スレタイ案も無視
検索避けも無視か
■□■□■□■□■□みんな読め!
>>1に補足□■□■□■□■□■
・小説を投下する際は麺の名前や盤名などに検索避けをすること!
※大.祐、新.弥、Di.r…など。
京や潤など、一文字の麺は検索避け不要。
・投下された小説を批判するなら、自分で神作品を投下してから言え
スレが荒れるもとになります
回避
前スレの991サソ投下待ってます(・∀・)!!
遅い。
今まで遅い時は必ず連絡があったのに。
こんな事初めてだ。
雑誌を閉じ、ソファに倒れこむ。
私は彼より年上で。
顔もスタイルも平々凡々。
一方彼はバンドなんかやっていて。
背は高く、顔もまぁ整っているほう。
今頃きっと若くて可愛くてスタイルも良いコ達に囲まれているんだろうな。
それを思うとなんだか虚しくて。
固く眼を閉じた。
ガチャ。
鍵を錠に差し込む音がする。
静.海が、帰ってきたんだ。
「ただいまーっ」
大きな声で叫ぶ彼は何だか可愛くて、母性本能を擽られる。
「おかえり」
ソファから降り、玄関へ向かうともう一人の影が見えた。
「大.佑さん?」
「お邪魔します」
「もう終電ないし、明日も早いから今日はうちに泊めていってもいいでしょ?!」
そう言う静.海はすこし頬が紅潮して大分酔っているよう。
普段世話になっている人を邪険に扱うわけにもいかず愛想笑いで
「布団敷くんで、ちょっと待っててくださいね」と言った。
寝室にもう一人分の布団を敷くと思った以上に狭くて。
何だかあまり接点のない男の人と愛しい彼と3人で一夜を共にするのは少し異様だったけれど。
まぁ、そのへんは付き合いというものを考えると仕方なくて。
・・・本当は別の部屋にしたかったんだけど、マンションじゃ他にリビングとキッチンくらいしかなくて。
すこし気まずい雰囲気の中、私たちは床に入った。
「Nana・・・」
静.海が腕を伸ばしてくる。
長くて、適度に筋肉のついた腕。
「・・・何」
まさか他に人がいる状況でいちゃつくわけでもないだろう。
「愛してる」
「・・・うん」
2人の声は小さいけれど、静まり返った部屋の中だとクリアに聞こえる。
モゾモゾと彼の手が私の体を這う。
「ちょっと・・・」
「なんか、元気になっちゃった」
なっちゃった。なんて可愛く言っても騙されない。
「大.佑さん、いるから・・・」
「もう寝てるよ」
見ると、規則正しく布団が上下している。
静.海が近付いてきて、ピッタリと体が重なり合う。
私は彼の手をぎゅっと握り返した。
ちゅ。と、軽く口付けられる。
暗い中で見る静.海は真剣な顔をしていて。
いつも可愛いと思ってたけど、こういう時は男の顔なんだなと、今更ながら思った。
服の中へ手を滑らすと胸を優しく撫でる。
時々固く突起した部分に触れ、体が震える。
胸を愛撫すると同時に下のほうにも手を入れられる。
「濡れてるね」
「ん・・・っ」
下着をずらし、直に触れられる。
指が少しずつ入ってくると、思わず声が漏れた。
「声だしたら起きちゃうかもね?」
「や・・っだ・・・っ」
唇を噛み、声を出さないよう耐える。
「邪魔だからとっちゃおっか」
下は全部脱がされ、上だけが残っている状態。
頬に軽くキスを落とすと彼がゆっくりと入ってきた。
クチュ。と、濡れた音が響く。
「声出さなくても音で気付かれちゃうかもね」
「そんな・・ぁ・・・」
「ほら。そんなエロい声出したら気付かれちゃうって。」
「意地悪・・っ」
「Nanaが可愛いから悪いのっ」
なんて、よく分からない理屈を言って。
段々と激しさが増してきて。
「動いちゃ・・ダメっ声が・・っ」
「今更何言ってんの。さっきまでも十分やらしい声漏れてたよ」
ふ。と鼻で笑われて、羞恥心で其処が蠢く。
「やべ・・無理。イってい?」
「ん・・っ。私も・・・っ」
私たちはぎゅっと重なり合ったまま果てた。
「おはよう」
大.佑は爽やかな寝起きの顔。
一方2人は眼の下隈で。
「何してたんだよ」
と、唇の片端を持ち上げ、静海をつついた。
静.海から聞いた話だと、確か俺と同じくらいの年齢だったと思う。
けれど初めて会った時の彼女は見た目こそ年相応なものの、何処か大人びていて全てを包み込むような雰囲気だった。
それから静.海に話を聞く度に想いが募っていき、今ではどうしようもなく、奪ってやりたい気持ちに駆られている。
そんな俺の気持ちなど知らず、呑気に飲み会へ誘う彼。
忘れたくて、ペースを考えず酒を煽り、気付くと終電のない状態。
「タクシー呼ぶか」
と携帯を取り出すと、静.海に肩を叩かれた。
「俺の家近いし、泊まっていけば?!」
顔を赤らめ、大きな眼が潤んでる。
こいつ、相当酔ってんな。
「彼女、いるんだろ」
「だーいじょーぶ」
まぁ、俺にとってはいい話だけど。
・・・彼女にも会えるし。
そう思いながら俺は静.海のあとを付いていった。
「ただいまーっ」
ドアを開けると同時に彼が叫んだ。
同棲。か。羨ましいな。
「おかえり」と言いながら駆けてくる彼女はパジャマ姿で。
普段の飾らない彼女を見られたのはすごく嬉しくて。気持ちが高鳴る。
「大.佑さん?」
嗚呼。名前を呼ばれるだけでこんなにも。
「お邪魔します」
平静を装い頭をさげる。
「もう終電ないし、明日も早いから今日はうちに泊めていってもいいでしょ?!」
何今此処で許可を取ってるんだ。
さっき「大丈夫」って言ってたじゃないか。
目の前で断られたらきっと立ち直れない。
一瞬の間があってから彼女は笑顔で
「布団敷くんで、ちょっと待っててくださいね」と言った。
寝室には3人分の布団。
普段彼と彼女が愛用しているであろう部屋に馴染んだ布団と、即席で作られた俺の分。
その2つと自分のを見比べると、「お前はこの部屋に相応しくない」と言われているようで何だか苦い気分になった。
2人でいる分には何ら支障はないだろう部屋も、一人分のスペースを込めるだけで、こんなにもいっぱいいっぱいになって。
彼女に「すみません」と頭をさげてから、静.海とも、彼女とも密接した布団に体を潜り込ませた。
「Nana・・・」
静.海の声がする。
布団が擦れる音がする。
「・・・何」
彼女の声。
高くなく、かと言って低すぎない落ち着いた声。
「愛してる」
「・・・うん」
2人の声は小さいけれど、静まり返った部屋の中だとクリアに聞こえる。
愛を確かめ合う言葉。目の当たりにすると、やっぱり痛い。
何か動く音がするけれど、見ようとする気にもなれない。
「ちょっと・・・」
「なんか、元気になっちゃった」
元気になっちゃった?
何を、するつもりなんだ。
「大.佑さん、いるから・・・」
「もう寝てるよ」
寝ていない。気付いて欲しい。
これ以上傷つけないで。
けれどその想いは2人には届かず只闇に消えていった。
ちゅ。と、口付ける音がする。
静.海からしたのか、彼女からしたのかは分からないけれど。
「濡れてるね」
「ん・・・っ」
彼女の甘い声が聞こえる。
初めて聞く、彼女の声。
それに反応して、自身が痛い程膨らむ。
「声だしたら起きちゃうかもね?」
「や・・っだ・・・っ」
さっきから、ずっと起きてる。
2人の会話だけでその行動を想像する。
「邪魔だからとっちゃおっか」
静.海のその一言で俺は自分の其れを取り出した。
クチュ。と、濡れた音が響く。
「声出さなくても音で気付かれちゃうかもね」
ゆっくりと、其れを撫でる。
「そんな・・ぁ・・・」
ビク。
「ほら。そんなエロい声出したら気付かれちゃうって。」
動きは激しさを増す。
「意地悪・・っ」
ビクビク。
「Nanaが可愛いから悪いのっ」
「動いちゃ・・ダメっ声が・・っ」
嗚呼・・その声。
「今更何言ってんの。さっきまでも十分やらしい声漏れてたよ」
うん。十分堪能させてもらったよ。
「やべ・・無理。イってい?」
「ん・・っ。私も・・・っ」
もう、イくの?
心の中で彼女に問いかけながら、俺は其れを擦り擦り続けた。
「おはよう」
結局一睡も出来なかった俺は早い時間に顔を洗いリビングにいた。
気付かないフリをして爽やかな顔で。
一方2人は眼の下隈で。
「何してたんだよ」
と、唇の片端を持ち上げ、夜中の出来事を思いながら眼の端に彼女を見た。
気付いていた。
彼の気持ちなんてとっくに。
けれどNanaは俺の物。
例え大.佑くんにだって渡すわけにはいかない。
これは、少し思い知らせてあげたほうが良いかな・・・?
「大.佑くんっ!今日夜暇?!」
「予定はないけど。何?」
「飲みに行かない?!」
「いいけど・・・。お前彼女に連絡いれとかなくていいの」
何そんなに俺の女の事気遣ってんの。
頭、おかしいんじゃない?
「もう言ってあるからいいの!
今日は可愛いコ呼んであるんだから、楽しくいこうよ!」
黙ったままの大.佑くんは、またあの哀しそうな眼をしてる。
・・・何を考えてるかなんて分かってるけど。
大.佑くんは飲み会では他の女の子達とほとんど眼も合わせず、只飲んでいた。
あーあ。此処で適当な女お持ち帰りすれば、辛いめなんて見なくていいのに。
そんな彼を見ながら、終電がなくなってしまうまでわざと気付かないフリをした。
「タクシー呼ぶか」
携帯を取り出す彼を見て、慌てて笑顔を作った。
「俺の家近いし、泊まっていけば?!」
一瞬、間があって
「彼女、いるんだろ」
だから、俺の女の心配なんかしてんなよ。関係ないんだから。
「だーいじょーぶ」
人懐こそうな笑顔で言うと、大.佑くんは素直に俺についてきた。
「ただいまーっ」
ドアを開けると同時に叫んだ。
まだ明かりがついてるし、彼女はきっと俺を待ってる。
「おかえり」
彼女はいつもと同じように駆けてくる。
そう、いつもと変わらない。大.佑くんがいる以外は。
「大.佑さん?」
「お邪魔します」
いつもと変わらない顔して。心の中では何考えてるんだか。
愛しい人と会えて、嬉しいでしょ?
「もう終電ないし、明日も早いから今日はうちに泊めていってもいいでしょ?!」
優しくて、大人な彼女の事だから断るはずがない。
思ったとおり彼女は笑顔で
「布団敷くんで、ちょっと待っててくださいね」と言った。
半ば無理矢理に敷き詰められた3つの布団。
普段使っている2つと、所在なさげに置かれている其れ。
1つ増えただけでこんなにも密接するのか。・・・俺には好都合だけど。
俺と彼女に気遣いながらも、布団に体を潜り込ませる彼を見て、俺達も床に付いた。
「Nana・・・」
「・・・何」
いつもと彼女の感じが違う。いつもならもっと甘ったるい声なのに。
「愛してる」
「・・・うん」
今日は、「私もだよ」って言ってくれないの?
2人の声は小さいけれど、静まり返った部屋の中だとクリアに聞こえる。
きっと大佑くんにも聞こえているだろう。
彼女の体を優しく撫でる。
「ちょっと・・・」
「なんか、元気になっちゃった」
「大.佑さん、いるから・・・」
いるから、やってるんじゃない。
「もう寝てるよ」
嘘。寝てなんか、ないよね?
今日こそ、Nanaは俺の物だって分からせてやるんだから。
しっかり脳に刻み付けておいて。
ちゅ。と、軽く彼女に口付ける。
柔らかい唇。いつもと変わらない行為。
彼女の服の中に手を潜りこませると優しく、ゆっくりと撫でた。
段々と彼女の息が荒くなっていく。
それに答えて下の方にも手を差し込む。
「濡れてるね」
「ん・・・っ」
いつも以上に下着が濡れてる。
大.佑くんがいるから?
「声だしたら起きちゃうかもね?」
「や・・っだ・・・っ」
差し込んだ指を締め付けられる。
こんな近くに人がいる状況で、感じてるんだ。淫乱。
「邪魔だからとっちゃおっか」
手早く彼女の服を脱がすと、硬くなった其れを挿入した。
クチュ。と、濡れた音が響く。
「声出さなくても音で気付かれちゃうかもね」
彼女を煽るように囁く。
「そんな・・ぁ・・・」
「ほら。そんなエロい声出したら気付かれちゃうって。」
もう最初から気付かれてるけど。
「意地悪・・っ」
「Nanaが可愛いから悪いのっ」
可愛いって言うのは、本当。
だからもっと意地悪したくて、動きを速める。
「動いちゃ・・ダメっ声が・・っ」
ここまできて、まだ大.佑くんの事気にしてるんだ。
「今更何言ってんの。さっきまでも十分やらしい声漏れてたよ」
それに反応して彼女の膣内が収縮する。
こんな言葉で感じるのか。このマゾ女。
「やべ・・無理。イってい?」
「ん・・っ。私も・・・っ」
彼女が俺に抱きつくと、同時に彼女の中にそれをばら撒いた。
「おはよう」
2人してリビングに行くと爽やかな顔をした大.佑くん。
あれだけ思い知らせてやったのに、まだそんな顔できるんだ。
昨日は俺達の声聞きながらオナニーでもしたんじゃないの。
そんな俺の考えなど知らず。
中途半端に睡眠をとり、眼の下に隈ができた俺達を見て
「何してたんだよ」と言った。
全部知ってるくせに。
唇の片端を持ち上げる彼を見て、心の隅で嘲笑った。
一気に投下させてもらいました。
読み辛かったら御免なさい
遅くなったけどスレ立て乙でした!
>>1サソ
乙です!
静.海 大.佑作者さん乙です!
新鮮でよかったです(´∀`)萌えました
まわしとく
作者サソ乙です(´∀`*)
このマゾ女。に禿萌え_ト ̄|〇
1サソ&大.佑、静.海作者サソ乙です!
29 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 00:55:33 0
グロ
回避
回避完了?
ぴんく板は30超えたら回避完了だったと思う。
前スレの話題になっちゃうけど、シ.ャ.ラ.ク.妄想すっげ萌えました。
作者さんホントにありがとう。
本命麺だから余計に(´Д`*)ハァハァ ごち。
33 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 09:25:38 O
せっかくスレタイ案出してくれた方がいらっしゃったのに完全無視でしたね。。
じゃああなたが立てればよかったんじゃない?
せっかく立ててくれた人に失礼だと思う。
テンプレに検索避けのこと書いてないし、荒らしがわざとやったのか思った。
マターリどそ
(=_=)っ旦~
33です。
また荒れて迷惑がかかると思い、極力丁寧な書き方をさせていただいたのですが、無意味なようでしたね。。
ご迷惑かけて申し訳ございませんでした。
もう立っちゃったんだし、いろいろ言ってもしょうがないよ。
次スレはしっかり検索避けとスレ立ての事をテンプレに入れよう( ´・ω・`)
1さん&大.佑・静.海作者さん乙でした!!
>>39がまとめてくれた事だし、みんなマターリいきませう(´∀`*)
よっしゃあ
堕.威書くか。
だ・い待ってる!!!
漏れも待ってます(´∀`*)ノシ
漏れも待ってます!!
(*´∀`*)
45 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 11:49:08 0
ahahahahah
46 :
敏.弥1:2005/10/16(日) 00:37:37 0
マンションの一室に監禁されて早や半年
ほぼ毎日違う男に犯され、時には複数を相手にする事もある
監禁と言っても全く自由がない訳ではなく
1月いくらで雇われてる風俗嬢のようなもの
その収入で豪華なディナーや好きな服だって買える
優雅な奴隷生活
私を雇っている男たちはというと
ヴィジュアル系バンドというようなものをやっている5人組で
正直あまり興味はないのだけれど
雑誌やネットを見ているとそこそこすごい人たちらしい
最初の3ヶ月程は只体を売っていた
心など邪魔なだけ
辛いのは感情を持ってしまうから
何も考えなければ痛みや辛さなど感じられずにすむ
そう思っていたのに
いつからか彼に恋をした
何も知らないのに
私が知っているのはこの部屋にいる時の彼だけなのに
彼を想うと涙が溢れ胸が締め付けられるような痛みを感じた
47 :
敏.弥2:2005/10/16(日) 00:38:11 0
週に1回のペースで彼は来る
決まった曜日、決まった時間に2時間という限られた時間だけ
気の赴くまま、時には何日も続けてやって来る他のメンバーからは考えられなくて
そういえば彼は複数でのプレイにも参加したことがない
他の人とは違うそんな部分も気になり始めた要因かもしれない
いつの間にか彼の来る日を楽しみにするようになった私は
その曜日にはいつもより念入りにメイクをしていつも新しい服で身を纏うようになった
10時53分
あと7分で彼は来る
携帯をじっと見つめる
それ以外は何もしない
只、彼を待つだけ
6分、5分と時はせまってくる
ドクドクと鼓動が速まるのを感じた
チャイムがなる
11時のすこし前に玄関で待機していた私は笑顔で彼を迎え入れる
「こんばんは」
今日も綺麗な顔
その美しさに対しての感嘆の意味と、久しぶりに会えたという嬉しさとでため息が出た
「あれ。俺来るの嫌やった?」
「嫌じゃないよ!嬉しい!」
咄嗟に感情を言葉にした
「・・・なんか変」
「何が?」
「Nanaが可愛いから」
よく意味が分からないけれど
とりあえず「ありがとう」と微笑んだ
48 :
敏.弥3:2005/10/16(日) 00:38:48 0
「今日も疲れたわ」
広めのお風呂に向かい合わせに座る
乳白色のお湯色で体は隠れてしまっている
「忙しいの?」
「まぁ・・・」
「じゃ、癒してあげる!」
満面の笑顔で言うと、ヘラっと笑顔を浮かべて「ありがと」と言った
その笑顔、大好き。可愛い
並びの悪い歯列と八重歯がたまらなく愛しい
服を着ている時の細身のシルエットからは想像できない筋肉質の体も
全てが愛しくて
「そろそろ上がる?のぼせるやろ」
立ち上がった敏.弥が私に手を伸ばしてくる
手を握ると力強く引っ張りあげられる
裸のまま向かい合わせになるとなんだか恥ずかしい
男に体を見られるなんて慣れてるはずなのに
すこし俯いていると頬に口付けられた
たまらない
感情が溢れていく
胸がいっぱいになる
苦しい
「・・・出よっか」
私から離れドアへ向かう、彼の後姿を追いかけた
49 :
敏.弥4:2005/10/16(日) 00:40:10 0
バスタオルを体に纏いベッドに横になる
「寒くない?」なんて言って布団をかけてくれる
ゆっくりとその綺麗な指で髪を梳かれる
段々と顔が近付いて、今度は唇へのキス
バスタオルを剥がれ、優しく、体中にキスを浴びせられる
「・・・なぁ」
「うん?」
「このキスマーク、誰の?」
ふと目線をしたに降ろすと鎖骨のすこし下辺りに小さな赤い花
いつ付けられたのだろう
黙っているともう一度「なぁ。誰?」と聞かれた
「・・・分かんない」
正直、ほぼ毎日セックスしていて
その度に違う男を相手にしているのだから、誰か、なんて確信して言えない
「なんや、嫌やわ・・・」
「ごめん・・・」萎えた?
彼たちはソレを求めに私の所へ来ているのに、嫌な気分にさせたとしたらそれは私のサービスが悪かったから
お金を貰って『仕事』をしている以上はそれ相応に働かなければいけない
「Nana」
言うと同時に乱暴に胸を掴まれる
痛い
いつも敏.弥は優しく触れてくれるのに
「痛いよ・・・」「黙れ。売女が。」
嗚呼。敏.弥にとっても私は只の商売女で特別な感情なんかないんだ
愛する人の一言に心の芯まで冷えた
50 :
敏.弥5:2005/10/16(日) 00:40:44 0
ぐちゅっ
長い指を其処へ突っ込むと粘液が溢れる音がした
「痛くされてるのに濡れるんやな」
入れる指の数を増やされ粘液を掻き出すように動かされる
「っふ・・・やだ・・」
喘ぎが止まらない
いつもと違う彼の行為に体が酷く反応する
「俺のもしてや」
口元に彼のソレを差し出されると、躊躇なく咥え込んだ
舌を使い懸命に奉仕するが指の動きが気になって集中できない
「下手やな。もういいわ」
口からソレを引き抜かれると唾液と敏.弥の先走りの液が伝った
「欲しいんやろ?」
コクンと頷くと一気にそれを押し入れられた
「中すごい動いてるやん」
いつものように笑う彼
その声と笑顔だけで体が震えた
「もうイきそうなん?」
「うん・・・っ」
「・・・口開けとけよ」
言われたとおり口を開けると白濁の液を注ぎ込まれた
ドロっとした液体が喉の奥にひっかかる
「飲めよ」
ゴク。と音をたて飲み込むと優しく髪を撫でてくれた
51 :
敏.弥6:2005/10/16(日) 00:41:34 0
12時47分
彼が帰るまであと13分
シャワーを浴び服を着て、もう帰る用意は出来ている
「・・・今日は、ごめんな」
「いいよ。気にしてない」
指を絡ませあう
ギリギリまで、少しでも触れていたくて
「あの、さ」
「んー?」
「俺の、専属奴隷にならん?」
「せんぞくどれい?」
「うん。今の奴隷契約は解約してさ」
「でも、私この仕事辞めたら生活できないよ」
「だから俺が養うやん」
それって
「もしかしてプロポーズ?」
「もしかしなくてもプロポーズ」
「嬉しい!」
勢いあまって敏.弥に抱きつくと重なったままベッドに倒れこんだ
「ねぇ」
「何や?」
「なんでいきなり専属奴隷にしようと思ったの?」
「分かってるやろ?」
「うん。でも聞きたい」
筋肉質な腕で抱きしめられ、顔を敏,弥の胸元に埋める
耳元に息が吹きかかって体が火照る
「Nanaの事愛してるから」
GJ!
敏.弥関西弁使わない様な…
でもGJでした(´∀`*)
関西弁でも萌えたよww
GJです!!
GJです!!
関西弁だと違う麺に脳内変換されてしまう漏れは変態orz
作者サソ乙ですた(´∀`*)
漏れ、専属奴隷って響きが大スチだw
57 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 01:24:52 0
ってさげ忘れた…ごめんorz
誰かネタ切れの私に愛の手を!
前スレ冒頭の粥作者様、もいっかいキボン…。
ここってリクとかしていいの?
ここって若い人が多いの?
漏れは21歳!!オバンです...orz
遅くなりましたが、堕威投下お待ちしてます(・∀・)
66 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 12:38:32 0
>55
禿堂
途中でダイに脳内変換されたよ漏れはorz
作者さん乙です。
67 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 23:58:06 O
みんな検索避けしる!!
自由だとオモ
70 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 04:26:09 0
これって麺よく知らないで書いてるって事でしょ?どうなの。
関西弁の敏.弥とか嫌過ぎるw
敏.弥が喋った時点で読むの止めた。
ごめんsage
>>70 せっかくマターリしてきたのにそういう事言うのやめようよ。
わざわざ荒れるような発言(・Å・)イクナイ。大人なら荒れる状態はなるべく避ける事くらい解るよね?
漏れも関西弁でビクーリはしたが、言葉の選び方とか話の流れが凄くいいと思った。
作者さん、また次に気を付けて書けばいいYO。次回作期待してます(・∀・)ノ
せっかく流れを変えようとしてくれてるところ悪いんだけど
>64みたいに21歳でオバンっていうのはどうなんだ…
ここが21禁板だって自覚あんの?
21歳より若い人来れないんだから、もう少し考えてから書き込みしようよ。
はいはい
( ゜Д゜)⊃旦
21歳以上の立派な大人はわざわざ書かなくても良い事は
心の中に閉まっておこうね。
何か…荒れるの防止の為に人の忠告とか意見まで流すようになっちゃったんだね。
正直ガッカリ。せっかくフカーツしたけど、たぶんもう投下しに来ないや。
73=75?
74の言ってること正しくないか?
レスついた直後ならともかく今掘り返すことじゃないってわからないかな。
あともう投下しませんって捨て台詞みるとウザーって思う。
みんな「そんな幼稚な発言する人間の書く小説なんかたかが知れてるから投下しなくていいよ別に」
て思ってるかと。
自分73だけど、書かないとまた荒らしに良い餌与えちゃうかなと思ってついおせっかいしてしまった
蒸し返してこっちが荒らしみたいになってしまって本当にスマソ
正直言って…
UZeeeeeeee!!!!!!
78みたいなヤシが一番ウザイ。
こんな流れじゃ新スレ立てた意味無いよ。
>>79禿同
荒れるのが嫌なら、荒れる原因になりそうな発言しないのは勿論、原因になりそうなレスをスルーするって事も大切だとオモ。
自分の意見押し付けるみたいでスマソ。
さぁみんなマターリマターリ
茶でも飲んでもちつけ(´・ω・)つ旦旦旦~
次の投下いってみよう(・∀・)
投下しないが茶だけ頂いていく
(゚ε゚)つ旦
83 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 04:50:17 O
気を抜くとすぐ荒れるな
みんな がんばろうね
(・ω・)ノ
漏れも執筆中だから又来るよ
84 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 11:18:06 O
>>83サソ
漏れも待ってるので、ガンガッテ下さい(`・ω・´)
87 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 00:08:12 O
ガンガリって執筆中…
>>87 びっくりした
カリガリの話書いてんのかとオモタw
>>88(*´∀`)人(´∀`*)ナカーマ
漏れも最初、そうオモタww
回らないな(´・ω・`)
(・∀・)
( ・∀・)
( ・∀)
( ・)
( )
(・ )
(∀・ )
(・∀・ )
(・∀・)
プゲラ
でも此処はまわらないね・・・(´・ω・`)
過疎化してるけど投下します。壁|´・ω・`)つ●
甘々なので苦手な方はスルーして下さい。
それでは駄文ですがドゾー。
「へたれ」
こう呼ばれるのは日常茶飯事。だって実際俺ってヘタレだし。
でもさ、正直言えばショックなわけで。
ファンの子とかはヘタレな俺を可愛いとか、好きって言ってくれる子もいる。
…でも、男の俺からしてみれば不名誉。
特に君からだけには、言われたくなくて。
「ぅあ、やっべ…!!」
派手な音をたてて床に転がる包丁や俎板と形が悪く切れた野菜。
「ちょ…新.弥ってば何してるの!!危ないじゃん!!」
俺にこう怒鳴るのは、彼女のNana。もう付き合って5ヵ月。
今日は記念日だからって、二人で一緒に料理を作ってた。
でも、普段から料理もしない不器用な俺が手伝ってうまくいくわけなく…この有様。
Nanaは困った顔をしながらしゃがみこんで落ちた野菜を拾いはじめた。
……やべ、怒ってる。
「ごっめん!!マジごめん!!そんな怒らないでよー!!」
俺の言葉にNanaはしかめっ面の顔をあげ、唇を少し尖らせた。
「…怒りもするよっ、新.弥のヘタレ!!」
「う……」
……また言った。
俺、何気に傷ついてんだけど……
「あーもー、いいや。この落ちたやつ、新.弥の分ね」
「うわ、何それー、ヒド〜…」
「っく……ははっ、嘘だよっ。そんな拗ねた顔しないの(笑)
それよりも怪我とかしてない?」
あーぁ、俺って頼りないなぁ…Nanaにこんな心配までさせるし。
ていうか、Nanaってこう見えて俺より年下だし?
…女の子なのにしっかりしてるよな。いつもすげーな、って思う。
俺、Nanaの事守ってやれてるのかな。
「ふぁー、お腹いっぱい!!ごちそうさまっ!!」
Nanaの手料理をたらふく食べて、ごちそうさま、って意味をこめて俺はNanaに向かって手を合わせる。
「美味しかったみたいで良かったっ」
Nanaはニッコリと可愛い笑顔を向けてくれて、片付けるからと食器を持ってキッチンへ向かった。
幸せだな、俺。
Nanaみたいな子が奥さんになってくれたら、毎日すげー幸せなんだろうな……
…でも、Nanaは幸せなの?
俺みたいに頼りなくて情けない男と一緒にいて、幸せなのかな?
……俺だけのひとりよがりじゃないよね?
頭の中が、言い難い不安でいっぱいになって。
パリーン!!
「きゃあっ!!」
「…っ…Nana!!?」
空気を切り裂くような陶器の割れる音と悲鳴がして、とっさに立ち上がりNanaの元へ向かう。
そこには、割れた皿の横にしゃがみこんでいるNanaがいた。
「Nana、大丈夫?」
フリルのついた白いエプロンには赤い染みがついていて、俺はNanaが怪我している事をすぐに判断出来た。
「あーもー…何やってんのー」
「転んだぁー…あいたたた…」
俺はしゃがみこんで破片をそっと片付ける。
「何か…さっきと立場逆転しちゃったね(笑)」
Nanaのクックッと笑う小さな声が聞こえた。
「じゃあ今度はNanaがヘタレな?」
「女の子はドジっていうんですー」
「じゃあ、ドジ(笑)」
「うー…でもヘタレのが師範代レベルだよ」
「うわー、さっきよりひっでぇ!!」
二人で顔を見合わせて、クスクス笑った。
……って駄目だ。
何だこの温〜い空気。
これじゃ俺、ヘタレのままじゃん。
Nanaのペースに飲まれちゃ駄目だ。
Nanaに俺の男らしい所、見せつけてやりたい。
「いったぁー…指、血出てるー…」
「…何処?見せて」
「え、人差しゆ……っ、ちょっ、新.弥!!?」
赤く染まった指先を確認すると、俺はそれを口に含んだ。
口の中にNanaの血の味が広がって、舌先で傷口を触れる。
「ひゃ…やだ、くすぐったいよ…」
俺の突飛な行動に、Nanaは顔を赤くしていて。
いつもじゃ見られないNanaの表情に、俺は少しドキッとした。
「っは…他にも怪我してるかもしんない。膝見せて」
「やぁっ…ちょっと新…弥ってば!!」
元バスケ部の俺からしたらNanaの体はいとも簡単に言う事を聞いてくれる。
俺は有無も言わさずNanaの脚を掴み持ち上げ、柔らかい肌をスーッと撫でる。
「っ…あ…」
「感じてんの?」
「ち、違─…」
「黙って。」
言葉を遮るかのような深いキスをNanaに落とす。
驚きからか、唇は少し震えていて。
「んぁ…っふ………」
苦しそうに俺の胸をトントンと叩くNanaの腕を、壁に押さえ付けた。
そういやいつも、なんか温い雰囲気ばっかでキスしてたもんな。
しかも5ヵ月も。ついNanaの姉御肌みたいなのに甘えちゃって。
やがて離したNanaの唇は唾液でイヤらしく光ってて、いきなりのキスに目はトロンとして肩で不規則に呼吸している。
そんな小さな体を抱き抱えて、そっとベッドへと運んだ。
「ぁ…新.弥…?」
Nanaをベッドへ押し倒すと、スプリングがギシッと音を立てた。
「か…片付けしなきゃ…いけないんだけど」
「そんなの後でいいじゃん。
怪我してないか調べてやるって」
膝丈のスカートを引き剥がして、下着も強引に脱がせた。
「や、やだっ!!」
とっさにエプロンで下半身を隠そうとするNanaの手を無理矢理剥がして。
…あれ?
Nanaってこんな恥ずかしがりだったっけ?
体を重ねる時だって、いつもNanaが俺をリードしてたのに。
「…こっちは?」
「ぁ…駄目…!!」
脚を広げて、まじまじと其処に目をやる。
「…濡れてるんだけど」
「や…見ないでよー…」
指先で其処をなぞると、Nanaの体がビクンと震えた。
「っ……!!」
「感じちゃってる。やらしいな、Nanaは(笑)」
「やぁっ……新.弥の変態っ…!!」
「へー…そんな事言うならもう触ってやんないよ〜?このままでいいの?」
其処を何度も軽くなぞって、Nanaのプライドをへし折る。
「や……」
「触って下さい、でしょ?」
「ぅ…触って…くださ、い…」
目に涙を溜めながら俺にお願いする姿は、今までに見た事無いくらい可愛くて。
何だかもっといじめてやりたくなる。
やべ…俺止まんねーかも。
「よく出来ました」
人差し指と中指をNanaの中に飲み込ませる。
Nanaの中は熱くて、まるで欲しがってるかのように吸い付いてくる。
軽くかき回すと、Nanaの体はビクンと歓喜の声をあげた。
「や、あぁっ!!新.弥ぁ…!!」
いつの間にかNanaの腕は俺の首に回されていて、しがみついて刺激に必死になって耐えてる。
耳元では、Nanaの荒い吐息だけが響いてて。
「ねぇ、一人だけ気持ち良くなっちゃって狡くねぇ?」
「え…?」
「解るでしょ?」
俺の言葉に目で返事をしたNanaは、その小さな手をそっと俺自身へと伸ばした。
ジーンズの固い生地越しにも解る程、そこは膨張しきっていて。
ジッパーを下ろしてソレを取り出すと、Nanaはゆっくり指で刺激し始めた。
「っ……は………」
もどかしい感覚が下腹部に走って、俺は深い息を吐く。
「Nana…違う」
「え…?」
「口でして?」
俺の言葉にNanaは少し驚いた表情を見せる。
「どうしたの?」
「え、あ、うん…解った…」
Nanaは躊躇いつつも指先で扱いていたソレをそっと口に含ませた。
俺自身の先端に、鋭い刺激が走る。
「っあ…Nanaっ…」
少し苦しそうに舌を動かすNanaの頭を少し俺に押しつけて。
その舌は器用に動きながら俺自身の敏感な所を探る。
その姿は今まで見るNanaとは違って、何だか凄くイヤらしく見えた。
「…っ、Nana、もういい」
押さえ付けていた手を離して、Nanaの体を持ち上げて俺の上に座らせた。
「に、新.弥…恥ずかしいよ…こんなの…」
「え、何が?」
コレ、と指で持ち上げたのは身につけている白いエプロン。
そっか、俺が中途半端に服脱がせたせいでエプロン一枚になっちまってたんだ…
そう思って改めて見ると、妙に興奮してきて。
「あー…いいんじゃないの?エロくて」
「やだってばぁ、脱がせてよぉ…っ」
「じゃあ終わってから、ね?」
そう言いながらNanaの腰を持ち上げて、押さえの効かない俺自身をNanaの中に飲み込ませた。
グチュッ、とイヤらしい音をたてて熱くなったNanaの中に入り込んでいく。
「ひゃ…ぁあっ…ん」
ゆっくり奥を突くとNanaの体はビクンと跳ねて、深い息を吐いた。
俺の首に腕を回して、必死に刺激に耐えている。
その姿がたまらなく愛しくなって、俺はおもむろに深く口付けた。
「はっ…っあん…っにー…や…ぁ…」
「Nana…っ…お前の中っ、超熱いっ…」
だんだん俺自身も止まらなくなってきて、無意識に腰の動きが速くなる。
耳元ではNanaの荒い息と刺激に耐えようとする声が響いて、必死に俺の体にしがみついている。
「にぃ…やぁ…」
「…ん?」
「もう…駄目だよ…っ」
「我慢出来ない?」
「んぅ………」
コクコクと首を縦に振るNanaに軽く口付けて、思い切り俺自身をNanaの中に突き立てる。
いきなりキュウっと締め付けたかと思うと、Nanaの体はビクンと震えた。
「ぁ…っん、あぁぁあっ!!!」
「やべ…っ、そんな締め付けたら俺…もうっ…!!!」
一気にズルリとNanaの中から引き抜いて、白濁の液体をNanaの身体に向かって吐き出した。
Nanaは俺の身体に寄り掛かって、ぎゅっと抱きついた。
「はぁ…はぁ…新.弥の…変態っ…」
++++++++++++++++
「ちょ、Nana〜!!!こっち向いてよ〜!!!」
「………」
Nanaはさっきからずっと俺に背を向けてまともに話してくれようともしない。
そりゃ当然だよな、いきなりやっちゃったわけだし…
「んもぉ〜!!Nanaさぁ〜〜〜ん!!!ごめんって…」
おもむろにNanaの腕を引っ張ってこちらを向かせると、あまりにも意外な表情をしたNanaがいた。
「…何で顔真っ赤なの?」
「っ…だって新.弥がいきなりあんな事するからっ!!」
「だっていつもいつもNanaが俺の事ヘタレだって言うからさぁ〜…」
「それとこれの何が関係あるの!!?」
「だーかーら!!俺だって少しは男らしいんだって所見せてやりたくて!!」
「…え?」
「な、何」
するといきなりNanaは思い切り笑い始めた。
俺…何かおかしい事言った?
「新.弥…アレ、男らしいって言わない。
何だ…てっきり変態プレイが好きなのかと勘違いした(笑)」
「え、あ、う、嘘!!」
男らしい所アピールしたつもりだったのに…俺がやると変態プレイ…
ガックリ肩を落とす俺の手を、Nanaの両手がギュッと握った。
「新.弥はねぇ、ヘタレなままでいーの。そんな所、大好きなんだから」
「…マジで?」
その言葉が、何だか少し嬉しくて。
…俺、Nanaにならヘタレ呼ばわりされても構わないかな。
「それに…こーいうプレイも楽しかったから許してあげる」
「…は?」
そ、それって…
「今度はアタシにやらせてねw」
ニッコリ笑うNanaが、少し恐く見えました…
何されるんだ俺…orz
変態プレイを男らしいと勘違いするのモエー
それが天然ヘタレ属性なんだなw
お疲れ様でした
ヘタレ(*´Д`)ハァハァ
萌えました!!作者サソ乙です!!
GJGJGJ(・∀・)!!!!
ヘタレ萌えますた!!!
作者サソ乙(*´д`)
モエー((*´д`*))
作者サソ乙です!!ごちそうさまでしたw
スレに活気が戻ってくるといいな…
>>108 はげど(´・ω・`)
また前みたいに楽しくてたくさん萌えるスレにしたいねorz
堕.威書きたいんだよ
書きたいんだけど時間が無いんだよ
私も書きたいんだけどネタがないよ…
麺との処女喪失
麺と3P
無理矢理的な感じで(´∀`)
処女喪失と3P書いてみようかな…
もしかしたら3Pで処女喪失になるかもだけどw
イイ(・∀・)!!
宜しくお願いします(´∀`)
2ヶ月ぶり位に来てみたw
何か見事に過疎ってるね(´・ω・)
人が多いよか良いのかもだけど。
明日かなんかに薫妄想投下しますノ
>>116 待っとるでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!
118 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 22:54:34 0
あげ
暗い帰り道
自分の靴音だけがカツカツと響く
午前1時もすこし過ぎた頃
少ない外灯と満月だけが頼りなげに足下を照らす
狭い路地を右に曲がるとすぐ、すこし向こうに人がいるのが見えた
背格好から見て、多分男の2人組
彼らはこちらに向かってくることも、私と同じ方向へ歩き出すこともなく只佇んでいた
彼らに不安を覚えながらもひきかえすのもおかしな気がして、そのまま彼らの横を通り過ぎた
その時に見えたのは暗闇とサングラスで良く見えないながらも整った顔と突き刺すような鋭い瞳だった
何事もなく彼らの横を通り過ぎた私は胸を撫で下ろし
「自意識過剰だ」と自嘲し、先ほどと変わらず足を進めた
が、自分とは違う足音が背後で聞え始めたのに気付きすこし体を緊張させた
「さっきの2人だ」
彼らだと理由もなく確信した
すこし足早に歩く。というより小走りだったかもしれない
暖かい外灯の下に来た瞬間、腕を掴まれた
心臓が跳ね上がる
怖くてささやかな抵抗さえもできない
「こんな時間に、女の一人歩きは危険なんちゃう?」
聞きなれない関西弁
顔は見えないが笑っているように聞えた
「襲われちゃっても、しょうがないよねぇ?」
もう片方の腕を掴まれ引っ張りあげられる
小さな私は爪先立ちをするような姿勢になる
「や・・め・・・・」
助けを呼ぼうとするが震えたか細い声しか出てこない
腕を振り解こうとしても全く適わない
嗚呼。なんて女ってやつは非力なんだろう
私は初めて女であることを恨んだ
「可愛いな」
関西弁の方の男が顔を近づけてくる
サングラスはかけたままだけど外灯の下で見ても整った顔立ちをしている
「そうだね。俺の好みかも」
もう一人の方は関西弁の男より若く見えた
口を開いた時に見える八重歯が印象的で。
「とりあえず縛っとく?」
「抵抗なんかできなさそうやけど?」
「いや。縛ってたほうが興奮するし」
「変態やな」
彼らは私を見たまま楽しそうに笑ってる
私には何が楽しいのか分からないけれど
腕を縛られ抵抗できないまま壁に押し付けられた私は追い詰められた兎のようで
彼らは満月に魅せられた狼?
素早くサングラスをとった彼は射るような目で私を見たあと、ゆっくりと唇を合わせてきた
舌が潜り込んでくると煙草の味が広がった
「ん・・・ぅ・・・」
私は初めての舌の感触が気持ち悪くて涙を流した
「嫌がる声も泣き顔もかわいーね」
八重歯の彼は私たちが深いキスをしている間私の髪を撫でていた
「結構胸あるで?」
男の大きな手で胸を鷲掴みにされる
「まじで?」
もう片方の胸も掴まれる
「ほんとだ。意外とある」
男はニヤニヤといやらしく笑う
「色んな男に揉まれてるんちゃう?」
言うと、男は握るように、胸を揉んできた
「い・・・っ」
男の力が強すぎて、私は痛みに顔を歪める
「ねぇ。痛がってるよ?」
「ごめんなー?」
口では謝りながらも顔は笑ったまま片方の手は太ももを撫で回してくる
冷たい手に反応して私は敏感になっていく
「俺もう我慢できないんだけど」
「じゃ、口でしてもらえばいいやん」
「いいね」
八重歯の男はズボンからソレを取り出すと私の口元に近付けてきた
「咥えて」
冷たい声で言われて私は戸惑う
初めて見るモノ初めての行為初めての感覚
どうすればいいのか分からず私は目を逸らした
「俺の言う事聞けないなんて悪いコだね?」
そう言うと同時に彼はソレを無理やりにねじ込んできた
「噛んだりしたら、殺しちゃう、かも」
無表情に私を見下ろし彼が怖くて
私は不器用にソレを舐め続けた
「それ舐めて、感じてきたんちゃう?」
下着越しに誰にも触れられたことのない部分を擦られる
「ちょっと濡れてるし」
下着をおもむろに脱がされ、直に触れられる
抵抗したくても腕は縛られ口は塞がれたまま
「・・・もうちょっと、気合入れてフェラってよ」
私のぎこちない行為に苛立ったのか、彼は私の頭を掴み腰を動かす
「彼女苦しそうやん」
「だって下手なんだもん」
「勝手やな・・・」
喉もとを唾液が伝う
口内でソレが擦れて、卑猥な水音を奏でる
「やらしー音してるなぁ」
指が押し当てられ、割り入ってこようとする
真っ二つに裂かれるような痛みが体を走る
余りの痛さに思わず口を閉じると同時に男の声が漏れた
「痛いんだけど・・・」
私を見下ろす視線が痛い
「殺されたいの?」
髪を掴み引っ張られる
私の瞳には満月が映っていた
「やめろって。可哀想やろ?」
「大事な物傷つけられた俺の方が可哀想だと思わない?」
「代わりに彼女の大事なモノの傷付けさせてもらうやん」
そう言いながら彼は指を抉るように入れてきた
「い・・ぁ・・・・・っ」
眉を顰め声をあげると彼は満足そうに笑った
「このコ、初物」
「まじ?処女レイプ?」
「モロに言うなや」
彼はそう言うと大きくなったソレを取り出し、軽く扱きあげた
「痛いと思うけど。ごめんな?」
脚を掴まれ開かれる
「やめ・・・お願い・・・・」
涙で彼の顔が歪む
冷たい気温と比べると、彼の体温がやけに熱く感じた
裂かれる
真っ二つに
ミシミシと音をたてているんじゃないかと思うくらい
脚の付け根を生暖かい液体が流れるのを感じた
「・・ぅあ・・・っ!あ・・・っ」
痛みに耐えられず声をあげる
「きつ・・・やっぱり初めてはいいなぁ?
すぐイってまいそう・・」
「早漏?」
「うっさいわ」
彼が動く度に太ももを生暖かい血が流れ
生々しい水音が響き
ズキズキと、痛みが体を突き抜けた
「まじでイきそ・・・」
そう言ったあと彼が小さく呻くと同時に体内に熱い液体が流れるのを感じた
「あー。良かった」
後処理をおえ、立ち上がった彼らが動けない私を見下ろしている
「俺イってないんだけど」
「いいやん?次にイかせてもらえば」
カシャ。という機械音と共に光が私を包む
「じゃあね。Nanaちゃん」
足下にはピンク色の液体が転々と零れ落ちていた
うはーGJ(▼∀`*)GJ!!!!!!!!!!!!
良いもの見させて頂きましたw
処女レイプモエー((*´д`*)),、ァ,、ァ
作者サソ乙です!!!!!
……さりげなく続きとか期待してみたり…壁|∀`))www
麺との処女喪失をリクした者です。
作者サソ乙!モエた…
3Pリクした者です。
禿げ萌えました。
ありがとうございました(´∀`)
作者様乙!!
かなり萌えました(´∀`)マリガ(・∀・)
スレが少しずつ活気を戻してるよ……感動っ(ノд`*)゜+。°+
132 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 11:44:38 0
133 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 11:37:57 O
砂月の小説書いてほしいです(´・ω・`)
なっちゃんこんなところ病みつきになって・・ いやらしいな。
137 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 00:11:11 O
136誰だよw
138 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 00:43:53 O
どもーなっちゃんです!
ばーん!!
セクシーすぎてゴメンなさいねーw
人いるのかな・・・?
いまからCの次バンドの大.城かきます(´∀`)
いつ出来上がるかわかんないうえ、主人公のキャラ多少おかしいですけど、
早めに投下しに来たいと思います!!
>139
正座して待ってるよ!(*´∀`)シ
>>139 漏れも待ってます(*´艸`*)
がんがって下さい!!
気合いで書き上げました。
大.城投下します(´∀`)ちょっと長いかも。
143 :
大.城:2005/11/27(日) 02:16:45 0
「NanaーvVねぇNana−vVv」
・・・あぁウザイ。この男、今日はやけに機嫌がいい。
それにしてもまとわりつきすぎだよ、筋肉ドラマー。ちょっと嬉しいけど。
テーブルが四角形のこたつ。入る所は4ヶ所もあるのにわざわざ同じ所に入ってくっついてくる。
「大.城ー。みかん食べてるから邪魔しないでくれる?」
「えーNanaは俺と久しぶりに逢えて嬉しくないのー?」
「うん嬉しいよ。嬉しいから邪魔しないでくださーいw」
「みかんとあたしどっちが大事なの?!(裏声)」
「ベタな昼ドラの真似しなくていいからwこれ食べ終わったらもう寝ようよ。」
「んーじゃあ早く食べ終わって!!w」
今日は久しぶりのお泊りデートだからきっと大.城に襲われる。
大.城も私も最近仕事が忙しくて疲れてるんだから、抱き合って寝れたら私は満足なんだけど。
なんて考えていたらみかんを食べ終わってしまった。
頼むから普通に寝させて・・・。
「よし!!Nanaみかん食べ終わったね!!さぁ寝よーうvV」
こたつのスイッチを切り、大.城は私の背中を押しながら、2人で寝室へ歩いていく。
1人暮らしの狭い部屋だから寝室にはすぐ着いてしまう。
---------------------------------------------
「ギャッ!!」
「あはははは!!Nana変な声出さないでよーw」
「大.城がこんなことするのが悪いんじゃん!!w ムカつくな〜もう!!w」
「あははは〜w」
寝室へ着くと、大.城は私を抱きしめたままベットに思いっきりダイブしたのだw
口ではムカつくと言いつつもキツく抱きしめてくれた事がすごく嬉しかった。
「大.城もう寝よ!!はい布団被って!!」
「んぁ〜Nanaかぶせてーw」
「はいはいw」
布団の中で、私は大.城に後ろから抱きしめられる体勢で眠りにつこうとしている。
ドキドキしてなかなか眠れないまま、しばらく経った、その時。
視界が回った。
うす暗い中ではあるけれど、大.城の満面の笑みが見える。その後ろに天井が見える。
嗚呼、恐れていた事態が・・・。
「・・・なんだい、大.城くん?w」
「発情しちゃったw」
145 :
大.城:2005/11/27(日) 02:18:17 0
可愛い笑顔でそう言いつつ、大.城は私の手を自らの股間へ持っていく。
・・・愛しいぜ、この野郎ーw
「じゃあしてあげる。」
そう言って私は大.城を押し倒してパジャマを脱がし、大.城のそれを口に含んだ。
舌を使って丁寧に愛撫をしたり頭を上下に動かしたりすると、、そのぶん大.城の口から吐息に混じって喘ぎ声が漏れる。
しばらく繰り返していると、
「・・んっ・・・・・はぁっぁっ・・・Nanaぁ・・・もぉいぃょぉっ・・!!」
「嫌w」
「ぁっんぁぁぁっ!!」
大.城は女みたいな可愛い声をあげてイッた。そして私の口の中には白濁が流し込まれた。
久しぶりにシたせいかやっぱり濃くて苦い。
半分だけ飲む。
そして、大.城の唇に自分の唇を重ね、残りの白濁を流し込みながら大.城がいつも私にしてくれるみたいな深いキスをする。
白濁の味が消えるまで、長い間舌を絡めあい、甘いキスをしていた。
「・・はぁっ・・・・Nana・・なんで飲ませんのぉっ?!」
「だって苦いんだもんw」
「もー・・・これ何気に恥ずかしいからやめてよー・・・。」
「あははwいいじゃんw」
「よーし、次はNanaの番だね!!」
「え「どーん!!w」
聞き返す間もないまま、大.城は明るい声と同時に私を押し倒し、耳に噛みついてきた。
私のパジャマを脱がしながら、舌で耳の輪郭をなぞったり、耳の中に舌を突っ込んでくる。
耳元で水音が響いているのが恥ずかしい。
そしてあっという間に全て脱がされ、次は首筋に舌を這わせてくる。鎖骨あたりにちくりとした痛みが走った。
たぶんキスマークをつけられたのだろう。あとで私もつけてやろうと思っていると、
大.城はいきなり乳首を口に含み、舌で転がすように舐め始めた。
もう片方の乳首は指で弾いたり押し潰したりしている。
しばらくすると、少し強めに噛まれた。
「・・・んゃぁぁっ!いたぃょぉっ・・・」
「Nana痛いの好きでしょ?」
「すきじゃないぃ・・・」
「嘘付きw」
147 :
大.城:2005/11/27(日) 02:19:08 0
そう言って大.城は私の両方の乳首を摘み、ギュッとひねった。
「やあぁっ!!・・やだぁっ・・・」
「嫌とか言ってるけどもう下、ビショビショだねw俺の咥えてるときもNanaはここ濡らしてたの?」
大.城は私の両膝を掴んで開き、秘部をまじまじと見つめている。
そんな大.城を見て、私の秘部からは更に蜜が溢れ出してくる。
恥ずかしさから、足を閉じようとしても大.城の腕はしっかりと私の足を掴んでいて閉じることはできない。
「ねぇNana・・・見てるだけなのにどんどん溢れてくるよ・・?」
「・・・やだょぉ・・ひろきぃ・・・・」
「何?触って欲しいの?」
恥ずかしすぎて大.城と目を合わせる事すらできない。
目を固く瞑ったまま、コクコクとうなづくと、
「触って欲しいならちゃんとお願いして?じゃなきゃこのままだよ?」
と、大.城は冷たい笑顔で言って、私の秘部に息を吹きかけた。
いまの私はこれだけでも感じてしまう。
「ふぁぁっ・・・もぉやだぁぁ・・グスッ・・・」
恥ずかしくって、いつもと違う大.城が怖くって、涙が出てきた。
でも大.城はどうやら私から言うまで本当に何もしてくれないようだ。
「どうされたいの?」
「・・・・・ナカぁ・・・ぐちゃぐちゃにかきまわしてください・・・」
「可愛いvよくできましたvV」
優しい笑顔でそう言うと、大.城は私のナカに一気に3本も指を突き入れた。
でもグショグショに濡れていた私の秘部はぐちゅっという音をたてて、容易く大.城の指を飲み込んだ。
大.城は指をバラバラに動かしたり、奥までピストンしたりしながら、私の反応を見て楽しんだりしていた。
「・・・んっぁっあぁぁ・・・ふぁっあっぁぁっ・・ゃぁっ・・・」
「嫌なの?きもちくない?」
「・・んっ・・ぃやじゃっ・・・なっ・・・ぁっ・・ふぁぁっひろきぃっ・・・きもちいよぉっ!!」
「じゃあもっときもちくしたげるねw」
そう言って、大.城は私の秘部に顔を近づけて秘部の突起に舌を転がす。
舌先でつついたり、吸い付いたり。
「んぇ?っひゃぁっ!・・・ぁっだめぇっあぁっイッちゃぅょぉっ・・・」
「どーぞw」
「ひぁっひろきぃっあぁぁぁぁっ!!」
散々焦らされたせいか、すごく気持ち良かった。
149 :
大.城:2005/11/27(日) 02:19:56 0
「はぁっはぁっ・・・・・」
「Nana、だいじょぶ??」
「うん・・・」
抱きしめてくれる大.城の腕と、優しさが心地よい。
「でもまだ終わってないからねvV」
「えっ?!・・・やだやだやだっ!!」
抵抗も虚しく、私の身体は横向きに寝かされて片足を持ち上げられた。
私は状況が理解できていないまま、大.城は一気にモノを奥まで突き入れた。
「いやぁぁぁっ!あっひろきっゃぁっやだぁっあぁぁっんゃぁぁっ!!」
「・・・Nana締め付け過ぎっ・・」
イッた直後にまたこんな事されたら気持ち良さすぎて頭が真っ白になりそう。
しかも横向きにされて入れられてるから、いつもよりすごく奥まで入ってくる。
「んぁっもぉ変になっちゃうぅっ・・・ふぁぁっ!!」
「・・・・っはぁ・・・やばっ・・・・っっ」
--------------------------------
「・・・Nana、大丈夫?」
「もう大.城最低。さっきの激しすぎ!!やだって言ったのに動くし。変な事言わせるし。」
「ごめんって!でもきもちかったでしょ?Nanaすっごい可愛かったよvV」
「うっさい。」
「だって『ナカぐちゃぐちゃにかきm「あー!!やだやだ!!それ以上言わないでよ変態!!」
「・・・俺変態なの?w」
「当たり前じゃん!!・・・・・でも大.城の事愛してるよ・・・。」
「・・・Nanaぁーーーー!!俺も!!Nanaの事愛してる!!」
「少し寝たら一緒にお風呂入ろっか。」
「うん!!」
名前欄おかしくなって申し訳ないorz
お粗末さまでした。書いてる自分が1番興奮しましたww
長かったですが結構削りました。エチはもう2回ぐらいあったんですw
目の前にマッスルガムがあったので大.城になり、ネットラジオ聴きながら書いてたら
最初のところ書いてるときにみかんのうたが流れてきて、エチシーン書いてるときにラビリンスが流れてきたので
歌詞とかちょっと混ざってますw
Dの曲とかはものすごい好きですが、大.城のキャラはしっかり掴めているわけではないので、
本スレで見た「声が低い」「ドS」というのを参考にしてみましたw
甘えんぼなのと、フェラのときだけ可愛く喘いじゃうのは漏れの趣味です(´∀`*)
そんな感じで書いたので多少おかしいところがあっても目をつぶってやって下さい・・・。
乙乙乙乙!!
やべー萌えすぎ。ドS好きすぎ。
153 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 11:31:40 O
作者さんお疲れ様です。
Dファンなのでかなり萌えました
あぼーん
作者サソ乙です!!
漏れも萌えましたヾ(´∀`*)
…まだ夕方なのにw
156 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 13:13:20 0
過疎化再び…orz
三度
159 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 17:14:39 0
無理か
160 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 00:32:49 O
明日か明後日に薫妄想投下します
>>160サン
楽しみに待っていますね(´∀`*)
>>160タソ
正座してお待ちしておりまする(*´∀`*)
>>160サン漏れも楽しみに待ってます!(*´Д`*)
>>160 漏れもドチドチしながら待ってます(・ω・*)
>>160サソ
首を長くして、待ってます(人´∀`)
スレ住人全員で待ってまつ(・∀・)!!
ワクテカしながら待ってますよ
近々としや投下します
169 :
168:2005/12/08(木) 13:24:06 0
と思ったのですが作ったのを保存しているケータイが無い・・・
出直してきます
>>169 じゃあ、漏れも一緒にケータイ探してあげるからさ(´ー`*){ガンガロウヤ
見つかったら直ぐにカモンッw
160さんも168さんも待ってます(人´∀`)
漏れもキャオルとトチヤ続き書いてるから完成したら投下しにくるよ
173 :
168:2005/12/08(木) 23:04:16 0
携帯探していたものです。やっと見つかり、編集しなおしたので投下します。
>>170タンありがとう(´∀`)つ旦
おまいさんにお茶と言わず婚約指輪渡したいw
ではではお目汚しですがはじまりはじまり。
××××××××××××
久しぶりの雨――――
それは私の心を軽く憂鬱にさせた。
今日の天気予報ちゃんと聞いておけばよかったなぁ・・・
なんていまさら後悔しても後の祭り。しばらく雨が降らないからゆい油断していた。
失敗したなぁ・・・
今日は寒いからといってこのあいだ買ったお気に入りのジャケットを着たのに・・・
少しぼやけた頭で自分の不運を嘆いていたらもうびしょぬれ。
早く雨宿りできる場所探さなきゃ・・・
174 :
168:2005/12/08(木) 23:05:41 0
と、そのとき、いきなり車のクラクションが聞こえた。
あわてて振り向くと八重歯を口の端から覗かせた人のよさそうな男の人が車のなかから笑いかけてきた。
「かわいい子がこんな雨に降られてたらいけないよ?
はいっといでよー。」
なんだかよく意味のわからない理由だったけど、とりあえず雨が止むまで入れてもらうことにした。
「へーnanaっていうんだー
あ、そういえばそんな映画あったよね。見たことないけど。
あれ??漫画だったっけ??
あ、俺は敏.弥ねー。」
隣でひとりたわいない話をする彼に適当な相槌を返す。
なんで私こんなことになってるんだっけ??
さっきまで全く関わりの無かった男の人の車に乗っている自分の滑稽さと警戒心の無さに正直呆れる。
・・・でもそんなに悪い人じゃなさそうだし少しの間くらいいいよね・・・
「nanaちゃんもしかして風邪引いちゃった?
さっきからずっと静かだよー」
「ううん、全然へいき。」
貴方にたいに初対面でこれだけ喋る方がめずらしいって。
「とりあえずその上着脱いだほうがいいよ。
かしてー。こっち置いとくから。」
冷たい雨を含んで重くなったジャケットを手渡す。
重い荷物を降ろしたように肩が楽になる。
外ではまたいちだんと雨が強く降ってきたみたい。
175 :
168:2005/12/08(木) 23:08:45 0
「nanaちゃん細いねー。しかも中まで透けてるしw」
「ウソッ」
「ホントーw
Nanaちゃんやらしー!!w」
恥ずかしい。
もう恥ずかしいなんてものじゃなくて恥そのもの。
顔が熱くなってくる。
「あんまり見ないでねっ!!雨止んだらすぐに出て行くからっ!! 」
「でもまだまだ雨止みそうにないしねーw
顔赤いよ? やっぱり風邪ひいちゃったー??w
じゃあ雨が止むまで体が温まる運動しよっかw」
よく意味が分からず彼の方を向こうとしたその瞬間、筋肉質な腕がのびてきて私を押し倒した。
「ね、この先続けちゃっていいよね??w」
私に馬乗りになった彼を見上げるとまたあの笑顔で笑っている。
心のどこかでこうなることを期待していた自分がいたような気がする。
「ね、いいよね?」
やさしいけれどどこか有無を言わせないその響きに、言葉よりも体が先に頷いた。
176 :
168:2005/12/08(木) 23:09:37 0
「っはっもっダメッ」
「うわーグショグショーw
まだ指2本しか入れてないのにw
ホントnanaちゃんやらしいねw」
「っんっなっコトないっふっはあっ」
「そんなこと無いことないw」
またいちだんと雨脚は激しさを増して私たちの声は雨にかき消された。
177 :
168:2005/12/08(木) 23:09:59 0
太陽の光が眩しくて目が覚めた。
私は果てた後眠ってしまっていたようだ。
隣では敏弥が笑っていて。
さっきしてたコトは夢じゃないよね??
そう思うけれど今更尋ねるのm気恥ずかしくて。
「雨止んだねー」
「そだね。ありがと」
「ちゃんと雨降る日は傘持ってあるけよ?
ま、また降られてたら入れてあげるけど。w
じゃ、また雨の日に。w」
私を降ろし、過ぎていく車を見送った。
「また、雨の日に。」
小さく呟いて、目線が車を追うと、もうはるか遠くに小さく見えて。
まだ雨の余韻が残っている少し寒々しい空には虹が弧を描いていた。
××××おしまい××××
初投下でエチが少ないうえ話の設定上無理があり、また文章がおかしいです。
すいません。
お手柔らかにおねがいします(´д`;)
178 :
168:2005/12/08(木) 23:20:29 0
題名入れるの忘れてました・・・
それと訂正を・・・
1つ目の ×ゆい油断
○つい油断 です
重ね重ねすいませんでしたorz
170でつヾ(´∀`*)
携帯見つかったのねw良かった良かった(´艸`*)
結婚指輪なんて漏れにはもったいな杉るので、お茶だけ受け取っておくよwww
それと…
敏. 弥小説投下乙です!
gj(・∀・)!!
スレの為にも、またの投下をお待ちしておりますw
今度は携帯なくしちゃだめだぉw
今日は眠れそうにないんで夕方か夜に京妄想投下しにくるわさノシ
Dirばかりですまないね(´・ω・`)
>>180 待ってまつ ノシ
でも、「Di.r」は一応検索避けの対象では?
敏.弥作者さんGJです(*´Д`)
>>180サソ
正座して待ってます(`・ω・´)
スレタイにまだ(仮)が付いてた頃に女.雅ネタを投下した者なのですが、
今になって続きを投下するのは大丈夫ですか?
>183
是非!
最近、ここが活気づいてきて嬉しい(*´∀`人)
>>183 続き是非投下してください(´∀`)
待ってます!
駆けて息のあがった胸を押さえて、私はもと居た場所に戻った
なんの音もしないドアの前
開けてみると、鍵もかけられていないまま
ずっと逃げたかったはずの景色、ずっと変わらない暗い部屋
女.雅は、玄関に続く廊下へ項垂れて座って‥
「‥‥何でいんの?」
こちらを見上げて浮かべる笑みが痛い。
涙はすっかり乾いた後。袖口で拭ったのか、目元が少し赤く掠れてる
「逃がしてあげたのに‥何してんの?」
「Nanaには初めからここにいる意味ないでしょ?」
「ほら」
「早く」
下を向いたままの彼から次々に出る言葉。
「はやく‥―」
「早く行けよ!!」
力一杯叫ばれた後の、一瞬の静寂。
その一瞬に引き出されたのは、私の涙。
溢れて止まらない感情をどうしたらいいのか分からなくて、
何度も何度もだた彼の名前だけを呼んで玄関にしゃがみこんだ
ぺたりと座ったまま立たない私を、女.雅は立たせようとする
「早く行ってよ‥‥っ」
「‥Nanaには帰る場所があるでしょ‥?」
「ほら、みんな心配して待ってるから‥」
女.雅の言うこと全部に私は首を振って、襟の下に沢山刻まれた想いを布越しにぎゅっと握った
立たないまま、詰まる声で伝えたのは、『ここに居たい』ということ
視線を合わせてみれば、
彼はいつものイベントの時のような雰囲気
ふざけて‥明るく軽く、
馬鹿なことを言わないの、と笑ってみせてくれる
けどそれも、表情と一緒にいつしか曇って濁って
「俺にはね、別に‥‥。‥もう誰も好きじゃないからさ‥」
掴まれてた腕を離して、‥女.雅の表情がピンと張る
「‥‥また、辛い思いをさせる‥、かもしれないから‥」
途切れた会話。
ふいに落とした視線の先には、
床に転がった首輪が長い鎖と一緒に見えた。
自分の手をキツく握ってる女.雅の手が‥すぐそこにあった。
その手が微かに震えてるのが、私には見えてしまったから‥。
だから。
「‥‥Nana‥? なにして‥―」
見えなくなってしまったのは、狂気と正気の境目。
手繰り寄せた鎖の先は、彼の右手に持たせた。
もう一方の革の輪は私の首に。髪を避けて、自分で通した。
最後‥金具は自分では留められないから、
表情をちゃんと見ることもしないで、女.雅の両手を首元へ持ってくる。
「‥わたし、にげないから‥。もう‥どこにもいかないっ‥」
女.雅のところに居る、そう言ったあとは苦しくて言葉にならない。
また溢れそうになる涙を、目を閉じて耐えた。
いつまでも動きのなかった空気を破ったのは、金具の音。
カチャカチャと細かな音だけが長く続いたまま‥。
けれどそれも、小さなため息が聞こえたかと思うと、
あたたかな女.雅の腕の中にぐっと寄せられて世界が変わる。
驚いて開けた目に映るのは肩越しの廊下、その向こうの景色、
昼の光がどこからかこぼれて、本当に‥きれい。
女.雅の体温に体を預けて目を閉じても、何も怖くなかった。
力一杯、背中が反る程に抱きしめられながら、
金具の留まっていない首輪は首から静かに引き抜かれて、ゴトリと音を立てて床に落ちた。
小さな声もあげない、呼吸してる女.雅の心音が伝わる。
初めてちゃんと聴くその音は、‥速くて、熱くて、弱かった。
「‥‥女.雅‥」
彼の背中へそっと回した腕は、痣の痛みも忘れて無意識に寄り添う。
次に目が合う時には、間近な顔がなんだか恥ずかしい。
昨日は力任せに掴まれていた手、今は指と指が行き交って絡む。
「‥やり直させて? 今度は‥絶対に痛くしないから」
覗き込んだ瞳の奥がどこまでも続いてる気がして、
‥返事をする間もなく、
近付く輪郭に合わせ唇を重ねてた。
もう、顔を背ける理由も、戸惑う必要もないから。
割り込んでくる舌にも逃げないで、ちゃんと答える。
「‥‥ん‥」
続く吐息に酔わされながら、
触れる唇の柔らかさが昨日までとは別人なことに、
夢を見ていたのかとさえ思う。
‥愛しくて、キスの合間に息継ぎ離れる間も惜しい。
頬を伝って首筋に、女.雅の意識が移って、
「‥‥」
そのまま彼の視点を止めた。
開いた襟の、
‥彼自身が数知れなく付けたキスマークを、じっと見て‥。
「なんで‥Nanaは‥戻る気になったの‥?」
おそるおそる、手探りで聞かれた声色は穏やかではなさそう。
「女.雅が、‥優しい人だから戻ってきた」
まっすぐ見た瞳から、嘘をついていないことが伝わればいい。
貴方が浮かべる微笑みの帰る場所、
今度は私が、数え切れないぐらい受け止めてあげるから。
end
・゜・(ノД`)・゜・
よかった!ほんとよかった!
リアルタイムで貴方様のファンでした<女。雅作者様
ほんとにありがとうございます。
あと監禁トヤヤ作者様の結末も見たかったり・・・。
あっちもハッピーエンドになってくれるといいなあ・・・。
も…漏れのネ申様が再び゚+.゚・(つ∀`)・゚.+゚
ずっと続きがあるのか気になってたので、投下マリガです(´∀`)
漏れも待ってたんです!!
作者様、最後までマリガです(*´∀`*)gj
>>191 漏れも気になってる!
それと、凸妄想も。
ホテルのエレベーター乗って、その後が…
気になり杉て気が狂いそうさ…orz
194 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 22:16:34 O
あげ
195 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 23:35:55 O
あげ
196 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 23:51:28 0
女.雅らん作者サン大好きだったから素で嬉しい!
ありがとうございます&お疲れ様ですっ
過疎
過疎でもずっと待ってるお
漏れもちゃんとチェックしてるお
ステチな作者サソが降臨しますように…(´人`*)
過疎sage
201 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 23:27:47 O
クリスマスネタ〜
数か月ぶりに来たら…
いつの間に過疎に?
でも待ってます
薄暗い部屋。
書こうと思ったら間違えて投下しちゃったorz
私には最近楽しみが出来た。
欲しくて仕方がなかった物がやっと手に入ったのだ。
外出中もその事で頭が一杯、最初は嬉しくて仕方がなくて一晩見つめてても飽きなんてこなかった。
最近は見つめるだけじゃない、欲を満たせた喜び余ってついつい壊しそうになってしまう事もあるのだけれど。
口元に浮かぶ笑みを抑えられないままに、自宅の扉に鍵をさしこんだ。
さぁ、今日は何して遊ぼうか?
「ただいま」
玄関の明かりを付けて、眩しさに目を細めると玄関の少し先のフローリングに男が蹲っているのが見えた。
口にはギャグボールがくわえさせられていて止めどなく唾液が流れている。
彼が身を捩る度に手足を戒める鎖が音を立てた。
目はこちらをじと、と睨みつけたまま。
怯えの色を隠し切れていないせいか迫力なんて皆無。
可愛い抵抗だね。言って、私はゆっくり近付いた。
>>205 えっ((゜Д゜;))続きは!!?
最後まで投下キボンヌ!
もしかしてその場で書いてるのかな…?
書き終わったものをコピペで一気に投下がいいと思うよ(´・ω・`; )
前スレで樹.威嫉妬モノ投下した者ですが、いま書いてるのが出来次第投下しに来ます。
>>207 待ってます(・∀・)!!
漏れも何回か投下してるんだけど、書けたら透過しにきます!!
過疎回避w
210 :
207:2005/12/30(金) 20:57:21 0
出来たのでこれから投下します。
かなり長い上にすでに終わってるクリスマスネタなんですが、
もし良かったら読んでください(´・ω・`)!!
「……あれ?」
クリスマス・イヴ。
ライブを明日に控えているマ.オのために、腕を振るった手作り料理を一緒に食べて、
後片付けをしてリビングに戻ってきた私の前に居る彼は、瞳を閉じていた。
マ.オ、寝てる?彼の前に膝をついて座り、ひらひらと目の前で手を振ってみる。
しっかりと閉じられた、瞳。きゅっと結ばれている、形いい唇。
そして、全身をソファに預けている姿。そんな彼を見ていたら、ふにゃんと顔が緩んだ。
そうだよね。連日のリハーサルで疲れてるに決まってる。
そっと、彼に手を出してみる。起こしてしまわないように、そっと肩に当てる程度。
すぐそこにある瞳。うっすらと開いている唇。
「…おつかれ。マ.オ…」
小さく囁いてから、頬へ――…唇を寄せる。
ほんの少し。一瞬だけ、柔らかな感触が唇に触れた。
良かった。どうやら、起こしてしまわずに済んだようだ。
でもソファで寝たままじゃ風邪引いちゃうよね。毛布、持って来ようかな。
さすがに、彼のように抱き上げて運ぶ事は私には出来ないから。
「…それじゃ、毛布――…っ!?」
彼に背を向けて、立ち上がろうとした時。
ふいに、後ろへ回していた腕を、ぐいっと強く引かれた。
「…何してるの?」
「っ…な…!?」
ぎゅうっと後ろ向きに抱きすくめられてすぐ、耳元で聞こえた声。
途端に、身体が大きく跳ねる。
「マ…マ.オ…!?」
「…折角人がいい気持ちで寝てたのに。……何を、悪戯してるの?」
「ち…違うよ!悪戯なんかじゃ…っ…」
「じゃ、本気?」
「ッ…!」
まるで耳たぶを舐めるかのように唇を当てられ、吐息と同時に起きるその感触でぞくぞくしてしまう。
いじわる…。何もかも背中越しだから、その表情は当然分からない。
だけど、この口調から――…絶対に彼が笑ってるって事くらい、予想は出来る。
…きっと、意地悪な顔してるんだ。含み笑いからしても、きっと。
「っわ!?」
「…ここは寒いから、むこうに行こうか」
「え…!え、えっ…!?」
後ろ向きのままでくるっと身体の向きを変えさせられ、途端に身体が浮く。
見れば、やっぱり彼は何だか楽しそうな顔をしていて。
「待って!まっ……マ.オ、下ろして!」
「何で?」
「だ、だって…!どうして抱っこなの?私なら、一人で――」
「ん?Nana、知らないの?」
「……え…?」
「悪い子は、サンタに持ち帰られちゃうんだよ?」
「っ…!!?」
にやっと笑った彼が、とんでもない事を言い出した。
わ……悪い子。…って、やっぱり私なんだろうか。
え?でも私、そんな事した覚えは――…
「…理由が分からない?」
「……わかんない…」
「悪戯」
「…え?」
「寝てる人に悪戯する子は、『いい子』とは言えないよね?」
「……ぅ」
部屋の間仕切りを開けて中に入った彼が、そのままベッドの上に私を降ろした。
――…と、同時に。
「……?」
見慣れない何かをポケットから取り出す。な…、何だろう……?
どきどきと高鳴る胸を押さえながら、上目遣いに見上げる――…と。
「……これ…?」
「…うん。いいね」
有無を言わさず、首に巻かれた…これ。それは赤いリボンだった。
さっき食べたケーキの箱に巻かれていたアレだ。
「……マ.オぉ?…」
首を曲げて彼を見上げると、それはそれは本当に楽しそうな顔をしていた。
「…うん。思った以上にそれっぽい」
「……それっぽい?」
「そ。…やっぱりプレゼントはこうでなくちゃ、ね?」
「っ…ぷ…プレゼント!?」
まるで覆い被さるかのように、彼が私をベッドに倒した。
ぐっと身体に掛かる、彼の体重。当然、それもあって身動きは出来ない。
でも、やっぱりそれ以上に近すぎて。顔も、身体も…密着って言う、状態で。
「…何考えてるの?」
「えぇ!?なっ…ななな何もっ!?」
「ふぅん?」
顔が赤くなると同時にその事を指摘され、いっそう熱くなる。
…うぅ。そんなに楽しそうな顔しないでよ…。
そうは思うけれど、やっぱり何の意味も成さなかったらしい。
「それじゃ、いけない子はプレゼントになって貰おうか」
「だっ…だから、あの――」
「問答無用。…頑張ってるサンタへのご褒美なんだから、断ったりしないよね?」
「んっ…!」
耳元に唇を寄せて、わざと息が掛かるように囁かれた言葉で、自分でも思った以上に身体から力が抜ける。
…その時の彼は、当然と言えば当然かもしれないけれど――…とても楽しそうな顔をしていた。
いつもの事だけど。
彼と身体を重ねる前って、独特の雰囲気だなぁ…なんて考えてしまう。
彼の事は大好きだし、こうしてくれるのは嬉しい。
だけど、やっぱり恥ずかしい思いもまだ残っているわけで…。
「っ…ん」
つい漏れてしまう声も、彼を求めて伸ばす腕も、なんだか自分らしくなくて淫らに思える。
だけど……。やっぱり、それでも自分は彼の事が好きで。
彼ならば、いい…と思う事が出来る。
自分を見てくれている、ただ一人の人。
とても愛しくて、言葉に表すだけの語録も無いけれど…。
いつも側に居て欲しいし、側に居させて欲しい。
他の誰よりも彼を好きでいる自信はあるし……何よりも――
「…Nana」
「っ…」
こうして、彼が愛しげに呼んでくれる名前。
それが自分の物であると言う事を、何よりも誇りに思う。
彼に愛されている事。
彼に許されている事。
…彼に認めて貰えている事。
そのどれもが、私にとっての力になっていると…彼は知っているだろうか。
時折、意地悪な面が見え隠れする、彼。
だけど、やっぱり好きな人だし…それに、いつもいつも意地悪なわけじゃなくて…。
どれだけ自分が想われ、幸せ者なのかを、何度も実感する。
その度に彼に対する思いも、信頼も強くなって…。
きっと、彼が居なくなってしまったら、私も消えてしまうと思う。
「…ん……っ…ん」
この人の為に生きたいと、この年で初めて願った。
いつまでも彼があるように。
いつまでも彼に向いて居て貰える様に。
願わくば……彼が愛しげに呼んでくれる名前が、いつまでも私であるように。
「……は、ぁ」
唇が離れると、どうしても彼を求める。
腕を伸ばせばすぐそこに居る事は分かっているけれど…やっぱり、離されるのが惜しく感じるから。
「っ…ふぁ」
柔らかい唇が首筋を滑り、胸元へと届く。
その度に背中が粟立ち、ぞくっとした快感が生まれる。
大きな手で撫でるように身体のラインをなぞっている…かと思うと、柔らかく胸にあてがわれていて…。
なんだか、魔法の手の様にも思えてくるから、不思議。
「あっ…ん…!ん…」
舌で胸の頂を撫でられ、たまらず声が漏れる。
身体から力が抜け、より与えられる快感に身を委ねてしまう。
それが淫らでいやらしいと思うけれど、どうしても…もっと欲しいという欲求も生まれてくるわけで。
ついつい、彼の首に両腕を回してしまう。
…これ、クセだよね。
とっくに上半身は裸になってしまっている……のにも関わらず、首にはあのリボン。
動く度に少し冷たい感触が胸元を撫で、それすらも快感に思えてくる。
「…マ.オぉ…」
「…何?」
「リボン…もう、いいでしょ?外しても…」
「駄目」
「…だって…なんか、やらしぃ…」
「そう思うからやらしいんだよ?気にしなければ平気」
「平気じゃないから言っ――んっ!」
言い終わる前に、いきなりお腹をぱくっとくわえられた。
「くっ!!…くすぐった…ぃ!」
「…ふぅん?」
あ。しまった…!
「やぁっ…!マ.オ!やだっ、くすぐったい!!あはは、やだーーっ」
しっかりと身体を両腕で押さえ込まれたまま、わき腹から下腹部にかけて彼が舌を這わせた。
快感というよりも、くすぐったさの方が先に立ち、ついつい声が上がる。
「やーーっ!くすぐったいー!!」
「ほら、じっとしてる!」
「やだっ!やめっ…!あはははっ」
やっとの事で彼から逃れると、半うつ伏せな格好になった。
「…はぁ…苦しかった…」
ぜーぜーと呼吸を整えながら彼に背を向け、大きくため息をつく。
――…と。
すぐに、ひたっと掌を這わせてきた。
「っ…くすぐったい…」
「もう平気だろ?」
「…平気じゃないもん…」
ふるふると首を振って両腕を抱くようにすると、そのままの格好で抱きしめられる。
ぎゅっと身体に感じる、力強い腕。
…それが、どうしようもなく嬉しくてたまらない。
「…っ…」
だけど、格好が格好だからこそ、当然のように吐息が掛かるよう首筋に唇を寄せてきた。
「…!っ…ぁっや…っくぅ…」
ちゅ、と小さく音がしたかと思うと、舌でうなじから首筋にかけて舌で撫でられる。
…丁度、自分が弱い場所。
既に彼は知っているからこそ、彼にとって好都合とも呼べる格好だった。
「…何?わざと?」
「ちがぁっ…ん…!」
囁かれるたびに、息が掛かってぞくぞくと悦が身体を走る。
「やぁっ…あ…!?」
首筋を責められて身をよじると、首筋を舐められたままで、さっさとスカートを下着ごと脱がされてしまった。
…うぅ。有無を言わさず、とはこの事だ。
「…っ…ん…ん!」
ちゅく、と小さく音を響かせて彼が指を這わせると、そのまま往復させるように進めていく。
その度にやらしい濡れた音が響き、思わず瞳を閉じた。
「…ずっと待ってたわけ?」
「だっ…てぇ…」
「ホントに、イケナイ子だな…」
「マ.オがっ…ん…!や…はぁっ…ん!」
きゅっと指先でつままれる様に花芽を弄られ、たまらず声が上がる。
分かっている彼だからこそ、そんな声を上げれば許してくれるわけも無く…。
ゆるゆると円を描くように責められ、昂ぶりが近づいてきた。
「っ…や…あっ…ん!もぅ…っ…やだぁ…」
荒い息を吐きながら呟くと、動きを止めてそのまま中へと指を進める。
いとも容易く受け入れる、自分の身体。
…我ながら、やらしいと思う。
「んっ…!あ…ぁんっ…」
親指で花芽を弄られると同時に、中の弱い部分を突かれる。
どうしてこんなに自分の弱い場所を知り得ているのか…。
毎回そう不思議に思うものの、こうして愛されている最中は…そんな事を考えるだけの余裕も無いわけで…。
「んっんっ…!やっ…だめっ…せんせぇっ…!!」
きゅっとシーツを掴んで耐えるものの、そんな簡単に逃れられる波ではない。
「あっ…やぁっ…!ん…っんん!!」
途端に、びくびくと全身に悦が走り、そのまま翻弄されてしまった。
自由にならない身体。
やらしく彼の指を含んだままで果てると、そっと彼が指を抜いた。
つ…と腕を伝って、そのまま胸へ。
濡れた指先で撫でるように胸の先をなぞられ、身体が跳ねる。
「っ…ん…!やっ…だめ…」
「…ダメ?……こんなにしておいて?」
「……いじわる…」
「まぁね」
最近は、こんな風に抗議の顔をしてみても、あっさりと笑みで返されてしまう。
なんだか、それが余裕に溢れていて…ちょっと悔しい。
「…あ…」
仰向けに寝かされると、顔のすぐ前で、彼がわざと指を舐め上げた。
…しかも、視線をばっちり合わせたままで。
…………うぅ。物凄く、やらしい。
なんていうか、その…指っていうか…マ.オの舌がいやらしく見える。
「…うー」
眉を寄せて彼を見ていると、人差し指で唇をなぞられた。
「…えっち」
「誰かさんがこんなに濡らすからだろ?」
「それは…っ…!もぉ…マ.オが…」
「そうやって、全部を全部俺のせいにしないように」
「ん…、…っ!」
瞳を細めた彼が、指をそのまま口内へと挿し入れた。
広がる、香り。…うぅ…やらしい。
満足げにそれを眺めながら指を舌に絡められ、つい返してしまう。
「……っ…ん…」
なんだかまるで、キスをされているような…そんな妙な感覚に陥る。
「…は…ぅん…?」
瞳を閉じてそのまま含んでいたら、不意に、すっと抜き取られた。
――…と同時に。
「っ…!」
いきなり、彼の唇で塞がれた。
…やっぱり前言撤回。彼のキスの方が…ずっと上。
指とは…当り前だけど、全然違う。これだけで、凄く酔わされそう。
「ん……ん…」
奥まで舌で舐め上げられ、応えるように自分も絡める。
…気持ちいい。いつもそうだけど、彼がしてくれるキスは凄い。
快感…なんだと思う。これだけで、十分身体が反応してしまうから。
「……は…ぁ」
唇が離されると同時に、息を大きく吐いていた。
…そして、そのままでうっすらと瞳を開く。
「…んな顔して…」
「…だって」
「可愛い」
「っ…可愛くないのっ!」
「そうやって否定するから、可愛いんだよ」
瞳を細めたままで彼がニヤっと笑い、首筋に唇を寄せ――…ると、耳元で小さく音がした。
「…?」
ふとそちらに顔を向けてみる。
「…やっぱ、邪魔」
すると、唇でリボンを解いている彼の姿があった。
「っ…」
艶っぽい表情でリボンを身体に落とし、顔を覗き込むように瞳を向けられる。
…そんな、ずるい。マ.オの方が……っ…えっちな顔なのに。
「あ…っ…やぁ!」
舐めるように首筋を優しく責められ、そっと吸われる。
…首に付けられたら、見えるのに……。
でも、そう思うけれど否定しないあたり、自分もやっぱり彼には弱いんだと実感する。
「……はぁ…」
ちゅ、と音を立てて彼が身体を離すと、小さく笑ってからベッドの棚に手を伸ばした。
……彼がこちらに背を向けた時、そっと…首筋へ手を伸ばしてみる。
先程、彼が付けた――…しるし。嬉しい。
何とも言えない幸せな気持ちが身体に広がって、じんわりと胸の奥が震えた。
「…いい?」
…ぞくっとするくらい、不思議な艶やかさを纏った顔。
「……うん…」
そんな彼に魅入られながら小さく頷くと、同時に彼が中へと這入って来た。
「っ…ん」
奥まで刺激され、たまらず声が漏れる。…熱い。
なんだかもう、こうされているだけで再び果ててしまいそうになる。
「あっ…ん…!」
ゆるゆると彼が動き出すと、さらなる刺激が快感となって身体を走った。
びくびくとその度に彼を締め付け、何とも言えない表情を見せてくれる。
「っ…んんっ…!」
弱い部分を責められて彼にしがみつくように腕を回すと、彼も耳元に荒い息を掛けてきた。
「だ…めぇっ…そんな…されたらっ」
「…何…?どうなる?」
「っ…や…ぁ…いじわるっ…!」
わざと奥まで届くように責め立てられ、ぎゅっと腕に力を込める。
すると、小さく楽しそうに笑う声が聞こえた。
「もぉっ…!おかしくっ…ない…のっ」
「…いや、可愛いなぁと思って」
「……マ…オっ!やっぁ…ん!」
ぐいっと突き上げられると同時に、秘部がひくつく。
…果てが近い。そんな事を感じて彼にしがみつくと、強く抱きしめてくれた。
「…っくぅ…んっ!あ、やっ…!」
「はぁっ……相変わらずっ」
「ん……何…がっ…?」
「……気持ちいい」
「っ…ぅっん!」
ため息混じりに呟かれ、ぞくぞくと背中が粟立つ。
…もぉ…ダメかも。彼に揺られながら瞳を閉じると、一際大きく波が寄せる。
「あ、やっ…!んっ、マ.オ…っ!」
「…何?」
「っ……も…あ、だめぇっ!」
「ダメじゃないだろ?」
どうしていつも、彼は冷静で居られるのだろうか。
…私はこんなに、色々と切羽詰ってて大変なのに。
「ん、んっ…!あぁ、…だ…めなのっ…!」
「…Nana…っ」
「あ、やっ…あぁっ…ん!!」
ぎゅっと彼に抱きつくと同時に、びくびくと再び波に飲まれる。
この瞬間は、一番自分が淫らで、いやらしいと思う。
…けど、それが彼によってのモノだと思うと…不思議と嫌悪感は無い。
むしろ、もっと…と、それこそいやらしい考えに支配される。
「……はぁっ、…は…ぁ」
肩で荒く息をつくと、彼がゆっくり動きを止めた。
「…いい顔ー」
「……だって…ぇ」
「ん?」
「……えっち」
「それはお互い様」
にっと笑った彼は、相変わらずの彼で…。
……やっぱり、ちょっとだけ悔しくなる。
「…何?」
眉を寄せていると、彼が気付いて頬を撫でてくれた。
なんか、余裕ありますって感じ…。
だからそれが、やっぱり――…
「……マ.オは、私みたいに…ならないの?」
「…どうなるって?」
「だからっ…!…その…。なんか、ね。私ばっかり、マ.オに翻弄されてる気がするんだもん…」
最初の勢いはどこへやら。
やっぱり、語尾はいつものようにしぼんでしまう。
「…え?」
すると、彼がおかしそうに笑って見せた。
「…俺が何とも思って無いって?」
「……違うの…?」
「当り前だろ。いつだって、一杯一杯」
「…だって…そんな風に見えないんだもん…」
「ふぅん。…じゃあ、どう見える?」
「え?」
そう言って瞳を細めた彼は、また悪戯っぽい顔をした。
どうって…。
「…余裕たっぷり……みたいな」
おずおずと一度視線を外してから彼を見つめると、一瞬だけ瞳を丸くして――…
「っえ…!?」
ふいに真面目な顔を見せた。
その変貌に、思わずこちらも喉が鳴る。
「あ、あっ…やっ!?…んっ!」
ぐいっと突き上げられ、再び淫らに秘所がひくついた。
なおも構わず彼に責められ、一度落ち着きかけた身体が再び熱を持ち始める。
「俺が…いつも余裕あるように見える?そんなに?」
「んっ…見え――…っきゃ!?」
ぐいっと起こされ、そのまま向き合う形で抱きしめられた。
容赦なく責められ続けた身体は、素直に言う事を聞いてくれそうには無い。
「俺が……他の女にも…こうしたいって思ってるとか…思うわけ…っ…?」
「ちっがう…!けどっ…!!」
「けど、何?」
「だって…ぇっ…んっぁ…!なんかっ…悔しいんだもんっ」
「悔しい?」
「んっ…!マ.オがっ……普通の顔してるからっ」
揺さぶられながら切る様に言葉を続けると、再びベッドへと少し荒々しく倒された。
「やぁっん!」
そのまま彼が耳元に唇を寄せ、奥までぐいぐい突き上げる。
また……ダメかも。快感が、身体の奥底からどくどくと溢れてくるみたい。
いつまでも底を知らないような…そんな一種の不安を覚える程に。
「っ…!?んんぁっ…あ!」
「こうして…快感に溺れさせてっ…狂う程に乱してやりたいって…」
吐息をわざと掛けながら囁かれる度、ぞわぞわと背中が粟立つ。
胸の奥も高鳴って、苦しくもなる…。
でも、彼は容赦なんてしてくれなかった。
「俺がこんなに抱きたいって思ってる女なんて…Nanaだけっ…」
「んやっぁ…!」
律動が早まり、途端に悦の色が変わった。
…もう一度。そんな欲が溢れてくる。
彼の本音を聞けた事。それ程までに、自分を求めてくれる事。
…そのどれもが嬉しくて、だからこそ…彼の望むままに、と願っていた。
「っく…」
「あ、やっ…!い…っぅん、い…っちゃう…っ!」
「何度も…それを言わせるの…俺だけだからな…!!」
「んんっ…!あ、やっ…やぁっ…ん!!」
最後に深く突き上げられ、こちらが果てると同時に熱い感覚を得た。
彼が、という証拠。
…だからやっぱり、この瞬間は…全て彼で満たされたような感じがして……幸せ。
「んっ…!」
そのままの格好で唇を求められ、貪るように口づけをされる。
だけど、それは強引なものでも荒いものでもなくて。
……すごく、すごく、優しいモノだった。
「……ねぇ、マ. オ」
「ん?」
ぎゅうっと彼に抱きついたままでいると、相変わらずほっとするような温もりが嬉しかった。
「……あの…ね?」
「うん?」
「……プレゼント…あげようと思ってたんだけど」
「貰ったよ?」
「…もぅ…違うんだってば。ちゃんと……あったのに」
ゆるゆると首を振り、彼にぎゅうっと腕を回す。
そんな私にマ. オがまたニヤっと瞳を細めて言った一言は、
「…来年は、リボンだけでいいよ」
なんてこっちが恥ずかしくなるような台詞だった。
228 :
207:2005/12/30(金) 21:26:44 0
以上で終了です。
かなり遅いけどこのスレ住人さんにメリークリスマス(・∀・)!!
また書いたら投下しに来ます。
作者様乙です!!!
クリスマスプレゼントってゆうシチュにめちゃ萌えました(人´∀`*)
作者さん乙!!
素敵な今年の萌え収めをありがとう!!
12月31日午後6時、玄関のチャイムが鳴った
誰が来たかは分かってる
「テ.ツさん!」
勢いよく玄関のドアを開け抱きつくと彼は少しよろけて苦笑した
「久しぶり」
私の頭を優しく撫でる、彼からはほのかな香水の香り
「何買ってきたの?」
玄関に入った彼の左手にぶら下がった袋の中を覗いてみる
「年越しそば。食べるでしょ?」
「うん!ありがとう」
「どういたしまして」
コートとマフラーを丁寧にハンガーにかける彼を見て、少し口元が緩む
本当に、久しぶり
今年はお互い忙しくてなかなかゆっくりと会える時間もなかったから
ただ、今同じ空気を吸っていると思うだけで心が満たされていく
「ご飯作ろうか?って言ってもテ.ツさんの買ってきたお蕎麦だけど。
まだ早い?」
時計を見ると夕ご飯には少し早い時間
「いいんじゃない?俺も手伝うよ」
そう言うと彼は髪を一つに纏めるとキッチンへと向かった
「いただきます」
2人して蕎麦を前に手を合わせる
年越しそばと、少しのつまみと酒
一緒に料理して、食卓を囲んで。まるで夫婦みたい
「美味しいね」なんて言い合って
最近のお互いの出来事を話し合って
ゆっくりとしたペースでお酒を飲んで
久しぶりの恋人同士の時間を満喫しているとあっというまに時間は過ぎて
「もうこんな時間か」
彼の言葉で時計を確認すると11時も近い時間だった
「お風呂、入る?」
「んー・・・一緒に入ろ?」
「ぇ。恥ずかしいよ。やだ」
「いいじゃん。・・ずっと一緒にいたい」
そんな風に甘く囁かれると断れるわけもなくて
「しょうがないな・・・今日だけだよ?」
そう言って立ち上がると、彼は子供のように微笑んだ
「そんな物必要ないのに」
私の体に巻かれたタオルを彼は親指と人差し指で摘み、軽く引っ張る
「いいの。恥ずかしいんだから」
「・・・どうせ取っちゃうのに?」
軽く鼻で笑われると体中が熱くなった
「五月蝿い。テ.ツさん嫌い」
「怒らないの。ね?Nana?」
後ろから優しく抱きすくめられる
腰に回された手がゆっくりと下りていって
太股をゆっくり上へと撫でていく
「テ.ツさん・・・やだぁ・・・」
ビク。と体が反応する
「やじゃないでしょ?」
ゆるゆると太股を弄られ、大事な部分には触れなくて
「も・・・意地悪・・・っ」
「可愛い。Nana・・・」
瞬間、大きな影に包まれて唇に甘く口付けられる
「・・・シャワー浴びよっか」
耳元に吐息が吹きかけられる
暖かいシャワーと彼の体温とで私は溶けてしまいそうだった
シャワーを浴びベットに戻った2人に纏う布切れなど必要なくて
抱き合って布団を被ると其処は2人だけのハライソ
髪を撫でて、口付けて、指を絡ませあって
愛しい。愛しい。愛しい
抱き合って、抱き合って、溶けて、2人が1人になってしまえばいいのに
「大好き」
「俺もだよ・・・」
気持ちがいっぱいに溢れて、言葉として浮かんで、消えて
ゆっくりと彼は私の一部になって
満たされていく。心も体も
遠くで12時を知らせる鐘の音が聞こえる
「Nana・・・」
「ん・・」
聞きなれた声で目が覚める
ぼんやりとした光が窓から漏れている
「見て。初日の出」
重たい体を起こし窓の外に目を向けると薄紫とオレンジの光
「・・・綺麗・・・」
「うん。綺麗だね」
2人で向かえる今年最初の日
「Nana」
「うん?」
振り返ると、いつもの優しい笑顔
「あけましておめでとう。今年もよろしく」
「うん。今年もよろしくお願いします」
深々とお互いに頭を下げる
ふと顔をあげると、思い切り目が合った
なんだか照れくさいのと嬉しいのとで顔が緩む
「・・今年も、これからも、ずっとよろしく」
優しく手を重ねられる
「うん。これからもずっと」
握り返した右手とオレンジの朝日には2人の未来が感じられた
侍テ.ツ小説です
なんだか生温くてすみません
クリスマスが書けなかったんで年越しイベントは是非書きたいなと思って・・・
作者さん乙です!
生温さがテ.ツさんぽくて萌えた(´∀`*)
乙です!!
新年早々萌えましたww
作者様乙です!
本当新年から萌えました(人´∀`*)
テ.ツ作者様乙です!!
マッタリしてて楽しめました。さりげなく
其処は二人だけのハライソ…にツボりました(´∀`)
マ.オ作者様、テ.ツ作者様乙です。
両方のお話すっごい好きです!!
久しぶりに萌えまくりました(´д`*)
242 :
邪 1:2006/01/03(火) 06:47:28 0
邪(安・粥)投下します。
3P、二輪挿、ストーリー性皆無、エロメイン、なので嫌いな方は読み飛ばしてください。
文に癖あって読みにくい事この上ないですがドゾー。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
「3Pしようや」
「………いやいやいや、そんな対戦しようやなノリで言われても…あ、もしかしてゲームのこと?」
返答にたっぷり三十秒は要しつつ、ふと目についたゲーム機を見て
「恥ずかしい勘違い!」と顔を赤らめる女はNana。
「久しぶりに会ったんに何でゲームなんぞで時間潰さなあかんのじゃ。
セックスに決まっt「コントローラーみっつもあったっけなー!?ヤ.ス早くお風呂あがってこないかなー!!」
男―カ.ー.ユの声音と視線に本気を感じ取ったNanaは
不自然な程の大声でコントローラーを探すフリをしつつカ.ー.ユから遠ざかる。
ずりずりと擦れながら床を移動しても立ち上がったカ.ー.ユの一歩で追いつかれ、壁際に追い詰められる。
「………。カ.ー.ユどのゲームやりたい?私なんでもいいよ☆ミ」
「3Pやりたい」
「そんな卑猥なゲームは持ってないなーあ。ごめんねー☆ミ」
243 :
邪 2:2006/01/03(火) 06:48:27 0
「口調がキモイでNana」
リビングに続く扉の開く音と共に、第三者―ヤ.スの声が響く。
「…。キモイゆーな」
「てーか卑猥なゲームって何?」
カ.ー.ユより高いNanaの声だけが聞こえていたらしく、掴めない話の内容に首をかしげるヤ.ス。
「ゲームやない。3Pしようって誘ってんのにはぐらかすねんこの女」
「あー…そういやしたことあらへんなあ」
そう、普通とは違う、三人での恋仲関係になっても三人一緒にシたことはなかった。
そもそもそれまでの性体験も殆どはこの二人としかした事がないNana。
三人で―などと考えただけでも羞恥で倒れそうな彼女を更にカ.ー.ユは追い詰める。
「オレともやけど、ヤ.スとも二人やったらバンバンやってんねやろ?別にええやん」
「俺は二人のがいいけどなー。ま、たまには面白そうか」
「バンバンじゃないよ!?おもしろくないよ?!」
「あーもういい加減観念せえ。オレはお前としたいねん。ついでに言うとヤ.スとはどんな感じか知りたい」
「なんか物凄い自分勝手な理由じゃない?!」
244 :
邪 3:2006/01/03(火) 06:49:09 0
暴れてみても所詮男の、しかも二人分の力には敵う筈もなくあっという間に下着姿にまで脱がされる。
一人の手は防いでももう一人の手が伸びてくる状況に息を切らすNana。
「ちょっもうっやめてよ!!」
「この状況でやめられるかボケ」
「気持ちようしたるから大人しくしい」
ほぼ全裸の恋人という久しぶりの光景が引き金になったかのように男達の行動にも遠慮がなくなった。
ヤ.スの手が下肢へ伸びショーツを脱がそうとする。
そうはさせまいと脚に力込めれば下着の上からカ.ー.ユに胸をわし掴まれた。
「痛!カ.ー.ユ?!」
容赦ない力に思わず涙目になりながらカ.ー.ユを見上げればキスが降りてきた。
顔から首筋へと優しく唇を寄せる動きにあわせ、段々と胸への力も弱まる。
ほっと気が緩み体から力が抜けた瞬間、下肢を覆っていた布が取り払われたことがわかった。
「あ…っ、ちょ、もう…っヤ.スッ!カ.ー.ユッ!…ッツ」
「Nana?ここちょっと勃ってんで?感じてきてんの?」
今までの暴力的な力とはうってかわり、優しく揉みしだきながら下着の上からでもわかる突起を指で刺激するカ.ー.ユ。
「下も濡れてきたわ」
「い、いわ、言わないで…っ!」
二人の台詞に二の句を次げずにいるNanaに笑いかけ、カ.ー.ユは胸元へと顔を埋めた。
245 :
邪 4:2006/01/03(火) 06:51:15 0
――――――――――――――――――――
「ん、んぅ…!ふっ、…あ、あんっ、んーっ」
この蜜事が始まってどれくらい経っただろう。
最初は蹴ろうとまでしていた脚はだらりとシーツに投げ出され、
制止しようとしていた手はヤ.スの腕を掴んでいる。
「Nana沢山声出すなぁ…そんな気持ちえぇ?」
「ぁ、や…ちが……うぁっ」
「何?ちゃうの?」
悪戯を仕掛ける時のように含み笑いながらヤ.スがNanaの乳首を舐める。
二人に散々弄られ、敏感になったそれを唇で摘み舌で転がす。
与えられる刺激でNanaが泣き声を漏らせば伸び上がり、あやすように口を吸った。
ぴちゃぴちゃと唾液の絡まる音に加え、Nanaの脚の間、カ.ー.ユが顔を埋めたそこからあがる水音がもう一つ。
胸と同じく指と舌、更にはローションまで用いて弄られ続けたクリトリスはぷっくりと紅く熟れていて。
とろとろと蜜を溢れさせるナカへ指を挿れ弄る間、慰みに息を吹きかければもうそれだけで身体が跳ねる。
246 :
邪 5:2006/01/03(火) 06:51:53 0
「Nana気持ち好いん?」
そんな反応に気をよくしたカ.ー.ユが問いかけてもNanaはヤ.スと深いキスの真っ最中。
息継ぎに口を離す間も呼ぶのはヤ.スの名ばかりで―
「ヤ.ス、や.すっ………ッうぁ、くっう…ん!や、やーっ!!」
悔しくなってクリトリスに軽く歯を立てると、Nanaが体を捩りキスから逃れた。
その反応にヤ.スは振り向く。
「カ.ー.ユ?お前何やっとん」
「うっさい」
「…Nana?Nanaがあんま俺の名前ばっか呼ぶからカ.ー.ユ怒ってしもうたで?」
「……かぁ.ゆ…?…か.ー.ゆ…っ」
「Nana」
訊ね返す響きから求める響きへ色を変えた声に惹かれるようにNanaへと覆いかぶさったカ.ー.ユ。
唇を重ね、舌を入れようとしたその時、長く伸ばした髪の毛を思いっきり後ろへと引かれる。
「っ!何すんねんこの!殺すぞっ!」
「うっさい」
悪びれず先ほど言われた台詞と同じ台詞を投げつけ、
ヤ.スはNanaを後ろから抱きかかえた。
「さっきこっちも慣らしたから入るよな?」
そうヤ.スが手を伸ばしたのは――後ろ。
溢れた愛液が後ろにまで垂れていたお陰で
先ほど慣らしたときよりも更に濡れたそこはヤ.スの指を容易く飲み込んだ。
一本から二本、二本から三本…時折抵抗を見せるがそれも微々たるもので、
ヤ.スにされるがままカ.ー.ユの前で痴態を晒すNana。
「んっ…んん、カー…ゅ…見ないで……ヤ.スぅ…そこだめぇ」
「何があかんねん。気持ち良さそうに締めつけよって……もうええか」
ぐちゅん、と指を引き抜き、膝立ちにさせたNanaへ昂ぶった自身を宛がい腰を降ろさせる。
「ひあッ――!あっ、あ、ヤ、ヤ.スッ」
両足を抱え上げられそのまま限界まで飲み込まされる。
いつもとは異なる快感にNanaは目の前のカ.ー.ユへと手を伸ばした。
「…ぁゆ……かぁ…ゆっ!」
抱きついて、なだめるような軽く触れ合うだけのキスを貰いながら
逞しい背に腕を回して爪を立てた―そうしないと正気を保っていられなかったから。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
なんか物凄い規制にひっかかるんですけど…orz
一気に全部投下しようと思ったんですが一先ずここで切って、また来ます。
関西弁が物凄い似非ですみません…わかんないよ奥が深いよ…。
では。ノシ
あ、名前いれるの忘れちゃった。
↑は邪 6です。
テ.テ.テ.テ.テ.ツさんキタ━━(゚∀゚)━━!!!
マターリゆるゆる感があの方っぽいし、余裕綽々な態度も想像通りで最高に萌えた
今回の作者さんに限らずまたテ.ツさん話お願いします(*´∀`人)
安&粥作者さんドMな自分は萌えまくりですよ(*´Д`*)
ぜひラストまで投下して下さい!!
>>248 連投規制かな?続き楽しみに待ってます(*´∀`*)
こんばんわ。邪3Pの作者です。
言い忘れてたんですが個人的趣味で粥のヤン毛がまだあった頃になってます。
反応もありがとうございます!凄い嬉しくてにやけますた。
続きドゾー。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
「ヤスだけやのうてオレも気持ちよくして?」
「きもち…よ…く…?あっ、う…くぅんっ」
「そう、Nanaんナカ入りたい」
ちゅ、と音を立てたキスが他の水音にかき消さた事にか、
目の前の恋人の余りの変わり様にか、カ.ー.ユは苦笑する。
そしてそのまま自身の下肢へと手を伸ばし軽く扱いてから、Nanaの下肢へと手を伸ばす。
充分すぎるほど慣らした筈なのにヤ.スが後ろに入ってる所為で狭い……―が、最早この勢いを抑えられる筈もなく。
指で開いて、慎重にゆっくりと自身を侵入させていく。
「!か.ぁ.ゆ!そこだめ…っ!ぃや、いやぁ…!」
首を振って拒否を示し、伸び上がって逃れようとするも
ヤ.スが腰に手を回しているのでそれも敵わず
寧ろその行動はカ.ー.ユには火に油を注ぐ形と成った。
「ヤ.スはよくてオレはダメなんか?」
「んうぅ…ちが…あっ!」
「何が違うねん」
「ひっ、ああ…!あ、ああ、あッ、っっっ!!」
先程までの慎重さはどこへやら、半ば無理矢理押し入る。
ナカは思った以上に狭く、キツい―
だが柔らかく熱いそこに包まれると今まで感じていた不愉快など吹き飛んだ。
途端申し訳ない気持ちが勝り、謝る代わりにNanaの涙を優しく舐めとる。
痛みからか衝撃からかぐずるNanaをもっと感じさせようと肩へ唇を滑らせれば、
優しく宥め囁いていたヤ.スと視線が合う。
そして発せられたのは毒。
「アホかオマエ。もうちょっと優しくしてやれや」
「うっさい黙れ。そもそも誰の所為やと思ってんねん」
「俺の所為やない事は確かや。つーかオマエ入ってすっごいキツなったやないか!出ていき!」
「お前が出てけや!」
「…っ、……ふ、ふたりとも…っでて…て!」
くだらない言い争い。しかし正気に戻るには充分な時間だったのか
二人に挟まれたNanaが声をあげた。
それに気付いた途端、二人の態度が変わる。
今までの悪ガキムードはどこへやら。甘えだす。
「Nanaそんな冷たい事言わんといてやあ」
「今出て行くんはかなり辛いんやで?」
「知らないっっ…〜!!」
声を出す度―いや、どうしたって胎内の二人を嫌というほど感じる。
「…Nanaも段々慣れてきた?」
ナカ、ひくついてんで―?
耳元で、吐息と共に告げられびくりと体を揺らすNana。
確かに慣れてきた事は否定しない。
その証拠に二人を受け入れてる所はあとからあとから蜜を溢れさせる上、
じんじんと痺れ、擦ってほしいと主張してるようだった。
だがこれ以上の快感を与えられては堪らない。
相手の背に爪を立てても正気を保てる自信なんて微塵もなかった。
それほどに強い快感。それは時に拷問とすら成り得る。
「や、やめ…っは、あ!」
先に動いたのはヤ.ス。
いれたままの自身をゆるゆると引き抜く。
言葉では否定していてもNanaのそこはヤ.スを逃すまいと締め付けた。
それに気付いたヤ.スが笑い、また囁きかける。
「Nana?ほら、お願いしてくれな俺出ていくで?」
「あ、あ…うっ、やぁ…ん」
「もっとして、て言うてみ」
テレパシーででも通じ合ってるのか今の二人はどこも触らない。
ただ自身を彼女に挿れたまま緩やかな刺激を与えるだけ。
少々の物足りなさと引き抜かれるヤ.スのものに焦りを覚え、
顔を振り向かせれば優しく涙を吸われた。
潤んで霞がかった視界がクリアになり、ヤ.スの顔が眼前にある。
その笑みの中に微かな本気を感じ取り、Nanaはゆっくりと口を開いた。
「っ、…っと……て……もっと…し、て…ヤ.スの欲しぃッ!」
「Nana、オレのは?」
「カ.ー.ユも、欲し…!気持ち、いぃ…ああぁッ」
縋るように目の前のカ.ー.ユへと手を伸ばすと二人が同時に動き出す。
余りに激しい動きに、せめてもう少しゆっくり…と哀願するように見つめれば、カ.ー.ユの動きが緩まった。
近づいてくる顔に自然と目を閉じると唇に湿った感触が降りた。
「ん…んっ……んぅっ」
差入れられた熱い舌を必死で吸い上げていると太腿を撫で上げられる。
カ.ー.ユの手はNanaの胸と肩にある。という事は…
「や.すぅ…んんっ!」
口付けから逃れ名前を呼ぶもまたすぐに捕らわれた。
その間にも太腿を撫でる手は止まらず、段々と脚の付け根へ移動してくる。
(……まさか…)
そのまさかだった―ヤ.スの手はカ.ー.ユを受け入れてる所を一度撫で、その上へ移動した。
「ッ!!ん!んんーっ!」
敏感な突起を摘みその指を容赦なく擦り合わせる。
過ぎた快感、微かな痛み。
それはカ.ー.ユばかりに夢中になるなというヤ.スの主張なのかもしれない。
唇を解放したカ.ー.ユも顔中にキスを降らせながら胸を強く揉みしだく。
もはや全身と言ってもいいかもしれない程の性感帯。段々と白んでいく頭。
「ゃ…す…!や.す…!…ーユ…か.ー.ゆぅ!…っはっ、はぁ…ふっ…ひぃ、んぅっ!!」
喘ぎ声は絶えず漏れ、だらしなく開いた唇を閉じることが出来ない。
ちろちろと覗く紅い舌。それをカ.ー.ユが舐める。
キスじゃない。唇を塞がれるのは辛いから。舌だけを出して舐めあわせる。
どちらのものともわからない唾液が顎へ、首へ、胸へ伝う。
汗も、涙も、とめどなく溢れ、もう体中を湿らすこの液体が誰の何なのかが判らない。
「ん、Nana…ッ」
「あ、ぁん!もういや、やぁっ…ぃ…ッく……いくぅ…っ…ひ、あ!あ!あぁああっ!!」
ヤ.スの掠れた声が聞こえたと同時に腰を強く打ちつけられ、限界まで犯される。
その衝撃にNanaはびくびくと痙攣を起こし―――達した。
体内に感じる液体を搾り取ろうとするかのようにぎゅうと締め付けるNana。
その締め付けにカ.ー.ユは耐え切れずNanaの胎内へと射精した。
――――――――――――――――――
y「いやぁ〜Nanaちゃんエロかったわあw」
n「ヤ.スのその顔がエロいしキモイ」
y「キモイ言うなや」
k「でもなー、一回もフェラしてもろてへんのがなー。やっぱ3Pって上も下もが普通やん?」
n「どこの普通ですかカ.ー.ユくん」
y「そんなん言うたら俺だって後ろでしかしてへんわけですけど!」
k「……」
y「……」
yk「「もう一回しようや」」
n「氏ね」
end
また最後の最後で名前間違った…orz
一応これで終わりです。色々脳内補完が必要になっててすみません…。
読んでるのと書くのじゃ全然違いますね…改めて他の作者さんの力量を知りました。皆さん凄いや…。
ここまで読んでくださった方、ほんとに有難うございす!
少しでも楽しんでいただけたなら救いようのない自分も救われる気がしますw
じゃロムに戻ります(*´∀`*)ノシ
作者さん続き乙です!
いやぁー3P萌えまくりでした(*´∀`)ハァハァ
・・・ヤ.ス様、カ.ー.ユ様、ぜひもう一回してください(*´Д`*)
邪作者様おつです!ほんと萌えました(*´Д`*)気が向いたらまた投下して下さいね!
作者さん乙です!面白かった(*´∀`)
263 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 20:28:51 O
いやー 久々に燃えました!! 作者様お疲れ様でした(゚ω゚)オカズにさせて頂きます。
禿しく亀ですが…テ.ツさん禿萌!!!!
素敵な年越しだなぁ・・・(*´Д`*)
>>265 更新無いしテンプレにもURL書いてないからじゃない?
>>119のキャオルとトチヤ続きになります
先に向こうを読んでからこちらを見て下さいw
あれから2ヶ月。この頃やっと落ち着いてきた
・・・まだ忘れる事は出来ないけれど
近頃では睡眠もとれるようになり、食欲も戻ってきた
日に日にやつれていく私を心配していた家族、友人達にも支えられ、ようやく普段の生活を取り戻せた頃
―また彼らは現れた―
いや。彼ら。ではない
今目の前にいるのは―
「Nanaちゃん?久しぶり。髪伸びたんやな?」
あの時と同じサングラス
そしてその奥に光る鋭い瞳
「どう?もう痛くない?」
なんで・・・こんな・・・
体が震える
金縛りにあったよう
脚がすくんで動かない
あの時の光景を思い出して私は嗚咽を漏らす
「大丈夫?気分悪い?」
彼がこちらに向かってくる
向かってくる
向かってくるのが分かるのに
動けない。助けて。触らないで
あの時と同じ、煙草の香り
意識が遠のく
目を開くと、そこは見慣れた天井だった
何か嫌な夢を見ていたような気がする
起き上がるのが辛くて、目だけで辺りを伺う
「あ。起きたん?」
「・・・・っ!」
この声
―夢じゃない
「気失ってたみたいやな。鍵、勝手に借りて入ったけど」
「・・・・・。」
こんな、男に
助けてもらうなんて
彼は、私を強姦した男
礼なんて、言う必要がない
「何?何か言う事ないん?」
彼の手が伸びてくる
私を犯した指が、髪に触れようとする
「触らないでっ!」
自分でも驚いた
酷く、響く声
乾いたこの部屋でいく宛もなく彷徨う言葉
「・・・・ちょっと、助けてくれた相手にその言い方はないんとちゃう?」
宙に浮いていた彼の手がふと視界に入ったかと思うと、私の額が割れる程に痛んだ
「い・・・っやめ・・・・っ」
「五月蝿い」
どうして
どうして
私だけがこんな目に
どうして―
「ごめ・・っごめんなさい・・・っ」
謝る必要なんかないのだけれど
謝らないと彼の機嫌は直らない
「・・・分かったんやったらいいけど」
手の力が緩められる
すこし安心して、私は息を吐く
「でも、さっきのお仕置きはちゃんとしとかなあかんな」
言ったと同時に腕を強く捕まれ、先日と同様、縄をかけられる
「お願いっ・・もうやめてください・・・っ」
「大人しくしてたら優しくする」
そう言って彼は首筋に口付ける
「っん・・・」
思わず声が漏れて、自分の声のいやらしさに赤面する
「何?自分の処女無理矢理奪ったような男相手に感じてんの?
根っからの淫乱なんちゃう?」
違う。と言葉を返そうとすると唇を奪われた
くちゅくちゅと、舌が絡み合い唾液が混ざり合う音がする
「すげー甘い・・・」
ぞくぞくする
この声。瞳
どうして、この人は・・・
「こんなんで感じてんなよ」
今は快楽に身を委ねればいい
腕を縛られているため服を脱ぐ事は困難で
「面倒やなぁ・・・」
彼はそう言いながら鋏を手に取った
「・・っ何するの・・・?!」
「別に体に傷はつけへんって」
そう言うとジョキジョキと音を立て、私の衣服に鋏が入れられた
「あー。なんか、こういうのもいいかも。えろい」
この人、何処かおかしいんじゃないか
そう思いながらも鋏を手にしている男相手に抵抗などできなくて
「ひぁ・・・っ!」「何感じてんの?」
いきなり胸の頂を強く掴まれ、声を出した私を一瞥して彼は鼻で笑った
「感じてなんか・・・っ」
「あーそう。心では否定してるのに体が反応しちゃう・・・ってやつ?」
「違・・・っ」「違うことないやろ。こんなに硬くしといて?」
その突起物をぐりぐりと押しつぶされ、捏ね回される
「っやめてぇ・・・っ」
「嫌。こんな状況でやめてって言われてやめる男なんかおらんって事、Nanaちゃんも分かるやろ?」
腕が縛られている私は体を左右に動かし必死に手から逃れようとする
「無駄やって。あんまり暴れたら、痛い事するで?」
―痛イコト―
あの時の痛みが蘇ってくる
「ぅぁああああああああ」
思い出させないで
忘れたい
忘れさせて
忘れられない
この体に刻まれた傷をどうか・・・
「大きな声出すなって!」
ぱん。と頬を叩かれる
その痛みでふと現実に引き戻された
嗚呼。私は夢でも現実でもろくな目に合わないな
すこし自嘲気味に思ってみる
「大人しくしとけって。気持ちよくさせたる」
ゆっくりと、下着の縁から指を滑り込ませ直接其処に触れられる
親指と人差し指でそこが広げられるのが分かる
「すごい濡れてるわ・・・もしかしてマゾなんちゃう?」
もう、否定などする気力はなかった
精神が壊れていきそうで
「・・・・抵抗、せーへんの?」
また犯されてまうで?
そう言ったあと彼が一気に指を入れてきた
「なぁ。これ、2本入ってるで?結構すんなり入ったけど、あの後誰か別の男とやった?」
「そんなの・・・っ」
「してないんや?じゃ、Nanaちゃんは俺としかした事ないんやんな?」
俺のものになっちゃえば?
低く、囁かれる
そんな気はさらさらないのに、何故か体が疼く
「あ。今中きゅうきゅう締まった。俺のものになりたいん?」
「違う・・・っ」「あー。もういいよ。Nanaの口は嘘吐きやから」
中で指がバラバラに動かされる
それが擦れる度ぐちゃぐちゃと音が漏れる
「ぁー・・・っ・・や・・ぁあっ!」
「気持ちいいなら、言えよ」
「気持ち・・・い・・・っ」
「いいコやな・・・」
もう、堕ちてしまえばいい
「んぁ・・っ!」
指を引き抜かれると、それだけで声が漏れた
「なぁ、もっと大きいの欲しい?」
今の私には理性など残っていない
「欲しい・・・っです・・・」
「じゃ、か.お.る様の下さい。って言って」
「か.お.る様・・の・・・下さい・・・」
「良いコ」
そう言うと同時に先程まで入っていたものとは比べ物にならない大きさのものが入ってきた
「っは・・ぁあ・・っん・・・っ!」
「・・・今日はちゃんと感じてるんやな。まぁ、2回目やし、十分慣らしたしな。
気持ちいいやろ?」
「・・・っはい・・!いいです・・・・っ」
がくがくと彼の動きに合わせて体が揺れる
「・・・イってもいいんやで・・・?」
動きが速まる
呼吸も、肌がぶつかり合う音も速まる一方
「っぁ・・もう・・・・っ!」
「イケよ・・・」
頭が真っ白になる
体の奥が熱い
私が私じゃなくなる―
髪を優しく撫でられる感覚
暖かい手
こんな幸せ、欲しかったの
『Nana・・・』
遠くで私を呼ぶ声が聞こえる
この声の主は―誰・・・?
続きです。
もういいですか。そうですかorz
お粗末でした
乙です!!
前に入れられなかった上にまた抜け駆けされたトヤヤが憐れだけどw
275 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 00:05:43 0
乙
うは(゚∀゚*)!!!!!!!!!!ネ申wwwwwww
乙です!楽しく読ませていただきましたwwwww
また続きお願いします(*´д`*)
か.ぁ.ゆ書いてるから、か.ぁ.ゆの誕生日までには投下w
>>277ですが、浅.葱様のも同時進行で書いてるので、
出来あがったら投下します。・・・遅くなると思いますがw
(o・∀・)wktk
ネ申が降臨してる!
本命麺だからすごい嬉しいです!
鬼畜キャオルン最高です
さすが虐められたい殿堂入りw
続きあったらwktkしてお待ちしてます。
作者さん乙です〜!
鬼畜キャオルたまりません(*´Д`*)最高です!!
283 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 21:04:55 0
dat落ちしそうなので保守ageします
284 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 14:30:37 O
ここって誰か倉庫みたいの作ってないの?
てか、まとめサイト最近サッパリ更新されないよなorz
漏れずーっと楽しみにしてたんだが月一回も更新ないしorz
誰かメールすべしw
まとめの管理人さん今ここ見てないのかな?
リアルで忙しいなら仕方ないけど
まとめサイト管理人です。
最近更新できなくてスミマセソ(ノд`)
今ちょっと忙しくて…2月になったらまた更新できると思うので待っててください!
楽しみにしてる方、本当にスミマセソ!
>>289 運営がんがって下さい!!
漏れ、初代スレからの住人なので、過去のネ申作品見れるの楽しみにしてます(´∀`)ノシ
まとめサイトに載せて欲しくないって作者サソがいたら、今のうちに申し出た方がいいんジャマイカ?
>>289 よかった・・・!管理人さん本当に元気で良かった・・・!
二月まで正座して待ってます!マターリがんがってくださいませ。
293 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 13:57:52 O
(о・∀・)wktk
294 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 10:56:27 O
保守しときます!ノシ
過疎化?
どこかでネタを拾ってきます
296 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 01:17:27 O
咲人書いてるんですけど甘いのがいいですかね?ちょい鬼畜がいいですかね?
>>296サン
私としては甘いほうが嬉しいんですが、他の人たちはどうなんだろ・・・?
あと、咲.人、みたいな感じに検索避けも忘れずに。
では、投下されるまで楽しみに待ってます(´∀`*)
>>296さん
私は咲.人ならどっちでも(*´Д`*)
個人的には鬼畜→甘の展開がスチw
298さんと同じく鬼蓄→甘希望です(*´∀`)ワクワク
咲.人作者様正座して待ってます!
鬼畜ちっくな方が萌える(´Д`*)
つか切なめモノ書いてた瑠.樺作者さんまた書いてくれないかな…(´・ω・`)
と待ってる漏れ。
301 :
咲.人1:2006/01/29(日) 20:18:58 O
鬼畜になりきれなくてすいません。
そしてまとまりなくてすいません。投下します。
……ーー。
軋むベッドの上に影が二つ。
『…ぁ…ん…ハッ、っあ…』
「ねぇ…瑠.樺さんにもそんな顔見せたの…?」
冷静に淡々と言う咲.人が怖かった。
『ゃあ…見せ…て、な…ぃ…』
頬を伝う涙を咲.人が舐めた。
「…言い訳なんて聞かないから」
『ハァ…ち、ちが…っ』
「・・・俺無しじゃ居られない身体にしてあげる…」
『…!?あっ…ひゃぁ…んぅ!』
突く律動を速めてあたしの敏感な所を触った。
『んぁ!ぁっ…ん…ハァ…ぁ』
「……。」
いつもより乱暴な行為。
……怖い筈なのに、 感じてしまう。。
302 :
咲.人2:2006/01/29(日) 20:22:41 O
止まない水音…
ベッドの軋む音…
あたしの甘い声…
何時もと違うのは乱暴な行為。
「あ…まだ他の事考える余裕あるんだ?許せないね。」
笑顔でそう言うと
ぐいっとあたしの両脚首を掴んで胸のほうに押した。
必然的に咲.人があたしの中に深くはいってしまうため甘い声を出さずには居られなかった。
『ん…あ…っっ…ぁ…!!』
咲.人が良いところを突いた。
『ゃぁ…ん…ぁ!も…だ、めぇ』
シーツを握ってた手はビクっと動き宙をかいた。
「……っ。」
強すぎる刺激に呆気なくイッてしまった。
それにより咲.人も果てた。
303 :
咲.人3 :2006/01/29(日) 20:29:12 O
ーー………
…
……。
目が覚めたら、見慣れた咲.人の寝室で、、、横には綺麗すぎる咲.人の寝顔。
あたしは身体を起こそうとした。が。
『…っっ!』
下腹部に鈍痛が走った。
…あれだけ激しければ…。ね。と自嘲した。
「…ん、?」
『!!』
「……。」
目があった瞬間、先程の行為のせいか身体が強ばった…。
しかしそれも束の間。咲.人の細い身体に抱きしめられた。
「…ごめん」
『……あ、瑠.樺…さんとは…』
緊張して喉が渇く。「…知ってる。瑠.樺さんとは何もないの。でも…心配だった。」
『……咲.人。』
掠れる声で答えるのが精いっぱい。
304 :
咲.人ラスト :2006/01/29(日) 20:34:12 O
「…身体…痛くない?」
咲.人はずるい。そんな目で見られたら、何も言えなくなるのを知ってる。。確信犯。
「…大、丈夫。」
こう答えるしかない。
部屋は薄暗くて顔はよくは見えなかったけど優しい笑顔の咲.人が居た。
『…さ、きと。。。』
声が震える…。さっきとは違う緊張のせい。
「…ん?」
『…好き。』
少しの間が開いて…咲.人からの返事は唇を塞がれてわかった。
「Nana…俺は愛してる。」
2人を繋いだ銀の糸が切れる前に、また2人の影が重なった。
終わり。
305 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 04:58:17 O
すみませんが初心者なのでサッパリわかりません。
まずビジュアル妄想小説はオリジナルでいいですか。
sageはドコに記入したらsageになりますか?
作者は自由投下とありますが初心者でもオケですか?携帯でもォケでつか?
質問だらけですいません。
咲.人作者サン、乙!!
鬼畜咲.人、萌え(´∀`人)
>>305 お前みたいな香具師がいるから萎えただろゴルァ
成人なんだから流れくらい嫁
初心者なら書き込むな
メール欄にsageっていれりゃあsageれんだよ
…漏れは釣られたのか?
咲.人作者様乙です!
萌えました(*´Д`)
あとsageて貰えたらとても良かったです。
咲.人作者さん乙!!
か.ぁ.ゆ誕生日に投下するって言ってた者ですが、
間に合わなかったのでwバレンタインものにしてしまおうかと思っていますww
>310サソ
まままま待ってます(*´ー`*)wktk
保守
まとめサイト期待sage
管理人さんがんばれ!(`・ω・´*)
まとめサイト更新sage
管理人さんおつ(´∀`)
今度、新弥モノ投下しに来ます
316 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 00:25:55 0
待ってます(人´∀`*)
318 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 16:16:30 0
(・∀・)バレンタインは?
提案(・∀・)ノ
最近、回りが良くないため、2ちゃんの本スレに再び貼ってみるのはどうだろう? 少しは活性化する事を祈って…
諸刃の剣だな
厨が傾れ込んできそうだから
それはやめてほしい
漏れは賛成
>>320 それはちょっと…活性化するかもしれないがリスクが大きすぎる。
ここ21禁板だし無闇に張るのは良く無いだろ。
前も21禁板なのに未成年が投稿してたし。反対だな。
325 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 18:40:48 O
投稿期待age(o・∀・)wktk
2に貼るのは漏れも反対。
厨が流れてきて荒れるくらいなら過疎化のがマシ。
とゆうわけで投稿期待してます(・∀・)
327 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 03:05:32 O
待ってるだけで、誰も書かないならこんなスレイラネ
誰か2に貼って来いよ
>>327 そう思うなら見なけりゃいいじゃん
この板21禁ってわかって言ってるの?
カリカリしてもどうにもなんないって('A`)
大人しく投下を待とうよ。
リクあれば投下するよ
あ様夢お願いします
あ様を…と言おうとしたら既に言われていた罠
でもやっぱりあ様お願いします
>>331ですが、
あ様詳しくないけどいいですか?
期待に添えないと思いますが、大目に見て頂ければと思います。
後ほど投下します。
335 :
あ様1:2006/02/19(日) 04:03:09 0
男友達が紹介してくれた彼。
彼はV系バンドマンで浅.葱と云う。
男友達は知ってか知らぬか、
奇しくもNanaは、彼のバンドのファンなのである。
そんな自分の身分をひた隠し、Nanaは浅.葱に惹かれていた。
―――繋がり
私はまだ経験も乏しい。
だけどこの言葉に、
ほんの少しステータスを感じていたのかもしれない。
Nanaは男友達に協力してもらい、
浅.葱の部屋で飲み会を設けてもらった。
思いの外、時間も忘れてしまうくらい話が弾んだ。
336 :
あ様2:2006/02/19(日) 04:04:18 0
『じゃあ、後は二人で!』
あからさまな言葉を残し、男友達は帰ってしまった。
二人きりになった途端、Nanaと浅.葱の間に沈黙が流れた。
頭では期待していたものの、
緊張でNanaの鼓動は高まっていった。
『何か興奮してきた…。』
沈黙を破るように、含み笑いで浅.葱が言う。
Nanaは『そうですか?』とシラを切るけど、
浅.葱の本音を察しているのは隠せなかった。
浅.葱が耳元で『Nanaが欲しい』と囁く。
Nanaの紅潮した顔を見つめ、
すかさずNanaを押し倒した。
浅.葱はNanaの首筋や唇を生暖かく、少しぬるりとした舌で舐める様にキスする。
それだけで身体はどんどん熱くなり、
そして濡れているのが自分でも分かった。
浅.葱の"男"な面に、Nanaは少し戸惑いも感じていた。
337 :
あ様3:2006/02/19(日) 04:05:05 0
『浅.葱さん…』
Nanaが緊張で硬直している間にも
浅.葱は手を進め、Nanaは裸になっていた。
Nanaの身体を見下ろし、首筋から下へだんだんと舌を這わせる浅.葱。
左手でNanaの胸を愛撫し、音を立てながら乳首を舐め回す。
部屋には二人の息が響く。
――憧れていたあ・様が、私の身体を…
そう思うと、感度も上がった。
『あぁァン…ハァ…ハァ』
その喘ぎを聞いた浅.葱は、執拗にNanaの身体を攻める。
そして、Nanaの下半身に手を伸ばした。
浅.葱は指を入れ、わざとらしくクチュクチュと音を立てる。
338 :
あ様4:2006/02/19(日) 04:05:56 0
『物欲しそうに濡れてる』とNanaに笑いかけると、
浅.葱はそっとNanaの脚を広げ、顔をうずめ舌を上下させる。
『そんな…いやぁ…あぁぁん』
Nanaが喘ぐ。
『気持ちいい?』
感じているNanaを見て、更に攻め続ける浅.葱。
Nanaの頭は快感でボーッとなり、
―――麺とファンじゃ駄目かな…
――もうライブとか行けないのかな…
色々な気持ちが交錯していた。
だけどNanaは、
浅.葱をどんどん愛おしくなっていることは、身体で感じていた。
歌の上手い所や世界観、真面目な所、猫好きな所……
でも今は、一人の男として愛してる。
『今から、もっと気持ちよくなるから』
浅.葱が囁くと、Nanaの脚に自分の脚を絡ませた。
もう喘ぎ以外の言葉は出なかった。
339 :
あ様5:2006/02/19(日) 04:09:57 0
『入れるよ』と言い、突き刺すようにNanaの中に入れる浅.葱。
『ン、ンン…!』
Nanaの息が詰まる。
そして浅.葱が緩急をつけながら入れる度、
Nanaも『あ…あっあっ…あぁん!』と喘ぐ。
―――あ様が私の中に入ってる…
そう実感すると、身体がますます熱くなる。
『すごいイイ…。ごめんね、壊しちゃうけど。』
と言うと浅.葱は、動きを早めた。
『いやぁ、浅…あっあぁん!イッちゃう…!』
Nanaの頭の中は真っ白になり、絶頂に達した。
身体をビクンと震わすNanaを見て、
『まだだよ。もっと狂ってるNanaが見たい』
と笑いかけ、浅.葱は動きを止めない。
『あっ!いや、やぁん!もうダメだよぉ!』
Nanaの身体が激しくビクビクと痙攣する。
Nanaからはこの上ないほど溢れだし、
浅.葱に絡みついていた。
浅.葱は激しく動かしながら、
『Nana…やばい、俺もイクよ』
と言うと、Nanaの中で果てた。
340 :
あ様6:2006/02/19(日) 04:12:27 0
余韻に浸る二人。
『実は私…Dのファンだったんだ。』
隠していたことに、罪悪感を感じていたNanaが告白する。
浅.葱の反応がちょっと怖いもある。
『そうなんだ、でも好きになれば何も関係ないから。』
そう言う浅.葱を見て、Nanaは安心で涙がにじんだ。
―――いつか別れが来るかもしれない。
だけど今は、そばにいられるだけでいい。
浅.葱は存在を確かめるように、Nanaを強く抱きしめた。
━終わり━
最後、『予感』っぽくなってしまってスマソ
素敵なお話をありがとうございます!!
あ様作者さん乙です!
ホント素敵なお話でした
なんか疲れた心が癒されました(*´∀`*)
343 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 21:25:28 O
作者さんお疲れ〜
とてもよかったです♪
あ様素敵ですた
344 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 00:35:12 0
あ.様テラモエス
あ.様作者さん乙です!
素敵なお話ありがとうございます!
そんな訳で?新たな作者様求む・・・!orz
今小説書いてみてるんですけど
自分の麺好みがマイナーすぎるんじゃないかと不安なので
リク募ります!orz
麺が二人登場するので、仲のいい麺二人で
何かリクあったらそれで書き直しますwお願いしますw
個人的には大.佑とガ.ラ希望
漏れ的には薫と堕.威で
漏れも大.佑とガ.ラが良いな〜
需要なさそうだが
漏れはカ.ノ.マとL.ayキボンです
漏れもカ.ノ.マキボン!!
漏れもカノ、マに一票!!もう一人はラレーヌのカミ.ジョウとかどーでしょう?
漏れもカ.ノ.マお願いします!!!
355 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 23:53:54 O
O
漏れはアヤビエの葵.とイ.ン.テ.ツがいいです!!
356 :
347:2006/03/02(木) 00:36:55 O
皆さんありがとうございます!
Fatimaとかあまり分からないので大佑とガラで書きたいと思いますw
ごめんなさい…
近々投下しにきます(・∀・)ノシ
じゃあ漏れがカ.ノ.マ書く!
と自分を追い込んでみる…
大佑めっちゃ好きだから楽しみだ〜(*´∀`*)
>>357サソ
ありがとうございます!
楽しみに待ってます
356サソ
楽しみにしてます(・∀・*)
あっ、検索避け忘れずにね!!
じゃあ漏れはL.ayでも書くかな(´∀`)
>>362タン
wktkしてまってます(・∀・0)
>>362サソ
ファチ好きなので楽しみに待ってます(*´∀`*)
>310サソ
白日で是非_├ ̄|○
白日期待age
新.弥ネタを準備してたんだけど、もめん
369 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 19:25:05 0
バレンタインの話を未だに期待してる漏れって…
マ.オ小説を書いたのですが、かなり長くなってしまいました。
たぶん、長すぎるため一気に投稿出来ないかもしれません。
もし、スレチのようでしたら、もしくは、長すぎてうざかったら、途中でツッコミ入れてください。
(´・ω・`)
では、駄作を失礼します。
9月
「久しぶり。ねぇ、、、Nana、どしたの?最近さぁ、全然会ってくれないよね?」
「マ.オ。。。ごめんね、私、他の人が好きになっちゃったの。」
なんか時間が止まる。
「は?意味わかんねぇよ。」
「意味わかるでしょ…。もう一緒にいられないってことだよ。…ばいばい、マ.オくん。」
目の前に誕生日にあげた指輪を置かれた。
…最悪。
いつもの喫茶店、彼女の後ろ姿。
全然理解できていないんだけど。
俺たちが一緒にいた2年間って何?
何度、愛してるって囁いた?
なんで、俺、言い返せなかったんだろう…。
あ-、苛々する。
馬鹿女。
――……‥‥。。。
今年、初めて上陸した台風が部屋の窓を叩く。
嫌な音がずっと響いている。
雨の音なのかな。
それとも俺の頭がおかしくなっているのかな。
去年の今頃はどうしてたっけ?
Nanaがいた。
雨に濡れてびしょぬれになった俺をタオルでやさしく包んでくれた。
くしゃって笑う笑顔が大好きで、ずっと俺のものだと思ってた。
何、この無気力感。
未練ってやつですか?
はぁ。
時間の流れまでよくわからない。
かさも持たずに外に出た。
――……‥‥。。。
大好きな公園。
桜並木。
強い雨に打たれ、強い風に吹かれ、枝が悲鳴をあげているようだった。
春は満開の桜並木を歩いたね。
髪についた桜の花びらとるフリして頬にキスした。
照れ笑いをする顔が愛しくて強く抱き締めた。
全部、俺とNanaの思い出なのにね…。
どうせなら、その強い風で俺の思い出だって吹き飛ばしてくれればいいのに。
涙か雨かわからない、ぐしゃぐしゃになった顔で真っ暗な空を見上げた。
12月
あれから三ヶ月。
何の連絡もとっていない。
「元気ですか?」
のヒトコトでも、エラーだったら怖いんだよね…。
でも、今はこんな間抜けな自分も笑えるくらいに元気だよ。
Nanaと付き合ってる時は、あいつを守ってるつもりだった。
でも、守られていたんだよね。
Nanaを失って姿を現したよわっちい自分。
「今年も、あと少しか-…頑張らなきゃね。」
冬独特の雰囲気に身を委ねて、ライトアップされたお洒落な街を独り歩く。
目の前が――…‥。
「っあ…‥。」
…人が騒いでる。
時間が止まった。
「何処、ここ…。」
「何処、ここじゃないわよ!」
久しぶりに見る母さんの顔。
「栄養失調で倒れるなんて、どんな生活してるのかしらね、まったく。」
「あ〜…。。。知らないうちに体は疲れるもんなんだね。」
妙に納得。
Nanaと別れてから食事も睡眠も適当だった。
「そういえば、さっき、Nanaちゃんにそっくりな子入院棟で見たわー。ホントのNanaちゃんは元気なの?連絡しなさいよー。」
「あ、そ。別にいいよ。てか、別れたから。」
こんなところにいる訳ないでしょ。
別の男と幸せに笑ってるんだろうから…。
―
夕方、静かな病室。
母親の言葉が気になっていた。
そっと病室を出る。
入院棟の一室一室のネームプレートを見る。
3階、いない。
4階、いない。
5階、、、
一番奥の部屋。
あった。。。
同姓同名でしょ、どうせ。わかってるのに中をそっと覗く。
「―…ッッ。Nana!?」
懐かしい顔の女の子が母親に身振り手振り何かを話していた。
「でねっ、マ.オったら、手繋いで歩いてたのに、足をつついてくるアヒルに気をとられて池におっこちちゃったんだよ(笑。」
昔と同じ笑顔で、なんで、俺のこと話してるの?
そっと、病室に戻った。
決めた。
退院したら、Nanaのところに行こう。
―5日後
「よっし、元気!」
Nanaの大好きな苺を小さな可愛いカゴにつめて。
あの部屋、変わらないネームプレート。
トントン、、、がちゃ。
「お母さん?今日は来られないって言ってなかったっ…ッッ!?」
「久しぶり。」
「マ.オ…なんで?」
震える手を握った。
痩せた頬に触れる。
「ねぇ、Nana、なんか俺に隠してない?」
無言の時間が流れる。
妙な緊張感から口の中も唇も乾いて気持ち悪い。
「マ.オ、会いたかった…、ずっとずっと会いたかったよっ!!!」
細い腕で涙をこぼしながら抱きついてきたNanaを優しく抱き締める。
「うん・・・。俺も。」
「他に好きな人が出来たなんて、うそなの。本当は…私、治らない病気だから…。言えなかった…。見つけてくれてありがとう。」
何も言えなかった。
でも、強く抱き締めた。
三ヶ月ぶりのキスは苺と涙の味だった。
――……‥‥。
空一面の星空。
あの時と同じ、ぐしゃぐしゃになった顔で空を見上げる。
マ.オ作者さん途中でごめんなさい
>>370サン
何気にバレンタイン書いてるんで、もうしばらく待ってくださいorz
後半、失礼します。
なんか、長すぎて申し訳ないのですが、これで終わりです。
(´・ω・`)
クリスマス
あれから、俺は毎日のようにNanaのところに通うようになった。
ただ、笑ってほしくて。
彼女の夢をたくさん聞いた。
雪だるまを一緒に作ろうね。
満開の桜並木を一緒に歩こうね。
私が作ったご飯を食べてね。
ひまわり畑に行こうね。
夏には弱々しくなった白い肌を海で焼いちゃおっか(笑?
なんて、たくさん夢を並べる彼女が愛しかった。
彼女と俺の未来予想図には必ず互いの姿があった。
余命は冬いっぱいだった。
「メリークリスマス、Nana。」
「赤鼻のトナカイみたいに鼻が真っ赤だよ(笑。」
「うっさい(笑。俺はサンタですよ♪」
プレゼントを渡した。
華奢な白く細い指に光る指輪。
「結婚してください。」
1月中旬
Nanaはどんどん痩せていった。
林檎のようだった頬は赤みを失って、いつも青白い顔をしていた。
「マ.オくん…お願いがあるのよ。。。」
Nanaのお母さんは病室の外で話しはじめた。
「あの子の命はもう短いの。お医者さまがね、好きな事をさせてあげなさいって…。あの子はきっと、もう一度あなたと一緒に外の世界に出る事を願っているの。…どうかしら。。。?」
命が短いなんて言葉、信じたくなくて、でも、信じなきゃいけなくて、無理矢理笑顔で病室に入った。
「Nana♪久しぶりに明日、デートしよっか?」
「えっ!!…うんっ!!!」
あ…俺の大好きな笑顔。。。
――……‥‥。
「わぁ-!マ.オ、かっこいいっ(笑!!」
「いつもでしょ(笑?それに今日はお姫様をエスコートするからね、おめかししちゃった(笑♪Nanaも可愛い♪」
首筋にキスすると照れてくすぐったそうに少し下を向いた。
「はいっ、じゃあ、おそろいのマフラーつけて出発!」
――……‥‥。
「よしっ、映画見に行って、ゲーセン行って、ご飯食べて、公園行こう!」
「詰め込みプランだなぁ(笑。」
驚いた顔して嬉しそうに笑う、幸せってこういう感じかな。。。
Nanaが見たいと言った映画を見た。
普通のコメディのような映画だったけれど、Nanaはポタポタと涙を流して笑った。
「どした…?」
そっと顔を覗きこんで、頬に手をあてると大粒の涙が俺の手を伝って地面に落ちる。
「マ.オの隣で笑っていられて、人がいっぱいいるところで笑えて、…嬉しいの。」
そう俺の耳元で囁いた。
握り締める手が解けるような感覚が怖くなって、強く強く握った。
「下手っぴ〜(笑!」
「は?お前が取ってほしいって言ったんだろー(笑!難しいんだぞ!」
久しぶりにやったUFOキャッチャーに苦戦。
「あ-!取れた、取れた!!ほらっ!!取れ…って…いねーし、、、」
少し店内を歩き回るとプリクラ機の近くに立っていた。
「お姫様、ほら。」
「あっ!かわい-!ありがとっ♪」
可愛い…。
「よしっ、プリ撮ろう!」
Nanaの顔がぱぁ-と明るくなる。
「マ.オは私がしてほしいことなんでもわかっちゃうんだよね。」
ぎゅっと手を握られてひっぱられながらプリクラ機の中に入っていく。
400円投入して、撮影が始まった。
「あ、さっきのプレゼントのお礼にほっぺにキスしてもらおうっかな♪」
Nanaのほっぺが赤くなる。
「しょうがないなぁ、俺がお手本見せてあげるね。」
「えっ!!」
ちゅ。
…このびっくりした表情が好き。
「いきなり何してるの!ほら、撮影進んじゃっ…て…んっ………っ…」
やわらかい唇をわって舌を入れると苦しそうに胸をとんとん叩いてくる。
少しずつ舌を恥ずかしそうにからめてくる。
全部、俺のものだよ。ねぇ。
――……‥‥。
「ばかぁ-!全部ちゅ-プリになっちゃったよ-!」
「まぁまぁ、そゆこともあるさ(笑。」
「今日は、マ.オにご飯作ってあげたいから、お買物しておうち帰ろう。」
お洒落なレストランに予約は入れていたけど、この一言を待っていた。
「うんっ!」
「ふふっ(笑。なんか、子供みたいに笑うんだね。可愛い。」
Nanaの手が伸びてきて俺の頭を撫でる。
嬉しいけど、複雑。
やっぱり、俺は守られているんだろうなぁ。。。
食材をたくさん買い漁って苺のケーキを買って、家に帰る。
がちゃ
「ただいま-。」
家に人がいないのはわかってても、癖でついつい言ってしまう。
「おかえりなさい(笑♪」
ふぅ。
なんか、完璧にこいつには負けちゃってる。
頭をくしゃくしゃ撫でると無邪気に抱きついてきた。
「おうちに着くとNanaは甘えたさんだよね(笑。」
「い-の、ずっとくっついてたいの。」
「うん…。。。」
冷えきった体で、お互いのぬくもりが愛しい。
Nanaがご飯を作っている間、部屋が汚いと怒られ、片付ける…。
別れた時に捨てられなかったエプロンをNanaが昔みたいにつけてキッチンに立っている。
昔はよく料理している後ろから抱きついたりして怒られたりしたなぁ…(笑。
「マ.オ-!できたよ〜。食器並べて〜。」
「お-!きれい!」
久しぶりに俺の家に俺とNanaの笑顔があって、特別みたい。
ずっと、ずっとこうしていたいよ。
「はい、じゃあ、いっただきま-す。」
「召し上がれ♪」
久しぶりに食べる懐かしい味。
「おいしいっ!すごいな、Nanaは。素敵な奥さんだよ。」
「ありがとう。…ほっぺにおかずついてるよ(笑。」
こんな幸せが一生続きますように…。
ご飯も食べおわって、食器も片付けおわった。
まだ、やらなきゃいけないことが残ってる。
「ね、デザートの前に散歩がてらに公園行こう。」
「ん、い-よ-♪」
――……‥‥。
暗い夜道、歩き慣れた公園までの道をゆっくりゆっくり歩く。
繋いだ手からお互いの幸せと悲しみが入り交じった気持ちが伝わりあう。
「寒いねぇ…。公園、懐かしいなぁ。桜並木、一緒に歩いたよね…今はみんな丸坊主かなぁ。。。」
「ん…冬だしね。」
なんか、上手く喋れない。
明日に近づくほど、Nanaを病院に戻すのが嫌で嫌で仕方ない感情にとらわれる。
公園に着く。
並木道へと手をとり進んだ。
並木道への入り口で俺の細工に気付いたNanaが足を止める。
「さ…くらが咲いてる。。。マ.オ…。」
「うん、、、Nanaに見せたくって。桜に見える…かな(笑?昨日さ、友達集めてライトアップをどうしてもしたいって言って飾り付けしたんだ。はしごに登って付けたはいいんだけど、途中でおっこちてしりもちついたら青たんできちゃった-あとで見る(笑?」
「……っ、、、マ.オっ、マ.オ……!」
大泣きしながらくっついてくるNanaを抱き上げて桜並木の途中にあるベンチまで連れていく。
「ね、もう泣かないで。Nanaが泣いてると、俺も泣きたくなっちゃうよ。」
「…うん。。。あのね、私、本当は死ぬのが怖いの。でも、怖いなんて口に出したら、死ぬことを認めてるみたいで口に出せなかった。」
「…うん。。。」
「今日、マ.オと過ごして、すごくすごく幸せだったんだ。ずっとこの幸せがつづけばいいのにって思った。この世界で一番の幸せが私の1日に詰まったみたいで、あっという間だったよ。ありがとう。私の夢を叶えてくれてありがとう。」
一言一言を一生懸命、俺の腕を必死に掴みながら白い息と一緒に言葉を吐き出しているみたいだった。
知らないうちに俺も涙を流していた。
「…うん…うん。」
俺たちの時間は短すぎる。
Nanaの夢を全部叶えたくても、神様はその時間を与えてくれなかったんだ。
無力な自分がやるせなくて、でも、傍にいたくて。
「桜の花びらついてるよ…。」
Nanaの冷たい唇が俺の唇に重なった。
…ほんとに、強い子なんだね、Nana。
「おうちでケーキ、食べよう。もっと、もっと、キスしよう。」
涙でぼやけた星空はいつもより澄んで見えた。
何ヵ月ぶりに見たNanaの裸は元気な頃とは比べものにならないくらい痩せ細っていた。
でも、俺にとってNanaは誰よりも美しかった。
何度も体を重ねて、強く抱き締めて、Nanaの体を全部記憶するくらいに全身にキスを降らせた。
全部、全部、愛しいんだよ。
Nanaも俺の気持ちが伝わっているのか、目が合うたびに少し照れたようなはにかみ顔を見せて俺の全身に触れてきた。
Nanaは全部、俺のものだよ。
俺は全部、Nanaのものだよ。
「愛してる…」
2人の声が重なった瞬間からずっとずっと耳から離れない。
やさしく、つよく、抱き合う感覚に溺れた。
肌のぬくもりに包み込まれる。
朝早くに目が覚めた俺たちはずっと、将来について話していた。
赤い屋根のおうちに住もう。
子供は男の子と女の子ほしいね。
元気になったら真っ白なウエディングドレスで式を挙げよう。
お庭にはたくさん花を植えて、春には夢みたいなお庭になるといいな。
普通のカップルみたいに普通の夢を見た。
わかっているのに、病気が治ることはないのに、その無に等しい確率に最大の希望をかけていた。
病院に戻るお別れのためのキスはコーヒーのほろ苦い味。
3月
昏睡状態だった彼女がさらに深い眠りについた。
きっとこの時期もNanaにはわかっていたんだと思う。
昏睡状態になる3日前に前日、Nanaは俺に一通の便箋を、私が死んだら読んでね、と手渡した。
『
マ.オへ
マ.オと出会えて本当に幸せでした。
病院でまたマ.オに会えたらから私はこの時期まで生きてられたと思います。
それがもう奇跡だと思うの。
寂しくないなんていったら嘘だけど、きっとマ.オは私の死ぬ瞬間を見てくれてるよね?
そしたら、寂しくなんかないよ。
泣かないでね、私も泣いちゃうから。
元気に笑って幸せに生きてください。
生まれ変わっても、マ.オと結婚したいです。
愛してくれてありがとう、私も愛しています。
Nanaより 』
4月
彼女の死から約一ヵ月、あの桜並木が満開の桜を咲かせて、雪のように花びらが散っている。
愛しているよ。
―Nanaとの約束を一つ破っちゃうけれど。
駄文を長々と失礼いたしました;
スレを30近く消費しちゃいましたorz
ノシ
投下乙(・∀・)
作者さん乙です…号泣だ。゚゚(*ノД`*)゚゚。
作者様乙です!!
久しぶりに感動した(゜∩д`゜)゜。
何方かトチヤお願いします(´∀`)
マ.オ作者様乙です!
今人.格麺書きたいとか思ってるんですが、悠.希と王.子どっちがいいでしょうか…。
需要あるかすらわからないのでリク募集させてください。
作者さん乙です。久々に感動しました。
>>403 人.格はあまり知らないので、どちらも読みたいです。
403さんの書きやすい麺でお願いします。
王子!!!
キボンヌ(・д・)
頑張って下さい!
悠.希おねがいします。
楽しみにしてます。
漏れも悠.希が良いです
楽しみに待ってます!
408 :
403:2006/03/20(月) 23:34:00 0
悠.希メインに二人とも出すことにしましたw
明日中には投下できるかなと思います。
正座して待ってます(人´∀`*)
410 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 04:01:17 O
マ.オ作者さん乙です。
久々に声上げて泣くぐらい感動で号泣です。
これショートムービー化したら本当にいい作品になるね!
漏れは人格、悠.希キボン!!
明日くらいって言っておきながら昨日投下できなくてすいませんorz
人.格投下するって言ってた者です。
「あっれー?Nanaじゃん。久しぶりー」
「悠.希さん…」
しばらく人.格のライブには来られなかったから、悠.希さんに会うのはもちろん久しぶり。
「しばらく見ないからさ、もうバンギャあがったのかと思った」
「何ですかそれー」
急に悠.希さんは、何か思いついたと言うように、傍にいた雷ちゃんに何か耳打ちした。
何か頼まれたのか、雷ちゃんは奥に戻っていった。
「立ち話もなんだしさ、どっか行こうよ」
手招きされるままに、どこかに向かって移動していく悠.希さんについていった。
「打ち上げとかは?出なくていいんですか?」
「先に戻るって言っといた」
通されたのはホテルの部屋。
「どうする?つったってすることなんてひとつしかないよなw」
「…え」
「いいじゃん、バンドマンにお持ち帰りされるのは名誉だろ?バンギャルちゃん」
そのままベッドに押し倒される。
「え、あの、あたしこんなことしに来たわけじゃ」
「ここまでついて来といて何言ってんだよ」
「やだぁ…」
唇を塞がれて、声が出せなくなった。
「暴れんなよ」
はずしたベルトで、手首を縛り上げられる。
「脱がさないでやるってのも楽しそうだよね」
スカートを捲り上げられて、下着だけを引き摺り下ろされる。
「うっわ、もう濡れてきてんじゃん」
面白がるようにぐちゅぐちゅと音を立てながら、何度かかき回された。
「やだ、やめっ…いやぁっ…」
「縛られて感じちゃってるの?」
「そんなわけ、ないっ…」
「もうこんなんなってるのに?」
指が引き抜かれた。
「ほら、俺触ってないのにまた溢れてんじゃん」
そう言うと、悠.希さんは私の体を起こして、後ろから抱えるようにして近くにあった大きな鏡に向かわせた。
「これで見えるだろ?」
「やだぁ…」
「見ないとずっとこのままだよ?」
悠.希さんの指が、割れ目をなぞった。
あふれ出た蜜を指にすくい取って、顔の前まで持ち上げる。
そのとき、控えめなノックの音がした。
返事がないのも気にせず、ドアが開く。
「あれ?Nana。来てたんだ。久しぶりじゃん」
いっそ白々しいくらいの笑顔を浮かべて、那.オ.キさんが立っていた。
「ん…っ!」
「何?俺のいない間に楽しそうなことしてるじゃない」
「王.子遅いー」
「何で…」
「何でって、俺が呼んだからに決まってんじゃん」
「ねぇ?俺も混ぜてよ」
楽しそうに笑いながら、那.オ.キさんの手が胸に伸ばされていた。
胸を揉みしだき、固く立ち上がっていた乳首を摘まれる。
「あん…やぁ…っ」
「俺たち前からずっと、Nanaとしたいって思ってたんだよ」
耳元でささやかれて、そのまま耳たぶを舐められる。
「那.オ.キさんっ…」
「俺は呼んでくれないの?ここまで気持ちよくしてやったの俺なのに?」
「違っ…ぁ…悠.希さんっ…」
抱えられて、今度は四つんばいに体勢を変えられる。
「俺入れていいでしょ?」
「しょうがないな」
那.オ.キさんは顔の前に回って、私の顔を覗き込んだ。
「じゃあ俺は口でしてもらうね。口開けて」
言われたとおりに口を開けると、
「那.オ.キ君には素直だねー。何か腹立つ」
「だって俺悠.希と違って優しいから」
十分に慣らされたとはいえ、何の前触れも無く急に押し込まれて、思わず声が上がる。
「・・・っふ、あんっ」
「いい声」
「那.オ.キ君の噛んじゃだめだよー」
打ち付けられて、声を出したいのに口がふさがっているせいで声も出せない。
「そろそろ出すわ。中でいい?」
「俺も。…ちゃんと全部飲んでね」
喉の奥に強く押し付けられて、口の中に苦い味が広がった。
それと同じくらいに、奥にも熱いものが出される感覚。
「シャワー浴びる?」
その言葉に私はうなずいた。
「次はさ、来たらちゃんと顔出してけよ」
「ね。また可愛がってあげるよ」
二人は顔を見合わせて、綺麗な笑顔で、笑った。
**************
すいませんエロが中途半端ですいませんorz
前の邪3Pで、上と下が普通だろーみたいなせりふがあったので
ちゃっかり上と下の3Pで書いてしまいましたw
邪作者さんすみませんorz
悠.希のが支持高かったのになんか王.子がやたらおいしいのもごめんなさいorz
おつおつ(・∀・)
乙です!
那.オ.キさんたらちゃっかりw
作者さんおつおつ(・∀・)
デラ萌した人格本命の漏れ(´д`*)
作者様乙です!!
イイ!!濡れたww
421 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 06:17:55 0
亀ですが乙でした(*´Д`*)'`ァ,、ァ
こんな時間から萌えてしまいましたw
ageスマソorz
逝って来る
何ヵ月振りかにここ来たら、女.雅らんの続きがあってウハウハしちまったよw
じゃあ私は、昨日の羅犬で萌えたメトのリウでも投下しようかな。
楽しみに待ってます(*´艸`)
メ.ト好きなんで楽しみにしてます(・∀・)
流れを豚切ってあ様を投下します。
上の方で誰かがリクしてた気がしたんだけど、そうでもなかったorz
でもせっかく書いたので、読んであげてください。
あ様のことは良く知らないので、不快に思ったらごめんなさい。
このスレがひっそり盛り上がりますよう願いを込めて、気持ちage
427 :
あ様:2006/03/28(火) 00:34:57 0
薄暗い部屋。
「‥ほら…飲みこんでる」
ベッドの上で私が咥える浅.葱自身は、根元までの深みへと沈み出した。
満足そうに薄く笑み、ゆっくりゆっくりと焦らすように中へと挿し込まれる。
真っ白なシーツの海。寄せるもどかしい感覚。
腕を掴んですがりついても何処へも逃げられない。
吐いた息に乗って、追い詰められた声はか弱く伸びる。
捕まえられた腰と浅.葱の下腹、それが、ぴたりと重なって…―、
「‥これで全部だね」
いやらしいと呟いて、繋がった線を指でなぞる。…その目はとても楽しそう。
そこから先、目一杯に熱いものを食んでいる秘部は少しの振動でも広く響いた。
耐えられそうにないこと、それをただ目で訴えるけれど、
彼はそれを知っていて知らないふり。
浅.葱は私の顔を覗きながら緩やかに少しだけ腰を動かす。
もどかしく与えられる快楽に思考がついていかなく、つい口からは拒絶の言葉が出た。
「何がいやなの…?」
イヤはイヤ、わけも分からず小さく首を振ってみる。
「ねぇ‥嘘吐きは、嫌いだよ‥?」
全部バレてる。
…暴かれる。
改めて気付かされただけなのに、また彼を深く知ってしまったら頬も身体も余計熱くなる。
そんな情けない頬の桃色をかわいいと言っていつまでもいじる姿が、…一番可愛い。
428 :
あ様2:2006/03/28(火) 00:37:31 0
迫る波は、とてもとてもじれったい。
こうして重なる前に気の遠くなるほどに時間を掛けて愛された身体は、
今や浅.葱の視線だけでも濡れるのが自分で分かる。
するすると肌を滑る指の腹の、その妖艶な手つきだけで繋がりは充分すぎる位に潤む。
溢れて洩れ流れる声、そのひとつひとつを確認するように肌を弄ばれて…、
…いつしか大きな手のひらはまた乳房を遊び始める。
さっきまで執拗に弄られていた両突起には舌が這い、
何度か弱く噛まれた先端から、柔らかく甘い波紋は幾重にも広がった。
その揺らぎに当てられた下腹は浅.葱をずっと受け入れたまま、
…いいかげん疼かせて仕方ない。
「…なに?」
涼しい表情の奥、悪戯な瞳の色に、つい飲み込んだ言葉。
『早く、欲しい』
唇を噛み締めてぐっと喉の奥へ仕舞って飲み込んだ。
くやしいと怯んだその隙、
キツく閉じた唇にすいと口付けられ、
指先から口内を割られ…じわじわ浅.葱の舌…粘膜にまで侵入される。
そうして開いた唇をきっかけに深くまで絡まる熱い吐息。
口内までをも犯されればもう、頭の中から雑念が抜け始める。
綺麗に残されたのは、…求めたい気持ちだけ。
けれど、それを伝える恥ずかしさも混同して、なかなか言葉になっていかない。
「…ん?」
なかなか言い出せないまま、…浅.葱に見据えられたまま。
429 :
あ様3:2006/03/28(火) 00:40:28 0
「……言わないの?」
ふいに、挿さったままの根が、進めないはずの奥へと悪戯に入り込もうとする。
更にぐっと寄る浅葱の体温がとても近くて、響く声も近い。
鼓動が全部届きそうで、恥ずかしさも気持ちよさも全部、私の全部が、
魅惑的な浅.葱の瞳に暴かれそうで…まともに目を見れない。
「―…ほら、なんて言うの?」
私より数倍余裕のあるカタさは、中を掻き回し始める。
「……これ以上は欲しくない?」
淫猥な采配。その声色の揺らぎに負けそうになる。
挑発には乗りたくない。
声を出すのもくやしいから…耐えてみせた。
…けれど、途中まで引き抜かれてまた深く戻った肉塊のせいで瞬間跳ねてしまった喘ぎ。
それに被せるように、彼は耳朶近く静かに名を呼ぶ。
「…奈々」
ゆるゆると頭へ上がってた白色は、いつしか気持ちも潤滑させていた。
私からの言葉を待たれ、ひとつ舐められた耳元。
430 :
あ様4:2006/03/28(火) 00:44:54 0
脈打つ浅.葱を感じながら、反して、近い身体を決して意識しないように…。
「…奈々、…どうして欲しいの…?」
声にならない声で、精一杯のお願いをした。
…『いっぱい突いて』と。
なのに、
「―…突くの?」
いじわるな返答は、語尾も軽く私の答えを執拗に追った。
ためらいながらも言葉になっていったのは、
きっと熱のせい…、…浅.葱のせい。
求めたら止まらない。
「突いてどうするの…?」
『気持ちよくなりたい』
「…それで…?」
『もっと欲しい』
「…何を?」
『浅.葱を、たくさん欲しい』
431 :
あ様5:2006/03/28(火) 00:45:53 0
小さな声でここまで言って、今更恥ずかしさに滲んだ涙。
流れる前に目尻を指と舌とで拭き取られ、
睫毛を上げた重い瞬きの先には、浅.葱の嬉しそうな表情が見えた。
「…大好き」
けれど、…それも一瞬。
改めて抱えられた腰は繋がったまま高い位置に据え直され、足をぐっと持たれて上から刺激が挿さる。
大きな動きに、声は自然と導き出された。
入る度…戻る度、ぬるぬるな入口は空気を引き込んでぐちゅぐちゅと音を立てる。
やっと貫かれた敏感な部分は待たずにも痙攣して、目を閉じるのも辛いぐらいに感じる。
何度も、何度も、何度も、肌と肌のぶつかる音が耳まで届くと、
甘く長い痺れも幾重に波打ってずっと奥まで届いた。
刺激の続いたまま上から体を覆われて、
少し息の上がった浅.葱の背にやり場のない腕を回した。
抱きしめられるような‥そんな温かさを細かく押し込まれて、
「‥ッ、!」
行き場のない私の感情が無意識に彼の肌に爪を立てた。
「―‥痛いよ」
少し笑って注意されるけれど…、苦しい。
…息をするのが、辛い。
浅.葱の、名前も、呼べない。
「…奈‥々‥‥?」
途切れ途切れにでも彼の名を口にしないと、
爪を立ててでも私のものだという印を残しておかないと、
…このまま離れてしまう気がした。
そんな幼い不安が、
速い呼吸のリズムに合わせて細切れにしか呼べなくても、
喘ぎの隙間からでも、何度も浅.葱の名を口にする。
情けなくひっくり返る言葉でも、途切れても、聞き取れなくても、
私の求めてやまない大好きな大好きな人の名。
「―…かわいい‥」
「……奈々・・・―」
浅.葱が呼ぶ私の名。
意識が飛ぶ前に聞いたその音色に今日一番、身体が反応する。
突き込まれた内壁はその優しい熱さに限界を超えて、
糸が切れるように熱さは頂点を迎えた。
声に乗せて響かせるたった一言の呪文は、きっと何よりも甘い。
end.
あ様作者様
最高です!!空気感がゆっくり伝わってきて、生温い感じの温度とかまで感じました。本当上手いですね。今度はもっと長いH話を読みたいです。もちろん再びSなあ様で!
作者様おつです。
文章めちゃ綺麗ですね!!
また読みたいです(・∀・*)
作者様乙です!!
めちゃくちゃ上手くてほんとに夢中になって読みましたw
ぜひぜひまた素敵な作品投下してください(´∀`*)!!
あ.様作者さま乙です!!!
何気にあ.様早く投下されないかなーと待っていたので嬉しいです(´∀`*)
また素敵な作品を投下しにきてくださいね!
ガ.ゼの葵を投下しようと書いてるのですが、前スレで一文字麺はしょうがないっていう感じになってたと思うのですが、恐いので、なるべく名前が出て来ない方向で書いても大丈夫でしょうか?検索避けをしてカタカナとかにしても微妙なんです…
良いんでないかい?
流れを無視して、メ.トのリ.ウさん投下(・∀・)
一年程前に、このスレの一代目か二代目辺りで投下した話の続きみたいな感じになってます。
忘れた方が殆どかとは思いますが;
あの日、そう、眩暈で倒れたあの日、貴方に捕えられてから、どれだけの日々が過ぎたんだろう?
ずっとファンで、ライヴも行って、ファンレターも送って。
ただのファンとバンドマンっていう関係だった。
私と貴方の関係は、どう表したら良いのかなぁ?
恋人───じゃあない。
セフレ?
───ちょっと違う気がする。
主従関係とも違うし。
別に、鎖で繋がれてたり、拘束されてる訳じゃない。
いつだって、この部屋から抜け出せる。
だけど、別にそんな気はない。
私はただ、貴方が好きで───好き?
好きって何だっけ?
あぁもう、あの日から一体何日経っているのか分からない。
その間に、多分、思考回路が機能しなくなったんだろう。
貴方───メ.ト.ロ.ノ.ー.ムのリ.ウさん。
少しずつ、あの日からの出来事を思い出してみる。
本当、信じられない偶然なんだけど、たまたま道端でリ.ウさんに出会ったその日。
私は薬で眠らされて、リ.ウさんの家に連れて行かれ、荒々しく、でも切なく抱かれた。
だけど、その行為の後、崩れ落ちそうなリ.ウさんを見て、リ.ウさんのどうにもならない気持ちを
紛らわす為に傍にいるって言ったんだっけ。
それから毎日、私はリ.ウさんの家で暮らしている。
外に出た事は、そう言えばない。
低血圧な事もあって、取り立てて出たいと思わないし、出なくたって何不自由しない。
リ.ウさんが仕事で出掛ける時はテレビを付けたりもするけど、ただ眺めるだけで、内容までは
頭に入らない。
リ.ウさんはいつも帰ると、
「ただいま。」
って優しく言う。
それから、時間にもよるけど一緒にご飯を食べて、一緒にお風呂に入る。
リ.ウさんとお風呂に入る時は、湯槽に向かい合って入る。
その時、何となくリ.ウさんの鋭い様な視線を感じて、でも目を合わせると、
「どうしたの?」
って、いつもの笑顔になる。
「…ううん。」
恥ずかしくて俯くとまた、さっきの視線。
見上げたと同時に、唇を奪われる。
「んっ…」
リ.ウさんの舌が私の唇を抉じ開け、私の舌に触れた瞬間、思わず小さく声を上げてしまう。
体を捩ると、リ.ウさんの腕が私の体を抱き締める。
長い長いキス───。
お風呂のお湯のせい?
体中が火照って火照って仕方がない。
リ.ウさんの唇が私の唇から離れたかと思うと、今度は耳に舌を這わせる。
触れるか触れないかぐらいで舐めたり、かと思えばしゃぶりつく様に舐めたり。
「…んあぁっ。」
さっきよりも大きな、それでも我慢した声。
「どうしたの?
そんな声だしちゃって。」
いつもライヴ等で聞かせる声と違った、冷たくて、意地悪で、全てを見透かした様な声。
そんな声で、囁く様に私の耳元で言うから。
「んっ…はあぁっ。」
切ない吐息混じりの声を漏らす。
「ほら、どうしたのかちゃんと言ってごらん?」
「…気持ち…いいの。」
消え入る様な声で答えると、リ.ウさんはクスリと笑い、
「まだ何もしてないのに。」
と言いながら、私の胸の敏感な突起をいじる。
「あっ…あぁっ。」
こんないやらしい声を聞いて、またクスリと笑い、今度はもっと強く、痛いくらいにつねる。
「やっ、痛いっ!!」
思わず声を上げる。
「嘘。
本当に痛いだけ?
確認するよ。」
そう言い、私の膣へと指を這わせる。
「あっ、あんっ…」
「あれーっ、濡れてるよー?」
「ちっ、ちがっ…違うっ…
だって、お風呂の中だから…」
そんな言い訳を聞く筈もなく、指で硬くなった花弁を摘む。
「んっ…ふうっ…」
頭の中がボーッとする───気持ち良すぎて。
もう駄目、今すぐ欲しい。
リ.ウさんが欲しい。
必死になって目で訴えたって、
「どうしたのー?」
と、クスクス笑うばかり。
恥ずかしくて言うのを躊躇うけど、
「ちゃんと言わなきゃ何もしないよー?」
と言い、私の花弁から手を離そうとする。
「…やっ。」
「じゃあ、どうしたの?」
恥ずかしい、恥ずかしい、恥ずかしい。
恥ずかしさで、気が狂ってしまいそう。
やっとの思いで、
「リ.ウさんが欲しい…」
か細い声で伝える。
「俺の何が欲しいのー?」
意地悪そうに笑みを浮かべながら聞く。
恥ずかしくて答えられないでいると、私の膣の中へ指を入れる。
「フフッ…もうこんなにグチョグチョ。」
そう言いながら、指を掻き回す。
「あああぁっ!!」
いきなりの出来事に、思わず私の体は痙攣してしまった。
「あれーっ、もうイッちゃったんだ…
悪い子…」
そう言って、膣から指を抜き出し、私の胸を掴む。
千切れそうな程に引っ張るから痛い筈なのに、零れるのは喘ぎ声。
「ほら、どうして欲しいんだっけ?
ちゃんと言いなさい。」
「リ.ウさんが…
リ.ウさん自身が…」
途切れ途切れに言うけれど、すぐ、
「ちゃんと言いなさい、言えないの?」
と、冷たくて、全てを見透かした様な声。
「リ.ウさんの…リ.ウさんのXXXXが欲しい…です。」
やっとの思いでそう言った。
冷たくニコリと笑った後、私の片足を持ち上げて、リ.ウさんの膨張した肉棒で私を貫いた。
「あああぁっ!!」
大きな喘ぎ声。
「いいっ、気持ち良いっ!!
あぁっ、あぁっ…」
もう何が何だか分からない。
ただ気持ち良くて。
「リ.ウさっ…ん…
も…駄目っ…イキそっ…あぁっ…」
「あぁっ、俺もイキそうっ…」
「「あああぁっ…!!」」
リ.ウさんの欠片が私の中に出され、二人、同時に果てた。
聞こえるのは、お互いの荒い吐息だけ───
リ.ウさんが、クタクタになった私を抱き抱えてお風呂から出ると、そっとベッドに寝かせる。
そしてギュッと抱き締めて、そっと私の唇に口付ける。
こうして、二人は眠りに就く。
こんな事が、毎日毎日繰り返される。
日付や時間の感覚が無くなる───。
-END-
お粗末様ですた。
何か途中から無理矢理、話繋げた感があるのは否めないですけど…
私の中でリ.ウさんって腹黒なイメージがあるんですが…文章の拙さ故に、あまりそう感じられない
ですよねorz
リ.ウ作者さん乙です(・∀・)
久々にリ.ウの小説を読めて嬉しかったです。
腹黒なSっぽさが出てて良かったですよ。
また素敵な作品を投下して下さいね。
亀レススマソ
あ様作者様→禿萌しました!すごい上手いですよね ハァハァ(*´д`)ハァハァ あ様
451 :
作者:2006/04/02(日) 04:31:34 0
前にリクもらってた者です。
遅くなってごめんなさいorz
そして長いです。
↓↓
私には好きな人がいた。それを友達であるガ.ラにずっと相談してて。
私の好きな人っていうのがまさか仲良しの大.佑だってことは内緒にして…。
そんな期間が長かったから、いつのまにか優しく相談に乗ってくれるガ.ラに違う感情を抱きはじめてたのかもしれない。
「俺ら、付き合っちゃう?」
居酒屋でほろ酔いながら冗談混じりに言われた言葉。
迷いもなく頷いた。後悔はしてない。あの日からなんとなく1か月が過ぎた。
私は家事が何一つできない彼の、早くも通い妻状態・・・。
「今日リハ終わったらさ、夜なんか飯食いにでもいく?」
「行くー!」
珍しくあっちから誘ってきたと思ったら…
『ごめん、大ちゃんもいーかな?』
PM9時の電話…せっかくの二人きりだったのに!ってガッカリの後に少し胸騒ぎ。
ちょっとお洒落な居酒屋で、三人。
気まずい気持ちもあったけど、自然に振る舞った。今私はガ.ラの彼女だもん…
二時間後。泥酔状態のガ.ラ…orz
「ねぇ大丈夫?歩けんの?」
「んー大丈夫!大丈夫ー…(ガタンッ)」
イスから落ちたガ.ラを大.佑が慌てて起こした。
「もうだめっぽいねこいつ…一緒にうち連れて帰ろっか?」
「うん、そだね…ありがと」
やっとのことでガ.ラ宅に到着。当の本人はというと…
気持ち良さそうな寝息を立てて眠ってます。
「これ朝まで起きそうにもないなぁ…」
「だね…」
「ななちゃんももう遅いし、俺家まで送ってくよ」
「え、いいよ!悪いし…」
「遠慮しないでいいよw帰ろ。」
そういって私の肩をぽんぽんと叩いて外へと促す大佑。
電車を降りたあと少し距離のある薄暗い家路を二人で歩いた。
「最近どうなの?二人は。」
「え!?…うーん、仲良しだよ」
「そっか。…俺さ、二人付き合ったときちょっと…嫉妬しちゃったんだよね」
「え?」
「ははw嘘。俺ちょっと酔ってるわw」
「…なんだ、変なのwあっうち、ついた」
「おー結構歩いたね。歩いたらお腹すいたなぁ。寒いなぁ。ねぇななちゃん?」
「へっ?あ…じゃほんと送ってもらって悪いし寒いし…ちょっと暖まってく?(´・ω・`)」
「いいの?すっげ嬉しい!」
細い手で頭をガシガシなでられた。
暖かい紅茶を出して少し暖まった頃。大.佑の口数が次第に減っていった。
「それでこの前ね、ガ.ラったらさー、」
「ねぇ。」
低い声で言葉を遮られた。
「ななちゃん…」
ベッドに座ってた大.佑が私の座ってるソファに腰掛けた。
また私の頭をなでるようにして、次に右手の親指がスッと私の耳たぶをなぞった。
突然のことに体がビクッと反応する。
大きな目はじっと私を見据えていた。
「ななちゃん…キスしたい…」
「な、なにいって」
言い切る前に唇を塞がれた。
優しい口調とは裏腹に貪るように口付ける大.佑。
「んっ!んぅ…」
頭と肩を押さえつけられ力が入らず、体は自由を失っていた。
私は大.佑のなすがままになっていて。
口内を執拗に犯され、その音は静かな部屋に鳴り響いた。
混乱しながらも快感を覚えている自分…途中で漏れる吐息は喘ぎまじりで・・・
しばらくすると大.佑の舌が静かに首筋に降りていった――
「ねぇちょっと、待って、なんでこんな…あっ」
「なんでって…今俺ななちゃんとしたいから」
「なにっそれ…はぁ、ぁんっ」
「感度いーね。演技?」
「ち、ちが…」
なれた手つきで脱がされ、上半身が露になった。
「抵抗しないの?」
「俺のこと嫌い?」
…嫌いなわけないじゃん。
口には出せないよ。だって私はもう…
「俺ずっとななちゃんのこと好きだったんだよ知ってた?」
「…知らないよ…」
知ってたら…私は…
「俺悔しかったんだよね。」
そういうと大.佑は乱暴に乳房を掴んで揉みしだく。
「やっ痛いよ大.祐!やめ…!!」
先端を弾かれ身をよじれど大.佑の手は止まらない…
「嫌がってる割にはさぁ…」
「あっ…いやぁ…んっ」
「ここ勃ってるし」
「んんぅっ…」
「それにこっちも」
強引にスカートの中に手を入れられパンツ越しに突然敏感な所に触れられる。
「…ひゃっ!やめて、ねぇっ」
手をゆっくり割れ目に沿って動かしながら、大.佑の顔が耳元に近付いて来た。
「染みできてるよ…?もう…ここぐちゃぐちゃ。」
「淫乱。」
「変態。」
「あぁ…んっやぁっ、はぁ」
抵抗出来なかった。
大好きだった人に犯されてる快感に、夢中だった…
次にパンツを片足に引っ掛けて脱がされ直接手がソコに触れてきた。
蜜をすくうようにゆっくりと大.佑の指が這う。
「あーっ、だめ、あっあっ…ん、いいっ」
「どこがいいの?ここ?」
「あっ!!やん、あぁぁっ、いたっ…んっ!」
クリトリスをぐりぐりと押しつけられる。
「彼氏でもない俺にこんなことされて…」
「あっ、やぁ…んっいやっ…」
「恥ずかしくないの?」
指が2本ずぶっと入ってきた。
濡れすぎた私のソコは容易にそれを受け入れ締め付けた…
ぴちゃぴちゃと音を立てながら激しく指を出し入れされる。
「んっ…あっあっ大.佑、だめ!ねぇ、あっんっ!」
「いつもされてるの?こんな風にさ」
「あぁぁぁイッちゃう、はぁっあん!あっ、ああぁっ…!!」
「あーあ。潮ふいちゃった。こんなに汚して…自分だけこんな乱れて。イッて。本当変態だね」
そういってぐったりして息切れした私を優しく起こしたと思えば
ソファに頭を押さえつけられ無理やりモノを咥えさせられた。
「…んぐっ」
「丁寧にしてください…」
ニヤリと笑い両手で私の頭を固定し、根元まで口の中に差し込む。
息もままならない状態で何度も何度も大佑のソレに両手を添え出し入れした。
もう頭の中は真っ白だった――
「ん…上手だね…」
「んぐ、んっうっ…うぅ…」
「はぁ…そろそろ…」
ひょいっとソファにまた寝かされ、片足を上へ持ち上げられて、すぐに挿入された。
「ああっ!!」
一度強く奥まで突くと、ゆっくりと大.佑が腰を振り始める。
「ん、超締まってる・・・」
「あっ、ん、大.佑っ!やめっ、あぁ」
「やめていいの?w」
突きながら大.佑の手はクリトリスに添えられる
「あぁぁっ!!だめ、だめいっちゃう」
引き抜かれる度に大きな音がなり、口から漏れる喘ぎもとまらない。
私は彼氏の友達と、なんてことをしているんだろう・・・いけない女・・・
「うっ・・・いいよ・・・自分で腰振って・・・淫乱だな」
言葉で責められるたびに背筋走る快感。
間違いなく私の身体は大.佑を欲していて・・・。
「なな・・・来て。」
また私をグイっと起こすと、そのまま対面座位の形になり、下から激しく突かれる。
自由になった大.佑の両手は私の胸にすべりこんだ。
「んっ、あ、奥に・・・あた、るっやんっ!!」
「もっと・・・自分で腰振れよ」
大.佑に必死でしがみつき悶え狂いながら、上下を繰り返した。
「あっ、あんっ!だめ、イきそう・・・」
「うぅっ・・・!!」
果て、互いの身体にもたれかかって、そのままベッドに堕ちた。
私は気づくと、朝で。
隣でもう目が覚めている大.佑が何も言わずに、私にひとつキスをくれた。
もう、戻れない気がした……。
国語力ないためセリフばかりでスイマセンww
マゾでスイマセンwww
次は続編でガラとか書いてみたいです。はい。
乙乙乙!続編楽しみにして待ってます(・∀・)!
ずっと楽しみにしてました!!
大.佑もガ.ラも好きだからもう・・・(*´∀`*)
読んでるだけでティクビ勃った
大.佑作者さんおつ1!
続編も楽しみにしてます!!
流れ読まず投稿します
大.佑です(´∀`)連続大.佑で被っててごめんなさい
464 :
大.佑:2006/04/06(木) 03:02:43 0
「気持ちいい?」
大.佑のものを握ったまま見上げながら訪ねた。
頬を赤く染めて息も荒く膜の張った目で見下ろしてきた。
「…うん」
可愛い大.佑。
少しMっ気があるから苛めるのが癖になる。
「もうドロドロ、入れたい?」
言葉にすると少し恥かしそうに視線を逸らし、
それでも首を縦に振る。
すぐに大.佑を押し倒して顔を跨いだ。
優越感に浸りながら見下ろす私の目と、
不安そうにだけど期待を含んだ眼差しで見上げてくる大.佑。
「舐めて準備して?」
優しい口調でいいながらも拒否はさせない。
ゆっくり私のソコに口付ける。
舌で割れ目をなぞりおずおずと進入させる。
「んっ…もっと…」
声を漏らすと嬉しそうにしゃぶりついてきた。
ぴちゃぴちゃ水音を立てながら愛液を飲み干す。
「美味しい?」
あまりにも嬉しそうにがっついてるから笑っちゃった。
「…美味し、い…」
また照れる大.佑。
そういう顔が苛めたくなるんだよ。
465 :
大.佑:2006/04/06(木) 03:04:04 0
大.佑の髪を鷲掴んで上を向かせる。
私は顔から降りて反り返った首筋に舌を這わせながら問い掛ける。
「誰の何が美味しいの?」
「あっ、くっ…痛、いよ」
「ちゃんと答えなきゃだめっていつも言ってるでしょ?」
「あ、…Nanaの、美味し、い…もっと欲しい…」
相変わらず素直な可愛い子だと思う。
苦しんでるわりには、痛そうにしてるわりには大.佑のアレはもう膨張しっぱなし。
「変態」
一言耳元で囁いて一気にソレに腰を下ろした。
「あっ…!」
「んっ…はぁ…」
射精しそうなのを堪えてるみたいで
ぷるぷる震えながら目をきつく閉じてる大.佑を無視して腰を動かす。
「あっ…!!待って…Nana!!」
「ん、まだ…あっ、イっちゃだめだよ…?」
「あぁっ…!」
「ねぇ…一生懸命私を止めようとしてるけど…腰振ってるの大.佑だよ?」
両手を私の腰に回して止めようとしてるけど
実際私はもう動いてなかった。
466 :
大.佑:2006/04/06(木) 03:05:20 0
「本当に淫乱なんだね」
そう言ってキスをすると今度は頭の後ろに手を回して
離れないように力強く顔を引き寄せられる。
唇をむさぼりながら腰を振って私の名前を呼び続ける大.佑。
「Nanaっ…Nana…好き」
「はぁっ…もうだめ…大.佑…あぁん…!!!」
「あっ、あ、っんんぅ!!」
私が絶頂に達したのに続いて
私の身体を強く抱きしめ首に顔を埋めたまま大.佑も果てた。
「Nana…好き」
「大.佑可愛い」
いつも事が終わると甘えてくる大,佑に腕枕をして抱きしめてあげて
眠りにつく。
END
短いし文下手ですみません><
初投稿でした
しかも初っ端やってる…
大.佑作者さん達乙です!次回作あったら楽しみにしてますノシ
ネ.ロ書いてくれる人いないかな(´・ω・`)
最近また活気が戻って来て嬉しい(人´∀`*)
最近また賑わってるね。うれしい。
しばらくこなかったから今まとめ読みしました。皆様乙です!
私も書けるならなんか書きたいがネタが浮かばないorz
誰か薫か京で書いて下さい(*´д`)
お願いします!!!!!11
472 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 13:49:28 0
かなり下がっているので一旦保守ageします
473 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 08:00:20 O
age
474 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 18:45:41 0
475 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 18:45:41 0
キボン多すぎて投下しにくい。
確かに。
キボン無しで気長に投下されるの待ったら良いのに
あぼーん
478 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/03(水) 23:47:22 O
誰のアドだったんだ?!
479 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 00:32:41 O
480 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 02:04:10 O
こまひで
また過疎化しちゃった…orz
482 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 10:02:26 O
キモス
483 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 12:25:20 O
晒しアゲアゲ
過疎化か・・・。ま、気長に待ちましょうw
485 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 00:29:29 O
キモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモス
sage
sage
sage
sage
490 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 03:07:13 0
age
491 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 13:01:06 O
わ
492 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 16:42:37 O
キモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモス
過疎化どころか嵐が紛れ込んでるよ…。
494 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 21:19:40 O
キモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモス
祭り
496 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 22:50:48 0
どーしよーもないな。
497 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 00:23:34 O
498 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 16:01:48 O
キモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモス
投稿希望
春雷はもうすぐ止むからね、もうしばし待たれよ
だいぶ収まってきたかな…?
505 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 16:54:33 O
506 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 18:49:52 0
507 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 22:16:57 O
キモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモス
508 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 15:42:00 O
俺が小学生のころ、クラスにめっちゃ可愛い子がいたんだ。その子は言いたいことはなんでも言う、体育会系の女の子で、クラスでもかなり人気があった。かくいう俺も彼女を好きになった一人だった!
しかし彼女には弱点があったんだな。そう、頭がひじょーに悪い!そこで、テストとか返される日には決まってたまたま席が隣だった俺が彼女に教えてたわけだ。
当然、教えるとなると顔が近づいたり体に触れたりするわけで、俺の一部分が自己主張しはじめる。
小学生だった俺は彼女に触れることが出来るのは嬉しいが、勃起するのがかなり恥ずかしかったんだな。んで、勃起すると必ず片手で前を隠すようにしてたんだよ。
そしたらある日、教えてる途中に彼女がそのことに気付いたらしく、「どうしたの?」って聞いてきた。突然のことに驚いた俺は咄嗟に「なんでもねーよ!!!」って答えたんだが、
彼女はなんだか物知り顔で「ふ〜ん」とか言うから、それからなんとなく気まずくて教えるのを辞めたんだ。彼女はその後も普通に接してくれてたけどな。
その後は席替えであんま喋んなくなった。
でも夏のプールの時間でそれが起こった。
その日、夏初めてのプールで皆かなり浮かれてた。まあ、40度近い気温だったから俺も早くプールに入りたかったし。
さっさと着替えて、整列した。 達同士で水掛け合ったりしたな。んでふざけてる時にふと女子の方みたんだよ。
そしたら俺の好きな女の子が水着でこっち見てたんだな。(うおおお!!)とか思いつつ、またあの悪夢が蘇りはじめた。
(股間がああああぁぁ)俺は先生の合図を待たずにプールに飛び込んだ。「おい、なにやってんだ!」「すいません、落とされましたぁぁ」
「お前らあああ!!」
(ふぅ、助かったぜ) とか思いつつ、無事に授業も進んでいった。
プールの授業は簡単で、水泳を習ってた俺にとって朝飯前のことだった。「んじゃこれから25M泳いで貰う!!」って言われた時も(楽勝〜)って感じだったが一人泳げない奴がいた。
そう、彼女だ。運動が得意な彼女もプールは苦手だったらしい。
「なんだ〜25Mも泳げないのか〜おい、A(俺の名前)、さっきの罰として教えてやれ!!」「無理っすよ!」「お前が見た中で一番出来事!」ってな感じで俺がまたもや教えるはめになった。
「よろしくね☆」と言われた俺は嫌とも言えずに隅で教えることになった。あ〜回りの視線がいたかったな。
「んじゃまず手をついてバタアシしてみて。腹押さえるから。」「うん☆」てな感じに教えてたんだが俺の押さえる場所が間違えて彼女の股間を触ってしまったんだ。
(やべ!!!!!!!)っと思いつつ彼女の顔見たら、赤くなってたがなんも言わなかったから、大胆にも当日の俺は水着の股間部分から内に指をつっこんで彼女のまん○をなぞった・・・・・
長いから移動
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/yume/1147430106/l50
511 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 20:42:33 O
512 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 20:24:52 O
キモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキ
今薫書いてます…
しばしお待ちを…
体育座りして待ってます!
516 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 10:56:13 O
キモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモス
まとめサイト更新しないね・・・
あ.様お願いします!
520 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 01:07:38 O
キモス
521 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 12:02:13 0
>>517 そうだね・・・。管理人さんが忙しいみたいだからしょうがないけど、
ちょっと寂しいね・・・。
523 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 21:56:43 O
キモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモスキモス
524 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 23:15:50 0
521>
金融業経験者多数在籍の詐欺サイト
流.鬼のが読みたい
526 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 21:12:56 O
527 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 22:13:48 0
↑
お気を付け下さい。
(´∀`)まだ?
529 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 23:34:30 0
キモス
まとめサイト教えていただけませんか?
531 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 22:30:33 O
変態マ/オな小説書いてるんですが
うぷしても大丈夫なのかな?
>531
ぜひ投下してくださいな。スレ活性化のためにも(・∀・)!!
533 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 23:56:57 O
では投下させていただきます
まだ途中までしか書いてませんが;
マ/オかなり変態なので本命の人は見ない方がいいかも・・・・
534 :
変態マ/オ 1:2006/06/03(土) 23:58:45 O
シ/ドのメンバーは雑誌の撮影をしている。
スタッフの奈々はもう少しで撮影を終えてやってくるメンバーの為に自販機でお茶を買って戻る途中だった。
奈「あっマ/オさん!」廊下の向かいから撮影を終えたマ/オが歩いてきた。
奈「もう撮影終わったんですか?」
マ「うん、もうみんな終わりそうだよー」
奈「えっ?!大変!早くもっていかなくちゃ;;」
マ「お茶なんて後でいいよ、それよりちょっと付き合って欲しいんだけど(ニヤリ)」
マ/オは怪しく笑み奈々の腕を強く引っ張った。
その拍子にお茶は床へ音を立てて落ちた。
535 :
変態マ/オ 2.:2006/06/04(日) 00:00:39 O
奈「あっ・・・お茶が!」戸惑う奈々の腕をマ/オはグイグイと引っ張り空いてる部屋の前までつれてきた。
奈「マ/オさん腕が痛いです!いったい何なんですか?!」 マ/オのあまりの強引さに奈々は少々キレ気味だった。そもそもマ/オはいつも奈々をいやらしい目で見たりわざと胸やお尻を触ったりしてきて、そんなマ/オを奈々は気持ち悪く思っていた。
マ「しーっ、静かにして!あんまり騒ぐと・・・・(ニヤリ」
[ゾクッ]・・・・マ/オの怪しい微笑みに奈々は鳥肌が立ち言葉を失った。
「もしかして・・・・」
嫌な予感が奈々の頭を横切ると同時にマオは空き部屋のドアを開けた。
ガチャ
536 :
変態マ/オ 3.:2006/06/04(日) 00:02:21 O
マ/オは部屋の中へ奈々を押し込めると部屋へ鍵をかけた。
ドサッ
そして床へ奈々を仰向けに押し倒し、顔をギリギリまで近づけ特徴のあるハスキーな声で囁いた
マ「俺さぁ・・前から奈々ちゃんをめちゃくちゃに舐めまわしたいって思ってたんだぁ・・・・」ハァハァとマ/オの激しい吐息が顔にかかる。奈々は事の重大さに気づいた-犯される-涙目になりながらも抵抗しようとマ/オの体を押すがビクともしない。
奈「いやぁっ・・・・やめてくださいマ/オさん!やだっ・・やだぁ!」
マ「いいねぇ・・(ハァハァ)ちょ―可愛い・・・」
涙目で嫌がる奈々にマ/オはますます興奮した。マ/オの下半身はすでに熱く膨れ上がっていた。
537 :
変態マ/オ 4.:2006/06/04(日) 00:03:36 O
マ「いただきまぁーすっ(はぁと)」
マ/オは奈々の唇にむしゃぶりつくようにキスをした。
奈「・・・んっ?!んー!んー!」奈々は言葉にならない叫びをあげた。それでもマ/オは止まる事なく舌を奈々の口の中へ滑り込ませ奈々の舌へ無理矢理絡ませた。クチュクチュといやらしい音に奈々は恥ずかしくなった。
マ「クチュ・・・・・んぁっ・・・はぁ」3分はたっただろうか、マ/オの唇がやっと離れた。唾液の糸がいやらしく光る。奈々は長いキスに疲れはて抵抗する力を失っていた。
マ「奈々ちゃん・・・・・おいしかったよ・・・次は・・・・・」
マ/オは奈々の上着のシャツに手をかけた。
538 :
変態マ/オ 5.:2006/06/04(日) 00:07:58 O
ブチブチブチッ!!
ボタンでとめてあった前開きのシャツを無理矢理引きちぎると、マ/オの目の前にはピンクのブラをまとった奈々の白い乳房が露わになった。マ/オは我慢できないのかすぐにピンクのブラを下に思い切りずらし、奈々の乳房を舐めまわした。
マ「ハァハァ・・・・可愛いよぉ・・・・奈々ちゃんのおっぱい・・・ペチャペチャ・・・」奈々は恥ずかしさに顔が真っ赤になりながらも抵抗できず、顔を背けていた。
マ/オは奈々の可愛い乳首を舌先で転がしもう片方の乳首を指でイジる。
マ「ハァァ・・・・奈々ちゃん・・・俺もうイきそうになってきちゃったよぉ・・・ハァ・・・1回奈々ちゃんのおっぱいに出しちゃていい?」
そう言うとマ/オは腰を奈々の胸まで持っていきマ/オの自身の先端を乳首にこすりつけた
539 :
変態マ/オ 6.:2006/06/04(日) 00:13:01 O
マ「んぁ!奈々ちゃんの乳首が先っぽに当たってるぅ・・・・ハァハァ・・・・あぁっ!」
ドピュッ
マ/オの自身から白い液体が飛び出し奈々の胸にかかった。独特の臭いが部屋に充満する。
臭いでむせそうになりながらも-これで終われるかな-と思い、奈々はマ/オの方を向いた。しかしマ/オの自身は発したばかりなのに もう上を向いていた。
マ「まだまだ終わらないよぉ(ニヤリ)」
今度は奈々の下半身に手をやり、はいていたスカートを下ろした。
マ/オ奈々のピンクのパンツの越しにクリを擦り刺激した。
マ「奈々のココ柔らかいねぇ・・・ハァハァ・・・」
シュッシュと激しく擦られ奈々のアソコは感じてしまい徐々に湿ってきた。
奈「ん・・・・いゃぁ!マ/オさん・・・恥ずかしいよぉ!」
540 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 00:14:54 O
とりあえずココまでです
続きは好評だったらまた今度うぷします
作者さん乙です!!
ただここは一応sage進行推奨だから、
次からは下げて投下してもらえると嬉しいです(・∀・)
マ.オ 作者さん是非是非続きをお願いします!!!
マ/オ作者様乙です!!!!
続きを正座して待ってます!!!!!!
マ.オ作者様乙です!
是非とも続きを投下していただきたいです!
ということで、正座して待ってます。
マ/オ作者様お待ちしております(*´∀`*)
547 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/10(土) 01:39:17 0
マ/オ作者様乙!!!!!!!!!
まとめサイト更新されないかな・・・。と呟いてみる。
管理人さんが忙しいみたいだからしょうがないけどね。
まとめってどこ?
まりが(´∀`*)
今更かもだけど
>>273サソのキャオルとトチヤの続きがとてつもなく見たくてたまらない漏れがここにいます。
もし作者さん見てたら、よかったら続き書いて欲しい!
もう待ち遠しすぎて禁断症状出てるんだ(●∀●)
遅れましたが今から続きうpさせていただきますm(__)m
マ「奈々ちゃんのココ湿ってるよぉ・・・気持ちいいんだねぇ♪ハァハァ・・・・」
マ/オは奈々の秘部から手をはなし上半身を奈々の下半身に移動させ奈々のパンツを脱がし露わになった奈々の秘部に顔を近づけた。
マ「これが奈々ちゃんのマ●コかぁ・・・ちょー可愛いね・・・・ハァハァ」
奈「っ?!!いやぁ!!!見ないでぇ!!!いやぁぁぁぁ!!!」
奈々は必死に大きく開いた脚を閉じようともがくがマ/オの両手でしっかりと固定され閉じることができない。
そんな奈々を見てマ/オはニヤリと微笑み、秘部を舐め始めた、全体を大きく舐めまわした後に舌の先で大きくなったクリをチロチロといじりはじめた。
奈「あっ・・・・はぁはぁ」
マ「ペロペロ・・・すごいピクピクいってるよぉ・・・もう入れて欲しいのかな?」
そういうとマ/オは長い舌を穴の中へ差し込んだ。クチャッ
奈「んあぁっ!」奈々の体は大きく波うつ。
マ「こんな事で腰浮かしちゃうなんて奈々ちゃんはエッチなんだね・・・もうビショビショだよぉ・・・ハァハァ」マ/オは顔を離し、奈々の濡れた秘部を撫でた。
マ「そろそろ・・・・・」マ/オは奈々の腰をグイッと自分に寄せた。その時・・・・・
ガタッ
「マオさん・・・・俺もう我慢できないです・・・・」
聞き覚えのある声が部屋の奥から聞こえた。奈々はかすれゆく意識の中後ろにいるその声の主を方を向いた。
奈「・・・・?!・・・明/希さん?」
明「あぁっ・・・奈々こっち見るな・・・・//」
奈々が後ろを見ると明/希が立っていた、しかも明/希は全裸で手を後ろで縛られていて、そのさらけ出された明/希の自身は大きく赤く立ち上がり今にも破裂してしまいそうだった。
奈「明/希さん・・・・その格好・・・・あっ!///」
奈々はいつもクールな明/希の淫らな姿に唖然としていたが、自分も全裸だという事に気づき急いで胸を隠した。
マ「あーごめん忘れてたわ、・・・・・・知ってる?明/希は奈々ちゃんの事が大好きでいつも奈々ちゃんの事考えてオナってるんだよー(ニヤ)だからそんな明/希の為に今日は特別見学させてあげたんだ(ハァト)」
奈「えっ・・・・そんな・・・じゃあ最初から////」
マ「そうだよぉ♪1人でヌケないように両手縛っといたからもう破裂寸前みたいだね」
マ/オはそう言うと明/希に背中を向けていた奈々の体をグルリと動かし正面を向かせ、奈々の脚を大きく開かせ自分の脚で固定し
片方の手で奈々の白い乳房を揉みもう片方の手を奈々の秘部にもっていきヒダを指で押し開き、奈々の綺麗な体を明/希に見せつけた
奈「・・・・っ?!いやっ!いやぁ!!見ないでぇ!!!!!」
奈々は実は密かに明/希に思いを寄せていた。それなのに他の男に犯されてるのを見られ、しかも自分の大事な所をこんな恥ずかしい姿で晒され、死にたくなる程恥ずかしかった。
マ「ほら明/希♪これが君の大好きな奈々ちゃんのマ●コだよ(ハァト)可愛いでしょー?」
クチュッ クチュ
奈「あっ・・・はあっあぁっ」マ/オの指が奈々の膣をかき回す
クチュ クチュ クチャッ
奈「んっんっんん・・・・あぁっ」
明「あっ・・・奈々・・・そんな///」始めてみる奈々の秘部や可愛い喘ぎ声に明/希はますます興奮し自身の先からは我慢汁が大量に溢れていた。
マ「明/希もうヤバいんじゃない?(ニヤリ)」
明「ハァハァ・・・・お願い・・します・・・縄をほどいてください・・・・」明/希はイケない苦痛に顔を歪ませながら涙目で訴えた。
マ「いいよ♪イかせてあげる。縄はほどかないけどね(ニヤリ)」
マ/オは奈々を四つん這いにさせた。奈々の顔のすぐ前に明/希の膨れ上がったソレがあった。奈々は顔を真っ赤にし目をそむけた。
マ「せっかくだから奈々ちゃんのお口でイきなよ」マ/オは奈々の顔をグイッと明/希の自身に押しつけた。
明「んあっ!」
明/希の我慢汁や汗で奈々の顔はベトベトになった
奈「んっんん・・・いやっ気持ち悪い!」
明「はあっ・・・奈々・・・そんなっ動いたら・・・ハァハァ・・・んあぁっ!!」
ドピュッドピュ
たまりにたまっていた明/希の精液は奈々の柔らかい頬に触れただけであっさりと発射されてしまった。奈々の顔は白い精液まみれになった。
奈「うぅ・・・・」
明「はぁ・・・・はぁ・・・ごめん・・・奈々」
明/希は奈々への罪悪感と恥ずかしさで涙を流していた。
マ/オ作者様続編投下ありがd!!続きあるならドンドン投下してほいしいですぅ(´ヮ`*)変態モエス
マ.オ作者さん乙です!テラモエス!漏れももし続きがあるのなら是非投下していただきたいです!
マ「あれー?口に入れる前にイっちゃうなんて早漏だなぁ(笑)」
マ/オはそう言いながら四つん這いになっている奈々の腰を高くあげ尻を突き出させた。
マ「じゃあ俺は奈々ちゃんのマ●コいただいちゃいまぁす♪」
グチュッ!
奈「いやぁぁぁぁ!!」
マ「はっ・・・・あぁ!」
マ/オは奈々の尻をつかみ
勢いよく突き上げるようにして奈々の中に自身を差し込んだ。
パンッパンッパンッパンッ
グチュッ グチュグチュ
マ/オはすごい早さで腰を動かしピストンする。
マ「ハァハァ・・・気持ちいいよぉ奈々ちゃん!はぁ」
奈「んっ!んっ!マ/オさん激しすぎぃ・・あっあっあっ・・・んあ!」
パンッパンッパンッパンッ
グチュッ!グチュッ!
腰がぶつかる音と愛液のイヤラシい音が部屋中に響きわたる。
マ「はっ・・・はっ・・・はぁっ」
奈「あっあっあっ・・・マ/オさんの・・・奥に当たって・・・あー!」
心では嫌がっていてもマ/オの激しく深いピストンに奈々は今までにない気持ちよさを感じていた。
奈「あぁっ!あんっあんっあんっ」
明「奈々・・・・・」
目の前で愛しい人が男に犯される姿を見て明/希は悔しくなった。
しかしそんな気持ちとは反対に明/希の自身は興奮しまた勃起しはじめていた。
いつの間にか縄はほどけ明/希の手は自由になっていた。
今ならこの立ち上がった自身を自ら手でイかせる事も可能だ、しかし目の前には精液まみれになって喘いでいる奈々が居る。
明「・・・・ごめん・・・奈々」
明/希は奈々の頭を掴み勃起した自身を口の中に突っ込んだ。
ズルッ
奈「んぅ?!んー!!んんんっ」
明「ハァハァ・・・あぁっ・・・ごめん奈々・・・ごめん・・んはぁっあぁっ」
明希は激しく腰を動かす。奈々は前と後ろからの圧迫感に気がオカシくなりそうだった。
マ「はぁ・・・奈々ちゃん・・・俺イっちゃいそぉ」
奈「んっんっ!んんー!んーっ!」奈々は中だししないでと言いたかったが明/希の自身に口をふさがれ言葉にできなかった。
パンッパンッ
マ「ハァハァ・・・もうダメ・・・奈々ちゃんの中に出しちゃうよぉ!・・・んっ!!」
ドピュッドピュ
奈「っ!!??んんー!」
マ/オが腰を離すと奈々の膣から白い精液が溢れだした。奈々の頭はもう真っ白になった。
明「おっ・・・・俺もイくっ・・・う!!」
ドピュッ
明/希の精液は奈々の喉の奥に放たれた奈々は思わずそれを飲み込んだ。
マ「大丈夫?奈々ちゃん。」マ/オは精液まみれで放心状態の奈々を後ろから優しく抱きしめ耳元で囁いた「可愛い奈々ちゃん、君はもう一生僕のものだよ。」
明/希は何も言えずにただ二人を見つめていた。
end
締まらないですがこれで終わりです
かなりの駄文で申し訳ない(汗)
読んでくださった方有り難うございましたm(__)m
サロンのスレの895です。
結果的にエロ少なめになってしまいました。
初めて小説を書いた人間の拙い文章ですが、どうぞ。
--------------------
お互いの仕事が忙しくて、浅.葱と食事をするのは久しぶり。
納期の後で余裕があるから、早めに会社を出て浅.葱の待つ駅に向かう・・・とそこには浅.葱の他に涙.沙くんもいた。
私「浅.葱―。どうしたの?」
浅.葱が困ったようにこちらを見る。
浅.葱「る.いちゃんも一緒に食事したいって・・・いいかな?」
涙.沙「いいでしょ?美味しいものは皆で食べなきゃ!」
浅.葱と二人で食事したいのが本音だけど・・・涙.沙くんの笑顔につられて、思わず私も笑う。
涙.沙「じゃ、決まり!」
楽しい食事が終わり、3人で店を出る。そのとき浅.葱の携帯が鳴った。
浅.葱「ちょっと待ってて!」
少し離れたところで難しい表情をして話す。しばらくしてこちらに戻ってきた。
浅.葱「奈々、ごめんね。仕事ができちゃった。行かなきゃ。後で電話する」
私「うん。わかった。電話待ってるね。でも無理しないで」
浅.葱「る.いちゃん。奈々を送ってもらえないかな?」・・・彼はいつも必要以上に心配する。
涙.沙「ええよ。奈々ちゃん、行こ!」無邪気に笑った。
送ってもらいながら話すのは浅.葱のこと。
「最近バンド忙しいもんね。奈々ちゃんは浅.葱くんに会えなくてさびしくないの?」
「寂しいよ。でもバンド頑張ってる浅.葱好きだし。音楽に真剣なの知ってるし。
この前のライブの後から特に考えてるみたいだから。音楽に専念できる状態、作ってあげたいなぁ・・・って」
「何か、妬ける」
「そう?w でも、浅.葱ってしょっちゅう、る.いちゃん、る.いちゃん言ってるよw。むしろ私が妬いてるよー」
「ふーん・・・」
家に着く。
涙.沙「暑いー!喉渇いたぁ!」
私より少し低い目線の涙.沙くんが唇を少し尖らせて上目遣いでかわいく私を見る。
確かに暑い。この時期特有の湿った空気も手伝って、さらに暑く感じる。
「送ってもらっちゃったし、冷たいもの飲んでく?」
「ほんとにいいの?・・・やったぁ!」また無邪気な笑顔。私もまたつられて笑顔になる。
「おじゃましまーすっ」私の後について涙.沙くんが入ってくる。
普通のワンルームだから部屋に行く前にキッチンを通る。涙.沙くんが小さな食器棚の前で立ち止まる。
「・・・ねえ。これ、浅.葱くんに貰ったん?」指差した先にあるのは2本のワイングラス。
「そうだよ。うちに初めて来た時に、ワインと一緒に持ってきたよ。凄い笑顔でw」
ちょっと涙.沙くんに妬いている私は、少しのろけてみる。
目の端に少し不満気な涙.沙くんの顔が見えた。ちょっとだけ勝った気分。
「あ、その辺座ってて。牛乳と麦茶と赤ワイン、どれがいい?」
「・・・麦茶でお願いします」
「了解」
トレイに麦茶のグラスを2本乗せて、部屋に入る。涙.沙くんの視線が部屋の一点に注がれているのに気付く。
「あ、それね。浅.葱から貰った薔薇を友達に教えてもらってドライフラワーにしたの。薔薇のドライフラワーって色褪せやすいけど、色褪せた薔薇もきれいだと思うし。初めて貰った薔薇、少しでも長くとっておきたかったし」
「・・・きれい、だね」何か様子がおかしい。
沈黙が重い。
涙.沙くんの目の前のテーブルに二つ麦茶を置く。
グラスから手を離したその瞬間、無言で腕を掴まれた。そのまま引き寄せられきつく抱き締められる。
驚きのあまり声を出せずにいると、頭を押さえつけられキスされた。
すぐに唇を離し、私の目を覗き込んで今度は深いキスをしてくる。無理矢理舌を絡められる。
そのまま押し倒された。抵抗を試みるけれど、力で負けてしまう。
それに、さっき私の目を見ていた瞳・・・普段の無邪気な涙.沙くんじゃない、男の瞳だった。恐怖で何かが崩れる。
涙.沙くんが唇を離す。そしてもう一度顔が近づく。
「やめて!」と何とか声を上げる。
すると、一変して「ごめんね」と悲しそうに涙.沙くんがつぶやいた。
そしてその表情がまた近づいてきて、深く口付けられた。
シャツのボタンが外される。上半身に着ていたもの全てが剥ぎ取られた。
あらわになった場所に次々と口付けられる。
私はもう抵抗する力が残ってなくて、ぼんやりと空を見つめる・・・薔薇のドライフラワーが目に入った。
浅.葱、ごめんね・・・
薔薇をくれた時の照れた笑顔が浮かんだ。頭をなでてくれる時の優しい瞳が浮かんだ。
今頃大好きな音楽のために頑張っているであろう浅.葱の姿が閉じた瞼の裏に浮かんだ。
涙が零れた。
「好きやった、奈々ちゃんのこと。初めて会ったときから・・・でも、浅.葱くんの彼女やったから・・・」
驚いた。本当に声が出ない。
「ごめんね。止められない」
スカートと下着を一気に剥ぎ取られる。私に乗りかかった体勢のまま涙.沙くんも服を脱ぐ。
脚を開かれ太ももを撫でられた後、中に無理矢理押し入ってくる感覚。
腰を抑えられて、短く切った涙.沙くんの爪が食い込む。
「痛い!やめて!」悲鳴を上げる。
「浅.葱くんやったら良くて、俺やったらあかんの?」
・・・また男の瞳をした涙.沙くんがゆっくり腰を動かしながら言う。
無言を続けていると、悲しそうな瞳に戻る。
もう何も見たくなくなって、目を閉じた。
「あぁっ!」
涙.沙くんが敏感なところを突いた。痛みの中に僅かな快感が生まれる。
また涙が出た。悔しさなのか、浅.葱への罪悪感なのか。
「・・・気持ちいい?浅.葱くんとするときもそんな声出すの?・・・ねえ、浅.葱くんとしている時と同じ声、出してよ」
涙.沙くんがさらに突く。いつの間にか腕を押さえつけられている力が強くなっている。
「ねえ、何で泣くの?俺の顔、ちゃんと見てよ!」
さらに動きは乱暴になる。首筋に、肩に何度も口付けられ、噛み付かれる。
「痛いっ!・・・あぁぁ!」
もう気持ちいいのか痛いのかがわからない。
私の口からは、悲鳴と呻きと喘ぎが混ざった声が漏れる。耳元で涙.沙くんの荒い息遣いが聞こえる。
「・・・ごめん」かすれた声で涙.沙くんが言った。
一気に突かれる。そして中でうごめく感覚。熱いもので満たされる。
意識が遠くなりかける。
私の体に体重をかけている涙.沙くんが額に軽く口付けてきた。私は目を閉じたまま。
唇が離れてすぐ、頬に液体が落ちた。目を開ける。
涙.沙くんが泣いていた。
「ごめんね。こんなことしても、俺のものには絶対ならないのはわかってるのに」
「痛かったよね?でも、嫌いにはならないで・・・」
お互い力が抜けたまま、並んで横になって、天井を見つめていた。
ふと視線を落とすと、私の体は傷だらけで。かすかに血が滲んでいた。
私の携帯が鳴った。
この着信音は、浅.葱だ。
「奈々。仕事終わったよ。明日休み取ったって言ってたでしょ?今から家行っていいかな?」
何も知らない浅.葱・・・
浅.葱からの電話だと気付いたらしく、涙.沙くんが泣きそうな顔でこちらを見ている。
「ごめん。今日は無理。友達来ちゃったから・・・」
言い訳。
音楽をバンドを大事に思っている浅.葱のことを考えたら、今日は会えないから。
涙.沙くんは大事なメンバーで相棒で。涙.沙くんも音楽に真剣で。
少し間違ったと思えばいい。全部なかったことにした方がいい。
浅.葱の悲しむ顔、見たくない。
「浅.葱・・・」
「何?どうしたの?」
「愛してる・・・」
「うん。俺も奈々のこと、愛してるよ・・・」
扉が閉まるかすかな音がした。
以上です。
エロ少な目の上に、涙.沙失恋話みたいになってしまいました。
しかもまた書くつもりになってます。本当、すみません。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
サロンスレの891です。
まさかここまで膨らませてくださるとは思ってなかったww
素敵な萌えをありがとうありがとう
D本命なんで萌えました!!
おもしろかった!
マ.オ作者さん、浅.葱&涙.沙作者さん乙です!
激しく萌えさせて頂きました・・・!
D作者様乙です!!めちゃくちゃ面白かったです!!
ぜひぜひ続き書いてください!!投下を正座して待ってます!!
579 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 10:08:09 O
まとめサイトの携帯用ってありますか?
マ/オ作者様、D作者様乙です!!!!
どちらも激しく萌えました(*´∀`)
>>579 無いよ。以前作ろうって話出たけどお流れになった。
それと、なるべくsageてね。
ここって性行為がない小説投下はやっぱり禁止?
前に仙貨でエロ無し書いた人いなかったっけ?
エロ無しでも萌えられる文章書ける自信あれば良いんじゃないかな。
584 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/20(火) 19:33:40 O
頭おかしいんじゃない?
もちつけ
マ/オ作者様D作者様乙です!!!!!!どちらも激萌でした(*´Д`*)
関西弁のS麺で誰か書いて欲しいシトいる?w
書きたいんだけど麺が思い浮かばなくてw
588 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 02:04:40 O
漏れは妃様ww(ж´Д`)
漏れの意見じゃなくてもいいが小説書きガンガレ!!
応援汁(◎□◎*)
589 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 02:13:35 O
>>588 お願いだから下げてくださいね。
>>587 漏れは邪の粥か寄与キボンw
素敵な作品が投下されるのをwktkしながら待ってます!
591 :
とみゑ 50歳:2006/06/25(日) 09:24:27 O
虐スレで普通に妄想話が書かれるようになってて、あのスレとここの境が無くなってきてるね。
>592
私もそう思ってた。しかも向こうのほうが人いるしな。
突然ですが、
>>567-573の続き?な後日のあ.様編です。
――――――――――――――――――――
あれから10日程経った。
浅.葱からは何度も連絡があって。
「忙しい」と言い訳して、メールは軽く返しても電話には出ない状態が続いた。
一瞬でも気持ちよさを感じたことへの罪悪感。
声を聞けば会いたくなる、体に残る傷を隠し通せないであろう恐怖。
時間の経過で、体にあった傷もだいぶ癒えていた。
そんな時だった。
仕事が忙しくなっていて、家に帰ってまで調べ物をしていた。
何だか控えめにチャイムが鳴る。
作業を中断されたことへの不満を感じながら、部屋の中にある受話器を耳元に当てる。
「・・・俺だけど」
低い声。
体が強張る。
受話器を置き、ドアを開ける。
「来ちゃった」
照れたように笑う浅.葱がいた。
「仕事、大変なんだね」
ひとしきり話した後、テーブルの上の書類や本の山を見た浅.葱が言った。
「・・・まあ、ね。でも浅.葱の方が大変でしょ?」
「うーん、そうかもしれない。しばらくどこにも連れて行けないと思うし、なかなか会えないと思う。ごめんね」
どこかでほっとしている。
時間を置くのが必要なのかもしれない。
その考えとは裏腹に、「寂しいな・・・仕方ないけど」とか言ってみる。
「付き合って初めての誕生日、一緒にお祝いしたかったんだけどな」・・・これは本音。
寂しそうに笑ってみる。事実、別の意味で寂しいのかもしれないけど・・・
「なんか今日の奈々、かわいい」
「へ?」
気が付くと、浅.葱に軽々と抱き上げられていた。
静かにベッドに下ろされる。
浅.葱の手が私の髪の毛に伸びる。髪を梳きながら浅.葱が言う。
「その気持ちだけで嬉しいんだけどね」
真剣な目でこちらを見ながら、髪を指に絡める。
思わず、もう片方の手をぎゅっと握った。目を閉じる。
軽く口付けられる。一瞬、ほんの一瞬だけ背筋が凍る。
あの日の痛み。罪悪感。
「どうかした?」
浅.葱が不思議そうに聞いた。
「・・・ん。久しぶりだから緊張しちゃったw」気弱げに言った。
抱き締められる。
「もう、かわいいなぁ・・・奈々は」吐息混じりの浅.葱の声。
大丈夫。気付かれていない。
気付いたら皆、つらいもんね。
いつもしているように、口付けを交わす。
徐々にお互いの息が乱れ、私は生まれたままの姿になる。
「綺麗だよ・・・」
陳腐な台詞かもしれないけれど、彼に言われると胸が高鳴る。
首筋を、胸を、腹部を舐められ少しずつ溢れ出す。
私の口からは、幾度も甘い声が漏れる。
涙.沙くんに犯された時とは、全然違う感覚。
浅.葱の頭はそのまま下に下りていく。
気持ちよさと羞恥心で浅.葱を直視できない。
浅.葱の指が花芯にそっと触れる。
「はぁぁあっ!・・・いやぁっ!」
浅.葱に触れられ、見られていると思うだけで背筋に快感が走る。
なのに、浅.葱が手を止めた。
私の顔を覗き込む。少し怖い、少し笑った顔。
「ねえ・・・」
花芯から少し離れたところを指でなでる。おかしな感覚がする。
「こんなところに、引っ掻いたような傷があるんだけど」
「え・・・?」
「結構深い傷だよね。気付かないなんておかしい。考えられるのは・・・
僕以外の男としたか、それとも自分で夢中で慰めたか・・・どっち?」
きっと、あの時の傷。涙.沙くんに犯された時の。
熱が冷めた頭で考える。
バレるわけにはいかない・・・
「・・・言うの?恥ずかしいよ・・・」
浅.葱の真剣な眼差し。
負けそうになる。
「・・・浅.葱に会えなくて寂しくて。自分で、したの・・・」
浅.葱の目を見て言う。
お願い。騙されて。
騙される方が、絶対幸せだから。
浅.葱の口元に笑みが浮かぶ。
そして予想外のことを言った。
「淫乱な奈々もかわいいと思うよ。そんな奈々見たいな。今、俺の前でしてみせて」
逃れられない。
「いつもしてるんでしょ?いつもみたいにしてるの、見せて」
浅.葱の低い声。
・・・そりゃあ、自分でしたことがないとは言わない。
でも・・・大好きな人に見せられる姿じゃない。
「恥ずかしいよぉ・・・」
「ふーん。じゃあ、今日は終わり。ずっと俺のいないところで一人でしてて。
一人でして満足なんでしょ?奈々は淫乱だから」
「そんな・・・」
するしか、ないのかな・・・
「じゃあ、見ててよ」
自分で花芯をいじる。
声が小さく漏れそうになる。
浅.葱の喉が、ごくりと鳴った。
そのまま中に指を入れる。
浅.葱の愛撫で既に濡れていたそこは、私の指を容易く飲み込む。
上目遣いで浅.葱を見る。
「浅.葱・・・」
「指、自分で動かしてみて」
もう逆らえない。
それに私自身も気持ちよさに理性がなくなりつつある。
1本だった指を2本に増やし、中をゆっくりとかき回し始めた。
「・・・ぁぁんっ!はぁはぁ・・・」
浅.葱の方を見れない。
恥ずかしさと気持ちよさと・・・自分が自分じゃないみたいで。
思わず敏感なところを指で擦る。
耐え切れない私は、目を閉じて声を上げる・・・逝きそう。
浅.葱に手をつかまれた。
「ご苦労様」
そう言われ、指を引き抜かれた。
そのまま私の手を掴み、蜜に塗れた指を舐める。
体が熱くなった。
うつむくと、そのまま浅.葱が覆いかぶさってきた。
口付けられ、舌を絡められる。私自身の蜜の味と浅.葱の味がして、さらに熱くなる。
「目閉じたままで、いい子で待っていてね」唇と体を離した浅.葱が言った。
ガサガサと何かを探る音。
少しして両腕を?まれ、手を後ろ手に回された。何か固いもので手首を縛られる感覚。
驚いて目を開けて後ろを見ると、鞭で両手首を縛られていた。
―――怖い。
「やだ!外してよ!お願い!どうしてこんなことするの!?」
「・・・最近、俺のこと避けてたよね?酷いね。
・・・俺なしじゃ生きていけない体にしてあげるから」
床に置いてあるクッションを拾い、私の後ろに置く。
付き合ってから初めて見る浅.葱の表情に怯える。
軽く口付けられた後、浅.葱の顔が下りていき、私の胸を唇でなぞる。
指で全体を撫でられ、突起を甘噛みされる。
「・・・きゃ!・・・ぁぁぁっ!」
「・・・縛られてるのに感じるんだ?」
浅.葱の手がさらに下に伸びる。水音が聞こえる。
「さっきより濡れてるね。縛られるの好きなんだ?・・・淫乱」
「違・・・!」口の中に、浅.葱自身が押し込まれた。
「ちゃんと舐めてね。後でご褒美あげるから」
少しの恐怖と疼き。
怯えながら、期待しながら、浅.葱自身を舐め回す。
手を使えないからもどかしい。
口の中に苦味ともつかない特有の味が染み出す。
浅.葱の荒い呼吸が聞こえる。
口から浅.葱自身が引き抜かれた。
寂しくなって、浅.葱を見上げる。
「何?その物欲しそうな顔」
笑いながら浅.葱が言う。
「いいよ。ご褒美あげる」
「その前に。奈々が一番大事なのは誰?」
「浅.葱・・・」
「奈々が愛してるのは誰?」
「浅.葱だよ・・・」
今度は私の胸の突起に触れながら言う。浅.葱の長い髪が肌に触れる。それにすら感じてしまう。
「こうやって、奈々の体に触っていいのは俺だけだよね?」
「うん・・・浅.葱だけだよ」
この前の涙.沙くんの表情がなぜか浮かんだ。
さらに脚を無理矢理開かれ、下の割れ目に指を這わせながら荒い息で低い声で言う。
「奈々のここ、見ることも触ることもできるのは、ずっと俺だけだからね?」
「うん」
そのまま浅.葱自身があてがわれ、大きくて熱いもので一気に貫かれた。
それを待っていた私の体は、悲鳴を上げる。
固い鞭で後ろ手に縛られていて自由が利かない私は、揺られるがまま。
浅.葱に縋りつくこともできない。
その分敏感になるのか、浅.葱の肌が触れた部分から熱と幸せな感覚が広がる。
徐々に快感が大きくなり、私はあっけなく逝ってしまった。
「あ、起きた」
「浅.葱・・・」
じっと私を見て浅.葱が言う。
「やっぱりかわいい・・・」
「疲れたでしょ。ごめんね。一休みしたらいいよ」
そう言って優しく布団をかけてくれた。頭をなでられる。
愛液と精液と唾液に塗れていた肌はきれいになっていた。
愛情を感じる。
「おやすみ」
「おやすみなさい」
私はまた幸せな浅い眠りの世界へ。
「こんなにかわいいから、誰にも渡したくないんだよ。
今度何かあったら・・・」
以上です。
「以上です」と変換しようとしたら真っ先に「異常です」が出て、プチショックを受けましたw
こんな異常な妄想ですが、楽しんでいただければ幸いです。
>>587 個人的には、邪の粥キボン。
Sだかは知らないけど・・・
浅.葱作者様GJ!!!!!
萌え死ぬかと思いました・・・!
作者さんGJGJGJGJGJGJ!!!!!
萌えすぎて死ぬかと(*´д`*)ハァハァ
浅.葱作者さん乙です
萌えさせていただきました
結局全て見抜いてたあ.様…w
あ様作者様乙です!!
もーめちゃくちゃ萌えましたよ(*´д`*)!!
これは続くんでしょうか…!?もし続くならぜひぜひまた投下してください!!
正座して待ってます!!
609 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 20:11:44 0
感想を書くほうも検索よけを徹底しましょうね。
すみません。ミスがありました。
>>600 >少しして両腕を?まれ、手を後ろ手に回された。何か固いもので手首を縛られる感覚。
の部分が、
>少しして両腕をつかまれ、手を後ろ手に回された。何か固いもので手首を縛られる感覚。
になります。
Wordで書いてコピったら、表示されず。
涙.沙のことがバレてしまう展開キボン(´д`*)
613 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 19:17:32 0
どんなエロ動画でも、
パスワード配布サイトの管理人の癖さえおぼえちゃえば
全て、無料で見られるようになったんだから便利にはなったよな。
特に、こんな感じの中学生セックスものは値段も張るだけに本当助かる。
http://briefurl.com/844f
614 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 22:56:26 O
ちょwwバンギャが居るww
新たな神が現れる事を期待してsage!
漏れも期待sage
>>594-604の続きです。長くなってしまった・・・
――――――――――――――――――――
最初に奈々ちゃんに会ったのはちょっとした敵対心。
「る.いちゃん、る.いちゃん」と寄ってきていた浅.葱くんが急に態度を変えたから。
「彼女って俺よりかわいいの?」って思って。
会ったらやっぱり俺の方がかわいいと思ったけど、なぜか目が離せなくて。
気が付けば、奈々ちゃんのことを考える時間が増えていた。
浅.葱くんに甘えれば、奈々ちゃんとのデートに割り込めることはわかっていた。
奈々ちゃんに甘えれば、長くいっしょにいられるってわかってた。
奈々ちゃんの部屋の浅.葱くんの残したものが、現実を語っていて。
――――――――――
あの日、悔しさと罪悪感で泣きながら帰った。
それで次の日にスタジオに行った。もちろん浅.葱くんがいて。
「昨日、奈々のこと、ちゃんと送っていってくれた?」
心拍数が上がる。振り返ると普段の浅.葱くん。
「・・・うん」短く答えた。
―――電話してたよね?何も聞いていないのかな?
奈々ちゃんのことだから、トラブルを避けるために隠したのかもしれない。
「変だったんだよなぁ」浅.葱くんのつぶやきに、心臓が音を立てる。
「あれ?る.いちゃん、目腫れてるよ?どうしたの?」・・・言えるわけない。
そして、何事もなかったかのように練習が始まった。
謝らないと。そしてどうしたのか確かめておかないと・・・これから先、恐ろしいことが起きる予感がする。
連絡先は知らない。だから手っ取り早いのは仕事帰りの時間に駅で待つこと。
下手な行動に出れば、ストーカー扱いは間違いない・・・けど、浅.葱くんに隠しているのはバンドの件があるんだろうし、それなら騒ぎにはしないはず。
もっとも、俺も動ける時間が限られているし、奈々ちゃんが帰る時間もはっきりしない。
だから会えたのはあれから2週間後のこと。
駅の出口に、いかにも仕事帰りという奈々ちゃんの姿を見つけた。
「奈々ちゃん!」
「・・・涙.沙くん!?」
驚いているのか、奈々ちゃんが足を止める。
駆け寄って・・・何を話すのか。自然に出た言葉。
「・・・この前は、本当にごめん!
許してもらえることじゃないってわかってる!でも、ほんとにごめん!」
奈々ちゃんの顔が見れない。通行人の視線が痛い。でも、言わないといけない。
「・・・何のこと?私、涙.沙くんに謝られるようなこと、心当たりない」
顔を上げて、奈々ちゃんの表情を見る。
―――心当たりないなんて嘘だ。
言葉が繋げない。
沈黙の後、奈々ちゃんが言った。
「話あるなら、場所変えよう」
公衆の面前でああやって謝られるのはまずい。
先日の浅.葱の無理矢理な行為(気持ちよかったけど)に至るまでの件も気になる。
バラバラにごまかす工作をした場合、自滅する可能性がある。
それなら、(本音は嫌だけど)共犯者のつもりで事実確認を取って口裏を合わせた方が、被害は最小限に食い止められる。
浅.葱に秘密を作ることになるのかもしれないけど、騙しきった方がいいはず。
時間のことも考え、ファミレスに入る。
二人とも注文を終えた後、涙.沙くんが話を切り出した。
「ごめん!本当に・・・」
「・・・今更謝られてもどうしようもないし」
「うん・・・」
「・・・ねぇ。浅.葱に話した?」
「まさか・・・」
少しずつお互いの状況を話す。
この2週間の浅.葱の態度を総合すると、
「涙.沙くんに送ってもらったあの日に私に何か(浮気に近いもの)があった」と考えている可能性が高い。
バレたら・・・浅.葱はバンドをこれだけでやめることはないだろうし、
私と別れる、涙.沙くんにバンドに支障が出ない程度にそれとなく何かするというところか。
数日前の浅.葱の態度を見る限りでは、それで済まない気がしなくはないけど・・・
様々な話し合いをして(裏を合わせて)念のため連絡先も交換して、涙.沙くんと別れた。
それからはしばらく平穏な日が続いた。
浅.葱は相変わらず忙しくて、中々会えない。ほとんどメールか電話。
気になるのは電話で必ず、「いい子にしてる?悪いことしちゃだめだよ」と言われること。
浅.葱の仕事の合間に会ったときでも、私を抱きたがること。それも前みたいにわざわざ甘い雰囲気を作ってじゃない。
それに・・・
「奈々、聞いてる?」
浅.葱の声で我に返った。
「あ、ごめん。ボーっとしてた。暑いし・・・クーラーの冷気で弱ってるかも」
「ふーん」と言いながら浅.葱が私のシャツの裾に手を入れる。
腹部を撫でて、ブラジャーの隙間から指を入れて胸の突起をいじる。
浅.葱の顔が近づいてきて、私は目を閉じた。すぐに唇に温かな感触・・・舌を絡められる。
唇を離し、私を抱き上げる。行き先は今日もベッド。
ベッドに横たわり、体を絡めながらお互いの服を脱がす。
全て脱ぎ終わると、すぐに浅.葱は私の体に唇を落とす。その都度、私は小さく鳴く。
「きゃっ!」
首筋を噛まれた。あれからセックスの度に、まるで印を付けられるかのように噛まれる。
「感じてるの?痛いの好きなんだ?」
深い口付けをしながら、私の胸をつかんで爪を立てる。唇が塞がっている私は声を上げることができない。
長い口付けでぼんやりしている私の両手をつかんで押し倒す。手早く私の両手を脱いだ服できつく縛る。
「今日は鞭、持ってきてないんだ。だからこれで我慢してね・・・あ、そうだ」
思い立ったように浅.葱が立ち上がる。
戻ってきた浅.葱の手にはタオル。
クッションに上半身を立てかけられた後、タオルで目隠しをされる。
繊維の隙間から、浅.葱の顔の輪郭がぼんやり見える。それだけ。
手首を縛られ、視界は薄く。自由の利かない私の体を攻め立てる。
胸の突起を舌で転がし、片手で脚を広げ、もう片方の手は既に濡れている秘部へ。
胸元と秘部から聞こえる水音で聴覚が犯される。
「・・・ひゃ!あぁぁっ!・・・ん・・・」
触覚と聴覚。その二つだけで感じてしまい、私は声を上げる。
目の上に黒い影。
「俺の顔、見えていないのに感じるの?誰でもいいんだ?」
「違っ・・・う!私は浅.葱だけ・・・ぁぁん!」
下をいじられながら答える。
「どうしてほしいの?」
「・・・目、外して!浅.葱の顔見たいよぉ」涙が溢れた。
それでも目隠しは外されることはない。
軽く口付けられる。その直後、秘部に3本の指が入ってきた。
「っつ・・・痛いよぉ・・・ぃゃ、ぁぁぁ・・・」
水音が響く。それと私の荒い息と。
「嫌じゃないくせに。淫乱」
指を入れたまま、今度は舌で花芯を犯される。水音がさらに大きくなる。
「ぁ、ぁ、あ・・・ん・・・あぁっ!・・・」
浅.葱の指に敏感な場所を突かれ、私は逝ってしまった。
「自分だけ逝って・・・ずるいね」
ひくついているそこに、浅.葱自身が勢いよく入ってきた。
力の抜けた私は、浅.葱のペースで揺れる。何度も何度も声を上げる。
視覚が意味をなさない今の私が感じるのは、浅.葱自身の熱さとお互いの荒い息遣い。
目隠しが外された。やっと見ることのできた浅.葱の顔を見つめる。
やがて浅.葱の限界が来て、私の耳元に口を寄せる。
「奈々は俺のものだよね?」
「俺のものなんだから・・・俺の子供、産んでね」
―――あれから毎回言われる台詞。
やがて私の中は、浅.葱自身が吐き出したもので満たされた。
浅.葱が仕事に行き、私はシャワーを浴びる。
体のあちこちには浅.葱の付けた傷。首筋に触れると、噛み付かれた跡。
愛してるよ。
でも、悲しいのはなぜ?
さっき胎内に放たれたものが澱んでいるように思えるのは、私の気のせいなのかな?
今、私が泣いているのは、きっと気のせい・・・
―――――――――
夜中、涙.沙くんからの電話。
今日のスタジオでの浅.葱の様子を聞く。
浅.葱の気持ちに僅かながら重さを感じている今の私には、涙.沙くんの電話は「理解者」がいるような錯覚を起こさせる。
少しずつ、他愛のない話をする時間が増えていく。
「加害者」であり、ことの原因を作った涙.沙くんへ恨みは少しずつ溶けていく・・・
―――共犯者?
―――――――――
久しぶりに男友達と二人で飲みに出かけた。
浅.葱と付き合い始めてからは、男友達と二人きりで出かけるのは避けていた。
でも今日は誘いに乗った。胸にある寂しさ。
こんなに飲んだの、初めてかも。頭、ぼんやりするなぁ・・・
電話が鳴る音を、友達に笑いかけている時に聴いた。
今日の浅.葱くんの様子は極端におかしな所はない。
だから連絡する必要ないんだろうな。でも。
最近、奈々ちゃんとする普通のおしゃべりが楽しい。
携帯を手に取った。
長い呼び出し音の後、奈々ちゃんの力の抜けた声。
「・・・る.い.ざくん?」
お酒飲んでる?
「今、どこ?」
「んーとねぇ、今はねぇ・・・」
電話の向こうで聞こえた声。
『何―?彼氏?』・・・男の声。
『そんなんじゃないってぇ!』奈々ちゃん、かなり酔ってる。
って言うか、男といっしょ?
余計なトラブルが増えるし。危ないし、俺がむかつく。
場所を聞き出し、店に向かった。
店には、どこにでもいるようなサラリーマン風の男と奈々ちゃん。
「奈々ちゃん!」「ほら、奈々!迎えが来たぞ!」
奈々ちゃんの手を引く。「る.い.ざくん・・・?」「帰るよ!しっかりしてよ!」
財布を出して代金を払おうとすると、男は「今日はいいよ。それより、こいつ無事に届けてあげてよ」と奈々ちゃんを指した。
奈々ちゃんの手を引き、電車に乗る。
駅からは奈々ちゃんを背負った。俺よりちょっと重いはずの奈々ちゃんの体重がかかって苦しい。
いや、苦しいのは体の重さのせいだけじゃないのかもしれない・・・
奈々ちゃんの家に着いた。奈々ちゃんを揺らして起こして鍵を出させた。
鍵を開け部屋に入り、奈々ちゃんをベッドに横たえる。
半そでの薄いシャツの隙間からキャミソールと胸のふくらみが見えて、慌てて目を逸らす。
ここで気付いた。鍵をかけて帰れない。
ポストはマンションの入り口にあったから、閉めた後に部屋についているポストに入れるという手段が使えない。
鍵をかけるためには奈々ちゃんを起こすしかない。遠慮がちに奈々ちゃんを揺らす。
「奈々ちゃーん。起きてー」しばらく揺さぶると、奈々ちゃんが目を開けた。
「なぁに?」と笑って言う。触れた俺の髪を指に絡める。
服の奥へと続く白い肌。アルコールのせいか、少し紅い頬。潤んだ瞳。かすかに開いた口元。
自制がきかず、あの日のようにキスをしていた。
違ったのは、奈々ちゃんが拒まなかったこと・・・
涙.沙くんの腕の中で。
触れ合う肌が幸せで。こんな気持ち、久しぶりかも・・・
体にキスが落とされるたび、最近の浅.葱との行為では出なかった声が漏れる。
涙.沙くんの背中に腕を回す。涙.沙くんはそれに応えるように、深い口付けを落とす。
部屋の空気が熱を帯びてくる。お互いの荒い息だけが密かに響く。
蜜が溢れているそこに涙.沙くんの指が触れた。私は声を上げる。
「ねえ、挿れていい?・・・俺、もう限界」
「うん・・・来て」そっと涙.沙くん自身に触れる。
ゆっくりと涙.沙くんが入ってくる。
全部入った後、キスをして腰を揺らす。
前に私が声を上げた弱い場所を涙.沙くんは憶えていたらしく、そこを狙って突いてくる。
「・・・ぁ・ぁ・・ぁん!」
突かれる動きに合わせて声が漏れる。
動きを休め、顔を見合わせたその時・・・
部屋のチャイムが鳴った。
繋がったまま、動きを完全に止める。
―――こんな時間に訪ねてくるのは。
しばらくして、私の部屋の電話が鳴った。出られない。
そして携帯が鳴った。浅.葱用の着信音が部屋に響く・・・きっと外にいるに違いない浅.葱にもかすかに聞こえている。
一気に熱が冷める・・・「寝てた」と言えば誤魔化せるかな?そんなことを考える。
かなり長く響いた着信音が途絶えた。
扉の前にはまだ人がいる気配。
次の瞬間、凍りついた。
服を脱ぐ際テーブルに置いた涙.沙くんの携帯が震え始めた。静かにバイブ音が響く。
涙.沙くんの体から熱が一気に引くのがわかった。
同時に自分の顔からも血の気が引く。
どうにもできず、私と涙.沙くんは恐怖に震えながら固く抱き合った・・・
以上です。
作者は関西出身にもかかわらず、涙.沙の関西弁が書けません・・・申し訳ない。
そして無理矢理な展開の上、長々とすみません。次回でやっとラストです。
読んでくださっている方、本当にありがとうございます。
浅.葱&涙.沙 の作者サン
あなたネ申ですか?!
さっきからドチドチしっぱなしなんですけど!!
続きが気になります!!
浅.葱&涙.沙作者さん乙です!!!GJ!!!!
今回も本当素敵な作品投下ありがとうございます!
萌え過ぎて禿げましたw
次回のラストも正座しつつ楽しみに待ってます!
631 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 03:06:07 O
おつかれさまです。
こんなに続きが楽しみな小説は久しぶりです。
続き、楽しみにしています。
>>631 お願いだからsageてくださいねorz
>>617-628の続きです。結果的にエロ少な目。
――――――――――――――――――――
涙.沙くんの携帯のバイブ音が途切れた。
扉の前から人の気配が消えた。
それでも怖くて、しばらく抱き合ったままだった・・・
やっと力なく起き上がって、涙.沙くんの携帯の着信履歴を二人で見る。
・・・予想通り、浅.葱だった。
きっとかけてきた理由は一つ。
ひとまず服を着て、話し合う。
どこまでシラを切れるのか。浅.葱はボケているようで、結構したたか。
そして彼にはバンドを消す気がない。じゃあ、どういう態度を取るのか?
何が起きるのか、もうわからない。
とりあえず近くに浅.葱がいる可能性を考えて、涙.沙くんは早朝に帰ることにした。
重い空気の中、時間の経過を待つ。
そろそろ大丈夫か・・・という時刻。
涙.沙くんが玄関に向かう。私は見送るために立ち上がった。
扉の前。涙.沙くんに抱き締められた。
何とか体を離し、涙.沙くんを送り出した。涙.沙くんは振り返らなかった。
私はしばらく、その場に立ちつくして扉を見つめいていた。
『件名:ごめん!
本文:昨夜は友達と飲んで、帰ってそのまま寝ちゃった!
電話出られずにごめんね。飲みすぎて頭痛いよぉ。』
会社に向かう電車の中で浅.葱にメールを打った。
電話に出られなかったときにメールを出すのは最近の習慣だから、不自然じゃないはず。
昼休みに携帯を確認すると、浅.葱から返信が来ていた。
『件名:Re:ごめん!
本文:飲みすぎはよくないよ。
明日は土曜日だし、今夜泊まってもいい?』
普通。昨夜家に来たのは浅.葱じゃなかったとか・・・?
でも電話のタイミングが凄すぎる。
断るのも不自然なので、了解のメールを出した。
帰宅して浅.葱を待つ。
約束の時間より少し早くチャイムが鳴った。
扉を開けると、笑顔の浅.葱がいた・・・笑顔?
まるで何もなかったかのように談笑しながら遅い夕食を共にした。
食器を洗い終わり部屋に戻ると、浅.葱が普通に読書をしていた。
・・・全てが、涙.沙くんとのことが起きる前のよう。
バラバラにお風呂に入って、また各々好きな本を読んで過ごす。
ゆっくりと過ぎる時間。
「そろそろ寝る?」と浅.葱が言った。
したくないんだけどな・・・でも断ると昨日のことを言われる?
二人で無理矢理シングルベッドに横たわる。
程なくして、浅.葱の体が私の体の上に来る。
軽くキスをして、私の胸に顔を埋める。
パジャマの上から胸の突起に口付けてくる。声を上げると、唇を塞がれる。
昨日のことで乗り気ではなかったけど、徐々に体が反応する。
パジャマを脱がされ、胸を優しく撫でながら耳を甘噛みされる。
私は目を閉じて浅.葱の背中に腕を回した。
「・・・はぁ・・・ぁん」
太ももの内側を浅.葱の舌が這う。
蜜が溢れるのを感じるけれど、浅.葱はそこに触れてくれない。
私は上半身を起こし、時々感じすぎて手元が狂いながら、浅.葱の長い髪を梳く。
最近では珍しい、ゆったりとした時間が流れる。
浅.葱が顔を上げた。体を起こし、私を抱き締める。
耳元で「愛してる・・・」と囁く。
再び丁寧に押し倒され、キスをしてくる。唇をなぞられた後、舌が進入してきた。
舌を絡めながら、浅.葱の手は既にシーツに滴るほどの蜜で濡れている秘部へと伸びる。
声を上げ、目を閉じる。
一瞬の間。体が離れる。
止まった行為に何が起きるのか不安を覚え、「浅.葱・・・?」と呼びかける。目を開ける。
すぐそこに浅.葱がいた。「どうしたの?」笑顔で聞いてくる。
「ん・・・何でもないの」・・・怖かったなんて言えない。
抱き寄せられ、そのまま体を浅.葱の脚の上に乗せられる。
体を持ち上げられ、私の中に浅.葱が入ってきた。
「・・・っあ!・・・はぁぁんっ!」
蜜に溢れた私のそこは容易く浅.葱自身を飲み込む。
浅.葱が突き上げるたび、大きな水音が響く。
「きゃぁ!ぁ・・・ぁぁ・・・浅.葱・・・」
自ら腰を上下させてしまう。浅.葱が微笑む。
「俺のこと、愛してる?」
「・・・うん。・・・きゃ!・・・あん!」
一気に奥まで突かれる。
気が遠くなる。
浅.葱自身が中に吐き出す感覚を最後に、意識が途絶えた。
今日は浅.葱くんと会う機会がなかった。
奈々ちゃんのことが心配だけど、連絡はできない。
昼間、「今夜は連絡できない」というメールが来たから。
浅.葱くんと会うんだと思う・・・何が起きるのかが不安。
いつでも動けるよう、自宅で一人で過ごしていた。
携帯が鳴った。
不安を感じながら手に取り、表示を見た。
―――浅.葱くんからだ。
震える手で、携帯に出る。
何も聞こえない・・・?いたずら?
『浅.葱・・・?』奈々ちゃんの声・・・?
『どうしたの?』浅.葱くんだ。
―――これって何?どういうこと?
『ん・・・何でもないの』
少しの間の後、水音が聞こえた。そして奈々ちゃんの声。
『俺のこと、愛してる?』
そして、奈々ちゃんの返事。
切りたい。でも怖くて切れない。
奈々ちゃんが大きな声で鳴いた後、携帯からは静寂が伝わってきた。
「る.いちゃん」
浅.葱くんの声。息が少し荒い。
「・・・何?」震える声で、答える。
怖い。逃げたい。
浅.葱くんが平静に戻ったような声で言った。
「明日の練習、12時からに変更だから」
何か言われると思っていた俺はあっけにとられた。
数秒の沈黙の後、返事をする。
その後もバンド関係の事務連絡が続く。
電話を切る間際。
「そうだ。言っておかなきゃね」
「わかったでしょ?奈々は俺のものだから」
「・・・」
「じゃ、明日スタジオでね」
電話が切れた。
思考が止まる。ただわかること。
きっともう、浅.葱くんと俺の間ではこの件はなかったことになる。
俺は逆らえない。
そんな浅.葱くんが、怖い。
正気に返ると、浅.葱が電話をしていた。
「わかったでしょ?奈々は俺のものだから」
「じゃ、明日スタジオでね」
―――涙.沙くん!?
「奈々、起きたんだ」
浅.葱が笑顔で言った。笑顔の裏は・・・
「ねえ。電話してたの?」
「うん」
携帯を渡された。
思わず、リダイヤルを確認する。涙.沙くんだった。
通話時間・・・体を離したあの時にかけたの?
「全部聞かれてたんだ・・・酷い・・・」
「酷いってどっちが?」
答えられない。
「全部、忘れさせる」
浅.葱の体が再び被さってきた。
「いやぁぁぁーーーっ!!」
力の限り叫んだ。
―――嫌悪感。
浅.葱のこと、愛してるはずなのに・・・
「やだっ!絶対やだっ!」
浅.葱の体を必死で押しのける。
でも、浅.葱の力と体重には勝てない。
「何が嫌なの?俺のこと好きでしょ?
それとも、る.いちゃんがいいとか?」
―――私、どうしたいんだろう。
「ねえ。浅.葱は、私のこと本当に好きなの?」
「好きだよ。信じられない?」
「私のこと好きだから怒ってるの?
それとも、誰かに取られて悔しいからこんなことするの?
最近の浅.葱、怖いよ」
非は自分にあるのに。責めた。最低。
沈黙の後。
「怖い・・・?」浅.葱が言った。
「・・・してる時に電話かけたり。
・・・痛くしたり。
あのね。最近の電話とか、重かった」
きっと逃げてた。
昨日の涙.沙くんとのことも、最初に原因を作った人だけど垣間見えた優しさに逃げた。
誰かと笑っていたかった。向き合うことなく。
「そっか・・・」
一度うつむいた浅.葱が言った。
「ごめんね。でも、愛してるのは本当なんだ」泣きそうな顔で言った。
こんな浅.葱、初めて見た。
「浅.葱・・・」
気が付くと、浅.葱の頬に触れていた。
浅.葱は私を見て、ゆっくりと遠慮がちに抱き締めてきた。
浅.葱の鼓動が聞こえてきて、私はその中に溶けた。
あれから。浅.葱と別れた。
一度ああやってできてしまった溝は埋められなかったから。
お互い自分を大切にして、戻れたら戻ろうって。
別れた後、涙.沙くんから一度だけ電話があった。
仕事中で電話が取れなかった。そしてかけ直さなかった。
そうしてはいけないと思ったから。
結局、あれから今日まで連絡はない。
この前、音楽雑誌の表紙を飾っている浅.葱と涙.沙くんを見た。
バンドが壊れなかったことに、怖ろしさを覚えつつ安心する。
私はあの部屋を引っ越した。
何だか、住み続けることができなくて。
引越しの際に、あのドライフラワーも捨てた。色がかなり褪せてたし。
ワイングラスを持っていったのは、かすかな望みなのかもしれない。
暑い夏とは反対の冬がもうすぐ来る。
今日はなぜか二人のことを思い出した。思えば、前触れだったのかもしれない。
いつものように家で仕事関係の本を読んでいた。
携帯が鳴る。資料を読みながら、携帯を耳に当てる。
「・・・久しぶり」
懐かしい声が聞こえた。
以上です。
締まりのないラストになってしまいました。
そして長かった・・・何十レスも消費してしまいました。
他の方が投下しづらい雰囲気ができていたように思います。すみません。
ロムに戻って、wktkしながら他の方の小説を待ちます。
読んでくださった方と書くきっかけを与えてくださったサロン前スレの891さん、本当にありがとうございました!
貴方はネ申か?
浅.葱作者様、お疲れ様でした!
なんかじーんときました。
保存しておきたいです。
ネ申降臨sage!!!!!
浅.葱作者さま本当に乙でした!!!
素敵な作品をありがとうございました!ラストかなり良かったです!
647 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 02:16:46 O
お疲れ様でした。
すごくよかったです、今までで一番好きな作品です!
気が向いたときにでも、是非また書いてくださいね。
いい作品ありがとうございました!
まじで神キター
サロンスレの891です。こちらこそありがとうございました!たった1、2行の書き込みからここまで素敵なお話になるなんて…
浅.葱作者様、乙です!!マジネ申!!
作品として凄く素敵でした!!本当に!!
もし時間があればまた作品投下してほしいです(・∀・)!!
浅.葱作者様、すごく良かったです。
浅.葱の力と 体 重 には勝てないバロスww
>>652 恐らく作者さんには他意は無かったんだろうけど、冷静に読むとなかなか残酷ですねw
ともあれ、作者さん乙でした!素敵すぎます!
ネ申作品の後で投下し辛いかもですが、
他の作者さんの作品も読みたいのでwktkしながら待ってますw
654 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 02:14:19 O
ちょw切なすぎて漏れ泣いちゃったジャマイカwww
しばらく出てこないつもりだったけど・・・レスしないつもりだったけど・・・
これだけは言わせてください・・・
>>652,653
ごめんなさい!
それ、わざとやりました!
では、ロムに戻ります ノシ
投下してくれるネ申が現れる事を祈りつつsage
「Nanaちゃん!」
突然背後から聞えてきた自分の名前
振り向いた私の目に映ったのは
「…テ.ツさん?」「久しぶり」
変わらない笑顔
こっちまで微笑んでしまう程の、優しい笑顔
「お久しぶりです」
小さく頭を下げると、髪を撫でられる感覚
「変わってないね」
あれからどれだけの月日が流れたのか
彼と私は、特別な関係じゃない
私にとって彼は友人の兄
そして彼にとっては妹の友人。只、それだけ
だけど、私にとって彼は特別な人。ずっと憧れていた存在
「覚えててくれたんだ」それはこっちの台詞
「忘れるわけないですよ」絶対に、忘れるはずがない
今こうして出会えて言葉を交わせてる事実だけでも泣きそうなくらいなのに
何度、彼女−友人を通じて連絡を取ろうと考えたか
「そうだ。せっかくだしメアド教えて?」
何故この人は、私がすごく言いたかった事をこんなにも簡単に言ってしまうのだろう
はい喜んで。と言いたいのをグっと堪えて「いいですよ」と微笑んでみる
携帯を取り出し自分のアドレスを出そうとしていると画面に雫が零れた
「雨、だ」朝の天気予報では伝えられなかった突然の雨
勿論傘なんて持っていない
「結構降ってきたね。俺の家すぐそこだからちょっと休んでいきなよ」
思ってもいなかった彼の言葉に鼓動が高鳴る
ドクドクと、心臓が血液を送り出しているのが分かる
「すみません。お邪魔させてもらいます」
天気予報は嘘吐きだ
けれど、こんな事が起こるなら騙されてもいいと思った
初めて入る彼の部屋
友人の家に行った時でさえ入った事がなかったのに。まして、今は一人暮らし
こんな事があっていいのか
玄関に入り靴を脱ぎ、それを並べようとした瞬間いきなり腕を掴まれた
女の細い手首は彼の手には小さすぎるようで片方の手だけで両手首を掴まれる
普段の彼には似つかわしくないその行動に背筋が凍る
「テ・・ツ、さん・・・?」自分でも声が震えているのが分かる
チャラチャラと金属がぶつかりあう音がする。ひんやりとしたソレが私の両腕を拘束する
何が起こっているのか理解するのに酷く時間がかかる
やっと私の頭脳が働き始めた頃には私の体はいとも簡単に抱えられリビングの床へと転がされていた
−何、これ?
怯えた目で彼を見上げる私の顔を彼はしゃがみ覗き込む
「怖い?」いつもの笑顔
小さく頷く
「いいね。その怯えてる表情。可愛い…」そう言うと唇が触れそうな程顔を近づけてくる
吐息がかかり、頬が火照る。恥ずかしくて思わず目を伏せる
その瞬間彼の体が私の脚の間に割り込んできた
その反動でスカートは捲りあがり私はあられもない姿になる
白い下着の紐を解かれるとそれは簡単に床へと落ちた
「やめ・・て・・・」脚を閉じようともがいても彼の細い腰が邪魔をする
そのままの格好で彼は傍にあった棚の引き出しから道具を取り出す
私にあてがわれたそれは、乾いた私に入るたびキチキチと音を立てる
痛くて眉を顰める私を彼は嬉しそうに見る
全て収まったかと思うと、ゆっくりと引き抜かれ、また収められる
「ねぇ、濡れてきてるけど・・・?」低い声で呟かれる
繰り返された行為により私の息は荒くなる
「俺の事好きなんでしょう?」
「もしかしてこういうの、期待してた?」
全く考えもしなかったと言えば嘘になる
黙り込んだ私を見て彼は
「期待してたんだ…いやらしい」と嘲笑する
その声と視線に私は飛んでしまいそうになる
「何勝手にイってんの?」
「ごめん・・なさい・・・」
荒い息を整え答える
「そんなにイきたいなら好きなだけイかせてあげる」
そういうと一気に奥を貫かれた
「ひぁ…っ!ぁあ…」
思わず声を漏らすと彼は満足そうに微笑みスイッチを入れた
部屋に響くバイブ音。水音。喘ぎ
甲高い声で鳴く私を冷たい視線で見下すと彼は傍のソファへと腰掛けた
「見ててあげるから、一人でイきなよ」
組まれた長い脚。大きな手。微笑みの口元。冷たい瞳
彼に見られているだけで私はまた絶頂を迎える
まさに視姦
「またイっちゃったの?淫乱…」
「あぁ…」
もう、おかしくなる
ドロドロに溶けてしまいそう
ソファからおりた彼は私の顎を掴み顔を上へと向かせる
「これからずっと、ここで飼ってあげる」
「ずっと…ね」
大好きな人に身も心も捧げる、なんて素晴らしい女の幸せ
私が手に入れた、最高の幸せ
自分の妄想垂れ流し…
短くてごめんなさい
濡れますた…
漏れの祈りが通じたw
テ.ツ作者様乙です!!!短くても十分萌えさせていただきました!
初期の頃投下されていた「京と薫とSとM」という小説保存している方いらっしゃいませんか?
結構長めのものだったのですが・・・。
もしお持ちでしたら投下して頂けると嬉しいです。
666 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 12:58:33 O
>>659-661 作者様乙です!漏れも密かに待ってました。
最初切ない再会物語かと思ったのにいきなりドSに豹変するテ.ツさん素敵…
ライブ中とオフショットの彼を両方知ってると妙なリアリティがw
>>665その小説判るけど、作者さんの了解ないのに投下して大丈夫かな??
>>668 大丈夫じゃない?
著作権とかそういうの気にするならこういうとこに投下したりしないと思うよ。
塚漏れもまた読みたいw
うーん、一番いいのは個人で楽しむんだし、
>>665さんと
>>668さんがメールでやりとりすればいいんじゃない?
サブメ使えば簡単だし・・・。
>>669さんの意見はあたしも同意だけど、作者さん本人はなんて言うかわかんないし・・・
あと紛らわしいしね;
本当はまとめサイトにうpされるのが一番てっとりばやいんだけどね;
671 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 23:14:35 0
新規入会の60ポイントでメルトモできた。
簡単に携帯のアドレスも交換。
今までやってきた出会い系の中では一番のお勧め。
サクラ、なにそれ?こんなセリフが出てきます。
サクラに会うほうがレア。
ここ使い始めたらほかが馬鹿らしく感じるよ。
http://550909.com/?f7648653
673 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 14:04:25 0
>>665です。
>>668さんサブアド置いていくので、お手数じゃなければ送信して頂けると嬉しいです。
t-n_yo●mail.goo.ne.jp(●=@)
>>670さん
アドバイスありがとうございました。
神が現れないかなぁと願いつつsage
結構前スレに出てた、薫にホテルに連れてかれて抱かれる話スチだ
677 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 10:07:54 O
ヴィジュアル系とかキモ…
678 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 03:07:47 O
すごいですね
何だか切なくて感情移入しました!
とても良かったです
書いてくれてありがとう
最近また過疎化してきたね・・・orz
眠れない・・・
理由はわからないけれど、目がずっと冴えている。
私がそんな状態でも、同じ布団にいる恋人の新.弥は幸せそうに寝息をたてている。
その顔を見つめていると、愛しさと共に「私は眠れないのに」と憎憎しさがこみ上げてきた。
―――悪戯しちゃおう。
そっと顔の輪郭に手を這わす。起きているときには絶対にできない行為。
耳をゆっくりと撫でて、髪を梳く。
それでも幸せそうな寝顔の新.弥。むしろ、さっきよりもさらに気が抜けた顔をしている。
ますます苛立ってきて、首筋を撫でた。細身なのにしっかりと筋肉がついた肩に触れる。
硬い体に触れて、少しドキドキする・・・まずい、余計に眠れなくなる。
「・・・な、なぁー」
名前を呼ばれて、慌てて手を引く。
が、新.弥は目を開けることもなく、相変わらずの表情。
無意識に名前を呼ばれたことが嬉しくて。
自分の口元が緩むのを感じる。
また髪を指で梳き、エラをなぞり、顎を撫でる。
さっきと同じようにパジャマの中に手を這わす。
それだけじゃ足りなくなって、唇を重ねた。
唇を離して目を開けると、同じように新.弥が目を開けていた。
「・・・何してんだよ?」息がかかる距離。
「いつから起きてたの?」
「顔の輪郭を触られた時」
「あ、ごめん・・・」気にしているのを知っているから、思わず謝る。
「謝んなよ。それより・・・」
新.弥が私の手を取って、少し硬くなった新.弥自身に触れさせる。
驚いていると、視界が動いた。
うつぶせにされた私の体の上に新.弥の体があった。
「やだ・・・朝起きられなくなるし・・・」
「俺は起こされたの!」
「ごめん・・・」
荒々しくパジャマの下だけを下着ごと脱がされる。
新.弥の指が秘部に触れた。
まだ濡れ始めのそこは、少し痛みを覚える。
けれど指でなぞられ、花芯を摘まれ・・・痛みが快感に変わり、私は声を上げる。
すると、中に指が進入してきた。最初は擦るような動きだったけれど、いつの間にか指が増えて掻き回すような動きに変わる。
濡れた音とお互いの荒い息が部屋に響く。
腰を動かした時、太ももに硬い新.弥自身が触れた。
「そろそろ限界なんだけど」
一方的にそう言うと私の腰を持ち上げた。
勢いよく新.弥自身が押し込まれる。
「・・・きゃぁっ」
「締めすぎ!ヤバい!」
「ねぇ、いつもみたいに優しくして・・・」
「無理!我慢できねぇし」
突き上げられる。その後も耐えられないのか、速く突いてくる。
同時にパジャマの上着の隙間から手を入れられ、片手で胸を力強く揉まれる。
「はぁはぁ・・・ゃ、あぁっ」
腰の動きはどんどん早くなる。新.弥自身が蠢くのを感じた。
いつもと違う感覚に頭の隅でわずかに冷静になる。
「ね・・・新.弥・・・ゴム、ちゃんと着けた?」
「・・・やべぇっ!夢中で忘れてたっ!」
急に慌てだしたけれど、もう遅い。
「ごめんっ。中で出さないようにするから!」
腰を持ち上げる手の力が強くなる。爪が食い込む。
同時に一気に突き上げられた。私の中が新.弥自身を締め付けるのわかる。
「・・・っ!きつい、俺もう無理・・・」
新.弥が慌てて彼自身を引き抜く。
パジャマの上着が肌蹴た私の背中に白濁がばら撒かれた。
「眠れない」とか考えていたのに、新.弥の腕の中で眠りにつくことができた。
けれど・・・
「あぁっ!寝坊した!遅刻しちゃう!」
慌てて起きる。
「・・・何慌ててんの?まだ時間あるぜ?」
「シャワー浴びなくちゃいけないでしょ!新.弥のせいなんだから!」
「俺のせいかよ・・・先に手ぇ出したの奈々の方じゃん」
「私はする気なかったもん」
「・・・嫌だったのかよ・・・」
新.弥が不貞腐れた顔で言った。
「嫌じゃ、なかったよ・・・」
すぐに触れられるところに愛しい人がいて。
私を夢中で強く求めてくれて。
腕の中であなたの体温を感じながら眠れて。
―――凄く、嬉しいよ。
「・・・また、しようね」
「さっきまでと違う」
「・・・大好き」昨夜のように輪郭に触れて、キスをした。
キョトンとした表情の新.弥を残して、バスルームに向かった。
明日も明後日も、その先も。
愛しいあなたの傍で眠りたい。
以上です。
眠れないのでPC立ち上げて、ヤケになって妄想しましたw・・・さらに眠れなくなりました。
不眠のストレスを妄想にぶつけて、すみません。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
686 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 14:49:44 O
禿げました。
GJ!
新.弥作者サソ乙です!
萌えました。
輪郭ワロスw
さりげなくエラがたくさんつめこまれとるw
新.弥作者様乙です!!!
萌え禿げました・・・!w
輪郭、エラワロスwww
>「やだ・・・朝起きられなくなるし・・・」
>「俺は起こされたの!」
>「ごめん・・・」
何気に萌えた…
GJです!
投下乙です!
作者さんがゆっくり眠れるようになりますように…(´人`)
投下期待sage
なんか書きたいのですが、リクとかありますか?
普段土人なので下手かもしれませんがw
需要があって書けそうな麺でお書きします。
694 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 12:03:46 O
浅葱でおねがいします!
>>694 ちゃんとsageてくださいね。それに検索よけも。
>>693 漏れ的にはピのオサがいいです。
あさぎがいいです(´∀`*)
>>696 >>4読んでください。普通にみんな名前の間に.を入れたりしているんだから、
>>1にその事が書いてなかったら普通他の
>>1以降も読みませんか?
ここはあくまで21禁なんですから、21才以上の自覚を持ってください。
698 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 18:54:19 0
sage忘れスマソ…。
逝ってきます
集団.暴行の玲.央さん希望したいです…
701 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 00:07:37 O
相変わらずキモいな
浅.葱さん希望です☆
703 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 16:19:07 O
キモい
新たな投下を期待してsage
何か最近過疎化進んでるねぇorz
過疎(´・ω・`)
妃で書こうと思うのですが、通常シチュエーション(社/長)か病院シチュエーション(医者)か学校シチュエーション(先生)、どれがいいですかね…
>>707 うぅん・・・どれも良さげで迷う所ですが・・・ここはひとつ病院でお願いします(*´Д`)
708サソと同じく病院でお願いしたいです(*´Д`)先生、何てステキな響き・・・
では、病院シチュで書きますね(・∀・)ノシ
今夜中にうp出来るよう頑張ります(`・ω・´)
>>710 wktkしつつ正座して待ってます!がんがってください!(`・ω・´)
扉の前で、大きく深呼吸をして。
数回、ノックする。
「妃先生…入りますよ…?」
「おー、よう来たな。ま、そこ座り?」
「はい…」
いかにも、というような椅子に座り、この病院の院長…妃が眼鏡越しに奈々に眼を遣る。
少しだけ体勢を変え、奈々を見る。
「話って何ですか?」
「まぁ、そんな急かさんでもええやん。何か飲む?」
「そんな…お構いなく」
「遠慮すんなや。コーヒー…は、飲めんのやったな。紅茶は飲めるん?」
「大丈夫ですけど…」
「じゃ、紅茶やな」
椅子から立ち上がり、紅い髪をなびかせて奥の給湯室へ入っていく。
その様子を目で追いかける奈々。
「…何、見とれてるん?」
笑いながら紅茶とコーヒーを持って向かいのソファーに腰を下ろす。
「や、そんなんじゃないです!」
「素直やないんやから」
「ですから…そんなんじゃないですよぅ…」
顔を真っ赤にしながら妃を見つめる奈々。
そんな奈々を見て、軽く笑みを零す妃。
「そういえば…院長、お話って何ですか?」
「あぁ、それはなぁ…単刀直入に言うわ」
「そうして貰えると有難いです」
小さく息を吐き、ゆっくり奈々を見つめる。
「俺の女にならへん?」
「へっ……ふぇっ?」
業務連絡…と思い込んでいた奈々にとって、その一言はまさに青天の霹靂。
思ってもいなかった一言だった。
「なっ、院長……冗談はやめて下さいっ!」
「冗談やと思ってるん?」
一切の笑顔もなく、奈々を見つめ続ける。
院長室を流れる、妙な雰囲気の沈黙に耐えられず、奈々は紅茶を一気に飲み干す。
「驚いた?」
「驚くとか…そういう問題じゃないです…」
「やったら、焦ってるん?」
「えっと…」
焦る、どころの騒ぎではない。
妃院長と言えば、院内でも有数の「色男」だ。
奈々も、密かに妃院長の事に思いを寄せていたのだが。
そんな相手に、目の前で告白されて。
普通でいろと言う方が酷である。
「で、でもっ!何で私なんですか!?」
「そういうとこ…」
ソファーから立ち上がり、奈々に少しずつ妃が歩み寄る。
「急に告白されて焦ってるやん。そういう顔がかわえぇから」
「そりゃ、急に告白されれば誰だって…」
「ちゃう。奈々は特別や」
あっという間の出来事だった。
いきなり視界が暗くなったかと思えば、口唇が重なった。
「や、あの…院長…?」
驚きや焦りを通り越して、辺に冷静になってしまっている。
さっきから心臓が妙に高鳴っている。
緊張しているからなのか、はたまた、別の何かなのか。
「息、荒いんやない?」
口元を緩ませ、妃が奈々を見つめる。
「や、そんな事…」
「あんだけ一気に飲んだらなぁー…。すぐに効果出るはずやねん」
「こう、か…?」
「そ。媚薬のな」
媚薬…?
そんなものが混ぜられていたとは想像もしていない、という顔をしながら。
ぼんやりと妃を見つめていた。
「効いてきたん?」
「そんなこと、ないですもん…っ!」
この後、自分の身に降り掛かる事など、容易に想像出来る。
一刻も早くこの部屋を出なければ…という気持ちだけで、奈々は立ち上がろうとするが…。
「捕まえたで」
うまく力が入らず、ゆっくり立ち上がった奈々を、妃の腕がしっかり捕えていた。
「や、いんちょ…」
「何でこんなに体熱いんやろうなぁ…。熱でもあるんかな?院長先生直々に、診察したる」
わざとらしい口調で、わざとらしい台詞。
耳元で囁かれるだけで体がピクッと反応してしまう。
「んゃ…」
「さっきよりもしんどそうやなぁ…。じっくり診察したるからな」
そう言われるとほぼ同時に、軽々と持ち上げられ。
隣接している、院長専用の仮眠室へと運ばれた。
長々と申し訳ないですorz
睡魔に襲われたので、一旦ここまでで…。
皆さん嫌でなかったら、また昼ごろに続きうpします(・∀・)
乙です!
続き楽しみにしています!
作者さま、乙です!もー続きが気になって仕方ないです(*´Д`)ハァハァ
続きを是非ともうpしてもらいたいです!
「ん、ぅ……」
体がさっきよりも疼いている。
悲しいくらいはっきりと、体は反応している。
「見てるだけでやらしいわ」
クスクスと笑いながら、妃は奈々をベッドに寝かせる。
「さ、まずは脈…」
奈々の右手首を持ち、脈を計測する。
少し腕を触られただけでも、敏感すぎる肌はしっかりと反応を示す。
「ぅあ…」
「ん?しんどいん?」
「ちがいま、す…」
顔を覗き込まれる。
もうそれ以上、その顔で見ないで欲しい。
見られている、という行為だけで、体が火照ってくるからだ。
「次は…」
聴診器を付けて、白衣のボタンを外し、ブラをたくし上げる。
そんな妃をぼんやり見つめていた…その時。
「ひゃっ!」
「熱い体には、気持ち良かったんかな?」
妃のもつ聴診器が、ゆっくりと胸の上を滑る様に動く。
触れる度に、小さく体は跳ね、喘ぎ声らしきものが漏れてしまう。
そんな様子を見て、妃はわざと大袈裟に、聴診器を動かし続ける。
「や、も…やめてくださぃ…」
「んー?何を?」
「これ…」
「何で?立派な『診察』やで?」
「うー……」
真顔でそんな風に言われてしまっては、もう言い返せない。
少しずつ熱くなる体を悟られない様に、顔を背ける。
しかし、不意に…。
「っやぁっ!」
「敏感やなぁ…」
右胸の突起を、聴診器が触れた。
普段なら普通の行為が、今は、とてつもなくもどかしい。
「せんせぇ…だめ…」
「何がダメなん?」
「これ…も、無理です…」
「そんなにしんどいん?」
先程よりもあからさまに笑みを零し、こちらを見る。
その視線だけで、もう、無理だ。
我慢という単語が消え去ってしまっている。
「奈々はえぇ子やからな。何して欲しいか、ちゃんと言えるんやよな?」
「え…」
その言葉を発して、奈々の全身を舐めるように見つめる。
ボタンが外され、露になった胸。
腰近くまで捲れてしまっているスカート。
まるで行為の途中のように漏れる吐息。
それに伴って紅潮する頬。
自分の思いを寄せている女性が、そんな状態で。
冷静でいるのは、少々酷な事だった。
「きゃっ…!」
「もう待ってられへん」
ベッドの上に乗り、奈々の足の間に体を捻じ込む。
「き.さ.きせんせ…?」
「そんな顔で見てると…犯したくなるわ」
「おっ、おか…」
「知らんで」
何が起こったのか、考えている暇もなかった。
頭の上で両手を持たれ、もう片方の手で、下着を半ば無理矢理剥ぎ取られた。
「や…だぁっ…」
「今更抵抗するん?」
「だって、先生…こんな…無理矢理…」
「えぇやん。興奮するやろ?」
妖しく笑むその顔は、まさに鬼畜そのもので。
「さ、本格的な治療に入るで…」
腕を掴まれたまま、左胸の突起に、妃の舌が触れた。
「ぁ…んぅっ…」
「しっかり感じてるやん。こんな事くらいで」
ピチャピチャと音を立てて、突起を延々と舐められる。
「やぁ、だぁ…」
「本当に嫌なら、もっと必死に抵抗するやん」
胸を舐められ、軽い視姦を受け、感覚は鈍る所か、冴え渡る一方だ。
もっと違う所も触って欲しい。
もっと攻めて欲しい。
と、普段ではとてもじゃないが言えない様な事が次々と脳内に浮かんでは消える。
「こっちはどうやろうなぁ…」
妃が、下半身に手を伸ばす。
入り口を触っただけで、明らかなほどに、奈々のソコは、愛液で濡れていた。
「だめっ!妃せんせ…」
「口でダメダメ言うてても、体は正直やな。すっごい濡れてるやん」
「手、どけてください…」
「だーめ」
聴診器を首から外し、奈々の腕を縛る。
自分の両手で、奈々の足が動かないよう固定し、秘部をじっと見つめた。
「めちゃめちゃ綺麗やん…」
「ゃ…」
最早、抵抗する声すら小さくなっていた。
羞恥心よりも、快楽を得たい気持ちの方が、大きくなっていたのだ。
今晩も、長々とすみません…。
しかも完結出来ずに再び睡魔が…。
今日中に終わらせるように頑張ります(´・ω・`)
自分の顔を、ゆっくりと奈々の秘部へと近づける。
「やっ、せんせ…」
「今更何やねん。大人しくしとき」
秘部の入り口を、舌先で軽く突付く。
「きゃあっ!ぁ、ゃ…」
「反応えぇなぁ…」
少し舌が触れただけで、愛液が滝の様に溢れ出てくる。
「こんな体やと、虐めがいあるな…」
唾液を絡ませながら、夢中で奈々の秘部に吸い付く妃。
他には音のしない室内で、水音と奈々の小さな喘ぎ声が響いていた。
「ひっ…!や、も…とめてくださ…ぁっ!」
「そういう風に言われると、もっとしたくなるわ」
奈々の上半身を抱き起こし。
秘部には指を1本挿入し、胸を再び舐め始めた。
「あぅ…あっ!」
上下バラバラに受ける刺激で、簡単に絶頂を迎えてしまった。
「すっごい溢れてんで…」
「や、も…」
逃げようとしても、体に思うように力が入らない。
それに、止めようのない、体の疼き。
妃を求めてどうしようもなくなっている。
「き.さ.きせんせい…」
「ん?」
「ください…」
「何を?」
己の欲望を満たす為、とは言え、このような言葉を口にする事は、躊躇う。
脳内が羞恥心でいっぱいになる。
「妃先生の…が、欲しいです…」
「俺の何が欲しいん?ちゃんと言ってくれな…分からんで?」
より一層の羞恥心に包まれ、奈々の顔が紅潮する。
それを見て、妃自身のサド心に火がついたのは言うまでもない。
「ほら、早く」
「えと…その…」
「欲しいんやろ?そんな歳にもなって、自分の欲しい物も言えへんの?」
「ち、違います!」
「じゃあ、言うてや」
「うぅ……」
今日初めて、奈々が自分から、妃に近寄った。
「妃先生の…、コレ、私の中に挿れて下さい…」
服越しに、自身に触れながら、真っ赤な顔で。
小さい声ではあったが、耳元ではっきりと言われたその言葉に、小さく頷いて返事をした。
「えぇよ…」
再度、奈々をベッドに横たわらせ、自分自身も服を脱ぐ。
「ちょっと痛かったら、ごめんな…」
「大丈夫です…」
奈々の足を自分の肩に乗せ、秘部を再度見つめる。
先程イッたので、ソコは十分に濡れていた。
「あんまり、見ないで下さい…」
「綺麗やからな。見惚れんねん」
「もー…」
照れて顔を背け、少しだけ気を抜いた奈々。
その一瞬の隙、妃は自身を一気に秘部に挿入した。
「んうっ…!っあ、っっ!」
「キツ…」
奈々に負担のかからぬ様、少しずつ腰を揺らして挿入を続ける。
腰が動く度に、くちゅ、くちゅ、と、卑猥な音が室内を木霊する。
「やぁん…も、ぉ…」
「今に気持ち良くなるで」
暫くすると、奈々の顔から苦痛の表情も消え、甘い喘ぎ声が出るようになった。
「ぁ…きさ、きせんせ…ぁっ!」
「妃って呼んでや…」
「ん…き.さ.き…っ!」
妃の首に腕を回し、体を密着させ、自分からも腰を動かす。
それに答えるように、奈々の腰を支え、激しく突き上げ続ける妃。
「も…イッちゃいます…」
「イッて、えぇよ…」
「妃……」
ぐいっ、と、自分の顔を妃の耳元に近付ける。
「一緒に…イキたいです…」
「えぇよ、一緒に、な?」
その言葉を聞き、腰の動きがまた早くなった。
「んっ、ぁ、う…ぅん…っっ!」
「っあ…!」
キツク抱き締め合いながら、同時に絶頂を迎えた。
「妃さん…」
「奈々…」
荒く息をする愛しい人を抱き締めながら、妃は呟く。
「もう一回だけ…言うわ」
「はい…」
まだしっかりと覚醒しない意識の中、その言葉だけははっきりと響いた。
「俺の女にならへん?」
長々とお付き合い頂き、ありがとうございました。
こんなんで萌えて下さる方いましたら、書いた方としても幸せです(*´∀`*)
では、お休みなさいませ。
うわっ、番号間違えてたorz
ラストは、25ではなく24です…。しょうもないミスをしてしまった(ノд`).・.。
今度こそ寝ます(`・ω・´)
743 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 05:49:41 0
出っ歯なのに・・・・
出っ歯なのに萌えてしまった・・・!!
おつでした!!萌えをありがとう!!
またきょうからがんばれるw
744 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 15:03:33 O
妃さんはギャグキャラだと思っていましたが萌えました。作者さん乙です!
乙です!
歯.様に萌える日が来るなんて・・・
おおおお乙です(*´д`)
乙!萌えました(´д`*)
まとめサイト消えた?
歯.様作者さま乙でした!!!もう萌え禿げました・・・!(*´д`)ハァハァ
>>747 消えたっぽいねorzどうしたんだろうか・・・。
749 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 22:04:49 O
前にも話し出てたけど、過疎化気になるなら虐めたい〜スレで誘導だけでもしたら?
自力でスレに来れる人だけ、って感じで。
誘導したからには厨が溢れるのも覚悟しなきゃいけないし、しばらくは荒れるかもしれないけどそれも我慢・・・と。
ただ私は厨がバンバン投下してた初期の頃より、過疎化進んでも高クオリティが保たれてる今が好きだけどね。
だけど虐めたい〜見てるといいネタいっぱいいあるのにもったいないと思ってしまう。
虐めたい〜の方は最近いいネタ多いの?
一時期夏厨が溢れかえってかなり酷い事になってたけど・・・。
それに、ネタが投下出来ても小説投下出来るとは限らない訳だし・・・。
漏れ的にはココの過疎化よりもまとめサイトの方が気になるんだがorz
少数のいいネタを出す人が何度も書き込んでいる気がする。読んでると厨レスや小説にしづらそうなネタは意外に多いような。
誘導するなら、もう少し様子を見て慎重にした方がいいと思う。
投下したい立場からすれば、書く人が増えるのはありがたいのだけれど。(自分のが続くのは気が引けるしマンネリになりがち)
まとめサイトについては管理人さんが来ない(来られないのかな?)ので、結局どうなったのかどうするのかがわからない。
新しく作るにしても、どれを載せていいのかの判断が相当難しいと思う。検索避けのこともあるし。
と、偉そうにすみません・・・
此処も小説のみじゃなくてネタ投下ありつつ良いものがあればそれを小説にしつつ・・・でもいいと思う
やっぱり何回も投下してるとマンネリになるし好き麺ばっかり使っちゃうしネタ切れる
読んでる側からしても面白くないんじゃないかと思っちゃうし・・・
>>750さんの言う通り自力で来れる人だけ誘導するようにすれば良いと思う
最初のうちは荒れるかもだけど、このまま過疎化進んでこのスレがなくなっちゃうよりは良いかな。と・・・
>753
>此処も小説のみじゃなくてネタ投下ありつつ良いものがあればそれを小説にしつつ・・・でもいいと思う
これは「小説」スレの意味がなくなるんじゃ?
この上で誘導すると「小説化キボソ」とか着いたネタが溢れる気がする。
自力で来れる人だけというけど、厨の方向の間違った根性をなめてはいけないとオモ
755 :
752:2006/09/10(日) 13:28:41 0
まとめサイト、(仮)の形で作ろうか?
管理人さんがいつ帰ってきても大丈夫なように、なるべく本来のまとめサイトにあったもの以外を置く形で。
この板のこのスレの最初からのログが手元にあるし。
量が多いので、基準としては「発表時に反応が良かったもの」「その小説が原因でスレが荒れた形跡がないもの」あたりで。
検索避けに関しては、ロボット検索避けのタグを埋め込む形で。アクセス解析とカウンターもつけて。
今日中に反応があれば、1週間程度で簡単なものでよければ作ります。(最初に揃えられる小説数は少ないと思うけれど)
携帯サイトについては、作るなら検索対策を立てるためにもう少し時間がかかると思いますが・・・
最近投下した記憶がありますが、また近いうちに持ってきます。
>>755 まとめ(仮)に賛成です。是非ともお願いしたいです。
出来ればミラー形式で本家にあったものもあると嬉しいのですが。
本家まとめさんがこのスレをまだ見ていてくれているか不明ですし。
携帯向けもあれば便利ですが、アダルト可能なところがあれば私も微力ながらお手伝いします。
758 :
755:2006/09/10(日) 20:52:40 0
PCのみでとりあえず作ってみます。
まとめサイト(本家)は時期的に、「長期に渡ってログインしていないアカウントの削除」にかかったのではないかと。
(まとめサイトがあった鯖では、8/29に一斉削除が行われている)
その場合は復旧そのものが難しいので、ミラーではなく前にあったものも載せることにします。
まとめサイトのログは取っていなくて、「何が載っていたのか」判断材料は自分の記憶にするつもりだったので・・・
それと
>>755で基準を大まかに書きましたが、反応が良かったものでも載る順番が後に回ることがあります。
最初の頃は種類をある程度揃えるため、数が多い麺やバンドほど後に回ることが考えられます。(例:薫、デ.ィ.ル等)
ご了承下さい。なるべく早めに形になるようにします。
また検索避けはタグのみでは不完全なので、名前の途中に「.」の区切りを入れることにします。
勝手に話を進めてしまって、すみません。
>>758さん
大感謝、ありがたい話です。
頼って申し訳無いですが、よろしくお願いします。
760 :
758:2006/09/14(木) 03:01:59 0
とりあえず、まとめサイト(仮)作ってみました。
http://web-box.jp/vvnovel/index.html アダルトよりも「実在している麺を使っている」という点の方が問題が多い気がしたため、名目上「同人サイト」という形をとりました。
色々と勝手に決めてしまい、すみません。
至らない点は多々あるかと思いますが、これからぼちぼち更新&調整をしていきます。
時々工事中の現場に立ち会う方が出てしまいそうですが、笑って見逃してください・・・
しかし、馴れ合い絡みで荒れた頃の小説をどうすべきなのか悩む・・・作品には罪はないけれど保留になっています。
初代から前スレまで一気に目を通すことで住人みんなの妄想を一身に受けて、何だか負けた気分ですw
おやすみなさい ノシ
761 :
760:2006/09/14(木) 03:06:04 0
ごめん!直リンしてしまったよ・・・
逝ってきます・・・
てすと
>>760さん
乙です。早速ブクマさせて頂きました。
何かお手伝い出来ることがあれば喜んでお手伝いさせて頂きます。
>>760さん、乙です!!
自分が以前投下して、すっかり忘れてた作品があって何となく嬉しかったw
需要がありそうならまた投下したいです(・∀・)!!知ってる麺しか書けませんが・・・;
>>760さん
乙です。
こうやって自主的に動いて下さる方がいると本当にありがたい!
私もお手伝いできる事あればお手伝いしますので。
只今京妄想執筆中だったりします。
出来たら投下しにきますノシ
今回は名前変換は無し?
>>766 本家にもなかったし、必要のない人にとっては鬱陶しいかな?と思ってなしにしました。
需要があるのであれば、必要な人にもそうでない人にも使いやすい方法を検討します。
作る場合は少し時間をいただきたいのですが・・・(目安:本業もあるので3日〜2週間程度)
喜んでいただけて嬉しいです。頑張って更新していきたいと思います。
これを機に過疎化がなくなればいいな・・・
トリップを付けてみました。
とりあえず名前変換用のページを作りました。JavaとCookieを有効にして使ってください。
1回の登録で全ての作品に名前が入ります。
分ける必要はなかったのかもしれませんが、名前変換用に一部ファイルに手直しの必要があったので分けました。
管理人サソ乙です!!!
仕事が速いなw
まとめサイト完成記念投下します
部屋に響くのはカタカタと文字を打ち込むキーボードの音と
イヤホンから聞こえるのは重低音のベースの音
ずっと頭の中を支配しているソレを吐き出す場所
頭がクラクラする。頬が火照る。芯が熱い。瘡蓋の奥のじゅくじゅくした傷跡のような。
「熱い…」呟くと綺麗に手入れされたその指先をスカートの中へと忍び込ませる
軽く目を瞑り妄想の世界へと入っていく瞬間、途切れたベース音
驚き、思わず目を開けると同時に聞こえてきたのは聞きなれた声
「何これ。エロ小説?w」
その声に振り向くと目に入ったのはやはり見慣れた顔
「結.生!」「何?エッチなナナちゃんw」
「て、いうか何これ。妄想小説?お前が書いたの?w」
「勝手に部屋に入ってくんな。そして勝手に人のパソコンを覗くな」
「オナニーに夢中で気付かなかったお前が悪い。オカズはテ.ツさんかw」
そう。ついさっきまで頭の中に浮かんでいた人物も、画面に浮き出る小説の登場人物も、イヤホンから漏れ出るベースを奏でている人物も、全て、彼の言う「テ.ツ」という人物で。
ずばり、それを指摘された私はどうすることも出来ず「黙れ」と吐き捨てるように言うだけで。
そんな私の言葉には反応せず彼は興味深げにパソコンの画面を覗いていて。
「お前こういうの好きなの?マゾ?w」「まじで黙って」
「やってやろうか?」「え?」
痛い。強く掴まれた腕が。
「痛いんですけど」冷たく吐き捨てた言葉
振りほどこうと力を込めても全く適わない
そう。これは
「この小説と同じようにしてやるよ」先程まで緩んでいた彼の口元はきゅ。と締まって
彼のこんな真剣な顔は、実際に見るのは初めてかもしれない
なんだかゾクゾクする。逃げなければいけないのに、その目に惹きつけられる
片方の手で私の腕を掴み、もう片方は先程まで自分で弄んでいた部分に。
「すっげ、濡れてる」「嫌・・・」「黙っとけよ」
言われるがまま、歯を食いしばり必死に声を抑える
声を抑えているとソレに神経が集中し、脚がガクガク震えるのが分かる
「・・・・っく・・・ぅん・・・・」「イきそうなの?」
コクコクと首を縦に振り限界を訴える
「勝手にイケば?」冷たい言葉。動いているのは彼の指ではなく
「自分で腰動かして・・・」ビクビクと奥が収縮するのが分かる
収縮する奥を、更に彼は掻き回すように指を動かす
「いやぁ・・・・っ」「同じようにしてやるって言っただろ? 」
言いながら私を見下す
「こういう風にされたかったんでしょ? テ.ツさんに」
彼の名前を出された瞬間、背中が仰け反った
「…良い事思いついたんだけど」そう言って彼はジーパンの左ポケットに手を突っ込む
「電話、かけてみよっか」「え・・・?」彼の言葉の意味を理解できず私は間抜けな声を出す
カチカチと携帯のボタンは音を立てる
スピーカーホンにされた携帯からは呼び出し音が響いている
『もしもし?』「あ、もしもし? テ.ツさん、今いいですか? 」
『いいよ。どうしたの?』「この前のライブの事なんですけど・・・」
驚く私を前に、彼らはどんどん話を進めていく
中で蠢く指も、どんどん速度をあげて
「んぅ・・・・・っ」『あれ。今何か聞こえなかった?』「気のせいじゃないすか?」
言ったあと、っく。と喉の奥で笑って見せる
「あー。すみません。ちょっと電池なくなっちゃいそうなんで一旦切ります」
そう言って電源を切られた携帯はソファへと放り投げられて
「声、聞かれて感じちゃった?w」いつものように、口元がニヤついている
もう限界を感じている私には何も言う気力はなくて
小さく頷くと、声を抑えたまま一人果ててしまった
「何?イっちゃった? 」
それを認めるのが嫌で私は黙ったまま顔を背ける
彼は指を引き抜くと私の右頬にその液を塗りたくる
「こんな濡らして…淫乱」
抵抗する気力もなく、ぐったりと横たわったまま
カチャカチャと、ベルトを外す彼を横目に見て
「いいでしょ?」
もう、どうにでもして
否定も肯定もしない私に彼が圧し掛かってくる
十分に慣らされた其処はすんなりと彼を受け入れて。奥まで。
「・・・・っぁ・・・」抑えようとしても漏れ出る声。それを聞いていつものように口元を緩ませる彼
もっと、欲しくて。彼の背中に爪を立てる。欲望のままに体を揺らす
「ちょ・・やばい。かも」呆気なく、彼は絶頂に達し。私はソレを全て受け入れる
流れ落ちるのは白く濁った液体
焦点の合わない目でソレをぼんやりと眺めていると突然強く抱きしめられた
「・・・あの、さ。」「ごめん。」
途切れ途切れに言葉を発す彼に視点を移す
「いいよ。もう終わった事だし」
「で、今更こんな事言うのもあれなんだけど・・・俺、ナナの事好きで。
正直今のはテ.ツさんに嫉妬してたっていうか・・・」
「うん」「だから、あの、付き合ってください」
「いいよ」「いいの? 」「うん」
「あれ。テ.ツさんは? 」「それは、憧れ。付き合うとかって言うのはまた違うでしょ」
「そっか・・・」「そう」「じゃあ、お願い聞いてくれる?」「何?」
「今度は俺の妄想小説書いて。で、また同じようにしねぇ? w」
また口元がニヤついている
「馬鹿w」その口元を引っ張りながら答える
「痛いってw」その彼の言葉に手を離す
優しい目で見つめられて、ゆっくりと顔が近付いてくる。初めての、キス。
「愛してる」
乙です!
でも麺にここがバレたら怖い・・・
多分バレてるから大丈夫w
おそらくバレてるんだろうけど、この手のはお互い知らないふりw
せめて地下に潜っておこう・・・
需要のなさそうな麺、投下します。
全部が嘘だから。この姿も、紡ぐ言葉も。
歩いている感覚なんてなくて。未来なんて見えない。夢なんて見ることができない。
――――――――――
学校帰り。隣の家の前に少し古い、見覚えのある改造車が停まっているのを見つけた。
―――英.蔵お兄ちゃん!?
家の門を見ると、歳が離れた幼馴染の英.蔵と彼のお母さんが話をしていた。
こちらに気付いたお母さんが「奈々ちゃん!」と言って手を振る。
英.蔵が振り返った。驚いたらしく、瞬きしている。
「英.蔵、奈々ちゃん凄く綺麗になったでしょ?」お母さんが笑いながら言った。
・・・胸に、走る痛み。
英.蔵はまだ驚いた表情のまま、「・・・久しぶり」と少し無理しているように笑った。
「奈々ちゃん、もしかして時間ある?」お母さんが、申し訳なさそうに聞いた。
「ありますが・・・どうかしたんですか?」
「英.蔵に買ってきて欲しいものがあるんだけど、最近このあたり変わったでしょ?
最近できた店への道がわからないらしいの。私、手が離せないし・・・」
「あ。じゃあ私、英.蔵さんと一緒に行きましょうか?」
「助かるわー。お願いね!」
女同士で勝手に決めている傍で、英.蔵はこちらを見て昔と変わらずぼーっとしていた。
車の中で、お互いの近況を話す。
私は都内の大学に通っていること、英.蔵は今所属しているバンドのこと。
相変わらず英.蔵は私を上から下までジロジロ見て、不審そうな顔をしている。
「どうかした?」
・・・英.蔵だけは、周りと違う台詞を言ってくれると信じて。
「変わったなって」
「ふーん・・・」英.蔵も皆と同じ・・・?
「泣いてるかと思ったよ。いつも泣いてたから。
何か『強い女』になった感じ?ちょっと怖いかも」笑いながら言う。
「・・・酷っ!」
予想外の言葉に笑う。
昔、本当に昔。
英.蔵が高校生で、私が小学生の頃。
私はよくいじめられて泣いていて、それを守ってくれたのが英.蔵だった。
皆、英.蔵が怖くて逃げていった・・・危害は加えていないのに。少し困惑していた英.蔵が可笑しくて笑っているうちに気持ちが紛れた日々。
親ですら見て見ぬ振りだったあの頃、私を救ってくれたのは確かに英.蔵だった。
助けてくれた帰りに隣を歩く英.蔵を見上げて、彼に追いつけないもどかしさを感じていたことを思い出した。
「もう、大丈夫だよ?」
「・・・変わってない気がする」
「さっきと言ってること違うし!」相変わらず顔の割に呆けている英.蔵を笑う。
「そう言えば、違う」彼も笑った。
店に着いて一緒に売り場を回り、買い物を済ませた。
時々関係のない品物を手に取って冗談を言う英.蔵は、昔とは何も変わっていない気がした。
家に着いて荷物を降ろすのを手伝う。
荷物を下ろし終わって別れ際に、どちらからともなく連絡先を交換した。
英.蔵は意外に頻繁にメールや電話をくれた。くだらない用件がほとんど。でも、お互い無邪気に笑う。
徐々に電話の頻度が増していく。何度目かの電話で、ライブが近いことを聞いた。
英.蔵が「誇りに思う」とまで言って自信を持っているバンドのことが気になった。
――――――――――
ライブは私が直前にチケットを買うことができたことから予想していたけれど、満員ではなかった。
でも、このバンドが来ているお客さん皆から愛されていることが凄くわかった。
英.蔵は他のメンバーに比べて正直全然目立たなかったけど、それでも生き生きと演奏をして話をしている姿が印象的だった。
―――羨ましい。こうして心から好きだといってくれる人が沢山いるんだってことが。
終演後、英.蔵にメールを出した。
『ライブ見たよ。凄くいいバンドだね!ありがとう。』
・・・「かっこいい」という言葉は言えなかった。言いたいのに。何か、うわべだけ見ているみたいで。
そんなことを気にしている自分自身を笑う。
――――――――――
ライブの数日後。
私は英.蔵の車の助手席に乗っていた。
誘ってきたのは英.蔵の方で、どこへ行くとは決めずに都内を車で走る。
滅多にないという一日オフの日を無駄にしてしまうみたいだけれど、英.蔵はこれでいいらしい。
流れていく景色を見ながら、取りとめのない話をして笑った。
食事をしようとファミレスの駐車場に車を停める。
混み具合を確認するために、車に鍵をかけている英.蔵より先に店の入り口に回りこむ。
その時、声が聞こえた。
「奈々さん!?」
振り返ると、大学の同じ学科の男の子2人がいた。
「こんな所で何してるの?」「たまには遊んでよ」「最近専門以外で見かけないから寂しいよ」「学校で探してるのに」
それらの言葉に綺麗な愛想笑いを浮かべながら答える。
悲しい。いや、もうそんな感情なんてないのかもしれない。
「相変わらず綺麗だね・・・もしかしてデート?」
「うわ。それ嫌だなー」
凍る。胸が痛い。不快感。憎しみ。
―――この世の全てへの不信感と絶望感。
「何してるの?」
背後から英.蔵の声が聞こえた。
男の子達の顔に明らかな戸惑いが浮かぶ。
振り返ると、そこには私を守ってくれた十数年前と同じ顔をした英.蔵がいた。
慌てたような別れの言葉を残して、彼らは去っていった。
彼らの姿が見えなくなった後、再び振り返って英.蔵を見る。
さっきまでとは違う、優しい表情。何かが崩れた。
私は英.蔵に抱きついて泣き出してしまった。
――――――――――
英.蔵の部屋の床に力なく座る。
そんな私の隣に英.蔵が静かに腰を下ろした。
私の隣で、何をするわけでもなく座っている。
何とか少し落ち着いた私は、上手く言葉を見つけられないまま、話し始めた。
「・・・変わってないでしょ?」
英.蔵は顔を上げて、こちらをただ見つめている。
「外見は変わっても、私は何も変わってないの」
英.蔵は相変わらず、黙ってこちらを見つめている。
「ちょっとかわいい服着て、ダイエットして、メイクを工夫して、綺麗に見えるようにして。
女の子にも男の子にも親にも大人にも愛想笑いをして、いつも楽しい振りして。
それだけで、皆変わっちゃう。外見を飾るだけで、皆変わるの。変わったの。
私の中身なんて関係ない・・・私が泣きたいの、誰も気付かないの。今まで付き合った人ですら。
本当は、何も変わってなくて、子供の頃のままなのに。
好かれてるのは、偽者なの・・・
何か・・・疲れちゃった」
作り笑いをしようとした。
でもメイクが酷い状態で落ちかけて自信が持てない私には、できなくて。もう涙も出なくて。
ただ、俯いた。
そっと肩に手が触れる。
見上げると、すぐ近くに英.蔵の顔があった。
「・・・この前、ライブに来たよね」
視線を外して、英.蔵が話し始めた。
「わかったと思うけど。俺、一人だけ目立たないの。地味だから。
それで喋る時に張り切っちゃうんだよね。喋るのは得意だから。
でもね。無理している部分もあるけど。全部俺の姿だと思うし。
そりゃあ裏で結構色々言われてるよ。何もしていないとか。ふざけてるだけだとか。世界観を壊しているだとか。
でも色々な面を知った上で、必要としてくれるメンバーや皆がいて・・・」
話の着地点が全く見えない。
本人にもそれがわかるのか、少し眉間に皺を寄せて考えている。
「・・・上手く言えないな。
人って案外色々な部分を見てる。
奈々のことを綺麗だって言う人だって、もしかしたら奈々の心のことを言ってるのかもしれないよ。
それに、奈々のことを本当に思って必要としている人はいると思う」
少しの沈黙。
「少なくとも、ここには確かに一人いるから。
奈々のことを大事に想って、必要としている人間が。
疲れたんだったら、ここにいればいいから」
そっと抱きしめてくる。
ずっと凍り付いていた何かが少しずつ溶けていくのを感じた。
安心して体を預ける。一瞬体を固くした英.蔵が、抱きしめている腕に力を込める。
片手で私の顔を上げ、静かに口付けてきた。
「俺、奈々の全部が好きだよ」
「・・・んぁ・・・英・・蔵お兄ちゃん・・・」
「お兄ちゃんっていうのやめて。犯罪者になった気分・・・」
二人で笑う。
肌が合った部分から体温が伝わって、少しずつ安心感で満たされる。
口付けられた場所からは電流が走り、私は小さく声を上げた。
声が上がる度、彼は嬉しそうに笑う。そしてまた別の場所を攻め立てる。
英.蔵に伸ばした腕にいつの間にか力がこもる。その力の強さに驚かれる。
「こんなに力、強かったっけ?」
「・・・ねぇ、英.蔵のこと好き・・・」
「うん・・・」
「離れないでね。私には英.蔵が必要なんだよ?」
私の目を見てから、そっと額に口付けてくる。
「『離れてくれ』と言われても、離れない」軽く笑って英.蔵が言う。
「全部、好きだから」
胸の突起を舐められ、初めて手が秘部に伸びてきた。
聞こえてきた水音に羞恥心が芽生える。顔を赤くして身をよじって視線を外す私を見て、彼も照れたように笑う。
肌と秘部に伝わる刺激で腰を浮かせてしまう。
腰を浮かせた際、膨張した英.蔵のものが脚に触れた。
わかってはいたつもりだけれど、思わず身を固くする。
それでも彼が入ってくる瞬間、違和感なく受け入れる自分がいて。
他の誰かに抱かれている時みたいに遠くから自分を見ている感覚じゃない、愛しいものに確かに触れる感覚。
肌の感触が、英.蔵の荒い息が、薄目で私を見つめる顔が、物凄くリアルで。
「・・・ぁん、や・・・だぁ・・」繋がった場所をなぞられて、悲鳴を上げる私を見てニヤリと笑う。
そのやらしそうな笑顔すら愛しくて。
お互いに果てた後。
腕枕をされた状態で見つめ合う。
さっきは出なかった涙がこぼれた。
英.蔵が慌てる。
「嫌だった?痛かった?」
「違う・・・何か、今凄い幸せだから・・・」
「今だけじゃなくてこれからも・・・」小さな声。
「え・・・?」目を見て問い返した。
「過去も現在も未来もずっと、あなたを守ります」
その言葉の仰々しさと真面目な英.蔵がおかしくて、顔を見合わせて笑った。
これからは、前を向いて生きていくから。無理しないでゆっくり生きていくよ。
見守ってくれる英.蔵がいてくれると強くなれる気がする。
子供の頃に一緒に歩いたみたいに、二人で歩いていこうね。
こんな私だけど、よろしくお願いします。
以上です。
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさ(ry
ベタに甘甘でごめんなさい!エロが少なくてすみません!
英.蔵萌えなんて自分だけだろ・・・と思いつつ書きました。
読んでくださった方、本当にありがとうございました。
英.蔵作者さん乙でした。
英.蔵自身の人柄はあまりよく知らないけど、ちょっと不器用だけどあったかくて優しい人に
描かれてて惚れそうですw
英.蔵作者さん乙です!!
なんかお前さん色々凄い人だな…
時間があるならぜひ浅.葱を希望したい
結.生作者さん乙です。
あのニヤニヤ顔でこんなことしたりしてって考えると妙にリアリティあります。
テ.ツさん贔屓な漏れが間接的にテ.ツさんに萌えたのはここだけの秘密w
作者さん達乙です。
どっちも好きです。
盛り上がりそうだし、漏れも何か書いてくる。
今日も残業で遅くなった。
ずっと一緒にいたいから、なんて言って始めた同棲だけど、こんな生活じゃ意味ないよね。
・・・仕事辞めようかな。
私は仕事より京くんの方がが大事だもん。
仕事より恋人を取るというのがおかしい事だとは思わない。
愛する人に尽くしたい。
それは当然の事。
だけど、思い切って退職という判断に踏み切れない自分。
いつもの悪循環を繰り返す。
ぼんやりと歩いていても、自然と2人の部屋に辿り着く。
音をたてないようにそっと玄関のドアを開けた。
この動作も、皮肉な事に最近うまくなってきて。
前よりも早く、そして静かにドアを開ける事が出来るようになっていた。
決して喜べる事じゃない。
予想通り暗い部屋。
少し見えるダブルベットは、1人分だけ膨らんでいた。
疲れた体を引きずってバスルームへ向かう。
そう言えば最近体を重ねてない。
最後にしたのいつだっけ・・・?
あぁ・・・私が疲れてるからって言って断ったんだ。
悪気は無かったんだけど、それから何となくすれ違いが続いてる。
少しコミニュケーション増やさないと駄目だ。
自然消滅なんて絶対嫌だもん。
クタクタだった体も、シャワーのお陰で少しは軽くなった。
そっと彼のいるベットへ滑り込む。
仰向けで寝ている月明かりに照らされた彼の顔は、すっと私の心に染み込んだ。
この顔が大好きで。
小悪魔が安らかに眠る顔。
小悪魔なんかじゃなくて、天使って言っても言い過ぎじゃないと思う。
毎日お疲れ様。
すれ違いばかりで別れ直前のカップルみたいな生活になっちゃってるけど、私は京くんの事大好きだよ。
これからもずっと一緒にいようね。
なーんて絶対直接言えないけど。
お揃いのネックレス、悲しい思い出にならないようにしようね。
その瞬間、私の心臓が大きく、深く、ドクンと鳴った。
京くん・・・何でネックレスしてないの・・・?
1年記念に、2人でデザインしたお揃いのネックレス。
別れる時か結婚する時まで、お互い肌身離さず持ってようって約束したじゃない。
あんなに大事ししてたのにどうして外してるの?
・・・もう私とは終わりって決めたの?
信じたくない現実をつきつけられ、私の眠気は一気に冷めてしまった。
悪いとは思いつつも、震える手で彼の携帯を開いた。
メールに異常はない。
問題は・・・発着履歴。
1件の知らない番号。
しかも頻繁なやりとり。
・・・浮気してる?
この時から今までとは別の意味での沈黙が始まった。
増やそうと決めた会話も、避けざるを得なかった。
口を開いたら、きっといい結果は生まないだろうから。
忙しさを味方につけて、わざと黙った。
浮気なんて信じたくない。
だけど信じぬける自信がない。
あの番号は誰?
いつものように半ば別居状態の夜。
同じ部屋の同じべットに寝ているのに、遠い遠い距離を感じる。
手を伸ばせばすぐに触れられる距離だというのに、触れられない。
って言うより、・・・触れたくない?
遠く感じるのは、物理的な距離だけじゃないから。
胸に穴が開くような虚しさを抱いて眠りにつく。
最近はいつもそう。
しかし、今日は突然の着信音で眠りを妨げられた。
・・・うるさいなぁ。
眠ー・・・もう朝・・・?
でも外暗いじゃん・・・。
・・・ってまだ3時じゃない・・・。
鳴り続ける着信音。
京くーん・・・携帯鳴ってるって・・・早く・・・。
相変わらず疲れの抜けない私は、彼に背を向け脳内で呼び掛けるのがやっとだった。
また心地良い夢の世界が、私の手を引っ張っている。
あと何回この音聞けばいいの?
京くん夜中の電話出るわけないんだから電源切っておけばいいのに。
前から言ってるじゃない。
背中越しに、彼が起き上がるのを感じた。
早く電源切ってまた寝ようよ。
京くんだって疲れてるんだし・・・
急いで起き上がる音。
・・・起きた。
あの京くんが。
眠りを妨げるのは、彼を最も怒らせる行為。
付き合いの長い私もこれだけは避けていた。
仕事の電話?
こんな時間に?
いつもは出ないのに?
こんな事する必要ないのに、何故か私は寝たフリをした。
無意識のうちに、これで確証がつかめると思ったのかもしれない。
浮気の確証を。
高鳴る鼓動。
眠気も吹っ飛んだ。
グッと軋むスプリング。
・・・今・・・私が寝てるの確かめたよね?
やっと消えた着信音。
しかし、それと引き替えに彼の囁く声が聞こえた。
「(もしもし・・・大丈夫やで・・・今寝とるし・・・。そやな・・・1回外出るわ)」
彼の声と交互に聞こえた。
確かに。
それは間違いなく女の声。
早く眠ってしまえば良かったのに。
私の馬鹿。
枕を濡らして、私はまた眠りに落ちた。
数時間後。
本当の朝。
夕べのって・・・夢・・・?
僅かな希望を抱いた私。
夢だと思えなくもない。
だけど、枕はやっぱり濡れている。
信じたくない。
隣に彼の姿はない。
シャワーを浴びている。
枕元の携帯。
見ちゃいけない・・・けど、これで現実だったのかはっきりするから。
ごめんね。
恐る恐る押す、着信履歴ボタン。
夢でありますように・・・。
03:09 090-××××-××××
夢じゃなかった。
・・・裏切り者。
私がどれだけ京くんの事好きかも知らないで。
最低。
私を甘く見ないで。
仕返ししてやる。
後悔したって自分のせいよ?
私を捨てて、他の女を選んだあんたが悪い。
それからの私は変わった。
何故か「話し合う」という選択肢が現れない。
きっと彼に対して劣等感があったから。
私を選んでくれたと言う喜びはもちろん大きい。
だけど私なんかでいいのかとも思ってしまう。
側にいてくれても、何だか申し訳ない気持ちの方が大きかったりする。
私の他にも、彼を必要としている人が沢山いると知っているから。
それでも、私は世界で一番彼を愛していると誓える。
だからこそ・・・怖くなる。
彼が私の事をどのぐらい好きなのか全く探れずにいるし、私なんかで彼が満足するわけないとも思ってしまう。
だからいつも遠慮の気持ちと言うか、一歩踏み出せないでいた。
変に彼女面して、鬱陶しく思われたら嫌で。
束縛なんて出来るわけなく。
私が彼の彼女であると公言してくれても。
彼が帰って来ない夜も、不安と闘いながら眠るしかなかった。
彼の一番は私であると言い切れる自信がないまま、私はいつも一歩ひいていた。
今日は私の方が出掛ける時間が遅い。
私は彼が部屋を出て行くまで、寝たフリを続けた。
顔を合わせたくなかったし、腫れた目を隠したかったから。
彼の気配が完全に消えたら行動開始。
携帯を握り、迷い無く押すメールボタン。
私の中の悪魔が、勝手にメールを作成した。
『お久し振りです!
突然悪いんですけど、最近の京くんどう思います?
浮気してるっぽくて・・・。
悔しいから私も浮気してやりたい!
良かったら私なんてどうですかぁ〜?(笑)
なーんて冗談ですけど、話だけでも聞いてもらえると有難いです。
返事待ってます♪』
驚く程スラスラと出来た文章。
それは送信ボタンを押す踏ん切りが、まだ私の中でついてないから。
送信出来るわけない自分をよく知っているから。
彼に嫌われるような真似出来るわけないから。
誰かに相談する替わりに、メール画面に打たれた文字で不安な気持ちを掻き消す。
『送信するつもり』で打つだけでも、気持ちは少なからず楽になる。
送信出来るわけないから、こんな馬鹿げたメールが打てる。
だけどね、悔しいのは本当だよ。
何でも言う事聞く私を利用してるんだよね?
束縛も反抗もしない私を。
許さない。
電話帳から、目当ての男のアドレスを拾う。
宛先には『薫さん』という文字が光った。
相手は誰でも良かった。
彼が知ってる相手なら。
本当に送信してしまおうか。
悪魔が背中を押す。
京くんを後悔させてやりたい。
京くんに従ってばかりの自分を変えたい。
京くんに謝らせたい。
このメールを送信できたら、私は変われるかもしれない。
変な思いが私の気持ちを動かす。
よし、送ろう。
いざ送信ボタンを・・・。
押せない。
押したい。
押したくない。
だけど・・・裏切ったのは・・・京くんだから・・・。
ぐっと力を込める親指。
・・・駄目・・・押せない。
押せないよ。
だいたいこんなメール送ったら薫さんはどう思う?
誘いにのるわけないじゃない。
バレなきゃいいと思ってる?
だけど京くんに謝らせたいんでしょ?
だったらバレなきゃ意味がない。
バレたら薫さんにも迷惑かかるのに・・・。
それに、もしこれでバンドにまで影響でたらどうするのよ。
私、凄い自己中・・・。
あ〜ぁ、アホくさ・・・。
はぁ・・・と溜息をつきながら、夕べみたいに枕に顔を埋める。
シャララ、と音を立てるネックレス。
まるで泣いているみたい。
「ずっと一緒やからな」
そう言ってつけてくれたネックレス。
私にとっては一度も外した事のない、大切な宝物。
京くんにとっては、ただのネックレス・・・?
こんなにも京くんの事好きなのに、今の私をどう思ってる?
・・・仕返ししたい。
私は京くんの彼女だもん。
仕返しする権利はある。
ぐっと力を込めて握り直す携帯。
迷いは晴れた。
どうにでもなれ・・・・・・
メール送信時にのみ表示される画像が画面に光った。
暫く携帯と睨めっこしたが、返信はなかった。
仕事中も気になって、ついセンター問い合わせをしてしまう。
返信はない。
あんなメールに反応する程、薫さんは軽い人じゃないんだ。
京くんに・・・何か言ったりするのかな・・・?
仮に薫さんが京くんの身の潔白を証明しても、昨日の電話はどう説明するの?
何だか惨めになってきた・・・。
何でもいいから返信欲しいよ・・・。
惨めさと悔しさと恥ずかしさを引きずって、私は仕事を終え部屋に戻った。
彼は帰っていない。
どうせなら今晩は独りにして欲しい。
やっぱりまだ顔を合わせたくないから。
もしメールの事バレてたとしたら、何か言ってくるのかな?
・・・!
突然静かな部屋に鳴り響いたメール受信音。
急いで開く新着メール。
現れた文字は・・・
『薫さん』
『京の浮気は分からへん。
でもnanaちゃんの浮気には付き合いたいわ(笑)
とりあえず話だけでも聞くで。
明日空いてるなら会おうや。』
心が躍った。
悪魔の動かす歯車が、静かに動き出した。
やっぱり・・・私は間違ってる?
話し合えば済む事?
でもきっと弄ばれるに決まってる。
今までだってずっと核心には触れられずにいた。
きっと私は京くんにとって『その他大勢』の女。
だったら・・・それなりに遊ばせてもらうから。
すぐに訪れた朝。
隣に気配を感じない。
結局夕べは帰って来なかったんだね。
電話の子といるの?
やっぱり私よりその子がいい?
寝ぼけ頭でぼんやり考える。
こんな風に感傷に浸ってる場合じゃないんだ。
私はこれから薫さんと・・・。
動き出した歯車は、もう止められないから。
念入りにシャワーを浴び、いつもより色っぽいメイクをした。
普段は着ないような女の子ちっくな服。
ミニスカートなんて穿いたりして。
そう、今日の私はいつもの『nana』じゃない。
だってあの京くんを差し置いて浮気しようとしてるんだもん。
今までの私じゃあり得なかった事。
約束の時間より、少し早めに着いた。
・・・何張り切ってるんだろう。
後悔するの分かってるくせに。
分かってるけど・・・後悔するけど・・・それより後悔させたいから。
薫さんが来るまで、私は街の風景を眺めていた。
目の前を通り過ぎる、幸せそうなカップル達。
しっかり手を繋いで、笑い合って。
私達にもそんな時期あったのにね。
戻れる日はくる?
突然鳴り響いたメール受信音。
薫さんかな。
遅刻?
ドタキャン?
薫さんだと思ったメールは、仲の良い友人からだった。
どうやら友人が送ったメールに、私がまだ返信していないらしい。
返信を催促する内容だった。
あれ?
私返信してなかったっけ?
確か送ったはずなのに。
数日前の記憶を手繰り寄せながら、私は送信BOXを開いた。
スクロールしながら、友人の名前を探す。
友人の名前を見つける前に、ある一通のメールに目が止まった。
『薫さん』が何回か続いた後に現れる、一件の『京くん』の文字。
この日京くんにメールなんて送った?
メールを開いた瞬間、私は背筋を凍らせた。
『京くん』
『お久し振りです!
突然悪いんですけど、最近の京くんどう思います?
浮気してるっぽくて・・・。
悔しいから私も浮気してやりたい!
良かったら私なんてどうですかぁ〜?(笑)
なーんて冗談ですけど、話だけでも聞いてもらえると有難いです。
返事待ってます♪』
薫さんに送ったはずのメール。
しかし送信先がしっかりと『京くん』と光っている。
操作ミス・・・?
薫さんのアドを引っ張ったつもりなのに・・・京くんのアドを引っ張っちゃったんだ・・・。
皮肉に『いつものくせ』とでも言うべきか。
しかしその後のメールはしっかりと薫さんから返信されている。
そう言えばあの日京くんはメンバーと会っていたはず。
私からのメールを見て、京くんか薫さんが返信してきたんだ。
・・・どっち?
京くんが薫さんの携帯で私とメールをした?
それとも、京くんが私を薫さんに『譲った』?
どっちにしたってもうバレてる。
・・・京くん確実に怒ってるよね。
呆れちゃってるかな・・・・?
とにかく最悪の状況・・・。
「nanaちゃん。」
暗い海の底へ落ちかけていた私は、背中越しの声に遮られた。
聞いた事のある声。
聞き慣れた、私の大好きな声。
ただ引っ掛かるのは、私の名前を呼び捨てにしていない事。
出会った頃は『nanaちゃん』と呼ばれていた。
それが関係が深くなるにつれて『nana』に変わって。
だけど今は確かに『nanaちゃん』って・・・。
勘違い?
だけど聞き間違うわけない。
「せっかく呼んでんねんから返事ぐらいしいや〜。」
信じたくない気持ちを抱いて振り返る。
そこには小悪魔の笑みを浮かべる京くんがいた。
「・・・京くん。」
やばい。
殺される。
って言うか完全に捨てられる。
自分でまいた種だけど・・・自業自得だけど・・・こんな終わり方って最悪じゃない?
何て説明すればいい?
私の話聞いてくれるの?
お願い、捨てないで。
私・・・やっぱり京くんがいないと駄目だよ・・・。
振り回されるって分かってるけど・・・好きなんだもん・・・。
「京くんごめ・・・」
「俺、京やないで?」
「・・・え?」
何?
「俺は京やなくて薫。nanaちゃんは薫にメールしたんやろ?」
それはそうだけど・・・。
「京くん、とりあえず話だけでも聞いて?ね?」
「まーた京くん言うてるしー。俺は京やない言うたやろ?薫、やから。今日は楽しもうなぁnanaちゃん。」
何でそんなに楽しそうなの?
馬鹿にしてるの?
まぁ馬鹿にされても仕方ないけど・・・。
何言われても仕方ない。
そんな思考を余所に、彼は私の手を引いた。
このまま部屋に帰って話し合いか・・・。
誤解だけはちゃんと解こう。
話せば・・・分かってくれると信じて。
きっと私はまた彼の言いなりになるだけ。
「先に浮気したのはそっちでしょ?」なんて言えるわけない。
本当の事言うわけないし、聞きたくないし。
2人の部屋に行くとばかり思っていた私は、彼が手を引く方向へ疑問を抱いた。
全く別の方向へ歩いている。
「・・・ねぇ。」
「何?」
「・・・こっち反対方向じゃない?」
「こっちでええねん。俺ええとこ知っとるし〜。」
また小悪魔の顔で笑う。
って言うかさ、こっちってラブホ街なんですけど・・・。
腐る程あるホテル。
何を基準にしたのか分からないけど、彼はとあるホテルに入った。
ルーム選択パネルの前でようやく止まった。
「どこがええかな〜。nanaちゃんはどこがええ?」
「・・・別に・・・どこでも。」
話し合うのに何でラブホなのよ。
部屋に戻りたくないの?
少なからず思い出の詰まった部屋だから?
だけどわざわざこんな所で・・・。
連れて行かれるまま歩き、半ば強制的に部屋に通された。
彼は財布や携帯をズボンから取り出し、ドレッサーの上へ置いた。
それを見て私も適当に荷物を置き、とりあえずベットへ腰を下ろした。
何から切り出そう。
この件?
京くんの浮気?
まずは話を逸らす?
試行錯誤を繰り返した私の頭は、彼の意外すぎる言葉で思考が停止した。
「nanaちゃんはドコが感じるん?」
・・・馬鹿かコイツは。
この期に及んで何を言ってるの?
しかも、いつものあの笑顔で。
思わず頭を抱えた。
そうしてる間に、彼が隣に座ってきた。
はぁと溜息をつき、仕切り直すつもりで言葉を発した。
「・・・京くん」
視線を合わせた私は、思わず息をのんだ。
彼が目で語っている。
長い付き合いだと、目だけで会話出来る事が多々あるものだ。
良好な関係ならば、深い絆を感じられるであろうこの行為。
だけど今の私には、戸惑いしか感じられなかった。
‐‐‐‐‐nana、これはゲームや。
小悪魔が、私の脳に直接囁く。
‐‐‐‐‐俺は『薫』で、お前は『nanaちゃん』。
‐‐‐‐‐先に素に戻った方の負けや。
どうしていいのか分からず、下を向いて視線を逸らす。
ゲーム・・・。
そもそも恋愛自体がゲームなのかもしれない。
お互いの駆け引きで、泣いて笑って傷付け合って。
見方を変えれば、これから起ころうとしている事も、1つのゲームでしかないのかもしれない。
男と女で繰り広げる。いつの時代も終わる事のないゲーム。
姿や名前や立場はどうあれ、それが本気だろうと遊びだろうと。
『京』と『nana』が現実向けのゲームなら、『薫』と『nanaちゃん』は幻想向けのゲーム?
現実逃避と言われようが、そう開き直ってしまえば案外楽に感じるもので。
だけど、やっぱり現実主義の自分も否定出来ない。
馬鹿げてる。
何がゲームよ。
人の事こんなに傷付けて。
だいたい京くんだって傷付くんじゃないの?
お互い後悔するだけじゃない。
ん?
お互い?
お互いが傷付くと言うのなら、案外悪いゲームじゃないのかもしれない。
どちらにしろ、私達の関係はこれで終わってしまうのだろう。
『京』と『nana』も、『薫』と『nanaちゃん』も。
それならばいっそ、最後に楽しんだほうの勝ち?
私は『nana』じゃなく、『nanaちゃん』になりきればいいのだから。
このゲームをクリア出来る自信は、正直無い。
だけど、不戦敗で終わりたくない。
彼はこのゲームのカードを引いている。
後の判断は私に委ねられている。
ゲームスタートを告げるのは、私。
後悔しない?
これで終わりならいい?
後悔させてやる?
私に・・・そこまでの度胸ある?
今まで尽くしてきただけの私に?
だけどどうせなら、何かを変えて終わりにしたい。
一呼吸措いて、私は言葉を発した。
「とりあえず、一緒にシャワー浴びませんか?」
顔を上げ、真っ直ぐ彼の目を見て言った。
「薫さん。」
自らを薫と名乗った男は、ニヤっと満足そうに笑った。
京くんの浮気も、これから起きようとしてる事も、全てゲームだと言うのならのってやろうじゃない。
早くこのゲームを終わらせて、さっさとリセットボタンを押してしまえばいい。
話はそれから。
薫さん、そういう事でしょ?
不思議な自信が湧いてきた。
さっきまでとは逆で、今度は私がリードする。
バスルームへ彼の手を引いた。
「服脱がせてあげるね。」
そう言って彼のシャツのボタンに手をかけた。
なりきってしまった方の勝ち。
目の前にいるのは、京くんの形をした薫さん。
「優しいなぁnanaちゃんは。ありがとう。」
ほら、コイツなんてすっかり役者気取りだし。
負けない。
彼の上半身が露になって、今度は私の番とばかりに服を剥いできた。
少しの抵抗心から『nana』に戻りそうになる。
だけど、必死で抑えた。
下着のホックを外す時彼が両手を背中へ回したせいで、半ば抱き締められる形になった。
久し振りに感じた、彼の・・・京くんの香り。
京くん、少し痩せたんじゃない?
あ、ヤバイ、素に戻ったら負けだ。
『nanaちゃん』に戻る為、彼の体が離れた時にわざとらしく微笑んでみた。
誘うように、いやらしく。
彼はそれに応えるように、スカートのファスナーに手をかけてきた。
それと同時に私の手は、彼の腰にあるベルトへ。
当たり前の事だけど、お互いの手が絡まって、思うように動作が進まない。
「順番守らな上手くいかんで〜。」
笑いながら彼は言う。
「だって私だけじゃ恥ずかしいもん。」
ベタな恋愛小説みたい。
でも、なりきってしまえばこんなのも悪くないかもね。
服を脱がせてくれたお礼にと、彼はまず私にシャワーを浴びせてくれた。
「髪濡らさないようにしたるからな。」
そう言って髪を束ね、背中にシャワーをかけてくれる。
たったそれだけの事だと言うのに、私の胸はキュンとなる。
遠い昔に感じる彼の優しさを思い出した。
そして、私の中の悪魔が目覚めるきっかけにもなった。
「薫さんは優しいね。うちの彼氏にもそんな優しさ欲しいよ。」
彼に向き直ると、私に負けない小悪魔の微笑みを返してきた。
挑発に負けた方が負け。
そう言いたいんでしょ?
少しは素に戻ってくれるかと思ったのに、一筋縄じゃいかないようね。
だけど、私も本気だから。
お互いの体にシャワーをかけ合ってから、私達はバスタブへと沈んだ。
沈黙を与えないかのような速さで口を開いたのは、彼の方。
「彼氏と上手くいってないん?」
笑ってやがる。
ムカつく。
「そうなの〜。あいつ絶対浮気してるんだよ。マジ最悪。だから仕返しに私も浮気してやろうと思って。」
心の内をぶちまける。
今の私は『nanaちゃん』だし、何言っても動じないでしょ?
「そうなんや〜。寂しかったんやな、可哀相に。今日は可愛がったるからな。」
よくもそんな台詞出てくるね。
誰のせいでこうなったと思ってるの?
最低。
「期待してるね。」
こんな台詞簡単に出てくる私もどうかしてる?
結局、似た者同士なのかな・・・?
バスルームを出て、私達は体を拭き合った。
背中を向けた彼をじっくり見る。
不思議なもので、なりきってしまえば京くんに思わなくなる。
思いたくないって方が正しいかもしれないけど。
だけどさっきまでのような恥ずかしさはないし、『nanaちゃん』を演じる戸惑いもなくなった。
一瞬だけでもいい夢が見れるなら、こんなのも悪くない。
バスローブに身を包んだ私は、そそくさとベットに座る。
さっきと同様、彼にリードされるだけじゃなくて、私も優勢に立ちたかったから。
いやらしく脚組みなんかしたりして。
予想通り、彼は私の隣に座ってきた。
「さっきの話やけどさ。」
「ん?」
浮気の話?
「nanaちゃんはドコ感じるん?」
その答えはあんたが一番知ってるじゃない。
「分かんなーい。私処女だもーん。」
馬鹿な質問に間を空けず、馬鹿な答えを言った私。
もう何を聞かれても動じない。
私は強いから。
「じゃぁこれが初めてなんや。開発したるわ。」
「うん。」
いきなり首筋に舌が這う。
「・・・ちょっと待って。」
「どないしたん?」
「私からしてあげるよ。」
「初めてやのに出来るん?」
「任せて。」
所詮は『nanaちゃん』だから。
今までとは違う私を見せてあげる。
浮気相手になら、少しぐらいの羞恥心捨てられるから。
さっきそうされたように、私は彼の首筋に舌を這わせた。
唇のキスから始めるべきなんだろうけど、何だかする気にならなくて。
私の感性のせいかな?
私は変った人間で、セックスよりもキスを大事にしている。
ストーリー的な流れで、自動的に快感を得られるセックスに比べて、キスだけで快感を得るというのは至難の技だと思う。
だってお互いの気持ちが通じてないと、絶対に気持ち良くなれないから。
私をよく知ってる京くんは、体を重ねる時にいつも甘いキスを長い時間かけて味合わせてくれた。
『愛してる』の言葉の替わりに。
それだけで私が幸福感に満たされると知っているから。
だけど今は相手が本物の京くんであっても、唇を重ねたくない。
そこに愛が無いと分かっているから。
だから無意識で唇を避けた。
首筋から耳まで、執拗に舐め回す。
ゆっくりと、彼のバスローブを剥ぎながら。
上半身が露になったら、私の唇は胸元へと移動する。
胸の突起を指で転がしたり、舌先で突付いたり。
京くんがいつもしてくれるみたいに・・・。
彼の荒くなった息遣いと共に、私の唇は下半身へと移動した。
ただ、彼自身は通り過ぎ、脚全体にキスをする。
これ以上ないって程焦らしてから、私は彼の上で四つん這いになり、顔を覗き込んだ。
「薫さんはどこをどうされたいの?」
「口でしてや。口に出したいねん。」
「分かった。」
下着の上から彼自身に触れる。
硬くなり始めたソコは、私の性欲を掻き立てた。
「へぇ・・・これだけで感じちゃうんだね。薫さんは。エッチ。」
「nanaちゃんが可愛いからやって。」
馬鹿みたいは冗談を交わして、私は直接彼自身に触れた。
熱くなったソコは、必要以上の熱をもって、私の手を離そうとしない。
焦らすように、ゆっくりと扱く。
さっきよりも息を乱す彼。
「nanaちゃん・・・」
分かってる、と言う返事の替わりに、私は彼自身を口に含む。
自分のバスローブの胸元を大きく開いて、彼に見せ付けた。
上目遣いで彼を睨みながら。
舌全体を使って器用に舐め上げる私は、いつか彼と見たAVを思い出していた。
「愛のないセックスなんてしたくないよね。」
そう言っていたのに。
今の私は夢を与えるAV女優どころか、ただの『その他大勢』の女。
だけど『その他大勢』ならそれなりに彼の記憶に埋め込ませたい。
私は今までした事ないぐらい器用に舌を絡めた。
舌先で先端を舐め回したり、口に含んで上下させたり。
時折彼の顔を覗き込んでは、挑発的な態度を続けた。
数分後、今度は私の番だと言うように、彼が上体を起こした。
「いいからじっとしてて。」
わざと胸元を見せるような姿勢で、私は彼を強引に寝かせた。
また彼自身を口に含み、いやらしい音をたてながら素早く右手を上下させる。
しばらくして彼の体が仰け反ったかと思えば、口内に温かいモノが吐き出された。
彼自身を口から出し、ゆっくりと彼の上を進んで視線を合わせる。
キスをすると見せかけて、顔面の10cmぐらい上から口内にあったモノを吐き出した。
最後に僅かな糸を残した液は、唾と一緒に思いっきり彼めがけ吐き出す。
かすかに私を睨み付ける彼。
何よ。
他の子はこんな事しないから驚いてるの?
『nanaちゃん』はその辺の子と違うのよ?
「私、彼氏の以外飲まないから。」
彼の口の周りを汚した白濁の液を、指で絡め口の中へ押し込んでやった。
絶頂を迎えた後の、乱れた息を整える彼。
ふと素に戻る。
・・・虚しい。
虚しくなってきた。
私は一体何をしているの?
彼氏に向かって顔面に唾を吐き、その上「彼氏の以外は飲まないから。」だって。
馬鹿みたい。
もうやめた。
先に素に戻った方が負け?
それならもう負けで構わない。
もうこんなくだらない事やめようよ。
大きく開いたバスローブを直し、私は彼に背を向けて座った。
後ろで彼の起き上がる音がした。
私をぐっと抱き締め、耳元で囁く。
「今度は俺の番やな。」
言い終わると同時に耳の中へ下を侵入させた。
抵抗する意思は充分あったのに、押し寄せる快感に負け一気に力が抜ける。
条件反射で顔を歪めているスキに、整えたばかりのバスローブの中に手が入ってきた。
「ぁ・・・やだ・・・・」
力が抜けたままの私は、体を彼から離すだけで精一杯。
背中を曲げ、両手で膝を抱えるのがやっとだった。
だけど、そんなの結局は無駄な抵抗で。
膝から体を離され、上半身を完全に彼に預ける形にされた。
「気持ち良くしたるから。恥ずかしがらんでええねんで。」
やめて、と言うつもりで彼を睨んだのに、私は一瞬ドキっとしてしまった。
自分の精液で顔を汚された彼が、何故かとてもセクシーに見えてしまって・・・。
普通なら汚らわしいはずのこんな顔に、今は胸が高鳴る。
私の変態。
このドスケベ。
自分自身に言い放った。
そんな葛藤を知らぬまま、彼はバスローブを剥いでゆく。
やめてほしいのに、やめたいのに、何故か本気で抵抗出来なくて。
こんな事認めたくないけど、結局私は欲求不満だったのだ。
久し振りのセックス。
彼の手の動きに、いちいち声と表情で反応してしまう。
「可愛いなぁ。可愛いでnanaちゃん。」
そんな台詞何人に言ってきたのよ。
ゲームの続行を望む自分と、ゲームのリタイアを望む自分。
どちらの気持ちが競り勝つ事も無く、私はされるがまま。
いつの間にか手は下半身に達していて、下着の上から優しく私自身を撫でた。
顔に似合わない彼のゴツゴツした手、それだけで絶頂に達してしまいそうで。
「やだぁ・・・」
せめてもの抵抗として膝を閉じた。
「嫌なわけないやろ?ココこんなにしといて。ほら、もっと脚開き。」
そう言って無理矢理膝を離し、自分の脚で器用に固定してきた。
ドサクサに紛れ、バスローブと下着を剥いで・・・。
全裸の女が全裸の男に無理矢理脚を開かされているこの姿は、あの日見たAVに負けない程淫らに思える。
一度はゲームにのり、羞恥心を捨て彼に尽くす行為をしたはいいけど、いざ自分が受身になるとまた羞恥心が甦る。
「薫さん・・・やだよ。こんなの恥ずかしいって・・・」
「大丈夫。ここには俺しかおらんし。今気持ち良くしたるからな。」
こんな姿勢だから表情は見えないけど、彼が笑ってるのが分かった。
微笑じゃない、小悪魔の笑顔。
左手で胸の突起を転がし、右手で私自身の突起を転がした。
「んっ!・・・あぁんっ!」
出したくないのに、抑え切れない声。
「こんなエッチは声出しといてやめてなんてよう言えるなぁ。嘘はあかんでnanaちゃん。」
耳元で囁かれたせいで、吐息までが性感に替わる。
早まる右手の動きに、私は声を大きくした。
「nanaちゃんはココ好きなんやなぁ。こっちもきっと気持ちええと思うで。」
耳を舐めながら、彼の指が中へ侵入する。
敏感な部分を執拗に刺激され、私は我慢出来ず彼の左手を握り、ぐっと力を入れてしまう。
「ほらな〜。やっぱり気持ちええやろ?俺nanaちゃんの事何でも分かる気すんねん。」
人差し指と中指を中に残し、親指でまたも突起を刺激し始めた。
彼の左手を力いっぱいに握っていた私の手を、彼は一度振りほどき手を優しく絡めてくれた。
快感に耐え切れず、さっきみたく強く握ってしまう。
「薫さん・・・もうっ・・・駄目っ!!やめてっ!!」
「何?イキそうなん?」
ろくに返事も出来ず、頷きで答えた。
「nanaちゃんのイクとこ見せてや。」
より淫らになる彼の手の動き。
温かい蜜がベットへ落ちていくのが自分でも分かる程、私は快感に溺れていた。
そしてやがて訪れた、独特で最高の感覚。
愛を感じないセックスでのこの感覚は、大きな虚しさを残す気がした。
だけど私も所詮は人間。
本能に勝てる筈は無く、悔しいけれど満足感だけが残ってしまった。
目一杯力を入れていた彼の左手を、絶頂の終わりと共に緩めた。
だけど彼は離そうとしない。
あ〜ぁ・・・ヤラしい。
イクつもりじゃなかったのに。
やめるはずだったのに。
「気持ちよかったやろ〜?俺の指見てや〜。」
淫らな蜜が付いた右手を私の口へ差し出してきた。
まだ息の乱れている私は顔を背ける。
やっぱり悔しさが残るから。
優勢にたちたかったのに、結局いいようにされてしまって。
しかも満足感まで得てるし。
自分最低。
「ほた舐めてみいや。俺にもさっきやったやんか。」
濡れた右手を無理矢理口に押し込んできた。
自分が素に戻っていくのが分かった。
「・・・京くん、、もう・・・やめよう?」
彼の指を引き抜き、口にした言葉。
これ以上続けたら、今度こそ虚しさしか残らない気がして・・・。
京くんだってそうでしょう?
しかし彼から返ってきた言葉は、私の望んだものではなかった。
「それはでけへんなぁ。
俺もっとnanaちゃんのええ声聞きたいしー、ええ顔見たいしー、もっとエッチなnanaちゃん見たいもん。もっと満足したいんやろ〜?」
「私はもういいってば。」
「黙れや。」
急に冷たくなる。
急変した態度についていけない私は、思わず彼に振り返った。
目に映ったのは、私を冷たく見下す彼。
何でそんな目で見てるの?
まるで私が悪いって言いたいような目。
どうして?
「京くん・・・?」
「・・・俺はな」
「・・・ん?」
「俺は・・・・・・薫や。」
冷たく言い放つと私の背中を強引にベットへ押し付け、体勢も整わぬうちにバックで挿入してきた。
「あっ!んっ・・・」
口ではリタイアを希望した私。
だけど絶頂を迎えてもまだ欲求は治まらなくて。
今度は彼自身が欲しくなっていた。
そんないやらしい事、絶対に言えなくて。
だけど体は素直で、彼の挿入と共にまた甘い蜜と声を零してしまう。
彼の動きに合わせて吐き出される声。
こんな自分に耐えられないのか、それとも快感に耐えられないのか。
感情の全てを指先に込め、シーツに食い込ませた。
部屋中に響く、いやらしい音と声。
やめてほしいんだけど、やっぱりやめてほしくなくて。
どうする事も出来ず彼の動きに耐えた。
暫くして彼自身が引き抜かれ、私の体を起こしてきた。
「今度はnanaちゃんの番な。」
自分の体の上に、私を乗せる。
私の入り口に彼自身を宛がい、無理矢理に座らせた。
私はこの体位が苦手。
一番羞恥心を感じるから。
だからいつもはしてこないのに、今日は珍しい。
・・・あ、私は『nanaちゃん』だもんね。
理性より本能が打ち克つのは簡単で、私は彼の上で動いてしまう。
ただやっぱり恥ずかしくて、極力彼に顔を見られないような姿勢を保った。
だけどこれも結局は無駄な抵抗。
私の両手をそれぞれ自分の手に絡め、私の上体を起こし顔が見える姿勢にしてきた。
・・・恥ずかしいよ。
京くんは他の子にいつもこんな事やらせてるの?
「nanaちゃんの感じてる顔、めっちゃ可愛いなぁ。」
そんな台詞も毎回言うの?
声を漏らして淫らに動く私に、彼は言った。
「nanaちゃんの一番好きな人は誰なん?」
「んっあっ・・・薫・・・さん・・・はっ?」
やっとの思いで言葉にする。
「俺?俺はなぁ・・・」
手を離し、彼は上体を起こした。
「きゃぁ!」
挿入したまま私は押し倒され、一瞬で正常位に変えられてしまった。
そして冷たく言い放つ。
「裏切り者には教えへん。」
え?
裏切り者?
それこっちの台詞だし・・・。
反撃しようと口を開いたのに、同じタイミングで彼が動き出した。
情けないながらも、また甘い声を零してしまうわけで・・・。
こんな自分が嫌で嫌で仕方なくて、私は両腕を使って顔を必死に隠す。
激しくなる彼の動きに気が狂いそうで、それがやっとの抵抗だった。
「nanaちゃん、そのやらしい顔見せてや。」
両腕の下でゆるゆると首を振った。
「言う事聞けや、この裏切り者が。」
一度腰の動きを止め、顔を覆っていた両腕を私の頭上でクロスし、右手のみでうまく固定してきた。
今度はじらすよに、ゆっくりと腰を動かす。
私を弄ぶみたいに。
もう顔を隠す事は出来ない。
睨むようにして目を開けると、淫らに歪む顔を彼は満足気に眺めている。
彼の動きに合わせ、止むことなく漏れる甘い声。
「今まで何人にそんなヤラしい顔見せてきたん?」
え?
「彼氏の気持ち考えた事あるん?」
何言ってるの?
「nanaちゃんは裏切り者やな。」
「先にっ・・・裏切ったのは・・・そっちっ・・・」
相変わらず襲ってくる快感を抑え、必死に言葉を吐く。
「よぉ言うわ。・・・俺が好きなのは昔から1人だけやのに・・・。」
聞き返す暇もなく、彼はまた動きを激しくした。
好きなのは昔から1人だけ?
・・・昔から?
私が裏切り者?
裏切り者は京くんじゃない。
浮気してるくせに。
私だけを悪者にしないで。
だけど・・・どうしてそんなに哀しい目をしてるの?
そんな顔見たくないよ。
いつもみたいに笑って。
小悪魔の笑顔でいいから。
そんな事考えても、素直な体は本能に従う。
部屋中に響く、私の声。
そして彼の声。
それはお互いに二度目の絶頂が近い事を告げていた。
開放された両腕。
彼は両腕で体重を支え、私の体と密着させた。
私の顔の横に腕を置き、頬を撫でる。
私ももう顔を隠す事はしない。
両腕を彼の首に回し、押し寄せる快感に必死に耐えた。
「んっはぁん!!京・・・くんっ、京くん・・・っ!!」
「nana・・・nana・・・」
どちらから、と言うわけでもなく、ほぼ同時にお互いの名前を呼んでいた。
2人の声はより大きくなり、二度目の絶頂を迎えた私のお腹に、温かいモノが出された。
結局このゲームは引き分け。
今まで同時に絶頂迎えた事なんてなかったのに・・・こんなの皮肉ね。
息を乱して横に倒れこむ彼。
同じく息を乱したままの私。
記憶はここで途切れた。
見慣れない天井。
見慣れない部屋。
見慣れないベット。
見慣れない枕。
見慣れた人。
少し上体を起こすと、白い液がまだ私のお腹にかかっていた。
あのまま寝ちゃったんだ。
・・・京くんも。
彼はいつもの天使の寝顔を見せていた。
そっと起き上がりバスルームへ向かった。
温かいシャワーを浴びる。
もう私達は終わりだよね?
どうせなら私からサヨナラしてやるから。
今まで弄ばれた仕返しに。
だけど、私が裏切り者って・・・何で?
昔から好きなのは1人だけって・・・誰の事?
その意味だけはちゃんと聞こう。
そして、今までありがとうって言って、ネックレスも置いて行くんだ。
こんな終わり方も、私達らしいねって笑える気がする。
京くんには新しい人がいるもんね。
私には、まだいないけど・・・。
まだ、京くんが一番だけど・・・。
きっと、忘れられないままだろうけど・・・。
静かにバスルームから出る。
彼はまだ眠っている。
この寝顔を見るのもこれが最後・・・。
・・・こんな事があっても、私は京くんの事が好きなんだもん。
馬鹿みたいだね。
彼に背を向けてベットへ座った。
「いつから薫の事好きやったん?」
心臓が跳ね上がるのを感じた。
起きてたの?
理由は分からないけど、彼の顔を見る事が出来なくて。
私は背を向けたまま答える。
「薫さんなんて好きじゃないよ。」
「じゃぁ何で?」
「仕返しに浮気したいだけだったの。相手は京くんが知ってる相手なら誰でも良かった。そしたら間違ってメールしちゃってさ・・・。」
「俺は浮気なんてしてへんけど。」
嘘つき!とばかりに私は彼に向き直る。
思いっきり責めてやるつもりだったのに、彼の顔を見たらそんな気持ちが消え去った。
酷く哀しそうな顔。
こんな表情の彼は初めてだった。
「携帯・・・見ちゃった。そしたら知らない番号入ってるし・・・。夜中に私が寝てるの確認して電話したでしょ・・・?
それに、ほら・・・ネックレスまで・・・外してるじゃない・・・。」
彼の落ち込んだ表情を見て、私はすっかり勢いを無くした。
まともに視線を合わせられず、紡ぎ紡ぎ出た言葉。
俯いた私に軋むスプリングとシーツの摩擦音が、彼が起き上がったのを伝えた。
そのままこちらへ近寄り、私のネックレスを触りだした。
何?
そう思って見上げた彼の顔は、さっきとは打って変わって優しい微笑みを含んでいた。
何で笑ってるの?
ただ彼を見つめるだけの私。
それしか出来なくて。
彼は私と目を合わせると、プッと噴き出した。
「何がそんなに可笑しいの?」
「いや、随分前からやのに今まで気付かへんかったんやー思うて。」
「・・・何が?」
「まったく・・・こんなのも気付かへんなんて仕事に集中しすぎなんちゃう?もっと余裕もたなアカンで。」
笑ったままの彼は私の首に手を回し、ネックレスを外した。
「ほら」
あ・・・
今までと変わらない1本のチェーン。
ただ変わるのはトップが1つ増えている事。
1本のチェーンに2つのトップが付いている。
1つは私の、1つは彼の。
全然気付かなかった。
「これ京くんがやったの?」
「俺以外誰がやんねん。」
「何で?」
「最近すれ違いやったやろ?
だから、例え体が離れても俺は絶対このトップ返してもらうでって意味で付けてん。絶対nanaは離したくないから・・・。」
「そうだったんだ・・・。」
「nanaなら気付いてくれると思ったんやけどなぁ。」
そう言って彼は苦笑した。
「ごめ・・・あ、でも電話は何て説明するのよ?」
「これもタイミング悪すぎやな〜。あんま言いたくないねんけど・・・」
「じゃぁやっぱり浮気って認めるの?」
「結局そうくるんやろ?分かった分かった。本当の事言うわ。
もうすぐ2年記念やろ?また新しいの作ろうと思うて。そのデザイナーの番号やって。
nanaの事ビックリさせたかったんけど裏目に出たなぁ。」
急に恥ずかしくなった。
「じゃぁどうして最近・・・抱いてくれなかったの?」
「nanaに断られてから怖くなったから、仕事で疲れてるのに悪いなぁとも思うし、無理矢理なんて本命にはでけへんし。
正直つらかったで。nanaこそ浮気してるんちゃうかー思うたし。」
ヘヘッと笑う。
しかしすぐに真顔に戻り私に聞いた。
「nanaは・・・俺に隠れていつもこんな事しとったん?」
また哀しい顔をする。
その顔はやめて。
私、泣きそうになるから。
「こんな事初めてだよ。私には京くんしかいないもん。
二度としないし・・・出来ない。悔しいけど、京くんの事馬鹿みたいに好きだから。」
「ありがと。」
「今回のって・・・結局私の勘違い?」
「そういう事やな。」
「そっか・・・ごめんなさい。」
「ええよ。俺嬉しかったし。」
「え?」
「たったあれだけの事で嫉妬するんやなーって。
nanaってあんま束縛せえへんし、俺の事大して好きやないんかな?って思う事あったから。」
「そうなの!?私は・・・束縛したら嫌われるかなとか思ってて・・・。
だから今回も何も確かめず1人で先走っちゃって・・・。京くんに嫉妬させてやろうみたいな・・・。」
「ほんまにすれ違いやなぁ。安心しいや。俺はnanaだけやから。」
そう言って頭を撫でてくれた彼は、天使の笑顔を見せた。
「でもほんま嬉しかったな。」
「何で?」
「本命と遊びとで態度が全然ちゃうかったから。正直ぐっときた。」
「そしたらもしかして・・・私がキス避けてたのもお見通し?」
「当たり前やん。本命以外にはせえへんて前に言うてたやんか。」
「何だ・・・結局京くんに弄ばれてるじゃん・・・。」
「まぁええやん!きっかけはどうあれお互いの気持ち確認出来たんやし。
nanaが本当に浮気する時も俺は相手の男になって何度でも現れるで。」
2人で笑い合う。
「浮気しないように捕まえてないと知らないからねっ。」
「じゃぁキスしようや。俺もう薫ちゃうしええやろ?」
OKのサインの替わりに、私から唇に吸い付いた。
今まで味わった事の無い甘いキス。
お互いに唇を確かめ合い舌を侵入させる。
それでもいきなり絡める事はせず、ゆるゆると探り合う程度で。
わざといやらしい音をたてて挑発し合う。
けれど決して嫌な気持ちになる挑発ではなくて。
もっと、もっと、と気持ちを掻き立てられる。
やがて大きく舌が絡み合う。
久し振りの・・・感覚。
セックスなんかより、やっぱり喜びを感じる。
彼の愛を唇で受け止め、私も負けないぐらいに愛を注いで。
そこに愛が無いと絶対に得られない快感だと思うから。
京くんの気持ち考えないで勝手な事してごめんね。
私には京くんがいれば充分よ。
だから・・・もっと愛して・・・
やがて離れた唇。
しかし私はガクっと上半身を彼に預けてしまった。
ヤバ・・・体に力入らない・・・。
「どうしたん?」
私も彼も原因が分かっている。
だから彼も笑って聞いてきたのだろう。
そして私からは恥ずかしくて言えなくて。
黙ってる私に彼は楽しそうに聞く。
「もしかして腰砕けたん?」
「ごめん・・・。何か・・・駄目だ。」
胸の動悸と共に乱れる息。
体が動かないものあるけど、彼に顔を見られるのが恥ずかしくて、私は彼にしがみついたまま答えた。
「しゃぁないなぁ。」
私の体を引き離す。
ふと見えた彼の顔。
うわ・・・満面の笑み。
たかがキスぐらいで腰が砕けた私を笑ってる。
うぅ・・・悔しい。
そして急に私は押し倒された。
びっくりして彼の顔を見る。
一瞬で変わる彼の顔。
真顔で、真っ直ぐに私を見据えて言った。
「もっと気持ち良くしたるわ。」
無意識で私は微笑んでしまった。
ゲームの時とは違う、本物の京くん。
「今度は俺の飲んでくれるよな?」
コクっと頷く私。
京くんのならば構わないよ。
本命は1人だけ・・・。
「なぁ、ここのホテル覚えてへん?」
「ここ・・・?」
「2人が・・・初めて・・・なぁ?」
そうだ。
何か見覚えがあると思った。
ここは2人が初めて体を重ねた場所。
同棲も始めるずっと前。
京くんは覚えていたんだ。
「あの頃の気持ち思い出そうや。」
そしてまたシーツの海へ溺れていく私達。
本命でも、遊びでも、私には京くんだけいればいい。
現実向けのゲームは、2人の手によって再スタートされた。
すんません・・・1人で50近く消費してしまいました・・・。
京くん作者さま、お疲れ様でした。
今まで読んだ中で一番楽しめました!
こんなに面白い文章をありがとうこざいます☆
また機会があったら是非載せてくださいね!
作者さん乙です。
読み応えありましたよ。そして目から汗が…良かったです!
作者様乙です!
夢中で読んでしまいました!
最近小説として面白い作品が増えて(・∀・)イイ!!
840 :
sage:2006/09/20(水) 12:30:17 O
とてもおもしろかったです!作者様ありがとうございました。ゲーム次作も他のメンバーで期待してもいいですか?
841 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 12:53:21 0
作者様、力作をありがとうございました!
ネ申の投下が・・・(つД`)
読みごたえがあって一気に読んでしまいました
他の作品も期待してます(・∀・)
乙です
まとめサイト(仮)管理人です。
「基準を設けて」云々言ってましたが、それをやると公平な判断ができないと思ったので、
緩めて余程の何かがない限り片っ端から載せていくことにしました。
バランスを取りながら載せていくつもりなので、時間はかかりますが最終的にはほぼ全部載せるつもりです。
それと仕事の関係で、更新が当面週1〜2回になりそうです。
楽しみにしてくださっている方には申し訳ないのですが、できれば生温く見守って下さい。
>>845 管理人さん乙です
自分過去スレ見れないんでかなり助かります!
気長に待ってるんで運営頑張ってください[壁]¨・ω・¨)ジー
携帯でも見れるようにして欲しいです(´・ω・`)
>>847 了解です(`・ω・´)
・・・ということで。ファイルシークで閲覧している方もいらっしゃるようですが、携帯サイト作成を開始しました。
基本はPCで作ってビューアで確認していく予定です。
現段階では、
・携帯サイトスペースを借りた
・テストとしていくつかファイルをいじってビューアで動作確認中
です。
技術的な制約が大きいため(ファイル容量や機種による微妙な違い等)、PCサイトのようにすぐにはできないと思います。
少し時間はかかるものの絶対に作りますので、もう少しお待ち下さい。
PCサイトの修正もちょこちょこ行っていきます。
使いづらい部分があるかとおもいますが、もう少し我慢してください。
管理人さま お疲れさまです。携帯閲覧楽しみに待っています。宜しくお願いします
管理人さん、何から何までありがとうございます。
あまり無理せず頑張ってくださいね。
すみません。
>>851は携帯サイトです。肝心なことを書き忘れてた orz
管理人さんほんとお疲れ様です・・・!ありがとうございます!
有難い反応を頂いたき、調子にのってゲームの薫バージョン書いてみました。
nanaは前作とは別人という設定です。
過疎化も手伝い連投になりますが不可抗力と言う事でお許しを・・・。
そしてまたもや長いですがorz
皆さんの暇つぶしにでもなれば幸いです。
−ご主人様。
こう呼ぶようになってどれくらい経ったかな。
京さんのエピソードを話し終えた薫が俺達もゲームやろうや、って言ったのがきっかけ。
話の流れからして私にも浮気しろって事なの?って聞いたら、あっさり笑われた。
ただ『ご主人様』って呼ぶだけでいいからって。
ゲームだし、いつもと違う自分を演じたかったみたい。
なかなか首を縦に振らない私に、薫が言った条件はひとつ。
−俺の側にいる事。
それは恋人としての精神的な距離はもちろん、物理的な意味も含まれていて。
監禁と言う名の同棲?
同棲と言う名の監禁?
一体どっちが正しいのかは今も分からないままだけど。
恋人同士とは言え、私は薫に『飼われて』いるんだろうね。
抵抗が無いわけじゃない。
でも呼び名から想像するような暴力的は事は一切無いし、ゲームとやらのお陰で薫の側に無条件で居られるのも悪くないし。
結局私は渋々だけどゲームにのった。
「nanaは俺だけの人形やで。」
そう言って冗談ぽく笑ってくれるから許せた。
ただ独占欲が強いキャラを演じているだけ。
愛されてると思えば優越感も出てくる。
だけど、いつからかその優越感が罪悪感に変わった。
いつだったかな?
ああ、堕.威くんに出会ってからだ。
ある日薫が堕.威くんを部屋に連れて来た事があって。
その時の時間と、堕.威くんの顔を見たら理由は簡単に推測出来た。
「飲み過ぎて終電に間に合わなかってん。ゴリラやと思って我慢してや。」
そう言った薫の後ろにいた堕.威くんの真っ赤な顔といったら・・・。
あれじゃぁ電車があっても帰れなかったよ。
お酒の勢いたっぷりで、堕.威くんは私に言ってきた。
「お、君がnanaちゃん?薫くんのペットなんやって?可愛いな〜。」
「ペットちゃうわ。俺の人形。気安く触ったらアカンで〜。」
「動く人形かぁ。可愛いねぇ。」
「いいからお前はバナナでも食って早よ寝ろや。」
「何やと〜?このハゲっ!!」
それから2人はプロレス遊びを始めて、疲れ果てた堕.威くんは眠っちゃった。
堕.威くんを隣の部屋に押し込んで、薫は私を抱いた。
「お酒臭いよ〜ご主人様ぁ・・・。」
しかめっ面の苦笑いを浮かべた私を無視して、薫は優しく事を進めていく。
「あんま喋るとまたゴリラが暴れんで?」
そうだ、すぐ隣の部屋には堕威くんがいるんだ。
「ねぇ。声聞こえちゃうよ?」
「人形は声出せないはずやけど?」
結局、上手く言いくるめられて薫に負けた。
翌朝、二日酔いの体を引きずって堕.威くんは去っていった。
それっきりだと思ってたのにな・・・。
数日後堕.威くんはまたやって来た。
薫が居ない時に、1人で・・・。
薫が居ない事を告げると、居たら来るわけない、とだけ言ってきて。
実の事を言うと、私は堕.威くんが苦手だった。
白黒はっきりつけろと言われたら、迷いなく「嫌い」と言えるもん。
ちゃらちゃらしてて大人の落ち着きがないし、女癖が悪いと聞いてたし。
だから薫が堕.威くんを連れて来た時には正直参っちゃった。
2人の会話に積極的に入っていかなかったのも、堕.威くんと話をしたくなかったから。
どうする?
追い返す?
何て言えばいい?
まさか「貴方の事嫌いなんで帰って下さい」なんて言えるわけないし。
しかも嫌いな理由は酷く一方的な話だから尚更・・・。
薫の持ち物でも預かりに来たのかもしれないと、我慢して堕.威くんを部屋に通した。
薫がいたあの時みたいに我慢しながら雑談を交わす事数十分。
早く帰って。
何しに来たの?
その答えを、私は身をもって教えられた。
堕.威くんは私を襲ってきた。
一般的に言う、レイプってやつ・・・。
必死に抵抗する私に、堕.威くんは笑いながら言った。
「薫くんとの見てたからnanaちゃんの好きなトコ分かるで。悪いようにはせえへんて。」
あの時堕.威くんは起きてたんだ。
しかも薫との行為を盗み見されてた。
薫に負けた自分に悔しさを感じた。
あの時ちゃんと断ってれば・・・。
薫の馬鹿。
そして私の馬鹿。
あの時の自分達を責めながらも、堕.威くんへの抵抗は続けた。
嫌だ。
こんな奴に抱かれたくない。
必死に助けを呼ぶけど、無駄に終わる事は最初から分かってた。
そこには私と堕.威くんしか居なかったから。
誰も助けになんて来てくれない。
だけど必死に助けを求めていた私の声は、いつからか悦びの悲鳴へと変わっていて・・・。
薫とは違う男の刺激に、私は身悶えた。
口では嫌いと言っておきながらも、体の相性はピッタリのようで・・・。
薫では得る事の出来なかった快感に、私はすっかり満足してしまった。
帰り際に「また来てくれてもいいよ・・・」なんて呟いた程。
堕.威くんは「じゃ、また近々。ご主人様にバレないようにな、お人形サン」と唇と片方だけ吊り上げて去っていった。
それから堕.威くんは頻繁に私の所へ訪れた。
薫のスケジュールをがっちりと押さえて。
私も堕.威くんの訪問が楽しみになっていた。
いつからか薫よりも堕.威くんと体を重ねる回数が増えてたし。
薫の部屋で繰り返す、秘密事。
そのスリルと快感から私は抜け出す事が出来なくなった。
堕.威くんを好きになったわけじゃない。
もちろん薫を嫌いになったわけでもない。
私が好きなのは他でもない薫だから。
これは胸を張って言える。
だだ、お人形さんには拒否権がないだけ・・・。
都合よく思考を変えた。
そうじゃないと私は罪悪感に殺されてしまうから。
そして、秘密事は終わったわけじゃない。
実は・・・今も続いている。
今晩薫は帰ってこない。
リーダーだけに時間を食うらしくて、メンバーの中でも1人だけのお仕事。
「じゃぁnana、行ってくるわ。オイタしたらアカンで〜?」
子供にするように。私の頭を撫でる。
「早く帰って来てね、ご主人様。」
子供がするように、上目遣いでしがみつく。
「随分サマになってきたな。」
「まぁね。」
いつもの2人に戻って笑い合う。
「明日の朝には戻るからな。」
薫は優しく口付けた。
「いってらっしゃい。」
「いってらっしゃいませご主人様、やろ?」
「はいはい、いってらっしゃいませご主人様!」
「エエ子やな。」
また頭を撫でる。
イイ子・・・なんかじゃないのにな・・・。
薫の笑った顔を見るのは私も嬉しい。
だから私もゲームを続けてしまう。
だけど、こんな一途な気持ちが消えてしまうのはいとも簡単。
薫の姿を完全に見送って、私はすぐに電話をした。
すっかり聞き慣れた声が聞こえる。
「今出掛けたことだよ。」
『分かった。じゃぁそろそろ行くわ。今日は酒でも飲む?』
「あ、それいいね。」
『俺適当に買ってくわ。』
「うん、よろしくね。」
『エエ子にしとるんやで、お人形サン。』
さっき薫にも言われた言葉。
こいつに・・・堕.威くんに言われると重みが違う。
ふと現実に引き戻されるから。
薫への罪悪感で私の胸は押し潰されそうになる。
何故こんな馬鹿な事を続けているのか分からない。
敢えて言うなら刺激が欲しいのかもしれない。
薫が私の事をとっても大事にしてくれるのは本当に有難い事だけど、実は少し物足りない感じもして。
こんなのただのワガママで欲張りって事ぐらい自分でも分かってるけど。
何か・・・もっとこう・・・強引に・・・。
マゾヒストな私を、薫では満たせない。
それは堕.威に出会ってから気付かされた事だった。
薫にももっと強引になってほしい。
優しくするだけじゃなくて・・・。
無造作に置かれたお酒の缶を見ながら、私は堕.威に従っていた。
「ほら、俺が喜ぶ事せえや。」
口に押し込められた堕.威自身を丁寧に宥める。
「ホンマ何でもするんやな、この人形は。」
ハハっと渇いた声で笑う。
アルコールも手伝ってか、今日の堕.威はいつもより過激。
頭を押さえ付けられて苦しいだけなのに、私はそれにさえ反応してしまう。
「お前自分で動いてみろや。」
まだ触れられてもいないというのに、私は彼自身をすんなりと受け入れた。
「俺何もしてへんのになぁ。随分やらしい人形やな。」
充分に濡れきった私を感じて言った。
薫にもこんなふうにされたい。
もっと虐めて・・・。
人形なら人形らしく扱って、ご主人様・・・。
白濁の液を私の顔に撒き散らして、堕.威は満足そうに笑った。
だけどすぐ優しい微笑みになり、ティッシュで私の顔を拭く。
笑った堕.威に反応して、つい笑い返してしまう。
「nanaちゃんは・・・嫌じゃないん?」
「何が?」
「俺いつもこんなに乱暴やのに。」
「嫌じゃないよ。薫はこんな強引にしてくれないし。堕.威くんのは堕.威くんので好きだから。」
「薫くんに自分の気持ち言わへんの?」
「うーん・・・言わないっていうか言えないっていうか・・・。」
「ふーん。別にnanaちゃんがええならそれでええねんけど。 薫くんてめちゃめちゃ強引な感じするんやけどな。」
「意外でしょ?私もそう思ってたんだけどね。実はオクテみたい。」
「nanaちゃんは薫くんとじゃ満足出来てへんけど、俺がおるからええって事やんな?」
「まぁそんなとこかな。」
こんな会話はしても、堕.威に心が動く事はない。
それは堕.威も同じ。
お互いにセックスフレンドという事を割り切っている。
現に体を重ねる時以外は連絡をとらない。
最近周りで何があったとか、誰がどうしたとか、そんな事も一切話さない。
求め合って、開放して、ただそれだけの関係。
こんな日々を送っていくなかで、ふと心に浮かんだ事。
薫とは体の相性は合わない。
堕.威くんとの方が好き。
いつしかそう思うようになった。
合う・合わないがあるのは人間だから仕方ないよね・・・。
いつものようにそそくさと着替えを始めた堕.威を見ながら眠りについた。
ガチャっという玄関の音。
お帰りさないませ、ご主人様・・・。
二日酔い気味の体を感じながら脳内で呟いた。
ごめんね、今日は寝させてね・・・。
また眠りにつこうとした私は、薫の声ではっきりと意識を取り戻した。
「nana!?どうしたん!?」
どうしたって何が?
・・・えっ!?
嘘っ!?
何で?
・・・堕.威くんの奴・・・。
あー最悪っ!!!
ベットに寝ていた私は全裸。
それだけならいいけど・・・胸に、顔に、至る所に白濁の液が注がれていた。
堕.威の悪戯。
実はこれが初めてじゃない。
悪戯好きな堕.威は、嫌がらせともとれる行為を過去に何度もしてきた。
行為中わざと薫に電話をしてみたり、キスマークをくっきり付けてみたり、赤い髪の毛をベットに落としてみたり・・・。
私を汚して帰るのも、これが初めてじゃない。
私が寝た後に、わざわざ自慰によって白濁の液を撒き散らしていく。
いつもは神のお告げというか、嫌な予感がしてすぐに目が覚める。
毎回そうだから、必ず目を覚ましていたのに。
アルコールのせいだ・・・。
夕べは堕.威に合わせて飲み過ぎた。
だから嫌な予感にも気付けず朝まで寝てしまって・・・。
薫に何て言おう・・・。
堕.威くんの名前出していい?
ヤバイかな?
だけど絶対聞かれるし・・・。
どうしよう・・・。
どうしよう・・・。
言い訳ばかりを考えていた私に、薫は意外な事を口にした。
「こんなん・・・誰にやられたん!?」
やられた?
・・・その手があった!
「分かんない・・・し、知らない・・・人・・・。」
薫はまさか合意の上での結末だとは思ってないらしく、心配そうに聞いてきた。
そりゃそうだ。
自分を『ご主人様』って慕ってくる彼女が、まさか留守中に他の男と寝てたなんてまず想像しない。
喧嘩中とか倦怠期とかだったたらまだしも。
むしろ私達の関係は表面上は順調だったから、尚更合意の上でなんて思えない。
薫が勘違いするのも無理はなかった。
そんな薫を差し置いて、これはチャンスとばかりに出た私の言葉。
ごめんね薫。
本当にごめん。
「こんなん酷過ぎんで・・・。怖かったやろ?ごめんな・・・一人にして。」
「私は・・・大丈夫だよ。」
私を抱き締めた薫に、何度もごめんと呟いた。
「シャワー・・・浴びてくるね。」
「うん、そうやな。立てる?」
心配そうに見つめる薫と視線を合わせられず、私はただ頷いてベットを後にした。
バスルームに入るなり、私は座り込んでしまった。
ごめんね薫。
嘘ついちゃったよ。
でも本当の事なんて言えない。
薫の事傷付けたくないもん。
私最低だね。
イイ子なんかじゃないよ。
本当にごめんね。
ご主人様って何度でも呼んであげるからね。
薫の喜ぶ事何でもしてあげるからね。
だから・・・許して。
もう堕.威くんとなんか会わないから。
私は声を殺して泣いた。
泣いたって何も変わらないのに。
悪いのは完全に私なのに。
だけど涙が止まらない。
バスルームから出ると、薫は汚れたベットを直していた。
「傷とかは・・・付けられてないんやな?」
「大丈夫。」
「そっか、それなら良かったわ。それにしても、あれ全部1人で飲んだん?」
はっと気が付き急いでテーブルの上を見たが、既に遅い。
『2人分』のお酒の缶は、薫の手によってゴミ箱に移動した後。
自分の愚かさに、必死に止めた涙がまた溢れ出した。
顔を覆って泣く私を、薫はまた優しく抱き締めた。
「ごめんごめん、もう思い出さんでええわ。忘れた方がええな。ごめんな。」
そんな・・・謝るのは私の方だっていうのに。
それから薫は私を1人にしなくなった、
私があんな姿になったのは自分のせいだと言わんばかりに。
薫の優しさは相変わらず嬉しいけど、逆に私には重く圧し掛かっている事も否定出来ない。
時が経つにつれ笑えなくなった私。
理由は『あの時の記憶』なんかじゃなく、薫への罪悪感。
だけど薫は完全に誤解していて。
笑えない。
笑えるわけない。
だけど・・・薫の心配はこれが原因だったりするの?
私が笑えば、元気になったって思ってくれる?
私は笑顔によって罪悪感を浄化する事にした。
私が笑う事によって薫の心配が消えるなら・・・。
「ご主人様、煙草切れてるんじゃない?」
「そうやねん。」
「買ってこないの?」
「こんな時間にnanaを外に出せんわ。」
あれからというもの、薫は私を仕事以外どこへでも連れて行った。
些細な用事も、買い物も。
時計は夜中を差している。
こんな時間に出掛ける事はまずない。
『あの時』もこれぐらいの時間だったと思ってるらしくて・・・。
「コンビニはすぐ近くなんだから大丈夫だよ。ちゃんと鍵かけとくし。私は自分より煙草の切れたご主人様が心配なんです。」
これは本心。
片時も煙草を手放さないはずの薫が、私のせいで近くのコンビニに行くのさえ戸惑っている。
薫にとっては相当のストレスに違いない。
無理しないでよ。
私は大丈夫なんだから。
だけどコンビニに行くのを勧めた理由はそれだけじゃない。
私に・・・ほんの少し時間をちょうだい。
四六時中側にいられるせいで、あるやらなければならない事が出来ないままだった
「ご主人様が行かないなら私が行こうか?」
「それはアカンて!俺が行ってくるから。絶対誰が来てもドア開けたらアカンで。」
「大丈夫だって。」
薫が部屋を出て、私は電話をした。
「ばれた。」
『ふーん。』
「だからあんな悪戯止めてって何度も言ったのに。」
『だけど今まで大丈夫やったやんか。』
「そういう問題じゃないって。とにかくもう会わない。番号消してね。あと堕.威くんの名前出してないから安心して。今までありがと。」
『こちらこそ。またなお人形サン。』
「また、なんてないから。これで終わり。」
一方的に電話を切った。
反省のない奴。
やっぱり嫌い。
私だけが悪いみたいな言い方しちゃって。
まぁ・・・確かに悪いのは私だけど。
レイプされた男に溺れて、薫を心配させて。
だけどもう終わり。
私は薫に、ご主人様に尽くしていくの。
「お帰りなさいませ、ご主人様!」
戻ってきた薫に、馬鹿みたいに明るい声で言った。
だんだんと薫の態度も戻ってきた。
明るく振舞う私に安心したらしい。
思わず薫と呼んでしまう私に、「呼び方間違ってるで」と笑って返してくれる程。
いつもの薫に戻って。
私は傷付いてなんかないから。
それより、もっと薫に尽くしてあげるからね。
だから薫はもっと・・・強引になってくれていいよ・・・?
そんな思いを余所に、薫は以前より優しくなった。
もう気を遣わなくていいのに。
もっと強引に接してよご主人様。
・・・堕.威くんみたいに・・・。
堕.威の事を思い出す度、違う不満も募ってきた。
それは薫が私を抱かなくなった事。
当たり前と言えば当たり前なのかな。
レイプされた彼女を易々と抱く男なんていないだろうし。
私からは絶対に求められなくなってる。
汚された・・・いや、汚れきった体を薫に見せたくない。
触れさせてはいけない。
薫まで汚してしまいそうだから・・・。
堕.威との行為を思い出しては欲を和らげていた。
こんな自分勝手な不満を抱えながらも、日常は普通に戻っていく。
私の罪悪感も薄れてきた頃に、悲劇は起こった。
「お帰りさないませ、ご主人様。」
帰宅した薫をいつもみたく出迎える。
「エエ子にしとったか〜?」
私の頭をいつもみたく撫でる。
私はイイ子にしてるよ。
今は薫に尽くすだけだもん。
「新しいアー写出来てん。見る?」
「見たい見たい!」
薫は鞄から写真がプリントされた数枚の紙を取り出した。
「そう言えばnanaはうちのメンバー全員知っとるん?」
「当たり前じゃん。知ってるよ。」
「ふーん。じゃぁ言うてみ。」
何か意味深・・・。
今更どうしたの?
「これは?」
そう言いながら1枚ずつ紙を見せてくる。
「これはご主人様!間違うわけないもん。」
「せやな。」
少し笑った薫を見て、私は安堵した。
次の紙を見せてくる。
「じゃぁこれ。」
「敏.弥さん。」
「これ。」
「京さん。」
「これ。」
「心.弥さん。」
「じゃぁこれは?」
胸がドキッとする。
あの秘密事を重ねた日々を思い出した。
「堕.威く・・・堕.威さん・・・。」
「全員知っとるやん。」
「そりゃそうでしょ・・・少なからず有名なんだから・・・。」
「この前は知らん言うとったのにな。」
この前?
そんな事言ってないよ。
「少なくてもこいつは知らん言うたはずやねんけど。」
そう言って手にとったのは赤い髪の男・・・。
「知らないなんて言った覚えないよ?」
「言うたって。」
「いつ言った?昔でしょ?」
「つい最近やん。」
一体何を言いたいのよ。
堕.威くんを知らないわけないじゃない。
堕.威くんに限らずメンバーの事を知らないわけないのに。
いつも話をしてくれたのは薫じゃない。
薫どうしたの?
今日おかしいよ・・・?
「ホンマにこいつ知っとるんやな?」
「知ってるよ。現に薫・・・ご主人様が連れて来たじゃない。」
話を先に進めようとしない薫にイライラして、少し強い口調になってしまった。
「じゃぁ何で嘘ついたん?」
言い終えた薫はおもむろにビデオを起動させた。
数秒後、画面に映し出されたものに、私は思わず口を覆った。
・・・!?
ちょっと・・・。
薫・・・何でこんなの・・・。
隠し撮り?
ずっと知ってたって事?
知っててまで家を空けて、私の事まで慰めて?
ずっと心配してたのは・・・わざと?
全部演技だったって事?
画面からは卑猥な声が響く。
見慣れた部屋で、全裸の体を重ね合う男女。
散らばるお酒の缶と、少し乱暴な赤い髪の男と、それに応え悶える・・・私。
薫は全部知ってたんだ・・・。
「俺には知らん男にやられた言うたよな?これどう見ても堕.威くんちゃうん? しかもこれって全然レイプなんかに見えへんねんけど。」
体が震え出す。
『あの時』の醜態と、罪悪感と、薫の怒りの矛先に。
「ご・・・めん、なさい。今は本当に後悔だけしか残ってない。もう連絡もとってない。 終わり、って言ったし・・・。本当だよ・・・?今は薫の事しか考えてないから・・・。」
「ご主人様、やろ?」
いつもの台詞。
だけどそこに微笑みなんてひとかけらもない。
あるのは背筋が凍る程の、冷たくて強い視線だけ。
「何でもするから・・・許して。もうあんな馬鹿な事しないから。」
視界が滲んで薫が見えない。
「お仕置きせなアカンみたいやな。俺に従うんやで、お人形サン。」
濡れた頬を、薫は優しく撫でた。
−お仕置き
−お人形
−ご主人様
−男
−女
−恋人
これから起こるであろう事はすぐ推測できた。
何でも受け入れます、ご主人様・・・。
罪悪感から涙を流し、恐怖に震えなければならないはずの私は、全く逆の感情を抱いた。
薫に、抱いてもらえる。
薫と堕.威という2人の男を相手にしていた私は、
こんなに長い期間欲を溜める生活に苦痛を感じていた。
淫乱と言われようが仕方ない。
すんなりと認めてやれる。
もともと薫とは減りつつあって、堕.威とも終わりって決めて、薫は前よりも私に触れなくなって。
欲が溜まるのは必然だった。
相変わらず涙は勝手に流れてきたけど、実は嬉しかった。
早く私の欲求を満たして、ご主人様。
怒りに満ちた薫の、乱暴な行為を期待した私。
だけどそれは見事に空振りで終わった。
「とりあえずおとなしく反省でもしとくんやな。最高のお仕置きしたるから。」
私の体に触れてくるとばかり思っていたのに、薫は煙草をふかしビデオを消した。
うっすらと笑いながら。
お仕置きって・・・セックスじゃないの?
とっておきのお仕置き・・・?
何をする気なの?
再び震えだした体を、ぐっと抱き締めた。
やがて夜になり、いつものように朝がきて、新しい日が始まる。
次の日も、その次の日も。
いつもと変わらない毎日。
それは世の中だけじゃなく、私と薫も。
堕.威と秘密事を重ねていた頃、いや、それ以前とも全く変わらない生活。
薫は普通に笑って、冗談も言った。
いつものように、仕事やその日あった事を面白おかしく話してくれる。
そこには堕.威の話題も当たり前のようにでてきた。
もちろん、堕.威とはあれ以来の関係。
薫は忘れようとしてるの?
重要な事は聞けないまま、ただ時間だけが過ぎた。
私もいつしか笑えるようになって、あの時の罪悪感さえ薄れてきた。
平穏な日々を送っていた頃に戻った気がした。
ただあの頃と変わった事がひとつ。
それは、薫が私を抱かない事。
どうして?
もうあの頃に戻ったのに。
聞けないけど。
聞けるわけないけど。
どうして・・・?
またいつもみたいに平穏な日。
ソファー替わりとしても使っている薫のベットに、私は横になっていた。
薫は床に座り、ギターの弦を張り替えている。
横向きに映る薫を見て呟いた。
「ご主人様、退屈だよー。」
「せやなぁ。じゃぁ映画でも見る?堕.威くんにええの借りてん。」
忘れかけていた罪悪感が、少しだけ胸の奥で疼いた。
これが薫なりのお仕置き?
忘れかけた頃に堕.威くんの名前だして、私をドキッとさせて・・・。
そっか・・・まだお仕置きは終わってないんだよね。
何でも、従うよ・・・。
私の返事を聞かぬまま、薫は堕.威に借りたというDVDをセットし始めた。
それからリモコンを持って隣へと座った。
あのビデオを見せられた時もこの位置だったっけ・・・。
2人の位置関係を見てまた嫌な事を思い出してしまった。
気分を変えようと、薫に話し掛ける。
「何の映画?」
「まぁ堕.威くんらしいかなって感じやな。」
「んー、キングコング?」
「ははっ、なるほど。それより、もっとええやつやで。」
笑いながらリモコンの再生ボタンが押された。
真っ黒な画面にお決まりの注意事項が流れる。
そして、画面は明るくなった。
ホテルらしき部屋に女の子が1人。
画面には映らない位置から聞こえる男の声。
女の子に自己紹介をさせてからのいきなりな質問に、私は顔を歪めた。
『初体験は?』
『15でぇす。』
「これって・・・映画じゃないよね?」
「まぁ大人のビデオやな。」
「こんなの1人で見てよ。」
「nanaの方がこういうの好きなんちゃうん?」
好きなわけないじゃない、と言おうとした私は思わず言葉を詰まらせた。
完全なる侮辱。
自分が隠し撮りされたあのビデオを思い出す。
「とにかく私はパス!」
あの屈辱をもう思い出したくない。
レイプされた男に溺れ、愛する人に全て見透かされていた『あの時』。
自業自得だからこそ、余計苦しくなる。
逃げ場がないから。
私は薫の前を横切って部屋を出る事にした。
しかし呆気なく腕を掴まれる。
酷く、強い力で・・・。
もしかして・・・怒ってるの?
「どこ行くん?一緒に見ようや。」
「こういうのは1人で見てよ。」
「nanaと見るから面白いんやって。」
手を引っ張り、強引に隣へ座らせた。
こちらのやり取りなんてお構いなしに、画面の男女は事を進めていく。
私は画面を直視出来ずに視線を逸らしていた。
「この子ガチガチやけどこれが初なんかな?これでいくら貰ったんやろうなー?」
薫だけは楽しそうに画面を見ている。
「なぁnana、ちゃんと見てる?」
「うーん、見てるよー。」
そっぽを向いて私は答える。
「イマイチ信用出来へんなぁ。」
そう言うと薫は私の背後へ回った。
私を抱き締めて・・・顔を押さえつけた。
「ちゃんと一緒に見なアカンやろ?」
「こんなの・・・嫌だよ、ご主人様・・・。」
がっちりと顔を画面へ固定されて、嫌でも男女の行いが目に入る。
溜まりきった性欲が下半身から疼くのが分かった。
それに負けないように私がとった処置は、目を閉じる事だった。
とりあえず・・・されるがままになってた方が安全だよね。
この姿勢じゃ薫からは顔見る事出来ないし。
「まさか、目閉じてたりせえへんよな?」
跳び上がる心臓。
どうして分かるの?
「さっきこいつら何しとった?」
「・・・男が、女の子の服、脱がせて・・・た。」
「それは今、やろ?この直前の事聞いとるんやけど。」
「・・・・・・。」
言葉を詰まらせる。
分かるわけない。
だって画面なんて見てないから。
「何で俺の言う通りに出来へんねん。アカン人形やなぁ。そうや、ええ事考えた。」
間を措いて薫は言った。
「俺目瞑っとくから。」
・・・それで?
「nanaの口から女が何されてるのか教えてや。」
そんな・・・。
拒否権すら与えられず、薫は黙り目を瞑った事を伝えた。
私の口から、実況しろって?
画面の行いを?
混乱ばかりで言葉なんて出ない。
「ほら、早よしろや。今何されとるん?」
私の替わりに、画面の女の子の声だけが部屋に響く。
私を急かしているかのように、だんだんと声は大きくなるばかり。
「早よ言えや。」
何を口にすればいいの?
何を口にしたら、薫は目を開けてくれるの?
「言う事聞けへんの?」
「・・・・・・。」
「あん時のビデオに替えたろうか?」
痛む胸。
あの映像は見たくない。
もう思い出したくない。
薫がリモコンを掴んだのを感じた。
反射的に言葉を零す。
「男・・・が、ね・・・女の子の・・・体、舐めてる・・・。」
「へぇ?どの辺を?」
「胸・・・とか。」
「そこだけなん?」
「お腹、とか・・・もっと、下の・・・方も・・・。」
「それで?」
「モザイク、かかってる所、・・・手で、触って・・・る、よ。」
私の言葉に反応したかのように、女の子はだらしない声を響かせる。
画面の中の行為と、自分の言葉と、薫の息と・・・。
それだけだというのに、私の体は熱と共に反応を示す。
それは私だけじゃなく、薫も。
私を抱き締めていたはずの腕は、いつの間にか右手だけが外されていて。
替わりに私の腰辺りで何かが当たる感触がした。
「私が・・・触ってあげようか?ご主人様。」
むしろ、触らせて下さい。
ご主人様・・・。
nanaはもう、限界です。
「ええよ、俺は自分でするから。nanaはそのまま続けてや。」
自慰行為によって乱れた息を、私の耳元に吹き掛けながら呟いた。
もどかしさと悔しさで、私の言葉は途切れてしまった。
薫の・・・意地悪。
「ほら、続けろや。ご主人様の最高のオカズやねんから。」
疼く下半身から気を紛らわして、私はさっきのように言葉を繋いだ。
画面の男女が果てるのと同時に、腰元の感触は姿を消した。
やっと開放される・・・。
もうこんな事勘弁・・・・・・えっ!?
安堵したのも束の間。
口元に薫の手が触れた。
何度も往復する手には、温かいヌルっとしたものがついていて。
口内に侵入し、私の唾液と残った液は首筋で拭き取るようにして去っていった。
僅かに残る、薫の味。
・・・私も気持ち良くなりたいよ、ご主人様・・・。
「今日はここまでな。nanaはやっぱり俺だけの人形やな。」
立ち上がる薫。
懇願するように見つめる私。
「間違ってもnanaは1人でシたらアカンで。nanaはお人形さんやねんから。ご主人様の許しがでるまで、な。」
ニヤっとした笑いを残して、薫はバスルームへと消えた。
これが、これこそが・・・薫のお仕置き。
あれだけの事をやらかしたわけだから、お仕置きはたった1回で終わるわけはない。
薫は何度となく同じ事を繰り返す。
そしてそれは次第にエスカレートしていく。
薫は上半身に衣服を纏わず寝るようになった。
たったそれだけの事だけど、薫にしたら珍しい。
肌の露出を嫌うのに、大胆にも裸で寝るのだから。
「ご主人様、そんなカッコで寝ると風邪ひいちゃうよ?」
「ええねん、nanaが温めてくれるから。」
そう言って苦しくなる程に私を抱き締めて眠る。
毎晩毎晩・・・。
そして眠りにつく前に「nanaは俺に触れたらアカンからな」と必ず私の耳に残していく。
何をどうしたって肌が触れるっていうのにどうすればいいの?
あー苦しい。
頭がおかしくなりそう。
抱いてよ・・・ご主人様・・・。
どんなに強く思っても薫は望み通りにしてくれない。
だけど私はそれに耐えなくちゃいけなくて。
お仕置きを受け入れたのは私なのだから。
ひたすら薫を我慢し続ける日々。
もう薫じゃなきゃ駄目で。
薫で私を壊してほしくて。
狂う程に・・・乱暴に・・・。
こんなゲームにのった自分を酷く後悔した。
必然的に出来る上下関係のせいで、思ってる事が言えない。
薫だけはゲームを楽しそうに続けているけど、私にはもう苦痛でしかなくて。
ゲームなんてやってなければ・・・。
初めてゲームのリタイアを望んだ。
そういえば、このゲームはいつ終わるの?
こんなんじゃゲームオーバーもコンテニューもリセットもないじゃない。
この苦痛はずっと続くの?
薫がゲームをやめない限りずっと・・・?
今夜も薫は裸のまま、私を抱き締めて眠っている。
私はというと、込み上げる性欲を抑えられず睡眠不足の日々が続いていた。
暗闇に慣れた目は、薫の顔を捉えて外さない。
ご主人様、抱いて下さい。
何度も唱える。
呪文のように。
薫の体がふわっと動き、次の瞬間大きな寝返りをうった。
仰向けになった体を見せつけるかのように、寝返りと共に布団は床へズルズルと落ちていった。
目の前には、程好く筋肉のついたスラっとした上半身。
私は思わず起き上がり見入ってしまう。
無意識で動く私の手。
指先ですっと薫の肌を撫でる。
触れるか触れないかぐらいの力加減で。
体の真ん中を辿った指先は、やがて胸の突起へと移動した。
クルクルと円を描いて、弄んで・・・。
薫に、こんなふうにされたい・・・。
・・・っ!?
突然手首に痛みがはしった。
見えたものは薫の手。
私の手首をがっちりと掴んでいる。
恐る恐る視線をずらす。
やっぱり・・・起きてる・・・。
薄ら笑いを浮かべて、薫は私を睨んでいた。
蛇に睨まれた蛙のように、自由の利かなくなった私の体。
「何・・・してるん?」
・・・ばれた。
「俺には触れたらアカンて言うたのに。何で言う事聞けへんの?ホンマに・・・悪いお人形やなぁ。」
私の手首を掴んだまま、薫はゆっくりと起き上がった。
「ご主人様ぁ・・・。」
「ん?」
「私、もう限界だよ。」
「何が?」
「その、ね・・・もう、無理だって。」
「だから何が?」
「ご主人様ばっかり、開放して、ずるい・・・って。」
「お仕置きやもん。しゃーないんちゃうん?」
ぐいっと私の腰を寄せて囁く。
「希望だけは聞いたるから。何してほしいんか言うてみ?」
これって悔しさ?
痛いわけでも悲しいわけでもないのに、何で泣いてんだろ。
今喋ったら声が震えて泣いてる事ばれる。
でもどうしても言いたい。
性欲に負けて泣いてるなんて馬鹿みたいだけど。
「ねぇご主人様。そろそろnanaも気持ち良くして?」
「・・・どうしてほしいん?」
「だから・・・抱いて、ほしいの・・・。」
やっと言えた。
全身の血が吹き出るんじゃないかって程恥ずかしい。
でももう欲望には勝てそうにもない。
「もっと具体的に言わな伝わらんで。」
相変わらず耳元で囁き続ける。
吐息が耳にかかるだけで、私の呼吸は荒くなる。
「意地悪・・・。」
「はっきり言えないnanaが悪いんやろ?ほら、言うてみいや。」
ぐっと目を閉じ、全ての羞恥心を取り払う。
言わなきゃこのお仕置きは終わらないから。
「nanaと・・・エッチして下さい・・・。」
「ふぅん?」
顔は見えないままだけど、笑ったのが分かった。
「別に俺やなくてええんちゃうの?堕.威くんとか、寂しがってるんちゃう?」
「ご主人様じゃなきゃ駄目だよ・・・。」
あのビデオに記録されてたなぁこんな会話。
確かに堕.威くんとの方が好きとか言った気がする。
また思い出させるんだね。
相変わらずこの執拗なお仕置きには泣けてくるよ。
「nanaは・・・乱暴なのが好きなんやっけ?」
乱暴な堕.威くんのが好きとか、薫とは合わないとか、もしかして気にしてるの?
あの時の言葉は本心じゃないと言えば嘘になる。
確かに薫にももっと乱暴になって私を満たして欲しいと思ってるよ?
だけど、薫には無理だと思う・・・。
いつも私を気遣いながら優しく抱いてくれた薫じゃ・・・。
あんな言葉気にしないでよ。
ただの性癖だから。
薫は薫のままでいいから。
いつも通りでいいから。
薫に抱いてもらえるって、それだけで満足なんだから。
薫は体を離すと、おもむろにズボンを脱ぎ始めた。
私を冷たく見下しながら。
私の頭を押さえつけ、自分自身に近付ける。
膨張し始めたソレを見せつけられ、性欲に満ちた私の口には唾液が溢れ出した。
「ほら、俺の喜ぶ事せえや。」
堕.威にも言われた台詞。
同じ関西弁で、同じ口調で、同じ状況で言われてるのに、私の体が脈打つ度合いは雲泥の差。
醜い部分は愛しい人であればあるこそ、それだけ愛しく感じてしまう。
頭を押さえつけられたまま、私は夢中で舌と手を動かした。
やっと薫に触れる事が出来た悦びだけで、尽くしてあげようと思ってしまう。
「まったく・・・やらしい人形やな。こんな事教えた覚えないねんけど。」
嘘つき。
こういうのを教えてくれたのは薫じゃない。
優しく調教してくれたくせに。
「ご主人様の嘘つき・・・。」
「誰が離してええなんて言うたん?」
また強引に薫自身へと戻される。
勢いで口いっぱいにソレが入り込み、苦しさで思わず顔を歪めた。
その衝動で今まで当たらなかった部分に私は触れた。
「うっ・・・。」
薫が声を漏らす。
へぇ・・・ココ好きなんだ。
今になって初めて知ったポイントを、私は丁寧に攻め立てた。
薫自身からは苦味を含んだ液が流れ出し、私の唾液と共にシーツへ伝う。
荒くなる薫の呼吸と、力のこもる頭を押さえつける手。
声を上げ体が強張って、口の中に薫の味が広がった。
薫自身を口から引き抜き、ティッシュに手を伸ばそうとしたその瞬間。
仰向けに倒された私の目に映る、天井と冷たい目。
私の口を手で押さえつけ、冷血な声で投げ捨てる。
「全部飲めや。」
あまりに冷たい言い方に、私は震えた。
思わず手を引き離そうと抵抗してみる。
首を横に振ったって薫は態度を変えない。
「堕.威くんのは飲めて俺のは飲まれへんの?」
その言葉がチクリと胸に刺さる。
どうしようなんて考えてみたけど、結局は諦めた。
行き場をなくした薫の液は、喉にねっとりとした感触を残す。
怖いはずなんだけど、少なからず嬉しくて。
ずっと前からこんなふうにされたいと思っていたから。
動いた喉を見て、薫は手を退けた。
「飲み込んだよ、ご主人様。」
「エエ子やなぁ。」
満足気に笑い、私の頭を撫でる。
そしてその手は瞼を通り、耳を通り、口を通り。
首筋、胸、お腹、脇腹、と全身を撫でていく。
重要な部分は避けるのに、それだけで気持ち良くて。
「俺ただなぞってるだけやねんで?それなのに何でそんな気持ち良さそうな顔してるん?あーやらしいなー。」
全身の血液が全速力でめぐり、私を興奮させていく。
きっと私の顔は真っ赤。
頬に熱が帯びていくのが自分でも分かった。
長い間我慢し続けた私は、薫の指先でさえ反応してしまう。
足首まで辿った手は、ゆっくりと上へ戻り、やがて胸の突起に落ち着いた。
「あっん・・・。」
待ち望んだ感覚に、私は思わず声を出す。
「人形に口はないはずやねんけどなぁ?」
笑いながら顔を覗き込む。
「そんな調子じゃ、こっちなんてもっと凄いんちゃう?」
乱暴に胸を揉んでから、手は下半身へ移動した。
私はだらしなく投げ出されていた両脚を自ら広げ、薫の愛撫を待つ。
いやらしいと分かってても、もう止められなくて。
「あーあ、こんなに脚広げてー。俺何するなんて言うた覚えないねんけど。nanaはどうされたいねん。」
「触ってほしい・・・。」
「触るだけでええの?」
「nanaの事も・・・気持ち良くして下さい。」
「しゃーないなぁ。ちょっとだけやで?勝手にイったらアカンからな?」
ゆっくりと真ん中の線をなぞる。
「あ、いやっ・・・。」
ただそれだけで私は身を捩ってしまう。
「ほんま・・・ココ凄いねんけど。」
ニヤつきながら下着を取り払い、直接私自身に触れてきた。
ダイレクトな感触に、全身の力が抜けてしまう。
「こんなに濡らして・・・。よっぽど溜まってたんやぁ。」
「ご主人様が意地悪ばっかりするからだよ・・・。」
「欲しかったのは俺のちゃうくて堕.威くんのやないの?」
違う、と否定しようとした声を遮って、突起に指を這わせた。
精神的苦痛と、肉体的快楽と。
まるでアメとムチだね。
だけどこんなお仕置きなら、何度でも・・・。
「あぁんっ!」
「もっとちゃんと見せてや。」
そう言って私の腰を持ち上げる彼にも抵抗出来ない程の快楽。
目の前の私自身を満足気に掻き回す。
だけどそれはもどかしい程にゆっくりで。
やがて私の内部へ侵入した。
2本の指で壁をなぞったかと思うと、バラバラに出し入れして・・・。
忘れかけていた感覚に、私は気が狂うんじゃないかって程喘いだ。
それから薫は私が弱い部分を執拗に刺激した。
顔を背けシーツを握り締めながら必死に耐える私に、調子を変えずに言う。
「堕.威くんはココやってくれへんかったもんなぁ。nanaの一番好きなトコやのに。」
確かに堕.威は自分中心で事を進めていた。
お陰で堕.威の弱いところは全て知り尽くした。
だけどあれだけ体を重ねたって、堕.威は私の事を分かっていない。
毎回少なからず不満は残ったはずなのに、スリルと快感に溺れてそんな事忘れてって・・・。
薫ってやっぱりさすがかも。
私の事何でも分かってくれてる。
冷静に戻りかけた頭だけど、激しくなる愛撫の波に負けそうになる。
「勝手にイったらアカンからな」
さっきの言葉だけが頭の中で繰り返される。
だけど、頭の中は白く染まっていくだけ。
・・・もう、限界。
「あぁんっ!イっ、イっちゃい・・・そうですっ!・・・ご主人様ぁっ!」
「ふーん。ええよ?俺が許したるから。ずっと我慢してたんやもんな?」
そう言って私を見下しながら笑って、いっそう手の動きを速めた。
喘ぎ声には拍車がかかり、頭の中はもう真っ白で。
日頃の嫌な事も、『あの時』の罪悪感も、薫への不満も、全部が波に流される。
やがて絶叫に似た声が出たかと思えば、一気に脱力感に襲われた。
引き抜かれた手と共に、ドクドクと脈打ちながら溢れる私の液。
力の入らない全身をベットに預けて天井だけを呆然と眺めた。
現実なのか夢なのかもはっきりしない。
頭が無に還る。
やがて視界は薫に塞がれた。
私で汚れた指をやらしく舐めている。
がっちりと私を見据えながら。
そして私に覆いかぶさると、長い舌を口元に垂らしてきた。
薫の首に腕を回しながら、舌を絡めて応える。
空中で絡まる2人の舌。
やがて唇が触れ合って、どちらのものとも言えない唾液が私の口端から流れ出す。
唇が離れても、何も言えずただ薫を見つめてしまう。
私の事全部見透かしてるみたいな目だね。
実際見透かしてるのかな?
前々から『大人の余裕』みないなものは感じていたけど。
そういえば滅多な事じゃ怒らないし。
「まぁええんちゃう?」とか「しゃーないやん」とか言って。
私が些細な事で怒っても笑って返されたし、間違ってる事は道筋立てて説明してくれて。
もしかしたら私は薫の寛大な愛に気付かないまま、それに溺れて忘れていたのかな?
堕.威くんとあんな事をしたのも、快感に溺れたんじゃなくて薫の気を引きたかったから?
結局のところ、薫はそれも含めて全部見透かしてるんだろうね。
このゲーム自体、私にピッタリなのかも。
「ご主人様って慕ってれば、あとは俺に任せてええから。nanaはそれだけで幸せになれるから、俺に任せとき。」
ゲームをやろうって言われて、戸惑ってる私に薫が言った言葉。
嫌だって言う私に薫はなかなか折れてくれなくて、最後は不貞腐れて寝ちゃったんだけどね。
その眠り始めた時に言われたせいで、実はあんまり覚えてないんだけど。
でもさ、確かにこんな事言ってたよね?
「俺は何でも分かっとるから。」
再び投げ出された私の両脚を広げたところで薫は動きを止め、ぐっと顔を近づけてきた。
相変わらず放心状態の私。
後は薫に任せておこうなんて思っていたのに、薫のお仕置きは終わりを知らない。
「ほら、お願いしてみいや。俺が何でもやるなんて思ってたら間違いやねんで?」
「・・・ほんっとに、意地悪だね。」
「意地悪せなアカン事したのは誰やねん?」
「それはっ・・・。」
それ言われると何も言えなくなるって知ってるくせに。
「もう、あんな事しないもん。だから・・・忘れられないぐらいに、乱暴でいいから、ご主人様の・・・ね?」
「はっきり言わな何もしてやらんで?」
「もう!」
「やめてもええの?」
「忘れられないぐらいにご主人様ので気持ち良くして下さい!・・・これでいい?」
「忘れられないぐらいに・・・か。それやったら首輪でも付けとく?」
首筋に快感を伴う痛みがはしる。
チュッっといやらしい音を響かせる。
何度も何度も。
最後に痛いぐらいに吸い上げた。
きっと・・・堕威くんのとは比べ物にならないぐらいに付いてるだろうな。
「首輪・・・?」
「堕威くんのなんかよりずっとお洒落やで?」
「ご主人様のだったらどんなのでもいいよ。」
やっと心の底から笑えた気がした。
薫の笑顔も、今までと違う気がする。
上体を起こして、薫はやっと私と繋がった。
下腹部に伝わる、鈍い痛み。
快感とは明らかに違う理由で歪めた顔を、心配そうに見つめてくる。
大丈夫だって。
言ったじゃない、もっと乱暴にしてくれていいって。
ゆっくりと慣らすように、薫は動く。
動きが速くなるにつれ、鈍痛と引き替えに伝わる快楽。
悦びの声を、私はまた零してしまう。
薫は再び顔を近づけて聞いてきた。
「俺と堕.威くんとどっちがええ?」
「そ・・・んな事っ、言わなくても・・・分かってる、じゃないっ!」
言葉を発する程に、薫はわざとらしく私の弱点に自身を宛がう。
「アカン。ちゃんと言わなここでやめるで?」
快感の波に負けて言葉を紡ぎだせずにいる私を放って、薫は腰の動きを緩めた。
「薫っ・・・のが、一番っ、だ・・・よっ・・・。」
もっと溺れさせてよ。
このままやめないで。
「ご主人様、やろ?」
「私には・・・っ、ご主人様、だけ、です。」
「・・・ええ事教えたろうか?」
「・・・何っ?」
「nanaは・・・俺と体の相性悪い思うてたみたいやけど。」
「・・・ん?」
遠のく意識の中から必死に返事をする。
「知っとる?」
「っん・・・な、にが・・・?」
「体の相性いうのはな、合わせられんねん。相手の事本気で好きならな。」
薫・・・。
「最初から・・・ちゃんと言うてくれれば、こんな思いせんでよかったんやで・・・。ごめんな。」
薫は私の腰を持ち上げ思い切り突き始めた。
体の奥まで薫自身が届いて遠のく意識に拍車がかかる。
薫は私の事何も分かってないと思ってたのに。
私の事知ろうとしないで自分の希望だけ押し付けてきて。
ご主人様って呼ばせたりとか・・・。
俺だけの人形って言ったりとか・・・。
自分だけが満たされればいいだなんて思ってたのに。
実は本当に分かってないのは私の方だったんだね。
自分の希望を言う事すらせず、気付いてもらうの待つだけで。
薫は私の事を分かってるからこそこのゲーム切り出したんだね。
私がこうされたいって分かったから。
私はまたそれにさえも気付けなくて誤解ばっかり繰り返して。
薫は私を満たせないって思い込んで。
もしかしたら私が誤解するのさえ最初から分かってたの?
「ご・・・主人様っ!あぁんっ!!」
ちゃんと伝えたいのに何も言えなくて。
伝えたい事はあるのに言葉にならなくて。
何て言っていいのか分からなくて。
ただ腰元から徐々に襲ってくる快感に耐えるので精一杯。
本当に私の弱いトコ知ってるんだね。
「nanaにはっ・・・俺だけで、ええねん・・・って。そう、やろ?」
途切れる言葉と強張る体が、薫の限界を教える。
やがて深く突き刺さった薫自身が抜かれて、私の口を白く染めた。
肩で息をしながら暫く私達は見つめ合った。
言葉を交わそうにも何から言っていいのか分からない。
薫の笑みに無意識で口元を緩めて応える。
沈黙のはずなのに、ただそれだけで会話出来てる感じがした。
堕.威では得られなかった満足感。
私が探してたのはこの感覚。
−恋人としての繋がり
呼吸が整った頃、薫はティッシュに手を伸ばした。
「いいよ。」
私は腕を征す。
「全部飲んであげる。」
口に入り損ねた液まで指で絡め取って全てを飲み干した。
「これで満足ですか?ご主人様。」
「さすが、分かっとるやん。」
ニヤリと笑って薫はキスをしてくれた。
まだまだ私は未熟だよ。
薫には到底及ばない。
だけど・・・すぐに追い付いてみせるからね。
いつもみたく裸で寝てる薫。
露出を嫌うだけあって、こんなに側にいる私でさえこの光景は未だにちょっとだけ恥ずかしかったりする。
毎晩のように繰り返された光景だけど、今日は違う。
隣にいる私も裸で、何より昨日までの欲は全くない。
俺には触れるな、っていうルールは今日だけなしになったし。
変わらず私を抱き締める薫に、思いっきり応えられる。
背中に回した腕にしっかりと力を入れて。
やっと開放された欲に、すっかり体がだるい。
だけど、こんなだるさならいくらでも耐えられる。
「ねぇご主人様。」
「何?・・・やっぱり痛かったん?」
ゲームと言えど薫は薫だね。
思わず笑いながらも続けた。
「違うって。今日の・・・凄く良かったよ。」
言ったはいいもののさすがに恥ずかしくなった。
顔を赤く染めた私を見て、薫も笑った。
「そんな大人びた事言わんでええねん。」
やっぱり見透かされてる。
「ねぇ、いつから堕.威くんとの事知ってたの?」
「最初から知っとったよ。」
「何で?」
「あいつ酔うと何でも喋るから。」
「だったら何でずっと放置してたの?」
「絶対nanaは堕.威くんに惚れないって分かってたから。だって俺にベタ惚れやもんな?」
やっぱり見透かされてる。
笑っちゃうよ、本当に。
「だとしたらあんなに意地悪しなくてもよかったじゃん。」
「それは別。少しも悔しくなかったとでも思ってるん?」
「ちょっとは妬いてくれたの?」
「まぁほんのちょっとやけど。あ、お仕置きは俺の為でもあるかな。」
「どういうこと?」
「溜まったnanaを虐めたかってん。」
んな子供みたいに笑わないでよ。
言い返す気もなくなるじゃない。
「こんな事聞ける立場じゃないけど・・・堕.威くんの事は責めないの?」
「あいつはええねん。ああいう奴やから。」
「どういう事?」
「nanaより付き合い長いからあいつの行動ぐらい分かんねん。ホンマにnanaとは会わせたくなかったんやけどな。人のモノ取る癖があんねんあのゴリラには。そのうちどついたるわ。」
「じゃぁやっぱり悪いのは私なんだよね。」
「いや、結果を知っときながらも会わせた俺が悪いんちゃうん?nanaだけが悪いなんて事ないで。まぁ俺も楽しめたし?」
馬鹿、って小突いて2人で笑った。
「このゲームさ、いつまで続くの?」
「この先もずーっと。」
「そろそろルール変えない?」
どうしたいねん?というような顔で私を見る。
私は背中に回していた腕を解き、薫に馬乗りになった。
「今度は、私がご主人様。どう?」
「nanaには無理なんちゃう?」
そうくると思った。
薫、矛盾してるよ?
「本気で好きなら合わせられる、でしょ?私がどれだけ薫の事好きか証明してあげるから。」
「ご主人様、か。まぁ悪くないかもな。」
「只今をもってこのゲームのルールは変更されました。よろしくね、私に忠実な執事さんっ。」
「爺やなんて呼んだらどついたるからな。」
「それはご主人様の気分次第でしょ?そうだ、首輪のついた執事さんなんていいね。」
薫の首に吸い付いた。
薫がやったよりも、多く、濃く。
私達のゲームはまだまだ終わらない。
以上です。
長々とお付き合い頂きありがとうございました。
乙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!11
何かもう・・・・凄いですな
ゲーム作者様ありがとうございます。おもしろい!!読み応えがあります!気が向いたら是非次作を!
ゲーム作者様乙です!
メンバーがかっこよく書かれていておもしろいです
前回の京編で薫が出てきたから、今回薫編?
もしや次回は堕.威?
楽しみにしてますので是非投下お願いします
乙です!前回今回とも萌えました!
次回は心.夜とゲームをぜひ!!
初の連載作家が登場!!
素敵な流れー(/・ω・)/
デ.ィ.ルはよく知らないけど萌えますた。
次も楽しみにしてます!
作者様乙です!なんかもう普通に上手すぎです!!!
雰囲気とかすっごい頷ける感じで良かったです!
もし次回作あるのなら是非投下してもらいたいです!
>>788でリク貰ったので書いてみました。
浅.葱&樹.威になりましたが・・・
ネ申作品の後なので若干勇気が必要ですが、投下します。
バンドマンなんてもう好きにならないと思っていた。
昔凄く好きだった人が音楽に夢中で、私のことを一番に見てくれなくて。それがつらくて。
若かったんだと思う。
大好きなまま別れて、その想いが癒えかけた頃好きになって付き合い始めたのはまたバンドマンだった。
彼氏の家で何気なく手に取った雑誌。
そこには「あの人」がいた・・・彼氏の対談相手として。
「どうしたの・・・?」
「え・・・あ、この相手の人、何か大人だね・・・」
わけのわからない台詞。挙動不審だ。
「もしかして、惚れたとか?」
笑いながら聞く。
そして後ろから抱きしめてきた。そして無理矢理唇を合わせてくる。
「奈々には俺だけなんだから、ね」
力を入れてきた腕に、動きを速めた心臓を知られないように願った。
「仲がいい先輩が彼女と会ってみたいって言ってるんだけど、どうする?」
樹.威からの突然の電話。
「え、どうして?」
「この前撮った奈々の携帯の画像を見られて・・・」
樹.威は変なところが抜けている。でもそこが好きだったりもする。
「いいよ。先輩って誰?」
「この前、奈々が雑誌で見た俺と対談してた人」
―――浅.葱?
「会って、どうするんだろうね?」微かに震える声。
「好奇心じゃない?浅.葱さんも彼女を連れてくるっていうけど」
自分でもわかるくらいに動揺する。
彼女くらい、いるよね・・・
ぼんやりしたまま約束をして電話を切った。
―――ねえ。何を考えているの?
―――私が今好きなのは、樹.威でしょ?
当日。
私と樹.威は早めに待ち合わせ場所に着いた。
樹.威がしきりに話しかけてくるけれど、私は上の空。
これじゃあいけない。何とか答える。
浅.葱とその彼女が来た。
彼女は綺麗な人だった。私より少し年上だと思う。
「はじめまして。奈々です。いつも樹.威がお世話になっています」
先手を切って言った。
背の高い浅.葱を見上げ、しっかりと目を見て問いかけた。
―――何を考えているの?
答えは笑顔。
「はじめまして。よろしくね」
何も読めない。
彼女とも挨拶を交わし、私達は浅.葱が予約した店に向かった。
その店は、私と浅.葱が二人で何度も行った店で。
懐かしさよりも、その場所に浅.葱と新しい彼女がいることに傷ついた。
―――どうして、傷ついているんだろう。
表面は何もなく、食事の後は当然のように二手に分かれた。
樹.威が家まで送ってくれた。
そして当然のように私の部屋に上がる。
いつものようにリビングのソファに並んで腰掛ける。
樹.威の手がこちらに伸びてきた。
瞬間的に、一歩身を引いた。
「どうして?」不機嫌そうに樹.威が聞いた。
「ごめん」
自分から樹.威の脚の間に座って身を預ける。
頬を、体を撫でる樹.威の手の動き。愛されていることを感じる。
「ねえ、樹.威は私を置いていかないよね?」
「何言ってるの。奈々を置いていくわけないじゃん」耳元で囁く。
樹.威の腕の中は安心できる場所。
いつの間にか、今日見た浅.葱の表情も声も全てを忘れた。
樹.威が帰った後、化粧ポーチを取り出そうとバッグを開けた。
ポーチに引っかかってきた紙切れ。
『090-XXXX-XXXX
○○○○○@docomo.ne.jp
浅.葱』
別れてすぐ、私は携帯を変えた。
断ち切ろうと思った。
飼い猫や浅.葱の作っている音楽にすら嫉妬している自分を消したかった。
でも、なぜ浅.葱は連絡先を教える気になったのだろう?
どういうつもり?
見なかったことにしようと思った。
私には樹.威がいるから。
今好きなのは確かに樹.威だから。それは確信している。
それでも浅.葱が入れたに違いないメモを捨てることはできなかった。
「樹.威なんてもういい!帰って!」
「忙しい中せっかく来たのに、何その態度!?
こっちこそ、もう知らないから!」
お酒に酔った状態の樹.威との喧嘩。
普段ならきっと、樹.威が帰った後に後悔して電話なりメールなりする。
けれど・・・
溜息をついて鏡台の鏡の中の自分を見た。
そして、引き出しを開けた。
奥深くには、浅.葱の連絡先のメモ。
深呼吸をした。
「会いたい」ということをメールに打った。
樹.威に対する怒りもあって、躊躇いなくメールを送信した。
すぐに、電話用の着信音が鳴った。
あのメモの番号からの着信。
ゆっくりと、通話ボタンを押した。
あの店。
この前、樹.威といっしょに浅.葱とその彼女に会った店。
その時と違うのは、私と浅.葱の二人だけということ。
昔とは変わらない浅.葱の声。
昔のように向かい合って座る。
「意外だった。メールくれるなんて」
「そう?浅.葱の方こそ、あんなメモ入れるなんて意外」
「俺、後悔してるからね」
「何を?」
「奈々と別れたこと。引き止めなかったこと」
引っかかっていたものが外れた気がした。
そして悟った。これがメールを出した自分が望んだ答えだということを。
ずっと後悔していたから。
時間を戻せたらやり直したい、と何度思っただろう。
今日樹.威と喧嘩してまず思ったのは、「浅.葱だったら・・・」
黙った私を見て、浅.葱も黙った。
そして、テーブルの上に置いていた私の手にゆっくりと指を絡めた。
壁に押し付けられ、唇を重ねる。
長い口付けに苦しくなり唇を離して口を少し開けた隙に、舌を差し込まれる。
私の口からは声にならない声が漏れ、その勢いのまま浅.葱の舌の動きについていく。
浅.葱の家。
ドアを閉めた瞬間のキス。
まるで我慢ができないかのように、荒々しく扱われる。
いや、我慢できないのは私もそう。
部屋に行くまで待てず、その場に二人で崩れた。
ジャケットを脱がされ、カットソーを無理矢理押し上げられる。
そのまますぐに手は肌を撫でる。
その状態で耳を舐められ、その音と肌に伝う刺激で背筋に快感が走る。
私は浅.葱の首と背中に手を伸ばした。
お互いに無言のまま。
ただ息遣いだけが狭い玄関に響く。
浅.葱の手が器用にブラを外した。
そのまま押し上げ、露わになった胸をゆっくりと舐める。
体は震え、我慢しようとしても微かな声が漏れる。
声を聞いた浅.葱が顔を上げた。
視線を合わせて、もう一度口付けて舌を絡めてくる。
それと同時に、スカートをめくり上げられ下着を下ろされた。
「・・・や・・・あぁ・・・」
秘部を細い指がゆっくりとなぞる。
既に蜜に塗れたそこは、くちゃくちゃと卑猥な音をたてる。
浅.葱に伸ばした腕に思わず力をこめる。
それに応えるように、浅.葱の指が中に侵入してきた。
バラバラに動かされた複数の指で敏感な中を攻め立てられる。
「浅.葱・・・」
耐え切れなくなって呼んだ名前。甘い誘う声。
浅.葱がそっとキスしてくる。
全身が敏感になった私には、頬に触れる手でさえも強い刺激になっていた。
脚を広げられ、硬い熱いものが私の中に勢いよく入ってきた。
「ぅ・・・あ、あ・・・やぁ・・・っ」
強すぎる刺激に全身の力が抜け始める。
それでも気持ちは浅.葱を強く求めていて、浅.葱の動きに合わせて私も腰を動かす。
ほぼ同時に二人とも果てた。
倒れこんで息を整えようとする。それでも体の熱は冷めない。
ぼんやりしていると、浅.葱に軽々と抱き上げられた。
そのまま寝室に運ばれる。
ベッドに横たえられ、中途半端に脱がされた服をゆっくりと全て脱がされた。
そして、再び浅.葱の顔が近づいてきた。
朝、目覚めると浅.葱の腕の中にいた。
体を動かすと、腰の痛みと共に愛液と精液が混ざった白濁がこぼれた。
見渡す。シーツのあちこちに残る染みが昨夜の激しさを物語っていた。
「・・・おはよ」
私が腕の中で動いたせいで、浅.葱も起きたらしい。
私の方を気だるそうに見る・・・寝起きが悪いのは昔から変わらない。
近くで猫の鳴き声が聞こえた。
「ごめん、奈々。あそこにこの子達のご飯があるから・・・頼む」
散らかされていた服を着て、ご飯をあげながら猫達を見つめる。
―――昔はこの子達にも嫉妬をしてたんだっけ。
懐かしい気持ちになった。
部屋を出て行くとき、お互い「じゃあ、また」と言った。
私は何かに引きずられるような感覚を感じながら、浅.葱の部屋を後にした。
「ほんと、ごめん!昨日は酔ってた!」
「いいよ・・・私も悪かったし・・・」
その夜、樹.威が家に来てめずらしく謝ってきた。
いつものようにあっさりと仲直りをした。
「良かった。嫌われたかと思ったよ」
「そんなことあるわけないよ」
慌てて否定した。
「樹.威、大好き」
「俺も奈々のこと好き」
傍から見たらバカなカップルだと我ながら思う。
でも幸せで。
浅.葱と付き合っていた時より大人になって、樹.威が音楽や他のことに夢中になっていても信じることができて。
だからこそ、幼かった頃の後悔が胸の奥で密かに疼く。
忘れられないまま。
いつまでも取れない膿のように。
引きずられるように、浅.葱との逢瀬を重ねる。
あの時のように激しく求め合うのではなく、いっしょに穏やかに過ごす。
くだらないことに笑って、たまに抱き合って。
付き合っていた頃の時間が続いているように・・・
「あぁ・・・ぅん・・・」
体の隅々まで慈しむような愛撫を受ける。
私も熱を帯びた浅.葱の体に時々口付ける。
十分濡れた中を手で犯された後、浅.葱自身が入ってくる。
―――「浮気」じゃないと思う。でも「本気」じゃない。
何なんだろう?
樹.威に対する罪悪感はあるけれど、ありがちな背徳感は一切ない。
それは繋がっているときでもそう。
付き合っていた頃は浅.葱に身を任せる感覚だったけれど、今は私も気持ちの任せるままに浅.葱に触れて動く。
「きゃ・・・ゃ・・・」
浅.葱が激しく動き始めた。
「もっと鳴いて。その声、凄く聞きたかったから・・・」
挿入された状態で、花芯に浅.葱の指が触れた。
その瞬間、体が痙攣する。浅.葱自身を締め付けて、それによって浅.葱も果てた。
浅.葱はちょっと飲み物を取ってくる、と言ってキッチンに行った。
私はベッドでまどろんだままだったけれど、自分もキッチンに行こうと体を起こした。
ベッドの柵とマットレスの小さな隙間に光るものを見た気がした。
じっと目を凝らして見てみる。手を伸ばして、その光るものを取り出した。
ピアス。
小さな石の付いたシンプルなデザイン。
私のものじゃないピアス。
浅.葱はピアスをしないので、このピアスの持ち主はきっと・・・
石はジルコニアか何かだろうか。いや、そんな安っぽい輝きじゃない。
その石の反射した光が何かを主張している気がした。
寝室のドアが開いた。
「何してるの?早くこっちに来ればいいのに」
浅.葱が不思議そうに言った。
「ごめん。今、服着てて・・・」
「早くおいでよ」かすかに笑いながら言った。
浅.葱がキッチンに戻った後、私はピアスを元の場所に戻した。
そのピアスの向こう側の主張も、自分の「今の想い」も無視をして。
その日の夜中。
自分の部屋でくつろいでいると、樹.威が来た。
「ごめん。最近忙しくて・・・」
本当に申し訳なさそうに言う。
「またライブ詰まってるんだよね。体、大丈夫?」
心から心配している。
忙しくて中々会いに来られなくてもいいよ。でも元気でいて。
いなくならないで。笑っていて。
「ありがとう」
「え・・・?」
樹.威が抱きしめて耳元で言ってきた。
「愛してる」
――――――――――
数時間前まで浅.葱が触れていた肌に樹.威が触れる。
浅.葱に触れられている時とは違う心地よさ。
きっと想いの種類が違うんだと思う。
心地よさはそのまま快感になる。
胸の突起を舐められて、そこから樹.威の頭が舌が下りていく。
太ももを撫でながら、浅.葱自身の感覚で得られた蜜が残るソコを舐める。
「そんなに触ってないのに、もう溢れてるよ」
樹.威が囁く。
初めて感じた罪悪感。
罪悪感というより、自分の今の気持ちが向いている方向に気付いた。
「ねえ・・・樹.威・・・」
「何?」
「樹.威・・・愛してるよ」
その瞬間、樹.威の唇で言葉を止められた。
そのまま唇は降りていき、鎖骨のあたりに小さな痛みを感じた。
視線を下ろすと、そこには小さな赤い傷。でもその傷ですら愛しくて。
樹.威が入ってきた時の感覚は、その日に浅.葱を中に含んだ時の感覚と違っていた。
だって・・・浅.葱への想いは・・・
樹.威と二人でベッドに並んで横たわる。
私を抱き寄せた樹.威がそっと言った。
「いつも寂しい思いさせてるみたいで、ごめん」
驚いた。そんなことないのに。
「私は大丈夫だよ・・・樹.威の方こそ無理して疲れてない?」
その言葉に、樹.威は一瞬真剣な顔をした。
その後。
「クリスマス・・・何が欲しい?」
「え?」
「まだ先だけどさ、イヴも当日も忙しいんだけど・・・何かあげたいなって」
樹.威が笑って言った。
「指輪とか欲しくない?」
そうやって考えてくれることが嬉しかった。
「うん・・・嬉しい!」
「『俺の物だ!』って主張」
樹.威が無邪気に笑った。その影に暗いものを見た気がした。
追い詰められている気分になる。
あらためて、今の浅.葱との関係に対して申し訳なさが甦った。
「・・・私は樹.威のものだよ?」
弁解?いや、違う。これが私の本音だ。
「うん、知ってる」
樹.威がそっとキスしてくる。
「私には、樹.威がいてくれるだけでいいんだよ」
次の日。
浅.葱に会いに行った。
自宅で作業をしていると言っていた浅.葱が出迎えてくれた。
リビングのソファに二人で座る。
先に口を開いたのは意外にも浅.葱だった。
「奈々は俺のこと、『今』好き?」
そう。
再会してからお互い一度も、「愛してる」だとか「好き」だとか言ったことはなかった。
それには気付いていた。
私の胸の奥にあったのは、「もう少し大人だったら」という過去への後悔。
そして浅.葱の胸にあったのも同質のものだったのだろう。
「浅.葱は私のこと、『今』好き?」
同じように返した。
浅.葱は私より幾分余裕のあるけれど寂しげな表情でかすかに笑った。
きっと彼の方が少し早く気付いていたのだろう。
お互い、「後悔」を消すために逢瀬を重ねていることに。
付き合っていた頃の綺麗な思い出に付き纏う後悔。それを消すために。
私と浅.葱がそれぞれ抱いていたのは、思い出だった。
「愛して『いた』よ」
浅.葱の返事。
「私も、浅.葱のこと愛して『いた』」
大人の振りをした子供のままごとは終わり。
私は大好きな人の元に帰る。
それは浅.葱も同じ。
「後悔するって大事だけれど。断ち切るのには勇気がいるけどね。
でも、進まなきゃね」
浅.葱が言った。寂しそうに。
「うん・・・そうだね」
ぽつりぽつりと。
思い出を語り合った。
戻れない、もう戻る気のない過去の話を。
見送りは玄関まで。
「じゃあね」
「うん。じゃあ」
きっともう会うことはない。
後悔を消して、大事な人を裏切った後悔と痛みを新たに背負って生きていく
「奈々」
「うん?・・・何?」
「幸せで」
私の浅.葱への願いでもあった。
「浅.葱も、幸せで」
振り返らずにドアを閉める。
思わず溢れた涙を拭う。
私は歩き出した。
行き先は、その先にいる人は決まっている。
以上です。
長くてすみません。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
>>788さんのリクに応えられていればいいのですが・・・
D麺を連続で書いたので、次の機会があれば他盤の麺を書いてきます。
作者様乙です!!!も、すっごいよかったです!
かなり目が潤んでしまったw
ネ申な作品をありがとうございました。
また投下してくださるのを楽しみに待ってます!
788です!作者様乙です!!
ラストがすきです
もうすぐ950ですね
作者さん乙です。
話はすごい好きなんですけど、もうちょいエチシーン欲しいかも(´・ω・`)
>>938 貴重なご意見、ありがとうございます。
実は自分でも一番気にしている点です・・・
次の機会に頑張ってみます(`・ω・´)
作者様乙でした。
文章が綺麗で読みやすいです。
次も期待しております!
浅.葱&樹.威作者様乙でした!
実は懲りずに次回作執筆中だったりします。
次スレの回避用に使えれば、と思っている次第です。
よく考えたら、樹.威をろくに使っていませんでした。
自分的にも不完全燃焼っぽいので、樹.威投下します。
>>916-934の続きです。
君は、俺が何も気付かないと思ってた?
言い訳なんて聞かない。聞きたくない。
裏切ったのは事実だよね?
許せない。
ねえ。このやり場のない気持ちはどこへ持っていけばいいの?
誰でもいい。教えて。
部屋に突然来た君は何だか晴れやかな笑顔で。
―――誰に会ってたの?
―――誰にその笑顔を見せたの?
問いたくなる気持ちを抑える。
君を部屋に迎え入れて、隣に座る。
微笑むフリをして、君の纏う香りを嗅ぐ・・・今日は男物の香水の香りはしない。
「樹.威、どうしたの?」
不思議そうに俺を見る。そして甘えるように、俺に体を密着させてきた。
「触んな」
口をついた台詞。
きっと俺は、溢れる感情を抑えようとした無表情。
片腕で君を突き放す。
「樹.威・・・どうして?」
君の瞳を見て、俺の中の何かが崩れた。
「浮気」
一言だけ。君に背を向けて。
一瞬の間の後、「何?私はしてないよ?」という君の言葉。
繋がりにくくなった連絡。
たまに君からした男物の香水の匂い。
隣にいるのに、遠くを見つめる瞳。
確固たる証拠はどこにもない。
だけど、俺の直感と君への想いは最悪の結論に怯える。
君の方に向き直る。
震えている君がいた。
その顔を見た瞬間、疑念は確信に変わった。
君の肩に手をかける。
「・・・お前が誰のものか、わからせてやるよ」
一気に体重をかける。
悲鳴を上げる君を簡単に押し倒し、君の頬に唇を寄せる。
拒む姿勢を見せる君に言葉を投げた。
「へぇ、嫌なんだ?俺のこと嫌い?」
最後は作った笑顔で。
君の抵抗が止まった。
「好きにして、いいよ・・・
それで樹.威が許してくれるなら・・・」
「許してくれるなら」その言葉に苛立った。
認めたということ。
―――認められたら、俺はどうすればいい?
憎悪と愛情が混ざった複雑な感情は行き場を失くし、それは彼女にぶつけるという道しか今の俺には見えない。
彼女の服を破る。
悲鳴は聞かなかったことにした。
愛撫をせずに、指2本をそのままソコに入れる。
君の顔が苦痛で歪んだ。
胸が苦しくなる。見たいのはそんな表情じゃないから。
体を押さえつけ顔は見ずに君のソコを犯し続ける。
悲鳴が嬌声に変わったとき、なぜか生まれる不気味な感情。
「ぁ・・・はぁ・・・うぅっ!痛・・・っ」
思わず君の中に爪を立てる。
「・・・ごめんなさい・・・樹.威・・・許して」
「黙れ」
ろくに顔を見ずに頭を押さえつけ、俺自身を彼女の口に無理矢理押し入れる。
「しゃぶれよ。淫乱」
君の体が震えるのがわかった。
程なくして、俺自身にもどかしいわずかな快感が伝わる。
「上手いよね・・・ねえ、誰に教えられたのかな?」
俺だって昔はそれなりには遊んでいたし、彼女に出会ってからはないけれど何度か浮気の経験だってある。
自分のことを棚にあげることになるけれど、彼女の浮気は許せない。昔の男の存在も考えたくない。
自分勝手?
君は何も答えない。
苛立って十分膨らんだ自身を口から抜き、君の脚を開いてさっき手で虐めたソコに押し込んだ。
明らかに普段の温かさとは違う、ただ摩擦によって得られただけの熱が俺自身を包む。
「どのくらいの男に脚を開いてきたのかな?」
「うっ・・・あぁ・・・ひぃ・・ぁん」
ただ忘れたくて、腰の動きを速めた。
君の声もいつもの甘い声ではなく、諦めきった力の抜けたうめき声で。
果てる時は中に出すのが嫌で、君の顔に吐き出した。
屈辱に歪む君の顔は見たことがないくらい綺麗で。
でも悲しい。
何も言わずに玄関の扉を開ける。
いつものように仕事で疲れての帰宅。
リビングに行く。
紐で両腕を縛られ、テーブルに繋がれた君がソファに座って空を見ていた。
もちろんやったのは俺なので驚かない。
「おかえりなさい・・・」
「逃げなかったんだ。偉いね」
そっと抱きしめて額にキスをした。
「いい子にしてたか、確認するね?」
俺のシャツだけを羽織った君のソコに手を伸ばす。
そこは乾いていて、ほんの少しの水分が乾いた指を濡らす。
それと同時に、俺の腕に雫が落ちた。
泣いている君。
「もうしないから・・・本当に好きなのは樹.威だから・・・信じて・・・」
自分でも怖いくらい、気持ちが乱れない。
冷たい何かが俺の中ではじける。
「・・・誰にでも言うくせに」
―――本当は信じたい。
―――でも、裏切られた記憶は頭から消えない。
鋏で紐を切る。
表情から固さが少しだけ消えた君に言葉を投げる。
「信じさせてよ」
抱えてベッドに運ぶ。
いつものように優しく降ろすのではなく、乱暴に落とした。
「・・・痛・・ぃ」
歪めた顔が、誘っているように見えた。
そのまま君の体の上に乗って、自分の服を脱ぐ。
唇を重ね、舌を挿し入れる。歯列をなぞって君の舌に絡める。
応えようと舌を動かす君・・・唇を離した。
不安そうにこちらを見る君に、やり場のない怒りを感じる。
暴力で支配することは簡単だろう。
脅すのも簡単だろう。
家に閉じ込めることもできるだろう。
―――でも、それじゃあ、満たされない。
現状で、できることは何一つない。
立ち上がって服を着る。
クローゼットから彼女が何とか着られそうなサイズの服を出して、彼女にも着せる。
彼女が持ってきたバッグを彼女の目の前に置く。
俺はそのまま彼女の顔を見ずに出て行った。
テ.ロの家に押しかけ、泊めてもらった。
テ.ロの明るさと俺の暗さの差が線を作り、酒もそこそこに寝た。
翌日。急に歌を試しに録ってみることになった。
普段からそれなりには気を使っているから、ある程度のことはできると思っていた。
満足な歌が歌えない。
「樹.威さん、今日はもういいよ」
ラ.メが言った。
「この本番は今日じゃないんだし。大体がわかればいいんだから」
無理せず今日は休みなさい、とも言われた。
もう、疲れた。
仕事に支障を出した。最低だ。
このまま、彼女との関係を続けていく気力は俺にはもうない。
―――別れるしかないな。
「それでいいのか?」と自分自身に問う。
だけれど、もう答えを出す余裕も残っていない。
一晩ゆっくり眠って、それから会って別れを告げよう。
そう決めたら気持ちが幾らか軽くなった気がした。
安堵の溜息をつき、俺が酷いことをして怯えさせた彼女がもういないに違いない自分の家に向かった。
扉の鍵は閉まったまま。
身を固くする。彼女が帰ったのなら、鍵は開いているだろうから。
音を立てずにリビングに行く。
ソファに横たわる彼女がいた。
眠っている。
ここに来てから一睡もしていなかったと思うから、疲れたのだろう。
起きている時は見ることがなかった無邪気な寝顔。
あの日から見ることができなかった緩みきった表情。
・・・子供みたいだ・・・でも、子供じゃないんだよな。
俺が今まで出会った人がいて、してきたことがあるから今がある。
きっと彼女も同じ。彼女が重ねてきた時間があるから今がある。
本当はすれ違うだけだったはずが、こうやっていっしょにいる。
―――もう少し、信じてみようかな。
許せることじゃない。
でも、「これから」を信じるくらいには君を愛している。
気配に気付いた君がうっすらと目を開けた。
「・・・樹.威・・・」小さく不安げな声。
軽く口付けて微笑んで言った。
「ただいま」
以上です。
お粗末さまでした・・・
そしてここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。
リアルタイムで読んじゃいました。
作者様、お疲れ様です
何だか綺麗でちょっと切なくて泣いちゃいました
樹.威作者さん乙です!
文章も話もすごい綺麗・・・
やっと携帯サイトの作品数がPCサイトに追いつきました。(現作品数61)
ペースが戻るので、今月中には2スレ目まで何とか終わりそうです。
>ゲーム作者様
期待して待っています!
残りレス数的にあと1〜2作品ですかね。
まとめサイト管理人様本当に乙です!
無理せず頑張って下さいね。
いつ頃次スレ立てるのがタイミングいいんだろう?
作者さんたち乙です!
>>957 980位だと思ってたけど小説の長さがバラバラだしなあ。
まとめサイト管理人様
携帯の那ヲキさんの小説が別の処にリンクされてしまいます。
すみませんでした。
>>959 ありがとうございます。
修正致しました。
今後はこのようなことがないよう、注意します。
地味ーに梅ていきます。
携帯サイトのURL教えていただけませんかorz
携帯サイト、見ようとしたら真っ白になっちゃうんですが
どうしたらいいですか?
管理人さん、あくまでボランティアなんでそこまで謝らなくてもいいと思いますよ。
あまり気負いせずにやって下さいね。
管理人さん乙です。
更新のペースが早くて有難いです!!が、無理しないで下さいね
梅便乗(・∀・)
とりあえず次スレは980になったらでいいのだろうか?
原因はまだわかりません・・・
心配されそうなので、埋めついでにちょっと説明を。
1作品をサイトに載せる作業にかかる時間は、PCと携帯を合わせて平均10分程度だったりします。
条件(出てくる麺の名前が一文字、作品が短い、名前変換なし)が重なると5分かかりません。
基本的に、形式や使うタグは決まっているので時間はかかりません。(コピペミスしましたが・・・)
好きな音楽を聴きながら普段の生き抜き程度にやってますw
・・・というわけで、現時点で無理はしていませんw
やっぱり980で新スレですかね?
管理人様
負担になってないなら安心です。
ついでに報告ですが、18日にアップされた敏.弥の小説が、PCから閲覧不可になっております。
私だけかな?
確認お願いしますね。
従来通り980で新スレでいいと思う。
また活気が戻ってくるといいなぁ。
うーめっ!
梅梅。
回避用の次回作出来上がりました!
いつ新スレが立っても大丈夫なようにスタンバイしておきます。
ただ来週頭にかぶるとちょっとキツイですが・・・。
じゃ、お節介ですが今立ててきます。
この時間ならロムの人もいるから即死防げるかもだし。
梅梅
梅さん
>>971 ゲーム作者さんが活性化のきっかけ作ったから、
またこのスレもどんどん活性化していくと思うよ。
>>978 スレ建て乙です。
ゲーム作者さんが活性化のきっかけを作った…というのは言いすぎかも
すごくいい作品だけど、信者以外許されない雰囲気がしてる気がする
誰がきっかけを作ったかはどうでもいいと思う。
ゲーム作者さんとか他の作者さんとかまとめサイト管理人さんとか読む人がいて成り立ってるんだから。
誰がいなくてもこうなってないと思う。
それ以上に活性化してない気がする・・・。
つ旦旦旦
お茶置いていくから、まったり行こう。
980超えたね。
ちょっと前に需要なさげな麺で書いたけれど、埋めで使えばよかったと後悔w
>>982 是非とも新スレで投下を!
次こそ活性化させましょうや。
活性化求めるならサロンで誘導しかないのかなぁ?
でもあそこって見るからに厨ばっかだよね。
>>984 確かに今誘導するのは危険かも。
たまにこのスレの存在を匂わせる発言が出てるから、来れる人はもう来てると思うしね。
じゃぁサラリサラリと発言してく?
不自然に思われない程度に話に出していこうか。
梅こぶちゃ