700円でお釣がくる新書。
古本屋で100円で買える新書。
あらゆるジャンルを網羅する新書。
貧乏人・初心者の味方の麗しい新書。
何気に買った新書が意外と良かったという経験はどなたにもあると思います。
そんな新書を語りましょう。
ジャンルは問いません。
2 :
考える名無しさん:02/07/21 14:35
科学の方法 中谷宇吉郎
3 :
考える名無しさん:02/07/21 15:27
『社会科学の方法』大塚久雄(岩波新書)
社会に興味持てない人にはいいと思うが。
4 :
考える名無しさん:02/07/21 17:13
『メルロ=ポンティ入門』鈴木亨 隠れた名著
6 :
考える名無しさん:02/07/21 17:24
>>4 やはり名著だったのか。
同姓同名の電波哲学者を思い出して買わなかったが、さっそく明日
買うことにしよう。
>>4 ていうか「船木」だろw
で6の言っているのは誰だ?
8 :
考える名無しさん:02/07/21 17:44
講談社現代新書『ラカンの精神分析』新宮一成。
シロウトでも一気に問題の核心に入れる本。
これで700円!
9 :
考える名無しさん:02/07/21 17:59
10 :
考える名無しさん:02/07/21 18:02
>>8 核心つうか、ある意味電波以上の凄い世界だがな。
もっとも俺は好き。
ソーカルなんてゴミは気にしない。
11 :
考える名無しさん:02/07/21 18:15
いやあ、シロウトでもラカンに切り込める唯一の入門書だと思うけどなあ。
ほかの入門書的なのはだめな印象。
この後に『現代思想─ラカン』つう感じ。
13 :
考える名無しさん:02/07/21 18:26
14 :
考える名無しさん:02/07/21 18:28
いや新宮はそこそこ良いと思うけど
そー駆る全否定にぷぷぷ
15 :
考える名無しさん:02/07/21 18:37
デモクラシーの論じ方 杉田敦 ちくま新書
16 :
考える名無しさん:02/07/21 18:39
ソーカル?正しいよ。
全肯定してもいいね。
しかし正しいものはつまらない。
本出す前の事件は面白かったがね。
17 :
考える名無しさん:02/07/21 19:05
岩波新書『マックス・ヴェーバー入門』山之内靖。
入門書というには構成と内容がやけに複雑で、明らかに新書の枠を越えた
お買い得品だと思う。
山之内って優秀でしかも真摯な人だと思う。
18 :
考える名無しさん:02/07/21 19:20
有斐閣新書哲学古典入門シリーズ
『ヘーゲル精神現象学』加藤尚武編
『ヘーゲル論理学入門』編
『ヘーゲル法の哲学』編
はどない?
19 :
考える名無しさん:02/07/21 19:21
加藤・・
20 :
考える名無しさん:02/07/21 19:37
そろそろ宮台にも書いて欲しいなー。
21 :
考える名無しさん:02/07/21 19:38
>>17 名著
>>18 そんなのあったのかああああ
加藤尚武のヘーゲルいいじゃん。
下の2つがただの「編」つうのは?
22 :
考える名無しさん:02/07/21 19:43
岩波新書より『プラトンの哲学』
講談社現代新書より『デカルト=哲学のすすめ』
ちくま新書より『カント入門』
平凡社新書より『中世哲学への招待』
PHP新書より『科学とオカルト』
中公新書より『時間と自己』
「物理学とは何だろうか」 朝永 振一郎 岩波新書
すっかり、脳が文型DQNになってしまった人にはお勧め。
もちろん、物理学の啓蒙書としてもいいはずだ。
24 :
考える名無しさん:02/07/21 19:53
新書なんてガキの読む本で哲学語ってもらっては困る。
遅くとも新書は大学1.2年で卒業しろ。
専門書あるいは岩波やちくま学芸文庫の原典に触れてから出直しなさい。
25 :
考える名無しさん:02/07/21 19:58
26 :
考える名無しさん:02/07/21 20:01
27 :
考える名無しさん:02/07/21 20:05
りっりくっ、わぁ?
28 :
考える名無しさん:02/07/21 20:08
>>23 内井先生も薦めてたYO!
科学哲学の参考書としても良書らしい。
29 :
考える名無しさん:02/07/21 20:10
岩波の『現象学』木田元
30 :
考える名無しさん:02/07/21 21:37
中公クラシックスって新書になるのかな?
31 :
考える名無しさん:02/07/21 21:41
32 :
考える名無しさん:02/07/21 21:45
33 :
考える名無しさん:02/07/21 23:04
はいんない
34 :
考える名無しさん:02/07/21 23:27
35 :
考える名無しさん:02/07/21 23:28
野矢茂樹の『哲学の謎』。
わざと謎を残して、次の本を買いたい気にさせてくれる、戦略的にも
優れた本。
面白いから許す。
36 :
考える名無しさん:02/07/22 00:03
『哲学の謎』にはかぶれたなあ。リアル厨房時。
…くそう、人が痛がってるのに、哲学させるつもりだな。
37 :
考える名無しさん:02/07/22 00:36
講談社『レギュラシオン理論』山田鋭夫。
なんか漠然としたイメージをもっていたレギュラシオン理論だった
がこれで整理できた。
ところでここ数年レギュラシオン学派はどうなったのかな?
38 :
考える名無しさん:02/07/22 00:54
中公新書『ゾウの時間ネズミの時間─サイズの生物学』本川達雄。
動物が変われば時間も変わる。
しかし結局その時間の享受の総和はどの動物も同じ。
あっと驚くタメ五郎〜。
動物─生成変化できます。
39 :
考える名無しさん:02/07/22 01:05
中公新書『胎児の世界』三木成夫
隠れた名著の1つ。
日本版『生命潮流』(ライアル・ワトソン)といった感じのロマンティックな内容ですが。
たまには、こういうのもどうでしょう。
ゲーテ自然学に興味がある人も必読。
40 :
考える名無しさん:02/07/22 06:11
梅原猛『地獄の思想』(中公新書)は良かったと思う。
東浩紀『動物化するポストモダン』と
書かせたいのかもしれないが読む予定なし。
浅田彰らの『社会科学の方法』(中公新書)とか
いうのも持ってる。
41 :
考える名無しさん:02/07/22 17:13
>>30 入るみたい。今生協で文庫・新書15%OFFやってて、
『デカルト 省察/情念論』買ったらちゃんと値引きされてた。
>>41 どうでもいいことなんだけど、その話だけからすると、文庫のカテゴリに
入ってる可能性も捨てきれないような。(喧嘩を売ってるのではないっす)
ちなみに著作の性質からいうと、
>>30は文庫だと思われる
43 :
考える名無しさん:02/07/22 21:27
内井のパズルとパラドックス。
44 :
考える名無しさん:02/07/23 00:33
ゲーデルの哲学 高橋昌一郎 講談社新書
ゲーデルの伝記的な部分と論理学にまつわるコンピューターの話や
神の存在論証明の話は面白かったが、肝心の不完全性定理については
サパーリ分からんかった。
45 :
考える名無しさん:02/07/23 00:39
>>42 文庫・新書って大きさによる分類じゃないの?
46 :
考える名無しさん:02/07/23 01:03
>>45 じゃあカッパ本も新書ということで
タツの本『ウィルス進化論で解く DNAのミステリー』中原英臣・佐川峻
>>45 出版社の企画の問題だと思うよ。
まあ、最近じゃあ、文庫でも「書き下ろし」が結構あるみたいですが。
>>46 中原英臣は・・・アレだろ。
どんな本かは知らんが。
>>47 「思う」って……
「新書」って「新書判」っていう形式の略称なんですが。
50 :
考える名無しさん:02/07/23 01:15
文庫はよく知りませんが。。。
>>49 >「新書」って「新書判」っていう形式の略称
ん?それって、なんかアヤシイぞ。
「新書」って形が先行してて、その大きさを後に「新書判」って言ったんじゃねーの?
その大きさである事が、新書の最大の特徴の一つだとは思うが。
53 :
考える名無しさん:02/07/23 01:28
レグルス文庫は間違っていると思うの。
>>52 名前からして確かに「新書」って形が先行してるでしょうが、
現在「新書」と言ったら、その形式を指すのでは。
今ちょっと調べてみます。
最近の新書創刊ブームは「新書、(・∀・)イイ!」と出版社が思ってるからじゃなくて、
出版社が出版点数を増やすために粗製濫造してるっつう意味合いが強い。
ゆえに、内容のいいものは少ないよ。
新書を手に取る時には頭に入れておいた方がいいと思われ。
56 :
考える名無しさん:02/07/23 01:55
山崎正一・市川浩編,現代哲学事典,講談社現代新書225
>ゆえに、内容のいいものは少ないよ。
たしかに。
賛同!!
60 :
考える名無しさん:02/07/23 02:15
新書ランキング
1.岩波新書(なんだかんだいって)
2.講談社現代新書
3.ちくま新書
4.中公新書
61 :
考える名無しさん:02/07/23 19:17
講談社が2で中公が4というのは何か納得いかんなぁ。
講談社現代新書って一番さくっと読めて一番内容薄いって感じがある。
62 :
考える名無しさん:02/07/23 19:50
新書装丁ランキング
1.岩波新書〜ザ・岩波(カバーがついてよかった)
2.ちくま新書〜シンプル、柔らかい色使いがいい。
3.講談社学術文庫〜レモン色で楽しい気分(日に焼けると醜いのが難)
4.集英社新書〜銀色が美しい。藤原書店のブルデューライブラリーみたい。
5.中公新書〜これはもう仕方が無い。
6.丸善ライブラリー〜ダサすぎ。
講談社学術文庫→講談社現代新書
64 :
考える名無しさん:02/07/24 23:13
C分類コード2ケタ目、2が新書、1が文庫です。
中公クラシックスは手元にないので
よくわからんです。
66 :
考える名無しさん:02/07/24 23:56
レヴィ=ストロース『悲しき熱帯I』C1220
デカルト『方法序説 ほか』C1210
俺が持ってる中公クラシックスは、C1210かC1220のどっちか。
>61
はげどう。
2ケタ目というのは上2ケタ目です。
中公クラシックスは新書と決定。
69 :
考える名無しさん:02/07/25 12:38
ならカッパの本もやはり新書だ。
70 :
考える名無しさん:02/07/25 17:42
副島隆彦の『英文法の謎を解く』ちくま新書
面白い。
格文法理論ていいよね。
71 :
考える名無しさん:02/07/25 17:45
>>70 悪いがその本は渡辺昇一がgood morningの時点で解釈まちがってると指摘していた本だと思われる。
72 :
考える名無しさん:02/07/25 17:59
おお、良スレ・・・ブルーバックスも新書だっけ?
時々無限に関するスレが立つから
足立恒雄「無限のパラドクス」
をあげておくよん
74 :
考える名無しさん:02/07/25 18:11
>>73 超準解析と集合論が紹介されている良書だな。
75 :
考える名無しさん:02/07/25 18:26
>60 :考える名無しさん :02/07/23 02:15
>新書ランキング
>1.岩波新書(なんだかんだいって)
>2.講談社現代新書
>3.ちくま新書
>4.中公新書
中公新書の評価が低すぎというレスがついいるが、中公新書ってその筋の2、3
流の執筆者多くない?
俺が知らないだけかもしれないが、どうもピンとこない。
76 :
考える名無しさん:02/07/25 18:29
77 :
考える名無しさん:02/07/25 19:14
どう考えても岩波>>中公>>>>講談社だろ
78 :
考える名無しさん:02/07/25 19:30
中公新書の良書・名著のレス募集中。
79 :
考える名無しさん:02/07/25 21:24
中公新書『中国、一九〇〇年』は、中味濃いぞ。
でも哲学書じゃないぞ。
80 :
考える名無しさん:02/07/25 21:32
野矢の「無限論の教室」講談社
無限は数でも量でもないそうです。
81 :
考える名無しさん:02/07/26 01:28
野田又夫『デカルト』
良書というか名著のようだ。
82 :
考える名無しさん:02/07/26 01:29
↑岩波新書・青
83 :
考える名無しさん:02/07/26 09:45
マルコム『ウィトゲンシュタイン』講談社
奇人ぶりが生き生きと描かれている。
口笛の練習したヨ
85 :
考える名無しさん:02/07/26 12:12
>>78 中公新書というと『時間と自己』木村敏しか思いつかないなあ。
あと『超整理法』?
86 :
考える名無しさん:02/07/26 12:37
絶版かも知れないけど中公「ワイマール共和国」はなかなかよくできた本だったと思う。
この辺を取り扱った手軽に読める本がないからってのもあるけど。
ナチスとかだけクローズアップした奴ならいくらもあるんだけどねぇ。
つか哲学書じゃないな。
87 :
考える名無しさん:02/07/26 23:29
中公新書は歴史系に強いように思います。
哲学系は講談社に軍配があがるのでは。
88 :
考える名無しさん:02/07/27 01:46
>>87 そう言われればそうだ。
経済もパッとしない。
ていうか、中公は哲学とマルクス系が嫌いなんだ。
89 :
考える名無しさん:02/07/27 02:02
中公新書、中村秀吉の著作があるではないか。
91 :
考える名無しさん:02/08/05 12:25
152 :考える名無しさん :01/11/06 00:58
>146
例えば、新書限定とか。ニーチェなら、
『これがニーチェだ』永井均(講談社現代新書)
ニーチェに初めて触れる人が読むのはどうかと思うけど、言いたい
ことはとても、はっきり出ている。
『ニーチェ入門』竹田青嗣(ちくま新書)
オーソドックス。色が付いてない。
『ニーチェ』三島憲一(岩波新書)
名著と聞いたことがあるけどきっちりしている。昔の岩波新書
ってこんな感じだったのかあ、と想像したり。歴史的記述に重点
が置いてあるような。
うーん、書いてて受験参考書の解説本のようだな。私はプロパーの
人間じゃないんで、ちくま新書とか読んでても、それが正統派の解釈
なのかどうかは分かんないんですよね。その辺、適当に言って貰えると
嬉しいですね。……って、別のスレに書いたが良いのか。
153 :考える名無しさん :01/11/06 01:19
ドゥルーズといえば、小泉義之も講談社新書からドゥルーズの哲学
という本を出しているけれど、こちらも方も内容が理解できない。
小泉さんはほかに同じ出版社からデカルトの本を出しているけれど、
そっちのほうは名著といえるくらいすばらしかったと思う。
「この新書がすごい」という浅羽道明が監修している本がある
けれど、その中の一冊にデカルトの本が掲載されていた。
書き手側に問題があるのか、読み手に問題があるのか、
それとも、ドゥルーズの考えたことが難しいのか、
どっちなのだろう。
以上「現代思想の冒険者たちしりーず」スレから借りてきました。
もうちょっと、こんな話しませんか。
私も『ドゥルーズの哲学』、わけわかんなかったな。
三木シ青「哲学入門」岩シ皮・赤とか読むひと11る?
三木の入門は、入門とかいいながら難解なんじゃ?
俺は昔読んで挫折したぜよ。中公の中村の入門もムズイかった。
全部読んだ人、感想を聞かせてくれ。
94 :
考える名無しさん:02/08/06 06:48
岩崎や新田のは?
岩崎の2冊は、良かったYO!
大学1年生の僕でも読めた
新田は昔よく分からんかった。
この本から哲学初めて勉強しよう
とする人いるけど、それはやめた方がいい。
あと当然だけど現象学寄りだよ
96 :
ファンでもアンチでもない:02/08/09 05:53
東浩紀『動物化するポストモダン』良かったです。
「データベースとシミュラークル」という図式は
東が考える範囲にはあてはまるが..と思った。
HTMLとの繋がりをもっと考えて欲しい。
柄谷の『日本精神分析』より良かったです、本当に。
オタク、アニメ、ゲームだけを語る本ではなかった。
97 :
考える名無しさん:02/08/09 18:37
上山春平『照葉樹林文化』中公新書ってどうですか?
内容もぜんぜん知らないのですが、なんだか急に
このタイトルが気になってきたもので。
>>97 っていうか、「続・照葉樹林文化」と「照葉樹林文化」、「栽培植物と農耕の起源」の3著を読むと、
日本の文化の起源、根源っていうのかな、そういうのがわかると思うよ〜。
一緒に読もうね。
リオタールの「現象学」って本、クセジュから出てたような。
珍しかったので、記憶のはしに引っ掛かってる。
あ、あれは「文庫」だからダメか…
102 :
考える名無しさん:02/08/10 00:04
「栽培植物と農耕の起源」は宮崎駿の影響で買った。
103 :
わかりません:02/08/10 01:57
「術後集」中村雄二郎 岩波
「人間にとって科学とは何か」湯川秀樹・梅棹忠夫 中公
「科学的方法とは何か」浅田彰他 中公
「現代科学思想事典」伊東俊太郎編 講談社
この4冊はまず読み物として面白い。中村は人の言葉にかこつけて自分の思想を
開陳しているのだし、物理学以外にも博学振りを発揮した湯川が哲学や生物学に
ついて語っているのが興味深いし、科学を経済学や数学・理論生物学も含めて包
括的に捕らえなおそうという浅田の試みは、一見新しいが伝統的な問いかけでも
あり興味深く、和漢洋・イスラムの科学について網羅している伊東の事典は、氏の
百科全書的パーソナリティが如何なく発揮されたものとして興味深く、イスラム
科学について手軽に読める点で重宝。
この4冊に共通するのは、科学を思想・歴史として捕らえているところであって、
結果としての科学と過程としての科学の姿は大いに異なっており、無駄のない理
論の集合体のように見える科学も実は「膨大な無駄」(湯川)によって支えられて
おり、この無駄の中に思想や歴史が含まれている事を再確認した。しかし、浅田
が言うように、科学的成果に対して一旦留保をつけつつ「徹底的な分析による解像
力の高度化が変化をもたらす」というように、科学の本質は還元主義であり、ここ
にとどまるべきとの禁欲主義こそが、近代科学の成功の一因であることも忘れて
はいけないと再確認させられた。
104 :
Kurihara:02/08/10 02:10
広松渉さんの『新哲学入門』(岩波)がいいですね。
本書のタイトルは三木清さんの『哲学入門』(岩波)
を意識してつけられたタイトルですよね。
お二人ともマルキストですし。
105 :
わかりません:02/08/10 03:07
『ニーチェ』三島憲一(岩波新書)が出ていたので、『ニーチェ』藤田建治(中公)も。
藤田と世代的に弟子である三島とのニーチェに対する捕らえ方の違いは、そのベース
になるものが藤田が実存主義にいたる系譜でもってニーチェを論じ、超人思想のうちに
ニヒリズムの克服の可能性を見出そうとするのに対して、三島は近代論、特にフランク
フルト学派の脈絡でニーチェを捕らえようとし、近代理性そのものののうちに野蛮が必
然的に内包されており啓蒙とは暴力を伴うというニーチェの近代理性の本質への洞察そ
のものを改めて評価しなおそうとする点に大きな違いが見出される。
三島の論は現在の哲学上のニーチェ研究の水準や問題点を示しているという点では名著。
しかし、ニーチェ的気分というのか、内化されたニーチェではないのでコミットしにく
いという難点はあります。
106 :
Kurihara:02/08/10 03:43
三島憲一さんは『知ってるつもり?』という
今はなきTV番組に出たことがありますよね。
>>95 新田『哲学の歴史』は、現象学というより
解釈学をも含めたドイツ哲学中心寄りといったほうが正確かと。
難度が高いというのは同意します。
学部2年の時に細かい用語調べながら読み進めた記憶が。。
結構ばんばん専門用語が出てきて萎えるけど、用語理解の基礎体力はつきました。
新田『哲学の歴史』スタンス
もとよりここでは哲学のすべての重要な問題を網羅して論ずることはできない。
本書では、古代ギリシャより現代にいたる哲学の問いを、
知識の成立の仕方という面からとりあげて、
知識のもつ基本的性格は、ほかならぬ「世界と人間との根源的なかかわり」を
その時代その時代がどのように理解していたかによって決定されるものだ、
ということを中心的な主題として論ずることになろう。
(前述書pp.11より引用)
×ドイツ哲学中心寄り
○ドイツ哲学中心
日本語間違えました。。。スイマセン
109 :
わかりません:02/08/12 23:50
渡部昇一の『知的生活の方法』ははまりました。講談社現代新書
>>109 いうの恥ずかしいんだけど、実は私も…。
秘密にしてね。
111 :
考える名無しさん:02/08/13 00:14
『知的生活の方法』ですか。
読んでいいなと思った時期があります。
でも本棚には置いたことありません。
だって友達に見られたら恥ずかすいんだもーん。
112 :
考える名無しさん:02/08/13 00:39
天井までの高さのある本棚に四方を囲まれて、ワインを飲みつつ
たまにB6判カードを繰ってみるなんて生活、いいじゃないですか。
『知的生産の技術』岩波新書の方も好きだったな、むかし。
ところで『知的生活の方法』は、ひらがな(もしくはローマ字)
推進者梅棹に対する、保守派渡部の逆襲とみているのですが、
いかがでしょう?
>89
遅いけど
仲村秀吉著 中公新書575「時間のパラドクス」
は良かった
115 :
ふにゃぽん:02/08/16 19:17
あと、世界史概観 H・G・ウエルズ など。
素人が世界史の勉強をはじめるのに、この書を無視できるか?
この板には珍しい良スレにつき、1に敬意を表しage.
116 :
わかりません:02/08/17 18:47
>112
>ところで『知的生活の方法』は、ひらがな(もしくはローマ字)
>推進者梅棹に対する、保守派渡部の逆襲とみているのですが、
>いかがでしょう?
鋭いご指摘! さすがです。
『続知的生活の方法』や『文科の時代』などもあわせて読んでみると、渡部氏は
決して資本主義の権化のような人ではなく、逆に個人の生活の質や内面の豊かさ
に価値を置いた生活観を提唱しており、超時代的な知的生活者という仙人のよう
な人間の姿を描くことによって、高度資本主義社会に対して何かこれを相対化す
る視点をもっているように思える。
これに対して、京都学派の梅棹は、案外こういう点に無頓着でタイプやカードの
使い方を説明していたりして、発想の範囲が基本的には生産性の論理の範囲から
一歩も出ていないという弱点があり、例えばパソコンの普及によりタイプやカー
ドなどの技術的主張が無意味になるという構造的欠点を持つ。
両者の相違は近代社会論的相違であって、渡部も『発想法』という著作(講談社
現代新書)もあるが、それとて彼の人間観や社会観を反映した読書論にとどめて
おり、一貫して内面に対して濃密ではあるが社会的には「非生産的生活のススメ」
とでもいえるものを提示し、この点で両者はまったくベクトルが異なっております。
梅棹の『知的生産の技術』を今日読む必要はもうないでしょう。
117 :
考える名無しさん:02/08/17 20:05
『知的生活の方法』
呉智英が「略して知方(チホー)」とか言ってたな(w
それ関連で『バカのための読書術』小谷野敦(ちくま新書)
お薦め
カッパブックスも入れていいのなら、
『パンツをはいたサル』栗本慎一郎
・・・秘密にしてね(w
118 :
考える名無しさん:02/08/24 17:38
中岡元「フーコー入門」
119 :
考える名無しさん:02/08/24 21:38
>118
ちがう中山だ
120 :
考える名無しさん:02/08/27 21:15
文庫クセジュはスレ違いですか?
121 :
考える名無しさん:02/08/27 21:22
広松渉さんの『新哲学入門』は初心者には難しくないですか?
他の本を読んでから、やっと楽しく読めたけれども。
122 :
考える名無しさん:02/08/27 21:23
ドゥルーズ『スピノザ』(平凡社ライブラリー)は?
いまさらなが
いいスレタイですね
野矢茂樹 無限論の教室
橋爪大三郎 はじめての構造主義
加賀野井秀一 20世紀言語学入門
中根なんとか タテ社会の人間関係
面白かったです。そんだけ
125 :
考える名無しさん:02/08/27 21:34
最近楽しげに読んだもの
高橋昌一郎『ゲーデルの哲学』講談社現代
下條信輔『<意識>とは何だろうか』同上
127 :
考える名無しさん:02/08/29 22:23
中公クラシックスは名著ばかり。
128 :
考える名無しさん:02/09/05 21:33
中公クラシックス……
9月11日あたりになると思い出したかのように(ってか思い出したんだろうが)、
『コーラン』が売れるんだろうな。
ベルクソンが欲しい。
129 :
考える名無しさん:02/09/07 02:00
良スレage
130 :
考える名無しさん:02/09/07 02:07
俺は講談社現代新書が好き。
オススメなのは
新宮一成「ラカンの精神分析」人を選ぶが名著。
木村敏「異常の構造」分かりやすく、密度が濃い。
大塚「教養としてのマンガ・アニメ」特にロリ漫画の章は必読。
東浩紀「動物化するポストモダン」
特に木村敏と東浩紀は名著。
「無限と連続」文系の人にもぜひ
「日本人の英語」穴があったら入りたい
132 :
考える名無しさん:02/09/07 07:14
>>130 敏なら『時間と自己』じゃん。
東のは、いまいちだぞ。
133 :
考える名無しさん:02/09/07 07:37
内田樹さんの『寝ながら学べる構造主義』は、かなり楽しく読める。
134 :
考える名無しさん:02/09/07 09:27
内田はいい本だけど、構造主義ならそのまえに
「無限と連続」を読まなきゃだめ
135 :
考える名無しさん:02/09/07 09:45
だめだっちゃ !
136 :
考える名無しさん:02/09/07 10:32
内田樹の『レヴィナスと愛の現象学』は新書で出していたら
けっこう売れていただろう。
137 :
考える名無しさん:02/09/07 10:41
>>130 ラカンのは妄想に満ちた本だと思った(笑)
ラカンの思想って、こじつけっぽくない?
対象αが黄金律だとか、糞便、乳房、まなざし、声、だとか、
ま〜〜〜〜〜〜ったく理解出来ないのですが。。
138 :
考える名無しさん:02/09/07 10:46
そのまえにフロイト読め
フロイトしらんかったらこじつけにみえんのあたりまえ
実は多少のこじつけはしました。
必要だったからです。
140 :
考える名無しさん:02/09/07 11:10
新宮の「ラカンの精神分析」講談社新書いいよ。
「対象αが黄金律」でラカンの思想を再構築した本。
必然性を創り出していくこと=愛を分析すること、というのは悦ばしき
知識である。
香ばしき知識かと。
>>138 このスレらしくフロイト関係の新書で良いものがございましたら、
ご紹介いただけませんでしょうか?
143 :
考える名無しさん:02/09/16 12:30
笠井潔 『国家民営化論』 (カッパ)
144 :
考える対象a:02/09/26 03:33
2ちゃんではじめて本当にいいと思ったスレなので初書き込み。
>142
小此木啓吾『対象喪失』中公新書
喪(悲哀)の仕事からフロイト理論をまとめなおそうという野心作ぞよ。
新書だけどこの人の主著らしい。
145 :
考える名無しさん:02/09/26 07:22
最近でたフロイト思想のキーワードはどうよ
146 :
考える名無しさん:02/10/01 23:54
age
147 :
考える名無しさん:02/10/02 13:32
このスレが好きだから・・・ageさせてもらうぞ
148 :
考える名無しさん:02/10/02 15:03
小室直樹「日本資本主義崩壊の論理」カッパ
西洋資本主義との比較で日本資本主義の成立の基盤が、宗教と資本主義の
関連のなかでよくわかる。
涙がでるほどわかりやすい。
小室はドキュソ扱いされがちだが、資本主義の相対化にはそれなりに役に
立つと思うが。
149 :
考える名無しさん:02/10/02 16:11
先日亡くなられた都築卓司の1970年前後の3部作が、ブルーバックスで復刻版といて出版されていた。
「四次元の世界」「不確定性原理」「マックスウェルの悪魔」
いわゆる物理学の解説書だが、その内容は哲学人生観そのものであり、特に「不確定性原理」は初めて読んだ高校生のときに
まさに目からうろこであった。
大学は理学工学系には進まなかったが、この本は今でも大事にとっている。
当時は400円くらいでなかったか。
150 :
考える名無しさん:02/10/02 21:45
バタイユ入門
151 :
考える名無しさん:02/10/03 18:59
www.st.rim.or.jp/~ja1tvh/mirror/bunko.html
小此木啓吾の『フロイト思想のキーワード』かなりいいよ。
あと、その小此木さんもお薦めする、妙木なんとかさんの『フロイト入門』。
俺はそんなにたいした本ではないと思ったけど、何かいいらしい。
153 :
考える名無しさん:02/10/03 21:57
逆に、新書のユング本はダメダメだな。
ユング自体がダメという説もあるが。
154 :
2チャンネルで超有名:02/10/03 22:07
>>153 秋山さと子のは読めたもんじゃない…と思う。
156 :
考える名無しさん:02/10/04 06:13
河合のおっさんももういい
ユングは浅田以降、NGワードです
158 :
考える名無しさん:02/10/12 15:46
age
159 :
考える名無しさん:02/10/12 15:49
林道義のフェミよりもヒステリックな反フェミ言説のおかげで、
ユング株さらに下がる。
160 :
考える名無しさん:02/10/12 16:29
野田宣雄の「歴史をいかに学ぶか ブルクハルトを現代に読む」は良かった。
ブルクハルトの歴史に対する考えの理解の助けになった。
161 :
考える名無しさん:02/10/13 01:45
中村光夫の『日本の近代小説』
『日本の現代小説』
今では標準的な文学史だけど、知っておいて損はない
162 :
考える名無しさん:02/10/13 01:47
河合のおっさんは、移動の新幹線のなかで口述で一冊、だからなー。
163 :
考える名無しさん:02/10/16 21:37
age.
164 :
考える名無しさん:02/10/17 00:40
広松『今こそマルクスを読み返す』講談社現代新書
新書だけどレベル高いなあ。
表紙画もすばらしい。
166 :
考える名無しさん:02/10/17 01:16
森永卓郎の『〈非婚〉のすすめ』講談社新書
森永は国民をなめるところがあって嫌いだ。
基本的に経済学をなめているわけだが、そのなめぶりが時として新たな
視点をもたらすこともある。
この本はそういう本だ。
人間、一生に一度は冴えることがあるもんだ。
167 :
考える名無しさん:02/10/18 22:46
>>117 『バカのための読書術』
>>166 『〈非婚〉のすすめ』
が古本屋で売ってたので買いました。
これから読んでみようと思います。
良スレage
『バカのための読書術』読了しますた。
バカな俺にはぴったりの本でした。
大学に入ったばかりの人とか高校生なら本当に楽しんで読めると思います。
というか名前の通りバカなら楽しめるかと。
変に背伸びして難しい本を読んで、
結局何も理解できないって人がそれを反省するためにはいいですね。
推薦してくれた人ありがとう。
169 :
考える名無しさん:02/10/20 06:26
17歳という病(春日武彦)文春新書
170 :
考える名無しさん:02/10/20 06:46
/ \ ________
/ /=ヽ \ /
| ・ ・ | < 『ハイデガー=存在神秘の哲学』古東哲明著 講談社現代新書
| )●( | \ これをリスペクトしてるぞおめー
\ ー ノ
\____/
/ \
/ /\ / ̄\
_| ̄ ̄ \ / ヽ \_
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \__)
||\ \
||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄
|| || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
|| || ||
もうちょっと説明とか理由を言ってくれると嬉しい。
172 :
考える名無しさん:02/10/20 21:16
丸山圭三郎
「言葉と無意識」「言葉・狂気・エロス」(講談社現代新書)がベスト。
日本の代表的なソシュール研究者である著者が
日常的な実例と、思想との間を往復しながら、「言葉」とは何かについて
徹底的に掘り下げていく、とにかくアツイ内容の本。
173 :
考える名無しさん:02/10/27 07:24
age
174 :
考える名無しさん:02/11/05 20:40
『倫理の探索:聖書からのアプローチ』(中公新書 1663)
関根清三著 中央公論新社 2002.10 ISBN:4-12-101663-7
読んだ方いらっしゃいますか?
175 :
考える名無しさん:02/11/05 22:24
176 :
ぺんぺん草:02/11/05 22:52
「ヤクザの実戦心理術」が意外
に面白い。一度よんでみてよ(^о^)
177 :
考える名無しさん:02/11/19 17:42
age
178 :
二つ目のお気に入りとして:02/11/19 18:48
179 :
考える名無しさん:02/11/23 11:15
意外と新書は面白い。
古本屋でみつけるのも面白い。
180 :
考える名無しさん:02/11/23 12:27
谷徹『これが現象学だ』講談社現代新書
これいいよ
「これがニーチェだ」のあとがきで「今後続々と「これが〜だ」という本が
出ると嬉しい」と言っていた永井さんがようやく報われた本だね
182 :
考える名無しさん:02/11/30 22:44
age
183 :
鷲田 ◆WBRXcNtpf. :02/11/30 23:15
鷲田清一『じぶん・この不思議な存在』は素晴らしい。
所々に出てくる、鷲田氏の洒落。真面目な人が思いつくそれは
中々理解しがたいが、分かる人は笑えてしまう。
本人は意識して書いているのだろうか…
184 :
考える名無しさん:02/12/06 13:11
最近出たとかいう
谷 徹 『これが現象学だ』 (講談社現代新書)
ってどーよ?
186 :
考える名無しさん:03/01/02 17:23
保守
(^^)
188 :
考える名無しさん:03/01/09 10:21
保守あげ
189 :
考える名無しさん:03/01/10 17:37
小泉の新書2冊はいただけないな
190 :
考える名無しさん:03/01/10 17:48
>>189 >>189 そう思うだろ。
デンパっぽいと。
そういうふうにテキストを引っ張るなと。
最初俺もそう思ったさ。
しかしよく読んでみると(・∀・)イイ
191 :
考える名無しさん:03/01/10 17:50
『ハプスブルク家』『ハプスブルク家の女たち』
じゃあ読んでみます。駄目だったらお金を請求するよ
193 :
考える名無しさん:03/01/10 18:09
『デカルト哲学のすすめ』「カントやヘーゲルが哲学を完成したのではない。
近代哲学とはデカルトの到達した高みからすべり落ちる歴史だった」という
表紙のことばに思わず(・∀・)ワラタヨ
194 :
考える名無しさん:03/01/16 02:23
>193
誰の本?
まあ、ハイデガーに言わせれば西欧哲学の歴史とは
ギリシャ人の到達した高みからすべり落ちた歴史ってことになるから、
近代哲学がデカルトから滑り落ちる歴史っていうのは
それ自体では必ずしもおかしくないけどね。
(^^)
197 :
考える名無しさん:03/02/11 04:09
age
198 :
考える名無しさん :03/02/11 04:32
>『倫理の探索:聖書からのアプローチ』(中公新書 1663)
>関根清三著 中央公論新社 2002.10 ISBN:4-12-101663-7
これは基本的に講演録だから読みやすいと思われ。ただ、新書じゃないけど
岩波の『旧約聖書の思想 24の断章』の方が、旧約から現代へ倫理をどう読み解く
かっていうダイナミズムがいい学的バランスで書いてあって面白い。
旧約なんてなんじゃそりゃって人でも、楽しめると思う。
199 :
考える名無しさん:03/02/13 16:41
通し番号やろ。
山崎・市川編『新・哲学入門』(講談社現代新書)はどう?
高校生の時、これを読んで「哲学っておもしろそうだなあ」と思ってしまい、
哲学科に入ることになった。
まあこの本の後半部分はつまらないと感じていたが……。
今の自分が、高校生に哲学関係の新書を薦めるとするならば、
一に野矢茂樹著『哲学の謎』(講談社現代新書)、
二に永井均著『<子ども>のための哲学』(講談社現代新書)だな。
ちなみにぼくは講談社現代新書ファン。
202 :
考える名無しさん:03/02/14 09:38
「道徳を基礎づける」(講談社現代新書)。呉智英先生も絶賛。
あと「洋泉社」の「新書y」シリーズは、今まで誰も言わなかったことが書いてあるよ。
>>201 あれはいいな。珍しく村上陽一郎の科学史以外の文章も載っていて貴重。
市川さんも亡くなったしなあ・・・
205 :
考える名無しさん:03/02/14 21:54
>>204 何故場違いなのでしょうか?「道徳を基礎づける」も、洋泉社の、例えば「わたしを
認めよ!」(勢古浩爾)も、従来の手垢の付いた、根拠のない観念のみの西洋哲学には
全く見られない、本質を突いた新しい「哲学的」視点だと思いますが。
>>205 >>202 >あと「洋泉社」の「新書y」シリーズは、今まで誰も言わなかったことが書いてあるよ。
思いきり場違い
207 :
考える名無しさん:03/02/15 04:43
>>205 >根拠のない観念のみの西洋哲学には全く見られない、
>本質を突いた新しい「哲学的」視点
この辺について是非詳しく説明してくれ。マジ質問だ
場違いかどうかはそれから判断する
208 :
考える名無しさん:03/02/15 06:27
「わたしを 認めよ!」は、おれ読んだけどコジェーブ引用したりして
人生論ヘーゲルって感じがした。良書だとは思う。
>従来の手垢の付いた、根拠のない観念のみの西洋哲学には
>全く見られない、本質を突いた新しい「哲学的」視点だと思いますが。
こういう意見は厨房すぎて、逆に少し好きだった勢古もこういう香具師に
読まれてるのかと思うと嫌いになる。読書範囲狭い香具師に多そうなはったりか。
209 :
考える名無しさん:03/02/15 06:29
ついでに、
勢古の本で最後に詩人の石原吉郎の詩の言葉がちょこっと引用されてて
それがこの本を読もうと思った動機。
「位置」というスゲー有名な詩。まあ205みたいな厨房は知らないと思うけど。
>>208 >>209 「読書範囲狭い」は当たりだが、哲学とは他人の書いた本を沢山読むことではなく、
現実の人間と社会を直視して自分の考えを打ち立てることだと思うが。読書の弊害
というものもある。
「道徳を基礎づける」や勢古の「ぶざまな人生」は如何ですか?前者のような考えが
出来た西洋哲学者はいないと思うし、後者はゴチエイが「文句なく今年の最高傑作」
だと去年言ってた。同じような考え方をする西洋の哲学者がいれば教えて下さい。
211 :
考える名無しさん:03/02/15 20:43
>>210 >
>>208 >
>>209 > 「読書範囲狭い」は当たりだが、
自覚があるなら
>>202 >あと「洋泉社」の「新書y」シリーズは、今まで誰も言わなかったことが
>>205 >根拠のない観念のみの西洋哲学
こういうこと書かない方がいいよ。この辺が厨房
>>205 おれの質問に答えてくれやお願いだから。
おれは「根拠のない観念のみの西洋哲学」しか知らない人間なもんで
>>212 それを考えるのが哲学者だろ。俺は哲学者ではない。
>>213 いや、それおかしいだろ。お前が自分で
>根拠のない観念のみの西洋哲学には全く見られない、
>本質を突いた新しい「哲学的」視点
って言ったんだろ?自分の主張の理由くらいちゃんと説明しろよ頼むから。
もう一回訊くけど、この本はどこがどう新しいの?西洋哲学はどうして根拠がないの?あなたの言う「本質」って何?
>>214 哲学の素人をそう責めるなよ。俺の発言は論理的ではない。ただの感想。
簡単に言えば西洋哲学は「考えすぎて人間の自然の感情・本能から遊離
している」ことと「人間は独りでは生きられない、即ち個人などは存在
しえないという事を忘れている」ことかな。
216 :
考える名無しさん:03/02/15 21:53
205の言ってるフランソワ・ジュリアンのものはそんなに悪くないと思う。
フランスではそこそこ有名で、本もだくさん出てるはず。
まぁ、シナ絡みばかりだけど。
空気嫁
>>215 >俺の発言は論理的ではない
…リアル中学生と喋ってたとは思わなかった。
折角だから教えといてやるけどな、「感想」ってのは自分ひとりにしか通用しない言明(その限りにおいて一般的に正しいとも誤っているとも言えない言明)を指すんだよ。
「(自分には)面白かった」とか「(自分には)つまんなかった」とか。
>根拠のない観念のみの西洋哲学には全く見られない、
>本質を突いた新しい「哲学的」視点
これは一般的な事実の次元での言明として述べている以上、「感想だから」と言って逃げることは許されないの。これは単に「誤った事実確認」でしかない。
これは日本語レベルの問題であって、「哲学の素人」だから許されるとかいうことではない。
そもそも「考えすぎて人間の自然の感情・本能から遊離している」とか
「人間は独りでは生きられない、即ち個人などは存在しえないという事を忘れている」とかいうのは、
150年以上前にヘーゲル左派(例えばフォイエルバッハのLeidenschaft)あたりで散々問われてきたことだし、
もっと言ってしまえばアリストテレスがすでに「人間は一人では生きられない、だから人間は政治的動物zoon politikonだ」と言っている。
何が言いたいかっていうと、(2chに限らず)雑な言葉の使い方するとバカ扱いされるから気をつけなよ、ってこと。
207エラいなー
>>218 それにしても、西洋哲学はマルクスとその亜流を生み出し、俺の指摘した点は
支配的ではないように思われるが、何故でしょうか?
>>220 いや、マルクスは徹底して非個人主義だし、
とくに初期の疎外論はきわめて簡単に言っちゃえば「資本主義が人間らしい感情や本能を失わせている」ということだから、むしろ君が指摘したような点はかなり取り入れられている。
社会主義の「社会」って語は、19世紀に資本主義がいよいよ勃興して個人のエゴが丸出しになり、社会の絆が失われていく状況への批判という意味がある。
個人のエゴが丸出しになる資本主義にたいして、共産主義社会は人間的な絆によって充たされるだろう、というわけだ(つまり「個人」主義にたいする「社会」主義)。
新書スレだからついでに紹介しておけば、渓内謙の『現代社会主義を考える』(岩波新書)はこの辺をわかりやすく説明している良書だ(しかし絶版)。
ただし、プラトンやキリスト教は魂と肉体を分けて前者を圧倒的に優位に置いたわけだが、こういう思考法の影響は今に至るまで実際大きいと思う。
つまり、「眼前にあるもの」を貶めて「目に見えないもの」の絶対性を主張する思考法だな(これをニーチェがルサンチマンと呼んだわけだ)。
こういう思考法の弊害はたしかにあると思うのだが、だからといってそれに対して「東洋」の思考法を素朴に対置するのはあまりに安易だし危険だろう。
まあ機会があったらその辺も説明することもあるかもしれないけれどスレ違いだからとりあえず止め。
>>221 いやー詳しいですね。さすが哲学者。新書よりも勉強になる。
ついでに素人の質問をもう一つ。西洋哲学って、生活者が生活の中で
考えたり行ったりしていることを、わざわざ難しい言葉で表現し、
追いかけているだけのような気がします。例えば生活者はみな実存主
義者だと思います。人間とはある意味では日常の生活が全てだと思う
が、哲学と日常生活、感情、言葉との関係は?
223 :
考える名無しさん:03/02/16 02:16
いやーこのスレはほのぼのしていていいですね。
224 :
考える名無しさん:03/02/16 02:17
いいな哲は。物だと、BB野郎はバカにされるのみ
225 :
考える名無しさん:03/02/16 02:29
物ってなに?2ちゃんねる用語?
226 :
考える名無しさん:03/02/16 02:32
227 :
考える名無しさん:03/02/16 02:33
物理学
228 :
考える名無しさん:03/02/16 02:34
ブルーバックス
229 :
考える名無しさん:03/02/16 02:36
>>227
すると224はどういう意味?
230 :
考える名無しさん:03/02/16 02:38
物理学で新書というと、ほぼBBと同義なの。
実際に計算とか出来ないと、BB野郎なの。
231 :
考える名無しさん:03/02/16 02:41
>>224
物理学はBBを馬鹿にするというのはわかるけど、それなら同じ理屈で哲学
はBBを馬鹿にするんじゃない?
さらに同じ理屈で社会はBBを馬鹿にするんじゃない?
232 :
考える名無しさん:03/02/16 02:42
233 :
考える名無しさん:03/02/16 02:44
あ、BBてそういうことか。
時間損した。
234 :
考える名無しさん:03/02/16 02:44
ほう。数学得意な哲さん、何割いる?
>>222 >さすが哲学者
おそらくからかっているんだろうからマジレスするのも気が引けるが、自分は哲学専門ではないです。専攻は政治学。
で、たとえば物理学だってわれわれが日常的に体験していることを難しい記号やら言葉やらで追及していると言えなくもない。
なんで「難しい言葉」が必要かって、それは日常言語よりも厳密な体系を整えないと理論的思考ができないからだ。
それと同じで、哲学だって学問である以上、概念体系をそれなりに厳密に整えないと学として成り立たない。だから哲学の言語が日常言語から離れたものになるのは当然だろう。
よく「哲学の言葉は難しい」とかいう人がいるが、それは学問である以上当然だ。
数式の意味も知らないで物理学の本を読んでも理解できるはずがないし、ましてや物理学を「日常言語から遊離している」と言って批判してもナンセンスだろう?
つまり、「人生論」とか「人生哲学」などと、アカデミックな営みとしての「哲学」が断固として異なるものだ、っていう前提をまず押える必要があると思うんだよね。
236 :
考える名無しさん:03/02/16 02:49
>実際に計算とか出来ないと、BB野郎なの
BBはわかったけど、計算というより立式だと思うよ。
念のため。
237 :
考える名無しさん:03/02/16 02:55
>>235 どーでもよろしいんだけど、哲学で「難しい言葉」を使うっていうのは
ちょっと違う。
むしろ、日常的な用語系が使われていると思うけど。
翻訳で難しくなってしまうが、本来は日常的言語だよ。
むしろ難しいのはロジックの面でしょ。
ロジック以前に翻訳が悪いから、「?」となる。
原書と翻訳を並べて読んでみると、それがよくわかると思う。
現代思想は必ずしもそうじゃないけど、デカルトとかベルグソン、カント、ヘーゲル
あたりはそれほど難しいことを言っているわけじゃない。
ちなみにカントとヘーゲルの翻訳の大半は最低だな。
238 :
考える名無しさん:03/02/16 02:58
長谷川宏さんのヘーゲルも酷いですか?
こんど読んでみようかと思ってたんですが
239 :
考える名無しさん:03/02/16 02:59
もちろん、理論を立て、式に組むのは大変よ。
でも、ほんとのところは、それを実際に解いて、正しいことを証明するのは
殆ど難行苦行の世界。解けないこともあるし、結果が現実と合わねば水の泡。
数学としてうまくいっても、実験的な証明が当分できなければ、正式には
認められない。
240 :
考える名無しさん:03/02/16 03:05
あの有名コテはそのBB知識をひけらかしている訳だが・・・
単細胞は能天気でいいやね。
問 新書について考察せよ
答 そもそも物理学では(・・・)翻訳において(・・・)
>>235 >哲学だって学問
自然科学は自然という客観的な研究対象があり、観測・実験によってその真理性を
検証する。哲学の対象は人間の観念の世界であるが、その真理性はどのようにして
検証するのか?また、人間の観念についての学問なら、一般人に理解できないと
意味がない。哲学における思索は、何を根拠として思索するかにより結果は全く異
なる。例えば、個人を根拠にする場合と他者を含む共同体を根拠にする場合である。
哲学においては、かかる思索の根拠についての思索はどのようになされているのか。
>>242 うーん、それはちょっとナイーヴすぎる科学観だな。今はレポート書いてて忙しいので後でしっかり説明してあげよう。
一応ひとつふたつ言っておくと、あなたの言う自然科学の「真理性」はどうして保障されてるの?
実験による検証ってのはあくまで「そう考えれば辻褄があう」ってことでしかないでしょ?
たとえば実験をn回やって理論が検証されたとしよう。
でもだからといってn+1回目の実験で理論が反証されるデータが出てこないってどうして断言できるの?
さらに言ってしまえば、物理学なり化学にしても、対象とする世界はその学の側で設定した限りでの「自然」でしかない点に注意しなければならない。だから安易に「自然という〈客観的〉な研究対象」などと言うのはまったく不正確。
で、もう一個。
>人間の観念についての学問なら、一般人に理解できないと意味がない
これも言葉が不正確なんだなあ。学問ってのは手続きさえ踏めば誰にでも理解可能でなければならない。
だから哲学だって一般人にももちろん理解できる(原理的には)。でも実際には理解できない人もいるだろう。しかしそれは哲学が悪いのではない。
1+1=2は「誰にでも」理解できるはずのものだ。しかしおそらくそれが理解できない人もいるだろう。だからといって1+1=2という命題の論理価が損なわれるわけではない。
つまり、理解可能性が万人に開かれていることと、実際には能力の問題で理解できない人がいることは理論的にはまったく矛盾しないんだよ。
244 :
考える名無しさん:03/02/17 00:43
207啓蒙カキコage
245 :
考える名無しさん:03/02/17 01:17
>>242
>自然科学は自然という客観的な研究対象があり、観測・実験によってその真理性を
>検証する。
物理学は観測・実験を待たずに、数学的正さがあれば世界的にも認められるけど。
>人間の観念についての学問なら、一般人に理解できないと意味がない。
仮に「人間の観念についての学問なら」という前提を認めたとしても、なぜ
「一般人」が理解しなければならないのか?
例えば精神分析の難解な理論を患者は理解する必要はないが患者の役には立つ。
役に立つかどうかということであれば、哲学は哲学を必要とする者にしか役に
立たないと一般的には言えるかもね。
>哲学における思索は、何を根拠として思索するかにより結果は全く異なる。
「哲学は思索の思索自体への批判作業」(フーコー)である限り、無邪気に
根拠や実証性を求めることはできない。
そういう意味で哲学には学問的正統はない。
とはいえ、哲学史あるいは哲学の文献学的な積み重ねは学問的財産としていろいろ役に立つ。
そういう意味で、歴史学が学問と認められる程度に哲学は学問として認められてよい。
諸学問間の格には個人的に興味がない。
例えば物理学者は哲学者や歴史学者を馬鹿にするだろうが、物理学内では理論物理学者は実験
物理学者を格下と見ているし、理論物理学者同士でも…ときりがないし意味がない。
いっそ諸学問を格付けする学問でも作って、格に応じて給料に格差でもつけるかw
レポートが終わらないので
>>242への説明は待ってもらうとして、
最近スレ違い気味で申し訳ないので、新書でも紹介します。
廣松渉『今こそマルクスを読み返す』(講談社現代新書)
おそらくマルクス入門書としては最適。入門書はこれだけで済む。
あとはマルクス自身のパンフレット(『賃労働と資本』なり『共産党宣言』なり)読めば『資本論』への準備は完了。
大嶽秀夫『日本政治の対立軸』(中公新書)
55年体制から1999年までの政治の対立軸の推移を描くことで政局を簡便に整理。
93年の55年体制崩壊以降のあまりに混乱した日本政局の理解の一助に。
>>237 >現代思想は必ずしもそうじゃないけど、デカルトとかベルグソン、カント、ヘーゲル
>あたりはそれほど難しいことを言っているわけじゃない。
うーん、、、デカルトとベルクソンは、日常的用語だと思う。
ただ、ヘーゲルは日常用語じゃないでしょ。。
ドイツ人の友人が匙投げてたわいな。
ちなみに、カントやヘーゲルは、ドイツ語に由来するような問題が相当あるのでは。
ヘーゲルについては原文をあまり読んでないから意見を保留するけれど、
カントは邦訳もがんばってると思うよ。
自分で原文見た時は、ああなるほど、って素直に思うもの。
>>246 『今こそマルクスを読み返す』はかなり以前に読んだが、疑問だらけで、あまりの
ナイーブさに馬鹿馬鹿しくなった記憶がある。特に、「労働価値説」や「ユートピア
思想」など。マルクス主義は人類史上最大の惨禍をもたらしたが、これに対し哲学が
徹底的な批判が出来ないのは何故か?「唯物論」を称しているが、実際は「観念論」
に過ぎないと思う。マルクスを生み出したことが、西洋哲学不信の大きな原因です。
>>248 それよりもまず、哲学云々についてあなたが
>>242で言ってた疑問はおれとか
>>245氏のレスで解決されてるの?
で、廣松。こっちについても相変わらず言葉の使い方が雑なんだよね。
とりあえず、労働価値説は経済分析の方法論でしかないから、それが説得力をもつか否かは別としても、労働価値説が所謂「共産主義禍」に直接的につながるわけではない。
むしろ共産主義がもたらした災いは彼らの政治的なヴィジョンの方に求められるべきだろうね。
「ユートピア思想」については、そんなものは廣松はこの本でまったく論じていないので、君の思い違いだろう。
ところで、
>あまりのナイーブさに馬鹿馬鹿しくなった
というからにはどの辺がどうしてナイーブなのか、ちゃんと理由も示しつつ述べないと説得力が皆無だし、それじゃレスの仕様がないんだよね。
「単なる感想だから」って言って逃げるのは駄目なので注意。
さらに、
>マルクス主義は人類史上最大の惨禍をもたらしたが、
>これに対し哲学が徹底的な批判が出来ないのは何故か?
君が知らないだけで、「徹底的な批判」は厭というほどなされてるんだよな。しかもソ連が崩壊する随分前から。いくらでも例は挙げられるけど、例えばポパーの『開かれた社会とその敵』とか読んでみるといい。アレントの『全体主義の起原』とか。
そもそも社会主義ってのは19世紀に確立した三つのイデオロギーのうちの一つでしかないんだから、社会主義イデオロギーを採らない人はすでに19世紀の頃から社会主義を散々批判してるよ。
>マルクスを生み出したことが、西洋哲学不信の大きな原因です
まあ自分はマルキストでもなんでもないので、マルクスを擁護する筋合いは到底ないわけだが。
しかしそれにしても「共産主義=惨禍=マルクス。よってマルクスを生んだ西洋哲学はダメ」ってものすごくいろんな論理的飛躍をしてると自分で思わないの?
現存した共産主義はマルクスの思想とどこまでイコールなの?
そしてマルクスはそもそも、西洋哲学が生むべくして生んだ西洋哲学の嫡子と言えるの?どうしてマルクスが否定されると西洋哲学が丸ごと否定されるの?
マルクスと西洋哲学との関係についてあなたはどういう意見を持ってるの?
まあなんつうか、
頭悪いオッサン用に書かれたフォントのデカい文庫の前書きとか後書きに書いてあるようなことを鵜呑みにしてちゃアカンよ。視野が狭くなるだけだから。
251 :
Kurihara:03/02/18 00:10
要は、マルクスをスケープゴートにしたいのでしょう。
都合の悪いことは全てマルクスのせい。下手すりゃ、
今の世界不況をマルクスのせいにする馬鹿もいるわけでね。
なんでもマルクスのせいなんですよ。
252 :
考える名無しさん:03/02/18 00:15
ユダヤ陰謀史観とか
チョソ陰謀史観と一緒だね
253 :
Kurihara:03/02/18 00:21
>>252 マルクスの唯物史観が滅び去った後に、跋扈している
のが、まさに露骨な非科学的な陰謀史観ですね。
いい気なもんですね、全く。
わしはトロツキーは基本的には神のような人だったと思うぞ。
共産主義はきらいだが。
255 :
Kurihara:03/02/18 00:35
あと、労働価値説はリカードの発案であって、マルクスは
それを継承し、かつ、批判した人です。
マルクスを労働価値説の創始者だとする俗説が後を
絶ちませんね。要するに、この程度のマルクス理解で、
いい気になっているわけです。
リカードは保護貿易論の中に労働価値説ぽい個所があると言うだけで、
発案といった場合は明らかにマルクスだろ。
原典を読めばか者
257 :
Kurihara:03/02/18 00:43
さらに、ユートピア思想は、サン・シモンやフーリエの思想で
あって、マルクスはそれをむしろ批判した人ですね。
加えて、今、アメリカは世界が反対しているのに、戦争を
始めようとして、惨禍を起こそうとしていますね。
ニューヨークで50万人の反戦デモがありましたが、そこで
「アメリカこそ最大の大量殺人兵器保持国だ」
という叫びを挙げた人もいたわけです。
まさにその通りでしょう。
これでもまだ全ての不都合をマルクスのせいにしますか?
258 :
Kurihara:03/02/18 00:47
だいたい、現代の西洋哲学者の雄、デリダやドゥルーズは
自身のことをマルクス主義者だといっているのですがね。
>>249 >>250 哲学についての疑問は解消したとは思いません。先生方には反論の余地のない
ご説明をいただいたのでしょうか?
ポパー、アレント、そして小泉信三先生のほかにも、マルクスを徹底的に批判した
内外の思想家がいればまた教えて下さい。親マルクス、親社会主義の思想家の方が
圧倒的に多いような気がしますが。
難しい理屈や言葉のあやは判りませんが、東欧、中国、キューバ、北朝鮮、その他
の社会主義国の惨状という現実からの意見です。政治的スローガンだけではなく、
主義そのものに本質的な問題があるとは思われませんか?
広松の最後に近いページはナイーブなユートピア思想だったように覚えています。
「視野が狭い」と言われるが、大多数の保守思想家、政治家の考えはみな同じでは
ないでしょうか?「保守思想」は「哲学」とは無縁なのですか?
歴史や思想史における個人というのは複雑系の結節点なのであって、
「マルクスがすべて悪い」というのは否定も肯定もできない命題だ。
労働者が自分の価値を主張するのは普通なわけで、
誰が労働価値説を発案したかといった議論は無意味
です。
262 :
Kurihara:03/02/18 00:54
加えて、所謂「マルクス経済学」なるものは存在しなく、
それはたかだか、リカード左派の経済学であって、マルクス
がなしたことは、リカードを含めた経済学そのものの批判です。
だいたい、「資本論」の副題は「国民経済学批判」なわけでね。
263 :
Kurihara:03/02/18 00:59
だいたい、マルクスは国有化を完全否定していますがね。
なぜなら、私有制とは租税を払う代わりに国家が認めた
権利であって、私有制とはむしろ国有ですね。国有財産を
私有させてもらう代わりに、国に税金を払うのです。
だから、私有制の否定は国有の否定であって、国有の擁護は
私有制の擁護なのです。
>なぜなら、私有制とは租税を払う代わりに国家が認めた
>権利であって、私有制とはむしろ国有ですね。国有財産を
>私有させてもらう代わりに、国に税金を払うのです。
おい、めちゃくちゃだぞ。社会契約説理解してる?
そ ろ そ ろ
よ そ で や れ
266 :
Kurihara:03/02/18 01:11
広松がユートピア思想だとは知りませんでした。
彼は東大で物理学を学んだ人であって、そんな彼が
安易なユートピア思想を抱くとは思えませんね。
というか、国家の廃止というマルクスのテーゼ
を周りの一般大衆はユートピア思想だと
嘲笑するだろうということだったでしょう、「今こそマルクス〜」
の文面は。広松はユートピア思想だとは思っていないわけで、
それは柄谷の「トラクリ」で国家の廃止は不可能ではないことが
説かれている。地域通貨を導入することでね。
267 :
Kurihara:03/02/18 01:19
社会主義といえば、イギリスの労働党だって、
もとをたどれば、フェビアン社会主義の政党であって、
彼らは議会を通じて社会主義の実現を図った
のでしょう。今は違いますが、なら党名も変えたほうが
いいでしょうね、紛らわしいから。
>>257 「世界が反対しているのに戦争を始めようとしている」とは考えが浅い。
ブッシュは、9.11で罪もない数千人の人々が殺されたことに対して
報復するという、国家の指導者として当然のことをしている。どこかの国の
指導者とは違います。やりたくてやっているのではなく、人命を守るためには
やらなければならないのです。だから殺傷は最小限に止めようとしています。
ブッシュが強力な反共主義者だからです。
269 :
考える名無しさん:03/02/18 01:23
なんか不毛な気がするな。
けっきょく205は保守的な視点からズッーーーーーーーーーーーッと
教えて君を装って揚げ足取り続けるだけだぜ。
いい本よんでも心魂卑しい奴。
なんか不思議な方向に進んでますが。
>>259(=
>>205)
>疑問は解消したとは思いません
ええと、じゃあどこがどういうふうに説得力に欠けるのかを理論的に説明しておいてください。そうしないと返答しようがない。
あと、おれの
>>249あたりの質問に答えといてください。
どうしようもなくスレ違いではありますが、
>>264 >社会契約説理解してる?
>>263的な契約説理解もありえますね。簡単にいえば
>>263はルソー型。
おそらく
>>264氏はロック的なpropertyの保障としての社会契約、つまりロック型を念頭に置いてるのではないかと。
271 :
Kurihara:03/02/18 01:29
>>268 ニューヨークの50万の反戦デモはどう受け止めますか、
あなたは。戦争によらない解決もあるのでは、というのが
あのデモの趣旨ですよね。だから、彼らは何もテロの犠牲者の
死を悼んでないのではなく、これ以上報復の連鎖を続けないために
戦争のよらない解決を望んで、デモをしたのでしょう。
>>271 左翼の反戦デモはいつでもあります。しかし結果は全て間違いだった。
戦争によらない解決を一番望んでいるのは、むしろブッシュだと思う。
274 :
Kurihara:03/02/18 01:36
>>273 ならいますぐ仏独に歩調を合わせて、戦争のよる解決を
放棄したほうがいいですね、ブッシュは。
275 :
Kurichan:03/02/18 01:37
ブッシュは戦争がしたくて仕方がないんですよ。
莫大な利権と支持率が絡んでいるから。
戦争によらない解決など望むわけないですよ。
276 :
考える名無しさん:03/02/18 01:38
また論拠なしの断言ばっか。
感想ですか?
277 :
Kurihara:03/02/18 01:39
ていうか、アメリカに50万人も左翼がいたのですか。
278 :
Kurichan:03/02/18 01:42
不法入国者なら2000万人いるといわれてますが
>>274 ブッシュは人命を最大限に尊重するが故に、軽々しくそのようなことは
出来ません。9.11をすっかり忘れ去ったような意見こそ、人命軽視その
ものです。
>>278 原住民からみれば全員不法入国者なわけですが
281 :
Kurihara:03/02/18 01:49
>>279 ま、戦争に強引に踏み切れば、アメリカのヘゲモニーは
確実に失墜しますから、そのほうが好都合ですがね、左翼には。
自分で自分の首を絞めているのが解らないのです、ブッシュは。
282 :
Kurihara:03/02/18 01:53
>>280 まさにその通りですね。アメリカその他の帝国主義国家の政策で
どれだけ植民地・先住民の人が惨禍をなめたであろうか?
独仏はそれに対する反省を持っていますが、英米は相変わらず
反省しませんね。少しは独仏を見習ったらどうでしょう?
283 :
考える名無しさん:03/02/18 02:11
>>273 >戦争によらない解決を一番望んでいるのは、むしろブッシュだ
…頭痛くなってきた。
205は是非イラクと911との関係について説得力のある主張をして反米の皆さんを黙らせてあげてください。
>>282 米国よりも独仏のほうが遥かに陰湿でルサンチマンがあるという事実が
見えないのでしょうか?
285 :
考える名無しさん:03/02/18 02:23
ブッシュ=世界を治療するつもりの薮医者
286 :
大丈夫!!:03/02/18 02:24
「このまま一生彼女ができないのでは…」
私は社会学を専攻している者です。社会学や周辺の学問を利用し、実践的な
恋愛理論を開発しております。机上の空論に終わらず、あくまで実践的。効果
は絶大です。この理論は私自身の苦悩から生まれました。モテないことに深く
悩んでいた私は社会学部に入り、恋愛をはじめとするコミュニケーションにつ
いて考察することを決意。開発期間およそ6年。やっと研究が実を結びました。
ルックスなんて恋愛に関係ないということを自ら証明したのです。今回はその
集大成を公開しようと、メールマガジン発行を決めました。すでに数回発行し
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287 :
考える名無しさん:03/02/18 03:00
>>284 だからさ、それがどうして事実だと考えるのか、事例なりなんなり挙げて理由を説明しつつ主張しないと
単なる電波としか見られないでしょ、って何度も何度も何度も何度もあなた言われてるでしょうに。
・・・っていうか、もしかしてネタ?
>>250 > まあなんつうか、
> 頭悪いオッサン用に書かれたフォントのデカい文庫の前書きとか後書き
スゲーワラタ
>>259 > ポパー、アレント、そして小泉信三先生のほかにも、マルクスを徹底的に批判した
> 内外の思想家がいればまた教えて下さい。
意訳すれば「次にマルクス主義者と論争したときに
読んでもないのにコケオドシで引用してロンパしてみせたいので
効き目のあるマルクス主義批判者のビッグネームを、ボックンに教えてクリクリ」
ってとこか。
とりあえずスレタイと関係ない議論はヨソでやれ
289 :
Kurihara:03/02/18 04:26
>>284 最後にもう一つだけ書きますが、9・11テロ以降、
アメリカ国内でも炭そ菌事件がありましたよね。
それもアルカイダがやったことになっていますが、
しかし、それは米軍関係者が散布したという説もある
のです。
その説は社会学者の大澤真幸のテロ及びイスラム論たる
「文明の内なる衝突」に詳しいので、よければ参照して下さい。
290 :
Kurihara:03/02/18 04:39
これで本当に最後にしますが、9・11のテロに関して
アメリカ政府はそれが起こることを諜報活動で事前につかんでいた
という説もあります。では、何故事前に情報を握っていながら、
テロを阻止しようとはしなかったのか?
それは簡単で、あとで100倍にしてやり返すためですね。
つまり自分をテロの被害者の立場に置き、それで同情と正当性を勝ち取りながら、
イスラム圏の覇権を握ろうとする戦略を意識的に取ったということです。
肉を切らせて、骨を断つという戦略をアメリカは取ったのであって、
そのためにはアメリカ国内における多少の被害もやむを得ないと
したいうのですね。
291 :
Kurihara:03/02/18 07:13
炭疽菌テロ事件続報:使用された菌、イラク製ではなく米軍、CIA保有のものと一致
米軍関係者の犯行の可能性も浮上
(ワシントンポスト)
全米各地で死者5名、被害者数十名を出した炭疽菌テロ事件に関し
一時はアルカイダやイラクの関与も示唆されていたが、犯行に使用された
菌の遺伝子を分析した結果、米軍とCIAが製造・所有する種類のものと一致した。
具体的には米軍の保有する 「エームズ株」と呼ばれる種類の炭疽菌と一致したという。
また、CIAも事件で使用されたものと同種の炭疽菌を保有していることをワシントン
ポスト紙が報じた。これに関連し炭疽菌事件の捜査ではCIAのスタッフとして働いた
ことのある人物が事件の参考人に浮かび上がっている。CIA当局者によると、CIA
では、米上院などに送り付けられたのと同じ「エームズ」株の炭疽菌を、実験などに使う
ため保有しているという。エームズ株の菌は、フォートデトリック米陸軍生物兵器研究所など
数カ所の米軍関連施設にも開発・保有されていることがわかっている。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A49502-2001Dec15.html
292 :
Kurihara:03/02/18 07:17
CIAが911テロ実行までテロ犯人をわざと放置していた。
CIA長官テネットは9月のテロ事件の前に外国政府に対してアルカイダ
メンバーの氏名リストの情報を通報して各国政府にその逮捕を呼びか
けていた。しかし不可解にもまさしくアメリカ国内に既にアルカイダ
のテロ犯しかも2000年10月にアメリカの軍艦コールを爆破した
主犯と関係のある人物が潜入し,しかもその犯人らは飛行機訓練学校
へ通い着々とWTCテロの準備を進めているのをCIAは知りながら、彼
等を逮捕することもせず、他の政府部局へ通報することもせず放置し
ていた。しかも犯人のひとりアルハズミ容疑者はヴィザが切れていた
が、CIAは出入国事務所へ何の連絡もしなかったので犯人は実名でそ
のまま滞在許可更新を申請して受理されそのまま米国内に滞在して無
事にテロを実行することができた。
ソース:Newsweek June 10, 2002及び
http://www.nytimes.com/2002/09/08/international/asia/08ATTA.html
293 :
Kurihara:03/02/18 07:19
アメリカとは、畢竟、こういう国なのです。
では次の話題に行きましょう。
レポート辛い。意識が朦朧
>>259 ええと、社会主義批判ですね。明示的に批判した人に限って、とりあえず思いつくままに挙げると、ポパーとかアレントのほかには
ベンサム、父ミル、子ミル、ヴィーザー、ウェーバー、オルテガ、マンハイム、ミーゼス、ハイエク、ベーム=バヴェルク、……
ていうかさ、
>親マルクス、親社会主義の思想家の方が圧倒的に多い
と思うなら、名前を挙げてみてよ。まんま社会主義者は抜きでね。
>主義そのものに本質的な問題があるとは思われませんか?
思うけどさ、社会主義の何処が問題だったのかを考える必要があるわけで。
「平等」「自由」「搾取からの解放」「(エゴイズムの跋扈する社会から)人間同士の濃密な共同体へ」とかいう社会主義が掲げた価値自体が誤りだとはあなたも思わないでしょう?
>「保守思想」は「哲学」とは無縁なのですか?
何が言いたいのかよく分かりません。べつにあなたは「思想」らしきことを何も論じてないじゃないですか。
>>288 >スレタイと関係ない議論はヨソでやれ
すいません。いちおう自分が廣松の新書に言及したところからこの話題になったわけで、もともとはスレタイ通りの話のはずだったんですが…
申し訳ないので新書を紹介すると、
ウェーバー『社会主義』(講談社学術文庫)
厳密には新書ではないですが、薄いし講演なのですぐ読める。経済学的視点というよりも、彼自身の社会学(とくに官僚制論)を軸に社会主義をこっぴどく批判。
社会主義批判の古典。
296 :
Kurihara:03/02/18 08:57
炭疽菌テロ事件続報:使用された菌、イラク製ではなく米軍、CIA保有のものと一致
米軍関係者の犯行の可能性も浮上
(ワシントンポスト)
全米各地で死者5名、被害者数十名を出した炭疽菌テロ事件に関し
一時はアルカイダやイラクの関与も示唆されていたが、犯行に使用された
菌の遺伝子を分析した結果、米軍とCIAが製造・所有する種類のものと一致した。
具体的には米軍の保有する 「エームズ株」と呼ばれる種類の炭疽菌と一致したという。
また、CIAも事件で使用されたものと同種の炭疽菌を保有していることをワシントン
ポスト紙が報じた。これに関連し炭疽菌事件の捜査ではCIAのスタッフとして働いた
ことのある人物が事件の参考人に浮かび上がっている。CIA当局者によると、CIA
では、米上院などに送り付けられたのと同じ「エームズ」株の炭疽菌を、実験などに使う
ため保有しているという。エームズ株の菌は、フォートデトリック米陸軍生物兵器研究所など
数カ所の米軍関連施設にも開発・保有されていることがわかっている。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A49502-2001Dec15.html
>>294 「平等」「自由」「搾取からの開放」などのスローガンを始めから
価値あるものとして礼賛することは思考停止であり、他者の存在、
その他多くの要素を考慮に入れて常に実質的に思考することが必要だと
思う。例えば、人間は才能、健康、容貌、財産等において生まれつき
不平等な存在であるので、制度的に平等を強制すると却って実質的
不平等が生じるし、ある人にとっての「自由」や「権利」は、他の
人にとっての「不自由」や「義務」だし、「搾取する」と非難される
資本家は「俺の苦労、労働時間、心痛、リスクはどう思っているんだ」
と怒るでしょう。スローガンになった途端に観念が独り歩きを始め、
実体から離れます。
>ていうかさ、
>>親マルクス、親社会主義の思想家の方が圧倒的に多い
>と思うなら、名前を挙げてみてよ。まんま社会主義者は抜きでね。
ネグリ、ハーバーマス、セン、ヌスバウム、サルトル、ウィーン学団、パトナム
ドゥルーズ、ブローデル、フェミニスト、ロールズ、チョムスキー、フーリエ
プラトン、アリストテレス、ストア派、イスラム哲学者、スコラ哲学者、ルソー
etc,etc
こんな真厨に・・・
じゃあセンとロールズは内ゲバやってたわけだ。おもしろいねぇ
ゼノンもマルクス主義者だよな
>>297 あのね、おれとか他の人からされた質問には答えないで自分で適当に発言したいとこだけに発言する、って態度はあんまりよくないよ。
人からの質問にはちゃんと答えましょうね。「分かりません」でもいいから。
さて。
>「平等」「自由」「搾取からの開放」などのスローガンを始めから
>価値あるものとして礼賛することは思考停止
まず言っておかなければならないのは、平等や自由という価値を信じることと、
その価値の内実をどう捉えて(そもそも平等とは何か?)それをどのように実現するか、想像力を働かせて思考することとは矛盾しないということです。
たとえば、あなたは
>人間は才能、健康、容貌、財産等において生まれつき不平等な存在であるので、
>制度的に平等を強制すると却って実質的不平等が生じる
という。第一に、「制度的に平等を強制する」ってあなたは何についての平等のことを言ってるのかまるで不明(結果の平等?機会の平等?職業の平等?財産の平等?容姿の平等?)なのですが、その点は措きましょう。
つづき。
で、その点は見逃すとしても、自分の論理の破綻にまるで気づいてないようだから指摘しておきますが、あなたは「制度的強制によって実質的不平等が生じる」ことを望ましくないと考えているわけですよね。
つまり「不平等」を望ましくないとしている。「不平等」が望ましくないんだから、従ってあなたは「平等」が望ましいと考えている。
そもそも、例えばおれが「平等は素晴らしい」と仮に主張したとする。だからといってそれが「制度的に平等を強制する」ことにどうして直接につながるの?
「制度的に平等を強制する」ことは「平等」実現のための一つのありうる方策でしかない。あなたが指摘したような問題は前提にすぎない。
そういう問題をも含みこんだ上で、平等とはどのようなものと考えるのか、それをいかにして実現すればよいか考えることが重要だと言っているのです。
自由と搾取についても同じ。
>スローガンになった途端に観念が独り歩きを始め、実体から離れます
あのさ、おれは「平等」なり「自由」について考えることの困難さをある程度分かってるから「平等」なり「自由」の内容はあえて保留にしといたの。
むしろあなたが勝手に「平等」に中身を好きなように詰め込んでおれを批判した気になっている。
自分で自分の足を食べてる蛸みたいなもんだよ、それ。
>>298 あなたは205氏ではないんですね。
その質問は205氏があんまり確認もせずに先入見で「親マルクス、親社会主義の思想家の方が圧倒的に多い」とか言ってるんだろう、と感じたので、
実際どれくらい実例を知ってるのか確認のために訊きたかっただけです。
で、まあいいんですけど、
ネグリとサルトルとドゥルーズは自他ともに認める社会主義者なので(まんま社会主義者は除く、と言っておいたように)あえて指摘してもあんまり意味がないですね。(フーリエに至っては何をか言わんや。)
プラトンとかルソーとか、社会主義がそもそも誕生する以前の人を入れるのもどうかと。まあ入れてもいいんですが、そしたら歴史上の大半の人が反社会主義者ですよ。
ていうかスコラも不明ですが、とくに訊きたいのは、なぜアリストテレスが親社会主義的だと考えるのですか?
理由があれば教えてください。ぼくには到底そう思えませんが。
>>298 ウィーン学団のどこが親マルクスなんだ??
フランクフルト学派と間違えたんだろう。たぶん。
306 :
考える名無しさん:03/02/18 22:22
ははは、両方ともソーセージだ
でもヴィトゲンシュタインとかは
自分のアカデミックな営みとまったく別の次元で左翼的言動してますからね
まあチョムスキーなんかと一緒かと
新書:
山内志郎『ぎりぎり合格への論文マニュアル』
それなりにいい本ではないかと。心構えから形式面まで幅広く。
これやっちゃうと恥ずかしいからダメよ、っていうことが網羅的に書いてあるので、これ読んでおくと恥をかかずに済む。
>>303 実を言うとセンとヌスバウムもアリストテレス社会主義者なんで、ホントは入れるべきでなかったんだが
こっちも聞き返したいんだが、アリストテレスが何で「親社会主義的」でないんだい?
確かに、彼はパイノメナを重視したが、同時に理性的人間による支配を初めとする
分配的正義に基づく有機的社会を主張している。単なる「現実主義者」ではないな
>>304 クラフトの『ウィーン学団』のラストに収録されてるウィーン学団のアジテーション
ヲ読んでみ。科学的歴史家のリストの中にカール・マルクスが含まれている。
まぁ、もっとも親社会主義とはいえんかもな
>>308 なんだ、その程度のことか。
もっと中身に踏み込んだ理論的な類似性を指摘するかと思ったら。
そんなことが根拠だったら、少しでもマルクスに好意的な言動をすれば、
みんな親マルクスになり、反マルクスは少なくなるよな。
これだったら、マルクスを別の人間に置き換えても同じで、
意味があることじゃない。
310 :
Kurihara:03/02/19 08:23
まあ、社会主義に一番批判的だったのは、マルクスだったという
逆説もありますがね。
資本主義の分析もろくにしないで、未来社会の構図だけを空想的に
思弁する奴が社会主義者だとしたら、マルクスほど社会主義者から
遠い存在はないですからね。疑う者は「資本論」を読めということ
です。マルクスは社会主義の分析など一度もしたことがなく、常に
目の前にある資本主義の分析をした人だということです。
今ある自称「社会主義国家」などというものは、畢竟、
「国家独占資本主義」であって、資本主義の亜種にすぎないのです。
>>307 次元ってなんだw新しいウィトゲンシュタインの解釈でもでたのかw
>>308 言うことがころころ変わるのはぜんぜんかまわんが、単にまぜっかえすのは
やめとけ。反吐がでる。
>309
他の思想に対するマルクスの独自性って奴を強調していけば、そりゃ親マルクスは減るよな。
これだったら、マルクスを別の人間に置き換えても同じで、意味があることじゃない。
Kuriharaは、スレッド・ストッパーというより、むしろ荒らしだな・・・。
鉄板には珍しい名スレだったこのスレも荒れ放題・・・。
新書:関ヒロ野『民族とは何か』(講談社現代新書)(ヒロは日へんに廣)
民族という概念ないし観念について、その発生から歴史的・理論的にある程度包括性をもって扱おうという試み。
専門的な歴史家からは散々叩かれそうですが、ひとつの理論的なスキームを提起しようという試みとして面白いと思います。
3倍くらいの分量でやってほしかった。
もちろん、スミス・ゲルナー・アンダーソンらの古典も参照した上で自分なりに検討している。
>>311 チョムスキーの左翼的な言動は、普通に考えれば彼の言語学から導き出されるようなものではないですよね。
それと同じで、ヴィトゲンシュタインの哲学と左翼的な言動との間にもたぶん恐らく本質的な関係はないはず。
そういう意味で「哲学とは別の次元で」、ということです。
>>308 簡単に言っておくと、ぼくがどうしてアリストテレスを親社会主義と看做さないかというと、プラトンの「共産主義」に対して私的所有と家の復活を明確に主張した点からです(『政治学』第二巻)。
そもそも経済は家に属するわけで、そしてアリストテレスの興味はポリス内部についてなので、家内部のことはけっこう放任しているように思われます。
というか基本的に経済活動は奴隷がやるものという前提があるので、19世紀以降の社会主義の問題を古代に読み込むのは無理があると思います。
>確かに、彼はパイノメナを重視したが、
パイノメナとエイドスの関係についていっているわけではないです。ぼくが焦点にしたいのは上に述べたように経済の問題です。
>同時に理性的人間による支配を初めとする分配的正義に基づく有機的社会を主張している
ええと、ちょっと不正確な言い方ではないでしょうか。
分配的正義=社会主義、ではないですよね。問題はむしろ分配的正義がどこまで及ぶか、ということなわけで。「理性的人間による支配」ですが、
これもあなたが何を言いたいのかやや不明ですが、プラトン的な哲人王支配のヴィジョンはアリストテレスには基本的には無縁でしょう。むしろ彼は(一人ないし少数が独占的に支配するのではない)公民全員による相互的な支配がすばらしいと主張していたわけで。
というか
>>308での指摘がちょっと短くて分かりづらいので、具体的に「『政治学』のここにこういうことが書いてあるぞ!」と参照指示してもらえると幸いです。
>>315 ナショナリズム論なら、新書じゃないけど
小坂井敏晶『民族という虚構』東大出版会
なんかもなかなか良いよ。
>308
>これもあなたが何を言いたいのかやや不明ですが、プラトン的な哲人王支配のヴィジョンはアリストテレスには基本的には無縁でしょう。むしろ
>彼は(一人ないし少数が独占的に支配するのではない)公民全員による相互的な支配がすばらしいと主張していたわけで。
物言う道具って聞いたことない?(w
>19世紀以降の社会主義の問題を古代に読み込むのは無理があると思います。
つーか、本来言うまでもないことだが205から言いつづけているのは
観念に淫する西洋哲学の一つの極限が社会主義の愚行ってことなんだがね。
それに古代に現代を読みこむな、っつーなら
オイコノミーをエコノミーを同一視するのはどうなんよ?
こっちの方が問題だと思うけどなー(ww
>>317 サンクスです。小坂井氏の著書は読んでないですが、民族=フィクション、というアンダーソン以来の議論ってもはや左派右派問わず前提になってて、
その上でじゃあどうするか、っていうフェイズに今は入ってると思うんですけど、小坂井氏の本はその辺まで論じられてますか?
新書スレなんで例えば挙げておくと、保守系の論者(最近逝去した)の坂本多加雄『歴史教育を考える』(PHP新書)なんかだと、
「民族は虚構だという。しかし虚構だからといって民族の重要性が損なわれるわけではない。むしろ虚構だからこそ選び取るのだ」みたいなかんじになってるわけです。
つまりアンダーソン流のナショナリズム論はもはや右派にも取り込まれている。
それに対して左派側からはどういう反論がありえるのか、というのは最近興味があるところではありますね。
>>318-319 ていうかあなた205氏じゃないですよね。それはまあどうでもいいですが内容ですが、
ええと、これはぼくを批判したいんだろうけど、どういう批判なのか分かりません。
まず
>>318ですが、奴隷の問題がどうかしましたか?公民というのは自由人(つまり奴隷・子供・女性は対象外)なので、「公民全員」には当然奴隷は入りません。
しかしそれがぼくに対するどういう批判なのか。あなたがアリストテレスが社会主義的だ、と言った。でぼくはアリストテレスが社会主義的でない、と言ったわけです。それに対して
>>318のレスはどういう批判になっているわけですか?
319.
>観念に淫する西洋哲学の一つの極限が社会主義の愚行
それでプラトンが批判されるなら分かります(ほんとはプラトンも違うんですがそれは措いといて)が、どうしてアリストテレスがあえて批判されているのか、という点がぼくには分からないわけです。
それに対する説明をあなたはしましたか?アリストテレスの『政治学』のどのへんが「観念に淫」してるか、ぜひ具体的に説明して納得させてください。
>オイコノミーをエコノミーを同一視するのはどうなんよ?
われわれが経済という概念で知っている人間活動に近似的なものを古代に求めろ、といったらオイコノミア(オイコノミーは発音表記として不正確)でしょう。
別にオイコノミアとエコノミーは違うんだ、と言ってもいいですが、そしたらますますアリストテレスと社会主義のつながりを論じるのは無理になりますよ。
322 :
Kurihara:03/02/20 08:48
>>321 奴隷と自由民を分ける基準として、アリストテレスがあげた
とっても観念的な基準は何だっけ?
205さんが指摘してるのは、頭の中ででっち上げた考えに基づいて社会のあるべき姿を決めよう
って考え方の批判。
まぜっかえすのはやめろよ(w
324 :
考える名無しさん:03/02/20 23:09
最近講談社現代新書から出た大庭健『私はどうして私なのか』 ってどうよ?
読んだ香具師はいますか。
粘着どもウザイ
よその板でやれや
新書:今村仁司『群衆――モンスターの誕生』(ちくま新書)
マルクスはこれからいよいよ階級分化が進むと主張して、その一方トクヴィルは諸条件の平等化は「神の摂理」だ、と言った。どちらが正しかったんでしょうかね。
で、本書は後者の立場にたって、諸条件の平等化の結果登場した〈群衆〉という存在様態について、「物のように」分析することを試みたもの。今村の論理展開はともかく、ベンヤミンとかタルドとか『フランケンシュタイン』とか、いろいろな話が出てくるので楽しめます。
>>323 それだけ、ですか?
ええと何というか、幾分拍子抜けなのですが。ぼくがアリストテレス読んでて見落としてたところを指摘などしてくれるかと期待してたのですが。ていうか、あなたも205氏と一緒で質問にはちゃんと答えてくれないで、自分の好きなとこにだけ発言しますね。
で
アリストテレスによれば、「肉体を使って労働する力をもっている(だけの)者は、被治者となり、また従者(奴隷)となるのが自然なのである」(『政治学』第一巻第二章)。つまり奴隷は生まれながらにして奴隷である。
あなたによれば、この奴隷と自由人とを分けるというその区別が根拠のない観念的なものなのだ、と。よってアリストテレスは親社会主義なのだ、と。
この点についてはいくらでも反論できますが、その前に、なんかそれってあなたが
>>308とかで言ってた主張と違いませんか。
>>308の「アリストテレス社会主義」ってそういう意味だったんですか。そんなんでいいんですか。
続き。
反論。第一に、その区別はアリストテレスが勝手に打ち立てたものではなくて、当時の社会の常識だった。つまりアリストテレスにとってはきわめて「現実的」な主張だった。
むしろ当時の人にとっては「奴隷と人間の区別なんてないんだ」と主張する方が余程「観念的」とされたことでしょう。
そもそもあなたは何が観念的で何が現実的かを何によって区分しているんでしょうか。何が観念的(非現実的)で何が現実的かは社会状況に大きく左右されます。
たとえばアリストテレスの時代に「電気で走る車がわれわれの生活を便利にするだろう」と言う人がいたとする。明らかにその人の言っていることは「観念的(非現実的)」ですよね。
しかしわれわれにとっては逆に、「電車なんて要らない」と主張する方が「観念的(非現実的)」でしょう。
つまり、その時々の社会状況を考えず、アプリオリに観念的/現実的の区分を措定してしまうあなたの思考法のほうが余程「観念的」です。
第二に、「奴隷と人間という区別が根拠のない観念的なものであるからアリストテレスは社会主義的なのだ」としたら、
たとえば「女は男より愚かである、故に政治には参与させてはいけないのだ」という理由で男女平等選挙権を拒否した人は皆「社会主義者」になりますね。そうするとむしろ保守的な人の方が親社会主義的になりますが。
ちなみに完全普通選挙が確立したのはようやく20世紀前半になってです(日本は戦後)。だとすると、それ以前の人は皆「社会主義者」ということですか?
じゃあレイシストもみんな社会主義者だな。
329 :
考える名無しさん:03/02/21 12:12
>326
それだけかって、おい。政治学の七章以降全部が彼の考える理想国家論だろうが(w
それと、アリストテレス社会主義ってのは、単にヌスバウム達の自称だろうが
ギリシャ語より先に日本語を勉強しる!!
>>327 おいおい、当時のギリシャでは肉体労働者が奴隷に落とされて、哲学的な奴は
自由人になれたのか?違うだろ。違うからアリストテレスはなげいてるんじゃんか。
嘘ばっかりつくなよ。
330 :
考える名無しさん:03/02/21 12:24
>「女は男より愚かである、故に政治には参与させてはいけないのだ」
これは実際そうじゃん
なんかコヴァが続々と集まりつつあるな。
ウザイ。ヨソ行け
>>329 >政治学の七章以降全部が彼の考える理想国家論だろうが
まず、七章じゃなくて七巻ですね。あとまあどうでもいいんですが、『政治学』は八巻で終わりなんで「以降全部」って言われてもアレですけど。
で、人間は目的を措定しないことには何もできない以上、
理想なり目標を立てること自体が「社会主義的だ」、というなら人間はみな社会主義的になってしまいます。保守主義の聖典バークだって、あるべき社会というものを構想しなかったわけではない。
つまり問題は理想を立てること自体ではなく、その内容がいかなるものか、
そしてその理想と現実のギャップについてどう考えるか(理想によって現実を全面的に改革できると考えるか、現実を見ながら少しずつ慎重に変えていくべきと考えるか)ということでしょう。
で、ちょっと読めば分かるように、アリストテレスの「理想」の内容そのものはかなり穏和なものだし、そもそもそれに向けて現実を強制的に改変しようという意図はアリストテレスには全く感じられない。
よってぼくはアリストテレスは親社会主義的ではない、と言っているわけです。
なので
>>321の質問を再度繰り返しますが、アリストテレスの『政治学』のどのへんが「観念に淫」してるか、ぜひ具体的に説明して納得させてください。
>当時のギリシャでは肉体労働者が奴隷に落とされて、哲学的な奴は
>自由人になれたのか?違うだろ。違うからアリストテレスはなげいてるんじゃんか。
アリストテレスは『政治学』で哲学の話なんて全然してませんし、ぼくもしてません。
そして経済的な労働が基本的に奴隷のするものだ、というのは古代ポリスの基本的考えです。よって、あなたがここで何を批判したいのか全く不明です。
あと、哲学者が軽蔑されることを嘆いているのはアリストテレスではなくてプラトン(ソクラテス)なので注意しましょう。
>アリストテレス社会主義ってのは、単にヌスバウム達の自称だろうが
あなたが
>>308において自分で
>センとヌスバウムもアリストテレス社会主義者なんで、〔社会主義者の範疇には〕ホントは入れるべきでなかったんだが
と言ったんですよ。ということはマルクス的社会主義とアリストテレス的社会主義をあなたは区別しているわけですよね。だから「入れるべきではなかった」と言ったんですよね。
両者はどう違うから、入れるべきではないんでしょうかね。そしてアリストテレスそのものとアリストテレス社会主義はどう違うんでしょうかね。説明お願いします。
>>329 そもそもあなたが
>>308で
>彼は……理性的人間による支配を初めとする
>分配的正義に基づく有機的社会を主張している。
と言って、だからアリストテレスは社会主義的だ、と言ったわけですよね。
なのでこの部分をより具体的に説明してもらえればいいかと。
335 :
考える名無しさん:03/02/22 00:12
>332
おいおい、いつの間に俺や205さんがバーク信者になったんだ?
大上段にあるべき社会を構想してしまう誇大妄想それ自体を問題にしてるんだろ?
アリストテレスの最善国家論は、彼らの社会の問題を具体的かつ慎重に変えて行くプログラムだったか?
違うよな。あんたは、現実を強制的に改変させようとする意図が、彼には感じられないと言ったが
まさにそうの通りなんだろうな(w まさに頭の中の空想なんだよ
エウダイモニア論もそれにもとづく役割分担の話も
人口の算術的な計算も、立地条件の風向きの話も、自然学の著者にふさわしい観念的な話だよな。
つーか、奴隷の件もマトモに理解できないようじゃ理解できんだろうがな
336 :
考える名無しさん:03/02/22 00:31
政治学で哲学者のことが出てないって読んでねーだろ、お前。
たとえば最善の人生は政治家の生かXXの生かってのお前の読んだエディションではどうなってんのよ?
誰も奴隷に労働させろっていったことが観念的だ何て言ってないだろ。日本語読めないのか?
当時の奴隷ってのは奴隷に生まれたり、戦争で負けたりした結果なったものなの、勉強になった?
それでソフィストとかにそんなことは慣習に過ぎないとかいうやつがでてきたんよ
で、彼は奴隷にふさわしくない人間が奴隷にされてたりするけど、奴隷と自由人の区別は
自然なものだと、かれの目的論的世界観に基づいて説明するわけ
しっかし、古代ギリシャでは、経済的活動は皆奴隷がやってたんだ、ビックリしたよ
自由人には職人もパン屋も商人もいなかったんだね(wwww
>センとヌスバウムもアリストテレス社会主義者なんで、〔社会主義者の範疇には〕ホントは入れるべきでなかったんだが
いってねー!!!あんたがサルトルもドゥルーズも社会主義者を名乗ってるんだから、入れるなッつったの受けたんだろ
337 :
考える名無しさん:03/02/22 00:35
>>334 おや、違ったのかな。質問ばっかしてないで、今度は君が具体的に説明してみたらどうかね。
彼は、そんなことを主張していないと。
君の新説を聞かせておくれ。毎度楽しみにしてるから。
>>335-337 >おいおい、いつの間に俺や205さんがバーク信者になったんだ?
つか、おまえな・・・。
質問に答えられないと他人になりすまして(なりすませてないけど)
愚にもつかないツッコミしなきゃならんほど悲惨な状況にあること気付けよ。
207氏、てめえみたいな低能にもわかるようにマジで一生懸命教えてくれてんだぞ。
感謝しろ、な。
>当時の奴隷ってのは奴隷に生まれたり、戦争で負けたりした結果なったものなの、勉強になった?
>それでソフィストとかにそんなことは慣習に過ぎないとかいうやつがでてきたんよ
お前、ムチャクチャにすごいこと言ってるのわかってるか?
頭の中の空想もなにも、お前、頭の中、なにも入ってないだけだろ。
それはよーくわかったから、な、シネ。な。奴隷にも使え無さそうだから。
悪いこといわねえから。シネ。な。
で、おまえ、また、いつからオレが・・・になったんだよ?って言いたいだろ。
早くいえよ。楽しみにしてるから。早く言えっつってんだろ。
それからお前、さっき障害者手帳落としたぞ。早く拾え。見ない振りしてやるから。
>>337 >君が具体的に説明してみたらどうかね。彼は、そんなことを主張していないと。
半ば繰り返しですが、説明します。
ただその前に確認しておくべきは、あなたの「社会主義」呼ばわりは、つまるところ「誇大妄想」的理想論に帰着しますね(
>>319)。
で、ぼくはもともと、経済の扱い方から「アリストテレスは社会主義的か否か」を主張していたわけです(
>>316)。ここにズレがありますが、この二つをまとめて述べるなら、以下のような感じでしょうか。
第一に、王政や貴族政などの理想政体ではなく、次善の政体としてのポリテイアを軸に全体の議論を展開していること。第二に、理想国家は一つではありません。国土の広さや国民性によって大幅に変化します。
それを明確に認めた点で第七巻と第八巻は第二巻と大きく異なります。その点でプラトンに比して明らかに「経験主義的」です。
第三に、理性を体現した哲人王による支配ではなく、公民相互の議論による「政治家的支配」をより重んじたこと。
第四に(もしかしたら最も重要かもしれない点ですが)、学問の三分類をすることによって実践学と理論学・制作学をわけたこと。
これによって、「頭の中にあるモデルに従って一方的に世界を作り変える」という政治観が否定され、
具体的状況と経験・思慮(フロネーシス)に基づく政治観への転換が主張されたこと(たとえば、『ニコマコス』第六巻第四章)。
第五に、彼は絶対的な善のイデアなるものを否定した。彼の倫理観は、あくまで諸々の具体的な状況において個々のagentが経験と思慮に基づき選択する、というものだった(situatedな倫理)。
以上より、アリストテレスは「あるべき社会」と現実との差異にかなり敏感であり、その点でアリストテレスを「誇大妄想」呼ばわりするのは当たらない。
(「それでもやっぱり「〜べき」論を語ってる点で誇大妄想だ」、という反論がもしあったとしたら、「べき」論を語らない社会哲学が存在するのか聞き返したい。)
経済の点からいえば、第一にアリストテレスは、第二巻でプラトン的共産主義に対して私的所有と家の復活を明確に主張している。
第二に、社会主義は生産が公共の場へと解放され、集産主義・産業化が高度に進展した時代において初めて成り立ちえた思想である。よって古代の秩序観とは根本的に相容れない。
第三に、「生産」という人間活動に対する価値付けがアリストテレスと社会主義とでは完全に対極である。以上より、経済の扱いという点から見てもアリストテレスは到底社会主義的ではない。
・・・ということでぼくは説明したので、あなたも
>彼は……理性的人間による支配を初めとする
>分配的正義に基づく有機的社会を主張している。
という立場から、具体的に説明してください。宜しくお願いします
>>207 わだすが汚い言葉使わなくても
貴方は充分にタコをタコ殴り出来る
実力の持ち主だったのですね。
感服しました。
今のうちにタコをタコ殴りして
どうしようもないクリシェに対して
決着を付けておかないと
世の中が一層うっとうしくなりそうだし、
これからもその優しくも鋭いパンチに磨きをかけて下さいませ。
おい、障害者、てめえの頭のなかの空洞は良く響くだろコラ。
ジサクジエンだくらいしか返せねえだろうな。
残念だったね。
早くシネ。な。シンダほうがまだ楽だったろ、な?
すんげえ悔しくなっちゃっただろ?な。
・・・でもそこが始まりでもあるんだけどな。
でもおめえ、カンチガイしそうだな。
344 :
考える名無しさん:03/02/22 12:14
とりあえず、どの項目から埋めるか、だな。
哲学者の簡単の簡単な紹介からかな。
ギリシャのアリストテレス、ソクラテス、プラトンあたり。
新書は日本の文化ですね。
Uzeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!!
肉便器帰ってきやがった!
348 :
考える名無しさん:03/02/22 14:50
wikiとはなんぞや?
349 :
考える名無しさん:03/02/22 15:40
このスレを正常に戻したいage!!
とにかく新書以外の話をしたいやつはよそでやること!!
講談社現代新書の『種田山頭火』はよかった
岩波新書「景気と経済政策」
近代経済学の考え方を最近の経済情勢を使って
整理。素人には面白い。ただ、この本で経済学が分かるように
なるわけではない。泳げない水恐怖症の人が、
水に顔をつけられるようになる程度にはなる、といった感じ。
文春新書「農林族」
自民党農林族についてのドキュメンタリー。
日本の農業の未来は真っ暗という感じがする。
兼業農家の色んな意味での問題点が分かるやも
文庫クセジュ「アナーキズム」
この分野では古典的良著。最近の動向についての
フォローはないが、サブノート代わりにでも。お勧め。
平凡社新書「英国王室と英国人」
ダイアナ妃の死をきっかけに改めて
イギリス国内でクローズアップされた
王室の今日的問題を、ウェールズや
スコットランドの独立問題とも絡めながらまとめている。
日本ノ天皇制廃止論と比較しながら読むと吉。
岩波新書「近代の政治思想」
福田歓一の古典的名著。マキャベリあたりから
ルソーあたりまで、近代政治思想の要点を
手際よくまとめている。
400〜500スレあたりまでに分けのわかんない論争をやめるか、
ヨソのスレ(板)に行かないなら、俺、反対の意志表示として
このスレ埋めるから。みんなもよろしくね。
本を沢山読見知識を身につけること自体は決して学問ではない。現実の人間と社会に
還元して徹底的に批判し、その上に自分自身の考えを打ち立ててこそ、はじめて意味
がある。佐々木毅の「プラトンの呪縛」を読んだが、他の学者の意見の紹介ばかりで、
佐々木氏自身の意見は最後までほとんどなく、がっかりしました。
じゃあこのスレには用がないな
355 :
考える名無しさん:03/02/23 01:30
斉藤環のはどう?
スレ汚し、たいへん恐縮です>all
福田先生つながりで、
福田歓一『近代民主主義その展望』(岩波新書)
「自由・平等な個人が自分たちのために政治社会を組み上げて、共同生活をつくり出す、」という観念としてのデモクラシーの発展史を叙述。
そのような構成原理としてのデモクラシーではない、古代ギリシアポリスに端を発する民主政の伝統との差異に注意。
これもまあ古典的な名著ですね。
ちなみに、保守系の論客長谷川美千子は
『民主主義とは何なのか』(文春新書)において福田大先生に果敢にも真っ向から戦いを挑んでます。
この2冊を読んだ上で自分でロックなりルソーなり読んでみると面白いかも。
>>351 ウドコックのアナキズム本(これも古典的名著)も最近復刊しましたね。
>>353 ようやく戻ってきましたね。
訂正。長谷川美千子→長谷川三千子
新書って何で新書っていうんでしょうか?
日本の新書ってどこがいつ始めたんでしょう? やっぱり岩波新書ですか?
それ以前にはなかったのかな?
岩波文庫は「吾人は範をかのレクラム文庫にとり」と言ってるくらいだから、
レクラムがお手本なんでしょうけど、新書の場合はどうなんでしょうね?
やっぱり Que sais-je? あたりかな。Que sais-je? っていつごろ始まったの?
359 :
考える名無しさん:03/02/23 06:38
岩波文庫のマニア度はもはや本家のレクラムなんて比ではないよな。
あれは世界に誇っていい文化だと思います。
だからみんなで買い支えましょうね、岩波文庫。
微妙にスレ違いスマソー
今時岩波文庫など読む人いるんかな。なんとなくペダンチックで、著者の「名前」だけで
買わせようという感じ。まあ商売は上手いね。
>>360 >今時岩波文庫など読む人いるんかな
>まあ商売は上手いね。
たったこれだけの文章で論理矛盾を起こせるあなたの思考に感服いたしました。
ちなみに岩波文庫は大赤字らしいです。
日本人の教養レベルを下支えしてきた物質的条件が失われるのは悲しいです。どっかデカいとこが買ってくんねえかなー
>>361 言葉とは不完全なもの。想像力を働かせて行間の意味、全体の趣旨まで
汲み取れれば、論理矛盾などない。
岩波文庫の大赤字は、日本人が「岩波形教養」から脱しつつある証拠かも
知れない。岩波は、自社のイデオロギーに合わせるた改ざんすることもある
と聞いているが。
363 :
考える名無しさん:03/02/23 13:22
岩波文庫「きけわだつみのこえ」の新版が出版されたんだけど、
その後に旧版が意図的に改竄されてたことが暴露されてたね。
そこんところは保坂正康の「『きけわだつみのこえ』の戦後史 」に詳しい。
あと「紫禁城の黄昏」と、「通洲事件」の歴史年表からの抹殺。岩波は社会科学に
関する限り全く信用できないということ。
>>362 >言葉とは不完全なもの。
>想像力を働かせて行間の意味、全体の趣旨まで汲み取れれば、論理矛盾などない。
自分の言葉づかいが不正確であることをこういう一般論に還元させて誤魔化さないで下さい。
言葉が不完全であることは、言葉を正確に使おうと努力することの必要性を解除しません。
自分で言葉をだらしなく使っておいて、読む側に「想像力を働かせて私の真意を読み取れ」って要求してるわけでしょアナタ。
随分傲慢な態度だと自分で思わないんですか?
まあいいや。
そういえば
>>351の「農林族」書いてる中村靖彦の「食の世界にいま何がおきているか(岩波新書)」はけっこう恐いこといっぱい書いてあります。
もうお腹いっぱい。
そろそろ放置スキル発動でおながいしまつ。
大石慎三郎の著作は
教科書的な日本史の通念を打ち破っていて面白いね。
本人はアレという噂も聞いたけど。
講談社現代新書「身分差別社会の真実」
通俗的なエタ・ヒニン観に与しておらずイイ
>>365 もういいじゃん…燃料加えるなよ
リストを見る限り、重版して欲しい岩波文庫が結構あるのだが、
そういうのに限ってなかなか復刊されない。
例えば日本文学のメジャーなものは新潮文庫に、
哲学ならば翻訳が豊富な方法序説とか、
他社とかぶってる著作や古典中の古典は
印刷ストップしても当面問題無いような気も。
古本でもたくさん出まわってるし。
ドマイナーな論文や、重版するほど需要はないがそこそこ重要な文献なんかは
amazon.comみたいにデータ形式で配信したらそれなりに収入が見こめると思うのだが。
テキスト化には、コスト削減のために学生ボランティアを複数募ったらどうだろう。
本オタの学生が喜んで参加するかもだぞ。
>>358の者です。文庫の話はもういいんで、新書の話しましょうよ。
で、結局、どこがいつ始めたんでしょう?
371 :
考える名無しさん:03/02/24 00:45
あらわれてはきえていくな
373 :
岩並つゆだく:03/02/24 01:37
学術性、ニュース性、雑学・趣味・娯楽性、実用性、そういう多様性を入門レベルで
安価に一個所に凝縮したのが新書コーナーではないでしょうか?
新書コーナーとは書物の世界の小宇宙と言えると思います。
だから新書コーナーは楽しいのでしょう。
今までその存在を知りながら見向きもしなかったあの新書この新書にふと好奇心が湧
くのは愉快なものです。
375 :
考える名無しさん:03/02/24 04:33
しかし最近の新書バブルって何なんでしょうね(べつに非難しているわけではない)
出版業界全体はあきらかに縮小再生産の道を辿ってるのに
それにバブルで始まったとしてもそのうち
10年後,20年後にどれだけ残ってるのか、っていうのもまた別の問題ですが。
>>375さん
そうですね。自分で整理してみて(丸善新書とか、光文社新書とか抜けてる
ことに後から気がつきましたが)、やはり「ちくま新書」あたりが大きな
変わり目になっていたことに今さらながら気づかされました。それから、二
匹目や三匹目のドジョウを狙って各社が参入したということだと思うのです
が、それ以前に先行三社(と言ってしまっていいのかな。岩波、中公、講談
社)が新書市場でそれなりの成功を収めていたというのもあったんでしょう。
新書みたいに話題性のある幅広いテーマの新刊を定期的に送り込めば、それ
だけ書店でも置いてもらいやすい。全体的にはどうなのかわかりませんが、
他の単行本や全集なんかに比べると、相対的にウマミが大きいというところ
ではないでしょうか。
(↑ なんか当たり前のこと書いてしまった)
新書が売れるのはけっこう。いろんな会社が参入するのもけっこう。でも、
新書レベルのその先の世界にまで足を踏み入れさせるきっかけとなる本が
もっと出てきてほしいなと思いますね。
最近では少なくなったけど、「新書という性格上いちいち参考文献などは
あげなかった」なんて断り書きがけっこうよくあった。これもよくわから
ない話で、「一般読者」にも抵抗感ないように、という配慮だとは思うん
だけど、本当はそういう「一般読者」にとってこそ参考文献とかが必要な
わけで、その本を読んで「ああ、面白かった」に終わらせず、「次は参考
文献のこの本を読んでみよう」と思わせるようじゃなきゃいけない。
これは外国語の入門書なんかを見てて一番感心する点でもあるんだけど、
一般向け、初心者向けであるからこそ、厳選された bibliography がちゃ
んとついていて、それ自体が本の評価にもつながっていると思うのです。
378 :
考える名無しさん:03/02/24 06:46
参考文献もそうだけど、おれがとくに要求したいのは索引
その点中公『世界の名著』シリーズは個人的に高評価
解説とバイオグラフィーと索引は必ず付いてるもんな
まあさすがに新書で索引は贅沢な要求か
381 :
考える名無しさん:03/02/24 11:09
まあ目次だけ見て論点が網羅的に分かるような書き方する人ばっかりじゃないからね。実際索引があると便利ではある。
ともかく新書ってやっぱ教育的な使命を担わされてるものなんだから、
参考文献にしろ索引にしろ、読む側にとっての情報検索ツールが豊富であるに越したことはない(当たり前か)
宮台・奥平『憲法対論』(平凡社新書)はよかったage
382 :
考える名無しさん:03/02/24 12:12
哲学板のレベルがある程度高ければ、新書を持つ全ての出版社に、
参考文献も掲げるよう統一要望書を提出することもできるんだけど、
哲学板がこのありさまだと、2ちゃんねる哲学板の署名で世間には
出れないよね。
残念ながら。
>>378-380さん
索引の必要性、同感です。今はパソコン上で編集をやってることがほとんど
でしょうから、索引をつけること自体、技術的には全然難しくないですよね。
問題はページ数が増えることかな。
>>382 > 哲学板がこのありさまだと、2ちゃんねる哲学板の署名で世間には
> 出れないよね。
身につまされますw。まあ2ちゃんはともかく、そういう声が強くなれば、
出版社のほうでも考えるようになると思うんですけど。というか、向こうも
プロなんだから、そのくらいわかってるのかな、やっぱり。予算とか、分量
とか、刊行スケジュールとかの制約が大きいということでしょうかね。
384 :
考える名無しさん:03/02/26 02:12
↑了解
>>381 個人的には宮台と奥平の『憲法対論』は2002年新書のno.1です
>>381 ああいう本が憲法学者や法哲学者からでないのが
法律学会の現状の悲惨さを表しているね。
奥平も宮台に相槌うってるだけな印象だし。
387 :
考える名無しさん:03/02/27 18:10
>>386 著者の名前を見ただけで、買うのを止めました。戦後日本の憲法学ほど
不毛な世界はない。最高裁の判例にも米国の判例の猿真似がある。
388 :
考える名無しさん:03/02/27 18:13
梅原猛の哲学の復興はよかった
389 :
考える名無しさん:03/02/27 21:53
>>387 >戦後日本の憲法学ほど不毛な世界はない
詳しく説明キボンヌ
390 :
世直し一揆:03/02/27 22:07
<血液型A型の一般的な特徴>(見せかけの優しさ・もっともらしさ(偽善)に騙され
るな!!)
●とにかく気が小さい(神経質、臆病、二言目には「世間」、了見が狭い)
●他人に異常に干渉し、しかも好戦的でファイト満々(キモイ、自己中心、硬直的でデリカシーがない)
●妙に気位が高く、自分が馬鹿にされると怒るくせに平気で他人を馬鹿にしようとする
(ただし、相手を表面的・形式的にしか判断できず(早合点・誤解の名人)、実際にはた
いてい、内面的・実質的に負けている)
●本音は、ものすごく幼稚で倫理意識が異常に低い(人にばれさえしなければOK!)
●「常識、常識」と口うるさいが、実はA型の常識はピントがズレまくっている(日本
の常識は世界の非常識)
●権力、強者(警察、暴走族…etc)に弱く、弱者には威張り散らす(強い者にはへつらい、弱い者に対してはいじめる)
●あら探しだけは名人級でウザイ(例え10の長所があってもほめることをせず、たった1つの短所を見つけてはけなす)
●基本的に悲観主義でマイナス思考に支配されているため性格がうっとうしい(根暗)
●単独では何もできない(群れでしか行動できないヘタレ)
●少数派の異質、異文化を排斥する(差別主義者、狭量)
●集団によるいじめのパイオニア&天才(陰湿&陰険)
●悪口、陰口が大好き(A型が3人寄れば他人の悪口、裏表が激しい)
●他人からどう見られているか、人の目を異常に気にする(「〜みたい」とよく言う、
世間体命)
●自分の感情をうまく表現できず、コミュニケーション能力に乏しい(同じことを何度
も言ってキモイ)
●表面上協調・意気投合しているようでも、腹は各自バラバラで融通が利かず、頑固(本当は個性・アク強い)
●人を信じられず、疑い深い(自分自身裏表が激しいため、他人に対してもそう思う)
●自ら好んでストイックな生活をしストレスを溜めておきながら、他人に猛烈に嫉妬
する(不合理な馬鹿)
●執念深く、粘着でしつこい(「一生恨みます」タイプ)
●自分に甘く他人に厳しい(自分のことは棚に上げてまず他人を責める。包容力がなく冷酷)
●男は、女々しいあるいは女の腐ったみたいな考えのやつが多い(例:「俺のほうが男
前やのに、なんでや!(あの野郎の足を引っ張ってやる!!)」)
>>386 樋口陽一「個人と国家」
渋谷秀樹「憲法への招待」
392 :
考える名無しさん:03/02/27 23:45
>>389 憲法9条の文理やイデオロギーに関する膨大な発言や論争は一体何だったん
でしょうね。
393 :
考える名無しさん:03/02/27 23:54
>>392 つまり、「戦後日本の憲法学ほど不毛な世界はない」ことの端的な例が9条論争だということですか?
とりあえず、ロクに本読んでないのに断言口調のヤツって決まってバカだよな。
講談社現代新書の新・哲学入門ってすげーおもろかったけど読んでる人いる?
396 :
考える名無しさん:03/03/02 02:16
>>395 俺は読んでないけど面白そうだね。
どんなかんじだった?
398 :
考える名無しさん:03/03/04 01:20
「美の近代」粟津則雄、岩波黄版はどうでしょう
399 :
205って:03/03/08 19:51
まれに見るバカだったな。ああ面白かった。
400 :
考える名無しさん:03/03/12 10:17
新書の話しようよ。
(^^)