1 :
本当にあった怖い名無し :
2011/05/10(火) 03:54:20.33 ID:xsXEp0Sv0
2 :
本当にあった怖い名無し :2011/05/10(火) 03:54:54.55 ID:xsXEp0Sv0
3 :
本当にあった怖い名無し :2011/05/10(火) 03:55:53.22 ID:xsXEp0Sv0
4 :
本当にあった怖い名無し :2011/05/10(火) 03:56:31.40 ID:xsXEp0Sv0
5 :
本当にあった怖い名無し :2011/05/10(火) 04:00:14.63 ID:xsXEp0Sv0
☆NG推奨 456 ◆T/kdltgIp. 自称「スレの後見人」 追い出そうとかまともな話し合いをしようとか考えないこと スレが荒れるからおさわり禁止 得意のケータイを使った自演で自分より人気のある作家を攻撃するのが生き甲斐 暴れて喚いてみんなの気を引く構ってちゃんにエサを与えないようにしましょう おさわりしたヤツもスルーされると思え。いい加減でそろそろ決別しようや
私JKだけど、スレ立て乙! まとめサイトが機能してなくて、デットマンやプリニーの小説が読めなくて超困るんですけどー。
>>5 名無しで暴れる場合もあるから、その点も注意だね
>>691 が苦痛に悶えながら最期の時を迎えますように
【荒らし】 幼稚で読解力のない厨房。 口癖は「レトリック」 被害妄想じみた自演認定をすることで 作者陣の作品投稿だけでなく読者の感想レスすらも妨げる。 荒らしに構う人も荒らしです。 荒らしはスルーしましょう。 --------------ここまでテンプレ-----------------------
>>12 名無しに成りすましてると認めてるようにしか見えん
>10の荒らしの定義は間違ってる。 まぁ456を筆頭に考えていて、「無関係の者にとっちゃ全員荒らしだ」と言うならそうかもしれんが。 でも、奴は厨房じゃない。自分へのレスすら読み取れない「消房」だ。
消房ならまだ、反省して自分の行いを省みる可能性があるんだけどな
どんだけボコボコにされたことを根に持ってるんだよw
>>16 だから名無しでくるなと言っとるだろうが
自分のスレに引っ込んでなさい
ボコボコにされた?シコ郎くんがか?
第三者のなりすましだとしても、本人の下手な自演だとしても、罠には違いないからスルーしようず。 誰が誰をボコボコにしたとかいう事実は無いのだし。 あったのは、前スレで456の無能が晒されたという事のみ。
基本的に、私を毛嫌いしている方々には事前に『スルー』を推奨します。
切りの良い所まで、数回に分けて投稿します。
前スレ
>>425 の続きからです。
- 5:30 吉良 吉樹の性分 - 和美は尚哉と美希を、吉良の自宅へと避難させ様としていた。 危険ではあるが、吉良が救いに来た時と同様に、脚立を渡って避難をする方法を選択したのであった。 和美には、子供逹が脚立を渡り切る方が、化物が往来を埋める道路を渡り歩くよりも、断然安全だと思えた。 万が一、最悪の事態に陥ったとしても、得体の知れない化物に取り囲まれ、 惨たらしくも活きながらにして喰い殺されるより、転落死であったならば死に至る苦痛はきっと一瞬であろう。 何よりも和美は、自身の推測が核心を得ていると感じているのだ。 起因は定かではないが、連なる事象の真因とは、きっと『噛まれる事』だと確信を持っている。 和美にはその理屈など、皆目見当も付かない事であり、今更知り得た所で、自分の状況が好転しない事も理解している。 尚哉と美希には自分達の様にならないで欲しいと、ただそれだけを願っていた。 だからこそ、吉良に一縷の望みを託したのである。 和美には、吉良には言えない打算があった。 吉良の出生に関する噂話や、定期的に来訪する、数人の男が運び入れる荷物の数々を見聞きしている。 和美はルカの生前、吉良の父親から譲り受けた家に招かれた事があるのだが、その造りは異様なほど堅牢に思えてならなかった。
無愛想なコンクリートを剥き出しにした外観もさることながら、一階には車庫と倉庫のみあると聞く。 階段を上がると、南へ通ずる廊下には木製の厚手のドアがあり、その威圧的な閉塞感に、圧倒された事を覚えている。 堅牢な吉良の家であれば、化物共の侵入を易々と許す筈は無いであろう。 ルカの死後、吉良は殆ど外出をしていない事も知っている。 車庫のシャッターが開く事も、堅く閉ざされた門扉が内側から開く事が無い事も、和美は知っていた。 それでも吉良や飼い犬は、餓死する事無く生きているのだ。 男達が運び入れる荷物とはきっと、噂に聞く通り、食料や金品である蓋然性が高いと踏んでいた。 吉良の家へ無事避難をする事さえ出来れば、子供達は当面の安全を確保出来る筈だという思いから、吉良に総てを託したのである。 和美はカーテンに閉ざされた北側の窓を開け放つと、暁闇は夜の残像を棚引かせた様に、その色合いを淡く滲ませていた。 吉良の広い背中を叩きながら、短く一言だけ『頼みます』と告げると、和美は吉良の血の気の失せた横顔を不安気に見詰めた。 厚く覆った雲の隙間から漏れる、微かな朝日でさえも、今の吉良は眩しく感じられていた。 血の通わない重い肉体を緩慢に操る様に、吉良は打ち砕かれた硝子が残る、窓枠へと手を掛ける。
この力無い動作に、苛立ちを覚えた甲斐の黒虎は、吉良を差し置いて軽やかな跳躍と共に、窓に掛かった鈍色の脚立を、 『スタタタダッ! スタンッ!!』 と早足で渡り終えると、ルカの匂いを微かに残した家の中へと、吸い込まれる様に消えて行った。 吉良はフラ付きながらも、黒虎の残像に導かれ脚立を渡り始めた。 砂の零れ落ちる耳鳴りと、白く霞む視界の縁が、吉良の平衡感覚を蝕んでいる。 和美達は吉良の挙動の不安定さを、固唾を飲んで見守っていた。 吉良は鳥瞰する『下界』を、ぼんやりと眺めていた。 門扉を揺する金属音も、耳障りな唸り声にも、気を削がれる事は無い。 煩わしく感じる事… それは吉良が己に投げ掛ける、一挙一動に対する疑問であった。 自失をしている吉良にとって、総ての行動が意味を為さず、『何故』という前提に沿った無意味な気だるさを伴っているのだ。 落ち窪んだその目は、肉体の疲労と衰弱した精神の翳りを如実に物語っている。 吉良は耳鳴りと目眩により、平衡感覚も視線の焦点さえもあっていないのだ。 脚立を渡り歩くという行為にも、当然の如く苦戦を強いられている。 それはまるで、立体を平面に、平面を点にと捉える様な、窮屈で閉塞感を伴う危うい感覚であった。 不意に眼前に迫る脚立の足場。 足場を透過し、眼前に迫り来る地面。 そこには一切の恐怖も不安も無く、吉良は漠然とした疑問を抱きながら、覚束ない足取りで脚立を渡り始めた。 上体を前後左右にフラ付かせきながらも、自宅まで後5、6歩とまで近付いたその時! 『グヮ ‥ン、グ、 ワン‥』 と、吉良の視界は更なる歪みに侵され、平衡感覚を失い、足場を踏外してしまった。
吉良の握り締めた大型バールは投げ出され、ウィンディの脇をバウンドしながら、音を立てて廊下を滑り闇へ呑み込まれて行く。 辛うじて転落こそ免れたものの、不意に起こった視界の歪みに転倒し、窓の桟に打ち付けた胸板と、 踏外した足場に強打した左足の脛からも、鈍痛が吉良の脳天へと駆け巡る。 和美逹の悲鳴や叫び声も、ウィンディの低く短い啼き声も、茫然自失の吉良の耳には届いてはいなかった。 吉良は涎を垂らし、息苦しさに顔を歪めながらも、胸元から眼前に揺れる小さな銀色の物体を視界の端に捉えた。 吉良は小さく唸り、左手でその物体を掴むと、定まらない視線を呆然と這わせていた。 吉良の掌の中で、小さな物体が揺らめいている。 吉良は打ち付けた衝撃に呼吸を忘れ呻いたが、霞掛かった意識の中でゆっくりと開き始めた二枚貝の様な物体を、食い入る様に見詰めている。 二重、三重に掠れる焦点は一点に注がれ、やがてその視線の先にある『何か』を認識して行った。 『何故』そうしたのかは解らない。 乖離した精神がその必然性を問い、吉良の肉体を突き動かし始めたのだ。 精神を覆う被膜を破る様に、窮屈な閉塞感に嫌悪をし、吉良の精神は胎動を始めて行く。 砂の零れる様なサラサラとした耳鳴りも、視界を狭める霧の様な白い意識も、精神の胎動が激しくなるにつれ、『ガラガラ』と音を立て瓦解して行く。 無力さ故に陥った漆黒の闇に抗い、視点の先にある輝きを求めて、吉良の精神は肉体を突き動かし続けて行く。
吉良は深く、深く吸気をする。 赤と青の二重螺旋を描きながら、脳内に送り込まれる酸素は、その供給に伴い記憶を遡って行く。 和美の声にならない慟哭… 尚哉の気高い気丈さ… 美希の悲鳴… - 吉良は哀しみを堪え、歯を食い縛る。 亜弥と久志を葬った、ドライバーの感触… 和美の哀惜の子守唄… 美希と尚哉の哀号の嗚咽… - 吉良は憤りに震え、拳を強く握り締める。 テレビに映し出された、ニュースのテロップ… ウィンディの遠吠え… ルカとの約束、そして誓い… 銘記された記憶の映像が、脳内で断片的に早送りに再生されて行く程に、吉良は己の存在意義を再認して行く。 『‥ カ、 ル ‥ カ … ル カ!』 小さな銀色のロケットの中では、永遠の微笑みを讃え、優しく語り掛けるルカが居た。 吉良はロケットを力強く握り締めると、 固く目蓋を閉じ、歯をギリギリと強く噛み締めた。 吉良の精神の内に湧き上がる、暴れる様な胎動は、肉体と乖離する精神の被膜を拳を挙げて突き破って行く。 精神と肉体は撹拌され、やがて融和をする様に、吉良は内側から漲る力を感じ取っていた。
生きる残酷と、死の残虐。 この連鎖から生まれる哀苦を、吉良は解き放ちたいと思った。 『信念の闘い』 吉良はこの信念に、ルカに通ずる奇妙な『絆』を感じていた。 吉良の行動原理は、至って単純であった。 ルカの愛した街、ルカの憧れていた家庭。 吉良はルカを身近に感じるからこそ、この街から動けずにいたのだ。 吉良は回想を続ける。 自害もせずに、孤独な日々を重ねて来た意味を。 自問自答の果てに繰り返す、自己否定の意味を。 きっと『死に場所』を探していたのだ。 諾々と老いを重ね、生を貪り生き恥を晒して死に至る事は、ルカの死を蹂躙する様で心苦しかったのだ。 何度でも生まれ変わり、何度でも廻り逢い、添い遂げたいという約束を果たしたいと、心から願っていたのだ。 幼い頃から苛まれて来た孤独感を、ルカのその温かな総てが拭い去ってくれた。 そんなルカに恥じない、死した後に逢瀬で誇れる死に様が、吉良には必要であったのだ。 『ルカ! ルカ!!』 吉良の眼睛に光が宿る程に、勇み立つ躍動にうち震える、武者震いを押さえ切れずにいた。 息遣いは浅く荒く、鼓動の高鳴りと共に、猛る血液の流れに上気して行く事を感じていた。 漠然とした何かに対する、焦燥感とも期待感ともつかない感情に胸が踊り出す。 拳を2度3度と握り締めてみる。 堅く握り締めた程に、身体中を駆け巡る血の躍動を感じ取る事が出来た。
痛みも耳鳴りも、躊躇いも葛藤も、苛む内なる自己対話も、その総てが霧消した。 みなぎる血潮にたぎり昂る吉良は、開いたロケットを前歯で噛むと、 窓の桟を力強く両手で掴み、両腕を支点に脚立の上で蠕動を開始する。 吉良は不様に這いつくばりながらも、覇気を込めた掛け声を短く発して、 桟を掴んだ腕を床へと伸ばし、硬く冷たい廊下を勢い良く転がり落ちた。 写真の中のルカは、吉良の厚い胸板を2度3度と叩き、微笑みながら揺れている。 吉良は胸元に揺れるロケットを、再び堅く握り締めると、ゆっくりと立ち上がって行く。 左足から微かな痛みを感じたが、吉良は頓着をせずに薄暗い廊下を奥へと進んだ。 ウィンディは、吉良とすれ違い様に「意図的に」大きな欠伸をすると、前脚で『ダッ! ダン!!』と薄埃の舞う廊下を叩いた。 背後から聞こえる和美逹の叫び声や、ウィンディの廊下を叩く音を聞きながら、吉良は大型バールを右手で拾い上げた。 『ビュボッ!! 』 大型バールを一振りすると、切り裂かれた空間は振動の伝達を音に変え、吉良の上腕二頭筋を『ビリビリ』と叩いた。 吉良は手にした大型バールを見詰めながら低く唸ると、和美達へと向き直り、そして歩き始めた。 ウィンディを尻目に通り過ぎると、窓辺に起ち和美達へ向かって力強く頷いた。 和美は吉良の無事を知ると、鈍色に光る脚立の上に、縦長の木製テーブルを乗せた。 尚哉達には脚立を渡り切る体力はおろか、気力もないと案じ、脚立の上に板を置き、 その上に子供達を乗せ、吉良の側へとスライドをさせて避難をさせるという寸法である。
和美は尚哉を抱き上げ、テーブルに乗せると、慎重にバランスを保ちながら吉良へと押した。 吉良は上体を出来るだけ窓から競り出すと、尚哉の脇を抱え上げ、薄暗い廊下へと静かに降ろした。 和美は最後に美希を抱え上げ、吉良の自宅へと避難させると、 吉良に向かって『お願いします』と、哀しみを内包した笑顔で見送った。 美希は『ねぇ、ママ、早く! 早くぅ!!』と、母親の避難を強く促したが、 『着替えや学校の仕度があるから、少しだけ待っててね…』 とだけ手短に応えると、俯きながら美希と尚哉へ手を振った。 美希は憮然とした表情に顔を曇らせながらも、消え入りそうな声で応え、釈然としない気持ちを隠さずに手を振り返した。 尚哉は肩を震わせ立ち尽くし、和美を見詰めると、堅く目蓋を閉じながら小さく、小さく手を振り返した。 和美がカーテンを閉めかけた時、吉良はふと思い出し、携帯電話が使える事を早口で伝えた。 和美は吉良の発した言葉の意味を理解すると、哀しみに充ちた吐息を短く洩らし、口元を震わせながら、小さく頷いた。 ポケットから携帯電話を取り出すと、脚立に乗せたテーブルの上に置き吉良へと預けた。 和美は俯き目を伏せながら、静かにカーテンを引いた。 和美は抱き上げた子供達の温もりと、その重たさに、生命の尊さと我が子の成長を、改めて思い知らされたと感じていた。
閉じたカーテン越しに見える我が子のシルエットに、喩え様の無い寂滅の儚さを覚えたが、 和美はこれで良いのだと、いつまでも立ち尽くしそうになる自分へと言い聞かせた。 尚哉も美希も、歩き始めたのだ。 陰惨で抗い様の無い過去から、刻々と過ぎ去り行く現在、そして未来へと、愛する我が子は今、歩き始めたのだ… 和美は、子供達と別れてしまった未来を悔やみながら、自分に残された未来を歩む決意をした。 この岐路を別つ我が子に、和美自身が現状を嘆き、膝を抱えて佇んでいては、 愛して止まない子供達に、より一層の深い哀しみを刻み込むだけだと理解をしている。 和美は拭いきれない、滂沱の涙に泣き濡れながら、虚空を仰いで深い溜め息を吐くと、尚哉と美希の着替えの準備を始めた。 吉良は携帯電話を美希へ手渡すと、大型バールを携えながら、自室へと尚哉と美希を招き入れた。 不安の色を隠しきれずにいる子供達を見ていると、胸の奥を針で突き刺す様な、チクチクとした痛みを感じていた。 胸を締め付ける、この遣る瀬無い状況に苛立ちを隠せないまま、吉良は肩を怒らせ窓辺に立つ。 吉良はカーテンと窓を開け放つと、呻き声を上げながら往来を徘徊する『異形のモノ』を憮然としながら睨め付けた。
この彷徨き歩く死者の群れは、何を目的としているのであろうか? そして、その白濁した視線の先には、何を見据えているのであろうか? 死して尚、彷徨い貪るこの邪悪な存在は、亜弥達の様に、完全なる静かな死を望んでいる様に思えてならない。 灼熱の炎の如く燃え盛る憤り。 その憤りを硬く凍らせ氷塊する哀しみ。 吉良はこの相反する感情の根源にある、人間の脆弱さを思い、ふと空を見上げた。 刻々と連なり行く雲は疎らに層を成すと、音もなく煙雨をシトシトと、灰色に霞む大地へ降り注いでいた。 いつの間にか、吉良の横から往来を見詰めていた美希が小さく呟いた。 『段々と、化物が増えてくよ…』 吉良は美希の頭を無言で撫でると、カーテンを引き、美希を尚哉の傍へと連れて行った。 『和美さんから、もう直ぐ電話が来る筈だ。 大丈夫だから、2人とも少し待っていようね…』 吉良は子供達にそう告げると、隣室のキッチンへと向かった。 蛇口を捻り、生温い水で手と顔に浴びた黒く斑に凝血した返り血を洗い流すと、 冷蔵庫からジュースと冷凍食品を取り出し、自室で待つ2人へ分け与えた。 『残しても構わないから、少しでも食べて』 困惑した表情の子供達を残し、吉良は再び部屋のドアに手を伸ばした。 尚哉は不安に掠れた声で、吉良へと問い掛けて来た。 『吉良の兄ちゃん、何処へ行くの?』 吉良は振り返り、大型バールを一振りすると、子供達を安心させる様に、努めて優しく言葉を返す。 『大丈夫だ。 直ぐに戻るよ』 今の吉良に出来る事。 それは和美達に対して、誰にも邪魔をされない、静かな別れを与えてあげる事だけであった。 ルカを看取った、最期の別れの刻の様に。
吉良はドアを開けると、曇天の空から薄日が射し込む廊下へと出た。 ウィンディは待ち構えていたかの様に、吉良と対峙すると、低く唸り声を上げた。 吉良はウィンディへ向かい、重く乾いた声で『行くぞ!』と一言だけ告げると、階段を降り始めた。 この甲斐の黒虎は、全身を『ブルッ!』と大きく身じろぐと、仄かに闇に包まれた階段を駆け降り、吉良の背中を追った。
- 6:00 憎悪、狂気へ誘う(いざなう) - ― 吉良 吉樹 - 玄関のドアの前に立つと、門扉を激しく『ガシャ! ガシャッ!!』と揺する音が間近に聞こえて来た。 低く不快な唸り声も、途切れ途切れに掠れた呻き声も、幾十にも重なり合って、その圧倒的な数的優位性を誇示している。 ウィンディは勇んで低く唸ると、私がドアを開ける瞬間を、今か今かと待ち受けている。 私は大型バールを堅く握ると、煙雨に靄る下界へ向け、静かにドアを押し開いた。 門扉を揺する『異形の群れ』は、私の存在を白濁した視界に捉えると、狂喜に顔を歪ませながら、狂える本性を曝すかの如く歯牙を剥き、一際狂暴に吼えると、更に門扉を殴り付けて来た。 私はその趨勢に一瞬、たじろいでしまったが、ウィンディは臆する事無く門扉へと駆け寄ると、低く低く唸り、 前傾姿勢を取りながら、門扉の隙間から伸びる、黒く爛れた血塗れの前腕へと鋭い牙を剥いた。 ウィンディは身体を捩る様に回転を加えると、噛み付いた腕を引き千切りに掛かる! ウィンディに噛まれた前腕からは、赤黒い夥しい血が『ポタリ、 ポタリ…』と滴り、 牙に削がれた血肉をアスファルトへと撒き散らしながら、遂には『グギギィ‥ ボギュッ!!』 と乾いた音を立て、肘関節を有らぬ方向へと捩り破壊した! 捩り切られた肘の断面から覗く、赤黒く滴る血肉を貫く様に、乳白色の軟骨が『グニャグニャ』と挑発するかの様に蠢いている。
私は静かに門扉へ歩みを進めると、大型バールを頭上高く振り翳す。 大振りで振り下ろす一撃は、異形のモノの頭蓋骨を砕き、そして脳を破壊した! 『ゴボォッ!!』という重く湿った音と共に、血の飛沫は煙雨に赤黒い霧を魅せた。 その霧の奥では、濡れそぼるアスファルトへと、異形のモノのシルエットが、音を立てて崩れ落ちて行く。 私は吼え狂う異形の群れへと、容赦の無い更なる一撃を、間髪を入れずに渾身の力で叩き込む!! 『ガジュッ! ジュボッ!!』 手首から肘、肘から肩へ、そして背筋から脹ら脛に至る迄、その反動は衝撃となって全身をビリビリと駆け巡る! 煙雨はいつしか、その細やかな雨足の一粒一粒を大きく変貌を遂げると、サラサラとそぼ降る小雨へと変わっていた。 『がぁっ! ぅ‥ ぎぃ、 ぎがぁ―――ぅっ!!』 死を遂げて尚、害を為す邪悪なる存在… この存在を愛する者が見たならば、何を思い、何を願うのだろうか… 吼え狂う異形のモノに牙を剥き、ウィンディは前傾姿勢で再び低く唸り始めた。 死者に対するこの罪深い慈悲の一撃を、私は大型バールに重ねて、群がる異形のモノへと振り下ろし続ける! 『ゴボォッ! ジュゴォッ! ボゴォッ!!』 砕かれた骨片は飛散し、足元に散乱する頭皮は、肉片に貼り付いた髪を赤く染め、アスファルトを赤く黒く滲ませて行く。 『ボッ‥ゴォ――――――ッ!!』 両腕で斜めに放った一撃は、脳天から眼窩までメリ込み、茶色に変色した脳漿は腐敗した糸を引きながら、 血肉を絡めて飛沫を上げると、私の頬をビチャッと叩き、降り注ぐ雨に洗われ流されて行く。
- この世界の哀しみが渇れ果てるまで、止む事なく降り続いて欲しい… 降り注ぐ雨… 私には、それは人々が悲嘆に暮れる涙を掬い集めた、慟哭の雨だと感じ取れた… 私は再び大型バールを振り翳すと、異形のモノの脳天を目掛けて、渾身の一撃を振り下ろし続けた!
- 益子 尚哉 - 吉良さんは、僕と美希を部屋に残すと、大きな鉄の棒を持って、外へ出ていった。 美希は携帯電話を握り締めながら、吉良さんの事や、ママの事を聞いてばかりいる。 美希はまだ小さいから、ママの身に起きた事も、全く分かっていないみたいだった。 僕には、ママが亜弥に噛まれたから、これからママがどうなるのか分かっている。 だからママは、一人で家に残っているんだ。 吉良さんは何故、外に行ったのか理由は分からないけど、もしかしたらパパと亜弥の仇を取りに行ったのかも知れないと思った。 美希はしつこく僕に聞いて来る。 「ねぇえ、なおぉ、美希からママに電話しても良いぃ?」 「だってママ、遅いんだもん…」 僕は美希には言えない。 だって美希はママが大好きで、いつも甘えてばかりいるから。 そんな美希に、ママの事を話せないよ… だから言えない! だから… だから僕は、美希に何を聞かれても、怒った言い方しか出来ないでいるんだ… 僕は美希を思うと胸が苦しくなるから、一人で窓から吉良さんを見ていた。 ウィンディは狂ったみたいに吠えながら、門の隙間から出て来る腕に噛み付いたりしている。 そしてその隙に、吉良さんが鉄の棒で怪物の頭を砕いて倒していた。 20匹くらい倒すと、吉良さんとウィンディは門を飛び越えて、道路を彷徨く怪物を倒し始めた。 僕の後ろでは、美希がブツブツと何か文句を言っているけど、雨の『ザザ――――ッ』っていう音で、良く聞き取れなかった。
美希は「ああっ!!」って、いきなり大声を出した。 すると直ぐに電話が鳴って、ママと何かを話しながら、何度も「うん、うん」って返事をしている。 少しすると、ママの声が聞こえて来たので振り向くと、美希が得意気な顔をして僕を呼んだ。 『なおぉ、凄いでしょ?』 『これ、スピーカー通話って言うんだってさっ!』 美希は誇らし気に口を尖らせながら、僕に話し掛けて来る。 『なおもママと話せば良いじゃん!』 『これなら3人で話せるよ!!』 僕は聞こえない振りをして、ずっと吉良さんを見詰めていた。 だって… だって、ママの声を聞くと、ママの事を想うと、目の奥が熱くなって、胸の奥が寒くて堪らないんだ! 美希が喜んでいるのも、笑っているのも、僕には凄くツラい事なんだ! 話してる途中で、ママがパパや亜弥みたいに呻き声をあげたらどうすれば良いの? 美希がママに会いたいって、駄々を捏ねたらどうしたら良いの? 教えてよ… ねぇ、誰か!! 電話の向こう側から、ママが僕を呼ぶ声が聞こえている。 そして美希が、僕の傍に来る足音が聞こえて来る。 僕は自分の腕を噛んで、泣き声が洩れない様に我慢をした。 我慢をしても、もっともっと力を込めて腕を噛んでも、涙が溢れて身体が勝手に震えて来る。 美希は僕の隣に来ると、顔を覗き込みながら、僕が噛んでいる腕を揺すって、心配そうな声で話し掛けて来た。 『ねぇ、なおぉ… 腕、噛んだら痛いでしょ…?』 僕は咳き込みながら、我慢を出来ずに泣き声を上げた。
美希は『泣かないで…』って、僕の背中を優しく摩ってくれた。 ごめんね、美希。 僕はどうしたら良いのか分からないんだ… ごめんね、ママ。 僕はホントに弱虫で泣き虫だ… 僕は涙を拭きながら美希を見ると、美希は目に涙を溜めて、携帯電話を差し出してきた。 『ママ… なおの事、呼んでるんだよ?』 美希の声も、何故だか分からないけど、泣き出しそうに震えていた。 僕は泣きながら、窓の外を見詰めた。 ぼやけて良く見えないけど、そうする事しか出来なかったから… 吉良さんとウィンディは、家から少し離れた、左側の道路で怪物をやっつけている。 吉良さんの反対側には、ママが居る自分の家があるから、何となく見てみた。 『あ‥ ぁあ―――っ!!』 僕は大声を上げた。 僕の家の前を、フラフラと歩いている『あいつ』は!? 僕は胸の奥と頭の奥が、カ――ッと熱くなるのを感じた! あいつは‥ あいつは! 亜弥の通う幼稚園の『園長先生』だ!! あいつが亜弥を噛んだんだ!! ママがパパに、亜弥の怪我の事を話ている時に、美希と一緒に聞いたんだ! 亜弥は『園長先生に噛まれた』って!!
悲しくて泣いている時と違う震えが、僕の身体を胸の奥から震わせて来る! 身体中から力が湧き出して来るのに、身体の震えが止まらなくなって、涙が凄く溢れて来る! この時僕は、初めて人を心の底から憎いと思った! そして僕は、生まれて初めて『人を殺したい』と本気で思った!! 『ねぇ! なおぉ、どうしたの!?』 美希も僕と同じ様に窓の外を見ると、悲鳴みたいな声を張り上げた。 美希はじっと窓の外を睨むと、泣き声を上げて駆け足で部屋を出て行った。 僕は美希を追いかけて… いや、そうじゃない! 僕は… 『あいつを殺す』為に、美希がいる外へ向かって走り出した!!
やたら行間あけてるのが読みづらい ほとんどの漢字にフリがなついてる文を読むような不愉快さ
相変わらず文才ねーなぁ つったらまたデッドマンの名無し潜伏に456認定されちゃうのかな?w
41 :
本当にあった怖い名無し :2011/05/14(土) 07:25:45.50 ID:lVufulY4O
なんかデッドマンの小説って つまらなくはないんだけど面白くもないよな 特に目を引くような個性やパワーがあるわけでもない とにかく中途半端
42 :
本当にあった怖い名無し :2011/05/14(土) 11:30:16.09 ID:QV3fcBflO
456のチラ裏話(釣り針もろ見え)と比べると、批判など出来ない
>>40 文才がない事は否定をしません。
>またデッドマンの名無し潜伏に456認定されちゃうのかな?w
こうした、暗に煽る様なレスは否定をしますが。
仮に456君を認定した所で、私に何か意味が有りますか?
何度も書いていますが、レスをする際には必ずコテを名乗っています。
456君にしても、俗称:サッカー君にしても、どちらかと言えば好意的に捉えています。
理由は単純で、他の人の書いている物を読む事と同じ様に、雑談でも楽しんで読めるからです。
文才がない、不愉快、つまらない等の感想は、真摯に受け止めています。
ただ、折角こうした批判のレスをしてくれるのであれば、
何処を、どのように直せば良い等の批評を教示して貰える方が、個人的には好ましいと考えています。
>>43 おk
逆に聞こう
何を思ってこんな文章書いてるの?
読めればいいやって思って書いてるならしようがないけど
中学生向き(このスレ向き)としては及第点をあげられるけど
一般文芸としてはきついのは自覚してる?
まぁ、このスレ向けにアレンジしてるっていうなら
俺からはこれ以上言うことはないけど
なんで一般文芸の話になるのかちょっとわかんないんだけど ここって専門学校か何か?
>>45 一般文芸って言っても販売してるレベルじゃなくて
普通の読み物としてのレベルってことね
デッドマンは中の人、中学生かな?
それならこれ以上は望まないけど
高校生以上ならもっとちゃんとした文章を書いてほしい
ほらほら湧いてるぞwww 黙ってスルーしとけや低能ども
デッドマンもよ、クソまじめすぎんだよ てめーの技術向上なんかどうでもいいっつーの スルーしろっていうくらいなら、いやなら読むなで通せよクソが 44-46みりゃ相手がわかるだろハゲ
>>44 口調とかで特定されるぞ
このスレを中学生向きと言ってるのは一人だけだしね
そもそも、このスレは投稿するのは作者の自由
個人的批評もまあ自由だけど、批評する文章自体がたどたどしい
>>49 まぁ、俺が誰だと思われるのは承知の上
「中学生」とかあの人のキーワードだしね
ただ、俺はデッドマンと話してるから
お前ら関係なくね?
ま、思いこみでまたまた変な批判してるのが笑えるけど
>>50 シコロウ君になりすますとか、すげぇ自虐だな
てか、ここはお前さんがデッドマンに絡むスレじゃねぇっての
では、作者の皆さん次の投稿お待ちしてます
レス求めてきたデッドマンに言えよ
俺に言われても知らんがな
456認定して煽りとか
>>10 じゃんw
>>52 自分で中学生とかのキーワード使って、思われるの承知の上って言っときながら、なんだよそれ
もっとまともな批評ならなにも言われないっての
一般文芸だのこのスレ(中学生向き)だの、的外れで挑発的な文句を並べるからたぞ
批評にもなってないし
理解できたか?
これで見抜くコツがわかったろ もう構うのやめよーぜ 居着かれると厄介だ
やだな… ここで投下したら名無しの456に粘着攻撃されるのか…
まーたいつもの荒らしかwwww
スレ全体を煽るような書き込みは禁止にしないか? 中学生向き(このスレ向き)なんて書き込みしたら、「お前ら関係なくね?」なんて通用しないよ。 まぁそんなことすら分からん低能ってことは確かで、そんな奴の判断などクソの役にも立たん。 つか、自演とかどうでもいい。 荒らし(456)の模倣だとしても荒らしなんだから消えろ。
あと、デッドマンさん投下おつ。 具体的に役に立ちそうな事も書きたいけど、奴も見てるかと思うと書きたくないんだ。スマソ。
●どもども お久しぶりです&新スレ おめでとうございます
今日は香川が試合に出るかもしれないから来ました
香川ベンチです うまくいけば試合でるかもしれないな
デッドマンさんの小説読みました おもしろかった 素人の希望を言うともうちょっと日常の描写を細かくかいてほしいのーらー そうするとリアリティがでると思う(笑)
あああああああああああああ岡崎決めたああああああああああああああ
★岡崎選手 おめでとうございます★
話もとに戻るけど 最近は寝る前に携帯で ゾンビ小説スレ読んでました 布団の中で寝る直前に読むと なんかいい感じなのよ ゾンビの夢みれそう(笑)
●カゴメトマトジュース のもうっと
デッドマンさん投下乙です。 実は2,3年前の頃からいつも楽しみにさせてもらってます。 吉良編が終わったらお時間のある時にでも前スレのハンティングデイズ編を是非お願いします! 若かりし頃の伊達さんに非常に興味がわきました。 いつもはROMって居るだけですが、自分のように楽しみにしている人間も居るので 他の作者さんも煽り、叩きに負けずに頑張ってください。
レバニラこねーーーーーーーー
ゴール裏で盛大な焚き火開始しました(笑)
あらら点取られちゃった
>>71 すまぬすまぬ
この元ネタの彼岸島っておもしろいよな
B級ゾンビ好きならわかってくれると思う
ちなみにバリオス点とりました
以前にも書きましたが、推理小説や史実を好んで読んでいました。 この書き方についても、以前にも書きましたが、敢えてこの様な書き方をしています。 また、沢山のご指摘を受けています。 ・冗長に過ぎる ・減り張りを付ける ・『』や…などを多用し過ぎない 等々。 次回、別の話を投稿する機会があれば、一般的な書き方をします。 その点も踏まえて頂いて、どうぞご容赦下さい。
●あと最近読んだんだけど アイアムアヒーローもおもしろいね こっちはゾンビ漫画だよな 2巻位からおもしろくなるのーらー あとドル逆転しました
かがわきたあああああああああああああああああああああああああああああああああ
>>67 有り難うございます。
尚哉と伊達はリンクをする設定です。
数年前から読んで頂いていると知って、嬉しい限りです。
吉良をハムレット型と設定した為に、冗長に過ぎる部分が多々ありますが、これからも、宜しくお願いします。
>>72 サッカーよ、彼岸島はゾンビものでない上にネタ漫画だ
あと、点とったとかの実況は禁止と言ったろうが
サッカーの話題自体スレ違いで禁止な
お前らホントに耐性ねーな なんつーか、呆れてくるよ
とりあえず荒らしやメンヘラの多かったスレでの教訓だが 「見るな、聞くな、認識するな、存在そのものを脳内から抹消しろ」 これができないやつがレス付け始めるから、喜んで居着くんだよ とにかく何かあったら徹底的に無視しようぜ 本当はこうやって間接的に触ってる俺もNGされるレベルなんだし
>>77 だからB級ゾンビ好きならってことね
あの行き当たりばったり加減や矛盾しまくりの展開は B級に共通してるものがあるのら(笑)
あと香川ちょっとの時間で点に絡みました マイスターシャーレも掲げてた ★おめでとうございます★
>>79 その対処法は昔から王道だけど、サッカーにしろ456にしろ、無視とか関係なく現れるから
とくに、456は他の作者さんが投稿する度に現れては作者叩きを繰り返し、
サッカーは誰もレスをつけてなくても延々とサッカーレスを書き綴ってスレを消費していた
存在そのものをなかった事にしたところで、余計に暴れるから厄介なんだと思う
少なくとも、456は叩かれると一時的にしおらしくなるとは思うけどね
確かにな。ちょっと前、今よりもずっと寂れてた時だって延々書き続けてたもんな。 しかもあいつにとって明らかに興味が無いであろう分野のプリニーの巣まで潰したからな。 健常者には書きたくても書けない嘲笑的なきもい文体、リアリティのかけらも無いリア充話し、 どう見てもニートな書き込み時間、滲み出るオタ臭、2chに出没するマジ基地ってまじで無個性すぎる。
83 :
fool :2011/05/15(日) 22:55:34.64 ID:D9s2xdXw0
理系の皆さん、ツッコミは不要ですよ? 「不確定性原理」 ----------------------------------- 「教授、不確定性原理ってなんですか。」 学生が尋ねた。 やれやれ、どこで不確定性原理なんて言葉を知ったのか。 対象が素人なのか、玄人なのかでどこまで細かい話をすれば よいのか変わる。 素人にも科学に興味を持たせるという意味で、 学部を超えた講義をしろという大学からの支持だったが、 これがなかなかに難儀なシロモノだった。 「学生君、君は何を専攻しているのかね。」 「はい、経営学部です。」 やれやれ、量子力学の「り」もかすらない学問ではないか。 理系ですらない。 「そうだな。経営学部だったらホーソン実験については知って いるだろう?説明してみたまえ。」 「はい。ホーソン実験は20世紀初頭にアメリカのホーソン工場で 行われた実験です。例えば工場の照明の明るさがどの程度なら 一番能率よく作業を行うか等生産性が計測されました。照明の 明るさ以外にもさまざまな条件で能率試験を行いました。」
84 :
fool :2011/05/15(日) 22:56:39.28 ID:D9s2xdXw0
「で、その結果は?」 「有意な結果を得ることはできませんでした。その理由はサンプルの 従業員のモチベーションにありました。計測されているという意識から、 作業能率の上昇、つまり『がんばって』しまったようです。どのような 変更を与えても能率は上昇し、元に戻しても上昇したそうです。」 「つまり観察するという行為自体が対象に影響を与えてしまったという わけだな。不確定性原理とは、つまりそのようなことだよ。観測すると いう行為が観察対象に影響を与えてしまう。であるが故に実際の現象は 確率的にしか捕らえることができないのだ。」 「しかし教授、それは対象が曖昧な人間だからではないですか? 純粋な科学でもそのような曖昧さはあるんですか?」 「もちろんだよ。例えばこんなのはどうだ?1滴の水の温度を測ろうと して、温度計を入れてみる。」 「なるほど、温度計自体の温度が1滴の水に影響を与えて、正しい温度が 測れないというわけですね。」
85 :
fool :2011/05/15(日) 22:57:17.22 ID:D9s2xdXw0
私は教室の角に置かれた箱を示した。 「これは有名な猫箱の人間バージョンだ。この中には放射性物質のラジウム と毒ガスの発生装置が入っている。もし、箱の中にあるラジウムが アルファ粒子を出すと毒ガス発生装置が作動し、中にいる人間は死ぬ。」 毒ガス、という言葉に教室がざわめく。 「安心したまえ、毒ガスは漏れないようになってる。最近は動物愛護団体が 煩くてな。猫じゃなくて人間を使ったというわけだ。なに、被験者は 死刑囚だ。」 私の言葉にほっとしたのか教室は静かになる。 「さて、ラジウムからアルファ粒子が出れば被験者は死ぬ。そうでなければ 生き残る。一定時間経過後、果たして被験者は生きているか死んでいるか。 コペンハーゲン解釈によれば状態が「重なりあった状態」で存在しうる。 つまり、被験者は生きている状態と死んでいる状態が重なっているというわけだ。 生きている死体というか、死んでいる生体というか。実際にどうなっているか 見てみよう。」 私は助手に指示し、箱を開けさせた。 ひさしぶりに外の光景を見たからだろうか。被験者はしばらくぼうっとして いた。しかし被験者--いや生きた死体といういうべきか--は助手に気づくと 、あまりに腹が減っていたのか、飛びかかって噛み付いたのだった。 ----------------------------------- 「不確定性原理」完
◎どもども おはようございます これから長友の試合でーす
洒落てはいるけど面白くはない 読めば分かる、foolはもっと出来る子
>>82 なんかごちゃごちゃ言ってるな(笑)
わけわからんこと認定されてるし 坊主憎けりゃ袈裟まで・・・ってやつだな(笑)
最近オレがはまっている飴 明治ブルガリアヨーグルトキャンディー 袋にさわやかなおいしさって書いてあるだけあって さっぱりしててうまい
今日は江藤さん左に貼ってないな
江藤さんすんげええええええ あっさり
今回のfoolさんの小説は余分なこと書きすぎちゃったかもな
それにしても、このスレ人が多くなったなー なんなんだ このエナジー
これで サッカー君=456 ってのがわかったわけだが、どちらもまとめてスルー対象に変わりはないか
また、透明人間相手にファビョってるのか? まぁ、ぶっちゃけ 煽りコテやるときに効果的な方法ではあるが こっちでもその効果が出るとは…正直思わんかった 他の作者さんには申し訳なく思う。 思えば、プリニーさんが煽りにつぶされた時点で 予見しておくべきだったわ
●チャリティーマッチ はじまるよー!
東日本大震災復興支援試合 ドルトムント VS 欧州日本人選抜 です ありがたいよなーこういうの
ドルトムントのメンバーがにこにこしててほのぼのする
控えメンバーに名波、城、ギドとかいてさ、(笑)
義援金もありがたいけど、 この楽しい雰囲気が被災者の皆さんを少しでも明るくすればいいよな
内田開始50秒で交代です(笑) それでも出たいっていう気持ち、ありがたいです
あっという間に失点 親善試合だしゆるゆるだからしょうがない
香川がいいプレーしたら観客笑ってる こんな暖かい試合初めてだ(笑)
岡崎がPKゲット ドルサポからしんじコールいいねえ 香川ゴールでドルサポ大歓声 心があったまるよ、オレもう、
ドルトムントも日本選抜も交代しすぎ メガネかけたままプレーしてるやついてワロタ
◎gdgdなカオス状態
試合終わりました ★gdgdだったけど楽しめました★
終わったあとドルトムントの観客が日本チームに大声援送ってくれてさ、 オレマジで感動したよ すごいよなサッカーって
★満足できました★ 1時間ほど寝ます で!は!(笑)
おい、サッカー野郎。 興味のある人だけが見るために、わざわざカテゴライズされてスレがあるんだから、そろそろ本気で消えてくれ。 オマエのしていることで、一人以上の人間が不快感を感じている。 それでも止めないのであれば、オマエには悪意があるということだ。 自分の好きなサッカーを語ることが、悪意のある行為となっていることに、良心が痛むことはないのか?
>>111 奴はサッカー好きじゃないのさ
ただ騒ぎたいだねのニワカ
ニワカって言われると激昂して絡んでくるのが面白いけどね
456が消えるとサッカーが現れる… 古の言い伝えじゃ
そっだら古くせー言い伝えは何の役にも立たねぇだよ。 今のご時世、その気になりゃあ別IDを同時に使っての自演くらい出来るだし。 自演だと決めつけんのは、今じゃ荒らしのエサにしかならねーだ。
115 :
本当にあった怖い名無し :2011/05/20(金) 22:58:16.45 ID:QV+FAwtbO
意味分からねぇから誰か教えてくれ あいつの煽りでプリニーとデッドマンをつぶしたって意味か? サッカーが自分だって認めたって意味なのか? 何にしても、自分以外の作者が邪魔だって事だろ?w 田中かフールはどうせあいつだろw いつもの煽りレスが無いからなwww メンヘラはこれだから困るな
116 :
fool :2011/05/21(土) 03:24:39.37 ID:eEZA5acQ0
ZOMBIE小説wikiの管理人ってここの住人ですよね。(当然ながら) おかげで自分が投稿したものが回収できました。 ありがとうございます。 (数えたら、前回の不確定性原理で26作目でした) 自分で言うのもなんだけど、自分の昔の作品を読むの結構面白かった。 ところで当wikiは次スレのテンプレに含んでもいいと思うんだけど どうだろう?死んでる保管庫とかテンプレにまだあるけど。
>115 あのな、作品一本読めば、三行以上の煽りレスはだいたい誰だか分かるんだよ 文章書くのに向いてない人間の書いたレスなら、特にな
君のために 1 パチパチと大きな瞳を瞬いて、言葉無く朱莉(あかり)は今自分の立つ場所の周囲を見渡す。 葬式の最中の祭壇の前。 焼香をしては手を合わせて、順番に入れ替わっていく喪服の人たちの背中を見つめて、 何故自分がこの場にいるのか、と首を傾げる。 何となく目がかすんでるのもあって、何度も瞬きを繰り返して、周囲を見渡す。 大体自分から2m程度の視野はクリアだが、それ以降は、白濁している。 何故?こんなところに・・・? 疑問が起こっても、思考も何だかぼんやりしていて曖昧で定まらない。高熱にうかされてるような そんな状態で・・・。
2 自分の姿も、葬式に来てるのに赤い花柄が大胆に大きく描かれた、派手なワンピース。 タイツまで赤系で纏めてる。 朱莉は、こんなワンピ持ってたっけ?と一瞬だけ考えたが、着ているのだから持ってる以外 何も無いのだと思いなおして、それでもきょろきょろとパチパチをやめない。 まるで、故障したレコードのように、同じ動きを暫く執拗に繰り返していたが、不意に思考が途絶えてしまう。 それとタイミングを合わせるかのように、誰かの叫びが朱莉の聴覚を引き裂くように届いた。
君のために 3 妙にエコーがかかってような、水の中で大きな音を聞いてるような、不確かで曖昧な けれど確実には聞こえている。聞き取りにくいこと限りないが・・・。 朱莉は叫び声の聞こえる方向、叫んでいる人物へ視線を向けた。 「あ、パパ?」 朱莉の父だった。視界に入れるまで分からなかった。何かを叫んでいるけれど、ちゃんと聞き取れない。 凄く怒っている様で、大きな声はびりびり来るけれど・・・何を叫んでいるのか分からない、 でも、祭壇の前の棺に近寄って崩れるようにすがり付いていた。 「パパ?」 朱莉がまだ小学生の頃に、離婚して遠く離れていた父親がこんなに取り乱す所なんてはじめて見て、少し居心地が悪い。 けれど、父親のこんなに打ちのめすほどの人が死んだと思い至り、棺の中にやっと興味が向いた。
君のために 4 そもそも、誰の葬式かも知らないままぼんやり立ってる自分がおかしいと、 ぼんやりする頭の中で何となく考えて、泣き崩れる父親の縋る棺に近付いて、そっと中を覗き込んだ。 「・・・・・・?」 父親の背中からひょいっと覗き込む。 そこには、真っ白い紙の様な顔色の、虚ろに何となく目を閉じて沈黙している朱莉が居た。 「・・・・・・わたし?」 意味が分からないが、棺にしがみついて中をよくよく凝視する。 じっくり確認しようとしたら、ゴウゴウゴウと耳鳴りがし始めた。同時に視界がどんどん白濁していき 耳鳴りの音が全部を飲み込んで・・・そしてそれが無音の不快な煩さに変わって・・・・朱莉は一気に 何かに引っ張られて体が突然落下を始めた。
君のために 5 妙に温かいアスファルトの感触が、背中に心地良いと朱莉は感じていた。 どんより曇った、春先の重苦しい空を無感情に見つめながら、アスファルトに寝転がる経験が初めてだと ぼんやりと考えていた。 アスファルトが温かいのは・・・自分の体温が低くなっていっているからと思い至ったのは 手足の感覚がなくなっていると気付いてからだ。それはアスファルトに倒れて仰向けに空を仰いでから ほんの1,2分の事だった。 「ああ・・・血がとまらない・・・・あかりぃ・・・しっかりして・・・救急車・・来るからすぐに」 傍らに泣きじゃくって涙と鼻水でぐちゃぐちゃの顔の、彼氏の直樹がいる。 そうだ、自分は・・・今日は直樹とのはじめてのデートで・・・・・。と思い出して・・・。
君のために 6 視界をめぐらせていけば、常軌を逸した見知らぬ男が、離れたところで通行人の男性や、警備員服を着た人に 押さえ込まれている。唸ってよだれを撒き散らして、口元はぬらりと鮮血で真っ赤に染まっていて・・・。 「なんで?」 朱莉は小さく呟いた。それが何に対しての言葉だったのか自分でも認識は出来ていないまま・・・。 「・・あ・・あかり・・あかりぃ」 動揺して名前しか呼べない直樹は、朱莉の手を握ることすらも出来なくて泣いている。 もう、体は重くてアスファルトの感触も分からなくなって・・・。朱莉はパチパチと大きな瞳を瞬いた。 自分の身に起きたことが信じられなくて・・・・。 腹部に大きな穴が開いている。皮膚を破られて肉を引きちぎり内臓まで喰らいつかれて・・・・・。 そして、血がたくさん流れている・・・・。
君のために 7 全く見た事のない男に、いきなり襲われたのだ。地面に引き倒されて・・・腹を食い破られて・・・・。 「ぐうぅう・・・ぶ・・るぅぅああ・・が・・」 取り押さえられている男が唸っている。 暴漢に襲われた朱莉を、通行人が助け出して、直樹も暴漢に殴りかかって・・腕を噛まれたけれど すぐに助けられて大した怪我は無かった。 取り押さえに入った何人かも噛み付かれて、重傷者もいた。 おろしたての・・・、この日のために買ったばかりの春物の真っ白なワンピースが台無しだ。 朱莉は直樹の鳴き声を聞きながら、静かに溜息をついて・・・そして再び息を吸い込むことは無く 息を引き取った。 パチパチと瞬いて、朱莉は思い出した。自分の身に何が起きてしまったのか・・・・。 そして、音も無く光も無い・・・けれど真っ暗闇ではない場所で、朱莉は仰向けに寝転がっていた。
宣言しないまま衝動のままに投下してしまいました。 「君のために」連載を折を見て投下していきます。 よろしくお願いします。
うむ、先に期待 ちょっと三点リーダーが多い気がするけど 虚無感というか哀愁を出すためかな? 個人的には、そこで文章が一時止まって ちょっと読みにくい
まぁ、三点リーダーならいいけど… 四点二点もあるからとくに・・・・ ↑こんな感じに
☆長友 はじまりました☆
ちょっと技術不足!!
チームとして両サイドあげるようにしたのかもな
●今日寒くてさ、少し鼻水でちゃってさ、みんなも寒いの気をつけてねー
とか言ってたら ぱっちーに先生
>>130 にわかサッカーファンは自分のブログにでも書いてろよ
なんかさ(笑) 俺に自尊心傷つけられたからって、つきまとうストーカーとかいるみたいだけど、 心を満たすために、攻撃したいんならしていいよ(笑) そう思うことで少しでも傷ついてる人の自尊人が回復され、 健康体になれば、俺はうれしいよ(笑) もっと俺を利用しちゃってください。 そんな たぐいでーす。 よろしくー
●何事にもとらわれない人間になろう。
うーん、クロスは駄目だなぁ・・・
● 今日、スポーツ用品店のスポーツオーソリティを覗いてきた。 店内は広く、いろいろなスポーツ用品を扱って見ごたえがあった。 ● トイザらスにもはじめて行ってきた。
●え?誰と行って来たんだって? A 彼女と、久しぶりに贅沢なウィンドウショッピング(笑) スタバで長話につきあってきた。
右友なかなかいいな
そういえば、トイザらスでサッカーの簡易ゴール売ってた 価格は忘れたが安かった。
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお 長友きめたああああああああああああああああああああ
そしてお辞儀パフォーマンス(笑) ★起きてて よかったな★
◎ホントいい動きでした MVPかもな 眠気も吹っ飛んだけど やっぱり寝ます で!は!(笑)
>>133 夢見るキチガイを相手にするんじゃねぇ。
調子に乗っちゃうだろーが。
>>144 な、にわかって言ってやると向きになるだろ?
すまん
ちょっと暇だったからつっついてみた
新しい作家さんかな? 反応がなくても気にすんな 何年もROMってるけど、最近の流れは昔と違って反応が悪くなってるだけだと思う だから気にしないで頑張れよな
147 :
本当にあった怖い名無し :2011/05/25(水) 01:31:38.03 ID:WKcrt8XtO
さとるってプリニーだよね?
言われてみればプリニーっぽい気もする。もしそうなら上達したね、456先生と違ってw
↑ ま〜だ根に持ってるよ(笑)
プリニーさんではないと思う。なんか違う。 つか、「このコテは〇〇だ」ってのは荒らしのエサでしかない。何かの罠かもしれない。 以後スルー推奨。
>さとる氏 なんという、あざとい引き(w 続きを希望せざるを得ない
● お風呂からもどってきた なう
●お風呂の中でうたた寝しちゃってたわ俺。
だいたい21時台に風呂にはいるのがいいらしいー 体内時計
もっと自分自身を磨いて(運動したり、勉強したり、読書したり、困ってる人間をたすけたり)して自分で知識の貯金や、徳を積んで 自分の人生を大事にしよう。
で!は!(笑)
● ただいま 今日の俺の夕飯 ご飯 味噌汁 納豆 メンチカツ 野菜炒め 食い過ぎて動けねーんだよ いま ホットコーヒー飲みながら。 うごけねーよ
今後なにかあったらまたレスしまーす。 お好きにどうぞー。
161 :
本当にあった怖い名無し :2011/05/27(金) 21:04:53.53 ID:tXXys2dn0
162 :
fool :2011/05/28(土) 10:27:36.96 ID:22r3z9d20
即応体制 101: ゾンビ災害 ---------------------------------------------------------------- オリジナルは2011/5/16CDC Public Health Matters Blogの アリ・S・カーンによるものです。 私たちはすべての緊急事態に対して備えがあります。例えば ゾンビ災害に対しても。そうです。私はこう書きました。 ゾ・ン・ビ・災・害。あなたは今笑ったかもしれない。 でもこれを読めば、それが起きたとしてもあなたは幸せでいられるでしょう。 それから本当の緊急時の用意についていくつか学ぶことすらできるでしょう。 ●ゾンビの歴史要約 みなさんも人肉を食べるゾンビの映画を見たことがあると思います (私のお気に入りはバイオハザードです)。 しかし、ゾンビはどこから来て、なぜ脳みそを食べるのが 好きなのでしょうか。ゾンビという名称はハイチやニューオーリンズの ヴードゥーが元になっています。しかし最近では少し意味が変わっています。 ここでは、古いヴードゥーや伝統的民俗学で出てくる歩く死体を通して、 死んでいる状態で神秘的に蘇った死体について言及します。 映画やショー、文学では、しばしばゾンビの発生原因は、 噛み付きや体液接触による感染性ウイルスによるものとして描かれます
163 :
fool :2011/05/28(土) 10:28:44.96 ID:22r3z9d20
ハーバードの精神科医スティーブン・スクールマンは(フィクションの) 医学レポートによると、Night of the Living Deadに示されたゾンビの 症状は、病原菌によって引き起こされた運動失調神経変性満腹欠乏症候群で あるとされます。 ゾンビサバイバルガイドによると、ゾンビはsolanumと呼ばれるウィルスに よってひきおこされます。Night of the Living Deadでは放射線を含んだ NASAの金星探査衛星の破壊により、狂牛病の原因であるプリオンの変異、 はしか、狂犬病のようなものが引き起こされたとして描かれています。 ポップカルチャーにおけるゾンビ人気の上昇は、ゾンビ災害が起こるかも しれないという考えに信憑性を与えました。 そのシナリオでは、ゾンビは国中にあふれ、道をうろつき、生きているものを 彼らなりのやり方で食べてしまいます。 このアイデアの増殖は、多くの人にこう考えさせました。 「ゾンビ災害にどのような準備をすればいいだろうか?」 さて、私たちはここに答えを持っています。 そして、本当の緊急事態に備えていくつかのtipsを共有しましょう。
164 :
fool :2011/05/28(土) 10:29:27.28 ID:22r3z9d20
●後悔先に立たず それで、例えばゾンビ…やハリケーンやパンデミックが実際に起こるまえに することは何でしょうか? まず、家にエマージェンシーキットを用意する必要があります。 これには水、食料、安全な難民キャンプにたどり着くまでの数日を得るため (天災なら、救急非難用のシェルターを作ったり、ライフラインが回復するまでの) の供給品を含みます 以下にキットに含めるべきものをいくつか記述します。 フルリストはCDC Emergency pageを参照してください. 水 (1ガロン/日) 食料 (定期的に食べられるように腐らないものを) 医薬品(処方箋にもとづくものも、そうでないものも) 道具(ユーティリティナイフや粘着テープ、電池式のラジオ等) 衛生用具(家庭用洗剤、石鹸, タオル等) 服と寝具(家族が着替える分とブランケットも) 重要な書類(運転免許証のコピーやパスポート、出生証明書等) 救急必需品First Aid supplies (ゾンビに噛まれたとしても、 軽い切り傷や裂傷を処置できます。竜巻やハリケーンで負った傷も) エマージェンシーキットを用意したら、次は家族と緊急時の 計画を立てておくべきです。 どこに行くべきか、ドアの外にゾンビが立ってたら誰を呼ぶべきかなどです。 この計画に洪水や地震やその他の緊急事態が起きたときのことも 含めておくこともできます。
165 :
fool :2011/05/28(土) 10:30:13.11 ID:22r3z9d20
1.あなたの地域で起こり得る災害の種類を特定しましょう。 ゾンビ災害に加えて、洪水、竜巻、地震などです。自信がないようでしたら 地域の赤十字で多くの情報が得られます。 2.ゾンビが家に侵入してきたり、町にハリケーンが来たときに 家族が集合する場所を決めておきましょう。 ひとつは外出時に緊急事態にあったときの場所、 ひとつは自宅の近所で家に帰れない場合の場所です。 3.緊急連絡先を特定しておきましょう。警察や消防署、地域のゾンビ対策チーム等の リストを作っておきます。 また、非常時に州外の家族にあなたが無事であることを 伝えるための手段を特定しておきましょう。 4.避難経路を計画しましょう。ゾンビがおなかを空かしているとき、 彼らは食べ物(つまり脳みそのことですが)を得るまで止まらないでしょう。 すぐに町の外に出る必要があります。 人肉食らいに先んじて逃げるための複数の経路と、どこに行くかの計画を立てましょう。
166 :
fool :2011/05/28(土) 10:32:43.73 ID:22r3z9d20
●恐れることはありません。CDCは用意しています。
もしゾンビが通りをうろつき始めたら、CDCは他の病気の発生時と
同じように調査を行います。CDCは技術的援助を都市や州や、ゾンビ災害に関する
国際的協力関係に提供します。この援助には以下のものを含むでしょう。
コンサルテーション、試験と分析用のラボ、患者の管理とケア、
感染経路の追跡と制御(検疫と隔離も含みます)、
調査にはいくつかも目的が設定されます。
病気の原因、感染/ウイルス/毒素の源を特定します
それがどのように伝わるか、どれくらい容易に広がるか、感染のサイクルを
止める方法と患者の扱い方を学びます
ゾンビ発生の原因と療法を特定する科学者だけでなく、CDCや他の連邦機関も
感染地域の第一通報者を助けるために医療班を送ります。
(私はフィールドワークとして、未知の病気の発見のボランティアをしています)
CDCが行っている緊急事態に対する用意について、さらに知りたければ以下を参照してください。
http://emergency.cdc.gov/cdc/orgs_progs.asp あなたが非常時にどう用意をして、安全に過ごせるか関してもう少し学ぶために
http://emergency.cdc.gov/ SNSやブログやウェブサイト、emailの署名につけるリンク画像は以下にあります。
http://emergency.cdc.gov/socialmedia/zombies.asp ------------------------------------------
今回は翻訳でした。
まとめサイトからのコピペじゃね?
168 :
fool :2011/05/28(土) 12:51:19.30 ID:22r3z9d20
おまいら本当に書き手につっかかるの好きだなww
今回のは
>>159 で紹介されてる記事の翻訳ね
っていっても実際にCDCのページ知ったのは、
159の書き込みじゃなくて、ツイッターの拡散なんだけどね。
ちなみに原文は、超わかりやすい英文だよ。
私が翻訳しました、キリッ
ってドヤ顔するようなものじゃないです。
ただ、意訳してるんで厳密には違うところがあるかも。
全部ゾンビ用にアレンジしてるだけじゃね? どれもどこかで読んだ気がする
◆どもども おはようございます◆
コッパ・イタリアの決勝です 長友 勝てば8月に北京でスーパー杯を ミランと戦う。 中国人民に日本男児の誇らしい姿を焼き付けて日本国を見せ付けたい。
それにしても眠いな 彼女の家行ってて 帰ってきたのが13時頃 それから昼寝して またしばらく活動して23時頃 また寝て 今起きたんだわ(笑)
長友周りから信頼されてるのが伝わってくるよ こういうのって いいよな
やべぇ連係ミス
あくびが止まらない(笑) 関係ないけど あくびってうつるよな 昨日彼女とあくびしあって笑ったわ
江藤さん決めました ああいうの絶対入れるエトーってやっぱ素晴らしいわ
長友上がりだしたな
●長友選手の素晴らしいところは 運動量。 試合の後半になると、みんな疲れて脚が動かないけど、 こういう選手がいると、みんなもつられて頑張ろうという気持ちを起こしてくれるから ありがたいよね。
なんかgdgdだわ
最後あわただしかったけど優勝しました ★おめでとうございます★
182 :
本当にあった怖い名無し :2011/05/30(月) 18:53:43.36 ID:g5H6LaP3O
このスレもうダメだな
映画やゲームで登場すると面白そうなゾンビを考えてみた。※医療や映画に関する知識はあまり無い。 健康な人間がウイルス感染すると、ゾンビ化するタイプ。 創傷感染:経口感染 飛沫感染で感染する。※空気感染は無理ゲー過ぎるのでナシ。 潜伏期間:12時間〜72時間※適度に潜伏期間が無いと広がりにくいでしょ。 続く
誤爆
長友って誰だよ?氏ね
●どもども こんばんわ●
日本 対 ペルー 終わりました 引き分けでした
色々と 試せたのは良かった ちょっとぐだぐだだったけど(笑)
それにしても 本田はいいな 途中交代で入ったんだけど 周りが信頼して 上がるからいい流れになる 本田もボール 失わないし
◆日本サッカーがどんどんレベルUPしてるのがすげーうれしい◆
これからお風呂はいってくるー
●お風呂入湯しました。 あーいい気持ち
>>192 ストレートに聞くけど、なんで板違いの日記をここで垂れ流すの?
荒らしたいの?
そういや、なんでこの人ここにいるんだっけ。
数年ほど前からまとめから順に見たけど やっぱりはずかしいけれど ◆QF0ypwgJ42さんがよかったなぁ・・・ 途中でいなくなったけれど新作を是非見てみたいもんだ
ZOMBIE小説wikiの管理人さん、乙です。
456以降、まともな小説ないね そういえば、456とサッカー君って お互いにレスしてるとこみたことないな
とっくの昔に自分から同一人物であるのを暴露しちゃってるしね
200 :
本当にあった怖い名無し :2011/06/05(日) 07:00:37.09 ID:lDAQBVmvO
あ
長らく見てなかったけど、相変わらず自称評論家が多いな まともなの読みたかったら商業作品買えよ
>>198 そりゃ、荒らし相手に「どもー」ってのも
違うだろw
>>134 このセリフが456ぽいからだよ
だって、サッカー野郎は論破とかしないのに、自尊心を傷つけたって…
どう考えてもおかしいからな
456しかおらんのか? またみんなフェードアウトしたか?
206 :
fool :2011/06/05(日) 22:42:33.09 ID:TuJPKK7t0
「ミダスゾンビ」 ------------------------------ 「ボン・ヴォヤージュ」 そうつぶやくとボートのエンジンに火を入れた。 死都を後にしてボートは快調に走り続ける。 このような事態を予想していたわけではなかったが、このボートは まさに今回のような事態にピッタリと適合していた。 なにしろこのボート、もともと高飛びするために用意していたものなのだ。
207 :
fool :2011/06/05(日) 23:51:50.11 ID:TuJPKK7t0
いきなり忍法帖がリセットされて書き込めなくなった。 うーむ...
アメリカンジョークのパクりならどうでもいいよ ちゃんとしたゾンビものを書いてくれ
209 :
fool :2011/06/06(月) 00:11:05.81 ID:VQo018Z30
オレの仕事は多くの敵を生んだ。裏切り、騙し討ちは しょっちゅうだったし、ときにはまるっきり法の向こう側で 金稼ぎを行うこともあった。だからいつでも逃げる準備は 怠らなかったのだ。まさかゾンビから逃げるためにこのボートを 使うことになるとは思わなかったが。
210 :
fool :2011/06/06(月) 06:51:46.82 ID:VQo018Z30
ゾンビが通りをうろつき始めてから1週間とたっていなかったが 世界は壊滅的状態になっていた。文明社会はもう終わりだ、 オレはシビアにそう判断を下した。だから逃げるにあたって 紙幣や有価証券は廃棄し、貴金属や宝飾品をボートに 積み込んだのだった。
211 :
fool :2011/06/07(火) 00:33:23.45 ID:iqXRvb3K0
ボートが向かっているのは無人島だった。後のことはともかくとして 当面のゾンビ災害はなんとかやり過ごせる。ボートが沖に出て、 オレは張り詰めていた気をゆるませた。 オレはボートを自動運転にすると、倉庫に降りていった。 しばらく生きていけるだけの物資はボートに積んでいたが、 改めて確かめておきたかった。倉庫の扉を開けた瞬間、 肩に大きな痛みが襲った。倉庫の中から伸びてきた手に 肩を掴まれたのだ。ゾンビだった。
212 :
fool :2011/06/07(火) 00:40:17.07 ID:iqXRvb3K0
いつの間に紛れ込んだのか、ゾンビが倉庫に入り込んでいた。 ゾンビは運動神経こそないものの、力は馬鹿に強い。 オレの肩は万力で締め付けられたようにキリキリと痛んだ。 オレは激しく食らいついてくるゾンビをなんとかいなしつつ ボートの甲板に上がると、ゾンビをボートから蹴り落とした。 さすがに今回はヤバかった。 オレは甲板の上に大の字になると息を整えた。 しばらくして、オレは再び倉庫に降りようと立ち上がった。
213 :
fool :2011/06/07(火) 00:48:26.45 ID:iqXRvb3K0
そのとき、ゾワリと鳥肌がたった。 ソレは唐突にいた。オレの後方に。見ないでもわかる。 圧倒的な存在感だった。 ヤバイ・ヤバイ・ヤバイ・ヤバイ オレの第六感が最大級のアラームを上げる。 対応を間違えればオレは死ぬ。オレはゆっくりと振り向いた。 そこにいたのは女だった。女はかたわらの像を指すと言った。
214 :
fool :2011/06/07(火) 00:51:10.79 ID:iqXRvb3K0
「あなたの落としたのはこの金のゾンビですか?それとも 銀のゾンビですか?」 「いいえ、オレが落としたのは金のゾンビでも銀のゾンビ でもありません。普通に腐ったオッサンのゾンビです。」 それを聞くと女は涼やかに微笑んだ。 「正直者のあなたにはこの2体のゾンビを差し上げましょう。」 女はそう言うとまるで最初からいなかったかのように消え失せた。 どうやらオレは生を拾ったようだった。しかも巨大な金銀の像付きで。
215 :
fool :2011/06/07(火) 00:53:07.52 ID:iqXRvb3K0
2体の像を倉庫に運ぶと、ついでに倉庫の棚卸しをすることにした。 しばらく作業をしていると、何やら物音がしたのでオレは振り返った。 そこには動き出した2体の像(いやゾンビか)の姿があった。 オレは近くにあった手頃な棒でなぐりかかった。しかし金でできた ゾンビにはまったく効かないのだった。 そして本当の問題はそれどころではなく、ゾンビの手にしたモノを 見てオレは青くなった。オレはピストルを取り出すと ゾンビの弱点である頭部を撃った。
216 :
fool :2011/06/07(火) 00:54:09.83 ID:iqXRvb3K0
しかし、それすら擦り傷一つ付けるのが精一杯だった。それでも 構わずにオレは撃ち続けた。とにかくゾンビのしていることを 止めなければならなかった。 ゾンビは自分と同種のモノしか食わない。 金のゾンビはオレの方をちらりと見たが、どうやら肉などに興味は ないらしく、手にした延べ棒をムシャムシャと食べ続けるのだった。 ------------------------------ 「ミダスゾンビ」完
217 :
fool :2011/06/07(火) 01:05:32.52 ID:iqXRvb3K0
>アメリカンジョークのパクりならどうでもいいよ >ちゃんとしたゾンビものを書いてくれ ちゃんとしたゾンビものってどういうのだい? パニックムービー的なのは自分がやらなくても、 他にやる人がいくらでもいるからなー。 でもまあ、たまにはシリアス系も書いてみようかな。
あれ?……眼鏡ズレてたんかな…。
ゾンビが人間を食うのは同種だから?
●どもども
こないだの2連戦 おもしろかったよな ちょっとぐだぐだだったけど
それにしても オレのストーカーの分析 をもしろいな 全くあたってないけど(笑)
>>222 なえねえ
なんで板違いの書き込みをするの?
て問いかけにはスルーなのに、
にわか野郎、ていわれると急に反応するの?
面白すぎるんだけど
これからも 見張っててね(皮肉)
●なんで そんなに早く反応できるんだよ(笑) まさか24時間体制なのか(笑)
>>225 だから、なんで煽りにはそうやってすぐ反応するのに、
板違いの件は沈黙なの?
▲板違いって 何が板違いなんだ? W杯の時から言ってるけど サッカーとゾンビには共通してるものがあるのら(笑)
開き直りはつまらんよ おやすみ
おれはそんなことより オレの書き込みに何故いつもすぐに反応できるか知りたいよ(笑)
◆自分のことを棚にあげて、他人を監視しすぎ。 依存症すぎ。 他人のことはいいから、まず自分のその歪んだ性格を直すこと!
>>229 ?
言っとくけど、お前にレスするの初めてな
べつに勝手に認定してもかまわんけど
とりあえず、いろんな奴に嫌われてんじゃね?
んじゃ、マジで寝るわ〜
じゃあね
231みたいな人間ってみんな同じだよな 自分の意見が通らないと、すぐ発狂して、そのひとを誹謗中傷して 自分が仲間はずれにならないようにと群がってーみたいな(笑) ネット上で匿名なんだから自分の好きなこと書いたらいいじゃんと思う
以上、今日のストーカーファンへのファンサービストークでした。 不定期でやるのでまたの機会にご来場ください。 怒って、ぷんぷんばかりしてると自分の体が傷つきますよ(笑) で!は!(笑)
うわ… 自分の気に入らないレスをする奴は全部敵。456と同じ思考だな やっぱりこいつ456と同一人物くさい
気持ち悪さじゃ同じようなモノ。 ダブルスタンダードな思考でブーメラン投げまくり。 まぁどちらにしろ病人なんだから、放置しとくが吉だ。 しかし「ネット上で匿名なんだから自分の好きなこと書いたらいい」って酷いな。 カテゴリで住み分けしているに、匿名でバレなきゃルール無視とか。 病人っていうより、犯罪者予備軍かもしれんなw
>>235 アルファベットの人だろw
456はもっと品がある
>>237 456に品なんて無いよ。
てか456は自スレでやってろってな。
ここに来るなよな
●どもども 今日は、蒸し蒸しするな
今夜は、金スマを忘れずに見ないとな!
ダンカン、この野郎
疲れてるときに、番組欄見ると「金タマ」にみえるときあっからな(笑)
では、のちほど(笑)
244 :
fool :2011/06/11(土) 00:56:19.90 ID:ImU5wWbtP
>>219 >ゾンビが人間を食うのは同種だから?
美味いからじゃない?
>>227 サッカーとゾンビの共通点について説明してみ
しかもここはゾンビ小説の創作スレだよな?
仮にサッカーとゾンビに共通点があったとしても、あんたの書き込みはいつもサッカーの実況メインだから、小説カテゴリーとしてもスレ違いじゃないんか?
反論待ってます
>>240 ついでに金スマとゾンビの共通点もよろ
>>245 サッカー君じゃないけど、サッカーとゾンビの共通点を考えてみた。
走るヤツや歩くヤツがいる。
徒党を組む。
獲物を執拗に追いかける。
頭を撃たれると死ぬ。
ついでに金スマとゾンビの共通点を考えてみる。 画面に大勢出現する。 頭を撃つと死ぬ。 金曜日に(も)現れる。
>>243 お前の日記はスレ違いじゃないのか?
きちんと説明しろよ
いままでさんざん甘やかしてきたからな、お前を
これからは、きちんと説明するように
日記とゾンビの関連を紐解いてみた。 ゾンビゲームとして名高いバイオハザードで有名な日記の内容として『ハラ へた 犬 えさ 食う』 『カユイ うまい』 など、ゾンビと日記は深い絆で結ばれているのが解る。 それ故にこのスレに日記を書くという行為は、徐々にゾンビ化するであろうサッカー君の小説なのかも知れないのだ。 つまり、(サッカー=作家ー)となる。 これは、ある作家のゾンビ化するまでの日記だと思えば良い。 分かりやすく言えば、サッカー君はただの荒しって事だ。
早い話、関連性があったとしてもスレ違いの解消にはならないんだけどね
このサッカー、煽られるとすぐにファビョるせいで小者臭いが半端無いんだよな ちょっと言われたくらいで即行キレて暴言吐かないで どうどうと構えてたら、もしかしたらスレの名物みたいな存在にもなれたかもしれないのに…もったいない
>>249 その考察、なかなかおもろいやんけw
まぁスレ違いのサッカーもどき小説なんか、いらないけど。
でなきゃポメラニャさんが浮かばれない…… (´;ω;`)
>>251 やつは所詮にわかサッカーファン…
荒らしの面汚しよ
>>252 自己アピールもウザい
誰もお前を求めてないから
お前はサッカーより酷かっただろ
>>252 そういやポメラニャっていたね。
小説は完結させたのかな?
256 :
252 :2011/06/13(月) 01:50:21.80 ID:HX6ob81sO
待て待てw 何を根拠にして自己アピールとかいう妄想ができるの? スレ違いの度合いや、その引き際を考えればサッカーよりマシだったから可哀想だと思っただけだが……。 つか、サッカー荒らしの引き合いなんぞに名前を出したから自己アピールって、発想がおかしいよ。 とりあえず否定しとくが、まだ根拠の無い(根拠があっても間違ってる)妄言を主張するなら病院に行くことをお勧めする。
最近ゾンジーの小説書いてくれる人居ないね。
>>257 書けば叩かれるからじゃないかな?
456もデッドマンもfoolまで叩かれ出したしね
俺はデッドマンの小説を楽しみでスレに来てるけどね
foolの短編も結構面白いね
●どもどもー 俺待ちでした?(笑) なんか、注目されてうれしいなぁ。 ネット上だから、みんな自由に発言してるなー(笑) 他人の悪口や中傷言っても、自分が損するだけだからって口を 酸っぱくして教育してるつもりだけど、馬鹿は治らないなー。
自分のことは棚にあげて、他人を批判する この風潮が駄目。 もっと自分を戒め、我慢してほしい。 他人の批判ばかり言ってても自分が損するだけ 自分の寿命を短くするだけだよ。 さぁ坐禅しよう。1日10分からでもいい。 気分がすっきりするよ。
※俺の嫌いな人間のタイプ いつまでも根にもってる人 ネガティブな人で根暗な人 毎日長時間ダラダラしてる人
●俺さ、こないだの日曜に彼女とショッピングモール行ったのよ ゾンビファンだとワクワクしちゃうよな(笑)
で、思ったこと ◆日本のショッピングモール立てこもるの無理◆
隙間だらけだよショッピングモール 映画みたいに頑丈な扉とかシャッターあってって感じじゃないわ(笑) すっかすかだわ
お前らー ゾンビ発生してもショッピングモールには 逃げ込むなー(笑)
オレが買ったもの Tシャツ 2枚 紺色に英語の白い文字 黒で赤と白で英語が書いてあるモノ ロングT 1枚 白色で英文が書いてあるモノ 彼女が買ったもの Tシャツ 1枚 スニーカー? 白色でひもがリボンぽくなっているもの
昼飯は、フードコートで食ったけど混んでたー オレは角煮丼 彼女は富士宮焼きそば 食べました おいしかったよー
NEWS ZERO で香川 やってるー そういえばすごい混んでるドーナツ屋があって 帰りに買ってこうって言ってたけど 買ってくるの忘れてたー 今思い出したわ(笑)
●書き込めなくなった どもども(笑)
>>269 の続き です
そんで モール内の店でアイス食ったのよ
そこの店って アイス買うと店員が歌ってくれるのよ(笑)
恥ずかしいし 笑っちゃうよな
並んでた人もみんな笑ってたーーー(笑)
ショッピングモールおもしろかったよー でも モールに逃げ込むのは やめよう(笑) ゾンビになっちゃいますよ
リアルな小説書こうとおもってる人は そこらへん気をつけて 書いてみてはどうですか? あと 都合良く 銃が出てくるのもやめてほしいです 日本なんですから(笑) で!は!(笑)
おいサッカー
逃げてないで早く
>>245 の回答してくれ
おれの嫌いなタイプはお前だ。
スレ違いの投稿を繰り返し、人を嫌な気持ちにさせているのにやめようとしない。
つまりお前は自己中心的で他人の気持ちを考えることができない傍若無人な人間だ。
そんな人間が
>>261 のような発言をしても説得力はない。
むしろ、その発言はそっくりそのまま先ずお前が実践しろと言いたい。
いくら名無しの掲示板だからって、マナーくらいは守ろうな。
ゾンビ小説以外の投稿をしたいなら、別のところでやってくれ。
ホントに。
その日、俺は彼女とモールでデートしていた。 すると! ゾンビが現れた! やばい!もうここに籠るか! 幸いにも、俺はデザートイーグルを持っているんだ。
前回のあらすじ。 彼女とモールでデートをしていると、ゾンビが現れた。 俺はデザートイーグルでベッドショットを食らわすと、ゾンビは死んだ。 モールの外には大勢のゾンビが包囲している。 俺『ちっ!ここに籠るしかないか!』
俺は約50人ほどの人たちのリーダーになった。 銃は俺のデザートイーグルとショットガン。弾は100兆発以上あるから無限みたいなかんじだ。 後はナイフや刀などだ。 俺は皆に指示し、一階は全てバリケードで封鎖した。 食料とかは全部上の階に置いてあるから大丈夫だ。
ちなみに俺と彼女は司令室で生活をする事になった。 ここはヘリポートへも一瞬で行けるし、もしモール内にゾンビが来ても、絶対に破壊されたり燃やされたりしない完璧なシェルターになっている。 それにホテルのスイートルームより豪華で、食料も100年くらい大丈夫なくらいある。
>>260 にわかはサッカー板に帰ってくれ
それかゾンビ小説投下してくれ
そして俺の下の階には自衛隊や米軍の中でもトップクラスの奴らが生活する事になった。 内緒にしてたが、彼らも銃とかライフルを持っている。ここのバリケードも完璧で、さらには一般の奴らは立ち入り禁止になっているのだ。
俺はモニターで外を見ていると、外が静かになっていた。 ゾンビの数も100匹しかいない。 俺は軍の奴と外に偵察しに行く事にした。
モールから出る時が一番危険だ。 もし急にゾンビが来たら一般人の命が危ないからだ。 しかし外の方が一番危険だ。 それなのに外に戦いに行く俺たちは、まるでヒーローだった。
外に出ると、まるで戦争の後みたいな風景だった。そこにゾンビに襲われている人達がいた。 俺『なるほど。それでモールの近くのゾンビが減っていたのか。』 俺『よし、助けるぞ!』 兵士A『はい!』 兵士B『ラジャー』 俺は元傭兵で伝説的存在だったので、ゾンビに対しても余裕で勝てる実力がある。
ゾンビに襲われていたのは米軍だった。 俺はデザートイーグルで倒しまくっていると、兵士Aが襲われた! 俺『あぶない!』 ズキューン! 俺が放った弾丸は、100m先の兵士Aの頭の横1mm横を通り、ゾンビを倒した。 兵士A『あぶないとこだったぜ!サンキュー』 元々襲われてた米軍は死にかけてたが、最後に『少女を保護している。後は任せた…』と言い死んだ。
俺は米軍のハンビー(軍用車)に近づくと、車内から女の声が聞こえた。 女『ひろき君!』 俺『ヒトミじゃないか!どうしてこんな事になったんだ!』 ヒトミは高校の同級生だが、一番可愛い。アッキーナにそっくりだ。 ヒトミ『ユミは?』 俺『ああ。無事だ。モールにいる。』 俺『それより、おれが元傭兵だってのは内緒にしといてくれ』
俺達はハンビーを5台手に入れた。 モールに戻ると、一般人から拍手で出迎えられた。 ヒトミは俺の司令室で生活する事になった。 ヒトミとユミは親友だが、性格が違う。 ユミは処女で井上真央にソックリだ。 ヒトミは処女じゃないが俺に惚れているのだ。 俺はユミにバレない様にヤッた。
ユミが寝てから俺が風呂に入っていると、ヒトミが来た。全裸で。 ヒトミはいきなりフェラを始めた。 俺はビックリして『やめろ!俺はユミと付き合ってるんだ!』 するとヒトミは ヒトミ『私はセックスする奴隷になります。ご主人様』 と言ったので、内緒で奴隷にした。生で中出しとかもしても妊娠しない。
ハンビーを手に入れた時に銃とかガソリンも使いきれないくらい手に入れた。 今、俺の司令室の一室は武器庫になっている。世界中の銃やライフルやショットガンやRPGが全種類50個ずつある。 下の兵士達にも全種類50個ずつ渡した。
俺が部屋に戻り寝ようとすると携帯がなった。画面を見ると吉田だった。 吉田『ひろき!助けてくれ!』 俺『はぁ?』 吉田『お願いします。ひろき様、助けてください!』と泣きながらお願いしてきた。 ユミが心配して『助けてあげて!』と言った。 吉田『その声はユミさんですね!ありがとうございます。』 俺『ちっ!ユミに感謝しろよカス!』
次の日、俺は5人の兵士とヒトミを連れて学校に向かった。 ユミ『そんな危険な所に行くなんて、凄く心配よ!行かないで!』 俺『俺が行かないと皆ゾンビに食われるかゾンビになってしまう。俺は行く。』 ユミは泣いていた。 俺とヒトミはハンビーに乗り込んだ。 他の5にんの兵士達はもう一台のハンビーに乗った。
学校に行く途中何人も助けてやったり、ゾンビを殺したりしながら行った。 そして、モールに行けば安心だから、モールに行けと指示した。 モールに入る前には検査をするので感染者は絶対に中に入れないのだ。
俺はハンビーの中にあるモニターでテレビ電話をして司令室のユミや下の軍関係の奴と会議をした。何人も助けたので受け入れの準備を指示していた。 俺の戦いはハンビーのカメラからモール全体に配信されていた様で、皆に俺が元傭兵だとバレてしまった。
夜、俺達は焚き火をしていた。米軍の服を着て焚き火を囲み銃の手入れをしたり棒に刺した肉とかを食う場面も配信されていた。 さながら映画のワンシーンの様だ。 俺達はハンビーに戻り、メインモニターを操作すると、車内はキャンピングカーの様に変わった。 ユミがもう寝ると言うので通信を切り、もう寝ようと思っていると ヒトミ『ご主人様、ご奉仕させてください。』と言い出した。
俺『よし、じゃあ俺の目の前でオナニーしてみろ!』と命令すると ヒトミ『ご主人様、恥ずかしいです…』と言いながらオナニーを始めた。 すると、吉田から電話がきた。 俺『なんだ。』 吉田『もうゾンビが学校の門まで来ています!助けて下さい!』 クチュクチュ…アン…ハァハァ…ご主人様 吉田『!!何か聞こえたんですけど?』 俺『ああ。今ヒトミに俺の目の前で全裸でオナニーさしてるんだ。ほら、フェラしながら続けろ。』 吉田はヒトミに惚れているのだ。
吉田『や、やめろー!』 俺『あ?何て言った?』 吉田『お願いです。やめてください!』 俺『ヒトミが勝手にやってる事だ。お前に関係ないだろw』 ヒトミ『私はひろき様の奴隷です。中出ししてください!アンっひろき様の精子を飲みたいです!』 俺『じゃあ騎上位で生ハメしてやるよ。』 ヒトミ『ありがとうございます。ご主人様!』 吉田は号泣している 俺『じゃ、俺忙しいからまた明日な。』 俺は電話を切って中出ししたり顔射したりパイズリしたりした。
朝になって俺たちは学校についた。 ゾンビは学校の中に入り込んでいた。 教室の隅で肩を寄せ合いながら震える生徒にゾンビが襲いかかる。 しかし間一髪、俺のデザートイーグルでヘッドショットした。兵士達はそれぞれゾンビと戦っている。 ここは女子が避難している教室の様だが、皆制服がボロボロになり、胸が見えている子や、ノーパンでアソコがばっちり丸見えの子もいた。
そこにまたゾンビ軍団が現れ、女子が俺に抱きついた。 生の乳首が顔に押し付けられたり、お尻が当たったりした。 俺『危ないから離れてな。』 俺はショットガンでゾンビを倒した。 女子A『ひろき君って凄い!』 女子B『かっこいい!彼氏にしたい!』 女子c『奴隷でもいいから付き合ってください!』 とか色々言われたけど、ロッカーの中にあった服を着せてやり、 俺『俺のモールなら安全だから、後で送ってやるよ』と言った。 着替えさせる時に裸も見たし、オッパイ触ったり少しした。バレない様に。
次は職員室に行った。ムカつく教師の橘が椅子を振り回して発狂してたのでジャブでKOしてやった。 先生達は安心した様だが、まだ不安の様だった。 俺『大丈夫。俺が来たからもう安心だぜ。誰一人傷つけさせやしない。』 体育館に避難させた。
他の教室や部室の生徒達を助け、体育館に誘導した。 そして俺とヒトミはトイレに行った。 すると、そこには吉田がいた。壊れた便器の横でブルブル震えている。 吉田『ひろきさん!助けに来てくれたんですね!ありがとうございます!』 と、土下座した。 俺『おい、ヒトミ、フェラしろ。』 ヒトミ『はい。ご主人様』 ジュブッジュブッ 俺『おー奴隷にフェラさせるの超気持ちいいわー』 俺は服の上からヒトミの胸を揉みまくる 吉田『…』 俺『おいおいw惚れてる女にこんな事されて黙ってるってカスかよてめぇw』
吉田は号泣した。 吉田『僕はカスです。自分の事しか考えてない自己中です。すいませんでした!』 俺はヒトミに顔射した。 俺『おら、てめぇ、ヒトミに惚れてんなら告白しろよw』 吉田『ヒトミさん、僕と付き合ってください!好きです!』 ヒトミ『キモーいw誰があんたなんかと付き合うかってのw死ねよカス』 ヒトミ『私は一生ひろき様の奴隷です。』 そう言いながら吉田の顔面を蹴った。
俺『おい、アソコを吉田に見せてやれよ。』 ヒトミ『このカス男にですか?』 俺『ああ。そうだ。オイ吉田、お前ヒトミのアソコ見て一生シコってろよ』 吉田『ありがとうございます。』 ヒトミはパンツを脱ぎ、土下座したままの吉田をまたいだ。 吉田が顔を上げた瞬間、ヒトミのアソコから俺が中出しした精子がたれてきて吉田の目に入った。 俺とヒトミ大爆笑w それでも吉田はヒトミのアソコを見たせいで勃起していた。
456、ほどほどにしとけよ 取りあえず乙です
これ通報ってどこでできるの?
やっちまったなぁ456www 規制でもされたかw と言いつつ大穴でデッドマンだったりしてwww ヒント→『』 冗談だよw
456やサッカーってさ、在日ペクチョンっぽいね。 嘘、捏造(工作)、他者への嫉妬、つまらんプライド、火病。 今までの言動が全て説明できてしまう。 最近の活発な活動は、徴兵が近づいてラリってるからかな? まぁ日本人だと仮定しても、ペクチョン気質ってんじゃ憐れ過ぎて涙が出るw
>>260 と
>>261 の「他人」を「俺」に置き換えて読むと、サッカーが
自分に対する批判をどう思ってるか何となく解る気がする。
つーか、最低限のルールすらまともに守る気が無いのにどうして
ここまで自分を大それた人間だと思い込めるんだ?
456もサッカーも、叩かれまくるとしおらしくなって、少しほとぼりが冷めると急に活性化するんだぜ? 456はともかく、サッカーが煽り耐性に乏しいのには幻滅 キャラを作り切るまえに自ら馬脚をあらわしちゃった感じ
ほしゅ
落ち着いて来たからそろそろサッカー戻ってくるな。 おーいサッカー、ちゃんと質問には答えてやれよー? このままうやむやにするのは、つまんないぞ
>>308 もう奴は死に体じゃよ
荒らしの中でも最弱…
サッカー必死で優位に立とうとするのが見えすぎて、なんか辛い… 荒らす事なんか、そんな意地張って頑張らなくてもいいのに(´;ω;`)
英字のTシャツとやらをアップしてもらいたいもんだ。
英字のTシャツなんて珍しくないよ。 しまむらやユニクロでも売ってるよ。
そろそろ、456やサッカーが「俺は叩きなんて気にしてないぜ」って体で、 しれっと現れる頃
おやおや俺は人気者(笑)、とか変な上から目線で来るんだよな
そんなに現れて欲しいのかい? (もしマッチポンプなら、現れたいのか?w だけど) そろそろスレ違いの話題はやめようぜ。 一応とめておくけど、どうしても奴らを嘲笑したけりゃ別スレ立ててやるべき。 スレ違いな書き込みを続けて、荒らしと同じことしてちゃ、奴らの思う壺。
>>315 ま、そうなんだけどね
そして静かになった頃、奴らは現れるのさ
なんだかんだで、嘲笑されたり叩かれるのは嫌いとみえる
317 :
fool :2011/06/26(日) 00:06:32.92 ID:Mf4eChWb0
「フォン・ノイマン・マシン」 --------------------------- 普通、精肉所と言えば、まあ肉を加工するところ なんだろうなと思う。しかし、ハラペコ星において、 精肉所はすなわち最先端の技術研究所と同義だった。 そして、今日は政府の役人による精肉所の視察の日なのだった。 「ようこそ、我が精肉所へ。みなさんを歓迎しますよ。」 精肉所の所長は揉み手をしながら役人を迎えた。 なにしろこの視察で今後の政府からの助成金の額が決まるのだ。 役人の機嫌を取っておかなければならなかった。 「みなさんご存知の通り、かつてのハラペコ星は人口爆発による 食糧難に瀕していました。我々は人肉食に倫理的抵抗がありませんから、 当時は死体や死刑囚を食べることもあったようです。 しかし、ひとつ大きな問題がありました。それは我々ハラペコ星人が とても不味いということです。そこで我ら精肉所が誇るゾンビが 状況を打開したわけですが、歴史的な話はともかく 実物をお見せいたしましょう。 所長は一同を奥へ案内した。そこにあるのはバケツに入った ゲル状の物体だった。
318 :
fool :2011/06/26(日) 00:10:57.92 ID:XqEdvcXK0
「これがゾンビかね。私が思っていたのと随分違うな。」 「これはまだ変態前の状態ですので。さて、我々はこの状態の ゾンビをロケットに乗せて、標的の星に向けて打ち上げます。 標的の星についたゾンビは周りの状況を調査した後、 最も数が多く、繁殖力が強く、栄養価が高い食材に疑態します。 これは食材の油断を誘うためです。 ゾンビは食材の油断をついてガブリと噛みつきます。 ゾンビのおなかの中にはワームホールがあり、精肉所のポータルと 繋がっています。こうして我々は新鮮なお肉を 手に入れられるというわけです。」 「しかし、いくら油断をつくと言っても、食材から反撃を くらうこともあるのだろう?バケツ一杯のゾンビで大丈夫なのかね?」
319 :
fool :2011/06/26(日) 00:12:27.76 ID:XqEdvcXK0
「その点においても問題ありません。ゾンビがガブリと やるときには肉を食い千切るだけではなく、同時にナノマシンを 注入しているのです。食材に注入されたナノマシンは内部から 食材をゾンビに改造してしまいます。そしてゾンビの数が少ない間は、 優先的にゾンビを増やす行動をとるようプログラミングされています。」 なるほどよくできているな、と何人かの役人がうなずいた。 「今日は食材入手の場面をご覧いただきます。こちらへどうぞ。」 所長が次に案内したのは巨大な映像スクリーンと 黒々とした大穴のある部屋だった。 「この穴は食材を運び入れるポータルです。今日ご覧いただくのは、 最近ゾンビを送り込んだ地球という惑星の様子です。 この地球という星はとても珍しい星で、表面の多くが水に覆われています。 このスクリーンでゾンビの眼を通した映像を見ることができます。」
320 :
fool :2011/06/26(日) 00:14:00.92 ID:XqEdvcXK0
所長が職員に命じるとスクリーンに映像が現れた。 そこにはゾンビが地球人を襲う様が映し出されていた。 やがてポータルにゾンビが食い千切った血肉が送られてきた。 役人の一人が肉片を摘み上げるとぺろっとつまみ食いをした。 「むっ!これは!所長!今回の獲物はアタリだな。実に美味いぞ!」 あわてて他の役人も肉片に群がる。 「まあまあ、あわてずとも肉は送られてきますよ。 それより今は地球の様子をみましょう。通常ゾンビは自律的に行動します。 しかし、こちらから遠隔操作も可能です。 どなたか試してみたい方はいらっしゃいませんか?」 「私がやってみよう。」 一人の役人が挙手した。 役人にゾンビのコントローラーが手渡された。ゾンビのコントロールに 慣れるまでしばらく時間がかかったが、もともとそう難しいものでも ないので、やがて思うままにゾンビを動かせるようになった。 役人の動かすゾンビは一人の地球人に狙いをさだめると襲い掛かった。
321 :
fool :2011/06/26(日) 00:16:18.73 ID:XqEdvcXK0
ポータルから血肉が送られてくると観衆もどっとわいた。 ゾンビは次々と地球人に襲いかかり、新たな血肉を精肉所に送り続けた。 役人たちもヒートアップし、そこだ!やれ!などと歓声を上げ始めた。 これで助成金は得られるな、と所長はにんまりとほくそ笑んだ。 「おい!あそこの地球人!何か乗り物で逃げようとしているぞ。」 そこに映っていたのは、波止場からクルーザーで逃げようと している一団だった。ゾンビの操作になれた役人はすかさず 逃げようとしていた地球人を襲い掛からせた。 しかし、ほんの少しだけ間に合わずクルーザーは発進してしまった。 ゾンビは襲い掛かった勢いを殺しきれずに走り続けるのだった。 「あ、落ちた!」 一人の役人が声を上げたが、それを言い切らないうちに ポータルからあふれた海水が精肉所ごと吹き飛ばした。 ------------------------------ 「フォン・ノイマン・マシン」 完
さすが。毎度の事だけどオチを作るのが上手いね。
ぼくはゾンビだぞー。 ガオー きみ達の血を吸ってやるぅぅぅぅぅ!
それ違うくね?
>>317 サクッとオチがついてていいね
こういう短編もいいけど、そろそろストレートなサバイバルものの長編も欲しい
emptyさんCOMBACK〜
誰それ知らない
このスレも落ちるな てか、最近の作家で面白い作品を書く人なんていなかったよな 期待できそうと思う作家は途中で消える 読者も作家も殆どいなくなったらスレが落ちるのも仕方ないか ここの読者って、俺以外に五人くらいだろ? あとは荒しくらいかな お前ら、本当に好きな作品とかあったかよ? 俺は期待してた作品はあっても、好きな作品はなかったぞ、途中で作家が消えるからな このスレもこれで最後かと思うと寂しい気がするけど、これでいいのかもな 愚痴ってすまん、このスレが好きだったから最後に吐き出させてもらうぜ! ほしゅだぜ!
じゃあ俺が書くよ!ゾンビ小説書くよ! どんなに叩かれても書くよ! 厨二設定で銃撃ちまくりで上の奴みたいに童貞の妄想全開エロ展開で俺つえー!俺だけつえー!書くよ! 更に主人公は特殊な能力を持ってて、ゾンビを操る上級悪魔とか狼男をも伝説の剣で倒す書くよ! そして主人公の親友である悪魔界の書くよ! ラストは彼女が死にかけるけど、主人公の活躍によ書くよ!
その日、俺は彼女とモールでデートしていた。 すると! ゾンビが現れた! やばい!もうここに籠るか! 幸いにも、俺はデザートイーグルを持っているんだ。
前回のあらすじ。 彼女とモールでデートをしていると、ゾンビが現れた。 俺はデザートイーグルでベッドショットを食らわすと、ゾンビは死んだ。 モールの外には大勢のゾンビが包囲している。 俺『ちっ!ここに籠るしかないか!』
俺は約50人ほどの人たちのリーダーになった。 銃は俺のデザートイーグルとショットガン。弾は100兆発以上あるから無限みたいなかんじだ。 後はナイフや刀などだ。 俺は皆に指示し、一階は全てバリケードで封鎖した。 食料とかは全部上の階に置いてあるから大丈夫だ。
>>329 肛門まで弛緩したわorz
取りあえず乙だな
334 :
fool :2011/07/05(火) 01:22:27.77 ID:FeIlTMv2P
100兆発の弾丸っていったら、20億dくらいあるんだが。
まんまパクリじゃねーか!の一言も無いの?
サザエさんのパクりじゃねーか!
ちんちんぷらぷら
339 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/06(水) 02:27:34.96 ID:mTZCf2S3O
>>328 >ここの読者って、俺以外に五人くらいだろ?
>お前ら、本当に好きな作品とかあったかよ?
>俺は期待してた作品はあっても、好きな作品はなかったぞ、途中で作家が消えるからな
大丈夫だと思いますよw
そのうちまた、投下されますよ。
自分は、叩かれてもめげずに投下してくれてるデッドマンを待ってるw
最後まで投下するってレスがあったからねw
流石に堕ちそうだから保守しますw
340 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/06(水) 03:02:39.37 ID:ZAymvflJ0
ハイデットの登場人物てなんであんなに強いの?
全員元軍人なんじゃね?
>>339 デッドマンか
意識を持ったゾンビの話なら俺も好きだがな
奴も消えたと思うぞ?激しく叩かれてたからな
好きな作品が書かれるまで、俺も待つとしよう
>書くよ
終わりか?
誰か一人でも絶賛するくらいの作品を書いてくれ
叩かれても懲りずに最後までな!
次はパクりじゃなくてオリジナルで頼むわ!w
343 :
書くよ :2011/07/07(木) 10:55:16.13 ID:yw2Vk4wh0
>>342 誰もが絶賛する小説を書くために修行してるとこだよ。
まぁ、構想5年、撮影期間1年6ヶ月の大スペルタク何とかって奴だ。
主演はジョージルーカスにしようと思ってる。
デッドマンは大丈夫。
今まで話題すらならないデッドマンとか自演かよ()笑 何日もかけて釣れないのも痛いし()笑 誰にも相手にされないから自演でも始めたか? 冷やし中華でも始めてろよwwwww
ぶっちゃけ噛み付くキチガイがいるから 名前出しにくいだけで 俺もデッドマンは気に入ってる
>346 作家を誉めると、その作家はなぜか叩かれ出すね 俺もデッドマンは気に入ってるけど、不思議なくらいサッカーもデッドマンを絶賛してたね 何だかんだ言っても、デッドマンは人気があると思うよ
>>345 ひさびさの名無しバージョン456か?
そうでなくても456と大差ないか
456と言えば、何故かfoolさんは叩かないね あの荒しの二人が来ないと静か過ぎてスレが落ちそうになるw もうそろそろ、小説のレスが欲しいところだけど今日も無理そう もっと作家が増えればいいね
作者増えるとか残念だけど無理無理… 新しい作者は、片っ端から456が叩くもん
ウホッいい焦土! ってのが冗談でもなくなってきたな。 ま、焼野原は逆に言えば何書いてもいいんだから逆に都合がよくなったけどね。 震災に紛れて姿を消してから何も言わずに様子を見てたけど、結局何もしなくてもスレは焦土になったし。 あっちを見事に埋め立ててくれやがった例の荒らしはまだ潜んでそうだけどさ。ていうか絶対ここにいる。 でも、もうここまで来たら、このスレが荒れて埋め立てられても自然に落ちても運命変わらないよね? 私が書こうが書くまいが、それで荒れようが結局同じこと。 こうなるのを待っていた。 あそこまでやられた時点で、いつかきっとこうなるって確信できたからね。 せっかくだからゾンビ三国志の続きを書きたいところだけど、新しい作品をやるって言っちゃった以上それは守るよ。 ちょうど解消したくてたまらないストレスもあることだし。 という訳で、新しい作品は私のストレスの塊を思うままぶつけるよ! もし読者の中に病気の子供を持つ親とかいたら、即行で私のIDをNGにぶちこめ。 かわいくて性格のいい女キャラを望む者も今すぐ目をそらせ。 ナースを嫌いになりたくないナースフェチもNG推奨。 悪意と憎悪と侮蔑と愚鈍と嫉妬あふれる物語だよ! 主人公がかなり基地外だからあんまり感情移入しないように注意してね。 んじゃ、投下。
白衣の悪魔in死霊地獄 (1) 私は、やればできる女なんだ。 小さい頃からそう言われてきたし、これは間違いないと思う。 最近はこう言うと笑われたり怒られたりするけど、それは周りがこれに気づいていないだけ。 いつかきっと、私の才能に気づいてみんな私にひれ伏すんだ。 そして私をけなした奴らは、みんな地獄に落ちるんだ。 だって私は、できる女だもの。 以上が、夏希の信念である。 この揺るぎない信念をもって、夏希は今日も働く。 人を救う者として、白衣に身を包み、病める者に奉仕する。 これは夏希の昔からの夢だった。 だって、病める者たちは夏希に命を預けるも同然なんだから。 こんなにたくさんの命を握れるなんて、まさにできる女のやること。 今日もまた、私に命を預けている患者さんが、すがるような目で私を見上げて、恐れ多いみたいに口を開く。 「あ、あのう…この薬、大きくて飲みにくいんですけど…」 夏希の口角が、誇らしげに上がる。 そう、薬は夏希の得意分野だ。 夏希は患者から受け取った薬を一目見て、にっこり微笑んで説明した。 「このお薬は痛み止めですね。 痛みを抑えるために投与されていますので、痛みがなければ止めていただいても大丈夫です」 この瞬間が、夏希は一番好きだ。 自分の能力を最大限に発揮し、賛辞を贈られるにふさわしい瞬間。 夏希はきょとんとしている患者の前で得意げに薬の説明を終え、不要な薬を捨ててしまうべくナースステーションに向かった。 そして薬置き場を開け、不要な薬を捨てようとしたところで…横からいきなり大声が響いた。 「触らないで!!それはあなたの仕事じゃないでしょ!?」
(2) 夏希はぎくりとして手を止め、そろそろと振り向いた。 (チッ…またこいつだよ!) 夏希はいまいましげに舌打ちして、声の主をにらみつけた。 声の主もまた、病める者に奉仕する者として白衣に身を包んでいる。 しかし夏希の白衣とは違う、私服の上に羽織っている白衣だ。そうやって見せつけられることでますます、夏希は敵意を燃え立たせる。 「雪子…!!」 積年の恨みをこめて、その女の名を呼んだ。 心の荒れようを写すように、夏希の顔が般若に変わる。 しかしその女、雪子は、全く恐れる様子もなくはっきりと言い放つ。 「あのねえ、その薬はあの患者さんの命をつなぐ大事なものなの。 それに、不要になった薬は薬剤部に返す規則だよね? 薬を捨てるのは薬剤師、薬が要るかどうか判断するのは医師の仕事…あなたは看護師なんだから、それはやっちゃいけないよね?」 そう、夏希は看護師なのだ。 周りから、他の看護師たちの視線が刺さる。 みんなが私を軽蔑している。 なんで? ―あの女のせいだ!! 「いい、この薬は痛み止めじゃなくて、血液を固まりにくくする目的で使われているの。 あなたもあたしと一緒に、この薬の使い方は習ったよねえ? あなたちゃんとカルテ読んだ?医師からの指示はあった?読んでたらこんなことはしないし、指示もないはずだよね」 雪子は理路整然と、夏希を追い詰めていく。 しかも、周りはなぜか雪子の味方だ。 やっとのことで雪子が去ると、夏希の横で看護師長の君江が仁王立ちになっていた。
(3) 「いい加減になさい!! あなたには人の命を扱う自覚が…」 君江の一方的な説教を、夏希はうわの空で聞いていた。 心の中でやることは一つ、どうしてこうなったかを考えることだ。 だが、夏希の中ではもう結論が出ていた。 ―あの女が悪いんだ!! 本来なら、自分があの女の就いている職に就くはずだったのに。 あの女が余計なことをしなければ、今回だってきっとうまくいったのに。 あの女はいつも私の邪魔をする、あの女がいる限り自分は何をやってもうまくいかない、きっとそうに違いない。 なら、どうすればいいか。 (あの女が、何か不幸に巻き込まれていなくなればいい!!) 夏希は、憎き雪子に起こってほしいことを次々と思い浮かべた。 もし病院に強盗や殺人鬼が入り込んだら…あいつのところに誘導して殺してもらおう。 もし何かヤバい病気が発生したら…あいつが真っ先にかかって死ねばいい。 そうだ、最近気晴らしに見た怖い映画みたいに、ゾンビに食われて内臓グチャグチャに引きずり出されるのもいい。 黒い白昼夢は止めどなくあふれ出し、夏希の心に暗い満足感を与える。 たった今師長に叱られ続けているのに、夏希の口角は不気味に上がっていく。 「ちょっと、聞いてるの?古沢さん!?」 君江の苛立った声に、夏希は現実に引き戻された。 はっと見れば、君江はさっきよりむしろ怖い顔になっている。 (ヤバい…今はあの女より、こっちを何とかしなくちゃ) 夏希の背中に、冷や汗が流れた。 今、ちょうど良く何か起こってくれたらいいのにな、と思っている夏希の耳に、突如として聞きなれない放送音が飛び込んできた。 「緊急放送、緊急放送! 手の空いている職員の皆様は、至急、救急外来にお集まりください」
お帰りプリニーさん。
初心者にもよくわかる プリニー南へ【SP204】 =郭図 はこんな人 579 名前:郭図[sage] 投稿日:2010/09/06(月) 16:34:04 ID:I6BV+UO3 [3/3] さて、神戸の三国志祭まであと一ヶ月をきったところで… 私も殿への愛を布教すべく、コスプレ材料を買ってまいりました。 後はパレード参加申し込みと衣装作りでございますね! 小説はゾンビの方にまた変な荒らしが現れまして、 一時殺伐とした空気が流れましたが、どうにか持ちこたえて短編でつないでおります。 まだゾンビ三国志に戻れる雰囲気ではありませんが、私へのたたきが止んだことは安心です。 他の作家さんが「セイレーンを越える荒らし野郎」認定を受けてたたきを引き受けてくれてますし… ええ、自分がたたかれないのが一番です!どんな状況でも、それにつきますね。 え?性格が悪い?やだなあ、郭図(ワタシ)らしいと言ってくださいね♪ 積極的にコスプレをするホモ大好き腐女子
526 名前:郭図[sage] 投稿日:2010/07/18(日) 13:49:41 ID:4CaTHUMu [3/3] ああ、魏武帝廟の曹操像は私も見てきました。 あれは確かに力作ですね。曹操の知名度の威力を思い知らされます。 今年の三国志祭について調べましたら、やはり仮装行列があるそうでございます。 これから、間に合うように衣装を作らねばなりませんね! ゾンビのスレで明かしたように私は腐女子ですので、実は私、 これまでにもコスプレ衣装を自作したことがあるのですよ! 曹操や孔明に負けぬよう、精一杯殿への愛をアピールしたいと思います。 ↑ 空気読めずに気持ち悪い自分語り
595 名前:名無し曰く、[sage] 投稿日:2010/09/14(火) 00:19:49 ID:UbVWLWJ6 [1/2] 後、ずっと言おうかどうか迷っていたけど腐に関する話題はリアクションに困る。 そういう題材なら該当板でやって欲しいし、そうでないなら言わないで欲しい。 ↑ ついにやんわりと拒絶されるプリニー南へ
スレが伸びてると思ったらそうゆう事か おい、プリニー!!お前はデッドマンを罠に嵌めようとしたりしたくせに焦土とかおかしいだろ? 456もお前も同類だぞ! プリニーのストーカーもウザい!お前ら来るなよ!! 待ってる人の気にもなれよカスが!!
プリニーの人となりなんぞどうでもいい 続きを書いてくれ 楽しく読んでるよ デッドマンや他の作者さんもよろしく 456は専用スレで
おいプリニ、ここはゾンビ小説のスレだぞ。
362 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/12(火) 23:46:13.00 ID:Kn2vM0/3O
プリニーお前の言動言い訳ばっかりでムカつく 〜〜だから自分はこうするけどしょうがないみたいな風に他人のせいにするなよ お前の過去の逸脱しすぎた行為で嫌ってる人も何人もいるんだからここに現れるな どうしても小説書きたきゃ自分でスレ立ててそこでやれ
363 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/12(火) 23:56:58.24 ID:Kn2vM0/3O
あとさ、その作家気取りいい加減にやめろよ 他の作者は、読んでくれた人、楽しんでくれた人って表現してるのにお前だけは、読者って言ったり何故か上から目線なんだよな そういう風にプライドが高いから謙虚になれなくて言い訳ばっかりになるし嫌われるんだよ
まー、ここは読者も好き勝手叩くわけだし、書きてだけ謙虚になれってのもな ここはフリーの掲示板、読みて書きてに上下はないだろう お互いクールにいこうぜ
365 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/13(水) 00:22:47.95 ID:3X2zlNVn0
うるせー 評論家は消えろ 管理人はちゃんと仕事しろよ 作家さまは書いてくれよ サッカーは好きにしていいよ
>>351 お前が何を思おうが勝手だけど、このレスは行き過ぎだろ?
小説を書くのに必要なのか?
個人的には誰が何を書こうが構わないと思ってたけど、
これはこのスレを楽しんでる人達をバカにし過ぎてる
ちらほらデッドマンの名前が出てきてるけど、
デッドマンも小説を投下する前にスルー推奨とか書いてるな
スルー推奨とか書くから余計に叩かれるんじゃね?
読み手は嫌いな書き手は黙ってスルーしてりゃいいし、
書き手もいちいち気にし過ぎだと思う
わざわざ煽る様なレスは必要ないって、プリニーもいい加減に学べよ
過去スレ読んでみたけど、前は書き手同士で称え合ったり 今よりも雰囲気が良かったみたいだな いまの書き手の人達は、他の書き手をどう思ってるんだろうか? 456は別としての話だけど、書き手同士で上手くやれれば スレの雰囲気も良くなって新しい書き手も現れやすくなるだろうに
デッドマンは他の作家さんにも乙するし、凄く感じが良い。
>>366 そこまで噛みつくほどの事書いてるか?
末尾からみて同じ人だよね?
落ち着け落ち着け
>>369 誰と勘違いをしてるのか分からないけど、プリニーや
他の書き手の人にレスするのは始めてなんだけどさ
個人的に思ったのはスレが荒れるのを待ってたとか、
荒れたり落ちそうなスレなら、何しても構わないだろ?
みたいな無責任なレスは止めろと言いたかっただけだよ
俺以外にも、作品をまってる人がいるんだぜ?
勝手な判断で荒らしたりしないで欲しいだけだよ
はいはい、456君お疲れー
>>370 ああ、前日にもレスした人だよね?て意味だよ
だから落ち着きなさいって
>>372 それなら俺じゃないよ
個人的には書き手の人には感謝してるつもりだよ
誤解される様なレスをして悪かった
またロム専に戻るから、スレ汚してすまなかったね
久々にスレ覗いたが 俺の影響力大きすぎワロスwwww
自演下手すぎ
影響力とか言えちゃうところに感性のズレっていうか、小物っぷりが表れているなw まぁ文章力で勝てないなら、別のとこで張り合うしかないわなぁww
377 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/13(水) 20:54:20.05 ID:VibqXqpp0
いいから小説を載せろよ、いや、載せてください。 456もプリニーもとにかく書け、書いてください。 文章力ゼロの評論家気どりは放射能で死んでゾンビになってしまえ
>デッドマン、田中、さとる お前ら、間隔が開きすぎだよ 小説じゃなくて雑談でもいいから、たまにはスレに来いよ てか、お前ら雑談とかスレでしねーだろW 荒れたり寂れるくらいなら、作家と雑談とかありじゃね?w スレ的にダメ出し食らいそうかな?お前ら、どうよ?
そういうのは、感想スレみたいなところでやった方が無難かと。 作品のようなモノを一度書き込めば、作者と自称して荒らすのも認めるって事になりかねない。 サッカーが小躍りしてやって来るぜ。 あと、作品の内容に触れると評論家って言い出す外野もいるだろうし、荒れるだけ。 最初から雑談ありじゃなくても、必要なら自然に書き込まれるでしょう。 それより、評価や批判の方法を5つ星方式とか、10点満点方式にするとかの方が、作者さんやスレ的には良いかもしれない。 細かな指摘を望むかは、作者さん次第で。
>>374 なにほとぼり冷めてから来てんの
予想通り過ぎて雑魚過ぎるわ
知らんがな…
ageてまでみんなの反応をうかがったりして、なんだか憐れだな 結果的にみんな無反応だったな 456、さよなら
>>351 荒ぶる書き込みにどう反応してよいか分からず、レスが遅くなりました。
投下、おつです。
しかし、お気に入りのスレが消された無念は、些少ですがお察しします。
知っていれば落とさせなかったのに……と、私も残念に思っていました。
で、プリニーさんが埋め立てられたって言うスレは、どんな終わり方をしたのか気になります。
専プラを持っていないので、できればテキストドキュメントで、どこかにうpして頂けませんでしょうか?
スレが伸びてるから、もしや!と思いきや週末もダメかorz 残念だけど、プリニーには乙ってとこか?
まぁ、残念だわな
新人が来るたびに自分たちで追い返しておいて
456が追い出したって妄想してるんだろ…
わらえるを通り越してちょっと呆れるわ
>>382 ずっとageてるし、めっちゃ反応あるんっすけど^^;
まぁ、別に煽りや荒らしでこのスレきたわけじゃなくて また新しい奴置いていこうかな ここいなかった間は別の板で投稿してたが まぁ、まずまずの反応だったよ^^b
>>386 新作に期待してます。
荒らしに負けないで下さい
またお決まりの自演か このスレに来る前に病院に池沼 もうガチで来なくていいよ ^^
まぁ自演かどうかは分からないけどな。 応援してるフリをする事で、その反応を見たいだけなのかもしれんし。 もしかしたら、ひょっとして、可能性としては低いけど、本当に期待してる奇特な人かもしれない。 いずれにせよ、誰が荒らしかを分かっていないという事は判断力に乏しい人ということであり、そんな人が期待するならそれは……あとは分かるな?
あれ?意外と普通のレスばっかで例の巨大AAとエロ長文がない… 新しい一日スレにも一枚貼られていたから、これだけ煽れば出てくると思ったんだけど… もしかして、とっくに規制されたん? 356-358が奴のような気もするけど、これぐらいなら351を見れば他の人でもやりそうだし。 奴が規制されたor危険を感じて埋め立てコピペをやめたっていうなら話は早いんだけど。 埋め立てしなくなったなら、もうあんまり脅威にならないし。 以前貼られたレスをもう一度貼られても、このスレにいる人たちはみんなすでに知ってることだから。 とりあえず安全って判断していいのかな、この結果は。 奴以外の住民の方々には、驚かせてしまって申し訳なかったと思います。 でも、埋め立てによる最悪な終わりを避けるためにハントは必要だと思ったからやりました。 これからもしっかり忍法帖レベルを上つつ小説を投下したいと思います。 んじゃ続き投下!
白衣の悪魔in死霊地獄 (4) それは、緊急時にかかる呼び出しだった。 病院で何か非常事態が起こると、それに対応するために手の空いている職員を呼び出す目的でこの放送が入る。 確か、夏希がこの病院に勤め始めてから一度も聞いていないはずだ。 それが、こんなタイミングよくかかるなんて…。 (キター!!) 夏希は心の中で小躍りして喜んだ。 とにかくこれで、この説教から抜けることはできる。 夏希はできるだけ神妙な顔になって、おずおずと口を開いた。 「あのぉ…師長、行ってもよろしいでしょうか? こんな放送かかるなんて、説教とかしてる場合じゃないですよ、きっと」 いかにも都合のいい物言いに、一瞬君江の顔が鬼になる。 しかし、口を開いて怒鳴りかけたところで君江はふと動きを止め、難しい顔をして何かを考え始めた。 (どうかな、いけるかな?) やきもきしている夏希の前で、君江は一つ大きなため息をついた。 「分かったわ、行ってらっしゃい。 現場の足だけは引っ張るんじゃないわよ!」 君江の許可をもらうと、夏希はすぐさま病棟を飛び出した。 事情はどうであれ、解放された喜びで一杯だった。 脱兎のごとく去っていく夏希を、君江は渋い顔で見送っていた。 「全く、なんであんなのが採用されてきたのかしら?」 君江は夏希を許したわけではない。 ただ、夏希を叱りつけた後機嫌が悪いまま働かせて多大な被害が出るよりは、いっそサボらせたほうがマシと判断したのだ。 要するに、あきらめたのだ。 あれで態度を改めないなら、もう解雇してしまった方がいい。 あれよりマシな代わりなんて、いくらでもいるのだから。 それがこの病院での、夏希の評価だった。
(5) 病棟を出た夏希は、とりあえず救急外来に向かうことにした。 そこで何かやろうとは思わない。 ただ、呼び出されて行ったのにそこにいなかったと知られれば、後でまた何を言われるか分かったものではない。 (しょうがない、ちょっとだけ顔出しとくか) 顔を見せ、そこでこんなに手はいらないよと言われるのがベストだ。 後はどこかで、適当にサボっていればいい。 夏希はそう決めると、嫌がる足を引きずるように歩いていった。 救急外来は、夏希の予想に反して大騒ぎになっていた。 大勢の職員が集まり、何やら片づけに追われている。 床には、殺人現場かと思うほどの血痕がぶちまけられていた。 「ちょ…何があったの、これ?」 夏希が聞くと、近くにいた医療事務のおばさんが答えた。 「大けがをした患者さんが運ばれてきてね、もう救急車の中で心肺停止になってたから、蘇生できそうか川岸先生が診ようとしたのよ。 そうしたら、いきなりその患者さんが先生に噛みついたの! しかも首よ、それでこの大出血。 先生、すぐ緊急手術のために運ばれて行ったわ」 「マジですか…」 さすがの夏希も、開いた口が塞がらなかった。 そうしてぼうっ立っていると、すぐに外来の看護師が声をかけてきた。 「ほら早く片づけを手伝って。 こんな血だらけで次の患者さんを迎える訳にいかないでしょ、もうすぐ次の患者さんが到着する予定なんだから」 これではサボる訳にもいかず、夏希はしぶしぶペーパータオルを持って血をふき取り始めた。
(6) 外来の看護師から手渡されたビニールの手袋をはめ、マスクで口と鼻を覆う。 夏希はいい加減な性格だが、唯一感染防御にだけは気を遣っていた。 理由は簡単、自分が病気になりたくないからである。 (ったく、きちんと薬剤師になれてりゃ、こんな汚いことしなくて済んだのに…! こんなもん直に触って変なモンに感染するなんて、冗談じゃない) そもそも、夏希は看護師になりたかった訳ではない。 理由は、キツくて汚くて危険だからだ。 だから夏希は医療職に就きたいとは思っていたが、当初は看護師ではなくもっと別の職業を目指していた。 薬剤師である。 夏希の脳裏に、さっきの雪子の姿が蘇る。 きれいな白衣を私服の上に羽織り、キレイな薬を触っていればいい薬剤師…。 (あーもう、アイツにも一回この血まみれを味わわせてやりたい!) 目の前の赤い色が、ますます怒りを燃え立たせる。 床の血をふき取りながら、夏希はますます雪子への怒りを加速させていった。 「あのぉ、夏さーん? 顔が怖いですよう」 突然、一緒に血を拭いていた別の看護師が声をかけてきた。 顔を上げて声の主を一目見て、夏希はほっとため息をついた。 「なんだ、涼ちゃんかぁ…」 この女は憎い女ではない。 この平涼子という女は外来の看護師で、病院内の評価的には夏希と同じくらいひどい人物である。 何が悪いかというと、この女は感染防御を全くといっていいほど理解していないのだ。 汚物を怖がらないといえば聞こえはいいが、本質はただの無関心と自堕落で、血でも膿でもそれを触った手で口の周りを触ったりするのだ。 今もまた、涼子は腕に飛び散った血を舌で舐めているのだ。
>>391 何はともあれ投下お疲れ
あとはあんまし絡むような前置きは無くしたほうがいいんでないかい?
レスしてないだけで、読んでるにんげんは多いと思うぞ
397 :
383 :2011/07/18(月) 23:19:15.68 ID:j8JOFjzz0
プリニーさん、ありがとうございました。 このスレとは違う荒らされ方だったみたいですね。 余計なことを書いて荒らしへの挑発になってはいけないので、とりあえずお礼のレスだけにしておきます。
ハントとか忍法帳レベルとか意味分からん 自分の事ばっかだな、このスレを私物と勘違いすんなよ 荒らしに粘着してどうすんだ? スルーし続けるのが一番じゃないか? スレも需要があれば立ち続けるだろ?ここみたいになw 取りあえず、プリニー乙かな?
それから書き手の人、新規を問わず頼むわ foolはシリアス系待ちかなw デッドマンは吉良以外で待ってるぞ!w 456、お前は自スレでな!ww
ものすごい456臭が
確かに騒ぎ立てるより、スルーしていた方がひょっこり現れる可能性はありますね。
ならば、静かに小説を投下しつつひたすら待つ方向に切り替えましょう。
>>82 これが真実ならば、ほとぼりが冷めればいずれまた現れるでしょうから。
何にせよ、失ったものが簡単に元に戻ることなんかない。
悪夢行を楽しみに読んでくださった方々とかね。
では、その方針に従って小説でレスを進めましょう。
早く「忘れた頃」になるように。
白衣の悪魔in死霊地獄 (7) 「やめなよ涼子、それマジで汚いって」 夏希が注意しても、涼子はまるで馬の耳に念仏だ。 「ええー大丈夫だってぇ、だって今までも大丈夫だったし。 大丈夫じゃなくてもその分お休みもらえるしぃ、まーあ死にゃしないでしょ」 この答えに、夏希は心底あきれかえった。 以前誰かが、夏希と涼子はどちらもひどいが強いて言えば涼子を側に置きたくないと言っていたが、全くその通りだ。 夏希には重要な仕事を与えなければ害は少ないが、涼子にべたべたされると命がいくつあっても足りない。 つまり、夏希にとって涼子は安心できる存在なのだ。 自分より、もっとひどい人間がいるという意味で。 そういう感情もあって、夏希は涼子とぬるい友情を築いてきた。 お互い、こいつは自分より下だと自信を持てるから。 だが、今日ばかりは涼子にあまり近づきたくなかった。 こんな床に飛び散った後の血を舐めるような女には。 「はいはい、手を止めないの。 もう次の救急車が到着するから!」 外来の看護師が、二人のぬるい時間に水を差してくる。 そう言っている間に、外から車のエンジン音が聞こえてくる。 「患者さんは複数いるから、急いでストレッチャーを持ってきて。あと、各病棟にどのくらい空きがあるか聞いて。 あ、古沢さんと平さんはそのまま清掃を続けなさい」 やっぱり、自分たちは簡単な仕事しかやらせてもらえないようだ。 しかし、夏希はそのことに安堵してもいた。 床の掃除だけなら、これ以上こっぴどく叱られることはないだろう。だらだらと時間を引き延ばして、今日はそれで終わってしまえるかもしれない。 そもそも、夏希は元からサボるつもりでここに来たのだ。 (汚れるのは嫌だけど、このくらいならよしとしておくか…) 今までにない異常事態を前にしても、夏希はまだそのくらいに思っていた。
(8) 外から聞こえてくるエンジン音が、だんだん近づいてくる。 なかなか緩まないスピードに気づいて、夏希がはっと顔を上げた瞬間… ガゴン!! 外から響く鈍い音とともに、辺りの地面が軽く揺れた。 「うひゃっ!」 目の前で、涼子が小さな悲鳴を上げて尻餅をつく。 外が急に騒がしくなり、周りにいた職員たちが次々と外に飛び出していく。そして外に出るなり、「うわぁ」と驚いたような声を上げる。 予想外のできごとに、夏希も思わず外の方を凝視した。 おかしい、いつもはこの位置からでも救急車が見えるはずなのに。 じゃあ、見えないところで救急車はどうなっているのか? 周りに無関心な涼子もさすがに気になったらしく、顔を上げて聞いてきた。 「夏さん、見に行きます?」 「そりゃ…これで見に行かない方が無理っしょ」 二人は互いの顔を見合わせて、立ち上がった。 自分らの仕事に関係ないとはいえ、変わったことが起きれば見たくなるのが人情だ。それにこれは状況確認なんだから、サボりとは言わない。 むしろこれがきっかけで、もっと他の職員の気が紛れてくれたら…。 それこそ、自分たちを叱るひまなどないくらいに。 その予想は、ある意味で間違っていなかった。 確かに夏希も涼子も、これより後は滅多なことでは叱られなくなるだろう。そういう意味では、これは彼女たちにとって幸運といえるかもしれない。 たとえそれが人類全体にとって類稀な不幸でも、彼女たちにそんな事は関係ない。 彼女たちはただ、この退屈で不機嫌な日常が終わることを心から望んでいたのだから。
(9) 外に出ると、すでに救急車の周りには人だかりができていた。 救急車はいつもの場所を大きく外れて、斜めに停車している。 よく見ると、車の前面は病院の壁にぶつかって潰れていた。 「これはひどい」 涼子が、どこかの掲示板でよく聞くフレーズをつぶやく。 だが、夏希もこの状況にはぴったりな言葉だと思った。命が危ない人を病院に運ぶ車が事故を起こして病院を壊すとは…全くもって、これはひどい。 こんな事故を起こす人間と比べたら、自分なんかましな方だろう…夏希はそう思ってクスリと笑った。 そうしている間に、運転席のドアが開いて事故を起こした張本人が出てくる。 その姿を見たとたん、夏希の笑みはぴたりと途絶えた。 運転手は、血だるまで座席からずり落ちるように出てきた。 事故を起こしたのだから、けがをするのは当然かもしれないが…事故はそんなに大きくないしエアバッグも作動しているのに、こんなに全身が血まみれになるものだろうか。 それに気づいたとたん、夏希の胸に暗雲が広がり始めた。 (何これ?一体何が起こってんの?) 変化があるのは楽しいことだ。 しかし、さっきからおかしな事が起こりすぎてはいないか。 この調子で、何かとんでもないことが起こるのではなかろうか。 そんな不安が胸をよぎった。 他の看護師たちが瀕死の運転手に駆け寄り、呼びかけている。 それをぼんやり眺めながら、夏希はふと救急車の後部の窓に目をやった。 窓に、ステンドグラスのような赤い色と模様がついている。 本来ないはずの色…じゃあ、あの赤い色は何の色?救急車の内側から窓を赤く染めているのは、何? しかし次の瞬間、夏希の思考は耳を貫く悲鳴にかき消されていた。
(10) 「きゃあああ!!!」 白昼の晴天に、鋭い悲鳴が響き渡る。 夏希は一瞬耳を塞いで目をつぶったが、すぐに我に返って悲鳴のした方を見た。 そこは、ついさっきまで目をやっていた救急車の運転席…数人の看護師が運転手の状態を見ていたはずだ。 ふいに人のダンゴの中から、一本の腕が振り出された。 鮮やかに赤い血をほとばしらせる、白衣の腕…これは看護師の腕だ。 (どうして看護師がけがを?) そう思っているうちに、二回目の悲鳴が上がる。 「やめてえぇ!!」 次の瞬間、運転手の体が突き飛ばされてアスファルトに転がった。 血だらけの患者が、白衣の奉仕者によって放り出され、体を地面に打ち付ける…まともな病院ならあってはならない事態だ。 (患者への暴力、か…次に解雇されるのは、私じゃなくてあいつらね!) そう思ったのもつかの間、夏希はその考えが誤っていたことを思い知らされた。 地面に転がされた運転手はむくりと起き上がり、他の看護師がためらいながら差し出した手を取り…指を食いちぎったではないか。 悲鳴と鮮血がまき散らされ、辺りは混乱の渦に包まれる。 その光景を見たとたん、夏希の背中にどっと冷や汗が吹き出した。 (ここにいたら危ない!!) 己の危機にだけは敏感な夏希の本能が、そう告げている。 一瞬の判断で、夏希は病院の中に身を翻した。 「ひ、人を呼んできます!」 引き止められないようしっかりと言い訳を残して、夏希は一目散に逃げ出した。 涼子はその場で少しうろたえていたが、やはり逃げることにした。 救急車の後ろの扉が開いて出てきた、体が大破したけが人と血まみれの救急隊員が…周りにいた看護師たちを手当たり次第噛み始めたのだ。 (ヤバい、こいつらマジでヤバい…!) これまた一瞬の判断で、涼子も脱兎のごとく夏希の後を追った。
406 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/20(水) 22:13:57.94 ID:armfWtHXO
●どもども\(^_^ )( ^_^)/
407 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/20(水) 22:16:19.86 ID:armfWtHXO
なんかさ、ずっと前から巻き添えで規制くらっちゃってさ、 一体どこのバカが荒らしてんだよ
408 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/20(水) 22:19:38.01 ID:armfWtHXO
◆プリプリがオレのこと 疑ってるみたいだから来ました携帯でo(^∇^o)(o^∇^)o
409 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/20(水) 22:23:08.42 ID:armfWtHXO
(><)言っとくけどプリプリのことごちゃごちゃ書いてるの オレじゃないよ そりゃ最初のころはいじめたけどさ(笑) 昔から言ってただろ オレはいつまでも根に持つ人は嫌いなの!
410 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/20(水) 22:25:34.63 ID:GPKL/Kr50
いいからサッカーはゾンビの話をしろよ書けよ タイトルはPK・オブ・ザ・デッド いますぐはじめろ
411 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/20(水) 22:25:56.84 ID:armfWtHXO
>>82 に書いてあるのも単なるオレ憎しでかいた妄想だろ(`へ´)
プリプリは簡単に人に踊らされるなよ
412 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/20(水) 22:29:48.65 ID:GPKL/Kr50
プリニーは夏コミに出場するなら、それをほのめかす暗号をいれてくれ かきためたゾンビ小説があるなら出せ、買いに行く ゾンビ三国志もいいが、腐女子趣味にはついていけんので勘弁な あとおまえ女なのにいつも女の造形ひどいよな、女きらいなのか
413 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/20(水) 22:30:32.23 ID:armfWtHXO
●プリプリは まずそのへの字口をやめなさい
そして 恋愛をしなさい
つまらないことなんてスルーできるようになるから(*^□^*)
>>410 ごめんね
ゾンビの話もそのうちしま〜す
414 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/20(水) 22:34:11.48 ID:armfWtHXO
◆プリプリもなでしこを見習えって(^ε^)-☆Chu!! 一つのことに正面から正々堂々ぶつかって あんなに輝いてるんだぞ 小細工ばっかりしてても人生つまんないだろ
415 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/20(水) 22:38:14.88 ID:armfWtHXO
それにしてもなでしこ 感動したよ 決勝は彼女の部屋で見たんだわ 前の夜寝る前に 夜中起きてサッカー見るって彼女に言ったらさ、 彼女も自分もいっしょに見るから起こしてって言われたわ 彼女サッカー興味ないのにな(笑)
416 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/20(水) 22:41:21.94 ID:GPKL/Kr50
なでしこが優勝したのでどうしてもサッカーに甘くなってしまうな でもプリニーを挑発するのはイクナイ サッカーのゾンビ話まってるぞ
417 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/20(水) 22:42:32.28 ID:armfWtHXO
そんで夜中起きてごそごそしてたら 起こしてないのに彼女も起きてきていっしょに見たんだわ いっしょにW杯優勝の瞬間見れてすげーよかったよ 彼女もマジで感動してたわ(笑)
サッカーか?お前、ちゃんと答えろよ 何でこのスレに来るんだよ? 他の人が言ってたけど、456にはレスしないのな デッドマンを誉めてるのはカモフラージュで本当は456なんじゃないのか? それともお前がデッドマンなのか? 456もいるなら出てこいよ、疑いを晴らすチャンスだぞ
419 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/20(水) 23:34:50.88 ID:GPKL/Kr50
>>418 >>カモフラージュで本当は456なんじゃないのか? それともお前がデッドマンなのか? 456もいるなら出てこいよ、疑いを晴らすチャンスだぞ
「自分以外の人間はみな他人をだしぬいて生き延びようとしている」「自分以外はみんな隠れ感染者なんじゃないか」というゾンビ映画の大前提そのまんまですな
でも疑心暗鬼は死亡フラグでもある
お気をつけて
420 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/20(水) 23:40:48.99 ID:armfWtHXO
書き込めなくなった
>>418 でたなオレのストーカー(笑)
相変わらず反応早いな(笑)
421 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/20(水) 23:43:33.98 ID:armfWtHXO
>>418 このスレに来る理由はゾンビが好きだからに決まってるだろ(・∀・)ノ
(^O^)なでしこ
422 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/20(水) 23:47:34.50 ID:armfWtHXO
マジでなでしこ国民的英雄だよなo(^-^)o これを見てサッカー始める子供が増えるといいよな
いや、俺は例のストーカーじゃないんだけどさ サッカーにレスるのも始めてだよ 疑心暗鬼と言われるとそうかも知れないなw なあサッカー、答えてくれよ 別にお前を嫌ってるつもりはないよ
424 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/20(水) 23:51:30.01 ID:armfWtHXO
他人を嫉妬しない 怒らない 心を整えて健康体に! 他人によい行いをしましょう
425 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/20(水) 23:54:26.35 ID:armfWtHXO
>>423 オレは456でもデッドマンでもないって(笑)
そっか、分かったよ じゃあ、何でデッドマンだけ誉めるのさ? あと、もう一つ教えて 俺は去年からの新参だからいまいち分からないんだけど、何でプリニーと揉めてんの? お互いスルーでいくないか?
427 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/21(木) 00:18:33.15 ID:3ArtwdBBO
>>426 デッドマンの小説が面白いから
何でプリニーと揉めてるんだっけな(笑)?
確かオレとプリニーが同一人物じゃないかと疑われたときにプリニーがふぁびょってオレのことアク禁にしようとしたからかな
でもオレ最近はプリニーのことスルーしてただろ
プリニーは周りに敵作り過ぎなんだよ
428 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/21(木) 00:28:39.72 ID:3ArtwdBBO
携帯で長文大変だな(笑) 心を整えよう 小さい事に捉われない心を養おう プリニーには本当に強くなって欲しい よろしくお願いします
>>427 面白いかは人それぞれだからね
俺が来た時は吉良の話の途中からだから、意味が分からないってのもあるw
でも、ゾンビが主人公の話は好きかなw
プリニーって人の話は百人一首しか知らないけど、
敵を作りそうなレスをしてるから何となく分かるかも
もしかして、サッカーって古参?昔からこんな感じで書き手は間隔を明けてんの?
430 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/21(木) 00:40:51.24 ID:3ArtwdBBO
>>429 書き手の人は結構間隔開ける人が多いかな
書き手の人も忙しいんじゃないかな
>>430 以外に真面目な人でビックリしたw
そっか、書き手が消えたわけじゃないならまた待ってみるよ
朝早いから寝るわ、いろいろありがとね
432 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/21(木) 00:55:20.95 ID:3ArtwdBBO
>>431 こちらこそありがとうございますm(__)m
寝ます で!は!
433 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/21(木) 01:11:06.50 ID:j1BenNAs0
2chでカキコで会話して 誤解のあとで和解・・・ こんな展開を久しぶりに見たように思う俺は古参なのか中二なのか・・・ そろそろ「456」か「デッドマン」か「プリニー南へ」が続き書いてくれないかな おれは3人とも面白いと思うが ゾンビ小説としてはむしろデッドマンのほうが好き嫌いが分かれる気がする 456とプリニーはふつうにうまい ラノベで本出せるレベルだと思う むかしむかしの「はずかしいけれど」や、それを継承しおお化けさせた「タミフル」とかも ラノベでヒット出しそうなくらいの才能だと思ったが
>>417 お前は小者臭がひどくてダメだ
456といい、なにほとぼりが冷めてから現れてんだよ
皆の予想通りの登場じゃないか
煽り耐性も無いし、もうお前はいらん
一読者として今までの(これからの)書き手の方達全員にお願いなのですが、 せめて生存報告だけでもして頂けたらうれしいです。 数年前から本当にいつも楽しみにしているのでこのまま終わっちゃうととても残念です。 普段は普通にROMってるだけなのですが、自分のように純粋に楽しみにしている 読み手も沢山いると思うので是非ともご考慮ください。 お願いします。
436 :
fool :2011/07/21(木) 21:51:17.45 ID:J4o40uAcP
>399 >foolはシリアス系待ちかなw どうしてもシリアスなのを書かせたいみたいだね。 一応、過去にシリアスなのも投下してるんだけどね。 長編じゃないけど。 長編はなー。 実はショートストーリーより長編の方が書くの簡単なんだけど、 とにかく手間がかかるんだよ。
437 :
もしAKBの人気アイドルがボイルの「 28週後...」に生きたら :2011/07/22(金) 18:21:31.00 ID:uxcAINgO0
先を越されたか
気違いが自ら宣伝にきたかw オカ板で一個IDを晒したなw 残りはあと一個かな? どうりで溢れたスレが伸びねぇわけだなw そこまでして小説スレがいいのかねぇ? 文体くらい変えろよ、池沼www
今週も不発か・・・ 書き手はfool以外、まさかの全滅か?
なんだかんだ言って、プリニーに頑張って投下して欲しいぜ
デッドマンの小説の続きを読みたいんだけど、この糞スレに投下してほしいと願うのは間違いだよな。 小説のホームページ作って小説を掲載してもらえたら嬉しいんだけど、無理かな? foolの短編集もいっぱい読みたいけど、長編も読んでみたい。 456は、内容と性格はともかく、キチンと完結まで続けてくれるから良い。まぁ自スレから出て来ないでくれるのが一番なんだけどね。 サッカー君も根気あるんだから小説に挑戦してみたら良いのに。 アンチが多いからボロクソに叩かれるのは目に見えてるけど、意外と面白いの書いてくれそうな気がする。 俺は何度も書いてみてるんだが、途中まで書いては気に入らなくなって始めから書き直しってのを繰り返してるw そのうち投下出きる様になりたい。
443 :
AKB of the Living Dead :2011/07/23(土) 04:23:50.09 ID:rneVfkbm0
456みたいな奴がいるんだな。 まぁコッチに来ないなら問題無いね。
445 :
AKB of the Living Dead :2011/07/23(土) 05:18:54.76 ID:rneVfkbm0
456って?
446 :
AKB of the Living Dead :2011/07/23(土) 07:19:57.92 ID:rneVfkbm0
>>442 糞スレとか言うなよ!
その糞スレにいるお前も俺も糞なんだぜ?
あとは同意だけどねww
間隔が開くのは仕方ないとしても、開きすぎると展開を忘れちゃうのなw
デッドマンって吉良の話は長いの?
短編って何作くらいあるのかな?
>>447 前スレでのwiki管理人とのやり取りによると
名無し時代の作品もあるみたいだからfool本人しかわからない
>>448 なるほど
デッドマンの短編もかな?
今日も不発だな
このスレの連中は、難しい小説を見ると ファビョるからな
プリニーとfoolは読みやすい文章だから人気もある。 デッドマンは小難しい文章だから嫌われる。 456は文章力と人格に問題があるから叩かれる。 そして誰も書き手がいなくなった。 新しい書き手が出て来たら、この流れを変えなければダメって事だね。
プリニーは人気ないと思う foolは知らん
453 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/24(日) 21:48:51.82 ID:06mrwLCR0
俺はプリニー好きだけどな 腐趣味を出さない限り、すぐれたストーリーテラーだと思うよ あと、エキセントリックな女はきらいじゃないw
まぁ、荒らしに反応し過ぎてるから、今はプリニーさんの人気も下火かな。 でも作品には期待してる俺ガイル。
>>453 プリニーさんの作品から、腐趣味なんて読み取れるの?
個人的には現存する(?)書き手の人は、みんなこのスレから消えつつあると思う。
この流れから行くと、次スレは必要ないだろうね・・・
456 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/24(日) 22:33:38.25 ID:06mrwLCR0
>>455 >>プリニーさんの作品から、腐趣味なんて読み取れるの?
「ゾンビ・オブ・ザ・官渡」を読め
傑作であり、怪作。
短歌シリーズとゾンビ三国志は腐趣味は出てると思う
正統派SF作品(デッド・サンライズ)には腐臭は無い
457 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/24(日) 23:36:54.74 ID:R5nP4PgwO
●どもども(≧ω≦) やべっちFCはじまったな
458 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/24(日) 23:38:46.34 ID:R5nP4PgwO
今日は90分拡大スペシャルでーす(笑)
459 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/24(日) 23:41:33.80 ID:R5nP4PgwO
やべっち27時間テレビで走ったあとそのままやるのかよ(笑) それにしても前田アナかわいいな(笑)
460 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/24(日) 23:44:52.15 ID:R5nP4PgwO
今日は彼女と町ブラブラしてまひた 暑かったー(笑)
461 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/24(日) 23:51:03.48 ID:R5nP4PgwO
街中でさ ソフトクリームをくったのよ(笑) これが、また、うまいのなんのって(笑) 市販のと全然違うのな。
462 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/24(日) 23:53:49.04 ID:R5nP4PgwO
なでしこ雰囲気いいなー
よ!サッカー君
464 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/25(月) 00:09:44.17 ID:CIdV7b04O
● 話もどるけど 値段も100円以下のソフトクリームを食べたのよ(笑) 売ってたから。それがなんの すげーうまいのよね。 なんか、癖になりそうな味しててさー。 もう、アイスクリームとか甘党の夏を満喫してるんだわ(笑) みんなもスパイシーな物食べるより、甘党になりませんか? 性格もまったりしてきて、ちょっとくらいのことで怒らなくなりますよ。
465 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/25(月) 00:13:45.80 ID:CIdV7b04O
やべっちなでしこ 終わりました。 いい話だったなー。
466 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/25(月) 00:22:27.36 ID:CIdV7b04O
ドルトムントはシャヒンの穴大きいな
467 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/25(月) 00:27:42.89 ID:CIdV7b04O
◆なんかこの時間穏やかで心地いいな。
468 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/25(月) 00:57:39.53 ID:CIdV7b04O
やべっちFC終わりました いつも90分だといいのにな! このあと長友だけど限界まで見ようかな
469 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/25(月) 01:20:30.06 ID:CIdV7b04O
親善試合にしては当たりキツいな ところでさ、今日でアナログテレビ終了だったんだよな 今までありがとう! さよーなら(^O^)/ あー歴史が終わったな
470 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/25(月) 01:23:16.84 ID:CIdV7b04O
オレテレビとか買ってないのにテレビ映ってるんだよな いつの間にかデジアナ変換されてたみたいだ テレビ映らなくなっても、それはそれでいいかーって感じだったのにな!
471 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/25(月) 01:25:21.72 ID:CIdV7b04O
なんか眠いの限界だわ(笑)
472 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/25(月) 01:26:12.70 ID:CIdV7b04O
寝ます で!は!(笑)
473 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/25(月) 01:30:35.44 ID:1v9kMIsMO
マモノっていうバンドにゾンビって曲があるよ オススメ
474 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/25(月) 01:57:31.48 ID:6WbLmP+QO
大分出身の菊池!人の悪口ばかり言うな!O型!
>>472 ようニワカ
なに様子見計らって登場してんだ?荒らしのくせに
>>412 この作品に魅力的ないい女を期待しないでください。
自分は女全体が嫌いではありませんが、とてつもなく嫌いな女がいてそれに対するストレスを小説に変換していますので。
これを投下する最初に、ストレスの塊を投下すると前置きしてあるはずです。
以前NG推奨などと書かない方が良いと言われましたが、この内容ではどうしても気分が悪くなる人は出るでしょう。
この作品に登場する数多のダメ女に対しては、「痛いヤツ」として失笑していただければ幸いです。
白衣の悪魔in死霊地獄 (11) 勢いで病院内に飛び込んだものの、夏希はどうしていいか分からなかった。 足を向けるべき方向も分からないまま、さっきのおぞましい光景ばかりが脳内を駆け巡っている。 血まみれの人間が、人間に噛みつく光景…夏希はそれを見たことがある。 ただし、現実ではなくスクリーンの中でだ。 (何これ、何これ…これじゃまるで…!) 血まみれの死体が、人間に噛みついて肉を食べる映像…映画の中の話だ。 夏希がストレス解消で見に行くホラー映画の中に、それはあった。 (でも、今、目の前で…これって現実だよねえ!?) しかし今夏希は映画を見ているのではなく、病院で働いているのだ。自分はその辺りの区別がつかない人間ではないと、夏希は思う。 ならば、この現象はどう説明すればいいのか。 (現実に、現れたんだ…理性をなくして人を食うあいつが…) 夏希は自分に言い聞かせるように、口の中でそいつの俗称をつぶやいた。 「ゾンビだ!」 白昼の妄想の中で幾度となくお世話になった邪悪な存在、嫌な奴を片っ端から食い殺してくれる存在…それが現実になったのだ。 それに気づいた時、夏希は知らず知らずのうちに笑みを浮かべていた。 嫌な事があるたびに、頭の中で思い描いたシナリオ。 それを実行できる時がついに訪れたのだ。 (見ていろ、ここからが本番だ!) 夏希の目はかつてないほど高揚してギラギラと輝いていた。 自分はできる女なのに、今まで誰もそのことを認めてくれなかった。 だが、今からは違う。 今まで自分を事あるごとに叱り、笑い、あざけった奴らはことごとくそれが間違っていたことを知るだろう。 そいつらを先に死なせることで、夏希の方ができる人間であることを証明するのだ。 かすかな笑い声が、足音に紛れて病院の廊下を流れていった。
(12) 「ちょっと、どうしたの古沢さん?」 苛立ったような声に、夏希ははっと我に返った。 気が付けば、いつも働いている病棟の入り口が目の前にあった。 よく遅刻して走っているせいでクセがついていたのか、無意識のうちに担当の病棟に戻っていたらしい。 夏希は少し頭を整理すると、慌てず目の前の看護師に報告した。 「き、救急外来で救急車が事故って…もっと人を呼んできてくれって言われたんです! ちょ、けが人がいっぱいで、外来の人だけじゃ手に負えないって…」 それを聞くと、同僚はあからさまにいぶかしそうな顔をした。 「あんた、また適当なことを…」 信じてもらえないのは、いつものことだ。 実際、夏希はよく自分の失敗をごまかすために他人に嘘を吐いてきた。 しかし今回に限っては、夏希は本当のことを言っているのだ。 だから、信じてもらわなくては困る。 信じてもらわなくては…このムカつく同僚を真っ先に殺してもらえないではないか。そのうえここで捕まって説教などされたら、自分が逃げられなくなってしまう。 思わぬつまずきに戸惑っている夏希の目に、師長の君江の姿が映った。 (オワタ!) 早々に作戦の失敗を悟り、逃げ出すべく病棟に背を向けた夏希の後ろで…君江が叱ったのは同僚の方だった。 「何やってるの、早く行きなさい! 悪いけど、今回は古沢さんの言ってることが正しいのよ。 今、外来から電話があったわ」 後ろから、慌てて君江に謝る同僚の声が聞こえる。 夏希はほくそ笑みながら、次の病棟を目指すふりをして走っていった。 これで、第一の作戦は終了だ。 病棟で自分を見下していた奴らの、何人かはきっと犠牲になるだろう。 後は、どれだけの人間を死地に誘い込んで自分はうまく病院を去るかだが…。 考えながら走って角を曲がったとたん、夏希はふと足を止めた。
(13) 「夏さーん、置いてくなんてひどいですよう!」 そこにいたのは、涼子だった。 「あたしたち友達でしょ、だったらぁ逃げんのも一緒。 ね?」 夏希は大きなため息をつき、肩を落とした。 本音を言えば、夏希が憎い奴を死地に送るには、一人の方が都合がよかった。 正直、涼子だってどこかで勝手に死んでいいと思っている。 だが、こうしてついて来られたらむげに突き放す訳にもいかない。涼子なら、夏希の気持ちを分かってくれているし、邪魔はしないだろう。 「…しょうがないなあ、じゃあ一緒に行くか」 夏希がそう答えると、涼子は喜んでうなずいた。 「ですねえ、一緒に逃げましょう。 早く、今すぐ逃げましょうよう!」 どうやら、涼子は逃げる気満々のようだ。 しかし夏希は、まだ憎い奴の一部にしか声をかけていないのだ。 夏希がしぶっていると、涼子は吹き抜けに沿った廊下まで歩いていき、下を指差した。 「夏さん、下もうヤバいですよ。見てください、コレ」 涼子の指差す先は、外来受付のエントランスだった。 そこは、いつもよりずっと多くの患者でごった返していた。 その人ごみの中に、輪のように人が避けている場所がある。 その中央には血だまりが広がり、シーツのようなものをかけられた何かが横たわっていた。それが死体であろうことは、何となく想像がついた。 すぐ側では、大人が数人がかりで血まみれの子供を押さえつけている。 受付の職員もほぼ総出で、そこかしこで人を押さえつけていた。 と、シーツをかけられた盛り上がりがもぞもぞと動き出す。 それ以上は見ていられなくて、夏希は下から目をそらした。 「うん、これはダメだわ。逃げるっきゃない」 ここまで事態の進行が速いとは思わなかった。 夏希は何より尊い己の命を守るために、涼子と手を取り合って階段に向かった。
480 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/25(月) 20:51:43.29 ID:BxJhthVtO
ねぇ、古参の人に質問してもいいかな? このプリニーって人、本当に傑作とか怪作とかいわれる作品を書いたの? 取りあえず、プリニーさん乙なんだけど・・・
昔書いたゾンビ三国志は変な話だった 面白いか面白くないかで言ったら独りよがりすぎて面白くなかった ただ長さだけはすごかった
プリニーさん乙でした。
>>480 評価は人それぞれだけど、投下された当時に良い評価のレスはあった。
なので、スレに投下される作品として及第点ではあったのだろう。
しかし人によって価値基準が違うのだから、『傑作とか怪作とかいわれる作品』なんて大仰な言い方はできないと思う。
おいらは面白いと思ってたけど、それを人に押し付ける気はないので「自分で読んで判断して」と言うしかないなぁ。
そうですか。やっぱり評価は分かれますよね。
そんな凄い評価の傑作なら、と思ったので質問しました。
ただ、レス番
>>456 の人の様にタイトルまで覚えてるのは凄いです。よほど印象深かったんしょうね。
何年くらい前の作品でしょうか?
スレのナンバーを覚えている人がいたら教えてください。
『ゾンビ・オブ・ザ・官渡』は、その24 346 :セイレーン:2009/04/13(月) 22:33:27 ID:oSJ1221D0 ゾンビ・オブ・ザ・官渡 プロローグ 『デッド・サンライズ』は、その26 301 :プリニー南へ【SP204】 ◆7I1DeyaB5I :2010/01/20(水) 20:49:28 ID:47f6wYKYP デッド・サンライズ から始まっていた。 つか、過去スレは懐かしさもあって面白かった。
>>484 俺は>483じゃないが過去スレ読んでみたw
豊作だなw 小説スレその24はww
昔は書き手が一杯いたんだな・・w
プリニーとデッドマンは同期?人違いか!?
また書き手が増えるといいのにな、てか、昔の書き手もROMってたら、また書いて欲しいなw
プリニーのは設定だけ書ききったら後は尻窄みになって盛り上がる所が無く終わる感じ。
>>487 オナニーでもいい、取り敢えず投下お疲れ様と言いたい
序盤の盛り上がりのまま、突っ走って欲しいね
盛り上がりに欠ける、と感じるのは人それぞれだろう。 しかし、それがオナニーって意味わからん。 オナニーって単語で煽ろうとするバカは、まず日本語を覚えてきた方がよいと思います。
490 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/26(火) 23:16:16.81 ID:TlI/7aZ5O
● どもどもo(^∇^o)(o^∇^)o
491 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/26(火) 23:17:25.11 ID:TlI/7aZ5O
さっきまで 彼女とメールしてたんだわ 女ってメール大好きだよな
492 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/26(火) 23:21:13.62 ID:TlI/7aZ5O
実を言うとさ、オレはメールの方が電話よりいいんだよね 何故かって言うと 彼女と電話すると声小さくて よく聞こえないんだわ(;^_^A
493 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/26(火) 23:23:47.85 ID:TlI/7aZ5O
●何回も「えっ何?」って聞きたくないしね^ロ^; それでも時々は電話するけど 月1くらいかな
494 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/26(火) 23:25:36.05 ID:TlI/7aZ5O
あと今日は便所掃除した(笑)
495 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/26(火) 23:27:58.73 ID:TlI/7aZ5O
家帰ってきたらなんかトイレが臭くてさ(笑) 便器を掃除するやつとか買ってあったから磨いてた あーすっきり(笑)
496 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/26(火) 23:31:25.31 ID:TlI/7aZ5O
● トイレ掃除とか、部屋の掃除をしてると、心を磨いてる感じがして すごい心が綺麗になって、他人に対しても優しくなれるんだよね('∀'●)
497 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/26(火) 23:34:46.95 ID:TlI/7aZ5O
明日はお風呂掃除しようかな ゚+。(*′∇`)。+゚
498 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/26(火) 23:35:42.49 ID:TlI/7aZ5O
で!は! (笑)
>>498 ニワカと自覚して、サッカーネタを自重したか
殊勝な心掛けだ
一時期みたいに消えてくれるともっといい
叩かれるとどうせ雲隠れするんだから、最初から出て来ないのが一番いいよ
500 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/27(水) 00:02:57.14 ID:TlI/7aZ5O
>>499 でたなストーカー(笑) 相変わらず反応早いな どんだけチェックしてるんだよε=┏( ・_・)┛
思わずまた書き込みに来ちゃったわ(笑)
501 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/27(水) 00:07:39.16 ID:oUAtk4jcO
久しぶりにぷっすま見たんだけど 面白くないな(笑)
502 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/27(水) 00:09:36.15 ID:oUAtk4jcO
●テレビ見るんだったら その時間別のことしてた方がマジで有意義だな
>>500 この間はどうもです
覚えてるかな?
サッカー君って古参だろ?
過去スレを読みたいけどお勧めの書き手はいる?
それと、もう1つ
サッカー君はデッドマンが面白いんだろ?なんスレ目からいるのか教えてよw
(ゾンビ小説に関係ある話だからみんな許して下さい)
504 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/27(水) 00:14:22.09 ID:oUAtk4jcO
● 明日も1日がんばっていこう 自分にとって最高の1日になるよう人々に感謝し、努力してがんばっていこう わかったかストーカー(笑) お前に教えてるんだぞ
505 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/27(水) 00:19:49.01 ID:oUAtk4jcO
>>500 どもども こんばんはー
過去のはあんまわからないけど、最近のおすすめはデッドマンかなやっぱり
読みやすいしちょうど良い長さの話が多いのらー(笑)
あとうとうとしながら携帯で読むのおすすめ(^ー^)
>>505 そっかぁ、デッドマンですか
俺には文書が堅いって感じで難しいイメージなんだよねw
今日は2勤だったから、これから家で前スレくらいからゆっくり読んでみるよ
サッカー君って大学生?
俺は推薦落ちて、金もないから進学は諦めた
もし大学生なら、ちゃんと卒業してくれよ!
俺みたいなのも沢山いるんだからね!w
今日もキチンと教えてくれて、ありがと!
運転中なんでまたね、おやすみ
あと、彼女を大切にね 俺のお勧めはfoolさんかなw 読み易いし短くて好きなんだよねw おやすみ
508 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/27(水) 00:35:15.89 ID:oUAtk4jcO
オレが何物かは内緒でーす(o^∀^o) ニートじゃないよ(笑) それではおやすみなさい 運転気を付けて で!は!(笑)
>>500 なんという予想通りのストーカー認定
いったい誰と戦ってんの?
ニワカ認定すると、真っ赤になって言い返して来るから面白がってるだけだよ
ストーカーとか、んなもん特定できるかい
皆気まぐれで君にレスしてるだけに決まってんじゃん
結構我慢してたようだけど、結局煽りには弱いのね、残念
510 :
並野 人史(ナミノ ヒトシ) ◆JwKmRx0RHU :2011/07/27(水) 02:40:32.13 ID:tScTvgI20
このスレていど低すぎ(失笑 内容も人格攻撃しかレスねぇーし。 ぉ前ら便所ちゃんねる(2ch)チンカスダンゴムシどもって、何やらせても半端だなゴミめが(ペッ
511 :
並野 人史(ナミノ ヒトシ) ◆JwKmRx0RHU :2011/07/27(水) 15:55:32.82 ID:tScTvgI20
なんか心にグッとくるゾンビ小説読みたいな。 小説版バイオハザードとか出ないもんかな。
昔あったような
>>512 グッとくるような小説であれば良いと思うけど……。
半端に同じジャンルからパクってる小説よりも、創意工夫があったほうが面白いとも思う。
まぁ工夫によっては叩かれる事が多いゾンビ小説スレだけど、多様性を認めないならバイオハザードのSSスレを立てるか、スレのルールを(話し合って)厳格にするべきかもしれない。
515 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 03:45:11.01 ID:vYXP5nkKO
●どもども 眠い目をこすりながら
516 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 03:46:35.91 ID:vYXP5nkKO
◆宇佐美バルサ戦で初スタメンです
517 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 03:53:23.33 ID:vYXP5nkKO
ずっとバルサのターンだな 宇佐美ボールにからめてない
518 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 03:58:58.79 ID:vYXP5nkKO
オレが書き込むとさ、絶対ストーカーがわいて出るな(笑) 456と同じで「知らんがな」としか言えんがな(笑)
519 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 04:00:57.57 ID:vYXP5nkKO
まともにパス回せない 宇佐美は消えてる
520 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 04:03:25.68 ID:vYXP5nkKO
宇佐美おしい(^o^; いいところでボール持てば仕事できる!
521 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 04:13:38.33 ID:vYXP5nkKO
バルサのDFすげえ ボール持ってる選手に次々と奪いにくる これは最近のダッシュ系ゾンビだよな バイエルンの守備はまずスペース埋めてからじっくり守ってボール取りにいく こっちはロメロ系ゾンビだな ボール持ってる選手の視点で見ると、 ゾンビ映画のアクションシーンと同じ感覚で見れるのら(笑)
522 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 04:20:05.30 ID:vYXP5nkKO
全体を見てもディシプリンの中でのカオスっぷりとイレギュラーさが 大勢で襲ってくるゾンビの群れそっくりで凄いかぶるのよw(°0°)w
523 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 04:25:21.90 ID:vYXP5nkKO
● サッカーを見るとそれ自体でも面白いし、ゾンビ映画のスリル感圧迫感も味わえる 一粒で二度おいしい ゾンビ映画式サッカーの見方でした(*^_^*) ◆ さぁゾンビ大好きなみなさんもサッカー見てみませんか?
524 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 04:34:22.76 ID:vYXP5nkKO
やられた バルサつえー バイエルンのゾンビ達が次々と襲い掛かっても、 バルサの主人公達はそれ以上の素早いフットワークと仲間とのコンビネーションで ゾンビの群れをかわしていく感じ
525 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 04:55:46.17 ID:vYXP5nkKO
宇佐美どんどん良くなってる ボールはまわってこないけど
526 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 05:19:14.51 ID:vYXP5nkKO
またやられた すげえ
527 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 05:38:17.44 ID:vYXP5nkKO
終わった パス回ってこない ただ 開幕ベンチは手に入れたと思う あとは周りの信頼えるのとボールがないとこの動き、守備、スタミナが課題かなo(^-^)o
528 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 05:41:27.70 ID:vYXP5nkKO
さて、ちょこっと寝るかな まだ全然物足りない試合でした ★ゾンビ映画式サッカーの見方はまだあるのでおいおい紹介していきまーす★
529 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 05:41:59.22 ID:vYXP5nkKO
で!は!(笑)
>>528 なあ、お前それマジでやってんの?
「どこがゾンビと関係あるんだ?」て散々叩かれたからやってんのか?
そこまでして荒らしたいとはね
気持ち悪いよ
サッカーへの愛もゾンビ小説へのこだわりも無いね、サッカー君 色んな意味で残念 もう本当に来なくていいよ
532 :
並野 人史(ナミノ ヒトシ) ◆JwKmRx0RHU :2011/07/28(木) 10:58:09.92 ID:TGkvJxwt0
533 :
並野 人史(ナミノ ヒトシ) ◆JwKmRx0RHU :2011/07/28(木) 11:46:44.62 ID:TGkvJxwt0
サッカー君は荒しじゃなくてサッカーとゾンビが好きな保守要員です。 小説の投下を待ってるのは俺たちと同じだよ。 それよりも456みたいな夏厨がウザいな。
535 :
並野 人史(ナミノ ヒトシ) ◆JwKmRx0RHU :2011/07/28(木) 13:56:36.87 ID:TGkvJxwt0
まぁ、スレ住人は456にボコボコにされた経緯があるからね 快くは思ってないだろ
456がボコボコにされた経緯なら知っているが……。
な?
お久し振りです。 今日は、書いたモノを投下しに来た訳では有りませんが… 久し振りにスレに来てみました。 PCの故障や、煩雑な日常に追われ、なかなかスレに来れませんでした。 レスをする = 投下 という、固定観念を拭えずにいましたが、生存報告と近況報告をするという名目で来てしまいました。 遡ってレスを読んでみましたが、特に吉良編は不評の様ですね… 近々、簡単な短編でも書き上げて、再び投下をしに来ます。 覚えていてくれた方々、有り難うございます。 他の書き手の方々の作品も、楽しんで読めました。 『さとるさん』は前々回のスレで、短編を書いた人ですかね…? 続きが気になります。 foolさんの短編も好きな部類です。 『性悪女』の話は好きなので、プリニーさんにも期待しています。 スレ違いのレスですで申し訳ありません。 他の方も書いていますが、新しい書き手の方が現れると良いですよね。
540 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 23:13:11.62 ID:vYXP5nkKO
▲こんばんはー
541 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 23:14:48.99 ID:vYXP5nkKO
とんねるずのみなさんのおかげでした 面白かったー なでしこの新しい一面が見れてよかった
542 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 23:15:32.96 ID:vYXP5nkKO
とんねるずはサッカーに詳しいからいいよな
>>532 いやいや、覗いたこともないから
別に勝手に認定してもかまわんけど
アンチヒヨコ?とか訳が分からん
なんでサッカーが叩かれると、すかさず擁護に現れるの?
名無し456も来てるし、ちょっとスレが穏やかに進行すると色々出てくるな
544 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 23:20:13.49 ID:vYXP5nkKO
デッドマン選手はまた新しい小説書いてくれるようでよかった キラ編オレは好きだったよ(o>ω<o)
545 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 23:23:24.80 ID:vYXP5nkKO
>>532 ん?なんだそりゃ
知らねえ(笑)
なんか最近いろんな疑いをかけられるな(笑)
546 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 23:28:59.06 ID:vYXP5nkKO
あと、今日はこないだのトイレ掃除に引き続き、お風呂掃除もしました。 水アカがたまっててさ (笑) 4方の壁のうちの2面を今日洗ったんだけど 駅前のロフトみたいなところで、掃除グッズ買ってからさ。
>>536 ああ、わかった。
つまり、>536がスレ住人としてボコボコにされた経緯がある、ってことか。
でも安心しろ。仇をとった人もいるし、スレ全体としてはスルーしてるだけだから。
548 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 23:31:38.95 ID:vYXP5nkKO
ブラシ使ってゴシゴシ磨いて、 洗ったら すげーピッカピカ (*^□^*) 残るは、 上面と残り2面なんだわ。
549 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 23:34:39.82 ID:vYXP5nkKO
磨いてると心が磨かれてる感じがして気持ちいいもんだよな。 普段から身の回りとか綺麗にしとくと、すごい心も綺麗になって気持ちいいからねー。
>>544 吉良編は、最後まで投下します。
元々2種類のエンディングが有るのですが、以前『吉良』のコテで途中まで書いたモノと別Ver.を投下中です。
短編を書いていましたが、やはり携帯では困難を極めますね…
生活のリズムをあまり崩したくないので、これで消えます。
サッカー君(さんの方が良いかな?)
いつも応援や評価をしてくれて、有り難う。
では、次は投下をしに来ます。
551 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 23:38:47.88 ID:vYXP5nkKO
●オレの部屋の浄化は作業計画は1ヶ月ぐらいかかるけど、 毎日どこかしら、綺麗にして、磨いて綺麗にしていくんだー。 いらない、雑誌とかも捨てたり故障したモノなども どんどんゴミにだして、綺麗さっぱりするのさー。
552 :
本当にあった怖い名無し :2011/07/28(木) 23:40:41.91 ID:vYXP5nkKO
>>550 楽しみにしてます 頑張ってください(о^∇^о)
>>550 デッドマンのファンで小説を待望している者だが、一言言わせてくれ
サッカーを認めるのは違うぞ
サッカーは荒らしだ
荒らしは容認すべきではない
クソつまらんサッカーの話や奴の日記などに興味はない
>>553 同意。1レスで住む内容を無意味な改行で何レスも無駄食いするわ、
不特定多数の人間が見る匿名掲示板で、書き込む殆どの内容がスレの
ルールをガン無視した日記や実況な奴が荒らしじゃ無くて何なんだ?
俺もサッカーは荒らしだと思う。 スレのルールを無視した独特の書き込みには、悪意があると思わざるを得ない。 人の良い作者さんの作品を褒めて、反応させることで「荒らしにレスした作者さんの孤立」を狙っているのかもしれないし。 作品についてのレスは無視しづらいでしょうけど、気をつけてほしいと思う。
おおー!デッドマン乙! 吉良編の続き早く読みたい!読ませて下さい! 吉良編だけで10スレ位消費する程投下してくれよな! てかHP開いて小説書いてくれたらいつでも読めて良いと思うんだ。 このスレに載せて、同じものをHPに掲載するとかどう? スレ落ちると読めなくなるのは残念だよ。
>>550 同じく、書き手のデッドマンには敬意を表するけど、サッカーを認めるのは筋ちがい
デッドマンみずから、「スレ違い」を気にしておきながら、褒められたからと言ってサッカーを許容するのは荒れるもとだと思う
サッカーには、くだらない日記を垂れ流す理由を問いたい
また「ゾンビと関係ある」と言って、サッカー選手を愚弄するようなレスと同じような書き込みをしたら、それこそ狂ってると思う
おぉ!! これは迂闊でした。 私の軽率なレスによって、皆さんに不快な思いをさせてしまった事を、お詫び申し上げます。 最近のレスを読んでいて、彼に対する好意的なレスもあったので、この様な事になるとは思いもよりませんでした。 名無しの方もコテの方も、俗称で呼ばれている方も含めて、 批評をしてくれる方々には、深く感謝をしています。 こうした感情のレスポンスとして返したレスには、他意も悪意もありませんでした。 皆さんの心情を考えると、理解をする事も出来ます。 以後、気を付けますので、どうか治めて下さい。 取り急ぎ、謝罪に参りました。
どんまい。
デッドマン乙!超乙!
>>558 デッドマンさんには何の問題もないので気になさる事はないですよ。
只、時間がある時でいいのでサッカーのあなた以外への態度や書き込みを
確認して頂いて、今後の彼への対応を考えた方がいいような気はします。
↑ プリニー
>>562 例えプリニー氏でも、言ってることは間違ってない
あとは書き手さん達の続投を待つのみ
564 :
◆JwKmRx0RHU :2011/07/30(土) 17:09:46.39 ID:AOtgG6Kh0
書かない便所虫ゎ只の便所虫だw
サッカーと456が荒らし同士潰しあってくれるのが、このスレの一番の幸せ。
↑ブリニー乙 このスレで読める作家って 456とfoolくらいだろ
なんでプリニーさん認定したがってるんだか、理解できないww せめて根拠も書いてくれないと、妄言しか書けないバカと思われても否定できまいに。 荒らし同士が潰しあったら……なんて、俺でも思うし。それでプリニーさんと思ったわけじゃないんだよね?
携帯で書く事の難しさに、心が折れました…
仕事の進捗度が予想外に良かったので、ちょっと来てみました。
今日は時間が作れそうなので、夜中にでも吉良編の続きを投下したいと思います。
>>556 いつもありがとう!!
私は会社から与えられたPCのみ、使用しています。
会社の方針で
・仕事以外でのネットワークの閲覧を極力避ける事。
とあります。
家庭用のPCを、私は殆ど使っていませんし、今後もその予定です。
理由は長くなるので割愛しますが、HPに関する利点には、興味があります。
私の現在の投下スタイルは
1.PCで原文を作成する。
2.作成したモノを、携帯にメールで送信する。
3.携帯で受信した原文を、携帯からスレに投下する。
と、こんな具合です。
このスタイルも相俟って、時間の浪費が過ぎる様です。
>>559-561 ありがとう。
幾分、気が楽になりました。
所用を済ませた後、投下に来ます。
>>20 の続きから
- 益子 美希 -
ミキにも、何でなおが園長を見て驚いたのか、その理由に気付いたよ。
ママとパパのお話、2人で聞いちゃったもんね…
暗い階段を走って下りると、玄関のドアを急いで開けようとした。
玄関のドアの近くには、血が付いて凹んでいる金属バットがあるのに気が付いた。
ドアを開けると、思っていたよりも強く雨が降っていた。
ミキには凄く重たかったけど、両手で引き摺りながら金属バットを持って行った。
これでミキが園長をやっつけるんだ!!
きっとなおだって、ミキと同じ気持ちだもん!
靴が無いから、水溜まりの上を靴下のままバシャバシャ走ると、園長はミキの前を気付かないで通り過ぎ様とした。
それがミキには悔しくて『園長―――っ!!』って、大声で叫んだ。
ガランゴロンと引き摺る金属バットが、ミキには凄く重たいよ。
(だけど、ミキが殺らなきゃ!!)
園長はミキに気付くと、門を『ガシャガシャ』って揺すりながら、口を開けて唸って来た。
水溜まりに濡れた靴下が気持ち悪い。
前髪がおでこにピタッてくっついて、目の中に入って痛い。
(だけど殺らなきゃ!)
(ミキが殺らなきゃ!!)
ミキが園長の近くに行くと、園長は『がうっ! がぁっ!!』って、凄い顔で怒り出した。
(恐いけど、お前なんか恐くなんてない!)
(ミキが、ミキがお前を殺るんだ!!)
金属バットで殴ろうとしたけど、重たくて持ち上がらない! 涙が止まらなくて、息が苦しくて、足がブルブル震えるけど、ミキがあ―ちゃんの仇を取るんだ! 足を踏ん張って、金属バットを持ち上げるけど、お腹より上に上がらない。 腕はプルプル震えて来て、息も苦しくて、お腹の底から吐き出すみたいに 『う―――んっ!!』って声をだして、何回も何回も頑張るけど… 『悔しいよ、悔しいよぉ…』 ミキには持ち上がらないよ! 泣きながら園長を睨んでいたら、なおが来て、ミキの手から金属バットを取り上げた。 なおは大声で泣き叫びながら、園長の近くで金属バットを持ち上げた。 なおが、こんなに凄く怒っているのを見るのは初めてだった。 なおは『ああ―――っ!!』って大声で叫びながら、金属バットで殴り掛かった。 そして園長の顔を『ゴッ! ゴツッ!!』って、何度も何度も殴り始めた。 ミキには何も出来ないからっ! 悔しいけど、ミキ1人じゃ、お前を殺れないからっ!! だから、なおと2人で園長を殺るんだ!! 『人を傷付ける事は、言ってもやってもダメだよ』 って、ママにいつも言われていた事を思い出す。 ミキも、ママと同じだよ。 だけど… だけど!!
段々、頭の中がゴチャゴチャになって来て、思っていた言葉を、力一杯の声で叫んだ!! 『あ―ちゃんを返せっ!!』 悔しくて、悲しくて、寂しくて、泣き声で声が震える。 パパと仲良しの癖に、いつもママを独り占めして、ミキとママの邪魔ばかりして嫌いな時もあったけど… ミキはあ―ちゃんが大好きだったんだ! そんな大好きなあ―ちゃんを、お前が殺したんだ!! 拳を胸の前で握り締めて、精一杯、大きな声で叫び続けた!! 『あ―ちゃんを返せっ!!』 ずっと誰にも言えなかった言葉を叫ぶと、胸の奥が寒くなって来て、頭がジンジン痺れて来た。 園長があ―ちゃんに噛み付いたからいけないんだ! だからあ―ちゃんが、お前みたいな化物になっちゃったんだ!! 『あれ…!?』 頭の奥で、何だか変な事に気が付いた。 あ―ちゃんは園長に噛まれて、化物になっちゃったんだよね… パパも家に帰る途中に、誰かに噛まれた… 『あ れ…?』 パパもあ―ちゃんも、化物に噛まれたから化物になっちゃったんだっけ…? そしてママは、化物になったあ―ちゃんに噛まれた…!? 『あ、 れ …』
駆け足をした時みたいに、息がハァハァ苦しくなって、心臓がドクドクしてる。 それなのに、心臓がギュギュッって寒く感じて、足が震えるよ… うそでしょ? そんなの、ミキが間違ってるだけだよね!? なおの肩を揺すって聞いてみたけど、なおは驚いた顔をして、ミキを睨み付けると 余計に泣きながら園長をメチャクチャに叩き出した。 なお… 何で睨み付けるの? 何で余計に泣くの? 頭の中がグチャグチャになって真っ白になると… 『――――――ッ!!』 『いやぁ――――っ!? うそだっ! そんなの、絶対にうそだぁっ!!』 『ママを、ママを返してよぉ!!』 なおは悲鳴みたいな泣き声で叫びながら、園長を金属バットで殴り続けている。 ミキもなおと声を合わせて、金属バットで殴る度に泣き声で叫び続けた。 『あ―ちゃんを返せ―――っ!!』 『ママを返せ―――っ!!』 喉の奥が痛いよ! 息が苦しいよ! だけど今、ミキとなおで園長を殺らなきゃ、何の意味もないんだ!! なおは頑張って、重たい金属バットで園長を殴り続けているのに… 園長は顔から血を一杯流してるのに、まだ死なない… 悔しいよ… 凄く悔しいよぉ!!
- 益子 和美 - 電話越しに聞こえた2人の驚嘆の声のあと、ドタドタと急いで走り続ける足音が聞こえて来た。 美希が外へ出て行くつもりなんだと、私はその足音から察知した。 『美希ぃ! 美希っ!!』 胸の奥が急速に冷えて行く、そんな胸騒ぎに駆られて、美希の名前を何度も繰り返し呼び続けた。 返事はなかったが、美希の嗚咽混じりの息遣いが、電話の向こう側から聞こえて来る。 血の気がス――ッと引いて行くこの悪い胸騒ぎに、私はヒステリックに美希の名前を叫び続けた。 私は居ても立ってもいられず、ドアに体当たりをする様に乱暴に押し開けると、薄暗い廊下を走り出した。 電話を耳にあてながら、美希と尚哉の名前を交互に叫び、階段を転げ落ちる様に駆け下りた。 靴を履く事も忘れ、玄関のドアの前に立つと、電話とドアの向こう側から、嗚咽混じりの叫び声が聞こえて来る。 『あ―ちゃんを返せ―――っ!!』 『ママを返せ―――っ!!』 純粋で心優しい尚哉と美希が、声の限りに叫んでいる。 依然として気味の悪い唸り声が、地鳴りの様に低く重く聞こえている。 『あぁ! 外で何が起きてるの!!』 『お願い! この子達は、私の子供だけは殺さないで!!』 私は金切り声を上げながら、ドアのチェーンロックを外そうとするが、焦りに気が動転して、上手く行かない。 指先が激しく金属を叩くと、激痛が走る。爪が割れて指先がジンジンと痛みを増し、生温かい血に指先が滑り、ロックを摘まむ事が出来ない!!
私は痛みにも構わず、ロックを外し続けた。 右手でドアノブをガチャガチャと乱暴に回しながら、左手でロックを外し続ける。 開かない! 開かない!! どうしてなの! どうして!? 『あぁ! 早く、早くして!!』 地踏鞴(じたたら)を踏んで、金切り声を上げながら、乱暴にドアを押し開けている。 ドアの向こう側からは、2人の叫び声が、何度も何度も聞こえて来る。 薄暗い三和土を、荒く短い吐息が埋め尽くす。 背中を汗が流れる度に、鼓動が痛みを増幅する程に、良からぬ予感が頭を占めて行き、私は正気ではいられなくなって行く! 『尚哉ぁ―――っ!! 美希ぃ―――っ!!』 悲鳴を上げながら、ロックを外し続けていると、漸く『カチャッ!』と音を立てて、ドアを開ける事が出来た。 私は裸足のまま門まで走ると、門の前を化物が、フラフラと足を引き摺りながら歩いて来た。 私は立ち竦み、短く驚愕の声を洩らすと、化物は私に気付き、呻き声を上げながら向かって来た。
私は反射的に身を竦めた瞬間、水飛沫をあげながら、化物に突進をする黒い影を見た。 化物はバシャッ!! と音を立てて地面に薙ぎ倒されると、息遣いの荒い、低い唸り声を聞いた。 『ガァ――ゥッ!! ハッ、ハゥッ!!』 私は戸惑いながら門まで駆け寄り、這いつくばる化物を攻撃している影を見た。 『ウィン‥ ディ…!?』 ウィンディは唸りながら、化物の首筋に牙を立て、私から化物を遠ざけ様としている。 私は門を開け、急いで路地に出ると、道路の脇に寄せられた、沢山の化物の死体に身を竦めた。 尚哉と美希の叫び声のする方向へ視線を這わせると、私は息を潜めて立ち尽くした… 痩身で疎らな白髪頭。 頬の痩けた、眉毛の太い色黒の老人。 左手の薬指に嵌められた、肉厚で太い金の指輪。 亜弥を襲った張本人… そう、金子園長だ! その園長が、今度は尚哉と美希に襲い掛かっている… 『あ―ちゃんを返せ―――っ!!』 『ママを返せ―――っ!!』 悲痛な叫び声を上げながら、私の子供は、この男を金属バットで殴り付けている… 純真無垢な私の子供達が、狂気に駈られて金属バットを振り回している… 私の子供が… 心優しくて、思い遣りがあって、そして… そして、泣き虫で臆病な私の子供達が!! 私は茫然と立ち尽くし続けた… その男の背後から、雨に濡れた髪を振り乱し、水飛沫を上げながら駆け寄る吉良君の姿が朧気に見えた。 雨は止む事なく、私の涙を洗い流し続けている…
- 吉良 吉樹 - 降り注ぐ雨足はその勢いを増し続け、呻き声を掻き消し、腐敗の進行による生臭さも、この世界から徐々に洗い流して行く。 私はウィンディと共に、いつ終わるとも知れない戦闘を繰り広げている。 ルカの言う通り、ウィンディは勇敢で知能の極めて高い、優秀な血統をそのDNAに刻み込む『甲斐の犬』であった。 手前から襲い掛かる異形のモノの腓骨を噛み砕き薙ぎ倒すと、水飛沫を上げながら加速して、 後方から襲い来る異形のモノへと、次の攻撃を仕掛ける。 本能の成せる術か、ウィンディは骨格の脆い部位への攻撃を常としており、その精度は非常に高かった。 前傾姿勢のままグングンと加速を増し、前脚で地面を踏み締め『タメ』を作り、 そして後脚で地面を蹴って飛翔するその黒い疾風は、中型犬とは思えない力強さと、機敏さがあった。 私は出来る限り、異形のモノを一撃の下に葬り去りたいと考えていた。 それが私に出来る、罪深い慈悲だと思えたからだ。 ウィンディが薙ぎ倒した女の異形のモノは、四つん這いとなり、私に頭頂部を見せながら立ち上がろうとしていた。
私は短く助走を取ると、大型バールを地面に対して水平に握り変えた。 そして、鉤の部分を左の掌に宛てがうと、その頭頂部を目掛けて、大型バールを捻りながら突き刺しす!! 『ズゥッ‥ ボォシュッ!!』 脳頭蓋頂部を形成する頭頂骨を、大型バールは孔を穿って貫くと、引き抜いたバールの先端部を追うかの様にして、 血みどろの脳漿が『ドボッ‥ ドボドボッ…』と止めどなく溢れ出して来る。 コーヒーゼリーを咀嚼して吐き出した様な脳漿の欠片は、崩れ落ちた異形のモノと同様に水飛沫をあげながら、 濡れたアスファルトを赤く黒く滲ませて行った。 私は大型バールに付着した血肉を斜めに振り払うと、前方より歩み寄る2体の異形のモノへと走り寄る。 手前から中年の女、そしてその左後方から襲い掛かって来るのは、初老の男であった。 私は先ず、手前にいる異形のモノの胸部を目掛けて前蹴りを喰らわすと、 約1メートル左後方から襲い掛かる、もう1体の異形のモノの額へと、大型バールを振り抜いた! 『ボジュッ!!』 鈍い音を立てながら前頭骨を打ち砕くと、異形のモノは短く唸りながら崩れ落ちて行った。 蹴り倒した異形のモノは、仰向けの体勢のまま、水溜まりの中で喘ぎ呻いている。 『お‥ あぁ… んぅ‥ ぅう…』 異形の群れの立てる足音は、降り注ぐ雨音に掻き消され、呻き声は反響を失い、途切れ途切れに聞こえている。
私は次に、前方から襲い掛かる異形のモノとの距離を確認しながら、仰向けで喘ぐ異形のモノの胸元を踏み付けた。 私の右足を掻きむしる、この異形のモノの左側の眼球へ大型バールを宛がうと、体重を掛けて、躊躇無く捩じ込んだ!! 大型バールは眼窩から頭頂部を『グブォッ!!』と音を立て貫き、頭頂部から覗く先端部は、降り注ぐ雨にその血肉を洗わせた。 異形のモノは白濁した眼球を眼窩に陥没させたまま、濡れたアスファルトの上で大の字となり、 四肢を『ビクビクッ‥ ビクンッ…』と痙攣させると、やがて静かな『物言わぬ骸』と化した。 前方からは、水飛沫を上げながら『黒い疾風』が後方へ向かって吹き抜けて行く。 ウィンディである! ウィンディは、次なる標的を私の後方へ見定めると、唸り声を上げて、降り注ぐ雨を切り裂き駆け抜けて行く!! 私の手前から来る髪の長い異形のモノは損壊が激しく、露出した左右の肋骨の内側は、心臓も肺も既に失っていた。 『ズ、 リ‥ ズ ズッ…』と雨水を掻き分け歩行を行う程に、黒く穿つ腹腔からは肝臓が零れ落ちそうに揺れている。 腹直筋も腹横筋も、最早その大半を失っており、上体を『グニャリ‥』と揺らし続ける異形のモノは、 その性別すら判別が出来ない程、容貌をも喰い荒らされていたのであった。 私は訝し気に眉をひそめると、水溜まりを踏み付けながら助走を取り、鼻先を目掛けて飛び蹴りを浴びせた。
異形のモノの背骨は、その衝撃に耐える事が出来ずに『ブァギィッ!!』と、若木をへし折る様な音を立てると、 上半身は脆くも吹き飛び、後頭部をアスファルトへ激しく打ち付け、雨に滲む血溜まりを作り始めた。 弾き飛ばされた下半身は、『ビチャッ!』と路面を叩きながら、黒く変色した臓器を水溜まりへ吐瀉した。 小腸は大腸を引き摺る様に路面へ踊り出ると、水面を赤く染めながら激しく水面を滑走した。 のたうち回る赤黒い腸は、こびりついた肉片や凝固した血液を水溜まりで洗い落とすと、 茶褐色へと変色したその姿を現し、やがては静かに水中を漂い始めた。 私は水溜まりを浮遊する腸を踏みつけながら、上半身のみで蠢く異形のモノの前髪を掴み、 アスファルトへ強く押し付けると、ベルトに差したドライバーを手にした。 耳の穴にドライバーを突き刺し、反時計回りに脳をかき混ぜると、 『ごぉ!? あ‥ がぁ、 あ ぅ… 』 と呻き、その動きを永遠に止めた。 降り頻る雨に濡れた衣服が、私の素肌に貼り付き重くのし掛かる… 振り翳す右腕の前腕はだるく、肘筋と上腕三頭筋が鈍く痺れ、握力が落ちている様にも感じてられた… 私は大型バールを握り締めながら逡巡をしていると、背後から間近に迫り来る、水溜まりを弾く足音を聞いた。 私は戦慄を覚え慌てて振り返ると、異形のモノは1メートルと離れていない距離まで、その間合いを詰めていた! 雨脚が強まる程に、異形のモノの唸り声や腐敗による生臭さを洗い流すと共に、その気配をも掻き消してしまうのだ。
異形のモノは一瞬、虚を突かれた様に小首を傾げると、緩やかに口許を歪め、醜悪に顔をしかめながら襲い掛かって来た! 私は振り翳した大型バールを静かに足元へと下ろすと、噛まれない様に右手で肩を掴み、 左手で前髪を鷲掴みにして、暴れる異形のモノを捩じ伏せた。 前方を見渡すと、ウィンディに薙ぎ倒された異形のモノが2体、覚束無い足取りで立ち上がろうとしていた。 私は両腕で掴んだ異形のモノの足を払い、ゆっくりと引き倒すと、右手でドライバーを持ち、 異形のモノの抉られた左目へ突き刺すと、スナップを利かせて脳を左右に掻き混ぜた。 『うぶ ぉ!? ご‥ ぁ がっ‥』 最期の呻き声は雨音に掻き消され、そして弛緩した身体を『ダラリ…』とアスファルトへ投げ出した。 … 年端の行かない、少女であった。 出来る限り痕跡を残さない様に葬ると、私は少女を抱き上げ、路地の端へ横たえた。 私は起き上がろうとしている2体の異形のモノへ大型バールを振るうと、ウィンディの後を追った。 雨脚は容赦無く、私の頬を叩き続けている… 降り頻る雨脚に遮られ、視界が利かない。 私は雨に目を細めながら、ウィンディの下へ走り出そうとすると、悲鳴にも似た声を聞いた様な気がした。 『空耳か…?』と自問をしながら走り出すと、私の自宅の門扉を揺する、異形のモノを視界に捉えた。
異形のモノは時折何かに弾かれた様に、上体を前後に仰け反らせている様に見えた。 私は水溜まりを跳ね上げながら走り続けると、再び声が聞こえて来た。 距離が詰まれば詰まる程、その声は明瞭となり、降り頻る雨音を引き裂く様に、悲痛な叫びが聞こえて来た。 『あ―ちゃんを返せ―――っ!!』 『ママを返せ―――っ!!』 尚哉くんと美希ちゃんの声であった! 理由は解らないが、部屋から勝手に抜け出し、声の限りに叫んでいる様だ。 不安に逸る気持ちを抑える事が出来ず、私は加速を増して自宅へ駆け寄った! すると程無くして、益子さんの家の門が開き、和美さんが飛び出して来る様を視界に捉えた。 和美さんは私の自宅へ2歩、3歩と駆け寄ると、その場に立ち尽くした様だ。 私には一体何が起こっているのか、皆目見当も付かない。 焦燥感が募り、思考が全く追い付かない状態であった… 私は自宅へ辿り着くと、異形のモノと対峙する尚哉くんと美希ちゃんの姿を、門扉の隙間から窺い見た。 眉間に皺を寄せ、歯を喰い縛り、異形のモノを睨め付けるその形相は… 幼弱なあどけなさ等、微塵も感じられない程、禍々しい気迫を発しているのだ。 美希ちゃんは漸く、私の存在を認めると 『こいつが! 園長があ―ちゃんを噛んだんだ!!』 『だから、なおと2人で仇を取るんだ!!』 と一際大声で叫ぶと、雨に濡れた髪を振り乱しながら、再び異形のモノを睨め付け始めた。
嗚咽混じりに声を荒げ、全身を憎悪にわなわなと震わせるその姿は… 人間の心の闇の奥底に潜む、邪悪なる狂気そのものであった… 私は居た堪れない感情から天を仰ぎ、虚空を睨め付けると、大型バールを両腕で強く堅く握り締め… 園長の背後から膝を目掛けて、渾身の力で横殴りの一撃を撃ち込んだ!! 『ブォッ‥ ギイィ――――――ッ』 園長は両膝を砕かれ、真横へ崩れ落ちる! 裂けた大腿四頭筋からは、血肉と膝蓋骨が弾け飛び、門扉を『ドゴォ――ンッ!!』と打ち鳴らすと、 水溜まりを赤く跳ね上げながら、私の足元へと滑り落ちて来た! 巨大な胡桃を想起させるこの膝蓋骨は、文字通り『皿』となり、雨水を赤黒く濁らせ貯え始めている。 私は間髪を入れずに振り被ると、俯せで足掻き蠢く園長の両肩へと、大型バールを振り下ろした!! 『ゴギィッ!! ボゴォッ!!』 肩甲骨を粉砕し、肩甲挙筋をも一振りのうちに寸断にする!! 頸板状筋をも断ち切られたのか、園長は頚を動かす事も叶わず、水溜まりへ突っ伏したまま、口をパクパクと動かし喘いでいた。 薄手のパジャマから突き出した肩甲骨は、血肉を雨に流されて、いやらしいほど健康な白さを露出している。仮に『生きていたとしても』、これで肩凝りに悩まされる事は、永遠に無いであろう… 私は和美さんの背後で蠢く、ウィンディに押さえ付けられている異形のモノへ駆け寄ると、側頭部へ大振りの一撃を振るう! 『ボゴォッ!!』 遣る瀬無い怒りに任せたこの一撃は、力み過ぎた為か狙いを外し、左耳から頬骨へと深くめり込んだ!
私は舌打ちをすると再び振り被り、呻き声を上げる隙も与えず、更なる一撃を側頭部へと振るった!! 『ゴォブォッ!!』 軟骨頭蓋の一部である耳嚢を潰し、衝撃にブラブラと揺れる千切れ縮れた耳朶は、 血の滴りと共にアスファルトへ『ポトリ‥』と落ち、小さく水の飛沫を跳ね上げた。 私は辺りを見渡す… まだ充分な距離を置いて、異形のモノは何処からともなく、往来へとその姿を現して来る… 立ち尽くす和美さんを追い越し、私は自宅の門扉の隙間から手を差し込み解錠をすると、堅く閉ざされた門扉を押し開けた。 『ギギ、ギィ――― …』と微かな軋み音を立てる門に手を掛けながら… 2人の幼い子供は私を仰ぎ見ると、弾かれた様に血溜まりに蠢く園長の元へ駆け出した… 降り頻る雨に濡れ、憎悪にうち震えながら、異形のモノと化した園長を睨め付けている。 園長は四肢を粉砕されても尚、蠕動をする様に、腰を動かしながら足掻き蠢いていた。 美希ちゃんは、この惨憺たる姿に圧倒されながらも、怒りに拳を握り締め、目を逸らす気配さえ見せずにいる… 尚哉くんは、握り締めたバットを憎悪に震わせ、歯を喰い縛りながら睨め付けている… 『こいつ! まだ生きてるよ…』 尚哉くんは、美希ちゃんの呟きにも一切の反応を示さない。 背後で立ち尽くす実の母親に気付く事も無く、報復に心を支配されているのだ。 哀苦に顔を歪める尚哉くんが金属バットを振り被った瞬間、私は金属バットを掴み、その行動を制止した。 尚哉君が瞬時に私を仰ぎ見たその眼光は、憤懣の涙と共に『何故』という疑問を投げ掛けている様に見えた。
私は金属バットを取り上げると、 『時間が無い! 止めを刺すならば、これで頭部を砕け!!』 と、尚哉くんを見詰めながら、大型バールを手渡した。 2人は何かを確認し合うかの様に見詰め合い頷くと、大型バールを振り翳し、園長へと撃ち込んだ! 尚哉くんの放った一撃は、鈍い音と共に園長の後頭部を陥没させたが、止めを刺すには至らない。 私は辺りを見渡す… 和美さんは家に戻ったのか、その姿は見当たらなかった… そして雨に霞んだ視線の先では、異形のモノは緩やかに侵蝕をする様に、その距離を縮めて来ている! 尚哉くんは半歩前に踏み出すと、再び大型バールを振り翳す。 美希ちゃんは、尚哉くんを見詰めながら 『なお! まだ生きてるよ! もう一回、もう一回!!』 と、急かす様に叫び声を上げた! 尚哉くんは大型バールを振り下ろす! 脳天への一撃も、頭蓋骨を陥没させる事は出来ても、脳を破壊するには至らなかった… 力が足りないのだ… 子供の力では、頭蓋骨を砕き脳を破壊するには至らないのだ… 尚哉くんは激昂に喘ぐと、『畜生! 畜生!!』と叫びながら、陥没した後頭部へ大型バールを宛がう! 尚哉くんの意図するものに気付いた美希ちゃんは、尚哉くんと共に体重を掛けて、 呻き蠢く園長の後頭部へと、大型バールを捩じ込んだ!! 大型バールは『グォブォッ!! 』という鈍く重い音と共に、園長の後頭部から眼窩へと一刺しに貫いた。 『あ―ちゃんを!!』 『ママを!! 返して――っ!!』 2人の悲愴な叫び声は、降り頻る雨音を刹那の怒号で切り裂くと、世界は再び雨音に覆い尽くされた… 私達3人は、骸と化した園長を前に声を失い、茫然と唯々立ち尽くしていた。
すると、不意に背後から水溜まりを踏み弾く、足音が聞こえて来た! 私は大型バールを掴み、ゆっくりと背後を振り返ると、そこには和美さんの姿があった。 和美さんは2人の傍へ静かに進むと、携えていたバッグを手渡しながら、 『風邪… ひいたら大変でしょ…』 『早く着替えなさい…』 と言い、尚哉くんの濡れた髪を撫で始めた。 美希ちゃんは、和美さんに抱き付き 『ママ! 仇を取ったよ!!』 『なおと2人で、仇を取ったんだよ!!』 と話すと、全身を震わせ、堰を切った様に泣き張らした。 和美さんは小刻みに何度も頷くと、膝を付いて2人を抱き寄せ、 『お願いだから… もう二度と、こんな危険な事はしないでね… お願い‥』 と掠れた声で語り掛けると、子供達の頭に、何度も何度も頬ずりをしている。 痛ましい光景であった… 仇討ちを果たした、彼らの胸に去来する物とは、一体何であろうか… 幼い子供が抑制の効かない憎悪に支配され、その小さな手を血に染める世界。 これが現実であった。 平和な昨日とは、もはや遠く過ぎ去った過去となったのだ。
『生』とは享受するものでは無くなり、掴み取り、奪い取るものと本質を変えたのだ。 この『狂気の世界』の初まりによって… だがしかし、生きる残る為に必要なこの残虐性を、私は否定する事が出来ない。 平和という『形骸化した神話』の上で胡座をかき、本質的な『生』の在り方を、人間は忘れていただけなのかも知れないのだ。 異形のモノが雨に打たれながら、徐々にその距離を縮めて来ている。 迫り来る『生』への侵蝕が、再び始まりつつあるのだ。 和美さん達へ避難を促すと、子供達は和美さんを見詰めながら、黙って私の家の門扉を潜り抜けて行く。 和美さんは子供達を見送ると、自宅へと独り着いた。 私はこの母子の『悲傷な達観』に打ち拉がれながら、門扉を施錠した。 そして再び始まる『生への侵蝕』へと立ち向かうべく、私は大型バールを握り締めた。
頻繁に投下出来ないので、纏めて投下するこの遣り方は、スレのルールに反していますね… 吉良編は、あと2回程度の投下で終わります。 勝手を言って申し訳ないのですが、吉良編が終わるまで、何卒ご容赦下さい。
デッドマン乙!切ないね。親子愛が切な過ぎる。 時間的に余裕の無い中の投下、感謝します。 デッドマンの小説を心待ちにしてる読者は大勢いるので、どうか途中で消えたりしないで下さいね。 HPの件は凄く真剣に前向きな検討を期待してますので、よろしくお願いします。 それではまた次回を楽しみに待ってます。
吉良編が後2回とか…。 もっと長くならないかな?とか無理を言ってみたりしてみる。 内容が濃く、描写が丁寧だから文字数は多いけど、話は殆んど進展してない気がする。 頭の中で映像を組み立てやすい文章で、今までの流れを文字でなく映像として記憶してるもんだから、後2回と聞くと『えっ?もう終わり?』てなっちゃう。 吉良編終わっても他の登場人物編で続きを書いてくれるのかな? てかルカが元気だった頃のスピンオフも書いてくれる約束しましたよね。 吉良編終わったからって消えないで下さいね。
>>588 デッドマンさん乙です。
>頻繁に投下出来ないので、纏めて投下するこの遣り方(ry
まぁ
>>4 に連続投稿数の目安はありますが、作者さんの事情が優先されるべきじゃないでしょうか?
小説の投下があってこそのスレなのですし。
ただ、特に長くなるようであれば「投稿前と投稿後に宣言」が推奨されてますから、そこに気をつければ無問題かと。
……と、このように私個人は思いますが、適切な理由があって反対する方がいたら書き込みお願いします。
さ
>>590 以前、敬称について指摘をして下さった方ですか?
きっと、『ゾンビさん』という、独特な呼び方をしていた方ですね。
吉良の話は、発生当初の人々の混乱と悲哀を『益子家』に凝縮して書いています。
家族とは1番小さな集団であり、社会の縮図として捉える所から始めました。
第3部、第4部と話が進むに従って、話の世界が広がって行きます。
その間幕に、登場人物の属する世界と駆け離れた世界を、アンデットマンの短編で書いています。
投下中の話は、人間が小さな世界を守り抜く『ディフェンス』であり、
続編としての『Hunting Days』は、侵蝕された世界を奪還する『オフェンス』として構成しています。
HPの件は、吉良編の別Ver.もあるので一考に値しますね。
また、『文字ではなく映像として記憶している』というレスは、私にとっては最高の賛辞です!
いつもありがとうございます!!
デッドマンさん、とにかくお疲れ様 あと、サッカーにたいしてもきちんと意思表示を改めてくれた事は正解 おかけで正常化してきた
デッドマン、乙です!
俺はアンデッドマンの方が好きだけど、
>>590 と同じで吉良の方も頭に映像として覚えてる
描写が細かくて、頭の中で映像に変換できる作風は見事だと思った
次はアンデッドマンの短編を期待してる!
てか、アンデッドマンの長編が良いなw
俺を入れても固定のファンがいるんだぜ?
吉良編が終わっても消えるなよ!
>>594 デッドマンは前もサッカーにレスして叩きにあってた
今回の事で思ったけど、デッドマンは荒らしとか気にしてないと思う
批評のレスをする読者は、みんな同等って気がする
気をつけるって書いてあるけど、わざと意思表示はしてないと思うw
てか、デッドマンらしくていいと思うんだけどねw
それよりデッドマンが来ても456の叩きのレスがない方がスレの正常化を感じるんだがw
456は自スレで妄想垂れ流してるからコッチに来ないんじゃないか? このままコッチの事忘れてくれたら良いのになw
598 :
◆JwKmRx0RHU :2011/08/01(月) 12:29:28.06 ID:SKFeyUif0
寂れてるな プリニーとかデッドマンとか作品を投下するとレスが止まる 456とかサッカーとかの話になるとレスが増える 俺は保守要員みたいな感じで、ずっとスレを見守ってきた 期待できる作家さんて、この二人きりだぜ? このままじゃ、作品を投下してくれる人がいなくなる気がする 荒れない事も大事かも知れんが、読者が盛り上げないと小説スレもゲームスレみたいに終わるぞ まぁ、スレの住人がいないなら仕方ないがな・・・・
サッカー君は保守要員です。
>>600 俺もそう思うわ。
一回マジで点呼を取らないか?サッカー君もいるなら頼むぞ!
十人以下なら次スレの必要なしだ!
ロム専のお前らもスレのためにも頼むわ!
一人一回の真剣勝負!マジで行くぞ!
壱!!
602 :
本当にあった怖い名無し :2011/08/02(火) 01:08:35.87 ID:1IFiQpF5O
一応ageるわw てか、これをやるスレって末期なんだけどな…orz
何言ってんの?末期はお前だよ。死ねよ。
604 :
◆JwKmRx0RHU :2011/08/02(火) 08:39:05.36 ID:hmPNthlH0
っつか
>>5 の「456」とゃらと同一視とか “ 底 ” が知れるゎ ┐( ̄ー ̄)┌ フッ
「殺し合ぃ」を実際に受けてるヒヨコ戰艦ゃ、
それを取り持つ俺が便所虫(2ちゃんねる支持者)なゎけねぇーだろアホがw
結局のところ、456を叩きたいから デッドマンやプリニーを持ち上げてるだけだからな… プリニーなんか、456の成り済ましだーとか騒がれてたのに 何事もなかったかのようにry
>>605 456が叩かれるのとデッドマンの小説が人気あるのは全く関係無いと思うんだけど。
プリニーもデッドマンも、実際そんなに人気はないと思う 俺ら少数の固定ファンが楽しみに読んでるだけかもな… 他の人はスルーかあぼーんか読んでも特に何も思わないかだ 作品を投下した後の反応をみれば分かるだろ? プリニーとデッドマン以外に作品を投下してくれる人が増えないとマジでヤバいかもな
>>607 何がヤバイのか良くわからない。
デッドマンやfoolの小説が読めるなら問題無いと思うんだけど?
あれ?ID変わってる…
だからさ、作品を投下してもらっても俺ら読者の反応がなければ消えちゃうと思うんだよ プリニーとデッドマンには毎回数人はレスがあるだろ? foolにはたまにあるぐらいだぞ? 作者も読者の反応を楽しみにしてると思う 反応がなければ張り合いをなくすんじゃないか?って事だよ
456かよw 彼がそれをずっと主張してたが 構って欲しいだけだろ 黙々と投下しろ。って言われてたな 結局、456の言ってたことが当たったわけだがwww
>>611 自スレへお帰りください
曲解返答はもうコリゴリです
このスレがもっと賑やかだったころ、反応があるほど荒らしも出たさ。 だから反応的に寂しくなったけど、これがなかなか難しい問題。 単純に「面白い」とだけ書いた方が嬉しい作者さんもいただろうし、具体的な方が参考になると思う作者さんもいただろう。 でも具体的に書くと荒れる場合もあったし、問題だったのは「どういう書き方で反応したら良いか分からない」という点だったと思う。 つまり評価方法の確立や、作者さんとの意思疎通ができてなかたのね。 この辺は、プリニーさんとデッドマンさんにも聞いてみたいところ。 ちなみにfool(さん)は、過去スレで某荒らしのような書き込みをしてるので、警戒してる人もいるかも試練。 下手に触っても面倒だという意識が、みんなもどこかにあるんじゃないかい? 新しい作者さんに対してもね。
614 :
◆JwKmRx0RHU :2011/08/02(火) 23:52:30.21 ID:APV9EVaj0
(サーカスの)猛獣使ぃ vs ゾンビ軍団 このカード観てみたぃ?
>>612 456はfoolだろ?俺と一緒にするなよ
何で俺がこんなにムキになってるか、お前らには分からんだろうな…
俺も昔、作品を投下した事がある
でも、3レス目くらいで「はい、次!!」で凹んだ
テンプレと違うと思ってロム専になって、それから保守要員になった
そんな酷い反応をされても小説スレが好きだからだよ
他の作者にレスしてもスルーされまくってたけど、デッドマンは違った
デッドマンが昔のコテの時だけど、ゾンビ視点に感動して、描写もグロくて、それが俺のツボにはまった
誰もデッドマンを賞賛しなかったから、俺はスルー覚悟でレスしたんだ
デッドマンは今と同じで、嬉しそうに俺にありがとうってレスをくれたよ
荒し認定のサッカー君にも、ありがとうってレスをしてる
サッカー君だって喜んでると思うよ、デッドマンは叩かれるの分かっててレスしてると思うから
作品も好きだけど、このスレの振る舞いも好きなんだ
叩かれても俺ら読者のために投下してくれるし、才能もあるし優しさを感じるからな
俺は投下した時みたいに、また叩かれるんだろ?
叩きたければ叩けよ!
でも、デッドマンとか新しい作者がいつでも来れるように、これからも保守するぞ
俺はこれから保守男ってコテで、これからもスレを守るつもりだ!
その代わりスレ立ては無理だから、それだけは頼む!!
617 :
保守男 :2011/08/03(水) 00:57:48.99 ID:Gs7OFzVGO
>>616 お前、そのレスだけは止めろよ!!
さっきレスしながら、思い出して凹んでるんだからな…orz
また保守が必要な頃に来るよ
スレは落とさないから大丈夫だ!
>>617 保守ついでに小説の続きを投下しろよー。
最後まで書いて責任を持って完結させろよー。
>>617 サッカーを甘やかしたらダメでしょ
また来ちゃうよ
保守男を名乗るなら、クールに振舞って欲しいね
620 :
本当にあった怖い名無し :2011/08/04(木) 00:28:58.74 ID:+6IKbgZiO
●どもどもヾ(=^▽^=)ノ
621 :
本当にあった怖い名無し :2011/08/04(木) 00:33:17.19 ID:+6IKbgZiO
デッドマン選手の小説読みました やっぱ面白いね 話に緩急があるし、擬音の使い方がうまいから嫌悪感を感じていい感じー
622 :
本当にあった怖い名無し :2011/08/04(木) 00:38:02.59 ID:+6IKbgZiO
話のテンポいいから緊迫感も伝わってくるし 文章の中の音が聞こえてくる感じ(/_\;)
623 :
本当にあった怖い名無し :2011/08/04(木) 00:40:28.23 ID:+6IKbgZiO
▲それにしても オレのストーカーどれだけオレのこと気になるんだよ(笑) 嫌いならいちいち気にしなければいいだろ(o‘∀‘o)
624 :
本当にあった怖い名無し :2011/08/04(木) 00:42:05.13 ID:+6IKbgZiO
オレのことが気になって仕方ないのは 心が弱いからなんだぞ(笑)
625 :
本当にあった怖い名無し :2011/08/04(木) 00:49:15.46 ID:+6IKbgZiO
★心の貧しい、弱い人は自分の楽な方へ逃げてしまう そこで、オレはジョギングや読書、勉強や座禅などをして、自分を成長させると楽になりますよーと 年中説いているのだ。オレの言うことには深い理由、考えがあるのだ。 そこをわかっていただきたい。 今後ともぜひご理解ください、僕もここで勉強させてください、明るく楽しくなってほしい。
626 :
本当にあった怖い名無し :2011/08/04(木) 00:52:03.80 ID:+6IKbgZiO
◆誹謗中傷など一番楽なところに逃げずに、正々堂々物事に関して議論してお互いを高めていこう。 どうもありがとうございました(笑)
627 :
本当にあった怖い名無し :2011/08/04(木) 00:56:03.99 ID:+6IKbgZiO
★ 継続は力なりー で!は!(笑)
>>626 誹謗中傷するきはない
正々堂々、君のスレ違い、むだなレスの消費についてきちんと語りなさいよ
サッカー選手を、適当にゾンビにみたてて「サッカーの話題はスレ違いじゃない」とかいうのは、
あまりにも人を愚弄する、サッカー競技をも馬鹿にする行為では?
とりあえず触るなよ。
携帯とPCを使った腹話術にも見えるのに、サッカーを批判しても自己満足に過ぎん。
どうしても触りたければ止めないが、腹話術っぽく触っている限りサッカーの同類だぞ?
せめて、そう見られない工夫をしてから書き込んだ方がいい。
>>628 の中の人が正常な人ならね。
>>629 いや、サッカーは甘やかすと調子乗るのよ
肯定的な意見が出ると、とたんレス乱発し始めるから
ほっといたらほっといたで、過疎ってるときもサッカーレスで埋め尽くしたりしてたし
本人が正々堂々って言ってんだから、こっちも正々堂々サッカーの姿勢を問うよ
631 :
629 :2011/08/04(木) 12:22:07.79 ID:msJHcnBJ0
>>630 は
>>628 かな?
あのさ、まともに相手をして触ってる時点で甘やかしてるのと同じだよ。
その書き込み方から、サッカーの目的が無駄なスレの消費なのは分かるのに、わざわざレスを求めるのも矛盾してる。
過疎ってる時の書き込みなんざ、無能保守装置とでも思っておけばいいのさ。
まぁどうしてもサッカーの相手がしたければ、せめてIDの末尾をサッカーと同じにしてくれ。でなきゃ同じ穴のムジナと思われても否定できないよ。
632 :
629 :2011/08/04(木) 12:49:10.91 ID:msJHcnBJ0
すまぬ。間違った。 IDの末尾をサッカーと同じにしても、同じ穴のムジナと思われるのは変わらんね。 腹話術に見えないようにしてくれなきゃ、何を書き込んでも説得力が無いってことだたよ。
>>632 腹話術にみられるとかどうでもいい
あらし対策として、サッカーをすこしは分析してくれ
サッカーはまともに批判されるレスが続くとフッといなくなる
君みたいに、放置しろとか、サッカーは保守要因みたいに擁護すると、
とたんに活発化する
かってに腹話術認定しても構わんけど、放置がサッカー抑止に全くならないと言いたかった
スレに誰も書き込んで無かった時、サッカー君が保守してたのは事実。 雑談で数レス埋めるのもサッカー君が数レス埋めるのも大差無い。
635 :
629 :2011/08/04(木) 16:18:26.52 ID:msJHcnBJ0
>>633 おいら達が書き込んでスレを消費しても意味が無いから、これが最後ネ。
実際、腹話術でも同調する人が増えなきゃかまわない。
同調する人が出ないように変だと思う点を書いただけだから、あとは好きにやってください。
ただ、放置と保守云々は擁護ではないよ。おいらなりに、サッカーの目的を分析しての対応。
「サッカーはまともに批判されるレスが続くとフッといなくなる」って
サッカーが出てこなくてもスレが消費されるから、出る必要が無いのだけでは?
名無しで批判を扇動した方が、より効果的だし。
もしサッカーが消えない奴なら、みんな飽きちゃうだろうし?
まぁでも、考え方は人それぞれ。
>>633 の中の人がサッカーと別人で、アレのコントロールができると思うなら止めはしない。
636 :
本当にあった怖い名無し :2011/08/04(木) 21:38:01.45 ID:+6IKbgZiO
●まじ、悲しすぎる。
637 :
本当にあった怖い名無し :2011/08/04(木) 21:39:23.42 ID:+6IKbgZiO
なんでだよー 松田直樹 あんなにサポーターに愛されてたのに 悲しい。
638 :
本当にあった怖い名無し :2011/08/04(木) 21:41:03.00 ID:+6IKbgZiO
クラブ本部に向け合掌し 松田選手のご冥福祈りました。
639 :
本当にあった怖い名無し :2011/08/04(木) 21:41:48.94 ID:+6IKbgZiO
もっとプレーが観たかった。 無念。
640 :
本当にあった怖い名無し :2011/08/04(木) 21:43:46.34 ID:+6IKbgZiO
脱水症状で血液がドロドロになって つまっちゃったかな。 水分補給大事だな。
641 :
本当にあった怖い名無し :2011/08/04(木) 21:45:27.38 ID:+6IKbgZiO
●絶対に無駄にしては、いけないな。 俺も人口呼吸の講習受けたいわ。
642 :
本当にあった怖い名無し :2011/08/04(木) 21:46:34.98 ID:+6IKbgZiO
チキショー! 悲しすぎる。
643 :
本当にあった怖い名無し :2011/08/04(木) 21:47:25.72 ID:+6IKbgZiO
生き返ってくれ
個人的な感想だけど、サッカー君の今回のレスはそんなに悪くないでしょうに? ちゃんと作品に批評をしてるし、ただ作者に「乙!」ってレスよりもいいと思ったぜよ なんだかんだ言って、このスレは前から雑談っぽい進行で来たわけだしさw 小説スレが今スレで終わるならしょうがないけど、あまりキツキツのルールで進行してたらまたスレが落ちるよ 作者も住人も少なくなったし、雰囲気よく進行するぜよ!
松田、死んじゃったのか・・・・ 気迫の籠ったいいCBだったのにな・・・・ ご冥福をお祈りします
646 :
並野 人史(ナミノ ヒトシ) ◆JwKmRx0RHU :2011/08/05(金) 11:28:11.02 ID:JcYHcYBA0
647 :
並野 人史(ナミノ ヒトシ) ◆JwKmRx0RHU :2011/08/05(金) 13:42:27.88 ID:JcYHcYBA0
今週は今のところ雑談だけか・・ プリニーは次の展開からカオスの始まりか?期待せずにはいられないなw デッドマンはマジで残り二回か!? 毎度のことながらベタな話と思わせといて、展開にアクセントがあっていいなw 今回の園長とかいい味付けだったぞw ハードルを上げる気はないが着地は失敗するなよ!w 着地でコケたら全部台無しになるぞ!w 期待して待ってるから早く投下してくれよ!
649 :
並野 人史(ナミノ ヒトシ) ◆JwKmRx0RHU :2011/08/05(金) 21:25:10.49 ID:JcYHcYBA0
650 :
本当にあった怖い名無し :2011/08/05(金) 21:59:05.84 ID:He9lwbee0
プリニーせんせい早く書いてください! 夏コミの情報もアゲテください。 ハードSF系のゾンビを希望。 諸星大二郎著『孔子暗黒伝』にでてくる「視肉」を使えないかな。 例によって古代中国でゾンビ発生 活動期を終えたゾンビは停滞期に入って視肉となり 不老不死の食料となる (食べたら不老不死になるんじゃなくて、その食糧そのものが生きてて不老不死ね) よろしく!
651 :
並野 人史(ナミノ ヒトシ) ◆JwKmRx0RHU :2011/08/05(金) 22:10:08.57 ID:JcYHcYBA0
652 :
並野 人史(ナミノ ヒトシ) ◆JwKmRx0RHU :2011/08/05(金) 22:10:45.05 ID:JcYHcYBA0
653 :
並野 人史(ナミノ ヒトシ) ◆JwKmRx0RHU :2011/08/05(金) 23:41:19.73 ID:JcYHcYBA0
24時12分 勇者ヨシヒコと魔王の城 「オイッス村」 山田孝之 沢村一樹
>>648 デッドマンのは○○編××編ってなってるから、次の登場人物を中心とした物語で続くんだよ。
どっかで同じ場面の別視点とか、映像が見える小説ならではの展開が楽しみ。
655 :
並野 人史(ナミノ ヒトシ) ◆JwKmRx0RHU :2011/08/06(土) 00:14:10.65 ID:J1PsCS1w0
>>654 吉良もこんだけ書いといてポイ捨てはないと思うけどねw
てか、一読者として吉良編のキャラのポイ捨ては許さん!
個人的にデッドマンの一番悪い点は、投稿間隔が開き過ぎるとこだな。
無理言えば、ひとつのスレで一編完結とかがベストなんだけどねw
過去スレ見れないから、あとで読み返せないのが困るわ・・
657 :
並野 人史(ナミノ ヒトシ) ◆JwKmRx0RHU :2011/08/06(土) 01:22:30.41 ID:J1PsCS1w0
>>656 投稿間隔が長い分、じっくりと構成を練って書いてると思うし、
趣味でやってる事なんで生活の負担になっちゃ楽しくないと思うから、ペースについてはあまり口に出せないよね。
心情としては待ち遠しくて、早く書いて!早く載せて!って思うよね。
659 :
保守男 :2011/08/07(日) 22:28:05.68 ID:FgkUY5obO
新しい一週間が始まった 今週と来週は期待してもいいかな? 保守!
また寂れちゃったね。 荒らしがいないとこんなに静かなんだね。 雑談する人や書き手の人が早く来るといいな。
661 :
並野 人史 ◆JwKmRx0RHU :2011/08/09(火) 02:41:55.46 ID:F+mlsatX0
並野スレ立て禁止にご協力ください
663 :
並野 人史 ◆JwKmRx0RHU :2011/08/09(火) 09:24:47.66 ID:F+mlsatX0
664 :
並野 人史 ◆JwKmRx0RHU :2011/08/09(火) 13:32:39.68 ID:F+mlsatX0
>>650 SFは書いたことがないし、あまり読んだこともないからうまく書けない気がします。
私は近代兵器を用いたミリタリーアクションについて知識がほとんどないので、
SFを書いても戦闘や脱出の描写が壊滅的なことになると思います。
かといって格闘アクションは以前いたポメラニャさんに遠く及ばないですし…
デッドマンさんのように臨場感のある描写も今は難しいですので、読みながら学ばせてもらっています。
ま、こんなレベルですので血みどろシーンの迫力のなさはご容赦を。
次に投下する部分には一応戦闘がありますが、今回は書き溜めた訳ではないので以前より間隔が開くかもしれません。
(14) バタバタとせわしない足音を響かせて、看護師たちが階段を駆け下りていく。 一階の外来で多数の外傷患者が発生したので、彼らを救うために。 なぜなら、人を救うのが彼女らの使命だから。 いつもは担当の病棟の患者につきっきりでも、それより緊急性の高い患者が外来の手に負えないほど発生したなら話は別だ。 白衣の天使たちは、より多くの人を救うように動かねばならない。 それが鉄則だ。 だから病棟の看護師たちの多くは、何も知らずに血の匂いに満ちたエントランスに自ら飛び込んでしまったのだ。 パタパタと小さな足音を立てて、夏希と涼子は人気のない階段を下りていた。 この階段は、エントランスから離れたところにつながっている。 二人とも、もう患者を救おうという気などかけらほどもなかった。 いや、この二人に限っては元からあったかどうかも疑わしい。 とにかく、今の二人の目的は自分が助かることただ一つなのだ。 一階に着くと、夏希は涼子に先を譲るように身を引いた。 「さ、涼ちゃん、お先にどうぞ」 「いやいや、夏さんこそお先に〜」 二人は廊下に出る扉の前で、謙虚にも譲り合いを始めたのだ。 本来この二人は、他人に何かを譲るような性格ではない。しかし今回は、二人にそうさせるしかるべき理由があった。 一階のエントランスにはすでに、人食いが何人も発生している。 そしてこの扉の先は、エントランスにつながっている。 ということは、この扉を開けたとたん奴らに出くわすこともあり得るわけだ。 もし開けたとたん、すぐ側にいた人食いに気づかれたらどうなるか?答えは簡単、扉を開けて先に出た方が襲われる。 二人とも、自分がそうなりたい訳がない。 そんな卑しい利己心の結果、二人はしばらく扉の前でもみ合うはめになった。
(15) そんな不毛な争いに水を差したのは、足音だった。 上階から下に向かって、一人分の足音が下りてくる。 それに気づいたとたん、二人はさらに焦った。 自分たちは逃げたくてたまらないのに、ここで他の職員に見つかったらどうなるか?最悪、一緒にエントランスまで強制連行されてしまう。 その先の展開を考えると、二人は震えあがった。 しかし、かといって自分で扉を開ける勇気は二人にはなく…。 そうしてうろたえている二人に、足音はどんどん近づいていき…ついに、階段の曲がり角から足音の主が姿を現す。 「…何やってんだよ、こんなところで? さっさとどけよ、通れねえだろ」 発した言葉は不機嫌だったが、二人を叱る訳ではなかった。 何よりその姿を見たとたん、二人は安心して肩を落とした。 「な、何だ鉄郎か…もう、驚かさないでよ!」 この男は敵ではない、むしろ自分たちと同じ側の人間だ。 夏希と涼子はほっと胸をなで下ろし、鉄郎に扉の前を譲った。 この山下鉄郎という男は、事務員である。 しかしその体には、Yシャツ姿が不釣り合いなほど筋肉がついてがっしりしている。 頭はそれほど悪くはないのだが、乱暴で言葉が荒いので人間関係でトラブルが多いと聞く。 そのうえ根気が乏しいので、すぐ仕事を投げ出してしまう。 正直、事務以前にまともな仕事が務まるとは言い難い。 そんな訳だから、この男の仕事は主に雑用と、たちの悪いクレーマーの相手だ。 そもそも、こんな男に普通の客の相手をさせられる訳がない。 ただ、以前暴力団員を名乗るクレーマーを恫喝し返して追い出したたことがあり、その功績で病院に置いてもらっているようなものだ。 だが、そんな難点は今の夏希にはどうでもよかった。 自分の代わりにリスクを負って扉を開けてくれさえすれば、それでよかったのだ。
(16) 鉄郎はずかずかと夏希と涼子の間に入り、扉に手をかけた。 夏希と涼子の喉がごくりと鳴る。 それに気づいたのか、鉄郎がいぶかしそうに夏希の方を見た。 「何、ビビッてんだよ?」 「別に。早く行きなさいよ」 夏希がはぐらかすと、鉄郎は少し首をかしげながらも扉のノブを回した。 ギィッと小さな音を立てて、扉が開いていく。少しずつ広がっていく視界を慎重に確認しながら、夏希は鉄郎の後ろにはりつくようにして廊下に出た。 とりあえず周辺には、誰もいない。 「クリア」 夏希がそう言ってやると、涼子も抜き足差し足で廊下に出てきた。 そんな二人を、鉄郎はあきれたような目で見て言った。 「二人してサボりか、おまえらもよくやるよ。 俺も付き合いたいところだが、あいにく仕事があってな」 「…仕事、あるんだ」 涼子が漏らした一言に、鉄郎はうんざりした顔で言い返した。 「俺に仕事があって悪いかよ!? ほら、さっきの緊急放送、あれのからみだ。 外来で暴れてる患者がいて押さえつける手が足りねえから、行って手伝ってこいだとよ」 夏希はピンときた。 今エントランスに何人もいるあの人食いども…あれの拘束を手伝わせる気だ。 「鉄郎…エントランスには、行かない方がいいわ」 首をかしげる鉄郎の向こうに、夏希はすでに気づいている。 エントランスの方向から、角を曲がってこちらに近づいてくる人影…赤黒く汚れた白衣から、ぽたぽたと血が垂れている。 「仕事ならそこにある、まずはあれを片づけるの」 押さえつける、ではない。片づける、だ。 加虐の予感に邪な笑みを浮かべて、夏希は高らかに言い放った。 「ほら仕事よ、早くあいつを始末して!!」
ぷりにーさんはゾンビ三国志の続き書かないの?
670 :
並野 人史(ナミノ ヒトシ) ◆JwKmRx0RHU :2011/08/09(火) 23:15:38.02 ID:F+mlsatX0
>>662 m9(^Д^)プギャー(ザマぁw
つーかさ、プリニーはあんだけの大長編乗っけといて途中で書くの辞めて また新しい小説書きますっておかしいだろ 無駄にスレ消費するサッカーとやってることが同じ
そんな事言ったら、途中で消えた書き手の方が酷いだろ? デッドマンだって、短編を書かなければ吉良編は終わってたと思う。 短編って言っても、結構な文量だよ。 プリニーを擁護するつもりはないけど、三國志を辞めたわけじゃないんじゃないかな?
プリニー乙! まだ新参で過去スレ読んでないから、昔の書き手は分からない。 でもさ、個人個人に得意な文章表現もあれば不得意な部分もあると思うよw デッドマンは擬音とスプラッターな表現は上手いと思う。 結構話題になってるから、今回の吉良編をちゃんと読んでみたら情感を出すのも意外と上手くて驚いたw 個人的な意見だけど、プリニーの文章は読みやすくていいと思う。 文章も丁寧で、デッドマンよりも馴染みやすくていいと思った。 肩肘はらずに頑張って下さい。 一読者として次の展開に期待してるからさw
何度もスマン! 今回レスしたのは、頼みがあって来た。 以前デッドマンの吉良編を保存してる猛者がいたけど、短編を保存してる猛者はいますか? っていうのも、短編の話でまぶたを食べる話とかドMカップルの話があったよね? その2つの短編をもう一度読みたいので誰か頼みます。
荒らしってのは文章に人格の歪みが反映されてるんだよね
>>672 同じじゃないだろ
スレ消費してる分あくどいよ
プリニーに2つ聞きたい
@ゾンビ三国志を途中でやめて新しい話をはじめた理由は?
Aゾンビ三国志をこれからどうするのか?
新参者には分からないけど、三國志の続きが読みたいって事かな? 三國志のゾンビ小説を詠んだ事ないからね。 プリニーが荒しとか思わないけど、三國志絡みで何かあったとか?w 何スレも続けて書いてた作品なら、最後まで書けばいいと個人的には思う。
途中でレスしたw 何にせよ、書き手の人の自由なんだけど、読み手としたら作品は完結して欲しいと思う。 だから保守男も頑張れ!w
横レスになって申し訳ない。 ゾンビ三国志は、「長すぎる」とか荒らしっぽい人が書き込んだりしてた。 そんな当時の事情があるし、なかなか再開は難しいかも。無理に再開したら、荒らす口実にされるだろうし。 まずその辺を読む側で話し合わないと、プリニーさんに迷惑なだけじゃないかな?
ちなみに、ゾンビ三国志は一区切りついてから終わっていた。個人的には問題なかったと思う。
681 :
本当にあった怖い名無し :2011/08/11(木) 02:08:13.80 ID:Y5ZLcZkG0
作家は傲慢でも変人でもいいが 評論家は死ねばいいのにと思うよ
最近は自演に凝ってるの?
683 :
680 :2011/08/11(木) 03:39:35.88 ID:Lfvq6+nG0
まぁ評論家呼ばわりされるほどの意見が言えて、それを作者さんも参考になったと思うなら良いんじゃないですか? 「つまらない」とか「長い」って書き込みで邪魔しようとする奴よりは。 ちなみに、自演ちゃいまっせ。
ゾンビだぞー
ほんとにゾンビかなー? そうだ。これで刺せば、人間なのかゾンビなのかがわかるぞ。 えいっ!
686 :
◆JwKmRx0RHU :2011/08/14(日) 14:27:24.55 ID:AjEnwtH50
今週もマジで不発!? 書き手の人はたぶん社会人だよね? 今週は期待してたのにな・・・・ 来週に期待するしかないか
689 :
本当にあった怖い名無し :2011/08/16(火) 23:53:26.27 ID:4fdsXds8O
次の投下まで間隔がありそうだね。 こんな時、たまに自分が小説スレの最後の住人なのかな? って思う事がある。 他の保守要員の人が来ないから余計だね。 念のため、保守しとくね。
もう、1年ROMってる。一時のサッカー実況スレからしたら、希望が見えてきたな。
>>690 こんなに過疎っててもか?
一年くらいじゃ書き手もほとんどいない時期じゃない?
末期だよ、このスレは
692 :
本当にあった怖い名無し :2011/08/23(火) 00:31:19.07 ID:88anrU7/0
693 :
本当にあった怖い名無し :2011/08/23(火) 00:33:39.12 ID:88anrU7/0
角のファミマ
作者さんて、毎日そんなに忙しいのかな? 個人的には少しずつでいいから、作品を更新して欲しいです このスレは良スレだと思うけど、作品が投下されて成り立つスレだからねw
そりゃ忙しいよ。それに毎日空き時間全てを小説に費やしてるワケでも無いだろうし、気分的な問題もあるだろうし。 それに今はゾンビ関連のスレに統合失調症患者が粘着してる様なんで、しばらくは動かない方が良さそう。 賑わいだしたらこっちにも攻撃してくるんじゃないかな?
>>696 プリニーさん? デッドマンさんかな?
攻撃とか、意味は分からないけど頑張って続きを書いて下さい
>>696 ここ相手にされてないだろ
商業化をめざしてる連中なんだから
むしろおまえが滑稽(笑)
書けない理由を他者に転嫁とか
物書きの資格すらないクズですたとサ
なんでもいいけど過疎りすぎだな
ボク保守えもん
701 :
◆JwKmRx0RHU :2011/08/26(金) 23:26:04.97 ID:R3jbqzlp0
>>700 保守えもん、ごめん!
このスレはもう、終わっちゃったんだよ!!
703 :
本当にあった怖い名無し :2011/08/27(土) 22:24:17.22 ID:QGqZMF800
それでもプリニーとデッドマンと456の新作を待ち続ける俺がいる プリニーかわいいよプリニー
>>703 いや、デッドマンだけでいいよ。
456は問題外。
456は呼ばないでよ…荒れるから
デッドマンは意外と固定ファンが多いみたいだね。 投下ペースが遅いのが難点だけど、スレが埋まるまでにあと何回か投下して欲しいところ。 書き手があと二人くらい増えれば、もう少し過疎化も何とかなりそうだけど、無理そうかな?
別に過疎ってても全然問題ない。
456は今の状況を予言してたり 読者にも結構鋭い発言をするからな… 評論家気取りの中学生はNGしたほうがいいと思う
そうだね〜 いい子だから456は大人しく巣に帰ろうな デッドマン早く来ないかな・・・・
予言とか言っちゃうのは、どこの小学生ですか?w 創作スレがネタ切れで過疎っていくのは当然の成り行き。 明確な時期の指定が無くていいなら、誰だって予言できるし。(456は死ぬって予言したとしても、いつか当たるだろ?) つか、スレの読者を煽ったり別コテで騙したり、いろいろと過疎るように工作した結果を予言とは言わん。 それを予言とか言っちゃうなら、そりゃただの『かわいそうなマッチポンプ』だ。 あと、発言が鋭いってのも具体的にコピペしてなきゃわからないなw
話題にするなよ 湧いてくるだろ
お久しぶり、何とか月が変わる前に投下できてよかった。
以前このスレはもう必要ない的な意見が出たので、他に小説を自由に投稿できるサイトがないかと探したところ、
見つけました!
「小説を読もう!」
http://yomou.syosetu.com/ 「小説家になろう」
http://syosetu.com/ 「小説家になろう」から投稿された小説を「小説を読もう!」で読むことができます。
さまざまなジャンルの小説が大量に投稿されており、試しに「ゾンビ」で検索したところ多くの作品が見つかりました。
その中の「EYES」と「サバイバル高校生」があまりに面白かったので、書くのを忘れて読みふけってしまった次第で…
未完のまま放置されている作品も多いですが、完結作品がけっこうあるのもポイント高いです。
叩き合いが嫌なら、こういうところで自分好みの作品を探すものいいでしょう。
ちなみに二次創作専門の「にじファン」というサイトもあり、
運が良ければ自分の好きなマンガやアニメのゾンビ的二次創作が見つかるかもしれません。
「小説家になろう」で投稿された小説のうち、二次創作が「にじファン」で読めます。
しかし、今自分が書いているものはストレスの塊であり現実のエピソードや心情を含むので、リアルであの女に気づかれる危険を考えると、
あまり長く読める状態で放置していいものではないため、落ちれば読めなくなるこのスレで続けます。
白衣の悪魔in死霊地獄 (17) 夏希が指差す方向を振り返ったとたん、鉄郎は間の抜けた声を上げた。 「はあっ!?」 向かってくるのはまごう事なき白衣の奉仕者…患者ではなく看護師だ。 どう見ても、片づける対象ではないだろう。 「…おいおい、勘弁してくれよ。 俺は人間相手の暴力沙汰はごめんだぜ。 それに、あれはむしろおまえらの仕事だろ?」 鉄郎は苦笑しながら、看護師の方をあごで指した。 看護師の右手は、指が一本足りなかった。そこから流れ出た血が白衣のすそを伝い、下半身に赤い筋を作っている。 つまり、けがをしているのだ…けが人の治療は、確かに夏希たちの仕事だ。 しかし、夏希と涼子には分かっていた。 この看護師はさっき、救急車から出てきた人食い運転手に指を食いちぎられていた外来の看護師だった。 もし、ゾンビはうつるという夏希の推測が正しければ、彼女はもう人間ではなくなっている可能性が高い。 そもそも、人として意識があれば声をかけてくるだろう。 そうしてぐずぐずしている間に、看護師は鉄郎のすぐ側まで近づいてきた。 「やらないと、アンタが死ぬかもしれないわよ。」 夏希が語気を強めて言ってみると、鉄郎は仕方ないなあというように看護師の方を向いた。 そして、少しだけふしぎそうな顔をした。 看護師の歩いてきた道は、赤い血痕でなぞられていた。 しかし、指の傷口からはもうあまり出血していない。 なら、あの血はどこから? それに、看護師の肌は今まで見たことがないくらい青白い。 どうしたものかと迷っているうちに、看護師の手が鉄郎の腕を掴んだ。
(18) 「うぉっ!?」 まさか急に掴まれるとは思っていなかったのだろう。 鉄郎は反射的に身を引いた。 次の瞬間、今さっき腕があったところで、看護師の歯ががちんと打ち鳴らされた。 「は?」 至近距離で目にしたその光景に、鉄郎は目を見開いた。 明らかに、噛もうとしたのだ。 「おい、何すんだよ!返事ぐらい…」 驚いて声をかける鉄郎に、看護師は唸り声を上げて再びにじり寄る。 その時、後ろから夏希の声が聞こえた。 「噛まれたら終わりよ。 ああなりたくなかったら、早く片づけて」 鉄郎の頭の中を、大量の疑問符が飛び交った。 相手が自分を噛もうとしていることは、今ので分かった。しかし、噛まれたらなぜ終わりなのかが理解できない。 そもそも、なぜけが人が人を噛もうとするかが分からない。 夏希は重要なところをかいつまんで言ったつもりだが、元々頭が良くないうえに医療の知識もない鉄郎には理解できないことだらけだ。 そうしている間に、看護師が再び鉄郎に手を伸ばす。 「チッ!」 訳が分からなくても、降りかかる火の粉は払わねばなるまい。 鉄郎は素早く看護師の頭をつかむと、鮮やかな動きでみぞおちに膝を入れた。看護師の体が見事なくの字に曲がり、その場に崩れ落ちる。 しかし、倒れながらも看護師は鉄郎にしがみついた。 指が食い込むほど強く掴んだまま、不自然な体勢で崩れていく。 「畜生、放せこの…!」 予想外の強い力に体勢を立て直せないまま、鉄郎は看護師とともに床に倒れこんだ。
(19) 「ああああ!!どどどうしよう夏さん!?」 鉄郎が倒れるのを見たとたん、涼子は狼狽した。 自分たちを守ってくれると思っていた男が、あっさりと倒れてしまったのだ。 「ねえ逃げようよ、早く逃げようよぉ!」 「うるさい、役立たず!!」 慌てふためく涼子を横目に、夏希は走り出していた。 鉄郎は床に転がったまま、看護師ともみ合っていた。 「くそっ放せこのアマ…!」 鉄郎は何度も足で腹を蹴りつけるが、看護師の攻撃は一向にやまない。内臓が危ないんじゃないかと思うほど蹴っても、平然としている。 体勢を立て直そうにも、噛まれないようにするのは意外と難しかった。 鉄郎は片手で看護師の首をつかんだまま片手で応戦するしかないが、看護師はがむしゃらに鉄郎の体を掴み、引き寄せようとする。 けんかに慣れた鉄郎が力をこめて押し返し続けても、疲れを見せることなく抗い続ける。 これはもう、強いというより不気味だ。 体にいくらダメージを与えても効かない、どれだけ力を使い続けても疲れることを知らない…こんな相手は初めてだった。 鉄郎の手に、脂汗がにじむ。 それを待っていたように看護師が身をよじり、鉄郎の手が首から外れた。 「あ…!」 看護師が、女とは思えないような臭い口を大きく開いた。 この瞬間、鉄郎の手は滑った勢いで空をきっており、もう片方の手は看護師の片手としっかり組み合っている。 つまり、払いのけることは不可能だ。 やられる…鉄郎が思わず目をつぶった瞬間、上から声が響いた。 「一つ貸だコラぁ!!」 閉ざした視界の中で、ガシャンと何かが割れる音がした。
(20) 唐突に、看護師の体から力が抜けた。 その隙をついて、鉄郎はどうにか起き上がって体勢を立て直した。 見れば、看護師の頭は陶器の破片にまみれ、辺りの床に水と生花が散りばめられている。 夏希が近くにあった花瓶を持ってきて、看護師の頭にぶつけたのだ。 「ナイス、助かった」 鉄郎がお礼を言うと、夏希は真剣な顔のまま返した。 「まだ終わってないわよ、早く片づけて!」 鉄郎の足もとで、看護師がずるりと体を起こす。 「分かった、今度こそ一発で落としてやるよ!」 「落とすじゃなくて…」 夏希はまだ何か言いたそうだったが、聞いている余裕はない。 鉄郎はすぐさま動きの鈍い看護師の後ろに回り、首に腕をからめた。そのまま腕に力をこめ、吊り上げるように絞めていく。 その様子を見ていた夏希が、冷めた目で尋ねた。 「ねえ、そいつの脈拍はどんな感じ?」 「脈って、そりゃあ…」 鉄郎は動けない看護師の首に、指を押し当てた。 いくら医療の知識がない鉄郎でも、どの辺りに脈が触れるかくらい知っている。 ひんやりとした首筋に、何の疑問も持たずに指をあてがう。 拍動は…伝わってこなかった。 「え、あれ?」 慌てて反対側を触ろうとして、鉄郎は震えあがった。 反対側の脈が触れるはずの部分は、今まで髪に隠れて見えなかったが…肉がえぐりとられたような深い傷になっていたのだ。 しかもその、明らかに動脈まで達しているであろう傷は…血が吹き出してはいなかった。 そこから導き出される答えは、一つ。 その解にたどり着いたとたん、鉄郎は看護師の体を思い切り蹴とばしていた。
ハイ次
多分プリニーはそのサイトに流れて行くみたいだな デッドマンは勧められてるHPに興味があるみたいだしな プリニーは今作はこのスレに投下するみたいだけど デッドマンはHPを作ってそっちで書く気なのかな? >デッドマン お前を待ってる人もいる、HP作ったら最低でも誘導してくれよな!
>>しかし、今自分が書いているものはストレスの塊であり現実のエピソードや心情を含むので、リアルであの女に気づかれる危険を考えると、 あまり長く読める状態で放置していいものではないため、落ちれば読めなくなるこのスレで続けます。 まじでキチガイだなw 気付かれるわけねーだろ、ガチで糖質っぽいなw うぜーからブリニーもさっさとそのサイトいけや
720 :
保守男 :2011/09/01(木) 01:05:31.24 ID:I53VoOCtO
てす
今回のブリニートは銀河鉄道999ネタなの?
>>720 保守してないで過去作を出せ。
完結まできちんと書け。
>>712 プリニーさん、乙でした。
続きを楽しみにしてまする。
プリニーは別サイトに行きました デッドマンは作風に自信をなくして消えました このスレはオカ板にふさわしくないので終了します 合掌 ( ̄人 ̄)
725 :
◆JwKmRx0RHU :2011/09/02(金) 23:54:36.94 ID:khkqCNgS0
>>724 デッドマンは絶対来るよ。作風は人それぞれ好みがあるから意見しないけど、自分はデッドマンの作風は好き。
>>726 俺も来ると思う。デッドマンは一ヶ月くらい平気で飛ばすから、特に問題ないと思ってる。
作風にいちゃもんつける読者もいるけど、好き嫌いは誰にでもあるからデッドマンも気にしなくていいと思う。
一読者として言わせてもらえるなら、今スレで吉良編は完結して欲しい。
完結後も、ずっとこの小説スレで書き続けて欲しいと思ってる。
てか、放置魔デッドマンにHPは無理でしょ?w
>>727 HPがあるといつでも読み返せるからHPはあれば良いと思う。
作ってくれるかどうかはデッドマン次第だけど、以前の作品とかも読みたいから是非ともHPを作って欲しいと願ってる。
たまにはアゲてみる。
>>729 意味ないだろ?
残念だけど、きっとこのスレは終わっちゃったんだよ
731 :
本当にあった怖い名無し :2011/09/07(水) 01:48:20.80 ID:1V5AR4Mo0
スレが無いとデッドマンの小説をUPしてもらえないからね。
デッドマン待ちが多いみたいね デッドマンがひょっこりプリニーの推薦するサイトにいたら笑えないよな・・・・
733 :
本当にあった怖い名無し :2011/09/08(木) 04:22:59.60 ID:UdcoXanW0
>>732 文体からみても、デッドマン待ちは一人か二人くらいで全然多くないだろw
735 :
本当にあった怖い名無し :2011/09/09(金) 10:50:29.34 ID:MsTUx27g0
せめて生存報告くらいして欲しいよな 作品の投下以外にも、作者もたまには雑談とかしに来ればいいと思う これじゃスレが過疎る一方なんだぜ?
737 :
本当にあった怖い名無し :2011/09/12(月) 05:59:36.77 ID:PU6ZRUpB0
そろそろ作品をお願いします(>_<)
(´・ω・`)いっそ死んで楽になりたい… いや、どうせならその前にこんな世の中滅びちまえ。 例えばそう、ゾンビが溢れたりしてさ。 以前はよくそう思ったもんだ。 だが、今じゃ… ('A`)シニタクナイヨ
派遣切りにあって以来、引きこもりみたいな生活をしていたオレ。 薄暗いアパートの部屋でタイムセールで安くなった惣菜で晩メシを喰いながらテレビを観ていた。 画面の上に急にテロップが流れた。 なんか知らんが電車が止まりまくりらしい。 原因は駅で乱闘みたいなのが起きたらしかった。 (´・ω・`)どうせならもっと派手にテロでも起きて死にまくればいいのにな。 メシを食い終わったオレは日課をこなすことにした。 もちろん、オナさ。 最近は電車痴漢モノにハマってる。 もしかしてさっきの駅での乱闘ってのも集団痴漢騒ぎだったりしてなw
翌朝起きると… すまん、見栄を張っちまった。 翌昼に起きると妙に外が騒がしい。 腹が減ったので駅前で牛丼でも食おうかと思って外に出ると、車が大渋滞だった。 歩いてる奴らも、いや小走りになってる奴らばかりだな。 どいつもこいつもみんな荷物や買物袋やら大荷物ばかりだ。 駅前なのにシャッターの閉まった店ばかり。 開いてるほうが少ないぞ。 なんじゃこりゃ?
牛丼屋に入ると店員がビクッとしてから 『ぅいらっしゃいませぇ』 うわずいた声で挨拶した。 入口近くの席に座って牛丼を喰いはじめると厨房で店員が何やら揉めてる? 『とにかくすんません、お先に失礼します!』 店員の一人が叫ぶように出てきた。 そしてオレのほうに小走りで近づいてくると… 『ひぃ!?』 失礼な奴だな(#゚ω゚)ビキビキ そんなにオレはキモメンか?
ドン! 音に振り向くと馬鹿な客が店に入ろうとして失敗し、ドアにぶつかったようだった。 しかも2人もかよ。 アホな連れ同士か? だっせ〜、ぶつけて血ぃ出てんよ。 『ひゃうあうぁ〜』 訳のわからない叫びをあげて店員は店の奥に走っていった。 なんちゅうバカ店員だ、クビだクビ。 クビにしろ! オレみたいにクビになれ!! しかしまぁ落ち着いてメシも食えないのかよ。 ぶつかった二人を見るとゆっくり立ち上がろうとしていた。 そこで初めてオレは異常に気づいた。 こいつらオレよりブサメンだ… ていうか、顔が…顔が… 単にぶつけたにしてはおかしすぎるほど紫色に変色した肌。 口からは泡と血が流れてる。 何より目…目が黄色く濁って黒目が消えてる。 どう見てもまともじゃない。 ドン! 男達がまたドアにぶつかった。 男達の後ろからさらに二人、似たような気持ちの悪い奴らが突っ込んできたせいだった。 気がつくと店の入口前に似たような連中がどんどん集まっていた。 ミシミシ… 店のガラスがいやな音を立てて軋み始めていた。
743 :
本当にあった怖い名無し :2011/09/12(月) 11:49:36.40 ID:PU6ZRUpB0
新人さん乙! しえん しえん
(´・ω・`)なんか…やばくない? そう思った瞬間 バリン! ガラスが砕け散り男達がなだれ込んできた。 さいわいにも男達は勢い余ってそのまま転んでくれた。 その後はとにかく夢中だった。 店の奥に逃げ込んで、店員が通ったらしい半開きのドアをくぐったら裏道に出た。 外にも似たような狂人が溢れていた。 『ぎゃあぁ』 悲鳴のほうを見ると数名の狂人が店員をアスファルトに押さえつけていた。 そして血飛沫が飛び散った。 噛み付いてる? 一瞬ビクビクと痙攣すると店員は狂人どもを薙ぎ払った。 『ごあぁぁぁ!』 雄叫びをあげる店員。 店員強ぇ! 店員と目が合った。 黄色く濁った瞳だった。 店員に突き飛ばされた狂人たちがゆっくり立ち上がる。 すさまじくマズイ気がする… 次の瞬間、店員達キモメン集団が雄叫びをあげながらオレのほうに向かってきた。 うわあぁぁぁぁぁ!!
オレは全力で走った。 多分、こんなに全力なのは小学校の運動会以来だ。 だからもちろん、すぐに息が上がり始めた。 はぁはぁはぁ… オレ、ピンチ! 逃げる間もそこかしこで狂人達がみんなを襲いまくってる。 そして襲われた人も急に叫び声を上げて奴らの仲間入り。 すごい声と顔で掴みかかろうと迫ってくる。 右も左も前も後ろも狂人と逃げ惑う人ばかり。 しかも狂人の数はすごい勢いで増えている。 減るのはオレの体力と気力だけだ。 やばい、マジで脇腹が痛ぇ。 息が…息が… く、苦しい… はぁはぁ、はぁはぁ、はぁはぁ… オレ、大ピンチ…
思わず駅のほうに向かって走っていたが大失敗だった。 物凄い数の狂人が駅から大挙して向かって来る。 やばい、囲まれる!? 気づいた時には遅かった。 そういえば派遣切りの時もそうだった。 クビになるかもって思った時にはほぼクビ確定してたっけ… ちくしょう、ついてねぇ。 なんなんだよ、オレの人生!
前も後ろも狂人だらけ。 あたりにいる狂人じゃないまともな人間はみな追い詰められ、組み付かれ、噛み付かれている奴ばかりだった。 助けを求めてる奴こそいるがオレを助けてくれそうな奴は一人も見当たらない… 死にたくない! 死にたくねぇよぉ… その時だった キキー!! ドガッ! いきなり車が突っ込んできて後方から迫っていた狂人達を吹っ飛ばしてくれた。 そしてオレを助けてくれた車は… キィー! …ドゴン!! そのまま電柱に激突していた。
748 :
本当にあった怖い名無し :2011/09/12(月) 14:22:17.76 ID:PU6ZRUpB0
いいね!
その車が別にオレを助けるために突っ込んできてくれたわけではなく、単にハンドルを切りそこねただけだった事に気づいた瞬間、 ドガァン!! 車は爆発、炎上していた。 爆風でふらつきながらオレは路地を目差して駆けた。 体力はもう限界だった。 これ以上走れない。 でもこのチャンスを逃したらどうなるかは一目瞭然だ。 なんとか小さなビルとビルのわずかな隙間に入りパイプに手をかけてよじ登る。 ビルの2階の窓にたどり着き中に入ろうとしたがカギがかかっていた。 下を見やるとオレの跡を追って女の狂人がビルの隙間に入ろうとしている。 汚らしい泡を口から垂らしながらオレのほうに手を伸ばす狂人。 サァっと血の気が引いていくのを感じた。 いくらモテないオレでもこんな女はごめんこうむる。 オレは焦ってガラスを割って這うように中に潜り込んだ。
薄暗い室内にはテーブルと椅子が並んでいる。 定食屋か何かか? 『ごあぁぁ!』 振り向くと窓辺に紫色の腕があった。 ちくしょう!! オレはテーブルにあったガラスの灰皿を掴み窓に向かった。 今まさに顔を出した女の狂人の鼻に灰皿を思い切り投げつけた。 鈍い音とともにのけ反る女の首。 やった!! が、すぐにまた顔を突っ込んできやがった。 『ごがあぁぁ』
くそっ!! オレは椅子を持ち上げて女の顔に叩きつけた。 椅子ごしに嫌な感触が伝わってくる。 だが、それでも女はなおも侵入してこようともがいていた。 死ね! 死ねッ! もう一度、さらにもう一度強く椅子を叩きつけると女の姿は見えなくなった。 落ちただけなのか死んだのか、外を見て確認する勇気はオレには持てなかった。 オレは窓を睨みつけながら震える腕でずっと椅子を構え続けた。
752 :
本当にあった怖い名無し :2011/09/12(月) 15:33:43.03 ID:PU6ZRUpB0
さるよけ
どのぐらいの時間が経ったんだろうか? 数分? 数十分? いや、もしかしたら数十秒のことだったのかもしれない。 このままじゃまずい。 オレは疲れ切った身体に鞭打って窓際にテーブルと椅子を積み上げてバリケードを作った。 バリケードを作る間もさっきの女は現れなかった。 もう襲ってこないんだろうか? わからない。 ただわかっているのは、外から聞こえる狂人どもの咆哮は間違いなくどんどん増えているということ。 そして悲鳴は少しずつ減っているということ。 くそっ、警察はどうなってるんだ? 自衛隊は? 誰でもいい、誰か助けてくれよ…('A`)
そうだ、ケータイ! 今更だがオレは使い古したケータイを取り出した。 期待に反してケータイはまるで繋がらなかった。 だがワンセグをつけて見ると一部のチャンネルはまだ生きていた。 放送内容はほとんど同じ。 『感染性の高い病気で凶暴化した人々が暴れているので外に出ないように』 というものばかりだった。 感染性が高い? ウソつけよ、そんなもんじゃないだろ。 ちょっと噛まれただけですぐに感染…いや、変身してるじゃねぇかよ! ケータイのバッテリーも残り少なくなり始めていた。
痛っ… よく見ると右手のツメが割れている。 左腕からは血が流れていた。 オレは自分の身体をチェックしてみた。 興奮していて気づかなかったけど壁をよじ登ったり割れた窓をくぐったりで身体中傷だらけになっていた。 さいわい、狂人に噛まれたり引っかかれたりはしていないようで、それだけが救いだった。 ただ、傷を見るとあらためて痛みが襲ってくる。 呼吸が整うにつれ多少の冷静さを取り戻せた。 室内を見回すとどうやら居酒屋の2階席らしい。 窓際の監視をできなくなるのは少し不安だったがオレは中を調べることにした。
小さな階段がある。 1階と3階に繋がっている。 いきなり1階に降りるのは気が引けたのでまずは上を調べることにした。 階段の先にはカギのかかった小さなドアがある。 よく見ると『この先従業員のみ。立ち入り禁止』と書かれた紙が階段の壁に貼ってあった。 3階は単なる物置か倉庫みたいだ。 仕方ないので一階をチェックすることにした。 足音を立てないよう注意しながら一歩一歩ゆっくり階段を降りる。 正面シャッターが閉まっているせいか1階は2階以上に薄暗く人気はまるでなかった。 ただシャッター越しに狂人の咆哮が聞こえてくる。 このシャッターなら奴らの侵入を防ぎきれるんだろうか?
1階の奥は厨房になっていた。 やはり人気はない。 少しホッとしてオレはあたりを見回し包丁を手に取った。 こんなもんで戦えるか? …無理だろう。 そうは思ったが何かを持っていないと不安でしようがない。 冷蔵庫を開けると中は暗かった。 それでオレは初めて気づいた。 試しに厨房のボタンを押してみて確信した。 どうやら停電しているようだ。 水道からはまだ水が出た。 それでなるべく音を立てないように注意しながらコップやらヤカンやらに水を入れた。 そう、電気が切れるくらいだ、水だっていつ切れるかわからないからな。 我れながらなかなかの冴えてる…たぶん。
2階に戻りバリケードが崩れていないことを確認してから再び3階に向かった。 カギを壊して中に入りたいところなんだがなぁ。 包丁でこじ開けられないか隙間に突っ込んでみたが無理だった。 また2階に戻った。 さっきの女のことを考えると奴らは2階でもよじ登ってくる。 そしてあのタフさ。 複数に襲われたらヤバすぎる。 ていうかサシでも勝てるか不安だ。 このバリケードは保つのか? いろいろ考えて2階にいるのはやめにした。 やはり1階にいよう。 ふと見るとバリケードの隙間から入ってくる陽の光が紅くなっていた。 夜だ…夜になる…。 間違いなく長い夜が始まるな。 オレは明日の朝日を拝めるんだろうか?
シャッター近くとかは嫌すぎる。 仕方ないので厨房に陣取ることにした。 1階のほうがまだマシ、2階より安全だろう。 だが座った途端… バーン! バンバーン! 誰かがシャッターを叩く。 唸り声がすることからして狂人に違いない。 。。。 。。。 ((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル …やっぱり2階にしよう。 オレは2階に立て篭もることにした。 その代わりに1階から物を持ってきてバリケードを補強する。
760 :
本当にあった怖い名無し :2011/09/12(月) 21:04:30.46 ID:PU6ZRUpB0
久々に面白いのが読めて嬉しい!
バリケードの補強が終わる頃には疲労で眠気が襲ってきた。 だが不安と恐怖と傷の疼きで眠たいのに眠れない。 時折、遠くから悲鳴と絶叫、そして咆哮が聞こえる。 聞こえる音といえばただそれだけ。 思い出すたびに警察や実家に電話してみたが繋がることはなくバッテリーを無駄遣いしただけに終わった。 電池切れのケータイなんざなんの役にも立たない。
真っ暗な中、何度も何度も時計を見る。 少しも時間が進まない。 この時計、壊れてるんじゃないのか? 気が狂いそうだ。 もうちょっとの我慢だ。 朝になれば…朝さえくれば… 自分に言い聞かせる。 でも、わかってる。 本当はわかってる。 朝になったからといって何がどうなるってわけじゃない。 ただ、少なくともこの暗闇からは解放される。 早く、早く朝になれ…!
バン! バンバーン! ドンドン! 時折雄叫びとともにシャッターや壁や裏口のドアが叩かれ、そのたびに生きた心地がしなかった。 ドアやシャッターは大丈夫か? もし1階から侵入されたらどうする? 今度は逆にバリケードのせいで窓から逃げることもできないぞ? よく考えたらヤバいんじゃないか? 不安ばかりが広がった。
1階の厨房から食べられそうなものを持ってきていたが、食欲は湧かないままだった。 なんとなく腹が減ってる感じはあるのに胃が締め付けられたような感覚がして食べる気にならない。 とりあえずヤカンの水だけ飲んだ。 恐る恐るバリケードの隙間から外を眺めると電気のない街中は真っ暗でよく見えない。 人影がわさわさ動いているが、どう考えても狂人だろう。 他にまだ生きてる奴っているのか? 。。。 。。。 。。。 翌朝、大きな音で目がさめると警察と自衛隊が救助に来てくれた。 道路に展開し、ばったばったと狂人どもを倒していく。 そしてオレは装甲車に乗せられて安全な基地に連れて行ってもらった。 ちなみにその基地で同じように救助された若い女と仲良くなって今付き合ってる。 (-ω-)ノめでたし、めでたし。
。。。 。。。 。。。 …なんて妄想を暗闇の中、何度も何度も繰り返す。 引き寄せだ、イメトレだ。 これで助かるんだ、きっと。 …ちくしょう、むなしい… 助かりてぇよぉ… うぅ…怖えぇ…怖ぇよぉ… いつの間にかヤカンはからっぽになっていた。
投下おつっす。 続きを期待してます。
それは唐突のことだった。 キキキー! タイヤの軋む音。 普段なら耳障りなはずなのに今は心地好いサウンドだ。 オレはバリケードに張り付くように外の様子を伺った。 あ… 車のライトが視界に入る。 こっちに近づいてくる!? やった! 助かるかもしれない! 冷静に考えたら何故そこまで考えが飛躍するのか意味不明だ。 でも、その瞬間のオレの意識はそこまでハイになっていた。
そして キキキィ… ドゴン! 目の前のビルにライトが突っ込んで消えた。 ビィー… クラクションが鳴り響く。 希望は失望に変わっていた。 そうさ、こんなもんさ、オレの人生。
車はちょうど対面のビルの1階に突っ込んでいた。 やはり普段の運転とは違うから事故りやすいのか? まさかまた爆発しないだろうな? あ… 後部席のドアが開き中から人が出て来た。 よろよろしてる。 薄暗闇の中でもわかった、女だ。 女はふらつきながら運転席を覗き込もうとしていた。 『ごああぁ!!』 車、いや女を目掛けてあたりから次々と狂人が集まってきた。 数え切れないほどの雄叫びがまるで地響きみたいだ。
無数の腕が女に伸びる。 狂人の咆哮に女は逃げ出した。 おい、こっちだ! そう叫びたかったが、声が出なかった。 だが、オレの心の声が届いたのか、女はこっちのビルに向かって走り出した。 そして、 …転んだ。 狂人が一斉に女に躍りかかる。 もがく女。 。。。 。。。 な、なんかいやらしいな。 ハァハァ。 ハァハァ。
…あ!? ビリィ! 狂人に掴まれ女の服が破けた。 暗闇に白い肌が浮かぶ。 おぉ!? 暗闇の中ぷるぷると揺れてる! もちろん、おっぱいがだ!! おぉ!?
あ、ちくしょう! 女は完全に捕まりアスファルトに引きずり倒された。 くそっ! 狂人の影になって位置的におっぱいが見えない! 角度を変えてなんとかおっぱいを見ようとオレは身を乗り出した。 助けようとするどころかおっぱい!おっぱい!なんてゲスな考えを持ったせいだろうか? 罰が当たった。 ガシャーン! そう、バリケードの一部を自分で崩しちまった。 椅子が床に落ちる音が室内に響き渡る。 や、やばい!! ゾッとして窓の外に目をやると 『ごあぁぁ』 『ごああぁぁ』 『ごがあぁ』 『ごああぁぁ』 こちらを向いた狂人の群れから物凄い数の咆哮が響き渡った。
あわわわわ… ((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル ひいぃぃぃぃ!? 大量の狂人が一斉にこっちに向かってくる。 雄叫びと足音の地響きだけでも積み上げたバリケードが崩れそうだ。 うわあぁぁぁぁ!! オレは逃げ出した。 どう見てもこんな程度のバリケードで防ぎ切れるわけがない。 1階のシャッターだって保つかどうか。 階段を下りる足がもつれる。 ドーン!! 1階に下りると同時に轟音が響いた。 オレはすぐに理解した。 狂人の群れがシャッターに激突したのだった。 うげぇ!? シャッターがひしゃげてる!!
へんにこねくり回した表現を使わず、淡々と展開していくのがいい
にゃも=456
床との隙間から気持ちの悪い腕が何本も伸びてきた。 ドン! ドドン! さらにシャッターがひしゃげ見る見る変形していく。 床との隙間が広がり始める。 ガシャーン!! 今度は2階から音がした。 間違いない、バリケードが崩れる音だ。 やっぱりよじ登ってきてる奴らもいる。 や、ヤバすぎる! オレは厨房に急いだ。 厨房奥の裏口から外へ! 外へ抜け出すんだ。
裏口のドアを開けた瞬間 『ごあぁぁ』 で、出たぁ!? 狂人が一人いやがった。 ダラダラと泡を噴き出しながら狂人が掴みかかって来た。 オレは持っていた包丁を振りかざし… …? …あれ? ない… いつの間にか手ぶらになってる。 逃げる途中で放り出しちまった!? うわあぁぁぁ!!
狂人がまさに噛み付こうと眼前に迫る。 ひいぃ! オレはとっさに近くにあったビンを掴んで狂人の頭に叩き込んだ。 改心の一撃!! が、狂人はわずかに一瞬よろめいただけで、またすぐに掴みかかってきた。 こいつらタフすぎる。
グワシャーン!! 2階から一際大きな音がした。 そして雄叫び。 完全にバリケードが破られて中に入って来やがった音だ! ギシギシギシ…ベコン! 視界の隅にグニャリと曲がったシャッターの隙間から狂人どもの上半身が覗いているのが見えた。 シャッターも破られそうだ…!
780 :
本当にあった怖い名無し :2011/09/14(水) 00:05:20.32 ID:6k1JIWiv0
支援!
スレが伸びてるからデッドマンかと思ったたら新人さんだったのかよw 前コテは「書くよ」って人かな? 何だかこのままスレが埋まる勢いだよな?w
783 :
本当にあった怖い名無し :2011/09/14(水) 01:24:52.81 ID:6k1JIWiv0
書くよってコテの人いたねぇ。どんな内容だったっけ? 前スレだったかな?
784 :
本当にあった怖い名無し :2011/09/14(水) 01:28:50.73 ID:6k1JIWiv0
今スレだったね。 そして何も書いてなかったっていう(笑)
書くよ、保守男、456、サッカー君の四択かな?w 改行全開で文字数も少ないから根気よく完結まで行けば5スレは埋まる勢いだなw 導入部は勢いを感じたけど、ちょっとペースダウンしたかなw とりあえず乙!ってとこかなw
一体何が起こったんだ? 公園のベンチで居眠りしていて目が覚めたら周りにはゾンビと思わしき者がうようよ居て生者達を襲っている ? 体が勝手に動く。何故?おいよせ止まれ、そっちにはゾンビが! パンパンパン! 銃声が鳴り響く。自衛隊員達が次々とゾンビ達の頭部を狙い撃つ 助かった! おーい助けてくれ!と叫ぼうとしたが口が開かない どうして?体はまだ勝手に動く 自衛隊員がこちらに銃を向けた どうして何で? 銃声と共に頭部に物凄い激痛が走った。痛みは一瞬の出来事ですぐに目の前が真っ暗になった
オレは目の前の狂人にもう一発ビンを叩き込んだ。 鈍い感触。 くっ…手が痺れる。 ちくしょう、ビンを落としちまった。 なおも襲い来る狂人にとにかく手に触れた物を投げつけた。 ゴイン… 狂人の醜い顔が消えた。 とっさに投げたそれは大きめの鍋だった。 うまいこと狂人の頭にすっぽり被さっている。 『があぁぁ』 物凄い勢いで2階から数体の狂人が突進してくるのが見えた。 と同時に耳障りな金属音とともにシャッターからついに狂人どもが侵入してきた。
目の前で鍋を被った状態の狂人が暴れ狂う。 オレはのけ反ってなんとかその腕をかわした。 鍋野郎は勢い余って2階からの狂人達に突っ込んだ。 もんどり打って連中が倒れたところに間髪入れずシャッターからの狂人達がぶつかる。 まさに三つ巴の将棋倒しになった。 奇跡だ! よ、よし、いまのうちに!
オレは裏口のドアをくぐって外に出た。 脱出成功!! さいわいにも裏道には近くに他の狂人はいなかった。 一番近い奴とも多少距離がある。 オレは走り始めた。 足音に気づいた狂人がグルリとこちらに顔を向けるのが見えた。 走るオレの背中で気持ちの悪い雄叫びがこだました。 少し大きな通りに抜けたが、当然裏道よりはるかにそこら中に狂人の影があった。 オレに気づいた狂人が群れをなして追ってくる。 背後の足音はどんどん増えていた。 走れば走るほど増えていく気がする。 闇の中、必死で走るオレの脳裏にはなぜかさっきのおっぱいが浮かんでいた。 おっぱい! おっぱい!! 死にたくない!!!
オレは走って走って走り続けた。 ノドが痛む。 足が痛む。 身体が重い。 苦しい。 いっそ楽になれるならもう… 何度も心が折れそうになる。 そのたびに狂人どもの醜悪な姿に恐怖と嫌悪を感じ、それがかろうじて気力を保ってくれた。 どこをどう走っていいのかわからない。 ただ、このまま通りを走るのはマズイ。 それだけは確かだ。 このままじゃ囲まれるのが先か、体力の限界で走れなくなるかのどちらかだ。 そして考える余裕なんてとうに全くないくらい体力と脚の疲労はピークを越えている。 とにかく、とにかくどこかに隠れないと!
乗り捨てられた車を踏み台にし、柵を乗り越える。 着地の瞬間、危うく転びそうになりながら視界に入ったビルの非常階段を目指して全力で走る。 ガシャーン! 思わず振り向くと何人もの狂人が車や柵に激突していた。 転ぶ奴に追突する奴、だがすぐに起き上がり柵をよじ登り始めやがる奴がいるのも見えた。 オレは階段を駆け上がった。 あっという間に腿が悲鳴をあげ始める。 膝ががくがくし始める。 一歩一歩がつらい。 はぁはぁ… もう…もう限界だ…
本当にこの非常階段を逃げ道に選んでよかったのか? もしかして階段の上に奴らがいるんじゃないのか? いつ上から狂人が駆け降りてこないか恐ろしくてたまらない。 だが下からはもっと恐ろしい。 足音からして追って来ているのは確実だ。 上の不安と下の恐怖、両方を振り払うようにとにかくオレは階段を駆け上がった。 だが、ああ…駆け上がるスピードが落ちていくのが自分でもよくわかった。 もうとっくに限界は越えていた。
7階か8階かはわからないがオレはかろうじて非常階段を登り切り最上階に着いた。 左側は通路、右は行き止まり。 正面には屋上に続くらしい格子戸があり南京錠がかかっていた。 ちくしょう!! 左の通路に!? いや… 一瞬迷ったが、オレはすぐに格子戸をよじ登り始めた。 指が痛む。 足が痛む。 力が入らない。 やっとの思いで格子戸を乗り越えたオレはビルの屋上に倒れ込んだ。 もう走れねぇ… ぐ…気持ち悪ぃ 口から心臓を吐き出しそうだ。
ガシャーン!! 格子戸にぶつかる激しい音が鳴り響く。 そして ガシャガシャ… 鉄と鉄の擦れる音が聞こえた。 どっちだ? 格子戸を揺する音か? それともよじ登ってるのか!? タタタッ 一瞬の後、通路を駆ける足音が聞こえた。 唸り声が遠ざかっていく。 よ…よかった… もう来るな。 このまま他の奴らも向こうに行ってくれ。 頼む…頼む… もはや立ち上がる気力も体力も尽きたオレには祈るしかなかった。 屋上の床の上をのろのろと這い、わずかな物陰に身を潜めた。
ポタポタ… 雨? 床に滴が広がる。 それが自分の汗だと気づくのにしばらくかかった。 いや、汗だけじゃなかった。 涙と鼻水。 自分で作った水溜まりの中、オレはずっと震えていた。 汗も涙も震えもいつまでも止まらなかった。
…つ… 瞼に違和感を感じる。 オレはいつの間にか自分が眠りに落ちていたこと、空が明るくなり始めていることに気づいた。 やった、夜明けだ… 思わずため息が出た。 生きてる… まだ生きてる… 安堵もつかの間、すぐに昨日の恐怖が込み上げてきた。 辺りを見回し耳を澄ます。 とりあえず屋上には何もいない。 近くからは何音はも聞こえない。 どうやらひとまずは安全らしい。 地上の様子を確認しようと起き上がったが節々がすごく痛い。 のろのろと屋上の端に移動する。 わずかな距離の移動なのにマジで辛い。
両足は筋肉痛で力が入らない。 おまけに歩くたびに激痛が走る。 身体を支えるために屋上のフェンスを掴むと手の平と指に痛みが走った。 見ると皮が剥け爪が割れところどころに傷があった。 文字通りボロボロだ。 下を見た。 地上には車やバイクの走る影はない。 あるのはただケモノじみた動きの人影だけ。 それだけはそこかしこに嫌というほどあった。 空を見上げたが飛行機やヘリの影はおろか飛行機雲さえない。 オレは屋上の床にへたりこんだ。
日差しがどんどん強さを増して行く。 それにつれてさっきまでの希望が嘘のように消えて行くのを感じた。 身体中が痛い… ノドがカラカラだ。 水…水が欲しい… 腹減ったなぁ… 一体これからどうすりゃいいんだよ…('A`)
屋上に身を潜めるのはすぐに限界が来た。 ジリジリと焼け付く日差し。 遮るものはなにもない。 飢えと渇きももう耐えられない。 小さな下り階段があるほうに目を向けた。 その先にはあの格子戸がある。 もう一度あれを乗り越えて移動するしかない。 だが、もしまた狂人に遭遇したら今度は逃げ切る自信がない。 もうそんな体力がなかった。 ちくしょう…ちくしょう…
太陽が真上から容赦なくオレを照り付ける。 このままここで衰弱して死ぬのか? 最後の力を振り絞って非常階段に戻る? でも、その先は? 格子戸を乗り越えて通路に出てどうする? 暗かったしうろ覚えだが通路にはドアがあったような気はする。 だがドアにカギがかかっていないわけがない。 とてもこの建物の中に入れるとは思えない。 かといって非常階段を下まで行けば狂人の群れに襲われるのはまず間違いない。 やはり万一の奇跡に期待してカギのかかっていないドアを探すか? いやいや、そんな余裕あるか? 探す間に襲われたら? 通路も階段も逃げ場はないぞ… 考えれば考えるほど絶望が押し寄せてきた。 頭が痛む… こんなに苦しいならいっそ…いっそもう…
オレは立ち上がった。 のろのろと歩きフェンスにたどりつく。 ここから飛び降りれば楽にはなる… 少なくとももうこれ以上は苦しまずに済む。 奴らの仲間にならずにも済む。 オレは身を乗り出した。 。。。 。。。 。。。 やっぱムリ!! 怖えぇ!! 死にたくねぇ!!!
その時、オレはある物に気づいた。 洗濯物? 建物自体の下の壁をよく見ていなかったが、どうやらここはマンションらしい。 建物のこちら側の壁には各階ごとベランダがある。 なんで今まで気づかなかったんだ。 ほんのわずかだが希望が出てきた。 だが、それは恐ろしいアイデアでもある。 そう、壁をよじ降りてベランダに行き建物の中に逃げ込むんだ。 少なくともベランダに降りられればなんとかなるはずだ。 どうせガラスだろうから割って中に入れる。 中に入れたら多少は食い物や飲み物が手に入るに違いない。 やるなら今だ。 これ以上体力が落ちたらどうにもならなくなる。 オレはフェンスを跨ぐと慎重に身体を下へと下ろし始めた。
なんとかベランダの手摺りに足をかけるのに成功。 うぉ!? 危うく滑りそうになった。 ていうか、やばい気がする。 ギシ…ギシ… …ミキッ 手摺りが壊れそうな音がしてる?! ひいぃ!? ひとりで何度ももがき、やっとの思いでオレはベランダに降りた。 そしてハッとなる。 よく考えたら部屋の中に狂人がいないとも限らないじゃないか! 今さらそんな事に気づく。 自分でも判断力、思考力が低下しているのがよくわかる。 だがもう降りた以上は中に入るしかない。 ベランダを見回しオレは植木鉢を手に取った。 やるしかない!
派手な音とともにガラスが砕け散る。 その音に反応して狂人の雄叫びが地上やマンションのどこかから連続したがしばらくすると止まった。 ここまで待ってベランダに現れないって事は少なくともこの部屋の中には狂人はいないようだ。 ついにオレは部屋の中に入る事ができた。 中は細長い作りの3LDKの部屋だった。 早速冷蔵庫を漁る。 おぉ!? やった! ペットボトルの水があった。 オレは一気に飲み干した。 電気が切れているため生温かったが今まで飲んだ何よりもうまかった。 まさに生き返った気分だ。
いいね、いいね 頑張って
それから食えそうな物を物色する。 野菜があったのでそのままかじった。 冷蔵庫の次はキッチン全体を漁る。 カップヌードルにレトルトのカレー、お菓子やらをかき集めた。 …あ ふと見るとゴミ箱に見慣れた容器が捨てられていた。 …牛丼! ふと壁にかかった時計を見ると13時過ぎ。 オレは思わず笑ってしまった。 ちょうど24時間前は店で牛丼を食ってたっけ。 まさかこんな事になるとは… そして我ながらよくまあこの24時間を生き延びれたもんだ。
。。。 。。。 。。。 三日が過ぎた。 オレはこの部屋でじっと回復と、期待できない救助を待った。 もちろん警察も何も来なかった。 電気、ガス、水道、どれも復旧しないままだ。 どうやら文明と安全は完全に崩壊したらしい。 時折マンション内、かなり近くで狂人の咆哮が聞こえることもあった。 奴らの走る足音を耳にすることもあった。 一度だけだが悲鳴と絶叫が聞こえた。 ただ、様子からしてたぶん助からなかっただろう。 まだ他にマンション内で息を潜めて立て篭もっている人はいるんだろうか?
探すか? オレは孤独に耐えられなくなり始めていた。 それ以上に食料が尽きそうだ。 少なくとも隣の部屋に移動して水と食料を確保する必要がある。 オレはベランダを伝って隣の部屋に行くことにした。 隣も部屋の作りは全く同じ。 中を物色していると …ん? 壁から微かに音が聞こえた。 …ような気がした。 壁に耳を当てじっと音を探る。 ……… 気のせいか?
……… いや、わずかだがまた音が聞こえた。 間違いない、誰かいる。 コン、ココンと壁を軽く叩いてみた。 …… 反応がない。 もう一度叩いてみる。 ココン、ココン …… 反応なし… 諦めかけたその時 コン、コン 向こうから壁を叩く音がした。 やっぱり! やっぱり誰かいるんだ! オレはドキドキしながらゆっくりベランダを伝って隣の部屋に向かった。
つまんねぇな 456か?
はぁ… ため息が止まらない。 オレは4日ぶりに生きた人間に会えた。 しかも巨乳だ。 かなりの巨乳。 オレの大好きな巨乳。 なのに心躍らない。 一言で言うとガッカリしていた。 そんなオレに気づいてるのかいないのか 『こんなのしかないけど、よかったらどうぞ』 春菜がテーブルの上に烏龍茶を入れた小さなカップとクラッカーを置いた。 満面の笑みだった。
最初の20分程は質問責め。 そのあとは春菜の自己紹介と状況説明が続き、かれこれ1時間経ってようやく一段落し落ち着いたところだった。 話によると春菜は女子大生で兄と一緒にこのマンションに住んでいる。 この異常事態が発生した5日前…春菜の話だとオレがテレビでテロップに気づいた時点でかなり事態は進行していたらしい。 で、春菜はたまたま車で旅行に出ていた兄に急いで戻ってもらって二人で実家に帰ろうと予定していた。 ところが途中で兄とは電話が通じなくなりメールも返って来ない。 結局いくら待っても兄は戻って来ず、翌朝には街中が大パニックとなった。
次いで停電が起こり、脱出を諦めて部屋にずっと隠れて兄の帰りと救助を待っていたそうだ。 さいわい春菜は最初にニュースを見て水や食料を買いだめしたらしく、そのおかげでいまでも備蓄は大丈夫ということだった。 おまけに春菜と兄はもともとアウトドア趣味があり、数年前の大震災の教訓から防災用品も一通り揃えていてまさに完璧。 篭城でも引きこもりでも数週間は十分できそうなレベルだった。
春菜の目撃情報だとマンション住人は最初は立て篭もっている人が大半だったが停電前後に逃げ出した人が多かったようだ。 もちろん、外に出たあとは次々と狂人の餌食になり、襲われた犠牲者が狂人化。 まさにネズミ算で増え、あっという間にマンションの中にも外にも狂人が溢れた。 自分が生きていられるのも奇跡的だと言う。 だいたいの話が終わったところで大きな問題があった。 それはオレはどこにいるべきかということだ。 春菜と一緒にこの部屋で暮らすか、隣の部屋にいるべきか。 突如、かなり近くで狂人の咆哮が聞こえた。 ビクッとした春菜がオレににじり寄る。 しばらくするとまた静けさが戻った。
春菜が不安そうな潤んだ瞳でオレを見ていた。 ど、どうする!? オレは春菜の顔と巨乳を何度も何度も交互に見てしまう。 胸に向けられた視線に気づいた春菜が顔を赤くした。 仕方ない… オレはゆっくり口を開いた。 …あ… まずいことに気がつく。 春菜に言葉をかけようとしたが名前がわからない。 正確に言うと聞いたのに思いっ切り忘れてしまった。 そう、春菜は春菜という名前じゃない。 あまりにも…あまりにもハリセンボンの春菜に似ているのでオレの中で『春菜』になってるだけだった。 いや、春菜はハリセンボン春菜以上にさらにオッサン顔だった…
ベランダから投げ落としていいレベルだな。
817 :
本当にあった怖い名無し :2011/09/17(土) 22:21:39.14 ID:7J5A8uip0
test
818 :
本当にあった怖い名無し :2011/09/17(土) 22:23:17.14 ID:XUKu5axe0
456先生オタク臭凄いですw
test
456じゃないだろ。 それにこの内容なら456でも問題無い。 続きの投下を待つべし待つべし。
456とは別人なら、否定もしないのは何か思うところがあるのだろう。 本人なら、否定をしないことで「嘘はついていない」という都合の良い言い訳をしたがる。 だから、何か裏がある可能性は高い。 まぁでも、作品そのものは面白くなってるし、煽ってこないなら無問題。 おいらは素直に、乙とwktkするよ。
悩みに悩んで結局オレは春菜と一緒に生活することにした。 とは言えもちろん寝るのは別々の部屋。 春菜は自分の部屋でオレはリビングだ。 オレは春菜の名前がわからないので声をかけるときは『なぁ』とか『あのさぁ』とごまかしていた。 しかしキツイ。 マジでキツイ。 なにがキツイって… 春菜は顔はもちろん後ろ姿も小太りのオッサンだった。 だが巨乳… 一緒に暮らすと目に入りまくる。 オレの中で頭は断固拒否、身体は欲してたまらなくなっていた。 だいたい一緒に暮らすと日課のオナさえできない。 まさに生殺しの生き地獄… そんなこんなで2日が過ぎていた。
それは突然の事だった。 ベランダで手摺りにもたれながら地上の様子を眺めていると 『ごあぁあ!』 な、なにぃ!? いきなり左足を掴まれた。 紫色の腕が伸びていた。 下の階のベランダから狂人が身を乗り出しオレの足首を掴んでいる。 オレはパニックになった。 悲鳴を上げて狂人の手を右足で何度も踏み付けた。 かろうじて足を引き抜き脱したものの、勢い余って転んでしまう。 春菜がかけつけてくるのが視界の隅に入った。
『ごあぁ!』 狂人は今度は手摺りを掴みよじ登ってきている。 そして狂人の身体が手摺りを乗り越えようとしたその瞬間、そいつは突然空中に吹っ飛び地上に落下して行った。 見ると荒い息で木刀を手にした春菜が横に立っていた。 どうやら春菜がやったのは間違いないようだ。 『お前、それ、いったい…』 オレにはそれだけしゃべるのが精一杯だった。 少し落ち着いてから話をした。 春菜の家系は丈字呂目炉流とかいう古流剣術を伝えてるそうで、春菜も子供の頃から少し教わっているそうだ。 ちなみにオレは丈字呂目炉流剣術なんて聞いたことないが、狂人を吹っ飛ばした技ははっきり言ってオレには見えないほどの早業、そして凄まじい威力だった。 そして春菜の兄貴は免許皆伝、第二十代伝承者らしい。 さっきの一撃、『少し教わって』ってレベルじゃねぇだろ… くそ、春菜でこれならお兄さんがいてくれたらかなり戦力になって心強かったのになぁ…
余談だが、丈字呂目炉流剣術については民明書房というところから数冊の本が出ているそうだ。 本のタイトルは 『奥義:那伊斗尾武座利敏具出怒の秘密』 『我が青春の丈字呂目炉』 以上の二冊らしい。 はっきり言って、別に読みたくないな。
余計な春菜ネタが入ってからつまらなくなったな… シンプルで良かっただけに残念
病んでいると言われようが何だろうが、これを書くことに後悔などするものか。 というか、ガス抜きしないとマジで病むわ。 すでに病んでるという意見は認める。
白衣の悪魔in死霊地獄 (21) 「ちょ、危ないわね!!」 勢いよく蹴り飛ばされてきた看護師から、夏希は大きく飛びずさった。 「捕まえたなら責任もってやんなさいよ! あたしが噛まれたらどうしてくれんの!?」 夏希は怒りを露わにしたが、鉄郎は動かなかった。 真っ青に血の気が引いた顔を、ひどく引きつらせて看護師の方を見ている。 「おい、待てよ…冗談だろ!?」 詰まったような声でそうつぶやくと、鉄郎はいきなり夏希をにらみつけた。 「患者だぁ!? ふざけんな、こいつ…もう死んでるんだぞ! 脈もねえ、首を絞めても何ともねえ、そのうえ開きっ放しの傷口からもう出血もしなくなってる…こんなの相手にできるかよ!!」 それを聞いて、夏希はほっと息を吐いた。 「やーっと気が付いたんだ、つーか遅いわよ!」 夏希と涼子は、致命傷を負った人間が人に噛みついた時点で異常に気付いて逃げることを決意した。 しかし、決定的な現場を見てもいない人間にそれを伝えても、果たして信じてもらえるだろうか? 答えは、99%の確率でノーだ。 そういう奴に信じさせるには、実際に体験させるしかない。 もっとも、その初体験で噛まれて感染してしまったら意味がなくなってしまうが。 「鉄郎、感謝しなさい。 あたしが止めなかったら、アンタはエントランスでこいつらに食われてたわ。 きっと今みたいに、敵が何なのか知ることもなく…ね」 夏希がそう言ってやると、鉄郎はばつが悪そうに下を向いた。 確かに夏希は自分を危ない目に遭わせたが、実はもっと危ない場面から引き離してくれていたのだ。 そこが分からないほど鉄郎は馬鹿ではない。少し前に倒れたか判別しづらいくらいの動作で、夏希に頭を下げた。
(22) 「で、どうやって片づけたらいいんだ、あれは?」 少し頭の中を整理すると、鉄郎は再び立ち上がりつつある看護師に目を移した。 「人間を片づけるなら簡単だ、けどあいつはもう死んでる。 死んでも動いてる奴を、どうやって止める?」 「んー…そうね」 夏希は少し考えてから、思うところを口にした。 「これは推測でしかないんだけど、頭を潰すのが王道よね。 体を動かすのは神経、その中枢は脳だから…頭を強打するか首を折るとかすれば、多分動けなくなるわ。 ま、それができるのはアンタぐらいなもんだろうけど」 つまり、鉄郎にやれということだ。 鉄郎は小さく舌打ちしながらも、それに従った。 のろのろと歩み寄る看護師の横に回り込み、足払いで転ばせる。死んでいるせいで反射がなくなっているのか、手をつくこともせず派手に倒れこんだ。 そこで今一度周りを見回し、他に見ている人間がいないか確認する。 確認を終えると、鉄郎はうつ伏せになった看護師の横で足を高く振り上げた。 「こいつで…終わりだ!!」 目にも留まらぬ速さで振り下ろされたかかとが、看護師の頭に直撃する。 一瞬聞こえた鈍い音は、彼女の骨が砕ける音だ。 不自然に緊張していた体が、呪いが解けるように弛緩する。 彼女は本来の動かぬ死体に戻り…二度と動き出すことはなかった。 「ふう、ようやく片付いたか。 …しかし冗談じゃねえぞ」 鉄郎は額の汗を拭いながら、足もとに転がる死体を見下ろしていた。 そんな鉄郎に、夏希はつかつかと歩み寄って声をかけた。 「まあ、あたしらもこんなの看病しろ、なんてやってられない訳よ。 今、病院ではこんな奴らが増え続けてるから、あたしたち逃げようとしてたところなの。アンタも一緒に来る?」
(23) 夏希の提案に、鉄郎は素直にうなずいた。 「…そういう事かよ。 まあ、俺も断る理由なんかねえ。それに、お前らだけじゃ戦いにならねえだろ?」 「その辺、分かってくれるならありがたいわ」 夏希は期待をこめた目で鉄郎を見つめた。 敵をそれと認識しないうちは、連れて行っても盾にしかならない。しかし、敵を認識して戦ってくれるようになれば、価値は大幅に上がる。 今この瞬間に、鉄郎は盾から兵士に昇格したのだ。 これで、夏希たちの生存率も大幅に上がった。 「じゃあ、早いとこ逃げましょうか。 あまりぐずぐずしてると、逃げられなくなるわ」 夏希の鋭い視線の先には、エントランスに続く長い廊下があった。 そこにはすでに新手の敵の姿が…血濡れの姿でフラフラと歩いてくる数人の人影が揺れている。 それに気づくと、鉄郎も首をすくめた。 「違いねえ!」 鉄郎の短い言葉が終わるか終らないかのうちに、静かな廊下に放送が響く。 「緊急放送、緊急放送! 手が放せない職員以外は至急、外来と手術室にお集まりください!!」 さっきの緊急放送より、明らかに切迫した声だった。それに、助けを求めている場所が増えている。手術室…確か最初の患者が運び込まれた時、診ようとした医師が噛まれて緊急手術のために運ばれていったはずだ。 そこで何が起こったかは、今の夏希にははっきり分かる。 今、この病院では、確実に安全地帯が狭まりつつある。 「決まったの? そんじゃ、ケツまくって逃げますか…」 壁にもたれてへたり込んでいた涼子も、どうにか立ち上がった。 近くにあったモップを手にした鉄郎を先頭に、三人は地獄に背を向けて走り出した。
828 名前:プリニー南へ【SP204】 ◆7I1DeyaB5I [sage] 投稿日:2011/09/18(日) 20:14:15.19 ID:t+BuT5CY0 [1/4] 病んでいると言われようが何だろうが、これを書くことに後悔などするものか。 というか、ガス抜きしないとマジで病むわ。 すでに病んでるという意見は認める。 >>何の脈絡もなく突然何言ってんの?大丈夫?
>>832 やめろよ。
せっかくNGにぶっ込んでるのにキモいレスを見ちゃったじゃないか!
にゃもの投下を待つ。
にゃもさん投下おつです。 私は、春菜ネタは面白かったです。 ググった画像を見て、初めてどんな顔かを知った時はワロタとです。 ただ剣術ネタには少しがっかりしたところもありました。 でも、これは今後の展開しだいでしょうから期待しています。 プリニーさん投下おつです。 序盤の(鉄郎にとっての)チュートリアルも終了し、ますます盛り上がってくるのでしょうか? wktkです。 でも、投下前の毒吐きを自重してもらえると助かりまする。(毎回ハッキリ書かなくても、それとなく意図を書けば十分かと…)
オレと春菜は認識の甘さに打ちひしがれていた。 今回の事でこの部屋も、いやこのマンションに立て篭もり続けること自体が安全とは言えない事がはっきりしてしまったのだ。 各部屋のベランダとベランダの間にある壁はもともと災害時には破って隣に逃げるよう注意書きがあるため障壁としては期待はしていなかった。 だがドアは別だ。 そう簡単には破れないだろう。 高さもあるし上や下の階から壁を伝ってベランダに侵入は難しいはず。 だからこの階のどこかの部屋のドアの内側に狂人がいない限りはひとまず安心。 だから奴らを刺激して通路側からドアを破られるなりして内側に侵入されさえしなければ、静かにしていればこの階は全体的に安全だと、さっきまでオレ達はそう思っていたのだ。 だが、今回狂人はベランダをよじ登って来た。 それもあっさりとだ。 安全は単なる思い込みにすぎなかったわけだ。 今日までベランダから侵入されずに無事に過ごせたのはただのまぐれ、奇跡だったと言える。 いつまたベランダから襲われるかわからない。 オレは春菜と話し合った。 もちろんこのマンションからの脱出についてだ。
問題点は大きく3つある 1:どうやって地上に下りるか 2:地上に下りたあとどうやって逃げるか 3:どこを目指して逃げるか この3点だ。 まず1だ。 エレベーターは止まってるし、まさか飛び降りるわけにいかない以上、やはり非常階段しかないか… しかし非常階段はかなり危険な気がする。 どうする? そう考えていたら春菜が大きめの袋を持ってきた。 『これ、使えない?』 なんだこりゃ? 何考えてんだかわからんな、わけわからんブサイクだけに。 …と思った。 だが、袋の中から出て来たそれは驚きの代物だった。 それは縄ばしごだった。 こんな高さから足りるのかすぐ不安になったが、春菜の話では縄ばしごでほぼ2階の高さまで行ける。 しかもそれは実はこのベランダの下にある駐輪場の屋根に降りられるという話だった。 火事などの時のために用意していたらしい。 アウトドア&サバイバルが趣味だけあって、なんて用意周到なんだ、ブサイクのくせに!
すごいぞ、とりあえず駐輪場の屋根までは安全に逃げられるんじゃないか? 下の階のどこかのベランダに狂人がいないとも限らないが、間違いなく各階の通路をうろつく狂人が多数いる非常階段よりはマシだ。 こっちのほうが遥かに安全だろう。 さらに春菜はポケットから別の物を出した。 『これ、アタシが普段使ってるヤツのなんだけど…』 それはスクーターの鍵だった。 なんと駐輪場の一番端にバイク&スクーター置き場があり、そこにあるという事だった。 水に食い物に縄ばしごにスクーターのキー…こいつ、ドラえもんか!? 春菜的には車みたいに狂人から守ってくれる壁がないため身体が剥き出し状態になるスクーターじゃ駄目だと思っていたので今まで特に言わなかったそうだ。 だが、とんでもない。十分使える。 なにせオレは脚で走って逃げ回ってたんだ。 走るのより早いスクーターなら囲まれさえしなければ奴らを振り切れる。
マジで少しずつ希望が見えてきた。 しかし最大の問題がまだ残っている。 どこを目指して逃げるか、だ。 これがなくては話にならない。 ここより安全なところ… う〜ん… さすがの春菜もこの問題にはなんのアイテムも出してこない。 ちっ、やはり所詮ブサイクはブサイクか。 肝心なところで役に立たないか。
ブサイクのクセに生き残ろうとするとこがムカツクよな。
『あ、そういえば…』 春菜が何か思い出したらしい。 話を聞くと、お兄さんが災害時などの避難ルートと避難場所やいろいろ考えていたそうで春菜はそのアドバイスを受けていたそうだ。 その内容をメモったノートがあるという事だった。 パラパラめくって見ると驚いた。 ノートにはびっしりと書き込みがされている。 地震の場合、火事の場合、泥棒の場合、怪我の場合と内容は事細かく多岐に渡っていた。 避難ルート、避難場所だけでなく要所要所の目印、自販機、お店の場所やらあれこれ書かれている。 オレ達は内容をじっくり吟味した。 そして、ひとつの答えに行き着いた。
約1キロ先に河がある。 しかも、そこは多数の屋形船の停泊場所だった。 もし船に乗れれば陸路より安全だ。 ただ、船がいまだに残ってるかどうかは怪しい。 やっとの思いで辿り着いたら船がなかったなんてシャレにならない。 だが、それでもこのルートは魅力的だった。 屋形船の停泊場所の目と鼻の先に大型のショッピングセンターがあるのだ。 そして、そこは春菜のバイト先でもあった。 春菜の情報だと中は上層の階は作り的に立て篭もるにはうってつけらしい。 よし、これだ。 というか、これしか考えつかない。 オレ達は河を目指す事に決めた。
プランはこうだ。 まず縄ばしごで駐輪場の屋根に降りる。 そしてそのまま屋根を移動してスクーターのところまで行く。 飛び降りてスクーターに二人乗り。 河を目指して突っ走る。 遠目にも船の有り無しならわかるから船が有れば船に乗る。 船がなければそのまま突っ走ってショッピングセンターの裏口に移動。 開いてれば非常口から、開いてなければ非常階段で屋上に出て屋上非常口から中に侵入。 一応、他にもトイレの窓やら中に入れそうな心当たりが何箇所かあるという事だ。 もちろん、ショッピングセンターに大量に狂人がいる様子ならそのまま通過する。 実はショッピングセンターの少し先には警察署、さらにその先には市役所がある。 警察署なら警官隊がいるかもしれないし、その先の市役所のほうは最近建てられたごつい作りのものらしくここも立て篭もるには良さそうだった。 どこも危険ならちょっとでもマシなほう、わずかでも助かる可能性の高いほうを選ぶべきだ。 もう、このルートしか考えられない。 オレ達は早速荷物をまとめ脱出の準備に取り掛かった。
一通り準備が終わった後、春菜がテーブルの上に手紙を置いた。 お兄さんへの置き手紙だ。 春菜は兄の無事を信じているようだ。 しかし…手紙を書く春菜の姿はオレには見てられなかった…。 だって、まるで辞表を書いてるオッサンにしか見えないんだもん。 笑いをこらえるのがマジしんどかった。
845 :
834 :2011/09/19(月) 16:58:32.15 ID:EzWLZ1v40
とうとう作者がにゃもとプリニーだけになったか? つまんないスレになっちまったな
>>846 そう思うなら自分で書けば?
つまんないスレにしたのはあんたみたいなつまんないレスしかしないヤツでしょ?
>>847 勘違いしないでくれよ!
俺は基本、週末巡回してるロム専だから
待ってる作者がずっと来なくて、愚痴ったんだけど気に障ったならごめんな
それから、俺に面白い小説が書ければ誰も待たないだろ?
書く能力がないから待ってる
荒らしてごめんよ
にゃもの小説面白いじゃん! これでデッドマンが来てくれたら完璧。
851 :
素敵ゾンビ :2011/09/20(火) 06:33:12.18 ID:nyBDIs8S0
文才ないけどスレを盛り上げたいので投下 俺は可能性主義者だ。 常日頃、考えられるあらゆる不測の事態を想定して可能な限り「その時」にいつでも対応出来るための備えを整えている。 例えば外出中はいつも塩とまずまず信頼出来るパワーストーンを持ち歩いているし 家にはお札を貼ったりして出来る限り悪霊対策をしている。 因みに霊は信じていない。だが絶対いないとも言い切らない。いや可能性主義の俺には言い切れない。 逆に霊を見たり、それに触れたりしても可能性主義の俺はプラズマかも 自身の脳に疾患があるかもと、やはり完全には信じないだろう。 俺は自分がこんな可能性主義者である事を家族を含め周りの人間には隠して生きている。 何故なら恐らく大多数の人間からは痛い目で見られるから それに耐えられる自信はある。だが絶対とは言い切れない。だから隠す。 可能性主義者の俺にとって自分以外の全ての人間は家族ですらも懐疑対象。 人と話す時は出来るだけ間合いをとる。話相手が何らかの理由で 突然凶器を取り出し襲いかかって来た時かわすためだ。無論家族も例外ではない。 就寝中、泥棒や家族が俺を何らかの理由で殺しにくる事も想定して 訓練して15分おきに起きれるようにもしている。更に枕の中にはカッターナイフを2本入れてある。 俺が寝むってると油断して近づいて来たところをグサリだ。 他にも色々想定してその備えをしてあるがきりが無いので止めよう。 とにかく俺は可能性主義者。あらゆる事態を予測してその備えをしている。 ゾンビの大量発生だって想定の範囲内だ………
853 :
素敵ゾンビ :2011/09/20(火) 07:09:56.94 ID:nyBDIs8S0
キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン 午前9時、チャイムが鳴り響く。屍小学校。俺の通う学校だ。 今日はいつになく教室が騒がしい。何事だろう。 「今日来る転校生どんな子かなー?」 「外人だってよー」 「外人生で見るの初めて楽しみー」 転校生か。全く転校生ごときでギャーギャーギャーギャー、ガキだな……。 ガララ… 先生が教室に入って来た。 「今日はこの5年1組に新しい仲間が出来ます」 ウオオオオオオオオオオ-------!!!! クラスのテンションはMAX。そんなに楽しみか。だが俺も少しドキドキしていた。 「じゃあソフィさん入って」 先生の合図と共に転校生が教室に入って来た。 俺のドキドキは別のドキドキに変わった。 金髪のツインテに青い瞳。小学生だから当たり前だが幼い顔立ち。かなりの美少女だった。 このクラスの女子にも可愛い奴は沢山いるが、それが霞むほどの愛くるしさ。 ドキドキが止まらない。これが恋か! そして恐らく俺以外にも殆どの男子は彼女に心奪われただろう。 「アメリカから日本に越して来ました。ソフィ・シーカです。よろしくお願いします」 日本語は上手いが、まだ日本に慣れてないのか元々そうなのか、オドオドと話す。大人しい性格の様だ。 「皆、仲良くしてあげるように」 「はーい!」
854 :
素敵ゾンビ :2011/09/20(火) 07:41:54.63 ID:nyBDIs8S0
5年3組 先生「豊臣君遅いわね…」 このクラスの豊臣君がトイレに行ったきり20分近く戻って来ない。 男子生徒A「ウンコが止まらなくなってんじゃねー?」 男子生徒B「きったねーww」 ガララ… 先生「豊臣君!?」 全身血まみれの豊臣君が教室に帰って来た。教室にいる皆が恐怖する。 先生「何があったの!?そんな血だらけで!」 先生が急ぎ足で豊臣君に近づいた。 その時僕の頭にある可能性が浮かんだ。もしそうだとしたらヤバい。 「先生近づいちゃ駄目だ!!」 先生「え?」 遅かった。豊臣君が先生の胸にかぶりついた。 「…ああああアアアアアアアアア!!」 先生の悲鳴と共に教室の中はパニックになった。 これを想定していた僕を除いて……
855 :
素敵ゾンビ :2011/09/20(火) 08:23:49.37 ID:nyBDIs8S0
ソフィは前方、教室の入り口のすぐ隣の席についた。 俺の席は後方の窓際の端っこ。クソが、色々彼女と話たかったのに滅茶苦茶離れてやがる。 ソフィの隣の席の男子、山田が嬉々とした表情でソフィに勉強で分からない所を教える。 そりゃあ天使と会話出来るなんてさぞかし幸せだろう。 だが山田、オメーはクラスの男子全てを敵に回した。 コッ…コッ… ハイヒールの足音が聴こえる。しかし何だかおかしい。ノロノロとした感じの足音… この教室に近づいてくる。 ガララ! 教室内に戦慄が走った。3組の望美先生が大きな胸から大量の血を流して現れた。 先生がすぐ目の前にいたソフィに目をつけた。 ソフィ「!?」 がぷうぅぅぅぅぅぅぅ! 先生がソフィの左腕を掴んで勢いよく噛みついた。 「ああああああああ!!」 噛みつかれたソフィとそれを見たクラスの皆が悲鳴を上げた。 ソフィが思わず右腕で逃げようとした山田の片腕を掴んだ。 「助け……」 「わーーー!離せこのメス豚ァァァァァァァ!!」 山田は勢いよくソフィの腹部を蹴りあげ、腕を解放されるとすぐさま教室から逃げた。 他の皆も逃げる。
856 :
素敵ゾンビ :2011/09/20(火) 09:14:13.77 ID:nyBDIs8S0
「現在学校内を凶暴な怪物が徘徊しています!学校内に居る皆さんすぐに外ぇ……」 放送部からのアナウンスが学校及びその周辺に響き渡った。 「たすけ……たす…」 望美先生はソフィの腕をもう20秒近く噛み続けている。 助けてやりたいが、これが映画とかでよく見るゾンビって奴なら例え助けても ソフィは噛まれてるからいずれ望美先生みたくなる…… そもそもガキの俺に助けられるのか?大人の手を借りたいが呼びに行っても恐らく助けてくれないだろう (クラスの)先生は山田より先に一目散に逃げちまったし… 俺は悩んだ挙げ句、勇気を出し望美先生と戦う事を決意した。 まだソフィと何も話してない。助け出して彼女が生きていられる残りの時間沢山会話するんだ。 俺は椅子を持ち上げ先生の顔面に投げかけた。 ガン! 「アアアアアアアアアア!」 見事命中。ソフィは解放されその場に倒れた。 休む間も無く机を持ち上げ、へたりこんでいる先生の所までいきそれで頭部を潰した。 「やった……」 先生を倒した俺はすぐにソフィの下に寄った。 「……大丈夫?(なわけないか……)」 「………ありが…とう…」 ソフィの感謝の言葉に胸が踊った。しかし喜んでいられない。いつまたここにゾンビが来るか分からない。 「とりあえず屋上に行ってみよう」 俺はソフィを抱えて屋上まで行った。 まさかこんな事になるなんて「思ってなかった」ぜ……
857 :
素敵ゾンビ :2011/09/20(火) 10:17:34.02 ID:nyBDIs8S0
朝起きて家族と朝食をとっていたらチャイムがなった。 お袋が受話器を取るが話声が全く聞こえない。お袋が不思議に思いながらも玄関まで行った。 俺は早足で2階の自室まで行きドアの鍵をかけ、こっそり玄関に付けてた監視カメラの映像を見た。 お袋が扉を開くと全身血まみれの男が立っていて、すぐさまお袋に噛みついた。 ああ…ゾンビかな?想定内、想定内 窓から外を見渡すとゾンビがウヨウヨ歩き回ってる。 最高の気分だ。ゾンビが暴れ回れば法なんて無いも同然。好き勝手生きていける。 ……準備は出来てる。 ドタドタ… 階段を駆け上がってくる音が聞こえる 「お兄ちゃん開けて!パパとママがおかしくなって!美穂を襲ってきたの!」 10歳の妹だ。…親父もやられたか……w 「美穂……どこか噛まれたりした?」 「噛まれてないよ!早く開けて!パパとママが階段上ってきちゃうよ!」 ガチャ 美穂「!」 俺は美穂を部屋に入れてすぐにドアを閉め鍵をかけた。 「グス………どうしようお兄ちゃん…」 「……美穂、目瞑って」 「?」 「いいから」 美穂は言われる通り目を瞑った。 「………プッw」 「痛っ!」 俺は美穂の胸に神経麻痺の注射をした。 「さてと……これでもう動けないよ」 続いて俺は美穂の手足をロープで縛った。 「お兄ちゃん、何するの!?」 「ん?お前可愛いから……今から色々イタズラしちゃおうかな……ってw」
>>851 期待してたんだが…
なんだこのカオス展開
荷物を背負う。 アウトドア用のザック、春菜の兄の物だ。 中には水や食料、救急キットなどが入れてある。 本来登山用ストックをつけるところに予備の木刀を取り付ける。 そしてもう一本メインの木刀を腰のベルトに挿す。 準備完了だ。 まずはゆっくり縄ばしごを下ろす。 少し揺すって見た。 下の階のベランダに特に反応無し。 狂人はいないのか? 悩んだがまずはオレが先に降りることにした。 正直、こわい。 だがオッサン顔とは言え若い女に先に行かせるわけにはいかないからな。 。。。 。。。 嘘だ。 ホントは先に行ったほうが少し安全だと思ったからだ。 狂人に気づかれた場合はとにかくいち早く逃げるが勝ち、というのが経験からの学習だ。 後から降りるほうが奴らに気づかれるリスクが高くなるからな…
先に行って少しでも早く準備するという名目でスクーターの鍵は預かってある。 もし狂人に見つかったら最悪ひとりで逃げるつもりだ。 自分の命が一番だからな、へへへ… 悪く思うなよ、春菜。 ゆっくりゆっくり慎重に降りる。 どこかのベランダにいつ狂人が現れるんじゃないかとヒヤヒヤもんだ。 それに地上をうろつく狂人ども、こいつらにも注意しないと。 なんとしても駐輪場の屋根から降りるくらいまでは気づかれたくない。 出来ればスクーターのエンジンをかけるまで気づかれずに済ませたいところだ。
よし、あとちょっとだ。 もう少しで駐輪場の屋根だ。 『あ!』 突然、春菜が声をあげた。 ち、静かにしてろよ! もしオレの動きが狂人どもに気づかれたらどうすんだ! このブス! 『左っ!』 春菜の叫びに左を見ると 『ごああぁ!』 一体の狂人が2軒隣のベランダに現れた。 そいつは雄叫びとともにベランダを仕切る壁を突き破り一瞬で隣のベランダに移動しやがった。 ま、マズイ! オレは右手で縄ばしごを掴んだまま残る左手で木刀を… あれ? くそっ、抜けない!
木刀なんかに慣れていないオレは引き抜くのに手間取った。 焦れば焦るほどうまく引き抜けない。 そうこうするうちに狂人がさらに仕切りをぶち破りまさに眼前に迫った。 うわあぁぁ! そいつがオレに飛び掛かるのと木刀を引き抜くのがほぼ同時だった。 気持ちの悪い感触が木刀越しに伝わる。 ぐふっ!! 腹に衝撃。 …あ! 衝撃にオレは思わず縄ばしごを掴む手を離してしまった。 悲鳴が聞こえた。 それが春菜のものだと気づいた瞬間、さっきの腹への衝撃以上の重たいそれがオレの全身を襲った。
鈍い痛み。 そしてありえないほどの息苦しさ。 息が詰まる… オレは自分が駐輪場の屋根に落ちた事を知った。 左肩が激しく痛む。 そうだ、さっきの狂人は!? 見ると隣で右目に木刀が突き刺さった狂人が痙攣していた。 どうやら偶然木刀が奴の右目に刺さり仕留めたものの、そのまま勢いでタックルされる形で一緒に屋根に落下したらしい。 身体を起こすと屋根に赤い液体が少し広がっていた。 痛む肩に手をやるとヌメッとした濡れた感触と鋭い痛み。 くっ…痛ぇ
屋根を見ると1cmほど突き出たボルトがいくつも並び、そのひとつが真っ赤に染まっている。 どうやら落ちた時に屋根の固定用のボルトが肩に刺さったようだ。 ズキズキとひどく痛む。 これをアンラッキーと捉えるか、それとも頭や首みたいな急所に刺さらずに済んでラッキーと思うべきか。 身体をザッと見たが肩の傷以外は背負っていたザックがクッションになったおかげか大丈夫そうだ。 『があぁ!』 『ごああぁ!』 複数の叫びがこだました。 近づいてくる! や、やばい。 どうやらオレが落ちた音に反応して狂人どもがこっちに集まり始めやがった!? オレは屋根を走りスクーターのある場所を目指した。 春菜のことなんか完全にどうでもよかった。 とにかく自分が死にたくない、助かりたい、それだけだった。
865 :
素敵ゾンビ :2011/09/20(火) 21:21:07.10 ID:nyBDIs8S0
>>865 確かに面白くないけど、完結まで頑張れ。
屋根から飛び降りスクーターを探す。 すぐに見つかった。 春菜から聞いていた通り悪趣味なドピンク色のスクーターだ。 クマだかウサギだかよくわからないキャラクターがでかでかと描かれている。 オレは震える手でキーを差し込んだ。 よし! スクーターに跨がりエンジンをかけたまさにその瞬間、衝撃が襲った。 背中からすごい力で引っ張られスクーターから落ちる。 主を失ったスクーターが派手な音とともに倒れた。 『ごああぁ!』 ひいぃ!? ヤバい…! 狂人に捕まった!!
背後から掴まれてる。 だが掴まれているのはザックだ。 オレは身をよじりザックから肩を抜いた。 傷ついた肩が激しく痛んだが構ってられない。 そしてオレは振り向きざま狂人が手に持ったままのザックから木刀を引っ掴んだ。 今度はあっさり引き抜けた。 狂人の側頭部に木刀をフルスイングで叩きこむ。 だがそれでもなお狂人はよろめきつつ掴みかかってきやがった。 オレはさらに渾身の一撃を脳天に打ち込んでやった。 そしてようやく狂人は地面に崩れ落ち痙攣し始めた。 やった、倒した! だが喜びは永くは続かない。 背後から多数の足音と咆哮が近づいてくるのを感じた。
まるで地鳴りのようだ。 それでもオレには後ろを振り返る余裕はない。 なぜなら別の狂人が正面から迫っているからだ。 さらにその後ろに2…いや3体。 その向こうからも4、5体が走ってくるのが見えた。 マズイ! マズすぎる! 囲まれちまう! 目の前に迫る狂人の頭に木刀を思い切り打ち込む。 だがよろめきはするが倒れない。 さらに襲いかかってくる。 くそっ、オレの攻撃じゃ一発で仕留められねぇ!? 木刀を握る手が汗でジットリ濡れるのを感じた。 オレはさらに強く木刀を振るった。 ようやく倒した時には既に次の狂人が目前に迫り醜い顔と紫色の腕をオレに向けていた。 その数3体。 こいつらを蹴散らし、倒れたスクーターを起こして脱出。 しかも正面からの残りの4、5体が来る前に、後ろから迫る集団が来る前に、だ。 はっきり言って絶望的だ…。
だが、諦めてまたるか! 死ぬのは怖えぇ! …死にたくない! オレは死ぬ時はかわいいねぇちゃんの腹上死って決めてんだ!! オレは力いっぱい木刀を振るった。 一体がよろめくが残り2体はお構いなしに突っ込んでくる。 しまった! 木刀が!! 狂人の一体に木刀を掴まれてしまった。 凄まじい力で引かれ、オレの手から木刀がすっぽ抜ける。 武器を失ったオレに3体の狂人が迫り来る。 背後からの狂人どもの唸り声と足音の地鳴りはさらに大きくより近くなっていた。 まるで死神の乗った電車がオレの元に迎えにやってくるかのような音に感じた。 絶望がオレを包み込む。 もう…終わりだ… そして、狂人の歯がオレの腕に突き立てられた…
そう思った瞬間、狂人の顔がバネ仕掛けのおもちゃか何かのように異様な方向にひん曲がった。 『伏せて!』 声に思わずしゃがむ。 すると黒い影が2つ、3つと吹き飛び、勢いよく駐輪場の自転車や壁にぶち当たる。 吹き飛んでいく黒い影の正体が狂人どもだと気づいた時、オレの前に木刀を手にした春菜の姿があった。 春菜の木刀が一閃するたびに狂人が薙ぎ払われていく。 春菜は近くにいた狂人どもをまさに文字通り瞬殺した。 『急いで! 早く!』 春菜の声に我に返った。 慌てて倒れたスクーターを起こす。 『乗れ!』 『うん!』
春菜が乗るとスクーターの後輪が嫌な音で軋んだがそんな事を気にしている暇はない。 背後からの群れをオレは見てしまったのだ。 わずか数m後方に迫る狂人は物凄い数だった。 10体、20体ではきかない。 数え切れないほどだ。 何十体という群れ。 一瞬で冷たい汗が吹き出す。 オレは正面にきびすを返し、スクーターを走らせた。 ハンドルを握る手が震える。 だが、ビビってたら死ぬ。 正面からはまた新手の群れが迫りつつあった。 『突っ切るぞ!』 出来るだけ奴らの合間を狙って突っ走る。 おそらく、いや、間違いなくオレ一人のスクーターなら引きずり倒されていただろう。 それ程、狂人は大量にいた。 だが掴みかかる腕を、襲い来る爪を、春菜の木刀が巧みに捌いてくれる。 その時、オレと春菜とスクーターは三位一体と化していた。
前方の群れを突き抜けたオレは河を目指してスクーターを飛ばした。 見えた! 河だ! 川面には船影があった。 二つある。 だが、オレはスクーターのスピードを緩めることなく船着き場の前をそのまま突っ切った。 なぜなら止まる意味がなかったからだ。 川面に浮かぶ船影はひとつは転覆し、もうひとつは火事でも起きたのか大破していた。 船が駄目だった場合のプラン通り、オレは大型ショッピングセンターに向けてスクーターを走らせた。 後ろの春菜は何を思っているんだろう? さっきオレが春菜を置いてひとりで逃げようとしたことに気づいてないのか? わからない… ただ、ひとつだけわかっていることがある。 背中に当たる春菜のおっぱいの感触だ。 さすがの巨乳の感触。 顔が見えないせいでオレは春菜なんかに勃起してしまっていた。
ふと、恐ろしい考えが頭に浮かんだ。 …意外と春菜も悪くないんじゃないのか? 。。。 いやいやいや、我ながらなんて恐ろしい発想だ。 すぐにオレはゾッとして恐怖を打ち消すことにした。 恐怖を打ち消すにはより強い恐怖だ。 ご丁寧に目指すショッピングセンターの前にさっきのマンション以上の狂人の群れがいるのが見えた。 どうやら恐怖には事欠きそうにない。 『イクぜ!』 『うん!』 そしてまた新しい攻防が始まる。 死ぬまで続く攻防が。 『ダメ男・オレ』完
というわけで、とりあえず『オレ編』はひとまず完です。 お読みいただきありがとうございましたm(__)m ケータイなのであまり難しい漢字は変換できないし正直長文書くのはかなりしんどいです。 そのため短文連発で読みにくいものになってしまった事をお詫びします。 ちなみに自分の正体はかなり昔にROMってた単なる読者です。 数年ぶりに見に来たらスレがずいぶん荒廃していたので枯れ木も山の賑わいって事で投下してみた次第です。 みなさんのおっしゃっていた誰でもありません。
>>875 なかなか良かったよ
ただ、中途半端な春菜ネタと剣術ネタは、正直邪魔な感じがしたな〜
お笑いも必要かもしれないけど、ただストーリーを茶化してるだけに感じる
全体的に、ストレートで飾り気の少ない文章がかえって良かっただけに、変な茶化しはいらない気がする
>>875 乙!なかなか面白かったよ。
春菜じゃなかったらもっと良かった。
次の作品にも期待。
>>875 乙でした。
安易にキレーな女の人を助けて…などといった展開じゃなかったのは良かったです。
剣術ネタが少し残念(そこだけ浮いてる)と思ってしまいましたが、それは私個人の考えであって、全体的には美味しゅうございました。
投下、ありがとうございました。
>>875 お疲れ様でした
携帯からは読みやすかったですよ
春菜篇も出来たら宜しくお願い致します
880 :
素敵ゾンビ :2011/09/22(木) 22:20:42.13 ID:hxzNzzaD0
俺はソフィを側に寝かせ、屋上で街の様子を確認した。街はゾンビだらけ。何か至る所で爆発も起こってる。 ……ちょっと離れた自分の家を恐る恐る見てみた。 ……案の定そこもゾンビだらけウゲッ。両親は無事だろうか…… 自分の家に視点を合わせて数秒後、家の玄関口から両親が出てきた。 母も父も両手に包丁を持っている。まさかそれでゾンビ共を振り切るつもりか? 家から10メートル離れた駐車場まで行って、止めてある車で逃げるつもりだろうが その装備でそこまで命がもつんだろうか………………………………!! 猛スピードで迫って来たゾンビに父が肩を噛まれた。 母が酷く動揺して両手の包丁を落としてしまった。 周りはゾンビだらけ。逃げ場無し。 ……結末は分かった。俺はそこから目を逸らした。 家にはもう帰れない。
881 :
素敵ゾンビ :2011/09/22(木) 22:54:24.31 ID:hxzNzzaD0
安全そうな場所はないかと屋上から必死に探す。 ある家が目に止まった。同じクラスの美穂の家だ。 なぜかその家の半径20メートル(ぐらい?)内にはゾンビがいない。寄り付こうとしていない。 安全地帯? ……よく見たら家の前に無惨にもご両親の死体がある。 あれが既にゾンビ化して誰かにやられたものなら安全だが もしゾンビに噛まれていて「まだ」ゾンビ化していないものだったら… ある確認をするため俺はゾンビに襲われてる人達の様子を見た。 噛まれて死んだ奴は大体20秒ほどでゾンビになって蘇ってる。 噛まれただけでまだ意識のある奴は大体5分ほどで意識を失いゾンビになってる。 美穂の両親を最初に見たのは約15前……ゾンビ化して蘇らないって事は 既にゾンビ化したところを誰かにやられたか?それとも別の何かが原因? 何にせよゾンビとして脅威になる心配は無さそうだ。 確たる根拠はないが俺はそう判断した。
882 :
素敵ゾンビ :2011/09/22(木) 23:27:19.55 ID:hxzNzzaD0
そういやさっきまでの平和だった教室を思い出すと、今日は美穂はまだ学校に来ていなかった。 ただのクラスメイトであまり彼女とも話さないから、とくに気にもとめなかったが。 登校中にやられたか、風邪か何かで休んだりして家に居るんだろうか。 ………家に一人だけ? ……いやいや、そういや前に高校生のお兄さんと仲良く手を繋いで歩いてるのを見た事がある。 あのお兄さんも一緒に居るかも。もし居たら高校生だし結構頼りになるかもしれない。 あそこの家まで行くのも他の所に比べたら比較的楽そうだ。 ここの屋上もいつゾンビで溢れかえってもおかしくない。 とりあえずあそこに行くか……。けどゾンビに噛まれたソフィは………… !!! ソフィが望美先生に噛まれて40分近く経ってる事に気付いた。 ソフィは先生に噛まれた痛みで以前苦しそうだがゾンビ化はしていない。 もしかして……抗体!?
883 :
素敵ゾンビ :2011/09/23(金) 19:21:24.59 ID:3rm76tu30
ソフィがゾンビウイルス(仮)の抗体を持っていれば、この絶望的状況に多少の希望が見える。 だがどこにソフィの事を知らせる?警察?……………考えるのは後だ。 とにかくまずはここから離れよう。学校から出て安全そうな美穂の家まで行くんだ。 「よいしょ……しっかりつかまってろよ」 「…うん」 俺はソフィをおんぶしゾンビに見つからないよう、ゆっくり階段を下りた。 校庭に出ると目の前はゾンビになった生徒だらけだった。 どうやって校門まで行こうか………ふと近くの校内駐車場を見ると クラスの生徒を見捨て真っ先に逃げた、担任の我蛾魅先生がいた。 止めてあった自分の車に乗ろうとしていた。 しめた!乗せてもらおう。 俺はゾンビの群れをかいくぐり先生の下まで行った。 「先生!」 「! 勇気君とソフィさん!?」 ……俺達を見捨てた事については触れないでおいてやろう 「お願いです!一緒に乗せて下さい!」 「駄目よ!ソフィさん、噛まれてるじゃない!」 「大丈夫です!他の襲われた人達と違って大分時間が経ってもゾンビ化しない 恐らく奴等に対する抗体のようなものを持ってるんです!」 「抗体!?……」 数秒、悩んだ挙げ句先生は俺達を車に乗せる事にした。
期待
素敵ゾンビさんに期待!
白衣の悪魔in死霊地獄 (24) バタバタと騒がしい足音を立てて、看護師たちが階段を駆け下りていく。 さっきの緊急放送に応えて、大勢の看護師が下りていく。 一つ前の緊急放送で、すでに余分な人手はどこにもない。しかし急を要する患者がたくさんいるなら、日常の業務よりそちらが優先される。 最低限必要な人数のみを残して、病棟の看護師たちは一斉に外来と手術室に駆け付けた。 しかし…そこにいるのはすでに、大半が生きた人間ではない。 先に応援に行った仲間が重傷を負っているのを見つけて、助けようと手を出したが最後、本人も死体の仲間入りだ。 しかし、それはまだ運がいい方かもしれない。 噛まれはしたが軽傷の仲間が逃げてきたのを見て、こんな言葉をかけたのに比べたら。 「大変だったわね、後は私たちに任せて! あなたは病棟に戻って、患者さんの様子を見ていてちょうだい」 軽傷の仲間はうなずき、人手がなくなった病棟に戻るだろう。 だが、その傷口から入り込んだ時限爆弾は静かに体を蝕んでいく。 それが爆発したとき犠牲になる入院患者たちは、不運としか言いようがないだろう。 その人の流れから離れたところで、夏希たちは裏口に向かっていた。 裏口から出て駐車場に行き、そこから車で逃げ出そうというのだ。 夏希と涼子は車の鍵を持っていなかったが、鉄郎は常にポケットに鍵を入れていたのですぐ車を出せる。 幸い、今なら警備員も引き止める余裕などないだろう。 三人の逃走を阻むものは何もない…はずだった。 いくつかの角を曲がると、外につながる窓が見えた。 「よっしゃ、外だ!」 三人の表情が、ぱあっと明るくなる。 この窓の向こうには、駐車場が広がっている。 「扉まで回ることはねえ、もうこの窓から外に出ちまうか!」 善は急げだ、鉄郎は嬉々とした顔で窓の鍵に手をかけた。
(25) その時、窓がバーンと大きく振動した。 「お?」 あっけにとられている鉄郎の前で、窓枠の下から赤い手がせり上がってくる。 「こ、こいつは…!」 背中に冷たいものが流れて、鉄郎は後ずさった。 嫌な予感は的中した。 手より少し遅れて、血で不自然に固まった髪が、膜を張ったように白く濁った目が、そげ落ちた鼻と血に染まった口が上がってきた。 まぎれもなく、死者の顔だ。 「うげっ外にもいるのかよ…!」 驚愕している鉄郎の隣で、涼子がぽんと手を打った。 「あ、そっか…そういう事かあ。こいつらの元凶は、外来だからだよ」 「どういう事?」 首をかしげる夏希に、涼子は青ざめた顔で答えた。 「外来ってのは、病院の外から来た患者さんを診るところじゃない? そこが元凶ってことは、つまり元になった患者さんはぁ、病院の外で感染してここに駆け込んできたんですぅ。 で、ほら、外来の患者さんって、駐車場に車を停めるじゃない?」 説明を聞いているうちに、夏希と鉄郎の顔から血の気が引いて行った。 涼子の舌足らずな説明でも、だいたい状況は読み込めた。 この死病が外来から広がったということは、この死病は病院の外からきたのだ。 どこかで死者に噛まれた者は、手当てをするために病院に向かう。もしくは、周りの者が病院に連れて行く。 そうして連れ込まれた感染者は、まず駐車場で車から降りるのだ。 その中には当然、車の中で死体と成り果てた者や駐車場で力尽きた者がいる。 つまり駐車場には、すでにそういった死体が徘徊しているのだ。 「鉄郎…アンタの車って、ここから近い?」 「いや、一番遠い区画に停めてある」 引きつった声で答える鉄郎の目の前で、死体がバンバンと窓をたたく。 その後方には、足をひきずってのろのろと歩く人影が数十もうごめいていた。
(26) 「…終わったのかな、あたしたち…?」 涼子が窓の外の惨状を見て、力なくつぶやいた。 病院の中では、爆発的な勢いで歩く死体が増殖している。 逃げ道である駐車場も、すでに死者に支配されている。 つまり、病院から生きて出る道がないのだ。 夏希の全身から、力が抜けていった。 この地獄から生きて脱出できれば、夏希は自分が優秀だということを証明できる気がしていた。死んでしまった人間より、生きている方が価値があるに決まっているから。 だが、その望みもここで消えてしまうのか。 夏希の頭の中が、白く染まっていった。 しかし、鉄郎はまだ諦めなかった。 「おいおまえら、作戦変更だ。 病院内のどっか…造りが頑丈なところに立てこもるぞ!」 その言葉に、夏希の頭の中の霧が少しだけ晴れた。 「立てこもる…でも、出れないんだよ?」 「今は、出れないから立てこもるんだ。 とにかく生きてりゃ、外に助けを求めることもできるし、外から誰かが助けに来てくれるかもしれねえ。 丈夫で水や食料が豊富なところに立てこもって、それまで耐えるんだ!」 鉄郎の言葉に、夏希はすぐさま気を取り直した。 確かに、外から誰かが助けにくる可能性はある。 それに、手の届くところに餌がなくなれば、死体どもは餌を求めて勝手にどこかへ行くかもしれない。 何より…夏希は病院内で、頑丈で水と食料が豊富な場所を知っている。 「薬剤部だわ…あそこなら立てこもれる!」 夏希の声に、自然と力がこもる。 夏希が本来なるはずだった薬剤師、彼らが支配する空間こそが薬剤部。 この騒ぎに乗じて、自分は本来の居場所を取り戻せるかもしれない…夏希の顔に、歪んだ笑みが浮かんだ。
(27) 「ぐずぐずしてる暇はねえ、薬剤部に行くぞ!」 三人はきびすを返して、今来た道を引き返した。 さっき通ってきた道の分かれ道の先に、薬剤部はある。 文字通り薬を保管する薬剤部には、注射用の水や輸液など清潔な水の入ったボトルが山と積まれている。 それに、これは一般人にはあまり知られていないが、腸を患った人が食事代わりに飲む栄養剤もそこに保管されている。 さらに、麻薬など危険な薬の盗難を防ぐため、頑丈に作られている。 ここほど籠城向きの場所は、病院内には他にない。 ここを制圧して死体が入ってくる前に封鎖すれば、夏希たちの命はだいぶ引き延ばせるはずだ。 それに…薬剤部には夏希が最も嫌っている雪子がいるのだ。 夏希たちが薬剤部を制圧し、雪子を追い出してしまえば、雪子はほぼ自動的に死体どもの餌食となる。 日頃の仕返しもできて、一石二鳥ではないか。 (待っとれや雪子!!) 雪子が引き裂かれる瞬間を思うと、夏希の全身に力がみなぎってきた。 「ちょ、止まれ!」 突然、先頭にいた鉄郎が急停止した。夏希たちも鉄郎にぶつかって足を止める。 見れば、薬剤部への曲がり角から数人の男が出てきて、エントランスの方に走っていくではないか。夏希はその顔に見覚えがあった。 声が聞こえないくらい遠ざかると、夏希は鉄郎の耳元でささやいた。 「運がいいわ。あいつら、薬剤部の男ども…しかも全員よ」 雪子と薬剤部に異常な執念を持つ夏希は、薬剤部のことを必要以上によく知っている。 「薬剤部は男が四人と女が三人。今男四人が出て行ったから、中にいるのは多く見積もって女が三人。 男どもはエントランスの応援に行ったと思うから…そう簡単には帰ってこないわ!」 女が三人なら、鉄郎の暴力でもって簡単に制圧できるだろう。 まさに襲ってくれと言わんばかりの状況に、鉄郎は凶悪な笑みを浮かべて叫んだ。 「行くぞおまえら!突入!!!」
890 :
素敵ゾンビ :2011/09/25(日) 17:52:39.17 ID:fTwzim7K0
車の中、先生は俺から屋上から見た街の様子と襲われた人間のゾンビ化までの時間の話を聞き 美穂の家に行く事とソフィを共に連れていくことに賛同した。 ピッ 先生がラジオをつけた。 「繰り返しニュースをお伝えします!全世界にゾンビが溢れかえりました!」 !!!全世界に!? 俺と先生は固唾を飲んだ。 「今日午前4時11分、日本の各県の上空に謎の貨物船が現れ、そこから大量の風船が降下 降下中風船は破裂、破裂した風船から致死性の高い微粒子が降り注ぎ 多く尊い命を奪いました!そして命を落とした者達が次々と蘇りご覧のように 生者を襲っています!貨物船は日本だけでなく世界中で……うああああああああ」 ツ---------- ……薄々そんな予感はしていたが世界中で同じ事が起こっているのか…… 「バイオテロ…かしらね……」 車を走らせているとゾンビが視界に現れなくなった。 半径20メートル内に入ったのだ。美穂の家まであと少しだ。
891 :
素敵ゾンビ :2011/09/25(日) 17:54:19.93 ID:fTwzim7K0
うお、プリニーさん投下中だった。すみません一時撤退
ブリニは他のサイトに移動したから大丈夫だよ。 さぁ、続けたまえ素敵ゾンビよ。
893 :
素敵ゾンビ :2011/09/25(日) 20:26:29.54 ID:fTwzim7K0
それにしても静かだ…… ゾンビとそれに襲われてる人がいないからじゃない。そもそも人っ子一人いない。 皆家に籠もってるのか、ここから離れたのか キキイイ……… 美穂の家に着いた。 ………………しかし近くで改めて見るとすごい迫力だ。ご両親の死体……オエ… 「私はここでソフィさんを見守ってるから勇気君行ってきなさい」 先生とソフィは車の中に残る事にした。 ソフィはケガをして出血も酷いし残すしかない。 ……先生はソフィの心配より、いつでも逃げられるように残ったんだろうな……。 違ったら悪いが、もうこの先生に対してはそういう邪推しか出来ない。 とにかく、ゾンビがここら一帯に群がってくる前に戻ってくればいい。 俺は美穂の家の玄関口まで行きチャイムを鳴らした。 ピンポ-ン ………………………………………出て来ないな…………! 足音が近づいて来る ガチャ ドアが開いた。
894 :
素敵ゾンビ :2011/09/25(日) 21:07:52.99 ID:fTwzim7K0
「……勇気君?」 美穂が出てきた。 ここ数ヶ月の間お互い話してなかったからか ほんの一瞬誰?って表情と間を出したのが少々つらかったが俺は心の底から喜んだ。 「美穂、生きてたのか!」 お互い友達と言うほどの関係ではないけど、知ってるやつが生きててくれたのは凄く嬉しい。 思わず声を震わせた。 美穂が頬を染めた。自分が生きてる事でそんなに感激されるとは思わなかっただろう。 俺も柄にもなくテンションが上がったのが恥ずかしくなって赤面した。 「勇気君どうしたの?うちに来るなんて」 「ここらへんは今は居ない(来ない)みたいだけど、TVとかラジオでゾンビが 歩きまわってるのは知ってるだろ?」 美穂は頷いた 「安全なここら一帯で知ってる家がここだけだったから一時避難させてもらえないかと思って来たんだ」 ……俺は言っていて我ながら図々しいなあと思っていた。しかし美穂は 「うん、いいよ…」 あっさりOKを出した。しかしまだだ。 「実は俺だけじゃなくてすぐ離れた所に我蛾魅先生と今日学校に転校してきた友達もいるんだけど…」 「いいよ。多い方が賑やかだもん」 助かった…。俺達はこの家でしばらく休んで、これからの事を考える事にした。 「ところで……あのご両親は誰が?」 「……ゾンビになったから、お兄ちゃんが……」 やっぱりあのお兄さんか。これは頼りになりそうだ。出来ればここでパーティに入れたい。 「美穂!お兄さんはいる?」 「……………」
素敵ゾンビ乙!
プリニーさん、素敵ゾンビさん、乙です。
ほしゅ
898 :
本当にあった怖い名無し :2011/10/03(月) 15:53:39.91 ID:gTkXk6Gu0
保守中
899 :
素敵ゾンビ :2011/10/05(水) 20:46:03.36 ID:ZAV1cIVr0
美穂が黙りこんだ。今にも泣き出しそうな顔をしている。 「……どうしたんだ?」 「お兄ちゃんは……外の様子を見てくるって出ていったきり帰って来ないの…」 「……お兄さんが家を出たのはいつ頃?」 「……4時間くらい前…」 ……かなり時間が立っている。これはお兄さんには期待できそうにない。 重苦しい空気が漂う。 「と、とにかく先生と友達呼んでくるから」 俺は場の空気に耐えかねて慌てて先生達を呼びに行った。 (………嘘ついてごめんね…)
900 :
素敵ゾンビ :2011/10/05(水) 21:13:45.76 ID:ZAV1cIVr0
俺達は美穂の家に入った。 家の中の至る所に血が染み付いている。やっぱりこの辺りもゾンビがうろついていたんだ。 「2階の部屋がキレイだからそこに行こ」 美穂の言葉に従い俺達は2階の部屋に向かった。 「はあー疲れた…」 俺は溜め息をついて部屋にあるベッドに腰をかけた。 「あっ…」 美穂が声を出した。 「? 腰かけたら駄目だった?」 「あ…ううん…大丈夫…」 さっきから美穂は妙にぎこちない。いつもはもっと普通に明るいやつなのに …まあこのゾンビが世界中に溢れかえり、親も死に、兄も帰ってこない現状、鬱になるのも無理ないか… この時、俺はあらゆる可能性を考えるべきだった。 俺にキチガイじみた想像力があったなら…… 「そ…外の様子がどうなってるか教えてくれない?」 「ああ…」 俺達は美穂に街の詳しい現状を教えた。 この質問に、答えないか嘘を言えばよかったものを……
901 :
本当にあった怖い名無し :2011/10/09(日) 18:22:04.52 ID:2TJjPEgA0
保守中注意
書きたいゾンビものがあるが、なんかゾンビ被害よりもそれに立ち向かう人々の活躍の方がメインになる。 それに設定もいろいろと面倒なんで、ここだと荒らしの餌になるだけだ。 どっかいい投稿場所はないものか。
>>902 とりあえず投下してみて
素人にありがちな、設定ありきの感じではないよね
反応が気に食わなかったら、他に行けばいいし
ごめん、今の話じゃない。過去の話だ。
どうぞどうぞ
デッドマン来ないな
907 :
本当にあった怖い名無し :2011/10/12(水) 00:52:50.15 ID:DGG7mpHt0
まってたら来るよ。
908 :
本当にあった怖い名無し :2011/10/15(土) 20:31:13.70 ID:lNCkSP5X0
パキッ!と保守
白衣の悪魔in死霊地獄 (28) 薬剤部、それは薬を司る場所である。 看護師たちとは違う、私服の上に羽織る白衣を身にまとう薬剤師が、医師の指示した薬を正確に作り上げる場所。 もちろん医師の処方がおかしければ、医師に問い合わせて意見することもある。 直接患者に触れることはほとんどない、しかし治療には不可欠な存在だ。 薬剤師は病める者を救うための道具を作り出す、いわば職人集団だった。 薬剤部の机の前で、二人の女性が顔を合わせていた。 一人は夏希の宿敵である米原雪子、もう一人は雪子より少し若い女性だ。 若い女性の前には、きちんとできているか監査中の薬が置かれている。しかし、それに添えられた手は動いていなかった。 若い女性の涙ぐんだ目は、雪子に向けられていた。 一方雪子は、額に筋を立てて彼女をにらみつけている。 「ごめんなさい、すいません!」 若い女性が雪子に頭を下げ、震える声で謝罪する。 それでも、雪子の表情は変わらない。 必死で頭を下げる後輩に、ぴしゃりと言い放つ。 「で、あなたは自分の何が悪いか分かってるの?」 「あ、あうっ…えーと…。」 口ごもる後輩に、雪子は氷のように冷たい視線とともに言い放った。 「分からないのに謝って、それで何か変わる? だったらもういいから、目の前の仕事をや・り・な・さ・い!!」 「ひゃう!?」 後輩の女性はびくりと肩をすくめた。薬に添えられた手はぶるぶると震え、今にも泣きだしそうな顔をしている。 それを見ても、雪子は眉一つ動かさない。 「ほら、もう怒ってないから、仕事をしなさい。」 うわべの優しい言葉も、声が棘だらけのままでは後輩は怖がるばかりだ。 雪子の眉間にさらにしわが寄り、目が吊り上がった。
(29) ますます険しくなる雪子の表情に、後輩は耐えられなくなってまた頭を下げた。 「ごめんなさい、本当にごめんなさ…」 「お・こ・っ・て・な・い!!! 私の言ってることが理解できる、白河さん?」 耳をつん裂く怒声を浴びせかけた後、雪子は後輩に幼児にでも話しかけるような口調で話しかけた。 しかし後輩の目から見れば、雪子が怒っているのは火を見るより明らかだ。 それでも雪子は絶対に、自分が怒っていることを認めはしない。 逆に怒っていることを指摘しようものなら、ものすごい勢いで今のように怒鳴られる。 かといってその怒りが解けないまま相手が平常に戻ろうとすると、怒りが解けるまで延々と刺々しい声と態度をぶつけてくる。 確かに、夏希くらい図太い人間を相手にするにはちょうどいいかもしれない。 しかし、一応自分の中では人の役に立ちたいと思っており、ただ少し注意力が弱いだけの後輩にとっては恐怖以外の何物でもなかった。 この後輩の名は白河佳輪といい、昨年採用されたばかりの薬剤師である。 もう一年以上仕事をしているのだが、雪子の目にはどうも新人気分が抜けきっていないように映る。 昨年は月に一度ミスをやらかして報告書を出していた。 そしてたまに、皆の想像の斜め上をいくような行動をとり、それなりに痛い被害を出すことがある。 今年はいくらかマシになったが、それでもまだ不備が目立つ。 そのため、雪子は佳輪を毎回容赦なく叱りつける。 佳輪は、以前より自分は成長しているはずなのに前と変わらず叱られ続ける。 そうこうするうちに、佳輪は雪子に心底怯えるようになってしまった。 びくびくしながら仕事をすると、ますます仕事が手につかなくなる。 すると雪子はまだ足りないのかと、何かにつけて佳輪を叱りつけて行動の意味まで問いただすようになった。 これが今薬剤部に残っている、二人の関係である。
(30) 佳輪は、ただ必死で謝るしかなかった。 雪子は自分のことを許してくれない、しかし自分の立場が低い以上は許しを請い続けるしかない。 しかし雪子の口癖は、 「絶対に許さないからね!!」 である。 最近よくあるこの時間は、佳輪にとって拷問でしかない。 そういう時たいていの人間は最終手段として涙を使うが、佳輪はぐっと涙をこらえたままだった。 佳輪は、雪子に涙が通じないことを身をもって知っている。以前雪子に問い詰められて泣いた時も、雪子は平然と責め続けた。 その時は薬剤部長の赤倉さんが見かねて助けてくれたが…今この部屋にはいない。 佳輪は、この拷問を終わらせてくれる人を心から待ち望んでいた。 と、突然部屋に備え付けられた電話が鳴った。 これ幸いととびつこうとする佳輪を制し、雪子が出る。 「はい…はい、麻薬ですか?今すぐにですか?」 佳輪は雪子の応答に耳を澄ました。 どうやら、相手は手術室かICU(集中治療室)のようだ。 麻薬をよく使うところといえば、この病院ではその二か所だ。先ほど手術室への応援を求める緊急放送があったから、手術室で何かあったのかもしれない。 話を聞いていると、どうやら麻薬が足りないので今すぐ大量に持ってきてほしいということらしい。 「しょうがない、私が行ってくるわ。 あなたは一人になるけど、十分注意して調剤すること。いいわね!?」 雪子はいまいましげに電話を切ると、すぐに麻薬金庫を開けて薬を取り出し、速足で扉に向かった。この辺りの動作にも、ほとんど無駄がない。 佳輪は去っていく雪子の後姿を見ながら、ホッと胸を撫で下ろした。 雪子は手術室に向かおうと、廊下への扉を開けた途端…宿敵の顔が目の前にあった。
投下乙です
ほ
デッドマンのヤロウ!!ホントに消えやがったか!? だったら期待させんじゃねーよ、バカ!!
915 :
本当にあった怖い名無し :2011/10/24(月) 01:21:05.91 ID:MFY0WFRA0
まだ想定内です。 デッドマンに期待。
ほ
917 :
本当にあった怖い名無し :2011/10/27(木) 23:30:26.31 ID:RUv44c580
ここって下手くそが書き込んだら 相当、叩かれれるんだろうね。 挑戦したい気持ちもあるけど、物書きでも なんでもないんだよね。
ならわざわざ書きこんでうじうじ言ってんじゃねーよカス
919 :
本当にあった怖い名無し :2011/10/28(金) 00:50:48.82 ID:2OZnpkOo0
920 :
本当にあった怖い名無し :2011/10/28(金) 09:04:09.19 ID:qkKMu6F90
うじうじしてるわけじゃなく、質問しただけなんだけどね。 つまらない物読みたくはないでしょ? どうしてゾンビ系の板は、 噛み付く人が多いのだろう? 2ちゃんだから、しょうがないのかな? 919さん、ありがとう。 完成できるかわかりませんが、挑戦したいと思います。
921 :
本当にあった怖い名無し :2011/10/28(金) 18:26:48.22 ID:ER9hA3ql0
薬剤部の前まで来ると、鉄郎は近くに置かれていたゴミ収集カートの影に身を隠した。 「まずはおまえらだけで、中の様子を伺ってこい」 最初から鉄郎が乗り込むと、怪しまれて手こずるかもしれない。 本当に中が手薄かどうか、他の職員が居合わせたりしないかを確認してから、鉄郎が入って一気に制圧するのだ。 夏希と涼子は無言でうなずき、ドアノブに手を伸ばした。 そのとたん、ドアノブが勝手に動いて扉が内側に開く。 突然のことにあっけにとられた夏希の前に、宿敵の顔が現れた。 「あっ…!」 思わぬ遭遇に、夏希と雪子はしばらく固まっていた。 (雪子ぉ!!) 夏希の胸に、すぐさま怒りの業火が燃え上がる。 しかし、今はそれを表には出さなかった。 こんなところで騒ぎ立てて作戦が失敗したら困る。うまくこの作戦が運べば、どうせもうすぐこの女は死ぬのだから。 黙っている夏希に対して、先にしゃべったのは雪子の方だった。 「何しに来たの?」 あからさまに怪しむ視線とともに、ずばりと聞いてくる。 夏希は努めて冷静を装い、適当な理由を口にした。 「病棟用の薬を取りに来たの。 さっきの呼び出しで助手がみんな行っちゃって、人手が足りないのよ」 それを聞くと、雪子は納得したようだった。 「薬なら、できてる分はいつもの棚に置いてあるから。ちゃんとあなたの病棟の薬を持っていくのよ。 違う病棟のやつまで持っていったら、許さないからね!」 まくしたてるようにそれだけ言うと、雪子は夏希を押しのけて薬剤部から出て行った。 脇目も振らず走っていく雪子の後ろで、夏希と涼子は勝利の笑みを浮かべ、音が出ないように静かにハイタッチを交わした。
>>923 すまん、タイトル忘れた→白衣の悪魔in死霊地獄(31)
(32)
薬剤部の中は、静かだった。
涼子がこっそりスタッフルームをのぞいてみたが、誰もいない。
ただ奥の調剤室から、ぶつぶつと薬を確認する声だけが流れてくる。少しの間聞き耳を立ててみたが、どうやら一人のようだ。
涼子はそろりと扉まで戻り、ゴミ収集カートに向かって声をかけた。
「鉄郎ぉー、早く入って!」
すぐに隠れていた鉄郎が姿を現し、薬剤部の扉に滑り込む。
そして、素早く扉をロックしてしまった。
その間に、夏希は調剤室に入り、薬を監査している佳輪に声をかけた。
「ちょっと、白河ちゃん、あんた一人でやってんの?」
佳輪はすぐに手を止め、夏希の方を見て目を丸くした。
「あ、古沢さ…さすっ先輩!」
少し言葉に詰まったが、ここは大目に見てやるとした。
夏希と佳輪は、実は赤の他人ではない。以前薬学部で学んでいた夏希は雪子の同級生であり、佳輪も同じ大学の後輩に当たるのだ。
そのため、夏希は佳輪に自分のことを先輩と呼ばせていた。
職種が違うのに先輩ぶるのもおかしな話だが、佳輪は素直にそれを承諾した。
いつも自分を押さえつける雪子に平然と逆らい続ける夏希に、佳輪はある種憧れのようなものを抱いていたせいかもしれない。
それに、反雪子という歪んだ仲間意識もあった。
そのせいで、佳輪は病院内では珍しく夏希に対して友好的だった。
(たった一人残ってたのがこいつだなんて、最高に運がいいわ!!)
夏希はしたり顔で佳輪に尋ねた。
「一人なんて珍しいわね、他のみんなはどこ行っちゃったの?」
先輩の質問に、佳輪は素直に答えた。
「えっと、部長たち…男の人はみんなエントランスを手伝いに、八方さんは病棟に行ったまま帰ってきません。米原先輩は、手術室に麻薬を届けに行きました」
(雪子が手術室に!!)
その答えだけで、夏希は胸がすく思いだった。
今や人食いの巣窟と化している手術室…雪子はもう戻って来ないだろう。
夏希は満面の笑みを浮かべ、勝利の喜びを噛みしめた。
(33) 気が付くと、佳輪が困った顔で夏希の顔を見ていた。 「あ、あの、そろそろお仕事に戻っていいですか…? 私、まだやることがたくさんあって…」 しどろもどろと話しかける佳輪に、夏希はニンマリと笑って教えてやった。 「大丈夫、もうお仕事なんてしなくていいの」 「え?」 ぱっちりした目をさらに大きく見開いた佳輪に、夏希は説明してやった。 ついさっき外来に運び込まれてきた患者から、奇妙な病が広がって今や病院じゅうが汚染されつつある。そのせいで、病院は急速に機能を失っている。 この病は、感染すると人を食う死体に変わってしまう恐ろしいもので、今はエントランスと手術室周辺で猛威を振るっている。 おそらくあと数時間で、病院は壊滅するだろう。 職員も患者も、等しくその病に侵されて動く死体になるはずだ。 だから、もう佳輪が患者のための薬を作る必要などない。 佳輪も自分たちも、今からはただ自分を守ることに全力を注げばいいのだ。 ぽかんとしている佳輪に、夏希は最後にこう言ってやった。 「あんたは運がいいわ、薬剤部でただ一人、あたしたちと一緒に生き残れるんだから!」 夏希の後ろでは、鉄郎が指をコキコキと鳴らして佳輪をにらみつけていた。逆らえばどうなるかは、一目瞭然だ。 佳輪は一瞬反抗するような目つきを見せたが、すぐに肩を落として降参した。 「分かりました、でもちょっと外を確認させてください。 本当にその歩く死体…ゾンビがいるか見てみます」 「外…ちょっと待て、ここも外とつながってるのか!?」 驚いた鉄郎が佳輪の指差す方向を見ると、そこには広い窓があった。 さっきの悪夢を思い出し、鉄郎はすぐさま窓へ走ったが…窓の外を見たとたん、安心して体の力が抜けていった。 病院が丘の斜面に建っているため、薬剤部の窓は地面から二階分の高さがあるのだ。 外には死体…ゾンビが多数うろついていたが、壁に足場もないのでここには手が届かないだろう。 まさに籠城にうってつけだ…鉄郎はここに案内してくれた夏希に、心から感謝した。
(34) 「うわぁ…本当にゾンビっぽいのがいる」 佳輪は窓から外を確認すると、素早くブラインドを下ろした。 若い女性なら悲鳴の一つも上げそうなものだが、佳輪は冷静だった。 夏希はそんな佳輪をほめてやった。 「感心感心、事態の飲み込みが速い子は伸びるわよ。 それにしてもアンタ、けっこうオカルトなことでも信じるのね。ゾンビって言葉がすんなり出てくるってことは、そういう映画が好き?」 「あ、はい、実は…その、変ですか?」 少し顔を赤らめてうつ向く佳輪を、夏希は上機嫌で撫でてやった。 「大丈夫、それは勇気があるっていうのよ。 それにほら、危機管理がしっかりしてるから、こういう時でも生き残れるじゃない? その点、アンタの方が雪子より優秀だったってことね」 雪子より優秀、と言われて、佳輪はうれしそうにほおを緩めた。 雪子に叱られ続けて、泣いてしまった自分に歯噛みして、毎日恐怖と劣等感に押しつぶされてきた佳輪にとって、一番言ってほしい言葉だった。 「…ありがとうございます、これからも精進します」 佳輪はあろうことか、夏希に深々と頭を下げた。 夏希は満足げに微笑み、ゆったりと伸びをして言った。 「もう、あんまりがんばらなくていいのよ。 雪子はもう、戻って来ないんだから。アンタももう、叱られなくてすむの」 「米原先輩が…戻ってこない?」 「ええ、だってあの女、手術室に向かったんでしょ? だったらもう、助かるなんて思うことないわ。今頃はきっと、手術室の近くで顔見知りのゾンビに食いちぎられて…。」 とたんに、佳輪の顔色が変わった。 「…いえ、まだです!!」 夏希の言葉を強引に遮って、佳輪は突然走り出した。 あっけにとられている夏希と鉄郎の前で、病棟に薬を運ぶ大きなカートを大急ぎで扉の方に押していく。そして、動かない二人を振り返って早口で叫んだ。 「手伝って!!この扉の鍵は、パスワードを知っていれば外からでも開けられるんです!! あの女が死んだとまだ決まった訳じゃない、戻ってくる前に、早くバリケードを!!」
お疲れ様! みんなも頑張って書いてくれ〜
お久し振りです。 幾つかの不幸が重なって、このスレに来る事が出来ずにいました。 身内の人間が死に瀕している時に、細やかな娯楽とはいえ、死に関するモノを投稿する事に葛藤があり、自粛して来ました。 来月の中旬頃には、きっと投稿を再開出来ると思います。 その時が来ましたら、また宜しくお願いします。 もしトリップが間違えていたなら、今後は今回のトリップで投稿を再開します。 有難い事に、まだ私を待っていてくれる人がいる様ですので、生存報告までにレスをしておきます。
>>928 デッドマン乙です。
無理しないでね。気長に待ち続けますよー。
>>928 勘違いすんな
元から誰も待ってないし、このまま消えてもらっても構わない
デッドマン乙。 こういう所だから否定的な事書くのも絶対 いるんだから、気にしないようにね。 復帰お待ちしております。 嫌いな人は嫌いで良いじゃない。 皆に気に入られるなんてありえないし。 それはそれで、大事なことだと思う。
さすがオカ板、思い込みが激しいと言うか 自分の意見=全体の意見 ってのが昔から居るな
>>932 デッドマンの事か?w
ありゃダメだわw 文才も無いのに自意識過剰杉だからなw
お前ら、ヤツはこのスレの汚物だからこれ以上構うなよ!w
>>934 お前に聞いてないだろ?
アンカーって分かるか?w
かわいそうな奴が涌いてるなw >930は思い込みが激し過ぎだろ。少なくとも>929や>931が待っているし、俺ガイル。 つーか、そのアンカーとやらで指摘されてもないのに、>932で釣られてるし。 なんという自意識過剰&ダブスタww
937 :
本当にあった怖い名無し :2011/11/07(月) 16:36:30.20 ID:WSlTwAie0
【ゴールデンレス】 ∩ ・∀・)∩∩ ´∀`)∩ このレスを見た人はコピペでもいいので 〉 _ノ 〉 _ノ10分以内に3つのスレへ貼り付けてください。 ノ ノ ノ ノ ノ ノそうすれば14日後好きな人から告白されるわ宝くじは当たるわ し´(_) し´(_) 出世しまくるわ体の悪い所全部治るわでえらい事です
お、なんだなんだ。 デッドマン氏は大変だな。 じゃぁ僕、気が向いたら小説投稿するよ。きっとすごいぜ。 全2ちゃんが泣くぜ。
ほ
デッドマンさん、復帰お待ちしております!
白衣の悪魔in死霊地獄 (35) 夏希と鉄郎はしばらく固まっていたが、すぐにバリケード作りに加わった。 確かに、雪子が生きて戻ってくる可能性はある。 夏希は雪子が死んだものと思っていたが、もし生きていてこっそり鍵を開けて戻ってきたら、どういう事になるだろうか。 鉄郎が先に気づいて取り押さえられればよい。 しかし、戻ってこないものと油断しているところに不意打ちをかけられたら…。 薬剤部には多くの薬剤がある、それらの効果を把握している薬剤師にとっては武器庫も同じなのだ。即効性の麻酔薬、いや運が悪ければ致死性の毒を使われることもあり得る。 雪子はおそらく夏希たちを「絶対に許さない」だろう。 そうならないためには、扉が開かないようにするしかない。 幸い薬剤部の扉は内開きになっているため、内側に重いものを置けば扉は開かなくなる。 佳輪は薬剤カートを扉の内側に何台も重ねて置き、全てのタイヤをロックした。これでもう、簡単には動かない。 バリケードができて一息つくと、佳輪はふっとため息をついた。 「他の薬剤部のみなさんを見殺しにするのは心苦しいですが…それでも、私たちの命を守るには仕方ないです。 あの女じゃなくても、戻ってきた人が感染していたら困りますから…」 そこまで言うと、佳輪は唐突に夏希と鉄郎の方を振り返った。 「ところで、あなた方の中に噛まれた人はいませんよね? いたら…発症する前にどうにかしないと」 さっきまでの可愛らしい声とはうって変わった、低い声だ。 あまりの変貌ぶりに、鉄郎も寒気を覚えるほどだ。 しかし、これは正論だ。 夏希たちがその目で見たように、あの病は感染する。感染すればいずれ発症してゾンビになるのだから、感染者が侵入した時点でそこは安全ではなくなる。 絶対の安全を求めるなら、非道なようだが感染が疑われる全てを遮断するしかない。 「大丈夫だ、おれたちは誰も噛まれてない」 佳輪を安心させるように答えながら、鉄郎は背中に冷や汗をかいていた。
(36) 正面の扉の封鎖が終わると、佳輪は鉄郎にそこを見張るように言った。 「もし外側から扉がたたかれたら、すぐ私たちを呼んでください。 私は、まだ封鎖する場所がありますから」 そう言うと、佳輪は調剤室の奥へと歩いて行った。 やることがなくなった夏希も、佳輪についていく。 病院が大きいため調剤室も広く、連なって置かれた棚には豊富な種類の薬が並んでいた。錠剤、粉薬、水薬…夏希のずっと憧れていた光景が、そこにあった。 夏希がなるはずだった薬剤師、その薬剤師が扱う数多の薬がここにある。 (ああ、あたし…やっとここまで来れたんだ!) 正当な手段とは程遠いが、夏希はようやくこの空間の支配者になれた。 その喜びに比べれば、病院で一緒に働いた仲間がほぼ全員死ぬことなど、夏希にとっては些細なことだ。 夏希が看護師であることに変わりはなく、看護師が調剤を行うことは法律で禁止されているが、それももう関係ない。 このまま死病が広がって日本が無法地帯になれば、法律など無意味だ。 そうなれば、夏希だって…誰だって薬剤師になれる。 その狂った未来を思い浮かべて、夏希は幸せを噛みしめた。 「あ、えーっと古沢先輩? お手すきでしたら、封鎖を手伝っていただけますか?」 佳輪に声をかけられて、夏希はふと我に返った。 見れば、佳輪は壁にある小さなドアの前に重そうな段ボール箱を積み上げている。 「ここは、エントランス近くの医療事務室につながっているんですよ。 受付で外来の患者さんに薬を渡しに行くための通路です。薬剤部の人以外は使わないので、ここから人が来る可能性は低いですが…来られてからじゃ遅いですから」 「ふーん、そんな通路があったんだ」 薬剤師が使うものというだけで、夏希には全てが新鮮で輝いて見えた。 段ボール箱は重かったが、中に入っているのが薬を入れる袋だというだけで、その重さも心地よかった。 そうして、夏希と佳輪は薬剤部を内から完全に封鎖してしまった。
(37) 封鎖が終わると、佳輪は額の汗を拭いながらぼそりと漏らした。 「ところで…もう一人看護師の方がいましたよね。 あの人は何も手伝ってくれませんけど、そういう方なんですか?」 佳輪に言われて、夏希はふと涼子のことを思い出した。 そして、腹が立ってきた。 涼子はこの薬剤部に連れてきてやったというのに、少しも作業に加わっていない。自分たち全員の命を守る作業に、全然手を貸さなかったのだ。 それだけではない、逃げている途中もわめいたりへたれたりで全く役に立たなかった。 これは夏希でなくとも、怒りを覚えて当然だ。 「ちょっと涼ちゃん、あんた何サボってんだ!!」 流しの近くで座り込んでいた涼子に、夏希は思いっきり怒声を浴びせた。 すると、涼子は重たそうに顔を上げて、弱弱しい声で答えた。 「ちょ…ごめん、今はかんべんして…。 何か、気持ち悪い…すっごい体が重い…ってゆーか、体中が不快なの」 涼子の性格からして仮病ともとれるが、夏希はどうも違和感を覚えた。 涼子はぐったりして、確かにいつもより顔が青白い。息遣いも苦しそうだし…何より、涼子のこんな弱弱しい声は聞いたことがない。 涼子は感染防御がおろそかだが、それでも体調を崩したことなどなかったはずだ。 その涼子が、こんなに具合が悪くなるとは…。 「涼ちゃん、もしかしてゾンビが怖くて耐えられない? 汚物は平気なのに、意外だね」 「うーん…そう、かも…」 確かに、目の前であんな怖いことが起こればショックで体調を崩してもおかしくない。 涼子は汚物は平気だが、人の命やオカルトはまた別の話なのだろう。 それでもどこか腑に落ちず、夏希はもう少し話そうと思ったが…それは鉄郎の声に遮られた。 「おい、来たぞ二人とも!!」 鉄郎が、招かれざる者の来訪を告げる。 雪子か、それとも他の誰かか…夏希と佳輪はすぐ近くにあった武器をとり、扉へ走った。
プリニー 相変わらず、つまんねぇな もうちょっと読む人のことを考えた文章かけよ…
>>944 お前、そんな事言ったらデッドマンはどうすんだよ!
また戻ってくるみたいな事言ってたし、あいつは小説投下とか言ってる連投荒しだぞ?
プリニーやっぱり独りよがりの文章になってきたなw はっきり言ってつまらん
(1−1) 重苦しい厚い雲が空一面を黒く塗りつぶしていた。 普段、このような暗さなど気にもならないのだが、電力の供給が寸断されたとなると話は別だ。 一斗缶の中で燃える木屑の明かりに照らされながら、四脚の仮設テントから眺める空は恐怖に満たされていた。 気味の悪い感覚に陥りながら、肌寒い自身の体をソッと抱きしめる。 精神を蝕むような恐怖感に飲み込まれないように、その手に込められていく力は少しずつ強くなっていった。 おぞましかった。 目の前に広がる黒い雲がおぞましかった。 まるでこの世のものではない何かに見つめられているようだ。 何処か金縛りに似た状態に苛まれていると、不意に背後から男の声が聞こえた。 「……どうした?砂良」 「……ちょっと空を眺めてるだけです」 砂良(砂良)と呼ばれた女が、背後から気配を感じさせずに近づいてきた初老の男に振り向かずに答えた。 その態度が当たり前のように、男が隣に立つ。 「……足の調子はどうだ?」 「……おかげさまでだいぶよくなりました」 空を見上げながら返事をする砂良に、初老の男も遥か頭上を見上げる。 どす黒い雲の海を時折眩いばかりの稲光がいくつもの枝分かれを繰り返し、這う。 小さく溜息を吐き、目の前に広がる光景を眺め、更に深いため息を吐く……。 そこには学校と思わしき建物が崩壊し、瓦礫と化していた。 「……災害が起こってもう1週間経つが、救助は一向に来んな」 「……はい。火災のせいで、食べる物もいよいよ尽きるかもしれないって皆さん困ってました」
(1−2) 辺りを見渡す砂良。 暗いグラウンドでは、同じような仮設テントがちらほらと設置されていた。 温かい焚き火に当たりながら、無気力に座る老人たちの姿に心が痛む。 村人総出で食料をかき集めたものの、全村民を賄えるだけの大量の物資は集まらず、 事態を重く受け取った数人の若者たちが、山や川で食べられる動植物を調達することになった。 確かに自然豊かなこの地には恵みに満たされている。 きっと何かしらん持ち帰ってくれることを切に願う……。 ただ人が摂取できる作物や野草などは、寒さが残る3月の気候の影響で僅かしか実っていないだろう。 嫌な現実が胸を痛める……。 どうしてこんなことが起こったのだろうか? 一週間前の出来事が鮮明に甦ってくる……。 2007/3/10 それはなんの前触れも無く、人々が築きし文明を破壊していった。 助けを乞う擦れた声、痛みに苦しむ唸り声、狂気の怒号、あらゆる場所から恐怖と悲しみに満ちた声が渦を巻く。 助けられなかった人々の表情が目に焼きついていた。 その光景は一生拭い去ることは出来ないだろう。 出来ることならば、全ての人々に手を差し伸べていきたかった。 だが言い訳は出来ない、言い逃れも出来ない、助けられなかった理由、それは紛れも無く自身の保身が優先されたからだろう。 帰らぬ街 〜使者が蠢く地獄の地〜 第一話「襲撃」
(1−3) パチッ……パチッ……。 少し強い風が吹きつけ、一斗缶の中で燃える焚き火から火の粉が舞い散る……。 「……先生、私、後悔してます」 「アホ、お前だけじゃない。俺もしてるに決まっとろうが……」 頭を撫でられた……。 60を過ぎた男の手は以前のようなたくましさが消えていたが、その温かな手のひらから感じられる優しさは健在だ。 否、歳を重ねるごとにその優しさは大きくなってきているようにも思える。 知らずの内に寂しい笑みを浮かべた。 「……なんだ?」 「……いや、先生も老けたもんだなあって。……もう何年の付き合いになりましたっけ?」 目の前に広がる光景から目を背け、隣に立つ男に目を向ける。 砂良の言葉に顔を傾け、記憶の奥底から過去を引き釣り出すその表情は可笑しなかった。 「……アホ、なにボケてんだ?お前が生まれた時から25年、ずっと隣の家で住んでただろ」 「そういえばそうだった。……由香とずっと一緒に育ってきたんだもんな…」 砂良の言葉に含まれていた娘の名に、遠い目をする。 あの子は今何処で何をしているのだろうか? 移動手段があればすぐにでも駆けつけてやりたい。 娘の身を案じる父親の顔が砂良の目に映る。 「……すみません。こんな時に思い出させて……」 「いや、いい。……アイツは大丈夫だ。中学で稽古やめたとはいえ、きっと今でもたくましく図太く、そしてしぶとく生きてるはずだ」
そんな言葉を吐き出してみたものの、心の優しい我が子が平常心を保っているとは思えない。 大きな心配事が胸に圧し掛かるような感覚を覚えると同時に深い溜息をつく。 二人の間に広がる暗い空気はその重さを増すばかりである。 気落ちすることに耐えられなくなり、柱に立掛けてあった松葉杖を両脇に挟む砂良。 少し歩きましょう。と、小さな声で歩くことを促す。 静かに頷き、砂良の後に続く初老の男。 「それにしてもあの災害は俺たちが築き上げたもの殆ど持っていきやがったな」 「地震大国日本といわれる意味、今やっと理解できました。大事なもの、全部奪っていきましたね……」 歩くさなか、仮設テントから誰かがすすり泣く嗚咽が聞こえた。 無理もない、毎日人が死んでいくのだ。 食料だけでなく、医薬品も不足していることが原因だと重々承知してはいるが、人々の死に指をくわえて見守ることしかできないのは心に大きな傷を残していった。 いつの間にか負の感情は連鎖し、至る所で悲しみが溢れ、砂良自身も目に涙を浮かべていた。 「あまり深く考えんなよ。今は生きることを考えろ。それがみんなの助けになるはずだ」 「……はい」 言うまでもなくそんな励ましに気分が紛れることはなかった。 ただ信頼できる人に優しい言葉をかけられるのはイヤな気分ではなかった。 励ましにはならなかったが、幾許かは心が落ち着いた。 気を取り直し裏門を抜け、村の離れへ歩を進める砂良。 なにか状況が変わったかもしれないと期待しながら……。 そんな思いに駆られていると、遠くから幾つかの懐中電灯の光が迫ってきた。 「誰か走ってくる。……何かあったのかしら?」 「何だろうな?困ってるかもしれん。ちょっと俺が聞いてくるからゆっくり来い」
(1−5) と、走っていく師を見送り、松葉杖で歩きにくい農道をゆっくりと進む砂良。 おーい、どうしたんだ?師の声に懐中電灯を振り回す誰かの声が聞こえてきた。 「おお、二ノ宮の……えーっと……あー、義弘じゃねーか!」 目の前の人物のが記憶に当てはまるまでに僅かばかりの時間を要した男が素っ頓狂な声を上げる。 出来る限り早足で彼らへと近づく砂良は声の主が複数人いる事に気づくのだった。 やがてグループに加わった砂良を合わせ、7人が互いの無事を確認し会い、同時に拠点の現状を報告。 「そっちはどうだ?」 義弘が質問した言葉は至って当たり前のことだった。 「……ちょうどさっき避難してきた奴らが着てよ!……だけどもかなり取り乱してるんだ。精神科の先生がそっちに居たはずだから迎えに行くところだったのさ」 「……生存者の方がいたんですか?」 男の言葉を改めて確かめたいが為に砂良は疑問を投げかけると、皆同じように首を縦に振り、相変わらず忙しなく落ち着きがなかった。 そんな彼らに落ち着くように促す義弘が、一番体力を消耗している20代後半と思わしき青年の背中を支える。 しかしその背中を支えた時、ある違和感が全神経を凍りつかせた。 「……おいおいっ、お前、その背中どうしたんだよ。包帯ぐるぐる巻きじゃないかっ!」 「ああ、そいつ、取り乱した奴を押さえた時に思い切り背中引っかかれたんだよ」 「結構深く引っかかれたから血が中々止まらないんだ。そっちに医者が行ってるはずだから報告がてら連れて来たんだ」 呼吸が乱れすぎているのは一目瞭然、血を流しすぎた上に全速力で離れの集落からやってきたのだ。 血の巡りが激しい状況に、循環するはずの血液が体外に出て行っているというのは相当キツいものがあるだろう。 それでも男は見栄を張っているのか、態度とは裏腹に、強がりを口にした。が、それはあまりにも酷かった。 「……ぜはぁーー、ぜはぁーー、はは、は、はい。はい。ははははっ。……だだ大丈夫です」
(1−6) 見るからに、明らかに、その青年の態度は平常心を保っているようには思えない……。 訝しげに男の背後に回る砂良。 別におかしな点は伺えなかった。が、そう思えたのは一瞬、突然男が尋常では無い悲鳴を叫び散らした。 「ぎょぁああああああ!」 「えっ!ちょ、ちょっと、大丈夫っ?!」 松葉杖を脇で挟み、突然前のめりに腰を曲げた男に手を差し伸べ、声をかける砂良。 そんな彼女の手の平を振り返り様に払いのける、突如としてその細い体を両手で締め上げてきた男。 「ちょ、ちょっと、な、なにすんのよっ!」 「……おい、なんかおかしいぞ!…砂良っ!そいつから離れろっ!蹴れっ!!」 義弘の叫び声に反応するかのように両脇に挟んでいた松葉杖に力を込め、体を支える。 そしてすかさず急所に右膝を叩きつける砂良。 「ごめんなさいっ!」 「ぎょえぇ!!」 「……おい、女っ!何するんだっ!」 おかしくなった男と一緒にやってきた男が、砂良の行動に怒鳴り散らしてきた。 怒鳴りたい気持ちも分からなくは無いが、突然抱きしめてきた。というより、締め付けてきた男に対して正当防衛をしたまでだ。 意味も無く締め付けてきた相手を蹴り飛ばして、何故そこまで怒鳴られなくてはいけないのだろうか? 言い訳というよりも、男の行動に非があることを全面的に責めてやろうと思っていた砂良の口より先に、 連れ添いの男が驚愕に満ちた悲鳴を響かせた。 「ていうか正二郎の取り乱し方、避難してきた奴とまったく同じじゃないかっ!」 「おい、おいおい、正二郎!大丈夫か?おいお…おおっ!ぐぇ!いでゃああブホォォ!」
(1−7) グシャッ!ブチブチブチッ!! ヒューー!ヒューー! 一体何が起こったのだろうか? 懐中電灯の光に照らされた男の首から真っ赤な血液が吹き出ていた。 こんな光景、生まれてこの方、見たことあっただろうか? そこにあるはずの皮膚が食い剥がされ、骨と食道がむき出しになっていた…。 突然の出来事に口元を押さえ、込み上げてくる気持ち悪い感覚を何とか堪え、冷静さを取り戻そうと必死に心を落ち着かせようと乱れる呼吸を整える。 「せ、先生っ!」 「さ、砂良、こっちこいっ。……こ、こいつ、狂犬病か?」 狂気にその姿を変貌させた男の行動を直視し、義弘が驚きの声を上げた。 無理も無い……。 狂気に取り付かれた男が獣の如く、抵抗する力も殆どない瀕死の人間に噛み付いていたからだ。 人肉がとても美味いのだろうか? 薄っすらと笑みを浮かべながら胸の肉や、腹の肉、ありとあらゆる部位に噛み付き、肉を剥がしていく狂人。 狂犬病とはまったく関係がなさそうな行動に、義弘も砂良も、臨戦態勢に入っていた。 「……砂良、逃げるぞ」 「……は、はい。先生」 「お、おいっ!俺たち置いて勝手に逃げんなよっ!」 恐怖に慄いた男が砂良の肩に手を伸ばし、足がすくんで思うように動けない自分を担いででも逃げろと訴えてきた。 その気持ちは分からなくも無い砂良が、手を差し伸べようとしたその時……。 「ぶえぇあああ!」 「お、おいっ!噛まないでくれ、な、なっ!…ひーー!…んぁあああああ!! 痛ぁあっ!ちょ、ちょっとやめてくれ!噛まないでくれーー!」
(1−8) 狂人が男の腕に噛み付いていた。 人間の皮膚はこんな意図も簡単に剥ぎ千切ることが出来るのだろうか? それとも狂人と化した男の力が恐ろしいほど強いのだろうか? 何度も何度も腕に噛み付き、滴る血液を吸い尽くす。 その光景に恐怖を感じた砂良が、口より先に松葉杖で狂人の頭を殴りつけた。 「やめなさいっ!」 「ぐはっ!」 地面に吹き飛んだ狂人が痛みにのた打ち回る。 あまりにも大げさな苦しみように、一瞬唖然としたが、その気持ちも一瞬で恐怖に塗り替えられた。 その訳は、腕に咬みつかれた男も突然豹変したからだ。 「ギヘェエエエアアア!」 「……ど、どうなってるの?」 「砂良っ、とにかく、とにかくだ!……噛み付かれたり、引っ掻かれたりするな!変な病気もらうかもしれないぞっ!」 義弘の言葉に全身が震え上がった。 砂良自身、このような現象を目の当たりにし、ただの病気が猛威を振るっているようには思えなかったからだ。 「こいっ!逃げるぞっ!」 「せ、先生っ!」 無理やり背を押される形で走らされる砂良。 強引に走らされた砂良の苦痛に満ちた表情に気付きながらも、歩を止める訳にはいかなかった。 「我慢しろ!今は逃げることだけに集中してくれっ!」 「いっ……たっ!……は、はいっ。……分かったからちょっと押さないでくださいっ!」
(1−9) 「うるせー!走れといったら走らんかっ!」 師の取り乱しように砂良の抗議はかき消された。 目の前で起こっている現象が恐ろしいことは百も承知。 誰が見てもこのような惨状は恐ろしいに決まっている。 だが、師の態度は明らかにおかしかった。 「せ、先生。なんでそんなに怖がってるんですか?!」 「馬鹿野郎!お、お前、向こうから似たような奴らが走ってきてるのが見えねーのかっ!?」 一体このいい年をしたヒステリックなおっさんは何を叫んでいるのだろうか? 分からない、理解できないことだらけなのは分かっているが、そこまで怒鳴らなくてもいいじゃないか。と、 砂良は不機嫌に思いながら師が指差す方向に目を向けた。 「……な、何あれ……!」 「後ろ見るな!とにかく走れっ!ほんとになんかやばいぞっ!」 近くも無く、遠くも無いほんの少し離れた場所で、工事現場のライト付きヘルメットを被った男たちが違和感のある走り方でこちらに向かっていた。 何故こんな真夜中に、そして街頭も光らない道を大勢で走らなければいけないのだろうか? あらゆる疑問に納得のいく答えは見出すことが出来ず、死に物狂いで走り出す砂良だった。 第2話に続く。
誤字チェックしました。 投稿してから。 タイトルが間違っていました。正しくは〜死者が蠢く地獄の地〜です。 ちなみに今から5年前くらいに書いた小説の一部です。 以上、それでは失礼いたします。
ほんとごめんあさい。 砂良の名前(砂良)ってしてました。 正しくは(さら)です。ほんとごめんね。みんな……。 そして投稿規程の5〜10を超えてしまったわ。。 怒らないでね。もう誤字見つけても明日までしないよ。。
プリニーさん投下乙です。 新しい作者さんも投下乙です。
イイネ
プリニーも頑張れ 新人も頑張れ 当然、批評も色々だと思うが、まずは完成まで応援するぞ
新しい人乙です! 無理にストーリーを進め様とせず、もっと描写をしっかりと描いた方が読みやすいかと思います。
ご声援、ご指摘ありがとう。。。 書き方、描写、小説を一杯書いていた時期を思い出しながら捜索していきます。 みなさんとがんばっていこうと此処に誓ってみようではないかっ! でも次の投稿は週末くらいになるけどwご了承を。
456?
ほ
息が止まりそうなくらい力の限り走るのはいつ以来だろうか? 胸打つ鼓動に痛みを覚えながら、義弘は無我夢中で走っていた。 何故そこまで走らなければいけないのだろうか? 走る理由を知っているにも関わらず、自身の行動に疑問を抱く。 何故走る? それは殺される恐れがあるからだ。 では何故殺される? それは分からない。 では走る必要は無いだろう? 延々と繰り返される自問に嫌気がさしてきた。 いい加減答えが導き出せない疑問を繰り返す事に疲れてきた義弘は思考を切り替え、 必死に走る隣の弟子に意識を集中させた。 「いいか。訳が分からんことはお互い様だ。けど、どうみてもおかしいのは理解してくれ」 「…理解してます。……けど先生、私がちんたら走ってると先生の身が危険です。だから先に行ってください」 自己犠牲になる代わりに生き延びろという弟子の言葉に苛立ちを覚える義弘。 自己犠牲になどさせられるか……。 可愛い教え子を見捨てるようなことは決して許されない。 そんな当たり前のことが分かるはずなのに、何故そのような言葉を口にしてしまうのだろうか? 考えるまでも無い……。 自分がどれだけ大事にされているか、改めて感じた義弘だった。 ならなお砂良教え子の申し出をキツく断らねばならない。 意志を固め、いつの間にか訝しげに顔をのぞき込んでいた砂良の目を見つめた。 「……安心しろ。俺はお前を見捨てたりしない。……だけど、今は年功序列じゃないんだ。レディーファーストの時代なんだぜ?」 「何言ってんですか先生っ!」
(2) 恐怖に染まった表情で義弘に怒鳴り散らす砂良。 一体この人は何をしでかそうとしているのだろうか? 全く持って予想だに出来なかった。 お願いだからもっと分かりやすく説明してもらえませんか? 目の前の師に訴えかける切望なる眼差しは、誰にも気付いてもらえなかったのは言うまでもない。 「……なんだよその目は……。まさか不服なのかよ?……俺はお前の先生だぞ?……可愛い教え子を逃がす為に今からあいつらとドンパチするんだ。立派な理由だと思わんか?」 「思わないし!しかも立派じゃないですから!」 帰らぬ街 〜使者が蠢く地獄の地〜 第二話「正体不明」 砂良と義弘の言い争いなどつゆ知らず、死に物狂いで駆ける村人。 被災し、大勢の死を目撃してきた。 しかし神はまだ辛い現実を突きつけてくる。 村人は鼻水も気にせずわめき散らしていた。 「はぁはぁっ!……ワシ、死にたくないよーー!腹空かせてるからって人間に食われるのはイヤじゃボケー!」 義弘と共に逃げてきた数人の内一番前を走る一人の男性が情けない声を上げた。 涙を一杯に流し、口鼻から体液をダラダラと見っとも無く流し続けていた。 発狂しそうな気持ちは分からなくも無いが、泣くか逃げるかどちらかにしてほしかった。 「離れの清水!」 「な、なんだよ!?」
(3) 背後から迫る異常者の凶器に満ちた視線を背中にチクチクと感じながら、義弘は後方で走る清水という男に怒鳴りかける。 必死に走って話す暇なんか無いぞ!と、そんな表現を含ませながら清水が答えた。 「今から俺がくい止める!……弟子と一緒にみんなを寺に避難させろ!」 「お、お前、頭おかしい奴らと喧嘩すんのか?いや、奴らは喧嘩するってレベルじゃねーぞ!」 「そうですよ先生!あの人たち、パニック障害起こしてるかもしれません!さっきだって空腹だったのか知らないけど、人を食べたんですよ!」 二人の「やめておけ」という言葉に怯みながらも義弘はこの役に一番最適なのが自分であると揺るぎない意志を伝えた。 終始嫌々をする砂良に比べ、何とか引き下がった清水。 「じゃあ遠慮なく行くからな!殺されそうになったら過剰防衛でもいいから身を守れよ!」 「ああ、じゃあ砂良と他の奴らのこと頼む。絶対寺に逃げ込めよ!……砂良、また後で!もしものことがあったら由香、いや、やっぱいいや……」 立ち止まる義弘が清水たちに背を向けた。 異常者たちとの距離が一気に詰まっていく。 ゾクゾクと背中に感じる恐怖にイヤな汗が額に浮かびはじめた。 そんな感覚を必死に振り払い、意識を整える。 さあ今から殺し合いが始まるかもしれない。と、震えそうな体を無視し、地面を見渡す。 「お、ラッキー……」 足下に転がっていた木材を拾う。 恐々と笑みを浮かべ、前方から走ってくる異常者の数を確認。 1、2、3……5……8。 数を数えながらどんどん顔が青ざめていくのがわかった。 舌打ちを何度も繰り返し、迫る8人を相手に戦わなくてはならない現実が足をすくませる。 どうやって気絶させようか? 剣術道場の師範代として、1人目にやられるわけにはいかなかった。
ーーだけどなぁ。最近の奴らは平気で人を殴るし、火をつけるし、さっきだって人間食ったんだからな。 たかが剣術の師範代だからってただのか弱い老人だし……。 「何をされるかわかったもんじゃない。一発でしとめてみよう」 気付けば深く呼吸していた。 ため息に似た深いため息などいつ以来だろうか? 妻が亡くなった二年前の記憶を懐かしみながら、もう一度深く息を吐く。 一瞬ではあるが目を閉じ、妻や由香、砂良の姿を思い浮かべ、足らない勇気を補った。 僅かではあるがこれから乱闘するには十分な鋭気を養えたかと思うと、肩の震えがほんの少し治まった。 「スゥ〜……あんたら正気かぁ!?それ以上近づくと殴るぞ!」 返事がない……。 何故返事がないのだろうか? 砂良がいうように本当にパニックを起こし、精神に異常を来したのだろうか? 無理もないだろう。 災害で大切なものを失い、着るものや食べるもの、医薬品などの物資がないのだ。 また、目の前でバタバタと死んでいく生存者たちの無念が、生きている者の精神を蝕んでいき追い打ちをかける。 だからといって気が触れた彼らに対しそんな甘い目で受けとらえていいのだろうか? 彼らの仲間は異常さに駆られ、人を食い殺したのだ。 異常を通り越して鬼畜の所業としか考えられない。
(5) もう考える時間はなかった。 木材を構え、ついに迫ってきた異常者に飛びかかった。 絶対殺すな。意識を奪え。 相手を気絶させるには微妙な力加減と適所を打たなければならない。 頭の中で何度もイメージを浮かべながら、義弘は震える手に握る木材を振りあげ、打ち落とした。 「どりゃぁ!…………げっ!」 遠くで義弘が異常者に対して殴りかかる姿が見えた。 背中を無理矢理押される形で走り、曲がり角に差し掛かったところだ。 義弘の一撃目は目視をする限り勢い余っているようにも思えたが、小さな明かりに照らされた彼の姿は夜の暗さに覆われて一撃の威力は計りかねた。 「ちょっとお弟子さん、前見て走ってくれよ!」 「イタタ!わ、わかってますけど足が痛いんですよ!」 清水の怒鳴り声に抗議する砂良。 ちょっとは負傷者を労ってほしいな。と、思いながら、治りかけの足を庇いながら一番前を走る男性に声をかけた。 「おじさん!足早いから先に学校に行ってもらえませんか?みんなを避難させなきゃ!」 「うっせー!そんな余裕はないんじゃー!わかったら黙れ!殺すぞ!」 一瞬場が静まった。 何故そんな暴言を吐かれなくてはならないのだろうか? 砂良を支えていた清水もその言葉には唖然とした表情しか浮かべられなかった。 チラッと互いの目を見合い「あの人大丈夫?」と、アイコンタクトする砂良。 「いいや駄目だ。結構来てるな」と、そんな表情を浮かべる清水に砂良はドン引きしてしまったのはいうまでもない。 故に余計腹立たしく思えてきた。
(6) 「ちょっとおじさん!あんた、誰のおかげでこうやって逃げられてると思ってるのよっ!」 「だからうっせーって!……ワシに指図するなら自分の力で逃げてからにしてくれ!これだから女って奴は……!」 「おいっ岸本!……お前、ちょっと度が過ぎるぞっ!」 そうだそうだっ! 清水の抗議の言葉に回りの仲間は同意の声を上げていた。 あまりにも自分勝手な独りよがりにほとほとと呆れ果ててるようだ。 ブーイングの嵐にふてぶてしい笑みを浮かべ、砂良を舐めるように眺める岸本と呼ばれた男。 「おおう、おおう、よく見たら結構いい体してるなぁっ!……おっと、失言だ。とにかくワシはさっさと逃げる。まぁワシもそこまで鬼じゃないからな。寺に逃げ込んだらしばらくは門、閉めないでおいてやるよ」 言葉のひとつひとつに棘があり、極めつけは異性である自分に対して明らかな性的対象としての目を差しを向けていた。 何故そんな風に罵倒され、性的対象として舐めるように気持ちの悪い目を向けてくるのだろうか? 一体自分が何をしたというのだろうか? まだ何も知らない被災者に寺に避難してもらうだけのことではないか。 例えこの状況が理解されなくとも、いくらでも寺に逃げてもらえるような言葉は沢山あるはずだ。 それさえ考えようともせず、岸本は我が身を第一に考えているのだ。 「清水さん、私、こんなおっさんと逃げるのは嫌です!……私はゆっくり行くから、学校に避難してる皆に寺へ逃げるよう指示してくださいっ!」 「何言ってるんだっ!……岸本の下衆なんかほっとけって!……このボケがっ!」 「痛ぇええ!」 砂良の苛立ちに感化されたのか、あからさまに地面を蹴って砂粒石粒を岸本に叩きつける清水。 争っている場合ではないのに何故岸本はあんな態度を取るのだろうか? 不快指数100パーセントの清水の目は明らかに苛立ちを通り越して殺意に満ちていた。 「清水っ!お前なにしてくれとんのじゃっ!此処に包丁があったらお前、後悔してるとこだぞ!?わかってんのかぁっ!」 「わかりたくねーわっ!クソがっ!」
(7) 岸本への罵倒に少しは気が治まった砂良。 それにしても本当に岸本の態度は目に余るものがある。 災害により誰もが精神的に参っている時なのに、自分ひとりだけが助かろうとしている身勝手な岸本に天罰が下ればいいのにな。と、黒い雲の向こうへ切に願う。 そんな砂良の苦しい内心を汲み取ったのか、同年代と思わしき一人の若い青年が突然名乗りを上げた。 「すいませんっ!俺、水野っていいます!……清水さん、ずっとお弟子さんを担いで疲れてきたでしょう?俺が代わりますから先に学校へ行って下さい!」 「……水野君?……いいのかっ?!」 清水の問いかけに気合を込めて返事をする水野に曇りはないようだ。 早める足を一旦緩め、砂良の体を支えさせる。 師である義弘より若干若そうだった清水にも疲れの色が浮かんでいたことにようやく気付いた 「二ノ宮のお弟子さん、俺、ちょっくら学校へ知らせてくる。一人で十分だからお前らは先に寺へ向かっててくれ」 「……清水さんっ、ごめんなさいっ!……申し訳ないですけど、私は足手まといになるからそうさせていただきますっ!」 途中の分かれ道で水野へ指を指し示す砂良。 分岐点で学校を目指す清水と別れ、一秒でも早く寺を目指す。 しかしそんな砂良たちの前に様子がおかしい男が一人うずくまっていた。 あまりに不自然な体勢に違和感を浮かべ、負傷者だと認識する水野と砂良。 一番前を走る岸本は、そんな負傷者のことなど眼中にないのは明らかだ。 案の定猛スピードで負傷者のすぐ横を何も言わずに走り抜けようとした時、違和感が一気に戦慄へと塗り替えられるのだった。 「うぁぁあ……ぁあ〜〜……」 「ん?なんだキサマはっ!足掴むなっ!」 「……ちょ、ちょっとあの人、かなり怪我してるように見えるけどっ」 「……怪我っていうか、あの人、背中抉れてないかっ?!」 何故あんなに怪我をしているのに喚き散らさないのだろうか? まるで猛獣か何かに深く引っ掻かれたような傷からは、血液がドクドクと溢れているのが懐中電灯で照らしていて理解できた。 しかもその傷の程度は致命傷だと思えるにも関わらず、岸本の足に掴みかかり、絶対に離そうとしない。 そんな人間の何処にそんな力が残されているというのだろうか?
(8) 恐々と負傷者の姿を眺め、早く手を差し伸べてやらなければいけない。と、自分を支えてくれている水野に前へ進むように促す。 砂良と同じようにありえない姿で辛うじて生きている人間に恐怖を抱きながらも、助けなくてはならない使命感に奮い立ち、 前へ進む水野。 だがそんな彼らの目の前で、岸本が掴まれていない足を上げ、負傷者の顔面にかかとを叩きつけてしまった。 「ああっ!うざいぞっ!この死に底無いがぁっ!」 「グボアッ!……うあああぁ…あぁぁあ………」 「!……岸本のジジイッ!なにすんのよっ!」 「おいおっさんっ!いい加減にしねーかっ!ほんとに承知しねーぞっ!」 一瞬の出来事で頭の中が真っ白になった砂良……。 時を同じくして凄まじい稲光が辺りを眩いばかりに包み込むと、大粒の雨が降ってきた。 唖然としてその光景を眺めることしか出来なかった砂良たちの前で、岸本は力を緩めるどころかますます叩きつける力を強めていった。 容赦の無い無慈悲なる暴力に、金縛りのような感覚に捕らわれていると、一緒に逃げてきた他の男たちが岸本を取り押さえようと飛び込んでいった。 「おいっ!やめろっ!」 「岸本ぉぉお!」 「ひっ!……クソどもがああっくそっ!離せっ!離さんかっ!」 ガリッ! 「ひぎゃあああ!こ、こいつ引っ掻きよったぁあああ!ぼげがああああっ!」 突然のことで恐怖に引きつった岸本がこれまで以上の力で負傷した男の顔面を踏みつけると、見るも無残な姿に変わり果てた負傷者が、ついに岸本を掴んでいた手を離した。 だがそれでも負傷者は相変わらず呻き声を上げながら走り去っていく岸本へ手を伸ばそうとしていた。 一体何が起こっているのだろうか? 徐々に頭では処理できない現象のひとつひとつに気付き始めてきた砂良。 何故あれだけ蹴られてもなお、岸本の足に掴みかかれたのだろうか? というよりもあれだけ蹴られて気絶しないなど、とてもじゃないがどれだけ頑丈な人間でもそれはないはずだ。 あらゆる疑問が浮かぶごとに、少しずつ目の前の負傷者に対して疑惑の目を向け始める砂良だった。
(9) 「……お、おかしいわよ。なんで気付かなかったのかしら?……あの怪我した人、さっきの奴らに似てない?すごく似てない?」 「おいおいっ、何言い出すんだよっ!……あれは明らかにっ…」 「ぎゃあああああ!!」 「うおぁああああ!や、やめろっ!おいっ!やめなさ……いぎいいいい!い、痛い、痛い痛いっ!」 砂良の負傷者に対する疑惑が向けられている最中、負傷者が男たちの手に噛み付いたのが暗がりでも分かった。 濁った水溜りに真っ赤な鮮血が水面に揺れながら広がる…。 手のひらの半分を食いちぎられた男が、顔面を地面に叩きつけながら痛みにもがき苦しむ姿に心臓が止まりそうになった。 二転三転する状況の中で、思考回路が寸断されそうになりながらも、ついに砂良の疑惑は確信に代わった。 「あの負傷者もさっきのと同じよっ!絶対そうだわっ!」 「み、みたいだな。……なにが起こってるんだよっ!」 「く、くそがぁあああ!さっきのと一緒ってどういうことだ!水野ぉぉ!」 「痛ぇえ……。け、けど、とにかく俺たちも逃げるんだ……!」 手首をきつく握り締めながら、止血する男が苦しそうにこの場から逃げることを勧めた。 拒否する理由はない。 砂良の同意を得る前に動き出した水野。 この場に留まるにはいかない。と、何かかが心に警告を出しているのがじわじわと感じられたからだ。 しっかりとした足取りで小走りに進みだし、間近に迫った負傷者の表情を恐怖の眼差しで伺う。 「うっ……!?」 負傷者の目はまるで白濁とした濁りを帯び、本当に目が見えているのか疑ってしまうほど白く濁っていた。 水野と同じようにその表情を確認した砂良も負傷者のありえない姿に警戒心を最大限に高めた。 人でありながら人で無いような負傷者に対する介抱の気持ちが無くなった瞬間だ。 その気持ちの切り替えで、ようやく気付けた事実に我が目を疑う。 「こ、この人っ!心臓がむき出しになってるじゃないっ!」 「ま、マジかよっ!……な、なんでこんなに動けるんだっ?!ありえないじゃないかっ!」
(10) あらゆる疑問の渦に飲み込まれ、もはや答えなど見出すことは出来なかった。 あまりの出来事に冷静さを欠いていることはもちろん理解しているが、説明不可能な現実にただただ唖然とした表情を浮かべる。 目の前の人間は一体何故動けるのだろうか? むき出しになった心臓は生命活動を証明する為の、凝縮運動を繰り返していないのだ。 動けるはずが無い、生命活動ゼロの死者が活動しているなどありえなかった。 あまりの怖さに肩が引きつるような感覚に襲われる砂良。 残忍だといわれてもいい。 責められてもいい。 今は一刻も早くこの場から逃げ出したい。 少しでも早く逃げられるように、砂良は必死に前へ進むのだった。 第3話に続く。 ごめんw 小説を書きたい。もっとすばらしいのが作りたいと思えば思うほど、書き方が変になる。 描写が下手だw さて、次の話は改善できるようになんらかの参考書物をみてみるよw じゃあlまた週末くらいに。
帰らぬ街乙! 描写は…凄く残念だと思う。誤字も多い。 それでも最大限の妄想力を駆使して楽しませてもらってるよ。 プロみたいに、文章で情景を見せながらサクサク進めなくて良いと思う。 一つの場面だけに数レス使う位でちょうど良いんじゃないな? 今回は登場人物がイマイチ把握しきれない。全力疾走で走ってるのか小走りなのかも良く分からない。 今後に超期待してるよ。話を進めながら改善していこう! 下手でもいい。ラストまで頑張ってね! 応援してます!
>>975 下手とか禁句じゃないか?
でもそうやって考えると、デッドマンは擬音とか描写も上手かったよな?
今月も終わりそうだけど、そろそろ来るかな?
次スレ立てようとしたけど、俺にはやっぱり無理だったorz デッドマンが戻って来るかも知れないし、まだ需要はあると思うんだが… 住人は少ないけど、次スレってどうなんだろうな?
978 :
本当にあった怖い名無し :2011/11/21(月) 12:22:30.66 ID:HqrHnDVx0
新人乙。 次スレは必要。
>>975 >>976 >>977 >>978 応援ありがとう。折角いい人たちが見てくれてるんだから、態度も改めて小説も改めるように頑張りますよ。
とにかく見やすく読みやすくをモットーに、簡素に物語を伝えられるようにします。
ていうかいい練習場所が見つかって嬉しいw飲酒書きも改めます。
>>979 頑張れ〜
ラノベや携帯小説の作家が陥りやすい、変に凝った文章にしようとしちゃうのは避けたほうがいいね
水嶋ヒロ先生は、その辺を指摘されて酷評されちゃったしね
とは言っても、ここは自由投稿なんだし、のびのびやっちゃって
>>980 応援ありがとう。
のびのびやりながら、みんなのご意見を超活かします。
誰もいなければ次スレ立てに行きましょうか?
>>982 長文連投荒しデッドマンは書きこみ禁止
↑これもテンプレに追加してくれ
今のところ456は大人しく投稿中だなw
>>984 乙!
だけど散見できるっていっても多分一人か二人だぜ?
俺は話が完結しないのにいなくなったデッドマンが許せないだけだぞ?
叩いてるつもりはないけど完結しないならスレの無駄になると思う
俺も混ぜて期待してたから期待してた分だけ裏切られた気がしてるヤツもいるだろ?
そういう意味だよ
投下ワクテカ
>>985 期待している人間が少数かそうじゃないのか
嫌っている人間が少数かそうじゃないのか
匿名掲示板でそれを言い出して何になるのって
だからそう思う人はNGにでも突っ込んどけばいいんじゃ?