近頃なにかと話題の「認識論の社会化」 夏にはそのものズバリの書名を持った本も出版されました。
「知識の個人主義」という近代哲学の「神話」への批判、認識論に社会科学を受け入れることの
意義と問題点。
認識論と経験諸科学の関わりはどのようなものであるべきか。
論ずることは多そうです。
参考文献などは
>>2 以下
;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;::::::::::ヽ ノノノノノノノノ'''"))'' ;;;;;:::::::ヽ ノノノノノノノノ/ 性欲猛者 ヽ;;:::) ;;;:::::::::::::::::::::::ノ ;::/ :::::::::::::::::::/ ;;;;;;;;;;;;;; ,,,,,,, | ::::::::::::::::::) ''''/ ̄ ̄ヽ_/ ̄丶 ::/ ̄ ̄::;;; ̄ ̄| ⌒ | | ⌒ | ::( ( ⌒| ::;; ヽ__/ ヽ / :::ヽヾ :;; ::: (_,, ::)一ヽ :::::ー’ :: /  ̄ ヽ 丿 | ゝ ----─- / | ::ヽ ヽ±±/ / 2げっと ノ ::: γ まう。 /ヽ ::\ ⌒ / / \ ヽ___ノ 〜不死鳥復活〜
4 :
考える名無しさん :04/12/01 23:08:46
5 :
考える名無しさん :04/12/02 15:45:52
名古屋スレッドと化すのか?
名古屋組スレないからちょうどええやんか。
8 :
考える名無しさん :04/12/04 15:00:52
age
>>1 とりあえずなんか話題ふれや。
>>3 リンク先で思い出したくない名前を見てどきっとしたあるよ。
10 :
考える名無しさん :04/12/06 08:36:32
素人ですが、知識の個人主義を徹底的に(可能な限り)批判する!
というのはどうでしょうか。
>>9 なんかあったの?
11 :
考える名無しさん :04/12/12 18:50:22
age
>>10 個人主義と個人主義じゃない側(社会主義?非個人主義?)の対立点は
知識の持ち主は個人かそれとも集団か、というところにあるんでしょうか?
それともある信念が知識だと判定するのは個人か社会かというところに
あるんでしょうか。
前者だったら非個人主義は集団的な心とかのあやしい形而上学に陥りそう。
後者だったら、そもそも個人主義者もそれには反対してない気がする。
14 :
考える名無しさん :05/01/02 15:07:45
age
15 :
考える名無しさん :05/01/02 17:22:46
世界中に自分1人しかいない 又は無人島に1人ぼっち この場合、自分=社会と考えてよいだろう まこの場合は社会は不要であり自然消滅だが これが多数と同時に存在する場合は少し異なり 自分は認識者にもなり他者や自分からみた否認識者にもなる 観測者により立場は変わると考えられるな 社会に自分は常に含まれておる、複数の観測者の集合体を社会と考えた場合、認識を行うのは自分でもあり他者でもあり又社会でもあるといえよう
ひきこもりが社会復帰を目指すスレはここですか?
17 :
考える名無しさん :05/01/03 00:11:27
やっぱり、どうしても、 最終的には個人の認識でしかないと思うけど、 状況に流されちゃうってことは、よくあることで。
19 :
考える名無しさん :05/01/04 22:44:28
20 :
考える名無しさん :05/01/04 23:18:51
この人のサイト以前見たことあったなあ モヒカン君でしょ? ぜひおいでくださいませ。楽しく議論しませう
21 :
考える名無しさん :05/01/04 23:19:17
社会と個人は連続的にとらえるべきだ。どちらも言葉でとらえるしかない。本当に個人的なものはそもそも言葉で表現できない。すべては、これらのことを前提にせざるをえない。
>>19 そんなにこのスレって難しいのか?
色々勉強して層に見えるけど。
23 :
考える名無しさん :05/01/05 15:14:40
>>22 そうじゃなくてここのカキコの内容と、自分の理解した内容と異なっている、
ってことを婉曲的にいってんじゃない?
>>23 『認識論を社会化する』という本は科学についての認識論は
科学の社会的側面を考慮にいれなきゃいけない、というような
趣旨の本だったから、それを念頭においてこのスレを見ると
「科学」のひとことも出てこないのが妙に感じるのでは。
26 :
考える名無しさん :05/01/06 12:37:36
ひきこもりは社会をどのように認識するか? ひきこもりの認識論から認識の社会化を考察 できるのではないか。
どこの星から来たんですか?>社会人
28 :
考える名無しさん :05/01/06 13:19:55
ここもきちがい限定か。。。
29 :
考える名無しさん :05/01/06 15:35:13
哲学は非常識で狂気だと昔から決まってる。
30 :
考える名無しさん :05/01/06 21:54:24
哲学のなかにも本当に非常識なものは少ない。だからフランスでは大学より下の学校 でも教えているし、正式な科目だ。
31 :
考える名無しさん :05/01/07 14:18:35
俺の妄想を社会化する
32 :
考える名無しさん :05/01/07 14:46:27
喪前らとりあえず伊勢田の本読んでから来いや。
『疑似科学〜』だけじゃだめでつか?
34 :
考える名無しさん :05/01/07 17:10:46
独我論を社会化する!
ここですか、「分析哲学PART4」と化しているスレは?
37 :
考える名無しさん :05/01/07 17:53:09
>>33 『疑似〜』には科学社会学に関する記述もあるから、読んだ後ならこの本を理解するとっかかりにはなる
、と思う
そういえば 社学板には科学社会学のスレってないよね。
39 :
考える名無しさん :05/01/07 19:20:12
社会的には、 科学も迷信も、 同列だもん。
41 :
考える名無しさん :05/01/07 19:42:07
黒い雲が空を覆うことによって、 やがて雨がふつだろうという予測と、 黒い猫が目の前を横切ることによって、 やがて悪いことが起こるだろうという予測は、 まったく等価である。 狂牛病や鳥インフルエンザに対する社会的な反応は、 科学的根拠に基づく判断であるには違いないが、 その根拠が仮に迷信であったとしても、 区別はできない。
42 :
考える名無しさん :05/01/07 19:42:27
・・・言うまでも無く、 ふつだろう→ふるだろう
43 :
考える名無しさん :05/01/07 19:43:53
ちなみに、 ダイオキシンに対する規制法案が存在するが、 科学的根拠は、無かった。 少なくとも、 科学的根拠がない段階で、 法案は成立した。
44 :
考える名無しさん :05/01/07 19:51:34
完全性をもとめる詭弁ですね
45 :
考える名無しさん :05/01/07 19:56:13
でも、事実だろ。
46 :
考える名無しさん :05/01/07 19:57:32
完全性をもとめる詭弁ですね
47 :
考える名無しさん :05/01/07 20:04:56
なんの完全性?
48 :
考える名無しさん :05/01/07 20:15:44
事物・概念の
完全性をもとめる詭弁ですね
50 :
考える名無しさん :05/01/07 20:23:51
>>43 本来は科学的根拠が明確でないまま政策が決定したら
責任者を追求できるシステムなわけだが
そのシステムが機能していない事と混同してないか?
51 :
考える名無しさん :05/01/07 20:26:06
完全性をもとめる詭弁ですね
52 :
考える名無しさん :05/01/07 20:32:36
法律の策定に、 必ずしも科学的根拠は必要無いってことでしょう。 念のための予防措置、 ってことで。
53 :
考える名無しさん :05/01/07 20:33:42
しかし、 ダイオキシンを規制する法律がある、 だから、ダイオキシンは危険だ、 という根拠も、社会は見出すわけで。
54 :
考える名無しさん :05/01/07 20:35:17
論点をずらす詭弁ですね
話は変わりますが 社会認識論というのは内在主義と外在主義に大きく二分されるのですよね。 日本の哲学界においては社会認識論について論じられてる方は名古屋組以外でもいらっしゃいますでしょうか?
56 :
考える名無しさん :05/01/07 20:56:33
話を変える詭弁ですね。
57 :
考える名無しさん :05/01/08 03:03:38
話は変わりますがガールフレンドに検便と駅弁を求めるのはどちらが変態扱いされますでしょうか?
>>55 社会認識論が、というより、認識論全般が外在主義と内在主義に分かれる。
正当化の要件がknower 本人にとってaccessibleである必要があるか
accessibleでないものでもかまわないか、についての立場の差。
社会認識論における社会が正当化の要件として出てくるのなら、
社会認識論は外在主義ということになるような気がする。
>>55 そうそう、阪大の中山さんも『共同性の現代哲学 心から社会へ』
という本で社会認識論っぽいことを書いているみたいです。
61 :
考える名無しさん :05/01/08 18:49:41
>>59 でも伊勢田さんは内在主義者じゃなかった?
>>59 そういえばそうですね>内在外在 いろいろとありがとうございます
>>58 名無しさんで降臨されればよいではないですか!
>>63 分析って言うよりも
Formal Ontology
が盛んだから、それ
つながりかと。
形式存在論?ですか? ありがとうございます
66 :
伊勢田 :05/01/12 14:45:59
>>61 だいぶ下がったのでこっそりお答えしますが
わたしの立場は非個人主義的内在主義です。
社会を共同の認識主体としてとらえると、社会的
過程による正当化も内在主義的正当化になりうる、
という立場です。
>>66 おお!ご本人自ら解説ありがとうございます。
ばーか 正当化も無しに信じ込むなよ
以前にも自分のスレに書き込んでいたから、ほぼ本人で間違いないでしょ。
70 :
考える名無しさん :05/01/14 01:53:47
ばーか
71 :
考える名無しさん :05/01/14 02:01:00
>>69 justification つうのが根本的に分かってねーかよ糖尿
「以前にも」て何だよ頻尿
>>67-71 まあこういう場で本人かどうかを問題にしてもあまり意味がないので
以後書き込む時は名無しにします。
一応66が本人だった証拠に自分の日記にも書いておきました
(と思ったが日記自体、どこでも名乗っていないのだった)。
73 :
考える名無しさん :05/01/14 15:13:54
トリップ付けなはれ
74 :
考える名無しさん :05/01/14 15:45:32
>>72 掲示板(N)に「私はIである」と書き込み、かつIのブログに「「私はIである」とNに書き込んだ私はIである」
と書くことは「私はIである」とNに書き込んだことを正当化するのでしょうか?内在主義的にはどうでしょうか?…
(もっともこれは認識論上の問題ではないかもしれません。問題提起の仕方がおかしい、あるいは間違ってたらごめんなさい)
75 :
考える名無しさん :05/01/14 15:48:14
匿名掲示板においては自己同一性が保たれていません 2ch利用者が自己同一性障害を来たしていることからも明らかです
名無しでも、 叩かれりゃ気にするだろうよ。
>>74 認識論というか哲学的な問題でさえないだろ
内在主義云々というレベルの話じゃない
哲学的でない正当化に関する問題があるのか? 哲学と意識されない場合はあるだろうが。
79 :
考える名無しさん :05/01/14 16:45:08
伊勢田先生降臨乙
>>74 正当化の概念をどう分析するかに懸かっている、と言うしかないだろ。
80 :
考える名無しさん :05/01/14 16:52:56
>>74 つうか、あなたはひょっとしたら、「書き込む」という行為の正当化とゆう問題と、
書き込まれた内容の認識論的な正当化とゆう問題とを混同しちゃいないか?
>>74 >「私はIである」とNに書き込んだことを正当化する
というと確かに80の言うように書き込むという行為の
正当化の話になるんで、まあ認識論の話題ではなくなりますが、
本当は
「「私はIである」というNにおける書き込みを正当化する」
かどうかが聞きたかったのでは。
そう読みかえて解釈すると、
古典的な認識論でいうところの正当化としては弱すぎるが、
文脈主義や社会認識論なら少なくとも正当化の一部として
機能することはありえるかもしれない。
>>81 ありがとうございます。おっしゃる通り「私はIである」というNにおける書き込みを正当化する」
といったほうが正しいですね…
83 :
考える名無しさん :05/01/14 21:43:46
読みかえるのはいいけどさ、それでも問題が曖昧杉るだろ。 少なくとも伝統的に言われてきたような正当化つうのは、 誰にとってのどういった状況での正当化なのかが問題となるわけだから。 例えば、二人の人が同じ内容の信念を持ってたとしても、片方の人はそう信ずることを 正当化されて、もう片方の人は正当化されないとか、 同じ人が違う二つの時点に同一の内容の信念を持ってても、片方の時点ではそれが 正当化されて、もう一つの時点では正当化されない、といった具合に。 ちなみに、「…書き込みを正当化する」てゆうんだと、 少なくとも日本語の言いまわしとしては、 書き込みする人本人にとっての(何らかの)正当化を問題としてるようにしか読めないと 思うけど。 好意的に解釈すれば、「書き込み内容を(読み手が)信ずることが正当化される」かどうか つう問題なんじゃないの?
知識論の文脈で「正当化」と言ったら、それは信念に対してなされるものだもんね
85 :
考える名無しさん :05/01/15 12:23:59
>>83 >>81 がいってるような社会認識論なら問題ないんじゃない?
伝統的な認識論とは違うんだから
86 :
考える名無しさん :05/01/15 13:15:45
最近確信した。哲学板にまともに議論できる人間はいない。 ここにいるのは、 (1)能力はあるが、人格的に問題のある人間 (2)人格的には問題ないが、能力(勉強)の足りない人間 (3)能力もなく、人格的にも問題のある人間 だけ。 才能もあり、人格的にも優れている人間はどうも別の場所で 議論する機会も情報を入手する機会もあり、ここには定着しないようだ。
87 :
考える名無しさん :05/01/15 13:18:56
88 :
考える名無しさん :05/01/15 13:35:29
>>85 それは単に、正当化が問題となるような信念の主体を、個人として捉えるか、
それとも(個人を超えた)社会的な共同体みたいなものとして捉えるか、
てだけのことだろ。
もちろんこれは、そもそも正当化を問題とするとして、の話だけど。
89 :
考える名無しさん :05/01/15 13:39:42
90 :
考える名無しさん :05/01/15 13:54:31
決め付けおやぢタイプキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
伊勢田先生、日記が消えてますよ。
92 :
考える名無しさん :05/01/15 21:48:14
伊勢タン先生キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
93 :
考える名無しさん :05/01/15 22:01:05
考えてみたら、「擬似哲学」のスクツみたいなこのクソ板に よく降臨なさったものだ。
>>87 まだ板のかね?w
>>91 どうも。なおしました。
正当化が問題になっていますが、社会認識論
(というか自然化された認識論全般にいえることですが)
ではepistemic appraisalの対象となるものは信念には
限りません。「書き込むという行為」がepistemically good
かどうかというのは社会認識論では十分意味のある
問いになりえます。(ずれているかな?)
97 :
考える名無しさん :05/01/19 01:30:14
[ネット関連の事件] 奈良市の小学生・有山楓ちゃん誘拐殺害事件の犯行内容と似た「さくら たんの歯をムリヤリ抜く」「さくらたんを水が入った水槽に」といった書込み があったことや、多数の犯行予告の書込みなどで知られるインターネット 上の掲示板『2ちゃんねる』に、名○屋大学情報文化学部の助教授が書 込みを行っていたことが明らかになった。通常は匿名で投稿される掲示板 に、助教授は自らの名前を名乗った上で投稿し、さらに自身のホームペー ジ上でもその書込みが自分のものであることを発表していた。書込みは平 日の昼間に複数回行われた。 大学側はこれに対し、沈黙を守っている。
書き込むといけないの?この書き込みだと何が問題なのか分からないのですが? 「」内に示されたようなことを書き込んでいたのなら、それは問題でしょうけれど。 何を書き込んだか示していないと、何が問題なのか分からないのですが。
単なるネタだろ
そろそろ話題を本題へ戻しましょうよ。
伊勢タン先生、落ちてますYO!
>>95 あーと、それは別にいいのです。
視力検査の結果をepistemic appraisalだと考えても別に構わないっす。
それより問題なのは、その場合に "epistemic" つうことをどう考えるか
とゆうことだと思うので、そんでもってこの問題にはやっぱり、
認識論の社会化なり自然化なりといった流れの哲学的な動機付けを
どう捉えるかとゆう問題が大きく関わってくると思うので、
結局なにを言いたかったかとゆうと、
一つは、認識論の「社会化」というものと「自然化」というものを
(差し当たっては)分けておいた方がよいのではなかろか、ということと、
もう一つは、認識論(とか知識論とかゆわれるもの)の自然化という動向を
心の哲学での心的内容の自然化といった動きとの絡みでどう位置付けるか、
ということであるわけなんですが、
何を言いたかったのか忘れてしまった。
>>66 内在主義は個人主義だと思い込んでいた。
社会を一つの認識主体としてとらえる非個人主義的内在主義
(「社会化された内在主義」)の立場もあるわけですね。
でも、言葉尻をあげつらうようだけれども、
同様に「社会化された外在主義」ともいえる気がする。
とすると、社会化すると、内在主義も外在主義も、結局同じようなところに
たどり着くことになって、それを「内在主義的」と呼ぶか「外在主義的」と
呼ぶかは視点の問題になる気がする。
なんていうか、折衷案をとると、内在主義でも外在主義でも
なくなる気がするんですよね。社会を一つの認識主体と考えれば、
確かに内在主義的と言えると思うけど、正当化が問題となるのは
あくまで個人のもつ信念じゃないのかと考えると、社会化された認識論は
外在主義的であるような気もするわけです。(
>>59 のいうことも
もっともである気がする。)
もはや,内在主義/外在主義の定義の問題なのかな?
わたしなにかを混乱している気がするので
指摘してくれるとありがたいです。
(『認識論を社会化する』をしっかり読めば誤解は解ける?)
>103 おっしゃる通りで、内在主義は伝統的には個人主義と理解されています。 ただ、グループレベルでの正当化もaccessibleな正当化に 含めていいかどうかという問題は実はほとんど論じられないまま グレーゾーンになってきたところで、内在主義に含めるのも外在主義 に含めるのもそれなりに根拠があると思います (私自身は内在主義の拡張として理解した方がよいと考えていますが)。 ということで、何も混乱はしてらっしゃいません。
105 :
考える名無しさん :05/01/26 20:57:23
hosyu
106 :
考える名無しさん :05/02/02 18:52:16
ほしゅ
教育により内部の判断力を奪ってしまい、社会の構築により外部で本来 の規則にはあり得ない事柄を恣意的に実現したら、人間は何故外部の事 を知りえないのかと考えたらそれは当たり前すぎるほど当たり前の事柄 だと思われる。経験以外に無いと考えられるかも知れないが、少しずつ 主観の条件を減少して、外界の量を多くするならば、それは自己に帰す る範囲に調整する事が人間の理性なのか。
>>107 のような事柄が現象の外側を、細部に渡らないまでも、捉えていると考えている。
これを認識する事ができるのか。ひょっとして、判断をすると、それぞれ根拠が無い
のだから、認識ができないのではないか。認識を社会化するならば、異なる根拠が必要
なのではないかと試しに書いてみる。
いせだせんせいの すきなたべものはなんですか?
110 :
考える名無しさん :05/02/02 22:20:31
社会はキビシイなあ。。。 きちがい多杉だし。。。
111 :
考える名無しさん :05/02/02 22:30:01
「知ったか」の認識論
川〜
113 :
ゴータマ・シッタカールタ :05/02/02 22:33:54
この板の信頼性は著しく低いわけです
おいおい、「科学哲学」の書評もかよ。 いったい伊勢田せんせいの中の人は何人いるのら?
115 :
考える名無しさん :05/02/18 01:31:19
>>66 氏も次に著書を執筆なさる際には対話調でお願いいたします。
それが分析クオリティ
116 :
考える名無しさん :05/02/18 03:17:24
対話の合間には無駄な人物描写を入れて失笑を買ってください それが分析クオリティ
なんかイヤミなやつがいるな
>>66 さん、所詮2ちゃんですので気にせず流してください。
でもできれば次に入門書を執筆される際は対話調でおながいします。
それが分析クオリティ
話し言葉で哲学やるのって名古屋ではやってるの?
哲学は台所の言葉でなされねばならない by 大森大先生
120 :
考える名無しさん :05/02/19 13:18:24
哲学は大森の言葉でなされねばならない by 大森大先生エピゴーネン
121 :
考える名無しさん :05/02/19 13:20:20
哲学は厨房の言葉でなされねばならない by 2ちゃんねるの大森大先生
122 :
考える名無しさん :05/02/19 16:07:43
哲学は大盛りの言葉でなされねばならない by 常駐悲喜ねらー
>>115-117 対話形式というのが知的営みの社会性(共同性)を有効に生かす形で
使われているのなら、そういう形をとるのはよいと思う。
戸田山さんの本は一応文系、理系、科学哲学という三つの視点の
対話という形をとっているのでその点はクリア。ただ、あくまで
戸田山さんの中の文系的なものと理系的なものの対話なのであまり
根本的に対立しない(フランス現代思想オタクという設定が生きない)
のが難点。
しかし単に読みやすくするためという理由で対話形式を採用するのはどうか。
そういう場合、実は内容に関心がある人にとってはかえって冗長で
読みにくくなっているのではないか。
ということで有効に利用できそうならそのうち対話形式でやってみます。
そうだよねまったく生きてないよねテツオ君の設定。 それさえなければとてもいい本なのに。
私はまったくの素人ですが『科学哲学の冒険』も『疑似科学と科学の哲学』もどちらも楽しく読むことができました。 (『経済学という教養』も良い本だと思います。おかげで『ダーウィンの危険な思想』や『現存した社会主義』の存在を知ることができました。がむばって読んでみたいと思います。) まったくの素人向きの啓蒙書の場合、いきなり難しい言葉使いや概念を持ち出されても敬遠されるだけだと思うので いろんな叙述スタイルの実験にチャレンジされることは良いことだと思います。 たまーに新書なのにやたら難しいのがあるじゃないですか。(てか、文体が硬い)多くの知識を圧縮して述べるために仕方がないのかもしれませんが、 その分野の「ファン」を育てるためにも楽しい本を作っていただきたいです。 編集者や研究者の方々にとってはむちゃくちゃな要望かもしれませんが、以上好奇心だけはあるオチコボレ学生からのお願いでした。 ※もちろんここで私が述べているのは、まったくのド素人向けの本の場合であって、 多少なりとも予備知識がある層へ向けた概説書の場合はまた話が違ってくると思います。
>>124 そういえば稲葉さんも書評でそういうことを書いてらっしゃい
ましたね。
>>125 どうも、『疑似科学〜』お読みいただいたそうで
ありがとうございます。
「ファン」を作るというのは確かに大事だと思います。
『疑似科学〜』もけっこうがんばったつもりでしたが、
戸田山さんの本はさらに一段アクセスしやすくなっていて
その点は高く評価しています。
ただ、哲学の中には別にアクセスしやすさのためではなく
対話法を使うという伝統があって、哲学書を対話形式で書く
からにはその伝統にも恥じないものにしたいという欲張りな
気持ちがあるわけです。
>>123 で言いたかったのはそういうことです。
a
(´-`).。oO(アクセスしやすさという点では『疑似科学』くらいでも充分じゃ
ないかなあ。野矢さんや笹澤さんのような本を書くなら話は別だけど、
某柏木なんたらみたいなのは悲惨としか言いようがないしなあ。
しかし共同性を生かした対話形式ということであれば、動物解放論に
関しての賛成派/反対派の議論を対話形式で、そしてできれば新書で
書いてもらえたら嬉しいし、
>>66 先生が新書で書いたとなれば確実に、
その分野で第一に読むべき必読書となるだろうなあ。)
英訳でゼニの取れるもの書きなはれ
>>128 > その分野で第一に読むべき必読書となるだろうなあ。
つうか売れそう。俺も絶対読むし。
ここ見てる新書関係の編集の方、よろしく。
売れないと思うぞ。 動物の権利関係って時点で。
132 :
考える名無しさん :05/03/20 08:35:30
ヘッダは空白でいいんじゃないの?
とりあえずは『堀江式英単語学習帳 ほりたん』に対抗して『いせたん』だろうなあ
良質な入門書で啓蒙して裾野を広げていくのは大事なことだけど、まずは専門の研究書っしょ、やっぱ。
>>128 それはいい企画ですね。今度編集者に話してみます。
といっても、動物倫理についてはすでに別企画が…
>>134 おっしゃる通りです。なんとか両立させていけるよう精進します。
スレのタイトルにそった話題を一つ。日大の古田さんが認識論の
社会化の動きを支持する論文を最近かかれたようです。
古田智久「外在主義的知識論から社会化された認識論へ」
『日本大学精神文化研究所平成14年度・平成15年度共同研究報告書
近現代知識論の動向とその21世紀的展望』所収、99-143ページ
精神文化研究所! スゴイ名前ですね。 関係ない話ですみません。
>>137 哲学全般に言えることですが業績があってもポストが少ないので就職は大変です。
わたしは非常に運がよかったためにさっさと就職できましたが。
しかしそういう話題はもっと適切なスレッドがあるのではないかと。
139 :
ローカルルール審議中 :2005/04/07(木) 17:26:24
認識論ってなに?わかりやすく誰か説明して
知識論のこと
141 :
ローカルルール審議中 :2005/04/08(金) 01:25:26
認識論を真面目に研究して、 認識論を自然化・社会化すると、 どういう意義があるの? 自然化・社会化に成功すること自体が嬉しいの? それとも、その成功に基づいて何か有意義なことができるの?
私はまったくの素人で、こんなこと言うとご専門の方から叱られるかもしれませんが 社会化したほうが、知識論として学的探求の「実態に近い」ということもあるのではないでしょうか。 そういう論文を読んだような気がします。大沢さんだったかな?
143 :
ローカルルール審議中 :2005/04/11(月) 11:58:55
>>133 ネタに便乗すると哲学、倫理学の専門用語の英単語帳ならほしい。
哲学倫理学英和辞典でもいいけど
144 :
sage :2005/04/28(木) 18:26:53
>>141 社会化については素人ですが、自然化について一言
成功することが嬉しいというより、自然主義は第一哲学の
否定に本領があるというのがポイントだから、これまでの
基礎付け主義的な認識論が間違っていたことを示そうとする
点にポイントがあるんじゃないですか。(戸田山先生の
『思想』論文を読めば最近の動向はつかめます)
んで、成功するかどうかは分からない(模索中)というのが
正直なところだと思う。
有意義なことが言えるかどうか。有意義かどうか
観点にもよるが、学際的な研究しない限り知識に
ついてどうのこうの言えないようになる、っていう
方向に向かっていくとは言える。つまり、認識論の
研究が哲学書だけ読んでも意味がなくなっていくって
いうこと。
146 :
考える名無しさん :2005/05/30(月) 07:15:41
fosyu
新書キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
149 :
考える名無しさん :2005/06/07(火) 01:08:08
宣伝age
150 :
125 :2005/06/08(水) 03:05:13
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !! 絶対買います 安いし(笑)
151 :
考える名無しさん :2005/06/08(水) 11:57:46
宣伝キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!! 私は貧乏なので安くても買いませんw つか、『認識論を社会化する』の値段高杉イクナイ(俺は買ったが)
学術書が高いのは今にはじまったこっちゃないし
>>66 さんのせいじゃないでしょ。
研究者と院生くらいしか買う人いないからなんだろうけど、
出版社には、せめてハードカバーはやめれ、って言いたい。
箱入りなんて論外w
箱入り娘は好きですが何か?
そういやvan Gelderも最近はクリチカルシンキングとかやってんのね
157 :
考える名無しさん :2005/07/08(金) 15:23:07
新書記念発売age 表紙裏の顔アップ写真(ハアハア)、でも少しこの写真 右下さがりに偏位してないか?
>>157 どうも。何か感想などあれば教えてください。
ちなみに写真が歪んでいるように見えるのは被写体のせいです。
159 :
考える名無しさん :2005/07/18(月) 19:58:57
新書読んだ。 予想以上にしっかりしていてびっくりした。 …あと大学改革とか予算配分とか哲学は結構苦労しているんだなあと思った。
『哲学思考トレーニング』は読んでみた。 「対人論法」の説明にちょっと違和感を感じたけど、全体として丁寧に書かれてると思う。 でもなんか受容のされ方が心配なんだよな。 大学一年生くらいで哲学入門(あるいは哲学入門・入門)て感じで読まれるのが 一番いいと思うんだけど、その世代はだいたい今西錦司とか知らないんじゃないの? むしろ竹内久美子とか取り上げた方がよかったんじゃないかと思うんだけど。 てことで、なんかけっきょく応用哲学っぽい感じでビジネス書として受け取られることになりそうで、 それも別にいいんだけど、何となく釈然としないオレがいる、みたいな感じで…。
>>160 > てことで、なんかけっきょく応用哲学っぽい感じでビジネス書として受け取られることになりそうで、
> それも別にいいんだけど、何となく釈然としないオレがいる、みたいな感じで…。
本人がどのような受容のされ方を望んでいるのかは知りませんが、
冒頭で控えめながら哲学も役に立つみたいなことがうたわれている以上それは本意にかなったこととすべきだと思いますが。
っていうか、ビジネスに限らずいろんな局面で役に立ってこそのクリシンなわけで、
哲学入門に自足してしまうのは一番良くないかもしれませんよ。
>>159 文系全体が大変です。こういう本を読んで文系への認識を少し改める
人がいてくれればいいんですけどね。
>>160 あまり哲学入門したくないような層も読者として想定しているので、
おっしゃるような読まれ方はまあいいのではないかと思います。
>>162 「哲学は役に立つ」という主張がどこに出てくるかわからない、という
三つ目のレビューですが、全編哲学の話ばかりしていたつもりだったし、
第四章などは哲学系の本でなければ絶対出てこないような話題を扱った
つもりだったのですが、読んだ人が全然そういう印象を持たなかったと
いうことは喜ぶべきか悲しむべきか、難しいところですね。
おそらく、「哲学は役に立つ」ということ実際に 示す ことじゃなくて、 「哲学は役に立つ」という議論を 語って ほしかったと思われ。
165 :
考える名無しさん :2005/08/03(水) 03:08:16
まあ読まれ方自体はどうでもいいと言えばどうでもいいけど、
これ読んで「よーしパパ、今夜はクリティカルシンキングしちゃうぞー」的な反応をしちゃうような
読者層に対しては、おまいら一体今までどうゆう人生歩んできたのよ?
という疑問もハゲシク浮かぶわけなので、それって何だかなーという思いもあるわけです。
まあいずれにしてもとても良い本なので、
>>164 みたいなアホを含めて若者はみんな読みましょう。
166 :
164 :2005/08/03(水) 03:10:55
俺なんか変なこと言った?
とりあえず、
>>165 は自分の主張の理由を説明するべきだな。
誰か(何か)を批判するときにはそれが基本でしょ。
168 :
164 :2005/08/03(水) 17:00:24
>>167 ようするに66氏はそんなこと承知の上なのだから
>>164 のようなことをわざわざ書くのはアホと
>>165 はいいたいのだろうか?
それとも根本的にレビューを誤読してるってことなんかな?
何かいまいちどんな理由かいまいちピンと来ないので、確かに説明してほしいところ。
いや、
>>164 は言われてみりゃなるほどな、と思えた。
でも実際やるには鬼門じゃないかと。。。
170 :
考える名無しさん :2005/08/03(水) 22:27:20
>>167 きちんと批判をして欲しければきちんと内容のあること書けばいいじゃん。
「それが基本」だろ?
「示す」だの「語る」だの、いまどき小学生でも言わねーよ。
ω・`)つ【思いやりの原理】【協調原理】
なんだか荒れてますね。思いやりの原理を発揮しながらまったりいきましょう。
>>164 163でふれたレビューを書いた方は、この本はクリティカルシンキング
の方法論の話ばかりしてて哲学の話がなかった、と感じたようです。
ということで、たぶんこのレビューを書いた人向けに必要だったのは、
実はこういうのはもともと哲学由来のツールだし、きちんとこういう
ツールを使いこなすには哲学のトレーニング受けた方がいいですよ、
という明示的な議論だったということになるでしょうか。
その意味では「語る」ことが必要だったとも言えると思います。
>>165 その「何だかなー」をもう少しはっきり言葉にしてもらえると
今後の糧になるやもしれません。
174 :
考える名無しさん :2005/08/17(水) 01:51:05
>>173 また感想などあれば教えてください。
小田中さんの書評は非常に好意的に書いてくださっていてありがたい限りです。
>>174 この書評は辛口ですね。
「哲学は思考のスキルを身につける上で役に立つ」と「恥ずかしげもなく」
本書で書いているのは、戦略的な配慮があってのことです。あとがきでも
少し書いていますが、教養部廃止やら法人化やらといった一連の動きの中で
大学の中での哲学の立場は確実に悪くなっています。今、哲学の教員が一人
定年退職したときに、その後任のポストを哲学系の教員で埋めることができる
保証はまったくありません。そういう状況で次の世代のために職場を確保して
いくためには、使える論理はなんでも使わなくてはいけない、というせっぱ
つまった状況があるわけです。「アイデンティティの危機」なんていう抽象的
なレベルの話ではない、ということを理解していただければ、と思います。
ついでにいえば、本書の中で昔ながらの古典読解を弁護しているところ(p.51)
がありますが、これも同じ文脈で戦略的に書いている面があります。
もうひとつ、本書で扱っている思考のスキルは別に哲学に特有のものではない
のではないか、という疑問にもお答えしておきたいですが、それはまた後ほど。
>>175 そうゆう戦略ってそんなに有効なのかなあ。。。
>>175 穿った見方をすれば、哲学研究者が既得権益にしがみついているだけのようにも
思えてきてなりません。このまま哲学が安楽死してしまったら将来的に困った
事態が起こりうるということをもっと説得的に主張すべきなのではないでしょうか。
「お前に言われなくてももうとっくにやっとるわい」と言われそうですけど。
>>174 本書で紹介した思考のツールが哲学に特有のものではないの
ではないか、という点については非常に多様な答え方が可能だと思います。
そのうちいくつかを以下に書きます。
(1)まず、本書では確かに哲学に特有ではない思考のツールも多く紹介しています。
しかし、他の分野でも使われているからといって哲学の思考ツールではない
ということにはなりません(たとえば、『社会調査法』というタイトルの本で
統計学の説明をしているときに、「統計学は他の分野でも使うからそんなことを
社会調査法という本で紹介するのは不適当だ」と批判するのは筋違いでしょう)。
(2)また、科学の諸分野と違い、データで勝負することができない哲学においては
議論の技術が占めるウェイトが高いため、哲学を学ぶことでこうした技法を
特によく身につけることができる、というくらいのことは言えるのでは
ないでしょうか。
(3)それから、前の書き込みでも書きましたが、他の分野ではまず使わないような
思考のツールも本書では多く取り上げています(デカルト的懐疑、価値命題の
普遍化可能性テスト等)。文脈主義についても、デカルト的懐疑をふまえない
で単に前提を受け入れるのとは違うのだ、というのを本文中で力説しています。
なお、哲学を特徴づけるのはどういうテーマを扱うかではなく、「普通疑わない
ようなことまでとりあえず疑ってみる」という姿勢だとわたしは思っています。
その意味ではデカルト的懐疑はすぐれて哲学的な思考だと思います。
そういえばクリシン本では「人生の意味」をテーマに取り上げていますね。
日本の分析系の哲学者でこのテーマに言及してる方は
>>66 さん以外にはどなたかいらっしゃいますか?
野矢さんくらい?
>>176-177 177さんのおっしゃるとおりで、社会政策の視点からいえば、
アカデミックな哲学研究のなくなった社会がどういう意味で
望ましくない社会なのかということを正面から論じる必要が
あると思います。
でもとりあえずまわりの大学院生や後輩の就職を心配する
立場からは、もっと分かりやすい「役に立ち方」をアピール
したくもなるわけです。あわよくばクリティカルシンキングが
授業科目となって、(少し前の応用倫理学のように)就職の
糸口としての役割を果たすようになってくれればいいと
思うんですけどね。
>>179 クリシン本のことですけど
「生きる意味」について、問題をそらしたり説教したりせず
正面からキチンと問題として論じてたのはすごく新鮮でした。
そうなんだけど、生きる意味の問いって、問題というよりは
専ら対人的に扱うべきものとも思えます。
「どういうお仕事なさってるのですか?」みたいな。
正解を考えるのではなく、どういえば聞き手が満足するかを
考えるのが、多くの場合適切な反応の仕方ではないのかな?
問題にまともなコアがあるとしても、「意味」なんて言葉を
使わずに同じ問題を表現しなおした方が生産的になる気がします。
「この人の人生は有意味か無意味か?」なんて問いは
なんかちょっと、と思うし。
私素直な読者じゃないけど、すごく考えさせられました.
>>179 どうも。英米の分析系ではジャンルとして存在するにもかかわらず
日本の分析系ではほとんど取り上げない話題のひとつ、ということで
「人生の意味」の問題をとりあげてみました。
野矢さんが人生の意味について書かれているエッセイ風のもの
(東大での連続講義かなにかをベースにした文章でしたか)も見ましたが、
あまり分析系のツールをつかってぎちぎちとやっている感じでは
なかったですね。もし野矢さんが理論的に書かれているのを
ご存知だったら文献情報をお願いします。
>>181 意味という言葉を使わずに言い直した方が生産的だろうと
いうのは私も同意します(本の中でも基本路線はそうなっていた
と思います)。対人的、というのも、人によって言い直し方の
内容がかわるはず、という意味ではまったくその通りでしょう。
ただ、相手を満足させればそれでよい、という意味で「対人的」
な反応をするのであれば、それはクリティカルシンキングからはずれて
しまうことになりそうです。
分析系の「人生の意味」問題についてのサーヴェイ論文書いてください
184 :
考える名無しさん :2005/09/01(木) 20:52:31
保守
>>183 それ面白そう。なかなか一般には知られていないから有意義だと思う。
>>183 そのうちまとめるつもりではありますが、今は書いている時間がないので、
以下の英語のサーベイをご覧下さい。(本の文献リストにも挙げてあります)
Metz, Thaddeus (2002) "Recent Work on the Meaning of Life"
Ethics 112, 781-814.
>66 ◆uCYgrl6DCs 『諸君!』10月号の「今月の新書」完全読破で クリシン本が今月のベターに選ばれてました。
個人的には、 心理学から「OL進化論」 教育学から「知的複眼思考法」 哲学から「哲学思考トレーニング」 という、高校生に勧めやすい本が揃ったなぁ、という感じ。 自然科学系ではあったかな。
今度はインタビューかよ。 東タンといい勝負だなw
190 :
考える名無しさん :2005/10/19(水) 19:59:14
保守
191 :
考える名無しさん :2005/10/19(水) 20:46:13
地震よ!地震!!
192 :
考える名無しさん :2005/10/19(水) 20:57:07
地震を認識すれば社会が動揺する。
193 :
考える名無しさん :2005/10/19(水) 21:26:24
地震は外界の揺れを平衡器官で知覚したのではなく心の揺れが原因である
もう保守る意味ない?
伊勢田氏の進化心理学が社会学諸理論統合の基盤になるってのがよくわからない。 伊勢田氏自身が進化倫理学に突っ込んでるように、進化論と社会現象を関連付けることはできるかもしれないけど 伊勢田氏が言うように進化心理学自体が社会学理論の是非を説明する裁判官になりうるとは思えないんですが。 むしろ進化心理学理論の妥当性が実証主義的社会科学との整合性によって決まるんでは?
>>195 「社会学理論の進化的視点からの拡充をめぐって」
これね。
というか読めなくなってるよ。
>>194 確かにもうあまり意味がないかもしれませんね。
>>198 『認識論を社会化する』の第六章(だっけ?)の後半に
改稿したものを収録しています。
ウェブに載せているものはエンコーディングをshift-JISに
変えていただけると読めるはずです(時間ができたら修正します)。
>195
進化心理学の利用を提案しているのは、
社会学と独立に妥当性が確認できるから、というより、
生物学的視点を付け足すことが社会学を豊かにしうる上に、
共通言語になりうるからという理由によるものです。
裏返せば、進化心理学は自らに大した根拠がないことを自覚して
もっと謙虚に自らを売り込むべし、というのが進化心理学者
側へのメッセージでもあります。
200 :
考える名無しさん :2005/12/06(火) 16:38:16
このスレは来年の新刊まで持つかなぁ。
感傷性hoshu
203 :
考える名無しさん :2006/01/08(日) 18:40:58
そうだn
204 :
考える名無しさん :2006/01/09(月) 03:15:04
>>202 ご注目ありがとうございます。科学的実在論関係の論文を
もう一本アップしました。
>>204 とりあえず次に出るのは『生命倫理学と功利主義』という編著です。
ナカニシヤから出ます。初校も済んだので春には出版されそうです。
その次は、まだ書いていませんが、倫理学の教科書「みたいなもの」
になる予定です。
動物さんテーマの論文も収録されていますか?
ありがとうございます
タグの閉じ方が
210 :
考える名無しさん :2006/02/02(木) 22:40:51
先生は2ちゃんねる専用ブラウザをご利用ですか
web上で「科学的実在論はどこへ向かうのか」読みました。 議論の流れが分かりやすくてとても勉強になりました。 ところで、ミスタイプっぽい部分があったので一応ご報告します。 2-2の3つ目のパラグラフの末尾が、 > 関係するはずであるのはずである。 となってます。 あと、文中で(注3)とすべき所が(注2)になってます。 以上です。では
哲学思考トレーニング(第1刷)を拝読している途中です。 P.53の4行目、P.55の5行目 「必要な限りの情報を提供する」は、「必要な情報はすべて提供する」にしたほうが 誤解の余地が減ると思います。 私は当初、その直後にある「関係のないことは言わない」が「必要な限りの情報を提供する」とは別に立てられているのを疑問に思いました。「限り」に限定的な意味を感じとり、「関係のないことは言わない」も当然にそこに含まれると理解したからです。 P.143の7行目 「デーモン仮説などはほとんどの問題について、ここで排除されることになるだろう。」 は、 「デーモン仮説などはほとんどの問題について、ここで消されることになるだろう。」 としたほうがよいと思います。 ここではデーモン仮説は「排除する必要のない仮説」としてリストから消される、 という文脈(^^;)ですよね?(やや自信なし)。そうだとすると、 「排除する必要」がないのに「排除する」かのようで、混乱します。
よおし、おとうさん、『科学哲学の冒険』を一気によんじゃうぞお。
ヴフォッ ヒュームが自然主義の親玉みたいな人てまじすか!
なあ、フミオ。科学の方法というのは、宗教とか迷信とかオカルトとかとは違った 性質をもっていて、それゆえに、実在のありさまについて詳しく知るという目的に は、他の方法よりずっと優れたもになっている、ということは譲れない論点だと思 うんだよね。
つまり、どんな方法も世界認識の方法としては同格、という相対主義から、 科学的合理性を守るってこと。わかるか、フミオ。
おとおさあん、実在って何? おとおさんが知りたいっていう実在って何なの?
フ、フミウォ〜。おとおさん、ちょっと急な用事だから、あっちでテレビ見てなさい。 (震える手で『科学哲学の冒険』のページをめくる父ヒロキ・・)
おとおさあん、ボク寝るよ。 フミオは父親の部屋をのぞきこんだ。紫煙をくゆらせてふりかえるヒロキ。なにやら得意げだ。 なあ、フミオ。実在ぐらい分からないと駄目だろお。おとおさん、ずっこけちゃうぞ。 まあ、今日はもう遅いから教えてやる。実在てのはなあ、世界のほんとうのすがただ! ポーズを決める父ヒロキ。
目をこすりながらつぶやく息子フミオ。 ほんとうって何だよ。どうやって決めんだよ。
ヴ、ヴフォ〜ッ。煙草を落とす父ヒロキ。息子にこう言うのがやっとであった。 と、とにかく今日は寝なさい。 ・・。ヒロキは深夜をかえりみず、弟カズヒサのもとへ電話したのであった。
おい、カズヒサア、頼むよお。実在てどういう意味だ? ほんとうのすがたのほんとうてどういう意味なんだよ? つづきは、みなさまで御作り下さい。
sage進行で。
224 :
考える名無しさん :2006/02/08(水) 08:56:38
なにこのすれ
>>211 さん
ご指摘ありがとうございました。とりあえずウェブ上のテキストは修正
しておきました。「関係するはずであるのはずである。 」は校正の
際にも見落としていたのでプリントバージョンの方はそのままですが。
>>212 さん
ご意見ありがとうございます。確かに修正した方が誤解が少なそうですが
訂正を入れるほどではないグレーゾーンかなという気がします。
>>213-222 戸田山と伊勢田によるメール対談が『別冊「本」RATIO(ラチオ)』という
今度創刊される雑誌に掲載されます。話題は実在論論争です。
よければご覧ください。
>>210 専用ブラウザではありませんが、どういうコメントをしても
さしさわりがありますので。そっとしておいてやってください。
連載なんだ。
認識論を理科化する!
228 :
考える名無しさん :2006/03/11(土) 14:37:33
( ´_ゝ`)フーン
229 :
考える名無しさん :2006/04/11(火) 03:23:29
なんでJournal of Philosophyとかに載らないの?
230 :
考える名無しさん :2006/04/20(木) 00:10:10
過去の「活動家」たちによって 認識論を社会化するなんてことはとっくになされてます
「活動家」って宗教系やフェミ系のこと? 昔は「科学の権威」をこき下ろすために、科学的議論における社会的要素の介入が指摘されてたけど、 最近ではむしろ、そのことが科学的合理性を保障するとか肯定的に受け止められてきてるんじゃないの。
232 :
考える名無しさん :2006/05/02(火) 13:30:25
違う。マルクス主義者のこと。
233 :
考える名無しさん :2006/05/23(火) 23:17:34
マルクス
234 :
考える名無しさん :2006/06/10(土) 16:11:26
マルクス主義的な認識論ってどんなの?
hosh
237 :
考える名無しさん :2006/06/18(日) 16:59:23
hosh
ご無沙汰してます。 哲学若手研究者フォーラムの『哲学の探求』に論文が載りました。 伊勢田哲治「認識論における非個人主義的内在主義」 『哲学の探求』第33号、7-21ページ 認識論の社会化というトピックのなかでは狭い意味での認識論よりの 話です。関心のある方は書店ないし若手フォーラムから直接お求めください。 >232 マルクス主義系の知識論についてはマンハイムとかフェミニスト認識論 とかを経由して間接的にしかしりませんが、現在の社会認識論の主な 検討対象である科学者共同体の内部のしくみにはそれほど関心はなかった のでは?むしろ階級やイデオロギーの認識にあたえる影響についての 研究ですよね?
sage
稀少スレあげ 66さんの精力的な活動を見習いたいと思う今日この頃です。
241 :
241 :2006/09/15(金) 05:05:22
その前に、基本に立ち返って、認識論を独我論化してほしい。
242 :
考える名無しさん :2006/09/17(日) 10:48:52
意味が分からない。
243 :
考える名無しさん :2006/10/03(火) 12:58:57
全ての説が改定可能なら 「ホーリズム説」も棄却可能ですか? 物理学理論とどっちが捨てやすいですか?
244 :
考える名無しさん :2006/10/03(火) 13:11:17
>>66 さんが書いていることって単なるモナドロジーでは?
系統樹と言えば介入実在論とか構造実在論の立場から歴史的事実の地位って論じられてるんでしょうか? 議論の土台が違いすぎて論じようがない?
246 :
考える名無しさん :2006/11/08(水) 03:24:02
これからの日本の哲学界において中核的な位置で活躍していかれるであ ろう伊勢田先生にお尋ねしたいのですが、やはり哲学を真剣にやる学生は、 ラテン語や古典ギリシア語を勉強しておく必要があるのでしょうか。
247 :
考える名無しさん :2006/11/08(水) 06:53:46
ヤフー検索:c点による時空論ーーー参考にして
>>244 モナドロジーという言葉を非常に広い意味で使えばそうかもしれませんが、
そうするとたぶん社会科学はすべてモナドロジーってことになりますね。
>>245 介入実在論や構造実在論は、観察不可能なものについて
考えるという文脈で考えられたものなので、過去のものという、
観察可能だが過ぎ去ってしまたものについて論じるときには
別の道具が必要だと思います。ただ、両者に共通する基本的
枠組みとして最善の説明への推論なり奇跡論法なりというものは
考えることができるとおもいます。
>>246 哲学でもラテン語やギリシャ語を使わない分野はあります。
ただ、私自身はこれらの言語をちゃんとやっておかなかった
ために仕事の幅が制約されてしまっていると感じることが
多々あります。
科哲の大会の時のことの日記に「首大の岡本さん」と 書いているのにはガッカリしました。
>249 そうですか。 プログラムでの所属の表記が「首都大学東京」になっていたので ご本人も首都大所属と自認しておられるのだろうと思いそうしたのですが。 そのあたり、当事者の方の現在の感覚がどういう感じなのか、外からは よくわかりませんので、ご教示いただければ幸いです。
単に略し方の問題ですよ。ご自分も「首都大所属と〜」と書いてらっしゃる じゃないですか。首都大でなくクビ大と略されるのはむかつくということです。
「クビ大」じゃなくて「首大」だからいいんでないの
>>251 ごたごたしていた時期によく見かけた略記だったので気にせず使ったの
ですが、調べてみたらやはり特定の立場からしか使わない略称のようです
ね。以後気をつけます。
254 :
246 :2006/11/23(木) 02:28:01
>>248 ラテン語やギリシア語を使わない分野を専攻する場合は、
必ずしもそれらの言語ができなくてもいいのですね。
ありがとうございました。
255 :
考える名無しさん :2006/11/24(金) 01:43:25
首大って蔑称なの?
256 :
考える名無しさん :2006/12/27(水) 02:50:41
年の瀬
257 :
考える名無しさん :2007/02/27(火) 00:37:04
文脈主義という考え方が、いろいろの整理につかえて便利だなあと感心したのですが、 英語の文献しか引用されてなくて、もうちょっと理論的にまとまった日本語の説明が読みたいと思いました。 機会があれば、どこかで書き下ろしてください。
259 :
考える名無しさん :2007/05/02(水) 04:01:22
age
文脈主義はいま大流行で色んな分野(論理、言語哲学、認識論、倫理学) で使われてるから、サーヴェイするすら大変だろうな。
>258さん どうも。認識論的文脈主義のまとまった紹介もそのうちやりたいと 思っています。しかし宿題がたまっていく一方でいつになることか。 >260 論理学や言語哲学の文脈主義はわたしよりよほど詳しい人がたくさん いるのでその方たちにおまかせします。倫理学のティモンズなんかの 文脈主義も若い人が勉強して紹介してくれることを希望。
>>261 某翻訳書のタイトル教えてくださいよ、
高い学術書なんだから失敗したくないし、それを防ぐためにも
>>262 先に出版社にクレームの手紙を送ってそれから考えます。
科学史系の本なのでこのスレッドを見ている人にはあまり
関係ないかもしれません。
文脈主義って昔からあるサピア-ウォーフやグライスみたいな話じゃないの?
文脈主義ってのは、大雑把に言えば真偽や善悪が文脈込みで決定されるって立場だろ。
>>265 そのとおりですが大雑把すぎです。
>>264 今の認識論で文脈主義という場合は、何を懐疑するべきて何を懐疑しないで
よいかが文脈によって決まる、というような使い方をします。
まったく同じ証拠でまったく同じ信念を抱いても、この意味での文脈
により、正当化された真なる信念になったりならなかったりするというわけです。
グライスも明らかに源流の一つになっていますが、もっと直接の先祖は
オースティンです。
66さんの日記を読んでていつも思うのはこの人身体の方は大丈夫なのかと。 本人の気付かない内に取り返しのつかない事態が進行中なのではないかと他人事ながら心配なんですが。
本人降臨してるのこのスレ?
信じるか信じないかは貴方しだい
あげておくね
「疑似科学と科学の哲学」で説明された論理学と認識論の違いがわかりません。 反証主義などは論理学の分野になるんですよね? 認識論とどうちがうんでしょうか?
>>271 「認識論を社会化する」では知識を共有するというのがどういうことか
というのはあまり主題にしませんでしたが、認識論の社会化プロジェクト
の中では避けて通れない話題ですね。人類学的な観点からアプローチする
のがいいのかどうかは微妙ですが。
>>272 そのあたりは確かにあいまいにしてあったかもしれません。
反証主義のいろいろな主張の中で、妥当な推論形式に関する主張は
科学の論理学とよんでよいと思います。といってもその部分は
ただのモードゥス・トレンスですので、独自の公理系を作ったり
していないという意味では、論理学としての内容は浅いという
ことになるとおもいます。
そのモードゥス・トレンスをどう使うのかという方法論にふみこんだ
部分、つまり反証主義の全体像は、むしろ認識論の範囲に属する
といっていいとおもいます。
あぼーん
275 :
考える名無しさん :2007/11/25(日) 17:09:59 0
死ね
276 :
考える名無しさん :2007/12/16(日) 21:56:30 0
認識論を社会化するとはどういうこと?
277 :
考える名無しさん :2008/02/26(火) 03:12:46 0
ヤフー検索:c点による時空論ーーー参考にして
278 :
考える名無しさん :2008/02/28(木) 14:21:24 0
最近すごく気になっている事ですが 例の冷凍ギョウザ事件で、日本側と中国側の認識の違いという表現が毎日のようにメディアから聞こえてきます。 双方の意見をまとめると、 ・日本の検証:未開封密封された袋の中から検出された。一度開封して再密封する実験では開けたという痕跡がのこることが確認された。 ・中国:全従業員を含め、調査したが、犯罪の痕跡は見つからず、中国での犯行の可能性は極めて低い。しかも人為的なものと考えられる。 ですが、認識とは何なのでしょうか? ちなみに情報から得た私の認識では、 中国で見つからない→中国の可能性が低い。 調査した過程は全て異物混入の危険性がみられない→人為的である。 は理論として弱いと思うのですが。。。 他方、 最初に密封した後に内部に混入するのは難しい→密封前に混入した。 は論理的だとおもうのですが。。。 皆さんはどう認識していますか?
279 :
考える名無しさん :2008/03/01(土) 09:00:33 0
社会活動で、普通に会話した後に、日本人かと思ったら日本に長く住んでいる外国人だった、ってことがよくあるんですが、 これは認識という観点からどう説明できるのでしょうか? 顔も言語も日本人っぽくみえるのです。たいてい、居合わせた日本人(10人とか)が皆おどろくので、私の主観が強すぎるというわけではないと思います。 昔の訪日前の写真を見るとあ、こっちは少し外人っぽい顔だ、とかw。
280 :
考える名無しさん :2008/03/01(土) 15:01:36 O
人間は五感じゃなく 六感もっている 視覚、聴覚、嗅覚、味覚 触覚、そして 「温覚」
錯覚
282 :
考える名無しさん :2008/03/23(日) 17:18:23 0
283 :
考える名無しさん :2008/03/23(日) 17:21:11 0
284 :
考える名無しさん :2008/03/23(日) 17:23:22 0
285 :
考える名無しさん :2008/03/24(月) 07:26:10 0
伊勢田哲治 ブログ
March 23, 2008 (Sun.)
ここ一週間ほど朝から晩まで引越関連の作業に追われていた。本当に間に合うのか危ぶまれた荷造りもなんとか引っ越し屋さんに手伝ってもらって片付き、無事に新居へ移動。そのあとは荷ほどきとこの機会に新調した家具のセッティング。とりあえず生活空間らしくなってきた。
出席する義理のある学会や研究会や準備会をこの週末にやっていたがそんなわけでどれも欠席。申し訳ない。
March 18, 2008 (Tue.)
某出前講義の関係で技術者さんたちにインタビュー。概念的に知っているのと実際にきくのでは大違い。
その足で送別会へ。たくさんの方にきていただいて恐縮する。
ttp://www.yonosuke.net/~iseda/diary/
286 :
考える名無しさん :2008/03/25(火) 18:31:57 0
伊勢田哲治 ブログ
March 25, 2008 (Tue.)
学部と大学院の卒業式。教員がかなり重なっているにもかかわらずお互いに特に配慮せずにスケジュールを組んでいるのでいたるところでスケジュールがバッティングしている。おかげであちらへこちらへとふらふら。その他学部長との昼食会や提出しわすれた書類の処理など。
March 24, 2008 (Mon.)
いろいろ相談やら様子見やらで新しい勤め先へ顔を出す。
ttp://www.yonosuke.net/~iseda/diary/
無駄なコピペすんな
288 :
考える名無しさん :2008/04/01(火) 18:53:56 0
289 :
考える名無しさん :2008/04/02(水) 09:31:44 0
伊勢田哲治 ブログ April 1, 2008 (Tue.) 辞令をもらいにいく。 ということで、この4月から京都大学文学研究科科学哲学・科学史講座に転任しました。 今後ともよろしくお願いします。 ようやく研究室の荷ほどきをはじめられる。あれ、書類を入れた箱がない。 March 2008 March 31, 2008 (Mon.) 京都観光。そういえば京都観光って大学に入学したてのころにやって以来やっていなかっ た気がする。 March 28, 2008 (Fri.) 原稿の直し。 数日がかりでようやく衛星放送の見られる環境を構築。いろいろ便利な配線用品が出てい て壁に穴をあけずになんとかなった。 今日締め切りの書類があるがその書類を作成するための資料が取り出せないところに眠っ ている。
290 :
考える名無しさん :2008/04/02(水) 09:32:24 0
(つづき)
March 27, 2008 (Thr.)
引越の過程で失われて見つからないものがいろいろ。ただでさえ出費が多かったのにまた
つまらないことで出費がかさむかも。
山本弘『"環境問題のウソ"のウソ』。細かいところで疑問な点もあるが、わたしがフォロー
している範囲ではおおむね同意できる内容。というか本書に出てくる武田先生とのやりとり
が本当なら、武田先生はわたしが思っていた以上にかなり困った人のようだ。武田さんが
「科学的に考えよう、事実をきちんと見ようという同じ仲間」だという中西さんの意見 はこ
の本を読んでも変わらないだろうか?
疑問点の一つは「危機に瀕している国内のリサイクル体制を救う」ために「僕たちにもできる
こと」として「ペットボトルの消費自体を控えること」が挙げてあること(p.191)。別にキャパ
シティの問題で危機に瀕しているわけではないので消費を控えてもリサイクル体制を救うこと
にはならない。もちろん環境負荷は減るだろうが。というかもしかしてここだけ前後の段落と
違う話題になっているのか?
March 26, 2008 (Wed.)
旧研究室の片付けと鍵の返却。役所まわり一件。
研究科での送別会。ふだんあまりしゃべらなかった先生たちにもこの機会に挨拶。この期
に及んで意外な接点が見つかったりとか。
ttp://www.yonosuke.net/~iseda/diary/
>>289-290 コメントするならともかく、意味もなくただコピペするだけならやめていただけませんか。
292 :
炮烙さん :2008/04/10(木) 22:37:22 0
そういうのは無責任社会といわんかね
293 :
考える名無しさん :2008/04/25(金) 22:38:37 0
66さん、転任されてお忙しくされていることと思いますが、一つお聞きしたいことがあります。 哲学の著作や論文を読む際にもっとも注意すべき点は何でしょうか? 一字一句文法的な部分も含めてごまかさずに読むというのはわかるのですが、さらに批判的に読む ためには何かが足りないような気がします。 こういうのは実際に大学の演習などを通じて会得するほかないスキルだとは思うのですが、非大学人のためにも、 もし66さんに何かお考えがあればお教えいただけると嬉しいです。
295 :
考える名無しさん :2008/04/26(土) 12:54:09 0
甘えすぎじゃないか?
297 :
考える名無しさん :2008/04/27(日) 07:45:41 0
299 :
処刑ライダー ◇.EDMOUBKE2 :2008/04/28(月) 20:28:12 0
300 :
考える名無しさん :2008/05/02(金) 21:37:37 0
伊勢田哲治 ブログ
May 1, 2008 (Thr.)
内井先生が 『進化論と倫理』のオンライン版の公開をはじめられたようだ。…
ところで 日誌の方でこれについて「自分の弟子たちも含めて、理解してくれる人が少なかったのは残念」
(29 Apr.) と書いておられるが、そんなつもりではなかったのでちょっと意外に思う。まあたしかに論文なん
かでは批判的コメントばかりしてきたかもしれない。しかしわたしとしてはむしろ、正統派の進化倫理学はこ
れでもう安心だから自分は差別化をはかってあえて文化進化で、という意識だったのだが。むずかしいものだ。
http://www.yonosuke.net/~iseda/diary/ ↓
内井惣七 ブログ
◎2 May
…先のログで「自分の弟子たちも含めて」と書いたことに引っかかるアホがおるかもしれんが、まあ、
誰々とは言わないので、心当たりのある人は、胸に手を当ててよく考えてみ!「弟子」にもピンから
キリまであるからな。同じ題材で京大で一年間講義もやったし、某大学(クソ暑い夏に、冷房のきかん
部屋でやらされ、しかも旅費支給が一年も遅れて出されるというオマケ付き)と某々大学(こちらは学
生さんはまじめやった)で集中講義までやったのだ。そういえば、通信制の「空気」大学、京都の学習
センターで特別講義までやったな! …
http://homepage.mac.com/uchii/Personal64.html
301 :
考える名無しさん :2008/05/03(土) 22:17:28 0
アホはないよな。学生も目にするかもしれないのに。
302 :
考える名無しさん :2008/05/03(土) 22:23:05 O
馬鹿ばかり。自分の哲学語れよ。本書けよ。もちろん人生論なんかじゃない。プラトンからハイデガーを経てデリダ、レビナスに至るまでの思考体験した上でな。まあオマエラには無理。
君にも無理だから安心したまい
304 :
考える名無しさん :2008/05/03(土) 22:28:36 O
は?俺は本書いてるし?きさまらにフーコーや吉本隆明と新約聖書を結びつかせる力はないと思うが。ああ考えない人間がわかったように話してくれるときほど馬鹿らしいことはない
305 :
考える名無しさん :2008/05/03(土) 23:26:40 0
>>304 お兄さん頭いいんだね。かっこいー
ひゅーひゅー
>>300-301 アホ呼ばわりといっても師弟のじゃれ合いじゃない
ましてや関西ノリなら尚更
307 :
考える名無しさん :2008/05/05(月) 14:46:47 0
愛嬌があるようにも読めるな。
自分の後釜で入った弟子が「キリ」なわけないしね
どう読んでもピン認定です。本当にありがとうございました つうかツンデレ杉
310 :
考える名無しさん :2008/05/09(金) 14:53:02 0
>>66 伊勢田先生、認識論を時間軸に拡張して歴史化するっていう思いつきはいかがでしょう?
知識が世代間で共有されたり受け継がれたりすることが説明できるかも。
大した認識論じゃないんだろ
>294 ・論争の文脈を踏まえて、論敵ならどう批判・回答するか考えながら読む ・それに対して著者がどういう答えを用意しているか周りを読んで考える ・逆に、論争の文脈で共通の前提になっているのは何かを考えるのも大事 (これを踏まえないと本人たちがひっかからないところでひっかかって読解があらぬ方へ逸れる可能性あり) とかでしょうか。しかし論争の文脈はその論文の中には書いてないものなので、一人で読むのはやはり限界があると思います。 >310 知識の継承のモデル化は社会認識論のテーマの一つになっています。 その場合、同世代内の水平な継承と世代間の垂直な継承をあまり 分けませんが、垂直の伝達に特有の問題ってあるでしょうか? そういう意味でなく、もう少し現実の歴史にそって知識の歴史学 を考えたい、ということであれば、実は科学史がそれに近いことをずっと やってきています。
313 :
310 :2008/05/13(火) 10:55:45 0
314 :
考える名無しさん :2008/05/23(金) 18:37:30 0
>>66 伊勢田先生は内井先生にムカついたりとかしないんですか?
オンライン読書会、軌道に乗ったら、そのノウハウを少しずつでも 公開していただけたら嬉しいです。結構、市井に需要があると思います。
316 :
考える名無しさん :2008/05/27(火) 14:58:18 0
>>66 おすすめの英語学習法、語学教材を教えてください。
317 :
考える名無しさん :2008/05/28(水) 00:38:38 0
英語板行け
318 :
考える名無しさん :2008/06/03(火) 11:21:29 0
>>66 伊勢田先生の読書ノートの作り方を教えてください。
319 :
考える名無しさん :2008/06/03(火) 17:25:00 0
>>312 先生
310です。
>垂直の伝達に特有の問題ってあるでしょうか?
はっきりと覚えていないのですが、民主制とのかかわりで「死者には墓石をもって投票してもらおう」というようなこと
を言っている人がいました。
この場合、今生きている世代が、死者ならどう考えるかを想起するということになると思います。
こういう想起や想像にしか頼れないというのは死者との垂直の伝達に特有では。
それと、しつこいようですいませんが、
>>66 で「社会を共同の認識主体としてとらえる」とおっしゃっておられたので、
ある社会の過去世代から未来世代までの総体を認識主体としてとらえるという考えはどうか、という意味で質問させていた
だいたのですが、この考えについてはどのように思われますか。
ヨーロッッパの人たちはアメリカ人と比べると過去世代の見解を引きずっているような気がします。
見当ちがいのことを言っているようでしたらすいません。
>314 いや別にしませんけど? >315 クローズドなSNSを使ってやってますが なかなかうまくまわすのは難しいですね。 >316 特におすすめはありません。読む聞く書く話すすべてに おいてとにかく経験値を積むことだと思っています。 あとは自分がどういう生き物かよく知って上手に動機付け するというあたりでしょうか。 >318 ノートはあまり作りません。要約や引用を電子ファイルに まとめて、あとで使えるようにしておくというのはやります。 気づいたことや疑問点などは直接書き込みです。 >319 きちんとお答えするにはよく考える必要がありますが。 過去が記憶としてしか存在しないというのは個人の場合も同じ ですね(昔の自分が信じていたことは記憶としてしか存在しない)。 社会を認識主体と考える場合に、通時的なものとしての社会を 主体と考える場合も、共時的な存在としての社会を考える場合も 両方ありだとおもいます。
321 :
考える名無しさん :2008/06/10(火) 10:57:45 0
322 :
考える名無しさん :2008/06/10(火) 15:50:50 0
>>66 ・論文のテーマを選ぶときのコツ
・論文を書くときのコツ
・論文を評価する基準
を教えてください。
323 :
考える名無しさん :2008/06/10(火) 15:53:53 0
電子辞書と紙の辞書はどのように使われてますか?
324 :
考える名無しさん :2008/06/10(火) 16:36:35 0
先週、教育テレビでやってたのですが、↓こういう、ゾウがPTSDになるという話は疑似科学でしょうか。
『ゾウはなぜ殺し屋になったのか』
2008年6月4日(水) 19:00〜19:45
……感情豊かで、優れた記憶力を持っているといわれるゾウ。
何世代にもわたる家族が、一緒に暮らす動物です。
そんな家族の絆が人間の激しい暴力によって破壊されたとき、ゾウは健やかに成長するための環境を失い、心には大きな傷が残されました。
それが後にPTSD(心的外傷後ストレス障害)となり、ゾウが暴れる原因となったと研究者たちは考えています。……
http://www.nhk.or.jp/dramatic/backnumber/133.html
おまえら……
本物が誠実にほぼ全レスしてくれるという 考えてみれば凄いスレだ。
>322 趣旨がよくわかりませんが。卒論や修論といった学位論文についての アドバイスをお求めですか、それとも学術誌に載せるような学術論文 についてですか? あと、こういうことはよそで質問された方がもっとちゃんとした 答えがかえってくるんじゃないかと思います。 >323 最近はパソコン上で仕事をすることが多いので電子辞書が多いですね。 辞書はやはりストレスなくどんどん引けることと用例が豊富なことが 大事だと思います。その辺はいちばん自分にあったやり方でどうぞ。 >324 >ゾウがPTSDになるという話は疑似科学でしょうか。 「ゾウがPTSDになるという話」そのものについて疑似科学判定をする というのは視点がそもそも間違っていると思います。その話について どういう証拠がある段階でどういう態度をとるのか、が判定の重要な 材料になる(ただしそれだけで判定するわけではない)と思います。 よく調べないとなんともいえないですね。
328 :
考える名無しさん :2008/06/11(水) 18:05:06 0
329 :
考える名無しさん :2008/06/11(水) 18:11:18 0
いちばん好きな映画は何ですか?
そろそろ自重しようぜ
331 :
294 :2008/06/13(金) 03:45:04 0
>>66 遅くなりましたが、丁寧にお答え頂きましてどうもありがとうございました。
大変参考になりました。
332 :
考える名無しさん :2008/06/27(金) 16:34:52 0
>>66 内井先生が「科学哲学入門」で「救う」と言っているのは、どういう意味で言っておられるのか教えてください。
>>332 それだけでは答えようがありません。
「***ページで『△△を救う』という表現が出てくるが
これは○○という意味にもとれるし、××という意味にもとれる、
どっちなんでしょう」
といったような感じできいていただければお答えのしようも
あろうかというものです。
まじめに答えすぎじゃね?
335 :
考える名無しさん :2008/07/08(火) 16:18:29 0
問い方につっこみを入れるってえのは、ありだね。
>>322 ・テーマ
初心者が始める論文の書き方
・論文を書くときのコツ
序文 本文 結論
・論文を評価する基準
監督:○○先生 研究課題:カント研究・ヘーゲル研究 著者:哲学辞典 ○○項を編纂 参考文献:云々
337 :
考える名無しさん :2008/07/15(火) 12:17:38 0
338 :
考える名無しさん :2008/07/17(木) 15:30:38 0
>>66 戸田山先生との対談は、単行本化されるのですか?
>338 もう一回くらいやってから本にまとめるというもっぱらの 噂です。
まじっすか 正直RATIO買い続けるのが辛(ry
341 :
考える名無しさん :2008/07/25(金) 16:57:23 0
342 :
考える名無しさん :2008/07/31(木) 18:01:40 0
>>66 科学哲学の研究に便利なウェブサイトがあれば教えてください。
344 :
考える名無しさん :2008/08/03(日) 21:57:01 0
>>66 「科学革命の構造」の翻訳に関してどのようにお考えですか。
346 :
考える名無しさん :2008/08/04(月) 23:38:51 0
すげー。こんなスレあったのか。
四年近く続いている。。
66さんまじめすぎ。えらい。
>>345 飯田隆さんが昔誤訳一覧をつくったという話をだれかから聞きましたけど
349 :
考える名無しさん :2008/08/05(火) 09:54:49 0
350 :
考える名無しさん :2008/08/05(火) 13:46:06 0
>>66 こんど自転車に乗って転ぶのはいつですか?
>>348 それは飯田さんじゃなくて内井さんへの反論。
飯田さんのって全文どっかで手に入らないかなあ。
一度でいいから見てみたい パラダイムが転換するところ 歌丸です。
飯田先生は「誤訳一覧」公開してないだろうから 反論しようにも出来ないと思う。 公開すると角が立つから公開してないんだろうから、 こういうのは本来中山先生の方が、 版を改める時に参考にするから見せろ、 とか公開しろ、とか言うべきだと思う。
なんだそれw
355 :
考える名無しさん :2008/08/27(水) 02:49:12 0
飯田さんの弟子が一般読者のふりして出版社に送ればいい
>>342 「科学哲学の研究に便利」ということは同業の研究者の方でしょうか?
それなら343や347はご存じですよね。
海外の学界動向については以下のサイトにもお世話になっています。
http://www.philsci.info/ >>345 学術翻訳としてみると誤訳や不適切な訳が多いというのは指摘
されているとおりだと思います。
こういう誤訳を指摘されたときに、「研究者はどうせ原書で読むから
学術的正確さなんて意味がない」と開き直る方がいます。
ある種の読者むけにはたしかにそれであっているのでしょう。
しかし、自分の専門分野ならともかく、他分野の研究動向に
ついて手っ取り早く知りたいときなど、研究者でも正確な翻訳が
あると大変たすかるのは事実です。
その意味では、学問にあまり関心のない一般読者という
よりは科学哲学に関心のある(でも原書で読むほど時間を割くわけに
いかない)他分野の研究者むけに、『科学革命の構造』にももう少し
学術的な正確さを重視した翻訳がほしいところです。
357 :
考える名無しさん :2008/08/28(木) 19:01:50 0
358 :
345 :2008/08/28(木) 23:35:44 0
359 :
考える名無しさん :2008/08/29(金) 08:01:41 0
『哲学思考トレーニング』131ページの4枚カード問題の答えは、2とTで合ってますか?
360 :
考える名無しさん :2008/09/07(日) 22:21:58 0
哲学思考トレーニングはよくできたいい本だね。 伊勢田さんのこれからの活躍がたのしみっ!
The Philosopher's Toolkit の翻訳も出てますね。これ良いですね。
362 :
考える名無しさん :2008/09/08(月) 23:01:12 0
一般の読者向けの本をまたなにか書いてください。
363 :
考える名無しさん :2008/09/11(木) 22:54:08 0
>359 あってます。 >360 ありがとうございます。 >361 まだ翻訳の現物は見ていませんが、この本は企画がよいですね。 >362 今度は倫理の本ですが、年内発売をめざして鋭意校正中です。
365 :
考える名無しさん :2008/09/15(月) 08:27:56 0
>>364 お忙しいなか、レスありがとうございます
自然主義的誤謬が自然さからの議論ともいわゆるヒュームの法則とも 違うというのは分かったのですが、そうすると自然主義的誤謬はどうして 「自然主義」なのでしょうか?基本的な質問ですみません。
>>366 ムーアの定義する自然主義とは、「善い」を自然的性質と
同一視するという立場です。自然主義的誤謬というのは
基本的には自然主義者が犯している過ちです。
しかし、この意味での自然主義者だけが自然主義的誤謬を
犯しているかというとそういうわけでもありません。
「善い」を形而上学的性質と同一視する形而上学的倫理も
同じ過ちを犯しているとされます。
まあムーアがそのあたりをあまり気にしなかったということで
しょうが、強いて言うなら「自然主義者が犯しがちな」という
ニュアンスで使っているということになるでしょうか。
御教示ありがとうございます! ムーアが自然主義という言葉にもっと特殊な意味(自然主義的誤謬を犯す人全体に あてはまるような「自然主義」の意味)を含ませているのかと勘違いしていたので、 先生の説明で納得しました。
>>66 ペンローズの量子脳理論はオカルトだという人も居ますし
いや、立派な科学だ、という人も居ますが
どちらの言い分が正しいとお考えでしょうか。
>>369 ペンローズについて責任ある発言ができるほどよく知りません。
>>362 >>364 で書いた本ですが、今月中か来月はじめごろには出版されそうです。「動物からの倫理学入門」というタイトルです。
認識論における文脈主義って、外在主義に含まれるんですか? 文脈主義は文脈主義なんですか?
372 :
考える名無しさん :2008/10/16(木) 16:44:14 0
新しい本が出るのですか。 それは楽しみだなあ。
373 :
考える名無しさん :2008/10/16(木) 20:02:42 0
「こども相談室」と化してるなw
【このスレッドは ル・サンチマン™ の提供でお送りしております】
「お化けは非科学的な存在だ」って category mistakeなんですね
376 :
啓蒙社 :2008/10/21(火) 11:21:04 0
このスレの掲示板には不似合いなマジな答えを書くと・・お化けは非科学的だ、
科学は科学的だ、宗教って科学的?政治は化学的?・・と言う正しい知識を認識しょうと言う
学問で有るらしい、こうしたマジな方々もこの世の中に存在してくれなくては困るって言う・・話です。
http://www.keimousha.com へ
377 :
考える名無しさん :2008/10/23(木) 17:18:09 0
書名に「入門」があると読めそうな気がして、挑戦しようかと思ってしまう。
>>371 文脈主義は文脈主義です。
内在ー外在とは違う切り口で出てきている立場です。
内在主義的文脈主義(我々がつかう証拠の確実さに文脈相対性をみとめる等)
外在主義的文脈主義(要求される信頼性の度合いに文脈相対性をみとめる等)
どちらもありえます。
>>375 principle of charityを発揮して読み替えれば
「お化けが存在するという仮説は非科学的だ」
「お化けが存在するという仮説を現時点で
受け入れる態度は非科学的だ」
などの短縮表現といえなくはないと思います。
>>372 ,377
数日中には書店にも並ぶと思いますのでよければどうぞ。
こんな時間ですが『動物からの倫理学入門』Amazonで予約しました。 書店ではもう並んでいるのかな? 動物の倫理学を研究している人たちは、 動物についてどの程度まで知識をもとうとしているものなんだろうか。 また、動物全般に対して愛着をもっているのだろうか (うちのこしょまるは好き、ほかのイヌは知らんというわけではなくて)、 それとも、倫理学上の要請みたいなものとして研究しているだけなのだろうか。
ペットブームなんだから流れに乗らんでどーする 時代に阿って生きていくのじゃ
>>379 動物について倫理的に考察する人もいろいろです。
知識のレベルについては特に認知動物行動学については
詳しい人が多いと思います。
動機は愛着のある人もいればない人もありという感じでしょうか。
その辺は本の中でも紹介していますので読んでいただければ。
>>381 どうもありがとうございます。最近の動きを見落として
いました。
「チンパンジー、ゴリラ、オランウータン、ヒトの4属7種
が含まれる(が普通はヒト以外の3属6種を指す言葉として
使われる)」
という記述なら大丈夫でしょうか?
第二刷が出ることがあればそこで訂正しますが、その前に
オンラインの正誤表でも訂正を予定しています。
その際にお知らせいただいた方の名前も挙げさせていただいている
のですが(以下のような感じです)、なんとクレジットすれば
よいでしょうか?
ttp://www.bun.kyoto-u.ac.jp/~tiseda/works/errata.html
>>382 379=381です。
ご返答ありがとうございます。
私なら、
「オランウータン、ゴリラ、チンパンジー、ボノボ、ヒトを指す
(が、ヒトは除外されることが多い)」
のように書くと思います。
1. 属レベルで書いてみても、やっぱりチンパンジーとボノボは別の動物に思える
(近年だとマックスプランクが種比較でポジティブな結果を得ていますし)。
2. かといって種レベルで、ニシゴリラやスマトラオランを入れるのは煩雑。
3. 上の書き方ですべて網羅しているし、わざわざ数字を挙げなくてもよさそう。
4. また種の分類が変わったら面倒。
といったことが理由です。
>>383 重ね重ねアドバイスをありがとうございます。確かに細かく書くとまた変わったときにめんどうですね。もとの文からの修正を最小限にするということで
「チンパンジー、ボノボ、ゴリラ、オランウータン、ヒトが含まれる(が普通はヒト以外を指す言葉として使われる)」
という形にします。
385 :
379 :2008/11/03(月) 01:40:06 0
まだ定着しているとはいえませんが、
大型類人猿のことを「類人」と呼ぼうとしているようですね。
国内の大型類人猿の研究や保全の関係者たちが中心。
類人という呼称は「猿」がサルを想起させるからだと思います。
もっとも、小型類人猿(テナガザル)の立場からすると、
猿という漢字はテナガザルを指すのだから(猴がマカク類)、
仲間はずれにされてちょっと寂しいことになります。
クレジットの件ですが、
この人が2chで教えたんだと知られるとなんだかちょっと恥ずかしいので、
私個人のクレジットは無しか、名無しというクレジットか、
そのような感じでお願いしたいです。
もし情報元を明記するほうが都合がよいなら、
同じ研究科の藤田さんに問合せしてくださったほうがよいかもしれません。
>>383 なんかよりずっとよい書き方がわかると思いますし。
>>385 類人猿を類人とよぶというのは霊長研の方たちなどですね。研究会などでときどきご一緒することがあります。
では、クレジットについては「名無し」的なクレジットということで。
381です。 文献案内が充実していて入門者には嬉しいです。 プフングストの邦訳が出ているのは初めて知りました。 そもそもその原著をまともに見たことがありませんが。 もうご存じだとは思いますが、 図書館でArmstrong & Botzlerの2版を見かけました。 今年出版されていたようです。 68-69ページ。 行動主義心理学から認知心理学へという図式からは、 認知革命の筋書きを思い浮かべました。 が、動物への心理学的な取り組みということでは、なんというか、一面的な気がします。 20世紀前半は、比較心理学の立場から、 米独ソのチンプやサルの研究で認知的な研究がされています。 また、80年代以降は、認知行動学に並行して比較認知が興っており、 それなりに心理学のなかでもメジャーになっているように思いました。 たしかに、認知革命で盛り上がった頃からすると、ワンテンポ遅れていますけど。
89-90, 92ページ。 パヴロフ型条件づけ(説明のひとつなのか、仮の説明なのかわかりませんが)のくだり。 スキナー型条件づけや観察学習なら、もっともらしい説明だと思いますが、 パヴロフ型はやっぱりあくまで不随意の反射にもとづくので、 ちょっと違和感を覚えてしまいました。 ただ、学習心理学はまともに勉強していないので、専門家がなんというかわかりません。 また、「〔……〕学習している人〔……〕は条件反射をしているだけだ」という表現は、 冗語に見えます(よく読めば冗語を利用している表現なのかもしれませんが……)。 差し出がましくてすみません。
381です。 読み終わった。 最後(終-3の後半)、デリダの主張とかぶっているような気がする。 英米の倫理学で話が進んでいるから、偶然なんだろうけど。
>>387 ,388, 389
読んでいただきどうもありがとうございます。
Animal Ethics Reader の第二版は知りませんでした。情報ありがとうございます。
比較認知の研究はたしかにあまり視野にはいっていませんでした。グリフィン側からの記述を主に参照しているのでちょっと記述が偏っているかもしれません。ご指摘ありがとうございました。
スキナー型条件付けの方がここでいう外在主義に近いというのはおそらくおっしゃるとおりだと思います。ここはまともに心理学的説明をしようとしているというよりは、おおまかなイメージをもってもらうための例としてパブロフの犬を挙げています。
あと、オペラント条件付けを例にすると例の方から説明しないといけないけれども、「パブロフの犬」は言葉だけだせば説明しなくていい、という手抜きな理由でパブロフの犬になっています。
「学習している人は条件反射をしているだけ」が冗語だというのもたしかにそうですね。表現として意図したわけではありませんが。
デリダと主張がかぶっているとすれば偶然です。ご指摘ありがとうございます。
「学習している人は条件反射をしているだけ」って冗語ですかね。 特に主体が人である場合の「学習」という言葉の使われ方と、 「条件反射」という言葉の使われ方は異なるので、 結果として言葉の指すものごとが仮に同一であったとしても冗語では無いと思います。
394 :
考える名無しさん :2008/12/15(月) 15:37:49 0
395 :
考える名無しさん :2008/12/21(日) 12:46:01 0
『動物からの倫理学入門』関連で興味ある方がいれば。
2ヶ月も前だけどNature Medicineで論争しているね。
Nature Medicine Editorial. (2008). When less is not more. Nature Medicine, 14, 791-792.
http://www.nature.com/nm/journal/v14/n8/abs/nm0808-791.html Martin, C. (2008). Experimental use of nonhuman primates is not a simple problem. Nature Medicine, 14, 1011.
Bailey, J., Capaldo, T., Conlee, K., Thew, M., & Pippin, J. (2008). To the editor. Nature Medicine, 14, 1011-1012.
Shanks, N, & Greek, R. (2008). To the editor. Nature Medicine, 14, 1012.
Nature Medicine (2008). Nature Medicine replies. Nature Medicine, 14, 1012-1013.
http://www.nature.com/nm/journal/v14/n10/index.html アメリカの某学会で、薬学的な動物実験の研究者を支えるパンフレットを配布していて驚いた。「あなたたちは社会の役に立つことをしています」のようなもの。いま手元にないので忘れたが、暗に、動物の権利団体からの攻撃に対するメンタルケア的な印象を受けた。
上のNature Medicineを見て、Animal Behaviourのタイトルで笑った覚えがあるのを思い出したが、もう去年のことだった。
Barnard, C. (2007). Ethical regulation and animal science: Why animal behaviour is special. Animal Behaviour, 74, 5-13.
http://dx.doi.org/10.1016/j.anbehav.2007.04.002 Cuthill, I. C. (2007). Ethical regulation and animal science: Why animal behaviour is not so special. Animal Behaviour, 74, 15-22.
http://dx.doi.org/10.1016/j.anbehav.2007.04.003
396 :
考える名無しさん :2008/12/21(日) 12:46:43 0
また、『動物からの倫理学入門』の跋に出ていた上野が本を出すようだ。 上野吉一. (2009, January 27). キリンが笑う動物園: 環境エンリッチメント入門. 岩波科学ライブラリー, 154. 岩波書店. Animal Nursingに連載していたものをまとめたものかと思ってしまったが、どうだろうか。 あと、ぜんぜん関係ないが、エルスターの『合理性を圧倒する感情』について調べてたら、コーバリスを見つけてしまった。 コーバリス, M. (2008). 言語は身振りから進化した: 進化心理学が探る言語の起源 (大久保街亜, Trans.). シリーズ認知と文化, 7. 勁草書房. (Original published 2002) 訳者は実験心理学者のようだ。トマセロのときのように動物関係の訳語がグダグダになってなければよいのだが。
397 :
考える名無しさん :2008/12/26(金) 23:52:40 0
伊勢田先生って、ハンサムだなぁ。
398 :
考える名無しさん :2008/12/26(金) 23:58:17 0
悪人よ 君は本当に悪いやつだ だが、金を稼ぐことが悪いと思うか ここは学校じゃない、社会人の自覚がないんじゃないの 社会で善いのは金を稼ぐ、悪いと借金のようなものだ タダで悪いことばっかりしやがってさ お前って本当に貧乏だよな
399 :
考える名無しさん :2008/12/27(土) 08:45:06 0
400 :
考える名無しさん :2008/12/27(土) 12:24:16 0
告白だろ
真理は発見されるのではなく創り出されるというのは どういうことなのですか?
>394 どうも。しかしそれはわたしのを見てわざと書いたのでは。 >395-396 情報提供ありがとうございます。 >401 伊勢田がどこかでそう書いていましたか? もう少し具体的な典拠情報などがないと答えようがありません。
403 :
イギリス系の経験論者 :2009/01/17(土) 00:02:22 0
世の中では、人を虐げて当然だという人がいる。何故なら、この世は弱肉強食 が習いだから、体の大きさや習慣や集団や悪口で人を痛めつけるのだ、と。 弱肉強食は自然界の掟であり、強いものが弱いものを食い物にする世界である。 武器でも、毒でも、数でも、力を付けて、生きる為に他の生き物を殺している。 人間の社会では、自然に働きかけて手を加えると自分のものにして良いという 習わしがある。これは社会の掟と対立しない限りであって、他の所有物に手を加え ても自分のものにしてはいけない。社会は自然を刈り取り、加工してお金に換えて いる。動物を殺して、皮を剥ぎ、その音色のノリに包まれると悲しい気分になるよう な楽器を作って売り払ってしまってよいのだ。 社会のルールを守らない人がいる。弱肉強食の力の強いものは社会のルールを 守らないのだと。社会人たるものは自然物に加工を加えて、世の中の役に立つよう に供給し、お金に換金するのだ。 しかし、これにより力の強い、もっと強力な権力を持ち出して力で虐げるのは彼ら の言いなりになるものである。社会人として当然のマナーを持ち出したり、自然物に 社会的な役割など考えもしないのだ。 だから、弱肉強食という方には遠慮せずにどこかへ売り払ってしまっていいんですよ。
404 :
考える名無しさん :2009/01/19(月) 15:54:13 0
なんのこっちゃ。
405 :
考える名無しさん :2009/01/19(月) 16:14:59 0
穴埋め問題形式によるコミュニケーションは、 設問の解答を回答者が無制限の事例から導くことを可能にするのみならず、 設問の正当性を回答者が検査することも可能にする。 結果として解答以上の発見をすることが可能であり、 分解された問題の解答の統合により作られる複合体よりも 体積の多い複合体が作られる可能性がある。
>>66 以前から、「数学検定」や「歴史検定」のような「哲学検定」があったらいいなと
思っているのですが、学会主催とかで実現できないでしょうか。
受けたいという人は結構いる気がします。
407 :
考える名無しさん :2009/01/30(金) 00:54:11 0
410 :
考える名無しさん :2009/02/16(月) 22:38:51 0
>>410 上野と若生は知り合いどうしだから、印象としては、
盗作というよりは典拠明示不足って感じだろうな。
科学的な探求の実践上、「猫は木には生えない」的な知識は 当然、縦横に使いますけど、 こういう知識はその過程においてほとんど疑ったりされることはなく、 その裏付けは常識的に明らかである、くらいしかないですよね
413 :
考える名無しさん :2009/05/07(木) 04:51:27 O
茂木批判の反応はどうでした?
414 :
考える名無しさん :2009/05/07(木) 04:56:40 O
最近お前ら本気で ビビった 事あるか? 子供は成長が早いよな。あいつらって日々ビビってるんだよ。純粋だから刺激をモロに受ける。出来事そのもの、100%が入力される。だがいつしか大人になって理論を武装し始めて入力に制限をかけるよな。その理論はいい意味でも悪い意味でもフィルターとなってる。 マリファナをコントロールできれば、このフィルターを一時的にはずす事ができる。が、外す事が重要なわけじゃなく、外した後に見つめなおす事が重要だ いわば理論の再構築だな。この一連の流れをシラフで行う人間もいるが、マリファナを使う方が手っ取りはやいな。まぁこれから草やるって人間は試してみな
416 :
考える名無しさん :2009/05/13(水) 00:14:50 O
なぜこのスレにそれを書いた
417 :
考える名無しさん :2009/05/13(水) 13:30:09 0
認識論を社会化するというのは 哲学することを諦めるということですね。
418 :
考える名無しさん :2009/05/13(水) 14:09:41 O
やめね
しばらくご無沙汰している間に荒れ地になっていますね。
>>406 歴史検定と比べると哲学は代表的な哲学者の解釈ひとつとっても意見が一致しないものなので、哲学の研究者が主導して検定をつくるのは難しいでしょうね。
高校の倫理の内容を検定化することならできそうですが、そうすると学会よりは教科書会社とかの方が適当かもしれません。
>>413 先日のシンポでは実はあまりそういう話にならなかったんですよね。まあシンポの趣旨ももう少しメタなレベルの「応用哲学はどうあるべきか」という話題でしたし。
確かフランスってちゃんと高校に哲学という科目がありますよね 中村雄二郎が翻訳を出してたと思います
421 :
考える名無しさん :2009/06/14(日) 00:33:18 0
カラザースがBBSにマインドリーディングとメタコグニションについて書いてます。 ほかに本気で比較心理学やら発達心理学やらのマイナー領域に手を出している心の哲学者っていないのですか?
話題を変えて申し訳ないが、ハンガリーの哲学者のMichael Polanyiについての扱いは日本ではどうなのでしょうか? 彼は暗黙知を提唱して独自の認識論を構築して(『個人的知識』『暗黙知の次元』)、それを社会理論まで応用した(『自由の論理』等)ように感じるのですが(著書の出版順は逆)。 あまり日本だとpolanyiの社会理論はそれほど受け入れられていない気がするんですが、どうでしょう?
80年代に栗本慎一郎が熱心に紹介してたよ。 彼はそれをもとに「意味と生命」という壮大な形而上学を書いている。
424 :
考える名無しさん :2009/07/29(水) 09:47:35 0
Daily Lifeが見れない件
blogに移行した件
422です。423さんありがとうございます。
428 :
考える名無しさん :2009/08/23(日) 18:36:43 0
このスレを見ている人はこんなスレも見ています。(ver 0.20) モブ・ノリオはたくさんの名作を残したよね [文学]
429 :
考える名無しさん :2009/09/01(火) 08:36:10 0
430 :
考える名無しさん :2009/09/18(金) 16:17:16 0
ところで戸田山先生との実在論論争についてのメール対談をまとめた本はいつごろ出るんでしょうか?
431 :
考える名無しさん :2009/12/10(木) 03:38:04 0
早く読みたいです
Should the History of Science Be Rated X? The way scientists behave (according to historians) might not be a good model for students Stephen G. Brush
>>430 , 431
おまたせしています。戸田山さんがラウダンの翻訳が一段落して動けるようになったのでなんとか進行させられるとおもいます。
434 :
考える名無しさん :2010/01/30(土) 15:56:47 0
楽しみに待ってます
435 :
考える名無しさん :
2010/05/07(金) 13:37:41 0 認識論を社会化って・・ すでに社会化されてるっちゅーの