『虚無への供物』中井英夫 第四次元の断面

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1――その人々に
アンチ・ミステリの巨峰『虚無への供物』、
『とらんぷ譚(幻想博物館、悪夢の骨牌など)』で知られる
中井英夫のスレ。

前スレ
「虚無への供物 part2 /中井英夫」
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1053672930/l50

過去スレ
「虚無への供物」
http://book.2ch.net/mystery/kako/961/961518662.html

作品リスト
homepage3.nifty.com/DS_page/nakai/slist.htm
2名無しのオプ:2005/12/10(土) 19:39:01 ID:RjrR38+2
●三大奇書、三大アンチ・ミステリ
『ドグラ・マグラ』 夢野久作
『黒死館殺人事件』 小栗虫太郎
『虚無への供物』 中井英夫

『匣の中の失楽』 竹本健治(匣を入れて四大奇書ともいう)


●戦後の三大名作(昭和五十年代以前)
「獄門島」
「刺青殺人事件」
「虚無への供物」
3名無しのオプ:2005/12/10(土) 23:43:58 ID:PnECDBKA
もうサロメは終わってる時間だな
>1乙
4名無しのオプ:2005/12/11(日) 00:28:53 ID:43K4XNk4
前スレ
中井英夫「虚無への供物」第三の薔薇園
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1087648678/l50
5名無しのオプ:2005/12/11(日) 02:18:44 ID:Fx1Fx7LG
6名無しのオプ:2005/12/13(火) 06:44:20 ID:DSXoNxbE
7名無しのオプ:2005/12/13(火) 22:51:21 ID:jSr7J4PI
ho
8名無しのオプ:2005/12/15(木) 13:13:07 ID:awvCMeNL
 
9名無しのオプ:2005/12/16(金) 17:57:35 ID:W7xo5Pfr
今日ブックオフに行ったら、「幻想文学フェア」と銘打った
プチコーナーが作ってあって、そこに三一書房版中井英夫作品集が
2冊並べてあった。
手書きPOPが付いていて、「中井の幻想に抱かれろ!」
「虚無への供物が特にお勧め」
って書いてあったんだけど、そのPOP、「中井”秀”夫」に
なっていたわ……まあ、いいけどさ。
この話しても通じる友達がいないのでここにカキコ。
10名無しのオプ:2005/12/17(土) 10:15:34 ID:MdkBqE37
どこぞの映画監督みたいな名前だな
11名無しのオプ:2005/12/17(土) 10:24:22 ID:chLDAKEA
つかブックオフのくせに生意気だな
12名無しのオプ:2005/12/18(日) 03:37:35 ID:v/vx+cTo
>>9
ブックオフの店員は文盲だから。
群とか我孫子とかの漢字すら読めない子もいるから許してあげれ。
13名無しのオプ:2005/12/18(日) 09:47:25 ID:14yyGn/q
有名らしいけど、なんか小難しそうで読む気がしないんですけど。
14名無しのオプ:2005/12/18(日) 15:17:54 ID:N2F1BfzT
>>13
べつにいいんじゃない? 自分の人生なんだから。
15名無しのオプ:2005/12/18(日) 18:49:32 ID:0tlWYU+l
>>13
難しくないよ
文章も読みやすいよ
京極より読みやすいよ
16名無しのオプ:2005/12/18(日) 22:06:35 ID:2VWVXn6u
その通り。ふつうのミステリとして、
娯楽小説として読んでもむちゃくちゃ面白い、
というところがこの作品の特徴と言うか、
大事なところ。
17名無しのオプ:2005/12/21(水) 06:47:27 ID:OR6fW2Bl
保守
18名無しのオプ:2005/12/21(水) 06:56:00 ID:v9C5reLV
三島は純文学として評価してたな
19名無しのオプ:2005/12/21(水) 13:42:16 ID:isB0PpJL
純文学の定義がわからん
誰か教えて
20名無しのオプ:2005/12/21(水) 14:01:11 ID:hhSoSQ8p
21名無しのオプ:2005/12/24(土) 16:10:09 ID:PMOaUKx7
ho
22名無しのオプ:2005/12/29(木) 03:12:49 ID:HpjUEiGj
『虚無への供物』評価され杉って
小さな声で言ってみる……
23名無しのオプ:2005/12/29(木) 03:37:13 ID:42FbrBlL
やれやれ・・・・

と、しか言い様がない
24名無しのオプ:2005/12/29(木) 21:37:56 ID:4gTAPgJo
何でいちいち
「小さな声で言ってみる」とか付け足すんだ
普通に「評価されすぎなんじゃないかな」と書けばいいことなのにな
25名無しのオプ:2005/12/30(金) 03:39:26 ID:5yAdkEnc
そうそう。
私の感触(なんてええかげんなものですみませんが)では、
『虚無への供物』を新しく読んだ人のうち、1割くらいの人は、
これ、本当にそれほどの傑作だろうか? という感想を
抱いているのではないかなあ。
まあ、そういう感想を2ちゃんのここで書くと、
必ず、居丈高に叱る人が現れるから、
小さな声でいうことになるのでしょう。
26名無しのオプ:2005/12/30(金) 03:50:18 ID:T0HSc2WC
>>25
22でス。ありがとございます。
そこまでわかって下さって。
27名無しのオプ:2005/12/30(金) 05:23:30 ID:1LU3InVc
私自身は『虚無』はひじょうに優れた作品だと思うし、
何より大好きな作品なので、何度も読み返しているのだけど、
しかし、たとえば
斎藤慎爾氏の『虚無』をほめまくっている文章などを読むと、
正直違和感を覚えるのだなあ。
そこまで読んで衝撃受けるかなあ、とかね。

諸氏のご意見も聞きたいね。
2827:2005/12/30(金) 05:27:24 ID:KIGsxWoe
あ、>>27書いたのは>>25ですよ。
29名無しのオプ:2005/12/30(金) 09:39:05 ID:EHgbCf9m
>>27
齋藤愼爾の『虚無』絶賛は、60年代に青春期を送った繊細な文学政治青年の衝撃をよくあらわしている。
また竹本健治の『匣の中の失楽』と笠井潔の一連の『虚無』論は、高度経済成長期に思春期を送って
『虚無』を読んで“遅れてきた青年”たちの自覚が、必死であの作品の志を受け継ごうとした苦闘の跡だろう。
30名無しのオプ:2005/12/30(金) 11:52:51 ID:6KPc7FFl
逆に中井っちゃ虚無しか無いみたいな論調であれこれ言うのも何だな。
もっと他も嫁、ってんだ。

(25さんに言っているのではないので誤解無きよう)
31名無しのオプ:2005/12/30(金) 12:20:26 ID:cyGVZfxJ
>30
何天狗になってんだこの知ったか
ここの連中は黒鳥潭ととらんぷ潭くらいな最低よんでるよ
32名無しのオプ:2005/12/30(金) 12:39:11 ID:OSjB68ez
個人の好みでいえばとらんぷ譚が一番好きだ。
が、世間的に評価されるとなるとやっぱ虚無だろうよ。
基本的にゃマイナーポエトだしな。
33名無しのオプ:2005/12/30(金) 14:17:18 ID:6KPc7FFl
>>31
別にお前にも言ってない
34名無しのオプ:2005/12/30(金) 14:18:37 ID:X+8Gmnvr
馬鹿ばっかりだな
こんな駄作持ち上げてる連中
35名無しのオプ:2005/12/30(金) 14:20:55 ID:esotHBC6
>>30
WWWW
何えらそうにしてるの
36名無しのオプ:2005/12/30(金) 14:42:03 ID:fx/w8F6j
とらんぷ潭読んだくらいで居丈高になっているアフォが颯爽と粘着
37名無しのオプ:2005/12/30(金) 17:07:23 ID:Z43WwIXv
まあ落ち着いてちょうだい。他人を居丈高と非難している当人が
居丈高になってるんじゃあ、世話ぁないわな。
「譚」という漢字もちゃんと書いて下さいよ。

それはさて、『虚無』を読んだ人のうち、一体何パーセントぐらいの人が
中井英夫の他の諸作に向かうかというのも確かに興味深い問題だなあ。
数からいうと、ミステリーファンがミステリー史上の有名作を
順次読んでゆく過程で、『虚無』だけ読んで、おしまい、という
ケースがいちばん多いのだろうけれども。
38名無しのオプ:2005/12/30(金) 19:44:39 ID:XfvV/juU
私は衝撃というよりも、読んでいるうちに
ズブズブと引き込まれていって、読み終わっても
いつまでも引きずってる感じだなあ。

そのズブズブ感を求めて、ほかの作品も読んだですよ。
でも虚無くらい数年経っても引きずってるのは、
私に限って言えば、中井作品以外でも無いわあ。
39名無しのオプ:2005/12/30(金) 19:49:42 ID:ypIqGqXW
『人形たちの夜』が好きだ
40名無しのオプ:2005/12/30(金) 20:44:23 ID:X+8Gmnvr
糞スレさらしあげ
41名無しのオプ:2005/12/30(金) 23:45:33 ID:KSL+sZz4
粘着必死w
42名無しのオプ:2005/12/31(土) 00:11:38 ID:Uh7MGOiv
『虚無』以外の作品を買って読むとなると、
いまやほとんど創元ライブラリだけが頼りなわけだけど、
相当大きな本屋じゃないと売ってない
というところが辛いね。
43名無しのオプ:2005/12/31(土) 09:27:16 ID:OTk7phO2
今年の収穫は『中井英夫戦中日記 彼方より 完全版』だな。
http://book.asahi.com/review/TKY200509130292.html
あと楽しみなのは中井の遺品から発見されたという
三島由紀夫の『愛の処刑』が三島全集に収録されること。
そろそろ本屋にならぶだろう。
44名無しのオプ:2005/12/31(土) 23:12:04 ID:IBWkD6hH
もうありましたよ、28日には
45名無しのオプ:2006/01/01(日) 03:15:39 ID:M6YhXxZZ
新年の初読書として、
最愛の短編「幻戯」を読みました。
46名無しのオプ:2006/01/02(月) 12:13:07 ID:9Jm8WdXt
今日が初釜。
皆様もお開きはお済みになって?
47名無しのオプ:2006/01/04(水) 02:49:40 ID:vfb/Q/MZ
48名無しのオプ:2006/01/04(水) 03:07:51 ID:UFo2dRJB
宣伝乙
49名無しのオプ:2006/01/04(水) 18:53:42 ID:0S9/SFRo
その本、ちょっと状態が悪いのが、迷うところだね。

ヤフオクに出ている中井英夫の本、
気になるのでちょいちょい見ているのだけど、
入札する人は意外に少ないなという印象を受けるね。
最新の創元ライブラリ版で読んだら
それでいいということなのかな。
50名無しのオプ:2006/01/04(水) 21:51:01 ID:vfb/Q/MZ
塔晶夫本、カバー付きであれば安い買物だな〜。
創元復刻本が5000円ついてるけど、買うひといないだろうなー。
51名無しのオプ:2006/01/04(水) 23:20:31 ID:grN14y3P
新しい東京創元社の塔晶夫名義の『虚無』は、
カバーが紙でなくて、半透明の痛みやすい材質でしょ。
実物を見ないと、こわくて買えないな。
デザインする人は、面白がってああいう装丁に
するのだろうが、感心できないね。
52名無しのオプ:2006/01/05(木) 15:06:08 ID:KAJLPJv2
やはり講談社文庫の青薔薇人間が一番馴染み深い
53名無しのオプ:2006/01/05(木) 15:08:18 ID:1jv0cRUR
オレはいまの森山大道の写真がいいな。建石のは期待外れだった。
54名無しのオプ:2006/01/05(木) 18:31:23 ID:KmY8Gjxi
>>52
あれはカバー裏の煽り文もいいね。
分冊版のセンスのないこと……
55名無しのオプ:2006/01/07(土) 02:56:56 ID:mARmumys
講談社、『とらんぷ譚』も新装版にしないかな。
56名無しのオプ:2006/01/09(月) 11:11:28 ID:xOy8pt35
>>47
例の塔晶夫本、15020円で落札だ。妥当なところかな。
http://page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d59011747
57名無しのオプ:2006/01/09(月) 12:59:25 ID:HXrmT86i
またもや「虚無」を彷彿とさせるような事件ですね…
58名無しのオプ:2006/01/10(火) 06:33:05 ID:unJsVV2u
>51
持ってるけど、半透明の部分はペラペラってわけじゃないから、
そこまで痛みやすい素材でもなさそう。かっこいいのはかっこいいよ。

>55
「とらんぷ譚」の新装版の話もあったようだけど、
結局虚無がそこまで売れなかったからぽしゃったみたい。
59名無しのオプ:2006/01/11(水) 10:36:33 ID:RyVSVtZi
>>58
関係者?
60名無しのオプ:2006/01/11(水) 17:53:16 ID:4WG/chl4
う〜む、事情通であるなあ。
講談社文庫の新装版がそれほど売れなかったというのはわかるなあ。
『虚無』を読むようなタイプの人は、すでに前の版で読んでいただろうからね。
61名無しのオプ:2006/01/11(水) 19:21:51 ID:OyW5FHV5
大体『虚無』は別の版が大杉。
62名無しのオプ:2006/01/12(木) 01:22:20 ID:fme276+D
>61
5年に1回は出てる計算になるからなw
63名無しのオプ:2006/01/12(木) 01:27:44 ID:pSv17iqh
クイズ:虚無への供物はあるもの名前です
64名無しのオプ:2006/01/12(木) 01:50:39 ID:TS7nZb21
>>62 ホントだ!
1964@塔晶夫『虚無への供物』(講談社)
1969@『中井英夫作品集』(三一書房)
1973@『現代推理小説大系別巻1 中井英夫』(講談社)
1974@文庫『虚無への供物』(講談社)
1987@『中井英夫作品集 第?ィ巻』(三一書房)
1996@文庫『中井英夫全集 第一巻』(東京創元社)
2000@塔晶夫版復刻『虚無への供物』@豪華本アリ(東京創元社)
2004@新装版『虚無への供物(上下)』(講談社)
65名無しのオプ:2006/01/12(木) 16:27:12 ID:T76rnqss
1974@文庫『虚無への供物』(講談社)
1996@文庫『中井英夫全集 第一巻』(東京創元社)
2000@塔晶夫版復刻『虚無への供物』@豪華本アリ(東京創元社)
2004@新装版『虚無への供物(上下)』(講談社)

この4冊(新装版は分冊だから5冊か)持ってる
うーん……
66名無しのオプ:2006/01/12(木) 19:36:29 ID:Pphww09/
1974@文庫『虚無への供物』(講談社)
1987@『中井英夫作品集 第?ィ巻』(三一書房)
1996@文庫『中井英夫全集 第一巻』(東京創元社)

この3冊持ってる。
2冊以上持ってる人の比率がかなり高い作品なんじゃないかなあ。
67名無しのオプ:2006/01/12(木) 20:23:58 ID:WWNj1lJ+
>>43の記事の
>中井英夫の『虚無への供物』はいまや、「新本格」なる推理小説流派のバイブルだが
ってホントに皮肉な話だよな。
『虚無への供物』は殺人(人の死)を単なる推理ゲームの道具としてしかみない
ミステリーというものにノーを突きつけるためにあの作品を書いたわけで、
いわば新本格とはまったく対極に位置するのに。
ラストの「真犯人」の告白が虚しいね。。。。

68名無しのオプ:2006/01/12(木) 22:07:57 ID:y18Ya8PY
ある意味、ミステリの最終形態だからな、虚無は。
最終といいつつ継承型や亜流が出てきて(←悪い意味じゃなくて)
盛況なのが、今の「新本格」以降なわけだが。
69名無しのオプ:2006/01/13(金) 03:11:17 ID:61jlIk2B
>>67
殺人をゲームととらえることを救済する
アクロバチックな評論も登場したわけだが
その辺と『虚無』との関係はどうなるのだろうか。
70名無しのオプ:2006/01/13(金) 11:19:45 ID:zNJOsrmL
↑詳しく
71名無しのオプ:2006/01/13(金) 14:07:26 ID:ONSpJiI7
>>69
いや、ようするに例の大量死論。第一次大戦における
大量死が、人間をゲームの道具として描く小説の繁栄を
英語圏ではもたらした。しかし世界戦争の現実に日本人
は第二次大戦で初めて直面したという理論です。
72名無しのオプ:2006/01/13(金) 23:51:58 ID:XVhEq6AR
火災の大量死論は『虚無への供物』から構想したものだろうから、
中井や『虚無』を論ずる場合にはある程度の説得力もあるが、
ミステリー全部に通用すると思ったところが大間違い。
73藍ちゃん:2006/01/14(土) 03:39:47 ID:2oXKUseB
74名無しのオプ:2006/01/14(土) 10:03:39 ID:fmOv1aj7
http://bungaku.cocolog-nifty.com/barazoku/2005/11/post_2a20.html
『三島由紀夫全集 補巻』買って「愛の処刑」読んだ。
主人公の名前が「憂国」といっしょなのね。
やっぱあの死は三島のホモ心中願望のあらわれなのか、、、
中井は「森田は外様の追腹」なんてヒドイこと書いてるが。
75名無しのオプ:2006/01/18(水) 21:52:21 ID:rCTsfIvX
個人的には三大奇書の中では一番格下な感じがするんだけど
76名無しのオプ:2006/01/18(水) 21:59:23 ID:AWUnF2si
また、挑発的なレスが入りました。
皆さん落ち着きましょう。
77名無しのオプ:2006/01/18(水) 22:01:13 ID:QuFyWFQs
時代も違う品
78名無しのオプ:2006/01/18(水) 23:28:20 ID:BcfseyEq
よく言われることだけど、他の2つとは違って、
あんまり「奇」という感じがしないことは確かだね。
79名無しのオプ:2006/01/19(木) 20:06:07 ID:FnCoubE7
黒死館、ドグラ・マグラと比べてもずっと読みやすい
80名無しのオプ:2006/01/19(木) 20:22:30 ID:XksDuZfC
変わったミステリーということで三大奇書とひと括りにされるんでしょうけど、

黒死館:超ペダンティック本格ミステリー
ドグラマグラ:ミステリー仕立にした一種の思想小説
虚無:アンチミステリー

って感じでしょうか?
81名無しのオプ:2006/01/20(金) 17:31:48 ID:8cgizuyO
極私的には

黒死館:作者が暴走
ドグラマグラ:作者のミステリの定義が常人とはズレていた
虚無:アンチミステリー

黒死館は、ペダンティズムに紛れさせて本筋を隠そうとしたら、うっかりやり過ぎた感が

夢野久作は「押絵の奇跡」や「瓶詰地獄」等、ドグラ・マグラ的な先駆作品書いてるんで
まー、ああ言うのが好きなんだろう、と

で、虚無はミステリの構造を自覚して、うまく裏をとったなって感じ
82名無しのオプ:2006/01/20(金) 18:10:38 ID:U/4oYyOU
黒死館は読み終わるまでに時間がかかったなあ
83名無しのオプ:2006/01/22(日) 17:44:28 ID:Tg16u7tr
1000なら耳の後ろとかちゃんと洗う
84名無しのオプ:2006/01/23(月) 00:21:50 ID:EmaoAQrv
角川書店ではベストドレッサーだった。
85名無しのオプ:2006/01/24(火) 02:13:18 ID:8/++7nHp
86名無しのオプ:2006/01/24(火) 18:13:35 ID:LLcOhN26
>>85
いい情報、どうも。『本の窓』2月号ですか。
しかしそのブログ、ライブドアのものなんだね。
左に「おすすめ」として「堀江社長と同じ占いやってみない?!」
とあるのが可笑しい。
87名無しのオプ:2006/01/25(水) 01:44:41 ID:UlQYmgpR
>83
>84
一見意味わからないようで、濃い話してるな、きみら
88名無しのオプ:2006/02/07(火) 12:33:11 ID:HcTkDa6V
>>85
「本の話」読んだ。
佐野洋の小説っていま読めるのかな?
89名無しのオプ:2006/02/07(火) 22:10:29 ID:y4WIM4mP
(´・ω・`)知らんがな
90名無しのオプ:2006/02/07(火) 22:14:34 ID:lKQgb/fF
ふしぎ文学館ならまだ新刊で買える、はず
91名無しのオプ:2006/02/08(水) 02:39:00 ID:ZHqgfA3p
戦中日記のつづきは出ないのかのお?
92名無しのオプ:2006/02/08(水) 20:51:04 ID:DsZLkH/R
戦中日記はこないだ出たので全部だと思ったけど
93名無しのオプ:2006/02/08(水) 22:47:25 ID:YBNfQCPK
続きは「黒鳥館戦後日記」だろう。
創元ライブラリ版なら戦中日記「彼方より」に続けて入ってるよ。
94名無しのオプ:2006/02/08(水) 23:02:39 ID:QR3ujKug
ただ中井英夫スペシャルとか読むとまだアヤシイ日記が残ってると思うのだけど。
95名無しのオプ:2006/02/08(水) 23:29:18 ID:4OogXucq
それは「続・黒鳥館戦後日記」と「流薔園変幻」の
間の日記ということ?
96名無しのオプ:2006/02/09(木) 00:21:33 ID:N1LArHjK
子どもの頃から延々日記つけてたわけだからなあ……。
97名無しのオプ:2006/02/09(木) 02:08:45 ID:JJRaDI/K
古本屋で見たのだけど、椿昇というひとの「虚無への供物」って本、アレなんなの?
箱入りの本だけど、中井英夫と関係あるの? 椿実の親戚?

ご存知の方、教えてください。
98名無しのオプ:2006/02/09(木) 19:41:28 ID:LtrKPnvU
中井や椿とはまったく無関係。
単なる電波。
99名無しのオプ:2006/02/09(木) 20:59:23 ID:znCG0iAH
虚無への供物を読んでみたんだが、これって「アンチ」ミステリなんだよね?
僕的には、アンチミステリっていうのは「ミステリだと? ハッ! 素人が探偵気取りで警察の領域に踏み込んで来るんじゃあない!」っていう風に作者がミステリ自体を否定したがってる作品かと思ってたんだが……
この事件って結局素人が解決しちゃってるわけだし、なんか違う気がするんだよなぁ
100名無しのオプ:2006/02/09(木) 21:56:56 ID:kfGXnrO0
釣り乙。
101名無しのオプ:2006/02/09(木) 22:28:23 ID:Q0pwtqDa
アンチミステリーについては、
前のスレでずいぶん細かい議論があったような。
102名無しのオプ:2006/02/10(金) 00:32:21 ID:lA8xnjLk
>>99
「僕的」にものごとを考えてるところを考え直したら?
世界はひろいし、本もたくさんあるのよW
103名無しのオプ:2006/02/10(金) 02:25:54 ID:7TYKOkzZ
そもそも中井英夫自身が自作『虚無への供物』を
「アンチミステリー」と呼んだのがこの言葉の始まりなわけだから、
結局のところ、意味なんか誰にもわからないわけだよね。
104名無しのオプ:2006/02/10(金) 04:12:26 ID:5Vo7bq90
こないだまで精神科医の中井久夫と同一人物だと思うとった。
105名無しのオプ:2006/02/12(日) 09:19:50 ID:7xGLGpTR
思ってなくても書店で
中○○夫 て見るとドキッとするな。
106名無しのオプ:2006/02/13(月) 02:35:04 ID:SMuywA74
おれもたまに中井貴一を見かけると股間がもっこりしてくる
107名無しのオプ:2006/02/13(月) 12:17:51 ID:HZgujAO4
スマップの中居でも結構来るな
108名無しのオプ:2006/02/13(月) 22:10:28 ID:igQIinWr
やっぱり中井英夫スレにはアドニスな人々が
潜んでいたのだな。
109名無しのオプ:2006/02/13(月) 23:40:59 ID:ep6bzycs
中井美穂でもオケー
110名無しのオプ:2006/02/15(水) 00:20:39 ID:wojZq/5l
こないだの毎日に出てたね。坪内祐三が書いてた。
111名無しのオプ:2006/02/15(水) 15:29:14 ID:u3jmwH9D
何月何日の何と、もっと具体的に書いてくれ。
112あぼーん:あぼーん
あぼーん
113名無しのオプ:2006/02/15(水) 20:19:52 ID:+WA7y4ob
普通にネタバレ
114名無しのオプ:2006/02/15(水) 21:30:32 ID:RLD2LDGb
あ!ごめん、申し訳ない…
逝ってくる・・・
115名無しのオプ:2006/02/15(水) 22:23:49 ID:nAblTUZH
>>114
逝く前に削除依頼に行けよ。
116名無しのオプ:2006/02/16(木) 00:22:12 ID:XJ3o4dck
112です。
削除依頼致しました。
ご迷惑おかけしました。
117名無しのオプ:2006/02/16(木) 12:06:58 ID:3dYF/76t
>>111
人にものをたずねる書き方じゃねえぞ。
顔あらって出直してこい。
118名無しのオプ:2006/02/16(木) 13:43:18 ID:/zjkwkJq
さすがは中井スレ。
言葉遣いに気をつけないと、ageてまで怒られるw
119名無しのオプ:2006/02/16(木) 15:36:32 ID:a4arRdOk
ははは。いやそもそも>>110君が初めからもっと詳しく書いてくれればいいのだよ。
出てたね。なんていきなり親しげに語りかけられてもね。
そうだね。と答えてあげたいところだけど、
ほとんどの人間は知らないってば。
120名無しのオプ:2006/02/16(木) 22:56:53 ID:Qjv6nSqw
講談社文庫『「夢探偵・SF&ミステリー百科」石川喬司』に「虚無への供物」の犯人に関する記述がありましたが既出ですか
121sage:2006/02/19(日) 13:08:42 ID:/r2aQ0Pl
あの「とらんぷ館」とかいうホームページ、まったくやる気なさそうだな。
あんなん閉じたほうがよい。
122名無しのオプ:2006/02/19(日) 23:59:18 ID:eTLb4jtY
>>120
懐かしいな。俺はそれを読んで、『虚無への供物』の存在を知った。
123名無しのオプ:2006/02/20(月) 00:36:16 ID:OsBFKWBL
ま、でも『虚無』にしても中井英夫にしても、ナイーブすぎる。
いまの殺伐とした時代に生きる子供達にはおとぎ話のようにしか写らないだろう。
みーんな意味もなく殺人をする世の中だ。
124名無しのオプ:2006/02/20(月) 01:48:19 ID:ODdOBbfG
中井さんが今生きていたらどんな小説書くんだろうな
125名無しのオプ:2006/02/20(月) 21:18:50 ID:nowQiBVo
頭の中で中井英夫とデレクジャーマンがかぶりまくり
126名無しのオプ:2006/02/22(水) 06:49:49 ID:pOq4DedU
>>123
意味もなく殺人だからますます「虚無への供物」なんじゃ・・?
「虚無」の真犯人がナイーブなのは、心情的に立場が被害者の側だからでしょ。
発端が事故とはいえ。

>>124
昨年は1955年から50年経った2005年。悲惨で不可解な現実の事件もたくさんあった。
21世紀初の05年ってことで、現代版に仕立てた「虚無」のトリビュート作品を
書く奴が出るかと期待してたんだけど・・・。
127名無しのオプ:2006/02/22(水) 20:40:36 ID:9bpE23+e
>>110
2/5の毎日だろ。坪内祐三が日記について書いてたな。
引用ばっかだけど。
128名無しのオプ:2006/02/24(金) 01:27:27 ID:uOlvgm/2
>123
傍観者が「事件」に過剰に「ストーリー」を求めてる点から見ると
むしろ「虚無への供物」化が進行してる気が駿河

ワイドショーや週刊誌見る限りは
129名無しのオプ:2006/02/24(金) 04:26:03 ID:eFPJHRhJ
昨今の政局の状況もまさにそうだね
130名無しのオプ:2006/02/25(土) 10:08:35 ID:ksPSKFqQ
読売新聞の23日夕刊に本多氏の記事が載ってたよ。
「愛の処刑」の記事だったけど、中井への言及も大きい。
ちなみに本文にあったんだけど、彷書月刊3月号はアドニス特集だとか。
131名無しのオプ:2006/02/25(土) 11:06:43 ID:xzH+O2XQ
>>130
見た。中井と三島のツーショット写真もあったね。
『彷書月刊』楽しみ〜。いつ発売なんだろ?
132名無しのオプ:2006/02/27(月) 08:36:44 ID:S1T30E3K
「彷書月刊」2006年3月号「特集 アドニスの杯」
「アドニス」は戦後、昭和二十年代後半からアンダーグラウンドなシーンで読まれていた会員誌。
実は、作家の中井英夫や彼のパートナーの田中貞夫が中心になって作られていたもので、三島由紀夫や塚本邦雄なども関わっていた。
「薔薇族」以前のゲイネットワークの中心人物たちがそこに絡んでいたと言っていい。

昨年、三島の作品だと確認された「愛の処刑」が発表されたのも「アドニス」だった。
今特集では、その三島の自筆原稿もかいま見ることができる。
堂本正樹、伏見憲明、伊藤文学、安藤礼二、高原英理氏などが寄稿している。
関係者がほとんど鬼籍に入られた今、時代に埋もれた日本のゲイたちの過去に、少しずつ光が当てられてきたということだろうか。

133名無しのオプ:2006/03/01(水) 00:29:33 ID:uIBelHki
京本政樹か・・・紅司役とか似合うかもな
134名無しのオプ:2006/03/01(水) 06:30:45 ID:b70AFIh0
一瞬何のことだかわからなかったよ。
135名無しのオプ:2006/03/01(水) 16:01:40 ID:4OuNphQw
136名無しのオプ:2006/03/01(水) 22:56:06 ID:h5IghOkZ
彷書月刊入手
137名無しのオプ:2006/03/02(木) 00:30:56 ID:MYNmVt43
回想―回転扉の三島由紀夫 [著]堂本正樹[掲載]2005年12月18日[評者]中条省平
この文章を五年前「文学界」で読んだときにも驚愕(きょうがく)したが、今回改めて驚きを噛(か)みしめている。
まことに瞠目(どうもく)すべき記録であり、三島について、今後これほど誠実かつ興味深い証言がなされることは絶無だろう。
十五歳の堂本氏と二十四歳の三島は銀座のゲイ喫茶で出会い、バイクに轢(ひ)かれて死んだ黒衣のゲイ青年に導かれるようにして、兄弟の契りを結ぶ。
二人を引きつけたのは切腹趣味で、岩風呂のある宿で落ちあっては、王子と軍人、船長と水夫、やくざとお坊ちゃんなど、様々な設定で切腹心中ごっこを繰り返した。
その趣味は、同性愛ポルノ小説『愛の処刑』と映画『憂国』とに結実する。前者は先ごろ三島の真筆と認定され、後者は封印を解かれてDVD化される。
『憂国』ののち、切腹ごっこは止(や)み、三島は楯の会との自決に向かう。「死」によって「官能が真に荘厳なものになる」とは、三島が死の直前、堂本氏の著書に捧(ささ)げた遺言だった。
138名無しのオプ:2006/03/03(金) 09:56:33 ID:/6EN0KT1
久世光彦が亡くなったね。
139名無しのオプ:2006/03/03(金) 10:28:47 ID:0kEQ8/o1
乱歩は散歩 意外に若かったんだな、久世氏
140名無しのオプ:2006/03/04(土) 09:40:48 ID:iTdQCP2p
亡くなったいまとなると、久世光彦もディレッタントとして貴重な作家だった。
乱歩の小説はヒドかったが。
141名無しのオプ:2006/03/04(土) 10:47:25 ID:NkTm0nNq
>>140
俺は好きだけどなあ。
ヒドイ=嫌い?それとも普遍的に駄目っていいたい?どっち?
142140:2006/03/04(土) 11:15:58 ID:iTdQCP2p
レスサンクス。
あの作中作がダメだと個人的には思うのデス。「梔子姫」だっけ? 
アレを井上ひさしが山周賞の選評で「乱歩の本物の作品よりスゴイ」と云って呆れた。
もちろん小説の読みは個人の主観が第一なので、あれをほめる人もいるのでしょうけどね。
143名無しのオプ:2006/03/04(土) 23:35:33 ID:u93q4ntH
この調子だと松岡正剛もそろそろ逝っちゃうかな・・・
144名無しのオプ:2006/03/05(日) 09:31:39 ID:W9g14nH2
>>142
確かにありゃちょっと妄想丸出しだったよなー。
乱歩が好きなのはわかるんだが、はまったオタ厨が脳内オナネタをさらしたかのごとき爆走ぶり
145名無しのオプ:2006/03/05(日) 12:07:51 ID:nQT+EJY/
スレ違いの様な気もするが、乱歩スレではありえないレス展開だなw
146名無しのオプ:2006/03/05(日) 13:34:03 ID:Cf82Jt3w
>>142,144
141です。ご意見承りますた。
そうかー。あのオナネタが好きなんだけどなー。
147名無しのオプ:2006/03/05(日) 20:56:38 ID:WD8y3/nv
乱歩スレ、もうだめぽだね
148名無しのオプ:2006/03/08(水) 05:49:05 ID:byMT36oq
>>141氏の質問の仕方もよかったし、
それにきちんと答えた>>142氏もえらい。
さすが良スレ。

テレビで久世氏の話題見てると、
「寺内貫太郎一家」と「時間ですよ」の話ばかりで、
作家としての面なんて、ごくごくわずか、ほんの形だけ触れられるだけだね。
一般世間の文学に対する関心なんてそんなものかな。
中井英夫が死んだときも、当然テレビでは報じられなかったよね。
149名無しのオプ:2006/03/08(水) 10:55:08 ID:AmkR3mgF
>>149
亡くなった翌年、「黒鳥館日記」って追悼番組がETV特集であったよ。
150名無しのオプ:2006/03/08(水) 11:27:27 ID:ncgrqyAf
文学といってもなあ。
ミステリー好きには文学すぎるし、文学好きにはミステリーすぎる。
中途半端なところなんじゃないかな。
久世氏も「テレビマンでもあった文学者」ではなく、「文学の才能もあったテレビマン」だし。
151149:2006/03/08(水) 11:35:15 ID:AmkR3mgF
>>148
でした。スマン。
152名無しのオプ:2006/03/10(金) 18:59:27 ID:w9u5tL9Q
彷書月刊のアドニス特集、入手! 
とにかく中井英夫関係の資料であればウレシイ。
いまスペシャルも手に入りにくいものね。
153名無しのオプ:2006/03/10(金) 19:10:33 ID:Sxxbb/M1
女80%アッー!20%で出来たスレ
154名無しのオプ:2006/03/11(土) 04:45:05 ID:Ou/iRNDs
???
155名無しのオプ:2006/03/11(土) 14:26:06 ID:WjJv8f5t
??????
156名無しのオプ:2006/03/12(日) 00:26:00 ID:cb9cPP5J
何で虚無への供物って三大奇書の一つなの?
普通のミステリーなのに
157名無しのオプ:2006/03/12(日) 00:31:03 ID:XfNe1I2g
以前もそんな話が出たなあ。
ドグラ・マグラと黒死館殺人事件を意識して書かれたから、
そのふたつとまとめたときに呼びやすいように、
「三大奇書」ってなったかと思われ。

奇書って意味なら、家畜人ヤプーの方が奇書だ。
158名無しのオプ:2006/03/12(日) 10:48:40 ID:LRzRr3jF
この話題、時々出るな
159名無しのオプ:2006/03/12(日) 18:45:36 ID:JULRhX88
奇書い
160名無しのオプ:2006/03/12(日) 21:31:20 ID:1o4ZHFru
出版40周年とかで、河出から「凶鳥の黒影」ってタイトルのオマージュ本が出てるのを見かけたんだけど、このスレでは既出だっけ?
161名無しのオプ:2006/03/12(日) 22:27:33 ID:BYZ6j/x+
ん?
タイムスリップしたような気分になってきたぞ。
162名無しのオプ:2006/03/12(日) 23:51:19 ID:1EKBzGdi
久世の最高傑作は刑事ヨロシク
163名無しのオプ:2006/03/13(月) 06:00:14 ID:ovf6DT0H
>>149
中井氏は教育テレビの久生十蘭を扱った番組にも
出演してましたよね。
「薔薇の殺意」ともども、再放送をNHK様にお願いしたい。
164名無しのオプ:2006/03/14(火) 15:38:57 ID:hVTJ2Pon
久世氏に『虚無への供物』をドラマにして欲しかったな〜。
165名無しのオプ:2006/03/14(火) 23:46:07 ID:9mbay53I
私も『彷書月刊』購入。内容はけっこうなのだが、
この雑誌、表紙の紙質と色とについてもう少し考えてはくれないだろうか。
とにかく前に立ち読みした人間の手の指の脂のあとがべっとり
はっきりついていて、気持ちが悪いのである。
巨大書店で、7、8冊あるうちからきれいなのを選べたので、
まあよかったけれども。
166名無しのオプ:2006/03/15(水) 00:21:26 ID:qRMVhxY4
>163
よく知ってるなあ。エッセイまでちゃんと読んでるな。
167163:2006/03/15(水) 06:27:10 ID:tqMhgdpE
>>166
レス、ありがとうございます。
出演したときのことを書いたエッセイも読んでるけど、
その番組自体を見た記憶がうっすらとあるんだよ。
そのときは、まだいまのような熱烈な中井ファンには
なっていなかったけれど。
168名無しのオプ:2006/03/15(水) 08:20:26 ID:Px9fHwz2
たしか「伝奇文学への招待」とかいうヤツで、久生と小栗と夢野をやった。
中井英夫は、久生と小栗の回に出たんじゃなかったかな。
169名無しのオプ:2006/03/15(水) 22:47:11 ID:bJMKmo7A
記憶に頼らず、本をめくって調べてみた。
テレビ出演のことは、『LA BATTEE』の81年1月〜3月、
51から53までに書いてある。
創元ライブラリ版全集なら、第9巻の214頁から219頁まで。
中井氏が出たのは夢野と久生の回だね。
170名無しのオプ:2006/03/17(金) 08:41:36 ID:qPm4NVL1
>>148>>149
年譜を見ると台東区のケーブルテレビでも追悼番組をやったらしい。
171名無しのオプ:2006/03/17(金) 23:01:13 ID:0B0RoO17
アドニス特集買った! これは必携ですね。
須永朝彦氏もブログで誉めてた。
172名無しのオプ:2006/03/23(木) 15:11:09 ID:dv0KgSmW
なんかのびないスレだなー。
173名無しのオプ:2006/03/24(金) 09:45:49 ID:pSw9Ra/J
東殿下とかすごいノビだけど、ま、あんなアホなスレとは違っていいんじゃない。
174名無しのオプ:2006/03/24(金) 21:40:24 ID:d3uY/DUY
中井スレへの書き込みは、一行として腐っていてはならない。
だから覚悟が必要なのだ。
175名無しのオプ:2006/03/26(日) 12:58:17 ID:ZT/SJ2UZ
彷書月刊とやらはどこで買えるの?
近所のかなり大きな書店にも置いてなかったけど?
176名無しのオプ:2006/03/26(日) 16:40:15 ID:ZnHRPTch
『彷書月刊』のサイトを見れば、取扱書店の一覧が出ている。
ん、もう、インターネットにつながっているんだから、
そのくらい思いつきそうなもんだが。
177名無しのオプ:2006/03/27(月) 22:07:44 ID:MZyaMbce
175って、とらんぷ館のヤツか?
178名無しのオプ:2006/03/29(水) 02:27:26 ID:RujEfX1B
虚無への供物はたしかに傑作だが、ほかのモノっていま読めないの?
179名無しのオプ:2006/03/29(水) 12:21:03 ID:71hwfs4r
Amazonでサーチしてみそ。
もちろん図書館行けば湯水のごとく読める。
180名無しのオプ:2006/03/29(水) 19:33:33 ID:KZVRZC7r
>>175>>178は同じ人か?
ちょっと調べればわかることを
わざわざここで質問して、
他者との「ふれあい」を求めてるのかな。
181名無しのオプ:2006/03/29(水) 19:57:08 ID:CvV4ZkHG
売ってない=読めない というのは物にあふれた苦労を知らない世代の発想だな。
いや世代とか言ったら、むしろ読書家の若い連中に失礼か。
182名無しのオプ:2006/03/30(木) 02:34:37 ID:3fleRdw7
中井英夫って江戸川乱歩と似てませんか?
すっごくそう思うんだけど。
183名無しのオプ:2006/03/30(木) 02:51:35 ID:vd8RmASy
作風が?容貌が?
どちらも全然似てないと思うけど。
184名無しのオプ:2006/03/30(木) 09:47:37 ID:GUZGzew7
少なくとも禿げてはいないな
185名無しのオプ:2006/03/30(木) 12:01:39 ID:3fleRdw7
「虚無への供物」と「陰獣」は似てるかも。
どちらも作者を消すミステリーだ。
186名無しのオプ:2006/03/30(木) 18:22:43 ID:JPtoookP
推理小説で有名だけど、
本質は幻想文学作家であるという点で
共通してるかな。
187名無しのオプ:2006/03/30(木) 22:45:50 ID:HkV5y6H1
でも乱歩本人は幻想文学作家という自覚は無いんじゃないかな。
188名無しのオプ:2006/03/31(金) 01:51:07 ID:7muNwm81
でも本領が幻想小説にある自覚はあったろ。
「押絵と旅する男」「人でなしの恋」「人間椅子」「虫」・・・
中井英夫も「虚無」は推理小説とは思ってなかったと思う。反推理小説・・・。
189名無しのオプ:2006/03/31(金) 10:17:09 ID:SH4JlqnZ
後進を育てた(発見した)という点では共通点あるかも
190名無しのオプ:2006/03/31(金) 21:49:19 ID:M2pPMKDy
後進の育成に貢献したのは立派だが、そういう共通点をもって作家として似ているとは言わないだろう
191名無しのオプ:2006/03/31(金) 22:43:56 ID:tP7xArnL
ヤレヤレ・・・
192名無しのオプ:2006/04/02(日) 13:28:03 ID:un62SToo
似ているはともかく、中井が乱歩の影響を受けているのはたしか。
影響というより偏愛に近いのは、何本も乱歩評を書いているのを見れば明らか。
虚無自体を『魔術師』に似た小説と自分でいっている。
193名無しのオプ:2006/04/02(日) 14:50:02 ID:ySDMWp69
どちらもホモセクシャルだ。
194名無しのオプ:2006/04/02(日) 21:09:59 ID:yRfGYyAz
なんか持論に必死な奴がいるな
195名無しのオプ:2006/04/10(月) 23:54:51 ID:A/c0oiSr
これから虚無読みます。楽しみ。
196名無しのオプ:2006/04/11(火) 07:36:35 ID:CRXblNfl
これから読むのか、ウラヤマシイ。
197名無しのオプ:2006/04/26(水) 16:50:14 ID:2/J9wfwl
>>195は今どの辺りを読んでるんだろう
感想書いてほしいな
198名無しのオプ:2006/04/26(水) 17:25:19 ID:skmKbag9
またそういう進行か
199名無しのオプ:2006/04/28(金) 08:42:21 ID:j+FA9IGg
確かに初めて読むという人の感想、という流れは飽きた
もっと他の流れにしてほしい
200名無しのオプ:2006/04/29(土) 00:26:22 ID:ZqS+0fvn
読んだけど、世に言われているほどの名作とは思わなかった、
という感想に対し、
お前みたいなバカにはわからんのだ、
と叱る
というパターンもやめてね。
201名無しのオプ:2006/04/29(土) 10:51:35 ID:i0kcmMri
ていうか感想自体いらないって言ってるの
202名無しのオプ:2006/04/30(日) 22:45:31 ID:loQTHLnO
ん〜、じゃあねえ、
『光のアダム』の函の装丁は2種類あるんだよ、
知ってた?
というようなネタはどうですか?
203名無しのオプ:2006/05/01(月) 10:35:09 ID:ACclXB0U
平凡社単行本の『幻想博物館』も二種類あるよね。
204名無しのオプ:2006/05/02(火) 03:24:48 ID:GKmDuWiP
三一書房の武満徹装幀の虚無への供物も二種類ある。(オフランド・オウ・ネアンの誤植)
205名無しのオプ:2006/05/02(火) 08:46:02 ID:qnqgQ4tn
虚無読了。帰省先に読みかけの下しか持ってこなかったことを後悔…

質問なのですが、自分の行ける範囲の書店では虚無以外の中井作品は見つかりませんでした。他の作品は現在だと入手することは難しいのでしょうか?
206名無しのオプ:2006/05/02(火) 11:03:34 ID:bV1kB2y9
東京創元社の文庫と三一書房から「全集」と「作品集」が出てるよ。
大きな書店にいかないとないかもね。ネットで頼むといいかも。
207名無しのオプ:2006/05/03(水) 00:09:50 ID:wwnY7d+S
ありがとうございます。
もう一度書店や図書館をよく探してみて、見つからないようならネットでの注文も考えてみます。
208名無しのオプ:2006/05/03(水) 03:08:46 ID:Q6qQVfMb
短篇集ですが「とらんぷ譚」がオススメです。
あと「中井英夫戦中日記@彼方より」(河出書房新社)もいいですよ。
209名無しのオプ:2006/05/03(水) 22:41:50 ID:wwnY7d+S
ありがとうございます。
明日出かけられるようになったので探してきます。
210名無しのオプ:2006/05/06(土) 10:25:07 ID:hImQf9Di
昔、戦中日記読んだ時の感想は
「むちゃくちゃ正直な人だ…」でした。
好き嫌いもかなりはっきり書く人ですよね。
作中に出てくる、自分の母親ぐらいの年齢の初老の女性に対しては優しい目線なのに、
妙齢の女性に対してはどの作品読んでもかなり辛辣に書かれているとか。
あー、マザコンで女嫌いなんだあと思った。

私は著作の中では「薔薇幻視」が一番好きです。
211名無しのオプ:2006/05/07(日) 09:18:01 ID:OCCBmGKr
「黄泉戸喫」がよかったな。あと本多正一の写真集「彗星との日々」
212名無しのオプ:2006/05/07(日) 11:34:34 ID:GCHtBpl3
大きな書店では、創元ライブラリの全集が全巻置いてあるところもある。
213名無しのオプ:2006/05/07(日) 15:55:08 ID:yuJrogkZ
私○善でバイトしてるんだが東京創元社の全集揃ってるよ。

装丁がちょっと汚れてたからバイト中に自分で綺麗なヤツ注文して買った。
214名無しのオプ:2006/05/07(日) 16:21:24 ID:OCCBmGKr
あの文庫全集の装幀よいよね。
215名無しのオプ:2006/05/08(月) 06:03:33 ID:sV5+WFeb
『群像』6月号に安藤礼二氏の
『虚無への供物』論。
216名無しのオプ:2006/05/08(月) 19:15:21 ID:0C1vh12N
『東京人』6月号に、川本三郎氏が
『虚無への供物』について。
217名無しのオプ:2006/05/08(月) 19:27:17 ID:h8XCZ+cY
虚無への供物論はもう飽き飽き。
どうせ新しい解釈があるわけでもなし、
ただ論者の過剰な思い入ればかりだからね。
218sage:2006/05/08(月) 21:17:57 ID:q/+UZhHK
文庫全集の「月蝕領映画館」はまだなのかいな?
219名無しのオプ:2006/05/09(火) 08:14:37 ID:qyhWEbds
いつまでたっても『虚無への供物』をあがめたてまつってる信者っているんだな。
現実の世の中はもっとヒドイことになってるのに、シアワセな人々ーーその人々だw
220名無しのオプ:2006/05/09(火) 09:29:36 ID:4Br7Ww0A
あっそ
221名無しのオプ:2006/05/10(水) 01:54:02 ID:ncRoxmJp
『虚無への供物』の欠点は「読書」を楽しむことができる特権階級にしか有効でないことだ。
全世界中で楽しみとして本を読むことができる人間なんてホンのひとにぎりでしかない。
そんな非抑圧階級を足下にして読者が犯人だ、てのはチャンチャラ可笑しい。笑止千万。
三島由紀夫の切腹も同断。
222名無しのオプ:2006/05/10(水) 07:35:47 ID:oWtjV0hM
>>221
だから、感想とか評論はいらないって言ってるのに
>>198-201をちゃんと見て書き込んで欲しいんだけどなあ
223名無しのオプ:2006/05/10(水) 09:34:55 ID:PRdPgTFP
なんで中井の虚無の感想はいつもこう先鋭化するだかね。
224名無しのオプ:2006/05/10(水) 19:39:59 ID:qKV4Vymx
>>222
「だから」って、何がどうして「だから」なのか、その論理が分からぬ。
作家のスレで感想を書いちゃいかんなんて、そんな無茶な。
>>201>>222君はここの主のつもりなのか。
225名無しのオプ:2006/05/10(水) 19:43:33 ID:qKV4Vymx
>>221みたいな理屈は2、30年前にはよく見かけたなあ。
それなら、中井、三島に限らず、教養、文化というものは総じてそうだろう。
この種の思想を最も極端にしていったのがポル・ポトだよね。
226名無しのオプ:2006/05/10(水) 20:50:30 ID:oWtjV0hM
>>224
気にくわないなら出ていけば?うざいよいい加減
227名無しのオプ:2006/05/10(水) 23:21:05 ID:bluUfBJm
ループしまくりだね
228名無しのオプ:2006/05/11(木) 14:51:59 ID:OoroWViV
文学のスレで作品の感想を書くこと、決してまかりならぬ、
とは、いやはや奇天烈なことをいう御仁がいるもんじゃな。
それにしても、この文末に句点を用いない男の子(女の子かもしれないが)、
手前勝手な主張といい、甘ったれた口調といい、
なんとなくおキミちゃんを思い出させるところがあるな。
229名無しのオプ:2006/05/11(木) 23:07:23 ID:4dy+NmjP
ループしまくりだね
230名無しのオプ:2006/05/12(金) 18:34:35 ID:ApfcSVOd
「虚無への供物」他中井作品をまとめて読んだ。
中井英夫は耽美作家のように言われているが、
描こうとしているのは美ではなく、
人間の心のどろどろした醜いものなのではないか、と思った。
231名無しのオプ:2006/05/12(金) 21:38:50 ID:nPwPPN8I
232名無しのオプ:2006/05/13(土) 01:08:46 ID:85zB7Dli
ループしまくりだね
233名無しのオプ:2006/05/13(土) 01:18:24 ID:V84PeN8T
>>228
そういうあなたは藤田翁!みたいな

234名無しのオプ:2006/05/13(土) 10:03:41 ID:lcw3zUxU
231はこのスレでいったい何を語りたいんだ。話題も振らずに文句だけか。
235名無しのオプ:2006/05/13(土) 11:47:30 ID:mcY8MSAU
釣りご苦労さん
236名無しのオプ:2006/05/13(土) 21:34:51 ID:f+QjPO+i
安藤礼二の虚無論はスルーなの?
237名無しのオプ:2006/05/13(土) 21:39:32 ID:oH7MjWp3
群像読んだ人いる?
おれはぴんとこんかったれす
238名無しのオプ:2006/05/13(土) 21:40:13 ID:oH7MjWp3
かぶったスマソ
239名無しのオプ:2006/05/13(土) 21:48:09 ID:BPO96XMa
純文学雑誌なんて手に取る気にもならん
240名無しのオプ:2006/05/13(土) 23:39:12 ID:f+QjPO+i
群像、虚無の真犯人が載ってるぞ。
241安藤礼二:2006/05/14(日) 19:38:20 ID:jMH9Sxs8
『虚無への供物』というのは基本的には中井英夫の家族小説である。
氷沼家の崩壊というのはそれを包む外皮に過ぎない。
中井が本当に描きたかったのは第三章と第四章である。
そこに『虚無』の最大の困難と最大の謎が隠されている。
つまり探偵「牟礼田俊夫」は中井の兄・敏雄であり、
犯人「鴻巣玄次」は中井英夫その人である。
これは作品に残された手がかりから十分に推理可能な「事実」である。
この解釈に文句のある人間は、群像の論考を読んだ上で、
正々堂々かかってきなさい。いつでも相手になります。
242名無しのオプ:2006/05/14(日) 20:14:38 ID:lg64mnTD
じゃあ犯人のホモは誰なのよ
243名無しのオプ:2006/05/14(日) 21:09:32 ID:NJfWib5/
もろにケンカ売られた火災がどう反応するかが見物だなw
244名無しのオプ:2006/05/18(木) 06:30:05 ID:Mp+pBovv
さっき、朝4時45分ごろ日本テレビ「おはよん」の中で
三軒茶屋を紹介していて、目青不動(の建物)がちらっと何秒間か映った。
どうでもいいようなことですまんが、初めて見たもんで。
245名無しのオプ:2006/05/19(金) 23:37:21 ID:qrcuS+0V
246名無しのオプ:2006/05/20(土) 01:10:11 ID:YZy3Favi
安藤礼二の虚無論、図書館でチラッと読んできたYO

中井英夫のお兄さんが敏雄で、「帰ってきた兄」がムレタビンユウって指摘には
ビクーリしたよ。とうやまる事件も「たまたま」選んだだけの事件で
流星号事件でも良かったってのも知らなかったので、けっこう意外だったね。
安藤さんの解釈がどうなのかはちゃんと読んでみないとわからないけど、
「あら皮」との関係とか、今までの評論とは違う感じの切り口が面白そうでした
247名無しのオプ:2006/05/20(土) 06:16:54 ID:ouRkwNSZ
あ、なるほどね。氷沼家の系図と中井家の系図を見比べて、
誰と誰とがどう対応しているかという議論はこれまでもあったけど、
牟礼田を含めて考えるということはされてなかったね。
考えてみれば、彼も親戚なんだった。
248名無しのオプ:2006/05/20(土) 23:17:58 ID:Jmf7an2m
牟礼田って血は繋がってなかったんだっけ?
久生が「血は繋がってやしない」と言っていた気が
249名無しのオプ:2006/05/21(日) 16:27:58 ID:0V5KxRWu
「凶鳥の黒影」ってなぜあんなに高いの?2400円・・・・一歩踏みだせんな。
250名無しのオプ:2006/05/22(月) 06:15:59 ID:3rFeK/e+
2400円で高いと言われたら、中井英夫をはじめとして、
幻想文学関係などマイナーな文学書はもう出せなくなっちゃうよ。
251名無しのオプ:2006/05/22(月) 09:16:00 ID:BKKB1ce+
>249
最初の2・3話だけ読んで放置してあったのを思い出したorz
252名無しのオプ:2006/05/22(月) 19:47:47 ID:TYtjI39t
『虚無への供物』の隠れテーマが兄と弟だとすると、
『人形たちの夜』の、弟から見た嫌な兄貴、のエピソードも、
単なる物語以上の意味があったのだろうか?
253名無しのオプ:2006/05/27(土) 02:06:51 ID:dlUJgx4s
初期の中井作品は兄と弟というテーマがしょっちゅう出てくる。
これがある時期を過ぎると、父と息子というテーマに変化してくる。

面白いのは長兄と姉の本名はエッセイや後書きや日記でよく出てくるのに
仲の悪かった次兄(父によく似ているという人)の本名は、
ただの一度もたりとも出てこないこと。
よっぽど憎んでいたというか許せない存在だったんだなと思う。

ところで牟礼田は兄がモデルって作者本人がどっかに書いてなかったか。
254名無しのオプ:2006/05/28(日) 16:26:19 ID:UCto+M//
>253
そもそも名前が敏雄
255名無しのオプ:2006/06/17(土) 23:44:23 ID:0ExTL3cy
この作品は、結局、メル欄、が犯人という一種の叙述トリックだったんでしょうか?
256名無しのオプ:2006/06/18(日) 21:11:26 ID:xUc8SP9A
それは違うでしょう。
トリックといったら、論理的につじつまが合っていて、
作品内に収まっているもの。ああ、そうだったのかと
その客観性に読者が納得できるもの。
255のメル欄にいうようなことは、
なんというか、作品の外にまではみだしている
作者の思想みたいなものでしょう。
うまく言えなくてすみませんが。
257名無しのオプ:2006/06/19(月) 18:40:07 ID:HRAlaAyE
ラストで指摘されたアレは(直接的には)
作中の素人探偵たちを指してるだろう

mail欄1を、おどろおどろしい動機や
きらびやかなトリックと言った物語で死者を装飾する事で
mail欄2へと仕立てあげるといった行為が
ある種のmail欄3だと

その視点に立てば作中の素人探偵達と我々読者は
同列だと言わざるを得ないのでは有るわな
258名無しのオプ:2006/06/19(月) 18:46:00 ID:HRAlaAyE
書き忘れ

mail欄1の可能性がある為に、mail欄2の選択?にバイアスが
かからざるを得ない事にも注意。だからこそ、彼だけが
語り手をつとめる資格が有るとも言えるし
259名無しのオプ:2006/06/23(金) 21:45:17 ID:xhLJzOKM
虚無は議論が面白かったと思います。深く読んではいないので混乱しましたが、
独特の探偵世界に入り込んでいるような、ワクワク感が高かったです。何故か緊迫感は0でしたが。
密室については少々不満でした。メル欄に入ってたって……そういう答えでいいのかよ!?

久生タン( ´Д`)ハァハァ
260名無しのオプ:2006/06/24(土) 00:14:11 ID:v+aD/jwq
恥ずかしながら、私はドラマの「薔薇の殺意」で、初めて中井氏を知ったんだよね。
もっと早くに知っておけばよかった。
261名無しのオプ:2006/06/24(土) 01:26:43 ID:fWlQ2uKs
>もっと早くに知っておけばよかった。

今(戦後60年)となっては早いも遅いもない。
まったりと楽しもうよ。
262名無しのオプ:2006/06/29(木) 17:55:46 ID:ozcXglel
その通りだね(w
もはや古典の愉しみ
263名無しのオプ:2006/07/02(日) 10:08:43 ID:cMqbtt92
虚無への供物は、三大奇書の中では、読みやすい方なのですか?
ドグラ・マグラが結構厳しいのですが(その為、黒死館は読む気なし)。
264名無しのオプ:2006/07/02(日) 10:47:52 ID:oV7TqyAZ
>>263
個人的には一番読みやすいと思います。
わりと最終場面までオーソドックスな本格推理小説の体裁を保ってます。
『ドグラ・マグラ』『黒死館殺人事件』のような“奇書”という感触はしないですね。
戦後だったら『家畜人ヤプー』のほうが奇書でしょう。
265名無しのオプ:2006/07/02(日) 13:12:12 ID:cMqbtt92
>>264
ありがとうございます。
ちょい硬質な文章で言えば、松本清張や連城三紀彦さんくらいなら大丈夫です。
でも川端康成、太宰治、とかになると厳しいです(純文学を引きあいに出すのは妙ですが)。
読みやすさで語るならば、中井さんの文章に近い作家はいますかね?
その作家さんが読めるなら、中井さんも読めると思うんですが……。
266名無しのオプ:2006/07/02(日) 13:34:00 ID:f7PNsfIV
>>265
キミね、そんなこと聞いて何になるの?
××という作家に文章が似ている→自分には厳しいから読むのやめる
馬鹿じゃないの。とにかく読んでみりゃいいじゃん。
買うのが惜しい、なんて次元の話ならもう論外だけど。
267名無しのオプ:2006/07/02(日) 15:41:18 ID:cMqbtt92
>>266
買うのが惜しい、というより最後まで読めなかったら勿体無いな、と。
まあ、どのみち買うつもりでしたから買ってきます。
文章について訊いたのは、読みきれるかどうか予め覚悟しておきたかったからです。
講談社文庫で上下巻と一冊のみで出ているようなので、どちらか買います。
馬鹿とか酷いこと言いますね。キミ、とか何様ですか貴方は。
268名無しのオプ:2006/07/02(日) 15:49:38 ID:f7PNsfIV
ミステリーとはいえ、一応文学関係の板で、
文章が難しかったら読むのやめる、
みたいなことを言う人は、馬鹿扱いされても仕方ないでしょう。
漫画かライトノベルでも読んでて下さい、ということになる。
269名無しのオプ:2006/07/02(日) 19:07:10 ID:Iu5lEPkv
本ほど安い娯楽はないし。
買うのがいやなら図書館行けばいいだけの話だし。
と釣られまくり。
270名無しのオプ:2006/07/03(月) 02:11:36 ID:mI1Dxq0D
「読む」という行為を、自分の把握している能力以下に置くようでは
本当に「読む」ということ(=未知の世界との格闘)にはならないんじゃないかね。
271名無しのオプ:2006/07/03(月) 08:16:19 ID:Ipd6DM2O
まあ無理に話をややこしくせんでも
272名無しのオプ:2006/07/04(火) 17:01:43 ID:fW5qnqAc
ま、読んでみてくださいよ。一読書子に言えるのはそれだけです。
とっつきにくいなーと感じて放っておいた本でも、後に再び手に取るとのめりこんだりしますしね。

しかし、最近お偉い方が増えたんでしょうか。
お偉い方はそうそう人を馬鹿扱いされないものだと思っていましたが
273名無しのオプ:2006/07/04(火) 19:22:43 ID:kGIiu1vn
速水敏彦『他人を見下す若者たち』参照のこと。
274名無しのオプ:2006/07/13(木) 08:55:13 ID:YuV6/yCA
横レス失礼。
中井英夫さんの言葉にちょっと涙ぐみました。
http://www.fujiokashin.com/diary.html
275名無しのオプ:2006/07/13(木) 23:58:11 ID:DoVpZ3Nr
空気読まずにカキコ。
講談社文庫から出ていた短編集、どれ読んでもオチが「キチガイ」で飽きた覚えがあるっす。
「虚無」の「小人が中に・・・」のあたりはスゲー怖かったので、そういった雰囲気を期待してたんですが・・・。
276名無しのオプ:2006/07/14(金) 00:20:46 ID:O0JPeQat
流れ読まずにカキコ。
中井ちゃん、ゲイだったんですね。さっき知った。
277名無しのオプ:2006/07/14(金) 10:19:21 ID:btZnXijZ
>>274
懐かしい、表紙!
278名無しのオプ:2006/07/15(土) 11:08:46 ID:ajoRmR8v
ミステリは熱に浮かされて書くものです。再びわたしが熱病にかかれば、またミステリーを書くことになるでしょう。でも、いまのところ、そんな強烈なウィルスにはおめにかかれずにいます。
279名無しのオプ:2006/07/18(火) 08:42:08 ID:/Xch9zgy
ええ詞や。
280名無しのオプ:2006/07/19(水) 03:50:36 ID:owXoCdHC
平井隆太郎の「うつし世の乱歩」って本、本多氏が解説を書いてますね。
281名無しのオプ:2006/07/26(水) 06:05:09 ID:R4zCq8Bt
↑中井さんは乱歩の『貼雑年譜』の最終頁に「塔晶夫を励ます会」の案内状が
貼られていた(乱歩自身が貼った)のを見て狂喜乱舞したとか。
282名無しのオプ:2006/07/26(水) 23:28:09 ID:3ZVnLljy
「ワァイ万歳という気持ち。今日正と戸川氏につれられて乱歩邸に行き、
隆太郎氏に会った。そしてー何とー『貼雑年譜』の最後が中井英夫
(「塔晶夫を励ます会」の案内状)で終っている文章を見せられた。
やっぱり、というくらいうれしい!!!」
283名無しのオプ:2006/07/30(日) 12:17:14 ID:/IC+jihx
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| {0}  /¨`ヽ {0}, ! 
|.l   ヽ._.ノ   ', |
リ   `ー'′   ',|
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
284名無しのオプ:2006/08/07(月) 09:39:21 ID:cqu+OQee
講談社の文芸編集者として、数多くの人気作家を世に出された宇山日出臣(本名は秀雄)さんが、今月3日、肝硬変のため亡くなられたという悲報が届きました。享年62。
通夜は8月10日午後6時から7時まで、告別式は8月11日午前10時から11時まで、共に、かわさき北部斎苑(電話044−822−3171/川崎市高津区下作延1872)で執りおこなわれます。喪主は慶子夫人とのことです。
宇山さんなかりせば、『虚無への供物』が今日これほどのポピュラリティを獲得することも、新本格ミステリのムーヴメントが隆盛をみることも、あるいはなかったかも知れない……それほどに大きな御仕事を成し遂げられた、稀代の名伯楽でした。
謹んで御冥福をお祈り申しあげます。
285名無しのオプ:2006/08/07(月) 10:30:54 ID:L9DUfnYf
>新本格ミステリのムーヴメントが隆盛

ようするに、現代のミステリー界に、バカミス・クソミスを蔓延らした
元凶ってわけね。
286名無しのオプ:2006/08/07(月) 11:21:31 ID:g6G3HdzF
まあそうとも言えるな
287名無しのオプ:2006/08/10(木) 01:03:39 ID:WkJqqKMm
宇山さん、『虚無への供物』を文庫本にしてくださってありがとうございました。
どうか安らかにお休みください。
288名無しのオプ:2006/08/10(木) 01:19:25 ID:MG8IXBFY
U山氏が亡くなって、ふと奈々村久生のモデルになった尾崎左永子さんが気になった。
昭和2年生まれだっけ? 尾崎さんはまだ大丈夫か?
289名無しのオプ:2006/08/10(木) 07:51:41 ID:WkJqqKMm
お元気のようですよ。こないだ鎌倉市で講演会をやってました。
290名無しのオプ:2006/08/10(木) 09:52:32 ID:47evADPe
ミステリー界をつまらなくしたそいつは、地獄に落ちるであろう。
無限地獄で永遠に苦しむがよい。
291名無しのオプ:2006/08/10(木) 12:29:27 ID:wCY4yfgM
>285
鮎川哲也さんがなくなったときも、こんなのが出たなあ。匿名掲示板だから
状況、表現気にせず書いていいとか、口汚くいやらしく書くのがホンネで
語ることだなんていう思いこみに支配されている奴って、絶えないんだな。
292名無しのオプ:2006/08/10(木) 17:02:19 ID:O79M7gYC
『虚無への供物』といわゆる新本格を結びつけて、
肯定的に語るような言説は、俺は嫌いだ。
293名無しのオプ:2006/08/10(木) 17:55:18 ID:wCY4yfgM
嫌いなのか。何か根拠があって批判するとかじゃなくて。ああそう。
294名無しのオプ:2006/08/10(木) 18:29:33 ID:O79M7gYC
『虚無への供物』で提出された推理小説観と、
現代の新本格の推理小説観はまったく逆のベクトルを持っている。
なのに、『虚無への供物』がそのまま新本格の元祖であるような言説、
新本格の作家の『虚無への供物』への愛着、お前ら『虚無への供物』の
言わんとすることを正しく汲んでるなら、新本格など恥ずかしくて書けないだろ、
と言いたい!
295名無しのオプ:2006/08/10(木) 21:15:05 ID:vSNwAuiw
ここ読んでて塔晶夫版の虚無からの読者はどれくらいいる?
宇山氏が三井物産辞めて講談社に入社しなかったら
文庫版虚無は世に出なかった筈だが…
296名無しのオプ:2006/08/10(木) 21:25:20 ID:8Cczdy/I
294はにわか
中井は綾辻の霧越邸、笠井のバイバイエンジェルを絶賛してるよ
297名無しのオプ:2006/08/10(木) 21:30:44 ID:O79M7gYC
自分は、中井英夫絶対主義者じゃなく、
あくまで『虚無への供物』の中井と捉えているから、
晩年になって新本格を褒めたりしてるとしたら、
ようするに、中井は惚けた、という事だろうね。
298名無しのオプ:2006/08/11(金) 03:14:15 ID:/A3xQ1G1
中井英夫戦中日記 彼方より 完全版 [著]中井英夫 [編]本多正一
[掲載]2005年09月11日 [評者]中条省平
中井英夫の『虚無への供物』はいまや、「新本格」なる推理小説流派のバイブルだが、中井の小説の本質は、全能者の権力を手にした錯覚をもって嬉々(きき)として死の遊戯に耽(ふけ)るポーの末裔(まつえい)たちの対極にある。
人をあやめることへのおぞましい戦慄(せんりつ)こそが、この小説の根底にあるモチーフだからだ。
そのルーツを探るためにはぜひとも本書を読まねばならぬ。
二十代初めの中井は陸軍参謀本部で情報教育係を務めながら、この激烈な反戦の、いや戦争憎悪の日記を記していた。
国家という愚劣な抽象観念のもとに滅びゆく日本人への呪詛(じゅそ)と、その日本人にほかならぬ自分への苛立(いらだ)ちが、この日記を染めあげている。
日本人が一丸となって戦争に突入したという神話を真っ向から否定する貴重な歴史文献であるとともに、これまでの版から削除されていた母の死の前後のほとんど錯乱に近い記述を復刻した完全版ゆえ、中井英夫の人間性を知るのに不可欠の書物にもなっている。


299名無しのオプ:2006/08/11(金) 13:14:48 ID:fx6yVkwa
>全能者の権力を手にした錯覚をもって嬉々(きき)として死の遊戯に耽(ふけ)る

2ちゃんねらのことですか?
300名無しのオプ:2006/08/11(金) 18:02:49 ID:ind9DdRc
294=297=298?
中井読者には、こうした単純な二分法をふりまわして、自分の嫌いなものを
貶めようとする人がいるね。古い例えだが、ヤクザ映画を見た人が肩を怒らせて
映画館から出てくるようなもので、中井の文章には、そんな連中を生んでしまう面もある
のだろう。
だからといって、本当に映画館の前で他人に喧嘩を売るのは、顰蹙ものでしかない。多様な
小説、多様な意見の中で、自分でどこまで考えてものを言うかが問題なんだが、こんな人たちに
とっては、自分でかんがえるということ自体、すごく困難なのかもしれない。

301名無しのオプ:2006/08/11(金) 18:36:21 ID:K43tMv/T
新本格を批判されたのがそんなに嫌なら、
発言者への個人攻撃じゃなく、
中井英夫の思想に絡めて、新本格擁護の論陣を張ってみればいいのになあ。。。
302名無しのオプ:2006/08/11(金) 21:59:38 ID:vlCyo10c
だから中井は綾辻や笠井を高く評価してたんだよ
303名無しのオプ:2006/08/11(金) 22:08:52 ID:pR5DL9uT
『虚無』には、推理小説という体裁をとりながら(推理合戦まで行わせていながら)、人の死を安易に推理・分析の対象にしたりゲーム化したりすんなっていう矛盾したメッセージ性があったわけだろ
たしか、『虚無』の登場人物が、海運事故での大量死がひとつの「事件」として簡単に片付けられてしまうことに異を唱えたりしていたんじゃなかったっけか

>>294は、いわゆる「新本格」は、安易に人の死を「ゲーム」として描きすぎており、『虚無』の"アンチ・ミステリ"のメッセージを汲み取れていれば、そう無邪気に「推理ゲーム小説」を書けなかったはずだ、と言いたいんじゃねえのか?
304名無しのオプ:2006/08/11(金) 22:24:20 ID:3moerzlS
塔晶夫名義の昭和39年初版帯少し破れ、5万円で購入した私はバカだったでしょうか?
305名無しのオプ:2006/08/11(金) 22:56:13 ID:V6U9NWe0
>5万円で購入した私はバカだったでしょうか?

いや素敵だと思う。
2ch用語で言えば神。
306名無しのオプ:2006/08/12(土) 00:33:17 ID:osSjPQcV
>>300みたいな、読んでて変に腹のたつ
文章を書く奴は嫌い
307名無しのオプ:2006/08/12(土) 08:52:28 ID:K3kLo8oE
最初の1行みたいなこと書くから嫌われる
308名無しのオプ:2006/08/18(金) 20:20:52 ID:mZZg8UEh
質問なんですが、虚無への供物ってドグラ・マグラを読んでから読んだ方がいいんでしょうか?
以前どこかでそんな話を読んだ記憶があるのですが、致命的なネタばれでもあるのでしょうか?
ドグラ・マグラは途中で挫折してしまっているので、なかなか気が進まないもので。
309よけいなお世話レス:2006/08/18(金) 20:26:38 ID:O4mAy3Dw
作家の「刊行順に読め」と同様「時代順に読め」としか言いようがないなあ
ドグラ・マグラの大ネタをだいたい知っていれば無理して最後まで読む必要は
無いと思うけど。
310名無しのオプ:2006/08/18(金) 20:43:41 ID:mZZg8UEh
>>309
ドグラ・マグラの大ネタ……知らないです。
なのでドグラ・マグラから読もうと思います。ありがとうございました。
311名無しのオプ:2006/08/18(金) 22:50:35 ID:yV1ItBBG
今度は最後まで読めると良いね、ドグラマグラ。
虚無〜と共に自分の愛読書だ。久作も中井さんも最高
312名無しのオプ:2006/08/18(金) 23:22:56 ID:hsuRvg38
ひとつ言えることは

 黒 死 館 は 最 後 ま で 読 む 必 要 は な い w
313名無しのオプ:2006/08/19(土) 00:19:49 ID:64QovFz9
んなこたあない。
カーテンフォール。
314名無しのオプ:2006/08/19(土) 10:45:37 ID:jLGry4qh
>312
微妙に同意
しかし、それを実感する為だけにでも読み通す必要がある罠
315名無しのオプ:2006/08/19(土) 12:10:05 ID:AeUVjerl
読む必要が無いことを実感するために読み通す。
ミステリーは奥が深い。
316名無しのオプ:2006/08/21(月) 07:49:01 ID:yft2mshW
ドグラ・マグラとか黒死館を最後まで読み通す根性(というのか能力か)が
ないと、虚無を読み通せるかは疑問だが。
317名無しのオプ:2006/08/21(月) 08:17:25 ID:hG806GeS
少なくとも黒死館ほどの根性はいらんだろ。
318名無しのオプ:2006/08/21(月) 09:26:30 ID:O322lYdW
虚無が一番読みやすいとは思うが
読み通しやすいかと考えたら微妙だ
319名無しのオプ:2006/08/21(月) 19:47:36 ID:n7JqQtOb
ドグマグも例のチャカポコが無ければそれほど根性はいらんのだがな
320名無しのオプ:2006/08/21(月) 21:25:21 ID:yft2mshW
映画では芝雀がやっていましたね(ちゃかぽこ)
321名無しのオプ:2006/08/22(火) 01:14:47 ID:ZMgiR3ko
モヨ子のオパーイしか記憶に無い<映画
322名無しのオプ:2006/08/22(火) 06:51:27 ID:m2V6USx6
黒死館を読み終えた時にはなかなかの達成感を味わえる
323名無しのオプ:2006/08/22(火) 07:37:07 ID:E+yLajNn
>>320
虚無のドラマでは麻雀をやってました(ジャラジャラ)。
324名無しのオプ:2006/08/22(火) 20:48:46 ID:89yx70ks
スレ違いだけど
九州帝国大学法医学教室っていうのと
九州医科大学法医学教室というのは
まあ、衝撃度から言えば、百分の一くらいカスになってると思うのだよ(後者が)。
325名無しのオプ:2006/08/29(火) 04:40:37 ID:EiVfQlEB
創元の文庫版全集って完結したの?
つかあれ、全部買ってる椰子っている?
326名無しのオプ:2006/08/29(火) 07:01:54 ID:irLLSXqA
10月に「月蝕領映画館」が出て完結。
創元のことなのでホントに出るかは知らんが。
327名無しのオプ:2006/08/30(水) 12:06:50 ID:RfFH7yMh
>>326
どこの情報?
328名無しのオプ:2006/08/30(水) 14:55:50 ID:K67EMnsp
>>325
>創元の文庫版全集って完結したの?
>つかあれ、全部買ってる椰子っている?

ここの住人をなめてるだろ、氏ね。
329名無しのオプ:2006/08/30(水) 15:01:20 ID:qputHHgm
中井英夫の書いたものなら、なんでも読みたい、
ってほどのマニアじゃないので、興味ある数冊しか買ってないよ。
330名無しのオプ:2006/08/30(水) 18:09:17 ID:Abudtq2F
331名無しのオプ:2006/08/31(木) 00:49:10 ID:j1x0vaW6
ドグラマグラは途中すっ飛ばした。
前半4分の1と後半4分の1は普通に面白くて読みやすかった。
虚無は上巻は結構辛かったな。
332名無しのオプ:2006/08/31(木) 01:56:18 ID:YSJXEQoB
お前、いつも絡んでるだろ

328 名前: 名無しのオプ 投稿日: 06/08/30(水) 14:55:50 ID: K67EMnsp

>>325
>創元の文庫版全集って完結したの?
>つかあれ、全部買ってる椰子っている?

ここの住人をなめてるだろ、氏ね。
333名無しのオプ:2006/08/31(木) 13:48:35 ID:NCYrYy/j
講談社文庫の新装版も買ったけど、
読もうと思って手に取るのは旧版(青薔薇人間)だなあ
334名無しのオプ:2006/08/31(木) 14:35:28 ID:2nZGq/p9
なんで住民なめたくらいで氏ななきゃいけないんだ?
335名無しのオプ:2006/08/31(木) 22:55:41 ID:BY5FsPKf
旧版は、裏表紙の一文が好きなんだなぁ。
まあ、新装版の裏表紙が糞なだけなんだが。

「薀蓄も披露」って、中井英夫に失礼だろ糞講談社が。
336名無しのオプ:2006/09/01(金) 07:20:53 ID:eUVuX5IS
>>335
かなり以前になるけど、まだ中井英夫という人も
虚無への供物という作品もあまりよく知らなかった頃、
旧版の裏表紙に書かれていた文に心惹かれて買ったものだった
337名無しのオプ:2006/09/01(金) 21:29:25 ID:yHBYPPJa
>>328
全作品の初版、三一の著作集全巻、創元の全集文庫全部揃えてから
偉そうな口叩け
338名無しのオプ:2006/09/01(金) 21:35:19 ID:LdU9Bgk6
そこまでいくと、中井英夫のファンというよりビブリオマニアだね。
対象は何でもいいんだろうが比較的品数が少ないものをターゲットにした、
という感じだ。
339名無しのオプ:2006/09/01(金) 22:29:01 ID:LRpqp1P2
何か感じ悪い人がいつも粘着してるね
340名無しのオプ:2006/09/03(日) 01:10:40 ID:ytOX1E0j
全部所持してても発行年とか編者とかうろ覚えなのは単なるコレクター。
持ってなくてもそのへん全部頭に入ってるのがビブリオマニア。

俺の中ではコレクターのほうが偉い。
ビブリオマニアはチラシの裏に一覧表しこしこ書いてるイメージ。
341名無しのオプ:2006/09/04(月) 03:38:24 ID:zs6tRdU3
>>340
まあビブリオマニアまで来ると完全にキチガイの類だなw
342名無しのオプ:2006/09/04(月) 05:07:18 ID:XN9FVS/R
図書館で「群像」の6月号借りてきて安藤礼二の虚無論読んでるとこ。
中井英夫=鴻巣玄次説はけっこう説得力あるよ。
中井英夫ってイメージに反してかなり私小説的な作家だったって
あらためて思った。
343名無しのオプ:2006/09/04(月) 09:35:19 ID:XN9FVS/R
読み終わった。これは鴻巣玄次の今まで誰も語ってなかった作中の意味を
指摘した初めての論考じゃない?
いやーびっくりした。今後虚無を読み返すさい、この論考の視点抜きでは
もう読めないだろう。凄い論文だよ。
344名無しのオプ:2006/09/04(月) 10:44:00 ID:/PQFgBYB
ちょっと可哀相だね。
脳内にそうインプリンティングされちゃって、
君独自の読み方がもうできなくなってしまって。
345名無しのオプ:2006/09/04(月) 14:56:46 ID:+5Mv3qm/
>>344
そうね。
安藤の論は面白いけど推論でしかない。
中井英夫があんなことだけ考えて『虚無』を書いてると思うのは勝手だけどね。
もう少し自分の読む力に自信を持とうよ。
346名無しのオプ:2006/09/04(月) 17:40:35 ID:XN9FVS/R
もちろん仮説には違いないが、かなり説得力あると思ったけどなあ
少なくともおれは虚無を読んだ時、中井英夫の父子関係の愛憎というのは全然
念頭になかったからさ、鴻巣玄次はキャラ的に好きだったけど、
彼のエピソードの意味がいまいちよくわからなかったんだよね。
彼が中井英夫の自画像だというふうに読むと、いろんなことが
すごくよくわかった気がしたよ。
347安藤礼二:2006/09/04(月) 19:19:04 ID:vkk73Nhv
もちろん推論や仮説だと思うのは勝手だけれど、なぜ鴻巣玄次が「三十二歳」で氷沼蒼司が「二十五歳」になったのか、『群像』に提示した論拠以上にうまく説明してもらえたら納得します。批判する(もしくは疑問を呈する)なら、それなりの論拠を示してしなさい。
348名無しのオプ:2006/09/04(月) 19:25:59 ID:yFVvo3Ta
文学においては、この仮定がピッタリ一致するから、その解釈は正しいのだ、
とは言えないように思う。
要するに、読者それぞれが読みたいように読めばいいんじゃないかな。
349安藤礼二:2006/09/04(月) 19:40:21 ID:vkk73Nhv

おっしゃる通り、複数の読みを許容することで作品の深みは増すと思います。
しかし『虚無』は明らかに、あらゆる伏線を綿密に張って、解決だけをあえて書かなかったミステリーだと愚考します(それ故アンチ・ミステリーを自称したのでしょう)。
もう少し作品の表層を読み解いた上で、作品の重層性を主張すべきだと考えます。
350名無しのオプ:2006/09/04(月) 19:47:03 ID:XN9FVS/R
>>347
あと、玄次の部屋にさりげなく置いてあった「ガリバー旅行記」の絵本。
なんとなく意味深な感じで置いてあった気がして、引っかかってたんだけど、
「あと書き」に種明かしがあったんだね。あれも玄次=中井説を補強する素敵な
小道具だと思った。

>>348
この場合、文学の解釈の多義性ということとはちょっと次元が違う気がする。
鴻巣玄次が中井英夫の自画像だということがわかっても虚無のミステリーとしての
面白さに益するとは特に思わない。しかし、玄次=中井英夫という自画像を
中井英夫が虚無という巨大なタペストリの中に意識的に埋め込んだ「騙し絵」
の一つだとしたら、その絵を解読した功績は安藤氏にあると思うよ。

そしておれは中井英夫ならそういうことをきっとやりかねない、という気がするし、
安藤氏の論文はその可能性をかなり説得力をもって呈示していると思った。

351名無しのオプ:2006/09/05(火) 08:01:27 ID:fQezFtsi
降臨? 中井英夫のファンてほんとエキセントリックなヤツ多いなW
「幼年期における痛切な現実喪失の体験は、とりわけエディプス的体験の要素を圧縮しながら、作中では鴻巣玄次の少年時代のエピソードのなかに再現されている。」
「氷沼家殺人事件は、表層において「凶鳥の黒影」の再現であり再演であるのだと。」
いずれも笠井潔が20年以上前に指摘してるよ。
352安藤礼二:2006/09/05(火) 08:21:07 ID:m1DvlM+S
その程度の読解であれば、わざわざ指摘されるまでもなく、誰でもできるものです。
だいたい中井氏がエッセイその他ですでに述べていることです。
問題はまったく違います。
なぜ海難事故なのか?牟礼田俊夫とは一体何者なのか?
そして中井英夫にとって作品の原型とはどのようなものだったのか?
と言うことになると思います。
虚無は何度読み直しても後半が破綻したミステリーです。
しかしそこにこそ、この作品の核心があるはずです。
353安藤礼二:2006/09/05(火) 09:29:39 ID:m1DvlM+S
少々言葉が過ぎました。皆さんの読書の楽しみをお邪魔したことお詫びいたします。
晩年の数年間、中井氏の近くにいた私にとって、群像に書いたものは、ある種の自己批判でもあります。
ここからさらに虚無のもつ、奇跡的な、作品としての重層性が明らかになればいいと思っています。
354名無しのオプ:2006/09/05(火) 09:56:35 ID:tXQRbKwP
ひさしぶりに読み返してみようかな→虚無への供物

新たな視界が開けそうだ
355名無しのオプ:2006/09/05(火) 10:14:01 ID:+R+ZdSsS
正直言って、この作品に今さら新しい「読み」は期待していない。
前半の騒がしい感じ、後半のどろどろしたよく分からなさ。
それをそれとして読めば充分で、そこに新たな視点を持ち込んで
再解釈とかは、自分にとってはどうでもいい。
356名無しのオプ:2006/09/05(火) 11:59:47 ID:rtSyqU7O
そういった意味ではおまいの主張もどうでもいい。
357名無しのオプ:2006/09/05(火) 17:43:47 ID:CqbDP++f
>>355
お前の心の中で思っていればいいことで、
ここに書きこんでわざわざ波風を起こすことは無い。
358名無しのオプ:2006/09/05(火) 18:28:10 ID:uXkQ/qbw
小説前半の推理合戦みたいに、一つの「現実」をめぐっていろんな解釈が
あったほうが面白い。そういう意味で、テキストの新しい解釈や読みが出てくる
ことは歓迎するけどな。
359名無しのオプ:2006/09/05(火) 20:15:21 ID:tXQRbKwP
たとえストーリーやトリックや犯人が分かっているにせよ、何度も読み返す作品があるのは普通の事だと思うけど…

乱歩の作品や小栗虫太郎の黒死館なんて、いままで何度読み返したことか。

年令を経ることにより受け取り方も変わってくると思うし。

「汲めども尽きぬ」って作品、たとえミステリーといえどあると思う。
360名無しのオプ:2006/09/05(火) 21:04:40 ID:nmWofGay
まあそういうことはミステリーに限ったことじゃないし
小説や文学に限ったことじゃないだろう。
と醒めたことを言ってみたりする。
361名無しのオプ:2006/09/07(木) 17:30:48 ID:xk06kGWK
安藤って中井英夫の近くにいたのか?
でも「群像」のヤツ、自己批判というより、
「どうボクの読解凄いでしょ!!自慢!!」って感じだったけどなw
362名無しのオプ:2006/09/10(日) 01:53:49 ID:tn++22DS
虚無への供物、東京創元社の単行本で読んでるのですが
ドグラ・マグラのネタバレは何ページにあるのですか?
誰か教えてください…
363名無しのオプ:2006/09/10(日) 19:19:15 ID:ChFjE44K
先にドグラマグラ読むか
ネタバレ観念するか
虚無を読むのやめるか
364名無しのオプ:2006/09/10(日) 20:24:15 ID:v2mVNDb0
>362
そんなのあったか。覚えていない。
まあ多少のネタバレを食らってもどうにかなる「ドグラ・マグラ」ではないが。
365名無しのオプ:2006/09/10(日) 20:30:20 ID:RIF5l61p
>>363-364
返信ありがとうございます。
覚えてない程度のネタバレって事かな?
とりあえず、ネタバレ観念することにします。
366名無しのオプ:2006/09/11(月) 01:56:29 ID:4sEHTQyV
齋藤愼爾氏といい安藤礼二氏といい、どうして『虚無』を偏愛するヤツらって偏執狂みたいなのが多いのかネ?
367名無しのオプ:2006/09/11(月) 11:26:48 ID:K1TQ4ViF
偏執狂的な読みができる作品だから。
368名無しのオプ:2006/09/11(月) 14:03:13 ID:4sEHTQyV
田中幸一もかw
369名無しのオプ:2006/09/12(火) 04:08:31 ID:jaYGXiaU
もう創元の塔晶夫復刻『虚無への供物』って入手できないのでしょうか?
豪華本があったってのもホント?
370名無しのオプ:2006/09/12(火) 04:20:35 ID:d8WoHV0V
やふおくとかで出てるのをみかけるよ
371名無しのオプ:2006/09/12(火) 08:25:42 ID:zRcvRT5a
なんで、現行で読める本の復刻版なんか欲しがるのか、俺には分からないが、
世の中にはいろんな物好きがいるんだね。
372名無しのオプ:2006/09/12(火) 09:28:50 ID:tKjguiIw
またいつもの変な人の煽りか
373名無しのオプ:2006/09/12(火) 11:04:29 ID:d8WoHV0V
上下に分冊された講談社文庫版を古本屋で見かけたので
買おうかと思ったけど、中を見たら妙に活字がでかくて違和感があったな。
なんで未だに旧版文庫しか持ってない。
塔晶夫版は読んだことないんだけど、印象とか違うのだろうか。
374名無しのオプ:2006/09/12(火) 11:59:52 ID:NBrXCyHI
文字の形で印象は大きく変わる。
講談社新版は新本格と同じ字体だからな
375名無しのオプ:2006/09/12(火) 13:18:40 ID:3sfy5bgR
新版は中井さんの写真に惹かれて買った
でも手にとって読むのは旧版ばかり
376名無しのオプ:2006/09/13(水) 15:13:19 ID:r1jhhr8+
>>375
中井英夫の写真は本多正一氏の『彗星との日々』のものだけど、凄い写真集です。
377名無しのオプ:2006/09/14(木) 04:07:47 ID:KELLFR/Q
今から30年近く前、高校生のとき、近所の本屋でふと買った青バラ人間
なにげに読み出し止らなくなり不眠で学校さぼりそのまま読了。

それから数年後…
講談社建石文庫で「悪夢のカルタ」を手に取る。
再び、あまりのオモシロさに陶然となる。ここで完全にハマッた。
とらんぷ残り3冊と人形を買い、
カドカワ文庫銃貴店ほかを古本屋でこつこつ収集。

就職したころ3一番作品集刊行。
まとまったところで冬のボーナスで全館いっき買い。
今も書棚にあります。

以上、誰も訊いていない自分史・ちらし裏でした。御免。
378名無しのオプ:2006/09/14(木) 04:29:17 ID:kYlOAwBP
悪夢のカルタはよくわからんかったなあ。
>>377はどういうところが面白かったんだろ?
379名無しのオプ:2006/09/15(金) 02:40:54 ID:opNRUlOs
安藤氏、2ちゃんに実名で降臨なんて。。。
380名無しのオプ:2006/09/20(水) 04:29:49 ID:z09c9g9Y
人形たちの夜が凄く好きです。他にお勧めを教えて下さい。
381名無しのオプ:2006/09/20(水) 04:42:30 ID:/gx/QT2/
炎色反応
382名無しのオプ:2006/09/20(水) 10:48:36 ID:FLtW24mJ
幻想博物館でしょ
383名無しのオプ:2006/09/20(水) 10:59:30 ID:Y54bVkpF
「炎色反応」のホモ描写が妙にリアルで好きだ。
あれはホンモノじゃないと書けない。
実際ああいう秘密日記をつけていたのだろう。
384名無しのオプ:2006/09/20(水) 11:05:01 ID:4Cagif0F
足の裏を舐める少年
385名無しのオプ:2006/09/20(水) 23:56:34 ID:z09c9g9Y
水少年
386名無しのオプ:2006/09/21(木) 00:27:25 ID:0pUB4zLU
いろのある風
387名無しのオプ:2006/09/21(木) 06:49:17 ID:zckdxNOB
夕映少年
388名無しのオプ:2006/09/21(木) 21:02:03 ID:zckdxNOB
緑青期
389名無しのオプ:2006/09/23(土) 08:32:54 ID:jbKvbTPi
狩人のお兄さんの方
390名無しのオプ:2006/09/24(日) 21:31:09 ID:0xxT55Zk
あかね書房の世界推理文学全集です。
@モルグ街の怪事件(ポー)・・・短編7つ
Aシャーロック・ホームズの冒険(ドイル)・・・中短編3つ
B赤い家の秘密(ミルン)/黄色い部屋の謎(ルルー)
Cアルセーヌ・ルパンの冒険(ルブラン)・・・中編2つ
Dふしぎな足音(チェスタートン)・・・短編6つ
E魔女のかくれ家/二つの腕輪(カー)
FABC怪事件/恐怖の旅客機(クリスティー)
Gエジプト十字架の秘密/十四のピストルの謎(クイーン)
H恐怖の黒いカーテン/アリスが消えた(アイリッシュ)
I学園の名探偵(ヒルトン)/スパイの秘密(モーム)
Jのろわれた沼の秘密(ホイットニー)
Kマギル卿さいごの旅/チェーンの秘密(クロフツ)
Lエジプト王ののろい/スコッチテリアのなぞ(バンダイン)
Mあかつきの怪人(チャータリス)/暗黒街捜査官(チャンドラー)
NX線カメラのなぞ(ガードナー)/マルタの鷹(ハメット)
O非常階段/シンデレラとギャング(ウールリッチ)
P名探偵シャーロック・ホームズ(ドイル)・・・短編4つ
Qジギル博士とハイド氏/自殺クラブ(スチーブンソン)
R人工頭脳の怪(シオドマク)/ノバ爆発の恐怖(ハインライン)
S暗黒星雲(アシモフ)/生きている首(ベリヤーエフ)
  なぜか最後2つはSFだ。
391名無しのオプ:2006/09/27(水) 01:35:57 ID:IYIXYeae
中井英夫全集12月食領映画館十月下旬発売。と取次ぎの文庫発売一覧に載っていましたが本当でしょうか?
最後の一巻はもう永久に出ないでほしいような気分でしたので、なんだか悲しい。ところで後たったの一巻で収まってしまうような仕事量でしたっけ?アドニスに載せてた類の文章も全部載るのでしょうか?
392名無しのオプ:2006/09/27(水) 08:33:30 ID:4XRGZQS0
>アドニスに載せてた類の文章
そういうのはまた別
393名無しのオプ:2006/10/03(火) 16:45:36 ID:ikmbr7AW
とらんぷ館て終っちゃったのかな?
394名無しのオプ:2006/10/08(日) 21:55:12 ID:vf9D4UV4
たまたま図書館で文庫を見かけて、読んでみました。
「戦後3大ミステリーに数えられ・・・」とありましたが、
放置されたままの伏線がいっぱいあって
かなり消化不良な読後感です。
それはそういうモンなんですか?
ラストで何もかも繋がるミステリーは期待しちゃいけなかったのかな。
期限が来ちゃって、あとがき読まずに返しちゃったのはまずかったでしょうか・・・
ガリバー旅行記のタネ明かしがあとがきに書いてあったって
前のレスにあって、悔やんでいます。

ゴム鞠や1人多い死体の意味とか、鴻巣玄二が金造を呼び出した本当の理由とか、
気になって仕方ありません。

395名無しのオプ:2006/10/08(日) 23:01:44 ID:lREgL5cE
>>394
>放置されたままの伏線がいっぱいあって
>かなり消化不良な読後感です。
>ラストで何もかも繋がるミステリーは期待しちゃいけなかったのかな。

こういうの許容できるかどうかでこの種のミステリの評価が分かれるよなあ。

だから、黒死館やドグラを含めて
>「戦後3大ミステリーに数えられ・・・」
というのは誤りで、「戦後3大アンチミステリー」だと思うんだけど、
いつの間にかミステリーの代表作みたいな扱いにされているのは
なんだかおかしい。
396名無しのオプ:2006/10/08(日) 23:07:10 ID:qnl+AY5/
つーかなんか最近見返りを求めて本読む人間が多いような気がする
397名無しのオプ:2006/10/09(月) 00:25:34 ID:MWfxgEih
394です。
>395 レスありがとうございます。
「3大(たしかに長かったけど)」ミステリのあと2つって、
さっきから挙がっている2作品のことだったんですね。

ぼんやり考えて、そういう伏線に解決を期待することが
この作品で言う「罪」なのかな、と結論付けてみました。
そういうのがある時点で完全にミステリーとは言い難いですね・・・
なんだか、綾辻行人の「どんどん橋落ちた」の中にも
それに通じるオチ(?)があったように思います。
フェラーリの話だったかな。


398名無しのオプ:2006/10/09(月) 04:22:00 ID:nKI6toyp
>ゴム鞠や1人多い死体の意味とか、鴻巣玄二が金造を呼び出した本当の理由とか、
>気になって仕方ありません。

この辺のことは全部説明されてなかったっけ?
399名無しのオプ:2006/10/11(水) 08:35:51 ID:YQ1Gh2Gh
ゴム鞠と、玄次が金造を部屋に呼び入れた理由については明かされていたはず
400名無しのオプ:2006/10/12(木) 23:31:18 ID:PoaseEsC
>394です。
ゴム鞠と金造が玄次に呼ばれた理由は、
どうもあまりにもつまらなくてがっかりしてしまったので、
他にウラがあるんでないかと思ったのです。
ゴム鞠については、>397で書いたことの要素に当たるかな?と思い
まぁ納得したのですが、
金造を呼び出した理由はメール欄てことになるんですか?
401名無しのオプ:2006/10/17(火) 19:14:36 ID:RJySRXeF
一昨年から勝手にアジェンデ を名乗られ始め、最初は「アジェンデ=石川誠
壱」等と、信じられ無い位汚い 真似をされてましたが、こちらは、(まだ)
寛容だったから、名乗りたいなら ひと言、本物にことわれ。と、だけメール
で、書き送るだけでしたが、何の返 事も寄越さず、卑怯にも名乗られ続け、
俺の名誉も、信用も滅茶苦茶にされまし た。
いい加減腹が立ったから、「やめろ」と、強い内容で、メールを送っても、何
の返事も無く、その直後からエロメールの迷惑メールが来るようになりました。
嫌がらせのつもりで、俺のアドレスを業者に知らせたんです。
他人の名前を勝手に名乗って、信用も、何もかも滅茶苦茶にするなどと、本来
やってはならぬ事を「やる」と、いう以前に、抗議してきた本人のアドレスを
エロメール業者に売って嫌がらせをするなどと、石川誠壱というのは、人間と
しても、クズ以外の何者でもありません。太田出版や、扶桑社その他の石川に、
原稿依頼しようかと考えてる編集者は、考えたほうがいいです。
「どんな抗議も受けよう」等と、アドレスを公開してるけど、下手に書き送れ
ばアドレスをエロメールに知らされるから、送らんほうが良いですよ。
402名無しのオプ:2006/10/19(木) 02:11:53 ID:N8jnyiGN
虚無読んだ。
何これ?面白すぎなんだが…
これのせいで当分読書楽しめないかも…
リハビリしたいんだが、何を読めばいいと思う?
(カーニバルとか挑戦しようか…
403名無しのオプ:2006/10/19(木) 03:22:22 ID:sI0JhhCS
そこでハコの中の失楽ですよ
404名無しのオプ:2006/10/19(木) 10:46:34 ID:FtaO2YkE
匣→ウロ3部作→あぼーん
405名無しのオプ:2006/10/19(木) 12:55:15 ID:3ZnGl13p
竹本健治は『匣〜』は、作中で『虚無〜』のパロディと言ってるように
一種のメタミステリーだが、『虚無の〜』ように話が収斂せず
後半はグタグタ。
『ウロボロス』はもっとグタグタ、プロレスがどうしたこうした
という話から始まって、非常にオタク臭い。
両方とも分厚いのが好きならどうぞって感じ。
406名無しのオプ:2006/10/19(木) 15:23:00 ID:C0eqhY/s
匣→ウロ3部作→天啓
407名無しのオプ:2006/10/19(木) 15:26:11 ID:Kyqm+gIa
虚無への供物読み終わった
確かに面白かったが、久生がムカついてしょうがない なんだあのクソ女
まぁわざとそういう風にしたってのは分かるけども
408名無しのオプ:2006/10/19(木) 15:46:14 ID:C0eqhY/s
深津ちゃんをイメージすれば無問題
409名無しのオプ:2006/10/19(木) 18:05:20 ID:aG/DBnMf
とらんぷ譚を読めばいいと思うけど。
410名無しのオプ:2006/10/19(木) 23:44:36 ID:sI0JhhCS
奥泉タンの「葦と百合」も、一応おすすめ
411名無しのオプ:2006/10/20(金) 00:10:36 ID:6xETPFid
朝マツケンの日記で、名前は匿名だがあきらかに
中井英夫とわかるジイサンから、朝待つや友成が
セクハラされたって書いてた。
おーい、野郎なら誰でもよかったんかい。
男も美食家ではなかったのか。少しガクーシ
412名無しのオプ:2006/10/21(土) 19:46:11 ID:biAfiOW6
          ____   
       / \  /\ キリッ
.     / (ー)  (ー)\      
    /   ⌒(__人__)⌒ \    
    |      |r┬-|    |     藍ちゃん・・・あなたが犯人だったのね・・・・ 
     \     `ー'´   /      
    ノ            \
  /´               ヽ              
 |    l              \
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、.    
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))


          ____
        /_ノ  ヽ、_\
 ミ ミ ミ  o゚((●)) ((●))゚o      ミ ミ ミ
/⌒)⌒)⌒. ::::::⌒(__人__)⌒:::\   /⌒)⌒)⌒)
| / / /     |r┬-|    | (⌒)/ / / //  だっておwwwwwwwwwwwwwwwwwww
| :::::::::::(⌒)    | |  |   /  ゝ  :::::::::::/
|     ノ     | |  |   \  /  )  /
ヽ    /     `ー'´      ヽ /    /     バ
 |    |   l||l 从人 l||l      l||l 从人 l||l  バ   ン
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、    ン
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))
413名無しのオプ:2006/10/24(火) 01:59:17 ID:6hP5H8LY
月蝕料映画館てほんとにでるのかね?
414名無しのオプ:2006/10/24(火) 03:35:59 ID:C4UO0zei
>>413
来月に延期
415名無しのオプ:2006/10/26(木) 04:19:38 ID:0sAyG6+4
無期延期じゃないの。。。
416名無しのオプ:2006/10/28(土) 23:15:15 ID:0Br9ZF6M
ああっ仲居スレもあがった!
417名無しのオプ:2006/10/29(日) 03:07:02 ID:N5+94CxF
長野県に住む石川誠壱という小心者の豚が、父親が、自殺した〜(;;)。小心者の息子の事件を苦にして、悩んでいたそうだ〜。
418あぼーん:あぼーん
あぼーん
419名無しのオプ:2006/11/06(月) 20:56:20 ID:12BF1HF3
アレクセイ情報によると「月蝕領映画館」ホントに出るらしい。。。
420名無しのオプ:2006/11/10(金) 22:44:50 ID:cVLzfvjR
明日らしいよ
421名無しのオプ:2006/11/10(金) 22:46:20 ID:UsDbv0/+
ネット通販で入荷してる所もあるね
422名無しのオプ:2006/11/15(水) 14:22:11 ID:ozcafSPl
出た!!
423名無しのオプ:2006/11/18(土) 21:09:12 ID:N3/CnGgD
久生って、結局、牟礼田とは別れるんだろうな、
それで、いずれ姉さん女房としてアリョーシャとくっつく、
そんな気がしました。
424名無しのオプ:2006/11/19(日) 13:42:16 ID:eLEzasZ6
虚無への供物読み終わった
始めの方は久生がムカついてしょうがなかったが、だんだん可哀相になってきた
「あん畜生」になぜか萌えた
425名無しのオプ:2006/11/20(月) 07:07:09 ID:ck67ayaF
ああ、それは非常に正しい読み方だと思う。

漏れは最後までむかついてたが…_| ̄|○
426名無しのオプ:2006/11/20(月) 20:07:42 ID:QhaYNqtT
いや、それも間違ってない

久生に比べれば二階堂蘭子なんてかわいいもんだ
427名無しのオプ:2006/11/20(月) 22:57:20 ID:VnxDFiDF
蘭子は60年代の女だからな、
今のコギャルとたいして変わりがない
428名無しのオプ:2006/11/21(火) 13:05:46 ID:LzC9F0R9
乱歩は虚無への供物を「冗談小説」と呼んだそうだが
ミイはこれを「冗漫小説」と呼ぼう

・・呀っ!
429名無しのオプ:2006/11/23(木) 17:16:58 ID:NG+hJtBJ
俺が『虚無〜』を初めて読んだのは30年くらい前、中学生の頃。
家に置いてあった講談社文庫で読んだ。
当時は今みたいに長大なミステリーはほとんどなかったので、
その厚さと、導入部の文章がちょっと取っつきづらくてなかなか
読めなかったのだが、いったん読み始めてしまうと、その面白さに引き込まれ、
徹夜して読んでしまった。
文庫の裏に、戦後推理小説の傑作、とあるように普通に面白いミステリーだと思った。
当時はこれが「アンチミステリー」なるものだとは聞いたことがなかった。
この作品を「アンチミステリー」だと言い始めたのは誰?
430名無しのオプ:2006/11/23(木) 17:45:04 ID:pXdGo3Nk
書いた本人が言ったんじゃないの?
431名無しのオプ:2006/11/23(木) 18:04:24 ID:NG+hJtBJ
さっき、書店に行って、講談社文庫を確認してみたら、
確かに、著者が、あとがきで、「アンチミステリ」って書いているね。
「アンチミステリ」というのは、中井英夫の造語らしいが、
この小説と、他の推理小説とに何か本質的な違いがあるのか、
わざわざ「アンチ」というのは何を意味しているのか、
未だによく分からない。
432名無しのオプ:2006/11/23(木) 19:08:53 ID:/M8PdlDk
ここ数年のミステリばかり読んでいると
確かにどこがアンチなんだかわからなくなってくるな。
433名無しのオプ:2006/11/24(金) 11:46:05 ID:4nANGqOB
mail欄って作品の構造を指してると思われ>アンチミステリ
ぎりぎりまでミステリの様式を利用しながら最後の1ページでm9(^Д^)プギャーと
434名無しのオプ:2006/11/24(金) 23:53:16 ID:/vjQ85ZK
>>431
よくわからないなら消えろ
435名無しのオプ:2006/11/25(土) 00:01:51 ID:atgIMH8B

中井英夫ファンってこういう偏屈な奴多いよね
自分が一番の理解者だ、みたいな
悪い意味のミスヲタ、中井英夫の愛読者でも、
たぶん中井英夫がもっとも嫌うところの人種
436名無しのオプ:2006/11/25(土) 00:54:22 ID:yPzQh1A9
↑毎度突っ込みを入れるいつもの奴
437名無しのオプ:2006/11/25(土) 07:54:03 ID:hDpXKAkR
中井英夫は「アンチ・ミステリー」といってる。
「アンチ・ミステリ」は笠井潔の造語だろ。
438名無しのオプ:2006/11/25(土) 12:58:08 ID:fHQkW18Q
ミステリーに対するアンチテーゼ
という意味では同じなんじゃないの。
439名無しのオプ:2006/11/25(土) 13:42:36 ID:eysgnWCw
虚無に関しては、>>433のメル欄というよりは↑(ここのメル欄)という
部分が大きいと思う。今で言えばアンチというよりはメタだけど。
あともう一つは「真犯人」のことね。
440名無しのオプ:2006/12/05(火) 17:28:33 ID:Oy9eRf4Y
そろそろ十二月十日ですね。
441名無しのオプ:2006/12/06(水) 17:35:55 ID:yNxInPdo
1年って早いものだな
442名無しのオプ:2006/12/08(金) 03:16:33 ID:FyysX18O
とらんぷ館ってぜんぜん機能してないのな。
書き込みするだけムダみたい。

あんなんヤメちゃえばいいのだ。
443名無しのオプ:2006/12/09(土) 14:14:59 ID:F5l+97ex
明日はアラビクで気の早い忘年パーティですね
444名無しのオプ:2006/12/10(日) 08:52:28 ID:KPO0DOAw
十二月十日です。
445名無しのオプ:2006/12/10(日) 12:12:31 ID:02cLo7As
今頃おキミちゃんものそのそと起き出しているに違いないわい
446名無しのオプ:2006/12/10(日) 12:32:42 ID:zfpQsjJC
>>445
なんか萌えるな・・・








いや、わかってるよ言いたいことは
それでもやっぱり・・・な
447名無しのオプ:2006/12/10(日) 19:50:11 ID:cPIXqUYL
アラビクに行きたいな。
448名無しのオプ:2006/12/10(日) 20:26:53 ID:lHreRJe+
虚無〜時代のゲイ社会には、ガチムチ、なんて概念は確立してなかったんだよね。
中井描くところのゲイはお耽美系で、今で言うBLに近い。
449名無しのオプ:2006/12/11(月) 16:33:02 ID:uwGoLqnD
でも、ご本人も同性愛者だったのなら、幻想としてのBLとはまるで違うのでは。
450名無しのオプ:2006/12/11(月) 20:05:09 ID:I+M+ceiK
今日は予定もないし読み返そうかと思い、
手に取ったのはやっぱり講談社文庫の旧版だった
あの青薔薇人間の、何とも不可思議で不気味な表紙がいい
裏表紙の煽り文句もとてもいい
451名無しのオプ:2006/12/12(火) 18:04:35 ID:7d1Y4YQz
新装版なら上巻の帯、京極の
「終わることで始まる呪縛は、今も持続している」
というのが好き
452名無しのオプ:2006/12/12(火) 23:03:11 ID:60q6vBec
京極にしてはつまんねえコピーだ
453名無しのオプ:2006/12/12(火) 23:06:31 ID:60q6vBec
あ、ごめん。俺の個人的な見解だ。
気を悪くしないでね>>451
454451:2006/12/13(水) 06:56:59 ID:jj79D/UY
>>453
いえいえ、お気になさらずに
大丈夫です
455名無しのオプ:2006/12/13(水) 17:28:06 ID:PYYrIypk
中井英夫とナンシー関は亡くなるのが少し早いと思った。
456名無しのオプ:2006/12/13(水) 17:48:22 ID:4ZHme6mK
中井英夫の死因はAIDSと聞いたことあるけど本当?
457名無しのオプ:2006/12/13(水) 22:26:36 ID:MoDXo0q8
嘘。
458名無しのオプ:2006/12/14(木) 07:02:01 ID:UyHvWgLG
新装版は中井英夫の写真がよいな。
459名無しのオプ:2006/12/14(木) 17:28:04 ID:g0r+DFQ4
みんな特にお気に入りの箇所とかある?
漏れはやっぱり第2章の最後の文だな〜。
体の底からゾクゾクして、「ここらで一時休憩〜♪」なんて
目論見が一瞬にして吹っ飛んだww
460名無しのオプ:2006/12/17(日) 08:28:10 ID:11NNBaAh
pi
461名無しのオプ:2006/12/17(日) 11:38:56 ID:pjjr5XOf
>>459
自分は、オープニングのBARアラビクの踊り子のシーンと、
クライマックスの怒涛の論戦のシーンかなあ。
ベタで悪いのだけれども…
462名無しのオプ:2006/12/17(日) 16:52:54 ID:BOXQoU+E
蒼司の告発の部分が一番印象深い
463名無しのオプ:2006/12/31(日) 03:24:22 ID:Sc+chYaD
この小説ってどこがアンチミステリーなの?
動機が特徴的というだけで、普通の本格ミステリーにしか見えないのだけど。
464名無しのオプ:2006/12/31(日) 05:58:55 ID:9twlGPgj
虚無は年の暮れっぽい雰囲気がいいよね。
465名無しのオプ:2006/12/31(日) 14:17:10 ID:keePixcM
そもそも最近の「本格」と称するもののかなりのものが、
当時の基準ではアンチミステリー
466名無しのオプ:2007/01/01(月) 10:35:18 ID:3eF/NZKb
>463
とりあえず、このスレだけでも「アンチ」で検索してみれ

それはそれとして皆様明けましておめでとうございます
467名無しのオプ:2007/01/01(月) 10:37:55 ID:7tNReKvX
今日が初釜、あなた達もお開きはお済みになって?
468名無しのオプ:2007/01/02(火) 01:24:15 ID:AXty3VXF
初釜あげ
469名無しのオプ:2007/01/07(日) 21:06:57 ID:hSDT/TEu
なんか今日TOKIOかなんかの番組で五色不動めぐりしてなかった?
470名無しのオプ:2007/01/08(月) 01:31:38 ID:UkYlblIM
してましたね。家族が他の番組見てたのでチラ見しかできませんでしたが。
471名無しのオプ:2007/01/08(月) 10:05:34 ID:N3bGlNW+
目黒から始めて、右折のみで五色不動(目黄が2箇所あるので6箇所)
すべてお参りする、という企画だった。ゲストが若乃花と荒俣宏。
真っ先に虚無を思い出したです。
472名無しのオプ:2007/01/08(月) 10:12:38 ID:2+7+jWNo
実につまらない特集番組ですな。
そんなことして何の意味があるんだろう?
473名無しのオプ:2007/01/08(月) 11:27:31 ID:O+06KfiF
そんなことを言ったら虚無の小説の中身にいったい何の意味が(ry
474名無しのオプ:2007/01/08(月) 18:44:11 ID:rNsIL+9y
だから虚無への供物だろ?
475名無しのオプ:2007/02/12(月) 22:14:18 ID:YVGujN/t
今日本屋行って「虚無への供物」見つけたけど、
上下巻を買うお金がなかったから、他の小説買って帰ったけど、
このスレ読んでたらやっぱり買っとけばよかったと思った
476名無しのオプ:2007/02/14(水) 22:44:11 ID:1NhQNvq+
いつか出会えるから大丈夫
477名無しのオプ:2007/02/21(水) 03:41:46 ID:ruEIUBuQ
ドグラ、黒死館、虚無と読んできて、次に匣の中の失楽を読もうと思ったんだが、
アマゾンのユーザーレビューにネタバレ的な事が書いてあって萎えた
478名無しのオプ:2007/02/22(木) 02:08:28 ID:cXRNsKNy
アドニス版読んだ人いる?
通常版とどのくらい違うんだか教えて欲しい。
479名無しのオプ:2007/02/22(木) 09:30:53 ID:GKKB8Ze/
内容は序盤のみなんであまり比較できんけどアリョーシャの手の早さにはびっくりしたよ
高踏的な蒼司との情事の描写とハードポルノまっしぐらの
実用的な藍ちゃんとの風呂プレイの差にも驚いたが
なによりも関西弁のおっちゃんまでもがそっちなことに心底びっくりした
あの調子で続くんならアリョーシャはじいやとも関係を結びかねない発展家ぶりだったな
まあミステリではなくミステリ風ゲイポルノだと思って間違いない
アンチミステリの定義について考え込みたくなる内容でした。面白かったけど
480名無しのオプ:2007/02/23(金) 13:46:08 ID:+E3WjCHj
>>479
有難う。
481名無しのオプ:2007/03/02(金) 20:42:24 ID:4ZzQ4aQs
>478
手元にないから詳細にはかけないけど、
アドニス版だけに「そーゆー」ところはたしかにあるものの、
それ以上にすでに主要な伏線は出てきてたのに、正直漏れは驚いた。
アドニス版が続いていても、充分な傑作にはなっていたと思われ。
482名無しのオプ:2007/03/02(金) 22:43:32 ID:nPK5MHK2
うん、起こる事件も動機も、構造は構築されおわっているのが分かるぶん凄みがあるよ
わずかA5版の文芸誌の見開き10ページ前後にほぼ総ての萌芽が見て取れる
そしてそのほぼ同じ構造のなかでまるで違う姿を見せる登場人物の群像に
ネガとポジが逆転したかのような反世界をかいまみることによる幻惑と来たら
虚無好きには必読だと思う
483名無しのオプ:2007/03/28(水) 17:30:41 ID:U5aqsZ6u
ところで文庫全集には黄泉戸喫ははいらないのか?
あれこそ最後の傑作だが
484名無しのオプ:2007/03/28(水) 20:43:23 ID:xnGiXIHy
別巻で入るのではないかと期待はしている
485名無しのオプ:2007/03/29(木) 06:14:30 ID:nYHc7klj
中井英夫か・・・以前、はまってた頃があるけど、もうずっと読んでないな。
本好きなら一度は通る通過点みたいなものか。
486名無しのオプ:2007/05/12(土) 18:11:58 ID:kGNBUuSo
有楽町のガード下のボディビルジムっていつごろまであったんだろう。
487名無しのオプ:2007/05/15(火) 15:00:10 ID:CpL3Marc
やっとこ読破したけど、不可解なまま幕を閉じたって感じでモヤモヤする。
虚しい殺人と、虚しい偶然がよくもまぁ重なったなぁと。
蒼司の橙二郎殺しの動機は、理屈としては理解できたんだけども、
感覚としては全然理解できなかった。理解できたらそれはそれで恐ろしいかな。
488名無しのオプ:2007/05/15(火) 20:15:46 ID:HWh2seAN
そのもやもや感もまた虚無の魅力。
だから何度も読んでしまう。
489名無しのオプ:2007/05/15(火) 21:26:50 ID:nqHRblQw
ネタバレしまくりだな。
490名無しのオプ:2007/05/16(水) 19:41:44 ID:YGmVNqOp
まあ、一作だけのスレだから
流石に読んだことない人はここ来ないんじゃないだろうか
491名無しのオプ:2007/05/16(水) 21:32:39 ID:kNwcInq3
>一作だけのスレだから

そうなの?
492名無しのオプ:2007/05/17(木) 15:47:25 ID:H7YLh3aQ
>>490
他作品の話題も出ていますよ
スレ見てごらんなさい
493名無しのオプ:2007/05/17(木) 21:13:50 ID:rN6mHjrM
>>492
だが断る
494名無しのオプ:2007/05/18(金) 09:04:35 ID:/WjR3hz1
作者の最初の構想では藍ちゃんは殺される予定だったようだね。
前半にそれを暗示する記述があるから。
でも、そうはならなかったのは構想を変更したからか。
ラストまでの構想が頭に浮かび、とりあえず前半まで書き上げて乱歩賞に応募した、
というこの作品の成立史にも疑問が出てくる。
後半の雰囲気は明らかに前半のそれとは質的な違いがあるので、
構想を変更しなければならない何らかの事情があったのではないかとも推測される。
495名無しのオプ:2007/05/19(土) 20:55:49 ID:f7vmvWHK
成立史の疑問はなんともだけど、(メル欄)だからいいんじゃないの?
496名無しのオプ:2007/05/20(日) 08:11:49 ID:DpfZ6U95
わぉ。虚無への供物スレがあったとは!
10年くらい前読んだけど、
読書している時間がこんなにも幸せだと感じさせてくれたのは
あとにも先にもこの本以外なかった。
この本読むと他の本が読めなくなる。
中井英夫解析本みたいなので
蒼司さんのモデルになった東大生の写真があったけど
めちゃめちゃハンサム!なのに陰影がある。
今の時代はどこにもいないタイプ。
昔の日本にはこうゆう人もいたんだ〜と感激した。
引越しのドサクサに紛れてこの本どっか行っちゃったから今日買ってこようっと。
497名無しのオプ:2007/05/20(日) 22:59:30 ID:1ktqE7P3
>中井英夫解析本
kwsk
498名無しのオプ:2007/05/21(月) 00:41:18 ID:3wZhC6lA
>蒼司さんのモデルになった東大生の写真

見たい!
499名無しのオプ:2007/05/21(月) 07:14:41 ID:ghO+F5Da
その東大生は相澤さんが文庫解説に書いていたパーティーには出てたんだろうか
10年ぶりの人にはぜひとも小説推理のバックナンバーでアドニス版虚無を読んでみて欲しい
究極の叙述トリックを食らった気分になれるよ
500名無しのオプ:2007/05/21(月) 07:27:28 ID:g2I5uCO9
蒼司は人間性が好きじゃない。ラストで偉そうに演説ぶつな。
虚無の登場人物で共感・感情移入できるのは、
アリョーシャ、藤木田老、哀感を覚えるという意味で鴻巣玄次で、
他はみんな嫌な人間ばかり。
だいたい中井英夫作品の登場人物には嫌な人間が多い。
人間不信の思想みたいなのがあるのかね。相当の変人だったらしいし。
501名無しのオプ:2007/05/22(火) 10:15:59 ID:w4tbZCOa
一人で大きな闇を背負ってて、目の前には呑気なエセ探偵たち。
色々と溜まっていたものが爆発したと思うと、あの演説も気にならないけどなぁ。

人格に問題のある登場人物が多いのは同感だ。
502名無しのオプ:2007/05/22(火) 11:47:10 ID:GmoufQI0
496です。
中井英夫解析本は今思えば買っておけば良かった…なんですが、
10年前読んだ時、偶然近所の本屋で見つけました。
B5サイズの本で中井英夫のプロフィールから、
いろんな文学者の「虚無への供物評論」と、例の東大生の写真などがのってました。
東大生の写真は中井英夫本人が撮ったものらしく
その東大生ははにかんだように下を向いてて
「中井英夫とそういう仲なんだ」と思った記憶が。。。
「アドニス版虚無への供物」って何ですか?是非読んでみたいです。
蒼司さんはあの闇が魅力的ですよね。
…とゆうか闇のない文学はつまらない…
503名無しのオプ:2007/05/22(火) 12:26:26 ID:PitM1HwQ
>中井英夫解析本

幻想文学出版局の「中井英夫スペシャル2 虚無へ捧ぐる」だな
蒼司のモデルとなった東大生A氏の写真や
久生のモデルとなった尾崎左永子氏のインタビュー、
中井英夫自身のインタビューや虚無執筆当時の日記、
氷沼家一階の見取り図、54年12月22日のラジオ番組欄とか載っているよ
504名無しのオプ:2007/05/22(火) 15:56:42 ID:BOsTYSW2
>>502
アドニス版虚無についてはgoogleなどで検索してみて下さい
乱歩賞に投稿される以前のプロトタイプですが
習作の域をはるかに越えており、また、すでに虚無を構成するパーツが整っていることが伺え
大変、興味深くお読みいただけるかと存じます

また初出掲載誌の性格上、現行の虚無とは著しく異なる点がごさいますが
蒼司のモデルの写真に抱かれる懐述を拝見するに、お読みになっても支障はないかと存じます
505名無しのオプ:2007/05/22(火) 23:31:54 ID:ZnzyAP+a
とらんぷ館見ると、河出から新しい中井英夫特集本が出るらしい。
506名無しのオプ:2007/05/24(木) 18:35:13 ID:7Zgr45DN
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309740164

これか。楽しみだな。

あと、アドニス版虚無はまだ先なのかな…
507名無しのオプ:2007/05/24(木) 18:59:58 ID:CxPNvATv
中井英夫が妙にカルト的にもてはやされるのは嫌だな。
男色家の変わり者の作家、それ以上でも以下でもない。
渋沢龍彦、寺山修司なんかもそうだけどね。
508名無しのオプ:2007/05/24(木) 20:11:44 ID:oXr66wkL
腐女子に人気なんかな?
509名無しのオプ:2007/05/24(木) 22:24:20 ID:j1Mm/K/z
三浦しをんは相当に好きみたいだね。いろんなところで中井英夫の名前を挙げている。
510名無しのオプ:2007/05/25(金) 01:29:40 ID:uzcD0ExX
三浦しをんが直木賞取ったとき、そのコメントに面食らった。
「今の薄っぺらい価値観への反抗のために書く。男と男が一緒にいるって価値観があってもいいと思うんですよね」
こいつも、こいつに直木賞をやった奴も馬鹿だと思った。
511名無しのオプ:2007/05/25(金) 01:42:45 ID:aUXwYmj6
御手洗潔死ね
512名無しのオプ:2007/05/25(金) 19:02:32 ID:I0xKdb3v
私は思い切り腐女子で
「虚無への供物」はバイブルですが
三浦しおんは「腐女子ライフ」とかゆー
超くだらないエッセイ読んで苗ますた。
三浦しおんが中井英夫のファンと聞いて
聖域を犯されたくらいショックです。
513名無しのオプ:2007/05/25(金) 19:17:41 ID:DxrgG9WA
三浦しおん自身はレズじゃないのかな。
レズ漫画雑誌にエッセイ書いてるから。
あるいは単に同性愛という現象が好きなだけかもしれない。
514名無しのオプ:2007/05/25(金) 20:48:23 ID:uzcD0ExX
しかし「虚無への供物」はそんなに同性愛の匂いしないけどな。
どっちかつうと、>>513が言ってるような「同性愛という現象が好き」みたいな印象受けた。
まあ、だから腐女子にうけるのかもしれないが。
515名無しのオプ:2007/05/26(土) 04:26:17 ID:sFCKH75c
他作家のアンチ活動はふさわしいスレでやって欲しいな
アンチってどうして嫌いな作家の本をわざわざ読むんだろうな。マゾか

まあ虚無は発端がゲイバーだし、乱歩の孤島の鬼ほどガチじゃないけどそれっぽいよな
まあアドニス版が世に出たあとに何を言っても空しいが
516名無しのオプ:2007/05/26(土) 07:12:03 ID:0lnU4vJ9
三浦しおんファン乙
517名無しのオプ:2007/05/26(土) 08:21:11 ID:sFCKH75c
一冊も読んだことないよ三浦。紹介されて新たに読む人がいるのなら喜ばしいが
これから読む人は講談社文庫のフォントでか杉版よりは、創元の全集で読んでほしいな
解説も興味深いし

スペシャルIIの東大生の写真をあらためて見てみた。男前だが案外普通の印象だなあ
518名無しのオプ:2007/05/26(土) 08:24:20 ID:0lnU4vJ9
>一冊も読んだことないよ三浦

まあ、なんとでもいえるわなw
519名無しのオプ:2007/05/26(土) 11:12:41 ID:Dp/1KPwl
「虚無への供物」って、二次創作意欲を駆り立てる雰囲気ではないと思う。
小説の中の人間関係に手を出しちゃいけない雰囲気というか、
綿密に練られた物語の構成、相関図、トリックを素人が弄れるもんじゃないというか…。

同じく三大奇書の「ドグラマグラ」の方は腐女子の子も結構読んでるみたい。
イラストサイトを巡ってると、久作ファンを結構見かける。
520名無しのオプ:2007/05/26(土) 11:24:58 ID:H+eFEbtd
そうねえ。
「虚無〜」は人間を描き過ぎ、「ドグラ〜」は人間を描かなさ過ぎ、
だから前者にはパロディ化できる余裕はないが、後者にはそれが可能ということかな。
521名無しのオプ:2007/05/26(土) 11:29:30 ID:0lnU4vJ9
「虚無〜」が人間を描いているなんて言う奴初めて見た。
522名無しのオプ:2007/05/26(土) 11:31:28 ID:p2lTBDSZ
それはいい経験をしたね
よかったよかった
523名無しのオプ:2007/05/26(土) 11:34:37 ID:0lnU4vJ9
しかしやっぱり腐女子的人気があるんでしょうね。虚無って。
トリックとかたいしたこともないもの。
524名無しのオプ:2007/05/26(土) 11:56:44 ID:Dp/1KPwl
人気はあるけど、二次創作までには至らない、ってことでしょ。
525名無しのオプ:2007/05/26(土) 12:00:32 ID:xXt8lym7
凶鳥の黒影って創作集あったよ。
津原泰水の「ピカルディの薔薇」ってわりとヨカタ
526名無しのオプ:2007/05/26(土) 12:18:11 ID:sFCKH75c
コミケでもあの4コマの人しか見かけなかったもんな、虚無パロディは
ひらのあゆあたりに挑戦して欲しかったが、ドグマグと孤島しかやんなかったんだよな
527名無しのオプ:2007/05/26(土) 12:29:55 ID:H+eFEbtd
実のところは、腐女子は始めからホモと設定されている作品には、
パロディ化しようという気が起きないものらしいよ。
ホモじゃないけど異常に仲が良い、御手洗潔と石岡の関係みたいなのが、腐女子の好餌。
528名無しのオプ:2007/05/26(土) 12:35:39 ID:sFCKH75c
愛読するのとパロディを思いつくのって別物なんじゃね
あとアリスや京極に比べると、やっぱ圧倒的にそもそもの読者数自体が少ないだろうし
ギャグマンガとかあるんなら読みたいもんだ
アリョーシャが登場人物とつぎつぎと肉体関係を結んで行く話なら中井さんが書いてるしな
529名無しのオプ:2007/05/26(土) 12:39:28 ID:0lnU4vJ9
そういや作品自体からはホモ臭より腐臭がするな
530名無しのオプ:2007/05/26(土) 15:22:32 ID:CrzF6jqZ
このスレ喪女しか居ないのかwww
531名無しのオプ:2007/05/26(土) 15:28:56 ID:0lnU4vJ9
なんだ。モジョって?
532名無しのオプ:2007/05/26(土) 15:59:21 ID:VA6LxKZ1
年齢が60才いじょおのおんなのひと
533名無しのオプ:2007/05/26(土) 16:06:40 ID:0lnU4vJ9
アッハッハ
534名無しのオプ:2007/06/01(金) 06:03:00 ID:uCbMPg3y
やはり、『虚無への供物』の前半と後半では別物だろう。
前半だけでも「アンチミステリー」の体はなしている。
身近で起きた殺人事件を素人探偵気取り達が面白半分に推理したけど
結局ただの事故でした、というもの。
これだけでも、既存の推理小説というものへの批判となっている。
ただ、この時点での筆致はまだ明るいし、語り口も軽妙。

後半部が書かれたのは、社会派推理小説が勃興してきたからだろう。
「アンチミステリー」をより完全なものにするためその要素を導入したのが、
鴻巣玄次のエピソード。
そしてラストでは批判は推理小説を越えて現実そのものにも向けられている。
後半分に重く暗い雰囲気が漂っているのもそういうこと。
535名無しのオプ:2007/06/02(土) 15:03:27 ID:GY/qsJN7
結局ただの事故でした、と人を食ったようなオチをつけようとした・・・。
それだけとは思えないな。

鴻巣の件も含めて、空想や、人が空想と決めつけることが実は
現実であったり、その逆に現実だと思ったことが単なる空想であったり、
という虚と実の境界の曖昧さを描いているんじゃないだろうか。

そして、肉親の死を「ただの事故死」という「ただの」死にはしたくなかった
がために、その後の犯行を行ってまで意味をつけようとした凶鳥。
人の生と死とは往々に受け入れがたいほどに意味のないものだ。
そこが虚無への供物であるのだろう。

生者は意味を探して、後付けの事件をつくったり、探偵にいそしんだりと
虚から虚を生み出すことに精を出す。それもすべて供物だ。

凶鳥の痛みこそがリアリティであり、読者も含めた素人探偵
(みんな生きており、いつか死ぬのであるが)に突きつけられた
生と死の条理ではなかろうか
536名無しのオプ:2007/06/02(土) 16:33:41 ID:e+nnwVUs
なんでもいいけど、ネタバレばかりだな。
虚無に関しては、しかたないとも言えるけど…
537名無しのオプ:2007/06/02(土) 17:44:11 ID:T6Z7JysS
まあ、このスレタイからして虚無読んだことない人は来ないだろうし
538名無しのオプ:2007/06/03(日) 18:38:33 ID:6d9Kob9o
クライマックスの告発は最初から構想されてたんじゃなかったっけ
まあ年々あの台詞の重みをひしひしと感じる世相になって行くことよ
539名無しのオプ:2007/06/13(水) 01:24:42 ID:dk3F/pRT
>>534
でもそんなの「毒入りチョコレート事件」や「トレント最後の事件」で
もうやってることだと思うんだがなあ。
540名無しのオプ:2007/06/23(土) 06:18:12 ID:MwulRLpy
さあ4次元への断面が開いた。
>>534
に期待。
541名無しのオプ:2007/06/24(日) 20:02:11 ID:m2n31VLg
だれも「中井英夫──虚実の間に生きた作家」の話しないのね。
542名無しのオプ:2007/06/24(日) 20:06:16 ID:8xrJJ/8w
あれは本多の売名行為だからな
543名無しのオプ:2007/06/24(日) 20:40:24 ID:iH6F6bxk
俺は一時期、中井英夫と澁澤龍彦の区別がつかなかった。
544名無しのオプ:2007/06/24(日) 20:50:30 ID:Acpo6rV/
アレ臭い健在なのなwww
545名無しのオプ:2007/06/27(水) 01:54:46 ID:FpSMJB7E
中井英夫スペシャル2以来だから、10年ぶりくらい?
再録が多いけど、コレクタとしては、
あれこれ雑誌を集めないですむから便利。
本屋で並んでるのを見たときは感動した。

これで新しい読者が増え・・・ないかorz
546名無しのオプ:2007/06/27(水) 16:46:46 ID:sL5EmwSM
三浦しをんと本多正一の対談はクズだったね。
著作権継承者が中井英夫を私物化してしまっていいんだろうか。
なんだか本多の汚いナルシシズムに耐えられない……。
547名無しのオプ:2007/06/27(水) 17:45:39 ID:kJwmtU9c
何だか本多叩きがいると思ったら…ID見て納得。叩く筈だ。
548名無しのオプ:2007/06/27(水) 19:34:42 ID:Nj2PLAnm
・・・SM?
549名無しのオプ:2007/06/27(水) 19:34:58 ID:MQqIYGIB
つか三浦しをんなんて親の七光りで直木賞取ったお嬢さん作家だろ。
550名無しのオプ:2007/06/27(水) 21:51:31 ID:DylUKINE
でもオレも本多氏の一連の編集ものには疑問。
だってどれも名前だけ集めて内容ゼロじゃない?
せめてもう少し骨のあるもの作って欲しいと思う。本多氏自身には文学的才能は全く無いと思うし。
だったらせめて中井英夫を食い物にしないで、もちっと優秀な黒子に徹して欲しいと思う。
551名無しのオプ:2007/06/27(水) 21:58:45 ID:TfXeBNQD
気に入らなければ編集なんか自分で(脳内で)すればいいんですよ。
他人の編集を無視できずいったん受容しておいて、
後で気に入らないからといって批評するのってかなり馬鹿っぽい。
552名無しのオプ:2007/06/28(木) 00:46:03 ID:1egYDFKe
>>551の屁理屈はもろアレクセイを思わせるな
553名無しのオプ:2007/06/28(木) 02:17:16 ID:jSNCFnc+
再録が多いのは気になるけど、そんなひどい内容か?
554名無しのオプ:2007/06/30(土) 02:29:03 ID:gOhia5md
http://www.kawade.co.jp/np/sales_ranking.html
河出の本のなかでだが売れてるね。三浦しをん効果だろうけど。
あ、表紙はカッコよかったね
555名無しのオプ:2007/06/30(土) 06:38:25 ID:MpJrSuID
>>553
ひどいだろ

戸川×東対談も三浦しをんパートに匹敵する無内容さ
本人の作品だって、あんな駄作を復刻する意味があったのかは疑問だ。

まあ読む価値があるのは安藤の密室論と須永の回想くらいか。
556名無しのオプ:2007/06/30(土) 17:07:06 ID:MpJrSuID
amazonでも2200位。
どうやら本当に売れとるようじゃな。
557名無しのオプ:2007/06/30(土) 20:05:28 ID:FJDaNcEP
一応名の通った版元から出た名のある作家の新刊なら一時的にもせよ
そのぐらいまで行かなきゃおかしい。2000台で売れてるとは言えない。
言えるのは1桁2桁か、せいぜい3桁。
まあそれ以前に尼の順位はあてにならんがw
558名無しのオプ:2007/06/30(土) 20:31:22 ID:Myjv+JMh
「蒼白者の行進」に登場人物の一人が美少年のチンポや金玉を
愛おしそうに弄くる場面があったのには、なんだかなーと思った。
「炎色反応」のホモ描写も。
アングラホモ雑誌ならともかく一般向けの作品でそこまで書くなよって感じ。
「人形達の夜」のホモ描写はえらく抽象的だったけど。
559名無しのオプ:2007/06/30(土) 20:43:27 ID:/bjO41lb
この人の書くホモは何かニセモノくさい。
560名無しのオプ:2007/06/30(土) 21:25:06 ID:PEIqBhEo
別に中井でリアルなホモを読みたいとも思わないけどな
561名無しのオプ:2007/06/30(土) 22:07:31 ID:/bjO41lb
てこたあ、やっぱりニセモノだな。
562386:2007/06/30(土) 22:38:22 ID:NNb6YI76
本多さんに厳しい方が多いのですね。
経済面とか健康面とか、いろいろ大変だった中井さんの最期を、まがりなりにも看取ったというだけで、
中井さんの残したものを飯の種にするのも、多少は許してあげてもよいのではないかと思っちゃいます
が。
実体験からいって、アル中のお世話はほんとうにほんとうに並大抵の大変さじゃないです。
身内でもない本多さんが途中で投げ出さなかったことはすごいと思います。

作品の話題じゃなくてすみません。
563名無しのオプ:2007/06/30(土) 23:07:09 ID:IFmqd9ck
つか、飯の種とかそういうのとかと関係ないところで本多は問題大杉。

とりあえず送ったメールを勝手に第三者に転送するのはやめてほしい。
一言断れやゴラア
564名無しのオプ:2007/06/30(土) 23:51:58 ID:/bjO41lb
>>562
へえ、中井英夫とアル中だったの?
565名無しのオプ:2007/06/30(土) 23:54:41 ID:/bjO41lb
ヒデオつうのは、アル中のケがあるのかしら。吾妻ひでおもそうだし、
うちの職場でなったのも英夫だ……。
566名無しのオプ:2007/07/03(火) 02:39:05 ID:16mJLOzw
そんなこというなんてヒデーオ。
567名無しのオプ:2007/07/03(火) 05:44:42 ID:/pZ0vocK
本多くん、二枚持ってって
568名無しのオプ:2007/07/14(土) 09:21:27 ID:Ae3qYu2j
筒井康隆の「脱走と追跡のサンバ」との比較論を書いたやつって、・・・いねーよな。
569名無しのオプ:2007/07/14(土) 19:43:05 ID:fhkmI++f
比較する意義が分からないなあ。
共通点っていったらメタ物語性があることぐらいかね。
570名無しのオプ:2007/07/18(水) 22:15:02 ID:5UO9SNeq
映画とかドラマとかになってないのかな
571名無しのオプ:2007/07/19(木) 00:00:54 ID:veNj04fE
なってるよ
572名無しのオプ:2007/07/19(木) 04:03:13 ID:jMGNVpwn
本多さんと中井氏の関係は藤井春洋と折口信夫の関係のようなものかな
573名無しのオプ:2007/07/19(木) 05:20:08 ID:p3NgyI4d
主演は深津絵里、仲村トオル ドラマ化
やはり評判が悪い
574名無しのオプ:2007/07/19(木) 14:13:36 ID:BuVnI8df
俺結構好き
575名無しのオプ:2007/07/19(木) 14:38:17 ID:TIb9QVyq
原案・虚無への供物

だと思えばまあまあだ
と当時は考えることにしていた
576名無しのオプ:2007/07/19(木) 15:05:50 ID:jxniaunG
アリョーシャを省くっていうのがなんとも・・・
語り手だから映像では要らないのかもしれないけどさ。
577名無しのオプ:2007/07/19(木) 19:04:14 ID:ucje4wxM
探そうかとと思ったが 見ない方が良さそうですな
578名無しのオプ:2007/07/19(木) 19:18:00 ID:PAQx/MA7
極端に駄作とは思わないけど、興味がないのなら見ないほうがいいかもね。
579名無しのオプ:2007/07/19(木) 19:39:23 ID:57Q4YHKw
ヌボーとした仲村トオルに合う役なんて
この小説には出でこないと思うのだが
580名無しのオプ:2007/07/20(金) 00:08:53 ID:3uHTAWpM
ミスヲタって映像化されてちょっと自分の意に沿わないとすぐヒス起こす人が多いですからね。
そういう人は見ないのが無難。
581名無しのオプ:2007/07/20(金) 00:13:07 ID:hxd5F+02
原作を超えるような作品ではない訳ね
582名無しのオプ:2007/07/20(金) 00:36:33 ID:/QqJ6MFe
超えたら大変だろw
583名無しのオプ:2007/07/20(金) 02:39:36 ID:oXiwLY8i
ドラマから入った人は好意的で
原作から知っている人は批判的
いつものパターン
584名無しのオプ:2007/07/20(金) 20:23:51 ID:ux8nwfWy
この作品の場合、原作読まずにドラマからってことはそうないのでは?
585名無しのオプ:2007/07/20(金) 21:34:39 ID:srO8H/4z
えっ
ここでドラマを褒めてるやつは
原作を読んでからドラマを見て好印象なのか〜
586名無しのオプ:2007/07/20(金) 23:10:38 ID:dGXzEKBb
褒めてる人はいなくない?
まぁそんな、ギタギタにけなさなくてもいいんじゃない?くらい。
私はキャストは論外だけど、あの時代のほんのり薄暗い雰囲気はがんばって出してた
なぁ、とは思う。
587名無しのオプ:2007/07/21(土) 00:05:20 ID:srO8H/4z
深津絵里は悪くはない
588名無しのオプ:2007/07/21(土) 00:09:16 ID:oB3XaRUq
無理に2時間ドラマとかにまとめなかったのは評価できる。
まあやろう思ってもできないだろうけど、まともな神経の人には。
589名無しのオプ:2007/07/21(土) 06:42:44 ID:zuzB4cvg
深津絵里とやりたい
590名無しのオプ:2007/07/21(土) 10:37:29 ID:oB3XaRUq
深津タン
591名無しのオプ:2007/07/21(土) 11:01:44 ID:Y3ju4Ba+
NHKアーカイブスで検索したら、
「薔薇の殺意」も、
「ETV特集 黒鳥館日記 作家・中井英夫の生と死」も
保存はされてるみたいだね。

ttp://archives.nhk.or.jp/chronicle/

残念ながら公開されてないので、見られないけどorz
592名無しのオプ:2007/07/21(土) 13:39:28 ID:qBXZsFy6
NHKはこんなの開放してから受信料の話をして貰いたいよ
593名無しのオプ:2007/08/03(金) 21:20:39 ID:TR6YL1NI
ピンセットと紐の小細工のような密室トリックなんて詰まらない云々、
と登場人物にわざわざ発言させて置きながら、結局はそれに近いトリックだったのは、
いったい何なんだろう?
ここにも伺えるこの作品における前半と後半の不整合さ。
594名無しのオプ:2007/08/11(土) 00:58:33 ID:5niYtxuQ
虚無の矛盾点や批判が起きる。
→とりあえず「だからアンチミステリなんだよ」といってみる。
→なんとなく納得
→(゚Д゚)ウマー
595名無しのオプ:2007/08/11(土) 12:22:25 ID:Avy2XZNi
だってアンチミステリですからw

虚無はともかく、昨今の新・新(新がいくつつくか知らん)本格とやらは
まさにその傾向があるな。
596名無しのオプ:2007/08/22(水) 19:26:44 ID:d2woEMeO
鴻巣玄次はなぜ唐突に毒を飲んだのか?
その直後の八田晧吉の行動について金造が錯誤するような事態になったのはなぜか?
金造が聞いた、何やら草叢がそよぐような音がした、とは何だったのか?
そしてこれらの要素は結局何が言いたいのか?
なんべん読んでもはっきり分からない。
597名無しのオプ:2007/08/23(木) 23:46:49 ID:Nxuse8HU
俺もそこらへんよくわかんなかったな
なんべんも読んでないけど
つーか一回しか読んでないけど

俺もなんべんも読んでみるか
598名無しのオプ:2007/09/20(木) 21:43:31 ID:dBticeIi
この作品ってやっぱり腐女子人気が高いの?
599名無しのオプ:2007/09/21(金) 11:35:28 ID:gOvN4w3X
なんでもかんでも腐女子人気か
600名無しのオプ:2007/09/21(金) 15:44:45 ID:e7jMrixu
少なくとも今の腐女子は腐女子向け読物であるBL(ボーイズラブ)を除いて、
もろにホモの話だったり濃厚にホモっぽかったりする話にはかえって興味を示さない。
全然ホモじゃない原作をホモ的に歪曲して同人誌作ったりするのが今の腐女子。
また中井的耽美世界も今の腐女子に言わせれば古臭いということになるだろう。
601名無しのオプ:2007/09/21(金) 17:52:52 ID:YX0l+Lb0
アンチ腐女子は消えろ!!!!!!!!
602名無しのオプ:2007/09/21(金) 19:23:07 ID:9Kai8gfQ
603名無しのオプ:2007/09/22(土) 19:21:58 ID:2PognmIH
で、先日中井英夫の誕生日だったわけだが。
604名無しのオプ:2007/10/11(木) 10:37:23 ID:72Arw6cq
揚げ
605名無しのオプ:2007/10/11(木) 12:50:14 ID:8yVYOhfJ
実際ゲイな人からは中井作品(のそういうところ)って評価されてるの?
606名無しのオプ:2007/10/11(木) 19:01:30 ID:isWUk+Fw
されてないと思う。
どっちかというと、中井の男色趣味は現実逃避的でむしろ今の腐女子に近いかと思う。
そこはアンチ・ミステリ=本物でない限界。
「虚無」でも最後に藍ちゃんが「マトモ」な男女交際に戻っているのをさわやかに
書いているでしょう? ゲイはそういう感覚ないよ。
607名無しのオプ:2007/10/12(金) 18:36:56 ID:MI1kV5+W
腐女子って言うより、ホモが異端でそれゆえにある種耽美的なものとして受け止められていた時代。
また、耽美を装わねば社会的認知が難しかった時代の産物だね。
こういう作品でのホモの取り上げ方というのは。
肉欲丸出しの現在のホモメディア界からは掛け離れた世界。
「アドニス」版の「虚無」がそれに当たるのかも知れないけどあれは完全なアングラだから。
608名無しのオプ:2007/10/12(金) 19:34:46 ID:GA366v9y
男色=異端という意味合いで、
アングラ的な雰囲気を出すために
ホモっぽさを出したのはあるだろうけど、
「アンチ・ミステリ」自体と男色趣味は関係ないだろ。
虚無がガチガチのモーホーなら、
より完璧なアンチ・ミステリになったのかって話でw

中井作品のゲイ的趣向って、誰に近いんだろう。乱歩?
マンガだけど、トーマの心臓とかは・・・全然違うか。
赤江瀑が近い気がするけど、だともっとドギツイ。
609名無しのオプ:2007/10/12(金) 19:49:11 ID:WThPzNP9
中井の男色趣味、つうか耽美趣味に一番近いのは森茉莉の気がする。
異性だけど、実際影響受けてると思う。キャラの名前とか。
両方とも仏蘭西好きみたいだし。

610名無しのオプ:2007/10/12(金) 19:51:05 ID:WThPzNP9
あとタイトルのつけかたも似てるな。森茉莉とは。
611名無しのオプ:2007/10/13(土) 04:05:33 ID:7NqSyrUy
中井英夫ー三島由紀夫ー森茉莉は同一ラインでしょう。
三島にかわいがられてた森茉莉だが(森茉莉の方がずっと年上の婆ちゃんだが)、
中井と森茉莉は直接の面識があったかは不明。
612名無しのオプ:2007/10/13(土) 12:40:29 ID:ZqxqTvFN
いや、三島は同一ラインじゃないと思う。月並みな言い方だけど、
このラインに入れるには三島は大きすぎる。
中井も森も三島より年上だけど、三島がほめたり、紹介したりした。
そういう意味でも、同一ラインではないし、三島のホモが実体験で
あったのに対し、森、中井は幻想的ホモ。かなりテイストも違う。
613名無しのオプ:2007/10/13(土) 15:33:13 ID:37HrdMsw
作家としての格、知名度では当然三島がず抜けているわけだが、
ある部分においては、中井ー三島ー森茉莉に地下水脈的に繋がっているものはあるよ。
614名無しのオプ:2007/10/13(土) 15:38:19 ID:37HrdMsw
逆に中井と三島の対称点としては、後半生の三島は、どんどん右翼指向になっていったが、
中井は反戦・反軍という立場を「左翼」というなら一貫して「左翼」であった。
615名無しのオプ:2007/10/13(土) 15:56:23 ID:ZqxqTvFN
男色を扱った小説を書いたということで共通部分がありそうに見えるが、
それでも違うと思う。(森茉莉は男色を書いたのではないと言っているが)
三島は「美」そのものではなく、「美への憧憬や、嫉妬する人間の心」を描いた。
中井や森は、「美」と自分が思うもの、そのものを描いた。
だから、三島のが切実でそれこそ自殺につながりそうな主題を扱っているのに対し、
中井とか森は最初から現実から遊離している。非現実の街で起こった世界の事件という
印象を与える。
616名無しのオプ:2007/10/13(土) 15:57:12 ID:ZqxqTvFN
× 「美への憧憬や、嫉妬する人間の心」
○ 「美への憧憬や、美に嫉妬する人間の心」
617名無しのオプ:2007/10/14(日) 12:04:15 ID:ksKhkSBo
中井の男色が耽美的趣味に近いってのはどうだろう。
文庫全集の相澤啓三の解説なんか読むと、かなりどろどろしてた感じするけど。
618名無しのオプ:2007/10/14(日) 22:30:52 ID:Fi5nvK4i
他人の解説読んでもしょうがない。本人の本文読まないと。
619名無しのオプ:2007/10/15(月) 00:09:07 ID:cURYpSJW
日本共産党のシンパだし、中井は。
620名無しのオプ:2007/10/16(火) 18:14:35 ID:ITy9xvYn
共産党は関係ないだろ。
反戦なら全部共産党かよ。
621名無しのオプ:2007/10/16(火) 23:02:12 ID:ITy9xvYn
中井ってけっこうマゾ的な描写が多いけど、
ヤプーのぞいて、マゾな日本の作家っている?
あんま中井のマゾヒズムって語られない気が。
622名無しのオプ:2007/10/16(火) 23:53:06 ID:e5gL8uBO
>>620
自分が嫌いだからって自分の敬愛する作家も無関係だと決め付けるのは良くない。
623名無しのオプ:2007/10/18(木) 20:31:38 ID:Cs5gwrIQ
>>621
大谷崎がおるがなw
624名無しのオプ:2007/10/20(土) 22:15:13 ID:1Wj7M8ll
625名無しのオプ:2007/10/20(土) 23:53:25 ID:A4DDqeyU
ミステリ読んで中井まで踏み込んでるんなら谷崎ぐらい読んでおけ
626名無しのオプ:2007/10/21(日) 09:13:00 ID:nYFmIg8R
とか言う奴に限って大谷崎を「だいたにざき」とか読むんだよなw
627名無しのオプ:2007/10/21(日) 12:48:02 ID:QtxWm6SI
おおたに さき って誰?
628名無しのオプ:2007/10/21(日) 16:11:12 ID:qOmGK0XF
谷潤か。
大谷 崎?ってまじめに思ってしまった。
逝ってくる。
629名無しのオプ:2007/10/21(日) 18:04:04 ID:OHRpgSyG
小谷崎の弟と区別する為?
630名無しのオプ:2007/10/21(日) 18:26:24 ID:PkmzXDjJ
「大谷崎」でぐぐれ
631名無しのオプ:2007/10/21(日) 22:51:41 ID:SF1+FKsS
本当にそういう場所があるみたいだな
632名無しのオプ:2007/10/25(木) 20:39:42 ID:4faRIauF
しまった。これはワナだ!
633名無しのオプ:2007/11/06(火) 00:04:06 ID:+TL4xtFu
このスレって、語りたいことはあるんだけど、
きっかけがないから語れない人が多い気がするw
634名無しのオプ:2007/11/06(火) 00:21:21 ID:MSvzwdb+
はい
635名無しのオプ:2007/11/06(火) 00:45:18 ID:4KG9K+8z
下手なこと言うと激怒する人がいるしw
636名無しのオプ:2007/11/06(火) 13:03:20 ID:4Vd2V+ph
この小説、はっきり言ってトリックはクソ。
637名無しのオプ:2007/11/09(金) 18:10:45 ID:9pPer4GB
中井英夫は日本の伝統文化に嫌悪感のようなものを抱いていたらしいですね。
とくにそれが国粋主義と結びついたような場合。
三島由紀夫の自殺も切腹だったというのが不快だったそうな。
なんかの本の解説にそんなことが書いてありました。
638名無しのオプ:2007/11/09(金) 19:03:38 ID:s3+h7SlY
読者が犯人の件がよく理解できなかったんだけど詳しく教えて下さい
639名無しのオプ:2007/11/10(土) 01:26:08 ID:LMlE5r08
自覚が無いのかも知れないけど、638はネタバレだと思う
640名無しのオプ:2007/11/10(土) 02:17:30 ID:G0K2lcjg
誰か激怒してあげなきゃw
641名無しのオプ:2007/11/10(土) 11:08:52 ID:LRyVFUx6
究極的には作者が犯人だよ。
登場人物を駒のように好き勝手に操り、殺し殺され、探偵させる。
深刻な純文学ならともかく、娯楽のために人名を軽んずる、
そういう推理小説という形式にノーを突き付けるため、敢えて犯人となった作者。
642名無しのオプ:2007/11/10(土) 11:09:42 ID:LRyVFUx6

人名→人命
に訂正
643名無しのオプ:2007/11/11(日) 03:30:28 ID:RoRZrGY5
安藤礼二の「鴻巣玄次の犯罪」みたいな話だな。
644名無しのオプ:2007/11/11(日) 11:29:03 ID:mZm672SI
鴻巣玄次の容姿に関して、なんか描写はありましたっけ?
モデルはいるんですよね
「玄次」という名前から、どうしても田亀源五郎のキャラのような人を想像してしまうんだが。
645名無しのオプ:2007/11/11(日) 12:19:47 ID:5KoG9PWx
全然違うな。ボディビルをやってるとは言えそんなガチムチじゃない。
もっと、こう、鋭い、絞ったボクサーのような男、そんなイメージ。
646名無しのオプ:2007/11/13(火) 20:38:36 ID:kLposBFZ
どうしても彼を思いだしてしまうのは、なぜだろう・・・。


「やらないか」(AA略
647名無しのオプ:2007/11/16(金) 13:03:07 ID:OUQVtOU2
ヤマジュンが「虚無への供物」漫画化したら確かにどんぴしゃかもw
反世界的だし。
最後の犯人の自白なんて、もう頭がワケワカメでもろヤマジュンワールド。
648名無しのオプ:2007/11/16(金) 14:34:00 ID:J0Ul+iBB
これトリックらしいトリックといえば電話番号で住所勘違いさせるとこだけだな
649名無しのオプ:2007/11/16(金) 17:54:21 ID:4ACnyfYe
ガス栓のアレは結構気に入ってるけどな
650名無しのオプ:2007/11/16(金) 19:23:52 ID:OUQVtOU2
麻雀のシーンは「アクロイド」からか?
651名無しのオプ:2007/12/07(金) 10:06:17 ID:HIEvmesf
虚無って創元版と講談社版とどっちがいいの?
652名無しのオプ:2007/12/07(金) 12:51:41 ID:+uoI0VLP
中身は知らんけど、講談社文庫は字が上下左右ともつめつめで読みにくい。
653名無しのオプ:2007/12/07(金) 22:03:53 ID:psgxU9Ec
この人ってゲイだよね
654名無しのオプ:2007/12/07(金) 23:35:21 ID:+uoI0VLP
ゲイっつうより、耽美好きって感じじゃねえかな
655名無しのオプ:2007/12/09(日) 21:25:39 ID:Hnm+gR0q
つか講談社版と創元版に違いなんてないだろ
656名無しのオプ:2007/12/09(日) 23:05:22 ID:H9btDJAE
>>650
創元版なら212ページ、
講談社旧版なら192ページ、
講談社新装版なら上巻250ページに
>『アクロイド殺し』で医師のシパードを囲む場面を取り入れて
とある。

>>655
創元版は塔晶夫名義の講談社版(ハードカバー)が底本になってて、
講談社文庫版は74年に文庫化する際に手を加えてるから、
たとえばかの有名な冒頭の一行目から違う。

創元版:黒ビロードのカーテンは、ゆるやかに波をうって、少しずつ左右へ開きはじめた。
講談社文庫版:黒天鵞絨(びろうど)のカーテンは、そのとき、わずかにそよいだ。

とりあえず読むなら、講談社文庫版でいーんじゃね?
ただ創元版の方が、解説等が充実してる。
657名無しのオプ:2007/12/09(日) 23:08:36 ID:4rON0D86
まさか犯人も違うんじゃねえだろうな
658名無しのオプ:2007/12/09(日) 23:21:00 ID:H9btDJAE
「メディアミックスでドラマや映画になったから犯人変えました」
って作品じゃないだろ。
基本的に内容はわからない。
違いは三一書房の
『中井英夫作品集 X 死』(「虚無への供物」収録)
校訂表があるからそれ見ればよくわかる。
659名無しのオプ:2007/12/09(日) 23:30:58 ID:7QBzSu42
講談社文庫は新版は読みやすくていいんだけど
裏表紙の紹介文にセンスが感じられない・・・

旧版の紹介文が最高。
660名無しのオプ:2007/12/09(日) 23:40:10 ID:4rON0D86
しかし、最後の犯人の動機はなんとかならんかったのか、この作品……
661名無しのオプ:2007/12/10(月) 00:04:40 ID:JA8eFt3V
とりあえず12月10日。黒鳥忌だな。
662名無しのオプ:2007/12/11(火) 19:04:46 ID:4To9DgPZ
「黒鳥忌」って、私が勝手に名づけてるだけだと思ってた。
同じこと考えてる人いるんだね。
663名無しのオプ:2007/12/12(水) 10:21:41 ID:Z69eEYLp
黒鳥忌、須永朝彦が言ってるくらいだから、間違いないだろう。
ttp://www.d2.dion.ne.jp/~octa/sun/sunaga15.html
664名無しのオプ:2007/12/12(水) 12:10:14 ID:EY8mPrdB
中井英夫の人間としての部分や私生活には全く興味がないので
いつが命日だろうと誕生日だろうと甚だしくどうでもいい
665名無しのオプ:2007/12/12(水) 13:58:40 ID:Z69eEYLp
>>664
じゃあ君が中井作品で興味のあることを語ってくれ。
666名無しのオプ:2007/12/12(水) 14:08:59 ID:2f0iRIUS
>>663
dです。
相澤啓三さんが歌詠んでるんだね。知らなかった。
なかなか辛辣な歌だけど、故人にはかなりひどい目に遭わされたようだから
いたしかたないか。
「黄色い涎」の自殺未遂青年は相澤さんのことだよね?
667名無しのオプ:2007/12/12(水) 14:34:10 ID:2WlOLScn
創元文庫版は相澤解説のために買ったようなもんだった
668名無しのオプ:2007/12/12(水) 15:27:18 ID:Z69eEYLp
「黄色い涎」って何に掲載されてる?

>ハネギウス贋教皇は屍衣にことかく

>青年を犯すともよし凌辱者の
>愛技貧しきが記憶を穢す

この辺はスゴイな・・。
何があったのかしらないけど、ここまで言うかと。
669名無しのオプ:2007/12/12(水) 19:18:13 ID:CatKkl85
中井って安っぽ。
670名無しのオプ:2007/12/12(水) 20:31:04 ID:r2SBgKY3
>>668
正確には「黄いろい涎」
エッセイ集「香りの時間」所収です。

自分の家で自殺未遂されるって、まずないでしょうね。
日記を読んでても、つくづくドラマチックな星の下に生まれた人ですね、中井さん。
671668:2007/12/12(水) 20:51:02 ID:Z69eEYLp
>670
サンクス。
読んだけど、中井は自殺の原因とは関係ないのな。
はた迷惑っちゃはた迷惑な話だw
672名無しのオプ:2007/12/13(木) 06:23:02 ID:XGmWq10s
聞けば聞くほど薄っぺらい人間性だね。
よけい、人間・中井英夫に興味なくしたわ。
『虚無への供物』『人形たちの夜』『とらんぷ譚』を書いた執筆ロボット
それが俺にとっての中井だ。
673名無しのオプ:2007/12/13(木) 14:54:33 ID:FViFeejc
>>671
そのへんの事情は創元版全集の相澤啓三の解説を読めばなんとなくわかると思う。

作品の読み方は人それぞれだから、著者に興味ないのは別にかまわないと思う
けど、中井作品は中井の人生、価値観、人間性と分かちがたく結びついているの
も事実。「虚無」は中井家の家系が氷沼家と対照するように描かれているし、「とら
んぷ譚」にも中井の日常をそのまま書いたようなものがけっこうある。
自分はそういうものひっくるめて、中井英夫を堪能できるけどな。
674名無しのオプ:2007/12/13(木) 14:56:21 ID:rDVVYRCi
>執筆ロボット

たいていの作家はそう割りきった方がいい。
純粋に小説を楽しむものにとって、
作家そのものの人生や人間性に興味を持つ方が本来邪道かと。
672はそっちの方に興味があるみたいだけど。
675名無しのオプ:2007/12/13(木) 15:49:32 ID:nZmc38QS
まあ中井くらいまで行けば、
著者と作品がもはや切り離せないだろw
(いや切り離しても別にいいんだけどさ)
デビュー作かつ歴史に残る代表作の開幕日と、
著者自身が死んだ日が同日同曜日なんて、どう考えてもありえないw
676名無しのオプ:2007/12/13(木) 17:46:50 ID:ZYR7Lwlu
どういう状況で死んだのかは知らないが、命日なんて多少ずらそうと思えば何とかなる場合が多い。
677名無しのオプ:2007/12/13(木) 17:48:26 ID:5l777q48
作者のこと語るのが嫌なら別にスレを立てて
そっちで作品のことだけ語ってれば?
678名無しのオプ:2007/12/13(木) 18:06:35 ID:nZmc38QS
11日になる7分前に死んだそーだからな。
滑り込みセーフw
679名無しのオプ:2007/12/13(木) 20:19:39 ID:rDVVYRCi
予想通り変な奴が出てきたなw
680名無しのオプ:2007/12/14(金) 03:04:22 ID:3NVohsS6
なんでこの作品が、日本のミステリベストの上位に来るのか俺は全然わからん。
腐女子票か?
681名無しのオプ:2007/12/14(金) 05:32:26 ID:jMHApAUK
腐女子票とは正反対のジジイ票だね。
当然この作品よりも面白い・優れた作品はある。しかし、
たとえばクリスティー作品にて考えると「そして誰もいなくなった」「アクロイド殺し」「オリエント急行」など、
もっと面白い作品はどんどん作られてるわけだけど、奇抜なアイディア(トリック)をはじめて創出した点で
前述の作品は不朽の名作の殿堂入りしてる。
「虚無への供物」の場合も同じよなもので、これに感激した世代(現在ではもう老人)が絶賛するから作品自体が
ある種の権威となって、虚名のみが独り歩きしてるような点はあるね。
682名無しのオプ:2007/12/14(金) 06:01:23 ID:jMHApAUK
あと買われるとしたら小説としてみた時の文章力描写力の巧さ。
(中井のはあくまで特殊領域での巧さで、松本清張の初期短編の文章こそ真に巧い文章の見本だと思うが)

で、日本ミステリーベスト3みたいなのを決める時、選者は他にもっと優れた作品があるのは重々承知でも、
結局最大公約数的に意見の一致を見る作品というのがこれしかないんだよ。
683名無しのオプ:2007/12/14(金) 10:59:34 ID:6rt5acMY
単純なとこで言えば、影響力があるからだろ。
中井→竹本・笠井→新本格→第三の波(西尾)となる。
西尾は森、笠井の影響受けて、笠井はいうまでもなく、
森もベスト100に四大奇書あげてるし、
なんと、西尾維新は中井の曾孫だったのです!!orz

ちょっと強引だが。
684名無しのオプ:2007/12/14(金) 11:41:24 ID:3NVohsS6
>>682
>最大公約数的に意見の一致を見る作品

というなら日本ミステリ史上なら「獄門島」「点と線」「刺青殺人事件」じゃね?
文体が独特なのは認めるが、やはり万人向けとは言いがたいし。
その意味では>>683の「影響力」があるつうほうが真相に近いんかな。
あと日本人の既成権威追従と、ミステリ好きの純文学コンプレックスも感じる。

685名無しのオプ:2007/12/14(金) 11:55:41 ID:3NVohsS6
自分は正直、メタ・ミステリーはミステリーの奇形という感じがし
あまり好きじゃないのだけど、「虚無への供物」のラノベ的のり、
ある意味、幼稚臭いというか、マンガ的というかオタクのノリを先取りした
ところを一番評価したい。
あとは「謎をもてあそぶ」というコンセプトは面白いんだけど、これは一回こっきりしか
使えないものなあ。
686名無しのオプ:2007/12/14(金) 12:41:06 ID:zO4MgQBM
ミステリーとしての本格物に、ちょうど684で上がっている様な傑作以外に
ミステリーとしても読み物としても未だに虚無レベルの物が出現していない
というのが日本のミステリーの一つの問題、あるいは課題。

まあこうやって単なる人気投票の結果だけで、虚無を無闇に持ち上げる
(あるいは逆に無闇に持ち上げていると見て皮相的にこき下ろす)傾向が
あるのも別問題としてあるわけなんだがw
687名無しのオプ:2007/12/14(金) 12:57:29 ID:3NVohsS6
要は、こういう作品が上位に来る
100円ライターみたいな作品ばかりが出てくる日本のミステリー界の
骨の通った強さの欠如が問題なわけだなww
688名無しのオプ:2007/12/14(金) 21:08:06 ID:6rt5acMY
中井ファンが認める新本格以降の作品ってどんなのがあるの?
689名無しのオプ:2007/12/14(金) 22:18:25 ID:3NVohsS6
中井ファンってあまりミステリ読まない気がするけどね。
690名無しのオプ:2007/12/14(金) 23:51:39 ID:1RUIE+AB
島田荘司とか有栖川有栖とか、京極夏彦とか北森鴻とかとか・・・
硬軟こだわりなく読むけどね。
でも「虚無」は別格という感じ。
ミステリ云々じゃなくて、小説表現としてなにか突き抜けたものが
あると思う。
691名無しのオプ:2007/12/15(土) 00:08:14 ID:s9kha26V
嫌な言い方をすれば、一連の新本格や新・新本格読んでから
中井初読の人はちょっと気の毒な気がする。
読む本人のセンスの問題だと思うけど、クイーンやクリスティを
古くさくてつまらないと平然と言う人もいるくらいだからね。
692名無しのオプ:2007/12/15(土) 00:31:27 ID:qY3Lo9Xv
てか、ミステリーとして、歴代ベスト上位の常連として、
論理的興味とか、不可思議な謎とか、サスペンスとか、あっと驚く意外な解決とか
を期待して読むと、肩すかしになることは否めないと思う。
>>690が言っているように、小説の一可能性の体現として見れる者は別だろうが。
693名無しのオプ:2007/12/15(土) 00:42:18 ID:s9kha26V
>>692
>てか、ミステリーとして、歴代ベスト上位の常連として、
>論理的興味とか、不可思議な謎とか、サスペンスとか、あっと驚く意外な解決とか
>を期待して読むと、肩すかしになることは否めないと思う。

うん、だからそれは「ミステリー」としてということではなくて、
「本格ミステリー」として、と言うことね。
長いこと乱歩の言うところの「変格」とやらに慣らされてきた日本人からすれば、
「論理的興味」とか「あっと驚く意外な解決」のあたりはあまり重要じゃ
なかったりするんじゃないかなあ・・・。
694名無しのオプ:2007/12/15(土) 00:51:18 ID:qY3Lo9Xv
日本人は一般に論理性がないというのは、もう耳にたこができるぐらい
言われているし、乱歩もそれを嘆いているね。
ただ、「最後に驚きたい」というのは結構欲求あるんじゃね?
本格とかどうとかじゃなくて、そういう気持ちの人は虚無は合わないだろうな。
695名無しのオプ:2007/12/15(土) 00:55:02 ID:qY3Lo9Xv
自分が、ちょっと「虚無への供物」が好きくないのは、
なんか舞台にあまり必然性がないってことなんだよね。
696名無しのオプ:2007/12/15(土) 00:56:23 ID:qY3Lo9Xv
>>695は、マジで書き込みせんとこうと思ったのに手がすべった。
(ボール式マウスなもんで)忘れてくれ。
697名無しのオプ:2007/12/15(土) 00:56:44 ID:s9kha26V
>>694
>ただ、「最後に驚きたい」というのは結構欲求あるんじゃね?
>本格とかどうとかじゃなくて、そういう気持ちの人は虚無は合わないだろうな。

まあそれは確かにそうかも。
日本人の論理性の無さとは別問題という気もするが。
698名無しのオプ:2007/12/15(土) 01:02:17 ID:qY3Lo9Xv
誰も日本人の論理性のなさと、最後に驚きたいということをからめて
言ってないよ。
699名無しのオプ:2007/12/15(土) 11:52:41 ID:iduw2IoI
>>695
舞台に必然性がないって、どの辺が?
あんだけ作者が日付や舞台やらにこだわった小説は、
世界的に見ても数少ないだろ。
700名無しのオプ:2007/12/15(土) 11:57:34 ID:qY3Lo9Xv
>世界的に見ても数少ない

ww
701名無しのオプ:2007/12/15(土) 11:58:42 ID:qY3Lo9Xv
>>699
どうでもいいけど、おまえよく次を見ろよ。書き込むのをやめて
手がすべったから忘れてくれって言ってるだろうがよ。よく読めあほ。
702名無しのオプ:2007/12/15(土) 12:52:26 ID:1BJPkimc
読んでる時は別に物語の日付なんか全く考えの外で、
ただ年末年始ころの話とだけ認識していたな。
作中のクリスマスや年始の季節行事とて任意のものに交換可能だし。
作者「だけ」がどういうつもりかこだわった日付設定と言えよう。
703697:2007/12/15(土) 15:29:59 ID:s9kha26V
>>698
>誰も日本人の論理性のなさと、最後に驚きたいということをからめて
>言ってないよ。

確かにからめてないなw
何か違う意味で書いたと思うんだが、一晩寝たら忘れてしまった。
正直すまんw
704名無しのオプ:2007/12/16(日) 00:24:42 ID:x2Tl+Oz1
虚無への供物の文章って、妙に戯作調で俗っぽいと思わない?
705名無しのオプ:2007/12/16(日) 00:27:35 ID:e9phqAOb
思わない
706名無しのオプ:2007/12/16(日) 00:44:49 ID:x2Tl+Oz1
そっかな。俺は思った。あとの幻想小説は、凝った文章になってるけど、
「虚無への供物」はユーモアもあるし、関西弁の人物とかミイwとか
亜利夫といったネーミングとか、風俗描写もあるのでいい意味で
俗っぽさが出てると思うよ。
707名無しのオプ:2007/12/16(日) 00:51:32 ID:3FyT2dsI
>>704
ちょっとイケイケ、キャピキャピ調ってのはあるかも・・・
三浦しをんあたりが宣伝するから余計にそう思ってしまうw
708名無しのオプ:2007/12/19(水) 01:24:27 ID:dUV5Ecyi
>ちょっとイケイケ、キャピキャピ調ってのはあるかも・・・
・・・そうか!?

ギャル文字使った虚無があったら死ぬな。
ある意味読んでみたいがw

黒天鵞絨σヵ→〒冫は、そσとき、ゎす〃かにそょぃた〃★
709名無しのオプ:2007/12/19(水) 01:31:49 ID:sdYayAlF
久生がちょっと、イケイケなんだよなw
しかし、ナナとかアリョーシャとか、ムレタとかも、
なんか少女漫画くさくね、虚無って。

それと、なんか文体は、なぜか谷崎潤一郎の「細雪」を思い出した。
センテンスが長いところが似てるのか。
710名無しのオプ:2007/12/19(水) 02:22:30 ID:dUV5Ecyi
アリスとかホモとか宝石とか花とか、
中井ってけっこう少女趣味だろ。
711名無しのオプ:2007/12/19(水) 02:55:23 ID:0cH6nE5t
この世代の少女趣味って割と普通だったりする。
712名無しのオプ:2007/12/19(水) 14:11:29 ID:EPPgHVNt
少女趣味というか耽美って感じ
713名無しのオプ:2007/12/19(水) 14:41:13 ID:62EGsJEV
耽美っていうには俗っぽ過ぎる。
薔薇の花さえ撒けば耽美って感じで。
だから一昔前の少女漫画のようなセンス。
そういった少女漫画のルーツも『虚無〜』のような小説のルーツも多分一緒。
714名無しのオプ:2007/12/19(水) 15:20:55 ID:dUV5Ecyi
そうか、ということは
「ドグラ・マグラ」や「黒死館」が少女マンガのルーツか。
715名無しのオプ:2007/12/19(水) 16:31:26 ID:62EGsJEV
少女漫画家はというのは、その手のキワモノや今でいうところの厨設定が好きだったと思うよ。
716名無しのオプ:2007/12/19(水) 18:13:11 ID:sdYayAlF
>>714
馬鹿じゃねえのか。おま。
717名無しのオプ:2007/12/19(水) 19:05:15 ID:dUV5Ecyi
>>716
ネタにマジレスしてやんの(^Д^)9m
718名無しのオプ:2007/12/20(木) 00:01:19 ID:dJIUEzB+
自分でネタレスと釈明しなければ理解されないと
思っているところがまだまだだなw
719名無しのオプ:2007/12/24(月) 12:37:16 ID:aRBdZor+
今読んでるけどおもしろいねコレ
720名無しのオプ:2007/12/24(月) 17:56:16 ID:AdUsx+6T
>>719
どういうところが面白いの?
721名無しのオプ:2007/12/28(金) 14:45:55 ID:3xlij/We
虚無以外の読みました報告も、たまにはほしいな('・ω・`)
722名無しのオプ:2007/12/28(金) 15:03:00 ID:f5WoGhOC
とらんぷタンとかもっと語られるべきだと思うけどね
723名無しのオプ:2007/12/28(金) 15:16:32 ID:rccT0YA4
なんか昔、なんとか家の人間は皆美しすぎるので、恋をするなら
鏡を見るか近親相姦するしかないのです、というオチの短編を読んで、
この作者は、ヤオラー(死語)だと思ったことがある。
724名無しのオプ:2007/12/28(金) 15:59:43 ID:YnbGnV6E
二昔くらい以上前まで、ホモが「背徳」「隠花植物」「頽廃」そして「耽美」「貴族趣味」
などとされていた頃のセンスはやおい系に継承され、
リアルゲイ世界では「野郎」「雄」「武骨」が主流になった。
そして、今はやおいでもそういうのは時代遅れになりつつあるんじゃないかな。
725名無しのオプ:2007/12/28(金) 16:48:05 ID:3xlij/We
今のやおいの流行は何?
鬼畜眼鏡?
726名無しのオプ:2007/12/28(金) 18:32:49 ID:YnbGnV6E
何だろうねえ。
主流はへたれ責め強気(誘い)受けみたいだけどそれも飽きられ始めてるようでもあるし。
詳しい事は知らない。
727名無しのオプ:2007/12/28(金) 18:44:22 ID:3xlij/We
>>726
十分知ってるだろw
728名無しのオプ:2007/12/28(金) 18:52:44 ID:Dz/siPS+
あんまり語るとアンチ腐女子の連中が喚き出すから注意しないと
729名無しのオプ:2007/12/28(金) 19:53:03 ID:uYbb2uEk
たまに出没するアンチ虚無よりはマシ
730名無しのオプ:2007/12/28(金) 20:42:33 ID:rccT0YA4
でも、中井と801に共通項があるのはもう明らかだよ。
731名無しのオプ:2007/12/29(土) 04:07:04 ID:CB8igwx4
だから何?
732名無しのオプ:2007/12/29(土) 07:51:28 ID:uFSNFs/p
>>731
801ネタが嫌ならこのスレ見るなってこと
わかった?
733名無しのオプ:2007/12/29(土) 13:08:48 ID:dIqMjJyM
またいつもの馬鹿か。
734名無しのオプ:2007/12/29(土) 14:13:36 ID:H5mOFfpq
>>722
とらんぷ譚のシリーズで面白いのは、一貫したテーマを持ち各話も繋がってる『悪夢の骨牌』だけで、
他のは単にちょっとひねった、オチのある話、長めのショートショートって感じでさほどのこともない。
『真珠母の匣』は未読だからわからない。
735名無しのオプ:2007/12/29(土) 21:30:18 ID:4YNXjZNx
幻想博物館もオモロイで。
736名無しのオプ:2007/12/30(日) 02:40:41 ID:U+Flygxw
中井は面白いか面白くないかといったら、はっきり言って面白くない。
ただ、文体と世界観に現実逃避的な魅力がある。
737名無しのオプ:2007/12/30(日) 03:00:47 ID:OaVhcvX1
つまりは面白いんじゃんw
738名無しのオプ:2007/12/30(日) 03:07:22 ID:U+Flygxw
物語的にはあまり面白くないという意味。
ここは必死になる厨が多いなw
739名無しのオプ:2007/12/30(日) 12:14:29 ID:3OhiGfug
黒衣の短歌史が好きです
740名無しのオプ:2007/12/30(日) 14:38:15 ID:fQLNS2oZ
>>738
まあそう照れるな。
741名無しのオプ:2008/01/01(火) 21:11:44 ID:2f5qyfXt
なんか亜利夫の影が薄い。
742名無しのオプ:2008/01/06(日) 00:42:41 ID:/i8wjv5q
743名無しのオプ:2008/01/09(水) 00:08:50 ID:ujsLRoTr
このスレにはコレクターはいないのか。。。
中井英夫の本、装丁とかけっこう好きなんだけど。
744名無しのオプ:2008/01/09(水) 21:14:51 ID:YLZyPkgJ
なんか全部建石修志という印象しかない
745名無しのオプ:2008/01/10(木) 00:53:58 ID:9edBG604
たしかに半分くらい建石の装丁だな。
746名無しのオプ:2008/01/10(木) 01:41:56 ID:sKpJ9wT+
笠井みたいに萌え装丁はどうだ本多さんw
747名無しのオプ:2008/01/10(木) 08:23:57 ID:RtdhgZIz
本の装幀にこだわるほど落ちぶれちゃいない。
小説なんて中身が全て、読めりゃなんでもいい。
カバーの類いは邪魔だからたいてい捨てる。
748名無しのオプ:2008/01/10(木) 14:27:25 ID:9edBG604
尾崎南の表紙で虚無とかw

>>747は潔すぎるなあw
おまいからしたら、
虚無への供物全バージョン集めようとしてる俺は、
キ○ガイにしか思えないだろ。
749名無しのオプ:2008/01/10(木) 18:27:38 ID:D9UIcSSF
つーか747は製本じゃなくてもいいタイプだな。
750名無しのオプ:2008/01/10(木) 18:41:36 ID:zNyFem+h
講談社文庫の旧版(青薔薇人間)が一番なじみ深い
751名無しのオプ:2008/01/12(土) 19:45:05 ID:8MfBrLnE
どなたか書いてたかも知れないけど、この人の作品の多くからは
父性への憎悪、のようなものがメラメラと感じられる。
本人のセクシャリティの形成にそれが影響したのか否か、詮議したところで分かるまいが。
752名無しのオプ:2008/01/13(日) 02:05:30 ID:jcX2q9jC
NHK:08年度にも有料で番組ネット配信へ、過去の作品など
ttp://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aXI8nEgBluOo
これでぜひ「薔薇の殺意」が見られるようになってほしい。
753名無しのオプ:2008/01/31(木) 19:41:05 ID:yCc6Mlb7
黒天鵞絨のカーテン
まで読んだ
754名無しのオプ:2008/02/01(金) 00:21:05 ID:G7oNvTcY
有料っつか普通に再放送でやれよ。
受信料余ってんだろ?
755名無しのオプ:2008/02/01(金) 15:25:40 ID:sVAO6elY
何年か前に再放送やってたよ。


BSで。
756名無しのオプ:2008/02/02(土) 07:58:05 ID:z3anS+pV
幻の「青いバラ」21年中に発売へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080201-00000940-san-ind

この記事で虚無への供物を思い出したので
757名無しのオプ:2008/02/02(土) 09:21:30 ID:yKFH7/fw
1年に1回くらいは必ず張られるネタだな。
もう通算5〜6回は出てる。
758名無しのオプ:2008/02/02(土) 13:59:18 ID:Ap9TJ4ca
古参乙
759名無しのオプ:2008/02/03(日) 12:10:48 ID:R+60cSzi
この小説ってなんとなくモラトリアム人間つっか、大学サークルの脱力系マンガ
の走りって感じしねえ?
760名無しのオプ:2008/02/03(日) 14:38:45 ID:BGoXTEjD
え・・・どのへんが?
いーおとなが趣味に走って好きにやってる感じ?
だとしたら、たいていの探偵小説はそんな感じじゃね?
761名無しのオプ:2008/02/03(日) 19:02:50 ID:+vpg4HV/
この小説は遊戯的な「本格」というよりむしろ「社会派」に近いよ。
出たのも社会派全盛時代大しね。
本格の側からどれだけ社会派にアプローチできるかという試みがこの作品だ。
762名無しのオプ:2008/02/03(日) 20:39:49 ID:R+60cSzi
笑わせるw
763名無しのオプ:2008/02/04(月) 14:36:42 ID:YE0cgi7C
まあ本格じゃねえし
764名無しのオプ:2008/02/29(金) 01:22:16 ID:7xSzBrlj
虚無10歳の誕生日だな。おめ!
765名無しのオプ:2008/03/25(火) 18:28:17 ID:vw3o5vM3
社会派本格派の区別ってのもどうだかなあ。
本格でも社会的要素入ってれば社会派?
本格味のある社会派から社会味抜けば本格?
本格が孤島での惨劇とかいう狭い範囲のことなら
これは社会派に近いっちゃ近いんだろうけどw
766名無しのオプ:2008/03/25(火) 18:42:01 ID:6nEq8mRa
本格派でも社会派でもなくアンチミステリ派
767名無しのオプ:2008/03/25(火) 19:02:33 ID:1PqJWKFj
「アンチミステリ」なんて作者の韜晦を文字通り信じてるなら読解力に乏し過ぎるな。
768名無しのオプ:2008/03/26(水) 00:16:04 ID:/Qg515ew
767は神のごとき読解力があるらしい
769名無しのオプ:2008/03/27(木) 13:39:54 ID:14PQgqDf
読解力が乏し「過ぎる」って、どんだ高みにお前はいるんだよw
770名無しのオプ:2008/03/27(木) 14:34:00 ID:8L5yeyWn
どんだw
なぜか貴乃花の子供時代のインタビュー映像思い出したw
771名無しのオプ:2008/03/27(木) 20:39:37 ID:9FYpyXjY
虚心坦懐に読めばことさら「アンチミステリ」なんてコトアゲすることはないのだよ。
772名無しのオプ:2008/03/28(金) 00:49:21 ID:zUPmgRT4
これはね、二昔前ぐらいは、やおい女たちの必読書の一つだったのですよ。
今の若い腐女子たちは、活字はラノベぐらいしか読まないようですけれど。
773名無しのオプ:2008/03/28(金) 01:29:13 ID:i4tl9NEq
確かに中井さんって本人を含めてやおい萌え要素盛り沢山だよなあ。
今の馬鹿腐女子的には対象外なのかもしれないけど。
774名無しのオプ:2008/03/28(金) 09:12:32 ID:mLpdJneS
ttp://blog.livedoor.jp/michaelsan/archives/50884132.html
一昔前のやおいは「お耽美」が主流だったけど今は↑いうのがはやってるから。
775名無しのオプ:2008/03/28(金) 11:22:21 ID:qq2PwAij
>>774
テラカオスwww
776名無しのオプ:2008/03/29(土) 19:07:06 ID:cY50rrau
トワ・キ
777名無しのオプ:2008/04/02(水) 18:15:16 ID:S3HJgKM8
なんでこの小説が日本のミステリのベスト100とかやると、上位に来るのか
分からん。平均すると「獄門島」も「占星術」も押さえて間違いなく一位っぽい。
特殊なことは認めるが何がいいのか分からん。
ミステリ部分がいいという人は「毒入りチョコレート事件」も
「トレント最後の事件」も読んだことないんじゃないか?
778名無しのオプ:2008/04/02(水) 18:53:06 ID:cPJyyt48
ミステリ風味の小説としては大傑作だと思うが、
純粋にミステリとして1位になるのは確かに疑問だな。
実際そうなの?
779名無しのオプ:2008/04/02(水) 19:13:00 ID:S3HJgKM8
ミステリベスト10とか見てみたらそういう印象受けるんだよ。ちょっとぺする。

☆週刊読売 日本推理小説ベスト20(1975年) 2位
☆幻影城 日本長編推理小説ベスト99(1978年)3位
☆東西ミステリーベスト100 文春文庫 (1986年)2位
☆21世紀に残したいミステリー 6位

最近はどうか知らないのだがなー。正直、俺は小説としてもたいしたものだと
思わない。なんか黒死館的なぺダントリーをやってみたかっただけじゃないの?
780名無しのオプ:2008/04/02(水) 19:29:34 ID:yt8wCLRx
一位とか適当こいてんじゃねえよ。アホ草。
781名無しのオプ:2008/04/02(水) 19:51:44 ID:S3HJgKM8
平均するとって言ってるだろうが、クソボケ!!
親父かおふくろとやってろ!!このイカレボケ。
てめえの配偶者の穴にいれたろかい!!
782名無しのオプ:2008/04/02(水) 19:55:44 ID:7Rpi6xv4
>>781
そんなに興奮せんでも、あと10年もたてば、誰も読まんわ。
こんなクソ小説。
金返せって言いたくなった。
783名無しのオプ:2008/04/02(水) 20:12:08 ID:7Rpi6xv4
この小説持ち上げてるって、かしこぶる、変わってるぶるのが好きなんちゃうか?
784名無しのオプ:2008/04/02(水) 21:47:51 ID:y/pAjqtW
自分にとって面白くない小説はすべてクソ小説なのです
785名無しのオプ:2008/04/02(水) 22:29:13 ID:4RoW7JQD
好き嫌いが激しく分かれる作品ではあるよな
786名無しのオプ:2008/04/02(水) 22:47:14 ID:NMWsp9i5
わざわざこのスレ来てキレんでも・・・
嫌いならアンチスレ別に立てれば?
787名無しのオプ:2008/04/02(水) 22:54:25 ID:0V5imMLW
でも、ミステリとしては、やっぱ弱いわ。
過去の名声から、ミステリだと思って読むと、裏切られるだろうな。
788名無しのオプ:2008/04/02(水) 23:51:18 ID:iOeIkgyh
ミステリとしての強さって何なの?
789名無しのオプ:2008/04/02(水) 23:52:35 ID:0V5imMLW
おまえはアホか
790名無しのオプ:2008/04/02(水) 23:58:18 ID:iOeIkgyh
そういわずに教えろよw
791名無しのオプ:2008/04/03(木) 00:05:43 ID:nvQ647mF
ミステリつうたら、まず、謎の提示、捜査推理、意外な真相だろ。
虚無は、最初の謎の提示も弱い、つうか謎が明確ではない。
捜査推理はまったく的外れ、複数人の推理合戦というのは上でも出てたが
もう海外でいくつも前例がある。真相は全然意外でもない。おどろけない。
犯人の動機にいたっては、俺のほうが、おまえに説明を求めたい。
792名無しのオプ:2008/04/03(木) 00:21:13 ID:nvQ647mF
>>790
おい、おまえ、何か言えよ
793790:2008/04/03(木) 00:26:39 ID:RsEkgIdp
ん? ありがとう。おつかれさん。
794名無しのオプ:2008/04/03(木) 01:03:48 ID:nvQ647mF
>>793
死ねよ。低脳
795名無しのオプ:2008/04/03(木) 02:14:19 ID:eypVu7oK
なんかこのスレのアンチって粘着する奴が多いね
796名無しのオプ:2008/04/03(木) 02:16:59 ID:uzg8vGnA
もう、いらねえんじゃないか。いまどき中井もねえだろ。
腐女子の三浦しをんが騒いでるぐらいだし。
797名無しのオプ:2008/04/03(木) 02:24:01 ID:eypVu7oK
↑ほらね
798名無しのオプ:2008/04/03(木) 02:38:23 ID:uzg8vGnA
おまえも粘着じゃねえか
799名無しのオプ:2008/04/03(木) 02:38:49 ID:uzg8vGnA
とにかく気色悪いからこのスレは滅びるべし
800名無しのオプ:2008/04/03(木) 08:39:26 ID:duck8PmJ
ぜんぜん理解できなかった、それはこの小説が悪いからだ!滅びろこのスレ!
801名無しのオプ:2008/04/03(木) 08:52:58 ID:gPU/8pj3
試験問題じゃないから理解できないなら別に何が何でも理解しようとする必要はない。
このスレでは面白いようなことが書いてあったから大枚はたいて買ったけど詰まらなかった、金返せ?
そこまでは面倒見切れん。文庫本だって1000円くらいだろ、そのくらいケチケチすんな。
802名無しのオプ:2008/04/03(木) 09:25:14 ID:duck8PmJ
誰にでもスッと理解できるのが良い小説ってものだろ
わけわからん御託ばっかり並べるようなのは駄目な小説だ

お前らほんとにこんな意味不明な小説おもしろいと思ってんの?
全員腐女子なんだろ?
803名無しのオプ:2008/04/03(木) 09:39:02 ID:LyWwz+tu
私が「虚無への供物」を知ったのは、有栖川アリスの江神さんシリーズで、
江神さんと学生アリスの好きな本が「虚無」だったからっス。
こういう入り方した人も多いんじゃないかな。
今だったら、ネットで三大奇書とか紹介されて興味もつ人もいそうだけど。
804名無しのオプ:2008/04/03(木) 12:06:27 ID:uzg8vGnA
腐女子の作品擁護の必死さつうのはすげーかんなー
805名無しのオプ:2008/04/03(木) 12:22:37 ID:qXt4zglg
まあ、賛否両論あるということは、それだけでこの作品に何かがあるということだろう。
つまらん作品なら誰も相手にせず人知れず消えてくのみ。
それが発表から40年?くらい経ってこれだけ強烈にアンチする人々がいる、
というだけで、その価値がうかがい知れようというものだ。
806名無しのオプ:2008/04/03(木) 12:32:21 ID:3pVD/xMX
じゃなくて、単純になんでこの作品が持ち上げられるかフシギなんじゃね?
それで実際、この作品が腐的人気があるのは否めない。
そういう風潮にいらいらしている人がいるんじゃない?
807名無しのオプ:2008/04/03(木) 12:33:06 ID:3pVD/xMX
四十年つうけど、たかが四十年って感じだけどね。
808名無しのオプ:2008/04/03(木) 12:55:54 ID:Yyd7AShz
なんだ、また暴れてるのかw
809名無しのオプ:2008/04/03(木) 13:00:13 ID:gPU/8pj3
まあこれも一つの古典なんだよ。
もしこの作品が存在してなくて、
今新刊として出てもたいして話題にはならないとは思うよ。
810名無しのオプ:2008/04/03(木) 13:31:50 ID:Yyd7AShz
>もしこの作品が存在してなくて

まあ今出ている新本格とやらの半分近くは存在していないぐらいの
影響力はあったわけだ。作品自体の評価は人それぞれだろうけど。
811名無しのオプ:2008/04/03(木) 17:14:59 ID:/eYgtkpG
>>808
おまえもいちいち粘着してwつけたレスするから、批判側も引かないんだよ。
812名無しのオプ:2008/04/03(木) 18:15:41 ID:HhTpaQiq
そもそも相手している奴が一番バカ
813名無しのオプ:2008/04/03(木) 18:31:01 ID:qXt4zglg
>>812
この種の意見にはいつも同意するのだが、
残念ながらそれを書いた時点でその人物も同類である、
という皮肉がいつもついて回るのだよなあ。
814名無しのオプ:2008/04/03(木) 18:44:44 ID:FJlttZV+
その無限ループがたまらんね。
815名無しのオプ:2008/04/03(木) 18:54:24 ID:/eYgtkpG
まさしく、虚無への供物かww
816名無しのオプ:2008/04/04(金) 07:36:42 ID:Qo9gVqEm

  

             こ の ス レ 終 了
817名無しのオプ:2008/04/04(金) 12:14:03 ID:5BWNyKrL
作者のスレなのに、特定の小説のタイトルがスレタイに含まれているのがよくないな。
だからこれだけ読んでつまらねえとかほざいて荒らし回るガキがでてくる。
818名無しのオプ:2008/04/04(金) 13:17:54 ID:Zi8EnHeN
>>791
でもメル欄って前例ないだろ
819名無しのオプ:2008/04/04(金) 22:01:42 ID:9b2xMXJm
無いんだが
820名無しのオプ:2008/04/04(金) 22:44:02 ID:b9+wSO2q
ゆとりは感受性とか無いからなあ
821名無しのオプ:2008/04/05(土) 00:00:47 ID:xh5/GAma
>>817
何をお高く留まっていやがる。
悪夢のカルタとか、幻想なんとかとかも読んだけど、この人のは
あまりいいと思わなかったぜ
822名無しのオプ:2008/04/05(土) 00:12:15 ID:cBJKiwVY
>>819
来ないしね
823名無しのオプ:2008/04/05(土) 01:44:09 ID:TpDBx08u
初めて読んだのは高校生の頃(家にあった)
それまでにヴァンダイン、クイーン、クリスティなどを結構読んでいたからスラスラ読めた
何年か前にBSでやってたので思い出した
古本屋で見つけて買ったが新刊の時より高かったのは笑えた
824名無しのオプ:2008/04/05(土) 10:16:09 ID:xh5/GAma
>>818
本当に、キミのメル欄の作品になってるか? なってないと思う。
825名無しのオプ:2008/04/05(土) 11:24:13 ID:7HFVnrBD
痛い流れになってきたな
826名無しのオプ:2008/04/05(土) 12:02:45 ID:lU7FI0tR
>>776
おお!
827名無しのオプ:2008/04/09(水) 22:32:05 ID:ZMrHBLuf
この作品の面白さはマニエリスムだね。
田舎者は京極でも読んで面白がってればいいさ
828名無しのオプ:2008/04/10(木) 10:09:19 ID:uNpdagoS
まだ学校が始まっていないんだな
829名無しのオプ:2008/04/28(月) 19:22:10 ID:U8LEB8Uf
NHKのニュースで黒鳥を初めて見た。確かに衝撃的な鳥だな。
830名無しのオプ:2008/05/03(土) 19:53:50 ID:t90ndGc6
「虚無の供物」
自分は3章まで読むのに苦労したが4章からジェットコースター状態に。
831名無しのオプ:2008/05/03(土) 23:46:57 ID:oDnUItcU
自分は鴻巣源次をどうのこうの、ってあたりがちょっと意味とりづらくって時間かかった覚えがあるなあ。
実は未だにあれの真相がどうだったのか、よくわかっていないかもしれないんだがwww
832名無しのオプ:2008/05/04(日) 11:46:43 ID:YETjdypC
大阪の某古書店に塔晶夫版の初版が2万円で売られていたんだが……

ううむどうしよう。既に文庫(創元ライブラリ、講談社文庫)で持ってるからなあ。
この値段なら誰か欲しいという人いる?
833名無しのオプ:2008/05/04(日) 15:35:43 ID:nZ5WaFgt
カバー付き美本なら安いと思う。
俺は初版本趣味ないから買うつもりはないけど。
834名無しのオプ:2008/05/04(日) 15:40:45 ID:YyfYAzhf
新品で千円台で売ってる本を2万も出して買う馬鹿が居るんだろうか?
835名無しのオプ:2008/05/04(日) 20:15:47 ID:JOb1/Cai
金持ちにとっては千円も二万円も大差ない。
836名無しのオプ:2008/05/04(日) 22:31:52 ID:qZfRk8am
塔晶夫版って、講談社の?
帯付き、美品なら2万は安すぎる。
創元社版のハードカバーなら高いな。
837名無しのオプ:2008/05/06(火) 11:09:03 ID:f+sPXJE7
90年代にNHKでドラマ化された「虚無」てどうよ?
放送当時は原作すら読んで無かったので完全スルーだった。残念。
838名無しのオプ:2008/05/06(火) 11:32:58 ID:DSoQMz/n
映像化にありがちな感想として、
つまらんと思った人は思いっきりつまらんだろうし、
面白いと思った人はそこそこに面白いって感じかなあ。

個人的には、この種の映像化でそれほど極端に酷いとは思えなかった。
(こんなもんかなって感じ)
抽象的でごめん。俺もよく覚えてねぇw
839名無しのオプ:2008/05/06(火) 18:05:49 ID:Kfkxrkb4
>>838
ありが?ォ☆
酷いスィーツに麻痺した今の感覚なら再放送しても悪いと思わぬかもしれん。
840名無しのオプ:2008/05/06(火) 20:46:55 ID:fVezMBA0
ドラマは亜利夫がいなかったからなあ
841名無しのオプ:2008/05/12(月) 20:19:55 ID:bQvxyFwY
これがアンチミステリたる一つの要素は、登場人物たちが半自覚的にせよ
自らが作中人物であるという認識を持っていることもあろう。
この事件を小説に書いたら〜という言い回しが何度も出てくるし。
842名無しのオプ:2008/05/12(月) 20:54:03 ID:vh6OvftZ
確かおキミちゃんもドラマにはいなかったな
843名無しのオプ:2008/05/15(木) 10:06:52 ID:Kg6GJf7u
亜利夫はいいとしてwおキミちゃんがいないってどういう脚色?
小説部分省けば可能かもしれないけど・・・・
844名無しのオプ:2008/05/15(木) 14:11:37 ID:9EnZ8PcN
アリョーシャなしだと、久生視点ってことになんのかな
で、ムレタビンユウが探偵役?
ナナの面白さはアリョーシャの視点から眺めた時だと思うんだけどw
あと、おキミちゃんなしは、確かに辛い・・・・・・
845名無しのオプ:2008/05/15(木) 14:42:19 ID:qVtaZyro
七生って腐女子だよね。
牟礼田×蒼司、藤木田老×お気味ちゃん、阿利夫×藍ちゃんとか妄想炸裂。
846名無しのオプ:2008/05/15(木) 14:52:34 ID:nqtuudGP
うろ覚えだけども、ドラマでは
氷沼家での麻雀の場面にも久生がいた気がする
原作で、橙二郎が死ぬ前夜のあの麻雀
847名無しのオプ:2008/05/18(日) 14:27:18 ID:zEgYFycF
本屋で新装版があったのでこれを機会にと買ってみた
2日で上下巻一気に読ませる展開だった
でも密室と推理合戦のの繰り返しはちょっとクドイとも感じた
推理小説としての結末よりも小説の結末の方が衝撃だね
作者に全面的に賛成というわけでもないんだけど
あと不動や薔薇の符号の一致って結局メル欄?
848名無しのオプ:2008/05/18(日) 15:16:00 ID:smwQxmdA
全ては見立てだったというのがこの作品のメイントリックというか根本テーマ。
849名無しのオプ:2008/05/18(日) 15:26:26 ID:vcPhe74T
まさに氷沼家の呪いですな
850名無しのオプ:2008/05/18(日) 15:29:45 ID:vcPhe74T
そういえば
個人的には最後のシャンソン歌手が推理作家に、のくだりが一番すごいとおもた。
自分を負かした相手まで作品内に取り込んでしまう、そのどん欲さにwww
851名無しのオプ:2008/05/18(日) 17:31:25 ID:zEgYFycF
>>847
そうなの?
推理小説は年に1,2冊くらいしか読まない俺が理解出来てないだけかもしれん

>>850
あんだけ後味悪い結末でまだ小説化する気なんだからなあ
あの歌手や婚約者とかの考えが俺の常識を超えてる
852名無しのオプ:2008/05/19(月) 08:40:50 ID:1s4yC5CD
七生の蒼司に対する敵意は、牟礼田が本当は自分ではなく蒼司を愛しているのだと気付いたからその嫉妬でしょ。
853名無しのオプ:2008/05/19(月) 11:24:48 ID:umQIwqGy
腐女子きたー
854名無しのオプ:2008/05/19(月) 14:20:30 ID:daQibKdh
>>850
でも、最初の応募時からおそらく久生はシャンソン歌手だったんだろうし、
そういう作品を応募したら、たまたま同じ回にシャンソン歌手が応募してて、
しかも受賞しちゃう、とかいう偶然が起こっちゃう。
ある意味、これも氷沼家の呪いか?
855名無しのオプ:2008/05/19(月) 15:33:56 ID:1s4yC5CD
腐女子で悪いか
856名無しのオプ:2008/05/19(月) 17:18:55 ID:YTFQw+HV
悪い
857名無しのオプ:2008/05/19(月) 17:47:50 ID:7grd5ZRY
やっぱり>>852みたいな腐女子が読者に多いのか?
気色の悪い妄想の垂れ流しするような
858名無しのオプ:2008/05/19(月) 20:00:47 ID:qO/W+FUA
>>852
そんな話あったか?
妄想?
859名無しのオプ:2008/05/21(水) 06:59:31 ID:e65cZvmx
七久生にとっては、牟礼田はすぐ自分と結婚しないで蒼司を連れてヨーロッパに戻る
ということが詩させれてるんだからムカツクと思うよ。でも腐女子だからその関係が
またドキドキするとかありそうだ。
860名無しのオプ:2008/05/21(水) 07:00:38 ID:e65cZvmx

なんだこりゃ

>詩させれてる

示唆されてる
861名無しのオプ:2008/05/21(水) 07:05:30 ID:e65cZvmx
この話の風俗描写でシャンソンが重要だけど、今読むと、
今はフランス本国でさえ凋落した音楽のシャンソンが
当時は日本でも流行ってたんだというのがなんか感慨深い。
奈々がマンボをバカにしてたけどまだマンボの方が現在の価値観でも聞ける感じ。
862名無しのオプ:2008/05/21(水) 08:55:11 ID:ZTYhdSTR
淡谷先生が化けて出るぞ
あと三輪明宏も
863名無しのオプ:2008/05/21(水) 23:56:19 ID:9dihl+VC
>>854
公表されてるアドニス版では久生が出てないからかシャンソンの話はないが、
シャンソンは重要なモチーフなんだから、
乱歩賞に投稿した時点でちゃんと載ってるだろう。
864名無しのオプ:2008/05/22(木) 00:42:13 ID:50EOIiG/
アドニス版って何年頃に発表されたのかな?
865名無しのオプ:2008/05/22(木) 22:17:32 ID:xvQUpFln
昭和30年だね。
866名無しのオプ:2008/05/23(金) 02:11:46 ID:/LoJtg7E
なるほど。年譜によるとその年に全編の構想が突然浮かんだそうだから、
本当に初期のものなんだね。
興味深いけど、そっち方面のディープな描写はあまり読みたくないなあw
867名無しのオプ:2008/05/28(水) 00:36:40 ID:rap4eHrR
久々に小説推理に掲載されてたヤツを読み返したら、
思ってた以上にディープで吹いた。
868名無しのオプ:2008/05/29(木) 18:09:00 ID:pMQhePTa
アドニスにおキミちゃんは出てくるの?
で、なんかやるの?
だったら見てみたいが。
869名無しのオプ:2008/05/29(木) 21:53:39 ID:mqlpR5nk
安部公房の『箱男』みたいな話だな>>虚無
まあ、さすがに公房とじゃ格が違うけど。
870名無しのオプ:2008/05/30(金) 12:14:20 ID:s6B74UzA
>>868
ヒロちゃん名義でサロメを踊ってる。
871名無しのオプ:2008/06/02(月) 21:23:58 ID:3DNvCL7x
>>869
>>安部公房の『箱男』みたいな話だな>>虚無 

どこらへんが?
両方とも読んだのが数年前だから共通点が思いつかん
872名無しのオプ:2008/06/02(月) 22:43:54 ID:5Avp4lYV
>896 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/04/08 19:18
>>895
>終章 翔び立つ凶鳥 の久生の台詞が有ればこそ
>
>関係ないがエヴァの映画版って虚無への供物の終章だと思った

これはおれもそう思った。

最初に徹底的に持ち上げた後の梯子はずし技。アンチアニメ(ヲタク)。
873名無しのオプ:2008/06/02(月) 23:36:28 ID:4b9Ad8+Q
>>870
ヒロちゃんwwwなんかおキミちゃんていうより生々しく感じてしまうから不思議だ。
874名無しのオプ:2008/06/03(火) 17:54:27 ID:ujvax1o8
小説推理に掲載されたアドニス版の一部@

しっかり抱き合いながらも亜利夫が内心ひそかに恐れてゐたことを、
たうとう蒼司は低い声でいひ出したのである。
「もうこんな家にゐるのは本当に嫌だ。毎日が悪夢みたい――
色んなこと考へると苦しくてたまらないもの。
ねえ、光田さん、僕どこかに勤めたいんだ。そしてアパートにでも移つたら、そしたら、
一緒に…暮らしてくれますか」
恥づかしそうにいひ終ると、蒼司は相手の胸に顔を埋めてじつと返事を待つた。
だが、亜利夫にとつてその時間は拷問に等しい辛さであつた。
一人息子の彼が、結婚するわけでもないのに家を出てアパート住まひをすることなど
両親が許さうわけもない。
875名無しのオプ:2008/06/03(火) 17:57:59 ID:ujvax1o8
小説推理に掲載されたアドニス版の一部A

母親の驚愕や父の激怒は眼に見えてくる。
追いつめられた気持で、亜利夫は蒼司の頭を抱へこんだなり押し黙つてゐた。
暗い刻が流れた。
しつかり抱きついてゐた蒼司の手からすつと力がぬけて、小さな呟きのやうな声が洩れた。
「我儘いつて…御免なさい」


ちなみに亜利夫は蒼司ともやっているが、藍ちゃんともやっている
876名無しのオプ:2008/06/04(水) 13:16:13 ID:bAlRCWeY
三浦しをんはアドニス版読んで喜んだんだろうか。
877名無しのオプ:2008/06/04(水) 17:56:10 ID:mR3A3qLy
誰それ
878名無しのオプ:2008/06/04(水) 23:34:53 ID:9oM66mPb
>>874->>875
亜利夫ってそういう人だったんだwびっくり
879名無しのオプ:2008/06/06(金) 15:25:54 ID:PZt3MZdE
この人のエロ描写ってあきれるほど下手くそだよね。
アドニス版のような直接的なのも他の間接的なのも男×男のも男×女のも
中学生が背伸びして書いたかのように稚拙だ。
880名無しのオプ:2008/06/07(土) 23:42:46 ID:a0zWYAkX
>>878
・アリョーシャは蒼司に惚れている。本編より
「高校で、はじめて顔を見知った時の、甘美な誘いにも似た思いだけは忘れられない。
 …亜利夫はいつも、この催眠術師のようにどこか神秘的な顔を、
 遠くから見守るようにして過してきたのだった」
「蒼司の白い頬には、それでもかすかな笑みがうかんだ。
 そんな姿を見ていると、亜利夫には、本当に一緒に旅行でもするほか、
 何もしてやれることはないのだという、熱っぽい思いがあらためて湧いてくるのだった」
その他、もちろんアドニス版のような露骨な表現はないし、
二人の間に肉体関係があったなどということは有り得ないが、
亜が蒼に恋愛感情を抱いているらしき表現がところどころに残っている

・おキミちゃんも蒼司に惚れている

・牟礼田も蒼司に惚れている
相澤啓三いわく「犯人は牟礼田の蒼司に対する愛」

ぼかして書いてあるから分かりづらいかもしれないが、
蒼司の実像は一言でいえば「男にモテモテ魔性の美青年☆」
中井さん自身がゲイだったからしょうがない
881名無しのオプ:2008/06/09(月) 04:16:13 ID:r/gIgkA3
秋葉原通り魔:容疑者の逮捕・連行を携帯で撮影
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080609k0000m040022000c.html

(める欄)って意味では、虚無みたいな話だが、
被害者にもなりえた人たちがこれをしてるってのには、
中井英夫も驚くだろう。
882名無しのオプ:2008/06/09(月) 23:41:46 ID:1ZKVqCx7
虚無の出だしは乱歩の「黒蜥蜴」に似ているなと思ったら。中井があとがき
書いてた。

>>880
中井さんはゲイというより、童貞っぽい。
883名無しのオプ:2008/06/09(月) 23:45:30 ID:1ZKVqCx7
ちょっと言葉不足。
なんかエロも肉感がなくて抽象的。抽象的だから別に美しければ、それこそ
なんでもあり調の意味で美青年も選ばれているって感じで、ゲイという印象は
あまり受けないな。
どっちかつうと腐女子的な空想にシンパシー電波が出てる感じ。
腐女子の帝王三浦しをんが中井英夫の信者であるのはうなずける。
884名無しのオプ:2008/06/10(火) 10:06:11 ID:+I+Hn3O1
中井英夫的「耽美」路線は今の腐女子界でもリアルゲイ界でももうとっくに古いよ。
もっとリアリティがあるかギャグ路線か、あるいは逝っちゃってるほど変か。
中井英夫時代でも実際はヨゴレ系が主流だったという説もある。
『虚無への供物』の前半の耽美ユーモア路線と後半の汚れ系(鴻巣玄次世界)の断絶は
作者の真実の吐露なのだろうか?
885名無しのオプ:2008/06/10(火) 18:53:11 ID:esm30kzL
最後に藍ちゃんが、マトモに戻ったとこ見ると、結構、中井さんも
マトモだった気がする
886名無しのオプ:2008/06/14(土) 02:36:21 ID:CkfMRPZA
「夜飛ぶ女」で出てきた香水の名前を教えて下さい!
夜間飛行じゃなくて、主人公が指摘した方の。
気になって夜も眠れません><
887名無しのオプ:2008/06/14(土) 03:06:00 ID:Punb8RaV
昼間寝れば大丈夫
888名無しのオプ:2008/06/14(土) 09:45:01 ID:hlV73Av5
横山秀夫と混同、だろ
889名無しのオプ:2008/06/14(土) 14:58:56 ID:nz2pwDFP
>>874>>875の限りではなんか萩尾望都のトーマの心臓みたいな感じだな。
890名無しのオプ:2008/06/14(土) 17:06:14 ID:D3XgETxD
>>886
当てずっぽうですが、もしかしたら“黒水仙”じゃありませんか
891ガマ:2008/06/19(木) 05:50:20 ID:j2lz/CcA
虚無はあのラストのためにすべて書かれてるんだろう。
トリック・伏線・謎解きに次ぐ謎解き・暗示・雰囲気・道具立て・暗黙の了解…
それらが「本格ミステリ」的であればあるほど、
ラストの「アンチであること」の意味が反比例的に大きくなる。
作者は「本格ミステリ」という建造形式を「破壊」するために(アンチだから)、
わざわざ「王道の本格ミステリ」を自分で建ててみせ、土台からひっくり返した。
本格ミステリに求められる「意外性・逆転」を、作品と読者の間で完成させた。
と思う。
のだけど。
892名無しのオプ:2008/06/19(木) 18:13:48 ID:cHsoZaov
そうなんじゃあないでしょうか。
893名無しのオプ:2008/06/19(木) 18:26:41 ID:7LZw6YWf
講談社上下版をブコフでゲト。10年ぶりくらいに読むお
894名無しのオプ:2008/06/20(金) 00:57:29 ID:k/IjrglP
>>891
そっかあ? 
逆に俺は、最後、「なんだ、普通のミステリ小説になってるじゃん」
って思っちまったが。動機がよく分からなかったが。・・・
895名無しのオプ:2008/06/23(月) 00:58:42 ID:lAvIBRGU
全てが解った後でも、部分部分を読み返して酔いたいシーンがある、
という意味ではやはり、中井の虚無と小栗の黒死館が双璧だなー。

あとひとつドグマグ…と言いたいところだが、
ちょいジャンル違うけどディックのヴァリス。

この三冊は本棚の最前列から動かせませんね
896名無しのオプ:2008/06/23(月) 11:32:21 ID:1US/RTsW
なんか黒死館、虚無、ってエヴァにつながってる感じがする。
897名無しのオプ:2008/06/23(月) 12:10:41 ID:srnw7QHc
新装版もじでけーーーーーー
898名無しのオプ:2008/06/23(月) 12:59:02 ID:1US/RTsW
講談社文庫は文字がでかいのはいいんだけど、字と行の間隔の取り方が
センスがなくて、なんか読みにくい。
899名無しのオプ:2008/06/23(月) 13:09:22 ID:srnw7QHc
フォントもいまひとつ
やっぱゆとりの精神はペダントリーに反するなw
900名無しのオプ:2008/06/23(月) 14:17:35 ID:zByY+LC1
やっぱり旧講談社文庫版がいい
青薔薇人間が好きだ
901名無しのオプ:2008/06/23(月) 15:14:07 ID:1US/RTsW
スカイローズ! トランスレイト!
青いバラは秘密のしるし ミルキィローズ!
902名無しのオプ:2008/06/23(月) 15:28:15 ID:RZRlMlZB
>>900
「戦後の推理小説ベスト3に数えられ、闇の世界にひときわ孤高な光芒を放ち屹立する巨篇
ついにその姿を現す!
井戸の底に潜む三人の兄弟。薔薇と不動と犯罪の神秘な妖かしに彩られた四つの密室殺人は、
魂を震撼させる終章の悲劇の完成とともに、漆黒の翼に読者を乗せ、めくるめく反世界へと飛翔する」

このあおり文句だけでも旧版の方が遙かに価値は高いと思う。
903名無しのオプ:2008/06/23(月) 15:46:45 ID:fCz4Pkr7
全ては美貌の蒼司をわが物にせんとする牟礼田という男色家が仕組んだ自作自演だった!
904名無しのオプ:2008/06/23(月) 15:49:11 ID:1US/RTsW
結局、腐視点かよ
905名無しのオプ:2008/06/24(火) 19:26:59 ID:jx6bteSC
>>902
小説は天帝への供物、一行たりとも腐ってはならない。
まさに供物たりえる紹介文だよな。
それにくらべて新装版の中途半端さは。。。
906名無しのオプ:2008/06/25(水) 17:33:59 ID:FjDDjMMX
>>902の煽り文句、どのセンテンスも微妙に間違っているというのがなんとも味わい。
907名無しのオプ:2008/06/25(水) 17:51:23 ID:7ygHAbbS
そういえば虚無への供物を買ったきっかけは>>902のあおりだったな
「一度読んでみたらいいよ」と従兄にすすめられてたこともあったけど
908名無しのオプ:2008/06/26(木) 18:31:42 ID:d4Mi6vIn
>>906
間違ってるか?
909名無しのオプ:2008/06/27(金) 00:31:58 ID:YG79qYgp
光芒を放っているのに、ついに現れたり、
910名無しのオプ:2008/06/27(金) 13:33:14 ID:UBTpaF0N
>薔薇と不動と犯罪の神秘な妖かしに彩られた四つの密室殺人

いいな、かっこいい
911名無しのオプ:2008/06/27(金) 23:08:16 ID:aSdDvY5c
なんか一昔前のミステリ少女マンガくさいがw
912名無しのオプ:2008/06/28(土) 00:11:07 ID:pl6urKqr
>>910
実際読むまでは不動って何のことかイマイチわからなかったんだよな。
読んでみてなるほどと思ったけど。
まあ好きな雰囲気だったが。
913名無しのオプ:2008/06/28(土) 00:13:26 ID:ZJAobTNr
とりあえず、三兄弟じゃないよねw(藍ちゃんはいとこ)
914名無しのオプ:2008/06/28(土) 01:53:55 ID:TSFwBLo7
どうも亜利夫はいなくてもよい気もするんだが……イワユル主人公なんだろけど
藍ちゃんとなんどもダブったし。
915名無しのオプ:2008/06/28(土) 01:57:01 ID:pl6urKqr
三人の兄弟というのはたぶん、
花亦妖輪廻凶鳥(はなもえうりんねのまがとり)のくだりで
藍ちゃんが話した蒼司、紅司、黄司のことなんだろうけど。

でも、実際は黄司も兄弟じゃないんだけど。
916名無しのオプ:2008/06/28(土) 01:58:53 ID:pl6urKqr
>>914
でもそれだと小説を書く人がいなくなっちゃうw
917名無しのオプ:2008/06/28(土) 11:22:49 ID:TSFwBLo7
>>916
けどこれ、アリの一人称じゃないよ。それに小説書きたがってるのは
久生のほうだし。
918名無しのオプ:2008/06/28(土) 11:39:56 ID:TjiV7WzN
亜利夫は比較的冷静な観察者として小説の視点の人物として必要でしょう。
藍ちゃんじゃ当事者だし久生じゃエキセントリック過ぎてダメだし。
だから映像化した際は省かれた。
919名無しのオプ:2008/06/28(土) 12:32:21 ID:TSFwBLo7
やはりアリ汚(変換せん名前はきらいだ)はアリスからとったんだと思うんだけど
もう少しアリス的立場つっか、アリス的存在感つっか、アリス的リアクションというか
示してほしかったな。
バタ臭い顔ってのしか覚えてねえw
920名無しのオプ:2008/06/28(土) 20:30:31 ID:TSFwBLo7
でも、どう見ても、この作品は今じゃ一般受けせえへんで。
やっぱり、腐女子うけか?w
921名無しのオプ:2008/06/29(日) 10:31:19 ID:+uPHudD5
妙に耽美で高踏的なイメージ(講談社文庫の煽り文句みたいな)で語るからダメなんで
実際は昭和30年ごろの風俗小説に他ならない。
昭和レトロ感覚が受けてる今こそこういう作品がもっと注目されてもいいんだけどね。
922名無しのオプ:2008/06/29(日) 14:04:57 ID:9C5fT3+G
べつにだめじゃないよ
923名無しのオプ:2008/07/01(火) 17:30:23 ID:Czliibfx
>>902
ほんとにこの煽りは素晴らしいとは思うけど、
一歩間違えると凝り過ぎの独り善がりな文章になってしまいそうな危険も感じさせるね。
ほんとにギリギリのところで素敵な照会文になっているのが面白い

ところで今月短編集出るらしいね。
虚無への供物を書いていた頃の日記も収録されるとか。
924名無しのオプ:2008/07/02(水) 01:54:46 ID:8rA+6nAg
はっきし言って売れないだろうね
925名無しのオプ:2008/07/02(水) 05:45:20 ID:VK8cII8L
これか。
ttp://www.spng.jp/index2.html
ふしぎ文学館って、濃いメンツがそろってるな。
926名無しのオプ:2008/07/03(木) 11:16:44 ID:XSUjFdCr
単行本未収録作品があるなら買いたいな。
927名無しのオプ:2008/07/03(木) 22:15:44 ID:hMFUv8Pf
ぜひ
928名無しのオプ:2008/07/24(木) 19:33:11 ID:6DQE7Oy7
【ALI PROJECT】宝野アリカの歌詞盗作【アリプロ】
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/asong/1216552412/

月蝕グランギニョル
http://jp.youtube.com/watch?v=8OGhXTBWG3Y
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1431342
未來のイヴ
http://jp.youtube.com/watch?v=Ry93IFdvBUg
http://www.nicovideo.jp/watch/sm459478
わが臈たし悪の華
http://jp.youtube.com/watch?v=777H4B4dj3Y
http://www.nicovideo.jp/watch/nm3877595

盗作は犯罪です。皆さんの力で盗作を無くしましょう。
929名無しのオプ:2008/08/19(火) 04:18:59 ID:jQax4IDa
ガイシュツかもしれないが・・・
動機が限りなく不満
930名無しのオプ:2008/08/19(火) 12:04:22 ID:HyGOFixM
あの動機に納得できなければどうしようもないねえ
931名無しのオプ:2008/08/19(火) 16:40:45 ID:+b1G0PLX
中井英夫と三島由紀夫はどうして知りあったのでしょう?
当時、中井は短歌雑誌の編集長、三島は特に短歌の人でもない。接点は何?
やっぱりあっち方面?
932名無しのオプ:2008/08/19(火) 19:20:00 ID:/WZtW9a6
二人とも「アドニス」の寄稿者だったから、それで知り合ったんだと思う。

933名無しのオプ:2008/08/20(水) 07:52:29 ID:PtKvrGz1
マチガイ。中井が「新思潮」のとき、三島の詩をもらいに行っている
934名無しのオプ:2008/08/20(水) 16:22:38 ID:TdXrVCi1
こんなスレあったなんて!!!!!

で、虚無って腐向けなの?
自分はあんまりそうは思わなかったんだけど

アドニス版とかってなんですかーーーーー?って思ってみてみたら
・・・大変なことになってるんだね・・・

この小説読んだのが随分前だけど
酒鬼薔薇事件の時に犯人が残したメモをTVで公開してて
視聴者に推理大会をさせていた・・・
(犯人の名前はなんだ!みたいなことをしていた)
それ見たとき読んだ後の脱力感がよみがえってきた

虚無はニュースで嫌なことが起こると思いだしちゃうな

アリョーシャがゲイだとは思わなかった
なんかノンセク?みたいなもんかと思ってたんだけどな
935名無しのオプ:2008/08/24(日) 17:51:04 ID:/bLTADWs
そこまで大げさな小説じゃないよ。
まあ、素人探偵=不謹慎というメッセージがあるのは確かだが。
936名無しのオプ:2008/08/26(火) 16:08:44 ID:dVDmTc/W
まぁ、いろんな読み方や解釈ができるのが面白いところだよね。
アドニス版はどういう展開になっていくのかわからんが。

どうでもいいけど、蒼司のほうがノンセクっぽいイメージあったな。
何考えてるんだかわからん感じだし。アリョーシャは
惚れてるっぽい描写があるから、ゲイでも違和感なかったけど。
937名無しのオプ:2008/09/01(月) 17:35:25 ID:xD7W+8QW
虚無への供物読了(初

久生が「よくって?」っていう度に吹いてたんだがw

最後の方、蒼司の告発のところが面白かった。
それまでは普通の本格物読んでるって感じ。

>ニュースで嫌なことが起こると思いだしちゃうな
これは私もそうなりそう。
938名無しのオプ:2008/09/05(金) 23:10:05 ID:F+Dt/l0o
久生は確かにDQNだがミステリー全般を非難されてもなぁ
フィクションの犯罪を楽しむのと実際の犯罪のとじゃ全然違うだろ
939名無しのオプ:2008/09/11(木) 16:37:54 ID:8QuoS1gc
今回の事故米騒動と、「虚無」にも出てきた黄変米

肝臓がんは治療が最も困難ながんの一つです。その理由は大きく分けて2つあります。
一つは患者の多くがガンが発生する以前からすでに肝臓が大きく損なわれている事。
もう一つは、がんがいったん治癒しても新しいがんが再び発生する可能性がきわめて高いということです。

小児がん≒アフラトキシン
アフラトキシンは脂溶性でピーナッツ消費大国アメリカで盛んに研究されている毒だ。
まだ子供なのにガンになったら、妊婦経由のアフラトキシンが主な原因だ。
14歳以下の子供のなるガンについて最近の研究でガンの背景が判明しつつある。

僅か1回でもアフラトキシン食べちゃった呑んだ人→確実発症、確実死亡
  http://upp.dip.jp/01/img/10284.jpg http://upp.dip.jp/01/img/10283.jpg
→死亡原因、科学的因果関係、同定、認定困難
→アスベストやエイズと違って因果関係立証不可能
 せいぜい統計上の相関関係どまりで裁判起こしても責任うやむや

日本列島に歴史上かつて自生しない、大陸のモンスターがわが国に上陸したんだ!
日本のおばあちゃんの知恵では退治できない大陸伝説の最強モンスターだ。
しかも食い物の中にだ。マスコミは選挙報道している場合じゃないぞ。

>どうして、わざわざ中国から毒米を税金で輸入するの?
ウルグアイラウンドで日本製工業製品を輸出する見返りに
外国米(ミニマムアクセス米)を輸入する義務が課された。
これを蹴ると、外国がその気になれば自国産業保護の理由で
日本製品を合法的に締め出すことが国際的に許される。外国がその気になればね。

醸造酒にはアフラトキシンがそのまんま残っている。
カビ毒とその親戚の抗生物質は脂溶性で総じて高温に強く分解が困難だ。
煮込む、油で揚げる程度で脂溶性のアフラトキシンは毒消しできない。(東京都健康安全研究センター発表)
黄変米 かつてその昔、カビ毒米を強引に国民へ食わそうと政府がずさんな対応をした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/黄変米
940名無しのオプ:2008/09/12(金) 20:07:38 ID:XB6eUVP8
こんな過疎スレに張って何がしたいんだか・・・
941名無しのオプ:2008/09/17(水) 17:16:37 ID:xNmik8SA
虚無、いつか読もうと思って
部屋に半年くらい置いてある

だけどさっきうっかりネタバレ見ちゃったよ
ああああああああああ〜
942名無しのオプ:2008/09/17(水) 21:52:43 ID:B8fL0kS4
じきに忘れるよ
943名無しのオプ:2008/09/18(木) 00:58:37 ID:zUTcvM6y
ネタバレでそんなにつまらなくなるような話でもないと思うけど
944名無しのオプ:2008/09/18(木) 05:12:38 ID:qu3xl46t
犯人が誰かというのは勘のいい人ならピンとくると思う。
動機とかそれを含めた小説の構造自体は最後まで読まなければ絶対に分からない。
945名無しのオプ:2008/09/18(木) 08:36:42 ID:QZO1+tZ8
そうなの?
とりあえず読んでみることにするよ!!
946名無しのオプ:2008/09/20(土) 12:13:27 ID:fUMRg5dI
短絡的な感想が多いねこのスレ
947名無しのオプ:2008/09/20(土) 15:58:30 ID:HyaKeuxp
>短絡的な感想

なんだそりゃ
948名無しのオプ:2008/09/20(土) 16:48:24 ID:7wE3gdeB
短絡的なレスも多いな
949名無しのオプ:2008/09/28(日) 17:03:38 ID:Fgobnobp
後半の作中作の意味がいまだによく分からない。その最後唐突にチンピラとか。
作者がチンピラ与太者が好きなことは分かるけど。
950名無しのオプ:2008/09/29(月) 04:49:16 ID:rL/W76dd
たしかにあれ妄想炸裂だよね・・・
なんとなく、「実は本当にそういうオチか?」と思わせる妙な迫力はあった気がするけど
951名無しのオプ:2008/09/29(月) 13:22:03 ID:7mhAxl5G
変にメタ慣れしている最近の読者が読むと杜撰に見える部分もあるんだろうなあ
952名無しのオプ:2008/09/30(火) 18:51:53 ID:TUNCFUd5
ん、誰も杜撰なんて言ってないんじゃない?
それに「変に」は余計でしょう。何様ですか。流行りの「俺様」かな。
953名無しのオプ:2008/09/30(火) 19:16:43 ID:LT/QXQIW
この作品は実は結構冗長なんだけど読んでるうちは一行一行に意味があるんじゃないかと思える濃密さを感じてしまう。
954名無しのオプ:2008/09/30(火) 19:30:23 ID:UeZlE9tr
虚無読み終わった
過去にドグラマグラ挫折してから三大奇書には手をつけてなかったんだがこれは読みやすかったな
けどどこらへんが奇書なのかよくわからなかった
955名無しのオプ:2008/09/30(火) 19:42:57 ID:LT/QXQIW
時々そんな書き込みがあるが何を期待して読んだんだい?小説として面白いか否かだろう。
956名無しのオプ:2008/09/30(火) 19:54:06 ID:RRkVnjvN
そりゃ
中井英夫「虚無への供物」よりも
三大奇書「黒死館殺人事件」「ドグラ・マグラ」「虚無への供物」としての方が有名だから
957名無しのオプ:2008/10/01(水) 00:21:15 ID:Yim60Tbj
ちょっと読んだだけで難癖にくる→読み込んだ人間に軽くいなされる→キレて俺様呼ばわりする

>>952
別にあんたを名指しで言ったつもりは無いのに何勝手に自爆して切れてるの?
958名無しのオプ:2008/10/05(日) 19:29:37 ID:Nw6bHP/3
夕べ麻雀しててふと思ったんだけど
牟礼田が言ってた「業師」ってのはやっぱり藤木田老のことか?
959名無しのオプ:2008/10/05(日) 20:09:34 ID:zPQ+B9Nc
通して読んだのは三回かな。
あとは専ら鴻巣玄次のエピソードを読んでる。
あやしいムード下世話なムードがたまらない。
960名無しのオプ
>>958
藤木田老か蒼司だろうな