年金滞納で強制徴収 徳島社会保険事務局、男性から37万円
国民年金保険料の未納が増えている問題で、徳島社会保険事務局は十七日、二〇〇三年十二月から
〇五年十一月までの二年間に計三十二万千四百四十円を滞納した県内の男性に対し、財産を差し押さ
えて強制徴収した。強制徴収は県内では初めて。
同局によると、昨年十一月から今年一月にかけて強制徴収が適当とみられる五百八人の保険料未納
者(低所得者を除く)に最終催告状を郵送。このうち、期限内に納付意思を示さない十三人に対し督
促状を発行し、差し押さえ財産の確認ができた男性一人の銀行預金から十七日、延滞金合わせ三十七
万四千二百四十円を強制徴収した。
残りの十二人についても差し押さえ財産の確認が出来次第、強制徴収をしていく。
社会保険庁では、保険料を払える未納者を絞り込む方法として、住民の収入の情報を市町村から提
供してもらえるように法整備を進め、〇四年十月から徴収強化を進めている。同庁によると、強制徴
収はこれまでに四十四都道府県で実施されている。
http://www.topics.or.jp/News/news2006031805.html