自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 第78章
新暫定ガイドライン
0. 現代科学であれ男塾理論であれ異次元科学であれ議論であれ、第一に置くべきははスレ住人が楽しいこと。住人が不快に思う事は避ける。
1. 投下してくれる作者は神。批評はいいが節度を持ってやること。
2. 「自衛隊がファンタジー世界に」とあるように、あくまで「現代の日本国自衛隊」が主に関わる話であること。
3. 自衛隊の組織・装備はあくまで現用もしくは近未来的に配備が予想されるものに限る。
核兵器・旧東側諸国製兵器・未来兵器・巨大人型兵器など、現代の日本国が配備するにはナンセンスなものは極力避けること。
現代科学と作中の設定で説明できる場合にはこの限りではない。
4. 軍事力の背景となる社会構造、政治・戦略・作戦・戦術・戦闘に関してはある程度しっかり設定しておくのが好ましい。
作中の設定で説明できないものは避けること。
5. F世界側の設定は作者が勝手に決めることが出来るが、「超魔法・無敵キャラまんせー」な話にならぬよう気をつける。
基本的には自衛隊・近代兵器マンセーの方が好まれる。
また、オーバーテクノロジーの扱いは慎重に。
6. ファンタジー側の人間もきちんと描写する方が好ましい。
自衛官主観という演出などであえて描写しないのはこの限りで無い。
7. 萌えだけ、エロだけ、グロだけを目的とした作品は、このスレ以外のしかるべき板やスレに書き込むこと。
8. スレ外の該当作品にかんする批評などの雑談は、ほどほどに。
9. 次スレは
>>980 か480KBを踏んだ方が立ててください。
■今までこのスレで討議された議題 ・ファンタジー世界の市場規模についての考察 ・麻薬による世界支配は許されるか ・江戸時代とファンタジー世界の類似性について ・大陸国家VS海洋国家戦略、その長短について ・マッチとメラ、着火手段としてどちらが優れているか ・F世界での日本経済再生と交易について ・ドラゴン…契約方法と空軍戦力としての有効性を考える ・自衛隊的ダンジョン攻略法 ・対人地雷と魔法の罠。 ・F世界における神の影響力について。 ・F世界的陣地攻略法 ・熊に見るモンスターの手強さ ・巨大昆虫対策〜界面活性剤から核弾頭まで ・決闘における非致死性制圧法(殺さずにいたぶる百の方法) ・F世界の街道、交通路における運搬手段が道に与える負担うんぬん ・銃弾を受け付けない素材を武具の材料に用いれるか ・マクロ経済を考慮すべきか ・後世の倫理や常識/後知恵で過去を断罪しても赦されるか
■さんざんガイシュツの話題 ・シーレーン確保における脅威の排除(海賊、海の怪物対策) ・日本が傭兵を雇用することは可能か? ・萌えは是か否か。 ・議論は是か否か。 ・魔法・怪物の設定(最終的には作者に一存という結論) ・補給が断たれた場合、弾薬を何とか確保可能か?不可能な場合はどうなるか? ・球形以外の世界。 ・食糧対策・餓死者の局限−魔物を喰らうモノ− ・在日外国人・異世界住人対策。政治思想の殴り合いは勘弁 ・資源・エネルギー問題。 ・外交方針について。 ・人間と亜人の共生について。 ガイシュツだが、再考察とかは特に禁止されてない SFは禁止だと言うことです
自衛隊VSバウワンコ王国 もしくは 日本が丸ごと特地(ファルマート)に転移 したら。
>バウワンコ 原作に比べて、火を吐く車の装甲が強化されているような…。 主砲は伝説のギリシア火薬なのかな?
戦車を減らして300輌にするって話になったみたいだね。 この点が物語にどう反映するのかしないのか。 少し楽しみだ。
11 :
創る名無しに見る名無し :2013/12/18(水) 22:04:08.10 ID:391mY4uy
書く側からすれば新装備が登場するのはいいんだろうが、編成が大幅に変わるのが大変そうだな 陸上総隊や水陸機動団なんてものが出来る一方で中央即応集団が無くなるし、これから先どうなるんだろ?
戦車も戦闘機もない四国だけ異世界に転移したらどうなるんだろう。 何も被害がなくても中世国家群を相手に(戦闘以外で)苦戦しそうだ。 (四国の人口は390万人。ペスト流行後のイングランドとほぼ同じ)
そう一筋縄ではいかないかもしれない。 四国は死国だから。
>12 東北とか北海道なら現実的に考えても生き延びる手段がありそうだけど、四国はきつくね。 土地の人ならアイデア出てくるのかな。ネタ的な。
3ルートある本四連絡橋が転移先で別の土地と繋がって、敵地上軍が四国へ侵攻。 交通網が貧弱で山岳地が多い土地柄を利用して遅滞戦闘を行いつつ連絡橋を爆破して敵の退路を遮断、 残った児島坂出ルートの鉄道と道路を使用して逆侵攻。 そんな中、香川県民はうどんを茹でた。 という所まで妄想した。
16 :
創る名無しに見る名無し :2013/12/19(木) 02:21:43.38 ID:EH/yGbeG
>>11 中央即応集団が無くなるって本当? 一体どうなるの!? 戦車はどんどん減らされるしこの国の未来はどうなるんだ…
機動戦闘車「そんな悔しくなること言うなよ」 いずも「私もついてるから」 そうりゅう「僕らもついてる!」 F−35「おれっちもいるぞ!」
>>16 個人的には装備人員は水陸機動団に転用されるんじゃないかなーと思ってる
20 :
創る名無しに見る名無し :2013/12/19(木) 09:37:44.11 ID:Zg4TLuFL
>>15 うどん県民はどこにいようが茹でることは忘れないんだな。
もしや、F世界で生き残る道がここにあるか?
ドラゴンの吐く息や、魔法による炎は、ガスバーナー式なのか火炎放射器式なのか。
燃焼という現象さえ魔法の制御下にあるのなら別だが、ある程度の射程があるのなら火炎放射器方式だろうね。
>>16 実際本州に敵地上軍が来たら大惨事。
戦車は富士教導団のみ、特科は方面隊に数個中隊いるだけ、師団の最大火砲は120mm迫撃砲。
機動戦闘車が多少いたところでどうにもならん。
土地と人を犠牲にして米軍と北海道・九州の重戦力が来るのを待つしかない。
機動だの水陸両用団だの掛け声は結構だが中身が無くてガワだけじゃね・・・
予算が多少増えただけ民主よりはましだけど。
敵地上軍が来たら大惨事ねえ・・・ 戦車がいようといまいとあんまり変わらん気がする
何で敵戦車が北陸とか東北とか来ると思ってるの? そんなでっかいもの運ぶ輸送艦なんて、九州か北海道まで届けばいい方だ。 本州へ来るなら、レーダーに映らない木の小舟にのって潮任せでしょう。
>>25 誰も東北や北陸に来るなんて言ってないよ。むしろそっちのほうがまだましかもしれん。
「そんなでっかいもの運ぶ輸送艦なんて、九州か北海道まで届けばいい方だ。
本州へ来るなら、レーダーに映らない木の小舟にのって潮任せでしょう。」
ちょっと意味不明。北朝鮮かなんかの話はしてないよ。北朝鮮ならむしろ重戦力よりコマンド部隊のほうが厄介だろうし。
個人的には中国あたりを念頭に置いてる。
中国海軍が戦車積んだ揚陸艦を護衛しながら本州に上陸する状況ねえ・・・ その状況なら、海自はあぼーんしてるだろうし、どのみちその後が悲惨なのは変わらんな 国民の大半は痛い目見ないと目が覚めないだろうし、まあいいんじゃないかね
>>14 北海道と九州の転移は読んだが、東北は珍しいな。
だが転移して一番地味なのはわが中国地方だと思う。
多分最大の「敵」は広島市の平和教信者と広島首都を認めたがらない岡山市民。
北海道と東北が転移は見たことあるが中国地方はみたことないな 中国・四国地方が転移とかどうよ
>>28 大規模上陸=海自壊滅じゃないよ
陸上での陽動や機雷で瀬戸内海、東京湾、舞鶴に足留めされてるかもしれん
つか決戦するより簡単
32 :
創る名無しに見る名無し :2013/12/20(金) 00:32:50.19 ID:hNUzjfLJ
>>22 火炎放射器式じゃ風に左右されすぎと思う、イオンやプラズマやら謎物質の粒子砲的な何かかも知れない。
>中国・四国地方が転移
それ面白そうだな
呉の海自に陸自二個旅団、陸続きだと大変そうだけど、そうじゃないなら燃料さえあれば海自が大活躍しそう
ただ航空戦力が・・・空自の飛行隊はいないし、岩国のホーネットくらいしか戦えそうな奴がいないんだよなぁ
>>28 >>31 そもそも日本に敵対する近隣の国家が大規模な対日侵攻作戦に踏み切るということ自体が
ある意味『負け』なのでは(勝つ目処が立ったから攻めてくるわけですし)
そう考えると民主党時代は本当にヤバかった
日米分断に国内反日勢力の跳梁・・・あのまま行ったら日本は戦わずして負けていたかも
だから戦車削減はヤバいんだけどね。 侵攻難易度を下げる。 特に日本みたいな狭隘な地形だと道路の取り合いになるから。
まあ旧式の74式があっても戦況は大して変わらんだろうがな 74式を全部10式に置き換えるというなら話は別だが それの為に掛かる金は維持費も含めて今の日本には無いし、国民も納得せんだろう
無い無い言ってるのは財務省とマスコミで、そう思わされてるだけ。 金は有るところには有る 安楽死認めて医療費削るとか、国債を日銀に引き受けさせるとかな 日銀の引き受けなら、実質的に返す必要も利子を払う必要も無い(国庫に返る) インフレにしたいならこれをして、資金をだぶつかせるべきなんだか、何故か嫌がる
防衛費の為に国の借金を増やすってか? マスコミに袋叩きにされて、自民党政権の寿命が縮むのが関の山だな
国債日銀受け入れは加減を間違えるとハイパーインフレ待ったなしだからやりたくないんだろ
>>38 加減を間違えるって、防衛費にどれだけ刷るつもりだよ。
まあ、外貨があるうちにハイパーインフレも悪くないかもしれんけど。
国債を一気に償還できるし。
そういえば、日本は幕末から定期的に財政破綻してるとか。
いまだに借金増やしちゃダメとか言ってんのか。 あのね、マクロ経済では赤字と黒字、収入・債務と支出・債権は表裏一体なの。 「赤字を減らせ」って言ってる人は「赤字を減らせばトータルで黒字も増える」と素朴に信じてるんだろうけどそれはない。 個人なら、企業単体なら、政府単体なら赤字を減らして黒字を増やすことも可能だけど全体の合計では無理。 なぜなら誰かの黒字(収入・債権)は他の誰かが赤字(支出・債務)を負ってくれないと生じないから。 みんなで赤字を減らしたら黒字も減ってみんなが貧乏になる。実際になってる。 国民の収入はじわじわと減り続けているし、そうなれば当然税収だって減る。 まずは「赤字を減らす=善」「赤字を減らす=黒字が増える」ってのは マクロ的には間違ってると認識を改めるとこからはじめよう。
中韓を嘲笑う前に、我が身を振り返ろう(dragoner) - 個人 - Yahoo!ニュース
http://bylines.news.yahoo.co.jp/dragoner/20131219-00030803/ 既に防衛研究開発費で中韓に抜かれている日本
2007年の段階で、日本は韓国に抜かれている。韓国は今後もR&D費を増額する方針であり、
右肩下がりの日本との差はますます開くだろう。また、中国は国防予算とR&D費は別立ての為、
その正確な額は推測になるが、既に10年前には日本を抜いていると見られ、
現在は日本の遥か上の水準に達していると思われる。
民間におけるR&D費は、企業の今後の成長性・競争力の指標となっているが、
それと同じことが国防にも言える。たゆまぬ技術開発と研究により、
軍事技術をより洗練・発展させる事は、自国の戦力を向上する事に繋がる。
年々、R&D費が減少している日本を尻目に、R&D費を増額させている中韓。
日本の軍事技術の優位性は過去の蓄積で持っている状況であり、
このままでは早晩、中韓に抜かれ、優位性は失われる事になるだろう。
いつか、見下して嗤っていられた時代を懐かしむ日が来るのかもしれない。
42 :
創る名無しに見る名無し :2013/12/20(金) 11:18:11.77 ID:b315XsOK
\(^o^)/オワタ
最近は中韓ってだけで拒否する人もいるからねぇ。 個人的には中韓を必要以上に罵倒して甘く見てる人が多くて怖い。 余裕かまして後々慌てることにならなきゃいいんだが・・・
毎度間抜けが出てくるな…
曲がりなりにも軍事系のスレなのに
>>35 戦車に対抗するのに戦車運んでこない馬鹿はいないだろ
その金はどこから持ってくると思ってんの?
74式あるとないでも全然違うわ
>>38 日本の規模でハイパーインフレとか起こすほうが難しいわ
>>40 ここらへん解説してくれてるとこなんかいくらでもあるのにこういうのもなかなか減らないよな
0から会社おこす状況考えてみたらええ
最初資金0です、誰も働きません、どうします? ってなったら金借りてはじめるでしょ
銀行から100借りました、銀行は貸し金として資産が100減り(赤字)、会社には資金100できました(黒字)
これそのまま銀行を政府に置き換えるだけ
借金全部返したら黒字も全部なくなるだけやで
なんでこのスレでこんな話してんだろうな
作品にかかる部分の議論はありなスレだからでしょ 異世界転移って事で社会描写する上で経済や軍事ネタってないよりはあったほうが絶対いい部分だしね ってか議論消えたらスレも消えそう
最近は議論すら無くなってきてるからな 石動さんが居なくなったら間違いなくこのスレ潰れるな・・・ ところで前スレまだ残ってるけど放置しといていいんだろうか
自衛隊VSバウワンコ王国に、需要はないんだろうか。 バウワンコはザイール(現・コンゴ民主共和国)のコンゴ盆地にあるそうだ。 だったら、1994年(平成6年)9月21日から1994年12月28日までの、自衛隊ルワンダ難民救援派遣を絡められないだろうか。
日本転移後に資源を求めて戦時経済に移行するなら労働力を無理やり絞り出して 後につけ回すからハイパーインフレも有り得る 日本が転移すると工業が崩壊してどうしようもないというところで詰まってるけど 敢えてそこを扱って何とか乗り越えるF世界的日本経済史…どうでしょう
食い物は最悪の手だが略奪すれば何とかなるけど、国内産業の生存の為には日本製品の輸出先と、その原材料となる資源の輸入(略奪?)先を見つけないと。
1、食料&資源の供給源である異世界の国家を軍事的に支援しつつ、ODAによりその国の近代化を行って 日本製品の市場に育て上げる 2、軍事力により異世界の資源地帯&穀倉地帯、人口密集地帯を占領。後者の住民を前者に強制移住させ、 生産活動に従事させる一方で、占領地の産業を破壊し、日本製品がなくては社会が維持できないようにする さあ、どっちにする?
国際貿易消滅で全部自前でやらなきゃいけないし 相手の購買力には期待できないしで まあGDPが3分の1ぐらいになって均衡するだろう
最悪、移転先では物理法則が違っていて、既存のエネルギーが使えないとか。 怪獣だらけだったとか、そういうのもありそうだな。
逆に考えるんだ 経済が崩壊して困るのではなく 戦争する理由ができた と考えるんだ
国家が国民を食わせる為に行う全ての行為は正当化されるそうだし、問題ないな(笑)
>>51 略奪なんて効率の悪い手段でどうにかなんてできるわけない
こっちが困ってるのに、相手を困らせてどうするんだ。 反日感情がそんなに好きなの?
略奪は常に移動し続けないと死ぬ自転車操業みたいなもの……っぽい事が補給戦に書いてあったような気がする(うろ覚え)
定期的に上がって来ないと意味がないしな。 収奪ならまだしも、一時的な略奪は不味い。 圧倒的な火力と人口で君臨する圧制日本というのも見ものだが。 支配する種族は帰順順に分別して中間管理職種族を設け、互いに争わせる。
植民地支配政策の基本中の基本「分断して統治せよ」か
今の文明レベルの維持に必要な人口ってどの位なのかな。自動車一つ作るのにも その部品の裾野は万単位の会社群になるんだよね。一億人いればなんとかなりそうだけど 100万人くらいだとかなり厳しいか? 北欧とかの小国は文明レベル高いけど一部の 産業に特化した構造だ。 県レベルで転移したら20世紀初頭レベルくらいまで 落ちたりするのかな。
今の日本の人口を維持するのに、衣食住医療、その他もろもろ。 一体どれだけの苦労が必要でしょう? 20世紀初頭の人には、その時代なりのノウハウがあって、その時代の社会を維持していました。 それが失われた現在の人に、何ができる? 自衛隊によるゴリ押しは、論外だよ。
外需頼みにならないレベルの内需維持に必要な人口は一億だというな
>>63 論外は言いすぎじゃないかと。
20世紀初頭の人間が何でも教えてくれるほどお人よしとも思えないし、そんな余裕があるとは思えない。
武力で脅したり、あるいは逆に武力を提供できるところを見せたり、交渉のカードとしては有効だと思うけど。
もちろん考えなしにゴリ押すのはだめだが、相手がこちらを侮って交渉すらしないときには限定的な侵攻とかありだと思うけどね。
飴と鞭は大事だよな ただ相手が宗教バカだったり、自民族至上主義とかそれに類する思想を持ってたりしたら面倒 蛮族とか言って見下したくるだけならまだしも、喧嘩吹っ掛けられたら堪らんし
>宗教バカ 戦闘用ロボットを作ってみたら、プログラムミスで360度銃を撃ちまくったとかいう話はよく聞くよね。 それって、神様にとっての人間も同じなんじゃないだろうか。 ターゲットを設定すれば、あとは勝手に殲滅する。 それに、神様は人間の自由意思を認めているから、宗教戦争なんか起こっても止めようがない。 だから、宗教バカが自衛隊にいちゃもんつけて襲ってきたとしても、メッカ的なところを攻め落としたって何の効果もないってこともあるんじゃないだろうか。
>>54 別にそれは最悪でもなんでもなく、極々頻繁に起こることです
例え話をしましょう
見事に魔王を倒し、故郷の王国へ凱旋した勇者
その勇者と仲間達は、魔王を倒すまでの苦難の旅の間、常に万に一つ以下の奇跡を掴み取り続けたわけだ
でも、どこかでその奇跡を掴み損ねた勇者(候補)だって出てくる、というより無数にいる
それら無数の勇者のなりそこない達が我々の眼に触れないのは、勇者は必ず成功するからではなく、成功した勇者だけが物語りとして描かれるから
同様のことは異世界転移した日本国にも言える
転移した場所が良くわからない謎空間で、転移直後に消滅した日本国もあるだろう
転移した場所の物体と重なってしまい、キメラとなった日本国民もいたかもしれない
あるいは泥沼の消耗戦により、日本国滅亡の秒読みが始まってるところだってあるでしょう
それら数々の日本国が我々の眼に触れないのは、単にある程度その世界で成功もしくは成功する余地のある日本国しか物語にならないから
その裏では物語として我々の前に示されない無数の日本国が滅びる、もしくは処刑台の階段を登ってるのですよ
そうで無くても日本国が転移によって酷い目に遭うと叩かれるしな。
豊かで平穏であるかぎり戦争する理由がない そういう訳で、日本が一旦どん底まで落ちて食い詰めて戦争する…という話のほうが 少なくとも民主主義だとか人権だとかどうせ自分で作ったものではないものを掲げて戦争するよりも おそらくリアリティがある
>>68 たとえ自衛隊が勝ちまくっていても。
召喚した側が召喚された側はタダで守ってくれると思っていて、ちっとも協力してくれない世界だった!
というのも最悪でしょう。
転移先を探索するうちに、かつて異世界に召喚され消えていった様々な時代の「日本」の断片を見出す展開か.... 「赤鯱族の言った通りでしたね "しんかい"が深度3000付近で東京タワーの基部を確認しました。」 「神殿の奴ら、ほんとうに用が済んだら海に沈めてやがったのか...」
F世界に転移したものの資源も食料も底をつき、海を超えて押し寄せるF世界の軍勢と
モンスターの群れに攻め滅ぼされそうな日本国
「この国はおしまいなのか…!」
その時どこからともなく現れた大艦隊がF世界の侵攻船団を瞬く間に壊滅させ、戦闘機隊が
ドラゴンやワイバーンの群れを一掃する、その艦隊から戦車とともに上陸する兵士たち
彼らは日本に上陸し、好き放題に暴れまわっていたF世界の軍勢とモンスターたちを瞬く間に
壊滅させ、この国を救った
「あなた方は一体・・・」
「なぜ私たちを助けてくれるのですか?」
日本人たちの問いかけに彼らはこう答えた
「私たちも日本人ですよ、もっともこの日本がいた世界ではなく、違う世界の日本人ですがね」
「世界が違うとはいえ、日本が滅びるのを黙って見過ごすことは出来ませんよ」
かくして滅亡の危機を脱した日本、生き残った日本人は違う世界からやってきた日本人と力を合わせて
この国を復興させるのだが、それはまた別の物語である
>>68 を読んで勢いで書いちまった、続きは期待しないでくれ
おれのディケイドぉ!
75 :
がろうでん :2013/12/22(日) 21:01:42.95 ID:sh8yS+t0
>>73 F世界に転移したものの資源も食料も底をつき、海を超えて押し寄せるF世界の軍勢と
モンスターの群れに攻め滅ぼされそうな日本国
憲法9条の呪縛から脱却できない駄目日本か・・・・・・。
召喚して日本を戦わせようとする無責任な国をまず殲滅、というのもありだと思う
ヤヴァイモンスターを世界の外側に「送還」しようとしたら、間違って日本国を「召喚」しちゃいました、てへ(はぁと) とかいうのも面白そう
奴隷を得るために召喚してたら日本が来た\(^o^)/ って話もあったな
略奪で万単位の軍維持するってその地域の生産性どうなってるんだって話だわ 100やら1000でも厳しいのに 万が略奪で屋ってける地域なら普通に交渉して買うほうがずっといい
だから略奪って常に移動して略奪し続けないと生きていけないんだよね クッソ不安定で薄氷の上に立っているようなもの
略奪ってご褒美でしょ 略奪で補給は無理ゲー
>>75 あのね。
相手は怪獣ですよ。
助けに来た日本人にしたって、実はとんでもないSF装備かもしれないじゃないですか。
日本による「食い物の略奪」というのは、ただブン盗るんじゃなくて、対価を払わず、「税として納めさせる」ということでは・・・ その地域を支配・統治する必要が有るわけだが。 転移してきた日本「食料を売ってくれませんか? 対価は物納(F世界でも使えそうな日本製品。国内の貴金属流出はまずいだろうし)ということで」 F世界のとある国「いきなりそんな大量に売れるわけねぇだろ。それもよくわからん国の、よくわからん物と交換とか」 ↓ 転移日本「どうかお願いします! このままでは我が国民が飢えてしまうのです!」 F世界国「さては飢饉か何かで国が危ないんだな。じゃあ我が国に臣従しろ。そうすりゃ売ってやる」 ↓ 転移日本「・・・じゃあ死ねよ」 自衛隊「その台詞が聞きたかった」 F世界国「な、なんだこいつら・・・ひでぶっ!」 ↓ 転移日本「えー、これからは我が国に年貢を納めるように」 F世界国「は、はい・・・」 自衛隊「誤魔化したり反乱したら僕たちが黙ってないからね(はぁと)」 ↓ 転移日本「よーし、食い物は手に入れた。次は油田、ガス田だな。原発に頼るのも限界だし、第一ガソリンがなければ国民の乗用車は無論、君らが動けん」 自衛隊「ウッス。その通りっス。でも燃料の備蓄量がヤバイんで、短期決戦しか無理っス」 転移日本「勿論だ。一応交渉を経た上で仕方なく、という名目が得られるし、次も今回の手でいくぞ」 自衛隊「さっきの国への脅迫も、ずっと張り付いていられないから虚勢に過ぎませんしね・・・」 食料に関しては大規模な農耕やってる地域、つまりは国家ないしはそれに準ずる集団からしか得られないけど、油田は無主の地にあれば良いなあ。
立て続けに申し訳ないが、一国から上の手法で日本人1億分の食料を奪うと、こんどはその国で飢饉とそれに伴う反乱が発生しちゃうな。 だからよっぽど豊かな国を狙うか、複数の国を対象にしないとまずいかも。
前近代で食料の余剰生産なんて限られているからな。一応輸出入はあったけど。 生産高ぎりぎりまで収納しないと駄目だし、一億相手じゃそれこそ欧州全域に 相当する地域を従属させる必要がある。 中世欧州だと、有力国のイングランドで最大人口が700万。 F世界が欧州風の麦産地じゃなく米産地ならまだ安心。 あるいはナイル川流域みたいなチート産地があるか。 漁業資源は望みがありそうだ。 石油は用途が限定されたので、生産地が安く買えそう。
日本が降って湧いた転移先世界も難儀なことだろうが、 1億からの人口を抱える先進工業国が突然、或いは短時日の内に消滅する 地球世界側の混乱度合の方がより深刻だろうねぇ。 食糧、原料、金融、地政学、日本が保有していた技術や資産等の取扱 etc...
食料の話だと、インフラが整備されてないと意味がないんじゃなかったじゃなかったっけ。 略奪に費やすエネルギーの対価が適正か判断できる人が日本の政府にいるのか。
食料調達の対価に緑の革命でも起こさんと2年目以降は続かないからなぁ。
>>89 何人かはいるだろう。
問題はその人の判断が生かされるかどうか・・・
略奪と貢納は違うので分けて考えないと 属国化したF世界国家内の主要道路と港湾設備の整備は急務だな 中世レベルだと、当の国王・公ですら国内を移動しながら収納している効率の悪さ
F世界には魔法があるから 肥料の代わりに成長促進魔法 農薬の代わりに害虫防止魔法 なので文明も中世ではなくて現代に近い エルフの議員が挨拶回りしたり
>>85 管理のコストかかりすぎて無駄もいいとこ
んで強制的に徴収、輸送するためにまず各地域に戦力を貼り付け、輸送路などのインフラを整備し、輸送する
手間かかりすぎ
インフラ整備にどれだけ時間かかるのか
そういう流通経路整備されてるような国ならやはり買うほうが早いし手間かからない
一国占領するコストで数十カ国と交渉するほうがずっと楽やで
ゴーレムを土木作業や農作業に使用すれば、インフラの整備や大規模な農地の開拓も スムーズに行くだろうな。そうなると食料生産能力や商業の発展レベルも中世ヨーロッパのそれを 明らかに上回ることになりそう 転移先の世界にそういった国が複数存在し、なおかつ彼らと友好関係を築ければ日本としては 万々歳なんだけど、彼らはまず間違いなく日本が転移後のゴタゴタで困っているところに 付け込んできそうなんだよなぁ・・・
>>93 なんつーか「魔法だから」の一言で片付けられると流石になぁ。
そもそも、全世界の人が日本並みの生活をすると、地球が2個半必要になるという。 日本の生活も相当変えなきゃ生きていけないよ。
>>94 全土を(?)「占領」するとか出されてもいない設定に基づいて批判しているが
なんかケチつけたいだけに見えるな
数十ヶ国の位置や内情も設定者次第でどうとでもなるグレーゾーンなのに
植民地運営でどうにかしようなんて無茶やで
最近は北斗の拳を知らない人も多いのかな? 文明崩壊後の世界をイメージできない人が多すぎる。
食料生産の規模はともかく、ローマや中華並に官僚制が整っていれば、侵略も交渉も楽なような気がする。
日本兵「ヒャッハー肉だ!」 村人「ひぃーオラの牛がぁ」 日本兵「貴様!このお方の名前を言ってみろ!」 村人「テンノー陛下です!」 日本兵「汚物は消毒だー!」 村人「ギャー」 なんか中国韓国人の想像の中の日本兵みたいになってしまった
103 :
創る名無しに見る名無し :2013/12/24(火) 22:56:35.61 ID:wefEi+bb
聖夜だけど皆何してるの?
心行くまで鶏肉食って大満足 まったりしてます
独りケーキ美味しいです
風呂あがりのビールも美味いぜ!
友人と自宅で酒飲んでケーキ喰ってる。 明日は大学とバイト・・・
109 :
創る名無しに見る名無し :2013/12/25(水) 13:59:37.26 ID:UDMzJV+W
きっとF世界人は荒んでる自衛官達を見て不思議がるんだろうな。それか、それを見越して商売始めるしたたかな奴が出るんだろうか。
ひょっとしたら多数の自衛官が現地宗教の教会や聖堂を訪れるという光景が現れるかも・・・
自分をほったらかしてイチャイチャしてるからキリスト激おこ状態
小銃紛失か…異世界に召喚でもされたかな?
小銃の弾は韓国という異世界へ召喚されました。 現場は納得づく。 日本だって原則曲げてまで支援したのに…。 どこの禁断の愛だよ。
>>109 娼館主が身請けを認めれば繁盛するだろう。
ただし向こうが認めても日本国内が認めない。
そして敵国に爵位と特権生活を約束された独身自衛官が何人か離反する。
そして慰安所作ろうぜと言っちゃった大臣が辞職するんですね
自衛隊を「性 奴隷 一匹で ・・・」っていう色仕掛け展開は覇壊の宴の冒頭ですね
ご、ご無沙汰です。 スランプです。 これではいかんので何とか年内に一回は投下します。 できるといいな。 ま、ちょっとは(以下略) しかし、ぐずぐずしていると、現実の方がどんどん変わりますねぇ。まさか、CRFが……。キドセン出そうかなぁ。 もうしばらくお待ちください。
>>118 お久しぶりです&生存報告乙です
CRFは随分と短命な部隊になってしまいましたね・・・
投下お待ちしております
>>118 お久しぶりです
陸自は完全に様変わりしちゃいましたねえ
>>118 乙です。
個人的な経験では、完成度を気にして間を空けるより、勢い任せの方がモチベーションは維持出来ると思います。
手直しは後からすればいいので。
「扉の向こう」はあれか、ガチで神様とやりあうの..?
>>122 あれは”神”を名乗るカルト宗教集団じゃねえ?
あけましておめでとう 休みだから映画見ていて思い付いたんだけど 変身魔法で動物になる呪いをかけられた人間をゲリラコマンドに訓練したらかなり脅威じゃね? 呪いをかけた魔法使いや魔女が後方にいるからいくらでも量産がきくのが強みだがどうだろうか
謹賀新年 戦うより偵察が脅威になりそう。気付くまで時間が必要そうだし。 ただの鳥=実は偵察兵というSSもあったけど。
スレ住人の方々、今年もよろしく
>>125 >>126 何故だろう。「鳥」と「変身」というキーワードを聞いて湯婆婆を想像してしまった・・・
個人的にはF世界の魅力は魔法だけでなく生物兵器(竜とかそういうの)にあると思うんだ
そこら辺の形態だとかを考えてみるのも楽しい
正直ファンタジー世界が舞台なら、森林地帯で地球世界の肉食動物を ブッチギリで凌駕する身体能力の動物(かモンスター)に奇襲食らったり 砂漠で全長数十mもある超巨大サンドワームの群れと交戦したりして欲しい
あけおめ 今年もF自物(そしてファンタジー×自衛隊以外の軍物)にとって良い年でありますように ところで変身能力のある奴らが動物に変身したら、その時着ていた服は脱げちゃうんですかね? もしそうなら動物の姿から元に戻る時は・・・
>>129 術者の技量に依りそう>服
諜報活動に従事するレベルの熟練者なら服ごと変身するのでは。
その世界の設定次第かな。肉体だけに変化が及ぶか否か。
ハリー・ポッターは服ごとだったな まぁ、マクゴナガル先生の裸とか見たくないし、服ごと変身がいいな いや、やっぱり技量によってがいいと思う そうすれば若い娘は肉体だけ、年配の方々は服ごとで…… 男?そっちはそっちで別の方面に需要があるさ
魔法で変身すると服も一緒に変身 能力で変身(狼男みたいな感じで)すると肉体のみ って印象がする
この冬の仮面ライダー映画、現代人がファンタジー世界に召喚される話なんだが…。 ファンタジーとは、超絶法則で何が起こるかわからないからファンタジーなのであって、バイクやジープやマシンガンがもとからある異世界もいいもんだと思った。 そのうち仮面ライダー×スーパー戦隊×戦“極″自衛隊って話ができそうな気がする。
別に書きなおす必要なくね? 一々設定を現実側に合わせて変える必要なんかない、これは201X年時点の自衛隊を元に書いてますって加えればそれで事足りるだろ いやまあ拘りたい人がいるなら止はせんが
自分の作品に本当に気にいらない点があるのなら、書き直すのもありだと思うよ。 作家さんが資料集めにいくら使っているか知らないけど、僕らはそれをタダで見せてもらってるんだから。 文句言う筋合いじゃないじゃない。
一々現実に合わせて作品を書き直すのは凄まじい労力が掛かるってハッキリわかんだね そこら辺の細かい匙加減は作者も好きにしていいし、読者が文句を言うべきではない
装備品がもとからあるF世界か・・・ 実りの秋を迎え、北辺の開拓村では今年も各種銃砲弾や燃料が豊作だった。 過酷な自然と格闘し畑を守り続けた村人の表情も明るい。 だがその年の冬、自然は突如牙を剥いた。 村はずれの1軒家が襲撃されたのだ。 車避けも家屋も住人もろとも幅広の履帯で力まかせに蹂躙され、燃料倉の石壁も軽々と破られている。 履帯の跡は山から来て、また山に消えていた。型はわからぬが、大型の「穴持たず」だろうと見当はついた。 いきり立った青年団有志は、古老が止めるのも聞かず後を追った。 だが「穴持たず」はわざと機関を吹かして追跡隊を山奥に誘い、一本道を3隊に分かれて進む追跡隊の中央を伏撃、 そのまま後尾隊に向けて突進を開始した。後尾隊の四駆車は狩に馴れておらず、雪煙を巻き上げ来襲する巨体に 恐慌状態となり操縦不能となった。そして咄嗟に放たれる対物小銃弾や対戦車弾をはじき飛ばして隊列に突入、 後尾隊を壊滅させて吹雪の中に姿を消した。 「中央隊の奴ら、大砲の一発でみんな消し飛んでおった」 後尾隊の生き残りが呟く。 「タ弾も確かに当たっとるのにまるで平気だった。あれは、キュウマルだ。山のヌシよ。」 「そんなバカな!あれから10年も経つのに、まだ生きておるとは」 「だがチハやロクイチはあれほど大きくならんし、姿も違いすぎる」 「ご領主様は、なんと?」「春まで待て、としか・・・」 「そんな・・・、ワシらは冬の間ただ喰われろというんか」 「町に出て、ジエイタイを雇う。もう、それしかない」 古老が決を下した ・・・ うん。何かこう、不条理すぎて自分でも笑うしかない。
メタルマックスか何か?
弾薬や燃料が生える木とか畑とかいいゾ〜それ
ヨ○フ 「ほう、畑から兵士だけではなく物資まで採れるとは素晴らしい」
144 :
創る名無しに見る名無し :2014/01/04(土) 00:46:33.22 ID:yWzfpLuD
自衛隊にとってどんな世界なんだろう・・・・
牧場から届いたまだ人見知りする若い戦車を馴らすところから始まる戦車兵ライフ
造物主の掟みたいな有様だな。あれは機械の部品を畑から取っていたけれど。
ゾイドとか懐かしい。 バトルストーリーとか面白かったなあ・・・
異世界でファンタジー世界とつながったんだけど、すでに向こうの方がFF8レベルで近未来化していたとかは? サイボーグ化もしくはパワーアーマー装備した亜人とかが自衛隊と戦ったり共闘したりするの。 アーマード人魚:腰にウォータージェット推進装置装備、個人携帯魚雷 (水中版スティンガーみたいなの) アーマードケンタウロス:パワーアシストつき4足歩行猛ダッシュ・平地でのローラーダッシュ&パイルバンカー アーマードハーピー:翼の一部機械化、背中に小型ジェット、両腕がふさがるので脚部に武装 オークとかコボルドとかは、普通に人間と同じ装備で良さそうな気もする、知能レベルは置いといて
そういうの普通SFって言うんだけど
まあサイエンスファンタジーとかもあるし この場合多分意味的におかしいけど
152 :
創る名無しに見る名無し :2014/01/04(土) 16:06:08.48 ID:mXMJbQO+
>>144 自衛隊「ヒャッハー!訓練し放題だ、その弾を寄越せ!」
じゃなかろうか。まあそこかしこから対戦車弾が飛び交うなんとかマックス世界だろうから、そこまで楽観はできんだろうが。
似たような軍事力で向こうは燃料じゃなくて錬金術で兵器を生み出し魔力で動かしていたとか なら面白そうだな
リポーター: 今年の生育具合は如何でしょうか? 弾薬農家Aさん: 今年は夏の天候不良で育ちが悪くてねぇ。 例年なら12.7mmまで育つんですけど、今年は7.62mmまでしか育ちませんでした。 装薬が入ってないのも多くて、これじゃあ商売になりませんよ…。 畑で育つという事は、こういうことがあるわけだよな。
弾は兎も角として、人が樹木から取れる世界観はあったよな。 『十二国記』であってたか。
>>153 ファンタジー世界である必要性を全く見出せないんだけど……
じゃあ花火工場みたいに爆発事故とか起こるんかいな...
鉄砲水とか山火事とか大地震とか、農地が大規模に変動する事態があるとヤバそうではある
>>156 某錬金術漫画は、主題が生命を弄くる技術への倫理を問うSF的なものであっても、錬金術という要素を主にしているためファンタジーに部類されていますが、
それと同じように、わずかでもファンタジー的要素があれば、それはファンタジーになってしまうような気がします。
自衛隊が主役で活躍するといっても、戦国自衛隊はSF、ゲートはファンタジーであって、同じ科学技術に基づく軍隊が戦う架空戦記の類いではないように。
現代に存在する兵器や文化様式とは明らかに違うものを出すとファンタジーらしいかもしれませんね。
ただ
>>1 に「ハイテク兵器VS剣と魔法」とありますから、ハイテクな現代兵器と互角に戦える剣と魔法は
何だろうかと考えだすと、ファンタジーよりSFになってきてしまう……。
ミサイルでなく古臭い砲撃で戦う航空戦艦とか、装甲付きパワードスーツみたいなプレートアーマーとかかなあ。
161 :
創る名無しに見る名無し :2014/01/07(火) 16:53:20.35 ID:OJYQX3td
新参です 最初は何みればいいの?
>>159 ファンタジーに分類されるかどうかを言ってるのではないです
材料や動力を変えてるだけで他は現実と大差ないのであれば、態々ファンタジーにする意味がないと言ってるのですよ
中世転移/タイムスリップ現代チート物って キ○○ト教の連中にキをつけないといけないよね? けど撃退できる程の能力・武力・兵力あれば火の粉をはたいちまっても問題ない?
地道なゲリラ潰しやりたいならいいんでないの 中等みたいな地域統治するとか悪夢でしかないんじゃが
オーラ力みたいな魔力以外で制御するのも魔法に入る?
力をなんと呼ぶかの違いでしかない様に思える。 広義のそれで良いのでは。
ゲートもルーンも、同じようなファンタジー世界でつまんない。 黒魔女さんが通る!!みたいなオリジナリティの有る世界観で、ホントのてんてこまいになる自衛隊が見たいであります。
そりゃ元々ルーンの古いのやここのスレの集大成がゲートみたいなもんだしな
紫苑メグ「やっぱりぃ、私くらいかわいいとぉ、どんな武器を持っても似合っちゃうんだよねぇ。
使ってる武器はたくさんあるんだよぉ。
ちらちらーっと紹介しちゃうからねぇ」
>>169 ごめんなさいですぅ!
黒魔女さんが通るってまだやってるんか
凝ったファンタジーがいいならファンタジー単体で探したほうがいいと思うんだが ただでさえキワモノの自衛隊FTへ行くなんて素材なのに癖のあるFTなんてもの組み合わせてつくろうって人は少ないと思うよ 凝ったFT世界構築するような人は書きたいものの重点がそこにはないだろうしな メインはあくまで自衛隊がFT世界に行くって点であって凝ったFT世界観ではないよね こってり系の素材とこってり系の素材組み合わせるとちょっと食いづらいでしょ 例えば、ケイオスヘキサ三部作や川上稔、聖刻なんかの世界に自衛隊が行くような作品があったとして、かなりくどくない?
でも世の中には、くどいを通り越して「このキャラ全部把握できる人いるのか?」と言いたくなる、スーパーヒーロー大戦なんてものもあるわけで。 需要はあるんだよぅ。
戦国自衛隊のスレに、ママ〜変なのがいる〜!
153 :この子の名無しのお祝いに:2014/01/10(金) 21:30:34.76 ID:09n/7z4m
今の仮面ライダーは映画で戦”極”時代に行ってきたな。
そのうち仮面ライダー×スーパー戦隊×戦国自衛隊 スーパーヒーロー大戦 IN 関ヶ原 とかないかな。
154 :この子の名無しのお祝いに:2014/01/11(土) 06:59:38.99 ID:JF+n5kfW
>>153 異世界への跳躍実験をやっていた自衛隊の実験部隊が、消息を絶った!
時のスーパー戦隊と仮面ライダーは、アカレンジャーとライダー1号の指令を受け、実験部隊を探しに出かける。
たどり着いたのは戦国時代。
そこで実験部隊は、地元の戦国武将と草野球をしていた!?
実はこの武将、実験部隊隊長のご先祖様だった。
意気投合した彼らは、この世界が自分たちの歴史とは違う別の世界であることを見抜き、平和な時代になる様にいろいろ力を合わせていたんだ。
名残を惜しみつつ、ヒーローと実験部隊は帰路に就こうとする。
しかし、どうやっても次元の扉が開かなくなった!!
そこへ襲い来る、次元を超えた悪の秘密結社・血車ショッカーの連合艦隊!
量産されたクライシス要塞が、ギガントホースが、鬼の戦艦が日本を襲う!
実はこの世界には、時空の復元力があったのだ。
実験部隊が来たせいで日本中に現代日本の知識が広まり、のちの戦争の歴史がなくなってしまった。
それを是正するため血車ショッカーを呼び寄せたのだ!
のちの戦争分の被害を今出すため、数百年被害が残る罠、地雷、放射性物質がまき散らされようとしている。
「俺たちのせいで…」
無力感に打ちひしがれる実験部隊。
時の戦隊「それは違うぞ!お前たちは無益な争いより、救済を選んだ!」
時のライダー「俺達にもできない、尊いことだ」
彼らの言葉に勇気をもらった実験部隊は、スーパーヒーローと共に戦場へ殴り込む!
だが、血車ショッカーは強い。
のちの歴史がなければ悪と同種の存在も生まれない。彼らも必死なのだ。
その時、この世界に命をささげようという者が現れた。
これまで戦いに散りながら、この場に駆け付けたヒーローだ。
黒獅子リオ「命がほしいなら、俺達のをやる!」
ブラックコンドル「だからお前たちは、もっと偉大な道を選んでいいんだ」
白い魔法使い=コヨミ「ハルト、私幸せよ。またハルトにあえて、役に立てるなんて、こんなに嬉しいとは思わなかった!」
果たして、戦いの行方は!?
妄想すまんかった。
どうも我慢できなくて。
くどい仲間は居ないことは分ったろ 大人しくするか、他所をあたってくれ
ファンタジー世界の軍でも自衛隊なんかのこちら側の正規軍に対しほとんど無力が多いけど ある程度対抗できる、もしくは互角っぽいのもあるのかな 知ってる限りではコップクラフトのとか、なんか知らない?
177 :
創る名無しに見る名無し :2014/01/12(日) 00:38:30.04 ID:u0kJdCDz
ここのだと未完ながらメイド氏の作品と同一時間軸の魔法都市ネリェントス攻略戦 かな?
>>176 分家でよければ帝國召喚の改訂版とか昭南疾風空戦録とかどうかな
あとはアメリカスレで連載されてるssの敵もかなり強かったはず
異世界の軍隊は、こっちのとは違う技術体系で違う時間かけて成熟させたはずだから。 ピッタリ同じ強さになるわけないだろ。 だからこそ、伊丹達と異世界の美少女みたいなコミュニケーションが輝くんだ。
互角にしないとつまらないからじゃないですかね。超強い設定のドラゴンが携行式の対空ミサイルで墜とされまくったり、 戦車とか護衛艦の乗組員が対策できない精神操作系の魔法で軒並み無力化されたりする話が受けるとも思えない。
むしろ噛み合わせが合わない相手にお互いが創意工夫するのも面白い 精神干渉や幻覚見せてくる相手に無人機で対抗したり モンスターだらけのダンジョン内に歩兵だけで突入するとか
それこそがファンタジー×自衛隊のだいご味だと思うんです。 でも、それを面倒くさがって、他の自衛隊話でも散々使われた9条ネタや、異世界側に「訳が分からないよ!」と言わせておけば重厚な話になると思ってる怠け者が多すぎる。
PIXIVのオリジナル小説コンテストは、今回のテーマが戦闘。 なのに、自衛隊は1作だけ。 アクションもない。 なぜ!?
185 :
創る名無しに見る名無し :2014/01/13(月) 15:50:10.53 ID:V30WgiMB
F世界魔法レベルはダイ大ぐらいほしいじゃないと自衛隊が虐殺者に見えるだけ
あぁん? メドローア(極大消滅呪文)?
リレーだと思ってた。違うんですね
アメリカならバーン様と核で睨み合えるな。
ドラクエ系だとルーラ系呪文とラナルータ系呪文が厄介 夜になると突然増えて凶暴化するフィールドモンスター 進軍するだけで大変だ
191 :
創る名無しに見る名無し :2014/01/14(火) 17:33:41.04 ID:quMnltjG
ゼル伝世界に日本が転移
ドラクエ系だとメタルスライム系に対処できんの?
榴弾砲の爆圧で細切れになるだろメタルスライム程度じゃ
イオ系ギラ系効かないのにそんな妄想できんのかよ軍オタはw
イオとギラに何時から爆圧ががががが
ハーメルンのバイオリン弾き世界に日本が 駄目だ見開きの自衛隊集結シーンのページを開いたら 自衛隊が全滅してるシーンしかうかばない
>>186 虐殺?
人を殺傷しうる方法(素手含む)で以て攻撃してきた時点で、それに対する攻撃は虐殺ではなく戦闘です
例えば90式に投石するのF世界人の子供を、戦車砲で吹き飛ばすとかね
198 :
創る名無しに見る名無し :2014/01/14(火) 23:39:20.38 ID:0VaVe61f
戦車砲なら綺麗サッパリだから返って人道的DEATH
>>196 アレは味方が虐殺される繰り返しと分けの分からん回想シーンの繰り返しだったな
>>192 攻撃力がある程度高くなると普通にダメージ抜けるぞ
6で攻撃力を上げまくって(540程度)疾風突きをするのがメタル系に最も有効な手段だったし
メタル系が火砲に弱いという設定はない
剣で殴って抜けるのに火砲で抜けないなんて事はないでしょ
ばかドラクエの剣はオリハルコンとか未知の素材でできてんだぞ
しかもダイ大の人間って、幼少期悟空のドラゴンボールレベルの身体能力あるしな
ドラクエ系呪文は回復即死移動補助系がやっかい ルーラで自由に移動できラナルータで昼夜ひっくり返し混乱を誘う ラリホーで眠りピオリムで素早さ上げフバーハで熱系半減ザラキで即死 しベホマで完全回復しザオリクで生き返る
ダイ大のベホマは傷は治せても失った血液は戻せないって設定だったけどね
それでもアバン先生なら・・・ アバン先生なら何とかしてくれる!
ダイ大ってドラクエとは別もんでしょ
ドラクエとは別もんならベタンとか出しちゃおうかな
ロトの紋章だと数千だか数万だかの怪物軍団を出してくれるからな 人間の軍隊なんて砲爆撃撃ち込まれれば士気ガタ落ちで敗走するだろうが 大半を勇者に虐殺されながらもひるまないあいつらなら何割かは生き残って 陣地に突入して乱戦に持ち込んで凄いことになりそう
212 :
創る名無しに見る名無し :2014/01/16(木) 15:25:29.84 ID:ZNZpHKpH
動物的に国境越えされてゲリラ戦とか対処困難だな、海に囲まれた日本ならまだマシなんだろうが ゴーレム生成やらモンスターの自然繁殖されたらスライムやモモンジャぐらいならまだいいが、昆虫系とかならいよいよ手に負えん感が・・・ そう考えるとアバン先生のマホカトールは相当なものだな。
まぁあれはモンスターが狂暴化したのは魔王が原因で、モンスター自身は元々邪悪な存在じゃないのが大きいけどね デルムリン島とか平和そのものだったし むしろモンスターを狙ってくる人間の方が……
ダイ大みたいな勢力が自衛隊と戦ったらどうなんだろうというのにな F世界側が一方的に自衛隊の世話になるのはどうかと
>>211 ソ連戦車の数万とか、人民解放軍数百万とかを考えたら
たいしたことない様に感じるな
ロト紋の連中は素の防御力は銃弾でも傷つきそうな奴らだが ダイ大は闘気のおかげで生身でも鋼鉄より固いのがいるのが困る 軍隊としては小規模だがルーラとか駆使して上位の連中がゲリラ戦されたらたまらんな
ダイ大はリンガイア城塞都市もあり大砲も完備し火薬使えるから F世界戦力としてはなかなかダイは大砲の砲撃食らってもオーラでチート
流石にAPFSDSや大口径榴弾相手じゃ耐えられそうにもないな。
ミサイルなんかは空烈斬で切りそうだな
ダイ大はバランのヤマタノオロチ等ドラゴンだけ集めた超竜軍団や レーダーには映らないであろうミストバーンの魔影がやっかいだろうな シャドー系は気配感じないから手のうちようがない
氷炎軍団フレイザードも核壊さない限り再生可能だからな 不定形は銃弾と相性が悪いだろうな 接近されて炎氷の連携攻撃でヤバい戦車の中に不定形入られたら たまらんな
222 :
創る名無しに見る名無し :2014/01/17(金) 15:20:48.67 ID:HUUbfUOL
そういやロトの紋章、続編では近代つーか未来的な兵器が配備されてたな 異魔神の活躍で兵器開発がだいぶ進んだみたいだ。
獣王率いる動植物型軍団岩石生命体エネルギー生命体の氷炎魔団 動く甲冑スモークシャドーなどを中心とした魔軍指令の魔影軍団 これだけでも兵力の少ない自衛隊は悪戦苦闘しそう というかモンスターに逃げまくるんじゃないか
しかも黒の核晶があるから、仮に核兵器を持ってたとしても使えず抑止になる可能性が
宇宙からタングステンのでかい槍を落とす、神の杖は…。 隕石魔法でも使って相殺されるのかな? レーザーなら、スピード勝負なら対処しようがないけど。 予言とか使われると、先に逃げられるとかしそう。
まずF世界に攻撃衛星撃ち上げるのが大変なんじゃないかな
>>226 一昔では衛星を打ち上げるにはロケットが必要。しかし、今の技術レベルでは航空機で高度一万m上空の
高度から発射できるしロケット使わなくても大気圏外へと放出できます。
今、マスコミなどで騒いでいる”ロケットの打ち上げ”はパフォーマンスであって、実際にはアメリカがより簡単に大気圏外へと
物体をプラズマで覆って放出しています。
やっぱり第一宇宙速度とか計測し直さねばならんのだろうか
パフォーマンスは言いすぎやろ 大質量もっていこうと思ったら現状ではやっぱロケットしかないし
そんなことより石動さんは大丈夫だろうか・・・ 生存報告もないから心配だわ 単に年始で忙しいだけかもしれんが
おいダイ大風世界と戦わせて戦力比較してみろよ軍オタ
忙しいのかもしれんし、長くやってるとモチベの維持も大変だしな。 お元気なら無問題さ。
はよう書けと急かすものでもないし、投下されるまで思いついたのを適当に書いてみようかな
スレ(小説)たてにルールあるの?
235 :
創る名無しに見る名無し :2014/01/19(日) 23:33:05.43 ID:SOA+Ftj1
天空の扉ってリアルドラクエマンガだと、 マクロドライブ(ルーラ)を応用してマッハ50秒速17キロで物体(土砂でも羽毛でも何でも可)を打ち出して攻撃に使っているけど、 異世界軍がルーラで攻撃してきたら自衛隊は防御可能だろうか?
>>1 を読んでください。
>暇つぶし
参考になりそうな話を上げていくのもいいな。
「ダイヤモンドとマリア様」
主役は悪魔の力を使う黒魔法使い!
だけど正義の味方!
仮面のハイテクヒーローが共演!
敵はアフリカの人種差別が残る国!テルガド共和国!!
な、何書いてるかわかんないと思うが・・(以下省略)
連続すまん。 仮面のハイテクヒーローは自衛官志望です。
238 :
創る名無しに見る名無し :2014/01/20(月) 09:49:43.59 ID:HbiCz/Qe
>>235 無理でねえか?
言うなれば鬼畜米帝の構想にある神の杖システムだろ?質量差による威力の減衰こそあれ、運動エネルギー弾は完全に防ぎきるのは厳しい。銃弾に対するボディアーマーみたいに。
主役は米軍でもロシア軍でも中国軍でもなく自衛隊なんだし、お互いを焼け野原にし合うような話じゃない方が良いってのは 何となく分かったw
戦略攻撃はともかく 戦術レベルの地上目標に当たるのかそれ?
中世4文字どもがよく使う「破門認定」と「異端認定」ですが ・何がどう違うんですか? ・ヤバさ加減ではどっち?同じ?
破門認定:村八分 異端認定:死刑
243 :
創る名無しに見る名無し :2014/01/20(月) 22:54:42.83 ID:DWnShYx8
時代にもよるが前者は法の保護の停止、後者は殲滅指定、みたいな感じかなァ。
異端認定=死刑ではないけどね 教会で教義について論争があったときに負けたほうが「異端」になるし 教皇による改革派信徒の弾圧で異端審問とか、シチュエーションによってはいきなり血生臭くなったりするけど それでもカタリ派弾圧とかスペイン宗教裁判とか一部を除くと異端審問されても死刑になる例は少なかったとか
この場合破門だと、お前はキリスト教徒じゃ無い!異教徒だ!になるのに対し、 異端認定なら、お前はキリスト教徒には違いないが、正当な教義に反している! なので、だいぶ意味が変わってくる。
フランスでも異端審問で1年で100以上死刑判決連発した審問官が教会から解任されたとか 転向したカタリ派市民は死刑にはならなかったとか、どっちかといえば異端を罰した上で 正しい教えに戻すのが建前なんだろう スペイン宗教裁判は、王様の政敵排除や借金踏み倒し狙いで公開火炙り刑を連発 アルビジョア十字軍は破門されたカタリ派制圧を名目にしながら、王権や教会に従わない 南フランス諸侯を屈服させる目的があった 王様や教会の政治的な目的に「破門」「異端認定」が乗っかると凄まじい展開になる
241です。 回答有難う御座います。 某アイマス架空戦記の中世物で感心出たので質問した次第でした。 て、似た様な「艦これのEU転移物」を構想してんですが 当時のヴェネツィア以外に現代に近い(少々語弊がありますが)感覚の地域は無しでしょうか?
政治利用以外で過激な刑や制裁が適用されるのって、あんまり無いんじゃないかなあと思った。 まあ、神が王に統治する権利を授けたという考えが熱烈に擁護されてた頃の話だろうし、政治に 利用されない宗教の方が珍しかったろうけど
どちらかと言えば宗教が政治を利用していたのでは? 「乙女戦争」って漫画単行本見たけど4文字とその信者見て 「宗教キチってマジ怖いわ―」「日本転移…とかになった場合即消毒だわ―」と思ったわ
>「日本転移…とかになった場合即消毒だわー」 その際は、日本古来の自分で自分を裁く権利、切腹を復活させるべきでしょう。 向こうが自殺についてどんな考えを持っていようが関係ない。 特にこっちのいう事を聞かず、いたずらに戦線を拡大するような奴には特にね。
だがF世界では日本が望むと望まざるとに係わらず、奴らはやってくるのだ それも唐突に 某日、首相公邸 「交易の条件が、いきなり国民の改宗とは、ね・・・」 「日本国内の各宗派はもちろん、今上陛下の身も脅かされます とても呑めません」 「大陸南部では聖霊教会の宗教裁判や異端弾圧の嵐が吹き荒れております」 「国王が宗教裁判に名を借りて政敵や商人の財産を没収し債務を踏み倒してるとも」 「おいおい、それじゃまるで中世スペインの」 ドジャーン♪ どこからか、鳴り物が高らかに響きわたり、空中に現れた魔法陣から聖霊教会の赤い衣を身にまとった3人の異端審問官が! 驚愕する首相と閣僚たち 「まさか!という時に宗教裁判!」 「われらの武器は突然の登場と恐怖、この二つ! ・・・あー、さらに脅迫もあるから3つか?」 「教皇さまへの信仰もいれて4つでは・・・」 「もとい!われらの武器は・・・・あー 」 「・・・・?」 「・・・われらの武器は、唐突・恐怖、えーと ・・・ダメ!やり直し!」 そしてまた唐突に去って行ったのだった
>>251 誰がクッションや安楽椅子の犠牲になるんですかね(震)
竜魔人ダイドルオーラVS自衛隊装備
メドローアVS自衛隊装備
魔法使うゲリラが攪乱してくるSSがあるけど、 魔力探知機とか魔力結合妨害装置をつくるSSってないよね
どういう感じで仕組みをでっち上げていいものかちょっとわからんし
そう簡単に作れるとは思えないなぁ 魔術関係の現地協力者に反魔法領域的なモノをやってもらう方が技術的にもお話的にもええんちゃう?
魔法を使う時に何かが発生していたりすれば、それの検知器を作るんだろうけど……うん、どっちにしろ 地元の人に協力して貰うのが面白そうだな
竜魔人対自衛隊装備最新式いずも含む
260 :
創る名無しに見る名無し :2014/01/24(金) 11:18:39.67 ID:neb92m7G
竜魔人極大消滅呪文対自衛隊最新式装備
>>249 >「宗教キチってマジ怖いわ―」「日本転移…とかになった場合即消毒だわ―」と思ったわ
どっちがキチガイなんですかね・・・
工ロジウム・・・・
お前たちは一人一人では単なるHとEROだ。 だが二人集まればHEROとなる! がんばれ!!
>>259 >>260 異能の能力を持った主人公が、契約によって魔の者とコンビを組み、活躍する物語。
黒執事とか黒魔女さんが通る!!とか夢喰いメリーとかいろいろあるけど、全部雰囲気が違う。
もっと具体的なイメージがないと分かりません。
自衛隊の退魔新装備、みんなどんなのが好みですか?
なんで自分で考えないで、人に考えてもらおうとするの?
267 :
創る名無しに見る名無し :2014/01/25(土) 00:35:47.33 ID:iSDfAbkm
>>265 ストレンジジャーニーで着てたスーツでお願いします
268 :
265だよ :2014/01/25(土) 00:44:35.78 ID:Rcmwlvhw
>>266 現役装備の方が好きだからさ。
でも、みんなの考えにも興味がある。
だから参考がほしいんだ。
>>265 うしおととらに出てくるキルリアン振動機
小銃に取り付ける個人用の物から、艦首搭載の大型の物までいろいろあります!
後はリリなののAMFとかもイイネ!
呪装弾が手軽で良いんじゃないかね 弾丸に呪いをかけるとか、硬化や貫通力を強化する刻印を施すだとか
幼女戦記とか、魔法と近代兵器の入り混じった戦場を、割と上手いこと描いてたような気がする 弾丸の強化も出てたね
幼女戦記は途中で読まなくなったな 主人公があまりにも「化け物」過ぎてついていけなくなった
やっぱマニ車だよマニ車 発動機と直結してぶん回せば得られるご利益も無限大!
F世界へ派遣されることになり、NYの幽霊退治屋に協力を仰いで、原子力空母や原子力潜水艦に先駆け、原子力幽霊捕獲機を配備する自衛隊。
しかし現地神官を雇ったほうが安上がりとして 財務省に殆ど予算を通して貰えない自衛隊。
ケイオスヘキサ三部作に出てくる装備は狂っててよかったなw
悪霊に設備壊されたり毎晩悪夢とかで精神攻撃を受けた自衛隊が原因を調べ始め、とか面白そうだな。 技術者とか研究者を海外派遣で同行させる事があるかどうかは分からんけど、未知の世界の探索も兼ねた 活動ってことで
超人ロックのジャマーとか針とか 捕獲と無力化が簡単だよ 対応してくる化け物には無力だけど
マニ車(転経器とも) F世界では、宗教施設で経文を収めたものを信者が手で回したり、魔除けの呪文を刻まれ風車と一体化したものが集落のはずれでカラカラと回っている のが良く見かけられる。 自衛隊の某野営地において隊員の健康被害が深刻化していた。 その原因は蚊やブユ・山蛭などの害虫と並んで死霊や特殊生物(魔獣)による被害が目立っていたが、前者はともかく後者については対策が遅れていた。 転移後、いぜんにも増して財務省に目の敵にされている自衛隊には特殊技能者(魔法使いや聖職者など)を十分な数だけ雇用できる予算はない。 隊員たちには不満が蓄積していた。暗闇から襲ってくる魔獣は面倒な相手だし、性悪な死霊の"ささやき攻撃"で過去のトラウマを一晩中抉られて半泣きに なったり、みな心身を痛めつけられているのだ。 そこで野営地では、隊員有志の発案で現地住民の協力を得て手作りのマニ車を立てることになった。あくまで住民交流をかねた余暇活動の一環として。 広報担当の企画では、地元民の意見を聞き、村落のマニ車を参考に直径30センチほどの風力式を予定していたのだが・・・ 「やるなら、出し惜しみなしでやろうぜ」 「暇だしな」 隊員の鬱憤と退屈しのぎの限りを注ぎ込まれてたちまち大型化し、施設科のロードローラーの転圧輪のような代物となって、作業場に姿を現した。 マニ車は回ることで効果を発揮し、一般に回せば回すほど効用も上がるのだが、肝心の動力が手動だったり気紛れな風頼みでは心もとない。 「そもそもこんなに大きくては、よほど大風が吹かない限り回りませんよ」 村の魔術師が呆れて抗議する。 それならば機械の動力に連結して一晩中回してやろうということになった。予備倉庫にあった員数外の送風機からモーターが取り出され、その脇では溶接の 火花を散らして鉄骨フレームや駆動部が手際よく組み上げられて行く。そして本体には、カンパでありったけ買い集めた死霊避け・虫除け・魔獣避けに金運・ 縁結び等色とりどりの呪文が"これでもか"と巻きつけられ、ついでに魔石が埋め込まれた。 余暇活動の範疇を踏み越えはじめていたが、もはや上官でも容易に止められる空気ではなかった。
マニ車とか銃弾でええやん
魔獣はともかく死霊に銃弾が効くとも思えんし、自衛隊が銃バリバリ撃ってトラブルを解決するのも 何か違う気がする
科学者「こんなこともあろうかと、次元波動爆縮波動銃を開発しておいた」
銃弾に経典を刻むとかじゃだめなのだろうか? あれも回転するし
>>280 おいオチはどうした
正座して待っています
そして日没。迷惑気な魔術師立会いのもと試運転が開始された。 「作戦行動、開始!」 「コンターク!」 好き勝手な号令一下、電源が入り、カラフルで悪趣味な円筒がゆっくり旋回をはじめた。 金、銀、赤、黄、青...色も効果もまちまちな経文のリボンに埋め込まれた魔石が照明を反射して輝く。異様である。巨人族の前衛芸術家に床屋の看板とメリーゴーランドをいっぺんに注文したら、こんな有様になるだろうか。 そして疲れも加減も知らぬ機械に加速されて、それはF世界では考えられない勢いで滑らかに回り出した。魔術師の表情が強張る。まさか本当にこんな高速で回転するとは予想していなかったのだ。 さらに回転数が上がるにつれてそれは夕闇に青白く輝きはじめた。気のせいか歌うような呻き声のような音が・・・ 「おー。これはご利益ありそう?」 「エフェクト凝ってるな」 「あんなギミックは仕込んでないけど・・・面白いから結果オーライで」 「止めてください、こんな不吉な物はマニ車なんかじゃありません!」 「いやでも、まだ効果が確認できてませんので、もう少し」 やがて野営地は夜の闇に閉ざされ、いつものように森の木立の間に鬼火が飛b(バチッ!) 「おい、今あれ・・・」 「凄え。スパークで死霊打ち落としやがった」 そして森の奥から遠く近く、夜行性の魔獣の遠吠(バチバチッ!) スパークが連射され悲鳴が連続する。 「お出でなすったな。迎撃戦用意、回転数上げるぞ!」 マニ車が輝きを増し、雄叫びを上げた。文字通りの意味で。 「止めてーっ マニ車は叫んだり戦ったりしませ(バリバリバリッ) 「うわっ流れ弾、熱っ!」 「フゥハハハー!」 「あの馬鹿を誰か止めろー」 「メディーック!魔法使いさんのお尻が焦げたー!」 「大きな声で言わないでー!」 公開されなかった報道班の記録映像は、動くものすべてに乱射される電光をさけて電源車に匍匐前進する兵員たちという、親善交流とは程遠い野戦の一場面のようであったという。
影とかマシン系には銃弾効かないだろ
経刻んであればきくでしょ 本体は銃弾じゃなくてマニ車
マニ車が量産された暁には、回転するものは何でも兵器にできるわけか! 人工衛星のジャイロスコープを改良して…。 「ご利益する神様の身にもなってください!」
ご無沙汰しています。明けましておめでとうございます、というには少々間が空いてしまいました。 仕事が多忙なのと、スランプとでかなり苦しんでいました。昔の自分の方がちゃんと書いてたなぁとか思ったり。 取り敢えずある程度書けましたので投下したいと思います。前回どんなだったか忘れられていそうですね。
第4章 第3話 ブンガ・マス・リマ東市街 2013年 1月6日 15時36分 有翼蛇の群れは不吉極まりない鳴き声を上げながら、繰り返し市街地を襲撃し続けている。この奇怪な生き物は、帝國南方征討領軍飛行騎兵団の魔獣兵器である。魔獣遣いの思念波に導かれた蛇たちは、緩降下と上昇を繰り返しながら、街を焼いていた。 ブンガ・マス・リマの住人たちは為すすべもなく逃げ惑い、彼らを導き護るはずの南瞑同盟会議軍もまた、何ら効果的な反撃を行うことなく、右往左往するのみであった。 商都の空は、帝國軍が支配しているのだった。 これに対し、陸上自衛隊マルノーヴ先遣隊第2小隊はようやく反撃を開始した。街路に展開した陸自隊員たちは、89式小銃や5.56oMINIMI軽機関銃、そして96式装輪装甲車に据えられた12.7o重機関銃を空に向け、一斉に発砲する。しかし──。 「当たらねぇ、くそッ!」 射手が叫んだ。重機関銃から放たれた曳光弾が有翼蛇のはるか後方を通り過ぎた。目標を狙うための見越しが足りないのだ。高速で移動する物体を捉えるためには、その速力に見合っただけの見越し角をとり、標的の前方に射弾を放り込まなければならない。 第2小隊が狙った蛇たちは、横過態勢──彼らに横腹を見せる形で緩降下に入っていた。COIN機並みの速力を発揮している蛇に弾丸を命中させるには、かなり前方を狙う必要があった。横過態勢の的を狙うのは、それなりの技術が必要とされる。 最も容易いのは的が正面を向けている場合であるが、そうなれば別の問題が出てくる。的がこちらに正面を向けて飛んできているということは、つまり敵にとっての標的もまた、自分たちであるということだからだ。 有翼蛇の編隊は、奇怪な鳴き声とともに地上に向けて火焔を吐くと、悠々と上昇に移っていった。爆音。彼方此方で家屋が吹き飛び炎に包まれる。轟音に混じって悲鳴が聞こえてくる。 第2小隊長の川島二尉は、黒煙に包まれつつある命中地点を見た後、舌打ちすると大きく手を振った。 「射撃止め! 直接狙っても当たらんぞ。蛇の前方を狙え!」 「前方ってどれくらいを狙えば?」 部下の問いに、川島は頭の中で必死に教範のページをめくった。 「……サッカー場の半分くらいだ! あとは機関銃の曳光弾を見て修正しろ!」 「無茶苦茶だ」 「敵編隊、再度進入を開始した! 左前方から降下してくる!」 部下の警告が聞こえた。左前方から新たな編隊(どうやら敵は三個編隊を順番に突入させているらしかった)が、川島たちから見て右手の広場に向けて突入を開始していた。広場には逃げ惑う人々。避難は間に合いそうにない。 「総員あの鐘楼を見ろ!」 川島は叫んだ。隊員たちの目が、蛇たちの進入経路に建つ石造りの鐘楼に集まる。 「あの鐘楼の上空を狙え! 俺の命令で一斉に撃て!」 「了解!」 偏差量を測りかねていた隊員たちは、指揮官の指示を受け、それぞれの銃を構えた。 川島は路上で仁王立ちすると、血走った瞳で、有翼蛇の編隊を睨みつけた。必死に距離を測る。蛇はみるみるうちに大きくなる。 まだだ、まだ……もう少し……ッ! 「撃てェ!」 川島は大音声で号令を発した。彼の左右で隊員たちが引き金を引く。12.7o重機関銃が重々しい発砲音と共に曳光弾を放った。それを標として、軽機関銃と小銃が乾いた銃声を響かせ、何もない大空に銃弾を送り込んだ。 「頼むから、当たってくれよ」 川島は黒煙の向こうに吸い込まれていく曳光弾の煌めきを目で追いながら、祈るように呟いた。
今日何度目かの襲撃機動に移っていたワイアームの編隊が、突如地上から伸びた光の飛礫に押し包まれた。後方上空に位置するバクーニンの目の前で、1頭のワイアームが見えない壁に衝突したかのように痙攣し、まるで石のように落下を始めた。 バクーニンの頭蓋にワイアームの悲鳴が逆流する。彼は思わずこめかみに手をやった。眼下の編隊が乱れている。残り4頭に対しても飛礫が集中しているらしい。 ぎゃあぎゃあという悲鳴を上げながら、バクーニンのワイアームはふらつき、攻撃目標への進入経路を外れつつあった。 「小癪な!」 普段から赤い顔面を真っ赤に染め怒りを露わにしたバクーニンは、飛礫の発射元を探して地表を見回した。光る飛礫を辿れば容易く見つけることが出来た。街路に散開した敵兵どもが打ち上げている。見たこともない軍装であった。人数に比して打ち上がる飛礫が多い。 魔術士の部隊か? さすがに本拠地という訳か。ふん。 バクーニンは様々な欠点を持つ男であったが、『魔獣遣い』としての判断の早さと戦意については、全く不足するところはなかった。叩く。彼はすぐに決意すると、思念波を配下の魔獣どもに送り込んだ。 迎撃を受けた4頭は、編隊を乱して散り散りになっている。ああなってしまったら、再度集結させるにはかなりの手間がかかる。バクーニンは上空で旋回待機中の残り一個編隊を投入する事に決めた。 思念波を集中し、敵の魔術士部隊に向けて5頭を差し向ける。ワイアームたちは、各々が甲高い鳴き声を上げると、大きな旋回径で回頭し、緩降下に入った。 傲慢なバクーニンは決して認めないが、彼の操るワイアームは複雑な機動をとることが出来ない。多頭遣いの限界である。さすがのバクーニンも、15頭ものワイアームに対しては、緩い編隊を維持し緩降下と火焔攻撃を命じることが精一杯であった。 「さぁ行け蛇ども。小癪な蛮族を焼き払って来い!」 だが、バクーニンは己に不足を感じてはいなかった。ヴァロフ副長辺りは『鈍重』などと評するだろうが、その鈍重なワイアームに敵は対抗出来ないのだ。ならばひらりひらりと飛ぶよりも、強力な火力で敵を焼き尽くすのが至当である。 彼はそう信じていた。 彼のワイアームたちは、主の信念が正しいことを証明すべく、市街地に展開した敵部隊に向け突入していった。
「敵、一機撃墜!」 「残りも散り散りです」 「いいぞ、みんなよくやった!」 隊員たちが拳を突き上げた。川島は上機嫌に言った。鉄帽を持ち上げ、上空を見上げる。有翼蛇が肉片らしいものを撒き散らしながら落下していくのが見えた。残りの蛇も、ふらふらとよろめき突入を止めていた。 「さすがにキャリバーの弾には耐えられないようだな」 川島の見越しは偶然にも絶妙のタイミングで、銃弾を有翼蛇の鼻面に叩き込む結果を生んだ。銃弾の雨に飛び込んだ有翼蛇たちは全身でそれらの威力を味わうことになったのだった。 ギリギリのタイミングではあったが、逃げ惑う市民を守れたことを隊員たちは喜んだ。しかし一方で、川島の頭の中の冷えた一部分が、現実を冷静に分析している。 (軽機や小銃では、牽制にしかならんか。そして、こちらの位置は……) 不快な金切り声が木霊した。背筋を震わせた川島は声の方向を見た。黒点が空に染みを作っている。それは見る見るうちに大きくなり、それがただの点では無いことを彼に示した。 敵機はまず対空砲火を潰す気か。腹が立つが、妥当な判断だな。川島は叫んだ。 「総員乗車! 陣地転換急げェ! 蛇が来るぞ!」 「了解! 乗車! 乗車だッ! もたもたするな!」 「くそったれめ、来るなら来やがれ!」 復唱と怒号が商都の路上を駆け巡った。装輪装甲車と軽装甲機動車の銃手が、それぞれの得物を空に向け発砲する。川島の命令に周囲の隊員たちは泡を食って車両に駆け寄った。 彼らは生身の普通科小隊でしかない。その火力は限定的で対地攻撃機(川島はそう評価している)と正面から撃ち合える程では無かった。 川島も73式トラックに飛び乗る。重機関銃の重々しい射撃音と装甲車の車体に跳ねる薬莢の金属音が辺りを包んでいる。 「小隊長、PSAMを!」 隊員の一人が叫んだ。川島は一瞬考えたがすぐに首を横に振った。敵は10匹以上。91式携SAMは3基しかない。ここで使ってもやられるだけだ。 「俺に続け! 出せ!」 川島に肩を叩かれた運転手がアクセルを踏んだ。タイヤが派手に空転し、けたたましいホイルスピンの騒音をがなり立てた。土煙が舞い上がる。 川島を乗せた73式トラックを先頭に、乗り切れなかった隊員を上面や側面に張り付けた軽装甲機動車や高機動車、96式装輪装甲車が、ブンガ・マス・リマ市街を走り出した。 その直後、彼らが十秒前までいた街路に、火焔が降り注ぎ、商店や家屋を燃え上がらせた。破片が路上に降り注ぎ、熱風が最後尾を走る軽装甲機動車を舐めた。 助手席の窓から半身を乗り出した川島は、苦々しい思いで上空へ飛び去る有翼蛇の編隊を睨みつけた。 野生生物の動きではない。どう考えても統制された対地攻撃だ。人は? 乗っていない。なら、どうやって? 「小隊長どこへ?」 「さっき狙われていた広場へ行け! 2ブロック先だ。あそこなら市民は逃げ散っていないはずだ」 「了解。飛ばしますから落ちないで下さいよ」 「全車、続け。広場で態勢を立て直し、もう一度対空射撃だ」 『2号車了解』 誰かが操っているはずなんだ。そいつはどこにいる? そいつさえ殺れれば──。 『左後方、有翼蛇!』 左右に揺れる車内で必死に考えを巡らせる川島に、無線が新たな編隊の出現を告げた。背後で射撃音。川島は後方を見た。曳光弾が打ち上がる。しかし、数が足りない。対空射撃は何よりも数なのだ。 川島の脳裏には、高空で旋回する機影の姿が浮かんでいた。彼には試したいことがあった。 しかし、次々と降下してくる有翼蛇の攻撃に、彼の小隊が反撃の機会を得ることは難しい。川島たちは自らの命を守ることに、全力を尽くさなければならなかった。
後半分有りますが後程 ああ、話が進まない。
おお!ようやく戻ってきましたね! 乙です。
更新お疲れ様です。 自分は書き物は間が空いて当初のコンセプトを忘れない程度に、気分が乗った時の執筆が一番だと思っています。
投下乙です! さあ、面白くなってまいりました
乙です 川島二尉が『試したいこと』が何なのか気になりますが・・・無理せず自分のペースで書いてください あと仕事のせいで疲労がたまっていそうですが、こんな季節なので健康にはくれぐれもご注意を
お気遣いありがとうございます。 乗るときはスラスラ進むのですけどね。 難しいことです。
ブンガ・マス・リマ西市街 ジェスルア大橋前交易広場 2013年 1月6日 16時02分 陸上自衛隊マルノーヴ先遣隊普通科中隊第1小隊長遊佐二尉は、交易広場にでっち上げたバリケードの上で通りの向こうを窺っていた。 広場に通じる幾本もの広々とした大通りには、家財道具や荷車といった品々が散乱している。それだけではない。かつてここで威勢の良い呼び込みや、楽しげな笑い声を上げていた老若男女だった「もの」も、路上に無惨な姿を晒していた。 酷い情景だった。ごく平均的な日本人サラリーマン家庭に生まれ、防大を出て任官し、自衛官となった遊佐にとって、目の前の情景は衝撃以上の何かだった。 凄惨な光景を前にした彼の戦意に陰りは無い。しかし、隣で彼を補佐する小隊陸曹は薄々気付いていた。遊佐の行動には、必要以上に我が身を危険に曝す傾向が出始めている。 小隊陸曹は僅かな危惧を持ったが、戦意を失うよりはましだろうと、取り敢えず無視することに決めていた。 遊佐は顔中に異様な量の脂汗を浮かべ言った。 「ここで食い止める。曹長、準備は?」 「各班配置に付きました。敵を火制区域に誘い込み十字砲火を浴びせられます」 遊佐は大きくうなずいた。歯をむき出し、つぶやく。 「外道どもめ。早く来い。今度こそ殲滅してやるぞ」 彼の第1小隊は、大きく戦力を減じていた。戦闘による直接的な被害は少ない。しかし、後退に次ぐ後退で一個分隊が分断され現在地不明。さらに一個分隊が敵に包囲された神殿に立てこもる邏卒隊と市民の救援に分派されていた。 現状遊佐が指揮するのは、消耗した二個小銃分隊約20名であった。彼はその大部分を広場の周囲に潜ませた。正面を守るのは彼を含め数名でしかない。 大変に度胸のいる配置である。広々とした交易広場に申し訳程度に築かれたバリケードは、オーク重装歩兵の突撃を受ければ、濡れた半紙のように容易く打ち破られるだろう。 だが遊佐はあえてそう配置した。敵がこちらを侮って突撃したところを左右からの射撃で叩くつもりだった。 彼の背後は中洲に通じる〈ジェスルア大橋〉である。ここを抜かれれば本拠地が戦火に曝される。通すわけには行かなかった。 (相当叩いたのに、次から次へと湧いて出てきやがる。三好一佐、恨みますよ……) 遊佐は敵の数と戦意に舌を巻いていた。火力も陣地構築も足りていない。結果として博打のような作戦を採らざるを得ない。だせぇ戦い方だぜ。彼は密かに自嘲した。 金属の擦れ合う音が、細波のように空気を震わせ、隊員たちに届いた。すぐに正面の〈アグニヤー神のスカート〉通りに、敵影が現れた。禍々しさを感じさせる黒の革鎧に身を固めた軍勢が、鬼面の盾を掲げつつ隊列を組んで前進してくる。 歩調はとれていないが、戦意に不足は無いようだ。兵士に指示を出す下士官の怒鳴り声が、数百の足音と混ざって隊員たちを威嚇する。 さらに左右の通りにも敵が見えた。建物から建物へ、遮蔽物を盾にして迫るのは犬面──コボルト斥候兵の群れだろう。戦闘力は低いが、高い機動力で都市に浸透するコボルトは侮れない相手だった。 さらに背の低いゴブリンの姿も見えた。蛙にも似た醜い声が通りを埋める。粗末な鎧にバラバラの武器を携えたゴブリンたちは、多くがその武器や身体に血痕をこびりつかせていた。89式小銃を構えた若い隊員が、奥歯を噛み締める。 広場に通じる通りという通りから、敵兵が押し寄せてきていた。その全てが橋を奪おうとしていた。 「射撃始め」 遊佐は小さく命じた。バリケードから散発的な発砲が始まる。微かな硝煙を残して放たれた5.56o小銃弾は、確実に敵を撃ち倒していく。しかし、敵の数に比してそれはあまりにも少ない。 銃弾に戦友を撃ち倒されながらも、帝國軍はじりじりと前進した。経験豊富な南方征討領軍の騎士たちは、恐るべき威力の攻撃に驚きながらもその数の少なさを看破していた。距離が確実に詰まっていく。その距離は100メートルを切った。 「各班射撃用意」 遊佐が小隊陸曹に言った。 「各班用意よし」 小隊陸曹から間髪入れず答えが返ってくる。遊佐はうなずくと〈アグニヤー神のスカート〉通りを見た。敵兵で埋まる大路。倒れ伏す市民の死体。生きているものは帝國軍だけだった。 「敵が火制区域に入り次第、令なく射撃開始。カールグスタフ用意。敵が突撃に移ったら榴弾を叩き込め」 「装填よし」 今まさに、自衛隊によって西市街最後の防衛線に仕組まれた罠が準備を整え、帝國軍に牙を剥かんとしていた。
最前列のオークが血煙を上げ、どぅと倒れた。胸に空いた傷口は小さいが、背中から大量の血を流してそのオークは死んだ。敵の魔法は分厚い鉄張りの盾も鎧も、その下の脂肪と筋肉も容易く撃ち抜いていく。信じられない威力だった。 まだ、およそ百五十歩の距離があるにも関わらず、敵は致死の光矢を撃ち込んでくる。 「たかが南瞑の蛮族風情がここまでの手練れを揃えているというのか? あれだけ軍を叩かれて?」 帝國南方征討領軍歩兵団長レフ・エギンは顔の下半分を埋める豊かな髭を震わせた。獅子を想わせるがっしりとした体躯を、機能一点張りの黒鋼製板金鎧で固めた姿は、戦場の将帥に求められる風格を十二分に備えている。 ヘルムの下から覗く瞳は、その言葉ほど興奮してはいない。むしろ口に出すことで現状を整理しようという意図さえ見えた。 南方征討領軍先遣兵団主力を預かる彼は外道を用いる立場ながら、常道の将軍でもある。 彼は経験豊富な指揮官らしく斥候兵による入念な索敵ののち、遊撃隊としてゴブリンを街に侵入させるとともに、主力のオーク重装歩兵を押し立ててひたすら中洲を目指した。 彼に与えられた任務は「敵本拠の攻略」であり、そのためには中洲へとつながる〈ジェスルア大橋〉を速やかに打通する必要がある。彼は奇をてらわず堂々と主力を前進させた。 街にろくな守備兵は残っていない。それは、西市街の大部分をあっさりと自軍が蹂躙していることが証明している。しかし、彼の元には快進撃を遂げる報告とともに、異様なまでの損耗報告が伝えられていた。 「すでにゴブリン軽装歩兵隊の二割が喪われました。コボルト斥候兵も有力な敵に遭遇し、崩れるもの多く──」 「先陣のオーク重装歩兵が壊滅、騎士 殿敵陣にて討死」 「敵守備隊は退いた模様。退き陣は素早く捕らえられません」 「敵は、少数なれど強力な魔術士が多く在るものと思われます」 散発的に伝令がもたらす報告は、時系列が入り乱れている。しかし、そのどれもが少数ながら強力な敵部隊の存在を示していた。 「どう見る?」 エギンは傍らの参謀魔導師に尋ねた。どう考えても尋常ではないと感じている。我の進撃速度が速いのは敵が素早い後退を行っているおかげだと、彼は検討をつけていた。 魔導師のローブに地位を示す徽章をつけた参謀は血色の悪い顔面をさらにどす黒い色に染め、重々しい口調で答えた。 「恐らくは……同盟会議の冒険者ギルド子飼いの精鋭でありましょう。手練れの冒険者ならばあれほどの魔術多用も考えられます」 「敵に後備はあるか?」 「こちら岸にはもはやありますまい。しかし、橋の守備があれだけとは思えませぬ」 さらに一頭、前衛のオークが倒れる。しかし、すぐさま後列が間隙を埋め重装歩兵の横陣は着実に歩みを進めていく。 「放てェ!」 後方から、弓手頭の号令に続いて弓鳴りの音がした。ザァという音を残して敵陣に矢が降り注ぐ。敵陣からの反撃は力を弱めた。弓隊による援護が敵兵の頭を抑えている。 「敵には罠があるというのだな」 「御意」 「だが、それを探る手間はかけられん。儂の手勢はひたすら押し出し、橋を打通する。サヴェリューハ閣下の魔獣兵団は敵本陣への切り札だからな」 「では?」 参謀の問いに、エギンは大音声で言った。 「我、南方征討領軍歩兵団長レフ・エギンの名の下に命ずる。全隊、突撃発起点に着き次第、敵陣にかかれ! 対岸まで止まることを許さず。敵魔術士を討ち取り誉とせよ!」 命令を受けた本陣付き軍太鼓が乱打を始めた。太鼓のリズムに合わせるように重装歩兵の歩みが早まり、地鳴りのような音を立てる。興奮したオークが唸り声を響かせ、それはあっという間に全隊に伝播した。 過去、幾多の敵勢を怯ませてきた獣の雄叫びである。 エギンは、敵陣に向けて駆け出した手勢を見ながら、参謀に言った。 「罠は〈悪疫〉どもがどうにかするだろう」 「御意」
待ってました! 投下乙です!
ブンガ・マス・リマ西市街 交易広場 自衛隊特火点 同時刻 「敵主力突撃に移行。左右の助攻部隊も前進を開始した」 MINIMI軽機関銃に据えられたスコープを覗きながら、機関銃手が報告した。特火点の機関銃班を指揮する高倉二曹は、静かに前方に視線を送る。 そこには〈ジェスルア大橋〉の手前に設けられた貧弱な防御陣地に向けて突撃を開始した、異形の軍勢の姿があった。 正面の〈アグニヤー神のスカート〉通りから、豚頭の重歩兵一個中隊規模が、雄叫びを上げながら迫っている。その左右の路地からは、犬面とゴブリンが隊列も組まず、跳ねるように駆けている。合わせると一個大隊規模に迫りそうだった。 打ち捨てられた積荷からこぼれ出た穀物が埃とともに舞い上げられ、敵兵の姿を曖昧にする。見る者の心臓を締め上げるような恐ろしい光景だった。 「火制区域に入り次第、やるぞ。射撃用意」 だが高倉は冷静だった。自分の機関銃班が配置された特火点は、敵の侵攻経路をきれいに見下ろす旅籠の二階に位置している。さらに広場の反対側にも同様の特火点が設けられていた。 あらかじめ調定された火制区域に対し完璧な十字砲火を可能とする配置である。 調子に乗った化物連中は、俺と向こうの突撃破砕射撃で粉々にしてやる。 高倉は部下を見た。旅籠の窓から広場を狙う軽機関銃は3丁。さらに89式小銃がこれに加わる。敵の突撃を打ち砕くには十分な火力だ。さらに鉄条網とクレイモア等を組み合わせた対人障害を構築したいところであったが、それは叶わなかった。 慎重な性格の彼は、部屋の出入口を警戒する隊員も確認する。異状なし。隊員は親指を立てて報告した。 怒号が広場に満ちた。敵が街路から溢れ出す。手に手に武器を携えた化物が、自分たちを殺すために押し寄せてくる。高倉は小隊長の感じているであろう恐怖を想像し、身震いした。小隊長をやらせるわけにはいかん。 敵集団の先頭が火制区域に差し掛かる。 轟、という音とともに広場の陣地から白煙が伸びた。次の瞬間、敵主力の前面で炎と土煙が発生し、強烈な爆音が鳴り響いた。 カールグスタフ──84ミリ無反動砲が射撃を開始したのだ。発射された多目的榴弾は、鎧甲で固めた敵兵の真ん中に命中し、彼らをまるでプリンのように吹き飛ばした。 「射撃始め! やつらを吹き飛ばせ!」 高倉が命じた。途端に旅籠の狭い客室が発砲音で満たされた。それは、耳栓をしていてすら頭蓋に響く音だった。だが、不快なはずの轟音を、高倉は心地良く感じている。銃弾は助攻部隊のゴブリンを斜め上方から面白いように切り裂いた。 突如異方向から浴びせられた銃撃に、敵は大混乱に陥っている。突撃の勢いはみるみるうちに衰えつつあった。 高倉も、小銃を構え発砲する。混乱を収めようとする下級指揮官らしい騎士を狙った。発砲。騎士がもんどりうって倒れる。いいぞ。このまま撃ちまくれば──。 だが、部屋に響く射撃音が急に小さくなった。高倉はしばらくそれに気付かなかった。射撃に集中し過ぎたのだ。それは、致命的な誤りだった。 高倉の顔にパタパタと水が降り注いだ。妙に生温かい。高倉はとっさに雨だと思った。ぬるりとした水滴が頬を伝う。 (──雨? 馬鹿な、ここは屋内だぞ。それに射撃が止んでいる、どうした?) 「おい、故障でもしたの──」 訝しんだ彼が左を向くと、そこには首筋を切り裂かれ噴水のように血を噴き上げる機関銃手の姿があった。慌てて飛び退く。出入口を警戒していたはずの隊員が、目を見開いて事切れている。他も皆倒れていた。 部屋には彼の他に動く者は誰もいない。 「な、なんで? 何なんだ?」 高倉はパニックになりながらも小銃を室内に向けようとした。その時、目の前の空間が微かに揺らいだ気がした。 ふわり。 甘い匂いが、高倉の鼻を掠める。蠱惑的な匂い。女の匂いだ。戦場に何故? 高倉は反射的にそう思った。 次の瞬間。耳元に濃い体臭と温かな体温を感じた彼は、その数百倍もの熱さを下腹部に覚えた。下を見る。鋭利な刃が彼の腹を切り裂いていた。あっという間に膝から力が抜ける。無意識に吐息が洩れた。 「あ、ああああぁぁぁ……」 寒い。畜生。小隊長、すみませ──。 薄れゆく視界の中、高倉は刃に着いた血を払う褐色の女の姿を見たような気がした。
「特火点、沈黙しました。通信途絶」 「馬鹿な」 遊佐は呆然とつぶやいた。左右の特火点は沈黙し、連絡も取れない。やられたとしか考えられなかった。十分な戦力を配置したはずなのに。何故。 轟音。白煙を引いて無反動砲弾が敵に向かう。至近距離で爆発。熱風が頬を叩く。もう、そんな距離なのだった。 「小隊長、無理です。食い止められません!」 小隊陸曹が悲鳴のような叫びを上げた。遊佐は普段は巌の如く揺るがない陸曹長の、そんな声を初めて聞いた。 (全くその通りだ。もはや敵を防ぐことは不可能だ) 敵はすでに顔が判別出来る距離に来ていた。陣地の隊員は7名。敵は数百はいるだろう。 「つ、着け剣。白兵に備え」 遊佐は震える声で命じると、小銃に銃剣を装着した。逃げる? 冗談じゃない。あんな外道に背中を見せられるか! 女子供を殺したやつらに。俺の部下を殺したやつらに! 沸々と怒りが沸いてきた。 「可能な限り、食い止める!」遊佐は決然と言い放った。 「……降伏しても無理でしょうなぁ」それを聞いた小隊陸曹が悟ったような声で言った。 目と鼻の先に醜悪な敵兵が迫っていた。 「手榴弾!」 遊佐が叫ぶ。隊員たちは一斉にピンを抜くと、対人手榴弾を投擲した。くぐもった爆発音が敵兵の真ん中で起きた。土煙が上がり、飛散した破片が敵兵を切り裂いた。ゴブリンが悲鳴を上げて地面を転がる。正面の敵が一瞬怯む。だが、左右から敵兵が押し寄せる。 無反動砲手が機関拳銃を乱射した。犬面の兵が薙ぎ倒される。ボルトが鋭い金属音を立てて停止する。反対側から投擲された手槍が、弾倉を交換しようとした無反動砲手に突き立った。砲手は口から血を吐き、地面に崩れ落ちた。 正面の敵も態勢を立て直し陣地に迫っている。発砲。弾倉交換。発砲。誰かが倒れる。おかあさん。悲鳴が上がる。 遂に敵が雪崩込んできた。小隊陸曹が銃剣付の89式小銃を手槍のように扱い、瞬く間に三名の敵を突き倒した。しかし、直後に躍り掛かって来たオーク重装歩兵の蛮刀を受ける。防弾チョッキの肩口を深々と斬り下ろされ、小隊陸曹は仰向けに倒れた。地面に血だまりが広がる。 遊佐は銃床でゴブリンの顎を横凪に砕きながら、周囲の隊員が次々と倒れる様を見ていた。無音の景色がまるでスローモーションのようにゆっくりと流れた。 なんてこった。俺の小隊が。よりによって玉砕かよ。 直後、彼の意識はその首ごと刈り取られ、消えた。
「〈ジェスルア大橋〉を確保致しました。手勢を立て直し、三角州へ進軍いたします」 勝利にもかかわらず、参謀の報告はどこか陰鬱な響きを含んでいた。 「いかほど討たれた?」 「オーク重装歩兵は残兵二百余り。ゴブリンとコボルトは半数が討死にか逃散。まことに恐ろしいことで……」 「敵は僅か20名程だったというのは真か? 信じられん」 エギンは、足元に転がる敵兵の死骸を見下ろした。緑の斑模様の鎧をまとったその兵は、首が無かった。威風や儀礼を無視した異様な軍装は、軍の紋章官も参謀も全く見覚えが無かった。彼らの常識で言えば、野盗の姿に近い。 「こやつら全てが魔術士というのか? あの爆炎。魔導師並の術だぞ」 「此奴等の他に敵の姿は有りませぬ故、相違ないかと……」 「その割に、我らの隠行には気付きもせなんだが?」 ふわり。風が吹いた。周囲を固める衛兵の半数は何も気付かなかった。残り半数と参謀魔導師、そしてエギンはその存在に気付き、視線を向けた。一部の衛兵は悪霊にでも出くわしたかのような表情で、腰の長剣に手を伸ばしている。 彼らの視線の先には、艶やかな褐色の肌と、壮麗であるが同時に不吉さを併せ持つ豊かな銀髪を持つ女が、敵兵の死骸に片足を乗せ、立っていた。むき出しにされた肉感的な太ももと、厳つい革製の長靴が対照的で、見るものに冒涜的な印象を与えている。背は高い。 幅広のベルトで締められた腰には湾曲した片刃の短剣を下げ、胸は呪文のような縁取りで飾られた胸甲で守られている。だが、胸甲越しでもわかる豊満なその肉体は匂い立つような色気を放ち、周囲の兵を刺激していた。 「貴様か。隠行に気付かなかったとは?」 エギンの問いに、女は切れ長の闇夜のような瞳にいやらしい笑みを浮かべ、侮蔑するように言った。 「くふふ。まことに気付かなかったのだ。こやつらは。初歩の魔法感知すら、唱えた様子は無かったぞ。愚かよの」 女は卑しい表情にもかかわらず美しかった。ぽってりとした唇が大きく歪み、ぬるりと光る。 「ちぐはぐな術師よ。まことに面妖な敵。我らはたやすくそのそばに忍び寄り、その命を刈り取った」 楽しかったぞ。そう言って女は小首を傾げた。銀髪がサラサラと流れ、長く尖った耳が表れた。参謀魔導師が主将を守るかのように一歩進み出た。 「と、とにかく御苦労だった。敵兵の装具は我らが回収し──」 「黙れ小僧。我はエギン殿と話しておる。賢しらに口を挟むな」 「ぐっ……」 ぴしゃりと断じられ、参謀魔導師は忌々しげに口をつぐんだ。気が付けば同じ様な軍装をまとった、やはり同じく耳の尖った美しい女兵士たちが、本陣周辺に現れていた。 「うちの参謀を苛めるな」エギンが言った。 「くふ。エギン殿は部下に優しいのだな。今宵天幕に忍んでみるのもよいかもしれん」 女は蠱惑的な笑みを浮かべ、誘うように言った。 「莫迦を言え。いくら儂の肝が太くても、特務と寝る気は無いわ。そろそろ真面目な話に戻すぞ──この後〈悪疫〉はどう動く?」 女は「つれないのう」とぼやくと、細く形のよい顎をくいっと持ち上げ、三角州の方角を見た。 「〈悪疫〉は、人の在るところどこにでも忍び寄る。早よう攻め落とさんと、我らが南瞑の男どもを喰ってしまうぞ」 「ふん。南瞑のギルドマスターは、隠行程度では誤魔化せんぞ。貴様等日陰のものはせいぜい分を守れ」 その時、三角州の方角に光が迸った。その後、鈍い爆音が響き、地面が揺れる。三角州に目をやると商館街の瀟洒な建物が並ぶ辺りから黒煙が濛々と上がっていた。上空をワイアームの編隊が飛び去っていくのが見える。 「くふふ」 女が笑った。 「む」 気が付くと、女たちは消えていた。 「あれが〈悪疫〉の長、ズラトゥシュカですか。何とも据わりの悪い気分にさらせられますな」 参謀魔導師が、忌々しげに言った。 「特務、だからな。黒妖精だ。ああ見えて儂より三倍は歳を喰っとる。張り合おうと思うなよ。あれは別の世界で生きている」 「……御意」 エギンは、指揮下の部隊に意識を戻した。配下の騎士たちの努力により再編成がようやく成ろうとしていた。〈ジェスルア大橋〉にはすでに先手のコボルトが進軍を開始していた。 「さあ、サヴェリューハ閣下が来られる前に、橋を奪うのだ。兵を奮い立たせよ。旗を掲げ前進するぞ!」 本陣に漂った仄い影を振り払うかのように、エギンは努めて快活に部下に下知を下した。
以上です。 御意見御質問御感想お待ちしております。
乙です。松の内も開けない内からこの騒ぎ。 初詣はアグニヤー神殿で済ませたのでしょうか。 しかし、種が分かれば無用の長物化しそうですが。 同盟の連中、蛇の操手といい悪疫といい、商人の癖に情報が悪いですね。
単純だが、当座は灰でも撒いた方がいいのだろうか。>隠行 『今昔物語集』にも出て来るインドの伝説で、姿の見えない王宮への侵入者に使っていた。
空気の流動かレーダーで探知できそう
まあ手軽に(?)赤外線でも 姿を消すだけなら、鳴子やうぐいす張りみたいな出来のローテクでもよさそうだ ゴルゴ13に出てきそうな敵、というか出て来て照明弾で発生した影ごと撃たれていたな
乙です! あぁ…日本人の死者がまた増えた… これは何としても帝國と同盟に償わせなければならない
>>308 今の異世界侵攻は前座ですか・・・。はやく魔法無効化装置を開発して奴らの手足を封じて
いかないといけませんね。
はやく更新して自衛隊による帝国の皇帝一族の処刑を期待しています。
通信網の帯域と速度が十分なら発見の仕様もあるんだろうが…中々そうもいかんだろうね。
帝国軍の優秀さというか先進性の所為か、連盟?だったかな?のヘタレっぷりが際立つなぁ…もうちょい頑張って欲しいところだ。 というか、彼らの取引先がそれなりに存在するはずなんだが…そいつらが何やってるんだかわからないあたり、元々そんなに重要視されてなかったのかもしれないけど。
司令部の連中を皆殺しにしたのがこの迷彩装備の方々だったとすると、連中はでかい失敗をしたことになるかもしれないなぁ…。 あれがなけりゃ自衛隊の介入がもうちょっとは遅くなったわけで、其の分都市の制圧が順調に進んだんじゃないだろうか? まあ、神ならぬ身ではどうにもなるまいが。 …それと、この戦法が後どれ位有効だろうか?
魔法なら防御力UPとかで銃弾効かないまで持っていけそうだがな
銃弾きかないなら刀剣も槍も無理だな そんなの魔術師無敵すぎるだろ糞設定過ぎる
防御UP魔法で強化した戦士を前衛において盾にするとかで普通にあるしなRPGでは 能力強化系はチートだろバイキルトとか
防御アップとかで大口径やライフル止めれるとも思えないけどな バイキルトで剣や槍の攻撃力多少上がろうがどうでもいいし所詮数が足らん
>>317 おそらく司令部を壊滅させれば、すぐに降伏すると踏んだのでは?
やはり、赤外線が一番手っ取り早そうですが、肝心な点が。
この戦法の存在にどれだけの他自衛隊部隊が気付いているか、ですが。
数が少ないのは魔法で補えるのがF世界だからな 軍オタの都合で虐殺にはならんだろう
(キリ
防御魔法重ねがけで銃撃も砲撃も効かなくなるようなクソな設定は御免だ。といって、 伝説の剣豪や高名な聖騎士が機銃掃射でなぎ倒されるようなのも嫌だ。
そして艶やかな褐色肌と豊かな銀髪のお姉さんがロクな結末を迎えそうにないのが残念で仕方ない。 ぼかぁ昔からディードリットよりピロテースの方が……
別に銃弾くらい効かなくたって良いじゃ無い。 これを機に5.56mm弾の低威力が問題視され、異世界に派遣される部隊には 一人1丁Kordが支給されるようになるのである・・・とか?
フス戦争をモデルにした乙女戦争面白いね うまくアレンジして銃器対騎兵にしていて 騎兵突撃が馬車に阻まれて蜂の巣にされる騎兵がいい感じだ フス側の戦術が改良されていったとはいえ 悔しい…でも騎兵だから突撃しちゃうチャージ! で十年以上負けっぱなしとか創作なら叩かれるレベルの負けっぷりだな十字軍
329 :
創る名無しに見る名無し :2014/01/29(水) 20:59:53.64 ID:kqHecCla
>甘い匂いが、高倉の鼻を掠める。蠱惑的な匂い。女の匂いだ。 隠密行動による潜入・暗殺・破壊工作を行う連中、しかもその中でも上の上の奴らが、隠密行動中にこんな匂いをさせてるなんて思えないのだが…… そりゃ、必要ならば時と場合によって香水つけたりするだろうけど、今回に関しては完全に邪魔にしかならないでしょうに
>>328 >悔しい…でも騎兵だから突撃しちゃうチャージ!
>で十年以上負けっぱなしとか創作なら叩かれるレベルの負けっぷりだな十字軍
騎乗して、美々しい甲冑で身を固めた者=騎士が戦場で輝くべきという、当時の身分
秩序が絡んでいたので、しょうがないと言えばしょうがない、というか当然。
小銃を使えば鍛錬もさしてない軽装備の人間でも勝てるというのは、当時の価値観
から見れば戦場での威力以上に破壊力があった。
>>325 でいうところの「伝説の剣豪や高名な聖騎士」が「ただの一兵士」に倒される
ようになったのが、銃の恐ろしさであり、ある意味近代の幕開け。
銃弾とその背景となる金を揃えられるなら、「平民風情」でも王侯貴族に勝てる。
商業国家が知ったら、多分歓喜を通り越して戦慄を覚えるであろう天地の転換。
>>330 こちらの世界のアサシンもハシシ(大麻)の匂いをさせて暗殺していたし。
儀礼的なものかもしれないが、それならそれで中世社会らしい。
中世というのは、乱暴に言えば現代人から見れば「不合理」な飾りを公的な場に持ち込んだ時代。
それぞれの所属が異なる色や飾りで分けられることに意味を持って生きていた。
そして、こうした「不合理」性は自衛隊側を有利にしてくれる点でもある。
指揮官クラスが一兵卒と同じ服装をし、迷彩で身を隠すといった思考が働かないから。
>威風や儀礼を無視した異様な軍装は、軍の紋章官も参謀も全く見覚えが無かった。彼らの常識で言えば、野盗の姿に近い。
という描写をした石動さんは分かってらっしゃる。
・香に魔力が篭もっている ・儀式的な意味を持った因習 ・特に意味は無い。自己顕示欲が為せる業 ざっと思いつくのはこんなとこかな
ゴルゴで、暗殺教団がハシシの匂いをさせてるせいでバレて 次々に暗殺が失敗して困るという話があったな。 ゴルゴにツッコミ入れられる前に誰か気づけよw
>>331 量産された銃と弾丸が戦争を変えていったというのは分かるけど、舞台がファンタジー世界だから
「嫌だ」と言ったんだ。念の為。
でも乙女戦争の中でやりたい放題やってるん2メートルをこえる大男の騎士が 少女の持つ銃一発で無力化されるのはやっぱり凄いカタルシスがあったよ
戦車小隊まだ出ないのかな。5km先で3時間も経ってるのだが・・・。
小銃を防ぐ魔法はあってもバランス的におかしくないと思うけどな さすがに20mmバルカンとか30mmアベンジャーを防ぐのは強すぎるが
石動さんの話については、以前出てきたミノタウロス君が一つの基準になると思う。最上級があの位ってことで。 ただ、崩落した建物の下から自力で(しかも無傷で)脱出するような奴にしては、随分脆いような気がしなくもない…あれはどういうことだろう?
>>327 それだと剣も槍も通じなくなるんじゃね?
そうだとすれば、現地の連中は何を武器にしているのだろう?
ファンタジーだからドラクエ風呪文を使えばいいそうすればほぼチートだからな
ドラクエ風は戦車とか持ち出したらイオ系使えばいいしな
イオナズンぐらいないとききそうな気がしないけどな
対戦車ミサイル/ロケットは爆発で戦車を破壊してるわけじゃないし 単純に爆発させても、殆ど壊せないだろうな。
>>340 数の多い平兵士同士は普通に刀剣で戦うけど、一騎当千の貴族や魔法使い相手は
魔法か祝福が施されたような武器で無いとまともに相手になりませんよとか。
これくらい魔法の恩恵が有った方が、例えば銃の存在しているような異世界において
旧態依然とした体制で統治を続けられる理由になるんじゃ無いかと思って。
銃の発達が平民の地位向上を促さないように。
>>345 エンチャント済みの銃弾が主流になるだけのことで、どっちにしろ刀剣類の未来は暗いんじゃないか?
○○の香炉っつータイトルの精霊騎士シリーズってのがあったな昔 最初面白かったのに後半FT無双で糞詰まらんかったが
四六時中強化してられないなら銃、爆薬により暗殺ですぐ終わりそうな気がする
>>346 猟師の隠し玉(守り玉)を思い出した
願掛けをした鉄砲の玉で一発しかなく、使うと猟師を引退しなければならない
玉にお経や文字が書いてある場合もあるとか
そうするとエンチャントの方向は無しで行くしか無いか。 あるいはエンチャントの類いの難易度を著しく上げる。 何とか思い上がった平民共を、自然な形で上手いこと這いつくばらせないと。
>>350 筋肉バカみたいな仕様の魔法使いだと、どこかの時点で過労死するのが落ちだよ。
大量の人間を統制下に置けるような魔法があればそうでもないけど、
それだと魔法使いは裏方に徹するほうが得になるから、基本前には出てこない。
前に出てくるのが統制下に置かれた平民だけなら、またぞろ刀剣類の未来は暗くなるわな。
ついでに体制も旧態依然ということにはならないと思うよ。そもそも現実には参考になる体制がないと思う。
中世の銃は本体も消耗品もむちゃくちゃ高価だよ。 まともな銃兵をそろえるには相当な資産が要るし、平民には縁のない武器だと思う。
生産力が一番の壁よね 結局コレがないとどうにもならん気はする
高価な銃は大貴族や豪商の私兵ぐらいしか持ってなくて、 ゴブリン駆除とかの仕事は山ほどあるF世界なら安価な刀槍が冒険者の主力武器でもおかしくない。 んで貴族は護符とかで身を守りつつ、儀礼的な武器として魔剣を使ってれば・・・ いっそ軍の主力はすでに銃火器で、魔法使いは空挺部隊や海兵隊に集中配備される立憲君主国家なF世界もありかもしれんが。
異世界は近所の小学校。 戦うのは学校の怪談。 こういう状況では、国内問題として警察が対処するべきなのかな?
>>356 意味がよくわからん
小学校が異世界につながっててそこからテケテケとか花子さんとかが出て人を襲ってるってこと?
>>357 そうだよ。
実写化した時に、一番予算がかからないものを考えてみた。
警察と猟友会と宗教法人が共同で当たるんじゃね?
マスケット銃は最低でも数百丁はないと、士気崩壊の効果がなく白兵切込みを防げない 実効的な火力というより、一斉射撃でビビらせる兵器 1丁あるだけなら弓と大差ない戦闘力だ
>>355 そもそもマスケットはゴブリン退治に向かんでしょ
近接戦闘じゃ短槍のが強いし
魔法で技術格差を無理埋めしてミニエーかシャスポーぐらいが作れる世界観なら あーでもそれなら非魔術師でも光の矢が撃てるマジックワンドとかでいいな・・・
魔法があるならマスケットなんか止めて後込め式で電気雷管にして雷魔法で発射なんてのも出来そうだな でも弾作る方が難しそうだ
swのティンダーのコモンルーンとかを銃本体に組み込めば弾頭と火薬を紙薬莢にくるむだけでいけそうな気もw
銃の中は間接目標になるけど効果及ぼせんのけ? 火縄をティソダーで代用とか?
そうか銃身内部に組み込むと視界が通らないな、でも衝撃も不発もないから導火薬&サイドハンマー式でも問題は少ないんじゃなかろうか。 あと火縄をティソダーで代用したら単なるフリントロック銃じゃねーかw
なんぼ作れても生産力ないと数に押しつぶされて終わりという
まあいくら高性能でも数そろえられない銃にあんま意味はないよな。 やっぱ魔力の塔建ててゴーレム軍団でも量産する方がよっぽど敵役として映えるよな。
>>368 どうやっても飛び道具が主体になるのは変えられないと思うよ。現場は見栄えより効果をとるだろうし。
>>367 そいつは"一騎当千の貴族や魔法使い"についても言えるなぁ…。
とはいえ数が増えれば今度は別な意味で居なくなるけど。
タツモリ家の食卓に気を抜いてるとき意外は無敵な異星人が出てきた気がする 性格設定が基本的に武士で、気が抜けてない限り死ぬことがありえないんで傷ついたり死ぬことがすげー恥とかそんな設定だったような バルシシア・ギルガガガントスとかすげーネーミングセンスしてると感心した記憶があるわw
飛び道具なら火炎呪文使える魔法使いモンスター揃えればいいだけだしな 自衛隊は防御弱いからすぐ燃えるだろ
まぁ、魔法を如何に工業化出来るかじゃないかねぇ。 工業製品たる近代兵器群と異なって、魔法使いやモンスターが生物である以上、 素養の有無や育成の点など、どうしても数は限定されるわけだし。
モンスターを使うと暴走したり氾濫されたら大変だしね そう考えると馬車って怖いな 一度は馬が暴走するのがデフォだし 車ならエンジン止めてブレーキ踏めば済む
氾濫→反乱起こ
>>373 アメリカ「そうだ、クローニングしよう」
魔力の塔でも建てて氷炎将軍のフレイム&ブリザードの不定形軍団量産 させたほうが敵役としては見れるんだがな人間魔法使いだとどうしても年寄りのイメージだ
もしくは過剰な萌要素で、女の子だらけね。
>>359 猟友会VS学校の怪談
大学校の怪談 猟友会ラッシュ
怪談猟
だめだ。ちっとも想像できない。
ごめんなさい。
感想ありがとうございます。やはり、頼り無いですよね同盟。
>>330 その通りですね。隠密行動に大変不適切なことは間違いありません。
皆さんの疑問点を今後話の中で解き明かして行けたらと思います。テンポについても速めたいものです。
>>370 そうすると、独立重戦車大隊的な扱いにすれば良いんじゃ無いかな。
個人あるいは小集団として圧倒的な戦力を誇るけれども、あまりに多数を相手にすれば必ず
スタミナ切れになる、と思われる。故に、戦線を維持するためにはそれなりの数の通常戦力が必要。
地位上普段は指揮官的な役割だと思うけど、いざという時は重戦車同様、突破・火消しの切り札になると。
個人じゃ戦争は出来なくても、それなりの地位と戦力価値は保証されるかなと。
おっと失礼、
>>370 は本来は銃についての話だったな。ちょっと間違えた。
銃だけ増やしても、そんなに戦力は変わらないかも。 ドイツの対空車両、ゲパルトって、まだ売ってるのかな? ちょっと前に中古車を売ってたはずだけど。 こういう歩兵に張り付いて空でも陸でも援護できる兵器は必要だと思う。後、自走砲も。
皇国の守護者、オーフェン、ストレイトジャケットなんかは量産された銃火器が軍の主力武器だったな。
皇国の守護者は日露戦争に多少魔法打ち込んだだけだから また違う括りじゃないか?
皇国の守護者はファンタジー要素は生物と導術(テレパシー)だけだったもんな
導術はあの世界で無線が開発されたら消えるだろうしなぁ・・・ 乱用すると通信兵が死亡する無線とか使いにくすぎる
オーフェンも最終巻でライフルが開発されて 魔術師の時代が終わるみたいなことが暗示されていたような気がする なんだか切ない終わり方だった 第4部は知らん
>
>>308 今更だが、乙。
火点が特定されるの早過ぎかと。
探知魔術とかを使ったにしても、息を潜めてる市民も多数居るだろうし。
というか、特火点を作る意味が分からなかった。
目的が橋で、敵に有効な防御手段が無いなら、火力を集中すべきとなる筈。
市街地では、お互いにカバーとかできない、孤立しやすい拠点とか一番駄目。
>>384 ・機関銃・鉄道がない
・ライフルがまだ新しい兵器
・蒸気船がまだ外輪船
ってことを考えるともう少し前じゃね
たぶんナポレオンあたり
>>390 ゲベール銃が出てきたり、後装式火砲が出てきたりしてたから、たぶん技術的には南北戦争から普仏戦争辺だと思う
>>389 火点の必要性については敵を誘い込み十字砲火を浴びせるためって書いてあるよ。
そもそも「火力も陣地構築も足りない」って作中でも言ってるし、正面からだけじゃ敵を殲滅できないと判断して十字砲火しようとしたんだろう。
>>市街地では、お互いにカバーとかできない、孤立しやすい拠点とか一番駄目。
それはまったく持ってその通りだと思うけど、自衛隊は準備不足でそこまで対応できなかったんじゃない?
395 :
370 :2014/02/02(日) 09:20:54.37 ID:x6KUdG+D
>>380-381 概ね同意するけど…プレイングマネージャーにするのは不味いと思うよ。火消しに専念できなくなるから。
396 :
創る名無しに見る名無し :2014/02/02(日) 12:32:01.22 ID:l1EjjZGs
風邪で最低限の巡回にしてたらいつの間にか投下されてた… 石動氏、投下乙です。 ワイアームに一矢報いるも、火力不足は否めず、他部隊に追い立てられる… 寡兵で奮闘するも、『悪疫』あるいは数に押し切られ玉砕。 本部の壊滅も『悪疫』の仕業? 他の方も言われてますが、灰あるいは空き巣除けの鳴り石、サーモで警戒しかないかな? 指揮系統が乱れれば、自衛隊と言えども各個撃破され…
397 :
創る名無しに見る名無し :2014/02/02(日) 14:22:21.97 ID:yLtIc+cN
>>396 筋肉モリモリマッチョのオークを格闘で圧倒したあのおっさんを海自から借りてきて、野生の勘に頼ろう。
もしくはファンタジーにどっぷり浸かってるアホが偶然にも対透明化の対策を具申していると願おう。
>>393 十字砲火っていうのは火力を集中させるためにする
対戦車みたいに側撃が必要な相手で無いなら、別に敵勢で溢れる予定の地域に作る必要が無いんだ
橋をKZに設定して対岸から撃ち据えれば効果的だった
>>それはまったく持ってその通りだと思うけど、自衛隊は準備不足でそこまで対応できなかったんじゃない?
単に訓練も思い出せない教本も守れない、無能なB幹部だったとうだけじゃない?
ソマリアみたいに自衛官の遺体がおもちゃにされるかと思うとイライラするな。 さっさと殺戮して欲しい。
最初に自衛隊がやられるのは反撃を盛り上げる為のお約束なんだから細かいこと気にしない
どうやって透明になってるかによっては、対策が結構難しくなりそうだな。サーマルビジョンには映ると思うけど、 そもそも魔法で見えなくなった相手に接近されて部隊が全滅した……という情報が正しく伝わるかどうか。
戦訓を収集しようにも生存者がいないとね。 もうしばらくの間は指揮系統をズタズタにされたりして自衛隊が苦戦しそう。
スレイヤーズ竜破斬対自衛隊装備
ドラグスレイブとかメテオストライクみたいな普通の一流魔術師の最強魔法ってだいたい城が崩せるレベルって表現されてるよな。 リアル兵器で城を崩せるレベルってどれくらいだろ? 30cm砲ぐらい?
単純に「お城」といったって、城砦の規模によって面積もぜんぜん違うし「崩す」ていども良く分からん たとえば市城の壁を崩すくらいなら20センチ榴弾でも十分な気がするが 一撃で城壁や塔を含めた城砦構造を倒壊させるという規模だと、戦術核とか地震爆弾ことグランドスラムとか
アニメ版の表現だとリナが使うドラグスレイブは 直径300Mくらいのクレーターを作り出す威力だな。
あ、後ギガスレイブなら原作内で海岸線まるごと消し去る 描写があるからキロ単位で消し去っているな。
あれ未完成で失敗な上に途中で中断したんじゃなかったっけ>海岸線
今、手元に原作(短篇集の方)が無いから確実とはいえないけど たしかやりきっていたはず。使ったリナが髪が真っ白になって その海岸には魚も一匹も寄り付かなくなった とか書かれていた記憶がある。
なんつーか、ソ連が核爆弾で作ったチャガン湖を想起させるな。
あー、未完成版使って失敗寸前で制御成功だったっけか
完全版ギガスレイブはL様召喚しちゃうからヤバイってレベルじゃない代物
>>405 ちょとまて、ドラグスレイブは普通の一流魔術師じゃ使えんわw
415 :
創る名無しに見る名無し :2014/02/03(月) 19:02:03.41 ID:poJHPn8R
ドラグスレイブは山も消し飛ばすからな普通の一流魔術師ならラティルト止まり
>>405 ドラグスレイブとメテオストライクは地形が変わるぞ?
あと、一流程度だとどっちも使えない
才能のあるやつが修練の末に行き着くのが、それら
>>405 城の規模による
セヴァストポリクラスを想定するなら、カール君やドーラさんが必要になる
>>416 一流魔術師の最強魔法ってのは超英雄ポイントなしの英雄が到達できる極限ってつもりだったんだ。
あとドラグスレイブは使える奴を雇うと小国ならかなりデカい面ができるって表現がある。
逆に言えば大国なら10人ぐらいは当たり前にいるんだろう。
基本的に小説版準拠なんでアニメの方は知らんが。
1巻に出てきた魚の相棒の魔術師もドラグスレイブ使えた気がするな
ソードワールド的に言うと7レベル魔術師くらいのイメージ
まあ世界観的に威力インフレしてるんであくまで人口の比率って意味で
>>415 ラ・ティルトも同じかちょい落ちるかってレベルでしょ
範囲狭い変わりまわりに被害ないし特殊属性ついてる感じ
神坂氏といえば、20年前に 「日帰りクエスト」 って異世界召喚物も著してたのすっかり忘れてたなぁ。 内容を思い出してみるに、なろう辺りの作品の大半はここから一歩も進歩しとらん気がする…。
日帰りクエストクッソ懐かしいなぁ、オイ
ルール的にはメテオストライクの被害半径は10mだな、威力は20点以上(常人のHPは10点)だから人間ならミンチだな。 狭いけど破片効果なしの爆圧だけと考えると500s爆弾ぐらいの威力はあるか?
日帰りクエストは現代知識うんぬんでチートじゃなくて本当に唯の観光やってたよね そんな観光客に振り回されてエリートから糞コテに転落してしまった竜人が一番おもしろかった
>>423 500kgの爆圧だけでも10mじゃすまんのでは
スレチかもしれんが、なろうでも個人サイトでもいいので 戦車を扱った面白い作品とか教えてくださひ
>>426 パッと思いつくのは・・・ガルパンとか?
戦車を重点におくって逆に難しいよね 軍隊ものじゃ大抵無数のコマの内の一つとして扱ってなんぼだし 単独で扱うにはちょっと手間やコストとかが面倒だしで メタルマックスやガルパンみたいにどこか突き抜けないといけない
ボムコミックスとか中里融司先生が原作やってた奴とかか・・・?(違
戦車に飢えたなら、一等自営業劇画で喉の渇きを癒すんだ。
「完璧な涙」も一応戦車を重点に置いた作品ではあるな。 ただ内容がいつもの神林なので正直ミリタリ的な要素を期待して読みに行くと面食らうかも。
マヘルシャラルハスバズだっけ、もう一作なんかあったな
それは同じ作者の「今宵、銀河を盃にして」の方に出てくる戦車だな
おはようございます。夜なべして書き上げた文章は、朝見るとなんとも……。 自衛隊も同盟会議も帝國も、それぞれ無能な部分があり、かつ、不自然じゃない戦いを描写したいと常日頃から考えていますが、出来ていますかね……。 第4章第3話の残りを投下しますね。
ブンガ・マス・リマ東方4q 陸自物資集積所 2013年 1月6日 16時08分 熱帯特有の茹だるような熱気が辺りを包んでいる。太陽はようやく傾き始めたものの、日差しは弱まる気配を見せず、必死の防戦を続ける自衛隊員たちの体力をじりじりと奪い続けていた。 陸上自衛隊が海岸に設置した物資集積所は帝國軍義勇兵団ドフター族の攻撃を受け続けている。 積み上げられた物資や資材が視界を妨げる中、陸海の自衛隊員たちは手近な資材を用いて防御陣地を構築していた。かろうじて相互支援可能な位置に複数の火点が設けられ、黒煙の中を見え隠れする敵兵に射撃を行っていた。 騒々しい銃声が空気を切り裂いた。 〈ゆら〉陸戦隊の装備するBARの射撃音だ。即席の射手がその強烈な反動を抑えかねた結果、何発かの銃弾が明後日の方向にばらまかれた。それでも銃弾は正面から陣地に迫っていたドフター族の周囲に着弾し、彼らは慌ててコンテナに身を隠した。 しかし、その左右では恐ろしく素早いドフター族の戦士たちが、物資の山を盾にしながら陣地に迫りつつあった。 〈ゆら〉陸戦隊員、安芸英太三等海曹は、ひたひたと陣地に近づく敵の姿に気付くと、中腰の姿勢で味方の側へと向かった。陣地に突入される前に撃退しなければならない。 「畜生、敵はどこだ! コンテナが邪魔でよく見えねえぞ」 「上手く入らない。入らない……」 射手は半泣きで射撃をし続けていた。相棒は土嚢の陰にうずくまり、必死に機関拳銃の弾倉を交換しようとしている。 安芸はひとつ舌打ちすると砂を蹴飛ばしながら走った。左右の砂に矢が刺さる乾いた音が鳴る。彼はそれを無視した。敵は山刀を逆手に構え、陣地のすぐ側まで忍び寄っていた。 「しっかりしろ! 助けに来たぞ」 安芸は土嚢の陰に滑り込んだ。 M3A1短機関銃を構える。敵は3名。左の毛皮をまとった男を狙う。銃口から派手な発砲炎が煌めく。胴体に向けて指切りで3発。銃弾を受けた敵が吹き飛ぶのを横目で確認しながら、素早く銃口を右に振った。 反対側からギリースーツのようなものを纏った敵兵が2人迫っていた。発砲。1人に命中し胴体に穴が開いた。小さく銃口を動かす。 「ゆっくりは滑らか。滑らかは早い」呟きながら胴体に短連射。跳ね上がる銃口を腕と背筋で押さえ込む。血飛沫が散り、敵は崩れるように倒れた。 すぐに土嚢に隠れる。数秒前まで安芸の頭が有ったあたりを、何か小さなものが貫いて行った。 安芸は呆気にとられる隊員の肩をポンと叩くと、汗まみれの紅潮した顔で言った。 「落ち着け。弾倉が前後逆だよ」 「お、お前スゲェな。怖くないの?」 短機関銃の弾倉を交換しながら、安芸はちらりとその隊員を見て、少しキツい口調で答えた。 「馬鹿、俺も怖えよ。でも、戦わねえと死んじゃうだろ!」 「ごめん」 「いいよ。それより左右から敵が来るから、ちゃんと守れ。あと、バラまいても当たんないから、短連射にしろよ。そっちのBARもだよ。すぐ弾切れになるぞ」 「わ、分かった」 BARの射手のヘルメットを小突く。射手はようやく落ち着いたようだ。ここはしばらく大丈夫かな。そう考えながら周囲を確認した安芸は、左翼で敵に突入されそうな味方の陣地を見つけた。 キリがないな。 うんざりだが行かないわけにはいかない。安芸は短機関銃を構えると、仲間を助けるために駆け出した。滑るように、とは行かなかった。砂に足をとられる。さっきよりも短機関銃が重く感じた。
当初、どうにか敵を食い止めていた即席守備隊による防御戦闘は、帝國軍の動きが変化したことにより、その流れを変えた。 帝國軍は射撃主体の戦い方を変え、海自隊員による火線をかい潜り近接戦闘を挑むことに決めたようだった。 全く妥当な判断だった。彼らは遮蔽物を活用し、黒煙に紛れて陣地に迫った。自衛隊の敵手であるドフター族は単に射撃では勝てないと判断しただけであったが、結果として自衛隊は自らの優位を失いつつあった。 整理された防御正面はあっという間に崩れ、彼方此方で敵味方が入り乱れる乱戦となった。 安芸三曹と、数名の陸自隊員が予備班として守備の綻びをカバーし続けていたものの、時間の経過と共に混乱は拡大し、次第に手に負えなくなってきている。 物資が燃えている。黒煙の隙間を縫うようにして現れる敵兵はまるで無限に湧いて出るように、安芸には感じられた。 「もう、いくらも持たんぞ!」 誰かが弱音を吐いた。それは多分に真実を含んでいた。すでに〈ゆら〉陸戦隊の半数が負傷し、後方に下がっている。陸自も同じ様なものだった。予備班が駆けずり回りどうにか戦線を維持していたものの、このまま敵の攻勢が続けば何時かは限界が訪れるだろう。 「また来たぞ!」 「撃て撃て! 敵を近付けるな!」 あれだけ撃ち倒されても、敵は恐怖をどこかに置き忘れてきたかのように突撃を敢行する。手に山刀や槍を構え、跳ねるように陣地に迫った。 安芸の右後方で悲鳴が上がる。予備班の陸自隊員が流れ矢を食らい、ひっくり返っていた。間の悪いことに安芸は弾倉交換中だった。射撃密度が低下し、正面の敵兵が急速に近づく。 浮き足立つ仲間を視界の隅に捉えた安芸は、M3A1短機関銃の残弾を確認した。残り2弾倉。あとは、シーナイフしかない。敵はすでに血走った白眼が見える距離だ。おそらく酷いことになる。下手をすれば俺もみんなもここで死ぬ。冗談じゃない。 そして、10名を超える敵がバリケード代わりの貨物パレットを乗り越えようとしたときだった。
突然、いくつもの眩い光が敵兵の眼前に現れた。手槍を振りかざした敵が雷に打たれたように痙攣する。足が止まった。 何だ? 驚いて目を見張った安芸の耳が小さな擦過音を捉えた。次の瞬間には足を止めた敵兵に次々と矢が突き立っていた。極彩色の矢羽が美しい。ドフター族の用いる短い矢とは明らかに異なる。もちろん自衛隊は弓矢を使わない。 「遅れて済まない、異界の戦士よ」 凜とした声が背後から聞こえた。女性だった。安芸は戦場だというのに、つい背後を振り向いてしまった。 「リユセ樹冠国西の一統、ヒラギ枝隊長、エリサ・ヤラヴァ百葉長だ。遅ればせながら貴殿等の後詰めに参上した」 呆気にとられた安芸の目の前には、美しいエルフの女性が立っていた。長い金髪を海風になびかせたその姿は、血と黒煙に支配された戦場に全く似つかわしくなかった。 エリサと名乗る妖精族は、萌黄色の短衣とズボンの上に革製の胸甲を着け、腰には細身の直刃剣を提げていた。胸元に飾られた木の葉を象った飾りは、彼女の地位を表しているようだった。隣に立つ小柄な少女のそれは、エリサのものよりシンプルな意匠をしている。 エルフの女性たちが、矢継ぎ早に矢を放ち、呪文を詠唱している。彼女たちはエリサを中心に布陣していた。エリサが指揮官だと安芸は思った。 「日本国海上自衛隊、輸送艦〈ゆら〉所属、三等海曹安芸英太です。救援に感謝します──でも、そこ危ないですよ!」 「ん、ああ」 エリサは背筋を真っ直ぐに伸ばし、戦場で直立していた。スレンダーなその姿は、くっきりとした眉と、意志の力を感じさせる瞳を持った顔立ちと相まって、静かな威厳を感じさせるものだった。 (でも、自殺行為だ) 安芸は彼女の身を案じた。彼は、戦場で突っ立っている奴は『死にたがり』の大馬鹿野郎だと、江田島の教官たちから叩き込まれていた。目の前の美しいエルフもその一人だと思った。 「大丈夫だ、アギ殿」 エリサは安芸を真っ直ぐ見つめ、微笑んだ。 その直後、彼女に向けて数本の矢が襲いかかった。ドフター族の手練れが放った矢は彼女の頭部と胴体に容赦なく──。 「ふむ」 「……はぁ!?」 刺さらなかった。 矢は見えない手に弾かれたかのように彼女を逸れ、見当違いの方向に飛んでいったのだった。確かに当たる軌道だったのに? 安芸はなにが起きたのかさっぱり分からず、間抜けな表情でエリサを見上げてしまった。 「何という顔をしているのだ? 矢除けの精霊魔術くらい見たことはあるだろう?」 「いや、ない……ありませんよ」 安芸は間髪入れず断言した。エリサは不思議そうな表情で言う。 「まことか? 貴殿程の手練れが、風の精霊の加護を知らぬと? 貴殿ら『ジエータイ』の戦士たちは、扱う魔術の威力の割に、素人じみた動きの者が多いように見受けられたが、貴殿はその中でなかなかの動きをしていた。それなのに初歩の精霊魔術を知らぬと申すか」 「はい。大体俺は魔法なんて使えません」 「異なことを言う。その鉄の杖から放ったものが魔術でなくて何だと言うのだ。そうであろう? 貴国の軍官から確かにそう聞いたが」 「何かの間違いです。こいつはM3A1短機関銃。使い方さえ習えば──」 「ヤラヴァ百葉長! 敵が崩れます」 答えかけた安芸の言葉を遮って、エルフの戦士が叫んだ。正面から突入を企図していたドフター族は、エルフの放つ矢と光球に撃退されつつあった。 「とにかく、ありがとうございました。助かりました」 陣地は窮地を脱しつつあるように思えた。安芸は安堵のため息をつくと立ち上がり、目の前の不思議なエルフに礼を言った。 「うむ──怪我をしている者がいるな。ラウラ! 彼らを看てあげなさい」 「はい」 傍らに控えていた小柄な少女が、控えめに頷いた。
ドフター族の戦士であるボリゾンとキコイロは、10名程の若者を連れ敵陣側まで忍び寄っていた。彼らは大角鹿を狩る時の如く風下に伏せ、辺りを覆う黒煙に紛れ僅かずつ前進した。 正直なところ恐ろしくてたまらない。彼らは戦士だが同時に狩人でもある。未知の獣の恐ろしさをよく知っていた。彼らにとって目の前の砂浜に奇妙な荷を積み上げ、鉄の杖から火礫を放つ敵の魔術士の姿は、悪魔のように映っていた。 「キコイロ、ついてきているか?」 「うむ。どうにか命を繋いでおるよ」 「あ奴らは何者じゃろうか?」 「きっと南瞑海の更に南よりいで来たる、禁忌の民ではないか?」 「よせ。悪霊が言の葉に宿る」 「すまん。……おお、あれはリユセの耳長どもか。おのれ!」 彼らが襲撃を行おうとする陣前では、すでに猛烈な火礫と妖精族の放つ矢によってドフター族の仲間たちが撃ち倒され、砂浜を血で染め上げていた。 「許せぬ。何であろうと腹を裂いてやらねば!」 大柄なボリゾンが憤怒の表情で言うと、小兵のキコイロと彼に続く若者たちも戦意を漲らせた表情で頷いた。 「あ奴らは矢除けの精霊魔術を使うぞ」 「儂が目を潰す。おぬしらはその隙に斬り込め」 精霊遣いのキコイロが告げた。ドフター族の戦士たちが力強く頷く。 「うむ。皆に露霊の囁きあれ」 「耳長を倒せ」 「悪魔を殺せ」 エルフたちが周囲を警戒し、癒し手と衛生員が負傷者を手当てしている。 安芸はエリサに尋ねた。 「ヤラヴァ百葉長。ひとつ聞いてもいいですか?」 「何だ?」 「いくら矢除けの魔術が有るといっても、そうやって身を曝すのは怖くないですか?」 安芸の問いに、エリサは胸を張って答えた。そうすると彼女は安芸より頭一つ背が高かった。 「指揮官たるものが戦場において勇を示さずして、どうして部下を統率できる?」 エリサはそこまで言うと、生真面目そうな表情をわずかに崩し、片目を瞑った。 「正直なところ、やせ我慢だな。貴殿も心当たりはあるだろう?」 その時だった。全ては同時に起こった。 エリサたちの周囲に浮かんでいた光の球が突然爆ぜた。それは瞬間的に眩い光を放ち、周囲のエルフと自衛隊員たちの視力を奪った。 「シェイド!? 精霊遣いがいる!」 「敵襲!」 リユセのエルフたちは素早く反応したが、光の球を破壊した『何か』は、暗闇を辺りにもたらした。自衛隊員に動揺が広がった。 「急に真っ暗になったぞ! 何がどうなってやがる」 安芸は素早く遮蔽物に身を隠すと、周囲を見回した。陸海の自衛隊員たちは突然の出来事に身を固くして動けずにいる。安芸だけが、襲撃を予期して動いていた。光を直視しなかったのは彼だけだった。 「闇の精霊だ。再度光精を召喚せよ」 エリサが指示を飛ばす。声には先程までは無かった焦燥の響きがある。その指示に配下のエルフたちが動き出す前に、ボリゾンたちが陣地に襲いかかった。 闇の精霊が作り出した暗闇に戸惑う守備隊とエルフたちに、手槍が投げ込まれた。優れた膂力の戦士たちによって投擲された手槍の穂先を喰らい、数人のエルフが砂浜に倒れた。 その混乱を突いて、ドフター族が突撃する。数人のエルフが細身の剣を抜き迎え撃った。何人かは食い止められたが、全てでは無い。
安芸の眼前に2人のドフター族が迫った。腰だめにしたグリースガンを撃つ。1人を倒し、もう1人も銃弾を喰らい血飛沫をあげたが、驚くべきことにその敵はそのまま体ごとぶつかってきた。 「マジかよ!」 ドフター族が力任せに振り下ろした山刀をグリースガンで受け止める。金属同士がぶつかる音が響き、手が痺れた。 銃身が曲がったか? こいつ! 安芸は左足を引き敵の勢いを受け流した。体勢を崩した相手の横面に銃把を叩き込む。ドフター族は膝を着いた。真っ赤な鮮血が砂浜に広がる。 安芸が前蹴りを叩き込むと、その敵兵は仰向けにひっくり返り、倒れた。安芸の左足に鈍い痛みが走った。 「やるではないか、アキ殿!」 エリサが、負傷した海自隊員に止めを刺そうとしていたドフター族を斬り捨てながら言った。 すぐそばで悲鳴が上がる。砂浜に座り込んだ癒し手のラウラが襲われていた。エリサが素早く反応する。細剣を水平に構え滑るように敵兵に駆け寄る。疾風のような刺突がドフター族の背中を貫く。 だが、2名斬り捨てたところで、堂々とした体躯のドフター族が長大な山刀で彼女に襲いかかった。 「呪われた耳長め! 死ね!」 「ドフター族か! しつこいぞ」 エリサは、唸りを上げる山刀の斬撃をまともに受けることはしなかった。しなやかな動きで横にかわし、鋭い突きを放つ。しかし、相手の巨漢もその体に似合わない素早さで受けて立った。 二人は互角に切り結んでいる。 「食らえ悪魔め!」 数メートル離れたところにいた男が叫んだ。砂浜が突然隆起する。その上にはエリサがいた。足を取られた彼女の肩を巨漢の山刀が浅く切り裂いた。 負傷したエリサは砂浜に倒れた。ボリゾンは彼女の細剣を弾き飛ばすと、丸太のような足でエリサを蹴り上げた。エリサは腹部に重い蹴りを受け、肺の空気を全て吐き出し呻いた。 「この野郎!」 安芸の体は自然と動いていた。目の前の巨漢に横合いから体当たりをかける。岩にぶつかったような感触。だが、何とかエリサの窮地には間に合った。もつれ合うように二人は砂浜に転がった。 巨漢が腕を振るう。とっさにガードした両腕を通して安芸の頭蓋に衝撃が走る。何て馬鹿力だ。目の前に火花が散って、安芸はエリサとラウラが倒れるそばに吹き飛ばされた。 「悪魔どもめ。露霊ドフターの名において貴様等を殺す」 巨漢が山刀を構えた。油断一つない構えだ。安芸は立ち上がろうとした。 だが、立てなかった。 「畜生、こんなときにッ!」 左足が痺れている。膝に力が入らない。特警基礎課程で負った怪我がその原因だった。彼の夢を断ったのは、ごくまれに現れるこの後遺症だった。 目の前には山刀を構えた敵兵。自分は立つことすら出来ない。周囲では仲間が次々と傷つき倒れていた。自分たちを助けに来てくれた者たちも、殺されようとしている。 死んだ運用士を思い出した。釣り好きのいいオヤジだった。腐った態度の自分を気にかけてくれていた。 板野は普通のガキだった。『今度日本に戻ったら、コンサートに行くんです。こないだチケットの当選通知が来たんですよ』と言って笑っていた。あいつも死なせてしまった。 もう、駄目なんだ。誰かが囁いた。 特警隊にもなれなかった。怪我をしたんだ。仕方がない。お前はよく頑張ったよ。もう、あきらめろ──。 それは甘美な囁きだった。あきらめれば楽になれる。 嫌だ。 安芸の腹の奥底にある何かが叫んだ。 ふざけるな。こんな所であきらめたらどうなる。『安芸英太は最期に戦うのを止めて死んだ』なんて、嫌だ。 相変わらず足は言うことを聞かない。安芸はグリースガンを杖代わりにどうにか立ち上がった。そして、吼えた。 「きやがれこの野郎! 腕の一本くらいは覚悟しろよ!」 だが、安芸の体はまともに動かず、敵兵に油断はない。どう考えても、死を免れることは出来そうに無かった。 背後に負傷したエルフを庇う安芸に、ドフター族の巨漢が襲いかかった。暴風のような勢いだ。棍棒代わりのグリースガンじゃあ、5秒と持たないだろうな。それでも安芸は最後まで受けて立つ覚悟を決めた。 安芸の耳にとても戦場には似つかわしくないのんびりとした声が届いたのは、そんな瞬間だった。 「良いですね、安芸三曹。とても良い」 その声は嬉しそうに、そう言った。
ブンガ・マス・リマ中央商館街 大商議堂 2013年 1月6日 16時25分 白亜の大商議堂は、騒然としていた。数多くの男女が行き交い、ぶつかり合い、怒鳴り合っていた。全ての人々の顔面には恐怖が滲んでいた。破産の憂き目にあった商会の夜逃げなどとは比べものにならない程の混乱振りだった。 当然か。比べる方がおかしいな。俺も平常心では無いと言うことか。 ブンガ・マス・リマ冒険者ギルド長、ヘクター・アシュクロフトはその顔に皮肉な笑みを浮かべた。愛用の武具に身を固めた彼は、防衛に関する指示を終え一息ついたところだった。 戦火はこの中央商館街にまで及ぼうとしていた。伝令が伝える戦況は、救いがない。 東市街は帝國軍の有翼蛇の攻撃を受け、市民と市街の被害は増え続ける一方であった。 西市街はさらに悪い。わずかに残っていた守備隊と邏卒隊、さらには異界から来た『ジエイタイ』が帝國軍に敗退したという報が入っている。重装歩兵を前面に押し立てた敵は〈ジェスルア大橋〉を中洲に向けて進軍し始めていた。 どこからか甲高い動物の鳴き声が聞こえた。衝撃が走る。磨き上げられた大理石の床が震え、天井に貼られた化粧板の破片がパラパラと降ってきた。悲鳴が上がる。 アシュクロフトは、それが帝國軍の空襲であることに気付いた。ついに本拠まで攻撃を受け始めたのだ。 全く始末に負えない。敵がこのような兵種を整備していたとは。 南瞑同盟会議が帝國軍の侵攻を受けるまで、有翼蛇を組織的に運用する戦術は世に知られていなかった。『魔獣遣い』の存在は、帝國の外にはほとんど知られておらず、帝國もそれを秘匿していた可能性が高い。 今までの帝國は、外部への遠征は主に西方諸侯が主力を担い、商取引も同様に西方諸侯の御用商人が前面に出ていた。そのため、冒険商人のネットワークも、この新兵種を掴むことは出来なかった。 それだけではない。情報を統合すると〈帝國南方征討領軍〉なる軍は、新たに編制された軍団らしかった。 帝國西方に封土を持つ領主たちからなる西方諸侯領軍とは異なり、〈南方征討領軍〉は帝國内で虐げられていた民族や、罪を問われて地位を失った者たちでつくられているらしい。 つまり、〈征討領〉とは南瞑同盟会議を指すのだ。『生きる土地が欲しければ、戦って勝ち取れ』ということであった。 リユセの耳は何らかの兆候を掴んでいたようだが、それを形にする前に侵攻が始まったため、全てが後手に回っている。 その結果が、このザマだ。 ブンガ・マス・リマは陥落の危機に立たされていた。それは商業同盟としての南瞑同盟会議の敗北を意味する。自警軍は壊滅し、商人の半数は逃げ出していた。 最後に残った僅かな戦力の指揮を任されたアシュクロフトは、悪足掻きにも似た防衛戦闘に臨んでいるのだった。 幸い、東市街はどういうわけか敵の侵入をまだ受けていない。アシュクロフトは残った守備隊を〈ジェスルア大橋〉の防衛に投入することが出来た。 とはいえ、その内実は悲惨なものだった。 『ブンガ・マス・リマ義勇防衛隊』と名付けられた200名程の部隊は、一握りの冒険者を除けば、商会や有力者の使用人、丁稚、小間使いなどをかき集めた素人集団に過ぎない。その中には年端もいかぬ子供が多く含まれていた。 俺は、子供たちを駆り立て、オークや有翼蛇と戦わせている。カサード水軍総督の部隊が整うまでの捨て石として。最後の『救い』が訪れるまでの時間稼ぎのために、死ねと命じているのだ。 アシュクロフトは耐えられない何かを感じ、天井を見上げた。陣頭指揮は参事会に固く禁じられている。彼は戦って死ぬことすら、許されない。
「あ奴ら、まだいるのか」 ある参事が吐き捨てた言葉が、アシュクロフトの耳朶を打った。その言葉の示す者たちは、会議場の片隅に机と椅子を持ち込んで、何かよくわからない箱を積み上げていた。 〈ニホン〉の使節団である。当初は救世主のように思われていたが、帝國軍の侵攻を受けても頑なに参戦を拒絶する態度に加え、戦闘に巻き込まれた〈ジエイタイ〉の小部隊があえなく壊滅したとの報告が入ったことで、同盟会議の半数からは厄介者として侮られ、扱われていた。 もう残り半分(水軍やリユセ樹冠国といった者たち)はといえば、〈ニホン〉国に好意的な態度を維持していたものの、帝國軍への対応で手一杯といった状況だった。 好意的な態度をとる側の一人であったアシュクロフトは、〈ニホン〉の使節団に歩み寄ると柔らかな口調で声をかけた。 「〈ニホン〉国使節団長閣下。残念ながらこの大商議堂も安全とはいかなくなりました。貴国の軍船へ御退きなさっては如何か?」 それは心からの言葉だった。間違いなく文官であるムライという名の使節団長の身を案じていた。今なら洋上の軍船に逃げることも可能だろう。厄介な戦に巻き込んでしまって申しわけない、という想いからの言葉だった。 「これはアシュクロフト殿、温かい御言葉痛み入ります。ですが、いささか心外ですな」 好好爺然とした使節団長は、にこやかに答えた。周囲を濃紺色の鎧と透明な大盾(一体何で出来ているのだろう?)で身を固めた重装歩兵に守られている。 「心外、とは? 何かお気に障りましたか?」 「今、このブンガ・マス・リマは苦難の時にあります。そのような時に私だけ安全な場所に避難して、どうしてあなた方の信頼を得られましょうか」 「しかし、〈ニホン〉国は執政府の許しが無く、参戦出来ぬと伺っております。恥ずかしながら我らの力及ばず、帝國軍を止めること能わずというのが現状です。ことによればムライ閣下の身に危害が加わるやもしれません」 地響きが鳴り、商議堂が揺れた。どこかでステンドグラスの割れる音がした。アシュクロフトとムライはそれぞれ天井を見やり、その後互いの視線を合わせた。 「その件については、ずいぶんと気を揉まれたことでしょう。ですが、すでに我が国は当事者となっております」 その時、会議場に〈ニホン〉の武人が駆け込んできた。緑色を基調とした斑の鎧は兵と将の区別がつきにくい奇妙な物だ。武人はムライに耳打ちすると、そのまま彼の背後に立った。 ムライは頷くと、まっすぐにアシュクロフトを見つめた。柔和な印象の丸顔に配置された小ぶりな瞳には、何故か少年のような光があった。 アシュクロフトは、場違いなその表情をいぶかしんだ。 「ムライ閣下、どうかされましたか?」 「ええ。ようやく準備が整ったようです。アシュクロフト殿」
乙乙乙!
>>441 さあ!日本国自衛隊の反撃開始か!!?一日も早く敵国皇帝貴族の特権階級の処刑を期待しています。
乙 はよ虐殺!殲滅!掃討! はよ!はよ!
乙です
苦戦の原因は装備や情報以前に運用する人間の問題な気がする
アウトレンジから一方的に叩いてもお話にならないのでしょうがないけど
>一日も早く敵国皇帝貴族の特権階級の処刑を期待しています。
>>314 でも思ったが、そんなにそういうのが見たいなら自作すればいい
そういう展開が好きなこと自体は悪いとは言えないが、石動さんの作品だと
国際常識や法規が存在するから無理だろ
帝国を国家と認めず、「テロ組織」のメンバーの裁判と数年後の死刑執行なら分かるけど
同じ一族や階級というだけで連座なんて近代法では無理
ロシアでは似たようなこと(家族ぐるみで弾圧)をテロ組織にやっているが
まあなんだ…散っていった奴らに報いる戦果を期待したいね
規制にひっかかりました。以上です。これで第4章第3話は終わりです。 次回からは第4章の最終話になります。長いですね。だれてきていないか心配です。 まだまだ書いていないことは沢山で、そもそもまだ本格的な『戦争』に自衛隊が参加していないことに我ながら驚いています。 分割して書く弊害で、全体の流れもどうなのか。つくづく本職の先生方の凄さが身にしみます。 ところで、まとめwikiいつもありがとうございます。自分で上げられれば良いんですが、つい甘えてしまっています。 甘えついでに出来れば第四章以降は『話』ごとで分割していただけると助かります。あと、前回分の一部が欠落しているようです。 すみません。 御意見御質問御感想お待ちしております。
448 :
創る名無しに見る名無し :2014/02/07(金) 21:07:21.66 ID:R5r8ivuN
石動氏、投下乙です。 万事休すのその時に、見目麗しい異界の援軍来たる!! それでも怒涛の攻勢に再びの覚悟を決めた時に現れたのは? 市中の村井のもとにもたらされた『吉報』? 次回投下もお持ちしております!!
449 :
創る名無しに見る名無し :2014/02/08(土) 01:49:42.31 ID:2J+GWKWZ
>>445 こいつがろうでんっていってずっと前から同じようなこと言ってるから無視した方がいい
石動さん乙 いよいよ反撃の様ですね!
色々期待して待ってます
>>445 敵国皇帝貴族の特権階級の処刑>>さすがに今時国家命令でやらかすのはアメリカや中華ロシア位で
日本には不可能だろうけど、現場の暴走ならどうだろか?
ゲートでも自衛隊員が敵の馬鹿王子殴ったりしてるし、だいぶ前の魔法都市攻略戦みたく
捕虜にされてる人が酷い目にあってたとか同僚殺されて激高した隊員の暴走でパヒュンってのは
現実でもそれなりにある・・ここらへんのメンタル面の対策もしとかないといけないかもな
そういやドフター族って捕虜になれるの?だまし討ちとか降伏手段の放棄そのものな作戦
で襲い掛かってるけど・・・まぁ捕虜に成れたとしても自決しそうではあるが。
いつも湧いてくる臭い奴にさわらなくてもいいでしょ。 ウンコに触れたらこっちの手までウンコの臭いがついちゃうんだし。
>>449 arcadiaで有名な荒らしの?
…最悪だな。安比奈まで来ないことを祈る。
戦車扱った作品で面白いの、商業で架空の戦車だけど双色の瞳 ヘルズガルド戦史ってのがあったの思い出した 興廃した世界で蒸気戦車だったと思うんだけど、それの戦車兵の話だった気がする 湯桶背負ってるんで死ぬときは悲惨だったような
ドラえもん のび太の宇宙小戦争も、戦車が活躍するいい作品ですよ。 宇宙まで74式戦車そっくりの戦車が戦います。
>>453 被弾箇所によっては熱湯で溺死するんですね…
密室に熱湯注がれて死亡とか悪夢ですわ
密室に過酸化水素とヒドラジン注がれたドイツ人パイロットに比べりゃマシw
>>453 それ言うなら現実の蒸気タービンや蒸気レシプロ船だって、でかい高圧蒸気系統に一撃食らった際の近傍の機関員は
噴出する高圧高温蒸気で切り裂かれたり、蒸し焼きになったりするんだぞ。破損箇所によっては熱湯も出るし。
戦艦クラスになると浸水してタービンに水ぶっかかると大爆発して船が沈んだり・・・
戦車。 め、メタリックシンバ……。 ハッピータイガーなんかは如何でしょう?
ドミニオンはー?
463 :
創る名無しに見る名無し :2014/02/09(日) 10:45:19.61 ID:p1BBbNrU
どっちも持っている>石動氏 そーいえば、週刊漫画TIMESで真鍋譲治氏がナチっぽいオスマントルコ風の国と、イタリア王国の戦車戦書いていますな。 敵方のはマークTぽい車体に虎Uの砲塔、主人公のはチハっぽい豆戦車(一応軍には超重戦車もあるが)。 果たしてどんな終わり方になるやら…
古いけど陰山琢磨の旭日の鉄騎兵は好きだな〜
ハッピータイガーのノベライズ版?の『ハッピータイガー戦記 ビルマの虎』とその続編の『逆襲の虎』 あと同じ人が書いた『エルベの魔弾』もありますね
ファンタジーの戦車っていうと、黒王号みたいにデカい馬に牽かせたチャリオットになるかしらん。 後ろに遠距離攻撃できる魔法使いを乗せて。 それともゴーレムが戦車? 帝國召喚では「戦竜」って地上戦用のドラゴンがいたけど。
日本「ゴーレムに対抗してガンダムを開発します」
ファンタジー戦車... 足だけゴーレムにペダル漕がせて駆動輪を回すタンデム自転車式戦車が脳裏に浮かんだ 金属製のギアとか頑丈な動力伝達機構が存在する前提になるだろうけど 敵ゴーレムの投石や魔法攻撃を装甲で弾き、多少の障害物はバンパーや衝角で排除しながら戦列に突入する突破力が魅力 だが車内の騒音は凄まじく、速度が上がれば振動で揺さぶられ突き飛ばされる 攻撃魔法なんて唱えてらんない、つーか車酔いで目が回る やられる前にやられてしまう諸刃の剣
大変遅れながら乙乙 戦車関係こんなにレスいただけるとは思ってなかった…ありがとう
おや、試される大地が第1部完したな
471 :
創る名無しに見る名無し :2014/02/09(日) 21:53:52.48 ID:Qs+Ei5iB
マウス「ロマンは大事やな」 チハ「せやな」 機動戦闘車「ですね」
チハも機動戦闘車もロマンのかけらもない台所事情で作られたもんじゃねーかw
台所事情は無関係だろ、いい加減にしろ!! チハは乙案のチニより高価で高性能なんだぞ! なお、総生産数は派生を含めてもM4どころかM3以下の模様…
アメリカを基準にしてはいけない(戒め) 第二次世界大戦のときのアメリカは一国だけ別世界にいるから。 戦車だけではなく空母の生産数も頭おかしいし。 エセックス級航空母艦4年で24隻建造とか何の冗談かと。 なお計画では32隻建造するつもりだった模様(白目)
そういうアメリカに戦争を仕掛けてしまったというのは、第二次世界大戦における反省ポイントだわな。 満鉄にハリマンを噛ませてやればあんな事には…まあそうしたらそうしたで別の問題が上がったかもしれないし、 歴史にifは禁物だが。
476 :
創る名無しに見る名無し :2014/02/10(月) 08:28:04.98 ID:vjME2gfP
未だに属国状態だから影響は大きいね…orz
477 :
創る名無しに見る名無し :2014/02/10(月) 12:06:05.84 ID:vkp8jKQU
>>472 チェンタウロ「そんな」
オトマティック「夢のないこと」
チュリパン「言うなよ」
バビロンガン「んだんだ」
最近、試される大地とか朱き帝國が更新してちょっと嬉しい。
>>477 チェンタウロはともかく、ほかは色物ばっかじゃないかw
>>476 冷戦後まで帝国が残ってたとしても
肥大化した軍の維持費の為に研究開発費に金が回らず、末路は巨大北朝鮮(しかも米に今以上に頭が上がらない
もしくは1948年あたりにソ連に大陸から追い出されて今の日本と変わらなくなるか・・・
>>467 お台場にナイトミュージアムに出てきた黄金の石版を持っていければな…。
ガンダムがリンカーン像のごとく大暴れしそう。
コミケの日だったりしたら…。
>>480 なんで肥大化したのってひとえに日中戦争とか日華事変とか日支事変とかそこらへんのせいじゃ・・・
多くの資産が失われてない上に経済成長の余地があるんだから海軍くらい養えるって(震え声)
もし大日本帝国が存続してたら系の話で「日本は北朝鮮みたいな国になってた」っていう人が良くいるけど、戦前の日本ってもともと民主主義国家だぞ? 満州事変からの15年間がおかしかっただけの話で
ガキならまだしも大人でそういうこと言う奴は良くいないと思うが
>>483 北というと若い奴は今の飢餓の国しか出てこないけど
日成の頃までは比較的まともだったんだぞあそこだって・・・
今と比べればというレベルだけど
作物を隙間なく植え込んだり、他国人を拉致したり、対抗馬を粛清していたが。 アレな実態を隠すとか、アレな体制を維持する分には流石に器量があったな。 日成本人なら自分が決めたアレな方針も変えられたんだろうが、後続は国父を否定出来ない もんだから、にっちもさっちもいかない。
一党独裁と計画経済で1970年代あたりまで韓国とどうにか張り合ってたけど それ以降は一気に差が開いた感じ
488 :
創る名無しに見る名無し :2014/02/11(火) 01:27:27.10 ID:9TdOJfKo
60年代までは相対的に韓国が貧しかったし東側諸国がバカスカ援助してくれたからなあ
ソ連を始めとした東側の支援が途絶えて以降はあっという間に転落していったからねぇ。
病院とかの地域にとって重要な施設を充実させるのはプロパガンダの一つだよね。 その為に必要なものは他の地域から搾り取ってくるわけだから 搾り取られた側は堪ったもんじゃない。
>地域にとって重要な施設を充実させるのはプロパガンダの一つ >その為に必要なものは他の地域から搾り取ってくるわけだから搾り取られた側は堪ったもんじゃない。 それ読んで日本がF世界に獲得した領土に税金を注ぎ込んだ結果、財政が火の車になったため 政府が増税に踏み切り、その結果国内が不安定になるという展開を想像してしまった いや、これはいわゆる『いつか来た道』か?
日本の遺産食い潰しながら生活してたんじゃねーの 財産尽きたらあんなんなったってだけで
>>491 デフレで困ってる状態だから、むしろ景気が良くなって税収が増えるな。
現状の日本財政が火の車というのはファンタジーでしかない。
……ふと思いついたんだが 「平成日本+1940年時点で大日本帝国領or属国だった地域(千島・南樺太・旧満州・朝鮮・台湾・内南洋)」 がまとめて転移したとかだったらどうなるんだろう?
極東ロシア、瀋陽軍区、北朝鮮、韓国、台湾(中華民国)、パラオ、マーシャル諸島、ミクロネシア連邦、北マリアナ諸島(アメリカ)か まとまるわけがないな
>>490 貧困の拡大こそが消費を縮小させるのだから、上の数パーセントから持ってくるなら逆に良いんじゃないか?
日本も所得税が高い(70〜90%)時の方が元気だったし
歴史的に所得の再配分が正常に行われることが成功の秘訣だからな。
終わってみれば、欧州列強の植民地にもならず、領土も(さほど)削られなかったというのが面白い所だ。 大日本帝国時代の富国強兵・殖産興業政策の目的がほぼ達成されたっていう。運の強い国なんだろうな、日本は。
>>498 >運の強い国
ここまではな。これからもそうとは限らない。
>>495 「親日」って条件をくわえるってのはどう?
501 :
創る名無しに見る名無し :2014/02/12(水) 20:14:51.39 ID:4b+0ShRI
>>500 ん?どこも全部親日だろ?
……主に男性国民の下半身が、だけど
ミクロネシアとか産業が乏しくてアメリカの経済支援に依存しきってる 日本本土から遠いし負担の重さは沖縄の比じゃないぞ
503 :
創る名無しに見る名無し :2014/02/13(木) 18:58:42.14 ID:JEQGJ8C/
>>500 いつまでも植民地に甘んじてそれを良しとする国なんてそうないと思うが
台湾は日本と協調するでしょうが、台湾軍と自衛隊の連携がどれだけとれるかは未知数かな? 瀋陽軍区は表では日本への協力の態度を見せながら、裏で主導権を握ろうと策謀すると思う。 その切り崩し工作のターゲットになるのが、韓国と北朝鮮? 極東ロシアと、南洋諸島は注文を付けながらも日本へ合流するでしょうね、樺太なんて人口数十万の一自治体だから自立も厳しいし。 いずれにしても、軍隊の数が増えた分取れる手段は増えるかもだけど、内輪もめがひどそう
>>494 その転位設定の島戦争見てみたいわ
ローリダ側に寝返る国は何処かな?w
>>494 ところで在日米軍の存在はどう言う設定なの?
日本と一緒に転移したからといって彼らが皆日本寄りの立場を取るのかな? 場合によってはその世界の国と手を組んで、日本と対決姿勢を取る勢力もいるのでは?
第三勢力になる方が多い希ガス
>>507 >>508 無意識に「転移直後」で考えてしまっていました。確かに当初の混乱時は結束できても
転移先の探査が進むと、第三勢力化するところが多そうです。
特に中央政府が健在なエリアは、色々考えて当然ですものね。
大兵力を持っていて、かつ中央政府から切り離された瀋陽軍区は、自立、身売り、自壊
どのルートをたどるかで行動が大分変わりそう。
>>505 寝返るというか、ローリダの女が喜び組に編入されるだろう
ロシアや中国や北朝鮮は日本ほど甘くない
何処の国が日本の味方になるor敵になるとかってのは国際情勢で決まるんだから、F世界側の設定次第でいくらでも 変わるんじゃないですかね。台湾の場合だって、台湾を脅かしかねない大きな国が近くに無ければ日本寄りの態度を 維持するか分からんでしょう
512 :
創る名無しに見る名無し :2014/02/14(金) 07:13:11.80 ID:7j3RwFI4
結束させたいのならF世界側を機械は悪だ人間は悪だー!みたいなのにすればいいから結局は設定次第だな
ま、とりあえず ・スタンダードな太平洋戦争時 ・上の派生でノビ―の「蒼海の尖兵」 (日米同盟vs独・仏・伊・英&「カナダ・豪・香港除く植民地」) ・↑↑の派生で「亜欧州大戦記(英除くヨーロッパ制圧したソ連vs全世界)」 ・島戦争 のマジ考察したいな皆と
514 :
494 :2014/02/14(金) 08:37:47.39 ID:5cSh8TcP
>>506 あんまりガチ考察してたわけじゃないからアレだけど、転移したのは
「他国領土との境界線・中間線からこっち側の領域(公海上含む)の全存在」
で考えてた
在日米軍・在留外国人in、在外邦人・在外資産outで
……欲を言うと北樺太もつけたいけどなぁ………
あと
>>513 、スレチな話題が混じってないかそれ
>>514 いや、状況・主敵か違うかによって
各国も言行が違ってくると思うぞ?
・・・在日米軍無しだと中・下は難度が上がるな…
516 :
494 :2014/02/14(金) 10:36:47.44 ID:5cSh8TcP
>>515 ああ、在日米軍のスタンスの話か。
うーん……状況が落ち着いたら、北マリアナに籍を置く形で日本の傭兵部隊みたいな感じにできないかと思ったんだが。
あと、蒼海の尖兵は読んでないんで考察は皆に任せるわ
米国領があるならば、そこを拠点に「合衆国の軍と政府は健在なり」と言い出す可能性がある。 彼らの気質だと文民政府の存在には固執しそうだし。現地の行政庁を担ぎ上げる形で 実際には、補給や整備を日本に依存するわけだからその根拠となる日米同盟の維持が彼らの課題に なりそう。 でも核動力の艦船は日本では整備できないでしょうね・・・。
>>517 そこは「たまたま偶然的に「核動力船は通常動力船と入れ替わってた時」に転位した…」で、いくね?
けど通常動力空母って、今どき稼働してたっけ?
2014年現在稼働してる米海軍籍の通常動力空母はゼロ 同様に潜水艦も通常動力のは保有してない 正直空母は転移後しばらくの間は持て余しそう
>>518 通常動力の空母は2007年に退役した USS John F. Kennedy が最後の1隻です。
今は本土でモスボール(保管)状態だそうです。
これが再就役しているということは、転移前の世界は相当キナ臭いと思われます。
核動力の空母は、壊れたら廃棄する前提で使い倒すしかないのかもしれません。
空母もどきなら、ワスプ級強襲揚陸艦はVSTOLが運用できて通常動力です。
来年竣工予定のアメリカ級もVSTOL(ハリアーとF35B)が運用可能だとか
どちらもVSTOL機を6〜8機は詰めるから、立派な戦力だと思います。
521 :
創る名無しに見る名無し :2014/02/14(金) 23:17:32.23 ID:cJizyPr7
アメリカ級と聞いて、ギブミーチョコレートを思い出した… 誰かチョコ下さい…
別に年代設定を2014年と限定してるわけじゃないんだから、2007年以前に転移したってことでいいじゃん それに2014年と限定したとしても、根本的な問題として物語りの中の世界は現実世界ではないのですよ 例えどんなに現実世界と似てようがね なので多少の差異があっても何ら不思議ではない そもそも現実世界の国で異世界に飛んでいった所は存在しないのだし
それじゃ現在の現実世界を題材に取る意味がない アメリカを架空の国に置き換えるとか、作者が意図的に現実世界と差異を作ってることが伝わらないと 読み手には調査や確認が面倒くさがって手抜きしているのと区別がつかないから現実との差異に 盛大に突っ込まれて放り出されて終わる 結局作品にとっていいことはない
核動力の整備はできるだろ。 一品物として消耗品をコピーする程度なのだし 所詮は小型炉よ 燃料交換は難易度上がるけど 日本も高濃縮ウランは扱ったことあるし、大丈夫だろ
>>524 それは少々ノウハウの積み上げというものを軽視し過ぎじゃないか ?
526 :
創る名無しに見る名無し :2014/02/15(土) 09:59:50.04 ID:VoYhQh0G
どっかのチョン国みたいに、バラしたら組み立てられませんでした状態に陥るかも>燃料交換
>>513 「蒼海の尖兵」と「亜欧州大戦記」は
遅かれ早かれ満州かなり早く戦闘になる。瀋陽をどうするかが肝
(「蒼海〜」の満州は満州事変にソ連大規模介入→満州失陥…って設定なので
この蒼海世界の日本植民地は満州を除いたとこだけ)
下手すると状況「蒼海」は独とソ連を相手にする場合になる
ただしこの世界の独とソは史実どうり覆面友好なのですきをうかがっている模様
日本以外全部転移
転移した世界の文明レベルにもよるだろうけど パックス・アメリカーナの継続で、世界規模の新たなマニフェスト・ディスティニーの復活じゃないのか…?
日本「食べ物が魚だけになった・・・もうご飯をおかずにして魚を食うのいやだお・・・」
>>530 シナチョン他が完全に縁切り出来るんなら
マジ全然我慢できる
それにずっとそれって訳でもあるまい
>>530 そこで捕鯨ですよ!
うっとおしい環境保護団体ももういませんし、タンパク源確保という大義名分もある
現在の調査捕鯨みたいに南極海まで出張るのは無理でも、沿岸捕鯨でしたら何とかやれそうですし
そのうち給食のメニューに昔あった鯨肉が復活するかも?
ただこれって転移した先の世界の海に鯨がいるという前提ありきの案なんですよね・・・
そこに自衛隊を絡めるとすれば、鯨に酷似した海洋生物を聖獣として崇める種族との仲をとりもつ為に 海自の護衛艦を付近の海に配備して海賊を退治する事になった……とかなんですかね。
>>525 小型炉なら日本も実績あるし、4Sみたいな長寿命炉も建設段階
>>532 代わりにでかい海竜とかがいたりして
但しファンタジー生物らしく無茶苦茶手強いので狩りは命がけ
生命力が強いので捕鯨用のモリを打ち込んだ程度じゃびくともしないが
魚雷やらなんやらを使うと肉がミンチになって食えない上赤字になるとか
>>535 よし、捕鯨船に戦車砲を載せよう(提案)
ちょっとオーバーキル過ぎんよー まだL-90が残ってる…まだL-90が残ってない?
538 :
創る名無しに見る名無し :2014/02/15(土) 23:51:23.01 ID:1v3kdjjO
自衛もできて一石二鳥だな(白目)
簡単に搭載できるファランクス載せようぜ
捕鯨砲「俺だって電気銛を発射して鯨を感電死させることができるんだ! どいつもこいつも俺を役立たず扱いしやがってぇ!」(号泣) 他のみんな「いや、あんたが力不足だから俺達が出張ってきているわけで・・・」 まあ攻撃面は自衛隊の武器を載せればいいんだろうけど、問題は防御面なんだよなぁ 水中がホームフィールドだからかなりの高速で泳ぎそうだし、そんな奴にかち上げられたら よほど頑丈な船でない限りひどいことになりそう
次期主力捕鯨船装備 ・捕鯨用127mm速射砲 ・捕鯨用高性能20mmバルカン ・捕鯨用スタンダードミサイル ・捕鯨用アスロック ・90式艦対鯨ミサイル
>>535 つ[ダイナマイト漁、毒漁漁、化学薬品漁]
近傍で何かを爆発させて衝撃波で倒せばいい。
>よほど頑丈な船でない限りひどいことになりそう 戦艦長門を捕鯨船に改造するとかいう案があったなぁ 結局採用されず、ビキニで沈んじゃったけど
>>541 ・対鯨弾投射機(ヘッジホッグ再生産)
・捕鯨用爆雷&爆雷投射機
も追加で
中国人「食べれば、食べられるかが分かる」
>>548 食べられる海洋生物を横取りするような奴なら、それはそれで駆除しなけりゃなるまい?
帝國召喚だと海竜の肉を鯨代わりにしてたな
おっと、神州島での知的生命体狩りの話はそこまでだ
島戦争の日本は異世界で見つけたステラーカイギュウっぽいものを養殖してたな 異世界版海犬にいちゃもんつけられて面倒なことになってたが
異世界でもキチガイから逃れられない日本
敵国以外でも、島戦争で基地外でない国が珍しい ローリダとの開戦前に高飛車だったのに戦勝後に掌を返してきた諸国とか 「日本が助けてくれなかった!」と恨み言を言うノドコールとか 腐敗した政権と宗教基地外(前者の方がまだまし)で内戦の「友好国」とか 縁故でテロリスト支援国家とか、勝手に日本を国防計画に入れる「友好国」とか 19世紀レベルの癖に偉そうな破産寸前牝鶏国家とか
いやそうしないと話作れないでしょ 転移した先の国々は話がある程度わかって 多少の衝突も外務省レベルで対応可能で自衛隊の出番は内外の自然災害だけって話を 面白く書くのはかなりの力量がいると思うの 最悪スレ違いになるし 生き残るためだ!といって善良か普通の国家を侵略していく話ならいいかも でもそんな国家なら普通に投資や援助で開発した方が早いし楽かな?
自衛隊が侵略していく話なら、侵略されている所の住人か、侵略に反対する自衛官を主人公にした方が 盛り上がるんじゃ……まあ後者だとアバターになっちまうか。
>>556 正直ある程度インフラ・作物収穫技術法律等が整っているんなら
余程、ローリダみたいなとことか
>>555 な糞っタレ国家で無い限り
梃入れしたげつつ…なかんじで良いと思う…
つか最近見始めた「銀河連合日本」なんだど
ヤルバーンの方々とイチャイチャな日本だったらどうなってた事やら…w
(いや、全力全開なヴァズラーに手も足も出無いローリダ他が見たいワケ…ないですよ?(棒w )
海面上昇と食糧不足によって政治経済が半ば崩壊しかかって、疲弊した日本が転移 とかいうシチュエーションはどうよ? 海面上昇で陸地減少+世界大戦で転移以前から輸入ストップ+大量餓死者で人口激減+産業崩壊 を経た後、他国の支援で復興中に転移、てな感じで そのまま国家滅亡以外選択肢が無さそうな気がしないでもないが・・・
正直言って「思いついたけど誰もやらなかった事」のような希ガス
日本ヘイトだと叩かれるのが落ち。 そんな状況では作者のモチベーションも長続きしにくいだろう。
それこそお人よし宇宙人がやってきてテコ入れして貰い…にでもならんと どっちみち詰み確定だな
>>561 別にヘイトのつもりじゃなくて「そーいう状況」だと侵略とか紛争にもっていきやすそうだなあ、と思ったのよね
まあ、そこまで日本を崖っぷちの状況に立たす必要はないかもしれんが
>>558 > つか最近見始めた「銀河連合日本」なんだど
それ、文章を書き慣れてない人みたいだけど
話自体はおもしろいね
話の転がし方がうまい
ということは、
書き慣れてないというより
書き飛ばしてるだけか
>>563 私自身は別にヘイトだなんて思ってないですよ。
ただ、必ずそういう人たちはいるもんでね。
特に異世界と繋がったり、転移したりなんてとんでもないことが起こっているんだから、
転移の影響で本土が天変地異に見舞われてそれこそ滅亡寸前になってみたり、
まるで違う法則の働く世界と繋がって、蓄積してきた科学技術が役に立たなくなってみたりなんて
逆境も十分ありだと思います。
>>565 >まるで違う法則の働く世界と繋がって、蓄積してきた科学技術が役に立たなくなってみたり
それやると始まると同時に話が終わるんじゃね?
それこそ細菌1匹残らないよ。
>>565 考えた本人は逆境とかではなく
日本を「正当」な理由を持たせて敵対勢力と戦わせる際の言い訳でこんなのどーかなーと思って言ったんけどねw
568 :
創る名無しに見る名無し :2014/02/18(火) 00:05:00.02 ID:yAcO/iYx
日本がガンガン侵略するレベルのことって何だ
文化侵略はガンガンしてるんじゃない?
>>569 この時代で文化侵略ってのはアメリカレベルで影響与えてないと言えないんじゃないか
現代日本や自衛隊が歯が立たないような逆境を描いて、なお読者を引っ張っていける 面白いストーリーを編み出すのは簡単なようで難易度は高い
>>571 滅亡するのと滅亡寸前の逆境から始まるのは全然違うと思うんですけど(名推理)
まあこのスレで需要があるタイプではないだろうけど
そもそも異世界に単独で転移した時点で日本はかなりの逆境に置かれている事になるんだよなぁ そこにさらなる追い打ちがあった場合、立ち直ることも出来ずに滅亡一直線かも あと異世界への通路が出来た影響で日本がボロボロになった場合、いろんな国が適当な理由をつけて 日本に軍隊を送り込んだ挙句、最後には日本を戦場に通路争奪戦を繰り広げそう
でも
>>1 からして「ハイテク兵器 vs 剣と魔法」とあるし、現代のハイテク兵器と互角に戦える剣と魔法の使い手が
揃ってる軍隊とぶつかるのも、それはそれで逆境のような気がする。
>>そもそも異世界に単独で転移した時点で日本はかなりの逆境に置かれている事になるんだよなぁ。 例えば島戦争の場合だと、日本だけではなくローリダやエウスレニア、ノイテラーネ等、 あの世界の全国家は、それぞれの属した世界から個々に飛ばされて来たって設定になってるね。
ちょうど列島大戦NEOジャパンが完結したので、 列島大戦の日本が戦中ではなくファンタジー世界に遭遇するのもいいな
列島大戦の日本が島戦争世界に…ってのもいいな 処で某憂鬱のとこで知ったが あのアメリカでさえ全然取れない資源・物資が有ったと聞いたがこれマジか? ぶっちゃけゴムとか他… それに「インフラが西に行くほど大変…」という事実等
転移よりゲートみたいに繋がるタイプがいいな 列島大戦の日本なら諸外国の干渉を防げるわけだし
別に列島大戦に拘らんでもええだろうに・・・ 大体スレタイからして基本は転移するのが前提なんでねーの まあ石動さんの作品みたいにゲートタイプもあるけど
>>578 あれは、津波で東海岸が壊滅するような脳足りん設定があったり
日本ツエー、アメリカsage話なので、推して知るべしだろ
>>578 そらまあ、西のほうは相対的に(東より)歴史が浅いわけだし、開発が進んでないといわれるとそうかもなという感じではある。
アメリカ「天朝に足りないものなど何もない」(ドヤ顔)
>>578 ゴムなら南米で生産してるね
アメリカのみなら自活できない資源はあるだろうが、
南北アメリカ大陸全体でとなると、だいたい揃うんじゃないかな
あと、アメリカの西半分はロッキー山脈
そんな場所にインフラなんて、大変とか言ってるレベルじゃない
アラスカ「あ、あの...」
>>585 なんだね?言いたい事があるんならハッキリ言いなさいアラスカちゃん
おじさん全然判んないよ?w
アラスカがファンタジー世界の南国に飛ばされました
588 :
創る名無しに見る名無し :2014/02/20(木) 15:20:27.75 ID:vZuH7yKV
>>587 異常な豪雪による観測機器ダウンからの転移、まで妄想した。
農耕可能になったのはいいかも だが大統領がサラ・ペイリンだった日には……
あまりに急すぎる雪解けで壊滅的な被害受けるんじゃねぇか?
>>559 島に転移したのが銀河連合日本の日本なら
それこそ元地球世界のしがらみとか無いんだから
ハイクァーン使い放題だろ?
それどころか完全に輸出国家として島世界を経済で牛耳る事が出来る
気違い狂犬国家がコナ掛けてきたらそれこそそれを大義名分的に
「防衛戦争可能」だな
気候変わろうが農業インフラ0から農業やるってメッチャ気長いな
594 :
587 :2014/02/21(金) 12:10:37.43 ID:CfzEOIzl
南国は危険か、地球における英国辺りの位置ならどうだろ アラスカ国は警備代と引き換えに食糧輸入及び敗戦国から農奴を奪う感じで
英国も北大西洋海流で温暖だが、位置はかなり北なので本来なら酷寒 気候がイギリス並みでも泥濘は避けられないな 農奴は要らないと思う 機械の方が早いし楽だし、資源だけ貢がせた方がいい
転移先惑星の気候、公転周期、地軸の傾き、海流、緯度経度、 陸地の配置(多島海、超大陸、現在の地球型)、生態系、大気組成、etc... ここら辺の要素は厳密に考察すると色々と大変だから各作品はスルーしてるんだろうけれど。 このテーマだけで作品書けるよなぁ。
スタートレック好きとしてそういう要素は大好きなんだが、自衛隊絡めないよねそれ…
と言うかそこらへんを主題にするのならもう転移いらないよな 普通にスペオペ物で惑星調査に来たという名目だけで話が書けるw
強引に絡めるなら惑星調査団の護衛として派遣された自衛隊と原生生物or住民との抗争とか? あれ?これなんてロストプラネット?
>このテーマだけで作品書けるよなぁ。 島戦争はスロリアがあの位置で南国のようで、その癖ノドコールにはしっかり冬が来る というので気候がよく分からんな それはそうと朱き帝國が怒涛の更新中 作者はひねろうと考えていたが、結局そのまま出したらしい あれでもよくやったよ
>>597 自衛隊が関われないということもないのでは?
転移先の科学的、文化的な調査は重要項目だと思いますし
F世界の古代遺跡調査のため、ダンジョンに挑む
自衛隊&科学者と考古学者&現地人冒険者の混成チーム・・・。
異世界転移した日本…………がゲートによって地球と繋がる。 戻れなくてがっかりするが、F世界と地球の交易の仲立ちをして利益を得ようと努力する。 地球の動物園にF世界の生物がおさめられたりして。
>>602 バイオハザード的展開が容易に予想できた
まとめwikiとそのリンク以外でおすすめ教えろや
>>603 「この子がゾンビですよー、かわいいですねーよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし!!!」
606 :
創る名無しに見る名無し :2014/02/24(月) 20:48:32.95 ID:dMFgNYdV
頭を撃て
動物園のゾンビはお腹いっぱいなので襲ってきません。
608 :
創る名無しに見る名無し :2014/02/24(月) 22:47:38.60 ID:r7/p0Flf
ある程度の福利厚生がしっかりとしていれば、珍しい部類のF世界の住人は興業従事者として働くんだろうか?
609 :
創る名無しに見る名無し :2014/02/24(月) 22:54:29.37 ID:vX/FgjoR
異種族の日本領域内での扱いってどうなるんだろうな
>異種族の日本領域内での扱い 国交がある前提であれば先例に倣って外国人の扱いに準じるんだろうが・・・ 魔法とか飛行能力とか従来にない特異能力が発揮されることに目をつぶるわけにはいかないから 平行して国内の公安警察組織や自衛隊・海保に対策組織を設けるのとセットだろうな。 たとえば術者が手ぶらで国内に入ってもゴーレムなら「現地調達」でテロができる、と考えれば警察にも ゴーレムかそれを想定した鎮圧手段が要る ロボットとゴーレムを融合させた労作機 折からの石油・電力不足を背景に魔法技術の産業への導入・融合が各方面で急がれ、それはロボット・ 建機メーカーも例外としなかった。 当初は建機の車体上にゴーレムのアームを取り付け、車体オペレーターの隣で術者がスペルを唱えて アームを動かすといった二人羽織じみたいかにも不出来なものだった。 しかしプログラムを魔術語に変換して自律型ゴーレムのコアに投入する「魔術語コンパイラ」技術の開発 により建機とゴーレムの融合は一気に進展し、労作機は日本各地に普及していった。 だが国内景気は不安定であり、世情は荒れ、しばしば労作機を使用した暴力犯罪が多発するようになった。 高性能化した労作機はしばしば警察の手に余り、ある立て篭もり事件では自衛隊の出動が真剣に検討 される事態にまで発展した。 面子を潰された警察庁は、機動力と鎮圧力に特化した特殊労作機を導入し、首都圏の治安維持を宣言 するのだった。
パトレイバーの誕生である
対魔法テロ用に首都圏治安警察機構を設立しよう(提案) ついでに科学技術と魔術を組み合わせたパワードスーツを首都警と自衛隊に配備しよう
米軍の多脚ゴーレムがエレベーター前に居座ってて全滅するんですねわかります
ロボット相撲ならぬゴーレム相撲とか。バトリングみたいに興業として成り立つかな? 操る魔法使いが“客受けするように”と、ゴーレムのデザインをアニメのロボットのようにしたりして。
そもそもゴーレムってどんなんだっけ?
某銀河連合日本のヤルバーンさんと旨く交流して 技術・政策を劇的に変更し政治・軍事・治安等が御都合的に旨く行った日本が 異世界転移したらどんな流れになるかな?
>>615 マジレスするとユダヤの秘儀で造られた泥人形。
ゼロ魔に出てきたフーケのゴーレムが一番本家に近いんじゃ。
だが実際の伝承では、そんなにデカいわけではないらしい。
X-ファイルに出てきたゴーレムも人間大だったし。
石だの鋼鉄だのといった素材の“巨大な”ゴーレムは後世のフィクションからの影響か。
ギリシャのタロスも青銅製だが人間と変わらないサイズらしいしなあ。
618 :
創る名無しに見る名無し :2014/03/02(日) 22:59:49.42 ID:CNeYGOUp
>>616 露骨だなあそんなにその作品読んで欲しいの?
>>617 ゴーレムを自力移動できる人間大の土嚢と考えると弾除けとしては非常に優秀だよな。
スレイヤーズだとその辺から作った土や石のゴーレムを組み合わせて即席の砦とかにしてたな 手軽に作れるなら工事の手間を省いたり素材の運搬方法としても使えるかも
核土木工事に変わるクリーンなドラ股土木工事
>>617 フーケのゴーレムはM72LAW一発で撃破されたがな!
もしハガレン世界に日本が転移したら。 あの世界航空戦力皆無だから空自無双だろうが、陸自の場合は人間兵器の国家錬金術師がいるからなあ。
>>623 15榴とMLRSの遠距離砲撃で対応すれば
鋼の錬金術師は、初回放送の最終回近辺がある意味このスレだったな ゲートが開いて、エドが着いた先は第一次大戦中のロンドン チャーチル(当時は海軍大臣)やアインシュタインも名前だけ出て来たし、ナチの原型も出て来た
ご無沙汰しています。 春将軍と大陸からの刺客に敗走を重ねております。 戦力の逐次投入になりますが、出来たものから投下します。
ブンガ・マス・リマ東方4q 陸自物資集積所 2013年 1月6日 16時27分 「良いですね、安芸三曹。とても良い」 ひどく乾いた咳込むような短い銃声が、驚くほど近くで響いた。目の前の巨漢の胸の中央に赤い染みが生まれる。憤怒の表情を浮かべたドフター族は、胸に受けた衝撃にぐらつきながらも前へ進もうとしていた。しかし、その直後に彼の右目付近は石榴のように爆ぜた。 この時になって安芸はようやく背後を振り返った。負傷したエリサが座り込む向こうに、風にそよぐ柳のような印象の男がM4カービンを構えていた。ツーマンセルを組む隊員と油断無く周囲を警戒し、安芸たちを援護できる位置に着く。 周囲ではやはりM4カービンを構えた隊員たちが、陣地に突入してきたドフター族を駆逐し始めている。その動きは完全に統率されており、澱みも迷いも無かった。慌てふためき逃げ出そうとしたドフター族が、額を撃ち抜かれて倒れる。どこかに狙撃手がいるらしい。 「何とか間に合いましたね。よく頑張りました」 安芸はその声に覚えがあった。ただ記憶の中にある声の主と、目の前の男が同一人物だとは到底思えず、安芸は目を白黒させた。 「す、鈴木二尉?」 「正解です」 ブーニーハットのつばの下、ドーランで擬装されたその顔は、確かに陸自通信教導隊所属を名乗って〈ゆら〉に乗艦していた鈴木二尉のものだった。糸のように細められたその瞳は穏やかな光を讃えている。 柔らかな物腰は〈ゆら〉の甲板で話したときのままであったが、安芸の細胞内に刻み込まれた訓練の記憶が目の前の男の本性を敏感に察知していた。 「……特戦群だったんですね」 「君のその反応を見るに、我々の擬装もなかなかのものだったようです」 鈴木二尉たちは、通常の隊員とは明らかに異なる装備を身に着けている。彼らが迷彩服3型の上にプレートキャリアを装着し、構える小銃が89式小銃ではなくカスタムされたM4カービンである時点で、安芸はその正体の見当をつけていた。 陸上自衛隊特殊作戦群──陸上自衛隊員16万人の中から選りすぐられた最精鋭の特殊部隊である。第1空挺団を始めとする猛者ぞろいの習志野駐屯地内においても一際異彩を放つこの集団は、1998年の研究開始から現在に至るまで、日本国内外で密かに刃を研ぎ続けていた。 その任務の性質上、部隊の詳細は秘密のベールに包まれ、噂話が僅かに漏れ聞こえる程度である。だが、安芸は確信した。目の前の男は、間違いなくその一員であった。 何より彼らの戦いぶりが証拠だった。へたり込んだ安芸の目の前で、いとも容易く──それこそ朝のゴミ出し程度の仕事であるかのように──彼らは次々と敵を屠っていった。 一人一人が優れた狩人にして戦士であるドフター族にとって、それは悪夢のような出来事であった。
突如現れた敵兵は恐るべき兵たちだった。猪を絞め殺すほどの力を誇ったドフター族の戦士、ボリゾンは頭を吹き飛ばされ死んだ。周囲の同族たちもまた次々と殺されている。 キコイロに打つ手は無かった。 敵は誰一人として一人では無かった。常に仲間同士で互いの死角を守り、一つ処に止まらず、ドフター族の戦士たちを押し包むように動いていた。キコイロたちの抵抗を嘲笑うかのように敵は攻撃を加え、その呪具(彼にはそう見えた)が火を吐く度に仲間が倒れていった。 奴らは繋がっている。キコイロは戦慄した。まるで巨大なヒュドラを相手にしているようだ。信じられん。元々陣を守っていた連中とは格が違う。やはり悪魔に違いない。 それでも、諦めを知らない狩人である彼が新たなシェイドを召喚しようと印を組んだその時、目の前に敵兵が現れた。砂浜にもかかわらず、全く上半身をぶらさずスルスルと迫るその姿は、まるで森の化身のような緑の斑色をしていた。 キコイロは己を殺すであろう敵兵の顔を見た。黒土色のその顔は、奇妙に平坦で輪郭がはっきりしなかった。眼光だけがキコイロを射抜いている。そこに、如何なる感情も見出すことが出来なかった。およそ人とは思えない。 もしや、こやつらは露霊ドフターの化身ではないのか? なれば我らが敵わぬのも道理。愚かなことをしたものだ。 そこまで考えたキコイロは、胸に激しい熱を覚えた。視界が赤く染まり、地面が消え失せた。 「集積所内の敵兵、掃討完了」 「了解。損害は?」 「無し。守備隊の負傷者を収容しました」 「外縁部に警戒線を構築。警戒に当たれ」 鈴木二尉は手短に命令を下すと、安芸の傍らに片膝をついた。もとより細い目を糸のようにして笑う。そうすると、さっきまで纏っていた鋭い古刀のような殺気がスッと消え去った。 「物資集積所が攻撃を受けたという無線を受けてすぐに引き返したんですが、会敵を避けながらだったので少々時間がかかってしまいました。危ないところでしたね」 「危うく全滅する勢いでした。そういえば陸自管理小隊の松井一曹は無事ですか?」 「ええ。周辺の味方は全て救出しました。敵はどうやら狩猟民のようですが──」 鈴木の言葉を受けて、隣でラウラから肩の治療を受けていたエリサが口を開いた。 「ドフター族だ。森の露霊を崇める瓢悍な部族だ。我らとは仲が良いとは言えぬ。やっかいなことだが、奴らの精霊魔術は侮れん」 「では、先ほどの『暗闇』も?」 「闇の精霊を喚んだのだろう。あそこに遣い手が転がっている」 エリサが視線を向けた先には、小柄な男が目を見開いたまま倒れていた。 「なるほど。敵情にあった『義勇兵団』ですかね……」 鈴木は何か思案するような表情を浮かべた。エリサが背筋を伸ばし、そんな彼を真っ直ぐ見つめながら言った。 「スズキ殿。救援感謝する。貴殿らの後詰めなければ我らはここで果てていた……それにしても貴殿の隊は恐るべき手練れ揃いだな」 エリサは感心したように言った。安芸は心中で(そりゃそうだ。特戦群だぜ)とつぶやいた。 「いえいえ。我々もまだ未熟です。同業者のトップに追いつくには、やることも多い」 「ふむ。謙遜も度が過ぎると嫌味だぞ」 そう言ってエリサが笑った。その笑みには敬意と感謝が表れている。鈴木二尉も笑っていた。それは、とても自然な笑顔で、安芸は少しだけ面白くないと思った。どうしてだろう? 彼は自分の中に生まれた感情に戸惑っていた。嫉妬? いや、何か違う。そんな感情じゃあない。俺は……。 そんな時だった。
「アキ殿。貴殿にも感謝を」 安芸は意表を突かれた。慌てて顔を向けると、そこには朗らかに笑うエリサの整った顔があった。 「い、いや……結局俺じゃあ守りきれなかったわけだし、感謝されることもない、です」 「わたしは確かに貴殿に救われた。それに、結果が問題ではない。その心映えに礼を言いたいのだ、わたしは」 安芸は顔が熱くなるのを感じた。くすぐったいような、嬉しいような、そんな気分だ。 にこにこと笑いながら、鈴木二尉が後を受ける。 「そうですよ、安芸三曹。窮地においてあきらめないこと、それが大切なのです。君にはそれがあった」 鈴木二尉の言葉を聞いた途端、今度は安芸の身体の真ん中が熱くなるのを感じた。久しく無かった感覚だった。 「ただし、まだまだです。足が動かないくらいで考えるのを止めてはいけません。最期の最期まで、全てを用いて敵を倒し生き残ることを考え、行動しなさい」 「はいッ!」 諭すような鈴木の言葉に、安芸は年齢相応の初々しい調子で返事を返した。エリサはその様子を穏やかな表情で見ている。 「さて、我々は出発します。ようやく味方が反撃に出るようです。この周囲はもう大丈夫でしょう。君は海自隊員をまとめて、態勢を整えなければなりません。母艦の皆さんも心配している」 北西の方角から73式装甲車が砂塵を巻き上げながら走って来ていた。陸自の救援部隊らしい。態勢を立て直した後方支援隊の隊員も、周囲に展開を始めている。 安芸は鈴木二尉に尋ねた。 「どこへ行くんですか?」 その問いに鈴木はニヤリと笑った。 「私たちは通信教導隊ですからね。そりゃあ、広域通信設備の適地を探しに行く。そういうことにしておいて下さい」 全く白々しい口調だった。奥地に入っていくことに間違いはないのだろう。しかし、それは通信設備の適地探しなどという任務では有り得ない。後方攪乱や長距離偵察、もしかしたら人心獲得作戦に就くのかも知れない。 安芸はそれがあまりに過酷な任務であることを思い、身震いした。ここは地球上ですらないのだ。 思わず背筋が伸びる。 「了解しました。どうかお気をつけて!」 「ありがとう。将来、君がこちら側に来ることを期待していますよ。じゃあ、行って来ます」 鈴木は事も無げにそう言うと、高機動車に乗り込みあっという間に森の向こうへと消えていった。集積所の周囲を一分の隙もなく固めていた他の隊員も、いつの間にか居なくなっている。その手際が鮮やか過ぎて、安芸は思わず吹き出してしまった。 鈴木の言葉に想いを馳せ、苦い笑いを漏らす。森の方角を見つめる。安芸は思った。 俺はもう『そちら側』には行けないんですよ、鈴木二尉。 「何という根腐れ顔をしているのだ」 ドスン。結構な勢いで背中をどやされ息が詰まった。エリサの掌だ。負傷していたはずだが、すっかり治ってしまっている。戦衣は破れ真っ白な肩が覗いていたが、傷痕はどこにも見当たらない。 「ん? これか? ラウラは枝隊一の癒し手だ。我ら西の一統を見渡しても、なかなかのものだぞ。そういえばアキ殿も怪我をしていたな。見てもらうといい──ラウラ」 「はい、ヤラヴァ百葉長」 エリサに呼ばれ、控え目な印象の少女がしずしずと前に進み出た。そのまま安芸の身体に手をかざし、何かを唱え始める。安芸は居心地悪そうに固まるほか無かった。 密かに彼の腰は抜けていたのだった。張り詰めていたものが途切れたからだろう。どうやっても立ち上がれそうにない。情けない限りだったが、どうしようもない。 安芸は祈った。どうか皆が気付きませんように。だが── 「ふむ。アキ殿はまだまだ苗木だな」 どうやら、この辺りに安芸英太3曹の願いを聞いてくれそうな神様はいないようだ。安芸はエリサの意地悪い笑い声を聞きながら思った。 八百万の神様もサポート圏外か。そりゃ、ここは異世界アラム・マルノーヴだもんな。
一旦切ります。あと半分ありますが、仕上がるまでもう少し。出来次第投下しますので、書き込みによる連投規制回避に御協力頂ければ幸いです。
632 :
創る名無しに見る名無し :2014/03/07(金) 22:18:47.31 ID:vLZweJaN
石動氏、投下乙です。 なんかおかしくなっていたので、もう氏の作品の続きが読めなくなるかと危惧してました。 補給陣地の窮地を救った特選群隊員ら。 そして彼らは新たな任務に。 次もお待ちしております。
乙でした 仕事の疲れが吹っ飛ぶわ いくら狩猟とはいえ、相手は人殺し(以外もだが)のプロだものな 近代までに近接戦で人を殺す手段も発展しているし 特戦群の潜入任務に期待
投下乙でした 特殊作戦群の登場で集積所の敵は片付きましたけど、相変わらず空は敵のものですし 市内では戦闘が続いているんですよね 残りの敵に対する自衛隊の反撃が待たれるところです
ブンガ・マス・リマ東市街 2013年 1月6日 16時15分 『魔獣遣い』バクーニンは、苛立っていた。顔に当たる合成風すら気に入らない。彼は蛮都ブンガ・マス・リマの上空を翔る翼龍の背で、地表を逃げ回る小癪な蛮族どもを追い立てていた。 鈍い痛みがこめかみに響く。頭が重く目の焦点も乱れがちであることをバクーニンは自覚している。彼は腹に力を込めると、強引にそれを無視した。理由は分かっていた。 「ちょろちょろと逃げ回りよって! いい加減観念せぬかッ!」 彼の追っている蛮族どもは、商都の路地を無様に逃げ回っている。ワイアームの圧倒的火力の前にそれは当然のことなのだが、問題はなかなか止めを刺せないことであった。 やたらと早く動く馬車を用いる敵は、巧妙にワイアームの火焔攻撃を避けながら、光る飛礫を打ち上げてくる。 思わぬ反撃を受けたワイアームは、当初の三個編隊15頭から、1頭が墜とされ2頭が彼の支配下を離れてしまっていた。 屈辱という他はない。 『魔獣遣い』は、特殊な魔術を用いて通常は御する事が不可能な魔獣を使役する者を指す。彼らが使役する魔獣は多岐に渡っている。戦場での有用性に目を付けた帝國本領では今も様々な試験が行われていた。 剣歯虎やヘルハウンド、人喰鬼に並ぶ帝國南方征討領軍主力としての地位を誇るのが、バクーニンたちの操るワイアーム(有翼蛇)である。 魔獣と『魔獣遣い』は思念波で繋がっている。魔獣は『魔獣遣い』の送る思念波の支配を受け行動する。その数や巧拙、思念波の到達範囲などは全て『魔獣遣い』本人の能力に依存する。 よって、技量卓越した『魔獣遣い』に操られた魔獣は、恐るべき兵器となった。 しかし、欠点も存在する。有る程度の感覚を共有することが出来る(彼らは使役する魔獣の視覚から情報を得られた)ことは、利点でもあったが彼らに大きな負担を強いた。 二つの感覚は人間を容易く疲労させる。そして、使役される魔獣に危害が加えられると、その際に魔獣が発する『悲鳴』が、『魔獣遣い』本人にフィードバックされてしまうのだった。 この感覚は『魔獣遣い』大いに不快な感覚であり、場合によっては彼らに積極的な交戦を厭わせる要因にもなっていた。 バクーニンは、蛇に幾度も襲撃機動をとらせていることによる疲労に加え、蛮族の反撃による被害に頭蓋を痛めつけられていたのだった。 「どうだ! やったか!?」 大路を逃げる蛮族に緩降下攻撃を終了した4頭編隊が上昇に移る。細長い胴体をくねらせて飛ぶワイアームの下の路上では、火災が広がっていた。その様子を斜め上方から見下ろすバクーニンは、先程までとは異なる手応えを感じていた。 (此度は敵のかなり近くに弾着したぞ)ワイアームのガラス玉のような瞳を通して伝わった映像では、火焔弾が敵の車列のすぐそばに降り注いだように見えていた。 ワイアームが左に旋回し、高度を稼ぎ始めた。彼はその編隊に到達すべき高さを念じた後、上空で待機中の蛇に意識を向けた。火災が起きている辺りを見下ろす。路上で馬車が燃えているように見えた。横転した車のようなものも見える。 ええい、煙が邪魔でよく見えん。バクーニンはもどかしさに苛立ちを強めた。 「おい、高度をさげろ!」 バクーニンは勢い込んで叫んだ。前の鞍に跨がる翼龍騎兵が革製外衣で着膨れた身体をひねった。 「バクーニン殿。それは危険です。敵の飛礫が届きます」 「莫迦者! それぐらいは分かっている。上手く加減せよ。この位置では遠すぎて敵が見えぬと言っているのだ」 「は、しかし……」 バクーニンは激昂した。翼龍騎兵の耳元で怒鳴る。 「貴様等、何のための護衛か! 我に仇なす敵を屠るのが役目では無いのか! 臆したか!」 辛辣な言葉に騎兵の顔色がさっと紅潮した。 「そこまで言われては、翼龍騎兵の面目が立たぬ。我らが臆病者でないことをお見せする!」 言うやいなや、翼龍騎兵は手綱を引いた。翼龍はひと鳴きすると、薄く大きな翼を縮めると左へ胴を傾ける。バクーニンの顔に当たる合成風の勢いが増し、耳当てを突き通してひゅうひゅうと風の音が耳に響いた。 バクーニンの乗騎を中心に綺麗な陣形を組んだ翼龍騎兵たちは、見事な機動を描いて燃え盛る商都へ高度を下げ始めた。 (つべこべ言わずやればよいのだ。莫迦め) バクーニンは心中で騎兵を罵りながら、ワイアームに思念波を送った。彼は尊大で傲慢な漢だが、直接地表近くを飛ぶような莫迦ではない。待機中の編隊に大路を低空で飛ぶよう指示を出す。 それは地球側の戦術で言えば、ガンカメラによる戦果確認に相当するだろう。もちろん、戦果不十分であれば、そのまま襲撃を実行すればよい。バクーニンはそう考えた。
炎を激しく吹き上げながら、高機動車が鉄くずに変わりつつあった。火焔弾の直撃を喰らい、荷台が溶けている。右タイヤが熱でパンクを起こし、車体が大きく傾いでいた。 路上は敗北を絵に描いたような有り様であった。高機動車の前方には、放置された荷物に乗り上げ横倒しになった軽装甲機動車があった。バクーニンが有翼蛇の視界越しに確認したのはこの風景である。周囲には人影が点々と倒れていた。 軽装甲機動車から数メートル先の民家が大きく傾いでいる。一階の商店部分が何か大きなものが突っ込んだのだろう。酷く壊れていた。その、一階部分で何かが動いた。 「──行ったか?」 「大丈夫です、やり過ごしました」 「ヤバかったな」 慎重な態度を崩さないまま、ひとりの男が顔を出した。迷彩柄の88式鉄帽が左に傾いていた。彼──権藤二曹はもう一度周囲を確認すると、ようやくがれきの中から這い出した。 右手をあげる。そうすると、周囲の民家やがれきの中から、ぞろぞろと陸自隊員が現れた。炎上する高機動車や、軽装甲機動車に乗っていたはずの男たちである。 「畜生、燃えちまった」 陸士のひとりが幌のあらかた焼け落ちた車体を見て言った。 「仕方ねぇよ」別の隊員が渋い顔をする。 彼らは、小隊長川島二尉の指示で、あらかじめ車両を放棄し、民家に退避していたのだ。そのおかげで彼らの体と必要な装備は無事であった。しかし、彼らの周囲には命を落とした民衆の無残な姿がある。助かったことを素直に喜ぶ者は誰一人としていない。 「おい、感傷は後にしろ。小隊長が囮になっているんだ。時間がない」 権藤が部下をどやしつける。隊員たちは埃まみれの体を払うひまもなく、崩壊しかけた商店に駆け寄った。商店を破壊したのは敵の有翼蛇ではなかった。 そこには96式装輪装甲車がめり込んでいた。丁寧な擬装を行う余裕を失った彼らは、家屋にめり込ませることで有翼蛇の目を逃れたのだった。 後部ハッチが開けられ、中から筒状の装備が引っ張り出される。合計で3本が取り出され、隊員たちがごそごそと操作を始めた。 「権藤二曹。準備出来ました」 彼らが準備したものは、91式携帯地対空誘導弾であった。電源が投入され、シーカーが冷却を完了する。 91式携帯地対空誘導弾は、国産の携帯式防空ミサイルシステムである。赤外線パッシブ誘導と可視光画像認識を組み合わせた意欲的なミサイルシステムで、普通科や機甲科の自衛用対空火器として装備されている。 防空火力に乏しいマルノーヴ先遣隊におけるささやかな『傘』であった。
権藤は黒煙の向こうにあるはずの青空へ双眼鏡を構えた。肉眼では小さな点だが、拡大された画像では羽根を持つ生き物とその背に跨がる人間の姿が確認できる。 川島二尉と権藤二曹は、敵の有翼蛇は何らかの手段で誘導を受けていると推測していた。そして、おそらくそれは戦場の遙か上空を旋回する何者かによるものであろう。彼らの意見は一致している。 権藤は傍らの若い陸曹に尋ねた。小隊一射撃が得意な男だ。 「殺れるか?」 「機関銃は無理ですね。当たりません。PSAMなら届きますが、奴らかなり機動性が高いです。かわされるかも知れません」 「かわされたら、反撃がくるな。そうなったら全滅だ」 権藤は唸った。射手の意見は正しいように思えた。彫りの深いくっきりとした顔立ちを歪め思案する。あと一手。敵の意表を突くための何かが必要だ。91式の性能に不安は無い。だが、敵の能力も分からない。 権藤は無線手を傍らに呼び、隊内系で囮役を買って出た上官を呼び出した。歪んだ音声が返ってきた。揺れる車内のエンジン音と運転手の罵声が聞こえる。信じられないことに声色は楽しげだった。驚いた。えらくハイな状態だ。何考えてやがる? 『おう! どうだ?』 「小隊長! このままじゃ撃てませんよ」 『分かって──こらそこ右だ右! すぐ後ろについてんぞ! 状況はわかっている。確実に当てんとな』 「どうするんです?」 何かが壊れる音が無線機の向こうで聞こえた。権藤は流石に心配になった。 『あと、五分待て。奴らをびっくりさせてやる。……権藤二曹、敵に指揮官らしい奴はいたか?』 「おそらくそうだろうという奴なら」 『よし。敵が乱れたら3基とも撃て! 成功ならよし。失敗ならその場からにげること!──よし、おいあそこだ! あそこに突っ込め! ビビるなよッ、お前族上がりだろうが!』爆発音。 「小隊長?」 『……敵が乱れたら撃てよ! 頼むぞ権藤、終ワリ!』 頼むぞってなぁ。小隊長あんたどうやって敵を驚かせるつもりなんだ? 権藤は半ば呆れる思いだった。しかし、他の隊員と同様に真面目で人並みに優しい男である彼は、街を襲い続ける敵を倒すために手を抜く訳にはいかなかった。長年の勤務で鍛えた大声で部下を動かす。 「五分後に敵を撃つぞ! 携SAM射手は向かいの屋根に上がれ。他は周辺警戒。もたもたするな! 小隊長を殺す気か! 装甲車はまだ動かすな。建物が崩れちまう」 権藤二曹に怒鳴られた隊員たちは、大急ぎで射撃準備を整えた。
支援スル
第2小隊長川島二尉は、揺れる73式小型トラックの車内で、端から見ればこれはどうかと思われるほどの明るい態度で指示を飛ばしていた。 後方確認のため幌を取り外したことで、彼の目からは迫り来る有翼蛇がよく見える。73式の後ろには高機動車がタイヤを鳴らしながら続いていた。 「来たぞ来た来たッ! よし逃げろ逃げろ!」 川島は右腕を振り回しながら運転手を急かした。運転手は半ばハンドルにかじりつくような姿で、前方を見つめている。商都の路上は整地されてはいたもののあちこちに物が散乱していて、気を抜けばたちまち横転だ。 運転手の血走った瞳は大きく見開かれ、口からは「もういやだ、もう沢山だ……」という呪詛に似た呟きが漏れていた。 有翼蛇の編隊は、20メートル程の高度を背後から迫っていた。不気味にうねる姿が急速に大きくなる。川島は慎重に距離を測ると前を向いた。道が左右に分かれている。左の先はちょっとした広場になっていた。 「もっと発煙筒焚け! 発煙筒!」 川島が手振りで示すと、高機動車の隊員が荷台で手持ちの発煙筒を点火させた。幌の隙間から赤い煙が濛々と立ち上る。僅かでも視界を誤魔化せられれば。川島は願った。敵が光学系による誘導をしているかどうかも不明だったが、やれることは全てやるつもりだった。 「左へ行け!」 半ばヤケクソ気味に運転手がハンドルを切り、車体が大きく右に傾いだ。有翼蛇はすぐそこだ。金切り声が響き、くぐもった飛来音が聞こえた。 来た! 彼がそう認識するのと同時に熱風を伴った赤い光が頭のすぐ上を通過し、73式小型トラックの前方5メートルに炎の柱が起立した。 「ひいぃいい!」 運転手が情けない悲鳴をあげる。黒煙混じりの火柱は炎の壁となって73式小型トラックを包む。フロントガラスが赤熱し、ゴムの溶ける焦げた臭いが鼻腔を突いた。肌が焼ける感覚が、彼の焦燥感と奇妙にシンクロしていた。 このまま逃げ切れる筈も無い。それは分かっている。炎の壁を抜けるのと同時に一瞬空が暗くなった。手の届きそうな高さを、有翼蛇が追い越していく。ぬめるような光沢の鱗が川島の原初的な嫌悪感を喚起した。 車体の振動が激しくなった。それも、不規則な揺れに変わっている。 「タイヤをやられました。この速度では走れません、小隊長!」 煤で真っ黒になった運転手が悲鳴のような報告をあげた。前方には広場。有翼蛇は? くそ、また引き返してくるつもりだ。余程しつこい奴だな、操っている野郎は。 仕方ない。いい加減覚悟ってやつを決めるか。 川島の73式小型トラックと高機動車は、広場に進入するとよたよたと停止した。車内から慌てて隊員が飛び出でてくる。パンクした車両は、捕食者から逃げるのに疲れ生きるのを諦めた草食動物の姿に見えた。 バクーニンに操られた有翼蛇の編隊は、第2撃目の4頭が進入経路に乗りつつある。もう編隊と呼ぶに値しない程乱れた横陣ではあったが、地上を焼き払うのには充分だった。地上からの反撃は無い。 川島は、傾いた73式小型トラックの荷台に立ち、自分に向けて突っ込んでくる有翼蛇を睨んでいる。足が震えるのが分かる。 奴らの吐く炎はナパーム弾──油脂燃料焼夷弾のように全てを燃やしてしまう。邏卒詰め所で焼かれた子供たちの姿が脳裏に浮かぶ。 さっきまでのハイな気分はどこかに吹き飛んでしまっている。 「小隊長! 装填よし! 早く逃げてください」 高機動車を逃れた隊員が建物の陰から叫んだ。いや、未だ駄目だ。 「よし、俺の号令で撃て!」 川島の瞳はすでに有翼蛇しか捉えてはいない。慎重に距離を読む。彼は隊内系無線機の送話器を掴むと、密かに準備を整えている筈の権藤二曹に呼びかけた。 「権藤、仕込みは終わったぞ」 『小隊長、いつでもいけます。種明かしは無しですか?』 「すぐに分かるよ」 川島は唾を飲み込もうとした。口内はカラカラに渇いていて、喉が変な音を立てただけだった。
蛇の視界が広場に停車した敵の馬車と、その上に立つ蛮族の姿をバクーニンに伝えていた。観念したか。彼は嘲りを浮かべると、必中を期して思念を集中した。単一色で描かれた街と敵兵が、彼に焼き払われるのを待っていた。 あとは、火焔を放つタイミングだけだった。あいつを吹き飛ばしたら次は港の船だ。バクーニンの乗る翼龍は3騎の護衛を従え、青空に大きな螺旋を描いた。 青空に浮かんだ染みは、少しずつその輪郭を明らかにした。紐のような胴体に一対の羽。蝙蝠のような形のそれはゆったりと羽ばたいている。川島から見た有翼蛇の編隊は、歪な傘型を描いて真っ直ぐ彼に近付いていた。 神様仏様、どうか俺の目測が正しい値でありますように。 川島は心中で唱えると、有翼蛇の距離を読む。500メートル。彼は決心した。 「ハチヨン、撃て!」 くぐもった発射音が、広場脇の建物そばで響いた。盛大に噴き出したバックブラストが背後の地面を叩き、土煙が派手に舞う。仰角をつけて発射された口径84oの弾丸は秒速260mで有翼蛇へと突進した。 約1.2秒後。時速約300qで飛行する有翼蛇の前方約52メートル付近で、あらかじめ調定された弾頭が点火した。 「がぁッ!?」 バクーニンは眼球の奥に強い痛みを覚え、思わず顔を背けた。白と黒、その濃淡で輪郭を明らかにしていたワイアームからの画像が、全て白色で染められたのだった。 彼本来の視覚は、支配下の有翼蛇たちが向かった先にまるで小さな太陽の如き光が生まれたのを見ている。65万カンデラのその光は、彼をはじめとする飛行騎兵団の男たちを圧倒するに十分であった。 まして、鼻先で暴力的なまでの光を叩きつけられたワイアームたちは、狼狽というレベルに収まらない。生物としての本能が、瞬間的にバクーニンの統制を打ち破る。その結果は、様々なものであった。 最左翼の蛇は光から逃れようと高度を下げた結果、商家の二階にその身体を叩きつけ、グシャグシャの肉塊と化した。中央の2頭は上昇を選んだ。それは、多大な労力を必要とする機動で、ワイアームは襲撃の針路を完全に外れてしまった。 最右翼の1頭は、防衛本能が最も攻撃的に働いた。そのワイアームは眼前に現れた光の球を敵と認識し、喉をごろりと鳴らすと火焔弾を立て続けに放ったのだった。 火焔弾はパラシュートにぶら下がり降下するILLUM545照明弾の脇をすり抜け、広場に停まる73式小型トラックへと飛翔した。
「な、何事だ!? 何が起きた!?」 目元を押さえて喚くバクーニンが、支配下のワイアーム全てが混乱し、てんでバラバラな動きを行っていることに気付いたのは、照明弾が路上に落下した後のことだった。時間にして僅か数秒。だがそれは、致命的な数秒であった。 連続した電子音が鳴り続けている。91式携帯地対空誘導弾が、食らいつくべき敵を捕まえた知らせだった。十分に冷却されたシーカーが目標をロックオンしていた。 川島二尉が言ったとおり、敵は混乱している。今以上の好機はおそらく無かった。川島二尉の献身により万全の準備でそのときを迎えた3基の91式携SAMは、号令を待つばかりだった。そして、権藤二曹にむやみやたらと勿体ぶる癖は無い。 「目標敵──飛行生物。撃て!」 射出音と共にランチャーから細身の弾体が次々と飛び出した。ミサイルは射手から十分な距離が離れた時点でロケットモーターに点火。微かな白煙をひきながら猛烈な速度で赤外線シーカーが導く敵の元へ大空を駆け上がっていった。 権藤は、祈るような気持ちでそれを見送った。 翼龍騎兵の一人がそれを見つけることが出来たのは、厳しい訓練の賜物であったのだろう。彼は自分の見ているものが何なのか少しも理解出来なかった。 だが、大空においてとてつもない速さで己に向かってくる物体がなんであれ、それが危険極まりない存在であることは容易に理解出来た。 「回避! 回避!」 鋭い警告の叫びを受け、4騎の翼龍騎兵は愛龍と共に思い思いの回避機動を取った。編隊を維持する余裕は無かった。 最も未熟な騎兵は、距離をとろうと慌てて上昇に移った。だがそれは最悪の選択だった。重力に逆らいいくらかの高度を稼ぐ代わりに、彼の乗騎は貴重な速度エネルギーを失った。 「な、何だ!?」 正体を見極めることも出来ぬまま、誘導弾を翼龍の腹に食らった騎兵は、作動した着発信管が生み出す破片と爆風に全身を吹き飛ばされた。 もう一頭は翼龍の機動性に賭けた。巧みに手綱を操作し、小さな旋回径で水平斜め下方に宙返りを試みる。高度を速度に変換し、敵を振り切るこの機動に彼は自信を持っていた。 「何……だと? 振り切れない!」 だが、謎の物体は軽々と彼の翼龍に追従すると、左の翼を撃ち抜いた。翼龍が哀しげな悲鳴をあげ、錐揉み状態で石のように落下した。 その翼龍騎兵は信じられぬ思いを抱えたままで、地面に激突して死んだ。 最も手練れの翼龍騎兵であるバクーニン乗騎とその列騎は、警告が聞こえた瞬間急降下に入った。翼を畳み鏃のように高度を下げる。彼らは地表スレスレを掠めることで、正体不明の敵から回避を試みようとした。 位置エネルギーが速度に変換され、2騎の翼龍騎兵は可能な限りの敏捷さで逃走に移る。それは、並みの魔術士程度では目で追うことすら困難な機動であった。 「ふ、振り切れない!」 バクーニンは確かにその声を聞いた。猛烈な重力と合成風に圧せられ、流石のバクーニンもしがみつくことしか出来ない。その状況で聞く騎兵の悲鳴は、死神の囁きに等しかった。 彼らを追っていたのは魔術士ではなかった。それどころか人ではない。誘導弾頭に備えられた電子の目が彼らの発する電磁波を捉え、解析し、追尾している。彼らの機動がいくら手練れの業であろうとも、人ならぬモノには敵うはずもない。 莫迦な。たかが蛮族如きが俺を殺すというのか? ただ逃げ惑うだけのゴミどもが? このバクーニンを? あり得ぬ。あり得ぬ。 彼の乗騎を残して列騎が離脱に成功しつつあった。追ってくる矢は残り一本。バクーニンが乗っている分、彼の乗騎は鈍重だ。追いつかれるのがどちらかは明らかだった。 俺が死ぬ? 嫌だ! まだ何の栄達も掴んじゃいないんだぞ。 バクーニンは翼龍騎兵の指示を破り、背後を見た。そこには〈小さな矢〉が薄い白煙を曳いて彼に追いすがる姿があった。とてもあんなものに墜とされるとは信じがたかった。小さかった矢は気がつけば重騎兵のランスのような大きさになっていた。 愛騎にしがみついて必死に逃走する翼龍騎兵は、背後から響く爆発音と魂を散らす絶叫を聞いた。彼は残る最後の矢がバクーニンに命中したことを知った。しかし、それでも彼は振り返る気にならなかった。振り返れば未だ自分を追う悪魔のような鏃がいるような気がしたのだ。 早く本営にお伝えせねば。 それは明らかな言い訳でしかなかったが、指揮官騎を見捨てた騎兵はただ生き残るために逃走する事を止めようとはしなかった。 上空では、支配者を失った有翼蛇の生き残りが、統制を失い生き物としての地金を晒していた。その内の一部はラーイド港の方角へバラバラと飛び去っていった。
「敵3機撃墜を確認。もう1機は逃走に移りました」 「蛇型飛行生物の編隊は、四散しました。一部がラーイド港へ向かいます!」 双眼鏡を構えた隊員の報告に、権藤二曹は満足げに頷いた。 「やはり、あいつ等が操っていたらしいな。撃墜した途端バラバラになりやがった」 「ラジコンみたいなもんですか?」 権藤は、目尻に皺を寄せた。声に出して笑う。 「あんな危ねぇラジコンがあるか! ま、調子に乗った敵さんにはいい薬だったな。薬は注射に限るぜ」 「ケツにぶっといやつ突き刺してやれば、どんな野郎でもイチコロでしょうよ」 おどけた部下の言葉に、権藤は顔をしかめた。 「下品な冗談だな、おい。ところで小隊長は無事か?」 「小隊長! 小隊長! 返事をしてください!」 有翼蛇の火焔弾が着弾し、地面が激しく燃え上がっている。炎は73式小型トラックのボンネットを舐め、今にもガソリンに引火しかねない。物陰を飛び出した運転手は、爆風に吹き飛んだ川島二尉の姿を必死に探していた。 きっともうバラバラになっちまったんだ。運転手がそう思い始めた頃、車体の後部下からうめき声が聞こえた。 「……ぐぅ……ここだ。イテテ……」 「小隊長! 無事ですか?」 迷彩服のあちこちが破れ、真っ黒に煤けた川島が顔を出した。左腕がだらりと下がっている。 「無事、とは言い難いが生きてるよ。敵はどうなった?」 痛みに顔をしかめた川島は、運転手に尋ねた。空を見上げる。そこには数時間前から我が物顔で乱舞していた有翼蛇も翼龍もいなかった。彼はそれで全てを理解した。 「権藤二曹から敵を撃墜したと報告が入りました。やりましたね!」 「そうか……」 川島の賭けはいい目が出たようだった。何とか生き延びられたし、敵は撃退出来た。 「賭け、賭けなんだよな。俺たちは賭けに勝ったんだ」 運転手が笑顔で応える。 「勝ったんです!」 川島は途端に苦い顔をした。左腕が熱を持ってシクシクと痛み出した。真っ黒に煤けた顔面は火傷のせいでヒリヒリと痛む。ボロボロだ。自分も部隊も。 「俺たちはこんな戦争していちゃあ駄目だ! 知恵と勇気で大逆転? そんなもん下の下だぞ? 物量と火力で押し潰すような戦争こそが至高なんだよ!」 川島は叫んだ。その瞬間、73式のボンネットが音を立てて吹き飛び、エンジンから炎を噴き上げた。 腰を抜かした運転手は、燃え盛る車体を背後に怒り狂う小隊長の姿を呆然と眺めるだけだった。
もういっちょ支援
以上です。いまだ戦闘ですが、早く戦争に移りたいものですね。 投下の間が空くと前の話を忘れてしまいますので、何とか今月で第4章を完成させます。 勢いに任せて書いていますので、読みづらいところなど多々あるかと思います。 御意見御質問御感想お待ちしております。
乙でした 小隊長、ごもっともですw 火力増し増しが楽しみですね
投下お疲れ様です。 所で、91式は画像誘導でしたよね。赤外線誘導と兼用ですが、 翼竜程度の赤外線放射量だと赤外線誘導は働かないように思えます。
投下乙でした 賭けに勝って敵航空兵力の撃退に成功、これで敵地上部隊との戦闘に集中できますね ただ魔獣使いの制御を離れた有翼蛇が港の方に飛んでいったというのが・・・安心するのはまだ早い?
648 :
創る名無しに見る名無し :2014/03/08(土) 06:42:24.67 ID:PYy04vby
間を置かずの次の投下乙です。 ようやく有翼蛇を撃破! これで市街戦は終焉に向かうのかな? 次もお待ちしております。
乙です。 皆キャラが立っているが、キャラ立ちに依存しない構成がいい。 >俺たちはこんな戦争していちゃあ駄目だ! 知恵と勇気で大逆転? そんなもん下の下だぞ? 物量と火力で押し潰すような戦争こそが至高なんだよ! 古今東西、まともな兵法家は皆こういうこと言っていますね。
650 :
創る名無しに見る名無し :2014/03/08(土) 15:14:23.03 ID:dJSOVFID
いつぞやの『振り向いたら既にいなかった』という描写はマジで素早く行動してて気づけなかった、ということだったのか。 世紀末病人も目じゃないとはさすが特殊部隊だぜ。
赤外線シーカーでどうやったら生物を?
温度あるんだから追跡自体はできんべ 感度調整必要そうだが
>>651 91式携SAMは可視光画像と赤外線の複合シーカーだから
ただし悪天候や夜は可視光画像の感度が落ちるので命中率が落ちる
携SAM改は赤外線画像シーカーだから全天候対応
>>652 スティンガーみたいな単なる赤外線シーカーだと
動物程度じゃよっぽど近づかないと無理だろう
まして有翼蛇って言うからには変温動物だろうし、赤外線シーカーじゃ分が悪いだろう。
久々の更新乙です
沢山の御感想ありがとうございます! シーカーの件は確かにそのとおりですね。画像認識メインで描写するつもりが、なぜか赤外線シーカーになっていました。 推敲が足りません(-_-;) ツッコミありがとうございます。
>>654 異世界の生物なのだから、必ずしも爬虫類と同等に考えるのは間違いかと
それに恐竜だって恒温動物だったらしいじゃない
それに人が乗ってる翼竜はともかく、有翼蛇は火を吐くような謎生物なのだから、体温が超高温の可能性だってありうる
それは確かにそうだなぁ。
>>653 外側に高温部が露出してないプロペラ機でも追尾できるんだから
赤外線の薄い空なら追尾できるんじゃね。
661 :
創る名無しに見る名無し :2014/03/09(日) 01:03:36.69 ID:NQ3L3cUf
確かに火を吐く生物の体内温度が高いってのは不思議じゃないな
たとえば体側に体内温度調節用の吸排気孔があるとかそんな感じか
そういやよく火を吐くなんたらってファンタジーモノではよく見るけど 火炎放射してるんだよな?火炎放射ってどんなもんだっけ? 放水する感じで燃料吹くのか、バーナーみたいに火炎をだすのか
おはようございます。 何だかatwikiが危険な状態だそうです。確か、F自まとめwikiもatwikiだった気がします。 バックドア仕掛けられたりする可能性があるので、暫くはアクセスしない方が宜しいかと思います。艦これwikiとかパズドラwikiは阿鼻叫喚になっていそうな感じですね。 ああ、平和に暮らしたいのに。
665 :
創る名無しに見る名無し :2014/03/09(日) 07:00:35.86 ID:0bmbGx3u
>>663 自衛隊の装備品だと燃料ぶっぱなすタイプ。
生物なら食物の一部を内蔵で可燃性の物体化してるんじゃないだろうか。んで喉奥の骨で火花散らして着火とか。
>>663 空想科学読本とかで考察してたっけなそういうのも
内容は忘れたけど
>>664 なにそれこわい
分家の朱き帝国みたいに、引っ越ししてもいいかもしれませんね
幾つかの岩石をくっつけたような粗雑で乱暴な見た目のパワータイプ。ばらばらになってもくっついて再生するタイプもいるが、大抵動きも再生も鈍重。魔力が尽きると崩れたままに 周りの土が盛り上がって粘土みたいに形作ったヤツ。岩石に比べて柔らかいがその分柔軟性のある動きが可能で、再生するタイプが多いイメージ。魔力が尽きるかコアの破壊で崩れることも レンガ造りの塔のような形の手足と胴体を持つヤツ。人工的な見た目だからか、レーザーを放つタイプが多くて再生力はないイメージ。 レンガ状、ブロック状の石を魔力で連結したタイプ。鞭のような柔軟性を持った動きが出来るイメージ。連結解除でそれぞれのブロックが独立し敵を囲んで攻撃するパターンも。 鋼鉄製のタイプ。ロボットのようなスタイリッシュな見た目ではなく、綺麗に加工されているが歪な人型な感じ。殴打攻撃よりも大剣を振り回したり、レーザー攻撃をする。 上二つは個人が生み出せるゴーレム系に多くて、下三つは超文明とされる古代遺跡の遺物や、軍隊などの組織で作られて運用されてることが多い。 俺の知ってるゴーレムは大体こんなイメージ
あれ、ゴメンなんかビューアがおかしくなってて凄い亀レスになっちゃってる…
>>669 は
>>615 へのレスです……
逆に翼竜のほうも火炎弾を連射してフレア代わりにして回避とかもできそうだな それはそれでかっこいい
>火炎弾を連射してフレア代わりにして回避 それを思い付くことができればだけどな と思ったが、日本からけっこうな数の人間を拉致してるし、そこから情報を得るという可能性もあるか しかし赤外線画像誘導なので回避できず、嘘の情報を吐いたとしてその人物が殺されてしまうなんてこともありえるかも?
本気でもなんでもない力でも、アメリカは避けられなくなるまで撃ち込んできそうだ 指一本分の生産力でも、魔法も含めて個人生産の帝国じゃ太刀打ち出来まい
674 :
創る名無しに見る名無し :2014/03/12(水) 22:35:13.99 ID:jmygIczO
>>671 どこのまとめか忘れたが確か短編でそんな話があったぞ。
たまたま見つけたらしく、竜が火の玉を体にまとわりつかせて光の矢を避けやすくするとかなんとか。
物資が枯渇しかかってるみたいで『大分少なくなったが未だ驚異である』の台詞があった。
画像シーカーや赤外線画像シーカーには無意味だけどな
まあ基本的にフレアと同じだからね
ちょっとすまん、話をぶった切る。 ……すげえ不謹慎な考えだというのはわかってるんだが、あえて問題提起したいんだ。 転移で食糧不足・エネルギー不足に陥ったら体が弱い人間からつぶれるから一時的に高齢者の割合が減るよな。 つまり、少子高齢化の内「高齢化」の方だけはとりあえず消滅するんじゃないか? あとはどさくさに紛れて年金制度を積み立て型に変更すれば、現状の社会問題が一つ解決すると思うんだが。
年金問題の根幹にある原因は少子高齢化ではなくデフレ不景気によるもの。 景気がよければ問題なく稼動する。 制度をデフレ不景気前提に改定するよりも景気対策した方が一般人には利益が多い。
転移後の経済が安定するまでの10年単位の不景気期間で出生率も落ちると思うんだが。
棄民するか全体が滅ぶかってことかな。 転移後の食糧難やエネルギー不足には経済政策では対応無理なような。
ぶっちゃけ某SSの「「銀河連合日本」のヤルバーンさんたちも一緒に…」の状態だと 事態と難度はどの位違う? ヤルバーンさん達も日本人もお互い積極的に動く前提で
場所を問わない宣伝は流石に辟易 銀河連合日本は要らない 案外ネガキャンの一環かも知れんが
ヤルバーンさんはパシフィックリムやトランスフォーマーと戦うべきだと思うの
>>682 俺はマジで純粋に
「銀河連合日本」のヤルバーンさんたち込みの日本の対米戦」をマジ考察したいだけなんだが?
宣伝も糞もねーよ
普通の現代日本だと(でも?)WW2の米…つかww2世界に埋没…っていうのが識者()のご意見だからな
自衛隊がファンタジー世界に召喚されますたスレだから失せろ 自分で「駄作を無理やり評価するスレ」でも建てると良いよ
ああ、間違えたわ。なら「ここ」の場合は 「上記(略)ファンタジー世界転移した場合」にしとくわ 人の考察探求欲を邪魔すんなよ全く・・・
何時でも何処でも嫌われ者
>>686 結論から言うと、何の苦難も苦労もない泰平の日常になるんじゃないかな。
食糧も資源も武器弾薬もハイクァーン原器で湧いて出る以上、転移しても生存の上でほぼ困らない。
わざわざ打って出る必要もないし、他国が攻めてきても簡単に撃退できる。
海外に進出する旨みが無い以上、完全に国内で引きこもって第二次鎖国時代でも問題ないね。
まあ、少なくともこのスレの趣旨に合うとは言い難いかな?
未知の技術(魔法)体系、決して潤沢ではない資源、限られた外交的・軍事的オプション。
このスレの住人はそういった逆境をはねのけて自衛隊が戦う姿を見たいんだろうし。ていうか俺は見たい。
(あと、個人的には他人の力に頼り切っておんぶにだっこで勝ってもあまり面白くないと思う)
釈明しておくが、俺はあの話がつまらないだの駄作だの言うつもりはない。
ゆるいファーストコンタクトものとしてみれば十分以上に楽しめる作品だと思う。
ただ、お前さん2ch外にまで出張ってネタ振りして回ってるよな?で、大概無視されるか罵倒されてるよな?
つまり、あの作品のファンってのは残念ながらこっちの界隈では俺含めてわりと少数派なんだよ。
どうしても誰かと銀河連合日本について語らいたいのなら、スレを立てるといい。
スレさえ立てればその中ではお前こそが多数派だ。荒らしやアンチはスレ主の誇りにかけて追い出せばいい。
お前は思う存分仲間と語れて、他のスレの住人は興味のない話題に付き合わずにすむ。みんながハッピーだ。
こうすれば丸く収まると思うんだが、どうだ?どこからも爪弾きにされて不貞腐れてるよりはだいぶマシな未来じゃないか?
>決して潤沢ではない資源、限られた外交的・軍事的オプション。 (中略)そういった逆境をはねのけて自衛隊が戦う姿〜 俺もそこは十分理解できるし賛成だけど・・・ 現実の事(マスゴミ・在日・マイナス的要素に全力全開で動き捲る糞馬鹿共・・・)を考えると せめてそいつ等の狡すっからい動きすら屁で吹っ飛ばせる「物・科学力」等で安心…というか 「絶対的なモノ」がどうしても欲しい願望がでかすぎるのよ ま、ある物をやりくり云々もイイかもしれんが
>>689 >安心…というか「絶対的なモノ」がどうしても欲しい
俺も時々日本の現状を見ていて四次元ポケットが欲しくなったりするからその気持ちはよくわかる。わかるんだが、ちょっとこれを読んでくれ。
>>2 にこのスレの暫定的なガイドラインがあるんだが、その中にこういうのがある。
3. 自衛隊の組織・装備はあくまで現用もしくは近未来的に配備が予想されるものに限る。
核兵器・旧東側諸国製兵器・未来兵器・巨大人型兵器など、現代の日本国が配備するにはナンセンスなものは極力避けること。
現代科学と作中の設定で説明できる場合にはこの限りではない。
で、だ。ヤルバーンを出すのはこのガイドライン上かなりアウト寄りになると思わないか?
なにしろ「超文明の先端技術」なんていうどう考えてもこの先当分は日本に出現しそうにないものが出てくるわけだから。
>>690 ・・・すまぬ・・・
もっとも根本的なモノを見落としていた・・・
しかし「ガン細胞より糞悪質なやつらを内包したまま」のここのやり方って
無理ゲーより糞ゲーにならない?
ま、ご都合主義でそいつらが「異世界内では変な動きしない」という余りあり得ない状況を祈る位なんだが…。
そもそもどうやって話を続けるつもりでいるんだ? 尺稼ぎに使えるイベントはどうやって調達するんだ?4次元ポケットから出てくるとでも言うのか?
しかしここにも厄介さんがやってきたか。
スレ違い
2ch以外にも出没してるね、銀河連合イルボン推しの人 憂鬱掲示板に逝ったまま帰って来なければ良かったのに まさか本当に逆宣伝が目的か? 正直ウンザリ
>>691 その糞ゲーというかマゾゲーを攻略するにはどうすればいいか、どこをどう「不自然にならない程度に」いじくればバランスがよくなるか、ご都合主義的はどのあたりまで許されるのか……
このスレはそういうことを議論するためのスレでもあるのよ。
元々ここで語られてたのは、かの有名な「戦国自衛隊」のF世界版……つまり、F世界に迷い込んだ一部隊という完全な無理ゲーについての話だったんだな。
だけどそれじゃどうやっても駄目、兵站が無ければ最後は燃料も弾薬も枯渇して近代軍の体裁を保てなくなるというのが議論の中ではっきりした。
なら飛ばされる集団の単位を大きくすれば、いっそ国ごと飛ばせば武器弾薬は補給できるよな?と言い出すやつが出てきた。
でも国ごと転移したらどうなる?現代日本は食糧と資源を輸入に頼ってる、転移したらそのまま一億総餓死の運命……かろうじて生き残っても、近代文明はとても維持できない。
それじゃ面白くない!近代兵器無双が見たい!自衛隊を活躍させたい!じゃあどうするか?
そこから資源であふれたご都合主義な島を用意する、いっそ転移させずにゲートでつなぐだけにすると色々な案が出て、出た案に対して問題点の突込みがはいって、そこから議論になって……
このスレはそうやってここまで来たわけだ。
>>2 のガイドラインなんかもその産物の一つだな。
(と言っても、俺もここを覗くようになってまだ三年かそこらだからこの流れを体で体験したわけじゃないんだが)
資源だと、海外との繋がりが立たれれば需要供給ともに激減するな 問題は肥料とエネルギーと食糧、原子力は意外と維持できるが化石燃料が… 肥溜め/海水ウラン実用化も備蓄も十年単位で準備期間が欲しいな
698 :
創る名無しに見る名無し :2014/03/17(月) 18:33:00.09 ID:wBm5EwuC
銀河連合日本って何?
>現実の事(マスゴミ・在日・マイナス的要素に全力全開で動き捲る糞馬鹿共 地球0年よろしく、非常事態であることを利用した政府or自衛隊によって、あっさり大粛清されそうだけどな! なにせ非人道的だとか、同胞を迫害するなとか、文句を言ってくる外国が存在しないわけだし。 ただし、その場合は右翼かぶれが理想とするような政体ではなく、北朝鮮並みの恐怖政治が行われるわけだが。 異世界転移後、食料はもとより燃料その他のエネルギー、資源の消費を抑えるために、口減らしをする日本政府とか。 警察から「50年前、我々が被った泥の借りを返してもらう」と言われ、治安出動に駆り出される自衛隊とか。 ……ファンタジー要素が皆無やんけ。 いっそF世界で北朝鮮化して、その世界の国連から厄介者扱いされる日本とかどうよ。 で、資源と引き換えにF世界のならず者国家やカルト集団に軍事支援を行い、“テロ支援国家・ニホン”と呼ばれるように。 日本国内でも転移前と同じ生活ができるのは一部の特権階級だけ。 それ以外の者は左翼も右翼も関係なく、すべて極貧生活か収容所での強制労働というディストピア。
>テロ支援国家・ニホン 赤い日本か大東亜共和国か……まあ、鬱展開前提の話としてはアリだな ……欲を言うならソ連か中国並みに強大(F世界比)かつ暴力的な「悪の帝国・ニホン」の方が話を盛り上げやすそうだが
せめて日本を支えられる規模の港湾設備が無きゃ取引も出来んけどな コスト度外視せんと鉄道じゃ流石に無理だろ
>>701 強襲揚陸コンテナ船や強襲揚陸マンモスタンカー、強襲揚陸豪華客船をだな・・・
>>684 考察してやるよ。
結論は戦争自体が起きない。
当時、日本は人口増え過ぎで棄民先が必要だったんだが、アメリカへの移民は駄目になり、
移民先は満州にシフトしたんだが、小村寿太郎のせいで満州も駄目になる。
だから日本は戦争ふっかけたわけだ。
資源も食料もあるなら誰も戦争なんぞしないわ。
ヘリ空母の出番
マジレスすると相手国の沿岸部に生産力の大部分が無いと鉄道が必要
F世界ならではのドラゴンによる大規模輸送網とか、精霊への祈願による大豊作とか、鍛冶屋町のようにゴーレム製造工房がよりあつまった街とか。
>>703 資源も食料も土地もあっても戦争する国はするよ
自衛隊と良い勝負しそうなモンスターは・・・ギリシャ神話の怪物とか? インド神話に出てくるのは神々と戦えるような魔神や鬼神だし。 キリスト教の悪魔とかもヤバそうだしなあ。 スマウグは空自相手にどこまで粘れるかね。
キリスト教で一番ヤバイのは唯一ry
>>706 船の輸送力を活かせるだけの物資を沿岸部に用意できない国だと無意味でんな
往きが空荷だと辛過ぎるので日本からの産物を受け入れる経済力も欲しい
相手国の国力に期待、だな
向こうの世界って大抵中世準拠で土葬中心だけど、魔法の存在で王とかの死体を 毛沢東みたくエンバーミングしてるのとかもありそうだとミイラの本読んでてオモタ
ルンパ3巻の発売が決まったようだな
確か現地が「強権を揮える専制政治/女王が超開明的」だっけ 相手先が便利な道具に堕ちかねんな、ルンペン
やべぇ、ルンパだ IMEがrupの時点で勝手に予測しやがった
危ういバランスで成り立つ多民族国家の女王っていう感じで 強権なんて持っていないような気がしたが
>>708 文化,思想,宗教,歴史的経緯,政治的な理由に求められるものも多いだろう。
>>718 いや、歴史上の戦争が起きる原因は、資源不足に収束するよ。
宗教戦争も資源不足の不満を誤魔化す為だったり、口減らしの必要からだったりする。
米は大抵の場合「俺らの金儲けの邪魔すんな、ゴラァ!」だな
資源よりも、むしろ経済圏的な植民地の確保が原因で起きた太平洋戦争はガン無視か・・・
>>722 ー724
それも資源の不足が招いたと言えるな。
金が無価値な程に物が有ればどうよ?
分配の不公平も物を持つ事に意味が有るから起きるんだから。
となると、もし仮定の話になるが ww2の日本がとある事情で無限に使えるレプリケーターを入手して ありとあらゆる面で「物」の心配が無くなった状態でハルノートを飲んでも 結局は戦争になるのか?・・・
>>727 というかそんなもの持ってたらそれこそ戦争にならね?世界中から狙われるぞw
日本なんか狙われる条件揃ってるしな 金銀銅産出で三冠王を始め、当時世界有数の資源大国だった 鎖国に近い状況を保てる軍事大国だった実績アリ、油断できない 権威と実験の二重構造で超長期王朝と政権で社会の蓄積は狙うに足る 大陸の太平洋進出に蓋をする列島構造、邪魔と同時に魅力的 不凍港や良港に不自由しないし、数千万の人口を長期に自給自足できる国土 参勤交代や伊勢参りEtcを経て言語など文化面で一応のスタンダードが確立してる 一般住民でも数学サロンや詩歌サロンを運営するほど教養の高い者が多い
>>726 そこの戦争ももろに資源が原因じゃない。
領土領海も力関係も、結局は資源の多寡に帰結する。
テロだってそう。
思想の尖鋭化には貧困が背景にある。
>>727 アメリカにもその技術を提供すればいい。
モノカネ以外の価値観なんて腐るほど在るんだ、比較問題でしかない貧困なんざ最大要因の一つに過ぎん
こんばんは。今月中に第4章を! しかし、一つの物語をずっと書いていますと、果たしてクオリティを保てているのか、自分ではさっぱりわかりませんね。 では、今宵も二回に分けて投下します。
ブンガ・マス・リマ ラーイド港区 2013年 1月6日 16時42分 長大な弧を描く入江に抱かれ、東西を南に突き出た岬に守られたラーイド港区の至る所で、大小無数の船舶が息絶えている。 彼女たちは直接帝國軍の手にかかったわけでは無かった。帝國軍侵攻の報を受けた商人たちが、てんでバラバラに港外へ逃れようとした結果港内の彼方此方で衝突事故が発生したのだった。 大桟橋近くの水面には転覆した小型の交通船や漁船が腹を見せて漂っていた。慌てて積み込んだのであろう。辺りには家財や衣服が大量に浮かんでいる。それらの船の姿は死病に冒された魚の死骸を思わせた。 一方、港出口には他船に船腹を破られ沈んだ大型交易船のメインマストが、溺れる者の差し出す腕のように海面に突き出ていた。 まさに、敗亡の都市の姿であった。 その中で、未だ尽きぬ戦意を漲らせる艦艇がある。海上自衛隊第1ミサイル艇隊所属、ミサイル艇〈わかたか〉〈くまたか〉はその船体を港区内に留め、一歩も退かぬ構えだ。 彼女たちのことをカサード提督配下の水夫は〈舶刀(カトラス)〉と呼ぶ。その異名の如く、抜き身のカトラスを思わせる灰色の高速ミサイル艇は戦闘態勢を整え、命令を待っていた。 「艇長。西市街の陸自より入電『有翼蛇複数、ラーイド港区方面ヘ向カウ』以上です」 「見えとる。それより、南瞑からの返事はまだか!」 航海長の報告に〈わかたか〉艇長来島通夫三佐は苛立ちを隠さない。ただでさえ狭苦しいブリッジが、巨漢である彼のせいで息苦しさを覚えるほどだった。来島の救命胴衣は前が開いたままである。彼がだらしない訳ではない。厚すぎる胸板のせいで締まらないのだった。 航海長は平坦な口振りで答えた。来島と付き合いの長い彼は、上司の性格を良く知っていた。興奮しているように見えて、これで結構冷静なんだよな、この人は。 「まだ、返事はありません」 「遅い! カサード提督はいい奴だが、他はグズグズし過ぎる」 第1ミサイル艇隊の2艇は派遣群司令部よりラーイド港区防衛を命じられていた。交戦許可も下りている。しかし、肝心のROE(部隊行動基準)を満たすことができていない。 有視界戦闘が基本の異世界アラム・マルノーヴという戦場が、圧倒的なアドバンテージを持つはずの自衛隊を悩ませていた。 「敵も味方もIFFなんか有りませんからね……」 そう言って航海長は双眼鏡を覗き込んだ。朝に比べて各段に視程の低下した空が広がっている。あちこちで立ち上る黒煙のせいだ。 自衛隊が運用しているIFF(敵味方識別装置)の原理は単純である。敵味方不明の目標に対し、ある特定の電波信号を送信し、規定の応答があれば味方と識別する。合い言葉や発光信号を用いていた時代と用いるものが変わっただけのシンプルな仕組みであった。 それだけに効果的な仕組みでもある。 視界の遥か外から敵味方を識別出来るこのシステム無しでは、恐るべき速度で進行する現代戦を戦うことは不可能なのだ。
だが、当然のことながら剣と魔法の異世界に、IFFは存在しない。 派遣部隊が、空を飛ぶ蛇や龍それ以外のあらゆる物体が敵なのか味方なのかの判断を行うためには、確実に視認し、かつその外見上の特徴から敵味方を見分けなければならなかった。 それゆえに、16qにも及ぶ射程を誇る62口径76ミリ速射砲を装備し、レーダーと射撃指揮装置で目標を早々に追尾しながらも、〈わかたか〉〈くまたか〉は射撃を開始していない。 槍の穂先にも似た砲身を機影に向けて突き出し命令を待っている。その命令を下すべき来島三佐は、肉眼での識別を待っている。 それは喜劇的な光景であり、当事者にしてみれば『冗談じゃない!』と叫びたくなるような状況だった。 「冗談じゃない! 見張り、まだわからんか?」 「……識別できません」 「目標方位010から060、距離2000。さらに近付く」 「おい、航海長! まだか!」 来島は派遣調査団本部を通じ、南瞑同盟会議に『貴軍ニ飛行兵力ハ有リヤ』という問い合わせを送っていた。その結果、加盟都市の一部が、僅かに翼龍や大型鳥類を運用していることが分かっている。 しかし、周辺にその航空兵力が存在するかどうかの返答は無かった。このままでは冗談で済まんぞ。来島は頭を抱えてた。 敵味方不明のまま射撃を開始するという選択はあったが、おいそれと行える判断では無い。部隊行動基準というものは大変重いものであるし、この状況下で同士討ちが発生すれば、南瞑同盟会議との関係は取り返しのつかないことになりかねない。 各所で噴出する日本国と南瞑同盟会議の連携の悪さが、ここでも現場部隊の手足を縛っていた。敵は高度も速度もバラバラで統一された戦闘行動を取っているようには見えないが、このままでは最悪の事態も起こり得る。 来島の脳内で、艇長の権限をもって射撃を命令すべきかどうかの葛藤が渦巻いていた。目標との距離は縮まるばかりだ。有翼蛇の攻撃は侮りがたい。どうする? 畜生め、俺たちはいつも後手に回る……。 来島が、やむを得ず警告射撃を命じようとしたときだった。 「艇長! 本部より入電! 『ぶんが・ます・りま周辺ニ展開スル南瞑同盟会議軍ニ飛行兵力ナシ』今飛んでいる奴は全部敵です!」 報告した航海長の目には、ただでさえ分厚い来島の胸板が1.5倍に膨れ上がったように見えた。巨漢の艇長は瞳を爛々と輝かせ、大きく息を吸い込んでいた。 耳を塞がねば。そんな考えが一瞬頭をよぎる。しかし彼がその考えを実行に移す前に、来島の大音声の命令が狭苦しいブリッジの空気を震わせた。それは、200ヤード程離れた〈くまたか〉に聞こえるほどだった。 「右対空戦闘! 主砲打ち方始めェ!」 今か今かと待ち構えていた〈わかたか〉〈くまたか〉の反応は素早かった。射撃管制員は目標の針路、速度、高度その他の要素から脅威度を判定、優先順位を決めた。彼は最も危険と判断した目標に対し、FCSを割り振った。 構造物上構に据えられたFCSー2ー31射撃指揮装置が、白い皿のようなアンテナを敵に指向する。それに連動して76ミリ速射砲が仰角をかけた。諸元はすでに入力されている。そして、命令は発せられていた。 「打ェ!」 引き金が引かれ、76ミリ速射砲が甲高い砲声を放った。砲塔直下の給弾ドラムから金属音が響く。砲弾は規則的に給弾され、砲煙が周囲の大気を汚す。〈わかたか〉の甲板上はあっという間に金色の薬莢で埋まった。
突如、硬質な破裂音と閃光、そして砲煙を上げ始めたミサイル艇の様子に、周囲の海面をのろのろと港外に向かっていた市民たちは、半ばパニックに陥った。ある者は灰色船が敵の攻撃を受けて燃え上がったと勘違いし、ある者は驚くあまり海に転落した。 家財と共に海面に落下し、必死の思いで船縁にしがみついた中年男は、拳を振り上げて抗議した。悪し様に罵る声は彼だけではない。 「驚かすな! この腰抜けニホン人!」 「でかい図体して、なにやってやがる!」 「疫病神め」 パラン・カラヤ衛士団との確執が伝わり、この時期のブンガ・マス・リマ市民の対自衛隊感情は良好とは言い難い。周囲の舟からも非難の視線が〈わかたか〉に向いていた。 しかしそんな中、港の治安維持に当たっていたカサード提督配下の水兵たちだけは、躍り上がって喜んだ。彼らはその光景を見たことがあるのだった。 「〈舶刀〉が天雷を放ったぞ!」 「……これで俺たちは助かるかも知れねぇ」 「だから俺が言ったじゃねえか。ニホン人は臆病者なんかじゃねえって。きっと何か理由があったに違いねえ」 彼らは知っていた。突き出された槍の穂先から放たれる、不可視の矢の威力を。 最初に狙われたのは市街方面からラーイド港区へ進入しつつあった有翼蛇の集団であった。その有翼蛇たちはバクーニンという主人を喪い、最後に受けた思念波の残滓に導かれて飛んでいた。 そこに明確な意思はなかった。偶然その針路がミサイル艇を目指していたことが、彼らの不運であった。 射撃管制レーダーにより照準された76ミリ調整破片榴弾は、毎分85発の速度で大空へと放たれ、有翼蛇の前方に黒色の花を咲かせた。花弁の代わりに破片が飛散する。 高速で飛来する航空機や誘導弾を迎撃するために作られた弾幕に、有翼蛇は抗堪出来なかった。黒色の花弁に包みこまれた有翼蛇は、たちまち翼を切り裂かれ、胴から血を流して石のように落下した。 7頭の有翼蛇たちは、自分たちに何が起きたのか分からぬまま、悲鳴を上げて墜落し、全滅した。 「第1集団、全機撃墜。……目標探知、方位010、6000ヤード。高度300フィート」 凱歌をあげる間もなく、ラーイド港区には次の敵が進入してきていた。来島はレーダー画面を確認した。鼻息が荒い。後頭部にそれを浴びた射撃管制員はわずかに嫌な顔をした。 「編隊を組んどるな」 「さっきの連中とは違うようです」 来島の声に警戒の色が浮かぶ。統制のとれた敵は怖い。見張り員がレーダー情報を元に敵機を発見した。 「目標視認! 有翼蛇らしきもの4、翼龍らしきもの2、真っ直ぐ突っ込んでくる」 「〈くまたか〉発砲」 「やるじゃねえか──こっちも負けるな! 新目標、打ち方始め!」 2艇は競うように、新たに探知した敵に対して射撃を開始した。
「一体、何が起きているのだ?」 帝國南方征討領軍飛行騎兵団所属の若い『魔獣遣い』は、不安を覚えつつ配下の有翼蛇4頭と共にラーイド港区へ進入しつつあった。彼の乗る翼龍とその護衛騎を守るように、傘型陣形を組んでいる。 眼下には巨大としか言いようがない蛮族の港が広がっていた。帝國の山岳地帯に生まれた彼は、初めて見た海に圧倒されていた。 他のベテランに比べて経験と技量に劣るため、彼は比較的安全と考えられた港の攻撃任務を与えられていた。熟練者なら遠方から有翼蛇を誘導するのだが、彼の技量では不可能であるため、共に編隊を組んでいる。 数分前、彼は誰にも支配を受けていない有翼蛇の群れがふらふらとラーイド港区へ向けて飛んでいるのを目撃していた。有翼蛇の胴体に描かれた識別記号は、それがバクーニンの蛇であることを示していた。 しかし、バクーニンはどこにもいなかった。それどころか、思念波が消えている。 尊大で粗暴なバクーニンのことを彼は嫌っていたが、その技量は認めざるを得なかった。それゆえに、彼はバクーニンが撃墜された可能性を思いつくことができなかった。 (あの蛇どもは一体どこに行ったのだろう?) 頭をひねりながらラーイド港区上空へ到達した彼は、先ほど目撃した有翼蛇の群れがどこにもいないことに気付き、さらに疑問を抱えることになった。 強い合成風に逆らい周囲を見回したが、青空のどこにも蛇はいない。市街地と異なり地表はどこも燃えておらず、それなのに奇妙な黒煙の塊が、空の所々にわだかまっていた。 「まもなく港上空に入る。考え事はあとにして何を叩くか指示をくれ」 操獣士がじれたように言った。その言葉に『魔獣遣い』は我に返った。眼下には建ち並ぶ倉庫街が見えている──そうだ。まずは役目を果たさねば。ここで功を上げ、恩賞を貰うのだ。 彼は港を見回した。有翼蛇と共に飛ぶからにはまず敵を叩かねば危ない。 滅多に有ることでは無いが、敵に魔術士や弓兵部隊が存在した場合、これを放置することは危険だった。対地攻撃部隊の指揮官として、彼はまず対空火力を潰すことを考えた。港においてそれは軍船に存在する可能性が高い。
「まず船を叩こう。軍船を探してくれ」 「承知」 『魔獣遣い』は港に目を凝らした。無秩序に木の葉をばらまいたように大小様々な船が浮かんでいた。その中にひときわ目立つ大きな船が二隻あった。 「あいつは軍船じゃないか? 見えるかい?」 「いや、まだ遠い。しかし、大きいな」 「そうか、何だろうな? とにかく味方はいない。まずあれを沈──なんだ?」 彼が全ての言葉を口に出す前に、その船が光を放った。船が勝手に爆発した? 蛮族が火の不始末でもやったのか。 そう思った彼は、まだニキビの残る顔面に笑顔を浮かべようとした。 ミサイル艇が放った砲弾は、高度300フィートを飛行する編隊の前方で、信管を次々と作動させた。大気を鈍い破裂音が震わせ、破片が飛散する。有翼蛇と翼龍は、何が起きているのか理解せぬまま、有効範囲内に突入した。 「!」 突然、前方を飛行する有翼蛇が空中でのた打ち始めた。『魔獣遣い』が目を向けると、血飛沫が霧のように辺りに飛び散っていた。 気がつけば妙な臭いが辺りに立ち込めている。視界のあちこちに黒い雲がかかっていた。彼はそれが何を意味するのか分からなかった。 4頭の有翼蛇は見えない刃によって次々と切り裂かれ、墜ちていった。鋭い痛みが頭の中を貫く。 (ああ、蛇がやられているのか。でも、何で?) ぼんやりとした彼の目の前で、やはり破片に切り裂かれながら操獣士が必死に愛龍を御そうとしていた。必死の形相で振り向き、何かをわめいている。何を言っているのか分からない。聞こえない。気がつけば列騎はどこにもいなかった。 彼は真っ赤に染まり、やたらと狭まった視界の中に、目標としていた軍船を捉えた。船は相変わらず光を放っている。場違いな感想が彼の脳裏に浮かんだ。 ──きれいだ。 次の瞬間、砲撃により聴力を失っていた『魔獣遣い』を乗せた翼龍は、76ミリ調整破片榴弾の直撃を受け、四散した。 ラーイド港区に対する2波の空襲部隊(最初のそれはただ飛んでいただけだったが)は、合わせて有翼蛇11頭、翼龍2騎。まともに運用されていれば一個騎士団をたやすく撃破可能な戦力であった。 しかし、海上自衛隊第1ミサイル艇隊の射撃は、わずかな時間でこれを全滅させた。 当初、周囲で悪し様に罵っていたマルノーヴの民は空から迫る恐ろしい有翼蛇の群れを叩き落としたのが、目の前の灰色船であることを理解しつつあった。 「あの、ふねにはとんでもない魔導師様が乗っている」 「あそこなら安全だ」 彼らがそう考えるのも無理は無かった。寄る辺なく逃げ惑っていた民衆が、大小様々な船を操り、もはや彼らにとって軍神の遣わした戦船のように見える〈わかたか〉〈くまたか〉の元へ集まっていったのも、当然の出来事であった。 そうこうしているうちに、第3波が襲来した。
とりあえず半分です。ラーイド港での決着は残り半分にて。 マンネリ化していないか不安ですわー。 とりあえずご支援いただければ残りを投下します。 御意見御質問御感想お待ちしております。
支援する!
乙です! たった二隻でごく短い時間にこれほどの戦果、小型であっても軍艦だけあってなかなかの火力ですね ただ民間人の船がまわりに集まってきたという展開が・・・彼らが射撃や回避運動の妨げになってそこを狙われそう
742 :
創る名無しに見る名無し :2014/03/19(水) 20:41:08.99 ID:mBCiQHnm
投下乙です。 対空戦闘きたきた 残りもお待ちしております。
乙です まあ巻き込まれてもしょうがないな
帝国軍のあれやこれや、いい感じの要素もあったけれども、今後はあまり見せ場はない? そうだとしたら残念な気もする。
御感想ありがとうございます。書き込めそうなら行きたいと思います。 有翼蛇がどうなるかは、後半をご覧ください。
「エーリン殿、あれはいったい……」 呆然とつぶやく操獣士の横顔は、高空を飛んでいるときよりも白く、血の気が失せていた。操獣士の動揺を感じ取ったのだろう。『魔獣遣い』ユーリ・ヴラドレン・エーリンが体を預ける翼龍は、わずかにふらついていた。 「うろたえるな──敵の攻撃に間違いない。うろたえていては、やられるだけだ」 エーリンのもとより白いその顔は、もはや青ざめて死人のようであったが、その瞳にはまだ闘志があった。飛行帽を目深にかぶり直すと、粟立った心を落ち着かせようとする。 驚愕したことによる影響は失せたわけではなかったが、少なくとも彼の試みは一定の効果を得た。化粧の施された顔を引き締め、操獣士に指示する。 「高度を下げよ。やつらに見つかるな」 彼の編隊──翼龍3騎、有翼蛇6騎は、先に進入した友軍が四散するのを目撃した後速やかに高度を下げ、ラーイド港区北方の市街地上空で低空周回機動に入った。 エーリンは、直前まで中央商館街を攻撃していた。白亜の大商議堂を始め、交易で得た財力を惜しみなくつぎ込んで建てられた蛮族の本拠地を、彼と副隊長ヴァロフは反復して叩いていたのだ。 事前の計画では彼らはそのまま敵の本拠地を瓦礫の山に変えるまで攻撃を続行するはずであった。 しかし、そこに統制を失ったバクーニンの蛇が現れた。群れはそのまま中洲上空を西へ飛び去り、ラーイド港区付近で突然消え去った。異常な事態である。 群れが統制を失っていたということは、主たるバクーニンに何かがあった証拠であり、また、ラーイド港区付近で群れが消えたことは、そこに何かが有るということであった。 飛行騎兵団団長シュヴェーリン男爵は、エーリンにラーイド港区の調査── 「群れが消えた原因を調べ、敵ならば撃滅せよ。ん? 港の攻撃はすでに命じられた者がいる? ああ、アイツはまだヒヨッコだ。当てにならん。貴様がやれ」 ──を命令した。 エーリンは団長の命令に従い、後ろ髪引かれる思いで(中洲にはまだまだ破壊すべき対象は無数に存在していた)、ラーイド港区へと飛んだ。 そして、出くわしたのだった。そこには港内に遊弋する敵の軍船から放たれた『何か』によって、ほんの僅かの間に叩き落とされる味方編隊の姿があった。彼の常識はあのような距離で空を飛ぶ敵を攻撃できる兵器も魔法も存在しないと言っていた。 しかし、彼の『魔獣遣い』としての研ぎ澄まされた感覚は、あの軍船が攻撃したのだと確信していた。彼は感覚を信じることにした。事実仲間の『魔獣遣い』と飛行騎兵は撃墜されたのだから。 どうする? 彼は周回機動を続ける翼龍の背で考えた。逃げ帰ることは、はなから考えていない。 全ての有翼蛇を高みから一斉に突入させる。 ──駄目だ。敵の光が攻撃の一手一手だとしたら、一呼吸の間に数回撃ってくる。射点につく前にやられる。 低空から突入させる。低高度からなら見つかりにくいはずだ。 ──まだ、足りぬ。あの船を殺るには足りぬ。 エーリンは周囲の地形と敵の軍船を確認した。我の編隊は北側の陸地上空にある。敵の軍船は湾の中央付近にいる。湾の左右は岬が張り出している。よし、あれを利用しよう。 エーリンは素早く決断すると、一頭の有翼蛇を犠牲に捧げることにした。彼には空を往くもの特有の思い切りの良さがあった。
エーリンの思念波を受けた有翼蛇たちは、もとより低い高度をさらに下げると、2頭が東の岬の陰へ、3頭が西の岬へと別れていった。エーリンの眉間に深い皺が刻まれる。脂汗が額を伝い、彼は苦しげなうめきを漏らした。 その様子に、翼龍を操る操獣士は半ば呆れると共に、大きな尊敬の念を抱いた。 (この若き『魔獣遣い』大した漢よ。ただでさえ6頭もの蛇を操ること至難の業であるところ、さらに二手に分けるとは……) だが、操獣士は間違っていた。エーリンは残りの1頭を海面スレスレの高度まで下げると、敵の軍船に向けて真っ直ぐに放ったのだった。 その蛇はすぐに探知された。はやぶさ型ミサイル艇のOPSー18ー3対水上レーダーは、低高度の航空機探知能力を持っている。レーダー員が目標シンボルを敵機に変更する。 「目標は1機」 「今度は低いな。海面をなめるような奴だ。他に探知無いか?」 「有りません」 来島はひとまず安心した。突如陸地から現れた敵機は、まるでシースキマーミサイルのような高さを飛来していた。迎撃は可能だったが、複数来られるとやっかいだと思った。 主砲がきびきびとした動きで旋回し、狙いを定めた。射撃準備完了が報告される。来島は速やかに撃墜を命じた。発砲。乗員に安心感を与える砲声と衝撃。 「目標変針! 蛇行しています」 「何だと?」 ブリッジ内に主砲発射音が響き渡る中、射撃管制員から報告が上がった。低空に広がる炸裂煙の中を豆粒のような敵機が飛んでいた。来島はコンソールのディスプレイを覗き込んだ。シンボルは確かに変針を繰り返している。 戦闘機や攻撃機がプロペラを回して飛んでいた懐かしき時代──VT信管が実用化された第二次大戦期に比べて、射撃管制レーダーや対空信管の性能は飛躍的に向上したものの、やはり対空射撃は一発必中とはいかない。 高速で近付く対空目標に対しては手数を撃って公算を高めることが必要とされていた。当然、それを逃れるための手段も昔からある手管が未だに有効だった。 ただ1頭の有翼蛇は、エーリンの思念波を受け体をくねらせると、針路をこまめに変更し、破片と爆炎を撒き散らす砲弾の雨の中を飛行していた。 充血した瞳を見開いたエーリンの脳裏に、有翼蛇からの映像が重なる。白と黒で描かれたその世界には、次第に大きくなる敵の軍船の姿が見えていた。 もう少し。いま少し近付き、敵の姿を我に見せよ。 エーリンは祈るような気持ちで蛇を操る。攻撃のためには、軍船の情報が必要だった。撃墜を覚悟で蛇を突入させたのはそのためだ。三手に分けた蛇を操ることは、エーリンの限界を超える業であったが、彼は執念でそれを為している。 敵の軍船の姿が次第にはっきりする。いかにも精悍な船体。帆の無い傾いだ檣。用途のよく分からぬ箱。そして──前の甲板にそびえる筒。エーリンはその光と煙を絶えず放つ筒こそが敵の武器であると確信した。 「うッ!」 次の瞬間。鋭い痛みと共に、映像が途絶えた。一瞬、悲しみに似た何かが頭をよぎる。エーリンは有翼蛇が墜とされたことを理解した。 「よくやった。貴様の犠牲、無駄にはしない」 エーリンは頭蓋の痛みを無視すると、東西に放った有翼蛇に意識を向け、新たな思念波を放った。彼の鼻から一筋の鮮血が流れ落ち、空に散った。 思念波を受けた有翼蛇たちは、主の闘志を体現するかのような鋭い機動で旋回し、仲間を撃墜した軍船に向けて突撃を開始した。
その時、〈わかたか〉〈くまたか〉は艇首を北に向け、湾の中央付近に遊弋していた。〈わかたか〉が西側、〈くまたか〉が東側に位置している。 一方、エーリン隊の有翼蛇は東西2隊に別れ、それぞれが低空で岬を大きく迂回し、南側へ回り込もうとしていた。 西の岬に据えられた灯台の灯台守は、小高い丘の上に立つ己の持ち場の遥か下、海面に翼が触れようかという位置を飛ぶ有翼蛇の編隊を発見した。彼はこれが帝國軍のものであることを看破し、すぐさま『敵影ミユ』の狼煙を上げたが、この情報は自衛隊には伝わらなかった。 蛇がミサイル艇の発するレーダー波を浴びたのは、岬の陰から飛び出たあとであった。さらに、その輻射波が〈わかたか〉のコンソールに光点を映し出すまでには、数秒の時間を必要とした。 「艇長、周囲に民間船が集まってきています」 「どういうことだ?」 「おそらく、我々が敵を撃退しつつあるので、庇護を求めて来ていると思われます。このままいきますと……」 「おう。良くないな」 敵の襲撃が一息ついたと思われた頃、航海長が思案顔で報告した。確かに周りには無数の船舶が集まってきていた。来島は、口髭を震わせた。小舟をひっくり返さないよう慎重に移動するつもりだった。 レーダー員の叫びがブリッジに響いたのは、そんなタイミングであった。 「レーダーに反応あり! 方位285及び075距離3000。高速で南下中!」 「目標視認! 帝國軍の蛇と思われる! 艇尾方向へ回り込もうとしています!」 来島はこめかみに血管を浮き立たせると、叩きつけるように命じた。 「左とっさ砲戦。回り込まれる前に撃ち落とせ! 〈くまたか〉に東側を叩かせろ!」 前甲板の76ミリ速射砲がモーター音を響かせ、左舷を向いた。速やかに発砲。すでに薬莢で埋まる甲板上に新たな薬莢が排出され、そのまま海中に落下した。 主砲は艇尾方向へ回り込もうとする有翼蛇を追って、少しずつ砲身を左に振る。発射された砲弾が空中で炸裂し、有翼蛇を絡め捕ろうとした。 有翼蛇は最大速力で南下し主砲の死角に入ろうとしていた。エーリンは、ミサイル艇の主砲が前甲板に装備されているのを見た。そして、驚くべき洞察力をもって、その死角が背後にあると予想したのだった。彼の蛇は2艇を左右から挟撃しようとしていた。 港内の平穏な水面を、有翼蛇の翼が騒がせる。高度は5メートルも無い。わずかな雑念がたちまち墜落に繋がる高度だ。エーリンは鼻血を出しながら、計5頭を操り続けた。艇尾方向──南西及び南東から低空襲撃をかける。これが彼の採った戦術であった。 西を飛ぶ1頭が、破片を浴びてバランスを崩した。派手な水柱が立つ。墜落した有翼蛇はたちまち海中に没した。 「1機撃墜。残り2機は間もなく主砲の死角に入ります!」 「航海長、動けるか?」 「ゆっくりであれば」 辺りは小舟で埋まっている。来島は慎重に命じた。 「取舵一杯。前進微速。見張り周囲の船舶に気をつけろ!」 「とーりかーじ。宜候」 操舵員がハンドルを切ると艇首が徐々に左を向いた。主砲は絶え間なく火を吹いた。ブリッジ後方に備えられた12.7ミリ重機関銃も、敵に向けて射撃を開始している。 この分なら、何とか撃墜できるか。そう来島が見積もった時だった。 「対空砲弾、残弾無し!」 「何だと!?」 盲点であった。そもそも小型のミサイル艇には護衛艦程の弾薬は搭載されていない。さらにその全てが対空用の調整破片榴弾というわけではなく、通常の榴弾等も搭載されていた。ラーイド港区で繰り広げられていた対空戦闘は、事前の想定を超えるものであった。 「どうしますか?」 射撃管制員が不安げに言った。来島は即断した。ぶつけられるものは何でも浴びせてやる。 「主砲弾種榴弾! 敵前方の海面を狙え!」 「了解!」 砲身がわずかに俯角をかけた。給弾ドラムに新たな弾薬が装填されるまで十数秒、主砲が沈黙する。重機関銃が狂ったように発砲する音が響く。有翼蛇は距離2000付近で大きくバンクし、こちらを指向した。 発砲。今度は炸裂煙は発生しない。迫る有翼蛇の手前の海面が白く盛り上がる。細い水柱がまるで竹林のように林立し、有翼蛇の行く手を阻んだ。
エーリン隊の前方に白い柱が盛り上がる。敵がこちらを邪魔しようとしていることは分かった。しかし、それにしては高さが足りない。海面スレスレとはいえ、水柱は有翼蛇を捉えられなかった。 行けるぞ。あと少しで火焔が届く。 敵の軍船は周りを舟に囲まれて動きが鈍かった。横腹をこちらに見せている。 そこで、もう1頭が頭を吹き飛ばされた。偶然海面で跳ね上がった反跳弾が、西から突入する有翼蛇に直撃したのだった。痛み。暗転。そして、瞬時に切り替わり復活する光景。 敵はもう目の前だった。 軍船の放つ不可視の矢も、魔術士が猛然と打ち上げてくる細い光弾も、彼の有翼蛇を止めることはもはや不可能だ。 「喰らえ、蛮族!」 エーリンの思念波が裂帛の気合いとともに、有翼蛇に伝達された。 ミサイル艇〈くまたか〉は、東側から突入を図る有翼蛇2頭の撃墜に成功していた。艇長得居三佐は、怜悧な印象を与える外見そのままの声で射撃管制員に尋ねた。 「主砲、〈わかたか〉を援護できるか?」 「射線上に〈わかたか〉がいます。現在位置では不可能です」 「了解。航海長、動けるか?」 「周囲の船舶が予想以上に集まってきています。呼びかけを続行中ですが、まだ経路は開かず移動は困難です」 「……抜かったな」 得居三佐は〈わかたか〉に突入する有翼蛇に目をやった。大日本帝国海軍第一航空戦隊赤城艦攻隊でもやっていけそうなほどの、見事な突撃だと思った。 〈わかたか〉に突撃を敢行した有翼蛇は、距離100ヤードで火焔弾を連続投射した。〈わかたか〉は全力で回避を試みた。やむを得ず出力を上げたウォータージェットノズルが猛烈な水流を巻き起こし、舳先が左に回る。 ようやく事態を理解し逃げ出そうとしていた数隻の小舟が煽られ、転覆した。 火焔弾はそのただ中に飛び込んだ。 轟音がブリッジに響いた。開け放たれたドアから熱風が吹き込む。見張り員と機銃員の悲鳴が聞こえている。来島が叫んだ。 「被害確認!」 航海長が左舷ウィングに走り出た。口元を腕で覆いながら艇尾を見ている。彼のヘルメットと救命胴衣は照り返しで赤く染まっていた。 「左舷後部至近弾! 火災発生! 機銃員と見張り員負傷の模様!」 「応急班後部に急げ! 負傷者を収容しろ! 敵機はどこだ?」 あっという間に〈わかたか〉甲板上は鉄火場となった。火焔弾は〈わかたか〉の左舷後部海面に着弾。猛烈な水蒸気と焔の粘液を飛散させ、それが構造物に引火していた。 来島の命令で、防火衣を着込んだ隊員がCO2消火器を抱えて後部に走る。火の粉を浴びて転がった機銃員が、救護員に抱えられていた。 〈わかたか〉を攻撃した有翼蛇は、逃走にかかっている。海面スレスレの高度を維持したまま、全速力で逃げていた。罵声が右舷から聞こえた。右舷機銃員が追いすがるように射撃を開始したのだった。 機銃弾は有翼蛇の細い体めがけて光線を描く。しかし、思うように命中しなかった。 畜生、やられた! 蛇ごときに。まったく……架台にSSMがあったら撃沈されていたぞ。 来島は怒りと安堵の入り混じった感情を胸の内に暴れさせたまま、応急指揮を執った。幸い小破以下で済みそうだった。 だが── 「……て、艇長」 航海長の震える声を聞いた来島は、いぶかしんだ。いつも飄々としている男のこんな声は聞いたことが無い。何に怯えているんだ? そこで来島はようやく周囲が赤く染まり、ブリッジの中に絶えず悲鳴が聞こえてくることに気付いた。彼が、それが何を意味するのかを理解するまで数秒かかった。 「なんてこった……」 敵の有翼蛇は撃てるだけの火焔弾を乱射していった。〈わかたか〉は回避運動が功を奏し、直撃弾を避けることに成功した。 しかし、その周囲にいた大小の船舶は〈わかたか〉ほど幸運では無かった。ボートのような小舟から中東のダウ船に似た交易船まで、様々な船が炎に包まれていた。 それは船上だけに留まらない。辺り一面の海が炎上し、人々の悲鳴が木霊していたのだった。〈わかたか〉はまるで炎熱地獄のただ中にあるかのようだった。責め苦に苛まれる人々の叫びに、海上自衛官たちは衝撃を受けた。 天災では無い、戦争が生んだ死傷者。それを守れなかったのは自分たちであるという現実がそこにはあった。〈わかたか〉の乗員は、初めて戦争を知った。たとえその死に逝く人々が日本国民ではなかったとしても。 そして、彼らにとってこの日最後の攻撃が加えられた。
それは離脱を試みていた最後の有翼蛇を撃墜した次の瞬間だった。 「高速目標探知! 後方から近付く! 距離1000!」 奇襲としか言いようが無かった。打ち方止めを令した直後、飛行騎兵団副長ヴァロフ子爵が自ら手綱を握る翼龍とその支配下の有翼蛇が、低空から突入を図ったのだ。目標は〈くまたか〉である。 エーリン隊の戦闘を観察しタイミングを見定めたヴァロフは、大型の有翼蛇と共にミサイル艇の死角を突いた。高度3メートル。龍の脚が海面を掠める勢いだった。 「面舵一杯! 右対空戦闘!」 「左右ともに民間船あり! いま舵を取れば衝突します!」 「チィッ──回頭まて、舵中央! 第1戦速!」 得居三佐は一瞬の逡巡の後命令を下した。彼の性格が、そしてこれまでの自衛官としての歩みが、民間船を犠牲にするという選択肢を彼にとらせなかった。 〈くまたか〉は蹴飛ばされたかのような勢いで前へ進もうとした。左右の船をかわし、右へ回頭できれば、敵を射界に捉えられる。 だが、それは間に合わないだろうな。 得居三佐は冷静に現状を認識していた。敵は今までの蛇を遥かに超える速度と、機動力だった。こちらが回頭を終える前に、射点につくだろう。これが俺の限界か── 「敵発砲!」 見張り員が悲鳴のような叫びで、火焔弾が迫り来ることを伝えた。得居は自分を出し抜いた敵がどんな奴なのか見てやろうと、強化ガラスの外に視線を向けた。 轟音。衝撃が〈くまたか〉を激しく揺さぶった。艤装品の破壊される音が聞こえ、赤い炎と熱風が彼を襲う。 (嗤ってやがる) 赤熱する視界の向こうで、大きな翼龍に跨がった騎士がこちらを見ていた。 「〈くまたか〉被弾! ブリッジがやられました! 火災発生!」 大型翼龍と有翼蛇がフライパスしていく真下で、〈くまたか〉の構造物が炎上していた。見張り員が吹き飛ばされ海中に落下する。 「得居! 畜生め、重機関銃は敵を撃て! 〈くまたか〉に寄せろ、溺者救助用意!」 どうみても〈くまたか〉は中破以上の被害を受けていた。消火に失敗すれば沈没も有り得る。矢継ぎ早に指示を出す来島は敗北感に包まれていた。 撃墜した有翼蛇と翼龍は20機に迫ったが、そんなことは何の慰めにもならなかった。 『よくやった、エーリン。一時帰投するぞ』 『ハッ。しかし……』 『貴様の有翼蛇は全滅だ。あの軍船は化け物だな。だが一隻は潰した。この戦訓持ち帰るぞ。復仇の機会は与えてやる』 『承知しました……』 エーリンもまた、来島と同様に敗北感にさいなまれていた。渾身の異方向低空襲撃はほぼ全滅。彼の蛇は敵にかすり傷を与えたに過ぎない。 恐るべき相手だった。数浬の先から桁外れの威力で攻撃を加えてくる。しかも驚異的な命中率だ。そして、エーリンは何よりも、いくら工夫しても必ずこちらを見つけるその力に畏れを感じた。いかなる異能か? そもそも、あ奴らは何者なのか? 誓って南瞑の蛮族では無い。エーリンは確信していた。 必ず次は沈めてやる。エーリンはそう誓うと精神力の限界を迎え、翼龍の背で気を失った。 ラーイド港区を巡る戦闘は、日が傾き始めると同時に終結した。自衛隊の防戦により港区の破壊は阻止されたが、双方に多大な損害が生じている。 『帝國南方征討領軍飛行騎兵団』損害 人員 死者3名 翼龍 2騎撃墜 有翼蛇 17騎撃墜 『海上自衛隊第1ミサイル艇隊』損害 人員 死者〈くまたか〉艇長、得居三佐他4名 負傷者8名 ミサイル艇〈くまたか〉中破 ミサイル艇〈わかたか〉小破 民間船多数沈没、死傷者多数
以上です。 この章では、とにかく自衛隊側に色々な縛りや齟齬が生じます。イライラするとは思いますが、この章のテーマでもあります。 御意見御質問御感想お待ちしております。
再度の投下、乙です ここでも自衛隊側の犠牲は避けられなかったとは、やはり帝國軍は侮れない敵ですね そして庇護を求めた民間人たちの行動がこういった結末をもたらすとは・・・悲劇としか言いようがない・・・
乙! 対空戦闘はコンピューター制御じゃないと厳しいですね CIWSがあればなあ しかしこれだけ損害が出ると日本本国も考え直すかな
>>732 資源があっても戦争に至った戦争を出してくれ
>>751 物語内の齟齬ならまだしも、現実との齟齬っていうのが無理矢理貶めてるようで一番イライラする。
3インチに対地りゅう弾とか無いから。
訓練弾、りゅう弾、平頭弾の三種類しかない。
それに水面叩いて迎撃は有り得ない。
15キロ以上先の対空目標を狙える精度が出せるのに、直撃狙わない理由が無い。
それからあっさり燃え過ぎ。
油脂をぶっかけられたぐらいでブリッジ損壊とかあり得んでしょ。
長時間炙られなきゃ燃えない、軽合金馬鹿にするな。
それから除せん設備使え。
はやぶさ型とか、高速で青波に突っ込む事もあるから、構造はかなり頑丈
もうちょっと穏やかに指摘しようぜ
758 :
創る名無しに見る名無し :2014/03/20(木) 06:28:43.01 ID:GEd8ZfnB
陸戦要員以外の艦艇側で犠牲者が… 避難船溢れる港内戦闘の難しさが最悪の要因で出てしまいましたね。 砲弾の割合の見直しも図られそうで、海自は次、どの艦を派遣するのかな?
御意見御質問御感想ありがとうございます。
CIWSがあればなぁとは、確かに書きながら感じました。
民間人の取り扱いに、本物語の自衛隊はとても苦労しています。今回の戦闘結果は今後に活かされるとは思いますが……。
>>755 厳しい御指摘助かります。
弾については着発信管とVT信管が有るという認識だったのですが、3インチは同じ弾で兼用なのかな……。
水面狙いは直撃狙いの精度が有るかどうかで悩みまして、無いと判断し描写しました。もし、信管が併用なら確かにこれはやりませんね。平頭弾では水柱すらまともに上がらないので困ります。
文中では1000以下の距離で偶然跳ねた榴弾が直撃しています。射距離や狙いについてわかりにくい描写になっていたらすみません。
火災については、油よりもっとベトベトしていて、さらに可燃性のあるゲル状の粘液が降り注いだとお考えください。平たく言えばナパーム弾です。
わかたかの火災は粘液の付着。くまたかはブリッジを直撃した(通常より多量)粘液が、開け放ったドアから内部になだれ込んだ状況です。よって、人的被害は主に火災によって発生しています。
ご指摘の通り、構造物の破壊は有りませんが、艤装品が破損しつつ火災によって被害が拡大しました。
なお、B火災ですので除染装置は使用しませんでした。
話に入り込めない程の現実との乖離を、読み手の皆さんに感じさせてしまうのなら、それは私の力不足ですね。それと、情景描写もまだまだです。
厳しい御指摘ありがとうございます。
乙です これでもう民間人も邪魔はしてこないだろう 学習してくれた分だけよしとするか
乙でごさいます
資源資源うるせーな。
>>759 此方こそ。
書き方がきつくなってしまい申し訳ないです。
海自の3インチのりゅう弾は、今はVTしか調達してない筈です。
着発はMk33用か、両用の意味かと。
戦闘時にウイングを開けてるなら、それは規則違反です。
防弾窓の意味が無い。
船上火災なら、火勢鎮圧に除せん装置は有効なんですよ。
>>762 彼、たぶん米ソがやらかす (覇権競争に必要な見栄込みであれ) リッチな戦争を知らないんと違うか
たぶん狂信者の恐ろしさも知らないだろうな
いやそれはイスラム原理主義者のおかげで嫌になるほど知っているだろ
たぶん原理主義も「その根底には貧しさが云々」と考え出しそうな人だねぇ
>>762 >>764 実際に資源が問題だよ。
過去の戦争の原因を調べてみ。驚くほど其処に収束するから。
十分な資源が有れば共産主義も成功してただろう。
>>765-767 原理主義が台頭するには貧困が必要だって。
ファマスやタリバンは貧困がなければ誕生或いは過激化してないよ。
そも、アメリカが中東に執心してたのは資源が必要だからだし。
意地はるなって
戦争の原因なんて話の持って行き方次第でいくらでも変わるもんなのに 何をそんなにこだわっているのか
アメリカで「失望した」発言した高官みたいなアカの出涸らしだろうか やけに現世利益以外の価値観を否定する唯物思想っぽいし 嘗て世界を二分した栄光()再び、って感じかのぉ
こんな奴に無限効果メンテフリーなハイクァーン原器とかレプリケーター持たせても 独り占めでぶっ殺され…のクチだろうなw
アカに染まる奴の中でも爆弾を造って人をブッ殺す過激派になったのは当の貧乏人なんかではなく富裕層の出だったり、 毒ガス撒いたオウムにハマったのは良い大学に入れるだけの金持ちの家の人間だったという歴史を知らねーのかコイツ・・・ まっ、資源云々ゆーんなら、いっそ地球からF世界に殴り込みに行ったら? 人口爆発、資源枯渇、環境破壊。最早核戦争ですべてをリセットするしかないという末期状態の地球で、F世界と繋がるゲートが偶然日本に出現。 諸問題解決のため、F世界への入植を決定する米中露。こちらに正当性がある形で戦争を誘発するべく、F世界の国家を挑発する日本政府。侵略の尖兵として送り込まれる自衛隊。
そもそも、近代日本が戦った戦争だって、資源に起因するものは太平洋戦争、 遠因まで含めても日中戦争くらいが限度だろうに。 元寇も朝鮮征伐も資源は関係ないだろうが。
>実際に資源が問題だよ ファッ!? 冷戦は資本・民主主義 VS 共産・社会主義のイデオロギー対立じゃなかったのか…… ナチス台頭の裏には貧困があったけど、反ユダヤ主義からナチに与したフォードは富豪なんですが、それは大丈夫なんですかね。 Wikipediaの「世界征服」には、同種族の他固体あるいは多種族の生活圏を自分のものにするという、侵略行為は生物の本能とあったけど。 実際のところ、貧困だの格差だのを理由にしなくとも、すべての宗教は信徒の数を増やすことを欲しているわけで。 その一手段として、戦争により他国・他民族を降して信仰を強要するというのは、ありえるんですが。
そもそも、日本は戦前も戦後も、取り敢えず豊かになれば大人しくなるという発想で 対峙して失敗した事例が色々あったと思うけど。
>>770 否定する要素がないからな
>>773 少数の過激派程度で戦争は起こせないだろ
で、否定的な人は資源が十分にあっても起きた戦争を示してよ。
俺が調べた時は見当たらなかったけどね。
つ ナチス
ナチも一応は東方生存圏の獲得ってえのがあったけどね。 まあ資源地帯の獲得という理由も、国民を養い国家を営むには現在の状態では充分ではない、 というのもあれば、 単純に覇権主義や膨張主義からくる領土拡大志向もあるわけで。 十字軍なんかは当初は純粋に軍事的脅威(イスラム勢力)への対抗だったのが、「異教徒ブッ殺し隊」になっちゃったし。
ID:GktkMakXみたいに世の中には教えられることを侮辱・攻撃としか受け取れない人間も少なからずいるのですよ。
>資源が十分にあっても起きた戦争 太平洋戦争の起因は、日本側は資源獲得が理由だが、アメリカ側は太平洋の覇権と中国市場狙い。 ナチスドイツは資源獲得云々つーより恐慌という経済的要因とWWIの怨みを晴らすっつーのが大きい。 資源があろーが経済的に死にかけて不況が国民を襲い、それは資源がさらにあれば解決されるというものではない、というのはアメリカが証明した。
>>780 的外れな批判をされりゃね
>>781 な、十分な資源があれば戦争起きてなかったろ
市場獲得は豊かになりたいから
恨みつらみも結局は貧困が原因
駄目だコイツ これがストローマンという奴か
>>783 多分、想像してるレベルが違うんだと思うぞ。
物はレプリケーターで幾らでも手には入る、寧ろ保管費用の方が高いぐらい、と
既存の豊かな国家レベルで想像してる人と
>>782 いやだからね、君には的にあたったかどうか判断する能力がそもそも無いのよ。
だからみんな親切…かどうかはともかくとして教えてあげたわけよ。
そこんとこ勘違いしたらいかんよ。
どうせ君が何者かなんて誰も知らないんだから
恥ずかしがらずに強がらず教えを請えばいいじゃない。
資源は必要だがそれだけでは駄目 市場と金融の支配権が必要 生存圏ってのは資源と市場と軍事的縦深を複合的に考えた概念 戦争の理由は様々…大国の面子で始まる場合もあるし 中世なら君主の野望で始まることも多い
「どう思うよ」 「何がだ?」 「あの女の言ってた事さ」 「諸悪の根源は構造的差別と経済格差って話か?」 「ガキの頃俺に 「キムチ野郎」とか言って石を投げてきた奴らは皆 俺と同じくらい貧乏なガキだったよ」 「………」 「金持ちのガキはただ 笑って見てただけだった」 スレタイに合った話しようぜ。資源だの貧困だのを戦争の理由にしたいなら、 『 貧困に喘ぐ国民の不満をそらすためと、それを解決する領土拡大のために、異世界の国家へ攻め入ることを決定したとある国。 そこは軍隊など有さない弱小の島国だという。ならば鎧袖一触、あっという間に征服してみせようと息巻く将軍たち。 ―――― だが、その島国も似たような状況にあった。 周辺諸国との領土問題をめぐる摩擦から、かつてない強硬派が国民の支持を得て政権を握っていた。 されど一度戦を始めれば、取り返しのつかないことになるのを理解していた彼らは、決して自ら戦争を起こす気はなかった。 彼らを支持していた国民に不満が募る中、その島国に異世界の国が侵攻してくる。 異なる世界と世界を結ぶ術を始め、無数の神秘の技を持つ国が圧倒的に有利と思われていた―――― が、戦果は島国の大勝であった。 異世界に攻め入った国は知る由もなかったが、その島国がある世界は、己らよりはるかに軍事技術が進んでいたのである。 しかし今更戦争をやめることなど出来ない。 政府への国民の不満は膨れ上がり、彼らを慰撫する為にも、また逼迫した財政を立て直すためにも新領土が必要だった。 その上、信仰を同じくする国々に『これは聖戦である』と触れ回ってしまっていたのだ―――― 何としてもこの島国を征服しなくては。 ―――― その島国では為政者たちが狂喜乱舞していた。 何故なら自国に攻め入ってきた彼の国は、軍事的には己よりはるかに弱い。簡単に捻り潰すことができる。 しかも異世界の国。この世界に何のしがらみもない国。己が彼の国に逆侵攻することを、邪魔をするものは誰もいない。 少なくとも領土的、軍事的理由では。それでも思想と歴史、そして商いを理由として自分たちを妨げるものは出てくるだろう。 それも、いざとなれば連中にも分け前をくれてやればいいのだ。それだけで押し黙るだろう。 何せ領土や領海などといった小さな話ではない。丸々もう一つの世界が手に入るのだ。 かくしてその島国―――― 日本は異世界に進撃する。絶対に負けない相手を敵とする、戦争とは言えぬ戦争。 国民は『強い日本』の復活に不満を和らげ、新たな領土と資源が手に入ることで己らの立場が良くなると信じた。 これで何もかも良くなると。不況も、格差社会も、敵意を向ける外国も、何もかもが解決すると。 そしてそれは異世界の国も同じだった。あの島国を征服してしまえば何もかもが良くなる。 今は苦戦していても、正しき信仰を持つ我々が最後には勝利するのだと。勝てばすべてが清算されるのだと信じていた。 故に彼らは挑む。絶対に勝てない相手への戦争に。奈落の底へと突き進んでいることも知らず。』 と、いうのは? なんかゲート+島戦争って感じのネタ。
いんじゃないかなー 日本がいいやつで悪い帝国をぶっ倒す、とか何か飽きたし どっちもどっちで、ただ力の差で勝敗が決まっていくとか 民主主義だから正義!じゃなくてその強烈な宣伝力でF世界側が思想戦に負けて瓦解していくとか そういう話が読みたいです…
互いの国の国内政治や外交、軍事、国内事情や政治家たちの思惑なんかを細かく描写したら すごく読み応えのある話になりそうですね 読んでみたい! でも書き手は大変そうだ・・・
>>785 具体例を示せと行ってるのに、元寇や朝鮮の役、第ニ次大戦とかさ、みんな資源の不足が原因じゃない。
モンゴルに金が溢れてたら?
大名が肥大化してなければ?
賠償金やブロック化の影響を受けない経済体制なら?
>>786 経済活動という物が縮小するだろうね。
情報や特別なサービスだけが価値を持つんじゃないかな。
だからモノ(資源)だけあっても仕方がないっちゅーとるだろうが ヒトとそれがまとまって沢山いる土地が必要だっつーねん そんなに資源だけで何とかしたいゆーなら件のナンタラいう装置で水と飯と服と家を作ってりゃいいだろ 世界中の人間の分を毎日毎日毎日毎日
モンゴルは資源目当てというより、「地果て海尽きるまで」と神託されたのが大きかったんじゃないか 交易路の拡大などは征服について来たもので、初めはイデオロギー 元が侵攻した先も日本だけじゃないしな 樺太・北ベトナム・南ベトナム・ビルマ・インドネシアにも及んでいる 朝鮮出兵(目的は唐)は、大名の肥大化というより国内征服の延長戦上に見える 信長も秀吉も国内統一前から構想していたし 第二次大戦、とりあえず日本に限っていえば直接的には石油禁輸だろうが、遡れば中国>満洲>朝鮮 への進出が原因で、もとはといえば本国防衛が目的だったと思うが ドイツだって、ドイツ人が居住する周辺地を組み込むことを求めて英仏との仲がこじれたもので、資 源欲しさに始めたことじゃあるまい
ドル基軸体制下のアメリカでさえ戦争する時はするんだから資源のみを云々するのはナンセンス
話し聞かずに自説に固執してる奴には何言っても無駄だっての
何言ったって資源以外認める気が無いんだからもう相手にすんなよ。
ストレスがたまるだけでつまらん
>>791 人が必要っていうのも資源不足が原因だろ
一次と二次産業が不要ならどうよ
最初からそういう話だぞ。
銀河連合日本の話題から派生した話なんだから。
>>792 イデオロギーが形になる為には実益が必要だろ。
経済が成り立たない程に物が溢れてれば、そもそも領域を拡大する必要がないよな。
資源君の説だと 中東戦争の時のイスラム諸国は、イスラエルにあるどんな資源を求めて開戦したんでしょうねぇ
だからもうほっとけっての、牽強付会、理屈と軟膏はどこにでもつくんだから
意地になっちゃったんだろうねぇ…
801 :
創る名無しに見る名無し :2014/03/21(金) 18:49:30.00 ID:+gBPgK7p
test
>>798 そもそもイスラエルが起こらないという発想には至らないのか
>>802 なにを言ってるのか全然わからんのだが
中東戦争の原因はイスラエルの存在そのものであり
資源は全く関係ないと言いたいのであれば、おっしゃる通りです
戦争の原因は需要と供給のバランスを安定させることができなかったことのが大きいのでは 資源が無限にあるっていう前提条件があり得ない以上、資源不足は結果的に起きることじゃないの?
資源が無限に湧く装置を全員が持つ→皆と同じ程度しか恵まれていないことに不満を持つ奴が現れる →隣のやつから装置を奪い取ってそいつより上に立とうとする→戦争 人間の欲って際限がないと思うの
際限なくスポイルし続ける悪魔の機械なんぞ視肉と変わらんわ 不足してるのは資源より自制心とか知性理性の類だべ 悪意すら無く躾の悪いガキばかり量産する錯品は読まん
>>787 「一つの世界が丸々手に入る」って……。確かにその通りだけど、資源の供給源だけでなく日本製品の市場にしようと思ったら、まずインフラ構築からやることになりかねないぞ。
>>807 その場合、インフラも日本製品だよね。
じゃないと規格からして日本が利用できないし。
そんな力技ができるのは冷戦時代の米ソくらいでは
まあ、でかい満洲みたいなもんだろ。 まじめに考えると開発費用で死ぬのは見えてるんだけど、それでも富の幻影に目が眩んで突撃するバカが後を絶たないような「夢の土地」。 ちょっと前だと中国なんかもそんな感じだったし。
>>773 エウシュリーのディルリフィーナ世界、その成り立ちの原因である三神戦争がそんな感じで始まってるね
地球側負けちゃったけど……
>>811 詳しく、科学がファンタジーなんぞにぼろ負けしたのか?(汗
文字通り神々の戦いになっちゃったから 異世界の神々 信仰が落ちて弱った地球の神々 人類が地球の科学と異世界の魔法を融合し、自分達のために作った機工女神達 この3種の神ではない種族はそのおまけで、結果的に信仰の差で異世界の神が勝った
「神」が殺されて、天使が野良化したり異世界の神に仕えたりしているやつか 古代ギリシャや北欧あたりならまだしも(一応復古という形で「信者」はいる) アブラハムの宗教や仏教・ヒンドゥーや道教なんて信仰が落ちているとも思えないが この辺は各宗教とも中世レベルの世界の人口より信者がいるだろう
漠然とした把握だったので設定を読み直してみたが、シリーズ刊行中ということもあってよく分からんな 唯一神は経歴からは想像つかないくらい穏健だし、元ネタが分かりそうなのがギリシャ神話系の一部しかいない
神が居なくなって天使が野良化というと「はいぱーはんたー」とか思い出すな 聖書的な意味と核のパイ投げ的な意味でのハルマゲドンを同時にやらかしたせいで近代国家は日本しか残ってないみたいだけど
名前間違えた はいぱーぽりすだった
信仰の人口で考えたら地球の神が最強な気がするけどなぁ
そんなこと言ったら星間国家の宗教が最強になるだろw
820 :
787 :2014/03/23(日) 07:28:47.21 ID:CEgFIMWE
いや「一つの世界が丸々手に入る」というのは、攻め込んできた国に対し日本だけがやりたい放題して、異世界利権を独占したら軋轢が生まれるが、 「分け前をくれてやればいいのだ」と、F世界のすべてを地球各国の草刈場にするという、パイの切り分けを提案すればいいんじゃね、ということで。 『 向こう側の世界は基本的人権の概念が欠片もなく、厳格な社会階級制のもと身分差別が横行し、圧政に苦しむ人々で溢れかえっている。 我が国にあるゲートを通し、異世界を解放するべきだ。しかしそれは我が国だけでは不可能。国際社会の協力あってこそ可能な偉業である。』 という風な建前の下。 まあ中国に関しては、“F世界の征服”に目を向けさせることで、日本の領土を掠め取ろうとする意思が弱まればいいな、という捕らぬ狸の皮算用な発想。 各国が共同で行えば、異世界全体のインフラ整備も早急に進む……ハズ。 共同開発の場合グローバル化というか地球化も進んで、F世界で売れるのは安い中国製品ばっかりになりそうだが。 日本製品による市場独占を狙うなら、『そこらはあんたたち米中露のモノだけど、ここは俺だけのモノ』と、植民地化した国を対象にブロック経済するか? 大規模な開発事業は様々な経済的効果が付随するだろうが、大企業がその利益を社員(国民)に還元するかは疑問だけど。 あわよくば『日本はこんなに“強い日本”として復活したんだ。日本は他の国より凄い。だから日本人であるキミも他国の人間より凄いんだ、偉いんだ。』 ……なんて思わせて、社会に不平不満を持つ連中の目を眩ます。(眩ませることができるのは、劣等感から右傾化した一部の連中だけだろうけど) 資源や貧困だけでなく、思想的要因も絡めるなら、日本側に唯一対抗できそうな魔法技術を持っているのが、F世界の宗教勢力、ということで。 で、日本に攻め込んできた国の政府は圧倒的な軍事力の格差を思い知らされて、もう手打ちにしたいと思うのだが、宗教界がそれを許さない。 蔓延した貧困は信仰にすがる者を増やし、領地が小さく収益の少ない貴族や、重税で極貧の国民たちもまた異世界(日本)征服を熱望している。 大貴族たちも恩賞(日本の土地)を与えなければ反乱を起こす可能性がある。それどころか国を見限って、すでに日本に内通している貴族までいる。 儲けることしか頭にない商人たちは、自分たちの損益のみを考えて、好き勝手に戦争を煽るか日本の商人と交易する奴らばかり。 ここいらで譲歩し、講和を結びたいのだが、強力な魔法技術(それでも自衛隊にはまったく敵わない)を有している宗教界は強硬的に反攻を主張。 これだけ混沌としている状態での領土割譲なんかは問題が有りすぎるのだが、資源地帯に目が眩んだ日本政府もまた一歩も引こうとしない。
それじゃ、かつての帝国主義、植民地主義そのものじゃないの。 こちらの世界で、まともな国なら、その愚かさは解っているはずだけど?
ぶっちゃけ開戦にそれなりの理由があって適度に自衛隊TUEEEEしてくれてなお且つ面白ければ後はどうでもいいです
>>821 市場を「完全に」独占しようとしたら植民地とのブロック経済しかないんじゃ。
>>805 何?、その知性の無い「糞ガキ思考」www
少なくとも全然そいつ(その国家?)、全然「文明的でない」な
どこのシナチョ…蛮族ですかー?
やり方が違うだけで、EUもアメリカも大差ないよ。 ウクライナにロシアが攻め込んだのだって結局、EUがウクライナを取り込もうと扇動したのが直接の原因だし
ローリダ共和国の自覚していない蛮族っぷりがやばい
今後は反撃の章みたいに日本側圧倒的優位な戦争は書かないと作者が言っているが 60年代レベルの国が技術者数名入れただけでそれは無理があると思う
日本側の行動見るに、どうも政治的要求で軍事行動がゆがめられてるみたいだし>自衛隊 日本側が縛りプレイ状態になるんじゃない?
>>826 幾らかマシなナードラですらあれだからな・・・
まああの世界は何処の国も基地外蛮族だけどな
ローリダ「我々は“文明的”な種族である」 グナドス「我々は“文明的”な種族である」 エルタニア「我々は“文明的”な種族である」 カロゼリア「我々は“文明的”な種族である」 日本「我々は“文明的”な種族である」 文明的という言葉が指す範囲の広いことよ
比較的まともかと思われたノイテラーネも今回の魔窟スラム街の存在でアレさが増したし、 後ハッキリしていないのはエウスレニア位か。 まぁ、合弁とはいえ EUR48 作ってる時点でここも一筋縄ではいかん気もするが w
島戦争更新来てないけど、どこのサイトの話?
あぁ、スマン。 ノイテラーネのスラムが登場したのは Underwater Warfare の Ep2 の 8-2 ね。 最後に読み直したのがこの回だったから最新話と記憶がごっちゃになってたわ。
>>826 それでも作者が日本と好敵手にしたいのか相対的に日本がアホすぎてストレスが溜まるって言うね
>>835 それは仕方が無い・・・
あの島世界日本を「まともにしたら」大概の国が対抗不能となる
必然的に日本を「馬鹿」にしてレベルダウンを図らなきゃならなくなる訳だ(苦笑
ま、あまり言いたくないがその「主人公、国家の能力」は
作者の「政治とか諸々の知識」を超える事が出来んと言うわけだ
837 :
創る名無しに見る名無し :2014/03/24(月) 11:10:07.40 ID:PWqAYdPY
日本と対等に戦わせたいならなんで最初から日本レベルの国家出さなかったんだろうか
日本と同等なら割と交渉で何とかなりそうな気もするけど
>>838 に先に答えを言われてしまったw…
「まとも」な国家なら大抵クールに話し合いの決着になるからなw
だから必然的にDQN国家ばかりになるという・・・(白目
>>831 実際、エウスレニアと日本ってどれくらいの友好度なんだろうな。
個人的には現実の対インドネシアぐらいじゃないかと思ってるんだが。
……ていうか、日本がまっとうに友好関係持ててる国が今のところノイテとここしかないような(汗
作中で描写されてないだけで南方の島嶼国家は日本の勢力圏みたいな設定無かったっけ
Islands Warの日本をレベルダウンとかアホって言うのは現実の日本を過大評価しすぎだと思うけどね。 自発的にあるいは戦略的に動けない、その意志も能力も無い。 ローリダみたいなのにまず先に動いてもらってようやく「対応」という形で行動できる。 軍備が多少向上してる以外はまあ、実際あんなもんでしょ。
843 :
創る名無しに見る名無し :2014/03/25(火) 01:03:27.09 ID:KvyTV0bU
>>842 自分も1章なんかもろ日本だなあって思ったよ
結局核を持つところまで踏み切れてないのもわりとリアルだよな しかし俊二め、タナと嫁に加えてユウシナまで誑かしてたのかうらやまけしからん
845 :
創る名無しに見る名無し :2014/03/25(火) 04:17:03.22 ID:deuZ9FhJ
________ /( (c :; ]ミ/\ 当職をどこかのスレに送ってくれナリ! /| ̄∪∪ ̄|\/ お別れの時にはお土産を持たせるナリ! |そんし ..|/ 現在の所持品:ダンボールバッヂ、おっぱいマウスパッド、核ミサイル、マルボロ
会談と称して核で不意打ちしてくるような国に前世界の常識を捨てられないまま負けたら面白いのに
>>846 今現在連載してるのは負けまで行かなくてもそれに近くなるんじゃね?
あの作者本人がディストピア的なものが好きと公言してるしそういう展開があっても不思議じゃない。
そもそも地球じゃない異世界(異星?)に転移したのに 未だに左翼的なプロ市民共が一致団結せずにグダグダやってる時点で
それ以前にUWの主人公が第一章では出番なしと言われながら 二章でも出番なしで終わりそうで完全に主人公(笑)になっているのがもうね…
離し急に変わって済まない 「中世1399年に未来人チームタイムスリップ物」で キリスト教徒の気違い度に関する質問 腐ってた教皇派は論外はもとより 南仏にあったアビニョン派?とフス派ってどっちが話が判り易い? それともどっちもDQN殲滅対象?
個人だろうが集団だろうが 自陣営に利が有るなら生かす、利が無いなら殲滅でFA
テスト 昼から人多過ぎばかり…おれだけ? 当時の農民・平民の学の無さから見て 適当な牧師?坊さん?をでっちあげてれば問題無し?
フス派だと思うな。 だって、のこのこ出かけて行って火刑に処されるしょうな親玉だよ。 手玉にとるなら断然にフスだよ。
>>847 日本が「駄目だ、ローリダは滅ぼすしかないわ」と認識するまでがお話だ、
みたいなことを作者が感想欄で言っていたぞ
転移したのが常任理事国の皆さんなら一章で済んでいたテーマだな
日本政治家A「ともあれ、ローリダは滅ぶべきであると考える次第である」 日本政治家B「それにつけてもローリダは存続させるべきである」
日本人全員の意識を変えて国内の反日勢力ぶっ潰すくらいの衝撃なんて核攻撃くらいしかないだろ
東京が核攻撃でもされれば、日本人の目も覚めるのだろうか? 覚醒しすぎてバイクに乗ったモヒカンが大量発生とかなるかもしれないけど
覚醒というか滅亡じゃないですかヤダー
>>853 この場合、政治・軍事勢力としてのフス派とヤン・フス本人は全く別だよ
派内でも、教会&神聖ローマ帝国の影響を削ぎたい貴族層からなるウトラキストから、
「兄弟たち」による宗教共同体を守る熱情に燃え、後には神聖ローマを劫掠するまでになる孤児団シロッツィまでの寄せ集めなんだから
南仏アビニョォン派ってこの時期どうなってたっけ?
ファンタジー・・・和風ファンタジーではどんなのがあったっけ。 自衛隊がその世界に転移したら、まさしくファンタジー版戦国自衛隊な感じになる和風ファンタジー作品ってあるかなあ。
862 :
創る名無しに見る名無し :2014/03/26(水) 23:11:48.60 ID:lffqjo08
和風ファンタジーか、見てみたいなあ 魔法使いや魔導師ではなく神主や巫女
桃太郎伝説とかONIとか大神を想像したが、あの世界は割とチートだな
中世フルプレートもいいけど和風大鎧も大好き
腹巻や胴丸もお忘れなく これらがまともな武士の間で尊重された時代はロマンがなくなって来るけど
和風ファンタジーの方は何故か、今までみんな大して手をつけなかった。 何でだろう?
なんでだろうね、話通じそうだから?
もののけ姫っぽいファンタジー版日本の世界に現代日本が転移。 人間が森に巣くう物の怪(モンスター)を駆逐して、自分達の生活圏を拡げようと躍起になっているところに軍事支援とか。 自衛隊の一部隊だけが転移して、タタラ場みたいな要塞を造るのも良いかも。
>>866 ドワーフがいてエルフがいて、魔導師がいてギルドがあって
みたいな「暗黙の了解」がなく、身近な分だけ手をつけにくいからだろう
下手をするとファンタジーというより日本昔話の世界に転移になってしまう
まるきり遠い世界でない分、設定のアラも出やすいし
ならばいっそ突き抜けてペプシネックスのCMのように、桃太郎のお供を自衛隊員に変更して…… 猿→ましら→忍者→諜報部員 犬→軍用犬 キジ→航空戦力 とか。
和風世界だとエルフとかポピュラーな記号が使えないし敵が妖怪とかになって 銃でどうにかなるの的な奴も多いし遭遇するのもレアみたいな感じになりそうだし その辺はまあ匙加減だけどテンプレがないからバランス保つのに苦労しそう
呪いだの祟りだのばっかりだもんね>妖怪 年経た動物の変化とかは銃弾で倒せそうだが、鬼・河童・天狗といった有名どころは火器が効くのか? 河童は火炎放射器で殺れそうだけど。
日本だと棲み分け前提だしね、人間と超常存在 開拓や征服前提の西洋世界だとお互いのテリトリーに踏み込める 討伐されるべきモンスターって根絶やしにされた先住民の隠喩だったりして
874 :
創る名無しに見る名無し :2014/03/27(木) 16:34:39.77 ID:kOlfX/Ji
「神社作って末永く祀るんで鎮まって下さいませんかね」 「おk」 「あいつ、妖怪から神様になったってよ」 「え、マジで !?」 「いいなー俺も俺も」 「ワッショイワッショイ」 こうなる未来しか思い浮かばない。
>>874 今までの日本もそんなかんじだったのかも
目に見えるなら、そっちの方を有り難がるかもな 妖狐ちゃん世界一かわいいよ! とか
>>854 「提督たちの憂鬱」の作者が、あの世界の転移してきたローリダが列強に袋叩きにされた挙句に、戦後処理でジェノサイドを暗示させる落ちの島戦争二次創作を(無論原作者の許可を得て)書いていたが、本編もそうなる可能性があるということですか…。
作者の滅ぼすがどういったものか分からん以上はその可能性は零ではない それこそローリダを日本の様に精神・教育面から牙を抜いていくのか、ポエニ戦争で滅び去ったカルタゴの如く扱うかは作者次第だな 個人的には後者が好みだが前者の可能性も高そうではある
879 :
創る名無しに見る名無し :2014/03/27(木) 23:52:27.90 ID:jj8UQsg6
>>878 根絶やしは流石に日本国内の人権派や世論が許さないと思うから前者だと俺は思う
>>877 すまん詳細教えてくれ、HPの方じゃなく掲示板だとは思うんだがさすがにログ全部さらうのは無理だ
>>880 横からで悪いが
たぶんこの三本の内のどれかかと
ローリダという国の消滅
憂鬱21世紀 vs 全島(中○)世界
島戦争ネタSS 〜憂鬱世界にローリダが来ました〜
>>881 おお、ありがと見つかった、けど憂鬱作者じゃなく掲示板住人の作品なんだな
何にせよちょっと読んでくる
>>879 私も同意
現時点でも『下半身は親日』っぽいしさらに様々な日本製品が浸透しつつあるから何らかの手段で牙を抜いて
(ここで特殊部隊の出番?)後は商売相手として付き合っていきそう
>>878 >>854 だが、「冷戦」が始まるようだし、多分ソ連みたいになるんだろうと思う
日本が決意を固めるにしても、腐りかけた土台に手をかけるぐらいだろう
傾向からして本土進攻とかはしない
正直どっちの意味での滅亡になるかわからんけど、今の章が終わったら次はローリダ本国が舞台になるらしいしその辺りで分かるんじゃね? あと、係争地のシレジナがローリダの梁山泊になるらしいしこの辺も関係すると思う(いずれも感想に対する作者のレスより)。 それにしてもローリダで一番頭のあるナードラが反撃の章ラストで 「三度目の背信をやればローリダは危機を迎える」 と言いながらその三度目を自分でやっているの見ると、案外ローリダは自滅しそうな気がする。 蛮族来たりてローリダ滅ぶに非ずローリダ自ら滅びたりってな。
島戦争の話題ばっかりになってるぞw
時系列をはじめ、プロット段階で取捨選択に失敗してそうだしね島戦争 近距離な割に日本とローリダが国ごと遭遇戦に近い状況だったよね ツッコミ処が盛りだくさん
日本が散々痛い目にあって常識に囚われてはいけないんですね!ってなるまでの話しなんだろうけど ローリダなんてさっさと滅ぼして次のステージに行って欲しい
まぁ、植民地帝国主義全盛勢力が猛威を振るっていて、人工衛星があるのに、存在に気が付かないってのはさすがに ギャグだからな。 最も、あの世界って、ほぼすべての国家が異世界から転移してやってきたんだろ? だから、ロリーダって、ほんの1,2年前にやってきた新参者だと勝手に解釈してたけど ノルラントなる連中がいたりして、もう1作ごとに微妙に世界観設定が変わるタイプの 物語だと思ってるわ。
ノンマルトと読んだ俺は地球人
ノルラントは、ローリダの対抗のために結成された連邦らしいから異世界国家間 が同盟組んでるんだろか
植民地を喪失した設定だっけローリダ なら異世界転移後の結成だろうな 雛型くらいはローリダ国内で独立目指して活動してたかも知れんが
植民地主義化したのが転移後で、転移して30年以上だったと思うが 日本は第一章時点で転移から10年 ノルラントも撤退した兵を粛清するような国らしいし、自発的な連邦じゃなさそうだ DQN国が侵略する形で形成された旧東側みたいなもんだろう >最も、あの世界って、ほぼすべての国家が異世界から転移してやってきたんだろ? そのせいで文明レベルは火器のなかった砂漠の国から19〜21世紀までバラバラだな
894 :
創る名無しに見る名無し :2014/03/28(金) 22:18:48.42 ID:XeDyEEJo
物語の根本だから訂正しようにもできないしな
ローリダの元存在していた世界では、キズラサ教がメインストリームだったみたいだから 意外と理性的な国だった可能性はあると思う 転移後世界のように「異教徒だから何してもOK」という理屈は、同じ宗教文化圏では 使えないわけだし(おそらく身内すら納得しない) 周囲が異教徒だらけの環境に突然放り込まれてハッチャケタのが案外真相かも キリスト教とイスラムは数百年ど付き合いながら、付き合い方を勉強してきたわけだけど たかだか数十年では「異教徒との適切な付き合い方」を学ぶには時間が足りないわな ローリダの滅亡の時は、マサダ砦か人民寺院並みの集団自決が見れるかもしれない 自分たちの信仰に殉ずる形で
異教がないのなら異端を見つければいいじゃなーい 宗教なんざちょっとした解釈の違いで簡単に内ゲバ始めるし
元は弾圧されてた勢力の末裔だったっけか 初心とは常に忘れられ易いってヤツか 自分たちが必要もないのに嘗ての敵と同じコトを実行
ユダヤ人の信仰も実はモーセやソロモンの頃はまだ多神教で、一神教化して 先鋭化したのはバビロン捕囚で苦しんだのがきっかけという説もあるし (『旧約聖書』でも神の一人称は「我々」であり、姿もあるらしい) 弾圧されていた方が荒れ狂うのは割と自然
あんだけ弾圧されたのにオレら大逆転wやっぱり選ばれし民やったんや! みたいな感じかもなw
>>898 ヘブライ語って「神」をあらわす単語が10以上あると聞いたことがあり、不思議でしたが
そういう説があるのですね
>>900 そういえば、なんかの対談本で『一神教』の事を
『砂漠の奴隷教』って言ってて納得した覚えがある。
砂漠と言う過酷な環境下で時に奴隷扱いされる民族にとって、そこを生き残ろうとすると
複数の信仰があるという状況はデメリットでしかなかった的な話。
考えてみれば、ヨーロッパのキリスト教には多神教的な要素として
「天使」だの「聖人」だのがいるけど、イスラムには歴史的な偉人はともかく
そういう神様以外のあがめる対象ってのが無いしな。
そして、元々ヨーロッパって大森林地帯だったし。
まぁ、多神教だからほかの神様に優しいって言うのは日本人の思い込みだしなぁー
インドのヒンズーとか、多神教の癖に「うちの神様がすごい」論争で武力衝突してたりしてるし
イスラムにも天使は出てくるよ。
ロプノール辺りの出土物から仏教にも天使は出てくるな あと地蔵菩薩って元はアトラス神だっけ? 確かマケドニアのアレクサンダー絡み
>>897 誰かがやったことは、基本的にはほかの誰かにもできることだ。
つまるところ、自分らがやられたなら、自分らがやっても問題ないってことになる。
…というか、そもそも連中、ほかのやり方なんて知ってるか?
対外交渉の知識は、旧宗主国のそれしかない可能性が大きいのだけれども。
それでもローリダには「友好国」が存在してるみたいだ・・・・設定見る限り
そりゃ友好国くらい存在するだろう ローリダ方式が標準でなくともね 国益がすべてなんだから
>>906 1章見た後だとあの中華思想全開な態度の国とどうやって接触国交樹立したんだろうか?
って疑問が
>>885 今更だが梁山泊でいいのか。天王山じゃなく。
>>907 そりゃ、
ローリダ「本日はお日柄もよく」戦闘機が空を飛ぶ
友好国「これはこれはご丁寧に」戦闘機が空を飛ぶ
ローリダ「友好関係を結びません?」軍艦が大演習
友好国「それはいいですか! まずは、民間交流からどうでしょう?」軍艦が大演習
ローリダ「それはすばらしい(宣教師受け入れktkr)」上陸演習中
友好国「ええ、すばらしいでしょ?(蛮族を内から征服してやる!)」上陸演習中
アヘン戦争前のイギリスと中国だって、色々工夫しながら貿易してたんだから
ある程度なら可能じゃないのか
アメリカ「本日はお日柄もよく」(経済制裁 アメリカ「友好関係を結びません?」(空爆 アメリカ「それはすばらしい(自由主義万歳!)」(戦車が首都制圧 ロシア「本日はお日柄もよく」(ロシア系住民が騒ぐ ロシア「友好関係を結びません?」(「民兵」が武装蜂起 ロシア「それはすばらしい(ソ連の復活)」(ロシア軍がなだれ込む 中国「本日はお日柄もよく」(とりあえず領有権主張 中国「友好関係を結びません?」(軍事挑発 中国「それはすばらしい(これでアホな国民の目を逸らせるアル)」(侵略 中国「どうしてこうなった!」(相手の強さを考えずボコボコ
友好国と書いて「属国」とルビを振るんだろ
>中国「どうしてこうなった!」(相手の強さを考えずボコボコ 数の暴力と非人道的手段で勝つだろう 13億円持っている人が100万円損してもたいして気にしない 中国の人命の重さは、お金に換算すると分かりやすいというぞ 実際は遺族への手当てや人材育成費用や物資の損失もあるんだが、それでもローリダ相手に負けるとは思えん
正直北朝鮮相手でもローリダは負ける気がする アフリカのソマリアとかの失敗国家位なら征服可能かもしれんが 統治が終わってるからパルチザン祭りは確定だな
ニコニコでHOI2動画見てるんだが 「ローリダをHOI的ステータスにしたらどんな感じ」になるかな?
ドゥーチェのイタリア的なポジションか・・・? 鉄道未発達の描写があったから国内のインフラ率は割と死んでそう スライダーはタカ派統制経済寄りなのは確実かな? 後は汚職政治家盛りだくさん+国民不満度が貯まりやすいとか
核ミサイル以外は糞糞扱いな北朝鮮だが、意外と軍の練度が高いことは知られていない。 ローリダ「蛮族目め、ひれ伏s(ry」 テポドン!(絶望) ローリダ「え・・・何これは」 北朝鮮「怒らせちゃったねえ! ウリのこと本気で怒らせちゃったね!(フルクラムでゼラ・ラーガを蠅のように墜としながら)」
正恩「金髪異世界娘と新領土。とても美味しいですw」 ↑ 南鮮がとてもうらやましそうに 指をくわえてますwww
やはり正日が首領の時代なら、映画好きの将軍様のこと、『攻撃戦だ!』を流しながらハインドやSu-25でローリダ陸軍をフルボッコにするんだろう。
>>915 あの国、余った国民は殺すことになっているから、貧困層の増大はそこまで大きな問題にはならないのでは?
北朝鮮の場合、工作員が馬鹿に多いからな。 開戦したらローリダ国内でテロ祭りになりそうだ。 当のローリダも通常戦力が弱体化して「ここぞという兵器」に拘り出している 大体追い詰められた国が志向することだが。
北のファルクラムやフロッグフットってちゃんと飛ぶんかね?
北って意外と南より真っ当に仕事するって印象が
基本的に中華以外には手を出さず、朝貢すれば数十倍にして返す。 儒教道徳から見て義理を欠いていれば説諭するが、断られても開戦にはならない。 ぐらいの、逆に美味しいぐらいのものが本来の中華思想だからな。 今の中共の拡大志向は中華思想とは言わない。
ソレは中華思想を誤解してる 国家規模の賄賂だよ、朝貢って 文化をくれてやるとばかり侵略上等だし
>ソレは中華思想を誤解してる いやそれ自体が誤解。相互利益の下に成立していた。 形式上頭を下げる(ただしランクはあり、中華王朝が一定以上の配慮を示した 王朝、たとえば北方の国家やチベットは対等に近い待遇を得ているし、日本も 伝統的に朝鮮半島より扱いは上)ことで派遣により技術的・文化的な面で利益 を得られるし、接待する側が負担に感じるぐらいの待遇だった。 そもそも朝貢国が「文化をくれてやる?そりゃ貰った方がいい」な国だったし。 国土に上がり込んで、破壊して植え直すようなものとは違う。 朝貢も基本的に朝貢する側がwin-winな関係でないと成立しなかった。
927 :
創る名無しに見る名無し :2014/03/29(土) 23:14:38.42 ID:1Uf3jCuy
>>926 なんで中国はそんな損するような外交してたんだ
やっぱり自尊心とかか?
金印の下賜って三公扱いと違うか 中華から見て辺境の、さらに地方政権にだぜ? win-winじゃ成立しないよ、並び立つ文明圏の売国勢力へのコナかけ 既に中華思想に染まってないか君は
>>927 自尊心と言えば自尊心だな。清代まで見られる「外夷」への譲りも含めて。
戦いたくない相手がいた場合、戦争するより安くついたし。
しかし、こうした形式も自国の方が強いという自信あってのもの。
現代中国の場合、自国は弱いと言っているし、事実そうだと分かっている。
それでいて「弱いから自衛したいだけだ」と言いつつこすい真似をしている。
宮崎市定(1995年没)が生前歴史上の中国と今の中国の自国への認識と周辺
外交の落差に嘆いていたが、95年時点でこの後ますます酷くなる現代中国の
酷さを見抜いていたのは流石の慧眼。
>>928 頭を下げたら売国というのは短絡的。
そもそも金印を要求したのは当の国家(の王)であり、応分の利益も得ている。
それが政治家の仕事だろう。
>>926-927 あー、中華思想が侵略上等、あるいは中国側が損するタイプの交易云々言うつもりはないけど
自分が知る限り、ぶちゃけ中国と言うか、中原と呼ばれる地域は古代において東アジアのほぼすべての
富があったエリアなんだよ。先進地域なんだよ。
こうなれば
「周りは未開の蛮族ばかり……俺たちが世界文明だ! 世界の中心だ!」って発想が出てくるのも
分からなくもないと思うぞ。
地政学用語でいうハートランドなんだよ。中原は……おまけに統一されたハートランド。
だから、いつしか
「中華に無い物なんてない。周りの人間たちは中華のおこぼれが欲しくてやって来てる」
「周りの蛮族は中華を欲している」
「だから蛮族は中華を攻めてきてる。中には中華でも珍しい辺境の物を持ってきて交換しようと
いって来てる。中華の素晴らしさを伝えれば、攻めてくる連中より珍しい辺境の物を持ってくる連中の
方が多くなるんじゃね? 教化だ!」
って感じになっていったと、勝手に理解してる。
ぶっちゃけ、アヘン戦争前のイギリス交易もそんな感じだったからイギリス側が貧乏くじだった。
何しろイギリスは民間を含めた貿易しに来てるのに、よく言えば管理貿易、悪く言えば
珍しい物品を辺境の蛮族が献上しに来た扱い。
もしかして中華って概念が幻想に過ぎないって現実を無視してる?
過去の中国は国力も文化もスーパーパワーだったから、周辺国は朝貢で利益を得られたんだよね。 日本も中国から得たものは大変大きい。 いまの「中華人民共和国」とは根本的に違う。
そりゃ中国なんて「おおよそ今の中華人民共和国の辺り」って地方名に過ぎんし 民族から歴史から細切れだもんなぁ、勿体ない 確か南方系と北方系の二系統文明が源流で二極だったんだっけ?
銀河連合といい、ローリダといい 所かまわず宣伝に来ると思ったらこのスレにも出没していたのか
>>921 某所の第二次朝鮮戦争だと発進すらできず空中分解してたが、流石に
整備は行き届いてると思われる
なんせ事実上まともに戦力になる機体だし
936 :
創る名無しに見る名無し :2014/03/30(日) 15:10:57.36 ID:7rqnG8UR
いやぁ、さすがに銀河連合なんぞと一緒にするのはどうよ。
投下無かったらループ話題しか話すことない過疎スレなんだから仕方ないと思うがね
この間やってたトヨタのドラマはこのスレ的にどうよ? 苦労して解析した製鉄の配合割合とか魔法一つでポンっと出てきたりやりきれないだろうな とかあの時代にアメリカ製ですってプリウス持っていったら材質も理解できずに心折れちゃうんじゃないかとか変なこと考えてしまった
>>916 空軍は錬度維持するほど飛べる燃料と部品がない
しかも領空外の米軍偵察機に対して撃墜許可を要求し続けたり士官教育の程度も低いようだ。
島戦争はさすがに日本が消極的すぎてよう分からん
941 :
創る名無しに見る名無し :2014/03/31(月) 07:57:05.05 ID:11dy9AtE
>>938 アスロックなんとかさんが出てくる漫画だと、ハープーン見て比較的冷静に分析してる実業家がいるから解析しようと躍起になるんじゃないかな?
まあそれは上の立場の人の都合で現場のベテランクラスは心が折れるだろう。
ルーントルーパーズという先人がございますので島もゲートも春日先生に比べたら二番煎じ どうも調べてみたら、今の小説家になろうは自衛隊と異世界の融合した作品が多いです。 ですので、これらも恥知らずで典型的なパクリとなります。 もし文句がある方がいらっしゃいましたら、書き込む前に認識して下さい。 浜松先生と言うこのスレを立てた先人への敬意、それさえできれば完璧なのですが。
>>942 高橋敏也先生という大先人がいるので、やり直し
このスレとどう関係が?
まあね そもそもルンパを対象に持ち出してる時点でにわかだしね
はい、アンチの不買運動始まりました。 ルーンを貶めても作家にはなれません。ワナビ乙
僕はルンパも島戦争もゲートも大好きですよー。 香炉シリーズも心に残っています。 心躍るテーマですよね。
いつのまにやら、両方書籍化してたのか。 知らなかった。 しかし、ルンパのほうが後発じゃないのか? 俺の勘違い?
950 :
創る名無しに見る名無し :2014/03/31(月) 13:00:23.26 ID:7EqNXI+h
ルンパのほうが後発だぞ
近松氏の作品としてもルンパ自体が後発だろ? 前作品を語るならともかく
ルーンの作者はこのスレで住人と揉めて 捨て台詞吐いてスレから出て行ったと聞いたが しかし唐突に来て被害を出した後何処かへと去って行く・・・まさに嵐だな
/::://:::! /-=、 ,// u / _,,.-ゝ. 「ヽ l ! , l 「場末の創作小説倉庫」での島戦争連載が2006年以前 /::_;イ-‐=レ'==ミ" '∠-==ヽl=ヽlヽ レ'レV /::::::::..、 o ,≡:::::::〈、 o , :|│ リ ' アルカディアでゲートが連載され始めたのが2009年 ::::::::::::::::: ` ー--‐ '´三 :::::::::ヽ`::ー-‐:'.´ |│ l ::::::::::::::: ニニ ::::::::::::::ヽ::::::::: U |│ ! ルンパの連載開始が2011年 :::::::::::::::U  ̄ ̄ U::::::::::::::::ヽ::: u |│ .l :::::::::::::::: U r‐:::::::::::::::::::::ヽ. Lノ | これらの符号が意味するものはひとつ……! ていうか、元をただせば戦国自衛t(ry
954 :
創る名無しに見る名無し :2014/03/31(月) 13:35:01.26 ID:PYW9Gs7K
というか完全に嵐目的の釣りじゃないか 流石に露骨すぎるぞ
戦国の長島巨人軍だな
2011年は2006年より過去なんだろう
このスレで連載してたメイドのやつと勘違いしてるのかただの荒らしか いずれにしろ触れないのが正解
ルンパは改定前みたいなのがこのスレでやってなかったっけ、よく覚えてねーけど
このスレって確か初期は作者様方が世界観や設定、ストーリーそのものを一部シェアしてたと思うんだが、違ったっけ?
一部人気があった作品の二次創作的なものはあったと思うが、シェアワールド的な広がり方ってのはなかった気がする
箱庭も前日譚があったよね? 魔法都市に修学旅行生乗せたジャンボを救出にいくグロいやつ
>>962 魔法都市攻略戦とかいう奴?
個人的にアレは島戦争みたいに敵側陣営に報復してないからストレス溜まったわ
・・・・
>>962 ネリュントス攻防戦か
1だおー氏の世界観を元に物語は唐突に氏が書いたやつだったかな
シェアと箱庭の話でそれを思い出したのよ
966 :
創る名無しに見る名無し :2014/03/31(月) 21:57:53.53 ID:3L3CcCz6
>>963 やっぱり自衛隊がある程度活躍しなきゃ嫌だよな
島戦争は一章で溜めて二章で一気に発散したからスッキリした、今作はそうしないみたいだけど
石動氏の作品も今は溜めてる段階だと思いたい
石動さんのは1章の陸地に艦砲射撃並の爽快感を期待とプレッシャーを掛けてみるw
ネリェントスの報復戦は色々ヤバそう ローリダより可哀想なことになって自衛隊も地獄のゲリラ掃討戦とかそんな感じ を想像した
ゴジラに自衛隊が蹂躙される←別に流せる F世界軍の魔法等に自衛隊が良いようにされる←(゜Д゜) ハア? こういう風になるのは仕方ないと思うんだ 事実俺もそうだし
ゴジラは自然災害みたいなもんですしお寿司
971 :
創る名無しに見る名無し :2014/03/31(月) 23:47:10.86 ID:gd9lZDle
戦車や戦闘機が怪獣にフルボッコにされるのはゴジラに限らず特撮モノのお約束みたいなもんですし。
972 :
創る名無しに見る名無し :2014/04/01(火) 00:09:23.42 ID:dfTtPfBL
前者はもはや伝統だからな
ゴジラとか使徒とか怪獣ってのは超越的存在だからね 同じ人間に良いようにやられるからフラストレーションが溜まる訳で
いや、超プレッシャーです。確かに次章からは変わりますが。 最近ちと冗長になりすぎたきらいがありました。過去の自分の方が読みやすい。そんなことってありますよね。 第4章残りの一部を投下します。
ブンガ・マス・リマ中央商館街 〈ジェスルア大橋〉応急防御陣地 2013年 1月6日 18時07分 「痛いよぅ……痛いよぅ」 「うう、足が……僕の足が無い……」 「動ける者は、胸壁と阻塞を修復しろ! 奴らはまたやってくるぞ──おい、そいつはもう死んでいるぞ」 「ちくしょう、アペル。しっかりしろ!」 「もう駄目だ。俺たちは皆殺しにあうんだ」 「僕の足がないんだ。ねぇ、ロティ。足を探しておくれよ」 「隊長殿、軽傷者を含め戦える者は52名です。次で終わりですな……」 「そうかい。そいつはいい話だな。ようやくこのクソッタレな戦場からおさらばできるって訳だ」 太陽が西へ傾き、〈ジェスルア大橋〉の欄干の影が長く伸び始めている。重厚な石造りのアーチを連ねた橋のたもとにでっち上げられた南瞑同盟会議軍の応急防御陣地は、この日三度目の突撃を辛うじて撃退したところであった。 貿易商〈マナスール商会〉の丁稚であるロティは、幼なじみで丁稚仲間のアペルが動かなくなるのを呆然と見つめていた。アペルの右足は太ももの半ばで断たれ、動脈から噴水のように血を噴き出していたが、それも収まりつつある。 必死に傷を押さえていた両腕を返り血で染めたロティは、脱力感に包まれて座り込んだ。彼の目の前には薄目を開いたまま息絶えた同い年の親友が横たわっている。 人間ってこんなに白くなるんだ……。 先週までは「次の休みには〈赤絨毯亭〉でエビを食べよう!」「小間物屋のラナを遊びに誘って、海に行こう」などと13歳にふさわしい話題で盛り上がっていたのが、遠い世界のことのように感じられた。 周囲では、ロティと同じ様な年格好の兵士たちが、血まみれの地面に滑り止めの砂を撒き、破損した胸壁代わりに樽を積み上げていた。その動きは緩慢で、絶望感に満ちている。 うめき声と悲鳴が辺りを埋め尽くし、中年の兵士が「こいつも駄目か」と呟きながら、手にした短剣で息子ほどの年頃の兵士に止めを刺していた。 彼らはブンガ・マス・リマ義勇防衛隊と名付けられた寄せ集めの守備隊である。200名余の素人に、わずかに残った兵士と引退した冒険者をつけて編成された彼らが、西市街から中央商館街へと繋がる〈ジェスルア大橋〉を守る唯一の兵力だった。 その義勇防衛隊に西市街を突破した帝國南方征討領軍歩兵団が襲いかかった。再編成を完了した一個大隊規模のゴブリン軽装兵が〈ジェスルア大橋〉打通を図り、陣地を三度強襲している。妖魔兵による正面攻撃に対し、義勇防衛隊は必死の防戦を行い未だ突破は許していない。 しかし、彼らは少年兵を含む素人集団である。死傷者は七割を超え、突破されるのは時間の問題であった。 僕は何でこんなところにいるんだろう……。 ロティは親友の血にまみれた自分の革鎧を見下ろした。商会の倉庫から引っ張り出された武具を着せられ、仲間たちと橋に集められてからまだ一刻ほどしか経っていないはずだった。 「ロティ、大丈夫か?」 「……え? あ、はい。僕は大丈夫です。でもアペルが……」 声をかけたのは、元冒険者の分隊長だった。顔の半分を包帯で覆った彼は、横たわるアペルに目をやると顔を曇らせた。瞳には暗い光が浮かんでいる。 「そうか……残念だったな。だが、また敵が来る。武器を取って胸壁を守れ」 「……また、来るんですか?」 ロティは感情の失せた顔を上げ、言った。 「ああ、すぐに来る。死にたくなければ、武器を取って戦うんだ」 死にたくない。でも、戦って生き残れるわけが無いよ。ただの丁稚であるロティにもそれくらいのことはわかる。 歌が聞こえた。陣地の真ん中で、髭面の神官が歌を歌っていた。ロティは手槍を杖代わりに立ち上がった。少しだけ、足に力が戻ってきた気がした。心配そうに見つめる分隊長を見て、小さく頷く。 「やれるだけやってみます。アペルの仇も討ちたいし」 それを聞いた分隊長は、何故だか顔を大きく歪めた。彼は「すまない」と搾り出 すように言った。
「来たぞーッ!」 警告の叫びが上がった。橋の向こうから重々しい軍靴の響きが聞こえてくる。誰かが絶望的な声で言った。 「オーク重装兵を出して来やがった……畜生、おしまいだ」 遠目にも巨漢とわかる軍勢が、橋の幅一杯に横列を組み近付いていた。ロティはどうして自分が逃げ出さないのか不思議に思いながら、迫り来る敵軍を睨みつけていた。 「オーク重装兵隊、押し出します」 「おう」 軍太鼓が響く。その音色をかき消す程の重々しい軍靴の響きが辺りを圧している。頑丈な石造りの橋桁を揺らしながら、軍勢が前進を開始していた。 指揮下のオーク共が高い戦意を保ちつつ進んでいる様子に、指揮官のベレージンは満足した。 手こずらされたが、これで終わりにしてやる。散々損害を出した上に、美味しいところを俺の隊に持って行かれたゴブリン軽装兵の指揮官は怒り狂っていたが、知ったことでは無い。 帝國南方征討領軍歩兵団は、敵軍が十分に消耗したと判断、最も突撃衝力の大きいオーク重装兵隊の投入を決定していた。 ベレージンは、向こう岸の貧相な敵陣を眺めた。配下からの報告によれば、あそこを守るのはガキと年寄りの寄せ集めだった。彼は哀れに思った。同時に、これから得られる栄誉と戦利品に思わず笑みが浮かぶ。 「ものども! 突撃にぃ──」 敵陣に見慣れぬ軍勢が現れたのは、その時だった。馬車のような、箱のような乗り物で陣地に降り立つ十名程の兵を、ベレージンは視界に捉えた。西市街で遭遇した連中と同じ軍装である。 また奴らか。一体何者だ? いや、あの程度の数なら問題ないだろう。ベレージンは改めて下知を下すことにした。 「ものども、掛かれェ! 蛮族の陣を踏み破り、皆殺しにせよ!」 軍太鼓が乱打される中を、頑丈な橋梁を揺らしながらオーク重装兵が突撃を開始した。蛮声が大気を揺らす。彼らの突撃の前には、貧相な陣地など薄絹のように引き裂かれる運命であった。 少なくとも、帝國軍の誰もがそう信じていた。 へんてこ格好だな。まだらで何だか小汚いや。 突如現れた兵士たちを見て、ロティは思った。全身緑色と茶色がまだらに染められた彼らの軍装は、彼の常識に照らし合わせて、威厳や武威に溢れているとは言い難い。街でこんな格好で歩いていたら、邏卒が駆けつけてきそうだった。 彼らは、不思議な鉄の箱で現れ、太い筒や黒い杖を抱えて陣地に駆け込んできた。ロティの耳に誰かのつぶやきが聞こえた。 「あいつら〈ニホン〉の兵だよ。いまさら何をしに来やがったんだ? あれっぽっちで」 ニホン軍。ブンガ・マス・リマに現れた異国の軍勢。奇妙な道具と巨大な軍船を持ちながら、帝國軍との戦いに加わろうとしなかった厄介者。 ロティは仲間や客から伝え聞いた話を思い出した。彼らと直接接したことは無かった。だから、風評を鵜呑みにした。戦いから逃げる臆病者。そういう印象だった。だから、彼らが加勢に駆けつけたと分かっても、期待はしなかった。 十人ぽっちが応援に来たところで、どうにもならないや。それに剣すら帯びていない。一緒に死ぬ人間が増えただけだ。 ほら、もうオークが目の前まで来ている。 ニホン兵が、胸壁の前で大きな筒を構えた。異国の言葉で何か叫んでいる。筒を構えた兵とは別の兵士が筒の後ろから何かを差し込んだ。 義勇防衛隊の少年兵たちは、何をしているのかさっぱり分からず、ニホン兵を眺めていた。 「dokero! abunaizo!」 「……どうやら、後ろに立つなと言っているみたいだな。くそ〈通詞の指輪〉が無いと何を言っているのかさっぱりだ!」 分隊長がもどかしげに言った。確かにニホン兵は腕を振り回してロティたちを退けようとしているようだ。 「ニホン兵は救援に来たのですか?」 「そうらしい。だが、あの数ではな」 分隊長も淡い期待すら持っていない。手練れの冒険者だった彼は、二百を超えるオークの群れにたかだか数十名でどうにかなるはずがないことを知っている。
義勇防衛隊員が背後から離れたことを確認したニホン兵の指揮官(見た目では全く見分けがつかなかった)が、叫んだ。 「te!」 直後、彼らが構えた筒から炎が噴き出した──炎はオークの群れではなく陣地内を襲った。 「!? う、裏切りかッ!」 「うわぁ!」 「おのれ、ファイアーボルトか」 陣地内の義勇防衛隊は混乱した。彼らは味方のはずのニホン兵から炎を浴びせられたと受け取ったのだった。数名の少年兵が爆風にあおられて転倒する。白煙で視界が一時的に失われた。 怒りに駆られた分隊長が剣を抜き、ニホン兵に挑みかかろうとする。形勢不利を見て裏切るとは汚い。そう思った彼の怒りは全く正当なものに思われた。 だが、直後に発生した光景に、分隊長もロティも言葉を失い、目を丸くして立ち尽くすことになった。 救援に駆けつけたニホン兵──陸自普通科中隊第3小隊員は高機動車から降車すると、3門の84ミリ無反動砲の砲列を敷き、眼前に迫るオーク重装兵に対して榴弾を発射した。義勇防衛隊が攻撃と勘違いしたのは、カールグスタフM2のバックブラストであった。 小隊長の赤沢二尉は、周囲の人間が発する妙な気配を感じ、背後を振り返った。 「ありゃ、驚かせちまったか」 「何だか怒っている兵士もいますね……しかし、酷いもんです」 赤沢は顔を前方に戻した。無反動砲と同時に射撃を開始した機関銃弾と小銃弾が、一塊になったオーク重装兵を切り刻んでいる。榴弾が命中する度に肉片と武具のかけらが宙を舞った。 「ガキとじいさんばっかりだ。陣地の中は血の海で、四分の一しか生き残っちゃいねぇ。危ないところだったな」 「赤沢二尉。衛生員に手当てを実施させても宜しいですか?」 隣にいた矢野二曹が尋ねた。居ても立ってもいられない様子だ。どうみても中学生くらいの少年たちがあちこちに転がっている姿が耐えられないらしい。 「オークを撃退した後、救護を実施させよう。砲手! 敵が逃げ散るまで榴弾を叩き込め!」 赤沢も矢野と同じ気分だった。早く目の前の豚どもを追い返して、救護に当たらせよう。そう思った。 ベレージンは己の目論見が砕け散ったことを即座に認識した。 認識せざるを得なかった。前方で横陣を組んでいたオーク共は、敵陣から放たれた光矢と爆炎魔術により、寸刻みの肉片と化している。あれほどの魔術投射量は、南方征討領軍本隊ですら実現させ得ないだろう。 爆発は徐々に自分のいる中陣に近付いていた。一刻の猶予もならぬ。ベレージンは慌てて下知を下そうとした。 「も、ものども、退け! 西岸まで退くのだ!」 既に士気が崩壊していた彼の配下は、雪崩を打って退却に移った。前衛に至っては指揮を執る騎士が早々に討ち死にしていたため、パニックに陥ったオークがバラバラと橋から転落し水柱を立てていた。 一旦退くのだ。態勢を立て直し、エギン閣下の御助勢を仰がねば……。 ベレージンは未だ悪夢を見ているような心地でいた。今はただ安全な西市街へ撤退することだけが、彼の頭の中を占めていた。 中央商館街のある中洲には、荷揚げや商品搬入のための広場が点在している。そのうちの一つ、〈ジェスルア大橋〉にほど近く対岸の西市街が見渡せる広場を警護していた邏卒長は、不思議なものを目撃していた。 それはニホン軍の集団であった。 正確に言えばニホン軍が行う奇妙な儀式だ。彼らは大きな鉄の車で広場に現れると、幌付きの車から何かを降ろし始めた。大きな鉄の皿を地面に敷くと、その上に筒と棒を立てている。筒は斜めに傾いでいた。 邏卒長は、何をしているのかさっぱり分からなかった。合計4本の筒が立てられるのと同時に、周りで兵士たちが慌ただしく動き、何人かは奇妙な筒を通して対岸を見ていた。 「あいつら、何ばしよらすと?」 邏卒長は西方訛りを隠すことも忘れてつぶやいた。 「はぁ、遠眼鏡で対岸を見ているようで……」 「あがんとこから見とるだけか。二十人ばかりおるばい。橋の守備に行けば、防衛隊がいくらか助かるんじゃなかとや?」 「何をしとるんでしょうね──お、筒のそばに一人ずつ跪いてますよ」 確かにニホン兵が、筒に手を添えて跪いていた。手に何かを持っているように見えるがよくわからない。 指揮官らしい男が何かを叫ぶと、跪いていた兵が頭に両手をあてがい、不思議な動きをした。邏卒長は何かに祈っているのだと思った。妙な音がした。
数秒の後。対岸を見ていたニホン兵が、大声で何かを唱えた時だった。マワーレド川を挟んだ半里ほど先の西市街。そこに展開した帝國軍の近くで轟音と共に爆煙が上がった。 「な、何ね!?」 「爆発しました!」 邏卒長たちは、呆気にとられた。はるか先の帝國軍のいる辺りで爆発が起き、明らかに混乱が発生していた。 ニホン兵たちの動きが慌ただしくなった。筒にとりついて何かをしている。別の筒でまた祈りの動作が行われ、先程のニホン兵がまた、何かを唱えた。爆煙があがる。今度はやや帝國軍から離れた位置だ。ニホン兵たちは筒の方角を変え始めた。 邏卒長は、ようやく合点がいった。 「魔術士の部隊ばい。あの筒は、呪具かなにかに間違いなか!」 「あんな遠くまで、ですか?」 「あの兵が呪文を唱える度に、帝國軍のおる辺りで爆発ば起きよる! 呪具で力ば強めとるに違いなかばい」 邏卒長たちはたまらずニホン兵の近くに駆け寄った。ニホン兵による祈りの動作は淀みなく続いていた。 「ダンチャーク・マッ!」 魔術士が呪文を唱える。対岸で爆発が起こり、ゴブリンと思しき帝國兵が吹き飛ぶのがわかった。邏卒長は、尊敬の眼差しで魔術士の男を見た。子供のような顔つきの若い男だ。しかし、恐るべき魔術の遣い手だった。 「こら凄か!」 「いいぞ! もっとやれ!」 「見ろ! 右往左往しているぞ。どこから攻撃されているか分からないんだ!」 邏卒たちは口々に叫び喜びを露わにした。目の前の異国の兵に心から声援を送る。涙を流すものさえ出る有様だった。 迫撃砲小隊所属の絹谷三曹は困惑していた。彼の小隊は4門のL16 81ミリ迫撃砲を広場に布陣し、対岸の帝國軍に対し近接支援射撃を開始していた。 「効力射、射撃始め!」 「撃て!」 小隊長の射撃命令が発せられ、試射による調定を完了した各砲が効力射を開始する。機械的な正確さで半装填と発射が繰り返された。 目標まで約800メートル。迫撃砲の射距離としては至近である。砲列から直接観測が可能な位置だった。絹谷は効力射初弾の弾着秒時を計測し、発声した。 「だんちゃーく、今!」 「オオー!」 敵軍のただ中で迫撃砲弾が炸裂した。土煙に混じって、軍馬らしい物が吹き飛ぶのが見えた。 絹谷はいつの間にか近くに来ていたマルノーヴ人の男たちを横目で覗き見た。皆、何故か彼をキラキラした瞳で見つめ、大騒ぎをして喜んでいた。騒ぐ理由はは理解できた。敵がどんどん吹き飛んでいるのだから。 (でも、なんで俺を見て喜ぶんだ?) さっぱり理由が分からない。 絹谷士長は不思議な居心地の悪さを抱えながら、任務を続行することとなった。邏卒長たちの大騒ぎは、対岸の帝國軍歩兵団が壊乱するまで延々と続いた。 破滅的な破壊が歩兵団本隊を襲っていた。レフ・エギン歩兵団長は、事態の収集を試みたが、彼ほどの胆力を持つ者は少数派であった。 あっという間にゴブリンとコボルトが壊乱する。本隊の兵士たちにも動揺が広がった。何しろどこから攻撃されているか誰も把握できていないのだ 本隊付参謀魔導師が、額から血を流しながら叫んだ。 「閣下! このままでは危険です。お退き下さい!」 「莫迦な。ここまで来てか!」 「既にオーク重装兵隊も退却を開始しております。現地点での立て直しは困難です」 参謀の意見具申に対し、吼えるように返すエギンの声をかき消すように爆発が発生し、掘り返された石畳の破片が辺りに降り注ぐ。 「これは如何なる魔術かッ!? 儂は知らぬぞこのようなデタラメな──」 爆発。旗手が破片を浴び、軍旗が倒れる。動揺がさらに広がった。 騎乗した騎士がエギンに駆け寄る。顔面は蒼白だった。 「エギン団長! ラーイド港区方面より敵軍が迫っております。南瞑の水軍兵と思われます。その数約五百!」 「閣下!」 相次ぐ凶報に、流石のエギンも退却を決意せざるを得なかった。戦塵で白く染まった髭を震わせ、命じる。 「全軍、退け! 一度退いて立て直すのだ!」 だが、その命令に反応できた部隊は少なかった。オーク重装兵隊は潰滅。本隊も多くの妖魔が逃散し、部隊としての戦闘力を喪失した。 エギンが西市街中心部でどうにか態勢を立て直した時には、配下の兵力は妖魔、人間合わせて五百騎に満たない状況に落ち込んでいたのだった。 一方陸上自衛隊は普通科小隊及び迫撃砲小隊をもって〈ジェスルア大橋〉を奪還する事に成功。さらにラーイド港区で再編成を終えたカサード提督の水軍兵五百名と共に、対戦車小隊が反撃を開始、帝國南方征討領軍歩兵団を圧迫しつつあった。
「あのひとたちは、いったい……」 彼らはあの恐ろしいオーク重装兵を、ネズミ駆除程度の扱いで叩き潰してしまった。ロティはぺたりと尻を地面に着け、座り込んでいた。ぽかんと口を開けたまま、ニホン兵を凝視している。 ニホン兵はそんなロティの様子に気付いたようだった。まだら模様の鎧を着込んだ大柄の兵士が、大股で近付いてきた。ロティは緩慢な動作でニホン兵を見上げる。 ロティの目に映るニホン兵は、顔に炭を塗り、全身から湯気を立ち昇らせた恐ろしい見かけをしていた。これなら、オークを倒してもおかしくないや。彼はそう思った。 「──?」 ニホン兵はロティの顔を覗き込んだ。ロティはニホン兵の厳つい風貌の中に、心配そうに彼を見つめる瞳を見つけた。意外だった。それはとても優しい瞳だった。 ニホン兵はロティと足元に横たわるアペルを交互に見つめ、突然ロティを抱きしめた。大きな手のひらがロティの頭を乱暴に撫でる。ニホン兵からは焦げたような不思議な匂いがした。 おとうさんみたいな大きな手だ……。 そう思うと、ようやく自分が生き残った実感が湧いた。そして、親友が地面で冷たくなっていることを思い出し、彼がもう二度と目を覚ますことはないのだと、理解した。 「アペル、アペルが死んじゃった……うわあああん!」 熱い涙が両目から溢れ出して、止まらなかった。ニホン兵は大きな手のひらで、ロティが泣き止むまで、彼の背中を優しくさすり続けてくれた。 矢野二曹が少年兵にすがりつかれている様子を、赤沢二尉は何ともいえない表情で見ていた。呼び戻すべきか……あいつ、息子があれくらいの年頃だったな。 うん、まあ後はあいつ抜きでも大丈夫だろう。 「よーし、高機動車とLAVをゆっくり押し出せ! 橋の上を掃討するぞ」 赤沢の小隊は、号令を受け前進を再開した。
以上です。あと二回くらいでエピローグまでいけるかな。 毎度悩みばかりが増えます。 御意見御質問御感想お待ちしております。 次スレは建てられたら建てます。
素朴な疑問なんだが 迫撃砲って 弾着今とか言うのか?
私の読んだ資料では言っていましたが。まあ、こんな近距離で言うかどうかはちと不明です。 FOは本来砲側ではない場所に居るはずですが、今回は直接弾着点が観測できるということで。
>>980 投下乙
次スレもお願いします
>>981 去年の総火演では言ってたよ
実戦でも言うかは知らん
橋が頑丈すぎて、落とせなかったのか?
記念行事とかの訓練展示と 実弾演習は違うし疑問に思ったんだ
・爆薬を設置する時間が無かった ・橋を落とすと反攻路の確保に差し支える ・両岸を結ぶ大橋だけに頑丈 ってとこじゃないですかね。 大戦中の欧州戦線でも、近代以前に作られた石造の城塞は思いの外頑健で 野砲の火力では抜くのに苦労したという事も多々あったようですし。
>>986 だろうねぇ。寄せ集めの連中じゃ手に余っただろうて。
989 :
創る名無しに見る名無し :2014/04/01(火) 07:22:36.43 ID:7ipDoalV
投下乙です。 悲惨な寄せ集めの最前線と、胸アツな自衛隊の反撃! 次回投下も楽しみにしています。
トム・ハンクスなら素手で投擲できるかもしないっすね >800メートル
991 :
創る名無しに見る名無し :2014/04/01(火) 10:30:04.39 ID:N+6Ux7Gg
乙 やっぱり有利不利がバランスよくある方が面白い 魔法世界側の蹂躙ばっかや自衛隊の蹂躙ばっかじゃダメだ
テンプレ途中まで貼ってきた 過去スレとか関連のURLっているの?
乙です。 橋を落としていいかという財産権の問題、避難民が渡れなくなることへの懸念が 絡むという、いかにも自衛隊らしい配慮があったのでは。 満洲にソ連が攻めて来た時も、朝鮮戦争の時も、先行した軍が橋を落としていた ので避難民の集団が溺死したというし。
おいお前ら 今テレビつけたら急に海外との連絡が途絶えたってニュースでやってたぞ
まじでそうなったら良いのにと最近思わないでもない
石動さん投下&スレ立て乙です いよいよ反撃の時・・・でもすんなりとは行かないんでしょうなぁ
ネタ振り。 それぞれ年代の異なる複数の日本が転移したら。
ダンチャーク・マッ!
1001 :
1001 :
Over 1000 Thread このスレッドは1000を超えました。 もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。