【小説】リア消だったら誰に告ってた 第19章【キッズ】
1 :
名無し募集中。。。:
だれかあらすじよろしく
連載中作品 あらすじ1
【秘密国家公務員】
学校の治安を守る秘密国家公務員、清水佐紀の前に立ちふさがるかつての仲間、ZYXとは?
〜リプレッシブ・プリンセス〜
新学期、梨沙子・友理奈ら秘密国家公務員は新たな学校に潜入する・・・・待望の新章。
【Bye Bye またね】(旧題【下宿編】)
両親の都合で僕は裕子おばさんの家に預けられたが、そこには僕と同い年くらいの女の子が何人も下宿していた 。
〜中学生編〜
中学に進学した僕は夏焼・徳永と同じクラスになった。
【夏休み】
前から愛が好きだった俺、最近友達の友理奈への気持ちにも気付いて・・・・
〜玉田編〜
俺の友達玉田と、友理奈の友達千奈美のアナザーサイドストーリー 。
【妖精の奇跡・マイマイのイタズラ】(ゲリラ的に連載中)
イタズラ好きの妖精マイマイちゃんが「は、は、はくしょーん!」とクシャミをすると・・・・
【須藤さん(仮)】
僕の夢の中に出てきた須藤さん。それ以来僕は彼女のことが気になりだして・・・・
【小学6年生〜春〜】
小6のクラス替えで、村上・矢島・桃子・清水・徳永・熊井と同じクラスになって・・・・
【☆友理奈と千奈美☆ 〜ふたりはプリキュア〜】
『デュアル・オーロラ・ベリーズ!!!』 友理奈と千奈美はプリキュアなのだ!
連載中作品 あらすじ2
【時代劇(仮)】
〜第壱部 まよひ姫〜
抜け忍の焔、通称ほっちゃんと幼馴染のくノ一の桃。信長の軍勢からめぐみ姫を守れ!
〜第弐部 信長を斬れ!〜
敵は信長、本能寺にあり!桃からの依頼、それは里と村上家のみんなの仇討ちだった
〜第参部 牙を持たぬ狼〜
おめぐと桃の新一座“すせも”の舞台に隠された殺気・・・・・・大旦那のおっちゃんと舞美の正体は?
〜第四部 時の流れに身を任せず〜
野苺組の変な子舞波の謎を暴け!・・・・・・・初めて人を斬ったときに抱えた心の傷に負けるな!ほっちゃん!
【I REMEMBER YOU】
〜第1章 心の扉〜
むかしこのあたりに住んでたらしいけど・・・長い間海外生活から帰国した小6のオレは、8人のかわいい女の子達と出会った。
〜第2章 1枚の写真〜
わたしのシール手帳の中には誰にも見せたことのない写真がある・・・ わたしとあの人をつなぐ唯一の想い出の証拠・・・
【恋への記憶】
(あらすじ募集中)
【GROWING UP】
(あらすじ募集中)
【ウィードクラウン】
(あらすじ募集中)
【永遠の絆】
(あらすじ募集中)
6 :
名無し募集中。。。:2005/06/27(月) 11:31:13 0
駄作バーカ
しばらく更新のない作品 あらすじ
【好きになっちゃいけない人】
俺の彼女は石村舞波。でもクラスに桃子・須藤・熊井が転入してきて・・・・
【ゴールデンルーキー】
一回戦敗退で小5の夏を終えてしまった俺に、女の子達が考え出した「作戦」とは・・・
【QUIZ】
Berryz工房のキャプテン・清水佐紀が誘拐された!そのときメンバーは?事務所は?そして犯人の目的は・・・!
【風の声】
風に乗って流れてくる声に導かれた俺と千奈美は、丘の上で友理奈という美少女に出会った。
【スカーレット】
喧嘩っ早い向こう見ずな俺・・・でも、一度も人を殴ったことがないのは、大事な人との約束があったからだ。
【バレーボーイズ】
「はぁ〜?!男子バレー部は無期限活動停止〜?!」女子バレー部の桃子・雅・千奈美と、俺たちは・・・!
【彼女までの愛の距離】
【恋愛シミュレーション21】
美少女揃いの俺のクラスに、転校生・菅谷梨沙子がやって来て・・・・
【新連載2(仮)】(長期休載宣言)
うちのクラスに、アイドルの夏焼雅が転校してきた!仲良くなった俺と夏焼は・・・・
【恋のEtude】
僕と桃子の通うピアノ教室に、お嬢様の舞美ちゃんがやって来て、僕と桃子に微妙な変化が・・・・
【電車の中の恋心】
高校生になった僕は、朝の通学電車の中で、お母さんらしい人に連れられた中学生の女の子と出会う。
8 :
名無し募集中。。。:2005/06/27(月) 11:31:34 0
駄作バーカ
完結済作品1
【優しい恋の育て方】 15人斬り!
【修学旅行編 】 徳永・嗣永・須藤・熊井・他
【よく効く催眠術】 徳永・他
【プレゼント 】 中島・熊井・他
【特命係 菅谷梨沙子】 菅谷・他
【強くなりたいとゆいたい】 須藤・他
【王子様と2人のお姫様】 石村・嗣永
【舞波短編】 石村
【蝉】(【プレゼント】のシリーズ) 熊井・他
【セミ】(【蝉】の裏側、【プレゼント】のシリーズ) 熊井・他
【雪が降る季節に・・・】 村上
【日本一の鈍感男】 清水
【ロボキッス】 菅谷
【跳び箱】 清水
【友理奈となかさき続編】(【プレゼント】【蝉】続編) 中島・熊井
【満月の猫】 矢島
【ミステリー】 徳永・嗣永・他
【だんしじょし】 清水・徳永・石村・夏焼・他
〜うたたね〜 嗣永
【手を握って歩きたい】 菅谷(2役)・夏焼
【小児病棟】 岡井
【おつかい】 菅谷
【ギャンブラー】 嗣永
【妖精の奇跡・アイリーンの1週間】 鈴木・夏焼
【願かけ】 須藤・他
【さくら満開】 桃子・他
【おもちゃのぜんまい】 清水
【アメリカ】 愛理・夏焼・他
【小遣いUP大作戦】 桃子
【キャプテンつかさ】 武藤(エッグ)・他
10 :
名無し募集中。。。:2005/06/27(月) 11:31:55 0
ボーイズいれてやれよw
完結済作品2
【願かけ】 須藤・他
【さくら満開】 桃子・他
【おもちゃのぜんまい】 清水
【アメリカ】 愛理・夏焼・他
【小遣いUP大作戦】 桃子
【キャプテンつかさ】 武藤(エッグ)・他
【夏の日の君に】 夏焼
【Silent Emotion】 熊井
【緊張のホワイトデー】 清水
【恋は盲目!?】 清水・他
【だんしじょし・ファンファーレ】 萩原・福田(エッグ)
【学校の怪談】 熊井・清水・石村
【笑顔まで距離】 徳永・夏焼・他
【小さな勇気】 石村・他
【富豪デカvs特命係・菅谷梨沙子】 菅谷・梅田・他
【ある公園にて…】 徳永
【本当に守りたい物】 夏焼・嗣永・徳永・熊井・菅谷
【涙の青春ドッチ!!】 徳永
【星の降る丘】 菅谷
【6月の方程式=4・3・2】 清水
【奇跡の出会い】 菅谷・夏焼
【ふたりぼっちの宇宙戦争】 矢島
【俺はもう死んでいる】 菅谷
【こんな恋のはなし】 Berryz
【おりじなるれしぴ】 梅田
【幼なじみ】〜誕生日の翌朝〜 徳永
【僕に舞い降りた天使】 清水
【不思議な気持ち】 夏焼
【ハッピー・ライフ・ジェネレーター】 夏焼
【白と水色のメッセージ】 熊井
12 :
名無し募集中。。。:2005/06/27(月) 11:32:15 0
鬼だな
<<おことわり>>
ここに登場する人物・団体・設定等はすべて架空のものであり、
実在の人物・団体・実際の出来事とは一切関係ありません。
ツッコミ用AA
州*‘ o‘リ<内緒になってないんだも〜ん
川*^∇^)|| <内緒になってないわ
( 川 _ゝ)|| <内緒になってないんだが )
从 ’w’)<内緒になってないよ
从o゚ー゚从<内緒になってないとゆいたいです
ノノl∂_∂'ル<内緒になってないですよ
从´∇`从<内緒になってましぇーん
ル ’ー’リ<内緒になってないぞ
|リ・_・`川<内緒になってないだぎゃー
15 :
名無し募集中。。。:2005/06/27(月) 11:32:40 0
駄作と良作分けようぜ
とりあえず前スレからコピペしました付け加えることがあればどうぞ。
最近来てない作者さんどうしたんだろ…続き書いてね
楽しみにしてます
乙おめ
良作→褒める
駄作→スルー
超駄作→叩く
荒らしに埋め立てられたんだよ
ほ
ho
とっとと書け保全
18章のhtml化が見たいので、誰か教えてください。
>>26 965までをうpするんでもうちょっと待ってくださいな
まとめサイトに前スレのhtmlあげときました
965までしかログありませんけど、965以降は埋めしかなかったと思うので
乙華麗
30 :
名無し募集中。。。:2005/06/27(月) 21:04:51 0
須藤人のも読めよw
須藤人のも読めよw
誰も書いてないじゃん
批判にビビるな
大丈夫だから
B工続きめっちゃきになるわ
設定あれだけどストーリーはピカ一
荒らし死ね
自演乙
パソコンを買ったB工の自演スレ
あれからどうなるんやろか
続きが気になって気になって夜も眠れません
授業中に寝そうになってコンパスで膝を差しまくってます
B工さん復活激しくきぼんぬ
確かにB工の話の作り方には目を見張るものがある
ただ細かな設定が雑すぎる
叩きを愛のムチだと思って精進して欲しい
B工のストーリーは荒削りながら目を見張るものがあった
最近のマンネリ気味なスレを活性化するためにも
カンバックすべきだろう
正直いちばん伸びしろがあるのはB工
ほかのやつらはもう似たパターンばっかで飽き飽き
B工の話には物凄い伏線が隠されていた
だがそれに気付いているのは俺と作者であるB工のみ
ラストの大どんでん返しまで読みたかった
もうちょい校正してくれたら読みやすいのに
今のままじゃ読み手は増えないよ
場面とか心理状態とか判り辛い
教えてくれよ伏線
b工は読み返さず、ぽんぽん投稿しすぎなんだよ
なにこの展開、おもしれ〜
自演爆発じゃんw
w←
B工は自演とかしないから
前スレ埋め立てた荒らしでしょ。
49 :
名無し募集中。。。:2005/06/27(月) 22:46:38 0
なに?
ほめ殺しってやつなの
B工は連投だよな
大まかなとこはいいけどディテールがだめだな
久々保全フォ――!!!
ほ
まとめの人&
>>1 お疲れ様です★
スクランブル ★BLACK★
前スレの続き
土曜日
読売ランドの前で友理奈と一緒に桃子を待っていた。
待ち合わせ時間の10分を過ぎても桃子は来なかった…遅刻かな?
そんな時〜・・・
『きっかけ〜♪ きっかけ〜なら〜つ〜かんで〜る〜♪』
突然、友理奈の携帯が鳴り出す。
「あっ…桃ちゃんからメール来た」
そう言って友理奈がメールを読んでいると〜…どんどんと顔が真っ赤になっていく。
「友理奈…どうしたの?」
俺が不思議そうに言うと「えっ!?」と顔を真っ赤にした友理奈が俺の顔を見つめて「あの〜…その〜…」と戸惑っている。
不思議に思い『俺にも見せてよっ!』と言って友理奈から携帯を取ってメールを読もうとしたら〜…
ありえないスピードだった。
友理奈は俺の手から『バッ!』と携帯を取り上げると焦りながら言う。
「も、桃ちゃんはカゼで休むって!!! わ、私達2人で楽し…じゃなくて・・・ミッション成功させて!ってメールが来ただけだから!」
なぜか焦っているのを不思議に思いながら『ふ〜ん』と俺は友理奈の顔を見つめる。
友理奈は未だに顔を真っ赤にして下を見ながらモジモジしていた。
俺は『アタフタしている友理奈も可愛いなぁ』と思いながらも友理奈の手を掴んだ。
「あっ…」
下を向いていた友理奈が顔を上げて俺を見つめる。
「桃子の分まで2人で楽しもうよ! 行こう!」
そう言って俺は友理奈の手を掴んで走って読売ランドの入り口に向かって走った。
スクランブル ★BLACK★
>>54の続き
読売ランドに入ったと同時にダッシュで某アトラクションへ向かう。
もちろん『お化け屋敷』だ!
「な、何も最初に行かなくても…」
少し戸惑っている友理奈に俺が笑顔で言う。
「最初にミッションを終わらせたら、後の時間は2人で楽もうよ!!」
その言葉に友理奈が小さく『…そうだよね♪』と呟いた。
入る前にお兄さんが中の説明みたいのをしてくれてるんだけど〜…
「友理奈…ちゃんと説明を聞こうよ〜…」
友理奈は俺の手を『ギュッ』と握り締めながら目をつぶって片方の手で耳を塞いでいた。
説明が終わると同時に、お兄さんが屋敷のドアを開けてくれたので中に入ろうとすると〜…
「友理奈ぁ…」
全く動こうとしない友理奈に向かって俺はため息交じりに呟いた。
「ここ…お化けとか出ない?絶対に出ない?」と既に入る前から不安そうな表情で俺を見つめながら言う。
「お化け屋敷だもん。 そりゃ出るよ〜…あの?ここって元は墓地だったとかなんですか?」
俺の質問に『あ〜…昔、バイトしてた人が…行方不明に〜…』とスリリングな話を聞かせてくれる。
・・・まぁ、そんなの作り話に決まってるんだけどね。
でも友理奈は、お兄さんの言葉を真に受けたようで表情が真っ青になっていた。
「…やっぱり…止めようよ」
泣き出しそうな友理奈の表情を見つめながら俺が笑顔で言う。
「大丈夫だって! 絶対に近くにいるから!」そう言って繋いでいた友理奈の手を『ギュッ』と強く握る。
そんな俺の行動に、ゆっくりと大きく深呼吸をしてから友理奈は俺の顔を真剣な表情で見つめて頷いた。
★★続く★★
56 :
名無し募集中。。。:2005/06/28(火) 00:37:55 0
ゆりなハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
↑あぁぁぁぁぁ〜ageちまった!スマソ・・・
>>57 ドンマイ
ゆりなァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
乙華麗ション
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ<800超えてるの
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
今だ!マイハマンが適当な番号をゲトォーーーー!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
クゥ〜ン ノハヽ☆ +。. 。.:*・゜゚・*≡≡。+ . .
⊂(’w’从≡(. .。.:*・゜・゜゚・;; .。.:*・゜
⊆⊂ ̄⊂ソ (( :*・゜゚・;;≡≡≡.
 ̄ ̄ ̄ ズザザザザーーーーーッ
ほ
ハロキのお化け屋敷でマジ泣きする友理奈を思い出しちゃった
::::::::::::::::::∬∫
::::::\:☆ノノハ ビュンビューン
::::::ミゝ川;´・_・リつ<もう暑いよ〜
::::::⊂__つノ
しみハムマン発汗中!
保全
ほ
わくわく
保全
1月に優恋が始まって今月で半年だから何かやったら面白そうなのに
上半期の作品賞とか色々
何でもいいから書け
批判を恐れていたら何も出来ないぞ
作者さんお願いです。書いてください。
まさかあっちより先にこっちが廃れるなんて、夢にも思わなかったな・・・
そんな焦らせなくってもいいんじゃないの?
別に1日更新が無かったことだって何回もあったしスクランブルは来てるし
しかもまだ6時とかじゃんw
いつも夜に更新されるのに・・・
逆に変なこと言って更新しずらくするの(・A ・) イクナイ!
シナリオについて話すとか気長に待とうよ
そういうときこそ小説リレーだよ
みんなでやろうぜ
「雅ちゃん、僕は君のことが大好きで大好きで夜も眠れません。
どうか僕と付き合ってください。」
俺は放課後誰もいない教室で告白の練習をしていた。
つづけ! 勝手にかいてごめんなさい。
3回練習を繰り返した後、俺はバッグに教科書を詰め教室をあとにした。
校舎を出て、少し歩いたところで忘れ物をしたことに気付いた。
早めに気付いてよかった。
きびすを返し、来た道を戻った
校舎の大時計を見る。
17時、やばい、早くしないと、塾に遅れてしまう。
手早く上履きに履き替え、一段抜かしで階段を駆け上がった。
教室から声が聞こえる。
誰だろう
そっとドアに耳を近づけ、中の様子を窺った。
夏焼だ・・・
「ケンジくん、私はケンジ君のことが好きです、ずっとずっと好きでした。
付き合ってください。。」
ケンジとはどっちのことだろうか、
俺か、長浜か・・・
俺はどうすればいいのか分からず、その場から動けずにいた。
つづけ!
俺は教室の前に立って、入るべきか待つべきか迷っていると・・・
「でも、ケンジ君も好きだけどアキラ君も好きなの・・・だからごめんなさい!」
なっ!!ど〜ゆ〜意味なんだ?
教室から聞こえてくる夏焼の声に、俺は頭の中で必死に考えた。
そうか!ケンジは長浜のことで、夏焼は長浜に告白された。
きっと長浜を傷つけないように考えて・・・
そんなことを考えていた俺の耳に新たに入ってくる夏焼以外の声・・・
これは!?徳永の声だ!
「まってよ!私もアキラ君が好きなの!雅ちゃんはケンジ君でいいじゃない!」
徳永の怒り気味の声に今度は熊井の声が聞こえてくる!
「何言ってるの!ちーちゃんにはユウ君がいるでしよ!ケンジ君にちょっかい出さないで!」
なんなんだ!?この修羅場は!?
つづけ!
ほ
「うるさいわねー少し黙りなさい!」
ゴツッゴツッ
夏焼のグーパンチが徳永と熊井のアゴにヒットした
「やったわねー!」
そう言うと熊井が夏焼を羽交い絞めにして
パチンパチンパチン
徳永の逆水平3連発が入った
「離して離して」
しかい熊井は離そうとしない
徳永が距離を取り
「いくぞオラ」
強烈なケンカキックを見舞った…
と思ったら寸前の所で夏焼が解き、熊井に誤爆してしまった
つづけ
リレー小説はアンカー付けてくれるとありがたい
終末感漂う今日このごろ
作者は腰抜け?
ここでB工の出番だな
マターリ待ち
レス見てると小説スレを終わらせようとしてる奴がいるとしか思えないんだが
廃れるとか終末とか別に感じないのに何回も言って終わらせようとしてる?
わざとなのか本心で書いてるのか知らないけど続きを読みたい奴がいるんだからやめてほしい
>>75 みたいな考えでよいとおもうんだが
マジレスですまん
BOYSのあらすじ募集中。。。
>>799の続き
俺と丸田はバスケ部の先輩に色々と話しかけられた。知っている先輩がひとりもいないが皆優しく良い先輩だと思った。
俺と丸田が学校をでたのは5時過ぎ。部活はまだ続いているが一年生は入部していないので早めに帰された。
俺と丸田は一緒に帰った。丸田は学校から近くの場所にすんでいる。だから歩きで来ているらしい。俺とは違う。
俺は丸田の家の近くまで行くと道が違うので丸田と別れ家に帰った。
家に帰ると疲れていたのかそのまま寝てしまった。朝起きると目はさっぱりしているがなんかいやな気分だ。
お風呂に昨日入らなかったせいだ。じめじめする。そのまま風呂場に直行した。
風呂から上がってから俺は昨日誰かからメールが来てなかったか見る。すると桃子から一通着ていた。
「明日暇?」
一言だけだがこのようなメールをみると嬉しくなる。俺に会いたがっているんだ〜と思えるからだ。
俺は暇だと言うメールを送り返信を待っていた。まってる間に出来ることをしたいため、着替えや髪の毛をセットしていた。
最近髪が長いと感じる。昨日、試合していたとき邪魔だった。なので、そろそろ切ろうと思っている。
20分ほどするとメールが帰ってきていた。
「じゃあいつものとこに1時半ね」
今は11時過ぎだからまだ時間までは余裕だ。俺は自分の部屋でバスケットの試合のDVDを見ていた。
するとドアが開いた。後ろを見ると梨沙子がたっていた。
「どうしたの?」
「暇だったから来た。」
「そう。」
よくあることだ。今日に限ってくるとかではない。休みの日の午前中は、二人とも暇で家にいることが多い。
そのような時は一緒にいることがよくある。そういうときは大抵はゲームをしている。俺と梨沙子はゲームをしていた。レーシングゲームだ。
俺はゲームはもっているがあまりやらないのでいつも梨沙子にまける。今回も負けてしまった。
ゲームを何回かしていたがずっと梨沙子が勝っていたので飽きてしまったらしい。
「もう〜弱い。飽きちゃった。」
「じゃあなにしようか・・・・」
あまりゲーム以外することはない。
「じゃあ,どうやって桃子ちゃんと付き合えるとこまで行ったの?」
急な梨沙子の質問に驚き少し固まってしまっていた。
続くなのか!?
続きます。ただこれ以上仕事の都合上連載厳しいので誰か変わりに書いてやってください。
リレィ〜小説になってしまうのか?しまうのかぁぁぁ?
小説はこのままにして時間ができた時に続きを書いては?
復帰を気長に待ってます!
てか終了でいいよ
全部終了の方向で。
全部じゃないってw
>>92は終了でいいだろ普通に
スレ自体終了でFA
>>98>>100 >>89の言ってる通りだな
まぁ今度からこういうのはスルーすればいいんだけど
小説すら読んでないで荒らしてそう
終わったと思うのならもう見ないようにすればいい
それに気付かないほど頭の悪い奴なのかな?
>>100 スレ終了させたきゃ嫌韓厨でも呼べば?
超簡単にクソスレ化できるからさ
まとめの人乙
これでOK!です★★
まとめの人〜いつも訂正ばかりですみません^^;
こんな時には佐紀タンの家庭教師がくれば荒れは治まるまず!!
俺は時代劇さんと須藤さん待ちで!
ここで声のかからない作家は自分の無能を自覚しろw
だな、佐紀タンの家庭教師と時代劇さんと須藤さん以外はは
もう来なくていいよ
需要ないからw
>>109>>110 みたいに今までのあらしも1人で書いて煽って荒らしてたのかも・・・
まずこのレスで小説読んでる奴で作者をコケにする奴っていなかったから
ってことで他の作者さんも楽しみに更新待ってますよ!
面白ないのは面白くないと言ってやったほうが
本人のためですw
>>112 じゃあ言ってやる
おまえのレスは面白くない
もう来るな
ほ
いい加減羊池
ぜ
荒らしてるやつはたった1人だなこれは
荒らしにレスしてる奴いたら自演だよ。絶対スルーで行くぞおまえら!絶対だぞ!
てかBOYZ偉いよ。もう続き書けないなら書けないってゆってほしいな。放置大杉だもん。・゚・(つД`)・゚・。
http://www.geocities.jp/riasyo_matome/sudousan.html http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1118675733/894-895 徳永が「じゃあ、また明日ね」って須藤さんに言ったのに続いて
僕も「じゃあね」と須藤さんに言って、手を振って分かれる。
夕日を受けて顔がオレンジ色に見える須藤さんがとても綺麗だったから、
僕は須藤さんが完全に振り返って歩き出すまでそっちを見ていた。
「ちょっと…」
「なんだよ」
呼ばれた後で振り返って徳永の顔を見ると、軽く怒ったような表情をしている。
「あんた、まぁの事好きなんでしょ」
「えっ…」
「ほら、やっぱり」
前にも同じようなことを聞かれた時は直ぐに否定したんだけど、
そういう事も出来ないくらい頭の中が混乱していた。
「間違ってもそんな事は無いと思うけど、告白なんてしないでよね」
出る杭は打たれるって言うけど、思いっきり釘をさされてしまった…。
無言でいる僕を見つめる徳永。
「確かに、まぁはちょっと天然だけど大人っぽいし可愛いし、優しいし、力持ちだし、
頭もいいし、運動も出来るし、七紙が好きになるのも分からないわけじゃないけど、
今は私たちと遊んでるのが楽しいって言ってたし、そういうの抜きにして楽しく過ごしたいの」
相変わらず滅茶苦茶な事を言ってるけど、徳永の言いたいことは分からなくもない。
ちょっと塾に行ってるから勉強が多少出来るっていうだけで、
取り立てて特徴の無い僕と須藤さんじゃ釣り合わないっていう事も分かるし、
教室とかで友達と話してる時の須藤さんの楽しそうな様子を見てると、
本当に楽しそうで、それは、友達の1人として僕が中に入ってもそんなにかわらないけど、
告白して上手くいくにせよ失敗するにせよ、僕がそういうのを壊してしまったりしたら、
徳永には一生恨まれそうな気がするし、須藤さんも色々と気にしそうな気がする。
>>120 蝉の声がだんだん遠くなっていく感覚の中でそんな事を考えていたら、徳永がまた口を開いた。
「そんなに落ち込まれると、私が悪い事したみたいじゃん。もっと元気だしなって。
七紙のこと好きだって言ってる女子もいるし、その子となら結構お似合いかもしれないって思うし」
そんな話を立て続けにされても、頭の中が混乱して何がなんだか分からなくなる。
徳永は「それじゃ、言いたいこと言ったから、帰るね」なんて言って、
困惑している僕の肩を笑顔でバシバシと叩いてから1人で帰っていった。
太陽のせいでセピア色みたいになった町を歩いていく徳永の後姿を見ながら、
「わかんねーよ!」と叫んで、家まで走った。
この徳永の余計な発言のおかげで、塾の勉強と学校の宿題の他に、
もう1つ大きな問題を抱えてしまった僕は、答えが出ない問題を考え続ける事の意味を考えながら、
読書感想文の宿題に夏目漱石を読んでみたり、須藤さんはどんな本を読んでるのかなんて思いながら、
小学校生活最後の夏休みという時間を使い果たしてしまった。
どんな顔して学校で徳永とか須藤さんに会えば良いんだよ…。
それに、僕のことを好きって思ってる女子が居るって噂も気になるし…。
そんな事を思いながら、いつも通りの寝苦しさに不安と期待がいつもより多めに配合された熱帯夜が更けていった。
(つづく)
須藤タン乙!
須藤さんキテター!!
七紙の事が好きな女の子わかった!
七紙の事が好きな女の子わかった!
詳しく
ほ
乙!
>七紙のこと好きだって言ってる女子もいるし
・・・それはあの娘であってほしいw
須藤さん(・∀・)イイ!
良作(・∀・)イイ!
おは乙
思わず須藤さん(仮)読み返したよ
誰だ、好きな女子って?
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
ところで佐紀タンの家庭教師ってどれ?
まぁりさ姉妹の出てくるのでしょ、あの佐紀c大好き
::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::\:☆ノノハ ビュンビューン
::::::ミゝ川´・_・リつ <それここじゃないから!
::::::⊂__つノ
しみハムマン巡回中!
>>131 言いたいけど作者さんに悪いから言わない。冷静に考えればわかる
マジで!?オレがニブいだけか?
・・・てか続きを待つしかないか
>>83の続きです。
今度は友理奈が怒って、千奈美にパンチしようとしたら、あっさりかわされてしまい
壁にパンチしてしまった。
すごく痛かったらしく、赤くなった手をさすっていた。目からは涙も出てきている。
千奈美と雅は、友理奈が泣いているのも知らずに殴り合いをしていた。俺は、教室に
入るタイミングが無いなと思って玄関に戻ろうと後ろに振り返ったら、突然教室のドア
が開き、俺はビックリした。振り向くと、ドアの所に、友理奈が目を赤くしながらまだ
痛い手をさすって出てきた。
俺は、通りすがりの人のつもりをしていた。そしたら友理奈が、
「なにしてるの?」
と、聞いてきたのでおれは、
「忘れ物を取りに来ました。」
と、なぜか敬語でしゃべってしまった。
つづけ!
>>77と
>>138を書いた中学生です。信じてもらえないけど、女子です。
初めてだし、中学生なのでへたくそですが、ご勘弁を。
いちいち中学生だとか女だとかやめといたほうがいいよ
リレーだけじゃなくって自分で1つ作品を書いてみたら?
>>141 下手ですけど、一生懸命良い作品を考えたいと思います。結構時間かかると思いますけど。
>>138 「そ、そう お願いだからあの2人を止めてきて」
友理奈が教室で殴り合ってる2人を指差した。
「あぁ…」
俺はとりあえず返事をしたが、止められる自信なんて無かった。
「じゃあね」
そう言うと友理奈は走り去ってしまった。
教室では相変わらずの殴り合い。
夏焼は目尻と鼻から大量の流血、徳永は誰か判別出来ないぐらい目と頬が腫れていた。
「お、お前らもうそろそろやめた方がいいんじゃないか?」
2人は聞こえてないのか完全無視だ。
徳永が夏焼にチキンウイングを極めて優勢な状態だったが、
「だからやめろって!」
俺が力ずくでほどこうとした。しかし
「ナニコラタココラー」
徳永が御小ばりの奇声を上げ、俺の股間をおもいっきり蹴り上げ、俺はその場で泡を吹いてうずくまってしまった。
つづけ
ナニコラタココラーテラワロスwwwwwwwwwwwwwwwww
>>143 翌日、俺は気がつくと病院だった。
横には徳永と夏焼がいて何か怒鳴っている
夏焼「なにがやりたいんだコラ!!紙面を飾ってコラー!何がやりたいのか、、ハッキリ言ってやれコラ!」
徳永「何がコラじゃコラァバカヤロー!」
夏焼「ナニコラタココラー!!!!」
徳永「なんやコラァ」
夏焼「紙面を飾るなって言ってんだコラ!」
徳永「おまえが最初に手出したんだろコノヤロ!!」
夏焼「ケンジ君やったのはてめぇだろうがコラー」
徳永「おまえ死にてーのかコノヤロー」
夏焼「おまえ今言ったな?」
徳永「あぁ言ったどー」
夏焼「吐いた言葉飲み込むなよおまえ」
徳永「ああそのままじゃ、なめてんのかコノヤロー」
夏焼「よーし、よーし、わかった。それだけだ。おまえ今言った言葉おまえ飲み込むなよ、なあ吐いて
ほんとだぞ?ほんとだぞ?なあ、噛み付くならしっかり噛み付いてこいよ。わっかたな?」
徳永「おまえにわかったな言われる筋合いないんだよ!!」
そして夏焼は出ていった。
どうやら徳永が俺を失神させたとこが紙面を飾ってしまったらしい。
俺はまだ目が覚めていないふりをしていたが徳永の方に顔を向け
「徳永さん、やるなら1対1という気持ちですか?」
と聞くと
「時間かかんだよ」
と言い残し部屋を後にした。
つづけ
リレー小説を書いているのは私のほかに何人?
激ワロス
βエよりぜんぜんいい
教室のド真ん中で大音量のパワーホールが鳴り響くのも時間の問題になってきたな
ほんと即席なのでスマソ
てかプネタわからない人には本当に申し訳ないです・・・
>>150 問題無し
俺もサカネタなんてさーっぱりわからないからスルーしてるし
レコメン関係者がここにいるな
>>121 学期最初の日、教室に入って辺りを見回す。
1学期と同じで須藤さん・徳永・村上が固まって話している。
須藤さんは少し日焼けして肌が浅黒くなっている以外は何も変わらず挨拶したり話しかけたりしてくれた。
徳永は須藤さんには何も言ってないみたいだったのが安心といえば安心だけど、
現状を変化させないからこそ脅迫の意味があるというか、
とにかく、徳永に言われた事が頭から離れなかったせいで上手く会話が噛みあわなかったりして、
須藤さんから「変なの」なんて言われたりもした。
徳永は、ダジャレに嵌りだしたらしく、ことある毎に下らないダジャレを言って笑っている。
「七紙も何か面白いダジャレ無いの?」なんて言われても、急に思い浮かぶはずも無く、
その場を離れて自分の席に着くことにした。
ランドセルを置くと、中島が「おはよう」と挨拶してきた。
流石に夏休み明けというだけあって、少し日焼けしていて健康的に見えた。
教室の後ろの方で固まってる男子の話の輪に加わろうとしたらチャイムが鳴って、
始業式のために校庭に出た。
教室にもどってから、夏休みにどこか遊びに行ったとか、宿題がどうだとか、
そんな話をしていると、先生が入ってきてホームルームが始まった。
宿題の提出やら通知表の返却やらが終わって一段落ついたあたりで、サイレンの音が鳴り響いた。
「ただいま震度7の地震が発生しました」
校内放送はそう言っているが、もちろん何も揺れてなんていない。避難訓練だ。
「はい、みんな急いで机の下に隠れて」
先生の言葉に従って、机の下に入って窮屈な姿勢になる。
横では中島が小さい身体をさらに小さくして隠れている。
「もし、本当に地震が有ったらどうする?」なんて聞いてみたら、
結構本気で怖がってる様子で、凄い悪い事をした気分になった。
>>153 「もし、本当に大地震が有ったら助けてくれる?」
中島の真剣な表情と質問の意味の重さに気圧されて返答に困っていると、
「揺れが収まりました。各自、先生の指示に従って校庭に避難してください」という放送と、
「さあ、それじゃあ机から出て、防災頭巾を被って廊下に整列して。
それと、校庭に出てからそのまま下校するから、荷物を持って外に出て」
という先生の言葉。
机から出て防災頭巾を被ろうとする僕を見つめて質問の答えを待つ中島に、
「出来るだけ助ける…と思う」
と、顔を見ないで答えて、廊下に出て背の順で並ぶ。
中島は列の先頭に行き、僕は後ろから4番目に。
すぐ横では徳永が「頭がズキンズキンする」なんて言いながら笑ってた。
防災頭巾が妙に似合ってるのが面白くて笑ったら、
ダジャレが受けたんだと勘違いして得意げな顔をしていた。
女子の列の最後尾に居る須藤さんを見ると、
真剣な表情で、手にはハンカチを持って、真面目に避難訓練してる様子だった。
僕は、こんな訓練なんて意味無いよと思いつつも、
実際に地震が起きたら須藤さんだけでも助かって欲しいと思った。
校庭に出て、校長先生や消防署の人の話を聞いて、
住んでる地区で分けられた班に分かれる。僕と徳永は同じ班で、班長は村上。
先生に従って、人数などの確認をテキパキとこなしている。
別の班の班長で、一生懸命低学年の子をまとめている須藤さんを見ていたら、
人数確認が終わったらしく、先生が注意とかを話す。
終わると直ぐに集団下校がはじまった。
(つづく)
乙乙
スドーサン乙!
*
警察からいくつか質問され、俺は見たままを伝えた。
気が遠くなって倒れているところにトラックが突っ込んできて
もうダメだと思った時に勝手にトラックが吹っ飛んで行った。
それだけだ。
俺に質問した警官も首を傾げていた。
それからその警官は、外にはマスコミがいるから
と、一言だけ忠告をしてどこかへ行ってしまった。
病室では友理奈が眠っている。
医者によれば体力を消耗して気絶しているだけということだけど
特に体力を使うことはしていないはずだ。 少なくとも俺が見ている時は。
だからといって眠っている友理奈を起こしてわざわざ聞くこともしたくない。
俺も軽く検査をされたけど、体には特に異常はなかった。 倒れた時に肘を擦りむいたくらいだ。
…一体あの動悸はなんだったんだろうか。
病室の前の長椅子に座って、ぼんやりとそんな事を考えていた。
>>160 ふと気づくと、目の前に2組の"足"があった。 男と女の1組ずつの足。
「ん…?」
何かと思って見上げてみると、男のほうと目があった。
年齢は俺と同じくらいか。
「あの、君」
彼は汗だくで、肩で息をしているようだった。
走ってここまで来たのだろうか。 友理奈の知り合いか?
「なんですか?」
「君はなんともないのか?」
いきなり突拍子も無いことを聞いてくる。
なんともないのか、と言われても返答に困る。
「は? どういうことですか?」
男がそれに何か言いかけようとしたところで
後ろにいた女がずいっと前に出てくる。
どこかで見たことのある顔だった。
「怪我とか、体の調子がおかしいとか、そういうのないの?」
甲高い、アニメみたいな声でそう訊かれた。
「いや、別に…」
あの跳ねる感覚、動悸の事を話そうとも思ったが
彼らに話したところでどうにかなることじゃない。
医者にだってわからなかったんだから。
「そうか、じゃあもう一人の方がそうらしい」
男のほうが言った。
「ちょっと待って! もう一人って、友理奈のこと知ってるのか?」
男は、女のほうと顔を見合わせてから、少し頷いた。
「友理奈っていうのか。 そこの病室だよね?」
そう言って病室のネームプレートを指差し、彼らはすたすたと部屋の中へ入っていった。
…一体何なんだよこいつら。
>>161 「おい、ちょっと待てよ!」
俺はそいつらを追いかけて病室へ入った。
「しっ! 静かに!」
入った途端、さきほどの女に遮られた。
「な、何だよ…」
その女の肩越しにあの男が見える。
男は友理奈のベッドまで行くと、掛け布団をまくって友理奈の手を握った。
何をやるつもりなんだ?
「おい、やめ…」
「だから静かにって!」
「どけよ!」
「落ち着いて!」
女が俺の肩を強く握った。
「…私は桃子。 嗣永桃子っていうの」
嗣永…桃子…
ああ、そうだ思い出した。 2年の生徒にそんな名前の女子がいた。
確かこの前の発表会の時にステージにあがって
隣のクラスの夏焼とかと揉め事起こしてた人だ。
でもなんで嗣永先輩がここにいるんだ?
>>162 「君は?」
「お、俺は、梅田光太郎…です」
「梅田って…あ、もしかして、梅さんの弟? 似てる似てる! そうだよね!?」
嗣永先輩は俺の腕を取って、きゃあきゃあと騒ぎ出した。
確かに俺には2年生の姉がいるが、知り合いなのだろうか。
「そうだけど…そんなことよりアイツ、何やってんだよ!」
男のほうはさっきからずっと友理奈の手を握ったままでいる。
「まあいいから待ってて。 それより、右肘、見てみてよ」
「は?」
肘? 何言ってんだ。 話をはぐらかすつもりか?
そう思いながらも、俺は右肘に目をやった。 そして自分の目を疑った。
「怪我してたんでしょ。 治しといたから」
「…な、え、えっ!?」
俺の右肘は、横断歩道で倒れた時の擦り傷がついていて
そこは医者から塗り薬を塗られていたのだが
何故だか傷が綺麗さっぱり無くなっている。
「びっくりした? びっくりしたでしょ!?」
嗣永先輩はにやにやと笑いながら俺の顔を覗き込んでいる。
俺が何が起こったのかわからず、困惑していた。
>>163 「終わったよ」
男がベッドのほうから首だけこちらに向けて言った。
「お疲れさまー」
嗣永先輩が待っていたかのように、彼のもとへ駆けていった。
「おいちょっと待てよ! 何なんだよあんた達!」
俺は2人に詰め寄った。
「ああ、ごめん。 僕は萩原信彦。 2年生だよ」
「名前はどうでもいいよ! ずかずか病室に入り込んだり
勝手に俺の傷が治ってたり、一体何者なんだよ!」
萩原と名乗った男はそれを訊いて、ちらっと嗣永先輩を見た。
「むやみに使っちゃいけないって言ったのに」
「えへへ〜、ごめーん!」
嗣永先輩はへらへらと笑っていた。
「話聞けよ!」
「ごめんごめーん。 じゃあ信彦くん、話して」
「ああ、うん…」
すると彼は急に神妙な顔になって、話し始めた。
>>164 *
あの時、私は自分が何をやったのかよく覚えていなかった。
目の前でこうちゃんが倒れて、トラックにひかれそうになって
体がまた、じくじくと熱くなってきて
咄嗟に『助けなきゃ』と思ったら勝手にトラックが燃えて飛んでいってしまった。
…その後は、わからない。
気が付けば私はベッドに寝かされていて、周りで何人かの人が話している。
(あれ、この声って、こうちゃんかな…)
「…なんですか、そのファイア…スターターって」
「テレビで見たこと無いかな。 超能力の一種で、パイロキネシスって言うんだ」
「パ、パイル…?」
「炎を操る能力のことで、その能力者はファイアスターターって呼ばれてる。
自分の体の熱と空気中の酸素から炎を作り出す事が出来るんだ」
「それが、友理奈に?」
「うん。 それもかなり強い。 正直、あのままだとかなり危険だった」
「だった、って?」
「僕が調整したから今は大丈夫」
「でも…そんな…」
「彼女、最近急に熱を出したりしなかった?」
「あ、はい…」
「かなり高熱だったよね? それが兆候なんだ」
「兆候?」
「あ、私もあったよ〜。 私の場合は腕がぴりぴり痺れたんだ」
「嗣永先輩も? じゃあさっきのって…」
「そう。 ヒーリングっていうんだって」
「つぐ…桃子の場合はそうなる。 能力によって違うんだ。
気になるのは、力が強いはずなのにさっき彼女の体はそんなに熱を持っていなかった」
「あ…熱だったら俺が見舞いにいった後、すぐにおさまりましたけど…」
「…なんだって? それは、もしかしたら…」
>>165 何の話をしているのかよくわからなかったけど
その中にこうちゃんの声が混じっているのは確かだった。
「こうちゃん…」
こうちゃんの声ならすぐにわかる。
「友理奈、気が付いたのか?」
「うん…」
やっぱりこうちゃんだ…
こうちゃんはすぐに私の傍にやってきて、私の肩を掴んだ。
ああ、なんだか心地いいなあ。
体の中を涼しい風が通っていく感じ。
「起きれるか? 大丈夫か?」
「大丈夫だよ」
私はゆっくりと体を起こした。 どこも痛くないし、だるいとも感じない。
こうちゃんも、後ろにいる知らない2人も心配そうな顔で私を見ている。
「そうだ! 事故はどうなったの? トラックの人は?」
「あ、ああ…今手術中だって」
「そう…。 やっぱり、私のせいなのかな…」
あの時、何をやったのかはわからないけど
トラックが飛んでいった瞬間、自分の中の何か熱いものが
どっ、と抜けていくような気持ちになった。
現実的ではない話だけど、私が何かしたのかもしれない。
>>166 「友理奈…」
こうちゃんはなんだか寂しそうな目で私を見た。
さっき何か話していたことと関係あるのかな…。
「2人ともっ! そんな暗い顔しーなーいーの!」
後ろにいた女の子が、にこにこ笑いながら私たちの間に入ってきた。
「あの…」
「だいじょーぶ! この桃ちゃんがズバーンと解決しちゃうから!」
「え?」
何を言ってるんだろう、この人…。
「桃子、調子に乗りすぎだよ…」
「もぉ〜信彦くん心配しないでよ! まっかせなさい!」
その女の子が一人明るく振舞う中
こうちゃんと、信彦と呼ばれた男の子は怪訝そうな顔で彼女を見つめていた。
ナニコラタココラつづくまー
おーんしょー
おーんしょー
保
乙
>>146 結局俺は睾丸打撲で一日で退院出来た。
あわやこの年で種無しになる所だったが、何とか最悪の事態は間逃れた。
翌日登校するとクラスでは朝から夏焼vs徳永の件で盛り上がっていた。
「夏焼が勝つよ。夏焼のミヤラリアットとサソリで徳永はギブさ」
「いや徳永が勝つに決まってるだろ。徳永の蹴りは重い。DDTの角度も凄いしな」
いつもとは違うピリピリとした空気で張り詰められている。
「大変なことになっちゃった」
「あっ熊井さん」
「まさかこんなに事が大きくなるなんて、、、それよりあそこ大丈夫?」
「うん、何とか、、、」
「あの二人昔から仲悪くかったけど、ここにきて遂に爆発しちゃったみたい」
「まさに因縁の対決だね、、、」
「うん、、、」
次爆発したらもう誰にも止められない。
そんな空気を俺は感じた。
つづけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ
それよりあそこ大丈夫?
あそことか小学生が使いそうなリアルないい方w
橋本と長州の話だったのかっ
イイヨイイヨー
作者さん達乙
須藤さん(仮)について一言
「そうですか、なかさきちゃんでしたか、そうですか・・・。」
リレー小説カキカキ中w
リレー小説最後まで書いちゃいそうな勢いなんですが・・w
179 :
名無し募集中。。。:2005/06/29(水) 22:02:29 0
リレー明日投稿します
スクランブル ★BLACK★
>>55の続き
こんなもんだろうなぁ。
そんな事を思いながら俺はお化け屋敷の中を歩いていた。
『怖い』って言うより突然出てくる人形とか手に『驚く』って感じで〜…全然怖くない。
まぁ、そんなに期待してた訳でも無いけど〜…隣が・・・なぁ…
友理奈は3歩進む度に俺に確認を求めたり、何か出ると『キャー』って大きな声で叫びながらしゃがみ込んでしまったり…
もう中に入ってから10分くらいが経過していた。
友理奈は俺の腕にしっかりと抱きついたまま離れようとせずに目を閉じながら何とか少しずつ歩いていた。
(おっ!そろそろ終わりかな!?)
何となく前が見えない真っ暗な場所に来たと同時に思った。
今まで歩いた距離とかを考えたら、ここで最後に『バッ!』と何か出て外へ〜って感じだなぁ。
そんなこと思っていると…重大なことを思い出した。
まとめの人へ
そんなこと思っていると…重大なことを思い出した。
↓
そんなこと考えていると…重大なことを思い出した。
訂正の方をお願いします★★
スクランブル ★BLACK★
>>182の続き
「あっ!」
突然の俺の大きな声に友理奈が『ビクッ』として腕にしがみ付きながら言う。
「何!?何が出たの!? もう帰りたいよ…」
泣きそうな友理奈の言葉に返すように言う。
「手紙の内容…実行しなきゃ」
そんな俺の言葉に「もう実行してるじゃん…」と弱々しい友理奈の声。
「いや、最後に『2人が手を離したら〜…』って書いてあったし〜…」
「ダメ!絶対ダメ! …お願い…手だけは離さないで…」
友理奈は必至になりながら俺の手を強く握っていた。
「5秒! 離して5秒だけ数えてスグに手を繋ぎなおそう?」
俺が言うと友理奈は少しの間考えてから『・・・3秒だけなら』と小さな声で言った。
声は近くに聞こえるのに全く隣の相手が見えない暗闇
「じゃ!手を離すよ!」
男だったら〜…何となく女の子を苛めたくなっちゃうのは仕方ないよな。
「い〜ち…」
数えながら俺は足音を立てないように友理奈が居るような感じの場所の少し後ろに『ソ〜ッ』と行く。
「に〜…」
「……」
「えっ・・・どこに居るの…」友理奈の声が前の方から弱々しく暗闇に響く。
「……」 俺は何も言わないで静かに友理奈の後ろに立っていた。
「ねぇ! 本当にジョーダンとかはやめてよ! どこにいるの!?」
「……」
「……」
スクランブル ★BLACK★
>>184の続き
静まり返った周囲の空間が耳に変な違和感を感じさせていた。
「……」
「……」
(あれ?友理奈の声が聞こえなくなった? 先に出口に向かったのかな?)
暗闇の無音の中で、そんな事を考えていたら…
「ヒック…ヒック…うっ……うっ……」
突然聞こえて来た友理奈の泣き声に焦る俺。
「ヒック…ヒック…怖いよ…ちーちゃん…」
俺は友理奈の居る方に向かって声を掛けながら急いで近づく。
「友理奈!ゴメン!ほんのジョーダンだったんだけど!! 本当にゴメン!!!」
そう言って後ろから友理奈を『ギュッ』と抱きしめる。
友理奈は俺の腕の中で方向転換をして俺の方を向く。
暗闇の中で慣れてきた俺の瞳に映ったのは、『不安』と『安心』を同時に受け止めたような友理奈の泣き顔だった。
友理奈は俺の顔を見つてポロポロと涙を流しながら背中に手を回して強く抱きしる。
「な…んで…そんな…意地悪する…の・・・ 大っ…嫌い…うっ…」
そう言って、俺の胸に顔を押し付けて泣き続ける友理奈に戸惑いながらも俺は友理奈を優しく抱きしめながら出口に向かった。
>>184 オレ、中学生のとき同じようなことやって幽霊役のお兄さんに
「女の子を泣かすんじゃない!」って怒られたよ・・・(p_q)
まとめの人へ
小さなところなんですが訂正をお願いします^^;;;
そう言って、俺の胸に顔を押し付けて泣き続ける友理奈に戸惑いながらも俺は友理奈を優しく抱きしめながら出口に向かった。
↓
俺の胸に顔を押し付けて泣き続ける友理奈に戸惑いながらも、俺は友理奈を優しく抱きしめながら出口に向かった。
『、』とか付けるの苦手です・・・
多分、これも文法では合って無い気がするんですが読みやすくなれば良いかな〜・・・とw
よろしくお願いします★
スクランブル ★BLACK★
>>185の続き
真っ暗な所に長い間居たせいか、外の快晴が眩しく俺の瞳の中に入ってきた。
水色の小さなベンチに2人は並んで座る。
友理奈は何も言わないで泣き続けてる…手はしっかりと繋いだままで。
「本当にゴメン・・・」
俺が友理奈の方を見つめながら声を掛ける。
友理奈は何も言わないで泣き続けていた。
「その…そんなつもりじゃ…無かったんだけどさぁ」
「じゃ…ど〜ゆ〜…つもり…だった…の…」
握っている手とは反対の手で涙を拭きながら涙声で必死に俺に言う。
「その…よくわからいけど… 何か〜…気になる女の子とかって苛めたくなっちゃ…わない?」
俺の言葉に友理奈は下を向いたまま言う。
「君が好きなのは…雅ちゃん…じゃん…」
「うっ…そうだけどさぁ・・・」
俺が言うと『否定とか…少しは…してよ…』と言って何故か、さらに泣き出す友理奈。
友理奈が何で今の言葉でさらに泣き出したのか全く分からないし俺の顔を見ようともしないし〜・・・本当に困っていた。
スクランブル ★BLACK★
>>188の続き
「わかった!!それじゃ、俺が友理奈の言う事を1つだけ何でも聞いてあげる!!」
一か八かの言葉だったけど〜…友理奈が『ピクッ』と泣き止む。
「…何でも…1つだけ?」
そう言うと、顔を上げて少し驚いたような表情で俺を見つめる友理奈。
俺は手で友理奈の涙で濡れた頬を優しく拭きながら笑顔で言う。
「何でも1つだけ!! 俺に出来る事だったら何でもいいよ!」
友理奈は少し考えてから〜…下を向いて小さい声で何か言った。
「…さん…でも?」
「えっ?何?」
「ぉょ…」
「およ? 泳ぎを教えて欲しいの?」
そんな俺の言葉に突然『ハッ!』としたように顔を上げる友理奈。
「お願いは…今度まで取っておく」
そう言って友理奈は顔を真っ赤にして、再び下を向いてしまった。
「良く判からないけど〜…本当に今のは俺が悪かった!本当にゴメン!」
そんな下を向いてる友理奈に頭を下げていると〜…
友理奈と繋いでいた手が突然引っ張られる。
顔を上げると友理奈は俺の目の前に笑顔で立っていた。
「観覧車…一緒に乗ろっ♪」
俺は友理奈の手を優しく握り返してからベンチから立ち上がった。
★★続く★★
はにゃ〜ん・・・みたいな感覚に襲われた15の夜♪
僕に舞い降りた天使はしばらく工事中になるかもです
>>天使さん
第1章のタイトルも考えてくれるとありがたいです
新作、書きます。
ジャンルはアクションで、タイトルは「妖獣ハンターK太郎」
ふざけたタイトルでゴメンね
第一話「妖獣ハンターK太郎、誕生!」
「はぁっ、はぁっ、はぁっ」
俺はわけもわからないまま、後ろから追いかけてくる”何か”から逃げていた……
深夜二時すぎ、読み忘れていた漫画雑誌があったことに思い至った俺は
寝ている両親に気付かれないように家を抜け出し、近くのコンビニに足を運んだ。
その”何か”に遭遇したのは、目的を果たした俺が家に帰る途上のことだった。
人気の無い午前二時の路上、ふいに前方から足音が聞こえてきたのが事の始まりだった。
俺が思わずそちらの様子を窺うと、そこには一人の女、いや正確には女に見えた”何か”の姿があった。
その”何か”がさらにこちらに近付き、街灯に照らされた顔が見えた時、俺は自分の目を疑った。
獰猛そうな輝きを放つ赤い瞳、裂けた口、さらにそこから覗く長い牙、
まるで猫のようでいて、顔から下は人の形をした奇妙な生き物…、
「ギニャァァァァァァァァァァァァァァァァァァォッ」
ふいにその”何か”が唸り声を上げた。
──────────化け物?──────────
本能的に恐怖を感じた俺が背を向けてその場から走り出した途端、その”何か”もこちらへ向けて駆け出した…
そして俺は今、わけもわからないまま、後ろから追いかけてくる”化け物”から逃げている……
>>193 「はぁっ、はぁっ、はぁっ」
何なんだ、あれはいったい何なんだ?
誰かが仮面をつけていたずらでもしてるんじゃないかという考えも頭をよぎったが、
後ろから迫る”化け物”はそんな生易しいものではないと本能が告げている。
「ぐあっ!」
そして走り疲れた俺はついに脚をもつれさせ転倒してしまった。
「ギニャァァァァァァァァァァァッ」
”化け物”はすぐに俺の近くまでやってきた。
エサにありつけることを喜ぶかのように、目はランランと赤く輝き
裂けた口からはよだれがだらだらと垂れ流されている。
そしてそのエサとは今の場合、間違いなく俺のことを指すようだ…
「ギニャァァァァァァァァァァァァァァァァァァォッ」
至近距離に迫ったその”化け物”がついに俺の方に向けて跳躍した。
──────────俺、死ぬのか?──────────
俺が思わず目をつぶり、訪れるであろう衝撃に備えたその時だった……
「そこまでよ!」
>>194 何だ……、何が起きたんだ……?
恐る恐る目をあけた俺の目に映ったのは、
怒り狂った”化け物”と対峙するようにして立つ、二人の少女の姿だった。
「相手はかなりのスピードの持ち主だよ。気を付けて、雅ちゃん!」
「オッケー、佐紀ちゃん!」
お互いを雅と佐紀と呼び合った少女達が、その直後、地を蹴った。
「たぁぁぁぁぁぁぁっ!」
小柄な方の少女が凄まじい速さで”何か”のふところに飛び込み、勢いよく蹴りを放つ。
「ギャニャァァァァァァァォッ」
だが、”化け物”は少女を上回るスピードで後退して、その蹴りをあっさりかわしてしまった。
………………………
「やぁぁぁぁっ!」「たぁぁぁぁぁっ!」「ギニャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ」
俺の眼前では先ほどから、二人の少女と”化け物”による、映画さながらの一大アクションが繰り広げられていた。
「痛ぇっ!」
俺は思いっきり自分の頬をつねってみるが、その行為には間違いなく痛みが伴う。
──────────夢じゃない──────────
眼前で繰り広げられている少女達と”化け物”の戦いは、間違いなく現実らしい。
>>195 「ギニャァァァァァァァァァァァァァァァァァォッ」
「あぅっ!」
「佐紀ちゃん!」
善戦していた少女達だったが、スピードに勝る化け物の前に次第に圧されていき、
ついに小柄な方の少女が”化け物”の爪による一撃をくらってしまった。
「佐紀ちゃん、大丈夫!?」
「うん、大…丈夫…。傷はそんなに深くないから…」
言葉とは裏腹に、小柄な方の少女の腕からは多量の血が滴り落ちている。
「許さないから!」
背の高い方の少女がそう言って”化け物”と向き合った。
怒りのせいか、雰囲気が先程までとどこか違う。
「ギニャァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!」
そして、”化け物”が少女に襲いかかろうとした瞬間だった。
「サマァァァァァァァァァ、バーニンッッッッ!!!」
ゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!
少女の手の先から……、炎の固まりが……、放たれた………
>>196 「ギニヤァァァァァァァァァァァオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ」
炎に包まれた”化け物”は、のたうちまわりながら向こうの方に駆けて行った……
「倒した…の…?」
小柄な方の少女が、背の高い方の少女に近付く。
「ううん、多分致命傷は与えられなかったと思う……」
背の高い方の少女は首を振って見せる。
「おい!」
そこで我に返った俺は、思わず大きな声を上げた。
少女達は今初めて存在に気が付いたと言った感じで、俺の方を向く。
「今のは……、今の”化け物”はいったい何なんだよ!?」
その瞬間、二人の少女の目が大きく見開かれた。
沈黙がしばらく続いた後で、小柄な方の少女=佐紀が恐る恐る尋ねてくる。
「……”化け物”?」
「今の猫と人間の相の子みたいな奴だよっ!」
俺のその返答に、二人は驚いた様子で顔を見合わせる。
そして、背の高い方の少女=雅がぽつりと呟いた……
「君、あれが”見えた”んだ………」
………………………………………
ちょっと休憩
>>197 「ねぇねぇ、知ってる?」
「………」
「ねぇ?」
「………」
「ねぇってば!」
朝の通学路、桃子が呼ぶ声に俺は我に帰った。
「何だよ、キンキンうるっせぇなぁ」
「も〜っ、そっちが返事しないからでしょ〜!」
桃子はムクれた顔をして見せる。
このキンキンうるさい女の名は嗣永桃子。俺と同い年のいわゆる幼馴染って奴である。
家が近いということもあり、毎朝一緒に通学している。
「何、ぼ〜っとしてんの?」
「あぁ?ぼ〜っとなんてしてねーよ」
俺は桃子にそう答えるが、確かに今朝の俺はぼ〜っとしていると自分でも思う。
原因はもちろん、昨晩のあのことだ。
「君、あれが”見えた”んだ………」
「”見えた”?」
そう聞き返す俺に対して、雅がさらに言葉を続けようとした時だった。
>>199 ウ〜〜〜〜〜〜〜〜、ウ〜〜〜〜〜〜〜〜
パトカーのサイレンの音が聞こえた瞬間、雅と佐紀に緊張が走る。
「雅ちゃん、もう行かないと」
「あっ、うん……」
「おい、待てよ!」
話を続けようとした俺だったが、そんな俺の声には耳を貸さず、
少女達はあっという間にその場から姿を消してしまった。
俺自身も警察沙汰に巻き込まれるのは嫌なので、早々にその場から立ち去り、そのまま今朝に至っている。
人間離れした動きを見せる少女達、そして猫と人間の相の子みたいなあの生き物。
一夜明けて、あれは夢だったんではないかとの考えも頭をよぎる。
しかしそう思い込むには、昨晩の記憶が鮮明すぎるのもまた事実だ……
「ねぇってば!!!」
「うおぉぉぉっ!」
いきなり眼前に現れた桃子の顔に、俺は思わず叫び声を上げてしまった。
「何だよ、心臓が止まるかと思ったぞ!」
「ぼ〜っとしてるそっちが悪いんでしょー!」
桃子はいまいち迫力にかける怒り顔で、俺を睨みつける。
>>200 「う〜〜……」
「ぬぐぐ……」
しばらく桃子と睨みあいを続けた俺だったが、いつまでもそんなことをしていても埒があかないので、
結局自分から折れることにした。
「わかった、わかった、俺が悪かった」
「わかればいいの」
勝ち誇った感じの桃子にちょっとムカッとくるが、我慢して俺は歩き出す。
「で、さっきは何の話をしようとしてたんだ?」
そう話を振ると、さっきまでの不機嫌もどこへやら、桃子が勢いよく話し出した。
「うんっ。あのねっ、あのねっ、知ってる?」
「何をだ?」
そう聞き返した俺に、桃子は声のトーンを落として説明しだす。
「最近さぁ、この辺で原因不明の奇病が流行ってるらしいよ」
「はぁっ?奇病?」
「うん、奇病」
思わず素っ頓狂な声を出した俺に、桃子は深刻そうな顔をして頷く。
「おまえが患ってる、声がブリブリで気持ち悪いよ病とは違うのか?」
「そんな病気無いっ!」
俺の言葉に激昂して見せる桃子。
どんな下らないネタにも反応してくれるのは、こいつの数少ない長所の一つだと思う。
>>201 「で、どんな病気なんだよ?」
奇病の話題に話が戻った途端、桃子の顔が再び深刻な表情になった。
「うん、それなんだけどね。それまで健康だった人が、ある日突然意識を失って倒れちゃうらしいの」
「ほう」
「倒れちゃった人はね、体中から力が抜けちゃったみたいな感じになって
日常生活に戻るのに、最低でも一週間、長い人になると数ヶ月かかるらしいよ」
「ほんとかぁ?それ」
「ほんとだって!ご近所ではもうその話題で持ちきりなんだから」
疑わしげな表情をして見せる俺に、桃子は真剣な顔をして見せる。
奇病か…
昨晩のことといい、最近は何だか変なことが続くな……
「嫌だねっ、怖いねっ」
………
「そんな病気にかかっちゃったらどうしよ゙〜」
………
「入院なんてことになったら、ウニも食べれないし、漫画だって読めなくなるかも…」
………
「そんなの嫌だよ゙〜」
「おまえはその病気にかかって少し大人しくなった方がいいかもな」
「何よ、その言い方〜〜〜!」
俺の一言で、桃子が再び怒りモードに突入しだした。
忙しい奴だ。
>>202 桃子と他愛の無いやり取りをしながら、並木道の通学路を歩く。
そんないつもの朝の風景に変化が訪れたのは、学校に近付き正門が見えてきた時のことだった。
「あれっ、正門の前にいるの、3組の夏焼さんじゃない?」
桃子がふいにそんなことを口にした。
「あん?夏焼?誰だ、それ?」
俺のそんな答えに対して、桃子は信じられないと言った表情をして見せる。
「えっ、あんた、夏焼さん、知らないの?」
「知らん」
「夏焼さんって言えば、学年、うぅん、学校でも一二を争う美人で有名じゃん」
「ほう、美人…」
改めて正門の方に目をやると、確かに一人の女が正門にもたれつつ、登校する生徒に視線をやっている。
その前を通る生徒、特に男子生徒の何割かがチラチラとそちらに視線をやるが、
女は意に介する様子もなく、ただじっと正門にもたれていた。
「誰かを待ってるのかな?」
桃子がそんな風に呟く。
しかし、あの女、どっかで見たことがあるような……
「許さないから!」
………
「サマァァァァァァァァァ、バーニンッッッッ!!!」
………………
「君、あれが”見えた”んだ………」
………………………
>>203 「雅っ!!!」
「わわっ、何よ、いきなり?」
突然大声を出した俺に桃子が驚いた様子で尋ねてくるが、今はそれどころではない。
雅……、
間違いない。今、正門前に立っている女、あれは間違いなく、昨晩の少女のうちの一人=雅だ。
まさか同じ学校の生徒だったなんて……
そして、俺が雅に気付いたのと時を同じくして、
当の雅本人も何かに気付いた様子で、もたれていた正門から離れて歩き出した。
雅の足はこちらに向かっている…
やがて俺の前まで来た雅はそこで立ち止まると、満面の笑顔で俺に話し掛けてきた。
「良かったぁ…、やっぱり同じ学校の生徒だったんだ」
「あぁ…」
通学中の生徒、そして事情を飲み込めないままの桃子の視線を感じながら、俺は頷いて見せる。
雅はしばらく躊躇した後で、次の言葉を口にした。
「あの…、話したいことがあるんだけど…、放課後に時間貰えるかな?」
────────戦いの日々が今まさに始まろうとしていた────────
(つづく)
乙華麗
『おまえが患ってる、声がブリブリで気持ち悪いよ病』
そっか…桃子のあの声は病気だったんだな…。
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
>>191 ごめんなさい1章の題とか全く考えてなかったです^^;;
第1章〜天使☆清水佐紀〜
これでお願いします。お世話かけます。
前スレの続き
学校の帰り道・・・
僕はいつもの通学路とは違う道を進んでいた・・・もちろん一人で。
「一緒に帰ろうぜ」なんて声を掛けてくる奴もいるけど、どうも馴染めない。
「あれっ?タローじゃん!」
またこいつ・・・元気、活発でクラスの男子のリーダー的存在の奴(投げやり)
(めんどくさい奴に会っちゃったなぁ)と思いつつ適当に返事をした。
「お前ん家こっちだっけ?」
「いやちょっとね」
「ふ〜ん・・・そうだ、俺ん家この先なんだけど今から来ない?」
「えっ・・・いや、あの、ちょっとこれから用事が・・・」
突然の誘いに驚き、しどろもどろで答える僕、
「う〜んそっか・・・・」
「・・・・・ご、ごめん」彼が本当に残念そうな顔をしたので思わず謝ってしまった、
「いやいや急に誘った俺が悪いんだ、それより知ってる?転校生の話」
「転校生の話?」
「おう、近い内にまたウチの学年に転校生が来るらしいぜ」
「へぇ・・・・」
「また可愛い女の子だといいよなぁ・・・・あっ、じゃあ俺こっちだから」
「あぁ」
「じゃあな!!」
「うん」
元気に走り去っていく彼の背中を心ここに在らずで見つめる僕、
(転校生・・・か・・・)
矢島と出会った時のことを思い出していた。
『よろしくね♪』
あの初めて目が合った時の笑顔が今でも鮮明に浮かぶ・・・・
僕は自然と綻ぶ顔の筋肉をなんとか引き締めながら歩く速度を上げた。
>>208 ここにこうして来るのは三回目だというのにまだ少しドキドキする。
軽く一度深呼吸をすると、顔を『パシッ』と二回程叩いた。
そうすることにより気が引き締まったところで目の前の真っ白なドアをノックした。
「はい・・・・どうぞ・・・」
静かで澄んだ声がドアの向こうから聞こえてくる、
声を聞いただけで胸が高鳴る、心が飛び跳ねる、顔がニヤけるのを抑えようとするのはどうやら無駄な努力らしい。
軽く咳払いをすると「失礼します」と静かに言いながらドアを開けた。
「・・・・タロウ君♪」
彼女は僕の姿を確認すると、あの嬉しそうな笑顔で迎えてくれた、
「お、おっす矢島・・・どう?調子は?」
「うん・・・全然元気だよっ」
「そっか良かった、あっこれ」
僕はここに来る前に買ったリンゴを差し出した、
「あっありがと〜」
「いやホントはサクランボ買いたかったんだけどさ・・・売ってなくてさ」
矢島は首を横に振りながら嬉しそうに「ううんありがとう♪どうぞ」と言って、ベッドの横にあるイスに手を差し伸べた、
パジャマ姿の矢島を見てるとこっちが照れてしまう、
僕は挙動不審にならない様注意しながらイスに座った。
矢島が転校するという噂があったけどアレはどうやらただの噂だったらしい、
別に本人から「違う」と聞いたわけじゃないが、皆そう確信している。
何故なら矢島をロッカーに閉じ込めた女子三人組、転校したのはあの女子三人組の方だったからだ。
三人揃って転校・・・そんな話ありえないと思ったけど、実際、既にもうあの三人は学校にいない。
親達の間で色々あったらしい、まぁそこら辺はいわゆる大人の事情ってやつなんだろう。
続くのか続かないのか、、、ハッキリしてやれよコラ
どっちなんだコラ
>>209 「どぉ?学校は?」
矢島が笑顔で訊いてくる、その笑顔は何となく無理矢理作ったという感じがした、
「あ、あぁ・・・えっと・・・そう、今日旧校舎の大掃除だったんだ」
「そうだったんだ・・・」
矢島の表情が曇った、
きっと学校に行けなくて落ち込んでいる・・・もしくは『あんな事があった学校には行きたくない』と思って落ち込んでいる・・・どっちかだろう。
「・・・・・」
「あっリンゴ剥こうか?僕結構上手いんだよっ」
リンゴを手に取りながら言う僕、
二人の間に沈黙がおとずれそうになったので話を切り替えた、
「・・・・・」
「・・・ナイフある?・・・・訳ないよね・・・えっと・・・」
何も答えてくれない矢島、僕は無理矢理話を続けたが、
「いいよ・・・」少し間を置いてから矢島はそう呟いた、
「そっか」
「あっ!ち、違うの!」
僕が持っていたリンゴを机の上に置くと、矢島は慌てた様子で言った、
よく分からなくて「えっ?」と聞き返すと、
「そのまま食べたいなぁ・・・と思って」
「このまま・・・?」
さっきの『いいよ』は食べたくないから・・・じゃなくて、このまま丸ごと食べたいから剥かなくていいって意味だったらしい、
「ま、丸ごと食べるの??」矢島がリンゴを丸ごと・・・それが意外で驚く僕、、
「え・・・・変・・・かな?」
矢島が少し恥ずかしそうに聞き返してきた、
「・・・い・・・いやいや!変じゃないよ!」
丁度部屋の中にあった水道があったのでリンゴを洗い、矢島に渡した、
すると矢島は口を小さく開き、小動物みたいに可愛らしくリンゴの側面をかじった、
「・・・・おいしい♪」
矢島に笑顔が戻った、
中々見れそうにない矢島を見れたような気がして、嬉しくて僕も笑った。 つづく
乙!
タローも舞美たんのおかげで救われたなw
それにしても舞美たんキャワぽ
214 :
名無し募集中。。。:2005/06/30(木) 04:44:29 0
乙
ho
ze
保全だコラ
保全タコラ
作者のみんなおつかれい
>>171 教室の掲示板には学級新聞が貼り出されていた。
『徳永千奈美vs夏焼雅禁断の壮絶バトル』
・徳永止めに入ったケンジを失神K.O.病院送り
・病室での口論バトル一部始終
・徳永千奈美単独インタビュー
「死に場所を求めているなら、私が殺してやる」
次号予告
・緊急夏焼雅単独インタビュー 聞き手GK金沢
「まぁアレだな。私がキレたら大変なことになりますよ。なぁ金沢。アレだな、ウン。」
紙面を飾ったとはこのことか・・・
新聞委員の金沢君は夏焼と親密との噂もあるし、次号は核心に迫った話が聞けそうだな。
少しだけ楽しみだなと思えるようになってきた。
続け。
>>222 そうこう考えてるうちに夏焼が狙ってるかもしれない長浜が俺の元へやってきて
「おいおいあいつらガチでタイマン張るらしいぜ!今さっき緊急会議で決まったらしい!」
とワクワクした表情で喋りかけてきた
なんか急ピッチだなぁ
俺はその2人を見つめながら、心配で終始無言だった・・・
月日は早いもので・・・
なぜか全校生徒が体育館アリーナへと招集された。
中央には何やら四角い箱が、、そう、リングだ!
もう誰もが何が起こるか予想できただろう
この音響設備すごいなぁ、なんて考えているとリング上に担任の中澤先生の姿が
「本日のメインイベント、夏焼雅vs徳永千奈美、スッペシャルシングルマッチ時間無制限1本勝負を行います!!」
場内は割れんばかりの大歓声
俺もなんだかワクワクしてきたぞ
>>223 「青コーナーより、徳永千奈美の入場です!!!」
そのコールが終わると同時に慣れ親しんだあの入場曲、そう「爆勝宣言」だ。
アリーナ中に「とーくなが!」コールが喝采する。
そしてプシューという音がしスモークの中から徳永が現れた。
おいおいどんだけ金かけてんだよ・・・と思う反面自然に「とくながぁーー!!」と叫んでいた。
隣に座っていた友理奈の冷たい視線が物凄く痛かった。
徳永は青の衣装を身に纏い花道で一旦止まると深呼吸をして、それを終えると一気に目を見開いて「しゃあっ!」と叫びリングイン。
まさに臨戦態勢という気迫が感じられた。
場内が一時静寂と化したが
「赤コーナーより、夏焼雅の入場です!!!」
徳永の時とは打ってかわって場内はざわめいている。
少しの間を挟み・・・あのメロディが、、、「パワーホール」
周りのやつは「ど真ん中キター!」「御小!御小!」「WJだけは勘弁して下さい」等様々なリアクション。
俺は「みやびちゃんきれいだなぁ」と見とれていた。
しかし彼女の手には金属バット、その眼差しは「野生」のオーラを放っていた。
それ以上に野生を感じたのは友理奈の視線だったことは言うまでもない。
会場全体はというともちろん夏焼コールならぬ長州コール!最高潮のボルテージのなか花道を小走りで突き進む夏焼。
そう、ただ一点を見つめて・・・宿命の決戦のゴングまであとわずか
続け
((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
激ワロス
リレー最高におもしれー
ついに体育館にパワーホールが全開で流れたか
時は来た
>>224 >>224 先に仕掛けたのは徳永だった。
選手コールを聞く前に額に巻いた長く白い鉢巻を付けたまま夏焼に猛突進。
重い重爆キックと袈裟切りチョップの雨あられ。
レフリーの制止を無視して怒涛の攻撃を浴びせる。
「立てー!!」徳永が雄叫びを上げる。
場内は一気にヒートした。
しかし夏焼が反撃するまで時間はかからなかった。
「このタワケがー!!」と叫びながら、フロントキックとエルボーで反撃に出た。
相手がダウンしたと見るや、「このタコッ!!」と強烈なストンピングを浴びせる。
そして相手を起こし、急角度のバックドロップ。
夏焼は右腕をグルグル回し、徳永が起き上がるのを待っている。
「立てコラー!」
自らロープに走り、「トックッナッガァー!」今日一発目のミヤラリアットが火を噴いた。
しかし徳永はミヤラリアットを受けても倒れない。
足元はフラフラしているが、何とか耐えている。
続けて二発目のミヤラリアット。これも徳永は耐える。
そして三発目を狙い、夏焼がロープに走り腕を上げた所で、徳永のミドルキックがカウンターで炸裂した。
腹を抱え片膝を着く夏焼。
「いくぞー!!」
徳永が人差し指をクルクル回し、垂直落下式DDTの体制に入った。
高々と夏焼を持ち上げ、静止すること約3秒。
そして一気にマットに叩き落した。
完璧に決まった…
>>228 これで誰もが徳永の勝利を確信した。
徳永が夏焼に覆いかぶさり、レフリーがカウントを数える。
ワン ツー ス......
返した。夏焼はカウント2.99のタイミングで返した。
信じられないと言った徳永の表情。
場内は観客のストンピングで揺れ、夏焼コールと徳永コールが交錯し、凄まじい盛り上がりとなっている。
両者は膝を付きながら、お互いの頭へ頭突きの応酬。
一発見舞う度に、観客が声を上げる。
両者は一歩も引こうとしない。
しかしここで観客がどよめきをあげた。
リングサイドに目をやると、学級委員の清水が試合を止めさせるよう要請している。
清水はクラス内で「ドラゴン」と呼ばれ、とても信頼されているが、
その清水に対し「やめろー!」「入って来んなー!!」「マッチョドラゴン!!」と罵声が飛ぶ。
清水は目に涙を溜め、リングに入りレフリーに試合を止めるよう指示。
ペットボトルが投げ込まれ、罵声が飛び交う仲、清水はマイクを持ち、
「殺し合いをやってるわけではない!これ以上この二人に試合をやらせられません!わかってください!」
と叫び、この結果、レフリーストップによる引き分けとなった。
「ふざけんなこの野郎!」「ドラゴンが止めたからドラゴンストップだ!」
客席は収まらないが、徳永と夏焼はセコンドに支えられながら退場した。
このままで暴動が起きてしまう・・・
そう思った時、
「ガシャーン!!」
ガラスの割れる音がして曲がかかる。
こ、この曲は・・・・・
つづけ
GK金澤最高にワロタ
うはっ更新されてた
リレーおもろすぎ
「つづけ」って書いたら、次の人に回すってことでいいんじゃない?
逆に「つづけ」って書くまでは他の人が更新しないと言うことで
>>229 ストンコクル?
ドラゴンストップ久しぶりに聞いた
マジオモシロス
>>229 ・・・イノキボンバイエ!・・・イノキボンバイエ!!・・イノキボンバイエ!!イノキボンバイエ!!!
ファイッ!ファイッ!ファイッ!ファイッ!ファイッ!ファイッ!ファイッ!ファイッ!
テーーテーテーーーテーテーーテーテーー
場内は唖然
空気を読まずそのレスラーはリングインすると清水からマイクを奪い
「っげんきですかあああああ!!!」
場内「・・・・」
「元気があればなんでもできる!!元気があれば子供もできる!!やわらちゃん、おめでとう!!!」
場内「・・・・プ」
「じゃあいつものいきますか?」
続け
すげーおもしろい
つまんねえよ
これこそ荒らしだろ
学校から帰宅したB工ワロス
リレー小説書く人は名前のところを「リレー小説」にそろえたほうがいいと思います。
ドラゴン清水
そういやドラゴンストップは長州橋本戦だったんだよな
みんなが盛り上がれば駄作とは言わない
リレー小説面白すぎw
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミゝ从 ’w’)つσ <まだだ、まだ終わらんよ!
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::⊂__つノ
マイハマン通常の3倍のSpeedで巡回中!
プロヲタ的には最高だな
えーストンコでないのー
>>234 「イーチ ニー サーン ダー!ありがとー!」
結局いつも最後はこいつが締める。
とりあえず空気を読んで一緒に「ダー」をした生徒達も、
「こいつ単なる出たがりだろ」「今時こいつの信者とかいんの?」
「もうこの路線も限界だよな」「腐ったミカンだよ」
とブツブツと文句を言ってる。
しばらく呆気に取られてたが、
「私、千奈美の様子見てくるね」
「あっ俺も行くよ」
本当は雅ちゃんの控え室に行きたかったが、熊井さんと一緒に徳永の控え室に向かった。
つづけ
大森さん保全
ほ
252 :
リレー小説連載中!:2005/06/30(木) 23:34:45 0
>77
>78
>80
>83
>138
>143
>145
>146
>171
>222
>223
>224
>228
>229
>234
>249
sageてね
保全
さらに保全
>>155 学年毎に並ぶように言われて、6年生の僕や徳永は一番後ろに行く。
村上は班長だからっていう理由で一番前に。
須藤さんたちの班も、先生の話が終わったらしく、すぐ横で整列を始める。
校門を出る。ちょうど後ろには須藤さんが居て、1年生の子がフラフラと歩かないように注意している。
僕は友達と話してたし、後ろに先生が居るから、須藤さんとに声をかけたりはしなかったけど、
「ほら、マイちゃん、まぁの横においで」なんて言う声が聞こえて、チラッと後ろを振り向いてみたら、
背の低い1年生のマイちゃんと背の高い6年生の須藤さんの並びが。
なんとも姉妹っぽいというか、親子っぽいというか…。そんな事を考えながら歩いていたら、
横で徳永が「まあさ、その子のお母さんみたい」って笑う。
須藤さんの「えぇ〜」っていう不満表明と、「前見て歩きなさい」っていう先生の注意が聞こえてきた。
交差点で須藤さん達の班は左に、僕達は真っ直ぐ進んで、そこで方向が別れる。
「じゃあね」って、須藤さんと挨拶する徳永に便乗して、僕も軽く手を挙げる。
「またね」っていう須藤さんの言葉を聞いてから、また友達と話しながら歩き始める。
ちょっと歩くと、直ぐ僕の家の近くについた。
みんなと別れて家に帰ることも出来るけど、
最後まで話しながらついて行って、ちょっと遠回りして家に帰ることも出来る。
ちょっと考えた結果、遠回りして帰る事にした。
僕の家をのある番地をぐるっと回るようなコースを通って、だんだん人が減っていく。
僕と話してた友達も家に帰って、徳永の友達も帰宅。
徳永とダジャレ対決なんて事をしながら歩いていたら、村上も帰宅。
先生は学校に戻ると言って、班は解散。僕と徳永の2人だけが残った。
>>257 まだダジャレ対決を続けようとする徳永に、
「この間言ってたことなんだけどさ…」
と切り出してみた。
「この間のこと?」
「夏休みに、須藤さんとうちに来たときの帰りに」
「ああ!」
「そのことなんだけどさ、あれ、女子で、僕の事を、その…」
「ああ、それね」
「それって…誰?」
意を決して聞いてみる。徳永の性格からして、単刀直入に聞いた方が早そうだし、僕にはこれ以上遠まわしに言う事も出来なかった。徳永は、指を一本立てて、顎に当てて、何か考えてるようなポーズを取った。「うーん」と言って、何かを考えた後で
「めぐだよ」
と答えた。
「えっ?」
「めぐが『この組にはろくな男子が居ないけど、七紙はちょっと見直した』って言ってた」
「それだけ?」
「うん」
「それって、別に僕のことを好きだっていう意味には取れないんだけど」
「でも、誉められてるじゃん」
「そうじゃなくて、もっと」
「何?他に心当たりがあるとか?そういうの、テングになるって言うらしいよ」
徳永が意地悪く言ってくる。
何か騙されているような気がするけど、こう言われると、僕にはもう何も言い返せない。
「いや、それなら良いや」
「茉麻じゃなくて残念でした」
「うるさい」
>>258 完全に遊ばれているし、それを逆転させるだけのものを僕は持ってなかった。
徳永は楽しそうに笑顔のままだ。仕方が無いから、僕はこのまま下手に出て色々話を聞く事にした。
「やっぱり、バレバレなの?」
「私は直ぐに分かったけどね」
「そっか…」
「誕生日会で問題になった時のことも有って、そういうのを気付いても指摘できないのかもね」
「ああ、そういえば、お前、怪我したんだよな」
「その怪我のせいで、バドミントンもかなり腕が落ちたの!ホントにアイツは…」
変な方向に話題が向いたところで、徳永の家に着いた。
「じゃあな」「うん。じゃあね」
簡単な挨拶をして、僕も家に帰った。
中島の発言とかが色々気になるのは、気のせいというか、考えすぎなんだろうか…。
ずっとそんなことを考えながら過ごしていた僕は、
次の日に席替えがあることなんて、すっかり忘れていた。
(つづく)
乙
須藤さん、早朝から乙です!
須藤さん乙華麗
須藤さん(仮)乙
主人公みたくオレも、もやもやしてるw
俺もストンコかと思った
保全
リレー小説の
>>77書いた者です。夕飯前に遊びのつもりで書いたのが、まだ続いているので
正直ビックリしてます。 続き楽しみにしてます。面白いです。(あの格闘シーンなど)
ひといないの〜?
確かBerryz工房の8月3日発売のシングルは
「21時までのシンデレラ」だった気がする。
2時までのシンデレラ?
え?友理坊の誕生日+発売日+イベントなの?すげえ
いいタイトルだな 買うかも
わくわく
たしか8月3日ってポルノグラフィティのシングル「NaNaNaサマーガール」の発売日だったよな〜
・・・と思う14歳の夏。
いちいち年齢晒すガキは真性構ってちゃん
と構ってやってみるてst
俺が14歳の頃は部活やったり友達と遊んでばっかだったんだけどなあ
これがゆとり教育の弊害ってやつかw
俺が14の頃はおニャン子に熱中してて親の金盗んでコンサ行ってたよ
俺が14の夏に戦争が終わった
278 :
名無し募集中。。。:2005/07/01(金) 20:50:41 0
俺が14の頃、弟は16だった。
わかるかなぁ?わかんねぇだろうなぁ
いぇえぇぃ
弟つう名前の兄貴
弟は16ヶ月
羊のスレとこっちのスレに投下される作品って分けられれてんの?
松鶴家千とせキテター
>>281 いや、別に
なんか向こうに書いたら批判されないとか思ってる奴もいるけど、別に一緒だから
>249体育館の観客の歓声が鳴り止まない中、オレと熊井さんは千奈美の控え室へ向かった。ゆっくりとドアノブを回して部屋に入ると激闘を終えて疲れ果てた千奈美がパイプ椅子に座っていた。
「お…お疲れ!千奈美!」恐る恐る声をかけると千奈美は冷静さを取り戻したのかオレに優しく微笑みかけた。
「ケンジ君見てたんだ…。恥ずかしいところ見られちゃったな…。1番見られたくなかったのに」
…え?それってどーゆー……!!?
頭の中で整理しようとしたとき、千奈美は急にオレに抱きついてきた。
「お、おい!ちょ…!?どーしたんだよ!?」
「ケンジ君のこと…ずっと好きだったの…」
千奈美の髪から汗とシャンプーが入り交じった匂いが鼻をくずくる。千奈美の突然の告白にオレの頭の中はただただ混乱するだけだった。
…その時、冷たく研ぎ澄まされた視線をふいに感じた。…熊井さんだ!!やべぇ!!隣にいること忘れてた!!
つづけ
別に年齢言ったからってなんなんだ?
若いと可愛がられるとでも思ってんのかね
逆に年とってるからって労われるわけでもないぞ
俺はベリと同学年だぞっていいたいんだろ
前スレの52ぐらい
「私は反対です」
Berryzに私の声が響く
「そやけどな、佐紀・・」
「既に、茉麻と千奈美が、犠牲になってるんですよ。普通に相手に出来るのは元ZYXの私と桃子しかいないんです」
茉麻と千奈美は、Berryzに運ばれた後意識が戻らず入院する事になってしまった
しかも、それを機にえりかと愛が、行方不明になってしまったのだ
残された人員は私と桃子だけ。友理奈と梨沙子は、一度、気を失ったり頭痛を起こしている
任務にしてももう、原因は掴んだはずだ。これ以上友理奈と梨沙子を派遣する意味が私には分からない
「それを理解したうえでの上層部の判断なんや。俺にも逆らう事は出来ないんや」
マスターの声も震えている
「私なら大丈夫だよ」
友理奈が、いつも通りの声で明るく微笑む
「あの二人が、幻じゃないって分かったし、それに頭痛の原因も分かったんでしょ
舞波が、きっとそれを防ぐ機械作ってくれるよ、ね」
「う、うん・・・」
話を振られた舞波が自身無さそうに頷く
「私も大丈夫だよ」
思い雰囲気に耐えかねたのが梨沙子も明るく振舞う
「二人とも、いいのよ、私と桃子で何とかするから」
「佐紀・・・」
桃子が私の肩に手を置く
分かってるどうにもならない事は、でも、今度の敵は今までと違う
いや、まだ誰が敵かもハッキリしてないのだ
私は、拳を硬く握り締めた
「さ、もうみんな部屋に戻ろう。明日もあるんだし」
桃子が珍しく指示する
私たちはそれに従った
こうなったら、私が皆を守る。誰も犠牲にはさせない・・・
>>288 全員が上がったカウンターにはマスターと舞波が残っていた
「マスター、正直、この機会の解析は時間がかかるは」
マスターは、舞波の言葉に黙って頷く
「すまんな、親父さんにも急ぐよういうといてくれ」
「はい、私がもっと役に立てれば・・・」
「アホな事言うな、舞波は十分役に立ってるわ」
舞波はマスターの方を向いて言った
「私、人が死んだりするの見たくないんです。だって、みんな・・・」
そこからは言葉にならなかった
「アホ、誰も死ぬかいな・・・誰も・・・」
「誰?」
舞波が人影に気付いた
「桃子?」
階段に桃子が、立っていた。思いつめたような表情だ
「舞波、ちょっとお願いがあるの」
激動の入学初日が終わった
つづく
稀な少ない更新ですみません
またきます
(・∀・)イイヨイイヨー
秘密たん乙だよ
ほ
秘密おつかれ!リレーも凄い展開になってきたなw
秘密国家たんひさぶりー!!
続きが気になる(・∀・)
リレー小説はこれで千奈美vs友理奈のアングルが成り立ったな
今リレーが一番おもしろいかも
カートアングル
299 :
名無し募集中。。。:2005/07/02(土) 00:55:40 0
今日は低調ですな。
なんか必死なやつがいるw
プロレス興味ない俺にとってリレーは超駄作
もろプロレス路線になっちゃうけどww
>285
「熊井さん…ち、違うんだ!これは…」
「ケンジ君のバカぁ!」
必死の弁解も虚しく、熊井は目に大粒の涙をためながら控え室を出ていった。
「熊井さん待って!」
「ケンジ君!どこ行くつもり!?」
「熊井さんを捜しにいくんだ!どけよ!」
「…本気?」
「あぁ!」
「それじゃあ証明してみせてよ!」
「…は?」
「実は今日、私たちの試合の解説者としてあるゲストを呼んでいたの。その人と勝負して勝ったら認めてあげるわ!」
千奈美がマジメな顔をして続ける。本来ならここで『クソえなり!』と1発殴りたいところだが、オレはノリに任せてその勝負を引き受けてしまった。
…体育館に戻ると観客の声援はリングに集中している。恐る恐るリングに近づくとセカンドロープに登りライトに照らされた1人の男がオレに向かって敬礼をしてきた。
千奈美が言ってたゲストって…
ミスターIWGPこと永田裕志だったのかよ!!!((( ;゚Д゚)))
リングに上がると永田さんは微動だにせずオレを凝視している。すると唐突に口を開いた。
「ここに来たのはテメェの意志か!?」
「…は、はい!!!」
思わず声が裏返ってしまう。試合前からオレは永田さんの威圧に押し潰されそうになっていた。
「永田さーん」「永田さんサイキョ」「超絶イケメン男」等など様々な声援が体育館内に飛び交っている。…くそ!オレには味方無しかよ!!
1人動揺していると「ケンジ君がんばれぇ!」という声が耳をかすめた。雅ちゃんの声だ!試合を終えたばかりなのに応援に駆けつけてくれたらしい。
オレは雅ちゃんに手を振って返すと1度目を閉じる。ふぅ〜と深呼吸をして目を開けると同時にゴングは鳴らされた。
まずは探り合い。リングを回りながら互いを見据える。ふぅ…と気を許した瞬間、唐突に永田さんは走りながらフロントハイキックを繰り出してきた。
予想してなかった一撃にオレは思わずリングに倒れこむ。
「ぺいっ!ぺいっ!」
尚も永田さんは攻撃を休めない。胸元に強烈なミドルキックを受け、エクスプロイダーをモロにくらってしまったオレはもはや立つこともできなかった。
キラー化した永田さんはオレにナガタロック3を完璧に決める。
…も、もうダメだ。。。
思わずギブアップを口走ろうとした矢先、リングサイドに熊井さんが走りこんできた。
「ケンジ君!ロープはもう少しだよ!頑張って!」
つづけ
ほ
リア消だったら誰に告ってた 新章 が落ちた。
あっちに時代劇とかウィードクラウンとかあったから読みたい。
だれかhtmlしらない?
秘密さん、待ってました使命感と責任感に燃える佐紀c萌え
>>204 [前回のあらすじ]
深夜、道を歩いていた主人公は突然、猫の顔と人間の体を持った”化け物”に襲われる。
死を覚悟した主人公だったが、その時二人の少女=雅と佐紀が現れる。
常人離れした動きで、化け物と死闘を演じる二人。
雅の腕から放たれた炎によって化け物は退散し、主人公は命をとりとめる。
その後、”化け物”のことを問いただす主人公に、何故か驚いた様子を見せる少女達。
「君、あれが”見えた”んだ………」
という意味不明なひとことだけを残して、少女達は闇夜に姿を消してしまう。
翌朝、幼馴染の桃子との通学の最中も、つい昨夜の事件のことを考えてしまう主人公。
そしてそんな主人公の思いに応えるように、学校の正門前では
昨夜の少女=雅が主人公のことを待っていた。
雅は主人公に告げる。
「あの…、話したいことがあるんだけど…、放課後に時間貰えるかな?」
>>311 一時間目の授業の間、俺は終始上の空だった。
「話したいことがあるんだけど…、放課後に時間貰えるかな?」
朝の正門前、夏焼がその言葉を口にしたのとほぼ同時に始業10分前のベルが鳴ってしまい、
放課後に正門前で待ってるとだけ言い残して、夏焼はその場を足早に立ち去ってしまった。
”話したいこと”というのはもちろん、「貴方が好きです」といった類のことではなく、
昨夜の出来事に関してのことだろう。
放課後になれば、あの化け物はいったい何だったのか、
また少女達がいったい何者なのかなどといったことが明らかになるのだろうか……
………………
一時間目の後の休み時間、俺の机の前には一人の人物の姿があった。
「ちょっと廊下に来て」
声の主は桃子だ。心なしか表情が強張っているように見える。
「あぁん?何の用だよ?」
俺は怪訝そうな顔をして見せる。
桃子とはクラスメイトだが、普段、教室内ではなるべく会話を交わさないようにしていた。
教室内で桃子と話をすると、冷やかしてくる輩がいたりして何かとうざったいからだ。
いつもなら桃子もそのことをわきまえていて、教室内で俺に声をかけることはそんなにないのだが……
>>312 「いいから来て!」
突然大きな声を出した桃子に、何人かがこちらを向いた。
「おぉっ、何だ何だ?夫婦喧嘩かぁ?」
そんな言葉がちらほらと聞こえ出す。
こんなことになるから、教室では話しかけんなって言ってるんだ……
これ以上桃子を怒らせて、クラスのさらし者になるのも困るので
俺は渋々廊下に出ることを承諾した……
………………
「いつの間に夏焼さんと知り合いになったの!?」
廊下に出た途端、さっそく桃子が話の口火を切った。
「いや、まぁ別に知り合いってわけでもないんだけどな…」
俺はそう答えるが、桃子は納得のいかない様子で、さらに次の質問をぶつけてくる。
「知り合いじゃないのに、何で呼び出されたの!?」
桃子はいつに無く真剣な顔で、俺を正面から睨みつけている。
昨晩の出来事を言っても信じてもらえるとは思えない。俺は適当にごまかすことにした。
「そりゃおまえ、放課後に女子生徒が男子生徒を呼び出す理由と言えばあれしかないだろ」
その言葉に、桃子の細い目が大きく見開かれる。
「告白…ってこと……?」
「まぁ、その可能性が大ということだ」
まぁ、そんなことはまず無いだろうけどな。
>>313 しばらく考え込む様子を見せていた桃子だったが、気を取り直して俺を睨みつけると高らかに宣言した。
「嘘っ、嘘、嘘っ。そんなの絶対ありえない!夏焼さんがあんたなんか好きになるわけないっ!」
桃子は何故か半切れ状態で、そんな風に断定する。
「そんなの絶対ありえないんだからぁぁぁっ」
そして最後にそう捨て台詞を残すと、俺に反論する間も与えずに、向こうの方に駆けて行った。
何なんだ、あいつは?
………………
そんなこんなで時は過ぎ、あっという間に放課後が訪れた。
本当に夏焼は待っているんだろうか……
俺は半信半疑なまま、正門へと向かう。
「あっ、来た来たっ。こっちこっちー!」
本当にいた……
俺の疑いとは裏腹に、夏焼はちゃんと正門前で待っていた。
満面の笑みで手を振る夏焼の様子を、何事かといった感じで行き交う生徒が窺っている。
「良かったぁ…、来てくれないんじゃないかって思ってた」
正門前にたどり着いた俺に対して、雅は安堵の入り混じった笑顔を見せた。
さすが学校で一二を争う美人と言われるだけあって、改めて間近で見ると犯罪的なまでに可愛い。
桃子なんかじゃ、とても太刀打ちできんぞ、これは。
>>314 「でっ、話って何だよ?」
俺は単刀直入に切り出す。
「もちろん、昨日の夜のことなんだろ?」
「うん、そうなんだけど……、その前にちょっと歩かない?」
俺の質問に曖昧に答えると、夏焼は逆にそう提案してきた。
人に聞かれたくない話なのかもしれないし、それ以上に正門前でこうして夏焼と話をしていると
帰宅途中の他の生徒の視線を感じて落ち着かない。
俺は夏焼の提案に従うことにした。
夏焼と歩きながら、俺は昨晩のことには触れない範囲で話題を振ってみる。
「よく俺が同じ学校の生徒だってわかったな」
事実、俺は夏焼が同じ学校の生徒だということを、昨日の段階では知らなかった。
「うん。まぁ正直に言うと、君が同じ学校の生徒だってこと、私は知らなかったんだけどね」
やっぱり、そうだよな……
それが当然だと思いつつも、俺は少し落ち込んだ気持ちになる。
「佐紀ちゃんが君のこと、通学途中に何回か見たことがあったらしくて」
「佐紀ちゃん?あぁ、昨日のちっこい方の奴か」
俺の脳裏に、昨晩雅とともに”化け物”と死闘を演じていた小柄な少女の姿が浮かんだ。
「そういえばあいつは大丈夫だったのか?昨日、ひどくケガしてたみたいだったが…」
微妙に話題が昨晩の出来事に近付いてきたな…
「うん。ケガは命に関わるようなものではなかったんだけど、一応今日は学校をお休みしてる…」
夏焼の答えに昨夜のことはやはり現実だったんだと改めて認識させられて、俺は複雑な気持ちになる。
>>315 共通の知人の話をしたりしながら歩いていくうちに、夏焼がある場所で立ち止まった。
「ここで話したいんだけど…」
俺は夏焼の視線の先に目をやる。
………お寺?
石段が上の方に続き、その先には古めかしい建物が見えていた。
「おい、何だよ?ここ…」
そう尋ねようとした俺だったが、夏焼は既に石段を上り始めている。
何なんだ…、いったい…?
俺は仕方なくその後を追った。
石段を上った先にあったのはやはりお寺だった。
この街にこんな寺があったなんて知らなかったな…
ふと辺りを見回すと、寺の名前が書いてある板が目に入った。
えぇっと、清水寺………
「きよみずでらぁっ?」
俺は思わず素っ頓狂な声をだしてしまう。
「おいおい、清水寺って言えば京都にあるもんだってことくらいは、いくら俺でも知ってるぞ」
俺がそう口にした時だった。
>>316 「それは、”しみずでら”って読むんだよ」
後ろからの声に俺が振り向くと、そこには昨晩の小柄な方の少女=佐紀が立っていた。
昨晩のケガのせいだろう、腕には包帯を巻いている。
「おう、昨晩のちっこいの」
「清水佐紀です」
ちっこいのと言われるのが嫌なのか、佐紀は早々に自分の名を名乗った。
「おう、そうか。よろしくな、清水」
俺の言葉に清水は頷く。
寺の境内には、俺と夏焼と清水の3人しかいない。
そろそろ、本題である昨晩の出来事を話題にする頃合いだろう。
向こうもそのように考えていたようで、率先して清水の方が切り出した。
「単刀直入に言うね」
清水の言葉に、俺は喉をゴクリと鳴らす。
いよいよ、昨晩の奇怪な出来事の真相が明らかになるのか……
だがその次に清水から発せられた言葉は、俺が全く予想だにしていなかったものだった……
「私たちと……、私たちと一緒に”戦って”くれないかなぁ?」
(つづく)
┌───────────┐
│ 妖獣ハンターK太郎講座 :│
│ .第1回 │
└───────────┘
ノノノハヽ
川 ´・_・`リ. / < このコーナーでは色々と物語の捕捉解説をしたいと思います。
/ つ/ 第一回目は雅ちゃんの必殺技についてです。
━┳━━━┳━
┃努 力 ┃
┌───────────┐
│ サマー・バーニング │
│ │
└───────────┘
ノノノハヽ
川川リリ ). / < サマー・バーニング。手から炎を放つ雅ちゃんの必殺技です。
/ つ/ 夏焼だからサマー・バーニングです。
━┳━━━┳━ 実際の発音はサマー・バーニンッって感じです。
┃努 力 ┃
ノノノハヽ
川´・_・`川 < 小説スレでこんな解説もどうかと思いますが、
つ と これからもちょくちょく出てくるつもりなので、よろしくお願いします…
━┳━━━┳━
┃努 力 ┃
梨沙子の経血のみたいお
>>318 佐紀博士キャワス! 佐紀神社じゃないのか・・・
文章中で説明しろや
>>318 サマァァァァァァァァァァ、バァニンンンンンッ!の方がカッコイイかもw
乙
>>304 おもいっきり手を伸ばし何とかロープに手が届いた。
しかし永田さんは「エェーーイ」と強烈なストンピングを浴びせてくる。
その後うつ伏せになっている僕に膝蹴りを出したが、マットを蹴っているので僕にはダメージが無かった。
永田さん…世間では塩レスラーの1人として某スレの作者並に叩かれているが、何ていい人なんだ…
しかし永田さんは僕をリングの中心に引きずり、改良型のナガタロック3を極める体勢に入った。
もうギブアップしよう…
そう思った瞬間、
「ガシャーン デデッテデーデデー ガシャーン」
スト…
スドーンコールド茉麻だ
膝の調子が悪いと聞いていたが、この曲は間違いなく茉麻の曲だ。
薄れ行く意識の中で、茉麻がイングインする姿が見えた。
そして永田さんにストンピングを浴びせ、技を解き起き上がった所を両手で中指を立て強烈なスタナーを見舞った。
実況席にいる神保良太郎君こと、JRが「スタナー!スドーンコールドスタナー!」と絶叫している。
永田さんはリングの端まで吹っ飛んでそのままリング下に転落。
これがプロのバンプか…永田さん…GJ…
>>325 茉麻はコーナーポストに立って両手にコーラを持ちグヒグビと浴びるように飲んでいる。
観客は総立ちだ。完全に茉麻の独壇場になっている。
そしてリングでグロッキーになってる僕を優しく起こしてくれた。
「須藤さんありがとう…」
僕にも2つのコーラを渡し、乾杯を促した。
客席からは「まーさ!まーさ!」の大コール
僕の持ってる缶と茉麻の持ってる缶が触れた瞬間、僕の腹部にストマックキックが炸裂。
目の前には2本の指。そしてさっきりよりも強烈と思われるスタナーを食らった。
「ちょっとは予想してたけど酷いよ…」
観客が大歓声の中、僕はコーナーのターンバックルに頭をぶつけ完全に失神した。
つづけ
スドンコキター!
ワロス
今日もSSA行ってくるよ
明日はECWのPPVだね
間違いみつけた。
「イングイン」→「リングイン」では?
「神保良太郎君こと、JRが・・・」
↓
「JRこと、神保良太郎君が・・・」の方がしっくりくるだろ。
WHAT?
SSA組がここにもいるとは
K太郎期待保全
スドンコキテター!
茉麻のスタナー暗いたい(*´Д`)
3:16
羊は昨日移転したよ
ろだで初めてりさこの声聞いたんだけど・・・けっこう地味やね。意外過ぎ。
初めてってなんだよw
>>337 自分はそこまでBerryz工房の事知らなかったんで。
ありえ友理奈
SSAから帰宅保全
みんな腰抜けだな
日本公演サイコー
>>342 そう思うならおまえが代わりになんか書いてくれや
オレは書かないけどw
>>326 茉麻はコーナーポストに立って両手にコーラを持ちグヒグビと浴びるように飲んでいる。
妙に迫力を感じるな
羊のスレで時代劇が完結したよとゆいたい
>>211 しばらく他愛もない会話を楽しみ、僕は病室を後にした。
矢島の体調はだいぶ良くなったが、少し精神的な問題があるらしい。学校に出てくるのはまだ先のようだ。
「ただいまぁ」
「おかえりタロウ君!ちょっと大変なの!」
僕が玄関に上がると青ざめた顔の清水がドタドタと駆け寄ってきた、もう松葉杖は突いていない。
清水の足の怪我はあれから数日で治ってしまった。
もし人間だったら『人間とは思えない驚異的な回復力で・・・』って感じなんだけど・・・・
清水は人間じゃない訳で、僕も今さらそんな事では驚かなかった。
「ど、どうしたの?」
「お味噌汁に入れるお豆腐買ってくるの忘れちゃったの!」
「・・・・そ、そう」
清水は眉毛を八の字にして「どうしよ、どうしよ」と繰り返しながら、僕の顔をチラチラ見てくる、
何となく清水の魂胆が分かった僕は「豆腐入れなきゃいいじゃん」と冷たく言い放った、
すると清水は「お豆腐を入れなきゃ私のお味噌汁は完成しないんですぅ!!」と口調を強めた。
多分清水は僕に買ってこさせようとしているんだろう。
「・・・じゃあ買ってくれば?」
「それがね・・・い、今から大事な用事が・・・」
「何?」きっと大した用事じゃない、
「あの・・・えっと・・・ちょっと見たいドラマが・・・」
清水は少し照れながら、ばつが悪そうに言った。
僕は(なんか上手いこと適当に嘘つけばいいのに)と思いながら清水に冷たい視線を送った。
こうゆうところは清水にとって長所であり短所でもあるのかもしれない。
そして僕は知っている、最近清水がはまっているドラマとは・・・・
>>347 「あれでしょ?また胡散臭い韓国のドラマでしょ?」
僕がそう言った瞬間清水の目の色が変わった、
「胡散臭い!?あれは純愛なの!純愛!分かる?・・・運命の赤い糸で結ばれた男女の前に立ちはだかるいくつもの壁・・・・・・・その壁を乗り越える事によって二人の愛は更に強まっていって・・・・あぁステキ♪」
清水が目をキラキラと輝かせながら語る、
「韓国ドラマにはまるとか・・・・主婦かよ」ボソッと呟く僕、
まぁよく考えてみれば、清水の暮らしはそこら辺の専業主婦とほとんど変わらないんだけど・・・
「・・・ふんっ、お子ちゃまのタロウ君には『純愛』の良さが分からないんだろうなぁ・・・」
「あっお子ちゃまって言った!!」
「あっ、あははっ・・・・・・・お願い!!タロウ君買ってきて!!」
清水は顔の前で両手を合わせ、僕の目を上目遣いでジッと見つめてきた、
「え〜だって今帰ってきたばっかだし・・・・」
「お願い!」
「う〜ん・・・・あっ!じゃあ天使の魔法でどうにかしちゃ・・・・・」
「それはダメ!!」僕の提案を清水が遮る、
「え〜いいじゃ〜ん」
「そんな・・・そんなずるっこしたくないもん」
少し哀しそうな顔で言う清水、
「ずるっこ?」
「だってここは人間の世界なんだから・・・えっと・・・その・・・天使の力とか使わないで・・・人間と同じ様に生活するのっ!」
清水がしどろもどろになりながらも自分の考えを言い放つ。
僕はそれを聞いて(何か清水らしいな・・・)と思った。
「わかったよ・・・・買ってくるよ」
そう言った瞬間清水の表情がパァッと明るくなり、満面の笑みで言った、
「お願いします!おいしいお味噌汁作るからね♪」
「・・・・あっ・・・えっと・・・うん」
僕は驚いた、自分に驚いた、この清水の笑顔にドキッとしてしまったのだ。
今まで清水のことを可愛いと思ったことなんて一度もなかったのに・・・・今・・・一瞬・・・
つづく
早起きしたら更新キテルー
作者さん乙です
ほ
天使タン乙
>>340 それを言うなら、 ありえれいな だろ?
>>352 ありえ友理奈 よくない?語感もいいし、浸透させようぜ
1人でやってろデブ
まあまあ、もちつけ
うちにもお手伝いの佐紀たんが一人欲しいよw
マジキャワだろうなw
タロウずるいw
こっちで勝負する、僕に舞い降りた天使は大したもんだ
第一酷くなきゃ叩かれないんだから
ワロス
走る君の髪でシャツで
揺れるたくさんの白い羽根
>>347 >>348 佐紀タ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ッ!!!!
ってか、可愛過ぎるよ佐紀c泣けてきた。・゚・(ノД`)・゚・。
アンカーミスったorz
いつから作家の勝負スレになったんだw
いっぱい道路に落ちてる
何が?佐紀タンが?
1個拾って帰ろうハァハァ
槇原知らないの?
リ._.`川<作家待ち保全ぎゃー
ほ
リレーの続きまだ〜チンチン
リレーイラネ
川*^∇^)<スクランブル待ちほ
サカ豚消えろ
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从;’w’)つ<巡回を忘れてもた
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
.(\ /
\\ /)
((\\ /)″
( (_ヾヽ /)″
..( ( ヾ ) ⊂⊃ /ヾ)
. し し//ヽ ノノ人ヾ(ノ
し//ヽハ.川´・_・リ|ヾ″
し(///( つ つ ヾ″
(/(/___|″
(/ (/
今日の分の作品は、1つもないの?
1つもないって何か変じゃない?
もしかして、みんな違うところに書いてるってことはない?
その違うとこにも投下なし
リレーとかもろもろスレ潰したいやつがいるみたいだからおまえらのわかんないとこでちゃんと書いてくれてますよ
何でもいいから書け
逃げんな
書けるなら最初から書いとるわっ
>>388 お前のような奴がいるから書きたくなくなるんだろうが…
分からんかのぉ…
今日のRAWはオープニングからストンコが出てきたぞ
痩せたな
マターリ待ち
B工とかいらないから出しゃばるな
B工はこんなに言われて、自分の無力が悔しくないのか?
>>393 B工じゃないってば
誰にされてもいいけどそれだけは勘弁
たまにageるからヘンなのが
入り込んで居座るのでは?
ヘンなの=基地外プロレスリレー
だれか羊のURL教えてくれ!
Ctrl+Fで検索すれば直ぐ見つかるジャンよって
>>401は池沼
雑談するなようざいなあ
404 :
名無し募集中。。。:2005/07/04(月) 21:50:54 0
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌( ^▽^)┘ ||WC||
└(T▽T )┐=3 =3 =3 =3 =3 ||使用中||
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌( ^▽^)┘ ||WC||
||WC||<ブリブリ
└(^▽^ )┐=3 =3 =3 =3 =3 ||WC||
ドキッ、B工だらけのリア消スレ
糞スレになった原因を根本的に考えたら本当にB工が悪いよな。。実力ねーくせに出しゃばりやがって。自己満野郎が
原因とか考えなくていいから、黙れ
ビクトリア湖
412 :
名無し募集中。。。:2005/07/04(月) 23:14:13 0
時代劇あっちでやってんだw
ほ
池沼とか書くのやめろ!
ほぇ?
ほんとに廃れたな
スレ潰しか、何が楽しいんだか
保全
スクランブル ★BLACK★
>>189の続き
読売ランド以降も毎週の様にミッションが続いていた。
手紙が来るのは水曜日だったり木曜日だったり〜…とにかく毎週。
最近ではミッションを実行することが自分の中で大切になっていて相手が雅ちゃんなのか誰なのか関係無くなってきていた。
そんなある日……
俺は1人の女の子に『面白い物が見れるから来て♪』と言われて水曜日の放課後に体育館裏に連れて来られた。
いつも3人で話している秘密の場所だと向かう途中で気付いて少し『ドキッ』とした。
彼女は体育館の裏に着くと『キョロキョロ』と辺りを見回して誰かが来るのを待っているみたいだった。
何も聞かされずに連れて来られて俺には状況が全く理解できない。
「いったい何の様で体育館裏〜・・・」
俺が理由を聞こうとしたと同時に彼女の手が俺の手を掴んだ。
彼女は笑顔で『いいから♪』と言って鍵の壊れた小さな物置の中に俺を連れ込む。
そして、倉庫の扉を閉めると『シーッ』と俺に言ってから隙間から外を見る。
俺も不思議に思いながらも隙間から外を見つめていると〜…
2人の女の子が視界の中に入ってきた。
その2人を見た時、俺の鼓動が『ドキドキ』と高鳴った。
(友理奈と・・・桃子?)
2人はいつもと雰囲気が違う感じがした。
スクランブル ★BLACK★
>>425の続き
隙間から入ってくる夕方の冷たい風を肌に感じていた。
視線の先には3人の秘密の場所。
でも、そこには俺はいない。
そんな少し違った感覚に戸惑いを感じていた。
桃子が友理奈に話し掛ける。
「で〜!?読売ランド以降、本当は彼と仲良くなってるんじゃないの?」
そう言って笑顔で言う桃子に対して…
「仲良くって… あの時以外は3人で毎回行動してるじゃん…」
友理奈が下を向きながら小さく呟いた。
「えっ!?友理奈と桃子が… 仲良くって!?」
声を出した俺の口を押さえながら、彼女は『いいから!黙って静かに聴くの!』と小さい声で俺に言った。
外では2人の会話が続いている。
「…何か…やっぱり彼を騙してるみたいで…嫌なの…」
そう言って下を向いた友理奈に向かって桃子が言う。
「別に騙してないじゃん! あの手紙は友理奈ちゃんが書いてたって、彼が勝手に雅ちゃんが書いてたって思ってるんだよ!?」
(え〜っ!!あの手紙って友理奈が書いてたの!?!?)
衝撃の展開に声を出しそうになった俺に向かって彼女の手が今まで以上に強く口を塞ぐ。
スクランブル ★BLACK★
>>426の続き
2人の会話が続く。
「友理奈ちゃんが彼の事を、ずっと好きだったのに気持ちを伝えられなかったからの作戦でしょ!?」
「そうだけど…」
そう言って友理奈は寂しそうに下を向いていた。
「『木曜日に手紙を出して彼とラブラブ大作戦!』 …で、今週の手紙は書いたの??」
そう言った桃子に対して友理奈は…
「もう…彼の事を諦めようかなって…思ってて…」
「えっ!! 友理奈ちゃんどうして!?」
下を向いたまま何も言わない友理奈に向かって桃子が複雑な表情で見つめる。
そんな微妙な雰囲気の中…
「本当に…もういいの…」
そう言って友理奈が走りだした。
「ちょ…友理奈ちゃん!! 待ってよ!!」
桃子も走って友理奈の後を追いかけて行って〜…そのまま俺の視界の中から2人の姿は消えていた。
物置から『ヨイショ♪』と掛け声と共に出てきた女の子が空に向かって大きく背伸びを1つする。
それに対して目の前で起こった突然の現実に戸惑う俺。
(あの手紙は友理奈が書いた手紙だったなんて… それに…友理奈が俺の事を…)
『ボーッ』としてる俺に向かって菅谷梨沙子が笑顔で言う。
「では! 次のミッションに向かいましょうか♪」
その言葉に『えっ!?』と声を出した俺の手を掴むと菅谷は走り出した。
★★続く★★
付け忘れた^^;
早朝から更新乙です
>>259 席替えは、その日の5時間目に行われる事になっていた。
この班で食べる給食は、もちろんこれが最後になる。
そんな事に気付かされたのは、自分の席について直ぐに中島から話しかけられたからだった。
「七紙くんの隣だと、テストのマル付け、全部100点だったから楽だったのになぁ」なんて事を言われて、
ちょっと嬉しくなりながら、「中島だってよく100点取ってたじゃん」って答えた。
中島はちょっと照れ笑いしながら「席替えしても隣になれたら楽でいいなぁ」なんて事を言っていた。
中島には悪いけど、隣の席には絶対に須藤さんがなってほしかったから
「せっかく席替えなんだから、違う人の方が新鮮でいいかもよ」なんて言ってから席を立ち、
友達がワイワイと話してる輪に加わりに行った。
その後の授業は、これでお別れになってしまうかもしれない
窓際の席の名残を惜しむように窓の外を眺めながら聞いたり、
隣の席になったら良いなぁって思いながら、横目で須藤さんを見たり、
そんな時に限って中島と何故か目が合ったりしながら過ごした。
4時間目が終わって給食を食べながらする話題は、
席替えの事だったり宿題の事だったりもしたけど、メインは夏休みの事だった。
他の皆が海やプールで日焼けしたって話をしてる中で、
少しウンザリしながら肩身の狭い想いをしていた僕だったけど、
中島の「家族で軽井沢の別荘に」っていう話を聞いたときは
流石にビックリして、少し興奮気味に色々と質問したりした。
>>430 そんな事が有ったりもしつつ、休み時間が終わって5時間目。
このクラスで決まっているやり方、先生が作ってきたくじ引きでの席替えが行われた。
ワーとかキャーとかの歓声に混じって落胆の声が聞こえるなか、
僕の席が決まった。真ん中の列で一番後ろの席。
窓際が良かったけど、こればっかりは仕方ない。他の人がくじを引いて、席が決まっていく。
黒板に書かれた座席表に名前が書き込まれていく。
…僕の隣には、中島。同じ班に須藤さん。
隣に須藤さんがきてれば完璧だったけど、これでも十分に満足できる結果だった。
机を持って決められた場所に移動する。
重そうに机を持ちながら、中島は「また隣だね」って話しかけてくる。
「そうだね」って返事をして、新しい席に机を置く。
これで決まったと思った時に先生が一言。
「中島さん、須藤さんの後ろで黒板見える?」
「…見えません」
「私と早貴ちゃんが席かわれば大丈夫ですか?」
「ちょっと代わってみてくれる?」
その言葉の後で、中島と須藤さんが席を交代して、僕の隣には須藤さんがくる事になった。
「これで見える?まだ、前の席の徳永さんも背は大きいけど…」
心配する先生に対して、「大丈夫です」と中島が答えた時に、2学期からの席が確定した。
>>431 神様に感謝するというか、先生に感謝するというか…。
晴天の霹靂、棚から牡丹餅、猫に小判、とにかく、
どんな風に言って良いのかわからない幸運が僕に訪れた。
高鳴る心臓の音を悟られないように意識しながら、隣に座る須藤さんに
「よろしくね」と話しかける。
「うん。よろしく」と答える須藤さんの表情は僕には嬉しそうな表情に見えた。
5時間目が終わった事を知らせるチャイムが鳴った。
休み時間に、徳永が須藤さんの横に来て「一緒の班になれなかったね〜」なんて言いながら話している。
中島に、席代わってくれない?なんて言ってるけど、中島は拒否する。
徳永には珍しく「そうだよねぇ〜」なんて言って、あっさりと諦めていた。
僕は横で須藤さんたちがしている話を聞くために、
そこまで仲の良くない前の席のクラスメイトと話していた。
6時間目の始まりのチャイムがなると、徳永は急に僕の肩を叩いて、小さな声でこう言った。
「七紙、分かってるよね」満面の笑みを浮かべてから席に戻っていった。
「どうしたの?」って須藤さんから聞かれたけど
「須藤さんに告白したりするような真似はするなって言われてる」なんて事は言えないから、
「良く分からない。あいつ変な奴だから」とだけ答えた。
もともと徳永が原因なんだから、このくらい言っても大丈夫だろう。
「ほんと、変なの」って言って笑う須藤さんをみて、
僕はずっと2学期が終わらないでいてくれれば良いのにって思った。
(つづく)
乙
W乙
スクランブルさん、須藤さん二方とも乙です!
新展開!ドキドキ
最近りしゃこの出番無かったから
例え脇役でも出てきて嬉しいよ・゚・(ノД`)・゚・。
りしゃこでてるじゃん
ハッピーおまんまんで
スクランブル、須藤さん(仮)乙です
朝から読めるのって幸せだな〜
::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:∞ノハヽ キュフフフ
::::::ミゝノソ*^ o゚)つ
::::::⊂__つノ
さっきーマン巡回中!
ほ
麻から乙華麗
最近須藤さん(仮)が定期的に
読めて超うれしい保
スクランブルさんきてたー
保全
::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:∞ノハヽ キュフフフ
::::::ミゝノソ*^ o゚)ノシ
::::::⊂__つノ
さっきー爆レス中!
保全
序盤で少し矛盾作っちゃってた事に気づいて
修正に時間が掛かってちょっと煮詰まってました
というか今も煮詰まってます
では
>>167の続き
*
サンジェルマン病院・院長室。
来客用のソファに、院長と一人の老人が座って話している。
「もう私はあんな無茶な事は引き受けませんからね…」
「すまんの。 とりあえず今日はこの前のお礼を持ってきただけだ」
「受け取れませんよ、こういうのは…」
「いいからいいから」
老人は大きな紙袋を机の上に置くと立ち上がった。
「それじゃあ、ワシは帰るよ」
「ちょ、ちょっと…もう、自分の身体も気をつけてくださいよ、夏焼先輩」
「ああ、わかっとるわい」
そう言って老人が院長室を出て行くのと入れ替わりに
看護師長が慌てた様子で入ってきた。
「院長!」
困惑した表情の看護師長が大声で叫んだ。
「どうしたのかね?」
「さ、303号室の患者さんの傷が、完治しています!」
「はぁ!?」
>>448 *
事故の翌日の夜。
俺と友理奈は、嗣永先輩とともに萩原先輩の家に集まっていた。
アパートに兄妹で2人暮らしなのだそうだ。
萩原先輩の妹の舞ちゃんのことは聞いている。
嗣永先輩や友理奈に能力が発現した原因を作ったのがこの舞ちゃんだと言う事。
でもここにいるみんなは舞ちゃんに触れたことがある人間なので
舞ちゃんに触っても何も問題は無い。
もちろん、俺に能力は何もないけれど。
「今頃お医者さん達、びっくりしてるだろうね〜」
嗣永先輩は嬉しそうな顔でそう言って、お菓子をぱくついている。
嗣永先輩は今朝、病院が開くと同時に病院に入り
面会謝絶中の病室にこっそり忍び込んで
トラックの運転手の傷をヒーリング能力で治してきたのだそうだ。
そのせいで学校には少し遅刻したそうだが。
「あんまりむやみに能力を使うのはダメだけど、今回はしょうがないか…」
萩原先輩がお茶を置きながら言った。
「それにしても、嗣永先輩ってスゴイんですね!」
友理奈が目を輝かせながら言った。
「もう、友理奈ちゃん。 そんな堅苦しい呼び方しなくていいってばぁ〜。
私たち"仲間"なんだから、『桃ちゃん』でいいよ!」
「はいっ! 桃ちゃん先輩!」
「え…」
「じゃあ舞も桃ちゃん先輩って呼ぶー!」
「もう、舞ちゃんまで〜」
舞ちゃんはとても嬉しそうだった。
ずっと一人ぼっちで、こんなに大勢で話す事は久しぶりだったのだろう。
>>449 「でも君の力もすごいんだよ、熊井さん」
萩原先輩が友理奈に向かって言った。
「え、私が…?」
友理奈はきょとんとしている。
「昨日は無意識に力を使ったからまだ自覚していないだろうけど
君のパイロキネシスはかなり強い」
「そう…なんですか…」
友理奈は今度は俯いてしまった。
無理も無い。 自分がすごいとか強いと言われても嬉しいはずがない。
あのトラック運転手に怪我をさせてしまったのは自分なのだから落ち込んで当然だ。
「今は僕が力を調整したから大丈夫だよ。 ちょっと試してみようか」
「え…」
萩原先輩が言った事に、友理奈が怯えた。
「先輩、やめてください! 友理奈が怖がってる…」
「わかってる。 でも光太郎君、これくらいは乗り越えなくちゃならないんだ」
「どういうことですか?」
「熊井さんが辛いのはわかるけど、能力を持ったことは自覚してもらわないといけない。
もちろんむやみに使うのはよくないけど、自分の能力がどんな物なのかは知っていないと」
「でも…」
「光太郎君、君がついているから大丈夫」
「へ…?」
>>450 萩原先輩はまだ動揺している友理奈の右手首を掴んだ。
「舞、部屋の電気を消して」
「はぁーい」
舞ちゃんが電気を消し、部屋はほとんど真っ暗になった。
「じゃあ、まずこの手の平に力を入れてみて」
友理奈は言われるまま、力を込めているようだ。 右手がぷるぷると震えている。
「んんん…」
「うーん…やっぱり君もイメージ戦法で行ったほうが早いかな」
「イメージ?」
「うん。 じゃあ熊井さん、体中の熱が右手に集まっていくのを想像してみて」
「え、はい…」
友理奈は自分の手の平をじっと見つめた。
おそらく萩原先輩に言われた通り、熱が手の平に集まるイメージをしているのだろう。
「ほら、手の平の上をよく見てみて」
「あっ…」
友理奈の手の平の上の空気がかすかに揺らいだ。 陽炎だ。
「ここまで来ればあとは、これに火が灯るイメージをするだけだ」
「イメージ…」
「そう、例えばそうだな…ライターで火をつけるのを想像すればいい。
君の手がライターになったと思って、少し力を込めてみて」
「はい」
>>451 ボゥッ
友理奈の手にぐっと力がこもったかと思うと
手の平の上に小さな炎が立ち上がった。
「わ、わ、わ…」
友理奈は慌てている。
「炎だ…」
「すごぉーい」
俺も嗣永先輩も舞ちゃんもその炎に見入っていた。
「これが君の力。 使い方次第で、昨日みたいな強力な力にもなるんだ」
「……」
友理奈はまた俯いてしまった。
その表情が炎に照らされて、一層哀しそうに見えた。
「光太郎くん」
萩原先輩は友理奈から手を離し、俺に話しかけた。
「な、なんですか?」
「熊井さんの手首を握ってみて」
「え? 手を? なんで?」
「いいから」
「は、はぁ…」
>>452 言われるがまま俺は友理奈の手首を掴んだ。
友理奈の手の平から炎の熱が伝わってくる。
「なんか照れるな…」
「うん…」
部屋の暗さで表情はよく見えないけれど
なんだか少し微笑んでいるように見えた。
友理奈の顔を覗き込もうとした瞬間、友理奈の手の平の炎がフッと消えた。
「あれ?」
「消えちゃった…」
「舞、電気をつけて」
「はいはぁーい」
舞ちゃんが明かりをつけて、部屋が明るくなった。
「なぁんかお二人、カップルみたーい」
嗣永先輩が俺たちを指差して言う。
「えっ、いや、そんなんじゃ!」
俺と友理奈は慌てて手を離した。
「照れちゃって〜! …あ、それよりさ、なんで友理奈ちゃんの火は消えちゃったの?」
嗣永先輩が萩原先輩に尋ねた。
「それがたぶん、光太郎くんの力だよ」
「え、俺?」
>>453 「うん、実のところ、僕が興味を持っているのは熊井さんより君の能力なんだ」
「いやいや、俺はそんな力なんて無いですよ」
「まぁ、そうだね。 『無い』のが力というべきかも」
「は?」
「君が熊井さんが熱を出した時に、お見舞いに行って
その翌日には元気に学校に出てきたと言ったよね?」
「うん…」
「熊井さんが舞に触れたのは先週の土曜日。 熱が出たのもその日の晩だ。
熊井さんほどの力なら少なくとも1週間は熱が収まらないはずなのに
月曜日の夜には熱が下がった。 これは普通ありえないことだ」
「そ、それで…?」
「うん、僕が昨日光太郎君に触れた時、君からは何も伝わって来なかった」
「えー!? やっぱり能力なんて無いんじゃないですか…」
「いや、能力があるのは感じるんだ。 でもそれ以上の物が何も伝わって来ない。
それに君から聞いた"跳ねる感覚"の発作。 これは間違いなく『アンチ・サイ』の能力だ」
「アンチ・サイ?」
「超能力を打ち消す能力だよ。 君が触れると全ての能力が無になる」
「だから友理奈の炎も消えたんですか?」
「うん。 そしてこの能力が、僕らを助ける能力にも成り得る」
助ける…? どういうことだろう…。
つづくま
つうか早く萌えを書きたいです先生
待ってましたよ!ウィードクラウン!
話が面白いから萌えがなくてもいいかんじ
乙
乙
面白い
乙
つまらん
そろそろ更新しなければ・・・
乙
おもろい!
池沼
久々にきたんだがまとめサイト白い画面になって表示されないよ
俺が悪いのか・・・
誰か教えてください
キャッシュ捨てろ
キャッシュ捨てていろいろエンコードしたら見れました
ありがとです
ほ
池沼
保全
ho
薊冠さん、乙!Night Head好きな私はわくわくしながら読んでます
ほ
ぜ
ん?
ほ
保全
しっかりしろ作者
ナニこの保全の嵐
>>477その発言がスレの廃れを招いてるのがまだわからんか?
あ、荒しかw
おめーのが荒らしだからw
語尾にwつける奴=荒らし
ワロスmmmmmmmmmmmmmm
ホント反応しすぎだから
まじでwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ワラ
あらすぞw
从 ’w’)<まいはあらしじゃないよ
もうだめだw
>>432 小学校生活は、隣の席に須藤さんが居るっていうだけで、とても楽しいものになった。
授業中、たまにノートを見せたり見せてもらったりもしたし、
隣同士で何かするときは、毎回一緒だった。
テストの採点を隣同士でやる時は、須藤さんの書いた答えが分かったし、
丁寧に書いてある文字や消しゴムを使った跡を見るのも面白かった。
マルを10個つけて数字の100を書いて渡した時に見れる笑顔は、僕だけの特権だった。
それに、僕のテストを須藤さんが採点してくれたり、
教科書を読む須藤さんの声を直ぐ横の特等席で聞けるっていうのは最高の喜びだった。
授業以外の時、給食を食べる時は僕の正面に須藤さんが居るし、たくさん話ができた。
班毎の掃除だって、1日中やっててもいいくらいとても楽しかった。
ただ、須藤さんが居るせいで真面目に頑張っちゃうから、
前の班の時よりも早く終わってしまうのが何とも言えないんだけど、それはそれで嫌じゃなかった。
とにかく、そんな感じで表向きは平静に、
心の中では毎日原稿用紙で3枚分くらいの「今日の須藤さん感想文」が増えていって、
夜眠る前にニュースのダイジェストみたいにそれを思い出したりするような生活が2週間くらい続いた。
毎日が凄い楽しかったけど、頭のどこかには徳永に言われた言葉が有って、
確かに須藤さんは僕の事を仲の良いクラスメイトの男子ぐらいには思ってくれてるみたいだったけど、
それ以上の気持ちっていうのは見えなくて、偶にそんなネガティブな事が頭の外側に浮かんできて、
嬉しいやら悲しいやら分からなくなる事も有った。
友達だから分かる須藤さんと、須藤さんにとっての特別な人にしか分からない須藤さんっていう
二つの須藤さんの間を埋めるのは、漫画とかテレビドラマとか、
読んだ事のある幾つかの小説で得た知識じゃあ無理で、上手くいく見込みは薄くても、
いつかきちんと僕は須藤さんが好きだっていう事を
きちんと告白したいっていう気持ちはだんだん大きくなっていった。
>>490 2学期が始まってからずっと、塾の授業中はこの事を考えていた。
ノートの端っこの方に、どうやったら須藤さんと上手くいくか、
上手くいかなかったらどうなるか、須藤さんだったらどう思うか、
僕はどうしたいか、そんな事を小さくメモを書いていって、
最終的に卒業式まで待とうっていう事で結論が出た。
それまでは隣の席の男子っていう関係で須藤さんと楽しい毎日を過ごしたいと思った。
そんな時、タイミング良く中秋の名月なんていう日が近づいている事に気付いた。
僕の頭の中にある「須藤さんが好きなものメモ」の「お団子」と密接に結びついた行事だ。
天気予報によると、月はほぼ満月で、天気も悪くないらしい。
教室でさりげなく、須藤さんに話題を振ってみると、
日曜日だから家族でお月見しながら食べるっていうことだった。
学校が有れば給食でお団子が出てくるのにって言うのがちょっと悔しかったけど、
嬉しそうにお月見の話をする須藤さんを見ているのは楽しかったし、
中島の天体望遠鏡で月を見る話しにはとても興味をそそられた。
そんな流れで、中島に望遠鏡を持ってきてもらって、
みんなで天体観測してみようかっていう話になった。
(つづく)
須藤さん(仮)更新キタ━(゚∀゚)━ !!!
須藤さんまた早朝に乙!
須藤さん乙
乙
496 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 07:34:08 0
::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::\:☆ノノハ ビュンビューン
::::::ミゝ川´・_・リつ <ひはほーい♪
::::::⊂__つノ
しみハムマン巡回中!
川´・_・;リ<スミマセンあげちゃいました
::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:∞ノハヽ キュフフフ
::::::ミゝノソ*^ o゚)つ
::::::⊂__つノ
さっきー巡回中!
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ<今日は暑くなりそうなの
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
キュフフフ って何なの?
501 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 12:51:50 0
さっきーの笑い方
ノソ*^ o゚)<キュフフフ♪ 今“キョトシ”って言いましたね?
須藤さんの作者は偉い
それに比べて他のヘタレどもは…
570 :名無し募集中。。。:2005/07/06(水) 11:45:04 0
作品だけじゃなくて、気に入らないレスもスルーを徹底しましょう
☆ノ_,ハ,_ヽ
州*‘ -‘リ<予想外に書くのに時間が掛かるんだもん!
1つの内容で2個分って・・・地味に時間が掛かる^^;
やっと最後の方までたどり着いてはいるけど〜・・・まだ時間が掛かりそうですw
おつ!がむばれ!
スクランブル ★BLACK★
>>427の続き
夕日が落ちそうな放課後
俺は菅谷に連れて来られて屋上にいた。
屋上には…
吹き込む風に対して細い腕で揺れるスカートと抑えて、逆の手でサラサラと流れる髪を束ねる少女が1人立っていた。
菅谷が彼女に向かって言う。
「みやー!連れて来たよ あとは頑張ってね♪」
雅ちゃんに笑顔で言うと菅谷はそのまま走って屋上を離れた。
「ちょ…菅谷!!」俺が戸惑いながら振り返り菅谷の後ろ姿に声を掛けるけど〜…菅谷の背中は消えてしまっていた。
『ドキドキ』が止まらない。
(何でこんなに雅ちゃんだけ他の女子と違うんだよ!?)
彼女を見つめながら『ボーッ』として、そんなことを考えていた。
笑顔で雅ちゃんが俺の事を見つめている。
2人の間には風と振り落ちてくるオレンジの光しか存在しない。
…マジで可愛いすぎる。
スクランブル ★BLACK★
>>508の続き
「あの…俺に何か用が…あるの?」
戸惑いながらも必死になって俺が言うと雅ちゃんは『クスッ♪』と微笑んで優しい声で言う。
「少し前に言ってた『眠れなかった時は〜…』って話の続きを教えてあげようと思って♪」
「あっ…あ〜!!」
俺は理性が飛びそうになりながらも必死になって声を出すけど〜…緊張して言葉にできない。
「その方法はね〜…」
「ほ…方法は!?」
少しの間だけ俺の顔を真剣に見つめる雅ちゃん。
そして1度下を向いてから顔を上げた。
その表情は少し笑顔で・・・彼女は小さな声で囁く様に言った。
「雅の…彼氏になってくれたら…治ると思うよ」
そう言って顔を赤く染めながら恥ずかしそうに下を向いている雅ちゃん。
★★続く★★
>>507 反応早っw
頑張ります★
短いけど〜夜には続きを出せると思います★
まとめの人へ〜
いつも更新ご苦労様です!
>>508の訂正をお願いします^^;
そう言って顔を赤く染めながら恥ずかしそうに下を向いている雅ちゃん。
↓
そう言って顔を赤く染めながら恥ずかしそうに下を向いていた。
訂正をお願いします。
おつ!
急展開キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!!!
反応が早いのは四六時中作者さん待ちだからですw
乙
やっと帰ってきて読めたよ。
須藤さん(仮)おーつ!
雅キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!!
って梨沙子は何を考えてるのだろう?
ho
最高〜
スクランブルタン乙!
電車男カワイソス…
やっぱりそうなったか
いつも最後は雅に戻るな・・
夜に書こうとしてたんですけどちょい無理になりました^^;
近々、ちゃんと続き書きますw
まってます
案外、これも策の一つだと思うぞとか言ってみる。保
保全
オハホ
ヒハホ
ほ
過去ログ読み返してみた
何か暖かいんだよ雰囲気が
早く書け保全
嗣永、好きなんだけど
なな夏焼さん…あの…つ、つつ付き合って下さい!
熊井…結婚しよう
し、清水・・・もし良かったら、つ、付き合ってやってもいいんだぞ
>>532 Σ( ̄▽ ̄;)告白にダメ出しとはっ!
このスレには菅谷ヲタが少ないのか名前がなかなか出てこないよなw
出てくるのは熊井、夏焼、清水が多いのかな?
スクランブル ★BLACK★
>>509の続き
(!?!?!?!?!?!?!? ちょっと待って!!!!! 今の発言って〜!!!!!!)
戸惑う俺に対して雅ちゃんがトドメの様な言葉を俺に言う。
「告白… なんだけどな… 答えは…?」
信じられない…
あの!!憧れの雅ちゃんが俺に告白してくれてるなんて!!!
俺は雅ちゃんに向かって即答で笑顔で頷く…はずだったけど…・・・
俺は何も言わずに雅ちゃんを見つめていた。
雅ちゃんはそんな俺を笑顔で見つめながら言う。
「私が彼女だったらダメ?」
「いや!全然! むしろ夢見たいだし・・・これ以上無い喜びだよ・・・」
そうは言っても俺の言葉には自分でも気付くくらいに無理が感じられた。
雅ちゃんは笑顔のまま少しだけ首を傾げて優しい声を掛ける。
「何か〜…引っかかる事でもある?」
その言葉に対して、ゆっくりと雅ちゃんに向かって言う。
スクランブル ★BLACK★
>>536の続き
「何で〜……菅谷に頼んで俺に友理奈と桃子の事を見せたの?」
そう言った俺に向かって雅ちゃんは真剣な表情で話す。
「別に深い意味は無いよ… ただ…」
「ただ?」
俺も雅ちゃんの顔を真剣な表情で見つめ返した。
雅ちゃんは少し目を潤ませながら言う。
「君が〜…友理奈ちゃんの幼馴染だって知ってたから… 本当は友理奈ちゃんが好きなのに私を選んだら嫌だなぁ… って思って…」
その言葉に俺は何も言わずに下を向いた。
(俺は雅ちゃんの事が本当に好きなのに…… このまま告白を『OK!』したいのに…… 何だろう…何か…ひっかかる…)
雅ちゃんは俺に向かって近づいてきて〜…俺の目の前で来ると立ち止まった。
「お願い… ちゃんと君の気持ちを聞かせて…」
潤んだ瞳と風に運ばれる髪の香り。
目の前に立った雅ちゃんは大人っぽくもあり綺麗でもあり…
いつも見ていた友理奈の少し子供っぽくて可愛い表情とは違っていて…
キタ━━(゚∀゚)━━!!
スクランブル ★BLACK★
>>537の続き
(いつも見ていた…)
その言葉に俺は『ハッ!』とした。
そうだ! 俺!!ずっと友理奈の事を見てた!!!
手紙のミッションだって行動しようとも思わない様な内容のもあったけど・・・友理奈と一緒だから前日は『ドキドキ』していた。
その『ドキドキ』が雅ちゃんからの手紙に対してじゃなくて友理奈と一緒に行動することに対してだったんだって…気付いた。
「友理奈ちゃんの所に行ってあげなよ」
突然、目の前で掛けられた言葉に『ボーッ』と考え込んでいた俺の視点は雅ちゃんに合わさる。
雅ちゃんは笑顔で俺を見つめていた。
「雅ちゃん…その…」
俺は『何か雅ちゃんに言わないと…』と思ってはいるのに言葉にならない。
そんな俺の気持ちを察してくれてか、雅ちゃんは『トンッ』と俺の胸を軽く叩いてたから優しい声で言った。
「今の気持ちをそのまま友理奈ちゃんに早く伝えてあげないと〜…友理奈ちゃん、スグに泣いちゃうぞ♪」
雅ちゃんの言葉が俺の中で一気に気持ちを高ぶらせた。
(そうだ・・・俺は、もう友理奈を泣かせたくない! 今、友理奈が不安で泣きそうな状況なら…)
俺は雅ちゃんに『ごめんなさい』と小さな声で言ってから走って屋上を後にした。
★★続く★★
乙
スクランブル もう終わりが近づいてきたな。
つまりこのスレも(ry
新しい作品が、また増えるということだ。
・・・それがいいたかったんでしょ?
>>542は。
よくわかったなおまえ!
みんな期待してるよ
・・・とここはうまく流しておくか
Berryz工房の新曲とサンボマスターが歌ってる「電車男」の主題歌の発売日が同じ。
Berryz工房は私の神様です。
なに〜〜!どっち買うか迷う〜!
>>548 迷うんじゃな〜い!
Berryz工房があなたを信じて待っている。
落ちるかな
683
作者タン待ちほ
じゃあ少しだけ投稿しますw
スクランブル ★BLACK★
>>539の続き
走ってはいるけど友理奈が何処へ行ったなんて分かるはずも無かった。
でも、今は走り周って探すことしか俺にはできなくって・・・ただ校内を走り続けていた。
(もう友理奈は家に帰ってしまったのでは無いか?)
校内全部を周りきった俺は、そんなことを思い浮かべて急いで玄関へ向かうと〜・・・
「あれ? 徳永??」
同じクラスの徳永千奈美が玄関に立っていた。
「学校に意味も無く居残ってたらダメなんだぞっ!」
そう言って笑顔で俺を見つめる徳永・・・って、自分も居残ってるじゃん!
そんなことを考えながらも、すぐに友理奈のことが気になって『また明日!』と言って徳永の前を通り過ぎようとすると〜・・・
「友理奈ちゃん探してるんでしょ? 私、居場所を知ってるよ!」
そんな徳永の言葉に慌てて足を止める。
スクランブル ★BLACK★
>>554の続き
すれ違う瞬間に聞こえた言葉に俺は足を止めて徳永を見つめる。
「えっ・・・本当に?」
そう言った俺に向かって笑顔で大きく頷くと徳永はその場所に座り込んだ。
俺も徳永の横に並ぶように座る。
「それで!? 友理奈は今どこに〜・・・」
俺の言葉を最後まで聞かないで徳永は携帯で時間を確認してから言う。
「あと5分だけ・・・君と一緒にいたいな・・・」
俺を見つめる徳永の目が少し潤んでいて・・・えっ!?もしかして〜・・・
「えっ!? とっ、徳永!? なっ、そんな・・・」
俺は徳永と何となく恥ずかしくなって目を合わせられず視線をそらした。
『クスッ』と小さな笑い声が聞こえると共に徳永が嬉しそうな声で言う。
「男子って本当に単純だよね〜。 友理奈ちゃんと付き合っても浮気とかしたらダメだからね!」
「えっ!? 浮気なんて〜・・・って、何で付き合うとか知ってるの!?」
驚きながら徳永を見つめたけど『さて? ど〜してでしょう?』と笑いながらごまかされてしまった。
「とにかく、もう少しだけ待って! もう少ししたら友理奈ちゃんの気持ちも〜・・・」
携帯を見つめながら徳永は少し微笑んだ・・・俺に言い聞かせる様に呟きながら。
★★続く★★
まとめの人へ
>>555 の訂正箇所です(´・ω・`)
携帯を見つめながら徳永は少し微笑んだ・・・俺に言い聞かせる様に呟きながら。
↓
携帯を見つめながら徳永は少し微笑んだ・・・自分に言い聞かせる様に呟きながら。
本当に多くて申し訳ないです・・・
深夜に乙!!
ちなみも絡んでくるのかー(ノ∀`)
うおおおおおおおおおおおお
乙