサシイんだね、と 最近は小学校の授業も何かと厄介で、ご苦労なされていることと存じます どうかご無理をせず 難しい子供たちの味方でいてあげて下さい 季節柄 ご自愛のほどを…… それではまた。 草々 先生、あのね… 僕の一等最初の先生は クワモト先生だったんだ 『先生、あのね…』と 僕が子供なりに必死で書き続けていたのは 白衣姿で優しく話を聞いてくれた 保健室の先生 きっと 貴女宛だったのでしょう そう一人呟きながら また一通手紙を書き終えた
440 :
名前はいらない :2005/10/02(日) 12:18:30 ID:U+2/4wz5
もう 揃った?
11作品あるようですね
442 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/03(月) 03:14:59 ID:c9MgWlq3
おっしゃ、集計。 >421-422 「クワモト先生の おんがく」 >423 「ぼくは学生の頃、ヨモタ教授のゼミで助手のクワモト先生と恋におちた」 >424 「愛のクワモト先生」 >425 「クワモト先生、竹輪がお好きでしたよね?」 >426 「クワモト先生の授業」 >428 「クワモト先生のこと」 >429 「僕みたいなダメ男を助けるためにクヮモト先生は死んだ」 >430-432 「巨大怪獣 VS クワモト先生」 >434 「クヮモト先生との別れ」 >435 「クワモト先生へ」 >436-438 「前略、クワモト先生」 もうないか?いいのか?書いてたけど間に合わなかったっつー人がいたら大目に見るよん。 とりあえず現在11作品。充分揃っています。 ルール違反の作品はどうやらないみたい。すべてエントリーです。 奇跡的だなあ。もう少し荒らされるかと思ったら何にもなくてこのポエム大会にかつての平和が蘇った。 みなさんありがとう。じっくり読んでしっかりと批評して断腸の想いで優勝者を決めることになるだろう。 しかし今日・明日はちと無理。その間、これもぜひ、って人がいたら追加投稿を認める。 それでは少し待つのだ。 待った甲斐があったと思わせるだけの分量は書く。例え内容が伴わなくても量だけは書く。 約束するぜ。じゃね。
>>442 にいちぇ(バカ)先生
内容が伴った中程度の分量でお願いしたいです。
>>443 笑った。では予定していた量の2倍くらいの分量で。
>にいちぇ(バカ) 内容の伴った予定していた量の2倍くらいの分量でお願いしまつ。
446 :
練り物ハンター ◆CNzCJKVCcA :2005/10/05(水) 13:00:51 ID:KhG/ld5v
ねりねり
これは長引きそうな予感
448 :
練り物ハンター ◆CNzCJKVCcA :2005/10/05(水) 23:44:36 ID:e7T9bYBU
暇つぶしにひつまぶし 練りに練った鯛竹輪 おでんにするにはもったいない そのままかぶりつこうぜ ほら 鯛のうまみが広がり 磯を思い浮かべる塩加減 ひつまぶしどこ行った お茶漬けにして流し込んだぜ 俺の竹輪よそそりたて
449 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/06(木) 01:51:20 ID:S28V/ebk
さあ、怒濤の長文評価の幕開けだ。人の迷惑顧みずやってきました電線軍団。改行も最小限にとどめて文字で埋め尽くしてやるのだ。 前置きとして私の評価基準を最初に述べておこう。それは設定したルールにいかに応えてくれたか、のみである。わざわざ番号をふったのはそのためだ。 以前も言ったと思うがこの「ポエム大会」の欠点は「お題」がシンプルすぎることにある。いや、もちろんシンプルなお題から勝手に想像を膨らましてその膨張係数で勝者を決めるようであれば問題はない。 しかし大半の審査員は「お題」を出した時にすでに自分の読みたい詩というのが漠然と存在していて尚且つその内容を投稿者に秘密にしたまま詩を書かせる。そして作品が揃ってから偉そうに出てきて「こういう詩が読みたかった」とかなんとか言う。 そんなの駄目だろ、と。お前の望んでる詩なんて知らねぇよ、と。結果的に偶然審査員と波長が合った奴の詩のみが高く評価され、外れた奴の詩は見当違いな読み方されて軽くいなされて葬られるのだ。 そういう時のバカバカしさといったら、ない。無力感もいいところだ。ふざけるな、と。なめとんのか、と。 読みたい詩があったのなら「こういう詩が読みたい」と最初から書け。具体的に指定してくんなかったくせに後から文句つけられるなんて割に合わん、というか貴重な時間返せ、と。責任者出て来い、と。 つかマジで具体的な募集要項があれば「俺は今回パスしよう」とかできるのに、だ。不親切極まりない審査員が多すぎる。だから荒れたりもするのだと思う。荒らしの肩は持たないが怒る気持ちはわかるとだけ言っておこう。あとから種明かしすんじゃねぇ、と普通思う。 だからこそ今回の俺は@番からD番まで細かく指示を出して投稿を募った。さらに「短すぎるのも駄目」という一言も入れておいた。 「秋風のクワモト先生」とかいうタイトルで本文「木立の隙間で揺れる、揺れる」だけ、みたいな作品を予め除外できるからだ。そんなアホなもの誰が読むか、と。 というわけで俺は偉そうに作品募集したが、実は誰よりも詩の作者に親切なのである。俺の読みたいものが書けそうにない奴は最初から書かずに済む。無駄な労力を節約できる。エコロジカルである。 そして書けそうな奴だけが投稿するから作品の審査も万人が満足とはいかないまでも、おおむね納得のいく結果が出るに決まっているのである。(つづく)
450 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/06(木) 02:20:27 ID:S28V/ebk
(つづき)そして書けそうな奴だけが投稿するから作品の審査も万人が満足とはいかないまでも、おおむね納得のいく結果が出るに決まっているのである。今後他の審査員も俺に倣ってそうするべきなのである。
もちろんこんな俺の持論など軽く無視されるかもしれない。それでいい。なぜならそこまで熱くなる理由は俺にもない。次の人にバトン渡したらあとは知らねぇというのが本音だったりする。でも一応書いてみた。
なぜなら長文評価にするつもりだからだ。予定してた量の2倍くらい書く、とかアホな宣言しちまったからだ。
しかしそんなこと言いつつこれは重要な問題提起になっていると自画自賛する俺である。あとに続く奴も少しは参考にしてくれたら俺もまた投稿者の中に紛れるかもしれない。なんだかんだ言ってこのスレを愛している。
お題「おでん」だけで大根やこんにゃくのことを書かずに「おでん」という名の江戸の女性の話書いた奴も出来が良かったら優勝にしてやれ。優勝にしなくても「おでんのおいしそうな詩が読みたかった」とか後から言うな。
そんでそういう作品が紛れ込むのが嫌なら最初から細かく指定しろ。「おいしそうなおでんの描写がたくさん出てきて思わずコンビニに行きたくなる詩」とかなんとか最初に言え。でなきゃつまらん。
俺はそんな風に思うのだ。その方がフェアだと思うのだ。結局審査基準がその都度わかりにくいから不満持つ奴も出る。他の奴もそう思うだろ。思わない奴は別にいい。心の中で「思わない」と思っていればよろしい。わざわざレスするな。
というわけでまずはエントリーナンバー
>>421-422 の「クワモト先生の おんがく」から読んでいこう。音楽がひらがなになってるところに教養を感じる。拙さを出そうとしたのではない。逆だ。「音楽」だと「科目」みたいだからわざとひらがななのである。
俺はそういう細かいところもチェックする。だから必然的に長くなる。もしかしたら徹夜しても終わらないかもしれない。でもいいのだ。行けるところまで突っ走る。そう決めたのだ。いや、もしかしたら気分しだいで途中から雑になるかもしれない。眠くなる、ともいう。
しかし先のことを心配してもしょうがないので話を進める。いきなりギャグなのだ、この詩は。こういうのは大好きなのだが別にルールに「ギャグを盛り込んだ面白いもの」などという指定はしなかったので加点対象にはしない。(つづく)
451 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/06(木) 03:01:06 ID:S28V/ebk
(つづき)だあ。容量オーバーではみ出た文をコピペしたつもりが少しダブった。450の冒頭のところである。 さて、この詩はギャグである。どこがギャグなのかわからない人のために俺が説明する。それが審査員というものだ。 「ベースギター」「スージー」このふたつの単語だけでスージー・クアトロに引っ掛けたと読めないようでは洋楽マニア失格である。 別に詩の評価人としては失格しないので安心して欲しい。「クワモト」というカタカナを凝視して5秒くらいで思いついた一発ギャグ。 それをここまで展開してみせた作者の力量は疑う余地がない。スージー・クワモト。かっこいい名前である。ファンになりそうだ。 そして更にRCサクセションの初期のヒット曲「ぼくの好きな先生」のフレーズまで堂々と借用している。「ぼくの好きなおじさん」の部分を「おばさん」に替えている。 芸が細かい。ギャグで突っ走りながら「クワモト先生」が若くないことを仄めかしている。おばさんがロックを歌うからこそ味のある話になる。これが教育実習終えたばかりの若い姉ちゃんだったらあまり面白くない。 二連が特に笑える。「男子は立て」にしなかったところが桑田佳祐の影響からの離脱を宣言している。「男子も立て」「女子も立て」。下ネタ禁止のC番の規定をクリアしているのだ。 笑えるところは「立てといわれる前からみんな立ってる」という箇所である。スージー・クワモトは総立ちの女王なのだ。山下久美子であり白井貴子でもある。当然客は小学生と言えども開演前から総立ちだ。 「好きに踊ること教えてくれる」が作者の言いたいこと、である。つまりパラパラみたいのは駄目だ、と。盆踊りじゃねぇんだぞ、と。だから日本人はリズム感が養えねぇんだ、というスージーに託した作者の意見が控え目に開帳されているところが渋い。 そんで「スージー!」コールが起こると「スージーって呼ぶな糞ガキども!」と叱りつけるクワモト先生に爆笑必至。ここは今は亡きいかりや長介の全員集合コントのオープニングのような切れ味だ。 若年層の読者のために解説すると「はい、オイーッス!」と言っていかりや長介は登場する。「オイーッス!」と大声で答える観客の小学生。 「声が小さい!もういちどオイーッス!」と煽るいかりや。すぐさま「オイーッス!」を返す客。「まだまだ!もっかいオイーッス!」といかりや。(つづく)
452 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/06(木) 03:32:50 ID:S28V/ebk
(つづき)絶叫の金切り声で「オイーッス!」と返す客。もはや渋谷公会堂はゴスペル教会である。 そこで絶妙のタイミングでいかりや長介は「うるさいっ!」と言い放つ。で、「どっ」とウケる観客。お約束とは言えこのような古典を踏襲している作者の啓蒙には頭が下がる。 たぶんこのスージーの台詞で小学生たちは「どっ」とウケたはずだ。キャアキャア言ってる声が聞こえてくるようである。ああ、俺はもはや作品世界の虜である。スージー・クワモト見てぇ!と今思っている。 ところが次の連で作者は調子に乗りすぎた。「セックスのよさをただ叫ぶよ」が減点箇所である。これは下ネタというほどのことではない。小学生の前で「セックスのよさ」とか言っていいのか、という倫理的な問題は残るものの下ネタではない。 ではどこが問題なのか。それはスージー・クアトロは別にセックスだけを唄ってた歌手ではないからである。確かに「ママのファンキーロックンロール」の歌詞などはエッチである。しかしセックスの良さがテーマではなく反抗期の女の子がテーマである。 今、古い歌詞カード引っ張り出して確認した。こんなことやってるから長くなるし時間もかかる。どう考えても今晩中には終わりそうもない。知らん、そんなことは。 スージー・クアトロの有名な言葉のひとつに「ベースギターを弾いていると低音が子宮にズンズン響いて気持ちいいの」みたいな決め台詞がある。こういう発言によって彼女が色モノ扱いされたこともあったかもしれない。 しかしそんなものは売り出すための戦略のひとつであって横浜銀蠅が暴走族のフリをしてたみたいな話だろう。実は全員大学出てたりするのである。 あるいはビーチボーイズが「サーフィン」のイメージで売り出したけど実際はサーフィンどころか泳ぎもできないカナヅチ揃いだったとか。 ミュージックビジネスなんて昔からそんなものである。だからスージー・クアトロの発言を鵜呑みにして彼女に「セックス好き」みたいなレッテルを貼るのはもうやめようではないか。 その強烈なロックンロールという「作品」だけで再評価すべき才女であったと私は考えている。 さて、コムズカシ教授とか色んなキャラが出てくる次の連ではちょっと時空が歪んでいる。「笑った」り「踊った」りしているのはスージー先生の演奏会でのことのように読める。(つづく)
453 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/06(木) 04:17:43 ID:S28V/ebk
(つづき)しかし飯塚と持田はサラリーマンになったり主婦になったりしている。 ここはわざと当時の演奏会の場面とその後の同窓会みたいな場面を混在させた作者のテクニックなのだろうか。 それとも最初からこの連は同窓会で世良は小難しい学問をやってる大学教授になったのだろうか。二見は当時を思い出して踊ってみせたのだろうか。 どちらでもいい、と言えばいい。しかし読者に「あれ?」と考えさせる隙を与えず最後までよどみなく疾走した方がこの作品の場合は吉と出たように思う。 エンディングは語り手の感謝の言葉だ。「どーでもいい人」だったり「中学受験」には役立たずとか好きなこと言っているがそんなのは照れである。 本当はとてもスージー・クワモトを愛している。尊敬している。「記憶から飛び出してきて」のフレーズが良い。 どんな風に飛び出してくるかというと教壇を獣色のブーツで踏みつけながらである。カッコいい。おばさんなのにカッコいい。 C番規定の「褒め称える」に照らし合わせれば完璧である。D番も軽くクリア。スージー・クワモトならば大喜びするだろう。 最後はあの時のスージーコールがこだまして終わる。ああ、俺の耳元で小学生たちの絶叫と興奮がエコーがかってエンドレスで鳴っている。「うるさいっ!」と叫びたくなるほどだ。 そんなわけで減点箇所は少ししかない。むしろ減点よりも加点が上回っている。この作品が今後の審査の基準となるとは、怖ろしく罪な傑作を作者は書いてしまったものだ。 最後にわかりやすくするためにスキーのジャンプ競技におけるノーマルヒルの採点を記す。 距離・98メートル(K点越え) 飛形点・100点
454 :
名前はいらない :2005/10/06(木) 04:19:08 ID:a0bN0pVe
ここで拍手。 パチパチパチパチ。
携帯の人には酷だが俺は好きですね
要は内容と人を引きつける強さですな。w
457 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/06(木) 05:43:07 ID:S28V/ebk
というわけですでに疲れて眠くなってしまった。にもかかわらず
>>454-456 を見るとお叱りどころかウケてしまっているかのようだ。
俺は批判が出たら「じゃ、スタイル変えてちと短く簡潔に」とか書いてあとは楽してやろう、とか目論んでいた。
ああそれなのに。お前ら俺を殺す気か、と。たぶん面白がって俺を過労死させて体よく厄介払いしようとしているに違いない。
おし。その挑戦、受けて立ってやろうじゃねぇか。この調子で11作品評価してやる。決めた。ただし期日は宣言しない。
次はエントリーナンバー
>>423 「ぼくは学生の頃、ヨモタ教授のゼミで助手のクワモト先生と恋におちた」を読む。
パッと見てタイトルに含まれる「ヨモタ教授」が本文の中に出てこないところがいきなり減点対象。魅力的な名前を折角作り上げたのに活かされていない、という意味である。
まず「あなた」とはクワモト助手のことだと誰もが思う。では「わたし」って誰だろう、と問われればこの詩の主人公に決まってる、と言いかけた途端、タイトルは「ぼく」になっているという仕掛けに気付く仕組み。
いきなりの「構築」ぶりである。「構築」とは何ぞや、という人に説明しようかとも思ったが長くなるのでそれはやらない。ただでさえ長くしてるのだから。
ともかくクワモト助手(女性)がぼくに向かって呟いている。もし違ったらそれはタイトルが間違っているのであり、作者の責任である。俺は悪くない。
「あなたがわたしの手を離すことはけしてないと思う」と艶めかしくクワモト助手は生徒に囁く。タイトルでぼくはクワモト先生と恋に落ちた、と謳ってる以上ラブラブな会話がスタートするのは当然の成り行きであろう。
「あなたにはわたしはすこしもったいないぐらいだと思う」と意味わかんないことをクワモト助手は続ける。どこが意味わかんないかと言うと日本語がである。「あなたにとって私は少しもったいないくらいの女よ」と言い換えたところで大して変わらない。
普通このケースで「もったいない」という言葉は謙譲語として使われるのだ、我が国では。つまり自分を低く見せようとする時に使う言葉。
ケニアの大臣がノーベル平和賞取って日本語の「もったいない」を広めてくれたことは記憶に新しいが、その「もったいない」とは意味が違う。こっちの「もったいない」は世界には広まらないかもしれい。(つづく)
458 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/06(木) 06:13:41 ID:S28V/ebk
(つづき)とにかく作者はややこしい言い回しを作中に持ってきたものだ。読みにくいので減点である。 国語のテストじゃないんだから文法的におかしくても別に構わないとは思う。しかし意味がよくわからん、というのでは作者の試みは失敗と言わざるをえない。 まあ、なんとか読むとこのクワモト助手は自分のことを謙遜もせずにたぶらかした生徒を挑発している。そんな風にここだけ読むと感じる。高飛車な女である。 そういう印象は次の「あなたにはわたしはすこし重荷かもしれないと思う」そして繰り返される「あなたはわたしの手をけして離すことはないと思う」を読んで更に固まる。 いきなり「クワモト先生」が嫌な女に見えてしまったので大きく減点。CとDの基準に達していない。 「だって、あなたは知っているじゃない」とのインタールードを挟んで二連に行くと、もっととんでもないことになっている。こんな女ムカつく、との感想を抱かざるをえない。 「堕ちることだってできる」としおらしくなったのかと思いきや「あなたを置いて昇るつもり」宣言である。なんだこりゃ、と。どこがラブラブやねん、と肩すかしを食らうのだ。 おまけに自分の頭の良さと容姿を自慢したりしている。馬鹿女である。もう減点が大きすぎて本来ならば審査打ち切りである。 「わたしはひとりでも自由自在」とのたまわれた日にはこの生徒に代わって俺が文句言いたい気分。で「あなたは?」ときたもんだ。なにこいつ。やだなあ。 おいおい、別れ話書いてきてどーすんだよ、と作者の知性に疑いの目を投げかけたその時である。 とんでもないどんでん返しが用意されてるのだった!これには俺もびっくりである。多少わざとらしく驚いているが勘弁して欲しい。 「あなたにはわたしの手を握ったあなたの手しかないじゃない?」がーんである。まさにがーんと頭をぶん殴られたような男殺しの台詞である。 これを言わせるために作者は散々クワモト助手を悪女と思わせるような伏線を張り続けてきたのだった。いきなり減点は取り消され、逆に点数がどどどと出てきてパチンコ屋の店員が箱を持ってきてくれる。 追い討ちをかけるように「わたしに手を差し出させた あなたの大きな手しかないじゃない」と続いてこの小品は幕を閉じる。憎いほどの余韻である。 なんだよ、結局ラブラブだったのか、ちぇっ、てなもんである。(つづく)
あーさうですか
460 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/06(木) 06:56:05 ID:S28V/ebk
(つづき)もちろん舌打ちしながら「ヤラレタ」と感動してたりするのである。今やクワモト助手にではなく作者にムカついてる俺である。 いやあ、上手い。ちょっととんでもなく上手すぎる。作者はプロか?と思ってしまう。商業誌に転載決定。ギャラ貰いなさい。 野暮を承知で解説すると「あなたには〜しかないじゃない」となじってるように見せて実は「〜」の部分だけで充分なの〜♪というノロケなのである。 私なんて頭良くてきれいなだけでひとりでも生きていけるような(そんな風に周りから見られがちな)インテリ高飛車女(わざと自己卑下)でしかないのよ、と言ってる。 謙譲という日本の美意識を表層でなく深く潜って掬い上げた作品だったのだから凄い。謙譲語の使い方がおかしかったのも計算なのかもしれない。 とにかくクワモト助手がとんでもなく魅力的な女に見えてきたのだから俺も現金なものである。ああ、こんなエスプリある人となら恋にも落ちるわ、と納得する。 しかし学生の頃、とタイトルに注釈があるということは現在の二人はどうなったのか、と気になってしまう。こんな大恋愛しといて上手くいかなかったように見えるタイトルがどこか忌まわしい。 そんでだ。「お題」とか「ルール」取っ払ったら満点つける。満点以上かもしれない。箱からパチンコ玉が溢れて他の客が滑って転ぶくらいの大フィーバーだ。 ところが哀しいかなここはポエム大会という会場なのであった。しかも審査員が自分の出したお題を満足させてるかどうかのみで判定する、などと最初に言明してしまっている。 その観点から見るとこれはクワモト先生を褒め称えているというよりも二人の男女の恋愛を称えている詩なのである。よってCのルールに少し抵触してしまう。 更にDの基準で見ると、実際のクワモト助手はこの詩を読んで喜ぶだろうか、との疑問が残る。むしろ痛々しい想い出なのではないか。 よしんばこの生徒とクワモト助手が結ばれていて現在もラブラブな家庭かなんかを築いているとしても、この詩を読んでも喜ぶというより赤面するのではないか。 あんた恥ずかしいこと書かないでよ、などと旦那である元生徒は怒られているかもしれぬ。そこが残念なところなのである。 よって日の丸飛行隊のゼッケンがジャンパー有利の向かい風を受けて高く飛び出たのだが・・・。 距離・106メートル(K点越え) 飛形点・88点
461 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/06(木) 06:58:59 ID:S28V/ebk
>>459 お前、邪魔すんな。気分害したから今日はこれでおしまい。
(ホントはもう疲れたので、中断のいい言い訳ができたと喜んでいる)
>>にいちぇ(バカ)先生 先生が何故(バカ)をご自分のHNにお加えになったのか わかるような気がいたしました。
463 :
名前はいらない :2005/10/06(木) 12:34:33 ID:/okCWIM6
はやく審査しろ
>>463 待ち遠しいのはわかるが、まぁまたーりしようや。
>にぃちぇ氏
あんたすげえ。久々にいい意味でのバカに会った気がする。批評バカだ。
審査員の審査基準が著しく秘密の個人的規範に基づいてるのは俺も気になってた。
先にいわれて悔。いや、いってくれてありがとう。スカッとした。
あまり頑張りすぎない程度に頑張ってください。楽しみにしてます。
465 :
名前はいらない :2005/10/06(木) 14:13:36 ID:UrGK50g0
にぃちぇ氏の批評に対する批評。 躁鬱病もしくは泥酔者の文章に似ている。 詩を丁寧に腑分けし検証する手法は評価に値するが、 常にその言葉は拡散し、最終的な結論において 「距離・106メートル(K点越え)飛形点・88点」と言った様に 極めて抽象的なかたちでしか提示し得ない。 (これは彼の生息する某スレッドにおいて更に顕著であるが、ここでは略する。) どれ程の知識と見識の物量作戦を展開しようとも、 その「読み難さ」をもって、エンターテイメントとしては不成立と言える。 まぁ、簡単に言えば「はよ次行けや」って事だが。
にぃちぇは少なくとも今までの審査員とは違って、投稿作品をちゃんと隅から隅まで読んでんな。
ここまで読み込んでくれると書き手冥利に尽きるな。
468 :
やすちゃん :2005/10/06(木) 22:44:10 ID:Mo8VUJAC
はじめまして。こんばんは。
469 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/07(金) 03:50:57 ID:e5ZBIOsO
>>462 ありがとう。
>>463 疲れた。
>>464 正直すごく嬉しい。励みになる。
>>465 「にぃちぇ氏の批評に対する批評に対する批評」
躁鬱病の人ってこんなこと書くのか。
泥酔者は字なんか書けないだろ。
距離だとか飛形点は結論ではない。よく読め。
俺の知識なんて音楽くらいだが?
読み難いと面白くないのか。
あ、はよ次行け、ってことか。ごめんごめん。
>>466 隅から隅まで読みすぎて自分でも後悔してる。
>>467 そう思ってくれるとなんかやる気出てくる。
>>468 やすちゃん、こんばんは。
というわけで批評バカ一代大山倍達です。牛と闘っても手刀で角折ります。はじめまして。うそ。
今夜も行けるところまで行く。その覚悟である。しかし金曜日なのでゴミを出さなければならない。
では早速エントリーナンバー
>>424 「愛のクワモト先生」から読んでみようと思う。
タイトルの「愛の」は安直である。「愛の面影」「愛の告白」「愛の証し」「愛のハーモニー」「愛の残り火」「愛の翳り」「愛の魔力」・・・と無限にある。
邦題を付ける時の一番インチキくさいパターンなのだ。「愛のメッセージ」「愛のオルゴール」愛のディスコティック」・・・あ、早く止めろ。
資料も見ずにいくらでも出てくる。だからこそ「愛の」と書かれた日には安っぽく見えてしまうのだ。皆さんも注意しよう。
さて、「どこからでも昇れる梯子」が日本語と外国語のあいだにあるらしい。初っ端から意味不明である。続きを見てみよう。
「すべてを許された世界」とやらが・・・。なんだ、この四行目の頭の「が」って。わざとか?わざとだとしたら意図が不明である。
しかも「私に」ではなく「私から」後ろ向きに襲いかかる、って日本語が変である。こういう文章こそ「読み難い」と思うのだが465氏はどう思うだろうか。(つづく)
470 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/07(金) 04:23:17 ID:e5ZBIOsO
(つづき)ともあれ、いきなりの言葉遣いのわけわからなさと抽象的な内容にすでに読む気をそがれている俺なのである。 別に俺のコンディションの問題ではないと思う。この詩が悪いんだと思う。 そもそも「すべてを許された世界」なのに何で襲い掛かるんだYO!という思いも禁じえない。それじゃまるで熊みたいではないか。 まあ、気を取り直して読み進めると「永遠に前へと跳躍することで現れる空白の太平洋が私を否定しても」ときた。 読める人いるか?いや、俺だって無理すりゃ読める、たぶん。でもなんで無理しなけりゃならんのだ、と怒りがこみ上げてくるような悪文である。 「永遠に」はどこに係ってんの?「前へと跳躍」か?ピョンピョン蛙みたいに飛ぶことを永久運動してると「現れる」らしい。何が?「空白の太平洋」だって。 アホか、と。こんな文章で作者は本気で何かを伝えようとしてるのだろうか。正直に言おう。さっぱりわかんねぇ。 まあとにかく読む。それが俺の役目だからだ。空白の太平洋とやらが私を否定しても蝋燭の指先が私を許すらしい。蝋燭って何?とかもうあえて聞かない。 わかったフリして二連へ行く。やっぱ似たような意味不明の文章が続いている。コピペするのもめんどくさいからもうやんない。 頼むから読める文章出て来いっ、と祈りつつ三連へ。やっと「若い女性」が出てきたのでこれが「愛のクワモト先生」なのかな、と。ホッとしたのも束の間やっぱり意味は通じない。 そもそも「頬だけが老人の若い女性」って誉めてるのか?称えてるのか?しかも寝床で泣かせてるし。指は震えて「骸骨の光」とか不吉なこと書きやがって。もう、減点無限大。 四連に行っても相変わらず何の情景も浮かばない俺だが「あなたがいるから気持ちは昇ってる」とか「あなたが私の上に落ちてきそうだから叫ぶ」とか書いてある。 なんか知らんが誉めてるみたいだ。少し加点してあげる。で、何を叫んだかというと「先生と」という言葉らしい。 五連。「あいだにある名前」って何の間だよ、とか書こうと思ったがくだらないので追求しない。「骨を打ち与え」て愛と言ってる割には「閉じ込める」らしい。どこに尊敬の念があるのだろう。 しかし一気にポイントを稼ぐ文章が現れる。「加速を早めクサくなっていくこの詩のように」!キターという感じである。やっとカラクリがわかった。正直ホッとしている。(つづく)
471 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/07(金) 05:00:05 ID:e5ZBIOsO
(つづき)要するにこういうことだ。すべては前フリだったのである。 そのことは続く「私の肉も許され姿を現し」ではっきりする。理由は不明だが主人公は幽霊みたいな存在だったのだ、この詩の中でずっと。 だから何言ってんだかわかんなかったのである。「あの世」の景色みたいのをがんばって描写してたのだ。でも「あの世」は「この世」と根本の仕組みが違うから上手く描写できなかった、と。 やっと最後になって人間界に帰還した主人公。加速度が鍵を握っているということは相対性理論を用いているのかもしれない。光速で飛び続けて時空が歪んでいたのかもしれない。 そして光速の壁を突き破ったのかもしれない。そしたら自分も実体化してまともな言葉も喋れるようになった。しかしその言葉が「陳腐」というのは洒落が効いている。しかも「取り戻していく」と作者は書いている。ここは含蓄のある表現である。 つまり俺の読み方ではこうだ。言葉をもてあそんで「詩作」なんかに没頭してると気が狂ってくる。「詩」でなくとも良い。なんか難しいこと考えてると人間は気が狂うように出来ているのだから。 そしてそんな狂気から脱出した時に発する言葉とはどういうものか。それは「永遠に前へと跳躍することで現れる空白の太平洋が私を否定しても」とか「上へと続く道は私の指に重たくのしかかる線路だ」といった学者の論文のようなキチガイ悪文ではないのである。 つまり陳腐な言葉だ。陳腐で結構、何が悪い、といった作者の開き直りが無条件にカッコいい。「好きですよ」でいいじゃん、と。比喩とか使ってんじゃねーよ、と。気取るな、と。 前回に続いてまたしても作者にまんまとだまされた俺である。当然減点はすべて取り消されたことは言うまでもない。しかし加点すべき箇所が多いとも思えないのが残念なところだ。長々と書いてくれた割には詰まるところただの「ラブレター」なのである。 クワモト先生に向けてごちゃごちゃ言ってはみたものの結局ストレートに「好きですよ」と。「味噌汁が飲みたい」とか変化球でプロポーズするより「僕と結婚してください」と素直に言ってのけた方が実際には成功する確率は高いと思う。独身だけどそう思う。 重要な指摘ではあるものの結局それだけ、という感じは否めない。CとDの基準的にも満たされているとは言えないだろう。 距離・90メートル(K点ライン) 飛形点・89点
472 :
名前はいらない :2005/10/07(金) 05:06:59 ID:0iSILJA4
批評ワロタww文才あるなあ
473 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/07(金) 06:04:05 ID:e5ZBIOsO
さて今夜も無茶している俺である。自覚してるのになぜ止めないかというと
>>472 さんのような方が笑ってくれたからである。
お次はエントリーナンバー
>>425 「クワモト先生、竹輪がお好きでしたよね?」が控えているので早速読もう。
まず、なんちゅうHNとタイトルやねん、と良い意味で呆れかえった。ふざけている。しかもトリップ付きだ。俺と同じ匂いがする。
一行目から軽薄この上ない口調で「せんせ〜い」などと呼びかけている。ちょっと本文に入ってからもふざけているというのはまずい。
なぜならこの口調に「クワモト先生」に対する尊敬のようなものは感じられないからだ。むしろバカにしてるみたいな喋り方である。
冷酷に減点しつつ内容を読んでいく。「お久しぶりです」とあるから何かの学校の卒業生だろうか。久しぶりに母校を訪問して開口一番「竹輪、好きでしたよね?」。
バカである。たぶん在学中もオッチョコチョイでバカで有名な奴だったと想像させる出だしが笑える。クワモト先生も呆気にとられているはずだ。
フグの竹輪なんて俺は知らん。つーかフグ自体まだ食ったことがないのだ。お皿が透けてるフグの刺身という奴を死ぬまでに一度食べてみたい、というのが俺の夢だ。
この主人公もせっかく下関まで行ったのなら竹輪じゃなくて刺身買ってくりゃいいのに、とまず思った。しかし「好きでしたよね?」と語る以上、クワモト先生が竹輪好きならしょうがない。
「ほら〜」が上手い。クワモト先生が何か喋ろうとしてるのに勝手にどんどん土産物の包み紙をバリバリ破いて竹輪を一本取り出して見せているかのようだ。
このバカの勝手な説明は延々と続く。絶対クワモト先生は「でもそれカナトフグでしょ?」なんて聞いていないと思う。ぽかんと口を開けてこの元生徒を見つめている。
「弾力も違うでしょ〜」なんて言いながら竹輪をプラプラ揺らしている。バカだ、こいつ。職員室がざわつきはじめるのが目に浮かぶようだ。他の教師も集まってくる。
「せんせ〜い」ともう一度馴れ馴れしく呼んだと思ったら「竹輪」と無理矢理クワモト先生の口元に竹輪を突きつけている。無礼な奴である。なぜ追い出されないのだろう。
しかし二連に行くとクワモト先生はこいつの迫力に押されてついパクッと食べちゃったらしい。爆笑モノである。たぶん目を白黒させながらもぐもぐして飲み込んでいる。(つづく)
474 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/07(金) 06:41:23 ID:e5ZBIOsO
(つづき)ここは映画のワンシーンだったとしても確実に笑いの取れる場面だ。順調に加点してきているよ。 「美味しいでしょ?」「トラフグは違うでしょ〜」とまだ食ってるのに矢継ぎばやに質問しちゃうバカ。せかすな、落ち着け。 大体、「美味しいでしょ?」って言われて「まずい」とか「ちょっと・・・」とは返せないではないか。「どうですか?」と言えないところがこいつの図々しさなのである。 「クワモト先生の竹輪好きは」「僕は忘れてはいませんでしたよ〜」の部分でやっと質問ではなく語りに入ってくれた。やれやれである。 いや、やれやれと感じつつもここからは凄い。泣かせる。「先生の竹輪を食べる姿はお美しいです。」急に真面目な顔になって敬語なんか使ってみせている。 あのバカが、である。この落差がジーンとくる。続く「私はその姿を見たいがためだけに下関まで新幹線に乗ってたった今日帰りで帰ってきたんですよ」との説明には素直に胸が熱くなる。 こいつバカなんだけど憎めなくて根の優しいとてもいい奴なんだ、ということがわかる仕掛け。クワモト先生もこの問題児に手を焼いた分、特別な想いがあることだろう。 そしてわざわざ竹輪のために新幹線乗って日帰りで職員室に飛び込んできた彼を思うと、クワモト先生は竹輪の感想を言うのも忘れて思わずホロッとしてしまうのである。 きれいなオチだ。いや、もうひとつ「クワモト先生」という一文が最後にポツンと置かれている。これもなかなかのテクニック。余韻を漂わせるのに一役買っている。 軽薄調にも必然性があったことがわかる。減点は取り消し。しかしクワモト先生よりもこのカッコいいバカのキャラが目立っている。つかバカしか出てこなかったような気がしないでもない。 クワモト先生を作者の目ではなく作中の主人公の目線を使って褒め称えているという意味ではC番は文句なし。しかしD番はどうか。 つまり作中のクワモト先生は大感激している。それは間違いない。しかし実際のクワモト先生が読んでどうか、というのがD番の規定である。ま、喜ぶかもしんないが一番喜ぶのは実在のバカのように思える。 ちょっと微妙な採点にならざるをえない。しかし加点要素は他にもあるので気を落とさないで欲しい。(つづく)
475 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/07(金) 07:25:18 ID:e5ZBIOsO
(つづき)それは誰もがパッと見てわかることだ。つまり文章の並べ方で「絵」を描いてみせているところである。 この反転させた直角三角形の相似形二つが表すものとは何だろうか。地理の成績の良かった俺にはすぐわかる問題。 ズバリ関門海峡である。なぜなら下関のフグの話だからだ。大河ドラマにちなんで壇ノ浦でも構わない。 前連が本州の一部分である。で、「竹輪」が下関にあたる。後連の冒頭の「竹輪」が門司。全体が九州の一部分。 では最後ポツンと置かれた「クワモト先生」はどこだろう。対馬か五島列島と俺は見たい。大穴で沖縄である。 クワモト先生の故郷は対馬が本命、対抗五島列島、大穴沖縄、で決まりである。対馬から流して一通り買っておくことをお勧めする。 この技を横書きの2ちゃんねるで披露するのはもったいないことであった。縦書きならばもっと活きたはずだ。 しかし本音を言うと関門海峡よりベーリング海峡に見えるのだ。あるいはパナマ運河にも見えてくるのだから始末が悪い。 でもこのような遊び心には加点してあげたい。5点くらい上乗せすることを約束する。 さて、誉めてばっかの批評になってしまったが実はあることに目をつぶってやったためである。「あること」とは何か? それはどう考えても下ネタが隠されているような気がしてならない、ということなのだ。下ネタ厳禁はC番規定により厳格に定められている。 したがってこの詩を下ネタとして読んだが最後、即この作品は失格となる。俺は実は迷ったのだ。失格にしてやろうか、と思ってたのだ。 しかしこの作品の面白さというものも否定できない。だとすれば下ネタは隠されていないもの、として読むしかない。 俺はそう判断してエントリー作品に含めた。これでもいろいろ考えているのだよ。バカはバカなりに。そう、丁度この作品の竹輪バカのようにね。 距離・94メートル(K点越え) 飛形点・90点
476 :
練り物ハンター ◆CNzCJKVCcA :2005/10/07(金) 07:52:18 ID:LyngWV48
>>473-475 にいちぇ(バカ)どんあいがと♪
シモネタは隠しておらんけども。
クワモト先生の「く」が隠れきれてない。
素敵な評価だ〜♪読んでて楽しかったよ。
ねりねり♪
にいちぇ氏マジでスゴすぎる(^−^;) 長文でくるとは思っていたが、ここまでとは・・・
478 :
c :2005/10/07(金) 19:26:22 ID:cEd+m7L4
キャー ワー(大喜び)
479 :
名前はいらない :2005/10/07(金) 21:50:11 ID:0iSILJA4
にいちえペンで飯食ってる人種?もしくは目指してた?
>>にいちぇ(バカ)先生 今夜も、ご登場を眠らずにお待ちしています。 どうぞ、より長く!ときにはホロリとさせるような技も織り込んで すばらしい批評をお願いします!
481 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/07(金) 22:56:24 ID:bjNF1kKw
>>476 こちらこそ楽しい詩を読ませてもらってありがとー。
「く」は読めなかった。でも「関門海峡」ということにしといてくれ。
あとね、「距離」とかいい加減だから。まだ優勝の目はあるぞ!
ねりねり♪
>>477 おお、かき氷のシロップ先生まで読んでいてくれたのか。
長文でいこうとは思っていたが、こうなるとは・・・。
>>478 キャーワー(やけくそ)
>>479 フリーライターという肩書きを勝手に名乗ってたことはある。
たぶんカートン買うとタダでもらえるライターのことだと思う。
>>480 ちゃんと寝なさい。
そんなわけで自分で自分の首を絞めている俺なのだが、審査もそろそろ折り返し点だ。いや、まだか。
つべこべ言わずにエントリーナンバー
>>426 「クワモト先生の授業」を読んでみよう。タイトルは平凡だがその是非は内容によるので保留しておく。
まず「古文の授業中に」との書き出しに様々な情報が隠されているのを見逃してはならない。
@クワモト先生は国語の先生である。
Aクワモト先生は中学校か高校の先生である。なぜなら小学校では「古文」は教えない。
Bクワモト先生は今授業中である。
C俺は古文が苦手だった。
「この文章から読み取れる事実ではないと思われるものを番号で答えなさい。(10点)」という問題がよく試験には出る。
国語の試験などというものは引っ掛けなのである。他の教科も似たようなものだが特にインチキ臭い設問が多いのが国語なのだ。
国語の試験のくせに問題文が悪文というのはどういうわけだ、こら、と怒った人は多いだろう。例えば上の問題なら「この文章だけではそこまでわかんないよ、と思うものを番号で云々」と書かれていれば多くの者は正解するのだ。
しかしわざと回りくどく堅い文章で聞いてくるもんだから焦ってC番とか書いてしまうのである。それだと不正解だ。
正解は「@ABC」である。「古文の授業中に」だけではクワモト先生はまだ出てきてないからである。
・・・とまあ、国語の試験的に言えばまだ何も読み取れない、というわけだ。しかし「詩」を読むということは試験ではない。当たり前である。誰が好き好んで室生犀星試験問題集なんぞ買うものか。室生犀星詩集なら買うかもしれない。
そんなわけで詩の読み方としては(つづく)
482 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/07(金) 23:43:01 ID:bjNF1kKw
(つづき)「古文の授業中に」だけで勝手に色々想像しても構わない。C番まで読み取れたら神であるが。 このことは詩を書く側にも当てはまる。作者は最初の一行にこそ細心の注意を払うべきなのだ。俗に言う「ツカミはOK」を目標とすべし。 その点、この作者は充分に目標を達成している。おっ、古文か、クワモト先生は国語教師なのだな、ふむふむ、と読者を誘導するだけで大したものである。 もちろんこの後、実は数学教師というどんでん返しが待っていたとしても同じことである。わざとミスリードさせてあとでヤラレタと思わせるのも芸のうちだからだ。 俺などは今回の審査で何度もその手に引っかかってアチャーと額を手の平で叩いたりした。うそ。実際は叩いてない。 そんでだ。行数稼ぎがバレる前にとっとと次に行くわけだが、「職場検診のレントゲン」などというものが授業中に行われるのかどうか不明である。記憶にはない。 まあ、この作品の中ではそんな放送が流れたのだ。それでいいと思う。そして先生が健康診断ということは授業は自習になるかもしれない。読者を誘い込む見事な冒頭と設定である。 さらに畳み掛けるように作者はクワモト先生を身ごもらせる。ここでなぜ健康診断ではなくわざわざレントゲン検診なのかという謎も明かされるというわけだ。 二連には少し問題がある。「男子はぶーぶー言ってた」とあるが先に述べたように古文なんだから中学以上である。中学生にもなってぶーぶー言うだろうか。 俺だったらそんなこと言わないと思う。つうか、もし言ってる奴がいたとしたらそいつは残酷な人間だ。赤ちゃんに放射線を浴びせてもいいから自習にしろ、と。鬼である。 クワモト先生も「先生はちょっと困った顔をして黙って立って」る場合ではないだろう。叱りつけろ、と言いたい。いや、ぶん殴っても構わん。俺が許す。 昨今の学級崩壊の図が浮かんでくるかの如し二連を経て、なんだか知んないけど急に歌を唄い出すのが三連。正直意味わかりません。どこをどうやると古文から音楽の授業に突然変更がなされるのか。 しかも「夏は来ぬ」って赤ちゃんと関係ないし。ホトトギスの歌唄ってる場合なのだろうか。そんなことで不良生徒たちを掌握できるのだろうか、クワモト先生! (ちとセブンイレブン行くので中断。貯めたシールとスヌーピーマグカップとの引き換えが今夜の0時までなのだ!)
483 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/08(土) 01:25:28 ID:XspeYMj0
(中断再開。マグカップ間に合ったあ!)中学生にもなってこんな名曲をはじめて聴いた「私」というのも変な奴だ。小学校で習うだろ、普通。 もっとも最近の文部省の音楽教科書なんて知らんから、この辺は俺の言いがかりかもしれない。すまん。 四連では「焼栗」の話になっている。ますます不思議である。連と連の間に何が起こったのか、そっちの方が気になるという詩なのである。 クワモト先生「みんな、歌いましょう!」生徒「はあ?」先生「はい、夏は来ぬという曲でした」生徒「なんで急に・・・」先生「小さい頃の夏を思い出すわあ」 生徒「だからなんで急に・・・」先生「小さい頃、よく焼栗を食べたのよ・・・」生徒「それ夏の思い出じゃないでしょ、栗は秋の味覚だよ、先生」 てな感じにしか想像できないところがシュールだ。まあ、誉めてるのではなくこういうところでしっかり減点してる鬼コーチが俺なのだが。 最終連は「きっと素敵なお母さんになっているんだろうな」との述懐で締めくくられる。ここで新たな事実発覚。主人公は卒業したあとクワモト先生と連絡は取っていない。 だから何だ、と言われれば俺にもよくわからない。無理にこじつければ主人公にとってそんなにインパクトのある先生ではなかったのだ、クワモト先生は。 いや、ここから真面目にアドバイスする。結局、クワモト先生を思い出して浮かぶエピソードが「夏は来ぬ」を歌ったということと「焼栗食った話をした」くらいでしかないということなのだ。 もちろんそんなちょっとしたエピソードがやけに頭に残るということはある。俺も高校の英語教師が中核派くずれだったことを未だに覚えてたりするくらいだ。 しかしそれは親愛とか尊敬とはまったく関係なかったりする。むしろどーでもいいことほど人間は覚えている、という事実を確認するだけだ。 仮にこれらのエピソードが事実で、実際にモデルとなった教師に作者がただならぬ想い入れを抱いていたとしても、主人公がなぜそこまでクワモト先生を慕うのかということは、この詩からは伝わってこない。 あるいはまったくの創作だとしたらエピソードの選択が弱い。もしくはエピソード同士の関連性が薄い。 故に審査基準であるところの「褒め称える」「本人が喜ぶ」域にまでは達していないと見なさざるをえないのである。 距離・88メートル(K点まであと少し!) 飛形点・90点
484 :
ユリゴン ◆avz5b/YURI :2005/10/08(土) 01:40:05 ID:kGgNyEkQ
>>481 −483
表現が稚拙で力不足な私です
評価を頂いてとても参考になりました
ありがとうございました
485 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/09(日) 01:28:29 ID:eXDyo0Gf
>>484 こちらこそ偉そうに色々書きましてすいません。m(..)m
それとですね、まだ審査途中ですから気を落とさず。
とかなんとか言いつつ今宵もやってまいりましたオールナイト評論の時間です。
お相手はわたくし高崎一郎、最後までよろしくお付き合いください。
ではさっそく今日の一曲目、エントリーナンバー
>>428 「クワモト先生のこと」、お聴きください。
HNが渋い。「名なし」なのか「ナナ氏」なのか。岡田奈々だったら大好きである。
タイトルは至って簡素。小学生の作文の題名のような「無垢」をすでに漂わせている。
今回はまず結論から先に述べる。パーフェクトである。非の打ち所がない、とはこのような作品にこそ贈られるべき言葉なのだ。
以下、どこがパーフェクトなのか説明する。パターンを変えるというのも読者を飽きさせない俺の気遣いであることは言うまでもない。
>朝、僕が一番に教室に着いたら
>クワモト先生は花瓶の花を取り替えていた。
最初の連はたった二行。しかしこの二行の中ですべての状況を説明し尽くす作者の「凝縮」という技にまず惚れる。
時、場所、登場人物、そして物語における「起」。不足なものは何ひとつなく冗長なものはすべて省かれている。まさに理想的導入部だ。
ただし、何も「起承転結」のようなものに俺がこだわっているわけではない、ということは予め表明しておかねばならない。
そんな四コマ漫画のようなコードなどいくらでもぶち壊して構わないのである。「承」から始めるのも手だし、「転」が二転三転してわけわからなくなってても良い。
「結」がなくても問題ないし、そもそも「お話」じゃなくても良いというのが「詩」なのであろう。
しかし何でもアリということは「お話」でも良いわけだし、定跡通りの展開でも一向に構わないというのが正論であるはずだ。
だからこそ俺はいかにも「詩」といった風体で書かれた詩だけを特別視するようなことはしない。すべてのパターンを平等に読む。意外に既読の「まさにこれぞ詩」のような外見に惑わされる読み手は多いもの、と自戒しているからである。
すべては「内容」であろう。もちろんそれは「あらすじ」とは意味が違う。言葉が喚起するイメージ、行間からにじみ出る詩情。それらもまた、内容であることは言を待たない。
この作品の一連は、(つづく)
486 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/09(日) 02:19:20 ID:eXDyo0Gf
(つづき)そんな「内容」への期待を抱かせるに充分な幕開けと導入を担っている。そしてその難関を達成した理由と思われるのが先に述べた無駄のなさ、なのだ。 もっと細かく見ていくと「僕が」と「クワモト先生は」の助詞の使い方における精密な目配りが鍵を握っていることが納得されよう。これが逆だったり「僕が」を省いていたらまったく違うというのが、日本語の面白さでもあり怖さでもある。 タイトルに偽りなくクワモト先生に焦点を当てる「僕が」と「先生は」。主人公とクワモト先生の距離感を「が」と「は」の使い分けだけで遠近を表出させる。作者はただ者ではない。 同様の言葉に対するきめの細かさは二連に入っても持続されている。 >「おはようございます先生。」と言ったら >「おはよう!」と先生は僕より大きくて元気な声で言った。 ここでは「。」と「!」という記号の使い分けを味わおう。台詞の音量調整をたった一個の記号だけで成し遂げている。 会話文を括弧で閉じた以上、地の文に「大きくて元気な声」との説明はあるにしても登場人物の声色まで想像させるテクニックは並大抵の作業ではない。それを作者はいとも簡単にやってのけた。 三連から物語は動き出す。そのことによって二連での「ため」が必要不可欠であったことを首肯させる仕組み。クロノロジカルな単純な配置に見えて、実はその中でのテンポチェンジに凄まじいまでの神経を使っている。 主人公との音量識別付きの「大きくて元気な声」と、続く饒舌気味の台詞によって機嫌の良さを補強した「ニコニコしながら」という二つの最小限の描写のみでクワモト先生の性格のようなものを書ききっているのである。 四連は物語の「転」としては申し分ない分量と内容が伴なった珠玉の文章が並ぶ。ここで言う「転」とは主人公のクワモト先生に対する印象が180度変化する「転」であると言ってもよいし、単に客観描写から主人公の独白に移ったことを「転」とみてもよい。 どちらにせよ、全体のバランスの中で一気に畳み掛けるタイミングとすればここしかない、という絶妙の箇所で作者も主人公も語り始めたことに疑いの余地はない。 「とても」ではなく「とっても」。「げんこつする」という表現。「カッカッ」という擬音。「お母さんの手みたいだなぁ」の「だなぁ」。すべて完璧である。他の言葉を思い浮かべてもどこかよそよそしく感じられるほどの(つづく)
487 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/09(日) 03:07:38 ID:eXDyo0Gf
(つづき)心象表現と描写の数々。文中には直接書かれてないが、主人公は小学生である。それはタイトルからコスモスという花をわざわざ説明する先生の台詞部分など、あらゆる箇所で説明済みだ。 「お母さん」を想起する四連に至って、小学校低学年にまで絞り込めるかもしれない。しかし何よりも重要なのはこの「詩」を謳っているのは当の小学生ではない、という圧倒的な事実が鎮座している様を鑑賞できることにある。 そのことは小学生にこんなものが書けるわけがない、というひと言で済む問題でもあるのだが、俺はむしろ作者の物語構築の意志がにじみ出ている点を高く評価したい。 それは作者の視点の作品への混入によるものではない。逆だ。まったく姿を消すことに成功した作者の視点の不在が逆に不可視の天上の視点として存在感を示しているとでも言おうか。作家としてこの上なく理想的な立ち位置を作者は獲得しているのである。 自らの作り上げた作中の「小学生」と「クワモト先生」の対話と沈黙だけを借りてすべてを主張しているとも言えるし何も主張してないとも言える。俺の言う「完璧」の意味が読者の皆さんにも伝わりつつあるだろうか。 五連における結末の付け方でそれらのことはすべて実証されている。俺はこの最終連を読み終えた時、嘘偽りない感動を覚えた。同時に自分が小学生になった。作者とも一体化した。この意味、諸君には届くだろうか。 「お母さんの手みたいだなぁ」と「照れくさくなってしまってモジモジしていた」の間に横たわる行間。 かつて幸せな子供だった人間ならば全員が共有しているはずの情感がそこにはある。不幸な子供時代を送った人間の一部にも「反感」という形で届くことが可能な普遍性がここにはある。 最後の、描写だけでこの物語のすべてを、小学生である主人公や作者や読者を、そしてクワモト先生という人物を、完璧に総括してまとめ上げ、更に「余韻」という名の読み手それぞれにとっての続編の存在を仄めかす幕切れにはグウの音も出ない。 >コスモスの束を包んでいた新聞紙をワッシワッシと両手で丸め なんといってもこの一文だ。小学生の内的宇宙への旅の合間に経過した時間とクワモト先生の人柄をこの一行に過不足なく閉じ込めてしまった作者の力量。脱帽である。 「ワッシワッシ」である。「両手で丸め」るのである。なんとも美しく、そして懐かしさを覚える表現ではないか。(つづく)
488 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/09(日) 03:37:23 ID:eXDyo0Gf
(つづき)情景はぼんやりとではなく白昼夢のようにはっきりと脳裏に浮かぶ。これほどの描写力を目の当たりにすることは快感である。 >「さて、今日も頑張るぞう!」と叫びながらゴミ箱へ投げた。 参りました。「頑張るぞう!」の「ぞう!」にやられました。ただ、唯一惜しいと思われるのは「叫びながら」である。 ここだけはこの詩の中で他の言葉と入れ替わる余地がある。しかしそれは重箱の隅というものであろう。 「ゴミ箱へ投げた」クワモト先生。たぶんこの優しくて子供好きで元気はつらつの女の先生は生徒がゴミをゴミ箱に投げても怒らない。 入らなかったら「下手くそ〜山田〜♪」とか言いそうである。廊下を走ったら怒るかもしれないが、たぶんおどけた調子で「げんこつ」するのだろう。 完璧。ここまで俺が説明して完璧じゃないという奴は文芸などから足を洗うべきだ。 偉そうだろ?当たり前だ。審査員だから偉そうにしてるのだ。本当は作者に対して「こりゃかなわん」と畏れを抱いているのだった。 距離・108メートル(K点越え+バッケンレコード樹立!) 飛形点・100点
やっぱ凄いなにぃちぇ…長過ぎて俺はもう読むのを諦めたが投稿者は凄く喜んでるだろうよ
あと半分ですよ がんがれにいちぇさん
うん、一日一作のスローペースだとさすがに俺も飽きてきた。 でも投稿者は喜んでいることだろう。
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494 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/10(月) 04:38:04 ID:mjFFAQSB
>>489 ネバーギブアップ!
>>490 ありがとおおおおおおお!(涙)
>>491 俺も実は飽きてきた。
>>492-493 IDがYMOってすごいな。
そんなわけでですね、今宵も続き書いちゃうわけですが。
今週の水曜日が個人的に重要な日となりましたので、なんとかそれまでには終了させようと思っております。
むしろその緊張感から逃れるためにここで長々と書いているというのが本音だったりします。
ではエントリーナンバー
>>429 「僕みたいなダメ男を助けるためにクヮモト先生は死んだ」からいってみましょう。
まずタイトルの表記と冒頭の「ベトナム人だった」で一本取られたよね。「クヮン」とか「クォン」とかいそうだよね、ベトナム人。
どうでもいいけど小さい「ワ」ってどうやって出すのだ?コピペという高度な技を俺は習得しているので別に問題はないのだが。
ただね、いきなり「クヮモト先生は死んだ」って酷いよな。殺すなよ、と。
とにかく、一連では「太めの土臭そうな女の人」の「写真」が「新聞」に載っていて「記事」の内容は「クヮモト先生」なのだが「写真は違う」んじゃないか、と語り手は述べております。
もっと「長い黒髪」には「エナメルの艶」があったんだ、と白黒写真に無茶な文句つけてます。次の「叫んだ唇は濡れたビニールの震動だった」はよくわからない。
新聞写真に叫んでるところなんて載るわけないじゃん、と思うし、「濡れたビニールの振動」というのが誉め言葉なのかどうか怪しい。本当のことを言うと意味がわからん。
二連に行く。ベトナム人であるところの「クヮモト先生」は誰も好きにならないと決めていたらしい。この「誰も」に「僕」も含まれているのかどうかは不明。
でもその語り手である「僕」は救いようがある、と特別に目をかけていたらしい。「一番ダメな自分」とは「僕」の謙遜のような気はするが、ともかく「トップに持ち上げ」ようとしていた、と。
何の「トップ」なのかはわからない。しかしその前に「人類に唾を吐いていた」とあるから、もしかしたら国連事務総長くらいのポストは考えていたのかもしれない。
確かに「呆れ返るような革命」である。ここまで意味は通じるが「僕」と「クヮモト先生」の関係がまったく見えてこないところが凄い。いわゆる「出し惜しみ」という技を(つづく)
495 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/10(月) 05:12:46 ID:mjFFAQSB
(つづき)作者は使っているとみた。テクニシャンである。 三連。やっぱり死んでしまったらしい。なんか悲しい話だったら嫌だなあ、と警戒する俺。 しかし「電車に轢かれて生きたまま挽き肉になった」って死んでないように見える。なんたって「生きたまま」らしいからな。 そんなことよりも数年前の新大久保駅かどこかで自己犠牲に打って出て線路に転落した男を救った韓国人留学生を思わせる立派な人に「挽き肉」はないだろ、「挽き肉」は。 こういう表現ひとつでこの話はすでに破綻している。書きたい内容よりも言葉に引きずられすぎた作者の迂闊さが見て取れる。詩人のよくやるミスのひとつである。 ただし「かけがえのなさで比べて僕と彼女のどっちがあの時死ぬに値したんだろう」との文はなかなか良い。 どこが良いかというと、彼女は立派な行為をしたがその行為の前までは立派な人かどうかわからなかった、という説明がここで為されているわけである。 死ぬに値する人間などそうそういないと俺は思っているが、「かけがえのなさで比べて」という意味のない仮定の話なので嫌味には感じない。ついそんなことを思ってしまうことは人間ならよくあることである。 「つい思ってしまった」ではなく「頑なにそう思っている」奴は危険人物である。いつかサリンを撒く可能性があるので早目に警察に通報しよう。 四連では予想通り三連で感情的になった自分を反省して「少なくとも」などと言っている。好感が持てる文章だ。しかも彼女の死を自分なりに総括して納得しようとしている。ちょっとホロリとする。 五連に入ってやっと種明かし。ここまで引っ張った作者の技量はやはり流石である。彼女は工場労働者だったらしい。ベトナム人ということと合わせて考えると出稼ぎ労働者なのであろうか。 就労ビザは持っていなかったかもしれない。でもいい人なんだろうから俺も通報しない。あ、もう死んじゃったのか。 それでだ。当然「僕」も同じ工場で働いていた従業員仲間だと思ったのだが、どうも違うらしいというのが続く文章の中に現れる。 「出会った瞬間僕なんか手も届かないところへ行ってしまったから」 「今も夕空に観音スマイルを浮かべて僕を見守っているから」 この二行を読むと駅のホームだか踏み切りの中でだかで「僕」と「クヮモト先生」は初めて出会ったかのように読める。 となると、色々な謎が(つづく)
496 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/10(月) 05:55:04 ID:mjFFAQSB
(つづき)解明されるようでもあり新たな疑惑が鎌首をもたげるような悩ましさなのである。 「ミス・クヮモト」は「僕」と接点があった人物ではない、と読める。酔っ払って転落したのか自殺しようとしたのか、どちらかはともかくダメな「僕」の命を自分が犠牲になることで救った。 そのようにして生き残った「僕」が彼女を「クヮモト先生」と呼ぶようになったのはわかる。しかし、だ。だとすると二連はなんだったのだろう。 ここでまたもや作者の罠に引っかかったことにやっと気付くバカな俺なのである。悔し涙ポロリといった心境である。うそだけど。 つまり二連はクヮモト先生の話ではなかったのである。「僕」が「僕」のダメぶりを羞恥と懺悔をもって説明した連だったのだ。「やられた」とも思うし「紛らわしいよ」と文句もつけたくなる。 僕は「誰も好きにならないと決めていた」のだ。しかし「クヮモト先生」に命を助けられてから四連で述べているように「恋煩いに苛まれる」ようになったのである。当然「クヮモト先生」に対する想いである。 はいはい、なるほどね、と納得しながら最終連。「クヮモト先生と呼び続けよう」そうだね、呼び続けてしっかり生きていって欲しい。 「あなたのお身体を抱きしめることができないからには」そうだね、抱きしめるどころか感謝の言葉すら直接は言えなかっただろう、わかるよ、辛いよね。 「先生のお名前を呼び続けて」うんうん。「新興宗教クヮモト教を大きくして行くのだ」どひゃー。てめぇざけんな、って感じである! しんみりした感動話かと思ったら最後の最後にオチがあったでやんの。感動話どころかギャグだったでやんの。この裏切り方は見事でもあるし腹立たしくもある。いや、やっぱムカつく。 二連の懺悔は何だったんだ!と怒るのもバカバカしいくらい空虚なオチなのだ。この「僕」は自分以外は救いようがない、とか言って世界に唾を吐くような奴であった。 そんで自分をトップに持ち上げようなどと誇大妄想を抱いている文字通りのバカであった。しかしクヮモト先生の自己犠牲と出会ってそんな自分を反省したからこその「一番ダメな自分」「呆れ返るような」という言葉だったはず。 ところが結局こいつは何も変わっちゃいなかった。新興宗教を大きくして教団のトップに立ちたいらしい。やっぱ前言取り消し。こいつは死に値する。誰か線路に突き落としてやってくれ。(つづく)
497 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/10(月) 06:10:32 ID:mjFFAQSB
(つづき)あのね、上手いよ、作者。だけどね、読後感最悪。まあ、それが狙いなんだろうけども。 それと審査基準に照らし合わせるとこれっぽっちも「クヮモト先生」を「褒め称えて」はいないし、「クヮモト先生」が読んだら怒るに決まっている。 怒るだけでなく「日本人って最低」とか天国で思われていたら俺をはじめとする他の日本人が迷惑する。 「クヮモト先生」の家族も反日感情に傾くかもしれぬ。国際問題に発展する。どうせこんな「僕」が教祖の教団などどこかでボロを出すに決まっているからだ。 何が「観音スマイル」だ。きっと「阿修羅の形相」でこいつのために死んだことを後悔している。ああ、ごめんなさい、と一面識もない俺がクヮモト先生に謝りたい。 よって飛ぶには飛んだが空中で大きくバランスを崩したことは認めろ、作者。着地もテレマーク入らないどころか転倒して複雑骨折。 距離・92メートル(K点越え) 飛形点・0点
498 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/10(月) 07:33:49 ID:mjFFAQSB
さて、アサリのスパゲッティを食べたところで次の作品を読もう。
エントリーナンバー
>>430-432 「巨大怪獣 VS クワモト先生」である。タイトルからして俺好み。読む前からワクワクするのでいきなり加点。
一連。いきなり選挙カーに乗って街宣活動である。「クワモト先生」の「先生」を政治家にした、という作者の「ひねり」に更なる加点。
二連。名前がカタカナなのは有権者が書きやすいように、との意図もあるはずだが「ひらがな」ではないというところに着目したところが偉い。
郵政民営化を食い止める、との一文から先の解散総選挙を下敷きにしていることが窺える。ルールが女性指定だから野田聖子あたりがモデルか、とまず思う。
しかし「あの若いギターヒロイン」が「政治家になるつもりだ」との記述により、作者の想像力は俺の予想を遥かに上回っていることが判明する。ワクワクは止まらない。もちろん加点。
三連。応援する支持者の声なのか、あるいは選挙カーに乗ったウグイス嬢の黄色い声なのか。「政治をもっと痛快におもしろく」という知能指数の低そうなキャッチフレーズが笑える。加点。
四連。おっと出ました、クワモト候補に批判的な民衆の声。「HAHAHA」とローマ字で笑ってるところが楽しい。「先生と呼ばれるほどの馬鹿もなし」なんていう川柳まで織り込むサービス精神。
「スケベ票」を集めるということはクワモト候補の票田は無党派層の男性である。色仕掛けで当選しようとしてる、との批判であり「国会に出たら身の程知るさ」とクールな分析までしてる。加点。
五連。今度はその無党派層のひとりだけど色仕掛けには引っかかりそうもない別の有権者が現れた。クワモト候補が政治のドシロウトだということはわかっている。でも昼寝してるくらいだからあまり関心もない。
しかも街宣が五月蝿いから眠れない、と言っている。で、やめたら一票入れる、ということはやっぱ誰でもいい、という無関心派である。面白い。加点。
六連。これは誰の声か。「ギターを置いたギターヒロイン」というキャッチフレーズもクワモト候補は用意しているらしい。そのことにケチをつけている。
選挙なんか出ないで、ギター弾いてろ、と。そんでロックギタリストに対して批判的な有権者だということが判明する。プロレスも嫌いらしい。理由は両方ともインチキなパフォーマンスだから。
確かにあまり音楽と(つづく)
499 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/10(月) 08:15:21 ID:mjFFAQSB
(つづき)関係ないところで勝負しているギタリストは多い。ストラップの長さはどれくらいがカッコよく見えるか、などというどうでもいいことに鏡の前で一時間くらいかけるアホを俺も知っている。 あるいは無意味な速弾きをこれでもか、と間奏で自慢げに繰り出すヘビメタ出身ギタリスト。曲の全体のバランスを破壊しているだけだったりする。この話で長々と書こうと思ったがしつこいのでやめる。 むしろ最後の行の「怪獣とでも戦ってろ」という捨て台詞がタイトルに出てきた「巨大怪獣」の出現を予感させるので、そこを加点。 七連。まってました、である。ホントに作者は「巨大怪獣」を出現させた。しかも「東京湾沖」である。ゴジラみたいだ。でも名前はオリジナリティ溢れる「ゲモラ」である。俺はもう、童心に帰ってやんやの拍手。 小泉首相の臭いにつられて、ってどんな臭いだYO!と突っ込みつつゲラゲラ笑っている。石油怪獣ペスターが京浜工業地帯に上陸し、石油タンクを襲うようなワクワク感である。 しかし「このままでは靖国神社を踏み潰すぞ」と「このままでは郵政民営化を推し進めるぞ」の関係がよくわからない。郵政民営化を推し進めるのは小泉首相と小泉チルドレンである。では小泉の味方なのか。 味方だとすれば「靖国参拝」をめぐって外圧をかけられている首相の心配事を、その根本である神社そのものを踏み潰すことによって無化しようというアシストのつもりなのだろうか。無茶な怪獣である。 靖国神社について俺に書かせるとたぶん年内にはこの審査終わらなくなるので渋々スルーしとく。ともあれ、ゲモラが出てきて嬉しいので加点。 八連。これは三連の応援団かクワモト陣営のウグイス嬢。怪獣が出てきたら衆議院選挙どころではなくなると思うのだが、そんなことはもうどうでもいい。 選挙応援ではなく怪獣退治の応援にいつのまにか摩り替わっていても誰も文句は言わない。俺も言わない。なぜならそっちの方が面白いからだ。無条件で加点。 九連宝灯。おっと、選挙演説の口調を続けながら変身の呪文を唱えている。今まで見たことのない斬新なヒーロー、いやヒロインの誕生だ。キューティーハニーの変身シーンに匹敵するインパクトかもしれない。 「スーパーロックギターヒロインクワモトセンセーション!」ここはぜひともアクションも描写して欲しかった。ギターを抱えるだけで変身するのなら(つづく)
500 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/10(月) 09:07:52 ID:mjFFAQSB
(つづき)ウルトラセブンがウルトラアイを装着して「ジュワッ」と言うだけのようになってしまう。やはりギターをパッと抱えて「センセーション!」の台詞を語る間にアクションが欲しい。 俺としてはThe WHOのギタリスト、ピートタウンゼントの風車奏法で腕をぐるぐる回しながらマイケルシェンカーのように股間にフライングVを挟み込み、エドワードヴァンヘイレンのライトハンド奏法でタッピングしつつ、 最後はジェフベックのようにマーシャルのアンプに近づけてフィードバックさせながら放り投げ、落として炎上するギターにジミヘンドリックスの如く座り込んでオイルをふりかけて欲しいところだ。 もはや作品内容も俺の頭もわけわかんなくなっているが、夢の九メン待ちに敬意を表してどさくさまぎれに加点。 十連。ヒーローものの主題歌のようである。ゲモラは口から火を吹く。ゴジラのように放射能じゃなくてよかったと思う。関係ないが、ゴジラにあれだけ毎回放射能吐かれてるのに、よく俺もあなたも生きているものだ、と思う。 火にはジャミラを倒した時のウルトラ水流が有効なのだが、そこは新ヒロインウルトラの母、もとい、スーパーガールクワモトである。Gというパワーコードのストロークで度肝を抜く。 「ユーリアリーガットミー」という曲はヴァンヘイレンの簡単コードよりもオリジナルであるキンクスの力技の方がカッコいいからである。 ゲモラは長い尻尾を振り回す。レッドキングかゴモラかといった古典的な姿形が目に浮かぶ。そこでスウィープをキメてしまうSGクワモト。スウィープにも色々あるが弦跨ぎスウィープを難なくこの状況でキメたとしてら凄い。俺には無理。 ゲモラもビビったことだろう。イングウェイか貴様、といったところである。「アンギャー」との鳴き声でアンギラスを思い出す。ここで必殺のタッピングだ。プロレスで負けた選手がタップしているのではない。 たぶんスタンリージョーダンのような凄まじい技とスピードで指板を叩いているのだと見た。女性としては恐ろしい握力でもある。 ゲモラは激しい突っ張りの応酬から頭を下げると素早く相手の懐に潜り込んで二本差しに成功。名関脇逆鉾のようなもろ差しである。ここでクワモト山はかいなを返される前に素早く巻き替え得意の左四つ。 がっぷり四つで胸を合わせた横綱相撲。膠着状態。力相撲だ。館内から拍手が自然と巻き起こる。(つづく)
501 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/10(月) 09:48:19 ID:mjFFAQSB
(つづき)しかしゲモラも流石モンゴル相撲で鍛えた足腰である。クワモト山の右からの強烈な上手投げと頭を押さえつける「ウルフスペシャル」にもなんとかこらえて残す。 すかさず足を取りにくるゲモラ。ここでゲモラの頭が下がりすぎたところを横綱は見逃さない。さっ、と体を開いて引き落としを狙う。ここがチャンスとばかりに体をあずけて突進するゲモラ。 土俵際、得俵で踏ん張るとすかさず左をのぞかせて今度は輪島の黄金の左下手投げ。ゲモラは右上手を取って投げを打ち返す。しかしゲモラのまわしは一枚上手だ。たまらずまわしから手を離すと最後のお願いとばかりに首投げを狙うゲモラ。 クワモト山はその動きを読んでいた。出し投げで圧力をかけた反動を利用して逆に右手でゲモラの胸板を強く押しながらうっちゃり気味に後方へぶん投げる。大きな弧を描いてゲモラの体が宙を待って土俵上に叩きつけられる。 決まった。幻の大技「仏壇返し」の威力。座布団が国技館に舞う。番狂わせではない。クワモト山の鬼の形相に「感動したっ!」という両国の相撲ファンの偽りない興奮の発露なのであった。勝ち名乗りを受けるクワモト山の髷も乱れている。 背中にべっとり砂をつけたまま呆然とするゲモラは肩で息をしている。そんな光景が腱鞘炎になりそうなフルピッキングの超絶速弾きという表現に込められているのである。加点。 十一連。出た、四連のシニカル親父の小ばかにしたような笑い声。しかし「負けやがったらただじゃ済まさん」とかどう見ても皮肉屋は卒業している。国難に到ると評論家気取りも熱くなってスーパーガールクワモト応援する。 お願いだから勝ってくれぇ、などと泣きそうな声まで出している。国難ともなればインテリは役に立たない。四連との対比が深いので加点。 十二連。政治に無関心な昼寝野郎は逆に肝が座っている。巨大怪獣が日本に上陸したというのにまだ昼寝を続けたいらしい。さっきの仏壇返しの音が五月蝿いなどと呑気なことを言っている。 やめてくれたら応援する、とは選挙のことなのかゲモラとのバトルのことなのか。いや、要するにこの男はやめてあげても応援なんかしない。昼寝するだけである。こういう人間にわたしはなりたい。よって加点。 十三連。これは六連のロックとプロレスが嫌いな親父のつぶやきである。大怪獣を目の当たりにしてもやっぱりインチキだと思っている。(つづく)
502 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/10(月) 10:33:54 ID:mjFFAQSB
(つづき)何を見てもインチキに見える、というのは平時では淋しい感性なのだが、このような非常事態では意外に底力を発揮するのかもしれない。 なかなか図太い親父である。インテリよりは役に立ちそうだ。その証拠に「もういいからさっさと真面目に選挙戦を戦わんか」などと怪獣を無視して選挙に戻れなどと言っている。 この辺、かなり人間模様が上手く書けているので真面目な話も織り交ぜたいところだが、疲れたのでやめとく。その代わり加点しとく。 十四連。ここが謎だ。語り手は二連に出てきた解説屋であろう。もしかすると作者かもしれない。七連と十連でも物語のナレーターを務めていた。 「選挙に出るにはお金がかかる」はよくわかる。地盤はないが看板は若い女性ロックギタリストということで充分なものがあるクワモト候補。しかしカバンについては確かに今まで語られていなかった。 「賄賂脱税する代わりのパフォーマンス」これがよくわからないのだ。まだ選挙には受かってないのではないのか。選挙中だったのではないのか。 いや、ゲモラを仏壇返しで倒したことにより人気沸騰、首尾よく当選したのだろう。そして新人候補であった以上、ゼネコンからの裏金ももらえない中でゲモラを高速ピッキングで退治したパフォーマンスが選挙資金の不足を補ったのかもしれない。 「脱税」の単語が意味不明だがとにかく「あなたは本当によくやった」と言われればその通りなのだろう。ゲモラが郵政民営化に焦点を当てたこの度の選挙のメタファーとするならば、小泉派のゲモラは「刺客」のマドンナ候補たちのことであろうか。 当選したのならやっぱり野田聖子なのだろうか。しかし佐藤ゆかりも比例で通ったことは記憶に新しい。マドンナ同士の激突は引き分けであった。 時事ネタの怖いところは他にもある。野田聖子議員はつい最近、あっさりと郵政改革法案の賛成に回ってしまった。民意を突きつけられた後でのその決断は理解できるものの、この詩が色褪せてしまったことは否定できない。 なんつって本当は作者が何を言いたいのかは実はわからん。だからこの連では加点しない。 最後、十五連では三連の応援フレーズが繰り返されてこの詩は幕を閉じる。下手すると「もっと痛快におもしろく」が作者の言いたいメッセージなのかもしれない、との不安がよぎる。 おもしろくていいのなら、なぜクワモト候補は反小泉なのだろう。(つづく)
503 :
名前はいらない :2005/10/10(月) 10:40:45 ID:2N7HbMTh
うざい
504 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/10(月) 11:17:04 ID:mjFFAQSB
(つづき)パフォーマンス上手でおもしろいのは小泉純一郎の専売特許ではないか。 何よりもクワモト先生を称える、という審査基準でみれば「もっと痛快におもしろく」の賛辞があまりにも頭悪そうで逆に貶しているようにも読めてしまう。 まあ、晴れてミュージシャンから国会議員に転身を果たしたクワモト「先生」が読めば喜ぶことは確実のようだが。 しかしそれもクワモト議員が馬鹿なタレント議員である、という前提があって初めて成り立つ「本人が読んで喜ぶ」なのである。散々この詩の中で嫌味を言い続けられたことにすら気付かないほどの馬鹿だった場合に限られる。 すべて読み終えて審査の目で冷静に見れば、どうやら基準は満たしていない。 ただし、読み物としては圧倒的に面白かった。語り手を複数登場させることによって一方的な賞賛だけでなく色々な「声」を取り上げるという試みはメディアリテラシーの観点から言っても秀逸である。 連ごとに少しずつずらしている工夫が上手いしわかり易い。一番左端に寄せてあるのが「クワモト候補」の肉声である。ちょっとこの点を整理してみよう。 「クワモト候補」・・・・・一連・九連 「ナレーター」・・・・・二連・七連・十連・十四連 「応援フレーズ」・・・・・三連・八連・十五連 「皮肉屋インテリ」・・・・・四連・十一連 「無関心昼寝男」・・・・・五連・十二連 「パフォーマンス大嫌い親父」・・・・・六連・十三連 五つの立場を使い分けて、しかも行の頭を少しずつずらしていくことでどれがだれの発言かわかる仕組み。作者は親切である。 このように「クワモト候補の選挙」という設定の中で多角的な視点を導入したことは高く評価したい。 特に政治ネタを扱う時はすこぶる有効な手法を編み出したものだと感心する。このスレッドの上の方で政治絡みの詩が投稿された時に荒れたようだが、俺の考えでは荒れて当然だと思う。 それほど政治と宗教は危険物であり、取り扱い免許を持っていない人間が軽々しく書いていい題材ではないのだ。どんな立場に立つにせよ、勉強不足で書いて許されるものではない。 しかし、そんなことよりこの詩の小道具の選び方は俺のことを知ってて狙い撃ちされたようで恐い。政治・ギター・怪獣・そしてギャグ。完全に見透かされている・・・・・。 距離・101メートル(K点越え) 飛形点・91点
505 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/10(月) 11:19:11 ID:mjFFAQSB
>>503 あ、このやろ、「つづく」って書いてんのに割り込みやがって。
文句言うならキリのいいところで言え。
さっさと終らせろ 先に結果だけ発表して、長文書きたければどっかよそで書けばいいだろ お前の都合だけで時間かけんなよ
507 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/11(火) 02:47:46 ID:v+n1xrAg
>>506 さっさと終わりたいと一番思ってるのは俺の方だ、アホ。
俺が書いてるのは審査だ。審査を後回しにして先に結果なんて出せるか、アホ。
よそでこんなもの書いたらそっちの方が迷惑だろ、アホ。
俺の都合が優先なのは俺が審査員だからだ。悔しかったら審査員になってみろ、アホ。
などと書きながら粘着されてた北君の気持ちがわかる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
すべての投稿者に同等の分量と内容を書かなければ不平等だ、という気持ちで毎日がんばっております、にーちぇです。
それでは続いてエントリーナンバー
>>434 「クワモト先生との別れ」いってみませう。
まずメール欄に「エロス禁止?」との疑問を述べられているようなので、そのことを少し説明しておく。
エロ詩を得意としている方には申し訳ないのだが、俺は今回エロを排除することで投稿作のレベルを保ちたいとの目論みがあった。
はっきり言おう。詩のような抽象に流れやすいジャンルでエロスを仄めかすことほど簡単なことはないからである。
テーマにエロを持ってきたが最後、何を書いてもエロに見えてくるものなのだ。そんなイージーなものは俺は認めたくない。
例えば「煙草に火をつけた」のような普通の一文がエロ詩の中に挿入されるだけで瞬く間に意味ありげな表現と変貌してしまう。
「コップの水を飲み干した」「私は海を見ていた」などもってのほか。液体を出された日にはすべてアウトである。いや、エロ詩ならばセーフになる、というのがこのジャンルのバカバカしいところであり安直なところなのだ。
したがってエロ詩など誰でも書ける。それどころかエロを書いたつもりでなくてもエロのように読まれてしまう、というくらい「エロス」というものの吸引力は強い。
この辺りのことを完璧に小説化した作品に小松左京氏の大傑作「愛の空間」がある。この作品ではすべての描写がエロになってしまう。ドアノブを握ってはエロ、吊り革につかまってはエロ、大爆笑である。
だからこそ俺はエロ詩なんぞ今更読みたくはなかった。安易なものを排除して投稿作品のレベルを整える。これが俺の審査員としての最初の「ふるい」であった。
目的は達成され、読み手としては非常に満足な作品が揃ったと自画自賛しつつ読むのに苦労している昨今である。
てなわけで詩の読解に入っていくわけだが(つづく)
508 :
名前はいらない :2005/10/11(火) 03:06:41 ID:oHro1cyr
♪〜 気がつけば 観光会長 遠くを見ている 観光会長 たそがれの 夕暮れの中で 煙を吐いてる 観光会長 気が付いた 観光会長 こっちをむいたね 観光会長 ウインクで答えた けれど 笑っているだけ 観光会長 ああ あなたのそばにいれば 服のシミが 消えてゆく これが 初めてなんて 言ったけど ずっと見てたの 観光会長 間奏15秒 ドアの向こうに 観光会長 声が 聞こえる 観光会長 胸の高まりが 押さえられない いますぐ開けるわ 観光会長 お茶にする? それとも観光会長 これから始まる 観光会長 ああ 憧れの 観光会長・・・
509 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/11(火) 03:20:49 ID:v+n1xrAg
(つづき)タイトルにまたもや「クヮモト先生」などとベトナム人のような表記が含まれている。 ざっと見ると本文にも同じ表記が散見され、統一されている。これはどのように解釈すればよいだろう。 先にベトナム人の「クヮモト先生」を新興宗教化してしまう作品が投稿されている以上、順番としてあとに位置するこの作品は分が悪い。 パクリと思われる可能性がある。しかし先に内容を把握した上で言わせてもらうと、どうもこの詩で「クヮモト先生」にする必然性はないと考えざるをえない。 もしかしたらベトナム人ものの詩を見てお題が「クワモト先生」ではなく「クヮモト先生」だと勘違いした可能性が高いと判断する。減点はしないがちょっともったいない。 さて「動脈の破裂」という物騒な言葉からこの詩はスタートする。注目すべきは破裂を「ラプチャー」という医学用語として読むように、との指示がしてある点である。 これは作品世界に読者を誘うにあたって非常に親切な「よみがな」であった。四行目に登場する「ドクタークヮモト」という語句にぶち当たれば、冒頭のペダントリーが必要不可欠な水先案内であったと理解できる仕組み。 つまりここは生死を扱う病院の最前線の現場である、との位置づけを示して誤読されることを回避しようとの作者の意志及び読者に対する親切が現れている。 動脈が破裂した。比喩でもなんでもなく本当に破裂したのだ、と丁寧に説明してくれているのである。このような「読みやすさ」を詩人といえども心がけるべきなのである。 「カラダの中心」ということは心臓であろうか。「呼吸ができそうにない」と畳み掛ける冒頭三行で状況は極めて深刻な様態を告げている。上手い。 「ドクタークヮモトの細い両手が」で「クワモト先生は女性」というB番の規定をクリア。しかもただクリアしているだけでなく「思わせぶり」に寸止めしているところが上手い。 ただ、なぜ「ドクター」のところだけ半角になっているのだろう。そういえば「ラプチャー」もそうだった。どうも俺は半角を見ると荒らしを思い出すのでなんかやだ。「Dr.」とかタイプして欲しかった。 「蘇生のために心臓を押し」「力強く息を吹き込む」ドクタークワモト。物語の進展は速い。これが小説だったら心臓が止まるまでにもう少し描写して緊迫感を出すところだ。 しかし短い分量で一気に描写しなければならない詩、もしくは(つづく)
510 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/11(火) 04:10:15 ID:v+n1xrAg
(つづき)ショートストーリーであればこのような展開の速さは作品に推進力を与える。見事である。 とにかく緊急事態だ。集中治療室での一秒を争う医者の奮闘を心臓マッサージと人工呼吸の簡潔な描写で伝える。 「生き返れ 生き返れ」「こっちへ戻ってきて」との二行は口に出した台詞なのか心の中で念じた言葉なのか。 「遥か彼方の地上から 暖かいミス・クワモト 優しいアナタの声がする」と本文は続いていく。ここでこの詩の語り手が緊急治療を受けている患者本人であったとわかる仕組み。 すでに患者の魂は幽体離脱して地上にはない、と読める。臨死体験という奴だ。だとすると先のドクターの台詞は実際に口にしたものではない。ドクタークワモトの「念」が言語化されて患者の意識に届いたとみるのが妥当だろう。 確かに「生き返れ」などとは医者は言わないはずだ。そんな余裕もなければ医者らしい台詞でもない。しかし「念」を文章化したことによってドクタークワモトが立派な医者である印であるところの「情」を余すことなく書ききっている。 二連では更に切迫した治療の様子が描写されていく。血圧上昇剤などを注入して無理にでも蘇生させようとしている。 この辺りのターミナルケアについては一家言持っている俺なのであるが、ここは素直に描写を受け入れたい。なぜならドクタークワモトの「念」を先に読まされているからである。 延命治療は単に法律的に、そして機械的に通常行われている。そのことに対してやり場のない怒りをかつて覚えた医者嫌いが俺である。しかしドクタークワモトならばあるいは、と俺に思わせるだけの一生懸命さが伝わってくる。 振動でベッドが軋み、さらにドクタークワモトが馬乗りになってベッドを揺らす。この描写も「念」が先に書かれていなければ俺のような現代医学に疑問を持っている人間には病院内のありふれたルーティーンとしか映らなかったであろう。 三連。「心電図モニターは自分の心臓の動きではなく」という文章から始まる。「自分」とは患者である。患者はもはや苦痛の世界にはいない。三途の川の手前で踏みとどまって達観したようにICUの内部を眺めている。 この静謐なムードが逆に悲しい。二連との対比で見ると三連では「音」がない。もちろん実際には心電図モニターなどの機械の音、医者と看護婦がせわしなく動く音など、様々なノイズは存在する。喧騒といってもよい。(つづく)
511 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/11(火) 04:57:40 ID:v+n1xrAg
(つづき)しかし観察者である当の患者本人にはもはや聞こえない。その時間の経過がもの悲しさを演出している。 ただ、死者の身体の中で最後まで生きているのは聴覚だ、と読んだことがある。チベットの死者の書の記述だったかもしれない。 俺もそのことを踏まえて死にゆく肉親の耳に何度も呼びかけたものだ。ただし、ここでは物理的な「音」ではなく死にゆく者の心象風景の中で「音」が消え、悟りにも似た静寂に包まれつつあると読むべきであろう。 四連では語り手の最後の言葉がフェイドアウトしながら綴られる。もちろん口に出しているわけではない。ドクタークワモトの「念」に「念」で返事をしているのだ。 死出の旅路の主人公が涙を流さず職務に忠実なドクタークワモトが泣いている。この世の真理である。死とは残されたものにとってのみ悲劇なのだ。 「さようなら さようなら」の一見陳腐な別れのリフレインが情感をかもし出す。美しい幕切れなので死というテーマの割には嫌悪感を抱かずに済む。 ところが感動まで導かないところがこの詩(死)の弱点なのだ。以下、それを説明して了としたい。 まずドクタークワモトはただの医者である。このような死には毎日出会う職業だ。もちろんそんな日常の中でここまでひとつひとつの死に感情移入できるだけで女神である。 そして患者にとっては主治医であるドクタークワモトは大勢の中の一人ではない。自分の生命を預けた唯一の人間がドクタークワモトである。 だからこそドクタークワモトの献身的な治療(それは闘病中から築き上げた信頼関係あってこそ)に最大限の感謝をするのはよくわかる。 しかしこの患者の家族はどこにいったのか。なぜ最後のメッセージが家族宛てではなく医者宛てなのか。 この疑問を補うために深読みすれば患者は天涯孤独、もしくは家族とは問題を抱えた特殊な境遇の持ち主である。だとすると、これはそもそもこの短さで表現できる題材ではない。 やはり小説のラストシーンのような気がしてならない。もっと患者の境遇と人生を書いて、その最後に現れたドクタークワモトとの出会いと交流を積み重ねたのちにこそ、この結末は活きるのだ。 簡単に言えばドクタークワモトと患者の関係が説明不足である。この二人が医者仲間だったりしたら納得だがそれはこちらの勝手な深読みにすぎない。 距離・95メートル(K点越え) 飛形点・98点
512 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/11(火) 06:34:53 ID:v+n1xrAg
>>508 なんだこれ。
というわけで続いてエントリーナンバー
>>435 「クワモト先生へ」を読む。
>いつもの校庭 いつもの教室 いつもの席
「いつもの」三連発で主人公の物理的な移動と視点のクローズアップを同時に成し遂げている冒頭である。上手い。
>今日もいつもと変わらず 見慣れた朝の風景
登校してきたとある朝の描写だったのだ、と説明している。わかり易い。
>でも さすがにみんなは いつもと様子が違う
「みんなは」ということは自分以外は、ということなのか、との疑問が頭をかすめる。続きが知りたくなる。
>今日の日のために練習した 挨拶と行進
>体育館に響く 僕たちの声
ここで早々と謎が解ける。そのこと自体は別に問題ない。しかし「僕たちの声」とある以上、先の「みんなは」とのギャップが少し気になる。
もちろん「風景」は同じでも「空気」が違うということなのだろう。ただ「みんなは」と客観視したように見える主人公の立ち位置が「僕たちの声」で曖昧になってしまった印象は否めないのだ。
「今日の日のために」とあるから特別な日である。「挨拶と行進」「体育館に響く」で卒業式だな、とネタバレする。本音を言うともう少し引っ張った方が良いように思う。
もう少し重箱の隅を書かせてもらうとせっかく「いつもの席」までクローズアップしていったのに「体育館」を早々と出してしまったことで焦点が拡散してしまった。
ここは「いつもと様子が違う」ことだけを記してその謎解きを読者にもうしばらく考えさせた方が作品世界は魅力的で豊かになる。
>いつもより軽く掃除をして いつもより長いホームルームをした
>きびしかった先生が 今日は少しやさしかった 僕も少し悲しかった
どうやら体育館での卒業式は二連であっさりと終わってしまったらしい。一連で学校に着いて二連で卒業式、三連で再び教室に戻って最後の掃除とホームルーム。
ちょっとあわただしい感じがする。やはりどこかの箇所で「ためる」「引っ張る」などの緩急が必要であったように思えてならない。
>夕暮れに 最後の鐘を聞いた
>最後のランドセルを いつもよりしっかり背負って さようならを言った
四連ではもう下校時刻だ。しかし卒業式ってお昼頃終わるんじゃなかったっけ、との疑問も感じる。しかし「夕暮れ」という言葉に(つづく)
513 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/11(火) 07:10:09 ID:v+n1xrAg
(つづき)しばらく校庭で遊んでいて夕方になってしまった主人公の名残惜しさが表現されているのかもしれない。 「最後のランドセルを いつもよりしっかり背負って」という表現はとても美しい。物理描写と心象描写を重ねるお手本のような完璧さである。 五連はすべて括弧で閉じられた台詞となっている。普通に気にせず読むと、例の体育館における「今日の日のために練習した挨拶」をそのまま持ってきたように見える。 しかし最後の「いつまでも変わらないきびしくてやさしいクワモト先生」という結びで、これは本番で使用した丸暗記挨拶文ではないということがわかる仕組み。 いや、この構成は掛け値なしに上手い。体育館での卒業式で無理矢理練習させられた「卒業生のことば」などという今思い返しても赤面するような強制的感謝状みたいなものなど俺も嫌いである。 修学旅行の思い出とか運動会だとかについて各クラスで振り分け、虫唾の走るような集団輪唱のような感じでやらされた忌まわしい記憶が蘇る。 なんであんなことやらせんのかねぇ。俺なんかリーダー格だったからやたらソロのパートが多かった。嬉しくもなんともなかった。なんで卒業式の日に一字一句間違えるなとでも言うような緊張を俺に強いるんだバカ、ってなもんである。 こんなことやらせんのは小学校までだとは思うが、教師が生徒に学校への感謝の言葉を強制的に練習させる、ってのがどうもねぇ。小学生ながら俺はアホらしかったことを今はっきり思い出す。 しかしいくらなんでも担任の教師への賛辞などは盛り込まれてなかったように思う。何十年も前のことなので記憶は怪しいがたぶんなかったということにして話を進める。 つまり担任のクワモト先生への感謝の言葉はこの主人公の創作だ。たぶん前半は体育館で披露した原稿通りの言葉を借用しているかもしれない。 「いつまでも変わらない 僕たちの 私たちの ○×小学校」みたいなつまんない文章だったと思われる。 その部分を主人公は「いつまでも変わらない きびしくて やさしい クワモト先生」と勝手に変更して心の中で呟いた。あるいは小さな声で呟いて校門を出た。 なんともカッコいい小学生である。このようなポエジーを備え感傷的な奴を俺は好きだ。きっと他の生徒よりもいっぱいモノを見たし、いっぱい吸収した六年間であったことだろう。 そんなわけで結末はなかなか優れている。(つづく)
514 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/11(火) 07:34:36 ID:v+n1xrAg
(つづき)ただし、完成度という点では全体を通してみると物足りない。それは先に述べた視点の分散、緩急の無さ、などによるものだろう。 ちょっと調子に乗ってリライトさせてもらう。できれば参考にして欲しい。 いつもの校庭 いつもの教室 いつもの席 今日もいつもと変わらず 見慣れた朝の風景 でもさすがに どこかいつもと様子が違う 今日の日のために練習した 挨拶と行進 体育館に響く 僕たちの声 いつもより軽く掃除をして いつもより長いホームルームをした きびしかった先生が 今日は少しやさしかった 僕も少し悲しかった 夕暮れに 最後の鐘を聞いた 「きっと 大人になっても 僕は忘れない 絶対に忘れない 僕の席はもうないけど 変わらない校庭 変わらない教室 そして いつまでも変わらない きびしくてやさしい クワモト先生」 最後のランドセルを いつもよりしっかり背負って さようならを言った どうかね。ちょっと順番入れ替えるだけでこの詩はずっと良くなると思う。「ため」みたいなものを二連の寸止めで表せると思う。 四連を分解してキメ台詞を挟む形にしてみた。この方が行間が出るように思ったのだが、果たして作者はどう思うだろうか。 勝手なことして済まない。しかしところどころ美しい表現が多いので構成にもう少し凝ればもっと飛べるのに惜しい、と感じたのだ。 もちろん俺の言うとおりにする必要はない。自分なりのこの詩の完成形を描いていって欲しい。 距離・87メートル(K点まであと少し!) 飛形点・91点
515 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/11(火) 08:43:04 ID:v+n1xrAg
さて、やっとラストだ。もう二度とこんなことはしない。約束する。
エントリーナンバー
>>436-438 「前略、クワモト先生」を片付けて俺はポエム大会から去る。決めた。
最後の作品のくせにやたら長い。マラソンに例えるなら最後の心臓破りの上り坂だ。
もちろんここまで来たからにはゴールしてやる。リタイアなんかするもんか。足が折れても走ってやる。
大括弧の閉じてる箇所がいきなり見当たらない。たぶん「書いてごらんなさい」のあとに付けるのを忘れたんだと思う。
その程度のミスは目をつぶる。しかし推敲とまではいかなくとも大まかな見直しくらいはしっかりやってから投稿して欲しい。
『先生、あのね…』という題で書く作文。それを書かせた先生がお題であるところのクワモト先生らしい。つかみはOKの導入部分である。
二連から語り手の独白が続く。主人公は小学生。集団生活に馴染めなくて学校には行くものの3時限まででギブアップしてしまう。
4時限目には保健室で寝ている。つまり午前中いっぱいもたないわけだ。しかし「保健室で寝ていた僕のたった一人の味方だった」先生がこの子にはいた。
これがクワモト先生なのだろう。クワモト先生は保健の先生であった。
三連では更に詳しいその「理由」が語られる。担任の教師のせいでもクラスメイトのせいでも学校そのもののせいでもないと彼は言う。
ただ「慣れることが下手だったから」。そして「うまく人と話すことができなかったから」。一種の対人恐怖だろうか。
いじめられた、とか先生がきつく叱った、とか原因がはっきりしてた方が立ち直りも早いのだろう。原因を取り除けばいいのだから。もちろんそれとて厄介ではあろうが。
このような保健室登校の数は年々増えていると聞く。金八先生を見ていてもよく出てくる。俺が小学生の頃はいなかった。この日本で何が起こっているのだろう。
と、このように読み手としては考えさせられたいのに「保健室登校児」というストレートな言葉が文中に出てしまっていることは感心しない。そのような堅い言葉を書かずとも充分に状況は伝わっているからである。
とにかくこの児童は保健のクワモト先生とは喋れるようになった。そして冒頭の作文の話に戻る。しかし四連と五連の繋がりが少し読みにくい。
「担任の先生宛ての」は倒置法なのだろうが効果が出ていない。ここは普通に(つづく)
516 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/11(火) 09:25:12 ID:v+n1xrAg
(つづき)書くべきであった。「担任の先生宛ての」の「の」が次の五連にかかっているように錯覚するからである。 ともあれ『先生、あのね…』の作文は担任の先生宛てだったということが判明する。クワモト先生は毎日「僕」にそれを書かせたらしい。 しかし六連に移るとクワモト先生に話すように『先生、あのね…』を書いてるらしい。担任に書こうがクワモト先生に書こうが内容からは判断できないということがさり気なく仄めかされている。 半年経って「僕」はかなり自信がついてきた。そんな成長を描写したのが七連である。保健室で寝ている時間が減る、とはすなわち授業に出る時間が増えたということだ。だからこそみんなにも挨拶できるようになった。 遠足にまで行けたのかあ、と驚いているとクワモト先生が付いてきてくれたらしい。確かに保健の先生が遠足にも同行していた記憶が俺にもあるが、この「僕」にとってはとても心強かったことと思う。 体育の授業に出て笑い声をあげている。もうこれは克服した、と言っても過言ではあるまい。よかった、よかった。 しかし八連ではまだ『先生、あのね…』は続いている。その理由が単なる「僕」の習慣になったからなのか、まだ必要だとクワモト先生が判断した上でのことなのかどうかはここからは読み取れない。 >放課後には保健室を訪ね 作文を書くことだけは その後も何年続いたでしょう ついでだがここの文章は少し日本語が変だ。軽い疑問形を採用したいのなら >放課後には保健室を訪ね あの作文を書くことは その後何年続いたことでしょう にすべきであり、もっとわかり易く読みやすく書くなら >放課後に保健室を訪ねて あの作文を書くことだけは その後も何年も続けたものでした の方がすっきりする。他にも読みやすい正解は幾通りもあるが、作者は一番読みにくいのを選んでしまった。 続く九連では八連で俺が抱いた疑問に答えてくれてるように見える。「なぜそうすることが必要なのかなど考えもせず」の一文である。 やはりクワモト先生の指示があって『先生、あのね…』を繰り返していたのであろうか。 どちらにせよ「自分の周りの小さなこと」「自分が思った小さなこと」を「書く」ということは普通の作文なのである。ただ、冒頭が『先生、あのね…』で始まるというだけのトリックにすぎない。 これはなかなか示唆に富んだ(つづく)
517 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/11(火) 09:58:40 ID:v+n1xrAg
(つづき)アイデアであり国語力上達法でもあると思う。コミュニケーションに問題のある生徒に対してクワモト先生は「国語力」の上達を通して「伝える」力を引き出そうとしたかのように見える。 本当にこのような指導法が実在しているのかどうか寡聞にして知らぬが、これはコミュニケーション不全の生徒だけに有効というわけではなさそうな秀逸な方法論である。 いや、むしろ昨今の国語力低下に歯止めをかける可能性を秘めている。もとより国語力が低下しているということは保健室登校児だけでなくすべての児童がコミュニケーションに問題を抱えていることを暗示するものなのだ。 この2ちゃんねるのアホな荒らしや粘着が良い例であることは言うまでもない。アホ連中にはパソコンなんて10年早い。『先生、あのね…』で毎日なんか書いてろ。 さて、十連は手紙である。手紙をそのまま掲載している。何の手紙か?もちろん『先生、あのね…』の手紙なのである。 しかし冒頭は『先生、あのね…』ではなく「前略 クワモト先生」に変化している。時が流れたことを簡潔に示しているこの試みは上手い。 「僕」は「オトナのヒト」になったようだ。その割には文章がまだ稚拙なところはご愛嬌か。 >家庭教師をしている子供たちに 国語の勉強の手助けをしています これなどは文章的におかしい。意味は通じるがもう少しなんとかならなかったものか。 >僕だけの文集を見せては 笑われています 『先生 あのね…』 ってヤサシイんだね、と ここはもっとよくわからない。「クワモト先生が作ってくれた」とあるから「僕」の小学生時代の『先生 あのね…』をまとめた文集のことであろう。 それを「僕」は「僕」の生徒たちに見せている。俺だったら恥ずかしいから見せない。いや、そんなことが「よくわからない」のではない。 『先生 あのね…』を見せると「笑われる」とある。「ヤサシイんだね」と笑われている。 「先生も下手だったんだなあ」と笑われるのならわかる。あるいは「作文ってヤサシイんだね」と目からウロコを落としてくれるのならそれもわかる。 その二つが混ざっているからうまくイメージできない。なんとなく意味は伝わるものの、このような文体の詩で「引っかかる」箇所が多いことに意味は見い出せない。 「笑われています」だと嘲笑のように思える。もちろん「僕」が書いてるのだから謙遜の意を(つづく)
518 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/11(火) 10:40:04 ID:v+n1xrAg
(つづき)込めていることは明白である。実際は無邪気な笑いなのだろう。だとしたら >『先生 あのね…』 ってヤサシイんだね、と の一文は >『先生 あのね…』 って簡単すぎるよ、と くらいに留めた方が読みやすかった。もちろん「ヤサシイ」とカタカナで書かれていることから見て「易しい」だけでなく「優しい」の意味とダブルミーニングになるように作者は狙っている。 しかし詩の中に挿入された手紙の中でそんな高度な技を使うべきではない。主人公がクワモト先生に伝えようとする意志と作者が読者に伝えようとする意志がごちゃまぜになってしまうのである。 十一連はモノローグだろうか。しかしここにも疑問点がいくつかある。「僕の一等最初の先生はクワモト先生だったんだ」はよくわかる。しかし「きっと貴女宛てだったのでしょう」との告白に意味がない。 なぜなら六連の「クワモト先生に話すように」などですでに読者は感づいてしまっているのだ。このようなエピローグはクワモト先生の宿題を散々嫌がってた描写が最初にあってこそ活きる。 しかしこの「僕」は当初からクワモト先生とは軋轢がない。それどころかすこぶる順調に宿題をこなして瞬く間に保健室から抜け出した模範生のように見えてしまう。 そのように読者を導いてしまった以上、このエピローグにインパクトはなく、単なる蛇足と化してしまっているのだ。 ところが本当の最後の「そう一人呟きながら また一通手紙を書き終えた」の一文によって破綻している箇所とは別の魅力がこの作品を救っている。 呟いたのは「きっと貴女宛てだったのでしょう」のモノローグの部分であり、書き終えたのは「前略 クワモト先生」で始まる手紙そのものなのだ。 本当は昔のように『先生、あのね…』で始めてクワモト先生に甘えたいのかもしれない。しかし大人になってしまった主人公は「前略」で始まる大人の近況報告を書かざるを得なかった。 この結末が大人になることの寂しさのような余韻をかもし出す。文章的に詰めの甘い箇所は多々見られたものの、保健室登校児に限定されない普遍性を勝ち取っている点において俺はこの作品を高く評価したい。 C番の褒め称えるとD番の本人が喜ぶという審査基準に到っては非の打ち所がない。テレマークが美しく決まった。 距離・95メートル(K点越え) 飛形点・100点
遂に完走。やり遂げたね!(拍手)
520 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/11(火) 11:35:21 ID:v+n1xrAg
>>519 ありがとう!(涙)
さて11作品すべて読ませてもらって審査も終えた。あとは優勝者を決めるだけであるが、距離と飛形点を足せば簡単に順位が付けられると、読者は思っているかもしれない。
とんでもない話である。あくまでもあんなものは目安に過ぎない。ひとつ読む度に覚え書きのような形で点数化しただけだ。
「距離」は作品そのものの「出来」「想像力」「完成度」などである。「飛形点」はお題に対する「忠実度」を示している。
俺は
>>449 で「設定したルールにいかに応えてくれたかのみで評価する」と書いている。その自分の発言に忠実であるためには飛形点のみで判断する、これが基本だ。
ただ、それだけだと「クワモト先生は素晴らしい なんたって美人 それに加えて性格がいい それから・・・」といったしょうもない作品が飛形で高得点をはじき出してしまう。
よって距離と飛形点の関係を二次関数としてグラフ化し、それを複雑な方程式の解の一部に当てはめた後、ジャンプ台の雪質を微分し風速と風向きを積分してコースコンディションのロガリズムを求め、各自の使用したスキー板の摩擦係数を因数分解して結果を発表するわけである。
それと、読む順番による誤差などもなるべく修正して金メダリストを決めたい。
(96時間後)
自宅にあるスーパーコンピュータを3台フル稼働させてやっと演算が完了したので発表する。
(ドラムロール)
今回のポエム大会「優勝者」は・・・・・
エントリーナンバー
>>428 「クワモト先生のこと」をお書きになった「ななし。」さんですっ!
結局当初の距離と飛形点足したのと同じじゃねーか、と思われた皆さん、とんでもはっぷんであります!
2位の方との差が0.12549ポイントまで縮まっておりましたっ!
だからやっぱ厳密に計算しといて良かったと心から思ってます!
それでは優勝者の「ななし。」さん、私の暴走のあとでやりにくいとは思いますが(爆)次のお題等、よろしくお願いします。m(..)m
P.S.1 本当は「ななし。」さんが頭抜けてたと思います。
P.S.2 応援してくれた方々、本当にありがとうございました。m(¥¥)m
パチパチパチ(←俺一人の拍手。やがて大拍手となることだろう)
522 :
名前はいらない :2005/10/11(火) 12:00:02 ID:YUkFy/pc
ワー(拍手)
ウオー(拍手喝采)
アンコール! アンコール!
525 :
c :2005/10/11(火) 13:29:45 ID:EwV9/892
キャー キャー(拍手)
ぱふぱふぱふぱふ(喇叭
にいちぇさん、ありがとう! お疲れ様でした。激しくお疲れ様でした。 ブラヴォー!! ブラーッヴォー!!! (にいちぇさんに批評してもらいたくて あわてて書いたから荒い作品になってしまいました でも、満足) ななし。さんおめでとうございます〜
ニーチェは評価に時間掛かりすぎ! 審査するのに時間が掛かるの分かってるんなら、 作品が10個揃う前から事前に審査して テキストファイルに書いとくとかしろよ。
にいちぇ(バカ)先生、 先生こそがこの板最大のパカです!! . 。 ◇◎。o.:O☆οo. 。:゜ ◎::O☆λλ☆。∂:o゜ /。○。 ∂(σ.σ)O◇。☆ / ◎| ̄ ̄ ̄ ̄ ゚̄ ̄ ̄ ̄|:◎: / ☆。| お疲れさま ☆o゜*。o ▼ 。○..io.。◇.:☆____| 。.: ▲ .o゜*。o―――――☆ :∂io☆ ゜◎∂o゜*。o :.
530 :
にいちぇ(バカ) ◆UQRl.WeFEk :2005/10/11(火) 19:25:47 ID:v+n1xrAg
なんか、電車男になった気分。みんな、ありがとう!
531 :
タンバリン子 :2005/10/11(火) 19:42:49 ID:oBHzw+oc
何で山が呼んでるの????・
532 :
練り物ハンター ◆CNzCJKVCcA :2005/10/11(火) 20:55:54 ID:34Nqkm/J
お疲れサンバ 痛みに耐えてよく頑張った!
にいちぇさん、審査おつかれさまです。そして細かな批評をありがとうございました。 大変個性的で想像力を掻き立てる楽しいお題でしたが さらに、ここまで丁寧に作品を読んで批評頂けて嬉しい限りです。 自分では漠然と感じながら使っていた行間やテンポでしたが、こうやってにいちぇさ んに言葉で解説して頂いて、 別の角度から自分の作品を知ることが出来、大変勉強になりました。 また、他の方の作品とその批評もとても勉強になりました。 ありがとうございました。
534 :
ななし。 ◆KjgvdTxFu2 :2005/10/11(火) 21:33:00 ID:k2Y0Dekp
さて、次のお題ですが。 『小学生の教科書に載せる詩』をイメージして書いて下さい。 低学年向けに楽しい物語調なものでも良いし 思春期の入口に立つ高学年に向けて、恋愛や淡い性を綴ったものでも良いです。 人生の先輩として子供達に伝えたいことでももちろん可。 ただし、あくまで「小学生」ですから過激なエログロはもちろんNGですし 難しすぎる言葉の羅列も好ましくないです。 初めての審査で至らない所もあるかと思いますが宜しくお願いします。
535 :
愚鈍 :2005/10/11(火) 21:56:33 ID:1EBZ7zLK
にいちぇさん、審査ありがとうございました!
11作品目
>>436-438 を "ためらい投稿"してしまいましたm(__)m。
でも投稿してよかったです。評価バカに評価して頂き光栄です!
これからは、ためらわずに、もっとバカになって書いていきたいと思います(笑)
素晴らしい他の10作品の中に仲間入りさせてもらっただけでも嬉しかったです☆
ななし。さん、オメデトーございます!(^^w)
PS:バカ万歳ヽ(´ー`)ノ
536 :
練り物ハンター ◆CNzCJKVCcA :2005/10/11(火) 21:59:07 ID:34Nqkm/J
[おでん] ぐつぐつ ぐらぐら ちくわちゃんが ぐつぐつ ちょっとお湯があつくて あっちっち ぐつぐつ たまござんが ぽかぽか ふうわふわの はんぺんさん 白いおはだが ほんのりおでん色 わあ みんなたのしそう ぼくもたのしくなっちゃった
【ゴミ】(小1/どうとく) きみは、ゴミです。 なんのやくにもたたない、ゴミです。 それをわすれてはいけません。 きみは、ゴミです。 はしのしたでねているひとも、ゴミです。 きみのまえにいるせんせいも、ゴミです。 テレビのなかではなすりっぱそうなひとも、ゴミです。 なんのやくにもたたない、ゴミです。 それをわすれてはいけません。 きみは、ゴミです。 きみのひざでねているネコも、ゴミです。 イヌもカラスもカブトムシも、ゴミです。 なんのやくにもたたない、ゴミです。 それをわすれてはいけません。 だいじなものなんて、ないのです。 だれもおなじなのです。 うえも、したも、ないのです。 だれもおなじなのです。 やくにたつことが たいせつなこと、ではないのです。 みんな、みんな、おなじものなのです。 それをわすれてはいけません。
「ほのお」 ほのおがゆれている いきをふきかけたら もっとゆれる じゃあすいめんにうつしたら どれだけゆれるんだろう さらにそのじょうたいで とってもおおきいじしんがおきたら いったいどうなってしまうんだろう ぼくはなんだかこわくなって ふとんをかぶって めをかたくつぶり ぶるぶるふるえながら すこしずつ ねむる ぼくのこころはゆれている ほのおみたいに
コテハン礼賛うざすぎだ 良スレだったのにここもコテハンがのさばりだしたな
541 :
名前はいらない :2005/10/12(水) 02:39:42 ID:uPiccTPE
>>540 じゃ、あなたもコテつければ?
嫉妬ぶつけてるみたいでみっともないよ
>>541 頭悪いやつの言うことは理解できん。
俺がコテハンつければ、うざいコテどもが消えてなくなるのかよ。
まあお前のような馬鹿は昔からいるから、今後も馬鹿発言してろ。
コテハンに悪口をたれる名無しのほうがよほど鬱陶しいと感ずる。
544 :
名前はいらない :2005/10/12(水) 02:53:17 ID:dK2QszhN
545 :
名前はいらない :2005/10/12(水) 03:11:01 ID:uUj/ZkK9
>>542 誰が見ても藻前みたいのが一番うざいわけだがw
>>543 >>545 あのなあ、
「コテハンは全然うざくない」とか「確かに多少うざい面もあるけど、今は必要な人材だ」とかそう言った
返しならまだしも、うざい、いやお前の方がうざいってのはあまりに幼稚だよなあ。
確かに
>>540 もただの愚痴っぽくて俺も悪かったと思う。だから書き直させてくれ。
このスレちょっと前までは、名無しコテハンの区別なく比較的オープンな雰囲気の中(荒れた時期もあったけど)
投稿→評価が短いサイクルで、いい意味で淡々と進むスレだったんだけどなんか変わっちまったな。
評価に時間がかかってコテハン中心で盛り上がると、どうしても閉鎖的な空気になるから、俺は好きじゃない。
まあ今だけかも知れないし、今の需要がそうなのかも知れないから、そう思ったら聞き流してくれ。
547 :
名前はいらない :2005/10/12(水) 03:59:33 ID:6bGfHTy7
要するに、 『にぃちぇウザい』だろ?それなら賛成。
また荒れるぞ
549 :
北 ◆FUCKcjokcg :2005/10/12(水) 05:06:23 ID:z+ndJzlH
「弟」 お父さんと、お母さんは、夢の中で生まれたらしい。 お父さんの、お父さんとお母さんも、お母さんの、お父さんとお母さんも、 やっぱり夢の中で生まれたらしい。そういえばこの前お母さんが言っていた。 「子供はみんな夢の中で生まれるんや。あんたも弟がほしいんやったら、はよ寝えやあ。」 夜ふかしせえへんエエ子には、いっぱい兄弟ができるんやろか?
550 :
名前はいらない :2005/10/12(水) 07:45:42 ID:uUj/ZkK9
>>546 にぃちぇは集計が10/03で審査終了が10/11。
あの量書いたのに一週間程度で長いと言われたらにぃちぇがかわいそうだ。
それにコテハン中心で盛り上がるって脳内妄想乙。
漏れみたいな名無しが多数応援してた。むしろ投稿者とかコテ少なかったと思う。
551 :
名前はいらない :2005/10/12(水) 07:56:23 ID:J8Z3Zkgw
短いサイクルだと即興大会と文句つけられ長いとうざいの一言 ポエ大もかわいそうだね(嫌味
ああいう評が読めるんなら、1週間でも2週間でもかまわないよおお。。 詩だけじゃなくて評も作品だって思っちゃいました。にいちぇ先生 ありがとお。オツカレサマデシタ、マタオネガイシマス。
>546はにぃちぇがいなくなってから深夜に嫌味いうところが肝っ玉小さいよなw まだ北粘着とかリーフ粘着の方が度胸あったよwwwww
554 :
名前はいらない :2005/10/12(水) 08:52:58 ID:lnUy2+uz
雑談スレでやれ、おまえら。 前も言ったが長文評価のにぃちぇも立派だが、 それでも人より時間掛かることが、 分かってたなら、事前にローカルで 評価を書いておいてそれを張れば、 時間も削減できてよかった。 結局、にぃちぇを誉めてる奴も、 にぃちぇに反している奴も、 自分のことしか考えてないってことよ。
555 :
名前はいらない :2005/10/12(水) 14:11:55 ID:iOnfL2yT
556 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/10/13(木) 18:44:38 ID:bmqYiC8O
「鯨の海」 噴水には見えない 潮を噴いて泳ぐ背を 日が照らしてあたためる あたためる 上からのしぶきに濡れ 海草はたなびく まるで揺れる小人間 梢を抱いて 黒い背がぐいと盛り上がり 目一杯伸び上がり 鳥を追い抜いて 空に向かって ばしゃん、落ちてしまう
557 :
玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU :2005/10/13(木) 23:08:52 ID:R+7349oq
「だいじなことば」 「おはよう」 いちにちの はじまりは げんきよく 「ありがとう」 わらった かおに つられて わらう 「こんにちは」 ひなたぼっこのねこ にゃー とへんじした 「ごめんね」 なかなおりの あくしゅ 「さようなら」 あしたもいっしょに あそぼうね おとなになっても わすれちゃいけない だいじなことば
558 :
名前はいらない :2005/10/14(金) 00:06:11 ID:dY089iNu
「卒業」 紺色の水玉の入った 小さなワンピース 大きな麦わら帽子に 赤いリボン やわらかい秋の陽射しに 明るく笑いかけながら 白く幼い手が 軽やかに駆けてゆく 過ぎし日を負う むつとせ昔のわたしの姿 そっと後ろを振り向けば 大きな赤いランドセル 使い古され汚されて 思い出いっぱい詰め込んで もうしばらくで別れ行く 世界いち大切な友人 ありがとう 長かったね 楽しかったよ でもあともう少し 一緒に居られるね
「くうき」(小学1年、補習科) おそらを じいっと ながめて みようよ おみみを しいっと すまして みようよ おはなと おなかで ゆったり いきして おそらを じいっと ながめて みようよ きょうの あおぞら あしたの あおぞら きのうの おひさま きょうの おひさま みーんな おなじで みーんな ちがうよ
あとふたつ!
561 :
名前はいらない :2005/10/14(金) 01:53:22 ID:cMRqnZ7y
途中経過〜。
>>536 ・[おでん]
>>537 ・【ゴミ】(小1/どうとく)
>>539 ・「ほのお」
>>549 ・「弟」
>>556 ・「鯨の海」
>>557 ・「だいじなことば」
>>558 ・「卒業」
>>559 ・「くうき」(小学1年、補習科)
@ ∧∧
と⌒っ・∀)っ <只今8作品!
彡 ,,,,_
/,'3 `っ
`‐‐‐'´
ミ 残り2作募集中!!
,,,,_ ミ ∧∧
/,'3 `っ @,─(,,・∀)
`‐‐‐'´ し─し''J
「理想的教育」 センソはグロくてかまわない ゲームは子供に悪影響 ウルサイウルサイ選挙カー それも大事な国作り 赤ちゃん運ぶのコウノトリ 真実教えりゃ犯罪者 白けりゃ白髪もすばらしい 肌の白黒差別主義 清く正しい良い子になぁれ 魔女狩りするよな良い子になぁれ
563 :
傘 :2005/10/14(金) 02:26:59 ID:KaLsg8wv
あなたは 私を知らない あなたは 私を知った 私は あなたを知らない 私は あなたを知った 一つの偶然で あなたと出会い 一つの偶然で 私と出会い あなたは 私を見つめた あなたは 私を抱きしめた 私は あなたを見つけた 私は あなたを受け入れた 何故?あなたを 何故?私を 互いに受け入れ合い互いに見つめ合い あなたは 私を傷つけた あなたは 私を裏切った 私は あなたを傷つけた 私は あなたを裏切った ただ一つの偶然で 始まり ほんの一つの偶然で終わり また初まり また終わり 一つの偶然で 互いに見つめ合い 受け入れ合い 裏切り合い 殺し合い それでも 最後には 言わせてほしい 『さようなら』
564 :
名前はいらない :2005/10/14(金) 02:35:35 ID:cMRqnZ7y
10作品揃ったね。
>>536 ・[おでん]
>>537 ・【ゴミ】(小1/どうとく)
>>539 ・「ほのお」
>>549 ・「弟」
>>556 ・「鯨の海」
>>557 ・「だいじなことば」
>>558 ・「卒業」
>>559 ・「くうき」(小学1年、補習科)
>>562 ・「理想的教育」
>>563 ・傘
、ゞヾ'""''ソ;μ,
ヾ ,' 3 彡 从
ミ ミ ∧,,∧ <審査開始〜!!
彡 ミ (゚'Д゚',,)
/ソ,, , ,; ,;;:、ヾ` @(,,っ,,っ
565 :
ななし。 ◆KjgvdTxFu2 :2005/10/14(金) 03:49:43 ID:aj/2gMgM
↑集計ありがとうございます では審査に入ります。1〜2日ほどお待ち下さい。
566 :
ななし。 ◆KjgvdTxFu2 :2005/10/14(金) 11:57:39 ID:aj/2gMgM
お待たせいたしました。 審査と個別批評に入る前にひとこと個人的感想などを。 思っていたものと大分違うカラーの作品が揃ったなというのが素直な感想です。 特に「小学生」という括りからか子供の目線、子供言葉を意識した作品 また、ねらーな大人から微毒を含んだメッセージ性の強い物が多かったと思います。 この審査に当たってちょっと自分が小学生の時に習った詩を思い返してみたり 最近の小学生の教科書をパラパラ見てみたりしたのですが、 やはり「教えよう・伝えよう」という感じのする作品が多かった気がします。
567 :
ななし。 ◆KjgvdTxFu2 :2005/10/14(金) 11:59:25 ID:aj/2gMgM
例えば、国語ならしりとり風、韻を踏んだ言葉遊び、行間の取り方や同じ句を繰り返 す事で伝わる臨場感など 言葉と触れることの楽しさを前面に押し出した作品が 道徳では(道徳に詩は少ないのですが^^;)最終的な結論を付けずに、読み手に考 えさせるという 課題を残す作品が多く感じられました。 子供に何か教えることを前提としているのが「教科書」なんだなぁと改めて思ったり。 審査では、テーマに「教科書」と入ってる以上、その辺りも考慮して進めて行きたい と思います。
568 :
ななし。 ◆KjgvdTxFu2 :2005/10/14(金) 12:02:36 ID:aj/2gMgM
>>536 練り物ハンターさん作「おでん」
小学生詩集の中表紙に掲載されてそうな作品ですね。挿し絵まで浮かんできそうです
w
ぐつぐつやぽかぽかなどの楽しい擬音や、具をちゃん・さん付けにする事で小学生に
親しみやすい詩に仕上がっていると思います。
冬の暖かい雰囲気も伝わってくる優しい作品で大変好感を持ったのですが、
最後の一文はちょっとわざとらしい子供っぽさが出ていて、あざとい感じを受けまし
た。
569 :
ななし。 ◆KjgvdTxFu2 :2005/10/14(金) 12:05:51 ID:aj/2gMgM
>>537 名前無しさん作「ゴミ」(小1/どうとく)
最初の一連を見たとき反社会的な詩かと早とちりしましたが、読み進めるに連れて
強烈で深いメッセージに思わず「おぉ」と感嘆の声を漏らしてしまいました。
意味はまだ分からないけど強烈なインパクトの詩と心に留めて置いて
いつしか自分や人の価値に疑問を感じたときにふと思いだしひとつの道標となる…
そんな印象を受けた詩でした。
ただ小学1年生にはやや難しいかと思います。
1年生ぐらいだと「えーじゃあどうすればいいの?」と早急に答えを求めたがる子が多いでしょうから。
570 :
ななし。 ◆KjgvdTxFu2 :2005/10/14(金) 12:08:34 ID:aj/2gMgM
>>539 名前無しさん作「ほのお」
子供目線で書かれていますが、最後の一文は倒置法を用いて余韻を残すなど何気に
巧みな技を使われてると思います。
ただ情景と心理描写の混じり方がテンポがよいとは言い難く読み辛いものがあります。
心の機微を炎の様子に投影させるアイディアは面白いのに
不自然に子供(低学年)向けにしてしまって読み難くしてしまってるのがるのが惜し
いです。
>>549 北さん作「弟」
ニラニラしながら読んでしまいました。好きだなーこういうのw
これが教科書に載っていたら先生は一体どんな顔して音読するんでしょうねw
シンプルなのにユーモラスでしかも子供の目線が何とも可愛らしい。
昨今の教科書向けかと言われたら首を捻るのですが、テーマを外したら作品としては
大変良作だと思います。
ところで4連目以は降関西弁なのですが、何故前3連(2連目はともかく)は標準語な
のでしょう?
私は生粋の関東人なので関西弁には疎いのですが(スイマセン)
特に関西弁に変換する語が無かったと言う事かな?
572 :
ななし。 ◆KjgvdTxFu2 :2005/10/14(金) 16:24:14 ID:aj/2gMgM
>>556 19さん作「鯨の海」
とても美しいです。中学年〜高学年向けの言葉の良い教材になり得ると思います。
言の葉を厳選し紡いでいくことで、こんなにもクリアで臨場感溢れる情景を描くこと
が
出来るという事を教えてくれる素晴らしい作品だと思います。
音の流れもとても気持ちよく、小学生の音読する声が聞こえてきそうです。
573 :
ななし。 ◆KjgvdTxFu2 :2005/10/14(金) 16:26:29 ID:aj/2gMgM
>>557 玉こんにゃくさん作「だいじなことば」
いつの時代も変わらない普遍的テーマですね。
シンプルでいて柔らかくメッセージの伝わりやすい作品だと思います。
入学したばかりの1年生の教室に貼ってありそうw
ただあまりにも普遍的すぎて作品の個性が薄いのが残念です。(実際似たような唱歌
を知っています)
いっそのこと同じテーマで高学年向けに書いてみたら新鮮だったかも。
574 :
ななし。 ◆KjgvdTxFu2 :2005/10/14(金) 16:28:14 ID:aj/2gMgM
>>558 名前無しさん作「卒業」
これまた美しい作品です。言葉の選び方、空間の開け方、隅々まで
丁寧に作られた良作で、情景が自然と目に浮かんでくるほどです。
ただ6連からランドセルにスポットを絞って卒業への心情を綴っているのに
前半の情景描写では学校風景を思わせ難く、前半と後半で繋がりづらいのがなんとも
惜しいです。
特に2連の「大きな/赤い」麦わら帽子と、6連の「大きな/赤い」の表現が被ってしま
ってる割に
特に大きな関連性が無いなども惜しいところです。
575 :
ななし。 ◆KjgvdTxFu2 :2005/10/14(金) 16:30:34 ID:aj/2gMgM
>>559 名前無しさん作「くうき」(小学1年、補習科)
まず「補習科」というところに一抹の疑問がw どちらかというと総合とか生活科っ
ぽいような。
作品は、低学年向けの素直なところが良いと思います。
「じぃっと」の繰り返しなどテンポも良くて読みやすいです。
教科書の中表紙に掲載されてそうな感じですね。そのまま歌になっても良さそう。
言葉と触れ合う楽しさと共に、身近な自然に目を向ける事も教えてくれる低学年向け
の良作だと思います。
576 :
ななし。 ◆KjgvdTxFu2 :2005/10/14(金) 19:58:33 ID:aj/2gMgM
>>562 名前が必要さん作「理想的教育」
ワロタ
良いセンスしてますねw この作品の凄いところはテンポなんです。小学生教科書の
作品って
こういうテンポのものが必ずと言っていいほど載ってるんです。
テンポはまさに「小学生の教科書」なのに、中身は毒たっぷり。いやぁ面白いですw
片仮名のチョイスも面白いし最後の連に関してはホント素晴らしい。
小学生の教科書ではなく、小学生PTA向け教科書として皮肉たっぷりに掲げたいくら
いです。良作!
577 :
ななし。 ◆KjgvdTxFu2 :2005/10/14(金) 20:08:20 ID:aj/2gMgM
>>563 傘(?)さん作「傘」or「昔」(??)
私とあなたを何度も繰り返し視点がクルクル入れ替わるのは言葉遊びとして面白いと
思います。
ただ内容としては作品と言うより日記でも読んでるようで、伝えたいことやテーマが
分かりにくいです。
淡々とあった事だけを綴り最後に希望だけストンと書かれても、読み手には感情移入
もしにくいし
深く読み込むこともできません。
個別批評は以上です。
あくまで私の視点、主観なので、作者の意図と違う解釈もあるかも知れませんがご了
承下さい。
578 :
ななし。 ◆KjgvdTxFu2 :2005/10/14(金) 20:13:37 ID:aj/2gMgM
さて、優勝作品の発表ですが……‥・・・・・・・・・・(←溜めてみた)
>>556 19さん作「鯨の海」
に決定したいと思います。19 ◆gwnULb/9mwさん、おめでとうございます。
『小学生の教科書』のお題の意に添った優秀な作品、
未来を担う言の葉使い達に送りたい素晴らしいお手本 だと思います。
テーマを外しても、詩として充分高いレベルではないでしょうか。
579 :
ななし。 ◆KjgvdTxFu2 :2005/10/14(金) 20:16:24 ID:aj/2gMgM
また優勝は逃しましたが「理想的教育」「弟」の2本は個人的に大変好みな作品でも あり センスと言葉遊びとしてはとても秀でた作品だと思います。 以上で私の審査は終わらせていただきます。皆さんおつかれさまでした。 最後に、携帯からの送信だったため書き込みが細かくなってしまった事をお詫びいた します。 では19 ◆gwnULb/9mwさん、次回のテーマをお願い致します。
580 :
玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU :2005/10/14(金) 20:39:20 ID:W1TJVQGg
ななし。さん お疲れさまでした&ありがとう 19さん 優勝(/ ̄▽ ̄)/‥∵:*:☆*゜★。::*☆オメデトォー!!
581 :
北 ◆FUCKcjokcg :2005/10/14(金) 22:53:08 ID:4MEL931Y
582 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/10/14(金) 23:07:03 ID:p2F61Yr5
ありがとうございました 自分が小学生の頃の教科書の 詩のページの感じを思い描きつつ書きました 子どもに、向けた、というより読ませてみたい詩というか 少しびっくりしてます。ありがとうございました では次のテーマは「列車」でお願いします
583 :
練り物ハンター ◆CNzCJKVCcA :2005/10/14(金) 23:14:44 ID:4tdsmbhN
19どんおめっとう♪ ななしどんおつあり!ムキュムキュ。
584 :
559 :2005/10/14(金) 23:15:07 ID:yfaF9dnT
>>575 ななし。◆KjgvdTxFu2 さん ありがとうございます。
585 :
北 ◆FUCKcjokcg :2005/10/14(金) 23:21:19 ID:4MEL931Y
>>581 何度もすみません。
一応、全部関西弁なんです。
おつかれさまでした。
嬉しい評をありがとうございました。
586 :
練り物ハンター ◆CNzCJKVCcA :2005/10/14(金) 23:25:02 ID:4tdsmbhN
[列車っぽい] ____∧∧ ____∧∧ 〜' ___( ,,゚Д゚ ) 〜' __( ,,゚Д゚ )<わしはここに二人おる。 UU U U UU U U ____∧∧ ____∧∧ 〜' ___( ,,゚Д゚ ) 〜' __( ,,゚Д゚ )<わしはここにも二人おる。 UU U U UU U U ____∧∧ ____∧∧ 〜' ___( ,,゚Д゚ ) 〜' __( ,,゚Д゚ )<わしはわしであるがゆえに UU U U UU U U ____∧∧ ____∧∧ 〜' ___( ,,゚Д゚ ) 〜' __( ,,゚Д゚ )<わしは増え続け UU U U UU U U ____∧∧ ____∧∧ 〜' ___( ,,゚Д゚ ) 〜' __( ,,゚Д゚ )<わしの中でそれをわしとして認識する UU U U UU U U ____∧∧ ____∧∧ 〜' ___( ,,゚Д゚ ) 〜' __( ,,゚Д゚ )<わしの中には相対的であり UU U U UU U U ____∧∧ ____∧∧ 〜' ___( ,,゚Д゚ ) 〜' __( ,,゚Д゚ )<わしであることを否定しながら UU U U UU U U ____∧∧ ____∧∧ 〜' ___( ,,゚Д゚ ) 〜' __( ,,゚Д゚ )<わしであることを実証する UU U U UU U U
587 :
北 ◆FUCKcjokcg :2005/10/15(土) 01:48:41 ID:Gkpg7Y/l
「大きな列車」 脱ぎ去られた漂泊の思い。 車内は無造作に口をあけ、 最終列車は、空白満員。 輪郭は揺られ、人が居た場所で、 知恵の輪になる。 解けない記憶を乗せ、 毎夜、列車は大爆発する。
588 :
See :2005/10/15(土) 04:56:06 ID:+otOSFgS
「螺旋列車」 それは、私の記憶の中に 見上げる程に遠く 見下ろす度にに目が眩む 羅列を繰り返す 昇り列車 螺旋を駆け降りる 下り列車 警笛は再び鳴らされて 群がった小鳥達が逸れてく 宛も無く深淵を走り続ける列車は 辿る程に果てしなく、果てしなく 私の記憶の中で 私を乗せて 窓の外 過ぎ去るものも分からず、気付かず 今夜も何処かで 25時発 螺旋列車
589 :
See :2005/10/15(土) 04:59:26 ID:+otOSFgS
失礼。改行失敗しました。 ×窓の外 過ぎ去るものも分からず、気付かず 今夜も何処かで 25時発 螺旋列車 ○窓の外 過ぎ去るものも分からず、気付かず 今夜も何処かで 25時発 螺旋列車
590 :
名前はいらない :2005/10/15(土) 05:02:04 ID:+otOSFgS
結局また失敗してるorzオチツケ すんませんすんません… ○窓の外 過ぎ去るものも分からず、気付かず 今夜も何処かで 25時発 螺旋列車
「ゼンマイ仕掛けの機関車トーマス」 時刻はしっかり確認しよう 赤の他人を追いかける 傍から見れば涙の別れ 仕事で乗った寝台列車 寝心地最悪ベンチ以下 朝起きたら無一文 お嬢さんを助けよう あっさりやられた返り討ち 止めに入るは車掌さん ハーレム作った百万人 ノリで飛び込む奴がいる 秋でも無いのに咲くもみじ 掃除の時間は一時間
気づいたら、私は列車に乗せられていた 途中でバレリーナと花屋は幸せそうに列車を降りて行った おもちゃ屋は私が窓から投げ捨てた 漫画家はいつの間にか姿を消していた 私はそれからもたくさんの人を見失って、捨てて、無くして 忘れた 列車にはもう私一人しか乗っていない この線路は真っ直ぐだけれど、よく乾いていて面白味がないんだ 列車はなにも変わっていない 時と共に私がからっぽになっていっただけだ 私は最初から列車に乗っていた たくさんの物が詰まっていたこの列車に
594 :
名前はいらない :2005/10/15(土) 19:46:24 ID:yJrmMigB
「虹色機関車」 雲を頭上に吐き出しながら 虹の線路を駆けてゆく 僕のお客は小鳥たち 今から生まれる卵の中に この子の魂お届けするの 後ろでびぃちく騒ぐあの子が言った わたし白鳥の子供になりたいな わたしはトンビ僕コンドル あなたは何に生まれたい? 何でもいいやスズメでいいや 大きい鳥ってしんどそう カラスもいいかもしれないな かっこ付けるの嫌いだし 変な子いっぱいいるけれど みんながんばれ大きくなあれ 今日はみんなの誕生日 でもねみんなには内緒だよ もうおうちは決まっているの この子はあそこあの子はあっち 親鳥の愛をいっぱい受けて 元気に育てばどこでも一緒 みんな仲良く幸せに 明日はどんな子乗せよかな
595 :
名前はいらない :2005/10/15(土) 20:01:30 ID:yJrmMigB
他の作者の詩にあって 五百九十三にないもの とても大切なんだけど ついつい誰もが忘れてしまう あの一言 終わりがあるのに初めがない 甘酸っぱい恋に似たこの思い 勇気をふりしぼって ついにわたしは打ち明ける タイトルが無い
「列車と爺さん」 列車で本を読む 爺さんがきた 体を窓際に寄せると 爺さんゆっくりと腰をおろす やあすまないもう年だからね 暫くして 老婦人の二人づれ現る 爺さん立つ 仕方ねえ俺も立つか 爺さんの声が聞こえる どこから来たの綺麗な白髪だね うん俺若いからね大丈夫だよ よく言うよ爺さん
597 :
昼下がり :2005/10/16(日) 00:46:09 ID:zqxGa8B1
木漏れ日のように優しい光 列車の中に注いで 私は理由もなく幸せな気分に浸る 昼下がり 車両の中でひとり穏やかな時を過ごし 日ごろの疲れや汚れを両手で静かに洗い流す 傾きはじめた太陽 まぶしさに目を細める 車窓から見る街の風景 続いていく紡がれていく時間たち 何気ない瞬間ふと感じる 過ぎた日々の重み 振り返り手を伸ばしても届かない かけがえのないものと気付いた日 それでも次の駅を目指す そうさ 途中下車はまだしない 傾きはじめた太陽 雲は一つも見えない 通過駅のホームの端 季節外れの向日葵が咲いている 何気ない瞬間ふと見付かる 路傍に咲く幸せ どんなに目を凝らしてもわからない かけがえのないものと気付いた日 それでも私は戻らない そうさ 途中下車はまだしない 途中下車はまだしない
598 :
名前はいらない :2005/10/16(日) 00:57:24 ID:hEYooIIS
∧_∧ さて寝る前にまとめとくかね。
( ・∀・ )
パンパン / _ノ⌒⌒⌒`〜、_
ε( ̄⊂人 //⌒ ノ ヽ)
⊂ニニニニニニニニニニニニニニ⊃
>>586 ・[列車っぽい]
>>587 ・「大きな列車」
>>588 ・「螺旋列車」(>589-590で修正)
>>591 ・「ゼンマイ仕掛けの機関車トーマス」
>>593 ・無題
>>594 ・「虹色機関車」
>>596 ・「列車と爺さん」
>>597 ・昼下がり
現在8作品。残り2作だよ。
599 :
名前はいらない :2005/10/16(日) 01:23:10 ID:Agl0Ldpj
「午前5時の汽車に乗り」 君は今でも 覚えていますか? 僕は変わらず 元気でいるよ いつのまにか気が付けば僕は 思い出の中に忘れ物をしたんだ 窓の外ではもう 季節は変わり行く この空が一つなら この声が 聞こえますか? 僕はもう 午前5時の汽車に乗って 君のいないあの場所へ旅立つ事決めた 涙とめどなく流れ いつか見たお星様が笑ってる気がした
600 :
名前はいらない :2005/10/16(日) 04:43:02 ID:DDQqRh35
満員電車のデブオヤジも ウォークマンから雑音流すタコも 脱線事故でリアル銀河鉄道 俺はまだ優しいからカンキリと小説持って助けに逝ってやるよ 銀河鉄道に似合うのはきれいな赤と灰色のコンクリート
では、今夜にも審査発表いたします お待ちください
603 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/10/16(日) 19:31:35 ID:cyNKeDuQ
>>586 [列車っぽい]
実証されつつあるわし自身に没入する瞑想ムードの作品です
それは自問自答の中で絶えず転変を重ねています
詩は、指示語の連携で作られます
発声の都度わしに加わる新たな力は
外界の現象に繋がっているかもしれません
作者は語られるわしを車窓のように透き通して
過ぎ行く外界の様子を描いているように思います
>>587 「大きな列車」
最後の列車が自身空虚のまま路面を走らせる姿が目に浮かびます
通過した途上の引っ掛かりがゴンゴン進む列車の車室に
何となしに浮かんでいます
自分の部屋に居ながらにして、身を切るような旅情を覚えることが出来ます
>>588 「螺旋列車」
二本の列車が片や登り、片や下るという面白い構図です
おそらく心象なのだと思います
二本の登りと下りの列車はすれ違うということがなく
片や登って片や下るという路線でだけ走っています
真に自己のみの地平、自律運動だけの路程です
>>591 「ゼンマイ仕掛けの機関車トーマス」
主人公の浮ついた生活がうまく表せていると思います
浮ついた生活を、その滑稽味に着目する目や
「当たり前の事」によって区画しようと試みているようです
まるで、笑いだけがこの生活図に花を添えると言っているように聞こえます
604 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/10/16(日) 19:56:32 ID:cyNKeDuQ
>>593 無題
人生、のようなものが詠われています
おそらく列車のつまらない道のりは
つまらないようでいて、実は主人公の真骨頂なのだと思います
ここではその本領の凄まじさや行く先は、触れられていませんが
この詩には、行間にそれが必要だと俺は思いました
ただ、「気づいたら、私は列車に乗せられていた」という詩句
降りることはどうしてできないんでしょうか
>>594 「虹色機関車」
何というか、意思力の強さを感じました
一息に旅先の紹介、お客の紹介、責務を了えるところまで語り
さらに、「明日はどんな子乗せよかな」という言葉
そこまでが一呼吸で、息継ぎがないんです
その物凄さを、乗客を、乗客に対して語るように語ることに傾注して
自分が嬉しいのだと示すためのような笑顔を見せています
>>596 「列車と爺さん」
「俺」や爺さんなどの登場人物の魅力が素晴らしいです
読んでいて、人の魅力を素晴らしく描く力に惹かれました
それから、爺さんの腰をおろすまでのくだりが
特別なくらい、描写が効いていると感じます
気に入った曲の特に気に入った部分を繰り返し繰り返し聞くように
この二連目を繰り返し繰り返し読みました
>>597 昼下がり
随所に、粗さが見えました。「優しい」「穏やかな」「両手で」「何気ない」
これら手荒な恣意を武器にしてやっと描いた「路傍に咲く幸せ」は
本意ではなかったということなのだと読みました
ラスト二行、上に挙げたような全てを瓦礫の山のようにして
その上に立っているようなところがややりりしいです
ちょっと「お」と思えます
605 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/10/16(日) 20:07:40 ID:cyNKeDuQ
>>599 「午前5時の汽車に乗り」
詩全体以上に、詩句単体に面白いものが多いです
「この空が一つならこの声が」
なるほどと思いました。職人気質というか
一つの詩で何か一つのことを詠う力ではなく
見たもの聞いたものを散漫に、愛でているという味があります
コンセプトはあればあったでいいのだろうけど
俺は、散漫に花鳥風月を愛でるというのは悪いことと思わないので
そっちに進んで欲しいと切に願います
>>600 「満員電車のデブオヤジ」は優しくなければ助けだされなくてもいいのかととか
そういうわだかまりが読み手(俺)の中に、縮んだバネのようにぐっと矯められて
赤と灰色のコンクリートで一気に弾けて飛ばされていきます
俺は嫌いですが、村上龍とか三島由紀夫の妙味と似た感じがします
このバネは作者の「青春」みたいなところにあるのだと思います
606 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/10/16(日) 20:11:24 ID:cyNKeDuQ
全て面白く読みました
優れた作品を寄せていただいてありがとうございました
審査員冥利に尽きます
中でも
>>594 「虹色機関車」
>>596 「列車と爺さん」
この二作が特に面白かったです
優勝は
>>594 の「虹色機関車」に決定させていただきます
>>594 さんおめでとうございます
607 :
練り物ハンター ◆CNzCJKVCcA :2005/10/16(日) 20:16:35 ID:xFWQJJOB
>>594 レインボーカラーはオーストラリアではゲイのカラーじゃったな。
おめでとう!
新しい世界へ。
19どん審査おつかれ!
ケチャップ!
608 :
See :2005/10/16(日) 20:22:27 ID:sGLVMQQ5
19さん、審査お疲れ様でした。
読んで下さって有難うございます。
優勝された
>>594 さん、おめでとうございます!!
609 :
なな :2005/10/16(日) 20:27:41 ID:jNuIanKr
「約束したのに・・・」 絶対死ぬなよ!ってお前が言ったのに 気をつけて行けよってお前が言ったのに なぜ、暗闇の中にお前が連れて行かれなければいけないのか? 悪い事ばかりしてたのは、いつも俺 お前は俺をいつもかばってくれた 俺を変えてくれた 唯一の人 なぜ・・・。 どんなに泣いても どんなに叫んでも もうお前の笑顔も心配そうな顔も 叱ってくれるその声も 二度と戻ってこない 絶対死ぬなって約束したのに・・・・。
610 :
596 :2005/10/16(日) 20:31:26 ID:SUMg4zxN
>>594 さん、おめでとうございます。力強いメルヘンですね。面白いです。
19さん、高い評価ありがとうございます。審査おつかれさまでした。
これ、実体験です。あと、これはラーメンズさんのアドバイスを頂いています。
ラーメンズさん、ありがとうございました。
611 :
北 ◆FUCKcjokcg :2005/10/16(日) 20:55:10 ID:9jw2io4E
612 :
名前はいらない :2005/10/16(日) 21:22:51 ID:CE43bfXe
594です.19さん,するどい評価と優勝,ありがとうございます. 実はこの詩は,あんまり良く考えずに,その時の気分とノリだけで 一気に書き上げました.表現が薄っぺらいような気もしたのですが, 604のようにも読み取れることに気付き,正直驚かされました. 皆さんの詩も大変面白く,人の心の深みに触れるような,すばらしい作品だと 思いました. さて,次のお題ですが,「風景」でお願いします. 季節や土地は問いませんので,適当に何か風景を選んで ありありと分かり易く描写して下さい. 描写力がいかんなく発揮できるものであれば 別に人でも,物でも,動物でも構いません.
613 :
名前はいらない :2005/10/16(日) 21:27:39 ID:DDQqRh35
「闇夜のカラスの見つけ方」 白い白い銀世界 感動したのは小学生 見たまま移した銀世界 送られたのは叱咤と罵声 マジメにやれと猿が言う 白い白い銀世界 感動したのは偉い画家 見たまま移した銀世界 送られたのは賛美とお金 これは斬新、猿が言う マゼルナキケン マゼルナキケン
そう、それは 生き物の頂点に立つ 生き物 家の隣で叫ぶ、強い足と金色の毛 尖った牙 屋根は鱗のように光り、静止した体躯は古代ギリシャの塑像を思わせ 壁は私の体を飲み込むようで、目は、銀が無限を見るように遥か 甘い風は流れる雲が教え それらは、ちぎれた羽 しなびた肉 閉じた … … そう 、そして 単に明るいだけの太陽が みんなが知っていた憂鬱を伝え コンクリートのような影が みえない蝸牛を語るとき 私だけは峡谷のように狭い道を歩いて 帰ることができるのだろう …箱の中で
616 :
名前はいらない :2005/10/17(月) 23:56:42 ID:z0YqkGlb
594です.なんだか皆さん苦戦しているようですが,お題が難し過ぎたのでしょうか ... 実は,私はバイオの研究が本職で,詩にはめっぽう疎いのです. ですが,職業上,文章を書くときは,観察結果を詳細に記述するよう 訓練されているので,それに似たような詩であれば,正当かつ公平に評価できると 思い,今回のお題を決めました. 実際に見た情景であれ,心に思い描いた情景であれ,雑多でごちゃごちゃとした しかし,ぼんやりと捉えた風景から,自分が注目した部分だけを抽出し,それを 正確に文字に置き換え,”詩” というフォーマットに直す,この一連の操作は 難しいようで,でも面白いと思うのですが,どうでしょう?
617 :
練り物ハンター ◆CNzCJKVCcA :2005/10/18(火) 00:20:08 ID:0fXY7n1J
{ハイヨー!} 脳味噌が擦れるような 愚痴をばら撒きながら 身が砕けるような 嘘をつき続ける 機能の落ちた内臓が 俺を無理矢理走らせる リズミカルな 葉っぱのこすれる音 落ち葉だ 秋だ いわし雲だ キリモミ墜落の旅客機 何人乗った?何人助かった? 「ハイヨー!」 俺は意味もわからない威勢のいいシャウトを空に打ち込んだ 鉄の馬にまたがって 皮のシートから腰を浮かし 竹輪を咥えながら ビーフジャーキー?サラミ? 喉渇くじゃん 湿り気と、塩気と、歯ざわりが心地よい もう一度 「ハイヨー!」
618 :
名前はいらない :2005/10/18(火) 01:15:40 ID:9rJzaanM
「小さなもの」 見渡す限り 草原と 半球描いて 空ばかり 僕の立つところが草原の真ん中だ 僕の足下から滑り落ちるように草原は流れる 空は地球を裏返して 僕だけがこの世界に突き立っているもののように見えた 草に埋まった 足下の 靴裏に蟻 膝に天道虫 草むらを裏返してみれば生きているものたちがいる 僕の他にも生きているものたちがいる 僕よりも早く生きている 僕は両手を広げるとそこで一本の木になった 風は幾度となく渡り そのたびに形あるものを風化させて行く けれども同じくらいの早さをもって 新しいものたちが取って代わる 一人の少女が人間の町からやって来た この草原の絵を描くためにやって来た 彼女はこの何もない草原を眺めて やはり僕を描くつもりだろう 見渡す限りの 草原に 小さな影を纏って ただ一本の木
野生の風景 洞窟を抜けたらもう世界は無くなっていた すぐに花火が重なって あっと思いつつ ぱっと花開く 楕円状にかけまわって橋を架けた 肺呼吸も忘れる高揚感に 少し痺れている そのまま暫く 酔ったように惚けていた お祭り騒ぎはねちっこく続く 月にさわれる夜の真ん中 狼がついに我を失って牙をむく 隠せないところへ噛み痕が残されてゆく きっとまともではいられない 狂うことこそがすべてであるように感じる 不幸しか産まない感情が 昂ぶってゆく 白い流星をばら撒くように撃つ 月へ ブラックホールへ 天の川へ 願い事は透明の壁に覆われて見えなくなった
「雨の日の教室」 その日は朝から雨だった しとしとと降る、そんな雨だった 私は昼過ぎだと言うのに薄暗い窓の外を 教室の一番後ろ、窓際の席で 頬杖を突きながら眺めていた 視界の隅、校門の外に 紺色の傘を差した初老の男が 赤い首輪をつけた犬を連れて歩いているのが見えた 犬は遠目に見ても力がなく かなりの老犬と見て取れた ―それとも歩くのに疲れたからなのか― トボトボと俯き気味に 主人の後を歩いていた スローモーションのようにゆっくりと歩いていた 永遠とも思える時間 所在無く教室の中に目を移せば 蛍光灯は眩しいくらいの白で 淡々と進行する午後の授業を明るく照らしていた
「雨の日の教室」(続き) 開けっ放しの窓 降り続ける雨が静けさだけを増していく中 カツ…カツ…というチョークの音だけが響く そしてクラスの何人かは頭を垂れて 睡眠の欲求にただ身を委ねていた 秘かに好意を抱いている女子は ―そこを見るときだけやけに気を使った― 隣の席の男子とコソコソと、楽しそうに 何かを話しているようだった 何とも言えない気分になって 再び窓の外に目を遣ると 先程よりも僅かに視界の中央へと移動した 老人と犬の姿があった 時折木の影に隠れてしまう彼らは そのまま消えてしまってもおかしくないような 儚い空気を内包していた やがて彼らが横道に曲がってしまうまで 私はその姿をずっと見ていた 永遠とも思えた時間 教室の柱に取り付けられた時計 針はもう、鐘が鳴る3分前を指していた
622 :
名前はいらない :2005/10/18(火) 02:44:38 ID:R/gpwT/Z
623 :
名前はいらない :2005/10/18(火) 14:41:36 ID:Puhqno5U
594です.みんなすばらしい作品ばかりで感動しています. 審査が楽しみです.
624 :
名前はいらない :2005/10/19(水) 02:04:13 ID:uPsY2o6K
あげ
625 :
名前はいらない :2005/10/19(水) 15:12:05 ID:UfrAUh5O
594です.この調子だと今夜中に10作品揃いそうですね♪
626 :
しろ :2005/10/19(水) 15:44:40 ID:uKq/UZoA
初参戦させて下さい! 【遭難】 とにかく逃げたくて 気づいたら灰色の海岸にきていた 海風の抱擁に身を任せながら 砂に足跡を付ける 水分をふくんだ砂利の上に それはやけにソリッドなかたちを残した なにから逃げたくて どこに逃げたいのか わからない 寄せた波を追いかけようとしたら 踏み出した足を撫ぜて 描く白のラインが逃げていく 昨日の残骸も何もかもさらって
627 :
しろ :2005/10/19(水) 15:45:42 ID:uKq/UZoA
潮風の湿った空気が 透明な浸透圧で体にしみわたる 自分という個体が 海に吸収されてしまったかのようだ なにから逃げているのか どこに逃げているのか わからない けれど 拒むだけでも 享受しているだけでもだめで 溶け合うことも本当は大切なのかもしれない 仲間になりたくて そっとよりそった僕に 海は何も言わず ただ手をつないでいてくれた
628 :
しろ :2005/10/19(水) 15:47:25 ID:uKq/UZoA
629 :
愛 :2005/10/19(水) 15:51:27 ID:kz9TgIEw
ゆるやかに流れていく天満川は やはりそこにあった 風が強くて雲の移動が速い そのせいで太陽も見え隠れ こんなに暖かいのに風のせいで台無しに あの時と全く同じだった 振り返ると当たり前みたいに学校が建っている 土手に座る 心なく飛んでいくコンビニのゴミ袋 少し遠くで外人がおでんを食べていた 会いに来た あの頃はなんにも知らず、ただ会いに来た それだけだったのに あの時から時間は止まってしまった 私をかえして 今日は私に会いに来た そしてあの時はあなたに会いにきたの 目を閉じると もう冬のにおい もう 眠っていいですか? 風が音を出して吹いた
「記憶」 星を見に行こう 言い出したのは誰だったか 母が毛布を5つもって おねえちゃんがポットにコーヒー入れて 俺はまだ幼い弟の手を引いて 裏山の階段を上った お酒ばかり飲んで 家族ばらばらにして 病気になって死んじゃった父 あれだけ殴られて あれだけ憎かったのに 記憶に残ってるのは あの日の景色 澄んだ空 満天の星 眼下に広がる 俺らの町 真夜中なのに毛布の塊5つ寄り添って どれが何座だとか喋り続けた なんで今思い出すのだろう 町も変わって星もあんなにはっきりと見えない 目が悪くなって俺も眼鏡なしでは星も見えないのに
631 :
名前はいらない :2005/10/19(水) 16:15:31 ID:SVuL3O1o
あと一つ
632 :
愛 :2005/10/19(水) 16:41:15 ID:kz9TgIEw
「感謝祭」 さあ本日は朝9時開店の 駐車場は軽・4駆・乗用・ワゴンとひしめき それに自転車・バイク・老人の押す手押し車 コテ印バター・マルチレスアイス・ノーネームキャノーラオイル半額! ポエムビーフ・梁山泊ラーメン・センゴの味噌カツ半額! 安いよ安いよ マグロの解体は10時からです 70代夫婦の二人連れが今晩のサンマをどうするのかで トングと氷を振り回し言い争ってる 横で5歳のいたずら盛りが 試食の唐揚げ7個目をくすねる それを知らずに若い母親は 5種のきのこか4種の野菜かシチュールーの種類で迷いに迷って バナナを押してる紫髪の60代の婦人の靴先は しゃがみ込んでる 10代の若者に 痛ってぇババァ いらっしゃいませいらっしゃいませ しつれーえいたしまーす通りまーす 目玉のマグロはあれで最後だ ちょっと押さないで足!足! ちょっとカートが足りないよー サカナサカナサカナ〜♪お肉好き好き〜♪ お一人様2個限りだけど3回並んじゃった ママーおいしいねこのトリ ちょっとあんた何食べてんのもー まだ青い葉野菜の匂い冷房の効いた足もとは冷やり 向こうの方までレジは並んでる 一人も二人も関係ないない ごったがえす中忙しくしてる客が客だか店員が誰だか 廻る人の渦 今のマーケット 流れるエナジー スーパーラブ 何故か誰もが上気している あれ 小銭 落としましたよ
634 :
名前はいらない :2005/10/19(水) 17:09:07 ID:qOK0Tt2A
仕切り屋変態雨、早く集計汁
635 :
愛 :2005/10/19(水) 17:14:59 ID:kz9TgIEw
初めて書きました☆ 皆さんのと比べて未熟でごめんなさい・・・ このスレ楽しい! また投稿したいです 勉強にもなるし
636 :
練り物ハンター ◆CNzCJKVCcA :2005/10/19(水) 18:15:51 ID:txqSsXrJ
>>634 雨さんを悪く言うな!
いつかペッチングさせてもらえるぐらい。
親切丁寧に応対せんか!
637 :
名前はいらない :2005/10/19(水) 18:18:47 ID:qOK0Tt2A
お前も勘違いコテだな 脳内妄想で雨とセックルしてればよかろう
638 :
練り物ハンター ◆CNzCJKVCcA :2005/10/19(水) 18:23:33 ID:txqSsXrJ
>>637 勝手に決め付けんな!
雨さん以外とも妄想セックルしまくるぞ!
世界中の男女に妄想セックルするんじゃ!
世界中の男女に妄想で犯されるんじゃ!
以後この話は別のところでするぞい!
639 :
名前はいらない :2005/10/19(水) 18:28:10 ID:jyGWY8R/
>>637 何をそんなに執着しとるのだ?
雨が嫌いならNGネーム指定すりゃ良かろうにw
640 :
名前はいらない :2005/10/19(水) 18:39:18 ID:GvGLCnKJ
641 :
名前はいらない :2005/10/19(水) 18:40:31 ID:qOK0Tt2A
雨だけを叩いているんじゃない ここのコテが基本的に嫌いなだけだ
642 :
名前はいらない :2005/10/19(水) 19:50:18 ID:UfrAUh5O
594です.集計ありがとう! 1〜2日以内に審査発表を行ないます. しばらくお待ち下さい ・ ・ ・
あっはぁ! 間に合わなかったか。一応投下だけさせて。 審査対象外で結構ですんで。
644 :
1 :2005/10/19(水) 20:39:01 ID:zM/UD+q5
「五十円玉のスケッチ」 数あるYen硬貨の中でももっとも出会うことの少ない五十円玉が財布の中に三枚もあるの で少し驚いた。五円玉五百円玉と並んで財布の中に複数枚あるとお金の使い方が下手な感 じがしてどうにも恥ずかしいしろものだ。しかし五十円玉というのはなぜもっとも出会う ことが少ない感じがするのだろう。百円ポッキリや五百円ポッキリで買えるものは多くて も五十円ポッキリのものは少ないからだろうか。一円や五円は財布に溜まればすぐに硝子 鬢やら賽銭箱やら募金箱に吐き出されるものだからいつも見かけているようなものだし、 なにより消費税のために百円ポッキリの商品を買った時に五円玉がついでに出て行くこと は多い。駄菓子屋では十円玉が働き蟻のように地上を埋める。十円ハゲ。ご縁があります ように五円玉をポケットに忍ばせる。百円均一ショップ。一円ブス(もうそれ以上崩せな いブスBy今いくよくるよ)。比較的歴史の新しい五百円玉は置いといて。では五十円玉に は何があるのか。なんだかあまりにも淋しい硬貨ではないのか。よし五十円玉、そんなお 前が好きになった。せめてお前を詩にしてやろう。
645 :
2 :2005/10/19(水) 20:51:03 ID:zM/UD+q5
人間には目がふたつあるので、五十円玉を横から見た時、五十円玉の表と裏をいっぺんに 見ることができる。五十円玉には穴がある。人間は穴の入口と出口とを同時に見る。その 時、五十円玉は消える。代わりにそこに銀色のヒラメが現れる。表にも裏にも顔のあるヒ ラメだ。 五十円玉を机の上に置き、指で弾くとまわる。ここまでは十円や百円やと同じだ。しかし 五十円玉には穴がある。五十円玉の内に五十円玉ではないところがある。穴も五十円玉と 一緒にまわる。ここまでは五円玉と同じだ。五円玉と違うところはといえば、実は私には 見つけられなかった。日暮時の茶色い机の上では、蛍光灯を早くに点けていても、眼鏡を かけ忘れていなくても、五十円玉は五円玉と間違えられることがある。 たくさんの五円玉の穴に糸を通して繋げて腕輪のようにしている人は結構見るものだが、 五十円玉で作ったあれは見たことがない。どうやら五十円玉と五円玉はやはり違うものの ようだ。 まわる五十円玉と一緒にまわる穴からいつもの景色を見た。景色はまわっていなかった。 まわる五円玉と一緒にまわる穴から同様に景色を見た。景色も一緒にメリーゴーラウンド のようにまわっていた。 私は今夜、五十円玉と肩を抱き合いながら酒を飲むつもりだ。お前もきっと五十円のもの ばかり売っている何かの店(思いつかないが)へ行けば引っ張り凧になるさというつもり だ。なによりお前の顔はヒラメみたいじゃないか(誉めていないが)というつもりだ。そ ういいながら私は、きっと自分を慰めているような気持ちになるだろう。私は、そうだ、 私は五十円玉のような奴だ。おめでとう五十円玉。お前のための慣用句ができた。
646 :
名前はいらない :2005/10/20(木) 14:33:36 ID:+VIfFN+q
あげとく
647 :
名前はいらない :2005/10/20(木) 15:30:56 ID:4/qMgmbu
皆様,お待たせしました.594です. みんな,お疲れさま!集計してくれた方もありがとう!10作品すべてを見てみましたが, “お題”という縛りさえなければ,なかなか優劣の付けがたい力作ばかりでした.しかし ここでは,ルールにのっとって,今回のお題に沿って評価していこうと思います.お題は 「風景」でした.これは描写力を競って頂くために設定したテーマで,周りの風景や 出来事に対する日ごろからの注意深い観察,そしてそれを詩に起こすときの表現, それら二つの力を見ることを目的としています.ここでは,これら二つの力のバランスが たいへん重要です.前者が強すぎると,言葉足らずになり,それでも無理に表現しよう とすると詩とは思えないぐらいの説明口調の文章になってしまいます.逆に,後者が 強すぎると,冗長でしつこい表現に陥ってしまいます.しかし,これらの問題は,心理 描写を導入することで解決を図ることも可能なのですが,今回は私自身の能力の都合 により,それについては触れないことにします. また,情景描写をテーマにしたとき,材料選びもポイントであるような気がします. 人が全く見たこともないような風景を言葉巧みに説明するよりも,一度見たことのある 風景をさらりと説明する方が,共感が得易いように思います.即ち,百聞は一見に 如かず,ということで,読み手が一度でも見たことがあると,ちょっとした説明でも,その 風景をぱぁと想像させることができるのです.しかし,それだけに,普通の人には気付き づらいようなことにも気付き,表現しなければ,印象の薄い詩になってしまいます.逆に 誰も見たことの無い自分だけが知っているような風景を材料にした場合は,理解され にくい詩にはなりますが,心に引っかかるような詩にはなると思います.例えるなら, 臨死体験した人が語るあの世での出来事が,気になるのと同じことです. さて,それでは評価の方に移ることにします.
648 :
名前はいらない :2005/10/20(木) 15:34:56 ID:4/qMgmbu
>>614 「闇夜のカラスの見つけ方」
評: 全く同じ絵でも,小学生が描いたのと,偉い画家が描いたのとでは,周りの人の
評価が大きく違ってしまう,そんな,肩書きにこだわる人の心を皮肉るような作品.この
中では,登場人物として“小学生”,“偉い画家”と“猿”が登場します.そして,それら
の人物が“白い白い銀世界”を話題の中心に添えて,やりとりしながら,物語が進行
します.芸術について何も知らないのに,ただ名のある画家が描いたというだけで無条件
に褒める“猿”が,いかにも居そうな評論家のようで,面白く思いました.ただ,頭の中
にありありと物語の情景が浮かんでくるほどには,それらの描写が詳しくないことが残念
に思われます.全体として,テンポ良く,すっきりとまとまっており,読み易い詩に仕上
がっています.
>>615 「rest…?」
評: この詩では,1行目に現れる“生き物の頂点に立つ 生き物”が力強く描写されて
います.更に,周りの風景や生き物と巧みに対比させることで,“生き物”の雄大さが際
だっています.恐怖さえ覚えるほどです.面白いのは,その“生き物”の実態を知って
いるのは,“私”だけで,周りの“みんな”は知らない,だから,“私”は“帰ること”
はできるが,“みんな”はできない,という対比が隠されている点です.また,“生き物”
について詳細に描写しながらも,その実態を具体的に読者に伝えないことで,読者まで
も“みんな”の中に引き込んでしまうなんて ...すばらしい表現力です.
>>617 {ハイヨー!}(練り物ハンター ◆CNzCJKVCcAさん)
評: 乗り物として“旅客機”と“鉄の馬”が登場し,それらが“秋”の風景の中心に添
えられています.風景の一部として,“葉っぱ”,“落ち葉”,“皮のシート”,“竹輪”などが
登場し,それらが簡素に表現されることで,“俺”の視点が目まぐるしく変化する様子が読
み取れます.ただ,前半部分で“秋だ”と言い切っているのに対して,後半部分に秋らし
い表現が見当たらないのは,残念に思いました.全体として,さわやかであっさりとした
感じに仕上がっています.
649 :
名前はいらない :2005/10/20(木) 15:37:31 ID:4/qMgmbu
>>618 「小さなもの」
評: この詩では,“僕”の視点から見た“草原”を“生きているもの”を中心して表現さ
れています.具体的に示される生き物は“蟻”と“天道虫”だけなのですが,その他の生
き物を“生きているものたち”として言い表すことで,数え切れないぐらいの生き物が草
原いることが感じ取れます.更に,それらが生き変わり死に変わりするさまを表現するこ
とで,時間の経過や草原の不変性が感じ取れます.その中で“僕”は,“草原”の長い歴史
のほんの一部を担っている存在に過ぎないのだな,と痛感しているように思いました.最
後に“少女”が登場します.彼女は“草原”の中に分け入ろうとはせず,その外から眺め
るだけで,“僕”の見た“生きているものたち”には気付きもしません.そんな注意力に乏
しい人物を登場させることで,“僕”の観察力を一層際立たせています.欲を言えば,“彼
女はかたわらの切り株に腰掛けた 僕が生まれるはるか昔に朽ち果てた 僕の未来の姿で
もある切り株に”といった一節を加えることで,“僕”自身も,“新しいものたち”の一つ
であり,いずれは,別の“新しいものたち”によって取って代わられることを表現してほ
しかったように思います.全体としては,草原を優れた観察力で,時間的に空間的に広く
深く捕らえ,巧みに表現した,力作です.
>>619 「野生の風景」(し ◆FCXRNaWgHsさん)
評: 幻想的で不思議な感じのする詩だと思いました.筆者の感情が“夜”の“お祭り”
の中で,一気にプラスからマイナスの方向へ下っていくようすが分かります.その原因は
“狼”であり,それにより次第に傷つき,ネガティブな感情に染まっていきます.最後は
祈りに頼ろうとするものの,それさえも叶わない.そんな心理がよく表現されています.
夜の風景や空の感じもよく描写できています.ただ,“狼”が感情の揺れ動きの主要な原因
になっているにも関わらず,それに対する描写が大してなされていないのが残念に思いま
した.全体としては,無秩序で野性的な夜の世界とそれに翻弄される筆者を心理と情景の
両面から描くことで,振り切ることのできない暗さがうまく表現されています.
650 :
名前はいらない :2005/10/20(木) 15:39:10 ID:4/qMgmbu
>>620 「雨の日の教室」(ねむい ◆yYGM98H44I さん)
学生時代のけだるい感じのする授業風景,そして外の情景が,読み手の頭の中で再現でき
るぐらいにまで,丁寧に言い表せています.また視点を変えるときのタイミングや動機に
も全く不自然さがなく,流れるように描かれています.更に,“私”の視界に入った“老人”
や“犬”の動きを具体的に表現することで,ゆったりとした時間の流れまでもが巧みに表
現されています.全体としては,客観的表現に富んだ分かり易い場面説明により,臨場感
あふれる作品に仕上がっています.
>>626 【遭難】(しろ さん)
評: 場所は,“灰色の海岸”で,そこでの書き手の心の葛藤とそれが解決していく様子が,
情景の変容と心理の動きを関連付けながら表現されています.それは,“ソリッドなかたち
を残した”“足跡”が,“寄せた波”にさらわれて,最終的に“自分という個体”が“海に
吸収されてしまったかのよう”になる,という情景で表わされています.ただ,場面設定
が海岸であるせいか,あるいは心理描写が大半を占めているせいか,情景の説明が簡素に
なっています.カモメ,ヤドカリ,カニ,イソギンチャク,海草,入道雲,漁船,鯨の背,
椰子の実などを盛り込み説明することで,海の情景をもう少し具体的に表現してみてはど
うでしょうか.全体的には,日常生活の中で蓄積した,なんとも言えない心のシコリを海
が取り除いてくれる,そんな海の雄大さを感じさせてくれる作品です.
651 :
名前はいらない :2005/10/20(木) 15:39:48 ID:4/qMgmbu
>>629 「幻」(愛さん)
評: 彼氏とともに過ごした時間や思い出を過去の待ち合わせ場所に出向くことで清算し,
再び一人の状態から出直そうと決心する,女性の心境を表わしているように思いました.
その場所は風が強い以外は,過去と全く同じ状況で,再出発にはふさわしい状況に仕上が
っているようです.しかも,風は彼女が心の整理をしようとするのを一見じゃましている
ように見えるが,実は過去の思い出を吹き飛ばしてくれる役目を担っているようでもあり
ます.それは,“心なく飛んでいくコンビニのゴミ袋”と,最後の方の“もう 眠っていい
ですか? 風が音を出して吹いた”といる2つの節から読み取ることができます.ただ,今
回のお題である,風景の描写に関してみれば,何となく物足りないような気がします.例
えば,「イチョウの葉を蹴散らす 学校帰りの小学生 その隣を過ぎる布団屋の車 対岸に
はしだれ柳がならび 家々の屋根が間からのぞく 振り返ると学校の門 かたわらの電柱
にはいつもの野良犬 その後ろから先ほどの小学生がそっと近づく 全てが見慣れた光景
であった」といった感じで,“全く同じ”“当たり前”の状況を細かく説明することで,読
者の頭の中で,より風景が想像し易くなります.逆に,“生暖かい風が運ぶ時期外れの霧 対
岸のしだれ柳は薄く 家々の屋根は白く隠れる”と言ったような感じで,視界がさえぎら
れるような状況を作り出すことで,情景の説明を省くことも可能です.しかしこの時には,
例えば,校内から聞こえてくる野球の練習の打撃音や掛け声,近くを通りがかる学校帰り
の子供達の会話,木々の葉がこすれる音,霧の向こうにかすむ屋台から漂うおでんの香り
など,聴覚や嗅覚により得られる情報を表現することで,描写を充実させる必要がありま
す.全体的には,どことなく寂しさの漂う,学生時代に誰もが味わうような,センチメン
タルな感じに仕上がっています.
652 :
名前はいらない :2005/10/20(木) 15:52:45 ID:4/qMgmbu
>>630 「記憶」
評: 父親ぐらいの年齢になって,ふと,死んだ父のことを思い出した,そんな作品.記
憶は何十年も昔のものなので,おぼろげながら,それでもなんとか覚えている所だけをか
いつまんで説明しているように見える.そのため,表現自体はかなり簡素になっている.
しかし,印象深かった記憶までもが薄れているさまを表現することで,父の存在が過去の
ものになりつつあることが感じ取れる.ただ,欲を言えば,この詩の中核とも言える“澄
んだ空〜俺らの町”の一節に関しては,もう少し詳細に描写してほしかったと思います.
全体としては,淡々と書き記された,ちょっと物悲しい雰囲気を醸し出した作品.
>>633 「感謝祭」
評: 場所はデパートの食料品売り場,時間は昼前の大変込み合った時間,しかも“感謝
祭”のためいつもより人は多い,そんな場面でのできごと.目まぐるしく視点を変えるこ
とで,売り場やレジが人ごみでごった返した雰囲気がよく表わされている.しかも,“試食
の唐揚げをくすねる”“5歳のいたずら盛り”を2回登場させたり,駐車場→売り場→レジ
の順で場面転換することで,時間の経過も自然に言い表せている.人物説明についても,
身なりや服装よりも,行動やセリフに的を絞って表現することで,人々の熱気がより伝わ
り易くなっている.それは,陳列棚やレジの配置などの無機質な要素の説明を極力省くこ
とによっても同様の効果が得られている.このため,この詩が表している風景は,目で見
た風景と言うよりは,肌で感じた,あるいは,耳で聴いた風景であると言える.風景を描
写するのに,こんな表現方法があったとは...意表をつかれました.
653 :
名前はいらない :2005/10/20(木) 16:15:26 ID:4/qMgmbu
さて,書評が終わりました所で,トップ3の発表です.
>>615 「rest…?」
こと細かく説明しながらも,とらえどころのない,幻想的な雰囲気が印象的でした.
>>620 「雨の日の教室」 (ねむい ◆yYGM98H44I さん)
あたかも,読んでいる私自身も授業を受けているような,そんな錯覚を覚え
させてくれました.
>>633 「感謝祭」
聴覚に訴えかけるような作風が印象的でした.
優勝は
>>615 ?
おめでとう
うはwwwwwかすりもせずwwwwwww
>>649 審査ありがとうございました
次こそ優勝したいな
俺は
>>633 が良いと思いました
あと、>>620-
>>621 もよかった
655 :
名前はいらない :2005/10/20(木) 16:37:43 ID:4/qMgmbu
上の3作品は,描写に関しては,甲乙付けがたいほど良くできています. そこで,最後の決め手となるのが,これらの作品が‘詩’であるということです. つまり,表現が最も詩的であると思われた作品に優勝を捧げることにします. 詩とは,効果的に読者の心に響くように,厳選された表現と言葉を用いて, 短く端的な文章の積み重ねで語られなければならない,と思う.そして, その条件にぴったり当てはまった作品とは ...
656 :
名前はいらない :2005/10/20(木) 16:38:31 ID:4/qMgmbu
>>654 うわぁ,まだだ,まだまだ,ちょいまち,待ってくれぇ〜
657 :
名前はいらない :2005/10/20(木) 16:51:50 ID:4/qMgmbu
優勝は,体言止め,倒置法や比喩表現といった技法を巧みに使いこなし,
端的かつ効果的な言葉が印象的な,
>>615 の作品,「rest…?」 です.おめでとう !!
集計して下さった方,投稿して下さった方,投稿が遅くて審査対象から漏れてしまった方
お疲れ様でした.
>>652 お疲れ様でした
>>633 を書いたせーのでバッと書く瞬発力が取り得の者です・・・。
いつもなんですが、10作品集まってないなら参加しちゃえ!と飛び込みました。
技巧的なことはいつも無意識レベルなもんですから(汗 誉められません)
そのように作者にきちんと返して下さるとすごく有り難いものです、
優勝うんぬんよりもよほど嬉しかったです、本当にありがとうございました。
今回はああいう「雰囲気」を書いたつもりでしたがなるほど「聴覚」ね〜
自分は自分の買い物をしながら音や雰囲気で周りを感じているのだな・・・
なのに超ソラミミストなのは何故だろう・・・・聞こえたまま聞き返すと
かなりの確率で「わざとでしょ?」「どうしてそれがそう聞こえる?!」と
なってしまいます・・・・・・・・
わたしはやっぱり
>>315 が良かったですね おめでとうございます。
お題・評いつも楽しみに拝見してます(1回参加したらしばらく休み・あ・どうでもいいですね)
ではでは。
ああ〜→
>>615 です。 すみません赤子を抱えてゴミ捨てて来ます・・・
594さんお疲れ様でした。 今回は良作が多くてひとつを選ぶのは 大変そうだな〜と思っちゃいました。 (あ〜自分のは・・・駄作でひとりで質を落としてますが) >615さんおめでとうございます! うまいなぁ・・・すごく切ない気分になってしまった。 >659 赤子を捨てると最初よんであわてちゃったじゃないですか! ごみ捨ていってらっしゃい・・・・
661 :
愛 :2005/10/20(木) 18:39:42 ID:mcoU8Yj+
批評、ありがとうございます
>>615 さん、おめでとうございます
私、まだまだで恥ずかしいです
情景描写、なかなかむずかしいです
勉強せねば・・・!
批評された通り、私はまだ学生なんです
やっぱ青っぽさがにじみでていますか?
情景描写・・・どうしたらおまく表現できますかねえ?
おちちゃったけど、ここはレベルが高いので自分にカツをいれれます
また、挑戦します☆
662 :
& ◆sQw2IvQ8pg :2005/10/20(木) 18:59:42 ID:4/qMgmbu
>>情景描写・・・どうしたらおまく表現できますかねえ? 詩ではないが,島崎藤村の作品が参考になる.
663 :
名前はいらない :2005/10/20(木) 19:00:21 ID:4/qMgmbu
& ◆sQw2IvQ8pg←特に意味はなし
665 :
↑ :2005/10/20(木) 19:32:59 ID:4/qMgmbu
↑ 皆さん,釣られないように.
666 :
名前はいらない :2005/10/20(木) 19:52:12 ID:mcoU8Yj+
次のお題はなんですか?
667 :
& ◆rHBBMRQRmA :2005/10/20(木) 22:20:59 ID:4/qMgmbu
もし私が今回のお題に投稿できたなら,下のような作品を出したかもしれない. でも,優勝は,逃しただろう ... 「秋の風景」 (私が以前書いた「ランドセル」を改作しました.) 紺色の水玉の入った 小さな白いワンピース 大きな麦わら帽子に 赤いリボン やわらかい秋の陽射しに 明るく笑いかけながら モミジのような幼な手が 軽やかに駆けてゆく そよ風に揺れる深い緑に わた毛が一勢に舞い上がり マシュマロのような足が 飛び跳ね転がる 突然虹が太陽をまたぎ 雲をつらぬき リンゴ畑に飛び込んだ 淡い空をゆっくりと仰ぐ ほのかに色づく山の端に 澄んだ青が溶けていき まっすぐ伸びた丸い背中が わずかに震える 七色に光る真珠は 静かに回り続け おだやかな夕暮れが すべてを優しく包み込む
668 :
名前はいらない :2005/10/20(木) 22:22:23 ID:4/qMgmbu
& ◆rHBBMRQRmA←‘594’ がモジバケしちゃいました.やぱり特に意味はない.
670 :
批評人@mike :2005/10/21(金) 00:25:23 ID:2SkyPQMX
615を書いた批評人@mikeです 594さん批評ありがとーございました☆ 次のお題は 目に見えない何か や、耳に聞こえない何か、とらえどころの無い何か、等の 「〜無い何か」でお願いします そして無題に限定します。もしタイトルを明示しても、 こちらとしては題とは認識せず単に詩の一部と見なしますのでそのつもりでね☆
671 :
うえのぶお :2005/10/21(金) 08:24:31 ID:PKIj5Oe/
ピンク系、逮捕されたら、なさけない
672 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/10/21(金) 10:41:23 ID:9NKkT/b/
薄桃がかった光沢を洗う 流水が切れ、曲がって落ちてしまった 中に指を差し入れて、粘膜質の感触に包ませる 包まれる。食事中なら吐き気を催したかもしれない 今はどうも気持ちがいい。胎内みたいだ陳腐なたとえだが 青い刃先に中身を広げたらなかなか映えるかもしれない ぷつり、と、刃を入れることをこの弾力は誘う でも今はもう少し、内壁をこね回していよう ひとり
673 :
名前はいらない :2005/10/21(金) 22:08:27 ID:Czk4E8UH
モジャモジャ ペタペタ ニュールニュル クニャクニャ ピチピチ スーイスイ ピャッと出てきて ブシャ ウヒャヒャ ヒョイッと入って ピウン ボチャッ 僕のおうちで グモグモ ゴックン 君のお庭で ボリボリ ハグハグ シャアと飛んで シュワッチ ゴーン フルフル ヒューヒュー ピクリンチョ ブルブル フルフル フーワフワ リンゴジュースで ごりんじゅー ちゃんちゃん
594さん批評ありがとうございます。批評人@mikeさんおめでとうございます。 「雨の日の教室」を書きましたねむいです。 トップ3に選んでいただけたようで、嬉しい限りです。 “詩的な表現”や“センス”という言葉からは縁遠い私ですが、 手持ちのカードで上手くやって行きたいと思います(笑) ありがとうございました。
鳴るよ鳴る 鐘の鳴る 君がどこかで鐘を突いてる 力任せにやけくそに 割るために 音を壊すためにだけの なるよなる鐘がわたしの内耳道で どこにもいけない囲われた荒野で わたしが君に鐘を突かせてる 鉛でできた空洞であるところのこの天井を 割ってはくれないかと 割れた音を埋めるための穴は掘ってある 穴は掘ってあるんだ
「秩序が無い何か」 昔は今 おじいさんとおばあさんが住んでいました ある日おじいさんは老衰で、おばあさんは河に洗濯で逝きました するとどんぶらこ〜どんぶらこ〜とおばあさんから桃が流れてきました それを見た犬のお巡りさんは困ってしまったので無視しました お巡りさんに保護されずに哀れおばあさんは保健所に なんて ひどいんだ もう よのなかが いやになった 晩御飯はカレーです 生きてるって超たのしー!!
677 :
名前はいらない :2005/10/24(月) 09:26:48 ID:C98eqGhR
ズボンとザボンの違いについて誰か教えてください 同じものにしか見えないんです どうしても おっぱいの横に斑点があるヒト 誰がどう見ても子供の外観 これが幸い楽だよと 上半身裸でどこでも歩く だけども揺れるおっぱいと 斑な素肌が大人の証拠 大宇宙VSピグミーのように 彼女にはなんにもわからない バカじゃないんだ ただピグミー 三日月の崖に立って銀河を見つめる はきものとくだものの違いもわかりません 大宇宙VSピグミーのように 彼女は目がくらくらして字が読めない バカじゃないんだ ただピグミー 日本語の意味から自由なだけさ
678 :
練り物ハンター ◆CNzCJKVCcA :2005/10/25(火) 17:58:55 ID:6Hp26cSx
練り物じゃない何かにわしは囲まれて わしは狂った様にヴィオリンでたこ殴りにする ヴィークィー音を破りながら 音速の壁にぶつかり立ち止まれば その先に数々のテディベアがアイリッシュダンスを踊る 練り物じゃない何かは問いかけであり 教唆するわしの胸に屈託のない笑みを浮かべ 時にヒステリカルな慟哭を発する わしはテヒブルの上の閑散さに頭悩ませ 煩悩のテディベアをビニル袋にほふり 練り物じゃない何かに揺さぶり起こされ 朝食を施されり
679 :
名前はいらない :2005/10/26(水) 23:50:29 ID:V3BBFo++
__ _,,..,,,,_ __
ヽ/ ・ω・ヽノ<途中経過〜
l l
`'ー---‐'′
>>671 :うえのぶお氏
>>672 :19 ◆gwnULb/9mw氏
>>673 :名前はいらない氏
>>675 :名前はいらない氏
>>676 :名前が必要 ◆BVEpBWBhZ6氏
>>677 :名前はいらない氏
>>678 :練り物ハンター ◆CNzCJKVCcA氏
お題は「〜無い何か」、無題限定です〜。
あと3作品募集中ですよぅ。
680 :
雑草 :2005/10/27(木) 04:58:09 ID:4ZeyW796
青い彼等 モノクロの枠の中でも 青い彼等 群れた 燃えた 消えた 青い彼等 爆音が轟く砂煙の世界でも 青い彼等 群れた のではない 時の力に、引き寄せられたのだ 燃えた のではない あの炎は、哀しみを詩っているのだ 消えた のではない 彼等は、大地に溶けたのだ 青い彼等 絶望の流星群が、最期の彼等の目に映っても 青い彼等
681 :
黒縁の嘘に帰らない声 :2005/10/28(金) 23:36:27 ID:F4aAThsu
あなたが買ってくれたワンピースは、私の持ち合わせる中で、唯一黒色の服 それは今日のためにあなたが用意しただなんて、冗談はやめて あなたはいつでも私に愛のある意地悪を仕掛けた だからきっとこれもそれなんでしょう もうすぐ何事もなく帰ってきて私を大きな声で笑う作戦、私はもう気づいてるんだから (ねぇ、私は認めないよ だからちゃんとこたえて) あなたの口から真実を聞くまで、これは暗い縁のある嘘なの 私は誰がなんと言おうと あなたの言葉以外受け入れない、信じたりしない けれど、 私のもとに彼の声はまだ帰ってはこない
682 :
名前はいらない :2005/10/29(土) 00:03:30 ID:zux29HSy
たとえば一陣の風 私を取り巻くものは動いているのだという証拠 何も変わっているように思えなくとも この身の心臓は身体中に血液を廻らせ それは『私』を刻一刻と変えている ゆるやかな時の流れ 息を吐き息を吸う私 時間と空間の閉鎖世界で イキづく私
集まったっぽい
じゃあ評価開始〜☆ >671 読者が何を想定するかについては、予測することは不可能であり、また、文章や詩は何かを証明しない。 その詩は、この五七五の中にひらがなと漢字と片仮名と読点が使われている。 カタカナ→漢字→ひらがなと不可逆的に進んで終わる。名前欄はひらがな。単純なグラデーションであり、定型である。 さらにもう一つの五と七の区切りの為の読点という定型がそれを刻んでいる。内容と、五七五に刻むことと、不可逆的な変化は何の関係もない。 何かを想定させようとするくどい恣意性だけが見える 恐らく作者は、単純に書かれていることだけを主張しようとしたのだろう。 そこに面白い発見も無ければ、詩的な何かも無い。 ただ理由もなく定められてしまった考え方の定型が示されるだけである。定型は枠組みだ。思考の安易で恣意的な枠組が、五七五という別の安易で恣意的な枠組みに、何の関連性もなく読点によって刻まれること それは詩というより慣用的な文章の特徴である。定型化することは詩では無い。詩では無い文章 >672 ある文章は書き手と対象の関係を立証しない。 「粘膜質の感触に包ませる 包まれる」は主体の側を隠そうという意図がみてとれる 「桃色がかった光沢」「粘膜質」「吐き気を催したかも」「胎内」「内壁をこね回し」「この弾力」これらの言葉から、一種のグロテスクな柔らかさを連想させられる。 これらの言葉は全体に配置させられている事が、ある種の一貫性を示している。一貫性はリアリティーを示す 「ひとり」最後の一行に、単語一つだけを持ってくるということは、強めの強調である 前半は主体を無くし、だんだん主体を現してゆき、最後に主体が完全に現れる そうすると六行目は唐突な気がする。「中身」とは、先の一貫性の事だろうか 「洗う」「流水」「食事」「刃」から台所が連想させられる。そうすると「中身」は魚の内蔵か何かだろうか そうすると、一貫性によって、対象を示そうとしている、と言う事が出来る 主体が明確に現れるのは最後だが、主体については何も語られていない。あるいは全ての行が主体について語られた事である。 主体あるいは対象のどちらかではあるけれども、両方が同時には成立しない仕掛け 主体あるいは対象の無い何か。
>673 例え文章のほとんどが擬声語や擬態語で出来ていようと、示される意味は明確であること。 使われるおのまとぺはほとんど慣用的なものである おのまとぺが全てカタカナで書かれていること 最後の「ちゃんちゃん」は終演の意味を明確に示すためにひらがなで書かれていること 強調するべき所が適度に強調され、意味を示すべき所を適度に意味を示そうとしていること スペースが、おのまとぺの区切りに使われること これら全てが慣用的な表現であり、慣用的な表現の多さは、枠組みの不自由さを示す 最後に連想的で恐らくだれでも思い付くであろう駄洒落 意味的に十分になりたってる強度のものがあるから、「くにゃくにゃ」が「ぐにゃぐにゃ」であろうと、「ぴちぴち」が「びちびち」であろうと、変わらない。代替可能であるという事。 不必要な慣用表現による、つながりの無い何か >675 メッセージを壊すためのメッセージが、実は少しもアイロニカルではない。 始めに強迫的に鐘が鳴る。この詩においては本来伝えるために用いられる道具、鐘が、音が、単にそれ自身が壊されるためだけの存在である 君が、ひたすら、強迫的に鐘をついている。そして「わたしが君に鐘をつかせている」ことが、全体を通して、物語的に、論理的に成立している 始めは「どこか」という[外側]で。五行目以降は、「内耳道」「囲われた荒野」などの[内側]で鐘を突いている。 「わたし」が移動している。あるいは判らなかった何かが判ってくる。 音はメッセージである。君の強迫性はわたしの強迫性である。「わたし」が「君」に鐘をつかせるには、メッセージが伝わらなければならないが、鐘が壊れてしまえば、メッセージを伝えることは出来ない。 だから、「鐘」は「音」は「天井」は「割れない」し「壊れない」。アイロニーによってこれ以上移動することが出来ない。音の墓穴だけが虚しく残る 「語りえない何か」について語る事について
687 :
批評人@mike :2005/10/30(日) 20:15:27 ID:BSzJqZMA
>676 何度も繰り返された確定的な文脈に頼ることは、そんなに確実ではない この詩は、反骨的なコテハンも含めて、ある種の思春期っぽい心理を現していると言える 世の中矛盾だらけ 自分だけは純粋 (でもないけどさ みたいなこと それでもやっていかなきゃ みたいな葛藤も入れてくれると面白い 一面的な主張、指摘とするには強調が下手 ある文脈は、別の文脈によって意味付けられる。秩序を求める行為は、別の秩序によって証明されるにすぎない それは特定の文脈について想起させるだけであり、なんらの無秩序を示さず、示されるのはただ二つの文脈、二つの秩序でしかない そしてこの関係性に注目させるような、仕掛けも見当たらない。読者は単純な指摘以外の何を受け取ればいいのだろう 指摘を明確に強調する以外の目的の無い文章 >677 強調表現の正体は延長の想定であり、それ以上の何かではない この詩は「彼女」について語られていると読むことができる 1連と3連は「彼女」自身の言及もしくは第三者の彼女についての解説である 2連は視覚的な描写 3連と5連が主張 「大宇宙VSピグミー」とか「ピグミー」が彼女のステータスである。ピグミー族であったら日本語の意味からは自由なのだろう。しかし実際には日本語を使う。 本当に「同じものにしか見えない」のならば、そもそも「違いについて教えてください」と言う事もできない 「彼女」は確信犯なのだ。ズボン→はきもの ザボン→くだもの という明らかな言葉遊びからみても、違いを分かっているのである 「上半身裸」「子供の外見」「なんにもわからない」「目がくらくらして字が読めない」という事実が「彼女」の主張であり、「ただ」ピグミーであるという事が、「彼女」の行動である。 それが詩の中のあらゆる部分で成り立つ 「彼女」を見せ、第三者的描写を行う事によって、日本語の意味から結局は少しも自由になっていない「彼女」を皮肉っているようにもみえる 虚構から逃れ得ない何かをとらえること
>678 名称は何らの文脈も決定せず、選択する文脈の可能性を示すにすぎない 「練り物ハンター」は練り物の猟師であり、練り物を狙う。だから「練り物ハンター」にとって「練り物」はとても親しい存在であり、確定された対象である 「練り物じゃない何か」は、親しくも無く、確定的でもない。1行目の「練り物じゃない何か」は、まったく正体不明の存在であり、正体不明なものに「囲まれて」しまうという事が「わし」の恐怖を誘う。 「わし」は「練り物じゃない何か」から逃れるために、「ヴィオリン」で、おそらく「練り物じゃない何か」をたこ殴りにする 逃亡に際して「ヴィークィー音を」破りながらも、「音速の壁」は破ることが出来ず、ただ音速の壁の向こうにいる、アイリッシュダンスを踊る数々の「テディベア」を認識する。 以上の1〜5行が「わし」の体験であり、6〜8行は「練り物じゃない何か」の解説である 「練り物じゃない何かは問いかけであり」、故に「わし」に対しておそらく「教唆」を要求し、「わし」に対して屈託の無い笑みを浮かべたり、ヒステリカルな慟哭を発したりする。 ここで「練り物じゃない何か」は、不特定な何かではなく、詩の全体において同じものである事が示される。また、問う者と"問われる=教える者"という役割をはっきりさせている。 「練り物じゃない何か」が「わし」をテストしている。しかし、「わし」は「テヒブル」上の何かという自分の持っている"アイテム、経験、語彙、文脈"の「閑散さ」によって、教唆することが出来ない、もしくは困難である。 「テディベア」という"求めても得られないもの"を捨て、逃亡を諦めた「わし」は教唆する事ができないので、眠ってしまう 最後に「わし」は「起こされ」て「朝食を施され」るのだが、それが「練り物じゃない何か」に認められたという事なを暗示しているのかどうかはわからない。 ただ閑散とした「テヒブル」の上に朝食が置かれるという単純な向上があり、希望はあるんじゃないのかな?というところで終わる "求めえる対象の無い何か"に触れた時の自己と他者との関係
>680 ある単語が何を象徴するかについては、読者の知りうる文脈によって想起されるしかない 青々と繁る草 青い奴 青春 青を用いる慣用句は、若さを示すことが多い。しかし基本的には視覚的な色を示す単語 この詩は全体で「青い彼等」を肯定している 「青い彼等」はモノクロの枠の中でも青い 「爆音が轟く砂煙の世界」でも 「絶望の流星群が、最期の彼等の目に映っても」 肯定のための解説が、主張である 2連が少し否定的であったので、4連において肯定しなおした 若い雑草は枯れかかった雑草に比べて活性している 活性している、強いエネルギーをもっているものは、"熱しやすく冷めやすい" (←比喩ね)だから、燃えて、消えてしまう 「青い彼等」はなぜ群れた(引き寄せられた)か、モノクロの枠の中にいるのか、爆音が轟く砂煙の世界にいるのかは示されない。 ただその結果(青い)だけが示される。世界が終わっても(詩の最後の行になっても)青い。 どのような状況にあっても、「青い彼等」が、「"青い""彼等"」でありつづける事が、客観的に語られる。 「青い彼等」は、強さとはかなさを併せ持っているもの。内部では滅びない何か >681 ある文脈が想定された上でのメッセージが、その内側でしか成立しないのは、文脈への依存でしかない この詩はおそらく物語として書かれ、物語として読まれる事が想定されている。淵の深さを石を落として測り、底に着いた音が帰ってこなければ、淵は限りなく深い。 という比喩にのせて、(特定の)読者を少々揺らがせ、さらりと喪失の感情を歌いあげる スペースが、括弧書きが、「暗い縁」という隔絶の長さを示し、後半を強調させる 「黒縁の嘘」は、暗くて見えない真実であり、「帰らない声」もまた真実である。シンプルに、テクニカルに語られる喪失 応えの無い依存
なにいっとんのかわからんからもうやめとき いいかげんウゼェ
いやこれ審査ですから
>682 直接語りえないものは間接的に示すしかない 誰も「風」を見ることは出来ない 証拠をでっちあげる事は出来る この詩において「何も変わっているように思えなくとも この身の心臓は身体中に血液を廻らせ」「刻一刻と変えて」いるという"内部"は 「風」が「取り巻くものは動いているのだという証拠」を成り立たせる"内部"と等しい。 初めの一行で「たとえば」とひらがなで書かれているのは、対話が想定されている事を示し、 この詩はあなた(読者)に向けて何かを示そうとしている事を明確にしている 「一陣の風」という「取り巻くものの動き」から「血液」へ、さらに「心臓」を通り「『私』を刻一刻と変え」、 「息」となり、再び「取り巻くものの動き」となる何かの循環は、世界が閉鎖している事を示す しかし、「変化」を示すもの、『私』が、「閉鎖世界」の中で、「イキづく」という事実が示される事が、 『私』が"外部"への可能性、あるいは「閉鎖世界」における強い肯定である 否定しえない何か
投稿された方、また集計された方、大変おつかれさま でした☆ 評価に時間がかかってしまい本当にごめんなさい お題は、単にこれなら自分でも評価しやすいんじゃないかと思ったので 無題限定にしたのはタイトルだけは良い詩を最近良く見掛け、 それなら内容に気をつかえよぉ☆と思ったのと、題についてもう少し考えて欲しいな〜と思ったのと それから題を付ける事で何か安心してしまってるんじゃないかなぁ?みたいな思いがあったからしました これから選定に入ります…
694 :
批評人@mike :2005/11/01(火) 04:49:54 ID:n3h6At51
全体を通して、語彙が抑えられてる感があって、それに関しては
>>677 なんかは比較的その傾向は薄いとおもった もっと多様にしてもいいんじゃないかなとおもいます
他の作品と比べて飛び抜けてポピュラーな技術的センスをもっているのは
>>681 です
また、
>>672 なんかは、他の作品に比べてちゃんと現実をみてる感があるよ、観察力というか
そして、
>>678 は、他の作品と比べてまともなオリジナリティーと、文脈を意識してる、空気読んでる感がある
>>680 は、全作品の中で、唯一全体的に肯定的で、重い感じなのに>681に次いで透明感があるね
面白いのは、
>>675 と>677と>678と
>>682 のテーマが結構カブッてること これはお題の効果なのかな
>681と>682は一貫された構成が魅力的です
また、>675は的確で面白い構成をしてる
>>678 は構成が比較的シンプル
でも技術よりも独自性よりも今はメッセージの大切さを重視したい
そうすると>682と>675で非常に悩むんだけど
唯一世界を脱出して明確に可能性を提示した明るい詩
>>682 を優勝とします☆
以上批評人@mikeでした
あと、>637は声に出して読んでみたらちょっと面白かった
あと、>676は他の作品にくらべて面白くなかった
それから、675と677と678と682をつなげて一つの詩にしたら面白そうでした
みなさんおつかれさまでした〜☆
695 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/11/01(火) 16:04:52 ID:y7dzH63N
審査お疲れ様でした。達意の講評ありがとうございます
自分の詩は、実はお題が、形式とか縛りつける感じがして内心癪だったので
「ソレではない何か」として書きました
そしたらかなり見抜かれたので結構ムカつきました
>>682 さんおめでとう
696 :
雑草 :2005/11/01(火) 16:52:57 ID:piCPJZBK
>>694 お疲れ様です。批評、ありがとうございました。
残念ながら優勝にはかすりもしませんでしたが、重くいてそれで透明感がある、という評価は嬉しいです。
戦争を題材として描いたのですが、戦争というイメージは読み手の方に伝えられてなかったようです。
特に流星群というのは、空を流れて行くものですから、爆弾の表現として使うべきではなかったです。
私的に
>>678 が一番好きです。
697 :
雑草 :2005/11/01(火) 16:56:42 ID:piCPJZBK
>>682 さんおめでとうございます!
(書き忘れ、連投済みません;)
698 :
練り物ハンター ◆CNzCJKVCcA :2005/11/01(火) 22:05:27 ID:DEbCGMo7
____∧∧ 〜' ___( ,,゚Д゚ )<雑草どんありがとう♪練り物でない何かは。 UU U U 練り物以外で愛するであろう将来の嫁さんをかきました。 ____∧∧ 〜' ___( ,,゚Д゚ )<評価人どんお疲れサンバ♪愛の力でわしを優勝者に UU U U してくれると思ったのに・・・・・嘘じゃ。
699 :
681 :2005/11/02(水) 10:27:41 ID:v4baci9g
丁寧な審査お疲れ様です。ありがとうございました。
>>682 さんおめでとうございます。
700 :
名前はいらない :2005/11/03(木) 12:23:30 ID:58fgOnBB
48時間以上過ぎてんじゃね? どーすんだよコレ。
701 :
名前はいらない :2005/11/03(木) 13:43:04 ID:g5O7iSYu
一つ提案があります ”優勝者決定後48時間がたってもお題の発表がない場合 その前の優勝者が引き続きお題出しと審査を行います。 ” といるルールになっていますが,実際,2回連続で評価するのは 結構ヘビーではないかと思われます. そこで,改定案として ”優勝者決定後48時間がたってもお題の発表がない場合 優勝を辞退したとみなし,準優勝者を優勝者に繰り上げ, その人がお題出しと審査を行います。” というのはどうでしょう?
702 :
名前はいらない :2005/11/03(木) 13:57:41 ID:U8xXlf8G
その方が自然だね。賛成。
その準優勝者も名乗り出てない気がするのは俺だけ?
706 :
名前はいらない :2005/11/03(木) 14:49:39 ID:cY5KShOd
準優勝者は明記されていないね。
暫定的に
>>675 が準優勝の扱いにはなりそうだけど。
とりあえず、祝日だから遊びに出てるかも知んないんで、
夜まで待ってみるしか無さそうだね。
あと、テンプレ改変も考えた方が良いかな?
(※48時間〜準優勝者に※優勝者一人と準優勝者を一人指名)
707 :
練り物ハンター ◆CNzCJKVCcA :2005/11/03(木) 18:33:48 ID:/yFjZO0q
____∧∧ 〜' ___( ,,゚Д゚ )<わしが繰り上げ優勝か・・・・・・ UU U U
708 :
◆L4LyBSss3w :2005/11/04(金) 04:31:49 ID:YEGIG4+Z
…ありゃ。もう72時間になるんですね。
>>批評人@mikeさん。
えーと、現在、優勝に指名した方が名乗り出て下さらない状態なんです。
なので、申し訳有りませんが、以下の件について一度レスを頂けませんか?
現在、一応のルールとしては、48時間以内に優勝者さんが名乗り出ない場合には
前回の審査員さんが再度お題の提出と審査を行う、となっています。(参照
>>1 )
ですが、
>>701-703 で意見が出たように、予め「準優勝者」を指名しておき、
仮に優勝者が名乗り出ない場合には準優勝者に審査権が移行する、と言う案も有ります。
そして、いずれにせよ現時点では批評人@mikeさんの意見待ち、なのです。
ですから、済みませんが下記の何れかを選んで頂けませんか?
1・今回は、再度mikeさん自身がお題の提出と審査を行う。
(ルールの改正は次回以降に行う)
2・改めて準優勝者を宣言し、その方にお題の提出と審査を行って頂く。
(実質、今回から新ルール適用となる)
とても負担になる事を頼んでしまい、本当に申し訳無いです。御免なさい。
…あと
>>707 さん、まーだ繰り上げかどうかは未定ですよ(笑)
ごめんそうだったね良く見てなかった じゃあもういっかいで。 お題は、自由形。ともかく自由に書いて下さい。。☆
こちらに投稿は初めてです。お題が自由でよいという事でしたので,未熟ですが審査をよろしくお願い致します(*_ _)ペコリ 『夢の実』 産まれし時に 真綿に包み そっと握りし 夢の実,一つ 希望や 憧れ 野心を糧に 大きく育った 夢の実,一つ しかし… 続く
続き ある処は 腐りし 堕ちし ある処は 砕けし 消えし 何時のまにやら 小さな欠片 胸に残りし 絶望,故に 己で 潰すも あと僅か 以上,よろしくお願い致します(*_ _)ペコリ。
煙の刃先 無気力な俺が だらしなく笑う この姿を見て きみは苦笑い 見送り三振で 帰り道を行く ためいきと共に 吐き出した 煙 形を成して すぐに 空中で霧散していく またその様に 握った拳も 揺れる視線も 煙の刃先が 俺の呼吸を止めるんだ 肺が痛くて 何もしたくなくなった 雪に濡れながら 最後の力で 誰も居ない風景に 手を振った
「月より地球を愛でる」 今日、月に着陸した 地球は青い宝石とかいうが なんのことはない どどめいろの 害虫どもの住処である この月の 静かな美しさよ 月を愛でたくなった 明日、地球に着陸する
714 :
練り物ハンター ◆CNzCJKVCcA :2005/11/05(土) 00:53:33 ID:aI9QpJyM
[ネッシーマン] ネッシーマンの父は ソウルの篭った 熱を帯びたロックンローラーで お前の顔では売れないと 酷評した音楽配布会社の前で ソウルを爆発させ 五体を バラバラにし 音楽配布会社を 爆破した その衝撃で ネッシーマンの母は 気が違えて 魂を 散霧させ ちりぢりとなり 自らの産んだネッシーマンの次男を 絞殺し ジューサーにかけ ミンチにし 挽肉にし 自らの膣に詰め込んで 「これが本当の幼児退行」 ゲハゲハゲハ そして部屋中に敷き詰めた 練炭に火をつけ スモーク母子 腸詰 ネッシーマンの父は今でも 友人が 供養に訪れる ソウルの熱いやつだった リアルロックンローラーだ 最高のシャウトだ 等と呟き 賛美しまくると 仏壇の 小銭をくすねて 帰っていった ネッシーマンはそいつらに それは母と弟の分だと 小銭を取り戻そうとすると 父の友人は お前にはソウルが無い と叫び ネッシーマンを殴り罵倒し 帰路に着く 小銭は戻ってこない ネッシーマンは 陸橋の下で 這いつくばって 呟いた お前ら、生きていて楽しいか?
715 :
名前はいらない :2005/11/05(土) 17:37:00 ID:IaJmTlJC
「痴呆病棟」 彼の肉体は健やかで 病といえば萎縮する脳のみ 穏やかな笑みで廊下を歩き 疲れれば食堂のソファーに腰を下ろし 日々を静かに過ごしていた ときおり見られる 女性患者への色情行為の為 個室隔離が決定される ブラインドの下りた ベッドのみの部屋で過ごす日々 個室隔離を解かれた彼は 今食堂に戻っている 眉ひとつ動かさず 指ひとつ動かさず 人形のように虚ろな眼で 終日移動ベッドに横たわっている
『蜜柑』 箱に入ったたくさんの蜜柑 早く食べないと腐ってしまう 一つ腐敗すると それが全てに伝染してしまう 隣りの人の剥くそれが甘い芳香で私を誘った しかし私は見向きもしない 一つ手にすると 欲はなくとも欲してしまう それが分かっているから 突然隣りの人の蜜柑が私を攻撃した 私の鼻孔をくすぐっていたその汁が 今度はターゲットを目に変えたのだ ピリリとする痛みが私を刺激する あんなにあった蜜柑の その中のたった一つが その中のたった一粒が 私に見せた自己主張 痛みは思いのほか 長い間取れなかった
717 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/11/05(土) 23:12:50 ID:Cz59UJlO
無題 香苗はここに居た ふっ、と笑った
[ネッシーマンビギンズ] ボクの名前はネッシーマン ドラゴンの恐ろしいうなり声が聞こえてきたとき 野辺に咲き乱れる花畑のド真ん中に産み落とされた、ちょっとシャイなモンスター 僕は叫ぶ Oh baby one destroy yeah! 「オギャーオギャー、ねぇ、パパ、あの恐ろしいドラゴンをやっつけて!」 父は答える Bittersweet and strange Finding you can change... Learning you were living! 「揺るぎねぇことはだ、変われる自分自身に気づき 生きることを学ぶことだ!」 そうさ僕は(いや、僕らは!)なんてったってこんな理解不能な世界に生まれちゃったんだ! でもね、 そんなのどうでもいいじゃん 楽しく明るく生きようぜ てなわけで、 これからどうぞよろしくお願いしまーす パパ&ママ&etc...
僕は 彼女と目が合った 彼女はニコリともせずに ただ 僕を見た 彼女はそのまま僕に言った<名前をちょうだい> <リリィ>僕は答えた 名前を付けた僕は彼女と暮らし始めた それがルールと彼女は言った ふたりで眠りにつく 甘えたいときだけ僕に近づくく 気まぐれな彼女は 頭をなでられるのをひどく嫌った <あたしがさわってほしいときだけ あなたはあたしに触れられるの> それがルールと彼女は言った 僕は彼女と ふたりで食事をするのがとても好きだった 彼女は好き嫌いが多くて 僕の好きなものはほとんど口にしなかった <あたしが好きなものを用意して> それがルールと彼女は言った 彼女が好きだったのは焼いただけのメザシだった あまりに美味しそうに食べるので そんな彼女が僕のおかずだった ふたりの食卓は とても幸福に満ち溢れている
寝たいときにシーツをぐちゃぐちゃにしながら寝て 起きている時は何にも役に立たない歌を歌う おなかが空けば わけの分からない 大声をだす 通帳を踏んづけて これはそんなに大切なの?って顔をした 人の話を聞かない 僕の話は上の空 怒りたいときには部屋中暴れまくり 僕が疲れて帰ってきてもお構いなし これは全てルールなのよ と彼女は言った 彼女に百合の指輪をプレゼントした 彼女は気まぐれに僕にキスをした 彼女は消えた 僕は彼女が消える前日まで 彼女がいなくなるなんて思ってもいなかった さよならも言わなかった そんなルールはどこにもなかった 目が合った時と同じ顔をして 彼女はいなくなった 僕は彼女の踏んでいった通帳をぼんやりと見た また彼女のことを考えた 彼女に二度と会えないなんて 悪い冗談みたいで信じられないから 涙は出たりしない 早く帰っておいで 頭をなでたりなんかしないから
721 :
◆L4LyBSss3w :2005/11/06(日) 01:15:37 ID:Qquh2vmP
∧∧
_。 (´・ω・`)_<途中経過ですよぅ。
/c(_ア旦 ̄ ̄/ヽ
/______/※※ヽ、
〆※ ※ ※ ※ ※ ※ ※//
∠二二二二二二二二二ゝ´
>>710-711 :『夢の実』:ミミン ◆4fCTWDhugY氏
>>712 :煙の刃先:名前はいらない氏
>>713 :「月より地球を愛でる」:名前はいらない氏
>>714 :[ネッシーマン]:練り物ハンター ◆CNzCJKVCcA氏
>>715 :「痴呆病棟」:名前はいらない氏
>>716 :『蜜柑』:ロストン ◆1wA.hCni0A氏
>>717 :無題:19 ◆gwnULb/9mw 氏
>>718 :[ネッシーマンビギンズ]:名前はいらない氏
>>719-720 :無題:名前はいらない氏
只今9作品。あと1作品募集中ですよぅ。
「邯鄲の歩み」 前へ習え 習えよ、前に 考えることはそれだけでいい 小さく習え 大きく習え 並べよ 並べ 綺麗に並べ 整然としたものは美しい けじめをつけよ 馴れ合うな 厳しいことは素晴らしい 突出するな 遅れるな 揃ったものは美しい
世界が私に張り付けた固有名詞をひとつずつ脱ぎ捨てていけば 私は私になれるのか 形態を維持できぬ粘り気を帯びた液体、それが真の私の姿なのか 解答はよく闇に溶け 私はそれを見つけ出せない 知った顔のあなたも 本当は私を掠めてさえもいないんだ
724 :
723 :2005/11/06(日) 01:37:10 ID:kW5Yy8cx
あ、リロードしてませんでした。 スルーしてください、すいません・・・
725 :
名前はいらない :2005/11/06(日) 01:42:18 ID:Qquh2vmP
はい、10作品+α揃いましたよぅ。 >710-711:『夢の実』:ミミン ◆4fCTWDhugY氏 >712:煙の刃先:名前はいらない氏 >713:「月より地球を愛でる」:名前はいらない氏 >714:[ネッシーマン]:練り物ハンター ◆CNzCJKVCcA氏 >715:「痴呆病棟」:名前はいらない氏 >716:『蜜柑』:ロストン ◆1wA.hCni0A氏 >717:無題:19 ◆gwnULb/9mw 氏 >718:[ネッシーマンビギンズ]:名前はいらない氏 >719-720:無題:名前はいらない氏 >722:「邯鄲の歩み」:ねむい ◆yYGM98H44I氏 >723:無題:名前はいらない氏 11作目の扱いは、批評人@mikeさんにお任せ。 .『 ̄| 八 | ∧(_)⊥ (|i!・ω・` ) <寒いから風邪引かないよーにね。 l⌒O⌒⌒⌒O⌒l | □囗□囗□ | | 囗□囗□囗 | | □囗□囗□ | | 囗□囗□囗 |
726 :
練り物ハンター ◆CNzCJKVCcA :2005/11/06(日) 01:48:16 ID:1TnQwCU8
>>725 ____∧∧
〜' ___( ,,゚Д゚ )<目指せ!肺炎!
UU U U
>>726 .『 ̄|
八 |
∧(_)⊥
(|i!・ω・` ) <リアルに貧血で寝込んでますが何か?
l⌒O⌒⌒⌒O⌒l
| □囗□囗□ |
| 囗□囗□囗 |
| □囗□囗□ |
728 :
719 :2005/11/06(日) 02:50:49 ID:TovFx1rS
スミマセン。9連目を以下↓に差し替えをお願いします。 最後に見た彼女は <リリィ>と名前をつけた時と 同じ顔をしていた
730 :
練り物ハンター ◆CNzCJKVCcA :2005/11/06(日) 23:21:01 ID:f7uesHcm
>>727 ____∧∧
〜' ___( ,,゚Д゚ )<心配すんな!わしも胃潰瘍でねこんどる♪
UU U U
>>710-711 この詩が提示する概念は「生まれし時に」
「希望や
憧れ
野心を」元にして大きくなる、「夢の実」。
「夢の実」は小さい。小さくて脆い個体。
大きく育っても、どんどん欠けていって、また「小さな欠片」になってしまい、さらにそれを自分で潰してしまうが、「あと僅か」に残っているという小さな希望が残される
それがここまでさっぱりと語られてしまうという事が、言葉の残酷さ、救われなさを物語ります
>>712 無機的な、あまり描写されない描写や、色みの無い強調が、ある種の硬さを詩に持たせている
不自然なスペースの使いかたが、刃物によって切断される金属板を思わせる
特に目立つ言葉が無いために、構造に注意が向く
でも、むしろ分散的な詩の可能性を持っていると思わせる所に、描写の意味を考えさせられる
>>…なんかつかれてきた
☆1/文という残酷さ
>710-711は、さらりとスマートに語ってしまう事が、とても残酷
>712は、スペースの使われ方が、示されるものを切り裂いているようで、とても残酷
>713は、物語内のループが、文章の性質を暴露するので、とても残酷
>714は、最後の問いかけが、それまでの構成
を暴露するので、残酷
>715は、描写する行為の空虚さのほうが残酷
>716は、蜜柑にすごく色々な何かを背負わせようとしている所が、けっこう残酷
>717は、示されるものの不確かさが残酷
>718は、その分散性が残酷
>719-720は、完璧なまでの物語性が、読者にいろいろ忘れさせるので、残酷
>722は、文という残酷さをあんまり感じさせない
>723は、伝達、メッセージの不可能性という残酷さ
☆2/違うという事の量 >710-711 とても冷静に、最後まで絞りこれた文の緊張感が、他と大きく違う >712 対象の軟らかさが、まさに「煙」で、そこが他と違う >713 構成、そして仕掛けの仕掛け方が、すごく他と違う >714 言葉の流れと、強調の激しさ、極端さが他と大きく違う >715 意図も手法も、他とはかなり違う >716 リアリティーの作り方が、他と大きく違う >717 示された事の不確からしさが、他とけっこう違う >718 流れの心地よさが、他と違う >719-720 丁寧さが違う >722 キレの良さが、他と大きく違う >723 やるせなさが、他と大きく違う ☆3/何の方向性を示しているか >710-711 リズム(広い意味で)の絶対的な製作 >71…つかれた 見せ方の新しさとしては、>715と>713が変 言葉の力強さは、>712 >722が強い 物語性は、>719 >716が強い クールなのは、>715 >712 >717 繊細で技巧派なのは、>716 言葉の使いかたが楽しいのは、>722 次いで>712 文学っぽい >714 全体的に読んで楽しい >723 >714 示された事の正確さ >714 示された事の明確さ >710 示された事が面白い >723 >717 構成と示された事の力強さ >710 示されることがわかりやすい >718 …つかれたので優勝を選ぶのはあしたにするね
おつかれ
私が今、こんな詩が書けたらいいなと、うらやましく思うのは>714 私が今、こんな詩を思い出したいと思うのが>710-711 私が今、それを書くことに意義があるなと思うのは>715 私が今、正直そういうのは飽きたなと思うのが>716 >717 純粋に、上手いなあと思うのが>722 私が今、一番好みに近い 近くにおいて置きたいなと思うのは>723 もっと似たようなのを読みたい、続けてほしいと思うのは>718 私とは無関係に思える。つまり、一番飛びぬけて、一番自由に書いたように見える。つまり、私にとって一番リアルなのは、>719-720 よって>719-720を優勝とします 投稿した方、集計した方、おつかれさまでした 二回も審査できてうれしかったです 以上批評人@mikeでした
735 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/11/07(月) 22:22:44 ID:MDQ+gv53
審査お疲れ様でした。講評ありがとうございます
今回何か書こうとして、凝るものとしては「コンセプト」しか浮かばなかったので
逆に、そういう「こういうことを言いたい」みたいな、コンセプトの矢印を撤廃して
枝葉を捨象しまくった言葉にいろんなことを、包摂させる形を取ってみました
自由連想のための器、みたいな感じなのだけど、自分で見ても大して機能してないっす
今回またmikeさんからは、それでも浮き出てきたコンセプトの
稚拙さを指摘していただいたので
読んで、目の覚める感じがしました。ありがとう
何か、「詩が云々」以上に、個人的にクる作品が多くて
他の投稿者さんの作品にすっかり見入ってしまってました
ありがとうございました
>>719-720 優勝おめでとうございます
何回読んでも素晴らしいです
読んでて、「もうやめてくれえ」みたいになりました
736 :
723 :2005/11/07(月) 22:25:31 ID:6C8DgpKZ
批評してもらえると思っていなかったのでうれしいです。
ありがとうございました。そしてお疲れ様です。
>>719-720 おめでとうございます。
737 :
練り物ハンター ◆CNzCJKVCcA :2005/11/07(月) 22:54:12 ID:02eXjUJq
>>734 ____∧∧
〜' ___( ,,゚Д゚ )<わしを優勝にしてくれんからイジケル、スネル。
UU U U 機嫌なおしてほしかったら。愛してるって言え。
>>710-711 を書いたミミンです。お疲れ様です!批評をありがとうございました(*_ _)ペコリ
この詩は仕事中に創作しました(苦笑)
出来がよかったので思い切って投稿して見ました。なかなかお題に合う詩が書けないので,更に精進したいです(>_<。)
>>719-720 さん,おめでとうございます♪
739 :
713 :2005/11/07(月) 23:24:44 ID:OdCiSod6
評価ありがとうございました。お疲れ様です。
>>719-720 さん、おめでとうございます。
>>716 を書きました。
mikeさん、お疲れ様です。
「正直そういうのは飽きたな」胸にズシリと来ました。
評価ありがとうございました。
>>719-720 さん
おめでとうございます。
次の評価頑張って下さい。
742 :
◆jipx.wAXvs :2005/11/08(火) 20:21:19 ID:dN4ueyVe
719-720書きました。 評価人@minkさん乙でした&ありがとうございます。 まさか優勝すると思ってなかったので、驚きました。 ちなみに彼女のモデルは実家の猫(失踪中)です。 次のお代ですが、「心が暖まる詩」でお願いします。 あと、今職場の研修中で週末しかまとまった時間がないので、 申し訳ないですが、その辺りを了承して頂けると幸いです。
743 :
◆jipx.wAXvs :2005/11/08(火) 20:22:20 ID:dN4ueyVe
719-720書きました。 評価人@minkさん乙でした&ありがとうございます。 まさか優勝すると思ってなかったので、驚きました。 ちなみに彼女のモデルは実家の猫(失踪中)です。 次のお代ですが、「心が暖まる詩」でお願いします。 あと、今職場の研修中で週末しかまとまった時間がないので、 申し訳ないですが、その辺りを了承して頂けると幸いです。
744 :
◆jipx.wAXvs :2005/11/08(火) 20:25:23 ID:dN4ueyVe
連投すみません。
745 :
719@携帯 :2005/11/08(火) 20:31:11 ID:dN4ueyVe
しかもmikeさんの綴りも間違ってました。 重ね重ねすみません。ごめんなさい。
ゆうやーけ こやけえの あかとーんーぼー♪ なんで秋は悲しいの? 冬がやって来るから? 葉っぱが落ちるから? あっ…わかったぞ… さようならって言うからだ 真っ赤な顔して泣きながら でも大丈夫 またあした会えるから お日さまあしたは笑顔だね ポカポカ笑顔で照らしてね みんなも笑顔になれるから
747 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/11/10(木) 10:31:59 ID:FXaDxiXe
『夕日』 先生はジロ君を叱りました ジロ君はおかあさんを呼びました 先生もおかあさんを呼びました おかあさんはジロ君を叱りました 先生もジロ君を叱りました おかあさんは謝りました ジロ君も謝りました それからジロ君親子は帰っていきました 先生もつわりが来て早めに帰って いきました
君色珈琲 自転車の荷台には君 人込みを縫って細い裏道抜けて そこには通いなれた 少し草臥れた喫茶店 ねぇ君は何にする やっぱりココアかい? えぇ? 今日は僕と同じ コーヒーを飲むの? 君の後ろのショウウインドウ 行き交う人 動き出す街 君越しに見ると どうでもいいよ気にならない 僕を驚かせた君は まだ嬉しそうに笑ってる 甘いココアの匂いの変わりに 香ばしい香りはいつもの二倍 そこには見慣れない 黒が二つ 深い黒が二つ ねぇこれで良かったの? ただ苦いだけだよ えぇ? 本当に僕と同じ ブラックで飲むの? 君は一口珈琲を飲んだ 澄ました顔して おいしいと言った 君がどんなに 平然を装っても分かるよ 僕に見抜かれた君は 砂糖に手を伸ばす
748の続き 何杯砂糖を入れるんだい? それじゃ甘すぎるだろう 俺のミルクまで入れるのかい? それじゃ冷めちゃうだろう 黒い珈琲は白を手に入れ 混ざり合い色を変えて そこには見慣れた 黒と小麦色 いつものその通り あぁこれで良かったな 君が僕に染まって 君まで僕色の コーヒーを飲みだすのかと 思ったよ 君は君色珈琲を飲んだ おどけた顔して おいしいと言った 僕は僕色珈琲を飲んだ なぜかいつもより おいしいと思った 苦いけれど苦くはない 甘くないけど甘い いつもよりも少し短い レシートを丸めて 小さいドアを抜けて そこには動き出す 街と僕ら二人 僕ら二人
750 :
名前はいらない :2005/11/11(金) 04:23:18 ID:1i25B9GL
途中経過〜。
>>746 :無題
>>747 :『夕日』
>>748-749 :君色珈琲
┌┐.┌i ┌┐ __ ┌┐ | | [][]
|└[][]L.ロロ | [][] | | ロロ |.[][] l└─┐
|┌┤.r‐┘│┌┘ | └┐└─┐l ̄ ̄
└┘..凵 └┘ ! l ̄__l ̄ ̄.┘
└┘
∧_,,∧
(`・ω・) <あと7作品募集中!!
( ;; ヽと つ
( ( ;( ;; ; ミ三三彡
751 :
ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY :2005/11/11(金) 12:48:29 ID:iJiO5nkv
「朝食」 今日も一日おつかれさまでした あした、また逢いましょう 祈るような気持ちで日々のあいさつをする それはさみしいけれど 次の朝が待ち遠しくなるなんて 思ってもみなかったこと それで 今夜は よく眠れるでしょう、きっと 早寝早起きをして運動します マフラーを巻いて 白い息を吐きながら 朝 カフェでマフィンとコーヒーの、2ドル50セント 最近は天気がわるくて冷たいみぞれがときどき降る 白い息をはあはあ吐いて、それでも大股で歩くこと 登りの長い坂道が楽しい おはようございます、と早く言いたい。
「少年」 少年 寒空の下を半袖で走り回る 元気だね 「子供は風の子」 いつの時代も言う 少し残酷に あのね、君はいつかの僕だよ 何も焦ることなんてないから 今は大切なもの追いかけていて 僕たちはいつの日かきっと きっと 眩しいほどの春の陽射しに包まれるだろう 少年 いつになく冷え込む窓を開ければそこに 銀世界 物憂げな横顔 白い溜息 分厚いコート まるで、君はいつかの僕だよ 今日を生き急ぐことなんてないけど それさえ聞かないで走る君でいて 僕たちはいつの日かきっと きっと 心寄せ合える誰かを見つけられるだろう 雪だるま いつの日か作ろう 僕が頭を作るから 君は体を、さあ 少年、君はいつかの僕だよ ひとりぼっちの帰り道も、いいのさ 失くしてしまってもまたやり直せる 僕たちはいつの日かきっと きっと 巡り会い そして離れていくのだろう
遅れましたがmikeさん評価ありがとうございました。
「邯鄲の歩み」を書いたねむいです。
タイトルはトイレにかかっていた諺カレンダーからw 即興でした。
>>719-720 さんおめでとうございます。
754 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/11/12(土) 22:03:53 ID:XKNhYqOY
呼び込み上げ 心が暖まる詩を募集中ですよ
755 :
北 ◆FUCKcjokcg :2005/11/12(土) 22:11:59 ID:wiWl9f90
去年書いたやつやけど、それでもOKなら審査対象にいれてくだされ。 朝 朝は小窓のように濡れていた。 世界中の憂鬱が、 鈍い冬の太陽に乱反射している。 庭に出て残り少ない緑の葉の裏で、 芋虫になった。 僅かに浸透するキレイなところで、 僕は芋虫になった。
なぞ 世界はつまらないと きみは言うけれど よく考えてみて 世界はなぞだらけだよ 例えば、空はなんで青いの ぼくはいまだにわからない 例えば、夕焼けはなんで赤いの 空の下のほうには赤くなる仕掛けでもあるの なんでぼくらは生きてるの 歴史をずーっと遡っていくと なんで宇宙が出来たの、ってとこまで行き着くでしょ そんなことを思うとすごく楽しいよ
「ほっと」 止まれないよね そんなに急いで歩いてたんじゃ 泣けはしないよね 守るものがもうそんなにあるなら でも本当は 部屋でほっとして座りたいころ そろそろ 一息 息 息 ・ ・ ・ ココア飲もう 入れてあげるからさ ねえ テレビたまには つけたら ばかばかしい番組をさ ねえ 一緒に見てみようよ 君が 笑える かどうかは また別だけど あれ あれ見たって 言うのがいいじゃない 思い切り 歌えないよね 大きい声は迷惑と言われたんじゃ 互いが互いを 思ってるようで 詰め込みあってる 小さい箱に 「きゃーあ」と 叫びたくなっても 学校の裏山や屋上なんてない 紅茶飲もう 入れてくれるなら ほんと 嬉しいけど 今日だけは ただ言葉交わすだけで ほんと 一緒に今いるだけど 君と 笑われる かもだけど ほんとに ちょっと嬉しい ちょっとだって言ってるでしょ?
759 :
し ◆FCXRNaWgHs :2005/11/18(金) 15:30:09 ID:30nwabqg
このまま投稿しないと再来週になりそうなのでage
760 :
名前はいらない :2005/11/18(金) 19:27:34 ID:JdjvEcNR
『おでん』 おでん三度目 中身たいらげては汁を足し 具材を入れて おでんばっかり食べている 美味くて美味くて ここ一週間 飽きもしないで おでんばっかり食べている 広いテーブルの上にあるのは ぐつぐつ煮えたおでん鍋と 皿と茶碗と箸と湯呑みがワンセット それでもおでんを食べている 鍋料理 遠ざけてた月日の分だけ食べている 泣きもしないで食べている 空の椅子に座っていた人と一緒に 四年分食べている
761 :
し ◆FCXRNaWgHs :2005/11/19(土) 01:21:08 ID:cZhKdOZN
あと一編募集中
762 :
みっち :2005/11/19(土) 08:19:25 ID:j11WN0E/
『ホルスの眼』 意識もなくなってたの。 しまいには無を混同してしまって、ランドワッサー橋の内奥から帰ったの。悲しいの。 多分、その怖さは物質的存在。
763 :
名前はいらない :2005/11/19(土) 09:46:09 ID:EllDahkf
集計。
>>746 :無題
>>747 :『夕日』
>>748-749 :君色珈琲
>>751 :「朝食」
>>752 :「少年」
>>755 :朝
>>756 :なぞ
>>758 :「ほっと」
>>760 :『おでん』
>>762 :『ホルスの眼』
∧∧
(,,゚Д゚) ヨイショ....
/ つ〜⌒ヽ
( (';; _, ...,,)
∪,)....´;;;,,,..(ヽ
(::::::ノ⌒)_ヽ)
 ̄
∩⌒>⌒ヽ ゴソゴソ
/(';; _, ...,,)
( ,)...´;;;,,,..(ヽ
U(::::::ノ⌒)_ヽ)
∧∧
/(*゚Д゚) サムイネー......
/ У~ヽ
(__ノ、__)
764 :
名前はいらない :2005/11/19(土) 11:03:19 ID:xSKGPGfP
初めまして♪ っということで、私が一番最初に作った『詩』 〜青〜 生命(いのち)の宿りし青よ 深く澄みわたり 彩さを増す青よ 淡く清らかな そして濃い青よ 空にかかりし貴女の見つめるものは何か 貴女にしか見えない青が あなたの心を そして魂をも満たす青を 貴女はけっして忘れることはないだろう 生命(いのち)の宿りし青よ 優しく 清らかな青よ 沈着で 心を満たす青よ まだ見たことのない青よ 我は忘れぬ 永遠(とわ)に続くその青を あなたの愛したその青を 生命(いのち)を育むその青を 力作♪
765 :
◆jipx.wAXvs :2005/11/19(土) 11:29:00 ID:Cj3uaL2w
研修終わって帰ってきました。 これから審査しますので、少々お待ち下さい。
766 :
◆jipx.wAXvs :2005/11/21(月) 00:08:12 ID:ShutBe3k
スレの進行遅くしてすみませんでした。
このお題を選んだ理由は、自分が詩を書く上で「心が暖まる詩」を書きたいと
思っているので、他の人の詩も読みたいな〜といった理由です。
辞書みたら、心は「温」まるの方が正しいようなんですが、
心の温度を上げるっていう意味で、「暖」かいを使いました。
寸評不慣れなもんなので読み違い等有りましたらご容赦下さい。
>>746 :無題
子供の目線で見た秋の風景。夕暮れの公園が浮かびました。
後半のほのぼの、暖かさより前半の秋の風景の方が
勝っている印象を受けたのが残念。
>>747 :『夕日』
西日のさす薄暗い教室で親子と話している先生っていう情景でしょうか。
生徒に愛情をそそぐ先生の中には新しい命が宿っている、ということだと思うんですが
情景以外が正直上手く理解できなかったです。
>>748-749 :君色珈琲
好きな人の影響を受けるのって楽しかったり嬉しかったりするんですが
自分の影響を受ける相手が見えるのは、嬉しくもあり
ちょっと…と思うことがあるので(悪い部分だと特に)、共感しました。
この詩は暖かいんですが切なさ感じることがなくて
幸福な温度に包まれている描写が素敵でした。
767 :
◆jipx.wAXvs :2005/11/21(月) 00:09:01 ID:ShutBe3k
>>751 :「朝食」
全体の描写が秀逸。
6連目でセントラルパークが浮んだので映画のシーンみたいな詩ですね。
同じ職場で働いている人への思い、という風景が浮びました。
今回全体の詩を通しても思ったことなんですが、心に関して言えば
暖かいの反対は切ないなんだと特に強く感じた詩でした。
>>752 :「少年」
かつては持っていたものに対する懐かしさ。
自分よりも大きな未来のある者に語りかける詩ですね。
少年を見る目はとても温かいけれど、過ぎ去ってしまった時間や失くした無邪気さに対する
感情がよく伝わってきた詩でした。
>>755 :朝
「世界中の憂鬱が、 鈍い冬の太陽に乱反射している」という表現が上手いですね。
詩のスタイルみたいなモノがあるとしたら、自分にはこういう詩は描けないなぁと感じました。
不思議な雰囲気のある詩ですよね。ピンとした冷たい空気が伝わってきそう。
>>756 :なぞ
この詩で言われている疑問って、科学的には解明できるんだろうけれど
子供のときに必ず一度は思うこと。
そして、世界がなぞに満ち溢れていた時間っていうのは大人になると忘れちゃうんですよね。
「そんなことを思うとすごく楽しいよ 」っていう最後の一言が、その忘れたものを思い出させて
暖かい気持ちにさせてくれました。
>>758 :「ほっと」
3連目の幸福感がツボに入って、ココア飲みたくなりました。優しい詩ですね。
疲れている時にこういう事言ってくれる人がいたら、救われるし、
大切にしないとなぁ、と思います。
言葉づかいや文字間の置き方がセンスがあって素敵です。
768 :
◆jipx.wAXvs :2005/11/21(月) 00:09:55 ID:ShutBe3k
>>760 :『おでん』
最初読んだとき「切な〜い」と叫びそうになったんですが
何回か読むと、いなくなった人を自分の中で昇天しきった強さ
椅子に座っていた人たちがいた時の温度っていうのが感じられます。
情景は切ないのに、逆に暖かさを感じた詩でした。
>>762 :『ホルスの眼』
ホルスとランドワッサー橋をググってしまいました(無知)
ホルスはエジプトの主神(ですよね?)で、出生のエピソードがさすが神話!と思い
古代エジプトで、「ホルスの眼」は最高の魔除けだったとの事です。
ランドワッサー橋はスイスに実在する橋(そして絶景!!)でした。
詩のほうですが、主題が何かということがが非常に見えづらいので、
その辺をきちっとしてほしいかな、と思いました。文字が少ないならなおさら。
769 :
◆jipx.wAXvs :2005/11/21(月) 00:33:18 ID:ShutBe3k
全体の印象として、お題の「暖かさ」のせいか季節感を感じる詩が多かったので
同じお題を春夏あたりに出してみたいと思いましたw
あと、恋愛(というか人を思う詩)と目線や感情で子供をモチーフに使った詩が多かったですね。
そして、優勝ですが
>>760 :『おでん』 に決定します。
切ない情景の中に、逆に存在している暖かさの温度が一番心に、おでんの汁のごとく染みました。
準優勝も決めたほうがいいのかな?
準優勝は
>>756 :なぞ に決定します。
落ち込んだときなんかに読んでもいいなぁ。素直にニコニコしたくなる詩でした。
あと個人的に一番好みなのは
>>748-749 :君色珈琲 でした。
私事ですがこの板で初めて描いたスレがここだったので優勝できて嬉しかったです。
投稿下さった方もありがとうございました。楽しかったです。
それでは。
わあい準優勝だ
ありがとうございました
>>760 さんおめでとう
771 :
◆OPBYKkBBNQ :2005/11/21(月) 16:24:01 ID:G5UTVIjf
ども。『おでん』書いた者です。これ実話で、四度目つくろーかどーしよーか思案中です。さすがに秋の気配が…。 審査してくれた方、ありがとうございました。評価読んで、私自身がせつなくなっちゃいました(笑)。他の作品への評価も、私が感じていた事を文章化してくれてる部分が多々あり、なんか嬉しかったです。投稿者の皆さんもお疲れ様でした。
772 :
◆OPBYKkBBNQ :2005/11/21(月) 16:25:10 ID:G5UTVIjf
と、冷静に書いてますが、実はとまどってます。ど、ど、どうしょ〜〜!他人様の作品を評価できるだけの力量を持ち合わせていないのですが、…がんばります。とゆー事で、次のお題は 『怒り』 にします。評価の基準は、いかに『怒り』を表現できたかではなく、『怒り』を感じさせたり『怒り』を素材に使った、いかによい詩〈“私にとって”が付くのかもしれません(汗)〉であるかという事です。 それでは、力作お待ちしてま〜す!
>>767 ◆jipx.wAXvさん、ありがとう。
しかし、これはきれいにまとまったけど、
それだけじゃおもしろくないという見本になりました。
774 :
北 ◆FUCKcjokcg :2005/11/21(月) 16:53:00 ID:dRsN6Lyt
君色珈琲書いたものです。
>>769 さんありがとうございます。
審査お疲れ様でした
講評ありがとうございました
何か自分の、投稿枠汚しになってる気がします。あたたかさが、溢れてない
心苦しいです
>>771 おめでとうございます
あたたかかったですよ
>◆jipx.wAXvさん 審査お疲れ様です&ありがとうございます。 今回は書き込むときに、納得のいかないテストの答案を提出するような気分になりました。 今考えれば普遍的で、妙味が欠如してしまっていたと思います。出直してきます(笑) ◆OPBYKkBBNQさんおめでとうございます。私の心にも暖かさが染み渡りました。 ありがとうございました。
778 :
名前はいらない :2005/11/22(火) 00:39:42 ID:xlud2DQe
駐輪所のおじさん何見てるんだろ あっ 少し高台にある桜の木が半分無い。 そこには重機が何台かいて土を均したり次の桜を狙ってたり 近くには多分そこに家を建てるであろう奴がニコニコしてる 残りの桜も時間の問題 おじさんも見てたんだね あたしも見てたよ 春のうっすらももいろのはなびら これ実話。
779 :
名前はいらない :2005/11/22(火) 03:30:16 ID:tu2P0tjr
『カイン』 額の傷も痛むだろう? 心はただ虚ろになるばかり。 どこに向かって歩いているのか。君自身もわかってはいまい。 目的の場所はもう存在しないのだから。 君が愛されることはないのだから。 にもかかわらず、君は歩こうとする。 どこにも行けないのを知っていながら。 君は英雄である。
780 :
c :2005/11/22(火) 18:51:14 ID:85q7gwgu
遅くなりました
>>758 「ほっと」書きました。すんごい昔の焼き直しです。
読み直してお茶ネタは出てるんでしまったなあ、と思ったんです。
◆OPBYKkBBNQさんおめでとうございます。「怒り」かあ・・・個人的に難しいお題ですなあ・・・
781 :
北 ◆FUCKcjokcg :2005/11/22(火) 19:27:20 ID:BIsT4huX
「パワー」 宇宙船間ヤマトの波動砲は怒りです。 仮面ライダーが戦うのも、 悪のショッカーに対する怒りのパワーからです。 怒りは誰のもの? と問われたら彼らは正義のものと答えましょう。 だから僕もいつかカメハメ波を撃つために、 今日も怒りを溜め込んでいます。 そう、この空を守るため!
782 :
名前はいらない :2005/11/22(火) 21:39:47 ID:ayqu5SAW
「私の」 いま 怒るほど、夢中になれることが 世の中にあんのか? という怒り
783 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/11/22(火) 22:18:59 ID:/ifj+VTy
・日曜 姉上様はその日もご容色非常にめでたく 義兄上様はまさにご栄達ぶりに叶ったその精気、梅の香の、初春の薫風を帯びておられるようでした ところは馬込の夫妻のお屋敷で、我々はお昼を規律正しくも正午の針がかち合うのを見て取ったのでしたが 私は書店に寄る用事を控えていました 「近頃はどんなだい」と義兄がこちらへ話を向けました 姉と揃いのお仕着せにもう一つ、白手袋でもプラスしたようなあんばいです 「あ、ごちそうさまです。まずまずですね。いや、料理の話ではなくて、家のことで」 「家?」と義兄が言葉を重ねました。姉も隣で「家?」という顔をしました 「ええ、父母も変わりなくまずまずです。あ、お陰さまです」 私は食べていました。姉夫婦も手を動かしていました 「いや、君の話をしていたんだけれど、変わりはないようだね」 「あ、僕のことですか。すいません。僕は、はあ、いいですよ。お陰さまです」 「ああ、うん。そう。それはいい」 「修ちゃん学校行くんだって?」と姉が唐突に言いました 陳列された新品の漫画の並びに手をかけながら 僕は「あちゃあ」と思いました 「しまったしまったしまったしまった」と 駄目だあこんなんじゃ駄目だあと思っていました そうしてふつふつと、怒りのようで怒りじゃないへんてこな気分がわいてきました レジのお姉さんをお爺さんが、怒鳴っていました 「レシートの預かり金の額とお釣りの額が実際と違う」ということでした 一万円上げて八千九百二十円もらったのに五千円上げて三千九百二十円もらったことになっていたそうです これはまずいのだと言いました 自分がお婆さんに文句を言われてしまうのだと言いました 自分が、本を買う前にパチンコしたことになってしまうのだと言いました 後ならいいけど前はまずいのだそうです 三時PM。物凄い剣幕でした
「街灯」 渋滞の無い夜に たばこなんか吹かしながら するりするりと街を抜けていくのが おれは仕合わせと感じる でも前の車がゆっくりだと それも台無しだ 一気に醒めてしまう 信号が止まれと言っているので なげやりにブレーキを踏んで 暇つぶしに窓の外を覗いた 街灯が調子悪そうに 赤と白を交互に点滅させている (誰か直してやれよ) (誰か直してやれよ!) そう念じながらも 信号が青に変わったのをいいことに おれは強くアクセルを踏む ぶううううん と エンジン音が鳴っている 「次の交差点を右折して下さい」 (敬語はやめてくれ) 無理だと知りつつそんなことを愚痴っていた
「いかり」 (1/2) 殺してやる!殺してやる!殺してやる! 笛ランドセル給食袋くつピアニカ どこにいったの。 いたいいたいたい たたかないでぶたないでけらないで。 やめてやめてやめて パンツを下ろさないで あの子、あの子がみてるよ。 ぅえっぅえっぅえっぅえっぅえっぅえっ 楽しそう、本当に楽しそう。 神様がくれた 人間の人間らしいあそび。 だれかだれかだれか たすけて、たすけて。 孤独。 みんなの中の、孤独。 たすけません、だれも。
(2/2) 殺してやる!殺してやる!殺してやる! 殺せ殺せ殺せ。 ちゅうとはんぱなら どうせしかえしされるよ。 めりめりめりめりめりめり めりめりめりめりめりめり くびに沈み込むゆび。 いかり いかりが痣になる。 ぼく 殺してません。 殺されそうになる そう思わせたかっただけです。 ぼく たすかった たすかったんだよね。
「やるこたやってんだ?」 ごめん、セックス控えることにしたんで きみとはもうできません それでさよならするならかまわないよ それでも友達でいてくれるならうれしいよ 今度また映画見に行こう ごはんたべて きみの部屋の前まで送ったら かるく肩を抱き合って 暖めあったら 手を振り合って 階段をトントントンと下りて 振り返らずに帰る ボーイフレンド、大事にしてあげてください 部屋の扉を閉める音は遠くから聞こえてくる ハ、と吐いた白い息、夜空に昇り、 月に空手チョップ
788 :
名前はいらない :2005/11/24(木) 23:45:20 ID:zPT8Dmfv
789 :
竹輪ぽぇーむ ◆o0rnnbHBHo :2005/11/25(金) 00:35:20 ID:ULoAOFLc
『コインランドリー』#1 闇の化身か、ふさふさ虫。全身に付着させ、痛痒く産毛逆立てつっ走る。 カシュコンカシュコン 変な手紙を見ちまった キッチン戸棚に隠すカシュコン 水曜日に決まってコインランドリーの怪に気抜けして走る 杉山撫で回し開けた盆地に移ろい落下、這いつくばってからけのびした北風。 数百の張り手ビタンビタン。痛く熱く痛く痛く、過ぎると風の束になって失せる。 風上、墓場近くのコインランドリーから安い洗濯石鹸臭が漂ってくる。 歩道脇の民家から漏れる半開きの勝手口から米屋の太一の愛想笑いがして、味噌汁と混ざり入る最中。 口内が渋く泡立ち、啜ってもいない味噌汁の上澄みが舌先からじんわり広がり、瞬時に鼻先に膨らみパツンと弾けて消えていく妄想や記憶。 後頭部がじんわり熱を帯び、その芯に木刀、短刀、しゃもじ、切れる凶器から叩く道具まで次々と浮かんで体を貫く。 どう見ても細工の悪いお顔立ちで、三体並んだ御地蔵様の前で太一の乗った米屋の白いバンとすれ違う。石の顔面団子っ鼻が声の主、太一とシンクロして我に返る。 他人行儀に見知らぬ通行人を装う私は、風の子守をして歩く。 世間は御地蔵様の涎掛けに夜露が伝い始める夕飯時。 馬鹿になった嗅覚で歩道に添い付く「工事中」「迂回路30b先(矢印右)」蹴飛ばし、伸びの無い影を野良犬に食らわせ一緒に縄張りを練り歩いて。 紛れもない、あったとしても私の姿。
790 :
竹輪ぽぇーむ ◆o0rnnbHBHo :2005/11/25(金) 00:42:19 ID:ULoAOFLc
#2 紛れもない私が。 漂う気配 洗剤の匂い 濡れたまま放置 カシュコン 百円玉 飲み込む音 ワックスてかる床落ちた蛍光灯に踵を擦る 親愛なる多摩江さん 悩みぬき、貴方を姉だと考えるようにしました。貴方を姉だと考えるようにして、ようやく心が落ち着きました。そうでも思い込まなければ、遣り切れないし迷惑かと。私を弟だと思って、たまにでいいです、逢ってください。 太一より 馬鹿野郎、毎週、水曜日。お米の割引デー。 コインランドリーで抱き合いもせず、缶コーヒー零す激しさも無く月明かりの上澄みを重ねるよう逢瀬続ける、男と女よ。 暗がりに立ち浮かぶ孔雀の羽根一本づつ瞬き出来ぬまま、漆黒の炎で圧し折り靴の脱ぎ場へと帰る私。 眺めつつ隅々まで明るいコインランドリー。 乾燥機の丸い窓にポァンポァン浮遊している山葵色のトランクス、気に入りの紫パンツやら山やら谷やら溝から何もかも二人の生活の洗浄物が混じり入る前で。 がらんどう光の箱の中。 回っているだけに過ぎぬ景色。 背を向けて。日常へ誘う、倦怠のふさふさ虫洗うすべ知れぬ。 カシュコン落ちるコインランドリー回れよ回れ。
『怒り…8/16』 込上げる言葉を 全て飲込み ただ黙って その場を立ち去る 膨れ上がる血潮と 震える躯を 夜風で醒まして 久しぶりの 休日だったのに 全て御破算 ズボラな計画を 見抜けなかった 私が馬鹿だった 気持ちが醒めて 澱んで 痼りが出来た
794 :
◆OPBYKkBBNQ :2005/11/25(金) 19:04:35 ID:iitSzFai
それでは審査を始めます。我が詩の拙さはもちろん棚上げ状態です。誤読、浅読ありましたら指摘していただけると幸いです。
では。
>>778 う〜ん。これ実話と言われても。三行目のみにある句点は、なにか意味があるのかしらん?
毎年見ていた桜の木が無くなるのは悲しいですよね。ましてや、相手は植物とはいえ命あるもの。よけい悲しい。
家を建てるであろう《奴》に、作者の表立った怒りが表れてます。二連目のひらがなでの桜花の描写とか優しげで、スケッチの印象を受けました。
>>779 旧約聖書のカインのことですよね?しかし、なんとスレンダーな詩ではありますまいか。ダイエット中?カインを知らない人には不親切だぁ。
知ってても、追放されたんだから行くしかないじゃん、にしか思えないので、《英雄》に至るまでの描写が読みたかったですね。文章の流れは良かったと思います。
>>781 こちらもスレンダー傾向ですね。ただし、全身バネ状態。はっきり言って、どー読めばいーのかわかりません。
下三行で、ヒーローのガムシャラさ加減を讃えてるのかな?
>>782 夢中になれること→大切なこと→それが脅かされる→怒りがわく。今はそうでないから、違う意味での怒りがわいている。とゆーことですね。端的すぎて味わいがないな〜。
《怒り》の体言止めは力強さを感じますが、短くてもいいから、そこに至るまでの表現に工夫がほしかったです。
795 :
◆OPBYKkBBNQ :2005/11/25(金) 19:09:03 ID:iitSzFai
>>783 一読して、修ちゃんの名前と語り手の過剰な自意識に、太宰の名前が浮かんじゃいました。レトロ風味の文章にしたのは、その意味を含んでいるからでしょうか?
やるからには徹底的にやってほしかったし、現代のライトな文章で屈折した心理を書いても、なんらマイナス点は生まれなかったと思います。
鬱屈した怒りと発現されてる怒り。お爺さんによって、語り手の怒りの存在が際立ちましたね。全体的に滑稽味があって面白かったです。ただ、これ詩なんでしょうか?
>>784 建物の灯、車の灯、信号機の灯、街灯の灯、いろんな灯がまざまざと浮かびました。
まぁまぁ機嫌から不機嫌モード突入のきっかけとなったノロノロ運転の車のくだり、その際の心理描写をもう少し丁寧にすれば、後のちょっとした事にもムカツくぜ!状態が生きてきたと思います。
ぶううううん、という擬音に、街角に白煙を残して消えて行く車が浮かび余韻が残りました。
>>785 いじめの情景ですね。このいじめられてる男の子、反撃しましたね。よーやった!しかし。泣いてばかりの男の子、よくぞ冷静に対処しましたね。なんか嘘くさい。
と、こうも思うわけです。《楽しそう》《人間らしいあそび》に匹敵する、いじめる側の悪意もあまり伝わってきませんでした。シャープな雰囲気があり、構成に手間をかけているのがわかるので残念です。
796 :
◆OPBYKkBBNQ :2005/11/25(金) 19:15:11 ID:iitSzFai
>>787 ライトな別離宣言。裏切られた時の気持ちはこんなんじゃねーよ、という共通認識のもとに書かれてます。直截な慇懃無礼(表現ヘンか?)が心地よい。
彼女がセックスしてる相手のことをボーイフレンドと言うあたり、あ、君、そーゆー人だったんだ、なんか、屈辱、という作者の気持ちが伝わります。
タイトルにチラと胸の内を見せ、本文はあくまで姿勢を崩さずポーカーフェイス。最後二連、クールに憤りを発したくだりもよかったです。
>>789 酔っぱらっちゃいました〜。言葉、言葉、言葉、息つくヒマもない。ふさふさ虫。それがサスペンスの幕開け。
丹念な背景描写に圧倒されます。カットバックに作者の驚き、妻の逢瀬相手のひたむきな想いが浮かび上がります。美しくもない生活の中に流れていた、粗っぽく言えば、純愛とでも言うようなもの。
《馬鹿野郎》は、日常を逸脱できない己へも向かっているのでしょうか。言葉のひとつひとつが重量級で全編緊迫状態。堪能しました。
>>792 《飲み込》んだ言葉は《膨れ上が》り《澱んで痼り》になっちゃいましたか〜。言いたいけど言えないことって多いですよね。
素直な詩だと思います。こんな詩の場合は、もう少し漢字を減らした方が心情が伝わると思います。
797 :
◆OPBYKkBBNQ :2005/11/25(金) 19:18:36 ID:iitSzFai
とゆーことで、さまざまな詩にふれさせていただきました。
お題が《怒り》とゆーことで、烈しい表現の詩が集まるのかなと予想していたのですが、侮蔑語の一つもなく少々意外でした。
喜怒哀楽の中で、人間性において至極マイナスイメージの《怒》は、詩を書く際にも自制心が働いちゃうのかな。
と、さんざエラソーに申してまいりましたがお許しください。
では審査結果の発表です。
優勝
>>789-790 準優勝
>>787 優勝作品には参りました。もう言葉はありません。
準優勝作品は、作品の中の少し皮肉家の男性像が素敵でした。
>>784 はしっとりした夜の雰囲気がよかったし、
>>783 には楽しませてもらいました。
他の作品もそれぞれ味があり、審査というものを満喫させていただきました。
投稿者の皆さん、投稿作品を集計してくださった、し◆FCXRNaWgHsさん、ありがとうございました。
>>796 ◆OPBYKkBBNQさん、審査おつかれさまでした。
私のは「怒り」というには弱いかなと思いつつ。
でも、準優勝に挙げてもらったんでうれしいです。
竹輪さんのとどれぐらい差があるんだという気はするけど。
北さんの怒りは正義という人のつくったものに対する怒りですかな?
見上げれば空にはなんの線も引かれてはないというのに。
あーやっぱ竹輪さんか、、 おめでとう! 審査ありがとうございました
◆OPBYKkBBNQさん、審査ありがとうございました。私のは怒りが 足りなかったですね。 竹輪ぽぇーむさん、おめでとうございます。
801 :
竹輪ぽぇーむ ◆o0rnnbHBHo :2005/11/25(金) 23:40:20 ID:ULoAOFLc
>>796 ◆OPBYKkBBNQさん 審査おつかれさまです
『おでん』とても気に入って何度も読んでしまってます 笑
お題が「怒り」でしたのでいきなり書きたくなり投稿
評も楽しく読ませて頂きました
ありがとう
※し さんの「街灯」良かったっておもふ ジンときた※
∞∞∞∞∞ ではお題
『 誘 惑 』で宜しくお願いします
ぎりぎり参加のミミンです(*_ _)ペコリ 素直な詩と言われてうれしかったです。ありがとうございました(>_<。) 竹輪ぽぇーむさん,おめでとうございます!
803 :
ユリゴン ◆KL50G.YURI :2005/11/27(日) 22:34:36 ID:wsSCzfVp
「みかん」 誰にともなくため息をついて 根性腐れたかの如くみかんを剥く へたから皮を裂くようにゆっくりと 海星ではなく空星の形に剥いていく 甘酸っぱい実を食すためではなく 関わりたくない不機嫌から逃れるために 愚鈍な塊となってみかんを剥いている みかんの皮をひろげたその横に 傷みやすい心の部分を並べて 釘で打ちつけて動かぬように ときどきの膿んだ心をとりだして 天日干ししてみたならば びろびろと歪なりにも落ち着いて 今度はほっと一息つくことができた ふたつ並んだ海星ではない空の星 悲しくもオレンジ色に輝きにおうて どっかりと太陽を押し込めるように 丸ごと口に咥え込んで咀嚼する 飲み込んだ汁も実も言葉も思いも 体の隅々まで沁みわたらぬうちに あわてて掴み損ねたらば憂鬱
「コタツ」 そこに何がいるのか 足をつかんで離さない 語りかけてくる もうすこし もうすこし ゆっくりしていきませんか のどが渇き 頭がぼんやり これは 浴びる麻薬だ ぽかぽか ぽかぽか 小春日和のなかへ
『ネ・オ・ン』 「うぉぉぉ〜し!終わった〜!!」 「いつもながら すごい集中力ですね」 「俺はちょっと仮眠してから帰るよ」 「お疲れさまでした」 時計の針は深夜1時24分 照明を順番に落とし オフィスは夜の静寂をとり戻す 冷めたコーヒーを飲みほし 帰り支度する私 応接コーナーのソファーに身体横たえ 無防備な彼 ロッカーから柔らかな白い毛布(通称モコモコ)を取り出し 安堵の寝息をそっと 包み込む モコモコは規則正しい伸縮運動を繰り返す 赤や黄色のネオンサインの瞬きは挑発 長い睫毛 乾いた唇 細い顎先に伸びかかった髭すら 浮かび上がらせる 普段は『鬼のチーフ』と恐れられてる彼も 今は白い子犬のモコモコ。。。 木枯らしが 街路樹をすり抜けて遊んでいる 肩をすぼめてコートの襟を立て 歩き出す 「さーてと チャーシューメンでも食べて帰ろっと・・・」
「金星」 金星の昇る丘で わたしはあなたを抱く あなたはわたしに抱かれる わたしに支配される歓びを思い知る わたしはあなたただひとりのための王です そのためだけに生まれてきた美しい奴隷です
807 :
名前はいらない :2005/12/03(土) 04:00:39 ID:nRUjEl9s
はい、途中経過ですよぅ。
>>803 :「みかん」:ユリゴン ◆KL50G.YURI氏
>>804 :「コタツ」:名前はいらない氏
>>805 :『ネ・オ・ン』:玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU氏
>>806 :「金星」:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY氏
ハ_ハ
ハ_ハ('(゚∀゚∩ 只今4作品!
あと6作ですよぅ! ((゚∀゚(.O,_ 〈
〉 ,_O `ヽ_)
.(_/ ´
808 :
地 :2005/12/03(土) 08:10:10 ID:k77VmOG2
わたしはひきちぎられた彗星 太陽を目指して走り かの木星に粉微塵になりながら飛び込む 誤って地球を打ち据えることはない わたしはちぎられたかのような微惑星 土星に引かれて落下し 羊飼いが導く粉砕された群にいる 地上の観察者の感嘆を誘う わたしは月 月に薄く積もった塵 常に地球を見上げて その美しい肌にやわらかい光の化粧を注ぐ 金星はその美しさを見て思い焦がれる 朝な夕なに灼熱の衣を輝かせる その思いがいつか届くようにと わたしは大地に染み込む一滴 大空に舞い上がり 砂埃につかまって降りる この木と水を纏った地球に漂う 地はこれほどにわたしを魅了し 誘惑する その朝露の光 雷鳴の間の虹は死なない 日々の悲しみの目覚めをわたしは だからいまだに耐えている
「a Good Afternoon」 夢を追いかけてきたんだ 少し道を外してココまで来た あと少しだけ時間がほしいと願った 陽だまりなずむあの日の午後 このままでいることに 少し疑問を感じた 夢を追うことだけでは 埋もれてしまうのかな そんな恐怖におびえ 繰り返す日々は続いていく 時間だけが過ぎ去っていく はかない時間が 生まれては消えていくような はかない命のような そんな時間が過ぎ去っていく もうあの日には戻れないと涙流した 冷たく降りしきる雨の日の午後 目に浮かぶは透き通った青空 僕の心は対照的にどんよりとした灰色 二つの色が重なり合ったら どんな色が出来るのだろう この先、どんな色に変わっていくのだろう なんでも見透かせれる青空のような色になりたいと 小さな願いを祈った 陽だまりなずむあの日の午後
810 :
名前はいらない :2005/12/03(土) 15:43:38 ID:UFFEniOH
女がひとり バンクショットで9番ボールを狙っている 脱ぎ捨てたハイヒール 赤いペディキュア 黒い網タイツ スリットがずり上がり 意図的に視線を集めようとする 感嘆すべき完璧なオブジェ 女はオブジェの姿から 血の通う人間の姿に変化して 思わせぶりな微笑を浮かべて振りかえる 女が網膜の照準鏡を合わせると 一体のマネキンが 四つん這いの形で置かれている 臀部を女の方に向け うなだれた頭に 妖しげな 女の炯眼が突き刺さる ウレタン製の粗い皮膚を ぬめついたひとつの線が横切った 女はキューのグリップを握る 嗚咽が胃の腑から 喉元までせりあがってくる 女は醜く歯を剥き出した 9番ボールがポケットしたとき カーテンの外ではピストルが鳴り 倒れた女の青白い顔へと 俺は観念の宇宙をぶちまけた
「ベロア」 てろてろとした質感の 紫色のジャケット あなたが少し肩を動かして笑うと 右斜め上から左斜め下へと 濃い紫の線が走って行く その後は何事も無かった様に そっと薄く染まりなおす 柔らかく陽だまりの下で微笑む子供の様な 眩しさと暖かさと心地良さ こんなにも素敵な生地を 私は今まで見たことが無い 出来れば手のひらでそっと撫でてみたい 人差し指の先でも良い その生地と少しでも繋がってみたい という様な作文を提出したら あなたは私の方へ体を近付けてくれるのだろうか 私が触れたいのは ジャケットではなくあなたなのだ ユニクロのベロアのジャケットを こんなにも素敵に見せる人に 私は初めて出会いました
813 :
名前はいらない :2005/12/05(月) 20:12:30 ID:05+P+Y2p
途中経過ですよぅ。
>>803 :「みかん」:ユリゴン ◆KL50G.YURI氏
>>804 :「コタツ」:名前はいらない氏
>>805 :『ネ・オ・ン』:玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU氏
>>806 :「金星」:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY氏
>>808 :地:名前はいらない氏(…だよね?)
>>809 :「a Good Afternoon」:SUVPORT氏
>>811 :ビリヤード場にて:名前はいらない氏
>>812 :「ベロア」:旬 ◆/2qAba9tJk氏
ハ_ハ ≡ = -
('(゚∀゚∩ <あと2作品ですよぅ!
( 〈 ≡ = -
ヽヽ_) ≡ = -
,‐' ⌒  ̄⌒⌒ヽ_____
( ( ⌒‐ ――――
ヽ、_ニ___,/ ≡ = -
814 :
名前はいらない :2005/12/05(月) 20:18:19 ID:05+P+Y2p
途中経過ですよぅ。
>>803 :「みかん」:ユリゴン ◆KL50G.YURI氏
>>804 :「コタツ」:名前はいらない氏
>>805 :『ネ・オ・ン』:玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU氏
>>806 :「金星」:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY氏
>>808 :地:名前はいらない氏(…だよね?)
>>809 :「a Good Afternoon」:SUVPORT氏
>>811 :ビリヤード場にて:名前はいらない氏
>>812 :「ベロア」:旬 ◆/2qAba9tJk氏
ハ_ハ ≡ = -
('(゚∀゚∩ <あと2作品ですよぅ!
( 〈 ≡ = -
ヽヽ_) ≡ = -
,‐' ⌒  ̄⌒⌒ヽ_____
( ( ⌒‐ ――――
ヽ、_ニ___,/ ≡ = -
『Aventure』 誘惑… されてみたいですね いつも攻めで 恋愛してますから ただ素直に受け止めは しないだろうな 嘘はすぐわかりますよ そんな誘惑は されたくないし されてもいらない 純粋に誘惑なんて こんな御時世,望むだけ 夢を見過ぎなのは 十分に判っているけど どうせなら そんな誘惑を されてみたいと
『100円パン』 仕事帰りの人たちは 死んだような顔で電車に乗りこむ 夜の街の娼婦たちは 生きるために男を誘う 新興住宅地に夜の帳が落ちて シアワセな家族がそろう頃 ようやく社を出たサラリーマンは ため息まじりの白い息を吐く ひとつの街にいくつもの夜 パン屋のおじさんが心をこめて 昼間に焼いたおいしいパンも 冬の空気で冷まされて 今は投げ売り 100円パン 静まりかえった電車の中で 誰かのイヤホンから音が漏れる 夜の街に群れた女を ハイエナのように男があさる 数年前にそうして出会った 男と女とその子供 電飾の街を歩くサラリーマンは 孤独を真面目さのせいにする ひとつの街にいくつもの夜 気まぐれで買った100円パンで ほんのわずかに心がとける 冬の空気にあてられて ほんのわずかに涙をながす
817 :
ねむい ◆yYGM98H44I :2005/12/05(月) 23:51:51 ID:jMPAKPU/
出揃いましたね。
>>803 :「みかん」:ユリゴン ◆KL50G.YURI氏
>>804 :「コタツ」:名前はいらない氏
>>805 :『ネ・オ・ン』:玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU氏
>>806 :「金星」:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY氏
>>808 :地:名前はいらない氏(…だよね?)
>>809 :「a Good Afternoon」:SUVPORT氏
>>811 :ビリヤード場にて:名前はいらない氏
>>812 :「ベロア」:旬 ◆/2qAba9tJk氏
>>815 :『Aventure』:ミミン ◆4fCTWDhugY氏
>>816 :『100円パン』:ねむい ◆yYGM98H44I
審査お願い致しますm(_ _"m)
818 :
竹輪ぽぇーむ ◆o0rnnbHBHo :2005/12/06(火) 02:17:08 ID:VTncBUK0
ゅぅぅ惑m(☆_”_)m★_”_)m 誘惑〔サレル〕 誘惑〔スル〕 誘惑していると思いきや 誘惑されている 誘惑されているようで実は挑発をしているという具象 誘惑という概念 引力というもんが必然的に現存するのかとか 相対的なもんから突き詰めるかとか 混沌とした情報過多 過剰な価値の平均値って毒かもしれないななんて 突き詰めて切り取るかとか とりとめもなく浮かんでは消える我儘な気分でいたんで いろんな誘惑観に触れてみたかった 仕事たまりまくりちょい時間なさすぎな落ち着きのなさですが しっかりゆっくり読みながら書きたいです 居眠りしないようにしなくては 長時間ブッ通して取れそうなのが今から明日までしかないんでガンガル!!
819 :
竹輪ぽぇーむ ◆o0rnnbHBHo :2005/12/06(火) 02:36:12 ID:VTncBUK0
>>803 :ユリゴン◆KL50G.YURIさん「みかん」
みかんの皮は星形に剥き取られ
誘惑されたのかしたのかどちらだろうかと
うーぅー唸りながら読み始める
海星は海 星は空 強調しているみかんの皮を星形に剥くとは空〔空中〕に向かう逃避でもあると読めるな
この作品の主人公についてみかんを通して読みとくのが正しい理解の仕方ではないと感じるのは
みかんの皮をはぎ取ることに意味があるんだとしながら
やや不貞腐れ気味の遣る瀬なさがみかんを丸ごと頬張る滑稽さ加減と投げ遣り
自分に向けた非生産的な行為は他者からみれば意味深であったりして
みかん自体にに作者の思い出か回想が含められているんだろうな
釘 実態の無い結果のみ映る心を刺して止める
志 か 誘惑〔魅了〕に対しての器がどこにあるのか探っているのだろうか
ゆりごんさんの作品に一貫して流れる〔危うさと服従〕
欲をいえば
ざっくりなんでもいいわけじゃない服従対象は『これなのだ』その象が漠然としすぎているから
どんな対象に〔心が砕ける〕というものを突き詰めてリライトキボンヌ
いいたいことは感じることができた
Anti-society :2〔本来表現したいことは攻撃的なもんと感知してまふ〕
Originality :3
Temptation level:3
Rhetoric/Sense :5
820 :
竹輪ぽぇーむ ◆o0rnnbHBHo :2005/12/06(火) 02:40:04 ID:VTncBUK0
>>804 :名前はいらない ID:Ks7esB+7さん 「コタツ」
かわぃぃなー
こたつのぬくぬくさが感じられて私もこたつONしました!
思考 思案など必要ないくらいシンプルに純粋にコタツの中の心地よさを表現してるね
季節モノとしては読んでいる私も一緒にぬくぬくさせてしまう誘惑だな
もっと欲をいえば
あなたの作品もっと読ませてほしいということか
あと『麻薬』って表現非日常アイテム表現
これアクセントで良いとおもうんだ
+「どんな」があればショッキングでずきっとぬくみを深められるような気がしたよ
日常の生活を題材にしたなにげなさっていいもんだーほっとする
Anti-society :3
Originality :3
Temptation level:4
Rhetoric/Sense :4
821 :
竹輪ぽぇーむ ◆o0rnnbHBHo :2005/12/06(火) 02:58:22 ID:VTncBUK0
>>805 :玉こんにゃく◆IVVTBUqDhUさん 『ネ・オ・ン』
玉こんちゃんの作品ね
とぼけた味で笑ってしまった
>「うぉぉぉ〜し!終わった〜!!」
から始まってしょっぱなから終わってしまったのか!誘惑がっ
と思って読み出したのです 笑
仕事の帰り支度の一時切り取ったように見えて
実は誘惑が潜んでる
こういったシチュエーション実際やらかしたり経験してるなら焦れったいなぁと感じながら
読めるはずだよね
大体仕事終わって疲れてるのにいくら上司だといえね
好きじゃなかったら見向きもしないよね
ましてや「観察」しないし
で この作品の主人公は眠った〔ふり〕の上司を放置プレーして帰るんだよー>「俺はちょっと仮眠してから帰るよ」
なんてねいっときながら嘘寝るして誘惑してるんだ上司は!
それを気付いてなさげに帰るなんて
臍曲りで焦れったいから引力がある
しかもチャーシューメン〔食欲〕最終連
お茶目な駆け引きのすれ違いに
話以上の世界があるね
心地よい余地が魅力だな
Anti-society :3
Originality :3
Temptation level:4
Rhetoric/Sense :4
822 :
竹輪ぽぇーむ ◆o0rnnbHBHo :2005/12/06(火) 03:17:37 ID:VTncBUK0
>>806 :ゼッケン◆ZKKEnLZjOYさん 「金星」
金星 支配 服従 充足〜
“惑”について
プロポーズに贈る言葉だ〜
案外このような秩序のもとで引き合うのが誘惑の源にあると
削ぎ落とせるものすべてはらって語りかける
シンプルでかつダイナミック
説明など必要としないだろうな
巧み!
Anti-society :3
Originality :4
Temptation level:8
Rhetoric/Sense :6
823 :
竹輪ぽぇーむ ◆o0rnnbHBHo :2005/12/06(火) 03:57:26 ID:VTncBUK0
>>808 :ID:k77VmOG2さん 地
幻想的だとおもいきや
何回も読んでいるうちに気が付いた
想いをしっかりと「星」に託しているということを
輪廻転生の循環が脳裏をよぎった
読んですぐ黙り込み
目を閉じて時計を見たら13分瞑想してた
確かに地は地であるゆえに時に形を変え姿を変え
呼び名を変え彷徨う
そうだ 地であるわたしは
「地」とは何かを思えば
地〔見る〕時あの星に心奪われ
星になる時地を見るのだろうか
相反する角度から臨んだ視点も唸ってしまった
最終4連にズキッとさせられた
沢山言葉をつらねたいけど
余韻を楽しんでいる 私的ツボ作品
Anti-society :…〔宇宙意識〕
Originality :6
Temptation level:7
Rhetoric/Sense :8
824 :
竹輪ぽぇーむ ◆o0rnnbHBHo :2005/12/06(火) 05:32:48 ID:VTncBUK0
>>809 :SUVPORTさん 「a Good Afternoon」
マルチってあったけど誤爆でもなさそうだから評します
誘惑のお題にそうかといえば広い解釈であれば
夢も確かに誘惑に重なるからOKとしますね
夢=青空のような色になりたい
ってことに読めますが
夢の具体的な説明ヶ所が見つけられず
青空のような色になりたいのが夢であるならば
道を外して歩む事はどんなことを意味しているのかわかりかねる
透明な切り口はとても素敵だと思う
青空と灰色がまざると限りなく黒に近いくすんだ青になる
誘惑がどこにあるかと問えば
追い掛けていたものがあまりにも漠然としていて
もどかしさは〔願い〕の対象にあるのか
願う→誰に〔何に〕暗示が不鮮明かも
〔つづく〕
825 :
竹輪ぽぇーむ ◆o0rnnbHBHo :2005/12/06(火) 05:35:16 ID:VTncBUK0
〔続き〕 願いは「〜になりたい」 と呪文を吐いているうちは叶わないよね 「私は〜である」 意志を持ち立ち振る舞う行為が積み重なり功を成す 指針を定めた末の逸れ道で物思うのも誘惑 そこから踏み出すのも→内省→願望 欠けたものを探す習性も誘惑〔する/される〕に接触する動機だし これをいいたかったのかなど深読みしてみたりもした もっと透明な世界観の中 深く掘り下げてみても良いと感じたよ >夢を追いかけてきたんだ ならば 私の評も感じるまま思いつくまま連ねているから読みにくくなってるよね m(_ _)m この作品には考えて書くよりも感じたままを優先させた良さあるよ 丁寧に書いてるのがよい Anti-society :4 Originality :3 Temptation level:3 Rhetoric/Sense :4 眠くてうとうとして思考鈍い〜っ 感じる を優先させると日本語は崩壊するのだ 思考を優先させると整うのだが だから難しいのだけど
826 :
竹輪ぽぇーむ ◆o0rnnbHBHo :2005/12/06(火) 06:00:23 ID:VTncBUK0
>>811 :ID:r/ptzgORさん ビリヤード場にて
なんたる 女の登場から始まり終わりまで熱いとこ打ち抜いてくれてます
誘惑のセンターゾーンって日常に有りがちで
ありえないものが突然襲い掛かるようなもんでもある
文章の流れといい構成といい実に小粋
テンポと内容に圧倒的な快楽至上の血がたぎる
こりゃたまんねーゃ
緊張感
ラスト放出する性と誘惑の洗礼につきものの温もりが宿ってる
残酷さの表皮は誘惑によって失われ
内と外の隔たりを0に近いところまで押し戻す様
この作品に説明は不要だな
酔った 有りがちだけどアイテムそれぞれの表情が憎い
Anti-society :7
Originality :7
Temptation level:9
Rhetoric/Sense :6
827 :
竹輪ぽぇーむ ◆o0rnnbHBHo :2005/12/06(火) 13:25:42 ID:VTncBUK0
>>812 :旬◆/2qAba9tJkさん 「ベロア」
とても書き慣れていて読みやすかった
微笑ましい
ベロアのしっくり似合う彼との関係を鮮明にしている分
主人公のいじらしい女の子の思いがリアルで
とっても可愛らしい
こんな風に思われるって嬉しいものだよ素直に
で「作文」を彼に提出というところ
「手紙」「ラブレター」にしていない所がテクニシャンだね
気持ちの純度やら女の子特有の可愛い計算高さがあって 笑
↑これって強い魅力だ
引かれ合う初期段階 切っ掛けってのはこういうとこからと
きっちり推敲しきった言葉で思いを書ききってる
旬さんの詩音読しても美しいね
服に着られていない彼をベロアの質感と動きを最小限に描写し
「貴男がベロアのジャケットを着ているから素敵なのよ」
と伝えている
確かにユニクロは着る人の真価を問うようなとこあるね
それだけある意味ニュートラルなんだけど
個性を生かすシンプルさともいうかね
紫色のジャケットって知的さや高貴さがなくちゃ着こなせないものだし
素敵な彼なんだ スマートでクールな
と想像力を掻き立てられました
Anti-society :2
Originality :6
Temptation level:6
Rhetoric/Sense :8
828 :
竹輪ぽぇーむ ◆o0rnnbHBHo :2005/12/06(火) 15:32:23 ID:VTncBUK0
>>815 :ミミン◆4fCTWDhugYさん 『Aventure』
独り言に近い叫び ミミンさんの詩幾つか拝見させてもらってて
ストーンとストレートな響きを持っててズキッとさせられてた
内容がそのままの内なる声で
攻め 仕掛けつつ完全受け身で淋しさも我が手で拭うしかない孤独な目論みであったり
攻めるのはたやすくなく与えることを知らなければできないことでさ
受ける 誘惑されることに慣れてしまうよりも
より多くの失調状態とリスクの反動によって
より自分という内に突き付ける行為が必然的に
「誘惑の本質」「まがい物を見抜く」「見えている状態」を誘発するのだろう
ミミンさんの繊細な残酷なまでの純粋さから
私が感じ取ったのは言葉にできないもの
本質を見据える感度の良さがあるのがわかる
語感 響き 雑居ビルの立ち並ぶ退廃夜景の中
不純物を弾き飛ばすような
静かな悲鳴 秘めた魅力があると思うのは私だけか
ミミンさんの世界観はすーっと日常から対局にあるものを炙り出す感覚
ほっとけない危うさが素敵だ〜ね
Anti-society :4
Originality :4
Temptation level:6
Rhetoric/Sense :6
829 :
竹輪ぽぇーむ ◆o0rnnbHBHo :2005/12/06(火) 15:56:22 ID:VTncBUK0
>>816 :ねむい◆yYGM98H44Iさん 『100円パン』
自分に関係ない事柄にレンズを向けて
切り取りネガのまま張り付けた世界に溶ける
社会の事象を砕いて説明しているパーツの中
主人公が手にした
『100円パン』
ストンとパンの存在にひっぱられて
生存についての隠喩と
生活につきまとう矛盾と渇望がきれいにパンの中に練り落ちているね
日々の何気ない積み重ねと起源の掘り下げの回想と
『100円パン』
構成と語句から真新しい匂いを消し去っている為に
パンに込められた気持ちが「こんな風に〜」
これが十分生かされている
割りとレトロな事でありふれた内容であっても
手の中にある『100円パン』の重み
ドライな流通
浮き彫りにしているね
誘惑の密かなる経路 連鎖
わかりやすく表現した値段付きのタイトルがそのまま
主題で思惑の焦点であるところが面白い!
Anti-society :5
Originality :4
Temptation level:6
Rhetoric/Sense :4
830 :
竹輪ぽぇーむ ◆o0rnnbHBHo :2005/12/06(火) 16:19:32 ID:VTncBUK0
/フ /フ /フ
./ /i/ /i/ /i 3作品めちゃめちゃ
(´Д`)゚Д゚)゚∀゚)っ 甲乙付けがたい〜
(ノ |)ノ |)ノ V/
`ヽ__ゝ__ゝ__つ
し∪`し∪`じ
優勝は
>>811 :ビリヤード場にて:名前はいらないさん
準優勝
好み
>>808 :地:名前はいらないさん
巧み
>>806 :「金星」:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOYさん
大差はありませんが以上3作品は書いている内容がはっきりしていて且つアイデンティティしっかとあったと思います
読んでいて発見も多く良作揃ってました
疲れ気味で文章や表現の破綻読み直したらとんでもなくなって恥ずかしい〜
読み違えとか的外れな事書いているかも知れない
けど思うこと素直に書きました
読んでくれてどうもありがとう
竹輪でした m(_”_)m
竹輪さん評価お疲れ様でした。
全ての詩にきちんと評価していて、素晴らしいなと思いました。
>>812 の評価もありがとうございました。
自分的には何だか乙女乙女し過ぎてこっぱずかしかったですが、
微笑ましいと言って下さって救われました。
>>811 さん優勝おめでとうございます!!!
言葉とテンポがとても素敵で、引き込まれました。
竹輪さん、ご多忙中に関わらず丁寧な評価をありがとうございました。
葛藤の中で重たくて動けずにいる自分を、なんとかしたいと足掻きながら書いた「みかん」です。
お題に沿わない内容になってしまいましたが、誘惑されたように投稿しました。
竹輪さんが指摘くださった〔危うさと服従〕については、貴重なアドバイスを頂けたこと感謝しています。
レベルの高い作品の中で評価は当然最下位でしたが、他の方の作品はとても勉強になりました。
才能がないと悲しく思うより、自分のリズムを見出して楽しくポエムしたい。
竹輪さん、本当にありがとうございました。
>>811 さん
優勝おめでとうございます。
私には描けない世界を、羨ましく読ませていただきました。
833 :
玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU :2005/12/06(火) 22:08:08 ID:A3uH0p6y
>>821 竹輪ぽえ〜むさま 評価ありがとうございました
主人公と上司のカラミをかかなかったのは
『ご想像におまかせします ぐへへへ〜』ということなんですが
【上司が嘘寝る】という発想は意外でしたね
ちなみに わたしの場合
寝ている上司の 額にかかった前髪をそっと指でよけて・・・
『肉』という文字をかきまつ そう 黒のマジックペンで♪
なにはともあれ
お疲れさまでした (o*。_。)oペコッ
>>823 評価ありがとうゴザマス。
地は宇宙の中心から追いやられ、片隅の片隅の片隅のそのまた片隅の……ものとしてみなすことが常識的であると、ながらく
信じられています。まあそのとおりでしょう。
そうではない面についてわずかばかり書いてみようと思ったのがこれです。
「人が絶望に陥るとき、それはいまだ何かを信じていることを意味する」ということを表現したいとも思いました。生きる誘惑とでもいうか。
>>811 おめでとうございます。誘惑だな。やや嫉妬。
>>806 あ、分かった でのリクエスト詩「地球」とも題名がかぶったらしいことをお詫び申し上げます。が、いつの日かを紹介したのは僕です。
ああ〜結論へのもっていきかたが力技。読めちゃった。ビーナスだな。
>>809 すげーいいと思った。青。ちょっと触発された。
>>812 紫は好き。けど、その詩の彼のようにはなれないなあ。うらやましい。あ、ユニクロ近所なんです。あんまり買ったことないけれど。
その視点がうらやましい。僕はたどり着けそうもないから。
>>828 竹輪ぽぇーむさん,丁寧な評価をありがとうございました(*_ _)ペコリ
気持ち良く描けた詩でした。思っていたより高い評価を戴いて嬉しかったです。
>>818 さん,優勝おめでとうございます!
836 :
804 :2005/12/06(火) 23:34:16 ID:JeZHRaLE
竹輪ぽえ〜むさん、評価ありがとうございました。
自分の詩は、アッサリしてますので、コクや深み出せるよう頑張りたいです。
竹輪ぽえ〜むさんの評価と併せて他の方の作品、楽しく読ませてもらいました。
>>811 さん おめでとうございます。華麗な詩、素晴らしかったです。
>>822 ありがとうございました。竹輪さんに巧みと言ってもらえると気恥ずかしいですね。
>>834 あ、恩人発見。あれは助かりました。ありがとうございました。
>>829 竹輪さん
丁寧な評価と審査、ありがとうございました。
ちょうど1年前に書いたものなのですが、
これに対する誰かの声が聞きたくなって投稿してしまいました(苦笑)
うーん、上位の方の作品とは比ぶるべくもないですね…。
もう少し独創性が出せるようになりたいものでス
>>811 さん
優勝おめでとうございますー
839 :
名前はいらない :2005/12/07(水) 07:15:33 ID:StGapr6O
苦しいのよろしいな^−^ このごろ犯罪ふえてよろしいな レイプがふえてよろしいな 少女の苦しみ絶望怒りそれら極上の美酒やね どんなうまい料理 酒もこれにはかなわんね 被害者の苦しみ マイナスの絶対値がぼくのよろこびやねん ああ胸をやくようなこのプラスのエネルギー 被害者はこのマイナスのエネルギーをかんじていたんだね 運命なんだね 君が不幸になったおかげで 僕は幸せに恋焦がれる
840 :
19 ◆gwnULb/9mw :2005/12/07(水) 21:40:01 ID:JbKHsvOK
オナニー馬鹿が リミッター抱えて死ねよ
841 :
んなこたーない :2005/12/08(木) 02:47:08 ID:/XZdUlpI
おお、どういうわけか僕が優勝している 優勝者は次回のお題&審査をしなきゃいけないのね (↑ルールがよく分かっていない) というわけで、次回のお題は季節柄「キリスト」ですよ
背負った十字架には 赤い温もりが宿り 生暖かさが滴る 赤黒く染まった十字架 男は重さに耐えきれず 大地に膝を付けた 染み込みきれなかった雫が 貴婦人の白絹を汚す 赤と白 艶やかな絹の質感に 抑え籠めたリビドーが 膨れ上がる 卑しさを忘れていた 卑しき動物 忘れていた渇きを思い出し 犬の様に 醜い舌を出し 浅ましく虚空を舐め回す 潤ぬ事を 悟りながら
赤黒い十字架に 手首を打ち付けられる 苦痛の中に 快楽を見い出す 男は 喘ぐ 手首からは 赤い射精を繰り返し 果てた 渇いた大地に 赤い精液を 巻き散らしながら 卑しく 浅ましく そして 人らしく
844 :
◆L4LyBSss3w :2005/12/08(木) 21:55:31 ID:dJpaEL95
…え、と。 済みません、そろそろスレッドの容量が一杯になってきました。 なので、『ポエム大会7』のスレッドを立てようと思います。 只、“48時間以内に優勝者が名乗り出なかった場合”のルールが、 「前回優勝者」と「次点を指名」、現状ではふたつの意見が有る様です。 独断で決める訳にはいかないので、今回は意見を併記で構いませんか?
845 :
◆L4LyBSss3w :2005/12/08(木) 21:59:07 ID:dJpaEL95
_,,.., γ´。rー、__ / (___,,) / (´・ω・) …移行終了。 ,i' ヽ,,) |,,)
848 :
怨 :
2005/12/21(水) 23:56:31 ID:AYXARyFL 不遇 お前を救える者などその世にいない お前は険しい道を一人歩いてゆく お前の心は徐々にボロボロになってゆく それでも何の償いもなされそうにない 闇の国からお前を見ていた お前を救えるのは私だけ お前はそれ以上耐え抜く必要などない 死にたくなったらいつでも私に言うがいい お前を横切る幸せそうな者達 お前は見て見ない振りをするしかない お前の心はいつしか歪められてしまった それでも何の償いもなされてない お前の不遇をずっと嘆いていた お前を生まれ変わらせてやりたい お前はそれ以上苦しむ必要などない 死にたくなったらいつでも私がそばにいる