新・古き「名作」「いい映画」観たい時は俺に聞け

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1
古き良き映画を観たい時は、何なりと相談して下さい。

古き良き映画が好きな方、のんびりと、お気楽に、和気藹々に、
好きな洋画の事、邦画の事、俳優の事、監督の事、映画に関する事
語り合いましょう。

過去スレは下記にあります。

http://choco.2ch.net/test/read.cgi/movie/1001838422

http://tv.2ch.net/test/read.cgi/movie/1005201223/l50
2名無シネマさん:01/12/25 23:18 ID:YIPf5NAy
む。とりあえず2ゲトなり。
3名無シネマさん:01/12/26 06:28 ID:EG1n34q5
過去ログ

古き「名作」「いい映画」観たい時は俺に聞け
http://tv.2ch.net/movie/kako/1001/10018/1001838422.html
4名無シネマさん:01/12/26 07:15 ID:iGs9KZeJ
続・古き「名作」「いい映画」観たい時は俺に聞け
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/movie/1005201223/l50

がまだ700レスくらいだから、1>>は早漏だと思う。
5クルーゾー:01/12/26 08:54 ID:ZbJTYycS
>1さん
ご苦労さまです。
私もまだ早いのでは?と思ったのですが、
あの表示が出てしまっては致し方ないですよね。
昨日の「ウンベルトD」の勝手な意見はあとで書きますね。

>スモーキーさん
ありがとうございます。
馬が行列して連れて行かれるところで終わってましたので、
この先があるのかと思ってましたが、あのまま終わってしまうのですね。

>116さん
シネマ三四郎さんではありませんが、
「華麗なる殺人」は確かロバート・シェクリーの原作だったと思います。
ノベライズかも?
ハヤカワSFで「十番目の殺人」とかいう題名だったような・・・
曖昧ならわざわざ書くなよ!というツッコミは無しでお願いします。
6名画紹介 七五調 2:01/12/26 11:32 ID:wIGGKnRa
「ライフ・イズ・ビューティフル」

 第二次大戦 イタリアの 都会に出てきた 男はグイド
 髪の毛うすいユダヤ人 ホテルの給仕に就職す

 口から生まれた 調子者 ひょんなことから 知り合った
 美人の教師に ひとめぼれ 猛烈アタック しゃべくりまくり
 ところが彼女は 婚約中 ホテルで開かる 婚約式に
 馬で 乗り込み かっさらい ついにめでたく 結婚す

 数年経って 息子も出来て 本屋も開店 したけれど
 ときは ユダヤの受難時代 家族もろとも 収容所
 これで落ち込む グイドじゃないさ
 塀の中でも 明るいグイド 息子よこれはゲームだよ
 がまんを 重ねて 千点とって 戦車でおうちに帰ろうね
 ほかの子供は ガス室送り グイドは息子をベッドに隠す

 どこまで陽気な この男 別舎の妻に 知らせねば
 ちょいと拝借 マイクロフォン 心配しないで ママ、ドーラ
 ぼくたち父子は 元気だよ スピーカーから 流れる曲は
 夫婦の想い出 カンツォーネ 親子三人 故郷に帰り
 ふたたび聴くのは いつの日か

 ある日見かけた ナチスの医者は むかしホテルで知り合った
 なぞなぞ好きの先生だ なんとか助けてもらおうと
 やっと話を してみたら 医者のアタマは クイズでいっぱい
 そんなこんなで 日は過ぎて ついに終戦迎えたが
 逃げるナチスは 最期のあがき グイドは息子を助けるために
 あわれ ナチスにつかまって ついに永遠 口封じ

 だあれもいない 収容所 グイドの息子が見たものは
 「ほんとだ!戦車で帰れるぞ!」 アメリカ兵の戦車に乗って
 千点とったグイドの息子 堂々故郷へ凱旋だ!

 あれに見えるは ぼくのママ! 「一等賞だよ!ぼくは ママ!」
 やさしかった ぼくのパパ とうとい命とひきかえに
 ぼくのいのちを 助けてくれた おもしろかった ぼくのパパ
 ほんとに ほんとに ありがとう

 イタリア映画の 喜劇王 ロベルト・ベニーニ 監督・主演
 笑いと涙とぺーソスと 三拍子揃った 傑作は
 99年アカデミー 外国映画作品賞 ベニーニ主演男優賞
7クルーゾー:01/12/26 12:21 ID:XOIB0w71
喜びいっぱい ベニーニさん
授賞式では おおはしゃぎ
周りのスターは 苦笑い
8孫 梧空:01/12/26 13:44 ID:JYFitrVl
先日ビデオに録画しておいた「屋根」(デシーカ監督)を観ました。古いイタリア
映画の雰囲気を漂わせていました(例えば「自転車泥棒」のような)。

>682シネマ三四郎さん
「ウディ・ガスリー わが心のふるさと」と「アリスのレストラン」は高校生の時
観に行こうと思っていて結局行けなかった映画です。久し振りに耳にしました。
懐かしいです。

>693 116さん
特に「アリスのレストラン」はアマチュアフォーク界では避けては通れない壁の
ような曲でした。一時コマーシャルの曲にもう使われていたんじゃないかな。
9:01/12/26 15:29 ID:wQkA4mI+
>3さん
過去ログ言うですか、ありがとうございます。
間違っていましたか、前に教えてもらったのですが、どんくさいもんで。

>4さん
こいつも間違っていましたか、面倒掛けてすみませんね。
すまんすまん、早漏やったね。

>5 クルーゾさん
早かったみたいですね、表示の意味が解らなくて。

「ウンベルトD」の意見、どのような意見であっても楽しみにしております。

>6 映画紹介 七五調さん
「ライフ・イズ・ビューティフル」パチパチパチ(拍手のつもり)
この映画観てないのですが、観た気分になって来ました。いいっすね。
出来ましたら、ちょっと古い映画ありましたら、お願いします。注文ばっかりで
すみませんね。

>7 クルーゾさん
うまいじゃないですか、クルーゾさん。
授賞式は見ていたので感じがよく出てますよ。

>8 孫 悟空さん
「屋根」良かったですか、若夫婦は全くの素人さんのはずです。
或る意味で住宅事情や家族事情などが、一昔前の日本と似ているので、より面白
かったですね。

俺は前から思っていたのですが、孫 悟空さんなら「ミラノの奇蹟」が多分
お好みじゃないかと思うのですが、機会があれば是非ともご覧下さい。
10クルーゾー:01/12/27 09:27 ID:iRLUhuxX
「ウンベルトD」のあくまでも個人的で勝手な感想(ですので怒らないで!)

率直な感想としては「う〜ん」という感じです。
着眼というか、テーマは良いと思うんですが、
なんか捕え切ってないと言うか、
観終わった後になんかもやもやとしたものが残る。
いろいろな人たちとのエピソードもなんか中途半端な感じだし、
ただ並べた感じがする。(素人たちだからというのもあるかも)
それでいて、必要の無いと思える撮影を延ばしていたり。
そういうのがネオ・レアリズムだと言われてしまうかもしれませんが・・・
「結局どうなるんだろ?」という事を言っているお客さんがいましたが、
確かにそう思えるかもなぁ。
私はハッピーエンドとしてとらえましたが。と言うか、とらえたい。

当日は又もほぼ満席。
この時期の満席の映画館はちょっと困りもの。
咳やくしゃみする人が居たりで、閉鎖された空間にいると、
こっちまで風邪が移りそう。

それと、他のお客さんは結構笑ってらしたが、私はあまり笑えなかった。
特に、ウンベルトがお金を恵んでもらおうと苦しみながら手を出そうとし、
直前で手を返してしまうところ。
ここ、笑えなかったどころか、泣きそうになった。
ラストの公園でのフライクとのシーンもウンベルトの考えが分かるので辛かった。
以上、勝手な感想でした。

第2期の残席を見ると、既に売り切れのものも多い。
とりあえず「イタリア万歳」「男と五つの風船」だけは前売りを買いました。

>1さん
前スレはやっぱり、あれ以上書き込むとまずいようなので、
こっちに移るようにしたほうが良いと思いますよ。
700くらいであの表示が出るのは初めて見ました。
114:01/12/27 10:01 ID:3Wc/nFCI
>1
早漏なんて言ってスマンです。
長文多くて、サイズが他より大きくなるスレッドだから移転して当然ですね。
かちゅ〜しゃ使いなんでブラウザのようにアラートでないんで盲点でした。
末永く頑張ってください。
12クルーゾー:01/12/27 12:27 ID:0708T2yj
>1さん
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/movie/1007085834/

ここで「名画紹介 七五調」やってますよ
私もさっき気がついたんですけど・・・
13名画紹介 七五調 3:01/12/27 12:31 ID:UidLIOjJ
「野いちご」

 ストックホルムの 郊外で 孤独に暮らす老博士
 名誉博士の授与式に 向かう途中の 不思議な話

 出発前日 見た夢は 見知らぬ街に 迷い込み
 葬儀の馬車が走り寄る 中の棺をのぞいてみると
 なんと死体は 自分自身 慌てて時刻を確かめて
 さらに驚く老博士 時計の針は 見当たらず

 息子と嫁と三人で 車で向かう 翌日に
 立ち寄るところは 昔の自宅 屋敷を眺めて 回想す
 過去の記憶が さまざまに 現れては 消えていく

 ヒッチハイクの アベックの 女性は かつての恋人と
 瓜ふたつに 驚いて 苦き想い出 よみがえる
 若き日 彼女と 野イチゴを 一緒に摘んだ 楽しき日々よ
 愛の告白できないままに 彼女は奪わる 弟に
 失意の博士は 愛なき結婚 妻は博士を裏切って
 信ずるものは何もなく 空しいばかりの人生に
 博士は殻に 閉じこもり 勉学ひとすじ 名を上げる

 みじかき一日 めくるめき 老いたる博士は 若者と
 中年夫婦の人生を 照らして 半生 呼び覚まし
 せまった死期に 苦しむ今と 苦悶の過去とが 交差する
 現実(うつつ)と過去と幻想の 不思議な体験 終えたあと
 博士はひとつの悟りをひらく

 授与式終えて 家路について 寝床に着いた 老博士
 見る夢 恐怖の夢にはあらず いにしえ彼女の その姿
 自分を呼ぶ声 聴いた時 いつしかやすらぎ 取り戻す

 監督 巨匠ベルイマン たそがれ迫る老人の 潜在意識を映像化
 心の奥底えぐり出し 脳裏と不条理 描ききる
 難解テーマを 租借(そしゃく)して 美麗なカメラで 表現す
 芸術映画は 苦手な人も ぜひ見て欲しき 一篇なり
14クルーゾー:01/12/27 12:36 ID:0708T2yj
あぁ、ここに移られるんですね、「名画紹介 七五調」さん。
それにしても凄いですね。凄すぎます。
どういう順番で作るのかなぁ?

終わっちゃいましたけど、クリスマス・ネタでも作って欲しいです!
15クルーゾー:01/12/28 13:29 ID:WS7Cjyfv
私もガンバって創ってみました。
添削・追加を是非してください。

「太陽がいっぱい」

とっても美男子 リプレイくん   でも
金持ち息子の 腰巾着
友の彼女に 横恋慕
金と彼女を 手に入れようと
ボンボン殺して 海にドボン
なりすまそうと サインの練習
あれこれ起こるが その場しのぎの
口八丁手八丁
成功なるか!? 完全犯罪
ラストシーンの 遠くのヨット
殺した奴の 亡霊か?

アラン・ドロンは 超美形
マリー・ラフォレは かわいいし
甘く切ない メロディは
ニーノ・ロータの オハコです
ルネ・クレマンの 代表作


どうですか?
16名画紹介 七五調 4:01/12/28 13:57 ID:tgiYKAqy
「スティング」

 主演のニューマン、レッドフォード 監督ロイ・ヒル 揃ったら
 これから始まる 名トリオ 一世一代 大じかけ

 酔いどれ賭博師 ニューマン宅を 詐欺師のレッドフォード 訪れて
 にっくき 悪党 ロバート・ショウ 親友殺した ひどい奴
 ギャングの親分 手ごわいが カタキを討って 弔(とむら)いを

 よっしゃあ分かった ひさびさに 仲間を集めて ひと芝居
 親分 ギャフンと 言わせるぜ まずは床屋で 身だしなみ
 列車の中の ポーカー・プレイ レッドフォードを近づかせ
 「競馬の結果が 事前に分かる 大金入るぜ 親分さん」

 準備は進む 着々と 特別じかけの 「吊り店」だ
 親分連れて地下室へ 入っておどろく 競馬のノミ屋
 居並ぶ客は 全員サクラ 計画通りに なりきる仲間 
 情報提供 電話局 疑うショウに にせ局長
 仲間はみんな だましのプロだ 親分 すっかり信用す

 追われる男 レッドフォード しつこい警部に 捕まって
 連行されて 着いた場所 F B I の秘密のアジト
 Gメン・ボスが 言うことにゃ すべて見通し 悪だくみ
 スパイになれとの 取引に なんと仲間を売る返事

 波乱含みで ときは来た 最後にぐっさり 「スティング」だ
 なにも知らずに 親分は 大金賭けて ほくそ笑む
 勝馬・着番 入れ替えて 悪党・ショウに ひとあわ吹かせ
 「なんたることだ!」 ショウ親分 「返せ、俺の 大金を!」
 あわてて叫ぶが もう遅い 出走開始 シャット・アウト!

 そのときあらわる F B I! 「ホールド・アップだ!覚悟はいいか」
 こんな筈では なかったに 眼を剥く ニューマン 計算違い
 レッドフォードが裏切った? 思うまもなく 銃声響く!
 銃撃・流血 大惨事! はたして いかなる 結末に?

 あっ!と驚く どんでん返し 観客、どよめき 大歓声!
 拍手と笑いの渦が巻く よくぞ騙しに だましたり
 「エンターテイナー」のラグタイム ピアノのテーマは名曲で
 30年代アメリカの 雰囲気たっぷり味わせ 役者もみんな芸達者
 だまされ嬉しい 「スティング」は 魅力満点 大傑作
17:01/12/28 14:33 ID:TjHvHIJG
>10 クルーゾーさん
「ウンベルトD」人の感じ方は様々でいいんじゃないんですか。
俺が観た時は、咳もくしゃみも全然なく、終始もう静寂という雰囲気で、俺は慣れ
ないもんだから、凄く緊張しました、映画観に行って緊張したのは初めてでした。

俺もお金を恵んでもらうシーンで泣きそうになりました。何か恥ずかしいので、
小さく欠伸をするふりをして必死に堪えました、別に誰も見ていないのに。

第二期は売り切れ続出ですか、何か嬉しいですね、クルーゾさんもお時間の許す
限りご覧下さいよ、又見終わっての感想、楽しみにしております。
「男と五つの風船」は題名だけども、そそられますね、面白そうですね。

>11 4さん
な〜んにも気にしていないですよ。

末長く続くといいですね、最初はこんなに続くとは思ってもいなかったです。
ホント皆さんのお蔭で。毎日レス読むだけでも、充分に楽しいです。

>12 クルーゾさん
ありがとうございます。
「名画紹介 七五調」のスレあるんですね、でも皆さん上手いもんですね。

>13 名画紹介 七五調さん
早速古い映画の七五調、ありがとうございます。
俺にとっては、イングマル・ベルイマンの映画は難しく、苦手なんだけど、この
「野いちご」だけは自分なりに理解が出来たと思っていたので、嬉しかったです。
この七五調を読んでいると、忘れかけていた部分まで甦ってきます。一つだけ
「息子と嫁と三人で」の個所、俺の記憶では、息子の嫁のイングリット・チュー
リンと二人だと思ったけれど、違ったかな??
でも「野いちご」いい映画でしたね、解り難い中で、非常に解り易かったです、
何のこっちゃ。
主演のイサク教授ヴィクトル・シェーストレームも良かったですね、確か戦前の
スウェーデンの大監督でしたね。

そう言えば「ウンベルトD」ウンベルトは素人で、実際には大学の教授でしたね。

>14 クルーゾさん
「名画紹介 七五調」さんは全く全く、凄すぎます。
18名画紹介 七五調 5:01/12/29 12:06 ID:wPMdChRj
「グランド・ホテル」

 30年代 ベルリンで ひときわ豪華な そのホテル
 男と女が 交差する 人生模様の ものがたり

 借金まみれの 男爵は 工面が出来なきゃ 命取り
 バレリーナの美人の部屋に 宝石盗みに忍び込む
 ところが女性は 公演を キャンセルした上 自殺未遂
 泥棒やめて 男爵は 明日ある人生 希望を説いて
 たちまち二人は 恋に落ち 一緒に旅立つ 約束交わす

 不治の病に 侵された 勤勉実直 サラリーマン
 どうせ死ぬなら 一生一度 豪華なホテルで 散財だ
 ところが賭けで ツキまくり 一躍大金 手に入れる
 彼が寝込んだすきを見て 男爵、財布を盗んでみたが
 この人からは 盗めない 財布を戻す お人好し

 合併破談で 気が滅入る サラリーマンの 会社の社長
 美人の秘書に 言い寄って 愛人契約 迫るとき
 不審な影は 何者だ? なんと泥棒 男爵か!
 怒った社長 男爵殴り あわれ男爵 あの世の旅へ

 過剰防衛 咎められ 会社の社長は 捕らわれて
 溜飲下げるは サラリーマン 死期は迫るが 人生で
 初めて知り合う 理想の女性 社長の秘書と
 契りを交わし ともに旅立つ フランスへ

 事件を知らぬ バレリーナ 私の命を 救ってくれた
 愛しい男爵 その顔を 思い浮かべて 旅に発つ
 彼が待ってる 汽車に乗り 明日の幸せ 希望に満ちて

 人が行き交う そのホテル 人の数だけ ドラマを生んで
 去ってまた来る 人々の 姿は替われど 変わらぬものは
 多くの人生 知っている グランド・ホテルが そこにある

 MGMの大スター グレタ・ガルボに ジョン・バリモア
 ジョーン・クロフォードに ウオレス・ビアリー
 オール・スターの顔ぶれで 映像表現 新機軸
 「グランド・ホテル形式」の 本家本元 この映画 
19:01/12/29 13:23 ID:WJLrkS2G
>18 名画紹介 七五調さん
「グランド・ホテル」もいいっすね、読んでいると忘れかけてた部分を思い出すね
一生一度で泊まりに来たのは、ライオネル・バリモアだったね。
俺はこの映画を思い出すと、同じ様に人生模様を描いたジュリアン・デュヴィヴ
ィエの「巴里の空の下セーヌは流れる」を思い出します、そう言えば先日BS2で
放映ありましたね。

クリスマスの日に「素晴らしき哉、人生!」又観てしまって気が付いたんだけど、
あの映画の警官役はウォード・ボンドだよね、今まで何回も観ていて気が付かなか
ったけど、W・ボンドって脇役の中でも存在感があるように思うのだけど、
この映画では今まで全然気が付かなかった。

今日早朝に「東京物語」観ました、やはり面白かったですが、色んな場面で記憶
と違っていました。東山千栄子が原 節子のアパートに泊まるシーンのアパート
は「秋日和」の司 葉子と原 節子が住んでいたアパートとばかり思っていま
した。
小津監督の映画は出演俳優が殆ど同じなのと、役柄も似かよっているので、
色んな映画がごちゃ混ぜになってしまいます、こんなんは俺だけかな。
長岡輝子、十朱久雄や大坂志郎、それに安倍 徹が出ていたのもすっかりと忘れ
ていました。
20クルーゾー:01/12/29 13:36 ID:KTcCr4fc
さてさて、今年はこれにて失礼します。
皆さま、良いお年を迎えられますよう、お祈り申し上げます。
では、来年にまたお会いしましょう。
21名無シネマさん:01/12/29 13:48 ID:Kp7dI2r/
すみません、二度と、二度といわないから、
2度とあらわれないから一度だけ言わせてください。

75調??サムいんだよっっっっ!!!

はあすっきりした。あとお楽しみください。失敬。
22116:01/12/29 14:55 ID:wteIx6PE
えらい遅レスですみません。

>シネマ三四郎さん >>5 クルーゾーさん
「華麗なる殺人」は原作も有名だったのですね。映画の方はちょっとバカバカしい
感じで楽しかったです。

>>8 孫 悟空さん
「アリスのレストラン」は音楽の世界で有名なのですか。知りませんでした。
ありがとうございます。僕はそっちの方は疎いもので…。
23116:01/12/29 15:19 ID:wteIx6PE
>>19 1さん
ウォード・ボンドはジョン・フォード作品の常連でこの間観た「静かなる
男」でも、カソリックの神父役で存在感を示していました。僕もこの人
好きなのですが、いかんせん出演時間が短いことが多いですね。今までに
観た彼の出演作のなかでは「鉄腕ジム」(主演エロール・フリン、BS2で放送)
での登場時間が最も長かったように思います。E・フリン扮する若き
ボクサーに挑戦されるチャンピオンの役だったのですが、重厚な感じが
して格好良かったです。(E・フリンがとってもうすい感じの俳優なので
余計にそう見えたのかも。でも、彼の主演作「シー・ホーク」、「海賊
ブラッド」[いづれも監督マイケル・カーテイス]なんかは結構好きです。)
「暗黒街の弾痕」(監督F・ラング)にもホントのチョイ役で出演している
とのことだったので、そのつもりで観たのですが残念ながら見つけられ
ませんでした。
24:01/12/29 16:57 ID:DRQXl05l
>23 116さん
ありがとうございます。
「鉄腕ジム」は俺もBS2の録画があります。俺はウォード・ボンドで一番印象に残
っているのは、「長い灰色の線」の体育教官かな、いつも男っぽくて好感が持て
ますね。「暗黒街の弾痕」にも出ているんですか、でも見つけるの大変みたい。

俺の中ではエロール・フリン、ランドルフ・スコット、ジョエル・マクリーが、
主演多い割には、三大蔭薄男優です。

前にも書いたかしれませんが、エロール・フリンはオリビア・デ・ハビランドに
ぞっこんだったのに言い出せないくらい気が弱かったらしい。虚像と実像の
落差が大きく酒に溺れ、突飛な行動をとるようになって、最後は少女とのスキャ
ンダルで役者生命が終わったと読んだ事があります。
25:01/12/29 17:13 ID:e1ItT3EA
>20 クルーゾーさん
クルーゾーさんは今日でお仕事終わりですか、いいっすね。俺なんか12/31まで
仕事で、休みは元旦だけ、元旦は30年間行ってる花園へ「高校ラグビー」行く
んですよ、その後酒喰らってそれでおしまい、情けないであります。
来年もよろしく、お願いします。

>21さん
まぁ、人それぞれだけど、俺は全然サムくないよ。

七五調さん、充分に楽しませて頂いております。
26116:01/12/29 17:43 ID:wteIx6PE
>>24 1さん
ランドルフ・スコットがうすい、うすいというのは前から思てたんですが
ジョエル・マックリーも確かにうすいですね。大いに賛同させてもらいます。
このうすい二人が晩年主役として共演している「昼下がりの決斗」(監督サム・
ペキンパー)というのがありますが、にわかに観たい気分にになりました。
エロール・フリンは酒がたたったのか、最後の仕事で台詞を覚えられず
涙を流したという話を僕も読みました。

西部劇中のジェームス・スチュワートに違和感を感じると書いてらっしゃい
ましたが、確かにそういう感じはしますね。真面目でちょっと繊細な青年
というイメージが非常に強くて、その齢を重ねた姿が西部劇の主人公というのは
ちょっとしっくりこないですね。思い込みが過ぎるかもしれませんが。
その点、「裏窓」での好奇心の過ぎるカメラマンとか、あと「飛べ!
フェニックス」のちょっと頑固なパイロットなんかの方が受け入れ
やすい感じがします。
スチュアートの話が出たこともあって、この前、彼とモーリン・オハラが
演じる中年夫婦が子供夫婦らと浜辺で過ごす休暇を描いた、小品のコメディ
「H氏のバーケーション」(監督ヘンリー・コスター)を観ました。割とおもしろかった
です。
27:01/12/29 19:13 ID:T1lBdy0y
>26 116さん
エロール・フリン、酒がたたって台詞が覚えられずに涙を流した、と言う話を聞
くと何か辛いですね、可哀想になってきました。なるべく早く「鉄腕ジム」捜し
て観てみます。
「昼下がりの決斗」もいいですね、サム・ペキンパーなので敬遠していたのですが
二大蔭薄対決も興味が湧きます、こんな事ばかり言っていると叱られそうです。

俺、ジェームス・スチュワート好きだと言っている割に、知らない映画多いです。
「H氏のバケーション」も全然知らなかったです、以前の「連邦警察」も知らな
かったし、でも楽しみが又増えました、ビデオ屋で捜したり、「テレビタロー」
で捜したりするの結構楽しいですから。
「H氏のバケーション」は嫁さんがモーリン・オハラですか、いいですね、それで
監督がヘンリー・コスター、「ハーヴェイ」以来ですね、内容ものんびりしていて
そうで、嬉しくなってきますね。題名、しっかりと頭に叩き込みました。

明日でしたね、二作連続放映「無法松の一生」、俺は200分テープ用意して
忘れないように今晩からセットしておきます。
28名無シネマさん:01/12/29 19:55 ID:Sa3tjr+9
age
29シネマ三四郎:01/12/29 21:19 ID:lC4GllrE
>>22 116さんへ。
キャラダイン兄弟でもうひとつ、以前ご紹介した「ボウイ&キーチ」は、弟のキース主演ですね。
この映画も「俺たちに明日はない」を思い出させる内容です。
兄デヴィッドの「明日に処刑を・・・」も同傾向なのが偶然でしょうが、ちょっと面白いですね。

それと、遅くなりましたが、クルーゾーさんへ。
前スレッドの689でロジャー・コーマンが俳優として、
「ゴッドファーザーPARTU」と「羊たちの沈黙」に出ていると教えていただきましたが、
なんの役だったのでしょうか?
彼が俳優もやっていたとは全く知りませんでした。
30名無シネマさん:01/12/29 21:21 ID:lLyPZbmo
チキチキバンバン・・・
31シネマ三四郎:01/12/29 21:30 ID:lC4GllrE
>>30
「チキチキバンバン」、なつかしいですね。
この映画、原題をそのまま発音すると「チティチティバンバン」になるのですが、
それでは日本人には発音しにくいとのことで、“ティ”が“チ”になったらしいですね。
32名無シネマさん:01/12/30 07:18 ID:G3w4+hV7
コテハンスレにお邪魔いたします。
やっと過去ログ読み終わった・・・中身充実してますね。勉強になります。
「LIFE GOES TO THE MOVIE」、うちにもありました。懐かしい。
父が買ったものでしたが、小学1年の私はずーっとぱらぱらめくってました。
今は海外に住んでいますが、名画座が近所にあって通っています。
今月はミュージカル特集で「バンドワゴン」「ファニーフェイス」です。
幕間にオルガンの生演奏があったりして楽しめます。
古きよき映画にもっと出会いたいものです。ではまた「読者」にかえります。
33:01/12/30 12:50 ID:3dR2B9nf
>31 シネマ三四郎さん
「チキチキバンバン」俺も凄く懐かしい、数少ないリアルタイムで観た映画です。
高校生の時だったと思うけど、当時好きだった女の子と二人で梅田に観に行きま
した。内容は全然憶えていないんだけど、上映中に不謹慎にも「手を握ったら怒る
かな」ってな事をずっと考えて観てた事をよく憶えています。
結局手は握れず、帰りにペコちゃんでお馴染の「不二家」でチョコレートパフェ
食って帰りました。

>32さん
海外にお住まいですか、格好いいですね。当然映画も字幕なんてないですよね。
それも又格好いいですね、憧れますね。
近所に名画座でどんどん観て下さいよ。

コテハンスレって何ですか??
34シネマ三四郎:01/12/30 17:43 ID:+q+70nSr
>>33 1さんへ。
ちょっとお尋ねいたします。
よく話題に上がるフランク・キャプラ監督の「素晴らしき哉、人生!」ですが、
あのD.W.グリフィス監督の'24年作品で、「素晴らしい哉人生」という映画があるようですが、
これは、全然別の映画ですよね?
それとも同じストーリーで、キャプラ版はそのリメイク版なのでしょうか?
35ジュリアン:01/12/30 17:48 ID:Sg/6AZ1P
すいません。はじめまして。それで、これはぶしつけで申し訳ないのですが、
「死刑台のエレベーター」なんてものはいかがなのでしょう??私卒論でルイマルを書いておりまして。
情報求めつつ、一石を投じさせていただきます。皆さん、いろいろ教えてください。卒業したいです。
36シネマ三四郎:01/12/30 18:21 ID:+q+70nSr
>>35 ジュリアンさんへ。

「死刑台のエレベーター」。私は大好きな映画です。
ジャンヌ・モローがさすがにうまいですよね。車のミラーで乱れた髪を直すところなど、
本当に心憎い演出です。マイルス・デイヴィスの音楽も素晴らしい。
ただ、若干ですが、引っかかるところもあります。

私はこの映画を見た後に原作を読んだのですが、冒頭の殺人シーンで、ジャンヌの恋人の男は、
ビルに縄ばしごを掛けて部屋に入りますが、原作ではそうなってはおりません。
たしかに映画的には面白い設定ですが、外から見られたらアウトなわけですから、
殺人にそういう危ない方法を使うというのは、ちょっと無理があるような気がします。

でも、そういう欠点を感じさせないほど、よくできた映画だと私は思います。
車を盗む青年は「禁じられた遊び」のあのミシェル少年でしたね。
37:01/12/30 18:28 ID:38NY8NmW
>34 シネマ三四郎さん
「素晴らしい哉人生」は全然ストーリーの違う映画ですよ、俺も以前にこの題名
を本で読んだ時、キャプラ版のオリジナルかと思ったのですが、たまたまタイトル
が似ているだけでした。
舞台はヨーロッパで、国は忘れてしまいました。他国への家族移住みたいな話だ
ったと・・・いつもこんな調子の頼りない返信ですみません。
38:01/12/30 19:23 ID:/ufXhBos
>35 ジュリアンさん
「死刑台のエレベーター」いいですね、面白い映画でしたね。
でも卒論でルイ・マルと聞いて腰が引けていまします。この映画はルイ・マル25才
時のデヴュー作ですね、その前は又中途半端なんですが、何とかクストー監督の
助監督で「沈黙の世界」て言う海底映画のドキュメンタリーを撮っています。
以前ににBS2かWOWOWで放映されたかと思います。

映画に関しては、ただただジャンヌ・モローが素敵でした、あの若さであの存在感
冒頭のアップの電話のシーンだけで、大体の設定を観客に知らしめる事が出来た
のも脚本もさることながら、ジャンヌ・モローの演技に拠るところがあったかと
思います。カメラの事は全然詳しくないのですが、アンリ・ドカエでした。
ラストの現像液から浮かび上がって来る写真も良かったですね。

一つ気になったのは、シネマ三四郎さんご指摘の「縄ばしご」で、通りから丸見
えで、それも長い間放置されていたと思うのですが。
39名無シネマさん:01/12/30 19:58 ID:ehfIaG39
『ラストショウ 2』をどうしても見たいのですが、WOWOWでもBS2でも
まったくやらないし、ビデオ化もされていないようで店でも見かけません。

あの有名な『ラストショウ』の続編なのにここまでお蔵入りになっているのには
何か特別な事情(配給会社の倒産とか)でもあったのでしょうか??
40スモーキー:01/12/31 00:41 ID:oUeEs3LT
>>32さん
名画座でアステアの2本立てですか、いいですね。
特に「バンドワゴン」は大好きなんで、一度大スクリーンで
観てみたいものです。(ノイズだらけのLDで時々観てます)
あと、どんなミュージカルが特集されてたのですか?
日本でなかなか観ることの出来ない作品も
海外だと沢山上映されてそうですね。

>1さん
コテハン=固定ハンドル ではないかと。
1さんだったりスモーキーだったり、「名無シネマさん」でない人
が多く集うスレッドという意味です=コテハンスレ。
>縄ばしご
初めて観た時「ん?、だめじゃん」と呟いてしまいましたが、
皆さん同じ思いだったんですねw
41:01/12/31 12:08 ID:PMY/KvBp
>39さん
本当に申し訳ない「ラストショウ」さえ知らなかったです。
もう少しお待ちください。

>40 スモーキーさん
あぁそうか、名前のある人の書き込みのスレッドか、ちょっと考えれば解りそう
なのに、いつも手間とらせてすみません。

「死刑台のエレベーター」での、モリース・ロネが役の設定がそうだったのか、
いつもと違って印象が薄かったです。誰が演じても良かったとさえ思いました。
それに引き換えリノ・バンチュラは存在感があって良かったです。

結局あの「縄ばしご」はどうなるんでしたっけ、あのまま垂れ下がったままでし
たかね??、途中で引き上げたのだったかな??
42116:01/12/31 14:35 ID:RFSjP6jc
>>29 シネマ三四郎さん
「ボウイ&キーチ」はロバート・アルトマンの監督作品だそうですね。キース・
キャラダインは結構好きなので、これも今度観てみます。

>1さん
先日、エルンスト・ルベッチの無声映画「ウィンダミア夫人の扇」を観たのですが
結構面白かったです。サイレントでもルビッチ・タッチは活きてました。ついでに
一度観たことがあったのですが、内容を忘れてしまっていた同じく彼の無声映画
作品「結婚哲学」を観たら、これまた最近観た「君とひととき」がこの作品に音楽的
要素を加えた(主演のモーリス・シュバリエが台詞に曲をつけて歌う等)リメイク
作品であることがわかりました。でも、こっちの方はどちらも僕にとっては今ひとつ
な感じでした。彼のほかの作品はだいたい好きなのですが。
43116:01/12/31 14:42 ID:RFSjP6jc
>>39 さん
「ラスト・ショー2」はCSでも見かけません。役に立つかどうか
わかりませんが、この作品は「新ラスト・ショー」という名前で
LD(発売されたが)廃盤(「ぴあ シネマクラブ」より)、
ポニー・キャニオンからビデオ発売(「全洋画オンライン」より)
と記載されています。
44名画紹介 七五調 6:01/12/31 16:58 ID:i6qcFuTD
「素晴らしき哉、人生!」

 40年代アメリカの 小さな街で育ったジョージ
 子供頃から夢を持つ 世界を巡る建築家
 ところが父の急逝で 継いだ家業は住宅ローン
 庶民の夢の 一軒家 貧しいけれど善良な
 みんなに提供 マイホーム 損得抜きは父譲り

 幼なじみと結婚し 4人の子にも恵まれて
 大変なれど 人のため 信頼厚き仕事人
 粉雪舞い散るクリスマス 幸せ一家を魔が襲う
 悪徳事業家ポッターの 汚い罠に嵌(は)められて
 8千ドルの欠損で ジョージは 破産寸前に

 自分に掛けた生命保険 これしかないのか救う道
 ジョージは自殺を決意して 冷たい川の橋の上
 そこにあらわる クラレンス 姿・形は初老の男
 正体、2級の天使なり 翼はないがジョージのために
 不思議な世界に案内す ジョージがこの世に生まれぬ世界

 街は 悪党ポッター天下 貧しい人々 家持てず
 心がすさんだ住民ばかり ジョージはそれ見て 考え直す
 こんな僕でも 役に立つ 死ぬ気になれば 何でもできる

 そのとき戻る 現実に ジョージは急いで家族の元へ
 家に帰ると 奇跡が起きる 今まで助けた人々が
 家を持てたはジョージのおかげ 困ったときは力になろう
 善意の寄付を持ち寄って 窮地のジョージを救ってくれる

 よろこぶジョージの耳元で チリンと鳴った ベルの音
 ジョージを救ったごほうびに 2級天使の クラレンス
 翼をもらった しるしなり

 ジェームズ・スチュアート好演で フランク・キャプラ監督の
 名演出の ファンタジー 当スレ1さん ご推薦
 人生儚(はかな)む人々へ 夢と希望と愛情と
 勇気を与える 名画なり   
4539:01/12/31 17:01 ID:4eMFjMCA
>43=116さん
情報ありがとうございます。
そうですか!ポニーからビデオが!調べてみますっ!
でも、映画の内容は“新”ではなく、明らかに“続”か“2”がふさわしい
内容だったのになぁ・・・。
46:01/12/31 17:52 ID:WIpYYJoQ
>43 116さん
「ウィンダミア夫人の扇」は観ていませんです。俺は無声映画は皆目で、
116さんはよく観てるんですね。
「結婚哲学」はアドルフ・マンジューが出ているのでけは知っているんです。マン
ジューがタキシードを着て、ちょっとケバイ女性を抱いている写真をよく見るの
で、「君とひととき」は「結婚哲学」のリメイクなんですね。
ルビッチはいい映画ばっかりですよね、観てないのも多いですが。

スレッドを立てて3ヶ月、こんなに続くとは思ってもみませんでした。
本当に皆さんのお蔭で、ありがとうございます、感謝しております。

来年も宜しくお願い致します。
47:01/12/31 17:56 ID:WIpYYJoQ
>44 名画紹介 七五調さん
最後に「素晴らしき哉、人生!」めちゃめちゃ嬉しいです、ありがとう。
ジョージになったような気分です、お家でメアリが待っているので帰ります。
48名無シネマさん:02/01/01 02:28 ID:xggZHUkC
先日の「無法松の一生」二本立て、
阪妻はやっぱり時代劇より庶民的現代劇のほうがいいですねえ。
カメラもきれいだし、カットの部分がいかにも惜しいです。
いつも思うのですが、検閲でカットといっても、
カット前の完全版を関係者の誰かが残していないものでしょうか・・・。
(特にGHQカットなどは一旦全国上映されたものですし)
戦後版「無法松」、カットの部分がどんなものなのかを観たくて
全部観ましたが、
三船敏郎ってやっぱり器用な役者ではないですね。(笑)高峰秀子もいまいちに感じました。

そういえば、今日、鈴木清順監督の「殺しの烙印」「けんかえれじい」観ました。
噂の「殺しの烙印」でしたが、うーん私的にはこっちのほうが好みかも。
ただ、同じ調子が続くので、
1時間程度で終わっていた方がよかったかもしれないです。
49:02/01/02 11:25 ID:7W9at2Yx
明けまして、おめでとうございます。今年も宜しくお願いします。

>48さん
新年早々ありがとうございます。
俺は録画した「無法松の一生」まだ観ていません。阪妻版はカットの部分が
あるのですか、そんな事も知りませんでした。同じ観るなら一挙に観たいし、
楽しみです。

俺は情けない話、鈴木清順監督作品一本も観た事ないのです、ごめんなさい。

J・スチュワートの話題が出る度に何か忘れているとずっと思ってました。それが
何かが解らなくて、大晦日に「名画紹介 七五調」さんより「素晴らしき・・」
の名画紹介を頂き、急にJ・スチュワートのビデオが観たくなり、家で捜すのも
面倒なのでビデオ屋へ行って借りて来ました。
「翼よ!あれが巴里の灯だ」(ビリー・ワイルダー)何故今までこの映画の事を忘れて
いたのか、やっと思い出したホッとした気分です。
ぬかるみの滑走路、木々すれすれで電線にを揺らす離陸場面、飛び立ってからの
操縦席での描写のもたせ方も良かったですね、全然飽きささずに回想場面を時折
折込んで、アイルランドに達した時の漁船の群れ、パリの灯感動的でした。
ラストの着陸場面では116さんが言っていた<キリスト教の教え>を俺も感じ
ました。

もう一本「甦る熱球」(サム・ウッド)も今朝観ました。この映画は以前観た時と感じ
が違って、かなり前に観た時は<可も無く不可も無く>の印象であまり記憶に残
っていなかったのですが、凄く良かったですね、面白かったです。
ジューン・アリスンも以前には女性的魅力に欠けると思っていたのですが、魅力の
塊でした。「打撃王」のテレサ・ライトと同じくらい魅力的でした。

どちらの映画もジェームス・スチュワートならではで、他の俳優ではこの味が出
なかったように思いますね。
でも一つ確認できたのは、ジェームス・スチュワートはカラー作品より白黒作品の
方が似合っているように思ったのですが。
50シネマ三四郎:02/01/02 11:27 ID:ZKP9qR2m
>>42 116さんへ。

キース・キャラダインで、またまた思い出しました。
「ナッシュビル」(ロバート・アルトマン監督)。
たしかこの映画で、彼は歌手の役を演っていて、映画の中で歌った曲がアカデミー主題歌賞に
輝いたと記憶しています。歌手としてもなかなかのものですよね。

私は、アルトマン監督も好きなのですが、最近の映画で「マグノリア」を見たとき、
「これはアルトマン・タッチだな」と思ったのですが、プログラムを読むとポール・トーマス・アンダーソン監督は
やはりアルトマン監督を尊敬しているそうです。
大人数の人生模様の映画は、交通整理が難しく、傑作になりにくいと思いますが、
アルトマンは「ナッシュビル」でそれをなんなくやってのけていますね。

そうそう、この手の映画で古い映画の大傑作は、なんといっても、
「天井桟敷の人々」ですね。
私は、この映画を初めてみたときの衝撃は、一生忘れられないと思います。
51スモーキー:02/01/04 01:07 ID:8nWhcNwi
>>48さん
無法松、俺も両方観ました。
43年版のカット部分は残念ですが、あれはあれなりに
綺麗にまとまっているという印象でした。なんだか不思議。
個人的には2作共甲乙つけがたい出来だと思いましたが、
子役は43年版の長門裕之が良かったと思います。
「殺しの烙印」は観たいのでビデオ屋にリクエストしてます。
これ「東京流れ者」以上に時空間が飛ぶらしいですね。
「けんかえれじい」は大好きです。
巨泉の嫁さん浅野順子の可憐な魅力に負けて、思わず硬派の
喧嘩キロクがトンデモナイ方法で彼女のピアノ弾くシーンは
爆笑もんでしたw
この映画の時空の省略は、ほどよくダイナミックで壮快でした。
この程度の抑制のきいた省略なら万人に理解してもらえそうです。

>>49 1さん
今年もよろしくお願いします。
「翼よ〜」は、出発前にちょっとしたエピソードが入る予定だった
そうですね。ご存じかもしれませんがワイルダーの言葉を簡単に抜粋すると、

宿で雲が晴れるのを待つリンドバーグ。
近くにはレストランがあり、そこに看板娘のウエイトレスがいる。
新聞記者から「リンドバーグは生還出来ないかもしれない、
実は彼はまだ女を知らない、そこで頼みがある...」
と聞かされた娘は、決心してリンドバーグの部屋を訪れる。
そして当時童貞のリンドバーグは娘と結ばれる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ラスト5番街のパレード、大群衆が歓声をあげている。
その中に娘も混じって手をふるがリンドバーグは気づかない。
紙吹雪が舞い無数のカミテープの中で娘は懸命に手をふる。
リンドバーグは気づかない。彼は今や神なのだ。
そして最後にカメラはもう一度彼女をとらえ、フェイドアウト。
      ---THE END---
ワイルダーとリンドバーグは友人でしたが頭の固いリンドバーグに
気兼ねしてワイルダーはこの話を持ち出せなかったそうです。
この話が使えれば立派な映画になってただろうと
ワイルダーは悔やみまくりです。(このままでも立派だとは思うけど)
52名無シネマさん:02/01/04 01:15 ID:KvbDX9QV
>51娘は、決心してリンドバーグの部屋を訪れる

ハァハァ・・・
53紀子:02/01/04 02:56 ID:vlVWCsFm
グリフィスの「素晴らしき哉人生」は傑作。もちろんキャプラとのは同じ題名だけど別の話。
黒澤明の大好きな映画だし、フィルムセンターやアテネフランセでもしょっちゅう上映されて
るんだから、間違えないように、いえ是非見ましょう。
54クルーゾー:02/01/04 09:37 ID:GD2OVBjQ
今日から、また参加させていただきます。
どーぞ、よろしくお願いします。

>シネマ三四郎さん
遅くなりましたが、ロジャー・コーマンの件です。
私も「ゴッドファーザーU」の方はこの間BSで見て気がついたのですが、
マイケル(アル・パチーノ)が査問会の様なものにかけられますよね。
あの委員の中にいるんです。
イタリア系住民が多く支持しているという議員が去ったあと、
4人並んでるんですけど、画面上で委員長のような老人の左に一人、右に二人。
その右側にいる、比較的若い二人の右側の人です。つまり一番右側となります。
観ている時は、(あれ?そうじゃないかな)と思ってたんですが、
クレジットに名前が出てきましたので確認しました。

「羊たちの沈黙」の方は、
上司であるクロフォード(スコット・グレン)が
クラリス(ジョディ・フォスター)が勝手にレクターと取引をしてしまったために
FBI上層部から怒られます。
その時にワンカットだけ出てくるFBI長官?の役です。
「羊たちの沈黙」特別版にあるカット集の方にはもっと長く出てます。

>1さん
ラグビーですか、あんまり詳しくないんです。
特に高校ラグビーになると。
家族の影響から社会人のはたまに見ますけど。
数年前までは社会人日本一は1月2日でしたか?
それで成人式に学生との対決だったような。
今は2月でしたっけ?時間が空きすぎて、忘れがちになってます。

休みの間も、あまり映画を観る時間がありませんでした。
近所から大きな本棚をもらったので、ビデオと本の整理に明け暮れ、
DVDも持ってるのに「犬神家」を観て夜更かししてみたり、
年末に買いためたCDを聞いたり、
コクーン歌舞伎「三人吉三」を観たり(TVですけど)と
なかなか時間が取れなかった。

それでも「無法松」の連続放映と「鍵屋の辻」は観ました。
ほんとに阪妻はうまいなぁ。というより、松五郎そのもの。自然です。
それに比べると、三船は一生懸命に松五郎になりきろうとしているという感じ。
硬いんです。
それに周囲の人々も58年のは名脇役として見知っている人が多いせいか、
そちらばかりに目が行ってしまいました。
私が古い役者さんの名前を知らないだけなんですけど・・・
しかし58年のも稲垣監督のリベンジだけあって、
絵が物凄く凝っていて情緒もたっぷり出していました。
43年のは戦中と戦後の二度カットされているそうですが、
いま残されているのは、どの状態のものなんでしょうか?
このへんの事は「紀子」さんがお詳しいですか?
48の名無シネマさんは現代劇の方が良いとおっしゃられてますが、
私は甲乙つけがたいです。
阪妻の殺陣の凄さ!
特に「雄呂血」は、話と言い、撮影と言い、殺陣と言い、素晴らしいです。
55名画紹介 七五調 7:02/01/04 13:43 ID:Gjy6K/RB
「アデルの恋の物語」

 ここは北米 ハリファクス フランスからの船の旅
 ひとり降り立つ 美女ひとり 名前はアデル いちずな女
 捜す相手は イギリス中尉 固い契りを 交わした相手
 早く見つけて 約束どおり ふたりで幸せ つかみたい

 アデルの父は 文豪の ビクトル・ユゴー その人なり
 心配しないで お父さん 私は 元気でやってます
 中尉と私の 結婚を 認めてください お願いです
 文豪ゆずりか アデルの手紙 自分の理想と空想を
 手紙に託して 書きつづる もはや現実目もくれず
 中尉に 逢いたい 想いはつのる

 アデルが通う文具店 店員、アデルに 好意を寄せて
 なんとか注意を 引こうとすれど 恋は盲目 悲しいことに
 アデルは まったく見向きもせずに ひたすら中尉を追うばかり
 ついに中尉と再会すれど しょせん男の 一夜の遊び
 アデルの想いも 分からずに 冷たくその地を去っていく

 アデルは中尉の 後を追い 南の島へ 旅立つが
 すでに理性を 失って 乞食のような 格好で
 あわれ彷徨(さまよ)う 南国を 見るに見かねた 現地の女
 故国の家族に 手紙を出して やっと故郷の フランスへ
 正気に戻らぬ ユゴーの次女は 静かに母国で 余生を終える

 いちずな恋に 生きようと アデルは フランス発つ前に
 まだ見ぬ異国の 方角の 水平線見て 誓いを立てる
 いかなる困難 あろうとも 私はきっと やり遂げる

 イザベル・アジャーニ まだ二十歳(はたち)
 狂気の恋に憑かれた女 アデル・ユゴーを 演じきる
 名匠 トリフォー監督の 色彩映像 美しく
 あわれで哀しい アデルの恋は 実話の 恋の物語
56孫 梧空:02/01/04 14:38 ID:ByFZgpjQ

        明けましておめでとうございます

大晦日か元旦か忘れましたけどケーブルテレビで「ビューティフルライフ」観ました。
どうもイタリア映画というと物哀しいのに当たってしまいます。親父の明るさがとっ
ても優しく、哀しい映画でした。私も二人子供がいるのであの“必死さ”分かるよう
な気がします。なかなかあのような真似は出きる物ではないと思わされました。
57名無シネマさん:02/01/04 15:15 ID:OlBZQKrp
12人の怒れる男って舞台劇みたいな感じと聞きましたが
実際どうなんでしょう?
58クルーゾー:02/01/04 15:40 ID:2hm/JE9m
まぁ、舞台劇のようなものだと思います。
ほとんどが陪審員室の中での会話劇ですから。
隣接のトイレもちょっと出てきますが・・・

もともとはTVムービー用だったと思いますが、
後に実際舞台でも上演されていると思いますし、
日本でも舞台化されていたと思います。
三谷幸喜の「12人のやさしい日本人」???というのもありましたね。
こちらは舞台でも上演されてましたし、映画にもなりました。
59:02/01/04 16:47 ID:lUbvGZ9q
>>51(今年からこんなんも覚えました)スモーキーさん
こちらこそ、宜しくお願い致します。
「翼よ!あれが巴里の灯だ」のエピソード、知らない知らない、全然知らない。
でも出発前の方は、見ず知らず娘さんとは、リンドバーグも・・・まぁそこは
上手く処理したとしたら、いいラストですね、痺れますね。でも充分にいい映画
でした。
もしそのラストであれば、ロッセリーニ監督の「戦火のかなた」の第三話と、
状況は違うけど、似ている感じがしますね。
60:02/01/04 19:51 ID:35pmyfNQ
>>51 スモーキーさん
今日は朝から思いっきり忙しく、何とか空いた時間にレスしようと思ってあせっ
たので、いい加減なレスになってしまい、すみませんでした。でもう一度

「翼よ!あれが巴里の灯だ」そんなエピソードがあったのですか、全然知らなか
ったです。
でもなんぼなんでもレストランの看板ウエイトレスが、いかなる事情があろうと
見ず知らずの男に・・・とリドバーグも「あぁ、そうですか」とは言い難い。
その処理を不自然でなく出来たら、ワイルダーが考えていたラストはいいと思い
ますね。
もしそのラストであれば、ロッセリーニ監督の「戦火のかなた」第三話
マリア・ミキが身を落とした娼婦を演じる話と、状況はかなり違いますが、
似ている感じがするのです。

>>53 紀子さん
大阪で「素晴らしい哉人生」どうしたら観られるんでしょうかねぇ。

>>54 クルーゾーさん
こちらこそ宜しく、お願い致します。

俺は30年間くらい元旦は花園へ「高校ラグビー」行くんですが、ラグビーも
映画同様に古い時代のラグビーが好きで・・・映画もラグビーも昔の方がコク
があるようで。(古いラグビースレ見つけたんですよ)
以前は元旦は「高校」、2日「社会人」3日「高校」と隔日に開催されていま
した。決勝は高校、大学、社会人で6〜8日くらいにあったと思います。
1月15日に学生×社会人の「日本選手権」ありましたが、最近は日程がころ
ころ変ってしまって、詳しくは知りません。関係ないレスすみませんでした。
61:02/01/05 11:01 ID:NkoWLNBl
>>54 クルーゾーさん
「無法松の一生」何か色々な感想で面白そうですね、連続で観ようとしたら
3時間ちょっとですね、なかなか時間がないので残念です、早く観たい。

>>55 名画紹介 七五調さん
「アデルの恋の物語」は未見なんですが、俺えらい勘違いしてました。監督は
トリュフォーでしてか、どういう訳かベルイマンだとばかり思っていました。

この映画はストーリーだけは知っているのですが、より解りましたね、又観たく
なるじゃありませんか、まだ「無法松・・」も「ジャコ万・・」も観ていないの
に、でもどんどん楽しみが増えてきました、ありがとうございます。

>>56 孫悟空さん
おめでとうございます。孫悟空さんちケーブルTVあるんですか、いいっすね。
イタリア映画は、物悲しい映画が多いみたいですね。
62シネマ三四郎:02/01/05 11:27 ID:Gz2MGGF+
>>54 クルーゾーさんへ。
ロジャー・コーマンの件、ありがとうございます。
しかしクルーゾーさんは情報通ですね。こんな話題どこから仕入れるのですか?

>>51 スモーキーさんへ。
「翼よ!あれが巴里の灯だ」のエピソードですが、私も初めて聞きました。
そのシーン、見てみたいような気もしますが、
やはりあの映画の雰囲気には合わないと私は思います。

それはそうと、この映画、リンドバーグが飛び立った後の演出が見事ですよね。
“ハエ”と“鏡”を大変うまく劇中にとり入れていますね。

あと「無法松の一生」ですが、
稲垣浩監督は軍の検閲カットが本当に悔しかったのでしょうが、
私としては、あの“告白シーン”は、ない方がいいような気がします。

最近の映画では“完全版”だの“デレクターズ・カット版”だのと、
二通りの作品を見せられて戸惑うことが少なからずあります。
最も考えさせられたのは、「ニュー・シネマ・パラダイス」です。
短縮版と完全版では、見た後の余韻がかなり違ったものになってしまいました。
63孫 梧空:02/01/05 12:00 ID:NhQRF3UH
>60,61 1さん
私もアホ兄の所為で22〜23年位前から11年位前迄「花園」で正月を迎えていました。
ラグビースレには私も行っているのですが同じスレなんかな?私はどこでも孫 梧空
で出ています。

この冬休みを利用して今までお勧めして頂いた映画を観ようと計画していたのですが
結局一つも観れませんでした。これからは定休の日に少しずつ観ていこうと思います。
年末に“TSUTAYA”が近所に出店したので今までよりは探しやすくなると思います。
“Quaderno della vecchia cinema”にも作品がたまっていくばかりです。
64:02/01/05 15:28 ID:HDu4yyN5
>>62 シネマ三四郎さん
「翼よ!・・・」の『はえ』は上手いですね、全然不自然じゃなかった。
やはり一流の監督というのは違うものなのですね。

それにしてもクルーゾさんだけじゃないです、シネマ三四郎さん、116さん、
紀子さん、スモーキーさん、他の皆さんの知識には吃驚仰天ですよ、俺はレス
読むのが、楽しみで楽しみで、作品の事、俳優の事、その他の色々な事教えて
頂きましたよ。

>>63 孫悟空さん
先ほど、ラグビーレスに孫悟空さんの名前があったので、もしやと思ったので
すが、びっくりしました。奇遇ですね。でもラグビーの話は向こうで又

近所に「TSUTAYA」出来たのですか、良かったですね。この間俺も最寄の「TSUTA
YA」へ行って確かめたのですが、リクエスト出きるようです。1〜2週間後に
リクエストコーナーの掲示板に自分の出したリクエストの結果が張り出されるよ
うです。
65名無シネマさん:02/01/05 16:19 ID:KJKQ89yj
ジョゼッペ・トルナーレの新作って、なんてタイトルなんでしょうか?
この人の作品、大好きです。
教えてください。
66名無シネマさん:02/01/05 16:25 ID:kuPASQF5
>65
マレーナ?

誰か>56に「それを言うなら『ライフイズビューティフル』やろ!」
って突っこんであげて下さい
(「ビューティフルライフ」はキムタク&常盤貴子のTVドラマ)
6765:02/01/05 16:30 ID:KJKQ89yj
>66
ありがとう
これから劇場公開なのかしら?(無知識すまん)
6848です:02/01/05 16:32 ID:R+yVdqKb
「無法松」について、みなさんのご意見が拝読できて
大変嬉しいです。
こちらの方々はなんとなく洋画専門、という感じがしておりましたので・・・。
シネマ三四郎さんのおっしゃるとおり、確かに
最後の告白シーン、ないほうが映画的には余韻があってよかったかもしれませんね。
太鼓からいきなり回想シーン(しかもながい)に移るので
唐突な感じがしてしまうのですが
ここをもうすこしうまく編集すればかえって完成度が高くなっていたかもしれません。
ところで、あの「奥さん」役の園井恵子って
もしかしたら丸山定夫と同じく、たまたま広島で巡業していて
被爆して亡くなった方ではないでしょうか?ちょっとうろおぼえですが・・・。
清楚かつ気品のある雰囲気が大変すてきな方でしたのに、残念です。
69シネマ三四郎:02/01/05 17:21 ID:Gz2MGGF+
>>67 65さんへ。
ジョゼッペ・トルナトーレ監督の「マレーナ」は、昨年公開済です。
もうビデオが出てると思いますが。

>>68 48さんへ。
「無法松の一生」は阪妻版・三船版のほかに、大映の勝新太郎版もありましたね。
それと東映の三國連太郎版もあるそうですが、私はこの三國版のみ未見です。
見ておられたら、ぜひご感想をお願いしたいのですが。
70:02/01/05 17:57 ID:Yt+J6Wau
>>66
そうだったんですか、俺は最近の映画知らないから「ビューティフルライフ」と
言うイタリア映画あると思っていましたよ。次に孫悟空さん見たらびっくりする
やろな。

>>68 48さん
洋画、邦画何でもありですよ、これからもどんどんお願いします。

丸山定夫って名前だけ薄っすらと記憶がありますが、そんな事件があたんですね。

俺はまだ映画観てないのですが、写真で園井恵子見ただけなんですが、男なら誰
でも好きそうな、控えめで賢く上品な感じが写真からでも解りました。
7168です:02/01/05 22:46 ID:Ce6SyG+a
>シネマ三四郎さん
うーん、実は私はあの二本しか観ていないので、
一度「勝新版」を観てみたいと思っていたところでした。(笑)
三隅研次監督をはじめいい大映スタッフが揃っているようですので
期待はしているのですが、
すみません、逆にお伺いして恐縮ですが
勝新版は他の二本と比べていかがでしたか?

>鈴木清順
実はあまり私の好みではないのですが
「けんかえれじい(の前半)」「殺しの烙印」は大変面白いと感じました。
でも、「陽炎座」は、最初の10分でリタイアでした。(笑)
映像的には面白いと思うのですが、ずうっとあの調子なので
すぐにあきてしまって・・・。
鈴木清順って、ファンからは絶大な支持があるようですが。(ほんとかな)
72名無シネマさん:02/01/06 00:21 ID:Ewqn92M9
ワルシャワの柔肌っておもしろいですか?
73孫 梧空:02/01/06 01:25 ID:pVtKc5vn
>66さん
そうそう「ライフイズビューティフル」やった。えらいすんません。
素人やさかいよう間違えますねん。
74孫 梧空:02/01/06 01:37 ID:pVtKc5vn
>69 シネマ三四郎さん
仮面の忍者「白影さん」版もありませんでしたか?(テレビのシリーズで)・・・んっ、
勝新のテレビシリーズやったかな?それとも別の役者?・・・・・分からなくなってきま
した。

明日休みなのでこれからテープに録画した映画を観ま〜す。
75スモーキー:02/01/06 02:34 ID:/cfr+zX8
1さん
「翼よ〜」で2度もレス頂戴して恐縮です。
リンドバーグと娘のくだりですが、ワイルダーのことだから
観客が納得できるような妙案を持ってたんでしょうね。

シネマ三四郎さん
「翼よ〜」は長いこと観てないので記憶があやふやですが、
鏡は出発前にたまたまそこにいた娘からもらうコンパクト
か何かでしたっけ。(↓記憶が確かなら)
帰り道で娘が化粧直ししようとして、鏡をリンドバーグに渡した
ことに気づき、ふっと微笑むようなシーンが好きでした。

「無法松〜」43年版、けっこう綺麗にまとまってて俺も好きです。
48さんの指摘された、最後の編集云々、激しく同意です。

48さん
気になったので園井恵子さん調べてみましたが、
おっしゃるとおり、さくら隊の一員として広島で巡業中に
被爆して亡くなってありますね。
原爆投下当日は無傷で、家族に無事を伝える手紙を書きますが
その後被爆の影響が出て2週間くらいで...。
なおこの悲劇は映画「さくら隊散る」で忠実に再現されいる
ようです。
76:02/01/06 12:10 ID:jBY/dSA8
>>72さん
「ワルシャワの柔肌」は題名を知らなかったです、ごめんなさい。

>>75 スモーキーさん
「翼よ!・・・」ワイルダーなら当然観客が納得するような妙案持っていたんで
しょうね、急にそっちの方も観てみたいですね、原版を観ている事を前提に
どう処理をしたのかを観たいですね、そして「上手い」と感心したいですね。

ありました、ありました、そのシーン、娘さんがリンドバーグに鏡を渡した事を
忘れて化粧直しをしようとする場面、凄く微笑ましい場面良かったですね。
77スモーキー:02/01/07 01:14 ID:0ofaQ9ZA
1さん
良かった、安心しました。
最近は記憶に頼ると嘘っぱち発言になることがあるもんで。
以前も「五番町夕霧桜」「デリンジャー」で記憶違いしてます。
前々スレで「絹の靴下」シド・チャリシーのボクシングジムの
ダンス云々書いてますが、これは明らかに「いつも上天気」
の間違いだということは秘密ですw
昨日はNHKで録画しといた「鍵屋の辻」観ました。
黒沢のシナリオと森一生の演出が旨く噛み合わず
サイドブレーキを引いたまま走る車のような
ぎくしゃくした感じを受けました。
78:02/01/07 12:36 ID:MdbaPinL
>>77 スモーキーさん
記憶違いもいいじゃないですか、俺なんぞは記憶違いのオンパレードで・・・

「鍵屋の辻」は録画し忘れてしまいました。森一生監督と言うのは「悪名」や
「兵隊やくざ」の監督をしていた人でしたね。

「サイドブレーキを引いたまま走る車のような、ぎくしゃくした感じ」
上手い表現ですね、俺は情けない程、語彙や表現力がないので、いつも「面白い
面白くない」くらいしか表現出来ないので、ここで聞いた皆さんの表現を何かの
機会に使わせて貰おうと密かに思っているのですよ、上手い表現が多いのですよ。
早速、この表現も頂きですね。

この前、家から遠いので行かなくなった、以前よく通っていたビデオ屋さんに
行ったのですが、この店は1階、2階の構成で以前は1階の奥にかなりのスペー
スをとって「名画コーナー」があたったのですが、この度行くと2階に配置換え
になっていて、スペースも以前の半分くらいになっており、まして横にアダルト
コーナーがあるという情けない状態になっていました。前から顔見知りの
店員さんに話を聞くと「回転の悪い商品は店主の意向で撤去しました」との事、
折角、このスレで聞いたタイトルを色々借りようと意気込んで行ったのに、結局
何も借りる作品がなく、すごすごと帰って来ました。
そこの店へ行けば、廃盤やら新作やら、ビデオ発売されている作品は大方揃った
のに、残念です。やはり古いビデオ借りる人少ないんでしょうね。
79シネマ三四郎:02/01/07 13:06 ID:IM0tSKYr
>>71 68さんへ。
「無法松の一生」の勝新版は、勝新はそれなりに熱演していましたが、
やはり稲垣浩監督の前2作には及ばないと私には感じられました。

>>74 孫梧空さんへ。
「仮面の忍者/赤影」の白影役は、牧冬吉さんですね。
「隠密剣士」の霧の遁兵衛役もこの人でした。彼の「無法松〜 」というのは、
ちょっと記憶にないのですが、あるとすればTV版だと思いますが。
80クルーゾー:02/01/07 13:25 ID:/kXk3o98
>1さん
その「撤去された」名作ビデオ群はどこへ行ってしまったんでしょうね。
捨てはしないと思うんですけど・・・
やはり中古ショップでしょうか?
となると、そのショップを教えてもらえば、安値で買えるかもしれませんね。
私の家の近所のレンタルではクラシックムービーはお寒いばかりです。
ですから、最近はその手の映画は
ブックオフなどの中古販売店で見つけたら購入するようにしてます。
まぁ、めったに出会う事はありませんが・・・
昨日は久しぶりにツタヤに行ったんですが、DVDが増えていたのでチェック。
フェリーニの「カビリアの夜」(13分追加版)と
「魂のジュリエッタ」があったので、どちらか迷った末に
「カビリアの夜」を借りました。
早速観たんですが、コタツに入って観るとダメですね。
途中でうつらうつら。どこまで見たのかさえはっきりとは・・・

>シネマ三四郎さん
皆さんに褒められるほど情報通ではないですって!
恐縮しちゃいますよ。
「羊」の方は「映画秘宝」という雑誌で知りました。
で、顔は知ってたので、「GFU」を観た時に(あれ?)と思った次第です。

いま、DVD情報を見てたら、2月にカール・ドライヤーの作品が出るようです。
でも1枚4700円、高いなぁ。
「あるじ」「吸血鬼」「怒りの日」「ガートルード」あと1作あったような??
ドライヤーではないですが、
フレデリック・マーチの「ジキルとハイド」なんてのも。
81:02/01/07 14:29 ID:nTq6mJgU
>>80 クルーゾさん
「撤去されたビデオ」、以前は回転の悪いビデオは『倉庫』と呼ばれている所に
保管していて、お客様の要望で(3〜4本まとまれば)捜してくれて次回の来店時
に借りるシステムでした。俺はこれのお蔭でかなりの映画を観る事が出来たので
すが、特に「紳士同盟」「群衆」などは大昔の紙のパッケージで埃まみれ、
「何でも鑑定団」に出してもおかしくない代物でした。
そんでもって俺も、ひょっとして安く手に入るかも知れないと助平根性を出して
「撤去したビデオ売って貰えないんですか」と聞いたんですが、返ってきたのは
「もうありません」の冷たいお言葉、すごすご帰った次第です。

実にくだらない質問なんですが、俺はパソコンの事疎くて恥ずかしいのですが、
今のパソコンに標準装備で付いている『DVDーROM』があれば、市販やレンタルの
DVDはパソコンで観れるのですか??
82シネマ三四郎:02/01/07 14:33 ID:IM0tSKYr
「無法松の一生」を検索していたら下記の情報が眼に止まりました。
ビデオも販売されているようです。ご参考までに。

http://member.nifty.ne.jp/videopress/muhoumatu.html
「白井佳夫の映画『無法松の一生』完全復元パフォーマンス」
8371です:02/01/07 15:03 ID:9yhMG4oj
>スモーキーさん
園井恵子の情報、ありがとうございました。映画化までされているとは
知りませんでした。
監督・脚本は進藤兼人のようですね。うーんなんとなく雰囲気がわかるような気がします。
>1さん
森一生監督は、基本的には時代劇が主の方ですが
私の好きな作品は「ある殺し屋」(市川雷蔵主演)です。
これは森監督の乾いた感じの演出がとてもモダンで、しかも宮川一夫のカメラと
ぴったりマッチしているので、これはお勧めできる作品だと思います。音楽もよかったし。
>シネマ三四郎さん
勝新版「無法松」、お答えいただきありがとうございました。
うーん、想像するかぎり、三隅監督って、情感を出す演出があまり得意でないようなので
おっしゃることがとてもよくわかる気がします。
84:02/01/07 17:31 ID:SeOXnfmf
>>83 71さん
森一生監督は前スレで「悪名」「兵隊やくざ」シリーズの時に、田中徳三監督と
一緒に憶えました。以前にも多分出てきたのですよ「ある殺し屋」何か面白そう
ですね、これはビデオ屋さんに確かあったと思うので今度行った時に、借りて来
ます。
俺はカメラの事は全然解らないのですが、宮川一夫の名前だけは知っています。
黒澤作品や小津作品を観ても、よく出てきますね。
名前を憶えたての頃は、映画のクレジットいうんですか、それに宮川一夫が出てき
たら嬉しくなって「カメラ宮川一夫よしよし」と何が「よしよし」か解りません
が、思ったものです。
85ホリヰ:02/01/07 21:48 ID:Crp9HfTm
森一生は「大魔神」もお忘れなく。
86紀子:02/01/07 23:29 ID:JM/Tqu2n
>>85
それは3作目の「大魔神逆襲」でしょ!
87クルーゾー:02/01/08 13:26 ID:dRY1IlZg
昨晩、本を読んでいたら、
先日放送された「鍵屋の辻」について書かれてありました。
何でも、当時はまだ講談で広まっている荒木又右衛門に人気があったので、
いくら史実通りだからと言って、
2人しか殺さなかった荒木にお客さんが納得しなかったようで、
入りが悪かったそうです。
当時はまだ、チャンチャンバラの36人斬りの方に人気があったようです。

本を読んでいると、友人から電話が。
「荒野の七人のDVD買ったぜ。」とのこと。
何をいまさらと思ったら、なんでも吹替えがきちんと入っているそうです。
(それが?)と思われるでしょうが、
昔の映画がビデオで出たときは吹替え版というのは作ってないんです。
テレビで放送されたものはカットされているので、
今DVDを出すとなると完全な吹替えがいれられないので、入っていないんです。
ですから、古い映画のDVDに吹替えが入るのはごく稀なんです。
で、探してみると「十二人の怒れる男」も
古い声優さん達の吹替えでDVDが出ているようなので、
友人に買わせようと思ってます。
88スモーキー:02/01/09 02:55 ID:2NkLFTWV
クルーゾーさん
「鍵屋の辻」の冒頭がその36人斬りを再現する場面、
本編とは切り離した架空の出来事として紹介してましたね。
いかにも嘘臭い絵空事のような36人斬り(無論それを意図した演出)
が皮肉めいており面白かったです。
89クルーゾー:02/01/09 17:24 ID:2gaMMOKC
昨日、今日と1さんいらっしゃらないですね。
定休の木曜日じゃないのに。
お仕事が忙しいのかな?
それとも、安いビデオを買いにサティに並んでるのかな?
お体の調子を悪くされたので無ければいいんですが・・・

>スモーキーさん
「鍵屋の辻」
そうですね。初めはいきなりかよ!と思い、ビクーリしました。
90名画紹介 七五調 8:02/01/09 17:42 ID:bQWtbUGp
「邂逅(めぐりあい)」

 ヨーロッパからアメリカへ 豪華船での 海の旅
 乗り合わせたのが運命か 恋に落ちた男と女
 男はミシェルで 女はテリー 二人は共に婚約中
 船を降りれば待つ人が 悩む二人は契りを交わす

 半年経ったらまた逢おう 愛情さめずにいたならば
 過去が精算できたなら 落ち合う所はエンパイア・
 ステートビルの展望台 地上で最も高い場所
 二人の門出は天国に 一番近い摩天楼

 プレイボーイを返上し ミシェルは画家で身を立てる
 テリーも婚約解消し 指折り数えるその日まで
 ついに契りの時は来た 同時に運命決める日が
 急ぐテリーに廻りは見えず 迫る車が彼女をはねる
 そうとは知らぬミシェルはひとり 嵐の中を待ちわびる

 あわれテリーは車椅子 ミシェルに知らせず日は過ぎる
 ミシェルはいまや人気画家 テリーをモデルに描いた絵は
 見るのもつらいと画商に頼み 見知らぬ女性へ譲ってしまう

 数ヵ月後のクリスマス 捜しにさがしたテリーの自宅
 ミシェルは訪れ 彼女をなじる 信じた僕が馬鹿だった
 テリーの足には気付かずに 別れの言葉で立ち去る時に
 眼に止まったのは 奥の部屋 壁に架かったその絵こそ
 貧しく足が不自由な 女性に譲った僕の絵だ

 ミシェルの瞳に涙が光る 愛しいテリーを抱き寄せて
 どんな姿になろうとも 僕は愛する君だけを
 あなたが画家になれたなら 私も歩ける日が来るわ
 外には雪が降りしきる うれしいイブの めぐり逢い

 シャルル・ボワイエ アイリーン・ダン
 美男と美女の名演で 泣かせる演出 レオ・マッケリー
 すれ違いのメロドラマ 恋愛映画の古典なり
91名無シネマさん:02/01/10 16:26 ID:aDmZA7eu
>名画紹介さんへ
私の好きな映画を
こんな「七五調」にしたら怒りますよ。
92名画紹介 担当者:02/01/10 17:20 ID:DW2gdqyx
>91 すみません
93クルーゾー:02/01/11 08:24 ID:UEoXEteo
もう2月のBS2の放送予定が出てました。

2月は初物は少ないようです。
チェックしたいのは、
「野バラ」と「ほがらかに鐘は鳴る」。
「野バラ」は前に放送した時に設定時間をミスして尻切れトンボになってたので
「ほがらか・・」の方は「野バラ」の続編のようなので。
「ビアンカ」というのも観たこと無いなぁ。
あと「アンジェリーク」というも気になるが、これはTVムービーかな?
94:02/01/11 12:09 ID:GFlq2bkc
>>89 クルーゾさん
クルーゾーさんすみません、滅多にない事なんですけど、仕事忙しかったのです。
俺の仕事は2ちゃんねるするには、もってこいの仕事なんですけど、間違ったよ
うに一日中忙しい事があるんですよ。

>>90 名画紹介 七五調さん
「邂逅」好きな映画なんですよ、想い出しますね読んでいると。最後にシャルル・
ボワイエが自分の絵を見つける場面なんか、何回も見ているのに泣いてしまい
ます。「めぐり逢い」のケーリー・グラントもデボラ・カーも良かったけど、
シャルル・ボワイエ、アイリーン・ダンのコンビの方が俺は好きです。

>>91
そうですか、俺は好きだけどなぁ。

>>93 クルーゾさん
「野バラ」は「菩提樹」みたいなドイツの音楽映画でしたか、ウィーン少年合唱
団なんかのでしたかね、俺が小学校の時に学校からか、親に連れられてかは忘れ
ましたが、確か当時観たと思います、どえらい昔の話です。

水曜日の晩に市川雷蔵の「ある殺し屋」をビデオ屋さんに借りに行きました。
いささか酔っていてビデオ屋さんの閉店時間ぎりぎりに入店したのですが、
「ある殺し屋」のタイトルが思いだせず、閉店時間も来たので「安城家の舞踏会」
と「お早よう」を借りてきました。

「安城家の舞踏会」(監督・吉村公三郎)
いやぁ、面白かったです。滝沢修は貫禄ありますね、本当の華族の雰囲気があり
ましたね、逢初夢子もとても感じが出ていて良かったですね。森雅之も独特の味
を出しており素晴らしかった、それと吃驚したのは執事役の殿山泰司もいつもの
胡散臭さは微塵も感じず、ずっと勤め上げた執事を好演していました。
原節子はいつもの原節子でしたが、華族の気品がありました。
神田隆しには驚きました、あまりの若さと細さに、でも演技が大仰すぎたように
思ったのですが、もう一つ津島恵子は頂けなかった、田舎のオネーチャンの感じ
で「七人の侍」の純な可愛さもなかったです。
舞踏会のシーンは「舞踏会の手帖」などと比べると悲しいくらいに貧相で、
やはり日本映画で舞踏のシーンは無理があるかと・・・

「お早よう」(監督・小津安二郎)
正直に言うと今まで観た小津作品の中で一番面白くなかった。出演者のクレジット
でいくと、佐田啓二と久我美子が主演と思っていましたが、別段そうでもなく、
下町の井戸端会議のような映画でした。まぁそれはそれで楽しめたのですが

でも杉村春子はいつも上手いですね、それと杉村春子の母親役の三好栄子は豪快
でした、あの面相でドテラなどを着てぴったりの役でした、そう言えば三好栄子
は小津作品、黒澤作品によく出演していますね、「新・夫婦善哉」でも淡島千景
の母親役も適役でしたね。
「安城家の舞踏会」で古参執事役だった殿山泰司は案の定、胡散臭い押し売りの役
で、こちらの方が殿山泰司らしくホッとしましたよ。
大泉晃の嫁さん役の泉京子は、なかなか綺麗な女優さんでしたね。

この映画に出演していた長岡輝子、三宅邦子、高橋とよ、桜むつ子、田中春男、
東野英治郎、菅原通斎等、この頃の役者は皆ないいですね。
95シネマ三四郎:02/01/11 12:34 ID:StTxu9cc
>>93 クルーゾーさんへ >>94 1さんへ

BS2の「野バラ」が、1さんの言われる通りウイーン少年合唱団の
「野ばら」だとすると、懐かしいですね。「菩提樹」もよかったけれど、
私はショーン・スカリーが主演の「青きドナウ」という映画が記憶に残っています。
大事な公演の直前に主人公がなんと声変わりしてしまう、というストーリーでした。
ディズニーの「ピーターパン」との2本立てで見た記憶があります。

そのショーン・スカリー少年ですが、
「王子と乞食」という映画でも一人二役の主人公を演じていたと思います。
マーク・トウェン原作のこの物語はマーク・レスターも演じていますが、
戦前にも何度か映画化されているようですね。
96:02/01/11 17:05 ID:IWSrF1LV
>>95 シネマ三四郎さん
「青きドナウ」そうです、そうです。「菩提樹」と一緒に思い出そうとしたのに、
どうしても題名が出て来なかった。併映の「ピーターパン」は忘れていました。
「青きドナウ」は懐かしい、そうそう声変わりするんでしたね、これもウィーン
少年合唱団でしたよね。
これは忘れもしませんよ、小学校の高学年の時、年に2回親に連れられて
大阪梅田でディズニー映画を観て、帰りに「不二家」でショートケーキ食べさ
せて貰うのが凄く楽しみだったので、憶えているんですよ。
97紀子:02/01/12 10:31 ID:wGTa5E50
「マレーナ」なんか女性の艶っぽいところしか価値のない映画だけど、イタリア公開版には
あったシャワーシーンのヌードが日本公開のインターナショナル版ではバッサリカットされて
いたので、殿方はこの映画の数少ない楽しみ方が減ってかわいそうね。
98紀子:02/01/12 10:35 ID:wGTa5E50
それに森一生っつうたら「薄桜記」の名をなぜ誰も挙げないの?
キャリアが古いだけで演出はドン臭い森一生(後輩の三隅研二と比べても
カットとカットの緊張感がゆるい)の「ある殺し屋」と並ぶ、いやそれ以上
のまれなる傑作を!
99紀子:02/01/12 10:47 ID:wGTa5E50
新興キネマ時代の森一生のドン臭さや、戦後すぐの大映作品(「私の名は情婦」「山猫令嬢」あたり)
のトロさはどうもねえ。まあ、映画史的には「ステラ・ダラス」の翻案となる「山猫令嬢」によって、
日本に三益愛子の母ものというジャンルを定着させたわけだけど、「森一生映画旅」なんて山根&山田
コンビがインタビュー本を書くような一流監督ではないわよね。逆に三隅は「剣」という評伝が出てる
けど、これが間違いだらけで手抜きの本で・・・鬱だわ。
100紀子:02/01/12 11:01 ID:wGTa5E50
ついでだから100ゲット!
フォローしておくと、森一生でも「ある殺し屋」や「薄桜記」ほど例外的な傑作ではないにしろ、
いい映画もあると思うわ。「若き日の信長」「不知火検校」「怪談・蚊喰鳥」「忠直卿行状記」
「新悪名」「続・座頭市物語」なんかね。勝新ものは田中徳三と比べてもやや劣るけど、まあいいん
じゃないの、この3本は。雷蔵との作品がいいのが多いわね。大映末期の峰岸徹主演のアクションもの
はもう退屈で(全然フォローになってないか)。
黒澤脚本では「敵中横断三百里」もあるけど、これも今イチだったわね。
101シネマ三四郎:02/01/12 11:28 ID:CKZ1Ado/
>>99 紀子さんへ。
三益愛子の母物映画は「ステラ・ダラス」がルーツだったんですか。
ついでに紀子さんにお伺いしたいのですが、
「ローマの休日」を翻訳した日本映画があるという話を聞いたことがあり、
むかしテレビでも見たような気がするんですが、ご存知ですか?
102紀子:02/01/12 18:06 ID:Olmctj6N
>>101
「ローマの休日」そのまんま翻案したというのは知らないわ。殿様やお姫様が城を抜け出して云々という
映画は山のようにあるし。現天皇が学習院を抜け出して銀座で学友たちと遊ぶという「孤独の人」という
映画もあるけど、あれは実話の映画化だしね。有名な皇太子銀ブラ事件ね。

今、パッと思いつくのは外国映画のパクリは、
「カサブランカ」→「夜霧よ今夜も有難う」
「望郷」→「赤い波止場」→それに「勝手にしやがれ」をプラスして→「紅の流れ星」
「道」→「硝子のジョニー・野獣のように見えて」
「現金に体を張れ」→「拳銃残酷物語」
「ボレロ」→「鶴八鶴次郎」(川口松太郎の小説)→「鶴八鶴次郎」(成瀬巳喜男)
「嵐の孤児」→「阿片戦争」
「影なき男」→「昨日消えた男」(マキノ正博版)→「影に居た男」(マキノ正博)
「オーバー・ゼ・ヒル」→「戸田家の兄妹」
「明日は来たず」→「東京物語」
「スミス都へ行く」→「浦島太郎の後裔」(成瀬巳喜男)
「或る夜の出来事」→「恋愛修学旅行」(清水宏)ほか多数
「グランドホテル」→「雁太郎街道」(山中貞雄)ほか多数
「気狂いピエロ」+「第三の男」+「HELP! 4人はアイドル」→「進め!ジャガーズ敵前上陸」
「手錠のままの脱獄」→「網走番外地」
「大いなる西部」→「網走番外地・荒野の対決」
「駅馬車」→「網走番外地・北海篇」
モーパッサンの小説「脂肪の塊」→「駅馬車」(ジョン・フォード」と「マリヤのお雪」(溝口健二)
「悪徳刑事」→「親分(ボス)を倒せ」
ロスタンの戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」→「シラノ・ド・ベルジュラック」(ホセ・ファラー主演)→「ある剣豪の一生」(三船敏郎主演)→
「シラノ・ド・ベルジュラック」(ジェラール・ドパルドュー主演)
シェークスピア→無数(「マクベス」→「蜘蛛巣城」、「ハムレット」→「炎の城」など)
「世紀の楽団」→「嵐を呼ぶ楽団」など無数
「ムッシュ・イールの恋」(シムノン小説)→「パニック」(ミシェル・シモン主演)→
「その手にのるな」(高橋貞二主演)→「仕立て屋の恋」(ミシェル・ブラン主演)
「ウィリアム・テル」(戯曲)→「逆襲獄門砦」(内田吐夢)など無数

ピンク映画になると無数にあって、最近では池島ゆたか監督が名作パクリシリーズと称して、
「アメリカン・ビューティ」「東京物語」「鉄道員(ぽっぽや)」「シックス・センス」などを
ピンク映画にリメイクしているわ。


103シネマ三四郎:02/01/12 20:15 ID:CKZ1Ado/
>>102 紀子さんへ。

たくさんの映画を紹介していただき、本当にありがとうございます。
翻案ものって、なるほどたくさんあるものですね。
お願いついでに、
「モンテ・クリスト伯(岩窟王)」と「レ・ミゼラブル(ああ無情)」も、
邦画の時代劇映画版があると聞いたことがあるのですが、
教えていただければありがたいです。
よろしくお願いいたします。
104メイヤー:02/01/12 20:24 ID:ulg72OS5
「椿姫」の翻案も戦前に2作ほどありました。
1927年の日活版(夏川静江主演)、1932年の松竹版(栗島すみ子主演)です。
105メイヤー:02/01/12 20:28 ID:ulg72OS5
>>103 シネマ三四郎さん
「レ・ミゼラブル」翻案作品は
「噫無情」(1929 日活)
早川雪州主演の「レ・ミゼラブル あゝ無情」 (1950 東横)
があります。
106名無シネマさん:02/01/13 01:28 ID:X3qz8ope
みなさん、パソコンから接続なさってるだから簡単なことは自分で検索しましょう。
本当に分からないことを質問しましょう。たとえば映画史上最初のトーキーは、「ジャズ・シンガー」と言われてるが、
それはパートトーキーであって、では全編トーキー映画って何?とか、日本初のカラー映画は「カルメン故郷に帰る」と
いうのが定説だけど、それは国産初カラーの長篇劇映画であって、本当の意味での日本初のカラー映画は何?とか。
こういう質問って常識を疑うってことで、それこそネットじゃ分からないことだと思うけど。
107サーファー:02/01/13 01:49 ID:OzGvvQIP
半田 信さんのサイト『気になるページ』の「ハリウッド」からです。

最後に邦画とハリウッド映画の差がどこにあるかの私見を書いておきます。
ハリウッド映画の素晴らしいところは、ほんのちょい役、エキストラにも心憎い
粋なキャラの味付けをするところです。
そんな周りの彩りで主役達のキャラがなお一層引き立つ。

まだある。
ユーモアのセンスがまたダンチである。
観客を飽きささないように頃の良いところでウイット、ジョークをうまく利かす。
シリアスなドラマほどそれが冴えて、そのモチーフがなお一層際立つ。
邦画のシリアスドラマは、これでもか!と重たいまんま、そのまんま

ついでにもうひとつ、邦画はいつまでたっても演技過多ですね。
自然でない。
竹中直人なんか、以前の大河ドラマで『涙』と『鼻汁』と『ツバ』を同時に出していた。
こんなくさい演技ができる人が演技派らしい。

ちなみにビートたけしの映画の良いところは演技過多でないところだけです。
情けないが、邦画とハリウッドの距離はいつまでたっても平行線です。

http://www1.odn.ne.jp/~sin001001/newpage22.htm
108 :02/01/13 03:04 ID:Rrp8+zNe
ここの住人さんにとっては最近の映画(洋邦問わず)ってどうなんですかね。
やっぱオモシロクナイのかな。他スレでは散々厨房臭い熱い議論が交わされましたがw
109:02/01/13 12:04 ID:83FGBlQp
>>107 サーファーさん
俺の観た映画では、邦画とハリウッド映画での違いは大して感じなかったけど。
エキストラ云々にしても、それは映画によるんじゃないかな、俺の観た邦画では、
エキストラに至るまで細心の注意を払っているように感じたけど。

もちろんこの前観た「安城家の舞踏会」の舞踏シーンのように、伝統のない特殊
な場面においては、伝統のある欧米のシーンと比べると、エキストラ、その他に
において、見劣りはするけれど、通常のシーンではそのように感じた事はない
ですね。

演技過多においても、役者個人の問題で、邦画とハリウッド映画とは別問題と
思うのですが。

人が演技派と言おうが、イモと言おうとそんな事どうでもいいじゃないですか、
自分が好きならそれでいいし、他人がどう思おうと人それぞれですよ。

>>108
俺の場合は、面白い、面白くないより殆ど観てないですね。
何本か観た映画が面白くなかったので、それなら前に観た古い映画を再度観る方
が好きなのです。

ジェームス・スチュワートが凄く好きなのですが、西部劇があまり好きじゃないん
で、J・スチュワート出演の西部劇は殆ど観てないんです、ただそれだけです。

観たいものを観る、そうなると最近の映画より、古い映画になってしまうのです。

映画の優劣や好みなどは、あくまで個人の感性の問題で議論をする事ではないと
思うのですが。
110紀子:02/01/13 19:48 ID:FRDriZ2N
なんか程度が低くなってきてイヤになっちゃうわ。

そうねえ、吉村公三郎は、生方敏夫(カメラ)、新藤兼人(脚本)の黄金コンビの時代ってあったけど、
やはり近代映画協会を創立してからは、いいところを全部新藤に吸い取られたって感じがするわね。
吉村って基本的にコンテ主義で、構図とかバタくさいじゃない?
「暖流」では、高峰三枝子と水戸光子が喫茶店で会う場面で、片方を着物、片方を洋服、色は白と黒、
おまけに二人が飲むコーヒーのカップまで模様を変えて、対比させてるでしょ。キザよね。
「安城家の舞踏会」ではウィリアム・ワイラーがサミュエル・ゴールドウィンの下で撮った作品、つまり
カメラは必然的にグレッグ・トーランドなんだけど、それを真似して焦点距離の深いタテ構図で撮ってるでしょ。
拳銃が転がるところなんか画面をナナメにしてホントキザよね。それがまたいいんだけど、
近代映画協会以降の作品はそういうのが薄くなるわね。大映で撮った初カラー「夜の河」なんかずいぶん
キザな色の演出してたけど、同じ大映なら「偽れる盛装」の移動カメラとか「西陣の姉妹」の佇まいとか
よかったし、「地上」も捨て難いけど、松竹時代に比べるとやっぱり劣るわよね。
近代映画協会で撮った「足摺岬」とか「夜明け前」とか「襤褸の旗」とかどうして評価が高いのか
私には分かりませんね。誰か魅力を教えてください。
111紀子:02/01/13 19:50 ID:FRDriZ2N
訂正

× 黄金コンビ
○ 黄金トリオ
112紀子:02/01/13 19:58 ID:FRDriZ2N
全日本映画の7割以上は時代劇。そして時代劇こそ日本映画独特のジャンル。
つまり時代劇が苦手って人は、日本映画を分かってないってことよ。
全アメリカ映画の7割以上は西部劇。そして西部劇こそアメリカ映画独自のジャンル。
巨匠で西部劇を撮らなかったのは、キャプラとキューカー、ルビッチ、ワイルダーなど
数えるほどしかいないわ。俳優でも馬に乗らなかった名優はケイリー・グランドぐらい。
でも彼はイギリス人だし。つまり西部劇が苦手って、アメリカ映画の見る上で致命傷だと
思うんだけど。皮肉でもなんでもなくね。

それとマーロン・ブランドもデ・ニーロも十分クサいわよ。ジェーン・フォンダだって
「コールガール」で泣く場面で鼻水垂らしてオスカーもらったわけでしょ!
113名無シネマさん:02/01/13 20:11 ID:q0w9+Uec
キューカーは「西部に賭ける恋」を撮ってるよ。
西部劇がアメリカ独自のジャンルってことは、
マカロニ・ウェスタンもドイツ・ウェスタンも
全否定?
114紀子:02/01/13 20:46 ID:FRDriZ2N
スマソ。
ドイツやイタリアや日本(!)のウエスタンは、アメリカ映画への遥かなるあこがれでしょ。
じゃなければ、なんでレオーネはボブ・ロバートソンなんていう名前にしたよ。
「俺の故郷は大西部」って日活ウエスタンは、OK牧場の決闘の後日談なのよ。
独自のジャンルというのは、その国が本家というこという意味わかっていて、
イチャモンつけないでよ。
115紀子:02/01/13 20:51 ID:FRDriZ2N
日本では西部劇のパロディとしての日活無国籍アクション・ウエスタンであり、
マカロニ・ウエスタンはアメリカ映画を装うことで市場価値を高めようとしたのは常識でしょ。
116 :02/01/13 20:59 ID:AqKyP08P
盛り上がってまいりました。
117名無シネマさん:02/01/13 21:11 ID:CQjGN74Q
盛り上がりも結構だけど、難しい事わかんなーい。
ただ、キューカーの撮ったのは「西部に賭ける女」(60)
じゃないかな。
118名無シネマさん:02/01/13 21:21 ID:RTMPAh4F
日・独はともかく、マカロニは独自の発展をとげたからね。
そもそも「荒野の用心棒」は「時代劇」の翻案だし(最近では
黒澤時代劇は「時代劇」のジャンルに含まれない、といいはる
人たちもいるけど)。いずれにしても西部劇=アメリカ映画
っていう見方は、「アメリカ映画」って言葉が同義反復語で、
かつアメリカ映画=ハリウッド映画であった時代に固有のもの
なんじゃない?
119名無シネマさん:02/01/13 21:25 ID:7e+vwXb0
>117
キネ旬の人名辞典では「西部に賭ける恋」
になってるけど、間違いかな?
120俺も出てるぞノヴァロ:02/01/13 21:39 ID:CQjGN74Q
前にテレビで観たけど「女」の筈。
ALL CINEMA ON LINE でも「女」だし。
121名無シネマさん:02/01/13 22:02 ID:k9GneoG2
そうだね。テレビでは〜女だったね。
ちぇっキネ旬め。ちらっとみたらハスミも
〜恋って書いてやがる。
122名無シネマさん:02/01/13 23:03 ID:PrMOm5Ve
最終的には好みの問題と言ってしまうなら、なんでもそうだろ。
だから日本ではディベートが発展せず根回しと嫉妬とエセ民主主義がはびこる。
思想もイデロギーもクリティックもそれでは生まれない。
123名無シネマさん:02/01/13 23:04 ID:PrMOm5Ve
イデオロギーでしたね。逝ってきます。
124名無シネマさん:02/01/13 23:07 ID:AMaieNJk
>122
誤爆?
125名無シネマさん:02/01/13 23:13 ID:PrMOm5Ve
>>124
違うよ。自爆だ。
126名無シネマさん:02/01/14 10:15 ID:gn5mnMp1
ところで日本の資本で作られた作品ーーたとえばソニー(コロムビア)ピクチャーズの映画は、
ある意味でハリウッド映画=日本映画じゃないか、と。メジャースタジオの映画ではないけど
「ミステリートレイン」はJVC(ビクター)の映画だし、「スモーク」も日本の資金で作られてる
よ。映画の国籍が曖昧な時代に洋画も邦画もないんじゃない。それにアジア映画って「洋画」と呼ぶ
のはおかしいし・・・
127名無シネマさん:02/01/15 02:16 ID:Dgr+k8zt
さ、日テレで大脱走観ようぜ
128テイラー:02/01/15 02:32 ID:DKW7y2U1
最近の映画だけど、
『猿の惑星(2001)』
について聞きたいことがあります。
スレッドがあるならそこを教えてください。
ここで質問してもいいなら質問します。
誰か答えてくれ!
129名無シネマさん:02/01/15 02:38 ID:NfTVZPvn
130テイラー:02/01/15 02:42 ID:DKW7y2U1
>129
ありがと
131ホリヰ:02/01/15 08:41 ID:f8r9/FId
>>101
シネマ三四郎さま
>「ローマの休日」を翻訳した日本映画
それはズバリ「三大怪獣地球最大の決戦」です。
(冗談です。ラストがちょっと似ているだけ…)
132シネマ三四郎:02/01/15 09:46 ID:Q9nSvMOC
>>105 メイヤーさんへ。
ありがとうございます。早川雪舟の「あゝ無情」見てみたいですね。

>>131 ホリヰさんへ。
「三大怪獣地球最大の決戦」って、ゴジラ・モスラ・キングギドラの映画ですよね。
キングギドラから地球を守るために、いやがるゴジラとラドンをモスラが説得する
というストーリーでしたっけ。
ザ・ピーナツ扮する小美人が怪獣語(?)の同時通訳をする面白いシーンがありましたね。
東宝の怪獣ものはこの作品くらいから子供向けになっていったような気がします。
ところでラストのどのへんが「ローマの休日」?
133ホリヰ:02/01/15 13:32 ID:f8r9/FId
>>132
シネマ三四郎さんへ。
>ところでラストのどのへんが「ローマの休日」?
若林映子扮する架空国セルジナ公国のサルノ王女をボディーガードの刑事進藤(夏木陽介)
が空港で見送るシーンがほんのちょこっとだけ似ています。
まあ、そんなに似ているわけではないですが、明らかに「ローマの休日」を
意識した演出だと思います。
このシーンをラストに持ってきたおかげで、ゴジラとラドンはうっちゃらかされたまんま
映画は終わってしまいます。

どーでもいーけど、先日模型屋さんで鉄道模型のNゲージ用の縮尺(1/87)の
メルセデスベンツ220SE2を売っているのを見ました。
これって「三大怪獣…」のサルノ王女暗殺団一行が乗り回していた同じ型の車で
最後にはキングギドラが起こした山崩れでぶっ潰されます。
色も同じだったので、つい衝動買いしてしまいました。
高価でしたが、小さいながらも非常に良くできていて満足してます。
134クルーゾー:02/01/15 13:53 ID:nI6PO4yf
先週に借りたフェリーニ「カビリアの夜」をようやく観ました。
内容的に面白かったとは書けないのですが、
でもとっても良い映画でした。
マシーナは「道」のジェルソミーナよりもこちらの方が好きだなぁ。
プロダクション・ノートを見ると、
この作品は「道」から続く「救済3部作」の3本目だそうで、
2本目が、昨年末イタリア大回顧で上映された「崖」なんだそうです。
なんだぁ、「崖」観たかったなぁ。
でも「ウンベルトD」の次の日だったんだよなぁ。
連チャンではちょっと無理だったなぁ。残念。

社会人ラグビー
「サントリー」の8番の斉藤選手は良い選手ですね。
135:02/01/15 14:41 ID:ZGQTb1rx
>>134 クルーゾさん
「崖」はジュリエッタ・マッシーナの役柄が「道」「カビリアの夜」と異なり
R・ベースハートの奥さん役で、物語にはあまり絡んでこない。マッシーナを観る
のであれば、いささか物足りないかも知れません。

斉藤は東京高校より注目していました。明治進学後は2年からでしたか、NO8の
ポジションを獲得、神戸製鋼の伊藤に代わって、日本代表NO8になると思われ
ます。斉藤は当たりも強いし、走力もあり、それに人に強く、ボディコントロール
も非常にいい選手なので、これからが楽しみですね。これから体重が105Kg
くらいになれば、外人に決して引けを取らないNO8になると思います。
136クルーゾー:02/01/15 18:23 ID:D7sDHQ3J
先週末にショップに行ったときに
DVDが安売りされてたんです。
ケースやビニールが破損してあるものを1000円近くで売ってたんです。
監督のドキュメンタリーものでして、
フェリーニとヴィスコンティのがあったんですが、
先週末の時はブラリと寄っただけだったので、財布持ってなかったんです。
戻って、すぐに買いに来ようと思っていて、すっかり忘れてました。
で、先ほど行って来たんですが、案の定、ヴィスコンティの方は無かった。
フェリーニの方だけ購入。今晩観てみます。・・・・それだけなんですけどね。

>1さん
「サントリー」の試合運びは見事でしたね。
花園に観に行かれたんですか?
137:02/01/15 19:20 ID:ugwD2D6J
>>136 クルーゾさん
「サントリー」の試合は何年か前の東芝府中のようでした。でも当時の東芝府中
の方が徹底していて、試合運びは面白かった、「P&GO」ですよ。

俺、情けない話で、休みは元旦だけなんですよ。2日からは楽しいお仕事でした。
おまけに、その週の本来休みのはずの木曜は出勤でした、ハイ。

ラグビーは録画した物を見たんですが、通勤帰りに結果が解ると大変なので、
苦労するんですよ。駅の電光掲示板なんかに結果載ってるんですよ、何気なく見て
しまったら大変ですから、手で目をガードするんですよ。
電車で大声でその事を話している連中が居たら、又大変で
耳は塞ぐわ、車両は替わるわで、周りの人は「このおっさん、何してんねん」って
いう顔されるし、結果が解っているスポーツて、見ても面白くないですからね、
苦労するんですよ。

この時期はラグビーは見ないかんし、駅伝、アメラグ、ジャンプ、スピードス
ケートと大忙しですよ。
スポーツが重なった日の翌日は新聞を読む前に録画したビデオ見たいので、
朝が大変、録画時間にあわせて朝早く起きないと駄目ですから。
138フランス映画マンセー:02/01/15 22:44 ID:k/NAIHUl
ここに、フランス映画旧作のファンはいらっしゃいます?
20年くらい前、NHK教育テレビで”
139:02/01/16 01:24 ID:6Xg6H3aD
こんばんわ。この七五調って、一作どのくらいの時間でできるのですか?驚愕です。
お呼ばれで遊びにきました。でも、内容深いですね。私の邦画No.1は「鴛鴦歌合戦」です。
いま「プロミス」CMがパクってますが。時代背景といい、面白さといい、歌いだす志村喬といい、
これを超える日本映画はないのではないか、と思います。
あとは黒澤脚本の日本版「バーティカル・リミット」、「銀嶺の果て」ですかね。
翻案の話が出てましたが、「レ・ミゼラブル」などはマキノ=雪洲ですから、和洋折衷の変な作品に
仕上がっていたようですし(未見)、「蜘蛛巣城」も「マクベス」とは別物だと思います。
森一生の「鍵屋の辻」は、三船自身が「失敗作」といっていますね。黒澤が「七人の侍」の前に
予習的感覚で書いたらしいです。
140クルーゾー:02/01/16 08:56 ID:/tjGRuKI
>1さん
そうでした。
以前に1さんのお留守の訳を聞いておきながら、レスせずにいました。
でも、この不景気で忙しいのは良い事でしょうし、うらやましい事です。
勝って言ってすいません。
お体をこわさぬ程度に頑張ってください。

>フランス映画マンセーさん
NHK教育テレビで・・・このあと、何をおっしゃろうとしたんですか???
気になる・・・

>は さん
そう言われれば、あれパクリですね。
私も「銭形平次」(長谷川一夫)だったと思うのですが、
いきなり途中で歌を唄うシーンが出てきた時はビクーリしました。
宮城チカ子さんだったような・・うろ覚えですいません。
以前テレ朝の土曜お昼にやっていた
「独占!女の60分」に出てた人だというのは覚えてるんですが・・・
あぁいうのって
クリント・イーストウッドやリー・マーヴィンが歌うようなもんですかね。

そう言えば、皆さんは男優ではどなたがお好きなんでしょうか?
男優の話で盛り上がった事ってありましたっけ?
141名画紹介 七五調 9:02/01/16 13:46 ID:8kcP0g5Z
「ニノチカ」

30年代パリでの話 花の都のサイレンは
空襲警報 さにあらず 美女の嬌声 示すなり

ソビエトからの3人組が 着いたところは高級ホテル
使命は宝石換金なり ところがもとの持ち主の
亡命貴族に感づかれ 裁判沙汰に 発展す
おまけにドジな3人組は 任務も忘れて どんちゃん騒ぎ
あらわれ出でたる モスクワからの
全権特使は なんと美女 名前はニノチカ クールな女

亡命貴族は 大公妃 パトロン、公妃の依頼を受けて
ホテルに向かう男はレオン 役目は特使と交渉なれど 
レオンはニノチカ ひと目見て あまりの美貌に仕事も忘れ
恋を告白 迫ったが ニノチカ まったく表情変えず
ジョークを連発したものの 笑いを忘れた冷たい彼女

これじゃあ 処置なし、あきらめた 憮然と席に着く男
レオンは椅子ごとひっくり返る それ見たニノチカ 大笑い
初めて通う 心とこころ ふたりはいつしか 恋仲に

ふとした油断で 宝石が 大公妃の手に落ちて
恋を選ぶか 使命をとるか この地を去るなら 宝石返る
卑劣な罠に はまった彼女 二者択一を迫られて
レオンに知らせず ニノチカは ソビエト行きの飛行機へ

祖国へ戻った ニノチカは ため息ばかりの毎日で
レオンの手紙も 検閲で ほとんど読めぬ 悲しき日々よ
しょせんはかなわぬ 恋なのか 3人組と話しても
話に出るのは フランスの 楽しき想い出ばかりなり
パリから飛来の鳥たちも ソ連の黒パン まずくて食わぬ

ある日 上司に呼ばれた彼女 またまたドジな3人組が
トルコで起こした問題で 使命を受けての空の旅
トルコに着いた ニノチカを 待っていたのは 愛しきレオン
レオンと計った 3人組の 作戦まんまと 図に当たり
ついに二人は 結ばれる ハッピー・エンドの物語

グレタ・ガルボは魅惑の美女で メルビン・ダグラス相手役
しゃれたユーモア、アイロニー ボルシェビッキを風刺して
粋な演出 ルビッチのソフィスティケイトの コメディは
恋と笑いの傑作なり
142:02/01/16 14:34 ID:1yXb2rYX
>>138 フランス映画マンセーさん
いてます、いてます古〜い「フランス映画」好きで〜す。
でもレスが尻切れとんぼですが・・・

>>139 「は」さん
名画紹介 七五調さんはめちゃめちゃ上手いですね、俺も一度やってみたので
すが、普通の文章も要領が得ないのに、七五調は出来ないですね。

どんどん寄って、寄りまくって下さい。

>>140 クルーゾーさん
どういたしまして、俺は自分でも思うのですよ、何でこんなに元気なんだろうと、
酒も毎日馬鹿みたいに飲むし、運動なんて全然しないのに。
普段何も考えず、ボッ〜としているのがいいみたいで。

>>141 名画紹介 七五調さん
う〜ん上手い。でも俺なんか読んでいるから色々な場面を思い出すけれど、
これを創作するとなると、映画観た直ぐ後でないと出来ない事ないですか?、
記憶だけでは、これだけ肝心なシーンを織り込むのは至難の技かと思うの
ですが、それにしても上手くまとめるものですね。
ルビッチ作品は、ほんと楽してお洒落な映画が多いですね。
143クルーゾー:02/01/17 12:22 ID:UtKfksKI
ageついでに、

随分前に話が出てた「自由軒」。
横浜に進出ですって。


144スモーキー:02/01/17 17:01 ID:EDXlwPI1
このスレで時々話題にのぼる「一日だけの淑女」を借りて観ました。
なかなか面白かったです。
冷静に考えるとプロットが弱点だらけのような気もしますが、
キャプラ流の味付けのせいかもしれませんが、観てる最中は
不粋なつっこみ抜きで素直に楽しめました。
借りたビデオはIVCというメーカーの淀川さん監修のものですが、
このビデオには面食らいました。戦慄すべきことに
オープニングタイトルすら出ず(勿論スタッフ、キャストも)
ラストもエンドマークも出ず突然終わりますw
で、質問なのですが、ビデオは港で母が娘を見送る場面で
ブツッと切れて終わりなんですが、本当にこれで終わりなんでしょうか?
なんというか、軽い後日談くらいあってもよさそうな気がして
少し気になったもので。皆さんが観たラストもこれですか?
145名無シネマさん:02/01/17 17:26 ID:PvxjzOYN
下落合やきとりムービーって昔の映画だってきいたんですが
どなたかしりませんか?監督はあの山本晋也だそうで・・・
146 :02/01/17 18:57 ID:10jBGIQh
>144
この板ではIVCは既に禁句ですよー。
147名無シネマさん:02/01/18 01:19 ID:n5DLxcDk
「一日だけの淑女」のビデオはIVCとジュネス企画と両方でリリースされている。
同じバージョン? 見比べた人いる?
148:02/01/18 13:08 ID:ZGRKNXiN
>>143 クルーゾさん
「自由軒」あのべちゃべちゃの生温いカレー、人気あるんですね。

>>144 スモーキーさん
「一日だけの淑女」、俺もはっきりとは憶えてませんが、娘を見送って、
そこであっけなく終わったと思いますが。

>>145
ごめんなさい、山本晋也監督は昔独立プロか何かで、安手のピンク映画しか知ら
ないです。

水曜日に酔っ払って、ビデオ屋に行きました。家には年末に撮り貯めた未見の
ビデオがたくさんあるのに、それで先日借りそびれた「ある殺し屋」とついでに、
前前から題名だけは知っていた「人情紙風船」を借りました。
「ある殺し屋」(監督・森一生)
冒頭、墓場の近くの古ぼけたアパートに行くシーンでは、昔観たジャン・ピエール
・メルヴィルの「いぬ」を思い出しましたよ、これは「ええぞ、ええぞ」と心の
中で叫んでワクワクしてきました。
しかしそれも美人局の片棒を担ぐフーテンの野川由美子と出会うシーンから段々
と落胆に変わっていきました。
暗黒街にその名も知られた一匹狼の殺し屋が、フーテン娘に易々と自分の塒を
知られ、又仲間にするという展開が、どうも腑に落ちず。
又暴力団の幹部の成田三樹夫も市川雷蔵扮する殺し屋の素性をフーテン娘に、
簡単にばらす、それに裏切ったり、寝返ったりする割には・・・
市川雷蔵も、もっとクールな殺し屋を予想していた俺にとっては、いささか面食
らったものがありました。
何か出演者の性格描写が中途半端な気がしました。
一つ驚いたのは、演歌の大御所の一人になった小林幸子が、市川雷蔵の
表稼業の料理屋の店員で出演していました、こんな若い時に映画出演があったと
は知らなかった、演技の雰囲気はNHK「ほんまもん」と同じ様な感じでしたね。

「人情紙風船」(監督・山中貞雄)
俺の観た日本映画では一番古い、始め出演者のクレジットも余りに映像が悪く、
何が何やら出演者も解らず、でも物語りが始まると以前に観た「暖流」よりも
ずっと綺麗でした。
この映画は何やら雰囲気がありましたね、主演と思われる二人の男優が良かった
です。明日のあてのない妻持ち浪人と髪結いの遊び人、特に髪結いの男優が良か
った。それに引き換え女優陣はパッとしなかったですね。
日本映画で知らない役者さんばかりの映画観るの初めてなので、変な感覚でした。
それ故に、途中で加東大介が出てきたのにはびっくりしました。自分の感覚では
もっと古い映画の感じがしていたので、加東大介の出演には違和感がありました。
この映画はどう言う訳か、何かが心に残る作品でした。ずっと後まで憶えていそ
うな気がしますよ。
149スモーキー:02/01/18 15:48 ID:+BaZ9af1
>1さん
レスありがとうございます。
やはり娘を見送って終わりですか。
よくよく考えたら、後日談はリスキーですね。
プロットの弱点が露呈しそうで。
>「ある殺し屋」
タイトルバックの赤色がやたら印象的でした。
あとホテルの廊下?でのすれちがいざまの一刺しも。
>山中貞雄
実は一本も観てないんですが「百万両の壷」が観たくて
この前、図書館に行ったんですが置いてませんでした。残念。
「人情紙風船」 が遺作でしたっけ?
これは置いてあったので、お奨めとあらばいずれ観てみます。
150:02/01/18 16:30 ID:uf8LB2KN
>>149 スモーキーさん
「ある殺し屋」
廊下ですれ違いざまの一刺しは子供の邪魔が入って未遂に終わっちゃうんですよ、
それからほの暗いパーティー会場で、小池朝雄の依頼で敵対する暴力団の親分を
暗殺すんですが、最初に情婦の和服姿の渚まゆみの帯留めか帯かを切って、和服
がはだけ、親分の護衛数人が、親分の命令で渚まゆみの所に駆け寄り、その隙に
市川雷蔵が必殺仕置き人もびっくりの一刺し、ってな具合でした。

「人情紙風船」はお薦めと言えばお薦めかな、俺はほんと不思議な気分でした。
それが、出演者が知らない映画を観るのが珍しいからなのか、街並みのセットが
昔々に観た題名も思い出せない、名も無い映画の一コマの風景に似ていたからな
のか、名前も知らないと思っている出演者に思い出があるのか、昔々子供の頃に
親に連れられて観た事があるのか、何とも懐かしく、不思議な気分になった映画
でした。
151メイヤー:02/01/18 21:48 ID:FwCb3Yiv
「人情紙風船」のパッとしない?女優陣のなかで、霧立のぼるは宝塚出身で轟夕起子の一年先輩でした。
1937年から約6年間東宝の専属女王格スターとして足跡を残しました。
山岸しづ江はごく最近訃報が伝えられたばかりです。
152ホリヰ:02/01/18 21:57 ID:ndu5fvph
>>149
スモーキーさん
「百万両の壷」って、高橋英樹の「ぶらりしんべえ道場破り」(しんべえの字が思い出せない)
の元ネタって感じの映画でしたよ。
BSで録画したビデオおふくろちゃんに消されてしまった…。トホホ。
153名無シネマさん:02/01/19 01:43 ID:bpDcamPE
>1さん
「ある殺し屋」はあまりお好みではなかったようですね。
私はかなりクールな感じがしましたが、
私自身洋画を殆ど観ないので「クール」というところで
外国映画と比較しないで観るところが違うのかもしれませんね。
それから、乾いた感じの音楽がうまく画面に合っていて好きです。

>人情紙風船
とてもいいのですが、うーん映像がちょっと「古い」感じがしました。
その頃の山本薩夫とか成瀬と比べてですが。
ところで、同じ前進座の「新選組」ってご覧になった方いらっしゃいます?
154紀子:02/01/19 02:01 ID:CIZwAUTH
>>1さん、>>153
あまり使いたくない下品な言葉だけど、やっぱ使うわ。

逝ってよし!
155コンコンとナチは天使です。:02/01/19 02:49 ID:fwFwvNyW
フリッツ・ラングのDVDのBOXSETでないかなぁ…
近くにいいビデオ屋がないからMとかメトロポリスとか暗黒街の弾痕ぐらいの有名どころしか借りられない。
今更ビデオ買うのもなぁ…
156名無シネマさん:02/01/19 04:00 ID:9JQTOYjG
>>155
日本で出ているビデオについて
「M」→サイレント時代はコマとコマの間が今のフィルムのコマ間より狭くなっていた。
それによって少しでも広く画面を使用しようとしたためである。それがトーキーになって
フィルム左にサウンドトラックが入ったため、そのぶん画面の両サイドが狭くなり、ほぼ
正方形の形になってしまった。これではイカンというのでアカデミーがアカデミー・サイズ、
日本でいうところのスタンダート・サイズ(1:1・33ないし1・37)を規定し、コマ間を
現行のように引き離した。
ところがこのトーキー初期に撮られた作品をそのまま現行のフィルムに焼き付けると、当然のことながら
天地が切れてしまう。多くの上映会やビデオで見ることのできるトーキー初期の作品が頭が切れているのは
このせいである。「M」もその例に漏れない。で、最近外国ではこれをなくすためにトリミングして頭が
切れないようにして補正してからプリントに焼いたり、ビデオ化する作業が急速に主流になっている。「M」の
ちゃんとした形のプリントもイギリスをはじめ、世界中にある。
「メトロポリス」→IVCから出てるのは画質も悪く尺もかなり短い。ジョルジュオ・モロダー版は論外。
去年の京都国際映画祭で上映された「メトロポリス」復元版は、以前東京のドイツ文化センターで上映された復元版に
さらに復元を加えたもので染色した画面の美しさはもちろん上映時間も2時間をゆうに超す。

さて、これでも現行の不良品でラングBOX欲しいですか?
157名無シネマさん:02/01/19 06:49 ID:6JNS6LIl
ラングなぁ…。十数年前アテネフランセとドイツ文化センターであらかた
見たけど、ロッテ・アイスナーのラング本をながめながら、いいなぁ、
見たいなぁおもてた時が華だったような気がするなぁ。スカーレット
ストリートなんておもろかったけど、殆どはまぁこんなもんかぁいう映画
だったなぁ。
158フェチ:02/01/19 07:21 ID:1E1N2PjE
ラングBOXいいなぁ〜
『マン・ハント』入れて欲しい。
159名無シネマさん:02/01/19 08:49 ID:ZaggXMWu
図書館で「M」借りて観ました。
ドイツ語音声、画面の下に英語字幕、右横に日本語字幕でした。
このパターンて昔のドイツ映画のビデオによくありますね。
(セナカニM!ワーーーオ!!)
160名無シネマさん:02/01/19 09:09 ID:ZADrpzMT
「マンハント」はジョン・キャラダインの不気味な殺し屋がヨカタね。
「ニキータ」の清掃人とか「ソナチネ」でチャントリのリーダーがやった
殺し屋も面白かったけど、ぱっと見たインパクトでキャラダインに
勝るもの無しだね。
161名画紹介 七五調 10:02/01/19 10:57 ID:lOJexwMm
「赤い風船」

 朝日が街を照らすころ モンマルトルの石畳 
 坂道歩く少年が 見つけた 赤い風船は 
 不思議な風船 どこまでも 少年のあとをついて来る 
 まるで命があるかのように あたかも空飛ぶペットのように 
 どこでもずっと ついて来る 少年すっかり とりこになって 
 パリの街角 いっしょに歩く 大きな赤い風船は
 授業の時は 待っててくれる こころを持った お友だち

 ところが少年 悪ガキたちに 風船よこせと 迫られて
 路地から路地を 逃げ回る ぼくの友だち 守って走る
 ほっとしたのも つかの間に お菓子屋寄った そのすきに
 とうとう 赤い風船は 悪童どもに うばわれて 
 パチンコ弾の 標的に! あわれ風船 力がつきて 
 みるみるしぼんで 破裂する ただの真赤な風船が 
 あたかも生き物 その死のように 悲しく 胸をしめつける

 そのとき パリの街じゅうの あらゆる風船 ひとりでに
 少年のめがけて 飛んでくる 風船たくさん集まって
 友をなくした少年を まるでなぐさめ はげますように
 風船手にした 少年は ふんわり宙に 舞い上がる
 色とりどりの 風船は 赤い風船 とむらうように 
 少年連れて 空高く 遠くへ とおくへ 飛んでゆく 

 パリの下町 細い路地 息のむばかりの 美しさ
 ただただ見とれる 映像詩 三十余分の短編なれど 
 子供の夢と幻想と 詩情ゆたかな ファンタジー 
 アルーベル・ラモリス監督の 短編映画の傑作なり 
162スモーキー:02/01/19 15:23 ID:uicinNEI
>>150 1さん
またヘマをやらかしてしまいました。
「ある殺し屋」一刺しが印象的とか言っておきながら
廊下とパーティーの場面が記憶の中で合体しております...。
最近このヘマにも慣れてきて狼狽することも
無くなりつつありますw とほほ。

前にも書きましたが他の雷蔵作品は眠狂四郎シリーズなら
「勝負」「炎情剣」「無頼剣」
あと「陸軍中野学校」「濡れ髪牡丹」「ぼんち」あたも好きですね。
何故か明朗時代劇「濡れ髪牡丹」に愛着があるようで
中でも一番繰り返し観てます。

雷蔵とは関係ないですが他により好きな映画が有るにもかかわらず
ついつい繰り返し観てしまう映画って有りますね。
俺の場合、好きな音楽映画やミュージカルの演奏シーンや
ダンスシーン、怪獣さんが大暴れするシーンなんかは別格として
「悪魔のいけにえ」「洲崎パラダイス 赤信号」「となりのトトロ」
あたりの本編時間が短くて濃い映画がヘビー・ローテです。
なので>>161七五調さんの「赤い風船」のLDを手違いだったにせよ
700円でその他大勢とごっちゃに売り払った自分が恨めしいス。

>>152ホリイさん
なんとBSで放映されてたのですか!
知らなかった、あー逃がした魚はでかいなぁ。
とりあえずNHKにメールでリクエストしてみます。
情報ありがとうございます。それにしても、
そんな貴重な映像をおふくろちゃんに消されてしまったって...。
いや、解りますぞ。その気持ち。
俺もRKOのアステア特集のビデオを丸々1本、親父にパペポTVで
潰されことありますもん(泣)
163:02/01/19 15:24 ID:vYRC3TRK
>>151 メイヤーさん
霧立のぼるさんは店の手代か何かといい仲の娘さんの方ですね、名前は聞いた事
があります。初めて見ましたが、画像が暗かったので顔の感じははっっきりと解
りませんでした。
山岸しずエさんは浪人の奥さんですね、役柄でしかたないと思うのですが、
暗い感じで、顔がはっきりと写っている場面は無かったように思います。

>>153
「ある殺し屋」は、俺も決して外国映画と比べている訳じゃないのです。自分の
考えていた市川雷蔵の一匹狼の殺し屋のイメージと映画のイメージが違っていた
だけで、俺はもっと冷徹で人に隙を見せない市川雷蔵を想像していたので、
その点でちょっと物足りなさを感じて・・・

>>154 紀子さん
逝ってきま〜す。

>>157
「スカーレット・ストリート」観た〜い。ジャン・ルノアール「牝犬」のリメイク
でしたね。
実直エドワード・G・ロビンソンに悪女ジョーン・ベネット観た〜〜い。

>>160さん
「マンハント」観たい、観た〜い。

>>161 名画紹介 七五調さん
「赤い風船」ありがとうございます。
こんないい映画なのに、いつも盛り上がらないんですよ、どうしてかなぁ。
30数分の短編で、こんなに素晴らしい映画、読んでいると思い出しますよ。
ずっと少年を待っている風船を、可愛いかったですね、風船に意志があるようで、
学校へ行くまでの少年と風船のシーンは美しかったですね、微笑ましかったで
すね。
ラストも最高でした。この映画のラストはV・デ・シーカ「ミラノの奇蹟」と同じ
意味ですね。

昔、俺が家で「赤い風船」を観ていたら、まだ小学生だった子供三人も一緒に
観ていました。風船が出ているので飽きないのか最後まで観ていました。
大きくなった子供達は今でも「赤い風船」のストーリーは最初から最後まで
はっきりと憶えているようです。子供心にも印象が強かったのでしょうかねぇ。

164116:02/01/19 17:44 ID:k/Kr5dOJ
>>162 スモーキーさん
山中貞雄監督作品のうち「河内山宗俊」もBS2で放送されていました。後半には
迫力あるシーンもあり、良作であるとは思うのですが、設定に違和感を覚え、僕は
あまり好きになれませんでした。ホリヰさんも書かれてますが、「丹下左膳余話
百萬両の壷」は台詞も少なく、淡々とした感じですが、言葉以外のところで登場
人物の愛情が感じられる演出が心憎く、とても良い作品でした。これらの作品と
多分同じ頃BS2で放送された伊丹万作監督の「赤西蛎太」もとても良かったです。
7年ぐらい前ことだと思いますが。

>1さん
ジョエル・マックリー、ランドルフ・スコット主演の「昼下りの決斗」(監督サム・
ペキンパー)は結構面白かったです。二人とも年齢を重ねてそれなりの重みを感じ
させてくれます。1さんの苦手そうなシーンも1箇所ぐらいでしたかね。
名画紹介 七五調さんも紹介している「赤い風船」を録画したビデオは残念ながら
まだ発見できません。そんなことで、今回の紹介を読むのはちょっと先になりそう
です。
165:02/01/19 19:45 ID:w6YhUOYE
>>162 スモーキーさん
単なる記憶違いで、へまでも何でもないですよ、俺なんぞは毎度の事で。

眠狂四郎では一本だけ憶えている場面があるんですよ。まだ若い頃観たので、
詳細は全く憶えていないのですが、藤村志保が狂四郎に帯留めか帯を斬られて、
着物がはだけて素っ裸になるシーンです、藤村志保の後ろ姿の裸身が現れ、まだ
ウブだった俺は大興奮したのを憶えています、今でも藤村志保のお尻と後裸身は
しっかりと記憶しているんです。

>>164 116さん
お久しぶりですね、116さん
前にジョエル・マクリー、ランドルフ・スコット、エロール・フリン三人組の話が
出て、家に帰ったら「昼下りの決斗」録画してあるのがあったので観ようと
思ったのですが、これが観れる代物じゃなかったのですよ、画像や字幕が揺れて、
仕方なしに、フリッツ・ラングで未見のジェシー・ジェームス兄弟の
「地獄への道」(ヘンリー・キング)続編「地獄への逆襲」(フリッツ・ラング)を観ようとしたの
ですがこれもガタガタで、情けない、今では撮り貯めしていたビデオ確認するの
が恐いのですよ。

「赤い風船」早く見つけてくださいね。
166153です:02/01/19 23:29 ID:VOLCFJaK
>1さん
いえいえ、映画にはいろんな見方がありますので
私の意見は意見として、どうぞお気になさらないでください。
>スモーキーさん
私も雷蔵映画で一番繰り替えしみているのは
「濡れ髪牡丹」ですね。すごく元気が出るし、快活にさらっとこなす雷蔵の表情がとてもいい。
コメディを安心してみていられるのは
役者さん達が本当に一流の人ばかりだからでしょうね。
この作品、雷蔵のコメディ系代表作としてもっと評価されてもいいのではと思います。
>116さん
山中貞雄の作品、「紙風船」「百万両」はとてもいいけれど
「河内山」は私も全体のバランスがいまいちに感じ、あまり好きではありません。
山中作品がほかに残っていないから仕方ないのでしょうけれど。
167紀子:02/01/20 01:06 ID:iR4JKyaJ
山中作品は「抱寝の長脇差」「小判しぐれ」など寛プロで撮った伝説的傑作の断片なら
無声映画鑑賞会(マツダ映画社)にあります。また現在見られる「百万両の壺」は戦後の再映のとき、
チャンバラ場面を禁止するGHQの政策により、一部大河内が無頼漢たちを斬る場面が何秒か切られて
ます。したがって殺陣のない時代劇と書いている評論家はアフォです。
まあ、それにしてもシネフィルから神話的存在とされている山中を古いだのどうのって、いつか刺されるわよ。

「ある殺し屋」です。この映画の撮影は国宝級のカメラマン宮川一夫です。使われているフィルムはフジ8514
タイプで、宮川はこのフィルムを使うのが始めて。ノワール的雰囲気を出すため、色を殺したり、脱色現像処理した
場面、寒色系の色を意識的に使った場面、それに対して信号の赤、黄、青を芝居にからめて使って色を強調した場面の
対比がおもしろく(雷蔵と成田三樹夫のやりとりね)、役者の顔に三色が順々に当たる場面なんかかなりおもしろいわね。
ドラマ的にはアパートの夕方から翌日の朝までに限定した時空間に、回想が挿入されるという構成。アメリカで発生した
フィルムノワール(フランスの暗黒映画をフィルムノワールって呼ぶのは間違い)の原則であるフラッシュバックをうまく
取り入れているわね。
168紀子:02/01/20 01:16 ID:iR4JKyaJ
ついでに。
ラングらのビデオバージョンの件を書いたのは私だけど、
ロッテ・アイスナーの研究書によると、「大いなる神秘」はスコープって書いてあったような。
で、この間リバイバルされた「大いなる神秘」はスタンダードでした。構図も変じゃないし、
配給のケーブルホーグに電話したわ。分かるわけないわよね。映画的教養ない奴らばかりだから。
で、アイスナーの本を持っている人がいたら確認してほしいの。
それとこの作品はヌーヴェル・ヴァーグの連中が絶賛したけど、フランス公開版は大幅にカットされた
上に設定も一部変更されたヴァージョンだったの。この間日本でやったのはオリジナル・ドイツ版。DVD
出してほしい。それとラングではドイツ時代の「蜘蛛2部作」(ビデオ持ってるけど)、「ハラキリ」(ドイツ
文化センターで見たけど)、アメリカ時代なら「河端の家」と「青いガ−ディア」のDVDを出して!
169紀子:02/01/20 02:50 ID:rPSxc0Q7
もうひとつおまけに。
>>481
>山本晋也監督は昔独立プロか何かで、安手のピンク映画しか知ら
>ないです。

ピンク映画は大体が独立プロなの。それに安手のピンク映画って、安くないピンク映画って
若松孝二の「金瓶梅」だけが例外であって。チョクさん(山本晋也のアダナ)の頃で1本5日撮りで、
フィルム代もギャラも全部込みで250万ぐらいの製作費。現在、ピンク映画の製作費は大体300万
から350万。60年代末には赤字で苦しむ東映がピンク映画を真似してエログロ映画を製作し、これが
バカ当たりし、72年からは日活がロマンポルノ路線に転向。このころのロマンポルノ(日活の商標です)
の予算が500万。チョクさんは、日活が3本立て興行で、1本をピンクから買い上げた作品で補っていた
ので、ピンクでおもしろいのがいるってことで、ロマンポルノの買取作品としてピンク作品が割合併映で見
られるようになったの。その中の「未亡人下宿」シリーズがヒットしたので、その後このシリーズは日活の
ロマンへと鞍替えして、チョクさんもロマンポルノを数本監督したの。でも見るべき作品はロマンポルノ時代
より、ピンク映画時代ね。で、東映からも声がかかって作ったのが「下落合焼鳥ムービー」なの。といっても、
実質的にはピンクの会社である向井プロ(現在の獅子プロ)の仕切りで撮ったのね。まあ、最低の作品よ。
ポルノ
170紀子:02/01/20 02:54 ID:rPSxc0Q7
続き。
じゃないけど。東映で撮ったポルノ(これはピンクともロマンポルノとも呼ばない)では、
「生贄の女たち」が有名だけど、これもサイテーの映画でしたね。
171紀子:02/01/20 03:00 ID:rPSxc0Q7
で、私のチョクさんのお薦めピンクは「覗いて覗いて大作戦」「大色魔」「脱がせて
脱がせて大勝負」「女湯・女湯・女湯」「覗き触り魔」「痴漢との遭遇」、それに「未亡人
下宿」のシリーズの最初の方のいくつか。傑作なのは「痴漢との遭遇」よ。題名からの連想を
裏切って、内容はワイルダーの「アパートの鍵貸します」のパクリなの。原悦子が上司の不倫
相手に捨てられて自殺したとき、駆けつけた医者の役がタコ八郎。それで彼女の胃を洗浄した
あとの一言に大爆笑。「ああ、東大医学部、出ててよかった」。

なお、ここに挙げた映画は、現在ビデオ化されてませんし、上映可能なプリントもありません。
172名無シネマさん:02/01/20 07:51 ID:tH/q6s44
「大いなる神秘」はカラースコープっていうインチキワイドなんだよね。フレーム
を余分にとって、ワイドだろうがスタンダードだろうが、どんな劇場でもかけら
れるという。ドイツの事情はよく知らんけど、58年は世界的に画面サイズの端境期
で、「昼下りの情事」の件は有名だけど、日本では「黒い罠」ですらシネスコサイズ
で上映されてたな。
173名無シネマさん:02/01/20 08:26 ID:BFQL6kN7
「スカーレットストリート」は「牝犬」というより、「飾窓の女」の変奏曲という
感じで、私はオツムの中でときどきゴッチャになるくらいです。「映画監督に
著作権は無い」という本があるけど、原書には翻訳本に無いスチールが載っていて、
それは何故かエドワード・G・ロビンソンが電柱に登ってる写真なのね。実はその
シーンは本編からは編集段階でカットされたんだけど、映画全体がそういう
荒唐無稽な魅力にあふれてます。アメリカで安物のビデオが出てるはずだから
一度見てみるといいっすね。
174名無シネマさん:02/01/20 08:40 ID:cyOWq3eI
「青いガーディニ」はビデオもDVDも出てます。ただし必見の傑作…では
ありまへん。字幕がないんじゃわかんないよ〜と二の足を踏んでる人も、
「扉の蔭の秘密」くらいはだまされたと思って、取り寄せて見て欲しい。
モノクロの画面構成が見事です。
175:02/01/20 13:11 ID:Q1d5PcNZ
>>166 153さん
ありがとうございます。

>>169
向井寛監督の奥さんは内田高子じゃなかったですか?

俺、中学生の頃に近所のピンク専門館で内田高子主演の看板みて、子供心に
あまりの色気にファンになって、高校生の時に日活で上映した「処女喪失」と
言う映画を念願叶って観た記憶があります。
でもきっちり、映画館で補導員から職務質問みたいな事されました。
勿論、質問されてもいいように模範解答を用意していたので、
事なきを得ましたが、足がガクガクしたので直ぐに帰りました。

>>173 >>174
ラングの「扉の蔭の秘密」「条理ある疑いの彼方に」も観たい映画なんですが、
字幕が無きゃ、俺にはとてもとても、以前一度だけ字幕のない映画を観たんです
が、10分程でギブアップしました。
176153です:02/01/20 15:09 ID:vrWiVu38
>167 「紀子」と名乗る人へ

>まあ、それにしてもシネフィルから神話的存在とされている山中を
>古いだのどうのって、いつか刺されるわよ。

誰が決めたのか知りませんが、神格的存在であろうとなかろうと、
私自身そう思うのだから仕方がないですよ。
私のいう「映像的に古い」というのは、昭和10年頃からは、いろいろなカメラワークが
考案されて、遠近感や画面構成に大変斬新な作品が多くなっているのですが、
「紙風船」は、それらと比較して、どちらかといえば画面構成が平板でいかにも
戦前の作品、という感じがするので、私見としてそのように書いたまでです。
作品自体は大変すばらしい傑作であることは繰り返し述べています。

意見に対する質問や反論ならともかく、
あなたのように映画の見方の相違だけで刺すの刺されるだの脅迫めいたことを
公言する人物は、このスレのみならず
どんな掲示板にも全くふさわしくない人物です。冗談にしても悪質です。
意見の交流を希望せず、あなたの持つ知識をひけらかしたいだけであれば
自分専用のスレを作るか、自分のHPを持ってそこで好きなだけ遊びなさい。
177116:02/01/20 16:45 ID:vH8Sjw1k
>>165 1さん
録画したビデオ・テープが致命的に劣化しているとつらいですね。僕は通常S−VHS
テープを三倍モードで録画していて、この間姉から、自分の部屋のスペース確保の
ために一時保管を頼んでおいたテープを送ってもらってそれを再生したのですが、
保存環境による劣化の度合いの違いを改めて感じました。長期保存にはなるべく
湿度の低い場所を使われることを謹んでおすすめします。
F・ラング監督作品でシルヴィア・シドニー主演作品をここ3か月のうちに観たの
ですが、彼女が一番きれいに見えたのはジョージ・ラフトと共演した「真人間」で、
作品が一番面白かったのはスペンサー・トレイシーと共演した「激怒」でした。

>>163 153です さん
「人情紙風船」だけ実は未見です。観る機会はいずれ訪れるでしょうが、その時が
今から楽しみです。
178紀子:02/01/20 17:11 ID:st/9vaL+
>>176

年寄りはキツい冗談が通じないわね。でもT字型構図に気づかないのかな?
まあ、いいわ。ひとりで遊んでくるわ。
179:02/01/20 17:20 ID:9cs+GjOm
>>177 116さん
俺の場合は場所をとるので、8mmビデオで撮っているのですが、録画しすぎて、
ダビングしすぎて、ビデオ自身がガタガタで、ろくにヘッドクリーニングも
しない、ずぼらな性格で・・・ビデオ買い換えないと駄目ですね。

俺も「真人間」は期待しましたよ、F・ラングにジョージ・ラフトにシルヴィア・
シドニー、まして題名が「真人間」とくりゃあ・・・
「激怒」も可愛かったけど、「デッド・エンド」(W・ワイラー)も可愛かったですよ。

「アメリカの悲劇」(ジョセフ・フォン・スタンバーグ)「市街」(ルーベン・マムーリアン)
「丘の一本松」(ヘンリー・ハサウェイ)の放映を、じっと待っているんですよ。

「恐怖の土曜日」(リチャード・フライシャー)の録画し忘れは、返す返すも残念です。
180スモーキー:02/01/20 17:34 ID:u3jv7VIT
>>164 116さん
そうでしたか、7年も昔に放映されたのなら諦めもつきますね。
そろそろ山中特集とか銘打って再放映してくれないかな。

>>165 1さん
藤村志保の眠狂四郎ものは何本か観たんですが、
「勝負」「女妖剣」あと何だったかな?
手元にソフトが無いし俺の記憶はアレなのでw詳しいことは
言えないです。
早くDVD出してくれ、大映。

>>166 153さん
「濡れ髪牡丹」は公開時に何故か当たらず、これで
シリーズ打ち切りになったらしいですね。面白い映画なのになぁ。
不思議というか、ちと納得いかない話です。
瓢太郎の爽やかな口笛のメロディにのせて、ほんわかムードで
物語が進行する中、それを突如切り裂く敵役(流れ三つ星)の
凶悪なテーマ曲!www
スイカにつける塩の役目みたいなピリ辛ムードを醸し出し
全体を引き締めるのに効果抜群でした。
こうゆう解りやすい音の使い方も大好きです。
181116:02/01/20 17:52 ID:vH8Sjw1k

「デッド・エンド」は最近録画したものが残っているので今度観てみます。
182116:02/01/20 17:57 ID:vH8Sjw1k

ちょっと失敗しました。
「丘の一本松」はヘンリー・フォンダとの共演のようですね。この組合せ
はとても気になります。是非とも観たいですね。
183名無シネマさん:02/01/20 18:31 ID:+wXJ4ckk
>紀子サン
あなたは小津安ニ郎カントクの紀子さんですか。
184名無シネマさん:02/01/20 18:33 ID:NmT/bZEg
少年時代なんかどう??
最後のシーンで涙しました。
音楽もかなりあってるし。
185名無シネマさん:02/01/20 19:01 ID:nHInmeaF
>>176
まあまあ。ここは2ちゃんだし。マターリマターリ。


186:02/01/20 19:20 ID:rqYY40Av
>>182 116さん

「丘の一本松」は「暗黒街の弾痕」よりも前にヘンリー・フォンダと共演かと、
それにしても凄い題ですね、どう聞いても邦画の題名ですよね。
そう思って以前に原題を見たのですが、直訳すればこんな感じになったと思い
ますが、もうチョット何とか考えて欲しかった。
この映画、以前にセシル・B・デミル監督が撮っていて、リメイクみたいです。
187メイヤー:02/01/20 19:23 ID:Pit+NdDs
「丘の一本松」は確かカラー作品だったと思うんですけど、合ってますかね?
188:02/01/20 19:34 ID:efIVw+vh
>>187 メイヤーさん
そうです、そうです「丘の一本松」カラー作品です。以前何かで読みました。
その時にびっくりした記憶があります。
なんとか法での最初のカラー作品みたいな事が書かれてました。
中途半端ですんません。
189名無シネマさん:02/01/20 19:57 ID:Su3wYiAM
「丘の一本松」…。かつて「映画宝庫」の西部劇特集で双葉さんが
戦前作品について書いていた時は、これは一生見れないだろうな
と思っていたのに、いまやこんな作品も簡単にビデオで見れるん
だから…時代もかわるもんだね。双葉さんはこれが三色法
テクニカラーの最初の作品、と書いてたね。
190名無シネマさん:02/01/20 21:49 ID:RdHvmAn3
「デッドエンド」はワイラーでもボギーでもシドニーでもなく、リチャード・デイ
の映画だ、と言いたくなるくらい、この美術監督のセットが素晴らしかったね。
もちろん「グリード」のカジノや「わが谷は緑なりき」の炭坑町や「波止場」の
セットを担当した人です。とりわけ最後の追っかけでは、このセットを使いこなす
ことに演出が賭けられているのを注目して見ると面白いよ。
191名無シネマさん:02/01/20 22:52 ID:NbYG0ys5
>>189
三原色捺色方式IBテクニカラーの第1作は、ルーベン・マムーリアンの「虚栄の市」です。
192名無シネマさん:02/01/20 22:59 ID:JZydZlZn
知ってるけど、双葉十三郎はこう書いとったのよ。
193名無シネマさん:02/01/20 23:21 ID:9oUra2Dd
「オーケストラの少女」
昔自主上映館で盛んに上映していた頃見た吹き替え版が、字幕版よりも
はるかに良くできていて大好きだった。でも今となってはまったく見る
ことはできない。ビデオはすべて字幕版だし、テレビでごくたまにやる
吹き替え版はぜんぜん違う吹き替えでしかも今ひとつ。
何とか手に入れる方法はないかなあ。
194名無シネマさん:02/01/21 00:34 ID:S8aXa4eC
カッコの巣の上で、どんな映画でしたか、知りませんか
195 :02/01/21 00:47 ID:aSdViV4+
夢は「新版大岡政談」の完全版を観てから死ぬこと。
196名無シネマさん:02/01/21 01:19 ID:ZC15G1st
>>192
間違いを知っていたら、それがたとえ御大であっても指摘・訂正してから書き込めや。
197名無シネマさん:02/01/21 01:24 ID:BPTpqik4
また厨房様の降臨か・・・(藁
198名無シネマさん:02/01/21 01:28 ID:kUdPm/zH
   ∧ ∧   / ̄ ̄ ̄
   (*゚ー゚)  < エイガハカセタン、ダッコ。
   /  つつ \___
 〜(__ノ

ヲトコラシイパパガスキ
199宇田川清一:02/01/21 02:50 ID:ZC15G1st
私はビデオ博士の肩書きで「週刊現代」に評を書いていたがなにか?
200名無シネマさん:02/01/21 08:13 ID:ocKoqlua
>196=199
ID変えないで、名前だけ変えてるのが厨房っぽくて笑っちゃうね。
201名無シネマさん:02/01/21 08:33 ID:4IyPi1Js
わざとやってるのになにか?
202名無シネマさん:02/01/21 09:23 ID:zsDxugPV
どこにでも場というものを考えていないヤツがいるもんだな。
203:02/01/21 11:28 ID:lKDokR7Z
>>189さん
「丘の一本松」は三色法言うですか、ありがとうございます。

>>191さん
俺は難しい事は良く解らないけど、普通で言うカラー作品の第一作が
マムーリアン監督の「虚栄の市」と言う事でいいんですか。

>>193さん
俺は字幕以外は観た事ないんですが、昔は自主映画館では吹き替え版で上映する
事があったんですね、知らなかったです。

>>194さん
「カッコーの巣の上で」は監督がミロス・フォアマンで、主演を演じるのが、
ジャック・ニコルソン。
物語は刑務所の強制労働を逃れる為に精神病を装ったニコルソンが精神病院の
管理体制に反撥し、入院患者に精神的な開放を与えて行くと言うストーリー
です。
204クルーゾー:02/01/21 12:03 ID:DesTKAnv
は〜い、細かい知識は皆無に等しいけど、古い映画はよく観る方だし、
ここのマターリ感が好きなので懲りずに来るクルーゾーです。
特に古い邦画のスタッフとかは全然駄目です。

週末は書き込みが多くなってるので、週明けには読むのが大変。

先日に買った「フェリーニ 自らを語る」を見て、
BS2の「シネマ・パラダイス」も見ました。
フェリーニの方はちょっと期待はずれ。60分しか入ってないからなぁ。
「シネマ・パラダイス」は、あの番組内の日本活動屋列伝のスペシャルでした。
岡崎宏三カメラマンの特集。
あの番組って、上映間近の映画の宣伝になってる時はつまんないのだけれど、
今週は面白かった。
その中でスタンバーグが日本のスタッフと組んで撮った
「アナタハン」というのが流れて、なかなか興味深かった。
スタンバーグの遺作だとか。
で、最後に森繁が出てきてコメントしてたけど、
そういえば、この板にも「有名だけど、自分は観ないであろう作品」
とかいうスレがあったけど、
私にとっては「恍惚の人」です。
昔、あの映画をTVで見て、涙で見えなくなってしまったもんで、
それ以来見てないんです。おそらく、今でも号泣して見れないでしょう。

アンリ・ベルヌイユ監督が先週だったか、お亡くなりになりましたが、
あまり話題に出ませんね。関連スレも無かったと思うし・・・


関東学院と神戸製鋼の試合はちょっと期待してたので、
昨日、関学が負けてしまったのにはがっかり。
205189:02/01/21 12:19 ID:ZPcOpQ4U
>1
一晩のうちにエレー荒れちゃってますね…。モウシワケナイデス。「丘の一本松」については、
1さんも恐らく同じ物を読まれたのではないですか?
>>204
私もシネパラ見ましたが、いい番組でしたね。「アナタハン」はアテネフランセで
見たことありますよ。そのときは根岸さんがゲストでいらして、自分は映画なんて
全くやる気がなく、言われるままやってただけ、のようなことを言っていました
が…。スタンバーグは晩年あまり良くありませんでしたが、「アナタハン」は傑作で
ぜひもう一度見たい作品です。さすがにこれは外国にもビデオはありません。
206クルーゾー:02/01/21 12:32 ID:07hjmUsV
>189さん
番組内でも根岸さんは嫌々やってたみたいな事をおっしゃてましたね。
傑作だなんて言われると、すごく見たくなるなぁ。

岡崎さんの撮影現場や、カメラを持った時の生き生きした感じを
見てたら、自分の事ながら映画好きになって良かった。
なんて思ってしまいました。
8mmでですが、学生の時に映画を作った時の事を思い出しました。
今でもその時にいっしょに作った仲間とは
よく飲みに行ったりするもんなぁ。
207名画紹介 七五調 11:02/01/21 12:50 ID:XdRrGz8n
「商船テナシチー」

 時代は戦前 フランスで 明日を夢見る 二人の男
 バスチャン、セガール 親友同士 海の向こうの憧憬(あこがれ)の
 カナダへ渡って一旗挙げる 野望に燃えて 時を待つ
 ついに決まった 出発が 二人の未来へ旅する船は
 その名も 商船テナシチー
 期待と不安でときめく二人 異国に向かって 出航す

 ああ運命のいたずらか 船は故障で 港へ戻る
 修理に要する 八日間 港の酒場が 仮の宿
 酒場の娘、テレーズに 二人は同時に ひと目ぼれ
 内気なセガール打ち明けられず 陽気なバスチャン彼女を誘い
 夜の海岸 ふたりきり 愛を告白 結ばれる
 
 男の野望も 恋には勝てぬ バスチャン、カナダをあきらめて
 彼女と共に 手に手を取って 出港当日、早朝に
 書置き残してパリへ発つ 一人残ったセガールは
 友につられて ここまで来たが 彼の裏切り知った今
 初めて自分の 将来思い 一人の旅を決断す

 去ったバスチャン呼ぶかのように 波止場に汽笛がこだまする
 デッキにたたずむ セガールの 脳裏に想い出 去来する
 親友バスチャン パリの街 愛するテレーズ 楽しき時と
 苦悶の日々とが 浮かんで消える きのうはすでに遠い過去
 まだ見ぬ異国は 希望の土地か カナダを目指して船は行く
 故国はみるみる遠ざかり 地平線へと 消えてゆく

 プレジャン、プレリエ 名演で 恋と野望と友情と
 宿命(さだめ)に悩む若者を 描くは名匠ジュリアン・デュヴィヴィエ
 トーキー初期の 名画なり
208:02/01/21 16:02 ID:eDQL+1gm
>>204 クルーゾさん
アンリ・ヴェルヌイユ監督、お亡くなりになったんですか、当然新聞にも出てい
ますよね、俺もどこを読んでいるのか、情けない限りです。
A・ヴェルヌイユ監督と言えば直ぐに思い出すのが「ヘッド・ライト」ですか、
この映画で初めてでした、うらぶれたジャン・ギャバンを見るのは、冴えない
トラックの運ちゃんで、国道筋の食堂兼宿屋みたいな店員のフランソワーズ・アル
ヌールと恋に落ちるのでしたね。何か物悲しい、哀愁の漂う映画でした。
他の作品が急には出てきません。
あれ?何がありましたか?

それとクルーゾさん、くだらん事聞くのですが、書かれている関学は関東学院
の事ですね、俺ら、関西人は関学と言えば関西学院の事だと思ってしまうので、
昨日アメリカンの試合があったか、ずっと考えていました。それで関東学院の
事とようやく解ったのですが、関東では、関東学院の事、関学というのですか?

>>205 189さん
そんな事、気にする事なんか全然ないですよ。

そうですね、同じ本かも解りませんが、俺は頼りなくて何を読んだのやら、何も
憶えていなくて。
何時もそうなんですが、10読んでも2〜3位しか憶えていなくて、そのくせ
少しでも知っていたら、直ぐに書きたがるもんですから、中途半端になって
しまって。

>>207 名画紹介 七五調さん
「商船シナシチー」心に沁みる映画でした。人間の人生を、この物語の中に
凝縮したように感じました。
この映画を思い出すとルネ・クレールの「巴里の屋根の下」を思い出すんですよ。
バスチャン役のアルベール・プレジャンは「商船テナシチー」では友人の恋人を
横取りしたようになるが、「巴里の屋根の下」では、友人の為に恋人を諦めるの
でしたね、どちらも何とも言えない味わいのある、いい映画でした。

209クルーゾー:02/01/21 17:33 ID:13tsilpn
>1さん
アンリ・ベルヌイユ監督
そうなんですよ。あんまり話題になってないですよね。
見間違いかな?と思って、きのう古新聞をひっくり返したら、ありました。
「死刑台のメロディ」の監督死去
たしか1920年生れでした。
「ヘッドライト」の時が35歳!!!
そう言えばフェリーニ監督も1920年生れ。
因みに昨日1月20日が誕生日。
そう考えると、フェリーニも1955に「道」を撮ってるし・・・
なんか自分が恥ずかしい・・・
昨日観た「フェリーニ 自らを語る」にベルイマン監督が出てきました。
初めて顔を見た。
共同で映画を撮るための記者会見でした。で、その作品はどれ???

関学は、関東学院と打つのが面倒だったので、勝手に略しました。
大学に行ってた割りに、大学の事をぜんぜん知らないんですよ。
「大学を出てはみたけれど」という感じです。
それに、車の事もさっぱり。
運転はするんですけど、交通の手段として利用するだけ。
ですから、あまりにも車の事を知らなかったために、
教習所ではあきれられました。

「商船シナシチー」だと、「商船品質」と書きたくなっちゃいますよ。
すいません。ツッコミが弱くて。

また急に思い出しました。
あの「フェリーニ 自らを語る」の中で、
「8 1/2」の事をずっと「8 2/1」と表記してあるんです。むむぅ。
210クルーゾー:02/01/21 17:59 ID:13tsilpn
連続カキコ!

はずかしい。

そうかベルヌイユでなくヴェルヌイユなんですよね。
検索しても大して出てこないはずだ。

作品としては、年代順ではないですが、
シシリアン
ダンケルク
サン・セバスチャンの攻防
華麗なる大泥棒
恐怖に襲われた街
冬の猿
過去をもつ愛情
女は一回勝負する
エスピオナージ
         などがあるようです。
ほとんど見てるのに覚えてないんだもんなぁ、とほほ。
「死刑台のメロディ」はカラーライズ版があるんですって。
ご覧になった方いらっしゃいますか?
やっぱり、あの雰囲気はモノクロですよねぇ。
211 :02/01/21 18:12 ID:XSIbHy08
ベン・ハーが有楽町でやってるらしいんだけどどうかな?
212名無シネマさん:02/01/21 18:32 ID:FlXhuuM9
>昨日観た「フェリーニ 自らを語る」にベルイマン監督が出てきました。
>初めて顔を見た。
>共同で映画を撮るための記者会見でした。で、その作品はどれ???

それは面白いですね!この企画は「愛のデュエット」といって、当初
黒澤明を入れた3人のオムニバスだった筈なのですが、黒澤が「トラ・
トラ・トラ!」に着手したので、二人で再開されたものです。ところが
ベルイマンが暴走してプロデューサーもフェリーニも無視し、当初の
テーマとは関係ない話を作り始めたんですね。で、作品の一貫性が無く
なるとしてフェリーニがベルイマンを告訴し、ポシャッてしまったん
です。一方、黒澤は皆さんご存知の通りのことになっていたわけで、
いかにも不幸な歴史の1頁目がそのフィルムなんですよ。
213:02/01/21 18:44 ID:AzRZG1SW
>>210 クルーゾさん
関学はそう言う訳でしたか、解りました。
全然関係ないのですが、関西学院は「かんせいがくいん」と読みます。

アンリ・ヴェルヌイユ監督「過去のある愛情」忘れてましたよ、こんな好きな映画
忘れては駄目ですね。この映画を思い出すと、主演のダイエル・ジェランは
まともな恋愛がないですね。「愛情の瞬間」「埋もれた青春」「雪は汚れていた」
にしても、苦悩の人生というか破滅の人生というか、辛い人生ばっかです。
214名無シネマさん:02/01/21 19:18 ID:XdRrGz8n
>>209 >>210
アンリ・ヴェルヌイユ監督作品は、「地下室のメロディ」では?
「死刑台のメロディ」は“サッコとヴァンゼッティ事件”
(米国に於けるイタリア移民に対する冤罪事件)
を描いた、イタリアのジュリアーノ・モンタルド監督作品です。
215場というものを考えないおっせかい:02/01/21 22:23 ID:wyjQPwAG
>>203
「虚栄の市」はカラー第1作ではない。テクニカラー方式の3色分解の第1作なのであ〜る。
われわれが今日カラーと呼んでいるものは、テクニカラーのようにカネはかかるが、色鮮やかで
安定性がよいので色あせがあまりしないというホンモノではな〜い。イーストマンに代表される
廉価ではあるが安定性が悪いので赤く色あせするニセモノではな〜いのである。
またカラーの歴史は、何を持ってカラーとするかによって(フィルムごと染めたのもあるしね)、
どれをカラー第1作にするのか見解の分かれるところであ〜る。
216名無シネマさん:02/01/21 22:26 ID:N1PQVyOD
>>215
すいません。おせっかいなのはいっこうにかまいませんが、
もう少しまともな日本語でお願いします。
何がいいたいのか、誰にでもよくわかるように書いてください。
217193:02/01/21 22:26 ID:top+0/VR
>>203
通常の劇場で上映するとき(2回見ました)は字幕版でやっていますが、
自主上映の場合は何ヶ所かで見たのですが、常に同じ吹き替え版が
上映されていました。これが吹き替えの声と実際の出演者の風貌が実に
よくマッチされていて(本当の生の声よりもはるかに本物ぽかったです)、
しかもうまいのです。確か十年程前に自主上映の上映の権利が切れたらしく
最近はまったく上映されていません。ビデオであの手の作品が吹き替え版で
販売される事はまずなく、最近はテレビでもBS以外では白黒の名作が放映される
事はないので、半ばあきらめています。
218名無シネマさん:02/01/21 22:49 ID:6NUfZUNg
208 :名無シネマさん :02/01/21 08:41 ID:4IyPi1Js
>>206
はげどう。
3年ほど前にアテネフランセで映画美学校の忘年会があったんだ。
開会の辞で挨拶したのが周防正行。周防の映画は嫌いじゃないが、忘年会の開会の辞で、
ハスミへの愛を延々語ったのには萎えた。場というものを考えてないよな。


219名無シネマさん:02/01/21 23:26 ID:GxrqE1hE
さらしage
220名無シネマさん:02/01/21 23:39 ID:k/6iXtq7
粘着厨房があっちこっちで荒らしてる気配・・・
221名無シネマさん:02/01/22 00:15 ID:4JebTN1j
なんかいつのまに荒らしの巣窟に・・(苦笑
>>172
ロッテ・アイスナーの本を確認したわ。「大いなる神秘」のスーパースコープ版は確認できず。
以上、報告。
222クルーゾー:02/01/22 08:15 ID:3EF7Wy4u
>>214さん
どーも、すいません。お恥ずかしい限りです。
「地下室のメロディ」ですよね。
「死刑台のメロデイ」はサントラまで買ったほどの映画なのに・・・
ジョーン・バエズ?が唄ってるのですよね。エンリオ・モリコーネだったか。
CD持ってると書きながら、うろ覚え。またも恥ずかしい。

>>212さん
教えてくださって、ありがとうございます。
う〜ん、勉強になるなぁ。
それにしても、暴走するベルイマンかぁ、イメージとなんか違うなぁ。


223ホリヰ:02/01/22 09:19 ID:Fn+ZwJou
>>193
「オーケストラの少女」の吹き替え版、私も学校で見ましたよ。

吹き替え版といえば「荒野の七人」と「十二人の怒れる男」のDVD買いましたが、
ちゃんと過去テレビ放送されてた時の吹き替えが入っていました。
でも、吹き替えのキャスティングがはいってなくて…。
「荒野の七人」の匪賊の頭目カルベラの声は穂積隆信ですかね?判断がつかない。
224クルーゾー:02/01/22 09:23 ID:WfzD/u3K
>ホリヰさん
友人は穂積隆信氏だったので嬉しかったと言ってました。
いま、そのDVDを借りてるんですけど、まだ見てないんです。
225名無シネマさん:02/01/22 09:56 ID:lnStXCpq
初期のVHDが出た頃は吹き替え版のソフトがけっこう出ていましたね。
あのころは映画を「ノーカット・字幕スーパー」でテレビで見ることが
貴重な体験だったので、私はまったくパスでした。空気音というか、
ごく自然なノイズがオミットされてしまうので、不快な気すらしていました
が、みなさんは昔から「吹替え派」ですか?
226ホリヰ:02/01/22 11:40 ID:Fn+ZwJou
>>224
クルーゾーさん
>友人は穂積隆信氏だったので嬉しかったと言ってました。
なるほど、あの声はやはり穂積隆信ですよね。
実は私、穂積隆信の口真似良くやるんですが、もっと粘着質にやってるので、
あんなにはきはきしていたかなぁ。なんて思っていたものですから…。

>>225
>みなさんは昔から「吹替え派」ですか?
私はどっちも好きですが、字幕より吹き替えの方が話しわかることが多いですね。
英語がわかれば世話ないんだけど…。
私はアニヲタなので声優も好きなので、DVDなどは日本語吹き替えも入っているやつが欲しいですね。


227シネマ三四郎:02/01/22 14:59 ID:znv90EiR
>>222 クルーゾーさんへ。

「死刑台のメロディ」は感動的な、いい映画でしたね。
音楽は一連のマカロニ・ウエスタンや「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」、
「ニューシネマ・パラダイス」などで有名な、イタリアのエンニオ・モリコーネですね。

主題歌は、これも有名なジョーン・バエズ。彼女の歌はエンディングで流れるのですが、
映画の感動とバエズの力強い歌声に圧倒されて、私はしばらく席を立てませんでした。
この作品がTV放映された時には、最後の主題歌がカットされていて、がっかりした記憶があります。

米国裁判史上の最大の汚点といわれる実話、「サッコとヴァンンゼッティ事件」の映画化です。
冤罪で死刑判決を受けた二人を救おうと、世界中から米国に助命嘆願と再審開始の要請が寄せられます。
しかし、陳情団が州知事を訪ねてきても、知事はあのリンドバーグの祝賀会のため、
陳情団を無視する場面などは、時代を感じさせます。

「告発」や「父の祈りを」に感動した方には、ぜひ見て欲しい名画です。
228ホリヰ:02/01/22 15:07 ID:Fn+ZwJou
>>227
「私は死にたくない」も冤罪の話しでしたよね。
アメリカでは無実のものを有罪にして処刑すると陪審員から判事まで
不幸な死に方をするという怪談があるそうです。
229シネマ三四郎:02/01/22 15:35 ID:znv90EiR
>>228 ホリヰさんへ。

冤罪をテーマにした映画では、邦画に橋本忍脚本、今井正監督の力作で
「真昼の暗黒」も忘れられない映画ですね。

ーーーーーーーーー(以下、「真昼の暗黒」のラストシーンに触れます)ーーーーーーーーー

この映画も、実話の「八海事件」を題材にしています。
主人公は控訴審でも死刑判決を受けてしまい、面会に来て絶望のあまり泣き崩れる、
飯田蝶子扮する母親に向かって、主人公の青年が金網にしがみついて、
「おかあさん、まだ最高裁があるんだ!」と叫ぶラストは、
今でもはっきりと脳裏に焼き付いています。

「サッコとヴァンゼッティ事件」で取り返しのつかない誤審を起こした米国ですが、
数十年後とはいえ、政府が誤審を認め、二人の遺族に謝罪した上で、
サッコとヴァンゼッティが完全な無罪であることを宣言し、二人の名誉回復を行なっています。
日本の冤罪事件では、こういう話は聞きませんが・・・

今回は若干、映画の話題からはずれました。申し訳ありません。
230名無シネマさん:02/01/22 22:33 ID:rZwFxNcc
さっきBSでやってた「空中ブランコ」のラストシーン見ていて、
ふと、日活の「勝利者」という映画を思い出しました。
関係ないか・・・失礼しましたスゴスゴ
231名画紹介 七五調 12:02/01/23 11:23 ID:UupqmjwN
「ロシュフォールの恋人たち」

 ここはフランス、ロシュフォール 港町でのフェスティバル
 ダンスと歌のミュージカル 恋人たちの ものがたり

 カフェの双子は 美人の姉妹 二人で子供にバレエを教え
 まだ見ぬ恋人 想って唄う その歌 聞いた芸人コンビ
 踊りと歌を 祭りで披露 請われた姉妹は 稽古に励む

 姉は夢見る作曲家 街で知り合うアメリカ人を
 ひと目で気に入り 恋焦がれ 
 妹、画廊で見かけた絵画 自分にそっくり 肖像画 
 描いた画家こそ 理想の男(ひと)よ ひと目逢いたい 想いはつのる
 絵描きは カフェに出入りする 美男の水兵、青年なれど
 なぜかいつでも すれ違い めぐり逢うのは いつの日か

 カフェのマダムは 姉妹の母で 昔の恋人 今いずこ
 将来誓った 仲なれど 名前がダムでは 格好悪い
 冷たく別れて 悔いる日々 近くに住む彼 気付かずに

 ついに始まる フェスティバル 唄って踊るは美人の姉妹
 街は祭りの一色で こころもからだも はずんで歌う
 街路も車道も 人々あふれ 祭りのひととき 楽しく過ごす

 祭りが終ったロシュフォール 姉は再会、異国の彼に
 なんと彼は音楽家 ふたりで踊る 愛の曲
 母も偶然 めぐり逢う かつての恋人 ムッシュー・ダムに
 マダム・ダムでも もういいわ よろこぶ母の 眼に涙

 妹、旅発つ 芸人たちと 車に便乗 パリへの旅に
 絵描きの若者 除隊が決まり 絵画の勉強 パリへと向かう
 ヒッチハイクで 止まった車 そこには 未来の伴侶の美女が

 ドヌーヴ、ドルレアック 美しく 母は名優 ダニエル・ダリュー
 ジーン・ケリーも 客演し ジョージ・チャキリス 華麗なダンス
 ジャック・ペランは二枚目で 渋い助演は ミッシェル・ピコリ
 色彩映像 鮮やかで 歌曲もすべて すばらしく
 音楽、ミッシェル・ルグランと ジャック・ドゥミー監督の
 フランス製のミュージカル 聞きほれ見とれる 名画なり
232道化 ◆foZBzAeo :02/01/23 11:45 ID:oYARPjFp
良いスレだね。
233ホリヰ:02/01/23 11:46 ID:njSs9eQO
前から思ってたけど、名画紹介 七五調さんって天才だね。

私は映画だけでなく、社会問題や国際情勢やニュースを
このようにわかりやすくリズミカルに解説してくれる人がいないかなあと思ってます。
234:02/01/23 13:35 ID:efUf0+Md
>>217 193さん
丁寧な説明、ありがとうございます。

>>218 ホリヰさん
「私は死にたくない」(ロバート・ワイズ)も良かったですね、スーザン・エイワードも
良かった。

>>222 クルーゾさん
ただの勘違いじゃないですか。恥ずかしい事なんか、な〜んにもないですよ。

>>227 >>229 シネマ三四郎さん
「死刑台のメロディー」面白そうな映画ですね、監督や出演者教えて下さいよ。
レンタルビデオはあるんですか??

「真昼の暗黒」もよさそうですね。観たくなりますね、三四郎さんは解説が
巧いから、観たくなってくるじゃありませんか。

>>230さん
しまった、「空中ブランコ」録画するの忘れた。
昨日はえらい飲み過ぎたからなぁ。

>>231 名画紹介 七五調さん
パチパチパチ、今パソコンも前で拍手しております。周りの女性が
「このおっさん、あほちゃうか」のような顔をしてますが、それでも拍手して
おります。

>>233 ホリヰさん
全くの同感であります。
235193:02/01/23 13:54 ID:k/jqfaex
>>229
冤罪映画といえば「松川事件」(題名がモロですが)も面白いです。
しかもこちらは「にっぽん泥棒物語」という最終解決編のような
映画まで用意されています。
236クルーゾー:02/01/23 17:47 ID:tpHUaUB+
「冤罪」ものって、どこからその範疇に入れればいいのかなぁ。
ヒッチの巻き込まれ型の物もたいがい無実の人が追っかけられてるし、
この間テレビで放送してた「北京のふたり」も無実の男が主人公だった。
「何とかエクスプレス」ってのもありましたね。(これじゃ分からないか?)
最近の邦画で、三池監督で吉川主演のでもありましたね。
松本清張の「天城越え」も冤罪ですよね。
この辺まで入れるとキリが無くなっちゃう。

それはそうと、今週の土曜日にBS2で夜7:30から
「地球に好奇心」という番組があります。
先月発売のTVタロウの記載ですから変更になってるかもしれませんが、
内容は「チネチッタ・イタリア映画 名作誕生の秘密」となってます。
このスレの人たちにとっては必見ですよね。
ちなみに再放送は次の日の夜11:00からとなってます。
237ホリヰ:02/01/23 17:57 ID:njSs9eQO
>>236
>「冤罪」ものって、どこからその範疇に入れればいいのかなぁ。
やっぱり無実の人に有罪の判決がおりるというモチーフがないと「冤罪」ものとはいえないのじゃないですか?
ヒッチコックの巻き込まれ型スリラーは。単に疑われている人の物語りになりますから
入らないのではないかと…。
「私は告白する」は法廷シーンがありましたが、法的には無罪になっていますから違いますね。

238シネマ三四郎:02/01/24 11:15 ID:RhA55uh+
>>234 1さんへ。
「死刑台のメロディ」は、監督がジュリアーノ・モンタルド。
主演の二人は、バート・ヴァンゼッティにジャン=マリア・ヴォロンテ、
ニコラ・サッコにリカルド・クッチョーラが扮しています。

時代は20年代のアメリカ。貧しいイタリア移民の二人は、
工場で起きた殺人事件の犯人に、実にずさんな捜査の末でっち上げられます。
裁判も全くいい加減で、無実の二人は死刑判決を受けてしまいます。

判決後、二人の無実を証明する証拠が出てきて、内外の著名人を中心に、
サッコとヴァンゼッティの救出運動が世界的に盛り上がりますが、
当局は再審に応じようとしません。

いわれなき理不尽な仕打ちに苦しむ二人を、ヴォロンテとクッチョーラが見事に演じています。
モンタルド監督の演出も大変重厚で、骨太い作品に仕上がっています。

エンディングのジョーン・バエズの主題歌がすばらしく、
映画から我々観客が感動を与えられる要素として、主題歌もその重要な位置を占めると思いますが、
歌は単なる添え物になっている映画が多い中で、この映画ほど主題歌が映像の迫真性を高め、
さらなる感動に導いている例は、他にあまりないのではないでしょうか。

大変感動した映画ですので、長くなってしまいました。
ビデオは出ていますので、ぜひ見ていただきたいと思います。
239名無シネマさん:02/01/25 05:10 ID:p06X+czK
早起きしたので「ナポリと女と泥棒たち」を見ているところ。日本で公開された
数少ないトトの出演作。センタ・バーガーがえ〜な〜。ニノ・マンフレディ
え〜な〜。クローディヌ・オージェえ〜な〜。マリオ・アドルフえ〜な〜。
でも泥棒一味の初老のちょっとダリ風の人物…よく見かける顔なのだが名前
がわからない。どなたかご存知ないですか?
240名画紹介 七五調 13:02/01/25 10:51 ID:GNyclg1Q
「ゴッドファーザー」

 ビトー・コルレオーネは マフィアの頭(かしら)
 出自は貧しいイタリア移民 意地と度胸でのし上がり
 今では闇の帝王に 今日は長女の結婚式で
 頭目(ドン)に陳情する者たちが 我もわれもと列をなす

 泣きつきすがるは有名スター 主演をとれねば このまま落ち目
 無理を聞くのも ビトーの役目 手下を派遣し 説得するが
 聞き耳持たぬ プロデューサー 自慢の持ち馬 その首を
 寝床に入れられ 悲鳴を上げる 一件落着 マフィアの威力

 ある日 別のファミリーが 麻薬ビジネス持ちかけて
 断るドンは狙撃さる ベッドに横たう父親の 仇を討つのは
 この俺だ 三男・マイケル 立ち上がり 黒幕、射殺し 身を隠す

 父の故郷のシチリアに 渡ったマイケル 結婚すれど
 妻は身代わり 爆死する 米国帰国のマイケルを 待っていたのは
 血で血を洗う マフィア同士の 抗争で 長男ソニーは 蜂の巣に
 父はショックで めっきり老いて 跡目を譲る マイケルに
 美人のケイと再婚し マイケル、一家の ドンとなる

 晴れたるのどかな 庭園で 孫とたわむる かつてのドンは
 発作を起こして 地面に倒る 偉大なドンも 歳には勝てず
 まばゆい陽光 浴びながら 静かにこの世を 去っていく

 名実共に その地位継いだ ゴッドファーザー、マイケルは
 一家の敵を 俎上に挙げる 姉の娘の洗礼式で
 マイケル、その子の名付け親 そのとき手下は敵を撃つ
 神への儀式と殺人が 同時に進む恐ろしさ

 裏切り者には容赦せぬ 最期の仕上げに マイケルは
 長く仕えた老いたる部下と 姉の亭主を あの世に送る
 かつての静かな青年は 今では 妻もおびえる顔の
 暗黒街の帝王の 貫禄すっかり 漂(ただよ)わす
 冷酷非情な マフィアのドンに 今日も依頼の客が来る

 ニーノ・ロータの作曲の 愛のテーマが美しく
 マーロン・ブランド重厚演技 アル・パチーノ、鮮烈デビュー
 マリオ・プーゾのベストセラー 青年監督、コッポラで
 アカデミー賞 総なめの 三部作のプロローグ
 暗黒街を背景に 家族の愛を切なく描き
 史上空前・大ヒット 大河ロマンの第一章
241クルーゾー:02/01/25 13:23 ID:d118+4aC
昨晩、家に帰ってテレビをつけると、リー・J・コッブが泣いていた。
あぁ、今日は「十二人の怒れる男」だったか。
字幕版は録画してあるので、むしろ吹替え版のほうが見たい今日この頃。

そう言えば、225さんに「吹替え派」ですかと質問されてたんでした。
吹替えじゃなきゃ嫌だという訳ではないのですが、
古い映画は断然テレビで見たものの方が多いので、
そうなるとNHK以外は吹替え版ばかり。
同じ映画を何度も見ていたり、好きな映画だったりすると、
俳優さんの声が声優さんの声でないと違和感を感じてしまう事ってないですか?
特に海外テレビ番組とかにそういう風に感じる作品が多いです。
あくまでも勝手なイメージなんですけど・・・
グレゴリー・ペックは城達也、カーク・ダグラスは宮部昭夫、
マックイーンも宮部さんかなぁ。ジョン・ウェインが小林昭二。
こんな感じの事ってありません?
ピーター・フォークの声を初めて聴いた時は正直「違う!」と思いました。

242クルーゾー:02/01/25 13:40 ID:d118+4aC
で、「十二人〜」の話なんですけど、
結局あの人たちは「無罪」で統一したので、
判決は「無罪」になるんですよね。
でも、再審議するというのが筋じゃないかと思うんです。
細かい制度の事は分からないので、それは不可能なのかもしれませんが。
あくまでも「無罪」の可能性を論じてただけのような気がしました。
結局犯人が誰であったのかが分からないからかもしれません。

それに最後に一人「有罪」を支持するコッブをみんなが見つめるシーン。
あのシーン、なんか嫌なんですよねぇ。
はじめはあくまでも裁判で提出された証拠・証言に基づいて
「有罪」と言ってますよね。
これって普通だし、これが正しいと思うんです。
コッブには思うところがあってというのがオチにはなってますが、
でもあんな冷たい目で見られる必要があるのかなぁ。

英語の講義で、この映画の原作がテキストになってて、
グループ分けされて、役を受け持って読んでいくという事をしました。
私は1番のマーティン・バルサムでした。
あの本どこに行ったかなぁ。
243:02/01/25 15:11 ID:EhOJHhoe
>>236 クルーゾさん
BS2「地球に好奇心」ですね、「チネチッタ・イタリア映画 名作誕生の秘密」
いいですね。
俺も「テレビタロー」買っているけど、一体何処を読んでいるのやら。

>>238 シネマ三四郎さん
ありがとうございます。
「死刑台のメロディ」も「真昼の暗黒」も水曜日に近くのビデオ屋さんに行った
のですが、無かったのです。来週は遠くのビデオ屋さんに行きます。

三四郎さん、やはり解説上手いですね、もうめちゃめちゃ観たくなってきま
したよ。

>>239さん
ごめんなさい、観てませんでした。

朝、通勤途中に急にゲーリー・クーパーの映画が頭に浮かんだのですが、題名が
思い出せません。
ゲーリー・クーパーが凄いお人好しで、車を困っている人に貸す場面がありま
した。奥さん役の人は、ジェーン・ワイマンでもなく、ドロシー・マクガイアでも
なく、そんな感じの少し地味な女優さんだったと思うのですが??

それと、ゲイル・ラッセルと言う女優さんを思い出したのです。
観たのは「拳銃無宿」だけなんですが、その映画自体は若いジョン・ウェインが
出ている他愛のない作品なのですが、ゲイル・ラッセルが綺麗で魅力的な女優さん
なのです。
エドワード・G・ロビンソンと共演した「夜は千なんとか?」とか「桃色の鞄?」
とか、題名もはっきりとは憶えてないのですが、その当時にビデオ捜し回ったの
ですが、無かったのです。誰かご覧になった方はいらっしゃいませんか。
244225:02/01/25 16:46 ID:h0sYnV9U
>>241
私は好きな映画ほど、他の人にいじって欲しくないという気持ちが強いです。
だからたまに字幕すら邪魔だなぁと思いますが、吹替えでも例外的に絶対
この人というのがありますね。それは…
コロンボ=ピーターフォーク=小池朝雄
ボンド=ショーン・コネリー=若山弦三(漢字違ってるかも)
これだけはゆずれないなぁ。
>>242
「12人の怒れる男」には何度見ても感心してしまうカットがあります。
L・J・コッブが「殺してやる〜」とエキサイトして、フォンダが「本気じゃ
ないでしょ」と言った次のカット。室内がほんのチョットだけスッと
暗くなるんです。そのあと夕立が降るから、雨雲が広がったんだろう
というのがわかるんですが、もし作り手が観客をナメていたらそこまで
手間のかかることはしませんよね。すぐに雨のカットを見せてしまう。
もしかしたら誰も気付かないかもしれないかもしれないのに、
そこまでちゃんとやってることに好感がもてますね。
>>243
アン・シェリダンと共演した「善人サム」でしょう。車を友達に貸すん
だけど事故ってしまい、おまけにその保証金までクーパーが払わせられる…。
去年NHKで放送されました。シェリダンは「僕は戦争花嫁」では軍服姿
だったし、ずいぶん昔に死んでしまってので私はあまり印象ないです。
ゲイル・ラッセルもずいぶん昔、若死にしちゃったんですよね。「夜は千
の眼を持つ」も「桃色の旅行鞄」も見てないです。十数年前に水野サンの
番組で放送していましたが、ビデオは出てないと思いますよ。
245クルーゾー:02/01/25 18:10 ID:BWe+Vhnn
>1さん
ゲイル・ラッセル
「怒涛の果て」共演ジョン・ウェイン 1948もビデオで出たことがあるようです。
1924生まれで亡くなられたのが1961。享年36歳。
死の数年前からアルコール中毒になり(なんとスターに多い病か!)、
孤独な死を迎えたようです。
246クルーゾー:02/01/25 18:55 ID:BWe+Vhnn
>225さん
好きなシーン、感心したシーンがこれほど多い映画も少ないと思います。
挙げたらキリが無いくらい。
特に、ジャック・クラグマンとE・G・マーシャルがメインのシーンに多いかな。
私にとっては、ミスターアメリカといったらヘンリー・フォンダです。
ゲーリー・クーパー、ジェームス・スチュアートではないんだなぁ。
247スモーキー:02/01/25 20:43 ID:OJYdDI46
「100萬両の壷」ようやく拝見、とても面白く大満足です。
ハートウォーミングホームドラマ調時代劇?とでも言うか、
116さんも仰ってましたが、親を亡くした子供に対する
周囲の優しい眼差しが、何ともしみじみ描かれており良いですね。
Bワイルダーが「総じて観客は頭が良い」と語ってますが
山中貞雄の流麗な語り口を見る限り、彼も同じ考えを持って
いたのでしょうね。

ただ一つ気になったことがあります。
最後の決闘シークエンスが丸々省略されてますが(物語の展開上そう考えます)
これは作者が意図した省略なのでしょうか?
それともGHQ絡みのカットか何かでしょうか?
(壷の行列)と(決闘)を交互にモンタージュすれば
ヒッチ顔負けのサスペンスが生まれそうなんですが。
考えすぎですかね?
248名無シネマさん:02/01/25 21:44 ID:pBJUD0JW
夫に裏切られて傷心中の私。心の傷が癒えるような作品を教えて下さい。
夫に浮気されるけど、最後は妻の元に戻ってハッピイエンドなストーリー希望します。
自分でもビデオカタログとかで探してみましたが
リチャードギアの「わかれ路」とか「男が女を愛する時」あたりでしょうか?
249メイヤー:02/01/26 02:22 ID:vP7jqbsr
>>248
オードリー・ヘプバーンの「いつも二人で」はいかがでしょう?
(この作品では夫婦お互いの裏切りが登場)
250スモーキー:02/01/26 02:58 ID:UfZ2SL7Z
>>248さん
じゃあ俺は「七年目の浮気」かな。
コメディなんで深刻にならずにお気楽に観れるし。
251スモーキー:02/01/26 03:08 ID:UfZ2SL7Z
>>248さん
同じくワイルダーのコメディで「ねえ!キスしてよ」なんてのもあります。
ポジティブシンキングでがんばっていきまっしょい!
252CT:02/01/26 03:10 ID:tU/a5HYJ
>>247
検閲かどうかは無学にして知らんが、アラカン(嵐寛寿郎)のインタビューで、
山中貞雄について、こういうようなことを語っていたことがあった。
シナリオで、何十人と斬りまくるシーンがあって、アラカンが、
「ちょっと、これ、出来んで!」。
いうたら、山中は、「いや、ええんや、ええんや」言うたらしい。
で、いざ、撮影になって……最初の一人を、バッと斬ったところで、カット。
次のカットでは、死骸累々……アラカンは、「この監督、天才や」と思たそうな。
ところで、『百万両の壺』いうたら、子供が出てくるお話で、
その子がいなくなって探すのがクライマックス……いう、一大パターンの祖やな。
最近では、テレビドラマの『学校の先生』でも香取慎吾の出てたドラマでも、
同じことをやっとった!。
しかし、そのドラマに比べて、『百万両』がサスガなのは、あの、おばちゃんが、
子供を寺子屋に通わすやんか。その成果が、「けんくわしないでください」という
置き手紙に残されるところや。
巧いのう。
話に聞くところでは、山中は、外国映画のイタダキが得意やったらしいから、
子供失踪のクライマックスは他に手本があるのかも知れん。
どなたか、知ってたら、教えてくれ。
253スモーキー:02/01/26 06:43 ID:ag7eKvwt
>>252 CTさん
そうそう、習いたてのたどたどしい文字で
おぢさん おばさん
けんくわしないで
ください
さよなら やすきち
あの置き手紙にはグッときますね、まさに「映画や!」ですねw
あの場面、餅も巧みに使ってました。

で、子供失踪→捜索ですが、具体的にどの映画のどの場面が
お手本なのかはさっぱり知らんのですが
普通に考えて多分「キッド」は観てたでしょうね。
あと子供が疎外感を感じて思い詰めて...。というパターンは
デヴィヴィエの「にんじん」くらいしか思い付かないす。
1935年以前でどんな作品あるんだろ?
254クルーゾー:02/01/26 10:23 ID:5uVe9hAY
山中貞雄監督
私も詳しくはありませんが、山中監督の意図で行われたものだと思っています。
その時代にはカットを巧く利用した映画や、
庶民の生活を撮る諷刺・ナンセンス映画などが増えてきたことによって、
大立回りによるチャンバラシーンを敢えて避けるようになります。
つまり、時代の流れと山中監督のセンスが一致したとでも言いましょうか。
山中監督は他の作品でもこのように、ケンカシーンを写さずに、
ケンカが始まる前と後を写すだけで表すという手法をよくとっています。

255:02/01/26 10:45 ID:7t8WXFHM
>>244 225さん
ありがとうございます。「善人サム」ですね、俺は「俺は善人だ」ばかり題名が
浮かんで来て、どうしても出て来なかったです、ホッとしますね。
女優さんはアン・シェリダン言うですか、他の作品では観た事がないです。

「俺は善人だ」で思い出したのですが、ルイ・ジューヴェが主演の映画で、これと
そっくりな設定の映画を観た事があるのですが、それも題名が思い出せません。
以前に聞いた事があるのですが、その時は解りませんでした。

「夜は千の眼を持つ」「桃色の旅行鞄」でしたか、十数年前に放映ですか、それは
残念な事をしてしまいました、次の機会を待つ事にします。

>>245 クルーゾーさん
「怒涛の果て」ですか、ありがとうございます。

>>248さん
シリアスな雰囲気の映画なんですが、ピエトロ・ジェルミ監督の
「わらの男」をお薦めします。一応ハッピーエンドの形で終わりますが、
後は二人の気持ちの持ち方次第のような暗示を示していると思うので。

もう一本、これは夫に不満も無く幸福に暮らしている女性が、小さな出来事から
知り合った男性との関係を苦悩する、デヴィット・リーン監督の「逢びき」、
男女は逆になりますが、内容のある映画だと思います。

文面から察するに、元の鞘に収まりたいとお考えと思いますので、
「過ちは許す」の寛容な態度を望む次第です。

「我が家の楽園」(フランク・キャプラ)
この映画をご覧になって、これからの家庭を考えて見るのも、良いかと思います。
お節介な事であったなら、ご勘弁を。
256名無シネマさん:02/01/26 11:09 ID:eQ1kXK0V
>ルイ・ジューヴェが主演の映画で、これと
>そっくりな設定の映画
それ「二つの顔」ですよ。ジューベが一人二役で、「俺は善人だ」と同じく
一方がマジメなサラリーマン、一方が犯罪者で二人がたまたまかち合って
騒動になるって話。
257116:02/01/26 11:25 ID:HdS8mAmQ
>>255 1さん
アン・シェリダンのことですが、「汚れた顔の天使」(監督マイケル・カーテイス)での
ジェームス・キャグニーとパット・オブライエンを見守る幼なじみの役とか、
同じくJ・キャグニー主演の「栄光の都」(監督アナトール・リトヴァク)での彼と
幼なじみで女優を目指す女性役とか、「夜までドライブ」(監督ラオール・ウオルシュ、
僕は未見ですが)でのジョージ・ラフトととの共演等で1さんにとって実は
馴染みのある女優かと。
258シネマ三四郎:02/01/26 11:44 ID:Yx2PBu+W
>>242 クルーゾーさんへ。
「12人の怒れる男」について、どうしても気になる点を指摘しておられますので、
以下に私の意見を述べさせて頂きます。

裁判は、あくまでも被告は無罪であるとの推定で開始されます。そして検察が提出した
証拠を吟味して、それが完璧に被告の犯罪を証明すると陪審員(または裁判官)が認めたとき、
はじめて被告は有罪になるわけです。(推定無罪の原則)

この場合の「完璧」とは「100%」であって、「99.9%」では有罪に出来ないはずなのですが、
証拠の認定は、裁く側の心象に左右されやすいので、より慎重な審議が必須なわけです。
裁判では、被告に不利な証拠の立証は検察官が行ないますが、これが立証できなければ、
被告は無罪になるのであり、被告・弁護側に無罪を立証する義務は発生しません。

すなわち、「有罪か無罪か」は決して「右か左か」の世界ではないということです。
この大原則をないがしろにして、早く野球を見に行きたいだの、どうせチンピラだから
殺ったに決まっているだの、実にいい加減な態度で審議を終えようとする陪審員に対して、
P・フォンダは十分な議論の必要性を主張したのです。

私が、この映画で最も感心したシーンは、リー・J・コッブが、
「あんな老いぼれのジジイのいうことなんか信用できるもんか」と口を滑らせ、
はっとする場面です。自分の言動の矛盾に彼はここで初めて気がつきます。

最後にコッブを全員が見つめるシーンは、クルーゾーさんが感じたような意味ではなく、
他の陪審員は、つい数分、数十分前までの自分の姿を彼に見ているのではないでしょうか。
ストーリーが出来すぎている、作られ過ぎている、という批判はあるでしょう。
だがしかし、予断と偏見を持って人を裁くことの恐ろしさを教えてくれる映画として、
この作品以上の映画を私は知りません。

法曹関係の仕事を志すすべての人に、
「12人の怒れる男」を見ていただきたいと私は思っています。
259クルーゾー:02/01/26 12:33 ID:9qrb4FSJ
>シネマ三四郎さん
レス、ありがとうございます。
この映画の話は前にもしましたね。すっかり忘れてました。

>予断と偏見を持って人を裁くことの恐ろしさを教えてくれる映画
お叱りを受けるのを承知で書かせていただくと、
この人間の予断と偏見を持ちやすい性分、
人の心の移ろいやすさを巧みに利用しているのが
アメリカの陪審制度だと思うのです。
最終弁論なるものを見ているといつもそう思います。
しかし、たった一人の人が、犯罪者とはいえ、
死(これも殺人では?)を下す制度にも首肯しかねますが・・・
あまり映画と関係の無い話になってしまいました。すいません。
260シネマ三四郎:02/01/26 12:58 ID:Yx2PBu+W
>>259 クルーゾーさんへ。

陪審員制度も確かに問題点はあり、シドニー・ルメット監督は後年、
「評決」でもこのテーマを取り上げていますね。
アメリカの裁判もの映画を見ると、弁護士が陪審員の心象を少しでも良くしようと、
被告に、服装とか言葉づかいなどの立ち振る舞いを事細かに指導する場面がよくありますね。
これはこれで、別の問題が確かにあると私も思います。

もうひとつ、冤罪テーマの古い映画を思い出しました。
「埋もれた青春」(ジュリアン・デュヴィヴィエ監督)です。
たしか、ダニエル・ジェランとシャルル・ヴァネルが出ていたと思います。
細かいストーリーは忘れてしまいましたが、冤罪で青春を奪われた人間の悲惨さが
よく表現されていたと記憶しています。
261:02/01/26 15:29 ID:qjrm20Al
>>256さん
ありましたか、良かった。又いつもの勘違いかと思っていました。
「二つの顔」言う題ですか、憶えやすい題名を忘れていました。

>>257 116さん
ぎゃ〜〜、そうなんですか、全然気がつきませんでした。
俺はどうも少し地味な準主役的な女優さんは区別が付き難くて、「ブルックリン
横丁」のドロシー・マクガイアも「友情ある説得」の女優さんだとは、長い間気が
付かずにいました。
パット・オブライエンと言い、アン・シェリダンと言い116さん、
いつもすみませんね、ありがとうございます。
262スモーキー:02/01/26 15:40 ID:o7SnGKMm
>>254 クルーゾーさん
仰ることはよく判ります。
省略は「百萬両の壷」でも幾度も繰り返し効果的に使われた手法でしたし。
左膳が敵の連中に遭遇した時、ヤバイのは左膳ではなく壷だ!と
殆どの観客はその瞬間、サスペンスを強く感じたでしょうから、
あえてそれ以上サスペンスを持続させることに拘らなかったのかもしれませんね。
でもヒッチなら絶対やってますよねw
263:02/01/26 18:00 ID:RXropz/H
>>260 シネマ三四郎さん
「埋もれた青春」で問題になる女性がエレオノラ・ロッシ・ドラーゴで、
ピエトロ・ジェルミ監督「刑事」やヴァレリオ・ズルリーニ監督「激しい季節」に
出演しています。
凄く大人の色気がある女優さんで、この女優さんが「激しい季節」でジャン・ルイ
・トランティニアンと当時で珍しいオッパイ丸出しのベッドシーンを演じるの
です、映画も良かったですが、こちらの印象が強烈に残る映画でした。
又書いてしまいました。
264名無シネマさん:02/01/27 00:53 ID:iFGL9H8C
どなたか札幌で、成瀬巳喜男監督の「浮雲」のビデオが借りられる場所を教えてください!!!
265:02/01/27 18:53 ID:NJt3adna
>>264さん
大阪ならいくらでも知っているのですが、すみません。

今晩、NHK教育テレビで「俺たちは天使じゃない」(マイケル・カーティス)が放映されます。
確か10時からだったと思いますので、未見の方は録画お忘れなく。
266248:02/01/28 00:37 ID:jzaDeaET
メイヤー様、ありがとうござます。
オードリー・ヘプバーンの「いつも二人で」は未見なので
さっそくレンタルしてみます。

スモーキー様、明るくなれるような作品、ありがとうござます。
「七年目の浮気」「ねえ!キスしてよ」どちらも未見でしたので
ぜひ見て、元気になりたいです。
ちなみに、トムクルーズの「バニラスカイ」を見て、
キャメロンディアスの必死な姿に涙した私です。
267紀子:02/01/28 01:14 ID:TPqytBRw
そろそろ飽きたけど・・・。

>>252
山中貞雄の「百万両の壺」って、アメリカ映画「歓呼の涯」(32)の翻案なんだけど。
268名無シネマさん:02/01/28 07:52 ID:RPrKmpcl
>266
トリュフォーの「柔らかい肌」を見て、ぜひ参考にして下さいね。
楽しみにしています。(W
269名画紹介 七五調 14:02/01/28 09:52 ID:lKRWP1SD
「恐怖の報酬」

 ここは南米、片田舎 灼熱、太陽照りつける
 無法者のふきだまり 青年マリオは文無しで
 兄貴分の中年男、ジョオと二人で コンビを組んで
 危険な仕事を引き受ける 油田で起きた 大火災
 鎮火に使う爆薬ニトロ トラック積んで現場へ運ぶ
 わずかのショックで大爆発の いちかばちかの大仕事
 成功すれば 大金入る 恐怖の報酬 二千ドル

 もう一台の二人組 命知らずは ルイジとビンバ
 二台で進む 道なき道を 峠の細い曲がり角
 やぐらが崩れて 間一髪 スリルとショックの連続で
 日頃は猛者で鳴らしたが 人間相手と勝手が違う 
 あまりの恐怖に 逃げ出すジョオを マリオは殴り 主従は逆転

 大きな岩が 道路をふさぐ もはやこれまで 立ち往生
 一度は肩を落としたが ニトロを使って 突破する
 ほっとしたのも つかの間に まばゆい光と 大音響
 ルイジとビンバのトラックが 猛爆発で 消し飛んで
 あわれ二人は 跡形もなく 道には大きな石油の池が

 ここまで来たなら 後には引けぬ おびえるジョオをどやしつけ
 マリオは大きな賭けに出る ひとつ違えば木っ端微塵
 石油の溜りに突っ込んで 車のアクセル全開す
 なんとか通過はしたものの 相棒ジョオは 重傷負って
 パリの想い出 つぶやきながら ゴールを目前 こと切れる

 マリオはついに ただひとり 目的達成 成し遂げる
 成功報酬 受け取って 帰りを急ぐ 心は弾む
 彼の帰りを待ちわびる 恋人リンダの可愛い顔を
 思い描いて 軽やかに ラジオに流れる ワルツのリズム
 行きは恐怖で通った道を 明るい未来を想って走る
 悲劇の結末 すぐにそこに 迫っているのも気付かずに

 手に汗握る 名演は シャルル・ヴァネルと イヴ・モンタン
 スリルと恐怖とサスペンス 極限状況 息つく間なく
 追いつめられた者たちの 虚飾の皮を剥ぎ取って 
 人間性の本質を 描くはフランス名監督の 
 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
 比類もなきの一篇は ジャンルを超えた傑作なり
270名無シネマさん:02/01/28 11:22 ID:dwdKpB1E
265さん、ご親切にありがとうございました。どうもビデオを借りるのは難しそうです。代わりに図書館で本を借りてきました。
271:02/01/28 13:06 ID:/ijcbBkR
>>269 名画紹介 七五調さん
「恐怖の報酬」を最初に観た時、途中で寝てしまいました、二回目も。
その時は酒が入っていたのですが、トラックで出発するまでの導入部が少し
長いように感じました。でもニトロを積んで出発してからは、最後まで手に汗
握る展開でした。
死の恐怖は実際に経験しないと、解らないものなのでしょうね。
それにしてもシャルル・ヴァネルは良かった、上手かった、最高でした。

>>270
そうですか、レンタルは無理ですか、ひょっとして図書館に置いているか
解りませんよ、一度確かめてみてはどうですか。
少し出費になりますが、購入であれば、雑誌に良く出ているのですが。

「俺たちは天使じゃない」久々に観ましたが、面白かったです。
俺は中盤に少しダレましたが、とても楽しめました。ハンフリー・ボガートも
ピーターユスティノフともう一人の囚人は名前知りませんが、コミカルな感じ
良かったです。レオ・G・キャロルもいい雰囲気でした。
ジョーン・ベネットは「花嫁の父」に匹敵する賢妻ぶりでした、悪女を演じても
良女を演じても、ほんと魅力的な女優さんであります。
最後に出て来る、娘と結ばれる暗示のある船医は「ララミー牧場」のジョン・
スミスですよね?
272名無シネマさん:02/01/28 23:41 ID:SWcRZI9E

「恐怖の報酬」

封切り当時でも出発までの一時間が長すぎるという評
が出てましたよ。
273シネマ三四郎:02/01/29 14:12 ID:wvChvpxf
>>248
遅いレスですみません。ご依頼の主旨とは、ちょっと外れるのですが、
夫が家庭を放棄して放浪した挙句、数年・数十年ぶりに帰ってくる、という映画で、
いずれも70年代の映画ですが、以下の作品を思い出しました。
ハッピー・エンドとも言えないので、申し訳ないのですが。

「荒野に生きる」(監督:リチャード・C・サラフィアン 主演:リチャード・ハリス)
「さすらいのカウボーイ」(監督・主演:ピーター・フォンダ 共演:ウォーレン・オーツ)
「スケアクロウ」(監督:ジェリー・シャッツバーグ 主演:ジーン・ハックマン/アル・パチーノ)

「スケアクロウ」以外はビデオ化されていないので、見るのは困難だとは思いますが。
この傾向の映画は邦画にもあるのではないでしょうか?
「父帰る」なんかどうでしょうか。
でも女性の立場から見ると、男の放浪に対するあこがれも、ただの身勝手ですよね。
274クルーゾー:02/01/29 14:59 ID:rP9qVKw7

            ∧_∧  )
            (    ) |
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            /    - ―― = ̄  ̄ ̄`:, .∴ '    (>>269
           /      __       ', ・,‘r⌒>  _/ /
          /  ,  ̄ ̄ ̄   ̄――= ・, ’   | y'⌒  ⌒i
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       /  /                   , ー'  /´ヾ_ノ
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                       !、_/ /   〉
                           |_/






275シネマ三四郎:02/01/29 21:39 ID:wvChvpxf
>>271 1さん >>272 さん >>274 クルーゾーさんへ。

私も「恐怖の報酬」を初めて見た時、前半の一時間が長すぎると思いました。
導入部が半分くらいなら、もっと引き締まったアクション映画になるのにな、と思ったものです。
ところが最近見直してみると、クルーゾー監督が描いた前半部分は、なるほどこれくらいは必要だなと
思い直しました。あの部分を長く描くことで、ただのアクションものにはない独特の心理描写に
成功しているような気がします。
ラストは公開当時、蛇足であるとの批判があったようですが、「青きドナウ」に乗せたあの終幕のリズムは
大変効果的でいいシーンではないかと私は思います。本当に映画的な終り方ですね。

ところで、クルーゾーさんは、>>269 の映画紹介のどの辺が不満なのですか?
276名無シネマさん:02/01/29 22:11 ID:PGYLjutm
今日の「なんでも鑑定団」見ましたか?すごいコレクターがいるもんだなぁ。
それにしても中野のおっちゃん、900万は安すぎるよ。あれだけのもんだと
その倍出しても揃わんよ!
277クルーゾー:02/01/30 12:38 ID:KuvcTLiX
昨日、ここをチェックした時に>274を見て、
あらまぁと思ったんですが、ここに来ている人なら、
あれが私ではないとすぐにお分かりになるでしょうから、
(それに、あんな上手い具合に絵は書けませんし)
いちいちレスしなくていいなと思ってたんです。煽りに乗る様なもんですから。
でも、出来れば最後の1文、悲劇の云々というのは削除して欲しいかな。
オチが分かっていても十分素晴らしい映画ですけど、
未見の人が読んだらと思うと・・・

私も最初は前半部分は退屈した口です。
ニトロ運びの緊迫した映画ということで見たからでしょう。
まだかなまだかな・・・てな感じでした。
しかし、クルーゾー監督はご存知の通り、サスペンスのみを描く監督ではなく、
そこに絡む人間達の本性みたいなものをあからさまに描いて見せてくれます。
そこがあの映画をただのニトロ運びを描くアクション映画ではなく、
第一級のサスペンス映画となっている証ではないかと思います。
まぁ、ラストは有った方が良いと思っていた時期もありますし、
なんか取って付けたようだなと思っていた時期もあります。
人間の業を描くにしても、ちょっとやりすぎのような・・・
未だにどちらが良いのか・・・?

>>276
たしか500枚近くの映画ポスターの話ですよね。
残念ながら見ることが出来なかったので、教えていただけたら嬉しいです。

この間の「地球に好奇心」のお話はまた後で。

278名画紹介 七五調 担当者:02/01/30 13:10 ID:sC52xClW
「名画紹介 七五調」を作っている者です。

もともと遊び半分で作ってたんですが、他の人の作品も見てみたいと思ってスレを立てたところ、
他の方からの書き込みはわずか2本しかなく、一人でスレの独占はルール違反かなとも思い、
いろいろ捜した挙句、ここのスレが一番合ってるかなと考え勝手に引っ越してきた次第です。
今のところ、賛否半々という感じなので続けようかどうか迷っております。

よろしければ、もうすこし「作品」が残っているので続けさせてもらいたいのですが、
ここのスレの雰囲気をを壊してしまう気は毛頭ありませんので、批判が多ければ無論、撤退いたします。

なお、作品紹介の性質上、どうしてもラストに触れたい映画が少なからずありますので、
その辺はご容赦下さい。どちらかというと、すでに見ている方向きかもしれません。
未見の方は読まないようにお願い致します。
今後は、長い文はあまりスペースをとらないようにレイアウトを工夫します。
279クルーゾー:02/01/30 13:29 ID:KuvcTLiX
私は「名画紹介 七五調」、大歓迎ですよ。どんどん続けて良いですよ。
でも、ラストが重要なものに関しては、
初めにお断りになった方がよろしいかと思います。
せっかく作っていただいてるのに、勝手なこと言ってすいません。
280:02/01/30 16:11 ID:qZNS+rAu
>>272さん
そうなんですか、知りませんでした。ありがとうございます。

>>275 シネマ三四郎さん
「恐怖の報酬」俺の場合は最後まで観るの時間がかかってしまいました、三回目
でやっと最後まで観た次第です。情けない話、この間四年ほどかかってしまい
ました。一度最後まで観た後、再度観た時は導入部のきめ細かさが解ったので
すが、俺みたいに、最初の一時間が我慢できずに、途中で挫折した人も、いるん
じゃないかと思ったりもします。

>>276さん
「なんでも鑑定団」残念な事しました。朝、新聞でポスターの件は知っていて
絶対に見ようと早く帰ってきたのですが、家に帰ると皆で「ガチンコ」を見て
ました。「鑑定団」の事をすっかり忘れて、一緒に「ガチンコ」を見て
しまいました、気が付いた時には終わっていました。情けない。

>>277 クルーゾさん
人の名前を騙るくだらん奴は、放っておきゃいいんですよ。
俺は何が書いてあるのかさっぱり解りませんでした。

>>278 名画紹介 七五調さん
是非とも続けて下さい。俺みたいにいちいちレスしない方の中にも、
「名画紹介 七五調」さんを心待ちにしている方が、いると思いますよ。

中には趣味の合わない方もいるかも知れませんが、そんな事いいじゃない
ですか。

もう少し「作品」が、と言わずどんどん「新しい作品」作って下さいよ。
期待しております。
281クルーゾー:02/01/30 18:00 ID:B1NzOnFW
期待が大きすぎて、ちょっと物足りなかった「地球に好奇心・チネチッタ」。
でも美術スタッフの言葉が興味深くジーンときた。
あなたにとって、最高の監督は?の問いに、
悩む事無く
「フェリーニだね。彼はスタジオで会った時は声をかけてくれたもんだ。
スタッフの名前まで覚えていてくれたんだよ。
この間、スコセッシがここで撮影をしたけど、
彼とは一度も会う事すら無かったよ。(ここで少し涙ぐむ)」
スコセッシの株はだいぶ下がったね。
私の中では、もともとスコセッシ株は上がってないから、どーでも良いんだけど。
あのヴィスコンティに怒ってた人の話はもうちょっと聞きたかったなぁ。
マジなのか、ネタなのか? 
そう言えばカメラの話のところで、
先週の岡崎カメラマンが取り上げてた手動のカメラが奇しくも出てきたのには
ちょっとビクーリしたけど。
でもイタリア人は歌を唄ってリズムよく廻している所はお国柄だなぁ。

来週のイタリア映画大回顧の「イタリア万歳」の残席を先程チェック。
満席だった・・・・
満席の映画館、好きじゃないんだよなぁ。なんか息苦しくって。
282名画紹介 七五調 担当者:02/01/30 18:40 ID:sC52xClW
1さん、やさしいお言葉、誠にありがとうございます。
今後は、特にどんでん返しのある映画などのラスト表現には十分配慮します。
ちなみに、次の紹介は「黒蘭の女」です。
これはラストに触れていますので、ご容赦のほど。
283276:02/01/30 21:35 ID:732pCezI
「なんでも鑑定団」のポスターコレクター氏、ざっと見たところ50年代の
誰でも知っているようないわゆる「名作」は殆どカバーしていて、野口さん
のイラスト使用のものも多数。しかも地方版ではなく都心での封切時の
ものばかり。この方、子供の時から学生時代まで自分で映画館で見て、
そのときに全て劇場で貰ったそう。お金に物を言わせて高値でショップで
集めている人とは訳が違う。中野ブロードウェイのおやじは500枚で900万
円の値を付けていたけど、どれも今最低で1万〜2万5千円くらいで取引き
されているものばかり。有名作品は桁が1つ違ってくるので僕は安くて
1500万くらいとみたぞ。
284名無シネマさん:02/01/30 22:23 ID:75GumwcI
ttp://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/
なんでも鑑定団のページ。
「前回放送のお宝」ってところにちょこっと鑑定士総評なんかがありました。
頭にhを足してから行ってみてください。
285シネマ三四郎:02/01/31 12:59 ID:mOXgRae6
>>277 クルーゾーさんへ。

とんだ勘違いをしてしまい、申し訳ありませんでした。私もおかしいなとは思ったのですが。
私自身は「恐怖の報酬」は映画史に残る傑作だと思っていますが、
一点だけ、引っかかる箇所があります。

ニトログリセリンを満載したトラックが爆発して、あれだけの被害ではすまないような
気がします。おそらく道路もなにもなくなってしまって、車が通れるどころではないと
感じるのですが、どうでしょうか。

ところで、>>236 で挙げておられた映画は、
「ミッドナイト・エクスプレス」(監督:アラン・パーカー)ではありませんか?
これは冤罪ものというよりも、トルコの刑務所の恐るべき実態を描いた映画でしたね。
実話ということですから、本当に怖い話です。

刑務所ものといえば、バート・ランカスターが主演した、
「終身犯」(監督:ジョン・フランケンハイマー)
も忘れられない映画です。これも実話でしたね。

一度は死刑判決を受けた主人公が、母親の懸命な助命運動で終身刑に減刑され、
それから彼の、独房の中での素晴らしい人生が始まるのですが、
死刑にされてしまっていたら、あの感動的な物語もなかったわけで、深く考えさせられる映画でした。
看守役の、カール・マルデンとのやりとりも印象に残っています。
286クルーゾー:02/01/31 13:10 ID:YDxbA/I4
>283さん
>284さん
情報レス、ありがとうございます。
鑑定した方の言い分は、
「あくまでも最低の取引値段ですから。
ここから値段がどんどん上がると思ってください。」
なんでしょうね。

いま「新星堂」でビデオやDVDが安く売られているんですが、
(ビデオは980円だったり、25%引き。)
どんなものが面白かったり、貴重なものなのかが分からず困っています。
例えば、この間に書かれてあった「俺は善人だ」(ビデオ)もあるんですが、
これって面白いですか?
他にも廃盤になっているようなビデオがたくさん売られています。
ご近所に「新星堂」があるようでしたら、ちょっと寄ってみてください。
それで、どれが掘り出し物かを是非教えてください。
とりあえず、今日は「鬼戦車T-34」(DVD)を買って帰ろうと思います。

「王様と白鳥」(やぶにらみの暴君)のDVDもあったんですが、
裏ジャケに出てる巨大なロボット?がギガント?の元ネタなんですか?
287シネマ三四郎:02/01/31 17:49 ID:mOXgRae6
>>285
すみません。訂正します。
「終身犯」のカール・マルデンは看守ではなく、所長役でした。
288クルーゾー:02/02/01 08:41 ID:G/dAKFcL
>シネマ三四郎さん
訂正、どーもです。
「ミッドナイト・エクスプレス」とデ・パルマの「ミッドナイト・クロス」が
どっちがどっちだったか怪しかったんです。トホホ
ニトロの件はそう言われるとそうかも・・?
また見てみなきゃ。

いまラジオから森繁の「フラメンコでカッポレ!」が流れてる。
よーやるよ、森繁ったら。
289クルーゾー:02/02/01 08:50 ID:hRpHXjcb
         ∧_∧  )
            (    ) |
          / f (   _ノ
          \ | |  ~ |
            | |   |   _ _     .'  , .  .  ∧_∧
            /    - ―― = ̄  ̄ ̄`:, .∴ '    (>>288
           /      __       ', ・,‘r⌒>  _/ /
          /  ,  ̄ ̄ ̄   ̄――= ・, ’   | y'⌒  ⌒i
        /  /                .  |  /  ノ |
       /  /                   , ー'  /´ヾ_ノ
     /  /                   / / /
     !_/                  / / ,'
                        /  /|  |
                       !、_/ /   〉
                           |_/
290クルーゾー:02/02/01 09:35 ID:G/dAKFcL
↑ ドッペルゲンガーかよ。
291名無シネマさん:02/02/01 11:21 ID:ngpES0yM
>286
ジュネスの「俺は善人だ」は、余程のフォード好きでなければ、例によって
眠くなるような画質なので購入は薦められません。作品の出来もまぁまぁ
といったところ。
292:02/02/01 12:03 ID:p7/nm0ME
>>281 クルーゾさん
それで「イタリア万歳」は行かれないんですか、惜しいですね。
俺はプログラムを読んで「虎にまたがって」(ルイジ・コメンチーニ)が面白そうに思い
ました。
折角の機会ですので、時間の許す限りご覧になって、又教えて下さいよ。

>>282 名画紹介 七五調さん
「黒蘭の女」楽しみにしております。
293クルーゾー:02/02/01 12:30 ID:6te8fDP5
>>291 名無シネマさん
「俺は善人だ」の情報、ありがとうございます。
何本かこのジュネスというとこのビデオがあったんですが、
発売元の住所記載の所の郵便番号がまだ3ケタだったので、
もう廃盤になってる物だろうから、
面白い映画なら買っておいた方が良いかなと思っていました。
まだ買わなくて良かったです。
25%引きとはいえ、元の値段が高いもんで・・・

>1さん
いえいえ、行きますよ「イタリア万歳」。チケット買っちゃったから。
私も「虎にまたがって」は○印つけてあったんですよ。
あと、「労働者階級は天国に入る」もチェックしてあったんですけど、
時間が取れなかった・・・
「危険分子たち」もチェックしてあるんだけど・・・
294:02/02/01 16:25 ID:6S6c7BsS
>>293 クルーゾさん
ごめんなさい、普通に読んだらそうですよね。

「虎にまたがって」面白そう、羨ましい。
「労働者階級は天国に入る」邦題からくるイメージと違って、かなりシビアな
映画みたいですね。
「危険分子たち」これはタヴィアーニ兄弟のデヴュー作なんですね、これも
面白そうですね。

「俺は善人だ」(ジョン・フォード)は臆病なサラリーマンのエドワード・G・ロビンソン
とジーン・アーサーが見れるから、俺はボチボチ良かったですが、ストーリーは
大体、クルーゾーさんの想像通りだと思います。

水曜日に帰りに遠くのビデオ屋さんに行ったのですが、ここでも
「死刑台のメロディ」「真昼の暗黒」ありませんでした。
折角来たので小津監督の「お茶漬の味」と「彼岸花」を借りてきました。

最近我が家ではビデオ鑑賞は深夜か早朝しか出来ないので、最近早朝に観る事が
多いのですが、まだ年末に録画した「ジャコ万と鉄」「無法松の一生」その他が
あるのに、どう言う訳か小津監督の映画を観てしまいます。
その言葉遣いや、映画の雰囲気が早朝向きなんでしょうかねぇ。

「お茶漬けの味」は小暮実千代が良かったですね、あまり良家の奥さんには見え
なかったですが、「酔いどれ天使」同様、印象に残る女優さんですね。
佐分利信はどの映画を見ても渋いです。

何か佐分利信が主演及び監督している映画でお薦めないですか。

「彼岸花」は浪花千栄子が最高でした。今まで見た浪花千栄子で一番印象に残る
映画ですね、さすがに上手かったです。
娘役の山本富士子は映画で観るのは初めてなんですが、いいですね。何かもっと
添え物的な女優さんとばかり思っていました。
桑野みゆきも丸々と太って可愛いかったです。

小津監督の映画は出演者が殆ど同じなのと題名がよく似ているので、後で思い出
すと色々な映画がごっちゃになってしまって、どれがどれか解らなくなってしま
うのは、俺だけですか。


295シネマ三四郎:02/02/01 17:41 ID:LBLklkAT
>>294 1さんへ。
「死刑台のメロディ」と「真昼の暗黒」のビデオなかったそうで、私も残念です。
いつも古い名画のことを教えていただいているので、私の得意分野の60〜70年代の洋画から紹介して、
せめてお役に立てば、と思ったのですが・・・

替わりに、と言ってはなんですが、「12人の怒れる男」の関連で、
シドニー・ルメット監督の名作を思い出しました。
「セルピコ」(主演:アル・パチーノ)です。

希望と使命感に燃えて警察官になった主人公・セルピコが体験する、あまりに腐敗した警察組織の実態。
まわりは全て汚職にまみれた人間ばかり。
社会の悪と闘うために入ったその警察内部で、彼は長く孤独な戦いを強いられます。
これも実話の映画化です。

おもしろおかしいという映画ではないので、お好みに合わないかもしれませんが、
迫力のある映像とアル・パチーノの演技に堪能させられました。
この映画のビデオなら、パチーノのコーナーか刑事ものの棚にあると思います。

すでに見ておられたら、申し訳ありません。
296教えて!:02/02/01 21:04 ID:OWox7GK5
今月BS2でやる古い洋画でおもしろいのを教えてもらえませんか?
あと「ふるえて眠れ」はおもしろいですか?
質問ばかりですみません。
297名無シネマさん:02/02/01 21:14 ID:KAh1DOTS
>296
マウロ・ボロニーニの「ビアンカ」がちょっといいかも。
「ふるえて眠れ」は批評家の受けはいいのですが、私は個人的に
テンポがもたつきすぎて好きじゃない。むしろアルドリッチ
なら「何がジェーンに起こったか?」の方が素直に面白いです。
298名無シネマさん:02/02/01 21:44 ID:I9eEg7T2
古きよき「怖い映画」のお勧めがあったら教えてください。
エググロとかではなく、ギャーギャーうるさいのでもなく、ゾクゾクっとしたいのです。
でもあまりにも救いようのないラストだったりすると虎馬になってしまいそうで
それも嫌・・って都合がよすぎますが、お願いします。
299名無シネマさん:02/02/01 21:54 ID:ZQpbmTzN
>298
もし未見でしたらチャールズ・ロートン監督の「狩人の夜」が
最高です。ニセ神父で実は殺人鬼のロバート・ミッチャムが、
大金のありかを知る兄妹の子供を執拗に追跡する話で、とにかく
ミッチャムの異常なキャラが怖すぎる!でも決して不快な作品
ではなく、リリアン・ギッシュが登場する後半は感動的ですら
あります。
300名無シネマさん:02/02/01 21:57 ID:ecMKRIJg
>298
「シェラ・デ・コブレの幽霊」というのがとても恐いらしいです。
自分もみたことありませんがw
301スモーキー:02/02/02 00:34 ID:r91c9EJC
1さん
俺の行くビデオ屋も小津がずらりと勢ぞろいなんですが
自分が過去に何を観て何を観てないのか訳判らなくなり
レンタルするのにいつも二の足ふんでしまいます。
そんな訳で今日は川島雄三の「銀座二十四帖」を借りました。
明日ゆっくり観てみます。

>>296さん
「ふるえて眠れ」オープニングでブルース・ダーンが
すごいことになり期待を持たせてくれますが、結局尻すぼみで
終わってしまうという印象ですね。
オルドリッチ&デイビスなら297さんと同じく
断然「何がジェーン〜」をお奨めします。
302クルーゾー:02/02/02 09:10 ID:3s93V1UP
>>296 教えて!さん
私がお薦めしたい今月のBS2は
2/11「野ばら」、2/12「ほがらかに鐘は鳴る」
両方ともウィーン少年合唱団をメインに話が出来てますので、
正続の関係ではありませんが続けて観られると良いでしょう。
後者は未見なんですが、前者は良い映画でした。
それと同じく2/12にはキューブリックの「現金に体を張れ」があります。
これは文句無くお薦めできます。
そして2/13「殺しの分け前 ポイント・ブランク」もB級ながら良いです。
このスレ的には2/19「会議は踊る」も外せません。
それと2/11から5日連続で放送される「アンジェリク」。
原作は有名なのですが、
映像化された作品がこのようにまとめて放映されるのは珍しい事なのだそうです。
(他のスレで知ったんですが・・・)

以上書きましたが、あくまでも放送予定ですので。
今月はこんな感じでしょうか?
参考になさっていただければ幸です。
303名無シネマさん:02/02/02 09:30 ID:jKMKyQ3h
>>302カリガリ博士もなー。
304クルーゾー:02/02/02 09:44 ID:3s93V1UP
>303さん
そうでした、失礼しました。2/4ですね。

「怖い映画」に関してはまた後で。
305名無シネマさん:02/02/02 09:46 ID:4SGPOu0g
>300
ホントにそんな映画あるのか?
306クルーゾー:02/02/02 10:05 ID:3s93V1UP
>>298
『怖い映画』
ヒッチコック  「サイコ」
        「レベッカ」
H・G・クルーゾー「悪魔のような女」
フリッツ・ラング「M」
        「飾窓の女」
ロバート・シオドマク「らせん階段」
ジャック・クレイトン「回転」
ジョルジュ・フランジュ「顔のない眼」(トラウマになる可能性あり)
マーヴィン・ルロイ「悪い種子」

オカルト・怪奇映画を外して選んで見ました。
レンタルで借りられやすいものを選んだつもりですが、
中にはレンタルに置いてない物もありますが、
覚えておいても損は無いと思います。
307名画紹介 七五調 15:02/02/02 10:58 ID:gg5UXRKF
「黒蘭の女」

 時代は、南北戦争前夜  ニューオルリンズの豪華な屋敷 ジュリーは勝ち気で我儘育ち
 今日は愛する婚約者、プレスと踊る舞踏会 彼とのひととき ときめく夜に
 周りを無視したいたずら心 未婚の女性は禁断の 真紅のドレスを 身に纏(まと)う

 プレスはそれ見て仰天し 必死でジュリーを説得すれど 彼女も意固地な南部の女
 ジュリーは全く聞く耳持たず プレスも決意を胸に秘め ついに出かける舞踏会
 冷たい視線を背中に受けて 二人で踊るその夜に プレスはジュリーに別れを告げる
 彼はそのあと姿を見せず 遠き東部へ旅立って ジュリーは失意の日を過ごす

 四季は巡って一年後 プレスが帰郷するとの報せ 聞いたジュリーは 別荘で
 プレスと他の友人招き 白いドレスで 彼を待つ 待ちに待ったは 愛しきプレス
 ところが彼に寄りそう美女は 東部で婚姻挙げた妻 ジュリーは笑顔でショックを隠し
 恋のためなら 選ばぬ手段 愛するプレスを奪うため 友人バックを挑発す

 ジュリーの計画 不幸を招く プレスが邸を去った後 バックはプレスを侮辱して
 プレスの弟、無礼に怒り 止める家族を振り切って バックに決闘申し出る 
 南部の風習野蛮なり 男の意地は死を招く バックは被弾し 帰らぬ人に 
 すべてはプレスの気を引く行為 されど周りはジュリーの心、理解できずに 彼女をなじる 
 魔性の女、南部の毒婦 聖書の悪女、ジェゼベルに ジュリーを模して 非難する

 ときの南部は受難の時代 横熱病が猛威をふるい 罹(かか)った者は 島送り
 当時は不治の病なり 悪魔の病気がプレスを襲う 病の床でうなされる
 かつての恋人、その人の 苦しむ顔を見たときに 神が与えし試練の道が
 ジュリーの前に示される 彼女は初めて愚行を悔いて プレスの妻に 懇願す

 「生きては帰れぬ患者の島で 私はこの身を投げ打って プレスの看護にすべてを捧ぐ」
 固い決意を聞いた妻 すがるジュリーの瞳を見つめ すべてを悟ってこう告げる
 「愛する夫を救える人は、 あなたを置いて他にはいない」 妻はジュリーに夫を託す 
 孤島に向かう馬車の列 そこにはプレスの手を取って 希望に生きる天使の顔が

 ベティ・デイヴィス ジュリーを熱演 共演、若きヘンリー・フォンダ 
 南部の因習背景に いちずな恋と時代のうねり 宿命(さだめ)に翻弄されながら 
 個性豊かに生き抜く女 ウィリアム・ワイラー監督が 鋭く描く 秀作なり
308クルーゾー:02/02/02 12:44 ID:hvKlDE/j
この映画から取ったんだろうけど、
同じくベティ・デイヴィス主演で「黒薔薇の女」(TV)というのがありましたね。
まぁ、この映画も原題は「ジェゼベル」と直訳で無いけど、
「黒薔薇の女」も「判事とジェイク・ウォーカー」?と全然違うんです。

思いつきレスでした・・・
309:02/02/02 13:21 ID:6CqcstT2
>>295 シネマ三四郎さん
ごめんなさい、「セルピコ」は観ていました。

>>296さん
手許に「テレビタロー」がないのい、今月のお薦め映画は解らないです、ごめん
なさい。

「ふるえて眠れ」(ロバート・アルドリッチ)
俺は好きじゃなかった。俺は恐い映画が好きじゃないから、出演は豪華ですよ、
ベティ・デイヴィス、オリビア・デ・ハビランド、ジョセフ・コットンです。

>>297さん
俺は恐がりだから、自分の観た中での恐かった映画ですので、あまり恐くない
かもしれませんが・・・
「飾窓の女」(フリッツ・ラング)
めちゃめちゃ面白かったです、恐かったですが面白った。最高でした。

「悪魔のような女」(アンリ・ジョルジョ・クルーゾ)一般的にはあまり恐くないかも知れま
せんが、題名からして次はどうなるどうなるとハラハラして観ていました。
シモーヌ・シニョレ恐いです。とりあえず必見かと。

「狩人の夜」(チャールズ・ロートン)
とにかく不気味です、何かしら不気味です。ロバート・ミッチャム不気味です。
でも印象に残る作品と思いますね。

恐そうなので途中で止めた映画
「らせん階段」(ロバート・シオドマク)
とにかく効果音で参ってしまいました、最後まで観ようと思ったのですが、
段々と気持ち悪くなってきて、止めてしまいました、でも面白そうです。

「回転」(ジャック・クレイトン)
最初、恐い映画と知らずに、デボラー・カーが出演していたので喜んで観たので
すが、出だしであまりに恐そうなので、直ぐに止めてしまいました。

「眼には眼を」(アンドレ・カイヤット)
この映画は恐い映画とは言わないと思いますが、心理的にかなりくるんじゃな
いかと思いまして、俺は凄く面白かったです。

>>301 スモーキーさん
小津作品そうでしたか、俺は「東京物語」以外は全部ブレンドされています。
佐分利信、北竜二、中村信郎の三人コンビで料理屋で飲むシーンなどは、全く
区別がつかずに困っています、よくある同窓会シーンについても同じです。
でも又観たくなってしまうのですよ。何か引きつける物があるんですかね。

>>302 クルーゾさん
「現金に体を張れ」(スタンリー・キューブリック)
「殺しの分け前/ポイントプランク」(ジョン・プアマン)
「会議は踊る」(エリック・シャレル)      
必ず、観て頂きたいですね。
>>306
えらいかぶってしまいました。

>>307 名画紹介 七五調さん
この頃のベティ・デイヴィスっていいですね、同じワイラーの「月光の女」
「偽りの花園」、それに「痴人の愛」「化石の森」と、どれもこれもいいですね。

名画紹介 七五調さん、最近、小津監督作品をよく観ているので、小津作品で
もしもありましたら、お願いします。
310アルフレド・ガルシアの首を漏れんとこへ持って来い ◆ALfRDzjA :02/02/02 16:19 ID:wYe2dt0M
大変ご無沙汰しております。1さんお元気そうでなにより。
漏れは現在、自分を見つめなおす旅の途中…。
見知らぬ国をさすらう荒野のストレンジャーといったところです。
なわけで、古い映画も随分長いこと見ておらず。
でもこのスレはちょくちょくROMらせてもらってますよ。
ああ、小津の映画、久し振りに見た〜い!
ではまた。
311:02/02/02 17:36 ID:1GjxiZa0
>>310 ガルシアの首さん
ひえ〜〜〜ガルちゃん久しぶりです。旅の途中ですか、格好いいねストレン
ジャーですか、オーソン・ウエルズの「ストレンジャー」思い出すじゃありま
せんか。
呉々も体に気を付けて、元気良く帰って来て下さいよ、待ってまっしぇ〜〜〜。

奇遇だね、今日の朝、小津監督の「秋刀魚の味」を観ていて、「トリスバー」で
加東大介の例のシーン観た時に、ガルちゃんの事を思い出していたんだよ。
加東大介の敬礼のシーン、上官だった笠 智衆とお風呂から帰ってきたマダムの
岸田今日子が頭にタオル巻いて、髪にピン付けたままで敬礼するシーン、
ガルちゃんの好きなシーンだったね。
以前ガルちゃんのレス思い出していたんだよ。

そうか、嬉しいなぁ、とにかく健康だけは気を付けて下さいよ。
312シネマ三四郎:02/02/02 20:17 ID:7VrMTLke
≫309 1さんへ。
「セルピコ」見ておられましたか。失礼いたしました。
シドニー・ルメット監督作品は、私はどれも好きですが、特に感動したのは、
「質屋」です。
これも、大変地味な作品で、最初見たときはピンとこなかったのですが、
いつまでも記憶に残る名画だと私は思います。
ロッド・スタイガーの演技がすばらしい。
「かくも長き不在」と似た雰囲気がありますね。
313296教えて!:02/02/02 21:47 ID:gRByb1sT
297さん、スモ−キーさん、クルーゾーさん、1さん教えていただいてありがとうございます。
こんなにたくさんの方から教えていただいてすごくうれしいです。
自分はまだ学生なのでほとんど古いのは知らないんですよ(新しいのもそんなに知らないけど・・・)
このスレでいろいろ勉強させてもらっています。
BS2で教えてくださった作品はかならず見ますね。
なんか見るのが楽しみになってきました。
「ふるえて眠れ」は見るのをやめよっかなー
今度CSで放送するみたいだったので見ようかな?と思ってたんですよ。
また、教えてもらいに現れると思うんでその時はみなさんお願いします。
314300:02/02/03 01:52 ID:/1uLw2Lw
>>305
雑誌でリングの脚本の高橋洋一が言ってました。
全洋画onlineにはデータがあるのにimdbにはどんなに探しても載ってません。
315名無シネマさん:02/02/03 02:05 ID:ntKaivpY
q
316スモーキー:02/02/03 02:12 ID:VGsX1kry
>質屋
ロッド・スタイガーて不敵な面でガムくちゃくちゃ噛んでる
イメージが強すぎたせいか、この作品で彼が見せた繊細な演技には
ちょっとビックリ、感動すらおぼえます。
また、モノクロ、シャープなロケ映像のN.Yが何ともうら淋しく、
まるで街が泣いてるような錯覚に陥りました。
うまく言えませんが、ここで描かれる人々の内包した苦悩や孤独が
具現化して霧となり、街全体を覆っているかのようです。
317名無シネマさん:02/02/03 12:12 ID:5Q3ZredM
1日にヒルデガルド・クネフ(ネフ)が亡くなったと報じられていましたね。
つい最近BSで放映された「アンリエッタの巴里祭」で見たばかりだったし、
まだ生きていたのかという気持ちもあって、ちょっと驚きでした。
私としては子供の頃見てトラウマになっている「魔獣大陸」の印象が非常に
強いです。なによりこの名前ですね。ギラ・ゴランとかザザ・ガボール
とかと並んで忘れられない名前のひとつです。
318:02/02/03 15:56 ID:XDt4GzKc
>>312 シネマ三四郎さん
「質屋」は重たい映画でしたね、あんなロッド・スタイガー見たの初めてで、
面食らいましたよ。でも印象に残る映画でしたね。

戦争の残した傷跡と言うのでしょうか、「かくも長き不在」もそんな感じのする
映画でしたね。アリダ・ヴァリとジョルジュ・ウイルソンのダンスの場面を又思い
出しましたよ。
三四郎さん、「かくも長き不在」ラストは結局走り去って行くんでしたか?、
それとも?ナタバレになりますかね。

>>313 296教えて!さん
どういたしまして。

「ふるえて眠れ」も観て下さい。凄く面白いと感じるかもしれませんよ。

いつでも、ご遠慮無く、御用の節は何なりと。

>>317さん
俺も昨日の夕刊見てヒルデガルド・クネフの事知りました。この名前が憶えられず
ここでも聞いたのですが、直ぐに忘れてしまいます。317さんの書き込みが無け
れば、又思い出せない所でした。
俺は「二つの世界の男」(キャロル・リード)、「キリマンジャロの雪」(ヘンリー・キング)を
思い出します。

そう言えば、「我等の生涯の最良の年」のハロルド・ラッセルも亡くなりましたね。
319シネマ三四郎:02/02/04 10:16 ID:1bhBQq5M
>>318 1さんへ。
ヒルデガード・ネフは、ビリーワイルダー監督の
「悲愁」に出ていましたね。この映画を見たとき、同じワイルダーの、
「サンセット大通り」に、テーマが似ているなと私は思いました。


ーーーーーーーーーー(「かくも長き不在」のラストに触れます。)ーーーーーーーーーー

私の記憶では、主人公(アリダ・バリ)の行方不明の夫に瓜二つの男が、
走って逃げようとして車にはねられる、というラストではなかったでしょうか。
そのとき、男はナチに追われて殺されそうになった記憶が一瞬よみがえる、という
内容だったと思いますが、昔の記憶ですので、間違っているかもしれません。

男を、記憶を無くした夫と思い、なんとか思い出させようとする妻。
そして彼が死んでしまった時、妻が「冬になれば夫は必ず帰ってくるわ」と、
つぶやいて終るラストは、戦争の悲惨さ・残酷さを見事に表現していると思います。
320名無シネマさん:02/02/04 10:48 ID:Vneq4RT0
山本薩夫って共産党スイセンだからてっきりつまらないサヨク映画ばかり撮っているんだと
思ってました。
最近「にっぽん泥棒物語」を観て己の不明に恥じ入るばかり。
彼の監督作品で他に何か「これはいいよ。」という作品がありましたらご教示下さい。
あ、「白い巨塔」もそうですね。これも面白かった。
321:02/02/04 12:46 ID:O3YhfU1R
>>296 教えて!さん
亀レスですみません。昨日帰って2月のBS2の放映確認しました。全て未見と
言う前提で、
2/11 PM3:55〜5:30 「野ばら」(西独 マックス・ノイフェルト)ウィーン少年合唱団音楽映画
2/12 AM1:20〜3:40 「女ひとり大地を行く」(亀井文夫)山田五十鈴、宇野重吉
2/13 AM1:20〜2:45 「現金に体を張れ」(米 スタンリー・キューブリック)S・ヘイドン Cグレイ
2/14 AM1:20〜2:55 「殺しの分け前/ポイント・プランク」(米 ジョン・プアマン)Rマーヴィン
2/18 AM1:00〜2:44 「ビアンカ」(伊 マウロ・ボローニ)J・P・ベルモンド P・ジェルミ CC
2/18 AM2:44〜4:50 「郵便配達は二度ベルを鳴らす」(伊 ルキノ・ヴィスコンティ)
2/19 PM3:55〜5:30 「会議は踊る」(独 エリック・シャレル)リリアン・ハーヴェー C・ファイト
2/22 PM4:25〜6:00 「私を野球につれてって」(米 バズビー・バークリー)
2/24 NHK教育 PM10:00〜11:47 「サムライ」(仏 J・P・メルヴィル)A・ドロン 

WOWOWなら、ジョセフ・L・マンキウイッツ特集で日本未公開作品が数本あるの
ですが。

>>319 シネマ三四郎さん
「悲愁」は観たいのみ観れない作品の一つなんです。

「かくも長き不在」のラストで立ち去るJ・ウイルソンにA・ヴァリが夫の名前を
呼ぶ、その声に反応したのか立ち止まり、そこへ車のヘッドライトのアップが
あり、そこからがよく憶えていないんです。
轢かれて死ぬんでしたか、その辺で「FIN」が出てきたような記憶なんですが。

>>320さん
山本薩夫監督で後知っているのは「真空地帯」くらいです。俺は未見なんですが
面白そうですよ。確か木村功や三島雅夫、金子信雄が出ていたと思います。

すみません、これ一本しか思い出せません。

322:02/02/04 13:09 ID:tb2nmGpP
昨日「テレビタロー」を見ていたら、夜中にJ・L・マンキウイッツの日本未公開
作品の「復讐鬼」出演がリチャード・ウイドマーク、シドニー・ポワチエ、
リンダ・ダーネルがあり、それもポワチエの映画デヴュー作という事で録画をし
て寝たのですが、失敗で慌ててラスト30分だけ観た次第です。
呉々も録画失敗はしないように!
一応、WOWOW放映のマンキウイッツ作品
2/8 AM5:55〜7:55 「五本の指」ジェームス・メイスン ダニエル・ダリュウー
2/12 AM5:15〜7:30 「三人の女性への招待状」レックス・ハリスン スーザン・ヘイワード
2/15 AM5:55〜7:40 「ボストン物語」ロナルド・コールマン ビデオ未発売
2/22 AM6:05〜7:55 「他人の家」E・G・ロビンソン スーザン・ヘイワード ビデオ未発売

それと
2/19 PM7:30〜9:35 「砂漠の流れ者」(サム・ペキンパー)ジェーソン・ロバーズ
323シネマ三四郎:02/02/04 13:14 ID:1bhBQq5M
>>321 1さんへ。
============「かくも長き不在」のラストについて============

私は、ラストで男は死ぬと思っていましたが、今、映画の本で確認したら、
ただ、去っていくとなっています。私の記憶違いかもしれません。
いずれにせよ、男が立ち止まって手を挙げる、というシーンで、我々観客は、
この男の過去を理解するという場面であり、実にすばらしい幕切れだと思います。

=========================================

「質屋」もそうですが、戦闘シーンが全くない映画にもかかわらず、強い反戦意識を
訴える傑作中の傑作だと私は思っています。

他に同傾向の映画として、ポーランド映画の
「戦争の真の終り」(監督:イエジー・カワレロウィッチ)が、ありましたね。
これは、捕虜収容所での恐怖の体験のため、失語症になってしまった男の話でした。
妻になんとか話しかけようと必死になる夫。夫の行方不明中に好きな男性が出来てしまった妻。
ポーランドの寒々とした美しい背景をバックに、戦争が生んだ悲劇を静かに描写した秀作でした。
324クルーゾー:02/02/04 13:44 ID:1jZBoYty
>>320
横着しているようですが、あまりにも多いので・・・

  ttp://www.jmdb.ne.jp/person/p0150230.htm

あたまに h を付けて見てください。
見たことあるのは「真空地帯」「金環蝕」「正・続忍びの者」「白い巨塔」「戦争と人間」
と・・・あれ?結構見てるなぁ。
325:02/02/04 14:32 ID:pq0yHo1P
>>323 シネマ三四郎さん
わざわざすみません。最後は立ち去って、そこで終わるのでしたか。
いい映画でしたね。

「戦争の真の終り」も観たくて、観れない作品なんですよ。
何かの本で読んだ時に、内容が面白そうだったので、一時ビデオ屋さんで捜した
のですが、未発売だったと思います。

急に思い出しましたが、同じ本で次のページ位に紹介されていたと思うんですが
I・ベルイマンの「道化師の夜」?、こんな題だったと思うのですが、これも凄く
面白そうだったので、こちらも捜したのですが、駄目でした。
326名画紹介 七五調 16:02/02/05 11:27 ID:OPuzBu8n
「格子なき牢獄」

 ここはフランス片田舎 非行少女の感化院 規則・規則で縛り付け
 逆らう者は独居房 食事も粗末な囚人並で 少女の心は ますます荒(すさ)む
 そこにあらわる若き美女 新所長のイヴォンヌは 大改革に着手する
 厳しく過酷なやり方は 少女の更正妨げる 愛が生徒のこころを変える

 庭に響くは 少女の叫び 少女は脱走常習犯 脱走したが捕まって 所長は彼女を呼び寄せる
 不幸な生い立ち その名はネリー 愛ある家庭に恵まれず 誰もが手を焼く問題児
 所長は彼女に 使いを頼み 外出許可証発行す それ聞き職員、仰天し 猛反対で詰め寄って
 激しく所長に意見をすれど 所長はそれには耳貸さず ネリーを信じて待つ帰り 
 夜になっても戻らぬネリー そら見たことかと 職員騒ぐ そのときドアにネリーの姿 

 古参の職員、反発すれど 窓の鉄柵、取り外し 厳しい規則は撤廃し 重労働も禁止して
 生徒の顔には 笑顔が戻る ネリーは医師の助手となり 明るく働く毎日で 
 芽生えた乙女の恋心 青年医師にひかれるネリー 医師は所長のフィアンセなれど 
 所長は仕事が忙しく 彼とのデートも忘れる日々で 彼女の愛を疑う医師は
 好意を寄せるネリーと共に ある日往診した夜に ついにネリーと結ばれる 

 ふたりの関係、気付いた仲間 ネリーは仲間に脅かされ アルコールを盗み出す
 仲間は酔って 乱痴気騒ぎ ネリーと仲間は所長のもとへ 所長は事実を問いただす
 ネリーは愛する医師のため 彼をかばって口つぐむ 所長の信念はじめて揺らぐ
 間近に迫った ネリーの出所 取消し処分を聞いたとき 仲間がついに全てを話す

 所長は驚き動揺すれど 私の任務は変わらない ネリーを許して、こう告げる
 「私はこの地に永住し 少女のために一生捧ぐ」 出所の書類に判を押し
 ついにネリーは 院を出る 窓から見守る 所長は笑顔 施設に今は格子なく
 ネリーは心もさわやかに 仲間の生徒に見送られ 想い出胸に去っていく
 異国の土地で 待ちわびる 医師のもとへと旅発つ ネリー

 コリンヌ・リュシェール 可憐にデビュー 当時の若者、熱狂す アニー・デュコーも美しく 
 はるか昔の作品なれど テーマは今にも通じて不変 愛ある教育、理想の施設
 描いて出色 フランス映画 レオニード・モギー監督の 時代を超えた名画なり 
327シネマ三四郎:02/02/06 11:55 ID:QsVh8SoK
>>325 1さんへ。

ベルイマンの「道化師の夜」は私も未見です。ぜひ見たいと思っているのですが。
ベルイマンといえば、私にとっては忘れられない映画があります。
「魔笛」です。
見ておられますか?ご存知、モーツァルトのオペラの映画化です。

ベルイマンとモーツァルトがイメージとしてあまり結びつかず、難解な映画では・・
と、なかば覚悟して(?)見に行ったのですが、実に意外なことに、本当にわかりやすく、
また面白く楽しい映画でした。もちろん芸術的にも大変優れた映画です。

舞台劇の劇場中継という設定なのですが、単に舞台をそのまま映しているわけではなく、
映画的に大変うまく構成された映像には、ただただ驚嘆させられ、
ベルイマンの映画作家としての豊な才能を、改めて再認識したものです。

ただ、惜しいことにこの映画、まともに劇場公開はされていないようで、
私は映画館ではなく、ホールでの特別上映会で鑑賞しました。
ビデオでも見かけませんが、子供が見ても楽しめるこの映画があまり知られていないのは残念です。

娯楽的にも芸術的にも優れた映画というのはそうありませんが、
「魔笛」は、その数少ない傑作の一本だと私は思います。
もっともっと高い評価がされるべき映画だと感じています。
328名無シネマさん:02/02/06 12:04 ID:3gTbSruQ
>327
「道化師の夜」は7〜8年前に川崎市民ミュージアムのATG特集で
上映されたね。自虐的なイタイ映画でした。
329:02/02/06 13:31 ID:YstG/O1V
>>326 名画紹介 七五調さん
ストーリー、かなりの部分で忘れていましたが、思い出しましたよ。
俺は年食っているのかコリンヌ・リシェールより、アニー・デュコーのしっとり
した大人の魅力が好きでした。

監督のレオニード・モギー監督の「明日では遅すぎる」は主演がヴィトリオ・デ・
シーカである事もあり、一時ビデオを捜しましたが、無かったです。

>>327 シネマ三四郎さん
題名「道化師の夜」であってましたか、良かった。

俺はベルイマンと言うと、難解と思ってしまいます。
勿論「魔笛」も観てませんし、満足に観たのは「野いちご」「秋のソナタ」と
「叫びとささやき」ぐらいでしょうか。三本とも凄く良かったのですが、雰囲気
やテーマが俺にとってはやはり重たかったです。
「野いちご」は最初観た時よりも、年食ってから観た時の方が内容がよく
理解でき、素晴らしい映画と思いましたが、俺にとっては難しい映画ですね。

「道化師の夜」は解説やストーリーが、その時は興味を引いたのですが、
でも実際に観ていたら、同じ様に感じたのかもしれませんね。

>>328さん
やはり、イタイ映画でしたか。
はっきりとは憶えてないのですが、生の絶望とかが、テーマだったようですね。
330クルーゾー:02/02/06 13:40 ID:gRA/9U+8
昨晩、「イタリア万歳」(VIVA! ITALIA)を観てきました。

この映画、1960年製作。ロベルト・ロッセリーニ監督。
1860年のイタリア王国建国(あれ?イタリア統一だったか?)
から100年という事で作られたものです。
感想としては、「日本未公開は分かるなぁ。」というのが第一印象。

「夏の嵐」のときにイタリアの歴史をちょっと書きましたが、
あの作品は、この映画の舞台となる1860から2・3年後の話です。
「イタリア万歳」と同じ年、同じ土地を扱ったのが、ヴィスコンティの「山猫」。
時代背景から書くと長くなるので、ここでは書きません。
知りたい方がいらっしゃったら、その時に書きます。
要はイタリア統一への立役者となったガリバルディの話なんですが、
いろいろ名前が出てくるんですが、一切説明なし。
会話で大体の事は察しが付きますが、
それにしてもちょっと分かりづらいと思います。
多分、イタリア本国では有名人なので、
説明する必要が無いという事だと思います。
日本で劇場公開するには、ちょっと難しいと思いました。

「山猫」がシチリア平定を背景にしてあるが、
あくまでもそこで生きる人たちを描いていたのに対し、
「イタリア万歳」の方は歴史ビデオみたいな感じで、
ところどころに「恋愛」「笑い」「関連するエピソード」を差し挟むのですが、
どうも巧くない。
もちろんロッセリーニの狙いは、その歴史を正直に撮る事でしょうから、
それは当たっているのですが・・・

時代背景を書かなくても、こんなに長くなってしまった・・・
もうちょっと書きたい事があるので、「つづく」ということで。
331クルーゾー:02/02/06 18:30 ID:zzjArkcT
では、「つづき」を・・・
と、思ったんですが、先日ヒルデガルド・クネフ女史が亡くなられましたよね。
前々から話題に上がっていた「悲愁」を見れる機会ではないかと。
で、日テレの「麹町映画館」にメールを送れば
放送を検討してくれるんじゃないかと思ったんです。
あの番組は水野晴郎がホスト(ホステスかも?)だし、古い名画を多く放送するし、
可能性はあるかなと。
でも、放送希望を送れる様なアドレスが書いてなかった。残念。

では、先ほどの続きです。
「イタリア万歳」
この映画の中で、アレクサンドル・デュマが出てくるんです。
あの「三銃士」「巌窟王(モンテ・クリスト伯)」を書いた人です。
フランス人でもあり、フランスを舞台にした作品で有名ですので、
何でこんなところで?と思ったんですが、
映画の舞台となる両シチリア王国(ナポリ王国)は一応王様は居ましたが、
フランスのブルボン王朝の支配下だったんです。
当のフランスもナポレオンが失脚した後に、王政復古が起きてたんですが、
この頃に元に戻そうという反乱がおき、ナポレオン3世が出てきます。
そしてガリバルディを差し向けたサルジニア王国とナポレオンが手を組み、
イタリアに居座るオーストリアと戦争をした。勝ち負けを繰り返してたのですが、
ガリバルディ率いる「赤シャツ隊」の活躍によりシチリアを併合する事に成功する。
先ほども書きましたが、このシチリア併合のための戦いの4カ月の映画です。
話が逸れましたが、デュマはこの統一のための運動の見聞録を書こうと、
イタリアへ来ていたようです。史実のようです。
こういう、歴史に現れる意外な人というのを知るととても面白いです。

この映画で気になった事がもうひとつあります。
途中で薄くなんですが、×印が出てくるんです。何度も。
あれはもしかしてパンチのことかなぁ。
映画館で観ると出てきますよね、左上のあたりに○印が。
あれはテープの切り替えの表示なんです。
でも、昨日のは画面いっぱいに出てきたんです。
検閲か復元作業の名残かと思ってしまいました。
パンチに関しては「刑事コロンボ 秒読みの殺人」を見てください。
レンタルには置いてあると思います。

また、長く書いてしまった・・・
本当はまだ書きたいことがあるんですけどね。
「山猫」の事を調べていて、面白い情報を先ほど知りました。
そのことは、また明日にでも。木曜日だけど。

332メイヤー:02/02/06 21:40 ID:Da4+f4zp
>>331 クルーゾーさん
両シチリア王国は当時、スペインのブルボン家(フランスのブルボン家の分家)のそのまた分家が王家だったようです。
南イタリアは早くから外国勢力の支配下に置かれていました。
333シネマ三四郎:02/02/06 21:44 ID:QsVh8SoK
>>331 クルーゾーさんへ。
それはやはりフィルム切替のパンチに間違いないと思いますよ。
今は○印が多いけれど、昔の映画は×印も結構あったみたいです。
数秒おいて2回出るのであれば、まず間違いありません。
1回目が「ヨーイ」で、2回目が「ドン」ですね。
でも、頻繁に出たとすると、私の間違いかもしれません。
こういう事は、紀子さんが詳しいかもしれませんね。
334紀子の代理人:02/02/07 00:06 ID:GzRHufb3
>>333
そのとおり。むかしは画面に大きく出していた(ヨーロッパ&アジア映画)。今もそういう国多いです。
アメリカではかなり前から大巻の映写機、そして今はオートですし、日本も同様ですから、いまだに旧式の
映写機しかないところでしか役に立ってません。ビデオやDVDのユーザーはあれをキズだといってクレーム
をする人が多いらしく、メーカーによってはパソコンで消す作業をやっているところもあります。

「イタリア万歳」は、その後のロッセリーニ映画を予言する透明性に溢れていたけど、ますますロッセリーニという
監督の全貌が分かりにくくなった。
335スモーキー:02/02/07 01:27 ID:+4HPs8SU
パンチを「味」ととるか「ネタバレ(場面転換になるケースが多い)」
ととるか微妙なとこですね。
ま、決して観客向けの印じゃない訳だし、消せるものなら消すのもOKじゃないですかね。
昨夜、七五調さんが紹介された「商船テナシチー」借りてきました。
うーん、楽しみ。
336紀子の代理人:02/02/07 03:00 ID:ASejnYfD
あの〜、その消しの作業に1箇所どのぐらいのオカネがかかるかご存知?
それがすべて定価に反映されるんですけど。資本主義社会の運命として。
337シネマ三四郎:02/02/07 11:36 ID:8xcix/Eh
最近はそういうこともあまりないと思いますが、
以前は、名画座などで映画を鑑賞すると、フィルムの切替箇所で映写が中断してしまう
ことがよくありました。
その部分だけ場面が飛んでしまうこともよくあり、それが重要なシーンだったりすると
大変くやしい思いをしたものです。有名な監督の映画ほど、この点には気を使っていたように
私には感じられるのですが。

ところで、たしかアメリカのコメディものだったと思うのですが、
この、スクリーンの上に出てくるパンチを、映画の主人公が見上げて、
「おい、ありゃなんだ?」と言うシーンがある映画を見た記憶があります。
いわゆる、意表をついた「楽屋オチ」ですね。
ずいぶん前なので、題名などの詳細も忘れてしまいました。

私はこの映画がきっかけでフィルム切替パンチのことを知ったのですが、
どなたかこの映画のこと覚えている方はおられませんか?
338名無シネマさん:02/02/07 11:43 ID:n6oxlzJV
>>337
パンチ(ポイント)に言及した作品では、最近の『ファイト・クラブ』も記憶
に新しいですね。いかがわしい映写技師ブラピの講釈付でした(笑)。
私も学生時代、映画館で映写のバイトをやっていたので、妙に懐かしい「楽屋
オチ」でした。
339クルーゾー:02/02/07 12:24 ID:HEchxGH5
>332 メイヤーさん
情報、ありがとうございます。少しモヤモヤしてたのが取れました。

>シネマ三四郎さん、紀子の代理人さん
やはり、パンチでしたか。
何度もと言う程ではないのですが、4回位だったか、目立つので多く感じました。
あれにクレームをつける人が居るなんて知らなかったなぁ。
古い映画を見てると、毛みたいな、糸みたいなのが、
隅っこにチョロチョロ出てくるときがありますよね。
中には、西部劇で出てくるような(コロコロ転がってるゴミみたいな)毛玉まで
出てきたり。
「イタリア万歳」のような×印だと消して欲しいとは思うけど、
パンチ程度なら無理に金かけなくてもねぇ。

>338 名無シネマさん
たしか「ファイトクラブ」では、
ブラピが映画の中にHなのをサブリミナルで入れてたんでしたっけ?
あの映画自体にも、ブラピがサブリミナルで出てきたり。

「山猫」の事をサイトで見ていたら、面白い情報がありました。
バート・ランカスターが演じていたサリーナ公爵の役は、
初めはマーロン・ブランドが予定されていたんですって。
でもブランドのスケジュールの調整が取れずに流れてしまったんだそうです。
で、FOXが提示してきた俳優が、アンソニー・クイン、
スペンサー・トレイシー、バート・ランカスターらだったそうです。
340シネマ三四郎:02/02/07 20:02 ID:8xcix/Eh
>>339 クルーゾーさんへ。
 >古い映画を見てると、毛みたいな、糸みたいなのが、
 >隅っこにチョロチョロ出てくるときがありますよね。

上記の書き込みを読んで思い出したのですが、アニメーションの「トムとジェリー」で、
この「毛糸」を使った「楽屋オチ」のギャグがありました。
画面にあらわれる「毛糸」を漫画のキャラクターがひょいと指でつまんで捨てる、
というシーンです。意表をついたギャグに、子供心に感心した記憶があります。

もうひとつ、子供の頃、体育館で見る映画には本編の前に必ず、
「5・・4・・3・・2・・1・・」という秒読み数字が映写されましたね。
これは、サウンドトラック式でない映画の、映写技師のための音声同期信号だったと
思いますが、これが映ると「さあ、いよいよ映画がはじまるぞ!」という気持ちが
高まり、ワクワクしたものです。
カウントダウンは、子供たち全員が大声で叫んでいましたっけ。

そういえば、サブリミナル効果も「刑事コロンボ」に出てきましたね。
もっとも、実際にはこの効果はほとんどないそうなので、だとすると、
コロンボが仕掛けたトリックも成立せず、犯人逮捕には至らない、
ということになるのですが・・・それを指摘するのはちょっと野暮でしょうか。

長くなりましたが、最後にひとつ、私がヴィスコンティ作品で一番好きな「山猫」の件を。
主演にマーロン・ブランドが予定通り起用されていたら、
後年の名作「家族の肖像」のランカスターの名演も見れなかったかもしれませんね。
341ドコドン:02/02/07 21:24 ID:V2+8H/RI
はじめまして「ふたりだけの窓」って映画、ご存じの方います?
忘れられない1本なんですけど。
342シネマ三四郎:02/02/07 22:18 ID:8xcix/Eh
>>341 ドコドンさんへ。
「ふたりだけの窓」イギリス映画ですよね。
微笑えましい、いい映画でしたね。ふたりの父親はジョン・ミルズでしたっけ。
最近はこういう映画は見られなくなりましたね。
343クルーゾー:02/02/08 08:57 ID:PvP8stkQ
「ふたりだけの窓」
じみ〜〜な映画だったのを覚えてます。批判してるんじゃないですよ。
まぁ、見たのは映画が目的ではなく、ポール・マッカートニー目当てだったから。
ポールの初めてのサントラなんですよ、これ。
CDで出てんのかなぁ? とにかくレコードの方は、今ではプレミア付です。
344名画紹介 七五調 17:02/02/08 11:00 ID:JqD/CDDb
「喝采」

 忘れられたスターが一人 酒に溺れて落ちぶれた フランク・エルジン、その男
 歌もうまくて才能あれど 愛する我が子を失ってから 自分を責める毎日で
 新作歌劇の主演のテスト 合格すれど自信が持てず その妻、若きジョージーは
 夫を叱咤、激励し こけら落しの稽古に励み 初演の舞台のボストンへ

 歌劇の演出監督の ドッドは彼の復帰を願い プロデューサーを説き伏せて
 ついに迎える公演初日 新聞批評は酷評で フランク、ますます自信をなくす
 このまま終れば後がない あせるドッドは考える まずい演技は妻のせい
 強いカミさん芸の邪魔 ニューヨークにてすべてが決まる 今、手を打たねばおしまいだ

 ドッドはジョージーにこう告げる 「一足先に帰って欲しい あなたがいては集中できぬ」
 見かけはりっぱなフランクなれど 妻がいなけりゃ木偶(でく)の棒 世間は分からぬこの悩み
 必死でドッドに懇願すれど 真実知らぬドッドは聞かず 妻は泣く泣く承知する

 その夜 酒場で酔いつぶれ 暴れて倒れたフランクは 留置場のやっかいに
 身柄を引き取る ドッドとジョージー 憔悴しきったフランクの 哀れな姿を前にして
 ドッドは初めて事を知る フランク帰した その後で ドッドはジョージーに非を詫びる
 苦しみ耐えた十年間 妻の想いは 堰(せき)を切り 涙と共にあふれ出す
 ドッドはジョージーに 接吻し 彼女に愛をうちあける ふたりはついに 恋仲に

 楽屋に戻ったフランクは 代役手配を耳にして 最後の気力をふりしぼり 
 見事に演技を続行し ニューヨークの公演で 彼は熱演、拍手の嵐 
 やっと叶ったカムバック プロデューサーも手のひら返し 出演契約延長す
 喜ぶ彼にショックな事実 公演記念のパーティーで 妻とドッドの仲を知る

 妻のおかげで今日がある よくぞ今まで支えてくれた 夫は笑顔で身を引いて
 静かにその場を去っていく そのとき流れるピアノの曲は 幸せだったその昔
 人気絶頂、フランクの 想い出深い 愛の曲 内気で気弱な男だけれど 
 私の夫はフランクひとり 見捨てるわけにはいかないわ ジョージーは夫の後を追い
 ながく夢見た喝采の 歓声聞いた、その夜に 夫婦の絆(きずな)を取り戻す

 クール・ビューティー、グレース・ケリー 妻を熱演、オスカー受賞 共演、ビング・クロスビー 
 ドッドはウイリアム・ホールデン 監督、ジョージ・シートンの 名作舞台の映画化は
 舞台劇の裏側の 挫折と栄光、人間ドラマ 迫真演技の秀作は 夫婦の愛の物語 
345名無シネマさん:02/02/08 11:11 ID:XyEziX5r
>>344
マムーリアン版のほうもやってください。
346:02/02/08 11:59 ID:+tIUMo5n
>>341 ドラゴンさん
「ふたりだけの窓」いいですね、すっかり忘れていました。
主演のヘイリー・ミルズは「追いつめられて」やディズニー映画の子役で観る
機会が多かったのですが、可愛い娘さんに成長していましたね。
父親役の実父ジョン・ミルズはどの映画を観てもいいですね。
こういう小品は数少ないですが、同じイギリス映画でデヴィット・リーン監督の
「幸福なる種族」も似た感じの小品でした。出演に同じくジョン・ミルズに
「逢びき」で幸福な主婦の恋の葛藤を好演したシリア・ジョンソンです。

昨日やっと「無法松の一生」(稲垣浩)を二作続けて観たのですが、少しびっくり
しました。同じ監督とはいえ、台詞、構成まで殆ど同じなんですね。
子供が広場で凧の糸をもつれさせ、そこへ客を乗せた無法松が通りかかる場面も、
バックに写っている人力車の乗客がマンガチックに怒っている描写までも、
全くと言ってほど同じでしたね。

俺は今までに観た同監督によるリメイクは「邂逅」「めぐり逢い」(レオ・マッケリー)、
「その夜の真心」「恋は青空の下」、「一日だけの淑女」「ポケット一杯の幸福」
(フランク・キャプラ)今思い出せるのはこれくらいですが、これほど似ていなかった
ように思うのですが・・・
347ドコドン:02/02/08 12:01 ID:7JVw5Yef
さすが、ここの人たちは観てるんですね。

>>シネマ三四郎さん
はじめまして。
ヘイリーの義理の父親役がジョン、
最後のシーンは、じんわり泣かせてくれました。

>>クルーゾーさま
はじめまして。
じつはシングル盤を持っております。ふふふ

アクションものにしか興味をしめさなかったガキが
はじめて映画というものを観て感動したのでした。
348ドコドン:02/02/08 12:20 ID:7JVw5Yef
>>1さん

はじめまして。
ジミだけど清楚なウエディングドレス姿のヘイリーは、
お子ちゃまには目の毒でありました(笑
349クルーゾー:02/02/08 12:25 ID:7G5feazX
>ドコドンさん
シングルなのに、18900円ですよ。
その「ふふふ」がキーーーーーーーーッ!
曲自体は昔聴いたんですが、シングルですら買う金の無い頃の出来事でした。

>1さん
ツッコミいれますよ〜  ドラゴンじゃないって! ド・コ・ド・ンさん。
350名無シネマさん:02/02/08 12:30 ID:Auf+K5io
「ふたりだけの窓」…。一度BSで見たけどまったく印象に無い…。
でもこれ当時キネ旬のベスト10に入ってるんだよね。しかも
「ペルソナ」「夜の大走査線」「戦争と平和」「戦艦ポチョムキン」
「冒険者たち」を押しのけて…。スゴ(^^;)
351モーヌのドコドン:02/02/08 12:50 ID:7JVw5Yef
>>クルーゾーさん
それほんとですか!!!
でも保存状態はめちゃくちゃ悪いです。

>>350さん
BSでも放送していたんですか。
以前、民放で放送されたときは悲惨なカットのため
まるで違う映画のような印象でした。
たしかに地味な映画なんですよ。
まあ監督&脚本のボールディング兄弟は
当時は話題の人だったようですが。
この映画がきっかけで
ボールディング監督とヘイリーは結婚したらしいですが
親子ほど年齢が離れていたとか。


またまた、
自分の趣味の世界に走って申しわけありません。
名作の範疇からは外れると思いますが
「さすらいの青春」を覚えている人います?
これも忘れられない1本です。
できればフィルムを買い取りたいくらい。
352名無シネマさん:02/02/08 13:15 ID:1Dgw9uz0
「さすらいの青春」かぁ。なんとなく覚えがある。何か変なレンズを
使ったような、サイケとまではいかないけど変わった映像の作品
じゃなかったっけ?音楽がよかったという印象はある。フランシス・
レイだったかなぁ〜?
353名無シネマさん:02/02/08 13:18 ID:B6uxEDu+
いくつかの板が物凄くつながりにくい気がするんですが何かやってるんでしょうか?
354クルーゾー:02/02/08 13:29 ID:7G5feazX
ホントほんと、なんかいろんなとこでつながりが悪いね。
ひろゆき氏のとこで大変な事がおきてたからかなぁ。

>ドコドンさん
あぁ、だから、モーヌなんですね。
私は映画のほうは観てないと思います。(たぶん)
本は読んだけど。
良く言えば幻想的な、悪く言うと訳の分からん内容でした。
355ドコドン:02/02/08 13:51 ID:7JVw5Yef
>>352さん
魚眼レンズらしいです。
そういえば音楽はフランシス・レイかな。

>>クルーゾーさん
映画の方も、

>良く言えば幻想的な、悪く言うと訳の分からん

でした。

まあ、アナや欠点のあるものほど、深く惹かれる訳でして。
356:02/02/08 15:49 ID:8gkWPzV9
>>344 名画紹介 七五調さん
「喝采」良かったですね、化粧気のないグレース・ケリーも又魅力的でした。

>>345さん
ルーベン・マムーリアン版「喝采」はビデオないですね?
ブロードウェイの舞台裏の映画ですね、舞台でたくさんの女性が踊っている写真
を見た記憶があります。

>>348 ドコドンさん
ヘイリー・ミルズは可愛げのない、男っぽい子供役が多かったので、変な気分で
した。

>>349 クルーゾさん
どひゃ〜〜〜、又又失敗どうしよう。始め何の事かと思ったら、
>>348でもドラゴンにしてました、慌てて替えます。いつもすみません。

ドコドンさん大変失礼しました、良く見ないでごめんなさい(大汗

>>350さん
そうなんですか、知らなかったです。

>>351 モーヌのドコドンさん
ヘイリー・ミルズが「ふたりだけの窓」の監督と結婚したんですか。
H・ミルズはそんな感じでしたね。大体に早熟な女の子はかなり年上の男性と結婚
場合多いですよね。

「さすらいの青春」は観てないんですよ。
全然関係ないんですが、ヴィットリオ・デ・シーカに似たような題名の映画ありま
したね、何でしたかね。
357名無シネマさん:02/02/08 15:56 ID:JqD/CDDb
>>356
「悲しみの青春」では?
358:02/02/08 16:29 ID:d860j0AS
>>357さん
それにしても早いレス、ありがとうございます。

最近はいつもこうなんですよ、出て来ないんですよ題名やら、俳優名が、
喉ちんこまで来るのですが、そこからもう一歩の所で駄目なんです。それで
頭モヤモヤとして悶え、苦しむのですよ。
昨日観たばかりの「無法松の一生」吉岡大尉の子供の名前も、早くも忘れてしま
って、出て来ない有様です、トホホ情けない。

「悲しみの青春」でした。未見ですが、ヘルムート・バーガーとドミニク・サンダ
出演してましたね、良かったこれはスッと出てきました。
359ドコドン:02/02/08 16:49 ID:7JVw5Yef
「さすらいの青春」「ひとりぼっちの青春」「悲しみの青春」

当時の流行だったんでしょうかね。
360名無シネマさん:02/02/08 17:36 ID:k1jzQv7k
最近溝口健二監督の作品を見て一気にハマってしまったんですが、
彼の作品はビデオもDVDもほとんど出て無いのでしょうか?
人気ないんですかね?
361名無シネマさん:02/02/08 17:51 ID:mYdZiHTN
>360
DVDは出てないけど、ビデオ、LDでは現存作品は殆どリリース
されてるよ。溝口映画祭がユーロスペースでやったのは
何年前だったかなぁ?まだ記憶に新しくてファンはおなか
いっぱい状態なのよ。
362名無シネマさん:02/02/08 18:01 ID:k1jzQv7k
>>361
そうなんですか?
でもビデオはどこに行ってもほとんど置いてない気がするんですが。
レンタルでも販売でも。
数年前に映画祭やっただけでお腹いっぱいなら小津や黒澤はどうなんでしょう?
363クルーゾー:02/02/08 18:09 ID:VVL3FQxZ
>>360
amazonで調べたら、ビデオに関してはこんな感じ。
レンタルも探せば、あるところにはあると思うよ。
結構BSでも放送してくれるし。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/browse/-/581726/ref=br_bx_c_2_3/250-6920000-9882608
364362:02/02/08 18:10 ID:k1jzQv7k
初心者の癖に愚痴っぽくなって申し訳ないです。
だって物の本とかを見ると三大巨匠とか言われてるから興味持って
観ようと思ったのに観る機会探すのが大変だったもんで・・・
365名無シネマさん:02/02/08 18:21 ID:WD4Xucyh
溝口は黒澤なんかにくらべるとしんどいよねぇ。気楽に見れるものったら
「新平家物語」くらいじゃないかなぁ。
ちなみに「雪夫人絵図」以降は全てビデオなりLDなりで出ていますが、キネマ
倶楽部で出ているものは一応レンタル不可となっています。キネマ倶楽部は
もうすぐ亡くなってしまうそうなので、どうしても欲しいならお早めに。
それ以前の作品は、滝の白糸、折鶴お千、元禄忠臣蔵、必勝歌、歌麿をめぐる
五人の女、女優須磨子の恋、わが恋は燃えぬがデビオでリリースされています。
WOWOWでも溝口特集をやったことがあるし、CSでもたまに放映されるから、
決して見れないことはないと思いますよ。
366360:02/02/08 18:26 ID:k1jzQv7k
>>363 >>365
ありがとうございます。
近所のレンタルでは結構置いてるんですけど、今のところ
「愛怨峡」「折鶴お千」「雪夫人絵図」「新平家物語」「残菊物語」
が観れなくて困ってます。
367365:02/02/08 18:27 ID:WD4Xucyh
あぁ、アマゾン見るとどうもみんな廃版か品切れなのかもね。
それから上に書いた他に名刀美女丸、残菊物語、女性の勝利
のビデオも出ているのでレンタル、中古で気長に探すといい
ですね。
368360:02/02/08 18:28 ID:k1jzQv7k
>>365
でも現代物は辛らつではあるけど結構見易くないですか?
喜劇的な雰囲気も結構強いですよね?
「祇園の姉妹」「浪華悲歌」「祇園囃子」「赤線地帯」は
結構笑える場面もありました。
最後はズシっときますが・・・
369360:02/02/08 18:32 ID:k1jzQv7k
>>367
本当はDVDで出てくれると嬉しいんですけどねぇ。
でもDVDは小津安二郎でも出てないのかな?
成瀬巳喜男も特集上映やTV放送で何本か観たけど
やっぱりあまり見れる機会は多くないですよね。
個人的に黒澤、小津があまり肌に合わなかったので、
成瀬、溝口、内田吐夢といったあたりの肌に合ったなぁと
思える監督の作品をもっと観たいのですが。
370365:02/02/08 18:42 ID:WD4Xucyh
オジサンがおちゃけを飲みながら見るにはシンドイという程度
のことなので気にしないで下さい。(W
大映のDVDについては、その販売戦略がちょっと議論になっています
ので↓こちらも見て下さい。

http://tv.2ch.net/test/read.cgi/movie/1012777665/l50
371名無シネマさん:02/02/08 22:28 ID:PKMqQOct
「さすらいの青春」は魚眼レンズではなく広角レンズじゃないのかな。
この二つのレンズ、よく間違われるけども。それに「さすらいの青春」の場合、
センターイメージ・フィルターも駆使してたよね。

「ふたりだけの窓」か。1970年代初頭に水曜ロードショーで見ただけだわ。ミルズ嬢の
お尻しか覚えていないとは情けない。。。
372ドコドン:02/02/08 23:05 ID:7JVw5Yef
>>371さん
広角レンズでしたか。
メカには弱いのです。

「ふたりだけの窓」
ミルズ嬢の入浴シーンですね。



373クルーゾー:02/02/09 11:16 ID:4MOlVfbf
ようやく連休が取れそうです。
とりあえず、先日買った「鬼戦車T−34」と
「スターリングラード大攻防戦」は見なきゃ。
ちなみに後のは、ジュード・ロウのでもなければ、1993ドイツ物でもないです。
もっと、映画が観たいけど、
未だに終わってない「ドラクエ7」も終わらせなきゃいけないしなぁ。
374:02/02/09 18:45 ID:ZJCFVupe
>>359 ドコドンさん
「〜〜の青春」もそうだけど、「〜〜のめぐりあい」、これも色々あって、解ら
ないんですよ。それと小津監督でしょうか。
「麦秋」「早春」「晩春」「浮草」「秋日和」等、「小早川家の秋」
「戸田家の兄妹」に「安城家の舞踏会」(吉村公三郎)でしょうか、どれがどの
映画だったか、又題名もなかなか思い出せないんです。
375名無シネマさん:02/02/11 07:55 ID:AM5/hLRi
保全age
376名無シネマさん:02/02/11 10:17 ID:ZHOO9FcS
「ふたりだけの窓」 は新婚夫婦が隣室の親の咳払い
の音が聞こえたりして、なかなか初夜がむかえられ
ないという、イギリス住宅事情紹介映画でしたな。
私は、なんだ白人さんの低所得者たちも日本と似た
ような事情なんじゃないか、という印象が強く残り
ました。

>336
『それがすべて定価に反映されるんですけど。
 資本主義社会の運命として。』

 経費が価格に反映される、ということが
 『資本主義社会の運命』
 なんぞという言葉を使うことかね。
 経費を価格に反映しない、という仕組みがどこに
 あるのか。


377名無シネマさん:02/02/11 10:32 ID:t19eCkjB
>376
富○通の官庁導入コンピューターシステムのことを言ってるのか?
板違いだよ。あふぉ。
378クルーゾー:02/02/12 09:42 ID:TV9flHHW
BS2の3月4月は、アカデミー受賞作特集なんですって。
観た事のあるものばっかり・・・残念。

むしろ、「鉄腕アトム」特集の方が凄い。
379名画紹介 七五調 18:02/02/12 09:43 ID:mnTdozZS
「東京物語」

 戦争終って数年後 経済成長間近な日本 尾道市から東京へ 
 子供を訪ねる老夫婦 息子夫婦と孫達や 娘夫婦は歓迎すれど
 いずれも仕事が忙しく 物価の高い東京で いまだ生活、楽でなく 
 住居も手狭な現実で 老いたる両親、かまってやれず 父母は肩身を狭くする

 次男の嫁は戦争で 夫を失い未亡人 美人の嫁の名は紀子
 一人身なれど明るい彼女 今日は紀子の案内で 観光バスで都会を走る 
 住まいは貧しきアパートなれど 愛した夫の義理の父母 精一杯にもてなす紀子

 夫婦は熱海へ温泉旅行 されど旅館は騒がしく 一泊だけで舞い戻る
 いまさら子供の家には行けぬ 老母は紀子のアパートへ 一夜の宿を願い出る
 実の子よりも まごころ込めた 嫁の紀子の優しさに 母は感激、瞳を濡らす
 老父は昔の旧友と 愚痴をこぼして飲み明かす 故郷に帰る列車の中で
 母は倒れて大阪の 三男坊の自宅にて からだを休めてふるさとへ
 ようやく終る長い旅 家族と暮らした夏の日々 老いたる母は重荷を下ろす
   
 長男、長女に悲報が届く ハハ、キトクの電文に 紀子と共に駆けつける
 母の意識は戻らずに 静かに永遠(とわ)の眠りについて 遅れた三男、死に目に会えず 
 葬式終ってあっさりと 自宅に帰る兄たちを 末っ娘、京子は非難する 
 紀子は京子をなだめて諭す 子供もいつかは大人になって 自分の家庭が最優先 
 兄さん姉さん、悪気はないわ そんな大人になりたくないと 京子は涙で母、想う

 老夫は妻に先立たれ 朝焼け空をながめつつ 自分と妻の人生を 
 感慨深げに振り返る 葬儀のあとも しばらくは 義父の面倒みていてくれた 
 今日は紀子の帰京の日 義父は紀子に再婚すすめ 妻の形見の時計を渡す 
 亡くした夫と優しい義母の 姿が浮かび、感極まって 紀子の頬を涙がつたう 
 のどかな田舎の海岸線 紀子を乗せて汽車はゆく 車窓に見える風景の 
 古き日本の街並みと いにしえ佳き日の想い出は 線路の彼方へ消え去りぬ

 戦後の日本が失った かけがえのない日本の美 詩情を込めて静かに綴る 
 日本が誇る名監督の その名は、小津安二郎 笠智衆の名演と 原節子の美しさ 
 東山千栄子に山村聡 杉村春子に大坂志郎 共演陣も多彩な名画 
 主題は重く深淵なれど 描写は清くおだやかで 郷愁さそう白黒画像
 時と移つろう家族の心情 しみじみ深く 心に沁みる 叙情映画の最高峰
380:02/02/12 14:20 ID:WSEi5/T0
>>378 クルーゾさん
3、4月のBS2の放映予定解ってるんですか。

>>379 名画紹介 七五調さん
いいっすね、小津作品ありがとうございます。

「東京物語」ほんといいですね。杉村春子と中村伸郎の夫婦いいですね、
中村伸郎が東山千栄子に買ってきた饅頭を食う杉村春子は最高でした。
大坂志郎の上役の安部徹にはびっくりしましたよ、小津作品に出てくるとは思い
ませんでした。
一つだけ希望を言わせてくれるなら、長男役は山村聡は佐分利信の方が良いよ
うに思うんだけど。
381クルーゾー:02/02/12 17:38 ID:55joyfiO
>1さん
  ttp://www.nhk.or.jp/bs/index2.html
あたまに h をつけて、見て下さい。
直接リンクできるか分からないけど・・・

昨晩、NHKのクラーク・ゲーブルを見た。「夢伝説」とかいう番組。
クラーク・ゲーブルは声がなんか嫌なんですよね。特にまくし立てる時。
もちろん、レッド・バトラーはこの人しかいないと思いますし、
「或る夜の出来事」もいいんですけど・・・
「荒馬と女」でも、凄くシブいんですけど、がなりまくるシーンが来ると萎える。

あっ! 今日は国会中継ありましたか?
「ほがらかに鐘が鳴る」は、今日の予定だったけど、
国会中継で中止と書いてあったんですよ。
でも、国会が無いと放送するかも?
ビデオのセットを忘れてきた!!!!
382名無シネマさん:02/02/12 21:54 ID:VWULM41P
TVでアカデミー賞特集となると殆ど定食のようなプログラムに
なってしまうし、そもそもアカデミー賞をとった作品には大した
ものは無いんだけれど、今回は1本だけ注目作がありますね。
それは「黒い牡牛」。随分前にビデオが出ていたけど、今は廃版。
BSは初放映のような気がするけど、どうかな。ワイド版のマスター
で見れればラッキー。監督はアービング・ラッパー。戦後すぐに
日本で公開されたアメリカ映画にこの人のものが多かったのだけど、
1999年の12月に101歳で大往生のニュースには驚きました。製作が
キングブラザーズ。あの伝説的な「拳銃魔」や「犯罪王デリンジャー」
で知られるB級映画のキングです。脚本についてはドルトン・
トランボがマイケル・リッチーの名で書いたため、アカデミー賞に
受賞者が現れなかったというのは有名な話ですが、そもそもこの
企画は数十年間行方不明になっていたオーソン・ウエルズの
「イッツオールトゥルー」の話をキングブラザーズが買い取ったもの
で、さらにウエルズによると原案はロバート・フラハティだとの
こと。撮影が去年アカデミー名誉賞を受賞したジャック・
カーディフ。音楽がこの作品の翌年に亡くなるビクター・ヤング。
というわけで、役者は殆ど無名の人ばかりのこのささやかな映画
から芋づる式に映画史の重要な名前がこれだけ出てくる、正に
隠れた名作のような気がします。
383ドコドン:02/02/12 22:10 ID:CU8/RMBe
「黒い牡牛」って、むかーしテレビで観た記憶あり。
少年と闘牛の友情物語かな?

テレビに向かって必死に、牛を応援した記憶があります。
384クルーゾー:02/02/13 09:31 ID:jaQKWb4U
なんか不思議なんですよね。
作品賞、監督賞、男優・女優で選んでるのかと思うと、
この「黒い牡牛」は脚本賞ですよね。
「黒い牡牛」でも良いんですけど、
個人的には同年に同じく脚本賞を取った「赤い風船」の方が見たかったような。

赤狩りの為にリッチが授賞式に来ず、
未だにこのオスカーは本部に置いてあるそうです。
385名無シネマさん:02/02/13 13:32 ID:SoTnuaRK
>>384 クルーゾーさんへ。
「赤い風船」って、あのフランス映画ですか?
だとすると脚本賞というのは意外ですね。
私はあの映画に賞を与えるとしたら、絶対撮影賞だと思うのですが。
いや、作品賞でもいいくらいだと思います。
あの主演の男の子はたしか監督の実の息子だったと記憶しています。
30分くらいの短編の撮影に一年かけたそうですね。

レオニード・モニー監督作品は「白い馬」という短編もいいですが、
なんといっても「すばらしい風船旅行」。本当にすばらしい!
子供のころにこれだけ素晴らしい映画を見せてくれたモニー監督に、
私は心からお礼を言いたい気持ちで一杯です。
386シネマ三四郎:02/02/13 13:43 ID:SoTnuaRK
すみません。ハンドル名を入れ忘れました。
>>385 は私です。
387名無シネマさん:02/02/13 14:10 ID:6Tyy9ZTN
???レオニード・モニーって誰?スポックか?
388ドコドン:02/02/13 14:29 ID:FfHBgpc6
ところで、アカデミー賞には
「動物賞」なんて、あるんですか?
389シネマ三四郎:02/02/13 14:35 ID:SoTnuaRK
>>387
どうも大変失礼致しました。
>>385 の「赤い風船」の監督は、アルベール・ラモリスですね。
私にとっての大恩人の名前を簡単に間違えるとは・・恥ずかしい限りです。
390クルーゾー:02/02/13 14:41 ID:3vUJhIX2
>シネマ三四郎さん
  http://www3.justnet.ne.jp/~meichiku/academy3.HTM
ここで、1956の所にオリジナル脚本賞として書いてあるんです。
これ、そうですよね? 前からここで、話題に出てたんで見てみたいんですけど。
「すばらしい風船旅行」は「素晴らしき風船旅行」とは違うものですか?
「素晴らしき」の方はアルバート・ラモリス監督の1962フランス映画なのですが。

>387 名無シネマさん
なんか、ニモイ氏のアナグラムみたいですね。

>ドコドンさん
ないっしょ。 でも、どーして?
391:02/02/13 15:12 ID:psTmxOXb
>>381 クルーゾさん
ありがとうございます。
本当に情けない話で、俺はリンク言うんですか、下にアンダーラインが入って
いつ奴、あれでなかったら、どうしていいか全然解らないんです。以前にも
教えて頂いたのですが・・・

俺も昨日、朝刊見たときに「夢伝説」を録画しようと思っていたんです。それで
トイレに行って帰って来たら、もう忘れてしまっていて、クルーゾさんのレスで
思い出しました。

>>382さん
「黒い牡牛」面白そうですね。
原案のロバート・フラハティーって「アラン」のフラハティーですよね。
「アラン」は最高に良かった、素晴らしい映画でした。「極北の怪異」も観たい。

>>384 クルーゾさん
俺も「赤い風船」もう一回観たい、何回も観たい。
確かに「赤い風船」のビデオ家にあったのに、何処を捜しても出てこない、
レンタルも以前はあったのに、最近では見ないし、困った困った。

>>385さん
「赤い風船」はアルベール・ラモリス監督、主演の少年はパスカル・ラモリスで
監督の息子です。「白い馬」「素晴らしき風船旅行」もラモリス監督です。

この映画が出てくる度に言います、未見の方是非とも観て下さい。
30数分でこれだけの感動を与える映画もそうそう無いかと・・・

レオニード・モギーは「格子なき牢獄」「明日では遅すぎる」の監督です。
どこかで、ごちゃごちゃになったみたいですね。
392シネマ三四郎:02/02/13 15:15 ID:SoTnuaRK
>>390 クルーゾーさんへ。
アカデミー賞の情報、どうもありがとうございました。
やはりアルベール・ラモリス監督の「赤い風船」で間違いないようですね。
「風船旅行」の方は、今映画の本で確認したら、「素晴らしい風船旅行」という
表記になっていました。これもお詫びして訂正いたします。

「格子なき牢獄」の監督名(レオニード・モギー)と私の知人にモニーというフランス人がいるので、
ごっちゃになっていました。本当に申し訳ありません。

モニーさんというフランス人は30才位で、本国で小学校の先生をしていた男性なのですが、
いろいろ話を聞いてみると、フランスも日本と同じで、今の若者が見るのはアメリカ映画中心で、
フランス映画はあまり話題にも挙がらないんだそうです。
私が述べる昔のフランス名画も、彼は半分くらいしか知りませんでした。
アンリ・ジョルジュ・クルーゾーを知らなかったのは、ちょっとびっくりしましたが。

それともうひとつ、映画とは関係ない話で恐縮なのですが、
日本人なら子供から大人まで知っているフランスの偉人といえば、
「昆虫記」のアンリ・ファーブルですよね。

このファーブルが、フランス本国でほとんど知られていないという、信じられない話を
聞いたことがあり、その真偽をモニーさんに聞いてみました。

すると、驚くべきことに、その話は本当だとのことです。
モニーさんは教師ですから、さすがに知っていましたが、小学校の教科書にも
載っていないんだそうです。
なぜなのか、私は不思議でたまらず、彼に意見を求めたところ、
「フランス人はみんな虫が嫌いだから、気持ちの悪い虫の研究をした人なんか興味ないんでは」
と言っていましたが・・・
393クルーゾー:02/02/13 15:15 ID:3vUJhIX2
訂正レスです。
ラモリス監督の名前を英語読みで、アルバートにしてしまいました。
1962でなくて1960ですね。
ついでにモニーでなくてモギーですよね。

で、気がついたんです。
1956の受賞は「赤い風船」なんですが、
この映画、「素晴らしき風船旅行」のことなんですね。
つまり、中篇を長編化した。当たってますか?
ですから、サイトによってはこの「素晴らしき風船旅行」で
受賞と書いてあるところもあります。謎が解けてよかった。
仕事そっちのけで調べてしまった・・・
観たいよ〜〜〜〜〜
394:02/02/13 15:18 ID:g5r8KCQ5
「赤い風船」すみません、亀レスで重複してしまいました。
395シネマ三四郎:02/02/13 15:30 ID:SoTnuaRK
>>391 1さんへ。
私もまったく同感です。
ラモリス作品は、私が文部科学省大臣なら、
小学校の視聴覚教育での必須映画に指定したいくらいです。
「赤い風船」は、百のお説教にも優る短編映画だと私は思っています。

>>393 クルーゾーさんへ。
1956年度ならば、アカデミー賞を受賞したのは、やはり「赤い風船」では
ないでしょうか。たしか「素晴らしい風船旅行」は5年くらい後の作品だったし、
両者は全く別の映画ですから。

たしかに、「素晴らしい風船旅行」の脚本賞も妥当だとは思うのですが・・・
これについては、私も自信がないので詳しい方に謎を解いていただきたいと思います。
396:02/02/13 15:37 ID:Zv1Mh9rk
>>393 クルーゾさん
賞の事は知らないのですが、
「赤い風船」と「素晴らしき風船旅行」は別物です。

「赤い風船」は少年と風船の心温まる短編の物語、ラストが特に感動的です。
「素晴らしき風船旅行」は「赤い風船」のパスカル・ラモリスとお祖父さんである
科学者との気球によるのどかな長編の冒険旅行です。

この数十分は凄いレスの数ですね。

397ドコドン:02/02/13 15:42 ID:FfHBgpc6
>クルーゾーさん

やっぱないんですね。
いえ、動物たちにも賞をあげてもいいんじゃ、と思っただけです。
398:02/02/13 15:46 ID:kU7eYKKz
ひえ〜〜〜又又、亀レスになりました。
でも、こういうのも面白いですね。
399シネマ三四郎:02/02/13 15:57 ID:SoTnuaRK
>>397 ドコドンさんへ。
アカデミー賞ではないですが、「動物俳優」に与えられる賞がアメリカにはあると
私は以前に聞いたことがあります。

「動物俳優」といえば、古いところでは、
「名犬リンチンチン」「名犬ラッシー」「野生の叫び」などでしょうが、
「ベンジー」というヒット作もありましたね。
「ダーティファイター」のオランウータンも面白かった。
最近では「101」のダルメシアン犬かな。

動物の「名優」は犬ばかりですが、「演技者」としての動物で私の印象に残っているのは、
「イルカの日」のイルカと、「オルカ」のシャチです。
特に「オルカ」のシャチは、身ごもっていた「妻」を殺された復習で、
にっくきリチャード・ハリスをつけ狙って復習するのですから、ものすごいですよね。
400ドコドン:02/02/13 16:27 ID:FfHBgpc6
>シネマ三四郎さん

どうもありがとうございます。
自分はネコも好きなので、トントも好きです。

「黒い牡牛」の牛の名はなんだっけなあ?
401クルーゾー:02/02/13 18:17 ID:hoGZOF1T
>1さん
>シネマ三四郎さん
ちっ、違うんですか。すると、あれは単に書き間違いかぁ。
謎が解けて、すっきりしたのに・・・
「風船旅行」のジャケを見ると、赤い気球だったので、
「赤い風船」を転用したものかと・・・
どちらにしても、観たいよ〜〜〜〜

>ドコドンさん
すんません。私のごく僅かな情報でのみ、無いだろうと答えてしまいました。
最近のですけど、「ベイブ」の子豚はかわいかった。

「イルカの日」「オルカ」懐かしいなぁ。
「オルカ」は近所の駄菓子屋に割引券が束になって置いてあったんで、
行ってみるかという感じで観に行きました。
「イルカの日」は先に本を読んでいたので・・・
この本が凄い情報量、というか文章の量で、
隙間なくぎっしり書いてあるんです。
映画を先に観てたら、読破するのはしんどかったかも。

なーんて昔話で、ミスったことをうやむやに・・・テヘヘ
402シネマ三四郎:02/02/13 19:16 ID:SoTnuaRK
>>400 ドコドンさんへ。
>>401 クルゾーさんへ。
「イルカの日」は、音楽もよかったですね。

それと「名犬リンチンチン」で思い出したのですが、
70年後半に、そのリンチンチンをモデルにした戦前のハリウッド映画のノスタルジア映画で、
「名犬ウォントントン」という作品がありました。
主演はブルース・ダーンとマデリン・カーンで、往年のスターが多数出演していたところを
みても、ハリウッド映画界とアメリカ人にとって、
リンチンチンがいかに「大スター」だったかが忍ばれます。

監督はたしかマイケル・ウィナーだったと記憶していますが、
ドコドンさんのおかげで楽しい映画を思い出しました。

ところで、ドコドンさんのハンドル名の由来は何ですか?
403ドコドン:02/02/13 20:14 ID:FfHBgpc6
>ハンドル名の由来は何ですか?

恥ずかしながら教育テレビの『ピコピコポン』で
活躍していた恐竜さんからいただきました。
404名無シネマさん:02/02/13 21:03 ID:VPiUOksF
アカデミー賞に動物賞があったら・・・

    ∧_∧
  ( ´∀`)
  ,   つ
 (_(_, 
  しし'
   人
  ( )
 (  )ウンコー!
\(・∀・)/
   ̄ ̄ ̄

    / 
     /
   /
     ビビビ

世界生中継!
            人人
            ∧∧  
          ヽ(゚Д゚ )ノ
           (  へ)
/ ̄ ̄ ̄ ̄/| 
| ̄ ̄ ̄ ̄|

405スモーキー:02/02/14 01:33 ID:yX3Allp6
>1さん
久々に来てみたら「赤い風船」で大盛り上がり大会ですね。
ところでWOWOWのジョセフ・L・マンキーウィッツ特集の6本、
いちお録画していってますが(観る暇が...。)何がお奨めですかね?
今回放映の作品は全く観てないものばかりなので。

>リンチンチン
水中バレエの第一人者アネット・ケラーマンの伝記映画、
「百萬両の壷」もといw「100万弗の人魚」に登場しましたね。
アネット(Eウィリアムズ)の相手役の興業師が連れたでかくて
こ汚い犬がいるんですが、うろおぼえですが映画の最後のほうで、
「あの犬は今度ハリウッドで映画出演することになり
名前はリンチンチンに決まった」というオチ台詞がありました。
やっぱこれも実話なのだろうか???

>クルーゾーさん
「ほがらかに鐘は鳴る」俺もタイマーかけといたんですが
ビデオの再生押したら国会中継でした。ご安心を。
406クルーゾー:02/02/14 08:34 ID:v2u8YCB7
>スモーキーさん
開始直前に、
予定されていた「ほがらかに・・」はいついつ放送予定です。
とかいうテロップは出ませんでしたか?
あの時間の映画って、国会中継で飛ぶ事が多いのですが、
(お昼頃から始まる「歌舞伎」とかも)
それが次の日に来たり、一週間後に来たり、とまちまちなんですよね。
はじめから「野ばら」の後に続けて放送するようにすればいいんだよ!
聞いてるか!BS2!!!

「ピコピコポン」って、どんな番組なんでしょう???
407名無シネマさん:02/02/14 08:49 ID:/E11lpSi
ここのスレッドの住人の皆さん。50年代から60年代にかけてのB級の掘り出し物ないですか?例えば非情の罠とかポイント・ブランクとか・・・。どうかよろしくお願いします。
408名画紹介 七五調 19:02/02/14 10:35 ID:DzeJowV9
「 M 」

 恐怖に震えるベルリン市民 連続幼女殺人魔 大規模捜査も実らずに
 警察、威信は地に墜ちる 街にあふれる警官で ギャングは商売上がったり
 こうなりゃ俺らで捕まえる ギャングも自前で作戦会議 宿なし連中見張りに配置
 逃しはせぬぞ凶悪犯  必死の警察、捜査を絞り 性格異常者リストをあたる
 ついに容疑者つきとめて 自宅を張り込む警察官 されど男は帰宅せず

 獲物を探す殺人鬼 小太り青年、見かけは普通 口笛吹いてやさしい顔で
 狙った少女の手を取って 風船与え連れまわす 風船売りの盲目老人
 その口笛のメロディは いつかどこかで聞いた曲 姿は見えねど 耳には残る 
 そうだ!この前 犠牲になった、少女を連れた あの男 殺人犯の口笛だ

 仲間に連絡、後を追う 仲間はすべてギャングの手下 尾行の男は一計案じ
 チョークで文字を手に描き 殺人犯の背後に迫り 口実つくり、背中を叩く
 くっきり浮かぶ白い文字 殺人あらわす頭文字 アルファベットの「M」の文字

 「M」を目印 尾行は続く ところが「M」も感付いて すばやく逃げ込むビルの地下
 ギャングのボスは 手下を手配 守衛を縛り、侵入す ついに捕わる 殺人鬼
 そのときビルに非常のベルが 大音響で鳴り響く すばやく逃げるギャングたち
 一人を残して逃げ失せる 残った一人を罠にかけ 警部はギャングのアジトを探る

 廃墟のビルの地下室で 「M」はギャングの「法廷」に 居並ぶギャングとその家族 
 大人数の目の前で 「M」は悲痛な叫びを上げる 俺に潜んだ悪魔のせいだ
 自分自身は記憶なく 気付いた時は全てが終わり 俺の意思での殺しにあらず
 ギャングは怒り、騒ぎ出す 「M」をののしり怒号を上げる 言い訳無用、殺してしまえ!
 そのとき警察なだれ込み 一網打尽だ 手をあげろ! 大団円の終幕なり

 時代は、ヒトラー台頭前夜 不安な世情を背景に ナチスの暴政、予感する
 事実に基づく恐怖の事件 切れよいタッチと 鋭い描写 ペーター・ローレの名演技
 監督、巨匠 フリッツ・ラング 映画の歴史にその名を残す スリラー映画の古典なり
409ホリヰ:02/02/14 11:18 ID:yyhnrlz2
>>408
よっ!名調子!!
カキコを集めて本にしたらどうでしょうか。

あの映画「私は貴様を弁護する不名誉に預かったものだ」と
自己紹介するギャング法廷の弁護士がよかったですね。
さすがドイツは弁証法の国。
ギャングでも正・反・合で真実を追究するんですね。
410ドコドン:02/02/14 12:45 ID:4Y5za8E0
>クルーゾー さん

「ピコピコポン」に関してはここで説明するのも何ですので
こちらをどうぞ。

キャラクター紹介→http://www.geocities.co.jp/Playtown/3837/cnpico1.html
ストーリー紹介→http://www.geocities.co.jp/Playtown/3837/cnpico2.html
ストーリー紹介→http://www.geocities.co.jp/Playtown/3837/cnpico3.html

>>407さん

双葉十三郎さんの「僕の採点表 1960年代」の
☆☆☆★ 〜 ☆☆☆ あたりの作品の中にあるかも。
411クルーゾー:02/02/14 12:58 ID:PooJiBTS
でた〜〜〜っ、「M」。
2段落目の、少女誘拐の所はドキドキして読みました。
名画紹介さん、お見事。
「ペール・ギュント」が聴こえてきそうっす。
この映画の元となった
「デュッセルドルフの吸血鬼/ペーター・キュルテン」の話は、
かの手塚治虫先生も書いてますね。
内容はちょっと実際の話より甘くしてあるけど。
この映画、映像も怖く作ってあるけど、やっぱりシナリオがすごいなぁ。

>>407
お書きになってる映画から、アクション・サスペンス系をご所望と見ました。
それでB級で50〜60年代の物ですね。
ではビデオがあると思われるもので選んでみます。

「アスファルト・ジャングル」1950 ジョン・ヒューストン
    (メンバー・監督からしてB級とは言えないかも)
「動く標的」1966 ジャック・スマイト監督 P・ニューマン主演
「黄金の七人」シリーズ 1965〜
「影なき狙撃者(失われた時を求めて)」1962 ジョン・フランケンハイマー監督
「刑事マディガン」1967 ドン・シーゲル監督 R・ウィドマーク主演
「殺人者たち」1964 ドン・シーゲル監督
「将軍たちの夜」1967 アナトール・リトヴァク監督 P・オトゥール主演
    (これもB級とは言えないかも)
「トプカピ」1964 ジュールズ・ダッシン監督
「殺られる」1959 エドアール・モリナロ監督

 「アスファルト・ジャングル」「トプカピ」「黄金の七人」は盗み映画。
何かを盗もうとする映画です。この手の映画は結構ハズレがありません。
それとフランスのフィルム・ノワール系。
これも雰囲気最高、特にリノ・ヴァンチュラが出てるものは良いです。
ジョゼ・ジョバンニとかスタッフに書いてあったら、これもよし。
B級刑事物アクションは、やはり70年代の方が花盛り。
「非情の罠」なら同じくキューブリックの「現金に体を張れ」は見ました?

412ホリヰ:02/02/14 13:16 ID:yyhnrlz2
>>410
ちなみにドコドンの声は西尾徳、カルガリ博士の声は大塚周夫でしたね。
私何故か「ピコピコポン」をみてました。
失業中だったもので…。
413ドコドン:02/02/14 13:25 ID:4Y5za8E0
>クルーゾーさん
「トブカビ」の流れから「街の野獣」なんて、どうですか?
でも、両方ともB級って言っていいものやら……

>ホリヰさん
バ バ バ バ バカセーーー
あれ、けっこうはまるんですよね。
414クルーゾー:02/02/14 13:46 ID:PooJiBTS
ドコドンさん、もちろんOKです。確かにB級と言ったら、怒られそうですね。
ダッシン監督、ウィドマークですからグゥ。
でもこの映画、ビデオは出てないですよね。

>>407
http://cinema.media.iis.u-tokyo.ac.jp/movie.cgi?mid=8753

これを開いて、題名の右下に〔DRAMA/THRILLER〕とあります。
ここをクリックしてもらうと、
この「殺しの分け前」に似た映画がリストアップされて出てきます。
参考にしてください。

あっ、それとドコドンさん、情報ありがとうございました。
最近の作品のようですね。
一緒に載っていた「ひげよ、さらば」の方は覚えているのですが・・・
415シネマ三四郎:02/02/15 15:43 ID:CQKXN1HO
>>407 さんと >>411 クルーゾーさんへ。

ドン・シーゲル監督なら、「マンハッタン無宿」もいいですね。
それとSFですが、「ボディ・スナッチャー/恐怖の街」。
70年代では、「突破口!」も私は気に入っています。

さらに、私は見ていないのですが、70年代のB級映画として
「組織」(監督:ジョン・フリン 主演:ロバート・デュバル/カレン・ブラック)
と言う映画は、評価がかなり高いようです。
416名無シネマさん:02/02/15 15:55 ID:Lf/JVVgg
>>411
ここに挙げている作品はすべてB級ではない。
ところでちゃんとB級映画の定義をいえる人いるの?
417ドコドン:02/02/15 16:00 ID:DUNHc/5Y
70年代でよろしいなら、リチャード・フライシャー監督の「ラスト・ラン」はいかがでしょう。
70年代でよろしいなら、リチャード・フライシャー監督の「ラスト・ラン」はいかがでしょう。
ジョージ・C・スコットが、なかなかスルメ味です。

あと「脱走山脈」とか「ミニミニ大作戦」も愛すべきB級映画かな。

けどビデオで出てますかねえ?
418名無シネマさん:02/02/15 16:22 ID:rmjnj4H6
>416
お前言ってみな。採点してやるよ。
419シネマ三四郎:02/02/15 16:24 ID:CQKXN1HO
>>417 ドコドンさんへ。

「ラスト・ラン」は私見逃したんですよ。そんなによかったですか?残念!
ジョージ・スコット主演では「激怒」という映画も面白そうですが、
これも未見です。たしかスコット自身が監督も兼ねた作品ですよね。
スコットは色々と渋い映画に出ていますが、70年代初期の作品で、
「ホスピタル」という映画がありました。
これは大病院で起こる怪死事件を下敷きにした、ちょっと怖い物語でした。

「脱走山脈」は、オリバー・リードが象といっしょにアルプス越えをするという
異色の戦争アクションものですよね。実に面白い映画です。
それと、今思い出したのですが、
「戦うヘリコプター」という映画がありましたよね。
主演はデヴィッド・ジャンセンでしたっけ?
ヘリコプターがあれだけふんだんに活躍する映画もあまりないと思います。
420ドコドン:02/02/15 16:48 ID:DUNHc/5Y
>>シネマ三四郎さん

「ラスト・ラン」
二本立てでお目当てはもう一本の方だったんですが、
「ラスト・ラン」の方がイケてたんです。まあ「拾いもの」ってくらいの感じでしょうか。

「戦うヘリコプター」
絵本のタイトルみたいで良いですね。
残念ながら観ておりませんが、主役はジャンセンでしたね。

「脱走山脈」
ゾウが耳をウチワがわりにして涼をとるシーンとかありましたね。
かわいかったです。(すみません。動物好きなんです)
これテレビで観たんですが、文句なしに面白かったです。
けど、監督(当時の評価)や役者を考えるとB級ではいなかも。
421:02/02/15 17:06 ID:YExNs3zH
>>405 スモーキーさん
「赤い風船」盛り上がって、嬉しかった。

未見なら、もう絶対にお薦めしたいのは「五本の指」です。
ジェームス・メイスンが最高ですね、手に汗握りますね、ハラハラドキドキです。

と言っても後の「復讐鬼」「三人の妻への招待状」「ボストン物語」「他人の家」
は未見ですが、エドワード・G・ロビンソンが出演の「他人の家」は面白そうで
すね。もう一本はなんでしたかね。「三人・・・」以外はビデオ未発売なので
録画が大正解ですよね。

でも俺は今までに観たマンキウイッツの映画は、全て面白かったです。

>>407さん
B級のギャング、サスペンス物でいいですか。
「死の接吻」(ヘンリー・ハサウェイ)
リチャード・ウイドマークのデヴュー作、これはオモロイですよ。
「復讐は俺に任せろ」(フリッツ・ラング)
主演はグレン・フォードですが、注目はリー・マーヴィンとグロリア・グレアム
です。これも絶対にオモロイ
「拾った女」(サミュエル・フラー)
主演はリチャード・ウイドマークにジーン・ピータース。拾い物の面白さです。
情報屋のセルマ・リッターに注目ですね。
「明日に別れの接吻を」(監督?)
主演はジェームス・キャグニー、キャグニーの残酷さをとくとご覧下さい。
「幻の女」(ロバート・シオドマク)
以前出てきたのですが、原作が有名らしい、映画は有名じゃないけど。
「キッスで殺せ」(ロバート・アルドリッチ)
何かよく解らなかったけど、いかにもB級っぽかったので、知っている俳優は
一人も出なかった。
「ローラ殺人事件」(オットー・プレミンジャー)
これはB級とはいえないかも知れないけど、主演はジーン・ティアニーにダナ・
アンドリュース。
今、思い出せたのはこれくらいです。
422名無シネマさん:02/02/15 17:19 ID:fHp+IB2P
「ラストラン」は数年前WOWOWで放映されたとき見ましたが、
一つ奇妙なカットがありました。スコットがトニー・ムサンテを
拾った夜ホテルに泊まり、そこにやって来たトリッシュ・ヴァン・
デヴェールと寝るんですが、朝デヴェールが部屋を出た次のカット。
画面中央にスコットがいて、右端の壁に掛かっている聖母像の絵が
一瞬ぐにゃりと歪んで見えるんです。フィルム自体はニュープリの
奇麗なものだったので、キズ等ではないと思うんですが、非常に
気になります。果たして意図的なエフェクトなのでしょうか?
423:02/02/15 17:32 ID:0EKybDT5
>>408 名画紹介 七五調さん
「M」は気持ち悪かった。
いつもひょうきんな感じのする、ピーターローレはこの映画では気持ち悪かった。

>>413 ドコドンさん
「街の野獣」観たい、題名見るたびに観たい、ポンビキのウイドマーク観たい。

>>414 クルーゾさん
「街の野獣」ビデオ出てないです、出たら直ぐに教えて下さいよ。

>>415 シネマ三四郎さん
「ボディ・スナッチャー/恐怖の街」はドン・シーゲルでしたね。
最初に半狂乱の男が病院に運ばれて来て・・・何かしら気持ち悪い映画でした。

>>416さん
B級映画の定義は知らないです。
俺の場合は何となくです。
制作費がかかっていないかな。
424クルーゾー:02/02/15 18:06 ID:UHhO4vGs
>>416
これらの映画をB級としたら、やはりダメでしょうかね?
かなりB級の匂いがするものを選んだつもりなんですが・・・
これ以降に、皆さんが挙げられた物も考えたんですけど、
でもビデオが無くてレンタルできないものだと、
「すぐ見れないものを薦めるな!ゴルァ!」と、怒られそうで・・・
どうしてもB級なマニアック、でも面白いというのは
なかなかビデオ化されて無いもんです。
しかし、これらの映画がお好きで
B級といわれるのは心外だと思われたなら謝ります。すいません。

午前中に、ここを見たらすごく下がってた。
「上げときゃなきゃ」とは思ってたんですが、
他にネタが無かったのでそのままにしてしまった。
最近、下がるのが早いですよね。休みあけに見る時、ちょっとドキドキ。
425ドコドン:02/02/15 19:15 ID:DUNHc/5Y
>クルーゾーさん

>休みあけに見る時、ちょっとドキドキ。

倉庫行きにでもなってたら鬱ですね。
ということで、まだ出てないようなので挙げときます。

「国際諜報局」と「電撃プリントGO!GO!作戦」

前者は渋いけど、どこかお茶目。
監督があの人ですから映像も凝ってたような。
後者はもうハチャメチャ、
ジェィムス・コバーンが最高、
007より好きです。

足して2で割ると「オースティン・パワー」になるかも。

426シネマ三四郎:02/02/15 20:47 ID:CQKXN1HO
>>425 ドコドンさんへ。

ジェームズ・コバーンの「電撃フリント」、面白かったですよね。
シリーズは何本ありましたっけ。私は「GO!GO!作戦」しか思い出せないんですが。
当時、コバーンは女性に大変な人気でしたね。
コバーンが女装する「シーラ号の謎」は見ておられますか?

それと、コバーンとマイケル・サラザン共演の、プロのスリを描いた映画、
「黄金の指」という映画も結構面白かったと私は思います。
427ドコドン:02/02/15 22:36 ID:DUNHc/5Y
>>シネマ三四郎さん
その後に「アタック作戦」というお色気たっふりの
ズッコケ作がありましたが、
それで打ち切りになったような気がします。

「シーラ号の謎」も「黄金の指」も観ておりません。
両方とも、とても観たかったんですが……。

マイケル・サラザンって作品には恵まれなかったと思いますが
けっこう印象の残ってる役者です。
ジャックリーヌ・ビセットが好きだっせいかなぁ。
428名無シネマさん:02/02/15 23:19 ID:OzSscw4D
1967年のフランス映画「雨上がりの天使」について
ご存じの方いますでしょうか?
古い洋画なんでビデオ等はない模様。

小学生の頃に叔母に付き合わされて観たんだけど、
あまりに私が小さかった為ほとんど内容を覚えていなくて。
小さな女の子が石畳の街を歩き回っているシーンが
あったように思うんですが、そこがとても印象的で、
今でも忘れられないんです。
同時上映の「ウェストサイド・ストーリー」より記憶に残ってます。

検索した結果では
「家庭を捨てた写真家の夫を追って、妻と娘がパリに出てくる。
ところが、自らがモデルとして成功してしまった……。
家族愛を描いたホームドラマ。」とありました。

もう少し詳しい内容、あるいはその他でも、
なにか情報があったら教えてくれるとうれしいです。
429スモーキー:02/02/16 01:31 ID:4XnFEnRK
>>406 クルーゾーさん
「ほがらかに鐘は鳴る」ですが、単に「後日放映します」と
テロップが入っただけだったんですよ、ほんと困りものですね。

>>421 1さん
ありがとうございます。
「5本の指」ですか。さっそく明日にでも観てみます。
でも昨日「ボストン物語」を録画し忘れてる...。
今月はリピート放映も無し、むむう。
「死の接吻」のRウィドマーク、あのタチの悪さは天下逸品ですね。
扉の隙間からVマチュアを睨むショットが怖すぎです。
「人生模様」の1話でも似たような極悪キャラやってましたね。
あと、B級のBは低予算映画を作るBスタジオからきてたと
記憶してますが、真相は俺もよく判りません。
430名無シネマさん:02/02/16 08:01 ID:cHFN9lrS
>428
「雨あがりの天使」は私は未見ですが、双葉十三郎著「ぼくの採点表U・
60年代編」の38頁に比較的詳しく出ていますので、本屋でパラパラと
見て下さい。
431クルーゾー:02/02/16 08:47 ID:LLcNKysX
>>428
http://village.infoweb.ne.jp/~fwip3431/links519kai_ameagari.htm

私も調べて見ましたが、この程度しか分かりませんでした。
ジャケ写に原題が書いてあれば、もう少し調べられたかもしれませんが・・・
ジャック・ルーシェはジャズ・ピアニストです。
クラシックの曲をジャズ風にアレンジして演奏する事で有名です。
私もバッハを演奏したCDを持っています。
ジャック・ルーシェの作った曲の中では、結構人気のある曲のようですので、
サントラが見付からなくても、
個人のアルバムには収録されているのかもしれません。

>スモーキーさん
まぁ、「後日放映します」と書いてあっただけ良しとしますか。
情報ありがとうございました。
念の為、次の日の同じ時間帯をセットしたんですが、やはり国会中継でした。

>ドコドンさん
「シーラ号の謎」は品揃いのいいレンタルなら、あると思いますよ。
ヒッチ作品に出てからなのか?ミステリー好きになってしまった
A・パーキンスが脚本です。
「国際諜報局」も良いですよね。でもビデオ無かったような・・
マイケル・ケインって、B級の匂いがします。また怒られるかも。
「黄金の指」って、いつも何かと勘違いしちゃう。
「五本の指」とかシナトラの何て言ったかな?あぁいうのとゴチャゴチャ。

足して2で割ると「オースティン・パワーズ」だなんて、
「オースティン」のハチャメチャぶり、下品度は度を越してますよ。
でも、好きなんですよ。映画館で笑ったのって久しぶりだったなぁ。
今年の夏に続編が出来るそうなので、期待してます。
432偽クルーゾー:02/02/16 09:05 ID:zp7qOarh
B級ならキューブリックの非情の罠と現金に体を張れをチェックしとけよ。
433名無シネマさん:02/02/16 11:18 ID:rhNuIPac
>421
「死の接吻」てウィドマークがなにか蛇みたいなフシュシュシュシュ・・・て声を
出しながらでてくる奴じゃありませんでしたか?
深夜テレビで見て車椅子のお婆さんが・・・というシーンにヒンヤリとした覚えがありますが、
記憶違いかな?
434偽クルーゾー:02/02/16 11:27 ID:zp7qOarh
>>433それは有名なシーンだな。リチャード・ウィドマークがニタニタ笑いながら突き落とす。
435:02/02/16 15:07 ID:HyXQcZ7C
>>424 クルーゾさん
俺はいまだにage、sageがよく解らない。以前説明してもらったのに。
下がるのが早いと言うのは「スレッド一覧」の順番が下に行く事ですか?
下に行ったら、何かまずい事あるんですか。

>>425 ドコドンだん
下の方に行ったら、無くなってしまうのですか?、よくわからな〜い。

>>428さん
「雨上がりの天使」題名を聞くのも初めてです。ごめんなさい。

>>429 スモーキーさん
ウイドマーク、ほんと気持ち悪かった。いやに痩せていて、歯を見せてニタニタ、
思い出しただけで、ゾっとしますよ。それと車椅子でしたかお婆さんを階段から
突き落とす場面、あの場面も嬉しそうに演じていました。

「人生模様」のビデオも確かに家にあるのに、何処を捜してもないんですよ。

>>431 クルーゾさん
シナトラは「黄金の腕」、監督がオットー・プレミンジャー。
根性悪妻にエリナ・パーカー、シナトラを支える酒場女にキム・ノヴァク、
結構な映画でした。

>>433さん >>434 偽クルーゾさん
亀レス、かぶりです、すんません。


>>
436スモーキー:02/02/17 01:07 ID:twEF70zJ
>1さん
「5本の指」面白く拝見しました。2転3転するストーリーは
まさに、事実は小説よりも奇なり、ですね。
まぁ、多少の脚色はあるんでしょうけど。
Jメイスンは屈折した役柄を当然のようにサラリと的確に
演じきってるという印象です。さすがです。
「座って酒を注ぐのは慣れてないから注ぎにくい」という
シニカルなジョークも冴えてました。

437 :02/02/17 19:52 ID:PyuFIbdu
age
438428:02/02/17 23:14 ID:LPAkVKh7
>>430さん
おお、そうですか!詳細情報ありがとうございます。本さっそく探してみます。
>>クルーゾーさん
リンクありがとうございます。
原題は「TU SERAS TERRIBLEMENT GENTILLE」です。(allcinema onlineの検索結果)
音楽も良かったような記憶が‥‥もう一度聴いてみたいですねー。

>>1さん
確かにあまりメジャーじゃないんで知ってる人は少ないかも‥‥(笑
ちなみにage,sageですが、
誰も書く人がいなくなるとどんどん一覧表の順番が下になり、
下がりすぎるとdate落ちになってしまい、もう書けなくなってしまうそうです。
ですから定期的にageておくと良いようですね。

レスくれた皆さん本当にありがとうございました。
一緒に行った叔母に聞こうにも、映画を見た1年後に事故で他界しましたので
確かめるすべも無く数十年もたってしまい、もはやあきらめていたのですが
ここで聞いてみて良かったです。

なんかここはマターリしてていいですね。
懐かしい映画題名がたくさんあります(笑
「ピコピコポン」も良く見てましたよ。
私もドコドンが好きでした。ちょっとオマヌケなところが(笑
439クルーゾー:02/02/18 08:29 ID:IAmQhY8J
>>428
  http://us.imdb.com/Title?0178996

これで合ってますか?

>1さん
そうなんですよ。下がりすぎると、このスレが無くなっちゃうんですよ。
「黄金の腕」ですね。確かアル中の話?
なんか他にもアル中の話があったような・・・
440偽クルーゾー:02/02/18 09:21 ID:iq/8+90R
深夜の告白どうかな?
441:02/02/18 12:02 ID:V0I89Y9Y
>>436 スモーキーさん
「五本の指」面白かったですか、良かった、良かった。
俺の母親の時代にはジェームス・メイスンの熱狂的なファンが多かったみたい
です。渋くて、蔭があって、知性的な二枚目で、何となく解りますね。
今、J・メイスンの映画思い出したら、「邪魔者は殺せ」(キャロル・リード)
「二つの世界の男」(キャロル・リード)、「海底二万哩」、あれれ、これくらいしか
でてこないよ。

「他人の家」くれぐれも忘れないように!!

>>438 428さん
「age、sage」の説明、ありがとうございます。

>>439 クルーゾさん
何日か誰も書き込まないと、無くなってしまうという事ですね。

「黄金の腕」はアル中でした。アル中は映画は有名なところの、
「失われた週末」(ビリー・ワイルダー)レイ・ミランド、ジェーン・ワイマン
「酒とバラの日々」(ブレイク・エドワーズ)ジャック・レモン、リー・レミック
くらいしか思い出せません。

>>440 偽クルーゾーさん
「深夜の告白」(ビリー・ワイルダー)前にも言ったんだけど、俺の大好きなバーバラ・
スタンウイック、エドワード・G・ロビンソンが出演しているし、内容も面白か
ったんだけど、B・スランウイックの髪型がどうしても許せんのですよ、あの
訳の解らん髪型が。
俺だったら「教授と美女」「レディ・イヴ」の髪型にするけどなぁ・・・
442ドコドン:02/02/18 12:22 ID:037wCD6/
>>428さん

「 雨上がりの天使」かぁ。なつかしいですね。
自分は「ロミオとジュリエット」のオマケで観ましたが
ロミ&ジュリより面白かった記憶があります。
と、言ってもストーリーはほんんど忘れてますが(笑
>>430さんがおっしゃるように
双葉さんの本をご覧になるのがよいかと思います。

たぶんテレビCM出身の監督かな、
イメージビデオ的なスタイリッシュな映像だったような。

パパのCM撮影中。ビルから飛び降りるカットで
モデルに向かって「飛べ! 飛べ!」と叫ぶのを見た少女が、
家で遊ぶとき、人形に向かって「飛べ! 飛べ!」と言うシーンが
仲間の間では大受けでした。

ジャック・ルーシェのテーマ曲は
日本でもけっこうヒットしたと思います。

PS ピコピコポン、キャンディママも好きでしたよ。
  あのお怒りの瞬間が。
443メイヤー:02/02/18 19:06 ID:OYW/vlP2
ジェームズ・メイソンなら「スタア誕生」も入れないといけませんね。
写真で見た限りでは「深夜の告白」のバーバラ・スタンウィックの髪型は鬘っぽかったです。
444スモーキー:02/02/19 00:17 ID:p0ZyTjrT
「深夜の告白」と「飾窓の女」、わりと最近観たということもあるけど、自分の中では対になってます。
同じ年(1944)にE.G.ロビンソンが出演して殆ど正反対の役柄。
「マラソン・マン」「ブラジルから来た少年」の時の
ローレンス・オリビエみたいで。

「飾窓の女」は「オズの魔法使」と対という見方もありかな。
「不思議の国のアリス」もいい線いってますが、
ちと条件を満たしてないですね。

>>441 1さん
「他人の家」2/22AM6:05ですね。忘れんようにします。
E.G.ロビンソンに期待。
J.メイスンはヒッチの「北北西〜」で初めて知りました。
そういえばキューブリックの「ロリータ」、録画したっきり
観てなかったこと思い出しました!

「深夜の告白」の彼女の髪型ですが、
足首にアンクレットつけて初対面の男を挑発する、妖艶で少し
危険な香りを内包したあの役柄に
あのクセの強い髪型は結構マッチしてたと思いましたね。変かなw
445ホリヰ:02/02/19 10:46 ID:24Mu8s1k
>>419 >>420
シネマ三四郎さん、ドコドンさん
「たたかうヘリコプター」はデビット・ジャンセンではありませんよ。ラリー・ハグマンです。
デビット・ジャンセンのヘリコプター映画は確か「爆走、ジェットヘリ5000」というタイトルの
別の映画です。どーでもいーけど、この映画、ヒロインのシェリー・デュバルの
スカートがヘリコプターの風に煽られてパンチラします。
「たたかうヘリコプター」はテレビ用劇映画で、たぶん「爆走、ジェットヘリ5000」の
リメイクかと思います。
446偽クルーゾー:02/02/19 11:08 ID:zw9KUA79
クルーゾーさんどうも。有名な作品ですが見逃していたので観ることにします。
他人の家ですがWOWOW加入しているのでこれも観ます。そういえばある本のフィルム・ノワールベスト50にもランクしていましたし。
>>>444飾窓の女 これは最近観ましたよ。あの結末は当時不評だったようですけど意表を突かれましたね。ロビンソンが口を滑らせるのはその為だったと。
二重人格とか映画研究のテキストとしてもいけるのでは?
447ドコドン:02/02/19 12:33 ID:wtg2dlDg
>>ホリヰさん

>「たたかうヘリコプター」はデビット・ジャンセンではありませんよ。

そうでしたか。お恥ずかしいです。

シェリー・デュバルのパンチラ〜
いいですね。
448:02/02/19 12:34 ID:cYYujSdz
>>443 メイヤーさん
「スタア誕生」忘れていました。ジューディ・ガーランドが主演ですね。
あれれ、スーザン・ストラスバーグのは何でしたか?

>>444 スモーキーさん
「他人の家」は忘れずに、こうしてスモーキーさんに言ってるようですが、
自分にも言い聞かせています、直ぐにポ〜〜と忘れてしまうのですよ。

「深夜の告白」B・スタンウイックの髪型、結構マッチしていましたか、
俺は最初観た時、思わずテレビに跳び膝蹴りを食らわすところでした。
でもスタンウイックいいですね、大好きですよ、以前にスタンウイックのビデオ
捜していた時、ヘンリー・フォンダと共演で「美人は殺しがお好き」と言うのが
あって観たのですが、全然面白くなかったです。
スタンウイックではマイナーな映画ですが、以前WOWOWで放映があった、
「奇蹟の処女」(F・キャプラ)「エン将軍の苦いお茶」(F・キャプラ)
「紅唇罪あり」(?)「四十挺の拳銃」(サミュエル・フラー)も面白かったです。
449クルーゾー:02/02/19 13:03 ID:FrqE7G4Z
すんごく長くなっちゃたけど、ジェームス・メイスンの映画です。
書くのが面倒だったので・・・ 
http://cinema.media.iis.u-tokyo.ac.jp/person.cgi?name=%A5%B8%A5%A7%A1%BC%A5%E0%A5%BA%A1%A6%A5%E1%A5%A4%A5%BD%A5%F3

で、メイスンの事を調べてたら、彼の身長は183cm。
意外と高い!だって、ジェームズ・スチュワートは182cmなんですって。
2mくらいあるかと・・・
  http://homepage2.nifty.com/e-tedukuri/movie.htm
ここに、男優・女優の身長が出てました。おもしろい。

実はさっきまで、沈んでたんですよ。30分くらいだけど・・・
トッド・ブラウニング監督の、
「フリークス/神の子ら」という映画を知ったんです。
どんな映画だろう?と思い、粗筋を読んだら・・・グヮーーーーン!
ヘコんでしまいました。
450クルーゾー:02/02/19 13:06 ID:FrqE7G4Z
あっ、連続ですいません。
スーザン・ストラスバーグのは「女優志願」では?

それと、
ジェームス・メイスンの出演作の中に「地中海殺人事件」が無いですね。
451ホリヰ:02/02/19 14:00 ID:24Mu8s1k
>>421
1さん
手塚治虫のキャラクター、スカンク草井のモデルはリチャード・ウイドマークだそうですね。
平井和正、桑田次郎の「エイトマン」の『光線中レーザー』の回に出てくる
非情な国際スパイ、ゲルハルト・ミューラーもどう見てもリチャード・ウイドマークが
モデルのようです。
452:02/02/19 17:23 ID:u63zyIUM
>>449 クルーゾさん
ジェームス・メイスンってそんなに背が高いのですか、見えないですね。
そりゃJ・スチュワートの方がずっと高く見えますね。

「フリークス/神の子ら」は知らないのですが、俺も同じ様な事が・・・
「だれのもおでもないチェレ」ハンガリーの映画だったと思いますが、粗筋を
読んで、何とも言えない気分になりました。
絶対に観たくない映画です。辛すぎますよ。

>>450 クルーゾさん
「女優志願」そうです、そうです。ごっちゃになってしまって。
ストラスバーグで思い出しましたが「ピクニック」(ジョシュア・ローガン)の時は、
可愛いくなかったですね。

「地中海殺人事件」は知らなかったです。

>>451 ホリヰさん
俺は漫画も好きなんだけど、手塚治虫はあまり知らないです。
もっとくだらん漫画ばかり見ていました。
桑田次郎「エイトマン」を見ると、横山光輝「鉄人28号」とか竜の子プロとか
を思い出します。でも内容は全然憶えてません。
453ドコドン:02/02/20 12:15 ID:sBKOTow0
みなさまに、お願いがあります。

観たいけどビデオが出てない映画っていっぱいあるんです。
みなさまならご覧になってるかな?
ご覧になった方、感想などを聞かせてもらえれば、
とてーも、うれしいです。

まずは……

【60年代 あ行】

「合言葉は勇気」(63年 英)
監督/アンドリュー・L・ストーン
出演/ダーク・ボガード

「愛のトンネル」(60年 米)
監督/ジーン・ケリー
出演/リチャード・ウィドマーク、ドリス・デイ

「青い波紋」(64年 西独)
監督/ロルフ・ティーレ
出演/トーマス・フリッチ

「追い越し野郎」(64年 伊)
監督/ディーノ・リージ 
出演/V・ガスマン、ジャン=ルイ・トランティニャン、C・スパーク

「奥様の裸は高くつく」(60年 米)
監督/ジョージ・マーシャル
出演/グレン・フォード、デビー・レイノルズ

「俺の彼女は16トン」(63年 英)
監督/ジェラルド・トーマス
出演/マイケル・クレイグ
454クルーゾー:02/02/20 12:38 ID:aXZz9qVs
>1さん
「失われた週末」もアル中でしたね。
「失われた週末」と見ると、
正しく失われた週末となる「ウィークエンド」を思い出してしまう。
なかなかインパクトのある映画でした。両方とも。

>ホリヰさん
来月から2ヶ月かけて、BS2では「アトム特集」があるんです。
何でも4月7日はアトム誕生の日だとかで。
全197作品のうち、現存する187本を紹介して、
アンケートで見たい回を放送するというものだそうです。
この10本の差は、放送禁止ものかな?

で、お書きになられている「スカンク草井」というキャラが
どんなのかが思い出せず、サイトを調べまくりして、
ようやく分かりました。
あまり顔自体はウィドマークには似てないですよね。
あと「アセチレン・ランプ」だったか?は、
リノ・ヴァンチュラをマネたというのは聞いたことがあるような。

>ドコドンさん
「合言葉は勇気」は見たことがあるような記憶が・・・
でも、フジテレビの同名ドラマを
意識下でごちゃ混ぜにしてるだけかも。
「追い越し野郎」は、
今週末で終わる「イタリア映画大回顧」でもやってたんです。
チェックはしてあったんですけど、行けなかった。
カトリーヌ・スパークが見たかったんですけどね。
その分、明日の「男と五つの風船」で見ますけど。
455名無シネマさん:02/02/20 12:40 ID:DmObQyQ4
誰もつっこまないみたいですけど、『黄金の腕』はヤク中の話ですよ。
プレミンジャーは常にハリウッドの検閲に挑んだ監督さんですよね。
456若き通行人:02/02/20 13:02 ID:i7GE90W9
>>453
『追い越し野郎』見ましたぜ。
エットーレ・スコラの『スプレンドール』にちらっと映るんですよね、あの映画。
なぜだろうと思ったら、「ディアローグ:エットーレ・スコラ」の文字が!
やっと合点いきました。
とにかく長身で筋肉質なヴィットリオ・ガスマンの佇まいがカッコイイ!
その底抜けの笑顔も仕草も、まるでアルマーニのモデルみたい。
方や、ジャン・ルイ・トランティニアンのひ弱な学生もいかにも情けなくていい。
膨大な台詞群と、星屑のようなエピソードのあちこちに工夫と大らかなギャグが鏤められてて、
なかなか楽しめましたよ。映画祭でも、始終笑い声が絶えませんでした。
それだけにラストが…(かなりショック)。

ちなみにそのスコラの『醜く、汚く、意地悪く』も映画祭で見ました。
今村昌平の初期作品、或いは大島渚の『太陽の墓場〜ローマ版(爆笑編)〜』
といった按配で、こちらもパワフルな大傑作です。
スコラって人が人間や貧困に対して、どれだけ深い洞察力を持っているかよく分かる映画です。
DVD化激しくキボン!

あと、『フリークス』ですが、これも本当に凄いです。
敬遠せずに是非とも見てください。シュリッツや小人のハンスといった、愛らしいキャラが総出演です。
町で身障者を見て「痛ましいわん」と思うような方にこそ、見て欲しいなあ。
批判も色々あるけど、これは監督のブラウニングなりのヒューマニズムだと思うし、
終盤ではとんでもない映画的カタルシスが味わえます。
長文スマソ!

ついでに。
『黄金の腕』は”通り”のセットがすばらしいですよね。
通りを歩くシナトラのいなせな事!
457ホリヰ:02/02/20 13:02 ID:nWg6by/u
>>454
クルーゾーさん
>来月から2ヶ月かけて、BS2では「アトム特集」があるんです。
ウ〜ン、うち地上波しか入らないんです。とほほ。

>この10本の差は、放送禁止ものかな?
「鉄腕アトム」の『ミドロヶ池』のエピソードは手塚治虫自身が封印したものとか。

>あまり顔自体はウィドマークには似てないですよね。
私も似ていないと思います。「エイトマン」のゲオルグ・ミューラー(ゲルハルトでは
ありませんでした)はよく似ています。

>あと「アセチレン・ランプ」だったか?は、
>リノ・ヴァンチュラをマネたというのは聞いたことがあるような。
「アセチレン・ランプ」は手塚治虫の旧友がモデルとか。
リノ・ヴァンチェラは“丸首ブーン”です。

ところで、手塚キャラに“ジェームス・メイスン”とそのまんまなのがいて、
「ビッグX」や「黄色魔境」などでロンメル将軍の役で出てきます。
458ドコドン:02/02/20 13:30 ID:sBKOTow0
>クルーゾーさん
たしかに、ドラマとか邦楽のタイトルって、
映画タイトルのパクリが多いですね。
(穫れたての)カトリーヌ・スパーク、見たかった。

>若き通行人さん
さっそくありがとうございます。
『追い越し野郎』って生で上演してたんですか。残念!
へえ、ひ弱な学生のトランティニアンですか……
もういちど、残念!

ところで、『フリークス』ってビデオでてますか?
459クルーゾー:02/02/20 13:39 ID:aXZz9qVs
>>455
「ヤク中」でしたか。すいません。そう言われればそうですね。

>456 若き通行人さん
うらやましい〜〜〜。
「醜く、汚く、意地悪く」もいいなぁ。昨日ですね、夜のは。
黒澤監督も好きそうな話ですよね、違います?
「フリークス」は見つけられれば、チャレンジしてみますけど・・・
う〜ん、「エレファントマン」でも痛々しさに号泣した口だからなぁ。
辛くて観れないかも。

>ホリヰさん
「丸首ブーン」、どんなのかなぁ? また調べてみます。
はいはい、「ビッグX」に出てましたね。ジェームス・メイスンに似てる人。
「ビッグX」も放送は難しいですね。ナチスだし、注射だし。
うろ覚えですが、「ブラックジャック」の中でも出てたような。
あれ、オールスターキャストだから当然か・・・
息子が手術したら別人になっちゃた、どっかの国の将軍みたいなの。
顔が似てたような、似てないような・・・
ブラックジャックを追いかける時に、「インディアンの様にちょこまかと!」
なんてセリフがあって、文庫化の際に削られてしまったお話。
460若き通行人:02/02/20 15:19 ID:RMRqEShh
>>458
>ところで、『フリークス』ってビデオでてますか?
出ています。販売元は失念ですが、確か2バージョン。
とは言え、どちらも字幕以外に違いはないような感じです。

>>459
>黒澤監督も好きそうな話ですよね、違います?
うーむ、黒澤と言うより、やはり今村昌平だと思います。
普通そこまでやらないだろう、
というような度肝抜く下劣さと笑いが身上の映画ですから…(笑)。
町を見下ろせる丘の上にバラックがあって、そこでのジプシーの生活を描いてるんですが、
その時点でゴミ捨て場に主舞台が設定された「どん底」に反発しているような…。
いや、憶測ですがね。
まあ、とにかくもどん底の生活者たちの生命力と、ふいに心に染み込む詩情とが暴力的に結びついてるんで、
機会があったら是非ごらん下さい。面白さは匿名通行人が保証します。
461名無シネマさん:02/02/20 22:43 ID:ViEwkW1f
>>451
スカンク草井のモデルはウィードマークでなくダン・デュリエだろ。
462ホリヰ:02/02/21 10:36 ID:M2vg0z8g
>>461
確か前スレで「飾窓の女」が話題になったとき、紀子さんが、手塚キャラでダン・デュリエをモデルに
しているものがあるといっておられました。あれはスカンク草井のことだったんでしょうかね?
スカンク草井=リチャード・ウイドマークというのは雑誌か何かの手塚治虫特集かなんかで読んだ
ものです。
まあ、この辺の真相は手塚治虫が自ら語ったものがない限りわからないかも。
なんと言っても、スカンク草井はリチャード・ウイドマークにあまり似ていないし…。

ところで昔のマンガに出てくる外人というと“半月形の目に小さな瞳の三白眼”というパターンが
多かったですが、あの目のモデルは在日外タレでよく悪役をやっていたマイク・ダーニンなのでは
ないかと私は密かに睨んでいます。
マイク・ダーニンは「100発100中」のCRS拳銃密輸団のボス、ユベール・ルボワとか
「陸軍中野学校竜三号作戦」のモーゼルM712を持ったP機関のスナイパー役をやっていました。

「トラトラトラ」は日本側スタッフとアメリカ側スタッフとわかれて撮影されましたが、
東京にあるアメリカ大使館のシーンは、外人しか出演していないし台詞も英語なのに
大使館員役でこのマイク・ダーニンが出ているので日本側スタッフで撮影されたことがわかります。

463クルーゾー:02/02/21 13:20 ID:kKD+Qbuh
>ホリヰさん
リノ・ヴァンチュラは「丸首ブーン」になってました。
http://ja.tezuka.co.jp/studio/character/c010/c010.html
で、スカンク草井はウィドマークですね。
http://ja.tezuka.co.jp/studio/character/c012/c012.html
手塚先生は、結構こういうのが多いのですね。
ムッシュ・アンペアなるキャラは、シャルル・ボワイエと。似てるかなぁ。
メースンは、メイスンとかロンメルで出てるんですね。
昨日書いたB.J「アナフィラキシー」もやっぱりでてるそうです。

映画のことに戻すと、あとで昨日買った古本の事を書きます。
464ホリヰ:02/02/21 14:30 ID:M2vg0z8g
>>463
クルーゾーさん
リンクありがとうございました。
いやぁ〜、仕事中だというのに見入ってしまいました。

現実の俳優を自分のマンガのキャラクターにするといえば望月三起也もそうですね。
「ワイルド7」の草波隊長のモデルは「暗黒街の対決」の天堂弁護士、即ち平田昭彦だとか…。
リー・ヴァン・クリーフのマカロニウエスタンの“サバタシリーズ”の「西部悪人伝」の敵役
ステンゲルを明らかにモデルにしているキャラクターもあるそうです。

でも、ステンゲル役のフランコ・レステルは「西部悪人伝」以外ではアンソニー・ドーソン監督の
「惑星からの侵略」に出てくるのを知っているだけですが…。
この人、一度みたら忘れられない顔をしています。
465クルーゾー:02/02/21 16:55 ID:fD2Ph3X1
昨日、古本屋で1冊の本を買ったんです。
ハヤカワNVから出てた「星になった少年」エンツォ・ドリア作。
表紙を見たら、思いっきりスチール写真なので、映画の原作なのかぁ、と。
観た事の無い映画でしたし、内容もなかなか良さそう、それに50円。
調べてみると、作者のドリア自身が監督して映画化されてました。
このドリア氏は、プロデュース、監督、俳優もこなす人のようです。
監督作としては「楡の木陰の愛」マーク・レスター主演というのも撮ってます。

何かこの映画で想い出のある方がいらしたら、是非聞かせて欲しいです。

この本の巻末の目録を見ていると、「黄金の腕」もあった。
作者はオルグレンとかいてある。
こちらも調べてみると、
「黄金の腕」の原作者はネルソン・アルグレンとかいてあったので同じでしょう。
読んでみたい気もする。
近くに安く売ってるという情報があれば、教えてください。
466若き通行人:02/02/21 18:00 ID:7nU9RTQh
>>465
ネルソン・オルグレンの本はなかなか入手できないです。
トム・ウェイツがオルグレン好きというので探し回った記憶があります。
5年程前、一冊だけ、「シカゴ・シカゴ」だったかな、何と言ったか、
ともあれ詩と散文の詰まった本を読んだ記憶があるのですが、
じつはよく憶えていません。
『黄金の腕』もじつはそれでみたのでした。

この人、たしか自分のパーティを準備中に死んじゃったはずです(w
つまんない話でスマソ
467クルーゾー:02/02/22 12:56 ID:tEmfHi2h
>若き通行人さん
情報ありがとうございました。

昨晩は「男と五つの風船」を観に行ってきました。
元になっている「今日、明日、明後日」と言う映画を見ていないので、
違いがあるのか、無いのか分かりませんが、
やはり、これも日本未公開は納得。
話の大筋は、マルチェロが風船に妙に固執し始めて崩壊してしまうというもの。
終わった後、お客さんも言ってたけど、「これ、何なの?」。ごもっとも。
見所は、マルチェロの変態色オヤジぶりと、カトリーヌ・スパークタン、ハァハァ。
それと所々にある笑える所。
マルチェロが家に帰ると、管理人の息子(阿呆ガキ)が勝手に洗面台に水をためて、
そこに顔をつけてブクブクして遊んでる。とんでもないヴァカ。
で、そのガキ、冷蔵庫の中の食べ物には全部歯型を付けてる。
むかつく事に、それらを全部見えない様に置いている。
キレるマルチェロ。やっておしまい!

なぜか映画の中では日本ブーム。
マルチェロの友人がマッサージをしてもらってるんですが、
指圧をしているのは日本女性。
終わって出て行く時に、「さようなら」なんて言いやがる。
友人も「さようなら」と言って、出て行くかと思うと、
出て行く寸前に、また「さようなら」ときたもんだ。2回、言っちゃったよ。
その友人が着ているのが、火消しの伴天。それも「組頭」と書いてある。
マルチェロも、家では紋付の着物。
カトリーヌの浴衣には、なんとダルマと将棋の駒の絵!

そこで質問。
この映画では、カトリーヌ・スパークはずっと黒縁メガネをかけてるんですが、
「追い越し野郎」のスチールを見てもかけてますね。
トレードマークなんですか? いまで言うメガネっ娘?

カトリーヌ・スパークの事を調べていたら、
いろいろと興味深い情報が出てきた。本人とはあまり関係無いんですけど・・・
その話は、また後で。
468名画紹介 七五調 20:02/02/22 13:38 ID:Foj8S6lS
「外人部隊」

 富豪一族マルテルの 不肖の青年、ピエールは 美人の彼女に入れ込んで
 遊んで巡るパリの街 魅惑の美女は フローランス 贅沢好きな彼女ために
 会社の金を遣い込む 監獄行きと引換えに 下った処分は 国外退去
 行く先、猛暑のモロッコで 就いた仕事は外人部隊 ロシアのニコラが友となる
 今では遠き故郷の彼女 フローランスよ忘られぬ むなしく怠惰に日は過ぎる

 ある日酒場で見かけた美女は フローランスに瓜二つ 神が与えし宿命か
 髪の毛色に違いはあれど 想い焦がれた愛しき女(ひと)よ イルマも彼にひと目惚れ
 酒場のマダム・ブランシェは 優しくふたりを歓迎し 酒場の二階が愛の巣に

 あるとき酒場でたわむれに マダムに頼んだ占いで 近き未来が示される
 すべてはカードの占い通り それが宿命(さだめ)か 事件は起こる
 マダムの亭主はろくでなし イルマを襲い手篭めにす 怒ったピエール、亭主を殺す
 マダムは事故に見せかけて その場をつくろい不問にし ピエール罪を免がれる 

 過去持つ者が集まる部隊 優秀兵士のピエールは 階級上がって 軍曹に
 明日をも知れぬ その生命(いのち) 親友ニコラは戦地に消える
 灼熱地獄の異国の土地で 苦しく耐えた五年間 ピエール宛に 吉報届く
 伯父の遺産を相続し ついに母国の帰国が決まる 喜びはしゃぐピエール、イルマ

 明日の出航前にして 天が定めし運命か 偶然眼にしたその美女は
 昔の恋人、フローランス 恋の前では理性も無力 すぐに行くから待っててくれと
 可愛いイルマに嘘をつき 彼女を先に船に乗せ フローランスに言い寄るが
 すでに彼女は愛情消えて 冷たく彼をあしらう仕打ち ピエールいよいよ自暴自棄

 いまさらパリには戻れない 彼は部隊に再入隊 戦地に向かう前日に 
 最後の別れの晩餐を マダムと二人ではしゃいで過ごす 出発告げる太鼓の音が 
 響いてついに夜は明ける マダムのトランプ占いで めくった一枚、死のカード 
 覚悟を決めたピエールは 哀しい想い出 残したままに 笑顔で酒場を後にして 
 遠い世界へ去っていく 太鼓の音は遠ざかり マダムはひとり涙にくれる 

 甘い二枚目、主人公 ピエール・リシャール・ウィルムと 一人二役、マリー・ベル
 酒場のマダムに扮するは フランス映画の大女優 フランソワ・ロゼーの名演で  
 異国の雰囲気たっぷりに 恋と宿命(さだめ)と望郷と ひとりの男の運命を 
 ジャック・フェデー監督が 怜悧(れいり)なタッチで画面に描く 名画の中の名画なり 
469名無シネマさん:02/02/22 13:40 ID:aKMvg+HJ
>>なぜか映画の中では日本ブーム。

そういえば前に少し書いた「ナポリと女と泥棒たち」でもニノ・マンフレディ
が、ずっと日本語で「大漁」と書かれた青いハッピを着ていたなぁ。
たぶんクロサワの影響だと思いますよ。「荒野の用心棒」が64年だし。


470クルーゾー:02/02/22 18:11 ID:qB2tqxva
カトリーヌ・スパークの出演作を調べてたら、「わたしは目撃者」があった。
ダリオ・アルジェント監督のちょっとグロいミステリー。
だいぶ前に見たせいか、髪型が全然違っていたからか、
まったく覚えていなかった。
「わたしは目撃者」を思いだすために、また調べる。
簡単に内容を書くと、
盲人(カール・マルデン)と若き新聞記者(ジェームス・フランシスカス)が
遺伝子研究に絡む連続殺人事件を追うというもの。
カトリーヌはその研究所の博士の娘。
で、この映画は「恐怖の密室何とか」と
「らせん階段」の影響を受けていると出てた。まぁ、そう言われれば。
ロバート・シオドマク監督の名作ですね。
興味をひいたのはこの「らせん階段」がリメイクされていると書かれてあった事。
調べてみると、1961にTV用に、この時はエディ・アルバート、ギグ・ヤング、
エリザベス・モンゴメリーが出演。
1975には劇場公開!したジャクリーン・ビセット主演、
他にクリストファー・プラマー、サム・ワナメーカーらが出演。
知らなかったなぁ。
この後、2000年にもTV用のが作られてる。

昨日、フィルムセンターでチラシをもらって来た。
1枚は、「イタリア映画祭2002 イタリア旅行」
でもこれは1998年以降の作品のみ。
もう1枚が、新文芸座で上映される「魅惑の犯罪的美女」をテーマにしたもの。
こっちはそそられる。
 3月7日(木)8日(金)
  「アルファヴィル」「メイド イン USA」ゴダール監督 
    アンナ・カリーナ    リチャード・スターク原作!!

  9日(土)10日(日) 「輪舞」オフュルス監督  
   「間謀X27」スタンバーグ監督

  11日(月)12日(火)「ブロンド・ヴィナス」「西班牙狂想曲」スタンバーグ監督

  13日(水)14日(木)「エヴァの匂い」ロージー監督「輪舞」ヴァディム監督

  15日(金)16日(土)「肉体の冠」ベッケル監督「嘆きのテレーズ」カルネ監督

  17日(日)18日(月)「パルムの僧院」クリスチャン=ジャック監督「オルフェ」コクトー監督

  19日(火)20日(水)「暗黒街の弾痕」ビッグ・ヒート」ラング監督

  21日(木)22日(金)「獣人」「望郷」ルノワール監督

長々と書いてしまいましたが、19・20のラング監督作品は観てみたいなぁ。
でも一番忙しい頃だろうな・・・
1さんには悪いとは思いましたが・・・東池袋です。
471クルーゾー:02/02/22 18:43 ID:x4sGB8/c
私は変態である。
472ドコドン:02/02/22 19:31 ID:VqQLqQTN
>クルーゾーさん

すごい情報ですね。

ラングの日がウィークデーなのが残念!
473クルーゾー:02/02/23 13:14 ID:0ybVRQrf
そう、「私は変態である。」という情報はすごいでしょ。カミング・アウト
474シネマ三四郎:02/02/23 15:20 ID:70PKm6wo
>>445 ホリヰさんへ。
遅くなりましたが、「戦うヘリコプター」の件、ありがとうございました。
私の勘違いでした。確かに似た内容でしたね。
「爆走、ジェットヘリ5000」に似たタイトルで、
「激走!5000キロ」という痛快で面白い映画を思い出しました。
475:02/02/23 15:38 ID:KVQZ+Da0
>>468 名画紹介 七五調さん
「外人部隊」いいっすね、この映画のマリー・ベルは良かったですね。俺は
どうも「舞踏会の手帖」のマリー・ベルはもう一つだったので。
フランソワーズ・ロゼエは大女優の貫禄がありますね。あの髪型がもう一つ好きに
なれないけど。旦那役はシャルル・ヴァネルでしたね、ヴァネルはどんな役でも
こなす良い役者さんですよ。
外人部隊と言うのもよく映画になりますね、と言っても思い出すのは
「モロッコ」(J・V・スタンバーグ)と「地の果てを行く」(J・デュヴィヴィエ)位ですが。

>>470 クルーゾさん
20日の「ビッグ・ヒート」はF・ラングですか、題名知らなかったけど、観たい
ですね。東池袋とは、東梅田あたりであればいいのに・・・
J・ルノアール「獣人」は機関士ジャン・ギャバンが殺人の妄想があって・・・
猫顔シモーヌ・シモンが悪女役で出て来る映画でしたね。
「オルフェ」は少し変った映画でしたね。鏡と手袋から死の世界への彷徨は
独特の雰囲気がありましたね。
コクト映画の定番俳優のジャン・マレーはこの映画だけが印象に残っていますね。
マリア・カザレスもフランソワ・ペリエも良かったですね。
「肉体の冠」、大工のマンダ、セルジュ・レジアニが好きなんですよ。
あの味のある不細工な顔が何とも言えません。
「火の接吻」のジュリエット・アヌーク・エーメの相手役

「輪舞」(オフュルス)「嘆きのテレーズ」「暗黒街の弾痕」「望郷」
は一度劇場の大画面で観たいですよ。
476シネマ三四郎:02/02/24 16:37 ID:k6Ek1o9H
漫画の話題で盛り上がってるようですね。
すでに話題に上がっているかも知れませんが、石ノ森章太郎のデヴュー作
「二級天使」は「素晴らしき哉、人生!」を参考にしていますね。
私は子供のころ、川崎のぼるの「許されざる者」と水野英子の「静かなる男」
の漫画翻案を読んだ記憶があります。
手塚治虫は漫画に映画的手法を取り入れたパイオニアですよね。

>>427 ドコドンさんへ。
マイケル・サラザンの「劇走!5000キロ」と「わが緑の大地」は見ておられますか?
ところで彼は結局ジャクリーヌ・ビセットと結婚したんでしたっけ?
477クルーゾー:02/02/25 13:01 ID:H0nXXrwE
では、一番人気と思われるラング監督の2作品について。
 
 暗黒街の弾痕  12:00 3:30 7:00
 ビッグ・ヒート 10:20 1:50 5:20 8:50
   料金1300円(ラストのみ800円) 時間は他の日もほぼ同じ。

暗黒街の弾痕 監督フリッツ・ラング 原作・脚本ジーン・タウン
   出演シルヴィア・シドニー ヘンリー・フォンダ バートン・マクレーン
ビッグ・ヒート 復讐は俺にまかせろ 監督フリッツ・ラング
   原作ウィリアム・P・マッギヴァーン!!!!
   出演グロリア・グレアム グレン・フォード リー・マーヴィン

来月のBS2は「ベン・ハー」が二つ!
ワイラーの物と、1926のサイレント!
後者はビデオもLDもDVDも出ていると記載されてあるが見たこと無いなぁ。
要チェック!

映画とは関係無い話をしますね。
>ホリヰさん
>シネマ三四郎さん
アニメ、手塚先生にお詳しそうなので、お聞きします。
数年前にB・JBOXなるものが発売されました。
ピノコのフィギュアとかが入ってるやつ。
お買いになりましたか?
実はその中に入っていた「発禁作品集」が凄く気になっていたんです。
雑誌に載ったきりで、
コミックス発売の際にも載せられなかった作品を集めたものでした。
たしかBOXの値段が15000円。その本のために出すには高過ぎた。
もしお買いになっていらしたら、
どんな話が入っていたのかを是非教えていただきたく思います。
478ドコドン:02/02/25 13:25 ID:F4C58giM
>シネマ三四郎さん
残念ながら「劇走!5000キロ」は観ていません。
「わが緑の大地」はテレビで観たのですが、あれは好きです。

>ところで彼は結局ジャクリーヌ・ビセットと結婚したんでしたっけ?
それは私も気になるところ(笑
「ロイ・ピーン」のラストで、お二人の関係をパロディにしたような
シーンがあったとか。
479:02/02/25 13:36 ID:LP9C4/j8
>>477 クルーゾさん
「ビックヒート」いうのは「復讐は俺に任せろ」ですか。大好きな作品ですよ。
B級っぽいですが、リー・マーヴィンとグロリア・グレアムが最高ですよ。

「暗黒街の弾痕」のシルヴィア・シドニーは最高に可愛いですよ。未見の方は
いっぺんにファンになりますよ。
480名無シネマさん:02/02/25 13:49 ID:BoHduLrq
おお、『ビッグ・ヒート』やるんだ...
ウィリアム・マッギヴァーン原作だったんだね。

『暗黒街の弾痕』。
シルヴィア・シドニーはチャウチャウみたいな顔してるよな...
481シネマ三四郎:02/02/25 22:32 ID:mBIhfANB
>>478 ドコドンさんへ。
すみません。「劇走」ではなく「激走」でしたね。
「ロイ・ビーン」は大好きな映画で、4〜5回は見てるのですが、
M・サラザンとJ・ビセットの関係のパロディって、どんなシーンでしたっけ?

>>477 クルーゾーさんへ。
私は、手塚漫画のファンではありますが、すべての作品を読んだわけでもないし、
裏事情に詳しいわけでもありませんので、私の知る限りの範囲でお答えいたします。

「ブラック・ジャック」関連でいうと同シリーズの一話に、脳に障害を持った少年を
ブラック・ジャックが“ロボトミー手術”を施して治療するというストーリーがありました。
(ロボトミーについては「カッコーの巣の上で」でも描かれていましたね。)
この部分がある団体から抗議を受け、手塚氏が陳謝する場面を私はTVのドキュメンタリー番組
で見た記憶があります。

さらに、「火の鳥」シリーズで、核戦争後の世界を描いた作品の中に放射能でケロイド状になった
人物が主人公を襲うという箇所があり、これも原爆被爆者団体から抗議を受けています。
(同じような理由から「ノストラダムスの大予言」もビデオ化されていないようです。)
ただし、これは後に書き直されています。

その他には、「ジャングル大帝」などの昔の作品のアフリカ人の描写が問題とされましたが、
これは“断り書き”をつけて全集には収録されているようです。

以上が私の知っている範囲です。
ご指摘の「発禁作品」は全然別のものかもしれませんので、ご了承ください。
482ドコドン:02/02/26 11:16 ID:w5q28aM/
>シネマ三四郎さんへ。

私ではなく、この映画を観た友だちが気がついたのですが、
後日談で、ビセットはパイロットと結婚して云々……
なんてシーンがありませんでしたか?
そのときの写真のパイロットが、M・サラザンだったと言っておりました。
483クルーゾー:02/02/26 12:43 ID:krwWIvNA
>シネマ三四郎さん
ありがとうございました。
「火の鳥」のは全く知りませんでした。

昨日NHKの「夢伝説 イングリッド・バーグマン」を見た。
まぁ、いまさら新しい情報は出なかったが・・・いやいや一つありました。
最後の作品「ゴルダと呼ばれた女」(TV)の話。
ぜひ観たい作品です。
バーグマンの番組を作ると必ずと言っていいほど出てくるのが、
3度目のオスカー受賞となった「オリエント急行殺人事件」。
この映画、有名なミステリー原作物だし、
オールスターキャストという事ばかり取り上げられ、
単にエンタテイメント作品として見られ、
作品の出来、出演者たちの演技として語られる事が少ない。
しかし観ればバーグマンの助演女優賞が妥当なものである事はわかる。
この映画は吹替えも良いが、やはり字幕で観て欲しい。
2・3度観れば、内容はおぼえられるので、字幕すら見なくても大丈夫。
すると、出演者たちの演技に集中出来、それらがいかに素晴らしいか、
ルメットの手際の良さ、演出の巧さが分かりやすい。
この映画でバーグマンはスウェーデン!の宣教師で、
たどたどしい英語を話す気弱な女性を演じた。
バーグマンはそれまでにも怯える女性を演じてきたが、
「ガス燈」「汚名」「白い恐怖」など、
しかし、体が大きいせいか、顔立ちがはっきりし過ぎているせいか、
いまいちその怯えが伝わってこなかった。
ジョーン・フォンテーン、ドロシー・マクガイアらとは違ったのだ。
だが、この「オリエント」における彼女は、実に巧く演じていた。
実際この役柄の女性は、本当は英語堪能で、実は決して弱い女性ではないのだ!
この複雑な役柄を見事に演じた彼女にオスカーが渡されたのは至極当然なんです。

しかし、彼女の元々持っている気品・愛くるしさは、
この映画のキャストたちの全体写真で分かる。
女性陣は肘掛け椅子に座っているが、彼女は当然肘など掛けない。
足を組み、手を軽くひざに当てる仕草は、実に凛としていて愛らしい。
(ローレン・バコールは役柄の影響もあるかもしれないが、
肘を掛けて、堂々たるもんです。)
484シネマ三四郎:02/02/27 13:36 ID:G7TcEfyU
>>482 ドコドンさんへ。

そうそう!思い出しました!
J・ビセットがペンダントかなにかのフタを開けると婚約者の写真があって、
それがM・サラザンだったんですね。
当時、「楽屋落ちだな」と思って笑ったのをおかげさまで思い出しました。
それは別にしても、この「ロイ・ビーン」はノスタルジー一杯で本当に楽しい、
いい映画です。機会があればぜひ見てください。
あと、ジョージ・ロイ・ヒル作品では、
「スローターハウス5」も、ちょっと変わった映画ですが、私は大好きです。

それと私事ではありますが、みなさんにお知らせを・・・
2週間ほど前から、私のパソコンから掲示板への書き込みが出来なくなってしまいました。
(今はネットカフェからアクセスしています。)
「PROXY規制」とやらに引っかかったみたいで、プロバイダ等に相談して
あれこれ手を尽くしましたが、2ch側が規制を解除しなければどうにもならないようです。
そういうわけで、しばらく書き込みはできませんが、スレッドを見ることは出来ますので、
引き続きみなさんの書き込みを楽しみたいと思います。

時間があればネットカフェからでも参加させてください。
それではみなさん、今後ともよろしく。
485名無シネマさん:02/02/27 13:42 ID:S5YSfRmy
>>シネマ三四郎さん

一日も早い復帰をお待ちしています。
486クルーゾー:02/02/27 17:21 ID:bA2klVRW
災難ですね。>シネマ三四郎さん
「PROXY規制」ってどんな現象なの? ウィルスみたいな感じなの?

シネマ三四郎さんが無事生還されるまで保全しておかなくちゃ。
最近、書き込みが少ないもんなぁ。

「星になった少年」読了。感想はまた明日。
487:02/02/27 17:22 ID:tiik2lSR
>>480さん
「暗黒街の弾痕」、俺の大切な愛しいシルビア・シドニーがチャウチャウに似て
いるとは何と言う失礼な事を、でもよく見れば似ていますね。

>>484 シネマ三四郎さん
俺も、一日も早い復帰お待ちしていますよ。早く帰ってきて下さ〜い。
488銀幕最高:02/02/28 09:55 ID:I/gyvEd9
初めて書き込みます。
クルーゾーさんの情報による新文芸座のラインナップにそそられたもんで。
マレーネ・ディートリッヒも「嘆きの天使」「モロッコ」は「古くさ」と思った
だけやけど(1さん、ごめん)、「間諜x27」のムンムンする色気は男なら
全員KOやろし(とにかく脚、脚!)「ブロンド・ヴィーナス」は冒頭、
ヌードで泳ぐシーンが拝めるんですぜ。ああ書いてるだけで血が沸き立つ!
ところでラング監督、ディートリッヒ主演の「無頼の谷」てのも
あるらしいけど、ここまで年いっちゃうとちょっと・・・(でも映画は
傑作らしい)。見た人いるかな?
489名無シネマさん:02/02/28 11:33 ID:HBlpnERi
>488
「無頼の谷」はいいぞ〜。一昔前は深夜映画の定番だった。とにかくカラー
がスゴイ!なんでこんな色がでるのか?見終わったあともつい主題歌が
口をついて出る。
ン〜リッスン トゥ ザ チャカラック、チャカラック♪
490銀幕最高:02/02/28 11:56 ID:qN7XEDk7
んー、そうだったか。
実は今一時的にスイスにいるんだが、こないだゴールデンタイムの
「無頼の谷」どうしても見れへんくて・・・
大晦日には9時から「嘆きの天使」やってた。
あんな不吉な映画で年越せるかい!(笑)
裏では定番の「風と共に去りぬ」。これならワカルけどね。
何やらマレーネ・ディートリッヒ生誕100年特集らしくて。
そうフリッツ・ラングの「大いなる神秘」も大晦日の昼にやっておりました。
いずれにせよ2人ともヨーロッパじゃ神様みたいに崇められてますな。
491名無シネマさん:02/02/28 12:19 ID:b+6m6xm6
あーそうか。今年はディートリヒの生誕100周年か。
 スイスでも人気なんだな。
ディートリヒの魅力は俺にはさっぱり分からん。あえて言えば、
あの声で歌われる妙に艶めかしいけったいな歌声かな?
「間諜X27」もいいけど(しかしこの映画、「嘆きの天使」「モロッコ」
の翌年の作品だぜ?)俺にとって印象に残っているのは、
「上海特急」とか「スペイン狂想曲」とかかなぁ・・・
 後年は皺くちゃになって、まさにメキシコの淫売宿の女将みたいになってたよなぁ・・・
492銀幕最高:02/02/28 13:00 ID:fk6q8jSy
ウェルズの「黒い罠」最高。
あのカメラアングルには見てるこっちが目まいがした。
果てにはウェルズ演ず悪徳警官と一緒に奈落の底に転落!
そこへ「メキシコの淫売宿の女将」が駆けつけ「なんて男だったの」。ジ・エンド。
1さんも言ってたっけかな、「市民ケーン」なんてこれに比べりゃ・・・
493名無シネマさん:02/02/28 13:24 ID:HMT+zpG2
>492
Come on! Read my future for me!

Your future is all used up.
Why don't you go home?

ここがたまんねっす。
494491:02/02/28 13:33 ID:b+6m6xm6
>>492
おおー あなた話分かるじゃない?
「黒い罠」の冒頭のシーン、あの長廻しにはビックラこいた。
しかも劇場で観てたんだよな。でもそういう話は ↓ のスレでしてくれませんか。

http://tv.2ch.net/test/read.cgi/movie/1014473491/l50

あんたがどんなノワールものを見てきたのかも知りたいしね。
495銀幕最高:02/02/28 14:09 ID:N11EBSx2
>492 おー、鮮烈な残像が!
ディートリッヒ伝によると、あのたった1日の撮影は「女優人生最高の日」。
一方ラング監督を評しては「ど素人」。わからんもんで。
映画関係者の自伝の白眉もの情報欲しいです。
おっと夜もシラジラ明けて来た、
書き込み初体験の初日、荒しに来た様な・・・
496名無シネマさん:02/02/28 15:55 ID:eyGvGBGr
【鬱死】494のb+6m6xm6は、他スレもあちこち荒らしている模様。【鬱死】

497名無シネマさん:02/02/28 16:00 ID:SkOvcKkr
>>496
今の所、2スレで見つけたw。>b+6m6xm6氏
498銀幕最高:02/03/01 06:17 ID:c1HEr8sr
書き込み初夜の2日目またぞろやって来ましたが。
はじめに少し前に話題になってたB・スタンウィックですが、
ちょっと前にTVでアナトール・リトヴァク監督「私は殺される」(48年)が
放映してました。「深夜の告白」そして「教授と美女」のあの脚!(私は脚フェチ
では無いつもりだけど)を見てたから、そりゃ期待して見たんだけど、
超オバサンでびっくりガッカリ。病気の妻がふと受けた電話から
殺人の恐怖に陥る「巻き込まれ型」の良くできたサスペンスなんだけど。
4年前の「深夜の告白」で前髪揃えて「ファムファタル」を演じたあの
スタンウィックが、オバサンパーマで、恐怖に額に皺一杯つくって・・・
一体4年間に何があったんだ!?それともこれ役作りなのか(実際オスカーに
ノミネートされたらしい)。

昨日、映画関係の自伝のこと少し書きましたが、これまたピンキリですね。
例えばキートン自伝は機知に富んでる一方、チャップリン自伝は
華やかな社交が長たらしく綴られて退屈(特に後半)、とか。
一般に、栄光の中で悠悠自適の晩年を過ごした人のものは退屈、
反対に数奇な生涯をさすらい続けた人の文章は才気がほとばしっています。
面白かったのはブニュエル、ジャン・ルノアール、ロッセリーニ、
レニ・リーフェンシュタール。
イングリッド・バーグマンやローレンス・オリビエはちょっと手に取ったけど
退屈でやめちゃった(第一長い!)。

あるのかどうか知らないけど読んでみたいのは、E.V.シュトロハイム、
溝口、田中絹代、ゴダール等々。森繁久弥なんて読みたくないなー。
皆さんオススメはありますか(是非ってものあれば映画関連以外でも
付け足しで)。三十路の自分に喝を入れたいこの頃なんです。

そういやスタンウィック自伝なんてあったらオモロそうかな。
499名無シネマさん:02/03/01 06:49 ID:jxPElEfz
カサベテスに思いのたけを語りまくって欲しい
500名無シネマさん:02/03/01 07:05 ID:gjWx1pdy
>498
溝口の伝記は依田さんの名著がありますし、シュトロハイムについては
R・KoszarskiのThe Man You Loved to Hateというのが、よく調べてて
いい本です。
↓これわしが最近たてたスレ。手を抜いたら速攻でDAT逝きになったけど、
おすすめ本ばかりです。図書館ででも探して読んでちょ。

http://tv.2ch.net/movie/kako/1009/10095/1009587163.html
501名無シネマさん:02/03/01 07:34 ID:dVTgchfd
つか 1は山本さんですか?
502クルーゾー:02/03/01 08:47 ID:Y5tcM4KZ
`o~
       ‖
    ∧∧∩
   (゚Д゚;) ノ  糞スレ立ての>>1が現れた!!出撃だ!!!!
  ⊂lヽ/Gl
   | |         ____□□
    ∪∪          l___ |   _  _
                    |l   || ||
                ___l l   .|| ||  _
                 l_____l   / ./ .||_/ /
                        / ./ /l___/
           ___ ____ __     ̄ / |     ___
         /  /   /   l   _/  |__   l__ |
         /   /   /   /ヽ / ヽ   | ヽ    l l___l
        /  /   /   /  ヽ    ヽ  |  ヽ   / /
        ヽ  ヽ   ヽ   ヽ  l     ヽ |   ヽ / /
         ヽ__ヽ___ヽ___ノ  /  ○   ヽ/○  l  ̄ __
            ヽ___(_____/      ___   /   l_____ l
                 \   ヽ     | |  /ヽ    ノ l__l
                  \   ヽ    /   l /  l___ ノノ
                   \  /ヽ    ̄ ̄ /  /  ヽ ̄
                     \/   ̄ ̄ ̄ ̄  / O__/ ア
                      \______○___ノ   ァ








503銀幕最高:02/03/01 08:47 ID:RyB2qxuH
500こと「密輸小房」氏へ

嗚呼ヴィダー、嗚呼プレミンジャー!胸が一杯になる。
優れた書き手は、目次でイかせてしまう。「1フィートにつき60セント」
「引き船」「鼻めがねと砂糖」から「冷蔵庫の原理」「一時代の終わり
そして始まり」まで(ヴィダー著作)、彼の作品の温もりと
活気がそのまま詰まってるかの様だ。

ジーン・ティアニーって女優は絶頂と絶望を味わい尽くした人だった
訳ですね。批評家達が彼女を語る時、万感の思いを込めているのは、
そんな人生へのオマージュなのでしょうか。


504真クルーゾー:02/03/01 09:09 ID:LIs5sI+J
>銀幕最高さん
ようこそ、遠い所からいらっしゃいませ。
スイスかぁ、いいなぁ、一度前に行きましたよ。
ユングフラウ、ルツェルン、チューリッヒと、ツアーでしたけど。
家族には、死んだらお墓はスイスの山に建ててくれと言ってあります。

スイスはドイツ語とフランス語だと行った時に聞きました。
あの時はドイツ語を使いましたが。
テレビではどうなのでしょうか?
ディートリッヒの生誕100年ですか、日本では何かやる気配はないですね。
BSに教えてやろうか。

1さんは木曜日はお休みなんですよ。
今日はいらっしゃると思います。
スタンウィックの話しで盛り上がってください。

でも三十路でそれだけ多く見てるなんてすごいですね。
みならわなきゃ。
でも自伝とかは全然読まないんですよ。
評伝は読むんですけど。
自伝って、何処まで本人が関与してるのかわからないし・・・
505銀幕最高:02/03/01 09:42 ID:vV9zDK3e
>自伝って、何処まで本人が関与してるのかわからないし・・・
はは、真クルーゾーさん、おっしゃる通りですね。
正直な人は「共著」である事をはっきり打ち出してますね、キートン
とか、ブニュエル(言わずと知れたカリエール)とか。
で必ずしも当人が書くのがベストでも無いでしょう。
2つの才能の「対峙」が良著を生んだりしますね(トリュフォー+
ヒッチコック)。500氏の挙げた「依田+溝口」などもそんな例なので
すかね。

ところでスイスは更にイタリア語圏もあるんで、めちゃくちゃ
チャンネル数が多いですよ(当然英語放送も)。
どれも理解してませんけどね。目移りして困ります(笑)。

>でも三十路でそれだけ多く見てるなんてすごいですね。
文春ビジュアル文庫の「洋画ベスト150」から入っちゃったんで
新しいの知らないんですよ。例えば499氏のカサベテスて
初めて聞く名で、さっき調べておきました。

ああ昨日は朝まで書いてたのに、寝不足がたたった、
頭が鈍ってきた・・・

506500:02/03/01 11:49 ID:76v8zasp
>503
ジーン・ティアニーは恐らく不幸自慢をしたら、パトリシア・ニールや
ドリュー・バリモアを押さえてトップでしょうね。(^^;)落差が
激しいから。しかし彼女が評価されてるのは、むしろルビッチやラング
など、批評家受けする多くの監督に好かれたからだと思います。

映画監督はウソをつくことが商売だから、自伝はその作品のひとつとして
面白ければ、ヨシなのですよ。とりわけドン・シーゲルが晩年に書いた
自伝はシナリオ体で書かれていて、真偽はともかく、抜群におもしろい
です。

507名画紹介 七五調 21:02/03/01 13:41 ID:DT0AL8nn
「トップハット」

 タップダンスのスーパースター その名は ジュリー・トラバース 公演先のロンドンの
 ホテルで見かけた美貌の乙女 その名はデール・トリモント たちまち彼女の虜になって
 御者に扮してデールを乗せて 着いた所は乗馬のクラブ 彼女にふられてがっかりすれど
 天の女神が味方する 突然襲ったにわか雨 千載一遇、このチャンス 雨宿りのひと時に 
 ジュリーのダンス 華麗なタップ デールも踊る 軽やかに ふたりは落ちる 甘い恋

 次の日デリーはフロントに 昨日の彼の部屋を聞く ああ、なんたる勘違い
 その部屋ジュリーの友人の 女性の夫と間違える デリーは憤慨、きびすを返す
 そこにあらわるジュリーに向かい デリーは怒って平手打ち! ジュリーは唖然と手を頬に

 理想の彼女が見つかって ジュリーのダンスも絶好調 公演舞台で唄って踊る
 トップハットに燕尾服 ホワイト・タイをきりリと締めて バックダンサー従えて
 見事なタップの足さばき すべての観客、魅了して 舞台監督、得意顔 
 そこに入った驚く報せ デリーはすでに旅発って 富豪のキザな男の元へ
 それは大変一大事 愛しのデリーを奪うため ジュリーは空路 イタリアへ

 ジュリーは舞台監督の 執事に頼み デリーを尾行 なんとか誤解を解こうとすれど
 またまた起こる行き違い デリーは立腹、もいちど平手 やけになったデリーには
 いい寄る富豪のキザ男 デリーは求婚、受け入れて その日の内に挙式する 

 報せを聞いたジュリーはすぐに スイート・ルームに押しかけて 人違いは判明すれど
 すでにデリーは人の妻 ここはイタリア・カトリック 結婚解消、ままならぬ 
 悩む二人に吉報が 結婚式の神父さん、なんと執事の変装で そもそも式は無効なり 
 やっと叶うは 二人の恋よ 愕然・呆然、キザ男 尻目に二人はランデヴー

 ラストの見せ場は 二人のダンス 流れる曲は ビコリーノ 恋人想うメロディに
 乗せて二人の流麗タップ 海を越えたイタリアで 楽しく踊るいつまでも 

 音に聞こえたその二人 粋なフレッド・アステアと ジンジャー・ロジャース 黄金コンビ
 歌と踊りもたっぷりに しゃれた台詞のコメディ・タッチ アベック・ダンスは比類なき 
 名人芸のそのタップ 感嘆すべき 芸術品 アメリカ映画の至宝なり
508ドコドン:02/03/01 16:38 ID:0pkKQjPd

パチ パチ パチ パチ パチ

ブラボーーー
509:02/03/01 16:49 ID:GIkEp/RS
>>488 銀幕最高さん
いらっしゃ〜〜い。
俺も「嘆きの天使」は映画は最高に良かったけど、デートリッヒの良さは解り
ませんでした。「間諜X27」「モロッコ」はそれなりに良かったのですが。
デートリッヒで一番思い出すのは、ビリー・ワイルダーの「異国の出来事」で
しょうか、ジーン・アーサーと一人の男を争奪戦を繰り広げるのですが、
デートリッヒらしさが出ていたように思いました。
「黒い罠」の時も良かった、出番は少なかったですが、あの声にぴったりの
妖しい雰囲気が最高でした。

「無頼の谷」観ていないなぁ、残念やなぁ。

>>490
スイスですか、いいっすね。俺も3回行ったですよ。ミラノからティラーノに
行って、ベルニナ特急でサンモリッツに行きましたよ。氷河特急でチェルマット
に行く予定が気が変わって、アンデルマットで途中下車、そこからマイリンゲン
と訳の解らん旅行になりました。
俺の予想ではモントルーかローザンヌに滞在かと・・・

>>492
俺には「市民ケーン」は全然解らん映画でした。
「黒い罠」は面白かったですね。

バーバラ・スタンウイックは1940年あたりが一番いいかと思うんですが。
「ステラ・ダラス」「大平原」「群衆」「教授と美女」「レディ・イヴ」、
俺は「レディ・イヴ」(プレストン・スタージェス)が最高に可愛かったです。H・フォンダと
父とのポーカーシーン、会話を馬に邪魔されるシーンや新婚旅行で過去の
男性遍歴を語るシーンなどは今でもはっきりと憶えていますよ。
この映画好きで好きで何回観たか解らんくらい観ましたよ。
「教授と美女」でも可愛かった。そう言えば、足は全然見てなかったですね。
「私は殺される」の夫役はバート・ランカスターだったね、どうも夫婦の年齢差
が不自然なような気がいていましたよ、ランカスターが凄く若い感じがして・・・
あの映画のランカスターは全然よくなかった。

>>501さん
山本じゃないです。Mです。

>>506 500さん
ジーン・ティアニーって不幸だったんですか、俺はパトリシア・ニールほど不幸な
女優さんはいないと思っていまいたよ。

>>507 名画紹介 七五調さん
「トップハット」は未見なんです、ミュージカルが苦手なもんで。
ジンジャー・ロジャースでは「少佐と少女」しか思い出せないです。
510真クルーゾー:02/03/01 17:22 ID:GAFMfV15
ジーン・ティアニーはどんな感じに不幸だったのかな?
確かにパトリシア・ニールは痛々しい方の不幸でした。
同じ感じで、アン・マーグレットとか。
ヤク中、アル中経験では一番にはなれなさそう・・・

でも、ジョン・カサヴェテスをご存じないというのはちょっと意外でした。

アステアは晩年の演技から入ったので、ダンスを見た時は衝撃でした。
511通りすがりのROM:02/03/02 21:23 ID:0but1UiW
>真クルーゾーさん
トリップつけたら?
騙り荒らしウザイね。
512スモーキー:02/03/03 02:19 ID:BmKqPTL0
アステア&ロジャースものの常連脇役、エリック・ブロアの
おちゃめな顔芸が好きです。
(顔芸では「イースター・パレード」のジュールス・マンシンも
負けてませんね。これも大爆笑!)
同じく常連脇役、エドワード・エバレット・ホートンの
多彩なバリエーションのダブルテイクも見所ですね。

1さん
御無沙汰しております。今月のBSですが、
3/4「サンセット大通り」翌朝「デリンジャー」
3/11「カリビアの夜」3/18「断崖」3/8「第十七捕虜収容所」
今月はこのへんが特に嬉しいです。
中でも「デリンジャー」は長い間廃盤だったはずなので、
今回の放映を待ってる人も多いのでは?
ただ、トリミング放映っぽいのが気になるところですが。
ノートリであってくれ!(祈)
あと「スウィート・チャリティ」は観てますがモトネタの
「カリビアの夜」は今回初めてなので、これも楽しみです。
513名無シネマさん:02/03/03 02:23 ID:r7Z+dYLi
>>512
「ディリンジャー」というのはジョン・ミリアスのものですか?(当たり前か)
514銀幕最高:02/03/03 02:58 ID:p2ociDM9
500及び506氏へ
>映画監督はウソをつくことが商売だから、自伝はその作品のひとつとして
>面白ければ、ヨシなのですよ。
そういや前に話したディートリッヒなんて歳も含めてウソだらけの人生
だったようですね(「知ってるつもり」より)
あと1さんの挙げたワイルダー+ディートリッヒの「異国の出来事」、
2人の呼吸がうまくはまってましたね(ジーン・アーサーは「シェーン」の
方がずっと良かったが)。

「トップハット」の七五調だけど、アステア&ロジャースものは
ストーリーだけ追うと金太郎飴でしょうもなかったりするけど
七五調にすると、ミュージカルのリズムが感じられるようで、
なかなか読ませましたよ、いやホントに。
そうだアステアも自伝出して確か翻訳されてたな。
絶対良さそうだ。

1さん、
>俺の予想ではモントルーかローザンヌに滞在かと・・・
あなたは鋭い!
そういや「群衆」もクーパー&スタンウィックだったな。
何故かあまりスタンウィックの印象が残ってないな。
「教授と美女」の「脚」は、ビデオパッケージを御覧あれ。

真クルーゾーさん、
ジーン・ティアニーの生涯については500氏が紹介してるスレッドを
読むと、よく理解できますよ、多分。

スモーキーさん、「カビリアの夜」では?
実は俺もずっと「カリビア」と言ってた。
これあまり先入見なしに見たから、すげえ良かった!
「青春群像」「道」と共に心にしみる、好きな映画。
「甘い生活」はピンと来なかったし、「81/2」は途中でやめてしまった。
それ以後は興味がそそれれない、食わず嫌いかも。

515:02/03/03 11:19 ID:F3uTDhnP
>>512 スモーキーさん
こちらこそ、ご無沙汰しております。
今月の衛星放送
3/4(月) BS2 PM9:30〜PM11:35「草原の輝き」(エリア・カザン)
3/5(火) WOWOW PM7:00〜PM9:05「ミスター・ロバーツ」(ジョン・フョード、Mルロイ)
3/8(火) WOWOw AM7:00〜9:05「海外特派員」(ヒッチコック)
3/8(金) BS2 PM4:20〜6:00{野のユリ」(ラルフ・ネルソン)
3/11(月) BS2 PM9:30〜11:50「ハスラー」(ロバート・ロッセン)
3/12(火) WOWOW PM7:00〜8:40「愛しのシバよ帰れ」(ダリエル・マン)
3/13(水) WOWOW AM9:00〜11:20「渚にて」(スタンリー・クレイマー)
3/14(木) BS2 PM10:00〜24:10「アラバマ物語」(ロバート・マリガン)
3/15(金) BS2 PM8:00〜10:50「大いなる西部」(ウイリアム・ワイラー)
3/20(水) WOWOW PM11:35〜25:30「突破口!」(ドン・シーゲル)
3/25(月) BS2 AM1:00〜4:10「ニュールンベルグ裁判」(スタンリー・クレイマー)
3/25(月) WOWOW AM4:30〜7:30「アンネの日記」(ジョージ・スティーヴンス)
3/25(月) BS2 PM3:20〜5:30「美女ありき」(アレクサンダー・コルダ)
3/28(木) BS2 PM3:45〜5:30「黒い牡牛」(アービング・ラバー)
3/28(木) BS2 PA8:00〜11:00「サウンド・オブ・ミュージック」(ロバート・ワイズ)
3/29(金) BS2 PM3:50〜6:00「赤い靴」(マイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー)
3/31(日) BS2 PM25:00〜3:52「我等の生涯の最良の年」(ウイリアム・ワイラー)
スモーキーさんWOWOWも含めて、長々と書いてしまいました。

>>514 銀幕最高さん
銀幕さん、俺はジーン・アーサーでは「我が家の楽園」「歴史は夜作られる」が
好きでした。「異国の出来事」では、何時もは恋愛時でも男勝り的なアーサーが
オクテで可愛いかった。「シェーン」なら俺だったらアイリーン・ダンが良かった
かと思っていました。

「教授と美女」のビデオパッケージはスタンウイックが椅子に座って、
教授連に囲まれている写真でしたかね??

俺も銀幕さんと同じで、フェリーニの初期の作品群は大好きなんだけど、
「甘い生活」以降がよく解らない、難解な感じがして・・・
淀川長治さんの本で「甘い生活」「81/2」は絶賛されていて、理解できなかっ
ても、何回も観れば良さが解るとありましたが、俺には無理なようです。
 
516シネマ三四郎:02/03/03 17:09 ID:oU7xnbxR
>>514 銀幕最高さん、はじめまして。 >>515 1さんへ。
ネットカフェからお邪魔します。

フェリーニ映画ですが、私も同じで「甘い生活」「81/2」は難解でした。
ベルイマン映画は何度か見ると理解できるんですが、これらの作品は私もお手上げでした。
ただ、この2作は評論家と映画監督が絶賛していますね。
芸術家なら理解できる内容なんでしょうか。
フェリーニは初期作品と後期の「アマルコルド」が私は好きです。

衛星放送3/11の「ハスラー」は、私は大変感動した映画なんですが、
特にパイパー・ローリーがいじらしくて可哀想で、想い出すだけで泣けてきます。
後年の彼女の「キャリー」の母親役は悲しかったですね・・・
517スモーキー:02/03/04 05:04 ID:4uzAZQxZ
>>513
そうです、ミリアスの監督デビュー作です。

>銀幕最高さん
もー何の迷いもなくカリビアと思ってました。
これを機会に憶えとこ。カビリアカビリア...。ってかなりハズイw
「青春群像」俺も観てみたいです。
1963年当時、キューブリックがベスト10の1位に選んでますね。
ちなみに俺も「8 1/2」は途中で挫折したクチです。

1さん
上の放映リストのタイトルは持ってるソフトを除き録画するつもりです。
「野のユリ」「愛しのシバよ帰れ」等5本程観てないのがあるんで
楽しみです。
でも最近、録画するばっかで未見のテープが溜まる一方です。
多分200タイトルくらい溜まってるんじゃないかな?
録画し終えると安心しきって、そのまんま放置w
で、久々に観てみると国会中継が録画されてたり、5分ずれの罠に
はまってラストが切れてたり。ほんとBS2は要注意ですね。
518銀幕最高:02/03/04 06:30 ID:RuPllvU3
はじめに新参者として。「続・古き名作...(11.10まで)」と
「新・古き...(12.25以降)」の間は何処にあるのでしょう。「過去スレは
下記に...」をクリックしても「そんなスレ無いです」なんですけど。
既に終った話題を新入りが再び持ち出してもイマイチですからねー

今月のBSもおいしそーですなあ。特にワイラーの「我等の生涯の...」
そそられます。ワイラーの集大成的映画なのではないですか。
戦後のワイラー作品には「どうせ御都合主義だろ」て偏見持ってます・・・

シネマ三四郎さん、「アマルコルド」て、後期フェリーニ嫌いな者でも
これはイイて言いますね。でもやっぱ後期はこれ一本ですか?
あと「ハスラー」ニューマン良かったすね。つい真似したくなるヒーローの
一本です。

スモーキーさん、200タイトルも溜まってるなら、それカタログにしとく
べきでしょう。ある時突然見たくなり、突然はまったりするから(私の
場合ゴダールの「パッション」がその例です)。忘却に埋もれてる名作も
沢山あることでしょう、もったいない!!
俺が日本に置いてきたビデオテープの中には「青春残酷物語」があって
時々ムショウに見たくなる、そんなこの頃。
519銀幕最高:02/03/05 07:04 ID:+M+jlEH0
スモーキーさんが「断崖」がBSでやると楽しみにしてるようですね。
そこでケーリー・グラント、そこでゲーリー・クーパー、と大きく
逸脱させてもらってよござんすか。
「断崖」のグラント(例え結末でコケても)不気味でしたね。
階段を上って妻の寝室に向うシーンのあの顔、下手すりゃアンソニー・パーキンス
と同じキャリアを歩めたんじゃないだろか。
グラントはクーパーの亜流みたく売り出されたようで、結局「格付け」で
クーパーを凌ぐことは無かったですよね。
でも今日の評価はひっくり返ってないだろか。ホークスやヒッチコックら
「現代的」作家を支えたヒーロー、グラントは「古き良き」映画史へ
埋もれつつあるクーパーより、ずっと今日的でしょう。
「海外特派員」もBSでやるようだけど、これをクーパーが「スリラーだから」と
馬鹿な理由で断りましたね。一方グラントはスリラー、ロマンス、アクション、
コメディ「なんでも来い」。しかもアンソニー・パーキンスにならなかった!
天才だ。

クーパーについては時期によって浮き沈みがあると思われ、
機会があれば書かせてもらいます。
520クルーゾー:02/03/05 08:44 ID:eMwoqUtf
>>511
トリップの意味はなんとなくは分かっているつもりですが、
どのようにすれば付くのかが分かりません。
紛らわしいようであれば、HNを変えてもいいんですが・・・

>銀幕最高さん
ケーリー・グラント好きです。クーパーが嫌いと言うわけではないですが。
「断崖」はアイルズの「犯行以前」が原作ですね。
ヒッチは同じ作家の「殺意」を映画化しようとしたらしいけど、
こっちを自分がとるとマジで怖くなるだろうと言う事で
「犯行以前」の方を撮ったとか。
おかげで2年続けて怯える女性を演じる事になった
ジョーン・フォンテーンを見ることが出来るんですが。
私もそうですが、ケーリー・グラントが人殺しなんかしそうに無いのに、
と思いつつ見てました。
それが上手く原題のサスピションを作っていたんでしょうけど。

クーパーが断った話は初めて知りました。謝謝
奇しくも昨晩、NHKで放送されたスティーヴ・マックイーンの番組で、
マックイーンには「未知との遭遇」のドレイファスの役の
オファーが来ていたと言ってました。
しかしマックイーンはスピちゃんに
「俺は映画では泣かないんだ」と言って断ったそうです。
かっこよすぎだよ!
でも、番組では「ハンター」まで流さないから、
死ぬ頃は落ち目だったみたいな扱いしてた。ぷんぷん!!

昨日買ったDVDの話はまた今度・・・
521:02/03/05 14:18 ID:HgKU2Pz5
>>516 シネマ三四郎さん
大変ですね、ネットカフェからですか。

俺は、フェリーニにベルイマンとくれば、名前を聞いただけで引いてしまいます。
簡単な映画がいいです。

「ハスラー」のパイパー・ローリーは可愛いかったですね。
ミネソタ・ファッツ思い出しますね、ジョージ・C・スコットも出ていましたね。
そう言えば同時代に、この映画以外でローリーって観た事ないですね。
あぁ一本だけありましたよ、トニー・カーティスかジョエル・マクリーだったかと
出ていた映画、面白くなかったので、途中で止めちゃったけど、出演者で確かに
出ていましたよ。

>>517 スモーキーさん
俺も録画するばかりで、未見テープがてんこ盛です。
でもスモーキーさんも気を付けて下さいよ、俺は録画しまくって、いざ観ようと
したら、とてもじゃないが観れる代物じゃないテープが一杯で、涙が出そうです。
クリーニングその他は怠らないように・・・

>>518 銀幕最高さん
過去スレどうして出すのかは俺は解らないのです。
全くの初心者で何にも知らなくて、すみません。

>>519 銀幕最高さん
俺はケーリー・グラントよりもゲーリー・クーパーが好きですね。
うまく言えないんですが、何ともいえん味が、洗練されていて且つ軽くない貫禄
があるように思うんですよ。
「ミスターアメリカの良心」の雰囲気があると思うんです。

確か「海外特派員」ではジョエル・マクリーの役所でしたね、
ラングの「外套と短剣」を観て、クーパーは「スリラー」にはあまり向いて
いないようにも思ったのですが・・・
522名無シネマさん:02/03/05 14:48 ID:boOrRfUN
過去ログ見れないって過去ログは>>1にあるこの二つだけだよね?
http://tv.2ch.net/movie/kako/1005/10052/1005201223.html
http://choco.2ch.net/movie/kako/1001/10018/1001838422.html
もしかしてこれ以外にもあるの?
523ace:02/03/05 14:58 ID:S2kSXSZa
BS2とハイビジョンである映画の日程が書いてあるサイト教えて下さい。
524名無シネマさん:02/03/05 16:22 ID:66lRjpNG
525アルフレド・ガルシアの首を漏れんとこへ持って来い ◆ALfRDzjA :02/03/05 16:47 ID:wJ6EUkHV
>>520
名前の後ろに#をつけます。
で、#の後ろに暗号をつけます。

例えば......『クルーゾー#123アbc』でもいいし『クルーゾー#警部』でも
なんでもいい。
ただその暗号はご自分で憶えておいて下さいです。
526:02/03/05 17:01 ID:O151ry0i
>>525 ガルシアの首さん
お〜〜いガルちゃん、帰っていたのかい。
それとも旅先かい、元気か〜〜い。
うれし〜〜よ〜〜。
527シネマ小僧:02/03/05 18:19 ID:dGL6HKSw
若輩ものですがマックイ−ンの次の作品を見たいと思います。
先輩の感想をお聞かせ下さい。
『大脱走』『華麗なる賭け』『ゲッタウェイ』『ブリット』『パピオン』
また、この中で最高の一本はどれでしょうか?
528116:02/03/05 19:08 ID:J4yMcpgL
>>521 1さん
パイパー・ローリーがトニー・カーティスと共演していたのは、「ジョニイ・ダーク」
でしょうか。ナイターが雨で中止になった時、替わりに放送された日本語吹替版を
観ました。カーティスが自動車の開発者兼レーサーでローリーがその自動車会社の
社長の娘という設定だったと思います。"ダーク"な感じは皆無で屈託のない話でした。
(題名が主人公の氏名だったわけで、こっちが勝手に暗い話を想像しただけなんですが。)
つまんなかったけど、最後まで観ましたよ、一応。
僕もゲーリー・クーパー好きですよ。芝居の巧拙といったこととは異なる、他の俳優には
ない独特な雰囲気、特別な存在感に惹かれますね。
テープの保存には、湿気と磁気が最も大敵です。ご用心ください。
529クルーゾー ◆jzAyxf0s :02/03/05 19:50 ID:Fui07PEc
>シネマ小僧さん
私としては「ゲッタウェイ」「ブリット」「ハンター」が好きです。
その中で強いて一つということでしたら、「ブリット」です。
530クルーゾー ◆jzAyxf0s :02/03/05 19:52 ID:Fui07PEc
>ガルシアの首さん
見ててくれてますか? うまくできましたよ〜
ありがとうございました。

月光仮面のおじさんみたいだなぁ。
531:02/03/05 19:53 ID:XMEiG5FH
>>527 シネマ小僧さん
S・マックイーンはあまり知りません。ごめんなさい。

他作品になるのですが「シンシナティ・キッド」(ノーマン・ジェイソン)はどうですか。
E・G・ロビンソン、カール・マルデンの芸達者も出演しております、アン・マーグ
レットのグラマラスな肢体も堪能できます。

>>528 116さん
めちゃえちゃ久しぶりですね、今日はガルちゃんといい、116さんといい、
うれしっすよ。

「ジョニイ・ダーク」じゃないんです。現代物じゃなく、活劇というんですか?
T・カーティスかJ・マクリーが盗賊でしたか、P・ローリーが曲芸師か何かで、
あまり憶えてないんです。

ひゃ〜〜時間がなくなってしまいました。116さん明日に続きレスさせて
下さい。
532116:02/03/05 20:54 ID:J4yMcpgL
>>531 1さん
すみません、無沙汰で。
調べてみたら、カーティスとローリーの共演作はこの他に3作以上あるみたいです。
「盗賊王子」か「アリババの復讐」あたりが1さんの観たそれっぽいですね。
533アルフレド・ガルシアの首を漏れんとこへ持って来い ◆ALfRDzjA :02/03/05 23:14 ID:WzjWEfn+
>1さん
いま漏れはニューヨークですよ、ニューヨーク。パチンコ屋じゃないよ。

>クルーゾー◆jzAyxf0sさん
月光仮面はいいけど、おじさんとは失礼なw
ちなみにこれ名前欄にコピペすると◆が◇になるのでニセモノとわかります。
534スモーキー:02/03/06 04:38 ID:R9uLQmp5
>>519銀幕最高さん >>520クルーゾーさん
ミルクの白さが印象的な「断崖」ですが、ヒッチはこの映画の
結末が気に入ってないと語ってますね。
皮肉なバッドエンディングが用意されてたはずですが、
検閲のせいか?、望みどおりのプロットでは撮れなかったそうです。

同じくヒッチ作品で、最愛の人に抱く疑惑を描いた「疑惑の影」が
ありますが、これは本人もお気に入りみたいですね。
そういえば2作共、重要な小道具を携え階段を移動するという、
かなり印象に残るショットがあるんですね。
「断崖」→ミルクを持ったケーリー・グラントが階段を上る。
「疑惑の影」→指輪をはめたテレサ・ライトが階段を降りる。

ヒッチの階段といえばもっと有名なやつがあるけど、
フリードキンの階段、エイゼンシュテインの階段、
深作&つかの階段w、その他諸々の階段...。
さて、皆さんはどんな階段が印象に残ってますか?
って、こんなこと聞いてどうするつもりだ?俺。

昨日放映の「デリンジャー」ノートリでしたね。画質も良好だし。
何故かオープニングの曲が以前ベストロンから発売されたビデオと
違うのが多少気になるところ。

>>527シネマ小僧さん
俺も「ゲッタウェイ」と「ブリット」が好きでDVD買いました。
どちらか1本なら「ゲッタウェイ」かな。
535クルーゾー ◆jzAyxf0s :02/03/06 09:16 ID:pav1IceC
>ガルシアの首さん
大変失礼しました。お兄さんですよね。
おばさんじゃないですよね?

>スモーキーさん
「断崖」で違う結末となると、本当に殺しちゃうんですか?(これ、ネタバレ?)
そうすると、本当に「殺意」になっちゃうような・・・

階段かぁ。思いつくのは、
「風と共に去りぬ」の大階段とか、
それこそエイゼンシュテインのパクリの「アンタッチャブル」、
ヒッチのは「サイコ」?「めまい」?
「海外特派員」の冒頭もあそこは浅めの階段ではなかったでしょうか?
「らせん階段」になると、階段も怖いけど、鉄柵の方が印象的かな。
「ロッキー」が早朝練習の時に最後に階段を飛び段してましたね。
いま、ふっと思い出しました。
浅めの階段ばかり思いつくなぁ。
536ドコドン:02/03/06 11:41 ID:vqeMAfwk
階段といえばウィリアム・ワイラー
というようなことを読んだ記憶があります。
537名無シネマさん:02/03/06 11:49 ID:PE4U/Qcp
>>536
『偽りの花園』の名シーンですね。

画面手前に冷然とした顔のベティ・デイビス、後方に階段を上がっていく
(心臓発作で息も絶え絶えになりながら)ハーバート・マーシャルを捉えた
ワイラーらしい「縦の構図」の演出が見事でした。当然、G・トーランドの
パン・フォーカス(ディープ・フォーカス)に負っています。

それと、ウォルシュの『彼奴は顔役だ!』、ワイルダーの『サンセット大通り』、
ハサウェイの『死の接吻』、ウェルズの『偉大なるアンバーソン家の人々』なん
かでも、上手く階段が使われています。
538名無シネマさん:02/03/06 12:21 ID:YvgLb7vy
で、1と銀幕最高は522の過去ログ読めた?
539:02/03/06 12:39 ID:HW5tu/NO
>>528 116さん
一昨日に遠くのビデオ屋さんに行った時、「最高殊勲夫人」のビデオを見つけま
した。かなり以前にサラゑボンさんかガルシアさんがの若尾文子絡みの時に、
上げていたタイトルでした。非常に懐かしく思って借りましたよ。
その時に、サラゑボンさんやガルシアさん、116さんも最近見ないなぁと考え
ていたところなので、久しぶりにガルシアさんからもレスがあり、喜んでいた所
に116さんからもレスがあったので、とても嬉しかったです。

「最高殊勲夫人」は太平楽なコメディーでした。若尾文子が凄く可愛いくて、
楽しい映画でした。
もう一本増村保造で借りた、「妻は告白する」は面白かったです。同じ若尾文子、
川口浩の出演でしたが、同じ監督とは思えない重厚な作りになっていました。
若尾文子が川口浩の会社を訪ねるシーンがあるんですが、ゾッとするぐらいに
不気味でしたよ、一度に若尾文子のファンになりましたよ。
540:02/03/06 13:17 ID:mFu14hUG
>>532 116さん
「盗賊王子」「アリババの復讐」のどちらかと思います。題名も憶えてないです。
題名から来る感じがそのままの映画でした。それにしても面白くなかったので、
途中で止めてしまいました。

>>533 ガルシアの首さん
パチンコ屋じゃない、本物のニューヨークですか、格好いいねぇ。
俺一度もアメリカに行った事ないから、色々ないい物見てきてくださいよ。
呉々も体にだけは気をつけて下さい。
又、レスもして下さいよ、楽しみに待っています。

>>534 スモーキーさん
階段で直ぐに思い出すのは、「死の接吻」かなぁ、それと階段自体は写らない
けど、小津監督の無人の廊下で階段の最下段だけが少し写っている場面、
「安城家の舞踏会」で森雅之が廻り廊下の二階から降りてくるシーン、
「邂逅」でS・ボワイエとA・ダンが観光船から途中下船してボワイエの叔母さんに
会いに行く時にある石段、「レディ・イヴ」で豪華客船内でサンダルの紐が切れた
B・スタンウイックをH・フォンダがエスコートして階段を降りるシーン。
「素晴らしき哉、人生!」で自分を取り戻したJ・スチュワートが自宅に帰って、
階段に付いている壊れている飾りにキスしながら二階へと上がって行くシーン。

>>538さん
俺は過去ログは「お気に入り」にあるので、何時でも見れるんです。
541シネマ三四郎:02/03/06 13:48 ID:MEpxPIoc
ガルシアの首さん、116さん、お久しぶりです。
私は自分のPCから書き込めなくなってしまったので、今日もネットカフェからアクセスしています。

「階段」と「断崖」で盛り上がっているようですが、
「階段」で私が思い出すのは、確か「情婦」だったと記憶しているのですが、
階段に取り付けられた「家庭用エスカレーター」のシーンがありましたね。
それと、「素晴らしき哉、人生!」で、J・スチュワートが階段の手すりの飾りを
何度もうっかり取ってしまう場面が印象に残っています。
あと、ヒチコックの「フレンジー」では、階段を上って来る殺人犯の足音が
大変効果的だっと思います。
「断崖」の“ミルク”ですが、コップの中に電球を仕掛けて液体の白さを強調した
との事ですが、細部まで計算され尽くしたスリラーですね。

>>527 シネマ小僧さんへ。
マックィーン映画では、挙げられた作品はどれも傑作ぞろいですが、
この中から強いて選ぶならば、彼の魅力がよく出ている映画として、
「大脱走」と「ブリット」を私は推します。

それと、ビデオがあるかどうかは分からないのですが、
「栄光のルマン」もいいですね。
映画俳優としてのマックィーンとレーサーとしての彼の魅力が存分に味わえます。
カーレース映画としての出来栄えも大変見事です。

余談ですが、この映画「栄光のルマン」の一部分を日本の某健康飲料メーカーが
無断でTV・CFに使用したとして、肖像権侵害の裁判となり、
マックィーンは来日して日本の法廷に立ちました。
普通、この手の裁判でスター自らがわざわざ遠い国まで出かけて来るなど、
前代未聞の出来事だったので、当時大変な騒ぎになりました。
裁判所には傍聴希望の長い列ができたと言う事です。

なぜ、彼ははるばる東洋の果てまで時間をかけてやって来たのか?
この裏事情については当時のマスコミや映画ファンの間でも色々な憶測が流れましたが、
長くなりますので、この件はまた次の機会に・・・
542ドコドン:02/03/06 13:54 ID:vqeMAfwk
>>537さん
『偽りの花園』
あのシーンは印象的でしたね。
『ローマの休日』なら、スペイン広場の石段でしょうか(笑

ワイルダーの『情婦』のエレベーター(トロッコ?)付き階段
もなかなかのもんでした。
543:02/03/06 15:17 ID:vE9HkjK/
>>541 シネマ三四郎さん
「素晴らしき哉、人生!」の壊れた飾りの階段シーンはあの映画を象徴する
ようなシーンでしたね。

自分の居ない世界から生還し、大急ぎで帰宅して、子供の顔を見る為に階段を
上がろうとした時に、壊れた手すりの飾りも一緒に持って上がろうとして、
3〜4段昇った時に気が付き、後戻りして壊れた手すりの飾りにキスして、
定位置に置き、大急ぎで階段を昇るんでしたね。
大好きなシーンなんですよ。

>>542 ドコドンさん
「ローマの休日」をすっかり忘れていましたよ、髪を切って階段でジェラートを
買って食べ歩き、そこへ偶然を装ったG・ペックが来るのでしたか??
544ドコドン:02/03/06 17:32 ID:vqeMAfwk
>1さん
「ローマの休日」は、数年前にテレビで観ただけですけど
あれはステキなシーンでしたね。

by the way
みなさま

階段への「こだわり」で思い出したのですが、
ダスティン・ホフマンの映画って必ず(新しいものは観てませんが)
走るシーンがあったような気がします。

「卒業」→結婚式場に全力疾走
「真夜中のカーボーイ」→夢の中でボイドを追い越す
「マラソンマン」→まさにタイトル通り
「クレイマー クレイマー」→ケガしたわが子を抱いて全力疾走
「アガサ〜謎の失踪」→アガサの自殺計画を阻止するために全力疾走

これって既に有名なネタなんですか。
545116:02/03/06 19:12 ID:XL9rmgDu
>>539 1さん
この間、大手レンタル・ビデオのチェーンが半額キャンペーンを催していたので、
電車でちょっと足をのばして品揃えのいい店に行き、その時、「最高殊勲夫人」と
いうタイトルがが目に留まり、以前ガルシアの首さんが書いていたのを思い出し、
僕も実はこの作品を借りて観ていました。おっしゃるように太平楽なコメディで
若尾文子が可愛かったです。若尾の父親役の宮口精二が飄々としているのと、
長姉役の丹阿弥谷津子が中途半端に若い(いままでお婆さん役ばかりを観てた
もので)のも印象に残りました。
僕も若尾文子好きなのですが、まだ10作品ぐらいしか観ていないので、
「妻は告白する」含め、いろいろと観ていきたいですね。

>>541 シネマ三四郎さん
お久しぶりです。話の続き楽しみにしています。

僕も続けて書きたいこともあったのですが、ちょっと用事があるので、また次の
機会にさせていただきます。
546銀幕最高:02/03/06 21:00 ID:FyQYQH5I
1日いないとこんなに書き込みが溜まるんですね・・
スモーキーさんの言ってた「疑惑の影」これは、淡々とした作品だけど、
ダレモせず結末も納得の映画だったように記憶してます。
考えてみれば40年代前半のヒッチは作品全体の完成度より、小道具を盛込む
ことに長けてたような気がしませんか?クルーゾーさんが挙げた「海外特派員」
の階段なんかオイシ過ぎ。「海外特派員」てちと長くて辛抱が要ったのって
俺だけですか。が見終わった時は満腹感があったが。でも階段で「ロッキー」
出してくるクルーゾーさん素晴らしい。スタローンだって優れた映画では
小道具が効いてるハズ。てかスタローンとシュワは、C・ゲーブル、H・ボガート
以来のスケールを持つハリウッド俳優と解釈してるんですよ。
するとマックィーンはどうなんだって異論が噴出すでしょうか。マックィーンは
J・ディーン系、知性とダイナミズムのミックスした複雑な俳優だとの
印象なんですが・・(未見が多いのでこの辺で)
ドコドンの挙げたホフマンに関しては僕はどちらかと言うと「静」のシーンが
印象的な俳優と思ってました(これも未見多し「マラソンマン」とか)。
同じくドコドンさん等の「偽りの花園」ですが40年代前半までのワイラーは
ヒッチに負けずちびりますし、そして冷徹・・「孔雀夫人」が好きかな、
30年代には(B・デイヴィス主演もの等)ビデオ化されてないもの多くない
すか。

「海外特派員」についてクーパーのことを書きましたが、「スリラーだから」と
役を断ったクーパーの後日談として出来上がった映画を見て地団駄を踏んだ、
そして(「ヒッチ映画術」によれば)パーティーでヒッチに「自分の判断ミス
だった」と謝りを入れたそう。「クーパーは時期によって浮き沈みがある」て
書いたのは、36年(大ブレークの年)から40年代いっぱいの彼は、どうも
ダメなんです(「誰がために鐘は鳴る」がその顕著な例)、「アメリカの良心」に
なり過ぎて(?)、満悦してるようで。35年以前(「戦場よさらば」「生活の
設計」「結婚の夜」・・)は、より冷めてシュールでかっこいいクーパーが
画面を引き締めてくれます。また50年代は開き直って、醜さ、老い、シワ、
ハゲかかった頭のすべてをさらして、アクション、アクション(「ダラス」
「遠い太鼓」「真昼の決闘」「西部の人」・・)、胸に迫る、鬼気迫る。
1さんの書かれた「外套と短剣」(46)、後半しか見てないので何とも・・
クーパーのスリラーって無いですかね、「市街」(31)あれは見つからないんすが
スリラーと違うのでしょうか。ちなみに「海外特派員」は41年。自分はこんな風に
一人の俳優、監督に関して年代別にキャリアを追ってしまう傾向がありますが
(W・ワイラーも)、皆さんはいかがですか。

538氏へ、読めたよ、ありがと。が、まだ1ヶ月ほど空隙があるような・・
547銀幕最高:02/03/06 21:35 ID:znIz1X5j
おっと、書き忘れ。
1さん、ベルイマンたしかにむずかしそうですね、でも多分全部じゃない
と思う。だって僕は、テレビで深夜放映さえた「秋のソナタ」から映画に
のめり込んでいったんで(家族をほったらかしにして外とび回ってきた初老の
母親が突然たずねて来て、静かな娘の家庭生活に侵入して来て、次第に
溜まった想いが噴き出してきて・・・みたいな)。シンプルなストーリー、
親子の複雑な相互の感情をとことんつきつめていく。ベッドに寝転がり
ながら徐々に吸い込まれていって、あまり気分良くてうつらうつら、ラスト
あたりは画面と浅い眠りの夢がまぜこぜになるという貴重な体験。
こんなんも至福の映画体験では!?

(追)書き込まれたの読んで、お詫びーー呼び捨てにしたつもりは毛頭ないん
すよ、ドコドンさん・・
548銀幕最高:02/03/06 21:38 ID:znIz1X5j
おっと、書き忘れ。
1さん、ベルイマンたしかにむずかしそうですね、でも多分全部じゃない
と思う。だって僕は、テレビで深夜放映さえた「秋のソナタ」から映画に
のめり込んでいったんで(家族をほったらかしにして外とび回ってきた初老の
母親が突然たずねて来て、静かな娘の家庭生活に侵入して来て、次第に
溜まった想いが噴き出してきて・・・みたいな)。シンプルなストーリー、
親子の複雑な相互の感情をとことんつきつめていく。ベッドに寝転がり
ながら徐々に吸い込まれていって、あまり気分良くてうつらうつら、ラスト
あたりは画面と浅い眠りの夢がまぜこぜになるという貴重な体験。
こんなんも至福の映画体験では!?

(追)書き込まれたの読んで、お詫びーー呼び捨てにしたつもりは毛頭ないん
すよ、ドコドンさん・・
549メイヤー:02/03/07 01:21 ID:DWhVmXPN
>>546 銀幕最高さん
ワイラー監督・デイヴィス主演の作品は、「黒蘭の女」「月光の女」が以前にWOWOWで放送されたのを観ました。
たぶんジュネス企画がビデオ化していたと記憶しています。
残念ながら「偽りの花園」は未見です。
淀川長治氏が「孔雀夫人」について語っていたのを読みましたが、淀川氏はウォルター・ヒューストンを気に入っていたようです。(「雨」など)
確か日本公開当時、宣伝に関わっていたはずです。(ユナイト宣伝部で)
36年のクーパーの大ブレークは「オペラ・ハット」「真珠の頸飾」「平原児」「将軍暁に死す」と作品に恵まれたことが大きいのでしょう。
50年代のクーパーと言えば「昼下りの情事」でのオードリー・ヘプバーンとの年の差カップルぶりが凄まじい物がありました。
一人の俳優や監督に関して年代順にキャリアを追ってしまうと言うのは私も同じです。
550ドコドン:02/03/07 13:04 ID:cJCyAfQ4
>銀幕最高さん
お気遣いどうもありがとうございます。
とっても映画がお好きなんですね。

>メイヤーさん
「オペラ・ハット」のクーパーが大好きです。
執事たちにコーラスさせるとシーン
消防車を追いかけるシーン
愛を告白したあとバケツを蹴散らし退散するとシーン……
また観たくなってきました。
551ホリヰ:02/03/07 18:35 ID:j/mZ+kbW
小津安二郎監督の「晩春」で原節子にクーパーに似ているといわれた“電気屋さん”と
見合いの相手の“くまたろう”さんは、ついに画面に登場しませんでしたが、
実際出てくるとなったら誰がやったことでしょう。
とかいいつつ、私は松竹の俳優ほとんどわかりません。
552名無シネマさん:02/03/07 19:55 ID:7CzDkSAe
>>544
走るダスティン・ホフマンか。気が付かなかった。
アンタ凄いよ。ハスミンみたいだ!
553銀幕最高:02/03/07 21:40 ID:HslXk4Jw
>522、>538、見れた、やっと全スレがつながったぞ

メイヤーさん、「黒欄の女」「月光の女」ビデオあったんすね。がどんなに揃えてる
レンタル店でもジュネス全タイトル揃える店は無いだろな。日本帰ったら
トライしてみますわ

ホリヰさん、覚えてる、覚えてる、原節子が茶の間で女友達と菓子食いながら?
だべってるシーン。そか、あの映画、結婚相手しまいまで出てこなかったか。
すげえ映画・・
554ドコドン:02/03/07 21:45 ID:cJCyAfQ4
>>552さん
オイラ、木に登りたい心境です。
555銀幕最高:02/03/07 23:02 ID:+a4t6fia
ドコドンさん、どんどん木に登って、オイシイねたよろしく。

「階段」。あった、あった、忘れらない「階段シーン」。ラングの「M」。
団地内の階段にいつまでも響く母親の呼び声・・・女の子は連続幼女殺人犯の手に
落ちたのだ

ああまたちびった
556スモーキー:02/03/08 02:23 ID:V43TC5gm
何気なく書いた「階段」のお題でこんなに反応してもらって
ちとビクーリしております。
ワイラーの「偽りの花園」一度観てみたいです。
なるほど、こういう切り口で映画語るのも面白いのかも。
ドコドンさんの「走る」、酒、煙草、鏡、泣く、笑う、雨、雪、
歩く、落ちる、ぶら下がるw、等々お題には事欠かないですね。

>>535 クルーゾーさん
>「断崖」
そうなんです、殺しちゃうんですよ。
殺されるのを覚悟した妻が犯人である夫に母宛の手紙を託す。
実はこの手紙、夫の犯罪を告発する内容。
妻が息絶えた後、夫は陽気に口笛をふきながら手紙をポストに投函。
大まかにこんな感じのプロットです。(「映画術」より)
>ヒッチの階段
自分はアーボガースト探偵が転げ落ちる「サイコ」の階段の
つもりだったんですが、言われてみれば色々ありますね。
傘の花が揺らめく「海外特派員」。移動撮影が不気味な「フレンジー」。「めまい」の螺旋階段、実際にめまいを起こしそうな
ドリー&ズーム。どれも捨て難いですね。

>>539 >>540 1さん
「レディ・イヴ」にもナイスな階段シーンがあるんですね。
観たいのに未だ観られず。また図書館行ってみます。
若尾文子ですか、いいですね。
俺も10本くらいしか観てないんで詳しくないんですけど、
結構好きな女優さんです。
溝口「祇園囃子」、川島「女は二度生まれる」「しとやかな獣」
「雁の寺」、吉村「越前竹人形」あたりが好きです。
若い頃の「十代の性典」「青空娘」とか観てみたいな。

>>544 ドコドンさん
「走る」シーンですか、短いシーンですが「アパートの鍵貸します」
の終盤でシャーリー・マクレーンがジャック・レモンの
アパートに向かって一目散に駆けてくシーン。
あの時の笑顔がキラキラしてて何ともカワユイもので。
その直後、「階段」でドッキリというオマケつきですw
>「情婦」
階段のところで、チャールズ・ロートンが葉巻に注射打つ場面、
やたら可笑しかったです。

>>555 銀幕最高さん
いい数字ですね、奇数なんで多分確変でしょう。
「M」の上から見下ろした螺旋階段。
短いショットだったと記憶してますが、やたら印象的でしたね。
空しく響く母の声、転がるボール、空に消えていく風船、怖っ!

怖いといえば「汚れなき悪戯」の(決して上ってはいけない階段)、
ふと思い出しました。
557銀幕最高:02/03/08 04:25 ID:OfKA1GPT
今日はやたら書き込んでますが(最初に547、548の二重書失敬でした)。

スモーキーさんの新お題の中では、実は「鏡」が引っかかってたんですよ。
やっぱ海外は物騒で(銀行のATMが戸外にあったり)、で背後にふと気配を
感じて、ガラス、鏡越しに「敵」を見て身構える、なんてヒーロー気取りしてますよ(笑)。
「リオ・ブラボー」でJ・ウェインかD・マーチンか、水溜めに反射した相手を見て
不意をつく、なんてしびれますなー でもこれしか今思いつかないなあ、教えて
欲しいなあ

あと「扉」てテーマもありでは?まだ映画入門者の頃ハスミンの「ルビッチに
おける扉のサスペンス」みたいな記事読んでかっこええ(ハスミが)とか
感心してました。何やら「天使」で、三角関係の夫、妻、愛人が初めて食事を
共にするシーンになるや、カメラが食卓から調理場へ退いて、修羅場(食卓)と
コックの間を行き来する給仕、仕切りの扉にのみ「語らせる」手法のことらしい。
この扉が実に表情豊かで、おごそかに開閉したり(三人は緊迫している)、
バタンバタン勢い込んだり(食卓ではジョークがヒットしている)。
その記事には「ルビッチが(渡米第一作で)扉ばかりに執着するから、主演女優の
ポーラ・ネグリを呆れ怒らせた」と書いてありました。
558クルーゾー ◆jzAyxf0s :02/03/08 09:14 ID:ep4lIwdn
>スモーキーさん
「断崖」の話、ありがとうございました。
そのラスト、いいっすね。
ヒッチ自身が、ジョーン・フォンテーンの
死ぬシーンを見たくなかったという所かな?
原作をもう一度チェックしてみなきゃ。

きのう、「ゲッタウェイ」を見てて思ったんです。
アメリカの高層住宅?には外側にボロい階段がついてますよね。
あそこで追いかけっこしたり、上下する階段でアクロバティックしてみたり。

階段で「情婦」も「死の接吻」も真っ先に出てこないなんて・・・トホホ
「M」
そう言えば、1さんがご自分で「私はMです」って書いていらした。
何気に、いろんな意味ですごいと思った。
引き続き「鏡」の話をすると、「M」にも出てきますね。
背中のMの字を発見する所。
あたらし目で思いついたのは「殺しのドレス」。
エレベーター内での小さな丸鏡はドキドキさせられた小道具。
「サスペリア2」も鏡が効果的に使われていた。
部屋の中のシーンで鏡を利用して、
離れて立っている登場人物たちを上手くフレームの中に納める
というのはよく使われますね。

「扉」になると、最近見た「モンスターズ・インク」が
ドアだらけの映画だったのでインパクトありすぎ。
「シャイニング」のドアとか、古くないものばかり思い出すなぁ。
古い映画では、ドア自体よりドアノブの方に印象的なものが多いかも。
559:02/03/08 12:12 ID:zTmwswrs
>>544 ドコドンさん
「ローマの休日」はどのこ場面をとっても素晴らしい場面の連続と思いますね。
一見女性的な映画ですが、製作からこれだけの年数が経っても老若男女に支持さ
れているのは、やはり凄い映画と思います。

>>545 116さん
「最高殊勲夫人」、116さんも目に留まりましたか、奇遇ですね。俺は出演者
のクレジットを見ていなかったので、長女が誰か解りませんでした。声や話し方
に記憶があったんですが、丹阿弥谷津子でしたか。
宮口精二も初めてでしたね、ああいう役の感じは。でも宮口精二なら黒澤作品か
「張込み」「東京暮色」のような刑事役の方がぴったりに気がします。

俺も若尾文子の主演映画観ようと思うのですが、置いてあるビデオ屋さんが遠く
て、なかなか行けませんよ。
最近は小津監督作品と原節子中毒になっていました。これでしたら近所の
ビデオ屋さんにも少し在庫があるんですよ。
若尾文子では最近、小津監督の「浮草」を観ました。これにも川口浩が恋人役で
出ていましたよ。京マチ子、それに中村雁治郎が良かったですね。今まで観た
小津監督と少し雰囲気の違う映画でした。

昨日近所のビデオ屋さんに行って借りる物がなかったので「白い巨塔」を借りま
したが面白かったです。田宮次郎のメーキャップが異様に濃いのには閉口しまし
たが、義父石山健二郎や滝沢修、東野英治郎、小沢栄太郎、加藤武など役者揃い
で、テレビで観た時よりもずっと重厚な感じがしました。

>>546 銀幕最高さん
俺も「市街」(ルーベン・マムーリアン)観たいんだけど、放映されないですね。と言っても
シルビア・シドニーが見たいからなんですが。
因みに「市街」はギャング映画らしからぬ、ギャング映画と何かで読んだ記憶が
あります。

ベルイマン映画では「秋のソナタ」は良かったですね、バーグマンの演技者と
しての心意気が感じさせられましたよ。
俺もベルイマン映画は何本かは観たのですが、やはり名前を聞くと引いてしま
いますよ。

>>551 ホリヰさん
「晩春」のクーパーに似た「電気屋さん」は俺だったら、松竹では思いつかな
いので、大映から借りて佐野周二、見合いの相手「くまたろうさん」は佐分利信
か又又大映から借りて二本柳寛と思ったのですが・・・
560名画紹介 七五調 22:02/03/08 13:34 ID:3cKJLgT9
「 穴 」

 終戦直後はフランスの 警戒厳重、刑務所で 脱獄企む四人の男
 沈着冷静リーダー、ロラン どこか陰ある若者マヌに 冗談好きで陽気なジョーと
 ボスラン、あだ名は「大僧正」 四人の部屋に新入りが 突然あらわれ困惑す
 若き囚人、ガスパール 三角関係もつれから 妻を怪我させムショ送り

 脱獄計画、期限は迫る マヌはひとりで反対すれど 結局、新入り仲間に加え
 逃げる穴掘り開始する 歯ブラシ・柄の先 鏡をつけて ロランが作った「潜望鏡」
 覗き穴から看守を見張り 刑務所内の改装の 左官が立てる騒音に
 紛れて部屋の床を掘る 穴は貫通、地下室へ ロランが器用な手さばきで
 合鍵作り 地下へと進む 着いた所は地下水道 セメント壁が最後の難所

 就寝時間に交替で シャバを目指して掘り進む 箱で作った人形が
 見廻る看守の 眼くらまし 時計がなくては作業に支障 ボスラン、病気のフリをして
 ガラスの小瓶を手に入れる ロランが得意の手作りで 作ったモノは砂時計
 これさえあれば安心だ 計画通りに順調に 穴掘り作戦、進行す

 ジョーはロランに思いを告げる 病に伏せる母のため 俺は脱走、取りやめる
 重罪犯した囚人なれど 母を気遣う優しさに 無言でうなずく 親友ロラン
 厚き友情替わりなく ジョーは穴掘り、専念するが 穴が落盤、瓦礫に埋まる
 ロランがすばやく救出し 固く手を取る親友同士 ついに貫通、抜け穴が
 シャバに通じる「自由の穴」だ いよいよ明日は決行日 ところが意外な出来事が

 所長に呼ばれたガスパール 妻が告発、取り下げて あとは判事が許可すれば
 晴れて釈放、自由の身 獄舎に戻ったガスパール 彼は仲間にこう告げる
 判事の心証、極めて悪く 懲役5年は避けられぬ 俺はみんなと脱獄す
 マヌは彼を問い詰める 所長と話した2時間で 判事の心証良くするために
 まさか仲間を売ったのか 涙で否定のガスパール 四人は彼を信用す

 猶予はできぬ、一刻も 成功なるか失敗か ついに運命決める日が
 脱獄当日、その夜に 四人はジョーに別れを告げて 「穴」から脱走、開始する
 見張りのジョーは「潜望鏡」で 獄の通路の左右を覗く そのとき彼が見たものは・・

 緊迫・緊張・スリルも満点 サンテ刑務所その中で 実際、起こった脱獄事件
 計画当事者・実在の 本人自身がロランに扮し 綿密描写でリアルに描く
 フランス映画の異色の鬼才 ジャック・ベッケル監督が 精魂込めた遺作なり
561スモーキー:02/03/08 17:22 ID:SdhRpcEF
>>557 銀幕最高さん
ルビッチの「扉」の話、面白いですね。
「天国は待ってくれる」の終盤でも鏡やエレベーターの扉が
効果的に使われてたような気がします。
「扉」は今のところ気のきいたの思い付かないですね。
刑事アクション物で犯人の潜伏先のドアをぶち壊して踏みこむ、
オカルト・ホラー物のヤバメの扉、くらいかな。
「鏡」ですが「ローマの休日」と「サイコ」で、
鏡に写った自分にドッキリという、似たようなシーンありませんでしたっけ?
あと「上海から来たドラゴン」(←合体するなYO)の鏡の間、
「アパート〜」の割れたコンパクトも印象深いです。

>>558 クルーゾーさん
えーと、原作の結末は知らないですが少なくともヒッチは
ジョーン・フォンテーンが死ぬ結末を望んでたようです。
おお「殺しのドレス」、言われて気づいたんですが、
これこそ鏡と扉の複合技ではないですか!
閉じてゆくエレベーターの扉と丸い鏡に写る剃刀、
極めつけはラスト、洗面台の「扉型の鏡」でしたね。

ところで、「サイコ」や「殺しのドレス」のような
観客の予測してない方向にあえて話を展開させていく、
いわゆる薫製ニシン型というかミス・デレクション型の映画って
他にも沢山あるもんなんですかね?
あとタランティーノ脚本の「フロム・ダスク・ティル・ドーン」
くらいしか観た記憶ないんですが。

>>559 1さん
「浮草」は土砂降りの雨の中、道を隔てて口喧嘩する場面が
記憶に残ってるんですが、他がどーも思い出せません。
中村雁次郎て、温厚なのか冷酷なのかよく判らん役やらせたら
絶品だと思うんですが、どーですか?
「続・悪名」だったと思うんですが、朝吉の親分役で、
朝吉が訪ねると柔和な顔で「酒飲めん者同士でヨウカンでも」とか
言ってたのに会話が進むうちに、「親を立てろ」だの
「アガリ持ってこい」だの、いつの間にか冷酷な親分に変身して、
その変わりようが実に自然で怖いです。
562クルーゾー ◆jzAyxf0s :02/03/08 17:48 ID:f1yR/sbk
! 「鏡」といえばブルース・リーのあのシーンですよね。>スモーキーさん
あの手のミラーハウスは結構ありそう。

友人からゲームボーイアドバンスを貰ったんで、
ソフトを買いにソフマップにいったんです。
そうしたら、以前は中古のDVDなんか売ってなかったのに、
結構品揃え良く置いてるじゃないですか!
買うか迷ったのは、「地獄の高速道路」と「レイプ殺人事件」。
結局「レイプ殺人事件」を購入。
題名が印象的だから観たことあると思ってたけど、どうやら未見のようです。
でも、それほど安くは無いんです。3800円が2400円。
半額くらいなら良いのに・・・
あと、そそられたのが「奇跡の鐘」「勝利の朝」。
題名は忘れたけど、
フランク・キャプラの作品と彼のドキュメントが一緒に入ってるのもあった。
徐々に買っていこうとひそかに決意しました。

「レイプ殺人事件」にはロミー・シュナイダーが出てるんですけど、
この作品1981年製作。
「サン・スーシの女」の後で、彼女の最後の作品かと思ったら、
調べてみると「サン・スーシ」の一つ前だった。
563ドコドン:02/03/08 18:05 ID:Gfb+7oMV
>>七五調さん

潜望鏡は、しっかり憶えてましたが
砂時計か……そうでしたね。
564:02/03/08 19:33 ID:XSLfJlKg
>>553 銀幕最高さん
「晩春」で原節子が話する友達は月丘夢路でしたか?、淡島千景でしたか?、
どうもごっちゃになって解らなくなって・・・「晩春」は最後に原節子が、
父笠智衆と京都へ旅行に行く映画でしたね?

>>556 スモーキーさん
「レディ・イヴ」未見ならビデオもある事ですし、是非ともご覧下さいよ。
P・スタージェスでは俺は一番好きですね、B・スタンウイックでも一番好きです。
何回観ても楽しい映画ですよ。
「アパートの鍵貸します」でのラストシーンのシャーリー・マクレーンは本当に
可愛いかったですね、最後にトランプをする時シーンも最高でしたよ。

>>560 名画紹介 七五調さん
「穴」は面白かったですね。脱獄物ならこの映画と「抵抗」の二本が断然好きで
すね。「抵抗」は主演のフランソワ・ルテリエでしたか、アップの表情の虚無的な
表情が良かったですね。

>>561 スモーキーさん
「浮草」はどさ回り一座の座長中村雁治郎が、昔の女のいる街で、生ませた子供
川口浩と再会を楽しむ映画でした。今の女が京マチ子で、雁治郎が女に会いに
行くのを知った京マチ子が相手の女の所に乗り込んだが雁治郎に連れ出され、
どしゃ降りの中で、道を隔てて口喧嘩するのでした。
でも昔の女は杉村春子でした、もう少し色っぽい女優にして欲しかったです。

もう一本雁治郎の女道楽物「小早川家の秋」も面白かったです。
こちらは囲っている女が浪花千栄子でした。こちらももう少し色っぽい女優さん
にして欲しかったですよ。女に産ませた子が東宝作品からか団礼子でした。
そう言えば小林桂樹も長女新珠三千代の旦那役で出ていましたね。
565銀幕最高:02/03/08 21:34 ID:23+/bBcf
「殺しのドレス」皆さん意気投合してますな。未見(つか監督すら知らん)の
俺は痛過ぎ。「シャイニング」も。日本帰ったらレンタル屋直行だな、こりゃ。
「モンスターズ・インク」に至っては初耳

「鏡」でスモーキーさんが「アパートの鍵貸します」「サイコ」「ローマの休日」
「天国は待ってくれる」(特にこれ!)を出してくれたのに、自分それぞれ何度か
見たはずなのに、「鏡」のイメージが出てこない・・・何見てたんだ、俺。ただ「サイコ」
でアーボガースト探偵の落ちる「階段」はショッキングでしたよ。まさかああなる
とはね。ああいうの「燻製ニシン」て言うのならヒッチの「サボタージュ」の子供、
風船、爆発、て当てはまりますか(俺「ヒッチ映画術」で見ただけ)

「上海から来たドラゴン」、B・リー、ミラーハウス・・・今すぐレンタル屋行けないのが
悔しく涙がでるぜ。

あとベッケル巨匠の「穴」見てない自分に苛立つ俺・・・

ああクルーゾーさんの「M」の鏡でやっとスッキリした。

あと1さん、今本で見たら「晩春」の友達は月岡夢路みたいですよ

566銀幕最高:02/03/08 21:44 ID:1v3sJ7l+
やっと「古き名作・・・」読終って「続・古き・・・」に突入したところ、でほーら、
かぶっちゃった、1さん「秋のソナタ」好きだと、既に書いてるじゃんかー
1さんと言えば「天井桟敷」のアルレッティ、ミスキャストって何度も書いてた。
あなた映画批評史ひっくり返すつもりですか(笑)。
言われて見ると(影響され易し)、一番うまいと思ったのはアルレッティでも
ジャン・ルイ・バローでも無く、夫をとられそうになる妻(マリア・カザレス?)
であった。
あと皆で「悪名シリーズ」や「若大将」の「軽い」映画で盛り上がってた。
それなら、言わしてもらう、現代日本の天才俳優はVシネマ盛栄の立役者、「ミナミの
帝王」こと竹内力だ!!
馬鹿にしたあなた、保守的はダメですよ(笑)
このペンネームやめた方がいいのかな
567銀幕最高:02/03/09 03:06 ID:9RgOGN6x
怒涛の3連発(笑)。

自分で出してきた「扉」で思いついたこと・・・
大スター映画では、冒頭数分間「前座」俳優達が場を作って、そこへ「待ってました」と
主役が出て来ますね。一番すごかったのは「ガルボしゃべる」とふれこみで公開された
初トーキー「アンナ・クリスティ」で、冒頭15分か20分くらい、うらぶれた酒場で脇役たちが
いつまでもだべってて、そこへ「扉」、それがおもむろに開いてガルボが現れ「ウィスキー
ちょうだい・・・」。

大スターは暗がり、彼方、雑踏の向うから「神秘的」に出現しますよね。ディートリッヒは「モロッコ」
で霧の中から現れたし、ウェインは「駅馬車」で進行方向の彼方から姿を見せてくる、モンローは
「お熱いのがお好き」で駅の人ごみの中からやって来るし、クーパーは「教授と美女」で
10人ほどの同じ様な学者の一団の散歩の中からひょいと抜け出てくる。
ここまで来ると監督達はあの手この手で「登場」シーンを工夫しなければならないだろうのだろうな。
しまいにゃ天上から降りてくるとか(小林幸子か)、地面から現れるとか。
スモーキーさんの新お題、雨や雪や小道具等もきっと効果的に使われきたのではないか。
ぶら下がって出現してきたスター、鏡越しに登場したスターはいたんだろうか。
でも映画も年を経るにつれ同じ「待ってました」手法だけじゃマンネリになってくるのでしょう。
のっけから主役登場て作品も出てきますよね。でも、やっぱりただでは登場させない。
S・コネリーは「007・ロシアより愛をこめて」で冒頭いきなり女とボートでいちゃついてるけど、
まず脚から写して、徐々に上半身、そして顔が現れてくる。またJ・ディーンは「理由なき反抗」で
いきなりアップから入るけど、泥酔状態、「意識の暗闇」の中から登場します。

ところで小林幸子っていや紅白で大勢のそっくりさんの中から出現したそうですが、
ふと「教授と美女」のクーパー登場シーンとこじつけ連想してしまいました。
まさかパクったとはとても考えられないが、でも小林や美川等のスターの演出家が過去の
映画の「スター登場シーン」を研究してたとしても、不思議は無いと思う!!
そう考えるだけでも古い映画が現代のエンターテイメントに応用されてるようで楽しいじゃ
ないすか。

また決して「登場シーン」だけでなく、ラストシーンで暗がり、彼方、雑踏、扉の向うへ去っていく
パターンも多いと思う。スターをミステリアスな伝説の彼方へ再び包み込むために(ウルトラマンか)
568名無シネマさん:02/03/09 05:14 ID:OQHBxFWM
マターリとみなさん書かれているところで水をさすようで申し訳ないが。
「難解な映画/分かりやすい映画」って、いつからそんな二分項ができたのですか?
ストーリーのこと? それじゃ「三つ数えろ」のストーリー言える人いる?
ヒッチコックの「ロープ」で語られる超人思想分かる人いる?またその元ネタの事件知ってる?
小津の映画もある意味じゃ難解でしょう。
ましてや「簡単な映画」ってあなたねえ。「簡単な絵画」「簡単なクラシック音楽」っていうのが
ないように「簡単な映画」ってあるの?
569スモーキー:02/03/09 15:41 ID:5kvtK4P0
>>564 1さん
「レディ・イヴ」何故かどこにも置いてない(泣)
スタージェス、1本も観たことない(泣)
そういや「パームビーチ・ストーリー」はどこかで見かけました。
とりあえずこの2本は何とかせねば。
>「アパート〜」ラストのトランプ
伏線のきいたジンラミーのシーンですね。
レモンは実際の手札の枚数より多く配ってますね。
でも二人はお互い見つめ合ってて、そんなことは上の空。
ほんとに洒落た幕切れでしたね。

「浮草」の内容わざわざありがとうございます。
おかげで、大まかに思い出しました。
それと前レスで中村雁治郎を、間違えて雁次郎と書いてますね俺。
この人、俺の観た大映ものにかなりの確率で出てるなぁ。
「雁の寺」のエロ坊主が一番記憶に残ってます。
「小早川家の秋」調べてみたら凄いメンツですね。
これも観たくなりました。

>>565 銀幕最高さん
「サボタージュ」は俺も観てないのでよく判らないですが、それは
もしやサスペンスorサプライズの「爆弾理論」ではないですか?
>神秘的な登場
べたですが「第三の男」のオーソン・ウェルズとか。
先日観た「銀座二十四帖」の河津清三郎の登場シーンが、
この「第三の男」に何気に似てたように感じました。
>小林幸子がいっぱい
「踊らん哉」だったような気がしますが、
ジンジャー・ロジャースのお面を付けたダンサーがいっぱい
出てきて、アステアが本物探しをするダンスシーンがありました。
これもパクリの候補作になりそうですね。
570:02/03/09 18:26 ID:wk4AcIT4
>>566 銀幕最高さん
「天井桟敷」のアルレッティと「舞踏会の手帖」のマリー・ベルはどうしても、
どうしてもあの役柄がピンとこないんですよ。
「われら巴里っ子」のアルレッティ、「外人部隊」のM・ベルは好きなんですが・・・
マリア・カザレスは良かったじゃないですか、ばっちしの雰囲気と思いましたね。
「オルフェ」でも良かったですが。

>>565の「サボタージュ」は観たのですが、全く憶えてないんです。唯一、シル
ビア・シドニーの困った顔を思い出すくらいで、でも「爆発」を見て、映画館の
中で爆発??、違ったかなぁ、薄らと記憶があるんですが・・・

>>569 スモーキーさん
確かプレストン・スタージェスは「レディ・イヴ」「パームビーチ・ストーリー」
「サリヴァンの旅」が三本一緒に発売されたんじゃなかったかな、「パーム・・・」
の置いてあるあるビデオ屋さんにはあると思うんだけど。

「アパート・・・」ラストでのジャック・レモンの無邪気な嬉しそうな顔を
見てると、こっちまで嬉しくなって来ますよ。

「雁の寺」のエロ坊主雁治郎は未見なんですが、雁治郎の助平さは充分に想像
出来ます。

「小早川家の秋」も豪華メンバーですね、まぁ小津作品はいつもそうですが。

今日早朝に、木下恵介監督の「お嬢さん乾杯」を観ました。没落した令嬢に
原節子、生まれは悪いが今は成功した粗野な青年に佐野周二、その弟に佐田啓二、
面白かったですね。
原節子が凄く綺麗で、近寄りがたい雰囲気がありましたよ。
映画の中で佐田啓二がギター片手に歌うのには参りました。
この映画で抱いていた佐野周二と佐田啓二のイメージが狂いましたよ。
571銀幕最高:02/03/09 21:20 ID:IpEKk9Sb
>562 クルーゾーさんてロミー・シュナイダーファンですか。
ヨーロッパじゃ伝説の女優ですね。
今付き合ってる女(日本人)が大ファンで「離愁」無理やり見せられたが、
「ルードウィヒ」の高貴なイメージしかなかった俺には、腰から脚あたり
なまめかしくて、「ええぞー」。映画も佳作だった。
シュナイダーへの思い綴ってくださいな(既出すか)


>568 「難解な映画/分かりやすい映画」
「三つ数えろ」なんて微妙なとこ。1回見た、何となく面白かった。筋がつかめなかった
からもう一度借りようとビデオパッケージのあらまし読んで萎えて、でもどうしても
見たくて後日また借りた、やっぱ良かった。ホークスもチャンドラーもワケわからん
モノを作ろうとは毛頭考えてなかったろうが、魅力的なものを作ろうとしてるうちに
あんなモノが出来上がったんだろ
まあ「三つ数えろ」はおいといて、でもな、作家の側には必ずあると思う、
「出来る限りすべてを理解してもらいたい」と思って作る場合と、
「謎かけて観る者をタメしてやろう」と思って作る場合と
572116:02/03/10 18:01 ID:12gH3tgf
>>572 1さん
「お嬢さん乾杯」は面白かったですね。
これと同じく、原節子主演の「わが青春に悔なし」(監督:黒澤明)を最近観ました。
大学教授(大河内伝次郎)の娘が反戦活動家(藤田進)と結婚し、その後苦難を乗り越え
たくましく生きていく姿を彼女が好演していました。近・現代を舞台とした黒澤作品と
しては、「天国と地獄」や「酔いどれ博士」の方が面白かったですが、「わが青春に悔なし」
もとても良い作品でした。CSでは今月、この作品同様、原節子が出演している黒澤監督作品
「白痴」が放送されるので、これも楽しみです。

ついでに、来月のNHK−BS2の映画放送予定を下に貼っておきます。

http://www.nhk.or.jp/bs/htdocs/raigetsu/eiga.html
573:02/03/10 19:39 ID:osfcXlvN
>>572 116さん
「お嬢さん乾杯」の前日に、偶々小津監督の「父ありき」を観ていました。
「父ありき」の佐野周二は、母を早くに亡くし、且つ離れ離れに住む事になった
父笠智衆と住む事を願う現在では考えられないような朴訥な青年を演じていた
ので、余計にギャップがありました。佐田啓二もいつもの冷静沈着な感じはなく、
軽い役柄だったので、ちょっと面食らいましたよ。
中盤で佐野周二と原節子が見に行った「ボクシング」のシーンは頂けませんで
した。チャップリン映画のようなボクシングで笑ってしまいましたよ。
あの映画の原節子の気品と美しさには参りました、若い日の美智子妃のようで、
だらしない格好で観ていましたが、思わず姿勢を正しました。

「わが青春に悔いなし」はかなり以前に観た為か、記憶が曖昧です、このビデオ
なら何処でもあるので、観れますよ。
原節子の出演の映画は、黒澤作品、小津作品以外はあまり置いていないですね。
捜してもなかなか見つかりませんよ。
観たのは、「お嬢さん乾杯」「めし」「安城家の舞踏会」くらいで、
「驟雨」「山の音」(成瀬巳喜男)「冬の宿」(豊田四郎)なども捜しているん
ですが・・・何かビデオが出ている作品ご存知ないですか??

「白痴」は一度観ましたがこれも、これもあまり記憶にないんですよ、
CSですか残念です。
来月のBS2の番組ゆっくりと見させて頂きます、ありがとうございます。
574銀幕最高:02/03/10 23:39 ID:ZUWkawZG
>>572の116さん
見ました、見ました、「わが青春に悔いなし」。
自分自身の人生の一大転機に見たから、忘れられない。
冒頭とラストで聞えて来る学生達の歌声「・・・よーしだーやまー」、凄みある悪役
志村喬(「首切り」のジェスチャー)、原節子が東京へ行く決意を告げる、大河内伝次郎と
母親(三好栄子?)とのシーン、義母(杉村春子?)といつまでも、いつまでも稲を
植えつづけるシーン。
黒澤は未見も多いけど、見た中では何故か40年代が好きです、ドライで迫力あって
シンプルで。
「野良犬」「姿三四郎」「静かなる決闘」等思いで深いです。

>>569のスモーキーさん、>>570の1さん、
ヒッチコックの「サボタージュ」では・・(他所で読んだものです)
ある少年が包みの中に時限爆弾が入ってることを全く知らずに持ち運んで歩き回り、
その間に観客の気持はどんどん少年に感情移入し、爆弾が破裂がした瞬間には、
少年は観客にとっては「単なる共感や同情を超えた深く親密な存在」になってて、
故に少年を殺したことが観客の怒りを買った、ということです。
「サイコ」でJ・リーやアーボガースト探偵に感情移入した故に、虚脱感のような
衝撃を感じた俺としては同じようなケースかと思ったんですが「ミスディレクション
(燻製ニシン?)」てどんなものなんすか。
たとえば「イージーライダー」のラストは、また「断崖」でもし二枚目のC・グラントが
妻殺しだったら、また「鳥」でティッピ・ヘドレンが一晩とめてもらう家の女主人の
死は「ミスディレクション」と呼べるのですか。
あと小説「ゲームの達人」「そして誰もいなくなった」なんか、そのクチですか

>>569 スモーキーさん、「踊らん哉」の「G・ロジャースがいっぱい」の方が、
どうみても説得力ありますな、しかし小林幸子がアステア&ロジャースまで
ひもといたとは・・

お題「鏡」で幾つか。
「イヴの総て」で、ベティ・デイヴィスをまんまと引きずり下ろして、スターの座に
ついたアン・バクスターが余裕こいて眠りこけてるところへ、女優志望らしい付き人が
現れてその衣装をこっそり取り出して鏡の前に立つラスト、早くも次なる新旧スター交代を
暗示してうすら寒いシーンでしたな。
「欲望という名の電車」で、マーロン・ブランドがついにヴィヴィアン・リーを犯す
クライマックスで、鏡台が割れましたな。

お題「扉」
「エデンの東」のクライマックスでジェームス・ディーンが開けてしまう扉、
まさに「パンドラの箱」のような扉
「鳥」のラスト近く、ついにティッピ・ヘドレンが鳥の攻撃の的となった時、
最後の砦となる扉

(しつこいが)忘れがたい「階段」
「七年目の浮気」で、アパートの1階で寝そべってると、階上の号室のマリリン・
モンローが何故か直接下りて来てしまう、夢のような階段

お題「走る」
ジェームス・ディーン「ジャイアンツ」石油掘り当てるシーン「エデンの東」でも
金儲けに成功してやたら走ってた気がする、対するマーロン・ブランドはあまり
走らない気がする、重いから
575銀幕最高:02/03/10 23:46 ID:QYIOGnag
名画紹介・七五調氏に「三つ数えろ」に挑んで欲しい俺・・・ウソ、ウソですよ、
頭抱えんで下さいよ
576スモーキー:02/03/11 03:27 ID:AEQyElqN
>>574 銀幕最高さん
薫製ニシンですが、映画術の290ページに記載してあるように
「肝心の問題点から注意をそらそうとする試み」と解釈して、
「サイコ」「殺しのドレス」「フロム・ダスク・ティル・ドーン」
のプロットは正に薫製ニシン型と思うんですよ。
自分の解釈では、プロットそのものが観客の予測できない方向に
展開する事を指す言葉と思ってます>薫製ニシン
>登場人物の不慮の死
うーん、これも微妙なところですが
例えば「サイコ」のジャネット・リーや「殺しのドレス」の
アンジー・デッキンスンのように、観客が主役と思ってたような
重要人物が前半で不慮の死をとげ予測不可な展開になるのなら、
薫製ニシンかと思いますが、脇役等の不慮の死に関しては
どうなんだろう?
ミステリー文学の知識は全く持ってないので、
それ以上詳しいことは俺も判りません、ごめんなさい。
誰か詳しい人教えて下さいまし。

>「サボタージュ」の爆弾
少年を殺したのは失敗だったというのは、読んだ記憶ありますが、
なるほど、そういう意味だったんですね。
「アンタッチャブル」でデ・パルマは少女を爆死させましたが、
あれはサスペンスとサプライズの丁度中間くらいで
うまく処理されてたように感じました。
短いシークエンスでしたが、愛敬のある少女で、彼女の死は
観客に対してかなりのショックを与えたと思いますが
観客の怒りや憤りはマフィアに向かいますから。

>「わが青春に悔いなし」
昔一度観ただけで内容は忘れかけてますが、
原節子の、白いブラウス?で野原に寝そべる可憐な姿と
野良着で泥まみれになり田植えする姿、両者とも生の輝きを
感じる何かがありました。
577名無シネマさん:02/03/11 06:20 ID:LVqhyqQ7
↓紀子、他BBSであばれとります。みぐるしいのぉ。(^^;)晒しちゃえ!

http://6728.teacup.com/shadow/bbs
578クルーゾー ◆jzAyxf0s :02/03/11 13:01 ID:KQcJZWm0
上手く説明できないので、転用・転載です。

レッド・ヘリング(赤ニシン、燻製ニシン)
→作者が真犯人や、事件の真相をくらませるためにばらまく
怪しげな容疑者や証拠のこと。元々は奇術用語だった。
和訳)赤ニシン
(赤ニシンは匂いが強いため、そこにあるだけで人をひきつけてしまう事から。)

という事で、ミス・ディレクションは読者を誤った方向へ導こうとする事。
でいいのではないでしょうか?
映画に関しての例え話をすると、ネタバレになってしまう気がするので止めます。
手品でよくありますよね。
左手はお客さんに見せて、いろいろな事をして注意をひいておいて、
右手で隠してしまう。つまり左手のしていることがレッド・ヘリング。
推理小説はみんなミス・ディレクションがあると思います。
不可欠でしょう。
銀幕最高さんがお書きの「そして誰もいなくなった」においては、
マザーグースの歌の通り人が死にますが、その歌詞にもニシンが出てきます。
スモーキーさんがお書きになっておられる、
主人公だと思った人が早く死んでしまい予測不可能にさせる
と言うのはちょっと違うと思われます。
同様にヒッチの「爆弾」の話とも違うと思います。
あれは、爆弾を先に見せるか、見せずに驚かすかと言う話ですよね。

>116さん
早々と情報、ありがとうございます。
「ほがらかに鐘は鳴る」はどこいったんでしょうね。

>577さん
皆さん、お詳しいですね。
ただ映画が好きだというだけで、
あれやこれやと勝手に書いている自分が恥ずかしくなります。
579名無シネマさん:02/03/11 18:25 ID:QE1gnoII
スレ違いかも知れないが
「うる星やつら、ビューティフルドリーマー」
古きよき名作です。押尾守は別に好きじゃないが
これはいいアニメ、もとい映画。
最近はやりの非現実SFの走りではないだろうか。
580叶夢:02/03/11 19:22 ID:9puYaiBA
「飢餓海峡」と「砂の器」この2本は、真の日本映画だと思う。
三国連太郎は「釣りバカ」のス−サンではなく、極悪人・犬飼太吉
であって、左幸子は「怪傑熟女・・・」の人生相談のおばさん
では無く、純粋無垢で薄幸の売春婦・八重であって、加藤剛は
「大岡越前」のお奉行さまではなく、素敵な音色を紡ぎだせる、
天才指揮者・和賀英良である。この3人を観るといかに今の映画界
が良い人材を使いこなせないかが分かる。
581銀幕最高:02/03/11 23:58 ID:HJfjjq3B
576のスモーキーさん、578のクルーゾーさん、有難うございます、
自分なりに「ミス・ディレクション」「燻製ニシン」消化してきた気がします
(この「気がする」てのが大事じゃないすか、作家、批評家、観客皆それぞれ
「ミス・ディレクション」解釈が微妙にずれてたり、個々人のボキャブラリーとして
使ってたりでしょうから)。
スモーキーさん、「ヒッチ映画術」日本語訳は今周りに無いんですが、290ページ
とは「サイコ」に関するやりとりの部分ですね?
あとクルーゾーさんの語源的説明だと、やっぱり「主人公が早く死んでしまう予想外の
展開に」は、やはり「燻製ニシン」に思えるんですよ、なぜなら自分はJ・リーの
「強烈な匂いに引き寄せられて」映画につられていったがために、「本筋からそれて
しまった」一人ですから。昨日挙げた小説「ゲームの達人」の「主役」についても同じ
ことが言えるんです。

ところで577の紀子ってあの「紀子」?

>>579 「スレ違い」て言葉、気に入ったよ、覚えたよ
昔「うる星やつら」ファンがいっぱいいたし、高橋留美子は今やカリスマ的。
「ビューティフルドリーマー」は、以前の「カリオストロの城」みたいな
「掘り出し物」と考えていいのだろうか。
で、「最近はやりの非現実SF」の例を教えてくれ(「マトリックス」?
「スタートレック」?)

>>580 
>今の映画界が良い人材を使いこなせないかが分かる
最近みた邦画で、大した女優じゃないと思ってたのをうまく使ったなと感じたのは
岩井俊二の「ラブレター」。中山美穂はその後「東京日和」にも主演するしね。
あと宮沢りえがモスクワで賞獲った映画ってのは良かったのだろうか。
ゴクミも誰か引っ張り出してきて欲しい。
男優なら真木蔵人を誰か最近使ったような。
あと竹内力じゃ、誰か生かしてやれ

ところで今こうして一時的に海外にいると、日本の映画人がどう見られてるかが気に
なり、「映画事典」みたいなモノを調べてしまいます。特にここは欧州なので
溝口「神様」で、今手にしてる比較的著名な事典(1992年フランスで出版)では
溝口13タイトル、黒澤8タイトル、小津7タイトル、成瀬4タイトル、五所平之助と
市川こん(字出ず)が2タイトルずつ、木下恵介、今井正、今村昌平、稲垣浩、
清水宏らは1タイトルずつです(吐夢は不本意ながら無い模様)。もっと多分見つかる
でしょう、日本に関してまずまずゆき届いていると思います(他国の作家ではチャップリンが
短編も含め18タイトル、グリフィス4、ヒッチコック24、ベルイマン8、ホークス15、
ルノアール15、ロッセリーニ9、フェリーニ5、ヴィスコンティ3、パゾリーニ0・・・)。
これかなり作品を厳選した小型の作品事典ですが「歌麿呂をめぐる五人の女」「女優
須磨子の恋」「夜の女たち」「わが恋は燃ゆ」などいわゆる不遇時代の溝口作品にも
かなり丁寧な批評を加えていますよ。映画作家寄りの事典なので、さすがに日本の俳優には
それほど言及してませんが、上記の溝口作品を語るとなればやはり「崇敬に価する
田中絹代」ということになりますし、また笠智衆も「小津の世界と切っても切り離せない
存在」と評され、志村喬の「黒澤における存在感」も見逃されてはおりません。ただ
スターとして独立して分析対象となるのは、やはり「ミフネ」です(残念ながら原節子
へのコメントは今のとこ見つかってません)。
582名無シネマさん:02/03/12 10:10 ID:v8p6Gx6A
>>581
ビューティフルドリーマーはうる星やつらのファンには不況だったと思うし、
高橋留美子本人もあまり気に入ってなかったのは事実。
この作品は完全に押尾守の作品と考えていいと思う。
押尾の出世作になった。
最近の非現実SFとしては
マトリックス、バニラスカイ、トゥルーマンショウ、ダークシティーとかかな。
583クルーゾー ◆jzAyxf0s :02/03/12 12:09 ID:Z6iNz4DR
私はどうしようもない愚か者です。全く恥ずかしい限りです。
ヴァカでのろまな亀以下です。
ロミーなどと呼んだ自分が情けないです。
ミス・ディレクション・ネタから「太陽がいっぱい」の情報を読んでたんです。
そう、もうお分かりになられましたね。
あの映画に、ロミー・シュナイダーが出ていたという記憶が全く無いんです。
あんなに何度も見た映画なのに・・・鬱
修行が足りないな。

ロミー・シュナイダーへの懺悔をする前に、少々レスを。
話題に出ていた「最高殊勲夫人」、
21日に東京MXテレビで放送予定なんですが、
東京に居ながら映りが悪いので見れない・・・

>>568 名無シネマさん
全ての映画を難解な物と分かり易い物とで線引きをするつもりもありませんし、
出来はしないと思います。観た人が決める事でしょうし。
しかし、筋や、人物関係が錯綜しすぎていて、
内容をつかみづらくなっている映画や、
銀幕最高さんのお書きになっているような、
意図してシナリオを難しくしている映画もあるとおもいます。
実際に見終わった後に、難解に思えた映画や
テーマが一つに絞ってあるので筋が分かり易く感じた映画も
あったのではありませんか?
あくまでも、皆さん私見として感じたままをお書きになって
おられるんだと思います。
決して、そこからその映画をつまらないものであるとか、
駄作であるとはお書きになってはいないと思います。
「簡単な映画」というのも、簡単に気軽に見れる映画、
筋が分かりやすい映画という意味ではないかと思います。

「ビューティフル・ドリーマー」のはなしや、
「飢餓海峡」「砂の器」の話はまた後で。
584ホリヰ:02/03/12 13:00 ID:jJkvy3bf
>>571
「三つ数えろ」の筋を飲み込めなかったの私だけじゃなかったんだ…。
安心した。

>>577
「紀子」さん、そのBBSで「泰通」のHNでカキコされてるけど、
大分このスレにご立腹の様子ですな。
それもまたよし。
映画ファンってみんないいたいことが山ほどあるんですね。
この「俺聞け」スレは1さんのお人柄のようにマターリいきましょう。
「去るものは追わず。来るものは拒まず」で…。

585クルーゾー ◆jzAyxf0s :02/03/12 13:38 ID:A+CIjudC
なんか、ご立腹の原因を担っているようで恥ずかしいです。
書かれてある文章も難しくて、よく分からないし・・・


「ビューティフル・ドリーマー」が
「うる星やつら」のファンの方たちの間で、
どのような評価を受けているかは知らないのですが、
(なんせあのマンガ、全然興味が無いもんで)
やはり押井監督色が強いというのは聞いたことがあります。
なんでも押井監督は劇場用ルパンのオファーもされていたそうです。
しかし、宮崎駿の描くルパンが好きでなかった押井監督は
ルパンVSルパン、ルパンが自分自身を盗む
というなんともシュールなものを企画したそうです。
もちろんボツ。
とはいっても、VS複製人間もかなりシュールですけど・・・

「飢餓海峡」「砂の器」
三國連太郎、加藤剛、それに緒形拳のイメージは悪役の方が強いです。
岡田英二も
加藤剛は悪役というより、陰のある役と言うべきかな?
586ホリヰ:02/03/12 20:52 ID:jJkvy3bf
>>585
>なんか、ご立腹の原因を担っているようで恥ずかしいです。
気にしない気にしない。
クルーゾーさんが悪いことなんてないですよ。
紀子さんの性格にも問題があるのでは?でもあのキャラクター嫌いじゃないけど…。

押井ルパンの話し興味深いですね。知らなかった。
「ビューティフル・ドリーマー」の元ネタなんだったっけ。
のどまで出かかってんのにでてこない。
587銀幕最高:02/03/12 21:21 ID:x9ITvXKs
>>582名無し氏、>>585クルーゾーさんによると、押井守は高橋留美子にも
宮崎駿にも楯突いたワケですな、なんか面白そうになってきた(文春ビジュアルで
森卓也が「うる星やつら2」をアニメーション10に選んでますな)。

え、ロミー・シュナイダー「太陽がいっぱい」の中にいたの?どこに?

>>580吐夢さん
「良い人材を生かしきれない日本映画界」について
よく三船の後年や今の健さん、吉永小百合について「逸材を生かせる監督がいない」
というコメントを読んだことがあったけど、どんな俳優にも「旬」があると思うし、
「旬」でなくなる時がくるのも「盛者必衰のことわり」。後年の三船の写真を見るたび
、あんな俳優スクリーンで見たいと思わなかった。もう健さんなんか、今見る限り
伝説を損なわぬことだけに全力をあげる時だと思う(CMにしか出ない、とかね)。
でも決して旬=若い、では無いのは笠智衆、杉村春子を見れば一目瞭然だし、田中絹代
、M・ブランドのように見事に返り咲くってこともあるし、またベティ・デイヴィス
みたいに老いを逆手にとる人もいりゃ、他の世界で一流になる(裕次郎=テレビ、
M・ディートリヒ=歌)、監督や作家など知性を売り物にする(R・レッドフォード、
S・マクレーン等)、脇役でもキャリアを続け感動を呼ぶ(L・ギッシュ等)など色々
できる。ただその一方で実は旬であるにも関わらず、お呼びがかからず二流で
とどまってる人もいるだろうし、とにかく既に輝かしいキャリアをもつ一流俳優の
名前にこだわるのは止めて、埋もれた人材を発掘して欲しいモンですなあ

>>577ふーん、「続・古き名作・・・」読み終ったとこの俺には、紀子のことが
まだ良くわかんないや。たしかに知識もってそうだ、少なくとも俺より。しかし
文学になぞらえて「失われた時を求めて」と「地獄の季節」か・・・

そして遅れて来た奴ですが・・・
げぇ、「シェーン」て最後死んだのかよー G・スティーヴンス改めて見直したぞ

(ひとりでやってる)お題「扉」
グランドホテル形式と呼ばれる映画は、場所を限定して人間模様を描くワケだから、
扉、窓が必然的に重要なモチーフとなってくる気がします。もとの「グランドホテル」
では特に入口の回転ドアが表情豊かに回ってた気がします。グランドホテル形式って
どんな映画があるんですかね?「駅馬車」もその要素があるでしょうかね。「グランド
ホテル」ていや、あの落ちぶれたダンサーを演じたG・ガルボの初登場シーンも
インパクトあったんですが、作品もかなり進んだあたりで、ホテルの一室へカメラが
入り込み、メイドが「マダム、公演のお時間ですよ」と声をかけると、シーツの
闇の中からガルボが枕もとのライトを点けて起き上がり「疲れ切って死にそう」、
主役スターの第一声としてはかなり異色でした。でもなんたってスモーキーさんの
挙げたO・ウェルズ「第三の男」、やっぱこれ、冒頭から引っ張りつづけて、作品半ば
でやっと・・・走り去る長い影、猫の鳴き声、周辺住民が目覚める音、点灯される
ライト、そしてついに現れるニヤリと不敵な笑みを浮かべる顔・・・作品そのものより
この神秘的な登場シーンが秀逸だったと思います。
588銀幕最高:02/03/12 21:35 ID:uHlEQlxU

>>584ホリヰさん、
「三つ数えろ」てビデオ2種類見かけたんだけど、一方は映画史における位置づけを、
他方は筋を長々書いてた、後者は何考えてるんだろ・・

ところで最近学びたいと思ってるのが、より幅広く奥深いフランス映画史です。
フランス映画というと30年代の黄金期(クレール、フェデー、カルネ、ルノアール、
デュヴィヴィエ)と60年代のヌーベルバーグ(ゴダール、トリュフォーその他)が
目立ってしまいますし、あとは40年代のオータン=ララ、クルーゾー、50年代の
ベッケル、クレマン、A・レネ、60年代のブレッソン、ヴェルヌイユなどをバラバラに
見たのですが、フランス映画史てもっと奥深いですよね。サイレントにはA・ガンスや
C・ドライヤーがスゴイものを残してて、クレールも20年代の方が前衛的で評価され
てる、て言う人もいます。
一方80年代以降はレオス・カラックスやジャン=ジャック・ベネックス(ついでに
リュック・ベッソン)が世界的にトップクラスだし、ゴダールやE・ロメールも健在
ですね。これら「一歩踏み込んだ」フランス映画史に惹かれてるんですが、レンタル
ビデオ文化が発達してない土地がら(どうせ家にビデオ無いし)、思う存分見たい
ものが見れないんです。そこでどなたか、これら「より通な」フランス映画作家の
作品を知ってる人、好きな人、何でもいい、語ってくれませんか。せめて見てるような
気分になりたい
589名無シネマさん:02/03/12 22:39 ID:ijg+ocZ1
                                 _,,--=''ヽ,_
                                ,/   ~ヾiソ-,,,,_
                             _,,-/      i   ~''-,,_         _,,─''~
                            / /       |      \    _,,-''~_,,─''~_
                          /~  ノ        i,       ヽ,,,-''~_,,-''~_,,─''~
                        /~   ./          ゝ       .'i,-''~_,,-''~
                       ./    i'         i,  |     ヾ, |-''~
                       /    | i ,      i  |;-''~  ,  ,  :| :!|
                      レi     `i,|,     ノレ'~   , ;|  :| /レ' |
                       レ| i , ,  ~''^''^''~       |i, i| ノレ'   .|
                       !レ'| :! i  i ,;i .i .i i |i, i'| .i'|.ノレ'iノ|     |
                        .i .'! |, |i, :|'! |:| |i :|i :|i | |:! |!' !'    |    .|
                        |.ソヽヽゝ!ゝ!.レ |.|.|.| !| .|! ' _,--,,_  ヽ   .|
                        _,i.| /ゝ,,,_   ` ` ` _,,,-''_,,,--''''  |   /~!
                      _,,ノ |; '~''''--二=,,,i   /-''二-;;;;-''ソ  |  i.i, |
                     ノ ~!  ||  ゞ ̄'i''i'ゞヽ  '`∠-,,,,ゝ'-'   .| ,i'ソ.i'
                     .i人_ヽ,,_;'|   ^'''''''^/` |  ''ヽ      ヽ | | /iヽ,
                    .ノヾ ~~ヾ,,! /      .|    ,      ノ .| | .ノノ.| i,
                  _/ヾ'ヽ,  _-'''i,   。   i,     i;,     '  !i'~  ,i  i,
                _/ヾ'ヽ, _,,<   '!,ヽ    ノ'~ゝ-'''⌒ ヽ      ノ  ノ   |
              _/ヾ'ヽ, /~ヽ, ゝ   i,   .i'        ヽ    / ./    .|,
             /ヾ'ヽ, /~    ヽ ~''''^ ゝ,  |ヾ''~ ̄ ̄~~`ヾ .i  //     ノ\
           _/ヾ'ヽ, /~       !    i ヽ,   ,,-─-,,,_    ノ'' /     /  \
         _/ヾ'ヽ, /~         \   ヽ  \i  /     ノ//    _,,-''     ヽ
  i''i,    ._/ヾ'ヽ,./~            'i,     /ゝ,_     / /  _,,,-''~
 .| i  /~ヾ'ヽ,./~               !,    /  i'|.~'''''''' ̄ / _,,,-''~
 |  | !~ヽ  ゝ'                  |   .i'  /||   _,,ノ_,-'
 .|  | ゝ,,_ノ                    |  /  / || _,,-'-'''~      _,,,,───,,,,_
 ┤ |                        ヽ/  i ||/     _,,,,─''''
 ヽ,  |ゝ                       .|  _i_/   _,,,,-''~
   i  | |                       | /
   .!  'i|                       .i/                       ヽ
   '  i,,,,-─,,,,_                 ./             _,,-'''' ̄ ̄''      ノ
   _/~.     ~''-,,,_            /                         /
  /           ~''-,,_        /                   i     _/
 i'               ゝ,_    _,ノ                    .ノ   _/
 |                 ~''--/                     /  _/

590スモーキー:02/03/13 01:31 ID:GV3DEGwX
>>578 クルーゾーさん
薫製ニシンの詳しい説明ありがとうございます。
俺は言葉の意味を限定しすぎてたのかな。
もっと広い範囲で使う言葉のようですね。

>1さん
すみません、また嘘を書いてしまいました。
ふと嫌な予感がして「雁の寺」のビデオを確認すると、
予感的中、エロ坊主は三島雅夫でした。
もー自分の記憶は信じられん!
591:02/03/13 19:36 ID:1b/mHC6Y
>>580 叶夢さん
「飢餓海峡」の三國連太郎は極悪人っていう程じゃないと思うけど、左幸子を
殺してしまうのも、和賀英良が恩人を殺してしまうのも、自分がその立場に
立ってみらた、どうするかは解らないですね・・・

>この3人を観るといかに今の映画界が良い人材を使いこなせないかが分かる。
俺は、作る側よりも、観る側に問題があると思うんだけど。

>>583 クルーゾーさん
「太陽がいっぱい」のロミー・シュナイダーって、よく観ていないと見過ごして
しまいますね。あまりにどうでもいい役柄でしたね。

>>584 ホリヰさん
「紀子」さんご立腹ですか・・・いいじゃありませんか、人それぞれですね。
でも「紀子」さんって、嫌味じゃなく本当に何事にも詳しかったですね。

>>585 クルーゾさん
何も恥ずかしい事なんかないですよ、「紀子」さんは俺に立腹していると思い
ますよ、別に誰に立腹していてもいいですが・・・
でも俺は全然気にしてませんよ。俺難しい事、全然解らんですから、
観た映画が面白かった、面白くなかった。この二つの事しか感じないのですから、
仕方ないです。
「紀子」さんは得意分野の事は良く知っていましたね、もうただただびっくり
でしたね。最初はジョン・ガーフィールドって濡れ濡れよ、なんて軽い感じだと
いいなぁ〜、と思っていたんですが・・・(紀子さんと違っていたらゴメンナサイ)

>>590 スモーキーさん
「雁の寺」、エロ坊主は三島雅夫ですか、いいですね。あのスケベそうな喋り方
いいじゃないですか、想像出来ますよ。グダグダ言いもって若尾文子に迫って
行く様子が手に取るようです。三島雅夫でこれだけぴったりの役もないでしょう。
でも雁治郎でも、エロ坊主いいですよ。雁治郎でも充分想像出来ますよ。
592銀幕最高:02/03/13 23:08 ID:nZP49vUg
再び>>582名無し氏、>>585クルーゾーさんへ
「うる星やつら」からルパンにスライドしちゃって申訳無いけど、ルパンは
TVシリーズの1と2でなんであんなに変っちゃったんだろ、て思ったことが
あるんです。数年前ビデオで見直したんだけど、シリーズ1はホントに緊張感が
あって素晴らしかった。ルパンが捕まってゼニガタの見張る狭い牢獄から
数ヶ月(?)かけて脱出する物語が印象に残ってて、限られた空間での展開、
ゼニガタとの相克、やつれゆくルパンなど、まるでブレッソンの「抵抗」を見る
ようなゾクゾクした楽しみがあった。五右衛門はルパンの見方なのか敵なのか
はっきりしなかったし、峰ふじ子も、どこからかやって来てはスルリと逃げていく
得体の知れない小悪魔的女だった。それに比べて、シリーズ2が弛緩しきって
見えたんです。なによりゼニガタが間抜けな引き立て役になり下がったこと・・・
敵役のダメな作品はスリラー、ギャング映画でもしまりが無いですよね。五右衛門も
峰ふじ子もルパン・チームの枠内に収まってしまってミステリアスじゃ無く
なっちゃった。
これって監督が代わった、とかいう原因でもあるんですか?

>>583クルーゾーさん、「太陽がいっぱい」ってミスディレクションなんですか?
気がつかなかったけど

>>591の1さん、
>俺は、作る側よりも、観る側に問題があると思うんだけど。
興味深いご発言、少し説明してくださいよ

593銀幕最高:02/03/14 18:51 ID:gIsuoyup
昨日から書込み少ないので、連チャンいきやーす!
「難解な映画と、わかり易い映画」の話題がありましたな
(>>568名無し氏、>>583クルーゾーさん関連)

俺個人は「難解な映画」も好きなとこあります。
一般に「難解な映画」に挙げられやすいものとして、話題に上ったフェリーニの
「甘い生活」「81/2」、ブニュエル+ダリの「アンダルシアの犬」、ベルイマン映画
などがありますが、自分が見た範囲では(「81/2」は途中で挫折)、「アンダルシア
の犬」は○、フェリーニの「甘い生活」は×なんです(極端に言えば、です!)。
「アンダルシアの犬」はワケわかんない、なのに強烈に何か訴えかけてきた、安直に
伝統をなぞろうとする類の芸術に必死に抗ってる「叫び」のようなものが伝わって
きた。「甘い生活」には、それが感じられなかった。どっちかっていうと「うまい
もんだろー」「いい感じだろー」て言ってるようなフェリーニが鼻についた。
でもこれは「青春群像」「道」「カビリアの夜」から入った俺が、フェリーニが手の
届かないところに行ったようで落胆したのかも知れない、「甘い生活」から入った人、
「甘い生活」以後しか見てない人には強烈なインパクトを残す作品として素直に見れ
るのかも知れん。
もひとつベルイマンの代表作「野いちご」ですが、いい映画だな、と思ったんですが、
あの有名な「シュールレアリスト的な手法」の夢のシーンだけ鼻につきました。
やっぱインテリジェンスをひけらかされてるようで。あんなシーン無くても、いや
あんなシーン無い方がよっぽど好きでした・・
594フリークスは衝撃的だった:02/03/14 20:20 ID:aAXuadih
スレ違いだと激しく思われますが教えて下さい。
80年代のアメリカ映画でストーリーは消防士の兄貴が勤務時間外に出動して
重症を負ったが署長が労災を認めてくれず、それに憤りを感じだ弟が
落書きで抗議するいう感じの映画です。
断片的にしか覚えていないのですが結構感動した気がします。
もう一度、あの感動を確かめたいのでこの映画を知ってる方がいらしたら
題名を教えて下さい。よろしくお願いします。
595名無シネマさん:02/03/14 20:34 ID:z7fZrZan
>>594
それは「ターク182」ではないでしょうか。「182」は数字違いかもだが。
テレビ放映時は別の題名だった気もしますが、原題が“TURK 182”だったかと。
主演の弟はティモシー・ハットンですね。
野球場の電光掲示板とか、記憶にないかね、キミィ!
596カンパチ:02/03/14 20:51 ID:0Rtg4ulm
1930年製作の「西部戦線異状なし」。
舞台がドイツで学生が兵隊に志願。最初の戦いで、友達が死んだとき、
上官が「友達では無い。死体だ!」というところが、良かった。ラストも良かったが・・。
1930年といえば、ナチスが序々に台頭してきたころ。
この映画ってひょっとして、対ドイツ戦を念頭に置いたアメリカ政府が
ドイツ国民の戦意高揚を押さえるために
ハリウッドと一体となって製作された国策映画?と思ってしまった。
そもそもドイツで上映されたんでしょうか?
597ホリヰ:02/03/14 20:55 ID:UlJt13jF
>>592
銀幕最高さん
実は「ルパン三世」の雰囲気が変わったのは、最初のルパンの1クール目あたりからで
そのころは一番最初の「ムーミン」とかをやっていたプロデューサー(名前失念)が
いなくなり宮崎駿等が参入し始めてからですね。
ルパンに人気が出始めたのはこの頃からです。
最初の頃は確かに渋いつくりでしたが子どもだった私にはついていけませんでした。
エッチだったし…。
私は、シリーズ後半のやや子どもを意識した演出でルパンが好きになり、
再放送であらためてみて初期の頃もいいなと思うようになりました。

シリーズ2はほとんど別物でしたね。ずっと見てましたが…。

>>>591の1さん、
>>俺は、作る側よりも、観る側に問題があると思うんだけど。
>興味深いご発言、少し説明してくださいよ。

1さんは自宅にパソコンがなく職場で周りの目を盗んでカキコしておられるそうです。
木曜日は1さんの定休日なので返事は明日になると思いますよ。

実は私も職場でカキコしてたりして…。
598名無シネマさん:02/03/14 21:02 ID:MEvIKrGZ
日本映画でオススメを教えてください(カラーとモノクロで1作品づつ)
599ホーリーマウンテンは怖くて見れなかった:02/03/14 21:37 ID:Ns59TZl1
>>595
それだっ!!題名に数字がついてた記憶があります。
掲示板は残念ながら記憶にないですが、壁に引っ付いて最後の落書きをしてる
シーンを思い出しました。
ここ10年近く新しいビデオ屋に行く度に探していたのですが、たった14分でわ
かるとは・・・。
2ちゃんはスゲェって改めて感じました。

>>595さん。本当にありがとうございます。早速ビデオ屋で探してみます。
600ミルクココア ◆KMhlJLXI :02/03/14 21:45 ID:7AvR3vfv
  600げっと〜!
   ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄
  __∧∧__
/\(゚ー゚*)  \         (´´
\/| ̄∪ ̄ ̄|\     (´⌒(´
  \|____|≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
         (´⌒(´⌒;;
    ズザーーーーーッ
601銀幕最高:02/03/15 04:19 ID:y1evdQRt

>>596カンパチさん、
>(「西部戦線異常なし」について)この映画ってひょっとして、
>対ドイツ戦を念頭に置いたアメリカ政府がドイツ国民の戦意高揚を押さえるために
>ハリウッドと一体となって製作された国策映画?と思ってしまった。
>そもそもドイツで上映されたんでしょうか?
成程、そんな風に考えた事は無かった(実は映画も見た事無いけど)。
原作のエーリヒ・マリア・レマルクは1929年にドイツで小説を発表して
出世したワケだけど、彼はナチス台頭と共にアメリカへ亡命するんだから、
この反戦小説が、国民の戦意高揚を抑えるために書かれ、それをハリウッドが巧みに
利用して映画化した、て説はあり得るでしょうね。それがヒトラーに上映差止め
されたかどうか、はまだ聞いた事が無いです、皆さんどうですか。
あとついでにレマルクの原作はやはり禁書にされたんでしょうかね、多分。
でも例えばナチスを逃れたからといってフリッツ・ラングの20年代の作品を
ヒトラーが上映中止にした、てのも自分聞いた事がありません(どっちかって
いうとヒトラーは彼の映画が好きだった、とは聞いた気がする)
602銀幕最高:02/03/15 04:23 ID:ABpxRntf
>>587ホリヰさん、御答え有難うございました
>実は「ルパン三世」の雰囲気が変わったのは、最初のルパンの1クール目あたり
>からで・・・
恥ずかしながら「1クール」とは具体的に何話を指すのでしょうか?
僕が変わってしまったと思ったのは、「ルパン」がサスペンス→コメディに、
ルパンの服が淡い緑→派手な真赤に、エンディング・テーマがバラード→ポップに
変ったという諸要素を含んでます。
>私は、シリーズ後半のやや子どもを意識した演出でルパンが好きになり、
>再放送であらためてみて初期の頃もいいなと思うようになりました。
僕もそりゃ、楽しいルパン、毎週見てましたよ。
でもビデオが出て最初のルパンを見たら、あまりの質の高さに、シリーズ2見直して
ガッカリした、てのが正直な感想なんです。
先日「カリオストロの城」を「掘り出しもの」なんて書いたけど、確かにいい映画
だったけど、ルパン「シリーズ1(の初期?)」には、やっぱり劣るな、と
思ったんです。宮崎駿がルパンを変質させてくれたワケですな(笑)。
付加えると、宮崎駿、特に嫌いじゃないですよ(「紅の豚」なんか特に)

>>545、>>595、>>595
速攻解決めでたし。俺見当もつかんかった

603紀子:02/03/15 04:39 ID:fx/lazvm
偏屈なのでご迷惑おかけしてま〜す。
>>601
ハリウッドでは、ヨーロッパで拡大する第二次世界大戦を尻目にアメリカが孤立主義を貫き、中立の立場をとって
いたときから、反ナチ映画を作ってました。「カサブランカ」はまだアメリカがナチに宣戦布告する前の作品だし、
「チャップリンの独裁者」もそう。つまりハリウッドは(いつの時代も)政府より大衆の好みを嗅ぎ分けて映画を
作るので、こういう傾向があるのね。しかしチャップリンの場合みたいにその後、それが非米活動委員会から睨ま
れたりする結果も生むわけよね。

「西部戦線異状なし」は、アメリカのメジャースタジオでも最もフィルム管理が悪いユニバーサルの製作。ハリウッドでは
80年代以降、旧作の復元に力を入れ始まるんだけど、それを後押ししたのが政府の補助金。ところがユニバーサルは自社の
作品を復元・補修するために子会社を設立したの。そしてそこに復元の発注をしたのね。これは補助金を使ってユニバーサルが
利益を生むということで、ずいぶん批判されたみたい。しかしそのおかげで近年「西部戦線異状なし」の復元版が日本でも見られる
ようになったわ。評判の悪いIVCから発売されてるけど、これは他社から出ているものより良好で、ほぼ完全な版。
604紀子:02/03/15 04:51 ID:fx/lazvm
続き

「西部戦線異状なし」は政府とは関係なく、ユニバーサルの社長カール・レムリの企画。
同じ年、ドイツ映画界でも第一次世界大戦でドイツ軍が敗北する反戦映画の傑作「西部戦線1918年」を
製作してるから、同時期に米・独で同じテーマの作品(両方とも傑作)を製作し、「〜異状なし」はドイツ、
「〜1918年」はアメリカでも上映されたわ。というのもヒトラーが登場して政権を取るのはもう少しあとだから。
605紀子:02/03/15 05:15 ID:FDyuiERK
悪名高き巨大BBSの「クラシックファン」と称する人々がカキコする
スレに、「人情紙風船」を見たのだけど、画面が平坦と書かれて殺意を
覚えました。冗談で刺されてもしらないぞ、とカキコしたら、恫喝する
な、この時代はいろんな撮影方法が工夫されているのにそれに比べても
「人情〜」の映像は平坦でうすっぺらだという感想を述べたまでだ、と
レスされた。世の中、映画を愛する人間であっても映画に愛されない人
間もいると痛感した次第。

某巨大BBSは映画ファンと称して鑑識眼のない連中ばかりだから放置です。

放置しようと思ったけど晒しあげ 

ホンマ殺意を覚えるわ。
606名無シネマさん:02/03/15 05:50 ID:o9GFFHfs
フリークスやホーリーマウンテン以外に衝撃を受けるような
映画はあるでしょうか?
知ってる方おられましたら教えて下さい。
607名画紹介 七五調 23:02/03/15 13:16 ID:8t2cqcPU
「アラバマ物語」

 30年代アメリカは アラバマ州の田舎町 男やもめの弁護士一家
 父のアティカス・フィンチは 妻には病気で先立たれ ふたりの子供と三人暮らし
 ジェムとスカウト兄妹は 腕白ざかりの小学生 近所で噂の不気味な屋敷
 行ってはならぬその家へ 幽閉された青年ブーを 一目見たさに探検す
 夜中に屋敷に忍び寄り あらわる影は大男 一目散に逃げ出す兄妹(ふたり)

 父のフィンチは貧しき者の 弁護を無償で引き受ける 信念持った正義漢
 ある日舞い込む弁護の仕事 白人女性の暴行事件 容疑者、黒人青年の
 トムの無実を信じる父は 周りの非難に耳貸さず 正義のために受諾する
 「裁判なんぞ面倒だ リンチにかけて縛り首」 息巻く者ども前にして
 父は牢屋の前に立ち 毅然と諭すその姿 ついに彼らは引き上げる

 トムが裁かる法廷で 白人娘とその父の 嘘を見抜いたフィンチは
 ふたりの証言、矛盾をついて トムの無実を訴える 「誘惑したのは白人娘
 トムに誘いを拒絶され 噂が立っては町には住めぬ トムの口を封じるために
 暴行行為をでっち上げ 全ては父娘(おやこ)の虚言なり 良心持って裁いて欲しい」
 ところが白人、陪審員 無実の証拠に眼をつぶり 有罪評決、言い渡す

 評決聞いた黒人トムは 正義が通らぬこの国と 自分の将来、悲観して 
 護送の途中に脱走し 銃弾、背に受け こと切れる どこまで理不尽、南部の白人 
 白人娘の父親は 正義の弁護士、逆恨み 「衆人監視の法廷で
 俺と娘を馬鹿にした ニグロの味方の弁護士め 仕返しせねば気がすまぬ」
 万聖節のその夜に 夜道を歩くフィンチの子供 兄妹(ふたり)を襲う卑劣な行為

 兄は殴られ気絶して 魔の手は迫る妹に そのときあらわる大男
 子供が好きな青年ブーは 暴漢殺してふたりを救う 事実を知った保安官
 彼はフィンチにこう告げる 無実のトムを罠に嵌め 死に追いやった報いなり
 自閉症の青年ブーを みんなの前に晒すより 事件にせずに幕引こう
 自分の子供を救ってくれた 青年ブーの顔をみて フィンチもそれに同意する

 幼きふたりの兄妹が 胸に刻んだ遠き日の 想い出深き、その事件 
 百万言の説教よりも 父の背中が教えてくれた 正しく歩む人の道 
 誇りと勇気と隣人愛と 正義をつらぬく強い意思 父の姿がいつまでも 
 兄妹(ふたり)の瞼に焼き付いて 暑きあの夏、想い出す 忘るることなき故郷の日々を 

 グレゴリー・ペックのオスカー演技 ブーは若きロバート・デュバル
 ふたりの子役も好演で 米国南部の悪弊と 人種差別を鋭く描き 深き感動、呼びさます
 ピューリッツァーを受賞した ハーパー・リーのベストセラー 『ものまね鳥を殺すには』 
 アラン・J・パクラの製作で ロバート・マリガン監督が 静かに綴る秀作なり
608ドコドン:02/03/15 15:19 ID:SxsS6Qle
>七五調殿
「アラバマ物語」
地味だけど、たいせつにとっておきたい名画だと思います。
ロバート・マリガンは「思い出の夏」も、よかった。
音楽も、未亡人も……
609:02/03/15 16:17 ID:pXAkSXOS
>>592 銀幕最高さん
「俺は、作る側よりも、観る側に問題があると思うんだけど」
あまり上手く言えないんだけど
前にも言ったんだけど、ゴールデンタイムに放映する映画にしても古い映画
なら「ローマの休日」「風と共に去りぬ」「ウエストサイド物語」くらいしか
視聴率は取れないと思うんだ、「ウエスト」はちょっと苦しいかな、テレビ局に
しても商売だから視聴率のとれない作品の映画は放映しないし、だから若い人は
古い映画や良心的な映画を観る機会がない。まぁ放映されても観ないと思うけど
「ローマの休日」は若い人にも受けると思うけど、
そこからヘップバーンで「昼下がりの情事」「麗しのサブリナ」まで行く人は
一割もないと思うんですよ、ましてG・ペックやW・ワイラーまで行く人は
皆無と言っていいでしょうね。

今の一般の人は、マスコミで大宣伝する映画しか観に行かないですよ。
自分で映画を選ぶ事をしないですね、マスコミの提供する映画を観に行く、
宣伝をしない映画は行かない、どころか上映されてる事すら知らない。
映画の位置付けがそんな感じになっていると思いますね。

俺たちの頃は監督で観る映画を選んだりしましたが、今の人で「砂の器」は
知っていれも、野村芳太郎を知っている人は、かなりの映画好きで一般の人は
知らないでしょうね、「砂の器」に感動しても、野村芳太郎の他の作品を観に
行こうと思う人はいないでしょうね。

以前は映画の広告は監督がメインでした。「小津安二郎監督作品」「黒澤明作品」
これで充分に宣伝になり、出演者その他は二の次で、客を呼べましたが、
今監督名で客を呼べるのは、宮崎駿くらいでしょうか。
今洋画で観客を呼べるのは、「全米〜第一位」「制作費〜億円」「〜主演」
「大SFX」「アカデミー〜候補」「観客動員〜」と
スピルバーグくらいでしょう、結局映画の内容なんかよりも、宣伝力ですよ。
結局は良心的な映画を作っても、ヒットしないでしょうね。映画会社も商売に
ならない作品は作らないでしょうし。
そう言う意味では、良心的な映画を作る才能ある監督にとっては寒い時代だと
思いますね。

なんや訳の解らん文章になってしまいました、すんません。
610紀子 ◆9qoWuqvA :02/03/15 16:19 ID:Qp0FDP7a
>>605
ニセモノ登場。センスのかけらもありゃしない。
611名無シネマさん:02/03/15 16:31 ID:23xLOo8Q
612紀子 ◆9qoWuqvA :02/03/15 16:47 ID:Qp0FDP7a
>>611
そのとおりですけど、間違ったことがあったら指摘してくださいね。
ところで「カラースコープ」って何よ?
613 :02/03/15 17:13 ID:UIh4YEIC
>>602
横槍かもしれませんが・・・
>恥ずかしながら「1クール」とは具体的に何話を指すのでしょうか?
テレビ局では1年間(52週)を4つに分けて、13週ずつその時期ごとの番組を作っているわけです。
テレビドラマがその顕著な例で春のドラマ、夏のドラマ、秋のドラマ、冬のドラマというように
季節が変わるたびに(3ヶ月=約13週)新しいドラマが始まります。
つまり13週=1クールがテレビ局の基本単位なんです。
視聴率が良ければ2クール、3クール、4クール(1年)といくわけですが、
視聴率があまりにも悪ければ1クールで打ち切られることもあります。

それでルパンですが、この新しいアニメにテレビ局もスポンサーも大きな期待をしていたようです。
しかし演出があまりにも大人向きだったのです。当時は今よりもアニメが子供向けであるといわれていたわけですから、
かなりの低視聴率になってしまったと言うことです。
 当然スポンサーサイドから苦情があり、路線変更・演出交代ということになりました。
そこで大隈と言う人がそれまで担当だったわけですが、
高畑勲・宮崎駿コンビが演出となりました。これは多分8話からだったと思います。
8・9話あたりは既に制作が動いていたので修正に留め、
その後は完全に高畑・宮崎路線になっているはずです。(記憶では)
ですから珍しいことだと思いますが、1クールが終わらないうちに演出が交代したことになります。
人気がでたのも、高畑・宮崎路線になってからです。
だから第1シリーズは途中まで大隈演出、途中から高畑・宮崎演出です。
第2シリーズには全く関わっていないので、別物です。

カリオストロは第1期シリーズのネタが見られ宮崎ルパンの集大成とも言われます。
なお後の第3シリーズのルパン(新)では
145話・155話(最終話)で脚本・演出を担当しているのみですが、
そこだけ傾向と出来が違いますw 
ラピュタのロボット兵も出てきますので未見ならばどうぞ。
最終話はファンの怒りを買ったようですが・・・

長々と余計なことまでスミマセン。
614116:02/03/15 17:47 ID:mNtOZJUF
>>573 1さん
最近は邦画づいていらっしゃるみたいですね。
さて、「山の音」、「驟雨」(成瀬巳喜男)、「冬の宿」(豊田四郎)のうち、「山の音」に
ついては東宝からビデオが出ていて、僕の家の近所の公立図書館にも置いてあります。
「驟雨」のビデオ情報はわかりませんが、何年か前WOWOWで一度放送されています。
「冬の宿」は題名自体、僕にとっては初耳でした。
それと偶々なのですが、「山の音」と「驟雨」はCSの「衛星劇場」Chで今月放送されて
います。
ひとまず情報まで。
615:02/03/15 18:54 ID:4YJ46Xs7
>>597 ホリヰさん
ご丁寧に説明して頂き、ありがとうございます。

>>607 名画紹介 七五調さん
「アラバマ物語」昨日放映されていましたね。
いつも思っていたのですが、七五調はもとより、粗筋が簡潔に要所を外す事なく
まとまっているのに感心しますよ。
俺なんか、粗筋だけでもこんなに上手くとてもじゃないけど、まとめられない
ですよ。
これを読むと、その映画の忘れていた細かい個所も思い出してくるんですよ。

>>614 116さん
いつもいつも、すみません。
「山の音」は東宝ビデオですね、東宝なら遠くのビデオ屋さんにあるかもしれ
ません。
「山の音」「驟雨」、CS「衛星劇場」で放送ですか、残念ですよ。
でも、まだまだ観たい映画がたくさんあって、それもなかなかいいものですね。
616名無シネマさん:02/03/15 19:51 ID:GjMALEJg
よすれはっけん
617銀幕最高:02/03/16 00:49 ID:XmSI64rW

>>598氏へ、ちょっと考えたこと、書いてみました。
カラー「お葬式」(伊丹十三)・・・泣けた。皮肉に満ちた、ブラックユーモア映画
なのに。何か人間の弱さに対する限りない同情が込められてるようで

モノクロ「西鶴一代女」・・・映画バカの監督と映画バカの女優が、人生賭けちゃった
迷作。監督ー俳優の真向勝負というと、黒澤+志村喬の「生きる」などもあるでしょう
が、映画バカぶりがより深刻そうな溝口+絹代コンビに一票

>>603紀子さん、
「チャップリンの独裁者」は、彼自身、ナチスの実状を知ってたら作らなかった、て
言ってますよね。だから当時の政情へのメッセージっていうより、反戦メッセージ+
風刺喜劇の色が強い、まだ「娯楽映画」ですよね。で、ホントのチャップリンの
世界情勢への批判はブラックコメディ「殺人狂時代」で「わたしの事業は割りに
合わなかった」「一人殺せば犯罪者なのに・・・」等のセリフこそ、全身全霊を
込めた怒りの表現だったように思います。彼は民衆を代表してヒトラーに敵対した
ように一般に解釈されてるけど、ホントは当時の米国も含め政治家全員に「個人的に」
反発し、「センチメンタリスム」をもって対抗しようとしたワケですよね

>>607の七五調さん、>>のドコドンさん、
再び未見の映画が出てきて寒い思いしてたところ、「アラバマ物語」が「おもいでの
夏」と同じロバート・マリガン監督と知って、急に見たくなった次第で。「おもいで
の夏」、一回しか見てないけど、ジェニファー・オニール(?)、憧れました。扉に
ぶら下がってた短い別れのメモ、忘れられない。原題の Summer of 1942 て
そのままなんだがスゲエいいタイトル

>>609の1さん、
成る程ね、テレビ視聴率のことを言われると納得です。スイスと日本とは、
チャンネル数もケーブルTV普及率も違うから単純に比較できないけど、ただ、
こっちの新聞のTV欄の中では古くて知られてない傑作を、一般視聴者に宣伝しようと
いう意気が感じられます。たとえばその日放映される映画の評価を「3つ星」から
「星数0」まで赤字でわかりやすく表示してます。今夜なら「ビートルジュース」が
2つ星、「リオ・ブラボー」が3つ星、昨日ならシュワの「イレイザー」が1つ星
とか。で短いコメントもついてます。日本でもせめてA・ヘプバーンくらい知名度の
ある女優なら「麗しのサブリナ」「昼下がりの情事」など、上記のようなわかり易い
薦め方すれば、も少し興味をそそられる人が出て来るんじゃないかな?俺は新聞社に
なんとかして欲しいもんです、皆が目にする紙面ですからね!

>>613氏へ、スゴク面白かった、有難うございます。
そこまでお詳しければ、僕が>>592で書いた「ルパンの脱出劇」てご記憶無いですか?
あれは大隈なのか、宮崎なのかが知りたくなって来ました!(なんせ今異国の地に
いて調べたいモノも簡単に調べられず)
618銀幕最高:02/03/16 06:00 ID:EfNqm3G7
邦画の話題が盛上がりつつあるので、皆さんにお尋ねしたいことがあります。僕が
気になってる2人の女優のことです。
まず僕が後藤久美子と共に、いや女優としてはゴクミ以上に好きな田中裕子のこと
ですが、僕は田中裕子を、TVドラマ(向田邦子シリーズ等)やウィスキーのCMでの
印象だけで好きになったんで、邦画に目覚めたのが遅すぎたため、彼女の代表作
「天城越え」(三村晴彦監督、1983)を見てないんですよ。あの映画の女盛りの
田中裕子を今、見たくてしょうがないんですが、誰か「天城越え」を見た人いませんか?
もう一人は「沢田玉恵」という女優なんですが、僕が中学か高校の時分に大々的な
ふれこみで歌手デビューし、初めて見た時、十代の頃の山口百恵を見たようなショック
を受けたんですよ、声も良かったし。でも沢田玉恵の名は、半年ほどして忽然と
芸能界から消え、何かあったんだろうか、もう彼女を見ることは出来ないのか、
歌声を聞けないのか、とあきらめ切れぬ気持で・・・月日は流れ、十数年後、
「蛍川」(須川栄三監督、1986)という映画についての記事の中で、三国連太郎や
十朱幸代と共に主演した「沢田玉恵」は、可憐にも好演し「これ一作限りで引退した」
事実を知った時には衝撃でした、何というめぐり合せかと。今「蛍川」を、その
沢田玉恵を見たくてたまりません。それなりに高い評価を得ている映画なので、
どなたか見てるんじゃないかと、異国の地から情報求ム、です

ところで俺が>>588で尋ねた質問の答が全く無い。長々書きすぎたかな。
じゃ598氏にならって手短に、改めて。
「サイレント期または80年代以後のフランス映画で、オススメを教えてください
(1作品ずつ)」

619:02/03/16 15:38 ID:tJyLuyW5
>>598さん
読み飛ばしていました、すみません。

>日本映画でオススメを教えてください(カラーとモノクロで1作品づつ)
あまりに広範囲なので、難しいのですが、598さんが全然古い映画をご覧に
なっていないと仮定して
「七人の侍」(黒澤明)、先ずご覧になって下さいどのような好みの方でも、
面白かったと言われる自信があります。三時間くらいの映画ですが、退屈する
事もなく一気に観れる事と思います。
もしご覧になっていたら、もう少し的を絞れるヒントを下さい。
カラー作品も、もう少しヒントを頂けたら有り難いです。

>>617 銀幕最高さん
>上記のようなわかり易い薦め方すれば、も少し興味をそそられる人が出て
来るんじゃないかな?俺は新聞社になんとかして欲しいもんです。
俺は新聞社が宣伝しても無理だと思います。新聞を読まないし、又読んだ所で、
観ないと思いますね。
このスレに出てくるような映画の需要が無いんです。NHK教育テレビで名作と
言われている映画の放映がありますが、その視聴率たるや情けないかぎりです。
興行収益の上位の映画を見れば何が需要があるかは一目瞭然です。
今の人は何か話題性がないと観ませんね。
今の人がもし良心的な映画や名作を観るとしてら、自分に強い影響力のある人が
(芸能人が一番ですね)強力に薦めない限り無理な気がしますね。
620  :02/03/16 15:51 ID:2AjwAYd+
エレファントマンの主人公って本当にああいう病気だったのですか?
621  :02/03/16 18:16 ID:SlSFVqXf
高校2年なんですけど
こんな俺でも感動できる昔の名作を教えてください!!
622   :02/03/16 18:20 ID:brDdQ9wm
>>621
猿の惑星オリジナル1作目
623:02/03/16 19:22 ID:ipmeZoDl
>>620さん
>エレファントマンの主人公って本当にああいう病気だったのですか?
イギリスで実在した人物の物語だと思います。

>>621さん
無数にあるのですが、アメリカ映画、イタリア映画、フランス映画で一本ずつ
薦めさせて下さい。
米映画
「素晴のしき哉、人生!」(F・キャプラ)、もしご覧になっていたら、
「我等が生涯の最良の年」(ウイリアム・ワイラー)
伊映画
「自転車泥棒」(ヴィットリオ・デ・シーカ)
少し画像は悪く初めは少し退屈するか解りませんが、我慢して観て下さい。
きっと感動すると思うのですが。
仏映画
「恐怖の報酬」(アンリ・ジョルジョ・クルーゾ)
これも最初は少し我慢して下さい、段々と面白くなって来ます。途中からは手に
汗握りハラハラドキドキの連続と思います。
「TSUTAYA」あたりのビデオ屋さんには必ずあると思います。店員さんに聞いて
下さい。注意があります。
「素晴らしき・・・」には人工カラー版があるので、モノクロ版の方を
「恐怖の報酬」はアメリカ映画にリメイク版がありますので、注意して下さい、
フランス映画の方です、監督はアンリ・ジョルジョ・クルーゾです。
624:02/03/16 19:33 ID:xJk0Novu
>>621さん
間違えました。
「素晴のしき哉、人生!」→「素晴らしき哉、人生!}
「我等が生涯の最良の年」→「我等の生涯の最良の年」でした。

ジャンルを指定するか、もう少しヒントを頂ければ、もっとご期待に添えると
思います。何時でもご遠慮無く聞いて下さい。
625名無シネマさん:02/03/16 19:41 ID:aejjQNku
横レスですまんが「恐怖の報酬」はクルーゾーのよりフリードキンのほうが
断然面白いと思っている俺のような人間もいることを忘れないでほしいものだ
626銀幕最高:02/03/16 19:56 ID:wVZutGhW
>>606氏
「フリークス」も「ホーリーマウンテン」も知らないので、自分個人今のとこ答え様
が無いんですが、どのような衝撃をお求めですか

>>619の1さん、
うーん、新聞TV欄でもダメですか。俺個人はどんなに新聞がうっとうしい日でもTV欄
だけは必ず見るんですが。で、も少し気分の良い日は新聞を写真(主にスポーツ欄に
なる)だけかいつまんで走り読み、時々イケテル写真が載ってる時だけオッと立止ま
る。で僕が昨日書いた新聞(ル・マタンというもの)はTV欄に必ず「今日の一本」が
写真付きで大きく、プラス赤色の星付き(もちろん3つ星だけど)で載ってて、
なかなか目を引くシーンを見せています。
日本の新聞の概して平板なTV欄を思うとき、文字離れした我々は、この赤の星印と、
格好いい写真(ヒッチのとっておきワンシーンとかですぞ!)には惹き付けられる
ワケです。
NHK教育で日曜の午後にやってる映画など、こんな風に新聞でそのシャシンの格好良さ
の断片を見せてくれたらな、と思うんですよ。
うまく伝えられてないかも知れず、もどかしい・・また御意見書いてください。
また劇場公開の映画については、うーん、ちょっと打開策が思いあたらん

>>620なにかそのような本を読んだ記憶があるが

>>621氏へ、
高校生ならやっぱティーンの定番、ジェームス・ディーン主演「理由なき反抗」
(もう見たかな)。
あとジェラール・フィリップ主演の「肉体の悪魔」(高校生の年上の人妻との恋愛
悲劇)は、俺が20歳くらいの頃見たくて探し回ったのに、まだビデオ化されて無くて
、かなり後年にやっと発売されたが、その頃にはそれほど見たいと思わなくなってた・・
見た人からコメントをどうぞ。
この2本の共通点はJ・ディーンもG・フィリップも既に20代中頃の映画で、一世一代と
も言われる名演を見せて、でも共に高校生を演じてまったく観客に違和感を与えない
みずみずしい演技で今なお伝説として語り継がれてる点(俺が見た「理由なき・・」の
J・ディーンは、まさにその通りで、今もあの映画でのディーンは忘れられない)。
ついでに「少年が、年上の女へ憧れる」なら、つい最近ここで書かれた「おもいでの
夏」もオススメ

>>622 渋い。でもなぜこの一本?
627銀幕最高:02/03/16 21:06 ID:H5n5zsMV
>>619の1さん、
>このスレに出てくるような映画の需要が無いんです。
悲しい御言葉、でも思い当たるフシもある。ジュネス企画など良く揃えた行きつけ
レンタル店が潰れたんですよ、数年前。でも皆よく借りてたし、潰れてブティックに
変った時には非難ごうごうで、そのブティック、いつもガラガラ。
「このスレに出てくるような映画の需要」ですが、もちろん俺も生まれた時から銀幕
最高だったワケでは無いですよ。写真集、映画雑誌を本屋で見かけて、ふとした動機で
ズルズルと。だから「古き名作、良き映画」ファン待機群が、どこかに潜在してる
ハズなんですよ。その人たちの興味を刺激するには、新聞のTV欄の活用は目に触れ
やすく「ル・マタン」方法は友好かな、と

再び>>621クン
「哀愁」(1940、米)オススメ、ヴィヴィアン・リーは美しいぞー(まつ毛がちと
長い)、胸しめつけられるゾー
「シェーン」(1953、米)西部劇、美しい、カッコいい、面白い、かつ切ない

628名無シネマさん:02/03/17 02:18 ID:JX5szhNg
>>626
某乙○君やベトちゃんドクちゃんみたいな人ではなくもっとキツイのが
生まれ生きてる事を教えてくれる映画で表には決して出てきませんが
そういう人達もいるという事を知ることが出来る映画を求めてます。
コーンヘッド・小人・四肢欠損(達磨)等知らなくていい世界ですが
興味があります。

我ながら悪趣味だと思いますが…
629銀幕最高:02/03/17 07:45 ID:GGGIGMXO
>>628氏
これこそ2ちゃんの醍醐味ですね、だってなかなか人に聞けないですよね、でも
「悪趣味」だけじゃないと思う、誰もが心の奥でこういう作品を欲する部分がある
モノだと思う。
肉体的ハンデに限りますか?想像を絶する不幸な人、知能障害の人なども候補に
上げられますか?
肉体的障害なら(未見の)V・ユゴーの「ノートルダム・ド・パリ(またはノートルダム
のせむし男)」が何度か映画化されて佳作もあるはずです。ユゴーのような19世紀
ロマン主義作家は「肉体的醜悪」「発狂」をあえて描き出したから、これらの作家の
小説の映画化作品に望みがつなげるかも知れません(ユゴーといえば発狂した彼の娘の
数奇な生涯を描いたトリュフォーの「アデルの恋の物語」がありますが、これはまず
>>55の名画紹介・七五調氏を参照ください)。知的障害の女がひっそりと生涯を
終えるフェリーニの「道」もあります。人生転落の物語なら「西鶴一代女」(溝口)
はエゲツない名作でした。
ピントがずれてるかも知れません。
他の皆さんが良く知ってると思いますが

>>605の「にせ紀子」へ
個人的に、ハッキリもの言い過ぎて混乱を招きやすい人より、あんたのようなコソク
なことする人の方が、ずっと虚しいと思われる

3たび>>621の高校2年生君へ(なぜか妙に書きたいこの頃)
「欲望という名の電車」(米、1951)観る側の胸を突刺してくるような抜き差しならぬ
人間ドラマ、でもマーロン・ブランドはかっこいいぜ
「シェルブールの雨傘」(仏、1964)ハンカチ3枚用意して涙流しておくれ、ティーン
のカトリーヌ・ドヌーヴがかわゆいよー
「モダン・タイムス」(チャップリン、1936)とにかく笑い転げた、で最後はホロリ
「Wの悲劇」(日、1984、古くないが君が生まれる前 !?)ショービジネスの激しい
競争を描いた人間ドラマ。ドロドロしてるのに、見終った時には何故かスカッとする
「アメリカン・グラフィティ」(米、197?)これを見たら君は主人公に感情移入し
過ぎて、高校卒業式の翌日に遠い国へ旅立ちたくなるかもよ

630:02/03/17 11:42 ID:uY5784PD
>>625さん
>横レスですまんが「恐怖の報酬」はクルーゾーのよりフリードキンのほうが
断然面白いと思っている俺のような人間もいることを忘れないでほしいものだ
別段悪気はなかったのですが、申し訳ない。

>>626 銀幕最高さん
>写真付きで大きく、プラス赤色の星付き(もちろん3つ星だけど)で載ってて
>なかなか目を引くシーンを見せています。
しかし、これは銀幕さんが映画に興味があるからで、興味のない人は素通りする
と思うのです。新聞には経済面や政治面がありますが、そこにいくら目を惹きつ
ける記事があったとしても、興味のない人は素通りすると思うのですよ。

今の人の大多数は他力本願で、話題になっている映画=いい映画の感覚と思うん
です。話は飛びますが、以前に流行った「ガングロ」「ルーズソックス」も
自分が好んでするのではなく、流行っているからで、映画も観たいかじゃなく、
流行っているから、皆が観るから、音楽にしても俺達の若い頃に「100万枚」なん
て売れるレコードはなかったですが、今は発売と同時に100万枚くらいの歌手は
ざらにいます。「この音楽を聴かないと遅れる」「この映画を観ていないと・・・」
映画もこのジャンルの仲間入りしたように思うのです。

>>627 銀幕最高さん
俺の近所のビデオ屋さんに行くと、ここに出てくる映画は10本程しかありま
せん。最近の話題のあった米映画などは20〜30本程揃えてあります。
家から遠くにあるビデオ屋さんは「古い映画」が揃っていたのですが、ここも
あまりに回転が悪いとの理由で、本数が激減しました。

>「古き名作、良き映画」ファン待機群が、どこかに潜在してる
俺がそうでした。俺は30過ぎまで邦画、洋画を問わずここに出てくる映画は
殆ど観た事がなかったです。でもその時はどんな映画を観たら自分が満足出来
るのかが解らなかったです。
その時の事があったので、このスレを立てた次第です。

>>621さん
一本是非とも観てもらいたい作品思い出しました。
「草原の輝き」(エリア・カザン)
主演は今も活躍のウォーレン・ベイティとナタリ・ウッド、「高校生の性」が
テーマとなっております。

631116:02/03/17 17:17 ID:D92AemmN
この間、「アンナとシャム王」(ジョン・クロムウェル)を観たのですが、後にミュージカルとして、
リメイクされた「王様と私」よりも面白かったです。シャム王役はレックス・ハリソンですが、
若い頃の彼はいいですね、前も書きましたけど。王の友であり、首相役のリー・J・コッブも
出番はそれほど多くなかったですが、味がありました。アンナ役のアイリーン・ダンはうまいと
思うのですが、ちょっとあごの輪郭が気になってしまって。(1さん、ごめんなさい。)
来月、BS2では、以前ここでも話題にのぼった「陽気な幽霊」(デヴィッド・リーン)が放送される
予定で、改めてハリソンが若い頃の演技を観るのが楽しみです。
この他の放送予定作品の中では、「軍旗の下に」も興味深いです。題名を聞いたこともなかった
作品ですが、多才な人、ノエル・カワードが主演と共同監督(もうひとりはデヴィッド・リーン〉
を兼ねています。彼は「陽気な幽霊」でも、原作、製作を手がけているそうですが。
632116:02/03/17 18:17 ID:D92AemmN
>>628
姉から「こういう題名の映画はあるの?」と聞かれ、調べてみてその存在を知ったのですが、
出演者がオール小人の皆さんという異色西部劇「テラー・オブ・タイニー・タウン」(38年製作、
原題”The Terror of Tiny Town”)という作品があります。この方面の映画が好きな人には
”「フリークス」と並び称される幻のカルト作品”として知られているようです。
リンクを貼るのはよしておきますが、この題名をキー・ワードにして検索エンジンでサーチを
かけると、この他にもいろいろな変わった作品を掲載したサイトにたどり着くはずですから、
興味があれば試してみて下さい。
633名無シネマさん:02/03/17 18:24 ID:TYPBtZD8
「エレファントマン」のモデルになった人は映画の特殊メイクよりもはるかに
酷い面相だったそうですよ。
実際にハンセン病の人と会うと、TVや映画で描かれるハンセン病患者とちがって
その凄さにびびってしまうのと同じで、現実はもっと残酷で厳しい・・・
634名無シネマさん:02/03/17 19:13 ID:2rB4pYKO
エレファントマンはハンセン氏病じゃないだろ。
象皮病という、先天性の病気でしょ。
635名無シネマさん:02/03/17 19:27 ID:TYPBtZD8
>>634
ゴメン、ハンセン氏病はものの例え。
奇形を扱った映画はいくつかあるけど、実際には特殊メイクをはるかに凌ぐのが、
現実の奇形と言いたかった。
636銀幕最高:02/03/17 21:20 ID:2l345PLA
>>630の1さん、
おっしゃる事良く理解できました。それでも俺は映画や音楽の世間一般の趣味に
関しても、もう少し「楽観主義者」ですよ。他の話題と違って抽象的な議論なので、
またちょっと後で書き直させて下さいね
>「草原の輝き」俺が見たくなりました、三十路なのに。N・ウッド+「高校生の性」
と聞いただけで・・ウゥ J・ディーンの「理由なき反抗」も彼女がいなかったら魅力
半減でしたよ。あと1さん、高校2年生氏のために「肉体の悪魔」(既見でしょ?)
の魅力を語ってあげてくださいよ

>>631の116さん、
とはあまり関係無いけど、ミュージカル+リメイクつながりで、俺は「スター誕生」
は37(?)年版ジャケット・ゲイナー+フレデリック・マーチの方が雰囲気が好きなの
ですが、J・ゲイナーの抑えた演技が良いし、F・マーチは(過去のこのスレで何度か
話題になってて嬉しかったです)も迫力あって、何よりこのコンビがピッタリはまって
たんです。つまり53年版は完全J・ガーランドの一人舞台ミュージカルの色が濃くて、
J・ガーランド大好きだけど、ジェームス・メイスンとのコンビがあまり息が合って
おらず、このG・キューカー版は作品全体としては37年版(監督誰?)より締まりが
なく思えます(私は何でも締まりの良いものが好きだ・・)

再び>>628氏へ
シャーロック・ホームズの短編「唇のねじれた男」が、それらしき雰囲気を味わわせて
くれるかも知れません(それならTV映画化されビデオも出てるのでは)。「忘れられ
た人々」でのブニュエル監督の身体障害者への視線も容赦無いものがありますが(これ
もまだピントがずれてるか)。>>632で116さんが呈示されたリンクに行かれるのが
一番でしょうかね

>>633、634、635、
つまり>>628氏含めた皆が求めてるのは、ふだん表立って描写される事の無い潜んだ
現実を容赦なくエグリ出す作品、なんだろか
637銀幕最高:02/03/17 21:30 ID:26Tzlq0b
新参者がやっと過去スレ全部読み終って、遅れてやって来たシリーズ

いまさら>>204クルーゾーさん、
ご安心下さい、アンリ・ヴェルヌイユ死去当日、スイスのチャンネルではゴールデン
タイムから深夜まで、急きょ編成切り替えて、特別番組、ドキュメンタリーを流して
おりましたよ(てことは皆もう危ないと知ってたのですな)

いまさら>>382アカデミー賞月間ですね、「アカデミー賞とった作品には大した
モノが無い」は同じ印象を持ってるけど、でもなんかありましたかね、「よくぞ選んで
くれだ」みたいの。ヴェネチアは溝口を日本人に再発見させたし、カンヌはブニュエル
を救い出した、このての発見てアカデミー賞にゃ無いですかねーやっぱ

いまさら>>392シネマ三四郎さん、
ファーブル昆虫記について、モニーさんという人の「本国ではほとんど知られてない」
というのは、氏が小学校の教師をしてられた以上、子供に関しては間違いないでしょう
ね。ただルイス・ブニュエルは自伝で文学について語った時、一番にファーブルを
出してきて「比類なき書物、(この世に生きるものへの愛に満ち)聖書よりはるかに
優れた良著」と彼らしいオマージュを捧げててます
638名無シネマさん:02/03/17 22:13 ID:4AoRZR71
映画を見はじめてまだ4カ月の新参者です。
アル・パチーノのスカーフェイスってどうですか?
また、ゴッド・ファーザーシリーズはどうですか?
昔の映画は見なれていないせいか、ピンとこないのですが
教えて下さい。
639ホリヰ:02/03/18 12:06 ID:tfH504Pu
>>617
銀幕最高さん
>>613さんのカキコでご理解されたと思いますが、「七番目の橋が落ちるとき」あたりからではないか
と思います。

>そこまでお詳しければ、僕が>>592で書いた「ルパンの脱出劇」てご記憶無いですか?
>あれは大隈なのか、宮崎なのかが知りたくなって来ました!

「ルパンの脱出劇」の『脱獄のチャンスは一度』はたしか第四話ですから大隈ルパンであると
思います。
宮崎っぽくなってきたのは、『七番目の橋が落ちるとき』あたりからではないかと…。

>>636
>シャーロック・ホームズの短編「唇のねじれた男」が、それらしき雰囲気を味わわせて
>くれるかも知れません(それならTV映画化されビデオも出てるのでは)。

畏れながらそれはシャーロック・ホームズの短編「まがった男」のことではないかと…。
「唇のねじれた男」は身体障害の話しではなく「乞食は三日やったらやめられない」という
はなしです。
640銀幕最高:02/03/18 16:19 ID:aNTgHenw
改めて>>630の1さんへ、
>今の人の大多数は他力本願で、話題になっている映画=いい映画の感覚と思うん
>です。話は飛びますが、以前に流行った「ガングロ」「ルーズソックス」も
>自分が好んでするのではなく、流行っているからで、映画も観たいかじゃなく、
>流行っているから、皆が観るから、音楽にしても俺達の若い頃に「100万枚」なんて
>売れるレコードはなかったですが、今は発売と同時に100万枚くらいの歌手は
>ざらにいます。「この音楽を聴かないと遅れる」「この映画を観ていないと・・・」
>映画もこのジャンルの仲間入りしたように思うのです。
1さんと俺とは数十年も世代が違わないと思うので「俺たちの若い頃」て言われても
、客観的に遠くから眺めることが出来ませんが・・
「ヒットした」から「観客が良いと判断する」では無いと思います。俺も映画に
のめり込む前、中高生の頃、大々的に宣伝されて皆につられて見た映画の中に「南極
物語」「ビルマの竪琴(中井貴一主演)」「ディック・トレイシー」「恋に落ちて
(デニーロ+ストリープ)」などありましたが、特に金払って損したという怒りも
湧かなかったが、「こんなものか」と、取り合えず話題作を観たというだけでした。
でも「映画なんてこんなモノか」とは思わなかった。映画が人々を熱狂させてきたから
には、きっと自分の計り知れない奥深い映画の世界があるんだろう、てことは心の
どっかで感じていた。ちょうど今、例えば哲学ならプラトンやアリストテレス、文学なら
ダンテなどが自分にはどこがいいのか漠然としか理解出来ないが、きっと数千年に
わたり人々を惹きつけてきたんだから何か心を震わすほどの力をもった何かなんだろう
、と感じてるように。
映画に関すれば自分は90年の暮れにテレビで深夜に放映された「メイム」(ジーン・
サックス監督、ルシル・ボール主演)という(多分それほど評価も高くない)作品に
何故かはまってしまい映画の持つ「力」を初めて実感し、続いてI・バーグマン主演、
ベルイマン監督「秋のソナタ」の放映を見てさらに思いを強くしました。翌91年初めに
本屋でモノクロ写真をまとめたジェームス・ディーン関連の本と、マリリン・モンロー
特集の映画雑誌を偶然手にして強烈な磁力に引きつけられ、ビデオデッキを衝動買して
、はまっていったワケです。
だから流行りにのって映画を見たりファッションを真似る者も、虚栄心や自尊心こそ
満たされ、一方で心の底で欲してる深い感動は満たされず、ストレス溜まることでしょう。
それを解消、心を満たしてくれる映画があるんだ、実はTVでも放映されてて、そこに
チャンネルを合わせれば深い感動に出会えるんだ、ということをTV欄等が「宣伝」して
注意を引きつける努力をするべきだと思うのです。

>俺の近所のビデオ屋さんに行くと、ここに出てくる映画は10本程しかありま
>せん。最近の話題のあった米映画などは20〜30本程揃えてあります。
>家から遠くにあるビデオ屋さんは「古い映画」が揃っていたのですが、ここも
>あまりに回転が悪いとの理由で、本数が激減しました。
この種の現象は良く見られることですね(僕も先日書いた通り)。
でも逆の現象も感じてるのです。ジュネス企画の活動や、サミュエル・ゴールドウィン
作品やブニュエル・メキシコ時代シリーズが次々と発売されたり、淀長クラシック100選
が出たり、「こんなことして誰が見るんだろ」と思ってしまうような、クラシック映画
の怒涛のビデオ発売に唖然とすることシバシバです。でそんなビデオを多く置いてる
レンタル店が潰れたりも確かにあるのですが、ツタヤなど大手のレンタル店でクラシック
・シリーズが「今月のオススメ」コーナーを堂々と占拠し、借りてる人も少なくない
ことから、これら古き良き映画ビデオの新規発売の風潮は決してマイノリティ、
マニアのみに関する現象では無いように感じます。
というワケで、俺は1さんより楽観主義者なのですが

で今見た書き込みのレス>>638の名無し氏、>>639氏のホリヰさん、へは
また後ほどに・・
641:02/03/18 16:31 ID:BXnwce4N
>>631 116さん
>ちょっとあごの輪郭が気になってしまって
俺はアイリーン・ダンの懐が深いと言うか包容力があると言うか、女性にそれを
求めるのはおかしいな事ですが、甘えさせてくれる感じが好きなんですよ。
ついでに、顎の輪郭まで好きなんです。

昨日遠くのビデオ屋さんに行って「東宝ビデオの『山の音』ないですか」と
聞いたら、「電話の方ですか?」と聞かれました。「いいえ」と答えると、
「別のお客様から、今しがた予約の電話がありました」と、びっくりしましたよ。
そこでキネマ倶楽部の一覧を見せてもらって「驟雨」と「宗方姉妹」を借りる事
が出来ました。
東宝ビデオの名前教えてもらったお蔭です、ありがとうございました。

>以前ここでも話題にのぼった「陽気な幽霊」(デヴィッド・リーン)
俺も「陽気な幽霊」のタイトルを見た時に思っていました。懐かしい気分になり
ましたよ。「幽霊と未亡人」の話からでしたかね。

ノエル・カワードの出演で思い出すのは「ハバナの男」だけですが、
「逢びき」の原作「静止画」、同じD・リーンの「幸福なる種族」の原作もそう
でしたね。

>>636 銀幕最高さん
>高校2年生氏のために「肉体の悪魔」の魅力を語ってあげてくださいよ
俺はあまりお薦め出来ないですよ、何故ならこんなおっさんでもヨダレ垂れ
まくりですよ。特にJ・フィリップが雨に濡れたシャツを干す為に上半身裸に
なったその背中に、清楚なお色気の塊のミシュリーヌ・プレールが
ネグリジェ姿でその背中を抱き締めるのですから、もう堪りませんよ。

俺はこの映画と同じクロード・オータン・ララ監督の「青い麦」は受験が終わった
後にと言う事で、いかがでしょうか。妖しいお色気が妙に頭に残って受験失敗し
たらえらい事です。

それだったら、同じジェラール・フィリップで「モンパルナスの灯」をお薦めし
たい、これだったらアヌーク・エーメも純粋に可愛いいし、恋愛パターンも
ノーマルだしモジリアニの生涯なので、社会科及び美術の勉強にもなるしで、
一石二鳥でいいんではないでしょうか。

前にも書きましたが「理由なき反抗」の時のナタリ・ウッドより「草原の輝き」
のN・ウッドの方が数段綺麗に見えました。
三十路での充分面白いですよ、五十路でもN・ウッドの美しさにワクワクする
くらいですから。

>(私は何でも締まりの良いものが好きだ・・)
俺も大好きです。

以前仰っていたフランス映画ですが、言われている時代じゃないですが、
アンドレ・カイヤット監督「裁きは終わりぬ」はご覧になりましたか、好きな
映画なんですが、1〜2度書き込んだ時には、盛り上がりませんでした。
642名画紹介 七五調 24:02/03/18 18:05 ID:t99R8q7n
「三つ数えろ」

 探偵フィリップ・マーロウが 雇われ、出向いた大豪邸 依頼の主は初老の富豪
 次女が抱えた賭博の借金 返済求める脅迫受けて 恐喝相手の身辺調査
 前任探偵、リーガンは 賭博の胴元マースの妻と 駆け落ちしたまま、行方が知れず
 勝気な美人は長女のビビアン 色目を使う次女・カルメン 奇怪な謎が波乱の予感

 脅迫状の送り主、ガイガー邸をつきとめて 雨中に張り込むマーロウは
 静寂(しじま)を破る銃声で 慌てて屋敷に飛び込むが ガイガー、すでに射殺され
 部屋にはなんと、ラリった次女が その夜、波止場に水死体 ホトケは次女の恋人で 
 翌朝、長女に恐喝状が 中には次女とガイガーを 隠し撮りした情事の写真
 マーロウ、ゆすりのチンピラを 捕まえ厳しく問い詰めて ガイガー殺しのホシを知る

 すべては一件落着と マーロウ、お役御免となるも 行方不明のリーガンに
 不審な挙動のビビアンと 胴元マースの関係は? 謎が謎呼び、不可思議な
 事件に挑むマーロウは 暴漢二人に襲われて 命が惜しくば手を引けと 
 袋叩きの眼に遭うが 尻尾を巻いては男がすたる そこにあらわる小男ひとり

 情報持った小男と 取引すれど時遅し 敵の手下が先回り 男は手下に毒殺されて
 振り出しに戻るマーロウは 袋小路でため息つくが 男の情婦にカネ渡し
 悪の巣窟、つきとめる アジトの場所は町外れ 塗装工場(こうば)のガレージに
 正体隠して侵入するも 見張りに殴られ気絶して 絶体絶命、これまでか?

 ロープで縛られ手錠され ようやく目覚めたマーロウは 意外な美女をそこに見る
 見張りの男の隙を見て 美女は彼の縄を解く 敵の子分を向こうに廻し
 闇夜に響く、銃撃戦 手下を倒したマーロウは 美女とアジトを後にする

 ふたりは急いで車を飛ばし 因縁深き、ガイガー邸へ 場数を踏んだマーロウなれど
 相手は難敵・役者も上だ 震える指で弾(タマ)を込め 電話で敵を誘い出す
 屋敷にあらわる黒幕に 向かって、探偵マーロウは 事件の謎解き、披露する

 戸外に潜む手下ども 仕掛けを見破るマーロウは 悪党たちの裏をかき
 三つ数える、わずかな刹那(せつな) 響きわたるはマシンガン 罠にはまった黒幕は
 銃弾受けて地獄に落ちる マーロウ、刑事に電話して 殺人事件の解決、告げる
 難解事件は恋を生む 全てが終った屋敷の中で 男女(ふたり)は互いに見つめ合う

 ハンフリー・ボガート、はまり役 ローレン・バコール、妖しい魅力 脇を固める適役揃え
 ソフトハットにトレンチコート 愛車に隠す、拳銃2丁 ハードボイルド探偵の
 タフで優しいマーロウが 絡んだ糸を解きほぐし 孤軍奮闘、悪を討つ
 複雑怪奇な難事件 レイモンド・チャンドラー原作の 『大いなる眠り』の映画化は
 ハワード・ホークス監督が 乾いたタッチでクールに描く 探偵映画の決定版
643ホリヰ:02/03/18 18:36 ID:tfH504Pu
>>642
相変わらずの名調子だけど、やっぱりストーリーが飲み込めないや…。
わたしってバカ?
644名無シネマさん:02/03/19 10:03 ID:j6nzBXYq
ここは2chで何を書いてもいいところなんだろうけど、
俺はどうしても名画紹介七五調さんの七五調には違和感があるよ。
何だか名作がすごく安っぽく感じられるような気がして・・・
古い映画が好きというところにはシンパシーを感じてるんだけどさ
暴言多謝
645名無シネマさん:02/03/19 14:17 ID:52m/AdPz
>644
読まなきゃいいでしょ。楽しみにしてる人もいるんだから水差しなさんな。
646:02/03/19 17:51 ID:BlUV8ypX
>>638さん
>アル・パチーノのスカーフェイスってどうですか?
是非ともご覧下さい。そのついでと言ってはなんですが、「スカーフェイス」の
オルジナル版のハワード・ホークス監督「暗黒街の顔役」もよかったら、
観て下さいよ。二本観比べるのも又面白いと思います。

>>640 銀幕最高さん
俺は仕事仲間、取引先の営業マン、同級生、などで20〜30人「古い映画」の
世界に引きずり込みました。これからも周り人を地道に引きずり込んで行きます
ので、銀幕最高さんもよろしくお願い致します。

これからも「TSUTAYA」などの大手のレンタル店が「クラシック特集」を組んで
くれるのを願うばかりです。
でも家の近所の場末「TSUTAYA」には、クラシックビデオが殆ど置いていない
んですよ。場末「TSUTAYA」にも頑張って欲しいものです。

>>643 ホリヰさん
>相変わらずの名調子だけど、やっぱりストーリーが飲み込めないや…。
同感であります、解り難かったです。

>>644さん
俺は名画紹介さんのレスを読む時、自分の好きな映画が出てくるのが楽しみなん
ですよ。自分ではほぼ完璧にストーリーを憶えているつもりでも、必ず何箇所か
忘れている場面があって、レスを読む事によってその場面が、頭の中で鮮やかに
蘇えってきます。これほど完璧にストーリーを把握し、的を外さないストーリー
語りは至難の技だと思っているんですよ。
俺の場合は、名作が凄く安っぽく感じた事は一度もありませんでした。
でもそれは感じ方は様々ですから、いいんじゃないですか。
647銀幕最高:02/03/19 18:58 ID:qCmy/OD6
>>638氏へ、
「スカーフェイス」、アル・バチーノ、いかにもアメリカン・ニューシネマの後に
来る作品、俳優の象徴のように僕は感じます。だから(?)あまり見てないのですが、
だから嫌いなのじゃなく、今一番挑んでみたい辺りです。アル・パチーノやロバート・
デ・ニーロ、ジェーン・フォンダの70年代(から80年代初頭)、刺激を求められそうで。
「スカーフェイス」は未見で、「タクシー・ドライバー」は「見た」という強烈な印象が
只々残ってる、「レイジング・ブル」はスゴク悔しい、恥かしい、未見なのが(個人的に)
ただ「ゴッドファザー1」はニューシネマ世代の枠に収まり切らない、世代無関係に
誰もが満腹できる娯楽作ですね。まず円熟期のM・ブランドがいいし、対するアル・
パチーノが全く押されずにマイペースで凄い、ニーノ・ロータの音楽をハリウッドへ
引張って来たし、コッポラ監督は「地獄の黙示録」等何本か見ましたが、ニューシネマ
どころかハリウッドの枠を超えてる。「ゴッドファザー2」(未見)ではブランドが
去りデ・ニーロが登場しますが、見た人はこの辺りの「1」との世代交代を各作品の
カラーに感じますか?「2」が「1」より良いという人が多いのは、何故ですか?
>昔の映画は見なれていないせいか、ピンとこないのですが
>教えて下さい。
もし「ゴッドファザー1」が好きなら、それまで30年間全米興行記録を保った「風と
共に去りぬ」(1939、米、カラー)もハズしゃしないと思いますよ。「あんなケバケバ
じゃなく重厚なのが見たいんだよ」とくれば、ハリウッドの内幕物「サンセット大通り」
(1950、米、白黒)はマフィア界に相似するごとき映画界のエゲツ無い「人間力学?」
を、娯楽性もたっぷりに楽しませてくれ、時代を感じさせない!

またアル・パチーノ系(ヒーロー、主人公=スーパーマンじゃない、時に惨めでさえ
あるが、何故かかっこいいヒーロー?)が好きなら、それらを生んだアメリカン・
ニューシネマの男優ウォーレン・ビーティー(「俺たちに明日はない」1967)や
デニス・ホッパー(「イージーライダー」1970)、そしてアメリカン・ニューシネマと
くれば仏のヌーベル・バーグだから男優はジャン=ポール・ベルモンド(「勝手に
しやがれ」1959)、またさらに遡って上のデニス・ホッパーに影響を与えた米の
ジェームス・ディーン(「エデンの東」1954)、ディーンに影響与えたマーロン・
ブランド(「欲望という名の電車」1951)、20世紀前半に突入すれば上のジャン=
ポール・ベルモンドに影響を与えた米のハンフリー・ボガート(「三つ数えろ」1946
ちなみに「カサブランカ」はオススメしません)、それ以前は・・ でももうあなたは
既に40年代に入ってる!十分クラシック・ファンです!

でも最初に戻ると、俺アル・パチーノ、そんなに見てない・・何見たっけな?
いい作品誰か教えて下さい・・

>>639ホリヰさん、
早速つっこんでくれて良かった(何せ「ホームズ」日本に置いて来たもんでいい加減な
記憶で書いてしまった)。唇のねじれた不気味な男、アヘン窟での生活、と来て非日常の
世界に隠れて息づくモノ、と早とちりしました。あっと驚くトリックは・・・ですよね。
「まがった男」の方はあまり記憶に無く、>>628氏の求めてるシチュエーションか、
僕には今答えられないのですが(ただやはりビデオ化されてるんじゃないすか)

あとやっぱ「ルパン脱出劇」は大隈でしたか。「脱獄のチャンスは一度」なんて
ルパン初期はもうタイトルだけでゾクゾクします。で「七番目の橋が落ちるとき」も
宮崎駿色になりつつあっても、十分緊張感があった気がします、まだ大隈色も残って
たのでしょうかね。>>613氏が「カリオストロの城」は宮崎ルパンの集大成、と
書かれてましたが、つまりシリーズ1作目(つまり1年間?半年?)が終った後あたり
だと思われますが、ゼニガタは既にかなり間抜け役に落ちてて、ルパンの服も派手な
赤になってなかったでしょうかねー
それともやっぱり「ルパン」のサスペンス→コメディの完全な変質は、シリーズ2から
と見るべきなのですか。
648銀幕最高:02/03/19 19:06 ID:GYOUcUEA
長いので2本立て

>>641の1さん、「肉体の悪魔」について
>俺はあまりお薦め出来ないですよ、何故ならこんなおっさんでもヨダレ垂れ
>まくりですよ。特にJ・フィリップが雨に濡れたシャツを干す為に上半身裸に
>なったその背中に、清楚なお色気の塊のミシュリーヌ・プレールが
>ネグリジェ姿でその背中を抱き締めるのですから、もう堪りませんよ。
それそれ、もー見たくっちゃった。高校2年生クンもヨダレ垂らして今すぐレンタル屋
直行やね、こりゃ
「青い麦」知らなかったけど、下半身がうずいて今すぐ調べて見ます(「銀幕最高」失格)

>それだったら、同じジェラール・フィリップで「モンパルナスの灯」をお薦めし
>たい、これだったらアヌーク・エーメも純粋に可愛いいし、
過去スレ読んでるからこのスレッドの大半の人、または大半の映画ファンに喧嘩売る
形になりますが・・「モンパルナスの灯」はG・フィリップでなくもっとあくの強い
俳優に演じて欲しかった、モンゴメリー・クリフトとか。アヌーク・エーメ、リノ・
ヴァンチュラが良すぎて、主役フィリップが押されてる様で・・J・ベッケルの演出が
冴えて作品全体の雰囲気は最高にかっこいいですぜ

>前にも書きましたが「理由なき反抗」の時のナタリ・ウッドより「草原の輝き」
>のN・ウッドの方が数段綺麗に見えました。
あーまたそんなことを、N・ウッドもーたまらん、ウゥ・・
>>(私は何でも締まりの良いものが好きだ・・)
>俺も大好きです。
だからもぅ・・(逝った)

(正気に戻る)アンドレ・カイヤットと「裁きは終りぬ」、その名は伝説的に響きますが、
僕の中でぽっかり抜けてましたよ、有難うございます、調べよーと

>>642ワァ、やってしもうたんですね「三つ数えろ」。
ちょっと一語一句いつもより大切に読まなきゃ(汗)

>>644氏へ、
あのねー「三つ数えろ」の魅力語るのって並タイテーじゃないのよ。
そりゃ七五調氏の名画紹介の中で、俺自身も好みが分かれるけどさ、俺個人の好みでは
「野いちご」「商船テナシチー」「黒欄の女」「外人部隊」の叙景詩、抒情詩的な
言葉選びや「トップハット」のリズミカルな紹介を選ぶ、ストーリー展開で見せる
作品紹介より。締め方は「名画なり」より「一篇なり」「物語」とかが何とも言えぬ
余韻がいいぜ!
名画紹介七五調は俺にとって「古き名作、良き映画・・・」の「オアシス」。
649通りすがりですが:02/03/19 19:53 ID:6g17wPe1
>>644に激しく尿意。
>>645
そういう意見があってもいいと思う。
644は特に煽っているようにも見えないし。
むしろあなたのほうが敵意剥き出しでかっこ悪く見えます。
650638:02/03/19 23:06 ID:K1YQ1NBD
アドバイスありがとうございます。早速レンタルで借りてきて
昔の映画も堪能してみます。
651名無シネマさん:02/03/20 00:10 ID:G2mmDJnY
お聞きしたいのですが、、
他のスレでよい映画とかかれていたのですが、
「リトルロマンス」という映画なんですが。
私は名前くらいしか知らないのですがダイアンレインという
女優さんが出ているようです。
どんな映画か少しだけ教えて頂けませんか?
652スモーキー:02/03/20 02:14 ID:qfFKgw4j
>1さん
ちと最近ばたばたしとります。
「山の音」俺も観たいんですが何処にもない。
とゆーか成瀬を置いてる店が殆どないです。
しみじみ痴呆都市の悲哀を感じますw

>>647銀幕最高さん
>アル・パチーノ
他に、古めで「スケアクロウ」「狼たちの午後」、
あと俺が勝手にチンピラ3部作と呼んでる件の「スカーフェイス」、
「カリートの道」「フェイク」が個人的におすすめです。

>七五調さん
俺は特に「商船テナシチー」の紹介文に感動したであります!
この映画を観る機会を与えてくれた七五調さんに感謝。
これからも陰ながら応援していくであります。
653名無シネマさん:02/03/20 10:27 ID:yw4uyu9I
>651
「明日に向って撃て!」や「スティング」の名匠、ジョージ・ロイ・ヒル監督
によるラブ・ストーリー。少年ダニエルはある日、少女ローレンと知り合う。
お互いに惹かれ合ったふたりは、ふとした事から知り合いになった老人に、
ベネチアにある“ため息の橋”の下で日没の瞬間にキスをした恋人たちは
永遠の愛を手にすることができるという《サンセット・キッス》の伝説の話を
聞き、ベニスへ行こうとするが…。少年少女の淡く純粋な恋心を、爽やかに
描いた秀作。ダイアン・レインは本作が映画初出演。
654:02/03/20 11:57 ID:TfUjc/6/
>>650 638さん
その他、アメリカギャング物では面白い映画が目白押しです。又フランス映画
でもギャング映画の面白いのがありますので、いつでもご相談下さい。

>>651さん
「リトルロマンス」は観ていないです、ごめんなさい。

>>652 スモーキーさん
「山の音」はキネマ倶楽部から発売されていて、俺は知らなかったんですが、
通販されていて、レンタルしたら駄目みたいです。
でも俺が行く遠くのビデオ屋さんは店頭には出さずに、こっそりとレンタル
しているのを初めて知りました。リストを見せてもらうと「また逢う日まで」
「私は貝になりたい」その他色々な作品があり、楽しみが増えましたよ。
655シネマ三四郎:02/03/20 13:44 ID:Tkf8J2lc
>>637 銀幕最高さんへ。
ファーブルに対する、ルイス・ブニュエルの言葉は、初めて知りましたが私も全く同感です。
子供のころ、「ファーブル昆虫記」と「シートン動物記」に熱中した私は、
特にファーブルの伝記がフランス本国で映画化されたらいいのに、とずっと思っていました。

偉人の伝記映画は数ありますが、映画になりそうな人としては、
進化論の「用・不用説」を唱え、非業の死を遂げたラマルクと、
死後、半世紀経ってその業績が再評価された「メンデルの法則」のメンデルなどが
面白い映画になるのでは、と思うのですが。

>>638
アル・パチーノの主演映画ですが、たぶんビデオ化されてはいないと思うので
申し訳ないのですが、彼の初期の作品で
「哀しみの街かど」という映画が、私は忘れられません。

ロマンチックな邦題ですが、原題は「ニードル・パニック」(注射針の恐怖)。
麻薬中毒に苦しむニューヨークの恋人同士を描いた映画です。
とても救いようのない、悲惨で哀しい物語ですが、若いパチーノの演技が見事でした。
共演は、記憶違いでなければ、「エクソシスト」にも出ていたキーナン・ウィンという
名前の女優だったと思います。

夫婦で麻薬に溺れる「スカーフェイス」のパチーノを見て、この映画を思い出しました。
656シネマ三四郎:02/03/20 16:07 ID:Tkf8J2lc
>>655 大変申し訳ありません。間違いを訂正いたします。
「哀しみの街角」で、アル・パチーノと共演した女優は、キティ・ウィンでした。
それと、原題は正しくは「The Panic in Needle Park」です。
「ニードル・パーク」とは、NYのセントラル・パークを指しているようです。
今度からよく調べてから書き込みますので、ご容赦下さい。

>銀幕最高さんへ。
「扉」のお題で思い出したのですが、
「扉の影に誰かいる」(主演:チャールズ・ブロンソン/アンソニー・パーキンス)
という、サスペンス映画がありました。
ストーリーが凝っていて面白い作品でしたが、残念ながらビデオ化されていないようです。
70年代初めのブロンソンの大ブームを知る者としては、ブーム当時の彼の映画が、
今、あまり見れないのはちょっと寂しいですね。
657銀幕最高:02/03/20 17:43 ID:2qyAZOjI
>>643名画紹介・七五調氏の「三つ数えろ」
アッ解っちった!各々のシーンを楽しむしかないと思ってた「三つ数えろ」の「流れ」
が、初めて見えた。「三つ数えろ」の題の意味も今まで無視してたし(アホ)。ホリヰ
さんも1さん達も、頭で考えちゃダメですよ。「そこにあらわる小男ひとり」「袋小路で
ため息つくが」「場数を踏んだマーロウなれど・・・震える指で弾(タマ)を込め」
「愛車に隠す、拳銃2丁」などの言回しに作品の躍動感を見た!

>>641の1さん、
「裁きは終わりぬ」。どうやら常に「十二人の怒れる男」と対照されるようですね。
「裁きは終わりぬ」がよりリアリズム映画なようで・・でも音楽は(つい最近話題に
出た)「おもいでの夏」「シェルブールの雨傘」のミシェル・ルグランじゃないすか、
ならとっつき易いかな。
1950年の作品らしくてヤフーで調べた時、同年にジャック・ドラノワや、ジャン・
コクトー「オルフェ」が出て来てまたスキを突かれた気がした、自分1940-50
年代の仏についても穴だらけだな。でもカイヤットのフィルモグラフィ見ましたが
「眼には眼を」に強烈に惹かれてしまいます
オータン=ララの「青い麦」もヤフーで調べたところ、「おもいでの夏」系とみました
が。でもオータン=ララはロバート・マリガンよりエッチでしょね(メモった)
ここらの掘り出しモン、どんどん御願いします

>>646の1さん、
>でも家の近所の場末「TSUTAYA」には、クラシックビデオが殆ど置いていない
>んですよ。場末「TSUTAYA」にも頑張って欲しいものです。
へぇツタヤにも色々あるんですね、俺ツタヤはどんな小さい店も、クラシック作品を
それなりに尊重してると信頼してました・・

>>651>>653、「リトルロマンス」
へぇ、やっぱ少年少女の恋ですか、15-16歳くらいでしょうな、「青い麦」といっしょに
ベンキョーしよ、三十路なのに精神年齢(女の扱いも)ティーン並みだし。ジョージ・
ロイ・ヒルてそんなかわいらしいのも撮ってたんだ・・

>>652スモーキーさん、>>655のシネマ三四郎さん、
ちんぴら三部作、妙にいい感じですな!「カリートの道」以外は題しか知らず、また
早速サーチかけよっと。あとスモーキーさんにとって90年代のパチーノってどおです
か、「セント・オブ・ウーマンン」とか「ゴッドファザー3」とか妙に見る気がしない
のです・・

>>654の1さん、
わかりやした、とりあえずギャング映画テーマにちょっとテーマ絞ってみます

>>655>>656のシネマ三四郎さん、
ね。ブニュエルの(共著でも)文章て読んでて嬉しくなりませんか。
ラマルク、メンデル、サーチ開始

「扉の影に誰かいる」。パーキンスはともかくC・ブロンソン+サスペンス+扉は格好
よさそう、良質のハードボイルド・サスペンスの匂いがして(今一番好きなジャンル)。
が70年代ブロンソンで未ビデオ化とは解せない、またまたサーチへGO

(追記)スモーキーさん、クルーゾーさん、「ゴッドファザー」て主役が途中で死ん
じゃうけど「燻製ニシン型」じゃないですねー
658名無シネマさん:02/03/20 18:00 ID:xrCmIR6U
要チェックです。
3月26日深夜3時からBS2「ほがらかに鐘は鳴る」
3月27日深夜3時5分からBS2「野のユリ」

ルパン三世の事なら、ここをご覧になってもいいと思います。
http://www.kcg.gr.jp/~lupin3/maniacks/database/index.html
担当演出家に関しては、先ず上の「作品の章」をクリック、
左のTV(旧)ルパンをクリックで出ると思います。
659名無シネマさん:02/03/20 18:35 ID:xrCmIR6U
660ホリヰ:02/03/20 18:54 ID:wjJTh+gz
>>658
リンクありがとうございました。
大隈ではなく大隈正秋でしたか。
661名無シネマさん:02/03/20 18:55 ID:cmGQxa1P
皆様「リトルロマンス」の事教えていただきありがとうございました。
662:02/03/20 19:30 ID:dvHwp0Te
>>657 :銀幕最高さん
「裁きは終わりぬ」は「十二人の怒れる男」とは構成が違っていて、
「十二人・・・」の方は陪審員による「無罪、有罪」が決まる過程、
「裁きは・・・」の方は七人の陪審員のエピソードが中心になっていて、副題に
「安楽死問題」を取り上げています。(あまり上手く説明出来ません)

「眼には眼を」は印象深い映画でしたね。フォルコ・ルリの執念の表情と、
ラストのクルト・ユルゲンスの絶望の表情は今でもはっきりと憶えていますよ。
この映画は一度観ると、ストーリーを含めずっと忘れない映画と思いますね。

>俺ツタヤはどんな小さい店も、クラシック作品を
>それなりに尊重してると信頼してました・・
やはり、場所によるのでしょうか、近所の「TSUTAYA」では邦画では黒澤作品は
東宝版と小津作品松竹版があるだけです。洋画もクラシックに関しては「監督別」
「俳優別」などはなく、単に「クラシックコーナー」がありますが、超有名作
ばかりで、その数30本にも満たないでしょう。
663スモーキー:02/03/20 22:56 ID:p4S686aZ
>銀幕最高さん
>90年代のアル・パチーノ
実は90年の「ゴッドファーザーpart3」の彼に幻滅したクチなんですよ俺。
やたら貧相に見えてドンの風格微塵も感じず。
なんか、いい年のとり方してねーなという感じでw
悩み多きドンなので、あんなしょぼくれメイクになったのかもしれませんが。
そのせいか、俺もそれ以降あまり彼の映画を積極的に
観たいと思わなくなったよーな気がしますね。
ただ数本観たうちの「カリートの道」(94)と「フェイク」(97)は
いい味だしてたと思います。
「セントオブ〜」も多分観てなかったような...。
>「ゴッドファーザー」主役の死
俺の感覚では主役はビトーじゃなくてマイケルなんですよ。
だから全くのノープロブレムなんです。
664名無シネマさん:02/03/20 23:03 ID:7tiOicle
665名無シネマさん:02/03/21 10:49 ID:ygeZwB4N
age
666春から大学生:02/03/21 12:14 ID:tsYJp6E3
今ヒマなので、これだけは見とけっていう名作10本教えて下さい。
667シネマ三四郎:02/03/21 15:34 ID:LKOU7XVk
>>659 >>664
「扉の影に誰かいる」と「哀しみの街角」の情報、ありがとうございました。
どちらもビデオ化されていたんですね。機会があれば再見したいものです。

>>666 春から大学生さんへ。

10本、というのは、選ぶのに大変厳しい条件なのですが、
戦前の映画や邦画については、このスレッドの先輩諸氏の皆さんが推薦してくれると思うので、
私からはとりあえず、戦後から60年代までに日本で公開された洋画を中心に、
映像表現上、映画の世界に革命をもたらしたとされている映画を、順不同でご紹介したいと思います。

○市民ケーン ○自転車泥棒 ○天井桟敷の人々 ○第三の男
○恐怖の報酬 ○野いちご ○ウエストサイド物語 
○2001年宇宙の旅 ○俺たちに明日はない ○突然炎のごとく

次に70年代の洋画ですが、これは完全に私の好みです。

○旅芸人の記録 ○タクシー・ドライバー ○1900年
○バリー・リンドン ○家族の肖像 ○激突! ○マクベス
○カッコーの巣の上で ○ダーティハリー ○スティング
668銀幕最高:02/03/21 18:30 ID:c41s+W6q
はじめに昨日までにシネマ三四郎さんが下さった情報や、アル・パチーノ関係のサーチが
未だ出来てなく、宿題もせずに手ぶらで学校へ来たガキのような気分で・・

>>658さん、ルパン三世のサイト、
>>659さん、「扉の影に誰かいる」のサイト、
>>664さん、「哀しみの街角」のサイト、どうもありがとう、
早速行ってみまっせ(少し手間が省けたガキの気分)
>>660ホリヰさん、「大隈正秋」の名、要メモですねー

>>662の1さん(本日はお休みとあきらめておりました)、
「裁きは終りぬ」の説明、ありがとうございます、
今すぐ作品を見れなくとも本やヤフーなどで、テーマをも少し掘り下げてみます。
「眼には眼を」そうそう、ビデオの表紙に写った男の「執念の表情」とタイトルだけで
、惹かれてしまったのですよ

>>663スモーキーさん、
>>「ゴッドファーザー」主役の死
>俺の感覚では主役はビトーじゃなくてマイケルなんですよ。
>だから全くのノープロブレムなんです。
おっしゃる通りで(笑)。
で前に書いたんですが、スモーキーさん的には「ゴッドファザー2」は「1」より
御気入りですか。で「3」が一番良いて意見は聞いた事が無い、これアル・パチーノの
せいか、コッポラのせいか・・
>実は90年の「ゴッドファーザーpart3」の彼に幻滅したクチなんですよ俺。
>やたら貧相に見えてドンの風格微塵も感じず。
>なんか、いい年のとり方してねーなという感じでw
へぇでもちと年とるにゃ早か無いでしょか、40代半ばあたりかな。でもタダじゃ
年とりませんね、「カリートの道」「フェイク」のような、知らんとこでいい味出して
るなんて。見てないから偏見だけど「セント・オブ・・」でオスカー取った際にTVで
流れた一部を見た時、急にあのチャールズ・ロートンが言ったという言葉(大体の記憶)
を思ったんです「私だってもちろんオスカーは欲しいからね、そりゃ盲人の役なんか
喜んで引き受けるよ、その役にあった階段や手すりが必ずどっかにあるからね(笑)」
、なんか「セント・オブ・・」を皮肉ってるみたいだけど、何せ未見だからここまで。

>>666春から大学生クン、「ヒマな」時に見る映画てテーマで10本ほど考えてみやす

>>667シネマ三四郎さんの中では「マクベス」(70年代のは知らなかった)と、
「バリー・リンドン」が渋めの選択のようで・・

では、また
669名無シネマさん:02/03/21 18:39 ID:EeBCJ+ul
今夜7時から東京MXテレビで
『最高殊勲夫人』放送しますよ。
670名無シネマさん:02/03/21 18:56 ID:YHYSinJt
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  都合上つながる確立が高いです。
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       つまり、この掲示板から上記の操作を実行してください。
7.裏2ちゃんねるの内容については違法性、反社会的な内容を多く含んでおりますので
  ご自身で確認してください
671スモーキー:02/03/22 01:32 ID:0PZelNLO
>>668 銀幕最高さん
ゴッドファーザーは紙一重ですが1より2の方が好きです。
1=90点 2=92点 3=70点 こんな感じです。
2は、1の後日談と前日談を交互に描き分けて物語が進行していく
訳ですが、特に前日談が秀逸だと思います。
シシリーでのビトーの過酷な少年期
〜渡米後、貧困の中、リトル・イタリーで頭角を現す青年期
〜やがて街の顔役になりシシリーに凱旋、復讐
という流れでの中、イタリア移民の苦難の歴史がせつせつと
描写され、何故彼らがアメリカの暗黒部に根をおろすように
なったのかという歴史的背景がうまく語られてたと思いました。
この前日談のおかげで後日談にも重みが出てきていい感じですよ。
観て損はないので是非一度!

>>666 春から大学生さん
「オーメン」シリーズは如何ですか?
て寒い冗談はおいといて、とりあえず(旅立ちの季節)という訳で
「アメリカン・グラフィティ」「ラスト・ショー」
それに最近教えて貰った「商船テナシチー」挙げときます。
キーワードは(未知なる世界への第一歩)て感じかな。

>>658さん
「ほがらかに鐘は鳴る」の情報ありがとうございます。
672:02/03/22 12:04 ID:OKdZ7690
>>666 :春から大学生さん
十本に薦めさせて下さい、どうしても以前にも薦めた映画になってしまいますが、
1・ビデオ屋さんに置いてある作品
2・製作国、監督、ジャンルが重複しないように考えます。

「東京物語」(小津安二郎)、「七人の侍」は多分ご覧になっていると思うので
「幕末太陽傳」(川島雄三)、とりあえず、F・堺の圧倒的パワーを
「或る夜の出来事」(F・キャプラ)、キャプラ世界から一本、絶対に楽しめる一作です
「我等の生涯の最良の年」(W・ワイラー)、「大いなる西部」と迷いましたが
「レディ・イヴ」(プレストン・スタージェス)、大好きなスタージェス、スタンウイックから一本
「戦火のかなた」(R・ロッセリーニ)、伊戦争映画から一本、こういう映画も観て欲しい
「逢びき」(デヴィット・リーン)、英映画から「第三の男」と迷いましたが
「太陽がいっぱい」(ルネ・クレマン)、仏サスペンス映画で絶対に楽しめると思います
「灰とダイヤモンド」(アンジェイ・ワイダ)、ポーランド映画から、意外と好みの可能性有
「ウエストサイド物語」(R・ワイズ)、知っている数少ないミュージカル映画から一本

時間が経つと、全然違う十本になっている事と思います。十本は非常に辛いです。
せめて五十本か少し範囲を限定して頂くと、選び易いのですが。

>>668 銀幕最高さん
>「裁きは終りぬ」の説明、ありがとうございます
拙い説明、誠にお恥ずかしい。でも映画は素晴らしいので、機会があれば
是非ともご覧下さい。

>>669さん
>『最高殊勲夫人』放送しますよ
ありがとうございます。東京MXテレビと言うのは、知らないのですが・・・
映画はお気楽なコメディーですが、若尾文子の可愛いらしさは充分堪能出来ると
思います。
673名無シネマさん:02/03/22 12:14 ID:IIw68kHL
レッド・シグナルです!
新スレをどーぞ。
674春から大学生:02/03/22 12:15 ID:uRXwF7Hj
皆さんありがとうございます。
普段はハリウッド映画ばかり見てるので、知らないタイトルばかりでした。
さっそく、借りてきますわ。
675シネマ三四郎:02/03/22 13:42 ID:wjj5S67w
>>668 銀幕最高さんへ。
「マクベス」はロマン・ポランスキー監督作品です。
映画自体もすばらしいのですが、あの、シャロン・テート事件のあと、
こういう映画を作るとは、ポランスキーとはすごい人だなと驚いた記憶があります。

ポランスキー作品では、同じ70年代で、
「チャイナタウン」(主演:ジャック・ニコルスン/フェイ・ダナウェイ)という映画がありました。
この映画を見ると、彼がハードボイルド小説のファンであることがよく分かります。
ドラマの設定が「三つ数えろ」に少し似ていますね。

そういえば、フェイ・ダナウェイの父親役がジョン・ヒューストンだったと記憶しています。
この配役、「マルタの鷹」の監督であるヒューストンに、ポランスキーが
敬意を表したのではないでしょうか。
676名無シネマさん:02/03/22 14:25 ID:4VLlkVo4
1さんが新スレ立てるまで以後書き込みはしない方がいいですよ。
677:02/03/22 17:10 ID:00efyFoP
新スレ立てようとしたのですが、「エラー」が出ます。
時間をおいて、もう一度やってみます。
678:02/03/22 18:34 ID:0Kny2XRt
やっと新スレ立てる事が出来ました。
679名無シネマさん:02/03/22 18:38 ID:4VLlkVo4
sage
680銀幕最高
>>676氏の忠告にも関わらず長い書き込みします(せっかく宿題やって来たのに
学級閉鎖てありかよ、と暴れるガキ)。削除でもされたらまたの機会に改めて

「ルパン」サイト見ました、
「十三代五エ門登場」(大隈)も「魔術師と呼ばれた男」(大隈)もスリルあって
良かったなあ。「雨の午後はヤバイゼ」(大隈ルパンのラスト)は乾いた演出と
降り続く雨の音が印象的だった。大隈正秋は「ルパンは燃えているか・・・・?!」
「さらば愛しき魔女」とか映画カブレですね。
宮崎ルパンではコメディとしても良質な「ルパンを捕まえてヨーロッパへ行こう」と、
知的犯罪ゲーム(?)「7番目の橋が落ちる時」が印象的かな

>>671スモーキーさん、その他シネマ三四郎さん等のパチーノ情報、
まず>>664氏の「哀しみの街角」サイト見つからなかったの俺だけ違うよね
でアル・パチーノ・サイトで真先に出て来た
http://www.linkclub.or.jp/~k-nyan/AL/films.html
を見たとこ、まず「哀しみの街角」(71)が「ゴッドファザー」(72)前の初主演作で
あることを知る、初主演作とか出世作に惹かれるんです、その俳優が持てるモノの
すべてを出して演じてるだろう、と期待できて。「ゴッドファザー2」でデ・ニーロが
若き日のM・ブランドを演じたことを初めて知り、意表をつかれるが、2世代の物語が
並行して語られるこの作品は「1」とスタイルが別物であることをスモーキーさんの
書込みから知り、2匹目のドジョウと思わせて意表をつくコッポラはただもんじゃない
と再認識。
また「セント・オブ・ウーマン」についてはサイトから引用すると
「これまで盲人の役というのは「視線をそらす」事で演じられてきたように思える。
相手やカメラ意外の場所をうつろに見ながら…それでも「見る」という行為は感じ
られた。ところがこの作品におけるアルの瞳の虚ろさは「何も見ていない目」である
事に愕然とさせられる」
だそうで・・
90年代パチーノといやM・ファイファーと共演した「恋のためらい」など良さそうだが、
スモーキーさん他誰か見ましたか。あと「ディック・トレイシー」の中に居たんですね、
印象薄い

「扉の影に誰かいる」サイト見ましたが、ハードボイルド・サスペンスとは違うよう
ですね。犯罪を犯そうとする精神科医C・ブロンソンて想像つかないや、シネマ
三四郎さんの感想は如何ですか

>>655シネマ三四郎さんの「偉人伝」、
進化論をダーウィン(1809-1882)より先に唱えてしまったラマルク(1744-1829)の
生涯を調べてて惹かれたのは、パリにある彼の胸像に娘コルネイユが刻み込んだ言葉
「後世の人びとはあなたをたたえ、あなたのために復讐してくれるでしょう、お父さん」。
一方、植物遺伝学者メンデル(1822-1884)は、やはりダーウィンの影で不遇の生涯を
送り、死後にようやく大衆から振り向いてもらえた(合ってますか)。

>>666>>674春から大学生クン、「ヒマな時に見るべき映画」で十本ほど考えたけど、
ちょっと出かけるからまた後でね(てもう遅いかもな)

あとここまで繰返されると避けては通れぬ「最高殊勲夫人」。

最後に1さん、いつもホント御苦労さまであります。