にげつ
3
4 :
書斎魔神 ◆CMyVE4SVIw :04/03/07 16:55
マイクル・クライトン「ターミナル・マン」を読破。
直訳すれば「端末男」か。間抜けで可愛い語呂になってしまう。
しかしながら、ストーリーにはユーモアの要素は皆無。
脳にコンピューターを埋め込まれた男が殺人鬼と化して行く
現代版フランケンシュタインの怪物ものだ。
今回久々に文庫で再読したが、あらためてクライトンのストーリー・テリングと
(もっともらしい科学的法螺話の巧さということにもなるが)
先見性に感心させられた次第である。
やはり30年以上前にこの話を書いたのは、凄いことだと認めざるをえない。
「アンドロメダ病原体」「ジュラシック・パーク」等に比較して、
ミステリファンには、謎解きの要素が少ない点が不満が残るところかとは思う。
5
___
l____l
===
/ 〜〜〜 \
| | KIRIN | |
| | (∵) | |
| 午後の紅茶.|
| | === | |
| | === | |ハヽ
| | === | | 。‘) <新スレおめでとうございま〜す♪
| | === | と )
| | === | | ノ
L  ̄ ̄ ̄ ̄ 」_)
今更なんだけど森博嗣の「幻惑の死と使途」
でも・・・・・・
駄目〜!!!つまらん!!!!
この微妙な展開はないんじゃないのーってな感じです;;
新スレ万歳で(喜)vv
「さよなら妖精」米澤穂信(創元ミステリフロンティア)
あと40ページぐらいなんだが……もっと大きい謎が出てくるんだろうか。
「さよなら妖精」は、ひとつの(登場人物たちにとって)大きな謎を巡る話だぞ。
>>9 そうでしたね。今読み終わりました。
ゆっくり考えをまとめたら米澤スレで。
[マーチ博士と四人の息子]を読みました。が……
(メール欄)に異議あり!(どっかの裁判ゲーム風に)
(メール欄)に偽りありまくりじゃん。
クリスティ並にきたないよ!
小森の「大相撲殺人事件」
いままでの作品とはイメージが大きく違いすぎて
13 :
書斎魔神 ◆CMyVE4SVIw :04/03/08 20:13
前スレで約束したヘレン・マクロイ「歌うダイヤモンド」(晶文社)の全収録作品講評を
お贈りしよう。
「東洋趣味」
かって「燕京綺譚」のタイトルで早川書房のアンソロジーで紹介されたことがある作品。
本来は、既読な読者に配慮して、こういった翻訳ガイシュツな作品は割愛するべきであり、
出版社の営利主義には怒りを感じる。
作品内容は、呈示された謎の大きさに比較して、謎解きそのものがお粗末な感がある。
欧米列強が駐屯した当時の北京情緒が唯一の読ませどころか。
「Q通り十番地」
星新一のS・Sないしはロバート・シェクリイの短篇を想起させるような作品。
マクロイはSFプロパーの作家ではないせいか、語り口が今ひとつタルイ感を受けた。
ミステリ作家が書くSFは、理屈が先行して物語としてのはじけ方が不足気味になる
のが欠点だが、本作もその例かと思う。
「八月の黄昏に」
これもSF。UFOネタである。
しかし、作風的には、タイトルも含めてジャック・フィニイ風の作品。
SFを読み馴れた者には、オチが見え見えなのが難。
「カーテンの向こう側」
一転、夢をネタにしたヒチコック風の心理サスペンス・スリラー。
しかしこれもオチが見える展開であり、たいした出来の作品ではない。
「ところかわれば」
フレドリック・ブラウン風のファースト・コンタクト・ネタ。
やはり理屈先行型作品。ラストはいかにも女性作家らしい締めかとは思う。
14 :
書斎魔神 ◆CMyVE4SVIw :04/03/08 20:16
「鏡もて見るごとく」
傑作長編「暗い鏡の中で」の原型となった作品。
ただし、あくまで原型である。
長編化の過程においては、形式的にはバークリー、オチ的にはカーの代表作を
想起させるものがある。
前スレの長編「割れたひづめ」の講評でも指摘しておいたが、
カーよりソフィスティケーティドされたオカルティズムが、マクロイ作品の魅力の
ひとつである。
「歌うダイアモンド」
この作品もUFOネタだが、これは謎解きミステリである。
表題作でもありながら、トリックが無理あり過ぎ、突っ込みどころ満載であり、
白けるものがある。
「風のない場所」
これは破滅ネタのSF。ネビル・シュ―トて優香、どちらかと言うとニュー・ウェーブ風の
淡々とした滅びに至る語りが印象に残る。
>>14 「燕京綺譚」の方が情緒があって良いタイトルですね。
名探偵の掟。
なかなか面白い。
17 :
書斎魔神 ◆CMyVE4SVIw :04/03/09 20:25
ヘレン・マクロイ「歌うダイアモンド」(晶文社)収録作品講評の続き
「人生はいつも残酷」
作品集の締めとなる物語。巻末の解説にはウールリッチ風とあるが、
どちらかと言うとハードボイルドタッチの作品である。
タイトルと過去の殺人を巡る波紋という展開はロスマク風、
語り口と主人公のキャラは、チャンドラーほど感傷的ではなく、
ハメットほどハードにあらずその中間くらいか。
どこか病的なものが漂う70年代以降のハードボイルド・ミステリではなく、
謎解きも作品の主眼としていたタフな初期ハードボイルド・ミステリの雰囲気がある。
しかし、謎解きそのものは平板に過ぎるという感を否定出来ない。
ミステリファンなら、物語中盤で容易く真相を見抜いてしまうであろう。
19 :
書斎魔神 ◆CMyVE4SVIw :04/03/10 19:53
同じエンタメでありながら、SFやスパイ・冒険小説と比較しても、
「殺し」と「謎解き」(プラス「萌え」のものもあり)に傾斜した
ミステリ(特に本格ミステリの類)の圧倒的な情報量の少なさが批判の対象となることが多い。
ミステリには手淫の如き習慣性があり、耽溺すると慢性化し、まさに「害多くして益少なし」という悲惨な状態に至るのである。
この状態を脱するためには、ミステリ的な面白さを持つ話題のノンフィクションあたりを
手に取り、ある程度禁断症状を抑えながら、リハビリを試みてみたらいかがだろうか?
最近のお薦めは、佐野眞一著「てっぺん野郎 本人も知らなかった石原慎太郎」(講談社)だ。
意外に謎が多い石原家のルーツを追うノンフィクション作家佐野眞一、
初期の松本清張のミステリを読むような面白さである。
特に慎太郎・裕次郎兄弟の父である潔の樺太勤務時代の足跡を現地で探る章は、
スリリングである。
しかし、大戦があったとは言え、50〜60年前の事実が本書に記されたほどまでに、
不明瞭になってしまう点はあらたな驚きであった。
気にかかった点としては、筆者もニュージャーナリズムの影響を受けた人らしく、
文中で「主観」を呈示し過ぎることである。
話題に事欠かない石原慎太郎を始めとした一族に関する事柄だけに、客観的に確認出来た
事実のみをシビアにリポートするだけでも、十分に読み応えがある作になったかと思う。
ディクスン・カー「皇帝のかぎ煙草入れ」創元推理文庫
初カーだった「夜歩く」に続いて読み始める。
ここで薦めてもらった本のどれでもなくてゴメンなさい。
とりあえずはブックオフで探してるんで見つけたものになっちゃう……。
ともあれ「皇帝」、そろそろ解決編らしく人物勢揃いの場面まで来てます。
今のところかなり面白い。
カーのファンの間ではどういう位置付けなのかなあ。読了したら検索してみよ。
21 :
書斎魔神 ◆CMyVE4SVIw :04/03/10 22:09
>ディクスン・カー「皇帝のかぎ煙草入れ」創元推理文庫
オカルティズム等皆無なカーらしくない部分的に叙術トリックを使用した傑作。
人によりこの点をどう評価するかだな。
>>22 うーん、久作の作品に驚きなんか求めたことないからなぁ。
求めるのは「酩酊」のみ。それも脳髄がグラグラするような。
ビールの飲めない人に勧めても、苦いとかまずいとか言われるのに似ているかもね。
ところが真夏にジョッキをグビグビ飲んでみて、フラフラだけどいい気分になることを覚えると、
風呂上りにちょこっと一杯も堪らん、ってな具合になる。
瓶詰地獄は、そのちょこっと一杯って感じかな。
「ああ………」とかセンチョーサンって目にするだけで、ちょっといい気分になれる。
もし未読だったら、取りあえず一度「ドグラマグラ」を読んでみて。
で、これでヨッパラえなかったら久作は多分体質に合わないから、
その分他の人を読んだ方がいいと思う。
24 :
書斎魔神 ◆CMyVE4SVIw :04/03/11 19:54
まずミステリか否かという問題もあるが、夢野作品は物語の意外性を楽しむものではない。
これを期待すると裏切られることが多い。独自の妖かしの雰囲気を味あうものかと思う。
例えば「瓶詰地獄」の場合は、禁断の愛のムードなり。
単純に投票者たちに、他の作品を読んでいる人が少なかっただけかもよ(w
27 :
名無しのオプ:04/03/11 22:21
夢野は雰囲気を楽しむものと言われても…
書くテーマが今でいう同人誌ぽい。ドグマグ信者もそれっぽい人たちばかりだし
「豆腐小僧」。全然ミステリじゃないな・・・でもオンモラキより面白い。
「ヨットクラブ」
なんかすごくいいや、これ。
30 :
書斎魔神 ◆SMz4F/WzF2 :04/03/12 20:40
夢野久作作品に途惑うのは無理も無いことかと思う。
怪奇幻想味が強いとは言っても、4大奇書中「ドグラマグラ」を除いた他の3作や
江戸川乱歩の代表作、近年では京極夏彦の諸作が、あくまで謎解きミステリの枠組み
の中にとどまるのに対して、
ドグラを始めとした夢野作品の多くは、ミステリにおいて確立されたジャンルの枠は
超越してしまっている。
最早、死語ではあるが、乱歩の分類による「本格」に対する「変格」の範疇にある作家か。
つまり「ミステリ小説」を直訳するが如く「謎、神秘を描いた小説」と
相当広義に把握した場合にのみミステリ作家と言い得るのが夢野久作である。
むしろ怪奇幻想文学の作家と言った方が、その実態には即している。
その作風・主題は非常に独自であり、この点で
>>27にある同人誌的作品という指摘は
当を射ていると言えるが、逆にそのヲタ好みな同人誌的要素にこそ、まさに夢野作品の
魅力そのものがある。
従って、論理重視のクイーン的なミステリを好む人には、はっきり言って不向きである。
だが、江戸川乱歩が本格謎解きミステリという頚木があったがゆえに、
自己の作品を「文学」へと昇華し得なかったのに対して、
夢野の場合はこういった制約から自由なため、「文学」へ最も接近し得たミステリ作家と
言える。
長編の奇書(?)「ドグラマグラ」と短編の力作(?)「瓶詰地獄」を比較すること自体に
無理があるので、投票結果は参考程度(投票者の嗜好が反映)程度に見ておけばよい。
31 :
名無しのオプ:04/03/12 23:45
津原「ペニス」読み始める。
ペニスって題名、冒険心満載。
女性は買いにくくないのかな。
「江川蘭子」を読んだ人、いる?
35 :
書斎魔神 ◆SMz4F/WzF2 :04/03/13 09:24
安部公房「箱男」を読む。
部分的な再読を含めると、もうこれで8回目くらいだろうか。
未だに「読み得た」と言い切る自信はないね。
正直言って、200頁強程度のボリュームの本にしては、
前半は何度読んでもタルイ感があるが、後半の疾走感は凄いものがある。
作者である安部ちゃん自身にもこの「疾走感」は説明出来ないものがあるのでは?
まさに偉大な作家誰しもが経験する「啓示を受けた」というものであろうかと思う。
本書をミステリ板にて紹介することに対して、違和感を感じる者もいるだろうが、
後半の死体処理トリックはミステリそのものだし、作中には推理小説に関する作者自身の
コメントもなされている。
またある意味で、本書そのものが「謎」を含んだあたかも「ミステリの塊」と言い得るのだ。
ミステリばかり耽溺していると、こういった深みがある本を読む力を失って
しまうのである。こういった点は、各人、十二分に心しておけ。
36 :
書斎魔神 ◆SMz4F/WzF2 :04/03/13 09:51
「江川蘭子」(春陽文庫)
江戸川乱歩・横溝正史・甲賀三郎・大下宇陀児・夢野久作・森下雨村の6人による
合作探偵小説。
乱歩が絡んだ合作では、「畸形の天女」と並ぶお薦め作品だが、
合作らしいキャラの統一性の無さ、物語展開の性急さ等欠点も目立つ。
乱歩単独又は乱歩&正史の合作ないしはこの2人に夢野を加えた3人の合作であれば、
傑作になったであろう作品だ。
乱歩(1回目)→正史(2回目)と見事に妖かしの世界がリレーされ過ぎているため、
3回目を担当した甲賀の途惑いぶりが文中からも覗えて微笑ましいものがある。
しかし、テクストとして読み込んで行くと、乱歩、正史この両マエストロによる
ヒロイン江川蘭子のキャラ造形には、かなりの差がある。
産みの親とも言うべき乱歩の造形になる江川蘭子は、「黒蜥蜴」のヒロイン緑川夫人の
少女時代はこうあったのだろうかと思わせるような妖女そのもの。
育ての親的な正史の蘭子像は、ボーイッシュな感じの美少女という印象。
37 :
名無しのオプ:04/03/13 21:55
鴉。麻耶雄嵩。著者の名前が読めない。「まやゆうこう」でいいのか?
まやゆたか
ゆうこうって僧侶じゃないんだから。
初めて麻耶の名前を見たとき埴谷雄高を思い出したな。
……読んだことないけど。
米澤保信「氷菓」
そういえばアマチュア時代のネット上の小説を読んだことあるなあ。
と思って買ってきた。
当時は、悪くないんだけど突き抜ける部分がない印象だったけど、
プロデビューして変わってるだろうか。まだ読み始め。
42 :
名無しのオプ:04/03/13 23:53
>>40 つーか埴谷雄高をもじったペンネームだしょ
43 :
書斎魔神 ◆SMz4F/WzF2 :04/03/14 12:09
アンドレ・ジッド「法王庁の抜穴」を読む。
一見スレ違いの作品のようだが、さにあらず、ダシール・ハメットを評価した文豪ジッドだけに、後半は「動機無き殺人」を中心に展開するピカレスク・ロマンであった。
完全懲悪を排した含みがあるラストが秀逸。
ミステリに耽溺して「本」を読めなくなっているヲタは、心して読むが良かろう。
勧善懲悪
勧善懲悪といえば水戸の黄門さまか
買ってから1年以上ほったらかしにしてた「双頭の悪魔」を読み始めた。
前二作品も昔読んだと思うんだけど、設定忘れちゃってるなあ・・・
「オランダ靴の謎」。半分まで読んだ。
古典ミステリを読みなれてないんだけど、大富豪の老婆はお約束なのかな。
「靴に棲む老婆」「Yの悲劇」もそんな感じだったし。
近所の古本屋は品揃えが悪くて、国名シリーズはこの一冊しか置いてなかった。
順番どおりに読みたいから、図書館で探してみるか……。
48 :
書斎魔神 ◆SMz4F/WzF2 :04/03/15 19:59
>「オランダ靴の謎」。半分まで読んだ。
>古典ミステリを読みなれてないんだけど、大富豪の老婆はお約束なのかな。
>「靴に棲む老婆」「Yの悲劇」もそんな感じだったし。
初心者ながら、的確なチョイスでクイーン作品を読んでいっているかと思う。
これならクイーンにはまるわな。
次は是非「ギリシア棺の秘密」「Xの悲劇」あたりを読んで欲しい。
座して読め!
老婆に関しては、本朝の横溝作品とかに親しんでいるファン又はヲタは
相当な老婆馴れ(ないしいは萌え)しているはず。
(かって「本家の老婆萌え!」というカキコを読んだ記憶がある)
>近所の古本屋は品揃えが悪くて、国名シリーズはこの一冊しか置いてなかった。
>順番どおりに読みたいから、図書館で探してみるか……。
この辺は正直言って「せこい」という感を受けた。
>相当な老婆馴れ(ないしいは萌え)しているはず。
ないしい?
>46
私も同じくらいほったらかし。
評判を聞くと面白そうで、読みたいから買ったのに、何故か読み始める気分にならん。
「寒い国から帰ってきたスパイ」ル・カレ
まだ序盤ですが、しょぼいところがいい。
スパイなのに。
>>51 ブライアン・フリーマントル「消されかけた男」のチャーリー・マフィンもそうとうしょぼいスパイですよ
ちょお、おすすめ
>>51 所詮スパイなんてしょぼい存在だ、ということを暴いたのが
「寒い国〜」をはじめとするル・カレの諸作かと。
それまでは007シリーズなんていうのが主流だったからね。
54 :
書斎魔神 ◆SMz4F/WzF2 :04/03/17 20:05
最近、中上健次の初期短篇を読み直している。
映画化もされた「十九歳の地図」は、まさに元祖2ちゃんねらーとでも称すべき
主人公(新聞配達のアルバイトをしている予備校生)が登場する。
閉塞状況の中、電話で犯行予告を繰り返す少年。
「これはあくまで小説であり、中上は犯行予告を正当化しているわけではないのだ」
この事だけは2ちゃんねらーにきつく釘を刺しておきたく思う。
55 :
書斎魔神 ◆SMz4F/WzF2 :04/03/17 20:44
スパイ小説について一言。
>>53の007シリーズ(原作)に関する認識がどの程度なのかは不明だが、
原作の007シリーズは、映画のような漫画ちっくな作品ではない。
主人公ボンドは、ショーン・コネリーのような見るからにタフガイといった
タイプではなく、腕利きの秘密諜報員であると共に、ひとりの趣味人としての面や
人間としての弱さも併せ持つ生身の人間として描かれている。
女の死に涙を流し(「カジノ・ロワイヤル」)、痛みに悲鳴を上げ(「ドクター・ノオ」)、
女にふられ(「ムーンレイカー」)、メイドに変装した敵に暗殺されかかって病院送り
になり(「ロシアから愛をこめて」)、妻の死に茫然自失となる(「女王陛下の007」)・・
こんなボンドがスクリーンから想像出来るだろうか?
仮に齢を重ねたボンドが、リーマスやマフィンのような役柄を勤めたとしても、
特に違和感は無いかと思う。
なお、知識人好みと言われる007シリーズを始めとしたフレミング作品に関しては、
リンク先である世界最大規模のBBSにおいて、熱く語られているので一読しておくこと。
慎んで読め!
参考
「イアン・フレミング/ジェームス・ボンド 007」
http://book.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1026690757/
56 :
名無しのオプ:04/03/17 22:20
ドーモ。魔神様、楽しみにしておりました。鋭い批評眼に
ただただ圧倒されるばかりです。もちろん続くんですよね?
僕は21歳大学生です。いつかはこのような高度な批評がで
きるようになりたいです。
高度な批評w
>52
それも読んでみます。ありがd。
いままでスパイものって読んでなかったので
これから楽しみです。
前スレで「ミスティック・リバー」をこれから読むって書いた覚えがあるんだけど
やっと読み終わった。映画を先に見ちゃうと
やっぱ登場人物のイメージがそっちに流されるねー。
「原作読んだ」って書いてた人、その後映画見たかな。
いまはリューインの「探偵家族」を読んでる。
うーん、微妙。
>>59 最近のリューインはいまいち味が悪いので
素直にアルバート・サムスンもの「A型の女」から読むのが吉です
「沈黙のセールスマン」と「消えた女」は最高
リロイ・パウダーものも面白いですよ
>>60 サンクス。でもリアルタイムで全部読んでるわけで……
なんつうか……年寄りでゴメン。
他ので面白かったの教えて。
>>61 そういう海千山千のひとならば
・・・・・・うーん
とみなが貴和のEdgeシリーズ(講談社ホワイトハート)はどうでしょう
ラノベのレーベルに入れておくにはもったいない秀作ですが・・・・・・
>>62 早速ドモ。海千山千って……w
オススメのシリーズ、なんか違う気もしないでもないけど
とりあえず1冊探して読んでみます。
でも表紙は買うのが恥ずかしそうね……
64 :
書斎魔神 ◆SMz4F/WzF2 :04/03/19 19:53
リューインねたが出ているようなので、彼と並ぶ70年代以降のハードボイルドの雄
ローレンス・ブロックの映画化作品オンエア予定を告知しておこう。
見逃し勝ちなので注意。
3月28日(日) 「800万の死にざま」(86年) NHKBS2 午前1時
監督ハル・アシュビー
主演ジェフ・ブリッジス、ロザンヌ・アークエット他
66 :
名無しのオプ:04/03/20 11:11
ドーモ、魔神さま。情報ありがとうございます。
必ず観ます。
67 :
名無しのオプ:04/03/20 11:20
ミス住さんの頑張りでなんとか持っている糞スレ
ドナルド・E・ウェストレイク「マネー・フォア・ナッシング」
巻き込まれ型の話なんで、1/4ほど読んだところでは、
ちょっと「弱虫チャーリー、逃亡中」に似た印象。
69 :
書斎魔神 ◆SMz4F/WzF2 :04/03/20 17:10
粗製濫造されている新書好きなミスヲタは、何気に軟弱者が多いように思う。
ゆえに、開高健のような作風の作家は苦手なのではないかな?
冒険小説と言うには無理があるが、
アラビアへヤマト軍派遣が現実化した今、「輝ける闇」を筆頭にした安南戦争を
描いた作品を是非手に取って欲しいものである。
ここには凡百なミステリには全く無い人としての生き様が「戦争」という極限状況を
通して見事に活写されている。
この私の論考を読んだことを機に、本格的に開高文学に取り組んでみたい者は、
いずれも「闇」をタイトルに冠した3作、「輝ける闇」→「夏の闇」→「花終る闇」
この順番で読んで見ること。
きっとミステリに耽溺しているだけでは見えて来ない何かが見えて来ると思う。
いい加減、ミステリーと関係ない本の話は止めな。スレタイ見ろ。
やれやれ、安南戦争だってさ。
開高先生がそんなことを、書いていらっしゃるわけ?
まあどうせ、安南国が滅びたのが何年かも知らないんだろうけど。
敢えてそれを言うなら、せいぜい越南戦争だろう。
第一、安南戦争といったら、我々日本人にとっては全くの別物を指すんだよ。
英語は読めない、国語は怪しい、歴史もこりゃあ落第生決定だな。
それとも釣りですか?釣りなんて悪質な嵐のやることですよ(w
そろそろ自画自賛レスが付きそうな悪寒。
開高健といえば釣りw
>72 うまい!
オーパ!
74 :
書斎魔神 ◆SMz4F/WzF2 :04/03/21 00:07
名探偵コナンのような眼鏡をかけて「真相はお見っ通しだ!」とか叫びながら町を
歩いているミスヲタを頻繁に見かける季節になって来た。
こういう「謎解き以外は頭の中があぼーん状態」なミスヲタ連中にも、
突き付けて読ませたい作品を、また1作紹介しておこう。
安部公房「榎本武揚」だ。観念的な作品が多い安部ちゃんにしては、
珍しいミステリタッチの時代もの。座して読むべし。
( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )
( ´д)ヒソ ヒソ(д` )
( ´)ヒソ( )ヒソ(` )ヤーネ
「ミステリタッチの時代もの」ダッテ サ
ズイブン ピント ハズレナ 理解ダコト
ドウセ 安部公房ガ ハメット ヲ 読ンデ、 自分ハ 負ケタト 思ッタ ト
敗北宣言 ヲ シタコトモ 知ラナイノヨ…
コノ程度ノ 人間ガ 安部公房ノ 何ヲ 語ロウト 言ウンダロウネ
ヤーネ キット 釣リヨ
シーッ、釣リナンテ 悪質ナ 荒ラシノ ヤルコトダ、相手ニ スルナ
野球やってるところへ「オレはサッカーがうまいんだぞ」って威張りに来る消防の
ようなヴァカがいるな
おかしすぎる
つーか安部は、ミステリタッチけっこう多いだろう?
第四間氷期は、優秀なSFミステリだよ。
燃えつきた地図とか他人の顔とか、ミステリじゃないがミステリ風味
珍しいってこたあない。
なんか上の方では、007を座して読めとかゆってるし……
可っ笑しくて……
ああ、慎んで読めだったか。失礼。
書斎魔人さん。
ちょっとまって下さい。
あなたは何様のつもりなんですか?
慎んで読めだの、座して読めだの何なんですか
そのえらそうな命令口調は?納得いきませんね。
敬語を使うべきですよ敬語を、それが最低限の礼儀というものです
ミステリーをえらそうに語る前に礼をわきまえなさい。
話はそれからです。
書斎魔人さん、スルーする気ですか?
みっともないですね。
いつもあれだけ大きな態度でいるくせに
少し批判があがるとスルーですか?
恥ずかしいですね、それは。
もし私があなたの立場なら決して、逃げたりしませんよ?
でも、これだけ自分の方に非があれば確かに
弁解のしようもないでしょう。
私もそんなに冷たい人間じゃありません。ここは謝罪をすれば
許してあげることにしましょう。さあ早く謝罪をしたまえ
書斎魔人君。
83 :
名無しのオプ:04/03/21 16:15
今読んでるのは?ってスレだろこれ?
俺はね、絶叫城殺人事件@有栖川有栖
早く謝りたまえ!
スレ違いな本について延々と語ったこと。
我々を揶揄する文章を幾度にもわたって投稿したことを、即刻謝りたまえ!
こりゃ書斎魔人ピンチか?w
確かに書斎魔人は
ここのみんなに謝罪すべきだな。
そうじゃないと、もうレビューさせてやんないよ。
馬はレビューする前に就職しろ。
縁起でもない言い方になってすまんが、
もし親御さんに何かあったらどうするんだよ、おまえ。
こりゃもうスルーはできねえなw
89 :
名無しのオプ:04/03/21 17:14
スレ違いの話を引っ張る荒らしが誰なのかは一目瞭然ですな。
>>74 釣り師が
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
91 :
名無しのオプ:04/03/21 17:20
>>89 スレ違いの話を引っ張る荒らし?
ああ開高健や安部公房なんかの板違い、スレ違いの話を引っ張る
書斎馬なんたらのことか。
確かに一目瞭然ですな。
早く謝りたまえ!
94 :
名無しのオプ:04/03/21 17:32
>>91-92 見当違いの謝罪をしつこく求めるヴァカが目に入らないのならおまいらの目は節穴。
>>94 なんなんですか、あなたは?
スレ違いな話ばかりする書斎さん
をたしなめようとするのは見当違いなんですか?
私にはあなたが書斎さんとしか思えません
書斎さん。
メール欄に何も書きこまない人のほとんどが
あなたか、またあなたを擁護する人なんですが
これはどういうことなんでしょうね。
もうやめようぜ。スレッドがもったいない。
ただ、
>>87 は同感。
書斎魔人氏は、自分でサイトやればいいのに。
タダの日記サイトとかあるじゃん。。。
2ちゃん向かねえと思う。
先ほど『虚無への供物』読了。
この年でようやく所謂「三大ミステリ」を読破しました。
>>98 同意
煽るクセに賛同のレスを欲しがるなんて根本的にムリ
>>98 そのとおり。結局は読んで意見がほしいんでしょ。
>>99 どれが好みでした?
煽るヤツは莫迦ですがそれに乗る人も同様です。
徹底無視いたしましょう。
ミステリかどうかわからんけど、「嫌われ松子の一生」読んだ。
鬱鬱鬱
同級生(東野) 読了。
トリックとは違う部分で結構感じるものあり。
いい作家だ
107 :
書斎魔神 ◆SMz4F/WzF2 :04/03/21 20:59
口当たりが良い新書版ミステリに耽溺しているミスヲタに読み切れるか否かの不安も過ぎるが、
安部ちゃんの芥川賞受賞作「壁」も推薦しておく。
ミステリタッチによる不条理の文学。今年の芥川賞2作と読み比べたりすると、
「文学観」というものの時代による変遷等も感じられて面白いものがある。
>>102 三者三様に楽しめましたが、敢えてどれか一つなら『ドグラ・マグラ』でしょうか。
実はこの一月ほどに一念発起して一度に読んでしまうことにしたのですが、
初手に衒学の大伽藍『黒死館』を選んでしまってへなちょこ現代人にはしんどかったです(^^;
「時代小説 読切御免第1巻」新潮文庫
北方謙三・宮部みゆきも入ってます。
宮部のは長屋で多重解決やってるぞ。
>>110 スルーでいいよ。
しょさい磨塵なんてちょっと知識人ぶってしか自分の存在価値を
証明できないやつなんだからさ。
113 :
名無しのオプ:04/03/21 23:29
もういいかい?
115 :
書斎魔神 ◆SMz4F/WzF2 :04/03/22 20:56
本格ミステリ好きのヲタには安部ちゃん(*なっちことではない)の著作、
ハードボイルド・冒険小説好きのヲタには開高先生の著作を
それぞれ薦めたい。
無論、諸君がミスヲタという身分を脱し、真の「読書人」足り得た後も、
ミステリを読む習慣は持ち続けてもかまわん。
ただし、再び麻薬の如く耽溺はしないという条件付きでね。
上で紹介した両先生(共に芥川賞受賞者)もミステリ好きで知られた人たちである。
読み捨て、暇潰しの類にミステリほど最適な読物はないかと思う。
安部、開高両先生の長編小説は数も多くはないので、是非コンプリート
して欲しい。
そして「××先生の著作コンプリートすますた」というレスを、このスレで目に出来る
のを楽しみにしている。
↑気が違ってるからしかたがない
みんなが迷惑がっているのにしつこくスレ違いの話を続けるような人を
普通知識人とはいいません
118 :
名無しのオプ:04/03/22 21:19
なっちことではない?
どっかの方言か?
119 :
名無しのオプ:04/03/22 21:21
>>115 ドーモ。魔神さま。
ガムばってみますです。
119 名前: 名無しのオプ 投稿日: 04/03/22 21:21
>>115 ドーモ。魔神さま。
ガムばってみますです。
プ
書斎魔神ってホームラン級のミステリイ馬鹿だなw
なんでこの板の住民が安部公房や開高健を読んでないと勝ってに思いこんでるんだ?
この板で両者の話題が出ないのは単に板違いだからで、馬みたいな非常識な人間とは
違いみんなその板に沿った話題をしてるだけのこと。
オレ安部公房好きだけど安部公房のことは文学板に書いてるよ。こんな当たり前のこと
いちいち説明させるなよな。
刺青殺人事件ゲト!
今から読みます。
>ミステリを読む習慣は持ち続けてもかまわん。
ただし、再び麻薬の如く耽溺はしないという条件付きでね。
ここの住人で、こんな人はほとんどいないと思われ。
多分自分のことを言ってるんだろうな。
天童アラタの家族狩りおもろい
>>115を読むかぎり、ただのアンチ新本格(コレももう古いな)ですな。
書斎魔神さん、まずスレタイを百回音読してください。次に自分のレス。
貴方の居場所はきっとあります。此処ではない何処かに。
128 :
名無しのオプ:04/03/23 13:03
56 名前: 名無しのオプ 投稿日: 04/03/17 22:20
ドーモ。魔神様、楽しみにしておりました。鋭い批評眼に
ただただ圧倒されるばかりです。もちろん続くんですよね?
僕は21歳大学生です。いつかはこのような高度な批評がで
きるようになりたいです。
66 名前: 名無しのオプ 投稿日: 04/03/20 11:11
ドーモ、魔神さま。情報ありがとうございます。
必ず観ます。
119 名前: 名無しのオプ 投稿日: 04/03/22 21:21
>>115 ドーモ。魔神さま。
ガムばってみますです。
こんな恥ずかしい大人にはなりたくないw
129 :
名無しのオプ:04/03/23 19:27
板違いの書き込み連発してさらに住民をミスヲタと侮辱して煽る。
ミステリのウンチクはネタ切れか?
馬人もただの荒らしに成り下がったな。いや本性が現れたというべきか。
自称知識人が聞いて呆れるね。
130 :
書斎魔神 ◆SMz4F/WzF2 :04/03/23 20:15
安部ちゃんの著作でミスヲタに一押しなのは「他人の顔」だ。
(自分は安部ちゃんの長編最高傑作と考えているが、文学板では異論多数あり)
とかく難解と思われがちな安部ちゃんの作品だが、本作では彼の優れたストーリーテラー
としての側面を確認できるかと思う。
最初は、「これって佐清じゃん」とか思って興味を持って読み出せればそれでよろしい。
誰しもが最初から優れた読書人足り得るわけではないのだからね。
131 :
名無しのオプ:04/03/23 20:21
↑
荒らしはキエロ
ここはいつから優れた読書人を目指すスレになったんだ?
「他人の顔」なんて厨房の頃読んだっつーの
馬人が住民を煽るスレかよここは・・・
密会もミステリっぽいな……
って釣られてどうするよ
密会ってバカミスだよな(藁
そういえば「密会」にも馬人が出てくるねw
136 :
書斎魔神 ◆SMz4F/WzF2 :04/03/24 20:16
安部ちゃんの話を続けよう。
短篇ではなんと言っても「無関係な死」がお薦めだ。
安部ちゃん流アンチ・ミステリの佳作。
137 :
名無しのオプ:04/03/24 20:40
↑
この方他スレでもかってに知ったかぶった講釈たれて
うざがられてるんだね。
しかも煽られたら、自分でスルーを呼びかけてもうアホかと
バカかと。
だから文学板逝けよヴァカ
それとも文学板住人相手ではとてもかなわないからこっちへ来てるのか?
そろそろ削除依頼出してもいいんじゃない?
140 :
名無しのオプ:04/03/24 22:03
なんでホームページつくらないの?
答えてよ。都合の悪い質問は全部スルーですか?wwwwwwww
読んだ作品ばっか薦められてもナー
142 :
名無しのオプ:04/03/24 22:13
4月1日から、フジテレビで「24 TWENTY FOUR」というアメリカのドラマを
深夜に一挙放送するんだけど(全24話・1日に2〜3話)、
これが最高に面白い。間違いなくハマる。
どんでん返しのラストでビックリするよ。押さえておきたいのは、
黒 幕 が 愛 人 の ニ ー ナ
だということね。あと、最終回のポイントとなった
妻 の テ リ ー が 殺 さ れ る
というバッドエンドも良かった。絶対に面白いから!オススメ!
書斎さん、海旅板のみどくつ先生のようだ(w
144 :
名無しのオプ:04/03/24 23:32
>>136 キター。
2chの清涼院流水書斎魔神だ。
>>142 今度は番宣かよ……
みんなスレタイ見ろよ……ああもう……
147 :
書斎魔神 ◆SMz4F/WzF2 :04/03/25 23:34
東谷暁「エコノミストは信用できるか」(文春新書)を読み始めたところだ。
著名なエコノミストたちの2ちゃんねらー並のデタラメ発言ぶりには唖然とする
思いだ。「ミステリのような面白さを持つ本」という観点から、
後ほど詳しく紹介したく思っている。
えーっと・・・
う る さ い だ ま れ
ミステリのような面白さを持ってるのはおのれの頭脳じゃアホ
149 :
名無しのオプ :04/03/25 23:45
つーかスルーだって
魔神ってウザイけどミステリの知識はなかなかだと評価していたが、今では
スレ違いレス連発するただの荒らしだな。
オレもNGワードに指定するよ。バイバイ、魔神。
ミステリの知識って言っても
馬の場合、大半が受け売りだからな。
どこかで聞いたような言い回しばかり。
魔人の日本語って時々おかしいと思うことがある。
無理して堅い言い回し使ってんのか知らんけど。
魔神さんはどんな女性が好みなんですか?
156 :
名無しのオプ:04/03/26 17:07
まあ魔人にはがっかりってことだな・・・
157 :
書斎魔神 ◆SMz4F/WzF2 :04/03/26 20:44
論理に基づき事件を解明する →「ミステリ」
理論に基づき経済現象を解明する→「経済予測」
両者の思考法には意外に共通点が多いように思う。
前述した「エコノミストは信用できるか」で迷探偵大賞というか、
最低点(56点)を獲得したのは、2ちゃんでは意外に人気があるモリタクこと森本卓郎だ。
(私も大好きな論者のひとりである)
市場需要力(マスコミ登場回数等)、市場供給力(論文・著作数等)も考慮されており、
ベストセラーをモノにし、テレビ、ラジオ、講演等にも引っ張りだこなモリタクが、
60点に届かないのでは立つ瀬が無いかモナー!(2ちゃんねる風に)
他の有名どころでは、
原田泰(72点)、長谷川慶太郎(65点)、野口悠紀雄(77点)、香西泰(60点)
吉冨勝(72点)、斎藤精一郎(73点)、中谷巌(66点)、原田和明(70点)
加藤寛(65点)、田中直毅(56点)、高橋乗宣(65点)、水谷研治(75点)
ポール・クルーグマン(75点)、宮崎勇(72点)、植草一秀(69点)
リチャード・クー(68点)、木勝(59点)、井堀利宏(72点)、神野直彦(69点)
金子勝(69点)、野口旭(69点)、岩田規久男(76点)、竹中平蔵(63点)
木村剛(70点)、小宮隆太郎(76点)、榊原英資(59点)
このドリームチームでこの点数かよ(泣、
これでは講釈師と変らないかモナー(2ちゃんねる風に)
158 :
名無しのオプ:04/03/26 22:04
トカジの「OUTLIMIT」読みますた。
はちゃめちゃ感がよかったです。
奥田の最悪にちょっと似ていたかな。
ポケミスの「密室殺人傑作選」を。
100円で買ったんだけどいい買い物だった気配。
160 :
名無しのオプ:04/03/26 22:32
西澤保彦「聯愁殺」を読みました。
トリックの使いかたがうまいと思った。
「七回死んだ男」がちょっとSFが入っていたが、
「聯愁殺」は本格でした。
157が見えないや。NG指定するとこうなるのか。もっと早くやればよかったよ。
魔人に対して一言書かなきゃ気のすまない香具師もウザイ
他住民への誹謗中傷さえなければ人畜無害
164 :
書斎魔神 ◆SMz4F/WzF2 :04/03/27 20:20
>>64で紹介した映画の放送時間が変更になったので告知しておく。
放送開始時刻が午前1時→午前3時へ変更
3月28日(日) 「800万の死にざま」(86年)NHKBS2 午前3時
監督ハル・アシュビー
主演ジェフ・ブリッジス、ロザンヌ・アークエット他
ブロンジーニ、リューインと共に、70年代以降のハードボイルド・ミステリを支えた
のは、やはりこの映画の原作者ローレンス・ブロックだろう。
BS板や映画板では話題になりにくい地味な作品ゆえ、この板のハードボイルド好きな
住人の奮起が期待されるところだ。
165 :
名無しのオプ:04/03/27 21:39
166 :
名無しのオプ:04/03/27 21:53
>>164 マシュウ・スカダー物は、私的には、ハードボイルドという気
がしない。自分の苦悩や葛藤を出しすぎ。
むしろ、アイリッシュなどの、都会派サスペンスに近いんじゃ
ないかって気がする。
コンチネンタル・オプやリュー・アーチャーとは、あまりにも
違いすぎる。
感がある、じゃないんだ
書斎魔神より叩いてる奴のほうがうぜーよ
171 :
書斎魔神 ◆SMz4F/WzF2 :04/03/29 19:49
大下英治「小説明治大学」(ぶんか社)を読み始めたところだ。
タイトルから想起される内容とは異なり、各界で一時代を築いた明治大学OB伝
という感あり。成功・活躍するOBの姿を通して明大魂的ものを浮き上がらせる
という狙いだろうか?
ああ、なるほど。あえてこのひとはミステリじゃないものを読んで、ここに書き込んでいるのか。
そういう荒らしなのですね。ブラウザあぼんしろといわれるわけがわかりました。
ミステリを読んでも薄味なことを偉そうに語るので。
アホなので関わらないほうがよいのです。
あ、ミステリじゃなくても薄味だったな、魔神。
アク禁できないのかよ
運営側の人間読んでんだろ
何年我慢させられるんだよ!
>>174 こんな程度はローカルであぼんすりゃえーの。
運営がこんな過疎板の、それも半年かかって200レスのスレなんか
見てるわけないじゃない。
やっと歌野「葉桜の季節に君を想うということ」読み始める。
最初はわざとらしい文体がうざかったが、若い頃のヤクザ探偵の話の
あたりから面白くなって、あと100ページぐらいだ。
読み終わったら感想スレの方に書く。
178 :
名無しのオプ:04/03/30 15:23
>>175 この人いろんなところを荒らしてウザがられるんだよ!
もうだめかもわからんね
ほっときなよ
「脳男」首藤瓜於 を文庫で読み始める。まだ100頁ほど。
乱歩賞受賞作ということで期待も不安もそれなりにあったが状況はスリリングでとてもよい。
ただ、刑事は二時間ドラマのように説明的だし、医療分野の専門事項はあからさまに
付け焼刃というか、聞き書きくさい。今のところそれらの齟齬や錯誤は物語に関わるような
話題ではないのだけれど、タイトルがタイトルだけにこの調子で脳生理学の話題が
出てくるとなるとちょっと不安かもしれない。
いや、トンデモでも勢いがあればノープロブレムですけど。
医学周辺の粗い記述が引っかかるのは、多分自分の専門だからなんだけれど、
最近のミステリは医学含め生命科学周りの情報はガチガチに取材されてるものが多く、
(症例Aとか)その点ではむしろ新鮮な感じがしなくはない。
ある種、描写の細部に拘泥しない古き良き時代のミステリの香りと、大仕掛けな
プロット(きっとあるに違いない!)を楽しむものなのかなぁ、と思いながら
ページをめくっている。
182 :
名無しのオプ:04/03/31 12:07
今読んでるのがありません。報告まで。
いちいち書く必要があんのヵ?
>181
説明っぽいのは処女作ということで我慢してください。
最後にびっくりが待っている……と思う。
自分は川田弥一郎の「白い凶器の島」になんだこりゃ、と思った。
1作目も甘かったが、知識があってもこういう作風しか書けないのか、とがっくり。
185 :
名無しのオプ:04/03/31 19:53
>>184 『白い狂気の島』だゴラァ
伝染すぞヴォケ
186 :
書斎魔神 ◆SMz4F/WzF2 :04/03/31 21:23
また安部ちゃんの作を紹介しておこう。
久々に「第四間氷期」を再読中。
SFミステリというよりは、ミステリ仕立てのSFという趣向の作品。
SFにも抵抗感が無いミスヲタにはお薦め。
ある意味ではミステリには無いSFの可能性を具体的に示した作品かと思う。
しかし決定力ねえなw
「好きになる免疫学」萩原清文
人体の中のミステリ。
It's a mistery.
柄刀一「幽霊船が消えるまで 天才・龍之介がゆく!」
読みマツタ。
佳作だね。トリックもそこそこ読めた。
>>195 えっミステリーだよ。
人間自体こそ最大のミステリーじゃん。
>>196 スレタイをよく見てくれ。
見たか?
そうだよ、ミステリーじゃなくて、「ミ・ス・テ・リ・小・説」
>>197 うん観たよ。
でもミステリ小説=ミステリな内容が書いてある書物でしょ。
別に問題ないじゃん。
>>198 問題大有りだよ。
もしかして、「小説」という言葉の意味を知らないのか?
>小説ではないとは言えないもん。
じゃあ、その理由を具体的に書いてみてくれ。
ちなみにその本のジャンルは出版社の講談社自身が「文学・小説・エッセイ」ではなく、
「趣味・実用・写真集」と分類しているからな。
>>201 うん?ちょっと違うぞ。
あんたが言っているのは出版社の分類が違うから小説ではないと言っているんだろ。
それは出版社が読者や書店がどの分野か区別が簡単にできるようにしているだけ。
分類が違うから小説ではないなんて言えないだろ。
反論するなら、あなた自身が読んで何故小説ではないと言い切れるのか
具体的に反論して欲しいね。
>それは出版社が読者や書店がどの分野か区別が簡単にできるようにしているだけ。
では、少なくとも出版社は『読者や書店には「小説」という分野ではないと区別』してもらいたい
ということは認めるわけだ。
なのに君は「小説」だと言い張る。
だから、その理由を教えてくれと言っているわけだ。
「大説」読んでる漏れもスレ違い?
「大説」はスレ違い以前に、板違いにして欲しかったりする(w
203への反論マダー?
おいおい魔人以上にスレ違いだぞ
魔人の自作自演?
> It's a mistery
misteryはmysteryじゃありません。
って話はさておき。
雫井脩介『火の粉』読んでる。
苦手な展開になりそうなので、読むのやめるかも。
209 :
書斎魔神 ◆SMz4F/WzF2 :04/04/01 20:29
最近は読まれなくなって来てしまったが、阿部昭も私が好きな作家のひとりである。
「司令の休暇」を推したいところだが、ミスヲタ主体のスレでもあり、
短篇「桃」を読むことを課題としておこう。
日本伝統の私小説という形態の中で、ミステリ小説的なものを書けることを実証した作品。
そしその独自の余韻と深みはミステリからは得られないものがある。
210 :
名無しのオプ:04/04/01 20:34
あ、そう。
211 :
書斎魔神 ◆SMz4F/WzF2 :04/04/01 20:42
訂正
そしその独自の余韻と深みはミステリからは得られないものがある。
↓
そしてその独自の余韻と深みは・・・・
新潮文庫の「司令の休暇」は、まだ在庫しているのだろうか?
心して読め、とだけは書いておこう。
「アインシュタインの宿題」福江純
を読んでいます。
世界が理解可能だという事実は、ひとつの奇跡だ。
213 :
名無しのオプ:04/04/01 23:48
>その独自の余韻と深みはミステリからは得られないものがある。
感受性の低さを自ら暴露。
読書をなんだと思っているのかこの馬鹿は。
放っておきなされよ。
殉教カテリナ車輪読書中。これは好み。癖があって良い
あとレス番がまた飛んでるな。例によってアホが出たか。
アリス・ミラー城殺人事件読んでる。
うーむ、メフィスト賞作家だなぁ、という印象。
「九官鳥刑事(デカ)」阿智太郎(電撃文庫)
ふだんライトノベルを読まないんだけど、この人のは
独特のからっとした笑いがいい。表紙もおとなしめだし。
九官鳥になってしまった警官……ミステリーじゃなさそうだ
>>184 181です。
すいません、あんまり楽しめなかったです(^^;
多分メール欄のようなこととかがもう少しちゃんとしていれば、主役の
怪物性にもっと共感できたかもしれないのですが…
最後の場面はメール欄その2を思わせて何となく不思議な爽快感がありました。
221 :
名無しのオプ:04/04/04 10:17
いますごい勢いで東野圭吾を読んでます。
多彩さにまず驚き。自他共に認める白夜行がトップなのは当たり前ですが
同級生、手紙などなかなか読ませますなー。
最近ではあと浅倉哲弥の四日間の奇跡は感心しました。
メインプロットが某作品と類似してますが、筆力に脱帽。次回作が楽しみ。
>>221 すごい勢いで読んでると、あとあと後悔するよ
223 :
名無しのオプ:04/04/07 12:43
「不連続殺人事件」坂口安吾
224 :
名無しのオプ:04/04/07 14:11
「U路線の定期乗客」つーのを読んでるんだが、
読みづらくてたまらん。
すぐ気がそれちゃう…
225 :
名無しのオプ:04/04/07 14:30
エロチカ
226 :
名無しのオプ:04/04/07 15:41
「ドグラ・マグラ」読んでます。
正木博士、遺書長いよ…。
227 :
名無しのオプ:04/04/07 16:46
第30回メフィスト賞受賞作「極限推理コロシアム」(矢野龍王)
読みました。
金・返・せ
↑そんなにおもんないの?
水上勉「海の牙」
この人の推理小説では、これが最高だと思う。
やっと波に乗れてきた。
231 :
名無しのオプ:04/04/09 20:06
宮部みゆきのレベル7
232 :
名無しのオプ:04/04/09 22:23
↑おもろいでしょ
逃亡作法
234 :
名無しのオプ:04/04/09 23:29
>>232 まだ序盤の序盤だから探り探りいってます
>>233 > 逃亡作法
それ、つまらないでしょ。
リアル鬼ごっこが文庫になってたんだが
これって駄作なの?
裏表紙だけ見るとなかなかおもしろそうだったんだが。
237 :
名無しのオプ:04/04/10 17:57
ドグラ・マグラ、やっと正木博士の遺書読み終わった…。
何か展開がノッてきた。ページ捲る速さが2倍に!
238 :
名無しのオプ:04/04/10 18:39
巻物でスピード3分の1に・・・
239 :
名無しのオプ:04/04/10 18:47
「天使と悪魔」ダン・ブラウン
角川書店 2003年発行
おもすろいです。
240 :
書斎魔神 ◆SMz4F/WzF2 :04/04/10 22:12
ヘミングウェイ「日はまた昇る」。ミステリの翻訳も多い高見浩の新訳を読む。
ハードボイルドの元祖の長編第1作だけにミスヲタにも読んで欲しい気もするが、
決して面白い作品ではない。
本作で描かれた若き文化人たちの生態やヒロイン像は、発表当時は斬新かつ衝撃的
だったのであろうが、今読めば何の感興も無い。
日本で言えば、かっての石原慎太郎や現在のW村上のような感じで読まれた作品の
ように思われる。しかし、本書を手にして、いきがって歩いている時代錯誤のミスヲタ
がいたら何気に笑えるものがある。
貫井 徳郎の「迷宮遡行」
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~~ /| タカクカイマース
/ /組 .|
/ / り |
/ / ぎ | ∩
【◎ 】 【◎ 】/ に /■\// / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~| お ( ´∀`)< いらないクソレス
>>240はありませんか〜?
∩/| 廃品回収 | /■\∩ ) \
\( |_________| ( ´∀`)///| \__________
(/≡≡≡≡≡≡≡≡≡7/ )/ /
///■\廿/■\ //| U / /| クソレス回収に参りました〜
//(´∀` )(´∀` ) // | / /||||
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|品○_____○__品| /
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>>236 リア鬼」駄作というか…めちゃくちゃ酷いってわけじゃないが
ライトノベルのノリで、二番煎じ感が漂っている、と思う。
許せない人はいるだろう。
>>238 ドグマグ積んでる。苦戦してるな…。
『人狼城の恐怖第二部フランス編』を読んでいる。
『第一部ドイツ編』は読んだ。長かった。この先はもっと長い。
読み通せるかちょっと心配。内容は二階堂スレで言われている程
酷くはない。
>>245 へーそうなんだ。
第1部をBOOKOFFで105円で買ってから積読してた。
248 :
書斎魔神 ◆SMz4F/WzF2 :04/04/13 22:32
鴻巣友季子嬢による新訳(新潮文庫)でエミリー・ブロンテ「嵐が丘」を読み始める。
知識人の基本的な嗜みとして、同文庫の旧訳(田中西二郎。ハメット「血の収穫」
(創元推理文庫)、ケイン「郵便配達は2度ベルを鳴らす」(新潮文庫)の訳者)
は読破しているが、新訳のくだけた文体には意表を突かれた感がある。
格調を捨て去り読み易さを最優先した訳文、思えばゴシック・ロマンとしても
愛読された原書の意図を良く伝えるものかもしれぬ。
名作「嵐が丘」をミスヲタ程度の学識で読破可能ならしめた、とでも言えようか。
慎んで読め!
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~~ /| タカクカイマース
/ /組 .|
/ / り |
/ / ぎ | ∩
【◎ 】 【◎ 】/ に /■\// / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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谺健二の「恋霊館事件」が光文社文庫から文庫化。
アンソロジーにしか収録されていなかった「五匹の猫」が
冒頭に収録された増補版なので、新書版を読んだ人も要チェック!
何だかんだ言って全編再読してしまいそうな悪寒。
「セメントの女」
ポケミス名画座。
>>227見てどんなものかと思い、つい買って読んでしまいました。
以下同文(w
図書館とかでの利用でもそれなりにお金が著作権者に行く仕組みになるようだし、
そっちで利用するくらいでいいんじゃないかなぁ(w
「人間動物園」連城三紀彦
しばらく連城から遠ざかっていたら「このミス」に入ってたのか。
というわけでまだ序盤ですが、作中で一般人が緊急時に連城風な
文章を書いているのにワロタ。
254 :
名無しのオプ:04/04/16 14:22
連城作品読みたいのにどこにも売ってない・・・・
256 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/04/22 21:48
小川百合「英国オックスフォードで学ぶということ」(講談社)を読み始めたところだ。
今のところミステリに関して論じた部分は無く、画家である著者は、絵画は当然としても
文学やクラッシック音楽には興味はあっても、ミステリの類は興味が無いようである。
しかしながら、わずか1年の滞在記とはいえ、オックスフォードとその周辺の風物が
画家らしくビジュアルなイメージを伴って丁寧に描かれており、
古くはエドマンド・クリスピン、最近(とは言っても比較的最近までシリーズが続いていたという意味だが)ではコリン・デクスター等の愛読者には、作品の舞台になった町の「今」を
知るための良きよすがとなろうかと思う。この点では一読に値する。
著者は、名前から想像するのとは異なり50過ぎの初老の女性である。
これに加えて、本書にあるプロファイルによれば、
52年 東京都生まれ 父の仕事の関係で幼少期〜小学校時代は海外と日本を転々
70年 都立新宿高校卒 ハワイ州へ移住
74年 ハワイ州立大芸術学部卒
75年〜85年 東京で企業デザイナーとして勤務
88年〜89年 アジアン・カルチュラル・カウンシル奨学金でNYで現代アートを学ぶ
98年〜99年 文化庁芸術家在外研修員として、ニュー・カレッジで準客員研究員
* 91年以降は日米で個展、グループ展で絵画を発表
オックスフォード大滞在が、わずかに1年(しかも大学内では非公式な身分)なことを見て
もわかるとおり、決して凄いエリートではない。
しかし、本書の第T章曰く「願い事は必ずかなう」のである。
なお、本書のプロローグで著者名のみ紹介されているが、
川上あかね「わたしのオックスフォード」(晶文社)は、正規の在学生の手になる著作。
本書とは異なるオックスフォードの様相を覗い見ることが出来る。これも読んでおけ。
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258 :
名無しのオプ :04/04/22 22:27
S・マローニー「ブラッシュ・オフ」(文春文庫)
一年半ぐらい前に出たオーストラリア・ミステリの
うちの一冊。まだ序盤だけどいまいち入り込めない。
京極のじょろうぐも読み終わった。
イマイチすっきりしなかったな。
次は宴の支度にいこうかな。
「骨と歌う女」
つまりませんでした。
骨ものだったらやっぱりスケルトン探偵の方が全然いいや。
ギデオン万歳。
骨ものw
262 :
名無しのオプ:04/04/25 01:06
忙しくてなかなか読む時間取れなかったけど、
やっと「ドグラ・マグラ」読み終わったよ。
感想…モヨ子萌え。以上。
次は中井英夫か、笠井潔か。
>>262 「虚無への供物」が上下巻になって新しく発売されてた
今から「魔術はささやく」を読みます。
久生十蘭の「魔都」を読もうかと
これってミステリなの?名前がカコイイから借りたんだけど。
265 :
名無しのオプ:04/04/25 17:03
典厩五郎「探偵大杉栄の正月」を読みました。
歴史ミステリってやっぱり知識がないとダメなのか?
ラストになってようやく謎解きに必要な情報がやたら出てくるんですが。
殊能の「ハサミ男」読書中。硬質な文体が好み。
>>264 微妙。
うむ。好きだし微妙。
久生十蘭の「魔都」って好きな人が多いけど微妙な作品だろ。
272 :
名無しのオプ:04/04/27 00:38
「逃亡作法」読了
寒くて笑えない会話・無駄に多いキャラ・いちいち映画俳優に例えるのがうざい
〜・ザ・パパとかもう押しまくりでうんざり
どうにか最期まで読んだよ
雪崩式ブレインバスター
274 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/04/27 22:00
大西巨人「神聖喜劇」(ちくま文庫・全5巻)を再読中。
光文社版を憑かれるように読み耽った日々が懐かしく思い出される。
これぞ読書人のみが知る醍醐味というものである。
そこには、建築探偵、薬屋探偵、萌絵シリーズ等に熱狂しているこの板の連中には、
到底覗い知れないものが存在するのだ。
こういった点、十二分に心しておけ!
蘇部健一「6枚のとんかつ」(講談社ノベルス)を再読中。
これ読む前に占星術読んどけ。
>>272 「このミステリーがすごい!」大賞銀賞。
あの受賞作って面白いのに当たったためしがないけど・・・
>>274 その本あまりにも難解なので途中で放り出してたんですよ〜
魔神さんのお薦めなら再挑戦してみようかしらん。
新しいお仕事早く見つかるといいですね!
278 :
名無しのオプ:04/04/27 22:21
>>277 え?
魔神って無職だったの?
どおりで毎日ヒマそうなわけだ・・・
>>278 馬の人だよw
ならば高卒どころか…・・・
店員どころか……
恐ろしい…無職中年ヒキオタ人生……
>>277 書斎魔神って結構いい歳だって聞いたけど・・・
マジで今は無職なの?そのわりには毎日2ちゃんやってない?
無職の期間が長すぎると、なかなか次の仕事見つからないんだよね。
282 :
名無しのオプ:04/04/28 17:45
>>276 パーフェクトプランは普通だった
出てくるキャラが大して個性なし
最期の犯人も白けたわ
四日間の奇蹟も好きじゃない
医者の長いセリフで説明しまくってた飽きる
詩的私的ジャック
SMシリーズ読破頑張るか
塗仏 あくびがでる
285 :
名無しのオプ:04/05/06 19:48
レディ・ジョーカー
キャロル・オコンネルの「死のオブジェ」
287 :
名無しのオプ:04/05/07 21:10
「極限推理コロシアム」
死にたくなるくらいおもしろい
>>287 r;ァ'N;:::::::::::::,ィ/ >::::::::::ヽ
. 〃 ヽル1'´ ∠:::::::::::::::::i
i′ ___, - ,. = -一  ̄l:::::::::::::::l
. ! , -==、´r' l::::::/,ニ.ヽ
l _,, -‐''二ゝ l::::l f゙ヽ |、 ここはお前の日記帳じゃねえんだ
レー-- 、ヽヾニ-ァ,ニ;=、_ !:::l ) } ト
ヾ¨'7"ry、` ー゙='ニ,,,` }::ヽ(ノ メモ帳にでも書いてろ
:ーゝヽ、 !´ " ̄ 'l,;;;;,,,.、 ,i:::::::ミ
::::::::::::::::ヽ.-‐ ト、 r'_{ __)`ニゝ、 ,,iリ::::::::ミ
::::::::::::::::::::Vi/l:::V'´;ッ`ニ´ー-ッ-,、:::::`"::::::::::::::;゙ , な!
:::::::::::::::::::::::::N. ゙、::::ヾ,.`二ニ´∠,,.i::::::::::::::::::::///
:::::::::::::::::::::::::::::l ヽ;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /
::::::::::::::::::::::::::::::! :|.\;::::::::::::::::::::::::::::::/ /
ごがつ はちにち
きょうは「きょくげんすいりころしあむ」をよみました。
あるまじろとせいうちがひとをくうところが
すごくおもしろかったです。
しにたくなるくらいおもしろかったです。
ごがつ はちにち くもり
きょうは「にんぎょうはなぜころされる」をよみました。
でもまだいっしょうのとちゅうまでしかよんでません。
でもはやくつづきもよみたいとおもいます。
(´)Д(`)デブー
ごがつ はにちに はれ
きょうわ「わいのひげき」お よみました。
めくらのたんていさんが さつじんじけんに いどむみたいです。
これからまいにち どきんどきん しながら
よみます。ばんごはんわ おむらいすお たべました。
まくどなるどの ぽてとも だいすきです。
しょうらい おうせんしゅみたいな ぷろやきゅうせんしゅに なりたいな。
>>290 >>292 なんかもう、どこから突っ込んでいいのやら…
特に292はリアルの幼稚園児が書いているんじゃないのか?
あ、今の幼稚園児は王選手なんか知らないよな(w
おい坊主、めくらのひとは、たんていさんじゃないぞ!
おかあさんによんでもらえ! いいな!
それからマックのポテトばかり食っていると身体に悪いからな。
いやまて、これは5月8日とは言っても今年ではない・・・
これは、もう30年以上前の日記ではないか?
と、するとどういうことになるんだ?
そもそも「はにちに」だし
フフフ。一足お先にダビンチ・コード逝ってきます。
>>294 カラクリTV式に、現在のご本人からコメントを頂く。
てーことで、ご本人ドゾ。↓↓↓↓
いや待て、その時代にマクドナルドがそれほど普及していたのだろうか。
>>293は幼児退行してしまった、オヤジではないのか?
なんか似たようなののがあった気が・・・
>>292を島荘と推理しますた。
301 :
名無しのオプ:04/05/09 16:34
流水の彩紋家を読んでいるのだが、
いつになったら手品ショーは終わるんだ?
292はすごいな。期待のしんせ、いや救世主か
>>301 とばして詠め
倉知淳の「過ぎ行く風はみどり色」
今、二人目が死んだとこ
304 :
名無しのオプ:04/05/09 18:02
ごがつ くにち あめ
きょうわ、よこみぞせーしの「ごくもんとう」お よんだ。
ほんとうわ ほくもんとおと、いわれるしまだったみたいだ。
えいがかされるので たのしみです。だいすきなおおはられいこさんが
さかさずりにされるらしい。
しょうせつわ、だいいちのさつじんが おこた!
おてらの、おぼうさんがあやしいとおもう。きんだいちさん、どもりがすごい。
ざしきにとじこめていた、きちがいのひとが、にげた!
どきどきする。
おひるは、みょうじょうらーめんの、ちびろく。
ぼくわ ちびさん たべた。
ぱぱわ ちびに たべた。
>>304 キタ――――(゚∀゚)――――ツ!!!!
おいこら! こどもは「どもり」とか「きちがい」とか言っちゃダメだろ!
ママンに叱られるぞ! だいたいちびろくっていつのラーメンだゴルァ!!
書斎魔人も落ちぶれたものだ・・・
>>306 馬人はこんなに巧く書けないと思う(w
>>307 ( ゚Д゚)ガ――ン! 東北県民になりたい…
309 :
名無しのオプ:04/05/10 15:40
頭に自信あんなら
+
なんかどっかで見た流れだがワラタ
竹本健治「ウロボロスの基礎論」
図書館で借りてきた。竹本読むのはこれが初めて。
うんこうんこうんこうんこ兎に角うんこで
自分がうんこする度に笑えて笑えてしょうがない。
笠井潔を見る目が自分の中で変わった。
クリストファー・プリースト『奇術師』
面白かった。ミステリーと(バカ)SFとの融合というかなんというか。
記述の微妙なズレから、(メル欄)だと思ったんだけどなー
でもこの解釈もはっきりと否定はされていないよね
313 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/05/13 20:34 ID:AELH8Fkw
J・D・カー「五つの箱の死」を再読中。
毒物混入のトリックは、小技ながらまあまあの出来と言えるが、
人間消失、密室トリックのお粗末さ(最早寒い感すらある)には慄然とさせられる思い。
あきれるほどの偶然性の積み重ねにも萎える。
工夫すれば、もう少し自然な展開で書くことも出来たかに思う。
カーヲタは、犯人のパターンは、晩年の凡作で繰り返されているのに気付いたはずだ。
314 :
名無しのオプ:04/05/13 20:54 ID:fncDlCEF
>313
おお、そうですか。
カースレででも詳細を書き込んどいてくだされ。
>>工夫すれば、もう少し自然な展開で書くことも出来たかに思う。
書いてみな。
おっと、その前にホンモノの書斎付きの家に住まなきゃな。
がんがれよ。
強制IDで居場所がなくなりそうだからようやくミステリのこと書いたか。
よしよし、ボクちゃんやれば出来るじゃないか。飴をやるぞ。
317 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/05/14 21:44 ID:5DMKU1e6
J・Dスレでも話題に出た作家クレイトン・ロースンの代表作(長編)
「帽子から飛び出した死」を読む。
事件関係者が全員マジシャンゆえに、本来のミステリの禁じ手が禁じ手足り得ないという
仕掛け。読んでいてバカバカしい点も多々あるが、デュヴァロ邸からの人間消失トリックは、
真相より、探偵マーリニが、ブラフに使ったトリックの方がバカミスっぽくて面白い感がある
のが皮肉だ。盟友J・Dならば、こちらを採用したのではないだろうか。
英国好き、かつ、やや英国探偵小説風を志向したJ・Dと比較されることが多いロースンだが、テーストそのものは、エラリー・クイーンの国名シリーズと同傾向の明るい
アメリカン・ミステリである。
318 :
名無しのオプ:04/05/14 21:49 ID:lFxFhXVU
彩紋家。やっと下巻に行った…
カー「曲った蝶番」
半分まで読んだけど、だんだん不気味さが増してきて物凄く面白い。
321 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/05/15 23:01 ID:6WqbcSf3
>>320 ミステリ読みの先達としては、心して読め、としか言いようが無い。
カーの本質は明るい作風だと思うが、そんな中にあって「曲がった蝶番」は2ちゃんねらー好みの
病的な暗さを持った傑作。カースレでも本作は抜群の人気である。
これは2ちゃんでしか見られない特異現象。
ウェストレイクの新作
冒頭から愉快でたまらない。
もったいないので、ゆっくり読むつもり。
涙流れるままに
を読んでます。
325 :
323:04/05/17 20:29 ID:oSvSniEq
>324
実はそのまさかなんだ。。
初島田荘司・・・
もしかしてマズイっすかね?
まだ上巻の2章の演説する女までしか読んでないけど。
>325
過去の作品のネタバレしまくりだぞ。やめとけ。
>>325 そのシリーズは過去の吉敷シリーズの加納通子が関係してくる
話から続く(北の夕鶴、羽衣伝説+龍が亭で微妙に)ものの
総括的なものだからいきなりそれから読んでもドラマの
最終回だけ見てるようなものだぞ。
猛者がいるスレはここですかな?
一体何を契機にして「涙流れるままに」をいきなり手にしたか気になる。
漏れも本屋に積んであった文庫の装丁が
綺麗だったのとタイトルに惹かれて読みたくなった記憶がある。
>326
>327
>328
サンクス。やっぱりそうか・・・
実は2ちゃんのどっかのスレで絶賛されてたのを見たのと
あらすじ読んでおもしろそうだったから買ったんだが
「シリーズ15」って書いてあるのを見て、ヤバイかなーとは思ったんだが・・・。orz
ここに書き込みしてよかったよ。ありがとう。別のを読んでから出直します。
「奇想、天を動かす」はいきなり読んでも大丈夫?
スレ違い申し訳ない。
>>330 涙流れるままにの一連のものとは関係ないが大丈夫。
332 :
名無しのオプ:04/05/19 01:28 ID:jsj+RWb3
やっと読み終わった…
彩紋家…
やっぱり、手品パートは必要無…
今は乱歩大先生の孤島の鬼☆
今さら陰摩羅鬼。
先程、読み始めてからすぐ「まさか」て思ってたのがそんままだったんで、少し泣いた。
334 :
名無しのオプ:04/05/19 01:32 ID:aVE8mrb0
メモ取りつつ京極夏彦「狂骨の夢」再読中
335 :
名無しのオプ:04/05/19 01:45 ID:e8oQJgvs
>>333 あれはあからさまにヒントばら撒いてたから、決着のつけ方を読む作品だと割り切った。
337 :
名無しのオプ:04/05/19 21:32 ID:Ct3Vs5lX
竹本健治「閉じ箱」を今日読み終わる。
竹本健治「カケスはカケスの森」を今日読み始める。
338 :
333:04/05/19 23:44 ID:FC7I72f5
>>336 その割り切りえらい。
でも結局、空かされた感は残ったよ。
あと、某シリーズと繋がるかと思ったんだが..
京極夏彦「鉄鼠の檻」初読中
メモはとった方が良いですか?
すまんが、メモ取りつつ読んでる人達って何をメモしてるんだ?
登場人物とか忘れないようにって事?
逐一細かい描写をメモして、事件の真相を看破したいとかいう人もいるんでない?
クイーンとかなら犯人当ててやるって気になるんじゃないかなあ。
京極なら塗仏はメモした。
登場人物多いうえに名前が二つあったりして訳分からんかったのよ。
あと聞き覚えの無い中国由来の名前はどうにも覚わらんかったっす。
伏線っぽい箇所のページを折るぐらいだな俺は。
ドグラマグラあたり読んでメモ取ってくれ
んで、そのメモだけうpしる!ぜひ見てみたいw
輪時計の館の殺人。芦辺拓。
酷評されてる文章がどれほどか知りたくてリアル鬼ごっこを買ってみたんだが
もしかして、大分直されちゃってる?
>345
文庫版はかなり修正されてます。
>>346 やっぱそうか・・・
小学生レベルの文章が読みたくて買ったのに・・・
>347
図書館でハードカバー借りて読みなさい。
金出してまで読むもんじゃないぞ。
バーバラ・ヴァイン(レンデル)『死との抱擁』角川文庫
なかなか、エピソードが前に進まない・・・
伏線はそれでも張巡らされているほうなのでしょうか?
初めて西尾を読んだが、森に影響されまくりで
しかも同じ表現を何度も使うので嫌になる。
Aである、だけど別に〜。
Aではない、だけどBでもない。 (BはAの逆の意味)
「戯言だよな・・・」
無理やり挿入したようなに発言に
(゚Д゚)ハァ?
だいたい文章が冗長すぎる。
それをシリーズの題目にされちゃ敵わない。
俺には合わない。
351 :
名無しのオプ:04/06/04 15:40 ID:QVcklz0O
維新さんの本はいかにキャラで萌えるか。
ではないのですか?
『極限推理コロシアム』読みましたよ。
あはははは。関田涙以下だ。
文章がひどいと言われた『そして粛清の扉を』すら
楽しんで読んだ自分ですが、ごめん、これは無理。
353 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/06/04 21:24 ID:apXOEg2h
泡坂妻夫「11枚のトランプ」を読む。
前に「乱れからくり」や亜愛一郎シリーズ等と共に角川文庫で読破しているが、
奇術に関する薀蓄がうざかった記憶がある。今回もこの印象は変らず。
作者(当時)は、ミステリファン=奇術好きであるに違いないとでも、
勘違いしていたのではないか?
ミステリとしての出来はともかくとして、クレイトン・ロースンを読んで
ストーリー・テリングというものを勉強して来い!
と言いたい。
354 :
名無しのオプ:04/06/04 21:52 ID:2myXb4Tx
>>353 僕は「11舞のトランプ」非常に感心しました。国産もののベスト10に押したいですね。
>>355 353=354
馬鹿にレスするアホウは馬鹿だけっす。
357 :
名無しのオプ:04/06/05 06:16 ID:lXFja1p8
検索をする人のために書いておきますが、
正確なタイトルは「11枚のとらんぷ」です。
「11枚のトランプ」とか「11舞のトランプ」とか
失礼すぎますね。
メフィストって本屋さんにありますか。
見たことないんだけど。
>>358 最近部数そんな出てないから小さいとこだと入らない。
大規模チェーン店なら平積みにもなる。
注文した方が早いよ。
360 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/06/05 18:59 ID:c2+icXlI
レックス・スタウト「毒蛇」を読む。
ネロ・ウルフ&アーチー・グッドウィンもの第1作。
スタウトの作品は、本国では人気があったらしいが
日本ではある程度の翻訳は出たものの不発に終わったという感がある。
本作を見た限りでも本国の評論家たちの絶賛に「?」が付く出来である。
キャラの面白さに頼った推理の妙味に乏しい無理な展開が目立つ。
後半はほとんど安手の活劇まがいを読まされているようである。
作者レックスのプロファイルは、
「アメリカ、インディアナ州ノーブルスヴィル
九人兄弟の一人として生まれる(トッドハンターは母方の姓)
育ちはカンザス州。トペカ高校卒
40歳で作家を志すまでは、ドラグ・ストアのソーダ水係り、水兵、会計係、イチゴつみ、
会社の支配人その他約30種類ものいろいろな職業に就いていた。
1934年、48歳の時ウルフ物「毒蛇」で探偵小説家としてデビュー」
(
ttp://moutoku3594.web.infoseek.co.jp/index.htmlのレックス・スタウトの項より)
元祖フリーター(しかも田舎の高卒)というか、典型的な2ちゃんねらーも顔負けのDQN。
S・Sやクイーンのような論理的なアメリカン・ミステリを期待すると失望すること請け合い。
そういうモノが書ける作家ではないのだ。
361 :
名無しのオプ:04/06/06 01:05 ID:RbYA8kNz
九十九十九。
『哲学者の密室』と(ミステリじゃないけど)『紙葉の家』を並行読み。
通勤用と就寝前用なんだけど、選択を誤ったかもしれない。
大震災探偵。
地面にめり込みそうなくらい暗い・・・
パーネル・ホール
「サスペンスは嫌い」
安心して読めるシリーズ物。けどいつも気になるのが
息子のトミーがやってるゲーム。
いまだに「ヨッシーアイランド」をやってるらしい。
翻訳が遅れたせいか微妙に時代感が…。
作者とは関係ないが今回の表紙は荒れ気味。
自分の中では江口寿氏の状態を知るバロメーターだったりして
365 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/06/06 15:43 ID:zrj/mkso
レックス・スタウト「腰ぬけ連盟」を読む。
「毒蛇」に続くウルフ&グッドウィンもの第二作。
シリーズ最高傑作の評もあるが、これもさほどの作品とは思えない。
プロット、トリック共に格別見るべきものは無く、前作に続くキャラの面白さに頼った
騒がしい展開のみが目に付く。
メーンとなる登場人物の多くがハーバード大学OBであり、彼らをコケにしたかのような
記述・展開が多い。この辺は、作者レックスの学歴コンプが露骨に顕れているようで
いただけないものがある。
同様な低学歴とは言え、東部の名家(父親は判事、後に国会議員)に生まれたカーにも
若干の学歴コンプ(探偵のプロファイル等)が覗える面はあるものの、どこか育ちの良さ
(パリ遊学が出来たくらいである)を感じさせるものがあり、ハイスクール卒とはいえ、
NY出身、物事にこだわらない大都会育ちのクイーン片割れがこういう点に関しては
無頓着な感があるのに対して、
単なる田舎出の苦労人であり、文学が売れないのでミステリを書いたと豪語するレックスには
どこか不快感を拭い切れないのは、ひとり私だけだろうか?
>>365 同意。スタウトに関しては、本国や近年の日本(森英俊ら一部のファン)の評価は過大では
ないかと思います。
今更「葉桜の季節に君を想うということ」。
まだ冒頭なのですが、毒男板の「電車男」が頭から離れません。
>367
その連想は素晴らしい。
ぜひそのイメージで読み進めてください(・∀・)
江戸川乱歩全集孤島の鬼を読み初めた。
そこそこミステリは読んでいるが乱歩を読むのは
これが初めて。名作ということなので期待している。
G.K.チェスタトン
「詩人と狂人たち」
黙読では理解できない部分が多い為に音読。
いろんな意味で(私が)頭悪い。
ジョン・バカン「三十九階段」
本屋行ったら、復刊されて出ていたので衝動買い。
最近、ネット書店ばかりだったけど、たまには、店に行くのもいいね。
ただ、文章は読みにくい。薄い本だけど、時間かかりそう。
トレヴェニアン「ワイオミングの惨劇」
18年ぶりの新作。本屋で見て狂喜乱舞しつつレジへ。他の本を見るのを忘れた。
とはいえミステリと呼べるのかどうかは読了していないので・・・。
373 :
367:04/06/07 19:21 ID:lHHUkbB+
……読み終わった。
ヽ(`Д´)ノウワアアン ちくしょう電車男ーっ!
一番やられた伏線は「メール欄」。2ch見てる人は引っかかるかも。
(電車男のまとめサイトを読んだときもある意味やられたと思ったのだが)
>>371さん、それ気になってたんです。おもしろかったら、また感想教えてください。
375 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/06/09 20:24 ID:Vh0TtjgG
藤本泉(ふじもと・せん)「時をきざむ潮」を再読。
数ある乱歩賞受賞作品の中でもかなり好きな作品である。
受賞当時の評は、伝奇小説風の巧みな語り口、作品全体のムードの良さ、
リアルに人間が描けていること等が評価されていたが、
ミステリとしての評価は芳しいものではなかった。
しかし、今読むと、時刻表ならぬ潮汐表を手がかりにしたローカルでダイナミックなトリック、
海女という登場キャラを良く生かした展開等、
ミステリとしてだけ読んでもかなり楽しめるレベルの作品かと思う。
無論、本作の魅力は前述したような点の方が大きいのは否定しようがない事実ではあるが。
作者である藤本は、文芸不毛地帯「日東駒専」(日芸は例外、他にも坂口安吾ような例外中の
例外も無いことはないが)の一角である日大(国文科)卒という異色の経歴。
89年、滞在先のパリから忽然と姿を消し、以後現在に至るまでその消息は不明である。
まさにミステリーを地で行くとはこの事だ。
パリから忽然と姿を消し?現在に至るまでその消息は不明?
あーひゃひゃひゃ。
まーだ、そんなヨタ話を信じ込んでいる阿呆がいたとは。
>>376 初学者には優しくね。
そっとスルーを。
乾くるみの「イニシエーション・ラブ」
読み終わった瞬間「・・・へ?」となった。
トリックを教えられても何がどうなっているのかよくわからない。
それに(メール欄)だし。
イニシエーションラブはミステリとして積極的に捉える読者でないと
楽しめない作品だわな。
読み手に大きなハードルを課してるという点で読者を選ぶわな。
ま、(メル欄)というのを上手く使った作品だと俺は思うよ。
>>367-368 電車男気になって調べたら鬱になった
結婚してから、若者たちの恋愛サクセスストーリー見ると
吐き気がするんだよ
「奪取」真保
半分まで読んだ。
今からスキャナー買ってきます。
再読ばかりでは見識は広まりませんよ
と言ってみる。
ハサミ男
ネタバレ見てしまったんですが、それでもユーモアや皮肉が利いていて面白いなと思っています
ただ他にもバラされてないことがありそうなのでそれにミスリードを期待
加納朋子「ささらさや」を読んでいます。
いいですね、なんか。
いいね。
「サイコトパス」(山田正紀)
まだ読み始めたばっかりなんだけど
作中作に、中学2年生の女子がカミソリで
喉を切り裂いて無差別殺人するっていう場面が出てきて
例の長崎の事件を何か彷彿とさせるわ。。
>386
読み終わったら
面白かろうと、なんだろうと
ぜひとも閑散とした山田スレにきてくれ。
といってる自分はキングの「ザ・スタンド」3巻
こりゃミステリーじゃないナ。
388 :
名無しのオプ:04/06/21 14:16 ID:uUdw3Igp
江戸川乱歩
孤島の鬼がおもしろかったので
今度は光文社から出てる全集の、金色仮面買いますた。
現在その中の白髪鬼を読んでいる。なかなかイイ感じ。
389 :
名無しのオプ:04/06/21 14:17 ID:uUdw3Igp
×金色
○黄金
自分もささらさやを読んでる。
なんとなく主人公にイラつく。
北森鴻『凶笑面』
北森初読み。
勝手な思いこみで読みにくいのかと思っていたけど、すらすら読める。
キャラの作り方がラノベのようで私にはとっつきやすかった。
392 :
名無しのオプ:04/06/22 11:32 ID:DH/JxNrZ
森博嗣「四季 冬」
この本 「自分は天才だ」って思ってる人じゃないと書けないな
って思った
家畜人ヤプーを読んでまつ。
なんだか鬱になる。
394 :
名無しのオプ:04/06/24 19:23 ID:GOuc0Zeu
今まで東野圭吾氏の作品を読んでいて、読み終えてしまったので新しい本を
探しているのですがオススメを教えてください。
好きなミステリの内容は探偵が活躍するような本格ミステリではなく、
東野氏の作品で言うと「白夜行」「幻夜」や他の人の作品では「天国への階段」のような、
何人かの視点によって書かれていて、その人物たちにより徐々に謎が明らかにされていくといった
感じのミステリ(こういうミステリは何て呼ばれているんでしょうか?)です。
ウールリッチ「喪服のランデブー」
おもしろい。
この前に読んだ「幻の女」もよかったが、こっちのほうが好きかも。
>394
釣り?
貫井の症候群シリーズなんかどうでしょう。ちょっと違うかな。
所載間人さんって 結婚していらっしゃるのかしら?
どんな 生活しているか 興味あります。
レスと関係ないけど ごめんなさい
島田荘司「水晶のピラミッド」
まさかメル欄が出てくるとは・・・
タイトルからは想像もつかんかった。
東野圭吾・ある閉ざされた雪の山荘で
今から読みます。。。
>>401 偶然にも俺も1年前ぐらい前から読み始めている
>402
そしてまだ読み終わらないのか?( ´∀`)
『終日犯罪』 日本推理作家協会
最近出たアンソロジーもの。
新規開拓でもしようかと読んでいたのだが
突如SFが出てきて停滞中。
個人的開拓で、翔田寛が良かった。
>>403 SFは「サージャリ・マシン」草上仁だな。
翔田寛ともに推理作家協会賞短編部門の候補になったが
どっちも落選(つかこの年は受賞作なし)
推理坂協会のサイトで選考委員の選評が読めるぞ。
なんだよ推理坂協会って。推理作家協会の間違いだ。
東野圭吾「学生街の殺人」
なんか久し振りに楽しい。火の魔方陣以来の楽しさ
407 :
名無しのオプ:04/06/27 00:53 ID:Av96SuOv
トゥエルブ Y.O.
すぐ眠くなるわ・・・・・
Z−ZOO
最初の2つ読んだ。糞つまんねえ。
乙一って腕が落ちたな。このあとおもろくなるのか心配。
409 :
名無しのオプ:04/06/29 17:58 ID:M2lTsEmL
『OZの迷宮』柄刀一
今 3作目を読み終わったトコ
このままだらだらと同じメンバーでの短編が続くのかなぁーって思ってたら
3作目の以外な進展?にちと驚いた
4作目からどーなるのか期待してもいっかな?
410 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/06/29 19:27 ID:OmFjW8rO
デヴィッド・イーリイ「ヨットクラブ」(晶文社)を読み始める。
このミス04年9位、SFが読みたい同年3位にランクされた作品集だが、
同じ晶文社から刊行された個人作品集ジェラルド・カーシュ「壜の中の手記」(03年の
このミス6位、文春6位、SFが読みたい10位)、
ヘレン・マクロイ「歌うダイアモンド」(04年のこのミス8位、文春7位、本格ミステリ4位)
が、世評のわりに面白くなかったので、今まで手が伸びずにいた次第。
MWA受賞作の表題作から読み出し、巻頭の「理想の学校」を読んだ限りでは、
なかなか良し。読破後に各話講評を記したく思う。
411 :
名無しのオプ:04/06/29 21:01 ID:lk0nzGiU
いや、別にしなくて(・∀・)イイ!!
412 :
名無しのオプ:04/06/29 21:09 ID:Nnq2pjdV
うん、しなくて(・∀・)イイ!!よ♪
413 :
名無しのオプ:04/06/29 23:01 ID:clJJbrvG
じゃあぼくも署名
しなくて(・∀・)イイ!!
宮部みゆき「火車」
この人文章下手だね。
平易なのはいいんだけど、
文と文のつながりが分かりにくかったり、
誰についての描写なのか分かりにくかったりする。
415 :
名無しのオプ:04/06/29 23:44 ID:BUh6syNB
北村薫「盤上の敵」
日常ミステリとかは加納朋子のほうがいいと思う
>>414 「私はバカです」
って発表してるのか。
>414
えっ
宮部の描写や文章はわかりやすい方だと思うが・・・
宮部は無駄多すぎて嫌い。
420 :
414:04/07/01 12:28 ID:KRZVgg6P
>>417 東野圭吾に慣れた私には読みにくいです。
前述の通り、文章そのものは平易でいいんですよ。
難解な言い回しとか出て来ないですし。
ただ、舌足らずというか・・・
200ページくらい読みましたが、「?」となるところが
10箇所くらいありました。
「5年前の話?現在の話?」とか
「この文の主語は何?」とか所々つっかかるんですよ。
リーダビリティがないとでも言いましょうか・・・
宮部ファンの方が過剰反応するようですし、
スレ違いなのでこの辺でやめときますけど。
だからバカって言われるんだよ。
神林長平のSF読み終わったから
今度は氷川透の「各務原氏の逆説」
表紙がイラストなのはともかく、中身はどうなのか期待
>>414みないな香具師は
中井英夫や横溝正史の文章も下手とか言うのだろうな。
425 :
名無しのオプ:04/07/01 20:56 ID:uRMpWDsx
重松清「疾走」
426 :
名無しのオプ:04/07/01 23:31 ID:+l+pIG1p
清水義範「深夜の弁明」
清水義範がおもしろいとすすめられて読んでるのだが・・・おもしろいなぁ
>>423 その辺の古典特有の読みにくさとは明らかに別の次元の話だと思うが。
428 :
名無しのオプ:04/07/02 03:10 ID:5pHfy7+g
内では「天城一の密室犯罪学教程」
外では「青銅ランプの呪」
正確には今さっき読み終えたところですが、竹本「闇に用いる力学」
ちょっと待った。
東野を読みなれている人には宮部もすんなり読めると思う。
逆も同じだけど。
431 :
名無しのオプ:04/07/02 08:51 ID:ic7XMdT2
>425
それ去年の夏休みに読んだんだけど、
しばらく立ち直れなかった。
去年の夏休みは「疾走」の激鬱な思い出しかない。
>>408 うん。取り敢えず最後の「初出」を見てね
433 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/02 19:30 ID:gKTtosAt
デヴィッド・イーリイ「ヨットクラブ」(晶文社)
収録作品各話講評
「理想の学校」
60年代に書かれた作品ながら、21世紀の異国で読んでも妙にリアリティを感じて
しまう作。オチが秀逸。
「貝殻を集める女」
ニューヨーカー誌にでもありそうな小品。ミステリもSFも期待しないこと。
「ヨットクラブ」
表題作足るにふさわしいはじけ方の作。
書き込めばもっと迫力に満ちた作になったかと思う。
クリフ・ロバートソン、アーネスト・ボーグナイン、ヘンリー・シルバ主演
(いいメンツだ!)の「銃撃」という映画(原作もあり)を想起した。
「慈悲の天使」
これも舞台設定(NY)といいニューヨーカー誌ぽい作。ある意味で現代奇談か?
「面接」
人間関係がクールなアメリカより日本人が読んだ方がよりリアリティを感じるように
思われる作。
「カウントダウン」
いかにも60年代らしい2線級のSF。オチも見え見えな感がある駄作。
発射直前の火星ロケット基地を舞台にした作とする解説の記述は誤りであり、
正確には、火星ロケット発射直前の基地である。
「タイムアウト」
歴史というものに対する作者のアイロニーを感じさせる力作中編だが、
米ソ冷戦下という背景はやはり古さを感じてしまう。
「隣人たち」
ちょっとS・キング風でもあるホラータッチの作。雰囲気のみ良し。
434 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/02 19:31 ID:gKTtosAt
「G.O′D.の栄光」
キリスト教文化圏の人間が読めば面白いかと思われる寓話的な作。
邦訳ではカットしても良かったかと思う。
「大佐の災難」
これはダール風の作。まあ標準作といったところか。
「夜の客」
サイコ・ホラーともサイコ・スリラーとも読む得る作。
本書の解説では、超自然的な恐怖と断定してしまっているのは妥当ではない。
「ペルーのドリー・マディソン」
これも寓話的な作品。
ドリー夫人どころか、マディソン大統領(「憲法の父」としてアメリカ人には衆知)
自体の知名度が低い日本人にはピン来ない部分が多かろう。
これもカットしてもよかった作かと思う。
「夜の音色」
これも普通の都市小説。特筆すべきものは無い。
「日曜の礼拝がすんでから」
短めのサイコホラー。それだけのことである。
「オルガン弾き」
教会、礼拝に縁が無い者が大部分であり、従って専属のオルガン奏者という存在にも
馴染が無い日本人が、この物語のはじけ方をどこまで楽しめるかが問題。
総評
表題作「ヨットクラブ」と「理想の学校」の2編以外は、たいした作は収録されていない。
2600円+税ほどの価値は無い。
411 名前: 名無しのオプ 投稿日: 04/06/29 21:01 ID:lk0nzGiU
いや、別にしなくて(・∀・)イイ!!
412 名前: 名無しのオプ 投稿日: 04/06/29 21:09 ID:Nnq2pjdV
うん、しなくて(・∀・)イイ!!よ♪
413 名前: 名無しのオプ 投稿日: 04/06/29 23:01 ID:clJJbrvG
じゃあぼくも署名
しなくて(・∀・)イイ!!
437 :
名無しのオプ:04/07/02 23:21 ID:q1p6PLX4
なんだかなあ
野暮だなあ
ここって読んだ本をけなすスレだっけ?
439 :
名無しのオプ:04/07/03 00:50 ID:K+ra/ypk
オレは「いらない」って言ったんだよ
それでも、「いいえ、ぼくは大丈夫ですから」って言うんだもん・・・・・
北森鴻『花の下にて春死なむ』
正確には今読み終わったのですが、
文庫の表紙が地味すぎて勿体ないと思う。
謎解きはそれほどだったけど、
料理の描写とか話の運び方は好きかな。
441 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/03 19:08 ID:DZiN6HFE
中野美代子「あたまの漂流」(岩波書店)を読む。
私のような知識人好みの薀蓄満載のエッセイである。
表題に「漂流」とあるが、本来の海上における漂流のみではなく、
旅行、絵画、建造物等多岐にわたって著者の話題は尽きない。
まさにこれは「あたまの漂流」なのである。
歴史・時代ミステリのネタ満載の一書。
著者はロバート・ゴダートの愛読者だそうだ。
ただし著者のエッセイを読んでいていつも思うのだが、
文章の「滑り」が悪いというか、饒舌過ぎて読み難い部分があるのが惜しい。
また本書に関しては、9.11からアフガン、イラク攻撃等の時事問題への
言及が随所に見受けられるが、これは妥当だったか否か疑問が残るところだ。
書きたい気持ちは理解出来るのだが、「こじつけ」としか見えない部分もある。
久生十蘭が「藤九郎の島」という漂流談を書いていることは、
本書ではじめて知った。
クイーン「オランダ靴の謎」を読んでる。
パズルに徹しすぎていて、ちょっと読んでてつらい。
クイーンの国名シリーズを読んでパズルが嫌いと申されてもですなぁ…。
どうでしょうか、カーをお勧めします。
本格(パズラー)で物語性が豊富というのが存在するかは知りませんが、楽しめること請け合いです。
書斎魔人「2chの荒らし方」(2ch)を読む。
漏れのような知識人嫌いの胡散臭さ満載のとんでも本である。
表題に「自演」とあるが、本来の映画、演劇における自演ではなく、
2ちゃんねるミステリー板、アニメ板、ラウンジ板等多岐にわたって著者の荒らしは尽きない。
まさにこれは「2chの荒らし方」なのである。
自演、荒らしレスが満載の一書。
著者は中年で無職で童貞だそうだ。
ただし著者のレスを読んでいていつもうんざりするのだが、
自演の「仕方」がへたというか、IDが出るのを忘れて失敗することがあるのが忌々しい。
また本書に関しては、海外、日本ミステリーのネタばれ等、スレ違いな
言及が随所に見受けられるが、これは荒らしだったか否か疑問の余地はいっさいない。
知識自慢したい気持ちは理解出来るのだが「知ったかぶり」としか見えない部分ばかりだ。
スレ住人が「書斎魔人研究」というヲチサイトを公開していることは
本書ではじめて知った。
446 :
名無しのオプ:04/07/05 00:05 ID:pNiJEs2W
清水義範「ビビンパ」
最近清水なのである。
じゃっかんスレ違いの感も否めない
へんな漂流とかしてないしまだいいと思うな
毒入りチョコレート、全然読み終わらない・・・
毎晩読んでるのに、進まない・・・
>>427 横溝正史は平易な文章で書かれていて読みやすいと思う
450 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/05 20:18 ID:qptCOZ0O
全集にて谷崎潤一郎「武州公秘話」を読む。
最早死語ではあるが、異常心理をビビッドに描いた変格ミステリと称しても
差し支えない作品。傑作である。
敵方武将の首級を愛でるかのように洗い清める女人…
江戸川乱歩が時代小説を書いていたら、さもありなん、という感がある。
殺しと謎解きに耽溺しているミスヲタ諸兄は、本作あたりを端緒にして「文学」へ
親しむのがよかろうかと思う。
心して読め!
まあミスオタ馬鹿にするのはかまわんし、
谷崎が偉いのも分かるけど別にお前は偉くないからな
なんだか自分に酔ってるみたいだけど。
452 :
名無しのオプ:04/07/05 21:00 ID:aRoHUPcr
>書斎さん
心ある住人一同、ご講義を感謝しております。最悪荒らしどもに負けず
私たちをこれからもお導きください。
谷崎読んでりゃ偉いとおもってるってのは、まあかわいそうというかなんというか
結城昌治「振られた刑事」
短編集。中にはストンと落とす落し噺のような作品もあり
なかなかおもしろい。ブンショーが上手いと思う。
455 :
名無しのオプ:04/07/05 23:51 ID:h4BrQLZ3
藤木 稟の「黄泉津比良坂、血祭りの館」を読み終わって
今 続編の「黄泉津比良坂、暗夜行路」を読み始めたトコ
この人の作品 はじめて読んだんだけど
おどろおどろしてるトコがイイっ!
普段からカーだのクイーンをしょっちゅう再読してるみたいだから
馬が一番立派なミスオタだな。
佐藤正午「ジャンプ」
>>456 彼は特にミスヲタって訳じゃないよ。
既に評価の定まったモノにしか言及できない評価厨なだけ。
だから再読が多い。スルーしてね。
今更ながらに、夢野久作「ドグラマグラ」。
ちーとも読み進みません。
横溝正史「獄門島」
461 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/06 21:20 ID:OHqoa6rG
久々にヴァン・ダイン「ケンネル殺人事件」を読む。
カナリアやグリーン家等でも思ったが、この作者の作品は言わば「実があるバカミス」、
本書はまさにその典型である。
従って、面白さもその手の理由も根拠も有りな意外性(作品の謎解きやトリックそのものが
作者得意のペダンティズムなのである。)にこそあり、クイーン作品のような論理性には無い。
娯楽小説として見た場合には、大邸宅の連続殺人、歩く死者、
このネタならオカルティズムの表装によりカーが書いたら、
もっと面白いものになったであろうかと思う。
加納朋子「ガラスの麒麟」拝読中。
京極好きな自分にとって、こうした心温まるストーリは初体験。新しい…
463 :
名無しのオプ:04/07/06 21:36 ID:otKviGri
自殺じゃない!(シリル・ヘアー)
つうか今更ヴァンダインとかを冷静に分析されてもな…
おまえなんかより余程高尚な評論を別の先生方が書いてるだろうに
乃南アサ「鍵」よみはじめた
>>462 奇遇だな、俺もその本は好き
宮部みゆき 「パーフェクト・ブルー」
あー…。マサ好き。
>>462 それは俺も好きだな
森博嗣「堕ちてゆく僕たち」
よくわからんーあっはっは
ダヴィンチコード
468 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/07 20:46 ID:XyNTm7y8
「ダヴィンチコード」はともかくとして、宮部、加納、森等を読んで喜んでいるような連中が
知ったような口をきいては駄目だろうが(w
子母澤寛「新撰組始末記」を読んでいる。まさに歴史ミステリのネタ満載の感あり。
詳しくは後ほど。「ミステリ的読み方」といったものを呈示してみたく思う。
後ほど詳しく呈示しなくて(・∀・)イイ!!
子母澤って全然ミステリじゃねーし。
471 :
名無しのオプ:04/07/07 21:33 ID:Er5chRzj
いいよいいよ、大丈夫だから
呈示しなくてもいいよ
472 :
名無しのオプ:04/07/07 21:54 ID:tb6onQ6f
>>468 講義楽しみでなりません。待っていますよ
「硝子のハンマー」貴志祐介
今まさに「詩・ポエム板」のところまで来て爆笑したので記念カキコ。
スレも見た。読み終わったら書き込んでこよう。
……たぶんシリアスに読むべき部分なんだろうけどね。
黒死館再読中
いや、たまらん。何度読んでもやめられない。
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
|| ○荒らしは放置が一番キライ。荒らしは常に誰かの反応を待っています。
|| ○放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います。
|| ノセられてレスしたらその時点であなたの負け。
|| ○反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです。荒らしにエサを
|| 与えないで下さい。 Λ_Λ
|| ○枯死するまで孤独に暴れさせておいて \ (゚ー゚*) キホン。
|| ゴミが溜まったら削除が一番です。 ⊂⊂ |
||___ ∧ ∧__∧ ∧__ ∧ ∧_ | ̄ ̄ ̄ ̄|
( ∧ ∧__ ( ∧ ∧__( ∧ ∧  ̄ ̄ ̄
〜(_( ∧ ∧_ ( ∧ ∧_ ( ∧ ∧ は〜い、先生。
〜(_( ,,)〜(_( ,,)〜(_( ,,)
〜(___ノ 〜(___ノ 〜(___ノ
※煽りや荒らしは完全放置に徹しましょう。
我慢できないときはこちらの自治スレへ。
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1087555861/l50
有栖川有栖『双頭の悪魔』
何度読んでも面白いなぁ。
あ〜〜、早く学生編の新作長編が読みたい。
477 :
名無しのオプ:04/07/10 13:52 ID:Nq9syqui
小川勝己 まどろむベイビーキッス
>>474 私も黒死館読んでます。
はじめてです。
私も黒死館読んでます。
ノルマは一日10〜20ページ。
3章あたりからもうわけがわからなくなっています。
『黒祠の島』小野不由美
まだ出だし数十ページだけど、
日本の田舎で、離島で、怪しい信仰があって、と
俺のツボを確実に捉えてます。
これからどんな展開になるかと考えるだけでワクワク。
あぼーん
斬新な切り口によるありがたいご意見いただきました
アーロン・エルキンズの「古い骨」を読み返し中。
モン・サン・ミシェルに行きたくなる。
高田侑 「裂けた瞳」
私も国士舘初めて読みました。
487 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/11 23:24 ID:qrTVn0Dg
谷崎潤一郎「鍵」(再読中)は、プロット等広義のミステリ(サスペンス・ミステリの
カテゴリーに入るかと思う。ボワロー&ナルスジャック原作・クルーゾー監督の
「悪魔のような女」等とのテーストの類似点は指摘したとおりである。)
と把握出来得るものである。
削除担当者は、削除依頼者の言うがままに、削除をしているように見受けられるが、
果して、谷崎の「鍵」を読んでおり、かの文豪がミステリファンであり、
ミステリ(「「途上」」等)も書いている等の事実も押えたうえで、
「鍵」をミステリではない、と判断して削除を行ったのか。
この点に関する回答を期待しおく。ミステリでは無いと判断した具体的な根拠も明示されたい。
↑
スレ違い。削除人さんに文句があるなら他所でどうぞ。
何度言ってもわからん人だね。
489 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/11 23:46 ID:qrTVn0Dg
>>488 「鍵」を再読中ゆえ、この点につきスレ違いにはあらず。
削除依頼という他者に対する言論弾圧の危険性を犯す以上は、
「鍵」をミステリではないと判断した明確な根拠を呈示したまえ。
>>488 >>475 『黒祠の島』初フユミだったんだけど、全く駄目だった。。
その後『屍鬼』読んだら面白かったんだけどね。
(
>>490の続き)
ところで、集英社の谷崎潤一郎「犯罪小説集」に、次のような解説が載っています。
------------------------以下引用------------------------
デビュー作『刺青』の文学史的異議の大きさや、『知人の愛』『春琴抄』『少将滋幹の母』『細雪』『鍵』といった数々の傑作、
および『源氏物語』現代語訳などの盛名の影に隠れて、一般にはあまり広く知られてはいないが、谷崎潤一郎はまた、
わが国の推理小説の発展に、きわめて重要な影響を与えた作家でもある。
------------------------引用終了------------------------
評論家の認識としては、このように谷崎の文学作品と推理小説を切り離して考えるのが
常識となっています。
また、書斎魔神氏自身が、こう主張しています。
所詮ミステリは読み捨て。パッと読んでポーンだと。
『鍵』は読み捨て相当の小説なのですか?
もしそうならば、書斎魔神氏にとってはミステリーだといえるかもしれませんね。
とにかくここは報告スレです。
これ以上の議論は、
>>490のリンク先でお願いします。
493 :
488:04/07/12 00:07 ID:a4tA6ST0
>>490氏が示しているように、削除人さんへの異議や質問自体が
このスレにとってスレ違いだという意味です。
他のスレでも同じような過ちを犯していたので「何度言っても」と
書いたのですが。。。。
ジョセフィン・テイ『時の娘』
>462
同じ作者の天使の卵(だっけ?)あれは好きだったなあ。
ドグラマグラ読んだ人の感想希望。
今、読んでいるのは暗殺者の下
ポッター5巻(入れていいかな?)
ブラウン神父の純智
をよんでいる。
佐藤ゆうや「エナメルを塗ったなんたら」
デビュー作でドン引きだったがなかなか良い評判聞いたのでユヤに再挑戦。
読み始めなかなか面白いかもと思ったが2章あたりで、もう読む気なくした。
('A`)ヤッパダメダワコイツ
497 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/12 20:11 ID:h8OXm7S9
メモを取りながら、谷崎潤一郎「鍵」を再読中。
「犯罪小説集」収録の解説は、あくまでひとつの見解に過ぎず、
各読書人を拘束するものではない点を、各人肝に銘じておけ。
谷崎作品は、特に情痴小説の類(「痴人の愛」「卍」等)は、
後一歩でミステリ足り得るシチュエーションなのだが、
「鍵」に関しては、変態(?)夫婦の密かなる(?)日記交換という乱歩的
シチューエーションにおいて、終盤における日記に隠されたトリックにこそ
作品の主眼のひとつが置かれており、十分にサスペンス・ミステリとしての評価にも
値し得るものである。
読み捨て本に過ぎないミステリも文豪の手になるものなれば、
人間を描いた「文学」足り得る例外があり得る。その実証の一例かと思う。
>人間を描いた「文学」足り得る例外があり得る。
プッ
フレドリック・ブラウン『手斧が首を切りにきた』
ところで次スレまでは、まだ間があるけれど、ここらで一つ提案。
次スレのテンプレには、以下の文言を追加するべきと思いますが
いかがでしょうか? > ALL
修正案等あれば 報 告 つ い で に 加筆・修正よろしく。
――――――――――――――――――――――――――――
※このスレは「今、読んでいるミステリ小説」を報告する場所です。
一般に「ミステリ小説」と認識されていない本についての報告や
その感想は、スレ違いとして削除対象となる可能性があります。
※もちろんメール欄以外でのネタバレは削除対象です。
※煽りや荒らしは完全放置に徹しましょう。
我慢できないときは自治スレへ。
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1087555861/l50
読了後の感想も禁止
501 :
誘導:04/07/12 22:23 ID:nHS8Ff4R
「読みました」報告スレとここの差異がいまいち見出せない。
ここは現在進行中と言われても…ねえ?
統合した方が盛り上がるんでないかい?
「私はいまこういう本を読んでいます」というスレと
「私はこういう本を読み終わってこういう感想を持ちました」
というスレの違いすらわからない理解力では話になりませんね。
空海が探偵で橘逸勢がワトソン役っていう
本ないかな
国内作品じゃないんだけど、
ティエリー・ジョンケの「蜘蛛の微笑」図書館で借りて読みおわった。
新着図書だったんで、すごく本がきれい。それが一番嬉しかった。
翻訳モノの読み難さは全然なくて、ミステリーとしてはかなり斬新・・・というか奇抜
というか、日本では生まれでないようなオチが面白い。薄いから2時間で読めるよ。
>>496 ヤツはなんか知らんが、三作目あたりからブンガクに目覚めちゃったらしくて
どんどん方向性を見失っていくので、一作目と二作目がダメポならダダダダメポ
北山猛邦「クロック城殺人事件」途中まで。
('A`)ウボァ 助けてくれ
508 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/13 20:33 ID:G1hz/1Zf
横溝作品の軽いやつを読みたくなり、「双生児は囁く」を読み始める。
場合によっては、横溝氏は文学者足り得たかも、とふと思った次第。
>>501を読んで次元の低さに唖然とした。
ミステリか否かという事は、実質的な内容面において判断されて当然であり、
本屋の棚の分類などといった営業面も絡んだ外形的・表面的な事は、
判断基準足り得ないのである。
例えば、既出の谷崎の「犯罪小説集」(中公文庫)は、ミステリの棚にあったことは無いが、
本書に関するレスは削除対象になるのか?
エーコの「薔薇の名前」はミステリ等エンタメの棚ではなく、文学の棚にあるが、
板違いの本なのか?
ミステリ作家ではあるが、乱歩の遺作「指」は明らかにミステリではなく、
代表作「押絵と旅する男」もミステリとは言い難いものがあるが、これらの作品に関するレスは削除対象足り得るのか?
このような例を考えてみてもわかるとおり、「一般的にミステリと言われているもの」の定義
など不可能なのである。
このためミステリか否か、従ってミステリ板におけるレスの対象とするに
ふさわしい作品であるか否かは、読み手の判断にかかってくるところが大きいものになる。
従って当然のことながら、読み手は「この作品はミステリとして語るにふさわしい」旨に
関する説明責任を負うことになる。
単に「××はミステリとしても面白い」と書いただけでは不十分であり、
「どこがミステリとして読めるのか、面白いのか」という質問に対しては
回答する道義的な責任を負うかと思う。
509 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/13 20:34 ID:G1hz/1Zf
谷崎潤一郎関係のスレに関して、敷衍しておくと、
文学板の谷崎スレは、「文学としての谷崎作品」を語る場であり、
「ミステリとして読んだ場合の谷崎作品」を語る場ではない。
そのようなレスこそ、まさに板違いと言えよう。
谷崎作品に関しては、「犯罪小説集」は既に紹介済み(過去ログあり)であり、
「鍵」の紹介に関するレスも保存されたので、詳しい論考等を行うのであれば、
リンク先のミステリ板のスレへ書くのは当然ことかと思う。
今後は、読書中(再読を含む)の本の事はこのスレに、読了後の本の事は該当のスレに、
書くことにするYO!
しかしながら、今後も本屋の書棚の分類等にはこだわらず、ミステリと判断した書は
随時紹介して行くこととする。
ミスヲタ諸兄は、フョードルの「罪と罰」は第一級のクライム・ノヴェルでもあり、
「カラマーゾフの兄弟」は、謎解きミステリの要素が濃厚な作であることを、
各人が肝に銘じておけ。
そういいつつ削除人を敵に回すのが怖くて書き込めないヘタレ馬であった
>507
北山はアリスミラー読んどきゃ十分だと思う。
最近一冊を読み続けるのがきつくなってきた。んで、色んな本を摘み食い。
順不同で、
「アリバイのA」「動く家の殺人」「文庫版鉄鼠の檻」「天城一の密室犯罪学教程」
「静寂の森の殺人」「私が探した少年」「歳時記(ダイアリー)」「ダビンチコード」
「霧舎学園5月」「フレームアウト」「遠きに目ありて」「地球平面委員会」「異邦の騎士」
「未明の悪夢」「殉教カテリナ車輪」「黒猫の三角」「竹馬男の犯罪」「探偵になりたい」
「UNSEEN見えない精霊」「閉鎖病棟」「星を継ぐもの」「エナメルを塗った魂の比重」
「塔の断章」「頼子のために」「初恋よ、さよならのキスをしよう」etc
あと非ミステリが4冊とノンフィクションが2冊。
…読み終わんない気がしてきたorz
確認ですが、ここはミステリ本を紹介するスレ?
自分が読んでいる本を簡単に報告するスレ?
「今、読んでいるミステリ小説」でしょ。
強引に別ジャンル作品を「ミステリだああああ」と絶叫しながら挙げるスレでもなければ、
それを読んだ奴が他人を罵倒したり読めと命令したりするスレでもなければ、
小説以外を挙げるスレでもなければ、
読み終えた感想をネタバレしながら書き散らかすスレでもないと思う。
花村萬月「二進法の犬」
書斎さん頑張れ!
517 :
名無しのオプ:04/07/13 21:35 ID:ErngdoMm
書斎さん以外頑張れ!
>>510 いちいちツッコミを入れるあなたも相当鬱陶しいよ。いい加減空気嫁。
あるいはあなたもコテを名乗りなよ。
そうすればNGワードに登録して、荒らしコテと一緒にあぼーんできるからさ。
519 :
名無しのオプ:04/07/13 21:41 ID:UR0v7m29
「ダビンチコード」はどうですか?
きょう図書館に借りに行ったら予約33人待ち。
買っても損しないかな?
520 :
名無しのオプ:04/07/13 21:44 ID:WR+2Zedv
>>518 一時間も前のレスにそうやってつっこむアナタが相当鬱陶しいです。
まるで書斎さん本人かと思うくらいに。
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
|| ○荒らしは放置が一番キライ。荒らしは常に誰かの反応を待っています。
|| ○放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います。
|| ノセられてレスしたらその時点であなたの負け。
|| ○反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです。荒らしにエサを
|| 与えないで下さい。 Λ_Λ
|| ○枯死するまで孤独に暴れさせておいて \ (゚ー゚*) キホン。
|| ゴミが溜まったら削除が一番です。 ⊂⊂ |
||___ ∧ ∧__∧ ∧__ ∧ ∧_ | ̄ ̄ ̄ ̄|
( ∧ ∧__ ( ∧ ∧__( ∧ ∧  ̄ ̄ ̄
〜(_( ∧ ∧_ ( ∧ ∧_ ( ∧ ∧ は〜い、先生。
〜(_( ,,)〜(_( ,,)〜(_( ,,)
〜(___ノ 〜(___ノ 〜(___ノ
※煽りや荒らしは完全放置に徹しましょう。我慢できないときは自治スレへ。
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1087555861/l50
523 :
519:04/07/13 23:13 ID:w5VZsKfk
>521
サンクス
有栖川有栖「絶叫城殺人事件」
短編集。最後の作品に近づくにつれテンションがあがってくる。
525 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/14 22:53 ID:ttekzI6H
「罪と罰」をミステリとして再読中。(「文学」に対する冒涜かもしれぬが)
ドストエフスキー・ブランドといったものが付いていなければ、
ミステリとして読まれても何らおかしくない作品である。
殺人犯たる主人公ラスコリーニコフの鬼気迫る心理状態を描いたクライムノヴェル
であるにとどまらず、理詰めで主人公を追い込んでいく予審判事ポルフィーリィ
(刑事コロンボのモデルと言われる)との対決は、倒叙ミステリとして読んでも十分にイケル。
「文学」とは無縁なミスヲタも尻ごみせずに一読してみること。
526 :
名無しのオプ:04/07/14 23:13 ID:yhNgKQcb
>525
なんだかロシア文学は難解な感じがしてハードルが高いです。
でもちょっと興味が湧いてきたよ。
加納朋子「スペース」
つい先日書店で見かけてそのまま購入。
思えば「ななつのこ」を読んだのは小学校の時だったなぁ……。
書斎魔神の中の人も大変だな
クロック城殺人事件読了。('A`)
今は「木乃伊男」を読んでる…ってこれ蘇部たんじゃねえか
引っ張り方はすごいうざい
532 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/15 22:11 ID:vysQ5PLS
日本の文学者の手になるミステリをチェック中(読書中)、あまり無いな。
紹介済みのものも多数あり。
漱石、鴎外、一葉、太宰、荷風にはミステリと言えるような作は存在しない。
鏡花はホラーであり、今は板違いか。
谷崎は「犯罪小説集」(過去ログ紹介済み)が編まれるほどのミステリ好き。
芥川には「開化の殺人」等のミステリがあり、代表作「藪の中」「羅生門」等も
ミステリとして読める。
川端には「片腕」「眠れる美女」等の乱歩を思わせるホラータッチの作があるが、
ミステリに該当するものは見当たらない。志賀は短編「笵の犯罪」くらいか。
三島は「絹と明察」をミステリと見る見解もある。
まだよくわかっていない者がいるようなので確認しておくが、
(1) ミステリか否かは実質的内容により各人が判断する。
ミステリ作家以外の手による作品、文学作品、
明らかにミステリではない作品(ホラー等)等を取り上げる場合は、
レス作成者が説明責任を負うべきものと考える。
(2)読書中の作品に関する簡単な報告・紹介→当スレ
読了後の作品に関する簡単な報告・紹介→当板の他スレ
文学者の手になるミステリに関する詳しい考察→当板の他スレ
文学作品の「文学」としての考察→文学板等の該当スレ
上記の点が遵守されれば、全く問題無いかと思う。
同意
太宰「走れメロス」を読んでいません
535 :
名無しのオプ:04/07/15 22:48 ID:dx2MPcw1
チルドレン(伊坂幸太郎)
「ラッシュ・ライフ」よりは下、「重力ピエロ」よりは上(独断)
多分続編あり
別に罪と罰がミステリだということでもいいが,馬人の
「お前らどうせ読んだことないだろうから読むべし」
みたいな態度がアホ臭いというか,滑稽だな.むしろ自身の見識の狭さを反映している.
すまん,放置しなくちゃな….
つか馬が得意げに書いてることって何もかも「いまさら」なんだよな…
「読んでいるミステリ小説を紹介する」スレで
「紹介する為に小説をチェックしてミステリ要素を探す」
乙。
馬なんてすでに評価の定まったモノにしか言及できない奴だし
それも全部受け売りだしw
川端の「片腕」がホラーぁぁああ?はあ?
のりりんの功績。
もう一回確認。
ここはミステリ小説を紹介するスレ?
>>541 読んでいるミステリを報告するスレとちゃいますの?
誰かさんはこのスレの為にミステリィかどうかチェックしてんのかw
わざわざ「これはミステリーだ」と断ってからでないと書けない時点で本来別ジャンルである
と自分でも認めてることになると思うんだけどな。
>>545 ミステリともいえる
ミステリとしても十分読める
ミステリとして読む
とか言ってるしな。
全然なってないな なってない
つまりスレ違いの削除対象ということですねw
548 :
名無しのオプ:04/07/16 22:29 ID:a48ByWIq
存在自体がスレ違い。
いきなりですが、風読んでます。
風の音聞きながら。
書斎魔神の中の人に言いたいのですが・・・
社内文章をその調子で書くと上司から
な に が い い た い の か ワ カ ラ ン
と突っ返されます。
先月うちの社長が社員Aの報告書に対して、
内容がなさすぎる。ダラダラと文字を埋めただけではないか。
と全社員に見せしめるが如く返信してましたが、世の中ってそういうふうに動いてるんですよ。
だからあなたの文章読んでるだけで、
ああ。この人は仕事出来ないや
ってわかります。断言できます。私だけでなくみんなそういう思いで
あなたのカキコミを読んでいます。みんな会社で鍛えられてますから。
自分が叩かれる訳をあなたはよく、 嫉妬して なんて分析してますけど、
ひとつには 「あまりに文章がおそまつ過ぎる」 からなのです。
だからハンドルネームをどう変えたってあなたってわかっちゃうんです。
見ず知らずの人に失礼とは思いましたが、あまりにも
世間知らずな言動が可哀想に思えてきて、カキコしました。
_ /- イ、_
__ /: : : : : : : : : : : (
〈〈〈〈 ヽ /: : : : ::;:;: ;: ;:;: ; : : : ::ゝ
〈⊃ } {:: : : :ノ --‐' 、_\: : ::}
| | {:: : :ノ ,_;:;:;ノ、 ェェ ヾ: :::}
! ! 、 l: :ノ /二―-、 |: ::ノ ←>>書斎魔神
∧ ∧ / / ,,・_ | //  ̄7/ /::ノ
<丶`Д´/ / ’,∴ ・ ¨ 〉(_二─-┘{/
/ / 、・∵ ’ /、//|  ̄ ̄ヽ
/ / / // |//\ 〉
( | { / // /\ /
>てめえの血は何色で出来ているんだ。あっっっったー。
525で
>「文学」とは無縁なミスヲタも尻ごみせずに一読してみること。
と偉そうに言っているお方の正体はこんなもの↓ですので。
大学生のうちに読むといい本は??
http://book.2ch.net/book/kako/1045/10452/1045244753.html > 16 名前: ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E 投稿日: 03/02/16 22:27
> プチスマイル はしのえみ(アスキー)
> 実はドストエフスキーもバルザックも読もうと思えばいつでも読める。
> 学生時代読んで欲しいのは、はややことはしのえみちゃんが書いた
> この本だ。一読、元気が出て明るくなることうけ合い。
> やはり人生は好きなことを見つけて頑張らないと損だとわかる。
> ドストを読んで人を殺してしまった香具師より、どんなにいいかと。
まともにこんなヤツの話聞くだけ無駄ですから。
ただ威張りたいだけの引きこもり野郎ですから。
中身なんて何にもないんですから。
プチスマイルもミステリとして読める?
555 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/18 18:31 ID:Hl3ums3J
横溝正史「山名耕作の不思議な生活」を読んでいる。
重厚な作風の長編とは異なる軽妙な短編の切れ味を堪能している。
文学性を感じさせる表題作とバカミス的結末の「川越雄作の不思議な旅館」は必読。
角川文庫絶版、春陽文庫未収録だが、どこかで探して読んでおけ。
余談だが、谷崎「卍」はプロットを工夫すればミステリ足り得るかと思う。
556 :
(・∀・)ニヤニヤ :04/07/18 18:45 ID:7vMLm0AW
557 :
(・∀・)ニヤニヤ :04/07/18 18:47 ID:7vMLm0AW
558 :
名無しのオプ:04/07/18 19:42 ID:cAscWSWi
書斎タンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
560 :
(・∀・)ニヤニヤ:04/07/18 20:33 ID:XVvFtQT/
ワイルド・ソウル(垣根涼介)
冒険小説は好きじゃないんだけど、
協会賞とかも獲ったことだからと読み始めると
意外と面白いですね(*^ー゚)ノ
これから主人公たちの復讐がどうなるのか楽しみです(・∀・)
ところでこんな酷いブラジルへの強制移住が
かつて本当に行われていたのですか?
冒頭の部分には泣けてきました。・゚・(ノД`)・゚・。
スゲー たかが2chらが谷崎に「プロットを工夫しろ」だってよ
うへえ
つかもともと作者はミステリとして書いてないのに工夫も糞も。
いや、まあどうせまたどっかの受け売りなんでしょうがw
プロットを工夫すればすべての小説はミステリーにすることができると思うが。
「プチスマイル」もミステリーとして読んだらしいぞ、お馬さんはw
「プロットを工夫」などいう言葉はプロアマどちらも使わない。
なぜならプロットは工夫できないから。
工夫してどうかできるのは構成や文体ぐらいなものです。
567 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/19 12:33 ID:RMBDkgRR
「乱菊物語」を再読中。「神州纐纈城」以上に中断が惜しまれる冒険伝奇小説だ。
初読の時、「細雪」の時代小説版を期待して良い意味で裏切られたのが懐かしく
思い出される。
思い出話いただきました
再読中なのは「プチスマイル」
やはり人生は好きなことを見つけて頑張らないと損だとわかることが思い出されるんでしょ?
お馬ちゃん、カースレ行って早くクイズに
答えてこい。
エラクイの「Yの悲劇」を読んでる。
乱歩の続・幻影城を立ち読みしてるときに
犯人に対しての記述が目にはいってしまったんだが
名作らしいので一応は見とこうと思った。
エラクイ?鰓喰
おれその略し方はじめてだわ
エラクイってwクイーンでいいじゃん
E.Q = エノクィ茸
アガクリ
コナドイ
エドアポ
579 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/27 22:15 ID:IDLiguaB
開高健「ベトナム戦記」を再読中。
70年代、戦下のベトナムに同行のキャメラマンと乗り込んだ「作家」。
これぞリアルな冒険ものの極致である。
冒険小説を読んで「男のロマン」とか、のたまいながら、呆けているミスヲタ諸兄に
突きつけて読ませたい一編である。心して読め!
昨今のイラク等中東情勢を見るにつけ、「作家」が存命であったならと思う次第だ。
∴∴∴∴ ∞
>>579 ブ-ン
∴∴∴∴∴∴
| ̄P∴∴∴∴∴∴∴∴
/ \
| ̄ ̄ ̄|
|フマキラー|
| (,,゚Д゚) < 夏厨出て逝けや。ゴラァ!
| (ノ |つ
| |
|___|
U"U
>>581 馬の湧くのが夏だけだったら、まだいいんだけどね・・・
全然気持ちが伝わってこないね。
受け売りじゃ駄目よ。お馬ちゃん。
585 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/30 22:33 ID:QIr/S7E0
三島由紀夫「絹と明察」をプロットを再確認しながら読書中。
これはミステリ嫌いの三島先生による労働争議を素材にした社会派ミステリである。
(同様な佐高信の見解あり。ただし三島作品としては出来が悪いと評している。)
最後の最後で物語のキーマンの狙いが判明する展開は、松本清張等が書いていれば、
よりサスペンスフルなものに成り得たであろうかと思う。
しかし、清張先生嫌いで有名な三島先生が、清張的な題材でミステリと把握可能な作を
書いているのには面白いものがある。
やべぇ、無言電話。まじやべぇ。右翼の皆さんの心象を良くしなきゃな。
おお。そうだ。三島作品を取り上げるんだYO!
三島作品ニ対シ失礼極マリナイソノ姿勢、断ジテ書斎魔神許スベカラズ。
日向まさみちの「本格推理委員会」読んでる。
なんか新人で第一回ボイルドエッグス賞と言うのを取った作品らしい。
割と西尾っぽい。
ようやく「硝子のハンマー」読んでます
楽しみです
591 :
名無しのオプ:04/08/05 21:54 ID:k3JTZw21
>>590 今日読み終えたけど、たいしたことなかったよ。
期待はずれ。
アントニー・バークリー「第二の銃声」読書中
心理駆け引きとかがあって読んでいるとアガサのようでわくわく。
(初心者スレにて)国書刊行会のシリーズでこの本を薦めてくれた人、サンクス
夢野久作の「ドグラ・マグラ」読んでます。
読んだら発狂するそうなのでちまちま読んでる。
594 :
ジブ:04/08/06 16:14 ID:fxZKTvBz
ブランドの「緑は危険」をおっかなびっくり読んでます。
595 :
名無しのオプ:04/08/09 00:30 ID:g2tV01NM
硝子のハンマー(貴志祐介)
まだ読み始めたばかりで事件も全く起こってないんだけど、
文章も読みやすいし(・∀・)イイ!!
こんな初っ端からワクワクするのも珍しいでつ(・∀・)
596 :
名無しのオプ:04/08/09 09:28 ID:vnZUFtqy
597 :
名無しのオプ:04/08/10 17:11 ID:/9GS9IxS
そして5人がいなくなる
魍魎のハコ再読。
京極の文章はへただとか言う人いるけど、全然そうは思わない。
>>593 私も今ドグラ・マグラ読んでる。
上巻が終わったから下巻を読み始めた。
何が何だか解らなくなってきた。
結末が気になる…。
600 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/08/15 20:06 ID:LABz/pdw
>>599 じゃあ、もうやめておけ(w
小説は長く人生は短いぞ。
>>600 あんたがシャバの空気を吸える時間もあとわずか。
602 :
名無しのオプ:04/08/16 11:26 ID:yrs1VWjd
高木木杉光の能面殺人事件。
登場する主要な男どもの天然記念物っぷりを堪能。
「麟太郎」ってほのかに誰かを連想するんだけど戦前戦中
くらいにはよくある名前だったんかな。
603 :
名無しのオプ:04/08/16 12:35 ID:FXzDkBfp
今は森博嗣の「笑わない数学者」を読んでる。
昨日は「有限と微小のパン」を読んだ。
彼の本は読める気分の時に読まないと読破できないんだよな〜。
4日の貴重なお盆休みの半分は森さんに貢ぎます。
>>603 何故順番無視してんだ?
「ミステリオペラ」読んでるじ
雫井脩介の「犯人に告ぐ!」を読んでる。
あとちょっとで読了だけど、結構読ませる。ただテーマがテーマだけに
テンポの良さやキャラの立ち方が非常に劇場的で逆にそれを受け入れ
られるかどうかで評価が分かれそう。
俺は好き。
三つの棺(ジョン・ディクスン・カー)
第一の棺まで読み終わったところ。
エラリー・クイーンの『エジプト十字架の謎』と似てるような気がするんだけど、
まさかこんなオチじゃないよね・・・?(メール)
>>607 ここで答えを書くべきなの?
とか言ってる内に馬人が喜んでネタバレかましそうだよな。
aorunayo
ウイリアム・アイリッシュ
「アイリッシュ短編集1 晩餐後の物語」
実家に3集目だけがあって、全部揃えてなおして読もうとしたら、
2集目だけ在庫なし・・・なぜ・・・。
『煙か土か食い物』舞城王太郎(講談社NOVELS)
血族物語(ファミリー・サーガ)ねえ。只の家族小説じゃん。家族の
話は面白いけど、事件とどんな風に関係してくるんだろう。深い関係は
ないのかな。「?」や「!」の後に文字が続くときは一字空けて
欲しいよな。なんか読みにくい。「名探偵番場の活躍や如何に!」と
期待していいんだろうか。
612 :
名無しのオプ:04/08/19 23:13 ID:IMfdOZnk
>>611 それ以上は読むな。
お前は読み終わっても文句しか言わない気がする。
限りなくありきたりで舞城の罠にかかったような文句しか。
>>612 舞城必死だな というレスを待っているのか?
もう佐藤と西尾と舞城の信者には関わりたくね
「しずむさかな」
を買って読み始めたのだが、文章が追いづらい…
疲れてるだけなのかなあ。
616 :
611:04/08/21 01:47 ID:2hi7GPBM
>>612 読んじゃいました(笑)。
文句って例えば、ミステリー部分が弱いとか、大してノワールじゃ
ないとかですか。僕はそんなこと全然気にしないけど。
浦賀和宏『透明人間』を読んでます。
618 :
名無しのオプ:04/08/21 21:13 ID:pski8kyn
『彼は残業だったので』松尾詩朗
普通につまんないですけど。「地雷」との噂はホントだったんだな。
島田荘司の推薦文をよく読めば、本作が面白いという意味のことは
書いてないし。
中町信「模倣の殺意」
雫井脩介『犯人に告ぐ』 私にはすごくイイ!!
>>620 『犯人に告ぐ』
警察小説が苦手な漏れでも大丈夫でしょうか?
622 :
620:04/08/23 07:50 ID:FNOXBKeq
内部の機構がどうとか、そういう難しさはないと思います。
普通の職場レベルでの上下や対人関係で感情移入できるかと。
私は破線…や砦…も好きなので、野沢氏にも帯書いてほしかったです。
恩田陸 Q&A
624 :
621:04/08/24 05:53 ID:Yz5DVoHn
>>622 Thanks!
気になってたんで図書館で予約します!
「犯人に告ぐ」は、今朝の読売文芸欄にも大きく扱われていました。かなりいいみたいです。
新堂冬樹の「鬼子」読み始めました。けっこうワクワクです。
627 :
名無しのオプ:04/08/25 18:16 ID:TRPh7lXc
終電が過ぎてしまって困っていた。
「あぁ、どうしよう」そんなことを何度も呟いていた。
ふと気づくと、目の前に黒いスーツを着た男が立っていた。
その男は俺と目が合うと驚いた表情をして俺にこう言った。
「お前さん、この前の・・・」
俺は考えた。見覚えがない人間にそんなこと言われても。
10秒間の沈黙があった。何故か俺はただならぬ危機感を感じていた。
「お前さん、この前の」
男が再びその言葉を口にしたとき、俺は気づいてしまった。
俺はその場を駆け出した。必死に走った。
もう大丈夫だろうと思って後ろを振り向くと男の姿はなかった。
俺は呟いた。
「あぁ、どうしよう」
数日後、俺がその男に殺されたのは言うまでもない。
※4〜9行目と最後の行をよく読み返せば・・・
わけわかめ
629 :
605:04/08/26 00:59 ID:j0wNYFDh
>>621 今のところ悪い評判はあまり聞きませんね。
ミステリーの読み手としてはど素人であるウチのヨメもおもしろくて
サクサク読めたと言ってました。が、強いてあげるならこの小説の
弱点はその読みやすさにあると思います。
非常に劇的且つ映画的な展開ではあります。が、作品にある種の
「重厚さ」を求める御仁なら少し食い足りなさを感じるかもです。
ただ決してこの作品が軽薄であるというわけではありません。
んーなんと言っていいやら・・・言わんとしてる事わかりますかねぇ。
・・・とにかく私は楽しめたw
>>621 だいたい629さんと同意見です。
良くも悪くもキャッチーな作品だと思います。
ミステリ好きのツボはよく押さえてあるんだけど
作家性みたいなものがあまり感じられず、その点で物足りなさが多少あります。
まあ、なんだかんだいってもすごく面白いんだけど。
>>629,630 禿〃。
屋外のシーンは読み手が自由にイメージを膨らませれられるのだけど、
TV局のシーンなどは考えるまでもなく、今まで見た実際のニュースや
ドラマなどの画が勝手に目に浮かんでしまって…というのが、自分の中では
軽さを感じさせる原因かな。 筋はものすごくおもしろかったけど。
あと、主人公の容姿とかも、う〜〜〜〜〜ん???? でした。
632 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/08/26 21:40 ID:kZeqjbUL
戸川昌子「深い失速」を読み始める。
60年代に書かれたとは思えない古さを感じさせない
今流行のサイコホラーの走りとも言えるような作である。
詳細は読破後に別スレに記すが、ミステリがオトナの読物であった
古き良き時代を彷彿とさせるものがある。
627の意味がわかりません。
オチあるんですかこれ?
>>633 多分ないよ。
とあるレストランみたいなもんだろ。
スレ違いだから放置で。
635 :
名無しのオプ:04/08/27 06:13 ID:TxKn41BA
>>633 ループってことだと思うが、違うのかな・・・
>>627 いろんな所でちょくちょく見るんだが。。。
雫井脩介の文庫『虚貌』
東山彰良「逃亡作法」
読み始めは文体が鼻についたけど、読み進めるウチにノッて来た。
いまガダラの豚っての読んでるけど死ぬほど面白い
640 :
名無しのオプ:04/09/07 20:17 ID:GeShx21Z
おっと奇遇。俺もガダラの豚を読み始めたとこ。
出だしからして確かに面白い。
京極好きな人にはとりわけお勧めできそうだ。
641 :
出光加代 ◆l8Xrhbd3ZI :04/09/08 20:26 ID:uVffKrXo
「犯人に告ぐ」
テンポが良いし、スリル感がありすぎ。
警察小説としては上級クラスね。
家族狩り
斜め屋敷の犯罪
>639
私は同じ中島らもの『今夜、すべてのバーで』読んでる。
かなりおもしろい。
「孤島の鬼」
初乱歩です。意外と読みやすそう。
ただ、寝る前に布団の中で読むのはやめておこうかな。
全く怖くないですよ。
最後らへんでウホッとなる。
『ロンド』柄澤齊
『世界は密室でできている。』舞城王太郎
偶然両方に絵画に見立てた殺人の話が出てきてちょっと驚いた。
『暗黒館の殺人』綾辻行人
を買ってしまったので、3冊を並行して読むことになりそう。
倉知淳「日曜の夜は出たくない」
「暗黒館」買っちゃいました。しっかし高いね。長いだけで
つまらなかったら許さないわ。今まで書いてなかった分、価格に
上乗せって感じがする… でも、読みごたえはありそうなので、
楽しみではあります。
今更、戻り川心中。連城はあんまり良いイメージないけど名作らしいので。
今の所は普通に読めてるけど、途中で拒否反応が出るかも。
昔、アンソロジーで読んで駄目だったもんでちょっと不安。
そして、その次に読もうとしてた図書館シリーズを1冊無くした事が発覚orz
>>651 連城三紀彦は、アンソロジーもので良い作品が(初心者向けのものが)選ばれてないことが多いので。
「夜のない窓」、「裁かれる女」、「家路」などなど
「過去からの声(これもアンソロジーに収録されたことがあります)」で合わないと感じたならこの先厳しいかも…
「戻り川〜」が駄目でも「変調二人羽織」や「夜よ鼠たちのために」は時代小説系ではないのでどうぞ
「暗黒館の殺人」
上巻読了。やっちまったな、あーや。無駄に長い。文章下手くそ。
話つまらん。とりあえず下巻に期待。
>>653 下巻読んでも文句しか出てこないと思うから読まんほうがいいぞw
アクロイド殺し
今40ページだが、どうでもよくなってきた
大沢 秋に墓標を
野沢尚「魔笛」
設定は奇抜だけど・・・・・つまらん。
久しぶりに最後まで読むのがつらい小説にであってしまった。
泡坂妻夫「11枚のとらんぷ」
最近、ミステリ以外の本を読んでたので、この感じが懐かしい。
まだ半分くらいだけど、乱れからくりが面白かったんで期待。
小沼丹「黒いハンカチ」
講談社文芸文庫で小沼丹を読み始めて、そのまま勢いで。
660 :
名無しのオプ:04/09/27 22:16:21 ID:ZmgFqKIV
『倒錯の帰結』「首吊り島」
文章が下手くそなのもトリックの内ですか?
661 :
名無しのオプ:04/09/28 01:56:51 ID:g7rGrCJI
>>655 どうでもよいけど、よんどけよ
一応古典だから、読んだ後で、
「アクロイドは当時は先進的だったけど今読むとやはり色あせてるよね」
的なことを言うと、箔がつく。
古典なんてそのためにあるようなもんだし(極論だけどね)
662 :
:04/09/28 23:58:52 ID:q8SdKm33
ブリジット・オベール「雪の死神」
ジェットコースター的な展開の早さで、それなりに楽しめる。
でも、やりすぎ。
倒錯の帰結・首吊り島/折原一
袋閉じとタイトルと構成が気になったので折原初読中。
今のところけっこう面白い。
暗闇の中で子供/舞城王太郎
土か煙か食い物を読んだので。
か…楓タン(;´Д`) ハァハァ
>>664 「煙土」大好きだったけど、それまだ読んでない。
買いですか?買いだったらいいな。
暴力描写が激しくなってると聞いて、少し躊躇中。
『逆さに咲いた薔薇』
>>666 「暗闇」私はちょっとダメだった。
暴力描写よりもストーリーの展開がナゾ。
三郎も性格変わりすぎじゃあ?変態みたいになってる。
一の悲劇
670 :
名無しのオプ:04/10/04 21:32:53 ID:C+ILXu70
「生首に聞いてみろ」(法月綸太郎)まだ最初の方しか読んでいないけど
中身が濃そうで嬉しい!1ページに文字びっしり詰まってるし。
帯が有栖川有栖っつーのもなんだか嬉しいし。
二階堂黎人の「魔術王事件」発売日だったそうな。
現物みてないのだけどまた分厚いのだろうか・・・。
横山 「臨場」
めちゃおもろー
673 :
読後感:04/10/09 22:09:09 ID:0JEVCzQc
「弁護士は奇策で勝負する」読んでるんだが、
文章が面白い!
思わずニヤけてしまう。
ロバート・ファン・ヒューリック「雷鳴の夜」
ちょーど、台風が直撃してる時に読み始めた。
雷こそなってないけど、冒頭に臨場感が出るねぇ。
675 :
名無しのオプ:04/10/10 01:55:12 ID:3aNTBe9G
江戸川乱歩賞全集
戸川、佐賀
戸川昌子の(大いなる幻影)面白かった。もっと早くに読んでおくんだった。
佐賀(華麗なる殺人)は法律用語はともかく、刑事裁判をそのまま再現してる
感じでこれってミステリー??どうしてこの年2作受賞になったのか不思議。
大いなる幻影のみで良かったのに。華麗〜はもう少しで読了、弁護側の猛
反証が始まって面白くなってはきたが、検事が圧されっぱなしで何やら最後の
判決が揺らいできた。
676 :
名無しのオプ:04/10/10 02:13:48 ID:ZE4pWGWM
「理由」宮部みゆき
登場人物多いは、場面があちこち飛ぶはでリタイアしそう、
現在200頁付近
677 :
名無しのオプ:04/10/10 02:19:39 ID:3aNTBe9G
↑そっから峠越え
がむばれ〜〜〜〜〜
678 :
名無しのオプ:04/10/10 02:28:59 ID:2PAFFMN9
679 :
名無しのオプ:04/10/10 05:36:33 ID:X4sR8NHZ
海月ルイ プルミン
680 :
名無しのオプ:04/10/11 05:48:17 ID:ewcwwyQd
あげ
681 :
名無しのオプ:04/10/11 14:06:37 ID:+xl4om2M
私も理由リタイアしたまま読み直す気力が湧かない
今そのケータイはXXで読み終わりました
このミステリーは酷い
「月光ゲーム」を読み終え
今は、「孤島パズル」を読んでる。
次は双頭の悪魔だな。
あとこの前ブクオフで買った法月の「密閉教室」も読むつもり。
「占星術殺人事件」
金田一少年のおかげで読んでいなかったが、素直に面白かった。
最初の手記が読みづらいという人がいるが、オレの場合は、
石岡と御手洗の会話で、どちらのセリフなのか混乱したところが
あった。アホなのかもしれん。
684 :
名無しのオプ:04/10/13 03:01:21 ID:FhmBN5Nv
「新装版 虚無への供物」
今更だけど記念に購入。再読。
アリョーシャで笑う。
685 :
名無しのオプ:04/10/13 08:43:50 ID:mTh1GplT
相変わらず作者名を書かないバカが多いな
自分が作者知らないからって当り散らすなよ
>>683 あ、それは俺も思った、
特に最初に手記を読んだ後に
石岡が御手洗に説明している時
は これはどっちのセリフ?とかなったもの
オレは男靴と女靴について議論してるところが特に分かりにくかった。
「緑の檻」ルース・レンデル 角川文庫
主人公の駄目駄目な一人暮らしの様子が痛い…
と思っていたら新展開の予感
意外とこの人の作品は読みやすいほうかもしれない。
690 :
名無しのオプ:04/10/14 21:49:53 ID:9wLrN0/h
「悪魔の寵児」横溝正史
久しぶりの再読なので展開は完全に忘れているのだが、
因果なことに犯人だけは登場と同時に思い出してしまった。
まだ序盤だけど、これからグロ展開に浸るぞぉー。
法月の「生首に聞いてみろ」を今日図書館で借りてきましたー。
久し振りの法月なんだけど、面白いかな… 綾辻「暗黒館」を
途中で放置してこちらに取りかかります。
692 :
探偵小説論(2):04/10/15 00:29:00 ID:OwRAvj3b
『匣の中の失楽』を再読しつつ、『匣の中』を読む。
うーん。やっぱり竹本って天才! 文章がうまい!
くるみさんの方は、本物と比べると見劣りがするけど、
でもこれだけのエネルギーをオマージュのために注げるとは、
なんて幸せな人だろう。彼女も偉い!
乾くるみは男だよ。
694 :
名無しのオプ:04/10/15 11:24:58 ID:K1Cwvnui
「13階段」高野和明
「グロテスク」終盤。一気に読んだ。評判どおり。
696 :
名無しのオプ:04/10/16 01:41:51 ID:BpUEKKo/
『世界は密室でできている。』
青春小説だな。あ、「新青春エンタ」というのか(笑)。
豊崎由美@『文学メッタ斬り!』の言う通りナイーブだ。
「仁丹」を呑み込むシーンが「ウゲ!」って感じだった。
697 :
名無しのオプ:04/10/16 02:40:39 ID:Sb1UI2Qm
「THE CHAT」椙本孝思
だいぶ以前に買って、忙しくほっぽといてたのだが、
さっき一気に読んだ。すげー面白かった。
これは掘り出し物。続編で出てるみたいなので
早速amazonに頼んだよ。
698 :
名無しのオプ:04/10/16 03:31:40 ID:2AZlLoBk
「黒猫館の殺人」綾辻行人。
数年ぶりに再読。
メインの仕掛けは覚えていたものの、真犯人は後半にさしかかったあたりでやっと思い出した(笑。
「館」シリーズ8作目は、この位のサクッと読めるのでお願いしたい・・。
699 :
小暮(^^)◇a11g5g5ku:04/10/16 11:08:54 ID:n1pkln1u
東野圭吾 「宿命」
を読んどる。
小口がキタネー
2chで好評価だった
「占星術殺人事件」島田荘司
を遅ればせながら読了。マガジンの金田一世代の漏れは悲しいかな
読みながらトリックが分かってしまい残念だった。10代のうちに読んでおきたい
作品だな。。最後は湿っぽくまとめてて好印象。「斜め、異邦」も読んでみる。
有栖川有栖の
「月光ゲーム」「孤島パズル」を読み終わり
続けて「双頭の悪魔」を読んでいる。
マジックミラーに失望して、有栖川にはその後手を出してなかったけど
このシリーズはなかなかおもしろいね。月光も、孤島も、どうも疑問に
残る点があったし、文章も、相手に心の中で呼びかけるような文章は
好きじゃないけど、作品の雰囲気がいい。
初京極で『魍魎の匣』を。
加菜子が好きです。
他のミステリー作家さんに比べて人間がよく書けているなぁ、という印象を受けました
703 :
名無しのオプ:04/10/18 14:23:19 ID:7uAoEqAS
>>702 いろいろ言いたい事あったけど・・・まあいいや
鯨統一郎
『喜劇ひく非喜劇』
すごく辛い思いで読んでるんだけど
…これから面白くなるよね?
705 :
名無しのオプ:04/10/18 16:00:52 ID:An7Oa2l4
>>704 わたし鯨統一郎
『喜劇ひく非喜劇』 序盤はつまらないけど
途中から おもしろくなるって言うじゃなーい?
でも 最後まで盛り上がらずにおわりますからー
結構本出してるけど打率が低いのはいかんともしがたい斬り〜
拙者こう見えても馬鹿ミス意外と好きなんで 切腹
706 :
704:04/10/18 16:50:16 ID:jsqFec3h
鯨自体は好きなんだけど。
鬼とか明治維新とか北京原人が好きだった。
がんばって最後まで読むよ!
鯨統一郎 「喜劇ひく悲奇劇」
泡坂妻夫「喜劇悲奇劇」へのオマージュ。
でもこれはひどい。こじつけもいいとこ。泡坂妻夫の完全勝利だな。
こじつけ具合が面白いんだが。
710 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/10/19 20:07:01 ID:RO74wjGb
西澤保彦「パズラー Puzzler 謎と論理のエンタテインメント」を読む。
期待していなかった分、予想外に楽しめた作品集であった。
例によって全話講評行ってみよう!
・「蓮華の花」 評価D
阿刀田高の短編を想起させる過去ネタのストーリー、前半から中盤までは読ませるものが
あるが、最後に明かされるトリックは無理あり過ぎ。
増して性能が良いPCが一般へ普及するはるか前の時代設定である。
私が担当エディターであったら、駄目出しして、即書き直しを命じていたであろう作。
「甘ったれるな!」という感が強い作である。
・「卵が割れた後で」 評価B
アメリカ育ちの作者の持味が良く出ている一編。ちょっとE・D・ホック風な作でもある。
・「時計じかけの小鳥」 評価C
角川スニーカー文庫収録作品だけにジュブナイルまがいの設定は致し方ないものがあるが、
リドルストーリーという結末(思春期の妄想)にしたら面白かったと思われな一編。
・贋作「退職刑事」 評価B
原典を巧く模写しているが、ストーリーに凝り過ぎていささか煩雑になった感がある。
原典は光文社文庫のセレクションに収録された「真冬のビキニ」に典型的見られるように、
シンプルな設定と合理的な謎解きが特色でありもっと読み易いのだ。
・ チープ・トリック 評価A
エロとバイオレンス充満、ジェイムズ・エルロイが本格ミステリを書いてしまったかのような異色作。しかし、結構謎解きミステリとして読ませるものがある。
エロとバイオレスによるスパイスではなく、ユーモアとオカルティズムのスパイスで
真面目に書いていれば、J・Dを想起させるような傑作になったのではないか。
なぜか貫井徳郎の解説にも、作者のあとがきにも触れられていないが、
本作と同じ殺人のトリックを使用した事件が何年も前にあった(未解決)
・ アリバイ・ジ・アンビバレンス 評価A
これもジュブナイル風の設定だが、えぐいストーリーが2人の高校生により淡々と謎解きされてゆく点には面白いものがある。
江戸川乱歩 「盲獣」
みんな誰かを殺したい
恩田陸『象と耳鳴り』
連城三紀彦『恋文』
を一話ずつちまちま読んでいます。
『恋文』。直木賞だしドラマ化されるしで、
なんとなく敬遠してたけど・・・
極上のミステリだった!
しかも電車の中で泣けて泣けて。
そうそう、連城って不運な作家だよね。
おもしろいミステリ小説を何作も書いてるのに、世間的なレッテルは恋愛小説家。
だもんだから、大部分のミステリ好きにスルーされて陽の目を見ない始末。
エーコ「薔薇の名前」いまさら読んでる。
キリスト教の議論の部分、すげぇ退屈だ。
なんとか下巻に突入。
倉知淳「星降り山荘の殺人」
うーん。
これから面白くなるのだろうか。
>>716 うーん。
私は面白くなりませんでした。
アンフェアだ!という人がよくいますが、アンフェアではないですよね。
間違いなくアレは書かれていますから。
それは理解した上で、なんだか気抜けする感じでした。
「星降り」はアレがやりたかっただけのような気がする。
「生首に聞いてみろ」(法月綸太郎)
半分まで読んだところ。
面白いとみんなが絶賛してるけど正直退屈。
連続殺人が起きるとかの派手さもないし、
石膏像の首がチョン切られた事件が起きただけ・・
これから面白くなるのだろうか。
なんとか
『喜劇ひく非喜劇』読了。
駄洒r…いや、回文と日本人の業の深さについて
考えさせられました。
ラストにしみじみ感動。
泡坂センセのも読まなきゃ〜。
「暗黒館の殺人」(綾辻行人)
まだ読み始めたばかりだけど、
すごく評判が悪いのに何か面白く感じるw
文章も読みやすいしこれからどうなるのか楽しみ。
まさかこれからつまらなくなるなんてないよね・・?w
高野和明「13階段」
なんとなく駅の本屋で購入
最初重い雰囲気だったけどなかなか面白い
そろそろ佳境なので一気にいきたいところ
でも人物があんまり魅力的じゃない
時計館の殺人 綾辻行人
今から読むが期待してます
724 :
名無しのオプ:04/10/25 01:08:52 ID:rC9GKj86
コンビ二で「名探偵登場!
日本ミステリー名作館@」とか言うのを購入。
赤川次郎)三毛猫ホームズのバカンス
有栖川有栖)屋根裏の散歩者
江戸川乱歩)D坂の殺人事件
二階堂黎人)変装の家
仁木悦子)黄色い花
横溝正史)蝙蝠と蛞蝓
Aからは是非、戸川昌子の短編を入れて下さい!!
仁木悦子もマイナーなのからどんどん載せて下さい。
>>724 (・∀・)イイ!!
そんな企画の本が出されてたのか…
全く知らず。
726 :
名無しのオプ:04/10/25 01:29:22 ID:rC9GKj86
うん、いいと思う。仁木悦子なんて売ってないの多いし。
でもねぇ・・・ちょっとした挿絵があるんですよ。。
火村とか明智とか、、イケメンなのw
キャラ萌えにはたまらんだろうね。∀
あの挿絵最低
ラノベファン層に読んで貰いたいという意図なんだろうが
作品選択にも新味が感じられず、全く魅力のない本になっている
天童こうた(←なぜか変換できない)「永遠の仔」
文庫が出たんで読んでるんだけど・・・
これ5冊にも分ける必要があるか?
ぼったくり杉。
パット・マガー「被害者を探せ」
なんとなくかったるいなあ
薄いから読めるだろうけど
730 :
英知恵:04/10/25 02:17:24 ID:mwt5Sl92
>>729 正直、ネタ本ですよね(^^;)
歴史的価値はあるだろうけど面白いものではない……。
流れ星と遊んだころ
宮部みゆきの「ICO」読んでるんだけど今一のりきれない。
元のゲーム知らないし、そもそもファンタジー慣れしていないので
各場面の様子とかが全く頭に浮かんでこなくて
(「光が射したら像が動いて向こうに長い石橋が見えた」とか)
読むの辞めちゃおうかな。
733 :
名無しのオプ:04/10/26 10:38:00 ID:uGuvseLI
京極夏彦の鉄鼠の檻。
正直飽きてきた。今半分くらい読んだけど。
匣は3日位で読めたのに・・・。
「ある日どこかで」リチャードマシスン
フィニイの「ふりだしに戻る」みたいでいい感じです
北村薫「街の灯」
たいして面白くない
やっと、霞の『ウサギの乱』ゲトしてきた〜〜
これから読む。
逃してしまった『おさかな館』も見つけないとなぁ。
見つけたときに買いそびれると、あっちゅー間に書店本棚から
駆逐される作家のファンはつらいよ。。。
737 :
名無しのオプ:04/11/12 18:14:21 ID:1+6RxOYV
『SAW-ソウ』行川渉(角川ホラー文庫)
同名映画のノベライゼーション。映画が面白かったので試しに読んで
いる。激しくつまらない。脚本をなぞっているだけ。日本の
ノベライゼーションは大概そうだけど。
>>730 眼前の事件の捜査ではなく、過去回想の語りで話が進むからね。
それがマガーの持ち味ではあるんだけど。
同じ作者の「七人のおば」は、同パターンだけど面白かった。
739 :
名無しのオプ:04/11/13 00:16:54 ID:5wuXbr5L
白い雌ライオン
暗黒館
読むのが辛い
これは拷問です
741 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/13 10:15:25 ID:g3OjZPbd
リアル鬼ごっこ。最初の設定だけでオチが丸わかり。
今になってやっと『深夜プラス1』読んだ。
アンディ・マグナブみたいだと思った。
ってそっちがパクったのか?
「頼子のために」法月綸太郎
じっくり読んでる途中
法月の「密閉教室」読み中。
結構面白い。
745 :
743:04/11/13 22:33:19 ID:4XvmNnkn
「頼子のために」読了。続いて「一の悲劇」読み中。
「頼子のために」はオレはちょっと・・・
いくら何でも人間というものを悪し様に描きすぎ。
水車館。今読むとトリックが簡単過ぎる。
出た当時はすごっかたのかもしれないけど。
1/3ぐらい読んだけどトリック分かっちゃった
8の殺人、我孫子武丸。
何、あの注釈。ふざけてるの?
あぼーん
水車館を読み始めた所
752 :
:04/11/17 22:09:27 ID:cKayriTM
消失!
佐々木丸美「雪の断章」
心情描写が長い・・・
初・篠田真由美で、『未明の家』
やはり同じ女性が書いているせいでしょうか、男キャラにちょっと萌えてしまいます…。
少女マンガのノリで読んでいます。
誰かオルフェウスのダンジョンの犯人教えてくれorz
フランチェスコの暗号
期待して読み始めたが
文章のひどさに挫折しそう
759 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/11/19 19:47:29 ID:MLTUIkBH
セバスチアン・ジャプリゾ「新車の中の女」を読む。
映画化された時に一度読んだ記憶があるが、丁寧な心理描写により古さを感じさせない
読み応えと面白さがある。
サンダーバードの実質的な所有者が絡んでいることまでは、読み始めてすぐにわかるの
だが、その先が全く読めない、
いかにも展開の面白さで勝負するフランス・サスペンス・ミステリらしい作だ。
後半の謎解きは、意外にも鮎ファンも堪能させるようなダイナミックなものに
仕上がっている。
この作家の作品で、今でもよく読まれているのは、「シンデレラの罠」だろうが、
出来栄えは本作の方が上である。
安っぽい新書新刊のミステリからは得られないアダルトなムードを楽しまれたい。
こういった点、心して読め!
せめて縦読みで楽しませてくれるとかさー、なんか工夫がほしいねぇ。
>>760 無理だよw
生後三ヶ月の赤ちゃんに
微分積分を講義せよ、と言っているようなもんだ
いとうせいこうの
ノーライフキングを今読んでる。
うそっぽい世界観だが、これも一興かと思う。
エンディングはある程度
よそうがつくものの、どれだけの描写をみせてくれるかに期待。
うすいながらも圧倒されたワールズ〜のように魅せてほしい。
すでに書評を読んでしまっているが、
インパクトが欠けることは無いと思うので楽しみだ。
はじめてこの作品を読むわけだが、
かのように時間がかかってしまったのは、
つとめて巡り合わせの悪さのためだとしか思えない。
これが面白ければ、しばらく純文学の世界にはまってみるのも
イイ(・∀・)!!と思う。
>>762 うまいねw
>かのように時間がかかってしまったのは、
ここらとか、すごくそれっぽいよー。
古処誠二 UNKNOWN
フレンチミステリという言葉は聴いたことがあるが、
“フランス・サスペンス・ミステリ”というのは初耳だなあ。
せめてフレンチ・サスペンスと表記してくれたなら納得もいくけど、
分けのわからない造語を作られても困るんですがねえ。
しかもこんな古典的作品を持ってきて、心して読めと言われても、何を今更ですな。
「とっくに読んでるけど、それがどしたの?」以外レスしようがないではないですか?
せめて作品の魅力を簡潔に語ってくれませんかね。
魅力も語らずに作品を推薦しても、誰も興味を持ちませんよ。
そんな意味のない推薦文はチラシの裏にでも書いておいてください。
島田荘司「龍臥亭幻想」上、下巻、読了。
オチは相変わらずの強引さ。
ミステリーつうよりあの世界観を味わうシロモノ。
まあ御手洗&石岡シリーズマニアは"とりあえず"ってとこ。
映像化を見逃した「細い赤い糸」。
事件がどのようにして繋がるかをいろいろ予想して楽しんでます
ページ数が300に満たないところもいいかもしれない
あぼーん
あぼーん
770 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/21 21:05:43 ID:lLvJq/JT
ほう、ネタバレ込みか。
そう書いてあるので読んでないが、削除対象として宣告するなんて勇気あるな。
では早速削除依頼してきますので、よろしくw
どうせ誰も読まないからいいけどw、ネタバレすんなよ!
小学生の感想文みたい。
ほとんど1行レス。
いや、感想すら書けないのならほんとに死んだら?>馬
折原一「倒錯の〜」
まだ2章目
「ウロボロスの偽書」と
「匣の中の失楽」と
「ドグラマグラ」を同時進行中。
頭の中がチャカポコチャカポコ(゚д゚)
「閉ざされた夏」
まだ出だしなので内容は把握し切れてないけど、
少し文章が鉛筆で添削されてる…。
「ドグラマグラ」
そう、こういうのが読みたかったのよ〜!
久しぶりにヒットかも。
あぼーん
あぼーん
781 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/11/22 21:17:50 ID:mp+NNojX
>>779の冒頭の文に脱字部分があるため、訂正を入れておくこととする。
>を行なったところ、前例に照らしても内容的にネタバレ
>は確認出来なかったゆえ、ノーカットで再現することとした。
>再度の削除依頼、削除を行なう場合は、ネタバレ部分を具体的に指摘すること。
上記につき下記のように訂正。
「削除された
>>768-769につき検証を行なったところ、前例に照らしても内容的にネタバレ
は確認出来なかったゆえ、ノーカットで再現することとした。
再度の削除依頼、削除を行なう場合は、ネタバレ部分を具体的に指摘すること。」
削除された矢先にまたネタバレ繰り返すなんて…メチャクチャだな
削除されると更新が面倒なので
書斎さんもう勘弁してください・・・・・orz
書斎さん、負けるな!漏れも今回の削除には心底怒ってる!
一人のコテハンを目の敵にした悪意ある削除だ!!
漏れをアク禁にしたければ勝手にするがいい。
断固講義する!!
「魔術王殺人事件」
びっくりするほどつまらん!!!!
昔は、文章やストーリーはともかく、
トリックには感心するのが一つくらいはあったのに(゚д゚)
せっかく久々に読んでみた二階堂だが、またしばらく読まんな。
>>784-785 何度言えばいいんだろう、ほんとマジ勘弁。
僕は一度だって削除されたことなんか、ないってば!
どこかの馬鹿と一緒クタにしないで下さいよ。よろしく。
今更ながら「遠きに目ありて」。
作者の目線の暖かさにホロリ。
>例によって、ネタばれ込みで全話講評行ってみよう!心して読め!
って自分で書いてるのに
>前例に照らしても内容的にネタバレは確認出来なかった
って、この人頭おかしいんですか?
消されてファビョっちゃった?
結果的にネタバレはないのだから、削除は明らかにおかしいよ。
>>789 削除人を嘲笑うがごとくの779の再掲であるが、検証したところ、
>例によって、ネタばれ込みで全話講評行ってみよう!心して読め!
と表記してある。これでは未読の私は怖くて以下の文は読めなかったが、
(そう書かれてあれば、安全だと言われても未読の人は100%避けるのは当然である!)
レスした本人が断言しているので、ネタバレを含んでいることは証拠として十分成立する。
しかもこのスレは「今、読んでいる」であって「読み終わった」ではない。
スレ違いもはなはだしいので、削除はやむをえないのは当然の処置と断言できるのである。
これは魔神王朝への反逆だ!謀反だ!!許せない!
793 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/25 00:26:55 ID:RN6ndifZ
>792
子供がこんな遅い時間まで起きてちゃいけないな。
ママのおっぱいでも飲んで寝たらどうだいwwww
リア鬼だよ!地雷踏んじゃったよ!
風呂で笑いながら読んでるよ!
でも売る為に濡らす訳にはいかない…。
>>792 そう思うなら、削除議論スレで文句を言いなさい。
しかし馬自身もそうだが、その支持者も誰ひとりとしてそこへ行こうとしないのはなぜだい?
796 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/11/25 06:25:52 ID:M7n6goWz
執筆のためポール・アルテ「赤い霧」を再読中。
作者の初期作ということもあって、作品全体に勢いのようなものは感じられるものの、
前半の不可能犯罪ネタは、作者が敬愛する本格のマエストロ、ジョンとの歴然とした
力の差を感じさせるものがある。トリックひとつ取っても、はじけ方が足らないのである。
後半は、展開が見え見えなおなじみジャック・ザ・リッパーものであり、
はっきり言ってTの名作短編の水増しに過ぎないものがある。
わざわざ読む価値は疑問の作ゆえ、後ほど十分に改行を入れ、メーン・ストーリー等を
紹介したく思っている。各人、こういった点、心しておけ。
あぼーん
あぼーん
799 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/25 06:50:30 ID:VS7t7MoJ
>>756 ここには「オルダン」読んでる人いないのかな?
UZIの謎がわからん。
800 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/25 08:36:29 ID:oHPFQjvd
801 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/25 11:23:23 ID:D7FwnLUh
>>796 >執筆のため
って言うのは、作家さんですか?
802 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/25 11:29:22 ID:OcDVCw5p
パクるためってことです
>>799 UZIの形とホワイティの地図の形って似てる気がする。
だから何がわかるってことでもないんですが。。
>>801 彼は2ちゃんへの書き込みを「執筆」、自分を「筆者」「作者」と呼びます。
805 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/26 10:02:37 ID:9ombBEQa
>803
UZIの写真がヒントって感じがする、確かに。
でもそれと事件のつながりがわからないにょ〜〜〜〜〜ん
806 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/27 12:40:35 ID:7vHLAfoC
P・コーンウェル「黒蝿」
ミステリじゃないけど、「痴人の愛」
スレタイに沿えば「透明人間の納屋」島荘
漢字にもれなくルビつきで、目がチカチカチカ
ミステリーって言っていいのかなぁ(出身はこのミスだけど)
浅倉卓弥「君の名残を」をさっき読み終わった。
つまらなくはなかったけど、なんか時々タルくなって、
チョコチョコ他の本に浮気しながら3週間もかけちゃったよ。
志は高いと思うし、筆力もあるんだろうけど、
なんていうか垢抜けない文章ですね。
愁嘆場がいちいち長すぎ、しつこすぎで「えっ、まだ続くの?」と
冷めてしまう。作者の思い入れが強すぎるのかな。
あと、叫ぶセリフの表記に「ー」「!」を使わないのは
美学なのかもしれないが、「ぁぁぁぁっ」に変えるのは、違うでしょ。
「誰も近寄ってはなりませぬぅぅぅぅっ」てw
むしろ滑稽。悲痛なシーンなのに笑っちゃったじゃないか。
原ォ「愚か者死すべし」読み終わった サインももらった
長い間待ったかいがあった
810 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/02 21:07:08 ID:yZvSYmro
高島俊男「中国の大盗賊・完全版」の最終章、毛沢東の項を読んでいるところだ。
毛を中国古来の大盗賊の系譜に位置付けた発想が斬新である。
本書を読むと、中国史における歴史ミステリのネタはまさに無尽蔵な感あり。
811 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/12/03 11:17:49 ID:IQjF4w/T
>>803 答えにはUZIはあべちかに形が似てるって書いてあった。ぷんすか。
「姑獲鳥の夏」 京極夏彦
映画化するってんで読んでおこうと今更初、京極夏彦。
分厚さの割に文が読みやすい。長文の羅列ばかりじゃないからかな?
読んでるだけで雰囲気を取り込めるし、思ってた以上に古臭くない。
文と文の空間が空く所、文の長さの統一感があるのが良いと思った。
スラスラと最後まで読めそう。なかなか面白いかも…
なんか珍しい。好きな雰囲気。純日本なんだけど古臭くない。
ただ。見慣れない難しい漢字にはぜひ最後までルビを…!
813 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/12/03 19:26:34 ID:lMQfbv9C
福井晴敏のローレライ。亡国が面白すぎてうんち出そうになったから これも期待してるが どうやらうんちは出ない雰囲気だ
>>813 俺と同じだ
亡国おもろかったんでローレライ読んでます
でもかなりスローペースです
815 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/03 20:34:35 ID:4Q/Dyw9n
キン肉マンを読んでます(笑)。
ミステリじゃないけど川端裕人のリスクテイカー
815 :板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ :04/12/03 20:34:35 ID:4Q/Dyw9n
キン肉マンを読んでます(笑)。
818 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/04 05:46:49 ID:DoSbA6eK
819 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/04 09:56:56 ID:pHNYCkx4
ジェイムズ・エルロイ「ビッグ・ノーウェア」を読んでます。
二階堂の「悪魔のラビリンス」
激しく挫けそうだ。全然、読み進まず
ちょっと読んではテレビ見たり。
・・・もしや壁本なのか??
マークスの山。
文庫版上巻の半分くらいまでしか読んでないけど、早くも挫折の悪寒・・・
822 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/04 19:16:43 ID:f2ViYh1U
女刑事の死 ロス・トーマスはめっちゃうんちでるね。
便秘の時にはオススメ。
北森鴻「螢坂」
北森は今のところすべて読んでるけどハズレがほとんどなくいので好きな作家のひとり。
その前に読んでいたのは霞流一「六地蔵殺人事件」
宗教監視組織のおっちゃんと地蔵の首を盗まれた坊主のメタっぽいミステリ?
824 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/05 12:12:41 ID:IS1FJiMX
綾辻行人 殺人鬼
おもしれー
>>824 ああ、おもしろいよな。
色んな意味で。
読む本がなく、家の本棚をあさると出てきた今野敏「蓬莱」ってのがあらすじ読んで
おもろそうだったので読んだらおもろかった。
トレント最後の事件
やっと手に入れた。読み始めました。たのしみ。
>>826 一瞬、ほうれんそうって読んじゃった
テヘ
ほうこくれんらくそうだん
ホラーだけど、諸星大二郎「キョウコのキョウは恐怖の恐」
831 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/10 00:21:43 ID:bPgwdanl
蓬莱うまそー>551
東野圭吾「さまよう刃」を読んだ。
縛ってもらってレイププレイをする約束だったのに(自分♀)
萎えちゃいました…。しばらくそーいうことはしない…。
しかしこの人は相変わらず巧いな。
次は原リョウでーす♪
ノンフィクション物だけど、ハロルド・シェクター「オリジナル・サイコ」
まやゆたか「翼ある闇」
現在100ページ弱読了だが、ありきたりな舞台設定、薀蓄の無意味な羅列、キャラクターのつまらなさ、
と作者が執筆当時20歳だってのを事前に知ってなかったらうんこ拭いてるぐらいに退屈。
ぢになったらアホくさいからしないけど。
>>834 それは、きちんと最後まで読んでください。怒りだしそうになっても
>>834 文章もヘ超絶タクソで凄いでしょ。
「リアル鬼ごっこ」が出版されるまでは間違いなく日本ワーストだったよ。
あと凄いのはこの人、2作目ではさらにヘタになってるんだよ。
「翼ある闇」はあれでも編集者が相当手直ししていると思われ。
837 :
836:04/12/13 13:28:30 ID:Vn7mASRm
ごめん間違えた「超絶ヘタクソ」ね
「鴉(幻冬舎文庫)」では上手くなっているので見捨てないように・・・この人にしてはちょうどいい長さでまとまってます
839 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/14 22:05:14 ID:siNNVSGc
バーバラ・ミント「書く技術・考える技術」を再読中。
ピラミッド原則で知られる書。
ミステリ及びミステリに関する論考の鑑賞・執筆にあたり資する面が多いもの
があるゆえ、ここで紹介しておく。
基本的な事だが、ミステリは演繹法よりも帰納法で書いた方が面白いものが
仕上がるような感がある。
当初は、経営コンサルタント対象に書かれた著書ゆえ2ちゃんねらーレベルの頭脳には
きついものがあろうが、心して読め!
↑小説ではないためスレ違いです。
削除依頼を出しておきますね。
↑
暴挙である!
↑
自演である!
「暗黒館の殺人」綾辻行人
途中で本が行方不明になっていたため
今から続きを読みます。
なんでタンスの中に入ってたんだろう……
ホラー調で結構好きな感じなので期待したいんだが。
正しい書名は「考える技術・書く技術 問題解決力を伸ばすピラミッド原則」
再読までする割には、書名さえまともに覚えていないのかという感がある。
その程度の記憶力もなく、かつ書名を確認しなおそうともしない馬レベルの頭脳には
きついものがあろう。心して読んでいるのか?w
東野圭吾の「悪意」
彼には今まで、してやられたからな…(「どちらかが」「私が」然り)
この本ではちゃんと事件解決するのかな(´・ω・`)ショボーン
>>845 してくれますよ。綺麗にオチもまとまっているし
847 :
魔人じゃないけど:04/12/16 12:00:26 ID:y1qeIVGm
>>844 さすがに重箱のすみつつきすぎでしょうw
>>847 人に論考してやるって態度の人間にしては致命的ですよ?
雑談なら書き間違いでも済むだろうが、論考と称するなら書名くらいちゃんと書けっての。
石田衣良の「アキハバラ@DEEP」読了。まあ巧いとは思うんだけど
相変わらずこの人の小説って代理店ぽいな(元代理店勤務だよね)。
デビュー作からドラマ化前提ですので!みたいな雰囲気は一貫してる。
そして、セリフやキャラ分担がいちいち70年代の少年漫画みたい。
チームみんなで頑張ろう!みたいなシーンで、武闘派美少女が
一人立ち上がり、「シッシッ」とシャドーボクシングを始めるとか
ワロタ。今どき少年ジャンプでもそんな古くてベタな描写見かけないぞ。
でも、仲間2人が拉致された場面の切り抜け方には感心した。
ほんと、全体通してよく練られたドラマ原作・漫画原作って感じだった。
作者のルックスに関しては、カッコいいんだか悪いんだか未だに微妙。
852 :
名無しのオプ:04/12/21 21:19:59 ID:HMiOi3y6
石田は売れ筋狙ってるのが嫌いだ
853 :
名無しのオプ:04/12/22 04:04:25 ID:3FwfoKpk
石田はどうみてもブサイクだろ。ブサイクなゲイって感じ。
石田衣良はまぁまぁイケてると思うよ。
あれがブサなら他の作家なんか(ry
全くだ。
蘇部なんかどうなる。
【作家かどうかもあやしい】
「柳生忍法帖」の上巻
読み始めたところ
857 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/24 20:56:50 ID:wjMxD0PF
>>856 そりゃあミステリじゃないぞ
執筆(本格ミステリコード)準備のため、ロナルド・ノックス「陸橋殺人事件」を
再読中。一時期は幻の名作化していたが、アントニイほどの毒気も無く、
平板な出来栄えである。
しかし、ノックスが策定したルール等が厳守されていれば、
今日のような糞作品の量産されなかったかと思うと、今後の本格ミステリの行く末には
憂慮すべきものがあるやに思う。
「フレンチ警部と漂う死体」をば
いかにも栞に使ってくれといわんばかりの人物表がいいんだが、それなのに紐(正しい
名称しらん)もついてるんだよな。充実した栞部分がうりなのかしらん。わけわかりませ
んわw
859 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/24 21:24:44 ID:wjMxD0PF
僕ねえ。
京極夏彦どすこい読んでマス
空の境界
意外と面白い 文章は読みづらいがけど
864 :
名無しのオプ:04/12/26 14:36:56 ID:jO7x89up
虚無への供物(下)
文章はかなり好きなんだが、気を張って読まないと、あれ?今どういう状況だっけとかなる。
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」 フィリップ・K・ディック 著
読んでいます。
東野圭吾 「片想い」
こんな話だとは知らなんだ。
暗黒館がもったいなくてなかなかすすみましぇん
869 :
読後感:04/12/27 19:00:12 ID:8kzyHZ2i
「ロイストン事件」
いやぁ流石ディヴァイン。
他の凡百どもとはひと味もふた味も違うね。
870 :
名無しのオプ:04/12/27 19:26:41 ID:Djd8x6bK
8の殺人/我孫子武丸
館ものミステリはあはあ
「ロックンロール・ウィドウ」カール・ハイアセン
あいかわらずのハイアセン。好きだぜ。
山田悠介「リアル鬼ごっこ」
これ程までに文章がひどいとは思わなかった。
最初の1行からすでにひどい。
鬼に追いかけられてる場面とか、全然絵がイメージできねえよw
柳生忍法帖の下巻
上巻を読み終わって、すかさず下巻に
「天城一の密室犯罪学教程」PART1の半分くらいまで読んだけどちょっと微妙。
どれも「朝凪の悲歌」くらいの長さが有れば丁度いいんだけどなぁ。
デクスターのオックスフォード運河の殺人
僕としては、このスレがさがっていてはいけないと思うのであげる。
僕は今、坂口安吾の「不連続殺人事件」を読んでいる。
僕は、国内の古典が結構好きなのである。
小説内の時代が今と違うだけで、なんだか異次元の世界に迷い込んだようで
楽しいのである。差別用語も、逆に物語に暗い影を与えるのに役立っていて
不謹慎かもしれないが、それもまた一興なのである。
明けましておめでとうございます。
大吉〜吉ならば国産のミステリー、
それ以外ならば海外ミステリーを読もう。
お年玉で買える本の中で。
「生首に聞いてみろ」おもろなかった。。。。
879 :
名無しのオプ:05/01/02 04:01:37 ID:PyCkx+ye
乾くるみ イニシエーションラブ
3分前に読了。
そんなに絶賛されるほどの作品かな・・・と首かしげながら今この板に来てみた。
なんかリアルでありそうな話だしなあ。
880 :
読後感:05/01/02 13:41:05 ID:xq64z5r3
カー「喉切り隊長」
現在92ページ。いやもうニヤけてきた。
時々読むカーはいいもんだ。
いつもじゃイヤになるけどw
881 :
名無しのオプ:05/01/08 17:08:25 ID:uwlZ6RUB
生首に聞いてみろ
882 :
読後感:05/01/08 18:29:32 ID:PraRdyQF
十章で中断…
人間関係のアウトとインが違和感ありすぎ。
「白い僧院の殺人」に移りました。
883 :
名無しのオプ:05/01/08 22:01:24 ID:3HX3rXlt
法月の
頼子のために
884 :
名無しのオプ:05/01/08 22:21:46 ID:Cs5H5G4u
土か煙か食い物。
出来がいいわけじゃないが何故か惹き付けられる文章やね。
暴力描写が多いのが心地いい。
↑煙か土か喰い物ね
自分が読んでるのは奥田ナントカの邪魔
乙一「GOTH」
第3章「犬」まで読んだ。
あり得ん。
あまりにあり得ん。
横溝正史「悪魔の寵児」
エロイね
西澤の七回死んだ男。
恩田の夜のピクニックが面白くなさそうだったので乗り換え。
麻耶雄嵩の「夏と冬の奏鳴曲」を読んでるんだが
なんだかイライラしてきた
「葉桜の季節に君を想うということ」
重くて持って歩くのしんどい。。。
>>879 「うゆーさぁん♪」とかいうあほくさい話でしょ。
こっちが蒼白になるほど文章がひどい上、トリックも壮絶にバカっぽいよ。
こんなのが新本格の旗手といわれていたので、当時は頭痛かった。
作者本人がヘタクソなのは仕方ない、世の中にそんなのはごまんといる、
ただそんな奴をプロ扱いして作品を出版する編集者は何を考えてるのかと。
後世「リアル鬼ごっこ」なんぞが登場するとは夢にも思わず、
編集者と出版社の良識をまだ信じていた幸福な時代……
「虚無への供物(下)」
風呂ん中でしか読んでないからなかなか読み進まん
894 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :05/01/15 15:55:02 ID:qXO6tbxK
かっては単独スレもあった隆慶一郎「影武者徳川家康」を読み始める。
当時は「なにゆえ単独スレ?」と思ったが、隆作品中でこの板に適合するのは
本作のみかと思う。「徳川実紀」の記述を発端とした破天荒な歴史ミステリ。
池宮彰一郎が盗作問題を起してしまった今日、早逝が惜しまれる作家であった。
それはともかく、文庫本上・中・下3分冊、各500頁超えのボリュームだが、
劇画タッチの語り口は、頭の中身が軽めのミスヲタにも読み切れる可能性があるやに思う。
895 :
名無しのオプ:05/01/15 17:36:08 ID:ebEv+lLL BE:28829039-
京極 魍魎の匣
ぶ厚いけどデビュー作よりはおもしろい。序盤はレズの話
896 :
名無しのオプ:05/01/15 18:28:59 ID:fRk9YRw8
綾辻行人の「殺人鬼」
解説の人も書いてたけど、
思わず目をそむけたくなります。
でも、2も既に買っちゃってるので、
がんばって最後まで読みます。
舞城の「煙か土か食い物」
文体は単に下品なだけで別にたいしたことないと思うが
なかなかおもしろいわ。
898 :
読後感:05/01/16 20:02:43 ID:GoMzsH/7
「勘修寺・紅葉の誘拐ライン」
文春9位!楽しみだ♪
京極夏彦 「狂骨の夢」
ちょうど読み終わった。
……面白かったけど、予想が当たっちゃってorz
去年読みかけて挫折した「ワイオミングの惨劇」に再挑戦しているけど、
やっぱり何というか心楽しい作品ではないよね。
惹かれるけど、読んでいて辛くなる。
スウェーデン移民の娘で、ブサイクでデブで非処女のカースティは
町を占拠した悪党どもの生け贄に差し出され、
同じ年頃なのにWASPの娘で美人で処女のルース・リリアンは
存在さえも隠してもらい、町中に守ってもらえる。
(主人公の青年も、カースティに誘惑されて何度か関係を持ったくせに、
ルース・リリアンの方が好きで、必死になって彼女を守る)
カースティの身になれば、それは納得いかないわなぁ。
でも、読んでいてカースティにはあまり同情できないから不思議。
>>900 え、これってそういう作品なの?
積ん読で置いてるけどあのトレヴェニアンの作品なので
近いうちに読もうと思ったが、読む気が失せそう・・・
902 :
900:05/01/21 14:59:12 ID:W/S8tW15
>>901 いや、ネタバレ抵触しない程度の、途中のエピを書いただけだから。
物語の骨組みは、ある意味典型的な(昔の映画「真昼の決闘」とか
みたいな)西部劇ですよ。自分は昨日読み終えたけど、
トレヴェニアンだからと買った貴方なら、きっと後悔しないと思う。
あと、処女の娘はユダヤ人だった。間違えました。
903 :
名無しのオプ:05/01/21 20:00:45 ID:7NrF3c0D
西尾維新「クビキリサイクル」
読まず嫌いはいかんと目を通してみたが
早くも頭痛がしてきましたよ
904 :
名無しのオプ:05/01/21 20:54:45 ID:iIKpJPgl
パットマガーの七人のおばを読み始めた(・∀・)かなりの名作みたいだから楽しみだ。
矢作俊彦「The Wrong GoodBye」いまからいきまーす!
906 :
901:05/01/22 21:44:39 ID:39g/sY3C
>>902 サンクス。安心しました。
んじゃさっそく週明けの電車本にするか・・・
「グリーン家殺人事件」
何も考えずにお年玉でヴァン・ダイン揃えてしまった。
ベンスン、カナリヤは正直微妙だったので、今度こそ…。
乙一「暗いところで待ち合わせ」を読み始めた。
その前に読んだ本が「桶川ストーカー殺人事件−遺言−」
その前が「華岡青洲の妻」なので、とっても軽く感じる。
箸休めっていう感じかな。
『共犯マジック』北森鴻
連作短篇書かせたらさすがだ。面白かった。
けど、自分に舞台となる時代の知識がほとんどないので
未消化な感じ。
910 :
名無しのオプ:05/01/30 01:41:18 ID:QW92KK0k
藤原伊織「テロリストのパラソル」
この人ずっと女だと思ってた・・・
法月綸太郎「生首に聞いてみろ」
読みやすい。でも、作者本人の顔が頭に浮かんでしまって萎える。
有栖川といい、作者と同名の主人公にするなら顔は出さないでほしい。
すごいかっこいい人なら別だけど。
あと、原リョウみたいに妙に雰囲気のある写真だけ出すとか。
912 :
読後感:05/01/31 05:46:14 ID:VXlE2MxM
「リピート」読んでる。
いい引きだ。
殊能将之「鏡の中は日曜日」
前作「黒い仏」が( ゚д゚)ポカーンだったんだが
これはどうなんだろう?
>>913 大丈夫です。
きちんとしたミステリー特有の驚く展開が待ってますから
乱れからくりを読んでいる。
解説が中井英夫だということが嬉しい。
「鏡の中は日曜日」イマイチだったな
「黒い仏」よりはマシだけど
貫井徳郎「慟哭」
3分の1くらい読んだところ。
いかん、これおそらく仕掛けに気付いちゃった・・・
まあでも最後まで読んでみるよ。
918 :
ネタバレスレ議論&投票中@ローカルルールスレ:05/02/05 13:12:39 ID:LpBlXri6
桐野 夏生
「OUT」
この人女だったなんて・・・ずっと男の人だとばかり
「さよなら妖精」米澤穂信
いいなー、こういう雰囲気。いま三分の一くらい。
921 :
読後感:05/02/05 21:33:12 ID:zJV06P85
鳥飼否宇「非在」
つかみはバッチ。
後はどんだけ失望させられないかだな。
山風の短編集「忍法関ヶ原」
表題作から始まってとりあえず三編まで読んだけど、今の所イマイチなのばっかだな
「忍法甲州路」は新剣法がセクースしながら編み出されていく過程にはワロタが、オチに萎えた・・・
923 :
ネタバレスレ議論&投票中@ローカルルールスレ:05/02/09 15:54:29 ID:jnYd6Nav
「あでやかな標的」ベン・ベンスン
地味ですねえ。この作品。つまんねえぞ〜。
924 :
ネタバレスレ議論&投票中@ローカルルールスレ:05/02/09 16:11:09 ID:hYCXfmB/
笹本稜平「グリズリー」
最初っから最後まで文章が堅くておもしろみがない
読み進むのつれーー
925 :
ネタバレスレ議論&投票中@ローカルルールスレ:05/02/09 19:39:17 ID:ePxGgMjd
「そして粛清の扉を」
イマドキ暴走族ってありえねー。しかもクラスの3分の一を占めている。
萎えるなあ。まあ、読みやすいから最後までは読むけど。
「パーフェクトプラン」
昨日まで読んでいたんだけど、今日は本が見つからない。
でも、期待したほどじゃないな。
なんか物語が上滑りで、入っていけない。
このミス受賞小説ははじめて読んだけど、みんなそんな感じなのかな?
>>926 そんな感じです。このミス受賞小説はあまりミス板でも読んでる人がいない
宝島だし・・・
>>926 上申なんとか(山田悠介のお兄さんみたいな作家)よりはマシだよ。
929 :
ネタバレスレ議論&投票中@ローカルルールスレ:05/02/10 22:28:25 ID:UoLGIeLN
>>917 上甲宣之「そのケータイはxxで」だな。
あれも酷かったな。
930 :
ネタバレスレ議論&投票中@ローカルルールスレ:05/02/10 22:57:06 ID:pEhNbxSV
数奇にして模型。
サマーアポカリプス読んでますお。
伊賀忍法帖
ウイリアム・アイリッシュ短編集1
「晩餐後の物語」
アイリッシュはおすすめ
>>925 読み終わったら(メル欄)スレへどうぞ・・・
Zの悲劇読んでます。
これはこれで(・∀・)イイカモ!!
正直言って「Yの悲劇」は理詰めで語るシーンが多くて微妙だった自分orz
霧越邸殺人事件
館シリーズを一通り読み終えたので読んでみる。
嵐の山荘物好きかもしんない…楽しい
くノ一忍法帖
伊賀を読み終わってすかさず読み始めてる
連休は読書に耽るのに最高だ
「泥棒は図書室で推理する」
まだ前半だけど、楽しい
939 :
ネタバレスレ議論&投票中@ローカルルールスレ:05/02/15 15:53:18 ID:ngWrisOC
最後までよだれ垂らしながら一気に読めるようなおもしろい小説ないですか?
館シリーズ4作目
飽きてきた
清涼院流水の『秘密室ボン』だな。
942 :
941:05/02/15 19:29:04 ID:eRuGyfUv
ぐわっ!!なんだこの落ちはw
943 :
ネタバレスレ議論&投票中@ローカルルールスレ:05/02/16 00:02:55 ID:KvoHoIie
先日渋谷のツタヤでチラッと見かけたんだけど
高見広春でないバトルロワイヤル(外伝みたいなの?)って出てない?
時間がなかったからよく見なかったんだけど、気になってぐぐって
みたんだけど、全然引っかからない・・・俺が見たのは何??
944 :
ネタバレスレ議論&投票中@ローカルルールスレ:05/02/16 00:17:34 ID:g7lJIgiB
キョウコのキョウは恐怖の恐
946 :
ネタバレスレ議論&投票中@ローカルルールスレ:05/02/16 01:26:51 ID:I0UFvX0K
ドグラマグラ
なんか頭痛くなるからちょっとずつしか読めない
947 :
ネタバレスレ議論&投票中@ローカルルールスレ:05/02/16 04:01:47 ID:IwHjZbdt
スクール☆ウォーズ
泣き虫先生の7年戦争
948 :
精神薄弱者:05/02/16 04:43:45 ID:hmcjLZya
>>947 それは、ミステリーなんですかね。
僕は違うと思うんですよね。
学園ものって感じですよね。
949 :
ネタバレスレ議論&投票中@ローカルルールスレ:05/02/16 12:25:58 ID:A+QL3G+O
BATTLE ROYALEII外伝 3−B 42 students
って読まれた方いらっしゃいますか?
面白いんだろうか・・・
950 :
sage:05/02/16 12:39:09 ID:OnZClUFu
……私という名の変奏曲
951 :
ネタバレスレ議論&投票中@ローカルルールスレ:05/02/16 13:24:18 ID:1frn3SdZ
生首に聞いてみろっておもろいの?
>>951 俺の感想はつまらなかった
というか途中で読む気をなくした
「月夜の晩に火事がいて」
読み終わった。
読んでる間ずーっと面白かったんだけど解決編がちょっとなあ。
せめて「3人」の会話で謎を解いてくれたらもうちょっと納得できたかも。
森博嗣「夢・出会い・魔性」
ミステリ部分は駄目っぽい。人物の会話がいい。
辻村深月「冷たい校舎の時は止まる」
意外に面白い。でも博嗣って奴がいるのが気になる。
京極夏彦の最初の作品(タイトルの漢字がわからん)
面白いけどかったるい。
ヴァン・ダイン「ケンネル殺人事件」
DVDもゲットしたんで、読み終わったらそっちも見てみる予定。
ロバート・トレイヴァー『裁判』上巻おわり。
当時本国で大ベストセラー、大岡昇平が解説で褒めてる。
だが今のところは微妙。
>>953 コメディの部分は良かった。事件は普通。
芦原すなおはそもそもミステリ畑じゃないから。
法月綸太郎の「生首に聞いてみろ」を買ってみたんで
おさらいついでに初期作品から読み直してみてる。
雪密室とか新冒険とか。
でも法月は好きなんだけど、生首の評価がイマイチなんで
ちょっと複雑。それなりに楽しめたらいいなぁ('A`)
久々に麻耶雄嵩の「翼ある闇」を読み返している最中。
なぜだろう、初めて読んだ時よりも疲れる。
959 :
ルール変更議論中@ローカルルールスレ:05/02/28 17:35:37 ID:+XBiOQkU
>>958 妙ちきりんな名前の並ぶ今鏡家の系図を見ただけで、もう・・・
「注文の多い料理店」「少年の日の思い出」
961 :
ルール変更議論中@ローカルルールスレ:05/03/01 02:49:46 ID:2FnSr4/c
「果てしなき渇き」読んだ。かなり濃い。
親父の変態ぶりに引いたが、なかなか楽しめた。
後半の狂ったような展開は、ことさらに読者を選ぶ。
この作者の頭の中を思うと、いかれてるとしか思えない。
昨日一晩で読見切った俺も、いかれてる気がする。
だが、構成力と文章力は圧巻!
962 :
ルール変更議論中@ローカルルールスレ:05/03/01 08:39:01 ID:UBPjwBxt
作者名くらい書けよ
阿刀田高 「黒い箱」
朝から読み出してあと20ページほど。
収拾がつかないまま終わりそうな悪寒。
性に関する考察は興味深い。
阿刀田作品は長編に目ぼしいものがないのでご勘弁を…
短編集なら
「冷蔵庫より愛をこめて」「ナポレオン狂」「待っている男」等ありますが
僧正殺人事件。
古典海外ミステリは久しぶり。
クリスティやクイーンやカーを読み耽ったのは、
もう十年前だ。読んでいて、何もかもが懐かしい。読み終わりたくない。
由良三郎「悪魔の呼気」。
なんか表現が古くさいと思ったら、作者は大正10年生まれだって。
石崎幸二 日曜日の沈黙
1章読了
ギャグが面白くない
死ねって感じ
横溝正史「獄門島」
久しぶりに読んでるけど普通に面白いな、やっぱり
文春で連載されてるやつ?
970 :
名無しのオプ:05/03/13 22:11:00 ID:mNZi3xrh
大沢在昌「ニッポン泥棒」。
30ページほど読んだだけだけど、私には面白くないんだけど・・・
もう少し読んでつまらなかったら止めよう、時間の無駄だし。
オリエント急行殺人事件読んでます。
初読みなのですがなんかおぼろげにトリックが解っちゃったんですけど・・・
(メ欄)?
土曜日に前から読みたかった『天空の蜂』@東野圭吾を文庫で買って、
2/3ほど読んだ。確かにおもしろいし、専門知識をわかりやすく読ませる筆力も凄い、
物語と語り部の距離感が絶妙な点も流石は東野ミステリと唸ってしまうのだけれども、
根本的な疑問、これってミステリなのだろうか?
ミステリって何かね
「銀輪の覇者」
斉藤純って初めてなんだけど
文章がヘタっていうか、折原一みたいで
表現能力が欠けてるっていうか・・・・・・
なんか、下手な芝居の脚本読んでるみたい。
真保裕一あたりなら、もっともっと上手に書くのになあ、と残念。
森雅裕「モーツァルトは子守唄を歌わない」
まだ序盤だけど結構おもしろい
清涼院流水コズミック&ジョーカー
コズミック流は途中で読み飛ばしてジョーカーに入った
原ォ「愚か者死すべし」、
文書カッコつけすぎ。
実際そんなこと言う奴いないだろうって感じ、アホらしくなって途中ヤメ。
978 :
読後感:2005/03/21(月) 15:53:27 ID:RDu7NSzD
「妖異金瓶梅」
ワンパターン過ぎてちょっと…
水滸伝がらみのはおもろいかも。
979 :
名無しのオプ:2005/03/21(月) 17:35:15 ID:j9V6Zxyr
『塗仏の宴 宴の支度』京極夏彦
『宴の始末』も一緒に買ってきました。
これでまた現実逃避できる……。
980 :
名無しのオプ:2005/03/21(月) 17:41:53 ID:Wme74GjW
『幻想運河』有栖川有栖
有栖川が終わったらもう読みたい作家いないや・・・
発掘しないと。と思って板にやってきました。
981 :
名無しのオプ:2005/03/21(月) 21:45:31 ID:dT7Ix6Jv
アナザヘヴン2 4
これはもうネタとして笑うしかないな。
982 :
名無しのオプ:2005/03/21(月) 22:40:39 ID:H9A2oWME
マヤユタカの「烏」。体言止めを多用しすぎてて非常に安っぽい文章
983 :
名無しのオプ:2005/03/21(月) 22:49:29 ID:Mse7qZsh
『日本探偵小説全集』第1巻
984 :
名無しのオプ:2005/03/21(月) 23:23:33 ID:QOgg059H
日影丈吉「ハイカラ右京探偵全集」
985 :
名無しのオプ: