〜〜詩で遊ぼう!投稿梁山泊 8th edition〜〜
1 :
名前はいらない :
03/06/07 00:56 ID:e5+zulYB
[ルール] 一人一作品の投稿で、期間は?週間(開始時に発表)。期限日の24:00が締め切り。 ※名前欄には「詩のタイトル」を入れる。 1.投稿者に関すること お題をテーマとした詩を投稿する。 名前欄にはHNその他ではなく、詩の題名を書き込む(匿名投稿制)。 コテハンは審査結果が出るまでは作品を投稿した事をほのめかしてはならない。 (しかし投稿した作品について名無しで会話することについては禁止しない。) 投稿後の訂正は、単純な誤脱字・誤変換を除いて一切おこなってはならない。 以上の規定を満たさない詩は無効となる。 遅刻は審査対象外。うっかりミス(名前欄にコテハン)は、はじめの1回に限り、セーフとする。 2.審査員に関すること 審査員は必ずトリップをつけること。投稿締切前に宣言すれば誰でもなれる。 審査員の仕事は「自分の気に入った作品をチャンプ候補として挙げ、点をつけること」のみ。 審査員はチャンプ候補と次点候補を選ぶことができる。該当作品なしでもOK。 審査員はチャンプ候補、次点候補に任意の点を付ける(上限3点)。 任意で寸評をつけてくれると嬉しい。 審査員の作品投稿もOK。ただし、自作品をチャンプ候補に推薦するのは不可。 ※過去に審査員をやった事がある人は、以後宣言なしで審査投票してもよい。 3.審査、集計に関すること 審査員すべての発表があり次第、または締切時間から丸2日経った時点で、集計を開始する。 (審査期間は変更の場合もあり。要確認) 集計して最高得点をあげたものがその週のチャンプとなる。 集計後、二人が同点であった場合、双方チャンプとし、お題は投稿の早かった者が出すこととする。 三人以上が同点であった場合、審査期間を2日間延長し、協議を行う。 集計は、週番さん(審査員や依頼されたコテが持ち回りで担当)が行う。 週番さんの仕事は、その週のスレのヲチ(寸評はいらない)と、集計。 〆切の宣言も担当する(しかしこれらの仕事は手の空いている人も積極的に手伝う)。 集計後、次の週番さんを指名して、仕事は終わり。
4 :
電波姫 ◆a.TgNskvck :03/06/07 01:01 ID:0Gd6brzV
\_ _/ _/ \ / / ユンユン ξ ユンユン W / ̄ヽ │・∀・│<新スレ おめ☆ │ │ │、 │ Y 人 > (_)'J
現在、第37回のお題待ちです。 前回チャンプの「失恋♪」作者さんは、こちらでお題を出して下さい。 ではお願いしますー。
6 :
Lights :03/06/07 01:10 ID:PpMBDW4Y
どうもありがとうございました。 「失恋♪」を書きました。 次のお題は「祝」でお願いします。 同点なのに俺でいいのかな…
7 :
霧都 ◆SNOW/oy/Uw :03/06/07 01:16 ID:/EmNrHWZ
>6 チャンプ、おめでとうございます。 (同点チャンプの場合は早いもの順とルールに明記されてるので安心してください) お題、いただきました。 次のお題は 『祝』 投稿締め切りは、6月14日一杯までです。(15日00:00時〆) 皆さん、ふるってご応募ください。
『祝』ッ! それは本能である! 人は何故祝うッ!! 勝利に! 達成に! 婚姻に! 記念に! 貴様らは何故祝うッ!! め で た い か ら だ ッ ! ! ! 祝いは祭だッ!! これは古代から変わらんッ!! めでたい時ッ!!嬉しい時ッ!! 我々は祭を!宴を開いたッ!! いわば祝いは人類の本能である!! しばしば祭が主となってしまい!! 本末転倒になることもある! しかし皆の心は一つッ!!! それは誰かを何かを祝うということッ!!! 心を込めて貴様を祝うということだッ!!! だ が 貴 様 は 何 だ ッ ! ! ! !
祝われる対象ッ!!! 宴の主役は座っているだけでいいのかッ!! 否ッ!!! 『祝』という文字ッ!! 旁の『兄』ッ!! 上部は口ではなくサイという∀のような字である!! サイとは祝詞を入れる器!! その下の二本は人を表すッ!! 一つは俺ッ!! もう一つは貴様だッ!! 貴様と俺とで讃えるッ!! それで初めて『祝』となるのだッ!! 俺が口先だけで祝ってもッ!! 貴様が口先だけで感謝しても!! それは随分と嫌味なものよッ!! 貴様も男ならッ!! やるべきことはわかるだろうッ!! 口に出しては「呪」になるッ!! 俺は示すッ!! 貴様も示せッ!! 本能の赴くままにッ!!! 本能の…ッ!本能………ッ!!! 本能ォォォォォォッ!!!!
10 :
祝される者への詩(3/3) :03/06/07 02:34 ID:gKSlRzPf
∧_∧ キサマガ スキダー (; ´Д`) ウワァァァン キモイヨー ハァハァ (つ つ ヽ( `Д)ノ ( ヽノ ( ) し(_) / ヽ ∧_∧ ヨルナ バーヤ バーヤ (´Д` ;) マテッ イワッテヤルッ ヽ(Д´)ノ ⊂、 ⊂) ハァハァ ( ) ヽ 人 / ヽ (_)J (⌒\ \ヽ(`Д´) ヤメロッツッテンダロ ウワァァァン (m ⌒\ ノ / / ( ∧ ∧ ヘ丿 ∩Д` ;) モウシマセン (ヽ_ノゝ _ノ □□■□■□■□■■□■ ■□■□□■□■□□■□ ト ミセカケテ ウオルァ!! □■□■□■□■□■□■ オレガ マウントダッ ■■□□■□■□■■□□ ハァハァハァハァ □■□■自主規制□■■□ □■□■□■□■□□■□ ■□■□■■□■□□■□ ナンカ ヌルヌルシテルヨ ■□■□■□■□■■□■ ウワァァン ■□■□□■□■□□■□
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12 :
誕生日 :03/06/07 11:10 ID:3VIZF7ZF
君からの贈り物が届いた今日 少しだけ考えてみた 人生は果てしなく続く しかして 若さはあまりに儚い 時を惜しめ 若さを惜しめ そう生くべし なんてね
何きみ今日が記念日だってそりゃあ目出度い事だ早速宴会だなあちこちから人を呼ん で方々から来客も引っ切りなしだ会場はもうあの最近話題のホテルエドモントだなう んうんそうあの噂の角部屋も隣の部屋もその隣もそのまた隣も借り切ってしまおうさ ぞかし淫液に塗れているんだろうなあそこはそう言えば有事法案の際にもあの男は平 気な顔をしてテレビに出ていたぞまあそんな事はどうでもいいなさあさっそく酒飲ん でカラオケ歌って盛り上がろうえなんだって記念日と言っても100円ショップで買 った一リットルのガラス瓶に5年間かけてハナクソをいっぱいにした日が今日だって ドラえもんに出てくる間抜けそうな登場人物かお前はこの大馬鹿者痴れ者厄介者まった くしょうのない奴だまあいいとりあえず祝ってやろう君のハナクソ瓶貯め込み達成記念 日御目出度う!
>>8-11 は審査対象外としてください。
何故こんなことをしたのか自分でも不思議でなりません。
お気を悪くなされた方もいらっしゃるかと思います。
本当に申し訳ありませんでした。
15 :
霧都 ◆SNOW/oy/Uw :03/06/07 21:44 ID:1T5Qo795
〜アナウンス〜
今回のお題は 『祝』
投稿締め切りは、6月14日一杯まで。(15日00:00〆)
>>1-3 のルールをよく読んで、ふるってご参加ください。
「二人が出会った記念に」と言って、あなたはグラスを合わせる。 幸福な風景。こんな風に祝うのはもうあなたで何人目か。 あなたにとってそれは現実的で、夢のようなもの。 私も思い切り笑う。無邪気な子供のように。 あなたが一番好きだと言った顔。 だけどあなたは知らない。 心の影に潜む魔性の私に。 そう、これは間違いなくパーティー。 あなたの見つめる幸せと私の企む幸せはきっと違う。 一年後の今日、私はきっと別の人とまた祝うでしょう。 今夜みたいにテーブルに料理を浮かべて。 それは昔の人の残骸。
あなたは何も知らずに、真っ赤な血の滴るチキンを頬張る。 それは去年「愛した」若い絵描きだった。 あなたは大声で笑う。私は妖しく笑う。 きっと一年後の祝いの席でも、私の前に座る人は無知なままだろう。 そんな事を思いながら、私は束の間の喜劇を演じるだけ。
めでたい→愛でたい
19 :
祝辞 :03/06/08 03:43 ID:tc5CHniA
ガラにも無く正直阿呆らしいような花束を もうすっかり傷だらけとなってしまったこの手で あの頃とは見違えるほどに色っぽくなってしまったあなたへ 自分でも嫌になるほどに爽やかな笑顔を添えて 捧げてやるよ 辞令を共に ありがとう、幸せにな 昔の思いでは重荷に感じるな なぁに、互いに若かったんだ 良かったな、俺以外に愛してくれる奴が居て
20 :
祝辞(2 :03/06/08 03:43 ID:tc5CHniA
いいえ、あなた 私を愛してくれた人はもっと居たの 沢山いたの 問題は私が愛せるかどうか 貴方と彼は、その条件をクリアーできた 唯一の2人だったのよ 今更言ってしまうのも卑怯だけれど 今でもあなたを1番愛しているのだわ 君はすっかり変わってしまっていた あの頃には持っていなかったずる賢さを持っていた そんな事を打ち明けられようと 応えられないのは 目に見えているというのに ああ、幸せに幸せに 今更言ったって遅いだろう 俺じゃあお前を幸せにできない 幸せに、幸せになれよ それが俺の幸せだ 俺のためにも幸せになれ 頼むから引きとめるな このまま格好良く去りたいんだ
21 :
祝杯 :03/06/08 14:47 ID:GBAPhmrD
時計の針が重なった瞬間 一人静かにグラスを空ける 蒼白い光が反射して 不思議な陰影を作りだす 今この刻に 心からの祝福を 夜明けと共に この満ち足りた気持ちは きっと消えてしまう 今まで生きてきた私に 私からの祝福を 白い月が沈むと共に 湧き上がってくる虚しさから 目をそらして 刹那的な快楽より 恋愛という名の戯れより 一瞬の祝杯をあげ そのまま眠りにつくのがいい
22 :
霧都 ◆SNOW/oy/Uw :03/06/08 23:13 ID:mxO5UyDU
必死になってるこの人なんなんですか?怖いんですけど? ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 霧都 ◆SNOW/oy/Uw :03/06/08 23:13 ID:mxO5UyDU
君は黒いスウェードのワンピースで 夜の麦畑を耕していた。 楽しそうに、楽しそうに、 この畑を耕していた。 でっかい輪っかが、畑に出来て、 君はとても満足そうだった。 だけど、来てしまったネズミたちが、 土をひっくり返す。 夜の麦畑を、ただの土の広がりに、 君の目はどうなってるのかと、覗き込んだら、 意外にもニコニコ笑ってた。 君の手がなにも掴めなくなっても、 畑で踊ってたネズミたちは、 なにもしらずに、ぐるぐるぐるぐる、 踊りまわってたよ。 たとえば、君はあの畑の輪っかが、 いまだに残ってても、 ニコニコ笑ってたかと思うと、 誰にもなにも言わず笑ってたかと思うと、 ボクはつい笑ってしまうかもしれない。 笑いながら君のお腹に、 君がぺちゃんこにした麦を置いて、 手なんか合わさないでさ、 ニコニコ笑ったりしたいんだ。
25 :
名前はいらない :03/06/10 01:43 ID:YwIB5o8e
>24 む? 祝いは踊りとニコニコ笑顔で成立するのだ! なんか感動?
26 :
新しい記念日 :03/06/10 21:02 ID:UkJlfVqW
彼の横に寄り添った 貴女は綺麗 他の誰にも出来ない 彼の魔法で 彼女は私の 大切な友達だから 幸せにしないと許さないぞ よろしくね 真っ赤な顔の新郎様 純白のドレスに 真っ赤なブーケなんて 貴女が描いていた夢のようだね もう朝まで話したり できないよね たまにはいいかな おめでとう 今日は貴女の 新しい記念日 これからも ひとつずつ増えて行くんだね 貴女の細い その身体に 彼と同じ瞳の天使 もう宿っている 底抜けに笑えちゃう 次の新しい記念日が 早くも控えている
27 :
「イワイノヒ」 1/2 :03/06/10 21:32 ID:gX/zLMyW
最初にまず拍手から入っていつも同じリズムになって 号令のない合図とともに空気の震えも収まっていくと 電気信号が一本通ったら誰もが息を呑むのは これからの進行はみな知ってるつもりでいるけれど 誰もが知らないふりをして驚くような演技の中で主役が満足する 合計で二桁か三桁に届きそうな圧力の矢の中で 舞台は回転も上昇もするような仕掛けを隠した 光が意図的に消され彼も彼女も見えないようにするのは フィルムの中にだけ残すベクトルのない風景だけの時間たちと 勝手気ままに想像膨らまして語り伝えて消えていく他人のため
28 :
「イワイノヒ」 2/2 :03/06/10 21:33 ID:gX/zLMyW
直径5センチ未満の紙だかナイロンだかわからない 四角が飛び交って眩しさで皆を少しの間だけ目隠しする ただの紙切れに書かれた設計図も終わってしまうと行進は てんでばらばらに外へ向かって擬似的な交通渋滞をつくる 言葉のない祝いと受ける喜びの消えた宴のあと誰かが落穂拾いをする その誰かもまた拍手をする ──やがて同じリズムになる
29 :
おめでとう :03/06/10 21:36 ID:lrmU3Df8
おめでとう おめでとう 今は心から言える 私の思いが自然に消えるまで 10年もかかった事をあなた達は知っている それでもあなた達は いつだって 私を友と呼んでくれていた おめでとう おめでとう あなたから最初に聞いた時 心の底からうれしいと思った 切なき想い出は空に解き放った だから安心して言える おめでとう おめでとう ありがとう
30 :
黄昏の国境にてあなたが発した言葉 :03/06/10 22:51 ID:cERvo/5r
目を閉じたあなたの意識がずっと見ていたのは 滅びゆく帝国の涯(きわ) 黄昏の白い砂漠に 鮮烈であったはずの光をうけて迷子のようにたたずむ あなた自身の裸足の後ろ姿だった 白い砂だと思っていたのは無数の骨の欠片で それはあなたが殺戮した四千の日と夜の またはあなたが知らない四千億の日と夜のなれの果てで 風も歌もとうの昔に消えてしまって 舌を抜かれた小鳥のコラージュがはらはらと舞い落ちて あなたの指先はいつまでも赤黒い血で濡れていた 耐えきれずに目を伏せたあなたの意識が ずっと聴いていたのは ずっと記憶していたのは あなたが一篇の詩を紡ぐために殺した幾多のもの言わぬ叫び あなたが一枚の毛布にじっとくるまって待ち望んでいた たったひとつのことば 肩にとまっていた小動物を抱くように裸の背中をふるわせて あなたはそれにいとおしく頬をよせた もうそれも死んでいるのに と どうしてもあなたは言い出せなくて 四千の日と夜の屍を踏みしめてあなたは あなたの絶望の旅立ちに秘やかな祝福のことばを喚げた そのことばさえ そのことばさえもが 組換えに失敗した出来損ないの遺伝子のように あっという間に黄昏の光に砕け散って 白い砂漠の骨に音もなく溶けていった
31 :
M,M :03/06/10 23:01 ID:N4DjKc3c
『多分じぶんの・もしくはキミ 素直すぎる詩』 俗な人間とは関わりたくなんか無い だってそれじゃあボクはつまらない歌謡曲ばっか聞いて ROCKなんかブルハみたいなモンばっか聞く そんな低俗な野浪と同属じゃないか!” ボクはボク キミはキミ 宇宙とTシャツ ぐらい違う ボクはキミ キミはボク パンツの穴 とブラックホール並に違う 「ただ・・・ただただそれだけ」だと悲しい孤独みたいな事を演じやがって! それだけじゃないだろう?お前はエロなんだろ? 神様なんだろう?お前は歩く雑学大事典なんだろう? 何千時間も費やしてるお前の時間を ココで吐き出せよ!”吐き出すなんて 低俗なバカどもにデキナイよ! 俗っぽい詩しかか書けない クソッタレの板に書くものか!書くものか!” 風だとか愛だとか 笑わせるんじゃないよ!” 一人の世界が無限なものか 脳味噌が固まってなにも受け入れられない話せないぃ!” ボクは天才 それがボクの言い分 ボクは天才 だってみんなの知らない事いっぱい知っているから それだけがボクの言い分 だから近寄らないで下さいセニョリータオレは天才なのだから 天才なのだから・・・・天才だぁ!!!!!!
32 :
大塚裕司 :03/06/10 23:36 ID:tFXGqWpc
33 :
半笑い達 1 :03/06/11 02:38 ID:/ssmq3et
就職戦争の終わりを告げる電話の後で 召集をかけました 俺はやったぞ、集まってくれ おまえたちはなんだ コングラッチュレーションとかないのか これ、いつもの飲み会じゃないか 俺中心、俺中心、俺中心の… え、また俺に飲ますの? 「えー、この度ワタクシも無事内定を頂く事が出来…」 涙の演説とかしてさ、みんなが祝福したりしてさ 「よかったなあ、よかったなあ」 って言ってもらったりして夜がふけていく そんな俺の筋書きが 戦後の教科書みたいに塗りつぶされていく はて、戦後。んーなるほど 「裏口入学みたせんなや」 俺は頑張った!間違いない!実力だ! 自分に言い聞かせてないと 結局この夜は何の宴かわからなくなる
34 :
半笑い達 2 :03/06/11 02:39 ID:/ssmq3et
時計の針が回るに連れて 酒もこれまたまわってきました 隣人もそうしているであろう顔で 俺も横になりました 「あっ、主役が寝よったで」 はいはい、俺は主役のようでその実 ただの飲み会のきっかけに過ぎんのですわ 「でも、よかったなあ。これでまた遊べるな」 不意打ちの涙、ここで来るとは思わなかった 夏が来る 学生最後の夏が来る 「こいつ寝ながら泣きよるわ。気持ち悪っ」 海、行こか
35 :
詩情主義者メレ ◆zc7lZdRUOg :03/06/11 11:33 ID:oH8UznbJ
>>27 主語と述語の関係がこんな壊れ方をしていると、さすがに読む気にならない。
>>29 詩情がありそうでまったくないのは、あなたがブ厚い壁のむこうでモゴモゴいってるだけだから。
>>30 ゴテゴテしている。どこかから借りてきた詩情という感じ。
>>31 こういうのは嫌われやすいけど、素直でいいよね。しかしお題は?
>>33 日常感覚をうまくリズムに変換している。飾り気のない等身大の詩情に好感。
ところで、内定ってそんなに早く決まるの?。
36 :
詩情主義者メレ ◆zc7lZdRUOg :03/06/11 21:26 ID:5xUTc+CA
>>8-11 詩情とは無縁。まるでマンガ。しかしマンガの代替品というわけではない。
メチャメチャでおもしろい。こういう詩があってもいいと思う。
後半のAAはマンガそのものになってしまっているが、メディアミックスと考えれば。
>>13 筒井康隆のパクリか。こういうのはいくらでもある。しかも詩でない。
笑えもしないし、同種の既存の文章と較べれば何の破壊力もない。
なにより言葉が説明のための道具でしかないのでは、どんな詩情も生まれようがない。
>>19-20 5連目、「幸せ」連発しすぎ。「唯一の2人」って凄い言葉だな。
わかりやすいのはいい。しかしマンガ風ではある。絵のないマンガは退屈だ。
格好つけすぎなのはわざとだろうが、かえってあまり格好よくないような。
>>21 行き当たりばったりで書いてない?なぜ恋愛等よりも祝杯なのか?
ところで時計の針が重なり合うのは僅か一秒、静かにグラスを空けるのは不可能です。
37 :
小瓶 :03/06/12 00:26 ID:QJYzvAnv
-え〜い やっさ -え〜い やっさ -ふぅね こぎぃ なぁみ あびぃ -え〜い やっさ -え〜い やっさ -おらんくぅにぃ〜 おととし 今年と とと死に かか死に 浦なし わらじに 編む手の さびれ のぞき目 ふし目 たしなむ いろ目 見返り浦島 女郎のほつれ 祝されていたのでしょうか この名もわからなき てあぶらでくすんだ ちいさき びんは 一通をよせられ 伝えたきことなど そして水にながされ うかんで 小瓶の気持ちなど だれが考えるでしょうか -ととととと とん とん とん ツテテテテテテテテテ・・・ -どん
38 :
小瓶 :03/06/12 00:32 ID:QJYzvAnv
たちまち 数年 ころびて てがわれ うらびれ 浜辺に 錦の いおり しおかぜしみて わたしの ここ よ しゃがんでひろう ちいさな すきま -幾度のしぶきの影おもい -すきまにしみるは風のおと -ぬぐいきれないその穴から 「あつい こ え」 ひろった肴は くびふるための ものでした もたれた はしらは しがみついても しがみついても なにもいってはくれませんでした -え〜い やっさ -え〜い やっさ -ふぅね こぉぎ なぁみ あびぃ -え〜い やっさ -え〜い やっさ -おらんくぅにぃ〜
39 :
名前はいらない :03/06/12 01:23 ID:fN48MtGD
>37 ブラウザのぐあいで「ひろった肴は くびふるための ものでした」 ってフレーズが目に飛び込んできた。目に焼きついた。 なにが祝いなのかわからないけど……せつない。心が涙で洗われるような。 ……なんだろう。虚空で満たされるような…… ……
ひなたの白い壁に君の微笑みを飾っているよ ちっちゃな君の歌声はおっきな感動を与えているから いちばんに君に言いたい、ありがとうの一言 たおやかに ゆるやかに 繋がっているよう きめの細かい肌は美しく、ふりむく仕草かわいい うでまくりしてはりきる君は無邪気な気まぐれ屋 あと少しで感じられるんだね 22歳の君の歌声を そう、新たなステージで君は一層輝くのだから・・・
41 :
40 :03/06/12 21:03 ID:Ra7AmB/7
>>40 タイトルに誤字があります。
正しくは「祝☆なっちソロデビュー決定☆福」です。
すみません。
42 :
詩情主義者メレ ◆zc7lZdRUOg :03/06/12 21:53 ID:Wz6zgdzh
今回のお題は「祝」。
締切は6月14日いっぱいだそうです。
今回より私、審査員を努めさせていただきます。よろしくお願いします。
>>37-38 浪曲というか、民謡というか、そんなようなものとラップがドッキングしたような、
独特の世界ではある。内容はさっぱりわからないが、雰囲気はある。
途中の擬音とか「わからなき」「伝えたき」みたいなのはぎこちない感じがする。
>>40 ファン以外にはどうでもいいかも。私は今朝のスポーツ新聞で初めて知った。
ソロデビューして成功したモー娘。OBって、今のところいないよねぇ?
それはともかくとして、縦読み職人の技はいつも通りすぎて物足りない。
審査ありがとうございます。
>>43 審査期間まだ終わってねーよ。
失格になりたいのか?
午後5時半 市役所に勤める私は 早々に仕事を切り上げて 車の運転席に座り込んでいた 別に急ぐ用事があるわけではないのだが それと同じように 残業するほどの仕事もない キーを回すと キュルキュルルと音がするだけで 一向にエンジンが掛からない 何度も回してみたが 掛からない 私のため息がハンドルに圧し掛かり 車内には静寂が垂れこめた フロントガラスに訪れる夕暮れが眩しくて 魔が差した クラクションに頭をぶつけ 割れるような音の中で 「ちくしょう」とつぶやき 私は苛立ちを抑えて車を降り 電車で帰ることにした
午後六時 ホームに着く ホームはラッシュ時で人が溢れかえっていた 家路を急ぐ会社員や部活帰りの学生たち ひさしぶりに立ったホームは 居心地が悪かった それが「慣れ」の問題なのかどうかはわからないが ヒトゴミの中の私は いっそう際立っていたような気がする 笑いあっている人々が 目に付く 座席に座り 目を瞑る うとうとしてきて 私は眠りに落ちた 午後6時半 車内放送で目が醒める 周りの客はほとんどいなくなっていた 私が降りる駅は、ここから数えて4つだ 冴えきらない感覚に また眠りに落ちては駄目だと言い聞かせ 私は外の景色を眺めていた 左から右へ引き伸ばされて流れる青の風景 青白い畑が広がってそのところどころに 火の玉が揺れている 今日はお祭りらしい
電車が短いトンネルを通過したため 景色は一瞬 幕が下りた映画館のように真っ暗になったが トンネルを抜けても やはり畑が広がっている 午後六時四十五分 電車が薬師前駅に到着し 私は下車した 私の最寄駅は 次の「嵐ヶ丘」なのだが なんとなく降りてみた 駅を出ると 駅から山のふもとの鳥居まで 夜店が出ていた やはり 今日はなにかのお祭りらしかった 夏でもないのに蒸し暑い 祭り特有の騒々しさが 焼きとおもろこしの弾ける音が 綿菓子の甘い香りが 風呂上りの子供達がヨーヨーをしている姿が 懐かしい 客のいないお面屋で ひょっとこのお面を買い ショルダーバックにしまいこんだ時
ほくほくした顔つきの人々の間に 見覚えのある背中を 見つけた (すこし大柄な女性、浴衣すがたが良く似合うその背中、間違いなかった) 「おかあさん!」 それは私の母だった 去年の4月に肺がんで死んだ母だ 「なにやってるんだよ!?元気か?」と私が尋ねると。 「あら、健ちゃん、今日はお祭りよ。」と母。 「そうみたいだね。お祭りがあるなんて知らなかったよ。」と私。 「何を言っているの?あなたのためのお祭りよ。」と、 口元に優しい笑みを浮かべてそう言った母は 私にうちわを渡して 人ごみの中へ消えていった 「待ってよおかあさん。なにをお祝いしてくれるんだ?」と呼びかけたが まるで返事がない
肩を落として座り込んでいる私に 通りがかる人が優しく声をかけていく 「おめでとう。」 と ひゅるるる〜〜 どーーーーーーーーーん<BR> 花火が打ちあがる 人々の足は止まり 顔を上げて 花火を見あげている それでも顔を上げられない私の腕をわっしと掴んだ ゴツゴツした手 それは私が小学校2年生の頃、海に攫われて死んだ父の手 「さ、立て、よく見ろ。皆おまえのために祝ってくれている。男だろ。」 哀しみの涙は 嬉し涙に変わった 「みんな俺のことを祝ってくれているんだ。。。 なんなんだこの感覚は、嬉しくてたまらない。嬉しくてたまらないよ。 さぁ、一緒に踊ってくれ!」と私は、嬉しさに満ち溢れて起き上がり なつかしい人々の輪に入った 太鼓と笛の音色に載せて 踊っていた
夜の帳が下りて 祭りの後 母を捜していると 木陰に隠れた母が サっと森の中に消えた気がする その曖昧になった影を追いかけて森に入った その瞬間 私は電車の中で目を醒ました 外を見回してみたが 青白く広がる畑だけで 火の玉はどこにも見当たらない 夢だったのだ 母の姿も父の姿も夢だった でも、本当にいい夢だった 生きる力が湧いてきたよ お母さん、お父さんありがとう。 でも、僕の何を祝ってくれたんだろうか? いや、なんだっていいや。なんだっていい。 ありがとう。 午後6時46分 電車が「嵐ヶ丘」駅に到着する 私は 気持ちよく電車を降りて 夏前のまだ涼しい風を感じながら家に向かったのだった ショルダーバッグの「ひょっとこ」の存在は まだ気がついていないのだが
51 :
たもい :03/06/13 00:00 ID:3zccdRcm
>>44 気安くしかも無礼な話し掛け方せんといてね。
で投稿してないから。じゃ。
52 :
TOP OF THE WORLD :03/06/13 07:44 ID:AM/8f/uv
「何考えてた?」 「そっちこそ」 「先に言えって」 「じゃぁ 3・2・1 ゼロで 同時に ね」 「おぉ」 信号待ちの 朝の隙間 幸せな回答を唇で塞いで 赤い信号がずっと変わらなければいいのに 思いながら 開いた目が合う そんな 男の妄想を どこか見透かされているみたいで 「やっぱり秘密」 と笑って 青いシグナルの下を ゆっくりとくぐり抜ける あんなにも 朝日は赤い だんだんとあれは 高く 明るく そうしてやがて 眩しくなり 真っ直ぐに見れなくなるのだ
53 :
TOP OF THE WORLD :03/06/13 07:45 ID:AM/8f/uv
カーペンターズが好きだと言うから 無意識に僕は いつもおんなじMDを流してる まだ知らずにい合う色々を 少しづつ交換していけたらいいのだけれど どうもこの星は 時の経つのがやけに速いみたいだ ほら もうあの角を曲がれば 少しの間 少しの距離を二人で挟み合うことになる せめて進んでいるこの道の方向は 地球の自転よりも真っ直ぐだろうか? 「バイバイ」と動いた 唇が通り過ぎて あの曲は知ってるか 気になった 今でも十分きれいだけれど また春が来たら きみはきれいになったと そう思うようになるのかな めずらしく 今朝は晴れているから さっき通り過ぎた信号も 風に揺れて 笑っているみたいだ
54 :
蛸足 :03/06/13 14:34 ID:KIC+orB9
昨日 君を 祝おうと思って 若狭湾へ 海釣りに 行った もちろん鯛を 釣ろうと 思って めでたい めでたい めでたいな って 君を 祝うため だったけど どんぶり勘定の イカの足では 隊列は 組めない って 思い知らされた 波打ち際に ヒトデを投げ捨てて ひとでなしに なり腐った 僕は 外道になりかかって うっとりした でもとても 怒っていたんだ イカの足が 思い通りに 干からびて いかないから 君を まだ 祝えない 10本 あっても 鯛は 釣れない いくじなしだ この足は どうして 邪魔ばかりするの 僕はただ ありがとうを したいだけ なのに お父さん
ぼく の おめでとう は いつ だって せいいっぱい むね の おく から おなか の そこ から きもち いっぱい そそぎこむ 「おめでとう!」 「おめでとう!」 「おめでとう!」 ひとみ かがやかせる きみ うれしくて しあわせで えがお にこにこ と みせて ぼく に だれか に 「ありがとう」 の プレゼント そうして ぼく は しって いるんだ きみ が じぶん の こころ に 「おめでとう」 って ささやきかけて いる こと ぼくたち の おめでとう より たぶん ひゃくまんばい の えがお で 「おめでとう」 って ささやいて いる こと ほら そんな きみ を みてる だけで みんな は また とても しあわせ に なる くりかえし なんども 「おめでとう」 を いいたく なる きみ の しあわせ みんな の しあわせ とても とても たくさん の しあわせ が あふれているね
56 :
手酌酒 :03/06/14 00:08 ID:dDDsJyI4
日曜だと言うのに息子は居ない。 定年になったオレが朝寝をしているのを尻目に、 何やら訳の分らぬ横文字のバイトに行ってしまった。 今までしゃにむに働いてきて、 日曜にも向かい合ってやることができなかった、 オレへのあてつけだろうか。 寝ぼけ眼でぼやいていると、 洗濯籠を抱えた妻に怒鳴られた。 「そんなはずないでしょう!」 ああ、確かに。 冷蔵庫には冷えたビールが並んでいた。 「飲みすぎるなよ!」 と、ぶっきらぼうなメモを貼り付けて。 父の日だというのに息子は居ない。 それはきっと、良いことなのだろうと。 ほろ苦い手酌の酒で、祝おうか。
57 :
へのかっぱ :03/06/14 04:58 ID:l3kgZKRr
長い雨がいつかやむから祝いましょう 橋の欄干こしかけて 足をぶらぶら 久しぶり 長い雨がいつかやむから 祝いましょう 太陽にさらされた丸太小屋 中は暗がり 気にかかる 行き着く先に何がある 太陽にさらされた丸太小屋 日照りが続いて雨乞いして雨が降るから祝いましょう 溢れた水に 雨蛙 ケロケロケロケロ唄ってる 日照りが続いて雨乞いして 雨が降るから祝いましょう 小雨に煙る生垣に 中にはゆらり湯の煙 行き着く先にあるものは 小雨に煙る丸太小屋 長い雨がいつかやむから祝いましょう
58 :
名前はいらない :03/06/14 11:40 ID:sW1aGGQT
>>52 あんたさえ逃げなければ
朝日だってまっすぐ見つづけることが出来ると思う
>>54 お父さんを「君」って言っちゃうの
ちょっとおもろい
>>55 なんか腹立つわ
>>56 息子すごくいいね
>>57 もー、全然「へのかっぱ」じゃないし…。
頑張って立ち直ってください。
59 :
兄の祝祭 :03/06/14 15:58 ID:68nQkwRv
兄と祝う 遺影の前で三回忌 忘れた私 儀式で猫を海に流す 忘れない兄 肴を喰らって正座で祝う 兄は正装紋付袴 私もつられて正装 三時間の高島田 忘れた私 位牌ばかり頬張り舐める 忘れない兄 喜ぶでもない笑顔の症状 頬筋だけを踊らせる 忘れた私 背中が寒くて丸まって 忘れない兄 拾った猫でご馳走作って 忘れた私 祝う所を見失って 忘れない兄 笑う所を見失って 行き着く果てがなにか違う? 遺影は日光で霞んで霞む 反射光が兄に降り注ぎ 兄も忘れた祝いの瞬間 来年もあるはず三回忌 儀式に祝う私だけ祝う
61 :
ちいさな大きな贈りもの :03/06/14 18:07 ID:n82GipvW
たくさんのちいさな ちいさなちいさな 「おめでとう」 をかき集め 大きな箱に 詰め込んで 君に贈るよ
62 :
詩情主義者メレ ◆zc7lZdRUOg :03/06/14 22:11 ID:kY0xJVYx
>>45-50 長編、ご苦労様。おもしろかったです。ただ、これならば小説の形で読んでみたい。
祭の場面など、詩としての体面を保とうとしたのだろうけど、おかげでスカスカになっている。
あくまでも詩にするなら、もっと効果的なスタイルはある筈。
井坂洋子さんの物語詩などを参考にされてみてはいかがでしょう。
結局何の祝いだったのかわからないのは、べつに気にしません。
かえって不思議な感じが増してよいかも。
「魔が差した」がよくわからないのと、「どーーーん」はないと思いますが。
>>52-53 うまいですね。一昔前のトレンディ・ドラマみたいなうまさです。
そういう類のうまさで固められているので、ちょっとブチ壊してみたくもなります。
「い合う」はいい言葉だと思えないのと、どこが「祝」なのかわからないところ
だけがひっかかった部分で、あとはびっくりするほどすんなりと読めました。
>>54 強調したい言葉を活かす「語の組み合わせ」を学んでほしいように思います。
あまりにとっちらかっていて、読むのが苦痛にさえなります。
>>55 信じられないほどに明るい世界ですね。狂っているのでは?と思うほどに笑っている。
ひらがなもそうした異様な世界観を表すのに一役駆っていると思います。
笑いしかない世界、これが永遠に続くなら、僕らはくたびれてしまうでしょうね。
>>59 おもしろいのですが、もう少し読み手の不要な労力を減らす試みをしてみては。
>>61 もっと凝縮させるか、ここから広げてみるか、してみては。
63 :
CARNIVAL :03/06/14 22:23 ID:k9Md0XKj
昏い陽に照らされて それは始まつたのです 黄色の午後に 憂鬱なリノリウムにしやがんで 赫いひかりが ゆらめき蠢いたのです 「廊下の果てで 魚の眼をしたひとが嗤いました」 あなたの唇は微笑みのかたちで固定 茶いろに汚れた まるい下腹に触れ 「あたたかいね」とつぶやいたのは 私でしたかあなたでしたか つめたい窓硝子は 私の熱を下げてはくれず ただ棄てられゆくのを みまもるばかり おとうさん 私の皮膚を喰い破つて おいしい? 月のいろのごちそうは ビイツで煮込んだ鳩の肉 ピンクに染まつた卵をごくり につかり笑って あなたは云います「おめでとう」 老人はまだ嗤つているが あたしは貴方を知りました たなびく旗は今やモノクロオム あたしもわらいだします おなじ色した敷布を棄てて 貴方の楔をうちこんで あたしはあなたになりました ああカルニバルは今も続いて 紅い弔い 今も続いて からつぽ心臓 蠢くたびに 人喰い老人 くつくつ笑う
64 :
虫の御祝 :03/06/14 23:13 ID:eWzw2aa0
私はこの古いゴム印のせいで 晴れたび一匹の虫を殺す罪人 熨斗は如何いたしましょう・・・ 焼菓子の日持ちを気にする客は 税込みで三千円以内に納めたいらしく 中腰で左右持ち比べ揺すっては量(かさ)比べ 「御祝」で 寸志ではいけませんか、 危うくそう問い掛けそうになり 私は草臥れた「御祝」と乱筆とを検討する 自給の安さやセクハラ店長が頭を周りだし 包みかけの煎餅が上げ底であること 愛媛で作られた京都銘菓であること・・・終わりだ 私が祝ってさしあげましょう 煎餅を糖衣のゼリー菓子とすり替え にちゃり噛めばお子が授かりませよ 透明の歯型には若妻の余命を浮かせて 古い「御祝」を包みに忍ばせた私の精一杯 転げでる毛筆の刻みに 小さな虫が恩返しするたび ずっと思い出してこの娘の賭け 「祝う」とは多分そういうことだから 晴れの日に摘みだされるのも私もついでに
65 :
虫の御祝(スミマセン) :03/06/14 23:16 ID:eWzw2aa0
訂正:摘みだされるのも私もついでに → 摘みだされる私もついでに
66 :
なんでもないの・・・・ :03/06/14 23:44 ID:X3pDGbUN
作るなら 好きなあのヒトには特製カレー 嫌いなあのヒトには毒入りカレー?
67 :
浮かばれた :03/06/15 00:00 ID:zpxHZzme
殺人犯が死んだ、 お父さんが娘の墓前にて伝える、 お母さんと息子も、いっしょ。 両の手のひらを、 しっかり、 隠しながら。 目から落ちる、 それは喜び、 ゆっくりと足元に、 湖、 できあがる。 娘のお骨が、 水面で揺れる。 笑うように。 蚊に刺された、 みんな、かゆそう。 腹いせ、 パッンと、 クラッカー鳴らす。 カラスが木から、一羽もいなくなる。 空は黒くなる。
68 :
名前はいらない :03/06/15 00:07 ID:GAll01Qn
投稿期間終了 お疲れ 審査期間突入 がんばれ 期限 6/18日00:00(17日いっぱい) よろしく
69 :
名前はいらない :03/06/15 00:08 ID:GAll01Qn
70 :
名前はいらない :03/06/15 00:08 ID:GAll01Qn
超おつです。
26じゃなく、27
俺のテキストエディタは0行から始まるんだよー ありがとう
74 :
名前はいらない :03/06/15 01:11 ID:Pj3p2BRj
凶のレス】 このレスを見た人間は十三日以内に身近な人物へ災いが訪れます *回避する方法が一つだけあります。 それはこのコピペを13日以内に7つ、別のスレに貼り付ける事です ですって。
>>74 その凶、独り占めしてもいいですか?持って逃亡しますので、あしからず・・・。 (逃っ
76 :
名前はいらない :03/06/15 21:49 ID:LIG/saxa
梁山泊死んだ?
77 :
詩情主義者メレ ◆zc7lZdRUOg :03/06/15 22:55 ID:k+kDpmde
>>63 結構古典的な「祝」ですね。カニバリズムも見飽きたかな、としか。
>>64 生活臭溢れています。笑いどころも満載。
>>66 嫌いな人を祝うのがそこまで嫌なんですねぇ。こわ。
>>67 前半と後半のギャップがおもしろいです。
78 :
詩情主義者メレ ◆zc7lZdRUOg :03/06/15 22:56 ID:k+kDpmde
(審査結果発表)
>>57 「へのかっぱ」
長雨でも日照りでも、祝う。それは、未来を? 今がどんなに辛くても?
へのかっぱ?
どうにも心にズーンと来るものがありました。
なによりタイトルの「かっぱ」が詩全体にもたらす「ぬるぬる感」が
妙に気持ちよかったです。リフレインも効いているし、主人公のいる場所と
行く先にあるものとの対比が詩世界を広げてくれました。
長雨の風景と日照りの風景をもう少し描き分けてほしいという気持ちはありますが、
今回もっとも好きになった作品だったので。=3点
>>64 「虫の御祝」
日常的な出来事を凝縮して、広がりのある詩に仕上げている。
普通にエピソードを綴っただけではこの詩情は出ない。
ただし最後から二行目の「多分」など、不必要にゴテッとした語も多い。
もう少し推敲して磨けば、日常の中から光を放つ詩になったかもしれない。=2点
>>67 「浮かばれた」
狙いはあざといと思いますが、後半の描写が見事です。
前半、流し読みしていたので、意表をつかれました。=2点
>>33-34 「半笑い達」
コメントは寸評に同じ。=1点
>>37-38 「小瓶」
寸評に同じ。つけくわえるなら、眺めているだけでなんだか楽しかった。=1点
>>45-50 「ひょっとこのお面」
寸評に同じ。=1点
>>54 「鮹足」
気持ち悪さに一票。=1点
え〜、今回から採点参加いたしますので、よろしくお願いします。
なのですが、今回3点はなしということで・・・すみませんです。
2点です。
>>8-11 祝される者への詩
「本能」からあそこまでいってしまう展開のすばらしさに乾杯。
たぶん発想の勝利。これも詩の1つの形態でいいと思う。何も真面目だけが詩じゃないし。
あと、自分の作品にもっと自信を持ってください。
>>54 蛸足
この視点のずれ具合、というのが好きです。
さてこの主体(あくまで詩の中の)は何なんだろうか、と考えながら
読むことによって味が出る、するめのような詩。
1点です。
>>33-34 半笑い達
よくわかってる。よく書けてる。そして少々キマリすぎ(w
でもあの年代を過ごすなら、誰もがそうなんだろうという絵そのもの。
茶化し方がはまっていい感じ。
>>37-38 小瓶
変わる文体は2つの視点だとして、その境界がとても曖昧に見えてしまうのは
作者の意図的なものとしても、少々違和感が。
アクセントつきならなおよかったのかも。いい意表のつかれ方をしたので。
>>52-53 TOP OF THE WORLD
普通に上手い人なんだな、と思った。
なんというか、フレームの切り取り方1つなんだよなぁ、と
改めて感じるとともに感心してしまうような。
とりあえずこんなところで。採点難しいですねぇ。
80 :
名前はいらない :03/06/16 22:25 ID:a5Q5TtBG
遅れてしまいましたが投稿だけします。 批評してくれるとうれしいです。 「祝い」 君が生まれてきたことを祝おう 晩春の生命の息吹を感じる大地と陽射しの中 君は生まれた 木々たちも君が生まれたことを喜んでいるよ 世界のすべてが君が生まれたことを祝っている ただ祝っていないのは人間だけ それでも僕は君が生まれたことを祝おうじゃないか 君が将来独裁者になろうとも それか、世界を破滅させるような兵器を開発しようとも 僕は僕だけは君を祝おうじゃないか 君はまだ小さい 小さすぎるほど小さい その小さい手をコチョコチョくすぐると君は体を少しだけ 震わせるね 開いてもいない目で何を見ようとしているのかい 一生懸命光を追ってるんだろ おぎゃーとなき 静かに目を閉じるまで 君は精一杯生きるだろう 生きて生きて生き抜くのだろう だからなおさら君が生まれたことをいわおうじゃないか 君が生まれたことにカンパイ
>>80 ルールを見てから
また遊んでくださいね
ルール
>>2-3 ついでに寸評
選んだ言葉が『初心者の詩作』みたいな本の
「祝う」の回の例文みたいで感動はしない
>ただ祝ってないのは人間だけ
じゃあここで祝ってるのはだれ?この子なに?
独裁者という言葉からこの子は人間のようで
祝ってるのは流れからするとこの子の産みの親のようで
なんかわからん
伝えたい情景はなんとなく分かるが
達人の絵の中に凡百の写真が混じっていても目立たないように
ながされて、おわり
以上
84 :
名前はいらない :03/06/16 23:26 ID:a5Q5TtBG
>>82 他人の子供には見向きはしない。
これからどんどん世界は子供を生むことを拒絶する。
でも、世界はそんな人間すらもあるがままとして受け入れてくれる
それを詩にしただけです。
人間社会は拒絶 自然界(世界)は受け入れる
のちに、受け入れてくれる世界を破滅に導こうともね。
それではさよなら。
85 :
名前はいらない :03/06/16 23:27 ID:a5Q5TtBG
>>84 どうわぁ。
すまそ。感想スレに投稿したほうがよかったですね。
スマソ。
後
これからどんどん人間社会は子供を生むことを拒絶するに訂正。
86 :
ドーナツ :03/06/17 00:24 ID:Wbusx9Rp
>>84 あなたは愛そのものに嫌悪感があるのでしょうか?
冷めた心というか尖ってしまっているような。。
何かあったのでしょうか。すいません、何だか気になりました。
ルールがあるところでみんなが守ってやってるのに
>>80 みたいに自分のことだけ考えてルール違反するのやめろよ
寸評や感想がほしいのは
>>80 だけじゃないと思うけど?
そして俺もスマン。どうしてもこっちで書きたかった
逝ってきます
88 :
名前はいらない :03/06/17 19:23 ID:ed0gKjCF
本日で〆切age!! 奮って投票を!!
89 :
名前はいらない :03/06/17 22:08 ID:d5sM0WoX
それとなくあげ
90 :
名前はいらない :03/06/17 23:16 ID:LD2DedWu
〆切直前age
91 :
ななほし ◆lYiSp4aok. :03/06/17 23:37 ID:NUwIcBuL
採点ですどうぞよろしく。 次回あたり採点委員などやりましょうか?
祝いというお題に勝ってる作品じゃぁ!!
3点
>>24 :踊るネズミに踏んだ麦 :03/06/09 03:34 ID:XqfpdznS
なんかすごい、圧力がある。静かな海の中沈んでいくいしき……
2点
>>45 :ひょっとこのお面 :03/06/12 23:28 ID:4ZxcoRMp
人生楽しんだほうが勝ち?
2点
>>16 :パーティー(その1) :03/06/07 21:47 ID:Btu5aRp8
面白いなんか唄かお囃子か?
2点
>>37 :小瓶 :03/06/12 00:26 ID:QJYzvAnv
詩の天分がランブしてる詩だ
1点
>>31 :M,M :03/06/10 23:01 ID:N4DjKc3c
落語のような軽妙な語り口楽しめたが……
ちょっと読みにくいというか、詩の中に入りづらかった
1点
>>64 :虫の御祝 :03/06/14 23:13 ID:eWzw2aa0
すとれーとすなおな……でもおめでとう。
1点
>>55 :many happy :03/06/13 16:31 ID:pH3jmAwT
誰もいない・・・。 皆さん、忙しいのでしょうか。 3人というのはいくらなんでも淋しいと思いますので、もう1日延ばしましょうか? かくいう私も、審査締め切り1日勘違いしていて、まだ全部目を通してません。 ご意見お願いします。
あげわすれていた……。
94 :
名前はいらない :03/06/18 00:24 ID:Xm0dl2VB
集計しまーす。 しばしおまちを!
95 :
名前はいらない :03/06/18 00:39 ID:Xm0dl2VB
96 :
名前はいらない :03/06/18 00:39 ID:Xm0dl2VB
ななほし選
>>24 踊るネズミに踏んだ麦 3
>>45 ひょっとこのお面 2
>>16 パーティー(その1)2
>>37 小瓶 1
>>31 M,M 1
>>64 虫の御祝 1
>>55 many happy 1
チャンプ:小瓶で4点
準チャンプ:ひょっとこのお面
鮹足
虫の御祝 で3点
まちがいないでしょうか?
>>24 踊るネズミに踏んだ麦 3
がぬけてるし霧都さんがやるとかやらないとか。
98 :
名前はいらない :03/06/18 00:41 ID:Xm0dl2VB
>>96 訂正。
準チャンプに
へのかっぱと踊るネズミに踏んだ麦を追加。
99 :
名前はいらない :03/06/18 00:42 ID:Xm0dl2VB
チャンプ:小瓶で4点 準チャンプ:ひょっとこのお面 鮹足 虫の御祝 へのかっぱ 踊るネズミ で3点
>>95-96 確認しました。間違いないです。
間違いないですが、今、霧都氏が遅刻審査中です。
霧都氏の投票までを有効、ということに雑談スレのほうで決まっちゃいましたので、
この結果に霧都氏の結果を足しましょう。
皆様、申し訳ありませんが、もうしばらくお待ちください。
102 :
名前はいらない :03/06/18 00:50 ID:Xm0dl2VB
了解しました。 ちょっと待っててね。
103 :
集計係。 :03/06/18 00:52 ID:Xm0dl2VB
104 :
集計係。 :03/06/18 00:52 ID:Xm0dl2VB
105 :
集計係。結果。 :03/06/18 00:58 ID:Xm0dl2VB
チャンプ:ひょっとこのお面で5点 準チャンプ:小瓶 虫の御祝で4点 よろしいでしょうか。 集計とか初めてで、手順が悪くて大変申し訳ありません。 ご確認ください。お願いします。
>>105 確認しました。大丈夫です。
ありがとうございました。
107 :
詩情主義者メレ ◆zc7lZdRUOg :03/06/18 01:04 ID:l4z9IMkJ
>>105 間違いありません。確認しました。
それでは、結果発表です。
ーーーーーーーーーーーーーーー
チャンプ
45-50「ひょっとこのお面」
準チャンプ
>>37 「小瓶」
>>64 「虫の御祝」
ーーーーーーーーーーーーー
それではチャンプの45-50さんには、
次の「お題」の発表をお願いします。
108 :
集計係。結果。 :03/06/18 01:05 ID:Xm0dl2VB
では、結果発表!!
『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『
チャンプ 5点
>>45-50 「ひょっとこのお面」
準チャンプ
>>37-38 「小瓶」
>>64 「虫の御祝」
』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』
みなさま、おめでとうございます!!
お題は「ひょっとこお面」の作者さんが出して下さい!
では、私はこれにて、勝手ながら審査員を降りさせていただきます。 皆様、どうもありがとうございました。
110 :
なみなみお :03/06/18 01:36 ID:Xm0dl2VB
すいません。 「ひょっとこのお面」は僕でした。本当です。めちゃくちゃ嬉しかったです。 頑張って書いたんで、批評を楽しみに、12時前からここに張り付いていました(笑) 次のお題は 「帽子」 でお願いします!!!!
111 :
名前はいらない :03/06/18 02:08 ID:jDbJ0lPZ
>>110 おめでとうございます!!!
次のお題は「帽子」。
えー、投稿期間は6月24日まででいいのかな?
それではよろしく〜
112 :
運動会 :03/06/18 02:40 ID:a/vL56yb
布団の中で何度も何度も 明日のリレーのシュミレーション ゴール直前僕が抜かして 英雄になる場面 僕は2時まで眠れなかった 「ウルトラマン!!」 って言いながら 早く食べ終わってしまって 暇を潰すお昼の時間 それもすぐにやめてしまって 僕はやっぱりリレーの事しか頭になかった それからリレーまでのことは よく覚えていないけれど 入場門をくぐったら 僕が僕じゃない気がした
113 :
運動会 :03/06/18 02:41 ID:a/vL56yb
赤が僕を追い抜いた瞬間 なんだか回りの声援が 怒号に替わったような気がして このままコーナーを曲がらずに 校舎に逃げ込みたくなった 直線白いクラスの前を駆け抜ける 凄い顔をして応援してくれる クラスメイトの目前で 赤の背中はそこにあるのに 届かないままゴールを過ぎた 先生が優しい顔で迎えてくれた 僕はその顔を見られなかった 学級委員が慰めてくれた 僕は悔しくて嬉しくて顔を隠した ゴールの寸前の僕の手は 赤の背中を引っ張ろうとしていた そんな写真をしまいながら 息子の寝顔を見に行った いい顔をして寝ている 枕もとの赤白帽
帽子をかぶり続けるとハゲになるというのですハゲるのはイヤなのですそこで私は 帽子を忌み嫌うようになったのですしかし結局ハゲてしまったのですそうなると帽 子をかぶろうがかぶらなかろうがなるものはなるとすっかり観念させられてしまっ たのです仕方なく今はハゲが目立つのを避けてとことんまで忌み嫌っていた帽子を 常時かぶるようになったのです今日のお帽子は麦わらにフリルのついたピンクのカ ワイイものですああこんな私ってキレイですかカワイイですかどうなんでしょうか?
115 :
帽子がない :03/06/19 20:06 ID:rxXlx/2G
イギリス紳士にはシルクハット 麗しき乙女にはキャペリン 海兵隊には軍帽 学生には学生帽 農家には麦わら帽 漫画家にはベレー某 娼婦にはカサブランカ 強盗犯には目出し帽 日曜日のおじさんにはゴルフキャップ ライダーにはヘルメット テニスプレーヤーにはサンバイザー 詩人にはキャノチャ あなたにはどのお帽子がいいかしら? それが 私にはどの帽子も似合わないんだ イギリス紳士にしては落ち着きがないし 麗しき乙女にしては純朴すぎるし 海兵隊にしてはひ弱だし 学生にしては頭が悪すぎるし 農家にしては色白すぎるし 漫画家にしては大人すぎるし 娼婦にしては垢抜けないし 強盗犯にしては優しすぎるし 日曜日のオジサンにしては人生の楽しみを知らないし ライダーにしては冒険心がないし テニスプレーヤーにしては暗すぎるし 詩人にしてはおしゃべりすぎる 私にはどの帽子も似合わないんだ
116 :
115 :03/06/19 20:07 ID:rxXlx/2G
117 :
名前はいらない :03/06/19 20:18 ID:SJcYsEzX
118 :
名前はいらない :03/06/19 20:19 ID:Skt5wO9j
119 :
ひよこ :03/06/19 20:27 ID:/bkkft3p
頭わるいからこんなで良いですか? 【二次元のツンドラ】 テレビが今日も偽物の世界へ 違和感を撒き散らす それはアタシの行動の自由だけでなく 精神の自由さえも奪ってしまうのです 情報の呪縛から解き離して下さい ナマナマしい実在感をアタシに下さい 退屈がアタシの子宮を蝕ばんで 意図的にうさん臭い振る舞いを演じさせます アタシの嘔吐感は以前よりもずっと激しく虚構的で… アナタの空虚な笑い方は芸術的に虚無感を味わせてくれる… 逆もまた真実デスカ? 情報が取り巻く無限地獄で 折れる程歯を食いしばり コノ世界を覗きこんでるスクリーンを探してる…
>>119 一度このスレッドの1を見ることを奨めます。
121 :
モック :03/06/19 21:02 ID:Z61m4+oO
122 :
名前はいらない :03/06/19 21:30 ID:RNdzaqHx
123 :
ひよこの定理(帽子編) :03/06/20 00:08 ID:U4aylRyi
頭悪いからゴメンナサイ こんな感じですか? なんか最近 ずっと帽子をかぶってる気がするよ アタシが帽子をかぶってるトキは時間を持て余しているんだよ アタシが帽子をぬいでいるトキは時間に追われているんだよ アタシが美しい花なら帽子はソノ花をいける縄文式土器みたいな感じかな もっと解りやすく云うと アタシがドアノブなら帽子は幸福の沼に住む人食い蜘蛛で アタシが昔 日本列島を真ん中でヘシ折った大造山運動なら 帽子はコロコロコミック先月号って感じかな♪
>>123 こんな感じですか、とかは止めたほういいでつよ。
あと、ルールは守って楽しくやりませう。
夏の潮風が長い黒髪を揺らす 貴方からの手紙 相変わらず暖かくて 思わず文字が滲んだ 此処で三度目の夏を一人きりで送る 都会からはきっとまだ貴方は帰らないね なんだか負けてしまいそう 揺れる波打際 光る銀の砂浜 帽子が飛びそうで眼を閉じた 本当に貴方が大切だったから 夢を応援して送り出したけど 本当は貴方に甘えて 叱られて そんな毎日なら幸せだった 明日また 電話を下さい
年に一度きり 丘の神社の祭り 青い浴衣を着て少し薄く紅を塗る 貴方に褒めてもらえない 夏の星空を染める花火さえ今では 貴方との季節 思い出して切なくなる こんなに綺麗に見えるのに 一人でも平気と強がって見せたけど 昔の泣き虫に逆戻り 街並は貴方が愛したままの姿 だから何処にでも貴方が溢れて 潮風にこのまま帽子が飛んだなら 弱い泣き顔を見られてしまう 明日また 電話を下さい 出来るなら 貴方を下さい
127 :
自由な国に帽子はいらない :03/06/20 14:07 ID:IFQJb7+I
ネコっ毛が ちぢみはじめた頭には 帽子が欠かせない ハゲランスも帽子 リウップも帽子 私の頭には緑の帽子 帽子で隠す ないものを隠す それでは、なくなったものは、というと それは四次元の国で笑っている 黄金もなく 玉座もない 死者も踊り出すその国では さまざまな色の髪風が、笑いながら吹いている 帽子で隠す 私の恥部を隠す 恥部とよばれた丘陵は ほんとうは、なくなったものたちとともに その国へ行きたがっている 私自身もいつか この身まるごと その国へ行くのだろう 自由なその国に 帽子はきっと、ない 現世のみのつきあいだ そう思えば愛おしくもなり 今日も仕方なく頭に乗せる、緑の帽子
128 :
名前はいらない :03/06/20 15:10 ID:C5GTWU4x
☆★☆お知らせ☆★☆ 次のお題は「帽子」。 投稿期間は6月24日まで!!!!! じゃんじゃんバリバリ投稿してください! ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
まちにヤマネコがきたよ 静かな哀しい港町に 労働者ブーツを履いた ヤマネコがやってきて言ったんだ 「ぼくの帽子は花畑 表面張力いっぱいに はじけるひろがる花畑 こんな哀しい港町に ジャズとお花を差し上げよう ゴキゲン・ブギに乗っかって 土曜の夜の会合(サタデーナイト・パーティ)を いろどるぷわぷわお花の海」 若者たちは見向かなかったね ブルースウェードシューズのあの娘にも ジャズの狂乱とどかずじまいさ
だけどレディース・アンド・ジェントルメン じいさんばあさんろくでなし はしゃぐリズムとシカゴの魂 「ヤマネコの帽子は最高じゃ いろとりどりのリズムと ゴキゲンな花畑 んんんん〜、逆じゃったか? そんなことはどうでもいいぜ! 今夜はパーティ、踊ったモン勝ちじゃ」 月曜の夜にはヤマネコは去るよ 夜の路地裏、靴音させて コンコンコンと去ってくよ どこに行くんだ、ヤマネコよ わしらに帽子を、帽子を頂戴 ヤマネコが去ってしまった今 静かな哀しい港町は 静かでだれもいなかったよ
131 :
名前はいらない :03/06/20 15:20 ID:VY7PpMOo
毎度「2chのパワーを見たか!」とほざいてる厨房のみんなへ
今こそ君達の"パワー"を正の方向へ向ける時が来ました。
私たちは[100万人のキャンドルナイト]を呼びかけます。
2003年の夏至の日、6月22日夜、8時から10時の2時間、みんなでいっせいに電気をけしましょう。
ロウソクのひかりで子どもに絵本を読んであげるのもいいでしょう。
しずかに恋人と食事をするのもいいでしょう。
ある人は省エネを、ある人は平和を、ある人は世界のいろいろな場所で生きる人びとのことを思いながら。
プラグを抜くことは新たな世界の窓をひらくことです。
それは人間の自由と多様性を思いおこすことであり、文明のもっと大きな可能性を発見するプロセスであると私たちは考えます。
一人ひとりがそれぞれの考えを胸に、ただ2時間、電気を消すことで、
ゆるやかにつながって「くらやみのウェーブ」を地球上にひろげていきませんか。
2003年、6月22日、夏至の日。よる8時から10時。でんきをけして、スローな夜を。
100万人のキャンドルナイト。
http://www.candle-night.org/ 現在の参加状況
http://www.candle-night.org/scape/scape.html ↑1時間おき位に見てみて下さい。確実に人数増えてます。
132 :
名前はいらない :03/06/20 15:46 ID:KRiTTEuJ
133 :
ボウシ :03/06/20 19:10 ID:NdA7G7TC
深くかぶったボウシを 両手にかかえこんで いつまで だましとおせるんだろう 表面にうかぶかざりは 誰の心にも 深くは浸透しない あざやかな色をかきわければ 黒いもやが底をふさぐから 息苦しくなって ボウシをとれば 笑いかけてくれるやさしさなんて どこにもなかった もれていくまぶしさは あたたかさになって 空にとけていく ボウシだけが 私が私であるための 小さな光でした
134 :
名前はいらない :03/06/20 19:10 ID:Ab4b/PDD
135 :
ぼうしとあついひ :03/06/21 00:49 ID:IkdOMlqq
ひざしが、 ぼうしをつらぬいて、 かぜがとおって、 かみがゆれ、 くさがゆれ、 このはもゆれて、 むしがなき、 すいてきのついた かんじゅぅす。 ぼうしのつばが、 めのまわりをまもって、 くさのにおいがして、 あつくて、 かぜがまた、 こんどはぼうしをとばそうと、 それをおさえてひとこきゅう、 むしがなき、 かぜもなく、 じめんがゆれて、 あせとすいてきがすべって。
136 :
嗅ぐ :03/06/21 05:31 ID:xUqGIsXe
帽子を顔に当てる 自分の匂いがする
137 :
名前はいらない :03/06/21 09:45 ID:rbJfmEd6
「ある野良猫がかぶっていた帽子」 ある野良猫が帽子をかぶって街路樹を歩いていた 夏の日の午後 木々が作る影の下を猫はその尻尾を高く上げ 黒い色のシルクハットをかぶり歩いている すれ違う人々はその猫の紳士ぶりに 猫の姿を見下ろしている 猫の毛並みはつやがあり トラ猫 軽やかにリズムを踏みながら足を動かしている その中に絶対の安心感と自信があるのがわかる
138 :
名前はいらない :03/06/21 09:50 ID:rbJfmEd6
毎日のように、猫と私はすれ違い いつの間にか互いにすれ違うとき 軽く会釈するなかになっていた 私が猫を最後は、夏の日差しがもう、傾き始め 秋の風が吹き込んでいる夏の終わりだった 猫はいつものように街路樹の下をシルクハットの帽子を かぶり歩いている 「今日は何処へ行くんだい?」 そう僕が聞くと、猫は 「ちょっと、そこまでさ」と 狭い脇道へと曲がっていった 私は、猫の高く上がった尻尾を目印についていく
139 :
名前はいらない :03/06/21 09:50 ID:rbJfmEd6
ビルが作り出した影のかな ダンボール箱やら空き缶やらが 無造作に投げ捨てられ それはまるで影の中に静かに呼吸す る小さな生命のようだ そしてその一息、一息が怠惰感と生 命の疲れを作り 黒く壁に染み付いている 遠くには、にじみ込むように光が見えている どうやら、光ひかりで、この影の世界に踏み込むのをとまどって いるようだ 猫は、ヒョイっとジャンプし、ダンボール箱を飛び越えると 誰かと話し始めた 「やぁ。こんにちわ。今日もすばらしい日だね」 こっそり、私がダンボールの隙間からのぞくと そこには、白い毛で、高貴な雰囲気を持ったメス猫がいた 英国貴族の女性のように美しく、落ち着いている 何人にものオス猫から、熱いまなざしを送られてきただろうと 思う漣が一つ持たない海のように澄んだ目 その、後紳士は静かにそのメス猫の女性とどこかに行ってしまった どこか遠くの町で今日もシルクハットをかぶったあの猫は、陽射しの 下を、紳士のように歩いているのだろう あの、白い毛並みの猫と
140 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/06/21 15:32 ID:3rlo8Lce
実は帽子フェチの、寸評人です。
>>112-113 併走する二つの時間帯を、同じタッチで書いてしまったのが不満
かなあ。良くも悪くも、日記のような詩だと思いました。
>>114 帽子とハゲという、人間にとっての永遠の命題(おいおい、本当かよ)
ですが、論理に飛躍がもっとあってもよかったかと。
>>115 「AはB」の畳句の図式ですが、もっと遊ぼうよ。とんでもない図式を
引っぱり出してきたりして。でないと、読み手としては、少々飽きます。
>>119 おまけ。タイトルはいいね。
141 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/06/21 16:11 ID:3rlo8Lce
>>123 くだけたシュルリアリズム手法、といった感じですね。この後に何か
続けてもよさそう。膨らませると良くなりそうです。ルールは守ってね…。
>>125-126 メインを帽子や波打ち際に置きたかったかな。帰らない恋人を待
つ感情は、その背景にして。
>>127 髪風の吹く国は、ユニークで何だか面白そう。テーマは奔放なので、
文も奔放に書くと、効果的だったかも。
>>129-130 「ハーメルンの長靴をはいたドングリと山猫」というテイストが
あります。何かを言っているようで何も言っていないかな。好き嫌いが分れそう。
>>133 きれいなんだけど、未整理だなあ…。帽子を取るとごまかしのきかな
い自分が出てくるんだけど、3連め、5連めは、まるで別のことを言っています。
142 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/06/21 16:27 ID:3rlo8Lce
>>135 ノスタルジーを伴った情景描写が光ります。平仮名にこだわりがあり
そうなので、「かんじゅぅす」は不問。「かぜがなく」だけでは、風の感情に
は届かないかなあ。
>>136 いや、それ、くさくないか?小粋な一発芸。
>>137-139 うんうん、名前欄にはタイトルをお願いしますね。
都会のファンタジーとして読みました。前半の描写は、もっとコンパクトに出
来ないかなあ。後半の書き込みを生かすためにも。意気込みは買いました。
143 :
名前はいらない :03/06/21 16:30 ID:YBEFzQpt
補足。
>>131 思いっきりスレ違いですが、これ、新聞にも出てましたね。
にわかエコロジー野郎じゃないけど、参加してみようかな、と。
東京タワーなど、全国の2000施設でも消灯するそうです。
いずれはメジャーな運動になるかもしれませんね。
でも、ここに貼るなよ…。
今回から審査トカ感想トカ参加します。以後宜しゅうお頼み申し上げ奉り。
>>112-113 最終連2行がなんか気になる感じ。それにしてはなんかサワヤカな心象。
その対比と子供を見る視線がイイバランスに感じられました。
>>114 改行なし句読点なしの記述を見ると筒井康隆しか思い浮かべないのは
ワタクシが筒井フリークだからでしょうか(笑) もっととんでもない帽子を
かぶって欲しかったかも。
>>115 おそらく何の帽子も似合わない人間こそ「シジン」なんでしょうね。
>>123 2連目が気になって悶々と考えましたがやっぱりよく解りませんでした
でもやっぱり気になります。謎定理アアン
>>125-126 3,4連の「言い訳」がアアンな感じ…リフレインしないで終わらせたらもっと
グッときてたのかもしれないです。
>>127 仕方なく付き合う己の生? 生というより性?
>>129-130 嗚呼懐かしきはディスコティック世代
7−8連は享楽を消費するだけだった者らへのコトバなんでしょうか。
>>133 5連目だけがよくわかんなかったです…
ボウシ 壁 もうひとつのペルソナ。 世界が流れ込まないための防止?
>>135 終わらない夏のイメージ。きれいな感じ。静寂でいてすんごいうるさい
風景が浮びました。
>>136 もわっ
>>137-139 バロン? 情景としてロードされるのは例のジブリのアニメーション
いくぶん黄味がかった情景はきれいだけど、ちょっと借り物のカホリが
いたします。いくつか誤植とおぼしき箇所がありましたのでご注意をば。
148 :
star in summer 1 :03/06/21 23:49 ID:BZhwUtPe
小春日和の公園 僕は友達と公園でサッカーをしていたんだ ・・・野球だったかもしれない でも僕は混ざれなかったんだ みんな僕よりも大きい人だったから 木の下で座っていたら 80過ぎのおじいちゃんがちょこちょこ近づいてきて 「そんなつまらん顔するな」って言ってきた それから僕にいろんな楽しい話をしてくれた あのころの僕はずっとふてくされたままだったけど そうしたらおじいちゃんはかぶっていたつぶれた帽子を手にとって 「じゃあよぉく見てるんじゃぞ」 1 2 3 ・・・・・・・・・・・・・・・ パッ! まぶしいと思った次の瞬間、 真っ白なハトが帽子から飛び立っていった
149 :
よしの :03/06/21 23:54 ID:k2BBwlSJ
妙に小奇麗な部屋が淋しくて 好きだった歌を音量を大きくしてかけてみた 昔が懐かしく思えて涙が出た 新しいもの欲しさに簡単に捨てた それらが本当は大切なものだと気付かずに そのことに気付いてずうずうしくも 今さら近づく私 無くさないと気付かない私 本当に大切なものはなぁに?そう聞かれて 家族 友人 思い出 ありきたりな答えを出した でも実際には大切になんかしてなかった 自己満足で大切にしているだけで 実際には傷つけてばかりいた 自信に満ち溢れてて まっすぐに突き進んでいたあの頃 間違いに気付かずに だから迷いがなかった いろんなことに気付いた今の私と あの頃の私はどう違うのかな そう考えたとき いままでのまちがいを発見してから 自信がもてなくなったことに気付いた むかしを思っては泣き それを自ら捨てた自分自身を悔やみ その繰り返し
150 :
star in summer 2 :03/06/21 23:54 ID:BZhwUtPe
僕は目の前で起きた奇跡に驚いた 「おじいちゃん、どうやったの?」 「これは奇跡じゃ、わしにしかできん」 「じゃから、お前にしかできない奇跡もあるはずじゃ」 「そんな暗い顔してたらそれが何かもわからんのうて」 「じゃからまずは笑うんじゃ」 おじいちゃんはそう言ってまたどっかに行った。 この世は奇跡に満ちている。 そして僕も見つけた。 僕にしかできない奇跡。 大好きな君を笑顔にできる奇跡。
151 :
よしの :03/06/21 23:54 ID:k2BBwlSJ
ごめんなさい。上の奴まちがいです。無かった事にして。。
夏至祭の夕暮れにはいつも 偶然のように道ばたで土星さんに逢います 土星さんは自慢の帽子をぴんと立てて ふわふわ浮いてて でも足は田んぼの泥だらけで たくましい二の腕が陽に焼けていて 土星さんは星を見るのがとってもとっても好きで こんな白夜だと星が見えないね と笑いながら話します あたしは何か言おうとするけど 土星さんが言ったとたん 本当に太陽は沈まなくて こんにちは と精一杯の大声で 土星さんの笑顔に付き合って でも土星さんの本当の顔は帽子の広いツバに隠れて見えない あたしも星を見るのが好きよ とつぶやきます 土星さんの帽子は立派な縞模様で 広いツバも立派な立派な縞模様で 誰もが土星さんの帽子に夢中で 欲しがって 触りたくて だから夏至祭の夕暮れにはロケットがいくつも飛び交うけど 土星さんはどこ そんな黄色い国 ほんとかしら 土星さんはあたしと手をつないであぜ道を歩いています
あたし土星さんが好き 土星さんの笑顔も好き たくましい腕も好き 帽子に鳥がとまって つるっと滑るのも好き 土星さんの帽子が好き 帽子の土星さんが好き 思い切って言いたかったけど かがみこんで土星さんの顔をのぞきたかったけど 土星さんはどこ 土星さんの帽子はどこ 土星さんは帽子 帽子は土星さん あたしは何も言わないで そんな白夜の国で夢を見て 土星さんの本当の顔は帽子に隠れて見えなくて 土星さんの本当の顔は帽子かもしれなくて そんな黄色い国 土星さんの笑顔を あたしはいつまでも見つめていました
154 :
なぞなぞ :03/06/22 10:23 ID:pOn199f3
わたしの頭の上にあって あなたの頭の上にあって みんなの頭の上にある この世で一番大きな帽子 時には不安なまだらに染まり 時には綾かなリボンを飾り 時には幾億ものダイヤで彩られる 被っているのに見えなくて 触れているのに脱げなくて 穴があいてもつくろえない この世にたった一つだけの 掛け替えのない大切な宝物 それは、なあに?
>>112-113 作文調が否めないもののタイム・スリップ感あり。
「赤白帽」が遺伝子のように。
>>114 ある時間の経過を表すことで書き手の存在を示すのかもしれない
句点や文末改行の無いこの詩に身体感覚の無さを感じる。
>>115 アイデンティティとしての「帽子」の不在。
”AにしてはB”という構文上の論理の整合と破綻の混在が。
>>123 加速するめちゃくちゃ度。「運動」→「コロコロ」→「♪」でストレスを溜めず。
半角スタイル。
>>125-126 最終行の肉体感が
数々の性的暗示表現に気づかせてくれる。
>>127 「帽子」が処世術のようなものに異化され
「緑」がセーフティー・ファーストを。
>>129-130 詩のいたるところに同語を散りばめカタカナ英訳までしている
露悪趣味がもの悲しい。
>>133 欺瞞に希望を託して。
第5連の難解さもしくは曖昧さに気をとられる。
アイツはいつだって帽子をかぶってる いつ見ても目が隠れそうなほどに深々と けれど夜には外すんだ ある日そいつに聞いたんだ なんでそんなに帽子が好きなんだって そいつは答えたよ 帽子が好きなんじゃない うちの家計は太陽の光が苦手なのさって 僕はそいつの家族を見たことがある 家に泊めてもらったときににね それは夜だった 居間には蝋燭が一本立ってるだけだった けれど部屋は隅々まで光で満たされていたんだ 光の伝播をしてたのは家族の頭部だったよ 回想に耽りながら思った 正直に紫外線が怖いと言えよって だから彼はいつだって帽子をかぶってる 必死に運命に逆らっている彼は美しい そんな彼に僕は教えてやりたかった 夏に帽子は蒸れるだけだってね
157 :
帽子の下 :03/06/22 23:31 ID:uZVinGW5
五年目のテレビの上に、それは舞い降りた。 こんな雨の降る日には、とても似合わない、ピンク色のリボンのついた、麦藁帽子。 思わず手に取り、被ってみたけれど、やはり僕は似合わない。 この麦藁帽子には、君が似合う。 青い服が好きだった、君が似合う。 それが笑顔でも、泣き顔でも。 テレビの中の砂浜を、一人で駆ける少女は、 このアイドルタレントよりも、君が似合う。 海から風が渡ってきて、砂におおきく「心」と描いた。 君はそれ見て立ち止まり、何かを思い出したに違いない(それが僕のことであってほしい)。 おおきな文字を、君は腕をいっぱいに使って、円でくり抜きはじめる。 掬い捕ろうというのか、君は、その、おおきな、心を。 白い額に褐色の汗をかいて、きっと誰にも、僕にも見せたことのない真剣な眼差しで。 君の小さな両腕が、砂に潜る、一生懸命に。 僕も知らない、謎の巨大円盤を持ち上げようとする。腕が、折れ。 そこへ陸から松林を越えて、いつの間にかやってきた別の風。 君の麦藁帽子を、飛ばしていった。 海を越え、円い水平線をも、越えていった。 君の姿は消え失せ、立ちくらむような時と距離とを、越えてきた。 そして今、五年目のテレビの上に、舞い降りた。 手に取ってみると、積もった埃が舞い上がり、まっさらな円になった。 姿見に向かって、立つ。 ピンク色のリボンのついた、魔法の円盤、その下に、 七色の光線が降り注いだ。しかし、君は現れない。 似合わない僕が、帽子のせいで、冴えない顔が、さらに冴えない。 現れるべきだ、君は、この暗くなった部屋に。 現れるべきだ、君は、僕を消し去って。
158 :
名前はいらない :03/06/23 00:19 ID:97DTMh9y
☆★☆お知らせ☆★☆ 次のお題は「帽子」。 投稿期間は6月24日まで!!!!! じゃんじゃんバリバリ投稿してください! ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
映画館の暗さで誰も中になる動きが見えないから 好きなこと隠れてしてみても気づかないことが事の起こりでした 「そういうのを死角というんでしょ?」 窓枠の色は誰も気にしないままガラスを通す紫外線だけ気にして 暗闇の中で勝手に理由をつけてはひとりでに怖がってみたりする 筒状の紙の中に何もなくてもため息をつくことなく じっと覗いていればいいと教えられました 枝に引っかかるのは風船と帽子 登っていって降りられない子供なんてもう何年も見ていないだろう 「いや──最初からいなかっただけだよ。」 絵を描くように封筒の中から空を切り裂いていく 道具のない詐欺師の真似だけをしていても左手だけが空回りして 帽子のなかった彼らの手品は始まらないから 僕らがほら何か消してしまうために最も簡単なことがある それは別に何かを与えるわけじゃなくて、皆が焦点をずらせばいいんだ 「総員、右向け、左。」 誰も気にしないように忘れてしまうように仕向けるそのしぐさが 消えてしまった全てのことへの命取りになるから 帽子の存在しなかった死角なんて思いもよらなかったんだ 僕らはいつも手品師より上手く 帽子の中から消えてあげるから
160 :
冬休み :03/06/23 11:02 ID:DTjCujEg
がふがふと換気口から吐き出される蒸気を 風が蹴散らしていくのを ジャージを着込んだ男のひとが じっと見ていて そのひとの影が、輪郭を際だたせて、白い霜一面の草の地べたに映っている その柵をむこう、広い傾斜面には 街灯の黄ばんだ光が落ちて、スキー場のゲレンデのように寂しくたたずんでいる そのはるか深い地面の底で 深海魚のようなかたちの まだ誰にも名づけられていない種類のある虫が 長い胴体中からつきでた細くしなやかな足をつかって 少しずつ土を掘っている 彼には目がなく 痛覚もなく 時間も知らずに 彼は、彼の腸から伸びた襞(ひだ)の後ろで、わずかに思考している そして、生まれてから今日までに 細胞のひとつずつに染み込んだ 一匹の虫の、感覚の あるひとつの切れ端を、足の一本にただ刻んでいる 掘削の途中でその足がもげ落ちても、彼は気づかない 彼は足というものを知らない 廃材を積んだトラックが、地響きをあげてアスファルトを踏みつけ 辺りの民家を震わせて 電線の上のカラスが飛び立つ先で その日 しんとした教室で ふたつの手がカーテンを引いていくのを 少年が、少し離れて、その四角いスクリーンの向こうへ、飛ばされた帽子を、風が遠くへ運んでいくのを見ていた。
161 :
見えるものは見えたもの :03/06/23 23:08 ID:KM8X2i3E
残念だけど顔を見ても駄目なんです 長いあいだの王者が倒れて 出番が回ってくる 森を吹き抜ける風の音は それでも誰かを迎えるだろう 泣いても駄目 怒っても駄目 出番が回ってくる 笑えるか? 嫌なことを見て生きていく それとも 何も見ないで生きていく でも…… しょうがないな 誰かが可哀想に 見えるときは 一緒に泣きましょう 赤いベレー帽かぶったおばぁさん 何を見ていたんだろう 今日一日のオレは 泣いても駄目 怒っても 駄目 何かを見て生きていく 笑えるか?
162 :
見えるものは見えたもの-2 :03/06/23 23:09 ID:KM8X2i3E
帽子なんか必要ないよ ヘルメットでチャりんコに乗るような 邪魔なんだよ 顔も見えない でも一体 何を見ていたんだろう 今日一日 一緒に泣くような人もいなかった 残念だけど何を見ても駄目なんです 泣いても駄目 怒っても 駄目 出番が回ってくる 笑っちまうぜ 一体オレは 何を見て いたんだろう
白い帽子を目深にかぶり もも色の パンプスを履いたあなたはゆっくりと 小暗い竹薮をつらぬく 狭い石段を 登ってゆく しるべのない洛北の山道で あなたはただ迷子になりたがっていたのだ そこがたぶん あなたの行きたかった“名もない場所” (そんなものありはしない――とぼくは言わなかった) 帽子のせいであなたの表情は見えない ただ小さく喘ぐあなたの左手を しずかに引くのがぼくの役目だ 黙っていると 湿ったてのひらの脈動だけが鮮明で 目覚めながら古い夢を繰り返し見ているような気分だった 不思議に小鳥の声ひとつ聞こえない 風も吹かない 夏の午後だ (ぼくらは何も見ずに――) ぼくらは何も見ずにここまで来た 目隠しでぼくらは出会い 目隠しのまま裸になったりした いったいふたりはどこに立っているのか どうせぼくらは何も知らなかった 名付けられた場所を歩くとき あなたはいつも白い帽子をかぶる あるいはかぶっているかのように ずっと視線を下げたまま どこにいるかも見ないまま ぼくの手を ずっと握りしめているだけで
*** 登りつめると風があらわれ 広い夕空がひらかれる その下 照り映える円形の広場はあり 小高い西側の崖のそばに 古い祠と巨きな神木が立っていた あなたはぼくの手を離れると 祠の奥にある竹矢来の方へと駆けてゆく (なんて眩しい夢なのだろう――とぼくは思った) ちょうど真正面に沈んでゆく夕日を あなたは眩しそうにしながらオレンジ色の帽子をとり くしゃくしゃにしてカバンの中へ押しこむ ながい髪が波のかたちに揺れて ようやくあなたの顔があらわれる 「ここはどこだろう」 と僕が言うと あなたはなぜか得意そうにぼくの手をつかみ 「どこでも」とつぶやくのだ そしてそのまま空ばかり ずっと眺めているのだった
ぼ、ぼ、ぼ、ぼう、 それ、な、なんだ く、くれ く、くれ おまえ、くう おれの、めし あはは、くれ、そう、そう い、いいな、これ ぼ、ぼうし なんだ、これ やめろ、おれ、ここ、だいじ さわると、おれ、おまえ、ころす な、なに これ、ここ やめろ、ここ、だいじ おまえ、しおあじ、する なに ああ、そっと、だぞ そっと、だぞ なんか、いいな、これ、 いいな、これ、 ちょっと、あるいて、くる おまえ、ともだち おまえ、くわない おまえ、ぼうし
166 :
チョンマゲ頭にシルクハット :03/06/24 04:37 ID:SBUbqVMV
チョンマゲつけながら よく言うよ おまえが紳士だって? だったらすぐに「切り捨て御免」とか言うの、やめなよ 時代錯誤だよ? そうそう 「切腹」とか、ありえないよ 21世紀だから、今は。 ダメダメ。 そんな形だけで 誤魔化しても 「散切り頭を 叩いてみれば 文明開化の音が・・」しないよ もう、 遅いの それが最新だったのは 200年ほど前だから ほら シルクハット とったら やっぱり チョンマゲ 隠してる。 気に入らないからって、すぐ人を切ったらダメです、って 何度言ったら分かるの? 江戸時代は終わったの 送り返すよ? お家取り壊しの時代にさ。 辻切りは流行らないの 今は そういうの 「通り魔」って 言ってる いくらチョンマゲ持ってても 役に立たないこともあるんです。 ちょっと待てよ そのチョンマゲ もしかして・・・ まさか おまえ そのチョンマゲ・・・ (チョンマゲ頭に シルクハット 被ってみせても 隠し切れない その本音 シルクハットの中で チョンマゲ揺れる 切り捨て御免の その精神 婦人が泣く泣く 朝露に濡れた 帰路の道) おまえは全く 呆れた シルクハット風のチョンマゲだ だが、切ってくれ そのチョンマゲは
167 :
_ :03/06/24 04:43 ID:rpeUm/rK
168 :
名前はいらない :03/06/24 19:38 ID:k7tJmx18
☆★☆お知らせ☆★☆ 次のお題は「帽子」。 投稿日の最終日。今日の23時59分で投稿期間は終了します。 じゃんじゃんバリバリ投稿してください! ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
169 :
44169 :03/06/24 19:41 ID:XG7TMe4j
犬が空に唸り声を上げています 太陽が落ちてきたのかと 見間違えたのでしょうかね? ただ、地球の熱さに犬も滅入って 気が狂い始めただけかもしれません 我々の旅立つ日が 我々の憎むべき大地の平均気温の上昇を 顕著に体現している日であることは あの太陽の意中に背いているようで 実に清清しい気分ではありませんか?皆様 今日のこの日を、再出発の日と定め 我々は、今から火星に突撃しようとしています そうです、シルクハットが逆さまになっているようなそれに 搭乗する時分まで、あと幾許もありません 人類全てがこの逆さまのシルクハット のようなものに 救われるのです
残念ながら地球は熱くなりすぎました 残念ながら我々はこの大地を去らねばなりません この地球45億年の思い出にはサヨナラだけが残ります しかし、あの知恵に満ちた乗り物にはサヨナラの次があります 私はあなた方一人一人をあのシルクハットの底に放り込みます 恐れる必要はないのですよ シルクハットの底には荒涼とした心地よい冷たさが広がっています 懐かしい地球は、シルクハットの底にあると言っても過言ではありません さぁ、手を私に差し伸べてください 目指すは火星、シルクハットはあなたに住み心地いいの土地を与えるのです あぁ時は満ちました 太陽が落ちてくる前に早く乗ってしまいましょう この嘆かわしい地球を去って さぁ
そこで あなたは砂漠の巨大なシルクハットから360°見回し 丸い地球に別れを告げるのです あなたたちは 蟻たちが巣の穴に帰るように 次々とその夢の乗り物へ放り込まれるのです それから 巨大なシルクハットのようなものの底で 折り重なったあなたたちは 待ち続けているのかもしれない 火星への到着を 待ち続けているのかもしれない いわゆる「シルクハットの墓」から 1億年がたった現代 もはやその巨大で無意味だった迷信の産物の原型はない もちろん火星へ旅立とうとしていた人間達が大昔にいたことを 知る者はいない シルクハットの墓があった砂漠には いま 無機質な虫の巣に似たビルが聳え立っている 苦笑
へんなあたま ぼうしがいる バスから出たよ 観光の花道 足と手と服と眼が ぞろぞろぞろ 適当なおしゃれして 先を歩いていく へんなあたま 列になって ぶつぶつの風のっけて あとからついていく あれはぼうしがないからだ なにかぶってるの 気になってしょうがない 紫の蜘蛛の巣 ぼわんと後ろに飛んで 大仏様の石造パーマが アスファルトにがしっと落ちる 孔雀はにんげんとは違う だからこれも頭からずり落ちる
巨大なタマゴに 脳のシワ なんだか電気の音もする すべてそのデカすぎるあたま は 天を気にしている 敵は天からしかきません みたいな 草っぽい防御 ぼくは大丈夫 ぼくは帽子をかぶっているから 犬も大丈夫 犬は全身があたまだから にんげんは あたまが犬 ぶるぶる こどもにんげんの まるい横顔 こわい まるすぎて お願いだから 隠してほしい にんげんのあたまは ハイキングするには へんすぎる ぼうしがないと 烏帽子でもいいから お願い
175 :
ブラッディ・ストロベリィ :03/06/24 23:37 ID:1VN70Y5L
フランスからのダイレクト・メール 破りながら 貴方はいつも通りの微笑みです くだらないね と云う言葉は 小さすぎて読み取れず 唯 私はぬめる貴方の皮膚をつつくのです 蛇苺の香は甘く 夜をとろかし しかし私は この皮膚嫌い 出来れば爪でやぶって 穴を開け 噴き出す貴方を飲み干したいので カーテンといっしょに揺れる 安易なjelly 陽を照らして ほのかに赤く 天井に溜まった顔だけの天使たちが げらげらと嗤いだします ふたつの拡がる皮膚 ぱちんとはじいて 橙の潮へと還りませんか
176 :
名前はいらない :03/06/24 23:44 ID:ylcJeybo
今年はこのスレのレベルも落ちてるな。そりゃもう過疎するわ。
年頃の風俗兎から始まり 今では左官猿やアル中像まで 森は一夏遅れで届いた流行一色 人間文明に乗り遅れるなー! 裸の頭でどの面さげるじゃケダモノじゃ! 小山のキャンプ跡でニンゲンが忘れていった麦わらを 夕涼みの栗鼠が持ち帰り記事になったが分布の初め 乳の四足から空の二足への流れが水際で止ったため 差別問題へまで発展して「帽子水平社」が設立された 帽子が差別が何処吹く風と 蛙のゲメ子はピョーンパックピョンパック 紋黄蝶はレンゲの甘味を弾けるお尻に持っている 薄羽蜻蛉生まれたて膨れる腹に母のエキスを持っている 跳ばないと食べられない 落ちてる物に興味はない 跳ねれば頭突きで花房割って 抜ければお空にこんなに近くなる
ある日の森へ旅蜥蜴(とかげ) 絵を描き放浪しているという 娘達は一斉凸に帽子を貼り付け 翳(かざ)したレースから色目を使い 刺したブローチ宝石の数を読み上げる 旅立ち前夜に旅蜥蜴大きな宴を催すと聞き 蟋蟀(こおろぎ)をかじりながら考えたデメ子、 「帽子の歴史<水平者出版>」を一夜で読破 光る夏葉を集め型の崩れぬ帽子を手作りした 宴の広間へとドア開けると ゲメ子を嘲笑する毛羽毛羽しい万色 旅蜥蜴と向かい合えた長卓で彼女は 宴が終るまで遠くの窓ばかりを見ていた 一通り餞別が渡され何を思ったか旅蜥蜴 連れ帰りたい娘が居ると言いだすから大騒ぎ ゲメ子を含む娘達は横一列に並び息を呑んだ 人間文明とはこれね、帽子で美を競うのね! 裸の頭にどの面さげるじゃそれじゃ沼の蛙じゃー! 娘達は一同に白手袋の片手を差し出し 旅蜥蜴はゆっくりと列の前を歩き始めた 沈黙の大理広間に宝石の連が息潜め、 ピアノが止み皆が帽子を脱ごうとした時
ピョーーーーーン! 帽子の中の作為を御存じかしら 握手をして死ぬがいいわ脱帽が風穴あけるわ 御丁寧に並んだ貴女がたの付けてる飾りはカラッポ 裸の頭の貴方の心は御見通し、このゲメ子に惚れたわね! 騒然とする大理に滑って転ぶもの ベロアのカーテンに逃げ惑うもの、 銃弾は次々と凸のギリギリを掠め 一瞬にして全員は裸の頭になった 今では帽子を被るものなどなく しかしながらも新たに眼鏡の流行 「眼鏡水平社-鳥を守る-」が設立した あの旅蜥蜴が帽子を被っていたかどうか 彼が誰を連れ帰ったのかも知る者は居ない 確かに最近の蛙は雨に先越されていて 世間が水浸しになってから聞こえてくる ピョーーーーン パック ピョーーーーーーン! ピョーーーーーーン!
『帽子』ッ! それは兵器である! 貴様は何故帽子を被るっ! 雨風日光より頭部を防護するためッ!!! 頭部のアクセントというファッションのためッ!! いいだろうッ!!! しかしそれでは不十分だッ!! 帽子の最大の機能は隠匿にあるッ! ハゲ隠しって言うなッッ!!!! カツラは帽子では無いッ!! カ ツ ラ は 義 肢 だ ッ ! ! では何を隠匿するかッ!! それは眼(まなこ)であるッ!! 古来より「色目」という程にッ! フェロモン分泌器官として眼球は絶大な機能を発揮するッ! ウインクッ!流し目ッ!上目遣いッ! 性器の色気に勝さるとも劣らないその威力ッ! 凶器であるッ!! 垂れ流しの色気は己を中心に 周りを不幸の渦に巻き込んで潰えていくのだッ!! ならば!過ぎた力は制御するッ!! そのために人は隠匿の手段を考えたッ! もうわかったであろう!! 帽子は色目制御装置なのだッ!! つばを少し下げるだけでッ! 容易に視線を妨げることができるッ! なんと機能的ッ! 人類の叡智也ッ!万ッ歳ァァァァィッ!!!!
しかし人類は過ちを犯す生き物であるッ!!
帽子によって妨げられた視線ッ!
それがふとした瞬間に見える時ッ!
つばと眼球の間で反射増幅された視線がッ!
一気にそこに突き刺さるッ!!
そう!
チ ラ リ ズ ム だ ッ ! !
結果!指向性の超破壊兵器となってしまったのだッ!!
果たして人類は間違った発明をしてしまったのかッ!!
断じて否であるッ!
とある女性格闘家はッ!!
強すぎる力を押さえるために
闘いの中で常に重い腕輪を着けたという!
しかし威圧の為にその腕輪にはトゲが付いているッ!!
つまりッ!
内在する強力すぎる威力を押さえるためにッ!
ある程度の威力を許容するッ!
大事の前の小事ッ!!
確かに大元の威力さえ無ければ良いッ!
されど彼が生まれつきの能力ッ!彼に罪無しッ!
わかったかッ!
貴様に帽子は過ぎた代物なのだッ!!
今すぐ脱いで彼に渡すが良いッ!!
えっ?ニット帽?
…
おまけ 最強色気裸帽子
ttp://www.ask.ne.jp/~komiya/muu/tereca/image/meiji8.jpg
182 :
淫乱坊 :03/06/24 23:58 ID:Bi4dbp5x
いつでも ぱっくり開いている から いやらしい しまりなんてない こいつは なんでもかんでも 男性のシンボルとしてしまう 女性さえも 女性がこれを かぶるとき 全身が 男性が 中に手をさしいれて くるくる回す 木の枝にかけると 垂れ下がって そこだけ 床の上におくと とどかない もどかしい 入んない
183 :
:03/06/24 23:58 ID:Bi4dbp5x
もっと もっと 小さいもの 小さいところ その奥まで 帽子とは 快楽を味わうために 生きている いわば 性欲の化身なのだ
184 :
名前はいらない :03/06/25 00:06 ID:7TqejV/4
投稿期間をしめ切りました。
これより審査期間に入ります。
審査の〆切は27日いっぱい。
ルール
>>2-3 をお読みの上、みなさん振るって御参加ください。
(今回、特に毒舌かも・・・でもチャント読んでるから、えと後でリンチして下さい)
>>12-13 運動会
抜かれた時の縮こまる様ヒシヒシ上手、小さい背中を抱きしめたいね。
「リレーで頭一杯」に>12を費やしきるの勿体無いかも。あとね、このエピソードを「要するに」
でまとめたとして「思い出すなぁ緊張したよな運動会、負けて皆が励ましてくれたっけ。
そして明日は息子の運動会。」ね・・・んーと、お父さんの優しい日記なん。
おまけ「分譲マンションのCM」
>>114 えっと、私同じこと言ってるんだけど、てか私のひとり言なんか聞いてない?うーw。
貴方が仕上げたい感じと「句読点ぬいただけ」のは違うよね?一回検討して欲しいん。
今回の偶然か「帽子帽子」の連用と「ハゲの作者像」が絶妙にキモイん(これ○)
「’しかし結局ハゲてしまったのです」あっさりハゲたね、笑った。
おまけ「てか貴方見た」
>>115 帽子がない
「帽子の歴史」で検索したらこんなっぽぃかも。ちょっと説明しきりましたかな・・・
「私にはどの帽子も似合わないんだ」で分るもん、似合わんてことはそぉいうことかと。
『似合わない理由一覧』するなら、もっと遊んで。ちなみにウチの犬は、
どんな首輪も似合わんので裸、えっとそこんとこが自慢ですよw。
おまけ「since1960England/since1970…a hat; a cap.history.」
>>123 ひよこの定理(帽子編)
最初2行(作品に含?)図らずもがな味でちゃってるよね。改行せず1行のがいい。
中2行、共感しかけて小首傾げる。持て余すまで行かない「ゆとりある」程度かな
追われてるまで行かない、そこまで帽子はバロメになってない・・・って最後はそれ
が言いたかったの?素直じゃないなぁ、にくたらしイイ。
おまけ「説明苦手なのぉ!バーヤ(BY作者)」
>>125-126 帽子
実話なら切な羨ましい・・・物語なら>12-13さんと同じくね「要約」してみて。
「恋人、夢追いかけて都会に行っちゃった。私、田舎で夏ごとに思い出す。恋しいな。」
普通に待ってる状態?貴女ってどんな待ち方するんだろ、過ごし方どんなしてんの。
もっと色々教えて欲しい。・・・んー、木綿のハンカチーフなん、あるんだそんなが・・・。
おまけ「ルパン三世のテーマ(岸壁で不二子のハット飛んでくの)」
>>127 自由な国に帽子はいらない
流れ出るまま吐露した(←悪い意味じゃなく)まさに「意味を考えずに書いた」印象。
「文字の集合が文になった」というだけで作者が何を言ってるのか分らない。
「先に逝った毛の所へいずれ逝く」ことをに、そこまでの切実も感じない・・・。
だから作者の表情が読めない。んー・・・緑の帽子、答えなんですか?
ネコっ毛は何か入り込み易かったです。
おまけ「このくらいの文章なら延々と流せますよ(BY作者)」
>>129-130 ヤマネコ
まず猫に帽子が普通なん・・・見て無くても見た覚えある絵。そこへジャズも
ステッキとシルクハット、タキシードが浮びます。作者さんの頭の中の絵がまんま
見れたっていう気持ちはは、PC共有みたく楽しい。絵本がいいかもですね。
あと「ジャズとお花を’(サタデーナイト・パーティ)を」←この辺ね浅い。
もっと色んなもの錆びた物、湿った物を観察して感じるようにしたらガラリ変ると思う。
おまけ「雨に歌えば」
>>133 ボウシ
最初4行いいな。いつまでだましとおせるんだろうかぁ・・・。凄く素直な感じで、
大丈夫大丈夫って守りたくなる。んー、素直ゆえか抽象表現がコチラを誘導しないんね。
作者さんは自分の絵を目線で追えてる?もれていくまぶしさがあたたかさになる・・・それって
素敵なこと?ここで振り落とされちゃった。どんなまぶしい?どんな風に空に昇るの?
おまけ「私は、そぉいう貴女が好き派」
>>135 ぼうしとあついひ
第一印象ね「、」←なんで?ん・・・あえてのスタイルかなぁ。ちょっとビックリした。
ごめんきついかもだけど、見えてるものを一覧することで「読者に一覧以外のもの」
を感じさせるのは難しいと思うん。それは貴方がその一覧の物々によっぽどの思いいれ
が無いと無理。思い入れあると、羅列しただけでも「羅列以外のモノ」がコチラに見えると思うの。
最後の「’すべって」止め方いい。
おまけ「可愛い絵」
>>149-150 star in summer
おお・・・最後そぉくるか、感動した。にしても、少年時代のエピソードが微妙なん。
夢見てプワプワさせてもらったらいいのか、ちゃんと聞かないといけないのか
ツンノメリそうになった。「最後」の登場の置き方がいい、けど描写は手抜き、既存かなぁ。
「この世は奇跡に満ちている」ほんとーにそぉ思う?そしてこの台詞、聞いた事ない?
おまけ「少年の見た夢」
>>152-153 土星さんの帽子
んー、かわいいかわいい感じ。土星「さん」とか「とってもとっても」読んでてまず、
内容押しのけて作者さん像が来た。これが作者さん100%じゃないにしても、少なくとも書いてる
間は「自分可愛い可愛い」これは悪い事じゃなく、そんな気持ちが作品なるよね。
ん・・・「もしかして」「ああ、」「ちょっと待てよ」←こんな気持ちになるくらいのヒントが欲しい。
おまけ「本当に意味の無い絵本」(誤解無きようね、良い意味。)
190 :
ななほし ◆u9HcbuYglE :03/06/26 00:30 ID:Iuq3ziIY
ななほしです。採点で〜す。 よろしくお願いします。
あ、…今回最低集計できなくなりました。またこの次やらせて下さい〜
明瞭に書いた物語の中に詩がある。これはすごい文章。
3点
>>137 :名前はいらない :03/06/21 09:45 ID:rbJfmEd6
「ある野良猫がかぶっていた帽子」
書いてあることはよくわかる。面白さもあるが。どうも、SF映画のモノリス
が眼に浮かんできてしまう。
2点
>>170 :いざ火星へ(1/3) :03/06/24 20:48 ID:k7tJmx18
意味がわからないけど、なんか面白い詩になってる。
2点
>>173 :ハイキング(1) :03/06/24 22:22 ID:Cvr1LAC5
へんなあたま
物語はよくわかるのだが、詩情がたりないか?
1点
>>112 :運動会 :03/06/18 02:41 ID:a/vL56yb3/06/24 23:37 ID:1VN70Y5L
必要なことが書きこまれていないような……意味不明?
1点
>>129 :ヤマネコ (1) :03/06/20 15:16 ID:ZWOEF3IV
なんかわからないけど、フランスからのダイレクトメールが目に残った。
1点
>>175 :ブラッディ・ストロベリィ :0
薄暗いステージで帽子は要らないといったら笑いを取れた……。
詩としてはもう少し、計算がほしいか?
1点
>>182 :淫乱坊 :03/06/24 23:58 ID:Bi4dbp5x
(↑ダラダラ長いね、えーとまとめる力ないにてゴメンよ(ぺこり。)
おお・・・違う違う・・・
>>191 レス番つけないと、誤解されるよ
(雑談にてsage 消えます)
194 :
名前はいらない :03/06/26 00:33 ID:JDN0ycbu
195 :
ななほし ◆lYiSp4aok. :03/06/26 00:41 ID:Iuq3ziIY
ななほしです。暗号打ち間違えてしまったらひいぃぃ〜 そそかしくてすまソ
【感想など】
まず
【3点】
>>133 ボウシ
なんかあやふやな詩で、それが狙いなのか、どうなのか、非常に困る。
のですが、その詩的なセンスは感じました。言葉がきれい。
何歳だろうか。少年だろうか。、少女だろうか。
こういう詩って、ものすごく共感できます。
>深くかぶったボウシを
>両手にかかえこんで
この情景描写、いいです。
なんか、小学生のころとかさ、泣きそうな奴って、大体帽子を深く被って顔を隠すんだよな。僕も隠したし。共感。
【2点】
>>152-153 土星さんの帽子
土星さんって、あの「マザー2」のでしょうか?
そうだったら、なんか嫌だな。オリジナルじゃないっていう。
でも、凄く好き。この詩。
連呼される土星さんは、土星さんのイメージを膨らまして
それだけど、土星さんは決して見せない。いわゆるチラリズムで。
好きとか、黄色い国とか、なんていうのか、やっぱチラリズム。
しっかり場面設定から、その時の気温から、そういうところまでちゃんと気を払って丁寧に作ってある詩だと思います。素晴らしい。大好きです。ほわわーんってなりました。
土星さんはなにかの隠喩なのだろうか。土星さん(あるいは土星さんの帽子)の描写もメルヘンチックで。世界観を構築できています。
>>163-164 名もない場所
極上のデート。
この季節にあった爽やかな風を感じました。
しかし、なにか危うげで、恐ろしい、涼しさが気味悪い。
二人の存在の確かさは、握り締めあった手だけであり、それは愛ということなのだろうだろうか。
どこでもいい。二人でいれば。純愛な詩でした。
世界は不確実だが、そのあやふやな世界の中で二人だけは確実で、世界には二人しかいない。みたいな。
それは、純愛中のカップルそのもの。舞台も最高。
いい恋してるのかな?
単純に羨ましい。白い帽子がオレンジになる。なんて素敵過ぎ。
>>177-179 まるで紙芝居のよう。
ナイスガイな旅蜥蜴が羨ましい。
堪能させて頂きました。
リズム感も、最高。
まさしく「声に出して読みたい日本語」です。
>>136 嗅ぐ
だよな。
帽子の匂いを嗅ぐことぐらいしか、君には、自分を確認できることがないのでしょうか?
僕も、そうかもしれない。
もの凄く偉い詩人さんが、この詩を書いたら格言になっていたかもね。でも、君はただの名無し。頑張れ。詩を蓄積せよ!!!!
>>157 帽子の下
もっと優しい表現を使ってもいいのではないかと。思いました。
入り組んでいる言葉だけに、何度も丁寧に読ませていただきました。
しかし、
何度も読み返すうちに、そのシュールさに、心打たれました。
結果として、(僕にとっては)少し複雑な言葉たちは、生かされました。
そして、ところどころで光るレトリック(?)は、生唾ものですた。
たとえば、僕が、詩を読むのを止めて、読み返してしまったところ。
>思わず手に取り、被ってみたけれど、やはり僕は似合わない。
ちょっと笑いました。なぜ被ろうと思ったんだよ。と。突っ込み。
>僕も知らない、謎の巨大円盤を持ち上げようとする。腕が、折れ。
なんというのか、「君」のか弱さを、一生懸命さを、薄気味悪さを感じました。
>>180-181 戴帽者への詩
今回投稿された詩の中で、おそらく最も帽子を観察してきただろう感がある。
>>177-179 とどうよう、この詩もぜひ打って欲しい。
最後の落ち、ピカイチ。
>>135 ぼうしとあついひ
全部ひらがななのが、なんとなくですけど、むかつきます(ごめんなさい。)
リズム感と、心地よくスライドしていく情景が素晴らしいです。
僕には絶対真似できない。
一連目とか、すんばらしです。
202 :
快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/06/26 04:27 ID:9jMsSV2s
〔審査〕 [3点] なし [2点] >>133『ボウシ』 はじめは素通りした でもなんか気になったので読み直す …これは「帽子」とそれに関する形容を他のものに変えても成り立つのでは… 読む >もれていくまぶしさは >あたたかさになって >空にとけてゆく ようやくここでボウシを感じられてきた 結局何度読み返しても ズコーンとくるようなものはなく ただすこしずついろんなものが染み込んでいく詩だ そこがいい 何度でも読める そしてこの詩には「ボウシ」でなくてはならないなにかがある ような気がした >>152ー153『土星さんの帽子』 なんか好き 10年後にその理由は分かるんかな
203 :
快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/06/26 04:28 ID:0tVY1yB9
審査続き [1点] >>125ー126『帽子』 一番“詩”を感じた >>127『自由な国に帽子はいらない』 ハゲをネタにせずきちんと作品にしあげてるのが好感もてた >>161ー162『見えるもは見えたもの』 一番パワーを感じた
204 :
快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/06/26 04:30 ID:l/PYb5bx
審査最後 [その他アンテナにひっかかったものたち] >>115『帽子がない』 おもろいけど、まだオナニー >>135『ぼうしとあついひ』 >かんじゅぅす。 で終わってもよかったのでは >>136『嗅ぐ』 一回目はいいね >>137ー139『ある野良猫がかぶっていた帽子』 紙一重 >>173ー174『ハイキング』 >犬も大丈夫 >犬は全身があたまだから ここ好き >>177ー179『帽子から愛』 伝えたいことは分かる! ただもっとまとめて… >>180ー181『戴帽者への詩』 パワーやな それと女性格闘家の話のあとに「彼」がでてくるけど これは「彼我」の「彼」?
あ!数字全部全角や! ごめんなさい…です
206 :
_ :03/06/26 04:47 ID:rd0NRk6q
(沢山審査員ワクワクですね。地味に出来るとこまでやろっかな・・・真ん中で会えますように。)
>>182-183 淫乱帽
何でも「男性のシンボル」にしちゃう帽子を女性が被ったらどうなるんだろ。
>182の最後連いいね、はい「ん」ない。>183の最後連要らないかなぁ。
時間無かった?発想面白いからもっと可能性あるよね。ちゃんと悩むべしー。
おまけ「こっち見るな変態!BY帽子」
>>180-181 載帽者への詩
毎度ー。ずばり>181「チラリズムだッ!」以下の連苦しんだ?パワー下げるかぁ
でも言っちゃったしねチラリズムパワー・・・。きっと複数が頭で喧嘩したかと。
どっちみち強引なんだからw一個に絞って貫いて。貴方の強引言い切りが聞きたいです。
おまけ「帽子脱いだら髪の毛帽子型」
>>177-179 帽子から愛
長っ。はい、定期的にやってくる「詩ってなんでしょう」ま、いっか。長い割りに
最後まで辻褄合わせご苦労様です。が「鳥を守る」ていうのは個人的に語弊を感じる。
守るって時点で平らにする気は無いよね、とか小難しいこと中途半端に言ってみたよ。
おまけ「武器持ってません握手と脱帽」
>>176 グラビア系
板全体の過疎を梁山泊ちゃんだけのせいにしないでぇ〜お前が乳を出せ〜
>>175 ブラッディ・ストロベリィ
パッと見ね、カタカナが浮いてるっぽくて・・・あちゃらカブレを感じざるを得なかった。
フランスからのDMとかjelly、何ですか私お茶漬け食べてますが?と。それを覆したのが最後。
「橙の潮へと還りませんか」わざとらしい丁寧語、冷静さとか行き着いた感女ね大人の女性の。
迷ってます困ってます最後のこれ無ければ・・・でもあるし・・・。
おまけ「ええ、狙ったんです。BY作者」
>>207 訂正:最後から3行目「女ね」←これ要らない。
>>148 >>150 starはじいさんで青空に融けてったハト?
どこかで聞いたような奇跡ではあるけれど
>>152-153 「どせいさん」をイメージしてしまいましたが、むしろ
本当の「土星」なんだなと。つばつきハットをふたつ重ねてどせいさん。
>>154 ちょっと簡単な描写に留まってるかなと。イメージが飛ばない感じでつ。
>>156 光伝播しすぎ(笑 でも詩なのかなあ 解りません
>>157 一番最後の行がなんとなく全体にそぐわない感じがします。
第二連大好きです。特に第四行。過去と現在の邂逅のし具合が
うまいなぁ〜っと何度も読み返しました。
>>159 何回読んでも最終行が解りません…ゴメンナサイ
死角の指摘、それを作り出す帽子と技術。「総員、右向け、左。」
世界の中にも意図されない帽子とポケットがある? 存在と無?
知覚されずに進行する何か、その不気味さを連想しました。
>>160 「がふがふと」この音大好きです。停滞した冬の日。
でも帽子? 虫の描写がイイ! イイ!
>>161-162 三連目、頭をずらしていくのに何か意図があるのでしょうか…
「何かを見て生きていく 笑えるか?」 笑えないカモ
>>163-164 一番効果的な帽子の使い方かなぁと。古い夢から新しい夢へと。
きれいすぎて私見はさめません。白からオレンジは変容の証でしょうか。
>>165 お、おれ、お、た、たのし、かった
「なんか、いいな、これ、/いいな、これ、」 が、いいな、これ
>>166 日本に生きる以上逃れられないチョンマゲの呪縛。
心臓に生える毛の代わりにチョンマゲ。時代錯誤の基礎観念。
>>170-172 最後の「苦笑」がキました。 観客がポップコーンかじりながら苦笑してそう。
>>173-174 「草っぽい防御」って笑いました。6-7連メイン? そういえば天に対して
素の頭って無防備だよなぁ。それが青空ならなおさら。
>>175 ゴム? もっと翔べない?
>>177-179 3/3一連の「帽子の中の作為」悩みました。仕込みマシンガン?
読んでて楽しすぎです。言葉の音のリズムがすごくカッチョいいです。
>>180-181 「チラリズムだッ」笑いました。ただオトし具合がやや少ないかも。
>>おまけ 裸帽子&裸エプロン万歳
>>182 >>183 たぶん一作品ですよね。ってことで
むしろ女性シンボルになるんじゃないかなぁ…前提と結論が
いまいちしっくりしない感じがします。それが説得力低下に繋がってる?
212 :
いかいか ◆YffIGX9Bno :03/06/26 23:07 ID:hTuU9jBw
3点
帽子がない だれもが求め 自覚する壁 見せられるは現実
>>156 見えるのは光の粒子たち 暗闇に住むかれらを包む 言葉
2点
いざ火星へ 愚とユーモアが重なり合った そこにあるのは悲しさとはかなさ
1点
名もなき場所 描写はきれい ただ、他のものでも代用可能
冬やすみ 描写だけ 帽子はむりやりのもりつけ
帽子じゃないといけないという作品が少ない。これはなぜ?
ほとんどが、後からのむりやりつけただけ?
テーマを見つめて、次回に期待。
>>173-174 ハイキング
「ハイキング」ってだけで。何だもぉ楽しそう。が、個人的に卵と脳のペアは・・・
「降り注ぐ太陽」とか「漲るエナジー」くらい定型なのでスパイスには成ってなく
全体にピリリ足りないかなぁ。幼稚な気分で書くのもありだけど、それが自分の弱点隠し
としての利用なら、とか。ん・・・微妙に楽しいんだどぉしよ。
おまけ「逆翻訳と子供返りは万能でなしかも」
>>170-172 いざ火星へ
笑った。何が苦笑なんだろ・・・この(自己)満足気な完結っぷりは狙ってかなぁ?
全体的に小憎たらしい、「かねぇ」からニヤニヤ顔が浮ぶもの。えーとワザとで
ありますように。作者探ししたら駄目かもだけど何かこの感覚、覚えあるなぁ。
悔しいけれど少しワクワクしちゃった火星に脱出したい。
おまけ「商人口調が憎たらしいー」
>>166 チョンマゲ頭にシルクハット
ふざけきってる様で種ありじゃないかなぁ。文明開化だねアチャラ経由のハット
の中に文明名残の魂残る?MOTTO-・ポリシー?貴方(誰か)を逃がしてくれない頑なな意地?
ん・・・あのスレの常連さんかなぁ。じゃないとしても、そこ逃げ道違うと思いますよ。
簡単に出る方法見つけた、がヌルマ湯出たら風邪引かないように・・・ニヤリ。
おまけ「切りません!」
>>165 おれ、おまえ、ぼうし
困った・・・じゃ、素直に行ってみます。おにぎり(塩味)かと思っちゃったけど分らない。
ドモリが怖いとかノドカとか。「ころす」が出てきてスパイス。気になったのが「おまえ」
は、貴方にとっての誰?何か楽しいので教えて下さい。
おまけ「山下清」
215 :
きよはる ◆riqWqftSgc :03/06/26 23:39 ID:gChMEpZz
>>180-181 一番楽しめた
今回はいつにも増して強引さを貫いてるのがいい(笑)
「それだけかよ!」って感じ(笑)
ニット帽でそのそれだけを自ら破壊してるのも快漢(笑)
オマケも充実で、万歳ッ!
>>133 こういう詩を軽く見ちゃいけないよね
矛盾してたら「なんで矛盾してるんだろう」って考える
それができなきゃ頭が老化している証拠だよ(笑)
ってか、俺にはこれ実感としてわかるから、
べつに矛盾してるとも思わない(あるいは当然の矛盾と思う)けどね
実感こもってて、それがそのままポエジーに化けてる
やっぱり印象に残る一枚絵のある詩っていいよね
両方2点、以上
ちなみに俺は「お題」にはあんまりこだわらない
お題に関係あって、いい詩だったら、それだけでいいと思う
216 :
グリーンブック ◆VZ.CboVnb2 :03/06/26 23:58 ID:Z9IUGFAd
意識せずとも気になった作品があったので、気分転換がてら審査してみました。
とりあえず復帰第一弾です。
【3点】
>>152-153 土星さんの帽子
とにかく読んでいて気持ちがいい。
意味不明で支離滅裂っぽいのに、生理的嫌悪感を全く抱かせない。
こりゃスゴイ!
絶妙なバランスで俺のハートとリンクしました。
(単純にこういう少女チックな作風も好き)
で、内容は"少女の片思い"みたいな感じかなぁ?
実際よくわからないんだけど、愛が見えました。一方通行の。
まだ相手に伝えていない、心に秘めているような。
あまり話なんてしないから、相手のことを詳しく知らないような。
そこへ作者のささやかな「背伸び≒願望」が織り込まれているような。
まぁ、ぶっちゃけると、小中学校時代の淡い恋へと置換可能かなぁ?
「この想いを結実させる」とかそういうこと抜きで、純粋に恋焦がれているような。
誰でも経験するよね、そういうの。
(2連目〜3連目)
>土星さんは星を見るのがとってもとっても好きで
>こんな白夜だと星が見えないね と笑いながら話します
>あたしは何か言おうとするけど
>土星さんが言ったとたん 本当に太陽は沈まなくて
有言実行。神様の仕事みたいなことまでテキパキとこなす土星さん。
217 :
グリーンブック ◆VZ.CboVnb2 :03/06/26 23:59 ID:Z9IUGFAd
(4連目)
>だから夏至祭の夕暮れにはロケットがいくつも飛び交うけど
夏至祭=校内舞踏会みたいなこと?
つまり土星さんはカッコイイからアイドル的存在で。
ロケット=女子、というわけで。
(6連目)
>土星さんの本当の顔は帽子に隠れて見えなくて
>土星さんの本当の顔は帽子かもしれなくて
"裏表"というか、「あたし」の知らない土星さんは果たしているのか?
顔が帽子の土星さん=「あたし」がいま知っている土星さん、が土星さんの「すべて」なのか?
その他もろもろ自分勝手に想像して楽しめました。
文句なしの【3点】です。
(少しコメントが長すぎたかな?)
【1点】
>>127 自由な国に帽子はいらない
緑の帽子は俺も好き。いつも気が付くと緑色を身に纏っている。それは平和のシンボル。
>>163-164 名もない場所
いいなぁ。
>>173-174 ハイキング
一番笑った詩。随所に面白い言葉がある。
>>163-164 名もない場
切ないね。掴み所ない彼女、じっとしてないの?遠く見てる。夢にせよ目覚め後にせよ。
そこで「湿った手」がリアル、汗まで愛しいのは目隠しで出会ったから。いつまで繋いでて
あげるのかなぁ、何か話し掛けないの?とか脱線しちゃうね。しんどそうです。
おまけ「イメージ」
>>161-162 見えるものは、見えたもの
正直だね、よしよしって・・・。だけど最初の2.3連は、よく分らないままでした。
出番って何だろう、でも「意味わからん」で済まない感じする。何か見たいもの
あるの?だったら他のものに盲目でもいいかと。そして貴方の正体わぁかったぁーw。
おまけ「底にはスプリングがあるから、バヨ〜ンとお帰りなさい」
>>160 冬休み
怖いよ!最大限に細かく丁寧な描写かと思いつつ、これだけ何度も迷子にさせられるの怖い。
不思議ワールドなんだけどね、えっと逐一消えるの辿ってた先が。「その@@」とかね
そのって、どの?みたいなの繰り返し。ジャージは?虫は?何処見たらいいんですか私・・・。
だけど、ちゃんと読ませてもらわないと、、、って姿勢正したよ。それは凄いことだと思います。
おまけ「コラージュ」
>>159 存在しなかった帽子
わぁ、最初の2行とか文としておかしいよね。だけど3行目でドキっとして勝手に想像が
破裂した、私そぉいう雰囲気好きなのでした>好きなこと隠れてしてみても気づかない’
各表現はナカナカ真剣を感じる好感。だけどもぉ1時間置いたら貴方にも「ああ、こっちの
表現のがいいや」て思えるのが閃くかと。原型のまま過ぎと、言い回し回り回り過ぎかも・・・。
おまけ「湧きたてはこんなですが」
>>157 五年目のテレビに舞い降りた?・・・好きだぁ。あと「心」をグルリ囲んで拾い上げようとしてるの
凄く浮んだ。とても聞いて欲しいお願として「、」←これ凄く残念。貴方はリズムや、読みきりやすさ考えてる。
それ「、」これが脚引っ掛ける。うぃーん(がが)うぃーん(がが)止まるん。
一回無しで試してみて欲しい。括弧の威力感じたのも初めてかもです。来た→()。
おまけ「転がして滑らかにコロコロコロ〜」
>>156 厳しいね、苦手だって言ってるのに「怖い」て言わないと駄目なの?思うに・・・
「〜って言えばいいじゃん」て人に言う人って、結局そぉ思っただけで言ってないんよね。
この作品にだけじゃなく、ボンヤリ考えたりしてたことそれ。蝋燭の部屋が綺麗かったぁ。
おまけ「いけずw」
>>154 なぞなぞ
も、可愛い。えっと・・・発想もだしね、切れもないドッキリもない、それがまた可愛い。
それは、なあに?←お父さん倒れかけました。答え言ったら無粋なんかなぁ・・・
でわ、面白いので是非種明かししてくださいね。何か、いい気持ちになれました。
(改行無くしたら、ちょっとカッコウ良く仕上がったかもですよ。)
おまけ「これで行きます。BY作者」
>>136 嗅ぐ
この着眼点を自慢に思っていいと思う。凄いと思うよ、この一個みっけのテーマ。
ただこれだけじゃ「仕事中に閃きました」止まり。こっから作品を作らなきゃ。
誰でもが拾う種じゃないと思うん、これでいいと思うん。これ秘密にして育てて欲しい。
おまけ「テーマ」
※読んでて気になってたのに、コメント書いてるうちに飛ばしちゃってた小さいからw。ごめんね。
うわ、地震だ((((;゚Д゚)))ガクガクガクブルブルブル
未だに地震がくると弱くても警戒してしまいます。
というわけで?今回も審査に参加させていただきますm(__)m
[3点]
>>157 帽子の下
帽子はその下すべてを現すための偶像崇拝として、映像として消えてみて。
現れるのが嘘ならば、「僕」が消えるのも嘘なのだが、それを誰も知りようがないこと。
帽子は「僕」と同質であり、またそれ以上でも以下でもないと言い切ってしまえるということ。
帽子という存在が一番小道具として際立った。自分的に文句なしの3点です。
[2点]
>>161-162 見えるものは見えたもの
リフレインと他の行の構成が良かった。視覚ってちょうどカメラを回すようにぐるぐると。
それは主観と別の主観を交代させて描く絵のような、目の前1周旅行でした。
>>180-181 戴帽者への詩
「カツラは義肢だッ!!」「えっ?ニット帽?」って・・・・・・イイなぁ(w
なんというか、全力真っ向勝負っていうそれだけでここまでできるチカラに乾杯。
というかむしろ完敗(;^_^A
[1点]
>>152-153 土星さんの帽子
児童文学的鮮やかさ?物語的で上手いと思いました。ただ、詩としてはちょっと平たいかなと。
>>170-172 いざ火星へ
シルクハット型の未来へようこそ。題名が若干中身とずれたかな、と。
ではでは。
>>137 ある野良猫がかぶっていた帽子
どこもビックリしないけど、楽しい幸せ。悪い意味でなく「絵本」てこんな気持ちをくれる
モノであって欲しい。立派な野良猫を「見下ろす」っていうのに最初あった違和感が
二度目の読みでは可愛く見えた。胸張ってるのに見下ろされてる猫ちゃんw。白猫さん凄く美人。
おまけ「綺麗な二人(匹)」
(ぁぁ・・・投稿順番(レス番)無茶苦茶なっちゃった・・・迷子迷子スミマセン。)
【1点】
>>123 ひよこの定理(帽子編)
最初の2行がいい、もっと書いて。
>>136 嗅ぐ
その目を自慢に思って内緒に育てて欲しい。
>>137 ある野良猫がかぶっていた帽子
タイトルと内容のズレが無ければもっと。
>>154 なぞなぞ
かわいいし、笑顔笑顔なった。いい子いい子したい。
>>159 存在しなかった帽子
好きな場所が書いてもらえてる。ああ好き、そぉいうの好き。
>>161-162 見えるものは、見えたもの
誠実だぁ、とりあえず丸ごと大丈夫。よしよし。
>>163-164 名も無い場所
心に残った。
>>180 戴帽者への詩
無点なわけは、ないわけで。
【2点】
>>156 意地悪言うくらい気になる存在?どうでも良くは無いよね。
光を伝わせる頭が部屋で綺麗だった。
>>157 帽子の下
各表現好き。回りくど過ぎなく下さい、ちゃんともっと欲しい。
>>166 チョンマゲ頭にシルクハット
そんながいいんじゃない、だからいいんじゃない。
以上です(オヤスミナサイ
224 :
きよはる ◆riqWqftSgc :03/06/27 11:03 ID:wELi3EOJ
>>133 へのコメント追加
念のため
俺なら読者に「矛盾してるよ」と思わせるような書き方はしない
矛盾してるように感じるのは、視点が変わったからなんだよね?
それならそれと気づかせる必要はあるかもしれない
ただ、ここのひっかかりのお陰で読者に考えさせるような効果はあると思うんだけどね
とにかく、作為が強すぎて矛盾というミスを冒す作品は多いけど、
これはその類いとは違う
子供が矛盾した物語を読んでも矛盾と思わないこと
ところでここって糞スレなの?
なんでみんなsageるのよ?(笑)
このスレにはお世話になっていますので
今回、稚拙ながら気に入ったものに点をつけたいと思います
>>163-164 「名もない場所」
ICOというゲームソフトを思い出しました
言葉が通じない少女の手を引くやつです
とにかく切なさが全面に押し出されていて
音を排除した世界はこんなにも素敵、の2点
>>135 「ぼうしとあついひ」
文末の、が少し気になったり
地面の揺れは何ででしょうか
情景に1点
227 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/06/27 22:03 ID:gGQKqO+z
審査結果。
>>154 ツボに入ったのは、これでした。つややかで、ささやかな余韻。たま
には、こういうのもいいね。一つのパターンであるという、若干の欠点はあり
ますけどね、の2点。
>>163-164 1連めの“名もない場所”がわざとらしいですが、ここは詩のキモ
の部分なので、何も言いますまい。徹頭徹尾、夢にも似た情景を描くことによ
り、あらゆる時空の座標に存在する特別な場所を表現することに成功していま
す。抑制のきいたことば遣いも魅力的でした、の2点。
以下、1点。
>>135 「静かな動き」の巧みさ。
>>177-179 寓話であり、オーウェルであり。
>>182-183 前半の着眼点が光る。
228 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/06/27 23:54 ID:w8gwrJdI
229 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/06/28 00:22 ID:RzhTufr9
遅くなりましたが、審査を〆切ました。 これより集計に入りますので、お待ち下さいませ。 あと、どなたか確認もお願いしますね。
230 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/06/28 00:31 ID:RzhTufr9
確認しました。間違いナイです。
232 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/06/28 00:34 ID:0rPF8BXv
233 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/06/28 00:38 ID:RzhTufr9
ありがとです。それでは確定します。
___________
チャンプ
>>163-164 「名もない場所」
準チャンプ
>>152-153 「土星さんの帽子」
>>177-179 「帽子から愛」
___________
以上の結果となりました。
準チャンプのみなさま、おめでとうございます。
えーと、チャンプハボクデシタ。。。
。。。ウレシイ。。。。
★☆おめでとーございます☆★ 今回、採点や評はしませんでしたが、 読んで涙した詩でした。素敵です。結婚して下さい。 ではチャンプ!次のお題をどうぞ!
235 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/06/28 01:02 ID:icbimw/q
>>234 ありがとう。でもごめんなさい。
きっと他にいい人がいると思うから。。。
というわけで、遅くなりました。
次のお題は 「旬」 でお願いします。
投稿〆切は微妙に伸ばして、
7月6日いっぱい(7月7日0時)にしたいと思います。
みなさま、振るって御参加下さい!!
ルールは
>>2-3 。
しゅんのものをしゅんとしながらたべたんだいえでそだてているしゅん ぎくであそんでたらおかあさんにおこられたからなんだおかあさんも そのあとしゅんとしちゃったんだだってしゅんぎくがぼくのせいで しゅんとしなびちゃったからなんだしゅんにたべようとおもってたの しみにしてたんだっておかあさんほんとうにごめんなさいでもいまは こうしてしゅんのものをおいしくいっしょにたべているんだきょうの しゅんのものはぼくなにかわからないからおかあさんにきいてみたら せいしゅんのあじなんだっていったいなんていうたべものなんだろうね
237 :
イチゴ 1/2 :03/06/28 13:42 ID:PMiCUegj
ヘタの先には なんにもなくて よく見りゃ豆粒 肉の予感 ふくれるぞー! 気持ちは向かいの山さえなめて越して 未来のイチゴは 今が旬 ヘタの先には 歪なげんこつ 白いかたくな 色づきはじめ 食べないで! 気持かたくしてそれでも触られまくって 青いイチゴは 今が旬 ヘタの先には 真っ赤なふくらみ 艶の張った肌に 産毛はやして こっちを見て! 摘み取って壊してくださいと主張している 食べ頃イチゴは 今が旬
238 :
イチゴ 2/2 :03/06/28 13:43 ID:PMiCUegj
ヘタの先には 落ち着いた後のやさしさ 赤黒いただれの中には 複雑な味 おいで 蝿もみみずもバクテリアさえ抱き締める胸 開いたイチゴは 今が旬 ヘタの先には 遠くの観覧車 青い草も 夜の星もそこにはあって 何もいわずに 風と記憶とを散りばめている 次のイチゴは 今が旬
239 :
nas[ ] :03/06/28 19:11 ID:gTgz4Yrg
茄子が食べたい。 どうしようもなく茄子が食べたい。 焼茄子が食べたい。 茄子の浅漬けが食べたい。 麻婆茄子が食べたい。 冷えたビールがあればなお良い。 平屋の縁側で食べられればなお良い。 綺麗な姉さんが盆に載せて持って来てくれれば更に良い。 ああ、茄子が食べたいものだ。 とはいえ梨も食べたい。 冷たく冷えた梨が食べたい。 とりあえず、旬だということは良いものなのだ。 夏である。 冷たい冬を越えて、 花粉に悩む春を越えて、 生温い梅雨を越えた夏に 茄子を食べることは、 旬であるということを 忘れてしまうほどに良い。 そしてその先には秋刀魚が待っている。 大根おろしと一緒に秋刀魚が待っている。 それだけで良い。 「旬であること」とは、概して未来形の希望なのかもしれない。
240 :
わかんないでつ〜 :03/06/29 03:10 ID:p/tDxZW2
わからないでつ〜???旬と 盛り……?? それと、寒い季節に旬はあるのでつか? おせちに旬はないけど、カニは? カニは旬とはいわないでつかぁ? ……みかんに湯豆腐。……旬はやっぱり 光の降る季節が惷なんでつか?
夢を燻らせながら長い時間を過ごした 才能の二文字に思い悩んだ 今でもそうだ それでも私はやってみようと思う 今からでは遅いかもしれない でもそれは問題ではない 惨めな結果になろうとも そのことで自分や誰かを傷つけることになろうとも 私はやる 何故か?それは自分の夢だから 私は信じる 自分の夢に旬は無いと
242 :
奴隷の季節(一) :03/06/29 23:59 ID:6bJMDooX
俺は出航していくアフリカの民に手を振り 白いコンクリートの埠頭に 文庫本を叩きつける ど貧民の奴隷の季節がやって来た 歌を俺は歌えない 財布には五百円札一枚 入っているから 歌う資格がない 酒場の女はかまきり 両腕に夫を挟み 児を護るふり 照明セットも モニターカメラも 丸見えだというのに 壁にむかってグラスを投げつけるように 俺が彼女の児を投げつけてやろうか それで冬が越せなくなるのでなければ 十日で利息が倍になる金貸し 絆創膏で顔のわからないきりぎりす 殺される前に殺すための鉛色のスーツケース 本屋に俺の本が立ち並ぶ 他人のように立ち並ぶ 一ヶ月毎に新しい顔をして立ち並ぶ 一ヶ月は七で割り切れないというのに 七日で区切る世界があるという 大体一ヶ月とは 三十日だったか 三十一日だったか 十日でみっつ みっつで一月 ひとつ毎には 奴隷の季節 エブリバディ
243 :
奴隷の季節(二) :03/06/30 00:00 ID:W09+l8ol
そうでない季節に俺が何をしているか などと聞きそうな野暮眼鏡がいそうだ 教えてやろう お前と同じだと 昼の猛暑に溶けた蛙 彼女のパンストにひっついて 捨てられるまでは満足して笑っている 動けない中庭で 銃殺刑に処してくれる将軍がいるのなら 俺は三回まわってワンしたい しかしもうすぐ夕方になる 夕方になれば季節が終わる 季節が終わればアフリカの民が戻ってくる 歌が聞こえてくる 太鼓の合図でシャーマンは呼び戻される そうなれば新しい本屋が開店するだろう 旬刊誌は安全だ 割り切れるのがいい ただしそれは一ヶ月が三十日の場合なら 旬刊誌に掲載された俺の文章を俺が読む 初めて読む読み飽きた活字について 何も考えなかったなら 何も読まなかったのと同じだ 十日でみっつ みっつで一月 ひとつ余って 空白の季節 マイセルフ
244 :
奴隷の季節(三) :03/06/30 00:01 ID:W09+l8ol
残された一日には 俺はとびっきり自由になる 誰もやることを与えてくれないのなら 俺はまた五百円札分の酒で過ごす 誰もやることを与えてくれないのなら やることを禁じられた奴隷と同じだ 海から近づいてくる アフリカの民たちの 乾いた小便の匂いが深い
245 :
名前はいらない :03/06/30 00:27 ID:EqiuoVCP
「さんま」 じゅうじゅう におってきたのは 秋刀魚のにおい
246 :
ストーカー :03/06/30 00:35 ID:1fcctTly
午後七時混みあうホームの真ん中で 男がひとりニヤけてメールをしている どうやら好きな人に送っているご様子 真後ろに並んでいた僕は難なくその画面を盗み見る 「こちらこそありがとうございました。 今日はとっても楽しかったデス。 また楽しいデートをしようね(^0^)/」 もう嬉しくて仕方がないご様子 この顔文字の実写版が目の前にある 耐えられなくて僕は思わず吹き出す おそらく返信を待ち侘びているご様子 何度も何度も携帯を胸ポケットから出しては確認している ついに返事がきたらしい 内容を見てあわてて手帳を取り出している どうやら次の「楽しいデート」の日程を提案されたご様子 暇らしく震える手でそれでもニヤけながら文章を作っている どうせいつも暇なんだろう オタク野郎よくもまあそんな格好で でも僕はこんな野郎に 負けたのだ 僕の賞味期限が過ぎてしまったから? 同じ列車には乗らなかった それきり僕は彼を追うのをやめた 握りこぶしをポケットにしまって
247 :
無題 :03/06/30 01:18 ID:/23DKv4C
年上の人が好きだよと言ったくせに、 私が本気になったら、若い彼女に乗り換えるなんて。 怒る事も出来ないじゃない。だって、あなたの前では私は「年上の強い女」。 だから、頑張ってなんて言ったりして。 私は駄目ですか?あなたの理想になりませんか? 女盛りを過ぎたら、旬が過ぎたという事ですか? 電話をしていても、メールをしていても、一緒に話をしていても、 だんだん若返ったような私が其処に居る事に気付いていたのに。 若い彼女に乗り換えるなんて。 私は駄目ですか?あなたの理想になりませんか? 旬が過ぎてしまったら、もう女は終わりですか? あんまり、長く生きていたら泣く事も出来ないじゃない。
248 :
熟した日々は過去に(愛する) :03/06/30 03:25 ID:AdrjfWUo
昨日を作れる。 昨日あった出来事をすべて知れる。 昨日は僕の手にある。 昨日はどうにでもなる。 僕は全部わかるんだ! 昨日のことは全部知ってる! あなたがハイヒールのヒールを折ったことも知ってる! 僕が昨日をつくる! 君がそんなに大事にしている靴下も 君がそんなに大事にしている赤い帽子も 君がそんなに大事にしている昨日の夜も! ぜーんぶたいしたことない、とるにたらない! この文章をよんでるひとだって僕にとってはどうにも必要で、 昨日よりも優れてるから、僕は昨日を強くする! さようなら これから訪れる日々よ こんにちは 過ぎ去った日々よ ありがとう 見事に咲く花たちよ さようなら これから訪れる日々よ 見事に咲くがいいさ見事に熟すがいいさ 僕はもっとすごい昨日を作る! だから僕をおぼえていてください だから君は泣かないでください だから僕を信じていてください だから君は輝け と、語るひともまた、既に昨日。
249 :
「せいしゅん」 :03/06/30 03:49 ID:qwiIqEao
こんにちわと出会い さようならを言わずに消える 楽しくて楽しくて 過ごした時間は今思い出しても 楽しすぎて つぼみが膨らみ ふるふると期待に震えて しゅんかん開いた花びらの せんれつな芳香の記憶 芳しい眩さだけが残り 散ってゆく花の記憶はない 散る姿を見なかったから 遠い記憶の中で 今も咲いているのかもしれない ともに過ごした季節が巡り 今はどうしているのかしらと あの頃楽しかったなぁと 思い出す いつの間にか遠くなった 別離の理由も言葉も存在しない 友人達 ねぇ 貴方にとっても あの頃の毎日は旬でしたか? まだ 咲いていますか?
250 :
旬花愁凍 :03/06/30 16:25 ID:9fQ3bEpu
悠久に なほ咲き誇る 造花かな
252 :
ペテロ :03/06/30 16:48 ID:83lyuPbU
おちんちん しこしこしこしこ どぴゅっどぴゅっ。
253 :
名前はいらない :03/06/30 22:12 ID:1NOvkFmd
寸評は後程って言っていた人たち まだですかね?前回投稿しました
時間があるので寸評。
>>237-238 妙にリズムが悪いが、ともかく楽しそうだ。「白いかたくな」ってなんだ?
>>239 欲張りだな、という他特になし。
>>240 どうにもならなくなって投げた感あり。
>>241 そうであるといいのだが。まあ夢にもいろいろとあるからな。
>>242-244 アフリカが舞台なのに五百円札というのもなんだろうとは思うが、ある種の悩ましさは十分に伝わって来ているような気がした。
>>245 そうか。
>>246 いや、もともと縁がなかっただけなのだ。振られたら次の人。
>>247 長く生きる事自体が泣いている事なのかも知れない。
>>248 知れる、はどうにかならないものか。歴史とは作ろうとして作れるものではない事もあるやも知れず。
>>249 細かい出来事を忘れられるというのは、本当に便利なものだ。
>>250 ずいぶん長持ち。
>>252 年月を経るとしみじみとわかるかもしれない。
255 :
「旬」 :03/07/01 19:56 ID:HTJlO2JD
旬は いまだけ ここだけ あなただけ という自然から人への贈りもの 旬は いつでも どこでも だれでも という便利で一様な社会の中の命綱 人の,生き物としての存在感覚を保ってくれる 人は いつでも どこでも だれでも いまだけ ここだけ あなただけ になれる
256 :
v :03/07/01 20:16 ID:JugXsZwC
257 :
美味しい食べ方 :03/07/01 21:21 ID:RBLQoLTT
しんしんとふる雪 積った雪 どさっと落ちる 落ちた先には 雪に負けない 青い針葉樹 ぼくはそれを部屋から見て こたつに入り ミカンを食べる ウマー
258 :
星屑 :03/07/01 21:41 ID:hBN6bJoy
冬の最中の街 街のとある家 家の中には私 オコタの上のみかん 程よい熱さの御猪口 御猪口の中の日本酒 オコタの中の猫 家の外の雪吹雪 冬の晩の愉しみ
259 :
12517 :03/07/01 23:20 ID:pZ4oYyMT
>>255 「旬」という言葉を広げてみたのね
で、最後のほうで方向性を変えて、人も誰かにとっての「旬」になれる、と
どうも説明的だよね、5連目特に硬い
>>257 「しんしんと」とか「どさっ」みたいな使い古された擬音が一連目にいきなりあって、
しかも最後が「ウマー」なんて2ちゃんで使い古された言葉だと、がっくりくるね
内容はわかるし表現でもあると思うけど、あまりにもインスタントな表現だよなぁ
>>258 視点がどんどん日本酒に向かってズームしていくのは気持ちいいんだけど、
最後の連でまとめすぎちゃったように思うなぁ、、、、
言葉が簡潔な上でこんな風にまとめきってしまわれちゃ、どうにもおもしろみがない
261 :
名前はいらない :03/07/02 01:23 ID:wQ5STxec
締め切りは7月6日いっぱい お題は「旬」で、どんどん投稿してね
262 :
名前はいらない :03/07/02 01:37 ID:vuFAvkeB
263 :
春の一日 :03/07/02 01:52 ID:+Ul4jYRa
桜吹雪は TVで見れる いつもの時間のいつもの番組 桜吹雪は 今しか見れない この季節のこのタイミングだけ 地面には桜で出来た薄桃色の絨毯 南からの暖かい風が髪をなでる 時には優しく時には激しく 風が僕の視界を薄桃色に染めていく TVの桜吹雪は威勢のよさが売り でも、この桜吹雪は、桜の命を削りながら得られる一瞬 美しくて切なくて物悲しくて そしてこの一瞬に立ち会える喜びが僕の頬を伝う涙のわけ
264 :
旬(JUN)の踊り :03/07/02 21:53 ID:kQz9bmOz
まわるまわるまわる とんがり帽子の上で 駅前の花時計の中で 走るダチョウに曲乗りして 短いズボンから ちょびっとはみだして くるりくるり 上旬はくるりくら ゆれるゆれるゆれる 燃える馬車を追い越して ハンモックで飛び跳ねて カニがビキニをちょん切って たて笛の練習しながら 家に帰った ゆらりゆらり 中旬はマリリンコ 下旬?知んないよ だって楽しいから 止まんないとか後戻りできないとか 悩んでるふりをするヒマがあったら 黒板に大きく「自習」と書いて ちょいと火星にでも出かけてみよっか うたううたううたう ぼくは歌うたい おどるおどるおどる ぼくは踊りおどり 竹トンボで巣をつくって 10年ひとまわりなんてケチくさいこと言わずに 死んじゃう直前まで 晴れたり雲が切れたり雨があがったり
265 :
二十一歳 :03/07/02 22:47 ID:M1J+fz+E
夕方 掃除機をかける 誰もいない部屋に ひとり ゴミをまとめてから 財布だけを持って外へ オレンジ色の光に吸い込まれ ひとり 並盛りを二杯 もくもくとかきこむ 慌ただしい店内にはたくさんのひとりづつが 会話をしあっていたり あるいは 僕のようにほんとうにひとりだったり けれどみなきまってせかせかとしているようだ 小太りの店員はテキパキと動き回り あぁ 僕にはこういう仕事は向かないな と、そう思わせ また U字テーブルの向かい側のカップルは あぁ 僕にもこんな可愛らしい彼女ができたらな と、二杯目の並盛りに憂いの後味をつけた 僕はほとんど噛むことを忘れ もくもくとそれをかきこんでは いっきに飲み込んだ
266 :
二十一歳A :03/07/02 23:02 ID:M1J+fz+E
バイト先の服屋が来月一杯で撤退する それを聞かされた僕はたちまち 接客など面倒くさいだけになった 「いらっしゃいませー」が、取り留めなく素通りしていく 「また考えてみます」と、そう言った客に舌打ちをしたら チッ というその音がやけに大きかった どうせあっという間だ たった二ヶ月くらい 並々と飲み下すように あっという間に過ぎていくんだろうさ けれどその後はいったい 何をしているんだろうか ほんとうなら今頃、もっと笑っているはずだった ひとりでいることが多いのは 自らそうなるような選択肢を選んできたから? 全人類の幸せを数値化して、ランキングを作ったとしたなら 意外に日本人は下位に位置するんじゃないかな すくなくとも僕には、ただただ日々が慌ただしくて いや 嘘だな ただただ日々が単調であって欲しいと望みすぎて そう 何もかも気にとめようとしなさすぎたんだ
267 :
二十一歳A :03/07/02 23:24 ID:jHQQMJku
帰りに寄ったコンビニは 光がぼやけて浮かび上がり まるでそこだけが違う空間みたい けれど手にとった求人情報誌の 滋賀県のページの少なさが侘びしい 誰もがきっと物語みたいな始まりかたの 【いつかなにかが】を期待してるのかもしれないけど あるいは 岩を穿つ水滴が、滝を生み出すことだってあるのだと 頑なに信じたいと思うのかもしれないけど 意外と、日本人に限らず人間て、報われない生き物なんじゃないかな なにはともあれ どこのだれだか知らないが どこかの見知らぬ神様よ 今のところ僕の人生は 悲しいほどに単調で ひとりぶんだけ順調です
268 :
267は :03/07/02 23:24 ID:jHQQMJku
Bで。
今回も感想つけさせてくらさいm(__)m >236 もう一息しゅんを見つけられそうな予感 >237-238 「今が旬」ってリズムいいですねぇ 生のすべての瞬間が旬? >239 最終行に納得しまくりです。なるほど。87へぇ〜くらい。 >240 「でつ」を見るたびにワールドフェイマスな犬が見え。 どうなんでしょう…わかんないでつ >241 むしろ継続し突き進みその過程自体がきっと旬なのだろうと。 そういう意味でちょっと最終行に納得がいかない気分がします。 >242-244 特に(二)の表現がカッチョ良いなぁ。でもあんまり旬じゃないかもなぁ。 でもカッコいいなぁ。ブルースでジャズでロックだなぁ。立松和平かアタシャ >245 ゴハンと味噌汁とオロシもつけてくだちいグゥ ちょっと欲求不満
>246 最終連の描写がそれまでのと大きなコントラスト形成してますね。 誰がストーカーか色々妄想が膨らむ効果。 >247 年増の切なさ(ノД`゚)。 最終行カッコイイ。マダムっぽい。 でもそれまでの愚痴がチョト >248 最後の行に、瞬間性についての雄弁な分析があるような気がしてならない 昨日って虚構に属するのかなぁ >249 連ごとのリンクはあんまりなくって、むしろ「せいしゅん」からのリンクを ちりばめた感じ。第四連だけがなんだかポップアウトする >250 それでもホコリは積もるのですよ >252 お疲れ様
>255 なんか癒されちゃった 命綱かぁ… >257 思わず宮沢賢治思い出しちゃって、「あめゆじゅ〜」って思ってたら ミ カ ン か よ ! ウマーはチョト ドウカト ドウセナラカモモジツケチャエ >258 冬の旬は常に暖かさと離れられないとするならば アイスの旬もまた冬にある…のかしら >263 キレイです。でもチョト結論が自動化されてやしませんかダンナ >264 3,4連の進み具合大好きです。マリリンコってなんだろ…? >265-267 こういう停滞してく感じが何ともノスタルジックで切実で好きです。 進め方もキレイですし、なんちゅうか色々切なくなります(つД`) 「たった二ヶ月くらい/並々と飲み下すように」の表現なんか惚れ。
室内にはエアコンが行き渡り デパートには四季の食材が溢れ返り 旬に買いたい物もなく 食を楽しむこともなく 昨日と同じものをまた 惰性で詰め込む日々の中 田舎の母ちゃんから小包が届いた 懐かしい地名が並ぶ新聞紙に包まれて 几帳面に詰め込まれていたのは どこにでもある夏野菜 けれど寝覚めきらぬ朝 冷蔵庫で冷えた真っ赤なトマトに 遠い日の青空がよみがえる あの日ただ一度きりの季節に 涙を堪えてかじりついた果肉の 青臭い甘さは今も鮮やかに オレたちの太陽を思い出させる 気が付けば季節を忘れた日々の中 オレたちの旬はとうに過ぎ去り 今は実をつけ成り下がる時期に オマエはなにをしているのかと 飲み込む果肉に問い詰められて オレは遠く空を仰ぐ
273 :
実験 :03/07/03 22:12 ID:ZJNK2/gA
庭からもいだ水蜜桃 桐箱に座らせ ひとつだけ 湿気った風には 桐の澄んだ薫りのみ 独りうづくまってる そのやわ肌の うぶ毛にそっと中指這わせ 体温はかる 日に日に色濃く あでやかに 漂い始むは薄紅色の それでも桐箱入れたまま 紗衣にくるんで風のみ喰らえ あまくとろけた肉噛みしめて 仄かに感じる腐臭を糧にし 残った果汁を真綿にたらして 次なる果実をもぎに、と 庭へ下り立つ きいろい青空 ほこりっぽい雲 ふりあおぐ黒い果樹から なぜか桐の薫
274 :
未だ来ない、こちらから走る :03/07/04 00:58 ID:K4b2iuNV
日が明けていく 後ろを振り返ると 夜が寝ようとしている だんだん人が現れはじめる ドコへ行くのか ビルとビルの隙間から吹く隙間風が 僕らに教えてくれる 明日を走る意味を 空から太陽の日が差してきた 僕らの背中押すため まだここで終わりでないと 僕らに教えるため 今日は終わっても 明日があり あさってがあり 未来がある 未来ある限り走っていかねばならない 僕たちは その姿を 父の 母の 背中を見て学んできたんだ 僕らは今日も 前を向いて 上を向いて 未来に向かって 走っていくんだ。
275 :
名前はいらない :03/07/04 01:19 ID:bOE9f3+5
父と母 演じるられれば 立派な恋 大人になったね 君は愛をもう知っている
276 :
名前はいらない :03/07/04 01:20 ID:bOE9f3+5
世界のヒトカケラになること 二人で 生きることを
277 :
名前はいらない :03/07/04 01:20 ID:bOE9f3+5
275 名前:名前はいらない :03/07/04 01:19 ID:bOE9f3+5 父と母 演じるられれば 立派な恋 大人になったね 君は愛をもう知っている 276 名前:名前はいらない :03/07/04 01:20 ID:bOE9f3+5 世界のヒトカケラになること 二人で 生きることを
278 :
名前はいらない :03/07/04 02:57 ID:ZHLqUVjY
全て妄想でいい 確かに俺はあなたが好きでした スイッチ切ります さよおなら
>>278 激しくスレ違い。もっときちんと推敲してから投稿しなさい。やる気ないでしょ?
280 :
粘着 :03/07/04 03:39 ID:lAPs8pCp
281 :
名前はいらない :03/07/04 03:43 ID:0u+TeHjA
何度言っても理解できない人 理解できていない事にも気付いてない スイッチ入れます 愛している
テーブルの二人分 鼻で息して座ってます
283 :
つばさ :03/07/04 20:42 ID:nmxrJtJE
黒い翼の堕天使。 その翼は羽ばたかずに、 堕天使は落ちる その翼は、もう動かない。
―林檎 太陽が頭を擡げ たわわな赤い実 枝しならせる 濡れた光が 野原に染みて 膨張しつつ また雨降らす 木々は沸き立つ衝動を しなる枝に溜め込んで 葉々がこすれる それだけで 焦燥に満ちた声を漏らす 枝はしなって ぐいぐいと たわわな赤い実 むずむずと 枝から弾けた赤い実が 野原に落ちて 粉砕し 白い果汁が じっとりと 乾いた土に染み込んだ
―西瓜 砂浜の 潮の香りのただなかを めくらとなって 彷徨えば 「みぎー、ひだりー」と女たち ざっざ ざっざと 右 左 燃える砂を素足で踏みしめ 「そこー、そこー」と黄色い声の女たち ここだと決めて 息止め 棒を振り下ろすと 命中し 水の波動が手まで伝わる 「あぁー!!」と黄色い声の女たち 顔に巻いた タオルを取ると 太陽眩しく 白む空 焼きつく西瓜の割れ目の赤に 棒を突き刺し みんなで西瓜を食べるのだ 潮の香りと西瓜の甘味が なんとも絶妙で 貪り食うのは 少年の夢か
286 :
果物のある風景(3/3) :03/07/05 03:26 ID:KCAdEwHS
―みかん まるい背中で 冬ゴタツ みかん もぎもぎ 食べましょう 足の先まで ぢんぢんぢんと温めましょう みかんを もぎもぎ 食べましょう だけども あんまり コタツに入っていると 火照った足を 持て余す そうして 足を 絡ませて 事も無げに 遊んでいると だんだんだんとエスカレートするのでしょう みかんを もぎもぎ 食べましょう 女の足が自分より 冷たい感じがするのです 手で確かめようと コタツに手を忍ばせる そうして 触ってみたならば 女の足は温いだろう ゆっくり ゆっくり さすりましょう みかんを もぎもぎ 食べたなら コタツにもぐって キスをする 何も隠れてすることじゃないけれど 冷たい唇を温めましょう やがて みかんの皮どもは 奇妙なリズムで 踊るのです みかんよ みかん おまえのせいだ
287 :
ひとつぶ :03/07/05 20:23 ID:zOR+Yycn
サンダルにならべた爪 もぎとってうめこむ しとしと土 空気が熱をかためた 飲み込む水のうえに すっぱいレモンを積みあげる なんてことないセンプウキ 風のうえをすべりこむ ねころんだ肩をつねるのは いつかみた うそみたいな絵本 頭の中で花火になる すてきれなかったよ 目にはりついてとれないから 忘れることもできなかった 手のひらにやさしく 「これから」をならべたら 数えきれなくて そのひとつぶ 空へなげて 夏になる まちがえないように笑顔 服にならべて模様になるよ そのひとつだけ照らして そのひとつだけが手のひら かこむ
288 :
紙のような青春 1 :03/07/05 23:24 ID:kDLlW3mQ
守るものがありますか? ……って聞かれても フッと何もかも忘れているんです 世界一とぶ紙飛行機作ってるんです でも、勝てないんです 紙に秘密があると思うんです 負け惜しみですかねぇ 総合力で負けている ああ、もうあきらめようかなぁ 試せる紙は全部試しましたよ カレンダーのアート紙からそれこそ トイレットペーパーまで 世界一とぶかなんてどうでもいいんだが ああ、なんかワカンナクなっちゃうんだなぁ 設計なんかはじめるともう夜が明けちゃう それから紙を折って微妙なバランス 紙のそりぐあいが大切で もちろん紙の裏表 表面仕上げ ちょっと毛羽たたせるとか 銀のスプーンでこするとか いろいろノウハウが 貯まってるんです
289 :
紙のような青春 2 :03/07/05 23:25 ID:kDLlW3mQ
守るもありますかなんて はぁ、聞かれても あったらいいなぁ 守るもの 世界一とぶ紙飛行機なんか つまんないですよね しかも負けっ続け ご意見無用なんて 温泉土産の 通行手形もらっちゃって フッと大切なもの忘れていた そんな気になるんだけどやっぱり 何もかも 忘れちゃうんですよ ほら、この飛行機つくるのに 徹夜になっちゃって でもね、今日こそ世界一になるつもりで 世界一とぶ紙飛行機作ってきたんです あとはもう 飛ばすだけなんです
290 :
祭り :03/07/06 00:10 ID:ZEt+nEF4
赤や黄色や緑 いろんな表情が混ざり合っている そして、いろんな思考がぐちゃぐちゃに混ざり合っている しかし、俺だけは青で混ざり合えない どうしてだろうか? 俺がカート・コバーンのTシャツを着ているせいか。 惨めに投げ捨てられたペットボトル 骨が折れるような音を立てて バイクにひかれた 浴衣を着た少女が俺を見て笑っている気がする やっぱり、青でカートのTシャツを着ているせいか。 黄色の表情をした男と女が俺を笑った気がする。 やっぱり、俺が青でカートのTシャツを着ているせいか。 俺は笑われる度に黒になっていった。 おかげで、カートの顔が輝いて見える。 初めてカートのTシャツが俺のいろんな部分になじんだ。
291 :
_ :03/07/06 00:12 ID:kt4+G5l/
292 :
祭り :03/07/06 00:14 ID:ZEt+nEF4
カートはひざをつきギターを縦に立ててうつむきながら弾いている カートが笑ってる。俺にはわかる。 カートが俺以外のやつらを笑っている。 俺のかわりに 花火が打ちあがる 星が輝いていない空に、春先の若々しい草木の芽が一瞬にして 花開いたようだ
293 :
祭り :03/07/06 00:14 ID:ZEt+nEF4
カートはその花火を見て 笑っている 無邪気な子供のように カートは笑っている カートは笑っている カートは笑っている 俺は笑えない カートは笑っている カートは笑っている 俺は笑っている カートは笑っている 俺も笑った カートはずっと昔に死んだ そう すっと昔に死んでいたんだ 俺も殺されたんだ
294 :
祭り :03/07/06 00:16 ID:ZEt+nEF4
>>291 ミスった、、、。
俺は笑っている→俺は笑っていない
☆★☆★☆☆★☆お知らせ☆★☆★☆★☆ 今回のお題は「旬」。 今日が投稿日の最終日。 今日の23時59分で投稿期間は終了します。 じゃんじゃんバリバリ投稿してください! ☆★☆★☆☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
296 :
age忘れ :03/07/06 09:31 ID:VNdZRjsP
297 :
_ :03/07/06 09:33 ID:kt4+G5l/
298 :
ひととき :03/07/06 17:47 ID:nbFWE0qH
長く長く ただ長く 過ぎてゆくおぼつかない日々の中で 刹那に甘く摘み取られた その仕草や言葉を 時の旬、と そう称するのでしょうか
299 :
March/Fashion 〜リタルダント偽大通り〜 1/2 :03/07/06 22:30 ID:kdqB35E6
テレビとラジオとが一緒に喋り始めて4方向からの ステレオ放送じみた空間の窓側に 「今日も雨だ」 いらない音を雑音として好き勝手に排除してみても その後には何も残らない 天気予報の確率論 座席に座る人々の色と言葉がみんな同じ風景で あのマスターは今日も気が触れないのかな と心配する 窓に映る今日の朝御飯はもう旬を過ぎた野菜だけで 何も考えず買い物かごに詰め込んだ言葉とよく似てる 挨拶も手振り身振りも共通の流れでやってきて わざと違う世界からやってきたことを売りにする人がいた あの雨の中一度でも外に出てしまえば同じ流れの中 化粧施した人間の行進が水溜りをよけて進む 行き先はいつも2方向だけしかないこの動き方なのに この時間はみな同じところへ向かって歩くように 見えるから
300 :
March/Fashion 〜リタルダント偽大通り〜 2/2 :03/07/06 22:31 ID:kdqB35E6
次の旬が来るまでこの野菜をどこかに諦めてため息をつこう 外に見える雨の流れに反して行進していくのもやめよう 見えるものだけ忘れてしまえば次の罠に見事に引っかかる あるはずのない金額抱えて人々は物々交換を図る 春の雨が降った後目立ち始める竹林の凸凹みたいに 次から次へと染まってしまう 窓の外のアーケード街 雨は地面に降り注いで鏡になり行進の様子を映し出す うつろな目をして歩いていく 手と足も一緒に出ている 手に取った傘の色だけが気違いじみた色の使い方をしている きっと想定してなかったから規則もきっとなかったのだろう その色とりどりの傘も雨が止んでから1時間後には 黒い帽子たちに取って代わられるみたいに 消えていくように
301 :
夏日和 :03/07/06 23:59 ID:O38JmQbk
青空がどこまでも続き それはまるで何も書かれていない スケッチブックのようでもあった 僕らの夏が始まる 子供の頃思ったそんな日々は 今はもうなくしてしまった 純粋に夏を楽しむ心も 祭りにざわめく鼓動も 今では無くし何も感じない。 行くつもりのなかった今日の祭り 家の窓に入る乾いた風が時折 その祭りの音を運ぶ 太鼓の低音が 心の底を揺らし 僕の中でくすぶっていた何かに 火を轟々と燃やし始めた 仲間への電話をするために 受話器を握っていた 足袋と手ぬぐいを左手にぐっと握り締めながら。 変 こんなに幼かったら、少し かなぁ…
旬太郎が呼んだような気がして、振り返ったけれど何もなかった。何も。 いいえ。そこには草がありました。草花図鑑を開いてみなければ名前の ない草たちが、そういえば私を取り囲んでいたのです。梅雨のきまぐれ で、私は傘を開いたり閉じたりしながらの散歩でした。風が世界を満た していて、空には穴が開いていました。舗道も田んぼもいつもよりも色 が薄らいでみえました。 こんなところに旬太郎がいるわけないんだよね。 違う6月はカラリと晴れた日が多く、つい私は調子のいいバスに乗せら れて山へ出かけていった。町を走る見慣れた車道がいつしか白い林に囲 まれて、空気はすこし冷たくなって、滑り抜けるように丘を越えると旬 太郎旅館が見えました。何もない林のなかに一軒だけ、ぴかぴかに白い モルタル壁の温泉宿の、木々の隙間から覗く姿が私は懐かしい。初めて 訪れるというのに、子供の頃の記憶が甦るのはなぜだろう。 「山のものたちは、皆あなたをお待ちしておりました」旬太郎はそうい って私を出迎えた。事実、カボチャもトウモロコシも、サトイモもダイ コンも、町では見たことのないあかるさで、私を待っていてくれました。 私はそこのお風呂がどんなだったかを覚えていません。そこにいる間、 ずっと食事か睡眠かを満喫していました。「なぜお腹が膨れないんでし ょうね?」私が聞くと、山のものが皆わらいころげました。 鮮やかに赤い屋根の、白木の匂いする旬太郎旅館の中では誰にも出会わ なかった。廊下を歩くとライムグリーンのカーペットの下の床がぎしぎ し軋んだ。洋式のトイレに入ると、天井の一隅で小太りの蜘蛛がまるい 繭を回しつづけていた。窓の外で塀の上に体を折りたたんでいる痩せた 猫は、いつ見ても同じ形でそこにいた。壁時計はどれも止まっていた。廊 下の半ばにある従業員以外立ち入り禁止の小さな木扉の向こう側で、葉 擦のような声で会話する老人の気配がしたりした。
303 :
いかいか ◆YffIGX9Bno :03/07/07 00:01 ID:CzXdh6V5
はいはい。 締め切りですよー。
「少し外でお話しませんか?」そう旬太郎に誘われて、私は玄関から前庭 へ出た。黒い林が葉擦の音を鳴らし、針みたいな月がかろうじてものの輪 郭を浮き上がらせていました。私はトウモロコシを一本もって、旬太郎の 輪郭を眺めていました。私は旬太郎の姿をそれしか覚えていない。闇のな か、サツマイモのようにごつごつした腕が、なめらかに月のあかりを浴び ていました。何も話さなかったようにも思います。それともその会話は あまりにもゆうるりとしすぎていて大地に水が染み込む音のようで聞き とれなかったのか、あるいは私が産まれた時に聞いた初めの一音と私が 死ぬ時に聞くだろう最後の一音との間にそれはあって、長すぎる波形を とらえきれなかったのか。 「ごめんなさい、カボチャは嫌いです」なんて言葉は、その旅館ではい えなかった。特に醤油で煮つけたカボチャは心から嫌いなはずでした。あ かるく笑う山のものたちを傷つけないように、私はそこで生まれて初め てカボチャを食べたのです。おそるおそる、齧った。あんなカボチャは それ以来食べていない。心から愛するトウモロコシよりも、甘い醤油の 香り漂うカボチャのことがその時だけは好きでした。 歯の間に挟まらないだけの理由じゃなかったんだよね。 そして今、雨が降っている。風に満たされた田園風景を霞ませる小雨が降っ ている。こんなところであかるく笑うものは何もない。旬太郎もいない。何 もかもが静かで、ただ名前のない草たちが揺れている。私は傘を閉じて、う ねる時に身を任せる。あの旅館にいた時だけが時だったのじゃなかった。こ こにも時は、ある。旬太郎の風が草のなかを駆け巡って、今そこにあるすべ ての草たちを、しゃっきりと笑わせた。私は持ち帰るつもりで、気に入った 草を一本取り、その場で少し、齧ってみました。
305 :
夏日和(訂正 :03/07/07 00:03 ID:OmBmDlX5
変 少し かなぁ に訂正願います。申し訳ないです…。
306 :
いかいか ◆YffIGX9Bno :03/07/07 00:04 ID:CzXdh6V5
308 :
いかいか ◆YffIGX9Bno :03/07/07 00:11 ID:CzXdh6V5
>>307 そうなんですか。
中には、一分遅れたからダメとかいいそうな香具師が。
そのためのルールだろとかー。
そのへんは、俺以外の方におまかせしますー。
>>308 セーフでいいんじゃないか?
最初の投稿時間が、ジャスト 00:00 なんだから、
>>2 に書いてある「期限日の24:00が締め切り。 」には間に合ってるだろう?
まあ、それでも点数が入るかどうかは審査員次第なんだけど。
と、審査もしないくせに横から口を出し逃げして、オレは消えます。
審査員の皆様方、後はよろしくお願いします。
310 :
いかいか ◆YffIGX9Bno :03/07/07 00:26 ID:CzXdh6V5
審査員の皆様がた。 審査期間の開始ですー。
314 :
訂正。 :03/07/07 00:32 ID:ZK3Yff+R
作品一覧その1と作品一覧その2で
>>247 >>248 熟した日々は過去に(愛する)
がダブってしまいました。
結果、全部で35作品と言う事になります。
すいません。
315 :
名前はいらない :03/07/07 18:05 ID:ZK3Yff+R
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ 審査期間に入っています。 締め切りは7月10日一杯まで! 審査員の皆様、よろしくおねがいいたします。 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
>>272 無菌栽培の現代、ビニールハウスで育てられているのはトマトではなく
我々。きれいにまとまっててイイなあと思います。空を仰ぐとこも。
>>273 もうちょっと膨らませた方がイイかも。 イマイチ跳べない気がする。
触発されない。
>>274 ちょっと既視感。でもなんか勢いがいい。旬? 今、走る今がそうかな?
>>277 えーと…うーんと…結構ありがちな父母からの離脱像に見え。
>>278 さよおならはないんじゃないかなー…チョト イカガナモノカト
>>281 スイッチつながりでもしかしたら
>>278 の続きなのかしらとも思いましたが
別モノとして。。。なんでそこでスイッチ入るの? なんで愛するの?
すいませんワケワカラン♪ですた(汗
>>282 んーーなんか草いきれのような、はたまた成熟のきわみの果物か。
短いんだけどそのぶん気になってくるです。跳べます。
>>283 結局堕ちただけなんですね?
>>284-286 林檎、最終連が好きです。こういう情景イイなぁー 匂いまで再生されます。
西瓜、「水の波動が手まで伝わる」この表現ピピッと来ました。
みかん、もぎもぎしつつ女の皮ももぎもぎ 冬の風物詩、そうきましたか。
全体を通して、それぞれ語り口が違って、それがなんとなくその果物の
質感をも表してるような気がしてきます。
>>287 3連4連にやられました。むしろ全体的にやられてます。言葉選びがきれい。
最初カタカナセンプウキはどうかなって思いましたが、読み返すうち、
あーセンプウキじゃなきゃダメかもって思いました。
>>288-289 読んでて楽しいなぁってのが第一印象です。なんかね、谷川俊太郎の
「大きなクリスマスツリーが立った」を思い出す感じ。きれいかどうかも
わからないような、じゃなくて、むしろその対極にいるのかなぁ。
>>290-293 赤緑とは離れたところに青のスペクトルがあるんですよね。混ざり合うことが
できるからこそ、青は孤独? 独りじゃないと楽しめないと言って死んだ。
美しい一瞬にのみ笑える? 俺は体制に殺された?
318 :
ななほし ◆lYiSp4aok. :03/07/08 05:34 ID:OSwb4KOy
採点です。よろしくお願いしま〜す。
3点
>>255 :「旬」 :03/07/01 19:56 ID:HTJlO2JD
詩情あふれる。旬のことばだなぁ。やさしさが溢れ出す感じがほろりと誘う
2点
>>246 :ストーカー :03/06/30 00:35 ID:1fcctTly
自分のことを時間をずらした視点で書いてる面白い作品
ヘッセだったと思うけど、後追いをあきらめる詩があったのを思い出した。
2点
>>250 :旬花愁凍 :03/06/30 16:25 ID:9fQ3bEpu
思わず笑ってしまった。
2点
>>265 :二十一歳 :03/07/02 22:47 ID:M1J+fz+E
よくかけているんだが、重みもあるんだが、誰もがみんなそうなんだようぅぅと
風が吹き抜けていきそう……。
1点
>>299 :March/Fashion 〜リタルダント偽大通り〜 1/2 :ID:kdqB35E6
どうも読みつらいリズムだった。ことばが流れこんで来てくれない
1点
>>264 :旬(JUN)の踊り :03/07/02 21:53 ID:kQz9bmOz
アイデアいいーー 上旬
1点
>>239 :nas[ ] :03/06/28 19:11 ID:gTgz4Yrg
秋茄子は嫁に食わすなとか言う、ナシに秋刀魚まで加勢したが嫁には食せなかった
……ような感想。
採点っす。よろしくです。
【3点】
なし。
【2点】
>>236 多少強引に引っ張られた感があるものの、この流れる感覚の詩はなかなか書けない。
>せいしゅんのあじなんだっていったいなんていうたべものなんだろうね
陳腐で臭いセリフかよとも、思うけれど、「いったいなんていうたべものなんだろうね」という問いかけが、僕のアレをひどくくすぐりました。イイ!(第一番手の投稿ってのも好感持てました)
>>272 真っ赤なトマトと太陽と
リアリズムと虚構がせめぎあっている。
たとえば、
>懐かしい地名が並ぶ新聞紙に包まれて
このへんとか、垢にまみれた表現になってしまっているように思うんですけれども。
(それが、また嘘っぽいなぁと感じてしまった原因でもあるのですが)
重箱の隅をつつくような指摘で申し訳ありません。
しかし、それだけにこの詩は、非常に「鮮明」でした。
この詩は現代人の自分に対する哀愁(?)の感を代弁をしているような気がします。
>涙を堪えてかじりついた果肉の
>青臭い甘さは
・
・
>飲み込む果肉に問い詰められて
>オレは遠く空を仰ぐ
装置としてのトマトが、十二分にその力を発揮していると思われました。
そして、最後にやはり共感させていただきました。うぅ。ありがとう。
【1点】
>>239 nas[ ]
これは僕の好みですが、
最後の一行がなんだかとっても余計な感じがしました。詩に答えはいらないのでは。。あくまで私的見解。
しかし、この詩には、どうしても食べたい、あぁ食べたいというどうしようもない欲求が滲みでていて、それはそれで大好きな詩です。
>>246 ストーカー
あぁ、下世話だぁあ(笑)あぁ、くだらねー(笑)
でも、それがまたいい。
旬、過ぎてませんよ!・・・。たぶん。卑屈にならないで!
でも、そういう日があってもいいと思いますの。僕。
>>249 「せいしゅん」
とにかく前半部分の描写がキレイ。
321 :
名前はいらない :03/07/08 22:24 ID:niweSg91
香ばしい
コンバンワ、目の合った作品だけにヤンヤ言ってみます
良い悪い関係ないです、で
>>321 さんチョコマカしないの泣かすよ?w
>>237-238 イチゴ
イチゴってベタだなぁ、、アレレ好きだぁ短い各表現(各名詞?)肉の予感とか。
考える人なのね、ずっと旬。手垢付いてない言葉の集まりゆえ若々しさ清潔ね、
だけど随所に感じる幼稚さが、この場合はコチラの乗りを邪魔する。
ex.触られまくって→それでも充分触られてetc
ex.摘み取って壊してくださいと→摘んで壊してとetc
ココだけ種類が違うの浮いてる。色を変えるにしても同系色で繋いだらばと。
最後の「次のイチゴ」でゾワってなりました。ロマンチック遊園地夜景だなぁ、、、。
>>242-244 奴隷の季節
力作、えとルポライターか面白い。日本と其方どっちに立ってれば良いかな。
で私の趣味なんだけど表現の帯?一本二本連ねる時に尻尾と頭重ねたくない(場合にもよるけども)
ex.
>>243 L10-15→尻尾を次の頭にも回してるでしょ?これが効く時もあれば
割り算(分母分子打消し)してスッキリさせた方が良い時もあるかなぁ。
あとは分るけど気持ち、同席してる「3つ」の力にもっと強弱の差つけてみたら?
「アチラの惨態」「貴方の出版物」「一ヶ月」←これの後2つはもっと控えたらどうだろう。
>>245 さんま
メチャメチャ目が合った。【さんまの題で「太刀魚」】的なものなら確か有名絵画か
古典落語にあるよね?それじゃないってとこでずっこけたw。で題含む四行でコチラを
涎(ヨダレ)させたいと(鶴太郎の絵感じた)。だけど誘導するには三行目「におってきたのは」
が致命だと思う。ん、四行は怖いよね一行死んだら25%失血。
無難だけど「酢橘とオロシ」で黄色と白添えた方が軽傷で済んだかも。
>>248 熟した日々は過去に(愛する)
「今」を昨日に見送ってるのね「僕を忘れないで下さい」。
本当は辻褄合ってないんだろうなこの文章だけど、そんな頭の中なんだで充分ですこの場合。
答えの報告は別に要らないし、所詮それは君に見えた「答えっぽいもの」に過ぎず
「へぇ」って一緒に鑑賞用。で、余暇を潰す材料の一つに、こぉいう「賢い小学生の物思い
みたいなの持ってる大人は楽しいです。えーと四連目が全く分らなかった。w
降伏宣言をアエテ元気一杯にしてる?それとも気付いてないかもが可笑しくていい。
>>250 旬花愁凍
そぉいうことだよね、旬。すっきりする。
意地悪言うと「造花」じゃなく「押し花」「ドライフラワー」だよね、本当はね。
>>252 ペテロ
無造作に置いたのならコチラが裸。けどリズム考えてるの分るからソチラが裸。で泣かすよ?
>>255 「旬」
清潔で強い、頼もしくも。悲観的にみると、やはり「旬」であるからには
永遠じゃないのかな、それじゃ通常になっちゃうもん。ENDありきはSTARTの業(ハァ?>自分)
完全鑑賞用の理想図を言うなら「多くの人達の桜になり、一人の多年薬草になりたい」
のびのびした画用紙の使い方は大好きなのです。問答無用。
>>263 春の一日
(失礼を承知で、、、内容は置いておいて最後の「喜びが僕の頬を伝う涙のわけ」
ここに意味不明な飛ぶ付き方しちゃったゴメンナサイ)「喜びに僕の頬を伝う涙なわけ」
になってたら目眩だ。私には凄いことになってる。。。
>>264 旬(JUN)の踊り
バイブルだね、ションボリしたらコレ開くと良い。名詞の裏に書きました可愛い絵、
透明ケースに100枚貯めて君へプレゼント。どれを見ても楽しい。ただ一個気になった
のが「火星」これは壁を打ち破るコスモパワーと思いきや、紙一重の裏にチラリ見えるのが「不可能」。
子供、乗せられて何だか満開手前の笑顔がココで消えて、ママを警戒する。
「嘘つき、、、そんなの出来ない」案外話聞いてるっぽぃ子供。
↑
>>255 「多くの人達の桜になるより」に訂正。かなーり恥しい。。
>>265-267 二十一歳
参った。えーと、、、私何かされた。ずっと全部を至近距離で見せてもらえた、
横に居たみたい。自分(二十一歳)を旬とした「我こその今がブランド」に焦る若気
を見守りたいのはヒシメキ伸びる若い芽(ニョォキィー今ほら動いてる。
最後の「ひとりぶんだけ」←置いてかれそうなパワー。何だか止められないね貴方と。
文体としては無駄が目立つ、迷いはエピソードで充分なので独り言ブツブツは迷いすぎかも。
この侘しさテンコ盛りは千切った半分で違う作品出来ると欲張れば逆に余裕出るかも。
>>273 実験
水蜜桃←来た。ゴメンナサイ思い出の言葉です。いいなぁスイミットウだぁ、、、。
庭から捥ぐっていう田舎臭さと美味しいに決まってるじゃない、にピッタリだね。
桃ってしちゃわないのは立派なセンス。ん、この言葉とか雰囲気好きで記憶頼りない時代だけど
寝物語にずっと聞きたい感じかなぁ。桐に入れるのは何の実験ですか?渋柿に焼酎。。。
桐入りで買うと最高級品だね。最後連のひらがなは効いてないかもで、
最後行は「なぜか」を取ってから上行にまとめた方がすっきりするかと(拘りの熱を少し冷まして。
>>274 未だ来ない、こちらから走る
作者当てたい(のヒトコトをまず。。w
>>277-278 >>281 哲学的だね医学的かなぁ。おといんとぅきしえぃしょん。
>>284-286 果物のある風景
>>284 音読み訓読みが混同するの何て言うんだったっけ、、、重箱読み(アレレ?
んと、そんな詩。「膨張」と「焦燥」と「粉砕」がシャキーン!と浮いてる。
>>286 好きなんだけどそぉいうイチャイチャな絵、幸せそって憧れだけど。
不思議とリズムが自分の首絞めてるかなぁ。
外しても差し支えないリズム取りもあるのに、これは外すと痛い設定なってる。
でどれも上辺かなぁ。心開いてない友達と会話したらこんな気分なのね不思議感覚。。
3つ合わせることで1つの作品になってる?・・・色々言ってごめん。
>>288-289 紙のような青春
(はぁい、作者当てたいです。)他にも感じる事ありつつもまず、超個人的感覚で
「〜かねぇ」決して駄目くないけども、かなり詩風を固めてしまう。
全く違うモチーフで書いたとしても「〜かねぇ」の激臭にて染まりきっちゃうと思う。
えっと、、、つまり冒険を邪魔するし行動範囲を狭める気がするの勿体無いなと。
「なっちゃうんだなぁ」も同じく、使うなら承知のうえでと・・・偉そうな老婆心ですが。
>>290 >>292-293 祭り
画用紙に大胆とかソレが何よって思われるかなぁ。関係あると思うん気持ちや性格。
どんなに食み出ようとしてもチッチャクまとまっちゃう時あるから私。詩の内容もだし、
単純に画用紙を遠慮なく使う人は良い。カートって言う人のファンですか?
輝いたカートと「黒」の合わせが絵の中で急に綺麗だった。それまでの黄色や赤が安っぽく感じて。
何にも染まらない黒?人それぞれだなぁって思ったのが私はぁだけど、混ざろうって考えたことないかも。
一緒に居て似合う色と居たいなぁ(なりたいなぁ)と(人数性別無関係に)。
黒ならシルバー?ゴールド?透明ラメかなぁ。
>>302 >>304 旬太郎
笑った。曖昧なもの名付け難いものに旬太郎?ん、、、成功。
これで愛も「愛子」ってしちゃえばいい。で内容はいたって純なのね、んー純にも
色々あるだろうけど和室な感じや、田舎、自然、何か掃除だけ行きとどいた古い畳が
風で清潔サラサラみたいなね、好き。形としてはワザとっぽいなぁ、どうして改行を利用しない?
「質は良いのに切れ端」みたいなセンテンスが、窮屈そうで残念かも。小太りの蜘蛛とか楽しいね。
何レスになってもいいから大胆に改行試してみて欲しい。
327 :
名前はいらない :03/07/09 00:44 ID:TWgiD8yR
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ 審査期間に入っています。 締め切りは7月10日一杯まで! 審査員の皆様、よろしくおねがいいたします。 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
328 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/07/09 00:59 ID:jMORKVQU
審査っす。
>>288-289 まあ、「その瞬間」ってヤツですね。もう少し世界を広げてほし
かったな、という欲があります。紙飛行機にこだわり続けたために、少し中だ
るみ気味なのが惜しい。でも、タメ息みたいな軽さが好きだったんで、3点あ
げちゃいます。
>>265-267 途中から加速してよくなっていくんだよね、この詩は。んで、改
めて読み返すと、冗長だった牛丼屋の描写も、実は計算されたものだったこと
に気付く。月並みな考察も、普遍性を高めていて、意外な上手さがあります。
最後のシメ、いいね。でも、何かごちゃついてるんだよね。若さゆえのごちゃ
つきかな、の、うーん、迷ったけど、2点。
以下、1点。
>>242-244 世界観と、迫力に。でも、座ったまま旅をしているのかな。
>>282 情報が少ないのは、わざと?緊張しすぎて笑っちゃう瞬間を思い出す。
>>287 1連めのイメージ、ドキッとした。その後の羅列にはゲップが出たけど。
>>302 >>304 「しゃっきり笑う」に1点。このことばには、それだけの価値がある。
>>236 お題を出してわずか11分で書いたのに、綺麗にまとまっている。
内容は単純だけど雰囲気があるし。
>>237-238 スタイルきっちりで内容もはっきり。
軽い文体もよく合っていると思う。
>>239 もうひとつ展開してほしかったなあ。
突然まとめました感のある最終行。
>>240 投げやりすぎ。
>>241 無理矢理つなげすぎ。
>>242-244 まじめに演技しすぎじゃないかと思ったり。
「演技なんですけどね」的な開き直りがある方が、読みやすいなあと。
>>245 それで終わっちゃうのか。。。
>>246 どんな展開が待っているのだろうとワクワクしたけど、特になく。
もう少し「賞味期限」についても考えたりしてくれたら。
>>247 なんというか救いがないではありませんか。
>>248 着想はおもしろいと思うんだけど、
表現が間延びしているかもしれない。濃い味に仕上げてほしかった。
>>249 この作品に限らず、旬という言葉と人生をつなげるとき、
ありふれたメッセージに流れるのをいかに避けるかが重要だと感じる。
>>250 悠久ってことはないんじゃないかと思ったりする。
>>252 むしろ「事後の処理」とかの方が詩になると常々思ってます。
>>255 まあそうなんですけどね。それだけなのかーと僕としては。
>>257 前2連にもっと工夫や新しさがあれば、
すごくウマーな詩になったと思うのだけど。
>>258 あまりにも普通だ。
>>263 テレビの桜吹雪に焦点を当てた方がよかったかもなあ。
対比がもう少し鮮明だったら。
>>264 うむ丁寧であり軽快。
ちゃんと踊ってる。踊るのは楽しいね。それ見てるのもいい。
>>265-267 まず共感詩としての出来がすばらしいな。僕にとってあまりにリアルな21歳。
しかしあまりにそのまま過ぎているというきらいが。独り言率が高い。
>>272 記憶の細道をやや単調に歩き過ぎかなと。
1連目であとの3連が予想されすぎている。その構成にもひと工夫を。
>>273 なんかタイトルの勝利だな。
でももっとこれを生かした文体なり構成があったようにも感じる。
>>274 意味や目的があからさまに書かれると、僕はちょっと違和感を感じてしまう。
僕自身が無意味や無目的を絶えず実感しているからだと思うが。
>>277 >>278 >>281 とりあえずあまり「旬」じゃないだろう。
>>282 ああ、すごく何かを足したい。
足りなくもなさそうだけど、僕は足したいんだ。何をだろうか。
>>283 「旬」はどこに。
>>284-286 林檎と西瓜には、もっと意外性がほしいな。
みかんだけにしぼって、さらに「旬」風味もほしいな。
>>287 上2連でつけてた眼鏡を、途中ではずしてしまった。
いきなりぼやけすぎた感じがする。
>>288-289 こういう語り口調なのだから、だるーくなるのは仕方ないかと思えど、
やはり途中がたるんでしまう。もっと煮詰められたかも。
>>290 >>292-293 290は読ませるんだけどなあ。
特に、293の緊張を増幅する部分の効果がうまく出ていない感じ。
>>298 ごめんなさい。刹那がどうしても僕のNGワードなのです。
>>299-300 ある程度の長さを読ませるための緊張と弛緩がほしい。
つまりエンタメ度がやや低いと思う。
>>301 情景の中に今一つ実感の湧かない葛藤があらわれて去る。
そして、最終連がよくわからない。
>>302 >>304 旬太郎を巡っているようで、旬太郎以外のものにばかり目がいってしまう。
綻びはあるけど、魅力もある文章はいい。
3点
>>265-267 「二十一歳」
あのコテハンじゃないかと思い、あまり3点はどうかという気もするが。
しかし、完成度とか何とか関係なく、自分にとって共感できた。
3点をあげたくなる作品って、やっぱりそういうものだ。
2点
>>264 「旬(JUN)の踊り」
やっぱり楽しい。書いてて楽しかった詩だと思う。
1点
>>236 ほとんど即興として書くものとしては、かなりうまいんじゃないかと。
>>237-238 「イチゴ」
僕が漠然と考えている定型のセオリーみたいなのが、きちんとある。
>>288-289 「紙のような青春」
たよりない真面目さのある人は、わりと好きだ。
>>302 >>304 「旬太郎」
読まされた。カボチャも食いたくなったし。
333 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/07/09 23:45 ID:bU8u/a54
審査の〆切は明日いっぱいです。(あと24時間と少し) 皆様よろしくお願いします。
334 :
グリーンブック ◆VZ.CboVnb2 :03/07/10 06:37 ID:yh+FsJ33
審査しました。今回は時間がないので手短にコメントです。
【3点】
>>287 「ひとつぶ」
こういう平易な言葉で書かれた、
意味不明っぽくて温かみのある「ぼんやりした詩」が好きです。
なんかいろいろイメージできるし、嫌なことを忘れられる。
上手い具合に夏季特有の雰囲気を表現できている、とも思いました。
ちょっと雑な気もするけれど、おまけで【3点】です。
【1点】
>>237-238 「イチゴ」
読んでいて楽しくなった。ハネる。ハジケる。
>>265-267 「二十一歳」
いい意味で鬱になったので。
>>272 「真っ赤なトマトと太陽と」
トマトが食べたくなった。夏だ。
>>302 >>304 「旬太郎」
丁寧に描かれていて、色使いとか好きなんだけど、肝心の部分が抜けてるような。。
「完成した作品」を読んでみたくなった。
>>298 そうですねぇ…で終わっちゃうかも。
>>299-300 リタルダンドの速度表示に収斂していくように。
こういう時間の止め方とても好きです。
旬とリタルダンドを表すのにはちょっと冗長のような気が。
二連目とかいいなぁー
>>301 諦めたところからの転身っぷりにちょっと置いてかれてしまいました。
>>302 ,304
(2)第一連最終行が素敵過ぎる。バイオのリズム、細胞に刻まれた。
デジャビュに襲われ。いや、いい意味での。原風景としての。
ショートショートの広場収録、「雨美濃」ってのを思い出しました。
最後の最後で。雨がずうっと降ってる桃源郷、みたいな。
337 :
ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/07/10 22:53 ID:eyxsPErM
【3点】
>>264 「旬(JUN)の踊り」
あー、なんだっけな。こういうの、どっかで見たことある作風だよな。中也でもねぇし。。
なんにしろ一昔前風のダダ?っぽさながら、ちゃんと現代の読者向けに書けているように思った。
「マリリンコ」とか、俺のツボをついてやがるしな。
「しゅん」ではなく「じゅん」を徹底的な近距離からバカっぽく描いたのも評価高し。
とにかく読んで楽しい、これ、重要。のせられて、くるくる踊ってやるぜコンチクショウ!!!
【2点】
>>265-267 「二十一歳」
読まされた。飽きさせない表現、構成に。
俺は二十一歳の時っつったら親のスネ齧ってバイク乗り回して、
バカみたいに何も考えてなかったから、共感はなかったけどな。
【1点】
>>284-286 「果物のある風景」
これも
>>264 同様、一昔前風の印象。しかもこの場合、本当に一昔前の作品みたいな感じした。
やっぱり「みかん」だけが立ってるせいで、前の二つの印象薄いよな。
>>287 「ひとつぶ」
「そのひとつぶ/空へ投げて 夏になる」のフレーズが効いてやんな。印象に残った。
ただ、使われてる言葉が軽すぎるのが気になった。「その」とか、必要以上に軽い感じ。
>>288-289 「紙のような青春」
うーん。なんかこれも一昔前っぽいような。。。
くどさをあまり感じさせないところとか、へろへろっぽい感じとか、気に入った。
338 :
名前はいらない :03/07/10 23:17 ID:d9kWJyAs
審査締め切りまであと45分ぐらいです。
急いで採点入ります。
2点
>>284-286 果物のある風景
「旬」というお題からそのまま使っていって最も上手いなぁと思ったので。
この3連作(・・・といったらいいのか?)の展開は落としどころまできちんとはまっていて見事だとおもう。
自分、安易にナントカに流れないもののほうが好みなんです。
>>302 ,304 旬太郎
いや、これも上手いんです。うん、確かに。正直、3点つけようかどうか迷いました。
ただ、自分、宮沢賢治とかよく読むもので、アレをすぐさま思い出してしまうわけで。
そうなってくると、なにか1ポイント足りないのかな(それはきっと目とか耳とか何か)と思ってしまって
2点というわけなのです。ごめんなさい。
1点
>>290 ,292,293 祭り
色はだいぶ変化の様相。意味どおりにとらないまま最後まで行くと、やっぱり表現は
元に戻るべくしてこうなった、という感じ。
この世界観はこの表現ですね。確かに。
ただ、後半にその表現がなくなってしまうのは惜しいとおもう。
今回は採点に悩みました。ちょっと読み込めなくてゴメンナサイ。
340 :
名前はいらない :03/07/11 00:22 ID:l0+n5CHX
審査をしめきりました。 集計はしばらくお待ち下さいね。
341 :
名前はいらない :03/07/11 00:50 ID:fMpV5v37
343 :
名前はいらない :03/07/11 00:56 ID:fMpV5v37
というわけで、今回の結果です。
*****************
チャンプ
>>265-267 二十一歳
準チャンプ
>>264 旬(JUN)の踊り
*****************
お二人様おめでとうございます!!! !!!!! !!!!
チャンプ様はつづけてのお題を出してくださいね。
344 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/07/11 02:14 ID:7BK6Vzzy
はい、次のお題が出ましたー。
(てか本スレの方に出せっちゅうの>ねこいるか)
お題は 「 熱 」 です。
投稿の〆切は週末をはさみたいので、
7月19日いっぱい。
ルール
>>2-3 をお読みの上、どしどし参加してください。
よろしくお願いします!!
345 :
初恋 :03/07/11 03:56 ID:EFOb7ek5
幼馴染の君と はじめて別々の学校へ通う お隣さん同士 家族ぐるみの付き合い 僕は君を「おまえ」と呼び 君は僕を「あんた」と呼ぶ じゃれあうような15年間 まるで兄弟のような関係 クラスメートにからかわれても あまりのありえなさに気にもならない そんな二人の仲 何時までも続いた 君はバスケ部に入った おとこおんなの君らしい選択 僕は山岳部に入った 「変な奴!」君の声が聞こえる 高校はとてもとても楽しい 山岳部はとてもとても楽しい 校風は何より自由だった そして大人として扱ってくれた 部活は何より自主的だった 子供では居られなかった 僕の世界は広がり 狭かった家の世界は過去のものになりつつあった 山はすばらしい バスケはすばらしい 自然はすばらしい スポーツはすばらしい おのれひとりが頼りだ 仲間がいるから高みを目指せる いただきから見える景色は絶品だ 紅白戦の勝利は最高 八ヶ岳冬季登山は登頂できなかった インターハイは予選で負けた 素晴らしい先輩に恵まれた 素敵な先輩がいるの 僕は君の赤らんだ頬を見て 君が熱に浮かれているのが分かった あれは小学五年生の冬だった 体温計の水銀は39の数字を越えた 艶やかな君の頬が 苦しそうに赤らんで 今の君は嬉しそうにはにかんで 男の名前を告げた そこに熱で寝込んだ日の少年のような君はいなく すっかり女性らしく胸が盛り上がった君がいた 僕はうつむき自分のごつくなった手を見て 胸の奥にとげが刺さったのに気づいた
346 :
名前はいらない :03/07/11 18:50 ID:F+co//Yt
無意味なスッドレ、いつまで晒してますか?恥ずかしい。いや実に。
>>346 がんばれよ。あきらめなければいつかチャンプがとれるって。
348 :
夏よさらば :03/07/12 01:53 ID:iDS+2yqq
夏よさらば さらばよ夏 夏は寝床に 寝床は砂浜 ざあざざん ざざあ ざんざざあ 立ち小便 ぼおああん ぼおああん ぼああああん 鐘の中 じゅあじゅあああんじゅあじょあああん 波が月を攫っていって 泣くな子供 子供よ泣くな 夏の響きが砂浜に 染み込むその時 覚えておけよ また夏が来るのだから かならず夏は来るのだから 泣くな子供よ 子供よ泣くな
349 :
山崎 渉 :03/07/12 10:52 ID:NWO/CALS
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
350 :
名前はいらない :03/07/12 19:50 ID:WVuwx+1I
何がどうしてどうなっているのかよくわからないのだが若い時分というのは歳 を取った眼から見るとずいぶんくだらない事に熱中しているものだ例えばマニ アックな雑誌の投稿欄にひたすら葉書にネタだの絵だのを描いて送りつけるも しくはどこぞのバンドの情報をなんでも集めて挙句の果てに追っかけなるもの にまで手を染めてみたりあるいは友人や親にもひた隠しに隠して怪しげな書籍 を集めるのに四方八方の古本屋へと足を運んだりとそれはもう人によって様々 であるわけだがさてそんな若さゆえの熱病に犯されつつ苦労して手に入れた諸 々の事物はどれだけ個々人の人生の上で役に立っているのかいちいち街頭インタ ービュでもして聞いてみたい気もする7月12日の午後7時49分であった。
351 :
テニス :03/07/13 02:06 ID:0rr84CxJ
コート サイドにフレッシュ飲料が並び 自分が虫のように感じられる俺には それが遠い この判事はさっきから"30-40"と繰り返しているばかりだ。 電池太腿の富子にそう語ったところ 何言ってんの。"15 all"じゃないの。 とどんぐり眼の周りの翳に汗を溜め彼女は返す しかし、という意を知らす格好で判事に目を遣ると 彼はその黒い服のみを遺し既に溶け去っていて かつて彼だった液は大方蒸発している たちまち肩幅の狭い新判事が 薄檸檬色のズボンの裾に足を絡ませながら 逆にスコアを訊ねたから "30-40"です。と答えた 案じた通り新判事にそれは正しく伝わっていず 彼が"deuce"と宣しゲームを再開させる その時自分が虫のように感じられる俺には ジュースが遠い ジュースが遠い "30-40"です。 何言ってんの。"15 all"じゃないの。 "30-40"です。 ダブル フォルトを狙いながら
352 :
1 :03/07/13 02:07 ID:L0msRGCM
353 :
逆襲 :03/07/13 02:20 ID:fWVKvopd
古いCDが机の上に散らばって 今はもう鏡がわり 出掛ける前にニッて笑ったらもう用なし ボールペンの上にフリスビー コンポ止めて中身出して それはそれは大事に大事に ケースの中にしまってやる もう出掛ける 鍵かける 町でふっと昔聴いた歌が流れる 部屋の汚さにうんざりしながら なんとか開けたスペースで 煙草を吸ってテレビをつけて コンポつけてケースから お気に入り出した時に気が付いた 何処にしまったんだろう ガチャガチャラック荒らして 無い あそこか 机の上の円盤の山を 一枚一枚ひっくり返して あった 「大都会に 僕はもうひとりで 投げ捨てられた 空き缶のようだ 互いの全てを知り尽くすまでが 愛ならば いっそ永久に眠ろうか 世界が終わる」キュルルル ドゥルルル チカッ ブッ あわてて止めて青ざめた
風邪をひいた。 体温計で計ってみたら熱が39度ある。 頭と喉が痛いし、鼻も出る。 一人きりの部屋で、布団に寝転びながら、淡々とした時間を過ごす。 ふと考える彼女の事。 もし、側に居てくれたら・・・。 精神的に弱ってるから、誰かに居て欲しいって気持ちは確かにある。 でもそれだけじゃないんだ。 この間、好きな人が出来たって言ってたな。 確か、同じサークルの先輩だとか。 一度だけ見た事あるが、なかなかかっこよかった。 勉強もスポーツも出来て、人望も厚いらしい。 おまけに金持ちときてる。 俺の勝てるのは、三重跳びが4回出来るって事くらいか。 ・・・・・アホか、俺は。あ〜、頭痛い。
ちょっと前までは良い感じだったんだ。 武本の奴とか、俺と彼女が付き合ってるって勘違いしてたし。 とりあえず否定しといたけど、なんか嬉しかった。 テスト前、教科書の貸し借りという名目でお互いの部屋を行き来したりして。 こうなるんだったら、あの時に何かしとけば良かったぜ。損したな。 ・・・アホか、俺は。あ〜、頭痛い。 もしかしてこれは不治の病じゃないか。 あの台湾かなんかから来た伝染病だ。そうに決まってる! どうりで汗が滝のように流れるし、無性にドキドキしてる。 このまま死んじゃうのかなぁ・・・。 おいっ!今すぐに俺の家に来て看病してくれないと、一生後悔するぞっ! ・・・アホか、俺は。あ〜、頭痛い。
それにしても、すごい幸せそうだったな。 恋愛ってそんなもんなのかな。 そういえば、俺もそうだったかな。 彼女に関する些細な事に一喜一憂して。 若かったな、俺。・・・なんかオッサンみたいだな。 今頃一緒に居るのだろうか。今日一緒に出かけるとか行ってたし。 俺が風邪をこじらせて良かったな。 元気だったら、当然邪魔してるところだぜ。 お前の事が好きだって言ってな。 そうすれば振り向いてくれるかな。 ・・・アホか、俺は。あ〜、頭痛い。 ええいっ!考えるのはやめにして、昨日コンビニで買ったお粥でも食うか。 でも彼女なら、もっと旨いもん作ってくれるんだろうな・・・。 死ぬほど頭が痛いけど、少し想像の中の幸せに浸ってみますか。 それくらい許せ! (了)
357 :
微熱 前 :03/07/13 02:42 ID:21jkn26A
37.2Cと表示されたディスプレイ に映るにやけた口元 「最近お疲れですねー」 栄養ドリンク片手に落ち目のタレントが営業スマイル 今日のあなたはいつも以上に輝いていますよ あ、私にはそれ必要ありません 8:30古典 五段活用とか言っておいて んなもん普段活用しねーよ(笑)、みたいな 私は布団にコテンコテン 硬い机に慣れた体には優しすぎるフィット感 部屋に鳴り響く宮崎サウンド 「どしたの今日?あ、もしかして」 いいえ、サボりではありませぬ これは法で定められた正当ななんちゃら と送ったら馬鹿の一言が返ってきた
358 :
微熱 後 :03/07/13 02:43 ID:21jkn26A
10:15数学 赤いテスト用紙は毎度のことで 今日はそれを拝めなくて済むという安堵感 来週は、が頭をよぎったなら 思い出して 「今を生きろ」 はい、先生 私は今を生きています。 の割には意外と頭が重くて 見上げた天井はいつもの1.5倍の高さに 掛かっているタオルは秋空のようにカサカサに 乾燥した空気はのどの辺りをちくちくと蜜蜂のように そんな私の部屋に お母さんが湯気と一緒にやってきた 12:50世界史 なんだか 眠くなってきた
359 :
手〜1〜 :03/07/13 21:45 ID:fHj7NpMd
「お兄ちゃん、僕のバク取ったでしょ?」 ? 狂ったのか?弟よ。 バクってなんだ?バクって。 考える考えるずっと考える が、わからない。 次の日には 「お兄ちゃん、僕あのバクがないと遠足いけないんだよぉ!」 だから何?バクって。 3日後 弟が俺の部屋をひっくり返して何か探している。バクか? 「絶対バクを見つけてやるんだから!!!」 もう勝手にしろ。
360 :
名前はいらない :03/07/13 21:46 ID:Nhx+chIU
眠くなるわ退屈で
361 :
_ :03/07/13 21:46 ID:4iATd5+W
362 :
手〜2〜 :03/07/13 21:54 ID:fHj7NpMd
その後 「おかぁさん!お兄ちゃんが僕のバク返してくれないの〜〜〜!!」 とうとう母さんに泣きついた。 その上母さんまでも 「早くバクを返しなさい!」 ワケわからないのに怒られた。やってらんねぇ。 あれからずっとバクについて考えているがいまだにわからない。 気がつけば手の平には脂っぽい汗がじっとりと それはもうじっとりとついていた。 でも手の平を見つめてもバクがなにかは思いつけなかった なぁ弟よ 旅立つ前にバクがなんなのか教えてくれても良いじゃないか すんごく気になるんだけど。
363 :
はちどさんぶ :03/07/13 22:18 ID:vSj5hepx
からだがだるい からだがだるい ひたいからはなのしたから汗がにじみでてきて しまいにはめからも汗がほおをつたって からだがだるい まだ からだがだるい 吐く息がしっけをおび 汗がじょうはつしていくのがかんじられる ああ からだがだるい それでも このじょうたいをいじしたら いつもよりずっとやさしいあなたがいるから もっとやさしいあなたがいるから 今 そんなにわるくないかな なんて 思いつつ やっぱりからだがだるい
364 :
温点冷点を持つ故に :03/07/14 02:42 ID:n15Q8hgj
−その時私は紛れも無く胡蝶であった− 眼下に広がる枯れた地面 一条の月明かりすら無い空 仄暗い闇の中で私は舞っていた 微かに見えるゆらゆら霞む灯火へ ゆっくりゆっくり引き寄せられてゆく ふわふわ緩やかな軌跡を残し 紅い熱を纏って 換え難き恍惚と共に 火の粉と為りて消えていった −いったい私が胡蝶となった夢を見たのだろうか それとも胡蝶が私になった夢をみているのだろうか− それはきっと回帰する醒めること無き悪夢だろう
(男声コーラス) どんどど どどどど どんどど どどどど わおう! わおう! わおう!! どんどど どどどど どんどど どどどど わおう! わおう! わおう!! (黒ビキニのマッチョが百人 思い思いの決めポーズで 地底より勢り上がる。) マッスル日本!マッスルニッポーン! チャチャチャ チャチャチャ 午後のお茶は起き抜けに!! 涙を流してマァァァーッスル!! (テノールマッチョのソロ、うやうやしいお辞儀の後に) 男が夢を語る時 どうして遠い目をするのだろう ララララ 男がペニスを語る時 どうして鼻の穴が膨らむのだろう ララララ ねえ 噴水の向こうで微笑む インドのトラ刈りお嬢さん 男は やましくなんかない ただ魅せたいだけなんだ (マッチョのコーラス) 脳も筋肉!ペニスも筋肉!ああ 沸き上がる湯気の彼方!! (再びテノールマッチョのソロ、瞳をうるませて) 割ってごらんよ ぼくの頭を 覗いてごらんよ ぼくのペニスを ぶらさがってごらん ぼくの肉体に もっと見つめて 口に含んで ああ めくるめく世界 虹を越えて全ての答えを探しにいこう お願いだから お嬢さん 芋焼酎イッキ飲みして「かあーっ うめえー!」なんて言ってんじゃねえ!!
(男声コーラス) どんどど どどどど どんどど どどどど わおう! わおう! わおう!! (マッチョ退場。続いてお相撲さんの群れ、 地平線の彼方より摺り足でやってくる。汗で光り輝く太鼓腹と共に) どすこい どどどど 土星人! ちちちち ちち 乳 地球人! 金星人は マタンキ マル金 キンボシさ ああ うるわしのられられしき まァァァある禁!! (バリトンお相撲さん、少々はにかみながら) 皆さん 忘れていませんか?省エネ 戸締まり 乳毛の手入れ まわしラインも大切だけど 恍惚の! コウコツの!! 乳毛がおろそかじゃ ハダカの付き合いは出来ねえ!! ハニー まだ終わっちゃいねえ 何も終わっちゃいねえんだ すべては これから始まるのさ 夢を見るだけじゃダメなんだ そうさワシらは ドリームそのもの!! (前をつつっと通り過ぎる呼び出し。 いきなりの爆音 朝青龍が背中のブースターで 空から舞い降りる。 雲龍型のポーズをキメたまま 周囲にガンきかせて) 「殺すぞ。」
(お相撲さんコーラス) イエェェェーイ!! 見てくれ 感じてくれ この軽やかなコーラス・ライン そうさワシらは 空を飛ぶ!! (お相撲さんは何を思ったか ひとり残らずまわしを脱ぐ。 なんと まわしと思ったのは 新体操のリボンで ひらひら ひらひら あやなすリボンの波の中 お相撲さん退場。) (男声コーラス) どんどど どどどど どんどど どどどど わおう! わおう! わおう!! (いきなり波止場に空母が横付けされて 整然と行進してきたのは 身の丈2メートルを超える海兵隊員たち。 前をはだけた短いセーラーの上着に 下半身は フンドシだったり バレエのチュチュだったり 網タイツ ペニスケース 貝殻 天狗のお面 etc. etc.…) おいらの都はハンバーガー そうさレタスが寝床 うっかり触るとピクルスさ ミンチになっちゃう! そうさ そうさ そうさ 何でも最後はケチャップ!! (白鳥のチュチュをつけた黒人隊員、見事なボーイソプラノで) ひとかけらの優しさ そんなもので女が口説けるかい? ひとかけらのダンディズム そんなもので敵が殺せるかい? この世は食うか食われるか! 鞭で打つか打たれるか! ぼくちんは ジョニーニュー大倉 けなげな働きアリさ ああ女王様 ぼくちんに翼をおくれ 翼をおくれったら!!
(そして全員の踊り。歓声をあげてマッチョと力士が乱入。 ローションの雨の中 くんずほぐれつの技の掛け合い 飛び散る下手投げ。 満面たる恍惚の笑みを浮かべて躍動する。 ストップモーション。) どんどど どどどど どんどど どどどど わおう! わおう! わおう!! どんどど きんにく どんどど どすこい どんどど ピクルス どんどど どどいつ わおう! わおう! わおう!! どんどど どどどど どんどど どどどど わおう! わおう! わおう!! (フェードアウト) 幕。
369 :
山崎 渉 :03/07/15 11:38 ID:91J1lTCd
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。 貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。 黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。 (黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。 また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。 「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。) 彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。
371 :
名前はいらない :03/07/15 17:02 ID:zZD/M7p+
保守age
372 :
名前はいらない :03/07/16 18:52 ID:J4pHjGlH
お題は 「 熱 」 です。
投稿の〆切は週末をはさみたいので、
7月19日いっぱい。
ルール
>>2-3 をお読みの上、どしどし参加してください。
よろしくお願いします!!
373 :
名前はいらない :03/07/16 19:22 ID:ckwC6qnN
>>364 中国の故事でそれと同じあったな。荘子かなんかの。
374 :
名前はいらない :03/07/16 19:26 ID:GKtMBEhc
375 :
熱 :03/07/16 19:38 ID:89kioiAb
ねつをもったあなたのほほに 私は優しく手をそえた つめたいね 外には雪がふっている 積もっては積もっては どんどん世界を白に変えていく やさしいね ほほにそえた手に彼女がさらにてをそえた ほほえむきみはゆきのようにとけてしまいそうだ ぼくはやさしくぎゅっと抱いた
376 :
『視線が熱を放つ瞳』 :03/07/16 19:41 ID:ZI3yx053
夏風邪みたいな恋の血潮よ南風よ エアコンの冷房の夏よ (冷めないで裸の僕) 夜の帳は月光の汗ポタポタ 僕のウェットな心の冷蔵庫カラカラ 眠るたびに進化していく貴方の優しい睫毛よ (見つめ返して情熱的な貴方) 触れたくなるその指の紅く火照った白い温かさよ 眠りのたびに繰り返す貴方の声の清々しい抑揚よ もうすぐだよ目覚まし時計のキンキンした怜悧な囁きは 窓の外は雨上がりのもわっとした土の匂い そして冷ややかな小鳥の囀り 不意に現れる朝はいつでも夜よりも早足で汗っかき 歯を磨いて顔を洗えば何もかも新鮮に生まれ変わるというのに 僕は口をあんぐり開けて貴方の「おはよう」の視線を 毎朝じっと立ったまま待ち焦がれているので 誰とも オシャベリできないで頭がぼうっとしているのです
377 :
HOT BRAIN :03/07/18 00:50 ID:2f766xGq
熱っぽい 大変だ 熱っぽい 回転だ 熱っぽい 開店だ 熱っぽい 売春だ 熱っぽい 雷雲だ 熱っぽい 脱糞だ 熱っぽい
378 :
華 :03/07/18 03:48 ID:z7/vmVdh
華に 魅せられ 浮かされ 弄ばれる 泡沫の華の熱
379 :
プラネタリウム・ジーザス :03/07/18 04:43 ID:+v5+UZem
僕が君とプラネタリウムに行った時、 君と握った手の熱さよりも、 僕はそれより天井に張りついた老人が気になった。 老人は天井に、しかもプラネタリウムみたいなあんな天井に、 必死に張りついていたもんだから、すごい厳しい形相で、 彼は丁度僕の真上だったんだけども、汗が僕の額に落ちてきた。 すると彼が僕に気がついた。 必死の形相を、すこし崩してニヤニヤ笑い出した。 僕と君を見比べて、変にうなづきながら、 僕のことを指差して、あごをしゃくった。 満点の星空の中、老人はニヤニヤ笑って、 手や足なんかは震えているのに、 僕のことをバカにしやがった。 僕が怒って睨みつけると、 老人は突然、寂しそうな目をして、 手と足から力を抜いた。 重力に逆らうことはできず、彼はまっさかさま僕の上へ。 それから何十年もの間、僕はプラネタリウムの天井に張りついていた。 君が僕をみつけてくれるまで、僕はプラネタリウムの天井に張りついていた。 ありがとうありがとう。見つけてくれてどうもありがとう。
380 :
_ :03/07/18 05:04 ID:Z+CgKIht
381 :
_ :03/07/18 05:12 ID:Z+CgKIht
382 :
_ :03/07/18 05:40 ID:Z+CgKIht
383 :
_ :03/07/18 06:40 ID:Z+CgKIht
384 :
_ :03/07/18 09:12 ID:Z+CgKIht
385 :
_ :03/07/18 09:44 ID:Z+CgKIht
386 :
_ :03/07/18 10:40 ID:Z+CgKIht
387 :
_ :03/07/18 11:24 ID:Z+CgKIht
388 :
名前はいらない :03/07/18 13:03 ID:vzCiR8Fy
379の駄作ぶりのせいで荒れていまする。
言うまでもありませんが、
>>379 さんの気持ちを察して一言だけ申し上げます
>>388 そんなわけありません。
390 :
加速 :03/07/18 13:26 ID:uMw1C/ii
私の陽に焼けた肌は恥ずかしいほどに熟れていき 触り心地のよいなめらかな生地で隠してしまわないとだめなほどに そして不潔なしみが広がっていき涙して拭ってもいっこうにそれはとれず 白い包帯をがんじがらめに巻きつけ隙間から肉は盛り上がりさらにしみの濃さは増していった からだに食い込む無数の恥は わたしの芯を汗まみれにする 柔らかいところを 知っているようだ ああ その声は 私の 握力を 奪う 時速1000kmで落ちる私は 地面にぶつかった瞬間に またふたたび縛られたまま つきおとされる 体中が焦げるまで私は何度も油をそそぐ 叫びと嘆きがしぼりとれるまで わたしはしみだ わたしはすみだ ごろんところがって しろくくずれるだけ
391 :
_ :03/07/18 13:39 ID:Z+CgKIht
392 :
_ :03/07/18 14:16 ID:Z+CgKIht
393 :
_ :03/07/18 15:27 ID:Z+CgKIht
394 :
_ :03/07/18 15:41 ID:Z+CgKIht
395 :
_ :03/07/18 16:30 ID:Z+CgKIht
396 :
名前はいらない :03/07/18 21:40 ID:ylKTVs2I
お題は 「 熱 」 です。
投稿の〆切は週末をはさみたいので、
7月19日いっぱい。
ルール
>>2-3 をお読みの上、どしどし参加してください。
よろしくお願いします!!
397 :
熱を感じる日 :03/07/18 23:13 ID:2ybn1Y04
看板が赤かった 不具合 足のところのしわが いつになく 水滴のような いつもの違和感 その看板のななめ前のおじさんが工事のおじさんが 占ってる なにか子供が帰ってくる時間になるといつも思い出すようだ 上と空とまゆあたりの水 また草の名前を覚えてるいわゆる芭蕉の水 沸騰してんのかなあ
・誤作動その1「操作することなしにスイッチがつく」 おかしな光景がそこにあることを 気にも留めないようにして 彼がそこに居座る様子を想像するより先に仕掛けた 外は流れの速い道路ばかりで夜になっても眠れないのは 誰のせいでもないが誰かのせいにするためなので コンセント前に1つだけ残った……残された彼の前で 四方八方から声のない波が飛んでくるのを期待して 「緩やかな夏の終焉へようこそ」と呟いてみれば きっと意識も幕を閉じてもう一度今日が始まるのでしょう ・誤作動その2「残っていた燃料に再び着火する」 メモを残した彼女の筆跡よりも密になった部屋が1つ2つ3つ 誰かの移動の痕さえすぐに見えなくなるような道の外 変質することだけは歩くよりも簡単にできるらしいので 空間は常に原子によって埋め尽くされ歩く隙間もない 無理やり引き剥がされたスイッチの哀しさを表現して 彼女は僕にいつも言葉を投げかけないでいるように どんな夢を見ても ただ起きてしまえば同じことだと言えば もう結論は既についていると答えたのでしょう
・誤作動その3「過熱の炎は周囲に拡がる」 灰色を基調に周りを囲んだ同質の風景の中で 彼だけが色を変えつつ 走り去ることを望むとしても 彼を包む全ての空気ではない物体が揃って同調し 夏も加速して終焉へと向かうというのです 気づいた時 それが眠りの時であるように それが少しずつ変質し どれも動かなくなるとしても 幻の炎は質量もなく高速で飛んでいくだけの ささやかな球が少しずつ僕の身体を貫いていくのです ・結果 「 」 その速過ぎた夏が眠りにつくはずだった彼とトラックを罠に陥れ 彼の身体と共に周囲を焦がし続ける そのままで ずぶずぶと色をつけられる僕の周りも今はただの夏ですから ただ熱に襲われるような感覚が 彼との同質の眠りを呼ぶので その速過ぎた夏に 青空だけが無数の槍をもって突き刺し ただ熱に襲われる僕を彼と罠に陥れるのでしょう (その速過ぎた夏に {速過ぎた夏に [ぎた夏に 〈夏に 《n e》 て〉 われて] 熱に襲われて} 夏の終焉へようこそ)
400 :
八月の斜陽 :03/07/19 18:14 ID:t96fLxMl
八月の斜陽を数える 幾度となく海に沈み、山々を燃やすあの陽は いつまでもその海に体温を失うことなく 永劫する日々をただ高らかに詠う 何処に陽は帰るか? 焼ける大地に平伏する空気が 上昇気流を捧げ、平淡なる日々を昇華する そこに彼のの喜びを見出すことなく ただ回帰する分子が、この空を燃やし、海をたぎらせるのだろう そして彼が海に帰り、山を燃やす時 地平の先のいまだ見ぬ国が 朝焼けの、神々しい熱気にまた平淡なる日々を捧げるのか 新しい空気が生まれる夜に 僕らはいまだ見ぬ朝陽を夢見ることなく 先刻の斜陽をただ思い返すばかり 八月の斜陽が思い返す その果てない記憶の輪廻は 木々と海水の悲鳴にも似て
401 :
名前はいらない :03/07/19 21:54 ID:02//jyyV
本日の24:00が今回の締め切りです。 遅刻など無い様よろしくお願いします(ペコリ
402 :
鍾乳洞 1/2 :03/07/19 22:10 ID:jYWFo1YX
髪は熱に歪むビニルテグス 遠いスピーカーの電音 見えない肩で知る 消えていく塩素粒 抱えた膝から 足型になる気温の汗 驚くほど広がったとしても 薄情な全ては私と無関係 見下ろす鍾乳洞 冷気に引き込まれて 白い重蓋を指で削れば 変質した埃の臭い マーブルの氷に張り付き 氷点下の寸前で生き返った
403 :
鍾乳洞 2/2 :03/07/19 22:11 ID:jYWFo1YX
赤々と腫れて燃える 線香花火の先 西瓜みたい 着いて来ているのを 最初から気付いてたけど 目的を聞きたくは無かった 睨み睨まれ 熱に溶けていく 崩れはじめる鍾乳洞 太陽と熱気が吹き込み 既にない薄情なものたち 私は戻る前に更に奥にある氷洞 不安気に燃ている赤い花火を入れた 笛の音で第三のコース 白いキャップに焼けた髪 塩素は憎らしい程喜んでいる 私は氷と花火を同時に蹴って 決して泣かないと決めて飛び込んだ
404 :
まばたき :03/07/19 23:06 ID:qNMGtzkL
つめたさに軽くなって ゆれるふとんを ぼんやりとたたいたりしていた その手が熱くなったとき 体のおくの方から 押し倒されそうになって ふらっとゆらいだ すこしだけ言葉がもれて 息でかき消されて そのときはじめて くちびると言葉は 重ならないって 感じたよ だから 生きてる って動く くちびるがふるえた 声が部屋のかどから めらめらと体温を照らした まぶしくて さけんでるみたいで はじめて動いたような 体を 汗がやさしくふちどるから 強がりはみんな けむりになって消えたよ
405 :
ここは天国 1 :03/07/19 23:16 ID:Khg79shB
いらっしゃいませ いらっしゃいませ しっぽがあっても いらっしゃいませ いらっしゃいませ 未来はありません お先真っ暗 未来はありません 未来はないけど ここは天国 宵闇せまれば 闘う光のきらきら輝く 地上の星 憂さを忘れる 白熱が深夜も深夜 夜明けまで この世の闇を追い払う いらっしゃいませ いらっしゃいませ 耳などぴくぴくならさらずに デンと構えてどうぞごゆるり 酒しかありません サラダもありません 酒しかありません 贅沢するならどうぞ ドンペリ ありがとうございます ありがとうございます 大特価一本5万円 ありがとうごさいます レジの音が まるで天国の入城マーチ 響きます ありがとうごさいます ありがとうごさいます
406 :
ここは天国 2 :03/07/19 23:18 ID:Khg79shB
男でごさいます 仕事に生きてる男でごさいます ありがとうごさます 女房もこども 喜びます ありがとうごさます お疲れなら甘いフルーツ 薬はありません ビタミンならオレンジ盛り合わせ レモンの黄色で 疲れも消えます お帰りですか ずいぶんお早いお帰りで 新婚さまは お熱いことで ありがとうごさいます ありがとうごさいます レジがチーンと鳴って チークタイムのボクシング 見ないでお帰り ご帰還です
407 :
ここは天国 3 :03/07/19 23:20 ID:Khg79shB
ありがとうごさいます ありがとうごさいます ありがとうごさいましたぁぁぁ いらっしゃいませ いらっしゃいませ ずっと奥まで いらっしゃいませ いらっしゃいませ 未来はありません お先真っ暗 未来はありません 未来はないけど ここは天国 ありがとうごさいます ありがとうごさいます ありがとうごさいましたぁぁぁ いらっしゃいませ いらっしゃいませ ずっと奥まで いらっしゃいませ いらっしゃいませ
(1) 初めてボワンを感じたときは きっとマリちゃん泣いたとき ぼくがいなくなったらさみしいって 玄関ホールで電話機といっしょに ワンワンワンワン泣いていたっけ ボワンって なんつーの? 胸のへんからちいさな炎 あがるみたいに のぼせるみたいに マリちゃんかわいい すきだでもなにしていいかわからない マリちゃんいうには ぼくのことも 勝田くんのことも どっちも同じくらいすき ぼくは男らしく身をひいたよ 次の幼稚園へテンニュウするのが楽しみで 振り返らずに ぼくは引っ越した (2) そのあとボワンを感じたときは ミヤちゃん好きだと決めたとき バレー少女で男まさりで 誰もその可愛さに気づいてないから うってつけな感じで想い人に決定したっけ
ボワンって なんつーの? 現実の風景に 幻想まじって 俺の部屋にも花咲き乱れて ミヤちゃん可愛い 好きだデートして向かいあってポテトとか食べたい だけど結局 話しかけることもできず 想い出として写真に封じ込めてしまった 俺なんかじゃダメだたんだよね 君のかけがえない青春の相手は ミヤちゃんに打ち明けるかわりに デブの悪友ナカムラに ミヤちゃん好きだと打ち明けて それだけで満足できちゃった 四年後の 同窓会に出たときに ソエダの彼女 と呼ばれていた ミヤちゃんは綺麗な女になってて やっぱり俺じゃ ダメなのだった ほっとした
あのとき 修学旅行のバスのなかで ミヤちゃんは俺の隣に座ってきた 女子連中が後ろで 意味深な優しいヒソヒソ笑いを立てていたのは 後から知ったんだけど ミヤちゃんは俺のことが好きで ミヤちゃんは俺の気持ちも知っていたから 俺がナカムラに打ち明けた気持ちは ナカムラからクラス全員に伝播して ミヤちゃんを喜ばせることになったんだってさ それでも あのとき何もいえなくてよかった ミヤちゃんはソエダの彼女になるべきだった 俺なんかじゃダメだ ソエダでよかった (3) ポップコーンを空に放り投げて 小さな口でキャッチしようとしても 風で軽々流れるし 不器用な俺 額で受けた
(4) で ふたたびボワンを感じたときが 今このときだったりするんだな ちょっといいとは思っていたけど 特別いいよと感じてしまった キエちゃん君には運命感じる ふたたびボワン ふたたびボワン てか慣れないんだけど なんつーの? この先何度経験しても きっと慣れないこの気持ち 愛とか 恋とか 安っぽい言葉じゃなくて そのまま熱量 たぎる気持ち キエちゃんがいるっていう そのことだけで 俺の世界1万ルクス アップだ ラララララ でも俺なんかじゃダメだ キエちゃん幸せにしてやれるのは 別の男だ 俺なんかじゃダメだ で も 俺 は お 前 じ ゃ な い と ダ メ だ 行く宛もないデートに誘ったよ 車に乗って 火の山まで行こう 断られたって 諦めないぜ 流星のサドルに跨って あの太陽へ突っ込もう
もはやボワンじゃない ドッカーンだ 俺が笑うからお前も笑え なるほど俺は一時の熱に浮かされているのかもしれない それでも大マジなんだからアレだ叫ぶしかないじゃないか これが心の熱だ これが心の熱なんだ 未来なんてどっか吹っ飛んで行っちまえ 今バンザイ 今バンザイ 明日キエちゃんに振られても 今バンザイ
413 :
一通 :03/07/19 23:54 ID:ThCH1+et
あつい、 風を受けたわたしは かすかに、かすかにきみを見た ふくらんだ胸 長いあし ぷうるの端で てらてらと光る太陽をながめた 境のない空の色は とても、とてもとおい きみの声とわたしの声は かさなり、まざり、とけて ふいにわたしをきみはを見て わたしのかおをまじ、とみつめて わたしのあつい ほてった頬をなぐさめたように、 すこし笑った すこし、すこし笑った
すべては夢だった そんな漫画じみた定番の結末なんていらない ここで発生したこと それらに嘘はない だから怖がったり恐れたりして 逃げなくてもいい 自信をもって この記憶が浸された写真をアルバムへと挟む まだお話を続けていたい 本当はこんなことをしたくない だって この行為は 終わりを意味することでしかないから けれども これしか残された手段はない そんな気がして 無理にこれ以上前へ進めようとしても 逆効果になりそうで あなたの反応はだいたい予想がつくから 既にそんなことまで知ってしまっているのに 今の俺じゃダメなんだ ごめん あなたに想いを伝えられない あなたには会えない 単に度胸がないだけ だと思う 若さゆえ だとも思う 何とも具体性に欠ける理由だね あなたは理解できないかもね でもさ どうせ理由なんて何の役にも立たないから 立派な理由があったって奇跡はおこらないから どうだっていいんだよ
俺はあなたへ 何よりも俺自身に告げるよ ケジメをつけたいんだ さようなら さよなら って いつかまたどこかで あなたに会えたらいいけどな ゾッとするほど欲張りなんだよね 俺ってさ とっても未練がましいよ けどさ 絶対にもう一度 会いたいな 会ってお話をしてみたいな まだ言葉でしか知らないんだもの あなたのことを。 そのときは きっと いいことが おきますように どうしてだかわからないけれど 赤ちゃんに退化して泣きじゃくりたい 別にそういう気分でもないけどね 俺は酔ってないよ 吐き気なんてしない 喉なんて熱くない
416 :
名前はいらない :03/07/20 00:09 ID:tHfbKEfY
投稿は〆切になりました。 これより審査期間に入ります。 審査は22日いっぱいまで。 よろしくお願いします。
417 :
v :03/07/20 00:10 ID:DuQxBb1h
420 :
名前はいらない :03/07/20 01:29 ID:BBPIE0+0
以上26作品でした。 投稿お疲れ様です。
>>420 貴方様も一覧しんどいのに、どうも有り難う助かります。
422 :
なみなみお ◆mCFk32Woec :03/07/20 01:42 ID:BBPIE0+0
<採点>
【3点】
>>408-412 ふたたびボワン
なんなんだこのもの凄く懐かしい感覚は。
それをひきづったままのアホまるだし(いい意味)な男の心情にうんうんわかるわかる。(勝手ですが。)
いや、素晴らしい!本心→(まいったなー。)
【2点】
>>379 プラネタリウム・ジーザス
自由な発想に惚れた。ストーリーテラー。
【1点】
>>345 初恋
僕にはなかった青春があった。
>>357-358 微熱
すいみんすいみんすいみんぶそく!学生時代のあのけだるさ(?)は僕にとっての『熱』そのもの。
>>365-368 果てしない男達の夢
おもしろかったです。
なみなみおって誰の別HN?
424 :
名前はいらない :03/07/21 14:08 ID:XuJNjDpb
審査締め切り、本日いっぱいage! (ひとりしか審査してないってどういうこと? 三連休でそれどころじゃない?)
425 :
kamiru ◆aeug.wO/8g :03/07/21 16:23 ID:+lbm/GwR
今回全作品寸評はオヤスミサセテクラサイ
点数置きます
【3点】
>>365-368 果てしない男達の夢
漢をここまで「熱」という観点で描写しきるのも凄いなと思います。
「殺すぞ。」ワラタ ねっとりじっとりな熱さに敬意を表し3点でつ
【2点】
>>404 まばたき
2連3連にヤラレ。そういうのを想定できるっていうか切り取れるのは
イイと思うのですよ。揺らぐのがいい。
>>398-399 速過ぎた夏に
そのレポートチックっていうか工業的と言いましょうか。そんな構成がイイ。
最後の夏の終焉へようこそ って効いてますね カコイイ
ですますはちょっとくどい気もします。
【1点】
>>402-403 鍾乳洞
マーブルの氷 っちゅう表現にヤラレ。あと一行一行が寓意をもってそうで
こういう書き方好きでつー 解るかどうかは別として
>>351 テニス
融けてく感じがいい。なんか夢みたいで。オチがよくわかんない…
>>390 加速
「ああ その声は 私の 握力を 奪う」 もうココ、ここがポップアウトするくらい
好きなんです。
>424
>416で「22日いっぱいまで。 」と書いてますので、締め切りは今日じゃなくて明日ですよ。
とりあえず採点していきます。
【2点】です。
>>402-403 鍾乳洞
鍾乳洞とはいうものの、中に潜んだキーワードは夏のもの。
深遠たるその水の深さから反射する映像がそうだとしたら、それは裏返しに。
ということはこの詩のいわんとするところも、裏返しのまま。
きっと飛び込めないだろうから、その深さは。夏は決して、その手にはやってこないから。
>>408-412 ふたたびボワン
誰だお前(wと思わず突っ込んでしまいたくなる熱さにみんなでバンザイ。
(1)から(4)までの不揃いさがかえって良い方向。今バンザイ。
つか、浮かれすぎ(w きちんと構成して作ったとしても、そう見えない勢い。
あ、きっと作者にだまされてるのかも。でもバンザイ。
【1点】です。
>>351 テニス
つかみづらい詩だけど、たしかに暑い。うだうだしたくなる感じで。
夏の試合はたしかに暑い。そして遠いんだろう。昔の経験上は、確かにそう。
最終行は他にまとめ方があるかなぁと感じたので。
>>400 八月の斜陽
うん、斜陽。風景も上手く、きちんと形の整った詩。うらやましい。
ただ、逆にその風景が熱さを感じさせないのが(斜陽ってどこか涼しげですよね)。
ドキッとする部分があったらよかったのにな、と思いました。
>>405-407 ここは天国
なんというか、フォーククルセイダーズ?(そんなわけないが)
上手いこと作ってる。ただ、「熱」というお題からみると難しいかも。
最後の連近くはちょっと絞ってもいいかも。
427 :
名前はいらない :03/07/21 23:47 ID:GxgNcNqK
428 :
ななほし ◆lYiSp4aok. :03/07/22 01:10 ID:0bWHqECZ
ななほしで〜す。 採点どうぞよろしくお願いします。
3点
>>379 :プラネタリウム・ジーザス :03/07/18 04:43 ID:+v5+UZem
冷や汗がぽたり。忘れられない作品……で、熱はどこなの?
2点
>>365 :果てしない男たちの夢/1 :03/07/14 23:17 ID:pkw4OKLg
出来がすばらしい。面白い。でも、趣味じゃないので2てん。
2点
>>408 :ふたたびボワン(1) :03/07/19 23:26 ID:0MVOleIc
凄く冷静な熱狂。周囲は怖がってたよ。そしてこわがってるよ〜 ……きっと。
1点
>>402 :鍾乳洞 1/2 :03/07/19 22:10 ID:jYWFo1YX
暑い氷? 冬暖かく、夏涼しい? 花火は……なんだろう?
1点
>>359 :手〜1〜 :03/07/13 21:45 ID:fHj7NpMd
なぜ手のひらなの? ぜひもっと受け止めて切り口を見せて
1点
>>364 :温点冷点を持つ故に :03/07/14 02:42 ID:n15Q8hgj
真っ白な灰になるまで見届けてくれ〜 ぜんぜん燃えない? 惨劇、苦しんでくれ〜
1点
>>390 :加速 :03/07/18 13:26 ID:uMw1C/ii
いやはや、加速はリビドーどすこい! ド〜んとど度々ドン!! あへ
430 :
名前はいらない :03/07/22 20:23 ID:K1ELSgX3
本気なのか?みんな本気なのか? テキトーならやめてくれよ
431 :
43736 :03/07/22 20:37 ID:gknadwDI
432 :
名前はいらない :03/07/22 21:14 ID:OnxQwlzh
あと2時間と40分ぐらいで審査期間終了らしいですよ。
433 :
名前はいらない :03/07/22 21:49 ID:Ph2jQDIQ
このスレももう終わってるというか、ここからはじまったというか。ある意味冒険的実験的な会になったな。 ただしあまりに寸評者が少なくて偏っている。この点は、ひと昔前から変わらぬ悪弊。
434 :
名前はいらない :03/07/22 21:59 ID:Ph2jQDIQ
いいからさっさと寸評しなさい。
435 :
たもい :03/07/22 21:59 ID:tqRLQydQ
今回の「熱」は不思議だった。最初聞いた時は「うひょ、イマジネーション大騒ぎ」とか
思ったのに暫くすると「・・・」って。こんなの初めてって言う単なる不思議体験でした。
また目が合ったの(良い悪い関係なく)にヤンヤ言わせてもらいます(ペコ。
※もしも「え〜、これも叩斬って〜」って人が居たら言って下さい、極力駆けつけます。
**********
>>345 初恋
ドキドキな感じだね。実話だなって「おまえ」「あんた」で。作り上げなら操作すると思ったの。
3行目にして「昭和初期」のバケツ浴びてる、がそのムードで突っ切る気配はない。。
ので読み手にしたら出鼻挫かれる感じかも。あと最初と最後の10行だけで内容が分るんは、
開放的過ぎかも。。悪い所だけ言ったけど、良い持ち物(想い出)あるって強みと思います。
おまけ:かぼちゃワイン・毎度お騒がせします
>>348 夏よさらば
あは、面白い。米米クラブ。左手マイク右手は大きくバイバイポーズ(振る)。
チョット思って答え出ず終いなのが「夏よ’さらば夏よ」じゃないかな。・・どうかなぁ。
さらばよ、、、さらばいばい。あれ?でぇ、泣き止めと慰めなきゃ駄目なくらいに
夏惜しむ子供が想像出来ず、置いてけぼり少し。
おまけ:燃〜えろよ燃えろ〜よ
>>351 テニス
意表突かれましたフレッシュ黄色レモンな。んーと、、、ゴメンナサイ実況中継。で、、、しかもゴメンナサイ
お客さん注目ですよ!のシーンでも、ない?(たもい死ねとね)。表現は凝ってるし、
楽しくしようって思える人ということは、あえて流れ分けするなら(この場合に限っては)
散文・エッセイ方面かと。表現の凝り方が「ぽえる」ってのじゃ無いなぁと完全私感覚で思いました。
(ってココまで書いてテニスのルール知らないって事を思い出して、消そうかなって、、、(ペコ)
おまけ:私の会社のお局(テニス命)
437 :
たもい :03/07/22 22:15 ID:tqRLQydQ
>>353 逆襲
ああ・・不思議。(1)尾崎+(2):昼ドラのエンディングテーマ+(3)視覚障害者用のナレーション。
えっと(1)全モチーフがヤヤ誂えみなくなってる。そこへ居合わせてない人でも、
その画は描けそう。(2)「今はもう鏡がわり」+「大都会」この二つが遠隔ドッキング。
(3)<物・事>が<こんな状態だ>=中継・解説。
これも悪いところだけ触れてしまったけど、、、ともかく色々組替えてみること。だと思う。
おまけ:下書き段階の台本(良い意味も汲んでね
>>364 温点冷点を持つ故に
デザイン凝ってる、んと製本済みって感じだね。出だし「え?」って引き込むチャンスが
「そんでそんで・・・」ってならずに「・・・?」てなっちゃう危険性ありだよね。
チョットだけ後者よりに思った、のは此方が巻き込まれきらないからかと。もし何も無い空中から
ポイと一掴みのものだとしたら此方も空気見せられたみたくなるん。ゴメン酷いね私。
で取り繕うわけじゃなく確かに世界はカナリ綺麗。
おまけ:月の帯(青)に蝶の粉キラキラ(金)が鮮やか、邪魔するものない夜だから。
>>365-368 果てしない男達の夢
読む前から吹き出した。んと、2連目が文字じゃなく全体で此方に突撃してきた。w
でね、えと、、、ドカーンと映像が来て仰け反って、、、観客「きゃー♪」な幕開け。
余韻で顔はまだ笑ってる口も笑うスタンバイ。頷く、貴方のリズムで息を吸う、、、
でぇ「-----ぁ、うん」でぇ「-----ぁ、うん」次は来たかな?「---ぁ、うん」終了、、、。
(私だから、こんな説明しか出来なかった。)
おまけ:面白いんじゃなくて、明るい人(悪い意味だけじゃないよ
438 :
たもい :03/07/22 22:18 ID:tqRLQydQ
>>436 激辛さん、どぉぞどぉぞ。モタモタしてますw
>>437 の>353への汚いね。余計分かりにくいかなぁ。ふぅ。。
****
>>370 なまえをいれてください
お魚おろせますよ、食べるのも上手です。
>>379 プラネタリウム・ジーザス
>364さーん、こんななん。分け分からないけど単なる空気じゃないの(気悪いよねゴメンチャィ)。
んー、オゾマシイ(老人に降られるの)ところでスコン!て貴方になったのが、言われる前から分かった。
冷たい中でジトーと汗かいて皺とかォェ。貴方に入れ替わって更に10年内容が敢えて描かれていないのがいい。
ゴキブリにシューしたら突然飛んだ、くらい笑いました。
おまけ:カフカ。ザ・フライ
439 :
名前はいらない :03/07/22 22:19 ID:Ph2jQDIQ
ふたたびレモンとかふたたびボワンとか、君らの感覚ってNO GOODね。
440 :
名前はいらない :03/07/22 22:27 ID:h5G8r06+
441 :
たもい :03/07/22 22:33 ID:tqRLQydQ
>>390 加速
完全に何かに置き換えて読みました。感じたのは例えば「何か(例えば林檎)」
を見ながら「老ける」ことを書くトリックみたいなの。けどこの作品の「何か」が何なのかは・・・略
話は変わりますが、デザインね凝縮度とかは加速を狙ったのかなぁ。だとしたら、、、
効果は出てないと思う、題名変えて一新作戦のが良かったかも。。
おまけ:いいんです、どうせ私はエо○かもです(byたもい
>>397 熱を感じる日
最後がピカピカだね、そぉいうの出来ない私。んーセンスだと思う学べない。
思い出したのが快楽童子さんの「---(略)---なんか謝ろっかな」の詩。
(1)効果がイマイチかも「足の【ところ】のしわ」・「おじさん」の繰り返し。
(2)ひらがなが居心地悪そう。(3)「上と空と’」←ん、試されてる気になる。
此方がどれだけキョトンとなるかを作者は分かってて「お前ら次第」
酷い悪意じゃなくね、憎たらしい少年みたいな。
おまけ:肉の塊とりあえず茹でた。塩なり醤油なりかけて食え(by作者
------ 美味しかったら私の腕ね(byたもい
>>398-399 速過ぎた夏に (チョト時間欲しい)
>>404 まばたき
意図せずのベストバランスに思える。無駄と隙だらけ「体の【おくの方】」とか
「押し倒されそう’」で更に「ふらっとゆらいだ」が作文みたい。
あと「ゆらいだ」は「ふらっと」と、「照らした」は「めらめらと」とセットで捻り無しだなぁ。
で「〜だよ」の口調ね子供っぽぃ・・・がね、全部良いの何でだろ。。自殺未遂?
飾りや捻りを加えたら透明で清潔なのが台無しになったと思う。心まんまだと思います。
おまけ:うぶ声・さなぎから
審査結果。
かなりとばして読んだので、心にひっかかったものを選びました。
2点
>>351 キューバでは暑さで人が溶けるらしいね。悪夢のような熱。
1点
>>348 おねしょかな?おねしょだ。激しめのわらべ歌。
>>390 テーマは、一ひねりほしかった。ことばの構築に。
>>400 努力賞。大仰すぎるかなあ。
>>404 前半のことばの流れに。
444 :
ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/07/22 23:12 ID:XkoHXayL
【2点】
>>351 「テニス」
おもしろかった。今回もっとも人類とは関係のないところにある熱を見せてくれた
と思う。って何のこっちゃだが。
そんな熱にやられて意識朦朧となりながらも試合を続ける主人公。
立ち並ぶフレッシュ・ドリンク。立ち現れる幻覚。ジュース。
もはや勝敗(人類にとっては大切なそれ)などどうでもよくさせる熱。
シュールな情景に、不条理ながら各登場人物(事物)の配置もスッキリ。
ただ、どうしてもこれでは小品どまりだよな。ここからの展開をちょっと期待してみたり。
>>365-368 「果てしない男たちの夢」
うーむ。むさくるしい。。。それでも強引にミュージカル仕立てで楽しませてくれやがる。
こんな舞台を見ちまった日にゃ、子供は間違いなくその夜、
新しい何かへの目覚めを体験することだろうな。。。
きっちりうまいし、ホモへの誘導もバッチリなんだが、ちょっときっちりすぎるかもな。
「熱」というよりは「暑」、あるいはやっぱり「ムサ」という気も。
【1点】
>>379 「プラネタリウム・ジーザス」
不思議な世界を構築してやがる。超短編小説にしてもちと「粗筋的」な感じはあり。
>>390 「加速」
あんまり切実な焦げ具合ではなく、甘さが残る。で、イマイチっぽいんだが、
視点は好きだったので。
>>398 「速過ぎた夏に」
早過ぎじゃなくて速過ぎ。隙がなくラストも格好いいんだが、
真ん中あたり、読んでて嫌んなった。。。
>>405-408 「ここは天国」
醒めた熱ですな。「未来はありません〜」等のリフレインがステキ☆
ただホストの台詞を並べただけなのに、しっかり詩になってる。
445 :
たもい :03/07/22 23:42 ID:tqRLQydQ
>>405-407 ここは天国
あは笑った。ボッタクリバーていうのですか?「ドンペリ入りま〜す♪」「フルーツが食べたぁいぃぃ♪」
んー、おもしろい。ずっと奥までいらっしゃいませ・ありがとうございましたぁぁぁ←声まで想像出来る。
台詞はこんなだって思ってたけど言い回しもこんななの?何かパチンコ屋さんみたいだね。
で、お先真っ暗って・・・お客さんなんだろうけど、この本人さんだったら違う面白さがあったかも。
家族背負って汗一杯エンジン全快つつ前途に不安みたいな。
おまけ:上手
>>408-412 ふたたびボワン
ふたたびレモン(しいなさんの)あったね。えーとねぇ、だらけた内容にも関わらずw
読むの凄く楽しかった。のは読ませ方を心得てるんだなぁって。特に大事件もないまま
ひらがなと改行タップリの堂々ップリ5レスに跨る熟練の度胸ップリ。で、やっぱりやられたぁ
「で も 俺 は お 前 じ ゃ な い と ダ メ だ」えと、チャンピオン!て腕を持ち上げたい。
おまけ:まぁ最後まで読んでみろって(by貫禄仁王立ち作者
446 :
たもい :03/07/22 23:44 ID:tqRLQydQ
>>414-415 そしてはじまりへ
作者の思い入れが勝負の作品だね。売りって言ったら失礼、真剣な想いみたいだから。
作品としての気取りは、ほとんど感じられなかった。共感系ってこぉいうのなのかな。
(私は共感とかするもされるも少ないだろうから、アヤフヤなんだけど・・・↑)
作者の想いを味わいたい作品だから「御相手との関係」は把握しておきたかった。
また会えたらとか、言葉でしか知らないとか↑。で「どうせ分からないよな、
言ってる俺自身分からないんだから」に対しては、御相手にはバリバリ分かると思いますよ、と。
おまけ:石橋手前で引き返し(=退化・赤ちゃん)
>>398-399 速過ぎた夏に
鉄夜したのにテスト用紙見たら頭真っ白。そんながらも・・「誤作動その1〜3・結果」は地続きかなぁ。
サブタイ(?)の流れで「恋」の連みたいって。で読むと、同じ部屋の同じ椅子に居場所決めてる人の哲学。
浮遊する点を全部繋ぎ合わせたいから哲学。あと私レベルの問題なんだけど、やっぱりセンテンス作りにもぉ少し
優しさ欲しい。一改行を一息で読めるようにしてる(速さを出すため?)けど「林檎と蜜柑と檸檬」で一息
でも良いわけで、どんな林檎かに辿り着く前に迷子なる。。
理解する苦労で揺れたい派だけど、そこの理解で苦労したら門前払いなんだ私ごときわ。。
おまけ:だけども良いとか言ったら怒る?(by愚痴たもい
447 :
たもい :03/07/22 23:59 ID:tqRLQydQ
締め切りのようですね。では、集計入ります。
449 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/07/23 00:14 ID:pmFR+aVz
>Canopusさん 確認しました。それで合ってるようです。
451 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/07/23 00:20 ID:pmFR+aVz
ameさん、ありがとうございます。
ではでは、発表でえす。ドンドコドンドン。
チャンプ
>>408-412 ふたたびボワン
準チャンプ
>>365-368 果てしない男たちの夢 11点
おめでとうございます。
「ふたたびボワン」の作者さんは、次のお題をお願いします。
452 :
あぼーん :03/07/23 00:21 ID:7AkJT9SB
453 :
名前はいらない :03/07/23 00:23 ID:pEkcK2UC
話にならないほど退屈ですねぇ。詩っていうのは退屈なものなんですか? やはり文学だからかなぁ??
454 :
あぼーん :03/07/23 00:24 ID:7AkJT9SB
フッ。。お前ら待たせたな。次のお題を発表するぜ! 次のお題は「怪」。 あぁ。。ちょっとこの字、包茎の茎に似ててドキドキするよな。。。って、似てねぇか。 投稿締め切りは7月30日いっぱいまで。 俺をビクビクさせるような詩をいっぱいくれ!! それでは、かかれッ!!!
456 :
スーパーチャンプ・ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/07/23 01:16 ID:sMXtOA+P
sageちゃった(*'_'*)
457 :
名前はいらない :03/07/23 09:40 ID:HTyhlJyO
ドンマイ...すれちがいだよ。 オレモな。
459 :
先祖とかに捧げるfantasy(1/2) :03/07/24 02:27 ID:ju9mk3Gb
畏み 畏み 御魂よ 祖霊よ 臨みたまへ あの女の目をみてみろよ イケメンとスケベ面した歩く札束 滑稽なのは ブランド着こなしてるつもりでも ブランド品が歩いている感じだぜ 媚売ったり売られたり 金が動くが病気も動く 畏み 畏み 御魂よ 祖霊よ 臨みたまへ 単純なほどドロドロ ブシドーなんて古物商も扱わない 二束三文も価値がないから ネオコンだろうがネオナチだろうが 大量生産されるのは死体ばかり コミュニズムなんかそろそろ骨董品 哲学論者は電波扱い 欲望にしか関心向けない若者たち 横で政治屋共は利権綱引き
460 :
先祖とかに捧げるfantasy(2/2) :03/07/24 02:27 ID:ju9mk3Gb
ロックンローラはどこへ行った? 若さと情熱 反抗心だけで罷り通っていた 1970年代の熱狂 機械音全盛じゃ食い溢れちまう そう 何でもワンタッチ 餓鬼が餓鬼を殺すニュース映像から パクリだらけのバラエティ 切り替えるのもワンタッチ ワイフやママンが料理支度 レトルト・惣菜 レンジだけで調理と言えるのかい? 「モダン・タイムズ」ディナーショー 畏み 畏み 御魂よ 祖霊よ 臨みたまへ 今や 地獄は大繁盛 閻魔は猫の手借りてお仕事 鬼たちは過労死寸前スト寸前 閑古鳥無く天国で ツエッペリンが空しく響く こいつは困ったことに現実さ Stranger Than Fiction 百鬼夜行裸足で逃げ出す 奇々怪々 妖し共達眉顰める そうさ 現実こそが奇怪なんだ
461 :
先祖とかに捧げるfantasy(1/3) :03/07/24 02:31 ID:ju9mk3Gb
畏み 畏み 御魂よ 祖霊よ 臨みたまへ 世紀末過ぎて新世紀 でも世間情勢 世紀末のままさ 技術だけ先走り 人間は置き去り あいつを見てみろよ まるでオランダ人妻さ あいつを見てみろよ まるで酸欠の魚 詐欺師のあいつ 貪欲で馬鹿のあいつを手玉に取ってるぜ ―――――――――――― コピペ失敗だぃ これが正式な1/3として、 以降順次繰り下げです お見苦しいと思いますが ――――――――――――
462 :
カレンダー :03/07/24 14:48 ID:j3g7ltGR
ふりむいた闇 おいはらって 逃げだす足に 体がおいつかない 両手でつかんでは はなして つまづいた数字が 頭のうえの方で笑った すぎていく写真 指さきでこすりつけたら 冷たくて白いもの いっぱい 浮かびあがったよ もうおそい もうおそい と 耳の中でぶつかりあう 電球が すいぶんなつかしくて 数字いくどもめくっては ふちのない時計をさがす ふりむいた季節はやまびこ 確かじゃない足もとは 暗いなかへ 走りこんでいく 空をこえる腕は ゆがんで消えて みえなくなってしまったよ
463 :
名前はいらない :03/07/24 15:02 ID:MP0AOFPs
お題は「怪」。 このテーマで自由に詩を書いて投稿してください。 (注意!)名前欄には【詩のタイトル】を書いてくださいね! 投稿締め切りは7月30日いっぱいまでです。 もちろん誰でも参加OK!です。お気軽にどうぞ!
464 :
スライド・エンド・ショップへようこそ (1) :03/07/27 13:56 ID:USszhaRy
眩暈がして元に戻ったら 扉があったなんて そんな意外性は最初から捨て置いた 鏡を全部叩きつけて割ってみてから もう一度つぎはぎをして立てかけてみる 蝋燭の両側に2枚立てたその鏡たちは いつまでも縮小されるだけの無限ループ 皆が想像する異世界への連絡網の形式を いくつかに分類するとしても その元をたどれば長々と続いてきたマンネリのように きりがないから諦めるだけ 愛想のない骨董屋なんてごく普通の店だから 置いてあるものが全部西洋じみてても気にしなかった 店を真っ直ぐ入ったところで いきなり窓にぶつかったことをのぞけば 道筋のわからない風景の空間 湿地のように暗いの誰かの顔の絵が掛けられて きっと冬の夕暮れを思い出すような この明かりには境界も何もなかった 鏡を全部叩きつけて割ってみてから もう一度つぎはぎをして立てかけてみる 蝋燭の両側に2枚立てたその鏡たちは いつまでも縮小されるだけの無限ループ
465 :
スライド・エンド・ショップへようこそ (2) :03/07/27 13:57 ID:USszhaRy
たどり着いた店番は意思の見えない小さな格好で その場所の向こうに見える屋根裏部屋は空色だ それまでにすでに方向感覚を失ってた自分は 手元にあった1冊の本を渡して もごもごと呟く店番に金を渡した 店番は出口を指差したのかどうかは知らないが 向きをかえて立ち去りながらもう一度つぶやく 「・・・エンド・ショップ」とだけは聞こえた気がするのだが 帰りも散々迷ったあげくに 暗がりからいきなり外に飛び出した自分は もういつもの夏の夕暮れだった 結局持ち帰らなかった商品たちも二度と会うことはないから その店番の顔もきっと忘れるためにあるのだと考える それでも奇怪な店の風景だけは あの親父さんの絵を見たときにまた思い出す 鏡を全部叩きつけて割ってみてから もう一度つぎはぎをして立てかけてみる 蝋燭の両側に2枚立てたその鏡たちは いつまでも縮小されるだけの無限ループ いま残った1冊の本をこうして掲げてみたとしても 誰もその存在を証明はできないように その風景や扉に掲げた店名 そして中に佇む店番の格好をした登場人物を ぼくはこれ以上大きな声ではしゃべれない
泣いている小さな子 アレはダレ? アレはボク… 今も消えない傷を負った あの頃のボクのよう 今ならまだ癒えるかな 癒えて欲しいよ この傷ごと
膨らんで 殻を破って 夜に産声を上げる 闇を縫って 大地を這って ひたひた ひたひた と 板張りの廊下を 進む 止まる また進む 囁きを拾う この耳が 恨めしい 聞こえるは 呻き 叫び また呻き 汗ばむ首筋 てのひら 眼球 じゅくじゅく じゅくじゅく と 暗闇に朱が走り 途切れた音 夜に爆ぜる火 ごりごり ごりごり と 余韻が消えたら 夏の夜は 意味を無くすだろう さらさら さらさら と
3か月前にあたしをふった 彼氏が旅に出るってんで 40度の熱があって あたしはたたき起こされて 着のみ 着のまま 葛西シルチスのアマゾン鳥が鳴く金町方面 あたしひとり 駅まで見送りに プラットホームには この駅始発の列車が もう待機していて そのむこうには彼氏が 始めてのデートの時のように 大きく手を振って 笑顔であたしを呼んでいた ただひとつ あの頃と違っていたのは 駅の構内が全部トランポリンで あたしも彼氏もぽんぽん弾んで 彼氏なんか完全な球形で 器用にぽんぽん ぽんぽん あたしはぽんぽん揺られて高熱でうんうんうなされて 彼氏に近付きたくても 入場券しか持ってないから うっかりバウンドが外れて列車に乗っちゃったら死刑だから 膝とおしりで慎重にぽんぽん 発車のベルが今にも鳴りそうだった
「なんだい その格好は」 球形の彼氏はにやけて 口を裂いて大きな舌から触角を伸ばして言った そうだ あたし たたき起こされたんだった ベッドでうんうんいってるままの格好だった パジャマの下 はいてなくて おまけにゴムゆるゆるのパンツで 寝る前にちょっといじった所にシミがついてて トランポリンが弾むたび そんなとこがまる見え 胸もお腹も 少しはだけて 隠そうと思ってもうまくいかない ぽんぽん あたしは丸まって 「お前のシリ サイコー」 そうだあなたは あたしのヒップラインが好きだったんだっけ あなたは触角の先から目を突き出して 久しぶりに視線が痛い たくさんの突起を伸ばして あたしをさわって 長い舌であたしのお腹を舐めまわして あたしはのけ反って 頭が痛いのに あ と小さく呻いてしまう 彼氏の喜ぶ声 思い出したいことは 別れる前に交わしたいことばは こんなんじゃないのに ほかにもいろいろあるはずなのに こんなことありえないのに どうして
でもね あなたとあたしって 同じ高さにちょっとしかいないじゃない バウンドの高さもリズムも まるで違うから いつも擦れちがって ほんとはね あたしも あなたといっしょに行きたいんだけど 列車に乗ったら死刑だから 死刑になっちゃうから しかたないじゃない さよなら あたしはあきらめたように少しだけ泣いて にっこり笑って 彼氏に別れを あたしは ぽんぽん うまく弾めるようになって 彼氏は突起を下に伸ばして ぽーんと飛び上がったかと思うと 不定型になって窓の隙間から にゅるにゅる 列車に爽やかに乗り込んで 発車のベルが鳴って でもあたしは それを見ていなかった あたしもいつの間にか完全な球形になって 一つの眼球になって ゆっくりとあたしにあたしの瞼が覆い被さった 瞼の内が熱いのは 高熱のせいだろうか あたしの 眼を閉じたその瞼をあなたは いつまでも覚えていて ください
471 :
沈黙 :03/07/27 19:09 ID:QUa86DoB
なあ、ちょっと聞いてくれ ちょっと前まで 俺は焼け跡の大地に居たはずなんだ 硝煙が残る 肉の焼けた臭いがする 陰惨な東京に居たんだ 人々の呻きは やがて平和への叫びに変り 機動隊と学生の喧騒が 新しい死体を生んで その胎児はやがて 産業社会の底辺になるんだ 人々はマルクスを忘れて 優雅な奴隷になった 泡沫の夢は やがてその始末を未来の資本家へと託す事を繰り返し その責任の先にいるのは 闘争を知らない胎児なんだ 気付いたら そんな混沌とした大地に俺は居たんだ 焼け跡だったそこの暗黒は 50年過ぎても何も変りゃしないんだ その都市の真ん中で 俺は叫ぶことすら許されない 沈黙の時代に生まれた怪物
イスタンブールの兵隊が 怪しい目をギラつかせて 市場の喧騒の中 濃いコーヒーをすすっている 砂埃のベールをまとった街角には 怪しげな 汽笛の音 が満ちている のっぺらぼうの少年が 車輪遊びをしている その横では 黒い媚薬が売られていて 盲目となりはてた妊婦が 色仕掛けの機械仕掛けで 男に群がり 媚薬を買って頂戴と ダン ダン ダン 右向け右! イスタンブールの兵隊が おもちゃの銃剣を回しながら立ち上がった コーヒーカップを 砂漠に 叩きつけて 乱れ散った白い陶器の破片を踏み潰しながら進む 曇り空を貫いて聳える 黒い塔を目指して 歩みだした ダン ダン ダン いざゆかん!我らが父のもとへ! 市場を賑わせていた露天を 畳みはじめる 商人たち 待つこともせず 猛進しつづける軍隊は テントをなぎ倒して前進する 道に倒れていた老人はおうおうと泣き 踏みにじられた 砂漠にどす黒い血の池が溜まり 軍靴がその池を血しぶきをあげつつ
ダン ダン ダン 編隊を崩すな! イスタンブールの兵隊が 拳を天高く突き上げ 轟轟轟と 黒い塔へ向かっている 塔の螺旋階段を埋め尽くす黒い影 ダン ダン ダン 士気を高めよ!太鼓用意! 黒い媚薬を飲んで錯乱した妊婦が 前進する軍隊に近付くなり 男は妊婦の腹を蹴った 妊婦はいたるところでひぃひぃと流産し 赤い液体が太ももをつたって くるぶしに溜まっている ダン ダン ダン 我こそ至高の兵卒!黒い塔の果てを目指し 歩むのだ! ダン ダン ダン ダン! ダン ダン ダン ダン! 右向け右! 右向け右!
474 :
滲み出す、溢れ出す :03/07/29 00:53 ID:mrrU1sWI
尖塔の先から 鬼百合色の水が溢れ出す それが始まりの合図 おまへが眠る母屋に 忍び込む 水 おまへの家の 桁柱を 床を 畳を 壁を 椅子を 机を 時計を 沁み込み 沁み込み おまへへ這いよる 下準備をする 盲獣遣いが天井に潜水
475 :
マツリごとだよおマツリだ :03/07/29 01:42 ID:oiz3Z3cL
私はサクラ ホシを捕まえる アヤシきシゴト ホシはあなた 任せるよサクラはキミだ ありがとう 考えずにはいられない ホシはあなた やだやだあの若さで 生きるの上手 ぷんぷんさせて ホシはあなた 二つの心が 私に在るの 私はサクラ サクラ見るサクラ ホシはあなた わずらわわしい雨が降って 虹が光った 虹という字は蛇に似てる ホシはあなた 私はサクラ ホシ捕まえる
476 :
名前はいらない :03/07/29 01:46 ID:/kh/+9yi
〜1001ストッパーが壊れた!?〜
科学板のとあるスレで、1001ストッパーが壊れ
1001以降もまだ書き込みできている模様。
1001 名前: 1001 投稿日: Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。
1006 名前: マロン名無しさん 投稿日: 03/07/28 06:25 ID:Z0CeMHS7
何これ
1014 名前: マロン名無しさん 投稿日: 03/07/28 06:25 ID:AxlwdY4A
お〜い、まだ書けるぞ?
書き込みは1300レスを過ぎた今も続けられている。
●最もレス数の多いスレ(1001ストッパー導入後)
1位 12535レス(1001ストッパー5904)
ギガウイング2
↓のスレに直行し、2ちゃんねるの歴史に名を残そう!
http://science.2ch.net/test/read.cgi/future/1056396418/50-
477 :
名前はいらない :03/07/29 01:51 ID:P+8oJ7jY
>>458 それくらいの一言二言も、スレ違い指定なのね。機械的だこと、、、。
『ここで籠(こも)ってはいけません』 扉 開く 風 吹く けらくのわらしご けらくのわらしご こっちや こい あっちや いけ こっちぞ こい あっちぞ いけ 風 吹く ◎伝説のおっさん◎ (ちからづよい) (りかいがある) (まけずぎらい) (ととうをくむ) けらくのわらしごVS伝説のおっさん 「わっ、ってなった。で、おわり」 わらしごはおっさんの将来の姿で おっさんはわらしごの将来の姿で きがつくと ひとりでした 書いて書いて書いて書いて 闘って闘って闘って闘って 泣いて泣いて泣いて泣いて うわんうわんうわんうわん すべてぼくの たったひとりの ぼくでした
〜おわり〜 わらしごもおっさんもいません ぼくがいます ぼくはいます ここにいます ここでいます ひとりです ひとりデス ヒトリです ことりデス ことりになって やかれたい うまそうに くわれたい そしてまたひとりになりたい ひとりになって やかれたい うまそうに くわれたい そしてまた おっさん おっさーん オッサン! オッサン けらけらけらけら ぱたぱたぱたぱた わらわらわらわら くびくびくびくび 首「おっさんにも権利がありまっす」 首「ややこしいな」 首「そろそろおわりだろ」 首「ろそろそろそおわわわりっりりりりダダダろ」 首「くせっ!俺、くせっ!」 首「おーきーあーがーれーなーい」 首「うぜえよ」
う〜ん…プッ 屁をこいても臭い なにしても臭い う〜ん…プッ 屁をこいも暑い なにしても暑い う〜ん…プッ 屁をこいても勃起する なにしても勃起する 四番 サード おっさん もう わすれろわすれろ 心を む にするのだ む む む む む む む む む っぐ ふー すーふー ごげっ ね て な い か ? あ 散髪せなアカンねん俺 こんなことしとるばぁいとちゃうねぇん いやマジでマジで あ きょう げっつよぉやん やすみやん ほなねよ ね る な
じゃあ オナニー?
猿 で す か ?
ていうかさ、今、何人?
けらくのナンタラとかナンタラのナンタラさんとかいたよね
首とかいっぱいいたよ(藁
>>88 首とかいっぱいいなかった?
>>90 かぶってるし(ワラ
90デス あ、ホントだ(´д`)逝ってくる
お堂の中の人も大変だな(藁
お堂?
父親?
それは「おどぅ〜」
っていうかそろそろサブクない
最初ので飽きたよ
おどぅの中の内蔵も大変だな
100ゲト
で、いつおわるの
さあ
ていうか漏れたちがいるかぎり続くんでは?
おどぅ〜!!
なんだい 息子よ
おどぅキター(・∀・)!!
おどぅもう秋田
風 吹く
>>108 いいってもう
すぐ上にレスするのにアンカーつけんなよ
んーなんかさ、トップに書いてなかった? なにを? んー…なんだっけ なんか最初に書いてなかったっけ? あ、カブッタ…スマソ で なに? んー だからなに んー… はやく ん〜…… 長島かよ! ワラタ
ここは どこだ おれは だれだ 満ち足りているのか 欠けているからここにいるのか まっくらだ 空気が落ちていく音がする おしりが痛い おならがものすごい圧力でとびだす はしっこを踏んづけたシーツをたぐりよせているみたいだ 起きているのか 寝ているのか 朝なのか 夜なのか 飯も食ってないのに なんで生きているんだ? ここで止まれば俺は動かない 永遠の二重窓の中で凍りつく だのになぜ増え続ける 俺は 俺は オレハ オレハ 堂々巡りの風に巻かれて 増え続ける 振り返ると無数の俺がいる ここで おわれば 手をのばしていかなければならない 増え続けるしかないんだ
あぼーん あぼーん あぼーん あぼーん あぼーん あぼーん あぼーん あぼーん あぼーん あぼーん あぼーん あぼーん あぼーん あぼーん あぼーん あぼーん あぼーん あぼーん あぼーん あぼーん あぼーん あぼーん あぼーん あぼーん あぼーん あぼーん あぼーん あぼーん あぼーん あぼーん
暑い夏が来て汗ばむ陽気に包まれる 世間に又愛想を尽かした私が 一人帰る部屋 壁に架かる「絵」は今まで愛した人達 姿を変え私を見守り続ける 一人きりの部屋 息の根を止めて塗り込めた愛の形 眼球だけギラギラ 鳥籠の中飛び立てずもがく小鳥みたいに か弱く鳴く貴方達眺めて服を脱ぐ まだ生きているあの人の眼が血走り始める こんなにほら白い液滴り落ちてくる さあ 始めましょう
夏の風物詩 夜空に開いた花弁 愛する貴方達に見せてあげよう 一人きりの部屋 まずは初恋の貴方を綺麗にしてあげる 一番古い「絵」にそっと口付け 振り上げる鎌 血飛沫を浴びて笑い出す私見つめ 眼球だけギラギラ 見事な花火 それなのに何故か満たされなくて どうやら愛の数がまだ足りないみたい 明日の花火 上がるまで体許してあげる 裸のまま壁に沿い 一人ずつ好きにして さあ始めましょう 長い夜が明け 新たな獲物を見つけた 何も知らないままで犯し始める 「絵」が見つめる部屋 さあ始めましょう
488 :
怪しいおじさん :03/07/30 00:28 ID:0oCsBtBX
怪しいおじさんが 塀の向こうの 芝生の向こう 縁側に正座して こっちを見ている 怪しいおじさんが 茶菓子をゆっくり つまみあげて 顎をいったい何回動かしたことだろう そのあいだに僕は 歩道橋を駆け上がって 交差する車を見下ろしながら またすぐ駆け下りて 駅の構内を抜けると 駐車場へ早足で行き 自分の車に乗り込むと 怪しくない彼女の元へ 二つ先の信号のやや上に 見えた彼女の家は 湿気た木造で しかし彼女はいかにも現代的 なゲームとか好きな セックスだって 彼女の家の窓から あのおじさんが無表情に覗いているのが見えた
489 :
ユウレイ :03/07/30 01:12 ID:0TY2GXp7
触れた (感触を 思い 出 した) 瞬間 (温か だった ものが 一瞬 に して) 消えて (体温を 失って) 闇 (逝 っ た)
490 :
mirror :03/07/30 01:32 ID:l2MOfDGt
身長180前後 ソフトマッチョ ちょっと彫りの深い感じで 右目尻にほくろ 無精髭は鼻下のみで 顎は綺麗に剃られている お昼間のホームに降りたって この駅は何処だろう この町と自分に何の因果があるというのか それさえもわからないまま歩く 見知らぬ電車は行ってしまって 階段は遥か彼方 一段一段にガムの跡が 黒ずんで残っていて もう一段と思っていたのが不意打ちに 踏み出す足を大地は支えなかった 木目を直角に曲がる 改札口のおじさんも ベンチに座ったおじさんも 携帯片手のおじさんも 自分を見ている気がする 左手の壁の写真に添えられた罪名は この男どうも自分と似ている
491 :
名前はいらない :03/07/30 01:43 ID:cV+1JMGi
ちんちんが ぷるんぷるん おしりが ぷりんぷりん おとこのこでも おとこのこを好きになるんだよ きょうも あしたも ちんちんが おいしく ちんちんが きもちいい いれて おしりのあなに
492 :
飛ぶと :03/07/30 01:51 ID:NppM3eWI
回覧方法は専ら手書きメモで 「飛ぶとさもしい」 議場に参拾人の鳩胸紳士の 奥歯の音が鳴る (シーッ、シーッ、シーッ、) (シーッ、シーッ、シーッ、) とまた議長のたった独りの 腹がががががががががが、 グガ・ギグ、と 校庭を歩く君に 地面を掘らすだろう 中途であっても 構いはしない 用具は片して もし使ったんなら
493 :
I'm your mirror. :03/07/30 02:21 ID:/M6wbHc5
鏡よ鏡 自作自演を繰り返すのは誰? 「それは私」と鏡が言った 鏡よ鏡 自作自演を繰り返すのは何のため? 「孤独で死にそうになるから」と鏡が言った 鏡よ鏡 自作自演を繰り返して何になるの? 「チャンプ。チャンプになったわ」と鏡が言った あなたは鏡
494 :
おしらせ :03/07/30 11:33 ID:AkenmI66
お題は「怪」。 このテーマで自由に詩を書いて投稿してください。 (注意!)名前欄には【詩のタイトル】を書いてくださいね! 投稿締め切りは !!本日!! 7月30日いっぱいまでです。 もちろん誰でも参加OK!です。お気軽にどうぞ!
495 :
_ :03/07/30 11:56 ID:z+38E6LH
白いケーブルを引っ張る 熱いラバー 焼ける手 点滅する 赤から黄色 黄色から緑 緑からの浸水 紐を解かれたパンドラの脳髄 ズン ズン ズン とまた 夏の線でぼうっと網膜が焼ける 焼ける 脳髄をじっくり煮沸する 塩素が鼻に溜まっているから からだはこんなにも蒸すのだろうか
497 :
現身 :03/07/30 13:16 ID:PMldsY0N
僕が意識を持ったときから 二ヶ月目 何か が 早いと感じた まだ何も出来ない そのうちプラグが・・・・ 不完全な僕は掻き落とされた 痛みが体を突き抜ける 母の泣き叫ぶ声 耳鳴りが止まない 白衣の大人達 僕を救い上げた 冷血に満ち溢れた瞳に 血塗れの右手の無い僕 が 写る そのまま 黒いビニール に 包まれた
498 :
名前はいらない :03/07/30 13:42 ID:gMB8MS9F
こ〜んな、インチキスレッド、まだやってるよ。おいおい(笑
「自作自演の巣窟」というのは本当ですか・・。
「孤独がゆえ」 君は孤独かい? ああ 孤独なようだね 君は孤独かい? ああ 孤独じゃないかな 君は孤独かい? ああ 君は・・・・
501 :
_ :03/07/30 14:21 ID:z+38E6LH
502 :
_ :03/07/30 14:22 ID:z+38E6LH
>>459-460 「先祖とかに捧げるfantasy」
リズムにしろ構成にしろめちゃ上手だなーって思う。
かなり書きなれた感じで、この辺り俺がいえる事は一つもないかな。
ただ「現実こそ怪」という落とし方、
或いは作品全体を流れるこの世界観に、俺は特に目新しいものを感じない。
>>493 「I'm your mirror」
怪と自作自演の結び付け方は面白い。いい目の付け所。
鏡との会話での展開もいいなー、けれどそこまで。
読後「あっそー」で終わってしまう。共感は無し。
504 :
名前はいらない :03/07/30 15:20 ID:oWp6mMq6
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505 :
鴉 :03/07/30 17:57 ID:dE0dxy3o
ある日街に立っていたあのコに声をかけました 信じられない顔をしているのは口元だけでした 僕たちは互いの電燈のスイッチを交換仕合いました 彼女の並列な電流はいつのまにかバス停のてっぺんと結ばれて、急な曲線を描きビルの屋上付近まで伸びているようでした そして彼女の左目が消えているのに気づいたとき わたしにはそれが自分の右目なのだと 唐突に気づくことができたのでした それはけしてわたしの脳の言語領域から、脳梁の橋を渡る過程を経て、わたしの脳の九十八町目はずれ番地の郵便受けまで、運ばれてきたものではありませんでした * 女の子はにやりとわらいました ほっとしているようでした わたしも嬉しくなりました それは孤独な嬉しさでした わたしは僕のかなしみがひとつも解らないでいることを知っているのでした 哀しい顔をしていたねと女の口は言いました それはやはり過去型なのでした * その日は遅くまで街の明かりが白々と輝き続ける夜でした そこでわたしは怪物をみました あとにもけしてみたことのない不思議なおそろしい物の怪でした それは翼をひろげた長さが自動車一台ほどもあるカラスで それがぶわんと電線からとびたったとき いつまでもたわんだその黒い導線が 揺れつづけているのが忘れられない光景でした 折しも灰色のコンクリートの屋根の向こうに いつまでも赤い朝日が上ってくるのをためらうかのように 薄く薄く空の色が抜けてゆくころでした
506 :
名前はいらない :03/07/30 17:58 ID:C2/4pCzj
バス停の薄あかり 白いギプスのひとを 花束みたいに抱いて 無理矢理めにキスして 籐椅子を積んだトラックで 霧の大橋方面へ それきり帰らない このまえ喫茶店で いっしょにパイ食べたばかりなのに 青い袋をすっぽりかぶった お父さんが 夜の窓から覗く さっき洗面所の 壜の百合が黙って倒れた ※ いつまでも帰らないから 家が崩れて 水曜の町が そこだけぽっかりと暗い 知ってて置いてきた 腕時計が ここにきても律儀に動いているなら それは古い家の 最後の鼓動だから 持ち出さないで良かった 瓦礫に押しつぶされた 夏草のそばを 男の子が3人 傘を持って通りかかって 空気の染みみたいな あげはをじっと見つめている
※ 花の咲いた砂利道のつきあたり 真っ暗な夜の畑に 煌々と浮かぶ喫茶店B ほんの少し袋をずらして 黒い口の穴に パイをどんどん放り込んで しずかに あとずさりする お父さん 今夜も時間ばかり気にして そういえば百合 つまんだのは夢の中だっけ 頭の芯に 壜の倒れる音 しびれた指先が まだ薄く匂っている
509 :
家へ(1) :03/07/30 23:25 ID:3/y2C00T
旧料金所から 一歩入った途端に 気温が縮かまる いまでは無料のハイウェィの 真夜中は空気がきしきしと音を立てている 白い草が 闇のなかで揺れもせず 虫の音は 踏みつけてさえ止まらない 月光のみに照らされた 山の裾野を這う一本のアスファルトを 駆け続けているマラソンランナーの脚があるという 真夜中にオートバイで走ると 追いかけて現れるのだという 私はオートバイのセルモーターを回し 750ccのか弱い排気音で少しだけ空気をほぐした しかしまたすぐに きしきしと締めつけてくる 私は忘れてしまった 何を求めこれからこのあやかしの道を走るのか ひとつだけはっきりとしていることは ここを通らなければ 家族の待つ家には帰れないということだった
510 :
家へ(2) :03/07/30 23:25 ID:3/y2C00T
バックミラーを何度も窺いながら 140kmで時間を後ろへ追いやり続けた バックミラーに映るのは なんと静かについて来ることか青白いアスファルト その向こうから脚がやって来る気配がしている ブナの樹が薄白い 月光に見下されている 茂みの中から女がこちらを見た 谷底で身を起こした白い巨大なのっぺらぼう 乾いた路面から冷たい水が染み出して タイヤを凍りつかせようとまとわりついてくる タンデムシートに誰か乗っている 自分以外の体重をオートバイに感じる タンデムシートに誰か乗っている もうバックミラーは見ない 前へ 家へ 家へ なぜ 家でなければいけないのだろう
511 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/07/30 23:26 ID:r6bNyar4
>>461 >>459-460 んーと…。共感はできます。こんな現世を生きた後で、地獄
でほのぼのするのも悪くない。現世を網羅しすぎて踏み込みが浅い感じかなあ。
>>462 時間の暴走、そして消滅。やわらかくて上手さを感じますが、小道具
のインパクト(数字、写真、時計など)が足りない印象です。
>>464-465 悪魔の召喚儀式にも似た、無限の炎の揺らめき。迷宮を表現する
には、文体の明るさが気になるところ。本の描写もほしかったです。
>>466 あれからずっと泣いているのかな。若干の郷愁を感じますが、世界に
もう少しの膨らみがほしいと思いました。
>>467 最後の2行が、いいね。夏の夜、無意識の中の意識、って感じで。前半
は、いかにも正統派の「怪」って感じでしたが、ちょっとしたどんでん返し。
>>468-470 んー、熱にうなされた悪夢の「怪」かな。あまりこわくないけど。
夢の不整合さと世界の説明とのバランスは、どうだろうか。
真昼の刻印が にじんで消えて 夜になれば無音で鍵がひらく 冷めきらぬ大通りへとつづく石段 蒼い林の裏がわにある 公園へと おれは向かう 赤味がかった瞳のいろが 窮屈な血のながれを思わせる 暗がりの 無神経な若い女 止まった噴水のそばへ腰かけて 煙草を舐めている おれの恋人 情熱からはもっとも遠い おれの思惑に気づきもせずに 初めて出会ったその女は 明滅するように語る おれは何も答えようとはしない そのあかるさをすべてのみこむために 夜よりも暗い場所から おれは来たのだ
月が天心をささえる頃 女は手をひいておれを路地裏へ連れてゆく どうせキスでもするんだろう そのとき おれは初めて答えてやる 小さな悲鳴だけでも 世界のひとつならば終わる と 尖った歯列をすべらせ 肉と唾液 はじけ 左眼の やまないチック 夜明けはすぐそこまで来ている もうすでにおれは頭から溶けだし ギラギラの 全身 月に光り
− 地震がおきて − ベランダ 日曜日の朝 おれは二日酔いで 裸のままバナナ型の椅子にもたれ 腰の付け根から太ももの上へと新聞紙を敷き 読めるわけもなく 体と瞼の上下運動 かぁ か〜ぁ かぁかぁ 間の抜けたカラス鳴くみたく反芻していた その とき 仕事のない休日が 崩れた クズ レター 転げ落ちたおれの右手に きのう捨てたはずの 作りかけのプラモデル 左手には おととい郵便ポストに食べさせた 某テレビ番組への批判文 おいおいどうしてこんなものが? 青ざめた疑問符が日焼けの肌を漂白し 沸騰するゴキブリの腹部ふれたように (アチッ! 気持ち悪い!) さサさ___ __ッ 目視できぬ速度で それらを真横にあった大空へと放り投げ 人工芝に手ついて [人である L が小文字の l に変換されて] 立ち上がったら おれの腰まわりに新聞紙が スカートのように巻き 付いていた 対 凍て 板
おれは女の子 もう おれ なんて使わないで あたしは可愛いの 切に感じてる 寒冷前線なんて纏ってない 恋のキューピッドよ だれかの片想いのタマゴ ヒヨコさんにしちゃうわ そんな使命を受けたあたし スカートの裏で春風はぐくみ 幾度もターンする d l b l d l b l d l b l d l b l 目も覚めたし 料理のためにキッチン行くと まな板から電話のベル 染み出ていた 恐る恐るそこへ耳あてると 何やら音声が 流れ出す 名が レダス 「レダス部長、おはようございます」 あたしの名前はそんなんだっけと 発作的に冷蔵庫からレタスつまみ その一枚一枚はがし 水洗いして 隠れてなかった上半身を埋め立てる 自ずと瞼下り 景色―――黒一色となり ひんやり心地 いい E
次に暖色を見たとき あたしはエンパイアステートビル 102階にある展望台にいた 遠くにいた男の子が じりじりとこちらへ歩みよってくる 真正面に来たかと思うと 「願いを叶えてほしい」 小さく漏らし あたしの乳首らへんのレタスを一枚もぎ取り パクッ! [食道である 二 が 三 となって] ひと息で落としてしまった すると この展望台へ繋がるエレベーターは開き ブロンドの女の子が 先ほどの男の子のもとへ泣きながら駆けよって きす 黄 酢 夕焼けがまぶしい $1000000(百万ドル)の夜景にはまだ早いけれど 高層ビル群の窓たちはこぞって銀貨を贈っていた すっぱい笑顔でお辞儀した男の子は あたしに緑色のペンライトを手渡して 彼女の吐息と触れ合いながら 下界めざして旅立っていった どうやら無事に使命を果たせたらしく あたしは水平方向にスカート捲れるくらい 一度だけおもいっきり跳ねた + l
気がつけば ここにいるのはあたしだけで 床も天井もあたしのレタスも あるものぜんぶが 熟しているのか 出血しているのか 真っ赤 なんだか急に恐ろしくなって おうちへ帰ろう しかしエレベーターの下降ボタンを幾度おしても 開閉扉は黙っていた さっきまでは正常に作動していたはずなのに 薄気味わるい どうしてダメなの? 開かないよ 赤 ないよ 辺りは ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 黒く 黒く 塗り尽くされた 確認できるのは黒だけで ほかは何もわからない
あたしは迷わず 男の子からもらったペンライト光らせて 探りを入れる すぐそこ―――10メートルぐらい先に建物らしき輪郭を発見した 足もとに注意を払いながら あたしはそちらへと進む けれど 幾ら歩いても一向にそちらへ近づく気配がない むしろ徐々に遠ざかっているようで 遠近感を喪失しそうだった ポ ツ ン ・ ポ ッ ン ・ ・ ・ ・ ・ ザ ┃ ┃ ┃ ┃
┃ ┃ ア 暴風雨だ! 光を四方八方に撒き散らし あたしは死に物狂いで駆ける 涎で白衣の黄ばんだオジサンに 全身を指圧されるてるみたい (最悪!) 一秒でも早く ペンライトの捉えたところへ入りたかった きゃっ! 転んでしまった ペンライトも手放してしまった 負けるもんですか! まだこれからよ! 大きく叫んだとき 下半身が必要以上に爽快だった 降りしきる雨の中 脆く光るそれを拾いに行き 何気なく下半身を照らし出してみる あたしはスカートを穿いていな かった 勝った ドス ン!
どこか低い地点から落ちたような衝撃があった あたしはひざを抱えて座り込む とても濡れていたはずなのに 髪の毛は乾いていた 雨はもうない 明るい 室内 どこだろう? 鍋 コンロ 流し 皿 椅子 テーブル 米びつ 冷蔵庫 キッチンらしい その認識から遅れること数秒 あたしはここが 自分のおうちの見飽きたキッチンだと閃いた そして―――ここへ来る前のことを思い出した (スカートを穿いてない!) あきらめ半分で 下半身を見直してみると 女の子にあってはイケナイものが でらんと股の中央より伸びている ああああ あたしはおれだ やっぱり男の子だった どうやったって逃れられない 新聞紙のスカートで奴を追いやっても 水分ふくんだり風で切れたりで 消えてまたばっちり覗く おれはテキーラを呷り 裸のまま布団に潜った ふと 自分は男らしいなと思い 別に男の子でいることが嫌じゃないって 単に女の子になってみたいんだって 死んでたまるかって おれを戒めてみたら − 自信がおきて −
521 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/07/30 23:51 ID:r6bNyar4
>>471 「あたらしい日本の共産党宣言」。実は私も、「怪」のお題で真っ先
に思いついたのが共産党宣言でした。時代の流れの描写、もっとサッといって
いいかも。
>>472-473 すべてを蹂躙するレミングの行進。背景描写とリズムは秀逸だと
思います。私はもちっと濃いめが好みですが。
>>474 フレーバーの嵐だね。「盲獣」せっかく面白くなりそうなところで、
CMと次回予告、って感じ。こっから本題が始まりそうなのにね。
>>475 「詩で遊ぼう」の精神にのっとって、好ましい。隠喩ばっかりですが
2ちゃんを表したのかな、鬼ごっこかな、祭の男女の秘め事かな。イマジン。
>>476 これ、はじめは、作品かと思ったよ。タイムリーでしたね。
522 :
ようこそ :03/07/30 23:58 ID:0fZhkRPO
深い深い森に迷い込んだ 雷鳴が轟きはじめ 落花生がはじける音がする 僕と彼女はずぶ濡れになった 神経症の彼女は 脳味噌を浮き上がらせながら 怒り始めたので 僕はしかたなく 蜘蛛の城に携帯電話から電話をかけたのだった 「今日、2人そちらに泊まりたいのですが。」 「ぐらりささ」 電話を取ったのは執事の背虫男のようだ 「じゃぁ、あと5分もしないうちに、そちらに行く。」 そう言って電話を切った途端に 電話はキノコだらけになって煙を出しながら腐ったのだった 振り返ると 神経症の彼女がフクロウに羽交い絞めにされていて 夜がそれに加勢していたのだった 僕は、彼女の手をとり。 さぁ行こうと、雲と夜の間に浮かぶ蜘蛛の城を目指して ジャンプした。 空に飛んだとき 僕と神経症の彼女は蛙になって 月にフランクフルトとあわびを置いてきたのだった そうして、パラレルワールドにようこそと メイドが僕らを迎えて ひまわりが 紫色に咲き乱れたのだった
よろしいですか?〆切ますよ。 投稿期間は終了しました。 審査を開始します。 審査期間は8月2日いっぱいまで。 よろしくお願いします。
524 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/07/31 00:20 ID:pe/NNpRS
>>479-485 笙野頼子『レストレス・ドリーム』みたい。特に前半、マネ出来
ません。遊びもここまでいくと、口あんぐり、だねえ。この悪ノリ。
>>486-487 世界の描写、結構上手いです。女性の魅力的な描写をもっと書い
てほしかった。「眼球ギラギラ」は、憎悪それとも欲望?わからんかった。
>>488 現実と彼岸とのトワイライト・ゾーン。ユーモラスでもあります。何
もない、何も言ってないところ、いいと思うか物足りないと感じるか。
>>489 レイアウトは、はかな気でいい。ことばも単純だけど、意外といい。
最後のシメが、しっくりいってない印象です。
>>490 うん。ウィットが効いてて、いい感じです。「木目を直角に曲がる」
だけが、ひっかかった。どういう意味だろう。
526 :
一覧part2 :03/07/31 00:55 ID:ctnr7svB
527 :
都立家政 ◆MD76fFko5o :03/07/31 03:33 ID:Ts4maciz
お題は「怪」。日常系の作品に特に目がいった。作者がどんな視界でこの世界を見ているのかが面白い。
【3点】
>>490 「mirror」
んーむ、と唸って何度も読み返す。
つーかこれに似た経験を最近俺がよくしている。。
ちなみに俺は多分他の人程、この作品、作風を「雑」だと採らない。
めちゃめちゃ激しく推敲の余地はあるにしても、
それを越えて俺の脳や胸に響くものがこの作品にはあった。
>>468-470 「大トランポリン駅にて」
なんつー題名だよw
江戸川乱歩の少年探偵シリーズを思い出す、
「鉄塔王」とか「空気男」とか「パノラマ島」とかかなり変だよね。
この言葉の組換え作業は詩人の大切な仕事の一つだと俺は思っている。
彼氏と死刑、
主人公は必死なのに「ポンポン」なんつー音がしちゃうのはまさに日常の狂気だよね、
人間が勝手に自分の人生に対して描くストーリー性と、そんなものを簡単に超越したところに存在する適当な宇宙。
「怪」というよりも別のお題かなと思うところはあるけれど。
528 :
都立家政 ◆MD76fFko5o :03/07/31 03:34 ID:Ts4maciz
【2点】
>>507-508 「袋」
俺が小学生の頃に流行った、階段を降りていくバネの玩具みたいだって
読みながら思った。
崩れると思った瞬間に浮かび上がり連鎖する、
言葉。「夜の窓から覗く」ここ、もったいないなぁと思う。
【1点】
>>459-461 先祖とかに捧げるfantasy
>>464-465 スライド・エンド・ショップへようこそ
>>488 「怪しいおじさん」
つげ義春的な日常の風景に潜む怪。
作者の力量の片鱗感じるが、ちょっとこれは急いで作った感じがするなぁ。
>>472-473 「軍隊行進曲」
>>492 「飛ぶと」
題名が素晴らしい。
529 :
名前はいらない :03/07/31 23:22 ID:AzEehsA2
☆★おしらせ★☆ 審査期間に入っています。 審査員の方々は、好きな作品を何作でも自由に選び、 1〜3点の間で評点してください。
はじめまして。今回、審査員の一人を勤めさせていただきます。
よろしくお願いします。
[3点]
>>464 −465
ラスト一行でいきなりポエムするパワーがイイです。
無意味な物語=沈黙の物語を、沈黙より大きくはない叫びの、いわば前ふりとして
僕は読みました。が、ソノ部分も渇いた感じが、悪夢みたいで良いです。
>>468 −470
サービス満点ですね。読ませるッす。「失恋」と「電車」と「死刑」ってのは、
どことなく賢治的ってゆーか、なんだか宇宙的で、もしかしたら僕らの底に、
この3つをめぐって何か深いものがあるのかもしれないですね。
以前、遠距離恋愛を終らせたばかりの人に、何も言葉をかけられなかったことを
(忘れていたんですが)唐突に思い出して、僕はちょっとだけ、胸に痛みを覚え
ました。それは僕の勝手で、作者の人生と何の関係もありませんが、他者に身体
反応を起こさせる文字列って、すごいナと思います。
>>472 −473
この、ゴウゴウゴウは、とてつもなくカッコイイです。
ゲーム化した、でもやめらんない戦争って、無機的だけど「怪」しいし。
531 :
名前はいらない :03/07/31 23:36 ID:icx/eZCi
以上、っす。
535 :
ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/08/01 00:17 ID:hGnMBnMl
>ボルカ氏
サンクス!!
一応、引継ぎ寸評しちゃう☆
>>491 怪しいっつーには明るすぎてハッピーエンドだな。俺も混ぜろ!
>>492 「飛ぶと」
うーん。なんじゃこりゃ。具体的なようでいてヒジョーに抽象的というか。
粗筋的というか。不条理パワーは感じるが、一言で済ますと「くるものがなかった」。
>>493 なるほど、それに当てはまる奴といえば一人しかいねぇよな。そう、俺。
俺一人にしかわかんねぇ内容の詩投稿されたって、それ私信みてぇなもんだろ。
今度はもっと不特定多数に向けて書いてくれや。
>>496 うーむ、ナローバンド。。。ブロードバンドの逆。あるいはそのまま狭いバンド。
あるいはぎゅーと引っ張るからナローになっちまった紐。すまん。タイトルに気ぃ取られすぎる!
>>497 なんかクイズみてぇだな。「さて、この【僕】とは一体、何でしょう?」みたいな。
それにしちゃ4、5行目がホラーテイストすぎるか。語る【僕】の位置が不明すぎるんだよな。。。
>>500 ハウ・メニ・いい孤独!☆
536 :
ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/08/01 01:03 ID:RnQHd5hN
>>505 印象的。前2連と最終連の間に繋がりがまったく見えねぇようだけど、
なんだか繋がっちまう不思議、つーか怪。糞長い行があるけどそこでぎゅーんと
トリップするような効果があるから気にしない。
>>507-508 真ん中以外はえらく時間が早いな。。。ついて行けん。。。
つーか、早い時間を追うためにはゆっくり読まないといけないんだな。また後で相手してやる。
>>509-510 文が小説だよな。小説で書け。それも最後まで、な。
>>512-513 クラシカルなドラキュラっぽいな。結構フツーかも。
ラストが俺のバカ脳にはわからんかった。左眼のやまないチック? ギラギラ?
>>514-520 。。。。。。。。。。。。。。。。。よく頑張った。力作だ。途中で何回かくすっとか笑った。
糞長いが小説としての構成は申し分なしだ。言葉遊びもダジャレレベルは超えている。
いや、すげぇよ、お前。才能認める。厚みもあるし、あぁ、あと何言おうかな。以下、略!!!
>>522 爆笑した。作者の本意かどうかしらんが、ヘタウマ・ギャグとして素晴らしい!!
「落花生」でひっかかった意識が、どんどんもみくちゃにされて、ついには
原色絵の具でギトギトに描いたメルヘン・アートの中へ強引に飛ばされた気分だった。ありがとう!
537 :
名前はいらない :03/08/01 01:07 ID:6GGlZeWU
538 :
名前はいらない :03/08/01 01:07 ID:x9lBDg7y
539 :
名前はいらない :03/08/01 01:55 ID:MQQpVmB5
審査員が自詩に点数いれて「ちゃんぷだ、ちゃんぷだ」と ひとりで喜ぶ、じつにナンセンスはスレだ。アタマ悪いよ。
ここの審査員はレベルが低いと思います。
>>539 釣りですか?みえみえですよ。(w
541 :
名前はいらない :03/08/01 02:26 ID:YJDwDbTK
>>539 そんなひっかけは幼稚だ。よそで遊んでね。(苦笑
542 :
そくらてすのおしっこ :03/08/01 02:37 ID:Tlkc76Jx
ソクラテスの おしっこ のんだって かしこくなれる わけぢゃ ないよ あした みちばたのねこの おまたなめなめ してるとこ みるよていなので いっぱいなので つごう つきません あしからず かしこく なりたいのは ばかにされたい わけで ばかになりたくない のは これいじょう ばかになっても しょうがないから です はれきった あおぞらに ほした ぱんつは よくにあい ます きみと ぼくは それなりに にあいます
543 :
”管理”人 :03/08/01 10:51 ID:J4U/M+Xl
ばわです。採点行きます。
【3点】
>>514-520 A DAY IN THE 8 LINKS
この作品がもたらす意図的な混乱が前後左右に三半規管を揺らすのです。
一人称の変化というより揺らぎの中で分裂しないこの物語はどう閉じるのだろう、
と最後まで読み進んでしまったわけです。
んで、最後まで進んだ結果が・・・メビウスループかよヽ(`Д´)ノウワァァァン
誤変換のふりしたメビウスループという終末のない構成で負けました、の3点です。
(2周目はやはり裏表変換しても元と同じ文章でしょう。そんなきちんとした構成に見えました。)
【1点】
>>462 カレンダー
時間に追われる悪夢。ということにしておくと楽かもしれない。
たしかにこの詩の随所で、過去への願望が(というより「返る」という発想か)浮かび上がる。
それにしては謎の残る詩だと思う。ちょっと幼いのかもしれないけれども。
>>505 鴉
シグナルとシグナレス・・・・・・いや、なんでもありません。
夜明け際の映像がなんとなく疲れるその感情を投影したとしたら、
その「かなしみ」はすぐに隠されてしまう類の物であってそうでなくて。
不通であることのテーマとしては少し弱いのかな、という気も。
(しかし、やっぱり聞きたいのは、m(以下略 )
545 :
なみなみお ◆o4TtjLxu9A :03/08/02 00:09 ID:dpj7pZ1V
僭越ながら採点。
【3点】
>>488 怪しいおじさん
イメージどおりの怪しいでした。一番すんなり「怪しさ」を感じた。
抽象的な詩が多い中、この詩の具体的なイメージが特に際立っていたような気がします。
【2点】
>>464-465 スライド・エンド・ショップへようこそ
いたってナンセンスだと思った。ナンセンスなものにこそ怪あり?
ナンセンスな詩が多い中で、一番うまいと思いました。
【1点】
>>490 mirror
どこか陳腐なウィット感なんですけど、あえてここ(テーマは「怪」)で書いた(あるいは書けた)ことに頭いいなぁ。と。
546 :
アナウンス :03/08/02 00:50 ID:dpj7pZ1V
======================= 審査期限は8月2日までらしいとか言う話です。 なんでも今日一杯だとか。 ふるって審査してくださいです。 =======================
547 :
山崎 渉 :03/08/02 00:57 ID:8+jueK0E
(^^)
548 :
ななほし ◆lYiSp4aok. :03/08/02 03:16 ID:bTotPNQm
ななほしです。採点です、よろしくおねがいします〜
3点
>>468 :大トランポリン駅にて(1) :03/07/27 17:40 ID:fhqifTJ9
面白い! 最後に女性の眼球に収束するのがまた、お見事!
2点
>>509 :家へ(1) :03/07/30 23:25 ID:3/y2C00T
なんか面白い。広がりがある感じ。
1点
>>522 :ようこそ :03/07/30 23:58 ID:0fZhkRPO
ほーりんワンダーだが、神経症の彼女というのは、いまいち詩的に感じず。……だった。
1点
>>464-465 スライド・エンド・ショップへようこそ
まとまっている。輪郭がはっきりしないのがちょっと……
1点
>>505 :鴉 :03/07/30 17:57 ID:dE0dxy3o
じっくり読むと面白い。もっと、吸い込まれるような言葉のリズムがほしいかな?
549 :
俺 :03/08/02 08:12 ID:PCzbu9YK
朝起きると まず自分の頬に手が伸びる ガサガサシタ 感触を楽しみながらトイレで泣いて 朝は食べない 転がるように会社に向かいながら 強く掻き毟るカキムシル 子供が俺を見て息を呑む その子を遠ざける親 ダラダラと仕事をこなして 時に書類を撒き散らして 上司の叱責を背に受けながら 給湯室で女を抱いた 帰り道カキムシル 家に付く直前 右手の爪の間を見てみると 俺の欠片 卑しい 倒れるように布団で眠り 明日また 俺
550 :
549 :03/08/02 08:13 ID:PCzbu9YK
審査期間中、失礼しました。
551 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/08/02 08:41 ID:53AFt6X0
(まとめる力が夏バテですのでタラタラ長いか、もしくは言葉足らずゴメン。)
>>461 >>459-460 先祖とかに捧げるfantasy
盛り沢山が楽しい。これくらい大盛りしないと「耳年増若者の愚痴」になっちゃう。
全部が既製品ぽぃかなぁ。(キツイかもだけど)頭の更新しない頑固年寄りが
20年前から呟いてるみたい。「お父さん最近の主婦って惣菜離れしてるんよ。」
中に数個「貴方の発見」入れて、ホホォてならしても欲しかったです。
「畏み畏み」は、単純そうでいて意外に効いてる。
>>462 カレンダー
よくぞです。んー、こんな経験あったしある、けど説明は試みず諦めてた。
体がおいつかない←うん。用いたい表現に気持ちの方を強引にあわせる
っていうのが無い好感。操作せず大切に表現したのが此方に染込み易い理由かなぁ。
漢字とひらがな入れ替えを試してみて欲しい。それでもチョットしたレイアウトで柔らかさは残せると思うよ。
余談だけど「もうおそい」は無いよ、大丈夫(byおばちゃん)
>>464-465 スライド・エンド・ショップへようこそ
3連目までは導入(「怪」:テーマを見据えてヒトリゴト)かなぁ。目眩=自己粉砕
→割れた鏡→覗き込んだとしても…。骨董品屋さんは楽しいワクワクした。
静止画じゃなく、動いてるのね。簡潔な連で組み立てようとしてるっぽぃけど
マドロッコシサが少しあるの作者さんの性格かもだね。例えばの例えばなんだけど
「鏡を’から」ね、「割った鏡を’」に出来なくもないよね。繰り返してるこの連に
消し切れてない几帳面さ、それが「怪」をチョット甘くしてるかも。最後キラキラ。
>>466 座敷童子の居た夜
面白い。騙し絵みたい。題が無ければ説教部屋だね。んー「アレ」「アレ」「アレはボク」
って言っといて最後に「この傷ごと」。ってことはどぉなの?てなる混乱が題に宥められた。
欲を言えば、シンプル大作戦じゃなく中サイズ以上にしてみて欲しい。そのくらい怖いから。
何かもっとして、と思いました。少し工夫してみて欲しい「…」「?」消して、漢字使い、改行。
>>467 夏の夜の夢
も、こえぇ・・怖いよこれ。一行目なぁに、何が産まれたの・・・。
んー、得体の見かけが説明ゼロだからこそ、此方妄想放題。呻き声も、叫びも
容姿と合わせて完全に持ってます私(説明は自粛します)。は、七行目の
サポート(戦略?)の御陰様でグロくグロく。最後二行が分らなかった、不思議さ
出すための適当(誂え)かなぁ、良かったら後日談で期待です。
>>468-470 大トランポリン駅にて
楽しい。絵が描きたくなった。んー>468「彼氏に’死刑だから」←笑った。
>469「寝る前に’ついてて」←焦った、と残り全部、チョット困った・・・ん・・・。
一見、奇想天外なようでいて、しっかりと導いて貰えた振り落とされず上手。
彼氏とのバウンドの違い、駄目だねそれわサヨナラだ。実は極めて理路整然。
>>471 沈黙
わかる。んー瓦礫に囲まれ立ち尽くす怪物も見える。携帯歩きのOLや
リーマン行き交うオフィス街に立ち尽くす怪物も見える。ただ最後行はピッタリ過ぎて
同じ言葉じゃないかもだけど、この「感・観」自体は既存既存してる気もするん。
あと、切り口が若いでしょ?えっと「ヘィ.ベィベー聞いてくれ」っぽぃ、これのせいで
「貴方は胎児の胎児ですか?」と言いたくなっちゃう。ほたるの墓読んだら書ける。
(偉そうにゴメン。歴史知らないの小学生にも負ける私、だけど言ってみました)
>>472-473 軍隊行進曲
ダンダンダン最っ高。硬い強い怖い。えっと「怪しい」って堂々と使っちゃったのは、
駄目では無いと思う。ただ、詩を書くときの私の癖なんだけど
(以下余談っぽぃ…文字数を決めるのは自分て分ってるのに与えられてる気もするの
数に限りのある「透明の文字」そこへ自分で黒文字を乗っけてくって。
なので前回の「秋刀魚」一行が致命だって言ったのは、勿体無いと思うの・・
その透明文字は私らが自由に使える「可能性」…
ぁぁ・・迷子ゴメン、はぁ?ってなったら質問して下さい、一旦逃げます。)
シュワちゃんのターミネーター「奇形の街」思い出した。おっぱい3つ。。
軍隊行進曲って言わずに内緒の種にしたほうがいいかも。
>>474 滲み出す、溢れ出す
こーーーーーーわぁい、こわぃ…。参りました、これ怖い。
えっと、母屋って言うから余計に忍び寄ってくる感じ。庭の草分けて離れも交わして・・・
尖塔て?そっから鬼百合色?って・・えっと上の感想の続きっぽくなるんだけど
黒文字の入れ方、こぉいうの見ると無駄が無いなぁって思うん。
コチラを描くことで、その何千倍もあるアチラを見せる、みたいな・・(再迷子。
「沁」←こっち使うの見事。あと細かい事言うと「〜を沁み込む」←「〜に」じゃなくて?
蛇の道を通ってくるのね、きっと。
>>475 マツリごとだよおマツリだ
政(マツリゴト)。纏(マツ)り上げ。ホシを懲らしめるの?それとも誘惑して誑(タブラ)かすんかなぁ。
サクラ命名されてるの、アレみたい女スナイパーアレ…アレ…。3.5.7.9連が意味全然わからなく
でも通ってるみたいな怪しい。サクラはヨチヨチの頃から知ってたんだけどホシって
初めて知った、ホシは☆みたく怖くても可愛い仕上がり。隠し事多い感じ、
内緒話されてるみたい。なので雰囲気以外のストーリーもチョット教えて欲しいかも。
【3点】
>>468-470 「大トランポリン駅にて」
点数迷ったが3点くれてやる。結局は「怪」というより「夢」「変」だと思うんだが。。。
また、いくらトランポリンの描写だからといって擬音出しすぎ?とも思ったが。
しかしきっちり上手く構成されていて、読んでいて飽きない。
後に残るものは彼女のくぐもった感情以外なんもないとも思えるが、
しかしそれが印象的。堪能した。この野郎。
【2点】
>>472-473 「軍隊行進曲」
俺が見たかった「怪」は、こういうの。日常の人間の動きがダンダン!と怪しくなって行く。
ただ、いかにもな感じでまとまっちまってるところに息苦しさみたいなもん感じた。
定番パターンでアイロニィィィだぜ!みたいな、型にはまったところはあるかなと。
>>522 「ようこそ」
なんつーかなぁ、13歳のオカルト洋画とか好きな男の子が、
そーゆーものに影響されまくって書きつけたヘタクソな小説もどきみたいなんだが、
この作品のキモはそれが見事なまでに効果を発揮して「爆笑できる」ってとこなんだよな。
この板に限っていえば、チエコ・アリャイプーの「Big Town Forvere(ママ)」と
タメを張るほど笑えた作品。しかし絶対に3点はやりたくないの何でだろう。
【1点】
>>464-465 「スライド・エンド・ショップへようこそ」
ところどころハッとさせてくれるな。しかしバカな俺の頭では再編成するのが大変。
>>505 「鴉」
>>514-520 A DAY IN THE 8 LINKS
寸評通りで。
>>479-485 お堂
ん・・・胸が一杯なる・・・ん・・・・、ん・・・えっと・・・
>>486-487 女怪
話を楽しめる。(にしてもHっぽぃの増えてませんか梁山泊様よ・・
HはHで気が散って集中しにくいとかまぁ・・まぁ・・。)「暑い夏が来て汗ばむ
陽気に包まれる」ん、全体に比べてココだけどぉしたんだろう、
作者さんもチョット「?まイッカ」て思ったんじゃないかと・・ぽかぽか陽気とか、
暑い=夏=汗ばむ・・。目立ってた。
>>488 怪しいおじさん
ぇぇ、面白い。えっと、どぉいうこと?向こうの方の縁側は、順繰り行ってみたらば彼女んち?
複雑な道順でこちらクルクルさせといてそぉいうことかなぁ…あそこは此処でした。。
四連目だけでも彼女が凄く魅力的。古い家とセックス好きって可愛いね。
「しかし’セックスだって」←読み心地いい。ただちょっと説明とか地図っぽぃ
のが面白みや華には欠けたかなぁ。
>>489 ユウレイ
自信だ、堂々。レイアウト勝負、成功。んー、ただ勘ぐりすぎかもなんだけど
貴方特許?の機械的な詩作法にも見える。「触れた瞬間消えて闇」この幹を置く、
葉をつける→イッチョ上がり。他にも色々やり方ありますが、まぁこれ一方法
結構何にでも対応出来まっせ万能…。機械的が駄目なのか、って言われると
そんな事はないね、ただ自分が何で感じたかの理由がわかっちゃうんだこれ。
>>490 mirror
も駄目だ…3連目駄目可笑しい。えっと、淡々と…踏み外すの…
マッチョが…恥しい。これの命はセンスだね、作者さんの中身。詩としては控えめ過ぎるかなぁ
もぉ少し厚かましくてもいいかも。作者さんなりに「どよ?」ってしたい所ね
セールスマンなら大人しすぎ。押し売りするとアメリカンジョーク趣味違いますになっちゃうけど。
(ぁぁぁ…駄目かも…)
>>491 ぷるんぷるんかぁ…色んな表現あるよね、えっと擬音って言うんだった?
ぶらんぶらんだと長さを感じるけど、これは丸い感じ。
夏に似合ってる透明ゼリー「おいしい」のペアにするならこれだね。
おしりぷりん ←にして全体のリズムも工夫したら格好良くなるね。
>>492 飛ぶと
わかりませんゴメンナサイ。夕食時に「今日のかけっこ大会」を興奮して話す幼稚園児みたい。
うんうん、そっかそっかぁ楽しかったんだぁ。ゴメンナサイ。
最後の2連は、各読み手の心当たりにどぉとでも響きそうで好きです。
>>493 I'm your mirror.
鏡に聞かなくても自分でわかるようになるといいですね。
>>496 ナローバンド
死体?生理用食塩水。保存されようとしてんの?ん・・・ホルマリンでもないしなんだ・・
>>497 現身
ん・・・悲しい。「掻き落とされた」がそうだね、そぉらしいね。
現実にある悲しい話。一例。に一礼・・。
意識持ってから二ヶ月、男性の中にあるときは無いのかなぁ…ふと考えてみた。
>>500 なんとなく大特価中(-.-)
視点凄く好き。タイトルでガツン。んっと、居るねこぉいう人、この動きし始めるのは
末期症状だと思うのね、際立つのは臭覚のみで残りは休止してる。うざイイです。
ところでそれはHNですか?名前言っちゃ駄目なんだよルールで・・
>>505 鴉
並列電流、直列電流ここを繋ぐと何処が点く?理科Uですか。ん…面白い
片目づつ消えてるアンドロイド二体が「金物」で、最後に鴉が「肉物」。バランス。
彼女と出会って僕は「わたし」として離脱みたいね、全部を見てるの感じ。
(↑これ…故意かなぁ、うっかりミスかなぁ…)
適度にサイズオーバーした動物に威嚇されるの好きです、自動車サイズの鴉や
自分サイズのネズミとか。化け物は鴉もだし貴方も彼女もよね、って怪だ…
>>507-508 袋
お袋。百合で殺したの?お父さんが?んーと、色んな勘繰り出来て満喫。
だた勝手沢山させてもらっても、最後には自分なりに何かを掴みたいなぁ・・
間違っていてもね「解釈できました+α揺れ」という手応え欲しい。
(勝手に遊びました→)お父さん存在感タップリ。青い袋で生きたまま死んでる。
取り返しの付かない崩壊・廃墟なるまま。言葉の飾り方が凄く好み。
迷子なりかけてでも「単語」へほわんと置いてもらえる。到着。
>>509-510 家へ
なるほど。面白いことしてる…二重構造?でもなく…右手の狐影絵見せながら
左手で鶴折ってた貴方、題名「鶴(家へ)」なのね。んー、それには亥かに読み手を
狐に集中させるかが大事だと思う。「ランナーの脚・帰途」と「どうして家なんだろう」の
力加減に差が無いのが残念。細かいようだけど、女とのっぺらがどうして必要だったの。
>509の最後3行と>510の最後で「いやいや」って突っ込みたくなる可笑しかった。
>>512-513 伯爵
普通にドラキュラ?悪い意味だけじゃなく、えっと…美術学生が模写を利用して
練習するみたいな。触る材料は既存だから、これをお前センスでメチャクチャしてみ。
そこで各表現なんだけど、女が好き。無神経で煙草舐めてる?そこが貴方センスだなぁって
「小さな悲鳴だけでも’おわらせられる」なるほどだね、終らせるとか変えられるとかだね。
貴方センスが例え神並でも…でーも、知ってる話これ。
>>514-520 A DAY IN THE 8 LINKS
別芸術。ユニク○のCMだ。言葉遊びの「キス黄酢」←この類ね、デザインだ。
全然上手く言えないけど私…ワッペンだ、CMだ、雑誌の見開きだ。ん…デザインだ。
皆が膝にスケッチブックのせて、コンテでコリコリ描いてる。貴方、閉店後の商店街
スプレー担いでスケボーで走り倒してる。「あたしは可愛いの 切に感じてる」最高。
無理に悪く言うと…エンドレスヒトリゴト…もっと書けるね。
>>522 ようこそ
あはは、笑った。ん・・・確かに神経症じゃなくても、きぃ←のときは
チョット脳味噌浮き上がってるかも。それ連発してるでしょ、神経所の神経症の…
貴方が無我夢中、愛とかどうでもいいねこの際ね。特に彼女の気持ちなんて
微塵も匂いもしないもの詩から。フランクフルトとあわび…ここもぉちょっと夜空に
似合うペアにしてみて欲しい。全くLOVEの感じられないけど純愛童話て感じ。
562 :
名前はいらない :03/08/03 00:07 ID:oyuHCZcL
審査期間 終了しました。 これより集計に入ります。
563 :
名前はいらない :03/08/03 00:27 ID:uXbGT4Nx
564 :
_ :03/08/03 00:29 ID:bCtDcQJY
・゚・(ノД`)・゚・
566 :
* :03/08/03 00:50 ID:j3kgjXZP
ゴメン、任せっぱにしてた。。 どしたらいいの、あれ合計したらいい?
とりあえず上位の点数あってるかどうか確認だけお願いしますー
568 :
* :03/08/03 00:54 ID:j3kgjXZP
違う違う>自分 …途中で気付いた、えっと
569 :
名前はいらない :03/08/03 00:55 ID:nVkljYtx
570 :
* :03/08/03 00:57 ID:j3kgjXZP
・゚・(ノД`)・゚・ 見方が分らない…ゴメン、お役立てない…ダレカ
571 :
名前はいらない :03/08/03 00:57 ID:uXbGT4Nx
572 :
名前はいらない :03/08/03 00:59 ID:9nBfD+iC
574 :
名前はいらない :03/08/03 01:14 ID:1XuLmEe1
チャンプさん、次回のお題を提出ねがいますー
575 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/08/03 01:17 ID:Y0NRrxs9
すんません、遅くなりました。 『大トランポリン駅』を書きました。 寸評ならびに審査の皆さん、ありがとうございます。 ほんじゃ、次のお題は『青』でお願いします。 期限は、んーと、8/10いっぱいです。
576 :
名前はいらない :03/08/03 01:20 ID:F098r79D
>>575 え? もしかして、かのーぷすさんの「奥さん」の作品?>「とらんぽりん駅」
>>576 よく判らないんですが、まぁ、質問とかは、別スレにてね。ゴメンヨ
578 :
青 :03/08/03 13:04 ID:zVqHjGl/
未だ覚醒していない やや脱力した眠り 夢の中 注ぎ降る光に導かれて . 広がったり絡み合ったり 雲は流れ糸を紡ぐ 空を仰いだ空の上の空が 青い青い青に溶けて 今 目を覚ます
579 :
BLUE :03/08/03 16:11 ID:h52VUsLq
眠っている それ 鼻で黒を探し 目で白を覗いて 足で緑を踏み潰し 口で黄を剥がし取り 両手で赤を引き裂き 溢れ出たそれは 脳いっぱいの青
2つともサクラ?糞で水増ししてはいけませんよ
581 :
579 :03/08/03 20:01 ID:h52VUsLq
糞でゴメンネ。 まあ正直ここに書かせてもらうのは初めてなわけだが。 サクラではナイ。
スクール水着のカグヤ姫 プールの端っこ 夏草毟って また埋めなおす カラッ空 真昼の満月 出てるのに 帰れない 帰れない 物憂げな瞳の彼女 誰も引き止めないから 飛び出せないのさ スクール水着のカグヤ姫 重い想いに華奢な肢体を 僕 が 抱 き し め て あ げ る ! ラ ヒ 「CMのナプキンは なんでいつも青い汁吸うの? 軽くて小さくて吸っても飛ぶの? 吸っても軽くて小さいから飛ぶの? 毟った夏草 すぐ落ちるのに 濡れたスクール水着にくっ付いて……」 ラ ヒ
空の深さのプール 反射してる視線 コンクリートブロックの間 アミダみたいに辿って ナミダに届くけど君はシカッティング イヤンヌ 射られて落ちるのかカグヤ姫!? non!断じてnon!! 射られてるから飛んでいくのさ 幻の代六コースクロールを長い髪が進む キ ラ キ ラ 涙ながすよに青い血流したい思春期 僕は君の背中おして さよなら 今月も スクール水着のカグヤ姫 バタ足 青空 夏プキン パイ! パイパイ!パイ! さよなら僕の青春群像! bye!bye! どこまでも行ってしまってブルースカイ パイ! パイパイ!パイ! 愛されたら空へ bye!bye! bye!
584 :
夏プキン :03/08/03 20:21 ID:/JqKi5kW
幻の代六コースクロールを長い髪が進む ↓ 幻の第六コース クロールで長い髪が進む スマソ
>>578 文字による「雲」のと思わす点描画の偏在が生んだ
左側のスペースにそこそこの量があるパワー・バランスのせいで
それは「空」の”かたち”の不作為的表現になり得ていると同時に
本文への期待をたかめていると思いましたが
擬人化と形状的多(三)層化とが「空」を異形化したこの詩の
各行の意味的重複のみられる初連はその全部の意味内容が
最終行「目を覚ます」によりその前提意味的に語られるのであってみれば
3連構成による不安定な感じの解消のためにも無くてもよかった気がしました。
586 :
ゼリー :03/08/04 15:19 ID:LSzos/v5
それは 人工着色料の 思い出 (誰にだって初恋の思い出は甘酸っぱいものだ) 古びた喫茶店 黒ずんだ椅子 黄色のチェックのテーブルクロス ちょっと背伸びして頼んだコーヒー 窓から差し込む光 その光を受けて輝いた青色のゼリー (初恋は実らないもの ジンクスだ) 少しずつ歪んでいく前にある顔 利き過ぎた冷房 冷めていくコーヒー 相変わらずそこにある青色 表面に苦りきった男の顔と涙をたたえた女の瞳を映し 素直になれなかった 結局一口も食べられなかった青色のゼリー その色は彼女の心を表していたように …彼女はあの時何を考えていたのだろう (今では確かめようも無いことだが) それは人工着色料の思い出 僕の、初恋
君は厚化粧だけど 夜の街を縮める車窓越しに 君は 泣いているようで いきなり うずくまって小さく小さく 抱え込んだ両膝に顔を落として 乗客の見降ろす先に (見上げるとひかりが溢れてた) 君がいて― もし 僕が神様なら (神様なんかいないけれど) のっぺらぼうの乗客なんか消し去って 月まで旅行に行くけど 二人 僕は神様じゃないから (神様なんかいないから) 君の側にいることしかできない (日常に疲れて あくせく働いて 同じ事ばかり いつか変わるだろうって思ってたけど いままではさ 一生変わらないって 世界は 永遠に)
駅について 崩れ落ちた君を 支えながら 泣きまくった それは夜風のせいなんかじゃない 僕は君じゃない―僕は君になれない―ごめん。ごめん。ごめん。 とにかくあいつを殴って来るよ (たぶんあそこにいる) あいつだ あいつのことさ わかるだろ? 君は急がなくていいからゆっくり 歩いて来るんだ あいつには 僕が話しをつけておくから、ゆっくり 僕は待ってる いつまででも 階段の一番上でさ いつものように 笑って手を振って いつでも側にいるから うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
589 :
いつでも側に(3/3) :03/08/04 18:37 ID:jWCvNX2/
ゆるさねええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!! 追伸 青い朝が来たら 目を覚ましておくれ わかるだろ?青い朝 新宿で君と僕 なんどとなく向かえたあの朝 疲れきった夜が宇宙に追いやられて 全てが青くなるあの朝 全てが浄化されるあの朝 立ち上がって空を見上げておくれ 精一杯 あの朝を浴びおくれ 駅の蛍光灯が消えるまでは 僕はいつもそこにいて 世界を青く染め上げるんだ やっぱり 神様なんていなかったよ だから、
あぼーん
精液ではない (それは砂糖ミルク) 干涸びた汗ではない (それは砂糖ミルク) シャツからぽろぽろ落ちるんですよなんだかわかりますかこれがね塩なんですよもう水なんかでないのそれでね便所にいくとスパイがいるんです 仲間に紛れ込んでいるんですねそれでね小便が赤くないと密告されて懲罰を受けるんですよ血尿がでるくらい強く地面を叩かない奴は忠誠心が足りないっていうんでねではない (それは砂糖ミルク) この世界の左端から、青い海の上下をまたぎ ゆらゆらと右端まで一周していく まっしろなラインが見えますか (それは砂糖ミルク) あれは地獄ですよ (いいえそれは砂糖ミルク) ほんとに真っ赤になるんです (それはしろい砂糖ミルク)
ある日、駅の改札で声をかけました 女の子だとおもったら男の子でした 高校生かとおもったら小学生でした 人間だとおもっていたのに天使でした その子が娘になったのです カターシャという名前です 毎日、村から三キロの市場へ 食べ物を買いにいくのです そのあいだに僕は廃品回収の仕事を済ませて 昼過ぎにふたりで朝御飯を食べます もちろんふたりでつくります 後片づけは交代で (やがて僕たちは廃品回収だけでは食べていけなくなったので) カターシャはもうずいぶん大きくなって 胸も少しふくらんできたので 僕がさわろうとすると嫌がります このあいだは乳首の先が痛いと泣いていました (カターシャにもっと稼ぎの良い仕事をするように言いました) でも週末には庭でふたりで本を読みます 僕がつくった砂糖ミルクをカップに注ぎ それをデッキの上に置いて 雨が降ることなどありません (カターシャは身体が弱いので体力をつけなくてはいけません)
カターシャちゃんと血尿はでたか (いいえそれは砂糖ミルク) まだシャツが濡れているじゃないか (いいえそれは砂糖ミルク) (職場で問題を起こさないように躾けもしなければなりません) 僕はカターシャを寝かし付け (カターシャ、明日は休みだから) ベッドサイドに置かれた空のマグカップを手に取って (ひさしぶりに海にいこうか) それをきちんと洗いました (青い空がどこまでも広がり) 塩つぶひとつ残さぬように (海は遠くまでそれを映して) 「きっと奇麗だから」
594 :
薔薇 :03/08/05 02:44 ID:Qbc+qS/O
青い薔薇を追い求めた若い研究者は その鮮明な青に惹かれるあまり 部屋の壁紙からマグカップ、眼鏡 果てにはその頭髪までも青に染めてしまった 遺伝子の螺旋を眺める彼の目には血の色は無く 限りなく白眼に近い細い眼球が蠢いていた それはそれはもう綺麗な青空を見たのは5年も前のことで 彼が見るのは原子の織り成す壮大なミクロコスモス そこには夜も無く昼も無く、幾億光年の歴史を記憶する無力な蛋白質の一日だけ それから幾年 彼のことを殆ど誰もがすっかり忘れ去ったころ 彼はその青い研究室の顕微鏡に誰も見たことの無い宇宙を見たという 「そこにある地球の姿に 青い薔薇の秘密を見つけた」 彼の遺体のすぐそばには殴り書きのメモ しかし私が見たのは、すっかり色を失った彼の抜け殻と、一輪の薔薇だけ 勿論、その薔薇には色は無かった 彼の墓前には それからというもの、青い薔薇が添えられるようになった 香しい薔薇の香りを模倣した プラスティック繊維の蒼い薔薇 「いつかは、地球のような、神々しい青い薔薇が咲き乱れるように」 彼の墓石に刻まれた時代遅れの鎮魂の辞は その数日後 誰かに傷つけられていた その後、彼の研究室は遺伝子治療研究のために 若い研究者が引き継いだという その時は誰もが、その先にあるプラスティックの地球に気付かなかったことだろう 彼は予言していた 原色で構成される、原子の中の宇宙が 彼の妄想ではなく その先に通ずる確信であったことを 彼の墓前の造花が 枯れ果てていたのを私は見たのだ
595 :
ポート・アントニオの八月 :03/08/05 03:27 ID:fmR4X0r/
ジャマイカに僕のいとこがいる 送られてきた絵葉書には 『今はポート・アントニオにいます。素晴らしく青い空です』 とだけ書いてあった 絵葉書の写真は 南洋の島影の航空写真だった 僕は猫に餌をやりながら ポート・アントニオに思いを巡らせた 頭が痛くなるほどきりっと晴れたどこかの海岸で 日に焼けた僕のいとこが冷たい波で足を濡らしながら散歩している ジャマイカウミサギを探したり 片言の挨拶を地元の人々と交わしたりしながら もう一週間滞在を伸ばすことを考えたりしているのだ そんなことを考えながら 日曜の朝11時は過ぎていった
596 :
Rain erase to salad days :03/08/05 05:38 ID:LRzy468R
虚空を掴んだ 太陽を片方の手で隠しながら 横を向く 草が風に揺れて 身じろぐ度 ポケットからコインが零れる どこかの国のコインが埋まる 草叢に 月が浮かんでいた 頼りなさげに 今日は赤くなるのか 黄色くなるのか ほんの少しだけ考えて 欠伸する 再び風が通り過ぎていく 白い牝鹿が草を食んでいる 夢を見る 龍神が雨を呼ぶ 手洗い目覚まし 濡れ始めるシャツ 走り去る青空 走り出す僕 コインを忘れたまま 草原の風になる どこか遠くで雷が落ちた 震える空気 誰もいない部屋 洗面台のコップ 歯ブラシの片方は埃まみれ バスタオルで髪を拭きながら テレビを付ける 冷凍庫のドリアとウォッカ 一人呷る 灯りを点けず テレビだけ喧しく (孤独を紛らわせるだけだったのに) 雨に打ちのめされた 体が震える (サヨナラの言葉、かすれる記憶) くしゃみが掻き消される 一人の部屋なのに 気持ちは深海に沈む 碧い青い蒼い海に 沈み込んでいく
597 :
名前はいらない :03/08/05 05:50 ID:sUoFm2Ls
僕はコンビニでバイト アタタメマスカと僕 オネガイシマスと客 ビニール袋に詰め込んだ 青い鳥 幸せになるといいな
598 :
青のコンビニ :03/08/05 05:54 ID:sUoFm2Ls
599 :
きみのあお :03/08/05 07:16 ID:58K8Jvsc
深く深く深く 青く青く青い 君の青 誰も見たことのない 深く深く深く 青く青く青い 君の青 君も知らない 深く深く深く 青く青く青い 君の青 僕がいっしょにさがしてあげる
600 :
”管理”人 :03/08/05 10:53 ID:LiRZHBSk
>>579 「BLUE」
「脳いっぱいの青」はショッキングな言葉だけれど
そこに至るまでの言葉使いに説得力が無いような。
もうちょっと展開して欲しかったかな。
>>586 「ゼリー」
「人工着色料の思い出」という言葉に、作品が勝てていなかったような気も。
この言葉が面白いから、他の言葉使いの薄さが逆に目立ってしまったかも。
それと、青である必要性を俺はそれ程感じない。
>>595 「ポート・アントニオの八月」
日常にある詩的風景。好みの作風。
絵葉書の青という視点新鮮、ジャマイカというのも面白い。
主人公の回想に、読み手が従兄弟を想像する手がかりになるようなものが欲しい。
あとはもう一歩「青」を炙り出して欲しかった。
>>597 「青のコンビニ」
青い鳥はショッキング。
だがもう一歩二歩、読み手へのサービス精神を期待。
>>601 訂正
>>595 「ポート・アントニオの八月」
日常にある詩的風景。好みの作風。
絵葉書の青という視点新鮮、ジャマイカというのも面白い。
主人公の回想に、読み手が従兄弟がどんな人間なのかを
想像する手がかりになるようなものが欲しい。
あとはもう一歩「青」を炙り出して欲しかった。
603 :
動かぬ婆 :03/08/05 21:19 ID:w3gwJYd6
昔々 動かぬ婆の それ は美しく 私の母を生んだそうです。 夏には浴衣に高下駄 なんぞ履きながら 必死にうどんをゆでていました。 こ洒落た爺は婆に惚れ込んで 二人で必死にゆであげた。 本物のロバに連れられた パン屋さん 僕には想像もつきませんが、 私の母を叱るタメに 布団叩きを持って 婆は走っていた。 今じゃ私の母も一人 僕は動かぬ婆が大好きだった。 時代劇では斬られて一人 斬られた刃には 死んだ赤がこびりつき 残った目には 真青の空が拡がっていた。
604 :
青いカプセル :03/08/05 22:39 ID:BdWDMafA
牛乳に溶かして 飲みこんだ 見失わないように 小さじ一杯もりもりと 雲はくちびるを割って 心臓からふきだしをつくるよ おなかの中で小鳥が笑い 歌になって 空気をわける ぴよぴよ しゅうしゅう いい天気 そとの雨をふくんで 血液は川のように 街へくだる からだ一枚をさかいに 星がてらてら はみ出してしまいそうで
605 :
青いカプセル :03/08/05 22:40 ID:BdWDMafA
私は2つのあおい国を 行き来しながら 本当は 手の中だけで ささやく あおいまぼろしだって 知ってた 明日には消化されていく光だって 知ってた けど 牛乳のうえをころがる この目には あおくしか見えなくて どうしようもなく あおいから 私はいつまでも 錠剤のむこうにある 空に手をのばして ねむりつづけている
608 :
色 :03/08/06 00:18 ID:P5loBGjv
青と白のストライプ 青い海と青い空 青い水着と模様の花達 世界には青が溢れています 貴方の側にも 私の側にも 様々な青がひっそりと 似合わない色はないのです 全ての色が 貴方や私や物達と 調和することが出来るのです 明るい青や優しい青や 暗い青や可愛い青や 緑っぽい青 黒っぽい青 様々な青があるのです 私や貴方がそうであるように 様々な顔があるのです 貴方は、どんな貴方ですか?
>>599 「きみのあお」
少ない語彙で多くを語ることについて興味があります。
シンプルだれど奥深いものをしっかりと感じる。この作者の世界観、好き。
しかし同時に物足りなさもある。
が、もしかしたらそれは俺がジャンフードを食べ過ぎているのかも知れないとか思ったり。
>>604 「青いカプセル」
言葉の選び方、使い方がお洒落だ。「小さじ一杯もりもりと」とか楽しくなっちゃう。
けれど俺にはちょっと謎が多すぎる。
作品を読んでいる途中で置いてけぼりにされてしまった。
飛んでいってしまった風船を見つめる子供、といった感じ。
「もりもり」とか楽しかったので、ちゃんと最後まで分かって読みたかったのだけれど
俺は自分の頭の弱さに頷くしかない。
611 :
名前はいらない :03/08/06 01:31 ID:EEHAsmUp
>608 :色 :03/08/06 00:18 ID:P5loBGjv 青と白のストライプ さわやかでいいーー ちょっと力みすぎてる作品が多い中さっぱりさわやか。 雑誌とか全体の中で1ページを作るには十分、楽しい。
612 :
ブルー :03/08/06 01:41 ID:ZBTfAtA6
ブルー それは 爽やかに憂鬱ないろ 消え入りそうに青い 空の下 碧い海の上に 孤り浮かんだ 桃色ビキニの女の子の 蒼いくちびる 長い髪も ブルーに変わって 浮かんだり 沈んだり 白い雲 にっこり消えてく 濃い群青に
613 :
世界@ :03/08/06 01:59 ID:UwaQ1cFk
そらとうみの あわせ鏡の あっちとこっち もうここには Lineは無くて 見上げれば一羽の うみねこが
614 :
世界A :03/08/06 01:59 ID:UwaQ1cFk
かれの翼に 覆われて 太陽はだいちから隠され テトラポットの上に 立つ僕は そらとうみの間で 泣く。 この涙はいつか アンドロメダを包む ガスや、塵。
615 :
青夜夢 :03/08/06 02:31 ID:RuTJI942
ある夜、僕が家族でキムチ鍋をつついていると、 鍋から突然びしょぬれのおじさんが出てきた。 腰あたりまで出てきたところで、おじさんは、 上を向いて、口を尖らせ、何かを吹き出し始めた。 よく見ると、おじさんが吹き出しているものは、青い金魚だった。 青い金魚達は床にたどり着くと、バシャンと壊れて、 そこの畳が青く染まった。 おじさんを見ると、オルゴールの天使みたいにくるくる回りながら、 四方八方に金魚を吹き出していた。 小一時間もすると、6畳の居間は、 ヒタヒタと金魚の液であふれた。 家族はみんな立ち泳ぎをしていたが、 カナヅチな父はどこからか浮き輪を見つけてきて、 それに体を入れていた。 僕はエイッと気合を入れ、青の中に潜った。 青の中では、さっきまで畳だった床は砂や岩に変わっていて、 銀色の魚や銀色の猫や、銀色の犬、鳥、猿が、 気持ちよいのか悪いのか、ひたすらに泳ぎ回っていた。 その中に僕は青い眼をして、赤いドレスを着たフランス人形を見つけた。 僕は息が苦しくなり、青から顔を出した。 するとさっきまでの青はいつのまにか消え、 くるくると金魚を吹き出すおじさんも消え、 みな平然とキムチ鍋をつついていた。 だけど僕は知っていた。 さっきのフランス人形には、うっすらと産毛が生えていたんだ。
息苦しくなるほどの青に 僕はおぼれている 青に 夢を見た。 あの子が無邪気なまま凶器を振り回している夢 狂ったように笑いながら周りの異星人を攻撃してる夢 凶器からは青い液体が滴り落ちていて、 「ねえ、会える?」 どうしようもないほど誰かに会いたくなったんだ だから誰でも良かったんだよ君じゃなくても良かったんだよ 夢よりは穏やかに笑う君 夢よりは疲れてしまった顔をしている君
「僕はね、そう言う夢を見たんだ」 「へえ、そうなの」 「君がとてもきれいでさ」 「へえ、そうなの」 「異星人が死んでいってさ」 「へえ、そうなの」 「君は誰?」 「へえ、そうなの」
僕はただ疲れていて(熟睡できなかったからね) どうでもよくって 君の爪が青いとか君の犬歯がいつもより長いとか君の肌が青いとか そういうことは だからいつものようにベッドの中で君とキスしてセックスして寝た 夢の中で僕は彼女を殺して、彼女は青い体液を撒き散らして死んだけど やっぱりそんなことはどうでも良かった 明日は晴れるかな? 君の爪と同じ色をした空になるかな? ぼくはあおいろにそまっていた きみといっしょに
619 :
名前はいらない :03/08/06 16:16 ID:6gGkFy1d
今すぐ会いたいの。ひろみはあなたなしじゃもうだめみたい。。。。
私、ここにいるから・・・・・探しに来て、くれる?
7日間会費フリー、10分間無料になってるの、だから来て♪
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620 :
青い鳥 :03/08/07 12:18 ID:LUmM+FxK
僕は今日も必死の眼で 敵から逃れて木から木へ この両手をばたつかせる 僕は今日も逃げながら それでも捨て目を利かせては 獲物を求めて木から木へ この両手をばたつかせる 「あっ、いた」という声と 「わぁ、かわいい」という声が 時々下から聞こえてくると 僕は敵だと思うから やっと見つけたみみずを諦め やはり逃げなければならないのです 幸せだか何だか知らないけれど 和やかな気持ちになれるか知らないけれど そういう軽はずみな気持ちで僕に近づくのは もうおよしになって下さい 僕はあなたがたの光でもない 僕はあなたがたの仏でもない あなたが幸せを感じるたびに 僕の羽は落ちていくんだ ああもうどうせのことならば 私を捕らえて鳥篭に 飼ってくれるその人に逢いたい
621 :
水辺にて :03/08/08 04:44 ID:ClGLwlCx
水面には空が落ちて 粘性を思わせる群青を抱き 水底が世界を飲み込み 全て藍一色に染まる 水沫の思いは果て 縹色が波に濡れる 水鳥の鳴く声に 見るのは蒼き羽の夢
622 :
青色眼鏡 :03/08/08 13:32 ID:aNlPYRgb
目覚めれば 公園のベンチ 猫と子供の 片言の会話 潤いは水道水で済まして 旅費にしませう びちゃ びちゃ びちゃ 石が模す枕に傷口を添えて 生き仏 生き仏 生き仏 勝手に悟りをキメている 生き仏 生き仏 生き仏 瞼には蝶が ひゅろうりひゅるる 好きなように蜜を吸いなさい ああ 幸せそうな親子が 砂の城を置き去りに 僕を見て 逃げていったよ 許せない 許せない あの母親の あの母親の インテリジェンスな青色眼鏡
623 :
青色眼鏡 :03/08/08 13:33 ID:aNlPYRgb
石が模す枕に傷口を添えて 生き仏 生き仏 生き仏 勝手に悟りをキメている 生き仏 生き仏 生き仏 許せない お前も僕も インテリジェンスな青色眼鏡 許せない こんな俗物は 公衆便所に捨てておしまい 大のほうで流せよ、ハニー
624 :
アナウンス :03/08/08 23:58 ID:Evn4RpMQ
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君がその本を抱えてある急行列車に乗り込んだとする 線路がどのような位置でループしてまた戻るように 上り下り関係ないこの路線を走るのは海へ向かう というかすでにこの路線は海沿いを走っているから 乗車駅と降車駅の大きな違いなんて特にないようなもので 違いといったら制服を着た駅員がいるかどうかとか 観光客のような格好をした乗客がいるかどうかくらいで 入道雲さえ見かけない今日の空を突き通すような太陽が暑いと 感じる理由は1つしかない 空はとてものっぺり単色の空だ 急行列車とはいいながらこの客車は夜行列車用で 窓も力を入れてようやく開くような古いもののようだ しかし開けた窓からは速度の通りの風が入ってくるから 君が持ったその本はめくれて栞をつけないとわからなくなる この路線に入ってから急行列車は各駅停車を始めて 君は窓のそばで本をだいぶ読み進めていたのだが 結局途中で風に阻まれた読書は振り出しにもどり 君はその本の出だしを口にする 「すべてが青になる」 聞こえない 聞こえない
観光客の騒ぎ方はいつも邪魔をするためにある 列車の窓が風を切る音はいつも邪魔をするためにある 遠くの海の波音はいつも邪魔をするためにある 暑い太陽だけを抱える空はいつも邪魔をするためにある それを君が気づく もう一度くり返す 「すべては青になる」 観光客のリュックサックは青である 急行列車の古びた客車の外装は青である 遠くに続く海の色は青である 太陽をよけた空の色は青である 君の持っているその本のカバーも青である その時 君が青である つまり 君は音である君は記号である君は単語である 君はシーニュである君は隠喩である君は文法である 君は体系である君は物語りである君はストーリーである ゆえに 君は青である
聞こえない 聞こえない そこに文字だけがある 君がその本を抱えてある急行列車に乗り込んだとする そのとき君はただの命題である
何か最近とっても疲れてて。 気分はブルー。ダークブルー。 きっと天気のせい。台風のせいね。 せめて青い空が見えたら。陽の光が差したら。 きっと私も明るく。元気になれるわよ。 夏の日差しを浴びた向日葵のように。
629 :
増田課長 :03/08/09 01:21 ID:S70Uhprv
増田課長が今日辞める とんと冴えない人だったが 辞めるとなると偉くみえるから不思議だ いつもと変わりない50円切手のような顔で座っている。なめられるということだ。ただほんとうになんとなくいつもと違う。 変わらず指のサカムケや鼻の穴の入口や空白の手帳や帳簿の重なり具合や湯呑みのしずくや十二時の針などを気にしている。 なのに、 だいぶ以前のことだが、一度だけ二人きりで飲んだことがある。 「なじみ」という課長の行きつけらしいこれまた冴えない飲み屋で、『小』みたいな顔のおかみがいて『犬』みたいな顔のおやじがいた 何を言っても「そりゃそうだ」という答えにうんざりしていた私はしだいに課長の顔はなんの文字だろうと考えだしていた 『四』にもみえるが『歯』にもみえる 『目』だなと思うと『貝』とも思える いっそ『は』 いや、『ほ』 『ま』 『め』 『く』 『え』 豆がでてきたので食った そのうちになんかまた話しだして、それはそれで終わった。
その日の昼飯の時に経理の田端女史が「辞めた後なにかすることはおありでしょうか」と聞いた。 課長はいつもの「そりゃそうだ」を言ったあと湯呑みに口をつけそれをながめた。 「鮨屋さ」 道村君なんか人参すっとばした。やむにやまれずすっとばしたのが人参だなんて道村君もおもしろい男だ。 と言いいつつ私もカレーを鼻で食べようとしのだけれど。 「す、鮨、ですかうぽ」 道村君は本当におもしろい男だ。 すっとばした人参を何食わぬ顔で食い、食ったと思ったらまた噴射させた。食ってからしゃべれ。 「ん〜、ん〜」 と課長は続ける。 田端さんはまだうどんだと思って自分の髪を食ってる。 なんだかよく分からないまま昼は終わり 退社時間までその不思議な気分のままだった
課長にはやりたいことがあったということだ。 勤続30余年。私が見ただけでも15年。 私も含めほぼみんなが思っていた「課長がいるから」という変な安心感は 私にかぎり15年目で裏切られた というのもおかしな話で、こっちが勝手に課長を安心の指標にしていたのだ。 「課長は、まあ課長だろう」という本当に、ほんとうに不思議な私のなじみ言葉は、今泣きそうになるほど喜劇じみてきた 心臓が速くなってきた しかしまあ課長は課長なわけで、やりたいことあげるくらい誰でもできるし前からリサーチとかしたのかな鮨屋の 退職金があるうちだけだよな貯金あるだろな 法律とか詳しいのかな なんかすげえな冴えないフリかな 俺は俺だ 重い 羊羹(ようかん)になった気分だ
632 :
青い。 :03/08/09 03:27 ID:K7V9AHlR
君を見ていた。 悲しい目をしている。 君を見ていた。 青い瞳(め)の君を。 「これは、カラーコンタクトなのよ」 と笑いながら。 でも、 悲しい瞳(め)をしている。 僕は君をまねて。 青い縁の眼鏡をかけてみた。 きっと、世界は変わらない。 と思っていたけれど。 なんだか 悲しい。 君の気持ちが分かるような。 君がいとおしくなるような。 悲しみ。 明日、僕は勇気を持って言おう。 「君は、青いコンタクトなんかしない方が素敵だ」って。 この青い眼鏡を捨てて。 悲しみさえも消えてしまうような。 広くて綺麗な青空が見える丘で。
633 :
アナウンス :03/08/09 18:46 ID:/CbaCQNi
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お題は「青」で。
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多くの方の投稿作を待ってます。ふるってご投稿ください。
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634 :
名前はいらない :03/08/09 19:19 ID:exe7VhOI
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最新SOHOのご案内です。※凄く健全ですので是非ご覧下さい。
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こちらのビジネスは新規パートナー獲得で5000円
そのパートナーが新しいパートナーを獲得すると3000円という2次収入が入りま
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つまりある程度のパートナーを確保すれば何もしなくても収入が入るという事です。
ある程度パートナーができたら後は、ほったらかしでどんどん収入が増えて
いきます。 それはまるで自動販売機を設置したかのようです。
※とにかく一度ご覧下さい。 絶対に損はしませんよ
>>612 爽やかさと憂鬱さを出そうとしたのかな、文字どおりに。晴れたビー
チは、確かに爽やかですが、憂愁や倦怠はどうだろう…。
>>613-614 最後のスケールのでかさがいいね。レトリックも展開もそんなに
上手さは感じませんが、スピリットを買いたい感じ。海猫は意外と効果的。
>>615 みた夢をそのまんま書いたのかなあ。スプリンクラーおじさんは面白
いけど、おじさんの顔が見えないのは残念。怖さを出そうとしたのかな。
>>616-618 テキトー感が詩の全体を漂ってるなあ。青は連呼されているけど、
それすらもどうでもいい感じ。青に溺れても、「へえ、そうなの」で済みそうな。
636 :
_ :03/08/10 00:55 ID:ack5n3T8
>>620 青い鳥が主人公か。一種の発想の転換で、いいね。最後の結びはこれ
でいいとは思う。鳥の考えていることや動作に驚きが少ないのが不満。
>>621 キレイだ。終末なのに、まだ未来があるような、不可思議な風景です
ね。短い詩の場合は、世界観を統一させた方がいいと思うけど。
>>622-623 人生の無銭旅行と洒落こみますか。飄々とした感じがいいけど、
最後で無理矢理テーマに持ってって、自分も俗物になるんだね。力技だ。
>>625-627 「すべてが青になる」のはいいけど、その青が「すべてのもの」
に変っていくんだよね。その過程の描写を詳しくほしかったかな。なかなか深いけど。
>>628 ウチは台風、大丈夫でしたよ。空が晴れたらすっかり元気になるのか。
本当にそうだったら、いいね。年をとると、そうもいかなくなっちゃう…。
>>629-631 青いのか?課長が青いのか?うん、確かに青いかな…。巧みな情
景描写と後半のワケ分らん理屈。うーん…。何だか面白おかしい。んで、四角いのか。
>>632 青いフィルターで青い空を見ること、そのままで青い空を見ること。
つながった喜びとかなしみかな。ごめん、それ以上はノーコメント。
あさがきて あたしは後ろの方からプラネット・リズム なみがきて 海はちょこちゃんをはぐくむのよ、はママだけリズム ふんわり見つけたまあるくて黒いボゥル 南風に溶かしたら それは青い形のウサギさん 街角のフリップが綺麗に跳んだ それはウサギの小指からやわい声が生まれたころ 青を飛び越える勢いと 交差する気持ちが真っ白のリズム 触っちゃダメだと言われたのだけれど、やっちゃう ドキドキはここだけの小さなリズム ウサギの夢は どこまでも青く
がやがやらしさの気持ちいい感じ セリフにとらわれないルーズ(loose!)な、そんな感じ くりくり目回す友達が見る 360゜はそんな感じ、上手くつかんでるかも この空はいつまでも青ーのいい感じ 布団に入るときには ウサギのお腹はあったかいリズム でもね、昨日は冷たかったから あたしのおなかで少しだけ うん、少しだけだけれど伝わればいいな
641 :
青の眠り :03/08/10 09:37 ID:jkJZaKZm
青の中で 静かに 青が好きだと 最初の人は私に言った そのひとは好きだった でも私は嫌い まるで その憂鬱さに 染まってしまいそうで 青の中で 静かに眠る あの人の事を 愛していたかもしれないけど 色まで愛する事は 出来なかった 私は 青と離れていたかった あの人は 青を放そうとしなかった ああ もう終わりだと 告げられたその時に 世界に青い雨が降った 青の中で 静かに眠り ただ そこからのイメージの中 漂う 青の中で 静かに
公園の鳩は人馴れて 餌もないのに寄ってくる あんよの君が追ってくと とてとて歩いて逃げていく 小さな君の手の触れる ほんの少しだけ先を行き とてとてとてとてとてとてと 振り返っては逃げていく 彼らのくすんだ翼には 青い羽根が隠れている そうさ星屑のシャワーで洗ったら 真夏の空色に輝きだすんだ だけどそれは 僕らの秘密 あんよの君には教えてあげない
643 :
青 :03/08/10 11:58 ID:YAzeabfS
走る 走る どこまでも 走る 走る 走る 走る 走る 怖いこわい 走る 走る 走る 走る 走る 青がくるよ 走る 走れ走れ走 れ走れ走れ走れ嫌だ嫌だいやだこわい 青 に塗りつぶされ、 走、って? 青が来ない所まで
644 :
青の欠片(1) :03/08/10 15:51 ID:vhzYNmft
辛い事が多すぎる 悲しいことが多すぎる 人は私を神経質だと言うけれど 現実から目を背けて生きていけるほど 私の神経は太くないのである そして私は今、此処に立っている 眼下に何処までも広がる青 頭の上で白が泣いている みゃあみゃあみゃあ その声に促されて 私は青に抱きついた 激しく私を抱擁する青、また青 身体を包みこんで内側まで侵食しようとする貪欲さ ワタシハ「青」ニナルノダ・・・
645 :
名前はいらない :03/08/10 15:58 ID:xaIbt/Jn
赤信号 交差点 人が 立ち止まる 車が 往来する 天使が わたる ぼくは みている 信号 変わる 人が 渡る 車が 止まる 天使は しずかだ ぼくは きいている 青信号の あいだ 落し物 天使の 白い心 拾いあげ なにもない てのひらを みつめていたら ぼくは落し物していた 青い忘れ物
646 :
つづき :03/08/10 15:59 ID:xaIbt/Jn
じかんの 剥がれたところは 果物ナイフで りんごの皮を剥いたのに 似てる ことばの 剥がれたところは 果物ナイフで 剥いた皮をつないだ天使のりんごに 似てる 赤いりんごは みずみずしい 空っぽ で 存在している 白い心をうしなった 天使が ほほえむ 愛をうしなった ぼくが ほほえむ 天使の愛撫は みつめあわない
647 :
青の欠片(2) :03/08/10 16:07 ID:vhzYNmft
気が付くと私は真っ白な部屋にいた みゃあみゃあ鳴かない白が 嗚咽をあげる誰かに話し掛けている たぶん、母 突然目から何かがこぼれ落ちた 頬を伝い、口に入ったそれは塩の味がした ああ これはたぶん青の欠片 私の内側に残る「青」だ 嬉しかったのか、悲しかったのか 分からずに私は青の欠片をこぼし続けた それから私はしばらくして普通の生活に戻った 辛い事が多すぎる 悲しいことが多すぎる そんな時はちょっと、泣いてみる 青の欠片がそこにあるから
648 :
644 :03/08/10 16:08 ID:vhzYNmft
書き込み遅くてスマン。
649 :
名前はいらない :03/08/10 16:10 ID:Ld+qTxcX
651 :
協力して下さい :03/08/10 17:02 ID:4y6neil5
652 :
名前はいらない :03/08/10 20:15 ID:c3tUdj/u
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653 :
__ :03/08/10 20:30 ID:gML3eTBE
654 :
迷子 :03/08/10 21:50 ID:UsU9HW7h
生活に疲れては ほんの五分で道に迷う 三角石の敷かれた鋼管工場を横切り 湿った長家の裏路地を抜けると 見知らない 空き地に出る プレートのない車が捨てられている くぼみに水がたまってボウフラが涌いている 何も待たないものたちの側に ぼくは寝そべって そのままぐっすり 夢の中 教えることはもう何もない と師匠 たとえ何もなくても 私を弟子で居させて下さい 私を愛していて下さい とぼく 新世紀は明けてしまいました 北斗神拳など 必要はないのです 涙をためて目が覚める 上空に 名も知らぬ鳥 とび回って 名前どころか姿も分からない鳥 マッチ擦る 青空だけは いつも青
青は緑に食べられて、名前だけを許してもらう 林檎も葱もあの山も緑色なのは、土に似合うからに違いない この閃きを置く先さえない 夜空は頷きもしない 地べたの限られた領土にある体重は 後ろに伸ばした両腕にあり 溜まってしまった緑色の脈は 退屈な汗をかいて僕の意識の中にある 天に近いのが、名実共に違いない 向かう麓に粒集う灯ひとつへ この閃きを置こうと、隙に滑り込んだのは青空 突然に視界を覆ったハレーションの布が 自ら切り裂いた中央の一角 蹲っている白い影 僕の彼女 目を擦ろうと雑草まみれの手は 青い景色の向こうがわを頼りなく掻いた
蟻さえ怖がる親指と人差し指が、虫を捏ねている 殺しも逃がしもしない優しさ 食み出た頭と尻尾を激しく振り 布と同じ青の虫は 悲鳴をあげている 僕に何かを告げている 天から降りてきたのに違いない この閃きを置こうとした彼女という先は 振り返りもしない 返事さえしない 代わり 青虫を食べた 数日前に済ませている決心 想像出来ている味も歯ごたえも 青空は夜空へと 林檎など見えるわけもなく 葱のにおいならば気のせいで 向こう麓を纏る灯は、どれも古い蛍光灯の色 青くび大根 青のり青ヒゲ青山椒 青だたみ青いケツ青菜 それでもある残像は、明日の青空が消してくれるに違いない 前歯に青い染みを付けた 僕の彼女は初めての顔をしたけれど 蟻さえ怖がる僕の天使 青虫なんて触れるはずがない 僕無しじゃ、青虫なんて触れるはずがない
それはひどくどこにでもあるものである。 なまぬるい道路の上 涼しげな風が一台、こいでゆく ―凝縮 とか 沸騰 とか なまくさい陰りの続く道路には よく 警戒の音がとびかっている― そして柔らかに音を沈めた、考えた 顔の色彩や心の夢 はたまた色とりどりだった、白黒灰。 そして落ちて やがて 落ちているもんだと 決めつけていたに過ぎぬ事を― かっこつけて。 ―にやけて すっとぼけて ごまかして― ひぐらしはもう鳴かない 胸の中で。そして過ぎて こおろぎ鳴かない。 胸の中で。そして過ぎて ゆうがたの白鳥。 胸の中で。朝焼けに映えたカッコウ。 訪れを知らすうぐいすも。胸の中では。なんて...
658 :
波立つ泡の中から 1 :03/08/10 23:48 ID:9e4tQ7VC
海から波を掻き分けて 次から次へと 人間が揚がって来る 滴り落ちる海水 着ている物は さまざまだ 鬱陶ししそうに濡れた髪を 掻き揚げる人もいる だけど誰もが落ち着いている 振り返って この人達の行く先を見届けたい気もする 怖くないのが不思議だった 海からブクブク泡のように 揚がって来る人間の頭
「すべて青だ! すべてが青だ! 覆われている。 いったい何だ?!この、、仕組まれた歯車に這いつくばらぬ己は?! だがどうして?!この、、突き動かした衝動に負ける事の無い“青”は?!」 真暗な中の小さな田舎 車も山も 鳥の声でさえ ああ 脆弱で ああ 静寂で。 色とりどりの人達よ、 どうして こんなにも空は青いのか?そしてどうして、 二度とは逢う事の無いと決めさせる衝動までに高ぶらせるのだ これが素直な拙き脆弱な“青”とでも言うのか? シンシンと日は暮れ また脆弱の中を列が為して、そのとわ色の月となる 今宵、 寝ぶたげな実情から 実情に飲まれまいとして 陰のなかの陰りとならんとするのは まんざら 年甲斐もなく シンシンと脆弱な青を感じえたからと しても。
660 :
波立つ泡の中から 2 :03/08/10 23:49 ID:9e4tQ7VC
どこから来るのか 何処で生まれるのか 確かめたい 興味 好奇心 でも この人達の歩みを止めたら 何かおこりそう 怖くて聞けない やがて海の彼方に天球の音楽が響き青い蝶が雲のように 群れて飛ぶ 闇の占領する空が暗い紫に変わっていくようだ いまならなんでもできる気がする 怖い でも 確かめたい この人達は何処から来るのか 何処で生まれたのか 怖い でも 振り返りたい 身を竦ませ時間だけが過ぎていく この人達は何処へ行くのだろう 東の空が黒い紫に変わっていくようだ いまならなんでもできる気がする
661 :
心臓 :03/08/10 23:59 ID:QHtWT3dZ
水中に似合って青い 半透明の君の さっきまで動いていた心臓が 予熱で柿のように輝いてみえる こうしてると海は深いというより高く ふたりは手をとりあったまま ゆるい弧を描いて降下していく ときおり虹色のちいさなつぶが 遠い海面に向かい あれは海底の戦闘機が ためいきのように漏らしたオイルのつぶ パイロットはきっと 操縦席に密閉されたまま 何千もの夜と 水死者の列を見送っているのだ やがて闇の底に 巨大な蛇のうろこのきらめき 長い列をなした無数の光がみえはじめた TVでみた夜の高速道路がこんな感じだった ふたりは深い空気の底の 暗いあの町に落下しているのだろうか 目玉がいよいよ透明になりはじめると 君は青い闇に溶け その心臓だけが 最後までほのかに赤い
662 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/08/11 00:07 ID:SLLB1qIB
10日をすぎました。
投稿は〆切です。
これより審査期間に入ります。
審査の〆切は8月13日いっぱい。
どうぞよろしくお願いします。
審査方法は
>>2 のあたりに。
誰でもなれますので、初参加の人は、
梁山泊雑談スレで宣言などしてくださいませ。
663 :
名前はいらない :03/08/11 00:07 ID:OoTDh+qw
投稿は〆切になりました。 これより審査期間に入ります。 審査は13日いっぱいまで。 よろしくお願いします。
かぶってごめんあさい。。。
667 :
作品一覧(その三) :03/08/11 00:12 ID:OoTDh+qw
668 :
_ :03/08/11 00:16 ID:HmSzMRlC
669 :
名前はいらない :03/08/11 00:31 ID:OoTDh+qw
以上、 第四十二回梁山泊(御題は青)に投稿された作品の総数は 36篇でした。 引き続いて審査期間に入りまーす。
670 :
_ :03/08/11 00:33 ID:HmSzMRlC
帰省する前に審査ぶっこみます。失礼♪
【3点】
>>594 薔薇
文句なし。怪しい世界と物語り。
全部纏めて抜群。
(見てはいけないものを見てしまったね?
後戻りはできないよ。)
【2点】
>>625-627 急行列車
上手だ。
僕の中にある、あらゆる詩的装置がたたき起こされた。そんな感じ。
青に囚われてしまっているようだ。
【1点】
>>615 青夜夢 ナンセンスから創造した怪しいワールドに一票。
>>616-618 青色異星人 最初と最後が僕のお気に入りです。詩に漂う気狂いもスキ。
>>629-631 増田課長 青か?映画「生きる」を思い出す。共感するも、散らかってしまい。
672 :
名前はいらない :03/08/11 18:01 ID:vxmwCkIj
あっさり風味の詩は無いもんかねえ どれもこれもクドイんだよね
673 :
名前はいらない :03/08/11 18:19 ID:KijNTVS0
674 :
ななほし ◆Jp7Hsv.jJ2 :03/08/11 23:44 ID:BonbSOjB
採点です。よろしくお願いしま〜す。
詩らしい。ねらいを買った。もう少し何かあるといいなぁ……
2点
>>595 :ポート・アントニオの八月 :03/08/05 03:27 ID:fmR4X0r/
心に触れる。なにかの時に思い出しそう。それで幸せになれそうな詩だ。
2点
>>597 :名前はいらない :03/08/05 05:50 ID:sUoFm2Ls
うーん。リアリズム。酷く感じないのは詩人の暖かさだな……。
2点
>>603 :動かぬ婆 :03/08/05 21:19 ID:w3gwJYd6
「気合を入れ、青の中に潜った」……ここで引き込まれた。
2点
>>615 :青夜夢 :03/08/06 02:31 ID:RuTJI942
エイィ! これも二点だ
2点
>>620 :青い鳥 :03/08/07 12:18 ID:LUmM+FxK
一番面白かった。三点候補だけど、二点多いのできめかねたぁ。
2点
>>629 :増田課長 :03/08/09 01:21 ID:S70Uhprv
センスいい。望む星か? 見上げる空か……きっと、それゆえ青く沈む??
1点
>>596 :Rain erase to salad days :03/08/05 05:38 ID:LRzy468R
「…あるのです」……が、ちょっと説明になってるかなぁ? 先生口調か?
1点
>>608 :色 :03/08/06 00:18 ID:P5loBGjv
乙です
>>639-640 アップダイクのウサギ、あれはアポロの月面着陸のシーンがあっ
たっけ。はねるリズム、浮遊感が気持ちいい。けど、内容はよくわかんない。
>>641 モチーフは静かでいい感じ。全てを包み込む青、「あの人」だけを意
味するのではなさそうだね。ちょっと漠然としすぎたかも。
>>642 あっさり風味はいいと思う。青空に手が届きそうな、知らずに青空に
手を伸ばすような、そんな隠れた絵を見てにやにや。
>>643 うーん、これだと、別に「青」じゃなくてもいいような気がするので
もうひと味、何かほしいところです。
>>644 >>647 夢の中で獲得した青、かなあ。後半は思わぬ展開で、ちょっとび
っくりしたかも。何か懐かしい感じ。
>>645-646 トーキョー天使の詩。映画のシーンを送るような描写が心地いい。
4連めなんか、いいなあ。タイトルがほしかったです。
>>654 最終連がいい。ここの部分がミソなんだと思う。迷子の描写、3、4連
めが今イチかなあ。1連めなんか、結構うまいのに。
>>655-656 ええと、最後の描写からすると、青虫を食べたのは彼女なんだよ
ね?「数日前に…」がぼくの視点なんで、途中までぼくが青虫を食べたと思っ
た。丹念な描写はいいけど、細部を語りすぎて全体が見えてこない。
>>657 >>659 擬古調の文章に、古典的な感情を乗せました。悪くないけど意外
性はない。散漫に見えてシメるところはきっちりシメる、テクニックはある。
>>658 >>660 いやあ、不条理で面白い。でも、「怖くならない」と言った直後
に「怖い」と言ってみたり、ことばまで混乱して、ついて行けない…。
>>661 上手いし、情景描写もいいと思う。でも、二人で海底に落ちているけ
ど、徹頭徹尾「ぼく」の視点で書いてあって、「君」の体は見えるのに、もう
一人の片割れの姿が見えないんだよね。そこが欠点。
678 :
名前はいらない :03/08/13 00:38 ID:gvbnI60Y
679 :
名前はいらない :03/08/13 22:14 ID:wW9tNFpQ
審査今日一杯です!
3点
>>661 重たいのは太陽への憧れ ひっぱられて焼き尽くされないように海底でビクともしないこびりつきの属性を握りしめて動かない色のまました心臓
>>681 イイ!!(・∀・)と感じた詩は「一つ」だけなのか?
そりゃないだろう?
>>682 いや、初めての人は面喰らうかもしれないけど、4thさんの審査は、
いつも1つだけだから、気にしない、気にしない。
684 :
都立家政 ◆MD76fFko5o :03/08/13 23:50 ID:PbBsU/tz
お題は「青」。このお題にこだわってかなり主観的に評価したいです。
意外と難しいお題だったのかも知れない。「青」の強引な挿入を感じる作品が多かった。
「青」という単語を使わずに、「青」を感じさせて欲しかったと思ったり。
【3点】
>>654 「迷子」
淡々としていながら的確な描写に、主人公の心情が充分伝わる。
リアリティー。そしてそこから遠くに眺める青。実に上手く「青」を炙り出した。
【2点】
>>616-618 「青色異星人」
作品に流れる世界観が他作より一枚、二枚上。激しくセンス感じる。
617の会話とか俺は好き。面白い。
けれど、そんなにも「青」でなくても良かったのかも知れない、という気もしないでもない。
その辺りと題名の関連で、激しく3点に近い2点。
【1点】
>>578 「青」
言葉の選び方に一考の余地あるも、充分に「青」感じる。青の世界。
>>595 「ポート・アントニオの八月」
日常に訪れた青。好みの作風です。寸評参照。
>>599 「きみの青」
勿論、物足りなさもあるけれどこういった作品を再評価したい心持。寸評参照。
>>622-623 「青色眼鏡」
センスは感じるが強引。もっとちゃんと書ける筈。
>>628 「無題」
言葉選びの安直さ、一方的に放たれる作者の主観に魅力を感じる。
>>639-640 「☆Planet・Rhythm☆」
楽しく読めた。言葉の選び方が素晴らしいママだけリズム。俺的にはまったく青は感じないが。。
>>643 「青」
俺は読者の想像力よりも、書き手のサーヴィス精神を期待するタイプなので
これは長編にしたほうが良かったのかも。作品から「青」を読み解く手がかりが少なすぎる。
その「怖さ」については、激しく共感する。
>>657 659 「青の詩」
685 :
山崎 渉 :03/08/15 12:02 ID:6uqIVx7n
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
686 :
名前はいらない :03/08/15 20:58 ID:M7asfaUw
age
採点置きます。だけど、今回は個人的に「コレダ(・∀・)!!」ってものがなくて・・・。
【2点】
>>604-605 青いカプセル
詩の中で「2つのあおい国を行き来しながら」とあるように
詩自体が2つの世界を行き来している。それは初連と最終連の時制でもわかるとおり。
ちょうど自分自身の身体の表にあるものと裏側にあるもの、の対比として
詩作されているのだろう、と思った。
【1点】
>>661 心臓
谷山浩子「冷たい水の中をきみと歩いていく」というデジャヴが自分にある。
あれが水面を「見上げる」ものだとすると、こっちは水底を「見下ろす」のだろう。
個人的には「見上げる」視点も書いてくれるといいのにな、と思ったり?
でも水平に対象がいてしまうからなぁ・・・。
こんな感じで。では。
【確定】
チャンプ
>>661 心臓
準チャンプ
>>594 薔薇
----------
チャンプである「
>>661 心臓」の作者氏は次回のお題を提出してください。
690 :
犬大好き :03/08/17 07:50 ID:D3kJx8Ly
次のお題は「童話」でお願いします。 遅くなってしまって、すみませんでした。
691 :
快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/08/17 09:01 ID:DTQ63DFF
チャンプおめっとうさんで〜す〜 はい、お題きました きてます きてます いやきました 「童話」 童話っていうとアレですよね 僕なんか昔… あ、いらない? 【投稿期間】とりあえず7月23日いっぱい(24日午前零時) ガニュガニュ投稿してください はい、そこの隠れ詩人もね
692 :
直リン :03/08/17 09:22 ID:ksH9bJSB
694 :
698マニヤ :03/08/17 11:24 ID:dgf504xx
海の童話に聳え立つ空 その国の内部深く、幾多の河を 思いに耽った四肢で越え そこには木製の天使と同じ気高さで きつくつつましく冠を填めた人々がいて 私は重要な客だった いつしか入ることのできなくなったこの壁 そして、そのかわりに 退屈な恋ではなく愛する者の自由が ますます一杯になる位置に立っているが 実は虚構のように宙に浮いており、しかし軽くはなく 盲目に保たれた均衡の中に苦痛が顔を出す みだらな女と死者たちが来るというなら 死者たちのもとで或る範囲の為にだけ芽を吹くように 争いに火をつける苦痛をも讃えるがいい そして漆黒の眠りにつくがいい
697 :
名前はいらない :03/08/19 00:58 ID:1DTO1Rq3
昔、空を飛べると信じた 空の向こうには天国があって天使や神様が住んでるって信じてた 信じてた 信じてた 今はどうだ? 俺は今、権力を信じる 金を信じる 名誉を信じる それがどんなに汚いと解っててもそれを信じるだろう 俺は汚い人間だから 汚いやつは汚いものを汚いとは思わないから こんな俺になることを昔の俺が知ったらどうしていたのかなぁ 海の中でひっそりと暮らす魚にでもなりたいとか思ったかな? でもそいつもきっと汚い人間に喰われちまうんだろうな。
698 :
郷愁 :03/08/19 05:15 ID:mJDBlAjX
アスファルトを背にして 灰色の空と向かい合う 突き刺さるビルと 踏みつける人ごみの奥に 儚く 消え去るような声で 童話を歌う小鳥が見えた か細いやさしさに抱かれ やわらかい膝の上で すこしだけ眠りについた
699 :
名前はいらない :03/08/19 19:56 ID:G1nglP3J
女房子供と別れて2年になるという友人宅を訪ねると子供のためにとっておいたとい う薄い小冊子を読み聞かせてくれた中年にさしかかった身にはなかなかに応えるもの があった読み聞かせの効用というものだろうか驚くほど素直に聞けたのが不思議だっ たそういえばよりを戻さないのかいとふと訊ねると子供の事だけが心配とぽそり一言 彼の目はただその小冊子に向けられていたただひたすらに。
701 :
698 :03/08/20 00:12 ID:2bmhYfqb
??
702 :
浦島太郎 :03/08/20 02:02 ID:cF86iSfR
大いなる田舎に帰ってきてふと思うことは 無理をしているなあということである まるで町全体がその汚名を返上するために必死のような気さえして 隣の県の県庁所在地からだって見る事が出来る 立派なビルの向かいには「ビルヂング」 はぁ 僕が今住んでいる町は確かに規模は小さいがそれでも ところどころが洒落ていてだから僕もお洒落な気分で この大いなる田舎を歩けば人とすれ違うたびに僕の方が 格が上な気がして 歩き方もほらあのいなかっぺのように だらだらしていなくてお洒落である 僕はもともとこの町を誇りに思っていたが 離れれば離れるほど今の町を好きになっていって そうなるとこの町を「最高」と思っていた自分に 嫌気が差してきたからこの頃初対面の人には 出身地を幼少の頃にしかいなかった「東京」と言うことにしている 気がつけば同窓の多くはこの町を離れて 真実の都会に身を置いているその話を聞く 捨てた町に戻ってきた顔はやはりどれもちょっと気どった感じで あの頃の記憶を消すが如く己の最近の自慢話が多くなり もううんざりしてきた頃に目の前に出された味噌煮込みうどんの 蓋にご飯を入れて汁をかけて「うまいうまい」と言って平らげる
703 :
おとぎ話 (1) :03/08/20 18:41 ID:yRlI3KYt
草いきれの川岸 涼やかな橋の下に座って犬を待ちながら あまりに汗をかいたので 川の水に手を浸す 「竜宮城はもうすこし」 と妹の声が聴こえる 瞬間 私は今自分のいる場所を見失う 私の泣き声が聴こえる 台風一過の桟橋から 遠くに妹の浮輪が浮き沈みしているのを目にする あのころから私は 本当は私も妹も竜宮城にいて 今いる世界は嘘なのではないかと空想するようになった
704 :
おとぎ話 (2) :03/08/20 18:42 ID:yRlI3KYt
夜は妹と私のために開かれた竜宮城だった そのお話の中にいる限り私も妹も幸福だった お話の中では妹に何でもしてやれた 妹は素敵な乙姫様だった 色鮮やかな魚たちの荘厳な演舞が始まり 珊瑚礁のテーブルに座る二人のために 亀が悠然と食事や宝石を運ぶ 「乙姫様 これはあなた様への贈り物です」 そして私には玉手箱が渡されたのだ 犬がようやく戻ってくる ゴロゴロと夕立の気配があたりを包む 「竜宮城はもうすこし」 と妹の声が聴こえる もちろん私にはそれが空想の遊戯だとわかっていた でも妹は信じていたのだ 沖の底には竜宮城があることを
705 :
童話 :03/08/20 21:16 ID:VM7cc/l5
計算に長けた蜘蛛が しずかに円を描く わたしの頭の中 うつくしい娘が拘束される エロティックな童話を紡ぎながら とらわれる娘 見てはいけないものを見た娘 愛をあきらめない娘 かわらぬ姿のままそこにある わたしの妄想だが わたしが届かないものを とらまえる蜘蛛 どこかにあるのかもしれなかった いびつだが緻密につくられた蜘蛛の巣が 重たげに露をちりばめて垂れ下がり 人の目から隔絶する におやかな 童話が靄のように満ちる窪地が
706 :
直リン :03/08/20 21:22 ID:QrjifYuK
707 :
名前はいらない :03/08/20 21:30 ID:gL9bsXXs
708 :
大人の私の (1) :03/08/21 00:02 ID:zIehwz1b
カーテンを揺らして 若葉のにおいが入ってくる 広いベージュの食卓 大きな水槽 ブルーオーキッドの魚影 手元で泳ぐ 例えば、あなたは自分の魂を砕く 或いは魂の首を締める 母さんが帰ってくるのを 座って待っている 真っ白なノートに描く物がなくなったから 全ての本をツマラナク思うから ベージュの食卓の向かいガワに 誰もいないから なんて悲しいヒトなんだろ 誰の近くにもいなくて 誰も近くにいない
709 :
大人の私の (2) :03/08/21 00:03 ID:zIehwz1b
熱帯魚の影が大きくなって 部屋中にひろがると夜になって 救急車のサイレンが 父さんを運んでいると思い込む 秒針の音がコチコチいって 林の風がザワザワ騒ぐ ずっと先の素晴らしい救いなど 必要ないものなんです こつこつ積み重ねた孤独が 故郷になったようです 大人の私の 心の童話 悲しみを教えて下さい。寂しさがあります。 言葉が通じません。感情はありません。思いは伝わりません。
ランプの伸びやかな明かりの中で 背を丸め 足を擦り合わせ 向こう一年間の予定をカレンダーに書き記していた 先生がいました 夏だというのに息が白むほど冷えた夜のことです 夜も深まり眠くなった先生が欠伸をしていると 机の右端に置いた壷に小さな虫が吸い込まれていきました 覗きこむと虫が墨汁に浮かんで足をわずかに動かしています あっ という驚きとも怯えともつかない 幼い声で先生が叫びました 壷を倒してしまったのでした カレンダーは墨汁でいっぱいになりました 壷がいやしい犯罪者のように揺れています 黒い墨汁の池はランプを反射して動いていて 浮かんでいた虫は 足を一層絡ませて悶えています いずれ死ぬでしょうねかわいそうに
しかし先生は「やれやれ、」と言いながら 墨汁の滴るカレンダーをごみかごに捨てると そのまま布団にもぐりこんだのでした その夜に見た先生の夢は奇怪怪奇なものでした 先生は草原に立っていて なにかを探しているようでした 先生はドラ焼きが大好きでしたのでそれを探していたという説が有力ですが 本当のところは先生にもなにを探しているのか見当がつかないです おかしいですね 探し物がわからないのに探しているなんて こんなことがあるのでしょうか? でも先生は一生懸命に探しているのです 草原は広いのに(学校のグラウンドの何倍もありました。) 先生は同じところをぐーるぐーる回っているだけでした 何度回った事でしょうか もう嫌になっちゃうぐらい回りましたよ 先生は疲れて座り込みました するとどうでしょう 歩き回っているときには見えなかった 小さな井戸があるではありませんか! 先生は井戸に向かって走り出しました すぐ近くに見えたのにいくら走っても井戸は見当たりませんでした 息ができなくなるぐらい走った先生は空を見上げてまだ走りつづけています ひーひーひーひーもうだめひーひーひーひー もうだめだあひーひーひーひー もおだめーーーーーー
もうだめだと思って座り込んだら また井戸がすぐ近くに見えました 先生はがっくりしました 同じ事を繰り返すのは馬鹿だと思った先生は 芋虫のように井戸に近付けばどうだろう?と思いつきました 笑っちゃいますけど先生は本当に芋虫の格好を真似して前に進んだんですよ? お尻をあげて体を伸ばす お尻をあげて体を伸ばす お尻をあげて体を伸ばす おいっちにっ さんしっ おいっちにっ さんしっ するとどうでしょう。 先生は見事に井戸へたどり着いたんです! 先生がようやくの事で井戸に触れた瞬間 パーカッションの音と桜吹雪が先生を一斉に祝福しました それは虫たちの大合唱した!なんて素敵なんでしょうか! それに感動した先生は むかし兵隊に行った時のことを思い出しました 先生は腕振り腕振り、軍艦マーチを唄いはじめました 「・・・・・・ きさまあとおれとはどおきのさくらあ はなればあなれにちっろおともっ はなのみやあこのやすぐにじんじゃ はなのこずげぇにざいてぇあおお ・・・・・・・」
先生は涙を抑えながら感極まった顔をして歌い上げました しかし、辺りを見回すと誰もいませんでした 虫も草木も白けきった様子です 可哀相な先生は、泣きながら泣きながら(もうそれは孤独そのものです) 崩れ落ちたのでした 先生はねっころがったまま 空のお月様を見ていました お月様の優しい光で慰められた先生は気を取り直して ふたたびなにかを探し始めました きっとこの古びた井戸の中にあるんだと信じきっていました すっきりした顔をして、井戸を覗き込むと 真っ暗でどこまでも続いているようです 先生はどのくらい深いのだろうかと思い おおいと小さな声を井戸に落としました やけに遠くまで響きます やけに遠くまで響くのです おおおいと今度は大きな声で叫んでみました するとどうでしょうか おおおおおおおおおおおおおおおいおいでええええええと返って来たのです!
先生はなんの躊躇もなく 井戸に落ち込みました 一直線に落ちていく中で先生は 色とりどりに咲く花を見ました 笑うと花びらが舞い散りました ずいぶん落ちつづけました 世界の反対側まで落ちつづけているはずなのに 地面はみえませんでした いつしか花もなくなって 先生は今、 真っ白な世界を落ちつづけているのです 真っ白な世界に、先生が探しているものがあるはずがありませんでした 先生はがっくりしました 脂汗が体中から滴り落ちて井戸の底の水に落ちる音がします 窒息しかけながら先生は時計の音を聞きました ぼーんぼーんぼーん ぼーんぼーんぼーん ああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛――
時計の鳴る音で先生は目を覚ましました もうとっくにお昼の12時を過ぎていました 寝すぎた!時間の浪費だ! 先生は、勢いよく布団から置きだして 玄関の扉を開けました 夏の生ぬるい風と共に 色とりどりの花びらが息もできないほど部屋に舞い込んできたのでした 先生は呆気に取られてしまいましたが 探し物を見つけた気になりました
716 :
715 :03/08/21 01:10 ID:gXwjFA+6
訂正します。 4行目:先生は、勢いよく布団から置きだして× 先生は、勢いよく布団から起きだして○
717 :
☆アナウンス☆ :03/08/22 00:42 ID:sY6uTxPR
=============================== 第四十三回梁山泊(お題は「童話」)投稿期間です!! 8月23日一杯まで投稿を受け付けています!! どしどし投稿してくださいね! 繰り返します、お題は「童話」で23日いっぱいまでです! ===============================
718 :
名前はいらない :03/08/22 02:16 ID:C7gBet/n
わぁー おもしろいぃーー
>>710 :探し物(1/6) :03/08/21 00:44 ID:gXwjFA+6
〆切は8月24日いっぱい、ですよね? アナウンス、間違ってますよね?
>719 >691を見ると、今日一杯ということらしいですね。 さて、おいらも考えようか。
721 :
名前はいらない :03/08/22 11:54 ID:Mbqk5IyZ
23日いっぱいだから明日いっぱいまでですよー。 23日いっぱいです! わかりますか?
723 :
影・絵本 :03/08/22 22:14 ID:7AUvdwS/
仕立てあげたドレスで お姫さまは毒りんごをさがす くちびるに浮かぶ花々 さわがしい空を吸いこむように 森は しん と、うなった ゆらぐ影のように ふらつく足を ぺたんと折り曲げて ひらく絵本に 瞳つぶやく 「めでたし めでたし」 と。 その続きは? 重ねたみずうみに沈むのは 汚れのない宝石でもなくて 美しい指をかざるのは 王子さまの甘いささやきでもなくて 背中のうらがわを刻む 赤黒い疎外感 タバコで焼きついた霧 一本がいくつにもなって くだけるような眩暈 つぶやけない瞳 それでも空は青いよ
その男は逃げ惑っていました。 とおくとおくの所まで、 彼の腰から生えた二本の足をつかい、 彼は川沿いまで来ていました。 彼は影に追われていました。 太陽を背に受け、影を作った者に追われていました。 男は常に月光をみつめながら走り、ときに歩き、 この川沿いまで来ていました。 男は川の流れをみていました。 正確には、河を泳ぐ落葉の、 川底に落ちた葉の影が、 泳ぐ落葉をひっぱっているその様を見つめていました。 男がその様をみて、もう影から逃げるその行動が、 影と影が磁石の反極のように、離れる行動が、 まるでいやになってしまいました。
男が目を上げるとそこにはコテージがありました。 もう逃げることをやめた男はそのコテージで、 追いかけてくる反極を待ち、人生を終わらせようと思いました。 コテージのドアをノックすると、老夫婦が顔を見せました。 ぐちゃぐちゃになったおとこの姿を見て、一瞬あわてたように見えましたが、 すぐにシャワーを浴びるように言われました。 シャワーをあび、老夫婦からもらった服を着ると、 老夫婦は男に、ここに住んでもいいよ、と言いました。 でも子供部屋しか空いてないけど、とも言いました。 男はそれでもありがたいぐらいでした。 老夫婦の子供部屋に落ちついた男は、 ここにいるべき人物について考えました。 考えたけれども結論はでず、悲しい推測だけが、頭をよぎりました。 子供部屋には遊び道具が沢山ありました。 おもちゃや絵本や、その他もろもろの子供の遊び道具でした。 その中で男が見つけた本「影磁石と、あと、ねずみ」という本を、 影が追いつくまで何度も何度も読みつづけました。
影が追いついた日、男は川岸に立っていました。 ふと、頭の中を、この原因をつくった少年をおもいだしたましたが、 ああ、わるいことをしたな、とその程度の考えでした。 そして沢山の警官隊に囲まれて、男はいいました。 「あの、影がついてくるのはそれはちがくて、 影がひっぱってるっていうのもそれもちがくて、 ええと、ただ落葉から落ちた影は大変きれいですね」 そういって男は川のなかに入り、 それは男は男自身の影になりました。
727 :
童話(はなし)をしよう :03/08/23 03:34 ID:Bff8+roc
いろいろ可能性が残ってるほど子供じゃないわけで それでも星をとりたいと思う気持ちは残っているわけで いちばん必要な今は 楽しくなるための時間(ひととき) 今日あったことと なかった方がいいこと お話ししよう 明日はきっとそうなるよ オレたちは誰かの役に立っているのかなぁと思うとき ゲームですよとやさしい声が聞こえてくるならば ありがとう神さま今は 退屈な時間を楽しもう ささやかな決心も もひとつかなわないけど お話しをきいてよ やさしい心の光のことを ひたむきに生きたって報われることは少ないんだけど がっかりしてもそれでも年はとっていくわけで いちばん必要な明日を 楽しく待つための時間(ひととき) 昨日なければ良かったこととか 明日あったら良いこと 話してみよう 願えばきっと明日はくるよ
「そうか、ベイさんは、まだキジムナーとは会ってないんだね」 南国特有の濡れるような暑い夜、居酒屋の大きなテーブルで泡盛を傾けて、 カコちゃんとヨシコさんは、内緒ばなしをするようにお互いの顔を近付け、 くつくつと屈託なく笑った。 「キジムナー?いるの、本当に?」 「うん、いるよ、やんばるあたりに行くと」 「ガジュマルの木に住みついてるんだよ」 コンクリートの床、プラスチックのテーブルとイス、 正面にはステージもあって、「内地」から来たバンドが 「いちゃりば ちょーでー」と大声で歌っている。 大勢の客は彼らを歓迎して、合いの手をいれたり、指笛を吹いたり、 なかなかやかましい。若衆と目が合って、にんまり笑う。 三人とも相当量の泡盛が入っているはずなのに、 カコちゃんとヨシコさんは、ほとんどかわらない。 「五歳のころから飲んでるからね」 「いちゃりば、ちょーでー?」 「うん、『一度会えば兄弟』という意味だよ」 「沖縄のことば。私たちもそんなものね」 汗がじっとりと吹き出す、頭はぐるぐるまわる、耳がわんわんいって、 夜は真っ青に湯だって終わりそうにない。
「キジムナーと、ちょーでーになれるかな?」 「わあ、ちょーでー、なれるよ。キジムナーの好きなものを、木の下にそっと 置いておくの。魚とか、蟹とか。あとは氷」 「氷?何、それ。私も知らない」 「氷はね、昔は沖縄にはなかったから。キジムナー氷食べて、気に入ったんだ よ、きっと」 「そうかしらねえ。でもキジムナー、悪さもするからねえ」 「そんな時は、キジムナーの嫌いなもの置くのよ、知ってた、ベイさん?キジ ムナーは、蛸が嫌い。あとはね、うふう、オナラが嫌いなんだって」 「うふう」 ライブはますます盛り上がって、囃子も指笛もいっそうやかましく、 夜はまだまだ終わりそうにない、観客は総立ちで、踊り出す者もいる。 「ベイさん、明日はきっとキジムナーに会えるよ」 「うん、キジムナーは、どこにでもいるから」 カコちゃんに手を引っ張られて、あやしい手付きで、ふらつきながら、 隣のニイニイ(兄さん)と肩を組んで、暑く濡れるような夏の夜、 夜はいつまでも終わりそうになく、みんなで大きく口を開いて、 終わらない琉球の夜、終わらない夜、夜の中、白い蛍光灯、踊る、踊る、 踊る。
730 :
名前はいらない :03/08/23 19:41 ID:FDpP/CsX
今日いっぱいです! お題は童話です!
>>696 相反ベクトルにより立ち往生し眠ることが得策となった気がします。
>海(開放)⇔山(峻厳)、「宙に浮いて」⇔「軽くはなく」、「みだらな女」⇔「死者」
”性”のパワーを無きもの(空→emptiness)とする意図が感じられます。>聳え立つ空
>>697 >汚いやつは汚いものを汚いとは思わないから
>俺は汚い人間だから
「俺」は「汚いやつ」ではないということになるのではないでしょうか。
>>698 当初の道路に仰向けに寝ていた緊張が最終の膝枕の弛緩へととも思えますが
やはりどちらが幻覚なのかはっきりしない印象を受けます。
もし後者がそうであったら危険極まりないと。
>>699 超現実的な状況設定のなかで2つ(我が子と童心)の喪失が語られ
詩が”現実”へと収束し
「小冊子」がそれら2つの表象になったと思いました。
>>702 「田舎」再確認のこの詩の「田舎」は過去のというよりむしろ
現在の”自分”の比喩だとしてもいいかもしれません。
「味噌煮込みうどん」の対照をなす「都会」的な料理を描いていたなら
よりラストがいきたのでは。
原作の下敷き具合が完全ではない気がします。
>>703-704 時点の錯綜がテンションをもたらしていますが
この詩の終わらせ方だと「妹」の”はなし”となってしまうから
やっかいなだけである「玉手箱」とそれを受け取った「私」と
が出て来る連または行を付加して「私」の”はなし”にした方が。
>>705 第1連3行目と第2連5行目は各々が意味的に重複していて説明的であるうえに
第3連1行目に対し齟齬するから
無かった方が良かった気がします。その個所で連を分けても良かったのでは。
雨かんむりの2つの異なる漢字がラストのほうでリズミカルだと思いました。
>>708-709 第1連のような色づかいだと絶望の詩にはそぐわないし
「カーテン」(内外を遮断するもの)が揺れていたり
「若葉のにおい」(何かしらのスタート)がしたりしているので
絶望の詩ではないのかもしれないと思ったところ
最終連の句点に”強さ”を見た気がします。
>>710-715 「井戸」を心の比喩だとしもし心に表層と深層があるのだったら
「花びら」は前者であって「先生」の本当の「探し物」は
後者(>真っ白な世界)の方ではなかったかと思えたとき
結末に妥協や欺瞞を感じました。
>>723 初行の「で」のような助詞は「ドレス」を着た他に使った可能性を示唆し
読者をのせにくくするおそれがあるので
どちらかに決めた方が良かったと思います。
733 :
死の舞踏〜シンデレラ〜 :03/08/23 23:48 ID:/sTe0QUL
ナルシストな彼女は 今日も薄幸なヒロインを演じている エデンの泉に溺れるように 妄想を抱きエーゲ海へ沈みゆく ガーデニアの蕾の中 閉ざされた世界に幻想の花を咲かせて パラレルな恋模様はパリの空 彼女は深い目覚めの中で微笑む キャラメル色の髪を結い 化粧を施しドレスを纏い 舞踏会へ消ゆ
734 :
死の舞踏〜白雪姫〜 :03/08/23 23:57 ID:/sTe0QUL
空白の瞬間の中で 夢物語をなぞっていく指 残雪に足をとられぬように 階段を上って行く お姫様が夢見た舞踏会 煌びやかな衣装と仮面 その内に秘められた悪意と悲劇に気付かないまま 報復と殺伐さをとぐろ巻くアクセサリーの不気味 復讐の時は今 彼女の足に燃え滾る鉄の靴を 惨劇の夜は狂ったステップと共に 死の舞踏をご覧あれ
735 :
死の舞踏〜眠りの森の美女〜 :03/08/24 00:02 ID:cdGeLD3b
眠りは永遠にあれ りんご売りがそっと呟く のぞきこめば苦悶 森の中に葬られた、悪意と悲劇の犠牲 のぞきこめば安息 美しい姿を遺して 女は舞踏会に消ゆ
〆切です。 今回も多忙な方が続出する予感のため、 審査期間を大きく設け、 8月末まで(8/31いっぱい)とします。 皆様、奮って審査くださいませ。
737 :
名前はいらない :03/08/24 00:11 ID:+1KUWAdk
投稿作が10作って少なすぎない? こんなもん?
738 :
名前はいらない :03/08/24 02:11 ID:QMvqOqEG
助かった
740 :
ななほし ◆lYiSp4aok. :03/08/25 01:13 ID:Hw/uwvKh
採点でーす。よろしくお願いします〜
2点
>>698 :郷愁 :03/08/19 05:15 ID:mJDBlAjX
なんか、いいね。予告しただけある? 登場の鮮やかさに……
2点
>>710 :探し物(1/6) :03/08/21 00:44 ID:gXwjFA+6
短い童話読んだような面白さだった。
1点
>>703 :おとぎ話 (1) :03/08/20 18:41 ID:yRlI3KYt
ストレートだったか? もう少しひねりがほしいかなぁ?
1点
>>702 :浦島太郎 :03/08/20 02:02 ID:cF86iSfR
蓋にご飯を入れて……この辺妙に実在感を感じた……よく読むとおかしい???
1点
>>705 :童話 :03/08/20 21:16 ID:VM7cc/l5
いかにも童話らしい、混沌……だなぁ……。
1点
>>728 :濡れるような夏の.1 :03/08/23 04:09 ID:SM0YKXwE
ストレンジャーin 沖縄 かな? うーん、いざなわれるなぁ……
741 :
名前はいらない :03/08/28 03:13 ID:ZyMO2oz6
落ちすぎ。
もう29日だぞう。誰もいない??
3点 なし。
2点
>>703-704 未整理の部分があって分りにくい所がありますが、多分妹さんは
水の災害で行方が知れないのでしょう。そこはかとないかなしみがたたえられ
ています。
>>727 ことばの美しさがツボにハマりました。お題の消化はかなりの意訳で
すが、不思議と違和感がありません。歌詞みたいな感じだね。
1点
>>705 童話は本当はおそろしい。そして静謐の本に閉じこめられる。
>>708-709 春が来てきみは童話になった。
>>710-716 アリス、アリス、いつまでおち続けるの?
743 :
なみなみお ◆o4TtjLxu9A :03/08/29 02:18 ID:f23Qhh64
審査です。やっと夏なのでみなさんバテてるんでしょうかね。
投稿作が少なかったのも審査が少ないのも残念ですが、、、。
>>703-704 「おとぎ話」2点
切ないほど童話を信じたい大人の私が胸に響く。
>>728-729 「濡れるような夏の」2点
南国の暑さが、キムジナ−の存在をリアルにして、僕はワクワクして。沖縄行きてぇとオモタ。
>>705 「童話」1点
>童話が靄のように満ちる窪地が こういうの好きです。
>>698 「郷愁」1点
削ぎ落とすということの素晴らしさ。言葉以上のものを感じさせる詩。
以上4作品です。
>743キムジナ−じゃなくてキジムナーだ。 すいません。僕はあんぽんたんだ。
746 :
名前はいらない :03/08/31 09:41 ID:YiMkGmed
じゃますんな このクソチンが
747 :
:03/08/31 19:00 ID:UG/OBXlB
748 :
快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/08/31 22:39 ID:tvoWUIjx
3点 なし
2点
>>727 「童話(はなし)をしよう」
なんか一番響いたかな。素直でいい。変に改行せんと思いをぶつけたらもっといい
1点
>>698 「郷愁」
さらっと感がいい
>>703-704 「おとぎ話」
<あのころ私は からすっと入っていった
>>728-729 「濡れるような夏の」
文章が読みやすい。
>>733-735 「死の舞踏」
なんかさあ、このデコレイシヨンがいい。もっとひたらしてほしい。「燃え」の後ってなんて読むん?たぎる?
コメント
>>697 (無題)
その男の過程が現代の童話になるはず。
>>724-726 「影磁石と、あと、ねずみ」
けっこう好きな感じやけど、今日はピンとこない
750 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/09/01 00:02 ID:1B/aq87N
ふう。。。しめ切りましょうか。どうしましょうか。
751 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/09/01 00:08 ID:1B/aq87N
作品コメントは途中まで書いてるので、明日には雑談のほうに書きたいと思います。 えと、それでは審査〆切です。今から集計に入ります。 少しお待ち下さい。
確認しました。OKです。
>>753 サンキュです。ふんじゃいきましょう。
セブン・ホーンズ・カモン!!レッド・スネーク・カモン!!
騒麗たるファンフェアレーレを!!!
――――――――
チャンプ
>>703-704 「おとぎ話」
準チャンプ
>>728-729 「濡れるような夏の」
――――――――
でした。おめでとうございます。
それでは、
>>703-704 の作者さん、お題をどんぞ。
755 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/09/01 00:30 ID:1B/aq87N
お題「童話」の結果ですー
________________
チャンプ
>>703-704 「おとぎ話」
準チャンプ
>>728-729 「濡れるような夏の」
________________
お二人さまおめでとうございます!
次のお題をチャンプの方に出していただきますが、
新スレを立てたほうがいいかもしれないですね。
しばしお待ちを。。。
うわーん、やっぱりかぶったー!!!
757 :
名前はいらない :03/09/01 00:31 ID:tR+ATPYa
チャンぶ準ちゃんプ合ってます! 採点お疲れ様です〜
ありゃ、こんなとこでケコーン。 ま、「おめでとう」の2乗つーことで…。
759 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/09/01 00:36 ID:1B/aq87N
新スレ、明日には必ず立てます。ごめんなさい。 もし他の方が立ててくれたらいいなあ。。。
私も新スレ立てられんかった…。 というわけで、後は任せます。あなあなかしこ。 チャンプの人は、お題だけでもここ(か新スレ)に書いとくといいよ。
ワシもハケーン。あんがと。
というわけで、以後の書き込みは
>>761 の誘導先で。
763 :
名前はいらない :03/10/02 10:03 ID:BfFRFZd6
保全age↑
保水。
保守。
すかさず保守。