1 :
本当にあった怖い名無し:
2?
(´;ω;`)ウッ
4 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/25(日) 22:24:48 ID:jOPxGMhKO
(´・ω・)44444444
1乙
7 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/25(日) 23:31:26 ID:o20HjpvWO
8 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/25(日) 23:34:21 ID:wVPl17c70
ためしにageてみよう。
9 :
1:2006/06/25(日) 23:36:56 ID:bnRZBijl0
ちょっとプライベートでバタバタしてるので
しばらくカキコ出来ないと思います。ゴメンよー!
山形先生ファンの皆さん、保守ヨロw
それとスレ立てたのオレだけど、
ID:wVPl17c70の代理で立てただけだからw
>>5乙!
しばらく参加できないけど
もし面倒でなかったら後の事頼みます!ゴメンヨー(´・ω・`)
ではまた!
10 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/25(日) 23:37:33 ID:j8of3U1D0
>>7 キター!!報告乙!!
行くぞお前らァァァ!!
>>7 早速の情報乙!ああ〜〜皆ウラヤマシス(´・ω・`)
オレも落ち着いたらロムる!
>>9 心配しないで。みんなで保守する!何もしてあげられないけど…
祈ってる!!
>>9 >それとスレ立てたのオレだけど、
>ID:wVPl17c70の代理で立てただけだからw
おまいがスレ立てたそうにしてたからスレタイとテンプレを考えてやったまでだw
まあ共同作成って所だな。テンプレの後半はおまいが考えたものだし。
スレはみんなで守るから、色々落ち着いたらまた戻って来い。
待ってるから。
みんな毎度!今日はぺヤング来るかな?
>ID:bnRZBijl0
>ID:wVPl17c70
スレ共同制作乙。ほんとありがとう。
みんなとこうして盛り上がれるのがただただ嬉しいよ。
んで、
>>1 の親父さんが何とか良くなる事、マジで願ってるから。
山形先生いいなぁ〜
最初はただのエロ小説かと思っていたが、オカルトを織り交ぜ、
尚且つ、幼年期に戻って更に転生まで話を持ってくるとは。
百億の昼と千億の夜を髣髴とさせる、壮大なSFロマンを感じるね。
病院の話も怖かったけど転生までするとまた別種の怖さを感じるよね
どこまでの事が、しかもどうやって、Jr.に転生されてるのかも
これから明らかになってくるだろうね。
しかも今回の主役が、まだ子供と言うところが
何かものすごく、のどの奥につっかえるような感じがして、
ものすごく不安になるんだよなぁ。色んな楽しみ方、読み方があるね、山形先生。
でもこいつ、最初はこんな書込みしていたんだけどなw
144 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2006/06/21(水) 01:17:09 ID:iW75cAC10
i^'i ______ 久しぶりのお祭りだっ! _
i i E'===,;゙; i^'ii^'i ,______ __ .i^'i、 ;'、===ョ. i^'i
i \i;:;:;:;;i"' ! ,/ ii i E'===,、゙; i^'i i^'i. ;'、===ョ i i ヽ ! '゙i;:;;:;;!/ /
ヽ '` ⌒' ̄ ソi \i;:;:;:;;i"' ! ,/ i i ヽ、 ! '゙i;:;:;;;!/ /ヾ、  ̄`⌒゙ ` ,ノ
ヽ ,, , ,--'" ヽ '` ⌒' ̄ ソ ヾ、  ̄`⌒゙ ` ,ノ ゙''ー-、,, ,;. 、,i
.| :'゙i"' i ヽ ,, , ,--'" ゙''ー-、,, ,;. 、,f | '" i ゙|
.| ! | | :'゙i"' .i | '" i ゙| |,、 !, !
| v i | ! | .|,、 !, ! .i, ,y |
..! .::!:. \ . | v .i ,i, ,y | /´ ,ノ ,!、
./`゙ ,r'゙'ー、 ヽ .! .::!:. \ /´ ,ノ ,!、 ,/ ,;-'' `ヽ ゙ヽ
´ ,ィ'" `i. i ./` ;r'゙'ー、 ヽ ,/ ,;-'' `ヽ ゙; i i ヽ ヽ、
飲んでた水噴出しちゃったw
でも何よりすごいのは、どうやって毎回あんな駄スレを
また上手いこと見つけるんだろうねw
21 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 01:03:05 ID:cFfROT1p0
しかしここまで連投すると山形さんの価値が下がるな
下手糞な糞釣りスレに付き合わされた悲しい暇人たちが
山形さんを囲んでまったり慰めあい1を罵る。
おもしろいんだけどね。
22 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 01:03:19 ID:DvTjXwBNO
転生山形…恐るべし…
23 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 01:16:29 ID:t0VEq742O
リアルタイムで山形さん見ながらこち亀70冊買った俺が来ましたよ
よくぞ来た。
というかよくぞ買った。
25 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 01:25:09 ID:HSa3K2U3O
ちょww俺はこち亀さんなのかwwwwww
まぁいいけどw
山形さんの降臨を待とう
27 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 01:37:31 ID:ENV7ijoP0
山形さんROMってきました
28 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 01:44:37 ID:9Mxpj7xa0
うわあい、今日も読めたw
どこどこ?
ここなんでマチ子先生の話題なワケ?
今回は前よりもエロかったですね
にしてもエロとオカルトの混ぜ具合が絶妙…
>>32 こち亀さんおはよー
昨日の山形さんも面白かったー
毎日の楽しみができて幸せ
34 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 13:50:17 ID:AJiEzQQwO
近くのコンビニにはペヤングが無いんだけど…どうしよう?UFOはイヤだし…
わーい!ペヤングさんだぁ!毎晩食べないけど、
ペヤングさんだーw
36 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 14:11:10 ID:AJiEzQQwO
他のスレで「高速でちんちんをしごけ」って言われた俺がペヤングなの?
テキサスコーンやポテチを食べながらペヤング食べようかどうか迷ってた私が来ましたよ。
私の書き込みを見てペヤングがほしくなったID:o20HjpvWOやID:AJiEzQQwOは
立派なペヤングさんだと思います。
あれ?ペヤングさん2人居たんだ!というか…
書き込みを見てペヤングがほしくなったID:o20HjpvWO…ってのは私です…。
私もペヤングさんなのかぁ〜§^。^§
39 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 16:04:57 ID:AJiEzQQwO
じゃ私がペヤング3ですな。
40 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 16:06:40 ID:AJiEzQQwO
紛らわしいから訂正。私がペヤング3号ですね。
秋田県怖いにいました!
ホントにスレ建てたんだな。
>>1乙。
次回も期待してます。
ペヤングさんいっぱい居るんだねwww
今日は山形先生読めるかなー
44 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 23:08:53 ID:DvTjXwBNO
俺は「おばあちゃんのぽたぽた焼き」食いながら山形先生来るの待ってるから!!ずっと待ってるからッ!!
今日は表れるのかな?
46 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 23:49:56 ID:DvTjXwBNO
こち亀ww
>>44 ぽたぽた焼きウラヤマシスw
>>45 あ、こち亀さんこんばんわー
山形先生今日は現れないのかな…
また明日の楽しみができるからいいけど
今日はたこ焼きとペヤング両方食べた。
それはそうと山形先生の降臨しそうな駄スレを探さなくては…
すいません。0時超えてID変わっちゃったので信じてもらえないかも
しれないけど作者です。
本当にこんなスレを立てて頂いて恐縮です。自由業なもので、適当な
時間に書いているので、楽しみに待っておられる方もいらっしゃるようですし、
まだかまだかと待つのもストレスがあるかと思います。
余りでしゃばるのは好きではないのですが(叩かれると結構本気
でヘコんでしまうもので^^;)、今日は書きますよ、ぐらいの宣伝は
した方がよろしいでしょうか?
でも本当にあんなくだらない、半分エロ小説なような駄文を読んで
下さることに感謝しています。ありがとうございます。余りネタを
持っていない上、一話で最も重要な山形先生自身を殺してしまった為、
いつまで続くか分かりませんし、続くごとにつまらなくなるかもしれません。
でも頑張って書きますので、どうか生暖かい目で見守って下さると
嬉しいです。
>>49 気楽にやってください。自分としては、ヘボ釣スレなんかで、つまんねーって
思ってると時に、山形先生が登場すると、とても楽しめます。
楽しみにしてますので、これからもがんばってください。
51 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/27(火) 00:47:22 ID:7FLe1AQD0
作者サマ、乙です☆
楽しみに待ってます。
52 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/27(火) 00:49:00 ID:11tziraXO
>>49番茶とぽたぽた焼き用意して待ってますっ!!頑張ってください♪
53 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/27(火) 00:52:49 ID:M8Jppzp6O
>>49 いつも楽しませてくださり、ありがとうございます!
待つことにストレスは感じませんよ。
逆に作者さんがプレッシャーを感じないかが心配です。
自分としては、予告はなさらなくて結構なのではと思うのですが…
山形先生を求め、宝探し気分でスレ探索するのも楽しいですし。
作者さんの気の向くまま、書きたいときに、書いてください!
55 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/27(火) 01:04:59 ID:WPAEgcyYO
作者様、私は女性ですが、初回から大ファンです。
Hでありながら、女性が読んでも不快に感じない、それどころか、どんどん魅き込まれる。それが作者様の魅力だと思います!
素晴らしい作品、今後も期待しています!!
作者キター!も、萌えっ
>まだかまだかと待つのもストレスがあるかと思います。
いえそんな事ありません。待つのも楽しみのうちです。
>今日は書きますよ、ぐらいの宣伝はした方がよろしいでしょうか?
おまかせします。その時の気分で言ったり言わなかったりしてくれて結構ですw
>半分エロ小説なような
半分どころじゃないと思われwww
作者さんが楽しんで書いてくれる事が何よりだと思っていますので、根をつめずに
書きたいとき書くようにしてください。応援してます。
57 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/27(火) 01:29:39 ID:M8Jppzp6O
マダー?
>>49作者サン乙です!
いつも楽しませてもらってます
どこかのスレでお会いできる時を気長に待ってますよ(・∀・)
60 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/27(火) 02:22:22 ID:S/IWP2PP0
>>49ってコピペ!?工エエェェ(´д`)ェェエエ工工
でもまあイイか〜。多分作者もこのスレ読んでるだろうし、
コピペとしても
>>49の心情に近いだろうしな
んなワケでオレもレスするw
>>49乙!乙!いつも楽しませてもらってます!
最近はつまんねーネタスレ見てても(山形先生クルかもw)とwktkですわw
そんで予告はしてもしなくても、どっちでもおkと思われ。
自分が疲れないやり方でやって下さい!
今後も楽しみにしてますよ!
>>13-15 祈ってくれてホントに有難うな!
おかげさまでまだ親父生きてるゼ!
オマエらの祈りキクなwwwwさすが丘板住民だわww
マジで感謝してる ありがとう!
>>61 おお、1か。親父さん持ち返したようで良かった。
きっとおまいが誰よりたくさん親父さんのために祈ったんだろうな。
また会えて嬉しいよ。
63 :
ペヤング3号:2006/06/27(火) 07:49:42 ID:BQFB7vFAO
知らない間に作者きてたんだねー。
作者さん、乙カレー。新作楽しみにしとりますので頑張ってください。
山形先生は内容の面白さも然ることながら、
いつ何処に現れるかわからないわくわく感もある。
ので作者は好きなようにやるがよろし。
>>61 1さん、お父さん持ち直して良かった。1さん自身も疲れて体調など崩さない
ようにしてくださいね。
会えて嬉しいです。
>>62 >>66 dね!とりあえず小康状態ってヤツだわ
おまいらが祈ってくれたおかげ!マジdクス!
しかし落ち着くまで山形先生探しできないのがツマンネ
今日は今のとこ、先生現れてないみたいだなー
なんとなく、現われそうなスレ2つ見つけた。偵察してくる!
山形先生探してたらいつもは見ないようなスレを見つけれるのもいい事だよね
色々な意味で
>>49に感謝ですよ
>>68 潜入員乙!
もしか【S…O…S】と【あれ?おかしいぞ】スレ?
>>70 そうです。
…単純過ぎですね(>_<)
【おかしいぞ】に行ったらID:lr6heBYu0さんが偵察中でした〜!今夜は現われないのかなぁ〜…
74 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/27(火) 23:54:31 ID:qhjfRm3m0
>72 >73 乙
山形先生の人、IDが
>>49と同じだな。やっぱり
>>49はコピペなんかじゃなく
作者本人だったんだよ!
>>72-73 乙!山形先生キタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!
>>75 あっ、ホントだ!やっぱり本物の作者さんが来てくれたんだ!
感激(≧ω≦)b
79 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/28(水) 00:27:40 ID:ggRzxgE1O
>>72 でも最初の頃の山形先生の話とネタ違くないか?
山形先生の性別とかさ。
山形先生は男で、山形アカネという名の妹がいるんだよ。
そうなのか・・・
疑ってスマソ
山形先生には期待してるよ
ん〜、今日もしっかりオカルト風味で終わってる。
素晴らしい。
83 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/28(水) 01:39:19 ID:St6EUi1NO
オカ板でこんなに興奮したの久しぶり♪最高★
でも今夜のは、いつもより描写がエロくなかったよね?もしかして…♀も読んでる。って知ったから作者さん、控えめにしてるとか?考えすぎ?でも…
なんか…みんなにも申し訳ないような気がしてきた
(p_q)
駄作。以上!
>>84 考え過ぎジャマイカ?何か分からんけどキニスンナ!
エロ多目でも少なめでもどっちでも、
この作者さんの話は毎回ガチで面白いからスキだわw
>>84 気にしないで下さい。エロが控えめなのはストーリー上仕方なかったんです。一応女子
だけで、山形先生は『霊体』という形で登場するので、まさかいくらなんでも生身の人間
と霊体が直接エッチすねなんてできませんから
>>85 申し訳ありません。精進します。一応、もう誰も使用しないであろうスレを少しでも埋める
つもりでsageてやっておりますのでどうか御容赦下さい。お目汚しすいませんでした。
作者たんの後ろゲト(*´∀`)
創造者も人間なのだからその時々のテンションやら月の満ち欠けが云々かんぬんだと思う
常に一定したクオリティを期待するのは酷と言うもの
作者殿 乙でした
オイラはしっかり楽しめました
真贋の区別にトリだけでも付けて貰えると有り難いです
>>86 ありがとう!
>>87 えっ!作者さん、また来てくれたんだ!
♀でも全然エロOKですから!どんどん書いちゃってくださいd(^0^)b
次回作、楽しみにしています!!オカルトもエロも!!
>>87 作者さんktkr!!乙です!
今日も面白かったですよ!ガチで毎回クオリティタカスwww
それと
>>85は他スレで山形ファンとモメてたヤシなので
(゚ε゚)キニシナイ方がいいですよw
>>91 >それと
>>85は他スレで山形ファンとモメてたヤシなので
>(゚ε゚)キニシナイ方がいいですよw
すぐ気にするもので^^; 昔いじめられっこだったからでしょうか。でもある意味自分で
スレも立てず、全く無関係のスレ(過疎化しているとしても)に書いているので責任も感じて
います。山形先生シリーズは完璧に『スレ違い』なわけです。
ですから、例えば『ネッシーは実在した!』というスレが過疎化してここでいいやと『山形
先生』を書き込んでしまうと、後に本当にネッシーのことが知りたくて来た人にとっては、
なんだこのとんでもないスレ違いっぷりは?となってしまうわけです。そういう点ではいつ
も後ろめたさがあり、そのスレを立てたもいい気持ちはしないんだろうなぁと思っています。
そういう意味での謝罪は必要な気がします。ある意味では山形先生シリーズは荒らし
とかわりません。ほとんどゲリラですから。
>>92 そっかー…作者氏がそんなに気にしてるとなると…。
自分としては山形先生シリーズが読めるならどこでも構わないので、
もし作者氏が今のやり方を気にしてるなら、
ゲリラ手法をやめて、このスレに連載していくって言うのでも
いいんじゃないかと思いますよ!
作者氏の気がラクな方法で続けてください!それが一番ですよ!
>>92 わたしも
>>93の意見に賛成です。
作者さんの一番やりやすい方法でやっていくのがベストだと思います。
>>93-94 お心遣い痛み入ります。『山形先生』のコンセプトはこのスレタイトル
にも書いて下さっているように『神出鬼没』です。ですから、ある人は1話は見てないけど
2話は知ってるとか、また逆の人がいて、意見を交換しあったり、長く続くかどうかはわかり
ませんが、もしも続いた場合、たとえば「5話と6話の間がつながらない。幻の5.5話が
どこかに存在するんじゃないか?」とオカ板中のスレを探し、見つけると同時に、こんなスレ
があったんだぁと思って頂く、そんな考えでやってるんです。
なんというか宝探しの感覚ですよね。ゲリラであることに意味があると考えています。特に
最近のオカ板では無駄なスレが多いなぁと思って始めたことです。釣るにしても一晩で飽き
てしまって、放置されているスレとか、なんというか、そこにロマンがあるんですよ。廃墟
めぐりみたいなもんです。だからこのスレに連載する気はありません。きっとつまらなくな
ると思います。『どこにあるか探す』というのが醍醐味だと思うんですよ。お分かり頂けると
嬉しいです。なんか偉そうなこといってごめんなさい。
>>95 おkです!
実はオレとしても「今日は山形先生どこにいるんだろ?」
と探すのが楽しみなモノでw
では今後も宝探しキブンを楽しませてもらいます!
でも(やっぱ荒らしみたいで気になるわ…)とかなったら、
いつでもこのスレ使って下さい!では今日も乙でした!
支援組はsage忘れに気をつけよう!
って思った。
>>97 こんなの作ってみたw
話が始まったらコレ貼ってみようかとオモ
______________
| 山形ファンの皆様へ |
|. |
| ☆sage進行でオナガイします☆ |
|_______________|
∧_∧ ||
( ・∀・)||オナガイシマース
(. つ||つ
今北産業ー
しっかり寝過ごしてた…
作者さん、今回も一風変わった感じで楽しめますた。
あんまし思い詰めないで頑張ってください。
100 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/28(水) 10:43:01 ID:zMv90TdcO
101 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/28(水) 22:46:15 ID:St6EUi1NO
そろそろ先生が来そうな雰囲気だ…
第一話見逃したんですが、どこかで読めますか?
作者です。最新作完成しました。探してみてください。
よく見つけたなぁ…^^; 見つからないと思ったのに。
作者さん乙です。
寝る前にココ覗いたら…!どうしようー!やっぱり…寝れない!
ROMって来ますっ!
福島トオルは第1話で学校辞めた人と別人?
>>108 ぅわ〜!『学校をやめ』って書いてある!ごめんなさい。間違いです。中学生なので
学校やめられませんwwww 今回もユミコが一箇所マユミになってたり、間違ってる
部分があります。本当すいません…。ちゃんと設定しなかったのがマズかったです…。
福島トオル=黒ずくめ=一話で山形先生に拉致され行き方を変えた男の子です。
すいません。本当に。
…素晴らしい。の一言!!ますます作者さんの才能パワーアップですね!満足感と、次への期待で胸一杯!
>>作者さん
そーか、よく考えたら中学生だったんだ。
第1話の時に気がつけばよかった・・・
まぁ、第1話で学校やめたってのは、なしってことでいいんじゃないでしょうか。
なんか…改めて今回分読んでみると面白くないですね。全くオカルトと関係ないし。
設定資料などくっていないので一話で人生を変えてしまったトオルがどうなってしまっ
たのかをハッキリさせたかったのです。
だから山形先生とは別物と考えて頂けると幸いです。山形先生=オカルト、
トオル=サイコホラー みたいなそういう感じで。
また、ホームレスに関する描写が少し差別的なような印象も読み返して感じました。
もし不快な思いをされた方がいらっしゃいましたら、謝罪します。申し訳ありません
でした。
更にはブッツケで書いてあるので矛盾などあると思いますがなるべく気をつけて
います。一度書き込んでしまうと修正できないので、その辺りも御容赦頂ければ
と思います。
いや本当に今回は駄作です。すいません。次は頑張りたいと思います。
>>113 自分でスレチのゲリラだって言ってたじゃん。
細かいことは気にしないで、パワーのあるうちにがんがんいっとけ。
>>114 スレチはいいけど板違いまでいくのはどうかなと思いました^^;
まぁ最後はちょっとグロ風味だからいいかな、と。
今回は、本当に小説本を読んでいるようで、最後のまとめ方も大満足でした。
でも一体…
『いつもの通りに』とは…何なのだろう?怖いけど期待感↑↑です。これからも頑張ってください!
>>作者サン乙です
今読みました!エログロサイコ(・∀・)イイ!
あれだけの話しを、ぶっつけ本番で書いているとは!
また期待してますので、気が向いたらヨロシクです
主な登場人物
山形先生(山形ユウジロウ)…元中学校教師。40代独身。2ショットチャットにハマる。インポ。自宅2階より飛び降り自殺。
山形アカネ…元教育実習生。山形ユウジロウと20歳近く離れた妹。兄と関係し人生が大きく変わる。一児の母。
山形ユウジロウ…奇しくも伯父と同じ名前を持つ山形アカネの長男。保育園児。
先輩(清水コウタロウ)…中学三年。山形先生の謎を調べているうちに行方不明、現在精神病院に入院中。
私(福島トオル)…中学二年。学校の七不思議と先輩失踪の謎に迫る。元バスケ部員。
アカネ…20年前、廃病院でキモ試し中に当時大学生の山形先生に犯される?
ミサキ…山形ユウジロウ(山形アカネの長男)の通う保育園の保母。非処女。
マユミ…山形先生が勤務していた中学校の天文部員。「ゴースト様」で山形先生を呼び出そうと試みる。
ユカリ…マユミと同じ天文部員で、「ゴースト様」に参加。現在消息不明。
福島ユミコ…雑誌編集者。山形先生自殺の謎を追う。現在消息不明。
黒い服を着た男…山形先生自殺事件後に現れた謎の男。
「この男に連れ去られた女は決して見つからない」という噂が絶えない。
122 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/29(木) 18:17:36 ID:PB+5FfaeO
今日来るかな?
雑誌の編集をやっているけど、
これだけの話を下書きなしでいきなり書けるのは素晴らしい。
これからも自分のペースで頑張ってください。
五人の共通点はそれしか考えられなかった。特に五人が
仲がよかったわけでもない。
刑事、高村ヒロシは知っていた。五人の唯一の共通点。
ちょうど一週間前のことである。彼らはあるビデオを見ていた。
中学校教師、山形ユウジロウ自殺事件に関する資料として押収
されたビデオだ。
そこには山形ユウジロウ自殺事件の全てが記録されていた。
山形の教え子だって清水コウタロウがベッドに縛り付けられている。
そして山形ユウジロウの妹、アカネがコウタロウにまたがり淫らに
悶えている。山形ユウジロウはその横で妹の行為を眺め一人イチモツ
をしごいている。
つづく
ごめん。まちがった^^;; 誤爆です。。
126 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/30(金) 22:22:58 ID:rET19ItM0
>>124 こ、これは!!
どっかのスレに新作投下中なのか!!
129 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/30(金) 22:37:54 ID:rET19ItM0
>>127 キターーーーーーーーーーーーーーー
氷結早摘みレモン呑みながら鑑賞!!!
団子を食いながら鑑賞!
ポテトチップこがし醤油味をつまみながら鑑賞!
やっとリアルタイムで見れた!!
こち亀見ながら鑑賞中!!
133 :
本当にあった怖い名無し:2006/06/30(金) 23:11:17 ID:KPwZUowzO
やべっ出遅れた!!ぽたぽた焼き無ぇ――!!
ついにエロがきたか
兄は弟を可愛がっていた。死なせたくはなかった。
しかし既に午後6時30分を回っている。もうタイムリミットだ。
「やむを得ん!」
ヒロシは弟の部屋のビデオデッキにおもむろに件のビデオを
突っ込んだ。再生ボタンを押す。三脚かなにかに固定された
映像。ベッドにくくりつけられているのが清水コウタロウだろう。
それにまたがっているのかアカネだ。確かに美人である。
そしてチンコをしごきまくる山形ユウジロウ。
なんと馬鹿げた呪いのビデオなんだろう。
「ぅおおおぉぉぉぉぉぉ!」
つづく
あ!また間違った!ごめん!
作者さん、またやってしまったのかwwwww
今回は男としては物悲しいwww傑作GJ
さあ、この後山形伝説はどこに向かっていくのか????
すいません…。何となく実況されている方々の感想…というか
意見みたいなものを見ながら調整して書こうと思いアッチとコッチ
をウロウロしているうちに誤爆してしまいました…。二度も…。
すいませんでした。
調整は不要でしょう。
もっともっと破天荒に!!
それが山形テイスト。
人の意見ばっかり聞いててもいいものはできませんよ。
オリジナリティ溢れる感じでいいじゃないすか、金取ってる訳でも無いんで。
今回の話が今までの話とどう絡むのかが気になるなぁ…
調整不要に賛成(゚Д゚)ノ
元々、問答無用で投下されてた山形先生を読んで
支援組がここに集まってきた訳でしょ?
作者サンの好きなように書けばよいのでは、とおも。
んで、このスレでみんなが感想やら意見やらオヤツの話しをする。
それでいいじゃん(・∀・)
>>140乙です。周りは気にせずに今までどおり、自由な発想で書けばが良いと思いますよ。それが最高の
【山形先生】です!
ガチムチ警官の兄貴に萌える自分なら、死なずにすんだのか…
>>141-144 了解しました。好きなようにやってみようと思います。神経質な為か時間的な矛盾とか
がすごい気になるんですよね…。私にとって『好き勝手』=『滅茶苦茶』みたいなイメージ
があって…。登場人物をどんどん増やしてしまったのも悪いんですかね。
あとエロとオカルトのバランスですかね…。今になって山形先生を殺してしまったことを
非常に後悔しています。(当初は一話で終わるはずだった)
あとエロシーンのバリエーションの問題もあります。(私自身余り経験がないので、
オカルト部分はともかくエロ部分がマンネリ化しそう…)
正直、人気が出て、専用スレまでできたというのが驚きで、そうなると人気を落とさないように、
もっと人気が出るようにと読者側に迎合している自分に気付きました。(この辺り私の卑屈
な性格がでますね。叩かれたりするのが怖いんだと思います)
改めて読んでみると、確かに第一話、七不思議の話はよかったと思います。回を追うごとに
つまらなくなっているような気もします。
山形先生が強烈過ぎて、その後を追うトオル、アカネから生まれたユウジロウはどうしても
弱いんです。
もう滅茶苦茶やっちゃおうかな…。山形先生復活させるとか…w
>>146 行け行け!ばんばん行け!
細部の修正や矛盾点の見直しは映画化前にやればいいからw
書きたい話をどんどん書いちゃえ。
>>146 山形先生なら復活できるだろ、インポだし。
150 :
ここも:2006/07/01(土) 01:50:21 ID:AB5UuGpZ0
>>149 これはヒドい。山形砲を撃ちたい弾丸がない。だれかネタをくれ…
ベースになる怖い話はないか…必死に考えてはいるのだが…
山形砲wwww
>>149-150 しばらく様子見てたんだけど微妙ながら動いてるね。そのスレ。
何となく邪魔しちゃ悪い気がする…
山形大将!
焚きつけておいて何ですが
今夜一杯は様子見が無難と思われまする!
どちらか一方の疲弊を待ち
各個撃破こそ最善と具申つかまつりそうらいまする!!
>151
作者さん、いつも素晴らしい作品をありがとう!
次は『着信アリ』なんていかがでしょう?
山形先生の自宅付近を通り掛かった女子大生が、
古ぼけた携帯電話を拾う。しかし、その携帯電話は
今は亡き山形先生が使っていた携帯電話だった!
捨てようとしてもなぜか自分の手元に舞い戻る
不気味な携帯電話。そして新たな悲劇が…
ゲリラの作戦漏洩スレは此処か?
殿!
>>149はすでに放棄された模様でござりまするが
>>150にも立て逃げ準備の兆候が見えまする!
殿!ご決断を!!!
我等の殿だ!必ずや勝利を治める事だろう!
殿に続き、いざ出陣ー!
とりあえず兵糧は…っと。仕方ないからカールでいいや!
初リアルタイム!
ポテトチップス(うすしお味)と、午後ティーで参戦だー
むむむ・・・
敵は素流迂の陣で殿を本陣深くおびき寄せ
包囲する算段にござる!
確かにその様相。手強き相手。落城させる、何か良い作戦はなきものか?
ん?
スレ潰し(荒らし)が目的なんだっけか?
過疎スレの有効利用じゃなかったっけ?
しかしこれでスレ主が
過去に殿に痛い目に遭わされし者と確定致し候
あの時即刻斬首するよう殿に進言しておれば・・・
荒らしでありながら荒らしでないのが山形の本質。
見てくれる人が見てくれればそれで本望。
今宵も楽しんでくれればそれはそれでよし。
スレを乗っ取るは本筋にあらず。スレに活気あらば
即ち板の活気。本懐は糞スレの撲滅にあり。
殿!ご無事で何より!
敵は多勢と見えるはあやかしにござる!
実体は敵将一人にござる!!
露払いは我ら郎党に任せ、お討ち取りくださいませ!!!
164だ。確かに自分の表現の仕方が悪かったようだ。潰し目的。と取られても仕方がない。素直に謝る。
ごめん!!
あっちのスレの483-484は何なんだ?
あれはどう言う意味なんだ?
あっちの483のIDみて!そして、このスレ、さかのぼって見てみて!
>>170 不自然な馴れ合いとは思わぬか?
自演見切ったり!
書くのに夢中で状況が確認できず。
アッチのスレとコッチのスレで何が思っているか説明頼む!
>494 名前: ◆7gkMZ4lSLc [sage] 投稿日:2006/07/02(日) 02:01:08 ID:7kLND3Ul0
>
>>489>>491>>492 >わかった。とりあえず狐様の方は気が長い問いことを信じて放置しておく。
>音の方は合いも変わらず聞こえてこないから昨日の未明からの異常事態は一つ山を越えたみたいだ。
>
>気が弛んできたからちょっと風呂入ってくるわ(*´∀`)
>バイト終わりにすぐ御稲荷さんとか磨いて雨にも降られたから肌がヤな感じだ。
敵将も疲弊の極みにござる!
うっかり分身3体に共通レスでござる!
もう一押しでござる!
おやつの話をしている人間は我が軍の者か?
状況が分からん。前線の状況を頼む。送れ!
>>172 【とめないでくれ・・・・お前ら】の時の流れと似てるから
自演かどうか最初イマイチ見切れんかったけど、
よく読むとありゃ確かに自演臭い匂いがプンプンするなw
ID:G6K+ucLx0、GJ!
177 :
本当にあった怖い名無し:2006/07/02(日) 02:21:19 ID:+2Id92GU0
>>175 俺もそこがよくわかんなかったんだよね。
山形先生におやつはつきものだから・・・
ごめん、ageちゃった
何人か確実に友軍と判別できる者見たり。
どなたかとは存じ上げぬが感謝する。
自分なんか、じゃがりこに1度釣られちまった!でも延々とまだ、おやつの話題してるし…ん?と思った。そしたら483の登場で、意味を必死に考えたら、やっと気付いた!
今回のオチ良いなぁ〜
悲鳴を上げるような怖さじゃなくて、
ゾクッと鳥肌が立つような怖さのほうが好き
>>156 『着信アリ』というのは映画か小説でありましたね。私の場合、稲川さんとか、新耳袋とか
実話系の本は読むのですが、『着信アリ』や『リング』といったいわゆるホラー小説には
あまり興味がないので内容は知りませんでしたが、参考にさせて頂きました。
全然『着信アリ』じゃねぇよ!と思われたかもしれませんが、『山形先生の携帯電話』とい
う点で、ネタとして使わせていただきました。本当にありがとうございます。今後もなにか
ありましたらお願いします。
>>180 > 483の登場で、意味を必死に考えたら、やっと気付いた!
何に気付いたの?なんか今日は変な雰囲気でした。最終的には成功と思っては
いますが…。
新手の荒しだったのか
ここ来てやっとわかったよ
山形先生だけでなく
間に挟まったレスも含めてシュールな世界を造り出している。
意図はともかく、結果オーライ。
殿!此度の大勝お目出度うござりまする!
負け犬の遠吠えには構わず、ささ、祝いの宴を!!!
187 :
本当にあった怖い名無し:2006/07/02(日) 03:35:25 ID:cq1LTjKSO
てか、おまいら何が楽しいの!?ただの荒しだろ!しかも駄作!
質が上がるならいいけど、漫画家の○樫みたいになりませんように。
>>187 そう言われてしまうと元も子もありません。こちらとしては謝罪するしかありません。
申し訳ない。1がネタスレを立て、当初は盛り上がるが、そのうちにネタ疑惑など
で出、適当な理由をつけ1が消えてしまい、それ以降1は飽きてしまったのか、
それともウソがバレそうになったからか現れず、ただ住民の期待だけでグダグダ
になって、停滞しているスレに投入するのが本懐です。そういった意味で、もしも
スレの住民から直接文句が出れば撤退する覚悟はできています。文句を言われ
ながら、邪魔をする気はありません。
だから私もだらだらと書き続けているわけではなく、そのスレの反応は一通り見て
いるつもりです。そして、もしも『山形が邪魔』になれば消えると同時に謝罪する
所存です。
駄作という点においては、力量不足でしょう。精進したいと思います。もしエロ等
に嫌悪感があったり、単に排除したいと思えば、連載該当スレにおいて、はっきり
と『出て行け』と書き込んでいただければ即時消えます。気にいらないようであれば
以後そのようにして頂けると助かります。
また『おまえら』という言い方は間違っています。悪いのは私個人です。もしあなた
が楽しみにしているスレ、楽しんでいるスレに急に私が割り込み、その楽しみを奪う
ようてあれば、このスレではなくあなたが見ている該当スレで出て行くよう告げてくだ
さい。よろしくおねがいします。
>>188 漫画は読まないのでその○樫先生のことは存じ上げませんが、事実上どうでしょう。
自分では面白いと思って書いていますが、実際質が下がっていると思われますか?
本であれば売り上げ、テレビでいえば視聴率みたいなもので、人気のバロメーターと
いうのは計れる気がしますが、さすがに書き込みとなると難しい部分があります。
あなた御自身の価値観では『質』が劣化しているように感じますか?今のところ7つ、
シリーズは続いています。ただ誰も面白いと思ってないor大多数がつまらないと
思っているのに続けるというのは惨め…というか単なる馬鹿げた行為になります。
つまらないと思われても、面白いと思われてもこちらの労力は変わらないわけです。
『引き際』というのも肝心だと思います。最近はつまらないなぁと思うならば御指摘
頂けると嬉しいです。
>>190 ちょっと周りが煽り過ぎてるかな?と思ったのですが、作者さんのスタンスが
当初と変わりないようなので安心しました。
今回は徒党を組んだ荒らし目的の先導用の乱文に今後変わってしまいそうな
危惧を感じたので、そうはなって欲しくないとの思いからのレスでした。
作品は毎回面白く読ませてもらっています。
193 :
156:2006/07/02(日) 08:46:53 ID:sMRYKbS+O
>182
作者さん、昨夜も乙でした。新作も良かったですよ。
自分が振ったネタを取り入れていただいて感謝!
また何かあったらネタを提案させてもらいます。
これからも無理せず頑張ってくださいm(__)m
山形ファンの編集者
みんなスルーしてたから控えたけど、
昨日スレが動いている時に書き込めば良かった。
山形先生の話は自分も暖かく見守ってたが、今回は荒らしじゃん。
話の内容云々無しに、すげぇ苛ついた。
>>190 一気によみました!これからも怖くて面白い話お願いします!
作者サン、乙です!
今回は誰も死ななかったんですね。楽しめますた。
ただ、まだスレに書き込みがある状態で連載するのはどうかと…
>>194 >>196 まあ、その意見には同意せざるをえんかな・・・。
中身は面白かったので、作者さんには爆撃のタイミングを
もう少し慮っていただくということでどうでしょう…。
ぶっちゃけ云うと内容が幼稚杉
なにが楽しいのか
会話形式な文章は臨場感無いんだよね
細かい所も気配りしてその場に居るような錯覚を覚えさせなきゃ
俺は
>>194に禿同
199 :
偵察部隊:2006/07/02(日) 13:52:44 ID:MmjNzOVSO
>>194-197 いやいや、スレ主のほうも完全スルーすればいいのに
無理に自演で山形砲に対抗しようとしたことは見え見え
あのスレはじゃがりこの時点で実質終わっていた
つまり山形先生が現れたから本来終わったはずのスレが続いたのであって
この因果律を取り違えた批判は的外れということ
そうなのか、スマン。
だったら作者に非はないんだな。
443 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2006/07/02(日) 00:48:15 ID:RdM6r5YeO
いまじゃがりこ食ってるwwwwww
452 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2006/07/02(日) 00:55:54 ID:WZfgkTRrO
>>443じゃがりこに、お湯少量とマヨネーズ混ぜるとポテサラになるんだよね?アレって上手いの?
456 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2006/07/02(日) 01:01:21 ID:RdM6r5YeO
>>452食べた事ないけどやっぱり…
460 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2006/07/02(日) 01:07:53 ID:WZfgkTRrO
>>456 だよな。やっぱ邪道だよな!じゃ、没頭に戻ろうノシ
462 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2006/07/02(日) 01:14:21 ID:9f8sp4HMO
>>460 ジャーマソポテト味はふやかしてご飯にかけると…
463 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2006/07/02(日) 01:14:33 ID:RdM6r5YeO
みんなじゃがりこはやっぱりチーズ味だよな?
465 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2006/07/02(日) 01:15:28 ID:9f8sp4HMO
>>461 じゃがりこのおかげだ。
467 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2006/07/02(日) 01:16:57 ID:TKH81AVF0
暴君ハバネロ! ウマッ。
469 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2006/07/02(日) 01:21:36 ID:q3sR7JW20
>>467 うまいよなw
緑のヤツ食ったことないんだけどうまいのか?
我が忠勇なる山形軍兵士達よ、
今や糞スレの半数が我が山形砲によって倉庫に消えた。
この輝きこそ我等山形先生の正義の証しである。
決定的打撃を受けたじゃがりこスレに如何ほどの信者が残っていようとも、
それは既に雑談である。
敢えて言おう、板汚しであると!
それら軟弱の集団が、この山形要塞を抜くことは出来ないと私は断言する。
オカ板は我等山形先生による活性化を受けて、
初めて永久に生き延びることが出来る。
これ以上馴れ合いを続けてはオカ板そのものの危機である。
ネタスレ厨の無能なる者どもに思い知らせてやらねばならん。
今こそオカ板はクオリティ向上に向かって立たねばなぬ時であると!
ジーク・ヤマガタ!
>>198 >細かい所も気配りしてその場に居るような錯覚を覚えさせなきゃ
なるべく気を使ってはいるのですがそこまでの文章能力は私にはないと思います。
それでも読んで下ってありがとうございます。
あと『これは荒らし行為なのではないか?』という意見については、例えば1さんが
何か奇妙な現象が起こった!というスレを立てたとします。実際に何かが起こっている
ならばともかく、仮にネタであったとして、そのスレは1中心に動くことしか出来ない。
1が今日はこういうことがありました、今、こういう状況です、と書き込まない限り、
そのスレはもう住民たちが雑談などで維持していくしかない。ましてや、事態が解決し
たのか、1さんが書き込むことに疲れたのか飽きたのか、最重要である1さんの書込み
が全くなくなってしまった場合、そのスレは『死に体』と見なしていいと考えます。
しかしここで問題なのは、1さんの仕事や睡眠時間など、『書き込みたいことはある
けど今は書けない』場合です。このスレでいいやと『山形先生』を書込み、その途中、
もしくは書き終わった後に、1さんが再び現れた場合、『山形先生』は単なる邪魔な
ものになります。しかし現実に『空気を読んで欲しかった』『苛ついた』という意見がある
以上、これはやめるべきだと判断しました。
気分を害された方々に『申し訳ありませんでした』と言いたいです。また応援して下さ
った方、読んで下さった方々には『ありがとう』と言いたいです。
それでは。
むーうう先生は引き際を心得ておられる・・・
お名残惜しゅうございますが、どうぞ花道をお飾りくださいませ
我々は「山形伝説」の生き証人となれたことを誇りに思います!
どうぞ存分に鋭気を養い、
またいつでも戻ってきてください!
208 :
本当にあった怖い名無し:2006/07/02(日) 21:28:51 ID:p2x6W8PYO
山形先生…消えちゃやだ!
批判するヤツラなんて気にしないで!
遅かれ早かれ「山形先生」は悪用されただろう(もうされたかも?)。
作者の判断は正しい。
ただ、もし続けようとおもうのなら
>>149、
>>150のような
誘導にはのらずに自分で見つけた過疎スレをつかうなど
利用されないための配慮をすればいいだろう。
今日は山形先生来ないのか?
昨日は参加出来ず、今日みたら……此処もあちらも全て読みましたが……。
投下予測できる場所が前もって解っている。と言う事が今回のような事になったのでは…と思ってしまいました。でも作者さん、もし気が進みましたら投下してください。やり方は
>>209さんに大賛成です。
偶然出会ったり必死に探したり…【神出鬼没】なのが、山形先生の原点なのだから。
作者さん…終わり。だなんて本当は嫌だよ〜( p_q)
例えば、
「レス数二桁以内」
「深度600以上」
「ラスレスから5時間以上経過」
etc...
等のハッキリした定義付けが必要だっんじゃないかな。
今更言っても仕方がないのは解ってるけど…
望ましいのは、作者先生が作品以外でカキコまない事なのかな…
とも思う。極論だけど…
「山形先生」が、誰もが納得して完結できる事を祈る、一ファンの戯言でした。
>211さんの言うように、昨夜は投下スレが
前もって絞りこまれてしまっていたのが
一つの失敗になってしまったような気がする。
山形先生はその神出鬼没ぶりも大きな魅力だったからね。
とはいえ、山形先生が多くの人を楽しませてくれたことは紛れもない事実。
率直に「楽しいひとときをありがとう」と感謝したい。
作者さんにはまた気持ちも新たに戻ってきてほしい。
私達ファンもそうだし、作者さんが心から
『これが花道だ』と思えるような完結を望んでた。
こんなの、あまりにも…
(;_;)
私も、今までの事を感謝しながら、戻ってきてくれる事を願ってる。そして今度こそ素晴らしい花道になるように、みんなと応援したい。
vipに来いよ!w
217 :
本当にあった怖い名無し:2006/07/03(月) 10:17:00 ID:I7IWBkSjO
すっげえぇ、ムカついた!!!!!
作者を煽ったヤツら、じゃあお前らがもっと面白い話書いてみろ!
人の楽しみ奪いやがって!
てか、話が終わるまでは誰も何も言わなかったくせに!
途中で煽って続きが読めなくなるのがイヤだったからだろう?
この偽善者ども。
>>194とかさ!
あと、>>こち亀!お前も一体何?最初はさんざん作者を持ち上げておきながら。
大体お前はこち亀うpしてマンセーされたぐらいで勝手にコテになったくせに。
何その自己顕示欲。
お前らみんな死ね!
あたしの山形先生返せ!!(>_<)
218 :
本当にあった怖い名無し:2006/07/03(月) 10:26:47 ID:I7IWBkSjO
あーイライライライラ。
乗り遅れたけど、夕べのやり取り見たらちょームカついた。
お前ら殆どは男なんだよな?
マジ腐ってる。インポの山形先生以下!
愚痴グチグチグチ。
あーキモイ。自分は何も出来ないくせに!!
作者たん、可哀想だ(>_<。)
>>217 同じ山形フリークの中にあんたみたいな
自己厨がまだいたと思うと非常に残念だ。
人目につかない場所でひっそりと息絶えて
くれることを切に願っているよ。
220 :
本当にあった怖い名無し:2006/07/03(月) 10:34:52 ID:I7IWBkSjO
>>219 うっさいバカ!
仕事中に2ちゃんしてるくせに何インテリぶってんだ!!
お前がひっそり息絶えろ!!この素人童貞!!!
221 :
219:2006/07/03(月) 11:54:50 ID:ZVPYbsA2O
>>220 紙面飾ってなぁにがやりたいんだ?コラ!
何がやりたいのか、マスコミの前できちんと
発表してみろコラ!
噛みつきたいのか、噛みつきたくないのか!
どっちなんだコラ!
おまいら
変態エロ小説をめぐって
醜い争いすんなよ。
223 :
本当にあった怖い名無し:2006/07/03(月) 12:09:22 ID:I7IWBkSjO
ハアぁぁー…
ちょーつまんない。
考えた挙げ句がソレ?
山形先生>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>越えられない壁>>>>>>>>>>>>>>>>
>>219 山形先生返せっっヽ(`Д´)ノ
224 :
本当にあった怖い名無し:2006/07/03(月) 12:20:21 ID:I7IWBkSjO
てかさぁ〜だってさぁ、
アンタも山形ファンなら頭にこないのぉ?
作者は十分に謙虚だったと思うし、
そりゃあ最初は出来心だったんだろうけど、
最近じゃ、みんなの期待に答える為にきっとアイディア絞ってさ、気ィ遣ってさ、
大変だったに違いないよ!
それを煽ることしか能のない素人童貞にとやかく言う権利ないじゃん!
225 :
本当にあった怖い名無し:2006/07/03(月) 12:29:04 ID:I7IWBkSjO
うわあぁぁん°・(ノД`)・°・
しゃぶれよ
作者に本気で戻ってきて欲しいと思っているなら、そういった空気を作れ。
もう一波乱起こして、戻って来にくくしているようにしか見えん。
>>206の真中にあるように、スレの中心人物不在となり死に体となった今、
>>146の最後の文になるように信じて、ガンガン過疎らせていこーぜ!
てのは変か?
ID:I7IWBkSjOさん、ココで誰が悪い。とか喧嘩しちゃダメだよ。私だって凄く哀しい、貴方の気持も解る。でもね、本当にファンなら
>>227さんの言う通り、戻ってきて貰えるような雰囲気を作らないとダメでしょ?それが私達の役目だと思うよ。
あともう1つ。ID:I7IWBkSjOさんは女性…と感じたからカキコするけれど、男性を見下した文章が目立つ。それは凄く失礼だと思う。私も女性だけれど、貴方みたいな人が居ると、正直…迷惑です。挙げ句に
◆こち亀さんに当たってみたり。もう少し冷静になって。
231 :
本当にあった怖い名無し:2006/07/03(月) 18:01:59 ID:I7IWBkSjO
うっせぇブリっ子!
あたしもアンタみたいなシタリ顔のブリッ子女は同性として大っ嫌いだ!
感情的になりすぎた点は自分でも解ってるつぅの!
だし本当にそっとして〜…とか思ってんならアンタの上にも同じカキコしてる人がいるんだからそれで十分じゃん。
何ししゃり出て話を蒸し返してんの?
アンタのカキコがあたしの怒りを更に倍増させて余計にスレが荒れるかも、って想像しろバカ女!
232 :
本当にあった怖い名無し:2006/07/03(月) 18:06:34 ID:I7IWBkSjO
あー腹立つ腹立つ原辰徳!
大体ブスって性格良さげに振る舞って男の気を引こうとするのがミエミエ。
このブースっ!!
233 :
本当にあった怖い名無し:2006/07/03(月) 18:09:21 ID:u5F4CZcIO
234 :
本当にあった怖い名無し:2006/07/03(月) 18:17:25 ID:nNfptQ5WO
>>232 俺はそんな君が好きさ、とでも言ってみる
俺のトロマンをガン掘りして下さい!
たしか山形先生の初出って「大変だああああああああああああああ」スレの
167 名前: 本当にあった怖い名無し Mail: sage 投稿日: 2006/06/21(水) 01:24:19 ID: iW75cAC10
とりあえず怖い話でもするか。
これは俺が中二の頃の話だ。当時、俺の学校には
つづく
からだよな?
始まってからまだ2週間たってないのに
なに?そのいれこみようは。。。
他に楽しみないのか。一日中愚痴って。。
>他に楽しみないのか。
ないんだろうなぁ
238 :
氷結早摘みレモン sage:2006/07/03(月) 21:47:25 ID:v5y3W2IF0
作者さん自身が言うならまだしも、基地外というか厨というかw
今回の件は作者さん自身、書き始めてから『しまった』と思ったという点もあるのではなかろうか。
そういう謙虚さが感じられるよ。
仕切りなおして神出鬼没で続けるのはありと思う。
それと、作者さんは作品以外のレスは不要なんじゃないかな。それぐらい超然としていて
いいと思う。以前、オカ板内の山怖(過去ログ
http://urapera.sakura.ne.jp/event/0605_yamakowa.htm)
も荒れまくったことがあったが、超然としていた作者は生き延びているよ。
(逆に変にレスした作者はそいつ自身が荒し状態になり、ボロクソに叩かれた)
下がっとらんwww
あと、基本的なことだが、
>>作者を煽ったヤツら、じゃあお前らがもっと面白い話書いてみろ!
↑
超ナンセンス
表現者・創造者として優れた力量を持つものは、
自分の表現に絶対的な基準を有すべきだし
そうなると表現者として優れた力量が突出しているために、
その基準に合うもの以外受け入れられず評論にはむかない。
評論そのものがひとつの創造的行為とはいえるので
その点についての能力は必要だが、
評論の対象となる表現・創造行為の能力については
突出してないほうが評論者としては望ましい。
(たとえば、吉田秀和は、作曲家としても演奏家としても?だが、
クラシック音楽界を超えて現代日本を代表する評論家として
認められているわけだ。)
ま、オレは評論者としても力量がないからこのスレでも
踏み込んだ評はまったくしてないがな。
ゲソヲタキタ━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━!!!!!!
ちょw
むしろ早摘みレモンてハンドルネームがナンセンス(しかも死語)
氷結早摘みレモンというのは
>>129の人だと思われ。
242 :
1:2006/07/04(火) 01:59:49 ID:t/BWHRVd0
久しぶりにこのスレ見に来れた!と思ったら
随分ワケ分かんねー事になってるな
作者氏、毎回乙です!多分まだこのスレ見てくれてますよね?
ごらんの通り、このスレはもうgdgdだし、
主役である山形先生が終了してしまうと言う事であれば、
このスレはもう用無しになる訳です。
スレ立て
>>1であるオレもこのスレを去ります。
…って事は、ここは放置され、停滞したスレになるって事ですよ。
何を言いたいかもう分かりますよね?w
いつかこの放置されたスレに、
山形先生完結編が投下される事を心待ちにしています!
とりあえず一旦、作者氏乙でした!毎回wktkさせてくれて本当にdでした!
…なんて書いてみても、
もしか今も山形先生がどこかでゲリラやってんじゃないかと気になって仕方ナイw
あともうひとつだけw
共同スレ立て人のオマイ、見てるか〜ノシ 色々と有難うな!
そんで勝手に決めちゃったけど、このスレ放置の方向でいいよな?w
作者様、住民との馴れ合いはgdgdの元。
作者自身も神出鬼没なくらいが調度いい。
やっぱり最初の七不思議の意味不明さ加減が最高でした。
またどこかの建て逃げスレで会えることを楽しみにしています。
ほど良く放置プレイされとるな。
さてここらで怖い話でもするか。
すいません、作者じゃありません。というか、そんな感じでこのスレに光臨キボンヌ(←死後
246 :
訂正:2006/07/06(木) 20:59:35 ID:VMMlTvlO0
すいません、作者じゃありません。というか、そんな感じでこのスレに光臨キボンヌ(←死語
コラ!一瞬wktkしてしまったジャマイカ!w
248 :
ペヤング3号:2006/07/06(木) 22:14:47 ID:BdMRoklmO
焼きソバ is freedom〜♪
焼きソバ is freedom〜♪
しかたがない。ここらで怖い話でもするか。
山形先生自殺事件…。偶然重なった国際的無差別テロの報道に隠れた事件。
それでも事件関係者たちに戦慄が走ったことは言うまでもあるまい。
精神病院の隔離病棟で過ごした山形アカネは妊娠中であることが発覚した。
死んだ兄によってはらまされた子である。
精神病院から産婦人科へ移り、出産。と、山形アカネはけろりと精神疾患など
なかったかのような振舞いを見せた。
一応、精神安定剤や、抗鬱剤、睡眠薬などが処方されたが、「調子がいい時は
飲まなくてもいいよ」と担当の老齢の精神科医は言った。
アカネは関わってくれた病院のスタッフらにきちんと礼を述べて病院を去っていった。
つづく
兄、ユウジロウがローンで購入した家。いつかは結婚するであろう。そうなれば
ユウジロウの家族が過ごす場として活用されるはずだった。
ユウジロウは焦っていた。インターネット上で花嫁候補を探したが、無駄であった。
ちょうどそのころ、山形アカネは大学に入学する。と同時に、実家よりもやや広く、
新しく快適なユウジロウ宅へ転がり込んだ。実家とそう距離はない。少し歩けば
そこは母が暮らす家だった。
そして事件は起こった。アカネはユウジロウに犯された。ユウジロウはインポテン
ツであったが、ちょっとした出来心で妹の脱衣場での様子を覗いてしまったのだ。
その瞬間のリビドー。走り抜ける感覚。海綿体へ速やかに血液は流入し、20年
ぶりの勃起を果たしたのである。
アカネはユウジロウに犯された。
つづく
>>245バカぁぁぁ…ww
でも毎晩、覗いてはいたんだ。でも何か書き込みづらくて。また一時みたいに荒れたら嫌だな。とか…
>>248ペヤング3号も来てたんだ!なんというか…上手く言えないけど、ホッとした。
え???嘘?ホントに作者さんなの!?
堕胎したはずであったが、アカネは兄の子を生むことを覚悟していた。
そして日は経ちユウジロウは死んだ。そして新たなる生命が生まれた。
新たなる生命は『ユウジロウ』と名づけられた。
アカネは教師になる道を諦めた。そして担当の警察官や、役所の人間
たちの勧めで生活保護を受けることになった。
とは言え生活は苦しかった。家のローンもまだ残っており、ユウジロウ亡き
今、それはアカネの両肩にずしりと乗った。
アカネはユウジロウのパソコンを立ち上げた。一度も触ったことのない
兄の秘密であった。ブラウザの『お気に入り』には大量の出会い系サイト
が名を連ねていた。
つづく
えええええええええ!?ホンモノかよ!!!!!!
┏/ >>>>ゝヽ'人∧━∧从〈〈〈〈 ヽ.━┓。
┏┓ ┏━━┓ < ゝ{ ⊂>’ 、 ' 〃Ν ; 〈⊃ }..ゝ '┃ ┏┓┏┓┏┓
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まさか、総本山に出没するとは…
会員登録制のしっかりとした出会い系サイトもあった。ログインにはIDとパスワードが
あったが、これをアカネは知るはずもない。
『お気に入り』の中は出会い系だらけであったが、カテゴリはいくつかあった。変態趣味
を持つ者同士のサイトもあった。
○×線の△□駅から、紺のスーツで乗ります。どなたか痴漢して下さいませんか?
脱がしはNG衣服の上からお願いします…
了解です!日付はどうしますか?
毎日○□分発の電車に乗ります
…。そんなやりとりが掲示板の中にあった。
生活保護だけでは生活は苦しい。家を売ってしまうのが一番だろうがアカネはこの家
が好きだった。兄と暮らした家。
つづく
>>255 ココに投下するのは、住民みんなが望んで待っていた事なんだよ。
アカネは適当なツーショットチャットで待機してみることにした。
パソコンは苦手だが何となく何をどうすればよいかは分かっていた。
「お兄ちゃん…こんなことしてたんだね…」
スッピンであったが妙に艶のある唇をにぃと広げてアカネはキーボード
を操った。完全に『売り手市場』であった。男ばかりがワンサカと押し寄せ
対して女は完全に不足していた。それが女が待機しているとなれば尚更
だった。
アカネは兄の代わりを探した。優しく、狂気と正気の狭間にあり、性的衝動
に身を任せて身体から受ける感覚を正直に実行する男。
口説きのテクニックなどは無用であった。むしろアカネにとってそういった
偽善的な愛情は邪魔でしかなかった。
「どうせヤルことしか考えてないくせに…」
つづく
(ちょっとトイレ行かせて下さい。便秘なのでちょっと時間かかるかもしれません)
作者氏は便秘か^^; ノンビリ待機してるのでゆっくりしてきて下さい!
それでも正に大漁であった。次から次へ男が入ってくる。名乗る必要もなく、
趣味の話す必要もなく、優しくする必要もなく、とにかく『やらせろ』といえば
アカネは素直に身体を開いた。
しかし一度相手にした人間に対しては二度目はなかった。一度限りの交わり。
場所も自分の家である。毎夜毎夜、男が現れてはドアに吸い込まれていく。
『行為』は変態を極めた。アカネの美貌に臆して、ただセックスをするよりも
是非恋人になってくれという者さえいた。
しかしアカネが望むものは、癒しとか愛情とかではなく、とにかく肉棒と、
激しく動く腰であった。
つづく
彼女は必ずコンドームをつけさせた。
それは避妊の意味合いではない。精液を収集していたのだった。
気付くものはいなかった。とにかく呼び出された男たちはアカネの
美貌の虜になりつつも、もう二度と次はないという絶望的な事実に
複雑な表情を浮かべて帰っていった。
フェティシズム、コスプレ、3P、SM、輪姦…
あらゆるニーズにアカネは応えた。全ては精液欲しさである。
時はややさかのぼる。
つづく
こんどは電話ですおまちください
アカネがユウジロウ(子供)を連れ退院した直後のできごとである。
虚無僧のイデタチをした男がふらりと現れた。
彼は、真言立川流を継ぐ者とだけ名乗った。
そして彼は言った、
「愛液と精液の混じったものを、その生き神様のお顔に塗りなさい。そして
呪文を唱えなさい」
話は長かったが要約すればそのようなことであった。
アカネはその怪しげな僧侶の言うことを真に受けた。
兄=生き神様が復活する…。
つづく
山形先生復活クル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!???
彼女は性交を済ませるとコンドームから精液を搾り出して、自分の
愛液とともに息子ユウジロウの顔面に塗りつけた。
いやがりそうなものだが、ユウジロウはその時相当に嬉しそうな
表情を見せた。
以来彼女はこの行為を続けた。
彼女と交わったほとんど全ての者がそれを目撃していた。
嬉しそうに見知らぬ男の精液を我が子に塗りたくる姿。それは狂女でしかなかった。
よって、男性側から『またよろしく』ということも多くはなかった。きっと何か頭の回線が
狂っているのだと、不気味になって、着替えるなり飛び出していくありさまだった。
つづく
それでもややこしい男はいた。アカネの身の上を嘆き、「きっと僕なら守って上げられる」
と思い込んでしまう連中である。
「たかが、出会い系サイトで出会った女…守るも守らないもないわ」
アカネは言った。それでもある男はアカネに心底惚れてしまったらしく、必死でくらいつい
てくる。
「もう出会い系なんかやめなよ」「僕がきっと幸せにするから」「赤ん坊もいることだし」
「生活が苦しいなら援助してあげるよ」
援助も何も、彼女ははじめから援助されていた。彼女は自分の美貌の価値を知っていた。
出会い系サイトでであった連中にも全て金を要求していた。たった一度のセックスで10万
を払わせたこともあった。もっとも相手はとびきりのサディストで食い込んだ縄の跡が一ヶ月
も消えないほどであったが。
つづく
近藤ユタカは弁護士であった。金ももあった。そしてアカネの美貌に目がくらんでいた。
自宅の場所は知られているから何度も訊ねてきては花束だのプラチナのピアスだのを
置いていく。
「僕はあなたを幸せにしたいだけなんだ」
口癖だった。しかし彼の考える『幸せ』と、アカネの考える『幸せ』には圧倒的なギャップ
があった。金があり、広い庭付きの家があり、最新の家電品が並び、浴室とは別にサウナ
がある。そんな生活をアカネは望んでいなかった。
彼女の望むべきは一つ。生き神様たる兄ユウジロウの復活にあった。
その為に必要なのは金ではなく精液だった。
つづく
しかしユタカは献身的であった。顔も悪くない。そもそも出会い系サイトなど
使わなくても充分にモテそうなスキルとキャラクターを持っている。弁護士
であることもかなり有利な点だ。
それが何を間違ったかアカネと出会ってしまった。
毎日のようにユタカはやってくる。必ずプレゼント持参で。ユウジロウにも
優しく接した。しかし気になるのは…
行けば必ずアカネとの淫らなセックスをするわけだが、その様子を、さも
興味ありげに見ているユウジロウの存在であった。
「…あ…赤ちゃん…ユウジロウ君が見てるよ…」
「…ぁ…そこっ!そこいいっ!…見ていいのよ…お兄ちゃんに見られたらあたし…あんっ!!」
大学時代にでも会得したのか、ユタカのセックスのテクニックは上々であった。
つづく
ユウジロウは見ている…『凝視』という言葉が最適だろう。赤ん坊がなぜそんなに
興味を持つのか。彼の周りにはオモチャもあるというのに、彼の視線は性行為に
あった。
「…あっ!だめっ!お兄ちゃんの前でいっちゃうっまたいっちゃう!!」
その瞬間、アカネはユウジロウを見た。お兄ちゃん。セックスの際よく耳にする
単語だが、ユタカは自分にたいして言われていると思っていた。しかし実際は
違った。
明らかに、赤子に向かって発せられている。
彼は狭いベッドにうつ伏せになり、マルボロの紫煙を漂わせた。アカネは彼の
ペニスに張り付いているコンドームを外すのに必死だった。たまに陰毛が絡まって、
痛い。しかしユタカはじっと天井に向かって考えていた。溜息まじりに吐き出す
煙が天井にあたってぼわんとキノコ雲のように広がった。
まだ昼下がりである。
つづく
彼は個人的にアカネについて調べた。弁護士の立場を利用すれば簡単だった。
兄は死んでいる。しかも息子と兄は同じユウジロウである。精神病院に入院歴あり。
青少年に関する犯罪に関わった経験あり。父は幼い頃病死。自宅は比較的近所。
母親が現在1人で生活している…。
お兄ちゃん…。同じ名前の息子。なにか大変なストレスにさらされているのではない
か。だからきっと売春まがいのことをして生活費を稼いでいるのではないか。
精神が病んでいるのは、やはり、と思うところだった随所にそういった行動が見られる。
我が子に自分のセックスを見せ付ける親がどこにいるか。ましてや精液をまるで化粧水
でも塗ってやるかのように子供の顔に…。
そういえば彼女との対面はこの家の中だけである。
彼は、アカネを外に誘った。
つづく
「デートに行かない?」
「いいけど。どこに?あたしは海がみたいな」
「いいね。一泳ぎしよう」
「ちがうの」
「…?」
「ほら、サスペンスドラマで最後出てくるみたいな絶壁。日本海側なのかな」
「絶壁かぁ」
「生きたいな」
目がうつろだった。絶壁に連れて行くや否や突然投身自殺でもしかねないような
表情。暗く、何か重過ぎる何かを背負ったような顔だった。
弁護士として、絶望の淵に立つ人間の表情はしっている。一言で言えば『乾いて
いる』のだ。借金まみれでクビの回らなくなった人間、誤って人を死に追い込んで
しまった人間、色々な人間を見てきたが、何らかの覚悟ができている人間はいずれも
『乾いて』いた。
つづく
まさに絶壁であった。足がすくむほどの絶壁。岩に波が打ちつける
音が響いていた。
ユタカはユウジロウを抱かされていた。『近所に実家があるのだから
預けてくれば?』という提案にアカネは抗議した。
「お兄ちゃんも連れて行くんだ」
…やはり彼女にとってこの赤ん坊はお兄ちゃんらしかった。ユタカは
アカネに翻弄され振り回されているような感覚を憶えた。
「抱っこしてあげて」
ユタカはユウジロウを抱いた。瞬間、ユウジロウがいやな笑顔をして見せた
気がした。大人びた、下衆な笑顔である。
つづく
「ねぇユタカ…」
突然名前を呼ばれて驚いた。今までアカネは彼のことを呼んだことがない。
大概は、「ねぇ」とか「あの」で済ませていた。ところが今回は名を呼んだ。
彼は嬉しかった。
「あたしのこと、好きなんでしょう」
疑問文でもなくも決め付けるようにアカネは言った。ユタカは何も言えなかった。
「知ってるよ。わかりやすい。ユタカはあたしのこと、好き」
何やら告白しているような告白されているような妙な気分だった。
「あ…あぁ、好きだよ」
つづく
「だよね。みんなそう。でもユタカは、違うよ」
「…何が違うの?」
「お兄ちゃんとしてふさわしいの」
またお兄ちゃんか。いい加減豊かは辟易していた。全てはこの赤ん坊の
せいだ。何が嬉しくてデートにこんな邪魔者を連れてくるか。
「ねぇ、ユタカ、お兄ちゃん、ポイして」
「…え?」
「ここから。ポイって」
崖をアカネは指差した。俺に人殺しをしろと言うのか!しかし現状でユタカよりも
ユウジロウの方が立場が強い。ユウジロウさえいなくなれば…。アカネのあの美しい
アゴのライン、見事な鼻筋、ほどよい弾力に富んだ肌、微妙な艶かしさでうごめく
ヴァギナ全てが手に入るんだ…。
つづく
誰もいるはずもない。断崖絶壁である。誰も見ていない。
これは愛のテストだ。愛は人の命をこえる。愛に狂って人を殺める者も
あらば、愛に狂って自らの命を絶つ者もいるではないか。
ユタカは静かに断崖に近づいた。
「アカネ…僕は…あなたを…」
「わかってる」
ふと、腕の力を抜く。それだけでユウジロウは滑り落ちていく。同時に背中に衝撃が
あった。バランスをとりよろめきつつ右足を軸に回転する。そこには自分を突き落とそうとする
アカネの姿があった。
「なんでっ!!」
「お兄ちゃん…大好きよ」
全く悪びれない。純粋な笑顔がそこにあった。その顔は今まで見たアカネの表情の中でも
最も美しいものであった。
つづく
「おーい!ドザエモンがあがったぞ〜」
猟師たちは騒ぎ立てた。
一つの肉体があった。たった一つだけだった。
警察、消防、両方が呼ばれた。
ところが、彼は生きていた。細かい海草に汚れた服を払い、立ち上がった。
警察官が尋ねた。
「一応、事故だからねぇ名前だけ聞かせてもらえんかの?」
その質問に、彼は応えた。
「山形…山形ユウジロウ…」
完
転生したトコで終わりって事は、
完結したとも続くとも、どちらとも取れるねw
ともかく作者氏乙でした!
はぁ…久々に読み耽ってしまいました!とにかくリアルで読めたのが1番幸せでしたー(´∀`)
転生で完結か転生で復活か…皆さん色々な解釈でしょうね。またそこが作者さんの魅力であります!
作者さん、今夜はありがとうございました!お疲れさまでした!
280 :
ペヤング3号:2006/07/07(金) 01:19:41 ID:6DIgdpqdO
作者さんお疲れさまです。
今日は七夕か…。
作者さんキタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!
いつかこの日が来ると信じてましたよ!作者さん乙です!!
もぉ〜、ずっと淋しかったんだからっ ( ´∀`)σ)∀`)
282 :
245:2006/07/07(金) 08:04:43 ID:YPUiyhYV0
ええええええええええええええええ
山形先生復活見逃したーーーーーーーーーーー
もしオレのカキコが呼び水になったのならチトうれしいな。
283 :
本当にあった怖い名無し:2006/07/07(金) 21:28:22 ID:QBV63IZ50
一先ずあげだ
最後が「終」じゃなくて、「完」になってるってことは、これで完結
したってことだね。作者様お疲れ様でした。
あれいつも『完』じゃなかったっけ。すいません。まだ続きます。どこかで。
>>285 作者さん乙です!
続きwktkして待ってます!
わーい!!
作者たん、お疲れ様です&復活おめでとうございます(≧∀≦)
これからも連載楽しみにしてます♪
>>282 いんや、私のマジ切れの賜物だからっ!(…嘘ですごめんなさいw)
/ |::::::::/ ll ::/ """#:::::::::::::::::::::::::::\
山 \ |::::::::| il ':::::::::::::::::::::/ お 生 人
形 /. l:::::::l =二 ,,,,,,,, ,リ , / , ,, ,/ ,,::::::::::::::::::::::::\
.\ リ::::l ""::::::::::,,, ': | / /// ,,,,,,,,,::::::::::::::::::::::::::::/ れ ま 間
ユ / l:::l ,,,:::::;;;;;::::::::,,;;,,. l ' ',,""..,,,,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
ウ \ l'::| ,, ::::< ,-、ヽ:::::::>,,,リ、,i,l,/::::::;ゞ--- 、::::::::::::::::::::::/ の れ と
ジ / |.》) "":ゝ_.ー'__ >:::::, ,::::::::::/_ ○ ヾ::::::::::::::::::::\
ロ \ y l ,=, =ミ:::::::"'':;;;; ::::"'':::::::::ー-='":::::::::::::::::::::/ 前 変 し
ウ ./ ヽ| ,: :'' " : '" ,;; : : , ""'''- "''::::::::::::::\
.\ .リ :: (:、 ,.、:):,, : : : : "'':::::::/ 世 わ て
ナ ヽヽ / _,,..:.--| `" : : : ゙ : : : ':::\
| ー \,/ ,;;; l ..,-、_ ー‐' __: : : : : ミ::/ は っ
| _ // / ヘ /::- ニ二ニ二:ヽ : : : ヘ:\
.\" /. ゝ |::l-ミ::,',',',',',',','::::_:) : : i // ・ た
/ / ./リ / / / 〉 ゝい-―--:::;;;:ソ : : , /:::\ ・
/ / .\, / / / | \ ゙ ー'" ̄`ー‐' : : ノ: // ・ !
。 。 . / l / l ゝ ヘ、_ 彡三ミ : : ,/::: ソ\
dat落ちスレも出てきたので、だれかまとめサイトお願い。
おれはそのススキルがなくって・・・。
>>288 このAAこわ〜 他のキャラのAAもつくってよ〜
>>290 ススキルってなんだよ… o rz
スキルね、スキル。
オレのID、SEXをPRしているのだ。
山形先生完全復活!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これからの活躍に期待!
全て、山形ユウジロウは記憶していた。過去のこと。二階の窓から飛び降りたことも
憶えていた。そして、自分が死んだのだろうということも知っていた。そして何らかの
方法でついさっき復活したことも自分で分かっていた。
しかし復活は単なる復活だったのだ。立たないものは立たなかったのだ。
妹、アカネを犯した時は激しく勃起した。清水コウタロウを拉致監禁し、妹とセックス
するさまを見ていた時も勃起した。しかし今はしない。
なぜだ!
隣で見ていた僧正の顔が見る見る青くなっていった。
「ま…まさか…探し求め続けていた生き神様が…インポだとは…」
「!?」
つづく
ごめん。誤爆。。
298 :
ペヤング3号:2006/07/10(月) 00:29:15 ID:zi+S+hfiO
ドンマイ!
ageるぞ。
いま何処だ?
え?どっ、どこなんだ!!
作者は作品だけ投稿してればいい、下手に現れると荒れるとの御指摘を頂きましたが
ちょっと書かせてください。とりあえずこのスレで応援して下さる方々に本当に感謝した
いです。どうもありがとう。
>>288 すごいです。元はあるんですか?オリジナルだったらびっくりです。私が
想定していたユウジロウとそっくりです。
>>294 ありがとうございます。実はそういうふうに『山形先生』というキャラクターを
広められると嬉しいんです。例えば普通なら『担任の先生』と書くべき所
をあえて『山形先生(仮名)』みたいな。「なんか色んな所で『山形先生』って
言葉を目にするけどなんなんだ?と思わせたいんです。それがいつか板を
飛び出していったら楽しいなと。他の板にも『山形先生』がいる、みたいな。
それが『鮫○事件』みたいにフォークロアみたいになったら面白いなと。
だから全然気にせず使ってください。私がコテハンやトリップをつけないのも
真似されやすいように、ですから。
最後に、最新の第九話をあるスレッドに書き込みましたが、もう落ちてしまい
読むことができなくなっています。恐らく読んでいた人はいないと思います。
その残りカスが、
>>296 です。
>>296 を見て『あ!どこに書き込んだんだ?』
と思って探してももう見つからないでしょう。最up希望の方がいれば言って
ください。
>>301 作者たん、乙。
最 u p キ ボ ン ヌ (*´Д`)
しかたないからここらで再upでもするか。
山形ユウジロウは自宅で昏々眠り続けた。アカネはユウジロウの側を離れなかった。
ある日来客があった。以前山形ユウジロウ復活の方法をアカネに託したあの僧侶である。
「文観上人から始まりし真言立川流…男女の愛欲、性の快楽は菩薩の境地とし、
盛隆を極めながらも淫祀邪教として追われ滅びた古い信仰に御座います…
この度の生き神様の復活、心よりお待ち申し上げておりました。山形様こそ
開祖文観の生まれ変わりと…」
意味が分かっているのか、アカネは僧侶の言う言葉をぼうと聞いていた。
「でも、兄はいまだ動きません。眠ったままです」
「存じ上げております。その件で伺いました。和合の心が必要に御座います」
「ワゴウ…?」
「一緒においでになりますか?」
つづく
何処かに山形ユウジロウを連れて行くらしい僧侶の口ぶりであった。
アカネはうなづいた。僧侶は懐から携帯電話を取り出し二三言喋った。
と、袈裟の色こそ違うが、頭を剃り上げた屈強な僧侶二人がずかずかと入ってくる。
手には折りたたんだ担架があった。
彼らはユウジロウを担架に乗せると、表に止めてあった白いバンに眠り続ける
彼を運び入れた。
一番若そうな僧侶が運転席に座り、アカネは助手席に座った。
余り新しいクルマではなさそうだった。座席の下のエンジン音に混じって、
何やらカラカラと音がする。ポンコツと呼ぶにふさわしいクルマであった。
どれ程走ったか、とにかく東京のどこかだ。ある雑居ビルの地下駐車場に
クルマは入って行き、若い僧侶の手によってユウジロウは丁寧に運ばれた。
エレベーターは最上階に止まる。廊下が続いていて、正面に扉があった。
あけるとそこには未知の世界があった。
つづく
そそり立つ肉棒。快楽に身をよじる女、上の口も下の口も犯され、
快感に涙を流す女。
窓は全て塞がれ、壁は防音の為なのかすこし固いスポンジのような
素材で覆われている。
一人の男が迫り来るオーガズムを感じた。その途端、ヴァギナから
肉棒を抜き慌てて部屋の中央に置かれている黒いドクロに向かって射精し、
丁寧に精液お塗りこんだ。そして手を合わせ、何かを唱えている。
アカネと一緒にいた、例の僧侶が声を上げた。
「やめい」
と、途端に彼らは性欲を抑え、座禅でもしているかのような姿勢でこちらに向いた。
今まで激しいセックスに挑んでいたとは思えぬ顔つきだった。
「生き神様が、参られた」
部屋がどよめいた。
つづく
「和合の水を」
座っていた女が一人、立ち上がった。まるで女優のように美しい。
体のプロポーションもモデル並みであったが、心の底から湧き出るような
圧倒的な迫力がある女だった。
こちらに歩み寄る途中、彼女はアカネに一瞥をくれた。
刃物を突きつけられたような鋭い感覚をアカネは憶えた。
「僧正さま…」
唇を重ねる。もう老人といってもいい年齢の僧侶と、若く美しい女のキスである。
それも尋常ではない。舌と舌が絡み合い離れては糸が引く。液体的な、
くちゅりぐちゅりと言う音が卑猥だった。
女は下半身をまさぐり僧正のイチモツに触れた。既に硬化していた。
衣服を慣れた手つきで脱がしていく女。僧正はひたすら彼女の裸体を愛撫していた。
しっとり…というには余りに激しい。むしろびしょ濡れと書くべきだろう。
女の愛液は太ももを伝い、床にしみをつけるほどであった。
つづく
巨大な肉塊。それは、もうチンチンとかチンコとか、陰茎とか、
そういう言葉では表せない代物であった。僧正の下腹部にそれはある。
老齢であるにも関わらず、活きのいい青年のそれ、いやそれ以上か。
長さはそうでもない。しかし太く天を突いている。何より見るからに固そうだった。
浮き出る血管も脈打つ勢いである。
特筆すべきは色だった。長年『道具』として使い込まれた、漆黒のイチモツ。
亀頭だけがうっすら脂を帯びて、てらてらと妖しく光る。
結合。僧正は女の肉体全てを知っていた。房中術、カーマスートラ、
そして何より自分の肉体が何百何千と繰り返すことで体得した実践の技術。
女はたちまちのうちに果て、腰は立たず、足の指はバビンスキー反射によって広がり、
目一杯に反り上がっている。
更に僧正は彼女を犯し続ける。そして自ら、果てた。
つづく
僧正は何やら経文のようなものを唱えている。
と、一人の男がやってきて、柔らかなゴムのヘラを、
未だ腰砕けになっている美女の股を開かせて、ヴァギナの中に突っ込んだ。
愛液と精液の混じった白濁の液体が、とぽりとぽりとかき出され、それを丁寧に小皿に取った。
更に僧正は別の経文を唱え、小皿を受け取ると、寝かされていたユウジロウの口へ運んだ。
愛液と精液の混じった『和合水』がユウジロウの口へと流れていく。
と、部屋にいた信者たちが一斉に何かを唱えだした。何語か分からない不気味な呪文であった。
山形ユウジロウは目を開け、意識を取り戻した。
つづく
「おぉ…生き神様が…蘇られた!」
醜い生き神であった。頭髪はだらしなく乱れ、年のせいか頬にも
締まりがない。目は細く、二重顎で、変にがっしりとした胸には
胸毛も生えているがなんとなく汚らしい印象を与える。
そしてその胸よりも、腹が丸く、ぼこりと出ていた。毛深い足は短く、
やや太い。無論ぜい肉である。
しかしそれだも彼は、この集団にとっては『生ける神』なのである。
信者の女たちは、『生き神』との和合を果たそうと一斉に群がってくる。
かつて不良に追いかけられた経験はある。しかし女に追いかけられた経験は、
あるわけもなく。一糸まとわぬ淫乱な、しかし美しい女たちが自分に群がってくるのだ。
人生で始めてのモテモテ体験だ。
つづく
しかし、彼のイチモツはピクリとも反応しない。
耳を、首筋を、乳首をイチモツを、いかなる部分を刺激されても
彼のイチモツが立つことはなかった。
全て、山形ユウジロウは記憶していた。過去のこと。
二階の窓から飛び降りたことも憶えていた。そして、
自分が死んだのだろうということも知っていた。そして何らかの方法で
ついさっき復活したことも自分で分かっていた。
しかし復活は単なる復活だったのだ。立たないものは立たなかったのだ。
妹、アカネを犯した時は激しく勃起した。清水コウタロウを拉致監禁し、
妹とセックスするさまを見ていた時も勃起した。しかし今はしない。
なぜだ!
隣で見ていた僧正の顔が見る見る青くなっていった。
「ま…まさか…探し求め続けていた生き神様が…インポだとは…」
「!?」
つづく
「オレハインポジャナイ!!」
どう見てもインポである。性行為に慣れた、日夜変態行為にいそしんでいる
セックス教団、真言立川流の女たちがあらゆる技術をもって接しても彼の
イチモツは立たないのである。
女たちにとっては衝撃であった。男の身体を知り尽くした女たちである。
その男性経験の数は数百を数える。ベテランであれば若くして既に
千人の男と交わった者もいる。
耳も乳首も唇も、イチモツも前立腺も、いかなる性感体をいかなる
技術をもってして攻めても反応がないのだ。
「和合できない…」
『和合』とは即ち『セックス』でありそれは『愛』であった。立川流にとってドグマの
中心に位置する行為であり、神事であった。『人』ではなく、『生き神』、即ち受肉
した神との和合は、彼女たちにとって、至上の経験であったはずだ。
そこには無限の恍惚と、肉体、精神両方にとっての快感を味わえる
はずだったのだ。
女たちは一人、また一人と戦線離脱していった。中にはショックで
気を失った者もいた。
と、僧正が胸をかいて苦しみだした。齢八十六。真言立川流に帰依して六十六年。
捜し求めていた『生き神』。これにより、時代の暗部に隠れ潜み数百年の長きに
渡り細々と信仰を続け、同時に迫害を受けてきた立川流の再興の道をついに得たと思ったところで…。
そのままがっくりと僧正は膝を落とした。
つづく
「む…無念…」
僧正は、そのまま倒れこんだ。さきほどのたくましいイチモツも今ではしなびて、
腐ったおいなりさんに成り果てた。
同時に部屋の中央に祭られていたドクロ、精液と愛液、つまりは『和合水』を塗り付けられ、
黒光りするまでになったドクロが割れた。
信者たちのすすり泣く声が聞こえる。ユウジロウは倒れた僧正に問うた。
つづく
「和合とはセックスか」
「…然り…」
「復活させてくれたことには感謝する。しかしいずれにせよ俺は
ここの『生き神』として奉られるのは御免こうむりたい」
「…な…なにゆえ…」
「和合とはセックスにあらず。セックスなき和合もまた存在する」
「…くだらぬ『愛』というものか…」
「…そもそも真の和合など存在するのか?」
「…それは…」
つづく
「お前たちは何がしたいのだ。セックスか。それによって得られる幸せに浸りたいか。
それとも地獄に落ちぬ為か。現世の自分に絶望し、来世に幸福な人生を求めるか?」
「…」
「くだらねぇ…。幸せになりたれければ、自分のしたいことをすればいい。
したい時にしたいことをする。それだけた。俺のチンコが立たないのは、
単に俺が今したくないからだ」
「…なんと…」
「食いたい時に食う。寝たい時に寝る。あるのは一瞬だけだ。
今俺がいう一瞬という言葉も、発した瞬間過去になる。未来のことを考えても、
考えているのは今現在という一瞬だ。だから俺のチンコはやりたい時にしか立たない。
多少は萌えるが、あんたたちとは和合できない」
つづく
更にユウジロウは続けた。
「俺はハンターだ。ハンターが、既に死んでいる鹿を見つけて喜ぶか?
むしろ素早く逃げ、狡猾で、利口な鹿を追い続け、やっと狩ることを喜びとするはずだ
。裸の女を用意して、向こうから誘ってくるなど…。
願ってもないという者もいるだろうが俺は違う。
俺と和合したければむしろ俺から逃げるべきだったな。
いや、逃げても俺がその瞬間、興味を示さなければ俺は動かないがね。
俺はやりたいと思った瞬間にやりたいと思った相手とやりたい方法でやる。
それだけの話だ。それが俺の和合だ」
心臓は既に止まりかけているのか僧正は苦しみながらも驚いた表情を見せた。
つづく
「ま…まさか貴様…徳川の…」
「山形の血を侮るな!」
驚いたような、怯えたような、複雑な表情のまま僧正は固まった。死んだようである。
「行くぞアカネ真言立川流。どれ程のものかと慮ってはいたが…所詮この程度か…」
復活した兄には確かに暖かな体温があった。腕をからませ、頬を肩に当てると、
兄、ユウジロウの慣れ親しんだ肩の弾力が、幸せであった。
終
(;´Д`)??
なんでいきなり勇猛なキャラになってんの?
>>317 たまにはいいかなと思ってww 次回からは単なる変態になります。
実は3話で、山形が転生した子供のユウジロウ出してしまった。で、前回では
赤ん坊のユウジロウは死んで、大人になった復活するって話にしてしまった。
矛盾しちゃったんです。だからもう設定一気に無視してたまには何か変に
カッコいい山形先生がいてもいいかなと思ってw あと一回こういうイメージ
ぶっ壊しみたいなことをやって、どんなリアクションがあるのか見てみたかった
というのもあります。今回はちょっとしたイタズラでした。
探し疲れて戻ってきたら…有難うございました作者さん!
>>302も!
私は『新・山形先生』って感じで面白かったですヨ。宗教を絡めたり、カーマスートラまで出てきたあたりもw想像しながら楽しく読めました(≧∇≦)
眠れないし退屈だから怖い話でもするか
山形ユウジロウは完璧な復活を遂げた。
しかし驚いたのは周囲である。彼は死んだのだ。事実、荼毘にふされ、
焼けた骨は墓に埋葬されている。
しかし彼は生きていた。大問題であった。テレビの取材も来るには来たが、
『死んだ人間が生き返った』ならともかく『死んだ上に火葬された人間が蘇る』
というのは余りにうそ臭い。
しかし山形先生が通っていた歯科医に残された彼のカルテを見ても歯型は
一致するし、指紋も同一であった。
一応山形先生の墓は一度空けられ、骨壷を確認したが、やはり骨は入っていた。
つづく
行政としても問題だった。書類関係も『死亡』ということで片付いている。
しかし現実に本人は生きている。抹消された戸籍も再び戻さねばならない。
あらゆる検査を受けたが、どう考えても山形ユウジロウに違いはなかった。
死んだと思われ、そのままの状態で埋葬された人間が地面の中で意識を
取り戻し、生還したという事件はかつてあったらしいが、彼の場合はそのまま
埋葬されたわけでもなく、確実に燃やされ炭化しているはずなのだ。
様々な特殊な、超法規的処置で彼は何とか無事に法律的にも『山形ユウジロウ』
として復帰した。教員免許も、運転免許も、パスポートも元通りになった。
噂は当然のように色々流れたが、一度死んだ人間に色々と質問することも
はばかられ、同僚の教員たちもつとめて彼と普通に接した。
つづく
問題は彼が死の直前に起こした生徒の監禁、強制ワイセツ事件であるが
弁護側は『一度死んだのだから死刑に等しく、これ以上裁かれる必要はない』
の一点張りで、警察の側としても『容疑者死亡』で書類を通してしまっていた。
その上被害者であるだろう清水コウタロウは相変わらず精神病院に入院して
おり証言の取りようもなく、福島トオルも行方をくらませていた(第一話参照)
かくして、山形ユウジロウは教師として復帰した。
梅雨のじめっとした空気が教室におぞんでいた。クーラーはあるにはあるのだが、
7月までは使用しない、という決まりになっていた。今日はまだ6月28日である。
だらしなく、シタジキを団扇がわりに仰ぐもの。ズボンを膝までたくしあげている者、
とにかく教室全体が暑さでまいっていた。
女子も気にせず第2ボタンまで開け放っていた。ブラジャーが見えるか見えないか
といったところである。
つづく
しかしブラチラに山形先生はそれほど反応しなかった。彼も暑いなと思いつつ
授業を進めた。
「えー、今日は2ちゃんねると、ふたばちゃんねるの関係についてやるぞー。まずーどっちが先に
できたか分かる者ー。はーい。手ぇ上げてー。挙手ー」
クラスの半分の者は手をあげ、半分の者はひたすら暑がっていた。
とその瞬間、山形先生はみたのである。夏服の制服。半袖のブラウスの袖の奥に、女子のワキ毛
がうっすらを生えているのを。
「も…萌え!」
ワキ気に萌えた初めての瞬間である斜め40度程度の高さに上げられた少女の手。そのつけねに
うっすらと柔らかなワキ毛がまだ生え揃うかどうかという印象で、申し訳なさそうに生えている。
つづく
「えー、自習にします」
山形先生は教室を出、男子便所(教員用)の便器に腰を降ろした。
勃起している。そしてそのまましこった。
「あーいいわーワキ!ワキ毛!萌え〜イッツフェティシズム!!」
オナニーをしながら自分の空いている左手を挙げ、自分のワキの匂いを
嗅いでみる。暑いせいか割とキツい匂いだ。
「あーあの子も同じ匂い!臭い!美少女〜美少女なのに…くさい!」
あへあへとオナニーを続け、ついに彼は果てた。
「ワキ毛萌え〜」
つづく
彼は早退した。何せ一度死んでいる。同僚たちの目にも彼はかなり奇妙に見えた。
一度死んでいるぐらいだから早退も仕方ない、そんな根拠不明の空気さえあった。
帰るとアカネが出迎えたが、彼は玄関でアカネを押し倒した。
「あんっ!お兄ちゃんだめだよこんなところで…やだ…」
「いいからワキ毛を見せるんだ!」
「ワキ?」
家の中もじとりと湿気ぽく、暑い。アカネは半袖のTシャツ姿だったのでワキ毛を
見るのは容易だった。しかし、彼女のワキ毛は既に大人のそれだった。
いたいけな少女の、子供と大人の境目の、柔らかく頼りない、ふんわりとしたワキ毛
を山形先生は求めていた。しかしアカネのワキ毛は既に大人のそれで、固く、もっこり
としていて、何か違う印象を受けた。
つづく
「ちがう!」
「何が?」
「もっと…天使…そう天使の毛だ!エンジェルヘアのようなワキ毛キボンヌ!」
そのままアカネをほったらかしにして、自分の部屋に飛び込むや否や
おもむろにパソコンを立ち上げた。
「遅い!遅いぞビルゲイツ!早く立ち上げろ!」
やっとwindowsが立ち上がる。インターネットエクスプローラー、『お気に入り』
そこにはずらりと出会い系サイトが詰まっている。
それぞれに特色があった。若い娘が中心のもの、不倫相手を主に探すサイト、
SMの相手を募集しているサイト…。
彼は若年層向けの出会い系サイトへ飛んだ。可愛いキャラクターが描かれ、
有料スケベサイトの広告など一つもない。中学生ぐらいの子が入りやすい
ようにデザインされている。
つづく
彼は早速掲示板に書き込んだ。
『ワキ毛がうっすら生え始めた人募集!お小遣いアリだYO!
よかったら返信ちょうだいね!山ちゃんより』
ひたすら待つ。『更新』のアイコンを押しまくった。
『山ちゃんへ お小遣いっていくらくれるの?』
『キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!! 幾らでもあげちゃうよ!』
『お金持ちなの?』
『そんなに持ってないけど5万ぐらいならおk!』
『エッチはなし?』
『なし!ワキ毛だけちょっと見せて!!!!』
話は進み、結局会う事になった。
つづく
彼女は私服でやってきた。半袖である。山形はめざとく彼女を見つけた。
「はじめまして山ちゃんで〜す」
かなりキモい。少女はひいた。ちなみに彼女は名をノリカと言った。
「えーホテル入るの〜??見せるだけっていったじゃん!」
「いいからいいから、何もしない。インポだから!したくてもできない!
ナンチャッテ〜」
キモさ大爆発である。しかしノリカにとって5万は大きかった。既に処女と
いうわけではないし、襲われるならそれはそれで仕方ないとタカをくくった。
「おじちゃん、じゃあさ、ホテルアネッサって所行かない?」
「なになに割引券とか持ってるの?」
「違うけど、幽霊が出るんだって!」
「幽霊?へーそういうの興味あるの?」
「ちょっとだけね」
つづく
果たして二人はホテルアネッサに入った。無人受付だ。部屋の写真がそれぞれ
貼ってあるパネルの中から好きな部屋のボタンを押すだけでいい。
「あ!209空いてる!」
「いい部屋なの?」
「違うってばほらさっきいった幽霊、209号室に出るんだって」
「へー」
二人は209号室を選んだ。
「キレイな部屋だね。幽霊とか出なそう。まだ6時前だしね」
「そ…さんなことよりワキ…」
「あ、そか。先にお金ちょうだい。ヤリ逃げされたくないし」
簡単に五万円を支払う。ただ山形先生は要求として、
ブラウスを脱ぐこと、ブラジャーはそのままでいいからワキの下でチンコを
挟むことを約束させた。
つづく
ノリカはブラウスを脱いだ。要求通り、ワキ毛を見せると果たして
それは、理想通りのほんわりと柔らかな、産毛のようなワキ毛だった。
「あー萌え!いい!いいんですこれが!!あーはーあーはー」
ワキでチンポコを挟む際、正面からだと割りと大きなノリカのバストが邪魔だった。
というわけで背中側から挟むことになった。
「こんなの気持ちいいの?」
「あーへー」
もう山形先生は性欲の塊でまともな会話さえままならない状態だ。柔らかで、
汗で若干しっとりとしたワキ毛がチンコに絡みつく。ほどよく暖かい。
「ちーんこにぃからみぃぃつくうぅぅぅ…ワキ〜毛を〜」
余りのご機嫌に山形先生は歌い始めた。ノリカはあきれ果てた。
ワキの下でチンコを挟まれながら、山形先生は腰を前後させた。
「あーヘア〜!」
産毛のようでありながら、中には数本の太く、しっかりした毛もあって、
動く拍子にそれが尿道を刺激する。たまらない快感であった。しかし
問題はあった。チンコは気持ちいいが、オカズがない。
後ろからチンコを差し入れているので、そこそこの美少女といえるノリカの
顔も見えない。何かオカズが欲しかった。鏡があれば見えるが、自分も
映ってしまう。この状態の自分を見ながらはちょっと情けない気分になりそうだ。
テレビでエロチャンネルでも観ようと思ったがそれはノリカに失礼なような気もする。
変なところで気を使う山形先生であった。
と、浴室への扉が少し開いているのが気になった。
つづく
確かきちんと閉めたはずだが…。とよく見るとドアの下、ほとんど床に近い部分に
何かがあった。女の目…ドアの隙間から女が覗いている。片目だけだが。
異様な高さだ。横向きなら分かる。寝転がっているということだ。しかし女の顔は
きちんと縦になっていた。要するに生首、首しかない状態ということか。
ドアのすきまは少しずつ大きく開いていった。女の目だけではなく鼻も見えるよ
うになった。そしてもう片方の目も…。ノリカは気付いていないらしい。
しかしその女、相当な美女であった。どういう理由で死に、なぜこの209号室に
でるのかは分からないが、とにかく美人だった。血まみれというこでもない。
身体はないようだが、ドアが大きく開くと顔だけがずるりずるりとこちらに迫ってくる。
ノリカにはやはり見えていないらしい。
「も…萌え〜!」
つづく
山形先生にとってはもってこいのオカズである。柔らかなワキ毛が
チンコに絡む快感と、抜群の美女。生首状態だがそれがまたいい。
生首の幽霊はもの悲しい顔をしていた。それが山形先生には更に
よかった。ちょっと困惑するような、困ったような、その顔に興奮した。
「あーだめ!いっちゃうよ!いっちゃっていいの?ねぇいいの??」
「いいよ。早くいっちゃいなよ」
ノリカはそろそろ馬鹿馬鹿しくなってきていた。
「あーもうだめでちゃうよ!」
悲しげな表情を見せる女の幽霊はずるずるとゆっくり迫ってくる。
と、突然凄まじい怒りの表情を見せて飛び掛ってきた!
つづく
wktk
目標はノリカか山形先生かは分からない。とにかく女はかぶりつく勢いで
突然に飛んできた。と、同時に山形先生も果てた。
ノリカのワキの下から、どくんと精液が飛び出した。その精液は飛び込んできた
生首に命中した。
途端、生首は驚いたのか消えてしまった。
精液顔射による世界初の悪霊退散であった。
確かに自分のワキの下から精液が飛び出して行ったのは見たが、その精液が
床にも壁にもついていない。空中で消えてしまったことがノリカは不思議だった。
以来、209号室の噂は次第に聞かれなくなり、そのうち話す者もいなくなった。
終
うわぁw
最後キレイに落としましたね。
精子で幽霊退治ってw
今回も楽しく読ませて頂きますた。>>作者たん乙でしたー♪
因みに余談だけれども、大人の脇毛もレーザー脱毛していく段階の途中で止めれば、細く生え初めの状態にするのは可能だよ。
私は今(ry)
あと、ホテルでの鼻歌はもしかしてワルサーP38に当てはめればオk?w
大野雄二萌え〜☆
それにしても、皆サッカー見てんのかなぁ。
私は初めてリアルで読めて感激でした!
てゆうかでも、自分の脇毛が凄く気になりだした…
逝ってきます。(処理しに)
>>337 >あと、ホテルでの鼻歌はもしかしてワルサーP38に当てはめればオk?w
よく分かりましたねw 私も大野さん萌えです。あんな歌詞つけてしまって
ちょっと後悔してますw
あはは〜。やっぱり!
大野さんイイですよねっ♪ 一度だけライブ行きました。
大野さん萌え、て事はもしかしてジャズとか聴かれます?
って作者たんのプライベートにまで立ち入ってはダメですな(´・ω・`)
あの変え歌は私的にはgoodですw
ドアの隙間が怖くなったお(´・ω・`)
そろそろ過疎ってきましたね。自分で書いていると、果たして自分は面白いもの
を書いているのか、つまらないものを書いているのか、分からなくなります。
それなり面白いものを書いているつもりではあるんですけど。
何人ぐらいの方が見てくれてるんだろうなぁ。最初は面白がって見てたけど
最近つまらないから見なくなったって人もいると思うんですよね。何人ぐらいの
人が楽しみにしてくれているんだろうなぁ…。
>>342 レスはあまりしていませんが、すごく楽しみに見ていますよ。
そういう方のほうが、むしろ多いのではと思いますので・・
どうか心配なさらず、書きたいときに書いてくださればと思っています。
めいっぱい応援しております。
>>342 こまめにチェックしておりますですよw
アセンション・スレで良く似たパターンを発見したが…
気のせい?
>>344 アセンション・スレって何ですか?最低限、ネタをパクったりはしてません。
そこだけに自分のポリシーがあると言うかww どうせパクってもバレます
からね。やっぱり。
作者様。自分もマメにチェックして必ず読んでいますよ。
(話の途中で書き込むと黙って見ている人達に悪いかな?)(また荒れたりしないかな)などと思い、レスは控えていましたが(;^_^
これからも楽しみにしていますので思う存分、書きまくって下さい(^_-)-☆
>>347 私ではないですね…この板で書き込むのはここぐらいです。
>>348 よく見たらIDも違った(笑)
申し訳ないっす…orz
他の板にも出没したりするの?
>>349 出没という程でもないですよ。普通に気になったレスにレスする程度です。
>>350 そうか…
なんかネットもリアルも行き詰った感じしますね。
打破なるか…山形先生でw
おやすみなさい。
作者さん、来とったのか…。
作者さんにレスを控えたほうがイイと書いたものの、
ホントは実際に作者さんが来たら話したいというのが
人情というもの…。
残念。
失恋したから切ない話でも書くか。
山形先生がまだ十八歳の時のことだ。
彼は大学受験に失敗し、浪人の立場にあった。
つづく
試験に落ちたことを慰める友人もおらず、ましてや恋人もおらず寂しい日常を
過ごしていた。
とても優秀な人物とはいえない。その上目立つ長所もなかった。
未来に、彼は、絶望していた。
将来に対する展望も、夢もない。
女には興味があった。しかしモテた例もない。
高校卒業の折り、勇気をもって告白したが見事玉砕された。
よりによってクラスで最も美しく、人気のある女子だった。当然の玉砕と言えた。
人生をはかなんだ彼は、死を求めた。
つづく
リュックサックにロープと、ワンカップの日本酒と、タバコ、ライター
最も気に入っていたエロ本を詰めて、彼は出かけた。
臆して帰ってくることのないように、片道分だけの金額を持って。
目指すは富士の樹海だった。
電車とバスを乗り継ぎ、樹海へ。自殺を抑止させる為の立て看板があった。
気に留めるまでもなく、彼は樹海深くへ入っていった。
空は満月だった。木々の枝の間から月光が降り注いでいる。ユウジロウは
今日でよかったと思った。
どれ程分け入ったか。虫の音だけが静かに流れていた。
つづく
怖さはない。むしろ神秘的で美しい情景に驚いた。
月の光とはこれほど明るかったか。深い、藍色の世界があった。
その藍色の中に一際目立つ白を見た。
人のようだ。
白いワンピースを着た女が、しずしずと夜の樹海を歩いていた。
と、向こうもこちらに気付いたらしい。清楚な印象の娘だった。
「こんばんわ」
周りが静かだからか、声がよく通る。ユウジロウは頭を軽く下げた。
つづく
警戒もせず、彼女はユウジロウに近づいた。美しい目をしていた。
「あなたも、自殺?」
唐突に質問され驚く。言葉には優しさがあった。
「あ…はい…」
「座ろっか」
彼女はためらいもせず、じっとりと濡れた地面に腰を降ろした。
はと気付いて、ユウジロウはリュックサックの中身を全て投げ出すと、
空のリュックサックを潰して、彼女に勧めた。
「これ、敷いてください。汚れますよ?」
つづく
「いいのいいの。気にしないで」
投げ出された荷物を見て彼女は言った。
「まだ高校生じゃないの?」
「…一応卒業しました」
「一応…か。さては浪人だな?」
笑顔で茶化すように言う。
「人生最後だから一通り、お酒とタバコと、やってから死のうって?」
地面に無造作に転がったワンカップの酒とタバコ。彼女の推察通りだった。
つづく
恐らく二十歳は超えている。少なくとも自分よりは年上の人だろうと
ユウジロウは思った。
「…あ…あなたも、その自殺…ですか?」
「うん。そう。もう済ませちゃったけどね」
意味が分からなかった。未遂に終わったということだろうか。
「…失敗ですか?」
「なにが?」
「自殺です…。もう済ませたって…」
「あぁ。成功だよ。もう死んじゃってる」
つづく
そうか、この人は、一見普通に見えるけど、少し頭に障害がある人
なんだとユウジロウは判断した。
そう思うと彼女への好奇心は急に薄れて、無言のまま、彼はワンカップの
フタを開けた。初めての酒だ。甘い香りだが、甘くない。少なくとも美味しい
ものではなかったが、彼は無理無理、喉へ流し込んだ。胃の辺りが、熱い。
「ゆっくり飲みなよ。最後なんだからさ」
「…そうですね…」
「いいなぁ。お酒」
一応と思い二瓶、購入したが、一杯で充分酔えそうだ。ユウジロウはもう一瓶
のワンカップを彼女に勧めた。
つづく
彼女の表情が少し、暗くなった。
「ありがとう。でも、もう飲めないんだ」
「遠慮しなくて、いいですよ?」
「ううん。そうじゃなくて。気にしないで」
不思議な女だった。欲したかと思えば、飲めないと言う。やはりどこか
おかしいんだ。ユウジロウはワンカップを一気に飲み干して、むせ返り
ながら立ち上がった。もう足に来ている。瞬間、ぐらりとよろけた。
地面に転がっているタバコとライター。慣れない手付きでタバコのパッ
ケージを開け、一本咥えて火を着ける。初めて吸ったがむせることも
ないし、なかなか旨いものだと思った。ほろ酔いのまま、彼は咥えタバコ
で歩き出した。大人になれた気がした。
つづく
「どこ行くの?」
「死ぬのにいい場所を探しに」
「ここじゃどこ行ったって似たようなもんだよ」
力強く地面から盛り上がっている木の根に足をとられて転ぶ。
女はクスクスと笑った。
拍子に口から飛び出したタバコを拾い上げるとフィルターについた
土を軽く払ってまた咥え、歩き出す。いくら明るいといっても夜だ。
酒の酔いもあった足元はおぼつかない。
しばらく奥へ進むと木々の合間から何か白いカーテンのようなものが
見えた。
つづく
ハッピーターン食べながらwktk!!
なんだろうと近づいて、腰を抜かさんばかりに驚いた。
白いワンピースを着た女の、首吊り死体だった。顔はまともに
見れない。自らの未来を見るようで、ユウジロウは戦慄を覚えた。
もう少し、きれいなものかと思った。ああはなりたくない、とも思った。
「ほらね」
背後から声がする。さっきの女性の声だ。いつの間について来たのだろう。
「大丈夫?」
「…あ、はい…」
そういえば彼女も白いワンピースだった。腐乱しつつある女の死体も白い
ワンピースだった。
つづく
先に女が言った言葉。
『あぁ。成功だよ。もう死んじゃってる』
あわてて彼女を見やった。どう見ても生きている人間だ。
ユウジロウは混乱した。
「それ、あたしだよ」
「…え?」
「首吊ってるの、あたし」
「だって、じゃあ、あなたは…」
「お化け」
月光のせいか青白く光る腕を彼女はそっとユウジロウに
伸ばしてきた。なんとなく、ユウジロウも手を伸ばして彼女の
手に…。触れることは出来なかった。
つづく
触れようとする手が、彼女の手を通過する。通過する瞬間
ひどく冷たかった。冷凍庫に手を突っ込んだ時のように。
「ね。お化けでしょ。触れない」
「…え、あ…」
「…わかんないよね。四十九日ってあるでしょ?」
「シジュウクニチ…あぁ、法事の…」
「そうそう。それまではこっちの世界にいていいみたい」
「はぁ…」
「だからこうしているの。今日がちょうど四十九日目」
「…明日になったら…どうなるんですか?」
「うーん…地獄に行くんだか、天国に行くんだか、生まれ変わるんだか」
声は明るいが、表情は悲しみを湛えていた。
「死なないほうが、いいよ。今になって後悔したりして」
つづく
よく喋る幽霊だった。なぜ自分が死んだか、どんな人生だったか、
少しでも多くの記録をユウジロウに託すように彼女は語り続けた。
ユウジロウも真剣に聞いた。余計な口は挟まず、彼女の話を聞いた。
「もうそろそろ時間かな?」
「あ…今、十一時五十六分です」
「そろそろだな」
「…怖いですか?」
「うん。どうなるんだろうって。ちょっとね」
笑顔が無理矢理であることは分かった。
「それじゃ…」
「行くんですか?」
「どうなるのか分からないけど、人に見られたくないよ」
「…そうですか」
「それじゃ。ありがとう。聞いてくれて」
「はい。それじゃ…」
突き出した木の根につまづくこともなく、滑るように彼女は
木々の間を進んでいく。と、立ち止まって振り返った。
「…山形くん、やっぱり死ぬの?」
ユウジロウは黙って首を横に振った。
満足そうに笑って、彼女は森の奥へと消えた。
つづく
リュックサックにロープと、ライターとタバコ、エロ本を入れて、ワンカップは
お酒が好きだと言った彼女の遺体の足元に、フタを開けて供え、冥福を祈った。
この時間では電車もバスもないな。そういえばお金ももうないぞ。どうしたもんかな。
まぁ生きていれば、どうにでもなるだろう。時間がいくらかかっても歩いて帰ること
だってできるんだ。
適当に平らな地面を見つけると彼はごろりと仰向けに寝そべった。力強い緑の葉の
向こうに青白い月が見えた。
終
乙
こんな時間に山形先生が来るとは…
全米が泣いた
……って、ハァハァ無し━━(゚д゚;)━━!?
失恋連載乙
時間も然る事ながら、ストーリーも今までとは別物か
嫌いじゃない、むしろ好き
これ何てUHFアニメ化されたエロゲ?
乙でした〜!
変態まっしぐらな山形先生の虜ですが、時にはこういう話も(・∀・)イイ!ですね。
腐乱死体との遭遇はこれが最初でしたか。
作品が増え、まとめサイトができた際には山形年表も欲しいです。
>>370 >……って、ハァハァ無し━━(゚д゚;)━━!?
失恋したばかりなので何となくエッチなこととか考えたくなかったもので…すいません。
>>372 それは似た話のアニメがあるという話ですか?それとも内容が低俗だという意味で
しょうか…。いずれにせよお目汚しすいませんでした。でもパクリはありません。
>>373 設定資料なんかも作ってないので私も年表ほしいですねw でも、山形先生の為に息子
ユウジロウが殺される話と、大きくなって幼稚園児になる話があって、パラレルになって
るから難しいと思います。意外と矛盾だらけだったりしてwww
普段がアレだけに、切なさ倍増・・・
一期一会の流れモン生活してると、
失恋が当たり前なんだけど。
関われる間の一瞬一瞬が、本当に幸せだったりする。
エロ抜きもいいっすね(*´Д`)ガンガレ作者たん!
376 :
372:2006/07/11(火) 21:40:52 ID:EI9cFWSq0
>>374 いやいや本来あったエロシーン抜きってこと
よし、とりあえずここらで怖い話でもするか。
2年生の林間学校で山形先生ら一行は長野県某市にバスを連ねて向かっていた。
その市と、山形先生らの勤める学校がある市とは姉妹都市となっていて、林間学校専用の
大型ログハウスが用意されていた。
生徒らは毎年二年生になると、そのログハウスへ林間学校として宿泊することになる。
つづく
バスが山間にあるログハウスに到着すると生徒らは荷物を整理し、
野草に詳しい先生の先導で山を散策する。
夜になればハンゴウ炊飯にお約束のカレー作り、キャンプファイヤー
とイベントは続く。
山形先生は興奮していたが、その興奮を抑え、寡黙に振舞っていた。
彼の目的は二日目の夜にあった。
肝試しである。
ログハウスは大型のもので、六棟ある。そして、屋外の炊事場などがあり、
ログハウスの裏手を抜けると300メートル程度の散歩道が設けられていた。
つづく
散歩道に沿って様々な野草や花が植えられ、植物名の書かれた名札が土に
刺さっている。
その300メートルの散策道がそのまま肝試しコースへと変貌するわけだ。
そしていよいよ、その夜はやってきた。雲が立ち込める、暗い夜だった。
生徒たちは男女のペアを組まされ、それぞれ30秒の間隔を開けてスタート
する。
途中、遊園地などにあるお化け屋敷程の迫力はないものの、一応先生たち
が趣向をこらして恐怖の演出が施されている。
スタート前、ログハウスを管理している老人によって地元に伝わる怖い話
を聞かされるのが恒例だった。
つづく
源氏と平氏が戦っていた頃、平家の落ち武者がこの付近の村
まで逃げてきたが、村民たちは、褒美ほしさに落ち武者を源氏
に突き出してしまう。いらい村では不幸が続き…
そんなどこにでもあるような話しであったが、暗いロウソクの灯り
にぼんやりとたたずむ話し手の老人そのものが恐怖だった。
一通り怖がらせた後でペアを決めるがこれは好きな人と組んで
よかった。これが盛り上がる。元々好き同志なのではないかと
噂のある男女がペアになったりすると、冷やかしの声が上がる。
そんな中にあって、大人しい者は大人しい者同志、半ば仕方なく
組むこともあった。
よりによって、肝試しは原則『手をつなぐ』ことになっているから
ウブな中学二年生には少々酷だった。
つづく
山形先生の狙いは福島ユウコという若い女教師である(7話参照)。
彼女が担任しているD組の生徒の数は37名。一人余るのだ。
一人余ってしまった場合は、担任がその者とペアを組むことになっていた。
案の定、大人しい男子生徒がペアを作れず、誰か余っている者はいないかと
キョロキョロしている。顔には焦りが滲んでいる。周りでは次々にペアができ
あがり、男女ともに賑やかに声を上げていた。
福島先生も既に予測していた事態なのだろう、すすっとその子の傍らにつく
と「先生と一緒に行こう」と男子生徒の手を取って言った。福島先生はまだ
若く、美人の部類に入る。男子生徒は照れくさそうにうつむいた。
予想通り。山形先生の全くの期待通りの展開である。ちなみに山形先生の
クラスは全部で34名なので半端が出ることはない。
つづく
山形先生は東急ハンズで買い求めたゾンビのようなモンスターの
カブリ物をして、脅かし役に回る。そして肝試しコースの散策道脇
の森へと身を隠した。
散策道の両脇には木のポールが立てられ、それぞれがロープで
つながっている。簡単なガードレールのようなものだ。そのロープ
を超えれば深い森が待っている。山形先生はあえて散策道から
外れ森へと入った。
肝試しの順はA組から始まり、D組に終わる。そして肝試しが終わ
ると、一応倒れてしまったり、散策道を外れ森に迷った生徒はいない
かと教師が一度肝試しのコースをたどるのだが、D組の福島先生が
参加しているので、福島先生は肝試しをすると同時に、そういった生
徒はいないか見回る係りにつくはずだ。
つまり、最も最後にやってくるのが福島先生のペアなのだ。
つづく
山形先生は森の奥で待った。本来ならば脅かす役を
しなくてはならないのだがそんなものは無視である。
彼の目的は福島ユウコだ。
かなり時間がかかる。
やっとD組最初のペアが現れた。37名の生徒に1人の教師。
合計38名だからペアの数は19だ。そして19組目にターゲット
がいる!
ひたすら待つ。やがて何か他の先生の仕掛けに驚いたのか
「きゃぁっ!やだーも〜」
という悲鳴が聞こえた!福島先生キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
つづく
山形先生の大胆な計画を先に説明しよう。
まずは驚かし、ペアの分断を図る。東急ハンズで購入した
このマスクはかなり出来がいい。もともと遊び半分で、大した
仕掛けはないはずだから、このマスクには相当驚くはずだ。
分断後、福島先生だけを残し、ペアを組んでいる大人しい生徒は
散策道と直角に交わっている小川へ突き落とす。深さはせいぜい
10センチ程度の小川だ。踊れ死ぬこともないだろう。
分断させた後に福島先生の口を押さえ、森の奥深くへ連れ込み
犯す!相手はジャージだ。脱がしやすいことこの上ない。
通常の刺激では決して勃起しない山形先生の本体が、その計画
にたまらず既に勃起している。
つづく
見えた。暗がりにシルエット二つ。まずは分断だ。
幸運なことにこちらから見て奥に生徒がいる。
そのまま押し込めば小川へ落下するはずだ。
何かの拍子で死ぬかもしれないが俺も一度死んだ。
だから大丈夫だ!
小川にかかるちいさな橋に差し掛かった。
チャンス!体勢を低く保ち狙うは腰だ!山形先生はこの
日のこの計画の為だけにブラジリアン柔術の道場で1ヶ月
の間タックルだけを練習した。
声で自分とバレたらマズい。息を止め、吐くと同時に突っ込む!
つづく
ブラジリアン柔術仕込みの猛烈なタックルで生徒は5メートル
はフッ飛んで小川に落ちた。恐らく失神したのだろう悲鳴一つ
聞こえてこない。
もし死んだら申し訳ない。
何か黒いものが横切ったと思ったら隣の生徒が消えた!福島
先生は瞬間的に体を硬直させた。何か危険な何かが迫っている!
タックルによる押し出しに成功した山形先生は固まっている福島先生
の背後に回ると口を押さえ、森の奥深くへ彼女をひきずっていった。
「ん〜!ん〜!」
聞こえるはずもない。散策道からは既に百メートル近く奥まっている。
つづく
--------------------------------------------------------------------------------
ヽ|/
/ ̄ ̄ ̄`ヽ、
/ ヽ
/ \,, ,,/ |
| (●) (●) |
| 〃/ ̄⌒ ̄ヽ〃.| ・・・・・・・・ゴクリ。
| | .l~ ̄~ヽ | |
|U ヽ  ̄~ ̄ ノ |
|  ̄ ̄ ̄ |
口を押さえたまま福島ユウコの胸の感触を確かめる。
案外小さいが張りがある。弾力がある。更に手を下腹部へ…。
もぞりとした感触があった。
陰毛!陰毛!陰毛!
やはり大人の女の陰毛は違う。柔らかなスチールウール
のようなしっかりとした密集ぶり!
その奥には…クリトリスと言う名の快楽の肉球があった。
「…!う…」
そうそうだ…快楽に身を委ねろ…もう逃げられないんだ…
つづく
逃げられないなら快楽に溺れればいい…それだけだ…
「うほっ!いいマンコ!」
もうバレたら困るなどという意識はない。男山形、女を犯すときは獣である。
本能を取り戻せば自我は消えるのだ。
俺は世界で唯一真の本能を知る男だ!
そっと福島先生の口を押さえていた口を離す。案の定悲鳴は聞こえない。
堕ちたな…
軽く固さをまして膨らんだクリトリスをつまんで優しくコネる。
「…ぁ…つ…つまんじゃ…だめ…ぇ…」
つづく
「も…萌え…」
そのまましっとりと濡れた大陰唇をひろげ、膣にゆっくりと指を
差し入れていく…。差し入れた中指をクリトリス側に折り曲げると
柔らかいながらもざらりとした感触があった。
Gスポット…
「…くっ…あっ…きもちいぃ…」
Tシャツの下からもう一方の手を差し入れて荒々しく胸をもてあそぶ。
乳首をつまみ、軽くひっぱり、こね回す。たちまち乳首が隆起した。
「乳首がいいのか…ん?」
「あっ…!はぁ…乳首…いじめないで…お願い…」
つづく
「こっちの乳首はどうだ…?」
もう一方の胸に手を添える。と、突然福島ユウコは大きく喘いだ。
「あ!だめっ!!!ここだめっっ!やだっ!離して!離してっ!!」
畜生。高ぶると大声を出すタイプか…普段ストレスにやられているな…
この手合いはマズい。声でみんなにばれる!
もう一度口を押さえるがそれでもユウコは叫びもがいている。
「ん!ん〜!!」
ヴァギナからも手を離している。何をそんなに騒いでいるのか、と、ふと
前を見るとそこには、血まみれのギラついた視線で睨む落武者がいた…。
「お化け!」
山形先生は逃げた。
つづく
その頃、散策道の出口付近の広場には、未だ出てこない福島先生のペアを
みんなが待っていた。
ところが出てきたのは不気味なマスクをかぶり大声を張り上げ半狂乱に走り
回る山形先生だ。もちろん誰も山形先生とは思っていない。彼は福島ユウコ
がやってくるまで何もせず森に隠れていたのだ。
「でたー!」
会場は大混乱に陥った。更に散策道とほぼ直角の交わり、広場の池へと通じ
ている小川からは血まみれの男がはい上がってきた!
「またでたー!」
彼は山形先生のタックルによって小川に突き落とされた生徒である。
結局会場は混乱し、最終的に福島先生が行方不明だということに皆が気付いたのは
20分以上経ってからだった。彼女は散策道から100メートルほど森に入りこんだ
辺りで全裸で気絶しているところを発見された。
山形先生は疑問に思った。『俺は服を脱がしていないんだが…?』
終
改めて読んだら何だ今回の話www
失恋だ。失恋のせいだ…。そう思おう…
おつかれさまでした〜
山形先生、無念!!しかしそこがイイ。
落ち武者は変装していた別の先生なんでしょーかww
ラストの締め方が素晴らしいなあと感動しました。
作者さん、ますます文章の腕をあげてますね!
作者です。テキストをあらかじめ準備してから書けばいいのですが、その場
でとにかく勢いで書くようなスタイルでやっています。
当然皆さんが読むスピードの方が早いと思うので、なるべくジレッタイ思いを
させないように、急いで書いています。なので、誤字、脱字が多いです。気に
なる方もいらっしゃると思いますがどうか御容赦ください。書き込んでしまうと
修正もできないもので。。
また、数字は原則漢数字を使おうと思ってはいるのですが、時に普通の数字
になっていることもあり、事実上ごちゃごちゃです。これも勘弁してください。
あと、初めてこのスレにいらっしゃって一体何事かと驚く方もいると思います。
なるべく一作品ずつ単体でも読めるようになっていますが、第一話など、
読みたいけどスレが落ちてて読めないよーという方は御一報ください。
再掲載します。
そんな感じで。本当に応援して下さる方々、感謝しています。
>>394 落武者=肝試し前に管理人の老人が話していた平家の落武者の霊です。
適当によくある話しをしているだけかと思ったら事実だった…みたいな流れで。
分かりにくかったですかね。ごめんなさい。
作者さん乙!ハァハァキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
今回の俺のツボ
> 「お化け!」
>
> 山形先生は逃げた。
テラワロス
>>396 おお!本物がでたのですね
しっかり伏線が書かれていたのにすみません、読解力なくて…;
てことは福島先生、落ち武者の霊に脱がされ、ヤラれちゃったのでしょうかっ!?
オレハシンデナイ!オレハシンデナイ!
399 :
ペヤング3号:2006/07/12(水) 04:35:11 ID:ksGx73YDO
落武者 is freedom〜♪
落武者 is freedom〜♪
ちょっと聞いていいですか?
まとめさいと、需要ある?あるなら作る。
>>400 毎度どうも作者です。まとめサイトの話ですが…とりあえず読んでくださってる
方って何人ぐらいいるんですかね。4人ぐらいで盛り上がってるだけなのにまとめ
サイトっていうのも寂しいですし。
20人ぐらいいたら心強いなぁ。今後の参考として、何話が人気あるのかってのも
気になりますけど…第一話だろうな多分…。ww
一人目ノシ
人気投票忘れた…
何話に相当するか忘れたけど、記者のオネェチャンがヤられちゃうヤツ
>>401 「廃墟マスター」だっけ・・・腐乱死体とやっちゃうヤツ。
模倣犯歓迎みたいなレスしてたけど荒らしのぬれぎぬは嫌だろ?
そろそろトリ付けといた方がいいよ
都合が悪くなれば、名無しに戻ればいいだけだからね。
二人目ノ
普段ROMだけだったけれどいつも読んでいます。
山形先生が窓から飛び降りた回!
ごめん3人目だったよorz
407 :
本当にあった怖い名無し:2006/07/13(木) 03:37:42 ID:KIg7RsWrO
四人目か♪俺はユウジロウが転生して幼稚園児になって、先生にフィストファックした回がウケた!!
ノシ ここにも居るよー。
第一話と、ルパンのエンディングテーマの替え歌が出てくる話が好き。
点呼取らなくても、レスしないROM専読者は多いと思う。当方もこのスレ初カキコですし。
2ちゃんるそのものを見なかったり、オカ板を見ない知人に
話のレス部分だけ抽出した簡易なものを勝手に見せています…
すでに思わぬところにも読者は広がっていたりしてw
ユウジロウにもこんな感情があったんだなぁとしみじみ感じた
「青白い月が見えた」がかなり印象に残ってる。
(最近だったからかもしれないけどw)
まとめサイト作る方、余力があったら携帯版もお願いします。
じゃあ私5ね。
印象深いのは七不思議と、山形先生の後任の新米教師の話とホームレスのと、アカネが先生を復活させるやつかな。
いや、でもコックリさん?のも良かったな。
失恋のも好きです。
てほぼ全部だなw
ろーく!ノシ
監禁のやつ好きだな〜
てか、自分はオカルトとエロスの融合話しが好きだけど、
ハァハァ無しのも(・∀・)イイ!って人もいるし、
結局みんな山形先生が好きなんじゃろ?
7です。
廃墟の話が良かった。
怖くてエロくて、背筋ゾクゾクでした。
山形先生、楽しみにしてま〜す!
これで鳥ついた?
あーついたついた。コテハンなんて何年ぶりだろう…。
でも結構多くの方に見て頂いているんだなと嬉しく
なりました。本当にありがたい話です。
何となく女性のような印象をうける方もいるようですが、
性描写で何か不快な思いなどされていませんか?
タイトルをつけていないので、面白いですね。『七不思議の話』と表現
される方もいれば『飛び降りたやつ』と表現されてる方もいて。
それから
>>409 さん。本当に『思わぬところ』ですよww その御友人の評判も
気になりますねw
でもだとするとまとめサイトがあった方がいいのかなぁ。まったりでき
そうだし…。
>>414 >>120で勝手にタイトルが振られているw
七不思議と廃墟も面白かったけど、ガチムチ兄貴のビデオの回もバカバカしくて好き。
>>415 そうそう。
>>120 さんもう見てないのかな?すごい印象的でいいタイトル
をつけてくれたもんたなぁと思ってたんだ。
もしまとめサイトでタイトルつけなきゃいけなくなったら
>>120 さんお願い
したいぐらいなんだよ。
失礼します、まとめサイトの需要を伺った者です。
平日に聞いたにも関わらず、10人以上の方が挙手なさっていますし
ROM専や週末オンリーの方もいるだろうと考えると
読者さんはさらに多そうな気がします。
まとめサイトは、皆さんの合意と作者 ◆xDdCPf7i9gさんの許可があれば作成しようかと思います。
その際には、このスレの方々のアイデア(テンプレの一部や、タイトル、人物設定など)からの
引用を許可してもらえると助かるのですが…。
携帯サイトはまだ作った経験がありませんが、挑戦してみようと思います。
>>417 私はホームページの作成などスキルがないのですっかりそちらにお任せする形に
なってしまいますが作って頂けるなら是非お願いします。
さて昼間だけど怖い話でもするか。
恐怖の林間学校も終わり、生徒らは日常へと戻った。
しかし多少うわついた空気がただようのは夏休みが近づいているからだろうか。
終業式が近かった。
つづく
終業式が終わると、山形先生はブラジリアン柔術の道場へと向かった。
一ヶ月タックルの特訓をした道場である。
そこで彼はとんでもない願いをコーチへ訴えた。
コーチは理由を聞いたが、彼の口は固く、とにかくそれを訴え続けた。
完全にコーチらは困惑していた。
そんな頼みは聞いたこともない。またする自信もなかった。
山形先生の頼みとは…
「両腕の骨を、関節技で折って欲しい」
というものだった。
つづく
日系三世のブラジル人コーチが理由を尋ねるが、彼は全く
応えず、とにかく両腕を折るように頼み込んだ。
「ソンナ事言ワレテモ…」
「折ってくれ!何なら金も払う!」
結局根負けしたのはコーチの方であった。
さすがに柔術のコーチといっても相手に骨折せしめた経験はない。
「俺がどんなに痛がっても、どんなに『もう勘弁してくれ』と言っても、とにかく折ってくれ」
案の定、折れるまでの間山形先生は喚き続けた。あともう少し力を加えれば、折れる。
しかし折る方のコーチにも覚悟がいった。そのもう少しの力が加えられない。
「ヤマガタ!OKナンダナ!?」
「ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
つづく
試合の弾みで折るなら折れたかもしれない。
しかし無抵抗な者の腕は折りにくい…。闘争心も何もないのだ。
このままの角度では折れない。ひたすら痛いだけだろう。彼を楽に
させてやるには、やはり思い切って折ってやることだ。
ゴクリ
嫌な音がした。今まである程度の角度を保って、それ以上動かなかった腕が
一気にダラリと曲がった。固い木の棒を折ったような、何かいやな感じがコーチ
の手に残った。
当の山形先生は、折れた肘を押さえてもがき苦しんでいる。
コーチは意を決した。両腕を俺と言われている。今、こうやって苦しんでいる間
にもう一方も一気に折ってやろう。
つづく
山形先生の顔面は蒼白だ。折れた部分が見る見る腫れていく。
「きゅ…救急車…」
言われるままコーチは救急車を呼び、山形先生は運ばれていった。
折れ方がきれいだと医師は良い、手術などはせず、ギプスによる固定で
大丈夫だろうと見立てた。全治三ヶ月。
全ては山形先生の計画通りだった。
快楽の為ならばこの程度の痛み、どうということはない。鎮痛剤を飲むと、
だいぶ痛みも落ち着いてきた。彼は薔薇色の夏休みを思い描き、こっそり
と笑った。
つづく
両腕骨折と入院にどんな意図があったか。どんな計画が練りこまれているか。
男性諸君なら分かるだろう。
夢の手コキ天国である。
噂か事実か、この話を聞く者は多い。両腕に障害があり、自由に動かせない場合、
性処理を看護婦さんがやってくれるというアノ話だ。
女性は聞いたことがないかもしれない。しかし男の中では未だ根強く語り続けられ
ている。
山形はその可能性にかけた。デマだという話もあったが、実際に両手が動かないの
であれば何かしてくれるかもしれない。頼み込めば同情でどうにかしてくれるかも
しれない。
つづく
その日から山形先生は看護婦の物色を始めた。
やはり若く美しい看護婦がいいが、少々年のいったベテランの方が
慣れていてすんなりと要求が通るかもしれない。
そんなことを考えていた。いずれにしてもその目的のためだけに
腕を折り、病室も個室にしてもらったのだ。
そのうち、ターゲットは絞られた。
千葉カナコという看護婦だった。眼鏡をかけていて、少し地味な印象
だが、整った顔立ち。どんな願いでも聞き届けてくれ、よく働く女性だった。
世話を焼くのも好きらしく、何かにつけ『どこか痛いところはありませんか?」
「どこかかゆいところはありませんか?」「なにかご不便はありませんか?」
と面倒を見てくれる。
つづく
一度だけ、「へその下あたりがかゆいのですが?」と聞くと
彼女はためらいもなくヘソとペニスの間あたり、かなり際どい
部分をごしごしとかいてくれた。
この女なら行けそうだ。山形先生は思った。
ただ他に気になることがないでもない。夕闇が迫ることになると
見回りの看護婦が二人になるのだ。日中は一人なのに、時間
が遅くなると大した用事でもないのに二人来る。
例えば、両腕が使えないので、食事は看護婦が付きっ切りで、
食べさせてくれる。(それも山形先生にとっては萌えポイントだった)
だが、朝食、昼食は一人の看護婦が食べさせてくれるのに、晩の
食事の時には必ず二人の看護婦が来るのである。
つづく
だからといって、二人で代わる代わる食べさせてくれるとか
そういったことではない。あくまで食べさせてくれるのは一人。
もう一人の看護婦はベッドの横に立っているだけ。
それが山形先生には不思議だった。しかも、朝食や昼食を
済ませた後は、ちょっとした会話につきあってくれるのに、
晩の食事は終わるや否や逃げるように部屋を出て行ってしまう。
そういえば一度だけ背中がかゆくて仕方なく、どうしようかと思ったが
この腕ではどうすることもできず、ナースコールを呼んだことがあった。
その時もわざわざ二人来るのだ。
そして事が済めば慌てて出て行く。
つづく
何があるのだろうか。二人の意味は?
今日の夕食も二人掛かりだ。山形先生が
「何故お二人で来られるんですか?」
と聞いたが、
「一人は研修中で観察しているんですよ。見て仕事を覚えるように」
と微妙な答えが返ってきた。研修中の割には年が行き過ぎてないか?
しかし何日かするうちにそんなことはどうでもよくなっていった。
そして彼は余計なことは考えず、計画を進めるべきだと結論した。
つづく
やはり夜が良かったが夜は二人で来てしまう。
しかしもし噂が本当だったら…二人で…。
『3P』
その単語の誘惑に山形ユウジロウは負けた。
玉砕覚悟。ハイリスクハイリターンだ。うまくいけば3Pだ!!
ちょっとやそっとの刺激では立つ事のないユウジロウのイチモツが
次第に固さを帯びていく。
気持ちを落ち着かせ、シミュレーションしてみた。
ナースコールを押す。恐らく二人の看護婦がやってくるだろう。
つづく
しかし時としても相当年のいった看護婦もいる。その時は適当に
「背中がかゆい」
とでもいって済ませればいい。
もし若い娘が来たら…
『どうしました?』
『じ…実は大変言いにくいんですが…』
『はい?』
『両手がこんな状態で…でも興奮して眠れなくて…』
『興奮してるんですか?』
『いや興奮というか…あるでしょう…男ならではのものが…』
『…あ、あぁ…そうなんですか…』
『お願いできないでしょうか…?』
『分かりました…』
つづく
一人の看護婦さんがパジャマのズボンを降ろし、
シコシコと俺のチンチンを…
『すいません…手だけじゃ出ないみたいです…』
『そうなんですか?』
『できれば口で…』
『…わかりました』
アルコールでチンチンを拭いて…口で…。
既に山形先生の鼻息は荒い。と、ドアのノブがガチャリと動いた。
もちろんまだナースコールはしていない。
白く、暗い何かが入ってきた。白衣を着ているが、いわゆるナース服
ではない。部屋は真っ暗で、廊下には電灯が着いている。
つづく
逆光でよく分からないがドクターだろう。白衣を着た長身の男。
その者は部屋に入ると後ろ手にドアを閉めた。再び闇に包まれた。
まどのブラインドからわずかな光は入ってくる。ボンヤリと白衣の
人間が見える。その人物はベッドの傍らに立つと、山形先生のパジャマの
ズボンを下ろし始めた。
「な…何をするんだ!」
暗くてよく見えないが確実に白衣のドクターは自分のちんちんをいじり
回している。更に妙な感触。口だ!口でされてる!
「あー!」
一体誰なんだ!男なのか女なのか!それにしても上手い!
つづく
余りのテクニックに勃起する。まずいこのままじゃイってしまう!
「あー!だれかー!なんかいるよー!」
喉の奥深くにまでペニスを差し込む。深い!普通の人間ならエズいているはずだ。
相当手馴れた人間か。
正体不明の何かにフェラチオされている。山形先生は諦めた。必死で目をつぶり
千葉カナコの顔を思い浮かべた。
ジュッポジュッポと激しい音がする。カウパー腺液と唾液で、チンチンはローション
でも塗られたかのようにヌルついている。
「だめだっ!いっちゃうよっ!!」
亀頭が膨張をはじめる。発射直前だ。テクニックに耐えられない!
つづく
限界はやってきた。飛び散る精液が病室の床を汚した。
と、その何者か分からない気配も消えた…。
ユウジロウは脱力し、ずりおろされたズボンもパンツも、あげることが
できず、そのまま眠りの世界へ入っていった。
朝食をトレイに乗せてやってきたのは千葉カナコだった。部屋に入る
なり驚く。山形先生の下半身がむき出しだからだ。
とはいえ、一応看護婦だ。男根を目にする機会も少なくはない。彼女は
山形を優しく起こした。
さすがに恥ずかしかったのか、山形は慌ててパンツを上げた。
目的として、千葉カナコの手コキを期待してはいたが、今はそれどころではない。
つづく
彼は信じてもらえないことと知りながら話した。
昨晩の出来事。
と、意外にもカナコはその話を真剣に聞き、すぐ
病室を移すよう手配することを約束した。
山形先生は詳細を聞いた。以前、ある医師がいた。
ところが彼はホモセクシャルで、男性の入院患者に
セクシュアルハラスメントを繰り返していたらしい。
特に若い男や少年が好きというわけではなく、中年の男や
老人が好きだったらしく、ひどい時にはもう余命幾ばくもなく、
身体も動かせず、口も聞けない患者に対しても性的なイタズラ
をしていたらしい。
つづく
しかし患者の中にもホモがいた。そして、今、
山形先生が入院している病室を使っていた。
そのうち、そのホモのドクターと、入院患者は
恋仲になった。しかし、いざ退院となる時、患者は、
ホモではあるがそれを隠して生活しており、妻子の
ある身であることを伝えたのである。
ドクターと患者の関係はあくまで入院期間中だけの
ことだった。患者は妻子があることを告げ、別れ話
を持ち出した。
ドクターにとってはショックが大きかったのだろう。
彼はその話を聞くなり突発的にこの部屋の窓から
飛び降り死んだのだった。
つづく
以来、この部屋には無念の自殺を遂げたドクターの霊
が夜な夜な出るということだった。
それが恐ろしいから、看護婦たちは夜、その部屋に入るときには
二人以上で入ることに決めたのだ。
新しい病室で、山形先生は泣いた。両腕が使えないので涙も
拭けなかったが、泣いた。
終
乙です!夢の手コキ天国の為に両腕折ったのに、結局はアッー!w
今更なんですけど、登場人物の苗字が都道府県名なのは何故ですか?
考えるのが面倒だから?w
最後に、私は6番挙手の女子ですが、性描写で不快な思いはしてませんよ!
エロあり、笑いあり、毎回楽しませてもらってます。
>>438 >苗字が都道府県名なのは何故ですか?
実は一都一道二府四十三県、つまり47都道府県ですね。それぞれの名前の先生が
毎日持ち回りで色々な物語を書こうと思ったのがキッカケで、はじめは『ずっと山形
先生で』という意識はなかったんです。つまりは47話で終わらせようと。
オカルト板ですからオカルトは当然ベースにするんですけど、『一話は『山形』という先生
で、エロ怖い話』『二話は『青森』というサラリーマンでオカルト使ったギャグみたいな話』、
『三話は『山口』という大工さんで、単に怖い話』…みたいな。でも、『東京』とか『京都』とか
『沖縄』とか苗字としては不自然な名前があるなぁと。
あとはネタの問題でやっぱれ『エロ怖い』っていいなぁ…みたいな部分もあって、結局
主人公は『山形』でもう決めちゃって、後の都道府県は適当に使おうと。だから大した
理由はない、というのが答えかな…。都道府県以外の名前も出てきますし。
コテつけ忘れちゃった。
そういえばなんですが、人の生き死にに関わる作品がありますよね?
たとえば、『女の子と一緒に見れば呪われないビデオ』の回とか。結局
警察官であるヒロシと弟、タカシは女性を用意できずに死んでしまう。
読んでくれている人に迎合するわけじゃないけど、やっぱりホイホイと人
が死んでいくのは不快ですか?
ちょっと気になってて。なるべく人が死ぬ作品というのは減らして行こうかな
と思ってはいるんですけど。
>>440 そんなことはプロになってから編集者と相談することだ。
小説は作家のオナニー、作者が気持ち良くならんでどうする!
ましてやここは2チャンネル
最大限に規制のないフィールドで勝手に自主規制してどうするか!
>>440 好きなだけ殺してくださいwww
でも同じ学校でやたらと殺人やら変死やらが相次ぐのは恐怖新聞みたいでなんとも。
ってか、久しぶりに来たら怒涛の新作ラッシュ!!
作者さんの創作意欲と果てることなきリビドーには畏敬の念を禁じえません。
今更だけど挙手ノシ9人目かな?
俺が好きなのは、七不思議・廃墟マスターです。
今後の期待としては・・・ブラック・ジャックとDr.キリコみたいな、
山形先生のライバル変態野郎との対決を見てみたいwww
>>作者さん
県名にそんな裏話があったんですか!ありがとうございました〜
千葉県民なもので、今回は 千葉キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
って喜びつつ読んでましたw
>>437 どぉして山形せんせぃ、なぃてるの?
ナニがそんなにかなしぃの?
>>441 了解です。以前も『好き勝手やれ』とおっしゃって下さった方ですか?私は
恐ろしいぐらい人に気を使うので、そういった後押しをして頂けると助かります。
同時に、やりたいことをやりたいだけやるというスタイルに尊敬すら感じます。
ありがとうございました。
>>440 そうですね。山形先生自身が人殺しであれば周りは死体だらけというのは
いいんですけどいるだけで死人だらけになる『金田一少年の事件簿』状態
にはしたくないです^^;
>>444 若い看護婦さん目当てに両腕折ったのによりによって男(ホモ)に性処理
されてしまったからです。普段ならインポなのに男相手に立ってしまった
というのも悲しかったそうです。本人に聞いたらそう言ってましたww
さて、ここいらで怖い話でもするか。
山形先生が担当していたのは『情報倫理学』という授業だった。
つづく
文部科学省の提案により今年から週に一時限以上、実施するようにと
決められた新しい授業であった。
これは未成年による出会い系サイトを利用した売春、爆発物等危険物の
製造方法を記した危険なアンダーグラウンドサイト、簡単に見れるように
なってしまった本来であれば十八歳未満の者はみることのできない卑猥な
画像…。
そういったインターネット上にある危険な情報、誤った情報、偏見に満ちた
偏った情報などと、いかに付き合っていけばいいか、インターネットを有効
に活用するにはどうすればいいか、ということを学ぶ授業だ。
当然というか、様々なサイトを見ることが出来、生徒らには人気のある
授業だった。
と、ある日のこと三名の女子が、学校に連絡することもなく、学校を休んだ
日があった。
つづく
点呼を取りながら、山形先生は口の中で呟いた。
「三人休みか…」
そういえば、自分が『死んでいた』間、天文部員3名が行方不明になっていた
という話も聞いた。
更に自宅に一度警察官がやって来て、
『福島ユミコというジャーナリストが行方不明になった。何か知らないか?』
と訊ねてきた日もあった。
何となく気になって、授業中、ある女子に話しかけると、彼女は興奮気味に
「黒ずくめの男が現れて言葉巧みに女を誘う。ついていったしまった女性は
二度と帰ってこない」
という噂があることを教えてくれた。
つづく
「黒ずくめ…」
更に彼女は、
「でも被害に合うのは美人な人ばっかりみたいですよ。あたしなんかは絶対
大丈夫!」
と笑った。山形先生はほんの少しだけ唇を上げて愛想笑いをした。
授業も滞りなく終わり、彼は愛車で、精神病院へと向かい、清水コウタロウ
(第五話参照)の様子について聞いてみた。だいぶ落ち着いてはするが、
まだ面会して話せる状態ではないらしい。もちろん病院から脱走したなどと
いう話もなかった。
残るは福島トオル(同じく五話参照)だ。彼はまだ学校にきちんと通っていた。
つづく
彼は大胆にも福島トオルと面会することにした。
例の一件(第一話参照)で何か思うことがあるに違いない。
山形先生は彼を誘拐し、妹と肉体関係を結ばせたのだ。しかも
強引なやり口で。
昼休み、山形先生は彼を探した。と、彼は教室で昼食を摂っていた。
「やぁ、福島くん」
「…山形先生…」
山形先生は福島のいるクラスとは接点がない。一時限の授業すら
担当していなかった。
つづく
「生き返ったそうですね。おめでとうございます」
慇懃無礼な態度が目に見えた。
「き…君には申し訳ないことをしてしまった…」
「気にしてませんよ」
「逆に…いい思い出になりました…」
目があった。同時に山形先生は知った。
「黒い服は持っているね?」
「…誰でも持っているでしょう」
「黒い服といっても…闇のように深く、暗い黒だ」
「あるかもしれませんね」
それきり、会話はなかった。
つづく
今日授業にいなかった三名の女子。
仕事を終えた山形先生は彼女らの家を訪ねた。
いずれも『行方不明』であることが分かった。
同時に『もう彼女たちが帰ることはないだろう』と山形は感じた。
次の日、休みだった山形は古い新聞を持ち出して情報の収集をはじめた。
確かに、女性記者や女学生が行方不明になったことは小さいながらも記事
になっていた。しかも全ての事件が自分があの日、『飛び降りて死んだ日』
以降のできごとだった。
しかし、その後発見されたとか、遺体が見つかったという例はない。
つづく
恐らく死んでいる。山に埋めるか、湖に投げ込むか、海に沈めるか。
しかしいずれの場合もクルマが必要だろう。ここは都会とまではいかなくとも
一応『街』だ。遺体を隠すにも不便な地区といえた。
遺体をバラバラにして冷蔵庫にでもいれる…。仮に犯人が福島トオルだとして、
彼は学生だ。時間をそんなにとることも出来ない。事件は平日にも起こっている。
一人で女を誘拐し、監禁、強姦した後に遺体を処理する。
明らかに無理だ。できるとすれば殺しのプロ並の技術が必要だろう。
拳を握り締めた。行方不明になっている女たちはいずれも容姿端麗であった。
このまま事件が続けば、この街から若く美しい女がいなくなってしまう。更に
つづけば男ばかりの地獄のような街になってしまう。
つづく
そうなれば、もうパンチラもブラチラも、見れなくなってしまう。
彼は福島トオルを処分することを決定した。
翌日。
彼は福島トオルを呼び出した。トオルは応じた。公園で落ち合う
こととなった。
夕暮れの公園である。夕焼けというわけではなかった。ただ昼間の空の色
をそのまま深くしたような、青い夕方だった。二人はベンチら腰を降ろした。
「黒ずくめの男…」
ぽつりと山形がいうと、トオルが一瞬緊張するのを感じた。
つづく
「君の正体は分かっている」
長い沈黙があった。
「でも…こうなったのは、先生のせいですよ」
「俺の『せい』?『おかげ』ではないのかな」
「…確かに…楽しませてもらっています」
「強姦においてはいい。しかしその後が問題だ」
「この世から消してしまえばいいんですよ」
「殺すのか?」
「いや、消すんです」
またも沈黙があった。
つづく
「私にとっては…非常に邪魔な存在なんだがね。君は」
「僕を作ったのは先生、あなたですよ?それが邪魔ですか?」
沈黙。黄昏の夕闇はさらに深く、紫がかった藍色となり、夜のしじまの訪れを感じさせた。
「決着をつけよう」
「…決着…ですか…」
「やっていることは似ているかもしれないが、君を許すことはできない。
俺の大事なオマンコが減ることを俺は許せない」
「…この公園にはホームレスがたくさんいます」
「問題になっているらしいね」
「見てください先生。かれらは自炊をしています」
「あぁ。林の奥から火がチラチラと見えるね」
「何を食べているんですかね…」
つづく
遺体処理の方法…そうか。食わせているのか!ホームレスが
直接食っているのかは分からない。しかし犬やネコに食わせる
ことは可能なはずだ!散々もてあそんだ挙句に…!骨なんかは
どうにでもなる。頭蓋骨にしてもバラバラにしてしまえばいい。
ホームレスならば時間に余裕があるだろう。
この福島トオルという男、最も手間と時間のかかる遺体の処理
をホームレスに託しているのだ。恐らくその時に、女たちは生き
ているのだろう。生きた女を提供することが、報酬なのだ。彼ら
は収入を受け取って、かわりに全ての証拠を消す。遺体がなけ
れば単なる行方不明だ。殺人事件には決してならない。
外道!
つづく
「貴様のせいでオマンコが減っていくのだ…いつまでやる気だ?」
「さぁ…この世に女がいなくなるまでですかね?」
「許さんぞ貴様!!!」
何事かと、ホームレスたちが林の中から沸いて出た。彼らからすれば
トオルはただで女体を提供してくれるありがたい人物だ。何かあれば
彼らはトオルを必死に守ろうとするだろう。
そういう計算もあった、彼は面会の場としてこの公園を選んだのだ。
ここは山形先生にとっては敵地のど真ん中だ。
「なるほど…そういうつもりか…幼稚だな…」
「僕にとっては山形先生が邪魔だ」
「勝負をしよう…」
「どうするんですか?殴り合いでもしますか?」
つづく
携帯電話を山形は取り出した。彼はデリヘルへ電話をかけた。
待ち合わせ場所はこの公園だ。
「先生…何を…」
「久しぶりだ…。以前、よくやったものだ…ホスト、AV男優…セックスに自信
のある男たちとの戦い…セックスにおける遺恨はセックスで果たすべきだ」
しばらくすると不安気に女が公園に現れた。山形先生は手を上げ彼女に
合図を送った。
「こんばんわ…デリヘルニュー天国からきたジュンコです…」
「特別料金を払うからここでやってほしい!」
「ここで!?」
「十五万出す」
つづく
十五万でジュンコは堕ちた。
「まずはお前さんからだ…」
「俺の分も払ってくれるんスか?」
「どちらかセックスの下手な方が足を洗う」
「…先手の方が明らかに有利だ」
「だからお前から先にと言っている」
「ハンディキャップですか」
「そんなところだ」
林の中の暗がりで、トオルはジュンコと交わった。
「あぁ…いい…もっとぉ…」
演じているのか、素直なのか、激しい喘ぎが聞こえる。
つづく
山形先生はベンチに余裕で腰掛けていた。
しばらくするとジュンコの声が言った。
「あ!お客さん本番はだめです!」
「いいだろ…俺のチンコは格別だよ…」
「でも、だめです!」
結局、トオルはジュンコとの結合を果たせず、林から出てきた。
「一応精液は出してきたらしいな…」
「次はあなたの番ですよ」
自信に満ちた笑顔であった。山形先生は森へと入っていった。その瞬間である。
つづく
「…あっ!!らめぇっ!!!そこいじったらっ!狂っちゃうっ!
おかしくなっちゃうよぉ…!」
明らかに喘ぎが違う。どれ程のテクニックの持ち主か?
トオルは植え込みを掻き分けて、目を凝らしたが夕闇に閉ざされて
よく見えない。周囲のホームレスたちも闇に紛れて覗いているようだ
「っあっ!!!そこっ!そこおぉぉっ!!」
「視線を感じるね…みんな見てるよ…淫らな君を…男たちがいやらしい目で見てるよ…」
「…やぁ…恥ずかしい…」
「でも声は出ちゃうんだね…」
ヴァギナに指を二本いれ、ある箇所を刺激する。どの箇所かは、言葉で説明の
しようがない。とにかく山形先生が知っているあるポイントだった。
つづく
「んあっ!な…何これ!気持ちいい…だめっ…らめぇっ!!」
「そろそろホンモノが欲しいか?」
「…んっ!あっ!入れてっ!おちんちんが欲しいの!」
遂にプロであるはずのデリヘル嬢ジュンコが禁忌を求めた。快楽に
溺れ、肉棒を欲していたのだ。こうなれば彼女は単なる女と何も
変わらない。
「ちんちんすご〜い!あっっ!!すごいぃ…奥まで…奥まで届いてるよぉ…」
自分でさえ至らなかった結合をいとも簡単に山形先生は果たした。
テクニシャンを自称していたトオルのプライドが砕け散った。しかも、その
声を聞き、そのシルエットだけを見て、自分までもが勃起している。
他に覗いているホームレスたちも必死に手を動かして自慰行為にけっている
ようだ。
つづく
プライドに性的衝動が負けた。トオルは己がチンコをしごきはじめた…。
「あーっ!だめっ!いっちゃう!」
と、腰の動きがゆるくなった。
「なんでっ!お願いもっとちょうだい!!」
ジュンコは山形先生に求める。山形はゆっくりと腰を前後させた。
「あー…うぅ…もっと突いてよぅ…」
急速にオーガズムが頭の奥へ引き戻されていく。と、山形先生の腰が
激しく前後しはじめた。
「…あっ!それっ!それいいっ!!」
つづく
「そろそろだ…」
全てのタイミング、今の状況、何もかもが山形先生の手の上だった。
周囲で覗きながらマスターベーションに興じるホームレス、プライドを
捨てシコっているトオル、そして誰より直接の相手であるジュンコ。そして
自分。その全てのオーガズムのタイミングを山形先生は把握していた。
恐るべき勘といえた。この闇の中でわずかに聞こえる吐息、ガマン汁で
湿った音を立てるペニスの音、周囲の者の息遣い…すべてが計算され
ているのだ。
「…ご一緒にぃぃぃぃぃ!!」
叫んだ。公園中に山形先生のその声は響き渡る。
つづく
その瞬間、自分自身、ジュンコ、周りで覗き見ていたホームレス、更にトオル、
全員が果てたのである。
テクニックなどという問題ではない。奇跡的な能力だ。彼はその一瞬の為に
腰の動き、愛撫の具合を全て調整していたのだ。
一体どんな訓練によって得られる業か。
全身汗まみれになった山形先生が立ち上がった。そして強烈なオーガズム
に立ち上がれないジュンコに優しく上着をかけてやり、十五万の現金をその
上にそっと置いた。
「これがプロの仕事だ…わかったか小僧!」
がっくりとトオルは崩れ落ちた。完敗だった。
つづく
もうトオルが女を襲うこともないだろう。彼は決意した。
山形ユウジロウはゆっくりとした足取りで家へともどった。
翌日、公園で奇妙な遺体が発見された。
ペニスが切り取られた少年の遺体である。自殺らしく遺書を
胸に抱いていた。大量出血による失血死。
遺書には自分が犯した罪が全て書かれていたが、ホームレスに
遺体を解体させたことについては一言も触れられていなかった。
最後の行にはこうあった。
福島トオル〜神に挑んだ男〜ここに眠る。
終
作者氏乙
そうか、トオル君は死んでしまったのか…
山形先生に弟子入りしていれば、きっと良い色事師になっただろうに…
勝手に黙祷させて貰いますよ。
勝負の世界は非情でつね…(´;ω;`)
つうか作者氏、失恋から立ち直り早いね。
いや、むしろタガが外れたのか?
「分かったか小僧!」にハマった!!
>>442 >今後の期待としては・・・ブラック・ジャックとDr.キリコみたいな、
>山形先生のライバル変態野郎との対決を見てみたいwww
参考にさせて頂きました。私なぞが手塚先生ほどのスキルがあるわけもなく
「俺たちは、ばかだっ!」的な名作はどんなに頑張っても無理でしょうが、
それなりに、やってみました。いかがでしたでしょうか。
尚、万年ネタ切れに悩んでいるのでネタ提供も歓迎します。漠然とした形
でも結構ですのでよろしく。
>>473 ありがとうございます。ちゃんと内容を読んだ上でないとつけられない
タイトルですよね。本当に御愛読感謝します。
また滅茶苦茶な内容なのに、美しい日本語でのタイトルをつけてくださって…。
名前負けしているような感じですよww本当にありがとう御座いました。
>>474 いや、ほんと面白く読ませていただいてます。
特に6〜8話にかけて山形先生が復活するところなど微妙な伏線が張られてて、
思わずPCの前で「ん〜」って木村和司さんのように唸りながら読んじゃいました。
しかし考えれば今回の入れて14話かぁ…。
半月以上続いてるんですね…。結構自分でビックリしてます。
飽きられないように頑張ろ…
作者 ◆xDdCPf7i9gさんの許可は頂いたものの、
皆さんの同意を得られたのかがわからないまま…作ってしまいました。
何か問題ありましたらおっしゃってください。ご意見なども頂けますと助かります。
まだ途中ですが…↓
http://yamagatasensei.12.dtiblog.com/ 携帯はこちらからどうぞ
http://yamagatasensei.12.dtiblog.com/?m 作者 ◆xDdCPf7i9gさん、第7夜で同僚の先生は「福岡先生」となっているのですが、
第12夜では同じ人物と思われる女性が「福島ユウコ先生」として登場なさっているようです。
女性記者もまた「福島さん」ですので、こちらの先生は「福岡先生」で掲載してよろしいでしょうか?
それと、人物設定(紹介)の文章を考える余裕がないもので
皆さんのお力添えを頂けますととても助かります。
>>477 すいません。設定資料がなく、何故か『福岡』『福島』がゴッチャになり
しかも名前として使いやすいせいか頻出しています。
学校にはじめからいて、山形先生が狙っている先生は『福岡 ユウコ』先生です。
また女性の記者は『福島』で、同時に山形先生に監禁され、以来『黒ずくめの男』
として登場し、十四話にて死んだ男子生徒も『福島トオル』です。
女性記者と同じ苗字ですが関連性はありません。
本当申し訳ないです。すいません。
479 :
本当にあった怖い名無し:2006/07/14(金) 01:56:46 ID:UYR/p4dO0
>>477 GJ!!!!!!!!!!!1111111111
まとめサイトの人マジで乙!乙!すげーいいよ!
>>478 了解です!ありがとうございました。
残りは明日にでもうpろうと思います。おやすみなさいー
>>479 ありがとうございます♪少しでもお役に立てて光栄です〜
おおおー!!!まとめサン乙です!
>>473サンのタイトルも(・∀・)イイ!
改めて読み返してみても面白い!みなさんGJです!
まとめ人さん、ありがとうございました!
ネタスレ乱立夜の混乱の中、山形先生登場によって
みんなのテンションが上がった事を思い出した・・・
>>477 よく利用するわりにウトいんですが、まとめサイト、あれが『ブログ』という形ですか?
コメントを書くところもあるみたいですね。感想とか書き込まれるのかなと思うと
緊張します。
ところで、18禁にしなくて大丈夫なんでしょうか…。まとめて下さった方に直接
被害がいきそうで怖いです。2ちゃんねるだと思ってかなり過激な内容もあります
からね…。みんなやってるからおkならいいんですけど。
改めて読むとすごいな。勢いで書いてるから全然覚えてないシーンもあって
面白い。
ところで改行位置を変えたり、「つづく」を消していたり、読みやすいように編集されていると
思うんですが、何かこちらで出来ることはないですか?
例えば本来ならオカ板っていっぺんに32行、書けるんですけど、スピード重視で17行程度
で書き込んでいます。『もっと長く、32行いっぱいまで書き込んでほしい』とか、『つづく』と
書くのはいらないとか、何か要望があれば言ってください。>まとめサイト作ってくれた方
よろしくお願いします。
ちょっと仕事忙しくて読んでない間に、ようやくまとめできたのね。
まとめサイトの中の人、
>>473さん、GJ & 乙でつ。
失恋のショックか不眠症気味なので怖い話でも書くか。
山形先生が担当する『情報倫理学』の授業が行われていた。
『情報倫理学』などといかめしい名はついているが、内容は
単に『インターネットの正しい使い方』とでも言っておげば
充分な内容だった
つづく
「今日はいかにインターネット検索を活用するか…。つまりはいかに効率よく欲しい情報を
インターネットから得るということをやりまーす」
生徒一人に一台ずつのデスクトップパソコンが与えられている。
「例えばー、織田信長の『本能寺の変』が何月何日に起こったか。それを効率よく調べて
みようなー。さぁやってみようか」
カタカタとキーボードを打つ音が聞こえてくる。山形先生はゆっくりと教室の中を
巡回しながら言った。
「インターネットといえどもー、製作者はほとんどが一般の人間です。ですからー、
間違った情報を得てしまうことも多々あるわけです。そうならないためにはー、一つ
の答えだけで判断せず、他のサイトなんかと比較してみて、きちんとした正確な情報
を引き出すことが重要でーす。わかるかなー?」
つづく
部屋を一通り回り、皆が真面目にやっていることを確認すると、
教室の正面にある自分のデスクに座った。
と、手を上げる生徒がいた。
「はい、宮内ー」
「1582年6月21日です」
「ちゃんと確認したかー?」
「しました」
「はい。確かに正解でーす」
時計を見ると、授業終了まで四分ほどあった。
つづく
「まぁそんな感じで、インターネットの情報だから間違いないと全く疑わない
姿勢は危険です。きちんと裏づけを取ることが大切なのですねー。わかるかー?
んじゃちょっと時間残ってるんで、しばらく各々なにか調べたいことを調べて、
終わりにしましょう」
何となく手持ち無沙汰になって、山形先生は『山形ユウジロウ』と自分の名前
を検索にかけてみた。何件かの当たりがあった。
ふと、リンク先に飛んでみる。
タイトルもそのまま『山形ユウジロウホームページ』とあった。コンテンツは
『プロフィール』『写真』『日記』だけあった。
何となく『プロフィール』をクリックして驚く。生年月日、好きな食べ物、好きな芸能人、
身長、家族構成、全てが自分と似通っていたのだ。
つづく
そのうち、終業を告げるチャイムが鳴った。
パソコンの電源を落とし、山形先生は職員室に戻った。
しかし気になっていた。世の中には『偶然の一致』や『シンクロニシティ』と
呼ばれる現象が確かにある。
ロンドンの郊外で交通事故がが起きた。たまたま警察官が近くにおり、
それぞれから調書を取ろうと名を尋ねると、両者共に『イアン・ヴァーパス』
と応えた。偶然同姓同名同士が事故を起こしたのだった。
そんな例はいくらもある。同姓同名にして誕生日まで一緒だった上、それぞれ
の娘の名前まで一緒であったとか…。
職員室のパソコンを立ち上げた山形先生は気になって、再び自分の名前で
検索をした。
つづく
『山形ユウジロウのホームページ』
『プロフィール』は全く自分と一緒だ。気味が悪いほど一致している。
特に気になったのは『好きな食べ物』だった。普通ならラーメンとか、
カツ丼とか、そういったものを記すだろう。しかしそこにあったのは
『コーンポタージュスープ』 好きな人はいるだろうが、わざわざ
ホームページで好きな食べ物として書くにはいささかマイナーな料理
な気がした。
しかし山形先生も恐らく「好きなものは何ですか?」と聞かれれば、
「コーンポタージュスープ」と答えただろう。そのぐらい好きだったのだ。
こんなに一致することもあるもんだな、コイツは一体どんな顔をしてい
るのか?
『写真』をクリックする。さすがに誰が見るか分からないページに自分
の写真を出すことははばかられたのだろう、風景写真が多い。
つづく
しかし、その中の何枚か。自分の家だろうか。建物の写真と庭の写真。
全く同じである…。まるでこれは山形先生自身の家の写真ではないか。
壁の色、屋根の色、形、庭に植えられた植物、駐車スペースにあるクルマ
何もかも一緒だ!
不気味な気分になった。家の中の写真もあったがそれも一緒なのだ。
確かに注文建築ではなく、建売住宅を購入したから、そっくり同じ住宅が
あってもおかしくはない。実際、山形先生の自宅周辺には似たような家が
並んでいる。酔っ払って帰ってきて、隣家のドアを叩いたこともあった。
しかし所有しているクルマ、庭に植えてある植物まで一緒というのはどう
いうことか。
つづく
『日記』を見る。しばらく更新されていないようだ。しかも一行か二行
程度のもので参考にはならなかった。
しかし気味が悪かった。と、同時に確かに興味もあった。
『掲示板』でも設置してあれば、気楽に書き込めるのだが、生憎にしてない。
好奇心を抑えられなくなった山形先生はメールを出してみることにした。
『突然のメール失礼します。私は山形ユウジロウと申します。同じ名前という
ことで不思議な思いでホームページを拝見させて頂きました。そちらはどこに
お住まいですか?家の形、家族構成なども同じで強く興味を引かれました』
他に見るところもなくそのまま、山形先生はパソコンの電源を切った。
つづく
自宅に帰ると、妹のアカネが出迎えた。よりによって裸にエプロン一枚という格好。
「も…萌え…」
「ねぇ…お兄ちゃん…して…(はぁと」
廊下にアカネを突き倒すとむさぼる様に犯した。
「あっお兄ちゃんっ!いいっ!」
「こんないやらしい格好をして…スケベな女だな…」
「やだ…そんなこと、言わない…あんっ!!」
「アソコはどうなっているのかな…」
「や〜ん…」
「ぐしょぐしょになってるよ…アカネ」
「や…恥ずかしい…」
つづく
愛液をたっぷりと指に塗りたくると、その指でアナルを愛撫した。
「あ!だめっ!そんなとこ…きたない…」
「ほら…指入っちゃうよ…」
「お願い…お尻の穴なんて…許して…」
「うるさい口だな…」
唇を合わせ、舌と舌をからませた。
「んっ…んん…」
アカネの手もズボンの上からユウジロウの陰茎に添えられていた。
「ほら…アカネの大好きなおちんちんだよ…大きくさせてごらん…」
「…おちんちん…お口入れたい…」
つづく
基本的に山形ユウジロウはインポテンツである。よって立たせるには相当なテクニック
と興奮させる環境作りが必要である。
フェラチォは効かなかった。いつまでもフニャフニャのままで、噛み切れない柔らかい
モチを咥えているようなものだ。
「ねぇ…立たせて…一生懸命するから…」
「んー今日はどうにもならんなぁ」
いつものことである。仕方のないことで、ユウジロウもアカネも諦めていた。最終的には
ユウジロウが指でアカネをオーガズムへ導き、果てさせてやる。それはそれでアカネ
は満足だった。
「はぁ…はぁ…今日も…お兄ちゃんの指で…イッちゃった…」
つづく
そういう体質なのか、アカネはオーガズムを覚えるとしばらく身体が動かなくなる。
寝転がったままになってしまうのだ。床に裸エプロンで転がしておくのも可哀想なので、
ユウジロウはとりあえず彼女を居間のベッドに寝かせた。
意識ははっきりしているアカネにユウジロウはホームページのことを聞かせた。
「へー不思議ね。そんな人がどこかにいるんだね」
「メールまで打っちゃったよ」
「返事来るのかな?」
「もう来てるかもな」
ソファにアカネを残したまま、二階の自分の部屋に向かう。パソコンを立ち上げた。
メールが来ていた。本文。
『突然のメール失礼します。私は山形ユウジロウと申します。同じ名前という
ことで不思議な思いでホームページを拝見させて頂きました。そちらはどこに
お住まいですか?家の形、家族構成なども同じで強く興味を引かれました』
つづく
なんだこれは。俺がさっき出した内容そのまんまじゃないか。
アドレス間違えて自分のパソコンに送ってしまったか?いや
そんなことない。ホームページにあった、メールのアイコンを
クリックしてメールを出したんだ。アドレスはいじっていない。
どういうことだ?
今一度『山形ユウジロウ』で検索し、先のホームページへたどり
つく。と、『写真』のアイコンの横に『NEW!』という文字が点滅
している。新しい写真をアップデートしたようだ。
クリック。
そこには裸にエプロンだけの女を抱く男の写真があった。
目の部分は男女共にモザイク処理がなされている。
つづく
どう見てもさっきのユウジロウとアカネの写真だ。目は隠れているが
間違いない。ほんの数分前の自分だ。
誰が!何処で!
慌てて階下へ。そう。ここでユウジロウはアカネを抱いた。写真の
アングルからすればちょうど玄関の、タタキの辺りから撮影したは
ずだ。もちろん人はいなかった。いれば確実に分かる。
だとすれば、盗撮か!
「マーシー!!出てきやがれ!」
花瓶の中、下駄箱の中、玄関の隅、とにかく隠しカメラを探したが
見つからない。
つづく
しかし写真のアングルからすると、撮影者は、ユウジロウとアカネが抱き合い
寝転んでいるところを足元から、かなり近い距離で撮っている。隠しカメラで
あんな鮮明な、いいアングルの写真が撮れるものだろうか。
また二階へ駆け上がりつけっ放しのパソコンのモニターを凝視する。
やはり隠し撮りとは思えない。どういうことだ!
トップページへ戻ると今度はコンテンツが一つ増えていた。『ウェブカメラ』
クリックする。誰かの部屋だ。部屋の天井の隅にカメラを取りつけ部屋全体
が映るように工夫してある。
映っているのはパソコンに向かっている男だ。部屋は本が乱雑に置かれ
決してキレイとは言い難い…
つづく
山形ユウジロウは恐る恐る右手をゆっくりと上げた。
画面の中、ウェブカメラに映っている男の右手も上がった。
「オレノヘヤジャナイカッ!!」
振り返る。あるとすれば天井の隅、左斜め上のコーナーに
カメラはある!
ない!
カメラなんかない。近づく。やはりない。ピンホールカメラを
取り付けられるような小さな穴すらない。
そのまま振り返ってパソコンのモニターに目をやる。
自分の後頭部が大きく写っている。
つづく
やはりカメラは近い。すぐそこだ。しかしどう探してもない。
パソコンデスクに戻る。ウェブカメラに映っている『自分』も当然
同じ動きだ。急にジャンプしたり、手を滅茶苦茶に振り回したり
色々とやってみたが、ウェブカメラの男も全く同じ動きをした。
やはり俺か…。どうなっているのだ…
と、ウェブカメラの中の『自分』が立ち上がった。何だ?俺は今、
椅子に座っているぞ…。
立ち上がった『自分』は、デスクのヒキダシから何かを出した。
そしてカメラの方に向かって歩いてくる。
「お…おいおい…俺はここに座ってる…」
つづく
ウェブカメラの中の『自分』が、自分と違う動きをしている。
やはり手に何かもっている。彼はカメラに近づく。画面に
デカデカと映し出された『自分』はやはり自分だった。
パソコンデスクに座り、画面をじっと見入っている山形ユウジロウと、
ウェブカメラの真正面でこちらに視線を送っている山形ユウジロウ。
ウェブカメラを通して、山形ユウジロウ同士が見詰め合っている。
と、画面の中のユウジロウは手に持っているモノをコメカミに押し当てた。
拳銃だ!
理由は知る由がない。しかし画面の向こうの俺は死のうとしている。
つづく
「おい!お前が死んだら俺はどうなるんだ?俺も死ぬのか?おい!」
振り返るが、画面の中のユウジロウがいる場所には何もない。しかし、
モニターを通してみれば、自分はそこにいる。
山形ユウジロウはモニターと、自分の背後、画面の中の自分が立っている
べき場所を何度も見比べた。
画面の中の自分はコメカミに拳銃を当て、ゆっくりと不気味に口を動かした。
口を大きく開ける。次にはタコのように唇を突き出し大きく開ける。次には
そのまま口をすぼめる。そしてまた口を大きく開ける。その動きほ繰り返した。
画面の中の男の口の動きをユウジロウは必死に追った。大きく口を開ける。『さ』
唇を大きく突き出す。『よ』 そのまま口をすぼめる。『う』 また大きく口を開ける。『ら』
『さ・よ・う・な・ら』
つづく
引き金は引かれた。凄まじい反動で拳銃は右側へ、画面の中のユウジロウは左へ、
ふっ飛んだ。
ユウジロウは拳銃の先が光った瞬間に目を閉じてしまい、そのまましばらく目を
開かなかった。恐る恐る目を開く。
誰も映っていない。乱雑な部屋。パソコンのモニターだけがぼんやり光っている。
ちょうどカメラの死角に転がったのだろう。カメラの真下辺りにあるであろう
画面の中のユウジロウは見えなかった。
その後、ユウジロウはしばらくインターネットが見れなくなった。
しかし授業で見ざるを得ない時もあったが、『山形ユウジロウ』と検索することもな
かった。
何週間か経って、気になった彼は『山形ユウジロウ』と検索したが、件のサイトは
どうやっても見つからなかった。自分のパソコンのキャッシュも漁って見たが、
そこでも見つけることが出来なかった。
終
507 :
442:2006/07/14(金) 12:37:39 ID:wUP0CiK/0
作者さん乙です。
早くも2本も新作が!しかも私の意見を取り入れていただいたみたいで感激です!
これからも楽しみにしています!
怒涛の新作ラッシュ乙です!
『違う世界が存在している』系の話しだったので、
何か「時空のおっさん」を思い出しちゃいました。
二つの世界が同時進行していて、時空の歪みで出会ってしまう…みたいな話し大好きなんです!
にしても、毎回ツボにハマるキーワードがあってテラワロスw
>>484-485 はい。ブログで作成しました。
ちゃんと「18禁」ジャンルも扱っているサーバーに決めましたので、
もし注意されたら、簡単な操作でそちらに変更できます。
それから、見やすいようにと、勝手に改行を入れてしまっていますが、
問題があったらおっしゃってくださいね。
ちょっとした修正ならばコメント欄に書いてくださってかまいません。
(修正した後、コメントを削除しておきますので)
ただあちらではトリップが使えませんので、注意が必要かとは思います。
まとめるにあたっては、専ブラで一気にID抽出してからコピーしていますので
何もお気になさらなくて大丈夫ですよー
読者の立場としては今のテンポのまま、「つづく」もあったほうが助かりますw
連投失礼;
作者さん、新作おつかれさまです。
毎回斬新なアイデアで、しかもとても面白いです。
それから皆さん、労いのお言葉をありがとうございます。
まとめサイトはこのスレに出ていたアイデアを引用させていただいていますので
皆さんとの共同作業でできあがっています。感謝です!
では、これからまとめに入ります〜
>>508サン、いつもながら素晴らしいタイトルですね!早速これでうpります。
>>507 本当アイデアはどんな漠然としたものでも歓迎します。ちょうど、福島トオルを持て余して
いたので(やっぱり強姦してホームレスに託し犬に食べさせるという部分が自分的にはち
ょっと可哀想過ぎて書きにくかったんです)「いいや殺しちゃえ」と思いました(俺が一番
残酷?w)
>>508 本当に毎度お世話になります。私は低学歴で大してモノも知らないんですけど、哲学とか
そういうことを学んでいる方ですか?センスがよくてカコイイです。
>>510 一通り見ましたが、あー読みやすく改行してくれて助かるなぁと思いました。あと作業中に
誤字や変換間違いなど気付いたら、構いませんので勝手に直して下さい。頼っちゃって
もうしわけありませんが^^;; 一応こちらとしては今まで通りのスタイルを貫こうと思います。
>>510 あと一つだけお願いがあります。
>>505 の
-----------------------------------------------------------------------------
画面の中の自分はコメカミに拳銃を当て、ゆっくりと不気味に口を動かした。
口を大きく開ける。次にはタコのように唇を突き出し大きく開ける。次には
そのまま口をすぼめる。そしてまた口を大きく開ける。その動きを繰り返した。
画面の中の男の口の動きをユウジロウは必死に追った。大きく口を開ける。『さ』
唇を大きく突き出す。『よ』 そのまま口をすぼめる。『う』 また大きく口を開ける。『ら』
『さ・よ・う・な・ら』
-----------------------------------------------------------------------------
の部分、upする時に以下のように修正して下さい。
-----------------------------------------------------------------------------
画面の中の自分はコメカミに拳銃を当て、ゆっくりと不気味に口を動かした。
口を大きく開ける。次にはタコのように唇を突き出し大きく開ける。次には
そのまま口をすぼめる。そしてまた口を大きく二度開ける。その動きを繰り返した。
画面の中の男の口の動きをユウジロウは必死に追った。大きく口を開ける。『さ』
唇を大きく突き出す。『よ』 そのまま口をすぼめる。『う』 また大きく口を開ける。『な』
そしてまた大きく口を開く。『ら』
『さ・よ・う・な・ら』
-----------------------------------------------------------------------------
読んでいて気になった方もおられると思います。この読唇術シーン、『さようなら』の『な』
が無視されていました。お詫びして訂正いたします。ごめんね。
>>510 あともう一つ!『第十三夜 夜伽』のレス番で言えば
>>432 ---------------------------------------------------------------------------
逆光でよく分からないがドクターだろう。白衣を着た長身の男。
その者は部屋に入ると後ろ手にドアを閉めた。再び闇に包まれた。
---------------------------------------------------------------------------
の部分を以下のように修正してもらえると嬉しいです。
---------------------------------------------------------------------------
逆光でよく分からないがドクターだろう。白衣を着た誰か。
その者は部屋に入ると後ろ手にドアを閉めた。再び闇に包まれた。
---------------------------------------------------------------------------
一応、暗くて男か女か分からず、その後男(ホモ)の霊だったということで泣くラスト
に向かうのですが修正前では、男と明記されてしまっています。その変を曖昧に
したかったので、『誰か』と修正しました。御面倒おかけしますがよろしくお願いします。
どうでもいいことだが自分で500ゲットしてたのか…気付かなかった…
>>510 ブログ、作ったことないのでわからないのですが、修正は簡単にできるものですか?
直せるなら、という条件で以下の修正もまたお願いします。
第十五夜 一身複所在(バイロケーション)。レス番でいえば
>>498 ------------------------------------------------------------------------------
寝転がったままになってしまうのだ。床に裸エプロンで転がしておくのも可哀想なので、
ユウジロウはとりあえず彼女を居間のベッドに寝かせた。
------------------------------------------------------------------------------
上記の最後、ベッドの部分を以下のように修正要請します。
------------------------------------------------------------------------------
寝転がったままになってしまうのだ。床に裸エプロンで転がしておくのも可哀想なので、
ユウジロウはとりあえず彼女を居間のソファに寝かせた。
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居間にベッドはないよなぁ…すいません。本当に…。
>>作者さん
漠然としたアイデアでも良い、との事ですので…
映画、呪怨2で印象的だったトコ。
部屋には誰もいないのに何かが壁にぶつかる音がして、
テーブルのコップが突然倒れる。
実は、首吊り死体をトシオ君が揺らして壁に当てていた音で、
壁に当たった反動で死体の足がコップを倒していた…
ってやつが怖かった…。
分かりにくくてスイマセン (´Д⊂
あの現象はコレだったのかー!!ってのが後から分かる展開だったのが、ガクブルでした。
何の足しにもならないかもしれませんが…
>>517 ありがとう!でも呪怨、未見なんですよ。『トシオくん』って誰かなーとか思ったりして。
あの白塗りの子かな…?あれって生きてるの?死んでるの?
ただ、何か不思議な怪奇な現象があったけど、実は人為的なものだった、みたいな
アイデアは面白いですね。参考にさせて頂きます。ありがとうございます。
よしここらで怖い話でもするか。
昨夜、一人の男が死んだ。
つづく
名を、清水コウタロウといった。
手首の動脈を深く切って死んだのだ。
通常、手首を切って自殺する際には、相当覚悟がいるのだろう、
『ためらい傷』というのができるらしい。
つまり、なかなか本気でザックリといけず、幾筋もの薄い傷を
残すのだ。何度も切りつけるが動脈には達しない。その名残の傷を
『ためらい傷』と言うのだそうだ。
彼の手首にはそれすらなかった。たったの一撃で、深く手首の肉を
えぐった。
部屋中血だらけであったという。
つづく
彼は、精神病院から退院したばかりだった。
「このまま入院をしていても完全にはよくなりませんよ」
医師のそんな言葉に、コウタロウの母は彼を引き取り自宅で療養させることを決めた。
だが退院するや否や、彼は死を選んだのだ。
山形ユウジロウによって監禁され、立たない自分のイチモツの代役として数々の
変態行為を要求され、彼は狂いの世界へ堕ちた。
ただそこで何が起こったのか、誰も知らない。何を聞いても怯えるばかりだった。
それでも彼は何とか落ち着きを取り戻し、自分の母と担当の医師の顔を判別
するほどになった。間違いなく快方には向かっていたのである。
つづく
にも関わらず、彼は自宅に戻ったその翌日の夜、手首にカッターナイフを当て
力をこめて挽いた。
「清水コウタロウは死にました」
という連絡は彼の母親から学校へ直接入ったが、通夜も告別式も葬式の日取りすら
教えられはしなかった。
彼の全てを狂わせた山形ユウジロウは平静を保っている。むしろ、安堵感に浸っていた。
場合によっては清水コウタロウが心を取り戻し自分の侵した罪を語らないとも限らない。
そういった意味ではユウジロウの思うと通りにことは流れた。
彼は、滅多に吸わないタバコを吸うために職員室角の喫煙コーナーへ移り、紫煙をまとった。
つづく
(すいませんパソコン落ちちゃって遅れました)
自宅に帰り、妹の山形アカネが作る手料理に舌鼓を打ちながら、
コウタロウの死について語った。
刹那、アカネは同情するような表情を見せたが、何も言わなかった。
夕食を済ませた頃、突然玄関のチャイムがなった。カメラ付きのインターホン
なので、誰がやって来たのかモニターで確認できる。しかしモニターは無人
だった。
以来、チャイムは鳴れど誰もいないというイタズラめいた現象が何度か続いた。
さらにそれはエスカレートし、突然深夜に激しくドアを叩く音で、文字通り叩き起こされる
こともあった。
何となくアカネはただのイタズラではない気がしていた。
つづく
深夜、アカネは目を覚ました。
彼女と山形先生が暮らしている家は二階建てて、二階には二つの部屋が
あったが、片方の部屋はユウジロウが仕事部屋として使っているので、
もう一方の部屋で二人は寝ている。ベッドが一つしかないので、そのベッド
はアカネが使っていた。
そう。清水コウタロウ監禁時に彼を縛り付けて拘束していたベッドだ。
床には布団を敷いてユウジロウが見ていた。
カリ…コリ…ゴリ…
何の音だろう。表玄関の方から音はする。
怖くなってアカネはユウジロウの肩を揺すった。
つづく
「ねぇ…お兄ちゃん…」
「ん…なんらぁ?こんな時間に…」
「あっ!だめっ!そんなんじゃなくて…!」
眠りながらもユウジロウは手をアカネの胸に持っていった。
「ん?」
「誰かいるよ…下から変な音…聞こえるでしょ?」
しかしユウジロウは起きなかった。うんうんと適当に返事をすると、深い
まどろみの世界へ帰っていった。
「もう!役に立たないんだから!しっかりしてよもう!!」
と、ユウジロウはむっくりと起き上がった。
「ツンデレ萌え〜」
ユウジロウに寄りかかりながらディープキスをしながら乳首を責められる。
アカネの好きな前戯だった。
「…もう遅いよ…明日も仕事でしょ…」
「…ツンデレで、オッケイ!」
「…」
「ツンデレで」
「…何すんだよ兄貴…離せよ…あっ!変なトコ触るな!」
「も…萌え…」
こうなれば完全にユウジロウペースである。アカネは巻き込まれるしかない。
しかしその間も、カリカリという不快な音は鳴り続けていた。
つづく
朝起きて兄を見送るために表に出る。
「いってらっしゃい」
遠ざかる兄の背を見て振り返る。ドアが閉まっている。
そのドア。
『呪』
と刻み込まれていた。ペンキやペンでの悪戯書きではない。
完全に刻み込まれている。彫刻刀のようなものではない。
釘のような、アイスピックのような、とにかく尖ったモノで、
ゴリゴリと少しずつ、少しずつ、時間をかけて刻んだ傷だ。
昨夜の音…これだったのか…。
つづく
まだ通りの向こうに兄の背が見える。
大声で呼び止めようともしたが、やめた。
しかしドア一面一ぱいに描かれた『呪』の字。
余りに目立ちすぎる。近所の者もみるだろう。
仕方なくアカネは新聞紙を持ち出してきて、ドアを隠した。
それはそれで異様だが『呪』の文字を見られるよりはいいだろう。
帰ってきたら兄に相談しよう。しかしもう補修が効くという状態ではない気がする。
ドア一枚丸ごと交換するようになるだろう。経済的な出費も心配だった。
つづく
夕刻。ユウジロウは帰途についていた。
自分の家の門前に誰かが立っている。近づく。
やはり俺の家の前だ。何か用事でもあるのか。
ボサボサの頭をした老婆だった。不気味だ。
アニメに出てくる悪い魔女といった風体の女の手、何かが握られている。
包丁だった。
包丁!とユウジロウが気付いた時にはもう彼女との距離は十メートルもなかった。
老婆は突然猛烈なダッシュで包丁を振りかざし襲い掛かってきた!
これにはさすがにユウジロウも逃げるほかない。
つづく
「人殺しだあぁぁぁぁっ!!」
大声で喚き散らしながら逃げる。ちょうど夕食の買出しをしている主婦や、
帰ってきたサラリーマンが町にいる状況である。
「たぁすけてくれ〜!!」
これ程までに無様に逃げるとは思っていなかったのだろう。恥も外聞もない
逃げっぷり。いつのまにか老婆はどこかの路地に消えた。
慎重にユウジロウは自宅に戻る。ドア一面に貼り付けられた新聞紙。
迎えに出たアカネが説明した。
「ひどいイタズラだな…」
「普通じゃないよ…」
「俺も今、実は…」
つづく
「お兄ちゃん、これって自殺した…」
「…言うな」
お互いどこかで感じてはいた。狂気の果てに自殺した清水コウタロウの祟り…。
と、庭の方からバシャンと大量の水をブチまけたような音がした。
「なんだ!?」
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
窓を誰かが叩いている何事かと思ったが遮光カーテンが邪魔で外が見えない。
開ける勇気もなかった。
つづく
戦慄の時間は終わった。庭は静まり返っている。そっとカーテンを開けた…。
無数の手形。しかも赤い。赤いペンキにしては鮮やか過ぎる。もっとくすんだ
ような…そう。血液のような…。血まみれの手で窓を叩いた…誰が…。
ドアに『呪』と刻んだ者。包丁を持って襲い掛かってきた老婆…。
犯人は同一だろう。警察を呼ぶべきだろうか。しかし清水コウタロウと福島トオル
の監禁事件からまだ日が浅い。逆にこちらがあらぬ疑いを翔られはしまいか。
しかしそんなことも言っていられなかった。そもそも事件は不起訴という形で一応
決着しているのだ。
警察に頼ることにした。
つづく
「また、お宅ですか…」
警察は皮肉を言った。イタズラをされても仕方ないですね、とでも言いたげな
雰囲気だ。
しかし、大量の血液という点で警察は真剣に調査をした。これだけの血を何処で
集めたのか。相当な量の血液だ。
検査の結果全て同一人物、B型の血液だということが分かった。混じり気なしの
一人の人間の血だ。
しかし一人の人間からこれだけの血を取れば、普通なら失血死は免れまい。
一体誰の血液なのか。
つづく
警察は中二男子二名監禁事件との関係もありという線で調査した。
清水コウタロウの入院していた病院。そこに彼の血液検査の結果を記した
カルテが残っていた。
結果。
山形家の庭にブチまけられた血液は、清水コウタロウのものであることが
分かった。
しかし彼は死んでいる。死んだ人間が自分の血を撒いて、窓を叩いた。
ありえない。
一方で、窓に残っていた大量の手形から、指紋の検出もされた。これは誰の
ものか。警察では、山形家に監禁されていた状況を確認する為に、清水
コウタロウの指紋も記録していた。
つづく
照らし合わせた結果、指紋は別人の指紋とわかった。
血液は清水コウタロウで、指紋は別人…。怪奇な事件である。
警察は清水コウタロウの家に目をつけた。
まだ若い母親である。父親は離婚していないらしい。息子、コウタロウは彼女の
心の支えだったらしい。絶えず痛々しいほどの憂いが表情から見て取れた。
「今日はどういった御用件でしょうか…」
「いや、実は先日のことなんですが、息子さんの血液が…」
「私は…何も知りません。息子のことは勘弁してください」
「はぁ…お気持ちはわかりますが…」
「もう山形の話は聞きたくありません!あんな男!死んだままでよかったんだ!」
つづく
半狂乱。清水コウタロウの母は狂ったように暴れだした。
刑事は暴れる彼女を取り押さえながら聞いた。
「奥さん!私は山形さんの話はしていませんよ!なんでその話をしにきたと
わかったのですかっ!?」
「殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる!」
公務執行妨害。彼女は連衡された。家宅捜索の結果、乱れた白髪のカツラが見つかった。
半月後、やっと落ち着きを取り戻したコウタロウの母は全てを自供した。
つづく
「まだ退院には早過ぎます!」
医師の言葉を無視し、彼女は無理矢理息子を退院させた。
そしてコウタロウを楽にしてやろうと自殺に見せかけ自らの手で殺したのだ。
吹き出し、部屋を汚していた彼の血液を、母親は何日もかけて丁寧にタオルで
拭き取ってはバケツに絞り、拭き取ってはバケツに絞り…。
血はすぐに乾いて拭き取れなくなってしまうので、霧吹きで水をふって、とにかく
拭き取る作業が大変だったと語った。
彼女の自供は素直であった。老婆のカツラをかぶって山形ユウジロウを殺そう
としたこと、庭に先の方法で集めた血をブチまけ手に塗りつけては窓を叩いたこと、
イタズラ半分に深夜玄関のチャイムを押したこと…。
ただ、ドアに『呪』の文字を刻み込んだことだけは否定した。
「私はそんなことやってませんよ…。ドア一面に大きくなんて…。途中誰かに見られ
たらどうするんですか…。それだけは、やっていませんよ…息子が、やってくれたん
ですかねぇ…」
終
>>517 一応参考にはさせて頂きましたがこんなもんでどうでしょう…?
「あーそういうことが言いたかったんじゃないんだよなぁ〜」
と思われたらごめんなさい^^;;
でも自分なりに満足できる話はできたと思いますた。ww
あ…コテハン付け忘れた…上の話は作者本人によって間違いなくかかれたものです。
なんだニセモンか?と思われた方々、御迷惑おかけしました。
作者さん、新作おつかれさまです。
ラストにゾゾゾ・・・ときました。こういう後に残る怖さ、好きですw
>>512-514 了解しました。修正もすでに済ませています。
今後もなにかありましたら、遠慮なくおっしゃってください。
ブログの修正は簡単にできますので、遠慮なくどうぞです。
作者さんの勢いのある文章を大切にしたいと思いつつ、
これまでは、明らかな誤字のみをコソーリ修正させていただいておりました。
痒いところに手が届く編集を目指してガンガります。ノシ
>>540 お世話になっています。誤字修正、感謝します。仮に文法的におかしい部分なんかも
修正しちゃって結構ですよww また何かあったらよろしくお願いします。乙です。
乙です
おっかさーん!オ、オ、オラのアイデアが採用されただよ!
テラウレシス 。・゚・(ノД`)・゚・。
ぜんっぜんオッケーですよ!!感激です>作者さん
ところで、
>>526の
> 「…何すんだよ兄貴…離せよ…あっ!変なトコ触るな!」
これは山形先生の台詞?「ガチムチ兄貴の弟が乗り移ったのか?」
と思ったんですけど、違うみたいですし…
>>542 > 「…何すんだよ兄貴…離せよ…あっ!変なトコ触るな!」
アカネなりの『ツンデレ』です。『ツンデレ』の意味はすぐ分かると思います。
エロシーンがマンネリになるのがいやで、入れてみましたwww
ガチムチ兄弟はきちんと成仏して天国で幸せに暮らしています。
>>543 ×『ツンデレ』の意味はすぐ分かると思います。
○『ツンデレ』の意味は『調べれば』すぐ分かると思います。
>>543 >ガチムチ兄弟はきちんと成仏して天国で幸せに暮らしています。
ああ、良かった…
貴重な兄貴が…
と、作り話って分かっててもヘコんだりしてw
ツンデレか(゚∀゚)!!
なるほどです。読解力なくてスマソ
べ、別にあんたの為に2典で調べてきたんじゃないからね!
>>まとめて下さってる方へ
最新作、レス番532
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無数の手形。しかも赤い。赤いペンキにしては鮮やか過ぎる。もっとくすんだ
ような…そう。血液のような…。血まみれの手で窓を叩いた…誰が…。
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の部分ですが、以下のように修正ねがいます。
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無数の手形。しかも赤い。赤いペンキというには鮮やかさが足りない。もっとくすんだ
ような…そう。血液のような…。血まみれの手で窓を叩いた…誰が…。
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毎度すいません。以後気をつけます。
>>547 修正完了しました。
手直しに関しては、自分は全然大丈夫ですよ。
今までどおり、どうかその勢いを大切になさってください。
明日は暗いうちから息子をクワガタ捕りにつれていくもので、今夜はこれで寝ます。
連休中はてきぱきと修正ができないかもしれませんが、リテークは遠慮なさらずどうぞです。ノシ
>>548 えー!お父さんだったの!?いやこっちはヒマなもんで早朝だろうが深夜
だろうが思いつけば勝手なペースで書いてるってだけなんで、本当御自身の
ペースでやってください。本当色々忙しいのにすいません。
本来私がまとめサイトやるべきなんですよ。どうかお気を使わずに。
スレもいい雰囲気で流れてますし、文句言う人もいないでしょう。まとめサイトに
なければこっちのスレで読めばいいわけですし。
それでは。おやすみなさい。
ニュー速の心霊スレで宣伝してきた。
>>550 今現在において充分な読者数を確保してあり、ブログ作成によって、2ちゃんねら
以外の方が見て下さる場も設けました。
つきましては、宣伝は無用と考えます。以後そのようにお願いします。
ニュー速などまちBBSなども含めて他板の心霊系のスレは純粋に怪談、都市伝説
など一般に言う『怖い話』を中心に形成されていると思います。
一方で『山形先生シリーズ』は純粋な怖い話ではなく、怪談としてはかなり程度の
低い(それほど怖くない)ものであると思っています。しかも実話では全くなく、む
しろ『小説』の形をとっています。
その点で、『本当にあった怖い話しが読みたい』『ぞーっとするような怪談を読みたい』
という方々のニーズには全く応えられません。
更にはエロもあり、かなり特殊な部類の物語ですので、私個人の意見としましては
重複しますが宣伝は無用だと思います。
>>552 すごいボキャブラリーだなぁ…つくづく感心します。ありがとう。なんかカッコいい
タイトルがつくと作品自体が昇華されたようで嬉しいです^^
たびたびすいませんとりあえず現段階で、『書く人』『ブログにあげる人』『タイトルつける人』
がバラバラで、それぞれの時間もあるでしょうからまったりいきましょう。とりあえず、私が
ここで作品の投入だけやっていればココで読めるわけですし。
それぞれ慌てないでやりましょうや。
あと何度も言いますがアイデア随時募集中です。どんな大雑把な条件でも構いません。
(だからっていきなり『老舗のまんじゅう屋でお願いします』とか『鳥取県で』
とか言われても困りますが…なるべくオカルト的なちょっと怖いイメージが持てるもの
がいいです。さすがに)
それでは。よろしくです。
5並びゲトッ?&リクエストきぼんです♪
ネタ投下じゃなくてすみませんが、ゆうじろうの幼少期や、アカネが子供だった頃はゆうじろうとアカネがどんな兄弟だったのか、とか今の関係に至る経緯?なんかのお話が読みたいです。
宜しければお願いします☆
それにしても…凄い雷。。
呪怨ネタを投下した者です
>>552タイトル超 カコ(・∀・)イイ!!
つたない説明を作者さんが素晴らしい作品にしてくれた上、
カコイイタイトルがついて、何だか自分まで嬉しくなりました!
>>作者さん、亀&今更ですが…
トシオ君は白塗りの男の子で正解です。死んでます。
スイマセン、採用されて浮かれちゃってて答えてませんでした!
今まで読んでてアカネって山形先生以上に実は曲者なイメージがあるんですが、
そんなアカネの幼少期の頃の武勇伝的な話を読んでみたいです。
オカルティックな変質者に手ひどいしっぺ返しを食らわせるような・・・
そんなエピソードきぼんぬ 萌えっ!!
>>556-557 了解です。今構想中です。ちょっとパソコン周りがひどい状態なので片付けてから
ボツボツ書き込んでいこうと思います。
確かにアカネってミステリアスですよね。変態なのかそうでもないのかよく分からない。
私もどうなるか分かりませんwww山形以上の存在の可能性もあり…実は山形のフィクサー
だったりwww
脳が動いてきました。頑張ってみます。
というわけでアイデア募集一旦打ち切りまーす。一件ずつやってかないと多分氏ぬwww
さて、そろそろ怖い話でもするか。
いまからおよそ四十年前。
日本は高度経済成長に浮き足立っていた。
つづく
山形ユウジロウの母、山形ツネコもその歴史の渦の中で、
人生そのものを謳歌していた。
彼女は美しかった。交際を申し込んでくる男、その関係を無視して
いきなりに求婚する者、様々だった。
しかし彼女は断り続けた。それは特に彼女の貞操観念が高いとか、
そういう理由からではない。
もっと遊んでいたかったのだ。彼女は自分の魅力を充分に理解していた。
男の気持ちをもてあそぶことすら、彼女には一種の楽しみにすぎなかったのだ。
しかし、事件は起こった。
つづく
561 :
555go♪:2006/07/15(土) 23:14:12 ID:IJLcQc6PO
私のは却下ですか。そうですか…(._.)
彼女はアパートを借りて一人で住んでいた。
古ぼけたアパートであったが、当時の若者の一人暮らしには
適当なアパートだった。風呂もなく、トイレも共同で、入浴には
銭湯を使う。
そんな生活をしながら、彼女は幸せな生活を営んでいた。
一人暮らしにはやや早い、十六歳の、春であった。
深夜、彼女の部屋のドアを叩く音がした。
何事かとドアの前に立つと、電報を届けに来たと言う。
電報などもらったことがない。こんな夜更けにでも届くのだろうか。
つづく
ドアを開けるなり、『彼』は無理矢理室内に入ってきた。
必死の抵抗。ツネコは敷いてあった布団に押し倒された。
男は強姦魔だった。
抵抗虚しく彼女の肉体は蹂躙され、汚された。
処女であった。
抵抗する力が弱まっている。彼女は確実に快楽を感じていた。
自らの肉体を貪る強姦魔に彼女は身を委ねた。そしい快楽に溺れた。
レイプではあったが乱暴でない。むしろ優しさがあった。
つづく
強姦魔は一言も声を発さなかった。ただ息遣いだけが聞こえた。
しかしツネコが求める行動の通りに動いた。乳首を責めて欲しい
と思えば乳首を。もっと激しく犯してほしければ激しく。
充足な交わりがそこにあった。
同時に、果てた。
男は逃げるように部屋を出て行った。ツネコは何も出来ず、犯される
快楽の名残を身体にゆっくりと染み込ませていた。
彼女の生活は変わった。求められれば、応じる。しかし、満足はなかった。
真の快楽は、強姦事件以来、与えられなかった。
その後、新聞で『連続強姦魔逮捕』の記事を見た。あの男だった。
つづく
(またコテハン忘れ。ごめん。
>>561ちゃんと採用してる)
恋に気付いた。自分を犯した男。布団に押し付け、貪った男。
ツネコはその呪縛から逃げられずにいた。
一方で、強姦魔、岩手ノリオも数々の女を毒牙にかけながら、
山形ツネコのことが気になっていた。
手紙を彼はしたためた。よりによって強姦の被害者にである。
強姦に対する謝罪、強姦をしながらもあなたを愛してしまったこと…。
手紙をツネコは受けとり、熟読し、返した。
『私は何も思っていません。どうかお気になさらずに。私も貴方の
ことが忘れられません』
つづく
そのうち、生命の宿りをツネコは感じた。
間違いない岩手ノリオの子だ。
出産の決意。ててなし子になる。しかし彼女は一人で育てる決意をした。
自分を犯した男の子を。
手紙のやりとりの中で、岩手ノリオは山形ツネコの妊娠を知った。産む気だ
という。彼は反対はしなかった。そしてもし拘置所から、刑務所から出ることが
できるなら、一緒に育てようと誓った。
裁判は続いた。自己申告で被害者五十余名。未遂や被害届けをだしていない
人間も含めれば彼が犯した女の数は計り知れなかった。
最終的に出た判決は、『死刑』てあった。
つづく
>>作者たん
オk。被害妄想ごめなさい。。
強姦はもとより、殺人は犯していない。しかし事件後、ショックで
突発的に自殺した者もい、レイプついでに強盗まがいのことをし
たのもマイナスだった。
しかし彼は死刑の判決を冷静に受け止め、拘置所にいながら、
山形ツネコとの文通を続けた。自分が近く死することは告げずに。
そして、刑は決行された。
待ち続けた。手紙を。しかしツネコの元に来る手紙はなかった。
彼女は彼の死を直感した。そして、女手一つでユウジロウを
育てた。
生活は困窮した。毎夜、男を家に招き入れては売春を繰り返した。
生活費を効率よく手にする一番の方法だった。
つづく
それでも、岩手ノリオへの愛は片時も忘れたことはなかった。
そんな生活が十年以上、続いた。息子に苦労はさせたくなかった。
大学にやる為の資金も自らの身体を売り物にして稼いだ。
息子、山形ユウジロウは知っていた。母親がどうやって生活費を得ているのか。
しかし、『やめろ』ということもなかった。仕方のない、ことだということは痛いほど
理解していた。
無事、大学生になった頃。彼の顔は、父親であり、母を強姦した岩手ノリオと瓜
二つになっていた。
つづく
何か心の中で燃えるものを感じた。
詳しく語ることは今までなかったが、母ツネコはユウジロウに
全てを語った。強姦によりはらまされた子。レイプ魔の息子。
血の中に、確かに岩手ノリオの血が混じっている。
ユウジロウは努めて冷静に話を聞いた。
そして、今のユウジロウの面影に、岩手ノリオの姿を見たことも
語られた。
母、ツネコはまだ三十五歳。女の盛りでもあった。
十九年間待ち続けた。いや、待ち続けたわけではない。彼は
処刑されたのだ。それは知っている。しかし、彼女は待ち続けた。
つづく
よりによって、ユウジロウが岩手ノリオを瓜二つになるとは。
そしてユウジロウもまた、若い母を性の対象としてみていたのである。
方や十九歳。方や三十五歳。それほど不自然ともいえなかつた。
ユウジロウとツネコは肌を合わせた。山形ユウジロウはインポテンツ
に悩んでいたが(第二話『廃墟マスター参照)、その時ばかりは、
勃起と射精を果たした。
三十五歳にして妊娠。不自然な話ではない。ただし、その妊娠させた
相手が実の息子であることを除けば。
そして、山形ユウジロウにとって娘であり妹、アカネは誕生したのだった。
つづく
二十歳違いの妹にして、娘。ユウジロウにとって、アカネが特別な
存在にならないはずもなかった。
何年かの時が過ぎ、アカネが幼稚園に入ることには、ユウジロウは
教師になっていた。身を削る思いでユウジロウを育てたツネコの生活
はやっと楽になった。
夢にまで見た岩手ノリオ。自分の人生を破壊されつつも愛した男、
ノリオとの結合もユウジロウを通じて果たすことが出来た。もう、悔い
はなかった。
母親に負けないほどの美貌をアカネは擁していた。しかしまだ幼い。
これからどうなるかは分からなかったが、いわゆる『美少女』という
範疇だろう。
つづく
小学校に上がった頃、アカネはある男に声をかけられた。
「お嬢ちゃん、おじさんとあそばない?」
「いいよー。何して遊ぶ?」
「お医者さんゴッコでもいようか?」
「うん!」
公園。茂みがあった。そこにアカネは連れ込まる。男は
アカネのスカートをめくりあげて、可愛らしいパンツを見た。
「あーいいパンツはいてるねぇ。いつもこんなの履いてるの?」
「うん。お兄ちゃんが買ってくれるの」
「そうかぁ。お兄ちゃんが買ってくれるんだねぇ。ちょっと脱いでみようか?」
つづく
「なんで?」
「パンツの中にね、悪い病気がいるかもしれないよー」
「えーやだな」
「そうでしょう?だから先生がちゃんと消毒してあげるからね」
「消毒嫌い!」
「大丈夫沁みないよ。痛くないよ。僕は上手な先生だからね」
「そうなんだー」
「さ、脱いでみようね…」
「っていうかさ、おじちゃん、オマンコ見たいだけなんでしょ?」
「え?お医者さんゴッコしか言ってるけど、要するに変態だよね?」
「…え…あ…」
「ぶっちゃけ、気持ち悪いよ。最低」
「…ど…どうしちゃったのかな??」
目。アカネの目が今までとは全く違う。さげすむ視線だ。こんな幼いのに。
「さげすむ」という言葉の意味すら知らないような幼女なのに。
つづく
「いい歳して、楽しい?結婚できないんでしょ?モテないの?」
「…」
「モテないから、何にも分かってない小さい子狙ってるんだよね?」
「バカみたい。あはははは」
顔色が変わった。散々愚弄された男の目に狂気が走った。もう目の前に
いるのは幼女じゃない。今まで俺を散々嘲ってきた不潔な女だ!
「このアマ…」
チキチキチキチキ…カッターナイフを出す。目は本気だ。
「武器。笑わせるね。言うこと聞かなかったら殺す?救いようがないね」
ナイフを男は振りかざした。途端、腕が曲がってはいけない方向に曲がった。
つづく
「…!?」
完全に骨が折れている。何が起こったのか。背中に何かを感じる。振り返った
そこには男が立っていた。囚人服のようなモノを着ている。
「なんだお前!」
「…岩手ノリオ…」
折れていない方の手でカッターを握り斬り付けたが手応えがない。
「…俺の孫に手をだすな…」
頭が割れた。アカネを毒牙にかけようとしていた男の顔がばくりと割れた。
つづく
噴き出す血液がアカネを赤く染めた。
そこにはもう、死にゆく男とアカネしかいなかった。
全身を赤い血に染めながらアカネは嬉しそうに笑う。
「おじいちゃん。ありがとう」
自宅に戻ると、一部始終をアカネは興奮気味に語った。
「それでね、おじいちゃんが助けてくれたんだよ」
「そうか。そうか。よかったね。おじいちゃんはアカネが大好きなんだね」
「あたしもおじいちゃん好き」
「ママも好きだよ。じゃあ今度、おじいちゃんの所へ、行こうか」
「うん。行くー」
誰も手入れしていない、みすぼらしい墓だった。ツネコはアカネに手伝わせ
墓を磨き、花をたむけた。
岩手ノリオの墓であった。
終
最新作レス番
>>574 ------------------------------------------------------------------------------
「っていうかさ、おじちゃん、オマンコ見たいだけなんでしょ?」
「え?お医者さんゴッコしか言ってるけど、要するに変態だよね?」
「…え…あ…」
-----------------------------------------------------------------------------
の部分。会話が変になりました。以下のように訂正しお詫びします。ごめんね。
-----------------------------------------------------------------------------
「っていうかさ、おじちゃん、オマンコ見たいだけなんでしょ?」
「え?」
「お医者さんゴッコしか言ってるけど、要するに変態だよね?」
「…え…あ…」
-----------------------------------------------------------------------------
>>アイデア提供者様
色々書いているうちにちょっと別の方向に話が流れてしまいました。
ごめんなさい。求めているものと全く違うものであれば、もう謝るしか
ありません。力量不足です。
今回もエロシーン少な目ですが、ユウジロウとアカネの幼少期の
関係は極めて普通(ユウジロウにロリコンの気はない)だという
感じなんで、それなりに工夫しました。
その工夫の結果がいいことなのか悪いことなのかは分かりませんが…。
作者的には結構好きな話ができたと思っています。
アイデアまだまだお待ちしています。よろしくです。
作者たん乙です♪
読んでる途中で寝てしまって(つまんなかったからではありません)
レス遅れてしまいました。
リクエストに応えて下さりありがとうございました!
ゆうじろうとアカネの出生の秘密にはびっくり!
というか作者たんの斬新なアイディアに 驚きでしたw
ゆうじろうとアカネ(幼児期の)にエロは期待してなかったです。
ただアカネが20も年上の兄ゆうじろうを大好き(ブラコン?)
になった理由が幼少期にあるなら、そのエピソード(たまには
ハートウォーム的な?)などが知りたかったんです。
でも兄である上に父親、とくれば、それだけで十分かもですw
>>580 >読んでる途中で寝てしまって(つまんなかったからではありません)
ワラタ そんなに気使わないで下さい。こっちが恐縮してしまいますww
ちょっと頭の調子が悪かった(馬鹿になったとかじゃないよ!なんか回転が悪い
と言うかいいアイデアが浮かばないというか…)ので何となく強引だったかなぁと
今改めて読んでしました。
今までは『エロなし』の話はありましたよね。山形先生が樹海に自殺しに行く話とか。
でもここ一応オカ板なんで「オカルト成分ゼロ」っていうのはなるべく避けたいんです。
頭の中にはハートウォーミングっぽい、中のいい兄妹という話もあったんですが、
単に『いい話』になってしまいそうで、やや強引に捻じ曲げてオカルト要素を入れて
しまい、この作品になりました。案の定レスも余りついてみたいだしちょっと不評だった
かな…。
一応アイデアとしては残しておきますので、いつか調子のいいとき(今はちょっと
ネガティブな感情に負けている気がします)、また書いてみたいテーマですね。
ちなみにアカネがブラコンまっしぐらになったのは、犯されたから、という部分も
あります。それに、『おじいちゃんが助けてくれた』というように、なぜかアカネは
死刑になった祖父『岩手ノリオ』の顔を知っているようです。そして更に兄であり
父である『山形ユウジロウ』は、その『岩手ノリオ』と瓜二つ…。だからアカネの中
でユウジロウは祖父であり父であり、兄でありさらに恋人(しょっちゅうエッチしてる)
でもあるんです。
そんなわけであの二人はあらゆる愛に包まれていると考えます。
私は一応女性は大事にすべきという考えを持っていますが、(レイプ絶対反対!)
物語の中だけでも『愛のあるレイプ』があってもいいんじゃなすかなと。ファンタジー
ですよね。それこそ。そんな想いで書いてるんです。長文すまんでした。
第十七夜 禁忌の鎖
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1151240630/559 そういう血縁関係だったのですか!ギリシア神話みたいですね、オイディプス王とか。
>>512、
>>556 えへえへ…ありがとうございます。
哲学のような答えの漠然としたような難しいものは苦手なんですw
タイトル付ける際はサラッと読んでみて印象を受ける単語を思い浮かべます。
十七話の場合は、「禁忌」、「連鎖」、「呪縛」、「運命」、「抗えない」、「守護」、「数奇」、「血の連なり」などです。
そうして再度じっくりと、行間なども読みながら単語を組み合わせたりしながらタイトルを付けております。
また各ストーリーの中でインパクトのあるエピソードを見つけた場合には、
それだけに焦点を当ててタイトルにしています。5話、11話なんかがそうです。
自分としてはやはり山形先生復活の一連の話が気に入っているので、6〜8話はちょっと力を入れてみました。
ビデオテープって実は山形先生自身で、見た者の魂を吸い取り甦る準備を着々と進めていたのではないかと。
しかしそれにはまだ誰も気づいていなかった、と思い「静かなる助走」と付けてみました。
携帯電話も山形先生自身で、やはり復活の一連の流れかと。
今はカメラが付いていたり、TVが見れたりブラウザになったりしてますが、
電話と言うのは本来、話す聞くという音のツールでして視覚に訴えるものではなかったのですが、
人間に見られる立場の携帯を、意思をもって観るモノとして「覗く」という語を用いてみました。
「邂逅」とは思いがけない出会いやめぐり合わせなどを意味しますので、8話のタイトルは背反しております。
確かに、弁護士の先生との出会いや山形先生の復活劇は、第三者から見れば偶然に思えますが、
唯一、アカネだけはそれらを予め分かっていたのではないかと。
理由を問われれば「なんとなく」なんでしょうが、彼女には確固たる自信があったと思い何の様なタイトルになりました。
と、誰も書き込みされていなかったので、長々と語ってみました。
ご清聴ありがとうございます。
583 :
557:2006/07/16(日) 12:34:39 ID:wyKl/8aR0
>>作者様
仕事の都合上、昼間にしか見れないんですが・・・
今回の作品もすごく楽しく読ませていただきました!
アカネの変質者に対する態度はまさに私が期待していた通りのモノです!萌え!!
また、何かアイデアが浮かんだら提案させていただきます!
>>583 >>583 いつ見られてもいいじゃないですか。でもログを見ると『初めて生で見れた!』
などという書込みもあるので、ジリジリ続き待ちつつ見るのも楽しいんですかね?
私はセッカチなので『後でまとめて見たい派』ですけどww
私は時間が自由なので突如ひらめいて昼間に書き込むこともあると思います。
その時は是非堪能してください。またアイデアの提案もお待ちしています。今回は
御協力ありがとうございました。
>>555ジョニビグッ♪ に捧げます。
ありきたりだけどちょっぴり不思議な話でもするか。
ある夏の、暑い日だった。
山形ユウジロウにとって、教師になって初めての夏休みである。
つづく
アカネの幼稚園も夏休みだった。
アカネは何かとツネコに甘えている。
ユウジロウはそんなアカネを見て
「散歩にでも行こうか?」
といった。ツネコは目で『助かったわ』とユウジロウを見た。
「おさんぽー」
今度はユウジロウの足元にまとわりつく。ユウジロウは彼女に麦わら帽子
をかぶせ、外へ連れ出した。
二十年程前の話だ。エアコンなど贅沢品だった。無論山形家にはない。
つづく
湿っぽい風が吹いていた。無風に比べればいくらかましだ。
自宅から三百メートルも北に行くと、川がながれ、その川べりの道は
辺りに住んでいる人々の散歩道になっていた。
川沿いのせいか、いくらか涼しい。
子供の頃はユウジロウもこの川で遊んだ。いつの間にか来なくなったが
景色はそれ程変わりなかった。
「お兄ちゃんもね、昔はここで遊んだんだよ」
「へー」
「川にはお魚もいたんだ」
「お魚取れるの?」
「ん〜昔は取れたけど、今は川が汚れちゃってね。いないんじゃないかな」
「そかぁ」
つづく
山形家から見て南には商店街があったり、マーケットがあったり、
アカネの通う幼稚園もあったから、アカネは滅多に北側に来ない。
川を見るのも久しぶりだ。まだ田舎の風景が残っていた。
歩くのが遅いアカネに合わせて歩く。いつのまにかアカネはユウジロウの
指をつかんでいた。
ふと気付いて、ユウジロウはアカネの手をしっかりと握った。
「お兄ちゃんテテ暑いね」
「テテ?」
「うん。オテテ」
「あぁ、手、か。今日は暑いからね。アカネは大丈夫?」
「うん。暑かったらお水入れる?」
「お水って、川の水?」
「うん」
「昔は入れたけど、今は汚いから入れないよ」
つづく
「よごれちゃうの?」
「うん。それにもし、お水を飲んだりしたら大変だよ。
お腹痛い痛いになるからね」
「そかぁ」
「暑かったら、ちゃんと言うんだよ。そしたらおうちにもどろうね」
「暑くないよ。平気だよ。ほら」
自慢げに麦藁帽子のツバを見せた。ユウジロウは笑った。
久しぶりだった。もう一昔も前は実際に川に入ったり、魚を釣ったり
できたのだ。いつの間にかそれもできなくなり、川に来る機会など
なくなっていた。
川は汚れたが風景はそれほど変わっていない。舗装もされていない
土手の道。犬の散歩をする者、散歩している老人。土手の傾斜を
使ってソリ遊びをする子供。川の涼しさに誘われてか、人は多かった。
つづく
もうどれ程歩いただろう。アカネはユウジロウの背にいた。
足が疲れたと言い出したので、おぶったのだ。
「暑くない?平気?」
「ちょっと暑いよ。お水が飲みたい」
「お水かぁ…」
土手に沿って住宅は並んでいるが商店はない。自動販売機が
あるわけでもない。
と、ユウジロウはよく川遊びをしていた頃のことを思い出した。
もうしばらく行くと、市営住宅があるのだ。平屋建てで、みんな
同じデザインの、おもちゃのような住宅が並んでいた。
その住宅街の中に、ヨロズ屋があったはずだ。駄菓子から洗剤
まで色んなものが売っていて、よく子供同士、安い菓子や飲み
物を買っては店先でたむろったものだった。
つづく
大きく川は右手にカーブして、それに沿って土手もカーブしている。
視界が開けると、市営住宅が見えた。やはりおもちゃのような佇まいだ。
屋根は青で、壁は赤茶色。何棟も同じ建物が並んでいる。
「あそこにお店があるからね。ジュース買って飲もうか。アイスがいいかな?」
「アイス!」住宅の中に、ヨロズ屋があった。何も変わっていない。店の奥、
暗がりの中に、老婆がいる。彼女の店だ。一昔前も老婆だったが、今もやはり
老婆だった。暗がりから面倒くさそうな声がした。
「いらっへい」
そうそう。歯がないせいか、ナマリがあるのか、『いらっしゃい』とは言わずに
『いらっへい』というのだ。ユウジロウは懐かしい気分になった。
外にアイスの入った箱型の冷凍庫がある。ガラス製の窓がついていて、窓を
スライドさせると中のアイスを取り出せる。
つづく
必死でアカネはアイスボックスの中を見ようとするが、背が
届かない。ユウジロウは彼女を抱き上げてやった。
随分と悩んでいるようだ。
「んと、やっぱりジュースがいい」
「アイスはいいの?」
「だってアイスってベチャベチャするんだもん」
なるほどユウジロウは笑った。同時にアカネは頭がいいのだな
とも思った。彼女は食べるのが遅く、ゆっくり食べているうちに
アイスが溶けて、手が汚れたり、食べ終わる前に崩れ落ちてし
まったり。アカネはアイスを食べたらそうなるということを、きちん
と予想したのだ。
ジュースは自動販売機にあった。アカネは果肉の粒の入った
オレンジジュースを選んだ。
つづく
ユウジロウは、ソーダ味のアイスキャンディーを買った。
陰気な老婆が「ありがとござい」と言った。その声も懐かしい。
ユウジロウはアイスキャンディーを小さくかじって口から出し、
アカネの口に入れてやった。アカネは兄の気遣いが嬉しかった。
そのうちアカネはジュースを飲みきった。その当時のジュースと
いえば、250ccが当たり前だった。ペットボトルなどというものも
なかった。しかし250ccにしろ小さいアカネからすれば相当な
量だ。だいぶ喉が渇いていたのだろう。
缶の飲み口をアカネは覗き込んでいる。
「どうしたの?」
「あのね、ツブツブが残ってるの」
「あぁそうか。なかなか取れないんだよね」
つづく
缶を振ったり叩いたり、色々と工夫はすれどツブツブの果肉は
落ちてこない。指でほじくり出そうとしているのでユウジロウは
注意した。
「だめだよ。指切るよ」
名残惜しそうではあったがアカネは諦めた。
「じゃ、帰ろう。歩ける?」
「もう大丈夫」
太陽はだいぶ傾いているがまだまだ明るく、暑い。
また、川沿いの道を歩く。来た時に比べて幾らか影が長かった。
ただ歩くだけなのも退屈だからシリトリをしながら帰った。
つづく
そろそろ夕食の匂いが漂ってきた。
「帰ったらゴハン食べようね。今日は何かな?」
「お肉だったらいいなぁ」
「アカネはお肉が好きなんだね」
「うん」
家にたどりついた。帰り、アカネはおふせられることもなく
しっかりと歩いた。少し疲れているようだが、兄に頼らず
歩けたことが嬉しいようだった。
「ねーお母さん、あたしね、最初はおんぶだったんだけど、最後は
歩いたんだよー」
言葉の意味はよく分からなかったが、ツネコはアカネを褒めた。
「偉いね。歩いたんだね。すごいね。
「うん。でもちょっと疲れた」
つづく
疲れたのだろう、晩御飯を食べた後、しぱらくテレビを見ていた
アカネだったが、早めに寝てしまった。
ユウジロウは母と二人きりになった。テレビの音だけがやけに
明るく響いていた。
「アカネ、随分疲れてるみたいだけど、どこまで行ったの?」
「ん。市営住宅の所まで」
「随分遠くまで行ったんだ?」
「そんなに遠くないよ」
「川沿いのでしょ?」
「そうだよ。そこにヨロズ屋さんがあるでしょ。そこでジュースを
飲ませたんだ。一缶飲みきってたよ」
そういってユウジロウは満足そうに笑ったがツネコはきょとんと
していた。
つづく
「ヨロズ屋さんって…市営住宅の中の?」
「そうだよ。婆さんが一人でやってるトコ」
「あなた、さっきから市営住宅とかヨロズ屋とか言ってるけど…」
「うん」
「もうないよ」
「は?」
「市営住宅もヨロズ屋さんももう何年か前につぶれてるよ」
「だって、あったよ。俺もアイス食ったんだ。母さんだってさっき、
『市営住宅の所まで行った』って行ったら『随分遠くまで行ったんだね』
って言ったしゃないか」
つづく
「それはあくまで場所の話。『前に市営住宅があった所』っていう意味
かと思って…。今その場所は何軒か家があって、ヨロズ屋さんの辺り
はマンションになってるよ」
何となく、ユウジロウはそのまま会話を流した。
次の日、ユウジロウは原付で一気に土手の道を走り、市営住宅へ
向かったが、既に市営住宅はなく、全く新しく区画整理され、ヨロズ屋
がどの辺りにあったかさえ分からないほどに町並みが変わっていた。
不思議な気分だった。夏の太陽が照り付けている。タバコを吸おうと
ズボンのポケットをまさぐった。
捨てる場所がなかったのでポケットの中にとりあえず入れておいた
昨日食べたアイスキャンディーの棒が、ポケットから出てきた。
夏の太陽が照り付けている。
終
>>585 数字をレス番と判断したらしくアンカー変になりました。
『>>555ジョニビグッ♪ に捧げます』というのは、このスレの555さんと
いうわけではなく、
レス番でいえば
>>580 ハンドルネーム『555ジョニビグッ♪』さんに捧げる
という意味です。紛らわしくてごめんでした。訂正してお詫びします。
あまたコテハン忘れた。ごめんごめん。上の作品も
間違いなく作者が書いたものです。
作者さん乙です!
しっとりとしたいい話ですね。
これ読んだあとに第一話の七不思議を読むと、
ユウジロウの性格のギャップにより一層笑えますwww
ユウジロウもアカネも回を追うごとに(キャラクターが)成長していってるって感じで
次はどんな一面が見れるんだろうと毎回楽しみです。
アイデアをいいでしょうか・・・?
学校の七不思議の話を絡めてみるのも面白いかと思うんですけど、
謎の校内新聞にあらたな事件が!?ユウジロウが謎に挑む!とか、
校内新聞の発行者が明らかに!とかどうでしょう?
いい感じに使えそうだったらよろしくお願いします! 萌え!!
新作を読んでると、どうしても幼少期のアカネが
トトロのメイちゃんに思えて仕方がないのは私だけですかそうですか。
不思議な夏の思い出、って感じでいいですね(・∀・)!
>>まとめサン
>>552、
>>582のタイトルサンによるタイトルの由来、
これをまとめサイトにうpするなんてのはいかがでしょうか?
由来を読んでますます素敵なタイトルだなぁ、と感心しちゃったので。
ご検討頂けたら嬉しいですm(._.)m
>>601 でも多分、土手の道でミニスカートの女の子見つけたらアカネほったらかしで追うでしょう。
それが山形ww
>>602 頂きます。でも七不思議…カレーに膜が張るとかいうのもあったなwwでも確かに校内新聞
の噂とか、ちょっと不思議でいいですね。今から取りかかります。ということでアイデア募集
一旦打ち切ります(一つずつじゃないと対処しきれないです。)
>>603 あーいいですね。やっぱり漫画や映画にできない部分ってそういうところじゃないでしょうか。
想像するしかない。どんな詳しく描写されてても結局は自分の想像力。結構山形先生
を『美形』と考えてる人もいたりして…。色々想像するのは頭にいいそうですよ。読んで色々
想像されるのはこちらとしても楽しいです。ありがとうございます。
またコテハン忘れた…ボケてんのかな…すいません。
上の書き込みも間違いなく私です。
あと、現時点での最新作、一応いい話ですけど、よく使われるモチーフ
です。子供にしか見えないとか…なんだぁありきたりだなぁと思った方、
いると思います。なるべくストーリーではなく、ユウジロウとアカネを
見て欲しくてストーリーを捨てた形がアレでした。
ちびまる子ちゃんや他の漫画でもありますよね。一度行って、楽しい
んだけど、二度とたどりつけないみたいな。稲川さんの『メリーさんの
館』も同種の話かな…?
今後、ちゃんとします。よろしくです。
>>603 度々すいません。そのタイトルの由来…というの、まとめサイトのコメント欄を使って
上手くできないでしょうか?ブログというのももちろん見たことあるんですけど、コメント
とかよく分からなくて…。そういうの使って上手くできないのかなぁ。面白い企画だ
と思います。
改めて第一話『七不思議』見返したけどなんだコレ!
一.給食の時のカレーに膜が張る。
二.冷水器から熱湯が出てひどい目に合う
三.山形先生がツーショットチャットにハマっている。
四.堕胎された山形先生とアカネの間の子の水子霊が出る。(解決済み)
五.医務室の横に掲示板に校内新聞が貼られることがあり、
未来に起こる事実が書かれている。
六.武田鉄矢が実は怖い人
七.黒ずくめの男が女生徒を連れ去る。その女生徒はその後決して見つからない。(解決済み)
まともなの校内新聞しかないじゃんwwwwwどうしよ…(苦笑)
すごいペースっすね作者さん
いつもながら圧倒されます
毎回楽しく読ませていただいてますが
ちょっとだけ重箱の隅
>>532 「不起訴」は「無罪」とは違い
新たな証拠等見つかれば改めて起訴される可能性はあります
山形先生ご用心・・・
>>566 強姦・強姦致死・強盗罪では何万件起こそうと絶対死刑にはなりません
最高でも無期刑です
少々乱暴ですが被害者がその場で包丁で自殺しようとしたのを
止めようとしたが間に合わず、その際包丁に指紋がついて・・・
などはどうでしょう?
>>608 お。そろそろ来ることだと思ってた。一度死んじゃってそれで書類が通っているので
もう存在自体が超法規的ってことで。本当はこんなんで済ませちゃいけないんだけ
ど^^:;
教えてくれてありがとう。でもすごいですね。法律の勉強かなんかされてるんですか?
実際弁護士とかだったりして…。
設定無視の無茶書きなんで御勘弁頂ければ幸いです。
でも自分のこだわってる分野の間違いとかがあると、気になるモンですよね。書き込んで
しまった後なので修正できませんし、物語の根幹にある部分だと直すとストーリー自体
が成り立たなく場合もあるので修正はしないと思いますが…、住民の方々、そういう
ことだそうです。山形先生はあくまでフィクションです。
御指摘感謝します。ありがとう御座いました。
さて、ここらで怖い話でもするか。
山形先生が担当する『情報倫理学』の授業。
今日のテーマは、自分たちの手でホームページを作ってみようという
ものだった。
つづく
クラスを幾つかの班に分け、それぞれがどんなホームページを作るか
検討し、デザインを決める者、内容の原稿を考える者、ホームページ
に掲載するイラストや写真を作成する者に分けて作業に当たらせる。
教師としては正直暇な授業であった。
周りは勝手に動いている。
「こういうようなデザインにしたいがどうすればよいか?」
とか
「クリックすると音が出るようにしたいのだがどうすればよいか?」
などという生徒側の質問にとりあえず答えておけばいい。
担当である教師、山形ユウジロウは教卓の椅子に腰掛け、
ぼんやりと窓の外の光景を眺めていた。
つづく
志村ー!鳥、鳥!!
外では三年生だろうか、そろそろ身体に優しい丸みを帯び、
大人と子供の中間のような、若々しい肢体が準備体操に
ふけっている。
みな、ジャージを履いている。ユウジロウはブルマが当たり前
だった時代を思い出し。軽く欲情していた。無論この程度の刺激
では彼のペニスは反応しない。
しかし生徒というのは扱いにくいもので。放っておけば、次第に
授業から逸れていき、騒がしくなってくる。しかも単なる雑談だ。
「おーい真面目にやれよー」
つづく
一通り教室内を巡回する。それとなくそれぞれのモニターに目をやる。
既に大体のデザインを組み、ネタ元となったページへのリンク集を作っている
班もあり、今だ何も決まらず、男子と女子の間でテーマについて揉めている
班もあった。
この授業では、特に優秀なサイトを作成したからといって成績が上がるとか、
そういうことはなかった。とりあえず、一応のホームページの仕組みが分かれば
いい、という程度の授業であったから生徒たちもそれなりリラックスしてゆっくり
やっているのだろう。
焦らせることもなく、とりあえず一通りユウジロウは教室を回った。
と、気になるデザインのホームページを作成している班があった。
真っ黒い下地に、血が滴るような不気味なフォントで『あやかしの森』とある。
つづく
>>612 ありがと^^
>>作者たん
乙です♪
555ジョニビグッ♪=555ゴージャニゴーゴー♪=
>>555です。
紛らわしくてスマソです。
ゆうじろうとアカネの幼少期のお話ありがとうございました!
トトロの〜と連想された方もいたようですが、
私は源氏物語の光源氏と幼年期の紫の君の場面を思い出しましました。
それと、父岩手ノリオの極刑は私も疑問に思ってましたが、
それを言ったら、アカネやアカネの子が健常者で生まれた事や、
その他キリがないので、まいっか、って思ってましたw
山形先生の物語には常識の枠を無視しているからこそ、
の面白さがあるんだなと納得していますw
次も楽しみにしていまっす☆
「おぉ、なんかおっかなそうだな」
たまらずユウジロウは声をかけた。生徒の話では、巷の噂や都市伝説、
怪談をテーマにしたホームページだということらしい。
「なるほど。なかなか怖そうだよ。いいんじゃないかな」
「心霊写真なんかも入れたいんですけど、他のホームページにある画像を
使うのはやっぱりいけませんか?」
「うん。無断転載というのはしてほしくないなぁ。どうしてもというなら、そのネタ元
のサイトの製作者にメールでもして同意を求めるとか…」
「色々大変何ですね」
「そういったことで裁判沙汰になることもあるからね」
つづく
『でも心霊写真なんてデジカメとパソコンがあれば幾らでも
偽造できるよ』
と言おうとしてやめた。特に理由はないが説明するのが面倒だったのだろう。
「この学校にもあるんですよ。怖い噂。知ってます?」
急に問いかけられ、ユウジロウは我に返った。
「ん?え?」
「ウチの学校でもあるんですよ。『未来新聞』っていうのが」
「へー…」
特に関心が持てなかったので、ユウジロウはまた教卓に戻っていった。
つづく
授業の終了を告げるチャイムがそろそろ鳴る頃だ。
ユウジロウは製作途中のホームページを保存するよう告げ、
授業を切り上げた。
職員室に戻ると、福島ユウコがいた。手元を覗くと紙の束
があった。恐らくテストの採点でもやっていて、疲れたから
休んでいるのだろう。レンズに息を吹きかけメガネを拭いている。
「お疲れ様です」
「あー山形先生…」
林間学校の日、ユウコは山形に強姦されそうになったのだが、
その後に現れた平家の落武者の霊の方がショックで前後の記憶
がかなりあやふやになっていた。
つづく
だからまさか山形先生が自分を襲ったなどとは思ってもいなかった。
それがユウジロウにとってはラッキーだった。
「『未来新聞』って知ってますか?」
話のタネは何でもよかった。山形先生は口下手で趣味もとても人に
言えたものではないので、ちょっとした話題があると、ユウコにぶつ
けてみるのが常だった。
「あー、生徒の間で噂になってますね」
「知ってるんですか?」
「生徒から聞いた程度ですけど」
彼女の話によれば、一階の廊下の突き当たり、医務室の横に、
色々と印刷物を貼る掲示板があるのだが、そこに、稀にでは
あるが奇妙なものが貼りだされている、というのだ。
つづく
『奇妙なもの』 それが 『未来新聞』だった。一見通常の学校新聞の
ような体裁をしているが、そこに書かれていることは過去のことでは
なく、ごく近い未来のことであるという。
もちろん誰がいつ貼り付けていくのかは不明であるが、そこにある
出来事はとにかく近い将来必ず起きる、というのだ。
「ほー。あるんですかね。そんなことが」
「あるわけないじゃないですか。ただの噂ですよ」
やや疲れた顔でユウコは笑った。しかしその『未来新聞』、山形先生は
多少気になった。
廊下の突き当たり。医務室。その周りには何もない。社会科準備室と、
書庫があったが普段は滅多に使われない。トイレもない。
つづく
掲示板は確かに存在する。しかしそれを見る者は少ないだろう。
何せ何もないのだ。せいぜい、医務室を利用しようとする生徒が
目にする程度だろう。あとはわざわざ用もないのに見に行かなければ
見れない。
ふと気になってユウジロウは廊下の突き当りを目指した。職員室の
となりが広い理科実験室、その向こうに事務室、その隣が下履きと
上履きとを履き替える玄関。そこを突っ切ると社会科準備室。その
隣が書庫。そして突き当たりに医務室。玄関よりこちら側に来る人間
は確かに滅多にいないだろう。
医務室入り口の横の壁に掲示板があり、手を洗わないとこんなバイキン
に汚染されます、不潔でいると水虫になります、などのちょっと食欲を
奪われそうなポスターが貼ってある。
つづく
しかし、件の『未来新聞』なるものは見当たらなかった。
「あるわけないよなぁ」
立ち去ろうとすると、医務室の扉が開いた。中から出てきたのは
校医の松本 ケイコだった。
もう中年の域に達した熟女である。太めのペンギンのようなスタイル
で顔は極めて温厚だった。
「あら、山形先生、どうかしたんですか?」
「あぁ、いや、ちょっと」
さすがの山形も彼女には欲情しない。
「どこかお怪我でも?」
こんな所に来る人間は医務室に用事がある人間だけであることを
ケイコは承知していた。
つづく
「いやいや、そういうわけじゃないんですよ。ちょっとヒマだったもんですから。
ブラっと…」
「そうですか。コーヒーでもいかがですか?私も一日誰が来るわけでもなく
ヒマなんですよ」
「そうですか。じゃあ一杯だけ」
陰気な感じのない明るい部屋だった。そういえば学校に勤めてだいぶ経つが
医務室に入ったことはないな、山形先生は思った。
二つのベッドがあり、ついたてで仕切られている。独特のアルコール臭がした。
インスタントではなく、コーヒーメイカーで作られたコーヒーをケイコはカップ
に入れて、山形に差し出した。
つづく
「先生は…『未来新聞』って御存知ですか?」
「『未来新聞』?随分かわった名前ですね」
「生徒の間で噂になってるんですよ。未来のことが書いてある新聞、ということで。
あの、ココの、表の掲示板に張り出されるとかで」
「あーそれなら、たまに、見に来るのがそれかしら?」
「見に来る?」
「えぇ。何の用もないのに、生徒たちがドアの前でキャーキャー騒いでるんですよ。
いつも何事だろうと思うんだけど。そんな噂があったんですねぇ」
「直接ご覧になったことは…?」
「一応騒いでるから何事かしらって見に行くんだけど…そんなものなかったわねぇ」
つづく
「そうですか。そうですね。まぁただの噂ですよ」
まだ熱いコーヒーを一気に飲み干すと、礼を述べて山形先生は
医務室を出て行った。
それとなく下校時間、顔を見知った生徒をみつけては『未来新聞』に
ついて聞いてみたが、『ちゃんとした新聞だった』という意見、『手書きだった』
という意見、『紙に、○×が死ぬ、とだけ書いてあって、とても新聞
と呼べる代物ではなかった』という意見、様々な意見が交錯していた。
また信憑性もまちまちだった。実際に当たったというもの、外れたというもの…。
くだらない噂に踊らされていることは半分分かっていた。ただ何となく、
背中がぞくりとするような、快感があった。ちょうど子供の頃、知らない町を
冒険してみる…そんな懐かしい興奮である。
つづく
以来、トイレに行くついでに医務室横の掲示板をそれとなく見に行くのが
習慣になった。何日経っても新聞は現れなかった。
そんなある日のこと、山形先生が受け持っている生徒の一人が職員室に
やってきた。相当慌てて来たのだろう息を切らしている。
「どうした?」
問いかける山形先生をじっと見ながら呼吸を整えると彼女は語りだした。
「せ…はぁ…先生って…『未来新聞』のこと…はぁ…調べてましたよね?」
「『未来新聞』?あぁ、いや、別に調べていたわけじゃないよ」
「…はぁ…はぁ…今、貼ってありますよ…」
「!?」
つづく
慌てて向かう。そしてそこに新聞はあった。きちんと体裁を整えてある。
一ページしかないが、立派な新聞だ。
教えてくれた彼女の説明によると、『未来新聞』はすぐ消えてしまうのだ
という。いつの間にか現れて、誰も見ていない瞬間に、そっくり消えて
しまうらしいのだ。だから彼女は慌てて職員室にやってきたのだった。
何とか消える前に見ることができた。内容は…
『山形先生性病でペニス切除!』
という大見出しが踊っていた。記事によれば、学校のトイレの男子用
便所でペニスが細菌に犯され、最終的にペニスを切除することになった
ということである。
具体的な日数も書いてある。明日だ!しかも細菌に感染したのは日付
からいけば昨日であると書いてある。
つづく
もう間に合わない!!既に何らかの細菌に感染している。
とりあえず教えてくれた女子(彼女は医務室に行くついでに一瞬『未来新聞
らしきもの』を目にし、内容も見ずに報告に走った。よって内容までは知らな
かった)を口止めし、教室に戻るように告げると、自分は便所へ走った。
チンコを観察する。特に変わりはない。ついでに小便をしてみると確かに
ちょっと痛い気がする。これが細菌によるものなのか…思えば気になる
点がいくつも出てきた。いつもより亀頭が赤く、腫れているようにも見える。
尿道口の周りの色もちょっとおかしい。いつになく元気のないようにも見える。
大変だ!インポノウエニセイビョウダ!
慌てて医務室前にに戻ると何と新聞は消えていた。
つづく
(;´Д`)ちょ…
「ない!ないじゃないのよっ!!」
江頭2:50のように身悶える。インポノウエニセイビョウダ!
と騒ぎを聞きつけ医務室の扉が開いた。
「ど…どうしたんですか?」
「インポノウエニセイビョウダ!!」
「…落ち着いて…山形先生…」
何とか説明する。『未来新聞』があったこと。自分のペニスが大ピンチな
こと。
「とりあえずちょっとみてみましょう」
という話になつて、山形先生は下半身むき出しのままベッドに寝かされた。
つづく
「ちょっと消毒しますね」
アルコールのひんやりした感覚がチンコに走る。
と、何を思ったか、松本ケイコは山形先生のチンコをしごき始めた!
「な…なんですかそれは…」
「一度精子を出して顕微鏡で見てみます」
「そ…そんな…」
インポだ。立たないはずだ。ましてやこんなおばちゃんに…
しかしチンポは見る見る巨大化する。
「はーい恥ずかしくないですからねー」
つづく
「あっあっ!あああぁぁぁああ〜!」
「静かにしてください。精子を取るだけですから」
「立っちゃだめだ立っちゃだめだ立っちゃだめだ立っちゃだめだ…」
次にケイコはチンコを頬張った。
「なななななななななななななんですか今度わあぁぁぁっ!」
何もいわずフェラチオを続けるケイコ。ペンギンだ!丸っこいペンギンに…!
「かっかっかっ!カラダの中の…ヨカラヌモノがっ!」
更に激しいフェラチオをしかけるペンギン。
「カラダの中の…ヨカラヌモノがぁぁぁぁぁぁ!!」
つづく
ジョジョビジョバジョバジョバ。
思い切り。
ペンギンの口に。
精液。
快感。
遺恨。
身体の中の、良からぬモノが。
じょじょびじょば
じょびじょば
つづく
ペンギンは顕微鏡を覗くことも、精液を採取するわけでもなく。
「異常ありませんね」
といった。冷たい声だった。
全ては彼女が仕込んだのだ。端に追いやられ、立ち寄る者も
近づく者も少なく、その寂しさを紛らわすために。
新聞を自分で作る。『原因不明のウィルスに犯される』『朝食に食べた
モノが原因で胃痛になる』『何か運動をしていて、無理に続ければ回復
不可能な程のダメージを受ける』…。
理由はなんでもよかったのだ。それが噂になり、気にした者は医務室
に訪れる。
その後何をしたのか、知る由もない。
少なくとも、山形先生は。搾り取られたのだ。身体の中の、良からぬモノを。
終
>>602 本当に申し訳ありませんでした…。
アイデアを活かしきれませんでした…。
これから一人反省会します。
ごめんなさい。。・゚・(ノД`)・゚・。
>>作者たん
今回も十分面白かったですよ!
後半の、ペンギン先生とゆうじろうのやり取りにめちゃ笑いました。
お疲れ様でしたー。
あと、続けて書いてたの気付かず、途中でレスつけてスマソでした。
by555♪
>>作者たん、お疲れ。
失 恋 の 傷 は も う 癒 え た の ?
>>637 癒 え て な い で す 。
できれば思い出させないで下さい。お願いします。
女なら私がいるぢゃない!
なんちゃって♪
>>639 ありがとう。機会があったら山形オフででも…。
ってもしそういう動きになったら作者として出ざるを得ないけど
俺恥ずかしくてだめだwwww
>山形オフ
お酌なら私に任して!
だてに銀座でホステスしてませんよぉw
法律に詳しい人やら、すばらしく語彙の豊富な方やら銀座のホステスさんやら
パパさんやら色々いるんだなぁ。。当たり前だろうけど
本当に御愛読感謝します。みんなにありがとうが言いたいです。次回はいよいよ
20話目になるんですね。こんなに続いたのも皆さんのおかげです。
643 :
602:2006/07/17(月) 03:01:57 ID:in2eB7lW0
>>635 期待通りの面白い話でしたよ!
山形先生1本取られちゃいましたねwww
ジョビジョバジョビジョバw男なら耐えられぬ屈辱!充分にオカルトでした。
またアイデアがひらめいたら提案させていただきます。乙です!
>>643 あーお待ちしていました!アイデア下さった方ですよね?
いやなんかもうオカルトもエロも中途半端で何と申し上げたらいいか…。
本当すいませんでした。
「面白い話でした」とありがたいお言葉を頂きまして本当に恐縮です。
また何かありましたら是非お願いします。本当に暖かいお言葉恐れ入ります。
専ブラ使って書き込んでるんだけどどうも名前の欄をいじり
忘れてしまい名無しになったり作者になったりで…すいません。
とりあえず今のところニセモノはいませんので御安心ください。
以後気をつけます…って何回言ってんだ馬鹿って感じですね…
自分がいやになります…。
ドンマイ。
私は、名無しでもコテでも、お話を読めば判るから
いいと思いますけどねっ♪
>>647 確かに、アイデア募集をはじめた頃(要するにネタが切れてきた頃)から、『洒落怖』、
『enigma』下手すれば『ウミガメのスープ』スレ辺りからネタを引っ張ってくれば簡単に
作れるだろうという画策を試みようと思ったこともあるのですが、あらゆる危険性を
鑑みて、自主規制することにしました。
というのも、パクリとなれば大筋の話は多少怖い話に精通した人、元ネタを知っている
人にとっては退屈なものになるだろうという考えからです。ただ怖い話に『山形先生』と
いう単語と、『エロ』のエッセンスを加えれば簡単にできてしまう。
それは元ネタの品位を貶め、更に『山形先生』のクオリティすら失墜させかねない危険
なものだと思います。またそれぞれの住人同士の論争が起きる予感もしました。
『あんな素晴らしい怪談を、おふざけにするとは何事か』という方も少なからずいると
考えたんです。私も二次製作的なものに怒りを感じた覚えがあります。何かはわすれ
ましたが。いずれにせよスレッドが違うからいい、というものでもない気がしました。面白
がって元ネタのスレに『こんなのあったよ』とコピペする人が出てこないとも限りません。
また場合によってはオチまで分かってしまう、更に簡単な作業ですから、もう二度と
オリジナルに戻れなくなるような気もしました。これは私の性格上からです。(楽な方が
いいという…)
現実に、四話のあと、五話との間に、『くねくねは全裸で踊る山形だった』という話を
考えたこともありましたが、上記のようなリスクが次々と浮かび断念しました。それは、
ちょっと違うだろうと。
ですから、やるとしても、簡単なモチーフだけを採用する(例えば『コトリ箱』であれば、
『コトリ箱』というアイテムのみを使わせてもらい後の話は全く別)程度が良いと思われ
ます。ですから、『リング』風の第6話でも、出てくるのは『見たら死ぬビデオ』というアイ
テムとしての活用だけで内容は全く違うものになっています。
>>648 なるほど、了解しました。
宣伝の意味も兼ねて、向こうのスレに改変の小ネタを書き込むのは
面白いかなぁ、と思ったもんで…。
ただ、元ネタのある改変である以上、『山形先生』シリーズの本筋とは
関係ない形で外伝的な小ネタにすればいいのじゃないかなぁ、という
気持ちは捨てきれないのですが…。
その意味で、自分の書いた口裂け女とのからみは、本筋に影響を
与えないし、山形先生ファンには「ニヤッ」としてもらえそうなシチュエー
ションにしたつもりなのです・・・。
>>647 また、
有名な怖い話をクールに反撃する話に改変しよう 10
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1150639954/ に、話をあげるとしても、『山形先生が女の幽霊に萌えて、奇声を発して逆に襲う』といった
感じのパターンに陥り、該当スレに迷惑をかける気もします。スレ違いというわけではないです
けど、またそれかよ、みたいな。恐らく両方のスレッドを知っている方から『山形スレに帰れ』
という指摘があることも予想できます。
ただ、私としては『山形先生』というキャラクターがこのスレから飛び出し、広まっていくという
のは以前に認めていますし、誰かが勝手にやるのは構わないと思います。ただ私本人とし
てはやりたくありません。御期待に添えず申し訳ありませんが。
以上のこと、御理解頂ければ幸いです。ただ、何度も言うように私自身、山形先生という
キャラクターを独占するつもりはありませんので、
>>647 を見て、『面白そうだやってみた
い』と思った方につきましては、山形先生を自由に使って頂いて結構です。ただ、今現在
このスレには運がいいことに荒らす方もいらっしゃいませんし、まったりと進行しています
ので、『有名な怖い話をクールに…』スレに書き込む際も空気、雰囲気を読んでやって頂き
たいです。向こうのスレには恐らく『山形先生』を知らない方もいるでしょうし、いきすぎな
エロ、各種変態行為に嫌悪感を示す方もいらっしゃると思いますので…。
私からは以上です。長いレスになりましたが御了承ください。
>>648 ストイックですねぇ。その心意気に惚れました。
私も作者さんのおっしゃるとおりだと思いますよ。
時にはスランプに陥ることもあるでしょうが、
無理せず作者さんのペースで新作の投下をお願いします!
>>651 ハゲど。
作者たんは自分の思うままにドゾォー。
654 :
603です:2006/07/17(月) 21:03:01 ID:rUg81HEBO
『まとめサイトにタイトルの由来を!』と提案した者です。
タイトルさん、この案いかがなもんでしょうか?
しかし今回も素敵ですねぇ。
「書割の現世」なんて、私には逆立ちしても思い付きませんよw
まとめサイトのお父さんは連休で家族サービス中??
私としては、是非実現して頂きたいです。
お父さーん!!時間があったら宜しくお願いします!
>>653 なんか頭の良い松本清張のような…(いや松本清張が馬鹿だというわけではないです決して)
みたいでいいですねぇ語彙と、何より、含蓄…とでも言うんでしょうか…シニフィエが…
すごいです。一つの単語への(いい意味での)執着が素晴らしいと思います。
タイトル屋さんの頭の中にある単語(心は言葉ですから、心といってしまってもいい)はとても
豊かで、幸せでしょうね。羨ましいです。いつもありがとうです。
今日はあるのかニャー。。
>>656 私も悩んでます。漠然としたアイデアはあります。ただ、やはり失恋の影響
なんですかね…テンションがあがりきらないというか元気がない。
最近(気付いてないかもしれないけど)エロ要素が少なかったり、ちょっと
切ない話だったりするのも多分そのせいです。
人恋しいですね…。私は友達とか、いないもんで…。でもそれを山形先生
で吐き出すってことはしたくないんですよ。どうしたものかなぁ。
>>654、
>>655 ありがとうございます。喜んでいただければ光栄です。
由来を載せられるのは、まとめサイトさんが煩わしくなければ、私は一向に構いません。
いまいちピンとこないとか、分かりにくいということに対して補うことができるかもしれませんし。
私は国語辞典を読むのが好きなので、
頭のところどころに言葉が引っかかっているのかもしれませんw
あと何気に色々なところからパクってる程では無いですが、
語感やリズムなど参考にさせてもらっているのもあります。
分かる人が見れば、「ん、聞いたことあるようなフレーズ?」って気づくかもw
まとめサイト様
サイトの第十二夜のタイトルが「落ち武者の森」になっておりますが、
本編も「落武者」になっておりますので「ち」を外していただけますか?
お願いいたします。
さて、ここらで怖い話でもするか。
山形アカネは家計簿を睨み付けていた。
つづく
「お兄ちゃん、今月苦しいよー」
「お前が無駄遣いばっかするからだろ」
寝転がって新聞を読んでいる兄、山形ユウジロウは新聞から目も
離さずに言った。
「無駄遣いなんてしてないよ」
「こないだも見たことない服着てただろ」
そう言われてしまうとぐうの音も出ない。
「今日は仕事しようかな」
「えーせっかくの休みなのに??」
「一日で三十万近く行くんだよ?苦しくなったら即仕事!」
「まぁいいけど…」
つづく
仕事。山形アカネがいう『仕事』とは即ち売春のことであった。
既に携帯電話には相当数の『お得意様』が登録されている。
ちょっと電話して、時間があれば抱かれる。それで一人当たり
三万円はもらっていた。場合によっては五万置いていく男もいた。
生活が苦しくなった時の打開策はそれであった。たったの一日で
兄の一カ月分の給料を超える金額が手に入るのだ。
以前はユウジロウも、赤の他人と交わるアカネの華奢な肢体を
見てマスターベーションにふけったものだが、一度覗いているのを
客である男にバレてしまい、それ以来、アカネが『仕事』をする間、
ユウジロウは外出する決まりになっていた。
通常の恋人同士ならば嫉妬やヤキモチという感情が介在するの
であろうが、祖父であり父であり兄であるという彼らの関係に、その
程度のことでヒビが入ることはなかった。
つづく
「じゃ俺どっか出かけてくるよ」
「駅前に漫画喫茶できたよ。3時間パックで900円だってさ」
「エロ本もあるのか?」
「そこまではしらないけど…」
「まぁいいや。出かけてくる。コンドームちゃんとつけるんだぞ」
「分かってるよ」
妹を残して、適当な服に着替えるとユウジロウは出かけていった。
携帯電話を出し、適当な相手にメールする。こちらから出かける
こともない。ただ大人しく抱かれていれば一日で三十万だ。
いずれも一度経験してみて人柄を確かめた男たちである。金払い
もいいし、紳士的で優しい男たちだ。
つづく
『ヒマになっちゃった。誰かエッチしよ〜><』
それだけのメールでわんさか返信が戻ってくる。
後は適当に時間を調整し、一人ずつ相手にしていく。
一人頭の所要時間は短めで一時間。ことが済めば
速やかに返し、次の男を招き入れる。その辺りの
時間配分も絶妙だった。
一応、兄と同じ教師になるつもりで、教育実習生にまで
なったがそのへんはもうどうでもよくなっていた。基本的に
アカネはポジティブだ。
美貌を持ちながら生まれ、兄、ユウジロウの寵愛を受けて
育ってきたからだろうか。とにかく自分は何とかなる、という
根拠のない自信が彼女を支えていた。
根拠はなかったが、事実がそれを後押ししていた。人生で
失敗した経験は彼女にないのである。
つづく
確かに悪い男に捕まってひどい目に合ったり、恋愛が上手く
いかなかったこともないではなかったが、のらりくらりとそれを
彼女は交わして生きてきた。
悪く言えば能天気、よく言えば立ち直りが早い、アカネはそんな
女だった。
メールを出せば五分もかからず返信が帰ってくる。彼女はその
返信に更に返信で応えた。
問題は兄ユウジロウである。まさか売春、非合法で後ろめたい
関係に兄が介入するのはマズかった。やはり家にはアカネ一人
が望ましい。
兄に気を使い、大人しくセックスをするのもいやだろう。
そんなわけで兄は家から出ることを余儀なくされる。
つづく
『さて、どうしたものかな…』
外をブラつくには今日は少し暑かった。湿度も高い。
このまま歩いていたら肉まんになりそうだ。
自然と足は北へ向かった。
川は、相変わらず流れていた。小さいアカネをおぶった記憶
に微笑みながら、土手を歩く。土手の道も舗装され、きちんと
した散歩道になっていた。
しばらく行くと土手の川側ではないほうに、公園があった。確か、
以前は畑だったはずだ。いつの間にか公園になったらしい。
つづく
しばらく座っていよう。本でも持ってくればよかったな、
ユウジロウは思った。ベンチもある。ブランコでは、兄弟だろうか、
男の子と女の子が遊んでいた。
あとは、誰も、いない。
寂しいわけではない。向かいに見える土手の散歩道を多くの人が
行き来している。ユウジロウはそのうつうつらうつらと、まどろみの
世界へ落ちていった。
自宅ではアカネの一回戦が早くも行われていた。
ふいに目覚める。何かに寄りかかっている。何だろう。はっとして体
を起こすと、隣には若い女が座っていた。
つづく
眠っているうちに、隣の女性にすっかり寄りかかってしまったらしい。
「ああ、どうもすいません」
謝罪したが女はにこにこと笑い許してくれた。
「ちょうど木陰で気持ちいいですもんね。ココ」
やや丸顔で、一見して受けた印象は『アンパンマン』だったが、ブス
ではない。『タレントの菊川怜に似ているな』と思った。
しばらく無言でベンチに並ぶ。無理に話すこともないのだが、それでも
ベンチは小さく、二人の間隔は一メートルもない。知らない人間が見たら
それこそカップルか親子か、とにかく親しい関係に見えただろう。
その微妙な緊張感がユウジロウを動かした。
つづく
「お散歩ですか?」
「…そんなわけでもないんですが。ただちょっと気になって」
「気になった?」
「お一人で寝ているみたいでしたから」
「あ、私ですか?」
「はい」
恋の予感キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
この歳になって自分に興味を持ってくれる異性がいるとは
信じられなかった。年のころから言えばアカネより少し上
ぐらいだろうか。
アカネだって今誰かに抱かれているんだ俺だって抱いて
いいはずだ。いやいや待てよいきなり抱くのも変だ。まず
食事に誘って…そうだ夜景のキレイなレストランがいい…。
つづく
とは言え、夜景がキレイなレストランなど知らない。知るはずもない。
デートの経験すらロクにないのだ。そもそもこの町にそんな場所
あるのか?
「失礼ですけど…お仕事は何を…?」
「あぁ、会社を三つ程経営しています」
何言ってるんだ俺は。ただの公務員だろうが。しかし口は滑りまくった。
とにかく有利に。有利に立つんだユウジロウ!!
「もうお金が余ってしまって…逆にこういう…自然と触れ合える場所は
すきですね…いつも僕はコンクリートジャングルの中で、経済という名の
サバイバルを日夜生き抜いていますから」
よくもまあ出てくる言葉だ。
つづく
散々『金持ちハッタリ』を繰り返す。相手の女は
かなりの興味があるらしかった。
「そういえば…あなたの名前を聞いてなかったな…」
「松本ユキです」
「ユキさんか…僕の会社の社員にも何人かいますよ。ユキさんは」
「そんな大きな会社で社員さんの名前を覚えてらっしゃるんですか?」
「社員は大事です。彼らがいなければ僕のビジネスは成り立たない。
そもそも社員を大事にしない会社は、上手くいきませんよ。あはははは」
話は盛り上がった。何時間話しただろうか、ユキが『どこかで休憩しませんか?』
と提案してきた。
つづく
休憩!!子供には分からないだろう。大人の世界では休憩とは、
肉体関係を表しているのだ。休憩しようと言っているということは、
セックスしたいと言っているのと同義なのだ。(ユウジロウ談)
「かまいませんか…?」
潤んだユキの瞳に、燃える激情を見た。ユウジロウは承諾した。
歩きながら話し、近くにある国道の方へと歩く。その国道沿いには
小さな森があって、その中に中世の城を模したようなホテルがあった。
近所にこんな場所があったとは…ユウジロウは知らなかった。
「一緒に…入っていただけますか」
断る男がいるだろうか。いるとすればホモかオカマかインポテンツ
ぐらいだろう(ユウジロウ談)
つづく
「オレハインポジャナイ!」
「え?」
「なんでもありません。発作です」
「…おかしな人…」
ユキはクスクスと笑った。入ってみた驚いた。
ロココ調というのだろうかゴシック調というのだろうか、美術や建築の
ことは何も知らないが、とにかく、歴史を知らない奴が想像する
『マリーアントワネットの部屋』のような耽美な客室を擁するホテル
だった。
多分休憩といえど値段は張りそうだ。しかしあとで散々稼いだアカネ
から小遣いが出るだろう。このぐらいは大丈夫だ!
「先にシャワー、浴びていいかな」
つづく
「あぁ、いいとも…」
完全にユウジロウのキャラクターは変貌を遂げていた。あくまで
紳士、あくまで実業家、あくまでフェミニスト。あふれ出るリビドーを
必死に超自我が押さえ込む。
覗くな。襲うな。下心を見せるな。
そう、俺は女に不自由しない、大金持ちの実業家なんだ!アメックス
のブラックカードも持ってるぜ。クルーザーも、リンカーンコンチネンタルも
持ってるぜ。銀座のクラブには俺のレミー・マルタン・ルイ13世(高級ブランデー)
のボトルも入っているのさ。
平常心を保ちつつ、ソファに座り短い足を組む。キューバ辺りの葉巻が欲しい
気分だったが、とりあえず、ラッキーストライクで済ますことにした。
つづく
シャワーの音が聞こえる。ユキの若い、張りのある肌に、
弾ける水音だ。
美しく白い、滑らかな彼女の肌に、珠と散る雫を想像した。
そう。その弾力と若々しさに富んだ肌もいずれ俺のものに
なるのだ。出会いなんかどこに転がっているか分からない。
俺が幸運なのか。それとも意外と幸運は転がっているもの
なのか。
しかし、実業家のフリをするのはいい加減嫌になってきた
気がした。
シャワーの音が止まらない。どれだけ入念に洗っているのだろう。
つづく
そっとソファから立ち上がると、風呂場のドアをノックした。
返事はない。シャワーの音は、止まった。
「…ユキさん…?」
返事はない。しかしシャワーは止まった。
「入りますよ…」
そっとドアをあけた。
首を吊ったユキがいた。二十余年に見た風景。
富士の樹海で。名も知れず。ワンピースの。首吊り死体。
天井の、照明器具を固定する金具にロープをかけて。
つづく
咥えていたラッキーストライクが落ちた。
と、同時に首吊り死体が目を開けて、ケタケタと笑った。
「嘘つき!あはははははははははははははははははは!!」
首を吊ったまま。目を見開いて。
腰砕けになりそうなまま部屋に戻る。そこにはロココ調もゴシック調も
なく、ただ汚い部屋と、底の抜けた穴、空き缶や菓子の袋などが落ちている
部屋があるだけだった。あわてて外へ出る。
乗ったはずのエレベーターも動かない。フロントにも誰もいない。
閑散として。乱雑で。
つづく
やっと表に出ると、そこには朽ち果てた廃墟があるばかりだった。
呼吸を整えたユウジロウは警察に電話をかけた。
「死体を見つけました」
幻とは思えなかった。誰にも見つからず、寂しかったんだろう。
すぐにやってきた警官と一緒に、例のシャワー室へ向かった。
やはりそこには、首を吊ったユキがいた。誰でもよかったんだ。
見つけてさえくれれば。だったらせめて、本当の事を言えばよかったと、
ユウジロウは後悔した。
もう日は傾いて。冬場なら闇に包まれるだろう時間。まだ青い空の下。
ユウジロウはベンチに座っていた。ユキと座ったベンチ。ぼうと川の方を
眺めていると、ユキが歩いていた。彼女はユウジロウを一瞥すると、
ぺこりと会釈をして、また歩き出した。
その頃アカネは、兄よりも更に年上の男にバックから責められ、快感に
身を躍らせていた。
きっと何人も相手にして疲れるだろうと、ユウジロウは薬局で栄養ドリンク
を買った。アカネの為にである。
終
(エロシーンなくてごめん。忘れてたwwww)
乙です!
久々に投下中に遭遇出来て嬉しかったですw
エロキター(゚∀゚)ー!?と思いきや、この展開!
毎回シーンを想像しながら読んでいるので、個人的にかなり恐かったですw
深夜なので特に…w
エロなし作品も好きですよ^^
>>657 キテタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!!!!
作者たん、今回も乙でした!
今日はもう無いかなと思って落ちてました。
失恋ねぇ…。私も恋愛は最近さっぱりだぁ。
夏だし、お互い何かイイ事あると良いですねっ♪
>>678 当然エロが来るものだと思ってたら突然のホラーな展開にゾクっときたwww
ついに20話!ですね。それにしても物凄いペースに脱帽です。
>>まとめサイトの人様
さっそくタイトル由来を更新されてましたね。
実に仕事が早い。お疲れ様です。
連休中にスレを覗けなくて遅くなりました。スミマセン
作者さん、沢山の作品おつです。順次うpってイキますー
>>603サン、ナイスアイデアだと思います。
タイトルの由来は作者さんがおっしゃるよう、コメント欄を利用して取り急ぎうpりました。
どういう風にうpるか、何かいい案があれば皆さんもぜひお願いします。
>>658 訂正いたしました。どうも失礼いたしました;
毎回イカしたタイトルで、山形ストーリーと併せて楽しみにしています。
今後ともよろしくお願いします。
684 :
603です:2006/07/18(火) 21:51:31 ID:Q++z/eP9O
まとめお父さん乙!!嬉し泣きだお。・゚・(ノД`)・゚・。
ありがとうございました??
第二十夜 経る時と幽世
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1151240630/659 二十数年の時の流れの中でアカネは成人し、
土手には散歩道が作られ、畑は公園へと移り変わりました。
しかし山形先生があの日月影の中で目にした光景は、
どれだけ時を重ねてもあの日のままでした。
誰かに見つけて欲しかったユキさんですが、
その誰かとはこの世で最後に出会った山形青年だったのかもしれません。
実は十九夜のタイトルを付けたときに、
現世(うつしよ)に対して幽世(かくりよ)が付けられたらいいなぁと思っていたのですが、
まさか続けて付けられるとは思いもよりませんでした。
ということで、十九夜と二十夜のタイトルは対になっております。
>>683 こちらこそお手間をとらせ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
作者すごかー!!!!!
おんしゃはオカ板のハイネじゃ、アンデルセンじゃー!!!!!
なんかネタ、ありませんか?wwww ←全く頼りないwww
ブルセラに関する怖い話
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1153204951/ 1 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2006/07/18(火) 15:42:31 ID:T0L9IxIP0
俺が中学生の時にプールの掃除をしていたら排水口に紺色の布切れ
が引っ掛かっていた。どうも女子のスク水の切れ端らしい。
昔この学校で十年ほど前に放課後に一人で居残り練習をしていた女子
の水泳部員が侵入してきた変質者にレイプされて殺されたという噂が
あり、その時の水着の切れ端と思うが何故警察に回収もされずに
十年間そこに残っていったか謎だ。
現在プールは校舎拡張のために閉鎖されているようだ。
7 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2006/07/18(火) 17:15:34 ID:oe9TmBBfO
さて、
>>1のプールだが夜中プールサイドに水着だった僅かな布切れが
纏りついただけの姿の少女の霊が現れるという噂が流れエッチな
男子生徒が夜中忍び込んだが彼は次の日に交通事故で死亡したそうです。
恐い・・・。
>>688 なるほど…。投稿者が私だったら問題ないんだけど…。
そのまま丸パクリするといったことはしたくないので少し
考えさせてください。もし頓挫してしまったらごめんなさい。
協力感謝します。
さて、ここらで怖い話でもするか。
山形先生が担当する『情報倫理学』の授業は基本的に『電算室』
という部屋で、自分たちのクラスとは別の部屋で実施されていた。
つづく
特に『情報倫理学』は人気の高い授業だった。
山形先生はそれほど厳しい先生でもなかったし、何より一応『倫理』
を学ぶ場なので、テストも常識的なことだけを抑えておけばそれなりの
点数と成績は望めた。
更に『電算室』は大量のパソコンが並んでいるということもあって、心地いい
クーラーが効いた部屋であった。
うだるような暑さの教室で行われる授業に比べればここは天国だった。
今日の授業も前回の続き(第十九夜『書割の現世』参照)だった。
「先生、できましたー」
「はーい」
つづく
この辺りの郷土の歴史を調べ掲載しているページらしい。
山形先生はモニター前の椅子に腰掛けていたリーダー格の
生徒をどかせると、自分がモニターの前に陣取った。
色々と質問が飛ぶ。『なぜこんなにフォントを大きめにしたのか?』
『お年寄りの人にも快適に見てもらうようにです』、『この写真はどう
したの?』『携帯のデジカメで撮って編集しました』…そんな具合で
ある。
なかなかの出来だな、と山形先生は思った。リンク切れもなく、きちん
と機能しているし、ページを開くと地元の民謡のMIDI(音楽)が流れる
などの工夫もいい。
「だれか、ホームページ作った経験ある人がいるのかな?」
「あ、俺、自分で部活のホームページ作ってます」
「そうかそうか。よく出来てるよ」
つづく
「音楽もなるね。MIDIはどうやって準備したの?」
「市のホームページにありました。メールしたら『自由に使っていい』
ということたせったんで」
「なるほどなるほど。いいホームページだよ」
後ろ固まっている女子たちは小声で「よかったほめられた」などと口々
にいいながら大人しく騒いでいる。
「でもあれかな。『掲示板』はトップページに持っていった方が分かり
やすいんじゃないかな?先生から言えることはこのぐらい。98点って
ところかな」
「はーい。ありがとございまーす」
「お疲れ様でした」
その班を皮切りにして次々にホームページはできていった。
つづく
しかし、直接ホームページの出来が成績に反映されない
と知っている班に限っては、あまりに安易なホームページも
あり、一応山形先生は釘を刺した。
「これ1ページだけか?」
「はい」
「どこかにリンクぐらいしようよ。これじゃ寂しいぞ」
「はーい」
完全に舐めきった態度だ。しかしいちいち気にしていては教師など
できない。一応二、三言注意をして、別の班に向かった。
『あやすしの森』…。黒字に赤い、血の滴るようなフォントでそうある。
山形は震え上がった。保健室での情事…いや情事なんてものでは
ない。セクハラ?レイプ?ペンギン。丸っこい。やけに暖かい、口…。
つづく
しかしそれを表に出すわけにはいかない。冷静に。落ち着いて。
ね?お兄ちゃん(はぁと
心のアカネに救われた。あー俺の妹はなんという癒しの力をもって
いるのだろう。いつかは結婚して出て行ってしまうのだろうか。俺が
父親代わり…というが実際は俺が父だ。仮に変な男を連れてきて、
『妹さんを僕に下さい』と言われたらどうしよう。でねアカネが選んだ
男であれば仕方ないか。そこで反対することは、アカネの人を見る
目を疑っていることになるんだ…。そんな父親にはなりたくない。
俺はアカネを信じたい。そして仮にもし失敗して帰ってきたら、優しく
抱いてやろう。
でももう少し待って欲しいかな…せめてアカネが三十くらいになる
までは…二人での生活を楽しみたいな…。
で、何だっけ?
つづく
「あーそうだった」
つい口に出す。生徒たちがきょとんとした。
「いやなんでもないよ。ちょっと寝不足でね。えー…っと…」
モニターを覗く。
『あやかしの森』
そうだコレだ…。
「どんなコンセプトかな?」
「身近な怖い話とか、都市伝説とか、噂話みたいのを集めてみました」
つづく
相変わらず『未来新聞』のことも掲載されていて、軽い吐き気を
催した。
一通りリンクをたどり、正しい所をクリックすれば正しいリンク先へ
飛ぶか、確認する。問題はなさそうだ。
基本的に長文系のコンテンツが多いのでいちいち全部は読んで
いられない。まぁ誤字、脱字には目をつぶろう。背景にはうっすら
ドクロが並んでいたりして不気味だ。
ざっと読んだ感じ、テキストもなかなか興味深い。
「文章は誰が書いたの?」
「僕です」
つづく
「おー松村かぁ。お前文才あるなぁ」
「一応、小説家になりたいなとか思ってるんで」
女子たちが冷やかすと、松村は照れくさそうに笑った。
と、ある文章が目に留まった。
全てを記すわけにはいかないがざっと、以下のような
感じだった。
『ある晩、教室に宿題の資料となるはずのプリントを忘れた
ことに気付いたある生徒が学校へそれを取りにやってきた。
ところが、学校には、変質者が入り込んでいた。女子中学生
が吹いたと思われる縦笛を盗んだり、女子が座っていた椅子
に愛撫をしたりするのが目的だったらしい。
しかしそこへ、生身の女子中学生が、しかも一人でやってきた。
男は叫び逃げ回る彼女を学校中追い掛け回し、遂にレイプして
しまうが、押し倒した弾みで彼女は頭部に致命傷を受けていた。
ボロボロになりながら犯され、死んでしまった美少女の霊が出る』
つづく
「へー美少女の霊か…怖いな」
「これ、実はウチの学校の話なんですよ」
「…本当?」
「マジらしいですよ…古株の先生なら知ってるとか…」
「へー…」
「だいぶ前の話らしいですけどね」
「へー…」
やがて授業も終わり、職員室に戻った山形先生は考えていた。
『美少女の霊…か…アイタイナ!!』
とりあえず『古株』の先生を探したが、よく考えたらこの学校、
できてから十年程度しか経っていない。だんだん話が怪しく
なってきた。
つづく
とりあえず、開校当時からいるという、野村先生に声をかけてみた。
事情を説明する。
「あーありましたね。ウワサですよ。ただの。もし校内で殺人事件
なんか起きたら大ニュースになっているでしょう…」
ぷかりとショートピースの煙を野村先生は吐いた。
「でも…随分ウワサは広まっていたなぁ…それで、亡くなった子が
可愛くて、その幽霊も可愛いからって男子生徒が夜忍び込むん
ですよ。それが問題になって…。懐かしいですな。もうかれこれ…
十年近くかな…。学校が出来たばかりの頃の話ですよ」
「へーそうなんですか…で、その美少女の霊に会えたなんて話も
あるんですかね?」
「さあ…嘘か本当か…見たって生徒もいる気がしたなぁ…」
つづく
ショートホープを灰皿に押し付けると野村先生は軽く会釈をして、
職員室の片隅、喫煙ブースから出て行った。
山形は喫煙ブースに残り一人考えていた。
『ヤッテミルカ!!』
帰らなかった。次々と先生が『お先に失礼します』の言葉を残して
去っていくのに山形先生は動かない。やがて用務員がやってきて、
『まだいたのか』という顔をした。
「鍵、そろそろ締めちまいますが…」
「あぁ、いいですよ。帰るとき、声かけます」
「随分、お忙しいんですね。こんな時期に…」
確かにテスト期間でも何でもない時にここまで残業する教師はいない。
「えぇ、ちょっと…」
つづく
見るからに忙しそうなので用務員はそのまま職員室を出て行った。
しかし忙しいといっても山形はエロサイトを見ているだけだった。時間を
つぶさなければならない。あの『あやかしの森』にあったことをもう少し
説明しなければなるまい。
出る時刻は夜十一時ちょうど。出る場所は二階女子便所。殺された
女子生徒は最終的にそこに逃げ込んだが変質者に発見され、犯された。
押し倒され、便所のタイルに激しく頭を打ちつけ、脳内出血で死んだのだ。
即死であればよかっただろう。それならばレイプされる苦痛は感じずに
済んだ。しかし彼女は犯されている間、意識があったのだ。そして、そのまま
ボロ雑巾のように便所に転がされ、ゆっくりと時間をかけて、死んでいった。
『無念だったろうに…』
口の中で山形先生は呟いた。
『デモ、ミタイ!ヤリタイ!オカシタイ!』
つづく
二十三時。二階。女子便所。
本能を取り戻したユウジロウは既に全裸に勃起の臨戦態勢。
腰のコンディションも最高である。
恐らく処女だったろう。ただもてあそばれ、性処理の道具として使われ、
女の悦びも知らずに逝った彼女に、真の女の悦びを教え、成仏させるが我が使命。
暗闇の女子便所に山形が挑む。何かいる。暗闇の中に何かが蠢いている。
その何かが、こちらへ向かってくる。暗闇で遠近感はつかめない。
しかし次第に膨らむそれは間違いなくこちらに向かってやってきている。
「よし来い!」
つづく
「ぅぅぅぅぅうううううおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉっっっっ!!!」
「!?」
男の絶叫。誰だ!誰がいるんだ!美少女は!?
とりあえず山形、下がる。明るいところまで、とにかく確認だ!
そこにいたのはやはり全裸の用務員だった。
「ななななななななんだ貴様は!」
「うひょ〜裸…」
「…!?」
つづく
深夜。ほの暗い女子便所前で対峙する、二人の全裸の男。
方や四十歳。教師。山形ユウジロウ。方や六十三歳。用務員。鈴木マサムネ
互いに全裸。勃起。
その様相は正に真剣勝負である。女子便所前は今や巌流島と化した。
「噂を流したのは…私だよ…『美少女の霊が出る』…それだけで入れ食いだったわい…。
次から次へ毎晩男たちはやってきた…みんな…ぐふふふふふ」
「ど…どういうことで…」
「全ての男が…女好きとは限らない…」
つづく
今日も間にあったぁ!
にしても爆w
そうか!そういうことだったのか!俺は『釣られた』のだ!
噂を流し深夜に男子生徒を待つ。そしてこの用務員…ホモだっ!
美少女目当てにやってきた男を犯していたのだ!
なんてことだ!
「いきますぞい…山形さん」
にたあぁぁぁぁ…。粘りつくような視線。絡みつくような気配。
用務員六十三歳のタックル!しかし山形もブラジリアン柔術のタックルを
極めた!しかし攻撃ばかりで防御を知らない。呆気なくちかまり、馬乗りに…
わかるだろうか。マウントポジション。その意味。ただ相手の顔を股で挟む
ようにまたがる。その意味
つづく
そう。全裸でマウントを取られると、チンポコが口の真正面あたりにくるのだ!
もがく。しかしもがけばもがくほど、六十三歳のチンポが顔中を舐め回す。
「や…やめて…お願い…」
「たまには中年もいいもんだのぉ〜久しぶりの獲物、逃してなるものか!」
噂を信じて犯された男子生徒の数は知れない。彼らは自分の名誉を守る為にも、
たかだか中学生だが、自分のプライドを守るため、固くその真実を封印したのだ。
ただし、次第に噂は薄れていった。正にそんな頃訪れた好機。何年ぶりのハンテ
ィングか。
衰えは感じなかった。相手を組み伏せる技術、ペニスの硬さ、興奮の度合い。
全て一昔前のままだ。
つづく
むしろ当時よりいい。
「たふけて…おながいしまつ…」
無理矢理口内にチンポが入ってくる。六十三歳のイチモツとは思えぬ程
の硬度と長さ。
「さあしゃぶれ!」
仕方なくしゃぶるしかない。更に用務員鈴木マサムネは、ユウジロウの尻穴
に指を突っ込んだ。しかも同時に2本である。
「…ああああぁぁっ!お尻はっお尻はだめなのっっ!!」
蹂躙される山形。技術が高い。山形ユウジロウも『性交』という勝負において
は達人の域に達するだろう。しかしこのマサムネ、その達人の域を既に超えている。
神業である。
つづく
「あんたもなかなかやるようだが…歳の差がそのまま技術の差になったな…」
見る間にユウジロウをひっくり返す。アナル丸出しだ。そこへ名刀マサムネが
突き刺さった!
「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああ!!」
鋭い!しかも滑らかだ!すっぽりと奥まで差し込まれる。正に串刺しの状態。
「も…もう勘弁…」
「まだまだこれから…うほっ」
無様にアナルを犯され、後ろから前へ回した手でチンコをしごかれる。しかも
立っている。
つづく
「ドウシテタツンダコンナトキニ!!」
「…人間の無意識の力は意識する時の八倍だで…
山形さん、あんたも好きなんでっしゃろ…?」
「オトコナンカダイキライダ!」
「それじゃあこれはどういうことかな…」
チンコへの愛撫が変わった。手のひらで、亀頭を撫でるように…
「あへ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜それ…ちょっ!反則!!」
つづく
「どっちが先に逝くか競争だっ!」
腰の動きが速さを増す。前立腺が刺激され山形の勃起度が更に上がる
「ああっ!もうドウニデモシテ!!」
意識が、遠のいた。
気付けば朝だった。全裸である。慌てて尻の穴を指で触れてみると、
何やら粘っこい液体がアナルからこぼれていた。匂いをかぐまでもなく、
精液だろう…。
山形は泣いた。全裸で泣いた。
と、からん、ころん、と音がする。その音はどんどん近づいてくる。
つづく
早く何か身につけなければと思ったが服は職員室だ。
ここで脱ぐべきだった…。
音は近づいてくる。逃げようにも腰が立たない。からん、ころん。
その音の主は、用務員のサンダルだった。便所のサンダルのような、
底が木製のものだ。
「ま…また…犯される…!!」
遂に用務員はやってきた。と、向こうも何事かと近づいてきた。
「や…山形先生あんたどうなさったね??」
「?」
拍子抜けしたが、向こうの表情は真剣だ。
つづく
「え…いや…あんたが…」
「私が…何か?」
「覚えてないんですか?」
「いや何のことやら…」
昨晩のことを聞くと、一応職員室に山形先生が残っていたことは知っているから
気にはしていたという。それにしても遅すぎるからと、一応職員室も見たが、いな
いようだし、トイレにいるむわけでもなさそうだから、電気を消して施錠し、自分は
寝てしまったと言う。
嘘のようにも思えない口ぶりだった。
とりあえず用務員は職員室まで駆けて行って山形先生の衣服を持ってきてくれた。
納得いかない様子で山形は礼を言い、服を着た。
つづく
朝といってもまだ早い。始業までは何時間かある。
とりあえず用務員、鈴木に連れられ用務員室で、
茶を頂いた。
…なんなんだ一体…これで誤魔化しているつもり
なのか…と、用務員室の色々とモノの乗っている
棚の上に写真立てを見つけた。見ると、二人の
男が映っている。
しかし、二人とも、同じ顔なのだ。両方とも、用務員だった。
「あ…あの写真は…?」
「あぁ、私、双子なんですわ」
「あの写真、背景に映ってるのはこの学校ですよね?」
「えぇ。兄もここの用務員でした。6年前に死にましたがね」
終
>>688 全く違う話になりましたがベースとして使わせて頂きました。
本当に感謝します。ありがとう^^また何かあったらおねがいします!
作者たん乙でしたー♪
今夜も面白かったです!
にしても、最近ご自分ではエロシーンが少ないとおっしゃってましたが、少ないというより変な方向に…?w
それも失恋のショ(ry)
ゴホンゴホン、失礼!
余計なこと言うとこだった(^_^;)
>>717 お気遣いなくw 単にエロシーン、普通に書くんですけど、いつも同じだと、
読むほうはいいかもしれないけど書くほうとしてはちょっとマンネリという
か退屈なんですよね。それであげる前に消しちゃう。
喘ぎ声とか、する行為も似たり寄ったりで…。ちょっとエロ小説でも読んで
勉強しないとなぁと思っています。
すいません本当に。
うわぁ!謝らないで下さい!
んなっ!別にエロだけに期待してないですし。
てか私一応女の子?ですし…w
>>719 うーん…最近書き手として、山形先生を『受け』に回しすぎてる気が
しましたね。今日ので完璧に思いました。山形先生を『攻め』ではなく
『受け』にしてしまう。
多分、私自身が『山形先生』というキャラクターを愛してしまったからだと
思いますね。あんまりひどいことさせたくないというか。結構最近、山形
先生を『いいひと』として扱っている感じがします。
初期はそんなのなかったから、誘拐してレイプさせたり、もう何でもでき
た。その頃が良かったのかもしれないですね。ちょっと今後の課題として
考えなくてはならない部分だと思いました。御意見ありがとうございます。
書いた直後ってレスが何かしら入らないと、不安なんですよ結構。www
大丈夫ぅw 心配し過ぎ。
おやすみなさい☆
個人的メモ(チラシの裏)
最近の山形先生は『いい人』になっている。
話の内容にヤバさがない。
無駄な箇所(授業の部分とか)が長すぎる。
↑そうしないとならないぐらい内容が薄い。まとめれば何てことない話になってる。
アカネも同様。『いい人』になってる。
過去作をもう一度読んで、以前の感覚を取り戻すべき。読者の人たちに申し訳がたたない。
惰性で読まれる(ただ続いているから)のも辛い。もっとしっかりしなきゃだめ。俺が。
頑張らなきゃいかん。まだ20話だ。このままだと次スレを誰も立ててくれないという懸念もある。
自分で次スレを立てるほどみっともないこともしたくない。頑張らないと。お金貰ってないし、
何の得にもならないけど、頑張りたい。→『じゃあ頑張れ。俺』「押忍!」
作者さん乙です!
二十一話、意外な展開で面白かったですよ。
山形先生シリーズはオカルトが土台にあって、話次第でユニークさやエロさ、
時には情緒が加わっている、そんな作風が好きです。
開始当時から今も変わらず応援していますよ〜
あと、話を重ねる毎に山形先生がいい人になっていくのは、自然なことではないかと。
むしろ次にヤバイ山形先生を書かれた際に、一層スパイスが効いているように感じられるのでは?
>>723 ありがとう。まぁそういう紆余曲折を経て『キャラクター』というものは作られていく
のだなと感じました。例えば『ゴルゴ13』なども最初はあんなにクールで無口
ではなかったり、『こち亀』の両さんも、今みたいなキャラクターではなかった。
『ドラえもん』にしても然り。あんな牧歌的なキャラクターではなかったと思います。
多分ある程度のところで作者の手を離れて勝手に動き始めるものなのかもしれ
ないですね。なるべく読んでくださる方々が楽しめる作品をこれからも作っていこう
と思っています。御意見ありがとうございました。
今気付いたんだけど、みんな律儀にsageてくれるからすっごい下にあるんだな。
このスレwww
さて、ここらで怖い話でもするか。
盛岡ユウタは悩んでいた。
つづく
何も、それほど急ぐ理由など、たいしたことでもあるまいに、
彼は焦れていた。
大学二年生。つい先日二十歳の誕生日を迎えたばかりだ。
喜ばしいことだろうが、彼にとって、二十歳を迎えることは恥辱に近かった。
『ヤラハタ』という言葉がある。これは『ヤラずの二十歳』を略した言葉で、
セックスの経験のないまま二十歳を迎えてしまった者を揶揄する言葉だった。
何とかヤラハタになるまいと努めたが、どうしようもなかった。
焦れば焦るほど失敗する。三ヶ月ほど前に、彼女ができた。合コンで知り合った
女だった。三ヶ月もあるのだからゆっくりと攻略すればよかったのだ。
しかし彼は慌てた。初デートでいきなり肉体を求めたのだ。
つづく
それでも敢行する者もいる。しかしそれには色々な条件が必要だろう。
美しい夜景や、星空を見せ、ロマンティックな気分に浸らせて、
そのまま自然な流れで、キスから始まる軽いスキンシップからセックスへ…。
ユウタの場合は散々酒を飲ませ酔わせた挙句、自分の部屋に連れ帰り
襲い掛かるという暴挙に出たのだ。これでは仮に『付き合っている』としても
強姦だ。結局驚いた彼女に叫ばれ、殴られ、逃げられた。
謝罪しようとすぐに電話をかけたが既に着信拒否となっていた。
最後のチャンスを見逃したのだ。そして嬉しくもない誕生日は誰に祝われる
わけでもなく過ぎ行き、彼は『ヤラハタ』となった。
別に気にすることでもないことは知っていた。事実、友人の中にも『ヤラハタ』
はいる。しかし彼は十八歳辺りから、『ヤラハタ』という呪縛にとらわれていた。
つづく
異性と交際するにも、まず第一に『やらせてくれるかどうか』という
基準をクリアしているかどうかから始まる。
だから本来は清純な、大人しい女性が好きなのだが、告白するのは
もっぱら髪を染め、短いスカートを履き、露出度も高い、要するに、
『遊んでいそうな娘』だった。
それにしても、セックスには至らなかった。
情報収集にも事欠かない、『一発必中!ナンパ術』『女の落とし方』
『私はこうして女を虜にした!』『最新心理学からみるオンナの本音』
そんな本が本棚に詰まっていた。
『街中で歩きタバコをしている女性は声をかければすぐに応じる』
『ガムを噛んでいる女は欲求不満』
『飲みにいって、自分が何か注文する時、相手もすぐ同じモノを注文
した女はもうエッチオッケーの合図』
『……』
つづく
全て無駄知識だった。
公園で一人たたずむ。若い母親が子供とじゃれている。
子供がいるということはセックスをしたのだろうな。あんなキレイな嫁さん
の旦那はどんな奴だろう。
と、旦那らしき男が迎えにやってきて、親子三人手をつないで帰っていった。
ごく普通の男だった。
『…あんな人でもセックスできるんだよなぁ…』
もう頭の中はセックスだらけである。
つづく
「あーセックスしてぇ…」
辺りに人がいないのを見計らって、小声で呟く。
すると、公園に元気のいい男の子たちが走りこんできた。
何やらギャーギャー騒いでいる。
その話の内容は聞き取りにくかったが驚くべき内容だった。
チンチンを舐められて気持ちよかったとか、そんな話なのだ。
小学五年生ぐらいだろうか。何せギャーギャー騒いでいるので
話の重要な部分が聞き取れない。
ユウタは彼らに近づき、話を聞くことにした。
つづく
「何の話?聞かせてくれないかな?」
「内緒だからだめ」
「そんなこと言わないでさ。じゃ、千円だすから」
「千円かあ」
「いいじゃんマキト。金もらってアイス食おうぜ」
「そうだなぁ」
話によると、ただでフェラチオをしてくれる女がいるのだ
という。もっと詳しく聞こうとすると更に千円を要求してくる。
仕方なしに払い、正確な場所と手続きの方法を教えてもらった。
ある一軒家が現場だ。そこでチャイムを押し、インターフォンで
素直に、「チンチンを舐めて欲しい」といえば、してくれると言う。
ただ、舐めてくれる女性が機嫌が悪かったりするとダメだとも言う。
つづく
にわかには信じられない話だが、彼らはたった今、その家に
行き、舐めてもらったという。「なんかちんちんから出るんだよ」
と言うからには射精もしているんだろう。
ユウタはその家に向かった。ごく普通の家。余りに普通だ。
本当にここでいいのだろうか。俺はからかわれているのか…。
表札には『山形 ユウジロウ アカネ』とある。夫婦だろうか。
欲求不満の奥さんが昼間旦那に内緒で…。
震える指でインターフォンを鳴らした。
「はい?」
女の声だった。
つづく
「あ…あの…」
「フェラチオの話?」
「あ、はい…」
「子供から聞いたの?」
「あ、はい…」
「しょうがないな…いいよ。入って」
遠隔操作でドアの鍵がモーター音と共に外れた。
ドアをあける。廊下が伸びている。
「左の部屋」
「あ…はい…お邪魔します…」
ごく普通の部屋だ。ソファに女が座っている。かなりの美人だ。
つづく
「ズボンとパンツ脱いでこっち来て」
「あ、はい」
期待に棟躍らせてズボンとパンツをいっぺんにひき下ろす。
既に勃起していた。
「童貞?」
いやな質問だった。しかしどこで判断したんだろう。ペニスを
見ただけで分かるものなのだろうか。
「はい」
すっと身体を滑らせると、そのまま勃起したユウタのペニスに
アカネはしゃぶりついた。目は上目使いでユウタの顔を見上げていた。
つづく
一度口を離し、手でシコシコとペニスをしごきながら訊ねる。
「きもちいい?」
「…はいっ…気持ちよすぎて…くすぐったいです…」
「あは…かわい…」
再びペニスを咥える。大量の唾液がペニスに絡まり、滴る。
ジュボジュボという品のない音がユウタの興奮を高めた。
「おっぱい…さわっていいですか?」
見上げるアカネの目が細まった。優しい笑顔だ。触ってもいいよ、ということだろう。
見た目以上に大きな胸だった。乳首のあたりが感じるのか、指先で遠慮がちに
さわると、時折ピクンと反応する。
つづく
「あ…もう…出ちゃいそう…」
「だめー」
口を離す。ゆっくりと手でしごく。ペニスの先に近づきつつあった
絶頂の限界がすぅとペニスの根元の方へと逃げていった。
ソファの上にアカネを押し倒し、舌をからめる。アカネも絡み合わせて
きた。これが大人のセックスなのか…。身体をまさぐりながら、互いの
衣服を剥ぎ取っていく…。
当然ながら、アカネは未経験者とのセックスも慣れている。手を優しく
添えて、自分のクリトリスへユウタの指を誘導した。
「…あっ…ここ…クリトリス…」
「こ…ここですか?」
「あっ!もうちょっと優しく…」
つづく
「あ!ごめんなさい…」
「うん…そう…あんっ!そんな感じ…いい…いいよぉ…」
「濡れてきましたよ…?」
「やだ…恥ずかしい…」
ペニスをしごき続けているアカネが手を止め、そのままペニスを
自分のヴァギナに誘導する。
暗く深い森の奥。艶やかな泉がそこにあった。
結合。
自分の身体の一部が、他人の中にある。ペニスは快感に包まれている。
「ほら…腰…動かして…」
つづく
ぎこちのない動きではあったがユウタは必死だった。
膣の中を肉棒が暴れまわる。
「ぁ…あっ!すごいっ!ぐちゃぐちゃにされちゃう!」
「あーいいです…マンコいいですよぉぉ!」
滅茶苦茶に動かしているわりに、快楽のツボのような部分を
時折強く突かれる。アカネに快感が走る。しかしユウタが
狙ってやったわけではない。とにかく彼は滅茶苦茶に慣れない
腰の前後運動を繰り返しているだけだ。
それがよかったのかもしれない。いつ快楽のツボを突かれるか
予想がまったくできない。突いて欲しいのに全く突いてこないと
思えば、あきらめた頃、激しく突かれる。
「あっホントだめっ!おかしくなっちゃう…お願い気持ちいい所にちょうだいっ!」
つづく
「…また…イキそうです…」
「一緒…一緒にいこう…」
アカネも激しく腰をグラインドさせた。下半身だけが別の生き物のように
うねる。
「あっ!もう…」
「いっちゃうっ!いっちゃうよぉっ!!」
果てた。汗と精液と愛液がソファにシミを作っている。
ペニスを抜く気力もない。二人は重なったまま、ソファの上にいた。
「名前…なんていうの…?」
「…盛岡ユウタです…。お姉さんは…」
「アカネ。山形アカネ」
つづく
名も知れぬ者とのセックス。ユウタはセックスをしながら、
アカネによって乱された心を知った。
「…あ、あの…」
「ん?」
「僕と…付き合ってくれませんか?」
唇が歪んだ。微笑んでいるが目にはなにか寂しさがあった。
「なんか、逆だね」
「え?」
「普通、名前聞いてから、告白して、エッチでしょ…だから、逆」
「あ、そうですね…」
「悪いけど、付き合えないよ」
つづく
自信があった。断られる理由が分からない。さっきはあんなに愛し合ったじゃないか!
「…え…あ…あぁ、じゃあまたエッチしてくれますか?」
「…告白断られたら今度はセックスフレンドの申し込み?」
「あ…いや…そういうわけじゃ…」
「ユウタにあたしの何が分かるの?何を知ってるの?」
「…なにも…でも本気なんです!本当に好きなんです!」
「知ってるよ」
「じゃあどうして?アカネさんは僕のこと嫌いですか?」
「大好きだ」
ユウタは混乱した。そして欲した。狂おしいほどに今はアカネがいとおしい。
嫌われているのかと思えば好きだと言う。つきあいたいと言えば断られる。
つづく
「じゃつきあってよ!本気なんだ!またアカネを抱きたいんだ!」
「ふーん。そう…」
「僕のこと好きなんでしょ?」
「好きだよ。エッチも気持ちよかった」
「じゃあつきあってよ!また抱かせてよ!」
「だめ」
何度も同じ問答を繰り返すも結果は同じだった。結局、ユウタは、
覇気も気力もない様子で、歩く死体のように帰って行った。
全裸のままアカネはソファに寝転がって、天井を見ていた。
帰ってきた兄、山形ユウジロウが聞いた。
「なんだゴハンも作ってないのか?どうした?素っ裸で?」
つづく
「またイジワルしちゃった」
「…もちそうなのか?」
「ううん。多分、三日か四日ぐらい」
「随分早いな」
「童貞だってさ」
「お前、地獄に堕ちるぞ?」
「いいんじゃない?お兄ちゃんだって似たようなもんでしょ」
「…今日は俺が野菜炒めでも作ってやるよ。食うか?」
「食べたい」
その夜、インターフォンがなった。モニターつきのインターフォンで
誰が押したのか室内で確認できる。そこには盛岡ユウタがいた。
野菜炒めを頬張りながら、ユウジロウは聞いた。
「こいつ?」
アカネは黙ってうなずいた。
「まだ若い…」
「そうね」
つづく
次の日も、そのまた次の日も、盛岡ユウタはやってきてチャイムを
押した。しかし誰かが出てくる気配はなかった。
身体のあらゆるところにアカネの肌の弾力、冷たい乳房の温度、もそりと
した陰毛の手触り、生温かく、脈動する、卑猥で神秘的な穴の感触が残
っていた。
もう『誰でもいい』という考えはとうに消えうせて、『アカネでなければいやだ』
と心が叫んでいる。
『恋』なのか『依存』なのか、ある種の『信仰』なのか…。
とにかく心に大きな穴が空き、何を見ても何を感じても全てがその穴に
落ち込んでいった。
あの日から四日が経った。昨日までしつこいぐらいに鳴っていたインターフォン
も鳴らなくなった。
昼間だったが、アカネは少し強めの酒をゆっくり飲んでいた。目には沈鬱な光
があった。
机の上には早めに届いた夕刊が乗っている。
片隅に小さく、小さく、盛岡ユウタが電車へ飛び込み死んだ記事が載っていた。
終
乙です
ハァハァキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!って思ったけど、
最後はすごくキュンとしちゃいましたよ(´・ω・`)
あー何だこの胸の痛みは…セツナス…
やっぱり作者さんの失恋(ry
>>746 失恋、あるかもしれないですね。いや、エロなしっていうのは
やったんで、オカルトがほとんどない(ちょっとはある)みたいな
のはどうかなと思いました。
作品全体としてはいかがですか?あまり面白くないですかね?
自分は結構好きな話なんですけど…。なかなか受け入れられないかなぁ。
またコテハン…orz
ちょっと失礼、
まとめサイトと同じトリップがでるかテストさせてもらいます。
同じだったら作者さんが書き込みなさる際、役立つかと思いまして…
作者さん、新作乙でした。早速うpりました。
それで二十一夜のほうなのですが、野村先生の煙草の銘柄は
ショートピースとショートホープ、どちらに統一しましょうか?
う〜ん トリップ、やっぱり同じにはなりませんでしたね;
どうも失礼しました
>>749 あれ…野村先生のタバコの件、どちらでもいいので統一願います。すいません。
お世話になります。
>>751 了解です。ショートピースで統一してみました。
それからまとめサイトの人物設定なのですが、
どなたか粋な紹介文を思いつかれましたら、書き込みをお願いできますか?
自分センスがないもので、頼ってばかりで申し訳ないです。
>>746です
今回みたいなのも面白かったですよ!
うまく言えないんですけど…これまでは、読みながら脳内に浮かんでくる映像は
アニメっぽい感じで、実写でのイメージは湧かなかったんです。
でも、新作の最後の部分
> 昼間だったが、アカネは少し強めの酒をゆっくり飲んでいた。目には沈鬱な光
> があった。
>
> 机の上には早めに届いた夕刊が乗っている。
>
> 片隅に小さく、小さく、盛岡ユウタが電車へ飛び込み死んだ記事が載っていた。
ここを読んでいたら、不思議と実写で映像が広がったので、
「映画みたいだ(・∀・)!」って妙に興奮したんです。
…上手く説明できないお(´Д⊂グスン
いいねー
エログロ系火浦功って感じで
>>753 ありがとう。かごす嬉しい感想でした。私の中では、普段は(必要のない場合)は
あえて漠然と書いて、読み手の想像力に任せるという手法…というか、別に文学
学んだわけじゃないのでよくわからないんですけど…とにかく『読み手さんの想
像力に任せる』という部分を大事にしていたんですけど、その話はなるべく状況
描写を詳細にして。こちらの思ったとおりの映像をイメージして欲しいという感じ
があったので、すごい嬉しい感想です。本当にありがとう。
>>755 それに関係した話ですが、あえて用務員の容姿を伝える情報を極力減らし、
それぞれの方の想像力に任せる形にしました。その方が怖い…というか
面白いというか。私の中にあるイメージは『ムツゴロウさん』でした。それが
六尺兄貴とはwwwイメージって面白いですね。いつも素敵なタイトルありがとう
ございます^^
少し体調が優れず、今の今まで眠っていました。中途半端な
時間におきちゃったな…。こんな時間でもスレッドに目を通してくれる
人。いるのかな…・
なんか人恋しいです。なんですかね。
以前アンケートをとったら10人以上の方が読んで下さってるという
ことで大変驚きました。最近はどうなんですかね。減っているのかな。
今から書こうか書くまいか、少し悩んでます。でもネタはありません。
さて、ここらで怖い話でもするか。
青木マサヤは、若い教師であった。
明るい男で、とにかくよく喋る。それでいて、様々に知識も持っていた。
とりあえず、何を聞いても『全く知らない』ということはないのである。
つづく
誰にでも愛想よく話しかけるので、教師、生徒からの人望も厚い。
快活な青年だった。話す相手によって話題も変える。将棋を趣味にしている
者には将棋の話を。野球が好きな者には野球の話を。生徒の恋愛相談など
にも真剣に取り組む男だった。
「山形先生、知ってますか?」
職員室の片隅、喫煙ブースでラッキーストライクを吸っている山形先生に、
青木はかたりかけた。
「何を?」
「龍神湖の話…」
龍神湖とは学校から西へ、二十キロ程度の位置にある人口の湖だった。
つづく
「龍神湖は知ってるけど…なんかあるの?」
「ふふっ…それがあるんですよ!」
「勿体ぶらずに教えろよ」
「あそこの水って、ろ過されて水道水になるんですよ」
「知ってるよ」
「だから昼間は職員がいる」
次の言葉を山形は待った。
「その職員たちってほとんどクルマで通勤してるんです」
「確かに駅から歩いて通える距離じゃないな」
「んで、夜になるとほとんどの職員が帰る…そうすると…」
「職員用の駐車場がガラガラにになるんですよ。でも立入り禁止
に柵を作ったり、ロープを張ったりしないんです」
つづく
これが彼のウィークポイントでもあった。簡潔に全てを述べないのである。
とにかく持って回った言い方をする。山形は二本目のラッキーストライク
を咥え次の言葉を待った。
「んで、夜になったら駐車場、使いたい放題なんですよ」
「でも夜、あんな所に用事もないでしょう」
「あるんですよ山形先生!」
「何が?」
「カーセックス…」
やっとつながった!昼間は何の仕事をしているのか、職員のクルマが
置かれている竜神湖の駐車場。そこは深夜ほぼ無人となる。そこが
恰好のカーセックスの舞台となるのである。山形先生は俄然興味を示した。
「なるほど!その空いた駐車場で…」
「そうですそうです」
つづく
「実は僕も先日見に行ったんですけどね…」
「どうだった?」
「覗き放題ですよ!」
「へー!!クルマの中で?」
「そうです。暗いんですけど、クルマの中で、やりまくりっスよ!」
「へー是非見てみたいなぁ…」
しかし竜神湖の深夜の駐車場、相当に暗いらしく、それなりの装備
をしていかないと、何も見えないという。青木先生がどう見たのかと
いえば、通信販売で購入した暗視スコープ(暗い所でも、明るさを
増幅させ、見えるようにする機械)を利用したらしい。
興味を示した山形に、彼は暗視スコープを貸す約束をした。
後日、暗視装置は山形の手に渡った。覗くと確かに明るく見えるが
機械の特性上、緑色がかって見える。
つづく
緑色のレンズをしたサングラスをかけたような視界だ。
しかし贅沢も行っていられない。
青木先生のアドバイスによれば金曜、土曜の夜はだめだという。
逆に覗きが多すぎて、カーセックスをする連中がいなくなるのだ
という。下手をすると、カーセックスを楽しいんでいる連中より、
覗きをする人間の方が多いぐらいらしい。
思案した結果、日曜の夜に行ってみることにした。竜神湖までの
道はほぼ一本道で、途中、龍神湖を一周する道路と例の駐車場
へ向かう道とで二本に分かれる。
山形先生は愛車を駐車場近くの広い道の道端に止め、暗視装置
を持って駐車場に向かった。
黒いジャージの上下。暗視装置。気分は『ミッション・インポッシブル』
である。
つづく
駐車場に入ると4台のクルマが止められていた。一台は軽自動車だ。
さすがにあの大きさでカーセックスは無理だろう。きっと湖を管理する
者が使用するクルマだろう。
あとの三台のクルマはいずれも上下に揺れていた。
間違いない。カーセックスだ!
早速暗視装置を取りつけクルマを覗く。やってるやってる。そんな中、
激しいセックスをする一組のカップルを見つけた。
クルマも激しく揺れている。
中にいる女と目があった。一瞬恐怖したが、向こうからこちらは見えない
はずなのだ。こちらからは暗視装置があるから丸見えだが、車内から
は闇に閉ざされて何も見えないはずだ。
つづく
不思議な感覚だった。こちらからは見えるのに、向こうからは見えない。
自分が幽霊か何かになった気がする。
それにしてもそのセックスはすごかった。
ワンボックスカーの後ろに女は犬のような恰好をして激しく後ろから突か
れている。女目から涙を流しながら、むせんでいる。
男も必死の形相だ。愛情なのか憎悪なのか、とにかくありとあらゆる感情
を女にぶつけるかのように後ろから責めている。
喘ぐ声も絶叫に近い。獣のようなセックスである。
ふいに、女の上半身がリアウィンドウにベッタリと貼り付いた。暗視装置のすぐ
向こうに、リアウインドウによって潰された乳房がきれいな円を描いている。
つづく
さすがにこの距離では見つかるだろうと山形は若干下がった。
しかし女は苦痛か快感か目をつぶってひたすら涙を流している。
なんで泣いているのだろう。快感からだろうか。それとも、犯されている
のだろうか。
男の下腹部と女の尻が、打ち合うバチンバチンという激しい音までも
車外に漏れている。
凄まじいセックスだ。夜の闇。クルマの中に二人だけという状況が二人
を興奮せるのか、とにかく激しいセックスは続き、山形は暗視装置で彼ら
を見つつひたすらマスターベーションを続けた。
飛び散った精液は、クルマのリアバンパーにかかった。
つづく
山形先生のマスターベーションは終わったが、二人の行為は
続いていた。と、リアウインドウに張り付いていた女の上半身が
ずるりずるりと下がって、リアウインドウの下に消えた。
果てたのだろう。暗視スコープにはぐったりとした男女の姿が
映っていた。
いいものを見た。また暗視装置を借りて見に行ってみよう、山形は
満足だった。
二日が経った。暗視装置をまだ青木先生に返していないことを
思い出した山形ユウジロウは学校へ暗視装置を持ってでかけた。
「あー青木先生」
「はい?」
「暗視装置、返すよ」
小声で、山形は言った。
つづく
しかし青木から帰ってきた答えは意外なものだった。
「あー…よかったら使ってください。僕はもういらないので」
「え?結構値段するんだろ、あれ」
「山形先生、行ったんですよね?龍神湖」
「行ったよ。楽しませてもらったよ。すごい激しいカップルでさ…」
と青木は一度山形から離れると、新聞を持ってきた。
「これ…」
龍神湖での、自殺の記事だった。男女二名。ある事情で結婚を
反対され、ならば一緒に死のうと車内に練炭を持ち込んだ。ガ
ムテープで内側から目張りをして、練炭に火をつけ、一酸化炭素
中毒だったとある。
死亡推定時刻は、山形が覗いていた、あの時間だった。
つづく
泣いていた女。激しく腰を動かす男。いいセックスどころではない。
全身全霊、命をかけたセックスだったのか!
自殺した二人の写真も掲載されていた。間違いない。
現世で結ばれることを許されず、来世に願いをかけた二人。人生
最後の交わり。そして、ずるりとリアウインドウから消えた女。
なんてものを見ながらマスターベーションしたのだろう。
「こんなこともあるんだなって…もう覗きとかやらないんで。暗視装置、
あげますよ」
ぽつりと青木は言った。
何ともやるせない気持ちになり、山形は一日そのことが気になっていた。
つづく
夜、自宅に帰ってからも落ち着かない。
「ビールでも買ってくるよ」
アカネにそう言い残してユウジロウは表へ出た。いやに湿っぽい
風が吹いていた。
向こうから誰か歩いてくる。奇妙なシルエットだった。
近づくと、男女二人のシルエットだった。仲睦まじく、女は男の腕に
自分の腕を絡めて、男の肩によりかかるように歩いている。
あるいは、死んだカップルも、結婚を許されさえすれば、歩いて
くる二人のように…
男女二人とすれ違う。瞬間、女が言った。
「お前、見 て た だ ろ …」
終
作者さん乙です。
龍神池だけに龍がからんでくるのかと思いきや、意外な展開にゾクッときました。
ネタがないといながら‥さすがですね!
面白かったです!この
772 :
771:2006/07/20(木) 18:16:15 ID:wzxTEiAu0
「面白かったです!この」って別に作者さんを罵ってるわけではないですよ。
散髪屋で携帯から書き込みしたら最後にへんなのが残っちゃいましたorz
じゃあ、次は先端恐怖症の床屋の話か。
そろそろ潮時かなぁ…
うんうんちょっと休んどけ
そろそろ往年のゲリラ戦が見たいと思ってたところだし
やっぱ山形先生は神出鬼没でなくちゃね!
無理せず気ままにやってくれ
これまでがすごいハイペースだったからね
まったり行きましょうよ!
それはそうと、明日から夏休みでクソスレ勃ちまくりかと。
作者サン、気が向いたら久々にやってみませんか?
ゲリラは慎重に考えた方が良い気が…。また以前みたいな事になったら(>_<)
と、心配性すぎるのか?
あの時の、他のみんなはどう思ってるんだろ?
…などと問い掛けてみたりして。
ゲリラ戦か…実際みんなどう思うんだろう…
このまま1000まで行きたい気持ちもあるけどレスくれる人も
だいぶ減ったし、読んでくれてる人はどうなんかなぁ…。
一歩間違えたら自分が『夏厨』だからなー。
第二十三夜 寄る辺無き者の罠
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1151240630/758 なんとなく、この二人に嵌められたような気がしました。
駐車場に3台停まっていたうちの一台ですから確立は高いのですが、
わざわざそれに当たってしまう山形先生。
彼の特殊さ加減が引き寄せたのではないかと思いました。
結婚を反対され、周囲を敵に回し互いに寄り添うしか他に無かった2人は、
その最後の拠り所を山形先生に求め呼び込んだのかもしれません。
>>774 私は書きたいときに、思いついたときに書くスタンスで一向に構わないと思います。
また、話の方向性が変わっても問題ないかと思います。
平行世界ってのもあるじゃないですか、ここは山形先生のスレッドなんですし。
読みたい人がいるのも事実ではありますが、義務感で書くようになってはダメですよ。
スレが落ちたらまた立てれば良いだけだし、落ちないように雑談で持たせるのもアリだと思います。
ただ、いくらクソスレが乱立しようとも出張するのは避けた方がいいと思います。
以前の二の轍を踏まないとも限りませんし。
最初は探す楽しみもあったものの、いくら過疎スレでも向うには向うの世界がありますし、
荒らしと取られるような子供っぽいことはいつまでもやるべきことではないかと。
>>781 しばらく思案しましたがゲリラはやめました。仰る通り向こうは向こうの世界があるし、
ある意味、第一話の時は、一種神かがり的な運のよさがあったと思います。
人や時間、私の文章、内容というあらゆる要素が奇跡的に噛み合ってしまった。
まぐれ、とまではいいたくないですが、偶然の賜物だったと思います。実を言うと
第一話が二つのスレッドにまたがって掲載されているのも実は『単なる間違い』
でした。それが偶然、『こちらのスレにはオカルト話』『こちらのスレにはエロ話』という
ふうになった。正に偶然だったんですね。『荒らし行為』が偶然たまたま、何かの
キッカケで盛り上がってしまった。
映画や音楽なんかでもあるじゃないですか。通常ならば駄作と言われてもいいよう
な作品が時代背景や、何かのムーブメントに押し出されて、変に話題になる、みた
いな。そんな感じだったと思います。
そういった意味で、私は第一話以上の作品を残せない。まぁ芸能の世界なんかで言う
『一発屋』だったと思います。(異常に盛り上がったという意味では)
>スレが落ちたらまた立てれば良いだけだし、落ちないように雑談で
>持たせるのもアリだと思います。
この言葉に救われた感じがします。ありがとう。ただ、スレが落ちたからと言って、私から
立てることはないと思います。1000までいっても同様です。ただ、もっと読みたいと思う
方がいたとして、その方が立ててくれれば私はそこに全力で書き込む所存です。
応援してます!
次はユウジロウ海へ行くって感じでどうでしょう?
オカルトとどう絡めるかまでは思いつきませんでした‥
>>783 すごいな。尊敬した。ユウジロウ海へ行くってそれじゃまるで石原の方のユウジロウ
じゃないかwww(若い人知らない?そういう俳優がいたんですよ)
でも一応アイデアだよね。断りません。頂きます。
よっと一旦、アイデア募集打ち切りです。
(ちょうど今後の山形先生のことについてあれこれ考えて『どうしたもんかなぁ』と
思っていた時にそのレス、なんか楽しくなってきました。ありがとう。君とは友人に
なりたい。本気でそう思った)
よく『勢いで書いてる』と言いますが、一応事実なんですが、ぐだぐだにならないように
ラストの部分だけは、設定してから書くことにしています。(そういしないと何処が終わらせて
いいか分からず延々とエロとオカルトが続くことになる)
ただ出だしも途中も全く考えてません。ただ、『海』という漠然なものですから、ラストを
どうするか考えるだけ時間を下さい。ラストが決まれば一気にスタートから、予定通り
のラストへ走るのみです。
今その『ラスト部分』を考えていますのでしばらく時間下さい。夜のうちには書き終える
と思いますが…。明日予定のある人は無理しないでちゃんと寝てね。
ユウジロウが異常な方法によって蘇ったのだから、
以前とはどこかしら異変が現れていくっていう設定はどうでしょうか?
何か特別な能力(身体的・精神的どちらでも可)を身につける・・・
異常な変態から宿命の変態へ、そろそろそういう展開も面白いかなぁなんて。
思いつきですが。
あら、リロードしてませんでした。失礼!
でもよかったら検討してみてくださいね!
>>786 ん?もうちょっと具体的にというか、説明してくれないかな?
色々考えたんだけど、いつも安易になってしまうんですよね。例えば睨んだ
だけで女がエッチしたくなるとか、インポが直ったとか。チンポが触手のように
伸びるとか、精液をミサイルみたいに飛ばして武器にできたり、そのまま直接
女の人のアソコに飛ばして妊娠させることができたり、チンポがバイブになっ
てたり、二股に分かれたチンコが生えてたり…と、今アイデア帳を眺めただけ
でもこれだけのことが書いてあります。
ただ全部ボツにしました。例えば睨んだだけで女をエッチにさせるような能力
を持たせてしまうと、モテない山形先生がどうやってエッチに持ち込むか、
みたいな部分を考えなくてもよくなる。色々ゴテゴテすぎるのもちょっと嫌だ
なと…。
どんなふうにお考えなのかお聞かせ願いたいです
アイデア帳ミタスwwwwwwwwwwwwww
>>788 私もいろいろと考えたんですが、なかなか良いアイデアが浮かばなくて・・・
作者さんに丸投げしてみましたw
チンチンが二股とか、一緒ですw
イメージとして、私が考えてるのは、
その能力が山形先生の強力な武器であると同時に自分の中の敵でもあるという設定です。
その能力がゆえに破滅へと歩んでしまう…
でもこれってかなり慎重にやらないと話がガラリと変わっちゃいますよね。
作者さんがおっしゃるようにゴテゴテしてしまいそう、無責任な事言っちゃってすみません…
では、そろそろ落ちます。作者さん無理しないでくださいね〜!
>>789 仕事のアイデアや、生活してて思いついたことを書いてある手帳です。
面白いコマーシャルを見たら書き留めておいたり。聞いたことのない言葉を
見たら書き留めておいたり…。一番最近ある単語は『ユビキタス』ですね。
私の人生における全てのアイデア帳なので読んでも楽しくないですよww
ただ、『アウフヘーベン』と書いてある横に、『激しく伸び縮みするチンコ』とか
『満員電車でチカン(私の趣味じゃないですよ!あくまで山形ネタです!)
書いてあってとても他人に見せられるものではありませんwwww
>>790 ありがとう。ゆっくり書いてみて、そのうちいいアイデアがあったら採用
させてもらいますね。でもちょっとすぐに採用できるかといえばちょっと
無理っぽいです。でもアイデア帳に記しておきますね。
何か物語を書いてある途中で、あ!と思ったら使わせて頂きます。
御協力感謝します。
あの、ちょっとお伺いしたいことがあります。ハワイ行ったことある方、いらっしゃいませんか?
ダイヤモンドヘッドという観光名所(?)について知りたいことがあるのですが、はっきりと
答えを提示してくれるサイトなどが見当たりません。
ダイヤモンドヘッドというのは岩山か何かで、海に突き出ている感じの崖が山頂にあたるもの
なのでしょうか。急いでいるので2:30までに返事が頂ければ幸いです。それ以降であれば
返答は結構です。こちらで何とか処理します。
よろしくお願いします。
>>793 自己レスです。ちょっと質問がわかりにくかったと思うので訂正します。
簡潔にいえば、ダイヤモンドヘッドの山頂から海へダイブできるか?
ということです。
さてここらで怖い話でもするか。
「海が見たい」
突然山形ユウジロウは言った。
つづく
「俺の海パンってどこにある?」
アカネに訊ねたがアカネはきょとんとしている。
「え…本気で海に行くの?」
「うん」
「随分…いきなりだね」
「悪いか?」
「悪くはないけど…じゃせっかくだからあたしも行くよ」
準備を済ませると、ガレージに止まっていた古ぼけた軽自動車に
乗り込む。
走り出した方向にアカネは疑問を感じた。
「え?海だよね?」
つづく
「海だよ」
「あっちじゃない?」
真後ろをアカネは指差した。
「いや、太平洋じゃなくて、日本海に行きたい」
一抹の不安をアカネは感じた。
彼らの住んでいる街から日本海側へ出るには相当な時間が
かかる。
到着した頃には、もう夜が迫っていた。
そのままラブホテルで一夜を過ごすことにした。
つづく
既に夏休みに入っていたので何日逗留しても問題はない。
朝、ホテルのチェックアウトの時間にせかされて、再び軽自動車は走り出した。
見覚えのある景色。アカネは少しだけ目を伏せた。(第八話『予期された邂逅』参照)
「…あの、弁護士のことか?」
「…うん」
「好きだった?」
「別に」
会話はそれだけで途切れた。
ユウジロウは何も覚えていなかった。あとからアカネに聞いただけだ。
道も知らない。場所も鮮明には覚えていない。
つづく
しかし確実にその現場へと向かっているようだった。
「呼ばれてるみたい…」
つぶやくアカネをユウジロウは無視した。
森を抜け山を下り、街で空腹を満たし、やがて日本海がちらちらと
見え始めた。真夏の太陽に照らされて波頭が白く輝いている。
ふいに、軽自動車が止まった。あの場所。
近藤ユタカがクルマを止めた、あの場所だった。
砂浜もなく、人もいず、あるのは絶壁と、荒れた地面だ。
眼下に海がある。
断崖のギリギリまでユウジロウは進んで遥か水平線に目をやった。
言うか言うまいかアカネは迷っていた。
間違いなく自分はここで人を殺した。しかも二人。一人を蘇らせる
為に、二つの命を地獄の釜に突き落としたのだ。
「お兄ちゃん、ここね…」
「知ってるよ。でも、もう何も、ない」
崖から下に金属の階段が下りていた。潮風にやられたのか所々
穴が空いたり溶接が剥がれたりして、少し怖い。
つづく
すっかり降りると小さい浜辺になっていた。何組か、若い連中が遊んでいる。
ロッカーも何もないので、岩場の影で水着に着替えると山形は海へと入っていった。
何となく気が滅入ってアカネは岩に腰をおろしていた。
海ではカップルが悪ふざけをしている。女の子が男をおぶっている。海水の浮力が
あるから、女でも男を背負えるのだ。
潜水で進んだ山形はその男をおぶっている女の尻を散々障りまくった。
「ちょっとお尻だめ!超エロい!」
「おい俺尻なんか触ってねぇよ!」
おぶっている男が触ったんだと勘違いしているのだろう。しかし実際触ったのは
山形ユウジロウだ。
次に、腹まで水に浸かっている娘に近づくや否や倒れこみながら乳房を鷲掴み
にして、すぐ離すと、
「すいませんちょっと足が滑ったもので…」
と謝罪した。娘は笑顔で答えた。
「ぐふふ触り放題!萌え〜!」
アカネは物憂げに兄の様子を見ていた。
なんでこんなに切ないのだろう。兄はもどってきたのに。
それでよかったのに。近藤ユタカ?悪い人ではなかった。
好きだった?いやそんなに。嫌いだった?いや別に。
じゃあどっち?好きだったのかも。
何で?お兄ちゃんふさわしかったからかな…。
それだけ?ちょっと違う気もする。
好きだったのかも…。
でも、お兄ちゃん、失いたくない。
つづく
アンニュイにたたずむアカネを無視してユウジロウは
快調に遊んでいた。
何せ水着、特にビキニはそのまま下着そのものではないか。
普段ちょっとパンツを見られて恥ずかしがっているようなオナゴ
は海ともなれば下着全開でそこら中にヴジャウジャいる!
「萌え〜」
まさに水面下でのユウジロウの悪戯は容赦なく続く。
「海の中で射精したらどうなるかな?」
「ミンナ、ニンシンシチャッタリシテ!!」
つづく
途端に勃起したユウジロウは海パンの中に手を
突っ込んで自慰行為を始めた。10メートルほど
向こうでカップルが水をかけあった遊んでいる。
「や〜んそんなにかけたらビショビショになっちゃうよ〜!」
「やめてちょっと、かけすぎ〜」
それらの台詞がユウジロウの脳内でどう変換されているか、
賢明なる読者諸君にはもうお分かりだろう。
「やだ、濡れちゃう〜!」
「やめてよ〜イジワル〜!」
果てた。海の中に精液がほとばしる。ユウジロウはその精液に
含まれる約三億の精子が海の流れによって世界中にバラまかれ、
三億人の女性が自分の子供を宿すビジョンを見た。
つづく
世界の人口六十億人。内半分が女だとして三十億人
大して一度の射精に含まれる精子の数、三億。
「十回やれば全ての女が俺の妻だ!ナンテカンタンナンダ!!」
二度目のマスターベーションが開始された。
と、ずるりと、何か足元が不安定になり、そのまま倒れてしまった。
鼻に水が入り痛い。早く立ち上がらなければと思うのだが、足元が
おぼつかにない。
何事だ?
冷静に足元を見ると、何やらブヨブヨとしてものが足首にからみついていた。
つづく
『山形…ユウジロウ…』
水中であるのに声が聞こえる。これはただ事ではない。
ふと思い出す。
近藤ユタカ。ユウジロウ復活の犠牲になった男。肉体だけ
を奪われ、魂のみの状態で永久にさまようことになった男…。
『近藤…ユタカ…』
『そうだ俺だ!肉体を…カエセ!!』
とっくに腐っているはずだ。とっくに海の藻屑と消えているはずだ。
しかり彼はスーツのまま。死んだ時の恰好のまま、海の底にいた。
つづく
引きずられる。海底に。ユウジロウは死を覚悟した。
やはり一度は死んだ身。そうやすやすと復活できるものでも
あるまい。近藤ユタカの無念の想い。その想いに勝てるもの
などこのユウジロウ、持ち合わせてはいない。
死ねと言うなら、大人しく死のう。
覚悟。
しかし必死に手を引く者があった。アカネだった。着替えもせず
平服のまま、ユウジロウが沈むまいと頑張っている。
『何故…?何故なんだアカネ…』
『やっぱりお兄ちゃんが好きなの!返して!』
『俺はどうすれぱいい?このまま海の底で魂のまま、永遠に…』
つづく
ユウジロウは呼吸の苦しさを耐えて言った。
『アカネを守ってやってくれ。お前の魂、無駄にする気はない!」
『守る…』
『俺の妹を…守ってくれ!』
すぅと力が消えた。浅い海。悠々と立ち上がれる。せいぜいの深さ
は腰の辺りだ。こんなところで溺れていたのか。
アカネには聞こえた『僕は君を守る。いつも傍らに立つ』
肉体をユウジロウに捧げた彼は、魂をアカネに捧げた。
これでいいのかは分からない。ただ、ユタカは満足だった。
これでいいのだ。ユタカの魂はアカネと共にある。
それだけでユタカは幸せだった。
つづく
アカネとユタカはもとにあるが、やはりよく考えるとアカネはユタカに
それほど特別な想いがあったわけではなかった。
「新聞とって」
すぅと新聞が動く。ユタカが持って来たのだ。
非常に便利であった。それでもユタカは幸せだった。
「ねぇユタカ、料理とかつくれないの?」
『さすがにそれは…』
「微妙に役立たずだよね」
『そう言われると…』
新しい家族が一人増えたような感覚である。日中いない
ユウジロウの代わりの話し相手としては、なかなか快適だった。
終
ごめんなさい。書く前にかなりの量の酒を飲んで
しまいました。なんじゃこの話?と思われる方も
いると思いますが何卒御容赦下さい。
いやいや
なかなかおもしろかったですよ
作者さん乙です
811 :
783:2006/07/21(金) 11:00:57 ID:4DInp3tC0
作者さん乙です。
私のアイデアを採用していただいたのですね!うれしいです。
ちなみに私はいいおっさんなので、石原ユウジロウは当然知ってますよ!
私も是非作者さんとお友達になりたいです。
こういうのかける人って憧れなんですよね。
自分も書きたいんだけど、なんせ語彙が無い。
そんな私の「ユウジロウ海へ行く」っていう、ただそれだけのアイデア(?)が
このような形で作品化されるってことはすっごい嬉しい。感激です。
これからも山形先生スレを見守ります。
>>783 > 次はユウジロウ海へ行くって感じでどうでしょう?
使わせていただきました。大変かな?と思ったんですけど話は割と素直に
出てきました。書いてて楽しかったです。ありがとうございました。
>>786 > ユウジロウが異常な方法によって蘇ったのだから、
> 以前とはどこかしら異変が現れていくっていう設定はどうでしょうか?
上記『海に行く』の話と無理矢理くっつけてしまいました。自然に筆を滑らせる(キーボード
を叩く、ににるのかな…)うち、異変はアカネの方についてしまいましたw 八話で死に、
肉体はユウジロウ復活の為につかわれてしまい霊魂だけど生きているという不自然な形
で放置されてしまった近藤ユタカが今現在どういう状況なのか?というのに回答はない
のですが、イメージとしては、漫画の『ジョジョの奇妙な冒険』の『スタンド』の概念に近い
存在だと思います。霊魂のくせに新聞動かしたりできるわけですから。あるいはアカネ
とのセックスも可能かもしれない…。
しかしながらレギュラーが一人増え(ユタカはアカネの側から離れることができません)、
その上その増えたレギュラーはまともな人、という点で、持て余すかなぁという気がしま
す。場合によってはアカネの変態ぶりに呆れて、いなくなっちゃう可能性もある。
多分彼、アカネのいい部分しか見てないと思うんです。恋は盲目というか。
山形に異変が起こる、というアイデアに対しては、ちょっと違うかな…と思いましたが、
一応そのような形で採用させて頂きました。ありがとうございます^^
またアイデア募集再開でーす。なんでもいいからどうかよろしく。
作者さん乙でした。まさかユタカがこんな形で復活するとは…w
レギュラーが一人増えて、話を膨らませる材料も増えましたね。
彼、アカネの手足になっていますし、アカネが怒ったらやっぱアレですか?
「ユタカ、やっちゃえ」なんて言って、彼のポルターガイスト攻撃が…w
朱に染まればなんとやらで、ユタカもだんだんおかしくなっていきそうで楽しみです。
それと上のほう読みましたが、今後ゲリラがないということは
次スレのタイトル、テンプレは書き換えの必要がありますよね。
もうそろそろ皆で考えておいたほうがいいのでは…
>>812 まとも人間のユタカが山形兄妹に翻弄される姿が目に映りますw
さて、ここらでちょっと変な話でもするか…。
山形アカネはユタカを使い様々な実験を試みた。
結果、意外とユタカは頼りにならないことを知った。
「あたしを守ってくれるって言ってなかったっけ?」
『守ってるつもりなんだけど…』
つづく
悪戯でユウジロウを軽く殴らせた。
ユタカは彼を殴ったつもりなのだがユウジロウは何も感じていないようだった。
二度目は思い切りなぐった。ユウジロウの語るところによると、
「本気で殴られてもコンニャクで殴られてるような感じで痛くはない」
とのことだった。
次に十キログラムの鉄アレイを持ち上げさせようとしたが、わずかに動くことも
なかった。
「力、ないんだね」
『一応幽霊なもので…』
「じゃ彼にあたしがレイプされそうになっても…?」
『助けられそうにありません…』
他にも色々なことが分かった。彼は基本的に見えない、全く透明な形で存在する。
しかし、姿を現そうと思えば、霊感のあるなしに関わらず半透明のような状態で
姿を現すことができた。
つづく
しかし、どうも、姿を現している間は、透明の時に比べて
よっぽど疲れるらしいのだ。
さらに言えば、ふと物体にさわってもすり抜けてしまう。ティッシュ
一枚持つことが出来ない。
しかし強く意識して頑張れば、電話帳の一冊ぐらいであれば持ち上げる
ことができたが、これもまた大変疲れるらしいのだ。
全てをすり抜けてしまうと、足元も地球をすり抜けるはずなのだが、そんな
ことはない。よく見ると、ほんのわずかに浮いているのだ。だから地球を
すり抜けることはない。
存在そのものを維持する為にも誰かに寄生していなくてならず、現時点では
アカネにとりつく形で存在している。
つづく
「じゃあ山奥にいる幽霊は?」
訊ねると、多分山にある木とか動物に寄生して、そこからエネルギー
をもらって存在しているんだと思う、と答えた。
確かにユタカがとりついて依頼アカネは疲れやすくなった。
このエネルギーを思い切り吸い、宿主のエネルギーを吸い取り尽くした
時、宿主は死に、それが『霊にとりつかれて死んだ』という現象のことらしい。
「守れないしあたしのエネルギーは吸われるしいいことないじゃん!」
そんなことを言われても困ってしまう。幽霊とはそういう存在なのだ。
しかし他の幽霊と違うのは、彼は肉体を奪われただけで、魂のレベルで
は『生きている』ということだ。
つづく
死んだ幽霊はわずかなエネルギーで存在することができるが、
生きている分余計にエネルギーが必要らしい。
アカネは持て余した。困ったものだ。例の売春のアルバイトをしている時も
ユタカが近くにいる。一応気を使って透明の状態でいるが、つながっている
アカネには彼の存在が分かる。
どうもセックスに集中できない。
ユタカはユタカでアカネのことが好きなものだから、『そんな仕事はやめなさい』
と説教ばかりする。
「だってお金が…」
『そうだ!弁護士!弁護士になりなよ!』
「なんで?」
『俺、元弁護士なんだ。試験も簡単に通るよ。カンニングし放題!』
「う〜ん…あたしには向いてないよ」
『裁判でも俺が助言するからその通りに進めればいい。これでも腕はいいんだ』
「やっぱり無理」
つづく
しかし、役に立たない、アカネに寄生している、という点で、ユタカも思うところはあった。
しかも自分で動き回れない。見えないチューブのようなもので自分の首とアカネの首
がつながっている。どうもそこからエネルギーをもらうようなのだが、チューブの長さ
には限界があって、その長さ以上に離れることができない。これはこれでユタカにとって
も不自由だった。
「あ!」
『何?』
「赤ちゃん!」
『何?』
「まだ生まれる前の赤ちゃんの意識ができる前に、赤ちゃんに乗り移ったらどうなる?」
『…?』
「意識のもともとない人の身体にだったらすっぽり入っちゃえばいいんじゃない?」
いまいち、ユタカには意味が分からないようだったが名案といえた。ようするに、胎児
を利用するのだ。まだ脳の発達が未熟で、意識のない胎児を、『意識の入れ物』とし
て利用するのだ。
つづく
その『意識の入れ物』である胎児の意識が完成する前に、入り込んで乗っ取ってしまう。
要するに『生まれ変わり』のようなものだ。
『じゃ俺、また赤ん坊からやりなおし?』
「うん」
『いやだなぁ何となく』
「大丈夫だよ。『前世の記憶』って三年ぐらいで消えちゃうんだって!」
『うーん…』
「例えばさ、産婦人科で、お金のありそうな人見つけてそこの子になっちゃう!」
『うん』
「超幸せじゃん」
『でもアカネとは会えなくなるよ…』
「そんなに好きなの?」
『…うん』
困った。好きでいてくれることは確かに嬉しかった。かといってずっと何もかも
一緒というのも奇妙な感じだ。
つづく
「…じゃあ…犬!」
『いぬ?』
「やることは、さっきの人間の赤ちゃんと一緒!」
『犬の胎児の中に入るの?』
「そうそう。ちゃんとあたしが飼うから!」
『犬になるのかぁ…』
「人間よりよくない?自由だよ。何もしなくてもエサは出てくるし
一緒にいれるし」
『う〜ん…』
しばらく思案した。人から犬へ。そもそも人の意識や霊魂、魂と
いったものが犬の中で存在できるのか。知能はどうなのか。
しかし、思い切りブン殴ってもコンニャクで引っぱたいた程度の力
しか出せないより、犬の方がよっぽど力強いだろう。
つづく
でも一度は死んだはずの身なんだ。本来であれば永遠に海に漂う
生きた霊魂だったのだ。それに比べれば犬の方がましだ。
覚悟はできた。
『犬に入ってみよう…』
「きまりだね」
『でも犬の胎児ってどうやって探すの?』
「ん?」
『犬だって意識ぐらいあるだろう。それが形成される前の、完全に未熟
な状態の時じゃないと入り込めない気がする』
「あーその辺は大丈夫」
携帯電話持ってきたアカネはアドレス帳を見せた。凄まじい数の男の電話
番号が並んでいた。中にはどこかで聞き覚えのある者の名もあった。
つづく
「この人はユタカと同じ弁護士、こっちは検事で、この人はカリスマ美容師、
あとこの人は有名なデザイナー、カメラマン、俳優、プロ野球の選手、国会議員、
なんかの会社の社長、これはヤクザの親分で、この人は外科医、早稲田の教授
がいて…それで…これが獣医さん」
『…それ全部アカネのお客さんというか…』
「うん。結構いい人材が集まってるんだ。すごいでしょ?」
恐るべしは山形アカネ、国会議員にも十数人の顧客がある。その中には党首
クラスの人間もいた。人脈を利用すれば国家を変えることができる程の勢いだ。
自分は弁護士で、かなりの上得意と思っていたユタカは恥ずかしかった。弁護士
である自分など彼女の顧客からすれば雑魚同然でだったのだ。
愛人の申し込みも大変なものらしいが『遊びたい』と言う理由だけで断り続けてい
るらしい。完全に優位に立っている。二十歳そこそこの女に国会議員が振り回され
ているのだ。
つづく
獣医に電話し、犬の妊娠検査をしてほしいという者がいたらすぐに
連絡するように電話した。
と、都合のいいことに、今日、これから妊娠検査を行うと言う。
ポンコツの軽自動車をアカネは動物病院へと飛ばした。
「いやぁアカネちゃんの方から電話がくるなんて…嬉しいよ」
その動物病院の医師は本当に嬉しそうな顔をした。きっと彼も心底
アカネに魅了されているのだろう。
「今、うちの若いのが妊娠検査をしてるよ。柴犬だけど…。それで何の
ようなの?」
「あぁ…ちょっとね」
つづく
「妊娠検査って妊娠してからどのぐらいで分かるものなの?」
相変わらずニコニコとアカネを見つめている獣医にアカネは聞いた。
「そうだねぇエコー検査だから一ヶ月ぐらいかな?」
「その頃の犬って意識ってあるの?」
「難しい質問をするねぇ…どうだろう…一月ではそんなに脳は発達して
ないから…」
「そう…。結果が出たらすぐ教えてね」
「うんうん」
少し、いやらしい視線を送ることもあるのだが、何よりアカネが訪れて
きてくれたことが嬉しいようでとにかく満面の笑みだ。
透明のまま獣医を見ているうちに、こんなに愛されている女性の近くに
いれるだけでも幸福かもしれない、ユタカはそんなことを考えていた。
獣医はしばらく診察室の方に消え、しばらくすると戻ってきた。
「妊娠してるようだよ」
つづく
>>826 せっかく読んでくれたのにごめん。
>>826 はなかったことにしてください。全て
修正対象です。
>>826 を無視して、
>>825 からの続きです。
---------------------------------------------------------------------------------
「妊娠検査って妊娠してからどのぐらいで分かるものなの?」
相変わらずニコニコとアカネを見つめている獣医にアカネは聞いた。
「そうだねぇ二週間目ぐらいかな?」
「その頃の犬って意識ってあるの?」
「難しい質問をするねぇ…どうだろう…二週ではそんなに脳は発達して
ないから…」
「そう…。結果が出たらすぐ教えてね」
「うんうん」
少し、いやらしい視線を送ることもあるのだが、何よりアカネが訪れて
きてくれたことが嬉しいようでとにかく満面の笑みだ。
透明のまま獣医を見ているうちに、こんなに愛されている女性の近くに
いれるだけでも幸福かもしれない、ユタカはそんなことを考えていた。
獣医はしばらく診察室の方に消え、しばらくすると戻ってきた。
「妊娠してるようだよ」
つづく
しばらくすると診察室のドアから、嬉しそうなおばさんが出てきた。
身体を診療室に向けてしきりにお辞儀している。
「どうもお世話になりました」
手にはドッグバッグがあった。その中に妊娠した犬がいるのだろう
「ユタカ、来たよ!」
『ドキドキしてきた』
「時間ない。早く!!」
『必ず戻るからね』
「そんなこといいから!」
小声での問答の後、トオルはアカネの首とつながっているチューブ
を引きちぎってドッグバッグの中に飛び込んでいった。
つづく
二ヶ月がたった頃。アカネはユタカのことを忘れずにいた。
覚えているかどうか、自信はなかった。今まで色々な男にひどいことを
してきたと思う。しかし全て忘れていた。その男の名前も、自分が犯した
罪も、それに伴う罪悪感も。
しかしユタカのことだけは不思議と覚えていた。
ワン!
外から犬の鳴き声が聞こえた。その瞬間、『嬉しい!』という気持ちが
確かにあった。慌ててカーテンを開く。
玄関前の歩道に生後それほど経っていないだろう柴犬の子犬が
はあはあと舌を垂らして座っていた。こっちを見ている。
窓を開けて、「おかえり」と呟くと。犬はもう一度鳴いた。
終
またコテ忘れてた…バカバカバカ…
エロもないしオカルトもほとんどありませんが、やはりユタカを持て余しました。
どう絞っても、『ジョジョの奇妙な冒険』の『スタンド(知らない方もいると思い
ますが、主人公の為に代わりに戦ったりしてくれる背後霊、みたいなものです。
ちょっと違うけど、簡単に説明するとそんな感じです)』という概念を越えられず、
越えられないどころか、完全にパクってしまうような使い方しか思いつきませ
んでした。
アカネがピンチになると、背後から現れ、アカネを守る為に戦ってくれる。戦う
相手は生身の人間(例えば強姦魔とか)はもちろん、自分も『霊』であるという
特性上、『霊』とも戦うことができる。
まさに『ジョジョの〜』と同じです。
更にユタカが通常の感覚を持つ人物だというのもそれに拍車をかけました。
一種まともに見えながら、山形の血を引き、心の奥深くに変態性を擁する
アカネとユタカが一緒にはいられない、と思いました。二人が一緒にいること
がどちらにとってもストレスである気がしました。
というわけで、今回のような話になってしまいました。『ジョジョの〜』のような
アクションも取り混ぜての『山形先生』を期待されていた方には申し訳ない
ことをしてしまいました。一度ぐらいやってみようとも思ったのですが、自分的に
許せずできなかったことをここにお詫びします。
ユタカが犬になっちゃった!
やり手の弁護士がついにはアカネの犬ですかw
それほどの魅力がアカネにはあるのでしょうね。
折角の新キャラ登場ですが、作者さんが使いにくいのであれば、
思い出した時にちょろっと登場するくらいの脇役にしちゃえばいいですよ。
でも、弁護士の頭脳を持った犬ってのは使いようによっては面白いかもしれないですね・・・
ユタカが犬同士の交尾に目覚める話とかも面白そうwww
激しく萌えた…orz
作者さんお疲れ様です!
書き込むのは初めてですがいっつも楽しく読んでます!
私も昔、小説書いてたんでまた良かったらネタ投稿していいですか?
次を楽しみにしてますね〜!(携帯から失礼しました)
作者です!今友人のパソコンを借りて書き込みしてるんですが
もともと調子の悪かったパソコンが壊れました!
自分で直せるスキルがないので業者さんにお願いしようとして
いるのですが、二週間ぐらいかかるということで、その間、
書き込めませんTT そろそろレスが1000を迎えようとしている
矢先に…。必ず戻ってきますのでもし、『もっと山形読みたい!』
という方がいらっしゃれば、『2』の作成と維持をお願いします。
どんな形であれ必ず戻ってきますのでよろしくお願いします!!
あととトリップ、ある単語なんですがカタカナかひらがなか
忘れてしまったものでもしかしたら違う鳥がついてるかもですが
間違いなく作者です。
ということでよろしくお願いします。
え・・・もう酉バレ?
友人のパソって間違いなく死亡フラグ・・・
ホントに作者さん?
>>835 作者氏いつも乙です
パソが直るまでの2週間、夏休みのつもりでゆっくり過ごして下さい!
このスレを保守しながらのんびり再開を待ってますよ
あらら、ついに壊れちゃいましたか・・・
2週間じっくり充電してください!2週間でも2ヶ月でも首を長くして待ってますよ〜!
それまで、マターリ雑談でもしましょうか。
>>834 作者さんではないですが、どんどんネタ投下していいんじゃないですか?
これからも山形先生の活躍に期待!
>>作者たん
乙です。二週間寂しいですねぇ。
ところで今回の話も面白かったのですが、
ユタカを犬にしたのは今後の筋で使いやすいから、
とか意図的になんでしょうか?
アカネの顧客に医師も含まれていたので、
単純に脳死の人間の身体を借りれば
人間に戻るのも可能なのでは?
と思ってしまったんですが、そういう問題ではないんですかね?w
でも犬の方がキャラクター的に良いですし、
サスペンス物にはよく使われてますし、(三毛猫ホームズやなんか)
向いてるのかもしれませんね。
>>839 犬の脳を人間に移植って…コエー!
面白いけど、キモいね。
俺はかわいいキャラクターとして描いて欲しいな。
ユタカとしての意識はあるけど、しゃべれたり霊的な力は無いっていう設定で。
トコロで作者さんは携帯とかで書き込みはできないのかな?
すみません、どなたかまとめサイトのURLを貼り付けて下さいませんか?
友達に教えて読んで貰おうとしたのですが、上のテンプレは殆どダット落ちらしく、私はまとめサイトの行き方を知らないんです(>_<)
お手数ですがお願いします!
>>842 Thanks♪
助かりました(≧∀≦)
お久しぶりです。作者です。スレの維持感謝します。22日に、
パソコンを修理に出した旨、お伝えしましたが、日数が二週間
もかかる上、修理代金もかなりの高額がかかるらしく、それなら
ばと、安い新品のパソコンを購入することにしました。
よって本日より『山形先生』復活します。
現時点でネタがないので、今すぐ再開というわけにはいきません
が、ネタができ次第投入します。
わずかな間でしたが、スレッドの維持に協力してくださった方、
レス、感想をくれた方、全てに感謝いたします。
ありがとうございました。
同時にネタも募集中です^^;;
>>830 (=゚ω゚)ノぃょぅおかえり。
しばし仕事が忙しくて覗いていなかったらPC壊れていたんですねぇ。
第二十四夜 逢ふ事の
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1151240630/795 百人一首にある「逢ふ事の 絶えてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし」
から拝借いたしました。
簡単に言うと「貴女に逢うことが無かったら、人を恨むこともわが身の辛さを嘆くことも無かったですよ」
という感じです。当に近藤弁護士はアカネに会うことが無ければ、会いたい想いを募らせることも無かったでしょうし、
また、兄、山形ユウジロウに嫉妬を抱くことも無かったでしょう。
何より、我が身を利用され魂だけの姿でこの世を彷徨うことも無かったと思います。
第二十五夜 犬の生活
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1151240630/815 喜劇王チャップリンから戴きました。
もちろんこの場合映画の中の野良犬=ユタカ、チャップリン=アカネではありませんが、
犬になることによって自分の居場所を見つけたユタカ、
そしてその犬が来ることを我知れず心待ちにしていたアカネ。
この一人と一匹が何処まで親密な関係になっていくか分かりませんが、
映画のラストのように笑顔でいるのではないかと思います。
てすと
こんばんは。作者さんお疲れ様です!
ネタが無いとの事で参考になったら・・と思い投稿させて
もらいます。
ユタカは当然霊力を持つ霊能犬(笑)であちこちで浮遊霊を拾って
きてしまいます。ある日、ユウジロウもビックリの美女の幽霊を
連れてきます。殺された彼女は自分を殺した相手に復讐したいので
手伝って欲しいとユウジロウに言います。しかも、手伝ってくれた
あかつきには美女にとりついて好きな事をさせてあげるわぁなんて
嬉しいことを言ってくれてユウジロウもやる気満々です・・・・
(その後はおまかせします)
とか、あるいは自殺した霊がやっぱりちゃんと埋葬して欲しいから
遺体をさがしてぇと言われ(やっぱり美女の幽霊)富士の樹海に
捜索に行きます。嫌がるユタカを引きずって・・・・・・・・。
(その後はおまかせします)
とか、病院で危篤状態の生霊に色々頼まれて、回復したあかつきには
好きにさせてあげるわぁとか言われ(やっぱり美女)無茶苦茶な
要求を頑張ってやっぱり嫌がるユタカも巻き込んでこなすが回復して会いにきた
美女は顔はすんごい美人だったがあってはならないものが下半身に
あった・・・・。ユウジロウの受難は続く・・・。
なんか笑い話になっちゃってるのばかりですみません。
めっちゃ怖く、エロくしてもらってもいいと思いますし、笑い路線でも
何でもいいと思います!
名探偵コナンにちなんで迷エロ探偵ユウジロウなのりで
考えてしまいました・・。作者さんの路線と離れていたら
スルーしてくださいね。(^^;
848 :
本当にあった怖い名無し:2006/07/25(火) 00:38:41 ID:6l07BjIl0
>>847 霊能犬ってゼロみたいだな。
山形先生は一太郎か。
ゼロって何ですか?
うしろの百太郎に出てくるわんこです。
主人公の一太郎とだけ会話ができる。
一太郎が拾ってきたんだけど、立場はゼロの方が上で一太郎をバカにしまくってますが、
一太郎のピンチを救ったりしてあげてる犬です。
>>850 レスありがとうございます!
面白そう〜!でもやっぱユタカとユウジロウでは
ユウジロウの方が上かな?
ユタカはこき使われそう。
作者さんがまた新たなストーリーを展開してくれるのを
楽しみにしてます!!
>>847 ネタ投下ありがとうございます。しばらく書いていないもので、『勘』のような
ものがうまく働かず、どうも、『山形先生ってどうやって書いてたんだっけ?』
という思いにとりつかれ、困惑しています。スランプなんですかね。
ネタの件ですが、そこまで完成されてしまっていると私の入り込む部分がない
ですよ。オチまで書いてあるので、読まれている方にも、『あー最後はああなる
んだ』ということが分かってしまう。
それから、ユタカは『ごく普通の柴犬』で決定でしたので、ユタカが『霊能犬』と
して活躍することはないです。(多分作品自体にもあまり出ないと思います)
ですので、上手くできるかどうかわかりませんが、3つの話の様々なエッセンスを
抜き出して一つのものにまとめあげるという形で採用させて頂きます。(本当に
勝手で申し訳ありませんが)上手くまとめられるか現時点で全く自信はありません
がやるだけやらせてください。
ただ、『山形先生』の世界観を無視すれば、いずれも面白怖いいいエピソードだと
思います。本当にありがとうございました。
さて、ここらで怖い話しでもするか。
中学校教師、山形ユウジロウは、愛車を走らせていた。
助手席には、色とりどりの花束と、それと不釣合いなワンカップがあった。
つづく
広々とした道路の右も左のも、夏の力強い緑の葉で生い茂っている。
5時間、走り続けた軽自動車はそこでやっと止まった。
ユウジロウは助手席に目をやった。グローブボックスに『禁煙!』と書かれた
ステッカーがある。タバコ嫌いの妹、山形アカネが貼った物だ。
ステッカーを一瞥すると、彼は窓を大きく開けて、ラッキーストライクを
胸のポケットから出すと、ライターで火を着け、煙を大きく吸い込んだ。
吐き出された煙は、溜息と共にあった。
爽やかな風に呼ばれて、紫煙は一度出るか出まいか困ったように車内に揺れると、
やがて車外へと吹き流されていく。
つづく
思い出していた。十八歳の春だったか。
揺れる白いワンピースと、木々の合間に消えた女。(第十一夜(白い樹海)参照)
思い出す度に、ユウジロウの足は樹海へ向いた。
ポケットに入っていた携帯用の灰皿に吸殻を押し込むと、窓を閉め、
花束とワンカップを持って外へ出る。
ゆったりと風が吹いていた。
何も変わっていないようで、全く同じというわけでもない。そんな風景の中を
進んでいく。地面から飛び出した太い根。たくましい枝葉の間からこぼれる陽。
生命の力強さがあった。ユウジロウは進んでいく。
つづく
忘れもしない大木。この枝に、白いワンピースが揺れていた。
何を想うわけでもなく、悲しいわけでもない。長い月日があって、
記憶にわずか引っかかった感慨があるだけだった。
花束を丁寧に供えると、ワンカップの蓋を開けその横に置いてやる。
来るたびにワンカップを置くのだから、以前供えたワンカップがあっても
いいはずなのだが、不思議といつも消えていた。今回も、そうだ。
手も合わせず、ただ巨木を見上げて、彼女を吊っていたロープがかかっていた
枝を見上げる。もう一つ持ってきたワンカップは自分で一息に飲み干した。
懐かしい味。彼がワンカップを飲める場所は唯一この巨木の前だった。
そのように、決めていた
つづく
何分巨木を見上げていたか、背後に何か感じて振り返る。
そこには女が立っていた。デニムのパンツにTシャツ。その上に
黒いパーカーを引っ掛けただけの簡単な恰好だった。
まだ若い。可愛らしい顔をしていた。両手をパーカーのポケットに
突っ込んで、ただ、立っていた。
誰もいない。樹海の奥深く。ユウジロウの性衝動が少し揺らいだが、
彼女が一粒、涙を落としたのを見て、萎えた。
「どうしたの?」
少女はただ泣いていた。
つづく
「…見えるの?」
「見える」
あぁ、そうか。十八歳の時と同じだ。本来彼女は、『見えてはならない者』なんだ。
自分も含めて、何かあって、『見えてしまう』そういった存在。
尚更襲う気にならなくなった。襲うだけ無駄だ。触れない。
話を聞いた。
自殺したのはいいが寂しい。どうすればいいのか分からない。歩けど歩けど樹海
から出ることもならず、自分の骸も見つからない。今思えば、もっと生きていたかった。
たまに生きる人をみるが、気付いてももらえず、とにかく寂しかったと、また泣いた。
山形ユウジロウは思い出す。十八の頃。やはり同じこの場所であった女は、
「『四十九日』を過ぎれば何かが起こる」
と言っていた。
つづく
十八歳の頃の記憶をユウジロウは少女に言って聞かせた。
久しぶりに人間と接触できて嬉しいのか彼女は、嬉しそうに、
興味深げに話を聞いていた。
ところが、彼女は死して、もう二月以上経っているという。
つまりは『四十九日』をとっくに過ぎている。
「どうすれば『成仏』ってできるの?」
困った質問だった。お経でも唱えればいいのだろうか。
少々馬鹿馬鹿しいと思いながら、ユウジロウは知っている限りの
経文(とはいえ『南無阿弥陀仏』とか『南無妙法蓮華経』とか、短い
ものだが)を唱えたが何も起こらない。
つづく
更に少女は『自分の身体を見つけて欲しい』とも言う。
二ヶ月以上たっているという点で、どれほど腐敗が進んでいるか
分からない。場合によっては相当無残な状態になっている可能性
もある。ユウジロウは止めたが、それでも彼女の決心は固かった。
やむを得ず、探す。彼女の記憶だけが頼りなのだが、妙なことを
言う。すぐ近くに『確かにここだった』という場所があるらしいのだ。
二分も歩かないうち、その場所はあった。
「ここかい?」
「そう…思うんだけど…。そこに枝があって、そこにロープかけて」
指差す先には、どうも枝が折れたらしい箇所があった。
つづく
色々と聞いてみたが、自殺を試みた時の記憶がいまいち鮮明でないようだ。
困りあぐねていると、背後の茂みががさりと鳴った。
「なぁにしとるね…」
作業服姿の老人だ。またややこしいのが来たな、ユウジロウは思った。彼も
『見えてはならない者』の一人だと思ったからだ。しかし、それは違った。彼は
地元の生きた人間だった。
「なにしてるね。あまり奥に入ると、出れなくなるぞ」
老人は、ユウジロウを自殺をしにやって来た人間だと疑っている様子だ。少女の
方には目もくれない。つまりは見えていないのだろう。
「生きてりゃそりゃ辛いこともあるだろうがね」
つづく
延々人生を説く老人に、自分は自殺をしに来た人間ではなく、
自殺した友人を供養しに来た者だと言った。
途端、老人は警戒心めいたものを解いた。
「そうかそうか。そういうことか。なら、いいんだがね。でも迷うといかんよ」
「この辺はやはり自殺する人、多いんですかね」
「ん。余り奥には行かんのだな。やっぱり、どっかで『見つけて欲しい』と思う
んだろうかな。ちょうどこの辺りが一番多いよ。二月ばかり前にもその、あんた
が立ってるあたりで、まだ若い女の子の首吊りがあったよ」
驚かすような口調で老人は言った。顔ははかなんでいるような笑っているような
複雑な表情だった。
つづく
思うところがあった。『二ヶ月前』、『若い女の子』、まさか、この
少女のことではあるまいか?
「そ、その女の子はどうなったんですか?」
「ん。それが幸運というかな、助かったんだ」
「助かった?」
「枝にロープを引っ掛けて、首を括ったんだが、枝が細かったんだなぁ。
死ぬ前に枝が折れちまった。でも意識はなくしてたんだなぁ。そのまま
ぶっ倒れててな。俺が見つけたんだ。てっきり死んでるモンだと思ったが
脈があったで、病院に運んだんさ」
「どこの病院ですか?あっちの国道、まっすぐ行ったなら、大きな病院
があるで、そこに運んだよ」
つづく
>>863 すいません。最後の部分、
------------------------------------------------------------------------------
「どこの病院ですか?あっちの国道、まっすぐ行ったなら、大きな病院
があるで、そこに運んだよ」
------------------------------------------------------------------------------
を以下のように修正します。申し訳ありません。
------------------------------------------------------------------------------
「どこの病院ですか?」
「あっちの国道、まっすぐ行ったなら、大きな病院
があるで、そこに運んだよ」
------------------------------------------------------------------------------
どうも老人は、自殺志願者が自殺しないように、また自殺した者が
いれば通報するなりして、遺体を片付けるボランティアの人間らしかった。
そういうと老人は何もかも知り尽くした足取りで樹海の奥へ消えていった。
途端少女が言った。
「今のあたしの話だ!」
「やっぱりそうか!」
「うん。よく覚えてないけど…」
とにかくその病院に行ってみようということで、二人は樹海を出た。古ぼけた
赤い軽自動車に乗り込む。
ユウジロウは考えていた。彼女の本体が生きているとしたら、今隣にいる
彼女は一体何なのだろう…?
つづく
病院はすぐに見つかった。大きな総合病院である。
ユウジロウは受付で、二ヶ月前に運び込まれた少女のことを尋ねた。
答えはすぐに返ってきた。容態は落ち着いているが意識が戻っていないようだ。
とりあえず面会を求めると、部屋を教えてくれた。
少女を連れて、向かう。
西日の差し込む明るい部屋。窓からは樹海の緑が眩しく見えた。これで富士山
まで見えれば正に絶景といった趣だ。
何かの医療機器が、小さく、ブーンという音を立てている以外に音はなく、部屋は
静かだった。ベッドに近づくとその音に、少女の寝息が重なった。
つづく
顔を覗き込む。酸素マスクのようなものをつけているが間違いなく彼女だ。
今、同じ部屋に、肉体の少女と、そうではない少女がいる。
二人いるが、同一人物だ。
不思議な感じだ。ユウジロウは確かに『人あらざる者』『見えてはならぬ者』
を見る目を持っている。しかしそれを研究しようとか、解明しようとか思った
ことはない。だから、魂とはこういうものだとか、霊とはこういうものだとか、
意識と魂の関係であるとか、心と魂の違いであるとか、そういったことは全く
分からなかった。それにしても奇妙な感覚を覚えた。
片方は入れ物で、片方は中身だ。本来ならばそれが分離することは死を
表すのだろう。しかし、入れ物は入れ物で、呼吸し、意識はないが生きている。
つづく
「自分で自分を見て、どう思う?鏡を見ている感じ?」
興味半分でユウジロウは聞いた。
「ううん。なんか…自分だなぁって思うだけ」
「へぇ…」
と、彼女の担当らしい看護婦がやってきた。
「失礼します」
「あ、お世話になってます…」
軽くユウジロウが頭を下げると、看護婦は手馴れた感じで
点滴のパックを取り替え始めた。
つづく
一応尋ねる。
「どうなんでしょう。彼女は?」
「身体も大丈夫だし、どこにも問題はないんですけどね…
意識だけが戻らないんですよ…」
忙しそうに看護婦は部屋を出て行った。
「どうする?このまま死ぬこともできるし、生きることもできるよ」
少女は黙っている。思案しているようだ。何で自殺しようとしたのか、
理由をユウジロウは聞かなかった。興味もない。ある意味無関心だった。
死ぬも生きるも彼女の自由。
頑張って生きなさいとも言わないし、死を勧めもしなかった。
時間だけが経った。
つづく
緊張感を削いだなきさまー!
「なかなか決められないよ」
「でも自分で決めることだよ」
「少し、考えてみる」
「じゃ、俺は帰るよ」
「…色々ありがとう」
「いや…」
少女を残して部屋を出る。ドアが閉まった。
しばらく待つ。彼女が結合を果たして意識を取り戻し、
ありがとう!と叫びながら抱きしめてくれる。
つづく
そして二人は熱い抱擁のあと、熱烈なキスをして、病室に戻り
ベッドの上で、「俺で、いいのか?」「あなたじゃなきゃイヤ!」
などという話になって、まだ名前も知らない彼女の身体をまさぐり、
勃起を果たし、
「やだッ…こんな所でっ!」
「いいじゃないか…生きる悦びを分かち合おう…」
などと語りながらセックスする。
そんなことを想像したが、待てど暮らせど彼女は病室から飛び出て
くることはなかった。
生きるか死ぬか、相当悩んでいるのだろう。死のうと決めた時も同じ
だけ考えたのだろう。ユウジロウは諦めて、また赤いポンコツの軽自動車
に乗り込むと、自宅へ向けて走り始めた。
終
>>847 すいません。まとめたら全然違う話になってしまいましたTT たった何日か書かない
だけで『勘』って鈍るんですね。痛感しました。
上手くネタを活かしきれたでしょうか…?不服だったら本当に申し訳ありません。
これは読んでくれる方全員にも言えます。まだ何となく本調子じゃない気もします。
生暖かく見守ってくだされば幸いです。
ありがとうございました。
作者さん乙です!
新しいパソコン買ったんですね。誰だよ死亡フラグって言ってたのW
ユウジロウでも幽霊には欲情しないんですね、意外でした。
ずいぶん前に仲間とトレッキングで樹海行った時の話なんですが、
ちゃんと地図もって行ったんですよ。
で、樹海の中の登山道(?)歩いてると分かれ道があって、そこに立て看板がしてある。
その看板には地図とは逆のことが書いてある。で、どっちが本当なんだろうって迷ってたら
ちょうどタイミングよく地元のおっさん風の人が歩いてきたんですよ。
「看板と地図の方角が逆なんですけど、どっちが本当なんですかねぇ」って尋ねてみたら、
おっさんは看板に書いてある方が正しいと教えてくれたんです。
お礼を言うとおっさんは歩いて行ってしまったんですけど、そのあと、
やっぱり地図の方が正しいんじゃないの?って話になって、看板とは逆のほうに歩いていったら、
ちゃんと目的地にたどりつくことができました。
まぁ、それだけの話なんですけど、おっさんは何で嘘ついたのかなぁって今でも気になります。
サークルの後輩連れて行ったときは迷っちゃって・・・獣道みたいなのがいつのまにか、
完全に道がなくなってる。もどることもできない。
山だと、とりあえず山頂を目指せばどうにかなるんですけど、樹海の中は前も後ろもわからない、
「やっべー」と思いつつも後輩の手前「俺に着いてくれば大丈夫!」って虚勢を張って黙々と歩き続けました。
その後無事に本道に出れたんですけど、あんときはマジで焦りましたよ。
そんなこんなで、思い出たっぷりの樹海の話がまた出てきてうれしかったですW長文駄文スマソ
>>874 私は実際樹海に行ったことないんですよ。あーいつだか記憶がないほど以前、
氷穴…といったかな風穴といったかな、何か洞窟みたいなものには行ったこと
あるんですけどね。樹海そのものには入ったことないので、想像で書いてしまっ
て…。そんなわけで詳細が描写ができず、こんなもんかなぁと書きました。
しかしその、立て看板とおじさんの話、ちょっと、不思議でちょっと怖いですよね。
おじさんの言うほうに行ったらどうなっていくか…なんて怪談風に考えると
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブルですww
作者さんお疲れ様です!面白かったです!
まとめるの上手〜。(^^)
これから本格的に怪談の季節なんで色々と楽しみに待ってます。
ユウジロウ風百物語とか。。
私は看護士なんですがユウジロウが中学生を連れて福祉実習にでも
来てくれないかなぁ、実習に使う人形とかめっちゃ怖いですよww
ユウジロウに見せたいなぁ。
樹海は私も行った事が無いですけど洞窟も恐ろしいですよね。
洞窟の奥から吹いてくる風、あれは恐ろしい。。。
乙です
創作のヒントにでもなれば、と思いカキコします。
以前『あなたの隣に誰かいる』というドラマで、「蟲姫物語」
という話しがあったんです。
お姫様に恋をしてしまった貧しい男は、身分の違いから近付く事もできない。
姫の祝言の夜、男は蟲に姿を変えて思いを遂げようとするが、
姫の夫となる人に踏み潰されてしまう。
蟲男が人間の姿に戻った時には、すでに長い年月が過ぎていた。
蟲男は姫の娘に近付き女の子を産ませ、姫の娘を殺して子供を奪う。
呪われた蟲男は、その子が成長したら関係を持ち、女の子を産ませる。
そして殺害して赤ん坊だけを奪う…
呪われた永遠の命を生き続ける蟲男は、姫の面影を求めて
自分の娘に自分の子供を産ませ、またその子にも自分の子供を…
という話しなんですけど、何かに使えそうだったらヨロシクです!
>>876 ユウジロウ風百物語なんて恐ろしいこと言わないで下さい。ただでさえネタ不足
なんですから!w でも現時点で…26話かな?皆さんの応援で100話までいけたら
幸せですね。まだ1/4ですけどw
>>877 ちょっと難しかったので、ぐぐってみました。壮大な愛の物語というか復讐の物語という
か…。実際に伝わる話なんですかね。『蟲姫物語』というのは。ぐぐってみると、その、
『あなたの隣に誰かいる』というドラマと必ずセットで語られているので、ドラマ用に作られた
話なのかなぁ。しかし元々似たようなエッセンスを含んでいる気がしますね。
犬になってなお、アカネのそばにいようとするユタカであったり、自分を強姦した男に恋
をして、強姦魔との間に生まれた子を育て、強姦魔と瓜二つになった我が子と交わって
しまう女の話(第十七夜(禁忌の鎖))であったり…。
壮大で緻密な物語ですので、下手に真似ればそのままの丸パクりになってしまいそう
ですし、ちょっと失敗すると意味そのものが分からなくなるという危険なモチーフですね。
とりあえず頭の片隅には置いておきますが、今のところ、その壮大な物語を紡ぎあげる
自信がありません。でもいつか使うときが来たならば、使わせて頂きます。アイデアを
頂いて感謝します。まだすぐに採用できないことをお詫びします。すいませんでした。
879 :
877:2006/07/25(火) 18:33:09 ID:fJUc1uVSO
了解でつ(゚Д゚)ゞ
説明不足でスマソ。わざわざググッて頂いたなんて。
ドラマ用の物語だと思いまつ…
てか、謝らないで下さいよぉ!こっちが恐縮しちゃいます。
投下すれば何でも採用してもらえる、なんて思ってないですから(・∀・)
何かのきっかけにでもなれば、と。
私の場合はそんな感じなので、気にしないで下さいね( ´∀`)σ)∀`)
>>878作者さん
ユウジロウ風百物語っていうのは、生徒たちの百物語にユウジロウが付き合わされる・・・
とか、そういう意味なんじゃないですか?(876さん本人ではないですが)
個人的には、面白そうなモチーフだと思いますよ。
もちろん、山形先生の話が100話までいくのも是非お願いしたいところですw
>>879 恐れ入ります。やっぱり自分でネタ募集しておいて、いざ手に余るようなら却下
ってのは自分的にも気分が悪いもんでして…。お気遣い、痛み入ります。
>>880 あー!なるほど!それは面白そうですね!次使ってみようかな…。ただ今夜は
どうも体調が優れません。何だか元気なんですが眠くて眠くて…。どうしたんで
すかね。よくマンガ家さんなんかで、怪談を扱ったら体調を壊した、なんて話を
聞くんできになりますww というわけで今日は休ませていただいてまた後日と
いうことで…。
読んで下さる方がいる限り続けるつもりなので、100話まで行きたいですね。
本当にそう思います。
>読んで下さる方がいる限り続けるつもりなので、100話まで行きたいですね。
頼もしいお言葉!山形isフォーエヴァーですね!?
>>874を書き込んだ者です。
ちょっとしたネタを投下させていただきます。
私が西表島に行ったときに聞いた噂話です。
西表島はそのほとんどがジャングル。
ジャングルを縦断するトレッキングコースがあり、自然慣れした旅行者達の中にはジャングルを縦断する人もいます。
私も1泊2日でチャレンジしてみました。
そのときに噂として聞いた話なんですが、なんでもジャングルのど真ん中で鍋作ってるおじさんがいるそうなんですよ。
で、通りかかった旅行者達に「ちょっとつつかない?」なんていって鍋を勧めてくるそうです。
おじさんが美味しそうに食べてるのを見て、「じゃ、ちょっとだけ」なんつってつついてみると・・・結構美味いらしいです。
しかし、その鍋の中には実は様々な怪しいきのこが(おじさんの長年の勘で培った絶妙のブレンドで)まぜてあり、
おじさんは耐性ができてるので、大丈夫なんだそうですが、
耐性の無い一般人がたべると、激しくトリップしちゃうんだそうです。
それで、おじさんは旅行者達の中の一番かわいい女の子を隠し小屋に連行して美味しくいただく・・・。そんな噂でした。
真偽のほどはわかりません。
もちろん私はそれらしき人には会うことができませんでした。いたら弟子入りしたかったのですがw
なんか山形先生向きのエピソードだなぁと思って紹介してみました。
そろそろ野獣のごとき山形先生の話も読んでみたくなってきましたので、もし使えそうでしたらよろしくお願いしますwww
うはww山形先生っぽいw
鍋を煮込みながら、
『カワイコチャンノオマンコハ、オレノモノダ!』
とか言ってそうw
>>883 ネタありがとうございます。樹海の話といい、日本各地のそういった森というかな、
トレッキングと言うんですか?私なんかはインドアな人間なんで縁もない話ですが、
行ってらっしゃるのでしょうか?素敵な趣味をお持ちで羨ましいです。
早速ネタは使わせて頂きますが、少し『山形先生』なりのアレンジを加えたいので、
次の次の話になると思います。待っていて下さい。
それでは。
さて、ここらで怖い話でもするか。
パソコンを使った授業の担当、ということもあって、山形の自宅のパソコン
には教え子からのメールが届くこともあった。
つづく
夏休みも真っ盛りの暑いある日、山形ユウジロウがメールチェックをしていると
何通か生徒からのメールが届いていた。
『携帯電話を買ってもらったので記念に一通目のメールを先生に送ってみました。
届いていますか?』
『今家族旅行でドイツに来ていま〜す(^^)/ ドイツにもインターネットカフェってある
んですね。フリーメールからメールしてみました!』
添付ファイルにはドイツの街並みを写した写真があった。
別段生徒と仲良くしているわけでもないのでメールといってもその程度のものだ。
適当な返信を返した。
つづく
ドイツか…ビールが美味そうだな、昼間から何だが出かける予定もないし、
ビールでも飲むか…。
アカネは友人と新しくできたショッピングモールに買い物に出ていていない。
遠くからセミの鳴き声が聞こえる。ありきたりな、夏の午後だった。
冷蔵庫から取り出したビールの缶は程よく冷えていた。
再びパソコンに戻る。と、今、ビールを取りに行っている間にもう一通メール
が届いていた。
タイトルには『山形先生へのお願い』とある。
何事だろうとビールを一口喉を鳴らして飲み込むと、メールを開いた。
つづく
要するに、『百物語をやりたいので、協力してくれないか?』ということだった。
確かに、山形ユウジロウ、『人に見えてはならない者』を見る目を持っている。
そんなことから、授業の雑談として、怖い話を聞かせることがままあった。
それが故の協力要請なのだろう。
何でも生徒の岩井ジュンコの両親が親戚の結婚式に出席する都合で、三日
ほど留守にするというのだ。
この岩井ジュンコの家が山形自身は直接知らないのだが、相当な屋敷であることは
噂で聞いていた。
その家の広間を使って百物語をやろうということらしい。
つづく
一晩がかりらしいので、いくら両親が留守とはいえ、生徒の家に教師が泊り込むのは
問題だろうと返信をしたが、『両親も了解済みだ』という。
夏休みではあるのだが、生徒の徹夜遊びにに教師が協力するのもどうだろうとも思ったが、
一応ユウジロウは『了解』のメールを出した。
その後もしばらく詳細な打ち合わせがメールでなされた。
三日後の夕方、教えられた住所にたどり着くと、やはりかなりの屋敷があった。表札には
『岩井』とある。
まだ集合しきっていないのであろう、見知った顔が二、三人、彼を出迎えた。
部屋の広さも考慮して参加かる人数は山形含め十人になる、ということだった。
つづく
続々と生徒が集まってきたが、ユウジロウにとって、嬉しい誤算があった。
なんと、岩井ジュンコの大学生の姉と、その友達二人も参加するというのだ。
つまり、教え子である中学二年生の女子が六名、大学生が三名、それに
山形ユウジロウの合計十人。ユウジロウ以外は全員が女だ。
やや使い古された言葉でいえば『ウハウハの状態』である。
メンバーが集まり、会場となる広間へ。そこは少し変わった造りの部屋だった。
妙に長細い部屋で、部屋の用途が分からない。実際家の者も持て余している
ようで、清潔にはしてあるが何もない。一面フローリングである。
何となく、何かの道場のような風情だ。
確かに床に直接ぺタリと座って百物語をするには最適な部屋だろう。
つづく
知らない者も少ないだろうが、本来、百物語は百本のロウソクを立て、
参加者で順に怪談を披露する。一話語り終わるごとにロウソクを一本ずつ
吹き消していき、百の話を終え、いよいよ百本目のロウソクが吹き消された時、
何かが起こる、というものだ。
しかしいくら部屋が広いといえど、百本のロウソクを立てるには無理があるし、
下手をすれば火災の危険性もある。
というわけで、とりあえず十本のロウソクを立て、十話すごとに一本ずつ消していく
という方法が取られた。
十人のメンバーに十本のロウソク。一人当たり十話の怪談を披露することになる。
山形ユウジロウは少し懸念した。このタイプの『百物語』自分も幼少の頃より
何度か経験したが、最後まで到達したことがない。
つづく
まず夜、静まり返ってからのスタート。そこから百話のリレー怪談。
話が下手な人間も間違いなくいる。その退屈から来る眠気とだらけ。
一人で十話の怪談を話すのも大変だ。自分で経験した話であれば
忘れようもないが、とりあえず『百物語』をやるということで、直前に
怪談の本などを読んで、『一夜漬け』で仕込んだ話しもあるかもしれ
ない。それを忘れてしまい、十話、語れずに終わる者もいがちだ。
更には余りにありきたりな話、都市伝説として流行している話が確実に
ダブる。誰が何を話すかは分からない。だから、自分の揃えた話が既出
に陥る場合もある。
結局適当になり、お開き、というパターン。今までユウジロウが体験した
『百物語』は全てそうだった。
「やべー、その話、俺がしようと思ってたのに」、「おいその話さっき出たぞ」
そんな言葉が出る雰囲気の中、『百物語』など続くはずもない。
つづく
しかしユウジロウ、今回はそうなるまいと意気込んだ。
主催者である岩井ジュンコの姉、キョウコの友人だという
ユリという女。これが美人だった。更にかなりの巨乳だ。
「ミタイ!モミタイ!サワリタイ!!」
「え?」
「なんでもない。安全に『百物語』を終える呪文だよ」
「…へー…」
十本のロウソクを円形に立て、メンバーも円形に座る。
自分で十話、話し終えたら目の前のロウソクを吹き消す。
そして十本目のロウソクが消えれば、この部屋に闇が訪れる。
つづく
その闇。ユウジロウが求めたものはそれだった。
部屋の電気を消し、ロウソク十本分の頼りない光の中、
主催者であるジュンコが言った。
「これより、『百物語』はじめたいと思います…」
静かなトーンだった。美しい声がすぅと壁に吸い込まれるような。
「その前に…」
ユウジロウが口を開いた。
「注意事項があります。私は…かなりの数の『百物語』を経験し、
恐ろしい目にあったこともあります」
びりりとした緊張感が、部屋の中に流れた。
つづく
すいません仕事の電話で・・・しばらく中断します
「必ず守って頂きたいことがあるのです…。まず最後、今回は百では
なく十本のロウソクですが、それが全て消え、闇に包まれた時、決して
声を上げたり動いたり、しないで頂きたいのです…」
更に続ける。九人の視線を痛いほど感じながら。
「何かが見えて、一人がパニックを起こすと全員にパニックが伝染し、
その混乱の、心のスキに乗じて手に負えない事態になることがあるん
です…。ですから何が見えても、何を感じても、最低十分…。闇の中で
十分は相当長いですが、黙ってじっとしてほしいのです。と、いうか、
本来『百物語』の作法として、そういうのがあるのですよ…」
周りから感心の溜息が漏れた。散々怖い思いをした後で、闇に十分
包まれる…。どれ程の恐怖か計り知れない。しかしそれがまた魅力的
でもあった。
つづく
夜のしじまを待って、いよいよ『百物語』は決行された。
十、二十と話は進んでいく。箸が転がるだけでも可笑しい年頃、
というのは恐怖という感情においてもいえるのだろうか。大して
怖くもはない話で盛り上がる。ユウジロウは退屈だった。
しばらくあって、果たしてそれは起こった。皆が眠くなり始めたのだ。
徐々に話し手も適当な話でお茶を濁すようになる。
『まぁこんなもんだろう』
ユウジロウは考えていた。しかし、彼には目的があった。暗闇になる。
十分動くなと言ってある。その間、お気に入りの女子大生ユリの身体
を触りまくる。
先ほどの『百物語の作法』などというのは嘘八百だった。
つづく
「そろそろ夜もふけてきたので、一人当たり五つ、話す
ようにしましょう…」
司会ぶってユウジロウが言うと、なんとなく安堵の空気が
流れた。皆もダレでいるのだ。
そんなこんなで、いよいよロウソクは残るところ一本となった。
話し手はユウジロウだ。今までは『友達の先輩の彼女の話』
などという真偽のハッキリしない話が多く退屈だったが、ユウ
ジロウの体験は、全て自分自身が体験した話である。
迫力と生々しさが違う。怖さに身を縮ませている者もいる。
いい雰囲気だ。そしていよいよ時は来た。
「…という話なんですよ…」
つづく
静まり返っている。ユウジロウはユリの座っている場所をよくよく頭に
叩き込んで、
「では、最後のロウソク、消させて頂きます…」
と、息を吹いた。静かだった。
ユウジロウは無言で立ち上がろうとしたが、無理だった。
「?」
身体が動かない。上から押さえつけられているようだ。まさか!
こんな時に『金縛り』か!!後ろから荒い息が聞こえる。
つづく
『若い男は…えぇのぉ…』
老婆だ。老婆の霊がいる!誰か電気を着けろ!
周りでぼそぼそと声がする。
「十分ってまだ?」
文字盤が光るタイプのデジタル時計をしている女子も小声で言う。
「まだあと8分もあるよ」
老婆ははあはあと耳元に息を吹きかけながらユウジロウのペニスに
手を伸ばす。しごかれる。
インポだったが、暗闇になった瞬間、ユリの肢体をまさぐろうと決めた
瞬間、勃起を果たしていたのだ。
つづく
『ほぅれ…イチモツがこんなに固くなって…おひょおひょおひょ…』
老婆の責めは続く。声が出ない。早く…十分…。
やがて老婆は前に回った。白髪の老婆だ。歯の一本もない。たるんだ
頬がブルドックのように垂れている。
『さて、頂くとするかのう…』
歯茎が直接ペニスに当たる。快感!快感であるが相手は老婆だ!
声もだせずねっとりとペニスをしゃぶられ、約十分。
「そろそろ十分経ったので電気着けます。先生、いいですか?」
何も返ってこない。
つづく
「先生?着けますよ!?」
返事はない。
「えーやだー」
「早く!着けちゃいなよ」
電気が着けられた。
そこには股間を押さえ、泣いているユウジロウの姿があった。
「な、何かあったんですか!?」
「うっうっ…」
泣くことしか出来なかった。老婆にしゃぶられ、ねぶられ、果てたのだ。
何もユウジロウは語らなかったが、大の男が泣くほどの恐ろしいことが
起こったのだということで、『百物語』はそれなりの盛り上がりを見せて
終わった。
一様に、山形先生に何が起こったのか、彼が何を見たのか知りたがったが、
ユウジロウは決して口を開かなかった。
後に二学期が始まり、生徒の間で、『百物語をやったのだが山形先生に何かが
起こったらしいが、余りに恐ろしいことで山形先生は何も語ろうとしない』という
話題が盛り上がったが、その話を聞くたびに憂鬱を覚えるユウジロウであった。
終
すいません…。途中で仕事の電話がかかってきてしまい、これから
ちょっと仕事を片付けなくてはならなくなりました。。ですので本来は
別のエンディングを考えていたのですが大幅に変更し(早く終結させる
為)、納得できない終わり方になってしまいました…。
つまらないと思った人、いると思いますが、申し訳ありませんでした^^;;
乙です!いつもと比べてひとひねり少ないと思ったら…WWW
仕事第一ですが、気が向いたらもう一つのエンディングの話も書いて下さい!
気になって眠れないですよ!
>>905 やっぱりひねりたりなかったかなぁ。って今見ても『これはヒドい』って話ですね。
>>まとめサイト管理者様
>>タイトル職人様
よって、『百物語』の回、永久欠番とします。タイトルも不要です。申し訳ありませんでした。
今度はちゃんとします^^;;
さて、ここらで怖い話でも書くか…。
ある噂を聞いて、山形ユウジロウは息巻いた。自宅からクルマで
三時間ほど走った辺りにある松ヶ森という森。鬱蒼とした森だが、
地元ハイカーには手軽に本格的なトレッキングができると人気の
ある森だ。
つづく
その松ヶ森に『山の老人』という人物がいるというのだ。
行きつけの居酒屋でハイカー同士のサークルだろうか、
若い連中が話していた内容。それはユウジロウを興奮させる
内容だった。
松ヶ森の奥深くに、『山の老人』という老人がいる。そしてその老人は
深い森のど真ん中にも関わらず、鍋で何やら炊いている。周囲には
鍋の美味そうな香りが漂っているという。
そして、『山の老人』はやってきたハイカーに鍋を勧める。その美味そう
な臭いと、朴訥で優しそうな老人の誘いを断るのもはばかられて、ハイカー
は勧められるまま鍋を口にする。
これが実に美味いのだそうだ。ところが、それは、『山の老人』の罠
なのだ。松ヶ森に生息する様々なキノコ。毒キノコもあれば、食した人に
幻覚を見せるようなキノコもある。
つづく
『山の老人』の鍋には、そんな各種のキノコが混入しているのだ。
『山の老人』は長い時間をかけ、自分の身体をキノコの毒に慣らして
いるので何事もないが、初めて食べる者にとっては堪らない。
食して何分もしないうちに幻覚を見たり気を失ったりと、キノコに毒される。
そして『山の老人』は、その中の気に入った女を小屋に運び入れては
犯すというのだ。無論キノコの中には性的快感を高め、催淫作用のある
ものもある…。
話を聞くなり居酒屋の会計を済ませ、自宅に飛び交えるとさっそくハイキング
の準備を始めた。一時期、登山サークルにも所属していたことがあるので
一応の道具は揃っている。
松ヶ森を歩くには二種類ある。松ヶ森の外側に沿って、平坦な道を行歩いて
松ヶ森の周囲をぐるりと一周するコースと、松ヶ森を突っ切って、向こう側へ
出るコース。
つづく
松ヶ森を一周するコースはかなり初心者向けというか、
簡単なピクニックといった感じだが、松ヶ森を突っ切る
のはかなり本格的なトレッキングコースだ。
松ヶ森の中央に近づけば近づくほど森は深く、鬱蒼とした
ものになってくる。実際に何年かに一度は遭難する者が出る
程だ。
『山の老人』が松ヶ森のど真ん中にいる、というからには後者
のコースをたどらなければ出会えないだろう。それなりの装備
は必要だ、と山形は考えた。
翌早朝、出発。クルマで三時間。ハイカー用の無料駐車場が
ある。
いよいよ山形ユウジロウは松ヶ森に挑んだ。
つづく
本当にいるのだろうか。それが最大の心配だった。
いなければ元も子もない。
初めて挑むが、元登山サークル出身者とは言えもう何十年も前の話、
しかも特に身を入れて活動していたわけでもない。冗談半分に簡単な
山に何度か登ったという程度だ。
体力もそろそろ落ちているユウジロウにとって松ヶ森はかなりの難コース
だった。
何時間歩いただろうか。地図とコンパスの使い方だけは正確に覚えていた。
そろそろ中央付近なのだが…。
と、鼻腔に何かを感じた。昼なお暗いじっとりとした湿る土の匂いでもなく、
木々の香りとも違う何か。明らかに異質な香りを感じた。
つづく
「なんだ…今のは…」
山の上から松ヶ森へ吹き降ろす風。匂いはその風に乗ってやってきた。
無風になると何も匂わない。
風上へ向けてユウジロウは歩き出した。確かに風が吹くと、何か異質な
匂いを感じる。
近づいている。ユウジロウは直感した。
視界が開けた。自然にそうなったのか、人為的なものなのか、まるで
森の円形脱毛症のように、ぽっかりと木がない。
その真ん中。プロパンガスの小さいボンベにコンロがつながれ、コンロ
には鍋が乗っている。美味そうな匂いが周囲を包んでいる。
つづく
鍋にサイバシを突っ込んでかき回している老人は、ユウジロウに
一瞥をくれると、すぐに視線を鍋に落とした。
恐らく、ユウジロウが女であれば、鍋を勧めてくるのだろう。
誰かと思えば四十がらみの中年男だったから興味を失ったのだ。
「マチガイナイ!ヤマノロージンダ!!」
近づきながらさも興味ありげに聞いた。
「ほー鍋ですかぁ。この暑いのに…」
「こりゃ私の夕食だで…」
「是非頂きたいもんですなぁ!」
「いや、だからこりゃ私の夕食だで…人に食べさすもんでねぇ」
つづく
『山の老人』は思った以上に頑固だ。何を聞いてもろくな答えが
帰ってこない。
確かに、睡眠薬を飲ませて女を犯す犯罪者と似たようなものだ。
色々と警戒しているのかもしれない。
しかしユウジロウはなんとしてもその鍋の中身が欲しかった。でき
ればレシピも欲しい。
それにしても老人は何も語らず、『とにかくこれから夕食を食べるの
でどっかに行ってくれ』の一点張りだ。
仕方ない。どうせ誰も見ていないんだ。
手近にあった大きい石を見つけるとユウジロウは『山の老人』を
殺した。
「キモチイイコトノタメニハシュダンヲエラバズ!!」
つづく
さて、邪魔者はいなくなったが唯一事実を知る人間も死んでしまった。
辺りをウロウロすると、木々の間からロッジのような建物が見えた。
山小屋だった。そういえば老人は昏倒した女性を小屋に運び入れて
犯すと聞いた。ここがその小屋か。
入ってみると案外清潔に保たれていた。そこには家庭用の普通のコンロ
もあって、大きな寸胴鍋が乗っている。
フタを開けてみると、さっきの鍋の匂いと同じ匂いがした。
これだ!!相当な量のスープがある。全てを持って帰るのは無理だ。
ユウジロウは用意していた二リットルのペットボトル四本に、そのスープ
を取った。合計八リットル。十キロ近い重量だ。
つづく
リュックサックにペットボトルを押し込むと、ユウジロウは帰路
についた。
険しい道。重い荷物。ユウジロウは努力する変態だった。
しかし、松ヶ森を出る前に日が暮れた。懐中電灯一本で歩ける
ような道ではない。仕方なく野宿になる。
蒸し暑いぐらいなので寝たらそのまま死んでしまうこともないだろう。
とりあえずベッド代わりにマットを敷いて腰を降ろす。
リュックサックから一本、ペットボトルを出した。これが幻のスープ
か…。見た目は茶色で、しょうゆラーメンのスープか、おでんのダシ
という感じだ。
つづく
とりあえずフタをあけ、匂いを嗅いでみる。美味そうな匂いだ。
と、ふらりと眩暈を覚えた。どうもこのスープ、匂いを嗅いだだけ
でも何らかの影響が出るようだ。
一口、口に含む。やはりおでんのダシのような味だ。もっとシイタケ
のような味がすると思ったのだが、こうやって味わっている分には
キノコのスープという感じはしない。
恐らく様々なモノが入っているのだろう。口に含んだスープを飲み込む。
木から木の妖精が現れた身長は十センチ程度だろうか。いずれ劣らぬ
美女で、四枚の羽を持っている。妖精たちはユウジロウの周りを飛び回
っている。
つづく
そのままシートに身を横たえると、空の星は踊り、月は二つあって、
片方の月には目があって黒目がぎょろりぎょろりと動いている。
不気味ではあるが、見たい。見ていなければならない気がした。
何時間経ったか、時間の感覚がない。ほんの何秒という気もするし、
永遠の時が経った気もする。
と、我に返って腕時計を見た。十分程度、経っていた。もう星は動かず、
月は一つで、妖精も失せた。
凄まじい即効性!
「コレハスゴイ!!」
つづく
数日後。ユウジロウは、準備をしていたおでん屋台の店主を
殺して川に投げ捨てた。
屋台が必要だったからだ。おでん鍋に、『山の老人』特製スープ
を満たし、具を入れる。立派な『おでん』だ。
屋台をひいてユウジロウは、女性専用マンションの真ん前に屋台
を開いた。
夏におでん。売れるだろうか。しかも若い女性がおでんの屋台で
飲み食いするだろうか。ユウジロウの脳はそこまで考えなかった。
女性専用マンションだから、ポツリポツリと女性は歩いてくる。しか
し屋台を一瞥すると、そのまま無視してマンションへと消えていく。
おでんはぐつぐつと煮立って、いい感じだ。その湯気…。
つづく
香りを嗅いだだけで眩暈がする代物。そのもうもうと立ち上る湯気に
ユウジロウは完全にやられていた。
目は座り、口は半開き、更に今後の展開を期待してニタニタと笑っている。
もしも客が来たとしても、その顔を見れば逃げ出すだろう。明らかに
『危ない人』の顔だ。
ところが、ノレンが動いた。美女だ。ほんのりと頬を赤く染め、酔っている
らしかった。
「いいいいいらっしぇ〜」
見事呂律が回っていない。ユウジロウは湯気で完全に頭をやられていた。
しかし客の女もほろ酔いで、いちいちユウジロウの危ない人っぷりに構って
いられない様子。
つづく
「おじさん、酒!お酒!あとおでん適当に!」
「へ〜い」
コップに酒をまともに注ぐこともできない。一升瓶を握る手は
ブルブルと振るえコップに入っている日本酒の倍以上の日本酒
が地面にこぼれていた。
「おおおおまちど〜。おでんも…オイシイデスヨ!!」
適当におでんも更に盛り付ける。『山の老人』特製スープがたっぷり
と沁み込んだハンペンにチクワ…。
「あ、これ美味しい〜」
「オイシイデヤンショ!オイシイデスヨ〜!シタクナリマスヨ〜」
つづく
たちまちのうちに女も『山の老人』風おでんの虜になった。腰も
まともに立たない。何でもないことが可笑しくてしょうがない。
「あーあたしもうだめ。帰る〜。いくら?」
「お金なんてね、お金なんてね、カラダデハラエ〜なんちて〜」
「おじさん、立てないよぉ」
「腰に来てますからね!家までお送りしますよ!!」
ユウジロウは表に回って、女に肩を貸した。美人だ。
「コンヤハイタダキ!!」
傍目には、泥酔したカップルという感じだろう。お互いにフラフラになりながら
女性専用マンションへ入っていく。
つづく
wktk!
「な、な、何階れすか?」
「ん〜と…2階」
ぐでんぐでんになりながら階段を上がる。何とか部屋の鍵
をあけて、二人で転がり込む。
そのまま玄関で熱烈なキスをする。
「あ〜おでん屋さん…いいわ…」
「一緒に気持ちよくなりまひょ〜」
「あぁ…」
果たしてそこに快楽はあったのか、滅茶苦茶なセックス。身体中を
べろべろと舐め回し、勃起はするものの、視界がぼんやりぼやけて
ヴァギナの位置すら確認できない。
つづく
「あれーはいらないなー」
「そこはおへそですぅ〜」
「アハ!オヘソニイレヨウトシチャッタ!!」
「や〜んおでん屋さんおちゃめ〜」
「ア!イッチャッタ!」
一体『山の老人』のスープにはどんな効能があるのか、何の刺激もないのに
山形先生は射精した。たちまちチンポが萎えていった。
女は物足りなそうだ。
「ねぇ…もっとしてよぉ…」
「だめだよぉもう立たないよぅ…」
つづく
それにしても美人だった。快楽をねだる姿もたまらない。
ユウジロウは思い立って、携帯電話を取り出すと、カメラモード
にして彼女のあられもない姿を撮影した。
写真として鑑賞できるし、もし後に訊ねた時、記憶障害で
「あなたなんかしらない」
と言われたときに、この写真で脅迫すればまたセックスができる
かもしれない。
「オレッテアタマイイナー!」
「や〜ん…写真なんか恥ずかしいよぉ…」
「ほら…もっと足開いて…そうそう…」
つづく
全裸でM字開脚する写真。ヴァギナもばっちり映っているはずだ。
「ねぇおでん屋さん…またエッチして!お願い!あたし、変になりそう!!」
「いいよいいよ明日も来るからね〜」
「絶対だよ?」
「絶対絶対」
とりあえずフラフラになりながらユウジロウは帰った。屋台もほったらかしだ。
エッチな写真で脅迫してセックスする。ユウジロウも一度やってみたいと思っていたことである。
しかもあの美人だ。もしかすると『山の老人』スープの影響で、今夜の記憶はないかもしれない。
つづく
しかしこの写真が何よりの証拠になるのだ。
「言うこと聞かないと、この写真をバラまきますよ?」
「…!それだけは…」
「じゃあ俺のいうことを聞きなさい…」
「分かりました」
そして飽きるまでもてあそぶのだ。
「タノシミダナ!」
何とか自宅にたどりつくと、そのまま玄関で倒れるように眠った。
次の日の朝、アカネがユウジロウを起こした。
つづく
「どこで寝てんのよもう…しばらく留守にしたと思ったら…」
「ん…すまんすまん…」
なんだっけ?しばらく記憶が戻るまで時間がかかった。
しかし携帯電話を見た瞬間、思い出す。そうだ!昨日の美女!
携帯電話の写真フォルダ。そこにあった写真は、
M字開脚する五十近いオバサンの写真だった。全てそうだった。
ユウジロウも『山の老人』スープの湯気にやられて、ラリっていたのだ。
数日間、アカネが何をしてもユウジロウのペニスが立つことはなかった。
終
ネタ提供者ですが、何気にライブでみたの初めてでしたW
老人のスープはありがたいような、そうでもないような微妙な代物でしたねWWW
ラリってハメるのは男子永遠のテーマですので、いつかは私も体験してみたいものです。
ユウジロウも久々にエロパワー全快といった感じでよかったですよ!乙です!
>>931 毎度どうもです。若干スランプ気味で、エロとオカルトのバランスが取れなくなってる
んですよね。多分パソコンを新しくした辺りから、読んで下さる人の数減ってるんじゃ
ないかなってそんな気がします。
原因ははっきりしてるんですよね。期待に応えようとし過ぎ、みたいな。もうちょっと
自由にできればいいんだけど、どうしても変な気を使ってしまう。
質が落ちてきたな、と感じる方、多いんじゃないでしょうか。
そんな中でお褒めの言葉を頂き、少し恥ずかしいです。スレもそろそろ終盤、『2』の
需要はあるのかなぁ。あったとしたら書くのが大変、なかったとしたらちょっと寂しい
そんな感じです。ありがとうございました。
>>906 こんにちは。
まめにチェックしておりましたが、感想などは名無しで書き込んでおりましたので
この名前ではお久しぶりですw
復帰を心待ちにしておりました。早速の作品も、お疲れ様です。
ところで、百物語の話は永久欠番にしてしまうのですか?
自分としては、それはあまりにも勿体無いと思いますよ。
老婆の色情霊、おもしろいではないですか。オチもいいですよ!
股間を押さえて泣くユウジロウには同情しつつ、笑ってしまいましたもん。
しかも昨夜のうちに、まとめサイトにはうpってしまっているんですよ。
作者さんがどうしても納得できないのであれば、仰せの通りにするしかないとは思いますが…
やはり欠番にしたいと思われるのでしたら、時間のあるときにでも
別のラストを書いていただけませんでしょうか?
そちらもアナザーストーリーとして、まとめサイトにも掲載できたらと考えています。
どうか御一考のほどを・・・
>>933 お疲れ様です。お世話になっています。
何となく、自分で納得ができない形で、皆さんが『いや面白かった』と言って
下さればそれはそれで結構です。むしろ嬉しいことだと思います。
もう掲載済みとのことで、二転三転して申し訳ありませんが『欠番』宣言は撤回
とさせて頂きます。(どっかのアマチュア野球チームみたいでやだなー^^;;)
というわけでまとめサイトへの掲載、よろしくお願いします。最近名前を見かけなかったので
どうされたのかな、とは思っていましたが名無しさんで感想などくれていたのですね。
とても嬉しく思いました。ありがとうございます。以上のこと、よろしくお願いします。
さて、ここらで怖い話でもするか…。
中学校教師、山形ユウジロウは飢えていた。
ぼうとしてコーヒーをすする態度に、妹アカネが聞いた。
つづく
「どうしたの?」
マグカップを机に置く。ブルーとピンクの揃いのマグカップだった。
ブルーはユウジロウ。カップにはブラックコーヒーが半分程残っている。
ピンクはアカネ。中には甘めのカフェオレが、わずかに残っていた。
「愛のあるセックスがしたい…」
一瞬笑いそうになったが、くぐもるようなユウジロウの表情を見て、笑いを
飲み込む。
「あたしとかじゃだめなの?お兄ちゃんのこと、大好きだよ」
「…妹だしな…」
つづく
「そろそろ彼女でも欲しくなった?」
少し、聞くのに勇気のいる質問だった。イエスだったらどうしよう。
何となく、一人ぼっちになってしまいそうな気がした。
「彼女はいらない。変な言い方だけど、アカネで充分だよ」
わずかな不安が消えて、アカネは安堵した。しかしいずれにせよ
兄妹は兄妹、その覚悟をしておく必要はあるな、と思った。
「でも、愛のあるセックスがしたい…」
「どんなの?」
「始める前から、愛があるセックス」
つづく
ユウジロウは特殊なケースかもしれない。導入はレイプか無理矢理
から始まる。しかし総じてそのレイプは『優しいレイプ』だった。相手に
も自分以上に気を使いテクニックをもってして、犯しつつ愛を深める。
次第に抵抗はなくなり、向こうから求めてくるようになる。そうでもない
場合も勿論あるが、そうならない場合、ユウジロウ的には『失敗』である。
その愛が単なる肉欲から生まれるものだとしても、ユウジロウはそれで
よかった。むしろそれが最も自然である気がした。
金で釣り、容姿で釣り、権力で釣る。その結果得られたセックスに愛は
あるのだろうか。
ユウジロウはよれたスウェットのズボンからラッキーストライクを出して
咥えた。居間は原則禁煙だ。しかしユウジロウは何か深く思慮する時には
構わずタバコを咥える。アカネもそれに関しては許していた。彼女は
窓を軽く開けると換気扇を回した。
つづく
タバコを吸うからには相当なことを考えているな、アカネはそう感じた。
だから黙っていることにした。
金もない。容姿もない。恋愛とは無縁だ。むしろ不浄なものとして避けて
きた気がする。肉体と肉体の交錯によって得られる愛こそ本質だと思っ
ていた。
しかしそれでは、肉体の交わりがなければ愛は生まれないことになる。
とにかくセックスが愛の前提条件になる。
そうではなく。初めから愛のある状態でセックスがしたいのだ。
今まで、セックスした女はユウジロウ的にはほとんど『堕ちて』いる。
レイプで始まろうがなんだろうが最終的にその女は俺に惚れている。
ことが多い気がしないでもない。(ユウジロウ談)
つづく
しかしそうなってからではダメなのだ。セックスの最初から、
愛を感じたい。ユウジロウは強くそれを望んだ。
台所の隅に片付けられていた灰皿をアカネが差し出すと、
礼も言わずそれでラッキーストライクを揉み消し、立ち上がると
居間から出て行った。
アカネは溜息混じりにきちんと火が消えているかを確認すると、
ティシュペーパーで吸殻を包み込んでゴミ箱に投げ入れた。
一度何か難しいことを考え出すとちっとも構ってくれなくなる。
アカネが小さい頃からのユウジロウの癖みたいなものだが、
アカネが唯一、兄の嫌いな部分だった。
部屋で着替えたのだろう、しばらくすると『いってきます』とも
言わずユウジロウは出て行った。
つづく
堂坂公園にユウジロウはいた。蒸し暑いのは苦手だが、
夏の太陽に直接焼かれるような暑さは好きだった。
ベンチの横には吸殻入れが設置されている。とにかく
ユウジロウは考えた。
陽も傾き、目を細めるような眩しさは去って、ちらほらと
人も帰っていった。
紫の夕暮れがあって、黄昏て、夕闇が迫ると、今度は
若い連中が集まりはじめた。余り品のいい連中という
ふうでもない。むしろ物騒な連中といってもいいだろう。
しかし誰もベンチにいる中年男を気にしようとはしない。
つづく
それぞれ、何か若者向けのダンスの練習をしたり、ギターで
弾き語りをしたり、下世話な話で盛り上がったり。
堂坂公園には出入り口が二つあって、駅から住宅街の方へ
向かう際には、実は堂坂公園を通過することで大幅なショートカット
が可能だった。公園を通過しないと、広大な公園の外周をぐるりと
一周しなければならないのだ。
多少物騒な雰囲気を醸してはいるが、それでも足早にスーツの男や女が
目の前を通り過ぎていく。
一時期は『親父狩り』などというものが流行ったそうだが、今ではそこ
までひどくはないようだ。
ユウジロウはそこで何時間粘ったか、たっぷり残っていたラッキーストライク
は残り一本になっていた。
つづく
山形はやおら立ち上がると、数ある少年グループの中でも
最も凶悪そうな連中に向かって歩き出した。
「なんだオッサン?あ?」
交渉開始。ユウジロウは全てをこのグループに賭けた。
提案された内容はこうだった。この公園を帰り道に利用するOL。
それに、因縁をつけてほしい。そしてある程度のタイミングを計って
ユウジロウがそのOLの救出に入る。恐れをなしたふりをして、少年
たちはOLを開放する。一人では危ないからとユウジロウがOLを
自宅まで送る。そして女が助けてくれたお礼にお茶の一杯でもと
誘ったところで、口説き落としてセックスに至る。
そこには『愛』があるはずだった。
つづく
謝礼として、五万を払うことも告げた。
少年らは胡散臭げにユウジロウを見ていた。彼らには最終的に
ユウジロウが何をしたいか、伏せられていた。とにかく女を遅い
助けに入ったら退散しろ、そこまでの説明だった。その謝礼が
五万。
しかし、若者のグループは五人いた。一人当たり一万円だ。十万
にしろとの声もあったがユウジロウは断じて五万円にこだわった。
ユウジロウ。この男、数件の殺人も犯している。危うく捜査の手が
伸びそうなこともあったがアカネの人脈(第二十五夜 『犬の生活』参照)
によって何とか誤魔化している。
日頃ケンカに明け暮れたり、物騒な連中同士の中で培った眼力、人を
見る目が若者たちにはあった。
その点でユウジロウの迫力は只者ではないことは分かる。何か一つ
間違えば、この五人全員が危険な目に逢う。明らかに勝機は向こうに
あることを若者のリーダー格の男は見抜いていた。
「わかった。五万でいいッスよ」
つづく
決行当日。公園入り口付近にユウジロウは待機。そこで
好みのタイプをチェック。いい女がいれば携帯で、不良
グループに連絡。
女が公園の半ばまで来た辺りで、不良グループが因縁を
ふっかける。しばらくあって、ユウジロウ救出に入る。若者
たちを諌め、女とともに公園を出る。
夕闇が公園を包んでいる。公園内の灯だけがぼんやりと、
昼間賑やかだった公園の遊具を照らし出している。
美女発見。ターゲットロック。不良グループへ携帯電話で
通達。了解。不良グループ行動開始。ターゲット捕獲に成功。
アタックチャンス!!ユウジロウ発動。接近。偽りの交戦。
ターゲットの奪取成功。公園外へ移動。
つづく
「怖かったでしょう?大丈夫」
「…はい…ほ…本当にありがとうございました…」
恐怖で震え、暗く見えないが恐らく涙を流しているのだろう。
優しく肩を抱く。抵抗はない。そこには確かに『愛』があった。
「家まで送ろう」
「はい…」
何分歩いたか、ユウジロウは女の肩を抱き続けた。
「ここです…少し寄っていって下さい…よろしければお茶でも…」
予想通りの展開キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
しかし立派な…家…あ…
つづく
一生の不覚!『女が一人暮らしとは限らない!』
なんということだろう。間違いなくこの一軒家にこの娘が
一人で住んでいるわけがない。ここは彼女の『実家』だ!!
父親、母親の前でセックスしろとでも言うのか!
是非というので仕方なく。お茶を御馳走になり、そうこうしている
うちに全てのタイミングを失ってしまった。こんな時間に帰宅して
くる人間なぞわずかだろう。
ユウジロウあえなく轟沈!
決戦は後日に持ち込まれた。
つづく
「なんだオッサン、またやんのか?」
「…五万で…頼む…」
「まぁいいけどよぉ。俺たち暇そうに見えて結構忙しいのよ」
「申し訳ない」
そろそろ帰宅時間だ。見た目で一人暮らししているかどうかの
見極めは極めて困難だ。運に任せるしかない。
美女発見。ターゲットロック。不良グループへ携帯電話で
通達。了解。不良グループ行動開始。ターゲット捕獲に成功。
アタックチャンス!!ユウジロウ発動。接近。偽りの交戦。
ターゲットの奪取成功。公園外へ移動!
「さぁ、もう大丈夫だ。一緒に家に帰ろう」
一人暮らしかどうか聞けばいいのだが、下心が見えそうだった。
助けた人間が一人暮らしかどうか確認すれば目的はタチドコロ
にばれるだろう。
つづく
「あ、あたしの家、ここなんです…」
アパート。
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
一人で帰ろうとする美女にさりげなく言う。
「実は僕も臆病な方で…。助けるのに緊張しちゃって…」
「そうなんですか…。すいませんでした」
「よかったら、お水の一杯でも頂けませんか?」
「あ、それは気が効きませんで…すいません。どうぞあがってください」
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
つづく
ドアを開ける。中が明るく騒がしい。なんだ?
「ただいまー」
「おかえりー」
??ドウイウコトダッ!!
「あ、この方、山形さん…公園でちょっと助けてもらっちゃって」
不審そうに男がユウジロウを伺っている。
「あ、夫です。公園で悪い人にしつこく声かけられて、助けてくれたんだ」
「あー、そうなんですか!それはどうもお世話になりました。
さ、どうぞどうぞ。マリ、お前あの公園通るなって言ってあるだろ!」
「ごめんなさい。つい近道したくて…」
「いやーすいませんでした。本当に…」
今度は夫のおまけつきだった。
翌日。黄昏時。
「おい、またあのオッサン来たぞ!」
「マジかよ!」
「また、頼みたい…」
手にはくしゃくしゃに握りつぶされた五万円があった。
「何してぇのか知らねぇけど、オッサンこれで十五万だぞ?」
「構わん!」
男泣きに泣いていた。小遣いもこれで最後だ。ラストチャンス!
つづく
美女発見。ターゲットロック。不良グループへ携帯電話で
通達。了解。不良グループ行動開始。ターゲット捕獲に成功。
アタックチャンス!!ユウジロウ発動。接近。偽りの交戦。
ターゲットの奪取成功。公園外へ移動!!
今度のユウジロウは一味違う。もう一人暮らしかどうか聞いてしまおう!
「お…お一人で暮らしてらっしゃるんですか?」
「…まぁ…一人といえば…一人かな…」
持って回った言い方だがとにかく一人ではいるらしい。少し無口な女だった。
少し大人しい印象を受けるがこういうのがセックスになると豹変したりする。
「是非、お部屋に呼ばれたいもんですな。はっはっはっ」
冗談っぽく責めれば何とかなるのではないかと言う幼稚な作戦である。
つづく
「寄って、いかれますか?」
「え?いいんですか?」
「何のお構いもできませんけど…」
「いや、お茶の一杯でも頂ければ充分です」
「それじゃあ歩いて行くのもなんですし…」
女は流していたタクシーを止めた。部屋まで相当距離が
あるのだろうか。
タクシーに乗るなり、タクシーは動き出した。国道を進んでいく。
それにしても随分走るものだ。この女、あの公園にいたのは
帰るからではなかったのか?何か仕事の途中か何かにふと
立ち寄ったか何かしただけなんだろうか。
見た事もない風景の中をタクシーは進む。女は何も喋らない。
つづく
運転手も何も喋らない。静かにエンジン音だけが流れている。
何十分、いや何時間走ったか、途中ユウジロウは寝てしまって
分からなくなった。
「着きましたよ」
運転手の声で起こされる。暗い。どこだここは?
「九七〇〇円になります」
当然女が支払うものかと思えば微動だにしない。
「きゅ…きゅ…九七〇〇円ですよっ!!」
運転手の様子も変だ。とりあえず立て替えておこう。ユウジロウは
一万円を出し、釣りを受け取った。
つづく
車外に出るとひんやりと涼しい。女は降りてこない。
あれ、と思ってタクシーの中を覗くとそこには誰もいない。
運転手だけが慌てて後部のドアを閉めるところだった。
乱暴にドアは閉まり、乱暴に走り去った。
ユウジロウのいる場所。そこは都内でも有数の霊園だった。
そういえば、タクシーに乗ったとき、普通ならば『どちらまで?』
と聞かれるはずだ。それもなかった。初めから俺一人だったのか!
いやあの運転手の挙動。しきりに後部座席を気にしていた。そして
会計の時のあの怯えよう。
彼には何かが見えていたんだ!自分が見ていた女とはとは違う『何か』が。
三回戦。十五万+タクシー代は泡沫が如く消えた。ここからどう帰ればいいのだろう。
諦めた歩き出そうとした時、耳元で誰かが囁いた。
「あたしの『部屋』には寄っていかないの?」
あの、女の声だった。
とりあえずユウジロウはその場から走り去った。
終
私が鳥をつけ忘れまくるのを見てみんなはどう思うんだろう。
いい加減そろそろ『実は作者は馬鹿なんじゃないか』と疑われる時期だな…。
ところで、このスレではもう、作品自体は投稿しません。もし特に要望もなく、
2番目のスレッドが立ち上がらなければ、事実上↑の作品が最終回ということに
なります。
一体何人の方に読まれているんでしょうか。たくさんの人に愛されていれば
いいんですけどね。
本当にゲリラをやっていた頃の勢いはなくなっていると思います。残り40ぐらい
レスつけられるかな?その間私は黙っていますので住民の方々に決めて欲しい
と思います。主体性がなくて申し訳ありませんが。私は『やってみたいような、
続くかどうか不安なような』という気持ちです。
あとは読んでくださる方々次第という感じで。よろしくお願いします。
作者氏、いつも乙です。個人的には次スレキボンです。
スレ乱立、削除、dat落ちが多いオカ板でここまで続いたのは何か意味がある事だと思われ。書き続けて欲しいです。
いつか作者氏が「もう疲れました、終了」と宣言する時が来ても、スレが続いていれば引き継ぐ猛者が現れそうな気もします。
ROM専が勝手な妄想を語って申し訳無い。
>>957 ROM専の方なのに書き込んでくれてありがとう。私も書いていて楽しいです。
正直申し上げて、『ちょっと不安だけど続けたい』という気持ちが本音です。
恐らく私から『疲れて終了』はしないと思います。私は色々と事情があって、
問題が多い人間なので、せめて、少しの人だけでも喜んで読んでくれる
『山形先生シリーズ』に強い思い入れがあります。
本当にレスありがとう。嬉しいです。
>>958 作者氏、レスありがとうございます。
もう一つ個人的な希望と言うか提案なのですが、どこかに避難所を作ってはどうでしょう?(例えばクラウン板等、雑談もOKな場所に)
現在のオカ板の自治は先が読みにくい状況ですし、作者氏と、又は住人同士で板違い・スレ違いな話をしてみたい人も居そうなので。