■ ミシェル・フーコー Michel Foucault 3 ■
1 :
考える名無しさん :
2007/08/19(日) 20:22:35 0
2 :
考える名無しさん :2007/08/19(日) 20:48:55 O
乙!
3 :
考える名無しさん :2007/08/20(月) 00:56:20 0
いよいよ3スレ目か
4 :
過去スレ1 :2007/08/20(月) 10:12:00 0
5 :
過去スレ2 :2007/08/22(水) 12:59:52 0
6 :
考える名無しさん :2007/08/26(日) 01:00:32 0
そういうスレもあったんだな
あぼーん
あぼーん
あぼーん
10 :
考える名無しさん :2007/08/28(火) 09:14:45 0
11 :
考える名無しさん :2007/08/28(火) 14:17:45 O
↑は意味不明だが、岩波から某の晩年フーコー論が出るとのこと
12 :
考える名無しさん :2007/09/07(金) 15:48:29 0
ljkh
13 :
考える名無しさん :2007/09/24(月) 12:51:47 0
ええと・・・
14 :
考える名無しさん :2007/09/30(日) 10:39:32 0
フーコーの臨床医学の誕生は、あまりにも看過されすぎ
15 :
考える名無しさん :2007/10/01(月) 07:49:28 0
>>14 吉本の自慰サンはフーコーの臨床医学の誕生を引用しすぎだが。
宮台によれば、自慰サンの引用は毛唐に限定するとヘーゲル、フーコー、
マルクスの順。
16 :
考える名無しさん :2007/10/01(月) 08:33:48 0
80年代の雑誌でよく言われてたな
宮台は、吉本に「正真正銘のバカ」と言われてたな
18 :
考える名無しさん :2007/10/01(月) 16:06:23 0
>>15 正確に書いて欲しいね。
宮台が言ってるのは文章引用の数ではなくて、
単なる名前の数。
19 :
15 :2007/10/02(火) 07:26:48 0
>>18 悪かった。
調子に乗りすぎで正確さをば大いに欠いちまった。
20 :
考える名無しさん :2007/10/03(水) 20:56:39 0
homohomo mohomoho 権力を守るためにみんなホモになれって言った人エピステーメー
21 :
考える名無しさん :2007/10/08(月) 03:10:13 0
フーコーには文学と美術の批評をもっとやってほしかった。 あるいはぐっと特化した哲学者論とか。
日本じゃ蓮見あたりのせいで文芸評論家のように思われがちだが、実際は社会問題に近い人 だったよな。
権力論をゲーム論として考えたところが言語ゲーム論の ヴィトゲンシュタインに近い気もする。
ゲーム論といっても、権力のゲームとゲーム理論と言語ゲーム論とはそれぞれ別個のもの。
近いということでいいでしょう。 ヴィトの言語ゲームというのは一種の共同体のこと。 フーコーは構造主義の系譜として考えると、 権力のゲームって、贈与交換が働く共同体内ということ。 ヴィトは構造主義というよりもポスト構造主義的ではあるが・・・
26 :
考える名無しさん :2007/10/28(日) 03:13:46 0
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\ / : : : : /: : : : : : : : : : : : \: : : : : : : : ヽ /:/: : : : :/: : : : / /: : : : :{ : : : : ヽ : : : : : : :ハ . /:/: :/: : /: :/ : / : {: : : : :い:.: : : : :l : :ヽ: : :l : :! . / イ : l : :,': : l: :/|: : :|: { : : |: :ヽ.: : : :|: : :│ : |: :.| |: /|: : l: : :|:7 ト、/lハ: : |\:レく: :丁「: :|: : :|:/:| |/' |: : l: : :l/レ价沁{ハ: :l 价f沁│: l.: : :'.:│ ヽハ: :|: : :| {ハト:::jr| ヽ |イ:::jrハ|: ハ: /: : ! |lヘ:{ヽ小. V少 , ゞ少 j/ : j/:!: : | |:l: : : : |∧ '''' r; '''' /|: l: : ∧: :| . 从 : : : |: :}ゝ /\ _ イl |: l: :/ : :八 /: ∧ : : !: l : |/{≧/ ⌒ヘ≦}\| : Y∧: : :ヽ:\ . /: /{: :\ |:ノ|\_|_ノ/ ヽj__,/: : : 厶_}_ : : : : : \ . 〃:( r<¨( ̄| | ー‐ ̄)' / >、:ノ\: :ヽ ヽ: ∨⌒\\「 ̄l___ r‐<\ / / / }__ ノヽ:ノ . ∨ \ゝ'´//)f\ヽ\ヽ、__// {: : : :/ ∧ { ̄/ '´/入 ヽ` /} }/ /⌒} ̄ ∧ \ } \ ∧ ヽ.__//l∧ .ノ 〉 Michel Ibuki Foucault (1926.10.15 - 1984.6.25)
27 :
考える名無しさん :2007/10/28(日) 04:01:50 0
262 名前: 迎撃ミサイル(樺太) 投稿日: 2007/10/05(金) 11:19:21 ID:5rVKK9zmO
いい加減フーコーを構造主義と勘違いしている奴うぜぇ
構造主義者じゃないって本人も言ってるし
バルトの方がよっぽど構造主義
288 名前: 張出横綱(樺太) 投稿日: 2007/10/05(金) 11:28:40 ID:7IVIzaH5O
構造主義じゃなかったらなんなのよ
300 名前: 迎撃ミサイル(樺太) 投稿日: 2007/10/05(金) 11:31:22 ID:5rVKK9zmO
>>288 考古学…かな?
俺はフーコーには統制的な主体を感じなかったけどアンガージュマンに魅入られた
>>25 >ヴィトの言語ゲームというのは一種の共同体のこと。
この一文でつっこむ気力もなくなった。
30 :
考える名無しさん :2007/10/29(月) 10:16:02 0
>ヴィトの言語ゲームというのは一種の共同体のこと。� クリプキ経由しないと駄目
32 :
考える名無しさん :2007/10/29(月) 10:31:33 0
だから、ウィトゲンシュタインじゃなくてクリプキだろ 共同体の話は。ウィトだけじゃ駄目
いるんだよね。 ある思想家についての言説がその思想化自身による言説だと取り違える奴が。
あぼーん
37 :
考える名無しさん :2007/11/13(火) 00:22:06 0
フーコーの主著読んでるけどなかなか進まない。。。
38 :
考える名無しさん :2007/11/13(火) 03:24:45 0
頑張れ
39 :
考える名無しさん :2007/11/17(土) 17:31:04 O
40 :
考える名無しさん :2007/11/21(水) 11:19:14 0
フーコースレってなんで権力かゲイの話題ばかりなの? 主体化とか精神医学とかの話題を提供できる方はおりませんか?
42 :
考える名無しさん :2007/11/21(水) 20:54:07 O
主体化の話なんてしゅたいか?
44 :
37 :2007/11/22(木) 01:37:51 0
>>39 「言葉と物」だけど、きついなあこれ。
ドゥルーズやデリダはすらすらいけるのに。。。
ドゥルーズやデリダの方がスラスラいけるアンタが凄い。 俺はその逆。
>>42 主体化の話がシュタイナー ●←墓穴入るから…
なんでって、フーコーがゲイだから類は友を呼ぶのかと。
>>45 分けたくないけど、もとが理系か文系かで別れそうなかんじ…
48 :
考える名無しさん :2007/11/24(土) 21:45:32 O
「監獄の誕生」ってさ、結局監獄の誕生日はいつなの? 教えてエロイ人
49 :
考える名無しさん :2007/11/24(土) 21:48:14 O
必要なことは必要なの
英語版「言葉と物」読みづらい
あぼーん
いしいひさいちのマンガの「まだ毛があるフーコー」がなんかツボ
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
59 :
考える名無しさん :2007/12/04(火) 12:08:32 0
このようにツァラトゥストラは語った
60 :
考える名無しさん :2007/12/27(木) 02:06:57 0
講義録も文庫にしてほすいな
61 :
考える名無しさん :2007/12/30(日) 07:25:27 0
738 名前:OFW :02/07/14 20:44
>>736 >並べるのはいかがなものかと。
フーコーとマルクス(主義)の表面的な共通点および相違点をあげれば、
1.真理のイデオロギー性に対する理解
「真理は権力の外でも権力なしでも存在しない」(フーコー)
「もっとも古い階級である僧侶階級の末裔としての哲学者」(マルクス)
<権力><主体>概念については、フーコーは抽象的・無人格的な構造概念として捉えており、そのため知識人の
政治的役割に関して逆に「知こそが力である」というベーコン流啓蒙主義に留まっているように見える。
一方、マルクス(主義)は実体的な生産関係(下部構造)に基づく<階級>概念の下位概念として権力を捉え、
階級支配の現実性および小ブル的知識人の政治性を捉える。
2.方法論としての歴史主義(知の考古学VS社会の自然史)
「同じ種類の契約で、もっと隠れた、もっと奇妙なものが、同じ頃に、施療院と臨床教育との間に、ひそかに
とりかわされている。・・・貧乏のために施療院に助けを求めるほかなかった患者を、いかなる権利によって
臨床的観察の対象に化しうるか、・・・今や彼は、あるまなざしのために要求される。そのまなざしにとって、
彼は客体である。」(フーコー)
「資本主義を基礎とする産業の躍進によって、働く大衆の貧しさとみじめさは、この社会が存続するための
必要条件の一つにまで引きあげられた。・・・要するに、啓蒙思想家たちのすばらしい約束と比較して、
「理性の勝利」によってうちたてられた社会的・政治的諸制度は人々を幻滅させる痛烈な諷刺画であること
がわかった。」(エンゲルス)
上記からも、近代医療が物象化(患者Subjectの客体Object化)されてきた過程の背景には、医療行為における
<観察的まなざし>以上に、ブルジョアの<価値物神的まなざし>があることが分かる。
62 :
61 :2007/12/30(日) 07:26:58 0
すみません。 スレを誤りました。
あながちズレてないから結果的に良いんでないかと。
>>64 共産主義板のマル経スレらしいけどもう落ちてるみたい
>>65 d
フーコーを物神化せず(当人が一番それを嫌がってた)こういう風に相対化する視点は
まさにパラダイムの激突で 輪郭がはっきりして面白い。
67 :
秘め始めもう済んだ? :2008/01/04(金) 11:08:00 0
>>64 参考迄に61のコピペ直前・直後のスレをハルけど、直接的にフーコーとは
関係無いようだけど。
735 名前:OFW :02/07/14 02:08
>>733 >役にたたない無駄な夢物語ですね。
さて、その根拠は何かな?(哲学は根拠を問うことから始まる。)
夢(幻想)は唯物論から最も遠いものであり、上の例で言えば、医学、特に解剖学は近代唯物論の
源流の一つをなしている。たとえば、フーコーは、神経病理学における医者の患者(事物)に関する
二つの観察記述を証言として提出した後、認識論上の構造変化を指摘している。
「この二つの文章の間の差は、ごく小さいものでありながら、全面的なものである。・・・というのは、
ベールの単語の一つ一つが、その質的な精緻さによって、われわれのまなざしを恒常的な可視性
の世界にみちびくからである。これに反して、ボンムの文章は知覚の支えのない、心象(ファンタスム)
のことばをかたる。」(M.フーコー『臨床医学の誕生』序)
同様に、マルクスは、資本主義におけるファンタスムの言葉(夢物語)つまり商品語を転倒することにより、
<価値形態>を可視的なものにした。両者は共に、幻想から現実に向かう唯物論の必然的な歩みです。
68 :
秘め始めもう済んだ? :2008/01/04(金) 11:09:56 0
742 名前:OFW :02/07/16 06:39
>>737 >バブルもたらした官僚制の弊害
バブル経済は別に官僚制が原因ではない。誰がそう言っているのかな?
>資本主義や議会制民主主義で直せば良いし、・・・マルクス主義で
資本主義、民主主義、マルクス主義とは何のことか?
>>739 >なぜマルクス主義といえるのでしょう?
マルクス主義が何かは論者によってさまざまでしょうが、この階級社会において、労働者階級に向けた
思想であることはミニマムラインです。
大学教授や殆どの知識人は別の階級に属するため、とかく「階級対立など存在しない」と言いがちで、
親マルクス的でも要注意。
>>741 >抽象的人間労働、私的労働の意味がよくわからない
労働に二つの種類があるということではなく、分業社会の中でのすべての労働(仕事)がもつ二側面を
言います。
社会から孤立した人が自給自足の生活を営む場合、彼(女)の労働(仕事)は当人だけの私的なもの
ですが、社会の中では何らかの<他人のために役立つ仕事>を行っている。彼(女)の労働は社会的
なものとなり、他のすべての労働と区別の無い<人間労働一般>という、それ自体は抽象的・普遍的
な側面をもつことになる。
個々の労働者は具体的に特定の仕事をすることで社会に貢献するが、それは他の労働と同じ普遍的な
労働でもあり、「我々は同じ労働者だ」と言われる所以です。
私的企業主(資本家、経営者)は「いや、労働者は私にだけ役立つ汎用的な(何にでも使える)労働力の
担い手に過ぎず、交替要員はいくらでも調達できる」と矛盾したことを平気で言うが・・・。
間違いなく経済学は知らない。
70 :
考える名無しさん :2008/01/04(金) 20:44:47 0
>>69 確かに。
しかし正確には謹啓は識らない、だぜ。
あぼーん
あぼーん
73 :
考える名無しさん :2008/01/11(金) 22:51:51 0
2006年6月20日 慶應義塾大学日吉キャンパス
パネリスト: ・ フィリップ・アルティエール 氏
芹沢 一也 京都造形芸術大学非常勤講師。
原 宏之 明治学院大学教養教育センター助教授。
> ひきこもり擁護の社会学者・芹沢一也が、ひきこもって講義をサボった挙句インターネットを使って講義妨害の巻。まさしくヒッキーの技。
>>> シノドスって1万とか取ってたんだよね。なるほどそういう人なわけかと合点がいきました。 荻上もとんだババを引いたというわけね。
「シノドスって1万とか取ってたんだよね。」←全く意味不明。 誰か教えて。 芹沢の原稿料の話?
排除の件より、過去の件の方がむしろ重大なんじゃ・・・。 過去の件、実際のところどうなんだろ。ちょっとスレ見てきたら、
それっぽいことが書かれてあったが、それがもし事実なら、むしろ S氏が本を相変わらず出せていること自体が疑問になるんだけど。
??? S氏の師匠(本人?)に凄い秘密の過去があるという事???
http://mahamaha.cocolog-nifty.com/kyoyo/2007/07/post_072b.html http://mahamaha.cocolog-nifty.com/kyoyo/2007/12/post_a89f.html >>> 問題は、『フーコーの後で』の問題の直前に、どうも新見先生が勝手に、「原が俺の秘密を知ってしまった」と思い込んだらしいということです。
この経緯も、迷惑のかかる相手があることなので書きません。ただし、わたしは実際には、新見先生の過去の問題についてその時点ではなにもしりませんでした。
76 :
初診者 :2008/02/01(金) 09:38:26 0
スレ違いなら、ご勘弁。 「フーコー・コレクション」があれば、 「フーコー思考集成」は買わんでいいのかしら? 文庫は安いけど、字が・・・ だから、ニーチェも文庫だけじゃなく、白水も揃えてそっちを読んでる日常。
あんた金持ちやなw
78 :
初診者 :2008/02/01(金) 13:00:54 0
いや、金があれば、悩まんのだが・・・
「思考集成」の方は「コレクション」ですませて 単行本は「講義集成」の方を買うってゆうのはどうだろう。 こっちは文庫では出ないだろうし。
80 :
初診者 :2008/02/02(土) 08:54:22 0
感謝! 検討します。 文庫の字も小さいけど、「狂気の歴史」はさらに小さいし・・・・
世界の三大禿 スティーブ・ジョブズ ミッシェル・フーコー 富野由悠季
82 :
初診者 :2008/02/13(水) 00:12:37 0
小倉智明
天才ならハゲの原因ぐらい突き止めてもらいたかったものだ。 たかがハゲじゃないか。
そういう問題じゃないと思いますよw
「ハゲじゃねえ、薄くなってきたから先手を打ってまるめただけだ」 …などと潔いのか未練がましいのかわからんことを言ってたのはどなただったか
『ハゲの歴史』 『ハゲの誕生』 『ハゲと物』 『ハゲの考古学』 『ハゲへの配慮 ハゲの歴史3』
87 :
考える名無しさん :2008/02/14(木) 15:35:23 0
豚どもにはアッラーの呪いが降りかかるだろう
88 :
考える名無しさん :2008/02/14(木) 15:36:01 0
きみならい〜爆弾になりそうだ
ハゲはいつかドゥルーズのものになるだろう
90 :
初診者 :2008/02/15(金) 08:59:44 0
今東光ですが、ナニカ?
91 :
考える名無しさん :2008/02/16(土) 03:15:15 0
てめーらのハンパな電脳を怨みな
92 :
考える名無しさん :2008/02/16(土) 03:16:15 0
こcっひも一人片づいたぜ
93 :
考える名無しさん :2008/02/16(土) 03:17:03 0
べこっ
天才といってもハゲも直せないなんて、馬鹿なんじゃね? 何が人類の英知だよ。何が高尚なる思想だよ。 黙れハゲの一言で台無しさ。
だがちょっと待って欲しい。そもそも「ハゲ」とは「直す必要がある」「直さなければならない」というものなのだろうか?
そもそも、フーコーのあの禿頭は、剃ってるのだと仄聞したことがあるのだが。 当時、大学の教官に聞いた話だから、活字上のソースは知らないけど。
禿げかけたやつがそうやって自分をごまかすことはよくあることだ
その外見に無頓着な心構えでハゲじゃないとすればだ、 毎日のように剃るなんて面倒なことはしないはずだ。
ディディエ・エリボンのフーコー伝によると、禿げていくのに 打ちのめされていたんだけど頭を剃ってつるつるにすること でもう頭髪は気にしなくていいとハゲを克服したとの由。
ええ話やなあw ところでフーコーと富野はキャラもかぶってませんか?
101 :
初診者 :2008/02/17(日) 00:32:40 0
桂枝雀ですが、何か?
人類はいつまでハゲてるつもりなんだろうか。 ハゲに対してもっと真剣に取り組むべきだと思うよ。 あまりに深刻な問題すぎて、問題を直視することすらかなわない、 まだそんな段階かもしれないな。 そしてこの頃やっと、フーコーをはじめ俺はハゲじゃない、坊主なんだ、ファッションなんだよというような、 ハゲに対する積極的な姿勢が見られるようになったんだろう。 まだまだ逃げ腰だけども、 これは人類にとっては偉大な一歩なんだろう。
103 :
考える名無しさん :2008/02/17(日) 08:30:25 O
伸びてると思ったらハゲネタか…… スレの勢いより毛を伸ばせよ はい、ちょっぴり面白いこと言った、おれ
104 :
考える名無しさん :2008/02/17(日) 09:31:55 0
「主体の非存在」 なんてまさに現代のコミニュケーションの形だと思うが。 スレ見ずにカキコ。
ほんとに見てないんだなw
106 :
初診者 :2008/02/20(水) 09:46:28 0
「これはパイプではない」 活字が大きいのは、とてもいいことだ。知ってた?新潮社さん。
あぼーん
108 :
考える名無しさん :2008/02/20(水) 13:34:58 0
まだ死ぬな
サヨトルにウヨ認定されたフーコー
まさにお前がいうな
111 :
考える名無しさん :2008/02/21(木) 18:10:05 O
ホモネタとハゲネタしかねーのかよ 彼の思想を全く理解していなくていい迷惑だろ
112 :
考える名無しさん :2008/02/21(木) 18:22:40 0
113 :
考える名無しさん :2008/02/21(木) 18:28:26 0
114 :
考える名無しさん :2008/02/24(日) 13:10:35 0
吉本隆明との対談もないね。 フーコーの恋人がイチバンよろこんでる成果なんだけど。
なんかうまく噛み合ってなかった気がした。>吉本との対談 と山本哲士がこきおろしてたように 蓮実重彦の通訳がヘボかったせいかもしらんが。 どっちみち西洋の文脈のみを徹底的に読み替えていこうとするフーコーと 日本の戦後思想の文脈の中で研鑽してきた吉本では 立ち位置が違い過ぎるということもあったかもしれんがね。 しかし、、対談テープは誰が隠してるんだ?w
>>115 …日本語でおk>俺…
2行目最初の「と」を見て見ぬふりすれば、一応日本語になるはずだ…_冂○
117 :
考える名無しさん :2008/03/15(土) 04:12:13 0
狂気の歴史とかは新訳で文庫化される予定はないんでしょうか?? 読みづらいです・・・
賛成!主著はぜんぶ文庫化されてほしい!!
>>119 君あちこちにこのコピペして荒らし回っているね。
そろそろ通報するよ?
まあね、どんだけごっついこと言ったところで富野似のハゲですから
フーコーもあんなエキセントリックな講義してたんでしょうか
知の考古学読もうかどうか迷っています
124 :
考える名無しさん :2008/03/21(金) 21:11:22 0
文庫化せえ
たしかにフーコーはなんで文庫化されないんだろ?
やーいハゲハゲバーゲ!
>>115 >しかし、、対談テープは誰が隠してるんだ?w
そりゃ、ハスミでしょ w
そういえば、新潮は措いても、河出とか岩波からも訳されてるもんな。 自己のテクノロジーだけじゃなくて、通常の単著が訳されてほしい。
上部構造だ下部構造だなんぞ使わずに権力の分析ができてしまう。 そのかわり、対象とする共同体の知の考古学やろうと思ったらとんでもない博識と分析力が必要とされる。 だから日本でなかなか後継者がでない。 だって 日本を知の考古学でやろうと思ったら フーコーには頼れないんだもの みつを
松岡正剛とか博識じゃない? 分析力は知らないけど。
>>130 人文科学系の先生はだいたいすごく博識だと思うけど
でもなんでだろう日本でフーコーやるには何か足りない
何が足りないかは自分の頭では全然分からんw
>>132 「平民的なるもの」へのまなざしじゃない?w
>>131 松岡はフーコーといっぺん対談してるはずだけど全然合わなかったみたいね。
松岡の理系と文系を「美意識」で結びつけるみたいな感性では
フーコーのような力業は「粋」じゃないんだろう?ww
だいたいがクォーク対ブーツストラップ理論で
禅と近しいという理由でブーツストラップに肩入れして心中してしまった印象だし。。
じゃ 問題意識の深淵性 と 着眼力 と 想像力 と 洞察力 w 秀才勉学エリート上がりに足りないものすべて 砂を噛むような空しさとかなりの確立での空振り可能性
ネット上で拾える、 フーコー研究論文でおすすめのありますか? 英語のがよいです。
138 :
考える名無しさん :2008/04/07(月) 02:05:58 0
中山のフーコー入門でOK
,.-── ─‐ -、、 ,r'"´ `ヽ、 / .:.:.::;;`、 ,/ . .:.:.:.:.:.:;:;:;゙、 / _,,、、、 "´ ̄¨`` .:.:.:.:.:::::::;:;:;:;;;;', | 、、、、,,,,_ .:. :.:.:.:.::.:::;:;:;:;;:;;;L j ,,、、、 /´ ̄ ̄``ヽ_,,、-‐'"´.::;;`7^ヽ ,ィiii!ナii=ュ、rー-1!、_ __,,;;: j「 .: .:.:.:.:.:::/ハ 〉 i `Y ノi!⌒`ii! ´ ̄ / .:.:.:.:.:.:::::iい / | | -=彡/ .:;:;.ゝ--‐ ' .:.:.:.:.::::::::::jソ/ ヽ _|_ _,ノソ .::;;: ;:;;ソ .:.:.::.:::::::;:;;;}_ノ `、 (,, _ ィ仁;;;:;'′ .:.:.:.:i:::;;::i「 ゙、 .:,′ ``¨" ′.:.:.:::i:;;;;;|| 燃え尽きた・・・ V ,ィ -ー‐> ′.:.::::::i;;;;;;|! ゙、 "´ ̄ ,′.:.:.:.:.:i;;;;;;;L_ ゙、 ¨" ̄ ノ.:.:.:..::::::::';:;;;;;1::.\ \ j ,,、-'".:.:.:.::::::::::::::::;;;;リ.:.:::::.\ `>''"´.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::;:;:;;;/.:.:.:.:::::::::L_ _ /.::| .:.:.:.:.::::::::;:;;;;;;;;/!.:.:.:::::::::::::|.:.:::::.:.:.`¨`ー _,.イ::::::ト、 .:.:.:::::;:;:;:;;;;//.:.:.:::;;;;:;:;;;/.:.:::::::;:;:;;;;;;;;;;; _/.::::/::::::::| \ .:.:.:.:;;;;;;//.:.::;:;:;;;;;;;;;/.:.::::;:;:;;;;;;;;;;;;;;;; .:.::::::/.:::;;:;;;;| \.:.:.:.:;:;:;;;;;;;//.:.:;:;;;;;;;;;;;;/.:.:::::;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;
おい冨野、どうしたw
えっ蜷川さんじゃねえの?
エイズ末期のフーコーだろどうみても
あぼーん
ハゲは精神的進化の兆候である。
統計をとればわかることだが、 学歴が高くなるにつれて髪の毛が薄くなる強い傾向があるということ、 これについては疑う余地がない。
清水なんとかって名前の出版社から出てる、フーコーの入門書的な本がどこにも売って無いんですが、皆さんの周りには売ってますか?
147 :
考える名無しさん :2008/06/01(日) 10:21:52 0
フーコーは 時代精神は俗悪なものにこそ表れる 的なことを言っていたような気がしますが、 出典が思い出せません。 どなたか教えてください。
みとさんもいってたよ
おれも言ったことある
近所のオッサンが祭りのときに言ってた
151 :
考える名無しさん :2008/06/01(日) 14:45:46 0
それラカンじゃなかったけ?
153 :
考える名無しさん :2008/06/06(金) 11:48:43 0
日本のラブホテル万歳の文章は良かった。格調があって男前な感じで三島の「太陽と鉄」に匹敵する文章だと思う。 ちょうど村上春樹の「ダンスダンスダンス」の登場人物がラブホテルを全否定しているのを読んで、 納得いかないものを感じていたので、わが意を得たり!とも思った。 薄暗くしたラブホテルに同伴者と一日以上いたらフーコーは凄い哲学者だと皆わかる事でしょう。
154 :
考える名無しさん :2008/06/06(金) 11:52:44 0
googleのトップページワロタwwwwww
なぜ今日?
あぼーん
158 :
考える名無しさん :2008/06/14(土) 11:44:52 0
もっと言えば、 みのもんたみたいに、 改名して日本国籍を選択しても 税の減免という待遇(北鮮じゃなくって韓国条項で) を受けてることも書かなきゃね。
>家族の人数 × 4万円 + 家賃5万円 在日コリアンは、ほぼ無条件で貰えます。 日本人は孤児だろうと病気だろうと、絶対に貰えない。 ここで矛先を日本の行政当局じゃなく、在日に向けてる辺りが何とも香ばしい。 分断統治の思惑にハマってる例として実に興味深いなw さて、この後、「予算に限りがあるんだから〜」などという行政擁護の言い分が 登場するかが見所。お上はお神ってかw
フーコースレはレベル低いな。
161 :
考える名無しさん :2008/06/23(月) 01:42:03 0
2ちゃんねらーたちはフーコー読んでないんだろう
162 :
考える名無しさん :2008/06/23(月) 12:58:02 0
>>161 だからさぁ、あのホモ禿げの本に限らないって。
まあまあフーコー読みのフーコー知らずともいいますしね
腐女子にとっては必読の書であること間違いなし
腐女子からフーコー研究の道に入った人っているんだろうか もう完全に人間とか終焉しちゃってる感じの
166 :
考える名無しさん :2008/06/24(火) 00:30:09 0
でもやっぱフーコーは60年代がピークだった気がする
腐女子と生存の美学
168 :
考える名無しさん :2008/06/26(木) 01:56:09 0
髪の毛の問題から開放されるために剃ったんだってね
169 :
考える名無しさん :2008/06/26(木) 12:27:50 0
>>168 ウソを言っては逝けないよ。
ミッシェルはスカル・フッキングを求めてゲーハーにしたんじゃんかよ。
>>169 ネタにマジレスだが、ディディエ・エリボンの評伝によると
>>168 の言ってることが正しいね。
で、ハードコアゲイに?
でもあの頭を維持するためのテマヒマからは解放されないような
でもミシェルは、剃り頭がいちばん似合っていた気がする。 ってもフサフサのときのお顔を拝見したことはないけどね。
ちくまのフーコーガイドブックに18歳頃の写真載ってますね
同性愛と生存の美学増刷検討中になってるけど、とっとと増刷してくださいよ
再版待たんでも著作集成で読めばいいやん
177 :
考える名無しさん :2008/07/20(日) 18:19:50 0
FGHのステージに出演してたよ、フーコー。
178 :
考える名無しさん :2008/07/21(月) 00:53:17 0
結局『言葉と物』が最高傑作か
179 :
考える名無しさん :2008/07/21(月) 03:58:18 0
髪がふさふさのフーコーが見たい。
長髪になったときのコラがあったような・・・www
『言葉と物』は失敗だったって言ってたよ、フーコー。
>>181 どこでそんなことを言ってた?
どういう点で失敗と言えるのか?
天国にいるミシェルさんに尋ねてください。
だから、結局『言葉と物』が最高傑作でFA
吉本隆明氏あたりは『言葉と物』をいちばん高く評価しているらしいね。
186 :
考える名無しさん :2008/07/22(火) 02:14:55 0
『言葉と物』は、トンデモ本。w ついでに『心的現象論』もトンデモ本。
↑というトンデモな書き込みw
哲学なんて学問自体がトンデモ
189 :
考える名無しさん :2008/07/22(火) 09:43:12 0
↑ あーあ、とうとう本当のことを言っちまいやがったぜ。
190 :
考える名無しさん :2008/07/22(火) 10:43:25 0
しかし『言葉と物』も『心的現象論』も哲学とは関係ない。
関係ないなんてことは絶対ない。
>>182 吉本にそうもらしたらしい、対談で。
>>190 そもそも哲学が諸学とは関係なくなってきたのが現代だろ?
意味なし価値なしってことな、哲学が。
哲学の意義はますます高まってきているだろ。 入門書が売れたり2ちゃんに掲示板がそこそこ盛り上がるほどには 庶民に浸透している。
194 :
考える名無しさん :2008/07/22(火) 14:38:47 0
>>190 どちらかというと反哲学だな。現代思想的には反哲学だ。
195 :
神 :2008/07/22(火) 20:44:00 0
人間なんて生き物がトンデモ。 地球なんて星がトンデモ。 宇宙なんて存在がトンデモ。 世界は無に帰るがよい。
なんか変な箱開けちゃったみたいw 自分のやってる学問にもうちょっと自信を持ちましょうねww
197 :
考える名無しさん :2008/07/23(水) 21:16:05 0
トンデモを真剣にやるところに意義を感じるオレは間違いか?
>>197 人それぞれだけど自然科学と社会科学のごく一部だけが
突出して発達してる今はいびつすぎるでしょ
そこで宗教ですよ!でもいいんだけど
やっぱ西洋科学の伝統のなかにどっぷりつかっちゃってる以上
もっと哲学にはがんばってもらわにゃ、と思ってます
199 :
考える名無しさん :2008/07/24(木) 19:27:23 0
どうトンデモなのか証明できない物言いもトンデモだけどなwwwwwwwww
あぼーん
201 :
伏蔵 ◆p1AdJ397o. :2008/07/31(木) 19:21:22 0
「監獄の誕生」での規律・訓練はマジックワードですね。 なんでも規律・訓練と言い過ぎ。 でもその分析の一つ一つはすばらしいです。
出てきましたね。 しかし、果たして誰かがぴかぁ〜の相手をするのでしょうかね?
203 :
伏蔵 ◆p1AdJ397o. :2008/07/31(木) 19:42:11 0
「監獄の誕生」では精神の管理と、身体の管理が未分化ですね。 それは精神と身体に境界はないということではないと思います。 心身二元論的な構造は残っているが、この時点では混乱が起こっていると思う。
204 :
伏蔵 ◆p1AdJ397o. :2008/07/31(木) 20:01:16 0
でも体系化しないところがフーコーの良いところですね。
205 :
伏蔵 ◆p1AdJ397o. :2008/07/31(木) 22:55:39 0
「監獄の誕生」で規律訓練の代表として有名になったパノプティコンだけど、 逆に本書ではパノプティコンが重要な位置に置かれすぎている気がする。 可視化の機能は重要であるとしても、パノプティコンにそれだけの機能が あるだろうか。パノプティコンはそれほど規律訓練権力として働くだろうか。 規格化と同じ位置にあるほどのものだろうか。 さらにフーコーを超えて、規律訓練が可視化の権力であるように語られす ぎている。 パノプティコンというのは、精神分析医=大文字の他者の位置に似すぎている。 そこにフーコーの精神分析へのコンプレックスがあるのではないだろうか。 あの構造主義の時代、精神分析は巨大な権威だったという背景があるのでは ないだろうか。
206 :
伏蔵 ◆p1AdJ397o. :2008/07/31(木) 22:57:22 0
ここって死んでる?
207 :
伏蔵 ◆p1AdJ397o. :2008/07/31(木) 23:47:29 0
パノプティコンの重要視は、構造主義の名残、裏返って精神分析の重視でしょう。
精神分析が問題の主題になるのは後のセクシュアリテの歴史のほうでは?
209 :
伏蔵 ◆p1AdJ397o. :2008/08/01(金) 22:09:56 0
反-精神分析は、反-マルクス主義と並んで、フーコーの最初からの主題の一つ
あぼーん
別に可視化なんて犯罪抑止にもならない。 <椅子を硬くすれば客が早く席を立つ>式のバカな論議が 日本におけるポスモダその他の論議の不幸だな。 フーコー(あるいはニーチェ)の意義はヘーゲルとの闘争にしかないからな。
212 :
伏蔵 ◆p1AdJ397o. :2008/08/04(月) 10:52:21 0
「監獄の誕生」でも監獄が犯罪を減らしていないことはいっている。 それでも懲罰が禁固刑で標準化されたことは、規律・訓練型権力が 社会的に全面化したためということ。それは軍隊であり、学校であり、 病院であり、すべて。 たとえば学校では生徒は先生を信頼し従う、病院では患者は先生に従う。 これはボクたちにはとても当たり前の事だが、ここに規律・訓練型権力が 働いている。 これを明らかにしたのが、精神分析。精神分析は先生と患者が密室で プライベートな話をする。通常の医者のように先生は患者に対して、 従わせる立場にたつはずが、それがうまくいかない。 密室でプライベートな関係では、医者の権威のようなものが働かない。 これが精神分析医がいかにあるべきかというテーマを生み出すとともに、 主体とはなにかという、ラカン的な主体論を生み出す。 これをフーコーは、通常の医者と患者の間に力関係=規律・訓練型権力が 働いているとネガティブに評価する。要するに精神分析的、ラカン的主体 というのは、精神分析が発見した人にとって普遍的な構造ではなく、 近代において、積極的に発明されたものだと。 「監獄の歴史」は精神分析によって明らかになった啓蒙主義的、科学的な 主体装置が全面化していく様子を描く。
213 :
伏蔵 ◆p1AdJ397o. :2008/08/04(月) 11:06:42 0
フーコーは、精神分析が患者を正しい主体へと導くように考えた 様々な方法論が、社会全体に働いている権力を暴露していると 評価する。 たとえばパノプティコンが象徴的であるのは、精神分析的な大量生産装置だから。 このような原理が社会全体に働く事で、良質な労働力が生産されている。 たとえば労働力の質というものがあって、まずは@安価であること。 A言われたことがすみやかに理解できる知識と運動能力があること。 Bつぎに従順で言われたことを真面目にこなすこと。 さらにはCみずから自主的に改善をおこなうこと。 安価であることは各国の物価との関係で決まる。 最近では日雇い派遣、バイトなどの労働形態による調整もあるが。 重要であるのは、A、B。このあたりは日本人では当たり前だが、 それは教育がちゃんとされているから。知識だけでなく、道徳的な教育(規律・訓練)も。 外国労働者を使う場合には、A、Bは労働力の質として評価する必要がある。 これは各国でも教育システムの充実に関係する。 経済発展をするためには、規律・訓練が重要で、それは日本でも同じ、 いまも行われている。たとえば学校が荒れるなどの問題があるのも、 逆に言えば、いまも学校がきちんと規律・訓練を行っているから。
214 :
伏蔵 ◆p1AdJ397o. :2008/08/04(月) 11:17:03 0
ただ時代もあるのだろうけど、フーコーがあまりに反−精神分析で ありすぎることが問題。いま、精神分析を重視されても、ピンとこない。 だから規律・訓練は時代遅れな感じがする。 その反動として、欠落をカバーするために生権力がうまれた、といえる。 しかし精神分析は基本的に心身二元論で心を扱う技術。 精神=規律訓練、身体=生権力の構造は、あまりに精神分析の影響を 受けすぎる。本来、規律訓練と生権力は切り離すようなものではない。 訓練とは、身体を通して精神を規格化するのではなく、身体そのものを 訓練する。たとえばスポーツ選手の訓練を考えるとわかる。身体の訓練は 精神を訓練するためのものではない。 近代化の中で規律・訓練が全面化したことはすばらしいが、規律・訓練を 精神分析的なもの、パノプティコンなどに還元しすぎる。だから逆に生権力が 精神分析的でなさすぎる。
215 :
伏蔵 ◆p1AdJ397o. :2008/08/04(月) 11:24:47 0
生権力が精神分析的でなさすぎるという心身二元論は現代でも、 ネグリの「帝国」、東の「環境管理」論やに継承されている。 彼らの言説は、フーコーの精神分析コンプレックスを継承し、 心身二元論的、すなわち反精神−身体至上主義すぎる。 これがみごとに最近の新自由主義の傾向をうまく重なってしまうから 困ったものだ。
「身体の訓練は精神を訓練するためのものではない」けど、 精神の発揚なしに身体は動かないし、身体に依拠しない精神もない、よな。 このあたり前のことを踏まえて、「世界観」の前に「身体図」を考察した市川浩 や中村雄二郎はやっぱり偉大だったんだよな。 そこからの継承がないから今のポスモダは悲惨なんだよ。知の本源的蓄積がない。
217 :
伏蔵 ◆p1AdJ397o. :2008/08/04(月) 17:59:28 0
ポスモダそのものに巣くう精神分析コンプレックスだな。 アンチオイディプスも、反-精神分析であるほど精神分析的。 デリダの言語行為論批判にも見られる。 精神分析はそもそもデカルトの心身二元論を継承しているから
ところで初心者チックな質問で悪いのですけど フーコーとかがいう精神分析というのはフロイトの 打ち立てた精神分析学と考えていいのですか フロイト以降ラカンはまあ置いておくとしても いろいろな発達やら分派があって精神分析学といっても フロイトの説そのものでは無くなってるわけですけど そういう部分はフーコーはどう扱っているのですか >精神分析はそもそもデカルトの心身二元論を継承しているから これ自分は全然違うと思うけど一般的解釈なのかなあ まあ無意識との戦いという部分ではそうなのかもだけど 超自我も入れると神心身三元論じゃないの?
219 :
伏蔵 ◆p1AdJ397o. :2008/08/04(月) 21:29:32 0
>>218 フーコーは心の科学全般を批判的に語っている。
近代以降の一つの装置だから。
しかしそれでも時代背景からいえば、ラカンの精神分析の
全盛期にいたわけだから、ドゥルーズにしても、デリダにしても、
影響されつつ、対抗するのはラカンでしょ。
フロイトがデカルトを継承しているのは、よく言われる。
ラカンはさらにそれを明確にする。
心/身=(自我+超自我)/エス=(想像界+象徴界)/現実界
見苦しいので、sageてくれんか?
221 :
伏蔵 ◆p1AdJ397o. :2008/08/04(月) 21:34:24 0
だって精神分析って頼りは言葉だけだよ。 身体をみない。
自分のスレでやってくれ。
>>219 なーるほどーだいたい分かった
ただし精神分析も包含した深層心理学ならどうなるんだろ
深層心理学が前提とする無意識概念について
エランベルジュは『無意識の発見』の中で
「無意識は人類の歴史の中で何度も発見されてきた」みたいなこといってて
近代以降の産物とは言い切れないけど、特にユングとか
>フロイトがデカルトを継承しているのは、よく言われる。
これ深層心理学者がきいたら噴飯ものかも
どう考えてもヘブライズムのたまものですありがとうございまいした
近代とか関係ねーみたいな
自分もまあ単に本好きの人間だから学問的に深いことを言われると
言葉につまることがあるにしてもフロイトとデカルトを結びつける気は
さらさら無いなあ、全然違うというか思想の前提が違う
224 :
考える名無しさん :2008/08/04(月) 22:11:50 0
>身体をみない。 それがラカンも含めて精神分析(ジジェクもね)の限界ね。 つーか西欧諸科学の限界か。
225 :
伏蔵 ◆p1AdJ397o. :2008/08/04(月) 23:21:42 0
>>223 構造主義の流れで言えば、ユングは問題外だろう。ただのDQN扱い。
哲学者でユングを引用する人っていないのでは?
>それがラカンも含めて精神分析(ジジェクもね)の限界ね。
>つーか西欧諸科学の限界か。
精神分析は器質因は範囲外。
逆にいえば、器質因以外の精神があるという前提をもとに
成立している。ここが心身二元論的
限界というか、精神分析の積極的な「倫理」。
なぜなら通常科学は、身体=物体に還元するから。
フロイトもラカンも身体を見てたよ。医者だもんw 哲学者が彼らをみるときは必ず忘却するけれど。
ユング出したとたん口調が変わる奴って‥‥
>>225 >ユングは問題外だろう。ただのDQN扱い。
これはこれは、威勢がいいな。
>>227 >ユング出したとたん口調が変わる奴って‥‥
・・・って、なんだろう?
いや、マジで解らないので、出来れば教えてエロい人。
(出来ればPの末尾も知りたいけど、、、それはいいや。)
229 :
伏蔵 ◆p1AdJ397o. :2008/08/05(火) 00:07:46 0
>>228 哲学板でユングの名前を出す方が勇気があるw
中村雄二郎あたりはユングを引き合いに出すこともあるのでは。
これで暗黙知でもでてくりゃ、、、
何かが出てきて右往左往とかあほか
234 :
伏蔵 ◆p1AdJ397o. :2008/08/05(火) 09:21:13 0
日本人は古来?より、フロイトよりもユングが好きですからね。
ユングの穏やかで、どこかアミニズムな世界観にお茶をすすりたくなる・・・
>>232 確かに構造主義以降の流れ=言語化された無意識でいうと、
元型の劣らず、暗黙知も神秘主義的ですが、
そもそも暗黙知は経験論的な行為論の系譜にあって
最近ならオートポイエーシスなどで、見直されています。
むしろ構造主義的な言語化された無意識の方が、
形而上学的であると批判されます。
ここに古来?よりの経験論と観念論(超越論)の対立の構造があるわけです。
アミニズム
236 :
伏蔵 ◆p1AdJ397o. :2008/08/05(火) 09:27:30 0
この流れで再度、フーコーにもどすと、 「監獄の誕生」を読むとわかるのですが、 本来、規律訓練は、身体・行為を規格化、管理する権力なのです。 そして視線により管理はそのための一つの道具でしかない。 しかし後半のパノプティコンの当たりから、いきなり 規律訓練には視線が欠かせない、みないた話になる。 だからいまだに、規律訓練は視線により反省を宿させるという 精神分析的なものとして理解される。それは特に生権力との 対比で考えられるわけですが。 そうではなくて、規律訓練は身体の管理なわけです。 ここに経験論と観念論(超越論)の混乱がある。 経験論的に語られてきたものが、パノプティコン当たりから 一気に観念論(超越論)に転倒される。 すなわち暗黙知から無意識への転換です。 ここのフーコーが根本的にもつ精神分析コンプレックスが 現れている。
>>211 > 別に可視化なんて犯罪抑止にもならない。
フーコーは犯罪抑止になるなんて論じていたか????
ちゃんと読んでいるの?
>>211 は
ポスモダ論者のことだろ
ヘンな評価してるからさ
239 :
考える名無しさん :2008/08/06(水) 23:31:53 0
「椅子を硬くすれば客が早く席を立つ」って、いったい誰の言葉? それはそれで実証すればいいことじゃねーの?
240 :
考える名無しさん :2008/08/07(木) 01:23:28 0
環境管理型権力のことだろ マクドは椅子を硬くして客の回転率を高めてる、 てな以前よくあったカキコの、バカなヤツ
>>239 あずまん辺りだろ。>硬い椅子
まぁ
>>211 が外してることは議論の余地なしだが。
犯罪抑止w
242 :
伏蔵 ◆p1AdJ397o. :2008/08/07(木) 01:45:32 0
確かに都市伝説の一つかな。むしろゆっくりしたいときにマックに行くよね。 しかし環境管理、要するにマーケティング論的なものは一般的に有用であろう。 それよりも東のダメさは、規律訓練権力と生権力が対比だと思っている事。 規律訓練は生権力の一部。東は環境管理を規律訓練の対比で語るが、 環境管理はむしろ生権力の中でも規律訓練的
243 :
伏蔵 ◆p1AdJ397o. :2008/08/07(木) 01:46:40 0
>> 具体的には、生に対するこの権力は、十七世紀以来の二つの主要な形態において発展し てきた。その二つは相容れないものではなく、むしろ、中間項をなす関係の束によって結ば れた発展の二つの極を構成している。 その極の一つは、最初に形成されたと思われるものだが、機械としての身体に中心を定め ていた。身体の調教、身体の適正の増大、身体の力の強奪、身体の有用性と従順さとの 並行的増強、効果的で経済的な管理システムへの身体の組合せ、こういったすべてを保 証したのは、規律を特徴づけている権力の手続き、すなわち人間の身体の解剖−政治学 であった。 第二の極は、やや遅れて、十八世紀中葉に形成されたが、種である身体、生物の力学に 貫かれ、生物学的プロセスの支えとなる身体というものに中心を据えている。繁殖や誕 生、死亡率、健康の水準、寿命、そしてそれらを変化させるすべての条件がそれだ。それら を引き受けたのは、一連の介入と、調整する管理であり、すなわち人口の生−政治学である。 このような<生−権力>は、疑う余地もなく、資本主義の発達に不可欠の要因であった。資 本主義が保証されてきたのは、ただ、生産機関へと身体が管理された形で組み込むという 代価を払ってのみ、そして人口現象を経済的プロセスにはめ込むという代償によってのみ なのであった。しかし資本主義はそれ以上のことを要求した。資本主義にとっては、このど ちらもが成長・増大することが、その強化と同時にその使用可能性と従順さが必要だった。 資本主義に必要だったのは、力と適応能力と一般に生を増大させつつも、しかもそれらの 隷属化をより困難にせずにすむような、そういう権力の方法だったのである。P176-178 「性の歴史T 知への意志」 ミシェル・フーコー (ISBN:4105067044) <<
244 :
考える名無しさん :2008/08/07(木) 01:52:54 O
巣に帰ってくれんか?シラケるでな。 すまんな。
>>243 やべえ、ぴかぁすごいこと言うじゃん、と思ったら引用か。
「犯罪抑止」もあずまんだろw 監視カメラでなんとかかんとか
247 :
考える名無しさん :2008/08/07(木) 11:56:09 0
ホーモホーモホモ オカマの子〜♪
オカマに子がいたら、それなりに面白いな
249 :
考える名無しさん :2008/08/08(金) 10:56:20 0
>>248 養子って手もあるやないけー。
それにやな、フーコーはんがご存命中に実用化はしてないかと思うけんど、
代用膣(母)って方法もありマンがな。
で、フーコーはんはin bedでは男役or女役orリバーシブル?
250 :
考える名無しさん :2008/08/08(金) 22:28:54 0
そいうことは専門家に聞いてくれや w
251 :
考える名無しさん :2008/08/09(土) 16:27:19 O
フーコーがマネについて言及したのはなぜだろうか? お〜さすが哲学者、みるとこ違いますなあってほどの意見でもない気がするが… でも美術評論として評価されてるみたい フーコーのマネ観どこがすごいのか教えてください
252 :
考える名無しさん :2008/08/14(木) 02:29:02 0
マネ論はイマイチじゃね? ベラスケス論とかマグリット論に比べると。 花火師の文庫化は吉報。
253 :
考える名無しさん :2008/08/15(金) 23:59:41 O
>>252 表現技法を紹介しただけみたいになってないよね?
マグリット論はおもろそうだ
ベラスケス論は構図のなぞ中心?
254 :
伏蔵 ◆p1AdJ397o. :2008/08/29(金) 23:30:23 0
フーコーはよむほどに後期ウィト的だなあ。 それに言及した人っていたって?
255 :
考える名無しさん :2008/08/30(土) 19:48:17 O
ハゲ板みてるとハゲの知能は比較的高いことがわかる。 髪の量では2ちゃん最低の板だが知能的には最高だと思われる。 実に輝かしい頭の持ち主たちである。
【あの ル・サンチマン™ が好んで引き合いに出すってとこでそのレヴェルはわかりますよね(笑)】
257 :
考える名無しさん :2008/09/09(火) 02:16:21 0
後期ウィト的ってのはどういうこと?
258 :
考える名無しさん :2008/09/09(火) 02:23:20 0
ホモセクシャルってことでつ。
フーコーの応用としてサイードは「オリエンタリズム」を出したわけだが サイードはフーコーのいう「権力」をそのまま政治的な外的なものとして読んでいる感がある
260 :
考える名無しさん :2008/09/11(木) 08:50:41 0
「権力」は母性の別名称なんだが・・・
261 :
考える名無しさん :2008/09/11(木) 09:25:16 0
モンテーニュ
ちくま学芸文庫9/10発売 わたしは花火師です フーコーは語る ミシェル・フーコー 1050 →「思考集成」未収録のテキストを集めたもの。
>>262 >花火師
「花火師」かよw
お祭りでもやんのかっていう。
相変わらずN山Gの外しっぷりには笑える。
ハチマキ巻いて背中に「男祭り」とか入れたハッピ着てさ
266 :
銀狐の巣 :2008/09/27(土) 15:28:39 0
V. (V., 1963):ウィリアム・フォークナー賞 競売ナンバー49の叫び (The Crying of Lot 49, 1966) 重力の虹 (Gravity's Rainbow, 1973) スロー・ラーナー (Slow Learner-Early Stories, 1984) ヴァインランド (Vineland, 1990) メイソン&ディクソン (Mason & Dixon, 1997) アゲンスト・ザ・デイ(Against the Day, 2006)
あぼーん
なぜにピンチョン?
あぼーん
270 :
考える名無しさん :2008/09/27(土) 16:02:28 0
荒らしやめれ
フーコーの文学論を理解するのに最適な参考文献があれば教えていただきたいのですが。
273 :
考える名無しさん :2008/10/01(水) 01:11:41 0
ピンチョンだろうな
274 :
考える名無しさん :2008/10/06(月) 08:12:17 0
そうなのですか?
なわけない
276 :
考える名無しさん :2008/10/06(月) 17:50:31 0
ちがうのですか
ちがいます
では、正しい答えを教えていただけますか。
279 :
考える名無しさん :2008/10/08(水) 21:52:15 0
マジレスするとピンチョンの『重力の虹』
ちがいます
281 :
考える名無しさん :2008/10/09(木) 09:12:16 0
どっちでもいいけど。
282 :
考える名無しさん :2008/10/09(木) 12:31:36 0
ないってことですね
後期ウィト的ってのは、 言語ゲーム概念と真理ゲーム概念が 家族的類似みたいなカンジでお話ししてるのかしら?
285 :
考える名無しさん :2008/10/10(金) 22:42:22 0
ホモダチ的類似
286 :
考える名無しさん :2008/10/11(土) 11:12:40 0
ホモとオカマオナベは全く違うんだ!
>>272 文学論ならフーコーコレクション「文学・侵犯」がある。
「レーモン・ルーセル」なんかもそうだね。
【このスレッドは ル・サンチマン™ の提供でお送りしております】
289 :
考える名無しさん :2008/11/13(木) 10:29:38 0
最近の若い人には沢山フーコー研究者がいますね。 一番優秀な人は誰なんでしょうね。
290 :
考える名無しさん :2008/11/13(木) 11:26:48 0
カラマーゾフの兄弟ドストエフスキー覚悟〜!
291 :
ホイジンガ、中世の秋T :2008/11/14(金) 11:27:29 0
「ポーね」 「円谷よ」 「アレがビッグ・シェル」 ホイジンガ! 中世の秋!T
292 :
考える名無しさん :2008/11/14(金) 13:28:57 0
やっぱ、生身でのセクースが最高だよね。 フェラチオなんかウンコだよね。 今の望みはウンコの穴にぶち込んで、快感を得たいね。
293 :
ホイジンガ、中世の秋U :2008/11/17(月) 08:10:03 0
「シュバルツバルトにて」 「葛城だ」 「いや、奪還だ」 ホイジンガ! 中世の秋!U
294 :
考える名無しさん :2008/11/17(月) 08:13:25 0
6発だ
295 :
考える名無しさん :2008/11/17(月) 20:54:01 0
296 :
考える名無しさん :2008/11/17(月) 21:18:19 0
監獄の誕生
297 :
考える名無しさん :2008/11/17(月) 21:56:27 0
件
298 :
考える名無しさん :2008/11/17(月) 21:59:48 0
萱野ってフーコー読めてんの?
2008年11月07日発売予定
佐々木 中 (ササキ アタル) 著
夜戦と永遠
フーコー・ラカン・ルジャンドル
定価:6,930円 本体価格:6,600円
A5判 上製カバー装 664頁
ISBN978-4-7531-0266-2
「われわれは、超近代人でも、ポストモダニストでも、
動物でも、剥き出しの生でもない。何も終わらない」
恐るべき思想家による衝撃のデビュー作!
圧倒的な分量と圧倒的な理論的射程から、現代思想の
絶対的な更新を試みる。フーコー、ラカン、ルジャン
ドルの不穏な共鳴が導く「永遠の夜戦」の地平とはな
にか?
これまで誰も正確に掴むことのできなかったラカン、
フーコーの概念を根底から捕まえ、ルジャンドルの碩
学とのモンタージュの中から、生き抜き、戦い抜くた
めの武器を磨く。
http://www.ibunsha.co.jp/
佐々木に悪意がある人が、過剰に宣伝して佐々木を嫌わせようとしているとしか思えない もし本人がやっているなら、言っておくけど、過剰な宣伝は逆効果ですよ
佐々木さんって誰?
いや、気にしすぎですよ。 新刊紹介は話題づくりのために2ちゃんではよくやるんですよ。 専門家の評価は関係なく何でも紹介するんですよ。
白々しいったらありゃしないw 他の板ならコピペ通報でアク禁レベル
自著の帯で「ネグり」とか書かれちゃうよりは
そう、新刊紹介をなんでも自己宣伝と思うほうが2ちゃん脳。
>>299 の本はあれだけ鳴り物入りで紹介されているんだから、
気にならないほうがおかしいだろう。
近所の本屋には入荷してないので、
はやく誰かレビューしてくれ。
必死で自己弁護。ああ白々しい。
別のスレに感想があったのでこちらにも貼っとく。
微妙な評価だが。
佐々木の本、書店で見かけたが大澤真幸のナショ由並みに分厚かった…
序文だけちょっと立ち読みしてきたが、なんか文体がかなり厨二チックだった…
序文しか読んでないから本編のほうはどうなのか分からんが、
全編あんな文体で博士号が取れたんだとしたら凄いことだと思うw
http://kazuyaserizawa.com/blog/2008/11/post_11.html ラカン、ルジャンドルの名前がサブタイトルに入ってるが、
基本的にはフーコー論がメインのようだな。
> またとても丁寧にテキストが検討されているために、入門書として読むこともできるかと。
308 :
考える名無しさん :2008/11/24(月) 18:52:40 0
309 :
考える名無しさん :2008/11/24(月) 18:53:30 0
310 :
考える名無しさん :2008/11/27(木) 04:56:34 0
>フーコー思想の核心はセキュリティや環境権力などではなく、「装置」と >いう概念にあること(はげしく同意です!)、「これこそ道具職人を自称し >た彼の極めつけの道具」であることを論証した、必読のフーコー論です。 そんなことはとっくにアガンベンが指摘しておる。しかも「装置」はフー コーだけでなく、アルチュセールとか、ちょっとドゥルーズとか同時代人が 共有した概念。 著者の佐々木中という奴も馬鹿ならば、評者の芹沢一也も相当馬鹿だな。 お前ら不勉強なんだよ。
あぼーん
あぼーん
あぼーん
314 :
考える名無しさん :2008/11/27(木) 09:45:03 0
昔ピンクレディーがフーコーの歌を歌っていた気がする
あぼーん
316 :
深い病巣 :2008/11/27(木) 12:11:24 0
317 :
病巣 :2008/11/27(木) 12:12:04 0
『ポートレートで読むマルクス』 極東書店 2005
318 :
考える名無しさん :2008/11/27(木) 12:13:24 0
思考とは有意義的な命題である
佐々木中の本、俺も本屋で序文立ち読みした。 思想書なのに、こんなエッセイみたいな文体はないわ。 ポッと出の新人のくせに、こんなにゆるゆるの文体で こんなにだらだら長い文章、一体誰が読むんだよ。 自己満足のお勉強のノートは、チラシの裏に書いとけ。 しかしこんなもん良く本にしたな。
しかし売れてるようだな
そんなに売れてないって。
厚い本だから平積みにしてあると、一冊売れただけで数冊売れた気分になりそう
本文も同じ調子なのか、それが問題だ
324 :
ロカンタンロカンタンロカンタンロカンタンロカンタン :2008/11/30(日) 11:40:26 0
ロカンタンロカンタンロカンタンロカンタンロカンタン!
325 :
ロカンタンロカンタンロカンタンロカンタンロカンタン :2008/11/30(日) 11:41:30 0
ロカンタンロカンタンロカンタンロカンタンロカンタン!
326 :
ロカンタンロカンタンロカンタンロカンタンロカンタン :2008/11/30(日) 11:42:13 0
ロカンタンロカンタンロカンタンロカンタンロカンタン!
327 :
ロカンタンロカンタンロカンタンロカンタンロカンタン :2008/11/30(日) 11:42:43 0
ロカンタンロカンタンロカンタンロカンタンロカンタン!
328 :
考える名無しさん :2008/11/30(日) 11:43:32 0
電気羊の夢を見るか
佐々木中は電波
330 :
考える名無しさん :2008/12/03(水) 00:09:57 0
必死なのが一人いるw
↑一緒に騒ぐ馬鹿も一匹
あぼーん
333 :
考える名無しさん :2008/12/03(水) 10:27:03 0
335 :
考える名無しさん :2008/12/03(水) 20:24:28 0
-─- / `ヽ /:. ..:::::ヽ ,'::::.. ..::::::: .::. l:::.. ...:::::_,.. -‐、 ::. | ,. -─ェャ--fュxィェァミ、r>==y⌒', __K.≦そ為 弋`ー=-ヌ、 {r'^i } {r、ヽ,, __,. , ミ¨¨ ゙`` |ミi l | アッー! . } f i' /`ャ,ァ=ア´ ヽヽ 小r'.ノ ヽ!イ { 、__,.,_,.rr=rャ豸 } .:: .:lー' ーtバ'弋_ェェェェェァ' l: .;::.:| ヽ冫 =- ‐ / :/::/r「ヽ-、 \ヾ, ,.....,......,.ィ,:ノ:::/ トr'三ヽ、______ /三三三三三三| ヽ二二二.// //三三三\三 . /三三三三三三三|\≧::::::::: < / /三三三三/_三 /三三三三三三三:ノ/ィ<辻川||\_/三三三三三/三
336 :
武田直 ◆YXVNsnwYQo :2008/12/05(金) 09:56:12 0
>夜戦と永遠 立ち読みしました。 ラカン、フーコーの入門書としてはわかりやすく 良くできていると思いますが、 全体を紡ぐ線(儀礼、主体)が、ラカンよりで強引な感じがしました。 フーコーは全体としての一貫性がなく、構造主義との距離が微妙なので そのように読めるとは思いますが、生権力などの統治はもっと広がりある 理解が必要ではないでしょうか。
337 :
考える名無しさん :2008/12/06(土) 02:13:53 0
入門書として優れているのですか。 東大の博士号も地に落ちましたな。
ぴかぁごときに佐々木本の凄さは分かるわけもなく。
339 :
考える名無しさん :2008/12/06(土) 03:24:29 0
まともな入門書を書くって研究書を書くよりも大変だったりするよ 本は見てないから「まともな」入門書かどうかは知らないけど
340 :
武田直 ◆YXVNsnwYQo :2008/12/06(土) 08:26:31 0
読んでもらえばわかりますが、本全体が入門書ということではなく、 ラカンの章、フーコーの章と初心者でもわかるようなレベルから 丁寧にかかれています。初心者が読んでもおもしろいと思います。
まだ全部読んでないがフーコーの部分は読んだ まともな入門書だというのは、内容的に言えば間違いではないと思う また「知への意志」より後のワケわかんねえフーコーについて(強引には違いないが) これだけオリジナルにまとめてみせる力量があるなら博士くらいくれてやって当然 第一、ルジャンドルなんて俺は知らねえし。ベンキョーになりました ただし、分量的にはこれを入門書だというのは噴飯物もいいとこ まるで1970年代のユーロピアン・プログレのような、 手数ばっかりやたらと多くて冗長きわまりない文体には辟易させられる LPレコードの表裏つかって「オイまだ1曲終わんねえのかよw」という、あれ。 著者には同じ内容(要約ではない!)を150ページ1000円の新書として書き直すことを命じる (そういう内容を7000円近い本にして売る出版社は、なかなかのワルだ) 研究者としては「期待の新人」なのだろうが、物書きとしてはまだまだ クソぶ厚い本だが軽くていい紙を使っているのか、普通に手で持って読める この点は出版社ナイスと言いたい
342 :
武田直 ◆YXVNsnwYQo :2008/12/06(土) 09:02:40 0
>>341 入門書として優れているのは、ラカン、フーコーを
時系列に丁寧に解説しているからです。
冗長部分と棲み分けができていると思いますが。
立ち読みで悪いですが。
>>342 フーコーやラカンについて時系列を追って丁寧にやったらこんだけ長くなるというのは判る
事実こんだけ丁寧な類書は、いま他にないような気がしたので俺はこの本を「買った」。
そこを汲み取ってもらいたい。
ただ「初心者に読ませる入門書」なんだろうかね、この分量は。
そんだけの話。
344 :
武田直 ◆YXVNsnwYQo :2008/12/06(土) 09:36:10 0
>>343 わかりました。
ラカンは難解で、よい入門書は良いものがないので
丁寧に読み込むのは意味があると思いますが、
フーコーはもともと読みやすいですし、
これだけ丁寧に解説する必要があったのか、疑問が残ります。
入門書機能を持たせるのならば、ラカン編、フーコー編として
3部構成にすると良いかもしれないとも思いました。
あぼーん
あぼーん
347 :
考える名無しさん :2008/12/10(水) 15:31:53 0
岩波文庫発刊に際して
あぼーん
349 :
考える名無しさん :2008/12/12(金) 08:27:11 0
あぼーん
あぼーん
352 :
考える名無しさん :2008/12/28(日) 18:00:35 0
353 :
考える名無しさん :2009/01/01(木) 07:55:31 0
フーコーの解説書を読んでいるのですが、 人間とか生命という言葉と概念は、数世紀前に生まれたと書かれていました。 本当ですか?かなり懐疑的です。進化論とかとの絡みで生まれたとか書かれていましたが。 たとえばプラトンなんかにも人間って概念でてたと思いますし、西洋以外の 文化圏の古書でも人や生命の概念はたくさん出てきます。 どういうことですか???
あぼーん
>>353 「人文科学で今日使われているような意味での」生命とか人間(人間性)という概念は
200年ほど前、つまりフランス革命前後の時代にほとんど突然現れて、
あっという間に普通の概念や言葉になってしまった、ということ。
言葉自体は昔からあったが、それらの意味する内容(概念)が現在のそれとどんなに違っていたことかを
「物(に名づけられた言葉)の秩序」の観点から文献の考古学的に例証したのが「言葉と物」。
これらの概念は人文科学を「科学」と呼ぶ上で枢要な、最も根本的で普遍的な概念だと
普通は考えられているが、実は全然そうではない、ある時代に突然出現したものでしかない、
だから遠からず突然消失するだろう、というのが有名な「人間(という概念)の終焉」。
356 :
考える名無しさん :2009/01/07(水) 19:54:05 0
>>355 「言葉と物」の名前は耳にしたことがあります。
著者の意味するところを汁には読むしかなさそうですね。
「人間の終焉」は初めて聞きました。
でも、その「言葉と物」を読んでない者としては、著者のいう人間概念も生命概念も存在していないのだから、人間概念の終焉ってのも滑稽に聞こえますw。よその(一学界の)世界で知らないうちに生まれて消えたみたいなw。
358 :
考える名無しさん :2009/01/07(水) 20:52:30 0
>>357 え?どこがですか?論理には問題ないとおもいますけど。
>>358 >でも、その「言葉と物」を読んでない者としては、著者のいう人間概念も生命概念も存在していないのだから
ここらへんかな
360 :
考える名無しさん :2009/01/07(水) 21:18:26 0
ふ~ん。
361 :
化粧撲滅運動 :2009/01/09(金) 22:27:25 0
化粧品はシャネルで全部そろえたが使わないのでボックスにカビがはえた。 化粧したくない。化粧って経費は自腹で楽しむのは男なんだよね。 経費と手間かけたぶん何を回収できるの? 女は「美貌」「稼ぎ」「家事」「やさしさ」。 男は・・なんだ?最近共稼ぎ多いくせに。 すっぴんでうろうろしてたら大阪のデパートの店員(同姓)に奇異な目で見られるし、 化粧の習慣って村的同調圧力と化粧品会社の圧力で惰性的に残ってるだけな気がする。 日焼け止めはちゃんとするし服も品のいいのが好きだが、化粧だけは嫌。めんどくさい。 ミシェル・フーコー的にいえば自分で自分を「化粧さぼるな〜」と監視する不幸な二重主体なのよ。 「化粧しなさいという監獄」の誕生。
362 :
◆WpzznM0XEY :2009/01/10(土) 13:50:57 0
二人っきりだ
363 :
◆WpzznM0XEY :2009/01/10(土) 13:51:42 0
邪魔するものはいない
364 :
◆WpzznM0XEY :2009/01/10(土) 13:52:25 0
オセロットは気高い生き物だ
365 :
◆WpzznM0XEY :2009/01/10(土) 13:53:26 0
本来群れることはない
366 :
考える名無しさん :2009/01/10(土) 13:54:18 0
12発だ
367 :
考える名無しさん :2009/01/10(土) 16:39:28 0
ノンケの男の人にありがちな「女性を利用して間接的逸脱を楽しむ」ってのがあるけど、じゃあ自分が逸脱しろって思う。 馬主とか芸子遊びって「男が男社会からの間接的逸脱を動物や女をつかってする」なんでしょう。 女性作家や漫画家を変にもちあげてる学者の評論をみると「お前は馬主か」と思う。 当の動物や女がなんて思ってるのかはわからないけど気になる。 それからしたらフーコーの友情の話はいい話だ。
368 :
考える名無しさん :2009/01/10(土) 18:04:44 0
姫井議員とか・・
369 :
考える名無しさん :2009/01/10(土) 18:17:01 0
フーコーvs姫井
370 :
考える名無しさん :2009/01/10(土) 18:29:21 0
風光明媚とか?
371 :
考える名無しさん :2009/01/10(土) 18:36:21 0
生成の無垢?
あぼーん
あぼーん
あぼーん
この荒らし通報していい?
あぼーん
377 :
考える名無しさん :2009/01/11(日) 11:39:07 0
罰がなければ逃げるたのしみもない
378 :
考える名無しさん :2009/01/12(月) 23:08:34 0
狂気の歴史とホルスト・ガイヤーの馬鹿についてって糸電話でつながってるの?
379 :
死 ◆WpzznM0XEY :2009/01/13(火) 08:58:41 0
380 :
天 ◆WpzznM0XEY :2009/01/13(火) 08:59:53 0
381 :
考える名無しさん :2009/01/13(火) 09:00:53 0
382 :
考える名無しさん :2009/01/13(火) 09:32:01 O
八幡太郎義家
383 :
考える名無しさん :2009/01/13(火) 09:39:08 O
北朝鮮人は拉致被害者とは逆に日本に閉じ込められているので「言う通りにしてください」とだいたい日本人に指図してくる。これには無理がある。これから朝鮮の問題は俺とパートナーで早晩やっていくことになるだろう
384 :
し :2009/01/13(火) 09:43:32 O
どういうことかというと日本人の縁には穴があり穴があることをいいことに色々なやからが悪いことをする。すると人が死ぬ。人が死ぬと穴が広がる。穴が広がると色々なことが見えなくなる。以後連鎖していく。
385 :
し :2009/01/13(火) 09:51:51 O
これをインドまで繋げるとマフィアに繋がるので以降組織があると考えられる。インドにいくと社会が酷い
荒らしうぜえ
387 :
考える名無しさん :2009/01/13(火) 19:31:51 0
このスレがピンチョンの小説化したと思えば読めなくもないしちょっとおもしろい。
388 :
考える名無しさん :2009/01/13(火) 19:58:52 0
Tシャツとブリーフにスレから選んだ文章をコピーしてアトラスっていうブランドで売ればいい。 ちょっと嫌な耳なし芳一気分。
389 :
考える名無しさん :2009/01/13(火) 21:27:30 0
ピンチョンInherent Vice期待
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
394 :
考える名無しさん :2009/01/27(火) 08:31:14 0
巣の連投荒らしウザッ
396 :
考える名無しさん :2009/01/29(木) 12:32:58 0
出典は?
397 :
考える名無しさん :2009/01/30(金) 15:59:18 0
ポーの一族
398 :
考える名無しさん :2009/01/30(金) 16:32:23 0
399 :
考える名無しさん :2009/02/01(日) 12:29:51 0
ブルジョア社会の思惑であるプロレタリア階級の再生産に失敗しているから ブルジョア社会にとっても問題だわな。 ヴェーバーが論じたプロテスタンチズムの倫理もしくは資本主義の精神の ディシプリン権力がうまく再生産できなくなっている。
あぼーん
あぼーん
402 :
病巣 :2009/02/02(月) 15:18:55 0
403 :
考える名無しさん :2009/02/02(月) 15:19:46 0
ポーか
402 コレ全部読んだの?
405 :
考える名無しさん :2009/02/02(月) 23:00:47 0
パンとサーカスといえばLEE30倍とメッコール一気飲み。
406 :
考える名無しさん :2009/02/03(火) 19:29:19 0
サーカスは漫画とアニメでしょ。どっちもくだらないわけよ。 パンは中国製品じゃないの?まあアジアの時代ではある。
フーコー的な懐疑主義は代替案を出さないから駄目なんだよ 子供に対する洗脳とヨーロッパが南米、アフリカ、アジアを侵略したことを不合理とするなら 合理的な代替案を示す必要がある 不合理というのは合理的な例と相対化して初めて導き出されるもの
システム批判は解体じゃなくて、よりよいシステムの構築によるってこと? それと絡めて漫画・アニメ批判もしてほしい。どこがいいんだあんなもの。 高校の時に萩尾ですらもうええわと思ったからなあ。 とはいえルドヴィシの玉座をみてよろめいたとまで言わなくていいけども。
昔漫画は管理社会、学校化社会からの逃走としてあったけど、 いまはそれを補完する役目になってるからなあ。
もともと補完する役目だったんじゃいの。一杯飲み屋みたいな。
結局再生産に奉仕してるのね。
フーコーのゲイの友情って性差の不平等と外見の美醜の不平等を無視してる?
最近哲学に興味が出てきて、とりあえずフーコーから読んでみようかと思うんだが、 あまり用語とかちゃんと知らない自分でも読みやすいオススメの本ありませんか? 別にフーコーの解説書でも構いません。
415 :
▲むささびん ◆JXLBbnYqTY :2009/02/15(日) 16:22:25 0
哲学に興味が出てきてなら、フーコーでない方がよいのでは。 どれも読みやすいよ。
416 :
考える名無しさん :2009/02/15(日) 16:52:42 O
佐々木中嫁
417 :
414 :2009/02/16(月) 01:53:46 0
>>415 色々ありすぎて困るんで具体名を教えてくれるとすごくありがたいです。
>>416 本屋で探してみます。参考になります。
あとと。連投すみません。聞き忘れました。
>>416 佐々木中の本のどれがオススメでしょうか?
>フーコー的な懐疑主義は代替案を出さないから駄目なんだよ 代替案を出す必要なんてあるのか? そもそもそんな責任なんかないのだし。 駄目かどうかはあなたの評価だろうけど、 そういうことをフーコーに期待すること自体意味ないと思ったりする。
フーコーって明らかに専門家向きだろ。史学や歴史といった背景とセットじゃないと真意が得られないんじゃないか? マニア向けだろ。 素人が刺激を求めて読むだけならいいけど、文を丸覚えしたりその後で知ったかで感想披露したりすると かならず曲解するとおもうね。 専門家(スペシャリスト)向きだよ・。
422 :
考える名無しさん :2009/02/16(月) 19:11:36 O
ごちゃごちゃ言ってないでとにかく読め 読めばわかる
昔さ、新評論って所から出てたの(フーコーのインタビューを 中心にしたアンソロジーみたいなの)は、 『監獄の誕生』以降の権力論の側面を大きくフィーチャーしていて、 ある意味ではフーコー入門には最適な本だったよね。 まあ今となっては読む価値あるかわからんし、 それだけでフーコー語るのもどうかとは思うけど。
424 :
考える名無しさん :2009/02/19(木) 00:47:22 O
ジン
425 :
考える名無しさん :2009/02/24(火) 00:49:40 0
ジンジンジン松原仁♪
426 :
考える名無しさん :2009/02/26(木) 11:35:03 0
初心者です。すみません。 系譜学と歴史学の違いって、一言簡単に言うと何ですか?
歴史学は、実証を重んずる一般的な学問分野だけど 系譜学は、ニーチェの遠近法に由来する歴史記述の手法を指します。
「ニーチェ、系譜学、歴史学」(フーコーコレクション3所収)おすすめ
429 :
考える名無しさん :2009/02/26(木) 12:39:51 0
そうよな、やっぱ、黙って座ればピタリとわかる、かな。
430 :
426 :2009/02/26(木) 15:20:25 0
たびたびすみません。
>>428 の本もそのうち読んでみようと思いますが、
>>427 の「ニーチェの遠近法に由来する歴史記述」というのも
何かに喩えてで結構ですので、簡単に説明していただけないでしょうか。
>>428 の挙げてる講演は、長い文章だけどこの時期のフーコーがものすごく出てるから、
じっくり読んでおくと今後のフーコー理解には絶対に力になると思うよ
433 :
▲むささびん ◆JXLBbnYqTY :2009/02/27(金) 01:13:04 0
歴史学・・・歴史を語る 系譜学・・・歴史がそのように語られた歴史を語る。要するにメタ歴史学。
便乗で質問です 考古学(アルケオロジー)は?
435 :
考える名無しさん :2009/02/27(金) 09:16:03 0
歴史学は実証的だとか、歴史を語るとかいうけど、 その定義はナイーブというか、単純すぎねーか。 もしフーコーがその程度の認識だったとしたら、歴史学一般を見くびりすぎてる。間違ってる。
436 :
考える名無しさん :2009/02/27(金) 11:21:06 0
図式化というのは言ってみれば単純化であり一面化だからね。物事のすべてをくまなく汲み取っている というわけじゃない。理念型みたいなものと考えればいいんじゃないか? 歴史学と一口に言ってもその学派や研究の範囲は多様だし、実際には相互依存していたりするだろうね。 フーコー自身がどう考えていたかどうかは別問題。ただしフーコーを批判する歴史学者には実証主義を 掲げている人が目立つのもたしかじゃね? つまり批判する側はそういうふうな認識があるみたいな気が。
フーコーはポストモダンという枠組みに含まれる?
フーコーは歴史学を批判してるけど、 アナール派の歴史学者はフーコーシンパ多いよ。
439 :
そばかす次郎 ◆JXLBbnYqTY :2009/03/03(火) 23:37:41 0
不幸そうな名前だな
441 :
そばかす次郎 ◆JXLBbnYqTY :2009/03/03(火) 23:42:19 0
歴史学に対する系譜学をあげたのはニーチェ。 いまはニーチェがいうような歴史学は教科書ぐらいでしょ。 歴史学者は十分、系譜学的だ。 アナール派などは特にそう。 フーコーはニーチェの継承として系譜学を強調したわけで、 最近の歴史学を批判しているわけではない。 最近の歴史学者は、実証的に歴史資料を積み上げて、 よくフーコーを批判しているけど。
442 :
そばかす次郎 ◆JXLBbnYqTY :2009/03/03(火) 23:43:43 0
系譜学の系譜 ニーチェ マックス・ウェーバー フーコー アガンベン?
まあ老婆心から言うけど フーコーは「マンタリテの歴史」なんてものには なんの興味も持ってないし、アナール派には冷淡だよ。 君に言ってもしょうがなさそうだけど。
444 :
考える名無しさん :2009/03/04(水) 09:58:26 0
>>442 オマエは山之内靖や姜尚中に騙されてる。
445 :
考える名無しさん :2009/03/04(水) 13:22:25 0
>>441 そのアナール学派のなかでもフーコーに対する立場は両極に分けれているでしょ?
純粋にアナール学派っぽい監獄の歴史なら、ピエール・デーヨンのそれで十分のはずだし、
フーコーがフーコーとして買われているのは、そういうところではないんじゃないかな?
446 :
そばかす次郎 ◆JXLBbnYqTY :2009/03/04(水) 13:36:03 0
このような系譜学の系譜があるとして、彼らは歴史学者とは 違うよね。 歴史学者は、考古学に近くて、資料を掘り起こして、「事実」を 照らし出す。 系譜学は、歴史学資料から、社会分析を行う。社会の無意識を 考察する。ニーチェの道徳の系譜、ウェーバーの資本主義と プロテスタンティズム、フーコーの規律訓練権力など、 歴史資料の積み上げだけからは、見えてこない。 読み物として、歴史学がつまらないのは、飛躍的な考察することを 控えて、当たり前な結論しかでない。歴史学の面白さは資料の積み上げ による事実のあぶり出し。 系譜学のおもしろさは、そこから飛躍的な考察がはいる。 しかし逆に系譜学は歴史学から批判される。たとえばウェーバーが かたる資本主義とプロテスタンティズムの関係でない資料も たくさんあるから。 とかく、系譜学は語りすぎる。そしてそれが系譜学の存在意義。 系譜学と歴史学は影響しあっている。フーコーとアナール派も同様。
447 :
考える名無しさん :2009/03/04(水) 14:05:42 O
で、此処のおまいらはフーコー研究の第一人者山本哲士はどう思っているのてらすか?
歴史学と系譜学の違いって、原点のニーチェに回帰すれば、 「多様な生」を殺す「歴史」 「多様な生」を活かす「歴史」 という違いじゃないの?
449 :
考える名無しさん :2009/03/15(日) 15:04:12 0
ちくま学芸のフーコー・コレクション、なんか絶版になるみたいよ〜。
450 :
そばかす次郎 ◆JXLBbnYqTY :2009/03/15(日) 15:15:47 0
早すぎる
>>449 ソースは?
人文書院やみすず等々の昔出たフーコー・アンソロ圏域を奪取するかのようにして出た
あのコレクションが簡単に絶版にはならんと思うが・・・
フーコーの監獄の誕生と言ったら、一望環視装置じゃん。 だけど監獄の誕生論じて、一望環視装置論じているように見えてそうじゃない。 あまり重要じゃなく別な論点がああたらこうたらってねちっこく書いた文章読んだ記憶があって、 フーコー論としてしてが斬新でまた読みたいが何に書かれたかわかる奴いる? 丹生谷や蓮實か、または全く違うようでわからないんだが。
453 :
そばかす次郎 ◆JXLBbnYqTY :2009/03/16(月) 14:36:29 0
監獄の誕生の中で、後半に一望環視装置がピックアップされるのは 不自然だよね。なんであーなったのか。本筋は身体訓練なのに、 いきなり視線がピックアップされて、 フーコーの監獄の誕生と言ったら、一望環視装置!になってしまった。
454 :
考える名無しさん :2009/03/16(月) 16:08:20 0
原題は "Surveiller et punir" (監視することと罰すること) なんだから、どっちが本筋とか勝手に決め付けてもしょうがないだろアホ
フーコーとドゥルーズどっちが人気あるの?
456 :
そばかす次郎 ◆JXLBbnYqTY :2009/03/16(月) 16:54:38 0
>>454 「監獄の誕生」だけ読むとそういう感想になるのかな。
読み込むと不自然さはわかると思うけどな。
一望環視装置が語られているかに見えるが読めば、違うじゃないか、 見えているものは見ないで誰もイメージしか語らない式の蓮實文脈何だけどな。 丹生谷のドゥルーズ、映画、フーコーだったっけな。わかる奴教えてくれ。
458 :
考える名無しさん :2009/03/16(月) 17:04:40 0
やなこった
459 :
考える名無しさん :2009/03/16(月) 17:51:38 O
右 右手
でも監獄の誕生と言ったらパノプティコンなのに違うとか、面白くね?
461 :
考える名無しさん :2009/03/16(月) 18:56:05 0
生殺与奪の権限をスペクタクルに見せつけて可視化する権力の形を 冒頭にもってきて、そうした残虐な刑罰にはあくまで反対した ベンサムの監獄改善案に、新しい可視化の形態を伴った新たな権力の形 の現れを見て取るという話の流れからすれば、別に不自然なところは どこにもないと思うけど。 頭弱い奴の考えることはよくわからんな。
たしかに、フーコーで重要なのはパノプティコンよりも、処罰とか訓練とかだと僕も思うね。 なぜパノプティコンだけが先行しているのかが分からない。
463 :
考える名無しさん :2009/03/16(月) 20:42:32 0
2ちゃんはアホのパノプティコンだから
>>461 いや、そういう小学生にもわかる単純な話でもなかったのよ。
465 :
そばかす次郎 ◆JXLBbnYqTY :2009/03/16(月) 22:53:40 0
パノプティコンの強調の危険は、内面への回帰ですね。 構造主義の内面(精神)重視から、規律訓練は身体重視へ 展開したところがすばらしい。 それが監獄の誕生の転回なのに、パノプティコンは微妙に 内面(精神)に回帰している。 この曖昧さが、いまだに規律訓練が構造主義の例として 上げられる誤解を生んでいますね。
466 :
そばかす次郎 ◆JXLBbnYqTY :2009/03/16(月) 23:02:20 0
パノプティコンの不自然さは、身体管理の強調しすぎへの 抑止なのかもしれません。 身体を管理するのは、ただ物理的な訓練だけではなく、 内面からの抑制も重要である。 可視化とはあくまで身体訓練技術の一つである。 それは監獄という身体拘束において意味をもつ。
467 :
考える名無しさん :2009/03/16(月) 23:14:00 O
四元って何だあ?四元って気になるんだけど。あれだろ?沖縄・・・
あぼーん
あぼーん
470 :
考える名無しさん :2009/04/15(水) 09:37:33 0
また巣の荒らしが始まった・・・
472 :
考える名無しさん :2009/04/15(水) 10:15:51 0
てかPIKARRRの保守アゲだろ。 野良犬のマーキングとおなじ。
ぴかぁは死んだよ。あいつは荒らしじゃない。
474 :
考える名無しさん :2009/04/15(水) 12:02:27 0
擁護乙 PIKARRRな今日も自スレでキチガイレスアゲまくってるよ
475 :
考える名無しさん :2009/04/23(木) 23:12:44 0
■ 現代思想 2009年6月号 特集=ミシェル・フ―コー(仮) (2009年5月27日 発売)
腐ブームの昨今でペンペン草もはえない昨今。 女性の神秘とか失楽園とかほざいてたじいさんども、なんか言えよっておもう。 神秘どころかハーレクイン。女神じゃなくて猿だった。
腐って吉行淳之介が女装したようなものか。
バルトとフーコーは実際にエッチしたことあるの? 意気投合して、そっから犬猿の仲になったって聞いたけど。
柔と剛で対極だな。
480 :
考える名無しさん :2009/05/25(月) 14:47:25 0
フーコー・コレクションに入っているインタビューや講演で初学者が読むのにお勧めなのありませんか?
6の「真理と裁判形態」「全体的なものと個的なもの」 3の「ニーチェ、系譜学、歴史」 後は何がある?
2「作者とは何か」
「真理と裁判形態」がダントツだけど、 あとは、6 「統治性」 なにはともあれ6だね。
484 :
そばかす次郎 ◆JXLBbnYqTY :2009/05/28(木) 02:51:46 0
現代思想特集age
485 :
考える名無しさん :2009/05/28(木) 09:46:50 O
>>485 パレーシア論関係中心だけど、やっとこういう特集をしてくれたって感じかなあ。
ギベールにバルトが見限られて、フーコーのところに行かれて、 そこでギベールが僕を救ってくれなかった友へとか書くんだなw
488 :
考える名無しさん :2009/06/04(木) 12:03:07 0
現代思想特集 佐々木中氏の論文注釈で、"言語遂行的行為"とあるのですが。 初めて聞きました。どんな意味でしょうか?
「遂行的」は英語で「パフォーマティブ」だろ。 よく政治家などについて言われる「パフォーマンス」そのまま。 あるいは舞台での役者のセリフなどをイメージしてみればいい。
パフォーマティヴは、ふつう「行為遂行的(発言)」と訳されるんだけど なんで「言語遂行的行為」になっちゃったんだろうね。
言語行為論(speech act theory)と行為遂行的(performative)がちゃんぽんになったんだろう、きっと
492 :
考える名無しさん :2009/06/04(木) 18:29:56 O
ありがとうございます ググッテも分からないで困ってました
Pratique discursiveのことだったりして……読んでないから知らんけど。
さすがにそれは「言説実践」と訳すだろ。
カント「人間学」の序文 みたいなのは、出版されてるの? 知らないけど。
氏ね
Pratiqueは山本哲士 ていのうしね
500 :
ま :2009/08/03(月) 17:47:50 O
あれ?
502 :
英訳 :2009/08/03(月) 20:44:13 0
503 :
PHP :2009/08/03(月) 21:57:24 O
フーコーか
504 :
考える名無しさん :2009/08/04(火) 11:14:21 0
Foucault may be...
506 :
考える名無しさん :2009/08/31(月) 08:14:32 0
「言葉と物」の序を読み終わりました。 なんのこっちゃさっぱり分かりませんでした。 1つの文章すらまともに理解できない。 なんて頭悪いんだろ。。。。 みんなすごいね
507 :
考える名無しさん :2009/08/31(月) 14:03:52 0
>>507 >訳のお粗末さ
それは確かに思った
無理に難解な表現を選んでるというか
でもみんなはそのお粗末な訳でもちゃんと読めてるじゃん orz
あとドゥルーズも読んだんだけど同じく分からんかった orz
なんか哲学って一つの単語とっても独特の意味を含んでたり、
一般的に使うのとは違った捉え方を求めてたりするよね
そういうのを理解していくにはどんどん哲学書読んでいくしかないの?
ごめんね。初心者兼バカが紛れ込んじゃって
フランス語の非論理性というのも一考に値するだろう
>>509 >フランス語の非論理性
なるほど。フランス語自体がそもそも非論理的な言語なのか
でもどうせ日本語に訳するなら・・・って、あんまり初心者質問ばっかり続けてもスレチだね
質問スレ見つけたし今度そっちでいろいろ聞いてみる
ありがとう! ノシ
511 :
考える名無しさん :2009/09/01(火) 11:56:00 0
仏語で読んでも難しい本らしい。それが、ウソかマコトか、訳に問題があれば脱落者もでます。
512 :
考える名無しさん :2009/09/01(火) 12:02:12 0
>>511 ご自分の努力不足や能力に無さを翻訳と置き換えるな!
仮に翻訳に問題があるとしても、
ほとんどの読者は現在の翻訳で読んでるんですよ。
>>506 あの翻訳は、十分理解可能な良い翻訳です。
>>512 が正しいです。
ましてや「フランス語の非論理性」なんてものを
引き合いに出すのは見当違いも甚だしい。
(フランス語は諸言語のなかでもむしろ一般には
明晰とされ賞賛される言語です。比べれば日本語の方
が、非論理的なところはいくらでもあります。)
この種の古典を読むのに王道はないです。
すぐに分かろうとせず、根気よく、
丁寧に読み進めるしかありません。
>>512-513 みたいなのは、どんなにクソみたいな翻訳を掴まされても
必死に頭を悩まして読み進めようと頑張るんだろうな
515 :
513 :2009/09/01(火) 21:46:44 0
>>514 あほ。俺は、フランス語でもフーコーを読めるが、そう書いたんだ。
フーコーに時間をかけても何もないよ もっと有益な時間の使い方をしよう
517 :
506 :2009/09/01(火) 22:24:38 O
>>みなさん 何を差し置いても私の能力不足が理解出来ない何よりもの要因であるのは ツラいほど承知しております orz 質問スレで教えていただいた「哲学マップ」「シーシュポスの神話」 「西洋哲学史」からまず読むことにします
518 :
考える名無しさん :2009/09/02(水) 13:52:02 0
要はだな、各人が各人の能力にあわせて選択できるように幾つもの翻訳本が欲すいな〜と。 まぁ、無理だよね? つか、『コトバとモノ』ってそんなに重要な本なんか?
そりゃ引用回数が多いですもの。重要な本だ。
520 :
ザ・スミス :2009/09/02(水) 21:36:24 0
よしっ、おれが『コトバとモノ』を2ちゃんねる語訳にするよ! 「人間って香具師は波打ち際の砂に描かれたAAのように でやがてアポーンされるべきものでつorz」
521 :
考える名無しさん :2009/09/02(水) 21:47:50 O
俺大学時代フーコーのゼミ取ってたんだが、コイツ何言ってんだかさっぱりわからんかった。 『権力』がどうのこうのって感じだったが、誰か分かりやすく解説してくれないか?
人間が二人以上いれば権力関係(≠上下関係)が生じるみたいな
523 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/02(水) 22:10:59 0
ん〜なんで急にこんな低脳どもがよりあつまってんの???
524 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/02(水) 22:14:36 0
>質問スレで教えていただいた「哲学マップ」「シーシュポスの神話」 >「西洋哲学史」からまず読むことにします おい、おまえからかわれてるぞw
525 :
考える名無しさん :2009/09/02(水) 22:51:28 O
>>552 おお、そうだった、そうだった!
確かにそんな感じの話だった!
何となくだが思い出したよ、ありがとう!
526 :
506・517 :2009/09/03(木) 01:22:08 O
>>524 マジっすか!
もうAmazonで哲学マップ注文しちゃったよ
まあ、読んで損はしない・・・よね?
527 :
考える名無しさん :2009/09/03(木) 04:40:03 0
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY こそ、この板で有名な低能コテの一人だぞw
>>527 えええ!!
もう誰を信じていいのか分からない orz
己を信じるっつっても己が頼りないんで。
とりあえず哲学入門的な物から読み始めていきます
529 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/03(木) 08:25:48 O
>>527 またおまえか。
ならおまえがフーコーの権力論説明しろよ。
今日中よろ。
531 :
ザ・スミス :2009/09/03(木) 19:35:11 0
並兵じいさんなんかほっといて、誰かおれにかまってくれYO! せっかく翻訳したんだからさ! 「人間って香具師は波打ち際の砂にコピペされたAAのように やがてアポーンされるべきものでつorz」 〜『コトバとモノ』2ちゃんねる語訳(部分訳)〜
あぼーん
533 :
ザ・スミス :2009/09/06(日) 11:15:12 0
プチパンのように売れたってホント?
「NMRはいかに創られたか」 長年にわたって積み重ねられた多数の研究・学習成果を簡潔に整理し,系統的に淡々と記述されている. しかし,その裏には先人たちの血のにじむような努力や、ありえない不条理、映画顔負けのドラマが潜んでいる. 本講演では時代を画したNMRの研究にスポットを当て,どのような時代背景の下でどういう教育・研究歴を持った人物が 何をきっかけに歴史的な発想を獲得 どのような困難に出くわしどのように解決して研究を完成させたかを可能な限り掘り起こし述べる予定である. 今回はMMRの発見前後に焦点を当てる.若い方々が話しの中から “学問する” ということはどういうことなのかを感じ取って頂ければ幸いである.
すまん、天然さんが一人混じっているだけで爆笑しちゃった。
>>528 天然さん、「言葉と物」は哲学の素養が必要だ。カント、ニーチェ、ヘーゲル、ハイデガー、フロイト、マルクスあたりは読んどかないとちんぷんかんぷんだ。
主要著作数冊ずつにしたとしても、これだけ読むにはどんな天才でも最低でも5、6年は必要だ。
とくに「人間の消滅」って何のことなのかがこれなしでは分からない。たとえ2ちゃん訳でもだっ!あ、2ちゃん訳のつづき期待してますケド。。。
そんなわけで、どっちかっていうと、「監獄の誕生」とか「狂気の歴史」とか「知の考古学」のほうがおすすめです。
堀江貴文は、40年前に月に行けたのなら今頃は人が冥王星あたりまで行ってたっていいじゃないか、 というような話をしていたがその感覚はよく理解できる。 過去にそこまで行ったんだから現在はもっと前にいるべきだ、という進歩至上主義とも言うべき感覚。 別に宇宙探検に限らない。他の文化的なことでも、「現在はもっと前にいるべきだ」という感覚は必要なものだ。 こういう感覚がなければ物事はどんどんダメになるのではないだろうか? そして、今やそういう感覚を持つ優秀な人間はやはりIT関係、あるいは金融方面に集中してしまっているのではないだろうか? 堀江のような突出した人物だけではなく、「はてなでチョイ人気程度」の者を見てもそういう気がする。 問題なのは、彼らがITや金融だけに特化して優秀である、というわけではないことだ。 「あいつらは、コンピュータや投資だけが得意の機械野郎さ。人間的なこと、文化的なことは何も分からない機械化人さ、そうだろメーテル!」 的なことが通用しない。 例えば、こんなことがあった。 去年、日本近現代文学史上最重要と思われる人物の全集が出て、高い本なので買った人の レビューを参照しようとググってみると、出てくるのが「はてなでチョイ人気程度」のプログラマーだけだったりする。 ネットで「ポストモダン」とか言ってる輩は、読んでないばかりか名前すら出てこない。ネットだけじゃなく文芸誌に書いているようなのでもダメだね。 まあ、時代によって才能のある人間が集まる場所が違う、というのは当然といえば当然の話だ。 昔は人文関係にもそれなりに優秀な人間が集まった。 しかし、浅田彰、宮台真司、福田和也あたりが最期だったね。 今、文学とか批評とか言ってるのは最早特殊学級の様相を呈している。 (こういう人達は自分の写真や映像をネットに提示するときは注意して欲しい。 とにかくもう顔が違うんだよ、IT関係とかの人と比べて。 俺は人事ながら、こういうことに結構ショックを受けるのだ)。 やはり、テクノロジーと経済というのは恐ろしい。 嘘を曝いてしまう、というよりも、「本当のこと」を「嘘」に引きずり降ろしてしまう。 しかし思えば、現在のような新帝国主義の時代というのはそういうものかもしれない。
>>528 「言葉と物」が読みづらいということですが、まずは(まともな)日本語に翻訳されていても、
解らないものがある、という体験をなさっただけでも、貴重な収穫だと思います。
次に読み方ですが、意味が分からない用語は、初回は無視してかまいません。
ポイントは、むしろ構文の正確な把握、文章と文章、段落と段落などの間の
「論理的な関係」を正確に読み取ることです。例えば指示代名詞「それ」が
指している箇所はどこか、「従って」「それゆえ」「しかし」等の接続詞を
きちんと押さえながら、その文章は例なのか、後に批判されるために挙げているものなのか、
それともフーコー自身の主張なのか、等々を理解しながら読み進めればいいです。
そうすれば、難解な用語の意味も、文脈からだんだんと察しがつくようになります。
用語の意味を入門書や注釈書や事典で調べるのは、そうなってからで構いません。
とにかく、最初はゆっくりと、論理の流れを追思考(自分の頭の中で再現)しながら、
読むことです。
>>537 その通りだね。
現代思想や哲学が分からないだの難解だのといって、すぐ思想家のせいにして逆ギレしてる輩がよくいるけど、
ほとんどは国語力というか論理的に読解する力がないだけなんだと思うね。
少なくとも半分以上はそのせいだと思う。
きちんと文章を丁寧に読めば済むことなのにね。
>>538 そう思います。一般的に言って、小説を読むような仕方で哲学書に接近して、
分からなくなっているケースが多いように思われます。論理の流れ(展開)に、
自分の思考を同期させなければ、ひどく誤解してしまいますね。
例えば、フーコーの述べている主張を、自分で別の言葉に言い換えることが
出来るようになることが、「理解」のひとつのしるしになりますね。
数学と一緒で、哲学でも「理解すること」自体は、他人まかせにできない、
ということを知ることが、大事ですね。
システムと構造
スゴウラクトューゴィッチマランドラスラ・ドロッチームラー・ウンチラッチョリーナッチョリラワラッチンコンマンコスペルマータ・テラスチョラッチョンピン・チッチョラリンクリンコラスッテラャンワンピャララー
542 :
528 :2009/09/15(火) 08:19:09 0
>>535 天然・・・・ですね
リアルに分かんないですし。。。。
>「狂気の歴史」
なぜか持ってるんです
こっちから読んでみます
>>537-539 >「論理的な関係」を正確に読み取る
つまるところこれですよねーやっぱり
焦らずこつこつと読んでいくことにします
みなさんありがとう!!
543 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/15(火) 09:12:47 0
資本主義の基本は労働の総動員なんだよ。 フーコーでいえば、16世紀以降の国家理性と規律訓練権力。 資本主義社会の到来で、国家は国富のための生産性の向上を目指して、 環境、人員は開拓されて、訓練され、総動員がとられた。 これは現代に続く倫理で、みながみずからの方法で社会的貢献をする。 これは、経済学では比較優位と呼ばれる。 それ以前は、自給自足を基本としていたので、 全体の協調というのは規律はなく、働かない怠け者というのは 一定数社会に存在し、人々が許容していた。 たとえばスーパーのパートのおばさんはお客にオマケするか。 これはバイトが労働時間=バイト代と直結しているから。 おまけするとという、自分の労働時間を見ず知らずの人に 与えること。なぜそんなことしないといけないの? それにくらべて、八百屋のおばさんはオマケする。 一応、店のオーナーだから、労働時間=賃金に直結しない。 仕入れ量、売値を決めるなど、全体として利益を考えることができる。 100円程度は許容できる。またひいきをつくるなど、長期的なビジョンで 利益を考える。 自給自足もある種オナーだから、怠け者に恵むぐらいの 許容はできた。そういう贈与社会だった。 資本主義は、貨幣を基本にすることで、多くのサラリーマンにかえて、 労働時間=賃金とすることで、贈与、助け合いなどのゆるさを 排除した。効率化重視、そして国民総動員労働を基本とする。
544 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/15(火) 09:22:13 0
だから貧しくても、低賃金で働かなければならない。 理念的には、福祉制度は働けない人を再び社会貢献=労働へもどす ことを基本にする。すなわちチャンスを与える。 決して労働から離れることは許されない。 これは共産主義でも同じ。共産主義は専業主婦も許されない。 みなが私的ではなく、公的な労働に等しく従事することが 求められる。マルクスが乞食を「ルンペンプロレタリアート」とよんで 蔑視した。 このような歴史から考えると、BIは革命的な福祉制度だ。 生活必要な最低額を与えると言うことは、そこに「労働しない」という 選択肢を与えることだから。封建社会→資本主義社会(共産主義社会) →BI社会といってもいいぐらいのパラダイムシフトであり、革命である。 イデオロギーとしては、「貧困の自由」といういままでにない最大の自由を 与えるということで、左派リバタリアニズムに近い。
545 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/15(火) 09:44:55 0
と言いつつ、実は右派リバタリアニズムが支持しているのが不気味である。 たとえば最近の左派の言説にポストフォーディズム批判がある。 従来の資本主義は、国民を労働へ総動員してつつ、搾取することへの 対抗運動があった。 しかし現在のポストフォーティズムでは、決して労働へ総動員しない。 働きたいならば働けばいい。よい仕事をしたければ、自己努力をすればいい。 すなわちネオリベラリズムは自己責任を重視している。 このような傾向が労働傾向が柔軟化して、労働力を決して抱え込まず、 必要なときに必要なだけ雇うことという形態に変わってきていることによる。 このような傾向は、第三次産業が労働の中心になっていることによる。 第二次産業のように、熟練性を必要とせず、創造的な高賃金と、 ルーチンワークの低賃金が分離されている。 すなわちポストフォーディズムでは、労働者の自由が達成されて、 企業側もそれを許容している。これがいいこととみるかわることとみるか、 微妙な状態にある。今回の日雇い派遣の問題も結果的に不況になって、 みごとに雇用の調整弁として利用されたが、そのはじめは新たな自由な ライフスタイルとして自ら選んだ者も多かった。
546 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/09/15(火) 09:54:13 0
このような背景を考えると、BIがポストフォーディズムは保護政策であることが わかる。「貧困の自由」まで許容するという革命的な自由の獲得であるとともに、 ネオリベラリズムに利用されやすい危うい面をもつ。 最低の金を渡しているのだから、あとは自由に。もう少し豊かになりたいなら、 雇用の調整弁になってください。 なぜ企業がポストフォーディズムを求めるようにようになったのか。 もはや労働者へ安定した雇用を与えることができなくなったから。 企業の効率化を考えたときに、雇用はもっとも容易な調整弁である。 設備は簡単に売ったり、買ったりできない。タイムラグが生じるし、 決断が求められる。それに比べて、雇用は明日にでも出し入れできる。 労働組合に守られている正社員では難しいが、非正規雇用なら。 最低賃金を支給し、非正規雇用を生き長らえさせつつ、必要なときに 雇用する。これは、貧困の自由を手に入れたものと、必要なときに 低賃金雇用をもとめる企業の利害が一致するポストフォーディズム時代の 形態であるといえる。 おまえらほんとにそれいいのか?
547 :
考える名無しさん :2009/09/15(火) 10:19:02 0
>>544 ルンペンという言葉はマルクスがつくったわけじゃないだろ。
マルクスが蔑視したというのは誤読だ。
マルクスがルンペンプロレタリアートを論じたのは彼らが歴史的に
政治的反動に転化した点であって、そういう意味では自作農のことも
同等に政治的反動勢力になりやすいと評価していたはずだ。
共産主義の最終的な形態では、プロレタリアートが労働から解放される
可能性をマルクスは示唆している。労働価値説は、資本主義の発展の
度合いにともなって次第にその価値を失っていくだろうという展望がある。
そしてそれが達成された資本主義の最終的な形態が共産社会とされる。
共産社会は資本主義の母胎から生まれ、資本主義を下部構造に持ちながら
発展していくものだというふうに考えられている。そこがマルエン系の特徴だ。
Business Intelligenceという概念がここでも通用するようになっているとは
549 :
考える名無しさん :2009/09/15(火) 11:32:40 0
>>546 ぴかぁ〜が働いていたら、説得力あるのになあ。
働けぴかぁ〜。
あぼーん
551 :
子瓜キ虫白勺走召糸色文寸米青ネ申 ◆Fg3.H1LKWk :2009/09/18(金) 22:35:34 0
やれやれ。このスレもイモっぽいバカしかいないのか。
システムと構造
880 名前:考える名無しさん[sage] 投稿日:2009/09/20(日) 19:28:55 0 おお不毛不毛
554 :
考える名無しさん :2009/09/22(火) 23:39:51 0
たしかにフーコーのあたま不毛だ
555 :
考える名無しさん :2009/09/23(水) 05:44:21 0
556 :
考える名無しさん :2009/09/23(水) 20:35:46 0
フーコーは髪の毛の問題とオサラバするために剃ったんだってね
「これでもう薄毛に悩まされることはなくなったぞ!」
知の考古学をゆっくり読むことができるようになる
日本の脳科学の狂気じみた歴史が明らかとなってゆく
「NMRはいかに創られたか」 長年にわたって積み重ねられた多数の研究・学習成果を簡潔に整理し,系統的に淡々と記述されている. しかし,その裏には先人たちの血のにじむような努力や、ありえない不条理、映画顔負けのドラマが潜んでいる. 本講演では時代を画したNMRの研究にスポットを当て,どのような時代背景の下でどういう教育・研究歴を持った人物が 何をきっかけに歴史的な発想を獲得 どのような困難に出くわしどのように解決して研究を完成させたかを可能な限り掘り起こし述べる予定である. 今回はMMRの発見前後に焦点を当てる.若い方々が話しの中から “学問する” ということはどういうことなのかを感じ取って頂ければ幸いである.
561 :
考える名無しさん :2009/10/03(土) 10:36:48 0
知の考古学は改訳を!
日本の脳科学の80年代後半〜90年代に何があったのか?
ヒントは意外にもあっさり見つかる
人体実験の表面化は、ニポンのラカン派の致命的敗亡
neurosciと「ゆみ」 日常性に潜む精神神経科学研究者、認知科学研究者、臨床心理学研究者などの悪魔性 これまで表面化していなかった、一方的で絶対的なサディズムと言語に絶する悪逆非道、そして増長、歴史上稀であろうよ 精神神経科学研究者およびその下僕のエログロナンセンスコミュニティの特異性と歪みも、彼らの所業に影響
傍証などが出現し始めると予測する
あぼーん
569 :
考える名無しさん :2009/10/14(水) 13:24:47 0
570 :
考える名無しさん :2009/10/15(木) 02:08:10 0
新自由主義と権力―フーコーから現在性の哲学へ 佐藤嘉幸 四六判上製200頁 本体価格2400円 刊行予定11月 現代的権力の最深部、新自由主義とは何か? 新自由主義とは、「自由放任」による統治ではなく、社会全体を競争原理で満たす介入 主義的統治である。新自由主義的統治の先駆的分析であるとともに、その批判を既に 提示したフーコーの講義『生政治の誕生』を精密に読み解き、現代的権力に即応する抵 抗の戦略を、その最深部において構築する。 第一部 新自由主義と権力 第一章 新自由主義的統治とは何か 第二章 規律権力から環境介入権力へ 第三章 主権権力の強化と例外状態の常態化 第二部 抵抗の戦略 第四章 器官なき身体から抵抗へ 第五章 マイナー性への生成変化 補論 服従化=主体化は一度限りか 佐藤嘉幸(さとう・よしゆき)/1971年生。筑波大学大学院人文社会科学研究科専任 講師。著書に、『権力と抵抗』(人文書院)、訳書に、バトラー『自分自身を説明すること』 (共訳、月曜社)など。
クィア理論難しいよクィア理論。 入門書がほしー
日本の脳科学の80年代後半〜90年代に何があったのか?
所謂NWO側だがフーコーの影響も
捏ねクショニストのいうところの神とは、追い詰められた彼らが縋った有力者たちである
ドキュメントサーベイは手間はかかるが容易である
neurosciと「ゆみ」 日常性に潜む精神神経科学研究者、認知科学研究者、臨床心理学研究者などの悪魔性 これまで表面化していなかった、一方的で絶対的なサディズムと言語に絶する悪逆非道、そして増長、歴史上稀であろうよ 精神神経科学研究者およびその下僕のエログロナンセンスコミュニティの特異性と歪みも、彼らの所業に影響
577 :
考える名無しさん :2009/10/17(土) 13:58:36 0
「NMRはいかに創られたか」 長年にわたって積み重ねられた多数の研究・学習成果を簡潔に整理し,系統的に淡々と記述されている. しかし,その裏には先人たちの血のにじむような努力や、ありえない不条理、映画顔負けのドラマが潜んでいる. 本講演では時代を画したNMRの研究にスポットを当て,どのような時代背景の下でどういう教育・研究歴を持った人物が 何をきっかけに歴史的な発想を獲得 どのような困難に出くわしどのように解決して研究を完成させたかを可能な限り掘り起こし述べる予定である. 今回はMMRの発見前後に焦点を当てる.若い方々が話しの中から “学問する” ということはどういうことなのかを感じ取って頂ければ幸いである.
578 :
考える名無しさん :2009/10/18(日) 16:11:05 0
虚空から冷たく見つめるJstar
知識≒権力 互いにレアリソースのサプライアたることと、信頼性など 海系連合の諸機関・諸勢力のリソースは、他勢力に隔絶する 海系の倶楽部の入会資格は相当厳しいので念のため
ボーカロイド中隊動員準備を提案
581 :
考える名無しさん :2009/10/18(日) 16:33:15 0
海洋国家連合と海系紳士連合の関係などに関しては、興味のある方は、軍板で聞いてください
海系紳士連合の力と文系の学識、科学技術の優越を無言のうちに物語る
人体実験の表面化は、ニポンのラカン派の致命的敗亡
何十人〜が、逮捕され、公判を経由し、処刑されることになるのかがポイントである
捏ねクショニストのいうところの神とは、追い詰められた彼らが縋った有力者たちである
neurosciと「ゆみ」 日常性に潜む精神神経科学研究者、認知科学研究者、臨床心理学研究者などの悪魔性 これまで表面化していなかった、一方的で絶対的なサディズムと言語に絶する悪逆非道、そして増長、歴史上稀であろうよ 精神神経科学研究者およびその下僕のエログロナンセンスコミュニティの特異性と歪みも、彼らの所業に影響
『これはバイブではない』
572 :考える名無しさん:2009/10/16(金) 14:46:29 0 日本の脳科学の80年代〜00年代に何があったのか? 573 :考える名無しさん:2009/10/17(土) 09:25:57 0 所謂NWO側だがフーコーの影響も 574 :考える名無しさん:2009/10/17(土) 09:44:35 0 捏ねクショニストのいうところの神とは、追い詰められた彼らが縋った有力者たちである 575 :考える名無しさん:2009/10/17(土) 11:45:35 0 ドキュメントサーベイは手間はかかるが容易である
590 :
考える名無しさん :2009/11/27(金) 18:24:28 0
フーコーって哲学者ではないなぁ。本人も自分は哲学的ではないと言ってるけど。 彼の本は文芸評論家・歴史家・詩人を足して3で割ったような感じの書物やね。
でも哲学をまともにやってないと理解できない。
興味のある方は、脳科学総合スレ過去ログなどを参照されたし
エヴァの「君は孤独ではない」を フーコー流に解釈するとどうなるだろう?
「君は監視されている」
>>547 マルクスは集合力理論を政治主義的見地から幼稚なものとして途中で放棄しているから
オルタナティブな提案が出来ない。
(集合力こそ疎外、剰余価値、搾取の被害対象としてあるのに、、)
結果的に、消費者(としての労働者)に可能性の見出すことができない。
フーコーもマルクスの政治主義を引きずっている。
経済決定論を政治的に解決しようというのがマルクスだから、フーコーも肝心なところで文化主義ではなく政治主義になる。
597 :
考える名無しさん :2010/01/24(日) 00:08:14 0
フーコー自身は、哲学者でも歴史学者でもそのように規定されることを避ける戦術をとって いたから、足して3で割ったようなという表現は当たっていると思う。 フーコー批判になるかもしれないけど(でか完全にフーコー批判なんだけど)、 法に対する認識はかなり杜撰なんだよね。 早い話、刑法しか想定していない。 イギリスの法学者オースティンの法主権者命令説とクリソツ。 今時、法主権者命令説なんて前提で法を語る言説の稚拙さはつとに指摘されているわけで、 H.L.A.ハートがこの点法実証主義的観点からコテンパンにとっちめているけど。 憲法の公共性の持つ基底性、政治的リベラリズムを支持する俺からしたらとても承服できる内容じゃないんだよね。
598 :
考える名無しさん :2010/01/24(日) 00:15:48 0
フーコーは思想家だよw
599 :
考える名無しさん :2010/01/24(日) 00:20:50 0
>>597 フーコーの目論見は、そもそも法典・法規以前に作用する権力としてのディシプリンに
照準を合わせているから、そういう批判は全くもってナンセンス。
フーコーの権力論を一から勉強してきてから書き込みな。
600 :
考える名無しさん :2010/01/24(日) 00:44:49 0
>>599 そうかな?
法という現象を扱う際に、法の一面のみを捉えて法についての言説をつむぎ出すこと
そのこと自体が、抑圧を前提にしているわけでしょう?
法を隠蔽していることでしかないわけで。フーコー自身がフーコーが退ける態度に陥って
自己矛盾をきたしていると言えるのではと、あくまで素人の感想だけど。
601 :
考える名無しさん :2010/01/24(日) 01:38:21 0
>>600 だから、明文化されるような実定法の次元で
フーコーは思考してないんだよ。
しかも法を構成するハビトゥスよりもさらに手前の、
歴史と言説との複合体が我々の身体を捉えるような
権力の次元にフーコーは分析の照準を合わせている。
例えばパノプティコンのうちにモデル化されるようなディシプリンの権力は決して法的に規制されたもの
ではない。
このような次元には、法現象は副次的な意味しか持たない。
602 :
考える名無しさん :2010/01/24(日) 11:36:32 0
>>601 う〜ん、そこが問題だと思うわけですよ。
あくまで法学(といっても学部で専門もへちまもないわけだどw)の側から
言わせてもらえば、法を前近代的予兆として捉える一面的見方は近代社会における
法の演じる中心的役割から目を背けさせてしまうことにつながるのではないかと
危惧するんですよね。
『監獄の誕生』で登場するダミヤンに対する記述だって、結局法を主権者の命令に対する
違反という程度でしか捉えていないと思われる考えを前提にしてる。拷問から監禁への
プロセスについてのところでも同じことが指摘できる。
主権と絶対主義を等値するかのような考えは、ハーバーマスからの批判をよんだように、
単一の国家や法という考えを準備するイデオロギーを暗に前提しているわけですよ。
しかし、フーコー自身はそうしたイデオロギー的概念構成を批判しはすれ、自らが
それを受容した立場で「法的言説」をつむぎだしている。これは自己矛盾じゃござんせんか?
と僕はいいたいわけ。
またフーコーは規律と法を対置させている。しかし、これも変じゃないかなあ。
というのも、規律のオリジナリテを際立たせる意図で敢えて対置させているという見方も
できなくはないけど、逆に法が新たな権力が作動することの特徴を支えているという点が見落とされて
しまう。だもんだから、規律といっても当然分散化複数化しているにもかかわらず、規律社会にそれらが
なぜ集積していくかの機制が一向に説明されない。
そこでパノプティコンというのかもしれないが、フーコー自身は近代社会の規律権力の統一性ないし統一化
の本質として指摘したいという意図があっても、比喩の域にとどまっておりノルム化する他の諸規律が
それを包摂するものによって駆動されていたということを示す根拠は何等示されていない。
規律と監視の関係だってそう。少年のオナニーの発見という例だって、身体への監視と医学的諸言説による
セクシャリティの客体化だっていっても、何等それ以上の根拠が示されているわけではない。
603 :
考える名無しさん :2010/01/24(日) 11:43:13 0
それから明文化された実定法の次元でというけど、明文化された法と実定法とは 別概念ですよ。 それから実定法以前云々だから法的規範の意味内容は捨象するのは当然であるかのうように 言っているけど、実際は刑法(これも単純じゃないんだけど)に見られるような主権者命令説に 比較的適合する内容を法のモデルとして定立しちゃっているわけで、実定法「以前に」遡行する のは仮によしとしても、実際は遡行せずして特定の法の一面のみを捉えた否定的禁止としてしか 扱っていない。そうした法的言説によって隠蔽されるのは何か、と問うているわけですよ。
604 :
考える名無しさん :2010/01/24(日) 11:58:22 0
>>602 >喩の域にとどまっておりノルム化する他の諸規律が
>それを包摂するものによって駆動されていたということを示す根拠は何等示されていない。
>規律と監視の関係だってそう。少年のオナニーの発見という例だって、身体への監視と医学的諸言説による
>セクシャリティの客体化だっていっても、何等それ以上の根拠が示されているわけではない。
そうかな。まさにそれを示そうとしてフーコーは言説分析を行っているんじゃないか。
パノプティコンだって単なる「比喩」ではないではないよ。
ただ、どこまで「証明されているのか」とか「根拠づけられているのか」とか
といった批判は、フーコーの言説分析を一端受け容れてから検証するのでない
かぎり、単なる水掛け論になるおそれがある。
>>603 >実定法「以前に」遡行する
>のは仮によしとしても、実際は遡行せずして特定の法の一面のみを捉えた否定的
>禁止としてしか
>扱っていない。そうした法的言説によって隠蔽されるのは何か、
「法」の概念をそこまで広く複合的なものとして捉えるのであれば、
フーコー自身は、法として扱っているわけではないけれど、実際には
自身の言説分析に内実に、その種の「法」的次元が含ませているように思うね。
それは、法的次元を再定義して、フーコーのテクストに遂行的に読み込んでいく
作業が必要になるけれども、あなた自身の課題になるでしょう。
実際、ピエール・ルジャンドルなんかはその方向でフーコー批判として読める
と思うよ。私は詳しくはないけれども。
あと、フーコーの法の概念が浅いって話は、ジョアン・コプチェクが
ラカン派精神分析の立場から、フーコー批判を展開していたね。
605 :
考える名無しさん :2010/01/24(日) 12:10:25 0
>>604 ありがとうございます。
まだ勉強中の青二才の分際だし、あくまで法学部に在籍しているので(言い訳じゃない
んですけどね)フーコーをがっつり読み込んでないのかもしれないけど、まあ
ちょっと考えてみますよ。
「法学部だから」(笑)政治的リベラリズム、憲法の公共性の復権、「内発的普遍主義」
への志向が強い(周りの影響かな?)ものの、最近ドゥルーズやらフーコーやらも読み始めている
という次第。精神分析に関してはチンプンカンプン。特にラカンなんか「インチキじゃないの?」ぐらい
にしか。『無意識の病理学』なんざ意味不明。
まあ、遊びいった後でも考えてみますわ。
606 :
考える名無しさん :2010/01/24(日) 12:16:30 0
ちなみに、世界的に著名なライプニッツやウィトゲンシュタインの研究者である 哲学者(ラカンと議論したことがあるそうな)と話したとき、ラカンはミッシェル・セール とかと同様私もインチキじゃないかなあって言ってました(笑)。 まあ自分で判断するべきことですけどね。そう思っている哲学者も結構いるんだなって。
607 :
パラレルワールド :2010/01/24(日) 21:43:07 0
ラカンのはったりについて:精神分析の理論に数式を付け加えたのは「ハッタリ」以外の何物でもないという噂は、予てよりあるらしい。 しかし、フーコーに少なからず影響を与えた前同世代のハイデガー思想との対照の中でラカンの理論を振り返るならば、 ハーデガーの「存在」/ラカンの「父の名」「他者」というキーワードから、その思想の近接性と差異性とを興味深く読み取ることができる。
608 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2010/01/24(日) 21:58:16 0
たとえば4次元世界というのは数学を使わないと分析できない。 数式理論には延長する方法論なんだよ。 ラカンは幾何学によって精神にもそれを当てはめようとしたわけ。
609 :
考える名無しさん :2010/01/24(日) 23:57:34 0
規律と法を対置するフーコーの立論を考えてみると、「規律は法律の下層」に見出されるとし、 監獄やら監禁、狂人保護院そして学校や工場などの諸施設は規律する技術的権力を合法化し、 かつ処罰する法的権力を自然化するように機能する。 その結果、監禁連続体が作り出され云々と。したがって、権力の本質についての研究は、 中央集権化された国家の法的機構の分析ではなく、局所化されまたは拡散化された場における 権力の分析に向かうべきだという。 このストーリーは話として出来すぎていやしないか、やっぱりそう感じてしまう。 でも少し考えさえすれば微視的権力の拡張のお話と決して軽視はできぬはずの 法的制度の分析をどうつないでいくかのセオリーがすっぽり抜け落ちることにも なりかねないように思われる。 法が法以外の何者かによって構成される規律化ないし正常化に単に合法性を与える 副次的な役割しか演じないという考えがよって立つ前提には、前にも触れたとおり、 反―法としての規律という規律と法とを対置させるドクサがあるというべきではないかと思う。 それはフーコーが暗黙に法主権者命令説に立脚しているがゆえにおこる混乱ではないか。 それは前近代と近代の関係をめぐる主張、監視と規律化と同一視しているかのような表現を とっていること(少年のオナニーの事例など)とも密接につながっているように思われる。 てな感じで考えてますけど、ルジャンドルとか読んでみることにします。
610 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2010/01/25(月) 00:09:12 0
>>609 キミは自由主義というキーワードが抜けてるから
混乱するのではない?
611 :
考える名無しさん :2010/01/25(月) 00:15:41 0
>>607 ラカンはもうチンプンカンプンで全く意味不明なんですよねえ。
ハイデガーのSeinと関係付けて読むんですか?
それにしてもハイデガーのSeinはいろんな読まれ方をしてますね。ある人は
「自然」と読んだり、ある人はカント的な意味での「可能性の条件」として読む。
門脇俊介なんか可能性の条件としてできるだけ合理的に解釈できるよう読んで
ます。北川先生なんかはまた違って読むのかもしれません。
>>608 そうはいうものの、例えばアインシュタインはとりわけ一般相対性理論を考えるとき、
幾何学と物理的対象との対応づけについてその物理的意味を拘り探求してますよね?
でなければ、幾何学と物理的対象となる空間の関係は解明されずにおわり、物理学としては
意味をなさないことになるから。これはアインシュタイン自身の自説の解説でも何度も触れられています。
時折、一般相対性原理を一般共変性と等値する解説が見られますが、これは明らかに誤りで、一般相対性原理と
一般共変性とは別個の概念です。要するに一般共変性は純粋な幾何学の形式であって、これで物理的空間を記述できる
というお話を完成させるにはその物理的意味が示されねばならないわけでしょう。
アインシュタインもそこに苦心したわけで、でなければホールアーギュメントの問題にアインシュタインが悩み苦しむ
必要はなかった。そこのところ、ちゃんとマイスナー、ホイーラー、ソーンの電話帳以上の分厚い一般相対性理論の教科書
Gravitationに詳しく触れられています(全部はもちろん読んでませんがw)。
では、ラカンがちゃんとそうした対応づけなりしてその精神分析学的意味をきちんと議論しているのか、
相当怪しいといわれてもしょうがないなんじゃないですか。
数学上の形式でというなら、それ自身としては4次元どころか無限次元まで拡張可能なわけですから。
量子力学でおなじみのヒルベルト空間は無限次元ですし。
612 :
考える名無しさん :2010/01/25(月) 00:24:26 0
613 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2010/01/25(月) 00:40:37 0
>>611 ラカンが幾何学と物理的現象の関係を考えるわけがない。
ラカンは精神(無意識)を構造として考えたわけで、
それを幾何学によって表記し、分析できないか考えたわけだ。
>>612 フーコーが分析したのは自由主義でしょ。
規律訓練も、生権力も、自由主義とはなにかの分析でしかない。
614 :
考える名無しさん :2010/01/25(月) 00:46:12 0
>>613 だから幾何学と無意識の構造とやらの関係についてどう意味づけたのですか?
それがなきゃ数学を持ち出す意味なんかないわけでしょう。単なる知的ファッションとして
無意味に使用しているといわれても言い訳できないと思いますけど。
自由主義が分析の対象になっているということを仮に受け入れるとして、それと
僕の提出した疑問の元になる「混乱」といなかる関係になっているのかよくわかりません。
ご教示いただければありがたいです。
615 :
考える名無しさん :2010/01/25(月) 00:50:29 0
>>609 >法主権者命令説
これで何を意味しているのかよく分かんないなあ。
どう批判になっているのかもよく分からない。
フーコーは前近代の絶対王政については、カントロヴィッツなんかを
踏まえていっているように、とりあえず大雑把には前近代の法理解は、
法=国王=主権でいいんじゃないのかな。
で、近代以降そういう垂直的な法の支配のモデルが崩れて、
主権在民によって自己支配するような規律権力の支配のモデルが優位になった、と。
616 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2010/01/25(月) 00:53:05 0
>>614 なぜ意味づけがいるの?
無意識が構造である。
その表記ツールとして、あるいは他の人へのわかりやすい伝達方法として
幾何学を用いただけ。
なぜ世界が数学で記述できるのかと考えわけではない。
ようするに、効率でしょ。自由主義経済で社会秩序の目標に
効率が重視されるようになった。
617 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2010/01/25(月) 00:54:44 0
法を軽視したわけではなく、 自由主義で法秩序からなにがかわったかを 重視した。
多少教科書的に整理すると、ハイデガーの言う存在と現存在の差異は、 実念論と唯名論の差異であり、なおかつ自然法と実定法の差異なのではないか? (キリスト教神学は中世及びイスラム哲学の隠蔽という形でこの辺を曖昧に処理したので、 問題が先送りされて来た。) フーコーもラカンも自然法と実定法の間で苦闘している。 だから広義の法の問題になりうると言ってもいいが、先駆者であるスピノザあたりの研究が 前提になるだろう(ラカンの出発点はスピノザだし、フーコーも晩年はスピノザを読もうとしていた)。 心理学の歴史のなかだけでも自然法の擁護(=必然的にアンチフロイトになる)は課題だと思う。 この分野の歴史観の是正にはフーコーは失敗していると思うので、検証の分野を心理学という狭い 範囲に限定するべきではないが、、、、 ちなみにフーコーとドゥルーズは実念論者であるが、唯名論(カント的なそれ?)を通過して そこにたどり着こうとしている、と思う。
619 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2010/01/25(月) 01:43:11 0
ヒュームを入れると面白いのでは ヒュームは懐疑論に対して、習慣(コンベンション)によって社会秩序をを救う。。 そして実定法、法実証主義。 ラカンにいって習慣(コンベンション)は無意識=言語、 フーコーにとって習慣(コンベンション)は規律訓練。
620 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2010/01/25(月) 01:59:38 0
>>615 >法主権者命令説
法が規律、習慣と切り離されて、主権者が恣意的に命令してつくったもの
ということでしょ。
>>609 はフーコーは、前近代が主権者の暴力的な法のうえになりたち、
近代になって、規律がうまれたと考えるのは、単純すぎると言いたいんでしょ。
これはアガンベンなんかも起こしている間違いなんだよね。
アガンベンはホモサケルで、生権力をギリシャ時代からあるとみる。
ようするに、法、規律、生はいつもあった、ということ。
フーコーはこれに反対するわけではないが、
フーコーの分析は、近代(自由主義)に新たにうまれた統治技術
=生政治(規律訓練と生権力)についてであって、
別に、前近代に、規律、生の権力がなかったと言ってるわけではない。
このあたりは、講義録を読まないとわかりにくいのかも。
621 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2010/01/25(月) 02:09:36 0
近代に国家ができて、国民がうまれて、いかに生産性を上げるかが 重要になって、いかに国民の生産性を上げるか、 ただ間違いを法で罰するのではなく、教育し、整備することで 社会の統治技術が営まれた。 それ以前に、規律、生への権力があったとしても、 統治技術が全然違う。
622 :
考える名無しさん :2010/02/10(水) 11:52:28 0
質問! フーコーにとってなんで芸術の分析は必要だったの?
623 :
考える名無しさん :2010/02/10(水) 22:05:55 0
アルビントフラー野郎がかなりのバカだってことがわかった
624 :
考える名無しさん :2010/02/11(木) 08:18:43 0
同意
質問です。 フーコーを英訳版で読むのってどうですか? ふと洋書コーナーに立ち寄ったら フーコーの著書が比較的手頃な価格であったので。 ちなみにフランス語は読めません(爆
626 :
考える名無しさん :2010/03/07(日) 20:25:14 0
英訳読むんだったら日本語訳で十分
627 :
考える名無しさん :2010/03/07(日) 22:04:37 0
歴史家としてのフーコー
Foucault as Historian
キース・ウィンドシャトル (Keith Windschuttle)
(Critical Review ofInternational Socialand PoliticalPhilosophy Vol 1, No 2,Summer 1998, pp 5-35,Robert Nola (ed.)Foucault, Frank CassPublishers, London,1998 にも再録)
要約:フーコーの「歴史」と称するものはいい加減であり、実際の歴史とは全然対応していない。
実際の歴史と並べてみると、フーコー流の「知」の考古学や系譜学はでたらめ。
かつて中世にキチガイがうろついていたのは、連中が人間として権利を認められていたからではなく、
人間以下の動物としか思われていなかっただけのこと。
精神病院に入れたのは、別に人間以下のもの(「他者」)を排除するためじゃなく、
人間として見たからこそ世話をしてやろうという発想が出たのだ。
刑務所だって、受刑者を矯正し、労働倫理をたたき込むためだった、なんてことはない。
そんな発想はごく最近のもので、啓蒙主義の発想はむしろ正反対。
「性の歴史」も古代ギリシャやローマに勝手にホモのユートピアを妄想しているだけのひどい代物。
http://cruel.org/other/foucault.html
629 :
考える名無しさん :2010/03/10(水) 14:25:26 0
>>628 この人、フーコーの著書をあえて誤読しているな。意図的にwww
630 :
考える名無しさん :2010/03/10(水) 23:06:47 0
>>629 メルキオールも似たようなフーコー批判をしていたね
631 :
考える名無しさん :2010/03/11(木) 00:51:37 0
人に教えるの面倒くせえ
632 :
考える名無しさん :2010/03/11(木) 01:10:49 0
誤爆った
意外とレベル低いんだな
フーコーの権力論について質問なのですが……。 フーコーの権力論は、ダールの有名な「AはBに対して、さもなくばBがしなかったであろうことをさせる程度において 権力を持つ」という定義に反し、権力は多元的であり、「支配するもの/されるもの」という二項対立には換言できない戦いである と分析したというのが通説ですよね。 ここで疑問なんですが、戦いということは、少なくとも一時的には「勝者/敗者」「優勢/劣勢」という二項対立が出現すると思うのですが、 では、個々の場面において、例えば「男と女の間、教師と生徒の間、知る者と知らざるものの間」 において、フーコーはどうやって「勝者/敗者」や「優勢/劣勢」を見分けているのですか? その見分け方が、「教師は生徒に対して、さもなければ生徒が身に着けなかったであろう知識をつけさせる」とかだと これは意外とダール的な権力観と近いような気がするんです。
635 :
考える名無しさん :2010/03/12(金) 09:38:45 0
全然違います、以上
636 :
考える名無しさん :2010/03/12(金) 15:33:04 0
フーコーの権力関係論には三つの水準があると思われます。 1.ポリス(統治)、2.権力、3.ゲーム関係のそれぞれの水準が。 通常、左翼論壇のなかで権力と言われてきたのは、1かせいぜい2まで。 3は、コミュニケーション概念一般とほとんど同義かそれを包含している。 経済学に応用されているようなゲームの理論の拡張版みたいなもんかと。 経済学はゲーマーを合理的な選択主体に限定して想定するけれども、 フーコーの場合は、そこから逸脱しているとされる主体までも含めている。 それから従来の権力論は、禁止と抑圧の観念に固執して権力を考える 傾向ばかりが目立ってきたけれども、権力はインセンティブに働きかける ということを忘れてはならないということ。経済学がいうインセンティブね。
いしいひさいちのマンガで 「教師のギャグを面白がらない生徒と彼に単位を与えない教師」 というあたりに権力を感じるとかなんとか
ちくまのフーコーコレクション所収の「これはパイプではない」と、哲学書房の 単行本は、訳者が違うだけで殆ど同じですか?
バカがやるのは、たいてい権力か統治か狂気と相場が決まってる
640 :
考える名無しさん :2010/05/05(水) 05:07:16 0
俺もそう思う
重要なのは7章の「源泉・領域・限界」の『論理学』と『オプス・ポストゥムム』(遺稿、遺作)に触 れた箇所だろう。 『論理学』での文法上の「主語」「述語」「繋辞」(96頁)がそれぞれ、 『オプス・ポストゥムム』の「源泉・領域・限界」、 つまり「神」「世界」「人間」(94頁)に対応し、 さらに『第一批判』の「理性」「知性」「感性」(106頁)、 全体系では「純粋理性」「実践理性」「判断力」(106頁)に対応する、という指摘は参考になった。 (三幅対を強調すれば以下の図のようになるだろう) 神 _________ 世界 遺稿 (源泉)|\ /|(領域) | \人 間 学/ | 主語|__\ /__|述語 論理学 |\ \人間 /| | \ (限界)/ | 理性|__\ | /__|知性 能力 |\ \繋辞 /| 純粋 | \ | / |実践 理性批判|__\_|_/__|理性批判 批判書(↑レベル) \ \感性 / \ | / \ | / \判断力批判
あるいは(ア・プリオリな認識の場所を強調した場合)、 _________ 感性| 人 /|判断力 / | 間 / | /知性__学___ / |実践理性 人間(限界)| | |繋辞 | |_理性|_____|___|純粋理性_______ 世界(領域)| | |述語/| ア | 能力|_____|_/_|批判書 プ・ 神(源泉)_|_ /______|主語/______リ__ | / | / オ 遺稿 |/________|論理学 リ
あるいは(ア・プリオリな認識の場所を強調した場合)、 _________ 感性| 人 /|判断力 / | 間 / | /知性__学___ / |実践理性 人間(限界)| | |繋辞 | |_理性|_____|___|純粋理性_______ 世界(領域)| | |述語/| ア | 能力|_____|_/_|批判書 プ・ 神(源泉)_|_ /______|主語/______リ__ | / | / オ 遺稿 |/________|論理学 リ
AA板で練習してから投稿してくれ
感性 |判断力 | 繋辞 | 人間 | | |(限界) ____|____|____|______ 知性 |実践理性| 述語 | 世界 | | |(領域) ____|____|____|______ ア | | | プ 理性 |純粋理性| 主語 | 神 リ | | |(源泉) オ ____|____|____|______ リ 能力 | 批判書| 論理学| 遺稿
__________________________________ /| /| 人 (教育論/認識)/|オ / | / | / | / | / | / |プ /___|____________間___|____________/ | /| | /| | (快、不快) /| |ス / | | / | | / | | / (欲求) | 学 / (性格論)| / | |・ /___|___|________/___|___|________/ | | | | | | | | | | |ポ |永 | | | | | | | 論| |遠 | | | | | | | |ス |平 | |_______|____|___|_______|____|__理| |和 | /| | | /| | | /|ト |の | / | 自 然| の |形/ |而 上 |学 | /学| |た |/ | | |/ | | |/ |ゥ |め |___|_______|____|___|_______|____| |
|に /| | (徳|論) /| | | /| |ム | / |人 倫|の | / |理性の限界内における | / | | | /(法学) |形 而 上 学| /宗教(目的論) | / | |ム |/___|___|_______|/___|___|_______|/ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |_______|____|___|_______|____|___| | | / | | /(空間・時間) |(数学)| / | | / 純 粋 | 理 |性/ 批 判 | | / | |/ | |/(物理学) | |/ | |___________|____|___________|____/ | / (倫理|学) / (美|学) / | / 実 践 理 性 批 判 | / 判 断 力 批 判 | / | / | /(目的論) | / |/_______________|/_______________|/
cERA
650 :
考える名無しさん :2010/05/28(金) 02:06:02 0
595 :Cal.7743:2010/05/22(土) 12:25:02 磯無能氏ね 実力ない奴に限って傲慢なんだよな 自信のなさが態度によく出てるwww
651 :
考える名無しさん :2010/05/28(金) 15:00:37 0
>>636 のつづき
経済学者が好んで使うインセンティブというのは実は権力の主戦場だということ。
インセンティブというものを権力はコントロールしようとすることで支配を貫徹する。
1に相当するのがいわばマクロ経済学のディシプリン。
652 :
考える名無しさん :2010/05/29(土) 00:07:35 0
日本でも掃いて捨てるほどいるフーコー教徒たちがこの論を読めば、そうだよね、フー
コーが示したように権力は上から働くだけではない、むしろ頭のないミクロ権力の網の
目が毛細管のようにはりめぐらされているのだ…、などとしたり顔で言うだろう。けれ
ども、何でもフーコーの枠に落とし込んで分かったつもりになるそんな浅知恵は、意味
のないアカデミズムの論文の数を増やすのには役立っても、現実の政治を理解すること
とは何の関係もない。そういう手合いは早いところ20世紀の訓詁学の穴の中に落ちて
眠ってもらおう。(西谷修)
http://www.tufs.ac.jp/blog/ts/p/gsl/
フーコーの単純な適用に意味がないってのはその通りだけど 「ちょっとひねてみたところに真理がある」という西谷の高二病が酷くなってるなあ
654 :
考える名無しさん :2010/05/29(土) 19:27:57 0
652も653も両方同意
655 :
考える名無しさん :2010/05/29(土) 21:08:45 0
西谷修ってそんな功績残しているの? 自信満々な人みたいだけど。
656 :
考える名無しさん :2010/05/30(日) 05:28:18 0
セクハラエロ親父だともっぱらの噂
657 :
考える名無しさん :2010/05/30(日) 12:13:45 0
ピエール・リヴィエールが河出文庫から、新訳で出てるね。
660 :
考える名無しさん :2010/08/14(土) 14:14:58 0
「零度の狂気」か・・・ あの『懲役13年』は、酒鬼薔薇を名乗った少年が本当に書いたのだろうか。 フーコーを読んだとしか思えない。
「ピエール・リヴィエールの犯罪」って、むかあし手にして読んで、 久しぶりに読み返したいと思ってたんだよね。 一般受けしそうにない本だけど、まさか新訳でしかも文庫で出るとは驚き。