1 :
えへ♪:
2 :
名無シネマさん:03/02/20 20:13 ID:hjXIz8N3
3 :
名無シネマさん:03/02/20 22:14 ID:R+sg8pAe
あげあげ
般 羯 多 呪 多 得 想 掛 所 亦 無 耳 不 是 異 蘊 観 摩
若 諦 呪 能 是 阿 究 礙 得 無 意 鼻 増 舎 色 皆 自 訶
心 羯 即 除 大 耨 竟 無 故 老 識 舌 不 利 色 空 在 般
経 諦 説 一 神 多 涅 掛 菩 死 界 身 減 子 即 度 菩 若
呪 切 呪 羅 槃 礙 提 盡 無 意 是 是 是 一 薩 波
波 曰 苦 是 三 三 故 薩 無 無 無 故 諸 空 切 行 羅
羅 真 大 藐 世 無 陀 苦 明 色 空 法 空 苦 深 蜜
羯 実 明 三 諸 有 依 集 亦 聲 中 空 即 厄 般 多
提 不 呪 菩 佛 恐 般 滅 無 香 無 相 是 舎 若 心
虚 是 提 依 怖 若 道 無 味 色 不 色 利 波 経
波 故 無 故 般 遠 波 無 明 觸 無 生 受 子 羅
羅 説 上 知 若 離 羅 智 盡 法 受 不 想 色 蜜
僧 般 呪 般 波 一 蜜 亦 乃 無 想 滅 行 不 多
羯 若 是 若 羅 切 多 無 至 眼 行 不 識 異 時
諦 波 無 波 蜜 顛 故 得 無 界 識 垢 亦 空 照
羅 等 羅 多 倒 心 以 老 乃 無 不 復 空 見
菩 蜜 等 蜜 故 夢 無 無 死 至 眼 浄 如 不 五
提
薩
婆
訶
5 :
名無シネマさん:03/02/21 15:26 ID:hOteWB5h
あげとくか(w
6 :
名無シネマさん:03/02/21 16:21 ID:uy3gzzBz
ハスミンが映画批評に参入してきて、それまでの批評をけ散らし、覇権を
にぎっていく過程はどのようなものだったのですか?
ぼくは1967年生まれだったので、80年代半ばに、ハスミンを読み始め
ました。(同じ頃に、あと浅田、柄谷とかも知りました)その頃では、
もう徹底的に洗練されたスノビッシュなスタイルには魅惑される以外の
選択肢はなかったです。
70年代(ぼくが小学生だったころ)におけるハスミンの華麗な登場は
どういったものだったんですか? ハスミン登場以前の映画批評はぼくには
もうまったく皮膚感覚ではわからない、です。
ハスミン・デビュー当時の感覚をすこしでも教えていただけたら、と思います。
7 :
名無シネマさん:03/02/21 17:20 ID:1P7/hhUB
>>6 ここさ見れ。この華麗なる書誌から、類推しては?
http://www.bekkoame.ne.jp/~verite/hasumien/preface.html いきなり、スレ違いでなんだが、現在の日本の日常における、ハスミンを初
めとする知識人の存在価値が、オレにはよくわからない。
お膝元の東大ですら、ハスミンの名前を知らないで入ってくる学生が大部分と
いう現状がまずある。そもそも、日本の大学は、ある種の家元商法というか、
普通の学生には学位(卒業資格)のみを与え、限られたゼミ・院の学生にのみ、
狭い範囲でのアルチザン・ギルド的知性を与える場所に堕しているしね。
(例えば、ノーベル賞を獲った田中さんも、専門知識以外では余りにも普通の
人で、ちょっとがっかりする。ノーベル賞を獲るような知性には、イヤミな
ぐらいの教養人でいて欲しいw つーか、日本の現在の教育では、立花某が持
てはやすようなリベラル・アーツ的教養は身に着かないから、仕方ないんだけどね)
8 :
名無シネマさん:03/02/22 07:00 ID:g/cupKKq
≫7
空気読め
9 :
名無シネマさん:03/02/22 07:06 ID:AjLUGcj9
おすぎLOVE
10 :
名無シネマさん:03/02/23 10:05 ID:coAccOEe
おすぎ だから変な言い方だけど、週刊文春で戸田奈っちゃん(奈津子)の
悪口が書かれていたけど、映画は流れで見なくちゃいけないんで、
一部分のここのところはこうなんだとクレームをつけてる人がいるけど、最低!
ピーコ そうよ。
おすぎ 映画の流れがどういうものか、分かってないからよ。
ピーコ あれはほんと、重箱の隅を突ついているようなものよ。
おすぎ 映画のスーパー字幕は、20字2行と決められてるからね。とても難しいのよ。
12 :
名無シネマさん:03/02/24 20:54 ID:1vR9KsLM
ロード・オブ・リングスいいっすね
13 :
名無シネマさん:03/02/25 07:41 ID:j3qZ6/Sq
しまった。前のスレッドに書き込んでしまった…。重複しますが、ここ
にも書き込みます。ごめんなさい。
---
映画狂人の最新刊、やっと手に入れました。
http://www.kawade.co.jp/bookdata/bookdata.asp?ISBN=4309266185 前の「あの人に会いたい」は平積みになっていたのに、今回は1軒の
店では置いておらず、もう1軒では棚にひっそりと1冊置いてあるだけ。
ここのスレッドでも話題になっていないし、世間的にはもう関心がない
のでしょうか…。
ところで、まだ読み始めたところですが、あとがきに書かれていること
は、事実上の映画評論家復帰宣言と捉えて良いのでしょうねぇ。
14 :
名無シネマさん:03/02/25 10:30 ID:fJeAp0eC
最新刊おもしろかった?2000円高いよ
高いよな
16 :
名無シネマさん:03/02/25 17:44 ID:kszWnz3C
映画史上最高の監督といわれているキューブリックを評価できないハスミン
はダメですね。 みなさんはルノワールさいこうとか思ってるの?
あたし蓮實重彦。通称ハスミン。
ひょんなことから東大総長になっちゃったんだけど、あたしのゼミの学生はドラエモンだったの。
シネクラブを運営している松本さん、ロージーヲタの中田さん、
ドゥル研の谷さん、翻訳家の木村さん。
もうデブばっかり。体形がドラエモンの表層をなぞってるの。
これからどうなるのかしら?ファイトだ、ファイト。
あたし蓮實重彦。通称ハスミン。
ひょんなことからアテネと関係持ったけど、あそこの人はハゲモンだったの。
小津本の年譜を作ってくれた関口さん、映画史家の小松さん。
ドゥル研の谷さん。坊主頭でハゲを誤魔化してる山根さんと上野さん。
みんなハゲばっかりで眩しいー。これからどうなるのかしら?ファイトだファイト。
日仏とは関係持ってないのか?
20 :
名無シネマさん:03/02/25 22:07 ID:/rEDI+Iu
>>17 シネクラブを運営している松本さんっていうのは、アテネの松本正道さんのことですか?
もしそうなら、ゼミ生っていうのは何処のですか?
東大? 立教大? それとも東京造形大?
21 :
名無シネマさん:03/02/25 22:08 ID:AUoKzUgd
>>7-18 ハゲとかデブといったどーでもいいことに傷つく男が映画を楽しめると
思うか? 小物なんだよ、あんた。気が小さいの。臆病なの。
ゴダールだってハゲだぜ。デブは、いま、思いつかないけど、まあ優れた
映画監督がいるでしょう。
あんたがもてないことだけは、まあ、はっきりわかるけど。あと映画批評家
として三流だろ。全部わかるんだよ。ごまかしがきかないのが映画の世界
なんだよ。モー娘。とかおっかけてたらいいじゃん。
気の利いた反論希望。な、書けないだろ。ひっこんでな。
22 :
名無シネマさん:03/02/25 22:13 ID:/rEDI+Iu
ルビッチもデブ
24 :
名無シネマさん:03/02/25 22:26 ID:IwfR/Jbr
>>21 ハスミンに比べれば、他の奴なんて全部フリークスだよ。
まあ、ハスミンも怪奇電信柱男の部類に入るけどな。
てゆーか、
>>20-21の頭の固さには、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、絶句。
お前ら、NHK教育でも見てなさいってこった。
>>20 松本正道さんが、ゼミ生だったことは無いと思うよ。「シネクラブ時代」(?)
のインタビューを読む限りではね。
昔のハスミゼミも、盛んだった頃のアテネも、実は特別なことは何もしてい
なかったらしいね。
ハスミゼミ・映画論にしても、内容は、著作と同じ、ハスミンの呪文。聞い
た連中の相互作用だけで、いろんな方向に向かったんだから、羨ましい時代
ではある。いま、なかなかそういうの、少ないからね。
>>25 >特別なことは何も
しかしアテネでは何度か蓮實がセレクトした映画を
自身の講演付きで上映したりしてたぞ。
教職をやってた当時はそれ以上のことを望むのは
無碍っていうもんよ。
>>25-26 俺、その二つの絶頂期の最後の頃に入り浸ってたんだけれど
特別な事してないってのは、別に大きな事は展開してないてことでしょ。
確かにアテネではリュミエールとリンクした企画上映はしてたけれど。
>>21 ネタにマジレスする頭の固さもさることながら、
「モーヲタ=非モテ」という俗情との結託ぶりも恥ずかしい
知らない分野に首つっこんで恥かくなよ似非紳士
29 :
名無シネマさん:03/02/26 13:15 ID:JzmwhPRw
>>21&28
すまん。どうしょうもなく短気なんだよ、おれ。瞬間的にすぐ沸騰するって
ゆーか。時間がたてば、まあ、距離もてるんだけど・・・。
>お前ら、NHK教育でも見てなさいってこった。
いや、それが実は好きなんだよ、NHK(笑)。ハイビジョンなんてワクワク
するね。じっさいにショールームとかで、BSハイビジョンを観てくださいな。
「自宅に映画館」みたいな話もそう遠い日じゃあないね。
30 :
21=29:03/02/26 13:20 ID:JzmwhPRw
>>24 NHKをネタにしてる時点で激しく時代錯誤だな。
民放なんか何見るんだよ?
33 :
名無シネマさん:03/02/26 20:56 ID:/w+w/t0o
ここハスミンやハスミンに近い人も読んでますか?
シャンタル読んでっかあ?
34 :
名無シネマさん:03/02/26 21:12 ID:j0riUg8W
>>17 で、結局、シネクラブを運営している松本さんっつ〜のは誰なのよ
35 :
名無シネマさん:03/02/26 21:31 ID:3kOpchXQ
36 :
名無シネマさん:03/02/26 21:42 ID:gR5ztoOI
>>21の過剰反応が面白いんだが、君は木村建哉かな。
有楽町線池袋の改札で『どついたるねん』を貶した私に、映画の魂を説教した木村君。
>>36 やけにマニアックな名前が出てきたなあ(w
某映画館で、いっぺん見かけたことがあるなあ。
97年頃の映芸で、阪本順治・松岡錠司・円尾敏郎と、「傷だらけの天使+
私たちが好きだったこと」座談会をやったら、全然、話が噛み合ってなかったね(w
このスレ、泥沼化のヨカーン
38 :
蓮見重彦:03/02/26 23:06 ID:ybMcvovN
ポール・ニューマンは大根役者だ。
せり出た腹越しにズボンを吊り下げる、キムラたんのサスペンダー姿はカコイイと思いまつ。
ああ、そいつオレも映画館で見た事あるな。
醜かった。
41 :
名無シネマさん:03/02/27 09:02 ID:KQ2TNWfW
木村たんって、2chで良く見かけるキモすぎ!デブヲタ君にそっくりだよね。
キモすぎ!デブヲタ君=AAね。
AAって書くの忘れてた。これを注記するとしないとじゃニュアンスが
だいぶ違ってくるような気が。
43 :
名無シネマさん:03/02/28 07:28 ID:7wC79VuT
>>42 野暮ですまん。その微妙なニュアンスわからん。
44 :
名無シネマさん:03/02/28 07:37 ID:BoKXa+AT
45 :
名無しさん@XEmacs:03/02/28 12:47 ID:qEWIanOY
>>31 > 民放なんか何見るんだよ?
テレビ東京でやっていた吉田喜重の『美の美』、DVDにならんかな…
46 :
名無シネマさん:03/02/28 20:11 ID:mvQ93bc+
トールキン>>>>>>>>>>>>>>>>>ハスミン
47 :
名無シネマさん:03/03/01 02:06 ID:PUMXk40Z
48 :
名無シネマさん:03/03/01 09:44 ID:F4gtclVS
オックスフォード大学>>>>>>>>>>>東京大学
49 :
名無シネマさん:03/03/01 09:59 ID:d7JbLBbn
カスミン>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>ハスミン
俺>ハスミン>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>優香
51 :
名無シネマさん:03/03/01 10:52 ID:Uy+AP1Qa
ハスミンは村上龍と対談してるけど、彼を認めているって事?
春樹の事は認めてないようだが
52 :
文学板の人:03/03/01 11:05 ID:0l4/4yhM
龍は小説に関しては、打率一割で当たれば場外ホームラン打つみたいな感じ
それ以外はかすりもしない
まあいいときはいいからそれ以外の圧倒的な駄目さは目を瞑っとこうと。
その認識は蓮實でも柄谷でも浅田でもその周辺の子犬たちでも中上でも
みんな共通してるよ
53 :
名無シネマさん:03/03/01 17:48 ID:JwW6w7iM
村上龍作品を愛読しているであろう中田英さんもハスミン本を
読むのだろうか?まあ知ってはいるのだろうが。
54 :
名無シネマさん:03/03/01 21:45 ID:3Ncc0OjP
シャンタルは美人ですか?
>>51 対談してる=認めてる とは限らないから油断ならないよこのおっさんは。
悪口とか批判とか書いても、その相手の前ではそんなことおくびにも出さない。
えせ男爵(だっけ?)の名を自ら冠しているしね。あ、でも龍のことはそれなりに認めてるっぽい。
>>52の言ってるような感じで大体合ってると思う。愚鈍、ってほど大げさじゃないけど、
まあなんつうか、彼の無意識過剰なところを評価してるんだと思う。
>>53 読んでないし、知らないだろ。
56 :
名無しさん@XEmacs:03/03/02 00:46 ID:V1GoRoEj
>>55 > あ、でも龍のことはそれなりに認めてるっぽい。
それなりどころか、本人曰く「ラブレター」を書いている。
留保の余地なし。
57 :
名無シネマさん:03/03/02 01:34 ID:8x7BEr7k
>>6 あなたはハスミンJr.と同じ年だね。多分。
58 :
名無シネマさん:03/03/02 13:05 ID:aXA91PcJ
>>50 >俺>ハスミン>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>優香
おれ的には、優香>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>ゴマキ
なんすけど、みんなはどう? ミキティーの加入はオレ的には「萌え」なんす
けど。
>>56 どうしてここの住人はこういうギスギスしたレスしかできないのかね
60 :
名無シネマさん:03/03/03 12:27 ID:uXCz2GID
>>57 >あなたはハスミンJr.と同じ年だね。多分。
ふん、まあ、ね
61 :
名無シネマさん:03/03/03 13:39 ID:XeYQ8CN7
ごめん。「ハスミン」。知らない。
勉強不足で・・・ごめんね。
62 :
60:03/03/03 14:33 ID:uXCz2GID
>>61 まあ、あそこまで、「聡明」だと、もはや「愚鈍」だね。
正直、怖いよ。徹底した理詰といったスタイルでくる、チェスの名人って
ゆーか。まあ、みんなも落ち着けよな。べつに今日の晩に、米軍がイラク
に進行するわけではない、昨日と変わらない、退屈な一日として、気楽に
過ごせば、いいんだよ。
ぼくは、雨がやんだら、タワレコにCDを数枚ほど買いに行く予定。
まあ、正直言って、ほっといてくれよ、な。
63 :
名無シネマさん:03/03/03 14:56 ID:uXCz2GID
64 :
名無シネマさん:03/03/03 14:58 ID:x55dIaig
65 :
名無シネマさん:03/03/03 15:08 ID:uXCz2GID
>>64 「逸脱」は、基本的に歓迎だ。東浩紀のスレとうまくリンクさせてね。
あと、村上隆のスレとも。
あんまり、おれに頼らず、キビキビ動けよ! だから、「学者」はダメ
なんだよ(怒)
66 :
名無シネマさん:03/03/03 15:35 ID:uXCz2GID
>>52 >その認識は蓮實でも柄谷でも浅田でもその周辺の子犬たちでも中上でも
>みんな共通してるよ
おい、こら、その「周辺の子犬」とは、おまえのことだよ! 気づけよ、
あーあ、やれやれ、草野進と対談してただろ、出番なんだよ、あんた。
トロトロしてたら、シバキ殺すぞ、ぼけ!
67 :
55:03/03/03 16:37 ID:rWh+JN1R
>>58 >おれ的には、優香>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>ゴマキ
>
>なんすけど、みんなはどう? ミキティーの加入はオレ的には「萌え」なんす
てゆうか、ゴマキって言うな。
>>59 まあまあ。俺も留保したつもりはなくて、単にハスミンはこういう奴だよーっていう知識を
ひけらかしかっただけだからな。
>>56は正しいよ。
68 :
58:03/03/03 17:04 ID:uXCz2GID
>>67 >てゆうか、ゴマキって言うな。
ゴマキは、ゴマキじゃあねえか、おい、こら! オレに「マキちゃんは、
ほんと可愛いねえ、こんど、いっしょに、プリクラ(←合ってるのか?)
とろうよ♪♪」なんて、言えゆーんかい?
どうなってんだよ、宮台、てめーばっかり、楽しんでんじゃあねえぞ、おい、
こら(怒)
だいたい、おまえら、ゴマキなきあとのモー娘。
「ゴマキ」・・・いや、「なっち」、「ミキティー」・・・・・・
あかん、涙がでてきた。
もうその話せんといてくれ。すまん、まあ気を取りなおして、DVD版
のゴダール『映画史』でも観て、気分転換するわ。
ほな、またな。
69 :
名無シネマさん:03/03/03 19:29 ID:HnWxqyfO
小津さんてホモだったって本当ですか?
70 :
55:03/03/03 19:53 ID:rWh+JN1R
いや、後藤さんのこと「ゴマキ」と呼ぶ奴は(ry
なんで宮台が出てくんだよ。
71 :
名無シネマさん:03/03/03 20:42 ID:uXCz2GID
>>69 てめー、次に同じ書き込みしたら、ぶっ殺すぞ!!!
72 :
名無シネマさん:03/03/03 20:47 ID:uXCz2GID
>>70
>なんで宮台が出てくんだよ。
とにかく、スペンサー・ブラウン「形式の法則」、宮台真司「権力の予期理論」
を読んでください。コギャルなど、どうでも、いいのです。
73 :
名無シネマさん:03/03/03 20:54 ID:uXCz2GID
74 :
名無シネマさん:03/03/03 20:54 ID:uXCz2GID
>>70 >「ゴマキ」と呼ぶ奴は(ry
まあ、クールにいこうよ♪♪
75 :
名無シネマさん:03/03/03 22:52 ID:uXCz2GID
Roland Barthes の俳句スレはどこにあるの?
76 :
名無シネマさん:03/03/03 23:02 ID:uXCz2GID
Sartre のスレも
77 :
名無シネマさん:03/03/03 23:04 ID:uXCz2GID
くりかえすけど、マターリいこうよ
78 :
:03/03/04 07:23 ID:9j6/G5L7
『シネマの煽動装置』で溝口の『祇園の姉妹』と『難波悲歌』と比べて
かなーり貶めている深作欣二の『蒲田行進曲』を今さら見ました
なかなか面白かった。クドさがよかった。つーか普通に泣いた。
あのラストでメタレベルにアーップ!ってとこで特に泣いた。
溝口なんかと比べんなよ、とは思いますが
どっかで深作作品に触れた蓮實の文章ってありますか?
とくに『仁義なき戦い』について
79 :
名無シネマさん:03/03/04 08:16 ID:ItrMDVDg
>>78 深作は基本的に誉めてますよ。
「蒲田〜」については、
「深作はこんな作品を作るために監督をしてきたのか、
つかこうへいの原作が愚鈍過ぎる」
っていってましたね。
80 :
名無シネマさん:03/03/04 08:39 ID:pOXpi442
蒲田行進曲って蒲田の話なのになんで東映作品なの?
81 :
名無シネマさん:03/03/04 09:19 ID:gLnB8ZUT
小津はホモだったって本当っすか?
やっぱ芸術家は違うんか
82 :
名無しさん@XEmacs:03/03/04 11:20 ID:3GYsOo7Z
>>78 映芸でその年のワーストワンに選んで、
深作欣二のような優れた映画作家が、こんな映画を撮るために〜
という言い方をしていた。同じ年に「連合艦隊」だかを撮った舛田には、
もっと荒唐無稽な好戦映画を撮れ
ということを言っていてワラタ (煽動か、映画狂人シリーズに載ってると思う)
ちなみに大島渚も「仁義なき戦い」論書いてますね。
深作も仁義も誉めているんだけど、基本的には物語構造の話をして、
やっぱり自分の映画制作の話が(w
83 :
名無シネマさん:03/03/04 12:39 ID:utsPKKnV
84 :
名無シネマさん:03/03/04 12:42 ID:utsPKKnV
× ごらんなる
○ ごらんになる
です。
85 :
名無シネマさん:03/03/04 13:01 ID:utsPKKnV
>>チンピラ批評家
おい、こら!、どこに、野球スレつくったんだよ(怒)
このスレに書き込めよ!ったく・・・
86 :
名無シネマさん:03/03/04 14:23 ID:olbd/pX1
久々に青山真治でGoogleしたら、こんなの見つけたよ。
・Webシネマ 『TRUNK』
http://trunk.nissan.co.jp/ 青山真治監督によるドラマ配信、NISSAN自動車提供。
エピソード1〜3まで、計34分
夏川結衣 / 杉本哲太ほか出演 3月31日まで公開
「WebCINEMA"TRUNK"は、専用のインタラクティブプレイヤー『WebCINEMABoxx』
をご利用いただくことで、より楽しく映像コンテンツをご覧いただくことができます。」
メディアプレイヤーでも見れるみたいだけど、『WebCINEMABoxx』ってヤツを
ダウンロードした方がずっと格好よくなるみたい(俺はこれで見ました)。
いろいろサブコンテンツみたいなものを楽しめるようになります。
ちょっと面倒だけど(他にも登録とか必要だし)、無料で青山作品を見れますぜ。
青山スレにも書いたけど、こっちでも宣伝しときます。
>>79>>82 レスサンクスです
さっきビデオで『仁義なき戦い』を借りてきて今夜久々に見ますが
『蒲田行進曲』は確かに脚本が(原作は知りませんが)ベタベタくどくて説明しすぎで
お涙頂戴すぎるんですが、その駄目さがいい
駄目な子ほどかわいいみたいな。何だかよくわかりませんが。
なんか実験的にすら見えたんですけどね。わかってあえてやってるような気が・・・
・・・するだけで、実際蓮實的な基準じゃ駄目なのはわかるんですけどね。
>>87 原作そのまま(のくどさ)。脚本もつかこうへいだもんね。
昔NHKが大竹しのぶでやっていた「かけおち〜」とかいうのは面白かったけども。
俺は、『蒲田行進曲』は、松坂慶子だけは好き。
めちゃ美人のあばずれ女がいい。『配達されない〜』『キネマの天地』など。
平田満は最悪。(もしかしたら深作の映画はこれだけ?)
89 :
鈴木清順「萌え」:03/03/04 15:21 ID:utsPKKnV
>>WOWWOW関係者のみなさん
くやっしー。
WOWWOWでの、悪太郎』の放送(なかなか、良質なプログラム組んで
くれて、ありがとう。ぼくは、地方だから、ほんとうに助かります)を
見逃しちゃった。また、再放送してね!
90 :
89:03/03/04 15:23 ID:utsPKKnV
× 悪太郎』
○ 『悪太郎』
すいません。
91 :
えっと:03/03/04 15:29 ID:utsPKKnV
>>86 >青山スレにも書いたけど、こっちでも宣伝しときます。
どこ? ちゃんと、URLを、コピー&ペーストしてよね。
あっと、でもナイス!な情報サンクス!
 ̄ ̄ ̄\
人___)
ー◎-◎-)
(_ _) )
ノ 3 ノ
/ ̄ ̄ ̄ ̄\
( 人____)
|ミ/ ー◎-◎-)
(6 (_ _) )
|/ ∴ ノ 3 ノ
\_____ノ
______/| ヽ l ヽ______
(∋ / v \| ヽ ∈)
 ̄ ̄ ̄ ̄| / 。 l 。 人 | ̄ ̄ ̄
/ / ヽ ー - / \\
/ / | | | \ヽ
/ / ヽ | \
// / | \
/ | つ \ \ヽ
/ / /ωヽ \ | |
../ / / \ \ | |
/ / / \ \ .| |
| ( く ) ) | |
| \ \ ./ / | |
| \ \____/ /. | /
| _――-\ \ / /-――___| /
|/ ⊂⌒__) (__⌒つ |/
(⌒\ ノノノノ
\ (#゚∋゚) ←ハスミンと表層面で差異の地平線が消滅しているクックル
(m ⌒\
ノ / /
( / ̄ ̄ ̄ ̄\
ミヘ丿 ( 人____)
__(ヽ_ノ |ミ/ ;ー◎-◎-)
(6 (_ _) ) ←ハスミンとの差延で成立している木村氏。
_____⊃ ∴ ノ 3 ノ⊃
95 :
名無シネマさん:03/03/07 02:18 ID:fWfSNYDx
澤井がモー娘の石川と藤本の映画を監督するらしいが、
こんなのでも蓮實はチェックするんだろうか?
96 :
名無しさん:03/03/07 04:43 ID:3BkRhkNj
澤井なら俺も見る。
劇場の様子はどんなだろう…チョト コワイネ
97 :
名無シネマさん:03/03/07 06:04 ID:yOrjW+EF
澤井って、つくづく題材に恵まれてないような気が。
でも、そういうのを支援してこそハスミンは首尾一貫していて素晴らしい
ということになるんだろうね。山根貞男が「一杯のかけそば」(西河克巳)を
褒め、金井美恵子が「ミスターレディ・夜明けのシンデレラ」(瀬川昌治)を
褒めたことに倣うんじゃないのかな。
>>79 >深作は基本的に誉めてますよ
しかし、「シネマの煽動装置」所載の頃、80年代前半の「蒲田」「里見八犬伝」
「上海バンスキング」などの時期には、極めて辛い評価。
漏れ、ハスミンちにイタ電したことあるよ。
15年前くらい。
そのころは世田谷区の電話帳で「蓮實重彦」を調べたらちゃんと載ってた。
101 :
名無しさん:03/03/07 12:02 ID:CsyB7Jls
>>98 そりゃ
>>79も何でも誉めてるとは言ってないでしょ。
実際『蒲田行進曲』『上海バンスキング』は酷いし。
伊藤大輔旧作の復旧上映会の時に、
前の方の親族が座っている辺りのいい席をもらったうえに、
「近くに深作欣二が座っていてワクワクさせられたものだ」
なんて言ってるよ。
伊藤大輔→深作欣二でワクワク、つー賛辞だよな、これは。
>>101 「忠治旅日記」のフィルムセンターの上映のときね。このとき山根貞男が
「すぐ近くに深作欣二がいて、ああ、やっぱり、とひどく嬉しかった。
(略)現代における活劇の第一人者が歴史的な大傑作を見に駆けつけている
光景に接すれば、わが意を得たりと喜びたくもなろうではないか。」
と書いていたけれど、ハスミンも書いてましたか。
でも、正直、ハスミンが深作を誉めているのを読んだ記憶がほとんどないんだよね。
「シネマの記憶装置」のベスト&ワーストでランクインしているのは、
76年 ベスト5位 「暴走パニック 大激突」
77年 ベスト4位 「北陸代理戦争」
78年 ベスト6位 「柳生一族の陰謀」
82年 ワースト1位「蒲田行進曲」 2位「道頓堀川」 3位「幻の湖」(w
でも、どれもコメントほとんど無し。77年は「深作はけっしてよくない。」(w
82年については「現代日本の数少ない才能ある映画作家」とあるが、
両作の原作の愚鈍さ(wを批判するための反語的な表現ともとれるし。
あとは「復活の日」「蒲田行進曲」「上海バンスキング」「里見八犬伝」と
批判だらけで、特に「『蒲田行進曲』の反=蒲田的な相貌について」をはじめ、
執拗にこの作品は叩いてるね。もしかすると、最も深作作品に言及したのは
「蒲田」かもしれん(w もっとも80年代前半のハスミンにとっては、
この時期の深作をホメることは考えられないだろうが。
で、これ以前の深作作品を取り上げてる文章もあまり読んだ記憶がない。
鈴木則文や曾根中生みたいに、正面から評価している文はあるのかな。
フラーの「東京暗黒街 竹の家」に触れて、初期の深作作品と共通するものが
書いたが、具体的な作品名は無し。まあ、当方の見落としがあるかもしれないので、
ご存知だったら教えて下さい。長文スマソ。
103 :
名無しさん:03/03/08 11:25 ID:X3FSmAzW
『天城越え』について、
「松竹プロデューサ不在。何故すぐに同じ監督主演女優で第二作を撮らせない?」
とかいうことを書いた文章にも確か深作が出てきていた。
『蒲田行進曲』の後だったから腹が立っていたのだろうが、
「深作欣二じゃあ大した作品は撮れまいが」と準備中の作品に言及したと記憶。
>>102 山根との「往復書簡」じゃないかな? 「天城越え」は確か『シネアルバム83』
ズガーンΣ(´Д`;シンポジウムのネット中継、昨日じゃった。。。
105 :
名無シネマさん:03/03/10 21:15 ID:FwC/rin4
ゴダールが評価している監督や作品ばかりを評価するハスミン
いいのかこれでさあ 真似っ子ハスミン?
106 :
名無シネマさん:03/03/10 21:33 ID:XR0QJ7bn
>>105 ゴダールは小津を評価してないのでは?
マキノも黒沢清もフライシャーもダニエル・シュミットも。
反対にハスミンは評価してないデパルマとかゴダールは誉めているが?
107 :
名無シネマさん:03/03/10 22:30 ID:Q/dpxp6I
だからゴダールが評価していてハスミンがその作家を評価していないのは
ほとんどないでしょう。
悲しいけど
>>107 俺はゴダール全評論とかはまともには読んでないが
結構あったよ、ゴダールが評価してる映画や作家をハスミンが評価してないってのは。
手元に資料が無いので具体例は出せないけれど。
だいたい、ゴダールが世に出る前から映画を観て映画評(らしきもの)を書いていたハスミンが全部ゴダールの影響下にあるとか思う煽りには
もうちょっと勉強しましょうね、と返しておくよ。
109 :
名無シネマさん:03/03/10 23:08 ID:pyzNWl2a
ゴダールが評価している監督や作品ばかりを評価するハスミンが評価している
監督や作品ばかり評価するハスミンオタも多いわけだが。
誰を誉めた誰を貶した、ってもういいよ。
どうでもいいじゃないか。
>>107 そもそも「評価する/しない」の二分法でしか考えられないこと自体どうかと思うが。
評価すると言っても、どのように評価しているのかは両者異なるわけだろ。
その差異を見もせず単純な二分法で切っただけじゃ何も言ったことにならない。空疎。
>>110 いや、ちゃんと文になっていると思うが。修飾節の異様に長い構文として。
113 :
名無シネマさん:03/03/12 12:29 ID:8huvNqz0
ハスミが誉める映画ばかり誉めてると、シネフィルになったつもりでいられるんだよ。
浅田が誉める映画ばかり誉めてるやつもいるしね。
ゴダールが評価している監督や作品ばかりを評価するハスミンが評価している
監督や作品ばかり評価するハスミンオタも多いと思うアンチがウザいと感じて
いるハスミンオタも中にはいるだろうがハスミン本を読んだことがあるという
だけでいちいちハスミンオタあつかいするアンチは確かにウザいわけだが、
115 :
名無シネマさん:03/03/12 13:06 ID:dpAqBVUF
僕はいつもハスミさんが誉めている映画をハスミさんが誉めているという
ことを知らないフリをしながらハスミさん的に誉めてますよ。
ハスミさんが誉めているっていう後ろ盾があると、心強いし
言ってることは斬新だから一般的に尊敬されやすいし、ハスミさんと
同じようなことを言いながら、ハスミさんのことを知らないってフリが
うまくできれば、ハスミさんのことを知っているやつ
(一生懸命ハスミを勉強しようとしてるやつ)からは一目置かれますね。
>113
全員がそうだとは言わないが、確かにそういう奴はいるな。
イーストウッドが好き、と言うと「傷跡がどうこう」
とか言ってやたら話に乗ってくる(w
117 :
名無シネマさん:03/03/12 19:44 ID:jeM0gD9e
ハスミンの様にあまり熱心に受験勉強しなくても東大入れるんすか?
菊川怜は頭いいんすか
119 :
名無シネマさん:03/03/12 21:30 ID:6xSOSBf6
IQ135では東大入るの無理ですか?東大行くヤツのIQてどれぐらい?
ハスミンはIQ160以上あるのか?
IQって…
121 :
名無シネマさん:03/03/12 21:39 ID:6xSOSBf6
122 :
名無シネマさん:03/03/12 21:43 ID:6xSOSBf6
123 :
名無シネマさん:03/03/12 22:13 ID:bpiNov96
>>122 自分のIQってみんな知ってるの?俺は知らない。
灯台に入るにはIQではなく試験の点数が必要です。
124 :
名無シネマさん:03/03/12 23:25 ID:XbrEG76j
マイコ−・ジャクソン
糞ブッシュは史上最低IQのミスタープジデントだよな
126 :
名無シネマさん:03/03/13 04:36 ID:4U+AWjXO
>>117 ハスミンの頃は東大入るのは今とは比べ物にならないくらい簡単でした。
競争原理は今ほど洗練されてなく、勉強できても経済的理由で大学いけない人
たくさんいました。
127 :
名無シネマさん:03/03/13 08:57 ID:9M1Y6wui
>>126 んなこたあない
万歩譲ってそうだったとしても(そうじゃないけど)、今入れないヤシのほとんどは
当時も入れない
まだ灯台がどうのこうのって言ってる奴がいるのか
130 :
名無シネマさん:03/03/15 14:03 ID:9Ya58hbW
フランスの評論家の真似したカイエデ乞食
131 :
未完の思考実験(書くこと=生きること) ◆leeEqZ0v4Q :03/03/15 14:43 ID:VF2Bialj
カイエの影響下にあって
やり方はテマティズム(リシャール)、作家主義(アンドレ・バザン)のパクリ。
唯一オリジナル性のある仕事は映画史の仕事。
132 :
名無シネマさん:03/03/15 14:47 ID:chkMvpzK
仕方がないじゃん。
そもそも仏文の研究者じゃなくて、
教養の仏語の教師なんだし。
許してやれよ。
133 :
名無シネマさん:03/03/15 15:53 ID:hd4uBMcB
なんであんなに能力も実績もない(学者として)人が、総長になれたんだろう?
やっぱ政治力??
134 :
c:03/03/15 15:53 ID:O1A4WIHk
気恥ずかしいなあ>未完の思考実験(書くこと=生きること)
yomeneeYO!
138 :
名無シネマさん:03/03/15 17:32 ID:RzZZCR8d
わざわざコテハンで無知をさらすなよ
>>131 >作家主義(アンドレ・バザン)のパクリ。
その割にはバザンには嫌悪感をあらわにしてるみたいだけど(パクリ元をはぐらかすため?)。
ハスミン、バザンの好きなワイラーが嫌いでフォードが好きだからなあ。
141 :
名無シネマさん:03/03/18 20:30 ID:9YalcmUJ
ハスミンLOVE
>>108 >ゴダールが世に出る前から映画を観て映画評(らしきもの)を書いていたハスミン
からと言って、
別にゴダールの影響下にあってもおかしくはないわね。
ハスミンを愛するのは簡単だが、
ハスミンに愛されるには才能が必要である。
〜♪
∧_∧ ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)
(*・∀・)(_____)
( 重 つつ
(_⌒ヽ
⌒Y⌒ ,)ノ `J
ファサァ
∧_∧
( ・∀・) ))
/つ( ̄`ヽO_ノ⌒ヽ
ノ ) \ ))
(__丿\ヽ :: ノ:::: )
丿 ,:' ))
(( (___,,.;:-−''"´``'‐'
∧_∧
( ・∀・ ) <タプーリ可愛がってやるからな
パンパン / _ノ⌒⌒⌒`〜、_
ε( ̄⊂人 //⌒ ノ ヽ)
⊂ニニニニニニニニニニニニニニ⊃
まず映画を愛しなさい
>>113 浅田は最悪です
蓮實と違うのではパゾリーニ評価くらいです、マトモなのは
溺れる魚とかリリィ・シュシュとか褒めてるんですよ
>溺れる魚とかリリィ・シュシュとか褒めてるんですよ
アイクリティークに書いてたやつだよね?
真に受けるような文章じゃないでしょ。
たまには、こういうのもピックアップしましょう、ぐらいの感じで
書いたんだと思うよ。アイクリとか呆談は軽い話題も多いし。
溺れる魚とかリリィ・シュシュは極端な例だけど
蓮實系の影響力が広すぎるから、非シネフィル批評を買って出たりしてて、
言葉どおりには受け取りにくいものも多い。
148 :
名無シネマさん:03/03/23 16:46 ID:FZaYSnfj
>>147 溺れる魚はそうだけど、リリィ・シュシュはまともに大好きみたいだよ
しかしそれが恥ずかしいことだけは、自覚してまっせ、的なニュアンスがあった気がするが
>>148 フォーサイスとはフランクフルトバレエ団の演出家(でいいのかな?肩書きとしては)
浅田はモダン・バレエの最高峰としてフォーサイス
ポストモダン・バレエの最高峰としてピナ・バウシュの名をあげております
ゴダールとジョイスとフォーサイスってたぶん村上龍との対談と思うんだけど
そこでは出てないけど、音楽ではワーグナーをそういう感じで上げることが多い。
「○○だけがあればいい」という言い方はどうかと思うけど
蓮實がよく使うようなハッタリみたいなもんだとしたら「いかにも」過ぎてインパクトないし
150 :
名無シネマさん:03/03/23 19:02 ID:ZcC+oJ3l
いしだ壱成>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>青山真治
九州弁だせーーーーーーーーー
>>150 そんな事、ここで言うなよ。
とよた真帆に言え。
このジャンキー野郎。
浅田の映画話は何も楽しそうじゃない。
だからああなるほどと思うことがないわけではないが読んでも面白くない。
蓮實のは、嬉しくてたまらない、それがありありと分かる。
その淀長直系の芸風と映画センスが好きで読んでいる。
浅田は映画をピンからキリまで観ているかどうかも不明。
だから蓮實のように、よくまあそんな映画まで、
しかし確かに面白いね、ということがない。
よって浅田の文章に映画魂が触発されるということがない。
だからどうだというわけではないが、以上。
浅田と蓮實の比較なんてナンセンスとは思うが・・・
154 :
名無シネマさん:03/03/25 16:45 ID:yDY66OeZ
「リュミエール」の初期には女優インタビューあったよね。
若尾文子と倍賞美津子。山根&蓮實の好みなんだろうけども、俺も好みだ。
156 :
名無シネマさん:03/03/25 17:33 ID:m+O9SVPz
小津>>>>>>>>>>>>>>>>青山真治
157 :
名無シネマさん:03/03/25 18:04 ID:I7OgvpQ6
>>155 倍賞美津子なんかにインタビューしてるのか・・・
いや、俺はけっこう好きだけど。
高峰秀子の現代版みたいな感じかな?
自分の強い意志を持ってる、精神的にも自立してるけど
フェミ原理主義な田島陽子のように押し付けがましくない、控えめな感じと言うか
個人的には好きなタイプです。結婚してください。
159 :
名無シネマさん:03/03/25 20:59 ID:YjrFndo8
青山真治>>>>>>>>>>>>>>>>>>黒澤、小津、溝口、ビート、
>>158 あのインタビュー、ハスミン直々だったんですか? 倍賞さんが、まだ老けきって
ない頃でしたね。綺麗だったですね。
ただ、話は噛み合ってなかったね(w 倍賞さんはさっぱりした勘のいい人だけど、
理屈っぽくないからね。誰とでも話せる、ハスミンの座談は巧いですが。
言わずもがなだけど、リュミエールは、何げなく、出てくるメンツが、有名無名合わ
せて豪華だったね。いっけん、ハスミン人脈でないような人も多かったし、資料的
価値のある記事も多かったと思う。
「中を読まなくてもいいから、小脇に抱えて、実際に映画を観に行って欲しかった」とか、
言ってなかったっけ? 観客をストレートに煽動できた、いい時代だったね。
161 :
名無シネマさん:03/03/25 21:11 ID:2+b5T3gJ
>>158 倍賞美津子、『ションベン・ライダー』『炎のごとく』
『生きてるうちが〜』『友よ、静かに眠れ』『恋文』と絶好調の頃だった。
(あ、『逆噴射家族』も入れとくか)
>>160 インタビュアーに二人の名前が載っていて、
どれがどちらの発言とは明記されてないものの、大体分かるって感じ。
確かに若尾文子の時と違って噛み合ってなかった。
つーか、どちらの時も遠慮しまくりでワラタ
岸恵子+蓮實重彦+伊丹十三も、岸恵子なんにも『早春』の事覚えてなかった…
ビデオ渡されてたけど前の日具合いが悪くてみれなかったとか。
163 :
名無シネマさん:03/03/27 14:51 ID:kGToG/Xb
>>149 浅田さんはどこでワーグナー褒めてました?
ところでハスミさんは最近評論書いてるんですか? ぶっちゃけ。
>>163 映画評論?
じゃないのなら、雑誌『考える人』に「『赤』の誘惑『フィクション』をめぐる
進行中の作業のためのノート」ってのを連載してるけども。
色の話だけど舞台は言語のみ。
166 :
名無シネマさん:03/03/30 16:41 ID:31F+2XC7
167 :
名無シネマさん:03/03/30 18:27 ID:7fBqnpwE
ハスミの中のひとは大変なんだぜ
168 :
名無シネマさん:03/03/30 18:43 ID:MGaQ0d48
じっとしていても、ハスミの中のひとは小刻みに振動してるんだぜ
169 :
名無シネマさん:03/04/04 13:20 ID:qfMVPwBo
>>147 >>溺れる魚とかリリィ・シュシュとか褒めてるんですよ
>アイクリティークに書いてたやつだよね?
>真に受けるような文章じゃないでしょ。
シネフィルが喜びそうな映像なんかより、MTV的なもののほうにシンパシー
を感じるって感覚は、ひとつの見解ではないか?
170 :
名無シネマさん:03/04/04 17:42 ID:qfMVPwBo
ちなみに、ワグネリアンは、中上健次だろ!!
アキラは、ワーグナーに関して、否定的に言及していることのほうが多い。
171 :
bloom:03/04/04 17:48 ID:A5decTDM
172 :
名無シネマさん:03/04/04 18:02 ID:6BxfT90V
で、今夜のイベントには行くのかい
173 :
名無シネマさん:03/04/04 21:54 ID:/SRi5rQS
174 :
名無シネマさん:03/04/04 23:09 ID:cKFfBQNq
ようやく書ける
175 :
名無シネマさん:03/04/04 23:13 ID:cKFfBQNq
というか感謝してる部分の方が多いな。
共通言語作ってくれたというか。
この人いなかったら、ルノワールもヒッチコックもラングも
小津も見てなかっただろうし。
ロストインアメリカ読んでて思ったけど、
蓮実の評論がある事で話が手っ取り早くなってる。
若い人が蓮実と違う見解出してくるのも面白い
肯定するにせよ否定するにせよ、共通認識としてここまで
やるのは大変だよ
>>175 吉田喜重が『監督小津安二郎』について全く同じ事を言っていた。
その時の「ありがたい」という言葉遣いに少しワラタ
四方田犬彦が、
「ひと昔前だが『映画はいかにして死ぬか』というふざけた題名の本を書いた
権威ある評論家がいた。往年のハリウッドに郷愁を感じ、フランス名画と、
その追随者だけを追いかけている者ならば、無理もない感想だろう。だが
今や、世界映画の情勢はフランス文学とは何の関係もなく、どんどん変化
しつつある。『東風が西風を制覇する』とは、もう半世紀も前から唱えら
れてきた言葉だった。世紀の変わり目が過ぎるころ、この言葉は単に政治
スローガンの域を超えて、ますます底光りを見せつつある。・・・云々」
と、あじっているのを見て、それあんたの師匠じゃん。内輪な世界だな。
って思った香具師手上げろ。
つまんないこと書くようになったなあ、四方田って。
自分が一番蓮実にとらわれてるんだろう。
>>177 それ、引用?この方は内容以前に文章がまずくない?
文法の使い方がおかしいというか修飾語の使い方が変というか。。。
もちろん内容については(以下略
>>177 蓮實死んだ後も、四方田イヤミ言い続ける予感…
>>178 とらわれてるよね。
もう彼はそこから抜け出すことは不可能なんでしょう。
あとこのお方、2ちゃんのとあるスレのレスの言い回しをそのまま
ゴダールのパンフに使ってたのでそれ以来何だかなあ、という感想を持った。
読者にバレないとでもお思いなのか。
はっきり言って信用がないんだよね。
182 :
山崎渉 :03/04/05 21:49 ID:3tMQAZKL
四方田はとりあえずハスミンよりは文章がうまい。
ちゃんと意味の通る文章を書くだけ、好感が持てる。
ハスミンの文章は言い回しがくどすぎる。
184 :
山崎渉:03/04/05 23:39 ID:fKHPN+Cc
185 :
177:03/04/05 23:56 ID:KtbYW6nX
四方田の文章が読みやすいのは同意。
書いてる内容も、実は”アジってる”ってのがわかりやすくて
それもまた良し!(アジってる方向性も実は好き)
なのだが・・・
時折、安易すぎてそんなんで大丈夫?と不安にさせられるのも事実・・・・。
2chの引用って、僕は知らないけど、ハナから”ばれるように”やったんじゃないの?
そういう油断してる様なあっけっぴろげさが、読んでる人を不安にさせるように思う。
そういうの、ひっくるめて実は好きなんで話題ふってみた。
186 :
名無シネマさん:03/04/06 01:07 ID:tjyFD6Ns
浅田彰 i-critiqueより、全文引用。
★噂のオールドミス
--------------------------------------------------
若くしてデビューした頃の彼女はきらめくような才能をもった作家で、少女小説
をそのまま現代文学にしたような作品を書いていた。彼女がそのままのびのびと
書き続けていたらどうなったかはわからない。問題は、彼女が
インフェリオリティ・コンプレックスの塊で、精一杯虚勢を張ってすべてを
バカにしてみせながら、実は、日本でいちばん賢くてセンスがいい(と田舎者
には見える)おじさまに依存せずにはいられないということだった。
賢くてセンスがいいといえば、やっぱりフランス文学者、たとえば蓮實重彦。
こうして彼女は、おじさまに褒めてもらいたい一心で、必死に勉強し、スタイル
を変えていった。「こう書けば、蓮實さんなら、私がジャン・ルノワールを
観ているってわかってくれるはず」。そしておじさまの反応が冷たいと、
「いや、蓮實さんより私のほうがルノワールのことを本当に分かっているのよ」。
もちろんルノワールの映画は素晴らしいが、ルノワール通であることを仄めかす
ために書かれた小説は絶望的に退屈で、自分も「通」であることを示したい貧乏
な田舎者のグルーピーが喜んで読むだけだ。悲惨な話ではある。彼女は最近
「噂の娘」という小説を出版したという噂だが、私はもはやそれを手にとって
みようとさえ思わない。私はかつてジャーナリスト専門学校で講演したとき、
阿部和重を含む聴衆に、「田舎者のひとつの定義は『蓮實重彦に幻惑される人間』
だ」と言ったことがある。噂のオールドミスの哀れな姿は、そんな人間の末路を
赤裸々に示している。
187 :
名無シネマさん:03/04/06 01:36 ID:DQaboyN3
*ニット帽禁止令*
これよりニット帽を被って来たニット坊は
ハスミンによる猪木ばりのビンタを食らわせられます。
注意して下さい。
どうしてもと言う人は赤いニット帽に限り許可します。
ただし係員に尋ねられたら次の様に答えること。
「これは中国女の赤です。」
03年春 あきら
188 :
名無シネマさん:03/04/06 01:53 ID:WcTIbh5p
189 :
名無シネマさん:03/04/06 02:28 ID:c/W2mZx6
四方田はとっても便利出版部の「パゾリーニ・ルネサンス」の中でもハスミに言及してたっけ。
父殺しなんだよなあ。
>>185 安易、というか四方田さんは文章の展開が単純すぎるし、なんか論法もオカシくないですか?
ハナからばれるようにっていうのも、まともな批評家ならそんな低レベルな遊び
しなくたっていいし、もっとスマートに読者をアジることも可能だと思うんですよ。
対して、ハスミさんの文章は一見晦渋なようでいて、よく読むと何て示唆に富んでる
んだろう、と思わせるものがあって。バルトなんかもそうですけど。
まあ、私は四方田さん全然好きじゃないし、話題に出すのもどうかと思ったんですが
2ちゃんを熟読してるのはともかくレスをそのまま使っちゃうことを堂々とやる
という根性がどうもね。。。ばれるようにやったんではないんじゃないかと思って。
素でやっちゃったんじゃないかと。
192 :
名無シネマさん:03/04/06 14:12 ID:LlRUtMVl
「田舎者のひとつの定義は『蓮實重彦に幻惑される人間だ』
わらた。
193 :
名無シネマさん:03/04/06 19:57 ID:64fkA3FI
浅田彰に幻惑される人間はどう定義づけられるのか聞いてみたいところ。
田舎者ですが何か?
195 :
名無シネマさん:03/04/06 20:27 ID:dF9iofPc
金井美恵子は好きだし、よく読むけど、
浅田の悪口って本当に面白い!!
つーと、あさだっちはハスミンの悪口の才能を受け継いだってこと?。
スタイルを持ち合わせてない文など読むに足らんという話です。
198 :
191:03/04/07 08:01 ID:uoYoETRg
>>192 自虐としても笑えますけどね。
他ならぬ浅田さんが自著で「ハスミ中毒」を自認してるんですから。ただ
ただし田舎者ってのはハスミさんに幻惑されてどう振る舞うかっていう
振舞の度合いにもよると思うんですよね。
あ、もちろん私のことは田舎者って言って下さって結構ですよ。。。
自分は距離を取っている、つまり幻惑されてないと考えているのでは
「構造と力」「逃走論」「ヘルメスの音楽」以降、エッセイや対談や書評なかりで
まともな文章書いてない人は、そもそも評価の対象外。
201 :
名無シネマさん:03/04/07 17:32 ID:AkQDTuSk
浅田彰だって東京人ではない田舎者じゃん?
202 :
名無シネマさん:03/04/07 18:49 ID:mOC2YFSl
自分にとって今の浅田彰は、‘田中康夫の腰巾着’です。
203 :
名無シネマさん:03/04/07 18:50 ID:QFMda4CP
田舎者きえろよ!
204 :
名無シネマさん:03/04/07 20:03 ID:zmFUrOKL
やっぱり、四方田最強ってことか・・
>>204 いやちっとも最強じゃないと思いますが。ネタだよね?
ハスミンのお通夜で、ぐてんぐてんになって荒れる四方田きぼんぬ
208 :
名無シネマさん:03/04/07 20:46 ID:66UIZ8cz
ガキのときに読んだ、『映画千夜一夜』が、ハスミ先生初体験でした。
淀川先生が日曜洋画劇場とは全く違う人だったのに驚きました。
ハスミ先生は偏屈インテリの典型みたいなキャラでした(当時はそんな言葉知りませんが)。
淀川先生に、いさめられ、からかわれ、あやされ、と小僧扱いでした。
とても面白かった。
逆に淀長やられているのが極めて珍しいと思われ
ビスコンティ遺作、シュトロハイムの散財、デボラ・カー、など。
「たしかにこの人そういうとこある」ゆーたんは誰の時だったか…
「私、女やったらニセ伯爵と結婚する」て
>>208は、淀長が狂暴な時は未体験?
210 :
名無シネマさん:03/04/07 21:37 ID:zmFUrOKL
「蓮実さん、だからあんた頭固いってゆーの」
「この先生はそう言うわけ、なんてったって博士だからね(藁
でも、ぼくは全然そーはおもわないわけ・・」
いつもこんな感じでからかわれてたとおもう。
淀長にとっては、ホントからかいがいのあるオモチャだったってのが
当時の文献読むとよくわかるよね。
これは前から言われているけど、四方田犬彦ってやっぱり事実誤認や誤記が非常に多いよね。
ちゃんと調べて書きなよと小一時間。
あと、やたらとハスミを批判しているけど、ハスミと比べてどこが目新しいんでしょうか?
(文体の話はもういいです)
どいつもこいつも俺を馬鹿にしやがって
>>209 >>208は、淀長が狂暴な時は未体験?
オレは
>>208ではないが、生前、某講演会で観た淀川さんは、かなり躁が入った
ジイさんで怖かった。キャラ的には、町内の変わり者の因業ジジイだね。
とにかく、映画を観てない人、観てるけど粋じゃない人、通ぶってる人、み
んなが嫌いなんだよ。映画を観ることに妥協のない人。仮にノーマルだった
としても、あの性格では、結婚できなかったと思う。
>>211 >これは前から言われているけど、四方田犬彦ってやっぱり事実誤認や誤記が非常に多いよね。
以前にも、どこかで書いた覚えがあるけど、いい編集者がついていないせいらしい。
映画に詳しくなくても、不明瞭な記述は、勘でわかるはずなんだけどね。
ハスミンは、筑摩の間宮さんが直してくれるそうだ。つーか、あの連中は仕事
し過ぎだ。間違えるのも仕方がない。大半のアカデミの連中は専門バカ(あるいは、
ただのバカ)なので、一部のスターに仕事が集中するんだろうけどね。
>あと、やたらとハスミを批判しているけど、ハスミと比べてどこが目新しいんでしょうか?
恐らく、表象批評と称して、作品の歴史性・イデオローグといった、周辺のファク
ターを無視する一派が、耐えられないんでしょうね。
>>214 ん?
>>あと、やたらとハスミを批判しているけど、ハスミと比べてどこが目新しいんでしょうか?
>恐らく、表象批評と称して、作品の歴史性・イデオローグといった、周辺のファク
>ターを無視する一派が、耐えられないんでしょうね。
横レスですがこれは不明瞭な回答では?意味分からないんですが。
むしろ耐えられない一派に絡め取られてるのが四方田さんですよね?
>>214 >>216 まあ四方田の蓮實批判は、ある種の近親憎悪、父殺しみたいなもんなのかもね。
といったら安直すぎかな。
218 :
名無シネマさん:03/04/08 00:19 ID:GQQnV0ki
ハスミンは俺にいわせると、目新しいのではなく、物珍しい批評家にすぎません。
物珍しいものがタイミングによっては、もてはやされることも分かるし
物珍しいということを批判するつもりもありません。ただ、それだけの存在と
いうことです。
219 :
214:03/04/08 00:41 ID:jCsSzHsU
>>216 わかりにくかったかな? 要するに、こういうことらしいです。
−映画の外側で生じている出来事について、現在の映画評論家のだれがキチンと
語ってきたのか。日本では、六八年に生じた一連の事態について深いルサンチマン
を抱いている一部の知識人が、七0年代の終わりになって「表層」という言葉を
フランスから借り受け、映画を論じるさいに歴史意識をもつことに、巧妙な禁じ手
をかけてしまった。彼らの合い言葉は、映画は映画の内側においてのみ特権的に
語られるべきであるというものであった。−
220 :
214:03/04/08 00:43 ID:jCsSzHsU
−こうした態度選択の根底には、六0年代後半に声高く掲げられた、ロマン主義的な
言説に対する、深い憎悪が横たわっている。達観という態度選択の背後には、
歴史、運動、実験といったターミノロジーに対する嫌悪が見え隠れしており、
それはフィルムは外部の何物にも依拠せず、それ自体として自己完成したものと
して論じられるべきであるという姿勢に結びついている。−
221 :
214:03/04/08 00:43 ID:jCsSzHsU
96年の映画芸術秋号です。この号では、ハスミンが、
−四方田犬彦氏は大変な勉強家ですよ。しいていうなら、勉強していない部分での
勝負に弱い。−
と問題発言してもいます(w
手許にないけれど、97年頃のユリイカで、ヨモタンは「映画史の抑圧から解放されて」
という一文で、邦画ニューウェーブは、映画史を踏まえて撮れ。という流儀から解
放されて花開いた。と言ってなかったかな?
ボクはよく知らないけど、映画を観なければならない。映画史を知らねばならない。
というハスミン的煽動には、フランスの理論に元ネタがあるそうです。
222 :
名無シネマさん:03/04/08 01:11 ID:gVxpEdKL
蓮實はまだどっしり構えてるぶんいいが、彼の影響下にある連中の「批評」
はどうにかならんものか。蓮實的な言説の縮小再生産ではないか。
いやそれ以前に批評ですらないんじゃないか?
梅本他カイエ・ジャポン一派、現boid一派、武田潔(はどこいった?)
阿部和重、青山真治、そして金井美恵子などなど。
223 :
名無しさん:03/04/08 01:21 ID:lY/qoPVw
ヨモタンは「日本の女優」を書いたように、
映画史といっても映画だけに立脚するものではなくて、
現実社会でのイデオロギー、事件に関連した映画史をやっているけれど、
それは脱ハスミンが契機になっているような気がする。
いつだったかハスミンが「私にはハリウッド映画史が書けるけれど、
四方田には書けない」とヨモタンのいないインタビューで語っていたことがあって、
当時ハスミン、ヨモタンの愛憎劇を知らない私にはとても唐突に思えたけども、
今考えてみると、これがヨモタンの現在の活動の始まりだったような気がするのは、
穿ち過ぎか? (どーでもいいか…しかし、実際それ以後…)
>>222 >梅本他カイエ・ジャポン一派
梅本は晦渋なだけですからね。梅本は、いまだに「われわれ」とか書くんですか?
「われわれ」って誰だよ?
>武田潔(はどこいった?)
早稲田にいますよね? すっかりセンセイですね。
>阿部和重、青山真治
結局、体を張って書いている凄みがないんだよね。この世代で、衒学的に書いても、
後付けのオタク評論だしね。辛うじて、最後の名画座世代であるだけマシかな?
>金井美恵子
昔、某映画祭で、ボクの後ろに並んだなあ。チケットは自前だった。偉いと思った。
それだけ覚えてる(w
ところで、この人たちって、あんまり、映画館やオフシアターで観たことないんだよね。
忙しい? それとも、試写で観ている? 「ハスミンは、自分でどこにでも現れ、
並び、映画祭・上映も組織する。フォロワーはやらない」とよく言われますね。
黒沢清を忘れてはならぬのじゃ
カイエ・ジャポン一派、青山とか阿部も含めて
無理やり蓮實から離脱しようとして失敗しすぎ
アメリカ映画は「父」がどうとか言ったりとか「?」な感じ
主題とか見ていこうや、つー四方田の方がまだわかりやすい。
金井はこういう場面が魅力的、って感じで普通にわかりやすくて好き
>>221 おフランスのジャン・ドゥーシェとかね。ってほとんど知らんのですが。
でもドゥーシェってスクリーンの外側に大事なものを見ていたような
ハスミンとヨモチャンとの違いは一言で言ったら、スケールの違い。
映画という座標のなかで座標軸そのものに目を向けてるのがヨモちゃんで
一つの座標点のなかの細々としたところで奮闘しているのがハスミン。
広い意味での大衆娯楽としての映画そのものを好きなのがヨモちゃんで、
戦略的に映画を好きな振りをしているのがハスミン。
純粋な映画ファンとしてヨモちゃんがハスミンに食ってかかりたくなるのは
そのあたりだとおもわれ。
いやよっぽど好きじゃないとあんだけ映画見まくれないでしょ
>>227 そういう言い方でいうならハスミンは座標軸も座標点の細かいところも
両方理解できるし、映画という座標がまるごとどこでも大好きってことだと思う。
>広い意味での大衆娯楽としての映画そのものを好きなのがヨモちゃんで、
>戦略的に映画を好きな振りをしているのがハスミン。
んなわけない。
ヨモダは単に世界観や視野が狭いんだよ。戦略的ってのも異義あり。
>>228 同意だよ。ハスミンは半端じゃない。
230 :
名無シネマさん:03/04/08 23:37 ID:fliCyPp2
阿部の場合、「最後の名画座世代」みたいなことに妙な特権意識を持ってないか?
今に較べりゃマシだが、その時代だってそれほど名画座が機能していたわけではない。
名画座の時代に妙なノスタルジーを持つのはもう頭の中が老齢化しているからだろう。
>>230 俺、阿部と同じ世代だが
まぁそんなに名画座なんて機能してなかったな。
俺は名画座期待して東京に行ったが殆どなくなってたよ。
ただ大井武蔵野館があったのは大きかった。
逆に俺らの学生時代はフィルムセンターが無かった。
上映はやってたけれど竹橋の講堂で週末だけだった。
まぁ内容的にはそのころの方が良かったような気もするが。
232 :
名無しさん:03/04/09 00:35 ID:Sl2v2Asf
それは80年代?
大井が突出していて、今でも代りがないけど、後は今でも充実してるよねぇ。
並木座なくなったけど、ラピュタ阿佐ヶ谷で松竹特集やってるしね。
アムス三軒茶屋(だっけ?)、あれも突出してたね。
臭い映画館は少なくなったから、それはノスタルジ─かも…
そういえば、ハスミンは映画そのもの以外にノスタルジ─発言がないね。
そういうとここの人は脇が甘くないね。
233 :
名無シネマさん:03/04/09 01:17 ID:w3dY6hqW
配給会社のプリントの貸し渋りや、映画料金全般の値段の高さといった
ことなどから名画座が機能しなくなった理由など、映画産業に対する
ジャーナリスティックな言及(批判)すらしないのが「蓮實の子供たち」の特徴。
要は自分たちの映画の趣味の良さを披露しているか、内輪で傷の舐めあいをしているだけ。
文章そのものはただ読みにくいだけで、実質は乏しい。
まさに「空虚の帝国」といったところか。
234 :
231:03/04/09 01:23 ID:4skjcNqB
>>232 80年代後半から90年代初め。
ラピュタ阿佐ヶ谷って行った事無いんだが(って今は東京にいないんで行く事が出来ない)
ラピュタ阿佐ヶ谷ってのは文芸地下程度だよね。
まぁ変わってないって言えばそうだが、箱が小さすぎる。
って大井も小さかったか。
大井は1階も良かったんだよ、番組は。
ただビデオ、DVDも含めると今のほうが映画を見る環境は充実してると思うがね。
やっぱノスタルジーなんじゃないのかな。
236 :
231:03/04/09 01:37 ID:4skjcNqB
>>235 そうだね。
スカパーの日本映画専門チャンネルだっけ?
良いラインナップだよね。
洋画の方はどうなんだろ?
俺はCS見れないけれど。
スレ違いスミマセン。
洋画ならシネフィルイマジカ(内容はタイトルから推して知るべし)
意外にいいのやるのが衛星劇場
>>233 >映画産業に対するジャーナリスティックな言及(批判)すらしないのが「蓮實の子供たち」の特徴。
やっぱ、リアルじゃないんだよ。自分で映画祭・上映を組織することが少ないのが
致命的。関われば、映画供給量に反比例した、日本の映画観客層の脆弱さに打ちのめ
されるはずなんだが・・・それとも、やったうえで、諦観しているのか?
日本にそういう環境が無いのも大きいが、結局、本気で好きじゃないんだと思う。
>>234 >ただビデオ、DVDも含めると今のほうが映画を見る環境は充実してると思うがね。
>やっぱノスタルジーなんじゃないのかな。
ノスタルジー・・・そうだね。そういうモノは、無いなら無い方がいい。
ただ、いま、観客層が、ホントに見えない。宣伝掛ければ、ミニシアターや映画祭
に客は来るけど(来ないモノも多いが)、客層がはっきりしてるのは、ル・シネマ
(OLやコマダム?)や、岩波ホール(カルチャーおばさん多し)ぐらいじゃないかな?
例えば、学生の共通話題も、メジャー大作しか無いもの。名画座の消滅と軸を一に
して、大学の映画サークルも、ほぼ壊滅したしね。大学で、映画好きの教員たちが、
映画関係のイベントをやっても、肝心の学生がついてこない。
結局、ビデオやTVは、共通の話題にならないんだよ。
CS・ケーブルは凄いけど、量のインフレに陥ってて、ついていけないカンジ。
取捨選択して、きちんと消化している人を、私は尊敬します。
>>233 >映画産業に対するジャーナリスティックな言及(批判)すらしないのが「蓮實の子供たち」の特徴。
青山はどこかの対談でハッキリ言ってたよ。
241 :
名無シネマさん:03/04/09 10:49 ID:17AY1aDb
ハスミやヨモタの翻訳は読みやすいが、カイエ・ジャポンの翻訳は
ヒドかったね〜。あれだけ読みづらい日本語にしてしまうのも一種の才能か?
みなさんおフランス語は得意みたいだけど、日本語はダメだったようで。
242 :
名無シネマさん:03/04/09 11:56 ID:aLkVqmss
村上春樹が出てきたときに翻訳調(英語)の日本語といわれた。
元ネタはチャンドラーやカーバー。
ハスミンの文章はそれのフランス語バージョン。やはり元ネタがあって
バルトやロメール。
どちらにも共通しているのは、やったもん勝ち的なキャッチアイの高さ
と、そのようなものが宿命的に抱える、時間とともに恥ずかしいものに
なっていくという点。
それに比べて正攻法の日本語で書かれた四方田や上野昂氏の文章は
とりあえず恥ずかしいものにはならないだろう。
244 :
あぼーん:03/04/09 11:57 ID:whyEIFQJ
>>233 > 配給会社のプリントの貸し渋りや、映画料金全般の値段の高さといった
> ことなどから名画座が機能しなくなった理由など、
うーん…名画座にプリント貸し出して儲かりますか?
他の事業と比べて収益率はどうでしょう?
> 映画産業に対する
> ジャーナリスティックな言及(批判)すらしないのが「蓮實の子供たち」の特徴。
知らないことに口を出さないのはある意味誠実。
> 要は自分たちの映画の趣味の良さを披露しているか、内輪で傷の舐めあいをしているだけ。
> 文章そのものはただ読みにくいだけで、実質は乏しい。
> まさに「空虚の帝国」といったところか。
それはそう思う。
>>242 バルトやロメールがあんな文章書いてたの?
ロメールの文章はあんま読んだことないけど違うような・・・
>>242 まあ、こういうステレオタイプの批判もいいけど、固有名詞くらいは
しっかり間違えないでおこうね。
まさか、裏斜或も知らないでこんなこと言ってるのかな。
248 :
名無シネマさん:03/04/10 00:44 ID:b7bY9TLY
>>242 ハスミンの文章スタイルの元ネタはフーコー、ドゥルーズ、デリダ、ソレルス
あたりだと思いますが。
250 :
名無シネマさん:03/04/10 08:40 ID:6T2RZjoB
あのー蓮実の映画評論に惹かれる者として
すごく抽象的で感覚的な話するんだけど、
聞いてください。
蓮実が何故か中学時代から小津や溝口は好きだった
けど、黒澤は余計なもの画面に出して嫌いだった。
それが後で黒澤にはサイレントの経験がないからだと気がついた
みたいな事言ってて、後にゴダールやトリュフォーが
でてきて確信に変わったと言ってたんだけど、
これが妙にわかる人いません?
オレは10代の終わり頃蓮実の映画評論にハマったんだけど(今20代)
もともとなんか惹かれる映画に共通点があってそれが言葉にできない
もどかしさみたいなものを感じてたんだけど、
それを蓮実の評論で全部納得がいったというか都合が良かった。
何でだろう?と思ったら子供の頃に観た映画の原体験みたいな
ものが、スピルバーグだったりジャッキーチェン(プロジェクトXとか)
だったり、映画表現に対して(多少ヘボくても)シネフィル的に
自覚的なものだったからだと
思ったんだけど。
シネフィルになる素養って生まれつきなんじゃないかなーと思うんだけど。
こういうの感じる人いません?
251 :
名無シネマさん:03/04/10 09:38 ID:Hr1JNGid
蓮実の評論読んでる人は
スピルバーグには批判的なのでしょうか。
(たとえば最近の「マイノリティ」だとか「キャッチ・ミー」だとか)
252 :
名無シネマさん:03/04/10 09:42 ID:Hr1JNGid
>250
今ではスピルバーグは嫌いなの?
てかココの板の人は「マイノリティ」とか今公開中の「キャッチ・ミー」とか
どうなの?やっぱり嫌いなわけ?
253 :
名無シネマさん:03/04/10 09:43 ID:Hr1JNGid
あらら
二回書き込んじまった。
254 :
黄泉:03/04/10 10:19 ID:itsxeVqT
で、やっぱりあの文章には元ネタがあんの?
256 :
名無シネマさん:03/04/10 12:11 ID:FPvc5Z5V
自分は40歳のオヤジでハスミンの批評をずっと読んできたけど
250さんの文章、面白いね。
蓮実という人がなんだかんだいってこれだけ長い期間影響力を持っている
理由は、主に2つあると自分は思っています。
1つは、バランス。やっぱり「文芸批評家」であり「映画批評家」である
ということがすごく大きいと思う。この2つをかけもちしてる人は少なからず
いるけれど、たいていどちらかが見劣りするでしょ? でもハスミンはそうじゃない。
これまでに刊行した単行本を俯瞰してみれば明らかだけど、
文学や思想っぽい本の数と、映画に関する本がほぼ同じくらいなんだよね。
2つの分野の批評家としてこのレベルを維持し続けているのは、いまだにこの人だけ。
松浦寿輝にはできないことです。それからもう一つは「芸」ですね。
「芸は身を助ける」典型でしょう、この人。読んでて単純に面白いもん。
でも、自分は100%マンセーではないです。イヤな文章もたくさん書いてます。
40にもなって「ハスミン」なぞとほざいてるやつは・・・
/ _ _/ /
_ _/ _ _/ _ /
_ _/ / /
_/ __/ _/
256はブランショスレ住人と見た…(゚_゜)
259 :
250:03/04/10 19:40 ID:6T2RZjoB
>252
好きですよースピルバーグ。キャッチミ〜はまだ観てないけど
マイノリティリポートは2回観ました。
僕がいいたかった事は、蓮実の言うところの「活劇」というのの
原体験なんかをこの2人の映画なんかでしたという。
プロジェクトXは今観ると、面白いかどうか(蓮実いうところの活劇かどうか)
自信ないけど、
たとえばチャップリンのギャグからの引用なんかもあったり
して、思えば映画的な快楽が子供心に原体験として持ってた。
それを大人になってもなぞってた。
で、蓮実の評論読んで、物語の経済性だの何だの全部納得がいったと。
で、蓮実の薦める映画がことごとく面白くて、子供頃の原体験さらに洗練
させたような。
だから「映画魅惑のエクリチュール」の「ウオルッシュ追悼」が
1番好きだったりするんだけど。
シネフィルになるような素養って
やっぱあるんじゃないかなと思ったんです。
>>251-252 質問。
ハスミンの映画批評を好んで読んでると
どうしてスピルバーグが嫌いだと思うのですか?
261 :
名無シネマさん:03/04/10 20:35 ID:QlKtkEmt
蓮実、「未知との遭遇」あたりまではスピルバーグ
認めていたはずだが。
262 :
名無シネマさん:03/04/10 20:54 ID:qHj+N72c
ちょいとずれるかもしれませんが・・・。
さすがにまっとうな蓮実ファンなら、スピルバーグを単に「幼児的」だの「ジェットコースター
ムービー」だと単純な貶し方はしないと思う。嫌いというにしてももっと捻った言い方すると
思う。
ちなみに俺は「E.T.」までのスピはもう原体験とうか、無条件に好きなのばっかしです。
263 :
天才シネマ66 ◆P8vBK/N.XE :03/04/10 22:49 ID:7m/E3VOK
スピルバーグって幼児的だとおもう。
ハスミの言ってる「活劇」ってのは、わかり易く言ってしまえば
根源的な緊張をともなった活動感のことなんですね。
例えば小津作品「その夜の妻」だったり、リュミエール兄弟なら、あえて
「列車の到着」ではなくて、「リュミエール工場の出口」である
ということなんです。
おいおい、みんなハスミンがスピの才能を決定的に疑っていることも知らんのけ?。
具体的に、演出の拙さ、手抜きの多さ、安易な作劇なんかを批判してるぞお。
探して読んでね!。
265 :
名無シネマさん:03/04/10 23:52 ID:o0ZtjfP7
>>263 >スピルバーグって幼児的だとおもう。
なるほど。逆説的ながらすさまじいほどの説得力がありますね。
> ハスミの言ってる「活劇」ってのは、わかり易く言ってしまえば
> 根源的な緊張をともなった活動感のことなんですね。
凄く分かり易いのですが、僕は頭が悪いせいか、ぴんとこないところがあります。
「根源的な緊張をともなった活動感」ってどんなものなんでしょうか?
さらに分かりやすくするために、根源的な緊張を伴わない活動感の例を挙げる
ことなどはできるでしょうか? そもそも「活動感」なんて言葉を蓮実先生は用いる
のでしょうか?「運動論的な快感」とかならありそうですが。
よろしくお願いします。
266 :
名無シネマさん:03/04/11 01:39 ID:zlzZ6Z3Y
>>264の言っている様に、蓮実はスピルバーグを認めてないよ。
間違っても、ハリウッドだからじゃないよ。
監督としてスピルバーグは三流なんだ、と言っているんだよ。
>>256 >やっぱり「文芸批評家」であり「映画批評家」である
>ということがすごく大きいと思う。
おれもそれは感じる。映画評論とは名ばかりの
素人でも書ける駄文ばかりが氾濫する中、
この人の書くものものからは教養を感じる。
ただ、逆にいうと、この人の批評は
背後にある文学理論が透けて見え過ぎて
気恥ずかしくなることもままある。
淀長のしゃべりや書いたものは含蓄に乏しいね。
ただ映画を沢山観ただけのじいさんだよ。
まあ、それが強みなんだろうけどね。
最後に、
>>250=
>>259が、何か決定的な勘違いをしていると
思うのはおれだけか? つーか、おまえら何故、誰もつっこまない?
おれは、こういうシネフィルの素養とやらが全く欠如した奴に、
自分のことを「趣味がいい奴」と勘違いさせてしまうこと、
そこに蓮実の功罪があると思うのだが。
まあまあ、ちょっとアフォすぎて単にスルーしただけでは?
……と思ってよく読んでみたら、思わず吹き出してしまったよ、
>>250=
>>259。
シネフィルの素養とやらの原体験をもっと書いてみてみて!
>>268-269 まぁ、
>>259はもしハスミンの講義に出ててこの発言をしたら
指摘される事が一つあるな。
ジャッキー・チェンの映画に関してチャップリンの名前を挙げてる所が。
チャップリンも良いですが他にも何かありませんか、とか言われそう。
シネフィルの素養なんてものには無反応だろうけど。
>>268 それは淀長の神髄を理解できない貴方にも言える。
蓮實は自分のことを淀長の正統な後継者と言っているが、
これは単なるお世辞ではない。淀長は映画をたくさん観てる「だけ」どころの騒ぎじゃない。
審美眼が極めて優れていて、映画を観るために他の芸術も好く嗜み、
相手を凍り付かせるほどの毒舌家。しかしそのどの顔も世間に見せることがなかった。
どの映画も(見掛け上は)均等に誉め、他の芸事をほとんど引用せず、
終始柔らかな態度しか見せなかった。
実際には取材する若い記者を泣かせることも頻繁な(比喩ではない)、
極めてうるさく、極めて厳しい、しかし相手を納得させることの出来る優れた批評家であった。
晩年のインタビューや講演には、
全く手が入れられないまま出てるものがあるから読んでみるといい。
ただし、それでようやく気づくようでは話にならない。
蓮實曰く「死んでから淀川さんを評価するようなこと言っているようでは話にならない。」
死んでからも評価してない人は一体何なんだろう?
272 :
268:03/04/11 03:40 ID:zlzZ6Z3Y
>>271 淀長を擁護する人はみな、淀長の人間性についてはいやというほど
触れるが、肝心の彼が書いたものの批評性とやらには深く言及しない。
おれは、淀長が若い記者を泣かせたとか、他の芸術をよく嗜んだとか、
毒舌家だったとか、ぜ〜んぶ、ど・う・で・も・い・い・ん・だ・よ!
彼の批評は「印象批評」を脱していないとおれは断言する。
「印象批評」がいけないといっているんじゃないよ、
淀川は、同じ印象批評でも、文芸評論でいう小林秀雄のような
素養も教養もないから、致命的なんだよ。映画以外の
芸術への目配せができていたら、ゴダールをあそこまで
酷評しないだろう。結局、彼にはゴダールがワカラナイのだ。
最後に、あなたの文は「情動」を帯びているが、
それこそが「淀長的なるもの」の刻印なのであり、
すべからく「批評」と呼ばれうるものが陥ってはならないもの
なのだいって、今日のところは終わりにしよう。
つーか、彼の批評に具体的に触れつつ、おれを納得させてくれ。
273 :
268:03/04/11 03:51 ID:zlzZ6Z3Y
>死んでからも評価してない人は一体何なんだろう?
こういうことも書かないほうがいいよ。
死んだからって何???
「死ぬ」ということが、何かの「契機」にでもなると?
あなたは、自分のヒューマ二スティックな性質に
もっと自覚的になった方がいいよ。
いい人なのはわかるけどさ。
274 :
250=259:03/04/11 06:58 ID:wA5akBQl
どうも不用意な発言な発言が混乱をきたしてしまったようで。
申し訳ない。
言葉足らずだったようです。
>シネフィルの素養
これぶっつちゃけて言っちゃうと、265さんの言ってるような
「運動論的な快感」に反応してたというか。
片一方でMTV的な映像が氾濫してて、それよりもスピルバーグの映画
の方が快感に感じる個所があったというか。
275 :
芸術に目配せ(笑):03/04/11 07:33 ID:k3lqnHWR
>>272 > 芸術への目配せができていたら、ゴダールをあそこまで
関係ないけど、映画関係のメーリングリストなんかでこういう言葉を使う奴には
注意、のNGワードとして最近ダントツ1位なのが、「目配せ」だよな。
>>272 >結局、彼にはゴダールがワカラナイのだ。
というか、あの世代は、「前衛」的なモノに対しては「いまさら、こんなこ
とをせんでもねえ・・・」と思っている節があるんだよね。
「この程度のモン、ワシはいくらでも観てるもんね」という余裕を感じる。
それと、やたら教養を連呼するけど、日本人が、ヨーロッパ人と同じ感覚で
ゴダール(に限らず、海外のインテリが創った芸術作品)を理解するのは、
ほぼ不可能だろう。日本のエリートって、参考書と予備校に育てられた受験
エリートのことで、教養エリートなんかほとんどいないし、教養・文化的な
モノは、エリート層でも大衆層でも、衰弱してしまっている国だから。
東大生がバカ・・・当然だよね。受験・部活文化中心に育つと、そりゃ、上か
ら下までバカになるよ。極論すれば、それ以外のことは、知らなくていいんだから。
277 :
276:03/04/11 08:55 ID:P106/YsK
こういう国では、こういう、映画を語るのを、受験勉強か何かと勘違いして
いる人も、出てくるんだろうなあ。淀長も小林秀雄もハスミンも、こういう
人種は、内心では軽蔑するだろうなあ。なんちって(w
そういう日本で、これだけ多くのゴダール(に限らず、世界の映画)を観るこ
とができるのも、不思議な話ではあるね。学力低下したといっても、世界的
には高い識字率のお陰で、平均的な文化度は、なんだかんだ言っても高い方
なのかもしれませんね。
>すべからく
「すべからく」を誤用してないか? 呉智英でも読めよ(w
278 :
276:03/04/11 08:58 ID:P106/YsK
あ。「誤用」でもないかな。どっちにしろ、「すべからく」なんて使うヤツに、
あんまりまともなヤツがいた試しがない(w
批評家きどりで自分の言葉に酔いまくってるはずかしいヤシの集まるスレはここですかー?
∫∫∫
人
(ミ )
(ミ ゚д゚)パラリラパラリラ
( O┬O
≡ ◎-ヽJ┴◎ キコキコ
いい感じにキナ臭い空気になってきましたな
281 :
268:03/04/11 11:30 ID:zlzZ6Z3Y
う〜ん、おまえらのレスさ、悪いけど語るに足りんよ。
人格攻撃と学力水準の話なんかして論点をずらすなよ。
いかにも最近の2ちゃん的お手軽さだけどな。
あえて乗ってやるが、下がったのは、
2ちゃんの映画板の水準のほうだろ。
それと、「目配せ」とか「すべからく」に飛びついて、悦入って
そこのオマエ。土俵に上がることも出来ないお前は哀れだが、
春休み終わったのに帰る学校もないみたいみだから、
特別に許してやる。
最後に、可愛そうな
>>274をスルーするな。
こいつは巧妙な荒らし。もしかしたら、大物かもしれん(w
282 :
268:03/04/11 11:37 ID:zlzZ6Z3Y
>>276 >というか、あの世代は、「前衛」的なモノに対しては「いまさら、こんなこ
>とをせんでもねえ・・・」と思っている節があるんだよね。
>「この程度のモン、ワシはいくらでも観てるもんね」という余裕を感じる。
結局、あなたは淀長が大好きなんだね。ここまでくると病的。
しかし相変わらず、全然、理論的な擁護になってないな。
それと、東大は入ってからバカにしろよ。
283 :
256:03/04/11 11:57 ID:xDDwWsSI
「キモイ」と言われている中年です。ブランショスレには行ったこともありません。
さて、274さん。
>片一方でMTV的な映像が氾濫してて、それよりもスピルバーグの映画
>の方が快感に感じる個所があったというか。
わかりますよ。スピルバーグは基本的に「映画小僧」つまり「映画の人」ですから
MTV出身者、すなわち「映像の人」よりも快感があるとあなたが感じるのは「正しい」ことです。
誰もが「映像」を観ているけど、必ずしも「映画」を観ているわけではない、というか。
ハスミンが最近のスピルバーグに批判的なのは、やはり「映画の人」として
「語るに足る」からだと思います。
あと、「シネフィル」って言葉に特権意識を嗅ぎ取る人が多いので、あまり
使わないほうがいいかもね。
284 :
名無シネマさん:03/04/11 13:05 ID:qLBEiJkq
>>280 >いい感じにキナ臭い空気になってきましたな
うんうん。
285 :
276:03/04/11 13:26 ID:KS6KelTr
>>282 >それと、東大は入ってからバカにしろよ。
東大を例に出したのは不用意だったが、日本の学卒(院卒)は、仮に、専門
を深くやってても、それ以外は真っ白な人が多いし(文系学卒だと、専門す
ら怪しいわけだが)、教養エリートが少ないのは事実でしょう。
(そういう人間がいたとしても、権威のパロディにしか成り得ない国ではあるが)
こういう国で、いまどき、教養だの素養だの、大マジメに言ってる人がいた
とは、ちょっと驚いた。そんで、踏み絵がゴダール(w
「運動論的な快感」にわらた。
なんだそりゃ?
287 :
276:03/04/11 13:32 ID:KS6KelTr
ヨモタンも「ゴダールを観ていないヤツはクズ」と言っていたが、ありゃ半分
はギャグだからなあ・・・オレ、釣られたんかな?
>>283 「シネフィル」というか、ハスミ用語である「映画に愛される」(笑)にも、
才能があるんでしょうね。「観客が映画を選ぶのではない。映画が観客を選ぶのだ」
と言い切ったのは、田中眞澄だったか。ここまで来ると怖いけど。
>>274さんに、こういう才能があるか否かはわかりませんが。
>誰もが「映像」を観ているけど、必ずしも「映画」を観ているわけではない、というか。
卑近な例だけど、TVでも、映画育ちの監督と、TV育ちのDでは、テンポが
違いますしね。クソつまらん番組だけど、例えば「はぐれ刑事純情派」の絵の
構図やリズムは、「映画」なんだよ。現に、監督もスタッフもそっちの人だしね。
アメリカのTVムービーも「映画」でしょうね。日本のTVドラマは、ロケ
しても、いいカメラを使っても、映画じゃないしね。リズムが違う。
映画のリズムと、そうでないリズムの違いは、崩れつつあるけど、やはりありますよね。
288 :
268:03/04/11 14:27 ID:zlzZ6Z3Y
>>285 釣れたと思ったら、こりゃまた凡庸なレスだな、おい。
アンタがコンプレックスの固まりだということはレスみてわかったし(w
偏差値教育の落とし子たるアンタが、十年来とらわれ続けている
「日本の学力水準」の話とやらはもういいから(ww
淀長の批評を擁護するという、おれから出した宿題をこなせ!
まあ、アンタの「教養」じゃ無理だろうけどな(www
暇じゃないが、特別に読んでやるぞ。
289 :
268:03/04/11 14:29 ID:zlzZ6Z3Y
というか、「はぐれ刑事純情派」をここまで評価するとは。
おみそれしました(wwww
おれは、とんでもないところに迷いこんでしまったようだ。
290 :
268:03/04/11 14:42 ID:zlzZ6Z3Y
>>284 つーか、おれを誰やと思っとんねん?
このまま、1000までつっぱしるぞ。
おまえら「運動論的な快感」を存分に堪能しろよ(w
(今日の集計wマーク=11個)
いいスレが、またひとつ、滅びようとしているなあ・・・
>>107 ウイリアム・ワイラーがあるよ。
その逆はゴダールがフォードを過小評価しすぎているってハスミンが言ってたな
293 :
名無シネマさん:03/04/11 15:48 ID:qLBEiJkq
>>皆さん
ちょっと、ペース早すぎ。もうすこしマターリ行こうよ!
論点がめちゃくちゃ
295 :
ゴダールは、やっぱカッコイイじゃん:03/04/11 16:04 ID:qLBEiJkq
>>292 >その逆はゴダールがフォードを過小評価しすぎているってハスミンが言ってたな
ゴダールみたいな「野蛮」なやつの「教養」「見解」をうんぬんするのは、間違ってるよ。
296 :
名無シネマさん:03/04/11 16:21 ID:qLBEiJkq
いや、でも、真摯に検討しないとね。
297 :
名無シネマさん:03/04/11 18:30 ID:qLBEiJkq
あっと、ぼくは、また「病院」暮らしですから、しばらくは来ないから。
299 :
276 :03/04/11 20:53 ID:B+78Dbau
>>298 てっきり、
>>268のキャラが入れ替わったのかと思っていたら、IDは同じ・・・だよね?
>>288 >アンタがコンプレックスの固まりだということはレスみてわかったし(w
それは認めるけどさあ・・・学歴の有無に関わらず、教養というか、ある種の粋が、
上から下まで、日本社会から消えつつある実感は、貴方には無いのかな?
もちろん、当のオレも、TVとジャンクフードで育った、野暮天ではあるが。
>淀長の批評を擁護するという、おれから出した宿題をこなせ!
別に、オレは擁護派というわけでもないんだが。罵りあってても詮無いから、ネタとして、
Webに残ってる、あの人の晩年の批評のURLでも貼っとくか。
http://www.sankei.co.jp/mov/yodogawa/
300 :
276:03/04/11 20:55 ID:B+78Dbau
>というか、「はぐれ刑事純情派」をここまで評価するとは。
評価はしてませんよ。ただ、あのリズムは、「映画」的ではある。と言っただけなんだが。
(現に、某有名カメラマンが撮ってたりするんだけどね)
翻って、どんなに手間暇掛けても、「北の国から」もNHKの大河も、「映画」じゃないんだよ
(映画とTV、どっちが上か下か。とか、そういうのは別として、違うものは違う)
貴方は、オレよりは詳しいようだから、同じTVでも、スタジオドラマとTV映画
の違いぐらいは知ってるよな? 監督とディレクターが違うことも知ってるよな?
最近は、融合して、見分けがつかなくなっているが。つーか、激しくスレ違いなワケだが。
>つーか、おれを誰やと思っとんねん?
知らねー(w オマエ、誰だ?
301 :
276:03/04/11 21:18 ID:B+78Dbau
302 :
275:03/04/11 22:15 ID:6lFFe82l
なんでも自分がバカにされると相手が一人に見えたり、自作自演に思えるバカは2ちゃん
には多いようだが、「目配せ」をバカにした俺はそれ以下には書き込んでないな。
「すべからく」について勇み足な277は確かに呉智英を読んで、深く考えずに書き込んでい
るうっかり君だろうが、まあ確かに「すべからく」なんて使いたがるのは大したことがないの
が多いのは事実だろうな。
いや、「目配せ」なんて使えるのはバカだけじゃなくて、恥という感覚が相当なくなっている
と思うよ。
「芸術への目配せ」かよ(w 同じ「目配せ」でももう少し気の利いた使い方はできんのか?
・・・恥かしくないか、お前?
303 :
名無シネマさん:03/04/11 22:18 ID:0YBH84Ri
>>286 >「運動論的な快感」にわらた。
>
> なんだそりゃ?
この程度でなんだそりゃ、と思っているようではこのスレを読むのは早いな。
いや、普通のまともな市井の人ならそうおもうのが普通と思うが。
たしかになんだそりゃ、だよな。このスレの「蓮実オタ」に訊け。
「運動論的な快感」ってなんですか?
蓮実オタのみなさん(w
305 :
名無シネマさん:03/04/11 22:52 ID:DtpnnTys
306 :
名無シネマさん:03/04/11 23:32 ID:3MyZ7lAN
>>301 ほんとにやるのかな
写真美術館のHPに書いてないけど
307 :
これね:03/04/11 23:33 ID:3MyZ7lAN
>また、東京都写真美術館では、4月12日(土)の第1回上映後に
>蓮實重彦氏によるトークショーが予定されています。
308 :
268:03/04/12 00:01 ID:tUNaCfu5
>>302 (゚Д゚)ハァ? おまえ自意識過剰か?
思いつめて自殺とかするなよ。
折角「運動論的な快感」(wに満ちたスレになるところが、
リアル工房のおまえのせいで台無し。
ダメな奴は何やらせてもダメだねえ(w
はい次!
>>276の「はぐれ刑事」!(←おまえのアダ名な)
>別に、オレは擁護派というわけでもないんだが。
ギャハハハハハハハハハハハハハハハ!!
今更何いっとんねん!逃げるなよ。
>Webに残ってる、あの人の晩年の批評のURLでも貼っとくか。
アフォか、おまえ。オマエが語れよ。
じゃないと、裸で夜の校庭を30周走って来い!
以上。ザコばかりでつまらんので寝る!
309 :
名無シネマさん:03/04/12 00:24 ID:btu7QwTl
ありゃりゃ
310 :
芸術に目配せつつあげ:03/04/12 00:37 ID:/FQHealM
>>308 > 以上。ザコばかりでつまらんので寝る!
これはまた、面白いのが現われましたな。自分が役不足じゃない相手が見つかると
いいですね。
ま、2ちゃんねるで大活躍、のいい夢でもご覧になってお休みください。
2度と目覚めないともっといいけど(w
このスレはsage進行するほうが、
まともなカキコが連なると思うが。
>>311 さいですね
それであの、流されちゃったんですが
>また、東京都写真美術館では、4月12日(土)の第1回上映後に
>蓮實重彦氏によるトークショーが予定されています。
これは本当なのでしょうか、御存じですか?
313 :
名無シネマさん:03/04/12 01:18 ID:tK/GYu/m
酔っぱらって寝る前だからいうけどな、
表層批評宣言の文庫の後ろに付いてた年表は面白かったよな。
別に高橋源一郎が面白がってたから同意するわけじゃないけどさ。
ハスミンの文章はやっぱ面白いじゃん。
映画批評する際に「今回はハリウッド50年代でいこう」とかテーマを決めるなんて
書いてたが、そんなふうに批評そのものを脚色できるのなんて
ハスミンくらいしかいないぜ。
ヨモタンも真似してるけど。
ていうかさぁ、映画館で映画を観ようぜみんな。
>314
おまえバカだろw
>>314 >酔っぱらって寝る前だからいうけどな、
バカが駄文を書く前に良く使ういいわけだよな。
やはり四方田最強なのか・・・
>>317 四方田は、心を入れ替え、夜な夜な蓮實の著作を写経する毎日です。
蓮實の批評は読んでるぶんには単純に面白いと思うよ。
影響を受けるかどうかは別として。
ただ、作家主義というか、山根貞男なんか気に入った作家は
どんな作品でも徹底して誉めまくっているけど、実作者にとって
そういうのはタメになるのかなあ。たまには手厳しく批評すりゃあ
いいのに、なんて思うけど。
>>319 >蓮實
啓蒙的なこともきっちりやってるんだけどね。映ってもいないテーマがどうこうとかばかりで、
「誰も映画を観ていない」ことの指摘を読んだときは、ガツンと来たよ(w
(この、映ってもいないことを延々と妄想で書き続けて死んだのが、小川徹ですね(w
いや、凄い人だと思ってますが) 実際、この点がいちばん影響を受けた。
こういうことは、今の学校の国語教育、「芸術」(笑)教育では、教えませんからね。
>作家主義というか、山根貞男なんか気に入った作家は
>どんな作品でも徹底して誉めまくっている
山根は、トシを取って、悟りを開いたんだと思う(直に知ってる人は生臭と言うが)
大学教授にもなったらしいし、誉めまくって、次世代に映画を少しでも啓蒙して死ぬ
ことにしたんじゃないの?
そもそも、実作者に影響を与える「手厳しい批評」なんか、幻想でしかないと思う。
批評と映画が直に交歓した時代は、プログラムピクチャー時代で終わってるし、そうい
う時評的な仕事は、すぐ消えるもので、後年の再読に耐えるモノはほぼない。
洋画の「ぼくの採点表」のフタバだって、80年代以降は読めたものじゃない。
(山根のように、継続して書いていると、同時代誌としての価値が出てくるけどね)
残るのは、独立した文章として面白いモノだけど、そうしたモノはそう書けるモンじゃない。
それに今は、凡百の評論家が当て推量で考えつく程度のことは、DVDのコメンタリー・特典、
メイキングで、直接、わかってしまうからね。
「この映画のここが(・∀・)イイ!!」ってのは
なるほど、と思うことが多い
>そもそも、実作者に影響を与える「手厳しい批評」なんか、幻想でしかないと思う。
これは、まあ確かにその通りですね。ただ、御大に誉められたくてしょうがない奴、
もしくは御大の評価が高いことを多少なりとも免罪符にしているような輩っていうのが
いるんじゃないですかね。そういう奴らに少しはガツンと言ってやれよ、とも思ったり
するわけです。具体的に誰?と言われたら困るんですが(w
>洋画の「ぼくの採点表」のフタバだって、80年代以降は読めたものじゃない
これもその通りです。フタバさんの批評はどうもヒッチが死んだあたりから本人の
疲れを感じるというか、映画の変化に対して興味が薄れちゃった、早い話がトシを
感じます。
ところで、フタバさんの影響を受けた方々って、実に楽しそうにフタバ批評の楽しさ
を回顧しますよね。御大のフォロワーの人たちにはどことなく隠れキリシタン的な
後ろめたさがあるように思うのは気のせいでしょうか。
「ぼく」双葉十三郎
「我々」蓮実重彦
「アタシ」おすぎ
325 :
ハスミン:03/04/12 23:03 ID:llmlqitv
そういや、河合塾ブックレットの『監督小津安二郎』で、聴講者から「蓮実センセはどうして
使う『みなさん』って呼びかけるんですか? 誰をさしているのですか?」(大意)みたいな
質問に対する答えは面白かった。
326 :
名無シネマさん:03/04/13 02:13 ID:MhTo2fef
「ユリイカ増刊 吉田喜重特集」に吉田喜重論とインタビュー載ってた。
インタビューの相手は、吉田喜重でなく岡田茉莉子。
ハスミンやるなー。
この節目に誰か岡田茉莉子の長文インタビューキボンと思ってたところ。
よいインタビューでした。しかも岡田茉莉子が吉田喜重の殆んど全ての作品に、
出演プロボーズしている吉田喜重オタクであることも判明(w
ハスミンは、喜重のオペラ初日をリヨンまで観に行ったらしい。(岡田茉莉子談)
327 :
名無シネマさん:03/04/13 02:28 ID:mlB0w4K7
きょうの中日新聞夕刊に『エルミタージュ幻想』についての文章書いてます。
328 :
名無シネマさん:03/04/13 14:06 ID:DmAB1nfK
>>327 貴重な情報ありがとうございます。
ユーロスペースでの公開時には「東京新聞」に載らなかったはずなのに…
329 :
名無シネマさん:03/04/14 04:55 ID:Y50KWR0+
中日新聞の「エルミスタジュー幻想」のエッセイ読みたい・・・
うPしてくれませんか・・
私も読みたいなあ。その新聞は図書館にも置いてないし。
しかし何故、中日新聞に?さっぱり分からない…。
332 :
331:03/04/14 10:28 ID:6P2KiKCg
1今月って何だよ、、、
334 :
名無シネマさん:03/04/14 17:47 ID:3SX4ybNb
メタリカ>>ヨモタン先生>>>>>>>>ハスミン>>>>>>。水野>>>青山
四方田先生のぱぞーリーに論いいぜ
335 :
名無シネマさん:03/04/14 19:23 ID:9FE3OfRy
個人的には、蓮実先生の対談は女の人が相手の方が面白い(特に先生のエラさが分かってない人)。
普通こういうのって、イライラすることが多いんだが。
336 :
名無シネマさん:03/04/15 02:32 ID:X/CfW/8I
淀川ってとくに晩年ベストテンに選んでいた映画の趣味悪くないかい?
それと間違った知識を訂正せず、延々語ったり書いていたのも無残だな。
トッド・ブラウニングの「フリークス」は最晩年までサイレント映画と書いていたし、
「パルプ・フィクション」のパンフに書いた文章は、「ファースト・シーンはタコ
坊主がボクシングの控え室で目ざめるところ」(大意)と書いていたけど、「タコ
坊主」というのもひどいと思うが、それがブルース・ウィリスなら映画が始まってから
20分以上の場面じゃん!
とこのように間違いだらけ。
蓮實が淀川を持ち上げる反面で、双葉十三郎を金井美恵子と組んでクサしていること
から考えて、やはり政治的な思惑があると思って間違いないと思うのだが。
337 :
名無シネマさん:03/04/15 02:42 ID:h0DWVcLU
>>336 それって長嶋茂雄の豪快な空振り三振みたいなものじゃないか??
338 :
名無シネマさん:03/04/15 02:48 ID:h0DWVcLU
ちなみに野球選手に例えるなら
淀川→長嶋 ハスミン→王 四方田→掛布 水野→川藤
339 :
草野進:03/04/15 03:19 ID:cNxwhb03
ちなみに漫画家に例えるなら
淀川→手塚 蓮實→藤子 山田→石森 四方田→高橋陽一
ちなみにウルトラマンに例えるなら
淀川→初代 蓮實→セブン 山田→エース 四方田→ハヌマーン
ちなみにライダーに例えるなら
淀川→1号 蓮實→V3 山田→ストロンガー 四方田→アマゾン
ちなみにジオン軍のモビルスーツに例えるなら
淀川→ザク 蓮實→ドム 山田→グフ 四方田→ドップ
ちなみにレスラーに例えるなら
淀川→力道山 蓮實→猪木 山田→馬場 四方田→船木
341 :
名無シネマさん:03/04/15 08:36 ID:/g9kKUx5
,;i|||||||||||||||||||||||||||||||ii;、 _/
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'" ̄ヽ ヽ!!|||||||||||||||| ||||||||||!!"ヘ < ロマンティックageるよ
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|||l ____ ゙l __ \|||||||||
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ヽ、l| |ミミミ| |、────フヽ |彡l| |/ /_
\/|l |ミミミ| \_/ ̄ ̄フ_/ |彡|l/  ̄/ ロマンティックageるよ
\ ノ l|ミミミ| \二二、_/ |彡| フ
 ̄\ l|ミミミ|  ̄ ̄ ̄ |メ/ \トキメク胸に キラキラ光った
| \ ヽ\ミヽ  ̄ ̄"' |/ /
/ \ヽ、ヾ''''ヽ、_____// /_夢をageるよ
/ ヽ ゙ヽ─、──────'/|  ̄/
. / ゙\ \ / / \__
───'''" ̄ ̄ ゙゙̄ヽ、__,,/,-'''" ̄ ゙''─
342 :
名無シネマさん:03/04/15 10:12 ID:xmLXjMco
蓮實も四方田もなんで「鏡の女たち」をあそこまで絶賛するわけ?
吉田喜重の経歴の中で最悪の映画じゃない?これ。
東大コネクション?
そりゃ昔の作品はよかったけど、今がこれじゃあ・・・・。
小林信彦が「御法度」を絶賛して日本映画ベスト100に入れていたのも
理解に苦しむが、監督と仲がいいというだけでここまで絶賛してしまうのは
ちとどうよ、という気も。
343 :
名無シネマさん:03/04/15 10:40 ID:WYIpJRQM
>>342 激しく同意です。おとといの日曜日に「鏡の女たち」観て来たけど
あれは酷い。一色紗英が台本渡された時、「このセリフってこの通りに
言うんですか?」って言ったみたいだけど、さもありなんという感じ。
別冊のユリイカまで出てるから期待して観に行ったのになんだあれ?
広島の人は怒るべきだ。
「八月の狂詩曲」とどっちがいい?
345 :
名無シネマさん:03/04/15 11:25 ID:DCRQWcLN
「Dolls(ドールズ)」とどっちがいい?
「八月の狂詩曲」>>>>>>>>>「Dolls(ドールズ)」>「鏡の女たち」
347 :
名無シネマさん:03/04/15 19:40 ID:ozMhrySw
パリに憧れる東京人>>>>>>>>>>>東京に憧れる田舎者
348 :
名無シネマさん:03/04/15 20:27 ID:h0DWVcLU
地方にパラサイト。自然を満喫しつつ、仕事は適当に。
東京を飛び越して定期的に海外へ。
これがこれからの快楽的なライフスタイルです。
349 :
名無シネマさん:03/04/15 20:30 ID:ysybJxrM
田舎モンは東京ネイティヴに嫉妬してるからなあ
なんだかんだいっても地方女は東京男とやるのが夢だしな
350 :
名無シネマさん:03/04/15 21:45 ID:ugUloyj8
ビデオの整理をしてたら、北野武と蓮実先生他が参加したシンポジウムを録画したものがあった(東京国際映画祭でやったやつ)。
蓮実先生が、黒澤と北野の対談について触れるとき、
「日本には黒澤明監督という方がおられまして、お好きな方、嫌いな方いろいろおられるでしょうが・・」とか
「私は、黒澤明監督にはいくつかの疑問がある」とか、いちいち余計な言葉を加えてた。
なんだかなぁ(笑)。
351 :
名無シネマさん:03/04/15 22:32 ID:KAZz0oZm
>>336 、
> 「パルプ・フィクション」のパンフに書いた文章は、「ファースト・シーンはタコ
> 坊主がボクシングの控え室で目ざめるところ」(大意)と書いていたけど、「タコ
> 坊主」というのもひどいと思うが、それがブルース・ウィリスなら映画が始まってから
> 20分以上の場面じゃん!
それは映画を見ている自分が目を覚ましたところだろう。
>>347 IDが小津だ!いいな。
>>350 ふ〜ん、面白いね。
やっぱ、蓮実フリークのお前らは黒澤嫌いですか?
>「日本には黒澤明監督という方がおられまして、お好きな方、嫌いな方いろいろおられるでしょうが・・」とか
俺はこういう冗談好きだな。
嫌いな人にはたまらないかもしれないけど。
>やっぱ、蓮実フリークのお前らは黒澤嫌いですか?
ところでこういう愚問っていつまで続くのかな。
蓮實好き=黒澤嫌いなんていうやつぁ
単に蓮實の本読んだことないだけね、きっと。
で、2ちゃんみたいな掲示板では永遠に続くです。
356 :
:03/04/16 02:43 ID:IbEUqTyb
自分の審美眼において認められない黒澤が高い評価を得ているがゆえの、
いくぶん嫉妬も含んだ戦略的な振る舞いなのだとおもいます。
いや、ジョン・ヒューストン並みには映画界に貢献してるって
言ってるよ、黒澤のこと。(『映画狂人シネマのの煽動装置』より)
ただ、問題が一つあって、
蓮実はジョン・ヒューストンを認めてない(w
>>354よ、誰が蓮実の本を読んでないって?
おまえの大好きな蓮実重彦は黒澤が嫌いなんだよ。
現実を直視しろ、バカ。
↑『映画狂人シネマの煽動装置』だった。
下らん訂正だけど、アフォは揚げ足取りしか脳がないから、一応。
>>357 文脈に応じて政治的には褒めたり貶したりはしてるし、
小津とくらべりゃ嫌いってことにはなると思うけど、
実際、本当に嫌いだったら、
もっと素晴らしいもんが撮れるって期待はかけないと思うけどね。
おまえさんが、蓮實の本をどんだけ読んでるかなんてどうでもいいけど、
蓮實読んでて蓮實が好きな奴が
必ずしも黒澤嫌いってことにはならんだろうって意味で354
を書いたわけで、どうしてバカ呼ばわりされてんだ?
>>359 まあ、そう熱くなるな。
蓮実が好きな奴は、蓮実に同化する奴が多いからな。
(特に、「突出している」なんていう言葉を使う奴は要注意)
おまえさんが、そうじゃないってことは分かったよ。
ただよぅ、
>小津とくらべりゃ嫌いってことにはなると思うけど、
ここは、おまえこそ本をちゃんと読んでないだろ、って突っ込まれるぞ。
蓮実の黒澤嫌いは相対的に嫌いっていうレベルじゃないし、
ましてや、小津と比べるなんて・・・・(以下略)
362 :
名無シネマさん:03/04/16 07:00 ID:0A9h/ssd
おい!おめえら田舎者!J・ブラッカイマ−映画もちゃんと観ろよな!!!
363 :
ハスミン:03/04/16 08:18 ID:21UKary4
つうか、蓮実が〜が嫌いだから蓮実ファンも〜が嫌いなはず、とか、
〜と仲が悪いから評価してないはず、レベルことを本気で信じている奴って
蓮実以前に自分の貧弱な人間観を何とかした方がいいと思う。マジで。
朝っぱらからご苦労なこった
熱くなってんのはどう見ても
>>360じゃん。
>おまえの大好きな蓮実重彦は黒澤が嫌いなんだよ。
>現実を直視しろ、バカ。
だからそれがどうかしましたか、としか言い様がない。
269 :名無シネマさん :03/04/16 08:34 ID:a3fcm+Kr
もまいら、映画狂人シリーズで最初か二番目くらいに出たやつに載ってた、
黒澤追悼文読んだか? 愛にあふれてるじゃねーか。
黒澤のことを究極的なところでは評価してないんだろうが(一流の下と言ってたな)、
その限りにおいてとてつもない愛にあふれた文章だと思ったぞ。
まあ最高の追悼文は『映画 誘惑のエクリチュール』所収の、ジョン・ウェインに捧げたやつだと思うガナ
誤爆っぽかったのでこっちに転載。
367 :
名無シネマさん:03/04/16 10:44 ID:kRNGdy//
>>360 黒澤が嫌いだったら、出資が無く撮れなかった黒澤をなんとかしてあげようとか
なんで動いたのか教えてください
>357
けしてヒューストンは認めてないことはないと思うが?
認めてないとしたら、「ホワイトハンターブラックハート」の立場がないよ(w
368 :
名無シネマさん:03/04/16 10:55 ID:o2eLzqDG
木下恵介は論外だったな。
蓮實の弟子も無視してるし。それにしてもフィルムセンターのニューズレターに万田邦敏が
いやいや書いた「二十四の瞳」論の、下手くそな蓮實文体模写の駄文には怒りを通り越して
爆笑したよ。
369 :
名無シネマさん:03/04/16 12:01 ID:/Chi8EYU
はすみんは、「七人の侍」「蜘蛛巣城」「どん底」あたりは評価してますよ。
てやんでぃ好きだの嫌いだの厨房じゃあるめぇしよ。
おめえさんたち「AK」はご覧になりなすったかい。
371 :
328:03/04/16 15:28 ID:lparhbR9
歴史の迷路の中で 蓮實 重彦
出会うはずもない二人の男が、たまたま同じ時刻に、同じ迷路に踏みまどう。
歴史と呼ばれる時間の迷路である。着飾った男女の群にまぎれて暗がりの細い
階段を抜けると、いきなり女帝エカテリーナの豊満な姿が見えたりするのだから、
どうやらここは十八世紀ロシアの宮殿であるらしい。とするなら、二人がさ迷っている
のは、かつてピヨトル大帝が暴虐の限りを尽くし、エカテリーナが西洋美術の粋で
飾り立て、一九一七年の十月革命の舞台装置ともなり、レニングラードと呼ばれた
時代にナチス・ドイツの砲撃でその一部を破壊され、今日ではエルミタージュ美術館
として名高いあのサンクトペテルブルクの壮大な歴史的空間の内部なのだろうか。
瞳を見開いても何も見えないとつぶやいている声は、どうやらアレクサンドル・
ソクーロフ自身のものらしい。ヒットラー(『モクレ神』’99)とレーニン(『牡牛座』’00)
のきわめて個人的な肖像を描いて世界を驚かせた映画作家は、いま、二十世紀を
離れ、いきなりロマノフ王朝数世紀の時間の襞に迷い込んでしまったのだろうか。
画面には姿を見せぬソクーロフに手招きを送る黒衣の男は、臆することもなく広間から
広間へと滑りこみ、壁面を飾る豪華な美術品に懐かしげな視線を送り、レンブラントの
前で言葉もなく頭をたれ、晩餐を準備する大広間で色鮮やかな食器に目を奪われ、
今日の観衆たちが名画に見入っている会場では、美術館長その人と出会ったりする。
十九世紀初頭に外交官としてサンクトペテルブルクに滞在したことのあるこのフランス人
は、みずからを幽霊だとも意識せぬまま、こうして、ここを舞台に演じられたロシア史の
決定的な瞬間に立ち会う。もちろん、美術品に目のない彼は、自分が、カンヌ
国際映画祭で絶賛された『エルミタージュ幻想』(’02)の虚構の登場人物であること
さえ知らずに振る舞っている。
墓からよみがえった異邦人の気ままな足取りを追うソクーロフのキャメラは、まばたき
一つですべてを見失うことを怖れているかのように、ひたすらな移動撮影で歴史の
迷路をゆるやかに滑り抜ける。フィルムにもヴィデオにもかなわなかった九十分を
たった一つのショットで撮るという途方もない夢---それはヒッチコックの夢でもあった--
はハードディスクの改良によって可能とはなったが、作者はその夢がたやすく実現
されようとはまだ信じていない。編集が回避され、撮り直しのきかないたった一度の
撮影で作品を完成させるというアクロバットが画面から透けて見えれば、その時点で
歴史は退屈な活人画と化し、誘惑する迷路であることをやめてしまうからだ。
墓からよみがえった異邦人の気ままな足取りを追うソクーロフのキャメラは、まばたき
一つですべてを見失うことを怖れているかのように、ひたすらな移動撮影で歴史の
迷路をゆるやかに滑り抜ける。フィルムにもヴィデオにもかなわなかった九十分を
たった一つのショットで撮るという途方もない夢---それはヒッチコックの夢でもあった--
はハードディスクの改良によって可能とはなったが、作者はその夢がたやすく実現
されようとはまだ信じていない。編集が回避され、撮り直しのきかないたった一度の
撮影で作品を完成させるというアクロバットが画面から透けて見えれば、その時点で
歴史は退屈な活人画と化し、誘惑する迷路であることをやめてしまうからだ。
デジタル・テクノロジーの革新を信頼しつつ、そのみだりな顕示を自粛することで、
ソクーロフは、歴史の存在しないアメリカ映画が忘れてしまった絢爛豪華さを
スクリーンに炸裂させ、同時に、絢爛豪華であることの限界を見るものに強く
意識させる。確かに、グリンカのマズルカにあわせてくりひろげられる大舞踏会は、
目を見はるしかない華麗さにおさまっている。だが、それが終わって帰途につく多くの
招待客がゆっくりと長い階段をおりてゆく「宴の後」の時間によりそうそのキャメラの
執拗な持続が、ただごととは思えぬ豊かな時間を作品に導きいれる。かくして、
映画は、『エルミタージュ幻想』とともに、初めて『終わり』を描くことに成功する。
ま視界から遠ざかったばかりのかつての栄華が哀惜されているのではない。
すべてはむなしいと詠嘆されているのでもない。そこでは、何ごとかの「終わり」を
肯定するのにふさわしい時間が、未知の生なましさでスクリーンを占拠している。
それは、歴史の迷路に踏みまどった二人の男---歴史上の異人と現在ロシアの
映画作家---が、二度と出会わずにすむために必要な儀式であるはずだ。
まばたきもせぬまますべてを撮り終えたソクーロフは、何ごとにつけ「終わり」の
一語を気軽に口にしてはならぬと、低く、だが心に触れる声でつぶやいている。
377 :
328:03/04/16 15:58 ID:lparhbR9
あれ、ダブってるね、、、
あと376の書き出しは「いま視界から〜」の間違いです。
378 :
名無シネマさん:03/04/16 18:42 ID:VZy9n8om
黒澤明LOVE
379 :
名無シネマさん:03/04/16 19:03 ID:tTdjt7iG
蓮実センセは、キューブリックやビリー・ワイルダーやデビッド・リーンも‘一流の下’
個人的には、同意できません(笑)
AKってクリス・マルケルの「A.K.」かね。
381 :
名無シネマさん:03/04/16 20:08 ID:IbEUqTyb
>>379 だから蓮実センセのそーゆー物言いは、政治的なものなんだってば。
老婆心、僭越、啓蒙・・2ちゃん的にいえば「必死だな」状態。
まあ、なんでもいいけど、やっぱ一世代古い人だよね、彼は・・
ちょっと前に足立正生とヨモタのトークライブ(?)とゆー、ABC本店でのイベントに
行ったのね。トークの前に『赤軍-PFLP 世界戦争宣言』が上映されて(半分ぐらいの人が寝てたw)、
んで(やっと)ご両人の登場と相成った。まず足立が、「『赤-P』に出てくるパレスチナゲリラの人々は
もう大半が死んでしまった…」みたいな発言をしたんだ。で、「その作品を現地で上映したら、家族が
『あれは私の息子だ!』なんて、喜んでくれてねえ」とも。そこでヨモタが「『現地で撮影されたフィルム
を、再び現地に持ち帰って上映する』なんて行為は、足立さん達が始めてやられたんじゃないですか?」と
「持ち上げ」にかかったんだけど、あっさりと「いや、すでに小川プロがやってましたよ」と言われて
しどろもどろのなってた。相変わらずいい加減な事言ってるなあヨモタは、と思た。
ちょっと前にアテネフランセで万田邦敏とハスミンの対談(?)に行ったのね。トークの前に
(というか、万田の作品の上映の後でトークだったんだけど)『宇宙貨物船レムナント6』と
『夜の足跡』が上映されて(半分ぐらいの人が寝てたw)、んで(やっと)ご両人の登場と
相成った。まずハスミンが「今、上映された万田君の『夜の足音』は…」って口火を切ったんだけど、
正しくは『夜の足跡』だろ!(万田もつっこめよ!w)
相変わらずいい加減な事言ってるなあハスミンは、と思た。
相変わらずいい加減な事言ってるなあ、評論家は、と思た。
383 :
382:03/04/16 20:37 ID:bmwfoEhX
「しどろもどろのなってた」=×
「しどろもどろになってた」=○
おれが「しどろもどろ」じゃん(泣。
宇宙はいつから存在するの?
>>379 キューブリックも一流の下なんて言ってんだ、蓮実。
いいこと言うじゃん! 少し見直したよ。
でも、ベルトリッチは過大評価し過ぎだよね。
いいから映画を見ろよ
いいから映画を見ろよ
いいから映画を愛せよ
いいから映画を軽蔑しろよ
>>328さん
どうもありがとうございます、まじで
390 :
名無シネマさん:03/04/17 00:06 ID:+GOz+NpK
デビッド・リーンが「一流の下」か。。。そんな発言あったっけ。あれは三流の下だと思うんだが。。。
391 :
名無シネマさん:03/04/17 00:11 ID:O6JjC0lj
そのとおり!
私が書くもののほうが絶対面白いに決まってる、だの
いい若いのが出ていない、だの
老害経営者と全く同じ図々しさ。
さっさと隠居せよ。
余力あるうちの引退というのはてめぇが野球評論やってるころに
散々薦めてたんだから。
こんなとこでそんなこと言ったてはじまんねぇよ。
文句あったら直接爺さんにいいな。
394 :
名無シネマさん:03/04/17 17:24 ID:ww1GxyWD
386の君が生まれた時から宇宙が存在した(誕生した?)って
ちょっと深い意見だなと思ってしまった(笑)
どういう意味なんだろ
396 :
名無シネマさん:03/04/17 22:29 ID:pDard3/Q
映画だけが・・・・
397 :
名無シネマさん:03/04/17 22:52 ID:KU3HeyeO
SEUL LE CINEMA
398 :
名無シネマさん:03/04/17 23:07 ID:glrtHfQ8
>>342-343 俺は『鏡の女たち』無茶苦茶面白かったな。
ただ、原因は原爆でなくてもいいのでは、とは思ったな。
まあ、その辺の引き具合いもいかにも吉田喜重らしい。
それからキャンディーズのスーちゃんが素晴らしかった。
あたかもキリバンをゲットすることが
顔の長さは馬場、つくりは鶴田
402 :
343:03/04/18 16:50 ID:lJ5S48u3
>>398 自分は「つまんなかった」って書いた者だけど、よかったら
どのあたりが「無茶苦茶面白かった」のか教えてください。
2ちゃんって、意見が違うと対立して、荒れて終わり… って感じだけど
自分は意見の違う人とマターリやり取りしたい。ぜひ、頼みまする。
403 :
名無シネマさん:03/04/18 16:57 ID:rtVwRJoj
「鏡の女たち」未見。スマソ。
ところでカール・ドライヤーの「奇跡」と「風の谷のナウシカ」は
どっちがえらいの?
「風の谷のナウシカ」も負けない位、デタラメだと・・
教えて爺さん
404 :
398:03/04/18 17:26 ID:mbMC9sCE
406 :
343:03/04/18 17:40 ID:lJ5S48u3
>>404 そうか、言い出しっぺの自分から語らなきゃいかんですよね。失礼しました。
まず、あの音楽。現代音楽の最悪の部分をまんま体現したようなあの音楽。
あれが全編、流れまくっていたのにはかなり萎えました。
ああいう音楽をチョイスするということがそもそも理解できません。
鏡については(ネタばれしないように書くのが大変です)まあいいとして
岡田茉莉子がいつも持っている日傘の思わせぶりなこと… あれもツラい。
この映画、要するに吉田喜重の頭の中にあるイメージを、そのまま
芸術してみました、「はい、芸術いっちょうアガリ」って感じがするんです。
そして最大の違和感はなぜ広島なのか? これですね、やっぱり。
407 :
:03/04/18 18:08 ID:WRWHyN3t
自分悪くない印象お客さん与える時点で
良いということにはならないけどうかな
爺さんスレ。
409 :
398:03/04/18 22:35 ID:mbMC9sCE
>>406 あなたの指摘には何の異論もないですね。
私も同じところに違和感がありました。
日傘も思わせ振りすぎて、あれは岡田の演技じゃなくて吉田の演出なんでしょうけども、
あれが原爆恐怖症から太陽からも隠れるということなら、
いくらなんでもそれはないんじゃないかなと思いましたね。
原爆&広島もその通りで、例えば原爆症の男が、当時の非科学的迷信から、
子供に移るのを恐れて、なんて話は唐突すぎて明らかに浮いてましたね。
吉田喜重の個人的体験から出た挿話であっても、
その場面になじんでないのはまずいですね。
岡田の演技についても市役所と原爆ドームは少し失敗しているなと思います。
ただ、それであっても私は好きです。
特に田中好子の役柄をああいう状況に当てはめた着想点と、
そこでの田中好子(ミワですか)の行動が非常に好きです。
一色紗英が自分にはいい状況でないのに淡々としているところも。
私は女性が淡々と物事を受け入れて進んでいく所を映画で観るのが好きなんですね。
悪いところは観ている時点で、自分が違和感を持ったところだから、
はっきりと自覚があるけれど、いい所を整理するところは難しいし、
特に吉田喜重の映画のように見せ場がはっきりとしない映画の場合は、
今日はかなり酔っぱらっているのでこの辺で。
410 :
398:03/04/18 22:59 ID:mbMC9sCE
ああ、これスレというか板移った方がいいかも。
蓮實が「鏡の女たち」をどう思っているかはあまり興味がないし。
またヨッパライかねw
412 :
名無シネマさん:03/04/19 13:38 ID:Y84NvXzs
蓮実センセは成瀬巳喜男のことは評価しているのでしょうか?
ご存知の方いらっしゃったら教えてください。
最近CSの成瀬特集をよく見ているのですが、蓮実センセが評価してるのなら
好きになろうかともおもいます。
好きになってから、実は蓮実センセがけなしてたなんてことが分かったりすると
困ってしまうので。。ひとつヨロシコ。。
>>412 カクーン こういう人っているのか・・・。釣り?
ここは酔っ払い専用スレです!自分に酔ってる人と蓮実センセに酔ってる人
とホントに酔っ払ってる人以外は立ち入り禁止です!
>>412 お前最悪だな
映画見るのやめた方がよいよ
412はネタに決まってるだろうが!
でも80年代には412みたいに、爺さんに脳ミソを預けたとしかいいようのない
自己判断のできない馬鹿シネフィルを大量に生み出したのもまた事実。
418 :
412:03/04/19 19:21 ID:Y84NvXzs
>>417 あなたは馬鹿なのですか?
こっちは「自己判断」しないために蓮実センセの評価を知りたいのですが。
自分より遥かに映画をたくさん見ている人の判断のほうが正しいに決まってます。
蓮実センセの批評を用いて映画を見れば、世界観が広がるし、蓮実センセに
ならって映画を判断することができれば一般的に一目置かれますしね。
もちろん自己判断するのは自由ですが、その自己判断の結果、所詮あなたのよう
な駄レスしか書き込めない結果になるのだとすれば、あなた程度の自己判断
などのどこに意味があるのでしょう?
きっと、手垢にまみれたことしか言えないか、あげあし取り専門なんでしょう?
うゎ(;´Д`) こいつホンモノだ…
マジで気持ち悪いやつだ。
人の意見に盲目的に従うのと、
手垢にまみれた発言と、
大して違いはないと思われ。
まあまあ、稀に見る純粋な若者といっても
いいんじゃないか。
>>418 がんばれ。ハスミンの意見を適当に参考にしつつ
最終的には自分で判断するのじゃよ。
423 :
名無シネマさん:03/04/19 22:22 ID:dAYMJStF
だまされちゃイカン。こいつ絶対ネタだよ。
ハスミ信奉者名乗っておきながらハスミの成瀬への評価を知らないのが不自然。
その上でこのスレでわざわざ質問するのも不自然。
418の文章も確信犯的過ぎ。
でもツマランぞ、おまえ。
424 :
山崎渉:03/04/19 22:27 ID:vRuSIKDV
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
つーかお前ら釣られ過ぎ。
いいから映画を見ろよ
いいから映画を見ろよ
428 :
343=406:03/04/21 10:12 ID:qYo2PnFT
>>409 >私は女性が淡々と物事を受け入れて進んでいく所を映画で観るのが好きなんですね。
これ、僕も同意です。あの映画では僕は田中好子より一色紗英が良かったです。
てことは岡田茉莉子は……
とにかくレスをありがとうございました。たしかに他に移ったほうがいいかもしれないですね(笑)。
ハワード・ホークスは「真昼の決闘」がキライだ
↓
ハスミはハワード・ホークスが好きだ
↓
ゆえに「真昼の決闘」は駄作だ
…と思い込んでるヴぁかっていまだにいるのかなぁ〜?(苦笑
一生やってろバカ
>>429 でも、「真昼の決闘」が、古いウエスタン・ファンに評判が悪い(らしい)のは
事実だよね。不勉強だが、同時代者でないワシらには、理由がよくわからんのだが。
ハスミンのウエスタン映画史(リテレール「映画の魅惑」)の元ネタってあるの?
もちろん、日本で封切られたモノは当時、自分でも観ているんだろうが。
加藤幹郎のウエスタン・ベスト(学研「映画ベスト1000」)も、いかにもシネ
フィリーな映画ばかりで閉口したなあ。加藤さんが勉強家なのは認めるが、リアル
タイムで観たような顔をして、シモジモに講釈を垂れるのには参るよ(w
読んでるワシもアレだが。
爺さんなんだから、余生くらい好き勝手言わせてやろうよ。
大好きな学内政治で疲れ果てたことだろうし。
余談だが梅丘のビデオ屋でよく見る。
434 :
名無シネマさん:03/04/24 18:27 ID:XbR/i7V0
>>433 その余談、すごく面白そうなので、今度見かけたら借りていった作品名
などの報告を切望します!
435 :
名無シネマさん:03/04/24 19:41 ID:6SvnoOrz
>>433 そのビデオ屋さんの名前、教えて下さい。
436 :
名無シネマさん:03/04/24 20:41 ID:AEgAqMem
>>412 マジレスしておくと、蓮見は成瀬を無茶苦茶評価してる。
小津と同じくらい好きだし、黒澤なんか足元にも及ばないって書いてる。
>>429 西部劇ファンで「真昼の決闘」けなすヤツは、蓮見に魂まで
売っている香具師が多い。まあ、うすっぺらですな。
馬鹿による格付け以外に話題はないのか?
438 :
名無シネマさん:03/04/25 01:17 ID:9e3e6/cm
ここならば蓮實に詳しい人がいるかと思うので質問なんですけど、
1960年6月15日、国会突入デモの最中に東大女子学生が死んだというニュースを聞いて、
院生だった蓮實氏は瞬時に「樺美智子だ!」と思ったということです。
蓮實と樺は知り合いだったんですか? どういう関係で、なんで彼女だと判ったのでしょうか?
439 :
名無シネマさん:03/04/25 01:41 ID:0+Ner9TQ
実は彼が殺した1票
>>438 オレも詳しくは知らないが、樺は、実はその事件以前から、有名人だったんだろ?
事件の直前に、父の樺俊雄(当時、どっかの教授で、社会学者)が、文藝春秋に「学
生運動に娘を奪われて」とかいう手記を載せていたという。誰でも知ってたらしい。
ところで、川島雄三の「赤坂の姉妹 夜の肌」(60年11月公開)に、田舎から
上京してきた末の妹が、国会前で献花をする場面があるが、やはり、この事件の
ことなのだろうか? ちゃんと国会前でロケしてるんですが。
プッ( ´,_ゝ`)またあのオリベイラ★バカがコソーリ来てるみたいだな…
■三馬鹿トリオの鼎談(リトルモアvol.24から抜粋)■
阿部・世間は青山さんにオープンスケベっていうイメージ持って
ないもん。
青山・じゃあ、誰がオープンスケベなわけ?言ってごらん。
阿部・いやいや、蓮實重彦とか。
青山・あれはむっつりスケベだろう。
阿部・あはは、つまりそういうこと言わせたかったんですよ。
中原・なんか、よくわかんないなあ・・・。
青山・撃たれて服を乱して倒れる女に興奮するっていうのを
読んだときに、なんてこの人はエッチな人なんだろうって
思ったけどね。こんなことよく書けるなと。
中原・ははは、書くことなかったんでしょうね。
青山・こっちがこどもだったのかね。
"着衣の乱れ"には俺も度肝抜かれたけどな…
着衣の乱れ萌え、とか言ってる2ちゃんねらと変わんねーじゃん。
ネバーセイネバーアゲインおや?とスーパーガール萌えだっけ?
つーか、その三人の話してる内容そのものが
2ちゃんレベルっつーのが萎える罠…。
リトルモアは清順の人生相談も載ってたけど、
やれやれまた電波か、一言で言えばそんな内容でした(w
中原だけは納得できる。
>>443 いやいや。狂人シリーズ万事快調71ページにも
蓮實好みの女の死に際が取り上げられています。
でもここでの蓮實はさらりと流して書いてるけどね。
青山阿部中原は、この一文を未読なのかな?
ま、どーでもいっか。
田辺誠一が「蓮實」役。
テレビドラマってつくづく恥ずかしいね。
>>445 全くどーでもいい話だが、弟の健二は青森県立
図書館長を勤めているそうな。よく分からん転身だ。
450 :
名無シネマさん:03/04/29 16:44 ID:nrk0b0lK
誕生日なのに、ちと寂しい…
451 :
名無シネマさん:03/04/29 16:56 ID:0UlSH6eJ
お誕生日おめでとうございます蓮實先生!!
\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/
映画板住人一同よりお祝い申し上げます!!
↑おまえキモイんだよ!しね!
453 :
名無シネマさん:03/04/29 17:14 ID:QKKFXzwJ
>>442 青山や阿部が滑稽なのは、蓮實の影響下で育ったことは認めつつも
すでに蓮實の影響下から脱している、と勘違いしている点かな。
結局は蓮實の猿真似みたいな文章しか書けないのに。
この一派を起用する編集者の見る目の無さにもカンドーするよ。
サブカル誌御用達か。
>451
勝手に「一同」とか言うなよ、ボケが。本当にキモイし気分悪いわ。
死ね、死ね、死ね!
>>453 サブカル内でも馬鹿にされておりますが。
結局こいつらの言動に惑わされているのは田舎の青年だけ。
また、田舎かよ!
昭和天皇と同じ誕生日かよ!
このスレ住人一同よりお祝い申し上げます!!
>457
勝手に「一同」とか言うなよ、ボケが。本当にキモイし気分悪いわ。
死ね、死ね、死ね!
馬鹿正直に釣られる連中っているんだなあ…。
ハァ?キモイものはキモイんだよ、ボケが。お前も相当キモイアフォだな。馬鹿じゃん?
Fool is he that deals with fools.
ID:LrSdUfhoが、特にお祝い申し上げたいそうです!!
あああああああああああああああああああああああああああああああ
むかつくんだおよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
ぼけが!!!!!!!
殺すオbv、;:¥lkxしじお8!””#%E%RTRTFGHTYGHT
Wかたっかhj!!「
おいおい本物が混じってるぞ。
爺さんがまた一つ馬齢を重ねただけのこと。
466 :
名無シネマさん:03/04/29 23:26 ID:Iz8tpJ4H
>>453 じゃああんたはどんなオリジナリティーを持っているのかと、不毛な水掛け論を持ちかけてみる。
つかヒッチコックの命日だろ
468 :
名無シネマさん:03/05/02 20:07 ID:OFUKVh4B
田舎者どもUZEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE
469 :
美人OL:03/05/02 20:11 ID:+haWHO/a
ID:LrSdUfhoのお祝いの気持ち届いたかな?
472 :
名無シネマさん:03/05/03 08:45 ID:mFUQqXgG
パリ>>>>>>東京>>>>>>>>>>>>>>>>>>日本の地方(おまえらの地元)
パリって
教育テレビに山根氏が出ている
475 :
名無シネマさん:03/05/04 05:55 ID:6k1nUF7L
観た。井筒監督と出てたね
今日初めてサミュエルフラー「四十挺の拳銃」観たよ!
なんなのこの映画・・・
最初の女の人が40人の部下を従えて馬に乗ってくるシーンの美しさ
で記憶されるべき
とか蓮實は言ってるけど、そんなのより無茶苦茶な不条理さの方が
すんげえじゃん。というか高橋洋みたいな観方の方が説得力あるような・・
とにかくムチャな映画だった・・・
なんなの・・
476 :
名無シネマさん:03/05/06 22:06 ID:wImTlnzr
映画作品・映画人板から吉田喜重のスレが消えたのはなんでだろう。
ところで、4月12日(土)/5月3日(土)の蓮實重彦トークショーに行った人
いませんか? 同じ映画で2回もやるなんて珍しく、まさか同じ内容だったとは
思わないけど、どういうことを喋ったのか検証するのも一興かと。
478 :
名無シネマさん:03/05/08 10:55 ID:7K5v8kk+
>>448 やっぱりシゲピコからとったのかな?
「蓮實」なんてねえ‥。うん。恥ずかしい。
479 :
名無シネマさん:03/05/08 11:26 ID:gYI1iwRw
ハスミの野球批評は面白かったよ。
あのくらいの素直さで映画評も書いてほしかった。
>>479 うん、あれは面白がって書いてる。
堀内の引退試合の描写なんて思い出しても泣けてくる。
吹き出しちまうところも多い。
あれと同じような映画評、となれば
「シネマの煽動装置」を読むといい。
俺も再版は買ってないが。
481 :
479:03/05/08 12:12 ID:gYI1iwRw
>480
中畑の無茶なヘッドスライディングが、理論派の
広岡をも苦笑させ、客は「ナガシマ!」と
叫んだ・・・ってあたりの描写が最高。
広岡の感動ってのは、どこか映画評論家・ハスミ氏の
本音と重なる気がするんだね。
>>453 別にいいじゃん。三人とも専業批評家じゃなくて、
あくまでも、映画監督や作家やミュージシャンなんだし
実作品でいい物を作ればいいじゃん。
アーティスト側の人間に「こいつら批評わかってないな〜」っていうのはカッコ悪いと思うよ
483 :
名無シネマさん:03/05/11 01:52 ID:puQJ3y7A
小津について書いたハスミンの文章
「いきなり、だが、おずおずとした口調で」
偶然?故意?
484 :
名無シネマさん:03/05/11 02:04 ID:E4fWEQYj
>>483 「おづおづ」だったら意図的っぽいが(笑)
筑紫哲也の映画評論(感想?)『小津の魔法使い』はすげえオヤジギャグ書名。
「INVITATION」て雑誌立ち読みしたら、
ハスミンが書いていたけど、前から書いてた?
487 :
名無シネマさん:03/05/11 15:55 ID:rYldPpUQ
X-メン2面白いな
>487だろ?
489 :
人気ランキングベスト100!!:03/05/11 16:25 ID:2KIeWNxo
490 :
RED4TAKO40〜:03/05/11 16:34 ID:UgDd1KBy
アトランチスは笑いへの過程としてのホラーとしては
いいっぽいかな。寝れる要素もあって役に立つし。
しかしあの低音吹き替えのじいさんよく出てるな。
個人的にはもう少しマイナー深海生物を扱った2を希望したい。
491 :
名無シネマさん:03/05/15 20:39 ID:R5YO+QTE
ハスミの、マイクを持った右腕の力コブあたりに左手をそえる姿勢は何かの合図らしい。
492 :
名無キネマさん:03/05/16 21:51 ID:yOngBrbW
”INVITATION”とかいう雑誌にはレギュラーでかいてるんですか?
他にも「それっぽい」面々が執筆していますね。
かと思えば、町山氏などもかいている。
バランスがいいのではないでしょうか?
これからどうなるかわからないけど。
編集長はどういった人物なのだろうか?
493 :
名無シネマさん:03/05/16 22:27 ID:ofr9Zj0e
494 :
名無シネマさん:03/05/19 13:01 ID:PhnB9Vs7
東京人 いなかもん
ハスミン おすぎ
黒澤明 青山真治
小津安次郎 井筒
夏目漱石 阿部和重
495 :
名無シネマさん:03/05/19 13:18 ID:u2I3uuJp
496 :
俄栄華ファン:03/05/19 16:36 ID:Q0btVfyw
去年、蓮見重彦の本(映画狂人)を知って映画の見方が90度変わりました。最初はあの毒舌にむかつきましたが、
彼の推薦映画を観ると、断然今まで観た映画や普通の公開作とレベルが違い反論を諦めました。
オリヴェイラとウォルシュとルビッチを知ることができただけでも感謝してます!
でも難しいですね、彼の文章。
うっせーはげ
498 :
頭の悪い人:03/05/20 00:07 ID:K/5TlLQH
ルビッチみたら眠くなっちゃったよ。どうせ蓮見が子供の頃見たからコーフンしただけで、
誰でも若い頃にみた映画が一番面白いんだなと思った。
500get!!
でもルビッチは面白いよね!!
501 :
名無シネマさん:03/05/20 01:07 ID:l3WUz4AO
>>500 激しく同意。
『青髭八人目の妻』が、いちばん好きです。
502 :
もっとも頭の悪い人:03/05/20 01:09 ID:PELnM2la
折れは「花嫁人形」とか「牡蠣の王女」みたいな
バカサイレントが好き。
トーキーでは「生活の設計」かな。
503 :
名無シネマさん:03/05/20 01:12 ID:K8xb2aBa
>>496 俺はどちらかというとハスミ支持派だけど、彼の文章は難しくないと思うが。
言っていることは案外たいしたことじゃなかったりするんだけど、あの記号文体
にやられるってのはあるね。
504 :
名無シネマさん:03/05/20 01:16 ID:K8xb2aBa
ところで、ルビッチは「生きるべきか死ぬべきか」はマイ・ベスト10に入るくらい
好きだが、一般に代表作とされる「天国は待ってくれない」の方はどこが凄いのか
理解不能だった。後者を先に観た。
映画の見方が90度変わってなんだよ。ずいぶん中途半端な価値転換だな
あと蓮「実」はともかく、蓮「見」はヤメレ。
506 :
名無シネマさん:03/05/20 01:19 ID:qwJEfYCQ
>>504 >「天国は待ってくれない」
非情な天国だな。待ってやれよ。
507 :
名無シネマさん:03/05/20 01:21 ID:AopNNI0m
∧_∧
/ ・ω・ ) < 犯珍、今日は負けだ…。 ( ´,_ゝ`)プッ
...../____ノ
508 :
名無シネマさん:03/05/20 01:22 ID:K8xb2aBa
>>506 おお、そういえば「・・・待ってくれる」だったか。
それ程印象に残っていないのよ・・・って、言い訳も入ってるけど
509 :
名無シネマさん:03/05/20 01:30 ID:PELnM2la
マジレスすると、「天国は待ってくれる」はルビッチを始めとして、
ホークスとかスタージェスとかのスクリューボールコメディーの系譜の
締めくくりとして、ある感慨を抱かせる作りになっているのだろう。
ここはハスミスレだから読んでいる人が多いと思うけど、「天国は待って
くれる」パンフに書かれている評論はマジ泣けます。
511 :
名無シネマさん:03/05/20 02:13 ID:PELnM2la
超ヒマなんで釣られてあげませう。
じゃあ、それよりましな作文して見せてくださいませw
さあ、いますぐw
513 :
名無シネマさん:03/05/20 02:39 ID:e1YDU/X0
>>510は最近気取りたくて「気狂いピエロ」のビデオを借りて見たものの意味が
わからず、以後ちょっとでも知的な文章や映画には拒否反応を示すようになった。
童貞でコンプレックスの塊。ちなみに本人が一番好きな映画は「インディペンデンス・
デイ」と「起動戦士ガンダム・めぐりあい宇宙」だが、さすがに恥ずかしくて、知人には
「タランティーノいいよねー」などと言ってごまかしている。ちなみにハスミの上記の
文章は読んだことがない。
514 :
名無シネマさん:03/05/20 12:24 ID:822Z6Wq8
>>505 確かに中途半端だが、本人はねらったのかもしれん
90度とゆーのは案外ハスミ的転回とゆー気もする
>>513 ワロタ
たしかにあの程度の文章を難しがるヤシはけっこういる
戦略的に書いてるから、ところどころ破綻していることもあって
笑って「ははははすみせんせいまたやってござる」と読めばいいのに
510は、対談なら読みやすいからそこらへんから始めてみたら
515 :
名無シネマさん:03/05/20 21:20 ID:eRD+wajU
>>498 > 誰でも若い頃にみた映画が一番面白いんだなと思った。
これはほんとだろ。
少し批判するとこのザマ。
怖いねえ、信者って。
童貞君キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
518 :
名無シネマさん:03/05/20 21:42 ID:1ZDR4OML
あの文章を難しいとも思わんし、ひどく難しいことを言っているとも思わん。
ただ、読みずらい文章であることは確かだ。
そこにタレントとしての芸があるといってしまえばそれまでだが、
まあ、芸である以上、その芸風に対しての好き嫌いは出てくるだろうね。
つか、芸ということでいえば、文章にこだわる人、たとえば小説家とか
あるいはそれ志望の人は彼の文章なんて語る気にもならんでしょう?
必死な香具師が若干1名紛れこんどる濃。
どこのスレでもこいつの信者って、ちょっとでもは墨が批判されると目の色変えて
食らいついてくるよなw
>>520へ
「大丈夫………怖くない………怖くないよ」
(ナウシカの口調で)
522 :
名無シネマさん:03/05/20 23:20 ID:1ZDR4OML
>>519 いや別に必死にはなっていないよ。映画批評家としての彼には
かなーり楽しませてもらっているつもりです。彼はやはり、すぐれた批評家の
なかの一人だとおもってます。
しかしながら・・どう考えても、文章という側面で
評価するべき人ではないだろう?
同じような金を払って基次郎や漱石、百聞なんかがいくらでも手に入るこの時代に
なにもあんなレベルのものを・・って感じですかね。
それとも、あなたはあの文章が素晴らしいとおもうの?
やっぱりここは適度に荒れてるくらいが盛り上がる。
今は亡きセンセイもそれを望んでいることだろう。
>>522 そういや、俺は百間の影響受けているような気がするんだ、どうだろ?
もってまわった導入部とか、糞長い文章とか、回避不能のイヤミとか。
もちろん百間様の方が圧倒的に文章がうまいわけだが、
百間様は映画の文章バリバリ書いてはくれないからね。
(高峰秀子の百間ばなしは面白かったな)
525 :
521:03/05/20 23:55 ID:9FEzypsT
お、マジレス上等。
俺は519じゃないが、面白そうだから受けて立とう。
ただ、いくつか確認したいことがあるんだが。
まず、あなたは
>>510と同一人物?まあ、こんな質問真偽を確かめようがないから
愚問といやあ愚問なんだが、批判とも言えないような幼稚な書き込みをする香具師
なら、俺はイジッて遊び倒すだけ。それはそれで楽しいし。人間悪意を発散させる
機会は必要だからねw。こっちもとことん幼稚になって付き合っちゃる。ただしあ
なたが違うと断言するならば、それを信じて真摯にお相手いたそう。
もう一つ。行きがかり上、俺はあくまで信者の立場であなたを論破することに
努めるが、実は俺自身、特に80年代以降のハスミのジャーナリスティックな言説は
正直言って好きではない。「映像の詩学」を始めとする70年代の言説と、それ以降の
言説の間には、俺は決定的な質的断絶があると考える。あなたはその手の突っ込んだ
議論をする用意がおありか?
どうぞ上の2点にお答えくだされ。
その上で、あなたが議論を求めるなら、喜んでお相手仕ろう。
ネットの中では皆平等
527 :
名無シネマさん:03/05/21 00:12 ID:BTUErgsk
>>525 ところであなたは誰に議論を申し込んでいるの?
528 :
521:03/05/21 00:14 ID:NvOeXdKV
すまん相手は
>>522だ。間にレスがついているのに気がつかなかったので。
529 :
522:03/05/21 00:25 ID:BTUErgsk
>>528 私が
>>522です。質問にお答えしましょう。
まず、私は
>>510ではありません。
それと、あなたの言う「・・その手の突っ込んだ議論」をする用意はないし
するつもりもなく、所望した覚えもありません。
これでよろしいか・・?
なあんだ、つまんない。
じゃあ俺も元のお馬鹿にもどらう。
そこで一言。
│∀・)
マ・ケ・イ・ヌ
│ミ サッ
531 :
名無シネマさん:03/05/21 00:44 ID:BTUErgsk
>>524 百聞の文章との比較で言えば
(比較したら百聞先生怒るかもしれませんが・・w)
あなたのいうように構造的な類似点はあるとおもいます。
ただ、百聞先生の文章には、お化けが出るぞ出るぞ、といいながら
結局、最後まで出ない凄さがあるのに対して、
ハスミンの文章には、お化けが出てきてしまうという本質的な違いが
あるよーな気がします。
百聞→百間
スマ―ソ・・
533 :
名無シネマさん:03/05/21 01:44 ID:0l0qlkNu
>>531 俺は百間とハスミの文章がどっちが上かなんてどうでもいいんだが。
かりに俺が百間の文章を心底好きならば、他の作家と比較して、その
作家を貶めるような真似はしないな。ましてやその作家のファンが集っ
ているスレではね。あんたの態度はハスミだけでなく、百間をも侮辱
しているよ。
蓮實と内田百閨を比較するなんてナンセンスだわぁ。
上っ面で文体の相違は論じられるかもしれませんけど、
文章うまいだの下手だの言ってる時点でアホ丸出しですわね。
わたしには畏れ多くてそんなこと軽々しく口にできませんよ。
おまえはそんな鑑賞できるほどの美的感覚をおもちなんです?
535 :
通りすがりだけど:03/05/21 09:46 ID:+l8YsLZ+
>>534 > わたしには畏れ多くてそんなこと軽々しく口にできませんよ。
> おまえはそんな鑑賞できるほどの美的感覚をおもちなんです?
持っていると思っているから比較してるんじゃないの?
なんで自分を基準に他人も同じだと思うのかわからない・・・。
自分が馬鹿だったり能力がない自覚があるのはいいけど、他人も同じだ、
と考えるのは根拠がないよ。
536 :
名無シネマさん:03/05/21 10:31 ID:fTbGNQUa
百間いいっすね
>>531はわざわざ上九一色に乗り込んできて、麻原を全面肯定しなかった時点で
危険人物!
こんなこと書いた僕もポアされちゃうかもしれないので
逃げることにします。サイナラ・・
538 :
名無シネマさん:03/05/21 15:33 ID:xlJ9G7wA
内田百間といえば黒澤明のまあだだよ
こんなユーモラスな映画みたことないや。面白いよな?
539 :
名無シネマさん:03/05/21 15:58 ID:UGdUfaFV
540 :
名無シネマさん:03/05/22 00:51 ID:0BSo3WHE
インビテーションの「エデンより彼方へ」評は好意的だった。
鑑賞決定。
541 :
名無シネマさん:03/05/23 00:38 ID:tvlBOdCc
mube更新してるよ。
D.Iとエルミタージュ幻想の文章アップ。
既出かな?
542 :
名無シネマさん:03/05/23 01:58 ID:bZ8uMQnA
で、重臣はPacific231辞めてからどしたの?
だいぶ昔にテイトウワのパーティーで見かけたっきりだけど。
正直サイレントのルビッチはメチャメチャ退屈だなー
リアルタイムで見てた人以外で本気でストレートに面白いって人いるの?
生きるべきか死ぬべきかは大好きですが
グリフィスはこれまた大好きなんだけどねー
アクションがあったりわかりやすいメロドラマがあったりで
蓮實の文章は最初はムズそうだと思うが慣れるとむしろ読みやすい。
読まずにすむ、文章のとばしどころが分かるから
544 :
名無シネマさん:03/05/23 18:19 ID:aiP8WZH2
六本木ヒルズのTHXの映画館どうでしたか?
546 :
名無シネマさん:03/05/23 20:49 ID:hE4lLtDo
東大落ちちゃったぜくそ
547 :
名無シネマさん:03/05/23 22:19 ID:tvlBOdCc
548 :
名無シネマさん:03/05/23 23:21 ID:aBo0US3j
はすみスレと松浦スレの荒れようは
こいつらが偽者だってことを表してるんだと思う。まじで。
福田デブの言うように。。
549 :
名無シネマさん:03/05/23 23:24 ID:aBo0US3j
逆に浅田スレはいいかんじ。
ホンモンだから。浅田が。
550 :
名無シネマさん:03/05/23 23:44 ID:6tVNZi4j
>>548 扇情的すぎるのが問題なのかもしれん。
擁護者でも恥ずかしくなるくらいの宣伝文句めいた言説とかあるから。
判断してる自分が「ホンモン」だと思ってる時点で完全にアウトじゃん。
え?優れた書き手は自分の書いたものに謙虚だってこと?
>>548 凄ーえ判断基準ですね。
2ちゃんねるが指標ですか…
554 :
名無シネマさん:03/05/24 01:46 ID:wVfUxphC
>>553 禿同。しかしハスミ批判って、大抵何らかの形でルサンチマンが見えるよね。
荒らしさんも、もっと正攻法で批判してくれれば面白いんだが。
555 :
名無シネマさん:03/05/24 02:09 ID:qJQmFica
は?2ちゃんねるバカにしてんの?
どこがルサンチマンなのか教えてくれ。
556 :
名無シネマさん:03/05/24 02:19 ID:9jE6bj5R
>>555 確信犯の釣り師かと思ったら「ホンモノ」だったとはw
557 :
名無シネマさん:03/05/24 02:27 ID:qJQmFica
いいから応えてみろよ。
558 :
名無シネマさん:03/05/24 02:33 ID:wVfUxphC
やだよん。
釣り師がムキになってどーするのw。
558は蓮実というウンコにわく蛆虫。
隣を見てごらん、金井美恵子がいるよ。
560 :
558:03/05/24 02:57 ID:wVfUxphC
>>559さんへ
あなた557よりはレトリックが豊富そうだね。よしよし。面白そう。
でも、まずハスミがいかにウンコであるかをまず語ってほしいな。
561 :
名無シネマさん:03/05/24 05:00 ID:odfm7rrf
>>560 そういう挑発的な態度はホント改めたほうがいいと思う。
イヤミっぽい。バカは放っておけば?
563 :
名無シネマさん:03/05/24 05:53 ID:vMmcN7Me
まさかこのスレの信者達って実生活のなかでもこのスレのような勢いで
ハスミを語ってるの?
ちょっとでも否定したら目の色変えて噛み付くの??
ここでだけだよね?恥かしいもんね・・。
要するにここは普段は斜に構えていつつも、内心ハスミに心酔しきっている
人たちがその熱い思いを解放できる唯一の場所ってことなんだろう。
おもいきり擁護したいにもかかわらず、かっこ悪いからそれができない。
あるいはハスミから脱却しなければいけないと感じつつ、いまだに
その呪縛から逃れられないという日常におけるストレスが、ハスミに
多少なりとも否定的なレスへのヒステリックな反応によく表れている。
>>553 2ちゃんだからといって馬鹿にするなかれ、このスレにはハスミ言説の
抱える諧謔性が象徴的に表れているではないか(w
564 :
名無シネマさん :03/05/24 06:17 ID:G63kipsc
みんな、早く自立して親元を離れよう。
563の心理
要するに2ちゃんは普段は斜に構えていつつも、内心( ´д` )ママ…に心酔しきっている
自称映画通のσ(゚∀゚ ∬オレがその熱い思いを解放できる唯一の場所ってことなんだろう。
おもいきり愛撫されたいにもかかわらず、かっこ悪いからそれができない。
あるいは( ´д` )ママ…から脱却しなければいけないと感じつつ、いまだに
その呪縛から逃れられないという日常におけるストレスが、評論家になれないミジメな
自分に 多少なりとも否定的なレスへのヒステリックな反応によく表れている
566 :
名無シネマさん:03/05/24 10:29 ID:G63kipsc
565 なんでそんなにムキになんの?
567 :
名無シネマさん:03/05/24 11:55 ID:+24v0t9u
みんなあ!マトリックスリローテッド楽しみだよな!
568 :
名無シネマさん:03/05/24 12:01 ID:lFDqk6CW
569 :
558:03/05/24 12:42 ID:wVfUxphC
>>562 スマソ。性格悪いもので。
でも、俺はこういうスレは荒れてた方が面白いと思うんだがなあ。
ただ上にもちょっと書いたけど、信者批判だの 、他の書き手と比べての貶しだのって
退屈なんだよな。特に2chの世界が判断基準になっちゃってるなんて、釣りにしても
貧相すぎる。もちろん俺もここに書き込みしているくらいだから、2chを貶めよう
とは思わないけどね。
要はアンチにしろ信者にしろ、ちゃんとハスミの言説そのものに突っ込んだレスを
したほうが俺は面白いと思うよ。ハスミに対してどういう態度を持つかということを、
信者かアンチかなんていう、つまらん自意識のレベルで論ずるのってホントくだらねー。
もう少し気合入れて下さいよ。荒らしさんたち。イヤミじゃなしにマジでお願いします。
所詮2ちゃん
匿名で何ほざいても価値は無い
571 :
名無シネマさん:03/05/24 12:59 ID:S9Xsq3EB
今から胴なしモナーが通り過ぎます。
通り過ぎるだけなのでこのスレにはなんら関知しません。
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
( ´∀`) ( ´∀`) ( ´∀`) ( ´∀`) ( ´∀`) (´・∀・`)
(_⌒ヽ (_⌒ヽ (_⌒ヽ (_⌒ヽ (_⌒ヽ (_⌒ヽ
,)ノ `J ,)ノ `J ,)ノ `J ,)ノ `J ,)ノ `J ,)ノ `J
572 :
名無シネマさん:03/05/24 15:47 ID:+Pk43rDV
573 :
名無シネマさん:03/05/24 16:27 ID:PVsMbIKh
574 :
名無シネマさん:03/05/24 19:18 ID:iWhtKolm
575 :
名無シネマさん:03/05/24 21:13 ID:8pPM+bta
この人の名前はなんと読むの?難しい漢字は分からん。
>575
れんみ・しげひこ だYO♪
577 :
名無シネマさん:03/05/24 21:59 ID:7/9AF6Fi
578 :
名無シネマさん:03/05/24 22:52 ID:bhbr6tFz
「れんみしげひこ」か、俺今迄読み方間違ってたよ。
ありがとね。
580 :
名無シネマさん:03/05/25 01:58 ID:UnMPo23j
ちょっと質問です。
ハスミンはパトリス・シェローとダニエル・デイ・ルイスについて
言及してますか?
いま二人に興味があるんです。
581 :
名無シネマさん:03/05/25 08:42 ID:t4GWJkgp
デイ類すの演技力は世界最高峰だよ
582 :
名無シネマさん:03/05/25 14:23 ID:I1VNWnOJ
やっぱレンミ的にはイーストウッドよりソクーロフなのか>カンヌ
>>582 映画作家(何か恥かしいなこれ)としてはイーストウッドの方が評価してるだろ。
ソクーロフが信じてるのは映画じゃないから。芸術だから。
でもタルより評価高いのは出来上がったものが映画の側に引き寄せられるからだろ。
584 :
名無シネマさん:03/05/25 15:24 ID:NGCppMV/
ピチカートファイブ のおじさんが書く映画評読むたび
「この人リュミエール読んで勉強してたんだなあ」とか思う。
585 :
名無シネマさん:03/05/25 23:27 ID:UnMPo23j
関内でゴダ。ル
586 :
名無シネマさん:03/05/25 23:46 ID:UnMPo23j
あれID同じだ。
やば〜ウザがられる
579のIDはもう少しでJLG
588 :
名無シネマさん:03/05/26 22:13 ID:3Xp2xKRw
age
589 :
名無シネマさん:03/05/27 18:17 ID:iwnRxi7o
イーストウッド引退するかも!?
590 :
:03/05/28 13:16 ID:I0KiC7pD
パトリス・シェローって酷評されてなかった?
591 :
名無シネマさん:03/05/30 23:31 ID:jb4j+9kq
あげまん
592 :
名無シネマさん:03/05/30 23:50 ID:7IbVlW+l
息子、アカミラに続いて今度は古厩のロボコンの
音楽担当するみたいだ。
593 :
名無シネマさん:03/05/31 00:53 ID:EOAFrVbg
映画評論界の北一輝
息子は才能ねえだろ、少なくとも映画音楽はねえな。
595 :
名無シネマさん :03/05/31 01:46 ID:q3Pt932J
ワァーここはビンボー人でイッパーイだー
597 :
名無シネマさん:03/05/31 17:10 ID:7p7ylmWe
蓮実重彦って映画の趣味がいいよね。これだけは時代とか世代の限界をラクラク超越しているね!
598 :
名無シネマさん:03/05/31 18:32 ID:rMHzEAc7
うん俺も、初めて奴の評論読んだ時
ああ・・俺と同じ感性の持ち主がいたって思った。
599 :
名無シネマさん:03/05/31 18:57 ID:QbafrdXJ
俺も奴の評論読んだ時、やっと時代が俺の感性に追いついたって思った
600 :
勝新:03/05/31 19:21 ID:q3Pt932J
いい加減にしろ
板違いスレなんだからageるな。
こういうスレがあるとここの
>>1以上の馬鹿が
「あ、ここって評論家スレ立てていいんだ」とか思ってまた板違いスレ立てるんだよ。
ハスミ語るくらいならそこそこ大人なんだろオマエら。
それくらいわきまえろ。
少しぐらいいいじゃん、とか思うな。
板 全 体 の 迷 惑 な ん だ よ
601 :
名無シネマさん:03/05/31 19:35 ID:P0JZV4LS
おいおい、お前こそちゃんと板の趣旨を理解しろ。
映画・8mm板は
映画一般・8mm板と映画作品・映画人板に分かれました。
映画一般・8mm板 ⇒
1.ジャンル別の話
2.雑談・議論・映画周辺の話
3.批評家等
4. 8mm・自主制作映画
お前は日本語読めないのか?それとも上の項目3は俺だけに見える幻か?
602 :
名無シネマさん:03/05/31 19:52 ID:PmoqncMm
604 :
名無キネマさん:03/05/31 21:00 ID:tIeJ3Yt4
ありそうで、なかなか見つけられないのですが、
勅使河原宏に関して何らかの文章を著しているのでしょうか?
605 :
名無シネマさん:03/06/01 13:30 ID:6VpMGtAa
今日は映画の日1000円で見れるぞ
606 :
江美:03/06/01 15:20 ID:A3yDwDWC
8マイルは優しいエネルギーを感じる
爽やかな青春映画。
初めてラップを好きだと思いました。
おすぎさん(映画評論家)
おめえらいつまでもゴダールだハスミンだ青山のおやっさんだ
といってねえでエミネムさんの青春HIP-HOP映画8マイル観とけ!おやじども!
エミネム>>>>>>>>>>>>>>>ゴダール
世界第2のHIP-HOP大国フランスでの地位
エミネム>>>>>ゴダール>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>青山真治
607 :
名無シネマさん:03/06/01 16:48 ID:ZcW6s4Rn
DRAG-ON
609 :
名無シネマさん:03/06/01 17:00 ID:ZcW6s4Rn
鬼畜芸人スマイリー菊地最強
610 :
名無シネマさん:03/06/01 17:29 ID:zifNl56h
611 :
名無シネマさん:03/06/01 23:29 ID:Pl6CwH0G
エミネムへのインタビューで絶対聞かれそうもない質問
「エミネムさんはどんな食べ物がお好きですか?」
徹子の部屋に出演するエミネム
「そこで、あれ、ラップを目指そうとしなすった」
612 :
名無シネマさん:03/06/02 03:47 ID:MnqVs4i9
ハスミンもエミネムさん映画絶賛してるね
614 :
名無シネマさん:03/06/02 08:01 ID:1+VQb6et
現代思想のハリウッド特集はどうですか?
616 :
名無シネマさん:03/06/02 23:59 ID:zgcJxfzN
618 :
名無シネマさん:03/06/03 19:58 ID:cYYyshdF
ジョニ―・デップのドン・ファンいいよね
バイロンやモリエールのも
619 :
名無シネマさん:03/06/03 20:01 ID:sFldi+Bb
>617
このつまらない手紙は何だ?
>>617 センセイも、こういう場面ではタジタジだね(w
将来「蓮実重彦全集」が出たら、この手紙も載るのかなぁ〜?
622 :
名無シネマさん:03/06/04 00:01 ID:MDapHE9K
623 :
名無シネマさん:03/06/04 19:34 ID:p9zX/ocD
もちろん買うさ
(・凵E)イラネ .・(・д・ )ペッ!!
>>622 その心は、「蓮実重彦全集」は出ない。「蓮(但し点二つ)實重彦全集」だったら出るけど
っていうこと?
627 :
名無シネマさん:03/06/04 22:49 ID:kCA/RQgA
確か蓮実さんは、フーコーの全集が刊行されるとき、全体像を構築することはフーコーの
思想に反する、みたいな論旨で(メチャメチャうろ覚えです。間違ってたらスマソ)批判
を述べていた。近年、「映画狂人」シリーズで蓮実さんの映画に関するテクストが、
ほぼ全て「集成」されてしまっていることは、蓮実さんによる、自分はフーコーに及ばぬ通
俗的な存在であるという、慎ましやかな告白でもあるのだろうか。
628 :
名無シネマさん:03/06/04 22:53 ID:U+QPneFU
浅田を読んでいると「ウム、やはり小手先で誤魔化す元総長とは違うな」と
感心するんだけど、読後はどっと疲れて、しかも何が書いてあったのか
殆ど記憶に残っていない。
結局ハスミはアジテイターであるより先にエンターテイナーである気がする。
まあ、高度なアジは高度な娯楽でもあるんだが・・・
629 :
名無シネマさん:03/06/04 23:11 ID:56j0rPP0
蓮見スレに蓮の洗礼はないみたいですね
俺は必ずしも蓮見マンセーではないが、「小手先で誤魔化す」っていうのは決定的に
感性と読解力を欠いた意見だと思いまつ。このスレのホメ言葉でもよく「戦略的」
「記号的(?)」なる言葉が出てくるが、そんなんじゃないでしょ。浅田の蓮実に対する
認識はその程度かも知らんが。
> 決定的に感性と読解力を欠いた意見
きもいぞ
633 :
名無シネマさん:03/06/05 01:20 ID:rXQWe2f/
エミネム>>>>>>>>>>>浅田彰
エミはさあモーホー嫌えなんだよな
浅田はエミネムのルックスはタイプだったりしてな
634 :
じじい:03/06/05 01:30 ID:hN5ehmPd
つーか、えみねむって、ナニ?誰?
いや、煽りじゃなくてマジで。
635 :
名無シネマさん:03/06/05 02:33 ID:NEaVNXju
>>634 こういうのは映画のタイトルを「はちまいる」と発音しそうな気がする。
636 :
名無シネマさん:03/06/05 17:29 ID:DXVryUQb
>>635 以前「きゅうでいず」の券買ってる大学生なら見た。
637 :
じじい:03/06/05 19:24 ID:hN5ehmPd
そうでしたか、らっぱあでしたか。
グラップラー
639 :
名無シネマさん:03/06/07 17:39 ID:1MvkK5Wp
>>634 アメリカの人気NO.1ラッパーエミネム(白人 ビート武と同じ髪型)
HIP-HOP界の逆タイガー・ウッズ
640 :
名無シネマさん:03/06/08 09:28 ID:7qS3pxw6
ダンテ ダ・ヴィンチ エロス・ラマゾッティ>>>>>>>>>>フェリーニ、ヴィスコンティ、ロッセリーニ
641 :
名無シネマさん:03/06/08 12:00 ID:/K5wfWCL
>>640 やっぱジョー・ダンテが最高だよな。同意。
642 :
名無シネマさん:03/06/08 20:14 ID:Qa5wPTu+
蓮実重彦と佐藤忠男は偉大な評論家だな。もっとも淀長が一番だがよ
643 :
名無シネマさん:03/06/09 16:31 ID:RKeS2MCW
EVANESCENCE
644 :
名無シネマさん:03/06/09 21:52 ID:OCkq5hPF
蓮実氏は「現代思想」のハリウッド特集について
どう思ってるんでしょう?すごく知りたい。
結構バラエティに富んでて面白かったけどな。
645 :
名無シネマさん:03/06/10 01:48 ID:8vxVtLmy
>>644 「つまんね」と思っている。あるいはそんな特集があったことなど知らない、
ような気がする。
646 :
名無シネマさん:03/06/10 05:54 ID:88qjWxVF
647 :
名無シネマさん:03/06/10 15:11 ID:4Mg0rqbd
最近知ったんだが、蓮実は身長190CMあるんだってね
意味なくデカイな
648 :
名無シネマさん:03/06/10 20:00 ID:hRiYUWKV
>>647 どうせナンシー関のエッセイで知ったんだろ。
649 :
名無シネマさん:03/06/10 21:46 ID:C1TyOwqU
ナンシーはなんてかいてんの?
650 :
名無シネマさん:03/06/11 01:06 ID:Q7rm8z/5
651 :
名無シネマさん:03/06/11 01:08 ID:AyRwwODl
背が低かったら佐川君と被ってしまう
653 :
名無シネマさん:03/06/11 10:05 ID:6HbSdarG
190センチはでかすぎ
俺の方が2cm高い
無職の俺が初めて勝った
190もないよ。オレ180だけど同じぐらいだった。
656 :
名無シネマさん:03/06/11 19:06 ID:8HtWGvIS
すこし回復。さすがは蓮実のスレだな。ザッーと流し読みしたところ、淀長に関する言及が一番
おもしろかった。はぐれ刑事やら「運動論的な快感」(←しかし、なんなんだよ、これ(w
が活躍してたころのスレ。淀長さんに関して、映画以外の芸術への造詣の深さが、
ある、ない、ってとこが論点になるはずなのに、そこから発展せず。いったい
どの芸術に関してなのか言及しなきゃあ意味ないじゃん。
それにしても、ゴダールの『カルメン』に関して、ベートーヴェンの後期弦楽四重奏を
聴く耳をもたずに映画館に行ってるひとってなに? ゴダールを理解するには、
音楽に関してもかなり造詣が深くないとだめとは思うのだが・・・。
映画観てるのは評論家も含めて音楽に造詣が深い香具師なんかいねーよ。
映画音楽評論家はひとり残らず落第だし、クラシック評論家で映画にくわしいのは
片山ってゆーのが一人いるだけ。後はすべて落第。ただし片山は洋物は詳しくないのが難点。
小沼はインチキ。無知なのにハッタリかましてるだけ。
あとはHiViに連載してる香具師が面白い。
658 :
運動論的な感動:03/06/11 20:30 ID:+z+cWAxC
蓮實が正しいのに、良く間違えて書かれてしまう漢字ベスト3
3位 蓮実重彦
2位 蓮見重彦
1位 蓮乳重彦
ところで皆さんは蓮乳はご覧になりましたか? グロじゃないけど、むずむずしちゃいます。
ノーベル賞作家が蓮乳の文章の載った雑誌をゴミ箱に投げ捨てた話ででてこなかった
っけ?>運動論的な快感というフレーズ
659 :
名無シネマさん:03/06/11 20:38 ID:8HtWGvIS
>>657 >映画観てるのは評論家も含めて音楽に造詣が深い香具師なんかいねーよ。
たしかにそんな超人みたいなヤツいねーよな(w。まあ、「造詣が深い」ではなく、
テキトーに一般的知識程度ではどうや!今日はもう寝ます。それでは。
>657
バカモノ!中村とーよーがいるじゃないか!
>>656 ゴダールって「理解する」ものなんだ。正直知らんかった。
俺はフランス語が理解でき、音楽に造詣が深くてもゴダール見てサッパリてことも、
フランス語も音楽の知識も全くない香具師が、字幕なしで見て、何かを感じることも、
両方あると思うが。
>>656 >>657 素直に「ハスミソは音楽に関して造詣が深くない」って言ったらどうなんだ、と
「アマデウス」に触れた評論があったけど、あれはひどいと思いました
まあそれでもなんとか評論家やっていける、というのが興味深いところ
でもあるんですが
663 :
名無シネマさん:03/06/11 21:57 ID:aPdcbHWV
>661 マニア(造詣の深い人)はその程度の理解の人間が語っているのを
見るとムカつくんじゃないの。でもただの観客にまで難癖つける
のは行き過ぎだよね。話上手なマニアは相手の土俵で戦うけど、話下手
なマニアは相手の前提そのものをバカにしてかかるから一方的になるね。
でも上手下手を問わず、マニアの意見は勉強になります。
>660
そういえば中村とーよーって、ハスミンに「万年副級長みたいな」凡庸なファシスト
と散々にからかわれ、莫迦にされていましたね。クラシックについては無知でしょう。
>662
その評論は読んだことがないのですが、どういったところがひどかったのでしょうか。
映画自体たいしたものとは思えなかったのではありますが。
665 :
662:03/06/11 22:55 ID:rhODNDjj
>>664 「シネマの煽動装置」だったと思いますが、どこがどうひどかったかって
いうのは長くなるのでメンドウだから書きませんよ
>>657 > 映画観てるのは評論家も含めて音楽に造詣が深い香具師なんかいねーよ。
ちょっと待て、蓮實と対談もした大切な人を忘れてないか?
そのアフォじゃないかというくらい映画を観る音楽家の名は(略
運動論的な感動。
まあ、映画批評も書く某女流作家は、自分が音楽音痴であることを、逆に美点で
あるかのように正当化しているわけだが。
669 :
名無シネマさん:03/06/12 02:02 ID:bx3/zAJ7
武満だろ
670 :
名無シネマさん:03/06/12 11:01 ID:Sf2fcph4
ハスミンのご子息は、偉大なミュージシャン
蓮實をカリスマとして崇めるのはむろん問題だが、なんかひねくれたヤツ多すぎ。
80年代にはかなり気にしてフォローしてたくせに、「おまえまだ蓮實なんか読んでんの?」
みたいなポーズを取るヤツが、オレの周りにも少なからずいる。
そういうヤツの口から具体的な批判なんか聞いたことないよ。○○の批評は良かったけど、
○○に書いてたのはつまんないとか、そういうふうに言う人は信用できるんだけどね。
INVITATIONで連載してる作品評なんか、やっぱり面白いっしょ?
少なくとも『エデンの彼方に』は絶対観ようって気になる。でも、ジャ・ジャンクーの『青の稲妻』の
絶賛は腑に落ちない。『青の稲妻』自体が、“ある種の映画”の枠を出ていないし、
蓮實の批評も、あれについては過去の自己模倣の域を出ていなかった。
672 :
名無シネマさん:03/06/13 00:55 ID:uS5d+jp8
ハスミの批評は未読だが、少なくとも「青の稲妻」の幾つかのシーンには、
ささやかながら「ある種の映画」に還元できない、未知なる何かがあったと
思うが。ケータイをプレゼントするシーンの痛ましいまでのすれ違いっぷり
とか。俺はこういうの、見たことがない。
673 :
名無シネマさん:03/06/13 20:12 ID:g07hce2I
おいらはハスミン読み始めたのは2000年からだ悪いか
674 :
以後商議:03/06/13 23:13 ID:lLqRMQKu
>673 悪くない、まったく悪くない むしろそれが正しい
675 :
名無シネマさん:03/06/13 23:19 ID:75uRk173
>>671 すみません。「ある種の映画」って何?
「青の稲妻」は10年に1本の大傑作だと思います。まじで。
こんなにしびれた映画、ちょっとありません。
>蓮實をカリスマとして崇めるのはむろん問題だが、なんかひねくれたヤツ多すぎ。
>80年代にはかなり気にしてフォローしてたくせに、「おまえまだ蓮實なんか読んでんの?」
>みたいなポーズを取るヤツが、オレの周りにも少なからずいる。
同意。むしろこういう奴のほうが蓮實の呪縛に囚われてるように見える。
「未だにあがめてる奴」へのカウンターにはなるかも知れないが、
今から読もうと思ってる若い人への抑圧としても確実に作用してるように思う。
信者VSアンチの図式に収めないと安心できない奴ばっかで本当に不毛だよ、この界隈は。
677 :
名無シネマさん:03/06/14 21:19 ID:mfeunrOj
678 :
名無シネマさん:03/06/15 21:59 ID:r2WFd+sd
みんなあアート映画ばかりでなくう娯楽ハリウッド映画も観ようよう
チャーリーズエンジェル2とか
ルーシー・リューて不細工だよな
>それにしても、ゴダールの『カルメン』に関して、ベートーヴェンの後期弦楽四重奏を
>聴く耳をもたずに映画館に行ってるひとってなに? ゴダールを理解するには、
>音楽に関してもかなり造詣が深くないとだめとは思うのだが・・・。
でりしゃす
>>678 >みんなあアート映画ばかりでなくう娯楽ハリウッド映画も観ようよう
蓮實スレでこんな事書くとは・・・。
蓮實の本や対談読んだことないだろ。
681 :
名無シネマさん:03/06/16 00:51 ID:86KT3Exf
>>679 まあデリシャスには違いないけど、言ってることはそれほど間違いじゃない
ただし、トリュフォーだって同じくらいかもっと凝った音楽の使い方があるし
ウディアレンだってそう
この人の問題は、おそらく「ゴダールだけは」って思ってるところが香ばしいからだろ
音楽と映画のバランスが良いのは岸野雄一。洋邦古今いけてる。
ただ育ちの悪さが致命的か。青山、塩田と同期のはずだが、
蓮実ゼミはもぐりのニセ学生でしょ。東大で講義やったくせに。
683 :
671:03/06/16 12:37 ID:P2qQ3D6V
>>675 >>677 うわあ、「ある種の映画」なんて言い方をしたのはまずかったなあ。
しかし書いてしまった以上は説明してみます。(←ツッコまれると文体まで変わってしまう)
「ある種の映画」と書いてしまったのは、僕にとって『青の稲妻』は既視感の強い映画だったからです。
例えば、クラブの中で何回もビンタを張るシーン。あれ、2回目にビンタが飛んだ時、
「ああ、これはかなりの回数、ヘタしたら10回以上、反復されるな」と思ったらその通りになりました。
それからラストシーン。いきなり「なんか歌え」とか言われてダラダラ歌い続け、「このまま終わるかも」
と思ったら、その通りになりました。これは、強い既視感として、僕の中には否定的な印象が残ったんです。
ちょっとしゃらくさい、にわかハスミン的な言い方をすると(笑)、映画が進行して行く上での説話的な部分に奉仕しない
ある別の部分を「唯物的に」グロテスクなまでに肥大させて、あるリアリティを獲得するというやり方です。
(次に続きます)
684 :
671:03/06/16 12:50 ID:P2qQ3D6V
(683の続き)
で、こういう“やり方”は、例えばヴェンダースなら、長篇処女作の『都市の夏』で
えんえんとトンネルの中を撮る、という仕方でやってしまったことです。
もちろん誰かがやったからもうダメ、とばかりは言えませんが、映画にはやっぱり歴史がある。
作品を観ていればあきらかにジャ・ジャンクーがかなりの映画を観ていることは明白で、であればこそ
ああいう「唯物的な」場面を撮ったのだと思いますが、どうもそれが「才気」として感じられてしまうあたりが
僕には「古い」と思えてしまいました。70年に『都市の夏』を撮ったヴェンダースはとんでもない
袋小路の中に入ってしまったし、『ミレニアム・マンボ』のホウ・シャオシェンの試みも見ていて苦しくなる。
しかしそこにはなにか愚直な誠実さみたいなものがあり、その「誠実さ」をジャ・ジャンクーという間違いなく
才能のある若い監督には感じないのです。しかしこれは僕がいままで見た映画にとらわれていて、
この映画の新しさがぜんぜん見れていないという可能性も、(かなり)大きくあると思うので
違和感などあったら、批判してください。
それから、興味ない人には、長々と書いてごめんなさい。
685 :
名無シネマさん:03/06/16 17:40 ID:waILmCUP
>>683、684
675ですが、丁寧な説明を有難うございました。
どうも逆ですね。
僕が『青の稲妻』をこれは決定的傑作と考えたのは、突出したシーンを一切、撮ろうと
していない。すべてが自然体に、現代中国に生きる若者達と町をただ撮っている
まるでドキュメンタリーのような作品だと思ったからです。
突出した、凄いシーンが一切、ないことが逆にすごいことだと思いました。
そこの部分をあなたは逆に
>それが「才気」として感じられてしまうあたりが僕には「古い」と思えて
しまいました。
と感じられたようですが、逆に僕は『一瞬の夢』『プラットホーム』の方が
才気走った作品であり、今度の作品はこれみよがしに撮ろうという才気を捨てて
ドキュメンタリーのようにただ撮っているだけの凄さを感じました。
『都市の夏』をあげていますが、その感じはよく分かります。
僕は『青の稲妻』を、ゴダールの『勝手にしやがれ』、あるいはヴェンダースの
『都市の夏』『さすらい』、さらにはガレルの『秘密の子供』『自由、夜』に
匹敵するような、映画史上の「超自然体映画」(変な言い方ですが、今、咄嗟に
思い付いた言葉)の傑作と考え、それでつい「10年に1本の大傑作」という
言い方をしたのです。
(実際には、「10年に1本の大傑作」と言いたくなる映画が10年間に何十本も
あったりするんだけどW)
というわけでこの映画のどこがどう新しいのだ?と聞かれるとたしかに返答に
困るのですが、
むしろ僕は、突出したすごいシーンなど、ひとつもない。ただ現代中国の若者達
をドキュメンタリーのように活写しただけということに感動したわけです。
( ´_ゝ`)またエピゴーネンくんでつか…
つぶしてもつぶしても出てくるなぁ…
687 :
名無シネマさん:03/06/16 18:21 ID:waILmCUP
>>686 ?
685ですが僕に言ってるの?
何か、悪意があるのでしょうか?
688 :
名無シネマさん:03/06/16 18:25 ID:waILmCUP
687の続き
というか、自分の意見を言わずに、そういうレッテルはりだけしてるような輩の方が
どうかと思うのだが。
689 :
名無シネマさん:03/06/16 19:36 ID:waILmCUP
なんか、変なちゃちゃが入ったのでついかっとしたが、
つまりは「青の稲妻」にどういう印象を持ったかはもしかすると671さんと
そんなに変わらないのかもしれないが。
ある意味で一番、オーソドックスにただ撮るべきものを撮ってるだけという感じで
ほとんど夜中にテレビでやってる、現代中国の若者達のドキュメンタリーを見た
みたいなそんな感じ。
でももちろん映画なんですが。
ドラマというよりドキュメンタリーみたいな感じで、感動しました。
それを671さんは才気と感じたようですが、
僕は自然体に撮りたいものを撮ってるだけ
みたいなすがすがしさを感じたんですが。
690 :
677:03/06/16 20:19 ID:MB7EQu52
>>671 説明ありがとうございました。
私は『青の稲妻』は映画史に残る傑作だと思いましたが、なるほど、
>映画が進行して行く上での説話的な部分に奉仕しない
>ある別の部分を「唯物的に」グロテスクなまでに肥大させ
た場面の捉え方の違いですね。
私なんかはこういう場面が出てくるともう堪らない訳です(w。
ずっと映画を観てきて、そういう体質になってしまったと言いますか、
もうほとんどそれが傑作の条件のようになってしまっているのです(あ、私の中でね)。
こういう考えはもう古いのかなぁ…。
>にわかハスミン的な言い方をすると(笑)、映画が進行して行く上での説話的な部分に奉仕しない
スマソが、ハスミンは絶対にそんなことは言わないよ
「アーニホール」じゃないが「君はハスミンがわかってないね」
まあ、ハスミンが分かってないかどうかが問題ではなく、読むに値するかどうかが
問題だが、俺は結構面白くて誠実なレスだと思うぞ。このスレでは珍しくw。
すくなくとも
>>691よ。君のクサしよりは、はるかに有意義だ。
ただ、確かに「説話的な部分に奉仕しない」云々は疑問だな。俺は傑作と呼ばれる
作品には、どんなに突出した場面であっても、そこにはある隠された持続が存在
すると確信している。まあサプライズよりサスペンスと言ったところか。
693 :
名無シネマさん:03/06/16 20:46 ID:AgDO+TfL
694 :
675:03/06/16 20:59 ID:waILmCUP
>>684 >>しかしそこにはなにか愚直な誠実さみたいなものがあり、その「誠実さ」を
ジャ・ジャンクーという間違いなく才能のある若い監督には感じないのです。
ちなみに『ミレニアム・マンボ』の方は僕はダメだったんですが。
上記の「誠実さ」というのがどういうことかがよく分からないんですが、
『ミレニアム・マンボ』もある意味、風俗店で働く女の子のドキュメンタリー
見てるみたいなもんだと言えると思うんだけど
ナレーションの入れ方とか、変に文学臭みたいなのを感じて嫌だったんですが。
個人的に。
『青の稲妻』の方がもっと純粋にただ撮ってるだけみたいな感じで嵌りました。
ここらへんの感じ方がちょっと違うのかな?と思いました。
遅レスだけど
>“ある種の映画”の枠を出ていない
ハスミ本を読んでるんだか読んでないんだか…
「映画は映画でしかない」っていうのがハスミンの主張だろ
不用意というか、脇が甘いというか…
696 :
名無シネマさん:03/06/17 00:23 ID:hnsprLNi
>>692 それって説話的じゃなくて説話論的の間違いじゃありませんか
まるっきり違う意味ですよ
それに「ある隠された持続が存在する」って日本語ですか
折れ馬鹿なんで、「説話的」と「説話論的」の違いの説明キボンヌ。
698 :
名無シネマさん:03/06/17 09:17 ID:xpyRz93r
>>683-684はつまりハル・ハートリーに感じるようなあざとさを「青い稲妻」に見て取ったと言うことだろ。
意味わかるじゃん、何か言ってる奴。
699 :
675:03/06/17 09:40 ID:tiVyUaqf
>>698 >>683-684はつまりハル・ハートリーに感じるようなあざとさを「青い稲妻」に
見て取ったと言うことだろ。
え、そういう意味だったの?
それは分からないな。
ハル・ハートリーとは全然、違うと思ったですよ。
そうか。もしかすると演出的な部分であざとさを感じたというみたいな意味だった
んですか?
なんか、僕は『青の稲妻』に関してはそういうことよりも、現代中国の若者達の
ドキュメンタリーみたいな感じに受け取ったのですが。
中国の若い監督が自然体で今の変化しつつある中国の若者達と町をひたすら撮る
ことに徹したホットな映画だと思ったんですが。
700 :
675:03/06/17 09:44 ID:tiVyUaqf
それで『ミレニアム・マンボ』だと変に文学的なナレーションが入ったり
内向的な感じがし過ぎて、嫌なのです。あくまで個人的にですが。
『青の稲妻』の方がもっとアナーキーにただ撮ることに徹しているって気がします。
701 :
675:03/06/17 10:26 ID:tiVyUaqf
あと『ミレニアム・マンボ』でよく分からなかったのは、中年男がただ見守っている
だけで全然、手を出さない(のかな?)みたいなところとか。わけ分からん。
彼は神なんだよ。
703 :
671:03/06/17 11:45 ID:8mD6nEMZ
675さん、丁寧なレスをありがとうございます。675さんの書かれている内容にしっかり反応するには
もう少し頭の中を整理する時間がかかりそうです。なにしろ回転が鈍いもので…
ただ少しだけ書いておくと、
>自然体で今の変化しつつある中国の若者達と町をひたすら撮ることに徹した
というのは違うような気がするんです。僕はこの映画、作為だらけだと思うんですね。
しかしそのこと自体は評価してよくて、作為がなければ映画じゃないし、映画作家たり得ません。
問題は作為の取り扱い方なんですが、なんというかまた誰かに叱られそうなことを書いてしまいますけど
『青の稲妻』って、ほんとうは“なにか決定的なものを撮りたい”と思っている作家が、逆説的に
“今回は決定的なものを一切なしでやってみました”という感じがしてしまうんですね。
青山真治さんだったか、あるいは樋口泰人さんかもしれませんが、アキ・カウリスマキのことを
「決定的なものだけで映画を作ろうとしている」と書いていましたが、これはよくわかるんです。その覚悟が
カウリスマキはすごい。オレの映画はどこを切っても映画の血が流れてるんだと。あるいはキアロスタミなら
「作為」というものを徹底的に考え抜いている姿が感動的ですよね。その点、ジャ・ジャンクーはちょっと半端な
気がするんです。
しかし、675さんの書きこみを読んで、『プラットホーム』も観ないといけないな、と思いました。
しかし、いつもTSUTAYAで貸し出し中で…
また長くなっちゃったので、ツッコんでいただいた他の方へのレスはまた近いうち。
うんざりしてる方にはまたしても… ごめんなさいです。
決定的ってなに?全然意味が分からん。
,―――-、
/ /~~~~~~~\
| / / \|
(6 (・) (・) |
も つ | いや〜っ
| lll|||||||||ll | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | \_/ / <誰でも評論家気分を味わえる2ちゃんってホントにいいですね〜
/| \___/\ \________
706 :
675:03/06/17 12:45 ID:1gDKz9YV
自然体とかドキュメンタリーみたいとかいうのは僕が受け取った印象として書いたので
ジャ・ジャンクーという監督はもちろんシネフィルだろうし
(デ・シーカが好きとか言ってた?)作為的に作っているんでしょうが。
思ったのは身近な自分や友達とかの日常的なことを撮りましたみたいな。
「プラットホーム」は歴史ものだし、もっと構えたところがあるように思うのだけど。
「青の稲妻」はそれぞれのシーンに、この場所でこのシーンというのは思い入れが
あるんじゃないかと思った。
監督自身がここはあの女にふられたとこなんだ、だからここでこのシーンを
撮るんだみたいな、実際にそうかどうかは知らないけど印象としてほとんど
そういう気がしてくるぐらい。
で、やっぱり共産主義が失敗して自由主義経済に転換しようとしている中国だからこそ
撮れた(生まれた)ものだって気がする。
監督の才能とかと関係なく、変化しようとしている中国だから撮れたものじゃ
ないかと。
その後、SARSが出て来てまた中国は変わってしまったのでその前に奇跡的に
熱い瞬間をフィルムに刻めたように思う。
707 :
671:03/06/17 12:53 ID:8mD6nEMZ
>>704 激しく厳しい質問です。役不足ですがどう考えても703に向けられたものなので書いてみます。
「決定的なもの」というのは、いろいろな意味があると思いますが、まさに映画でしか言い表せないもの、
(過去も未来も含めて)映画という媒体が持っている可能性を最大限に引き出したショットやシーンのこと
くらいの意味だと僕は考えています。野暮ったい説明ですが、とりあえず。
>707
いや、それくらいの事ならわかる。
だが例えばなぜカウリスマキがそうなのかとか、
そうした点がさっぱりわからないっす。
他人の借り物の価値観と借り物のことばで自己陶酔に浸ってると、
すぐボロがでちゃうね。(苦笑
>>707 「役不足ですが」とはずいぶん大きく出たと恐れ入ったが、ひょっとしたら
言葉の意味間違えてないか
>>709ではないが、言葉に対してずいぶん鈍感だねえ
>>698 だったら、692は「共通した部分がある」と言えばいいし、そっちのほうがずっと
わかりやすく、誤解もされない
なのに、こんな「ある隠された持続が存在する」などと「あざとい」言い方をするのか
そのほうが高級な表現だとでも思っているような卑しさがそこには存在しているぞ
711 :
671:03/06/17 14:35 ID:8mD6nEMZ
>>708 すいません、こちらからもちょっと質問です。文章の中に「わかる」と「わからないっす」が出てきますが
後半の「わからない」は、カウリスマキなんかちっとも「決定的」じゃないじゃないか、という意味なのか
それともカウリスマキのどこが「決定的」なのか説明しろと意味なのか、どちらですか?
>>710 「役不足」という言葉の意味を間違えて(というかよく知らずに)使ったようです。
>言葉に対してずいぶん鈍感だねえ というご指摘は甘んじてお受けします。
しかし、これは僕の書きこみに対してではありませんが、698について
>そのほうが高級な表現だとでも思っているような卑しさがそこには存在しているぞ
というのはサッパリわかりません。なんでここで「高級」なんて言葉が出てくるんでしょうか?
712 :
671:03/06/17 14:44 ID:8mD6nEMZ
↑
698じゃなくて692ですね。また間違えました。
713 :
名無シネマさん:03/06/17 14:47 ID:9HFNz2eH
ここに書いてる人たちの大半は子供時代から映画好きだったの少なさそう
大学入るまでは勉強ばっかで映画館も田舎から上京してきてから行くようになった
みたいなさあ。俺の知り合いにいるんだよこういうタイプが
714 :
>711:03/06/17 14:49 ID:rbuKZDMz
カウリスマキのどこが「決定的」なのか説明しろ
715 :
名無シネマさん:03/06/17 14:53 ID:xpyRz93r
>>713 それのどこがいけないのかよくわからないがとりあえずえいがさっかのなかにも
そういうにんげんはたくさんいるけどまあいいんじゃないのかね
716 :
名無シネマさん:03/06/17 18:55 ID:X+SXzmK2
>>715 あんたいなかもんなんだね。
東京にコンプレックス持ってんだな。
ははは
717 :
692:03/06/17 21:04 ID:jl1z4Onc
下手な日本語に突っ込まれている
>>692です。
いやあ、お恥ずかしことこの上ない。
でも
>>710さんも、
>>714さんも、一方的に突っ込むだけでなく、
自分の見解を述べるべきだと思うけど。
そっちの方が面白いと思うよ。お互いに。
hasuminn
719 :
マジレスするぜ:03/06/18 03:54 ID:k7yuidum
東京もんはフィルムセンターやらなんやらでいろいろ見れてムカツクゼ
それでいて今すぐ渋谷のドコソコへ急げ!だの、○○映画祭の作品あげて、
これを見ないと一生後悔するだの、貧乏地方人の神経逆なでするようなこと
を平気で雑誌に書くからムカツクゼ
ポルトガル映画祭は長崎であったが、そのころ消防でオリヴェイラなんて
全然知らなかったのに、東京スノブはおれらのお膝元平気で素通りして
長崎まで行きやがってムカツクゼ
とりあえず東京国際映画祭ムカツクゼ
721 :
名無シネマさん:03/06/19 23:38 ID:AKOetJ8d
蓮実の「青の稲妻」の批評って何に出てましたか?
ベスト10とかで入っているのは知っているのですが・・・
722 :
671:03/06/20 10:27 ID:cykkmqLX
>>721 INVITATIONという月刊誌の映画レビューのページです。
何月号かは忘れました。すいません。でもあの雑誌はまだ4号くらいしか出てないので
バックナンバーのある店なら探せると思いますよ。
723 :
名無シネマさん:03/06/22 13:55 ID:71pvwzhM
724 :
名無シネマさん:03/06/22 15:12 ID:/CunMSWg
>>723 更新月の5と6が替わっていただけなので気付かずに見逃していました。
サンクスです。
725 :
名無シネマさん:03/06/22 22:12 ID:UKmn/qbH
726 :
名無シネマさん:03/06/22 23:10 ID:ZL+DniXp
【陥没乳首】 蓮見重彦
727 :
名無シネマさん:03/06/23 01:46 ID:x9PPeD4O
結局、カウリスマキのどこが「決定的」なのかは答えられないまま逃亡したんだな。
728 :
671:03/06/23 10:50 ID:tWXk4utJ
>>727 「決定的」という言葉がしっくり来ると思ったんですが、どうも能力がないせいで説明しにくいですね…
でもなんとかやってみます。長くならないといいんですが…
あんまり難しいことは考えられないので、決定的=単なるつなぎではない くらいに考えてます。
普通の劇映画である以上、物語があり、物語には「つなぎ」が必要ですが、カウリスマキの場合、物語を
つなぐための「単なるつなぎ」というのがないと思うんです。もちろん、一見どんなつまらないシーンにも
裏の意味を持たせたり、ディテールにこだわる監督はいますけど、カウリスマキはずべてのシーンをあまりにも
厳密に撮っているので、重要なシーンと一見無意味だけど凝っているシーン という区分がそもそも存在しなくて
90分なら90分という上映時間全部を同じ力で、厳密に撮りきってしまおうと考えてると思います。
(そういう人でなければ、いまどきサイレント映画を撮ろうなんて思いません)
つまり、緩急がない。こういう「決定的なものだけでできてる」映画に観客は絶えられないし、またそんな映画は
つまらないに決まってますが、カウリスマキの映画がそうならないのは、基本的に脱力系の映画であることと、
ユーモアのセンス、そしてなにより音楽のセンスの素晴らしさによるものだと思います。
とまあ、これくらいしか言えないので、お勧めに従って「逃亡」することにします。
729 :
名無しシネマさん:03/06/23 11:43 ID:NYSpBRoL
| ぼくは天才評論家なんだ!!
| アタマの悪い2ちゃんねらーにぼくの理論が
| 理解できるとも思えんが、思い知らせてやる!!
| きっと蓮実センセイも応援してくれてるにちがいない!!!
\___________ ____
∨ カタカタ____ ___
∧_∧ ||\ .\ |◎ |
(.#`Д´) || | ̄ ̄| |:[].|
∧_∧ . ┌( つ/ ̄l| / ̄ ̄/ ..| =|
∧_∧ ( TДT) |└ ヽ |二二二」二二二二二二二二」
( TДT) ( つつ  ̄]||__) | || | ||
(つ つ / / / ./ ̄\ / || / ||
と_)_) (___)__) ◎ ◎ .[___|| .[___||
∧
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|
>>728よ、もういいんだ・・・・・・
731 :
名無シネマさん:03/06/23 12:16 ID:x9PPeD4O
>728
分かるような分からないような…ブレッソンみたいな映画ってことなのか?
>>730 ごく普通に考えて、もまいがそれ作るのに要した時間の方がずっと長いし、
完全に不毛だと思うが・・・
733 :
671:03/06/23 12:24 ID:tWXk4utJ
>>731 基本的にはそうだと思います。
あと732は名前入れ忘れましたが、671です。ID同じでしょ? 自作自演ではありません。
734 :
名無シネマさん:03/06/23 12:28 ID:x9PPeD4O
>733
ふーむ。
ごめん、やっぱり俺には
全 然 分 か ら な い わ
735 :
671:03/06/23 12:32 ID:tWXk4utJ
>>734 こちらこそごめんなさいです。忘れてください。ただ、ルノワールのようにおおらかに
「取りこむ」映画じゃなくて、ブレッソンのように厳密に何かを「排除する」スタイルだと
思います、カウリスマキは。
でも、ヘンな文章読んでもらってありがとうございます。ほんとに「逃亡」します(笑)。
cinema05・・・どうしても送料込みで4500円を下りませんね。
それだけを支払う価値が無いなどとは思わないけれど、
後から日本盤が より安く発売されたら悔しい・・・・
もうちょっと安く買える方策は無いかといろいろ調べようとしても
こういうときに限って何故かフランス語の辞書が見つからない・・・
フランス語に堪能な方の到来を待ちたいところです。
737 :
名無シネマさん:03/06/23 13:17 ID:1VfQn4mR
単純で(簡素で)高尚ってことだろ。
738 :
名無シネマさん:03/06/23 13:35 ID:wjRzO6t6
>>736 断片的なフィルムが商品化される可能性は低いとおもう。
つか、丸善とか紀伊国屋で置いてないかい??
松本人志は蓮實重彦など軽く超える映画評論家です。
>>728 必死なのはわかるけど、今いちだよ。
というか改行してよ。おれ、かちゅ使ってるから、
激しく読みにくい。
ところでよ、
>>728、おまえ、「はぐれ刑事」だろ???
ほんとにはぐれちまったな(w
まあカリウスマキは所詮ブレッソンのパクリでしかないのだが
743 :
名無しシネマさん:03/06/23 16:37 ID:J60H/BaQ
>>742 何からも影響受けない作家なんていねえよタコ
>>743 影響所じゃねえだろ、あからさまなパクリ
745 :
名無シネマさん:03/06/23 16:55 ID:Cr5SzmB5
>671 なるほど!カウリスマキが全然面白くない理由はそこにあったのですね。
でもブレッソンは面白くなくても面白いし・・・好みの問題になるのかな?
746 :
名無シネマさん:03/06/23 17:01 ID:oo+ovpHs
そういうことならカウリスマキより加藤泰の方がいいな。やっぱし。
747 :
名無シネマさん:03/06/23 17:19 ID:j/Y2co94
748 :
名無シネマさん:03/06/23 17:21 ID:Cr5SzmB5
加藤泰って真田風雲録見たけど全然良いと思わんかった。
あれの良さが分かる人、います?
749 :
671:03/06/23 18:00 ID:tWXk4utJ
逃亡しつつ、未練がましく舞い戻る…
>>742=744
どのあたりをどうパクってるのか、教えてください。
>>748 面白いと思うけど? 60年安保風刺映画でもあるので、時事ネタがわかりにくい
のは確かだ。コーラスが共産党のうたごえ運動のパロディだなんて、わかんねーよ(w
音楽喜劇として見ると重いけどね。加藤泰はマジメな人なので、向いていなかったのかもしれない。
加藤泰はもっと面白い映画がたくさんあるよ。
751 :
名無シネマさん:03/06/23 21:46 ID:+nV/yG+Q
「真田風雲録」はフツーに傑作と思うが。
しかもかなりマジメ。
753 :
名無シネマさん:03/06/24 10:23 ID:1f2R47ix
「真田風雲録」よりそのしばらくあとに一時期、はやった集団抗争時代劇が傑作が多い。
「十三人の刺客」とか。
加藤泰監督も「幕末残酷物語」。「真田風雲録」より面白いと思う。
754 :
671:03/06/24 10:32 ID:9p44pC3V
>>752 重臣氏は息子。音楽やってる人です。『アカルイミライ』の音楽も担当しました。
ハスミンの『反=日本語論』に、バイリンガルで育った子供時代の重臣氏が
頻繁に出てきます。
755 :
名無シネマさん:03/06/24 11:04 ID:1f2R47ix
>>752 すごいラインアップだな。シネマ下北沢って。楽しい映画館だ。
( ´,_ゝ`)プッ
唐突に加藤泰の名前が出たんで、ミョーだなぁと思ってたら
そういうことだったのか。
あちこちの掲示板に宣伝書きまくって、必死だな(苦笑 >>関係者タン
757 :
名無シネマさん:03/06/24 13:07 ID:1f2R47ix
>>756 それは誤解です。最初に加藤泰の名前を出した748は私ですが、関係者?ではありませんよ。
671さんがカウリスマキについて書いているのを見て、そういうのなら加藤泰のがいいと
書いたのです。
「真田風雲録」に話が行くとは思ってませんでした。
758 :
名無シネマさん:03/06/24 13:10 ID:1f2R47ix
757の文章訂正
「最初に加藤泰の名前を出した748は私ですが」でなく、
「最初に加藤泰の名前を出した746は私ですが」でした。
仮に関係者の宣伝だとしても一向に構わないと思う。
むしろ、
>>756 のような奴に虫唾が走るよ。
下卑た人間は下卑た邪推しか出来ないものよのぉ〜
『反=日本語論』のスペルマ話はワロタ。
あれに出てくる「減点パパ」の出演者は誰だったのかな。
その芸能人の子供が、好きな人は誰と聞かれて「サム・ペキンパー」と答えたってヤツ。
シゲオミタンよりちょっと年上だし、映画関係者になってたら面白いと思った。
ε ⌒ヘ⌒ヽフ
( ( ^ω^) プヒ ヒ
しー し─J
762 :
名無シネマさん:03/06/24 21:40 ID:TQHBT4Ld
ぜんぜん関係ないが、多分俺ハスミンJr.と歳同じだよ。
欝だ。
763 :
名無シネマさん:03/06/24 21:49 ID:ItwVHiLp
まあ、カウリスマキと加藤泰を並列に語るのは、
かなり飛躍しすぎだとは思うわけだが。
764 :
名無シネマさん:03/06/24 21:49 ID:EuJWUXj7
765 :
名無シネマさん:03/06/25 02:06 ID:bM6yF+HB
減点パパなつかしーんだが、今時の学生さんは
親に聞かなきゃわかんないって。
766 :
名無シネマさん:03/06/25 08:42 ID:VWWv/hxf
>>763 だからカウリスマキと加藤泰は描く内容は全然、違いますが、
>>728で
>>もちろん、一見どんなつまらないシーンにも裏の意味を持たせたり、ディテールにこだわる監督はいますけど、カウリスマキはずべてのシーンをあまりにも
厳密に撮っているので、重要なシーンと一見無意味だけど凝っているシーン という区分がそもそも存在しなくて90分なら90分という上映時間全部を同じ力で、厳密に撮りきってしまおうと考えてると思います。
と書かれているのにレスして、そういうのなら加藤泰ではないかと書いたのですが。
767 :
名無シネマさん:03/06/25 09:04 ID:OtgNeuB2
まあ、それでも、カウリスマキと加藤泰を並列に語るのは、
かなり飛躍しすぎだとは思うわけだが。
766さんは、主題論的構造と説話論的構造の区別がついていないのではないか
と言ってみるテスト
769 :
671:03/06/25 11:37 ID:AoMhtNgv
>>766 カウリスマキについて拙いことを書いた者ですが、766さんの書きこみを見て、加藤泰を
どうしても観てみたいと思いました。かなり前にビデオで1本、観たことがあるだけなので
(藤純子が出てるやつ。題名まで忘れている始末…)、ぜひ下北沢でかかるヤツは見にいこうと
思ってます。あと、TSUTAYAものぞいてみます。ちなみに766さんが好きな作品は何ですか?
770 :
名無シネマさん:03/06/25 11:45 ID:NVjtvIY2
>>762 >ぜんぜん関係ないが、多分俺ハスミンJr.と歳同じだよ。
>欝だ。
欝にならなくてもいーじゃない。ハスミンJr.は1967年生まれ。
えっ、おれ? 同い年だよ、まあ、ね。
771 :
名無シネマさん:03/06/25 17:19 ID:NVjtvIY2
ちなみにハスミンJr.の音楽の好みは、ミヨーとかラヴェルとかのフランス近代
音楽だったはず。なんとゆーか、やはり、お育ちがよろしいかと思われ・・・。
なにせ子供の頃にラヴェルの音楽に出会っているのだから恵まれている。
パシフィック203(で、合っているのか?)の音楽は友人に聴かせてもらった
けど、やはりどこかアマチュアめいたテイストだったような気がしたけど。
772 :
名無シネマさん:03/06/25 17:55 ID:iTLOrQ1m
光ちゃん>ハスミンJr.>松坂恵子の夫
古厩智之の新作「ロボコン」の音楽はパシフィック203が担当。
オーソドックスなスコアであった。
775 :
ハスミンJrと同じ年:03/06/25 21:24 ID:y2eSxxw2
東大総長も勤めた有名映画評論家の息子は、親がフランス人であるという環境も手伝って
フランス近代音楽が好みだった。そののち作曲家となるが、その彼は西友のCMソングを
作っている。
・・・なんてのがハスミンが第三者なら皮肉の効いた面白い批評にまとめてくれそうだ。
自分の息子だから書かないけど。
776 :
名無シネマさん:03/06/25 21:27 ID:N1z4FvrE
>パシフィック203
パシフィック231と思われ
オネゲルというフランス作曲家のオーケストラ曲から名前をとったのでわ
777 :
766:03/06/26 01:59 ID:+dr0mfGy
なんか、そんなに加藤泰を出したのは変なのかな?
たしかにちょっと唐突ではありましたか?
僕の感じでは加藤泰の映画はどのカットも気合いが入り過ぎて、それがつらくも
あり魅力でもある。
671さんが言うような映画としては思い浮かんだのですが。
>>769 その日の気分で好きな作品は変わりそう。
個人的に愛着があるのは「みな殺しの霊歌」ですが。
今日の気分でベスト5
1みな殺しの霊歌 2炎のごとく 3骨までしゃぶる 4幕末残酷物語 5怪談お岩の亡霊
778 :
名無シネマさん:03/06/26 02:04 ID:NAPNspIt
>加藤泰の映画はどのカットも気合いが入り過ぎて、それがつらくもあり魅力でもある。
胴衣。
これくらい画面に気合いが感じられるのは、あとはフリッツラングくらいではないか
と思うのだが、どうよ。
779 :
名無シネマさん:03/06/26 02:11 ID:NJw6kITC
>>777 うおー、ハードなベストですな。
つられて俺もBEST5(順不同)
明治侠客伝・三代目襲名 沓掛時次郎・遊侠一匹 真田風雲録 車夫遊侠伝・喧嘩辰
みな殺しの霊歌
我ながら常識的ですがw
エピゴーネンくんがイタいのは、出てくる人名やタイトルが蓮実の本に
載ってるものばかりで、堕胃柵の本をマジで信じてる装荷の連中に
そっくりなんだよな。やっぱりよくオベンキョーしました、と誉めて
もらいたいのかな?(苦笑
781 :
名無シネマさん:03/06/26 11:44 ID:wqR6Uuuz
皆そういう話って友達としてるの?それとも2ちゃんだけ?
782 :
名無シネマさん:03/06/26 12:01 ID:uC4c/7PS
>>780 例えば私も、93年に出たリテレール「映画の魅惑」は持っている。東大をバカにする
割に東大の人間を起用していた(笑)故ヤスケンが編集しているので、メンツはも
ちろん、ハスミン喜び組が多く、映画もハスミン系。ハスミンは「ウエスタン」の項を執筆。
むろん、こんな企画をギャグだとわかって、真剣にボケているのが黒沢清(「ホラー」)
しかし、こんなハスミン喜び組って、今、どれだけいるのかな? 現代思想系の映
画本の書き手と読者? 個人的には、1970年以降出生の人間ではあんまり見たことがない。
>>781 ワシは2ちゃんだけだにゃあ。自分のサイトを持ってる訳でも無いし。
私も70年以降出生だけど、ハスミン喜び組なんて、リアルではほとんど会
ったことが無いんだわ。だから、影響力なんかあるのかな? とも思うが、
この人が絡むイベントや上映にはそれなりに人が来るからにゃあ。
普段はみんな、どこに隠れているのかにゃあ?
今は、ネットで間違ってハスミに出逢う人もいるんだろうか? 本人のアーカイブ・サイトも出来たし。
784 :
名無シネマさん:03/06/26 12:08 ID:NAPNspIt
>東大をバカにする割に東大の人間を起用していた(笑)故ヤスケン
ヤスケンの意志かどうか知らないが、
マリクレールって、東大じゃないとぜったい書かせなかったんでしょ
で、たった一人例外があって、吉本ばなな(w
785 :
名無シネマさん:03/06/26 12:36 ID:TiqzeCvv
>>780 >>出てくる人名やタイトルが蓮実の本に載ってるものばかり
だってここはハスミのスレなんだから当たり前では?
それ以外の映画の話題をなぜここでしなきゃいけないのか?
>>784 モロ、コネじゃないすかあ(w もっとも私は、ヤスケンのいい読者ではなか
ったけど、私情怨恨コネを平気で書くバカバカしさは好きだったけどね。
70年代までの東大は腐っても東大だったので、出身者にいい書き手も多か
ったのはわかるよ。受験だけのエリートじゃ無かったし。今はアレだけど。。。
787 :
773:03/06/26 14:32 ID:q6+SG9g1
>>782 黒沢清のホラーの解説「だけ」がおもしろかった。
何度も何度も読んで、見ることのできるものを見まくりました。
ホラーファンになる気がなかった折れを、ホラーファンにしてくれた本。
そういう意味では、評論を読んで、映画を見たい気にさせてくれた筆頭は、
ハスミンじゃなくて、黒沢清なんだよなぁ、折れの場合。
789 :
名無シネマさん:03/06/26 19:05 ID:pC0d6NlC
>>782 「魅惑」シリーズでも確か映画は3番目だったな。
あまりに前ムック本が好評だったから出したんだけど、
受け狙いは確実だったよな。
あの頃はまだハスミも辛うじて流行ってた時期だからなあ。
ま、あんな本片手に映画観た時点で付け焼き刃なんだがw
790 :
名無シネマさん:03/06/26 19:10 ID:YYw2O8Th
791 :
名無シネマさん:03/06/26 22:05 ID:CZ5P+4gi
アリバイから遠く離れて――黒沢清の『ドッペルゲンガー』 蓮實重彦
蓮實は、なにかっつーとすぐ遠く離れるなあ。
793 :
名無シネマさん:03/06/26 22:22 ID:5n24/BRQ
ハスミンが嫌いな人って、なんでそんなに嫌ってるの?
ハスミンに何か、されたの?
オマエみたいなキモイ蓮実ヲタがキライなんだよ。
795 :
名無シネマさん:03/06/26 23:21 ID:nsj446Zf
むかし「噂の真相」にJr.がゲイで悩んでるって書いてあったけど
ほんとかなw
796 :
名無シネマさん:03/06/26 23:27 ID:NlTzEO/b
797 :
名無シネマさん:03/06/26 23:30 ID:NlTzEO/b
798 :
名無シネマさん:03/06/26 23:51 ID:5n24/BRQ
>>794 キモイ蓮実ヲタにストーキングでもされたのかな?
799 :
名無シネマさん:03/06/29 09:39 ID:b4Lx5lM1
昨日シネマ下北沢で蓮見重臣とゲーリー芦川のトークショーに行った。
重臣って意外と男前なんだな…
背が高くてバタ臭い顔でハキハキ喋る人だった。
もっとナヨナヨしてるのだと思っていたので意外だった
>>799 × ゲーリー芦川 ○ ゲイリー芦屋
× 蓮見重臣 ○ 蓮実重臣
802 :
名無シネマさん:03/06/30 00:18 ID:Fwahq52P
>>800 してません。
戦前のトーキー映画の音楽についてのトークショーです
>>801 うわーすいません。まじで間違えました
>>797 畜生!つい見ちまったじゃねーかよー!
どうしてくれるんだ!
イライラムズムズしてしょうがねえ!
804 :
名無シネマさん:03/06/30 10:31 ID:CwMPGj3p
ハスミンのAA ありませんか。
805 :
名無シネマさん:03/06/30 12:14 ID:GHjQbycH
あーあ、せっかくの良質なスレが滅びようとしているよな。
重臣の話もいいけど、みなさん、映画、映画、映画!
806 :
671:03/06/30 12:46 ID:n5GTFsyR
おととい、J・P・リモザンの『NOVO』を観て来ました。
フランスって、電車でちょっと行くともう郊外で、その郊外の自然の素晴らしさが
よくわかる映画でした。オフィスの冷たさとの対比もいい。
それにしても最近、なぜか記憶喪失の物語が多い気が…
それから加藤泰がお好きな方。TSUTAYAで『瞼の母』を借りることができたので
近日中に観ます。
807 :
名無シネマさん:03/06/30 14:15 ID:Rs3O7c+Z
加藤泰って山中貞雄の親戚なんだよね。
この人って山中の著作意外で存在価値あるのかなあ。
808 :
名無シネマさん:03/06/30 14:32 ID:KTHXAZ+X
/∵ ▼ \
/∴ ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
, |∴ / \ |、 /
|`──-( / )-( \)l | < 「ネオ麦茶でも飲んで元気だし」
| [ , っ l | \
`-, 'ヽ、_ソ }' \_______
/ ヽ、 `' ノ
/ ゝ ── ' \
>>807 は? 山中以前に、加藤は監督として偉大じゃないですか?
810 :
名無シネマさん:03/06/30 17:43 ID:vbch26bA
ハスミンの後継者は
ヨモタンと清たん。
811 :
名無シネマさん:03/06/30 18:37 ID:mBqyhsKS
>>807 あおりか?
ところで「人情紙風船」って最近、見直してこんなにいい映画なんだって
ようやく分かった。夫婦の機微っていうのか。
若い頃には分かっていませんでした。
>>811 ああいうのは中学生くらいには分かるんじゃないかと思っていたが、
家庭によっては全く分からないまま育つことがあるみたいだね。
813 :
名無シネマさん:03/07/01 00:03 ID:tlcZuwk/
「ばんかくの一生」見たい。
あのオフビート(?)時代劇をゴールデンで放送したのがすごいよね。
オレは堪能したが、ジジババがあれを見て困惑したのは言うまでもない。
815 :
名無シネマ:03/07/01 00:19 ID:4dQTDw5F
WOWOWでは『剣』というテレビ時代劇を目下放送中です。
1話完結の1時間弱のドラマで、全46話。
その監督の中には、工藤栄一、中川信夫や篠田正浩の名もありますが、
いよいよ加藤泰の監督作が7月11日(金)に放送されるそうですよ。
タイトルは「縄張(しま)」、出演は緒形拳。
要チェック!
>>815 >「縄張(しま)」
でも、あんまり面白くないんだわこれ(w
TVでも加藤泰調を通していたのは感動するけどね。一見の価値はあり。
817 :
名無シネマさん:03/07/01 13:59 ID:XSMomQep
818 :
名無シネマさん:03/07/01 21:46 ID:XJVyTCEE
819 :
名無シネマさん:03/07/01 21:49 ID:XJVyTCEE
お金で苦労したこともなくて育ちが良すぎて
もっと僕も貧乏な家に生まれたかったなー
820 :
名無シネマさん:03/07/01 22:46 ID:B727QEPm
そりゃ、山中と加藤泰なんて比べるほうが酷でしょ。
映像の1シーンが映画史に残る監督、
かたやあってもなくても全く困らないもの、なんだが
こういう世界ではそんなものはゴミなんだよな。
なんか幼稚な煽りが混ざっているわけだがw
>>820 煽りか?
>映像の1シーンが映画史に残る監督、
オマエだって、山中の現存作品しか知らないんだろうがよ(w
823 :
名無シネマさん:03/07/01 23:49 ID:XNnkEQz0
みなさんが、ハスミンの家に次男かなにかで生まれていたらどうしてましたか?
モテまくりのハーフになっている。
青い目の。
825 :
名無シネマさん:03/07/02 00:00 ID:pCHIS80a
ところで、いま「監督 小津安二郎」のV.着替えることまで
読んだのだが、このままこの調子で進むのか思ったら、
W.住むことで展開が変ってきそうな悪寒。
>>822 山中の残ってない作品を見たことあるひとってねえ w
活動時期はひじょうに短い
デビューの1932年に山中の10歳年下の人を考えてみよう
これでも12歳だから、当時「抱寝の長脇差」くらい見てもおかしくないとする
すると、今は83だよ
つまり最低でも80でないと、山中のほとんどの作品を見ているなど不可能ってことだね
まあ、山中貞男がいつか発掘してくれるでしょ。
なんでもどっかのヘンクツ爺さんが、大量にフィルムを
保存しているという話を前に聞いた。でも「後世のために」
今は見せてくれないんだと。
828 :
827:03/07/02 00:36 ID:xZx/26lW
山中貞男→山根貞男
ああ紛らわしいw
829 :
名無シネマさん:03/07/02 06:17 ID:9XVazn3V
小津の生畜DVDにはハスミンの解説もついてるのかな
できれば、次は山中のDVDをお願いしたいもんだ
ふたつが日活、ひとつが東宝だからな
まあ、それぞれ一枚づつは避けられないだろな
人情紙風船は唯一のPCLだから特典映像の可能性も皆無
90分に満たないDVDが美麗豪華ボッタクリ、いやボックスで6千円とみた
830 :
名無シネマさん:03/07/02 15:43 ID:+TblYucP
831 :
名無シネマさん:03/07/02 16:07 ID:URsAmGAn
832 :
名無シネマさん:03/07/02 16:07 ID:HmeAfl3M
833 :
名無シネマさん:03/07/02 16:31 ID:pCHIS80a
>>829 次こそは溝口だよ。
生誕100年過ぎてるんだから、もうそろそろDVD化してもらわないと。
834 :
名無シネマさん:03/07/02 19:07 ID:S0VkBV5D
>>831 全くだ。加藤泰の何を観て820はそんな口がきけるのか。
無知は恐ろしいな。
いや、820は山中をけなしているんだよ。
836 :
名無シネマさん:03/07/02 19:59 ID:sNC/5+Sp
ハスミは、映画を語るときに排他的になったり、けんか腰になったり
っていうことを肯定する、みたいな発言をしてるよーだけど
それを真に受けて、喧嘩ふっかけたり、他者攻撃したりする
純情なファンが未だにワンサといるこのスレを仮に覗いたとしたら、
どー思うのかね? やっぱ、してやったり!とかっておもうのかな(w
とりあえず見てるぶんには、おもしろいからいいんだけどね。
まあ、若者の麻疹みたいなもんだから・・羨ましいね・・。
いや、836は鏡を見ているんだよ。
838 :
名無シネマさん:03/07/02 20:08 ID:sNC/5+Sp
ごめん、率直に言うわ。
オマエバカだろ?
840 :
名無シネマさん:03/07/02 20:16 ID:sNC/5+Sp
こんどは自己レスしないんですか?(w
842 :
名無シネマさん:03/07/02 20:24 ID:sNC/5+Sp
>>841 その自己レスになぜか返事を返してくれてありがとう(w
やっぱ、いいなあ若者って・・
843 :
名無シネマさん:03/07/02 21:19 ID:E89xfBIG
:.
::::..
::::...
::::...
::::... ∧_∧♪∧
::::.(∀・ ( ・ ∀・)
r -( ( O┰O
..::ii'⌒< < ) 冊冊〉
::'、__,,l!しし(_)l!lJ´
'、__,l!j
「もら♪・・・俺たちもう終わりかな」「・・・まだ始まっちゃいないよ♪」
read.cgi ver7.09p (03/01/29)
845 :
名無シネマさん:03/07/03 00:15 ID:jeSvho4D
新藤兼人は山中の「盤嶽の一生」を見て、
映画監督を目指したそうだ。うわーうらやましいぜ!!
山中の作品がもっと残っていれば、
ホークスとルビッチを合わせたような作風で
世界的に有名になっているのに。
>>846 これは表層の上を絶えず永劫に回帰する、
快楽へと誘う不意打ち的な目くらましだな。
848 :
名無シネマさん:03/07/04 19:38 ID:/Ufh4Ifj
今年もせんだいメディアテークにおいて「蓮實重彦 映画への不実なる誘い」が
行われる。
http://www.smt.city.sendai.jp/sasoi/ 今回のテーマ「世界の中の日本映画」の総括編では、日本の映画作家をゲストに
迎え、現代の日本映画に新たな命名を試みるそうだが、そのゲストは順当に考え
れば黒沢清(もしくは青山真治)に決まっていて新鮮みに欠けるのだが、かとい
って三池崇史あたりだと無茶苦茶になりそうだし、どうなることやら…
849 :
名無シネマさん:03/07/04 22:45 ID:LfNzCCBn
蓮實は三池崇史をどう思ってるんだろうか・・・物凄く知りたい。
三池に関して何か書いたものあったっけ。
順当に考えたら「気に入らない部分は多々あるが、評価すべき作家ではある」とか
いう姿勢をとってそうだが。
850 :
名無シネマさん:03/07/04 23:12 ID:Z0UySxWa
気に入らない部分だらけなんじゃないか。
蓮実と三池はどっかでニアミスとかないの?
昔、黒沢清は三池崇史のことをクルクルパーと言っていた。
言って無い
853 :
名無シネマさん:03/07/06 03:02 ID:1S+ygASI
854 :
名無シネマさん:03/07/07 02:32 ID:R4Zpt1cy
「真田風雲録」って何かムカつく。
真田幸村や十勇士の扱いは何よ。
大体宇宙人の佐助なんて時代劇を馬鹿にしとんのか?
戦国武将たちの戦いをお笑いにして、まあお笑いにすること自体は構わんが
あのセンスの無さはなんなんだ?時事物か何だか知らんが、見ていてしらける
シーンばかりだった。公開当時も人気無かったんだろ。当たり前だ!
加藤泰は好きだが、あの映画だけは辛抱ならん。
佐助の忍者であってエスパーじゃないぞ!
855 :
名無シネマさん:03/07/07 03:01 ID:5qy7oZPI
「真田風雲録」で泣けない香具師は映画語る資格なし!!
856 :
名無シネマさん:03/07/07 03:35 ID:bmG+VEJY
まるで嘘のような速やかさで煽り合いへと移行してるな。
857 :
名無シネマさん:03/07/07 04:15 ID:R4Zpt1cy
なぜ真風で泣けるのか?
確かに何か大きなことのために命を賭けたい!
とか言って死地に赴く姿は感動的であった。
確かにどんどん追い詰められながらも戦闘を回避して
自滅してゆく大阪城は軍事力を捨てて平和主義を標榜する
平和憲法への警鐘になっていたのかもしれない。
しかし、これは時事ネタや泣かせの涙であって、その程度なら
ほかに沢山あるだろう?なぜ本格時代劇と呼べないような
寒いギャグ連発のこの作品に、傑作認定するような映画的感動
とやらがあるのか?
はっきり言ってこの作品は悪趣味がすぎるだろ。
とくに真田幸村の散り方!激怒したぜ、あれには。
858 :
671:03/07/07 11:56 ID:MhC/mOQq
加藤泰の『瞼の母』をようやく観ました。
中村錦之助がとにかくいいですね。画面の奥のほうで荒くれ男たちの怒号が響き、
そこからスッとカメラが手前にいる錦之助を捉えると、錦之助の小さくて繊細な声が
すぐ隣にいる人物に優しく語りかける… という構図を繰り返すんですけど、これが素晴らしいです。
ただ、全篇の95%くらいが屋外もしくは外が丸見えの軒下などでのシーンにもかかわらず
その「外」がすべてセットでできており、プログラムピクチャー全盛時代だから当然なんですが
慣れるまで違和感がありました。もちろんこれは映画の室の問題ではなく、こちらの問題です。
>>858 スケジュール的にロケが不可能だったので、オールセットにしたそうです。
それがかえって、舞台劇のように効果的な小空間を形作っていて、素晴らしい効果
を挙げていると思いますが如何? 東映の、大映に比べるとチャチだと言われていた
美術も、この作品では様式的でとてもいいですね。
加藤泰やマキノ雅弘作品はとくにそうだけど、全盛期の東映の美術には、時々、独特の味があった。
個人的には「沓掛時次郎 遊侠一匹」より好きですね。
860 :
名無シネマさん:03/07/07 22:41 ID:rpDorMvv
黒沢さんは中○秀夫をくるくるぱーと言」
861 :
名無シネマさん:03/07/07 23:27 ID:5qy7oZPI
今日、加藤泰の「映画監督 山中貞男」初版を、三鷹の古本屋で
1000円でゲトしたYO!!
862 :
名無シネマさん:03/07/07 23:29 ID:Mqo4+VTE
ゴダールがハスミンをくるくるぱーと
863 :
名無シネマさん:03/07/08 02:23 ID:7t1aDMKB
加藤監督なら「緋牡丹博徒花札勝負」がおもしろかった。
お竜参上は、あんまり好きになれなかった
864 :
名無シネマさん:03/07/08 09:38 ID:NUX8rnIb
「エデンより彼方へ」期待age
マジカルハスミン
866 :
名無シネマさん:03/07/08 11:37 ID:AJ03a3zQ
ハスミンで自慰していてクルクル文体にあった映画パー、まだハスミンにいる
867 :
:03/07/08 14:30 ID:99SlLr2T
ハスミンってロカルノにソニーのTシャツ着て行ったって本当?
文化村に飯を無理矢理おごらせていたって本当?
868 :
名無シネマさん:03/07/09 10:18 ID:jJB5lGTq
蓮実重彦がマフマルバフについて語っている文章はあるでしょうか?
869 :
名無シネマさん:03/07/11 02:22 ID:wP5BDsSx
ないんじゃない。嫌いだと思うな。
870 :
名無シネマさん:03/07/11 02:26 ID:WzxtWfM0
あるテレビデレクターも、「蓮実はバカじゃないか」といふてまひた。
そんな証言きぼんちょ。
カソヌではすれ違ってるようだね
>870
馬鹿ではないと思うが、無意味な人だね。
873 :
名無シネマさん:03/07/11 03:47 ID:laGAcJ84
>869 え?なんで
>>826 戦前の1930年代の映画は、戦後混乱期の昭和20年代に、さかんにリバイバル
上映されていたそうだ。実際、山中の「関の弥太っぺ」は戦後上映されたそうだし
山中より古い伊藤大輔の「新版 大岡政談」も昭和30年代に見たという人がいるそうだ。
876 :
875:03/07/11 08:05 ID:smd6k4Np
間違えた
×マフバルバフ
○マフマルバフ
877 :
名無シネマさん:03/07/11 14:03 ID:laGAcJ84
普段はマフマルバフファミリーを嫌っているくせに、
ゴダールがサミラを褒めると、途端に
サミラ>モフセンの構図を作り出して
辻褄あわせをしようとする連中は痛い。
ハスミンはそんな香具師らの仲間じゃないよな?
878 :
名無シネマさん:03/07/11 14:05 ID:laGAcJ84
>875 え?それが何で嫌いの理由になるの?
880 :
名無シネマさん:03/07/11 18:09 ID:vDTSsbEL
マフマルバフの面白さが分かる2チャンネラーの方がハスミストより偉いってことですね
881 :
名無シネマさん:03/07/11 18:28 ID:laGAcJ84
>880 それは間違い。正確には
マフマルバフの面白さが分かる2チャンネラーの方が
マフマルバフの面白さが分からないハスミストより偉いってだけ
882 :
名無シネマさん:03/07/11 18:29 ID:laGAcJ84
おっと煽りじみてるな。881はスルーしてくれ。
883 :
栄華秘法:03/07/12 07:16 ID:ReY0IzPo
んー、ようするにカイエ派のやってた批評に無理が出てきたんじゃないの?
レイを落としてグルダットを持ち上げるとか、ヘルツォーク落としてヴェンダース
持ち上げるとかしてきたわけでしょ。で、今度はマフマルバフ落としてキアロスタミ
持ち上げるという大ポカやらかして、もう後に引けなくなって、サミラで誤魔化した
んじゃない?大体もとは理論なのに一つの国の二人の監督を比べてほめたりけなしたり
なんていう相場師の荒芸みたいな批評を続けてたんだから、いつか破綻するのは当たり前。
カイエ理論で捉えきれない監督が出てきたときに、いつものように比較批評やってけなして
しまって失敗しただけなんじゃない?まあここでマフマルバフを否定して
キミヤイーあたりを持ち上げたら、相場師の荒芸批評としては良かったんだろうけど
なまじ理論家だったからキアロスタミを称揚してどっちつかずのところに
いるんだろ。まあ今回は佐藤忠男や四方田犬彦の勝ちってトコだ。
これでカイエ派が恥辱を雪ぐにはマスード・キミヤイーをべた褒めするぐらい
しか、選択肢は残されていないんじゃないか?イランアクションの日本公開は
まだ少ないし、「イランでは子供映画しか作れない」みたいなデマ流されて、
微妙な状態が続いてるし。
ムトゥ、シュリに続いて、イランの映画祭映画日本市場独占状態を打破する役目を
引き受けたら名誉挽回できると思うが。グルダットやイチャンホに比べて
キアロスタミって知名度が結構あるから、今更彼だけマンセーしても勝ち馬に乗っ
てるだけみたいだからね。ま、とりあえず「ゲイサー」入れてくれよ。
884 :
名無シネマさん:03/07/12 07:21 ID:3NRGzvrY
知識はあるけれど感性は救いがたく鈍重、って人の典型例ですね
>>883
,―――-、
/ /~~~~~~~\
| / / \|
(6 (・) (・) |
も つ | いや〜っ
| lll|||||||||ll | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | \_/ / <誰でも評論家気分を味わえる2ちゃんってホントにいいですね〜
/| \___/\ \________
886 :
名無シネマさん:03/07/12 12:28 ID:/xSr+EGy
>>883 >>レイを落としてグルダットを持ち上げる
全く個人的には「ガタクを無視してグルダットを持ち上げる」という方がしっくりくる。
>>ヘルツォーク落としてヴェンダース
これも個人的には「ファスビンダーを無視してヴェンダースを持ち上げる」の
方がしっくりきます
>まあ今回は佐藤忠男や四方田犬彦の勝ちってトコだ。
まあ、そうだね
だけど、この二人がマフをほめてるのは
せいぜい筑紫テツヤとたいして変わらないレベルの理由じゃないの?
888 :
名無シネマさん:03/07/12 13:10 ID:/t+37IDr
>887
それってどういう理由で誉めてるの?
どのへんの「レベル」なのか解説キボン!
889 :
名無シネマさん:03/07/12 14:01 ID:/xSr+EGy
890 :
名無シネマさん:03/07/12 14:04 ID:/xSr+EGy
つまりアメリカ好きがチャーリーズエンジェルをほめるのと同レベルでは?
ばかばっか
892 :
名無シネマさん:03/07/12 16:45 ID:JYsOZM1G
__,,;=--=;,_
_,;=''"""~~~~"'i,/ ;-''''ヽ,"'=;,
/ / /""=,;:-""'`ヽヽ"i;,
/ ,//' /"/ ::,,-''",,-;,"=;,ヽ"::. "i,,
/ ,/' / / /,/ ",,-''"::`i,,ヽ " ヽ ヽ, "i,
./ ,/ ,/ ,/ /.' ,/ -=:;_,,,,_,,::` ヽ i, ヽ :, "l,
/ ,i ,: / /,::-",,=''''""""...."''=:,l, i, ヽ :, 'l,
,l / ,l' ,: ,:'"/'/"::::. ... .. . . .:::ヽ:,`i, l, ヽ :, 'l,
| ,: ,: ,/ ,i : : ,:/:::::.. ::., ..::::::::i;, 'l, ii, l, :, 'l,
/ : ,: ::/ ;: :,' ,''l,i'二=-;;,,_ .::. __,,,=ーl, l;:l;:. l, ':, l,
| :.:,, ,::,' ,' ;' , i ,i |:_;;;;;;;_`'=i':. i;;=';;;;,_~l; 'l;:;: ::.i, : l,
,l' ::./.i ,i' :..: : l, :, |< ( o)ヾヽ::. :::;=i"oヾi,;|;:. i, i, ';, . ,'l,
,l ;:;' ,' ::, : :i, :,ヾ'''''''" .::::: .::`"'-='''":'l; ;' i ::., i;.| 明日もあのトイレで会おうね、僕は待ってるから
/:;: i ,i ::. ::::;;:: :, ,i;,'l, .;' ::.,, :. .:::|,::i ,: :, ,,i::'l,
.| / :,/..:' :. ':,::::,::;' ::'l,i,:. (_ ;っ.i,oヽ .::::;l::,i: / :.' i, 'l,
,i",; ,;i;:::' ;. . ;; :::.. ,::,i'l;:. ,..,:,:: "~,." .:::;;;:,/:/;'..:: :: : ':, l,
l,/,:::,i :: :::. ';::.:::: .::/;i,.__;;::;,,:,,;;,_,,,;,;___. ,i:::::/:;':::::;::::::: :: :;,l
| l,: :: ,,'' "::, ::::::::: :::: :::ノ;;:"`=,""'''-=''''',=";;/:/::::::::::::::::::::: ::/
|:::,l,.:::;;:::::;;::::..:: :::::::;;,=i;:,', : :.. "'''=-''"~,:,'./;/::::::::::::::::::::; :: /`i
-|;'l,: :: .. ...::::''"//:::::;'l;;:,';,';... ..,:':";,.. ,;::,/=":::::::::::::::::::;' /ヾ,l
i;:'l,::, '''''::::::::::.:::: ./::::::::::::"'=:;,,;;;;,,;;;;;;,,;;,,="--;;::::::::::::::::;':, ,i::ヽ,:i,
.,l' l :::::::: ..:::: ,/,,:::::: :. ::. /,,- `i,;:;;;;;=''",,;;;- -::
893 :
名無シネマさん:03/07/12 22:00 ID:rc30KlAh
いまだに蓮実が誰をホメてたとか、
けなしてたとか気にしているヤシがいるのか。
大人になれや、おまいら
今月のInvitationはキアロスタミの新作評だが
蓮實の配慮にも拘らず掲載写真がネタバレしてるのでは・・・
895 :
名無シネマさん:03/07/12 23:45 ID:QCi+w/dr
>883
みなさんのいうカイエ派って、、、結局本家のカイエじゃなくてカイエ・ジャポン派のことだよね。
ガタクなんかカイエ・ジャポン派は見たことも聞いたこともないだろうからな。しかしこのアホスレ
でガタクの名が出るとは! 「雲の影星宿る」「メカニカルマン」最高!
896 :
名無シネマさん:03/07/13 00:55 ID:YgzZdKa7
せんだいってどうだったの。報告キボン。
それにしても、蓮實以外に面白い評論家がいないのは確かだな。
898 :
名無シネマさん:03/07/13 02:24 ID:grsIo0nf
>しかしこのアホスレでガタクの名が出るとは!
つーことは、895は最初からずーっとこのスレを見てたってことだね
アホスレと思いつつも、これだけのレスから目を離していないとは!
いやはやごくろうさん
899 :
名無シネマさん:03/07/13 02:30 ID:4P4xlJUP
886ですけど、別にガタクの名を出したぐらいでそんなに驚かなくても
ハスミンも「雲のかげ星宿る」について悪くないみたいに書いてたよ
ho
901 :
名無シネマさん:03/07/13 07:09 ID:wHZ5HR9D
私は蓮実氏の文章を読んだからこそ「雲のかげ星宿る」を見に行ったんだけどね。
>>895 からは、カイエ・ジャポン派は見たことも聞いたこともないだろうガタクを
自分は知っているぞ、という居丈高さを感じるのだが、ひょっとして、あの人か?
902 :
:03/07/13 08:12 ID:4XQC9FH+
まぁ、こういうスレはあってもなくてもよいようなもの
要するに存在してても意味がない
903 :
名無シネマさん:03/07/13 13:48 ID:qqe7kqu5
>>901 あの人とはどの人?
895は有名な人?
そういうあなたはどういう人?
904 :
名無シネマさん:03/07/13 14:09 ID:1Uql/y1g
遅レスだが、蓮実氏は国単位としてはイランの映画が、今圧倒的に面白いと
言っていたと思う。
蓮實は別にいい
映画より文学の方が好きなので、でもやっぱり映画も好きなので、読むのだが
全面的に信頼するわけじゃないし、でもやっぱり比較的信頼できる、つーぐらいの感じで。
というのも文学方面の蓮實の仕事を読んでるから。あれは完全に趣味の領域で
普遍性など初めから求めていない。すくなくとも俺にとってはそう読める。
というわけで蓮實を絶対視しないですむけど、
映画批評にそんなにマニアックに詳しくないせいか対抗馬がわかりません。
イカサマでもいいから、なんとなく理論的っぽいので、蓮実に対抗できそうな人っていませんかね
>>905 どうでもいいけど、文学好きの割りにところどころ日本語が破綻しているよ
907 :
名無シネマさん:03/07/14 17:04 ID:XOWrMQ3o
そろそろ「座頭市」の初号試写、見たかな?
このスレにはどーして
>>906みたいな余計なレスする頭の弱い子が
多いのだろう・・
>>908 オマエモナー
という死語をつい使いたくなる。
910 :
名無シネマさん:03/07/15 01:37 ID:ObjStlPg
>>905 コイツの文章は確かに下手だろ。だらだら書いているだけで。
まあそこが文学好きの所以かもしれんが。
911 :
名無シネマさん:03/07/15 07:22 ID:tgvJfSdN
>905 完全に趣味の領域で普遍性など初めから求めていない
映画批評家蓮実重彦スレでそこまで言ったら座がしらけるだろ。
趣味という言葉をどの程度の認識で使っているか?
映画批評の目的とは何かを考えて発言しているか?
これをふまえて書いてくれよ。
912 :
山崎 渉:03/07/15 08:45 ID:HUsgop+C
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
913 :
名無シネマさん:03/07/15 18:40 ID:obNgvun5
山崎現象を表層批評する。
914 :
名無シネマさん:03/07/15 18:45 ID:/LqSr9Z8
映画評論の目的って何?
915 :
名無シネマさん:03/07/15 19:42 ID:CsSFjey5
評論を文章で造ることが目的です。
映画が映画を作ることが目的であるのと同じです。
917 :
905:03/07/17 00:44 ID:n6n9qp8z
>>906>>910 下手でスマソ。文学云々より、普通に俺が文章下手なだけです。
>>911 そういう発想が、逆に俺の趣味的な傾向に過ぎないといえばそうなんだけど、
リシャール的に(というかあんまり知らんので間違ってると思いますが)
特に文学方面で、記号をまさぐったら外部が一瞬よぎるとか、そういうのってどうなん?本気?遊びちゃうの?
とか思ったりしてしまう。貧乏人のひがみもちょっと入ってるけど。
やっぱ文章下手だな…ごめんね。
他にいい映画批評家いたら、教えてください。
日本人じゃないし、批評家でもないけど、ドゥルーズのシネマ1、2は
面白いよ。俺はフランス語ダメなんで英語版読んだが、かなりハマった。
919 :
名無シネマさん:03/07/17 06:00 ID:Y6Yr45re
ハスミンのベストに、カーペンターのGOMがあって、
はて以前はカーペンターへの評価が低かったのにと見て納得
女の人の腹が切られてるのね
ハスミンって(ry
920 :
名無シネマさん:03/07/17 06:37 ID:Rrcoy8Dz
>917 阿部嘉昭なんかいいんじゃない?
921 :
名無シネマさん:03/07/17 06:52 ID:Y6Yr45re
阿部嘉昭はたしかにいいね。
もうちょっと文章がうまければいいのだけど、こむずかしい。
加藤幹郎も917好みじゃないかな。
922 :
名無シネマさん:03/07/17 19:29 ID:Rrcoy8Dz
梅本洋一好きな人っている?おれはちょっと苦手だけど。
>921レス、ありがと
924 :
名無シネマさん:03/07/18 03:33 ID:qG9IwqVq
>920
>917
二人ともまったくダメでしょう
>>924 まったくダメな理由を、少なくとも2行くらいは書くべきじゃない?
誰かの固有名詞が出て、「ああ、ありゃダメだ」みたいに誰かが言って、「じゃ誰がいいの?」
みたいになってまた誰かの名前が出て… そういうのっていちばんつまんない。理由を書くべきだよ。
自分は、阿部嘉昭はダメかどうかは知らないけど、面白くないと思います。なんというか、「誠実に、愚直にやってます」
という手つきが透けて見える気がして。もっと傍若無人にふるまったほうが面白いと思う。
ずっと「いいな」と思ってきたのは安井豊さんで、「ゴダールの宇宙」も「キャメロンの時代」も、
ヴェンダース論もナンニ・モレッティについての文章も“芸”があってよかったな。
でも、著作がない(共著を除く)んだよなぁ。安井さん、いいじゃない、という人、いませんか?
926 :
名無シネマさん:03/07/18 13:04 ID:oS6ZIe+R
カポとカンダハールの区別もつかない梅本洋一はダメだと思います。
おふらんすの引き写し批評しか書けないならわざわざ書くな!と言いたい。
題名もセンスなさすぎ。
>925
梅本も安いも顔がキモいのが致命的。
梅本洋一は悪評ふんぷんのホークス本のトンデモ訳を読むまでもなく、
評論の内容以前に、日本語が不自由なのが致命的。ま、梅本に限ったことではなく、
カイエ・ジャポン系の人に多く見られる欠点ではあるが。
あの連中は難解なのではなく、単に日本語が下手なだけだ罠。
梅本は先日、週刊読書人で山田宏一の「トリュフォー映画読本」を書評していたが、
わずか何百字かの短い分量の中に、「山田宏一」「トリュフォー」の名が
それぞれ20回以上出たきたよ(w まさに悪文の典型。しかも、書評といいつつ、
自分がいかに山田宏一が好きか、影響されてきたか、という自分語りに終始していたが。
山田センセイもありがた迷惑じゃないのかねー。
カイエジャポン派だから日本語がヘタというわけではないだろーけど
まあ、売文稼業としては、確かにヘタな人が多いよね。
つーか、あんまりその辺にはこだわってないってかんじなのかな?
あのホークスインタビューの翻訳は犯罪だね。
つーか、本人はもちろん、あの訳でOKとした編集者も市中
引き回しの上打ち首だな。
931 :
名無シネマさん:03/07/19 00:52 ID:/gG3ycAW
スレチガイジャナイノ
932 :
926:03/07/19 02:06 ID:YBBH4oFC
「ユリイカ」マフマルバフ特集の寄稿文のことね。念のため。
あーただ蓮実重彦へのインタビュー文のあとかまえにカイエジャポン
はリュミエールと変わらない!っていう投稿を紹介してたのには参った。
季刊リュミエールの方がはるかに上だと思うが。
>>932 ハスミンの賢いところ・・・ボロが出る前に、やりたいことをやったら、即座にリュミエールを
休刊させフォロワーを切り捨て、かえって自分の偶像的価値を高めたところ。
梅本のバカなところ・・・もうとっくに自分の弱点(語学ができるが肝心の日本語が不自由)
がバレているのに、延々と続け、取り巻きばかり周囲に集めたがるところ。
どうせ、せいぜい、アテネ・日仏・フィルムセンター等の都心の狭い空間を回遊している
だけなのだから、あんまり仲間誉めやケンカばかりしないで、もっと気楽に行こうよ、気楽に(なんちって)
ところで、こないだBSに、とよた真帆と青山真治が出ていた。青山氏、カイエ派では
いちばん世間で有名になっちゃったね(w
935 :
名無シネマさん:03/07/21 04:35 ID:LGQvmyHX
>>934 俺は決してアンチじゃないが、誰かを持ち上げるのに誰かを貶す
という姿勢は、やはり品位を欠いていると思う。
例えば山田宏一なら、キャサリンを持ち上げるためにオードリーを
貶すような真似はしないだろう。たとえ両者の格が実際違っていても。
936 :
名無シネマさん:03/07/21 05:03 ID:uPpHJ4p6
>>935 >誰かを持ち上げるのに誰かを貶す
ハスミン本人は半ばシャレ、半ば本気というセンでやってるんだろうけど、読者が
真に受けるのがイクない。確かに、実は映画なんか好きじゃないだろう連中が、天声人語
あたりに知ったようなことを書くのが腹立たしいのだとは思うが。
>例えば山田宏一なら
それはどうだろうな・・・ハスミンよりストライク・ゾーンは広いと思うけど。
それにしても、『ターミネーター3』や『マトリックス・リローデッド』を見に行き、
「劇場数が多すぎるせいか」ガラガラの場内に心を痛めるハスミン・・・こういう一節
を読むたびに、この人にはやはり叶わないと痛感する。
こんな文章は本当に好きな人でなければ書けない。だから梅本たちフォロワーには書けない。
さらに、例えばチクシや沢木耕太郎のような「文化人」にも絶対に書けない。
>>935 ギャグで書いているものに対して本気で反応するのはいかがなものか。
938 :
名無シネマさん:03/07/21 10:59 ID:BcmecusK
>>936 たしかに『ターミネーター3』や『マトリックス・リローデッド』の劇場数が
多過ぎるということはあるな。
939 :
名無シネマさん:03/07/21 11:18 ID:j7wSnfsS
おれはむしろフォロワーが真に受けすぎているというか、
なんら彼を超えようとしていないのが嫌だな。
ハスミン語をやたら使いまくってる人も多いし。
>こんな文章は本当に好きな人でなければ書けない。
それほどのもんでもないとおもうが・・(w
941 :
935:03/07/21 13:27 ID:LGQvmyHX
>>937 この文章に限った話じゃないよ。
昔は俺も、ロッセリーニを擁護するのに「フェリーニやヴィスコンティー
の最良の映画を火にくべても」(うろ覚え)みたいな表現をすることに
ある種の厳しさを見出して尊敬をしていたし、当時のジャーナリズム
に対する苛立ちもわかる。いわばハスミは、昔カイエ・デュ・シネマ
の連中が「エイゼンシュタイン―フェリー二主義」対「ヒッチコック―
ホークス主義」と言っていた闘争を一人で引き継いでいたわけだし。
ただ最近思うに、ハスミがこう言った映画史の「正しい」遠近法や
映画作家の序列の「正しい」ヒエラルヒーを「構築」してしまった
ことははたして幸福なことだろうか(誰にとっての、という問いは
とりあえずうっちゃっておいて)。確かなのは、ハスミが人気を
上げたのは、80年代に入ったあたりから、こういう分かりやすい
構図を常に提示するようになってからだし、追随者も安心して
乗っかる土壌を見つけやすくなってから急に増えた。ここまで書いて、
我ながら散々ガイシュツで新味のない意見だと思うけど、
他の優れた批評家は、意識的であれ、無意識であれ、むしろ自らの
「体系化」に無頓着か、ないしはそれに抗って書いていることが多い
のは、指摘しておいていいと思う。
例えばトリュフォーやメカスや、ゴダールの評論から、透明な見取り
図を取り出せるだろうか。あるいは、ある時期までハスミと歩調を
合わせていた山田宏一や山根貞男にそんなものが存在するだろうか。
>>941 ん?透明な見取り図って何?
それを持っている蓮實は他の批評家よりも優れているって言いたいの?
943 :
高卒スター ◆WSf1kwJrfM :03/07/21 20:02 ID:iXYKHY3x
ほら、陰険に苛められたら、仕返ししたいとおもうだろ、やっぱ。
でも、その方法がさ、そいつらと同じやりかたでやり返すのってどーなんだろ?
結局、月日がたつとそいつらと同じ存在になっちゃう。俺、野球部だったけどさ
部活で上級生に苛められた奴が、自分が上級生になった時、
俺は絶対ああいう「上級生」にはならないぞ!とか思ってたのに、気づいたら
やっぱり自分も「上級生」になってたっていうあれじゃん?
でも、そいつは俺は部の方針は少なくとも変えたぞ!みたいな・・そんな自負は
あるんじゃん?でも、そーゆーのが匂いとして嫌な香具師は、所詮あんたも
今や違ったタイプの「上級生」じゃん、みたいなのがあるから、ちょっと仲良く
したくないんじゃん?部が良くなったのは認めざるを得ないけど、でも、
なんか、やだよおめーって香具師はよ、みたいな・・・
うんで、その新上級生を崇拝してる新入部員を情けねえとか思って眺めてて、
かといって自分も何にもできねえしな、みたいな・・
このテクストに限った話ではない。つまり、このテクストは投げ捨てるべき梯子
なのだ。この点は本稿の可能性の中心として特に銘記しておきたい。 昔は私も、
ロッセリーニを擁護するのに「フェリーニやヴィスコンティーの最良の映画を火
にくべても」(うろ覚え)みたいな表現をすることにある種の厳しさを見出して
尊敬をしていたし、当時のジャーナリズムに対する苛立ちも言語ゲームの中で捉
えられる。いわばハスミは、昔カイエ・デュ・シネマの連中が「エイゼンシュタ
イン―フェリー二主義」対「ヒッチコック― ホークス主義」と言っていた闘争を
一人で引き継いでいたわけだし。 ただ最近思考するに、ハスミがこう言った映
画史の「デジタルである」遠近法や映画作家の序列の「デジタルである」ヒエラ
ルヒーを「構築」してしまったことははたして幸福なことであろうか(誰にとっ
ての、という問いはとりあえずうっちゃっておいて)。確かなのは、ハスミが人
気を上げたのは、80年代に入ったあたりから、こういう分かりやすい構図を常
に提指示するるようになってからだし、追随者も安心して乗っかる土壌を発見法
探索によって見つけやすくなってから急に増えた。ここまで書いて、我ながら散
々ガイシュツで新味のない言説だと思考するけど、他の優れた批評家は、隔たり
の意識的であれ、無隔たりの意識であれ、むしろ自らの「体系化」に無頓着か、
ないしはそれに抗って書いていることが過剰であるのは、指摘しておいていいと
思考する。 ここで読者と共に一例を参照することを許されたい。例えばトリュ
フォーやメカスや、ゴダールの評論から、透明な見取り図を取り出せるであろう
というのが本稿の主張である。これについてもある種の違和感だの齟齬感だのを
感じずにはいられないが。或いは、ある時期までハスミと歩調を合わせていた山
田宏一や山根貞男にそのようなものが存在するであろうというのが本稿の主張で
ある。これについてもある種の違和感だの齟齬感だのを感じずにはいられないが。
945 :
941:03/07/21 21:33 ID:LGQvmyHX
946 :
名無シネマさん:03/07/21 21:50 ID:M/QVu+vj
>>943と
>>944みたいな煽りって本当にツマンネー。
このスレの煽りのいつものパターンだけど、
こういうやつらって絶対自分の意見とか立場は言わないし。
つーか言えないし。
947 :
名無シネマさん:03/07/21 22:05 ID:ABOUFSAy
949 :
941:03/07/21 22:29 ID:LGQvmyHX
うーむ、確かに俺はハスミから大きな影響は受けてるし、自分で
意識はしなくても、ついつい似たフレーズを使ってしまうという
ことはあるんだろう。でも、自分の名において語るって、スゴイ
難しいよ。俺は凡人だから、凡人なりに考えているわけだが、
もし
>>944や
>>947がちゃんと自分の語彙で自分なりの考えを
述べることができるのだとすれば、ぜひ聞きたいものだとおもう。
950 :
名無シネマさん:03/07/22 00:02 ID:PYERnRls
>947 批評じゃなくてただの皮肉。ハスミン語につかまってるなんて
いう批判じゃなくて、内容そのものに対して議論すればいいだろうに。
著作なんかでそういう書き方するかぎりは批評表現の一種に
なるだろうけど基本的に対話の掲示板では揚げ足取りのレベル。
951 :
名無シネマさん:03/07/22 00:25 ID:QVjPhL0U
映画に就いて書かれた文章を読んでみる。
すると、こいつは映画が好きなんだなあって文章と、
こいつは映画をダシに別のことを語ってるだけだなあって文章がある。
前者に○、後者に×、ってことで、ダメ?
952 :
名無シネマさん:03/07/22 00:29 ID:OzFCfL/l
村上龍、後者。
953 :
名無シネマさん:03/07/22 00:31 ID:PYERnRls
微妙な位置に佐藤忠男
954 :
名無シネマさん:03/07/22 00:37 ID:WJEaWXzH
なんだ、もう終わりか。
このスレって揚げ足取りばかりで、まともな議論ってないよねー。
955 :
マジレスするぜ:03/07/22 03:21 ID:PYERnRls
>941
おれは体系化には大賛成だ。それによって蓮実氏はある種の役を演じているのだと
思う。あの挑発的言辞と差別的ヒエラルキーこそが、戦いを喚起しているのにも
かかわらず、その体系化を納得し、定着させてしまった追随者にこそ体系化の責は
帰せられるべきだろう。しかし蓮実氏の本領はあの審美眼の確かさだと思う。
これだけは、理論の顔をしながら、カイエ理論とその亜流をはるかに超えた次元にある。
956 :
名無シネマさん:03/07/22 03:41 ID:p9Qe1Dtj
みんなハスミンに詳しいな。オレなんか足下にも及ばん。
>>934 こんなサイト知らんかった(;´Д`)
ハリウッドじゃ一斉消灯してケイトの喪に伏したっていうからね。
そりゃ凄いもんだ。
「フィラデルフィア」を薦めておきながら個人的には
「男装」「アダム氏」で追悼したってところがオレ的にツボ。
「男装」とかびみょ〜なところがあってオレ的にはOK愚弟的にはNGだったなあ。
958 :
マジレスするぜ:03/07/22 04:54 ID:PYERnRls
>956 一行茶々うざっ
959 :
名無シネマさん:03/07/22 22:53 ID:EieX5OTk
あっ、キャシーね
スマソ
Kate = Catherine, Katherineの愛称
昔、文京区シビックセンターで蓮實氏が映画の評論・解説しているのを
放送で見ましたが、その映画のタイトル分かる人いますか?
岩下志麻が手ぬぐいを使うしぐさがどうこう言ってたような(モノクロ)
963 :
名無シネマさん:03/07/23 00:03 ID:eaBKbSDw
篠田の黒子がでてくるやつ
965 :
名無シネマさん:03/07/23 02:49 ID:0rz9H79p
秋刀魚の味じゃねえの
どうもありがとうございます。秋刀魚の味のような気がします。
秋刀魚の味はカラーだけど…。
秋刀魚の味はカラーですか。
心中天網島は時代劇っぽいのでなんか違うような気がしますし。
退色してたんじゃないのw?
ひでープリントが時々あるから。
98年の小津のシンポジウムでも『秋刀魚の味』のネタをやりましたよ。
岩下志麻の首にある手拭いが左右対称にかかっていないのを指摘するものでした。
971 :
名無シネマさん:03/07/23 22:04 ID:UntSYXHx
>>970 > 岩下志麻の首にある手拭いが左右対称にかかっていないのを指摘するものでした。
キューブリックが監督なら左右対称にしたな。
みなさんどうも、秋刀魚の味を見てみます。小津の遺作なんですね。
蓮實氏曰く・・・
「 ―― インターネットの世界だってそうでしょう。
真の結論ではないけれど、とりあえず小さな結論めいた
ことをいってみて、それに対して、様々な小さな結論めいた
反応があり、人々は小さな話を四方八方に振りまいていく。
この近代の部分を忘れてしまってはいけない。―― 」
(『「知」的放蕩論序説』02年・河出書房)
と、いうわけで、そこんとこを忘れることなく
語り明かすためにも、僭越ながら次スレを立てました・・・。
映画評論家 蓮實重彦 【4】
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/movie/1058979696/l50
974 :
名無シネマさん:03/07/24 12:04 ID:i5fn77iY
で、それは左右対称でないのがどうだと、あるいは他の誰かは対称だとか
そこらへんをモウチョト教えてくれませんか
975 :
名無シネマさん:03/07/24 20:25 ID:t3cz0Ouk
>>962 『齟齬の誘惑』に収録されている「小津安二郎――日本映画の海外の評価」と
同じ講演であろうと思われますが、どこで放送したんですか? MXテレビ?
それとも?
976 :
970:03/07/24 22:32 ID:boHxUGCT
>>974 曖昧な記憶を頼りに書きますと、
自らキャメラを覗いて小道具の配置にまで拘った小津にしては
首にかかった手拭いが左右対称に下がっていないのは不自然だと。
つまりそこには何か演出意図があるはずで、
それは岩下志麻の次のアクションを予告するものとしてあったのだ。
とかなんとかそんな感じだったと思います。
シンポジウムで講演を聴いた人、違ってたら訂正ヨロシク。
977
978 :
名無シネマさん:03/07/30 00:54 ID:hmO98CjF
はすみん れせ もわ るたん もわ
もわ もわ もわ もわ
980 :
名無シネマさん:03/08/12 21:58 ID:XrI61dDV
981 :
名無シネマさん:03/08/13 20:07 ID:QvR0Emmz
なんかage
さげさげ
さげー